キャラが濃い人ばっかりなのに自分はコミュ症で上手くいかない (ベルフェゴール★)
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1やってみよう

思いついたら吉日って言うからさ。



アスクレピオス来いぃぃぃいいッ!!

お?銀色のキャスターカード

此はまさかッ!

 

――プップ-

ドンッ

 

私はトラックに跳ねられた。

だがッ!!

不幸中の幸いか、スマホの画面にはアスクレピオスの姿が.....!!

________________ヤッッターーーーッ!!!!

 

 

_________________________________________________________________________

 

 

 

可笑しいな~

トラックに跳ねられて死んだと思ったのに看護婦みたいなひとが

 

「元気な女の子ですよ」

 

とか言ってる。

そして自分の口から

 

「オギャアァァァぁぁあ」

 

っていう声が出てる。

........................転生しちゃった?

 

 

 

 

___________________________________________________________________

 

 

 

やぁ、何故か転生したモブのコミュ症でオタクで口下手でネガティブのダメダメ人間だよ。

まずここはイタリアの田舎町で姿がアスクレピオスの後ろ髪が長い(幼女)版だった。

今世の名前はシュナイゼルだった。コードギアスのキャラ名じゃんかッ!!って思った。あと声が水瀬いのりさんだった。

スキルや宝具は(劣化版だけど)使えた。でも、なんで手から炎をだせるの?それも七色。物浮かせたりできるのなんで?そんなスキル無かったよね?

え?

とか困惑したけど今となっては便利な能力で助かってるけど。

親なんだが私、否、僕が2歳の時に母親が父親に殺されて死んだ。

なんか母親が浮気したと思い込んだ父親が包丁で刺したんだよね~。いやぁ、始めてあんな大量出血みたよ......。

ま、まぁ父親はかなりの頭の良い人だったみたいでうまく偽装してた。

それから父親が新しい母親を連れて来て僕が3歳の時に弟が出来た。

名前はバイパー

めっさ可愛い弟。母親譲りの群青色の髪と水色の瞳で目が少しキリッとしてる。頬に逆三角の痣?のようなものがある。

僕は腕の付け根にひし形の痣?みたいなのがあるからやっぱり半分血繋がっているんだな~と思った。

それにバイパーも物を浮かしたり出来る。

バイパーが1歳になる少し前バイパーが浮いてたからめっちゃ焦った。親にバレたら気味悪がられるかもだし、落ちたら危ないし。

バイパーの母親は僕とバイパーに興味がないらしく自分の子供のバイパーの世話もろくにしない。

だから僕はバイパーを養うためにお金を稼いでる。

治療したり薬を処方したりしてお金を稼いでいる。たまに治療を邪魔する奴がいるから面倒だ。

 

「おねーちゃん?」

「ん?どうしたんだいバイパー?」

 

今年2歳になったバイパーが話し掛けてきていきなり抱きついてきた。

 

「むぅ~///」

「...今からお仕事なんだ。」

「むむッ」

「ムムッ、じゃないよ。…後で遊んであげるから」

「ほんと?」

「本当だよ」

 

本当はもっと遊んであげたいけど仕事しないとご飯が食べられないし薬の研究も出来ない。

僕はバイパーを放して今回の依頼達成するために家を出た。

服装は当たり前にFGOアスクレピオスの第一降臨。スキル道具作成EX(仮)と藍色の炎(幻?幻術?)で作った。蛇は4歳の時に森で拾った白い奴、名前はレピオスにした。

見つけた時運命を感じたね、うん。

今回依頼された患者は此処から少し遠い所にいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の患者はマフィアのボスでなんかマフィア同士の抗争で全身大火傷になって瀕死だった。

ま、治したけどね後遺症なしで!

スキル使わず!自分の作った薬でッ!

報酬はめっちゃくちゃ良かった。マフィアのボスだからか金払いいいね。

財布がかなり潤ったからバイパーにおもちゃを買ってあげよう。

買い物を済ませて家に戻ったら朝だった。

帰って来る途中で仮眠取って来てるから眠くないからそのままバイパーのご飯を作る。

今世の僕は料理がプロ並みに出来る。FGOのエミヤじゃないのにね。バイパーが喜ぶから良いけど。

料理が出来たのでバイパーを起こしに行く。

7時32分だから丁度良いしね。

 

「バイパー朝だよ」

「ん~。....おねーちゃん?」

「そうだよ」

 

ぱぁぁぁ

っていう効果音が付きそうなくらい笑顔になった。

 

「おねーちゃん!!」

「…ただいま、おはよう」

「おかえりなさい!おはよー!」

「……朝食できてるよ」

「うん!!」

「…可愛いね……君は」

「えへへ~///」

 

テーブル席に座って二人でごはんを食べる。

....バイパーめっちゃ美味しそうに食べてくれてる。栄養バランス考えて作ってるから栄養が偏る事は無いだろうけど..........医学以外に料理も勉強しよう。

昼はバイパーに買ってきたおもちゃで一緒に遊んだ。

約束したからね。

途中でバイパーを少し寝かせて、その間に昼食とお菓子の下準備をする。

バイパーが起きたらまた遊んで昼食をとってお菓子のマドレーヌ(甘さ控えめの幼児用)を焼く。

焼き上がるまでにまだ時間がかかるからバイパーに少し勉強をさせる。

と言っても《おじゃ魔女どれみ》の《すいーとそんぐABC》を一緒に歌うだけだけだけどね。

歌いながら幻術(治療を邪魔した人が言ってた。殺したけど)を使って歌詞に合わせてお菓子を見せる。

 

「バイパーも一緒に歌ってみようか」

「うん!」

 

それから最初から最後まで全部歌った。

そうしたら丁度マドレーヌが焼き上がったのでおやつの時間にする。

マドレーヌを食べていたらバイパーが幻術の事を聞いて来た。

 

「おねーちゃん」

「ん?なんだい?」

「さっきのなに?」

「?……幻術のこと?」

「げんじゅつ?」

「…有るものを無いものとし、無いものを有るものとする。それが幻術」

「ぼくもやってみたい!」

 

え?やってみたい?

マジか......。

僕、人に何かを教えた事ないんだけどなぁ。

でも教えといた方がもしもの時自分で自分の身を守れるか?

 

「.....分かった。いいよ」

「ぼくがんばっておねーちゃんみたいにできるようになるよ!!」

 

 

 




バイパー可愛いよね


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2キャラ崩壊ヤバいよ★

オリ主の痣?は腕の付け根に変更しました。
成長したら腕の付け根から肘の少し上まで伸ばす予定です。
あと兎のティッピーは消して、
蛇のレピオスだけにしました。


ども、シュナイゼルです。

あれから数年たった。

バイパーに幻術を教えて思ったね、バイパーは幻術の才能が有るって。

つーか、バイパーが4歳のとき黒い蛙連れて来たんだけど。

名前はファンタズマらしい。

僕蛇のレピオス飼ってるから心配したけど案外蛇のレピオスと蛙のファンタズマで仲良くしてた。

軽くカオスだった。

僕が9歳のときにさ、仕事から帰って来たら母親と父親が幻術で殺されてた。

咄嗟にバイパーの事抱きしめて怪我がないかたしかめた。

殺したのバイパーみたいだったけど殺したバイパーが泣いてた。

なんか僕が貯めてたお金が父親と母親に見つかって盗ろうとしたのをバイパーが止めようとしたみたい。

でも、逆に殴られてつい幻術で殺しちゃったみたい。

それでビックリして泣いてたと................悲しくて泣いたんじゃないんだって、僕に怒られると思って泣いたんだって。

まぁ、殺してしまったものは仕方ない。まだ、蘇生薬が出来てないし、リザレクション・フロートハデスでは死んで1時間以内なら生き返らせれるが1時間以上たっているとバイパーが言っていたのでムリだ。

だから、両親を埋葬して僕が持っている全財産を持ってバイパーと一緒に家を出た。

 

 

 

 

それから少し狭いアパートを借りてバイパーと二人で暮らし始めた。

僕はバイパーの母親役としてfateのエルキドゥの髪が藍色バージョンで近所に挨拶した。

あ、僕は髪を切って本物のアスクレピオスみたいにしたんだけどバイパーがめっちゃ悲しそうにしてた。

どうしたんだいバイパー?

そんなに似合ってなかったの?

因みに切った髪は売った。

案外髪の毛って高く売れるんだね。

とりま、バイパー学校通わせてその間に僕はアスクレピオスって名乗って医者してる。

お金稼がないとだからね。

僕?僕が学校なんて通うわけ無いだろ?

前世から学校嫌いで親にそれで殴られながら行けって言われても行かなかったんだよ?

行くわけないじゃん。

まぁ、そんな訳で今日も裏家業の仕事してる人の治療しに行きますか。

 

 

 

___________________

 

 

 

ふぇ?

えー。

ありのままの事を話すよ。

僕は依頼された通り色んな人を治療してたんだ。

服装は今回、いつも家で来ている服に髪を後ろで結んでいてフード付きのマントだ。

なんでかって?

患者が多過ぎて幻術に手がまわらないんだよッ!!

いや、僕の力不足なのは判ってるんだけど......。

レピオス連れてくれば手伝ってくれたかも。

じゃなくて!

治療してたらなんか包帯ぐるぐる巻きの黒い貴族風の人らが来て患者を連れて行こうとしてるんだよね。

いや、連れてかれる人らは治療終わってるから良いんだけど。

僕が気に成ってるのは包帯ぐるぐる巻きの貴族風の人らなんだよね。

怖いけど、怖いんだけど医者として怪我人と思われる人をほっとけないんだよ。

………僕医者の鏡じゃない?←自画自賛

という事で話かける。

怖いけど......。

僕は包帯ぐるぐる巻きの人らの1人のマントの裾を掴んで言った。

 

「..ね、ねぇ、..怪我してるの?」

「.....否。怪我ではない」

 

あ、ちゃんと返事してくれるんだ。

いい人じゃんか。

 

「で、でもさ、...えっと....包帯してるなら何か病気とかあるんでしょ?僕医者だから..その......治せると思うよ」

「否。...無理だ」

 

そう言って消えて行く包帯ぐるぐる巻きの人ら。

ムリ?

僕が?

このアスクレピオスが?

医神と呼ばれたアスクレピオスに体を持って生まれ変わった僕が?

ふざけるな。

アスクレピオスに治せない怪我も病気も無いんだよ!!!!

絶対治してやる......ッ!!

宣戦布告だッ!

......この人らの名前なに?

ま、いっか。

 

「絶対治すから!包帯さんの怪我も病気も治すから!世界一の医者に成って治しに行くからッ!!」

「………」

 

包帯ぐるぐる巻きの人らもとい、包帯さんは何も言わず消えてしまった。

僕はその後疲れがどっ、と出て来たので直ぐに自分の家に戻った。

 

 

 

 

 

「あ、お姉ちゃんお帰り」

 

家の扉を開けるとそう言ってバイパーが迎えてくれた。

癒しだ。

バイパーの言葉を聞いて緊張が緩んだのか僕は泣いてしまった。

怖いし疲れたもんしかた無いよね。

僕はバイパーに抱きついた。

 

「お、お姉ちゃん?!どうしたんだい!」

「もう少しだけこのままが良い」

「~~~~っ////。分かったからまず部屋行こうよ////」

「うん...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイパーside

 

 

僕はお姉ちゃんが大好きだ。

僕が6歳の時にお母さんとお父さんがお姉ちゃんの貯めていたお金を盗ろうとしたから止めようとしたんだ。

でも、6歳の子供が大人に力で勝てるわけなくて逆に殴られてしまった。

その時ついカッとなってしまってお姉ちゃんに教わっていた幻術で二人を凍らせて砕いてしまった。

元々僕は両親の事が好きではなくどちらかと言うと嫌いな方だった。

でも、初めて人を殺してしまったのとお姉ちゃんに失望されるのでは無いかと言う恐怖で泣いてしまった。

僕が泣いているとお姉ちゃんが帰って来た。

お姉ちゃんは凄く慌てて僕を抱きしめた。

その時の表情と言葉は今でも覚えている。

 

『バイパー、大丈夫かい?!怪我は?!!』

 

お姉ちゃんは今まで見たこと無い位焦っていた。

僕が両親を殺してしまった事を話しても怒らなかったし失望していなかったどころかお姉ちゃんは

 

『そっか。ごめんね。怖かったよね、辛かったよね。一緒に居てあげられ無くてごめんね』

 

そう言って僕を強く抱きしめた。

その後も新しくお姉ちゃんがアパートを借りて二人で暮らしていた。

お姉ちゃんが母親役で自分に幻覚を掛けていた。

僕と同じ髪色の幻術を。

僕を学校にも通わせてくれた。

僕の頬の逆三角は目立つからファンデーション?でごまかしてくれた。

お姉ちゃんは仕事で学校通ってなかったけど......。

そんなある日お姉ちゃんが仕事から帰って来て突然泣き出して抱きついてきた。

どうしたのさ?!

 

「お、お姉ちゃん?!どうしたんだい!」

 

僕がそう聞くとお姉ちゃんは涙が溜まった瞳で僕を見て

 

「もう少しだけこのままが良い」

 

って言ってきた。

もうッ!!

本当何でこんな可愛いのさ!?!!?!!

お姉ちゃんにそんな目で言われたら断れないよッ!

いや、涙目じゃなくても断ら無いけど!

そんな感じで内心悶えながらお姉ちゃんに提案する。

 

「....分かったからまず部屋行こうよ////」

「うん...」

 

あぁもう。

絶対今の僕の顔赤いよ...。

お姉ちゃんがポーカーフェイスは大事だって言ってたのに。

僕はお姉ちゃんを寝室に連れてきて話を聞いた。

 

「それで何が有ったんだい?」

「....少し疲れただけだよ。バイパーに抱きついていれば治るよ」

「....そ、そっか////」

 

可愛い////

本当もうお姉ちゃんが可愛い過ぎて辛い。

..........姉弟でこんなの可笑しいのは判ってるけど、お姉ちゃん結婚しよ。

いや、血の繋がりのある姉弟でこんな感情可笑しいのは判ってるけど、判ってるんだけどもッ!!

さっきから僕にぎゅっと抱きついてて僕の胸に顔を埋めてる。

可愛い結婚しよ。←(真顔)

 

 

 

 

 

 

バイパーの苦悩は続く by作者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

包帯ぐるぐる巻きシルクハットor包帯さん(復讐者)side

 

 

 

「ふふ、聞いたかい?皆。僕達の体を治すって」

「あぁ....」

「きっと、あの子は優しい子なんだろうね。......でも腐っている肉体を元に戻す事なんてムリだろうね」

 

1人の赤ん坊が自身と似た服装の黒い服を身に纏い顔に包帯を付けた者達に話し掛けた。

話題は先程掟を破った者を捕らえに行った時に話し掛けてきた子供の話しだ。

その者達は嬉しそうに、だけど自嘲げに話していた......。

 

 

 

 

「にしても、"包帯さん"か……。僕達の事知っていてもそんな事言ってくれるかな?」

 

 

 

 

 




評価、ご感想ください
オチベが上がります。


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3 ちょいシリアス

おう、またせしましたぁーーー!!

2話目の最後ちょっと付け足しました。
ストーリーには関係無いです。

誤字報告ありがとうございました。


ちゃお。

最近僕は、メテオっていう奴と良く仕事をする事が多い。

理由はバイパーがメテオに危ない所を助けて貰ってメテオになついて僕に紹介してきたから。

それに、メテオ自身面倒見が良くて僕にも気軽に話し掛けてくれるし彼自身も裏の世界で仕事をしているから。

でも何でだろう。

たまに彼から薄気味悪い気配を感じる....。

僕の気のせいだと思うけど......バイパーなついてるし(なにより最近バイパーが甘えてくれる)。

とか思っていた自分を殴りたい。

七色の炎で殴りたい燃やしたい。

メテオの奴僕とバイパーを売りやがった。

僕は今、身体年齢は10歳だけど精神年齢はもう30代だからまだ良いけどバイパーは身体年齢も精神年齢も7歳だぞ。

絶対トラウマになる。

メテオはマフィアにお金を借りていたらしい。

その額約4億。

マフィアはバイパーを人質に取ってお金を払う様に要求してきた。

ざっけんなよ?!

相手は僕が腕の良い医者だからお金を結構持っていると思ってるらしい。

いや、そんな持って無いから。

ていうか、あれ?

僕のせいでバイパー人質にされた?

僕が腕の良い医者だからその弟のバイパー人質にされた感じ?

......僕にも責任あるわ、コレ。

なんと無く気づいてたの無視した感じもあるし。

でも、4億もどうすればいいのさ......。

それも夕方まででしょ?

..................................................................................................................内臓って高値で売買されるんだっけ。

あ~。

売るしかないかぁ。

時間無いし。

バイパーの命懸かってるし。

売った内臓は大人の身体になったら自分で復元しよう。

復元出来るか分かんないけど......。

それまでは、有幻覚で補うか。

そこから僕の行動は速かった。

まず、内臓を買い取ってくれる人を探した。

買い取ってくれる人が見つかったら値段の交渉。

それから手術。

したんだけど、雑だな縫い目。

売ったのは、両方の腎臓と片方の肺。

しかし、悲しいかな4億には届かず。

あたり前だけど。

だから、右足を売りました。

足フェチの人に。

左足も売ったら復元するとき大きさ分かんないと困るし。

まぁでも義足貰えて良かった。

はぁ。

こんなに売ったの2億位しかない。

どーしよ。

目?

目を売るの?

いやいやいやいや、目は医者の大切な道具の一つだよ。

......でも、有幻覚で代用出来そうなんだよな。

クソッ!!

バイパーの命には変えられないか。

すっごいレピオスが、本当に売るのかって目で問いかけて来たけど売ります。

はい。

目を売りました。

メテオ貴様は絶対殺す。

そしてなんと、両目売ったら2億の値段が付いた僕の目。

さすがは、FGOのアスクレピオスの目。

4億集まったのでバイパーを迎いに行く。

幻術で手術する前の姿でマフィアに4億渡す。

バイパーが抱き付いて泣き始める。

まぁそうだよね。

知らない大人が沢山いるうえ、全員顔怖いし。

 

「お姉ちゃぁぁあああぁんッ!!」

「大丈夫、大丈夫。僕がバイパーとファンタズマを守るから」

「う"ぅ、...う"ぅぅぅぅ」

「ゲロ~」

「もう怖くないよ」

 

僕はバイパーを抱き締めながら頭を出来るだけ優しく撫でる。

僕の首辺りに巻き付いているレピオスもバイパーとファンタズマを慰めていた。

僕はスキル神性(A)を使いながら威圧するようにマフィアに問いかける。

 

「もう用は無いんだろ?帰って良いよな?それと、次こんな事したら......僕はお前達を殺す」

「ッ!!....あ、あぁ」

 

あぁ。

体が痛い。

今日だけで三回も手術した反動か何かか?

精神的にも疲れた。

幻術解けそう。

家までもってくれ僕の体力ぅぅ!

 

「お姉ちゃん大丈夫?息荒いよ?」

 

バイパーが心配そうに僕の顔を覗いてきた。

僕は無言でバイパーの頭を撫でてごまかした。

これバイパーに張れたらダメなやつだな。

家に着いたけど気を抜いたら幻術解けそう。

マジで。

 

「バイパー先お風呂入ってて?晩御飯作っとくから」

「え、僕お姉ちゃんと入りたかったんだけど」

「え"」

「?」

 

嘘でしょッ!!

しゅんっとするバイパー可愛いけど今僕限界なんだよねぇ。

本当に。

幻覚ブレ始めてるし。

張れる前に自分の部屋に一回戻らなk「?お姉ちゃん」

 

「な、なに?」

「お姉ちゃん自分に幻覚掛けてる?」

「え"ッ!!」

 

バレたよッ!!

バイパー幻術上達したねッ!!!!!

流石は僕の自慢のバイパーッ!!

そんな事を考えているとバイパーが抱き付いて来た。

ヤバ

 

「お姉ちゃんてば......ッ!?!」

「しまッ......!」

 

はい、バレた。

バイパーが抱き付いてきた衝撃で幻術が解けて倒れてしまった。

うわー、何も見えない。

新感覚。

僕、絶対絶命?

 

「お、お姉ちゃん目......ど、どうしたのさッ!!!!!!!」

「ア、アハハハ....」

「!!...足も!?」

「えっと、....気にしなくて良いよ。大人に成ったら自分で治そうと思ってたし。」

「......」

「そ、それまでは幻術でおぎn「売ったの?」」

 

だよねー。

バイパー同い年の子達よりめっちゃ頭いいからね。

1日で体の部品が数個無くなってたら売ったと思うよね。

にしても、どーしよこの重い空気。

 

___バシィンッ!

 

え、え?

今の音、レピオスが尻尾で床とか地面叩く時の音だよね?

だいたいが威嚇か牽制、渇を入れる時にやる。

今の感じは渇の方だよね。

バイパーを元気付けろって事?

えー、でもどうやって元気付ければいいのさぁ。

うーん。

うーーーーーーーーん。

あ、良い事思いついた。

 

「バイパーお願いが有るんだけど良いかい?」

「............なんだい?」

「僕はバイパーの言った通り両目、右足、腎臓、左肺を売ったよ」

「嘘..。...僕の所偽で、....お金さえ有れば。お金さえ....」

「え、えっと...僕色々不便な身体に成ってしまったからね。バイパーに手伝って貰いたいんだ」

「....手伝い?」

「うん。家事とか仕事とか。嫌かい?」

「やる!僕はお姉ちゃんの手伝いするよ!!」

「そう。じゃあ明日から頼むね」

「明日?今日じゃなくて?」

「うん、明日。今日はゆっくりしなよ?明日から忙しく成るからね」

「分かったよ」

「じゃあ、お風呂入って来て。ファンタズマと一緒にね」

「....うん」

 

や、やっとバイパーが言う事を聴いてくれた。

よっしゃ。

少し回復したから幻術使える。

その内に晩御飯の料理をする。

昨日作って置いたチョコケーキをデザートに出したら美味しいって言って食べてくれた。

くっ、目が見えないからバイパーの顔が見れない。

幻術使ったらバイパーが「休まなきゃダメだよ!」って言って来るから使えない。

あと、もう一押しでバイパーの機嫌直りそうだな。

 

「バイパー」

「ん?どうかしたの?」

「今日僕のベットで一緒に寝ないかい?」

「い、いいの?!///」

「うん。でも、僕がお風呂から揚がるまで待って貰わないとだけど」

「ま、待つよ////」

「じゃあ早速お風呂入って来るね」

 

バイパー、ちょろ過ぎるよ君.....。

君が将来ハニー・トラップとかに引っ掛かるのではないかとお姉ちゃんは今から心配だよ。

お風呂入って疲れを癒そう。

 

 

 

 

 

 

~~入浴中~~

 

 

髪の先に付けている円形の髪飾りを外す。

次に三つ編みを解く。

すると、銀髪はキラキラと月の様に髪下の蛍光色の赤で灼熱の太陽の様に電気の光に当たって妖艶に輝く。

お湯で髪を洗い、シャンプーを付ける。

シャンプーを流せば先ほどよりも光輝く髪。

髪をお団子に結んだら次は体。

陶器の様な白い肌を泡で覆って行く。

しかし、右足を洗おうとしてアスクレピオス、否、シュナイゼルは思った。

 

(あ、右足無いんだった。……こりゃ、慣れるのに時間掛かるぞ)

 

右足を売った当の本人は全く気にしていなかった。

体を洗い終わった後シュナイゼルはレピオスを洗いだした。

え?

どうやって見ているのか?

それは至極簡単な事、有幻覚の幻術を使ったのである。

洗い終わったらレピオスを太腿に乗せてシャワーをかける。

バイパーが見たら「レピオスばっかりずるいッ!!僕にもやってよ!!!」と言いそうな場面だ。

 

「よしっ。お風呂に浸かろっか」

「シャー」

 

レピオスは桶のお湯に、シュナイゼルはお風呂に浸かった。

 

「う~、んっ。気持ちいいねぇ~」

「シャ~」

 

 

 

 

 

 

はぁ~気持ち良かった。

 

「バイパー、先にベット行ってて。直ぐ行くから」

「分かった。直ぐ来てね!」

「うん」

 

久しぶりだなぁ、バイパーと一緒に寝るの。

バイパーが1人で寝れる様に特訓してたんだよなぁ。

今日はめっちゃ驚かせちゃったし子守唄でも聞かせようかな?

バイパー僕が歌ったら喜ぶんだよね。

そんなに上手く無いのに......。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイパーside

 

 

 

僕はお姉ちゃんの手伝いがしたくて幻術で仕事をしようと思って、夜お姉ちゃんが帰って来る前にファンタズマを連れて外にでた。

そこで気付いた。

僕には依頼をしてくる人はいないから盗むしかない。

だから、僕は幻術で姿を変えてお金を盗んでいった。

でも、その途中で僕より強い術師に捕まった。

その時だった。

僕がメテオと出会ったのは。

メテオは僕を逃がしてくれた。

それから僕はメテオとよく会う様になって沢山話す様になった。

メテオは僕の事を友達と言ってくれて嬉しかった。

僕はお姉ちゃんにメテオを紹介した。

お姉ちゃんはメテオにすごく感謝していた。

お姉ちゃんとメテオは一緒に仕事をする様に成っていた。

お姉ちゃんはメテオに顔を見せなかった。

僕は二人が仲良く話しているのを見ているとモヤモヤする。

だから、僕はモヤモヤした日は家に帰ったらお姉ちゃんに沢山甘えた。

でも、メテオは僕達を裏切った。

メテオは僕を人質にしてお姉ちゃんにお金を払う様に要求した。

4億なんて払えるわけない......。

それでも、お姉ちゃんは僕を助ける為にお金を集めると思う。

僕はファンタズマと一緒にお姉ちゃんが戻って来るのを待った。

僕はその間メテオを睨んでいた。

そしたらクソッタレのメテオが「ハッ...お前らなんかに4億の大金払える訳無いだろ。二人仲良く売り飛ばしてやるよ」や「友達ぃ?ブッ。お前バカだろ。そんなのお前らに近づく為の嘘だぞ」と言ってきた。

僕はもう友情なんか信じない............。

お姉ちゃんは夕方位にトランクを数個持って戻ってきた。

マフィアの奴らは驚いていた。

僕は解放去れて直ぐお姉ちゃんに抱き付いた。

気付いたら僕は泣いていた。

たぶん、安心したんだと思う。

ファンタズマも泣いていた。

家に帰ったらお姉ちゃんが自分に幻術を掛けているのが分かった。

お姉ちゃんは両目、右足、腎臓、左肺を売ったらしい。

嘘だと思いたかった。

僕の所偽だ......。

僕がメテオなんか信じたから......。

お金が有ったらお姉ちゃんは痛い思いをしなくてすんだのに......。

お金さえ有れば、お金さえ............!!!!!!!!!!

でも、お姉ちゃんは怒ってなかった。

お姉ちゃんは僕に仕事等の手伝いをして欲しいって言ってきた。

僕は即答でやると返事をした。

手伝いは明日から。

僕はお風呂に入ってご飯を食べたら少し落ち着きが戻ってきた。

今日はお姉ちゃんが一緒に寝てくれるらしい。

やった!

1ヶ月位前1人で寝る練習って言って1人で寝る様に言われてからお姉ちゃんと寝てない。

お姉ちゃんがお風呂からあがったので僕は先にお姉ちゃんのベットに行って待つ。

すると部屋のドアが開いてお姉ちゃんが入って来た。

 

「待たせたね」

「そんなに待ってないよ」

「そっか」

 

お姉ちゃんは義足を外して目に包帯を巻いたまま横になった。

 

「バイパー子守唄を歌ってあげようか?」

「なッ!こ、子供扱いし過ぎだよ!!」

「え?そうなのかい?......君は喜ぶと思っていたんだけど......。過信だったね。ごめん、バイパー」

「ちがッ、そうじゃなくて......。子守唄、歌ってよお姉ちゃん」

「?」

「ほ、本当はお姉ちゃんの子守唄大好きなんだよ!!!////」

 

お姉ちゃんは、そう言った僕を抱き締めた。

お風呂上がりのお姉ちゃんはシャンプーの香りがした・・・・。

良い匂い。

お姉ちゃんも僕も横になったまま、抱き合ってるから顔が近い////

じゃなくてッ!

お姉ちゃんの子守唄が好きなのは、本当だ。

他の奴らの子守唄なんて聞きたくないけど。

 

「そっか。大好きか」

「うん////」

 

お姉ちゃんは僕を離すと僕の頭を優しく撫でながら歌い出した。

とても、綺麗な歌声で。

 

「 夢々めぐる 蒼い生命は

ゆらゆら眠る 最果ての海

 

風もなく 星もない

暗闇に 迷っても

泣かないで 夢みれば

いつかは 帰るよ

 

星々めぐる 遠い記憶は

やがて朽ち果て 光の海へ

 

旅にでて 恋をして

寂しさに 震えても

いつまでも 忘れない

まだ見ぬ ふるさと

夢々めぐる 蒼い生命は

ゆらゆら眠る 最果ての海

 

星々めぐる 遠い記憶は

やがて朽ち果て 光の海へ 」

 

僕は聞いているうちに寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公side

 

 

あれから、数年立って僕は18に、バイパーは15歳になった。

今までのことを簡単に纏めると

1、バイパーに家事を手伝って貰う

仕事?手伝わせる訳ないじゃん。

医学に関しては1人でやる。

2、バイパーが幻術の実戦で依頼を受け始める

3、僕の炎コントロールがめっちゃ上達した

たぶん、めっちゃ薄く炎を広げて物や人を感知しようと毎日やってたから。ついでに五感(視力以外)も敏感になった。

4、僕《蛇使い》やら《医神》とか言われ始める

いや、もうね僕の2つ名完璧にアスクレピオスのスキルと同じだよね?

僕は本物のアスクレピオスじゃないし、偽物だし。

本物の劣化版だから。

本物の方めっちゃ凄いからッ!!

因みに、蛇使いは、レピオスに攻撃や防御を任せているから言われ始めた。

医神は、脳が体とか頭(脳ミソ含む)が半分に成った人らを治療して至ら言われ始めた。

手術は炎を使って行っている時もあれば炎を使わない時もある。

あ、あと僕の見た目ってアスクレピオスの女版なんだけどさ、少しずつ違うんだよね。

目が本物より少し大きいし、睫毛長いし。

......たまに睫毛が目に入って痛い。

腕の付け根から肘の少し上位の間にひし形の痣が有る所も本物と違う。

あ!

売った足や目、内臓は自分でもう治したよ。

どうやったかというと、まず自分の有幻覚を作ります。

次に精神を有幻覚に入れて自分を手術します。

手術は大変だった。

目細胞を作って紫色の炎でそれを増やして両目を作ります。

まぁ、そんな感じで全部治した。

この手術をしたのが僕が16歳の時。

そういえばバイパーが15歳の時に高校行かないとか言い出したんだけど何故に?

なに、バイパーも学校嫌いなのかい?

バイパーに進学しない理由を聞いてみたら

 

「学校に行くより術士として働いた方がお姉ちゃんに楽させてあげられるし。それに僕にもう勉強は必要無いからね」

 

って言われた。

うわー、親孝行ならぬ姉孝行。

うぅ~、こんな良い子に育ってくれてお姉ちゃん嬉しいよ。

じゃなくて!

まぁ、確かにバイパーは10ヵ国語話せるし勉強も大学卒業できるレベルだけど。

それでも僕は食い下がった。

高校は楽しいと思うよ~とか

高校生に成れるのは人生に一度きりなんだから~とか

思っても居ない事とかも言ったけどバイパーの意志が硬くて僕が折れた。

………嘘です。

言い負かされました。

精神年齢は親子位離れているのに......。

酷いよ...。

確かに勉強とか学校無視して色々教えたの僕だけどさぁ~。

............よし。

バイパーが20歳に成ったら1人立ちさせよう。

働くのなら1人立ちしなさい。

と言うか、バイパーは1人暮らし憧れないの?

という事をバイパーに伝えてみた。

バイパーは絶望した様な顔をしてた。

大丈夫だよ。

月1で少しだけどお金振り込むし、それにまだ五年あるから。

バイパーにそう伝えたら、そうじゃないッ!!って絶叫してた。

大袈裟だな~。

バイパーの幻術は凄いから普通に1人暮らし出来るのに。

 

 

 

 

 




はい。
まさかの
主人公1話で右足、目、左肺、腎臓無くなって1話で治したというね。
流石アスクレピオススペック。

因みに、解って要ると思いますがバイパーは超が付くほどのシスコンです


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4 天才とは

面倒飴様、誤字報告ありがとうございます!
自分でも見直ししてるんだけどなかなか......。
だから、何時も凄いなぁと思いながら誤字報告見てます。


遅れたけど
ヴェルデHappyBirthday!!
5月2日
だから、5時2分に投稿

ハルちゃん5月3日お誕生日おめでとう!

雲雀恭弥お誕生日おめでとう!
5月5日



バイパーが絶叫してから3ヶ月。

いや~、大変だったなぁ(*´ω`*)

バイパーが何時も以上にベッタリになって甘えてくるわ、顔を真っ赤にしながら「一緒に寝よう////」ってくるわで。

15歳で一緒に寝ようは、レアだよ。レア。

バイパーの年齢無視して子守唄歌ったよ。

『メールの歌』とか『イルナ エテルロ』を。

『イルナ エテルロ』は子守唄か分かんないけど。

子守唄は、何時もこの2曲のどっちかだけど、バイパーが甘えてきた時は2曲歌ってる。

あんな可愛くおねだりされたらもう、ね。

歌ってあげたくなるよ。

僕歌上手くないけど......。

姉弟だから良いよね?

他の人に僕の歌の事言わないでねって言っといたし。

ほんと、バイパー可愛い。

可愛いと癒しと萌えは大好き。

仕事は大嫌い。

今、めっちゃ働きたくない。

疲れた。

最近ワケわかんない病気ばっかりで、ずっっっと研究の日々。

まさかの6徹。

6日間寝てないのぉ。

ふざけてるぅ。

コンナノフザケテルゥ。

ドクロ病?キス魔病?

何その変な名前の病気。

僕前世でそんな名前の病気聞いた事も無いです。

そのくせ、不治の病だって言うし。

んで、原因が不明の病気の研究を色々な所のお偉いさん方が依頼してきた。

出来る訳無いと思うよね?

原因特定しましたよ~だぁ。

原因は蚊。

持っている病気の種類は、一匹に付き一種類。

でも、蚊の種類が尋常じゃ無い。

今の所429種類。

絶対100以上の種類まだ残ってる。

仕事はそれプラス解毒剤の開発。

僕1人でやれるのコレ?

なに?僕を過労死させたいの?

つか、また新しい蚊が見つかったってメール来てるし。

..................休憩しよ。

ほんと、もう、仕事なんて大嫌いだ。

......僕FGOのアンデルセンみたいに成ってる。

そういえば、アンデルセンが『風呂上がりに裸になって散歩してみろ。あまりの清涼感に叫びそうになるぞ。ちなみに、俺も執筆に詰まるとよくやる。』って言ってたな。

僕もやろ。←6日間寝てない

アンデルセンにはお世話に成ったし好きだし。

風呂入ろう

 

 

 

 

 

 

 

 

スッキリした。

そして、僕に裸で散歩する度胸が無い事に気付いた。

だから、裸パーカー+パンツ姿で家で過ごす。←やはり6徹はヤバいようだ。

水色のシンデレラバストとセットで付いてきたパンツを履いて白いパーカーを着る。

家を歩き回ってみる。

………イマイチ。

やっぱり、裸じゃないとダメなのかな?

パンツを脱いでみる。

…清涼感か……なるほどね。

このまま仕事しよ。

コーヒー飲みながら。

うっひょー、仕事が進む進む!

ハーハハッハッハッハ。

 

ガチャ

 

ん?

バイパーが仕事から帰って来たみたいだね。

 

コンコン

 

「入っていいよ」

「お姉ちゃんまだ仕事sッ!!?!?!」

「?」

 

え?なに?

バイパーが突然固まったんだけど。

病気か?!

顔も赤い。

まず体温を計らいなきゃ。何処に置いてたっけ。

 

「レ、レピオス。体温計持って来て!」

 

僕がレピオスにそう言ったらレピオスは凄く呆れた目で僕を見た。

何でそんな目で僕を見るのさ?!

僕が驚いて要る間にバイパーが復活したようだ。

相変わらず顔赤いけど。

 

「お姉ちゃん!な、何て格好してるのさ?!!////」

 

はて?

僕は自分の体を見てみる。

白いパーカーのチャックを下の方しか閉めてない。

パーカーを脱いだら人形の様に白くきめ細かく、それでいて触り心地の良さそうな肌。

ムダ毛が一本も無い身体。

前世と比べたら天と地、月とスッポン。

さっすが、アスクレピオスの体!

裸だね。

僕はバイパーを見る。

………あぁ。

バイパーまだ15歳だったね。

思春期真っ盛りだ。

ごめんしなきゃだね。

 

「ごめんねバイパー。君が思春期なの忘れてたよ」

「ッ!!////」

「今度から気を付けるよ」

「そうだけどそうじゃなくて!何でそんな格好してるのさぁ?!!?!////」

「仕事が進まないからつい」

「ついじゃないよ!!」

 

その後、めっちゃくちゃ怒られました....。

そしてもう裸パーカーしないように言われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

一年たちました。

やっと、やっっっと全部の病気にそれぞれの薬が作れました。

薬は一つ作るだけでもめっちゃお金掛かるから治すのはほぼ不可能。

だから、他の方法も考えてみた。

それは、対象的な2つの病気に掛かる事なんだけど....僕は試して無いからこの事は資料に書かなかった。

あの蚊達は全部持っている病気関係なく三又矛みたいな口してたから"三又矛の蚊"で《トライデント・モスキート》って名付けた。

安直だけどまぁ良いよね?

この一年間ほぼ毎日4時間しか睡眠してないからちょっと不健康になったかも。

まぁ、それは良いんだけどね。

そんな事より僕に依頼して来たお偉いさん方僕の研究資料だけ持って報酬払おうとしなかったからその場で研究資料燃やしてやった。

研究のお代は研究費でってね。

彼らにはマイナスだけど僕に取ってはプラスだけどね。

なんたって、僕研究結果も薬の作り方も覚えているし。

先に騙した方が悪いんだよ。

でもなぁー。

折角研究した物を僕だけが知ってるってのもなぁ~。

本出そうかな?

本来ならほかの医者達の資料の一つになるはずの物だったし。

そんな事を思っているとメールが届いた。

内容は

 

『アスクレピオス様へ

 

◯月×日に科学者や医者が集まるパーティーがあります。アスクレピオス様も時間がございましたらお越しください。』

 

場所と日時がその下に詳しく書いてある。

マジですか…。

えぇぇぇ

僕パーティーとか行った事ないよ。

………行ってみたいけど、また騙されたらもう僕のメンタルがぁぁぁ......。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局来ました。

バイパーに相談したらこのパーティーは本当に開催されているもので研究者が沢山集まるものらしい。

それで、警備も厳重。

裏表問わず警護を依頼しているらしい。

因みに今回の警護はバイパーも参加するらしい。

にしても、想像してたけど僕の格好目立つなぁ。

僕の服fateのアスクレピオスの第一降臨の服装(ペストマスクは変声器付き)だし。

ほとんどの人ら白衣かスーツだし。

あと、皆さんめっちゃコミュ力高い......。

沢山お声を掛けてくださる。

………あれ?これってもしやコネ作る所?

それに気を付いたらなんか申し訳無くなって逃げるようにベランダへ向かった。

僕はベランダに着いて直ぐ愚痴ってしまった。

 

「はぁ....コネ作りのパーティーか」

 

独り言のつもりで言ったのにそれに返す答えが来た。

 

「プラス自慢パーティーが正解だな」

「!....君は?」

「私はヴェルデ。ダ・ビィンチの再来と謳われる天才科学者だ。一度は聞いた事があるだろう?」

 

すみません、知りません。っと言う空気でわないなコレ。

嘘つくか?

僕の演技力はかなりのものであると自負している。

元とわ言え術師だからな。

でも、僕はもう術師じゃない上にこの人は良い人ぽいから嘘つきたくないし。

よし、めっちゃ下手な嘘つこう。

これからは、そうしよう。

 

「...........キイタコトナイワケ、ナイジャナイカ。ダ・ビィンチノサイライヴェルデ」

「......聞いたことが無いなら素直そう言え」

「......ごめん」

「ところで、私は自己紹介したがお前はしないのか?まぁ、しなくても知っているがな」

「?……知ってるならしなくても良いじゃないか」

「…しろ」

「…」

「…」

「医者のアスクレピオスだ。よろしくヴェルデ」

「…よろしく」

「ヴェルデ気になったんだが、ダ・ビィンチの再来と謳われる君がこんな所にいていいのかい?」

「さっきまで私の事を知らなかったクセに…。それにソレはお前にも言えた事だろ」

「僕にも?」

「医神と謳われているだろ」

「…ただの過大評価だよ」

「そうとは思えんがな」

「……ありがとう」

「…」

 

その後二人でたわい無い話しや研究の話し、果ては愚痴まで言い合っていたらかなり仲良くなっていてメアドまで交換した。

そこで、ふと思った。

これは友達なのだろうかっと。

 

「ヴェルデ」

「なんだ?」

「僕らって友達?」

「…知人か友人かと聞かれたら友人の部類かもしれんな」

「そっか」

「何なんだ」

「じゃあ、ヴェルデが始めての友達なんだなって」

「そういえば、私も友達は始めてだな。今まで研究しかしてこなかった」

「僕も研究か弟の世話」

「…」

「…」

「////」

「////」

((はっず!...なんだこれはッ!!))

 

ヴェルデとアスクレピオス(シュナイゼル)の心が一つになった。

ほぼヴェルデとの会話で終わったパーティーだったけどかなり楽しかった。

にしても、ヴェルデの質問は面白いし意外だった。

 

『私はよくマッドサイエンティストと言われるのだが...アスクレピオス、君はどう思う』

『なんだい?その質問』

『.....いや、何でも無い。忘れてくれ』

『?...まぁ、そんなのどれだけ真剣にやってるかの問題だろう』

『?』

『君は科学が心の底から好きで科学者をやってるんだろ?だからどんな研究もやりたくなる。違うかい?』

『....いや、合っている』

『他の奴らは君ほど科学に真剣では無いから、道徳観に邪魔されてしまうから、君の様に踏み込め無いのさ』

『....そうか。…アスクレピオスはどうなんだ?』

『僕は治すべき者は治すし、僕の医学の進歩を阻む者は許さない。よって僕の医学の進歩を阻む者は僕のモルモットだ』

『……まぁ、私よりはましか』

『それに、「天才とは、狂気よりも1階層分だけ上に住んでいる者のことである。」ってショーペン・ハウアーが言ってるだろ』

『フッ...そうだな』

 

天才は天才で悩みがあるんだね。

僕はfateのアスクレピオスのセリフ言えて満足だよ。

家に帰ったら留守番してたレピオスがお迎えしてくれて暫くするとバイパーとファンタズマが帰ってきた。

 

「お帰りバイパー、ファンタズマ」

「ただいま」

「ゲロ」

「お姉ちゃん、どうだったパーティー」

「うーん。パーティーは自慢とコネ作りのものだったけど、面白い人が居たからその人とずっと話してたよ」

「え"!!誰?!男?!!」

「うん」

「な、名前は?!!」

 

なんでこんなに食い付きが良いんだろう?

ま、教え無いけど。

人の事勝手に教えるのダメだしね。

 

「教えな~い」

「なんでさ!?!その男とどういう関係なんだい!!」

「ん?友達だよ」

「友達?!本当かい!」

「うん」

「......なら、まぁ、許すけど」

「あ、ありがとう?」

 

なんで、こんなに慌ててるんだろう?

なんで、僕謝ったんだろう?

 

 




ヴェルデ:アスクレピオス良い奴だな。話しもできるし好感度高い。

バイパー:男友達....。お姉ちゃんに手を出したら殺すけど、今はお姉ちゃんが楽しそうだから許す。

ファンタズマ:その時は手伝うよバイパー。

レピオス:過保護過ぎるぞ。だが、シュナイゼルを泣かしたら殺す

オリ主:今世始めての友達!嬉しい!


プロフィール
名前 シュナイゼル
仕事名 アスクレピオス

誕生日 4月2日
血液型 A型
身長 148㎝
体重 35㎏
母国 ギリシャ共和国
シュナイゼルはギリシャとイタリアのハーフ

好きなもの 医学、甘いもの、ピザ、ジェラート、バイパー、ファンタズマ、レピオス、ゲーム、アニメ
嫌いなもの 虫、サービス残業、仕事、運動

特技 医術、幻術、変装、演技、料理、家事

胸はクロームより同じぐらい。
晒を巻いているから無い様に見える


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5 シリア………ル?ス?どっち?

アスクレピオスは仕事名
シュナイゼルは本名
シューゼはあだ名
アスクレピオス=シュナイゼル=シューゼです
因みにオリ主は歌上手です。歌手になれやって位上手いです。
オリ主の勘違いです。オリ主は自己評価低いので。



ヤーサス。

僕は20歳になってバイパーは16歳でもうすぐ17歳の誕生日だ。

ヴェルデとは仲良くやっていて良く一緒に研究もしている。

トライデント・モスキートの本の出し方もヴェルデに教わった。

トライデント・モスキートの本に一応薬ではなく対象的な2つの病気に掛かる事も書こうと思ったけど止めた。僕試してないし。

でも、ヒントは書いてみた。

ヒントは+と-のマークを小さくページの端に書いて置いた。

例えば、+はエンジェル病、-はドクロ病みたいにした。

まぁ、出版と言っても三冊しか作ってないけど。

一冊は僕が持って要るので二冊しか売ってない。

そう、世界に三冊しか無いのだ!

..........お金を余り使いたく無かったのと売れるかわからないからね。

まぁ充実した日々を送ってました。

そして、ふと思い出した。

僕、バイパーに異母姉弟だって事話してなくない?

ヤバい早い内に話さないと大変な事になる。絶対。信用ガタ落ち間違いなし。

何より引き延ばせば引き延ばすほど心の傷は大きくなる。

今から話すか?

今PM5:28

よし、覚悟を決めろ僕。

 

 

 

 

三人称

 

 

「バイパー」

「なんだいお姉ちゃん」

「大事な話しが有るんだ。リビングに来て」

「?わかったよ」

 

バイパーがリビングに来たのでテーブルの椅子に対面する様に座ったシューゼ。

 

「それで、大事な話しってなんだい?」

「うん.....。僕とバイパーの事なんだけど.......」

「うん?」

「単刀直入に言うよ。僕とバイパーは.....(つ、続きを言うのが怖いッ!!)」

「僕とお姉ちゃんがどうしたの?」

「僕とバイパーは血g「ちょっと待ってよ!血が繋がってないなんて言い出すんじゃないだろうね?!!」」

 

シューゼの話しを遮ってバイパーが珍しく大声をだす。

 

「え、いや...(半分は繋がってるんだけど)」

「...僕達は本当の姉弟じゃないのかい?(冷静に考えてみたら血の繋がりが無いなら僕、お姉ちゃんと結婚出来るのでは?)」

「....姉弟だよ。血の繋がりは半分しか無いけど」

「は、半分?」

「うん。僕とバイパーは異母姉弟なんだよ。...ごめんね、今まで黙ってて(バイパーは僕の事嫌いになるかもしれないけど.....覚悟の上だよ)」

「異母姉弟.....(中途半端な!)」

「うん....(嫌われるの覚悟してたのに、やっぱりバイパーに嫌われると思うと涙が......)」

「お、お姉ちゃん!?!(お姉ちゃんが泣いてる...!僕そんなに気にして無いのに)」

「ごめんね....ヒクッ......黙ッ...っててヒクッ」

「僕気にしてないから泣かないで?」

 

バイパーが立ち上がってシューゼの側によって慰め始めた。

 

「ウグッ....ヒクッ......(気にして無い?……というかバイパー凄く冷静だ。……何か納得出来ない)」

「僕本当に気にしてないよ(……お姉ちゃんごめん。泣いてるお姉ちゃんめっちゃ可愛い)」

「でもさ、僕偽物なんだよ?紛い物だよ?本物は、本物だったら何でも出来るのに....(どうだ?!失望したか?!!)」

「偽物?なんの事だい?」

 

バイパーが訝しげに問いかけた。

 

「え、いや、......なんでもない。(ヤバいヤバいヤバい!僕自分で転生に関わる事言っちゃた!!)」

「なんでもない訳無いじゃないか(何で僕に隠すのさお姉ちゃん!?!)」

「バ、バイパー......?(怒ってる...。バイパーがマジで怒ってる!)」

「............僕は信用出来ないかい?僕はまだお姉ちゃんの役に立たないの.....?(僕はまだお姉ちゃんを守れないの?)」

「バイパー?僕は君の事を信用しているし、信頼しているよ。でも、これだけは......言いたく無いんだ...(転生の事言ったら気味悪がられるかもだし、何より頭大丈夫かコイツって目で見られたくない)」

 

シューゼは「頭大丈夫かコイツ」という目で見られるのを想像してしまって怯えて震え出した。

 

「!(お姉ちゃんが怯えてる!そんなに言いたくない事なんて....)......わかった。もうその事は聞かないよ。でも、僕はお姉ちゃんが"偽物"だろうと"紛い物"だろうとお姉ちゃんのころ大好きだから。」

「え?(バイパー良い子過ぎない?)」

「僕は世界で1番お姉ちゃんのこと愛してるからね。これだけは覚えておいてよね////」

「(あ~、バイパーは可愛いだけじゃ無くて格好いいも持ってるんだなぁ。だってこんな落とし文句言えるんだもん。これは女の子イチコロでしょ。僕は精神年齢高いから平気だけど。バイパーモテるだろうな~).....ふふふ。」

「ム、なんで笑うのさ?!////」

「ふふ、ごめんね。嬉しくてつい。僕も世界で1番バイパーのこと愛してるよ」

「////」

「でも、そのセリフは恋人とかに言うものだよ?」

「だ、だから!僕はお姉ちゃんを愛してるんだよ!!他の女何か興味の欠片も無いね」

「おや。(まだバイパーにわ早かったかな?)」

 

 

 

 

 

 

主人公side

 

 

あれから僕とバイパーは前よりも距離が近くなった。最初はバイパーの距離の近さに驚いたけど今は普通だと思い始めてる。

他の姉弟もこんな感じなのかな?

この前バイパーの17歳の誕生日を祝ってプレゼントに仕事様の服をプレゼントした。

でも、ただの服じゃない。

僕の、アスクレピオスの《道具作成(EX)》で作った服で並みの攻撃じゃ破け無いし衝撃を受け無い。

それとネックレス。

これもただのネックレスじゃない。前に僕が依頼を受けて山に行って洞窟で埋まっているのを見つけた宝石?を"タルボ"って言う彫金師のお爺さんにネックレスにして貰った物だ。

タルボの話しによるとこの宝石は凄くレアで、"繋がる"性質らしい。

繋がると言っても物理的に繋がるのでわ無く、宝石どうしの空間を繋いで宝石を通じて思いや感情そしてエネルギーも送ったり出来るらしい。

因みにエネルギーとは"死ぬ気の炎"のことらしい。死ぬ気の炎とは僕が手術とかに良く使っている炎ことらしい。

7色の炎を見せたら驚いてた。

何でも7色も出せるのはかなり珍しいらしい。

まぁ、とにかくネックレスは折角なので僕の分も作って貰った。

形はfate/stay nightの遠坂凛のネックレスと同じ形。色はダイヤモンドみたいな透明な感じだけどダイヤモンドみたいにキラキラ光らない。

値段は案外高くついた。

でも僕の血をあげたら安くしてくれた。

7色の炎を出せる人の血で何が出来るのか知りたいらしくその為の実験材料としたいのだとか。

兎に角バイパーの誕生日プレゼントは仕事様の服と僕とお揃いのネックレスをあげた。

バイパーは喜んでくれた。

そんなこんなでバイパーが19歳に成った。僕は22歳。ということでバイパーを連れて一年間の修行の旅に出た。

目的は幻術の修行と顔を売る為。そして姉弟の思い出作りである。

裏の世界は知名度がなければ仕事が入らないし。

時には、幻術の修行で闘ったり綺麗な景色を見てのんびりしたり依頼を受けたりして一年はあっという間に過ぎてバイパーは20歳になった。

バイパーの幻術レベルと観察眼がめちゃくちゃ上がり僕の幻術レベルと観察眼も上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイパーの独り立ちである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイパーがボイスレコーダーを差し出して

 

「お姉ちゃんの声入れてよ。歌もね」

 

って言って来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで?




バイパー:何で僕にも隠すのさ......。でも、お姉ちゃんの心も体も全部大好き、愛してるよ////

オリ主:バイパーめっちゃ良い子!でも、まだまだ子供だな~。

ファンタズマ:成り行きを見守っていた。空気。でもバイパーもシューゼもレピオスも大好き愛してるよ。

レピオス:成り行きを見守っていた。空気。でも、シューゼもバイパーもファンタズマも大好き愛してる。


修行の場面は回想とかで出します......多分。


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6 え、マジですか?

遅れましたぁぁぁ!
6話出来ましたよぉぉ(*≧∀≦*)!


7月2日
バイパー(マーモン)HappyBirthday!!

7月3日
M・M HappyBirthday!!

7月7日
コロネロ HappyBirthday!!



ボイスレコーダーは寂しくなった時に聞くためらしい。

恥ずかしそうに「だって、暫く会えないじゃないか」って言ったときはもう本当可愛いかった。

でも、ちょっと甘えん坊過ぎて困った......。

1ヶ月に一回バイパーに逢いに行く事になった......。

仕事があるから無理だよって言ったら「僕と仕事どっちが大事なのさ......?」って言われた。そして最後に「僕はお姉ちゃんの方が大事なのに////」って言われた。

こんな事言われたらさ、行くしかないじゃん!

可愛い過ぎでしょ///

この前バイクのハーレーを買って乗る練習をずっとしてた。めっちゃ転んで怪我して何回か死にかけたけど......。

因みに無免許である。

仕方ないよね☆

ハーレーで色々な所に行って怪我をしている人とかを治している。

お金はあんまり貰ってない。

元々貧乏の人からは、お金を取って無い。

取るのはマフィアとかお金を沢山持っている金持ちとかからその分取る。………ぼったくりって言う位取る。

いや、最初はマフィアも平均1000万位で全部受けてたんだけどそれをバイパーに話したら……

 

『…………は?ちょっと待ってよ。たった1000万で半身が吹き飛んだ奴を復元したり不治の病治したりしてたのかいッ!?!!?!!?!』

『たった1000万って………。1000万は大金だよ?それに、治療費って1000万位じゃないのかい?』

『なッ!!お姉ちゃん自分がどんな立場か何を成したか、分かって要るのかいッ!!』

『……(バイパー怖い)い、医者』ガクガクブルブル

『!………(お姉ちゃんが怯えてる)お姉ちゃん僕怒ってないよ?でも、お姉ちゃんに依頼した奴は許したくないけどね』

『?』

『お姉ちゃんがやっている事は奇跡に近いんだ。それを1000万でやっちゃったら、お姉ちゃんの仕事量と報酬が全然釣り合ってないんだよ』

『そうなのかい?』

『そうだよ。だからもっと高く報酬を貰わなきゃ』

『でも、僕……どの位貰えばいいか分からない』

『なら僕が決めて揚げるよ』

『本当かい?助かるよバイパー(ニコッ』

『た、大したことじゃないよ////』

 

って事がありまして。

今の金額でやってるんだとね。

因みにヴェルデにも聞いてみたら「貴様はバカか。まったく、お前は何かが抜けている。お前の弟に感謝しろ」って言われた。

(´・ω・`)って成ったよ。

 

 

 

 

 

 

 

ある日。

僕は、仕事に追われていた。

遣っても遣っても終わらない書類の山達を見て僕は思う。

医学技術が低くいからって、その打開案を僕に求めないでよッ!!僕はフリーの医者なの!いい加減にしてよ医学協会!!

医学協会は不治の病等を研究し、特効薬を作ったり医療器具を作ったりしている所で前はよく勧誘されていた。

まぁ、断り撒くってたら諦めたのか依頼をして来る様になった。

その結果がこの書類の山だ。

僕はこの後最高記録の17徹を記録した。

 

 

ヴェルデに会いに行こう。

何か思い付いたので17徹開けなのに僕はレピオスを連れてバイクでヴェルデの家に来た。

 

「やぁ、ヴェルデ」

「あぁ。で、何しに来た?隈凄いぞ」

「俗に言うハイッ!って奴なのネ!!」

「そうかそうか。……何徹目だ?!」

「最高記録の17徹目なのサ☆」

「あれほど、15徹以上するなと言ったのにッ!?!」

「ブラボー、ブラボー。見事な突っ込みだヨォ!」

「さっさと寝ろ!このバカ医者ぁ!!」

 

二日間位ヴェルデの家で爆睡して起きたら即説教された。その後三日間ヴェルデの家に泊まった。

三日間の間、ヴェルデに後ろ髪だけ短いけど伸ばさないのか?的な事聞かれた。

僕は、曖昧に返した。

本音を言ったら伸ばしたいよ?

だけど、アスクレピオスのみたいにしないと本物のアスクレピオスに失礼だと思ったから伸ばせない。

そして、その日を夢見た。

アスクレピオスと会う夢。

真っ白の空間でポツンっとテーブル1つと椅子2つあった。

椅子の1つに本物のアスクレピオスが座っていた。

第三降臨姿のアスクレピオスがって.................え?

嘘、本物?!

ヤバいどうしよう。僕勝手にアスクレピオスの名前使ってお金稼いじゃってるよ!?マジでどうしようo(T△T=T△T)o

あわわわわヽ(;´Д`)ノ

 

「落ち着け」

「ひゃいッ!」

 

いきなり話し掛けられてビックリした。

変な声出たし......

ん?声?

あ、僕今地声だ。まぁ、夢だし仕方ないのかなぁ?

 

「落ち着いた様だな、まずは自己紹介といこう。僕はアスクレピオス、医者だ」

「......僕はシュナイゼル、僕も医者だよ。......貴方の事は知っているよ。僕が貴方の居るべき場所を奪ってしまっているからね」

「何を言っているんだお前は?」

「え?」

「チッ相当だな。いいか?僕は腹立たし事に神々にお前の存在を聞いてこっちに来たんだ」

「僕の...存在?」

「そうだ。まず、僕はお前の住んでいる世界と全く違う世界から来た。理由はお前が僕の妹だからだ」

 

妹?

僕がアスクレピオスの妹?

・・・・・・・・・・・・えぇぇぇ!!?!

 

「で、でも世界が違うのに何で......!?」

「それは、僕の母が早とちりでクソ羊に殺されて死んで、お前の世界に転生したからだ。普通ならあり得ない事なんだがな」

「......」

「お前は、"僕の妹"だ。なのに自分はアスクレピオスの『偽物』だの『紛い物』だのなんだの言って自分を卑下して自分の功績を認めず無理をしていると聞いたから来た」

「でも、......本当の事だよ。僕の能力も容姿も貴方のもので僕のものじゃない」

 

そうだ......。

僕のモノじゃない。医学が解る様に成ったのも全部アスクレピオスのお蔭で......ヴェルデが友達に成ったのもアスクレピオスの頭脳のお蔭だし............

 

__グイ

 

 

ネガティブに成っていたら頬をいきなり引っ張られた。

 

「いひゃい、いひゃい!」

「お前が勝手に暗くなるのが悪い。いいか?お前の能力が僕のスキルと同じだろうと"お前はお前"だ。お前が頑張ってあげた功績はお前の功績だ!!解ったか?!」

「で、でも...」

「でもじゃない!!」

「う....う"ぅぅ」

 

僕は暫く泣き続けた。なんか憑き物が取れた様な、安心した様な気持ちに成った。

泣いている間アスクレピオスがずっと頭を撫でてくれてた。

 

「あ、ありがとう////」

「フン、兄として当然の事をしたまでだ。兄と呼んでも良いんだぞ?(ニヤニヤ」

 

アスクレピオスがニヤニヤして言って来た。

確かに兄妹なら兄と呼ぶのが普通だよね?なんか照れ臭いけど......。

 

「に、兄さん?///」

「!」

 

なんかアスクレピオスが固まったと思ったらいきなりハグして来た。

嬉しいけど何故に今(; ̄Д ̄)?

 

「ど、どうしたんだい?いきなり」

「いや、何でもない」

 

それから色々話した。

バイパーやヴェルデの事とか僕が2歳までは母親が生きていた事、髪を伸ばしたいこととか。

母親のくだりは、「そっちの父親もクズだな」って言ってた......。

あと兄さんは、ダ・ヴィンチちゃんを筆頭にしたサーヴァントが一緒に作った装置で僕の精神世界に入り込んだらしい。そのせいで僕の精神世界一時的に真っ白らしいけどね。

これ聞いたらアノ言葉しか頭に浮かんで来なかったよ。

『サーヴァント、すげぇぇぇッ!!!!』って。

自分の精神世界がどんなのか気になるから今度やってみようと思いますまる

あ、兄さんの名前と服装一緒な事は全然OKだった。

逆に、何でダメ?的な目で見られた。

そんな話をずっと続けてたら体が透けてきた。

 

「時間だな」

「もう会えないの?」

「......また、会いに来てやる」

「!ありがとう兄さん」

 

その言葉を最後に僕は目を覚ました。

僕は目を覚まして、直ぐヴェルデの寝室に直行した。

ヴェルデが寝ているので起こす。無理やり起こす。

因みに、ヴェルデの家には僕の部屋が有って、僕の家にはヴェルデの部屋がある。

何であるか?

たまにお互いの仕事を出来るものを手伝ったりして徹夜を乗りきっているからっていうのと僕がヴェルデん家に遊びに来て帰るのを面倒がって作ったってのが理由だよ。あ、ヴェルデも僕の家にご飯食べに来てそのまま泊まって行く事が多かったから作ったんだっけ?

まぁ、そんな事は置いといて。

 

「ヴェルデ~、起きろ~!」

「んぁ?..........何だまだ7時前じゃないか.........何のようだ?私まだ寝たいんだが....」

「僕、髪伸ばそうと思うんだ」

「ほー............で?」

「髪を伸ばす薬作るの手伝ってよ」

「1人で出来るだろ」

「君と一緒に作った方が早いだろ。それに............君と久々に実験したいし」

「......分かった、だが昼からだ。..................今は眠い( ・д⊂ヽ゛」

「僕も眠い( ´・ω⊂ヽ゛」

 

ヴェルデが寝たので僕も寝た。

自分の部屋に戻る気力が無かったのでヴェルデのベットで。ヴェルデは、一緒のベットで寝ても怒らないし変な事にわならないから。

てか、ヴェルデと僕に恋愛感情ないし。

起きたら一応注意されたけど。

それから、1ヶ月後に髪を伸ばす薬が完成して僕の髪は長くなった。

 

 

 

 

 

 

なんやかんや有って僕26歳に成りました。

いやー、濃い3年間でしたね σ( ̄∇ ̄;)

色々な所の病気や怪我を治す為西へ、東へと東奔西走しまくってバイパーに会うの忘れてバイパーが怒って暴走して僕を押し倒されたり、ヴェルデとバカやったり。

蘇生薬の研究も怠らず研究してたからかなり進んだと思う。まぁ、兄さんが作った蘇生薬には足元にも及ばないけどね。

つか、バイパー何で姉を押し倒すの?

好きだからって言われたけど納得出来る訳無いでしょ?

押し倒された時僕めっちゃ焦ったからね。

バイパーが父親と母親殺した時と同じかそれ以上に焦ったからね。

ちょっとヤンデレぽかったから、ベッタベタに甘やかした。

ヤンデレってさ、病んでる所ばかり想像されがちだけどちゃんとデレもあるからね。対応次第でデレデレになるからね。

だって、萌え要素の1つだよ?ヤン"デレ"だからね。

因みにバイパーはデレデレになった。

あと、住んでたアパート売った。

仕事して殆ど家に帰らないから。

荷物はヴェルデの家の僕の部屋に置かせて貰ってる。服は仕事の時に何枚か持って行っているからヴェルデの家の僕の部屋のタンスはあんまり入ってない。元々持っている枚数少なかったからね。

持ってたのほぼバイパーからのプレゼントだし............全部ブランド品のバカ高い服やアクセサリーばっかり贈ってくるし。

嬉しいけど姉としてのプライドが...........ねぇ?

まぁ、そんなこんなで26歳に成ったある日中国で医者をしていたら仮面を着けたチェック柄の人が現れた。

え、誰?

全然気配無かったんだけど......僕これでも気配に敏感な方だし、この店僕の有幻覚で作ったから少しでも気配が有ったら分かるはずなのに。

てか、この人客なの?患者なの?どこも悪そうじゃないけど。

他の患者も居なく成った時に来るって............この人何者?

 

「やぁ、お邪魔しているよ。世界最高の医者アスクレピオス君......いや、シュナイゼル君っと言った方が言いかな?」

 

!僕の本名を知ってるのか?!

僕の本名を知っているのは、バイパーとヴェルデの二人だけだ。

これは、話を聞かないとな。

てか、手に持ってる透明のおしゃぶり何?突っ込まない方が良いのかな?

だがその前に......

 

「私は今せkr「君、僕の所に来て診察もしないで帰るのかい?」..........診察を頼む」

 

僕は診察の準備をしてチェック柄の人を呼んだ。

 

「こっちだよ」

「あぁ、今行く」

 

診察をしながら僕はチェック柄の人の話を聞く。

 

「それで、何のようだい?」

「あぁ、私は今世界最高の"選ばれし7人"を集めているんだ」

「ふーん、僕はその7人に選ばれたの」

「いや、違う。君は8人目だ」

「………僕要らなくない?」

「私は君には他の7人と同等の力があると思っている。だから決めかねているのだよ」

「力って、僕医者だし。それに僕体力ないよ?絶対要らないって」

「いや君は強い。その医学の腕は常識を覆す。現に君は、自分が怪我をしたら自分で即座に治しているだろ?それに、この店の幻覚はかなりの物だ」

 

この人マジで何者なんだよ。

何で僕が自分の怪我を直ぐ治す事知ってるの?

何でこの店が幻覚だって分かったの?バイパーだって1日は騙せた傑作だったのに。

..................この人ストーカーかな?

 

「何か失礼な事を考えてないかい?」

「......少しだけ考えたよ。まぁでも、その依頼?受けるよ。患者居るんだろ?」

「......現れるかもしれないね」

「そう」

「では、此処に向かえ仲間に会える。それでは私は帰る。診察も終わったようだしね」

「うん、終わった。健康その物だったよチェッカーフェイス」

「待っているよ。そうそう、君以外の者達はもう集まって依頼をこなして親睦を深めているから早めに来てくれ」

「え、僕の疎外感ヤバそう......」

「新しい仲間が来る事を伝えてある。安心しろ」

 

チェッカーフェイスは帰って行った。

僕は渡された紙をみた。

集合場所ってイタリアじゃん。遠いし今から行った方が良いか。

そう思って僕は荷物をもってイタリアに向かった。

 

 

 




ヴェルデとの会話のオリ主の喋り方は、星のカービィの魔術トリオですハイ。
あ、オリ主の髪は膝辺りまで有ります。
オリ主は、可愛い:綺麗:神聖が500:250:250位を想像してください。
傾国の美少女です。

あと、2話くらいでアルコバレーノに会います。
作者はヴェルデsideとバイパーsideを別けて書きたいのです。
時間掛かると思いますが待って下さい!
あ、感想、脱字報告下さい



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7 やぁ(*゚▽゚)ノ

バイパーsideとヴェルデsideをそれぞれ書いてから続きを書くと言ったな
あれは嘘だ。
本当にすいません。
感想欄でも言ったのに......。

感想欄でアンケートの回答を求めてしまいました。
読者様は、何も悪くありません。
悪いのは全部無知な馬鹿作者です。
利用規約もまともに理解してない作者です。
こんなダメ作者でもよければ、此れからも宜しくお願いします。



飛行機に乗ってイタリアに到着。

からの持って来たバイクで目的地に直行………したかったなぁ。

マフィアに拉致されちった(*ゝ`ω・)

携帯とかの電子機器取られてレピオスは只の武器と思われて連れてかれた。

レピオス、ドンマイヽ(´・∀・`)ノ

いや、逃げようと思えば逃げられるよ?

でも、マフィアが『お前には新薬を作って貰う』って言ってたから気になってね。

まぁ、毒作れとかだったら風邪薬とか怪我の治りが早くなる薬とか黙って作ろうと思いますまる

あ、マフィアのアジトに着いたみたい。

………ボロボロで廃墟みたいだね。

え?違う?地下にアジトがあるの?

それは凄いね。

廃墟には仕掛けが一杯だね。

割れてる鏡が指紋認証する機械だったよ。

指紋認証したらエレベーターが出て来た。

銃突き付けられたのはエレベーターに乗れって意味だよね?

そういう事は口で言えよな。

まったく、近頃の若者は......。

まぁでも、僕も前世は口より先に手が出る方だったから何も言えないけど(十代の時はな)。

あ!今世はそんな事無い様に気をつけてるよ?!

エレベーターが目的の階に着いたようでまた、銃を背中に突き付けられた。

歩くけどなんかこの廊下薄暗いんだけど.........。

暫く歩いて分かったんだけど此処迷路みたいにいりくんでる。

わぁーお。

頑丈そうな扉の前に来た。

部屋の中に入ったら実験器具が沢山。

白を貴重にした実験室だった。

想像してたよりちゃんとしてる。

……なんか…うん、早く研究したいな。

 

 

 

 

それから、監視されながら研究して数日。

監視カメラで別室で監視していている監視員?が僕を監視してるんだけどそいつらが凄く、スッゴク煩い。

仮眠を取っているだけで何をしている?研究はどうした?とか五月蠅いのなんのって...。

お風呂の時間とかは何も言ってこないから、ありがたい。アレかな?お風呂はプライベートの中のプライベートだからお風呂ぐらいはって感じなのかな…?まぁでも、唯一の癒し時間で有る事に代わり無いけど。

このマフィアは僕に即効性の毒を作らせようとしてた。

それも、毒に使用した成分等が検出されない完全犯罪を可能にするモノだ。

だが!!作ってみたいなと思ってしまった……。

ので今現在進行形で研究に励んでいます。

まぁでも、此処での研究はもう出来ないだろうな。

さっきから外が騒がしい。

どうせ何処かのマフィアが攻めて来たんだろうが、さてどうしたものかな。

扉は自動ドアで暗号を入力しないと開かない。だから、僕も開けれない。

しかし、開かない様にする事は出来る。

紙を数枚壁と扉の間に噛ませて開かない様にする。原始的だけどこれで少しは持つ。

ここのマフィアの規模は中堅マフィア。

1人で攻めるのはよっぽどの戦闘狂か死にたがり屋しかいない。

だから、数人は確実。

まぁ、まずは研究資料を全部暗記して燃やしとくか。

 

 

 

 

研究資料を暗記しては燃やすを終えてから気づいたけど部屋の外が静かだ。

何?ここのマフィア全員やられたの?

え?違うよね?攻めて来た奴らを倒したから静かに成ったんだよね?

………こわっ!

怖い!ここのマフィア全員殺られてたら僕攻めて来た奴らと戦わなきゃいけなくなるじゃん。

最悪死ぬじゃん。

いや、別に死ぬのが怖い訳じゃ無いけど。どうせ一度喪った命だ。今さら"死"なんて怖くない。

痛いのも苦しいのも嫌いだけど自分自身に幻術を掛けて痛覚を無くせばまぁなんとかなる。

それに、コードギアスの主人公ルルーシュも言っていたように『撃っていいのは、撃たれる覚悟が有る奴だけだ』。コレに僕は激しく同感だ。

僕も初めて人を殺した時には殺される覚悟はしていた。

だから、昔からバイパーにお金の場所教えて有ったし、レピオスを置いて仕事に出掛けていた。

僕が死んでも生きていけるように。

怖いのは僕の周りの人物だ。

特にバイパー、ファンタズマ、レピオス、ヴェルデ。

他には僕の医術が必要だった人達。

幻術とサイキック能力で相手の脳をぶっ壊しそうなバイパー。

そのバイパーに全力で手伝いそうファンタズマ。

持っている雷、嵐、雨の3属性の死ぬ気の炎で相手を細切れにしそうなレピオス。

僕の敵討ちに実験途中の試作品を大量投入して、ついでとばかりに戦闘データをとりそうなヴェルデ。

抗争とかに成りそう……。

僕嫌だよ。

死んでまで恨まれたくない。

其れも自分が死んで何も知らないうちに恨まれるなんて絶対やだ。

切実に。

マジで。

話しが逸れた。

とりあえず、死ぬと色々大変そうだから死ねない。

ん?

外から物音がする。

攻めて来た奴らが此処に来るのかな。

緊張するなぁ。

 

コンコンコン

 

扉をノックする音が部屋に響いた。

意外と礼儀正しいな。

 

コンコンコン

 

………返事をしないと入らないのかな?

いや、入って来て欲しく無いけど。

 

「誰だい?」

 

うん。

まず、誰か聞くのが当たり前だよね。

 

「私だ。ヴェルデだ」

「は?ヴェルデ?」

「そうだ」

 

確かにヴェルデの声だけど、ヴェルデはモグラみたいに地下に潜って研究しているんだ。

そんなアイツが簡単に外に出る訳が無い。

本当にヴェルデなのか?

うーん、分からん。

………質問するか。

 

「本当にヴェルデなのかい?」

「そうだと言っているだろう」

「では、僕のペストマスクは誰が改良してどんな機能が付いているか答えてみなよ」

「改良したのは私、ヴェルデで機能は変声。通常は設定してある声を出せる。設定は変更可能だ。あと、浄化装置」

「ふむ。合ってるね」

「では、開けろ。絶対何か扉に噛ませているだろ」

「では、最後の質問だ」

「お前聞いて無いな」

「此処に薬を使った研究データが有るとしよう。君はどうする?」

「よし、研究データとお前の考えをレポートに纏めて私に提出しろ」

「うん、本物だね」

 

全部僕の予想通りの答えだった。

僕は噛ませていた紙を取り外す。

暫くして扉が開いた。

 

「待たせたね」

「ホントにな」

「いや、そこは待ってないって言うところだと思うんだけど?」

「ハッハッハ、私がそんな事を言うとでも?」

「ちぇ」

「フッ」

 

爽やかに笑うんじゃない!

くっ、このイケメンめッ!

ヴェルデは唯のイケメンじゃない、ダンディなイケメンなんだ。

ソレを自分自身気づいてないから、たちが悪い。

まぁ?僕もかなり整った顔立ちだけどね(ドヤァ

僕達は会話しながら要り組んだ廊下を歩く。

あれ?そういえば、他の仲間は?

1人で来た訳じゃないだろ?

そうヴェルデに聞いたところ。

 

「あぁ、とある依頼で私を含め7人でチームを組んでいる。依頼主によればもう1人来るらしいがな」

 

と言う答えが帰って来た。

それにしても

 

「へー、7人……ねぇ?」

 

7人……もう1人。

いやいやいや、まさかねぇ?

そんな偶然ある訳が………

偶然じゃ無かったら?

仮にだよ?

仮に僕に依頼してきたあの、チェッカーフェイスに僕が道草くっているのがバレていて、合流するのに時間掛かり過ぎているのにしびれを切らしてヴェルデ達を送って来たとしたら?

………普通にあり得るね。

僕が頭を抱えているとヴェルデが爆弾発言しやがった。

 

「あ、お前の弟もこのチームでの依頼を受けているぞ」

「……はい?」

「お前の弟もこの依頼に参加しているんだ」

「…one more time」

「だからお前の弟、バイパーもこの依頼を受けていると言っているんだ。何回言わせるきだ」

「……お、弟に助けられる姉。…カッコ悪い」

「まぁ、それは置いといて。レピオスは何処だ?」

「レピオスは、只の武器と思われて連れてかれた」

「……哀レピオス」

「哀レピオスwww」

「www」

 

僕らは一頻り笑った後レピオスを探す事にした。

まぁ、ヴェルデのお陰でレピオス直ぐに見つかったけどね。携帯電話とかも。

さすが、ダ・ヴィンチの再来!

チームメイトに僕の事報告するから付いて行かなきゃなんだって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

願わくば、僕の予想が外れますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪、嫌味や小言を言われませんように。

 




おひさ~です。
遅れて申し訳ない。
此れからもカタツムリの不定期更新ですが、よろしくお願いします!


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8 (゜〇゜;)?????

大変長らくお待たせいたしました。
なな、何とッ!
6000字越えましたぁ!!

7月2日
バイパー(マーモン) Happybirthday!

8月8日
スカル Happybirthday!

遅れてごめんねバイパー(マーモン)
スカルは、間に合った



おお、神よ。

何故だ……何故なのだ。

嗚呼そうか、だから貴方達神はFGOの世界で嫌われているんだ。

あ、お母さんが神様の僕も半神半人なのかな?

いや、お母さんはFGOの世界から転生して来たからもう神じゃないのか…?

え?

じゃあ僕の能力(アスクレピオスと同じスキル)はどうなるの?どっから出て来たの?

まぁ考えても仕方ないか、お母さん死んでるし。

つか、お母さんの顔あんまり覚えてないけど兄さんと僕ってお母さん似なんだよなぁ。

其よりも、今どうするかだよ。

あと、数メートル先には6人の集団のいる。

その内の1人は、バイパー。

あとの5人は

白いクッションみたいな帽子が特徴の妊娠している女性。

ライダースーツを着てヘルメットを被っている男性。

チャイナ服で三つ編みしてるザ・中国人って感じの男性。

軍服らしき物を着ている厳しそうな女性。

スーツを着てボルサリーノを被ってもみやげが、くるんって成ってる男性。

………いや、何で妊婦がこんな危険な所に来てるんだよ。

ちゃんと家で大人しくしてなよ。

君の身体には、もう君の命だけじゃなくて"君の子供の命"も有るのに。

まったく…近頃の若者は………

とか考えてたら集団の前まで来てた。

 

「おい、ヴェルデ。このちっせーのが医神なのか?」

「あぁ、このちっせーのが医神だ」

 

ボルサリーノの被ったスーツの男がヴェルデに聞いた。

つか、初っぱなから本人の前で「ちっせー」言うなよ。

ヴェルデもなに普通に「ちっせー」言ってんだよ。

心の中で爆笑してんの丸分かりだぞ、何年お前といると思ってんだよ。

解剖すんぞこの野郎。

それとも、殺されてぇのか?

他の人らも何驚いてんだよ。

バイパーとヴェルデ意外全員驚いてんじゃねーか。

ふざけんなよマジで?

…………ふぅー。

落ち着け僕。

………他の事を考えるんだ。

…この、7人全員美形だよな、声も良かったりして?

実際ボルサリーノの被って、もみやげくるんの人声カッコ良かったし。

でも、ムカつく。

そういえば、バイパーは『おじゃ魔女ドレミ』の『おんぷちゃん』の声に似てるな、『アニマル横町』の『イヨ』とかまぁ、2つとも同じ声優の宍戸瑠美さんだけど。

でも、バイパーとちょっと違うんだよなぁ。

バイパーの声はもうちょい低くて格好いい………似てるけど。

バイパーの子供の頃はまんま『おんぷちゃん』と『イヨ』だったね。

バイパーがまだちっちゃい頃『イヨっぺビーム』とイヨっぺビームの改造版の『バイっパビーム』をやらせたけど。もちろん、エアで。

スゲー可愛かった。今もだけど。

ところで、バイパーは………

ソワソワしてる。

分かりずらいけどソワソワしてる。

アレかな?親が授業参観に来てソワソワしちゃうヤツかな?

 

「えっと、……アスクレピオス?」

 

バイパーについて考えていたら妊娠している女性に声をかけられた。

 

「なんだい?」

「大したことじゃないのだけど……皆を自己紹介したいと思って」

「え?……あぁ、そうだね。そうして貰うと、ありがたいよ」

 

この人、本当に裏社会の人?

なんて言うか麗かというかなんというか、この人裏社会似合わないね。

因みに、僕はペストマスクに付いている変声機でFGOのエルキドゥの声に成ってる。素の声は『戦姫絶唱シンフォギアGX』に登場する『キャロル・マールス・ディーンハイム』の声にクリソツだ。ていうか、そのモノだ。まぁ、水瀬いのりさんの声だって最初から気付いてたし?ただ、キャロルの声って最初気付けなかっただけだから……。

 

「じゃあ、まず私からね。私はルーチェと言います。ジッリョネロファミリーのボスを勤めています」

「ボス…?」

「えぇ、そうよ」

 

嘘やん。

こんな優しそうな女性が、一ファミリーのボス?

人は見掛けに見掛けによらないとはこの事だね………で、済むかよ。

 

「次、私でいいですか?」

 

ザ・中国人って感じの人が言ってきた。

他の人が反対しないのを確認してから続けた。

 

「では、私の名はフォン。風と書いてフォンと読みます。中国で武道家をしています」

「へー、中国?僕、この前まで中国にいたんだよ」

「おや、そうなんですか」

「うん。色々な所で検診をね」

「! 医神の貴方自ら検診を?」

「うん、そうだけど。……どうかしたのかい?」

「いえ。貴方程の名医に母国の中国で検診をして頂いているとわ思わず。御不快でしたら謝ります」

「!め、名医…」

「どうかしましたか?」

「いや、……何でもないよ。不快でもない」

 

ただ、東洋のイケメンに真っ直ぐ「名医」呼びされるのが照れるだけだよ。

フード被って目が見えないはずなのに、目が合ってる気がするし、この人本当に思ってくれてるのが分かるから余計照れる。

そこら辺のおじさんとかだったらスルー出来るのにッ!

言わないけど、絶対。

 

「フフ」

 

風さんが上品に笑った。

 

「どうしたのさ?」

「いえ、ただ貴方は心根の良い方だなと思いまして」

「僕がかい?」

「はい。そうだ、もし宜しければ今度おtyr「いい加減長いんだけど?」おや」

 

いきなり、バイパーが話しに乱入してきた。

何かイライラしてる。

話し長すぎたから?

ハッ!僕がとられると思ったんじゃ!………んな訳ねーか。バイパーも23歳で立派な大人だし。

でもバイパー、シスコン気味だからあり得るかも?

じゃあ、友達?の風さんをとられると思って?

いや、バイパーそんな性格じゃないしなー。

わっかんないな。

 

「もう、終わっただろ。さっさと次行きなよ」

 

かなりイラついていらっしゃる。

まぁ、自己紹介にしては長すぎた自覚は有るんだけどそこまでイラつく?普通

 

「そうですね。では、アスクレピオスまた後程お話しましょう」

「そうだね」

 

良かった。

風さんが良い人で。

本当に良かった!

風さんがバイパーの発言に怒って喧嘩に成らなくて。

風さんにバイパーの姉として謝罪したいけど、バイパーが僕の弟ってバレたりしたらバイパーを人質に僕を捕まえようとする輩が出て来ると思うし出来ないんだよな。

僕にとってバイパーが最優先だし。

心の中で謝っておこう。

弟がスミマセンッ!

 

「では、バイパーが次の自己紹介を」

「ム、…何で僕が」

「どうせ、自己紹介するのですから良いじゃないですか」

「フン、僕はする必要無いのさ」

 

何故かドヤ顔のバイパー。

カワイイ………じゃない、僕とバイパーが姉弟だと知られたらバイパーがまた狙われるかもしれない。

ココは、僕がフォローしなないと!

 

「彼の言う通りだよ。僕とバイパーは前に仕事で会ったことがあるんだよ。ついでに、ヴェルデもね」

「ム」

「おや、そうだったのですか」

「まぁね」

 

何とか誤魔化せた

バイパーの不満そうな「ム」発言は無視しよう。

あとは、何事もなく自己紹介は進んだ。

ボルサリーノのもみやげくるんの男性がリボーン。

軍服の少し厳しそうな女性がラル・ミルチ。

ライダースーツでヘルメット被ってるのがスカル。

リボーンさんはとても偉そうな最強のヒットマンらしくめっちゃ強いらしい。本人が言ってた。

ラル・ミルチさんは本当にイタリア海軍の軍人で、スパルタ(←リボーンさんより)

スカル君はスタントマンでまだ19歳らしい。自己紹介のときの「不死身の男、スカル様だ!」って言って、見ててとても微笑ましかった。弟に欲しいタイプの一つだよね。

でも、僕は頭の中で突っ込んだ。

このメンバー裏社会の人少なくない??

え、だって、武道家・軍人・スタントマンって裏社会の仕事じゃ無くない?

特に軍人ってバリバリの表社会だよね?正義執行する側だよね??

まぁ?ヴェルデも、科学者だけどアイツはグレーゾーンだと思うし。

あ、僕は闇医者だから。医学免許持ってないし。

ヴェルデ達が乗って来たデッカイ車(私が捨てられていた所を改造したのだッ!とかヴェルデが言ってた。うるさいと僕は言った)で僕のバイクを乗せて僕を送ってくれるらしい。

僕は有り難く行き付けの森まで乗せてって貰う。

持ってる薬草少なかったんだよねー。

車内ナウ。スカル君が運転中。

という事で森に着くまで時間も大分あるしずっと気になってたことを聞こう。

 

「ところで、ルーチェさん体調はどうだい?」

「平気よ。どうかしたの?」

「どうしたも、こうしたも無いよ。君は妊婦なんだから本来こんな危険な仕事を引き受けるべきじゃないよ。外傷が無いにしろ病原体が身体に入ったらどうするのさ」

「だ、大丈夫よ。皆が気を使って私が怪我をしないようにしてくれているし、病気もそういう場所に近づかないようにしているし。だから、大丈夫よ」

「ストレスは?」

「えっ?」

「ストレスだよ。いいかい?母親のストレスが胎児与える影響は様々なんだ。自然流産、低出生体重児、胎児の栄養不足、成長したあとの精神疾患の可能性などがあるんだ」

「で、でも私ストレスなんかnr「人の話しは最後まで聞くモノだよ」…ごめんなさい」

「激しい騒音、暑い、寒い等の厳しい環境や体の痛みや疲労、栄養不足が気付かない内にストレスになる。この仕事は今述べた殆どが有ると思わない?この依頼、君にとって受けるべきじゃないし、受ける価値も無いよね?それとも自分の子供より依頼を優先したいの君は?」

「ッ!………私は、この子が大切よ。愛しいるもの。でも、この依頼は受けなければいけない、そう思ったの」

 

自身の下腹部、我が子がいる場所を愛おしそうに撫でた後に僕を見たルーチェさんの目はとても力強く感じた。

これが、決意とか鋼の意思って言うのかな?

それとも…………"覚悟"?

まぁ、でもコレは何を言っても聞きそうに無いな。

 

「………まったく、君は医者の言う事を聞かない愚患者だね。好きにしなよ。ただし、体調管理は怠ったらダメだからね」

「えぇ、ありがとう。アスクレピオス」

 

僕は、目的地の森に着くまで妊婦の食べてわいけないモノなどの説明をルーチェさんだけでなくチーム全員に教えまくった。

目的地に着いたから、レピオスを連れてバイクを押しながら車を出た。

なんか、別れる時バイパーがスッゴい拗ねてたうえにネックレスと超能力使って『終わったら僕の家来て。終わったら僕の家来てね、絶対だからねッ!』を長々と僕だけに聞こえるように直接脳内に語り掛けて来た。

コイツ、直接脳内に……ッ!をリアル体験して思った。

バイパー、僕よりネックレスの扱い上手くない?

僕は、バイパーの語り掛けに無反応で返した。

返事?返信?するの面倒だったし。

僕は車に乗った皆を見送った後、選りすぐりの薬草を集めてた途中で芋虫がいてめっちゃビビった。

マジで虫は、ムリですわ……。(遠い目)

薬草を集めて終わった後、バイパーの家に向かった。

行かなかったらバイパーが怒って僕に幻術を掛けてきそうだし、何より此処からヴェルデん家遠いし。

バイパーの家の方が近いんだよねー。

バイパーの家の鍵持ってるからバイパーがまだ帰って無くても家入れるだろ。

 

 

 

 

任務は、………次の時バイパーに付いて行けばいいだろ!うん!

 

 

次が有ればだけど………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイパーside

 

チェッカーフェイスとかいうヤツにチームでの依頼をされた。

報酬は最高ランク、断る理由はなかった。

いきなり現れたのは驚いたけどね………。

指定された場所に行ってみれば、名だたる顔ぶれが集まっていた。

かなりの強者揃いだと言う事は判っていたけど信用も信頼もしていなかった。

最初のミッションを難なくこなした僕達に更に高い報酬で次のミッションが用意されていた、次々と来る依頼を受けてチームでの仕事をするのが少し楽しくなって来た頃に8人目のメンバーが来るのを聞かされた。

僕だけじゃなくメンバー全員が驚いた。

途中で入って来るとなると今までの連携を見直さないといけなくなるし、8人目のメンバーが僕達の足を引っ張るかもしれない。

最悪自分の命を落としかねない。

もちろん批判が多くでたし、当然僕も反対だった。

でも、最終的には言いくるめられた。

結局雇い主はチェッカーフェイスで僕達は雇われる身だからね。

まぁ、8人目が着いてこれなかったら迷わず切り捨てるけどね………。

次の任務の時8人目は最後まで現れなかった。

ラル・ミルチやリボーンがチェッカーフェイスにどう言うことか聞いていたけどチェッカーフェイスは8人目は気分屋だから仕方ないとしか言わなかった。

 

「チェッカーフェイス、8人目の名前ぐらいは教えて貰いたいのだが?」

 

ラル・ミルチとリボーンの質問のあとヴェルデが8人目の名前を聞いた。

ヴェルデの質問を聞いて8人目の名前どころか、得意な分野も知らなかった事に気付いた。

 

「それは、会ってからの楽しみにしておくといい。なに、心配する事は無い。実力は折り紙付きだ。君達も驚くだろう」

 

そう言われたら何も言えない。

言ったら、報酬減るかもしれないし。

暫くしてまた次の任務が来て話しを聞いた時、僕に雷が落ちたよに錯覚して目眩がした。

青天の霹靂、まさにその通りだ。

雇い主のチェッカーフェイスの依頼内容が僕には信じられなかった。

 

「君達には今回医神の救出をして貰いたい。医神は今現在進行形であるマフィアに捕まっている」

 

【医神の救出】

医神は、医学の神。

あらゆる薬を作りだしソレら全てが、想像を絶する効果を持つ代物。

不治の病を治し、死者をも蘇らす技術は正に"神の業"。

コレが世間一般の医神。

でも、僕にとっての医神はお姉ちゃんだ。

優しくて可愛くてたまに格好いいお姉ちゃんだ。

お姉ちゃんがマフィアに捕まる何て信じられない。

マフィアの奴らに酷い事をされてないだろか?

食事はちゃんと食べられているだろうか?

レピオスが一緒の筈なのにどうして捕まったんだろう、逃げられないのかな?

大丈夫かな?

速く、速い助けに行かないと………お姉ちゃんに何かあってからじゃ遅いんだ。

 

「おい、バイパー。何してる作戦会議を始めるぞ」

 

リボーンに呼ばれて思考に没頭していた事に気付いた。

会議の結果、救出は三日後。

遅いと思ったけどまだ場所も分からない以上危険な行動は取れない。

その前にお姉ちゃんを拉致ってくれたクズマフィアの情報を集めまくった。

ヴェルデも何故か珍しく今回は殺る気だった。

救出決行日の集合時間の2時間前にヴェルデに集合場所に近い路地裏に呼び出された。

お姉ちゃんの救出で頭が一杯だった僕はヴェルデの急な呼び出しにイラついたけど、来なければ後悔するとヴェルデが言うから向かった。

言われた場所に行けばヴェルデが既に待っていて、お姉ちゃんを拉致ったマフィアのパソコンに入っていたという動画を見せられた。

最初は、訳が分からなかったけど何と無く嫌な予感がした。

動画を視て直ぐ気付いた。

映っていたのは、

 

長く綺麗な銀髪は毛先に行くほど赤く輝き

 

四肢は細くしなやかで、白くそして柔らかそうな陶器のような肌

 

黒く長い睫毛に縁取られたグラデーションがかった黄緑の宝石の様な瞳

 

綺麗な形の鼻

 

吸い付きたく成るような可愛らしい口

 

まるで、神に創られた人形のように完璧な容姿

全てが美しい芸術品の様な人物

ソレは10年前から、16歳から時が止まったんじゃないかと思った、まだ幼い顔立ち

その人物を僕は良く知っていた。

だって、僕のお姉ちゃんだったから。

それも、入浴中の……。

……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………は?

 

 

 




いやー、難産だったんですよ
訳わからない文章が有ったかもしれないので、見つけたら教えてください。
そして、感想ください


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9 僕だけ

最後に投稿したの去年とかマジかよ……
いや、あのですね?忙しかったんですよ。
ゲームのストーリー進めたり、まどマギ&まぎレコ、HUNTER×HUNTER、ダンまち視たり推し活したりして………あれ?
まぁまぁ、とにかく一言
「安心してください、生きてます」


7月2日
バイパー(マーモン)Happybirthday!!



バイパーside

 

 

「……何、コレ」

「今日、潰しに行く●■ファミリーのパソコンのデータに有ったモノだ。監視カメラの映像だろう」

「…」

 

だからって、何でお姉ちゃんの映像が有るんだ。

●■ファミリーの連中が何回も視ていた事なんて聞かないくても分かる。

怒りが、激しい怒りが、全身を広がってもなを渦を巻く様な感覚がする。

身体が熱い

頭が痛い

嗚呼、本当に、どうやって殺してやろう……

残酷に…無慈悲に…脳が溶けるまで最強にして最恐の恐怖を、圧倒的な実力差を理解させて、絶望を味わわせてやる

 

「おい、バイパー!」

「………なに?」

「その禍々しい殺気を静めろ」

 

ヴェルデに言われて初めて自分が殺気を出している事に気が付いた。

でも、自分じゃどうしようもない。

殺気を抑えられない。

どうすれば良いんだろう………?

おもむろに服の下にぶら下がっているネックレスを握っった。

ネックレスを握りながら深呼吸を暫く繰り返したら、だいぶ落ち着いてきた。

 

「…予想が外れたな」

 

僕が落ち着くのを待っていたであろうヴェルデが呟いた。

 

「何の予想が外れたのさ?」

「ん?あぁ、君はもっと冷静でいられると、理性で感情を抑えられると思って居たんだがな。というか、そう聞いていた」

「ム?聞いていたって……誰にだい?」

 

「思って居た」までなら良いけど、「聞いていた」は問題だ。

こういう時大体、誰かが"自分の情報を売った"って事が先ず思い付くのが裏社会では普通だ。

僕だって例に漏れずそう考え付いた。

依頼人、チームを組んだ事のある奴ら……何にしても僕の事を売った奴はただじゃおかない。

 

「…まさか、聞いてないのか?」

「ムム、誰にさ?」

 

僕がそう聞くとヴェルデは呆れたような顔をした。

 

「はぁ」

「ため息吐いてないでさっさと教えなよ」

「……お前の姉だ。お前の姉に聞いた」

 

何で僕に姉が居る事を知ってるんだッ!!

鎌をかけられてるだけ?

何のために?

……分からない、何が目的だ?

僕が何も反応を返さないでいるとヴェルデが爆弾発言をした。

 

「バイパー、君の姉だろ?アスクレピオスは」

 

何でお姉ちゃんの事を知ってるんだッ?!

何で僕のお姉ちゃん=アスクレピオスって思うんだよ?!

お姉ちゃんは、僕とお姉ちゃんが姉弟だという事を誰にも話そうとしなかった。

僕を使ってお姉ちゃんが利用する奴らが居るから、僕に危険が及ばない様にするために絶対言うはず無いんだ。

だったら、何で……

 

「安心しろ。シューゼと私は友人関係だ。一緒に研究をした事が何度もある」

「え、……あ、え?…しゅ、シューゼって…?」

 

またもや、爆弾を落とされた。

言いたい事は多々あるけど"シューゼ"って誰?

話しの流れからしてお姉ちゃんの事だと思うけど。

 

「シューゼは、私が付けたあだ名だ。あいつの本名のシュナイゼルから取った」

 

〈シュ〉ナイ〈ゼ〉 ルで〈シューゼ〉?

え、待ってよ。

あだ名付けるほど仲いいの?

このマッドサイエンティストとお姉ちゃんが?

それから、ヴェルデとお姉ちゃんが科学者や医者が集まるパーティーで出会ったことやお姉ちゃんから僕の事を話していたことお姉ちゃんにアニメやゲームを勧められてヴェルデがド嵌まりして二人でよく遊んでいることなどを教えられた。

いや、情報量多くて頭が痛いんだけど?

というか、医神とダ・ヴィンチの再来が連日アニメ・ゲームで徹夜しまくって栄養失調で倒れるってどうなの?

お姉ちゃんは元々アニメ・漫画・ゲームが好きでよく観てるの知ってたよ?でも、ヴェルデ(ダ・ヴィンチの再来)を引きずり込んでたなんて聞いて無いんだけど……

待って、じゃあ、医学のトップと科学のトップが遊び過ぎて栄養失調で倒れるってヤバくない?世界の頭脳って言って言い二人が遊び過ぎで倒れるってヤバくない?

………世も末じゃない?

頭痛い

 

 

 

 

あ!連日徹夜ってことはお姉ちゃん、ヴェルデと泊まったって事じゃないかッ!!

直ぐにヴェルデに問いただそうとしたけど、其処にはもうヴェルデの姿は無かった。

時計を確認したら集合時間ギリギリだった。

何でアイツ声掛けないんだよ!

ヴェルデが拾って来て改良した車で移動する間ヴェルデに軽く殺気飛ばして他の奴らに不思議がられた。

 

 

 

 

お姉ちゃんを救出するのはヴェルデの役割。

僕が行きたかったけどヴェルデの方がセキュリティを止めて気付かれ無いように出来るから

ヴェルデに殺気飛ばしてたらラル・ミルチがキレた。

ヴェルデがお姉ちゃんを救出に行ってる間にルーチェ以外で●■ファミリーの連中を鏖殺する。

脳を溶かす様に、壊す様に、強力な幻術で惨たらしく殺してたらリボーンやラル、風までもから苦情が来た。

…………僕が悪いんじゃない、お前らの耐性が低いのが悪いんだよ。

仕方ないから、もうちょっと遠い所で殺るか…。

 

 

 

殲滅も終わって、ヴェルデがお姉ちゃんを無事連れて来て任務も終わった。

風がお姉ちゃんを(無自覚で)ナンパしたりルーチェへの対応の仕方の指導が有ったけどお姉ちゃんに僕の家に来る様に約束(返事無かったけど)出来たし、お姉ちゃんを無事送り届けたし、後は報酬受け取るだけ

 

「おや?アスクレピオスが居ないようだが?」

 

じゃ無かったみたいだね………。

チェッカーフェイスは僕達が連れて来ると思っていたみたいだ。

いや、そんな事聞いてないし。

チェッカーフェイス曰く医神アスクレピオスが8番目のメンバーらしく理由は分からないが、アスクレピオスは知っていて来なかったんだろうと言うこと。

うん、まぁ、お姉ちゃんだから仕方ないよ……疲れたからとか言って来ないんだよ…。

何を言ったって本人が居なければ意味が無いのでその場は解散になった。

帰る途中でお姉ちゃんからメールが届いた。

 

 

下着2、3着セットで買ってきて~、どんなのでも良いから

サイズ知ってるでしょ?

今持ってるのちょっと使いたく無いからさ、服はバイパーの貸してね

 

 

と書かれていた。

ム、いや、あの……確かにサイズ知ってるけどそれは、大晦日に赤い下着を贈るイタリアの風習の為で、知るべき事として知っていて日常的に女性下着を買うのは違うと言うか……ハードルが高い

あと、服を貸すのは決定事項なんだ…?疑問系ですら無い、別に気にしないけど

 

ムゥ

結局買った

幻術で女に成り済まして白のレース1つと藍色のスマートな物とフリフリ多めの物2つ。

フッ、僕がお姉ちゃんに逆らえる訳が無いんだ…(遠い目)

 

家に帰ればお姉ちゃんが出迎えてくれた、僕の服を着て。いや、僕の服を着てるのはいいよ?

でもさ

 

「下着はどうしたのさ?!」

 

本当コレ

買って来てって言うから態々恥を忍んで買って来たのに!持ってたの?!

あと、僕とお姉ちゃんじゃ体格差があるから服がぶかぶかしてて可愛い!と思う自分が悔しい…

………脱線したけど、僕が買って来る必要無かったじゃないか。

なんて思ってると僕の考えを察したのかお姉ちゃんが口を開いた。

 

「いや、着たく無いだけで持ってるよ。だから早く買ってきたのちょーだい。お姉ちゃんはゆっくりお風呂に入りたいの」

「ム、分かってるよ」

 

買い物袋ごと渡すとお姉ちゃんはお風呂場に「ありがとねー」と言いながら直行していった。

………頑張って買って来たのに、感謝がほぼ感じられないんだけど。

 

 

1時間位経ってやっとお姉ちゃんがお風呂から出て来た。………相変わらずの長風呂だね。何してたらそんなに長く成るんだろ?髪が長いからかな?

そのあと、お姉ちゃんが夕食を作ってくれた。僕の好きなチョコケーキは明日作ってくれるらしい。でも、レモネードは直ぐに作ってくれた。

そんな感じにほのぼのしてるとさ、たまに無性にお姉ちゃんに意地悪したくなるんだよね。

お姉ちゃんのリラックスした可愛い顔がどんな風に歪むのかとか気になるし見たいんだよね。"僕だけ"が見れる特別な表情………良いと思うんだけど他の奴らには伝わら無さそうなんだよね。教える気も無いし。

と言う事で、幻覚で触手を出してお姉ちゃんの手足を縛って首にも苦しくならない様に軽く触手を巻き付けて問い掛ける。

 

「ねぇ、今どんな気持ち?」

 

お姉ちゃんは目を大きく見開いて。

 

「驚いてる。まさか、バイパーがそのセリフを言うとは。お姉ちゃん感心」

 

なんて?

感心?何で?お姉ちゃん状況分かって無いのかな?

今、殺されそうに成っても抵抗出来ないのに。その事をお姉ちゃんに聞くと

「ん?バイパーはお姉ちゃんの事好きじゃないの……?」

と涙目で言われたので好きだと肯定するしかなかった。

まぁ、嘘泣きだったけどねッ!!!

イラッとしたから服の隙間から中に触手を入れたらビクついて頬を紅く染めていた。

顔を紅くして身を捩りながら大笑いしだした。

擽ったいの苦手だもんね?

でも、もう少し警戒心持とうよ

お姉ちゃんが本気で怒りだしそうだったから途中で止めた。だって怒ると怖いし。昔から怒ると凄い怖かったなぁ、でもその後優しかったんだよね

それから、どっちがベッドで寝るか揉めた。お互い譲り合ってらちが空かなかったから添い寝に成った。

………久しぶりにお姉ちゃんと寝られて凄く満ち足りた気持ちに成ったのは秘密。

 

 

お姉ちゃんは僕だけのモノ

だからコレは僕だけの特別待遇

 

 

 

 

 

 

 




お金にあんだけ執着するなら産まれた時からずっと護ってくれる姉には金以上執着しそうだよね

ていうか、そろそろマジでバイパー(マーモン)の性別教えて天野先生
因みに作者は男の娘派でr(性別論争は怖いので止めときましょう)


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