鉄と血と (gh0sttimes)
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第一章 厳しい時代
プロローグと登場人物紹介


この小説は第二次世界大戦の世界に転移してきたジャパリパークの物語です。


1940年(昭和15年)、日米関係は悪化の一途を辿っていた。

そんな世界に謎の国家「ジャパリパーク」が転移してきた。

これを受け、大日本帝国政府は来るべきアメリカとの戦争に備え、ジャパリパークを防共協定に誘うが、アメリカ合衆国やイギリス連邦(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)がこれを批判。

これを受け、大日本帝国政府は連合国との関係を改善するため、1940年1月2日と1940年1月10日の二回にかけて日米英三か国会談を行うが、無意味という結果に終わった。

更に、日本国内では陸軍の皇道派が蜂起を起こし、更に不安定な状態になる。

これを受け、大日本帝国政府はドイツ国防軍に援軍を要請。3日かかって反乱軍を鎮圧することに成功したが、国民の大半が皇道派を支持するようになってしまった。

これを受け、現在の状況を打開するには早期にアメリカ合衆国と開戦するしかないとして、大日本帝国はアメリカ合衆国に宣戦布告。1940年10月2日、アメリカ合衆国西海岸の都市やハワイ諸島を攻撃し、同時にマレー半島やオランダ領東インドへ侵攻を行い、史実よりも1年早く太平洋戦争が始まってしまった。

これは、厳しい世界を生きるフレンズ達の物語である。

 

登場人物紹介

 

・サーバル

ジャパリパーク防衛海軍の兵士であり、サーバルキャットのフレンズである。

身体能力が非常に高く、パンチで厚さ3メートルの鉄板を割ることができる。

トラブルメーカーではあるが、非常に頼もしいフレンズである。

 

・かばんちゃん

ジャパリパーク防衛陸軍の兵士であり、ヒトのフレンズである。

本名は黒岩優子(くろいわゆうこ)

フレンズになったおかげで、身体能力が普通の人の20倍以上になり、普段の生活で困ることと言えば、握力があまりにも強すぎて、鉛筆をバキバキ折りまくるぐらいらしい。

前に指令官と握手をしたら、手を一瞬で握りつぶしてしまったらしい。

その後、指令官は右手に全治3年の怪我を負い、現在も入院中だ。

 

·アフリカオオコノハズク

ジャパリパーク防衛軍の研究員であり、アフリカオオコノハズクのフレンズである。

最近は原子爆弾の開発をしている。

 

·フェネック

ジャパリパーク防衛海軍の兵士であり、フェネックギツネのフレンズである。

今回はスラバヤ沖海戦に参加する。

 

国家紹介

 

·大日本帝国

極東の列強。

アジアの解放を目指している。

首都は東京。

政治体制は全体主義。

 

·ドイツ国

ヨーロッパの列強。

首都はベルリン。

政治体制は全体主義。

 

·イタリア王国

ヨーロッパの列強(?)

首都はローマ。

政治体制は全体主義。

 

·ジャパリパーク南洋連邦

いきなり、日本近海に転移してきた。

首都はパークセントラル。

政治体制は全体主義。

 

·アメリカ合衆国

北米の列強。

首都はワシントンD.C.

政治体制は民主主義。

 

·イギリス連邦

ヨーロッパの列強。

首都はロンドン。

政治体制は民主主義。

 

·フランス共和国

ヨーロッパの列強(笑い)

首都はパリ。

政治体制は民主主義。

 

·ソビエト社会主義共和国連邦

ヨーロッパの列強。

首都はモスクワ。

政治体制は共産主義。(独裁)




この小説はパソコンで書いたものです。
その後、vitaで書きました。


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開戦
ニイタカヤマノボレ1002


ここから、かばんちゃん(黒岩優子)を出します。


私は黒岩優子。

ジャパリパーク防衛陸軍航空隊の兵士で、ヒトのフレンズです。

どうやら、ヒトのフレンズが誕生する可能性は1000人でジャンケンをして、全員が同じ手を出すことぐらい珍しいことらしく、軍からは「研究に協力してほしい。」と良く言われます。

あっ、どうやら、本部から電文が来たみたいですね。

«サンドスター1208»

この意味は「防衛指令部からジャパリパーク防衛陸軍航空隊機動部隊へ告ぐ。ハワイ諸島、ウェーク島を攻略せよ。」という内容です。

 

その頃、日本では···

 

日本では、東條英機首相が日本の全ての地域に帝都放送を通じて、以下のような放送を行った。

「帝国臣民の皆さん。我が大日本帝国はアメリカ合衆国やイギリス連邦の幾度もの挑発行為に耐えて参りました。しかしながら、米国による挑発は我が国の安全及び独立を危うくするものであり、歴代の天皇陛下が望んでおられたアジア民族の自立という崇高な目標を困難にするものであります。しかしながら、アジアの民族の中でも、中国国民党は我々の真意を理解しようとせず、米英を盾にして、我が国に対してみだりに挑発を行い、東アジアの平和を乱しています。中国国民党の問題は北京政府の樹立によって既に解決されていますが、米英による挑発はいまだに継続しているのであります。これを受け、天皇陛下は心苦しくも、自衛のために武力をもって米国及び英国を討つという苦渋の決断をされました。これは天皇陛下の本意ではありません。帝国臣民諸君が帝国やアジアの民族のために武器を持ち、立ち上がるのは今であります。今こそ、皇国日本の大和魂を見せる時であります。」

 

そして、アメリカ合衆国では···

アメリカ合衆国では、第三十二代大統領である、フランクリン·ルーズベルトによって、アメリカ全土に以下のような発表が行われた。

「先程、日本軍がフィリピンやハワイ諸島、ウェーク島を占領しました。更に、我が国が存在を知らなかった日本の戦艦を発見したとアメリカ軍から報告が入っています。これを受け、イギリス軍に救援を求めている状況であります。」

 

そして、ドイツでは・・・

 

ドイツでは、アドルフ・ヒトラーによって、以下のような発表が行われた。

「同志諸君、我が同盟国である大日本帝国がハワイ諸島、ウェーク島、フィリピンを占領し、アメリカと戦闘を開始した。これを受け、我が神聖欧州帝国は大日本帝国の支援を決定した。今こそ、同志諸君は立ち上がり、この戦争を勝ち抜き、ゲルマン民族の勝利を謳い上げる時である。」

 

ジャパリパークでは



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蘭印作戦

ちなみに、東條英機もフレンズ化して、女性になっています。


1940年10月6日

オランダ領東インド スラバヤ沖

ジャパリパーク防衛海軍&大日本帝国海軍vsオランダ海軍

サーバル視点

 

「1番主砲、2番主砲、砲撃用意! 撃て!」

「エクセターに命中。轟沈しました。」

「セルリウム砲弾を装填。目標はイギリス艦「ブルターニュ」だ。」

「了解。」

セルリウム砲弾はセルリウムを弾頭にした砲弾で、半径600メートルの範囲を吹き飛ばすことができる。

「角度修正1-564-8。撃て!」

 

ドーン!

 

「ブルターニュ、轟沈しました。」

「艦長、大日本帝国海軍から連絡です。«我々はこれより、スマトラ島へ上陸する。援護を求む。»」

「分かった。返信«我々は貴国の海軍に対して全面的な支援を行う。後方は我々に任せてくれ。»」

「了解。送信します。日本艦隊、スマトラ島への艦砲射撃を開始しました。」

「わかった。戦闘機を発進させろ。我々もスマトラ島のオランダ軍を攻撃する。」

「了解。戦闘機発進!」

それと同時にジャパリパーク防衛軍のレシプロ戦闘機jpr-36が10機ほど飛んでいった。

jpr-36は零戦の2倍ぐらいの距離を飛べるレシプロ戦闘機で1935年に作られたものだ。

「敵襲! アメリカ軍機15機が接近中! 日本海軍の戦闘機12機と交戦しています。」

「そうか。ならば、我々も戦闘機を発進させる。jpr-53を1機発進させろ。アメリカ軍機に恐怖を植え付けろ!」

「了解!」

jpr-53は機動力や航続距離で全ての国の上に立ち、この世界では、いまだに実用化されていないレーダーステルスを搭載している。

また、ジェット戦闘機のため、非常に速い。

 

1940年10月6日

オランダ領東インド スマトラ島沖

ジャパリパーク防衛海軍

サーバル視点

 

我々はオランダ軍沿岸守備隊を全滅させるため、スマトラ島に接近した。

「よし、そろそろだな。全艦、砲撃用意! 目標、オランダ軍沿岸守備隊! 撃て!」

 

ドーン!!

 

「Z弾装填、目標、オランダ軍沿岸守備隊。撃て!」

そんな私の声とともに轟音がし、巨大なキノコ雲が現れた。

«Z弾»

それは、ジャパリパーク防衛海軍の新型兵器で、設定された高度で、小麦粉をばらまき、発火する。そうすると、粉塵爆発で大規模な破壊が起きる。

「オランダ軍沿岸守備隊は全滅しました。」

「分かった。jpr-53に«シンガポールを攻撃せよ。»と送信しろ。」

「了解。」

 

そして、シンガポールでは・・・

 

「おいおい、敵がほとんどいないじゃないか。これじゃ、爆撃の意味がないよ。」

「といっても、上からの命令だからなぁ。早く任務を済ませて帰ろうぜ。」

「そうだな。よし、爆弾投下。」



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進撃
第三話 シンガポール侵攻


1940年10月7日

日本占領下 スマトラ島

サーバル視点

 

1940年10月7日午前3時10分にオランダ軍が降伏してから3時間後、我々は早々にシンガポール侵攻を考えていた。

「シンガポール侵攻についてだが、この作戦では対戦車装備を持った騎兵部隊で一気に侵攻を行う。シンガポール南部からも上陸を行い、イギリス軍を挟み撃ちにする。この作戦ではスピードが重要だ。あっ、そういえば、降伏したオランダ兵はどこにいる。」

「はい。セーバルがカガヤキを取ったため、長くは持たないでしょう。」

「そうか。では、作戦開始だ。」

 

1940年10月7日

シンガポール

イギリス軍将校視点

 

俺は昨日の攻撃の意味を考えていた。

(スマトラ島への上陸作戦。そしてシンガポール爆撃とスマトラ島で見えたキノコ雲···)

「まさか・・・」

そんな俺の悪い予感は見事に当たった。

「司令官、大変です!」

「ノックぐらいしてくれ。」

「日本軍が北部から侵攻を開始しました。」

「分かった。直ぐに防衛をしろ。」

「そ、それが・・・」

「どうした?」

「日本軍が南部に上陸! イギリス軍に大損害が発生しています!」

「なんだと!?」

正確には、日本軍ではなく、ジャパリパーク防衛海軍だった。

この数時間後にマレー半島のイギリス軍は全軍降伏した。

これにより、マレー半島は日本軍とジャパリパーク防衛軍の軍政下に入ることとなる。

(ちなみに、降伏したイギリス兵はセーバルがサンドスターを奪い、火葬されました。)

 

1940年10月7日

ジャパリパーク キョウシュウ軍港

サーバル視点

 

私はキョウシュウ軍港に戻り、休むことにした。

「ははっ、しかし、南部に上陸とは、かなり大胆な作戦でしたな。」

「あれは、一種の«賭け»だったからな。さすが、麻雀をやってるだけある。」

「もー、イジらないで下さいよ。(笑い)」

「まぁ、でも、そのおかげでマレー半島攻略作戦は成功した。」

 

ジリリリリ···

 

「おっ、電話か。」

私はそういって、受話器を取った。

「はい。ジャパリパーク防衛海軍所属のサーバルです。」

「えー! それは良かったです。すぐに伝えておきます。」

 

ガチャン···

 

「なぁ。」

「はい。」

「海軍省から連絡だ。明日からお前は海軍中将になるぞ。おめでとう!」

「ありがとうございます!!」

「じゃあ、昇進祝いにコーヒーを淹れてやるよ。」

 

その頃、アフリカでは···(エルヴィン·ロンメル視点)

 

俺は、休憩のため、コーヒーを飲んでいた。

そんな俺の所に一人の兵士が来た。

「失礼します。総統閣下より連絡があり、日本軍がマレー半島を攻略したとのことであります。」

「そうか。日本軍がインドを占領してくれれば、日本軍と合流が出来る。だが、そのためには、スエズ運河を占領する必要があるな。今年中に占領しよう。」

「司令官」



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第四話 インドシナ半島攻略

1940年10月8日

日本占領下 マレー半島

クアラルンプール海軍航空基地

かばんちゃん視点

 

僕はキョウシュウ海軍航空基地から、クアラルンプール海軍航空基地に移動した。

インドシナ半島攻略作戦、通称«亥号作戦»について会議があるからだ。

「この作戦では、まず、タイ陸軍が西側からフランス軍を攻撃し、陽動作戦を行ってください。イギリス方面は我々に任せてください。そして、フランス軍が全てタイとの国境に集結したのち、我々は東部から上陸を行います。それまでに我々はイギリス領インドを占領し、イギリス方面から戦闘機を飛ばし、タイ陸軍を支援します。これに対して、意見はありますか? ありませんね。では、この案を承認します。我々の興廃はこの一戦にあり。」

 

1940年10月8日

フランス占領下 インドシナ半島

ホーチミン

フランス軍の将校視点

 

俺は休憩のため、紅茶を飲んでいた。

そんな俺の部屋にある一人の兵士が入ってきた。

「司令官、大変です!」

「どうした?」

「タイ王国軍が西側から侵攻を開始しました。」

「ははっ、あんな小国相手なら、現地の軍で十分だろう。攻勢にかかれ。」

「そっ、それが・・・」

「今度はなんだ!?」

「我々を攻撃したタイ王国軍の戦闘機の中に正体不明のジェット戦闘機を確認しました! また、国籍不明の部隊がインドへ侵攻を開始。ベンガル湾のイギリス艦隊が同じく国籍不明の艦隊の攻撃を受け、壊滅しました!」

「すぐに全軍をタイ国境に集めろ!」

「りょ、了解しましたぁ!」

しかし、なぜ小国がジェット戦闘機なんかを持っているんだ?

うん? タイ王国軍の攻撃、イギリス領インドへの侵攻、タイ王国軍のジェット戦闘機、国籍不明の部隊と艦隊···

「まさか・・・」

俺の悪い予感は見事に当たった。

「司令官、大変です!」

「日本軍がインドシナ半島東部に上陸。沿岸守備隊が全滅しました!」

「動ける部隊を東部にむかわせろ!」

「了解!」

この3時間後にインドシナ半島のフランス軍は降伏した。

これにより、極東方面の連合国軍は一掃された。

 

1940年10月9日

日本占領下 インド

ムンバイ海軍基地

サーバル視点

 

私達は次の作戦、通称«中国大突進»について話しあっていた。

「この中国大突進では、中国大陸から一気に北上し、ソ連軍を攻撃するというものです。この際に、ジャパリパーク防衛海軍のジェット戦闘機jpr-56を大量に投入します。また、日本軍がオホーツク海の制海権を取った後に、我々はオホーツクに上陸します。この作戦では、我が軍の新型兵器である«Z弾»をソ連に対して無制限使用を行います。」



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第五話 中国大突進

1940年12月6日

日本占領下 インドシナ半島

ホーチミン海軍基地

サーバル視点

 

私は中国大突進の準備をしていた。

国民党軍はすでに壊滅。そして、オホーツク海の制海権も大日本帝国海軍によって確保済み。

次はオイミャコンへの空挺降下をする。

「司令官、準備が出来ました。」

「そうか。では、作戦を開始する。皆、よく聞け。この任務は非常に危険だ。だが、我々はお国のために死ぬためにここにいる。今こそ、刃の下に死すときだ! そして、誇り高い死に方をしようではないか!」

「了解!」

そういうと、全員が輸送機に乗った。

 

30分後···

 

「間もなく、オイミャコン上空に到着します。」

「よし、全員パラシュートは持ったか? これから、降下を行う。警報を鳴らせ!」

 

ジリリリリ···

 

「降下!」

私の声とともに全員が落ちていった。

今回の作戦では、まず、ジャパリパーク防衛軍のジェット戦闘機300機で、オホーツクとオイミャコンを爆撃し、そこに侵攻するという作戦だ。

この作戦が成功すればシベリアに拠点を持てる。

そうなれば、長距離ジェット戦略爆撃機ja-23でモスクワを常に爆撃できる。そして、飛行場はドイツが貸してくれるみたいだから、そこから、イギリス本土やアフリカを空爆することもできる。

さらに、1941年1月に導入予定の大陸弾道ミサイル«JP2ロケット»で常にモスクワを爆撃することもできる。

5日後、オイミャコンとオホーツクを占領することに成功した。

以降、ここから、ja-23やJP2ロケットで常にモスクワは爆撃されることとなる。

 

1940年12月11日

大日本帝国 某兵器工場

かばんちゃん視点

 

この日、日本国内のとある兵器工場で新兵器の披露が行われた。

それは、日本軍で初のジェット戦闘機である。

その名も、«光武»。

光武は亜音速ジェット戦闘機で、航続距離も零戦並みだ。

「フューー。これはすげぇな。ところで、どうして機体が深緑色なんだ?」

「零戦を改造して作ったものだからね。まぁ、これがカッコいいと言っている人もたくさんいるからね。」

「確かに、ゼロ戦はカッコよかったな。ところで、燃料はなんだ。」

「あー、確か、固体燃料だったかな。ドイツのV2ロケット並みにうるさいけど、機動力は十分だよ。それに、ステルス性も抜群だから、レーダーには映らないよ。」

「それにしても、日本軍もすげぇものを造ったな。」

「ははっ、ちなみにこのジェット戦闘機は着陸の時にはパラシュートを使って止まるから、いちいちパラシュートをつけ直す必要があるんだよね。」

 

 

 



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第六話 ミッドウェー海戦

1941年12月6日

ミッドウェー諸島

大日本帝国海軍&ジャパリパーク防衛海軍vsアメリカ海軍&イギリス海軍&メキシコ海軍

 

照和16年12月6日、大日本帝国海軍とジャパリパーク防衛海軍はミッドウェー諸島沖で、アメリカ海軍と衝突した。

戦力はこんな感じ。

 

·ジャパリパーク防衛海軍

駆逐艦 300隻

空母 2隻

ジェット戦闘機jpr-56 2000機

戦艦 12隻

巡洋艦 200隻

VLS搭載型戦艦 15隻

レシプロ戦闘機jpr-5 2000機

 

·大日本帝国海軍

 

戦艦 25隻

駆逐艦 800隻

ジェット戦闘機光武 8000機

零戦 1000機

空母 8隻

軽巡洋艦 17隻

重巡洋艦 7隻

 

·アメリカ海軍

 

空母 1隻

駆逐艦 900隻

レシプロ戦闘機F4F 500機

軽巡洋艦 7隻

戦艦 17隻

 

·イギリス海軍

空母 1隻

駆逐艦 700隻

レシプロ戦闘機 900機

戦艦 11隻

巡洋艦 5隻

 

·メキシコ海軍

戦艦 2隻

駆逐艦 400隻

レシプロ戦闘機 100機

巡洋艦 2隻

 

事前にドイツ空軍がアメリカの工業地帯を潰してくれたから、もうこれ以上はこないだろう。「砲撃用意! 目標、アメリカ海軍戦艦ミズーリ! 撃て!」 

「避けられました!」

避けられたようだ。

「そうか。VLS搭載艦に連絡。ミサイル発射の指示を送れ。目標はアメリカ海軍だ。」

「了解! VLS搭載艦グレートジャーニーに告ぐ。ミサイル発射せよ。目標はアメリカ海軍だ。」

「了解。ミサイル発射します。」

それと同時にミサイルが80発ほど飛んでいった。

 

ドカーン!!

 

「ミズーリ含め、アメリカ海軍戦艦10隻、駆逐艦20隻が轟沈。」

「わかった。Z弾発射用意。目標、アメリカ海軍。撃て!」

 

ドカーン!

 

一際、大きなキノコ雲が見えた。

「アメリカ海軍、全滅しました。」

「次はイギリスだ。」

「緊急! イギリス海軍の戦艦が発砲! 我が艦に直撃します!」

「回避!」

 

ドーン!

 

「回避成功! ダメージ無し。」

「Z弾発射用意! 目標、イギリス海軍!」

 

ドカーン!

 

「イギリス海軍、全滅しました。」

「メキシコ海軍の白旗を確認。国際救難信号より連絡。«我、降伏す。»」

「海戦は我々の勝利のようだな。全艦隊、現海域を離脱する。」

1941年12月8日、ミッドウェー海戦は我々の勝利で終わった。

さらに、メキシコ海軍の艦船を拿捕した。

拿捕した艦船は戦艦1隻、駆逐艦250隻、空母1隻だ。

 

1941年12月9日

ジャパリパーク キョウシュウ軍港

サーバル視点

 

私はキョウシュウ軍港に戻った。

「2日ぶりに祖国の土を踏んだな。」

「まさに、生きて戻ってきたという感じですね。」

「そうだな。」

 

 




次回、日本軍が中東へ進出します。


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第七話 中東進出

1942年1月6日

日本占領下 インド

ムンバイ海軍基地

サーバル視点

 

1942年1月6日、我々は中東侵攻作戦«砂星作戦»について会議を開いていた。

「砂星作戦では、まず、30師団でイエメンに上陸し、電撃侵攻を行います。日本陸軍側は重戦車«ニジ»で一気に北上を行ってください。その後、エジプト北部に上陸し、イギリス軍を撃破してください。その後、エジプトへ侵攻し、ドイツアフリカ軍団と合流します。この作戦について、意見はありますか? ないようですね。では、この案を承認します。」

私は会議を終わりにし、部屋を出た。

私は近くにいた日本兵と話すことにした。

「ナカジマさん。日本軍は電撃侵攻をしたことはありますか?」

「いや、ないですよ。それにしても、日本軍が電撃侵攻をするとは夢にも思いませんでした。まぁ、ドイツアフリカ軍団で砂漠の狐と呼ばれている方がいるそうですが、その人とも話してみたいです。」

「そうですね。」

そういって、私はそこから離れた。

 

その頃、ホワイトハウスでは···

 

ルーズベルト視点

 

俺は、マッカーサーと話していた。

「大統領。中東が日本の手に落ちました。」

「・・・そうか。日本軍相手に我々の海軍が連敗を続けていた頃から、いつかこうなると思っていたが、いざ聞くとなると、なかなか心に来るものがあるな。もう、ハワイも落ちている。ドイツを倒すため、ファシズムを打倒するために参加した大戦だが、本当に正しかったのだろうか。」

「・・・マンハッタン計画が最後の希望です。きっと我々を勝利に導いてくれるでしょう。」

 

1942年2月13日

インド洋

大日本帝国海軍&ジャパリパーク防衛海軍vsイギリス海軍&南アフリカ海軍

サーバル視点

 

1942年2月13日、インド洋で大日本帝国海軍とジャパリパーク防衛海軍がイギリス海軍と南アフリカ海軍と衝突した。

この海戦での戦力はこんな感じ。

 

·ジャパリパーク防衛海軍

駆逐艦 300隻

空母 4隻

ジェット戦闘機jpr-57 3000機

レシプロ戦闘機jpr-6 1000機

戦艦 15隻

巡洋艦 18隻

VLS搭載型戦艦 15隻

 

·大日本帝国海軍

駆逐艦 500隻

空母 5隻

光武 5000機

巡洋艦 19隻

戦艦 11隻(大和、武蔵、扶桑、金剛、比叡、榛名、霧島、山城、伊勢、日向、陸奥)

零戦 500機

 

·イギリス海軍

駆逐艦 50隻

空母 0隻

戦艦 2隻

巡洋艦 10隻

レシプロ戦闘機 500機

木造艦 700隻

 

·南アフリカ海軍

駆逐艦 40隻

空母 1隻

レシプロ戦闘機 400機

戦艦 1隻

巡洋艦 0隻

木造艦 700隻

 

この海戦では、ジャパリパーク防衛海軍がイギリス本土やアメリカ本土を空爆しておいたため、アメリカとイギリスにはすでに工業力はない。

そのため、この海戦はすぐに終わるだろう。

「目標、イギリス海軍。Z弾発射用意。撃て!」

 

ドカーン!

 

「イギリス海軍、壊滅しました。」

「次だ。目標、南アフリカ海軍。Z弾発射用意。撃て!」

 

ドカーン!

 

「南アフリカ海軍、壊滅しました。敵残存艦の白旗を確認。」

「わかった。全艦、現在の海域を離脱せよ。」

これにて、インド洋海戦は終結した。

ジャパリパーク防衛海軍と大日本帝国海軍の損害は戦闘機1機のみで、こちら側の圧勝であった。

 

 



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第七話 中東進出 後編

1942年1月7日

イエメン

大日本帝国陸軍&ジャパリパーク防衛陸軍&ドイツ陸軍vsイギリス陸軍&アメリカ陸軍&南アフリカ陸軍

サーバル視点

 

1942年1月7日、大日本帝国陸軍とジャパリパーク防衛陸軍とドイツ陸軍はイエメンでアメリカ陸軍とイギリス陸軍と南アフリカ陸軍と衝突した。

戦力はこんな感じ。

 

·ジャパリパーク防衛陸軍

ジェット戦闘機jpr-58 7000機

歩兵 30万人

戦車 8万台

騎兵隊 80師団(1師団=1万人)

 

·大日本帝国陸軍

光武 10万機

戦車 8万台

歩兵 15師団

騎兵隊 800万人

自転車部隊 7万人

 

·ドイツ陸軍

GWTiger 80万台

歩兵 50万人

me362 3000機

騎兵隊 20万人

 

·アメリカ陸軍

歩兵 80万人

弓矢や果物ナイフ、石の槍

第一次世界大戦期の戦車 15両

火縄銃 20丁

爆弾が搭載された特攻用車両 15台

羽根が紙の特攻用戦闘機 15機

 

·イギリス陸軍

歩兵 80万人

弓矢やナイフ、石の槍

てつはう 15個(元寇の時にモンゴルが使ったやつ。)

 

·南アフリカ陸軍

歩兵 3万人(全員、石の槍だけ)

 

完全に連合国には余裕がないみたいだ。

南アフリカ陸軍なんか完全に縄文時代の兵士だし。

こんなのjpr-56を飛ばせば簡単に倒せる。

「戦車部隊、直進あるのみだ! 歩兵は轢き殺せ!」

「南アフリカ陸軍、全滅しました。」

「そうか。では、jpr-56は全機発進せよ。目標はアメリカ陸軍とイギリス陸軍だ。奴らに恐怖の味を覚えさせろ!!」

「了解! 全機発進!」

その後、jpr-56が爆弾を投下した。

 

ドカーン!

 

「アメリカ陸軍とイギリス陸軍は全滅しました。」

「そうか。よし、さらに奥へ行くぞ。」

「了解!」

そういって、私は進んでいった。

「ところで、セーバル。あんたはどうして人の肉片を持ってきたの?」

「カガヤキ・・・ サーバル、これ食べる?」

そういって、渡されたのは、人の肉片だった。

「わ、私はいいよ。」

「そう? 美味しいのに。」

そう言うと、彼女は肉片を食べだした。

「セーバル。口元に血が付いてるよ。」

そういって、私はウェットティッシュを一枚、セーバルにあげた。

「ありがとう。残りは私の仲間にあげようっと。」

セーバルはセルリアンのフレンズでカガヤキを摂るのは元の習性だ。

しかし、フレンズ化してからは、死体からカガヤキを摂るようになった。

これには石原莞爾さんもビックリだった。

ちなみに、セーバルに喧嘩を吹っ掛けたやつが、行方不明になっているという報告も入っているため、軍指令部は相当怖がっている。

そして、この2日後の1月9日に、中東全域を占領した。

 




次回、日本軍がヨーロッパに進出します。


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とどめ
第八話 ヨーロッパ進出


1942年6月10日

ドーバー海峡

ジャパリパーク防衛海軍&大日本帝国海軍vsイギリス海軍

 

1942年6月10日、大日本帝国海軍とジャパリパーク防衛海軍はドーバー海峡でイギリス海軍と衝突した。

戦力はこんな感じ。

 

·大日本帝国海軍

駆逐艦 400隻

空母 10隻

戦艦 14隻

巡洋艦 20隻

光武 10000機

 

·ジャパリパーク防衛海軍

駆逐艦 500隻

空母 20隻

戦艦 11隻

巡洋艦 12隻

ジェット戦闘機jpr-58 10000機

ジェット戦略爆撃機JP-56 10000機

VLS搭載艦 50隻

 

·イギリス海軍

特攻用に改造した漁船 300隻

木造船 600隻

 

イギリス海軍はすでに壊滅的な状態になっている。

「Z弾装填。目標、イギリス海軍。砲撃用意。うて!」

 

ドカーン!!

 

「イギリス海軍木造船は全滅しました。」

「そうか。次だ。Z弾装填。目標、イギリス海軍。砲撃用意。撃て!」

 

ドカーン!!

 

「イギリス海軍は全滅しました。」

「そうか。次はイギリス本土だ。ドイツ陸軍に連絡。準備が出来たと伝えてくれ。」

「了解。返信が来ました。«貴艦の協力に感謝する。»とのことです。」

「そうか。イギリス本土の状況はどうなっている?」

「はい。イギリス本土では防衛用に1歳から80歳までの男女を全て徴兵したとのことです。」

「それなら、後方の空母に連絡しろ。JP23硫化水素弾を搭載した爆撃機を全てイギリス本土に飛ばせとな。」

「し、司令官。しかしながら、JP23硫化水素弾は強力すぎます。」

「悪いが、敵軍は蹴散らすまでだ。子供でも、老人でも関係ない。」

「了解しました。全ての空母に告ぐ。JP23硫化水素弾を装備した爆撃機を全てイギリス本土へ向かわせろ。」

そんな、彼の言葉と同時に多数の爆撃機が飛んでいった。

硫化水素弾は5000ppm以上の濃度の硫化水素を広範囲にばらまくというものだ。周辺を燃やしはしないが、高濃度の毒性の気体をばらまくため、死者が大量に出る。

その数、5000機。

これが、イギリス本土を焼き尽くすのだ。

チャーチルはどんな顔をするだろうなぁ。

私は、そんなことを考えながら、飛んでいく爆撃機を見送った。

ははっ、流石、ジャパリパークの爆撃機だ。ここからだと、JP-56の勇姿を近くで見られる。

次は、アメリカだ。さてと、アメリカの大統領さんはどんな顔をするかなぁ。

 

イギリス本土上空では····

 

「全機、爆弾槽を開け。」

「爆撃5秒前。3、2、1、投下!」

 

ピューーーン!

 

爆弾の落ちる音と共にロンドンは真っ赤に燃えだした。

これなら、イギリス陸軍も壊滅しただろう。

空母に戻るとするか。

「全機、これより、空母に戻る。」

「了解!」

「おつかれさま。」

俺はそういって、空母に戻った。



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第九話 新兵器

1942年7月10日

ジャパリパーク ウミベチホー実験場

大日本帝国軍&ジャパリパーク防衛軍&ドイツ軍

サーバル視点

 

私は、ある新兵器の実験に立ち会うことになった。

「司令官、準備が出来ました。」

「そうか。第一安全装置を解除。警報を鳴らせ。」

 

ウーウーウー!!

 

「第二安全装置、解除。全員、対閃光防御。」

「起爆準備完了です。」

「分かった。最終安全装置、解除。時限装置起動。」

「起動します。」

「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、起爆!」

「起爆!」

 

ドカーン!

 

眩い閃光とともに、巨大なキノコ雲が現れた。

「実験は成功したようです。」

「そうか。我々は米英が開発できなかった究極の兵器«原子爆弾»の開発をやり遂げた。世界初の核兵器だ。これさえあれば、米英を降伏させるなど容易いことだ。量産体制に入るのはいつだ?」

「はい。1942年12月10日からです。」

「そうか。ぜひとも、ロンドンに一発落としたいものだ。」

私はそういって、その場から去った。

 

1943年10月10日

イギリス ロンドン

ウィンストン=チャーチル視点

 

私は、今後の反攻作戦について考えていた。

「チャーチル首相、大変です!」

「どうした!?」

「スコットランドで謎の爆発を確認。甚大な被害がでています。また、その直前に日本軍の爆撃機が単機で現地に侵入していたとの報告も入っています。」

(単機での侵入、大きな爆発···)

「まさか、原子爆弾か!?」

「リバプールでも、同様の爆発が確認され、多数の死者がでています。」

「すぐに制空権を取り返せ!」

「しっ、しかし、航空機が生産出来ません!」

「対空砲でもいい。とにかく、爆撃機を落とせるものを作れ!!」

「りょ、了解しました!!」

まさか、原子爆弾を落とされるなんて思いもしなかった。

 

この3ヵ月後の1944年1月6日にイギリスは降伏。南側をドイツ、北側をジャパリパークに分割統治されることとなった。

これにより、残りの主要国はアメリカだけとなる。

 

1944年1月10日

ジャパリパーク占領下 スコットランド

サーバル視点

 

私は次のアメリカ本土上陸作戦«ハ号作戦»について、会議を開いていた。

「今回の作戦では、フロリダ半島とワシントンD.C.に上陸します。この時、ドイツ陸軍はフランス領ギアナとバンクーバーへ上陸してください。その間にジャパリパーク防衛軍17師団でドイツ占領下のカナダから、一気に南下し、アメリカを降伏させます。この案について、質問はありますか? 無いようですね。では、この案を承認します。」

 

 



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第十話 アメリカ本土上陸作戦

1944年12月10日

ワシントンD.C.の5キロメートル沖

ジャパリパーク防衛海軍&大日本帝国海軍&ドイツ海軍vsアメリカ海軍

 

1944年12月10日、ジャパリパーク防衛海軍と大日本帝国海軍はワシントンD.C.から5キロメートルの地点でアメリカ海軍と衝突した。

戦力はこんな感じ。

 

·大日本帝国海軍

戦艦 15隻

駆逐艦 800隻

空母 13隻

光武 15000機

巡洋艦 22隻

 

·ジャパリパーク防衛海軍

戦艦 20隻

駆逐艦 900隻

空母 12隻

ジェット戦闘機jpr-59 12000機

 

·ドイツ海軍

戦艦 10隻

空母 20隻

駆逐艦 800隻

強襲揚陸艦 8000隻

ジェット戦闘機ホルス45 20000機

 

·アメリカ海軍

戦闘用に改造された漁船 700隻

木造船 150隻

 

アメリカ海軍も完全に工業力がないみたいだ。

前線に出てくるのは、漁船と木造船ばかり。

まあいい。敵は蹴散らすまでだ。

「全艦、砲撃用意。目標、アメリカ海軍。撃てっ!」

 

ドカーン!!

 

「敵残存艦はありません。」

「分かった。現在の海域を離脱し、ワシントンD.C.に向かう。」

「了解! 航海長、進路決定せよ。」

「了解! 面舵いっぱい、ヨーソロー。」

「あと、いつでも、艦砲射撃が出来るように砲弾を装填しておけ。」

「了解! 武器管制室、艦砲射撃が出来るように砲弾を装填しておけ。」

 

1944年12月10日

アメリカ合衆国 ワシントンD.C.

大日本帝国陸軍&ジャパリパーク防衛陸軍&ドイツ陸軍vsアメリカ陸軍

かばんちゃん視点

 

1944年12月10日、アメリカ本土への上陸を果たした僕たちはワシントンD.C.でアメリカ陸軍本土防衛部隊と衝突した。

戦力はこんな感じ。

 

·ジャパリパーク防衛陸軍

重戦車JPT-36 8000両

 

ジェット戦闘機

jpr-80ライトニング 800機

jpr-84レッドキラー 100機

jpr-91イーグル 250機

 

ジェット戦略爆撃機

JP-25 800機

JP-56 700機

 

歩兵 15万人

原子爆弾 相当数

 

·大日本帝国陸軍

重戦車ニジ 8000両

光武 800機

爆撃機 800機

歩兵 12万人

騎兵隊 10万人

工兵 11万人

原子爆弾 相当数

 

·ドイツ陸軍

GWTiger 2000両

ジェット戦闘機 8000機

歩兵 14万人

騎兵隊 12万人

工兵 11万人

原子爆弾 相当数

 

·アメリカ陸軍

戦車 80両

レシプロ戦闘機 100機

歩兵 9万人

 

このように、アメリカ合衆国は完全に工業力が無くなりつつある。

ちなみに、今回の作戦では、原子爆弾の随時投下が行われる。

今回の戦闘では、荒れ地での戦闘に慣れているエルヴィン=ロンメル将軍が率いるドイツ陸軍北米攻略軍が中心に戦闘が行われた。

この2か月後の1945年2月6日にワシントンD.C.は陥落した。

 

 



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第十一話 カナダ侵攻

1945年2月15日

カナダ バンクーバー

大日本帝国陸軍&ジャパリパーク防衛陸軍&ドイツ陸軍vsカナダ陸軍&イギリス陸軍

サーバル視点

 

1945年2月15日、ジャパリパーク防衛陸軍とドイツ陸軍と大日本帝国陸軍はバンクーバーでカナダ陸軍とイギリス陸軍と衝突した。

戦力はこんな感じ。

 

·大日本帝国陸軍

重戦車ニジ 2000両

光武 500機

歩兵 12万人

騎兵隊 10万人

 

·ジャパリパーク防衛陸軍

重戦車JPT-56 3000両

ジェット戦闘機jpr-59 500機

歩兵 13万人

航空兵 11万人

 

·ドイツ陸軍

GWTiger 3000両

me352 300機

歩兵 15万人

 

·大日本帝国海軍(後方支援)

空母 13隻

戦艦 15隻

駆逐艦 800隻

原子爆弾が搭載可能な爆撃機 13000機

原子爆弾 相当数

 

·ジャパリパーク防衛海軍(後方支援)

空母 30隻

戦艦 20隻

駆逐艦 800隻

原子爆弾が搭載可能な爆撃機 30000機

原子爆弾 相当数

 

·ドイツ海軍(後方支援)

空母 30隻

戦艦 23隻

駆逐艦 3000隻

原子爆弾が搭載可能な爆撃機 30000機

原子爆弾 相当数

 

·イギリス陸軍(残存兵)

軽戦車 50両

レシプロ戦闘機 15機

歩兵 20万人(1歳から80歳までを徴兵)

騎兵隊 1万人

 

·カナダ陸軍

軽戦車 20両

レシプロ戦闘機 5機

歩兵 30万人(1歳から85歳までを徴兵)

騎兵隊 5000人

 

完全に少数部隊になっている。

ドイツ軍のミサイル(V2ロケット)を大量に撃ちまくれば、簡単に全滅させられるだろう。

「戦車部隊、砲撃用意。撃てっ!」

「司令官、トロントから新たに15万人が追加される可能性があります。」

「そうか。大西洋の日本艦隊に連絡。トロントとオタワに原子爆弾を投下する。」

「了解! 大西洋艦隊に告ぐ。トロントとオタワに原子爆弾を投下せよ。」

 

1945年2月15日

カナダ トロント上空

爆撃機のパイロット視点

 

「これより、爆撃を開始する。第一投下口を開け。」

「了解! 第一投下口、展開完了。」

「投下!」

 

ドカーン!!!

 

大きなキノコ雲が見えた。

成功したようだ。

「よし、空母に帰還するぞ。」

俺はそういって、空母の方向に進路をとった。

 

そのころ、バンクーバーでは・・・

 

「司令官、トロントへの投下は成功したようです。」

「そうか。ご苦労だった。」

「はい。」

この2日後の1945年2月17日に、バンクーバーでの戦闘は終了した。

この戦闘は後にバンクーバー攻防戦と呼ばれ、この戦いをもって、カナダ陸軍の組織的な抵抗は終了する。その後も少数部隊が粘り強い抵抗を見せたが、1945年3月20日に首都であるオタワが陥落したことにより、カナダは降伏した。

 

 

 



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第十二話 南下

1945年3月20日

アメリカ合衆国 ニューヨーク

大日本帝国陸軍&ドイツ陸軍&ジャパリパーク防衛陸軍vsアメリカ陸軍イギリス陸軍の生き残り

キロネックスのフレンズ視点

 

1945年3月20日、僕たちはアメリカ合衆国へ最後の攻撃をすることにした。

枢軸国軍占領下のカナダから、アメリカ合衆国に向けて一斉南下を開始した枢軸軍はニューヨークでアメリカ陸軍と衝突した。 

戦力はこんな感じ。

 

·大日本帝国陸軍

重戦車ニジ 8000両

中戦車チハ 5000両

光武改 2000機

歩兵 15万人

自転車部隊 10万人

 

·ジャパリパーク防衛陸軍

重戦車JPT-63 5000両

ジェット戦闘機jpr-59改 2000機

歩兵 16万人

航空兵 15万人

 

·ドイツ陸軍

GWTiger 3000両

ジェット戦闘機me852 8000機

歩兵 30万人(ほとんどがフランス義勇軍)

騎兵隊 16万人(同じく、ほとんどがフランス義勇軍)

 

·大日本帝国海軍(後方支援)

空母 15隻

戦艦 30隻

駆逐艦 8000隻

原子爆弾を搭載可能な爆撃機 15000機

原子爆弾 相当数

 

·ドイツ海軍(後方支援)

空母 23隻

戦艦 25隻

駆逐艦 7000隻

原子爆弾を搭載可能な爆撃機 23000機

原子爆弾 相当数

 

·ジャパリパーク防衛海軍(後方支援)

空母 30隻

戦艦 45隻

駆逐艦 9000隻

原子爆弾を搭載可能な爆撃機 30000機

原子爆弾 相当数

 

·アメリカ陸軍

軽戦車 15両

歩兵 250万人(1歳から90歳までを徴兵)

 

·イギリス陸軍の生き残り

軽戦車 5両

歩兵 20人

 

イギリス陸軍にはまだ生き残りがいたのか。

まあいい。全員ぶっ潰すまでだ。

「戦車部隊、砲撃用意。目標、アメリカ陸軍。撃てっ!」

 

ドカーン!

 

「命中しました。」

「そう? じゃあ、続けて撃って♪」

「了解! 戦車部隊、砲撃用意。目標、アメリカ陸軍。撃てっ!」

 

ドカーン!

 

「同じく、命中しました。」

「そう? じゃあ、そろそろアメリカは潰れるかな♪ 続けて撃って♪」

「了解!」

 

3時間後・・・

 

「アメリカ陸軍は全滅したようです。」

「良かった♪ じゃあ、適当に捕まえといて。後は私が«処理»しておくから。(ニヤリ)」

そういって、私は腰に着けてあるナイフを指差した。

「りょ、了解しました!!」

といっても、私だけじゃ処理出来ないから、セーバルにも手伝ってもらおうっと♪

この3日後にニューヨークは陥落し、この戦いでアメリカ陸軍による組織的な抵抗は終了した。

その後も少数部隊が非常に粘り強い抵抗を見せたが、1945年5月10日にアメリカ合衆国は降伏した。




これにて、«けものフレンズ 厳しい時代»は終わりです。


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戦後処理

1945年5月10日に第二次世界大戦は終結した。

この大戦では、多数の死者が出て、そのほとんどが核や大陸弾道ミサイルの攻撃、空爆で亡くなった一般市民であった。

その戦後処理はドイツの首都であるベルリンで行われ、その場で戦勝国により、敗戦国の運命が決められた。

まず、ヨーロッパについては、バルカン半島はすべてイタリア領に編入され、イタリア王国自身も、国名をローマ帝国に変更した。

イギリスについては、スコットランドはイタリア領、それ以外の地域はすべてドイツ領に編入された。北アイルランドはアイルランドに返還された。

アイスランドは戦後の国内での思想の対立により、北部はアイスランド国家社会主義国、南部はアイスランド共和国として独立することとなった。この分裂は、後にアイスランド国家社会主義国がアイスランド共和国に侵攻したことで起きたアイスランド戦争の原因となる。

ソ連については、ウラル山脈より西をドイツ領、東を日本領となった。

フランスについては、ドイツに全土併合された。

北欧については、ドイツの傀儡国家である北欧連邦として一つにまとまった。

次にアジアについては、中東は全てトルコ領に編入され、トルコ自身も国名をオスマン帝国と改めた。

インドについては、インド共和国として完全に独立し、アジアで最も早く発展することとなる。

インドネシアについては、オーストラリアを併合し、インド諸島合衆国として独立した。

フィリピンは全て日本領に編入されることとなった。

中国大陸はほとんどが満州国に編入されたが、華南は全て日本領に編入された。

インドシナ半島については、全てインド諸島合衆国に編入されることとなった。

次にオセアニア。

オセアニアについては、オーストラリアを全土インド諸島合衆国に編入されることとなった。

太平洋の小さな島々は全て日本領に編入された。

ニュージーランドについては北部を大日本帝国、南部をインド諸島合衆国に分割されることとなった。

次に北米。

アメリカは新たにアメリカ連邦として独立するが、アラスカは日本領に編入された。また、東海岸は多額の賠償金を払い終えるまで、ドイツ領に編入された。

これにより、アメリカは工業力や農業地域を大量に失うが、後に起きるアイスランド戦争で、国家全体で枢軸陣営向けの物資生産を行い、特需景気に突入し、かつてのような繁栄を取り戻していく。

メキシコはメキシコ共和国として、完全に独立したが、メキシコの太平洋沿岸地域は日本領に編入された。

カナダは西経105度より西を日本に割譲し、残りの地域には日本の傀儡国家«カナダ帝国»が建国された。

次に南米。

パナマ運河は日本領に編入された。これにより、日本海軍が大西洋に出られるようになった。

コロンビアとベネズエラは一国に統合し、ブラジル北部を割譲し、新憲法コロンビアとして独立。これは、新憲法コロンビアとブラジルの領土問題を生むこととなる。

ペルーとエクアドルは日本領に編入されることとなった。

キューバはドイツと日本によって東西に分割された。この分割は民族事情を無視していたため、独立戦争に突入することとなる。

その他の島々はドイツ領に編入された。

さらに、戦争末期に民主主義者が南米に逃亡したことで、それぞれの国に多大な影響を与え、ブラジル第二共和国やボリビア多民族共和国など、政治体制を民主主義に変更した国家が出来た。

後に、アメリカ軍の残党を匿っているとして、南米問題が発生し、大日本帝国が南アメリカに侵攻する原因となる。

次にアフリカについて。

チュニジアはアルジェリアとリビアに分割された。

さらに、エジプトは共和制になり、エジプト共和国として独立した。

エチオピアはエリトリアとソマリアを併合した。

以上のような結果で講和条約«ベルリン条約»は締結された。

この大きな領土変換は民族問題や領土問題を大きく、複雑にさせ、その後もしばらくは戦乱の世が続くのであった。

 

1960年2月6日

ジャパリパーク アイーンチホー実験場

サーバル視点

 

私はセーバルとともに新兵器の実験に立ち会うこととなった。

「ここはまさに、ベストスポットという感じだな。」

「そうだね。」

「間もなく、起爆します。」

「そうか。」

「5、4、3、2、1、起爆!」

 

ドカーーン!!

 

原子爆弾よりも、大きなキノコ雲が現れた。

「水爆実験は成功したようです。」

「そうか。ご苦労だった。」

「ねぇ、サーバル。もう、連合国も無くなった訳だし、水素爆弾なんて開発して、どうする気なの?」

「確かに、連合国も倒した。だけど、敵が居なくなったら、世界はどうなると思う?」

「イデオロギーの違う国同士で争う・・・。」

「その為に、私は水素爆弾を作ったのだ。近いうちに起きるであろう日独戦争のためにな。まだ、戦争はおわらないんだよ。」

「人の世は残酷だね。」

「そうだな。でも、歴史は繰り返す。本当に残酷だね。」

私はそういって、そこから去った。




これにて、«けものフレンズ 厳しい時代»は終わりです。
この小説の内容はすべてフィクションですが、現実にも繋がるところがあります。

「人は歴史を繰り返す。最初は悲劇だが、二番目は茶番だ。」

これはカール·マルクスという有名な人の言葉です。
人の世はたくさんの死体の上に出来ていることを決して忘れてはいけません。
たとえ、何百年経とうとも。


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第二章 japanese empire
プロローグと紹介


1945年5月10日、第二次世界大戦はアメリカの降伏により、ドイツ、イタリア、日本、ジャパリパークによる枢軸国側の勝利で終わった。

これは、«けものフレンズ 厳しい時代»に続く物語である。

 

これまでの歴史

 

1945年5月10日 アメリカ合衆国が無条件降伏。大日本帝国海軍の戦艦«大和»の甲板で講和条約が締結される。

 

1945年5月11日 大日本帝国軍の占領軍最高司令官である山本五十六がロサンゼルス飛行場に到着。

 

1945年5月15日 ジャパリパーク防衛軍の占領軍最高司令官であるサーバルがサンディエゴ飛行場に到着。

 

1945年5月16日 ドイツ軍の占領軍最高司令官であるエルヴィン=ロンメルがニューヨーク飛行場に到着。

 

1945年5月18日 アメリカ合衆国の戦後処理を決めるため、大日本帝国、ドイツ国、ジャパリパークの代表団によるワシントン会議が行われる。この会議によって、アメリカ合衆国はアラスカとハワイを大日本帝国に割譲する。

 

1946年5月20日 大日本帝国海軍航空隊と大日本帝国陸軍航空隊が分離。大日本帝国空軍が設立され、空軍省が設置される。

 

1946年6月1日 ドイツ国が水素爆弾の開発を開始する。

 

1948年3月20日 大日本帝国が中東全域をトルコ共和国に割譲。

 

1948年3月23日 大日本帝国がインドネシア共和国を独立させる。

 

1948年3月24日 大日本帝国がオーストラリア大陸をインドネシア共和国に割譲。

 

1949年1月20日 インドネシア共和国がインド諸島合衆国憲法を発布。

 

1949年2月6日 インドシナ半島の国々がインド諸島合衆国に編入される。

 

1950年12月20日 満州国が中華民国へ侵攻。大満州帝国を名乗る。

 

1951年1月2日 インド共和国が独立する。

 

1952年1月13日 大日本帝国が新陣営«大東亜連合(EAU)»を立ち上げる。

 

1952年2月14日 ロシアが大日本帝国とドイツ国によって分割統治される。

 

登場人物紹介

 

·かばんちゃん

35歳。

ヒトのフレンズである。

現在は軍を抜けて、アメリカ連邦で平穏な生活をしている。

 

·サーバル

35歳。

サーバルキャットのフレンズである。

かばんちゃんとは仲がいい。

 

兵器紹介

 

·64式戦車

大日本帝国陸軍の戦車で1964年に作られた。

砲撃にはコンピューターを使うため、命中率が高い。

通称«ホジ»

 

·第三世代型ジェット戦闘機«菊花»

大日本帝国空軍のジェット戦闘機。

攻撃には、コンピューターを使うため、命中率が高い。

V-STOL機である。

 

·大和

大日本帝国海軍の超大型戦艦。

1952年と1958年と1961年に行われた改修で、VLSやコンピューター(イージスシステム)が搭載された。

速力も、フリゲート艦並み。

 

·玄武

大日本帝国海軍の大和型戦艦。

1947年に淡路造船所で建造された。

特になにもすることなく、現代改修された。

VLSやイージスシステムを装備している。

速力もフリゲート艦並み。

 

·朱雀

大日本帝国海軍の大和型戦艦。

1947年に釜石造船所で建造された。

特になにもすることなく、現代改修された。

VLSや自律思考システム(人工知能みたいなやつ)を装備している。

速力もフリゲート艦並み。

 

·白虎

大日本帝国海軍の大和型戦艦。

1947年に稚内造船所で建造された。

特になにもすることなく、現代改修された。

VLSや自律思考システム(人工知能みたいなやつ)を装備している。

速力もフリゲート艦並み。

スクリューを使わず、磁気を使って進んでいる。

 

·青龍

大日本帝国海軍の大和型戦艦。

1947年に上越造船所で建造された。

特になにもすることなく、現代改修された。

VLSや自律思考システム(人工知能みたいなやつ)を装備している。

速力もフリゲート艦並み。

 

国家紹介

 

·アメリカ連邦

アメリカ合衆国の後継となっている国家。

首都はロサンゼルス。

 

·ケルト国家連邦

ケルト人とゲルマン民族の国家。

首都はベルリン。

 

·スカンディナビア連合帝国

北欧を纏めた国家。

正式名称は«フィン・ウゴル系民族、スウェーデン国王、ノルウェー国王の支配地域及びデンマーク国王の支配地域を治めるヘッセン=カッセル王家による民族連合帝国»

首都はストックホルム。

 

·イベリア連合王国

イベリア半島を支配する国家。

正式名称は«イベリア半島におけるポルトガル国王の支配地域及びスペイン国王の支配地域を治める連合王国»

首都はマドリード。

ケルト民族が分布している地域が国内にあるため、ケルト国家連邦と領土問題が起きている。

 

·ローマ帝国

イタリア半島とバルカンを治める国家。

首都はローマ。

ケルト民族が分布している地域が国内にあるため、ケルト国家連邦と領土問題が起きている。

 

·フランス共和国

マダガスカル島に亡命したフランス共和国政府。

 

·極東連合帝国

大日本帝国を中心とする連合国家。

正式名称は«大和民族の支配地域を治める天皇陛下を中心とする民族連合帝国»である。

首都は東京。

支配地域はフィリピン、ジャパリパーク、台湾、朝鮮、中国大陸の華南地域、日本列島、樺太、ウラル山脈以東。

また、州に分かれている。

南から、ハワイ州、フィリピン諸島州、ケソン州、ジャパリパーク共同行政地域、西華南州、東華南州、南京特別区、台湾州、朝鮮州、日本州、アムール直轄区、樺太州、シベリア極東州、中部シベリア州、西部シベリア州、ウラル州、アラスカ州という感じで、14州と3つの

直轄区からなっている。

 

·大満州帝国

多数の民族を抱えた民族連邦制の帝国。

15の王国と共和国を抱えている。

 

·ドイツ領北アフリカ連邦

ドイツのアフリカ植民地。

 

軍事組織紹介

 

«ジャパリパーク防衛海軍»

 

·ジャパリパーク第一艦隊

主にジャパリパーク本土近海を担当している艦隊。

 

·ジャパリパーク第二艦隊

主にオーストラリア近海を担当している艦隊。

 

·ジャパリパーク第三艦隊

主にインド洋を担当している艦隊。

 

·ジャパリパーク第四艦隊

主に地中海を担当している艦隊。

ドイツ海軍との連合艦隊である。

 

·ジャパリパーク第五艦隊

主に太平洋を担当している艦隊。

 

·ジャパリパーク海軍航空隊

ジャパリパーク防衛海軍の航空部隊。

 

«ジャパリパーク防衛陸軍»

 

·ジャパリパーク防衛陸軍第六歩兵大隊

ジャパリパーク防衛陸軍の主要部隊。

 

大満州帝国を構成している国家

 

·清王国

女真族の国家。

支配地域は奉天省のみ。

首都は奉天。

 

·極東エルサレム共和国

ユダヤ人の国家。

支配地域は龍江省北部のみ。

 



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第一話 日常

1972年3月4日

ジャパリパーク アンイン州

かばんちゃん視点

 

ジリリリリリリリリリリリリリ···ピッ!

 

私は目覚まし時計の音を止めて、ベッドから出た。

今日は土曜日。

仕事は休みだ。

今日は友達のセーバルとお出かけをする約束をしていたな。

俺はそんなことを考えながら、リビングに降りた。

「あっ、おはよー。今日はセーバルさんと遊びに行くんでしょ。」

サーバルさんは先に起きていたようだ。

「そうだよ。」

「じゃあ、今日は可燃ゴミの日だから、これを捨ててきて。」

「了解。」

僕は渡されたゴミ袋をテーブルの近くにおいて、サーバルさんが作ってくれた朝ごはんを食べた。

食べ終わった後、お皿を洗って、ゴミ袋を持って外に出た。

「行ってきまーす。」

「行ってらっしゃい。」

ゴミ集積所は何処だったかな。

ここか。

「よいしょっと。」

前に仕事中に腰を殺っちゃったから凄い痛い。

この後は駅まで歩いていって、電車でパークセントラルに向かうつもりだ。

パークセントラルはジャパリパーク南洋諸島連邦の首都で非常に栄えている。

ショッピングセンターやアウトレット、公園が沢山あるため、子供連れにも人気の都市だ。

これで、終わり。

じゃあ、そろそろ、駅に向かうかな。

確か、セーバルさんも駅で待っているはずだ。

 

30分後、駅で···

 

「あっ、かばんちゃん! こっちだよ!」

「ごめん。この駅を使ったことがなくって。」

「確かに、ちょっと複雑かもね。え~と、パークセントラル行きの電車の切符は··· あった。A-925号259番東部線上り5-25-Aか。改札口はと。あっ、駅員さん。A-925号259番東部線上り5-25-Aの改札口はこっちですか?」

「はい。」

「ありがとうございます。出発の時間はAM11:00か。出発まで、3時間。かばんちゃん、向こうで時間をつぶそう。」

「そうだね。」

僕たちは近くのベンチに座って、スマートフォンのゲームをすることにした。

 

3時間後···

 

「あっ、そろそろ時間か。じゃあ、行こう。」

僕たちは改札を通り、ホームに行った。

まだ、5分ぐらい時間がある。

気長に待とう。

 

5分後・・・

 

「あっ、来たよ。」

僕たちは電車に乗った。座る場所は無さそうだから、つり革に捕まって立っていよう。

「そういえば、セーバルさん。セーバルさんは最近どんなことをしてるの?」

「うーん、就職活動をしてるんだけど、やり方が難しくって。」

「あー、まぁ、自分がなぜ、その企業に就職しようとしているのかを説明することかな?」

「そっか。」



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