人間星人嫌いの少女は心優しき人だった (桜吹)
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序章前編

登場人物

主人公、太陽系第三惑星地球人


人は、裏切る…誰かを嘲笑い見下し他者から物を奪い運命を狂わせそして死に至らしめる…人だけじゃない星人嫌知的的生命体の大半はそうして自分自身をエリートと呼び生まれつき障害や病弱の人、さらには自分より格下の者には奴隷のような扱いをし自分が助かるためなら否自分が良い思いをするためならばそう言う人達を犠牲にする。

 

……え?中にはいい人が居るんじゃないかって?言ったでしょ?人は裏切り嘲笑う、いい人何て呼ばれてるのはほんの一握り残りは正義、友情、仲間を語る偽善者…自分が助かるためなら平気で人を売る。

 

そんなの物心ついた頃からたくさん見てきた…あ、違うかたくさん体験しただね私の場合は…父は母を裏切りどこか別の場所へ母ではない人と行き、母は父に似ていた私に虐待や暴言を吐き12才離れている兄は妹である私で欲を見たし同じく12才離れている姉は私を使って恋人にアピールしたり金儲けの道具にした。

 

家に居場所なんてないなら学校にならあるでしょ?

学校も家と同じだった、理不尽な差別、楽しいからと言う快楽やストレスの吐き口にされ生徒を導く先生や校長は見て見ぬふり、友達だと思っていた子達はいじめられてるのを知ると私から距離をとり離れていった…

 

小学校、中学校、そして高校生になったばかりでもいじめられてた既に私の心は壊れ始めていた、完全に壊れなかったのは随分昔、本当の意味でのいい人であるいとこ家族が私を連れてとある映画を観たからその映画は光の巨人が沢山の悪い人から皆を守るって言う映画だったその巨人は時に人々に厳しく言う事もあり人々はそれを乗り越えながら巨人と一緒に戦うと言う姿を見ていつか私もあんな風に人に優しくなれる素敵な人になると言う想いを抱きその映画が切っ掛けで色んな巨人や星人をテレビや映画、ネットで調べたり活躍を観たりしたその中でも怪獣達の活躍や姿が大好きになり生い立ちを私と比べてみたりして共感を持ったり持たなかったり?したり光の巨人…ウルトラマン、その中でもウルトラマンコスモスが私のお気に入りの物語である彼は怪獣達を倒すのではなく癒しの力で怪獣達を落ち着かせ保護したりする所や怪獣達と人類の共存を願うところを見て大人になったらウルトラマンコスモスや彼と心を交わした人間春野ムサシさんみたいな仕事をしてみたいと幼い頃より思っていたけどやっぱり私はあの二人のような事は出来なかった…

 

唯、あの人達のように自分より弱い人を、困ってる人を助けただけなのに…どうして罵声を聞かされなきゃ行けないの?、どうして先生は私に責任を押し付けたの?どうしてあの子は私を身代わりにして去っていったの?どうして…お母さんは私を要らないって言うの?私はどうすれば良かったの?助けてウルトラマン、何で、どうして助けてくれないの誰でも良いから助けてよ!教えてよ!…

 

ダレカ、“私”を…あれ?“私”ってなぁに?

 

嗚呼、そうか誰も私なんて要らないんだ、だから裏切ったり嘲笑ったりするんだ人間も、星人も、ウルトラマン…怪獣、皆大っ嫌いだ!

 

こんな世界なんている意味がない…どうせ私の命はもうすぐ終わる何故って?それは姉が心臓ガンの私に安楽死の薬を勝手に入れたから…そう私に掛けられているお金の為に…結局私に家族って言う人は居なかった…私はずっと一人ぼっち 嗚呼、なんだか眠いや…

 

あれ?声が聞こえる…この声、いとことおじさんおばさんだこの感じずっと手を握ってくれていたんだ何でなんだろう…

 

(起きて、迎えに来たよ!遅くなってごめんね!)

 

迎えに来た?私を?

 

(本当はあの時、映画を一緒に見たあの日一緒に連れて帰れば良かった!姉さんを一度でも信じた僕らを許してくれ…!)

 

………連れて帰る?……え?

 

(俺、知ってたんだお前がいじめられてること、叔母さんが…お前の家族が虐待してること…この町の大人子供全員腐っていることも全部)

 

何で知ってるの?何で知ってて私を助けなかったの?何で! どうして!

 

(全部知ってるのは俺が友達に頼んで調べてもらったから後のは親父とお袋が人脈使って調べたから…ごめん、俺小さい頃にお前を守るって約束したのに…ウルトラマンの像の前で絶対の約束を交わしたのに…守る所か逆に淡い期待や憧れを持たせて傷付けてしまった!)

 

約束?…あの日のことはよく覚えてないや

 

(貴女の事を迎える準備が遅くなってしまって本当にごめんなさい、でも安心して今日からはあの人が家族じゃなくて私達が家族よ)

 

家族?おばさん達が?

 

(そうだぜ!ほらこの入院プレート暗部 香(あんぶ かおる)から優ヶ崎 香(ゆうがさき かおる)って成ってるだろ?名前変更してきたんだぜ昨日!後なお前がウルトラマンシリーズやゴジラ、ガメラシリーズの怪獣や特撮大好きだろ!だから俺バイト一杯して俺んちにあるお前の部屋や元お前んちの部屋から特撮グッツを沢山部屋に飾っといた、それとなほらこれ見ろよ!今タイガの劇場なかなかチケット取れなくてなお前と見るために俺朝からならんでやっと手に入れたんだぞ!だから早く元気になれよ!これ三日後にやるからさ俺楽しみに待ってんだからな!)

 

今さら何よ、私はもう家族なんかいらない、ウルトラマンも怪獣も好きじゃない!私なんかほっといて!お願いだから…もう何も信じさせないで…人を嫌いなままで居させて…

 

(そうだ、貴女今日誕生日でしょ?二十歳になった記念にスペシャルゲスト呼んでるのよ?さぁ入っておいで?)

 

スペシャルゲスト?誰よ…私は誰も信じない興味も無いんだから…

 

(久しぶりです、覚えていますか?私です…高校二年生の時に貴女に救われた者です。)

 

この声…あの時私が助けた女の子?何で今さら…嗚呼、私が死ぬから死に顔拝みに来たのか…

 

(こいつなお前に助けて貰ったときにお前に惚れたんだとよいやぁ~女が女に惚れるって実際にあるんだな)

 

は?惚れた?私に?馬鹿らしい…そんなことあるか!

 

(違いますよ!まぁその、タイプですけどかおるさんは惚れるじゃなくて憧れなんです!私の…いえ!かおるさんのクラス全員の!)

 

クラス全員?私に憧れた?ふざけるな!だったら何で助けてくれなかった!何で見て見ぬふりをした!

 

(かおるさん怒ってますよね…それはそうですよね私達は貴女に救われたのにその恩を仇で返してしまった…優しくて暖かい温もりがこもったその手でその声、言葉で私達は救われたのにそれを裏切る形で行動してしまった!そのせいで貴女を沢山傷付けてしまった!絶望や失望させてしまった…私は後悔をずっとしていました、あの人に…親に無理矢理転校させられてしまって貴女を助けることが出来なかった…唯一人私をあの地獄から助け出してくれた貴女に恩を返せなかった……)

 

そんなの演技だろ?同情心を煽ってんだろ?そんなの良いよわかりきってんだよ!

 

(だから私はいえ、私達は貴女の為にこの街を変えて見せます!誰も傷つかず誰も辛い想いを抱えさせない笑顔溢れる素敵な町に!)

 

町を変える、口から出任せを…そんなの変わらない嫌変えることなんて出来っこない!そう言うのは嫌でも聞いたけどなにも変わらなかったじゃない!

 

(貴女はこれを聞いて怒ってますよね、出任せだ変わるはずがないと…確かに時間は掛かります、もしかしたら変わらないかもしれない)

 

ほらね?やっぱり出任せだ…

 

(だからその時間を使って早く病気を治してください。貴女に見てほしいんです、この町が変わる所を貴女のその瞳で!心で!)

 

っ!

 

(私の罪が無くならなくても良い、元よりこの罪が消えることなど望んではいないです)

 

何でそんなことが出来るの?何で私のために何で!

 

(罪人である私が望みを言えるなら、あの時の事を謝りたいそして助けてくれたお礼を言いたい…)

 

何でよ、一度は見捨てたのに何でそんなことが言えるのお願いなんて聞かない皆どっか行ってよ!私の前から消えてよ!所詮私は要らない子!道具にするために生まれた子、愛なんて友情なんて家族なんて私には要らないんだ!お願いだから消えてよ!壊れたままで居させてよ、手を差しのべないで…期待してしまうから…温もりを求めてしまうから…

 

(まぁお前は俺達を許してくれねぇだろうな…こんなことを聞いたってお前は許す気も人を信じる気持ちも無いだろう?だから…最初で最後に俺達を信じてくれないか?お前が信じたくないなら…人が嫌いなら何処かに行っても構わない信じなくても良い…お前が信じてくれるなら俺達もお前に応える全力で守ってやる今まで不幸だった分はその倍で幸せにする…だから目覚めてくれよ…)

 

幸せになって良いの?私は道具なんでしょ?

……本当に良いのまだ“私”で良いの?守ってくれるの?

 

(かおる?)

 

確かめなきゃ本当に温もりをくれるのか確かめなきゃでも力が出ない…お願い私の体よ最後で良い私に一言だけでも喋らせて…

 

「梨々香…」「かおる!」

 

「私眠いから…最後言うね」「最後?何言ってんだよ?」

「皆好き勝手言って…五月蝿いんだよばぁか!」「かおる?」

 

違う!私こんなことを言うつもりじゃ無くて!

 

(かおる!死ねぇえ!)(っ!危ない!)

 

兄さん…?あれ?部屋が赤い、何で…

 

(かおる…今度は守れ…た)

 

梨々香?ねぇ人の病室でふざけたことしないでよ

 

(てめぇら邪魔だぁ!)(かおるさんに触らないで!)

 

梨々香?梨々香ってば…ねぇ…嫌だこんなの嫌だ

 

(かおる!俺の物に成らないなら死ねぇえ!!)

 

っ痛い、体が熱い…梨々香…おじさん、おばさん私本当は言ってくれて嬉しかった唯それだけ言いたかっただけなのに…やっぱり人は何もかも人から奪うんだね?

 

嗚呼…神様…いるのなら今度は幸せって言うのを感じてみたい…な

 

 

その日病室で傷害未遂及び殺人事件が起きたこのニュースは瞬く間に広がり少女の住んでいた町で起きた出来事の事も世界に広がり警察は少女に関する全ての人を任意同行し応じた大半の人々を逮捕しマスコミや世間に叩かれていた。

 

少女の側に居た優ヶ崎 梨々香は奇跡的に助かったが(かおる)は病院で死亡が確認されたが後に遺体が跡形もなく無くなっており今現在でも少女の親戚が探している。

 

 

 

 

 




主人公ちゃんは無事生まれ変われるのでしょうか?それは序章後半にて判ります。どうぞお楽しみに


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序章後編

登場人物

主人公、ウルトラマンノア、転生神、四次元怪獣ブルトン、××××





……嗚呼、私死んだんだっけ?死んだら何処逝くんだろう?天国かな?それとも地獄なのかな?地獄だとしたら痛いのはもう嫌だなぁ…って何だか体が重いなそれに暖かい、まるで誰かに抱っこされてるような感覚がするなぁ…ん?嫌これされてるようなじゃあ無くてされてる!えっ!誰に!あと心なしか心音も聞こえてきた…本当に誰なんだろう?(起きて、着いたよ?)え?この声まさか!

 

「やぁ?おはようよく眠れたかい?」

 

アレレー?オッカシイナァ?私の目の前で爽やかスマイルを浮かべてるイケメンさんが入るぞー?(棒読み)しかもまごうことなきウルトラレジェンドでチートラマンのネクサス事ウルトラマンノア様がいらっしゃるんですが…

 

「あれ?どうしたんだい?傷は治ってると思うんだけど…」

 

やっぱり何処をどう見てもノア様何だけどてかまって!今気付いたけどこれ唯の抱っこじゃない全人類女子が憧れた!って私は別に憧れてはないけど…イケメンにされたい事ナンバーワンO☆HI☆ME☆SA☆MA☆DAKKO!通称姫抱きをされてるですって!やばいよやばいよ人生初姫抱きは神様でしたってアホー!何で神様入るの!何でですかあれか私がウルトラマンや怪獣嫌いだって言ったからか!それともあの時いとこたちに暴言はいたから?素直に言わなかったから!

 

「おーい、大丈夫?」「ひゃいっ!」

 

ぎゃあー!神様どあっぷビックリしたし変な声出た恥ずかしい!

 

「嗚呼、ごめんねビックリさせちゃったね?怖いよね、体も震えてるし」「大丈夫、です、ちょっと、思春期遅めに来たみたいで。」

 

「そっか良かった、怖がらせてしまったかと思ったよ」

 

はい来たぁー!超絶爽やかスマイルを頂きました!これあれだからね、ノア様が人間だったらそこら辺に転がっているメス豚共ぶっ倒れるかんなマジで私はどうもしないけど何故って?心が壊れておるので美的センス皆無ですあい!

 

「ノアそろそろ下ろしてやれ、我が愛し子が困っておるだろう?」「転生神が嫉妬ですか?ふふ、君は困った子だね転生神に嫉妬させるなんて?」

 

え?転生神?だれそれ?愛し子って?それに私は困った子なの?てかこの神様嫉妬してたの!誰?私か?嗚呼、ノア様か!

 

「誰が嫉妬なんぞするか、このお茶目神。………」

 

えっとー何ですかね?ずっと私を見つめてるんですけど…あんまり見ないで下さい不細工なんで

 

「嗚呼、変わらない最初に会ったあの時の君から全然嫌そのままの姿で大きく成ってくれて嬉しいよ…」

 

あやー物凄い優しいテノールボイス声だけで堕ちるよこれまぁ私には聞かないけどって…え、最初に会った?

 

「嗚呼、この髪、この顔、星空よりも宝石よりも煌めく優しい瞳、桜色の唇、どの女共より華奢で可憐な体、少し力を入れてしまえば簡単に折れてしまいそうな手足…ずっと会いたかったぞ」

 

会った?私に?嫌人違いですねうん!「見違えなぞしておらぬ」

 

っ!この神様心を読んだ!

 

「嗚呼、愛し子よお前が生きてるときに我は娶りたかったぞ?」娶る…えっとーつまり私を嫁に「転生神それは聞き捨て成りませんね」あれ?ノア様?

 

「おや?それはどう言うつもりだい?」「早い話この子を娶るのは転生神、貴方ではなく私が娶るって事です」

 

え、何これ…まさか、止めて私の為に争わないでルート!嫌これ美少女がやるもんでしょ!…なぜ私?不細工だよ上中下の中の最下位である下の下だよ私!髪の毛ボーボーのロン毛お化けだよ!

 

「ほう、ノアよ貴様が愛し子を手篭めにするのはちと早い気がするが?それに我は幼い頃の愛し子に介抱され愛を酌み交わしたぞ?」バチ「お言葉ですが、貴方だけではないのですよ?私も彼女に介抱され力が戻るまで約1ヶ月間彼女と一緒に愛と友情を貴方より深く酌み交わしましたが?」バチ

 

あれ?なんだか不味いな長年いじめられ続けられた私には分かる…これかなりヤバイやつだ!どうにかして気を反らせねば!

 

「あっあの!私どうして此処にいるんですか!」

 

良し完璧!

 

「嗚呼、そうだったね」「転生神、この話は後程」

 

よっしゃあ!回避出来たぁ

 

「さてと先ずは、愛し子よ自分の名は覚えておるか?」「自分の名前?えっと…あれ?出てこない」「やはりか…」

 

自分の名前…あれなんでだろ?私の名前は?

 

「落ち着いて聞いてね君は転生したんだよ」「転生?私が?」

 

「そうだ、前世の記憶を消して新しい生命として生かそうとしたら出来なかったのだ。

 

しかも魂だけではなく肉体と一緒にこちらに来てしまってな…本来ならば肉体は死んだ世界に残り魂は此方に来て我が転生させると言うてはずだか愛し子よそなたは違った死んだ世界に居たままの状態で此方に来て我が魂だけを抜こうとすれば力を弾き飛ばしてしまう…そこで愛し子に何があったかそこに原因があるのではないかと考え一度愛し子の世界を救った光の戦士とノアに調べさせたのだ…」

 

「はっきりいって最悪だったよ…あの優しい心が溢れていた地球は…僕らが愛した青き星とその民はどす黒く染まっていた。

 

そして調べていく内にこの世界線の地球は何度も何度も僕らに救われていてやがて物語にて語り継がれるように成っていたがある時を境に狂ってしまったんだね…自己中心的でおろかな人に…でもその中でも君は優しい心を持っていてくれたどんなに人を嫌いになろうとその心が黒く染まることなく優しく暖かな光を灯していた…だけど、それは続かない君の心が壊れる瞬間を見てしまった地球の記録でその瞬間を、光景を……」

 

「っ!……」「我も見たノアの見ている景色を反してな」

 

「私は…人が嫌いだ、すぐ裏切るくせに仲間だの友情だの恋など…そんなのくそったれと想ってただけど人が嫌いなのに大っ嫌いなのにそんな人が好きで好きでしょうがなくてもう私が分からないんです…どうすれば良いのか…」

 

「そなたは言った…今度は幸せを感じてみたいなと…ならばその姿で探しておいで、そなたの幸せを」

「私の幸せ…本当に有るのかな?私の幸せ…一人で探すのは流石に寂しいな」「なら星人を連れて探すか?」

 

「星人もやだ地球人に似てるから…」「そうだなぁじゃあそなたが望む物を言え!、我が叶えるぞ!」「え?良いの?」

「成る程、そう言うことならば私も協力しよう」

「え、でも迷惑…」「迷惑ではないぞ?」「そうそう君は我が儘を言って良いんだよ?」

 

「じゃあ、転生する世界はウルトラギャラクシー大怪獣バトルの世界で私をレイオニクスにしてほしい」「他は?」

 

「えっと、記憶はこのままで体力、知力その他上げられる所を限界までとは言わないけど上げられる所まで上げてください…」「他には?」

 

「えと、その…出来れば回復させる技を下さい後鎮静化させる能力とかあれば…」「鎮静化……嗚呼、コスモスの技か!良いよフルムーンレクトでしょ?私が付けてあげるてか私達ウルトラマンの力を全部あげる」

 

「え?」

 

「だとしたら此方は…そうだ!全ての星人の能力を上げようそれにレイオニクスならば怪獣も必要だけどバトルナイザーがないとな…良し少し待っておれ…ノア此方に来い」

 

「あのちょっと…(コツン)あれ?何か当たった?…石…じゃない生き物だ、君は誰なの?蹴ったりしてごめんね?…君寒いの?私の体温でよければ暖めるね…どう寒くない?そっか良かった…」

 

「愛し子や…またせたって…愛し子よそやつはどこから来たのだ?」「転生神、どうしたんですか?…嗚呼、ブルトンか…これまたどこから来たのかな?」

 

少女が暖めていた二つの石は1つになり凸凹したおうとつを持ちその一つから細い繊毛を出し二人の神様から少女を守ろうと威嚇していた。

 

「怖がらないで、大丈夫私は此処にいるよ何処にも行かないからね?あの二人はね神様何だよ!…攻撃しないよ?」

 

「愛し子、まさかこやつの声が聞こえるのか!」「!」

 

「はい、聞こえますがこれはお二人が下さった能力のお陰ですよね?」「嫌…我はまだ与えておらん…ノアよ」「いえ、私も与えてません…」

 

「え、じゃあ何で…(ぐいぐい)ブルトン?きゃっ」

 

ブルトンは少女のお腹を凹凸で突っつくと繊毛を出しそれを少女の手に巻き付けた瞬間、少女と一緒に何処かへ行ってしまった。

 

「しまった、油断した!ノア頼む!」「はい!」

 

一方ブルトンに別の次元に飛ばされた少女は謎の異空間内部で気絶していた

 

「ん…あれ?ここどこ?星が煌めいていてきれいな場所…(ぐいぐい)あっ居た!こら、ダメでしょ?勝手に次元移動しちゃ…誰かいるの?」コロン、コロコロコロコロ「ブルトン!どこ行くの!待って!」

 

ブルトンは少女の腕の中から転がり出るとそのままの真っ直ぐに転がり少女はそれを追いかけた。

 

「はぁはぁ、ブルトン何処なの?ブルトーン?…不味い完全に見失った…はぁ、どうしよう(…)ん?今鳴き声が…ひゃっ!きゃあー落ちるぅてか落ちてるぅぅぅ!」

 

突然少女の足元に大きな穴が開きそこから物凄いスピードで落ちていった。

 

ヤバイヤバイどうしよう…!あれ?地面見えてきた、嗚呼、目覚めてほんの数分か…せめて痛みを感じないままが良いな…

 

ふわり

 

「(…あれ?痛みが来ない?何で…それに暖かい)っ!え?火の玉?てか私浮いてる!」

 

目を開けると少女の周りを無数の火の玉が取り囲み少女を地面の境目で浮かせていた。

 

「わぁ凄い!え!後ろ?…あれは、ブルトン!良かった無事だったんだ!…うん、うん、そうだったんだ!皆、ありがとう」

 

無数の火の玉が浮かしていた少女を地面に優しく下ろし後ろを見ろと言われ振り返るとブルトンが三つの火の玉に怒られてる?様な感じで囲まれながら少女の元に飛んできていた。

 

どうやら火の玉達はブルトンに少女を自分達の所に安全を考えながら連れて来るように言っていたのだがブルトンが少女の存在を確認するのを忘れて一人で来てしまったが為にさっきの状態になったようだ。

 

「そうだったんだ…でも何で私?」(ボクタチノコトマダキライ?)「え?」(オレタチガタスケナカッタカラ、ヨワカッタカラキライニナッタノカ?)「まさか、君達は私の部屋にずっといた大切なソフビ人形?…もしかしてあの時!(私が嫌いって言ったから…)ごめんね、嫌いって言って君達は何も悪くないのにごめんね」(キライジャナイ?)「うん、嫌いじゃない…大好きだよ!」(ワタシタチモダイスキ!ハヤクアイタイ!)(イッカイハナレバナレニナッチャッタケド)(コンドハマモレルチカラモッテコンドコソワレラガソナタヲアシキテカラマモロウ、ソノミモココロモスベテ!)

 

火の玉達は少女に自分達の決意や早く会いたい等の話をしてきた。

 

「私ね、レイオニクスに成るんだそして私の幸せを探す!でもね一人で探すのは寂しいから…皆私と一緒に探してくれる?」(ウン!レイオニクス?ナンダロウガズットイッショニイルシヌマデ…イヤコノミガホロンデモタマシイダケニナッテモイッショニイル!)(デモボクタチイマベツベツノバショニイル、ホシハイッショナンダケド)「じゃあ私が迎えに行く!からなず皆を見付けるから待ってて!」(ウンマッテル!ダカラミツケテボクタチヲ!)

 

そう約束すると火の玉達は光の粒子になって消えてしまった。

 

「(ぐいぐい)寂しいよ、でも約束したんだ必ず見付けるって」

 

「見つけた!良かった無事だね」「ノア様!」

 

「まさかブルトンに誘拐されるとは思っても見なかったよ」「すみません、この子悪気はないんです私に逢わせたい子達が居たからこうなっただけなんです。」「会わせたかったて誰にだい?」「それはですね…私の大切な友達です!ねっ!ブルトン!(ぐいぐい!)」「そうか……(嗚呼、やっと笑顔に成ってくれたそれに今回の事で確証が出来た、君はあの家族の子供ではなくあの夫婦の子供だったんだね)さぁ戻ろう?転生神心配してたから」「はい、ブルトン行こっ!(ぐい!)」

 

少女はブルトンに笑顔を見せながら自分の腕の中に抱き抱えるとノアの元まで走っていった。

 

「(本来なら前世でもこんなに笑顔で居られたはずなのに…)私に掴まって、一瞬で着くからね?」「はい」

 

 

転生の間

 

 

「そうか…これで全てが繋がった!愛し子があの赤ん坊だったのか(良かった、生きて居てくれたのか…我親友の宝よ)…お帰り愛し子、ノアご苦労様、戻ってきて悪いが頼みがある」シュン「え!えと、その、ただいま…です…転生神様…」「転生神…良いのかい?」「嗚呼、頼む」

 

「ノア様?転生神様?」「おいで愛し子、君に見せたいものがある…ノア頼むぞ。」「はい二人とも私から離れないで?」ブォン「きゃ!え?ここは宇宙!」

 

ノアが手を降ると一瞬で宇宙空間に早変わりした。

 

「わぁ凄い…あれ?この星どっかで見たことが…」「愛し子よ、それはそなたが今さっき住んでいた惑星…地球だ」「えっ!でも地球は青くて美しい星よ?」「そうだ、青く美しい星地球だったものだ…君になら聞こえるかい地球の声が…」「地球の声…」(カナシイ…ワタシの大切ナ友ガ死ンダ…ソシテ、友ノ宝モ…)「っ!今の声誰なの?」「やはり聴こえたのか!」

 

(友ヨ、今ワタシモソコへ行く…マッテテオクレ)「今から?どう言うこと…」

 

ピカーン

 

「っ!ノア!避けろ!」「っく!」ガシッ「きゃぁぁぁ!」

 

ドッカーン

 

「嘘、爆発した…」「何が起きたのだ!ノア!」「……地球が爆発した原因は…人類による物です。」「人類による物…はっ!ねぇ、この地球は今さっき私が生きて住んでた地球何だよね…おじさんとおばさん…梨々香は?ねぇ生きてるんでしょ?ほら地球は半分になっちゃったけど……」「っ…それは」「……」「ねぇ、お二人とも……答えてください…三人は生きてるんですか、答えてください!」ちゅどーん!!「っ……嘘、で…しょ…?」ドサッ

 

少女が叫んだ瞬間半分だった地球はまた爆発し遂には地球その物が失くなってしまった。

 

「ノアよ原因は人類と言ったな…何があった?」「っ…国々の核実験が原因です。恐らく戦争に使うための兵器開発中の事故が祟って…」「戦争か…下らぬことで自然を破壊し今度は自身の星を自ら滅ぼすとは…何と愚かなことを。」

 

「っ…ノア様、転生神様…私、生きていた時に三人に酷いこと言ったんだ…本当は唯、家族にしてくれるのか聞きたかっただけなのに…それなのに私、三人に五月蝿いなの馬鹿など言っちゃった…転生したら三人に会ってあの時の事を謝って今度は…ひっぐ、素直にありがとうって言いたかったのに…ひっぐ…それも……もう出来ない…」「愛し子…」

 

「私が、あの時っぐ素直に言ってたらひぐっこんな事には成らなかったのに……(ぐい…ぐい)ブルトン…っぐ…うわぁぁぁぁっ!」「…」ぎゅ

 

泣いている少女をノアは抱きしめ唯、ひたすら頭をなで続けた…少女が泣き止むその時まで

 

「ひっぐ、ひっぐ…スゥスゥ」「愛し子は泣きつかれたみたいだな…」「はい今は眠っています…転生神貴方にお願いがあります。」

 

「何だ?」「転生する世界は彼女の望む世界で良いのですがその前にある船に乗せて欲しいんです。彼女を10才位の子供の姿にして…」「…ある船とは?」「私の友人が船長をしている船なのですが…」「嗚呼、あの保護船か…丁度我も乗せようと思っておった、愛し子の傷は深いそのままの状態であの戦乱はきつい…それにまだ始まってはおらんしな。」

 

「ええ、そして彼…地球のレイオニクスも目覚めてはいません…」「良し分かった、直ぐにでも愛し子をそこに乗せよう…このバトルナイザーは愛し子が年頃の娘、人間の年齢で言えば18歳に成ったときに渡すように言っておこうそれとこのネックレスは今付けてあげよう」

 

転生神は少女の首に七色に輝くひし形のクリスタルで真ん中にハートの形をした淡いピンク色の石が埋め込まれている物と剣の形をした淡い青色の石の二つが付いているネックレスを付けてあげた。

 

「愛し子よ…そなたは寝ていて聞いてないのかもしれないがどうかその頭に心に刻んでおいてくれ…これはそなたの本当の両親が身に着けていたものでそなたにとっては形見になる。そのクリスタルは強大な力が宿っていてレイオニクスの力やノアの様な光の戦士の力を増大させる事ができ又反対に力を奪ったり制御することもできる…だか悪しき力を持つ者がそれを手に入れれば全ての宇宙空間を破壊する力を持ってしまう…プラズマスパークより強大な力でな。」「っ…それでは彼女が!」

 

「ノアよ安心しろこの力を使えるのは、我が親友…愛し子の両親と愛し子のみ…今はまだこの力は封印されとるが愛し子よそなたが此処に来てその力を開花し始めた瞬間…その封印は解かれ始めておる両親が掛けた×××の力と×××××の力…その二つの力を合わせた封印がな?」「っ!やっぱり彼女は…」

 

「嗚呼、最後の生き残りの 心優しく純粋な×××星人と×××の血を持つ怪獣と人間と星人を愛し怪獣と心を通わせ平和を望む勇敢で優しさを持つ地球人の間に生まれた×××のレイオニクスそれが愛し子の本当の姿だ。このバトルナイザーも両親が愛し子の為に作っていた代物でな我が完成させて設定は愛し子にしか使えんようにしてある、彼女らしい設定だ…嗚呼、ちなみにひし形の方は母親で剣は父親だな。」

 

「そのバトルナイザーは一体、どれ程の数の怪獣達を入れられるんですか?」「親友が言っていたのを聞いたときは…約1万?」「ええ!」

 

「あいつら夫婦は怪獣や人間はたまた星人の事に為るとすぐ暴走するからなぁ~嫌、こまったこまった」「怪獣墓場三つ分ですよ!大事で大事件です!」「まぁキングの奴にでも言えば何とかなる…多分。」「長老を使うな!長老を!」

 

「そろそろかな?」「ええ、この辺に…居た!それでは行ってきます。転生神、彼女と手紙は必ず彼に渡します。」「嗚呼、頼んだぞ」「はい。」シュン

 

「…行ったか、さて我は…っ!誰だ!」「(かおる)は俺の物、(かおる)は俺の物(かおる)は俺の物渡さない渡さない渡さない渡さない渡さない、エイエンニオレノモノダァ!!!!」「ほぉ……誰かと思えば貴様か、地獄に堕ちたはずだろう?何故此処に居る…!即刻立ち去れ、私は貴様を転生させるつもりはなっぐ…」「余所見は駄目だろう?」「お前は…何…故、どうやって」ドサッ

 

「フフ、どうやって?それは君が良く分かってるだろう?さて…さぁ行こうか、僕らのいとおしい(プリンセス)を迎えに…」「てめぇ何勘違いしてんだ?あいつは俺の物、俺だけの(おんな)誰にも渡さん!ぁ嗚呼、この俺の愛から逃げられるとは思うなよ!待ってろよ今すぐ行ってまた俺のエキスをその体にたぁっぷり注いでやるからなぁ!」「(愚かな、君は所詮僕の駒だ。まぁあの娘が深淵の底に堕ちてくれれば何でも良いけどね?)さぁそろそろ行こうかほらもう少しで彼女の行方分からなくなるから」「嗚呼」カツンカツン…

 

「ノ…ア、逃げ…ろ…愛し子が…狙われ…てる…伝えねば…」ガク

 

 

 

 

 

 




作者桜吹です。

序章後編ができました。前編合わせてぶきっちょながら書き終わりました。いよいよこの作品のオリジナル主人公が転生します、その前に色々ネタバラシな所も有りますが果たして物語の伏線か?はたまた寝ぼけた作品のいたずらなのか?それは神のみぞ知るですかね?

さて後半で出てきた彼等は一体何者なのか、そして彼女はどうなったのかそれは次回作をお待ちください…

PS彼女のパートナー怪獣はブルトンではなく別怪獣です。ブルトンはまだ力を余り使えないので彼女の友人であり傷付けようとするものを撃退する保護者兼ボディーガードです。


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ファザーシップ編
少女の傷とパートナーそして保護船での出会い


惑星ボリスの前に彼女の心の傷を癒すために、ノアの親友を訪れた少女…その保護船でパートナーと新たな運命的な出会いが待っていた。




「っ…ぅぅ、あれ?私寝てたの?(久々だなぁこんなに深い睡眠…何時も気絶して朝を迎えていたからなぁ…)と言うか、此処はどこ?」

 

少女は先程まで寝ていたベットから降りて辺りを見渡した。

 

私さっきまでノア様と転生神様の所に居たんだけど…もしかして寝ちゃったからお部屋を用意してくれたのかな?そうだとしたら不味い!迷惑かけちゃった!嗚呼、何やってんのよ私は!!唯でさえ転生させていただく所か色々な力を授けてくださったりはたまたあの有名なバトルナイザーを持ってきてくださったのに!…こうなったらお詫びとしてこの身をお二人に捧げ(ぐいぐい)

 

「ん?この感じ…ブルトン!いつの間に側に居たのって…まさか君今の心の中見た?てか視れないよね流石に」

 

≪迷惑掛けてもいいんだよ?何時も何時も我慢してたんだから我が儘を言ってもバチは当たらないよ!てか僕らの大事な友達を傷付けたあいつらはマジで地獄の奥底にに堕ちる様にあのちんちくりんな神様に言えば良かった…ちっ損したけどこうやって話が出来る様にしてくれたことは感謝しないとね≫

 

わぁー!!!!聞かれてたよ!てかブルトンさっきまでジェスチャーやテレパシー的な何かでカタコトで会話してたのに何で流暢に話が出来てるの!しかも口悪い!

 

ビーン「あら、起きたの?」「っ!(えっ誰?てかこの人地球人!)…誰ですか…!」「嗚呼、ごめんなさい怖がらせちゃったわね?安心して此処は安全な場所よ」

 

安全な場所?安全な所なんて無い!…まさか誘拐!嗚呼、地球人だもんね欲の一つや二つ有っても良い…誘拐ってことは今度は何だ?人身売買か?臓器売買?それともえっちい写真を撮るために誘拐したのか?どっちだ!

 

「大丈夫、私はこれ傷の手当て以外近付かないわ…今来たのは食事を運びに来ただけなの…お腹が空いたら食べてねそこの小さな騎士さんも一緒にね?」

 

そう言うと女性は入り口近くに食事を置くと部屋を出ていった

 

「っ…やっと出ていったご飯か絶対何か入ってるよねこれ」≪うん、僕が見た経験上睡眠薬じゃ無いかな?ほら眠った所を襲うって事が結構有ったから今回も多分…≫(クゥ)(グゥー)

 

「≪……≫」

 

「中見てみる?」≪取り敢えず見よう≫

 

ぱか「…玉子粥?」≪消化に良いよね玉子粥≫

 

「≪…≫」(ジュルり)

 

「ハッ!いやいや!別に!お腹なんか空いてないし!これあれだし!ほら飯テロでご飯を美味しそうに写した時の反応だし!」≪そうだ!そうだ!別に、スプーンと取り皿が二つあるけど気にしてないしそれにお腹の音これガスが貯まってるだけだし≫(クゥ)(グゥー)

 

「≪……≫」

 

「食べる?背に腹は代えられないし。」≪うん食べよう、腹が減っては戦はできぬって言うし≫

 

少女は取り皿にそれぞれの分をいれた

 

「はい、熱いから気を付けてね」≪うん!≫「≪それではいただきます!≫」パクっ

 

少女とブルトは同時に粥を口の中に(と言うかブルトン口それなの?それは口じゃあ無くておうとつのひとつじゃねえ?)入れた瞬間体を小刻みに震い始め同時にこう言った

 

「美味しい!≪旨いい!≫」 「こんな美味しいお粥初めて食べた!お粥って美味しいんだねブルトン!」≪うん!美味しいね!≫「もっと食べよう!」≪うん!≫

 

数分後

 

「ふぅ、お腹一杯!」≪だねぇ…≫

 

「初めてだなぁお腹一杯になるまでご飯を食べたのは」≪君は何時も部屋に閉じ込められていたし、ご飯なんてお皿についた物と残飯だけだったしね≫

 

「……あの人、本当にご飯を届けに来ただけだったんだ…」≪油断大敵だよ?もしかしたら僕らを肥やしてるだけかもよ?≫「そうだよね…だったらちゃんとしたご飯なんてくれないもんね」≪うん≫

 

ビーン「おっほんとだ起きてる!」「っ!(ババルウ星人だ!うわぁ!本物だぁ…ショーやフィギュアで良く見たけどてかフィギュア持ってたから知ってたけどやっぱり金ぴかだぁじゃあ無いよ!何感動してんだよ!相手は星人だよ!地球人と同じ知的生命体だよ!そりゃあ地球人より頭は良いけどさ…でも私は)誰ですか…!今度は一体何の用ですか…!」「ちょっと君の様子を見に来ただけ…あっご飯食べたんだな!味はどうだった?濃くなかったか?」ザッ≪それ以上僕らの大事な友に近付くなぁ!≫

 

「おっと、ごめんな?もう近付かないからな」「…!」

 

そう言うとババルウ星人は一歩下がって距離をとった

 

「うん…全部食ったし食欲はあるみたいだな…良かった良かった」

 

「……何でご飯食べさせてくれたんですか…」

 

「ん?何でってお腹空いてるかなってそれに嬢ちゃんはまだ子供なんだから沢山食べないとな!今が成長期何だからさ」

 

「…(子ども?私が?)子供じゃあ無いです…」

 

「俺から見たらまだまだ小さな子供さ…警戒するのは解るよ此処がどんな所か分からないし俺もこれを運んだ彼女もどんな人なのか分からないし怖いよな嬢ちゃんにとっては…だけどこれだけは確信をもって言えるよ俺、此処は嫌この船の中に居る俺と彼女を含めた全員は嬢ちゃんを決していじめたり虐待や強要はしない所かされそうになったら守ってやる…嫌、助けに行くからな!」

 

「っ!」≪…≫

 

確信なんて無いまた裏切るだけだ…あの時もそうだった手を差しのべておいて自分に不利があれば平気で見捨てる…守ってやる?助けに行く?どうせそう言っておきながら貴方も此処に居る見知らぬ人も私を見捨てる…絶対に!

 

バルウ!仕事ほっぽいてどこ行きやがった!」「やっべぇ鬼の副隊長だ!わりぃな?俺もう行かないと食器下げとくな?」

 

でもこれだけは言わなきゃ

 

「あのっ」「何だ?」「っ…その、お粥ありがとうございました!ごちそうさまです!」「……ふっはいお粗末様でした。」ビーン

 

「っ…はぁぁ」≪大丈夫?≫

 

「うん…大丈夫だよちょっと緊張しただけだから」≪あいつ君を助けるとか言ってたけど本当なのかな?≫

 

「分からない…」≪まぁ、いざとなったら僕が君を連れて何処か別の次元に行けば良いし≫

 

「そうだね…それに私には皆を探さないと行けないからね此処で立ち止まっては居られないし」ビーン≪何処行くの?≫

 

「此処は船の中って言ってたからもしかしたら小舟が有るかも」≪そっかそれで逃げるんだね≫「うん、逃げ道は確保しとかないといけないしそれにブルちゃんもそんなに力使えないでしょ?」≪そうだね、僕ら全員全盛期の力を取り戻したけど僕だけなんだよね力の制御があんまりできてないのがネック何だよ…せいぜい、 次元に飛ばしたり別の場所に行くくらいしか出来ないんだよね今は≫

 

「それだけで充分助かるよ、ありがとうブルちゃん」

 

≪そぉ?てかその呼び方久々に聞いた!≫「嫌?」≪嫌じゃないむしろそっちで呼んで!≫

 

「わかった!」≪(あぁぁあ!可愛い!流石僕らの親友!その笑顔をずぅっと見たかった!神様センキュー!あっでもお嫁にはやらないからな!)≫

 

「ブルちゃん?」≪ハッ!大丈夫、考え事してただけだから!≫「そっか」

 

ブルトンと少女は自分達が居た部屋を出て長い廊下を歩いていた

 

「何処まで続くんだろう…」≪何かおんなじ場所ばっかりだよ≫

 

≪ん?何か居る…≫「生きてるのかな?」

 

ブルトンがふと廊下の先を見ると人?が倒れて居た

 

「(嫌これ人じゃない……ボガールモンスだよ!人間サイズだけどえっ何で倒れてるの!)ブルちゃんこれ……」≪ぎぃやぁーーー!出たぁーーー!食われるぅー!≫「ブルちゃん!ちょっと落ち着いて!」

 

近付いて確認するとウルトラ怪獣であり別名戦慄の捕食者の異名を持つ高次元捕食体ボガールが突然変異を起こした姿ボガールモンスだった

 

≪何で倒れてんのぉー!≫「さぁ?(良かった星人じゃなくて…ボガールは知能はあるけど一応怪獣だしね)大丈夫?」≪ちょー!待って待って待って!声かけちゃ嫌!≫「ゥゥ…」≪ぎぃやぁーーー!動いたぁ!≫「何処か痛いの?」

 

「ぉ…ぃた」「えっ何?」

 

ガシッ≪え≫「あぁぁあこんな所におにぎりが…ちょっとでこぼこだけど美味しそう…」≪待って待ってください僕おにぎりじゃないです!可愛い可愛い無害な怪獣ブルトンです!だからどうかご慈悲を!≫

「あぁぁあお腹が空いて我慢できない本当は拾い食いははしたないし汚いからやっちゃ駄目だけど…今回は良いよね…いただきまぁす」≪嫌ーーー!食われるぅー!お助けぇー!!!≫

 

「待って!ブルちゃん食べちゃダメ!ええとあったはいこれキャラメルだよこれで我慢してね!」ぶん「むぐっ」ポロリゴロゴロ≪うわぁぁぁあん!食べれるとごろだっだぁ!ごわがったよー!≫「よしよしブルちゃん泣かないで」

 

ボガールは突然ブルちゃん事ブルトンを鷲掴みにすると背中に付いた大口で律儀にいただきますと言うと瞬時にブルトンを包み込んで食べようとした、それを見た少女は自身の服に入っていたキャラメルを一箱ボガールの口の中に投げ入れた。口が閉じる間一髪の所で投げたらその衝撃でブルトンは転がり落ちボガールは少し仰け反った。

 

もぐもぐ「うまぁ~あれ?何してたっけ?」「良かった何か正気に戻ったみたい?」「ん?ぁあーー!」ドン≪わあっ!≫ガシッ「えっ何!」≪止めろ!僕らの親友を喰うなぁ!≫「っかた……っと……えた」「え?」

 

ポロ「やっと君に会えた…っ…寂しかった…俺…皆より先に此方に来てずっと探したけど見付からなくてお腹すくし怪獣何て食べれないしこんな見た目だから、皆に声掛けても逃げられるし赤い彼奴に追いかけられるしたまたま偶然ここを通りかかってもしかしたらご飯有るかもって入ったは良いものここ広いし迷子になるしで動けなくなって最後に一目でも一言でも良いから君に会って話がしたかったと想ったら君に会えた…俺達の大事な友」「(あれ?この子首に傷があるって事は私の部屋に居たボガールモンスだ!)ごめんね寂しい思いをさせて…もう大丈夫だよ…これからはずっと一緒に居ようね」ぎゅ「うん」ぎゅ

 

少女はそう言ってボガールモンスを抱き締めた、ボガールも自分の両手を使って少女を抱き締めたそこに写るのは補食対象と捕食者ではなく長年離れていた友を抱きしめる二人の姿だった。

 

≪全くもう!僕をおにぎりだと勘違いして食べようとして!≫「ごめんな?丁度このサイズがなおにぎりのサイズに似ていたんだ」≪だから似てないってば、この食いしん坊!!

 

「二人とも喧嘩しないで?っと大きい扉だ…」≪ここ何だろう?≫「取り敢えず俺が先頭で開けていくブルトンは彼女を頼む。」≪OK、何かあったら彼女を避難させるよ≫「良し、じゃぁ行くぞ!」ビーン

 

大きな扉を三人が開けると沢山の機械や操縦かん等が沢山置いてあって更にそこは沢山の星人が溢れていた

 

ボソッ「何の部屋?」「恐らく、操縦室だろう…」≪じゃぁ、どっかに地図があるんだね≫「あると良いけどってこれ船は船だけど宇宙船!」「そうだ、宇宙船だぞ?」≪嘘でしょ…これじゃ彼女を外に避難させたら死んじゃう!≫「と言うかこの船何処に向かってるのかな?」≪「さぁ?」≫

 

「ん?誰かそこに居るのか!」「「≪っ!≫」」

 

「船長俺が行きます」「頼んだぞ?」

 

ヤバい!気ずかれた!そして誰かがこっちに来る!

 

「ん?おお嬢ちゃんじゃないか!船長!保護した少女こっちに来てました!」「ぁ、ババルウ星人?」≪こいつ玉子粥星人だ!≫「玉子粥?」

 

「っ!本当か!」「俺が嘘言う性格だと思います?」「仕事じゃないときはな?」「船長ひでぇ!

 

誰か来た!

 

「やぁ、初めまして小さなお姫様?」「っ!…お姫様じゃないです。」

 

≪何こいつ、口説いてんの?はっ、身の程を知れ!このゲス人間!≫「……キッ」

 

「おっと、どうやら騎士が一人増えたみたいだね?ん~怪我はいい感じで治ってきてるね」「じろじろ見ないで…」

 

サッ「船長~?いくら船長でもこれ以上は俺許さないぞ?」「そうよ?それともロリコンって呼ばれたいの兄さん?」

 

っ!目線から守ってくれた?

 

ふわ「え…?」「言っただろ?守ってやるてな?」「っ!触らないで!」べし

 

「っ!下がれ貴様ら…」≪何許可なく僕らの親友にさわってんだ?ぁあ?≫

 

ぁあーーまたやっちゃったぁ!ババルウさん私を安心させようとして撫でてくれたのに過剰反応で手をはたいてしまったぁ!もうやだこんなの…

 

「すまん!勝手に撫でて怖かったよな?」「何してるのよ…まだ心に傷があるんだから無闇に撫でたら余計でしょうが!…ごめんね?このバカのせいで怖かったでしょ?」

 

何で知ってるの?

 

「君はノアを知ってるかい?」「はい」

 

「僕はノアの古い友でね?手紙で君の事を彼に託されたんだ、君の心の傷を癒して欲しいとね」「ノア様が?」

 

「嗚呼そうだ。…こんなに幼いのに…本来は親が子供を守らなきゃいけないのにな?やっぱり地球を離れて正解だった」「えっ?」

 

「君は人間はたまた星人は好きかい?」「っ!嫌いです「そうだよなぁ…」でも嫌いなのに大嫌いのはずなのに大好き何です人間も星人も……」

 

「じゃぁ…同じだな俺達と」「そうね。」

 

え?この人達今なんて?

 

「僕達は同族嫌いが集まった集団なんだよ?」「じゃぁお兄さんも?」「おう!」「お姉さんは?」「地球人何て興味ないわ、むしろそんな種族に生まれた自分が恥ずかしいくらいよ。」

 

同じだ、私と…

 

「さて、君が目覚めた事だし歓迎会で」ドガーン

 

「きゃっ!」「モニター確認!急げ!」「船長!海賊です!」

 

「またかよ!総員戦闘準備!るい、少女を頼む!」「分かったわ」「ぁ」≪大丈夫僕らが居るよ?≫「っ!来るぞ!」ドガーン

 

 

「危ない!」ガシッがらがら「きゃああ」

 

「しまった!」「嬢ちゃん!」≪ボガール!≫

 

「くそったれが!」バッ「兄さん!」「三人の場所は!」「このエリアはっ!るいさん!エリアGに敵侵入!」「何ですって!彼処には彼が居るのよ!」

 

 

エリアG

 

「ってて大丈夫か?」「うん、ありがとうボガール」ザッ

 

「ほぉこんな所にも怪獣が居たか」「っ!貴様ノワール星人だな…」

 

ノワール星人って怪獣狩人の!何でこの船を襲ったんだろう…

 

「嗚呼、忌々しい!この船に居る怪獣を全て奪い、改造し我が手駒にしてやろうと言っておるのにあいがの奴我の誘いを断りあろうことか愚か者といいおって!だがまぁいいボガールよ貴様を我が手駒にしてくれよう!」「っ…此処は俺に任せて逃げろ!」「ボガール…でも」「心配すんなこれでも格闘技は出来るさぁ早く!」

 

「逃がさん!」「っこいつに触るぁあーー!っ行け!」「ボガール!ごめんね!」ダッ

 

「待て!」「行かせねぇ!幾多の怪獣達を改造したその汚ねぇ手で触らせてたまるかぁ!」

 

 

エリアG奥地

 

「はぁはぁ…ボガール…(ここ何処なんだろう)っ…誰かそこに居ますか?」「グルル」

 

少女が気配に気づくとそこに居たのは黒色の鱗、長く太い尻尾、赤く鋭い瞳、ギザギザの背鰭…そうかつて人間の過ちにより誕生した怪獣…ゴジラであった。

 

「(ファイナルウォーズのゴジラだ、何でこんなに傷だらけ?)…大丈夫?」≪寄るな…!≫「っ…大丈夫だよ…私はここから動かない」≪よく見たらお前…ガキか…っぐ!≫

「駄目!動いちゃ!」ガシッ≪っ!≫「お願い、傷が開いちゃう」≪…≫

 

良かった…近くで見ると物凄い傷…私と同じくらいの傷痕…

 

≪…なぁ、お前…俺が怖くないのか?≫「怖くないよ…」≪俺は人間が嫌いだ俺の家族を仲間を奪った人間が…≫「うん私も嫌いだよ?」≪ほう、お前も嫌いなのか?≫

 

「人なんて愚かでけがわらしいものだよ」≪お前親が居るだろう?それでも嫌いなのか?≫「親はいないよ…皆死んじゃったとち狂った人間のせいで」

 

≪っ!お前は一人なのか?≫「前はね?でも今は一人じゃない…ブルちゃんがいてボガールが居るから寂しくない」

 

≪そうか…俺もかつて人間の友と同族の義妹が居た…だが今は俺一人だ…≫「どうして?」

 

≪二つとも怪獣と人間に奪われたんだ…≫「えっ?」

 

≪二人とも俺を守ろうとして…だから人間何て嫌いなんだ!いつも俺から大事なものを奪っていく!義妹を殺した怪獣は俺の同族の成れの果てを使ってクローン兵器にしやがった!≫「ゴジラ…(私と同じ…)」

 

≪けどな…あいつのせいで人間を嫌いになれねぇんだよ!、あいつとの日々が記憶に心に刻まれているんだ…≫「私もだよ…人間何か嫌いだよって言ったけど心の何処かでそんな人間や星人が大好きな自分が居るの」≪俺達似てるな?≫「そうだね…結構似てるかも」

 

 

「見付けたぞ!」「っ…!来ないで!」ぶん「うお!」

 

「おっと?、怪獣発見!」「っ!その子に触らないで!」バッ

 

「どけガキ!」「退かない!あんた等みたいな命を道具として見てる奴なんかにこの子は触らせない!

 

「んだと!このガキが!」どごっ「ぐっ…えへへ、そんなの効かないよ(油断した瞬間を狙って一発入れられれば!)」「だったら徹底的に痛め付けてやる!」バキッどごっ

 

止めろ!≫「っ!動いちゃ駄目だよ…私は平気こんなの馴れてるから…ね?」≪馴れてるって…まさかお前!≫

 

ゴジラの目の前でノワール星人の一人に殴られ続けられる少女

 

「っ…げほっ…絶対に…此処は…通さない…!」「このガキしぶといんだよ!」かちゃり「(銃!)せめて皆を探したかったな…」「死ね!」どごっ

 

あれ?痛みが来ない?何で?

 

「っ!ゴジラ!」≪もう見てらんねぇ!!≫

 

「ぐっ離せ!」≪うおらっ!≫ドーン!「ガハッ」

 

「凄い…きゃっ!」ガシッ

 

≪たっく、何であんな無茶した!お前一歩間違えたら本当に死ぬぞ!≫「っ…ご免なさい…」

 

≪情けねぇ、ガキ一人に守られる男になるとは!おい!お前どっちから来た?≫「えと此方にうわっ」

 

≪よーし分かった!ちゃんと背中にいろよ!走るからな!≫「えっ?」≪行くぞおらぁっ!≫ダッ

 

少女を背中に乗せ少女が来た道を全力で走って行くゴジラ

 

 

 

エリアG

 

「くっ!数が多い!」「ボガールよ貴様も此処までのようだな?」「っ!「ボガール、伏せて!」っその声はってうおおっ!」ぶん「グハッ」ヒューンドーン

 

≪ざっとホームランってとこか?≫キラン「ボガール!」だきっ「なっ何で来た!俺は逃げろって…っ!その傷はどうした!誰にやられた!」≪今居た奴と同じ奴がやった≫

 

「なっ怪獣王!」≪怪獣王か…懐かしい響きだ今はもう怪獣王じゃあ無いな≫「ゴジラ…」かちゃり

 

≪っ!あぶねえ!≫ドーン「っ!ぁゴジラ!」「てめぇ!」どごっ「グハッ!」

 

ドサッ≪げほっ!≫「ゴジラしっかりして!ゴジラ!」「おっかわいこちゃん発見!」ガシッ「嫌、放して!触らないで!ゴジラ!ボガール!嫌ーーー!」「このっ止めぐっ離せ!この!」≪げほっ…くそったれが…!≫

 

嫌だ、怖い怖い怖い、気持ち悪い…嫌、誰かぁ…

 

助けてぇーーー!」「はーい!」ドコ、バキッ「グハッ」「ホゲっ!」

 

「ぁ…!」「お待たせ、助けに来たよ!」

 

あいがぁあーー!」ダッ「やれやれ、まぁた君かいな?いい加減、諦めろ」チャキ

 

死ねぇえ!あいが!」「ザムシャー流儀一刀両断…花吹雪!」ざしゅ!「ガハッ」ドサッ

 

「っふぅこんなもんか…君大丈夫だった?」「ひっぐ、ゴジラが…私を庇って」

 

≪ゲボ…≫「ゴジラ!しっかりして」「(急所をやられたか…今医療班を呼んでも間に合わない)糞が!」

 

「ひっぐ、私がよそ見したから…ボガールもゴジラもこんなに傷をつけてしまった…私のせいだ…私が側に行たから!

≪泣くなよ…俺はただ俺がやりたいことをしただけだ≫「だから自分を責めないでくれ」

 

「ゴジラ…ボガール」

 

≪ゴボッ…長い人生だったなぁ…もう一度人間を信じるなら…同じ道を歩むならお前と一緒に…≫ガクッ

 

「嫌、ゴジラ?ねぇ、起きて…起きてよ…嫌、嫌ぁあーー!」ピカーン「くっ眩しい!」シュン「(この光は!)っ!やはりバトルナイザー!何故、これは倉庫にしまったはずなのに!」

 

突如少女の頭上から眩しい光が放たれた、光の原因はノアから預かったバトルナイザーが白い光を放ちながらゆっくりと少女の前に浮かんでいた。まるで少女の悲しみの叫びに応じたかのように…

 

「ひっぐ、えっぐ…<泣かないで…まだ彼は死んでないわ>え?」<さぁ、これを手に取るんだ。>「これ、バトルナイザー?見たことない形だ。」

 

少女の目の前に現れたバトルナイザーは従来の物とは違い、ベリアルが持つギガバトルナイザーの様な杖型だかギガバトルナイザーとは違い上から下は杖になっており上部は丸みを帯びた球体が付いており怪獣を入れるスロットは球体の回りをくるくる回っていた。

 

<手に取ったらこう言うのよバトルナイザーセットアップ>「バトルナイザーセットアップ!」[音声認証オールクリア、所有者登録成功…バトルナイザー起動します!]

 

少女の声と共にバトルナイザーが激しく光り先程の形を変えた、球体の回りをくるくる回っていたスロットは左右交互に重なると人の手のひらと同じサイズの翼になり球体には光のリングが二つ交差する形で付いていた。

 

「これは!」「すげぇ…!」「兄さん!」≪ボガール!≫

 

「るい!」「ブルトン!追いかけてきたのか!」≪そうだよ!…ねぇ彼女どうしたの!何があったの!≫「それがな…」「見て!」

 

 

「形が変わった…<さぁそれを彼に向けて次はこう言うんだ、ヒーリング・シャイン>っ!ヒーリング・シャイン!」キラキラ≪っ!ぁ…≫「ゴジラ!」

 

少女がバトルナイザーを向けて言葉を唱えたとたん球体から月の光のような優しい光がゴジラの体に降り注がれると体に有った傷たちは全て消え同時にゴジラも息を吹き返した。

 

「兄さん…」「っ!(あの瀕死状態から治した!ノアの手紙の通りあの子は姉貴の……)分かってる。」

 

≪凄い、やっぱり僕らの親友は凄い人だったんだ!≫「嗚呼!」

 

<そのまま彼をスロットに居れて上げて?>「うん、ゴジラ此方においで?」ピカーン「入った!」<後はゆっくりこの中で休ませて上げてね?>「うん…分かっ…た」ドサッ

 

「っ!どうしたんだ!おい!」≪大丈夫!しっかりして!≫「ごめんね、ちょっと触らせて?」≪っ!…分かった≫

「変なことするなよ?したら殺す。」「分かったわ……」

 

「どうだ?るい?」「殴られた傷は大したことはないわ今は疲れて眠っているだけね」「ほっ」≪良かったぁ…≫

 

「兄さん、バトルナイザーは?」「嗚呼、この通り元に戻ってる…違うところを上げれば一番始めのスロットに彼が眠っている事かな?」「じゃあ彼女のパートナーに?」「嗚呼、そうなるな」「後8年後なのよ始まるのが…」「分かってるその前に、彼女を癒して見せるさ…(だから安心してくれ姐さん)」「兄さん…」

 

「さてと、この子を運ばないとね?それにこの子に自分の名前教えないと。何時までも名前が無いのは嫌だろう?」「ほぉ…やっと決まったんだ」「嗚呼、だから早く目覚めてくれよ?」

 

 

……………………………………………

 

あれ?…私どうなったんだっけ?確か、ゴジラを治してそれから急に眠くなって

 

『……な?』『!……!』

 

声が聞こえる

 

『?……!』『……ってどう?』

 

誰?

 

『そうか××××かぁ』『うふふ!』

 

貴方達は一体誰なの?

 

『××××!』『!』

 

待って!聞こえない!行かないで!

 

 

「待って!」≪っ!どうしたの!≫

 

「はぁはぁ夢?」≪大丈夫?≫「ごめん心配かけたね?」

 

ビーン「やぁおはよう、よく眠れたかい?」「っ!……はい」≪ゲッまたきた何の用があんだよ!≫

 

「良かったぁ…全然目覚めないからびっくりしたよさてブルトンだね君、悪いけどちょっち退場してもらおうか」≪はっ?≫

 

「スフィア・ボール」≪っ!ちょっと何すんだよ!出せ!≫「はい、飛んでけ~」≪なっ!ちょっと止まれ!≫「ブルちゃん!「大丈夫、なんもしないよ唯、君と僕だけで話したいだけ」っ!」

 

あいがは自身が着ていたコートの中から透明なボールを出すと瞬時にブルトンをその中に入れふわふわと浮かせた状態で部屋の外に出した。

 

「さて、君にはお礼を言わないと行けないな」「えっ?」

 

「彼を…否ゴジラを助けてくれてありがとうな?」「っ!」

 

「あいつさ、別次元の地球から保護したんだよ…当時は酷かったんだ、君が見たときより傷が増えていて全身血まみれの状態だったんだよね。僕らは急いで保護して治療したものはいいんだけど僕とるいが近寄ると熱線をはいて大暴れさ…僕ら以外の奴等に行かせてもやっぱり駄目だったんだ食事も一切食べてくれなくてどんどん衰弱して何とか無理やり食べさせたりして命を繋げてたんだ」「……」

 

「それほどまで憎んでいたんだ人間を僕らでは彼の心を癒すことができないって気付いた瞬間、やるせない気持ちに成ったさ…どうして人は平気で他から奪えるのか何故裏切り人の心を平然とした態度で傷付けることが出来るのか…いっそのこと地球を色んな宇宙から全て滅ぼしてしまおうかまで考えたさ、ふふ…我ながら狂気満ちてたな僕って。」

 

「お兄さん…」

 

「そんな彼を君は動かしたんだ、誰にも心を許すことがなかった彼が君だけに心を許し、そして守った…」「だけど…そのせいでボガールが傷だらけに!ゴジラを死ぬ間際まで傷付けちゃった、あの時私が銃の音を聴いてさえ入れば…私が代わりに撃たれてれば良かったんだ!痛いのは慣れてるのに何でぇ…」

 

ギュ「…もう自分を責めなくて良いんだ、君が傷付く様な事はもうしなくて良いんだよ…君のナイトは君を守ろうとして戦ったんだもちろん彼もね?」「うっ…ひっぐ」

 

「今は泣きな…辛いのも悲しいものも全部涙と一緒に流してな?」「うわぁぁぁぁああ」

 

あいがの腕の中で少女は泣いた今まで溜め込んでいたものを全て涙と一緒に流したそんな少女を見てあいがは泣き止むまでずっと抱きしめていた優しく包み込むように少女の悲しみ、痛み、そして壊れていたはずの心を優しく受け止めた。

 

 

「ひっぐ、えっぐ」「落ち着いたかい?」「うん」

 

「ご免なさい…大声で泣いてしまって、それに服もこんなに濡らしてしまって」「良いよ良いよ、大丈夫こんなの洗濯にポイって出せば」「でも…」「遠慮はしなくていいの!お兄ちゃんにまかせなさいな!フレハは我慢いっぱいしたんだからさ!」「フレハ?フレハって私?」

 

「そうだよフレハ、正式な名前はフレハティルんでそこから愛称でフレハ」「フレハティル…私の名前」

 

「どう気に入った?」「はい!…そのえっと」「ん?どうしたん?」「かわいい名前だから何か恥ずかしいな…」

 

ずっきゅーん

 

「(おっふ…何この子目茶苦茶可愛いじゃん!何でこんなかわいい子虐めたん!そこ理解できねぇ!)っ…」ぷるぷる「私には何か勿体無いし…似合わないかも」ガシッ「何言ってるんだ!フレハは充分かわいい!名前だって似合ってるし嫌フレハはフレハじゃなきゃ駄目だ!何だって僕のかわいい妹だもんね!」

 

「えっ?…妹?」「そう!この船に乗ってる皆は僕の兄弟さ!」「兄弟?…私も?」

 

ビーン「そうよ?皆、貴女のお兄ちゃんとお姉ちゃん」「るい~何で来たんだよぉ~それ僕が言うセリフなのにぃ~」「だって兄さんばかりずるいじゃない!私だってフレハと仲良くしたいのよ?」「え?」

 

「ふふ、フレハ私の名前はるいあよ?よろしくね」「えと、はい!よろしくお願いします。」「っ…かわいい!やっぱりかわいいわ!兄さん今日フレハと一緒にお風呂行っても良い!良いよね!やったー兄さんありがとう!」「僕まだ何も言って…「何?文句でも?」あっすみません無いです…」

 

「私、此処に居ても良いの?」「ん?そうだよてか此処が新しい帰る場所だよ、フレハのね」「うんうん!そうよ!此処にずっといて良いからね!」

 

私の居場所…私の家族

 

ポロポロ「そっか此処にいて良いんだ…」

 

「「ようこそファザーシップへ!フレハ、僕(私)達の新しい家族を心から歓迎するよ!」」「うん!よろしくお願いします!」

 

 

 




はい始まりしたボリスの前にフレハの第一パートナー怪獣と新たな家族との出会いです。やっとオリ主の名前が決まりました、最初は安直な名前にしようかと思いましたがリア友に「安直な名前は止めといたら?」との指摘を受けさらにリア友2に「それだったらかわいい名前を考えようぜ?いくらなずけ下手なお前でも何とかなるだろう?」…ヘイヘイどーせ下手ですよーっていじけるのはそこまでにして。

一生懸命に考えた結果…フレハティエルになりました。

何故この名前なのかは本編で語るとして、彼女のパートナー怪獣は何と!いきなり怪獣王ゴジラです。

何故ゴジラなのかと言いますとゴジラは人間のせいで同族を失い姿を変えられてしまい更にはゴジラと他の怪獣を戦わせておきながらゴジラが生き残ると人類の敵と言い攻撃をするまさに道具のように使われてしまう所とフレハちゃんの転生前の姿が重なって見えたのでゴジラにしました。

FW個体のゴジラがフレハの第一パートナーですがこのゴジラ、作中で自身が語ってましたがFINALwarsでは人間が嫌いでしたがX星人を打ち破った後の作者妄想の
後日談でゴジラと尾崎さんは度々色んな所でどんぱちしてミニラに止められる日々を繰り返しゴジラと尾崎さんは喧嘩友達みたいな関係になっていてミニラもすくすく育ってゴジラと代わりのない姿になっていたが…ゴジラも言っていた通り人類がクローン技術を使いゴジラを倒そうとしてクローン軍団を作り攻撃をした。それをミニラと尾崎さんはゴジラを庇って死んでしまったのが彼の過去の出来事であり人間が嫌いなのに嫌いになれない理由は尾崎さんとミニラで過ごした日々のせいでもあり自信の戒めになってしまってるからです。

そして新たに現れたフレハフィギュア組はボガールです。本来ボガールは怪獣を捕食する怪獣を愛するものにとっては仇なすものですがこの作中のボガールは怪獣一切食べません、何を食べるのかと言うとフレハと同じものしか食べませんてかそれしか食べれないのです。何故かって?彼は怪獣を食べると死んでしまう怪獣捕食アレルギーだからです、怪獣を食べなくても強いです。同族?嗚呼、暴食の悪魔かあれと同じ扱いをするな忌々しいとのことで同族に関しては一切興味が無い嫌目の前に現れては欲しくないそうです。


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家族とファザーシップの日常とフレハの苦悩

今回は胸糞展開ありです。そして何気にフレハちゃんの歌も聴けます。胸糞展開苦手な方は次回のお話をお待ちください。バッチコーイの方はそのままお読みください。


私が此処に来てから、3年が経った…

 

最初はまだ家族に成り立てだったから色々怖かったし(ボガールとブルちゃん以外で)信じられるのはあいがさんとるいあさんしか信じられなかったけど、此処に居る皆はそれを分かってくれていて少し申し訳無かったけど皆口を揃えて「フレハのペースで良いよ」って言ってくれました。

 

だから私も頑張って皆に慣れる様に積極的に挨拶したり、少し怖かったけど自分から手伝いに行ったりコミュニケーションしていった結果……

 

「フレハー、エンジン修理終わったからちょっと動かしてみてくれ!」「はーい!…っしょバルセにぃ動いた?」「OK!動作不良無し!プログラムバッチしだ!」「えへへ!」

 

こんな感じで自然に笑い合えたり、話せる事が出来るように成りました!此処で少し家族の皆を振り返ってみようかな?

 

「よぉーしこのシステムは良いな。」

 

さっき私と話していたこの人はバルキー星人のバルセさん、家族の中で一番凄腕のメカニックなんだ。どんな機械でもバルセさんに掛かれば半日で新品同様に成るんだけど時間を忘れて機械いじりしてしまうから時々こんな風に私か家族の誰かと一緒に行動して無いと気付いた時には脱水症状やら栄養失調になって倒れることがある困ったお兄ちゃんです。

 

「バルセ~休憩時間だよ。てかまたフレハ連れてきたのかい、危ないだろう?フレハもあんまり此処に来ちゃ駄目だよ?」「はーい」「良いだろ?別に、チルドのケチ」「ケチとは何だ!ケチとは!フレハが怪我したらどうすんだこの機械バカ!」「んだと~この頭でっかち!」「二人とも喧嘩しないで?」

 

バルセにぃと口喧嘩してるこの人はチブル星人のチルドにぃ、バルセにぃと一緒に機械を整備してるんだけどね?何時も顔を合わせるとこんな風に喧嘩しちゃうんだ本当は息ぴったりの仲良しで機械トラブルが合ったときは二人でほとんどのトラブルを解決してしまう名コンビだよ。

ちなみにバルセにぃはメカニック…機械修理何だけどチルドさんはプログラマーでこれまた家族の中で一番凄腕!どんなウィルスやハッキング何かチルドにぃがキーボードを五分打つだけで撃退しちゃうくらいに強いんだ!でもたまに勝手にプログラムで他の所に喧嘩売っちゃうんだよね…バルセにぃ曰く「嗚呼アイツさ、暇だから喧嘩売って遊んでんだとよ?フレハは真似しなくて良いからな?あぶねぇし」だってこっちも困ったお兄ちゃんです。

 

「ごらぁ!フレハの前で喧嘩すんじゃねぇよ!」ごん「いだっ」ごん「何で…僕まで…」「たっく…」「あはは…」

 

今二人に拳骨したこの人はペダン星人のワイドにぃ、喧嘩が強くて力持ちでとっても優しいお兄ちゃん…何だけど喧嘩の止め方が物凄くワイルドで拳骨一発入れて止めるんだそして、「フレハ、怖かっただろう?おうおうこんなに震えて、大丈夫だぞ?俺が居るうちは喧嘩のひとつやふたつ止めてやるからな?」私に目茶苦茶過保護であること。ワイドにぃ私、震えてないし怖くはなかったよ…うん、これはこれで困ったお兄ちゃんです。

 

「たっくもう、加減してくれよな…ってそうだワイド何か用でもあんのか?此方に来るってことは」「嗚呼、フレハを迎えに来たんだ。メトルが呼んでたぞ?」「えっ!あー!約束の時間過ぎてる!ありがとうワイドにぃ!行ってきます!」「おう、気付けろよ」

 

中央広場

 

「はぁはぁ、メトルにぃご免なさい!」「嗚呼、良かった心配したよ?何処か怪我でもしたのかと。」「ちょっとバルセにぃの所に居たので…」「なるほど…バルセの奴後で説教だな、それじゃ行こうか?」「はい!」

 

この人はメトルにぃ、私たち家族の洋服を直したり新しい服を作ってくれる優しいお兄ちゃん、色んな服を作れて最近では耐熱性の戦闘調査用制服を一晩で30枚作ったり、お兄ちゃんズの洋服を直したりサイズ変更したりと家族の中では右に出るものは居ない位の凄腕の服職人何だ!今回、何で私がメトルにぃと約束してたかと言うと。

 

「はい着いたよ?」「わぁ凄い、あっメトルにぃ居ました!おーいクモンガ、会いたかったぁー!」「あははっ!そんなに僕の相棒に会いたかったのかい?」「うん!」

 

そうメトルにぃの相棒であり糸の使い方や裁縫の師匠でもあるクモンガに会いに来たからです!えっ?クモンガって蜘蛛の怪獣でしょ?怖くないの?全然怖くないよ?てか蜘蛛って益虫だよ?物凄く良い虫なんだよ、人間が攻撃なんかするから怖いってイメージあるけど攻撃しなければ…

 

≪わぁ!フレハ久しぶり!大きくなったなぁ…≫ナデナデ「えへへ!そう?」≪うん、私が最後に見たときはこんなに小さなお姫様だったのに今じゃあ可愛いお姫様になってしまって…ウエディングドレス早めに作ろうかな?そうなるとサイズを……≫

「クモンガ!気が早いよ!まだフレハは子供なんだからそんなの要らないって!」≪おっメトル、お前解るだろう?子供の成長は早い、今は子供だがじきに美しい乙女に成るそして愛する者が出来きその者と婚儀を交わし美しい花嫁となり此処を巣だつその為の物を早めに作って何が悪い?≫

「何が悪い?って、フレハはお嫁には出さないの!ましてやかっかか彼氏何てまだ早いし僕が認めないからな!」

 

こんな風に友好関係を築いたり優しくしてくれるんだよ?、後メトルにぃ私まだお嫁には行かないよ、てか彼氏って何?未だに教えてくれないんだよね家族の皆この際だからクモンガ男の子だけど聴いてみようかな?

 

「ねぇねぇクモンガ」≪なんだい?≫

 

「彼氏ってなぁに?」≪彼氏とはな?「あーあーアァァァアアアァァァァア!!!!」うるさい!お前はターザンかっ!そろそろフレハにも“そう言うの”教えてやれ!このままだと出遅れるだろう!仮にも兄なのだから!≫「お兄ちゃんは認めません!彼氏何てけがわらしい狼を可愛い可愛い妹の側に置くなんてそんなことフレハ、お兄ちゃん達は許しませんからね!」

 

メトルにぃ実はワイドにぃに続く過保護何です。何時もは礼儀正しく何事も敬語や相手を敬い心優しいんだけどクモンガと居るときはこんな風に口調が乱れたりするんだ仲良しだと本当の自分が出てくるんだね。

 

後何気にメトルにぃクモンガの言葉が分かるのは私と同じレイオニクスなんだよ!…あっメトルにぃだけじゃなくてこの船に居る私の家族全員レイオニクスでしかも第二覚醒済み!

 

それは去年バルセにぃが私を助けるためにネオバトルナイザーを使って助けてくれたから、ちなみにバルセにぃのパートナーはサメクジラで可愛くてしかも私が生きていたときに見た作品に出ていた個体より物凄く強かった、あのレッドキングを無傷のままで倒したのはビックリしたなぁ。他の家族の皆も強いんだって!皆のパートナー早く見てみたいなぁ…

 

 

≪んで、メトル早速始めようか…フレハ宿題は出来てるかな?≫「うん!昨日終わったんだ、はい!」≪どれどれ……うん素晴らしい、良くできたね。≫「やったぁ!」

≪これならお嫁に出しても恥ずかしくないね。≫「嫁には出さないけど流石、我が妹よ!姉さん達より上手く出来てるね!」「えへへ、嬉しいな」

 

クモンガが言っていた宿題は花嫁修行の一つ裁縫で早めに練習しとけばお嫁に行ったときに恥をかかないからとお姉ちゃんズに言われてクモンガとメトルにぃを先生変りにして裁縫の基礎や応用などを学んでいます。

 

≪さて、楽しい時間も此処までだな…メトル仕事だやるぞ?≫「分かってる、それじゃフレハお昼ご飯の時にな?」「うん!クモンガ、メトルにぃ頑張ってね!」「お兄ちゃんは後なのかい?」≪こらこら嫉妬しない、フレハちゃんと看板と鍵頼むね?≫「はーい」

 

看板と鍵って何事かと思うけどこれは仕事の重要な環境作りの為に必要なことなんだよ、何故かって?それは私達家族の服に使われてる布の原材料はクモンガの糸なんだ。クモンガが何時も仕事で出している糸は細心をはらいながら全集中して透明で残酷な殺しも出来る最強高度を持つ特別な糸で集中力が切れたら品質の悪いものが出来てしまうのだから誰にも邪魔されないように看板と鍵を掛けるんだ。

 

ガチャン「うん!これで良し。(このあとどうしようかな?)」「フレハー!」「あっダリアねぇ!リーゼねぇ!」

 

この二人は三面怪人のダリアねぇとピット星人のリーゼねぇ!二人ともとっても美人さんで頼れるお姉ちゃんなんだ!

 

「フレハ今空いてる?」「うん」「だったら私達と一緒に下着買いに行きましょ!」「えっ、買いに行けるの!」「るいが頑張って船長を説得してくれたんだ!」「そうなんだ(ゲッ説得したのるいあさんか!でもるいあさんだけじゃあ説得できないはず…と言うことは…まさか!)でも私今ある奴で充分だから…」

 

「駄目よ!あんた、年頃なんだからちゃんとお洒落しないと!」「そうよ!こんなに可愛いんだから勿体無いじゃない!」

 

出たぁー!お姉ちゃんズの中でもツートップを争うオサレ番長のナックル星人のナルネねぇとガッツ星人のガラナねぇ!

 

「可愛く無いですよ…寧ろダリアさん達の方が美人だし…」「やっだ~もうお世辞が上手いんだから~で気を逸らしても無駄よ!」「ですよねぇ~」「リーゼ、どんな服メトルに作ってもらって着せようか?」「そうねぇ?メトルが作りやすい服が良いな」「だったら私セクシーなのが良いな、ほらギャップ萌え狙ってさ!」「ええぇ~ガラナそれは無いよ、フレハは可愛い系が似合うんだから!」「ナルネ何時もそれじゃん!」

 

こんな風に私におしゃれさせようとしてくる困ったお姉ちゃん達です。ほんとに私なんかおしゃれしなくて良いのに…不細工だから本当勘弁して。

 

「おっ何してんだ?」「あっ!バルウにぃ!(ナイスタイムミング!)」

 

この人はババルウ星人のバルウにぃ!何時も美味しいご飯を作ってくれるとっても優しいお兄ちゃん、家族の中で一番料理が出来て和洋中の料理やデザート等のありとあらゆる料理はお手のもので私もバルウにぃと一緒に料理をしています!

 

「助けてくださいこのままだとお姉ちゃん達に着せ替え人形にされますぅ~!」「良し分かったこのまま静かに厨房行こうか、お昼ご飯の準備手伝うだろ?」「うん!」

 

こうして私は、バルウにぃに助けてもらってお昼ご飯の準備をしています。

 

「はーい、唐揚げ出来上がりフレハ、持っていって!」「はーい!」

 

今日のお昼は、唐揚げとお味噌汁とポテサラと豆ご飯としば漬けとデザートは杏仁豆腐!

 

「よいしょっふぅー準備完了!」「OK、じゃ他の奴等は俺が放送で呼ぶからメトルとあいがとるいあ呼んできてくれ。」「はーい」

 

さて私のお仕事の時間だよ!先ずはメトルにぃ!

 

ガチャ「メトルにぃ!ご飯だよ!」「はーい、今いくね?」≪それじゃ食堂でな?≫

 

さて最後に私達の最強で最高の長男長女事、あいがにぃとるいあねぇ!何だけど…あれ今何処に居るのかな?こんなときは!

 

「カモン!ブルちゃんボガール!」≪はーい世界一プリティな四次元怪獣ブルトンさんのご登場!≫「嫌、何処がプリティだよ…んで何かあったのか?」

 

「あいがにぃとるいあねぇ知らない?操縦室みたんだけど居なくて」≪え~しらなぁーいそいつらに興味無いもん興味が有るならフレハのスリーサイどべっ≫「嗚呼、アイツらなら何時もの場所だ」「そっかありがとうボガール。今日のお昼は唐揚げだよ!早く行かないと失くなっちゃうかも!」「おお、そりゃあ大変だ!早くいかねば」「じゃあまた後でね!」「おお!≪フレハ僕もぐぎゅ≫はいはいお前も一緒に行こうな?」≪放せ!ボガール!フレハ!戻ってきて!フレハ!カムバァァァァアーック!≫

 

 

怪獣保護区

 

「うーんと此処に居るはずなんだけど?」がさがさ「くぉー!」ピョン!「わぁ、ちょっと!あははっ!駄目だって!」「チョイ!」「パムー!」「やっあははっ!皆ストップ!あははっ!」

 

ただいま私は小型怪獣達にくすぐられております。誰か助けてください。笑い死んじゃう、でも怪獣に殺されるなら本望かも?

 

≪こらこら、お前達止めなさい≫「あっ!フレハ、大丈夫?」「けほっ、ありがとうミズノエリュウ、るいあねぇ」

 

擽られていた私を助けてくれたのはるいあねぇとそのパートナーのミズノエリュウ

 

≪お前達、いたずらは大概にしなさい?フレハに逢えたからと言ってもこれはやり過ぎだぞ?≫「まぁ仕方無いよね、フレハは兄さんの言いつけであんまり此方に来れないもの。」

 

るいあねぇはお姉ちゃんズの中で一番強くて美人で笑顔が素敵な大人の女性で私の憧れの一人なんだ!そのパートナーのミズノエリュウも物知りで色んな事を知っていて戦わなければならなくなったときは物凄く強くて格好いいお姉さん何だ!

 

「るいあねぇお昼ご飯だよ!後あいがにぃ知らない?」「そっかもうお昼か、教えてくれてありがとう。」≪あいがなら奥に居る、お前達案内して上げて?≫「チョイ!「くぉう!」「パムー!」」「ありがとう、それじゃるいあねぇまたね?」「気を付けるのよ?」≪怪我しないでね。≫

 

さて先ほど擽ってきたこの子達を紹介しよう、ゴジラザウルスに似ているこの子はご存じの通りベビーゴジラ、赤い体で赤い風船を付けてるこの子はご存じのピグモン、最後にパムーの鳴き声でお馴染みのハネジローの仲良し三体組!

 

「結構奥の方に行ったんだね、あいがにぃ…」「チョイ…」

「あれ?どうした嗚呼、そっか此処までしか案内できないんだね?ありがとう此処まで案内してくれて後は私一人でいってくるね?」「くぉう…」「平気よ、ほら早くお行き?用が済んだらまた遊ぼう?」「ヤクソクダヨ!」「うん、約束」

 

…さてと、この奥か…

 

「……」「あいがにぃ…」

 

フレハが声を掛けるとあいがは振り返り少し微笑むと側に来るように手招きした。

 

「…エフィナさん、メガロ、マンダこんにちは」「ふふ、彼女達喜んでるフレハに会えて嬉しいってさ」

 

あいがとフレハの目の前には大きな三つの水晶が並んでおり、その一つ一つに星人と怪獣が水晶の中に入っていた。

 

「あっ…エクリシス変えないと」「嗚呼、それは今さっき終わったんだ…なぁガイガン」ザッ≪嗚呼≫

 

エクリシスはねこの人達の生命維持の為に使っている回復水なんだ…私から見て左側で眠っている彼女はメフィラス星人のエフィナさんであいがにぃの恋人、真ん中で眠っている彼女は昆虫怪獣メガロ、あいがにぃのパートナーガイガン(昭和)の恋人であり婚約者、最後右側で眠っている彼、怪竜マンダでるいあねぇのパートナーミズノエリュウの婚約者

 

「フレハ、僕に何か用でもあったのか?」「うん、お昼ご飯の準備出来たから呼びに来たんだけど…あいがにぃここで食べるでしょ?」「うん、今日は彼女達の側に居たい気分なんだ…」「じゃあ持ってくるね?」「ありがとう…」

 

何故この三人がこうなっているのかあいがにぃに前に聴いてみたら「これは僕とるいあのせいなんだ…僕ら二人が感情のままで行動した罰さ…」それいこう聴いても教えてくれなくなっちゃったけど私には分かるんだあいがにぃが言っていたことが…家族の中で一番強くて格好いい私の憧れのお兄ちゃん…今度は私があいがにぃの心を助けてあげたい、“私”を助けてくれたあいがにぃを…

 

 

食堂

 

「バルウにぃ…」「ん…お疲れさん、はいあいがだろう?取り置きしといたから持っていってあげてくれ」「うん…ありがとう」てくてく「……そうかこの日」「ええ…」≪何の日なんだ?≫「こら、今はそっとしておけ」

 

 

 

 

秘密の場所

 

 

「…なぁエフィナ…フレハの奴さむっちゃ幸せそうに笑ってるんだ、その笑顔な見てるとお前と重なるんだ…お前が笑う顔と一緒なんだ…」

 

あいがはそう言うとエフィナが眠る水晶に額を付けると涙をこぼしながら続けてこう語り出した。

 

「エフィナ…お前の笑顔が見たい…だから早く目覚めてくれ…」≪あいが…(俺も、お前の声が聞きたい…なぁメロ)≫

 

「…(あいがにぃ)」ザッ「っ…!嗚呼、フレハか…飯そこに置いといてくれるか?」「うん、食べ終わった頃に持っていくね…」「嗚呼……ごめんな」「ううん…またね」てくてく

 

「エフィナ…そうだよなこんな弱気じゃお前に皮肉言われちまうな…でももう少しだけこうさせてくれ」≪…≫

 

 

連絡通路

 

「……」[≪何を考えてるんだ?≫][「ゴジラ…今日は起きてるんだね」][≪フレハが悲しんでたから起きた≫]

 

[「ごめん、起こしちゃったんだ…」][≪いや……なぁフレハ≫]「なぁに?」

 

[≪人には時には越えなきゃいけない壁がある俺にもフレハにも、そしてアイツらにもだ≫][「ゴジラ…」]

[≪だから時に支え、時に見守るのが家族ってもんだ、自分が何とかしなければ何て考えんでいい…今は話して来なくても何時かは相談してくれる…だから気長に待とうぜ?≫]

 

[「…凄いね私の考えてることみんな分かっちゃった」][≪3年も一緒に居るんだぞ?って言っても俺はこの中だし、フレハはまだ持たせて貰えねぇし≫][「うん、今こうしてテレパシーで話す事しか出来ないからね…ごめんね後5年待ってね?」]

 

[≪全く、過保護すぎるんだよな…ここのやつらもあの何て言ったか?あー、そうだウルトラマンノアだっけか?そいつも過保護すぎるんだよ!フレハを10歳のガキに戻してそこから8年間つまりだ、フレハが18歳の年頃に成ったらこいつ…バトルナイザー基エターナル・ナイザーを持つことが出来てそんでフレハは惑星ボリスとやらに行き、友人を迎えに行くって訳だが≫][「みんな私に物凄く優しいんだ」]

 

[≪嫌、優しいんじゃねえよ!甘やかされてんだよ!≫][「だよね…あはは…」][≪ボリスとやらに一人で行くとなるとやっぱりあぶねぇ事が沢山有る訳だが、このままだとお前襲われるぞ?≫][「大丈夫私一人じゃないよ?」][≪ん?≫]

 

[「私が居て、ブルちゃんが居て、ゴジラが居るから平気だよ。」][≪おお、そうかってボガールの奴は?≫][「ボガールはここで待ってるって…私の“帰る場所”を守るんだって、何時でも帰れるようにって」][≪ほぉーアイツやるじゃねぇか≫][「うん、格好いいでしょ?私達の友人」][≪だな≫]

 

ふわふわ≪あ~!こんな所にいた!≫「ブルちゃん、どうしたの?」≪姿が見えないから探してたの!お昼ご飯食べた後元気無かったから…≫「ごめんね心配かけて…もう大丈夫だよ」≪良かったぁー≫[≪んじゃ、俺は寝る。またな?≫][「うん、ありがとう…またねゴジラ」]

 

 

ドガーン

 

≪わっ何!≫「誰かまた突っ込んだのかな?…それとも」

「ひゃっはー!金と食いもんと女をよこせぇー!」≪下品な賊だったね…フレハ、やる?≫「練習相手に為るのかな?何か弱そうだし…」≪それじゃ僕が飛ばす?≫

 

「おっブルトンじゃあねぇか、こいつは高く売れるぞぉ!小娘、そいつを寄越せ!」「ぁあ?」≪あっ…ヤバイ…キレた、えっとこんな時は誰か召喚だ!≫しゅん

 

「おっさん…今何て言った?」ポキッポキッ「聞こえねぇのかよ!ブルトンを寄越せって言ったんだよ!こいつは高く売れるぞぉ!何せ四次元怪獣だからな、オークションに売れば遊んでぶべらっ!」ドガン!

 

フレハは両手を軽く鳴らすと肉眼では見えない速度で正拳突きを食らわせた。

 

「オークションだぁ?遊んで暮らせる金が手に入るだぁ?…ふざけんじゃねぇよ、誰がてめぇ見たいな賊に命を金で売り買いする奴に私の大事な友達を渡すか!」がらがら「こんっの餓鬼ぃ!俺様を誰だと思ってる!次期レイオニクス後継者で残虐の業火の異名を持つマグマ星人のヘルファ様だぞ!」「んなもん知るか、私は家族と友人以外は興味無い!とっととこの船…嫌私達の家からされ!」「んのぉ!良くも俺様を怒らしたなぁ!」バッ

 

そう言うとヘルファはバトルナイザー?を取り出した。

 

「ふぅん、あんたさレイオニクスじゃあねぇだろう?」「何ぉ!俺様は生粋のレイオニクスだぞ!」「じゃあ言わせてもらうとそれ作ったでしょ、バトルナイザーを見よう見まねで。」

 

そう何故、バトルナイザー?と表記したのかフレハの言う通り遠くから見れば形はバトルナイザーに似ているが間近で見るとあちらこちら歪な形で色合いも本来なら青と白のコントラストが綺麗なはずなのにヘルファが持つそれは灰色の機体が見え中の配線も丸見えである、これをバトルナイザーと言って良いのかさえも分からないほど悲惨な状態である。

 

「ぐぬぬ!でもこいつはちゃんと怪獣を操れんだぞ!こい!ブラックギラン!、レッドギラン!そしてマイスィートハニー♥️ローラン!」

 

何とお粗末なバトルナイザー擬きから怪獣が出てきた。

 

「ふーん、成る程ね?カプセル怪獣システムを使い更に自分に従うように洗脳超音波をそれから流してるんだろ?(人間サイズの双子怪獣ブラックギランとレッドギランそれに宇宙鶴ローランっててめぇもローランLOVEか!)…ん?」

 

≪タスケテ…≫≪モウ、ダレモキズツケタクナイ≫≪ダレカ、ワタシタチヲ…≫

 

「(この声のトーンまさか!)っ!」

 

「へへっ!怖じ気付いたか!まぁ仕方がねぇか俺様の最強の相棒と美しい花嫁♥️だもんなぁ!冥土の土産に教えてやるよ!このブラックギランとレッドギランは中々強くてな、ある星で捕まえたんだよ!苦労したぜ?何せ逃げ回るもんでな?俺様が仕掛けた罠に引っ掛かっても逃げ回るからよそこから殴る蹴るをして弱らせてやっと手に入ったんだよ、そしてマイスィートハニーとの出会いはよこいつらを捕まえた先で居てよどの宇宙鶴ローランより物凄く別嬪さんだからよありがたく俺様の花嫁にしてやったんだよ…まぁ、こいつにしまう前に“色々”気持ちよく楽しませてもらったしなぁ…」

 

「(色々ってまさかこいつ!)…」キッ

 

それを聞いたフレハは両手の平をきつく握り、瞳は優しく慈愛のある物から鋭く人を殺せる位の憎しみや怒りを含んだ物に成っていた。

 

「まさか、怪獣にも“初めて”が有るなんてなぁ得したわそれも“三体共”こいつらイイ声で啼くからよぉ手加減あっ嫌そもそもしてなかったわ!アッハハハ!!!!」

 

「(彼女だけじゃなく、彼らにまで…!)…ろす」「嗚呼?何だって?」「殺すって言ったんだよ…跡形もなく貴様を殺して殺して殺しまくってやる!」

 

そう言った彼女の顔は憎悪に満ちており普段の彼女の優しい顔が今は面影の一つもない状態である。

 

「ひっ!ひぃぃい!てめぇら!早く俺を守(ザン)ぎゃぁー俺のうでがぁ!」

 

ヘルファはそう言って怪獣達に命令をしようとした瞬間斬撃の音と共にバトルナイザー擬き持っていた腕が地面に落ちたと同時に痛みが巡りその場で転げ回っていた。

 

≪イヤダ、モウコワイノハヤダ≫≪アイタイ、イトオシイボクタチノトモニアイタイダケナノニ≫≪タスケテ、ダレカ≫

 

その場で頭を押さえ涙を溢し苦しむ様子を見たフレハはさっきとは違ういつもの優しい顔に戻りそして優しくゆっくりとした声のトーンで彼らにこう問い掛けた。

 

「大丈夫だよ…もう怖いことも悲しいことも全部私が取るから、だからもうなかないで。」≪コノコエハ!≫≪ボクタチノイトオシイトモヨ!≫≪コンナスガタデハアイタクナカッタ!ケガレテシマッタコノスガタデハアナタニダキシメテモラエナイドコロカフレルコトスラデキナイ!!≫「君達は穢れてないよ、だって心が美しいままだから…ごめんね、私のせいで辛い思いを今までさせて。でも安心して今こいつの呪縛から解放してあげるね…」

 

そう言うと両手を胸に付けそこから優しい色をした光の粒子をそっと離すように三体に振りかけた。

 

≪アア、この暖かい光は君の優しい心≫≪何時も僕たちに向けてくれる優しい心だ。≫≪またこの暖かいぬくもりに触れることが出来るなんて…ありがとう≫

 

ブラックギラン、レッドギランそしてローランの順で光が降り掛かった後三体は静かに瞳を閉じ眠りについた

 

「皆はもう大丈夫だね……後は貴様だけだ。」「ひぃ!」

 

フレハは床に寝そべってるヘルファの頭を鷲掴みにすると空いた片方の手の爪を長く鋭い物に変化させると、振りかぶってその首を取ろうとした瞬間。

 

ガシッ「止せ…フレハ。」だきっ「フレハ!駄目だっ!」≪ギリギリセーフ!≫「止めないでよ…朧、ヴォルティス」

 

間一髪の所で止めたのはフレハが唯一信頼出来る数少ない星人の友ザムシャー星人の朧とヘルファと同じマグマ星人のヴォルティスだった。

 

「フレハ!無事か!」だっ「あいがにぃ…」

 

「フレハ…もういいんだ、だからそれをしまってくれ。」「フレハ…お前が汚れる必要は無い、優しく慈愛のある笑顔を見せてくれればそれでいい…だから頼む、そんな辛い顔をしないでくれ」「っ!……ごめん」ダッ

 

二人に説得されると掴んでいた頭を話し三人と一体に背を向けその場から走り去った。

 

≪フレハ…っお前のせいで…お前みたいな奴のせいでフレハが!彼女の心が傷ついた!≫「さて、こんな生ゴミを早く処理して僕はフレハと向き合わなきゃいけないしあそこで寝てる可愛い怪獣達を手当てしなければ…ヴォルティス、君やるかい?」「嗚呼、仮にも俺はこんな屑の同胞だからなぁ…胸糞悪ぃけど任せろ…」「某は一足先にフレハの側に。」「嗚呼、頼む。今のフレハの状態じゃあ「アレ」をやりかねん…」「解った。」

 

 

展望室

 

 

「…」「……フレハ」

 

フレハに声を掛けようとした朧はその場で止まってしまった何故なら彼女が泣きながら歌を歌っていたから。

 

家の近くの線路に

小さな花が咲いてた

日陰で俯くように

誰にも気づかれないまま…

 

なんだか… なんだか…

やるせなくなる

なんだか… なんだか…

儚く見える

なぜ僕は この世の中に

生まれたのだろう?

 

青い電車が通って

風に花が揺れてる

今にも飛ばされそうな

名もないちっぽけな存在

 

ホントに… ホントに…

愛おしくなる

ホントに… ホントに…

誰かに似てる

なぜ僕は この片隅で

生きてるのだろう?

 

それでも名もない 小さな花は

限りある季節を せいいっぱい咲き続けて

いつの日か枯れる その時は来るまで

自分から土にはなりません

 

なんだか… なんだか…

やるせなくなる

なんだか… なんだか…

儚く見える

白い花びら

ホントに… ホントに…

愛おしくなる

ホントに… ホントに…

誰かに似てる

なぜ僕は この片隅で

生きてるのだろう?

 

家の近くの線路に

小さな花が咲いてた

誰にも気づかれなくても

こうして 僕だけは見てる

 

「……」「この歌さ、私が小さい頃いとこにたまには別の物を観ようって言われてさ、そんときに映画の挿入歌で流れてたんだ…ほら、所々歌詞が私に合っているでしょ?」「…」

 

そう言うと、朧に背を向けた。

 

「朧、私が怖かったでしょ?駄目だね私って、すぐ感情で人の命を奪おうとするなんてね…本当……愚かで浅ましいね…これじゃあ、あの人達と変わらないじゃない私を裏切り貶めたあの人達とさっきの私……一緒じゃない!」

 

ギュ「……それは違う…貴殿は優しい心を持っている、それ故、友のために誰かの為に怒り悲しむ事が出来る…今回もそうでは無いか?」「っ…そうだよ、あの三体私の友達なんだ…私が何時までも此処に居て迎えに行かなかったから彼女たちが傷つき悲しんだ、他の所でも同じ目に有ってるかもしれないそう思ったら私の中から真っ黒い物が出てきてもうどうしようも出来なかった…何とか理性を保ちながら彼女達を助けたけどアイツを観たとたん黒い物が更に出てきてもう自分自身じゃ止められなかった。」「…某は、怖かった。唯、強さを求め戦い己を極める事しか出来ぬ某を貴殿は優しく微笑みその手を差し出してくれた…友になろうと差し出してくれたその暖かな手の温もりが、慈愛のこもった瞳が、微笑んでくれたその顔が穢れた血で汚れるのが怖かった!」「朧…」

 

「ウルトラマンノアの手紙否あいがから貴殿の過去を聴いたときにはゾッとした…そんな事が出来る輩の中で苦しみ悲しんでいた、某もヴォルティスも怒りの度を越えてもはや愚かな者として観ていた…某はもっと早く貴殿…フレハに出会っていたらそなたを助けられたのだろうか?私が側に居てやれたかもしれない。とまで考えてしまうぐらいに大事な存在なんだ……」「お…ぼろ」

 

「そうだぞ…フレハ。」「ヴォルティス…私……」なで

 

「誰も信じられなくなったこの俺の心を動かし今やお前の親友の立場に居る俺がお前自信を恐れるわけねぇだろが…」「お…ぼろ、ヴォ…ル…ティ…ス」ポロポロ

 

「泣け泣け、泣いて真っ黒いもんだしちまえ」「またこの感情が湧き出てきても私やヴォルティス、そして貴殿の家族が受け止めてみせる…だから自分を責めるな」

 

「ひっぐ…うああぁああぁあああぁ!!!!!

 

二人の友に抱き締められ大きな涙の粒を溢しながらフレハは泣いた、自身を蝕む黒い感情を過去の出来事を全て洗い流すように、部屋に大きく木霊する泣き声は友を苦しめてしまった事に対しての懺悔や苦しみ、悲しみを表すようだった。

 

 

 

 

 

 





はい、今回はフレハの家族を紹介しつつ長男長女である、あいがとるいあの後悔。フレハの苦悩について書いてみました。

出会いから3年が経ち、幸せの意味を感じ始めた時期に過去の出来事や自身に巣くう黒い負の感情とどう接していけばいいのかこれを家族に話してみても良いのか悩みそして自分を助け出してくれた兄を今度は自分が助けようと悩む姿を書きました。

そんな彼女を感じて相棒である彼はかっこよく助言し一時的に彼女の悩みを緩和させました。

そんな和やかな雰囲気で終わるはずがタイミング悪く敵…愚かで醜き心を持つニセレイオニクスのヘルファが登場してしまいました。

こいつは登場させた作者も胸糞悪くなるくらいな下品な奴でした、こいつは目の前でフレハの友人怪獣の一人ブルトンを金儲けの道具にしようとしたりまたボリスで待っているはずの友人怪獣三体を暴行、洗脳挙げ句の果てに“色々”とやらかしたと言ったもんだからフレハの中で過去に起きた彼女自身に降り掛かった忌まわしき記憶が呼び起こされてしまいまるで別人の様な雰囲気になってしまいました。そりゃあそうですよね、自分がされた事が大切な友人怪獣にされてしまえば黒い感情が湧き出てきても可笑しくは無いです。こいつはウルトラマンレオの話で出てきたマグマ星人をベースにし、もしあの話の中でローランがおおとりげんに助け出されなかったらそのままマグマ星人のなすがままの状態になったと想像して書いてみたところ女の敵になったろくでもない奴になりました。

さてそんな感情に支配され止めを刺そうとする彼女を止めたのは武人で有名なザムシャー星人と善良なマグマ星人でした。作中でも書いてある通り彼らはフレハに助けられそして唯一信頼出来る星人の友人である、朧は友の意味を教えてもらい、ヴォルティスは心を救われた。彼らからしたらフレハは自身を本当の意味で見つけてくれた大切な友人であり命の恩人でもある、そんな彼女が薄汚い穢れた血で汚れるのが怖くて仕方がなかった。

最後にフレハが歌っていた歌は僕の花と言う歌で所々自身に重なる所があると彼女は言いました。そう過去の自分に重なるからでもあり過去にいとこに見せてもらった映画の挿入歌でもあるからです。

今回はフレハを暗くしてしまったので次回は彼女が楽しんでいる所を書こうと思います。それでは次回また会いましょう。





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フレハの力・覚醒・暴走

今回はほのぼの系とシリアス回です。

前半はほのぼのとしていますが後半シリアスになっていきます。


あれから二週間たった……壊された場所はバルセにぃを中心に元通りになりブラックギラン、レッドギラン、ローランは体の傷は癒えたが心の傷…精神的な傷はまだ癒えてなくあいがにぃ達が水とご飯をあげても飲まず食べず一時生命の危機に陥りそうになったけど私が側に行くと少しずつだけ水とご飯を食べてくれた。

 

それからは私が付きっきりで看病した、あいがにぃ達やるいあねぇ達のお手伝いが終わった後や元々お手伝いをする用事が無かった時はずっと側に居て少しでも心の傷が癒えるように優しく声をかけたり悪夢に魘されて眠れなくなったときには下手くそだけど子守唄や皆が気に入っている歌等を歌って落ち着かせたりした。

 

その途中で私が倒れてしまって目覚めたら三日間眠っていたと友人で医者でもあるバット星人のエクサにお説教が混じったお小言を言われ、ゴジラに怒られ、あいがにぃ達が更に過保護になってたり、ブルちゃん、ボガール、ブラックギラン、レッドギラン、ローランに泣かれてしまったり、朧とヴォルティスは私が完全に動けるようになるまで世話を焼かれたり(お小言を言ってたエクサも仕事が終わった瞬間に毎日会いに来てくれてた)……なんだが私迷惑ばかりかけてるなぁ…そして今現在

 

フレハの部屋

 

「ふぁ~」≪ブルトンアタック!!!≫ヒューン…ドン!

 

「むぎゅ」ボフン≪フレハ!まだ寝てて良いの!≫ビシッ

 

私の友達怪獣は私限定の過保護に成りました。

 

「でも、早起きは三文の徳…」≪じゃないよ!フレハは良いの!しなくて!≫「ブルトンもしかして起きたのか?」≪ボガール丁度良いところに!フレハがね早起きは三文の徳って言って起きようとすんだよ…君も何か言ってくれよ≫

 

「フレハ寝れるか?」「寝れないと言うか起きる」「はぁ…仕方がないか無理はするな?絶対にだ…!それが出来ないなら…分かるだろ?」≪おおーこえぇ…ボガールこえぇ…≫「うん、分かった…心配ばかり嫌…迷惑かけてごめんね?」てくてく≪フレハ…(別にかけてもいいんだけどなぁ…)≫「(こんなに心配してるのはフレハ…お前だけなんだよ俺たちの心を本当に尊重してくれるのは)」

 

 

 

貴重品倉庫

 

「ゴジラおはよう」≪おお、おはようさん。体調は大丈夫か?≫「うん」

 

≪そうか…今度からは自分も大事にしろ…分かったな?≫「うん、ごめんね」≪謝ることはない、それぐらい大事だったんだろ?あいつらが。≫「うんずっと側に居たから…私の信じれる友達なんだ。」≪そうか…≫

 

「フレハ」「あいがにぃ!おはよう!」タッタッ

 

「フレハ体はもう大丈夫だね?」「うん」ナデナデ

 

「…なぁフレハ…強くなりたいかい?」「え……?」「本当は後2年そのままで居てほしかったけどなぁ僕的にはね?でもフレハに流れている遺伝子が目覚めた今、そんな事出来ないしね?」「目覚めた?遺伝子が?」「フレハ、よく聞いてくれ…君はあの忌まわしき家族の子供じゃないんだ。」「!」≪!(どういう事だ!あの愚か者共の血が流れてないだと!)≫

 

「ごめん隠すつもりはなかった、フレハにはちゃんと伝えようと思ってたんだ18歳に成ったときにね?」「私はあの人達と繋がってない?(じゃあ梨々香とも…)」≪おい!あいが!どういう事だ!それじゃ何でフレハが苦しんだ!本当の親はフレハを捨てたのか!おい!答えやがれ!!≫「っ…ゴジラ…」「ゴジラ何だって?」

 

「あいがにぃ聴こえるでしょ?」「ごめんな、フレハのバトルナイザーの中に入ってる怪獣の声は聞こえないんだ…他の兄妹達のと外にいる怪獣達の声は聞こえるんだけどなぁ?」「そっか…じゃあゴジラが言っていたことあいがにぃに伝えるね。」

 

「……うん、ゴジラの言う通りだねそれじゃ納得しないもんね。まずフレハは捨てられてはいない事、両親はこの世にいない事そして何故あの人達の所に居て辛い思いをしたのか…今はこの三つに答えるね。」「うん。」≪今は?≫

 

「まずフレハは捨てられてはいないって言ったね?それは両親がこの世にもういない事と同じことが言えるから」「もしかして……私の本当の両親は死んでるの?」≪!≫「そう正確に言えば殺されたかな」「殺されたって、誰に?」「それはわからない犯人を誰も見ていなかったんだ。」≪誰も見ていない?≫「詳しいことはまだわからないまま…」

 

「じゃあ私は何であんな人達の所に居たんだろう?」「それも分からない…僕の憶測で良いなら言えることがある、金で買われたか誘拐かな?」≪金でって!≫「まさか私はオークションに出されたの?」「嫌、オークションじゃあ無く人身売買路線で」≪っ!それが本当ならたちが悪いじゃねぇか!≫ドサッ「フレハ!」≪フレハ!どうした!≫

 

突然フレハはその場に座り込んでしまった。

 

「結局、私はあの人達の金で買われた道具だったんだ…何で私なの、どうして……」≪っ…フレハ…≫

 

「フレハ、君はもう道具じゃあ無い!今は僕の…嫌大切な家族で掛け替えの無い宝物なんだ!」「あいがにぃ…!」≪そうだ!フレハ、お前は俺の大事な…唯一無二の相棒(パートナー)だ!お前以外の人間じゃ駄目だ!お前だからまた側で時を歩みたいと思ったんだ!だから自分を悲観するな!≫「ゴジラ…!ありがとう…そうだよねもう過去だもん!今私はあいがにぃ達の妹でゴジラが認めたたった一人の相棒(バディ)!こんなことでうじうじしててもどうにもなんないよね!」ニコッ

 

バキューン!ドサッ「っえ!あいがにぃ!どうしたの!」「(天使!フレハ、YES!!マイエンジェル&ジャスティス!)何でも無いよ…」

 

と言いつつあいがが口を手で隠しているが指の隙間から血が漏れている。

 

「あいがにぃ!血が!」「大丈夫、これは血じゃなくて愛情が流れ出てるんだよ。(嗚呼、健気な妹よ僕を心配してくれるのかい…お兄ちゃん嬉しいぞ!)」「ゴジラ!どうしよう!あいがにぃが…ゴジラ?胸を抑えてどうしたの?」≪……≫ぷるぷる

 

ゴジラに助けを求めようとしてウィンドウを見たらゴジラが自身の胸を抑えながらフレハに背を向けて小刻みに震えていた。

 

「大丈夫?エクサの所に行く?」≪嫌、平気だ…少ししたら収まる(誰のせいだと思ってんだ…この野郎!)あいがも少ししたら収まるだろうからそっとしとけ。≫「あいがにぃ大丈夫何だ!良かった!ゴジラもあいがにぃも無事で!」ニコッ「ゴフッ!エフィナ、僕の大切な妹は天使でした。」ガクッ

バキューン!≪うっ!(くそっ!可愛いじゃねえかよ!てか収まれ!)≫ドサッ

「嫌ぁぁあー!あいがにぃ!ゴジラァ!誰か!エクサぁぁああー!」

 

この光景を言葉に表すなら口と鼻から血を流し安らかな顔で仰向けで倒れてる長男(笑)とパートナーの笑顔と言葉でノックアウトされた怪獣王と最強の二人をノックアウト状態にした美少女が泣きそうな目をしながら友人に助けを求めていた……なにこれカオス

 

 

数時間後……

 

医療室

 

 

「ぐすん…ぐすん。」「大丈夫、ほらもう泣かないの。」

 

「あらら、見事にノックアウト状態に成っとるなぁ…何したん一体?」「…それは当事者に聞かないと解らんだろう。」ビー「エクサー!絆創膏ちょうだ…何が起きた。」「あっガラナ何しに来たの?」「嫌、絆創膏貰おうかなって…で、何でフレハ泣いてるの?るいあ姉さん何で居るの?ヴォルティスと朧まで…」「えっとねぇ…兄さんとゴジラがね?……ってことなのよ。」「うんうん…成る程大体理解したわ!フレハ、気にしない気にしない!あんたのせいじゃあないわよ!」「ぐすん、でも…」

 

「ふぅ、終わったぞ」「エクサー!」

 

ダキッ「っ!なんっ!フレっ!!」うるうる「エクサ!ゴジラは?あいがにぃは?大丈夫なの?」

ドキッ「///!だっ大丈夫だ、今二人ともゆっくり休んでいる…だから…その」「良かった!エクサ!ありがとう!」

ギュッ「っ!///// !!!?!(嗚呼あぁぁあ!)フレ、ハ、!」

 

エクサがため息を付きながら医療室の広場へ出てくるとフレハはエクサに抱きつくと目を潤めてエクサの顔を見上げ二人の無事を聞いていた。

 

一方エクサの方は友人が涙目で抱きつきながら上を見上げてきたのを見てどぎまぎして少し言葉をどもりながらも医者として友人として安心させるために二人は大丈夫な事を言い早く離れてもらおうとしたらフレハが満面の笑みでお礼を言いながら更にきつく抱きついてしまい心の中で叫んでおきながらもその両手はしっかりフレハの体を抱き止めていた。

 

ムスッ「……」「エクサ…あの野郎…」「……ふふ。」「へぇー…」

 

そしてそれを面白く無さそうに見ていた友人×2と笑顔ながらも物凄い形相でエクサを睨むように見つめてる姉二人が今現在此処に降臨していた。…姉が怖い((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

「フっフレっハ…そのはな…「朧ー!」っ…」ぷるぷるガシッ「よぉ…エクサさんよぉ…あんた良い思いしてよぉ」「っ!なっ!ちが!」「違うって何がだぁ?…おいこら…!」

 

「っ…!フレハ?どうし…」ガシッ「朧!二人とも無事だったよ!」ニコッ「っ!(この程度で心が揺らぐとは!くっ、修行が足らん!)そうか、良かったな。」「うん、あっそうだ!私バルウにぃに言って飲み物持ってくるね!」だっ

 

「っ…はぁはぁ…」「おおぉ…よく耐えたなぁ朧」「某を甘く見ては困る…ヴォルティス一つだけフレハに関して分かったことがある。」「おう、何だ?」「あやつは笑顔で人を殺せる…それは我ら宇宙人でも怪獣でも構わずにな…」「それに堕ちた俺達がいえることか?」

「フッまぁな、それにあやつの笑顔は人を癒す力がある。」「嗚呼、あの笑顔を見ると安心して心が安らぐ…どんなに荒れていた心でもあの笑顔を何度も見ると落ち着く。」「そうなんだよなぁ…何かあの笑顔見るともっと笑顔にしたくなるんだよ。」「「嗚呼、それは分かる。」」

 

 

「んで兄さん何で倒れたの?ゴジラもろとも。」「るいあ、僕は妹に殺される…あっでも花嫁姿を見るまではってフレハはお嫁にやらーん!」ベシッ!!「うるさい、病人静かにして!」

 

≪ふぅ何とか収まった…≫「凄いねぇ最強の怪獣王とも言われるゴジラさんが年頃の少女の笑顔でここまでやられるとはね?」≪仕方ねぇだろ?バキューン!ってハート撃たれたんだ。≫「ゴジラ良い歳して心臓撃たれるとかもしかして…ロリコン?」≪バカ!違げぇし!俺はロリコンじゃあねぇーよ!!≫「違うの?」

 

≪たっく…俺の事何歳だと思っていたんだ…≫「三十代後半?」≪誰がおっさんだ!あいがみたいな人間で言えば俺はまだ15歳だ!≫「はっ!あんたまだ未成年!しかもフレハより2歳年上!?やっだぁ~じゃあフレハに心奪われたのね!」≪ばっ馬鹿か!べっ別にそんなんじゃぁねぇよ!…ただ、フレハの笑顔を見ると胸が苦しくなるってかこの辺がきゅって…何言わせてんじゃ!ごらぁ!!≫「あら、それじゃ嫌いなのフレハ事?」

 

≪嫌いじゃねえよ!てか嫌いになれねぇよ、そりゃさあいつ自分から不細工など心が壊れてるなどって言ってるけど本当は物凄く美人で髪の毛とか整えたらどこぞのアバズレなんかより良い女で心優しくて暖かい温もりをくれるんだよ。あとさ結構真面目でさ何かひとつの事をやりきるまで諦めないんだぜ?その結果無茶したり倒れたりするんだけどそこもちょっと可愛いなって…だから言わせてんじゃねぇーよ////!!≫「わーお(あらら、これはもとっくのとうにフレハに堕ちてたんだわまぁ…妹よ…恐ろしい子)」

 

「あいがにぃ!ゴジラ!紅茶淹れてきたよ?」「おおぉフレハありがとう」≪紅茶?何だそれは?≫「えっとね紅茶は…「摘み取った茶の葉と芽を萎凋(乾燥)させ、もみ込んで完全発酵させ、乾燥させた茶葉。 もしくはそれをポットに入れ、沸騰した湯をその上に注いで抽出した飲料のこと。 なお、ここでいう発酵とは微生物による発酵ではなく、茶の葉に最初から含まれている酸化酵素による酸化発酵である。」エクサ!」

「エクサァ…(お前!せっかく我が天使フレハが説明しようとしたのに!)」≪へぇー変わった飲み物だなぁ…≫「更に紅茶には色んな種類があるんだけどこれは長くなりそうだから語らないでおこう」

「エクサはやっぱり凄い!色んな事を知っていて格好いい!」

 

「っ!まっ、まぁ私は天才医師で居なければいけないからな、たまたま知ってただけさ!私は基本的医学に役立つ知識しか無いから。」「そんな事無いよ!エクサは自分から医学に役立つと思って色んな知識を勉強したんでしょ?天才だからじゃあ無く真面目で勉強熱心で頑張り屋のエクサだから凄い医師になれたんだよ、天才だからとかそんなの関係無いよ。いくら天才だ秀才だって言われても努力しなければやがて地に落ちる…だってそれは他者に付けられた期待と言う名の枷だから、勝手に枷を付けておいて自分達が望んでない者になったら手の平を返す…愚かな人達だね。でもエクサはそんな枷を乗り越えたから凄い医師になれたんだよ。」

 

「フレハ…!(君はまたそう言ってくれるのか、あの時の様に…)」

「だってね、私が一番自慢できるクールで頑張り屋なんだけどお節介で小言ばっかり言ってくる凄腕天才医師はこの世で一人、友人のエクサだけだよ!」パチッ

ドキッ「っお節介で悪かったな!チラッ…(フレハ…)///」キュン

 

ウインクしてそう答えるフレハとフィッと顔を反らすが仄かに頬を染めいとおしくフレハを見つめながら微笑むエクサ…そう二人の間には甘酸っぱい雰囲気が漂っていた…ってアオハルか!

 

 

ズズ「おぉ青春だねぇ…(エクサ後で〆る)」ズズっ「そうね兄さん(エクサ君後で私とお話ね?)」サクサク≪あの野郎(怒)…(何顔を赤くしてんだよ!フレハは俺のだっつうの!)≫

 

それを全て見ていた長男&長女と怪獣王は各々心にエクサ後で〆ると心に想いながらフレハの淹れた紅茶とクッキーを嗜んでいた…だからあんたら怖いんだって((;゚Д゚)ガクガクブルブル

 

「あっそうだ、あいがにぃ私に強くなりたいかって言ってたけど?」「嗚呼!ほらフレハも大分大きくなったしそろそろ修行しても良い頃合いかなって…フレハは強くなりたいか?」≪……≫

 

「私は…強くなれる?」「鍛え方によってはね?」「守れる力も付く?」「嗚呼」「……私は強くなれるなら成りたい、今まで守って貰ってばっかりだったから今度は私が皆を守りたい!」「……良い目だ、決意は揺らがないね?」「うん!」≪へっあいが!こいつは真面目で頑固だぜ?それを聞くのは野暮じゃねーのかよ。≫「嗚呼、知ってて聞いたんだよ、でも聞くまでもなかったね。」「兄さん、それで何からやるつもり?」「そうだねぇ先ずはレイオニクスの力と性質を測ろうかな?」「性質?」

 

性質とはレイオニクスと成った者に必ずある性質で簡単に言えば個性とも特性とも言える。あいがにぃは目の力だけで他のレイオニクスや怪獣達を怯ませたり気絶なんかさせることもできる、るいあねぇはレイオニクスバトルの時、パートナーに声を掛けるときに力を乗せて応援や技の指示をすると通常の何倍にも力が上がるんだって!他のにぃやねぇ達のはいろいろありすぎて分からないんだって。

 

「んでフレハの力を測るための場所は別のところにあるんだよねぇ。」「え、まだ兄さんマルチバース出てなかったの!」「てかここら辺拠点にしてるからなぁ出るとか無いんだけどねぇ。」「わぁ!本当にシャボン玉みたい!」≪ほぅこれが多次元宇宙(マルチバース)こんなかに俺の世界も入っているのか…≫「えっとね…おっあったあったフレハしっかり捕まってて」「うん!」「エンジンオールクリーン!オバードライブシステム作動。」「バースト!」キュイイイン…ドーン!

 

「兄さん…まだ…!」「衝撃が凄い…!ゴジラ、バトルナイザーに!」バッ≪ちょ!待て!≫シューン「ここなら、ゴジラ安全だね…っ!」「っ…あと少し…!」「っく!るいあねぇ…まだ…!」「到着まで…三…二…一っ…」しゅん

 

怪獣墓場

 

「ほらフレハ、此処が力を計る場所だよ」「怪獣墓場?」「そうよ…さぁおいで」てくてく

 

 

「あいがにぃ、どうやって計るの?」「んーとな?まずフレハは僕の前に来て目を瞑る、そうしたら僕がレイオニクスの力をフレハに流すからフレハは出来るだけ我慢しててね?」

 

「うん、それだけ?」「そっ!それだけじゃあ行くよ?」

 

フレハは言われた通りにあいがの前に来て目を閉じた、それをあいがは確認しフレハの頭に手を置いてレイオニクスの力を少しずつフレハに流し始めた。

 

「……(何か変な感じがする…っ!)っく!がぁ!ぁあぁあ!」「っ!兄さん!フレハが!」「おいおい、早すぎるでしょう!(っ!暴走もそうだけどこの感じやっぱり遺伝子が強すぎるんだ!)フレハ、聞こえるかい?もう少し待ってて!」「っ…グルルルル…!あいが…にぃ…!」「?フレハ?」「大丈夫、私…我慢できる…から…っぐう!」「(フレハ?もしかして!)兄さん!」「(第一覚醒は既に終わっていただと!この状態はまさか!)るいあ離れて!」「ぁあぁあぁあぁあぁあぁあ!!!!!!!」ドガーン

 

ズサァー「っ!兄さん!フレハ!」「るいあ、僕らは大丈夫だよ」「はぁはぁ、るいあねぇ…」

 

大爆発したあとからあいががフレハをお姫様抱っこして現れた

 

「フレハ!っ兄さんこれ!」「嗚呼、第二覚醒だよ…しかもこの力…僕を超したよ」「それじゃこの子!」「真のレイオニクスバトルができる…それとフレハ、性質解ったよ。」「私の個性?…」「うん、フレハはね歌を歌うとパートナー怪獣達に力を与えたりフレハが治って欲しいと想った怪獣達を治したり眠らせることがね出来るんだ…後もう一つ性質があってね?」「もう一つ?兄さんそれは?」

 

「うん、フレハ約束して欲しいことがある。」「約束?」「決して憎んだり恨む等の負の感情を人に出さないで、どんなときも冷静に心を落ち着かせて…そして人を絶対に殺さない事……フレハ、君がどんなことをされてきたのは知ってる、怨むなとか殺すなとかこんなこと言っても苦しいと思う。だけどこれはフレハの為なんだ…ごめんね辛いことばかりさせるようなことを約束してだなんて、僕やっぱ駄目だな。」「兄さん…」

 

「あいがにぃ…あいがにぃは駄目じゃ無いよ…私の為を思って言ってくれてるんでしょ?」「フレハ!」「約束守るよ…だから悲しまないで…」「っ!」ギュッ

 

あいがはフレハを強く優しく抱き締めた。

 

「(フレハ、何て優しい子なの…そんな子が何故辛いことばかり会わなければならないの…)っ…!誰か来る!」「フレハ、少し寝ててな?」「うん……スゥスゥ」

 

ザッザッ「で、何のようだ?はるばるこんな所までやって来るなんて、結構暇なんだなぁ…宇宙警備隊隊長さん嫌ウルトラ6兄弟長男ウルトラマンゾフィーって言った方が良いか?」「っ!」

 

あいがとるいあの後ろから現れた人物はウルトラマンゾフィー(人間サイズ)であった。

 

「仕事狂のあんたが此処に来るなんてなぁ…」「これでも結構忙しいんだよ?仕事に区切りが出来たから会いに来たのに…」「へぇーだからと言って随分と警戒してるじゃぁないかい…三人…いや四人、後ろで飛んでこちらをうかがっているけど降りたら?ウルトラマン、ウルトラマンセブン、ウルトラマンタロウ後…あんた程の人が此処に来るなんてなぁやっぱり暇なんじゃないの宇宙警備隊大隊長ウルトラの父事ウルトラマンケンさんよぉ。」

 

あいががふとゾフィーの後ろを見てこちらをうかがっている光の戦士を見て一言そう言うと四人はゾフィーの後ろに(人間サイズで)降り立った。

 

「我々の気配を感じるとは!」「伊達に船長やってないからな?」「その子は?」「嗚呼、この子は妹のフレハだ」「!もしや…その子は暗部 香(あんぶ かおる)っ!」じゃき「っ!父さん!」「っ!」「待て!…あいが、落ち着け」

 

「これが落ち着けるか?フレハの前で呼ぶな…この子の名前はフレハティル!二度とその名前で呼ぶな」「(やはりこの子はダークアースの)すまない」「分かれば良い…」「次この子の前で言ったらどうなるか…ふふ」

 

「んで、こんな所に来るってことは何か用事でもあるのか?」「調査しに来たんだよ表向きはね」「表向き…フレハか?」「嗚呼、我々は後悔していた…一人の少女を救う事が出来なかった…嫌我々のせいで彼女に辛い思いをさせてしまった。」

 

ウルトラの父はそう言うとフレハの頭を優しく撫でいとおしく見つめるとあいがの腕の中にいるフレハを見て一言こう言った。

 

「なあ、あいがよ…頼みがある」「おっ、大隊長さんが頼みとは何だ?」「フレハを抱かせてくれないか?」

 

ウルトラの父にそう言われた兄弟の反応は勿論。

 

「「嫌だ(よ)」」ですよねぇ~

 

「頼む」「嫌だ、僕の妹だから」「貴方に渡したらフレハが潰れる。」「30秒で良いから」「はぁ…わかった、落とすなよ?」「!嗚呼」

 

あいがは観念してため息を付くとウルトラの父に了承してフレハを渡した。

 

「おおぉ…軽いな」「やっぱり?最近何か軽いなと思ってたんだけど当たってたか。」「起こさないでよ?」「嗚呼、気をつけ「ううん…」っ!」「ほら言わんこっちゃない」

「っ…(あれ…あいがにぃじゃあ無い?誰だろう…暖かいなぁ…そしてここ落ち着くし何か守られてる感覚がする…これって昔仲が良かった友達だった子が言っていたお父さんの腕の中なのかな?…何だかぼんやりしてきた、これ夢だ。もしかしたら朧かも知れないしヴォルティスかも知れない…けど夢の中だから言っても良いよね…嗚呼、何だかまた眠くなってきた。お休みなさい)むにゃむにゃ…「ほっ良かった寝てくれた」お父さん」ニコッギュッ

 

バキューン!

 

「っー!!」「嘘…でしょ…フレハ…!」「フレハ、この人はお父さんじゃあ無いからね?」

 

フレハが寝言でウルトラの父の事をお父さんと言ったとたんウルトラの父は悶えあいがはその場でショックを受けるいあはフレハの耳元で否定の言葉を真顔で言っていた。

 

「っー!タロウよ…私は決めたぞ。」「父さん?」「この子を私の娘にする!」「え?と言うことは…私の妹に成るのですか!?」「おいおい、なーに勝手なこといってくれとんだ?」「首もぐわよ?」「…タロウ少しの間彼女を頼む、あいがと話し合わなければならない。」「父さん!待ってくださっおっとと」

 

かくしてウルトラの父VSあいが&るいあの論争バトルがここに開幕した。嫌せんでええよ!

 

「ウルトラの父随分と張り切ってますね。」「ごめんねフレハ、気持ち良さそうに寝てるのに…」「…ゾフィー兄さん彼女随分と髪の毛が長いですね?嗚呼、顔に掛かって…っ!」「タロウどうした?」「?」「ゾフィー兄さん、マン兄さん、セブン兄さん!この子の顔よく見てください!物凄く可愛いですよ!」「っ!」「おおぉ」「これはかわいらしい顔だね。」

 

タロウがフレハの顔に掛かった髪をどかすと一瞬ビックリしてからほかの兄弟を呼んで微笑みながら会話していた。

 

「まだあどけなさが残ってるがとても可愛い。」「顔ちっちゃいなぁ…って首とか細い!」「そう言われれば、体全体細い嫌細すぎる。」「……」ぷにぷに

 

ゾフィー、セブン、タロウ、マンの順でフレハの事を話しているのだか…我らがヒーロー初代ウルトラマン、無言でフレハの頬を突っついて何してるのでしょうか?

 

「……」ぷにぷに「マン兄さん止めてあげてください。可哀想です。」「……」ぷにぷにぷに「マン?何してんだ?そろそろ終わりにしろ。」「………」ぷにぷにぷにぷにぷにぷに「ウルトラマン?そろそろ彼女起きるよ?」「……柔らかい…癒されるぞ?」

 

癒されてんのかい!

 

「ううん…あれ…?」「あ~あマン兄さんのせいで起こしちゃったじゃないですか。」「すまん」

 

チラッ「やぁおはよう。」「………」「どうした?」「動かなくなっちゃった」「おーい、大丈夫?」「ぃ……(ぷるぷる)」「「「「?」」」」

 

 

いにゃあぁぁぁああぁああぁあ!!!

 

フレハ絶叫。そりゃあそうですよね、ウルトラ6兄弟の長男と次男と三男と六男が目の前に居てしかも六男にお姫様抱っこをされていたら叫びますよそりゃあ。

 

「降ろしてぇえぇえ!」じたばた「うわっ!暴れないで、落ちるから!」「落ち着け、何もしないから!」「みゃあああ!!あいがにぃいい!るいあねぇぇえええ!」「今二人呼んだら不味い!」「大丈夫だ、まだあそこで論争している。」「冷静な判断は良いが、この状態を止めるのを手伝ってくれ。」「やぁぁああ!」シュン「なっ!これはまさか!」

 

パニックになったフレハの叫びに応じてバトルナイザーが現れたってことは勿論。

 

バトルナイザー・セットアップ!!」[音声認識確認しました。バトルナイザー起動!]

 

「なっ!」「これはあの人の!」

 

「モンスロード!」[モンスロード・Ready?]バシュン

 

「っ!物凄い力!」「っ!」

 

スロットのウインドウが激しく光輝きフレハは更にパニックで自分の相棒の名前を叫ぶ

 

ゴジラァアア!

 

 

        ドン!

 

 

「ディガァァァアァアアオン!」

 

[ゴジラ降臨!]

 

「っ!ゴジラだと!」「何故ゴジラが此処に!」「もしかして彼女のパートナーなのか!」

 

「≪ん?この感じ、呼ばれたみたいだが?…っ!何故、光の戦…フレハ!!こいつら何してやがる!≫グルルルル!」「っ兄さん!」「不味いな、下手に動いたら此方がやられる。」

 

「≪早くフレハを離せ!≫ディガァァァアァアア!」「っく!凄い声だ!」「はっ不味い!攻撃が来る!」

 

ゴジラは一吼えすると口内に核エネルギーを貯め始めた。

 

「≪離す気がないのなら喰らえ!≫グルル!」「くっ!バリヤーが間に合わない!」「≪スパイラル熱線!≫」「させないわ、ミズノエノリュウ!」シュン「≪るいあ任せて!八頭激震光!≫」ドーン!「っく!」「ミズノエノリュウ!」

 

「フレハ!」「皆、大丈夫か!」

 

ゴジラが熱線を吐くのと同時に騒ぎに気づいたるいあがミズノエノリュウを呼び必殺技で熱線を打ち消しその後からあいがとウルトラの父が駆け寄ってきた。

 

「あいがにぃいい!るいあねぇぇえええ!助けてぇえ!」

 

「あ~はいはい、タロウごめん…フレハをこっちに」「はい。」さっ「はーいあいがにぃですよ~落ち着け…なっ?」「うん。」

「フレハ?どうしたの?やっぱり駄目だった?」「違う…ビックリしちゃった…」「何に驚いたのかな?」「…た…ら」≪ん?≫「?フレハ?」

 

もじもじ「…格好いい人がいっぱい目の前にいたから…その…恥ずかしかった…」

 

「ゴフッ(可愛い!)」「っ~!」「ふふ」「へぇ結構恥ずかしがり屋さんだね?」

 

タロウ吐血、セブン悶える、マンとゾフィー微笑む

 

「そうなんだ……へぇ~」「後…ね…えっと…お姫様抱っこをしてくれてた人がね王子様に見えてまた恥ずかしくなったの…暴れたり叫んだりしてごめんなさい。」

 

「ガハッ」ドサッ「「タロウゥ!」」「こっちもごめんね?急に起こしちゃってね?マン…」ナデナデ「本当にすまない。」

 

「お兄ちゃん認めませんからね!」「そっかフレハお年頃だもんね?」≪なんも無かったんだな。≫≪うふふ、可愛いわ。≫

 

 

じゃき……

 

 

「ターゲット・ロックオン…」「いいぜぇ、撃ちなぁ!!」

 

キュピーン「っ!あいが伏せろ!」「まずっフレハ!」

 

 

ズドドドドドドドド

 

 

何者かに銃撃されたフレハ達。

 

≪フレハ!っそこか!喰らえスパイラル熱線!≫ドーン

 

「っ~ぶねぇ!大丈夫か!」「おう此方も大丈夫だ。」「怪我は無いか?」「ありがとうウルトラマン」「フレハ!良かった!」

 

≪貴方たち、何者なの!姿を表しなさい!≫≪っ…この感じ何処かで!≫

 

 

「あ~あ、全弾ハズレかよ~このポンコツ!」「…目標は無傷です。」

 

空から現れたのはいやらしい笑顔をしながら何かの銃を弄っているサングラスを着けた長身の男と全身アーマーで包まれているフレハと同じ年ぐらいの少女だった。

 

「あんたら何者?何故僕らを狙った?…答えろ!」「てめぇに何か用はねぇんだよ!俺は迎えに来たんだよ…なぁ俺の妹…かおるちゃん 」にゃぁ「っ!それ以上フレハに近付くな!」「マン、セブン、タロウ!フレハを守れ!」「嗚呼!」「はい!ゾフィー兄さん!」「…邪悪な力を感じる、お前は一体何者だ!」

 

「おー光の戦士!こんな所にいたのかぁ…全くちゃんと地球守ってくれよな?お前らがいなかったお陰で俺一回死んだんだぜ?まぁそのお陰で俺好みの力を貰えた訳だしそれにまたかおるちゃんとイチャイチャ出来るから良いっか。」「一回死んだ?何を言っている!」「私、あなた何か知らない!」

 

「おーおー薄情だねぇあんなに愛し合ったじゃないか?それにあなたって呼ぶなっていっただろう!」「その声…まさか…そんな!」ぷるぷる「あ?やっと思い出したか、そうだお前の愛しい兄のきょうがだよ。」

 

男はサングラスを外しながら再び卑しい笑顔をフレハに向けた。

 

「あっ…ああ…なんで…きょうが…お兄ちゃん…なんで此処に…」ガクガク「きょうが…?(ノア!誰にやられた!)(あいが、きょうがに気を付けろ…うっ!)…そうかお前がフレハを!(ノアを重症に追いやったのも!)」「きょうがって…ダークアースにいた愚か者で重罪人でしょ!なんで生きてるの!」「≪きょうがぁ…お前がフレハの心を!許さないてめぇだけは許して堪るかぁ!≫ディガァァァアァアア!」

 

「おーおー五月蝿いねぇ…やれ。」「了解」シュン

 

「っ!早い!グァッ!」「ぐはっ」「うっ!」「ああ!」「≪るいあ!良くもるいあに攻撃を!喰らいなさい!≫クァーン!!」「データベース確認、対策をします。」「≪なっ効いていな≫クァーン!!!!」「っ!戻ってミズノエノリュウ!」「≪糞がぁぁああ!≫グルル!」「ゴジラ確認既に対策済み。」「≪グァッ!≫」ドーン

「少し飽きたし早くかおるちゃんとイチャイチャしたいからあれを使え。」「了解、スフィアフィールド発動します。」「これはっ!不味い!フレハを一人にするな!」「おせぇよぶゎあか!」

 

あいが達はフレハ以外攻撃を受けフレハとの距離を放された隙に薄紫色のドームが覆い被さった。

 

「ゴジラ、あいがにぃ、るいあねぇ!」ドンドン

「フレハ!後ろっ…逃げて!」「っ!」「目標確認、生け捕りにします。」バリ「きゃああ!」

「フレハ!このっ割れろ!」「≪あいがどけ!!バーンスパイラル熱線!≫ガァッ!」ドン!シュゥゥゥ「っ!壊れない!」

 

「っ!放してぇ!」「っ!か・お・る…ううっ!」ばっ

「え?」「ちっ(洗脳が解け始めたか)どけ!!かおるぅう!!」ガバッ「ぃ…嫌!」「さぁかおる今度こそ俺の物に!」「嫌ぁー!放してぇ!」「フレハ!フレハァアア!」「このっ!壊れろ、壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ!壊れてよぉ!」

 

「やだ…誰かぁ助けてぇ…」「ハァハァかおるぅう良い匂いだぁ体もこんなに育ってぇ!さあ早く帰ってまたその体に俺の遺伝子注いでやるからなぁ!」「やぁぁああ!」「≪この野郎!!!!きたねぇ手でフレハに触るんじゃねえ!≫ディガァァァアァアア!!!!!」

 

 

「(怖い、怖い、怖い、怖い!)あいがにぃいい!るいあねぇぇえええ!ゴジラァァアァアア!助けてぇええ!」「お兄ちゃんは俺だろうが!」「ひっ!」「止めろ!フレハァァアァアア!」

 

フレハが殴られようとした瞬間

 

「デュワ!」バキ「ぐっいでぇえ!ウルトラマンてめぇぇえぇえ!!!」

 

ウルトラマンがきょうがの顔を殴って止めた。

 

 

「っ~あれ…はっウルトラマン!」「フレハ、大丈夫かい?今すぐ助けるからな?」「はい!」

「ふぅ、間に合った。」「ゾフィー!ケン!」「我ら二人の力を合わせたウルトラテレポートが上手くいったか。」

 

「糞がぁぁああ、てめぇ人を守るのが仕事じゃねぇのかよ!良くも俺の顔を殴りやがって!」「それはこちらの台詞だ、貴様何かを守る訳が無いだろう!幼きフレハを己の欲望で汚し、苦しめ挙げ句の果てに自らの物に成らないなら平気で殺そうとする輩を誰が守るものか!」「ウルトラマン……」

 

「今の私が守るのは正しい心を持つ者達が住む地球とフレハティルだ!」「だまれぇええ!そんなに守りたければ守って見せろよ!」ちゃき「!」ばっ

 

ダッダッ「フレハ!」ガバッ「きゃあ!」バーン

「くっ!」「ぃ…ゃぁウルトラマァアン!」

 

フレハを庇ってウルトラマンがきょうがの銃から出てきた光線を受けた。

 

「嫌、ウルトラマン!」「っぐ私は平気だ…フレハ危ないから下がってなさい。」「おーちゃんと守るねぇ…でもあんた堪えたんじゃないか?」「っぐ…」パキパキ

「ウルトラマンの懐が石に!」「≪何をしたんだ!≫」

 

「っ!これは!」「あはは!ビックリしたかぁ!これはなぁ石化銃なんだけどよ唯石化だけするとあんたらすーぐ復活するからなぁこれにプラスしてなんつうったかな?…嗚呼、レイブラットの能力を使ったんだったわ」「レイブラットだと!あいつは滅んだはずだ!」「嫌、滅んでないんだなぁ…だってこの俺を復活させたのはレイブラットの息子なんだから。」「息子だと!っぐ…力が!」ドサッ「やっと効いてきたか、結構使えるなぁこれ…さぁてかおるこれで邪魔物はいない…俺と一緒に来い!」ぐい!「嫌、放して!行きたくない!やだ…嫌ぁー!」「フレハァァアァアア!」ドンドン!「ディガァァァアァアアオン!」ガン!ガン!

 

「五月蝿いなぁ」パチンバリバリ!!!!!!

 

「嗚呼!」「っ~あいがにぃいい!ゴジラァアア!嫌ぁぁぁああ!」「あっはははは!良い気味だ俺の邪魔をするからだぁ!」

「やだ…(嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌)嫌ぁぁぁああ!」ザシュン「ぐわぁぁ!俺の顔がぁ!」「え?」

 

フレハが叫んだのと同時にあのアーマーで包まれているフレハと同じ年ぐらいの少女がきょうがの顔を爪で引き裂いた。

 

「なんで…私を?」「かお・る…守る…約束…」「約束?」「お・れ・の…大事な…家族…」「はっ…もしかして梨々香?」「生き…てた…」ザクッ!ドサッ

 

ピチャ「梨々香……?」「この役立たず!俺に逆らいやがって!」

 

「嘘…でしょ?……梨々香?梨々…香…嫌…い…や」バリバリ「さぁ!早くいぞ!」

 

「嫌…梨々香あああぁああぁぁぁぁああ!!!!!!!」ゴウ!!

 

 

フレハは思い出した…前世で同じような体験をした事を…そして傷つけられた者の名前を全て思い出した途端身体に電流が流れ叫ぶのと同時に物凄い力を解き放った。

 

 

「不味い!フレハ!聞こえるかいフレハ!」「兄さん!これは!」「この気配はレイブラット!否違う…これは光の戦士だとしかもこの力は彼女の!」「父さん!フレハが!」

 

力を解き放ち続けるフレハの姿が段々変わっていき黒く長い髪は白く月の様な銀色に成り真ん中辺りから桜色の薄いピンクのグラデーションが入り身体も年相応の身体から少しずつ背が伸びていき出るところは出て引き締まる所は引き締まっていき、顔付きは幼さが残る顔から美しい大人の女性の顔付きになっていった。

 

 

「くぅ!なんだぁこれ!」「あんた何してんの!勝手に行動して!」「あははっやーい失敗してやんの!」「うるせぇ!」「やれやれ、とにかく戻りますよ?データは取れたことですし。」「ちっ…おいそこの全身真っ青のセミ野郎、こいつを連れてこい!洗脳のし直しだ!」「…はいわかりました。」

 

「じゃあボリスでねかおるちゃん 」「待て!」「セブン!追うな!くっ」「マン!うおっ」バリバリ

 

「あああぁああぁぁぁぁあああああぁああぁぁぁぁああ」

 

パリーン!!!

 

「良し割れた!フレハ!止めるんだ!」≪フレハ!しっかりしろ!フレハ!≫

 

バキバキ!!!!!!!!!!!!

 

「っぐ…このままだと怪獣墓場が滅びる!」「どうする!」「糞!(こんなとき姐さんはどうする?どうやって僕を止めた!)」「フレハ!お願い止まって、もう良いの!」

 

るいあの声が届いて無いのかフレハは更に力を解き放ち美しい女性の姿から更に変わっていき今の姿はレイブラットとウルトラマンとバルタン星人を掛け合わせた姿になってしまっていた。

 

 

「あああぁああぁぁぁぁあああああぁああぁぁぁぁああ!!」

 

≪くそったれが!こんな時にブルトンがいれば!≫

 

「そうかブルトン!」シュン≪はーい何時もニコニコ貴方の背後に這い依るマスコットのブルトンさんでーす!≫ガシッ「朧達を呼べるか!」≪いやぁんそんなに激しく掴まないで、って無理無理この距離じゃあ喚べないよ!≫「くそ駄目か!」

 

≪フレハ!≫ダッダッダッ…シュゥゥゥ

 

「あああぁあぁっぐ…うああああぁああぁぁぁぁああ!」

 

ガシッ≪っぐ…フレハ…!≫「ゴジラ!無理するな!」

 

ゴジラは人間サイズになり暴走しているフレハに抱きついた。

 

≪フレハ…大丈夫だ…俺が傍に居る、あいがもるいあも皆、傍に居る…もう怖がらなくて良い…だから俺の好きな優しいフレハに…優しくて笑顔が可愛いフレハに戻ってくれ!≫

ギュ「…ゴジラ…あいがにぃ…るいあねぇ……」ガクッ≪フレハ…お帰り。≫

 

シュン≪あいがあとは頼む≫キラキラ

 

「っとゴジラ戻ったのか、フレハ…」「あいつはボリスに行くと言っていたな…ウルトラマンボリスに行ってあいつを止めてきてくれ!あそこにはまだ人々が居る!」「嗚呼!」「あいが…後の事は我々が何とかする。フレハの傍に居てあげてくれ。」「嗚呼、助かる。」「フレハ…」

 

ゴジラのお陰でフレハの暴走は収まったが姿は美しい女性のまま意識を失っていた。

 

≪フレハ元に戻らないの?≫「嗚呼、完全に封印が解かれ覚醒してしまった…覚悟を決めるしかないか!」「兄さん?」

 

 

……………………………………………………………

 

『フレハ…フレハ』『うふふ…此方よ』『おかあさん、おとうさん!』

 

「あれは私と…誰?」

 

『フレハ、おとうさんとおかあさんからプレゼント』『なぁに?』『うふふ、フレハねお姉さんに成るのよ?』『おねえさん?』『そうだ、お姉さんに成るんだよ?今ねお母さんのお腹の中に赤ちゃんが居るんだよ』『そうなの!じゃあフレハおねえさんだ!』『大事にするのよ?貴女はお姉さん何だから生まれたらちゃんと守ってあげてね?』『うん!おかあさん!おとうさん!すてきなプレゼントありがとう!』

 

「私に血の繋がった家族が居るの!」

 

『………!』『……!………!!』『っ!おとうさん!おかあさん!』

 

「何なのこれ…声しか聞こえなうっ!頭が痛い!」

 

『……って………は……りに………!』

 

「何を言ってるの私」

 

『だってわたちおねえさんだもん、だから……!』

 

「うっ!頭が…!」

 

『ばいばい……またね……!』

 

「待って!まだ私何も…お願い!」

 

 

 

フレハの部屋

 

「待って!」バサッ「っ!フレハ!」タッタッ!

 

「朧?…あれ?私確か怪獣墓場に…」ガシッ「フレハ!」「朧?」「おーい朧、フレ…っ!」ガシッ「ヴォルティス?二人ともどうしたの?」

 

二人は目覚めたフレハを見ると目に涙を浮かべながら抱きついた。

 

「二人とも苦しいよ…「フレハ!ごめん…ごめん…」ヴォルティス?「っ…」朧?…!そっか、大丈夫だよ…私は此処に居る勝手に居なくならないよ。」ギュ

 

フレハは二人が震えているのが判ると優しく抱き締め返した。

 

「……すまない取り乱した。」「わりぃな?フレハ…」「ううん大丈夫、二人ともごめんねまた無茶して…」「あれはフレハのせいではない!」「そうさ!だから気にしないでくれ!」「うん、ありがとう。」

 

「後、あいがから伝言だ。」「あいがにぃから?」「明日から本格的な修行をすると。」「!朧、それって!」「ありがとう朧、私頑張る。」「フレハ…おう!頑張れよ!」「某も応援する。」「うん!(こんな事で落ち込んでいられない、私は皆を見つけなきゃ!そして…梨々香の事も)」

 

 

 

 

 

 




はい、皆様いかがでしょうか。

フレハまさかの覚醒&暴走かーらーの~急成長!一気に大人の女性に成りました(まぁ原作本編でも3歳の子供が大人に成長してるしね?)

前半、はい私やらかしました!今回あいがとゴジラにぶっ壊れて貰いました。て言うかフレハ無自覚!恐ろしい子!そしてこの最強兄妹と怪獣王恐い!色んな意味で恐い!あーやだやだ、嫉妬は怖いねぇー!

さて皆様、お気付きでしょうか?何とフレハに恋心を抱いてる人達がいます。それは、恋する天才医事エクサとクールで物静かな恋する侍事、朧&内部外部ともイケメンでフレハ命の恋するマグマ星人事ヴォルティスでございます。この三人はお互いにフレハが好きな事に気付いており言葉や行動には表さないが心ではフレハの事を第一に思ってるのです。まぁ三人の他にフレハに心を奪われた人が居ますがね?えっ誰って?それはあのツンデr…


ピーンポーンパーンポーン…しばらくお待ちください。


痛たたっ手加減してくださいよ全く。まぁ前半はこんな感じでほのぼの系でしたが後半シリアス展開&ウルトラヒーローと序章後半最後に出てきた謎の人物の登場。

遂に出てきました。我らがヒーローウルトラマンとウルトラ6兄弟&ウルトラの父!

あいがは彼らを邪険にし呼び捨ててます、るいあも同じです。

フレハちゃんパニックめっさパニックそりゃそうだだってウルトラヒーローが目の前に居たらビックリするのにウルトラマンタロウにお姫様抱っこされるなんてもー大変気持ちの整理が出来ない。(笑)

そして遂に現れた謎の人物ことフレハのトラウマであるかつての義理の家族であり兄の狂牙(きょうが)です。何故彼が蘇ったのか、何故そこまでして執拗にフレハを狙うのかは本編で後に語るとして隣にいた少女事フレハが梨々香と呼んでいた彼女ですがきょうがの心情で洗脳が溶け始めたと言ってますがその通りで彼女は洗脳されて兵器として使われています。

この出来事でフレハは新たな目標を獲ました一つは変わらず友を探すことそして新たな二つ目の目標は梨々香を助けることです。

フレハと梨々香二人の運命が交差する時消された真実が今現れるかもですね。


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旅立ち

遂にフレハが旅立ちます。そしてちょろっとあの男が現れます。それでは皆様どうぞご覧ください!


 

 

 

どがっ!バシ!バシ!

 

此処はプラズマギャラクシーに存在する無人の惑星…その惑星で二人の男女が組手をしていた。

 

「はぁぁあ!」ドカッ「……!」バシッ「っそこよっ!」シュン「っく!」サッ「後ろががら空きだよ?」ドン!「っぐ…てやぁ!」シュン!「っ…」(ほらほら、油断してるとまた食らうよ?)「……スゥッ……」パチッ……「…(シュン、シュン、)っ!そこだぁああ!!」スカッ「貰った…!」「同じ手はもう喰らうかぁ!」グルンドカッバキッ「ぐぅっ!しまっ」「止めだあっ!」ぶん!「両者そこまでっ!」バッ!

 

「っ!」スンッ…「!るいあ!」「この勝負、フレハの勝ち!」

「るいあ姉さん!危ないよ!」「あら?私を甘く見ないでよ?それぐらい防げるわ。」

 

そう組手をしていたのはフレハとあいがであった。お互いに格闘技を繰り出し合いフレハの裏拳からの回し蹴りで距離を取られ正拳突きであいがに止めを刺し掛けた所にるいあが現れた。

 

「しっかし、フレハ強くなったねぇ!最初の頃は筋トレでへばってたのに今や兄さんをここまで追い詰めるなんてね?もしかして…兄さん手加減してるでしょ?」「まさか!僕は本気で倒しに行ってるよ、手加減なんて端からしてないよ。」「あら?じゃあ弱くなったのね、ちゃんと修行をしてるの?」「るいあ、次は君が僕の相手をしてくれるの?」「やだ~するわけないでしょ?私はフレハを呼びに来たんだから。」「私を?誰?」

「ガラナよ、時間だから呼んできてって」「嗚呼!そうだったガラナ姉さんと一緒に行くって昨日言ったんだった!」「じゃあ早くお行き?丁度組手を此処で終わりにしようとしてたところだし。」「はい!来て!エターナルナイザ!(シュン)バトルナイザー・セットアップ!」[起動完了]「えへへっ!お願い!(シュイン!キラキラ)モンスロード!」[モンスロード・Ready?]「来て!ラドン!」バサッ!「≪ギャアアアアオン≫」[ラドン降臨!]

 

フレハがバトルナイザーを呼ぶと瞬時に現れ双方の翼に成っているウィンドウの一つを掴むと大空に投げた。投げられたウィンドウは途中で光輝くカードになりそこからラドン(2019)が現れた。

 

≪姫様何のご用事で?≫「ラドン私を乗せてガラナ姉さんの所に連れてって欲しいの…私重いけど大丈夫?」≪何を言いますか、貴女様を乗せて空を飛べないような非力な男では在りませんよ。さぁお乗りください、最高スピードかつ安全にお送りしますよ。≫「ありがとう!それじゃあ行ってきます!」バッ!≪あいがそれでは行ってきます。≫「おい、僕とフレハの扱いの差が違う!」≪おや?私は別に差別をしたつもりは無いですがね?まぁ時間も惜しいことですし。私は行きます≫バサッ「こらっ!話はおわってn…待て、このゴマすりクソバード!」

 

「あいが兄さんと何話してたの?」≪姫様お気になさらず、ちょっとした戯れです。≫「そう?」

 

≪それよりもガラナと何処へ行かれるのですか?≫「うん、ガラナ姉さんの恋人に会いに行くんだ、後内緒でこのお守りを渡しにね。」≪相変わらずお優しい事で、私めを救ってくださった時と同じくらいに。≫「ラドンにも作ってあるのよ?後で付けてあげるね。」≪嗚呼、何と光栄なことで!おや?そろそろ着きますが、このままガラナを連れて其方に向かうこともできますが…姫様どうなされますか?≫「ラドンは?疲れないの?」≪私は平気ですよ?≫「じゃあお願いしようかな?」≪逢瀬のままに。≫

 

「うーん、あの子遅いなぁ…「ガラナ姉さん!」あっ!来…(ガシッ)きゃあ!もう!危ないでしょ!」「えへへっごめんなさい、でもこの方が早く着けるでしょ?」「全く…誰に似たのかしら?こんな男前に成っちゃって…」「でも私まだ兄さん姉さん朧達と怪獣しか信じないよ?他の人達なんか知らないし好きでもない。」「まぁ、すぐに直るものでもないからね?ゆっくり時間かけな。」「そうさせてもらうわっと姉さん着いたよ、えーと待ち人さんまだみたい。」「良かった、あいつ予定より遅くなると五月蝿いんだから。」≪姫様それでは。≫「うん、ありがとうラドンゆっくり休んでね。」シュン「フレハ、行くわよ。」「はい。」

 

宇宙病院

 

「っと此処で待ってて受付してくるから。あいつ来たらよろしくね?」「うん行ってらっしゃい。」

 

5分後

 

「お待たせしました。」「シーズさん!お久しぶりです。」

「フレハさんお久しぶりです、おや?ガラナは?」「姉さんは受付に行きました。」

「そうですか、しかし随分早く来ましたね?あの人の事だから遅れてくるのかと。」「私の友達が送ってくれたので早くつきました。それにシーズさんそんなかしこまらなくてもいいですよ?」「ふふっ、バレてましたか。やはりフレハには敵いませんね?」

「それを言うならば私の方ですよ、また手合わせとご指導お願いしますね?」「そうですね、仕事が無いときにでも。」「約束ですよ?まだまだシーズさんから学ぶ事があるんですからね?」「俺より遥かに学べる人は居ますがね?」

「あいつは駄目よ。がめついし皮肉ばっかし言うから」「ガラナ姉さんお帰りなさい。」「ガラナ、相変わらずですね?」「こんな仕事してるからこんな事に成るのよ、私は認めないからね…あいつも彼も…無論あんたもよシーズ!フレハ行くわよ。」カツンカツン「……後悔をしているのは貴女だけではないのですよ、ガラナ…」「シーズさん?どうかしました?」「いえ、フレハ気になさらず。」

 

病室

 

「それでは、私は医師に話を聞きに行きますね。」「よろしくね「お願いします。シーズさん行ってらっしゃい。」…じゃ」「はい後程。」

 

「……結婚してくれるんでしょ?早く起きなさいよバカ」

 

目の前で物凄い数の医療器機を付けて眠っている人はガラナ姉さんの婚約者であるガレットさん、お兄さんと一緒にハンター家業をしていたけど…今は不慮の事故で意識不明の重体。

 

「ねぇガレ?今日も妹を連れてきたのよ?早く目覚めて挨拶して、この子お兄さんに成るんだからね?虐めたりしたらいくらガレでも許さないんだから…」ナデナデ

 

「ガラナ姉さん…」

「ふふっ…フレハこっちおいで…私とガレットの馴れ初め聞かせてあげるわ…ねぇガレ?

初めて出会った時の事覚えてる?私は最初貴方に微塵も興味なくてね、あの腹黒紳士に勝手に組まされて仕方なくやってた私を貴方はしょっちゅう気にしてきて何度も何度も話しかけてきてさ正直鬱陶しかったんだよね…でも一生懸命私に話し掛ける貴方に少しだけ心許してみようかなって思った。

そんな時シーズに頼まれてさあいつと私と他のハンターで狩りに行った時そいつに裏切られて肝心のシーズは目標の不意討ちで気絶…絶望したわよ正直ね?転送出来るってカネゴンが言った瞬間シーズだけ転送されて私はされなくて嗚呼、此処で尽きるのか元々ハンターに成ったのはるいあ姉さんのプレゼントの為に内緒で稼いでいたから最後くらいは会いたいなそう思って目を閉じたらさ痛みは来ないわ誰かに抱き抱えられてる感覚はするし気になって目を開けたら人をお姫様抱っこして狙撃してるんだもの。

そうしたらガレ私に何て言ったか覚えてる?私は覚えてるわよ、「大丈夫、俺が助けに来たから…もうお前を傷付けさせねぇよ」だってそれを聞いてときめいちゃったんだからね?その後シーズの様子を見てから裏切ったそいつを殴り続けてガレの兄貴が止めるまで止めなかったんだよおまけにギルドガードまで出てくる始末…ってフレハ大丈夫?ぼーっとして」「うん…大丈夫、ビックリしただけ。」

 

「そう?続けるわよ、まぁ結果的にあの腹黒紳士が納めてくれたから大事に成らずにすんだわね。

それ以来私はガレットをいつの間にか追いかけていたのよね…んで二人きりに成ったときに聞いたわ、何であの時助けに来てくれたのか?そうしたらガレ恥ずかしそうに「惚れた女を助けるのに理由は要るのか?」ってはにかみながらど直球でこう言うからお互いに顔を紅くしちゃったわ。

で私の手を握って「俺が側でお前を守るから、俺と同じ時間を歩んでくれないか」って言ってくれたよね?今思えば告白ってよりプロポーズ何だけどそれを聞いて私は納得したわ何で追いかけていたのか…それはあの時ガレットに恋をしたから…その場でOKしたわね。「へぇ何か凄い。」でしょ?んで私がある程度費用を稼ぎ終わって家に帰るときガレットから指輪を貰ってね、「婚約指輪だ…ある程度俺も稼げたら…そんときは結婚指輪を持って娶りに行く、だから待っててくれ」その言葉がガレットとの最後の会話だったわね……」「ガラナ姉さん…辛いよね」「まぁあの仕事じゃ何時かはこうなるのは分かってたし…それに指輪なんかこれで良いのにさ、本当に馬鹿だよ。」

 

がらがら「ガラナ、ちょっと良いですか?」「分かったわフレハちょっと待っててね?」「うん。」ばたん

 

ピッピッピッ

 

スッ「ガレットさん、約束はちゃんと守らないと駄目ですよ?これ以上ガラナ姉さんを悲しませるならいくら病人でも私許しませんからね?だから(チャリ)…はい私が作ったミサンガのお守りです。怪我が早く治る様に私が心と祈りを込めて作りました…決して貴方の為ではなくガラナ姉さんの為ですからね?」がらがら「フレハ、帰るわよ。」「はーい、それではまた会いましょうお義兄ちゃん。」

 

 

院外

 

「それではまた。」「シーズ、あいつに言っといて…ちゃんと見舞いにこいって。」「はい、伝えときますフレハさんもまた会いましょう。」「はい。…あっ!シーズさん!」だっ

 

「ん?何ですか?」「これ私が作ったお守りです、ガレットさんのお兄さんとシーズさんの分が入ってます。」「おや!わざわざ作ってくださったのですか?ありがとうございます。」「え~良いなぁお姉ちゃんのは?」「ちゃんとあるよ。後でね?」「それでは。」「じゃあねぇー。」

 

てくてく「姉さん「ん?」…恋って苦しい?」「ぶふぅっ!ゲホどうしたの行きなり…」「何となく…そう思ったの」「そぉねぇ~確かに苦しい時もあれば悲しい時もあるよ「そうなんだ…やっぱり」だけど恋をすると心がときめいたりその人の事を考えると嬉しくなるんだよ。」「へぇ~(じゃあ前世での胸のときめきは恋だったんだ…)ガラナ姉さ…」「ニヤニヤ」

 

フレハが振り向くとガラナが嬉しそうに笑っていた。

 

「何?にやついて」「嫌々絶賛恋する乙女ガラナさんに聞いてくるってことは…居るんでしょ?」「へっ!嫌、その「大丈夫、大丈夫こう見えて口堅いからねっ?」え、とその「フレハ?観念しなさい。」……笑わない?」「笑わない笑わない!さあ、お姉ちゃんに教えなさい?アドバイスしたげるわ!」「あのね…まだ、地球で住んでたときにね…その人が出てくるテレビを見たらドキドキしたの「テレビ…分かった、ウルトラマンコスモス?それとも…あっ!春野ムサシだ!」違う!違う!その人達は私の憧れで…また違う人なんだってば!」もじもじ

「ほぉ~じゃあ誰?」「その~え~何か恥ずかしいな…あのね二人居るんだけど、二人ともシーズさんと同じ仕事しててね?一人はね住んでた星ね無くなっちゃってたった一人だけ生き残った人なのそれを聴いてね何だか私と似てる気がして彼の活躍をずっと見ていて格好いい立ち姿やチームワークを見て好きになったの。もう一人は…そのお金に関してちょっと五月蝿くて皮肉ばかり言うけど弟さん思いで面倒見が良くてこんな人が私の本当のお兄ちゃんだったら良いのになぁってずっと想ってたのに何時しか好きになってた…」

 

 

「ん?…ちょいまち…?一人は分からないけどもう一人、お姉ちゃん何か心当たり有るんだけど。」「ふえっ?」「あーまぁ…うん、気のせいだわうん。そうそう同じ人じゃないかもしれないしね…」「?」

「と言うかフレハ二人も好きな人がいるんだぁ~意外。」「っ…でも駄目だよね…二人も好きになるなんてはしたないよね…」「全然大丈夫!好きな人の一人や二人いるなんて年頃の性よ性。」「でも、それだと二股に…」「フレハ、あんたそう言うの結構真面目なんだね…」「だって相手に失礼だし…」「大丈夫、大丈夫どこぞの宇宙ではハーレムみたいなもん有るし。」「でも…」「まぁ結局はフレハ自身の問題だからね、ゆっくり考えて結果を出せばいいわよ。」「うん……」てくてく

 

ファザーシップ前

 

「おっ!おかえり~ガラナちゃんといちゃついてきたかぁ?」「うるさい!」どごっ!「ぐえっ!っつつ…相変わらず凶暴だなぁ…フレハ~お兄ちゃんはもうお前しか癒やしてくれる妹が居ないよ。」「ガラナ姉さんから攻撃を貰ったのはバルゼ兄さんのせいでしょ?」「チルドォォオ!フレハが!フレハがぁぁあ!」「何ですか?騒々しい。「フレハが反抗期にぃい!」それは貴方の自業自得でしょが…フレハ、こんなブラコン機械オタクに構ってないで準備してきなさい。」「分かりました、チルド兄さん」てくてく

 

「フレハおかえり。はい頼まれてた洋服だよ」「ただいまメトル兄さん、わぁこんなにいっぱい!ありがとう。」「ふふっ、かわいい妹の頼みだからね後でサイズ確認してね。」「はい!」「それじゃあまたね?」てくてく

 

「あっ!居た、フレハ~」「ナクネ姉さん?どうしたんですか?「……(ピラッ)」キャァア!」「フレハ、あんた…まだそんな下着着けて!」「何の確認ですか!」≪フレハどうした!≫≪姫様!ご無事ですか!≫「「フレハ!」」「今悲鳴があがったが何かあったのか!」バッ!

 

フレハが悲鳴をあげるとフレハセコム部隊が急いで駆け付けてきた。

 

 

「ゴジラ!ラドン!朧!ヴォルティス!エクサ!」クルッ「(キラーン)おりゃ~フレハ覚悟ぉ!」ピラッフワサッ「いっ!いやぁああ!/////見ないでぇ!Σ(///□///)」バッ!≪なっ!Σ(゚д゚;)≫≪っ!Σ(///□///)≫「「「ぶふぅ!////」」」「あら?下は可愛いの着けてるじゃあないの。」

 

ナクネがフレハのスカートを捲った瞬間フレハの悲鳴が轟き、様子を見に来た男性陣はそれぞれ鼻血を出したり顔を紅く染めたりと結構大変な事に成っていた。

 

「ナクネ姉さんのエッチ!」「え~良いじゃないの、乙女同士なんだから!」

「うぅぅ~はっ!五人とも見た!」≪えっ!いやっその( ; ゜Д゜)≫≪何と申しますか(;・ω・)≫「(/ω\)(白だった)」「(///﹏///).。oஇ(レースか)」「⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄(ああ言うのが好みか)」

「皆、しっかり見てるじゃん!エッチ!スケベ!変態!」

 

てくてく「あれ?どうした?」「あいが兄さん~」「おー丶(・ω・`) ヨシヨシまたナクネかい?」「うん…」「お前何やったの?」「え~唯私フレハのファッションチェックでスカート捲っただけ。」「それを止めろと何時も言ってるだろ?んでそこの野郎共はどうした」「え~フレハが叫ぶから出場してきちゃったんだよね」「はぁ僕が言いたいのは何で顔が真っ赤に成ってるのかだよ」「ああ、それか!フレハのパンツ見たらこうなったわ。」「はっ!フレハ見られたのか?」「(コクン)」

 

≪あ!フレハおかえり~≫「ん?何かあったのか?」「こいつらフレハのパンツ見たんだって」「あ?( º言º)」≪へぇ~あいがそれマジで言ってる?≫「今さっき、僕聞いた」

 

≪ゴォジィラ~ラァドォン~?≫≪嫌!あれは見たくて見た訳じゃ!≫≪ナクネが悪いんです!≫

「朧~ヴォルティス~エクサ~?」「てめぇら(怒)」

「ちっ違う!」「俺は見てない!」「あれは不慮の事故で!」

「「≪んなのが通じるかぁあ!≫」」「「「うおおお!」」」≪≪落ち着け!話を聞け!≫≫「≪聞くかごらぁ!(怒)≫」ずどどど

「あら…何だかデジャブ?」ガシッ「ナクネ、君は説教だ!」「あいが兄さん!それはお止めに、あーれー。」「フレハ準備しておいで」「うん」てくてく

 

 

フレハの部屋

 

 

ボフン「ふぅやっと終わった…明日出発か…何だか疲れちゃった…な…スゥスゥ」

 

………………………………………………………………

 

『……。』「誰?」『……だ』「えっ?」『俺は何者なんだどうして此処にいる。』「私はフレハティル、フレハよ…君は名前何て言うの?」『俺は……だ。』「……か、格好いい名前だね。」『フレハ俺はどうすればいい…あの……は何だ?』「大丈夫よ落ち着いて…君は一人じゃない、……がいるそしていつか会う仲間が…嫌姉弟がいる」『姉弟?仲間?…それにこいつは道具だ……を倒すための』「違うよ。……は道具じゃない、君と同じ心が有るんだよ?」『心…』「そう、心よ。」(フレハ…)「るいあ姉さん?」『どうした?』「私もう行かなきゃ」『また会えるのか?』「うんまた会えるよ」『本当に会えるのか?』「じゃあ約束しよう…またねレイ!」『またな…フレハ』

 

………………………………………………………

 

「フレハ?起きなさい。」「んん…あれるいあ姉さん?」「全くこんな時間まで寝て?晩御飯の時間になっても来ないから様子を見に来たら寝てるんだもの。」「ごめんなさい、ちょっと眠く成っちゃって…」「まぁ今日は物凄く組手や修行頑張ったもんね?はい取り置きしといたわ。」「ありがとうるいあ姉さん。」「いよいよ明日か。」「うん…やっと色んな力が制御出来たからね?」「寂しくなるわ…」ギュ「大丈夫よるいあ姉さん、私は必ず此処に帰るわ…だって此処は私の家であり帰るべき場所だからね。」ギュ「フレハ…必ず帰ってきてね。」「うん!」

 

「……。」「よぉ、行くのか?」「貴殿もだろう?」「まぁな、お前は?」「言わなくてもわかるだろ?」「じゃあ行動開始しますかね?」

 

フレハの部屋の前で三人の男性が何かを話し合っていた。

 

 

翌日

 

「良し、これで全部だな。」「ありがとうバルゼ兄さんバルウ兄さん。」「気を付けて行くんだぞ?」「何かあったら相談しておいで」「ワイド兄さん、メトル兄さん」「風邪引かないでね?」「ご飯ちゃんと食べるんだよ?」「ダリア姉さん、リーゼ姉さん」「はぁ間に合った!」「はいフレハこれ持ってって!私とナクネ特製暴漢撃退グッツ!」「もう心配性だねナクネ姉さん、ガラナ姉さん」「フレハ。」「あら随分沢山貰ったわね?」「あいが兄さん!るいあ姉さん!」たったっ

 

「朧達は?」「ごめん見つけられなかった。」「まぁあの子達反対してたしね」「うん…行く前に会いたかったな」「フレハ、準備出来ましたよ。」「積み込み完了だ!」≪フレハ!早く早く!≫「うん!あいが兄さんバルウ兄さんバルゼ兄さんチルド兄さんメトル兄さんワイド兄さん行ってきます!るいあ姉さんリーゼ姉さんダリア姉さんナクネ姉さんガラナ姉さん!お土産楽しみにしててください!」だっ「「「行ってらっしゃい!」」」「「「気を付けて行くんだぞ!」」」

≪ボガール頼んだよ!≫「そっちもフレハの事頼むな!」

 

バッ!「エンジンオールクリア!発射カウントダウン」≪三、二、一!≫「ティアディーヴァ号発進!」ゴウ!

 

 

「兄さん行っちゃったね?」「そうだな?(頼むぞ三人共)」

 

…………………

…………

……

 

 

「良し、安定したね?」≪フレハ自動化にして少し休もうよ。≫ギュ「そうだね…ちょっと休もっか?まだ着かないしね」ビーン

 

「おーお疲れ様荷物部屋に入れといたぞ」「コーヒーが良いか?それとも緑茶にするか?」「フレハあと少しでケーキ焼けるからそこに座れ。」「ヴォルティスありがとう、朧のオススメが良いなぁ、エクサ今日のケーキはなぁにって!え!ヴォルティス!朧!エクサ!何で此処に!」≪てかいつの間に乗り込んだ!≫「今さっき。」「チルドに頼んでな。」「そう言う事だ、はいチーズケーキ焼けたぞ。」

 

「ヴォルティスと朧は良いとしてエクサお仕事は!」≪そうだよ!現役の医者だろ!こんなことしてていいのか?≫

「嗚呼、辞めたぞ?」「へっ?」≪辞めた?はぁぁあ!≫

 

「どうして!折角成れたのに!」「はぁ…元々僕は医療者に成るように教育されました、そして昨日まではちゃんと仕事しましたし天才など神などと褒められました。だけどそれはフレハ、貴女が私の手の届く所にいてくれたからですよ?貴女が居ない所で医療者として存在するのは嫌ですからね、と言いますがそもそも!貴女が悪いんです!」

「えっ!私!」

 

「そうだ、そうだ!誰も信じられねぇなら信じなくてもいい、でも一度だけでも信じてみたいなら私だけを信じてみないか私は貴方を傷付けたりしない、側に居て欲しいならずっといるって言ったくせに、何で一人で旅に出るんだよ!」「え!」

 

「某にも言った!友が居ないなら私が成ってあげるとだからもう一人で居なくて良いと!」「おっ朧!」

 

「私が医者に成ったのも貴女が純粋で優しいく心から私を…いえ私の心を支えてくれたから…だから貴女の為に私は医者に成った。」「エクサ…私の為に。皆も」

 

≪まぁーたく困った奴等だなぁ…ボソッ好きな人と放れたくないならそう言えば良いのに…≫「「「黙(りなさい)れ!この四次元怪獣!」」」「どうしたの?」「「「何でもない」」」

 

「まぁ兎も角俺達はお前の側から離れたくないって事だ!」「三人共…しょうがないなぁ、じゃあ改めてよろしくね!」「おう!」「「嗚呼!」」≪やれやれ、まぁ味方が多い方が良いか。≫

 

 

 




はい!ファザーシップ編最終回遂にフレハボリスに向けて旅立ちます!何かしれっとあの男がゲスト出演してますが後々フレハにとある関わりを持つことになるのですが…それは本編でのお楽しみと言うことで!

さてフレハの恋愛事情ですがこれは前世での体験が原因で物凄い慎重に成ってますが彼女はまだ知らなかったのです、自分がハーレムを持つことになる事を(笑)




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惑星ボリス編
人物紹介


本編に入る前にフレハの紹介と彼女の友人三人を紹介します。


フレハティル(暗部 香(あんぶ かおる))

 

性別 女

 

年齢 十歳→十八歳

 

身長 145cm→153.5cm

 

好きな物&人 甘い物、果物、怪獣、あいが&るいあ達家族、ヴォルティス達、ウルトラマン、可愛い物、料理、静かに一人で居られる場所等々

 

嫌いな物&人 暗い所、人間、星人(ヴォルティス達以外)、暴力をする人、裏切り人を傷付ける人、弱いもの虐めをする人、自分勝手&自己中心的な人、大切な人が自分の目の前で傷つけられること、前世の家族、大勢で賑やかにする事

 

 

趣味 読書、アクセサリー&お守り作成、歌、ダンス

 

 

容姿 腰まで有る長い白銀で桜色のグラデーションが綺麗な髪、瞳は大きく丸い、大人っぽい童顔(本人は気にしている)、手足や腰回りが華奢で細く綺麗なボディーライン、胸が大きい(Dカップ)

 

 

服装 男性V系のロングコートで白い半袖のYシャツ、青色の袖無しベスト、フリル付きの黒いミニフレアスカート、口を隠す様に紅色のスカーフを巻いている。

 

 

性格

 

人間&星人嫌いで不信、初対面の相手では基本礼儀正しく対応する。

自分が本当に心の底から信頼に値する人間又星人(家族と友人以外)には心を開くがそれに値しない人は冷酷で残虐的な態度を取り場合によれば命を奪う事など平気でする。

本当は人間も星人が大好きで笑顔が可愛くて誰にでも心優しい慈愛を持っている。

その姿はかの有名な慈愛の勇者に似ているが彼女自身その気はなく困っていたりしたら助けるのが当たり前のように振る舞う姿はまるでおとぎ話に出てくる優しくて正義感があるお姫様みたいに見える。

 

 

 

 

暗部 香として生きていた頃、度重なる家族や学校…更には住んでいた町の人達に虐げられ、裏切り、嘲笑われ、そして心と身体を傷つけられ続け心が壊れてしまったが何とか理性だけはあったので周りに気付かれないようにしていたが、心臓癌で残り少ない人生を病院で過ごして居た。

いとことその両親そしてかつていじめから手を差し伸べた同級生が目の前に現れ口論してたとき自分の身体を汚した兄が現れ自分を殺そうと刃物を突き立てられそうになった瞬間いとこが身をていして庇ったが刺されて死んでしまった、ウルトラマンノアや転生神の力のお陰で前世で大好きなテレビ特撮の大怪獣バトル世界に転生した。

 

 

 

 

台詞 

 

「お初にお目にかかります。私の名前はフレハティルどうぞお見知りおきを。」

 

「へぇ~貴方ってそんな人何だ…あれ?痛いの?苦しいの?助けて欲しい?うふふ、おっかしいなぁ?さっきまで貴方がやってきた事なのに立場が変わるとそう言うんだ…それじゃあ同じ事…そう!貴方が言った言葉を返してあげるわ…じゃあ死んじゃえば?」

 

「気安く触らないで、貴殿方を信用してる訳ではないのだから」

 

「余り近付かないでって言いましたよね?…はぁ少しだけですよ?余りしつこくするならばいくら私でも容赦しませんからね?分かりました?…分かってませんねその顔…全く私の何処が良いのやら」

 

「お疲れ様、また君達に助けて貰っちゃたね…本当は君達に無理して欲しくは無いのにまた頼っちゃった…えっ?私を守るため?うふふありがとう、でも私だって君達を守りたいんだよ?…うん分かってる無茶は…しないと思う…うんしないから、本当にしないからごめんなさいお願いだからそんな目で見ないでぇ~」

 

「あれ?どうしたの?…そっか眠れないのか、ホットミルク飲む?わかった、今作ってくるね…あっそうだ!待ってる間にこれ食べる?昨日の残り何だけど実はこれ新しく作った新作なの!皆には秘密だよ?」

 

「朧~お風呂空いたよってどうしたの?そんなに顔を紅くして、わっぷ!朧何するの!ん?服?ほらちゃんと服着てるでしょ?上を着ろ?上がったばっかりだから暑くて…わかった、わかった!着てくるからそんなに押さないで風邪なんか引かないって。」

 

「ヴォルティスー、今良いかな…きゃあー!ヴォルティス!どうしたの!何で行きなり倒れたの!えっ?私の今日の服が可愛くて倒れた?可愛くないから!ちょっとヴォルティス!しっかりして!助けて!朧ー!エクサー!」

 

「エクサごめんね?ちょっとそこで転んじゃって絆創膏貰っても良いかな?消毒?…消毒しなくても多分大丈うん?そこに座れ?はい座ったよ?ひゃん!エクサッやぁっ!痛いよ…んっ!エク…サッ…あれ?エクサどうしたわぁー!エクサ!しっかりして!エクサぁっ!」

 

「♪~♪~あっこーら、盗み聞きはご遠慮くださいませ?ふふっそんなに私の歌聞きたかったの?しょうがないなぁ、恥ずかしいから少しだけだよ?」

 

「あれどうしたのこんな所に来て、私を探しに来たの?ごめんね心配掛けちゃったね。…賑やかで大勢の人が居る場所はどうも馴れなくてね?もう少ししたら戻るから先に戻ってて…えっ?側に居る?私が居ないと楽しくないから?あはは、そっかじゃあ私とお話しようか?」

…………………………………………………………………

 

 

名前 朧

 

種族 ザムシャー

 

性別 男

 

年齢 十才→十八才

 

身長 155cm→175cm

 

好きな物&人 甘い物、お茶、修行、強い者と闘う事、四季、フレハの笑顔、静かな所

 

嫌いな物&人 虫、寒い場所、卑怯者、(フレハティル以外の)異性、一族を滅ぼし母親を殺し父を奪った者達、フレハの泣き顔、フレハが穢れる事、人間、星人、大人数でその場に居ること、フレハが目の前から居なくなる事

 

 

趣味 茶道、華道、弓道、刀集め、読書、和楽器演奏、畑仕事

 

 

容姿 

 

鎧装着時

 

全身が黒くウルトラマンメビウスに出てきたザムシャーの格好だが背中と腹に深い切り傷がある。

 

鎧を着けて無い時

 

長い黒髪を後ろで縛っており、顔立ちはキリッとしていて爽やか系。

 

 

服装 

 

基本和装で藍色の袴、黒いブーツ、腰には護身用で愛刀夢幻を常備している。

 

 

性格 

 

極度の人間星人不信で女性恐怖症なのでフレハ、フレハの家族やヴォルティス達以外の星人、人間、女性に声を掛けられたり触れられると恐怖心で自我を忘れて切り殺してしまうが今ではフレハと彼女の家族のお陰で大分不信と恐怖症は落ち着いてきたがフレハ以外の女性に触られると硬直して気絶してしまう。

 

普段は礼儀正しい武人で自分を某、相手は貴殿と呼ぶがフレハと二人きりの時は自分を私、フレハには貴女と呼ぶ。一対一正々堂々と闘うことを望んでおり相手が卑怯な手を使うなど自分の望まぬ戦いをしようとするのならばその場で一方的に切り捨てる。

 

 

 

朧がまだ名も無い頃、ザムシャー一族で集まり日々の修行の成果として己の力を示す大会がありまだ幼い彼は両親と一緒に大会を見ていた。

そこで仲良くなった同じ一族の子供と父親の幼馴染みの女性と一緒に遊んだり稽古をしていたら会場が突如爆発し自分の両親を残してその場に居た者達は皆死んでしまった、彼は両親の元に行こうとしたら突如背中を父親の幼馴染みの女性に切られ更に立ち上がった瞬間今まで仲良くしていた子供達に取り押さえられた。

すると騒ぎを聞いた両親が駆けつけると女性は彼の母親を切り殺してしまった、そして女性は彼に目を付けると母親の血が付い短刀で彼を殺そうと振り下ろした瞬間彼の父親が身代わりになり懐に深い傷を負ってしまった。

 

彼は子供達を振り払い駆け出した瞬間突然目の前に現れた女の子にお腹を斬られ重度の怪我を負ってしまった、薄れ行く意識の中で父が連れていかれる所を見たのを最後に彼の意識は途切れ再び目を覚ますと其処にただ独り彼だけ居て母親の遺体も父親の姿も無く涙が渇れるまで泣き続け女性に復讐を誓いそして父を取り戻す決意を抱きフレハと出会うまで誰一人信じる事はせず友も作らず独りがむしゃらに鍛え続けた。

 

十才の時フレハの兄あいがに挑みぼろぼろの状態まで戦いを挑み続け倒れた時にフレハが献身的な看病をしていてその優しさや暖かい微笑みを受け止め始めた時、フレハが包帯を変えようと触れた瞬間自分を襲った女の子とフレハが重なりその場で取り乱し、フレハがリンゴを剥くために持ってきたナイフを持ちフレハに向かって切りつけた。

瞬間我に帰りふと見るとフレハが右腕を押さえ血を流していて自分の手にはその血が付いたナイフを握っていてそのまま外に駆け出し遠くの廃村まで行ったがキズが治っておらず近くの民家に入り座り込んで居たらフレハとあいがとるいあが目の前に居て握っていたナイフを振り回し拒絶したがフレハがナイフを掴んでそのまま彼に頭突きを食らわせナイフを取りあいがに投げ渡した。

頭突きを食らい怯んでいた所をフレハは抱き締め優しく語りかけ続け「友達が居ないなら私が成ってあげる、だからもう自分から一人に成ろうとしないで、私は君を見捨て無い側で笑い、泣いてあげるから自分に嘘つかないで。」その言葉を聞きフレハに抱き締められたまま大声で泣き続けた、その後フレハと一緒に戻りフレハ以外の人達はまだ慣れないがフレハと居ると大丈夫に成るのでフレハが居ないときでも取り乱さない特訓をあいが達アニーズに付けて貰いながら過去の心の傷を癒していった。フレハに名前を聞かれたときに名前は無いと答えたらフレハが「じゃあ私が付けても良い?」と聞き彼は頷き答えると「じゃあね~うーん……決めた君は今日から朧よ!」朧は何故その名前にしたのかと聞くとフレハは笑顔で「秘密」と言って教えてくれなかった。

 

 

台詞

 

「某の名は朧!いざ正々堂々と勝負!」

 

「某に何用だ…用が無ければ気安く呼び止めるな。」

 

「某の検討違いだったようだな、貴様を切り捨てる!」

 

「貴殿は馬鹿なのか?…ほうそれは失礼したでは改めて訂正しようあほだな。」

 

「ヴォルティス!何度言ったら分かるのだ!某の抹茶を断りなしに使うなとあれほど言ってるだろう!」

 

「エクサ、今度は和菓子にしてくれ丁度良い茶葉が手にはいったのでな試してみたいのだ。」

 

「フレハ、今はエクサもあの筋肉馬鹿も居ない私と貴女二人きりだ…だから少し貴女の温もりを独り占めにしても良いか?」

 

「フレハ、貴女の側に居ると安らぐ…もう少しだけこのままで…嫌二人が戻るまでこうしていても良いか。…嗚呼、恩に着る」

 

「むっ!この刀は最上級物!?フレハ!これを買っても良い…ハッ!嫌、何でもない!…っ!良いのか?でもそれだとフレハに負担が…む、貴殿何時から其処に…っ!何を…!こんなにか!早く行け?心配するなだと?貴殿、フレハありがとう恩に着る!そこで待っておれ、すぐ戻る!」

 

「むぅ~どうやら土が合わなかった様だな…今度は奮発してあの肥料を買って試すか…うむ、この作物は今収穫しよう!甘さも申し分無い、フッ…フレハ喜んでくれるだろうか…何?もちろん喜んでくれるだと、貴殿は優しいのだな良し早速フレハに届けようぞ!」

 

「んっ?貴殿、何故フレハと一緒に此処におるのだ?…成る程、やはり慣れるのだなフレハ…そして貴殿はフレハを探しにこんな場所まで来たのだな。優しいのだな貴殿は…むっ?某か?某はフレハと同じでな?邪魔でなければ某も和に入っても良いか?そうだな…某とフレハの話でもしようか。」

…………………………………………………………………

 

 

名前 ヴォルティス

 

種族 マグマ星人

 

性別 男

 

年齢 十才→十八才

 

身長 158cm→175.5cm

 

 

好きな物&人 自然、花、裁縫、辛いもの、フレハの微笑み、コーヒー、掃除、静かな場所

 

嫌いな物&人 フレハや朧達以外の星人と人間、フレハに敵対し傷付ける者、フレハの涙、裏切り、暑い所、お化け、人が沢山集まる場所、フレハが目の前から居なくなる事

 

趣味 掃除グッツ集め、絵を描く、楽器演奏、読書、ガーデニング

 

 

容姿 オレンジ色の長い髪、優しい顔立ち、マスカレードマスクをしている

 

 

 

服装 

 

戦闘の時

 

マグママスター・マグナと同じ格好だがマントは朱色で長く、サーベルだけではなく腰には紅色のプラズマソウルで出来た短剣を身に付けている

 

非戦闘の時

 

黒く長いトレンチコート、七分丈の黒いYシャツ、白いベルト、黒いダメージジーンズ、厚底の革靴、首にはロケットペンダントを付けている

 

 

性格 

 

 

人間や星人嫌いで話し掛けようとしたり触れようとすると持ち前の運動神経で逃げるが少し時間が経てば多少の会話をしてくれる。

 

普段は元気で明るく喜怒哀楽全ての感情を表に出す優しくて頼りになる兄貴分、自分を俺相手にはあんたと言うがフレハと二人きりだと自分の事を俺言うのは変わらないがフレハの事はお前と呼ぶ。

 

 

 

とある多次元宇宙(マルチバース)にある世界で名の有るハンターの父親にハンターとしての基礎を教えてもらっていてそこそこ名の有るハンターだったのだがある出来事が原因で故郷に居た親友と大喧嘩をしてしまい和解する前に父親と一緒に長い旅に出てしまった。

父親と一緒に長い旅をし時にある星の用心棒、時にハンターとして大勢の旅の仲間達を引き連れて居たある日灼熱の星に大物が居ると情報を貰い即座に狩りに向かったら何処にも獲物は居なく戻ろうとしたら後ろから父親が撃たれ更に自身はマグマ星人特有の鎖で身体を拘束された。

振り返ると父親が親友と言っていた人物が父親を殺し、更に自身に殴る蹴るなど暴行を加えられ「これでお前の父親は死んだ!やっと俺が一番に成れた!」等と言われ仲間に助けを求めたが皆父親を殺した奴の方に行き「最初からお前の父親じゃあ無くて親分の味方なんだよ!」と言われながら更に暴行を加えられしまいには父親の遺体をマグマの中に投げ入れ自身を拘束したままその場に置き去りにし目の前から去っていった。

 

自力で鎖を解き父を裏切り殺したかつての仲間だった者達を次々殺していき残りは父の親友だった男を殺そうとしたら返り討ちに遇いそれまで仲良くして居た者達までその男に付き始め絶望しその男を殺すまでそいつらを殺し続けたが気が付くと男は逃げていた、それからはフレハに会うまでその男を探し続けた。

 

十才の時、朧とるいあの三人でフレハは買い物していた時に盗みを働いていた時に出会いその場の成り行きでフレハを誘拐した。

 

気絶したフレハをアジトにあったソファーに下ろし目が覚めるまでじっと見つめていたら誘拐する時に強く腕を掴みすぎて赤く成ってるのに気づきアジトの中に置いてある水桶とタオルを持って水を汲みに行きタオルを濡らして患部を冷やしていたら水の冷たさにフレハは目覚めお互いビックリして距離を取ったが彼が手当てしてくれた事にフレハは気付くとお礼を怖がりながら言った瞬間駆け付けた朧が天井から舞い降りフレハを守るように自分の背に隠し刀を突き付けお互いに睨み合っていた時突然爆弾が投げ込まれその場に居た二人は爆発する前に彼に庇われ怪我はしなかったが爆発の衝撃でフレハは吹き飛ばされ謎の集団に捕まった。

 

その集団は彼の父を殺した男が結成した組織でフレハを人質にし、あいが達が保護している怪獣達を使って金儲けの道具にしようと企みを聞きフレハは抵抗したが電気の首輪を付けられてそのまま放電され朧が助けようとしたが子供じゃ歯が立たなくぼろぼろにされた。それを見たフレハが泣きながら叫ぶと彼がフレハを捕まえてる者を殴り更にその場に居た者達を格闘技で殲滅すると朧とフレハを抱え安全な場所まで運び再び集団に飛び込み遂に男にたどり着き血だらけの姿に成っても男に向かい続け止めを刺されそうに成った瞬間フレハが身をていして庇い傷付いた瞬間あいがが駆け付け男はあいがに殴り飛ばされ空の星に成り

 

後から来たるいあに手当てされていたら朧が彼を殴り斬り殺そうと刀を振り上げた時にフレハが制止し彼に近付き手を差し伸べ様としたら彼は振り払い「何故俺を助けた!あんたは関係無かっただろう!」するとフレハは「関係あるよ…君は私を手当てしてくれたから」その言葉に彼は理解できずフレハに拒絶の言葉を投げ掛け続け気が付くと目の前にフレハが居て笑顔で「私も君と同じでそうだった、だから君の気持ち分かるよ。」

 

その言葉に彼は目を見開いたが直ぐに伏せ「そんなこと言ってあんたも裏切る、俺は誰も信じねぇ!」フレハは彼の手を取るとその手を両手で包むように握ると優しい顔をしてこう言った「それでも良い、誰も信じられないなら信じなくてもいい、でも一度だけでも信じてみたいなら私だけを信じてみない?私は貴方を傷付けたりしない、側に居て欲しいならずっといる…私は裏切らないしこの約束は必ず叶えるよだから君はどうしたい?」そう言った後フレハは微笑みながら優しい眼差しで彼を見つめそれに目があった瞬間彼の目から涙が溢れ「側に居てくれるのか?本当に…」「そうだよ側に居るよ」「俺を…連れていってくれお前の側に…!」「うん、わかった。これからも友達だね!えーと名前は…」「ヴォルティスこれが俺の名前だ」「よろしくねヴォルティス!私はフレハティル!フレハって呼んで!そして此方が」「初めましてフレハの初めての友に成った朧だ」「おうよろしくなフレハ!おんぼろ侍!」「貴様!おんぼろ侍って某の事か!」「他に誰がいんだよ!このガキ!」「貴様もだろう!」「俺は今年で十才何だよ!」「同い年じゃあ無いか!」「そうか!わりぃわりぃあんた背がちっちぇから年下だと思ったわ!」「先程から某に無礼を働きおって!叩き斬ってやる!」「上等だゴラ!自慢の格闘技でねじ伏せてやんよ!」「喧嘩は駄目!」「「ごめん/すまない」」これが彼とフレハの初めての出会いでした。

 

 

 

台詞 

 

「俺の名前はヴォルティスだ、まぁよろしく頼むわ」

 

「っ!気安く俺に触るな!」

 

「ほぉあんた裏切るつもりか…じゃあ死んで貰っても良いか?俺、あんたみたいな奴大嫌い何でな?」

 

「あんた、器用だな~ん?何だ?嗚呼、俺が話し掛けたからびっくりしたのか、わりぃな驚かせて…なぁ邪魔じゃなければ俺も側でやっても良いか?」

 

「うおっ!何すんだゴラ!はっ?ちゃんと聞いただろう!朧止めろ!そんなもん振り回すな!あぶねぇだろう!このおんぼろ侍が!」

 

「エクサさんのよぉ~何か雑じゃねぇ?まぁ大体俺が大怪我するのがわりぃけどさもーちょい丁寧に手当てしてくれても良くね?…はい、すいませんでした、だから頼むその薬だけは、その薬だけはどうかご勘弁を!」

 

「フレハ~!ッとへへん今さおんぼろ侍とエクサが居ねぇから俺お前を独り占めに出来るんだけどよ…お前は何がしたい?…ん?俺か?俺はなぁとうっ!へへッ膝枕一度されたかったんだ!って!ちょいお前!頭撫でんなって!俺はガキじゃねぇってば…たくっ…嫌じゃねぇけどさ何か恥ずかしいんだよ…良いか!ぜってぇーあの二人の前で言うなよ!分かったか!…フレハお前此方向けおいお前これ絶対言うつもりだな?止めろよ!」

 

「んごーんごー…んん?あれ?俺寝てたのか?ふぁわ~フレハわりぃな…重かっただろ?…平気なのか?そうかじゃあもう少しだけこうしてても良いか?ふぁわ~まだねみぃやじゃあおやすみ~。」

 

「んーとこれで必要なもんは揃ったッと、他は~ん!これ!俺が前々から目をつけてた奴じゃねぇか!ほうパワーアップでノズルの長さが倍増しただと!しかもこの値段、今買わなければ次がねぇしてかこれ最後の一個じゃねぇか!あーでもこれ以上買えねぇなぁ…ん?フレハお前どうした?えっ?買っても良いのか?でもなぁお前に持たせるわけには…あれ?あんたいつの間にって!へっ?これをあんたが持つのか?良いのか二人とも、ありがとうな!じゃあ買ってくるわ!少し待っててくれ!」

 

「おっ綺麗に咲いてるな、ん?誰だ!ってあんたか驚かせるなよな。…嗚呼、これか?これなぁ実はフレハにプレゼントしようと思ってなこっそり育ててたんだよ…何?こんなに愛情込めて育てた花だからフレハ喜んでくれるだとあんたマジで本当に良い奴だな!じゃあプレゼントしにいくか!ラッピング一緒に選んでくれ!」

 

 

「おっ!誰かと思えばフレハと朧じゃねぇかこんな寂しい場所で何してんだってあれ?あんたも居たのか、ん?成る程な、あんたフレハが心配で探しに来たのか!か~あんた本当に良い奴過ぎるだろう!ん?俺か?俺はだな…なんと!二人と同じで抜けてきた!いやー慣れねぇもんだよなこーゆーのはさ?んであんたらどうする?戻るのか?まだ戻らねぇで此処で話してるなら俺も混ぜてくれよ!おっ!良いのかありがとさん!じゃあなぁそこのおんぼろ侍の恥ずかしいエピソードを…うおっ!何すんだあぶねぇだろう!」

 

…………………………………………………………………

 

 

名前 エクサ

 

種族 バット星人

 

性別 男

 

年齢 十四才→二十二才

 

身長 168cm→180cm

 

 

好きな物&人 甘い物、子供と遊ぶ事、世話役、フレハの声、フレハの姿、フレハの眼差し、フレハの心、フレハが作る食べ物やお守り&アクセサリー、フレハの瞳、フレハの唇等フレハの全て、静かな空間

 

嫌いな物&人 人を貶す輩、過度の期待、エリート、フレハの存在全てを否定する輩、虫、お化け、フレハが無茶する事、急激な温度変化、フレハが目の前から居なくなる事、賑やかで派手な状態で大勢の人が居る場所

 

 

 

趣味 ハーブ&薬草栽培、薬品研究、お菓子作り、バイオリン・フルート演奏、読書

 

 

 

容姿 

 

星人形態では平成に出てきた方の姿

 

人間形態ではクール系の顔立ちで髪はフレハと同じくらいの長さ。

 

 

服装 

 

戦闘では足首まで有る白衣を着ている。白衣の内側にはメスや注射器等の医療用器具が付いていて戦闘ではそれを投げて攻撃したりする。また、白衣を着ていないときは背中にマントを着けており剣術やマントを使い相手を追い詰め倒す。

 

普段の時は黒い長袖のジャケット、白い長袖のYシャツ、半袖で灰色のVネックセーター、青色のデニムパンツ、茶色のブーツ、銀色の細いフレームタイプのメガネ

 

 

 

 

性格 

 

基本的に男女関係無く平等に礼儀正しく接するが自分に過度の期待やエリート等と言う輩やフレハに関する事や彼女を傷付ける奴にはゴミを見るような目付きに成りまた態度もがらりと代わり鋭くトゲの有るような言葉使いに成り平気で毒舌を食らわせる。

 

上記の様な人では無い者に対してはクールで知的的な雰囲気を醸し出して居るが実は信頼してる者やフレハには過度の心配性で怪我したりすると小言を言いながら手当てをしたり、看病するほど過保護で有る。

 

自分を私相手には君と呼ぶ。フレハと二人きりだと自分を僕フレハは呼び捨てで呼び合う。

 

 

 

とある医療が高度発達した星にあいが達が医療物資の補充をしていた時、当時十二歳のフレハ達とチルドがその星一の図書館に行った時欲しい本が取れなくて困っていたフレハを助けたのが彼と彼女の初めての出会いだった。

 

フレハが笑顔でお礼を言うとその場を去ってしまったが彼の心にはその笑顔が焼き付いており毎日その図書館に通ってきてるフレハを見付けては少し話し掛けてみたり欲しい本を取ってあげたりお互いに時間が有れば一緒に勉強したりと穏やかで楽しい時間を過ごしていた。

 

次の日、フレハと待ち合わせをして一緒に図書館に向かっていたら彼の学校の先生や親はたまた親戚に掴まりフレハとはなればなれにされ自宅の自室に閉じ込められてしまい親には「貴方はサーフェス家の次期当主で神の医者に成るべく勉強してるのにあんな汚い旅娘に現を抜かすなんて恥を知りなさい!」「お前はエリートになるんだそれには時間が惜しい!私達の言うことを聞いて此処で勉強しなさい!」先生には「エクリシューサ君の学力が我が校の誇りなのにしっかりしてください!」「最上級の大学に飛び級したのだから実力を見せてもらわないと!我が校の恥に成ってしまう。」更に追い討ちを掛けるように親戚に口々に「天才」「神の子」「選ばれたエリート」等と言われ続け精神的に壊れそうに成った瞬間自室に有る窓にフレハが立っていて彼は驚き慌てて中に入れ危ないだろうと一言抗議をするとフレハは少し申し訳なさそうな顔をして「だって逢いたかったから」と言った。

 

彼は目を少し輝かしたが直ぐに伏せ「ごめん、僕君に何か会いたくないんだ。今は勉強しないといけないから」と冷たくフレハをあしらったが「それは貴方が本当に思ってることなの?」とフレハが聞くと「そうだけど?これが僕の本心さ」と彼は答えた、「じゃあ何でそんなに悲しい目をしてるの?どうして心が泣いているの?」フレハはそう問いかけ「エクリシューサ、私ねあと一週間後にこの星から旅立つんだ…その前にもう一度だけ貴方に逢いたい私は貴方と楽しい思い出を作りたいんだ…」そういう彼女に対して彼は「うるさい…!僕は神の医者にならなくては行けないんだ!君なんかと遊んでる暇なんて無い!もう此処には来ないでくれ!…君が来ると勉強の邪魔なんだよ!あっちいってくれ!!」と言い放つと「ごめんね…しつこくして…勉強頑張ってね……」とフレハは哀しそうな声を出した慌てて彼は「っ!ちがっ僕はっ!本当はこんなことを言うつもりじゃあ…僕は君と!」言い振り返ると既に彼女の姿は無く彼は握り拳を高くあげそのまま壁に叩きつける様に殴った。

 

そして彼は勉強しながら彼女が来るのをベランダで待っていたが来日も来日も彼女は現れず遂に彼女が星を旅立つ日に成り久しぶりに外に出て別の図書館に向かっていたら後ろから朧とヴォルティス現れ「貴殿がエクリシューサだな…」「…ちょっと面かせ」と言われ二人に付いていくと人気がない道でヴォルティスに突然右頬を殴られた、「何故俺がテメぇを殴ったか解るか?…この愚か者が!」「某達とフレハは今日の昼に此処を旅立つ…その思いが真で有るなら貴殿とフレハが初めて言葉を交わした場所に会いに来い…嘘ならば時間を遅らせて某が貴様を斬り捨てる!」そう言って二人は去っていった。

 

彼は決意を決めフレハの元に行こうとし図書館の扉を開けようとしたら目の前に父親が居て「エクリシューサ!何度言ったら分かる!あんな旅娘に構うなとあれほど言ってるのにも関わらず、また逢いに行こうとしたな!」そう言い放った後彼の手首を掴み家に連れ戻そうと彼を引きずろうとしたら彼が突然その手を振り払い「嫌です!僕は彼女に逢いに行きます!彼女は僕の友人だから!」そう言って背を向けた途端「愚かな息子よ…お前は失敗作だな…」と父親が何かのスイッチを押した「…何をしたんですか?」「そんな出来損ない息子にしたあの愚かな娘に制裁を加えただけだ…」「っ!貴方と言う人は…!」彼が父親の手元に握られていた物を見た瞬間顔を青ざめ急いでフレハの元に走っていった。

 

「何処に居る!彼女は何処にっ!…居た!」「エクリシューサ!…来てくれたんだね…」「フレハティル!」お互いの距離が近くなった瞬間図書館が大爆発をおこし死者は出なかったが怪我人が多く出て何処の病院も搬送が間に合わなくその場で治療してる者達が溢れていた、彼は爆風に飛ばされ擦り傷しか無かったがフレハは彼を守ろうとして爆発をもろに体に受け重症だった、二人は直ぐに病院に運ばれ彼は軽い手当てを受けたがフレハが集中治療から戻ってこず目を伏せ出てくるのを待っていたらヴォルティスと朧そしてチルドの三人が駆け付けた。

 

「テメぇ!良くもあいつを傷付けたな!」「…やはり貴様をあの時斬り捨てるべきであった…!立て!今此処で斬り捨てる!」「二人とも此処は病院です…静かにしなさい。それと君サーフェス家の者だね…」「っ!何故僕がサーフェス家の者だと?」「その家紋…嫌でも忘れないよ…君の父親とは腐れ縁でね…その分だと大分君も苦労しただろう…あんな両親と親戚だとね?」「っ!…僕が悪いんだ…あの時あんな風に言わなければ…!」すると後ろから両親と親戚が現れ次々に彼を罵倒し始めた時チルドが彼をかばい「やぁずいぶんな言いぐさだな?それで自分達の復讐を彼にやらそうとは…相変わらず愚かな人だ…」「チルド!何故貴様が此処に!」「何故?妹が運ばれたのを聞いて駆け付けない兄なんて居ないでしょが」「だったらさっさと去れ私はこの出来損ない息子と汚い旅娘に用がある!」「汚い旅娘に用があるだと?……それは僕の妹の事か?そうなんだな…」「妹だと?まさかあの娘!ちっ」「チルドさん大変です!妹さんが!」

 

その時医者にフレハの怪我が予想外の出来事で悪化しておりこの状態の怪我では誰も太刀打ちが出来ないんですと言われ三人は絶望したが彼が突然声をあげフレハの怪我の状態を医者に聞くと自分なら治せると言い既に手術室に居た彼女の手を握り必ず君を助けるそう一言言い周りの医師達に指示を出すと物凄い速さと的確な術式でものの30分でフレハの手術は成功しその一時間後フレハは目を覚ますと目の前には泣きそうになってる二人の友と自分の兄が居てどうしたのと声を掛けると三人はそれぞれ小言や説教を言いながらも大事にフレハを抱き締めていた。

 

彼は誰にも出来なかった手術をした事に病院の医師達に褒め称えられていた、其処に自分の両親と親戚が掌を返した様に誉め始めた時「ふざけんな!散々エクリシューサの事さげずんで居たじゃねぇか!自分の都合の良いようにしてんじゃねえ!」とフレハの怒号が病院の廊下に響き渡った、その事に周りの人達はビックリしていた。

 

「フレハティル!大丈夫なのか!」「平気、エクリシューサ私を助けてくれてありがとう。」「……ごめん、こんなに傷付けて僕は君の友で居られる資格はない」「エクリシューサそれは違うよ?エクリシューサと私はずっと友達だよ…そんな悲しい事を言わないで?」「でも僕が天才じゃあ無いから…だから君をこんな事に巻き込んでしまった…」「違う!天才だからとかそんなの関係無いよ。いくら天才だ秀才だって言われても努力しなければやがて地に落ちる…だってそれは他者に付けられた期待と言う名の枷だから、勝手に枷を付けておいて自分達が望んでない者になったら手の平を返す…愚かな人達だ、でもエクリシューサ貴方は違うよずっとあの場所でいっぱい努力を勉強をして今の貴方なんだよ?優しくて博識な私の大切な友達それがエクリシューサ貴方なんだよ。じゃなきゃ私を救えなかったし、そもそも出会って無かったかも知れない…」「フレハティル……僕はずっと謝りたかった…あの時冷たくしたことそして君に伝えたかったんだ…」「何?」「僕、君ともっと遊びたい君と楽しい思い出を作りたい」「うん遊ぼう?いっぱいいっぱい私達と遊ぼ?」「フレハティル…ありがとう…僕、決めた!」ふと両親と親戚の前に出てくると「お父様、お母様、そして親族一同に私エクリシューサ・サーフェスが心に抱いた決意を此処で宣言します!貴殿方の望み通り私は医師に成りますがその後の行動については私エクリシューサ・サーフェスの自由とし更にエクリシューサ・サーフェスの名を捨てます!これに同意しないのならば私は此処を彼女達と去ります!」彼はそう宣言しそのまま両親と親戚を連れて帰った。

 

「フッやるじゃん」「…あそこまで強く宣言するとは潔いな」「エクリシューサ…君は本物の天才だね……そうあいつらに無かった物だ」

それから三日後旅立つ日にエクリシューサが見送りに来た。

 

「エクリシューサ!逢いたかった!来てくれてありがとう」「僕はまだこの星で学ばなきゃ行けないし自分であんなこと言ったからね」「本当に名前捨てるの?」「この名前が有る限り僕はあの家に縛られたまま、本当に自由になるにはこうでもしなきゃね。」「そうなんだ…」「ねぇフレハティル…僕、君にお願いが有るんだ」「お願い?」「うん、僕に新しい名前をくれないか?」「私で良いの?」「僕はフレハティルが良いんだ頼む…」「分かった……良し決めた、貴方の名前はエクサ」「エクサか…前の奴より格好いい!ありがとうフレハ」「えっ?今フレハって」「何時までも呼んでたら悪いだろう?だからフレハって呼ぶよ今度から」「うん!私もエクサって呼ぶね!またね」「またな?」そして再開はあっさり出会うのだった。

 

 

台詞 

 

「初めまして、私の名前はエクサです。」

 

「今、君に構っている暇は無いので」

 

「馴れ馴れしく触らないでくれますか?」

 

「ほぉ…君は彼女の全てを否定するんですね?それに加えて私に過剰な期待とは…何と愚かな人だ…知ってますか?医師だとね死んだ原因を書き替えることが出来るんですよ?どうしたのですか?…嗚呼、逃げないで下さいませ…死因が上手く偽れないでしょ?嫌い?ふふ、私もですよ?君みたいな人は大嫌い何でね?」

 

「おや?君…その本を何処で、嗚呼フレハから借りてきたんですね。ふむふむやはり君と私は相性が良いみたいですね…そうでしょう!何て言ったって彼女は私の心の友なのですから!君、素晴らしい!良ければ私と今彼女の良い所を語りませんか?勿論朝まで。」

 

「朧、諦めなさいそんなにすぐ身長が伸びる訳無いんですから…」

 

「全くヴォルティス…君って奴はどうしてこんなに大怪我をしてくるんですか?毎回私が手当てしてるんですがね…本当に常連ですよ君は!…ほぉう…なら丁重に手当てをしてあげますよ、ほぉらこの薬は君たちの星では物凄く効く物でしてね?ヴォルティス?何遠慮してるんですか、ほら早く患部を出しなさい…優しくしてあげますから…」

 

「フレハ…甘えても良いか?…フレハが悪いんですよ?朧とヴォルティスばっかり構ったり話したりして…僕だって貴女と一緒に話したりしたいんですよ?…でも今日は貴女と僕の二人きりだから…嗚呼、あの低身長侍と馬鹿は今日帰ってきませんだから何にしましょうか」

 

「すぅすぅんん…駄目ですよ、ほらちゃんとこっち来て?…そうそうほら暖かいしちゃんと寝ないと体に悪いんですよ…医師の言うことに間違えは多少有るけどこれは無いですからちゃんと寝ましょうふゎあ~お休みフレハ…」

 

「♪~♪~良し、我ながら良い感じに焼けたってあっ!君今つまみ食いしましたね?駄目ですよ、まだデコレーションしてないですしそれに時間だってほら後二時間有るんですよ?…成る程フレハが甘い物を欲しがってるんですね?成る程解りました、では君にも手伝ってもらいますよ?…なぁに君の仕事はあの馬鹿から私の作業邪魔をしないようにしてくれれば良いですよ。それでは頼みましたよ」

 

「えーとこれで買い物は一段落ですね。他には…っ!なんて事でしょう!此処でしたか!成る程いくら探しても見付からない訳ですね…ほうほう欲しかったハーブと薬草の種や薬品などこんなに有るなんて!…でもまた今度にします、フレハが居ますしそれにこんなに荷物を持っていては買っても持てませんしね…おや?君…何時から此処に?…な!我慢してるわけでは…!君何を!…えっ?行っておいで?荷物は君が持つからって…しかし…!フレハ…分かりましたよでは私は少し席を外しますので君、フレハの事頼みましたよ!」

 

「おやおや、何だか賑やかな話し声が聞こえたと思ったらフレハと朧と馬鹿でしたか。おや?君も要らしてたんでしたね…ほうほう成る程、フレハが心配で来たと嗚呼、助かります…彼女を一人にしておくと大変ですからね…と言いますか此処に居る君を抜いた皆は私と同じことを考えたのでしょうね?…そうですねきらびやかな場所や人が多く居る場所は結構苦手ですね…では私も会話に加わりましょうか…話題ですか?勿論、フレハの事を…何故拒否するんですか…」

 

 

 

 




はい、どもー作者です。

今回はフレハと愉快な三人をsyo

ピーンポーンパーンポーン………只今お取り込み中……

ってて、本当に手加減しないなこの人達は…とまぁこんな感じの人達はってことですね。

ヴォルティスの出身があの宇宙や友人について何かぴーんと来た人については君みたいな勘のいい人は嫌いだよ?ですね

それではまた次回もよろしくお願いします!


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第1話 始まりの星その名は惑星ボリス

 


遂にボリスに到達したフレハ達此処から彼女の冒険が始まる


「フレハ、あと少しで着くぞ?」「うん…朧ありがと」「まだボーッとしてるのか?」「ヴォルティスごめんね…私…朝は何だか怠くなるんだ」「低血圧だからな…ほらチョコ食べろ少しは楽に成るだろう。」「うん…ありあとうエクサ」もぐもぐ

 

≪到着まで後3分≫

「ショックに備えろ!」「あれ席が足りない?」

 

≪元々フレハと僕で行く予定だったからね?そりゃ足りないよ≫「あっそうだ!ブルちゃんあれ三人に出来ない!」

 

「「「あれ?」」」

 

≪あーまぁ出来るけどどうするの?≫「えっとねゴニョゴニョ」≪はっ!え~でも…嗚呼もう!しょうがないなぁ三人共並べ!良いかい?フレハに変なことすんなよ!≫

 

「「「は?」」」

 

「エターナル!」[Ready?]

 

「何でエターナル・ナイザー?」

 

「モードマジカルステッキ!」ぶん[モードチェンジReady!]

 

フレハがエターナル・ナイザーを天井に向かって投げると背の高さまで有った杖の形からまるで魔法少女が使う様な可愛いステッキに変化しそれをフレハは受け止めた。

 

クルッ「モードチェンジ完了☆彡からの~パワーフィール!」キラキラ≪キタキタァ!ブルちゃんビーム!≫

 

「「「っ!」」」ばしゅん!

 

プシュー……

 

「上手く言ったかな?」≪うん!当たったしね≫

 

「っの!何すんだブルトン!」「某達に攻撃とは…とち狂ったか…!」「ん?ダメージが…ない?しかも目線が低い」

 

≪はぁーい!≫ドン

 

「うぉっデカッ!お前こんなにでかかった?って俺ら小さくなってる!」「わぁ!皆可愛い!」ギュ「ちょ!」「っ!」「なっ!」

 

煙が晴れた瞬間朧達は二頭身のデフォルメキャラクターに成っていた。

 

「わぁバット星人て昭和の頃に出てきた奴じゃなく平成版でかっこよく成っちゃったからデフォルメ心配してたけどこれはこれで格好いいやら可愛いやら!(ムニュン)「ななっ!///」

朧はザムシャーだからどうなるかわかってたし、一度ザムシャー一族がこんなふうにデフォルメ化されたけどどのザムシャーより朧の方が一番格好いい!(ニコッ)「かっ!格好いっ!///」

うはぁ!ヴォルティスふかふかだァ!マグマ星人のフィギュアやぬいぐるみは持ってたけどそれよりふかふかで良い匂いかする~あっこれ大好きなお日様の匂いだ!(クンクン)「えっ!好っ!ええと///」

あーんほんとに皆かーわーいーいー!(ギュム)

「もがっ!///」「///っ」「!?!!?!//////」

≪フレハ~時間無いから後で、あと三人共死ぬから程々にしてね。≫あっ後1分しかないや!三人共そのままでいてね!」

 

フレハは小さくなったエクサ達を抱き締めたままコックピットに乗り込み着陸の準備をした。

一方フレハに熱い抱擁されてる三人集は自身の頭の後ろにある柔らかでミルクの優しく甘い匂いのする物体(フレハの胸)と己の理性の狭間で極限の戦いをしていた。

 

「ブルちゃん着陸プログラム始動までカウントダウン開始!」≪あいよ!着陸まで50秒…40秒…30秒…20秒切ったよ!…残り10秒!9…8…7…6…5…4…3…2…1…フレハ!≫「OK!システムオールグリーン正常!着陸!」

 

バシューン

 

≪ナビ出すね!…うん!無事ボリスに着いたよ!…あれ?フレハ?どこ?≫

 

ザッザッ「此処が惑星ボリス…!(皆、来たよ…私は此処にいるよ。)」

 

ボン「よっと!」「此処が惑星ボリス…」「こんなに自然豊かな星は久しぶりに見た。」≪フレハ~置いてかないでよ~≫

 

「ごめん、ブルちゃん…さて探索と行きますか?(そしてこの星にZAPの連中とあの姉弟が居るからね、多分何時か出会うからそれまでにこちらの体勢を整えなきゃ…)」「ですね…それで何処に行きますか?」「こちらの物資が余り無いからな…先ずは補給が必要だ…」「そうね、二人の言う通り物資を補給しないと…」

 

≪ん?レーダに何か…えーと…ヴォルティス?これ当たり?≫ピッ「おっ!当たりも当たり大当たりだ!フレハ、此処から六時の方向何かの建物の残骸が有るぞ!」「ヴォルティスでかした!フレハ行きましょう!」「待てその前に燃料を確認してからだ…」「ええ、確認次第そっちに向かいます。朧はメインシステム確認、ヴォルティスはブルちゃんとその場所の座標軸を計算して、エクサはエンジンユニット調整各自準備が出来たらこれで呼んで。」

 

そう言い朧達に黒い無線機を投げ渡した。

 

「フレハ、何処へ?」「私はこの辺りを探索してくる、もしかしたら居るかもしれないから」「わかった!気を付けろよ!」「うん、エターナル!来て、ラドン!」バサッ

 

 

 

上空

 

 

 

 

≪さて…何処を探しますか?姫様≫「なるべく船から近いところかな…」≪成る程…護衛もかねてですね≫「そんなとこ…(何処に居るの?)」≪…?っ!姫様伏せて!≫「っ!」ゴウ「何!今の!」『ぎゃあ!』≪っの!なめるな!≫「くっ…!今のメルバ?(あの色合い……と言う事はゴルザがこの近くに)ラドン降下して!」≪はい!≫

 

フレハを乗せたラドンはメルバの攻撃を避けながら下に下がっていった。

 

「っ!居た…やっぱりゴルディとメルディだ!」≪姫様のご友人ですか?≫「うん!…見つけた…おーいゴルディ!メルディ!私だよ!フレハだよ!」『ぎゃあ?ギャー!≪フレハ?フレハだ!≫』『ガァ!≪フレハ!≫』

 

フレハが大きな声で二体に呼び掛けると嬉しそうな鳴き声をあげて手を降っていた。

 

≪この分だと他のご友人の方々も見つかりますね。≫「良かった、元気で居てくれて…」≪ふふ、さぁ参りましょうか?≫「うん、メルディおいで?一緒にゴルディの所行こう」≪うん!≫

 

空を自由に翔る二体の怪獣と共にフレハはもう一体の元へ向かおうとした瞬間

 

『ビビビ!ぐわっしょん!』ビュン≪しまっぐわっ!≫「きゃあ!」ぶん『ガァアア!≪フレハァア!≫』≪フレハ!今いく!≫『グワッシ!』ドン≪わぁわぁ!フレハ!ゴルディ!フレハをっ!この邪魔をするな!≫≪貴様良くも!≫

 

ひゅーん「っ!不味い、このままじゃ≪フレハ!俺を呼べ!≫ゴジラ、分かった!エターきゃあ、しまった、エターナルナイザーが!≪糞!フレハ!≫」≪フレハ!≫「ゴルディ!」≪待ってろ!今行くから!≫『ギャアア!』≪うおっ!何しやがる!放せ、フレハ!≫「真っ黒なテレスドン何て居ないあれはいったい」ガシッ「うっ!これはジュランの蔦!っぐ嗚呼!放して…!」

 

突然後ろから現れたキングジョーブラックに攻撃されラドンに乗っていたフレハは衝撃で空に投げ出されてしまった、それに素早く反応したメルディは急いで助けようとしたがキングジョーブラックに気づかれ機関銃で攻撃され近付けず地上にいたゴルディに任せるとラドンと二体でキングジョーブラックに挑み空に投げ出されてしまったフレハは、ゴジラにエターナルナイザーから出せと言われ掲げた時上昇気流でエターナルナイザーを飛ばされ万事休すの所を走って追いかけてきたゴルディが受け止めようと向かった時ゴルディの足元から黒いテレスドンが現れゴルディを拘束した。フレハはジュランの蔦に絡め取られてしまいもがいて拘束を解こうとしたら更にきつく締め付けられてしまった。

 

「っぐ…エター…ナ…ル…(駄目…意識が…)みんな…逃げて…[させない…を……させない!][…達が今…ける][…くれ!][…!]…だ…れ…?いし…き…が…っ!」がく

 

フレハが気を失った瞬間何処からともなく四つの光の珠がフレハの中から現れそれは光輝くとジュランを枯らし四つの光の珠はフレハの周りを回りながらゆっくり地面に下ろし四つの内の二つは勾玉になり残りの二つは右手の甲と左手の甲にそれぞれ紋様が刻まれ勾玉はフレハの胸元に落ち紋様は光が消えた。

 

≪フレハ!≫≪姫様!≫≪こんのっくたばれ!フレハ!≫

 

「ううっ…けほっけほっラドン…」≪姫様!≫≪うわーん!良かった!フレハ生きてた!≫≪良かった…≫「痛っ!結構力が強かったな流石古代に生きていた植物…あれ?これは勾玉?そしてこの紋様何処かで…」≪姫様戻りましょうその傷では無理です≫「こんな擦り傷どってこと(ピピ)ヴォルティス?……分かった今戻るね?(ピッ)ラドン戻ろう準備が出来たって…その前にエターナルナイザー!」シュン≪フレハ!大丈夫だったか!≫「うん、平≪嘘つけ!体ボロボロじゃねぇかよ!≫あはは…」≪フレハ、戻ったらエクサ行きな?≫「……やだ」≪姫様…≫

≪ラドンしゃあねぇブルトンに告げ口してもらうしかねぇぞこれ≫≪ですね…≫「エクサ行きは勘弁してください…怒られちゃう…私が」≪≪?≫≫≪ほらご友人を中に早く戻りますよ≫「うん、メルディ!ゴルディ!私と一緒に行こう!」≪うん!≫≪待ってたぜ!≫シュン「ラドンOK!」≪はいそれでは今度こそ安全に迅速に行きますよ。≫バサッ

 

 

 

 

「……ターゲット確認」「やぁっと来たかぁ…こいつの性能も確認できたし…っちエネルギー切れかよまぁじっくり集めてからでも良いか…それまで楽しみに待ってろよ?かおる」

 

 

 

 

同時刻フレハ達から離れた所でとある組織と謎の青年が出会っていた。

 

 

 

 

 

 

ティアディーヴァ号艦内

 

「……この感じ遂に出会ったんだ、レイとZAPの連中が」「んでフレハはどうすんだ?」「どうするって?」「……会うのか?奴等に」「ZAPの連中は正直どうでも良いけど連中と契約したレイと言う青年には会いたいかな?」「夢の中で約束した彼ですか?」「そう…っ!」ガクッ「フレハ!」ガタッ

 

「っっ…(フレハ…来ては…行けない…逃げてくれ)この声ウルトラマン?っぐ嗚呼!(これ…はビジョン…っ!)」「フレハ?…朧水を持ってきて、ヴォルティスはタオル!」「承知!」「OK!」だっ

 

「(ヴィンセント島だ…っ!ウルトラマン…あの時私を庇ったせいで…?誰かそこに居る…二人…あれは!梨々香!と誰?『助けて…』梨々香!『誰か彼女を…』貴方は一体何者なの?『彼女を…助けてくれ…頼む…モンスタープリンセス』モンスタープリンセス?それは誰なの待って消えないで!)っは!はぁはぁ…」「フレハ大丈夫ですか…脈は安定してるけど速いな」「フレハ、水だ飲め」「エクサタオル持ってきたぜ!」「朧、ゆっくり飲ませてヴォルティスフレハの顔を拭いて私はハーブティーを淹れてくる」「分かった、フレハ大丈夫か?」ふきふき「ん…大丈夫…」「…見えたのか?」「ええ、原作通りこの星にウルトラマンが居る本当は原作通りにレイに解いて欲しいんだけど…」「梨々香ですか?」「エクサ(スッ)これ…」「特製のブレンドハーブティーです、主に気持ちを落ち着かせる物が数種類入ってます。」「ありがとう…ふぅ…」

 

「…梨々香があの島に居たの…とっても苦しそうだった…」「洗脳ですか?」「…多分、あの時のより強いものをかけられてるみたい…」「フレハ…組むのか?」「朧!」「ヴォルティス、分かってるあの島に梨々香が居る以上…覚悟を決めなきゃね」「でも!あいつら本当に信じられるのか!相手は人間だぞ!!」「ヴォルティスの言う通り…朧これはかなり危険ですよ、下手したらフレハが…」「そうだ!フレハも考え直せ!」「でもいずれ彼らと出会うのなら…今の方が良い、信用に値しなければ逆にこっちが彼らを利用すれば良い…だろう?フレハ」≪そうだね…朧の言う通りその方が堅実的だしあながちフレハの勘は当たるからね?≫「良い方じゃ無いけどね?まだ会わないけど会ったなら…ね。(それに今は気になる事が多い…モンスタープリンセスにあの黒いテレスドン…どうやら原作通りには行かないみたいね、それだったら変えても良いよねあの人の運命)三人共私部屋に戻るね…もう夜遅いしまた明日ね」「おお…」「お休み」「おやすみなさい」

 

 

 

フレハの部屋

 

 

ふわふわ≪また何か考え事してたでしょ?≫「流石にブルちゃんにはばれたか…実はね…」≪ふぅん…梨々香って人の隣に居た人がモンスタープリンセスって言ったんだ≫「うん、モンスタープリンセスってのが何なのか解らないそれを誰に言ってるのかさえもね?」≪(モンスタープリンセス…怪獣姫か、それを…に言ってるならあながち間違えではないね)んでメルとゴルを回収しに行ったとき黒いテレスドンが現れてマンモスフラワーに捕まり気絶して目覚めたらそれが出てきたと…手の甲奴とか勾玉…何か見覚えがあるしね≫「四体の内二体は守護神、残りの二体は破壊神と邪神か…」≪交信は出来るの?≫「解らない…でも時々暖かく成るんだ…まるで」≪側で守ってくれてるって感じでしょ?≫「うん…エターナル…」[Ready?]「リムモンスロード・ゴジラ」[モンスロード]

 

PON!≪よっと!フレハ?どうし…≫ギュッ「……っ」≪フレハ?…ブルトン何があった≫≪例の怪獣使いは知ってるよね?≪嗚呼≫そいつに仲間が居るんだけど、そいつ以外全員地球人何だよね≫≪それでか…大丈夫だ怖くない俺らと彼奴らが付いてる…もし危害が加えられそうだったら俺が出てきて怪獣使い以外は殺してやる…≫「…殺しちゃダメ…朧達にはそう言ったけど…怖いよ、ZAPの連中は仲間思いで良い人には違いない原作でもそうだったから…でもまだ私の中ではそれを信じきれてないんだ」ギュッ

 

フレハの震える体をゴジラは優しく撫でた

 

≪俺もだよ、まだフレハと朧達野郎共しか信用してない…そう言うもんはさ?じっくり時間かけてやんないと行けねぇからな…出会って即信じますってのは唯の馬鹿か無知な奴しかしねぇもんだ。なぁお前らもそうだろ?≫

 

ゴジラがエターナルナイザーに居る者達に聞くと同意するかのように柔らかい光を点滅させた。

 

≪ゴジラの言う通り…信用してないからねてか僕らフレハと朧達以外はどうでも良いんだよね正直…何処でくたばろうが知ったこっちゃ無いけどそれをフレハが助けたいなら力を貸す、信じたいなら同じ様に信じる≫「ブルちゃん」≪もし信じて裏切られたなら俺らが制裁を加える…フレハを守るためなら俺らはどんな事もやってやる…なぁ聞いてるんだろ…だから早く目覚めろこの亀野郎に万年ラブラブ夫婦に触手神≫

 

そう吐き捨てるようにゴジラは言うと形見のネックレスに付けてる勾玉と両手の甲に刻まれた紋様が光りゴジラの言葉に反論するかのように一つの勾玉と紋様は激しく光を点滅させた。

 

≪どうやら、守護神の彼以外は反論してるねてか無視してるのかな?≫「君達はどうして私の中に居たの?今何処に居るの?…私、逢いたいな君達に…(今はまだ会えない)(時が来たら…逢える)(俺達も逢えるのを待ってる)(いとおしい貴女に逢えるなら…その心や体を守れるなら)(((僕/俺/我/私は、どんな事もして見せる例えそれが自分達の使命に逆らうものでも…)))っこの声…人として生きてた時に夢の中で何時も聞こえていた声だ」

 

≪成る程、そんときから既に宿ってたんだ力が無くてもフレハを守るために≫≪だが俺がビックリしたのは、触手神と蛾の破壊神がフレハを守ってるって事だ…亀野郎と雌蛾は分かるがこの二体はな≫

 

≪ゴジラ何いってんの?僕らのいとおしいフレハだよ…こんな危険レベルの四体も味方に付けるなんておちゃのこさいさい何だよね、もしかしたらゴジラの同族やキンキラ金の龍何かも骨抜きにしちゃうかもよ?≫

 

≪同族は良い、だかあの一族だけは勘弁だ、特に人形からあの姿になる彼奴は来るな…絶対に来るな、来たら速攻ぶん殴る!息の根が絶えるまでぶん殴る!≫

 

≪どんだけ嫌なんだよそいつ…≫

 

≪死ぬほど嫌だ≫≪死ぬほどかよ!≫

 

「ふふ」≪おーやっと笑ったか、やっぱりお前は笑顔が一番可愛っ!嫌!これはその!「ゴジラ」なっ何だ?≫

 

「ありがとう、こんな私の事可愛いって言ってくれて≪おう≫ゴジラも格好いいよ」≪っ!なっ////何言ってんだ!たくっ!(照)≫「え~本当の事なのに」

 

≪照れる怪獣王って誰特?≫

 

≪何か言ったか?ブルトン君≫≪イエナニモイッテマセン≫

 

「ふふ、あ…もうこんな時間…寝よっか」≪そうだねぇフワァ~≫≪じゃぁ俺は戻って「えいっ!」うおっ!フレハ何すん…「ゴジラと寝たい」っ!(なっ!今何て言った!俺と寝たいだと!まてまて、俺は男だぞ!)フレハ流石にそれは!≫≪そうだよ!こんな凶暴な恐竜より何時も一緒に寝てる僕の方が良いよ!てか何で一緒に寝たいの!≫

「のね…その…一度…ゴジラ…抱いて寝たかったから(照)」もじもじ

 

≪嘘でしょ…フレハ、こんな恐竜の事そう思ってたんなんて…嘘だ!≫

 

≪(はっ?俺を抱いてって…ちょっと待て、抱いてってあの抱いてだよな…まてまて俺達まだそんな淫らな関係を持ってないぞ!と言うかフレハは俺の事をそんな風にずっと思っててくれてたってことか?そうなれば此処でその思いを無下に出来ねぇなてか据え膳食わぬは男の恥だよな)…判った、フレハ今日は一緒に寝てやる≫

 

「本当!ありがとうゴジラ!ちょっと待っててね」

 

≪止めて!フレハにはまだそう言う事早いから!≫≪ブルトン心配するな、優しくする決して乱暴にはしねぇ…≫≪止めろ!何格好いい声出して言ってんだ!≫

 

「ゴジラ…良いよ?」≪分かった、今行く≫≪イーヤー!僕らのフレハが!僕らのフレハが!こんな奴に捧げるなんて!≫

 

「ゴジラ…来て…」≪フレハ…≫ギシッ

 

「嗚呼もう駄目だぁー!「ブルちゃん電気消して」…フレハが望むならって…え?」

 

ブルトンが見た光景はゴジラを抱き枕の様に抱き締めて寝ようとするフレハの姿だった

 

≪抱いてってそう意味…≫「えへへ、温かいなぁ…」≪お…おお、そうか…≫「じゃおやすみなさい」≪お休み~≫≪おう≫

 

 

 

この時、彼女は気付かなかった…窓の外で覗いていた怪獣達が居たこと、遠くの方で人魂がこの地に降り立った事

 

 

 

 

……………………………………………………………

…………………………………………………

……………………………………

…………………

…………

 

 

『何処だ…フレハ何処に居る』『レイ、此処だよ』『フレハ!逢いたかった…』『私もだよ…レイ』『フレハ、俺は誰なんだ?あの巨人は何だ?』『大丈夫…落ち着いて…レイ貴方は貴方よ…あの巨人は味方』『味方?』『そうよ…』『フレハ、聞こえない…フレハ!』『レイ?』『フレハ、何処へ行く!フレハ!』『レイ!レイ!私は此処よ!』『フレハ!離れないでくれ!もっと俺の事を詳しく教えてくれ!フレハ!』『レイ!レイ!待っててね会いに行くから!』『フレハ!』

 

 

『レイ…』『やっと…繋がった…』『っ!誰!』『早く…目覚めろ』『何を言ってるの?』『早く…手遅れになる前に…』『手遅れって』『覚醒…契約…口づけ』『うっ!痛い…!嫌だ、何これ』『目覚めろ…モンスタープリンセス』『っぐ、嗚呼!ぁぁあああ!!』『彼女を救え…思い出せ…自分を…』『痛いっ頭がぁ!ぁぁあああ!!』バシュン『…守り神か、だがもう遅い、鍵を壊したからな』

 

 

 

レイstory

 

 

「フレハ!」「レイ?どうした…」「フレハが居なくなった!フレハ!フレハ!」「落ち着けレイ!そのフレハってのは誰なんだ?」「フレハは俺の事を詳しく知ってる会おうって約束したのに突然声が聴こえなくなって消えてしまった…」「そのフレハってのはお前と会う約束してるんだろう?だったら必ず会えるさ…」「ボス…」

 

そうなのか…フレハお前は何処に居る…

 

 

 

 

彼は知らなかった自身の正体と血縁関係を…

 

彼女は知らなかった自身の姉弟がもう一人居たことを…

 

少女は忘れていた自身の力が持つ脅威を…

 

 

 

 

 

 





遂に来ましたボリス編、大変長らくお待たせしました。
これから彼女は色んな人と交流します…


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第2話 人に造られし悲しみの怪獣


はい大変長らくお待たせしました。リアルが予想より遥かに忙しく更新が中々出来ませんでした。

楽しみにして下さっている方そうでもない方の皆様どうぞ第2話ごゆっくりとお楽しみくださいませ!


暗い…暗い…闇の中…この感じ久し振りだなぁ…

 

『邪魔』『鬱陶しい』『汚れた子』『不良品』

 

       久し振りに聴くなぁそれ…

 

『お前なんて要らない』

 

     要らないなら何で此処に居るの?

 

『お前なんか育てるんじゃなかった!』

 

     誰も育ててとは言ってない

 

『お前は要らない子』『産まれてはいけなかった子』

 

 じゃあ教えてよ…僕は一体何のために産まれたの…

 

 

ピチョン…ピチョン…ピチョン

 

 

(此処はどこ?)

 

 

 

「それは自分が良く知ってるでしょ?」 

 

誰?

 

「貴女は私、私は貴女」

 

貴女が私なら私は誰なの?

 

「分かってるくせに…ほら見なよ」

 

嗚呼、そうか私は…ワタシ…ハ…ボクハ…

 

 

「辛かったね、もう大丈夫だよ」

 

君は?

 

「君は此処に居ても良いんだよ」

 

此処に居ても良いの?

 

「今日から君の居場所だよ!よろしくね×××!私は…」

 

優しい君、僕を見付けてくれた、居場所を与えてくれた

 

「あはは!」

 

ずっと君と一緒に居たいこんな僕に手を差し出してくれた君と何時までも…そう思ってた

 

 

(誰かの記憶?っぐ頭が!)

 

 

「痛い!放して!」

 

何するんだ!止めろ!彼女を傷付けるな!

 

「嫌だ!止めて!嫌!痛い!嫌、嫌ー!」

 

止めろ!今行くから!動け、動け、動けよ!

 

「誰か助けて!誰かー!」

 

止めろ…彼女を汚さないで!止めろ…やめろぉぉおー!

 

 

びちゃっ…びちゃっ……

 

 

「うっ…ひっぐ…えっぐ…」

 

守れなかった…大切な君を守れなかった…!

 

「ごめんね…ごめんね…」

 

泣かないで…××××

 

「ひっぐ…」

 

僕が弱かったから…君を守れなかった…

 

(違う、違うよ!私がちゃんと逃げなかったから)

 

 

ダカラ、コンドハマモレルチカラヲモッテコンドコソキミヲ!

 

 

(貴方は…もしかして…っ!ダメ…それは…行かないで、戻ってきて!)

 

 

 

 

………レハ!……フ……!…レハ!フレハ!

 

「ん…あれ?ゴジラ?ブルちゃん?」≪よかった~!≫≪大丈夫か?なかなか起こしても起きねぇから心配したぞ?≫「え?あれ?…夢」ポロ≪っ!本当にどうした!≫

 

コンコン

 

「フレハ?起きたか…入る…ぞ…っ!」「朧…ごめんねビックリしたでしょ?今止めるから…あれ、止まんない」

 

フレハは必死に涙を止めようとしたが止まらず困っていたら朧が優しく自分の胸元に抱き寄せた

 

「無理に止めるな、止まるまでこうしといてやる」「ありがとう…」「(ボソ)何があった」≪いきなり泣き出した≫≪少し魘されてたし…悪い夢でも見たのかな?≫「ふぅ…それが原因か分からぬがフレハを泣かすとは…嗚呼、某の刀で切り捨てたいものだ…」≪出た、ヤンデレ侍≫

 

「朧、ありがとう止まったよ」「そうか…嗚呼目元が腫れてしまってるな、エクサに冷やすものを貰ってこい……某はゆっくりあとから行くから」「ん…分かった」バタバタ

≪もろヤンデレ侍出てたのにフレハを見ると引っ込むよねぇ~≫≪しかもフレハはそれに全然気づいてねぇし≫

「武士足るもの、殺気を上手く隠せなければ行けぬからな」≪お前のは殺気じゃなく病みだから。≫

 

≪よっとお前ら、フレハのとこ行くぞ。≫のっしのっし≪待ってよ~ゴジゴジ!≫コロコロ「ゴジゴジ…斬新な呼び方だな」ザッザッ

 

 

「えへへエクサの手冷たいね?」「丁度冷凍室を整備してましたからその影響でしょう…(全く、呼ばれて来たら目元が赤く腫れていて正直ビックリしましたよ…さてこんな風にした輩を探さねば…さぁてどんな風にしましょうか。)ん、大分腫れが引きましたね?」「ありがとうエクサ」「まぁ医師としてこれくらい治療出来ないなど恥ですからね?」

 

「エクサ…フレハはどうだ?」「腫れは引きましたもう大丈夫です、(ボソ)原因、知ってるんでしょ?」

 

「悪夢だ」「夢かそれでは決めていた事が出来ないですね…折角、新しい薬品を使おうと思いましたのに…フフ」

 

≪あっちはヤンデレ侍でこっちは病み医師かよ!≫

 

≪フレハ≫「ゴジラ!」ギュッ

 

≪フレハこっちのにも気付いてない…僕心配だよ…≫

 

「ブルトンちょっと来てくれ!」≪なんだい?ヴォルティス≫コロコロ

 

「フレハ、此処は結構調べ尽くしたが何かあったのか?」「欲しいものはあらかた貰ったけど肝心なデータベースにアクセス出来るもんがねどれもおしゃかで使い物にならないんだ」

 

「そうか、エクサそちらはどうだ!」「…此処は元々病院だった所でしたのでそう言う物は嫌と言う程いただきました。それに気になる薬品の調合帳が手に入ったので早く読んで作りたいですねぇ…フフ」

 

「…人体実験はするなよ?」「ええ、あの馬鹿以外にはしませんよ?それにフレハが危険に晒されるのは論外ですよ。」「それはそうだ…」

 

フレハ視点

 

 

「ブルちゃんとヴォルティス?何してるの?」≪何か顔が 真っ青だぞ?≫

 

「やべぇ…これは危険だ!」≪フレハァー!逃げてぇ~!≫「≪はい?≫」

 

 

物凄いスピードで走ってきた一人と一体の後ろからオニヒトデの様な物体が大群で迫ってきていた。

 

≪なんだありゃ!!≫「あれは…!不味い、それに触れてはダメ!二人とも早く逃げて!」

 

≪うわぁー!追ってくるぅー!≫「くそったれが!」

 

「早くこっちに…彼処に居るのは!朧!エクサ!ゴジラ捕まってて!」≪分かった!≫

 

その場で勢い良く地面を蹴るように駆け出すとスピードを上げて二人の所に向かって行った

 

 

「エクサ!朧!」「フレハ?」「どうしたんだ?そんなに慌てて」ぬっ

 

「っ!危ない!」だっ「うわっ」「むっ!」≪食らえ!放射熱線!≫ゴウッ

 

エクサと朧の背後に現れ飛び掛かってきたオニヒトデを見てフレハは二人に体当たりして避けさせその隙にゴジラが放射熱線で真っ黒に焦がした。

 

「ありがとうゴジラ!朧!エクサ!ごめんね?大丈夫だった?」「嗚呼、某は無事だ」むにゅん「全く何事かと思いましたよ」むにゅん

 

≪てめぇら、どさくさに紛れて何フレハの胸つかんでんだゴラ(怒)≫「嫌っ!これは事故だ!」ばっ「そう事故です!」ばっ

 

「………」

 

「フレハ?」「あの……」≪大丈夫か!俺が殴るかこいつら?≫

 

「二人のエッチ…////」ドキューン「グハッ」「ゲボッ」

 

≪そこの二人で遊んでないでフレハ助けて!≫「うおっ!囲まれた!」

 

≪数が増えただと…フレハどうする!≫「こうするわ!エターナル!ゴジラ一回戻って!」≪あいよ!≫シュン

 

「モンスロード!お願い、皆力を貸して!」[Ready?]

 

「ゴジラ!ラドン!ゴルディ!メルディ!」[モンスロード!]

 

≪姫様のご命令とあらば!≫≪おらよっと!≫≪フレハ!任せて!≫≪ヒトデ退治だ!≫

 

「皆、あのヒトデに触れないようにして!」

 

≪≪≪了解!/分かった!≫≫≫

 

ゴルディは超音波光線、ラドンとメルディはその場で旋回し竜巻を作り、ゴジラは熱線を使い次々にヒトデを退治していった。

 

≪おらおら!≫バシュー≪大分減って来たな…≫ゴォォ

 

≪ラドンあれやろう!≫≪ええ、ゴルディ!ゴジラ!タイミング外さないで下さいよ!≫≪≪おう!≫≫

 

メルディとラドンは更に速度を上げると周りに居たヒトデを全部竜巻の中に閉じ込めるとゴジラとゴルディの元に向かって竜巻を投げた。

 

≪フルチャージ完了!≫≪行くぞ!≫

 

二体は目を大きく開くと通常の倍の熱線や光線を竜巻に向かって撃つとそれはたちまち光の渦になりその中に居たヒトデ達は逃れようともがくが風の渦と二体の技が邪魔をして外に出れず仮に何体か出れたとしても外に出た瞬間塵に還ってしまった。

 

「やった!成功した!」「これは何と危険で美しい技だ」

 

「私達が考えたコンビネーション技!その名も…」

 

    「≪≪≪≪疾風閃光結界!≫≫≫≫」

 

≪ふぅ、危なかったよ≫「フレハ怪我無いか!」「大丈夫だよ!」

 

……………………………………………………………

……………………………………………

…………………………………

…………………………

……………

………

 

 

「で、何であんなに大勢で来たのでしょう?」「ヴォルティス、ブルトン何かしたのか?」

 

≪僕は何もしてないよ!ヴォルティスがいきなり呼ぶからなんか見つけたのかなと思ってそっち行ったらこうなりました!≫「嫌!俺のせいかよ!俺は何か瓦礫の下に光るもんが合ったから瓦礫ひっくり返して良く見たらあのヒトデが居て何かの怪獣かと思ったからお前を呼んだんじゃねぇーかよ!」≪でもまさか酸をはくヒトデだと思わないしあんなに大勢で軍隊よろしく迫り来るなんて誰が創造出来ると思ってんだよ!うわーん、フレハ怖がったよー!≫

 

「よしよし怖かったね。」「そう言えば、フレハは知ってたのか?あのヒトデ」「ん、どう言うことだ?ヴォルティス?」「嫌、あのヒトデに追われてたときにフレハが血相変えてたもんでよ。」

 

「フレハ、教えてくださいあのヒトデは一体?」

 

「…あれは唯のヒトデじゃないの、あのヒトデの名前はベーレム」

 

≪ベーレム?≫「うん、とある怪獣が吐き出すものでね?外敵と見なした者に体の皮膚と言う皮膚を溶かしてしまう強酸性の毒を吐くの」「何ですって…?毒を吐く!」「これは何と恐ろしい…!」

 

「じゃあ何であんなに大量のそのベーレムって奴がこっちに襲いかかったんだ!」≪そうだよ僕ら何もしてないのに!≫

 

「ベーレムの性質よ」「性質?」

 

「そう、恐ろしい事にこの子達は生きている生き物に飛び付いて自分の毒を流し込むの」

 

それを聞いてヴォルティスとブルトンは段々顔を青ざめエクサと朧は目を大きく見開き驚愕していた

 

≪てことは僕らあの時フレハに言われた通りにしてなかったり逃げ遅れてたら…≫「……助かる見込みは無かったねうん」

 

≪うわーん!いぎででよがっだー!!≫「こえぇぇ!超やばかったんだな…俺たち」

 

「それではあの時フレハが身を呈して避けさせて貰っていなければ…」「……某達は今頃生きては居なかったのだな…」

 

 

≪フレハ、お前こいつをとある怪獣が吐き出すったよな?≫「うん(ベーレムが此処に居たなら正しく彼何だろうけど…可笑しいんだよね、このベーレム達…私が見た奴とは大きさも色合いも違う嫌寧ろベーレム達の姿は変わってなくて本来付いてはいない物が有るのが気になる……っ!)この感じ…来る!」

 

 

グワゥウウ!!!

 

 

 

「あれは、一体何だ!」「うわぁ…何かやべぇぞ」

 

「やっぱり彼だった!」「やっぱり?と言うことはフレハはあの怪獣を知っていたのですか」≪うおっ!こっちに来るぞ!≫

 

グワゥウウ!!!ビュンビュン

 

「っ!あれに当たらないで!毒よ!」≪ヒェ~!≫

 

どん「うおっとと…ギャッ!」

 

ドンドン「よっ、ほっ、くっ!」

 

ドンドンドン「ハァッ!せりゃ!っきりがない!」

 

「フレハ!何なんだ、あの怪獣!…フレハ?」

 

「様子が可笑しい…(だって彼は大人しくて優しい子なのに…目が赤色?と言うことは操られてるの?)行くよ、ゴジラ!」≪おう!≫

 

[Ready!モンスロード!]

 

ディガアァァアアオン!

 

≪おっしゃ!ゴジラ来たァー!≫「フレハ!」

 

 

 

「ゴジラ、お願い私に力を貸して!彼を救う力を!」≪どう言うことだ?それに奴は何なんだ?≫

 

グワゥウウ!!!バシュン

 

サッ≪ちっ!話もさせてくれねぇてか…(せっかくフレハと話してたのに!)良いぜやってやるよ!≫

 

ディガアァァアアオン!!

 

 

「「「≪フレハ!≫」」」「皆」

 

「フレハ、教えてくれあの怪獣は何なんだ!」

 

ザッザッ

 

「彼の名は魔海獣ダガーラ…超古代都市ニライカナイの民が造り出した人工怪獣だ」「っ!何者だ!」「……そこよ!」ビュン!

 

サッ「っ!…流石、レイオニクスだな、俺はバレット…とある方からの命令で現場実験をしている」ザッザッ「実験?」

 

「そうだ、怪獣を操る実験…嫌潜在能力を強制的に最大に上げ最強の怪獣として造るのが正しいか…」「っ!何!」「強制的に…外道じゃねえか!」「そんなことをしたら体が持たない…いえ、死ぬかもしれないのですよ!」

 

「死んだらそれまでだ、それに代わりの怪獣等いくらでも居る」≪っ!てめぇ…僕ら怪獣の命を何だと思ってるんだ!≫

 

「所詮怪獣は道具だ…我らの計画に必要な駒しかない」

 

「貴様ァ…「……ける…な…」フレハ?」

 

「ふざけるな…代わりの怪獣が居るだ?実験の道具だ?その為に彼はああなってるのか?」「フレハ…?」

 

「彼の事を知ってるならその過去も知ってるんだよね…」「勿論知ってるがそれがどうした?」

 

「知っててやってるんだ…分かった、貴方を倒す…いえ殺す!」シュン

 

「っ!くっ(速い!)」ギリギリ

 

「フレハ!いきなりどうしたんだ!」「フレハ!戻ってこい!フレハ!」「駄目です!こっちの声が全く聞こえてない!」

 

≪ん?ダガーラ、ニライカナイ…っ嗚呼!≫「何だよ!ブルトン!」≪ヴォルティス邪魔っ!ゴジラ!奴を水の中に入れるな!そして両肩に気を付け…遅かったか!≫≪っ!ぜぇぜぇぜぇ、この野郎…ぜぇぜぇヒトデを吐き出しやがってぜぇぜぇ≫

 

「ブルトン!どう言うことだ!」≪思い出したんだよ、ダガーラの事について、そしてあいつの過去に何があったのか≫

 

「ダガーラの過去?」「過去に何かあったのか…?」

 

≪あいつは超古代都市ニライカナイの人々が作った怪獣何だよ≫「造り出された怪獣だと?」「一体何のために…」

 

≪フレハから昔聞いたから覚えてる…あいつはニライカナイの民が汚した海を綺麗にする為だけに造り出されたんだよ≫「ダガーラ…確か古代ニライカナイ語では」

 

≪掃除機って意味さ…確かにダガーラは海を綺麗にした…けどその毒素をあのヒトデに変えて逆に自分を産み出したニライカナイの都市を滅亡させてしまった、あいつは悪気はなかったよ寧ろ役に立とうとした結果がこれさ…へっ結局は人のエゴで創られ恨まれ疎まれそして拒絶されて本当に可哀想な奴何だよあいつは…だからこそフレハはキレてんだよねあいつの過去を知ってるがゆえ…≫「駒として使ってるのが許せなかったんだな」「…やっぱりフレハは優しい奴だ…」「フレハ…」

 

 

ガキン!

 

「っち!」「っ!……流石レイオニクス、俺の動きに着いてこれるとは…」「貴方、バルタン星人だねそれも別次元の…」

 

ガキン!ガキン!

 

「俺の種族を知り、別次元の者だと分かるとは…成る程どうやらお前を俺のブラックリストに入れなければならぬな?」「勝手にして…けどその前に貴方を倒して彼を助ける」

 

ジャキーン

 

「…ほぅ、お前は何か勘違いしてるな?」「何がよ!」「我々がやったのではなくあの愚かな怪獣は自ら願いあのような姿に成った」「っ!何ですって!彼が!」

 

「力が欲しいと自らとある方に頼み込み自らの命を省みずこの結晶を飲み込むとは…そんなに守りたい者だろうか…なぁフレハティル…否、暗部 香よ」「っその名は!何故貴方が知ってる!」

「そんなことをしていても良いのか?お前の大事な手駒が奴の毒で死ぬぞ?」「っ!ゴジラ!」ばっ

 

「さて実験の結果を…っぐ!…小賢しい真似を……」

 

 

ザッザッ「ゴジラ!大丈夫!」≪フレハ…へっこんなもん大したことじゃぐっ!≫

 

「(不味いこのままだとゴジラは毒に侵されて死ぬ、何とかベーレムを…嫌ゴジラにまとわりついている個体だけでも…そうだ!)ゴジラ体外放射線行ける!」≪おう!ぜりゃあ!≫バシュン

 

ぼとぼと

 

「よし!後は彼を何とかしなきゃ!」≪あいつちょこまかと飛び回りやがって撃ち落とそうにも避けてくんだよ!≫

 

「(地上戦に持ち込めばゴジラ無双出来るのにそれに結晶を飲み込んだって言ってたな…何処かにその結晶があるはず!何処に…っ!有った!)ゴジラ良く聞いて!ダガーラの背中と翼に真っ黒な結晶が有るんだけどあれを壊して!そうすれば彼は正気に戻るの!」≪分かった!そうと決まればやってやるぜ!≫

 

「エターナル!モンスロード!」

 

[Readyモンスロード!]

 

「援護をお願いラドン!」≪姫様の仰せのままに!≫

 

 

フレハはラドンを援護に向かわせた

 

 

≪おらっ!さっきのお礼参りだ!≫≪ゴジラ援護しますよ!≫

 

 

ゴジラが自身の体格や運動神経を使い素早くパンチやキックゼロ距離からの熱線を放ちダガーラが空に逃げたならラドンが旋回しながら翼で地面には焚き落としたり嘴で背中を啄みながら黒い結晶を狙いつつダガーラの体力を削っていった

 

だが彼は…ダガーラは度重なる攻撃を受け傷だらけになりながらも倒れることはなくその目は真っ直ぐフレハにいつの間にか向けられていた。

 

 

「ダガーラ…?(もしかして…)っヴォルティス船から私のホバーウイング持ってきて!」「あいよ!」だっ

 

「フレハホバーウイング何て物を持ってこさせて何をするきだ?」「彼に話し掛けてくる「!危険ですよ!」大丈夫!私を信じて?」「フレハ!ホバーウイング持ってきたぞ!」「ありがとう!ホバーウイング起動!≪僕も行くよ!フレハを一人にしたらヤバイからね?≫…全く過保護なんだから…しっかり捕まってて!」ウィイイン…バシュン!

 

ホバーウイングに乗ったフレハとブルトンはある程度上昇すると一気にスピードを上げダガーラの元へ翔んで行った

 

「ダガーラ!聞こえる!私だよ!ダガーラ!」

 

グワゥウウ!!!バシュンバシュン

 

「くっ!」シュンシュン

 

≪姫様!≫≪フレハ!何でこっちに来た!≫

 

「ダガーラ!お願い私の声を聞いて!」

 

グワウゥゥ…?

 

「ダガーラ…ごめんね…私が弱かったから貴方に苦しくて辛い思いをさせてしまった…こんな姿にさせてしまった!」

 

ワゥゥ

 

「でももう大丈夫だよあの時より私強くなったよだから元に戻ってダガーラ」

 

グワウゥ(フレ…ハ)「ダガーラ…」ウィイイン

 

フレハがダガーラの顔に近付き触れようとした瞬間

 

ぐううぅ!!!!!グワゥウウ!!!

 

「ダガーラ!どうしたの!ダガーラ!」≪フレハ逃げて!≫

 

ぐううぅ!!!!!バシュンバシュンバシュン

 

≪ダガーラの奴暴走してる!≫「ダガーラ…っ!」

 

ダガーラがいきなり苦しみ出した途端背中と翼に生えていたぼろぼろの結晶が怪しく光輝きダガーラの体を光の蔦のような物で絡み取り始めた。

 

「ゴジラ!ラドン!お願い…ダガーラを助けて!」

 

≪分かりました!≫≪行くぞラドン!≫

 

グワウゥゥぐううぅ!!!!!バシュンバシュン

 

≪くっ!この…さっきより力が格段に上がってやがる!ちっラドンそっち行ったぞ!≫≪ええ、大空の王者の力を思い知りなさい!!≫

 

ぐううぅ!!!!!グワゥウウ!!!グワウゥゥ…

 

≪隙だらけですよ!≫ビュン「(違う!あの技は!)ダガーラ止めて!ラドン、ダガーラの噴灼毒撃波が来る避けて!」

 

グワゥウウ!!!≪しまっぐわぁっ!!≫

 

フレハの声が届く寸前でダガーラはラドンに向かってほぼゼロ距離からの噴灼毒撃波を放ち喰らったラドンは気絶し地上に向かって落ちていこうとしていた。

 

「ラドン!戻って!(何とか間に合った!)」

 

グワゥウウ!!!グワゥウウ!!!ぐううぅ!!!!!

 

「ダガーラ…(こんな時あいが兄さんならウルトラマンコスモスならどうする…どうやって助ける!…考えろ、ダガーラを助ける方法をあの結晶を取り除く方法を!<歌を歌え…>)誰!<歌うのだモンスタープリンセス彼を助けたければ>この声あの時の!…そうだよその手が有った!(それにコスモスの力を使えば…行ける!)ブルちゃんちょっち私無理するよ≪フレハ?どう言う事…ギャン≫ごめんねちょっと苦しいけどここに入って我慢してて」

 

キュウーンバシュン

 

フレハはホバーウイングのエンジンを最大に上げダガーラに向かって真っ直ぐに翔んで行った

 

≪フレハ!この馬鹿野郎!危険だ!逃げろ!≫「「フレハ!」」「フレハ貴女また無茶を!」

 

「ダガーラ!お願い落ち着いて、私これ以上貴方を傷付けたくない!」

 

ぐううぅ!!!!!バシュンバシュン

 

「くっ!」シュンシュン「ダガーラ…お願い…この歌声を聞いて元に戻って…」

 

 

♪~♪~♪♪~♪~♪♪~

 

グワウゥゥ…っ!ぐううぅ!!!!!グワゥウウ!!!

 

 

ビュンビュンビュン

 

フレハの歌声を聴いた瞬間ダガーラは穏やかな顔に一瞬戻ったが突然物凄く苦しそうな表情に成るとフレハの真下に降り立ちその場で素早く回ると竜巻がおこりベーレムを放ちながら一瞬でフレハを取り囲んでしまった

 

 

「っぐ!きゃぁぁあああ!」≪フレハ!ダガーラ止まれ!聞いてんのか!おいてめぇ目を覚ませ、このままだとフレハが死ぬぞ!≫

 

ぐううぅ!!!!!≪止まれっていってんだろうが!≫

 

 

「フレハ!くそ!俺達に出来ることはないのか!」「不味いですこのままだとフレハが毒に侵されてしまう!」「何か手はないのか…!≪朧!聞こえる!≫ブルトンか!≪フレハがねダガーラの体に絡み付いているのを斬って欲しいんだって!≫あの鈍色の蔦をか?≪うん!≫ヴォルティス!エクサ!某の援護をお願いする!」「おんぼろ侍何か策案のか!」「下らない策ならば援護しませんよ?」

 

 

「ぐっ不味いこのままじゃぁ…体が持たない…」≪フレハ!おい早くしろ!このヘタレおんぼろスケベ侍!≫

 

「誰が…ヘタレおんぼろスケベ侍だ!

 

「朧っ!」≪どうでも良いからはよやれ!≫

 

 

「言われなくとも!」

 

ぐううぅ!!!!!ドスドス「少しの間大人しくて下さい」ぐううぅ…ヨロ「ゴジラ今だ行け!」≪おう!我慢しろよダガーラ…ちょっと痛てぇぞ?≫ダンダンヒュン

 

エクサがダガーラの動きを麻酔で止めるとゴジラはそのままダガーラに向かって走り大きくその場でジャンプしながら回転した

 

≪テイルアタック解!≫ドゴン!グワウッ!

 

「良し怯んだ、朧逃すなよ!」「タイミングは合った様だな、ダガーラよ貴殿の苦しみを今解放してやろう!」チャキシュン

 

ゴジラの尻尾攻撃で怯んだダガーラに向かって目を閉じ瞑想していた朧が自身の刀を抜くと一気にダガーラに詰め寄り空中で刃を振るった

 

「ザムシャー式流儀…瞑想桜の舞い切り」スッ

 

ザン!グワウゥゥ…ドン「良し膝着いた、フレハもう一度歌ってやれ!」

 

朧が刃を仕舞うとダガーラの体に絡み付いていた蔦を結晶ごと切り壊した

 

 

「ありがとう皆!ダガーラ…(お願いウルトラマンコスモス私に力を貸してください)スゥ」

 

フレハは身体中にベーレムが引っ付き毒を受けながらもホバーウイングの上で慈愛の戦士ウルトラマンコスモスが使った怪獣を大人しくさせる青く優しい月の光…フルムーンレクトを放ちながらダガーラの周りをホバーウイングで旋回し時折優しい歌声をダガーラに聴かせていた

 

グワウゥ「ダガーラ…大丈夫だよ、もう苦しいものは無くなったよ」

 

穏やかな表情を取り戻したダガーラはゆっくりとフレハの方に顔を向けフレハはダガーラの目の前に行くと彼の鼻先を優しく撫でた

 

ぐうう…「謝らなくていいんだよ…私こそごめんね心配ばかりかけさせちゃって…でも、それももう終わりにしよう?これからは私達とずっと一緒に居ようねダガーラ」グワゥ!

 

「取り敢えず一段落か?」≪たっく、フレハの奴無茶をしやがって…後で説教してやる!≫「相変わらずブルトンが居ないとゴジラが何を言ってるのかは分からぬが多分これは説教か?」「そうみたいですね?まあ後でゴジラと一緒に説教しましょうか天然通訳機能持ちのブルトンを連れてきてね」

 

 

「やれやれ結晶は壊されてしまったか…これぐらいのデータがあれば良いだろう、さてこれ以上あのお方の邪魔はさせないように彼女には此処で死んで貰うか」スッ

 

ゾクッ「(この感じまさか!)エターナ」ザクッ

 

「!」「嘘…だろ…」「嗚呼…そんな」

 

≪フレハァァアアア!!!≫グワゥウウ!!!

 

「ゲボッ…この卑怯…者が…」ズブッ「これ以上あのお方の計画を狂わせる訳には行かなグッ…貴様邪魔をするなぁ…!」ズッ

 

「っぐ!(バレットの動きが止まった?)「に…げろ、早く…俺から距離を取れ…」(目の色が違うもしかして!)貴…方は…まさ…かっぐ!」

≪今だ!ブルトンさんアタック!!≫ドン「くっ!今回はここまでにしてやろう…その傷でも致命傷に為るからな」シュン

 

「っぐ!」グラッ≪フレハ!≫

 

グワゥウウ!!!ガシッ「ダ…ガーラァ…」

 

フレハがホバーウイングから落ちそうに為った瞬間ゴジラは受け止めようと駆け出そうとした瞬間ダガーラが素早く自身の頭の上にフレハを乗せた

 

 

グワウゥゥ「フレハ!エクサ早くしろ!フレハが…フレハが死んじまう!」「ヴォルティス貴方に言われなくとも!…フレハ、しっかりしてください!フレハ!フレハ!っ…(不味い脈が弱まっている!)それにこの傷やら毒のせいでフレハの自己回復能力が追い付いてません!このままでは!」「エクサ血が止まらぬ!」

 

≪くそ!僕の亜空間バリヤーが遅かったか!≫≪フレハ!死ぬな!≫

 

ぐううぅ…グワゥウウ!≪僕のせいだ…僕のせいでフレハが!≫

 

「ダ…ガ…ーラ…貴方のせいじゃないよ?…」ぐう…≪でも≫

 

「油断した…私が…悪いんだよ…ゲボッ」「フレハもう喋るな!」

 

「ダガーラ…が…無事で…良かっ…た…」ガク

 

「フレハ?…おい、嘘だろ?フレハ…フレハァァアア!」「フレハ!戻ってこい!某達を置いて行くな!」「フレハ…?…約束したじゃないですか、フレハ…フレハ!」≪嫌だよ…フレハ…また僕らの前から居なくなるなんて…≫≪頼む!目を覚ましてくれ!…頼む…フレハ…帰ってこい!≫

 

グワウゥゥ…ぐううぅ…ポロポロ

 

 

悲しみにくれるゴジラ達それはエターナルナイザーに居る怪獣達にも伝わりカタカタと音を立てていた。

 

グワウゥゥ!ぐううぅ!!!!!

 

悲しみにくれる中ダガーラは願った自分のせいで大切な人を…彼女を傷付けてしまったことを謝りたいこと、自分はどうなっても良いから彼女の傷を…命を助けて欲しいとそして彼女が助かったなら今度は必ずこの身に代えても彼女を守り抜くと

 

ぐうう…ポロ…ピチャン

 

 

 

 

『優しき子よ…』誰かが呼んでる『目を開けなさい…』

 

っは…貴女は誰ですか?『私は超古代都市ニライカナイの民を纏めていた王女です。』王女様が私に何の用ですか?

 

『はい、私は貴女にお礼が言いたかったのです。ダガーラの事を大切にしてくださりそして友として接してくださってありがとうございました。』何を当たり前の事を言ってるんですか?ダガーラは私の大切な友達何ですよ?そんなことでお礼を言われても…

 

『貴女はダガーラの事を知ってますよね?』はい

 

『だからですよ、お礼が言いたかったのは…本来私達の祖先が汚してしまった海を私達で綺麗にしなければ成らなかったのに…ダガーラには辛い思いを沢山させてしまった…あの子には悪気はなかったのに』人の欲が祟った天罰ですよ…彼は頼られたかったいえ役に立ちたかったんです、王女様や自分を生み出してくれた人に喜んで欲しくて欲しくて頑張ったんです…でも予想より海の汚染が酷くてあんな形で毒を吐き出さなければ彼の体内に止めておける分の毒が入りきらなかったんだと思います。彼は頑張りやさんで優しい子なのに。

 

『そうね…あの子はとても優しい子でした…私を見つけると可愛い笑顔を見せてくれるとてもいとおしい我が子の様な存在でした…』

 

王女様、ダガーラの事…『はい、貴女と同じくらいにダガーラの事が大好きですニライカナイに住んでいた民達よりも』

 

グワウゥ

 

ダガーラ?泣いてるの?『きっと、自分のせいで貴女を殺めてしまったと勘違いしてますね…』

 

戻らなきゃ…でもどうしたら『大丈夫です。この子が貴女をダガーラの元へ案内してくれます』ゴー!

 

あれ?君は…ゴーゴー?『はい、実は貴女は死んではいないのです、ダガーラの涙が貴女に掛かった時貴女に付けられた傷は治り命の炎も元通りに為りました。』

 

じゃここは?『貴女の深層心理…心の中です。』

 

此処が私の心の中なら王女様はどうやって?『私はゴーゴーと共にダガーラの側に居ました形を変えて…先ほどダガーラの涙で貴女は助かったのですよ?その意味…貴女なら分かりますよ?』

 

!そっか…命の水に成って居た王女様とゴーゴーは涙が掛かったと同時に私の心の中に入ってきたんですね…ダガーラの弱点とも言われる命の水…それがあの時ダガーラを一瞬だけど正気に戻しあの結晶の力を弱めてくれてたんだ。

 

ゴー!『うふふ、正解です、やはり貴女は素晴らしいこんな友をダガーラは持てて私は嬉しいです。…私には出来なかったことですから』ゴー……

 

王女様…そんな事無いですよ?ダガーラが優しいままで私と出会えたのは王女様がダガーラの事を大切にしてくださっていたからですよ…そうでなければ彼は壊れていましたから…『フレハさん…ありがとうございます…こんな罪深い私にまで優しい言葉を掛けてくださって』ゴー!ゴー!

 

ゴーゴー?『どうやら時間みたいですね…私はこのまま空の上に行きダガーラと貴女を見守ります、ゴーゴー?彼女を困らせないようにしてくださいね?』ゴー!

 

王女様!『はい』ゴー?

 

空の上で見守らないで生まれ変わってきてください!そしてダガーラと今度はずっと一緒に…私達と一緒にこの世界で生きましょう!『!…はい!でも直ぐには行けません…』待ってます!『!』

 

私は人や星人はまだ信用できなくて嫌いなままですけど…王女様みたいな優しい心を持った人なら私は信じて待てますから。

 

『はい!では待っていて下さい…私が貴女に今度は…友として出会うまで。』キラキラ…ゴー…

 

ゴーゴー、大丈夫だよ王女様はきっと戻ってくるからね?

 

ゴー!

 

皆の元へ案内お願いね?

 

ゴー!ゴー!

 

 

 

 

≪ヒッグフレハァ…≫「こんなのは夢だ…悪い夢…」

 

グワウゥ…『ダガーラ…』ぐう?『泣かないで彼女はまだ生きてます…』

 

グワウ?「っ…」ぐううぅ…?すりすり

 

≪ダガーラ?お前何して「ん…」!フレハ?≫≪ゴジラ?ダガーラ?≫

 

グワウゥゥ「ダガーラ…くすぐったいよ…」「フ…レハ?」

 

「ただいま朧、ヴォルティス、エクサ、ゴジラ、ブルちゃん」

 

≪フレハァ…うわあーん!≫「フレハ…フレハ!」「この馬鹿野郎が…」「全く貴女と言う人は!」

 

「皆苦しいって…≪フレハ…≫ゴジラ何っ!ゴジラ?」≪この野郎…死んだかと思ったじゃねえかよ…バカ≫

 

「ごめん、ブルちゃん、ヴォルティス、エクサ、朧、ゴジラ。ダガーラ…おいで」

 

グワウ「よしよし、ダガーラのせいじゃないよ…ちゃんとほら帰ってきたよ…だから自分を責めないで…」

 

グワゥウ「ダガーラ…また私と一緒にこの世界で生きてくれますか?」

 

ぐう!「ありがとうダガーラ…エターナル[Ready]貴方の事を大切にするね?」

 

グワゥウウ!!!キラキラシュン

 

「ダガーラ…お帰り」ギュ

 

 

「さてと帰りますか?」「そうだな」「ええ」

 

 

≪フレハ…帰ろう≫「うん、ゴジラエターナルの中に入る?」≪嫌、今日は寝るまでお前の側に居る≫

 

ゴー、ゴー!

 

「おいでゴーゴー」ゴー!

 

「フレハ、その毛玉は何だ?」「うーんと…私の命の恩人の一人かな?ねっゴーゴー」ゴー?

 

 

 

無事ダガーラを助け出したフレハは自分の船に戻り明日に備えて深い眠りに就いた…

 

この時彼女は知らなかった…怪獣使いの青年に出会った瞬間、彼女を巡る戦いが切って落とされることを何故モンスタープリンセスと呼ばれるのかを

 





はい、以下がでしたでしょうか?魔海獣ダガーラがフレハの仲間に為りました、そして朧とフレハ怪獣組の技とコンビネーションに今回は力を入れてみました!

嫌~強くしすぎましたね…特に朧よ…君をこんなにかっこよく書こうとはしてなかったんだけどなぁ


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第3話 再開のレイオニクスとZAP

 

「んん…ふぁ~もう朝だ…よいしょお風呂にいこう髪の毛ぼさぼさ…」てくてく「ゴ?」「ゴーゴーも一緒に入ろっか?「ゴー」うふふ」

 

 

 

機内広場

 

 

「ふぁ~おは…」「遅いですよ!今何時だと思ってるんですか!」「しょぉ~がねぇだろ?俺は朝が苦手なんだよふぁ~」「全くヴォルティスのそれはどうにかしろと某は散々言ったのだかな?」「俺だって努力はしてるぞ?でもどうしても昔の体質が抜けなくてな…」

 

「これは地道に治さないと行けませんね?」「そうだな…」≪はよ~あれ?フレハは?≫「そう言えば、フレハはどこに?」

 

ガチャ「あっ皆おはよう!」「ゴー!」

 

≪あっフレ≫ビシッ

 

………………

 

「あれ?皆どうしたの?おーい」「ゴ?」

 

「「「フレハ…(貴殿/お前/貴女)と言う人は…(貴殿/お前/貴女)と言う人は!」」」がったん

 

ガシッ「えっ!」

 

「いつもいつも言っとるだろうが服を着ろと!」「えっ?着てるよ?ほら!」

 

「上を着ろ!上を!何故貴殿はタンクトップ姿で来た!」バサッ「わぷっ!いやぁ…お風呂あがったばっかりだから少し暑くて…」

 

「フレハ!貴女は年頃の女性なのですよ!そんな格好でふらふらふらふら異性の前でちらつかせて!良いですか、男は狼なんですからね!何かあった後じゃ遅いんですからね!」「わーエクサのお説教だぁ~」

 

≪そうだよ!仮にも幼馴染みで長くフレハの側に居るおんぼろスケベヘタレヤンデレ侍下心が隠せてない依存性エロ筋肉監禁束縛馬鹿野郎ムッツリスケベ病み医者だから大丈夫だとも限らないんだからね!そのうちペロッと美味しく食べられちゃうよ?ほんとに!≫「大丈夫朧達そんな事…するの?」

 

「しないしない!」「あっ安心しろ!某達はフレハを淫らな想いで見てはいないから!」「そっそうですよ!」

 

「ほらぁー朧達しないって!」≪でもフレハ覚えといて?ああやって慌てて弁解するときはね図星ってい「わー!わー!」うるさっ!お前らうるさっ!≫

 

何だか賑やかで落ち着かないなぁ…前は暗い部屋の中に一人でずっと入れられていたから…

 

「ゴー?」「何でもないよ?」

 

ゴーゴー可愛い!まさか本物のゴーゴーにこうやって触れるなんて!転生神様とノア様に感謝しなきゃ!あれでも転生神様って名前何て言うんだろう?今度会ったときに聞いてみよう!

 

「あっそうだ、エターナル?」[YES、myMaster]

 

やっぱり、この子日に日に言葉数増えてる…人工知能?かなでもこうやって喋れるのは良いなぁ…

 

[Master?]「ごめんね、大丈夫だよ」

 

ビーッビーッ

 

「っ!何の音だ!」「警報?何処から」

 

 

[emergency!emergency!Hypergene monster Approaching(緊急事態発生!緊急事態発生!超遺伝子怪獣接近中!)]

 

 

「えっ!何言ってんだ?エターナルナイザーは!」「某に言われても解らぬ…」「≪嘘!彼が居る/の!≫」「フレハ解るんですか!」「うん!これでも英語検定一級は人間だった時に持ってたんだからね!」≪不味い!彼奴だとすると…ヴォルティス!レーダ!≫「はいよっ!…?…ん?」

 

ヴォルティスがレーダを見ると次第に首を傾げていった

 

「どうしたの?」「いやぁ…確かに来てるんだけどもどうやら何かを追いかけ回してるみたいで、あと何か通信が入ってくるんだけど?」「どれ…これは無線?フレハどうする?」「朧繋げて」「分かった」

 

 

『ザザー…こちら………!……ラゴン応答…ザザー』

 

「ちっ!雑音が入るか…!」「エクサそこにあるキーボード取って」「?これですか?」スッ

 

カタッカタカタカタカカタカタ

 

「はやッ!」「何と見事なタイピング」「流石フレハですね!」

 

カタカタカタカカタカタ…カタッ

 

「このプログラムで雑音を…良し!また繋げて!」≪OK≫

 

 

『こちらドラゴンスピーダー!ペンドラゴン応答しろ!』

 

「ドラゴンスピーダーにペンドラゴン!そしてこの声まさか!」

 

『こちらヒュウガ!蝙蝠の様な怪獣に襲撃されてる!ペンドラゴン応答しろ!』『ボス!俺がザザー』『ザザーレイザザー』

 

「通信切れました」≪フレハどうす!?フレハ?≫

 

「(不味い今のだと!)ヒュウガさん…!レイ!」だッ

 

≪フレハ!≫「何処に行くんだ!」

 

「ごめん皆!後から来て!」ウィイイン「フレハ!ホバーウィングはまだ直ってなっ(バシューン)…!フレハ!」

 

 

 

キィィイイン「ヒュウガさんとレイを此処で死なせる訳には行かない…!助けて見せる、二人をいえあの子も含めて!」

 

 

 

レイ視点

 

 

ボス達と出会って数日が経ちフレハとの会話が出来なくなって俺は少しもやもやするがボス達と一緒に生存者を探していた、怪獣と戦っていた俺にとっては戦え無くて暇だったがボスが生存者の中にフレハが居るかもしれないと言われ、今日も俺はボスと一緒に生存者とフレハを探しにドラゴンスピーダーに乗って居た…

 

「くっ!何なんだ!この怪獣は!オキ!ハルナ!クマノ!ペンドラゴン応答しろ!」「ボスやはり此処は俺が行ってくる!」「何言ってるんだ!相手は空を飛んでる上に光線を吐いてくるんだぞ!」「このままだと死ぬぞ!」

 

ギャオオオ!「糞、先回りされた!」「俺は行く!「待て!」くそ話せ!「止めて!ギャオス…いえギャオ!」この声は…フレハ!」

 

 

 

フレハ視点

 

 

キィィイイン「居た!って嘘でしょ、駄目!」キュイイイン

 

 

ギャオオオ!!「止めて!ギャオス…いえギャオ!」!ギャオオオ!!

 

「そうだよ…こっちにおいで…(この隙に!)ピッそこの偵察機の同乗者聞こえますか『!嗚呼、聞こえる』良いですか?一度しか言いません、私がこの子を引き付けてる間に何処か安全な場所に避難してください分かりましたか?『お前は一体何者なんだ?』私の事より自身の命を考えてください、さぁ早く離れて!『……分かった』ピッ…これで良し…さぁこっちよ」ビュン

 

ギャオオオ!!!!「ギャオ!私、前から貴方と空の鬼ごっこがしたかったの!さぁ私を捕まえてみて!」ギュン

 

?!ギャオオオ?ギャオ!!

 

フレハはホバーウィングの動力を上げたり下げたりしてギャオスの速度を振り切ったりわざと落として素通りさせたりして文字通りの鬼ごっこをしていた

 

「あはは!楽しいね!」!ギャオオオ!

 

 

バシュバシュ「きゃぁ!何っ!ペンドラゴン!」バシューン

 

ドン!ギャオ!ギャオオオ!!!!「行っちゃ駄目!ギャオス!」

 

キュオオオオン「それは!撃っちゃ駄目ぇ!」ビーンドン!

 

ペンドラゴンの攻撃に反応してギャオスは超音波を口から吐き出しそれはメスの様な鋭い切り傷をペンドラゴンに付けた

 

キュオオオオン……「次で止めを刺す気なんだ!ギャオ!私の声が聞こえる!ギャオ!ギャオ!駄目…興奮状態で聴いてくれない!『フレハ!此処は任せてください!』エクサ?っ!!駄目間に合わない!」

 

キィィイイイイン「ペンドラゴン避け(駄目だ!さっきのでエンジンがやられたんだ!)駄目ぇ!!!」

 

ギュンドン「っ!ティアディーヴァ号!」チュドーン!

 

「朧!ヴォルティス!エクサ!ブルちゃん!…そんな『フレハザザーこちらは無事ザザーですザザー機体を一旦着陸させまザザー…どうか無事でザザー』良かった…」

 

ギャオオオ!!!!「ギャオ!(どうすれば!)[Master]エターナル?[Use the pendant around your neck and the shining magatama. You should know how to use it.(首に掛かっているペンダントと光輝いている勾玉を使ってください。貴女なら使い方が分かるはずです。)]っ!本当だ勾玉が光輝いている…でも使い方なんて…!」シュン≪フレハ!≫「ブルちゃん!」≪光ってるそれはあの亀ジジィの勾玉だからそのひし形のペンダントと一緒に使うんだ!≫「でもブルちゃん、エターナル…私、分からないよ使い方なんて…!」

 

≪フレハっ!このままだとペンドラゴンの中に居る奴等が死んじゃうぞ!≫[Master!]

 

「どうすれば良いの…」≪フレハ!頭で考えるな感じろ!≫「ゴジラ?」

≪姫様ならきっと出来ます!≫≪そうだよ!フレハなら出来る!≫≪出来ると俺達は信じてる!≫≪君の優しい心が声が光が彼に絶対届くよ、さぁ目を閉じて感じてそのペンダントの声を勾玉に宿っている守護神の心を≫「ラドン、メルディ、ゴルディ、ダガーラ…」

 

≪≪≪≪[フレハ/Master!]≫≫≫≫

 

「っ……スッ(そうだよ…慌てちゃ駄目だ…落ち着いて感じるんだ…彼の心をペンダントから放たれる力を…)」パチッ

 

閉じていた瞳を開け左手で勾玉を握り右手で首に掛かっているペンダントを外し紐の所を持つとゆっくり回しながら頭上に掲げた。

 

リィンリィンリィン

 

「ギャオ…お願い落ち着いて…」リィンリィン

 

ギュオオオオ……ギャオ?

 

「此方だよさぁ…おいで…」シャンシャン…キラキラ

 

ギュオ…スリッ「ビックリしただけなんだよね?大丈夫だよ…ほら、もう怖くない」スリッスリッ「ふふっくすぐったいよ、危ないから一回離れて…そういいこだね」

 

回していたペンダントから綺麗な鈴の音が聞こえフレハが言葉を掛ける度に勾玉は光りその光に同調するように鈴の音を鳴らしながら淡いオレンジ色の光の粒子にしてギャオスに少しずつ降りかかっていった。

 

「エターナル…[yes、Master]ギャオお入り…」ギャオオ…シュン

 

「ふぅ…何とか成った…ありがとう力を貸してくれて」≪さて、フレハまだやることが残ってるよ…彼方さんは律儀に待っているけど、さっきから敵意が物凄く出てるよ。≫

 

「分かってる…ピッ…そこの艦隊に搭乗している者に次ぐ、貴殿方は私に聞きたいことが山ほど有るのでしょうが…生憎私は大切な友人の無事を知りたいのでね聞きたいのならば私の後に着いてきてください。…そこの戦闘機も一緒に、後其方の通話は一切私には通じないのでねまぁ…此処で情報を逃すなんてミスはしませんよね?では後程お話ししましょう…ピッ…もしもし朧?ヴォルティス?エクサ?誰か私の声聞こえる?」

 

≪さぁてフレハ一緒に行こうかなと思ったけど…おーいエターナルさんやい≫シュン[What do you want? I do not follow the instructions of the 4D monster, but just listen(何のご用ですか?私は四次元怪獣の指示には従いませんが、聞くだけ聞きましょう)]

 

≪ほんとエターナルはフレハ以外の怪獣や星人、人に厳しいんだよなぁ…こんなにプリティでセクシーキュートなブルトンさんがたのみごとを聞いてもらおうと声をかけたのにぃ~≫[Hmmm, where's the pretty and sexy cute thing ... Even though it's a two-tone nuisance monster with a lot of maidens. And I had Master's parents give birth to serve Master? I don't have any intention to follow someone other than Guess or Master, because it's a four-dimensional monster, so I'm sure he'll ask me about Master. (はぁ~、何処がプリティでセクシーキュート何ですか…只のおうとつが沢山付いたツートンカラーの迷惑怪獣なのに。それに私はマスターに仕える為にマスターのご両親に産み出していただいたのですよ?どこぞの品がなくゲスい輩やマスター以外の方なんかに従う気は今後御座いません…でも四次元怪獣の事ですからマスターの事で私に頼みが有るのでしょう。)]

 

≪僕の事ひでぇ言い様だな!まぁいいか、ダガーラを出せ彼奴にフレハを運ばせる。ホバーウィングはさっきのでエンジンが瀕死状態、フレハ自身も超音波メスの余波で多少の傷があっちこっち出来てるし何より力を今回初めて使ったんだ相当疲労が溜まってる…それに今着いてきてる奴さん達に質問攻めされるだろうから少しだけでも休ませないと、フレハは自分から休もうとしないしさせようにも頑固な所が有るしエクサの奴船で無理矢理攻撃を庇ったからそれにフレハは心配してるし余計休まないから無理矢理にでも休ませる≫[Then why do you have dagara when you have radon or melba?(それならば、ラドンやメルバがいらっしゃるのに何故ダガーラを?)]

 

≪答えは単純、陸海空三竦みが揃っているのがダガーラだったからまぁ現在側に居る奴がね?≫[Is that the reason?(そんな理由ですか?)]

 

≪ちゃんとした理由を言えばラドンとメルディにはあのふらふら飛んでいる艦隊を運ばせるためともし此方を攻撃してきた際に機動力で避けれて安全にフレハを運べるのがダガーラだけしか居ないんだよね、陸だったらゴルディに艦隊を運ばせてゴジラがフレハを運ぶ又はその逆でも良いし≫[It's amazing that you have a good reason for being annoying, and thinking about the future.(成る程、ふざけてる割にはちゃんとした理由が有ってしかも先の事を考えているとはお見事ですね。)]

 

≪ねぇ、エターナルの中の僕はどんな風に見ていたの?≫[I thought it was a noisy four-dimensional monster.(只ふざけてるうるさい四次元怪獣だと思ってました。)]

 

≪マジでひでぇ言い様だな!兎に角早く出して!≫[It can't be helped ... Only this time?(仕方がないですね…今回だけですよ?)Ready!]

 

「えっ!エターナルどうしたの!」≪よぉし…ダガーラ、メルディ、ラドンお前ら出番だぞ!≫

 

≪はーい!≫≪ダガーラ姫様を頼みますよ?≫≪分かってる、僕に任せて必ずフレハを守り抜くよ≫

 

「えっ!何で君達出てきたの!」≪さぁてホバーウィング停止!≫ポチッ

 

「きゃあ!≪おっと、フレハ大丈夫だよ?僕が支えるからね?≫ダガーラ!」≪よぉし、フレハはOKだね。ダガーラ、そのまま直進して行って僕は中に居る奴等に話に行ってくる残りの二人はゆっくり飛んできて≫シュン

 

「ブルちゃん!≪フレハ大丈夫、ブルトンに任せておけば良いよ。それよりも僕の上でゆっくり休憩していて?≫ダガーラ…」

 

 

 

 

ペンドラゴン機内

 

「副長!怪獣がやって来ます!」「逃げるわよ!」「だめです!さっきのでエンジンがやられてこれ以上出力が上がりません!」「くっ!ここまでなの?」

 

シュン「痛いっ!」「くまさんどうしたんですか?」コロコロ

 

「うわぁ!副長大変です!怪獣が機内に現れました!」「嘘でしょ!どこから来たの!」

 

≪(イテテ着地失敗)≫がしっ「うわぁ、これ四次元怪獣ブルトンですよ!こんなに小さな個体初めて見ました!」

 

≪ちょっ!放せ!触るな!変態!怪獣オタク!≫「おい!今の声誰だ!」「…まさか」

 

≪放せ!四次元世界に放り投げるぞ!≫「オキそいつから手を離せ!」べし「痛い!くまさん痛い!」

 

コロコロ≪あーやっと離れた、ねぇここの中で偉い奴ってどちら様?≫

 

「ブルトンが喋ってる!」「嘘だろ!」「!」≪驚くのは勝手にして良いけど、僕の話聞こえた?聞こえたなら答えてくれない?≫「一番偉いのはボスだけど…今居ないから副長かなこの中だと…」

 

≪ふぅん…で、副長って誰≫「私よ」

 

≪お姉さんが副長か…じゃ簡潔に話すよ、あの二匹攻撃にしないであんたらの船そんなに早く飛べないんだろ?さっきの超音波メスでエンジン系統がやられてさ≫「っ!何故分かったの?」

 

≪これでも僕は観察力がいい方でね?≫「っ!」ジャキ

 

ビービー

 

「副長怪獣がやって来ます!」「そこの怪獣さん?一体何をするつもり…」≪おー怖い怖い、此方は敵意が無いのにそちらさんはこんな無防備で無害な怪獣に対してそんな態度を取るのか…へッ随分と舐められたもんだなぁ僕って。言っとくけど此処で僕や外に居るメルディとラドンを傷付けたり最悪この三匹のどちらかが死んだらお前ら覚悟しとけよ?此方はお前らを殺すなんて事を平然と出来るんだからな?まぁ死んでも良いんなら殺ってみなよ、その代わり地獄を見るけどな≫「ッ」ビクッ

 

≪おっそろそろだな、メルディ、ラドン頼むぞ!≫「副長怪獣現れました!」「これはメルバと…この怪獣は見たことありません!」「新種の怪獣!」

 

≪彼奴の名前はラドン、ってそこの変態怪獣オタクが分からないなんて怪獣マニアを名乗る資格が無いな。やっぱりフレハが一番僕らの事を分かっていてくれてるわ≫「フレハ?」≪おい…勝手に呼び捨てで呼ばないでくれる?僕らの大切な友人の事をさぁ≫

 

「!怪獣が船に近付いて来ました!」「これは一体?」≪運んでやってんだよお前らの船ごとお前らを≫「何故そんなことをするの?」≪後でふらふら飛んでいるのがうざいから、それに…よいしょっとおーい聞いてるか小型機に乗ってた奴!良いか、今あんたの船運んでる怪獣を攻撃すんなよしたら叩き落とせって言ってあるからな後この通信てめぇーらが返せない一方通行にしてあるからなじゃ≫

 

「待ちなさい!」≪なぁに?話ならまた後でフレハと一緒に聞くから≫シュン「消えた!」「何だったのでしょう」「副長!ボスから通信です!」「ボス!」『ハルナ、さっきの通信してきた奴は誰だ』「四次元怪獣ブルトン…いえ恐ろしい怪獣が来ました」『皆、さっきの奴に従おう…』「ですが!あんなのを信用しろと言うんですか!」『レイが…』「ボス?レイがどうしたんですか?」『レイがフレハに会いたいと会って話がしたいと言ってるんだ』「…分かりました…」『よし』

 

 

 

 

シュン≪ただいま!≫「お帰りブルちゃん怪我してない?」≪うんどこも怪我してないよ≫

 

≪ほら、大丈夫だったでしょ?この凹凸の球体はそんじょそこらの輩にやられないって≫≪おいこらダガーラ、誰が凹凸の球体だ!セクシーキュートなブルトンさん又は素敵なイケメンブルトン先輩って呼べって言っただろ?≫≪何処にセクシーキュートやイケメンが有るんだよ、お前は球体と凹凸しか無いだろう!≫≪ムッカーこの生意気なぁ!≫「まあまあ、喧嘩しないで?ね、ブルちゃんダガーラ」

 

≪お前ら、フレハの前で喧嘩するなよ。フレハ困ってるじゃんなぁゴジラ先輩!≫≪フレハこいつらは無視しろ、今はお前の体を休めろもうすぐであの侍達の所に着く…後、ゴルディ何時も言ってるだろうが先輩と呼ぶなと!≫≪嫌々フレハから聞きましたよ!怪獣と認識されたのはキングコング先輩とゴジラ先輩が居てくれたからフレハは俺らの事を好きになってくれたんすよ!≫「あはは…ゴジラすごいゴルディに慕われてるね…」≪…こいつだけならマシなのにな?メルディの奴もだよ…俺を慕ってくるのは≫「そうなんだ…」

 

≪ゴジラの事を慕ってるのは何もゴルディ、メルディだけじゃないですよ?ね、ダガーラ≫≪そうだよゴジ先!僕は貴方を慕ってます!フレハを守れるあの強靭な身体、技のレパートリー、強い者が現れても怖じけず何度も何度も立ち上がる闘争心!僕もあんな風に成りたいです!≫≪お前は俺に対しての思いは何なんだよ…≫「ダガーラ…君は君で良いんだよ?」

 

≪おっフレハ着いたよ!≫「っ!大破してる…」≪まぁ中の奴等は全員無事だからさ≫「うん…」

 

≪フレハ着地するよしっかり掴まってて≫ドン

 

≪良し着地成功!メルディとラドンもOK!また後でねフレハ≫シュン≪フレハ危なくなったら呼んでね!≫シュン≪姫様、次はこの私めを御呼びください≫シュン

 

「三人ともお疲れ様…」ざっ

 

 

「フレハ!」「某達は此処だ!」「ふぅ何とか納めましたね」

 

「ヴォルティス、朧、エクサ…」だッ

 

ダキッ「「「!!」」」「こんな無茶して…心配したんだからね」

 

「ごめん」「すまない」「すみません」

 

 

ざっざっ「フレハ?」「ッ…れ…い…(変わってないテレビで視た姿のままだ)」

 

 

「フレハ、なのか?」「そうだよ…レイ」

 

キーン「「っぐ!」」

 

「「「「「フレハ!/レイ!」」」」」

 

「(何これ頭がぁ!…レイは…)レ…イ…」「ぐっあぁぁ!」

 

『うふふ!ねぇフレハ、貴女お姉さんに成るんだけど産まれてくる弟か妹の名前は何にする?』『えーとね、妹だったら〇〇〇弟だったら〇〇〇〇!』『おーいい名前だな!それにしようか!』『本当に!良いの!お父さん、お母さん!』『ええ、おねえちゃんからの最初のプレゼントだもの!良いよね?』『早く産まれておいで、お姉ちゃんが待ってるぞ?』

 

『早く会いたいなぁ、わたしの妹かな弟かな?うまれるまでお母さんときみをおねえちゃんまもるからね!だからげんきにうまれてきて!』

 

「っぐ…又このビジョン…」「ぐっあ!」

 

 

「レイ!しっかりしろ!レイ!」「また…岩の巨人…!」

 

『フレハ』「ウルトラ…マ…ン」『(かおる)!』「梨々香ぁ…」『フレハすまない…彼らを救ってくれ…』「ウルトラマン私は…誰を救えば…っぐ…良いの?」『ごめんな…約束…したのにな…』「嫌!梨々香行かないで!嫌だ…梨々香…待って!…嫌…い…や…梨々香ぁぁぁぁあ!

 

「フレハ!気を保て!フレハ!フレハ!」「レイ!俺の声が聞こえるか!レイ!レイ!」

 

「っぐ……はぁはぁ、レイ…」「ッフレハ…俺は一体何なんだ?何者なんだ…教えてくれ!」「レイ貴方は私と同じレイオニクスだよ、それも遺伝子の純度が高い地球人タイプのね?」「レイオニクス?それは一体何なんだ?」「レイオニクスは…ね…」ドサッ「!フレハ!フレハ!」

 

あれ?身体が言うことを聞かない…それに何だか眠くなって…き…た…

 

「フレハ!おい!フレハ!」「どうしたんだ!しっかりしろ!」

 

あっ…ヒュウガ…船…長無事だ…良か…った

 

………………………

 

………………………………

 

……………………………………

 

 

「おい!しっかりしろ!」≪おっさんうるさいよ?少し離れて、レイって言ったけ?フレハを受け止めてくれてサンキューな?そのままでちょっと居てくれる?≫「!怪獣が喋った?怪獣って喋れたのか?」≪君の反応は少し面白いや、さてとエクサ診察よろ≫

 

「これは…過労ですね、少し寝てれば直に目を覚まします。出来れば安眠出来る場所さえあれば良いのですが」「この通りティアディーヴァ号は大破してしまってる」「こりゃ直すのには時間がかかるなぁ」

 

「なら我々の船に来れば良い」「ボス!」

 

「良いのか…会って数秒しか経ってないぞ」「構わない、俺や俺の部下そしてレイを救ってくれたからなそれにレイにとってあの少女は大事なんだろう」

 

「フレハ…起きてくれ…フレハ…フレハ…」≪安心して寝てるだけだって…≫「なぁ怪獣、フレハはちゃんと目覚めるのか?俺の事を教えてくれるのか?」≪僕の名前は怪獣じゃ無くてブルトンな?そして勝手に殺さないで?僕らの大切な友人の事をさぁ…大丈夫必ず目覚めるさ今は疲れて寝てるだけ、目が覚めたらちゃんと教えてくれるよだから今は待ってないとね?≫「コクン」ぎゅー

 

「物凄く大事に抱えてるな」「嗚呼、確か名前はレイでしたか?あんまり強く抱えるとフレハが苦しいですし痛がりますよ?」「!」スッ≪そうそう、優しくね≫

 

「レイが懐いてる!」「フレハ…この子は一体何者なの?」「皆、各々疑問が有ると思うがまずは我々を助けてくれたこの少女を船に運ぶぞ!」「「「了解!」」」

 

「レイ、行くぞ」「コクン」

 

 

≪僕らも行こっか≫「だな」「皆少し待て」「朧?何するんですか?」「確か此処に…これだな」ばしゅーん

 

「小さくしたんですか?」「もしかすると廃材が手に入るかもしれぬからな?ミニチュアサイズにしてこれをブルトンこれをしまっておいてくれぬか?」≪はいよ、じゃ四次元倉庫にしまっておくね。≫「助かる」

 

「さて向かいますか?」「そうですね」「いざ参ろうか」

 

 

 

この時誰一人も気付かなかった………

 

 

 

 

ドカン!「くっ貴様何をする!放せ!」「解け!この拘束を解きやがれ!」

「へぇ…やっぱりアイツ手を打って来てたか…この二人を蘇らせたって事は」「おい、話が違うじゃねえかよ」「そうね?あの子が居るって聞いたから協力してあげてるのに」

 

「てかよぉ俺はかおるちゃんと遊びたいのに何でこんな雑用させんだよ!」「そうよ弟の言う通り私こんなの嫌よ?新しいお洋服汚れちゃうじゃない」「ちゃんと金が入るのかしらねぇ?」

 

「まぁまぁ落ち着いてこれも立派な作戦なのですから」

 

「あなた方は一体、我々で何をするつもりでしょうか…」「それはなぁ…けひひっ!おらッ」がしゃん

 

「くっ…」「ぅぅう」「!?あいがさん!るいあさん!」

 

「まだ居るわよ?そぉれ!」「きゃあ!」

 

「っ!ガラナさん!」

 

「おい、これか?お前らが探していたのは」がちゃん

 

「!?その方達は!」「!止めろ!触るんじゃない!」さっ

 

バトルナイザーモンスロード

 

≪メロォー!!今行くからな!≫「愚かな…」

 

バリ…バリバリバリ!

 

「≪ぐあーっ≫」「「あいが兄さん/さん!!」」

 

「っぐ…エ…フィナ…ァ」がく≪め…ろ…≫ がく

 

「あいが兄さん!ガイガン!あんた達何が目的なの!あいが兄さんやるいあ姉さんをこんな風に傷付け私をこんな所に連れてきて…一体何なのよ!」

 

「我々の否私の目的は唯一つ…この写真の彼女だけですよ」ペラ

 

「!?フレハ?…あんた達私達の妹に何する気!」「妹…?…!!この少女は!クリアハーツ!何故です!彼女は死んだ筈では!」「あの写真に写ってる奴が…」「…」

 

「教えてあげましょうか折角ですし…その前に、あいが可笑しいと思いませんか?何故彼女達が長い眠りについてるのか?何故あの時襲撃されたのか?何故あの少女が本当の両親ではなくこの家族の元に居たのか?」「?」「どう言うこと?」

 

「クハハハ……クハハハ!!!まだ気付きませんか!今言った全ての事は全員……この私が殺ったのですよ!」

 

「!?」「何ですって!」「っぐ…お前がフレハの両親を…姐御を!」

 

 

「いやぁ…何度見てもよかったですよ…彼女…嫌この名で呼んだ方が分かりやすいですね、モンスタープリンセスが闇に染まり汚され続けられる様子を見るのは最高のショーでした。」「クリアハーツの娘だと知っての行動ですか!「そうだとしたらどうしますか?」っ!外道ですね、貴方がやったことは!」

 

 

 

 

裏で起きた出来事を

 

 

 

「後ガラナ、ガレットを襲ったキングジョーを覚えてますか?」「何故あんたがそんな事を知ってるの!」

 

「何故?そんなの決まってるじゃぁ無いですか…あのキングジョーは私がハンター達を狩る為だけに作った人口怪獣なのだから」「!…『ガラナ』…あんたが…あんたのせいで…『娶りに行くだから待っててくれ!』…ガレットは…ガレットは!」

 

「まさかキングジョーのプラズマソウルは我々ハンターを誘き出す囮だと!」「そうです!いやぁ苦労しましたよ!何せプラズマソウルの方がなかなか上手く組み込めなくて何万体壊しましたがあれは私史上最強の出来でハンターを狩る事への楽しさや狩られたと思い込ませてからの分離で翻弄し確実にハンター達を動けなくなる位までいたぶる残虐性と狡猾な人工知能を搭載して何度も何度もハンター達を狩り続けたのですが、つい最近とある三人のハンターにやられてしまってね?まぁデータベースにバックアップを記録してあるのでそれを元に新たな怪獣を作れば良い!」「プラズマソウルが少なくなってきてる原因が貴方だとは!」

 

 

「ターゲット発見しました。暗部 香(あんぶ かおる)いえ今は本名フレハティエル・クリアハーツを確認」「ご苦労様です準備が出来次第声を掛けますそれまでは下がりなさい分かりましたか優ヶ崎 梨々香いえ今は我が操り人形のリーカ」「はい…ご主人様…」

 

「お前フレハの従妹に何をした!」「嗚呼、彼女ですか?転生神の…いえ彼の力を使って蘇らせて操ってるだけですよフレハティルを捕まえる為の道具としてね」

 

「フレハに…妹に手を出すな!」「そうもいきませんよ嗚呼、あの少女に宿る闇よりも光よりも深い深い全てを呑み込む深淵又は無限の虚無!その力が欲しい!それを手にしたとき私は…私は!」

 

「おらぁ!」バキッ「ちっ!拘束が壊れやがった!」

 

「ふん!」バキッ「はぁ!」ドコッ

 

 

「ガイガン!行けるかぁああ!」≪勿論だぜあいがぁぁああ!≫ジャキ!

 

「ガラナさん!「ねぇ〇〇〇〇頼みが有るの。…」!!!分かりました。」

 

「うふふ❤️逃がさないわよ?」「邪魔だ、どけ」ドゴ

 

「おい!此処は任せろ、あんたは其処の二人を連れてきて行け!…フレハを頼む」「分かりました!」

 

「逃がしませんよ!貴方のその剣は素晴らしい力を持ってるのでね!」ガキン!「ガラナ!「行って!」すみません!」

 

「ほお…貴女一人で何が出来ますか?」「あんたはだけは許さない!ガレットだけではなく妹を私から奪おうとする何て事はさせない!」

 

 

 

「妹が言ってた奴はあんたらか!早く来い!」「其処のお二方!早く此方に!」「おう!」「…あんたは何故俺たちを救う」「貴方達二人は彼女を守るために呼ばれたのでしょう?私も彼女を守るため協力者は多い方が良い」「時間が無い出すぞ!!」ばしゅーん

 

「脱出ポットで逃げたか、だがなぁ」ポチ

 

 

ドガーン

 

 

「嘘…ワイド兄さん…嫌ぁぁああ!」「ワイドォオ!」「よくも…よくも弟を!!!」ガキン

 

「へへんどうだ!逃げるから爆破してやったぜ!「この愚か者が!」ぐへっ」「大事な戦力を勝手な判断で消しやがって!」「あ~あかっこわるぅい!」「姉貴うるせぇーぞ!ぶち犯したろうか!」

 

 

彼女が愛してる家族の一人の命が消えかけていることを

 

 

 

「クリアハーツ…」

 

 

自身の秘密を知るものが

 

 

「クハハハ…さぁ憎めあいが…その身を黒く染め、そしてまた彼女を絶望させろ」

 

邪悪な陰謀が動き始めていることを。

 

 

 

 

 

 

「……見つけたぞ……我が弟よ」

 

 

 

 



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第四話 ベラゴシティーの記録と罠

遂にレイの出生の秘密が分かる町に来たのだか…何やら原作通りにはいかない模様。


「レイー?起きて、朝だよ」「まだ…眠い…」「ご飯食べないの?今日は私が作ったよ?」「!!食べる!」「じゃ早く起きて」「コクン!」

 

 

あれから二週間、私達はレイが乗っているこのスペースペンドラゴンに用心棒として此処で生活している…のだけど…

 

 

「クマさん!それは僕の目玉焼きですよ!」「早く食わないから食われるんだ!うまっ」「ええ~だったらそれッ!」「ちょ!それは俺が最後の楽しみで取っといたぬか漬け!しかもきゅうりの奴を!」「へへん!僕の目玉焼きを食べたからですよ!」「二人とも、静かに食べなさい!」

 

ずずっ「!こんなに旨い味噌汁は久々だな…」「嗚呼、そうであろう!フレハの料理は世界一旨い、味噌汁は出汁から必ず作っておるそうだ!」「俺、おかわりするけど誰かするか?」「あっ私お味噌汁を」「僕は目玉焼き!」「飯もらっても良いか?」「あいよ…」

 

「フレハ、レイおはようございます」「おはよーエクサ、ほらレイ挨拶は?」「おはよう…ござい…ます…エクサ?」「おや、まだ寝ぼけてますね。でも挨拶出来て偉いですよレイ」「うん…フレハ、ご飯食べる」「その前に顔洗っておいで」「ん」

 

「すまないなフレハ、毎日我々の食事の世話をさせてしまって」「いえ、私が好きでやっているので気にしないでください」

 

そう、生活する所か逆に世話を焼いてしまってるの、その訳は遡ること二週間前

 

 

 

回想

 

 

あれは私が目覚めてレイオニクスの事やレイブラット星人について等私が言える限りでレイやZAPの皆に教えた頃の事だった

 

 

「所で君達の名前は?」「失礼しました、私の名前はフレハティル」「某は朧」「俺はヴォルティス」「エクサでございます。」

 

≪んで、さっきから喋る怪獣呼ばわりされてるけど僕はブルトン、呼びにくかったらてきとーに呼んで≫

 

「えーとフレハティルだったか、先程助けてくれてクルー代表で感謝する。」「いえ、頭を上げてください別に私達は貴殿方ではなくレイとギャオスを助ける為に行動した訳であって、その…ついでに助けただけです。(やってしまったぁー!)」

 

「それでも構わない、俺のクルーを助けてくれた事に感謝してるんだ」「そうですか(ヒュウガさんごめんなさい)」

 

「所で、あの怪獣は何故私達を襲ったの?」「ちょっと私聞いてみます」「聞くって誰にですか?」≪本人に決まってるだろう?≫「「「はい?」」」

 

「エターナル」[Master、What do you want?(何かご用ですか?)]「おお!何だこの機械!人工知能が付いているのか!」「(しまった、クマさん反応しちゃった)彼…?彼女…?はエターナルナイザー私の大事な友達であり両親が作ってくれた私しか使えない専用のバトルナイザーです」「俺のとは形が違うな…」[Master、Who is he?(彼は誰ですか?)]

 

「彼はレイ、此処はZAPの戦艦の中だよ。ねぇエターナル、ギャオと話がしたいの繋げてもらっても良い?」[yes]

 

「……ヴォルティス」「さて、フレハが理由を聞いてる内に其方さんの話を聞こうか…何が目的だ」

 

「我々の用心棒に為ってはくれないか?この青年レイと共に」「ボス!」

 

「成る程…では何時までその用心棒とやらをしていれば良いのでしょうか?」「我々が生存者を見つけこの星を去るまでの間だ」「…」「ほぉ」

 

≪んま、それはフレハが決めるとして…そろそろ終わるよ≫「ありがとうエターナル、終わったよ」「随分と話し込んでいたようだな」「まぁね…」

 

「それで理由は何だったんだ?」「ん~結論から言いますと遊んで欲しかっただけみたいです」「…は?」「遊んで欲しかった?」「はい」

 

「…それだけですか?」「はい、それだけですが何か?」

 

 

≪アイツ、まだまだ子供だからね~きっと遊んでくれると思ってたら攻撃されちゃってぶちきれてたんだね≫「そう言う事、さっき話しようと声をかけようとしたらゴジラにお説教されてた」≪怪獣王が説教…≫

 

「?ゴジラ?聞いたこと無い怪獣ですねぇ…」≪はっ?ゴジラ知らないの!≫「はい!どんな怪獣ですか!格好いい!それとも新種!」グイッ

 

「!?近寄らないで!」べし「痛っ」「オキ!」

 

「(うぁー!条件反射でオキさんにビンタしちゃった!)ぁ…」「フレハ!」

 

ガチャ「っ!殺るのか?」ぶん「姿が変わった!」「止めろハルナ!…すまないな、何か事情が有るのか?」

 

≪…フレハは人間や星人不信…嫌…嫌いって言った方が良いかな…過去に嫌な事が有ってそのせいなのさ≫「そうだったのか、オキ!駄目だろう!」「すみません!僕、そんな事が有ったなんて知らなくて!」

 

≪良いさ…こっちも言って無かったし昔よりは大丈夫に為ったと思ったんだけど…まだ駄目だったみたいだね≫「ん…ヴォルティス、朧大丈夫…オキさん叩いてごめんなさい…」≪フレハまた少し寝れば?それかお茶飲んで気持ち落ち着かせてきなよ此処は僕ら四人で何とか為るからさ≫「うん…ぁ…ヒュウガさん「?」用心棒の話、私は受けます…それだけ…失礼します」サッ

 

「フレハ…」≪本当は優しい子なんだよ、フレハはさ…≫

 

「幼少期の出来事が無ければあんな風には為らなかった…」「何が有ったの?」「それは言えぬ…某達が言える権利は無い…」「本人に聞くしかないのか…」「そう言う事ですね、まぁ…まだ見知らぬ貴殿方に語るにはまだ信用が無いですね…彼女、フレハからしたら」「そうか…ん?レイ?どこに行く?」「何処に行こうが俺の勝手だ…」ビーン

 

 

 

 

「…私のバカ…!誰か其処に居るの?」がさ「ゴ?」「何だ、ゴーゴーか…おいでゴーゴーほらレイ其処に立って無いでこっちおいで」「!何でわかった」「秘密…かな?」「?」

 

「なぁ…フレハ」「なぁに?」「俺はこのままで良いのか?俺はレイオニクス何だろう?」「そうだね、このままだとレイは誰かを傷付けて仕舞うね…」「誰かを傷付けて仕舞う?」「そうよ、レイオニクスの闘争本能は少したちが悪いからね。でもその力さえ使えこなせれば誰かを守れる」「誰かを守る…けど怪獣は戦う為の道具だ…」「レイ、この子を抱っこしてみて」「ゴ?ゴー!」ピョン

 

「うわっ!」「クスクス…ゴーゴー駄目よ?驚かしたら」「ゴー」「…暖かい」「そう暖かいでしょ?これが命よ」「命…これが」「レイのバトルナイザーにいるゴモラもリトラも同じよ、怪獣は…命が宿っている者全ては道具じゃあ無い…手を取り合えば友人や良きパートナーに成れるの…それだけはレイ忘れないで」「…命…パートナー」

 

「さてもうお昼ご飯だね?」「ご飯?」「(あれ?レイご飯食べてないの?)お腹すいたでしょ?」「コクン」「じゃあ戻ろっか」

 

 

ペンドラゴン艦内

 

 

「ただいま」≪お帰り~今何かZAPの連中がご飯用意してくれるんだって≫「へぇ~(これテレビで見たこと無かったけどどんなんだろう?宇宙食なのかなちょっと楽しみだな)」「用意が出来ました!あっフレハおかえりなさい!」「…ただいま…です、オキさん」「おっフレハおかえり」ずるずる「ただい…ま…きゃーっ!朧!どうしたの!」「どうした!!」「フレハ!!!」

 

≪嗚呼、フレハあれさ…ついさっきハルナがさ側に居たもんで何時もの発作が出たんだよ≫「いやぁ俺忘れててさ、朧は自分から行かねぇから油断してよぉ」「しばらくしたら目が覚めるので適当にその辺に転がしといてください」

 

「良かったぁ…」「それじゃ昼飯を食うか!」どん

 

フレハが見た光景は缶詰やゼリー飲料型携帯宇宙食等が大量に並べられているテーブルだった…

 

「まさかと思ったけど此処までだったとは」「(ぷるぷる)」

「フレハ?どうしたんです?」≪あっこれヤバイかもフレハ耐えてく…≫「皆さんストォープ!!」「「「「はい?」」」」≪我慢出来なかったか≫

 

「何で…!何で宇宙食何ですか!栄養バランスは!人体に必要不可欠なビタミンは!これでは偏ってしまうでしょ!!何考えてんですか貴殿方の上官や組織は!これじゃ体壊すでしょ!馬鹿なんですか!阿保なんですか!」ガシッ「えっ!何「やっぱり!ハルナさんの綺麗な白い肌が元気無い!ハルナさんは美人さんなのにこれじゃ勿体無い所か逆にハルナさんから美しさや健康的な印象が失われてるじゃあ無いですか!」えぅ!美人!」ガシッ「うおっ!「クマさんも多々でさえペンドラゴンを整備して疲れているのにこんなんじゃ疲れが取れないでしょう!魔法使いも万能じゃ無いのに!」えっ」ガシッ「わっ!僕もですか!「そうです!オキさんはオペレーターとして怪獣の弱点や対処法を皆さんに伝えなければ行けないのに!これじゃなんの怪獣か即出てこないでしょ!頭を使うのに!」えへへ何か照れますね…」「そして!」ガシッ「俺もか?「そうですよ~船員の命を預かる船長なのに…なのに…こんなの食べてたら体壊す所か何かの病気になってしまうでしょう!ヒュウガさんが倒れたら不味いのに…」フレハ、わかった、分かったから落ち着いてくれ」

 

「はっ(もしかしてレイも…3才児に食わせて良いもんじゃ無いよこれ!!)…ブルちゃん!!≪ハイ!≫食糧庫オープン!≪ハイ!≫」「何するんですか?」「今から私がお昼ご飯を作ります!!」「何だと!フレハの旨い飯だと!」「朧、聞こえてますか?フレハの手料理ですよ」「なぬ!」≪あっ起きた≫

 

「時間が少し掛かりますが待っててください!」だっ「よっしゃ~フレハの飯!」「そんなに旨いのか?フレハのご飯は」「ええ!それはもうなんとも言えないお味でして!」「コグッ」「ほぉ楽しみだな!」

 

 

30分後

 

 

「出来たよ~」「今日は何ですか?」「ゴルディが間違えて二升のお米炊いちゃったからその残りでなんちゃって海老チャーハンあとかきたまスープとニンニクの芽と豚肉のカシューナッツ炒めと春雨と蒸し鶏とワカメのさっぱりサラダ」「海老!」「ほぉ豪華だなぁ!」

 

「ゴルディ、ラドン運んで~」≪おう!任せとけ!≫≪はい≫「うわぁ!ゴルザですよ!ゴルザがご飯運んでくれてますよ!」「がぁ?≪何だこいつ?≫」「ほんとね…」

 

「あっしまった…ごめん!メルディ、ダガーラ」≪分かってるいこうダガーラ!≫≪すぐ戻ってくるね!≫「今度はメルバが盛り付けしてますよ!あれこの怪獣格好いいですね!」「ぎゃぁ…≪見られてる…≫」「グゥグワウ≪気にしない方が良いよ≫」「ほぉ…器用だな!」

 

「あれ?どこ置いたっけ?」[Master]≪ほら、こっちに有ったぞ?≫≪フレハ~揚げ終わったよー!≫「ごめんねありがとう!ヴォルティス、朧、エクサ!ZAPの皆さんと先に食べてて!後ゴジラ達がごま団子持っていくからそれも食べて!」「分かった!」「皆冷めぬ内に食せ」

 

「それではいただきます!」ガチャガチャ

 

≪おーいブルトン、ごま団子持って…んだこれ?≫≪おーありがとうさん、あっこれ?フレハの料理に目覚めた結果≫「( ゚Д゚)ウマー」「( ゚Д゚)ウマー」「美味しい!」「久々だな…」「フーッフーッ…!フーッフーッ…これがご飯」

 

「あっ見てくださいよ!さっきの怪獣ともう一体格好いい怪獣が来ましたよ!」「ごま団子を持ってか…」「わぁこんなにいっぱい!」さく「!( ゚Д゚)ウマー…これ俺気に入った…」「レイこれはな、ごま団子って言うんだ」「これがごま団子…」

 

「レイ達食べてたー?」≪おう、物凄い早さで食べてたぞ≫≪フレハおいらのは?≫「ギャオのはちゃんとここにあるよほらお食べ」≪わーい!フレハ大好き!≫「クスクス、ゴジラもお食べ」≪おう!≫

 

 

 

「「「「ごちそうさまでした!」」」」「もぐもぐ」

 

「はいお粗末様でした。「フレハ某が洗おう」ありがとう朧」「はーいエクサがお茶いれてくれたぞ~」「胃休めのハーブティーですが…」

 

「美味しかった!」「久々にたくさん食べた」「僕食べ過ぎて動けません…」「すまないなフレハ、こんなに旨い料理を食わせてもらって」

 

ズズッ「いえ、気にしないでください。私が勝手にやったことなんで…それと…はいオキさん」スッ「何ですかこれ?「それは私が知っている怪獣全てのデータです」えっ!良いんですか!こんな貴重な資料を!」「はい」

 

「良かったなオキ」「はい!」

 

「うふふ」「「「「!!!」」」」

 

 

≪フレハ嬉しそう≫「何か喜んでくれるとこっちまで嬉しくなるから自然に笑顔が出てきちゃった」「良かったなフレハ」「そりゃそうだろう!なエクサ?」「ええ、フレハからのプレゼントを嬉しく想わないものは居ませんからね」

 

 

回想終了

 

 

 

てな訳です…いやぁ流石バルウ兄さんの栄養講座…身に染みてました

 

 

「フレハ~お風呂空きましたよ」「はーい」「それじゃ私も入ろうかしら」≪ハルナ~よろぴく~≫

 

 

かぽーん

 

「ふぅ~暖かい」「フレハは綺麗な髪を持ってるわね」「そうですか?」「まるで月と桜を表してるみたいだわ」「月と桜…か…(そう言えば小さい頃から月と桜は好きだったなぁ~)綺麗ですよね」「そうね…フレハ、生存者を早く見つけて地球に私達と帰りましょ?フレハにも地球の綺麗な所を見て貰いたいな」「(地球…か)そうですね…考えておきます」ザバ「あらもう上がるの?」「はい、遅くなると朧達不安に為るので」「そうね…私も上がろうかしら」「ハルナさんはゆっくりで良いですよ?」「これ以上のんびりしてたら体が鈍るからね」ザバ

 

 

 

 

 

≪フレハ遅いなぁー≫「ソワソワ」「レイどうした?」「フレハまだか?」「まだですよー女の人はお風呂長いですからね~」「わるかったわね?ながぶろで!」「わっ副長!」「ただいま…」

 

「来たか、さあちゃんと服は着とるか?」「うん、ここの服貸して貰ったんだけど…」

 

「おお、戻ったか」「ボスちょっと話が…」「ん?何だ?」

「フレハ!」グイッ「わわ、ちょっとレイ待っキャ」

 

「「ぶふぅーっ」」「Σ(///□///)」「⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)」「⁄(///﹏///).。oஇ」

≪ありゃ~体のライン浮き出ちゃうかそれ≫「うん…ちょっと恥ずかしい…」

 

[Master!What are you dressing up for? This will lead to bad insects!(何て言うはしたない格好してるんですか!これでは悪い虫がついてしまうでしょう!)]≪おーエターナル中に入る奴等はどうなった?≫[Everyone bleeds from the nose and is in agony(皆様鼻から血を流して悶えてます)]≪ありゃ~ダメだこりゃ≫

 

 

ちなみにフレハの格好はと言うとZAPの船員服を着てるのだか体のラインがしっかりと出てしまっていて更に胸が大きく豊かな為、ジャックが閉まらなく胸の下で止まって居るので実際胸はタンクトップ越しで丸見えである。

 

「遅かった!」「あう~(バサッ)「フレハ自分の服はまだ有るか?有るならそれに着替えて来い」はい」てくてく

 

「一体フレハ何歳なんだ…」≪フレハ?十八才≫「十八才であの姿…」「俺は心配だな」「分かってくれるかボス」「あー動揺しちまったぜ」「突然のセクシーシーン…持ってくれて良かったです」≪まぁそうなる前に僕が止めるけどね?≫

 

「着替えてきたよ」ひょこ「ボス服は何処に置く?」ひょこ

 

「あれ?レイ何処に行ってたんですか?」「フレハの側」「コラー、駄目でしょ!」「駄目なのか?」「良いんですよ(だって3歳児だものそれに)私気にしないので」

 

「うん」「まぁそうなる」「でしょうか…」≪フレハ…僕は君の将来が心配だよ≫

 

 

その日の夜

 

 

 

サドラの群れが餌を探しまわっていた時突如ファイアーゴルザとゼットンが現れ瞬く間にサドラ達を全員倒してしまった。別の場所では謎の女が落ちていたネームプレートに写っている女性の写真を見るとその女性に変化した。

 

「……姉さん…レイ」

 

 

 

 

そう呟き暗闇に去っていった

 

 

 

 

 

 

 

翌日、私はゴジラと一緒に生存者を探していた…が

 

「はぁ…」≪まぁそう落ち込むな、また機会があれば乗れるだろう?≫「うん」

 

何故私が落ち込んでいるのは理由がありましてドラゴンスピーダーが二機しか無くハルナさん、クマさん、ボスの三人は確定なんですが残りの一人…つまり私かレイのどっちを乗せるか朧達とブルちゃんが揉めまして…まぁ結果はご覧の通りです…一度くらい乗ってみたかったなぁ…

 

 

「ん?」≪どうした?≫「…(誰かに見られてる…この感覚は…ケイト?…違う)何かいる…」≪…嗚呼、いるなぁ≫

 

感じ取り始めた瞬間突然地面が揺れ地割れから出てきたのは

 

「ガウ!」「ガウ!バウッ!」「ピャァ!」

 

≪……何か出てきたぞ…≫「ガーディとキングシーサーと…何故そこから出てきたの?リドリアス」

 

「ガウゥゥ!」「バウッ!」「ぴゃ……」サッ

 

≪フレハ、敵認定されたぞ?どうする≫「ゴジラに任せる、私リドリアスと遊んでくる」≪おーなるべく傷はつけないようにはするわ≫「よろしくね、エターナル、モンスロード」[Ready、モンスロード]≪姫様行きましょう≫「よっと」バサッ

 

フレハがリドリアスの方に向かったのを見たガーディはキングシーサーに目配せをしリドリアスの方に行こうとしたが

 

≪おっと!てめぇらの相手は俺だ…≫

 

素早さを生かしゴジラはガーディの目の前に現れると腹部に右ストレートをかまし距離を取らせた。ガーディ突然の攻撃でよろけたが背中をキングシーサーに支えてもらいその場で頭を数回振りキングシーサーに一声かけると二体同時にゴジラに向かっていった。

 

 

一方その頃フレハは

 

 

「ぴゃ…」ぷるぷる「怖がらないで…大丈夫なにもしないよ?」≪姫様、ゆっくり近付きますね≫

 

そっ「ピャァ!…?ぴゃ?」ナデナデ「ほら、怖くない怖くない」

 

≪姫様、危ないですよ?≫「平気だよ…「ぴゃ!ピャァ!」あはは!くすぐったいよリドリアス!うふふ」≪(嗚呼、リドリアスと戯れている姫様は何と可憐で可愛らしいのでしょうか)チラッ≫

 

「グゥ!」「バウッ!!」≪おらおらどうした?全然動いてねぇーぞ?≫

 

ゴジラにたくましく勇敢に立ち向かった筈の二体だったが何せ相手が悪かった…

 

ガーディのパンチの猛攻を全て避け尻尾で軽く吹き飛ばし、キングシーサーの回し蹴りを片手で受け止めからそのまま掴んで投げ飛ばし視角を取ったガーディが噛みつき攻撃をしようとした瞬間ゴジラに背鰭で攻撃をされその場で倒れゴジラが足で抑えた瞬間相方を助けようとキングシーサーがその場で高く飛び上がりゴジラに向かって飛び蹴り…通称ライダーキックを繰り出した瞬間後ろを向いていた筈のゴジラが当たる寸前で体を横に反らしてキングシーサーのライダーキックを避けた後着地したキングシーサーに向かってヤクザキックやパンチのラッシュを繰り出しガーディの上に投げ飛ばした後その上に座りフレハとリドリアスのやり取りを眺めながら二体を抑えていた。

 

≪一方そちらは何と野蛮な…≫「ゴジラ、もうその辺にして上げて?」≪おう、分かった≫

 

「ガウゥゥ……」「バウッ…」ふわっ「大丈夫?」「「!?」」

 

ガーディとキングシーサーが声のした方向を向くとフレハがラドンの背の上に乗った状態で現れた

 

「ごめんね乱暴な事して…怪我はない?」シャララン

 

二体の目の前に来たフレハは語りかけた後怪獣達と朧達や家族しか見せない優しく慈愛のある笑みを見せたとたん二体の頬が少し赤く染まりお互いに顔を見合わせながら再度フレハを見ると微笑みを投げられ両手で顔を隠してしまった。

 

≪姫様、お戯れが過ぎますよ?≫「あれ?…何もしてないのになぁ…(ピュイ!)ナデナデ」≪この怪獣タラシが…無自覚かよ!≫

 

ピッ「はいフレハです…そうですかでは戻ります」≪ん?どうしたんだ?≫「生存者が見つかったんだって」≪おっじゃあ戻りますか、運動したし≫「そうだね(ピャァ……)ごめんね私帰らなきゃまたねリドリアス、ガーディ、キングシーサー」

 

そう一言フレハは言うとゴジラをバトルナイザーに入れてラドンでレイ達の方に向かっていった。

 

その場に残った三体は数分考えるとフレハの去っていった方向に向かって追いかけて行った。

 

 

 

ゾクリ「っ!…やっぱり気のせいじゃなかった…」ビーン

 

≪フレハおかえり~≫「ただい……何してるんですか?オキさん」

 

保護された人の所の部屋にフレハが入った瞬間オキが女性に抱きつかれている所を目撃しオキは恥ずかしくなったのか鎮痛剤を取りにいくと一言言うとその場を素早く去っていった。

 

「(さてと…)見られてるとは思っていたけど…貴女だったんだね?…ケイト」「!お前は何者だ?我々と同じレイオニクスの要だか…」「私はフレハティル貴女と貴女の弟レイと同じ地球人のレイオニクス…」「同じ地球人…まぁ良い…貴様が何者だろうと私の邪魔さえしなければな?」「邪魔はしないよ?だって…貴女の目的はレイを強くする事、そしてこのレイブラットの後継者争いに彼を勝たせるため…その為に命を賭けに来たんだよね」「それも有るが…私にはもう一つやらなければならないことがある…」「もう一つ?(原作ではレイを強くする事しか目的がないはず…)(どくん!)っ!」キーン「っ!!!!」

 

 

≪フレハ!≫「また…これ?(何なの…レイの時と良い…)」「っ!!!!私は知ってる?こいつを?…姉…さ…ん…いや違う!」

 

ケイトは声を張り上げると紫色の火の玉に成り船外へ飛んでいってしまった

 

 

「フレハ!大変だ!外で怪獣が現れたんだ!」「っ!今行きます(レイ…)」

 

 

外ではファイアーゴルザがペンドラゴンを襲っていたがレイがゴモラを出してファイアーゴルザをペンドラゴンから引き離していた。

 

 

「フレハ!」「朧?どうしたの?」「姿が見えなくて心配しておったんだぞ!」「ごめん…二人は?」≪よっと、ヴォルティスはペンドラゴンの主砲修理、エクサは彼処でバリアー貼ってるよ≫「そっか…」「助太刀はせぬのか?」「…確かにゴモラ一体だけじゃ厳しいだろうね…けど」

 

フレハが見つめる先にはファイアーゴルザがゴモラを投げ飛ばしたり蹴ったりして着実に体力を削っている所だった。

 

 

「私は信じてるんだ」「?」≪何をだい?≫「必ず逆転の時が来るのを(それにこれはレイの試練だしね)」

 

その時頭上をドラゴンスピーダーが二機現れファイアーゴルザの目や顔を攻撃したりして気をそらした瞬間ゴモラが一瞬の隙をついて地面に潜りファイアーゴルザの足元に来ると地面から出てくるいきよいでファイアーゴルザを担ぎ上げるその場に投げ捨てドラゴンスピーダーの二機が先程の様にファイアーゴルザを攻撃した。

 

「今だゴモラ!超振動波!」

 

 

ゴモラはファイアーゴルザの腹に角を突き刺すと超振動波をファイアーゴルザの体に流しこれで倒れるとフレハ以外の誰もが思った瞬間ファイアーゴルザはゴモラの角を両手で掴みゴモラを自分の体から引き離した。

 

 

 

≪あちゃーやっぱり効かなかったか≫「…終わりか?」「違うよ、良く見て(…きっとこれで現れる…手は先に打っとくかな保険で)」

 

フレハは二体の怪獣が睨みあってる一方で遠くにいるエクサやヴォルティスにテレパシーで一言連絡しエターナルを握って構えていた。

 

 

≪!ファイアーゴルザが倒れた≫「随分、やるようだなあの怪獣とレイは…」「さてとそろそろかな?「何がそろそろ何だ?」バトルナイザー・セットアップ!&モードチェンジ!≪フレハ!どうしたの!!≫ちょっとね?」[Ready!modeCHANGE!!!!]

 

フレハはエターナルナイザーを空に投げるといつの間にか着けていたポーチからカプセルを取り出しそれを投げると光を放ち中から現れたのは修理が終わったホバーウイングだった

 

「モードチェンジ完了エターナルナイザー・バスターソードモード!二人ともちょっと行ってくるね!」≪何処にってうわっ!≫「待てフレっ!!」

 

「キョキヨキョー!」

 

 

「来たかガンQ(間に合え!)」

 

ガンQがゴモラとファイアーゴルザに向かって火球を放ちゴモラは避けることが出来たがファイアーゴルザは先程の戦いのダメージがあるせいか避けられず火球が当たりそうに成った瞬間

 

「させるかぁ!」ぶんザシュ!「キョキヨキョー!!」「グオッ!」「!!!」「!フレハ!」

 

間一髪の所でフレハがバスターソードでファイアーゴルザに当たりそうだった火球を全て叩き斬った。

 

「(ケイト、悪いけどファイアーゴルザは倒させないよ)」「(邪魔はするなと言った筈だ!)」「(勿論、邪魔はしないよ?…だけど私の目の前で怪獣を倒すなら…それ相当の覚悟を持ってやりなさいな…言っとくけど私負けないから)」「(貴様!)」

 

「フレハ!」≪何やってんのほんとに君って奴は!≫「大丈夫か!」

 

 

 

ケイトと向かい合う様にテレパシーで会話をしていた時に私の周りにブルちゃんと朧、遅れるようにZAPの皆さんやレイとエクサ達がやって来たがケイトの様子が変わると私の方を見て怯えながら「あの女が…あの女が町を壊したのよ!!」と指を指して言い始めた、やっぱり原作通りには行かなかったのねそれにしてもレイじゃあ無く私なんだ…と密かに思っていた。

 

 

 




え~お久しぶりです、作者でございます。この駄作を読んでいただいてる皆様にご報告がございます。この駄作に出して欲しい怪獣又は書いて欲しいストーリーやギャグ、ネタ等のリクエストが有れば書いて見ようと思います。それでは皆様のリクエストお待ちしております!

PS、評価や感想もお待ちしております。


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