イルーナ戦記〜legend fifth〜 (弥生の一矢)
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設定等
伝説覚醒武器 条件と紹介


まだ、考え中のとこもありますが、一応、確定していることが載っています。


☆聖帝パラディン

条件:沢田綱吉から力を分けてもらう

超万能属性。

スロットは1。

クリスタ:聖龍インドガンド

効果:HP+10000、DEFがVITとレベルの合計の5倍上がる、範囲軽減+70%(隠し:ATKが1000以上ある時、5度まで即死攻撃を無効化し、即死攻撃で与えるはずだったダメージ×2を相手に反射する)

「聖神」と「開匣」と「死気炎」を使用可能になる。

「聖神」は相手からの攻撃を全て引き受け、受けるダメージを1/4にする。他プレイヤーが受ける分は1/16になる。

「死気炎」と「開匣」はセットで使用可能。

 

 

・夜空の剣or夜空の剣&青薔薇の剣

条件:シュウガ及びカザナミの伝説武器が覚醒。クリスタが全て埋まっている。

超万能属性。

特殊重剣

スロットは4。

クリスタ:(閃光、銀氷、漆黒、金創)のクリスタのみ可。

効果:ATK+500%、スキルディレイ-5秒、AVDがCRTとDEXの2.5倍上がる。

「SBS(スターバーストストリーム)・L(リコリス)」と「THE.I(ジ・イクリプス)」を使用可能になる。

「SBS・L」は使用と同時に相手の魔法攻撃によるダメージの100%の数値をATKとDEFに加え、16連撃の攻撃をスーパーアーマー状態で放つ。威力は(ATK+相手の魔法威力)×200%となる。更に、敵のMPを全て奪い、その数値をスキル使用後に自身の全てのステータスに加算する。

「THE.I」は27連撃の防御無視攻撃を放つ。威力は(ATK+MATK)×5000%とする。消費MPは残り全て。

「DS(デッドリーシンズ)」が使用可能になる。

「DS」は使用時に受ける物理攻撃を全て無効にし、その数値をATKとAVDに加え、7連撃の物理攻撃を与える。使用時、相手の魔法攻撃を無効化する。

「DS」「SBS」「THE.I」の連続使用は可。

※下記のスキルは全てのクリスタをはめ込むことで解放される。

「RS(ライジングストライク)」と「エンハンスアーマメント」及び「リリースリコレクション」が使用可能になる。

「RS」は武器1つにつき24連撃の魔法防御貫通の魔法攻撃と24連撃の物理防御貫通の物理攻撃を与えた後、2撃のクリティカルダメージを与える。

※24連撃の魔法攻撃はATK×2

※24連撃の物理攻撃はMATK×5

※2撃のクリティカルはATKとMATKの合計×100

 

 

・渚と業の友情or渚のナイフ

条件:???

超万能属性。

スロットは3。

効果:バックスタブ成功時に100%の確率で即死と恐怖効果、スキルディレイ-7秒。

「猫だまし」を使用可能になる。「猫だまし」は相手に向かって使うと相手を数秒スタンにする。

「死技」を使用可能になる。「死技」は相手の背後から攻撃しなくても背面扱いになる。

「ラスト・ダークネス(パッシヴ)」が投擲の時のみ自分のHP99%以下で発動。相手に光属性を与えて、通常攻撃・スキル攻撃に闇属性を付与。バックスタブが追加攻撃扱いで発動し、MP消費無しで防御力を100%貫通する。ダメージ計算時に最大HPの?%減少値を倍値とする。

例:HP100に対して、残り40の場合、60倍

 

 

・凱帝スナイパー

条件:シュウガの武器が覚醒

超万能属性。

スロットは?。

効果:ATKがCRTとDEXとINTの合計の10倍上がる、スキルディレイ-5秒。「凱旋」「凱旋・絶」「凱獄」を使えるようになる。近くに他の伝説の武器が存在する時、その武器の効果を全て使える。更に伝説の武器と合体が可能。合体することで裏覚醒武器となる。裏覚醒武器は新たな効果と元々ある効果を5倍にする。

「凱獄」使用時に仲間の弓装備の名前に変わり、能力を使用可能。

例:ゴウセル専用神器【双弓ハーリット】

→双弓凱帝ハーリット:複数体の攻撃可

 

・暴龍剣アメノムラクモ

or暴龍弓アマツユノカガヤキ

魔法武器

超万能属性。

スロットは2。

効果:「暴食者-グラトニー-」が使用可能になる。暴食者使用時、敵を吸収し、解析、敵の技及び敵に擬態が可能となる。「大賢者」が自動で発動し、敵の弱点属性、未来予測を随時知らせる。

MATK+500%、MDEF+1000%、AGI+500%。

抗魔の仮面を追加or装飾に装備すると、相手からのヘイトが0になる。

 

・魔帝ハイウィザード

条件:???

スロットは2。

効果:MATK×450%、「スペルバースト」発動率が250%になり、スペルバーストで与える魔法ダメージの倍率は最大HPから減った数値を掛けた数値となる。攻撃を受けた場合、90%の確率で反撃し、相手の総HPの3/8を吸収し回復する。「妖吸」を使用可能になる。

 

・スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン(杖)

属性は闇属性(隠し:光属性に貫通効果)

スロットは5。

効果:至高の存在の武器防具に変化可能。

召喚「中位アンデット」及び「上位アンデット」が使用可能になる。

中位・上位アンデット使用時、相手の一部分を使用しないと召喚できない。召喚した中位・上位アンデットは消えず、使用者本人を守り続ける。(隠し:中位・上位アンデットがいる間のみ、物理無効、魔法無効、貫通無効、状態異常無効)。

「究極の戦士-パーフェクト・ウォーリア-」が使用可能になる。使用時、防具を強制的に「たっちみーの鎧」にし、DEF+1000%、MDEF+500%、HP+1500%とする。

 

・師匠の拳orサウザンドマスターの杖

条件:サウザンドマスターに稽古してもらう

超万能属性。

スロットは2。

クリスタ:(氷闇、雷光)のクリスタのみ可

効果:「闇の魔法(マギアエレベア)」を使用可能になる。MP1:「闇の魔法(マギアエレベア)」は相手の魔法を吸収し、その効果が攻撃時に発生するようになる。更にラッシュ状態になり、ラッシュの回復値半減をしない。効果時間はMPが尽きるまで。「パクティオ」が使用可能になる。

 

・蘇姫ビショップ

条件:ウミを助ける

属性は光。

スロットは2。

効果:味方及び敵の状態異常を視認できるようになる。

「エンシェント・ヒーリング」を使用可能になる。

「エンシェント・ヒーリング」は使用した場合、使用者が敵と判断した者以外全員を対象に全回復・全状態異常解除・ブレス・リザレクション・リベレイションを同時に発動する。

MATK×2000%、MDEF×2000%、

ヘイト-1000%

 

・五つ葉のグリモワール(剣)

超万能属性。

スロットは5。

クリスタ:()クリスタのみ可能

効果:魔法攻撃無効し、受けるはずの魔法ダメージを相手に与える。全ての攻撃に魔法防御貫通を付与。追加に「黒の暴牛のローブ」を装備することで、「氣(パッシヴ)」を使用可能になる。

七大悪魔に憑依されてる者を攻撃した場合、七大悪魔を吸収し、以下のスキルが解放される。

七大悪魔を宿すことで、その悪魔の力を使って、「半悪魔化」と「ブラックメテオライト」を使用できる。

※下記のスキルは☆五つ葉と☆四つ葉を付けることで開放される。

「ブラックメテオライト・F」「悪魔モード(硬化)」を使用可能になる。

・黒の暴牛のローブ(追加)

効果:オートスキル発動+35%、物理・魔法耐性+25%、物理貫通+1000%。

パーティにノエルかユノがいる時、MP消費0でスキルを使用可能。

パーティにノエルとユノがいる時、更にオートスキル発動+65%、物理・魔法耐性+75%。

所持者:アスタ

 

・神器ロストヴェインor刃折れの剣&リズの剣(爪)

属性は闇属性(相手の属性に光属性を付与)

スロットは7。

クリスタ:(憤怒、怠惰、強欲、色欲、暴食、傲慢、嫉妬)のクリスタのみ可能

効果:「全反射」「魔神化」「神器解放」が使用可能になる。近くに七つの大罪メンバーがいる時、全ての攻撃を反射できるようになる。「神器解放」時に使用者の分身を指定した数体生成し、それぞれが意思を持つようになる。その数体は使った本人のスキルを全て使えるが、強さはその数で割った数値となる。

 

・魔筆杖デボーチェリ

超万能属性。

スロットは4。

クリスタ:()のクリスタのみ可能

効果:

 

・真・シリウスエッジα

超万能属性。

スロットは12。

クリスタ:(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)の干支に関連するクリスタのみ可能

効果: 特殊爪 魔法耐性-8% MP消費-40% ATKがDEXとCRT※で増加 LvとVITが高いほどクリティカル強化

※DEX1毎にATK5 CRT1毎にATK10 攻撃速度が最低にならない

(隠し:ビーストナイトの伝説所持者が使用した場合、他の職の攻撃スキルを消費MP1で条件を無視して発動できる。例えば、爆殺乱舞は妖炎使用後に乱舞を撃つと発動するが、この武器で撃つといきなり爆殺乱舞というスキルを使える。なお、この場合は分身数は9となる)

 

・真・サウロブレードβ

超万能属性

スロットは12。

クリスタは真・シリウスエッジαと同一となる

効果: ATK+10% クリティカルダメージ+50% ヒール受け+30% STR+25 VIT+25 CRT+25 アイテムディレイ-3秒 物理威力+999 物理貫通+10%

※ビーストナイトの伝説所持者が装備しているときに、クリスタが8個以上になると、真・シリウスエッジαから変化する。この武器は真・シリウスエッジαとしても扱う。

 

・ビーストクロスΣ

全属性

スロットは12。

クリスタは真・シリウスエッジαと同一となる

効果: 剣爪刃 MP消費-50% ATK+10% 更にATKがDEXとCRT※で増加 

※DEX1毎にATK5 CRT1毎にATK10 攻撃速度が最低にならない 

「ランダムステップ」を使用可能になる。この装備を付けたものはヘイト値がパーセントで表示されるようになる。

「ランダムステップ」とは、ボス戦闘時にヘイト値が50%以上の時に発動できる。次の敵の攻撃を必ず回避し、モンスター二体分離れて、ヘイト値を0%にする。

クリティカルダメージ+50% 更にLvとVITが高いほどクリティカル強化 ヒール受け+50% STR+30 VIT+30 CRT+30 アイテムディレイ-4秒 物理威力+999 物理貫通+20%

(隠し:ビーストナイトの伝説所持者が使用した場合、他の職の攻撃スキルを消費MP0、スキルディレイ最速、無詠唱で条件を無視して、条件を達成してる状態で発動できる。例えば、爆殺乱舞は妖炎使用後に乱舞を撃つと発動するが、この武器で撃つといきなり爆殺乱舞というスキルを使える。なお、この場合は分身数は9となる)

※ビーストナイトの伝説所持者が装備している時に、クリスタが12個全て挿入する事で真・サウロブレードβから変化する。この武器は真・シリウスエッジα、真・サウロブレードβとしても扱う。

 

・獣の心

スロットは2。

効果:追加専用のクリスタが挿さっている時、その効果が装飾の時でも発動する。シュネルファングをシュネル・P・ファングへと変化させる。

※シュネル・P・ファングは獣の邪眼発動時の最初に放つシュネルファングを変化させ、多段攻撃になる。周りにいる人の数によって、連続攻撃回数が変化し、最大で15回まで連続攻撃回数が増える。一回の攻撃でシュネルファングの最大火力を出すので、15回の場合は最大火力×15となる。

注:P=Phantom

 

 

専用クリスタ

 

・聖帝パラディン専用

☆聖龍インドガンド

聖帝パラディンの効果を倍にする。

 

・神豪剣エクスキャリバー専用

☆閃光

AVDがSTRとCRTで上がり、「スイッチ」をしてきた相手のAVDを自身に上乗せする

 

☆漆黒

DEFがDEXとINTで上がり、「スイッチ」で交代した相手に自身のステータスを上乗せする

 

☆銀氷

MDEFがINTとCRTで上がり、水属性の追加攻撃を付与

 

☆金創

ASPDとSSPDがSTRとDEXで上がり、風属性の追加攻撃を付与

 

 

・神器ロストヴェイン

☆憤怒

神器解放時に魔神化する

 

☆嫉妬

神器解放時に分身それぞれに属性を与える

 

☆怠惰

神器解放時に分身がある場合、分身及び本体のステータスを100%にする

 

☆強欲

全攻撃にHP吸収を付与する

 

☆暴食

神器解放時にMPが減らなくなる

 

☆色欲

攻撃が全て全体攻撃になる

 

☆傲慢

神器解放時に全ステータスを7倍にする

 

・真・シリウスエッジα

☆子

"辰"があり、追加が真・モンティベレーαの時、

物理魔法耐性を100%にする

 

☆丑

"子"があり、装飾に獣の心がある時、

ATK×100、DEF×50

 

☆寅

 

 

☆卯

 

 

☆辰

防具が真・オーダーベロウαの時、

物理魔法耐性+50%

 

☆巳

辰がある時、ATKが倍になる

 

☆午

巳がある時、未の効果を倍にする

 

☆未

DEX1につき、クリティカルダメージ+1000

 

☆申

STR50につき、ATK+500、CRT50につき、未の効果を0.5倍ずつ増加

 

☆酉

 

 

☆戌

 

 

☆亥

 

 

凱帝スナイパー

 

☆影

自身が50%以上のダメージを受ける時、それを3度まで無効化する(この効果は1度のボスに1回使用可能となる)



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第1章 five legendary figures
第35話 王からの依頼!義神の子


あのパルルでの冒険から一年が経った。

シュウガとカザナミはギルド運営に追われている中で三次本職に就くために首都エルバンに訪れた事があった。シュウガとカザナミの子であるウミはカザナミの時間操作能力の影響で6歳まで早く歳を取るということで現在3歳になっており、シュウガとカザナミにもちろん同行したのだが、本職転職直後に行方不明になってしまった。しかし、ウミを見つけたのはルリであった。ルリとローゼンも、三次本職になるためにエルバンを訪れていたのだが、たまたま、ルリが首都の外に出た時にモンスターに襲われているウミを発見し、それを助けた。その際にビショップの伝説武器が形態変化をしたのだった。

ギルド本部に帰ってきた5人はギルドに届いた手紙を受け取った。それはギルド本部があるサテリカの長からの依頼だった。

 

カザナミ「ふぅーん、この国を救ってほしいねぇ。平和に見えるんだけど?」

シュウガ「まぁ、キリトやリムルが動いてれば平和だろう」

 

ガチャ

 

シュウガ「噂をすればだな、リムル」

リムル「今日の依頼は達成だぜ。それよりさっきクノンにあったんだが、また、アイツ、モンスターを倒そうとしてたぞ?」

カザナミ「もちろん助けたのよね?」

リムル「あぁ、まあな。しかし、アイツも懲りないよな」

カザナミ「同じ神の子とは思えないわね」

リムル「あぁ〜、まぁ、オブリガウスもやんちゃではあるな」

カザナミ「あ、そうだ、リムル。キリト連れて、サテリカ大統領のクローヌさんに会って来てくれない?」

リムル「いいのか?俺で」

シュウガ「俺たちが行ったほうがいいのはわかるけどな。今、クローヌの息子と仲良いのお前らだろ?」

カザナミ「それに調査したい事もあるのよ」

リムル「あ〜、あの半年前に発見された祠だろ?異次元の祠だっけか?」

カザナミ「そう、それ。一週間前にシュウガと二人で行ったら、シュウガの武器が反応して、吸い込まれそうになってね」

シュウガ「だから、ローゼンとルリがいる今の内に調査しに行こうと思ってな」

リムル「じゃあ、キリト探して行ってくるわ」

 

リムルは個人チャットを開いて、キリトと待ち合わせ場所を決めると出て行った。

カザナミ達は準備を済ますとギルドをナギ達に任せて、異次元の祠に向かった。

 

 

キリトと合流したリムルはクローヌ大統領から話しを聞いていた。最近、サテリカ周辺のモンスターが凶暴化してきているとのこと。そこで、凄腕の冒険者集団である俺たちに白羽の矢が立ったということらしい。

 

クローヌ「確か、貴方方のギルドの長はパラディンだと聞いていましたが、見当たりませんね」

キリト「ギルマスのシュウガのことか」

リムル「すまんな。アイツらはアイツらでやることがあるみたいなんだ」

???「かぁちゃん!」

クローヌ「どうしたのだ?クノン。今、大事な話を…」

クノン「話っていうのはリムル達に話すことだろ?後でいいじゃないか!俺がかぁちゃんを守るから大丈夫だぞ!」

クローヌ「あぁ、助かってるぞ」

クノン「なんだよ!その言い方ないだろ!?もう、かぁちゃんなんか知らないんだからな!」

 

タッタッタッタ…

 

リムル「はぁ…(この後、魚に襲われるんだよなぁ…でも、俺が行くのは簡単だ。だが)キリト、お前付いてってやれ」

キリト「リムルが行けばいいだろ?」

リムル「お前は大統領からの話をみんなに伝えれるのか?」

キリト「うぐ…わかったよ」

 

タッタッタッタ…

 

クローヌ「随分と手馴れておるのだな」

リムル「ん?いやいや、俺らのギルドにやんちゃな女の子がいるんだよ。その女の子でこういう時の対処法は身についちまったんだ」

クローヌ「それはギルドメンバーなのか?」

リムル「ギルマスとサブマスの娘だな」

クローヌ「やんちゃな歳なのか?生まれたのは去年だろう?」

リムル「あ〜、話せば長くなるんだ…」

 

その頃、キリトはアスナとユイを連れて、レーデ塩湖に来ていた。ここで、クノンを見たという情報を聞いてきたのだが、見当たらない。

 

キリト「ユイ、どうだ?」

ユイ「クノン君は湖の主に闘いを挑んだのではないでしょうか?」

アスナ「どっち?ユイちゃん」

ユイ「こちらです」

 

「うわぁぁぁぁぁぁああ」

 

キリト「くそっ!アスナ、いくぞ」

アスナ「うん、わかった」

ユイ「気をつけてください。そのアゴラカンスというモンスターはMPを削ってくるそうです」

クノン「う…くそ…あ…キリト、何しに来たんだよ」

キリト「お前を助けに来たに決まってんだろ?」

クノン「余計なお世話だ!コイツは俺が倒して、かぁちゃんを安心させるんだ」

キリト「そうか…だったら、クノン、俺たちも一緒に戦わせてくれ。トドメはクノン、お前に任せる」

クノン「それなら…」

アスナ「キリト君、クノン君にスイッチの仕方は教えてあるんだよね?」

キリト「問題ない。この前教えた。行けるな?クノン」

クノン「当たり前だ」

 

その後、クノンとキリトたちは苦戦はするもアゴラカンスを倒すことが出来た。

リムルと合流後、もう一度、クローヌ大統領の元に行き、クノンは立派だったこと、レーデ塩湖の主は倒してきた事を伝えた。クローヌはクノンを心配していたのは見て取れて、リムルとキリトは安心できた。

ギルドハウスに戻るとカザナミ達が帰ってきてない事を知らされる。

カザナミ達は異次元の祠に行ったきりになってしまったのだ。

 

to continue…




カザナミ達の話はこのシリーズの番外編とかで書いていこうかなと思っています。


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第36話 神達の危機!?〜破壊神vs魔神王〜

コラボ作品追加


 

 

カザナミ達が行方不明になった後、ウミは毎日のように修行するようになった。

そんな中、オブリガウスから書状を受け取る。

内容は『神の危機』と書いており、リムルはすぐにみんなを召集、各自に動くこととなった。

メリオダスとアインズは魔境モールガの最奥にいる機械の破壊。

リムルとキリトは首都の裏手にある遺跡の調査。

赤羽は潮田、茅野と共にウミとクノンを守る事になった。

 

メリオダスside

 

メリオダス「それにしても、まさかお前と組むことになるとはなぁ」

アインズ「俺がいなくても問題はないが、一応、道案内も兼ねている」

メリオダス「そういうことか…だが、この辺はもう庭みたいなもんだぞ?」

アインズ「そうだなぁ、アレからもう一年だからな」

 

 

リムルside

 

リムル「また、よろしく頼むぞ、キリト」

キリト「あぁ、任せとけ。って言っても、お前一人でも問題ないだろ?」

リムル「それはメリオダス達も一緒だぞ?あの二人、結構強いからな」

キリト「そういえば、最近、特殊クリスタ見ないよな」

リムル「あ〜、キリトやメリオダスが付けてるあのクリスタか。そういえば見ないな」

 

 

カルマside

 

業「ちょっ、ウミちゃん、ダメだって」

ウミ「えぇー、じゃあ、楓お姉ちゃんに勝ったら教えてね!」

楓「え?ちょ、わっわっわっ」

渚「業、ウミちゃんってこんなにやんちゃだったの?」

業「そうか、渚は知らないのか。茅野ちゃんはよく知ってると思うぜ?」

楓「ちょっと、業、サボらないでくれる?!私だけじゃ捌けな…い!?」

ウミ「イェイ!楓お姉ちゃんに勝ったぁ!」

渚「うわぁ…茅野が赤子扱いなんて…」

業「成長が最近、目まぐるしいんだよ。この前なんかアスナさんの剣技見切ってたんだぜ?」

渚「あの速い剣技を!?茅野じゃ太刀打ちできないでしょ」

ウミ「ねぇ、業兄、教えてよ」

渚「ウミちゃんは何を教えて欲しいの?」

ウミ「ねこだまし」

業「渚が教えてやれよ。俺はこの世界でしか使えねぇからさ」

ウミ「え!?"渚姉"は出来るの!?」

渚「"渚姉"!?ちょっ、僕は男だって!"渚姉"ってのやめてくれる?」

ウミ「え?違うの?だってさ、業兄が"この人は男装の好きな女性だから"って言ってたから…」

業「クックック…」

渚「業!小さな子にへんなこと吹き込まないでくれる!?」

業「取るのは早い方がいいらしいぜ?」

渚「取らないよ!」

ウミ「何を取るの?私が取ろうか?」

渚「いや、取らないから!取ったら、ねこだまし教えないよ!?」

ウミ「それは、嫌」

楓「はぁ…はぁ…はぁ…ちょっと!何、私をほっといてるの!」

業「茅野ちゃん、妬かない。渚はどこにもいかないからさ」

楓「ちょっ、そんなんじゃないし!」

渚「これはね…」

ウミ「ふむふむ…」

 

メリオダス&???side

 

メリオダス「ここが魔境モールガか…」

アインズ「一年経って、来たのは初めてなのか?」

メリオダス「いや、バンと一緒に一度来ている…が、雰囲気が少し違うな。この山に何かいるような気配を感じる」

アインズ「ふむ…来た時には奥の"神々の罠"は存在しなかったみたいだな」

メリオダス「さてさてさーて、目の前に変な建物が建ってれば不思議と初見みたいな反応もするぜ?」

アインズ「それは確かにな。それに私もこんな助っ人がいるとは思っていない」

???「それは僕の事か?ブルマのとこでウィスと一緒にパフェという物を食べていたら、変な空間に飲み込まれたと思ったら、コイツらが隣に現れたから、和みそうになってしまった」

???「オラはベジータと修業してたら、周りの雰囲気が変わったんだ。奥に進んでみたら、ビルス様がいるじゃねえか。びっくりしたぞ」

ベジータ「カカロット、コイツらの戦闘力じゃ、ここにいるシュリンゲルという機械に挑むのは無理だぞ?さっさとぶち壊して戻るぞ」

???「そうは言ってもよう。なあ、ビルス様、これ、破壊できねえかな?」

ビルス「悟空、軽々しく破壊できると思っているのか?」

悟空「それがビルス様の仕事だとオラは思ってる」

メリオダス「へぇ…そんなに強いのか?この狐みたいなやつ」

アインズ「おい、メリオダス。それは奴の怒りを買う言い方…あ…」

ビルス「ほう…それは僕のことかな?(怒)」

メリオダス「そうだけど?」

ベジータ「はぁ!?また、貴様と合体だと!?」

悟空「そんなこと言ったって、ビルス様は動いてくれねえんだぞ?」

ビルス「確かにここの機械は邪魔だが、貴様を先に破壊しちゃおうかな」

メリオダス「そっくりそのまま返してやるよ」

ビルス「ほう…だったら…」

 

ビルスは急に空に浮かぶとサテリカ方面に向けて、太陽にも見える巨大な玉を生成し、投げた。

 

ビルス「これを止めてみなよ。止めなければ、あの向こうにある街も消えるけどね!」

メリオダス「神器解放…」

アインズ「メリオダス、ちょい下方向に打ち返せ!」

メリオダス「わかってるって…」シュッ

   キンッ

メリオダス「「「「「フルカウンター」」」」」

 

ビルスが放ったその玉をメリオダスはビルス様がいる位置の少し下にある機械目掛けて跳ね返した。しかし、その時に機械が発動したのだった。

 

ジジジ…目標を捕捉…あの方の命令により…神を破壊します…

 

悟空「ほら、早くしろベジータ」

ベジータ「チッ、30分間耐えてやる」

ビルス「ん?おい、悟空、ベジータ。それをどこで手に入れた?」

悟空「これは、オラのポケットに入ってたんだ」

ベジータ「界王神め、自分の危機とでも思っているのか」

ビルス「おい!ベジータ、その発言は僕に対して言ってるのと変わらないぞ?!」

メリオダス「おいおい、あの攻撃を弾いたぞ、あの機械」

アインズ「まあ、アレは破壊できないようになっているんだ」

悟空「行くぞ、ベジータ」

ベジータ「ふん」

 

悟空とベジータはお互いの耳にイヤリングみたいのを付けるとそのイヤリングが引き寄せあった。

 

???「「よっしゃー」」

アインズ「ほう…ここでこの姿が見れるとはな」

メリオダス「さっきからコイツらを知ってるみたいだが」

アインズ「あぁ、ちょっと、現世でな」

???「「俺はベジータとカカロットの合体。ベジットだ」」

ビルス「ふん、まぁ、コイツらが動けば問題ないだろうから、僕はここで見ているよ」

ベジット「「行くぜ」」

 

ベジットが突っ込んだのと同時にアインズは詠唱を始めた。メリオダスは精神を集中し、弱点を探しつつ、ベジットの援護をしていた。

 

ベジット「「オラオラどうした?俺の攻撃が速くて、追いつけないか?まだ、序の序の口だぞ?俺に本気を出させてくれよ?」」

アインズ「メリオダス、そろそろ離れろ。詠唱が終わる」

メリオダス「わかった。ベジット、巻き込まれたくなかったら一度離れろ」

ベジット「「あ?」」

 

ベジットはそのまま攻撃を続けた。

 

メリオダス「おいおい…」

アインズ「やれやれ、仕方がない。フォールンダウン!!」

 

ヒュン。ドゴォォォオォォン!!!!

 

ベジット「「おっと、危ねぇ。巻き込まれるところだった」」

メリオダス「一度離れろって言ったろ」

ベジット「「そろそろ身体も温まってきたし、本気でいかせてもらう。ハァァァァァァァア」」

アインズ「ほう…メリオダス、ベジットに一応任せとけ」

メリオダス「いいのか?」

 

シュゥゥゥゥパキャパキャパキャパキャ

 

ベジット「「これが、ベジットブルーだぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」」

 

ベジットの髪は黒髪から水色に変化し、オーラみたいなのを纏った。しかし、先ほどと雰囲気が変わった。

 

ジジジ…神の力を感知…排除…排除…

 

アインズ「ん?シュリンゲルの中心に何か光ってないか?」

メリオダス「ん?…あー、なんか光ってるな」

???「あのすみません。そこで何してるんですか?」

メリオダス「何って、そこの強いやつを倒そうとしてるんだ」

???「あんなのに手間取ってるんですか?」

アインズ「この姿…どこかで…」

???「どいてください。私がやりますから」

ベジット「「あ?誰だ、お前」」

???「すぅぅぅ、ふぅぅぅぅ」ギン!

 

???は深呼吸をすると、シュリンゲルを睨み付け、スキルを発動した。

 

???「シュネルファング!!」

 

ズバァァァァァァアン!!

 

ガ…ギギ…ガシャァァァン!!

 

アインズ「俺たちが手こずった相手を一撃で…しかもビーストナイトか」

メリオダス「アイツなんなんだ」

???「ふぅ…あ、ラッキー。"巳"のクリスタみっけ」

アインズ「まさか、アレは特殊クリスタか?」

メリオダス「どうりで強いはずだ」

アインズ「だとすると、あの者は伝説所持者ということになるぞ?」

メリオダス「俺たちと一緒ということか?」

???「あ、ごめん、じゃあね」ヒュン

ベジット「「アイツ、瞬間移動使えるのか!?」」

 

ジジジ…ポン

 

悟空「30分も経ってねぇな」

ベジータ「ふん、短いに越したことはない」

アインズ「いや、アレはスキルだな。街に戻ったんだろう」

???「おや?ビルス様だけかと思いきや、悟空さんとベジータさんまでいるとは、思いもよりませんでしたよ」

悟空「ウィスさん!よかったぁ、ウィスさんがいれば戻れる」

ビルス「ウィス、遅いじゃないか」

ウィス「すみません、ビルス様の分のパフェも食べてたので遅くなりました」

ビルス「なにぃぃぃ、さっさと戻るぞ」

悟空「ウィスさん、よろしく頼む」

ベジータ「お前ら気をつけるんだぞ」

メリオダス「まぁ、なんとかなるから」

アインズ「お前たちも元の世界で気をつけるんだぞ」

ウィス「では」

 

ウィスが光り輝くと天高く飛び上がり消えた。

 

メリオダス「さてさてさーて、俺らも帰りますか」

アインズ「あのビーストナイトどこかで見た事があるんだ。だが、思い出せん」

メリオダス「とりあえず、ギルドに報告しとこうぜ」

アインズ「ああ」

 

その後、メリオダス達はギルドに帰還し、殺せんせーやナギ達にこの事を話した。

 

メリオダス「…ということがあったんだよ」

ナギ「なるほど、オッドアイの少女ですか。しかも、特殊クリスタを手に入れてたとなるとやはり、伝説所持者のようですね」

殺「しかし、私達のように別世界からというわけではなさそうですね」

メリオダス「そうなんだ、まるで、元からこの世界にいたような、そんな感じだった」

 

to be continue…

 




ドラゴンボールコラボさせたら、難しかった…


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第37話 謎の少女と特殊クリスタ

シナリオは
vsベルゼド
vs砂竜ザント


 

時間は少し戻り、リムルとキリトが向かった砂漠…

 

リムル「(いやぁ、楽でいいわ、一年前にデギズマン倒してるし、プリムさんも救えてるし)」

キリト「なぁ、リムル。なんで、そんなヘラヘラしてんだ?」

リムル「いや、実はな。一年前にデギズマンという暗殺者を倒したろ?」

キリト「ああ、リムルとアインズで護衛してた時のやつだろ?」

リムル「そうそう、アレな。俺が知ってる結果だとプリムを助けれないんだよ。死ぬんだ」

キリト「なるほどな」

 

タッタッタッタ…

 

キリト「ん?」

???「あれ?(さっきの人達の仲間みたいね)」

リムル「(この姿…どこかで…)」

???「あの、私の顔に何か付いてます?」

リムル「いや、見たことがある気がしてな」

???「私は初対面ですよ?(まぁ、私は知ってますけどね)」

リムル「すまん、人違いみたいだ」

???「そうですか、では、私は先を急いでるので」

キリト「なぁ?行く方向が一緒なら、一緒に行こうぜ?」

???「いえ、貴方がたは遅そうなので、ゆっくりどうぞ。私は先行して敵倒していくので、大丈夫です(それに邪魔だし)」

リムル「な…」

???「では…」

 

ガシッ

 

???「う…(痛っ)」

キリト「それは聞き捨てなら無いな。それに女の子一人で行かせるのもどうかと思う」

???「わかりました。一緒に行けばいいんですね?じゃあ、離してください。手が捥げるかと思ったじゃないですか」

リムル「まぁまぁ、それと自己紹介しとこうぜ?俺はリムル」

キリト「俺はキリトだ」

???「私は神だ」キリッ

リムル「ブフッ」

???「まぁ、名前なんてどうでもいいですよ。さぁ、行きましょう(後で撒こう)」スタスタスタスタ

キリト「なぁ、リムル」

リムル「ん?」

キリト「あの子のあの自信、どこからくるんだろうな」

リムル「どうだろうな。武器はシリウスエッジだが、シリウスエッジに虹色の装飾なんて付いてないはずだ」

キリト「じゃあ、まさか」

リムル「そのまさかかもな」

???「どうしたんですか?怖気付きました?いいですよ?そこで待っていても」

 

リムル、キリト、???は砂漠を抜け、鉱山に到着した。???は中にはいるなり、アクロバット走行で瓦礫を回避し、奥へ進んでいく。リムルとキリトは鉱山の従業員を助けつつ、???の後を追った。しかし、途中で???を見失った。

 

キリト「アイツ、どこいった」

リムル「この人で最後だな…ここらへんにいないとすると…」

 

下の方から飛んできた者がいた。

 

???「よっと…わっわっふぅ…危ない危ない」

リムル「は?」

キリト「お前、今、下から飛んでこなかったか!?」

???「あ、はい。この高さなら全然。それに、用事も済んだのでまた…」ヒュン

リムル「ちょ…っていねぇ!」

キリト「それにしても、アイツの用事ってなんだったんだろうな」

リムル「この下にいるのは…ってまさか!キリト、一緒に来てくれ!」

キリト「お、おう」

 

リムルとキリトは不思議な空間に飛び込むとそこには大きな爪痕と共にバラバラになったベルゼドが存在した。

 

リムル「この爪の跡…一撃で終わらせてる」

キリト「あぁ、しかも、コイツの核が無い」

リムル「核?いや、この形は特殊クリスタの形だぞ」

キリト「だが、特殊クリスタはカザナミさん曰く専用職じゃないと倒せないって言ってなかったか?」

リムル「あぁ、だから、アイツは伝説所持者なんだ。しかも、ビーストナイトのな」

キリト「ビーストナイト?」

リムル「パラディンの耐久力とグラディエータの火力を併せ持つ職業だ」

 

その頃、???は…

 

???「(今回手に入ったのは"午"のクリスタか…"辰"じゃなかった…残念。でも、"辰"は大体、想像通りだと思う)」

 

???は何かを悟ったかのように次の目的地に向け歩き始めた。

その1時間後にキリトとリムルはクローヌに報告。

その後、ギルドに戻り、事の顛末を話す。

そこで、アインズとメリオダスが向かった方でも謎の少女が現れたと聞くことになる。

 

アインズ「リムル、奴はビーストナイトの伝説所持者で合ってる」

リムル「やっぱりか…カザナミさんがいればな」

アインズ「それは仕方がない。それに奴はもう次の目的地を決めているはずだ」

ナギ「僕も出ますか?」

リムル「いや、次は砂竜ザントだ。先程、クローヌに報告した時に何故か赤羽達と鉢合わせになってな。アイツらはクノンを探して、近くの塔に行くと言っていた。ベニマル、ハクロウ」

ベニマル「はっ」

ハクロウ「どうなさいましたかな?」

リムル「二人で砂竜ザントの巣へ行き、オッドアイの少女を見つけ次第捕まえて来い。もちろん生け捕りだ」

ベニマル「では、行って参ります」

 

ベニマルとハクロウは北に向かった。

 

その頃、砂竜の巣では既に謎の少女の手により、砂竜はバラバラにされ、謎の少女は"辰"と入ったクリスタを武器にはめ込んでいた。

 

 

???「ふふふ、これで私は更に強くなれる。強くなることをこの体も喜んでいるわ。未来ではやられたけど、次に現れたら、一撃で終わらせてあげるわね?カザナミ」

 

to be continue…

 

 

 

 




新たに出したビーストナイトの伝説所持者は基本的に敵を一確します。

次回!現役のイルーナアカウントの方々登場!


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第38話 謎の少女と七大悪魔〜《色欲》と《強欲》〜

今回は前編になります。


 

 

謎の少女は砂竜を倒した後、メアを救出し、サテリカに戻った。

 

???「(うっん〜、今回も疲れたわね。あとは素のこの子に任せて、私は寝ようかしら)」

 

謎の少女は目を閉じ、再び開くと両眼の色がオッドアイから黄一色に変化した。

 

???「(。゚ω゚) ハッ!(アレ?ここどこ?)」

キョロ (。・_・。 ))(( 。・_・。) キョロ

???「(あの女…また、私を使って…ん?クリスタが三つ挿さってる…)」

 

ズキッ

 

???「う…(記憶に残ってる敵のバラバラぶりは本当にお見事ね…どうやら、ここはサテリカみたいね。次はボスハイトかぁ…行こうか迷うなぁ)」

 

謎の少女が悩んでるとギルドメンバーから連絡が来た。

 

???『マスター、ようやく、正気に戻ったのね』

???『あら、おはよ。ノクルさん』

ノクル『おはようって時間でもないですよ。自分が悪魔に憑依されてる自覚あるんですか?』

???『う…それを言われると反論できない…』

ノクル『今回は約1日半は乗っ取られてましたよ?』

???『長いわね。まぁ、私も利害が一致してるし、今は様子見でいいわ』

ノクル『利害が一致してるって、カザナミさんに会うってことですよね?』

???『まあね、もう一人の私もカザナミさんに会って、殺したいらしいけどね』

???『あ、マスター、俺、そろそろ転職なんですけど、手伝ってくれますか?』

???『手伝うのは構わないけど、パンダくん、よしくんと協力したらなんでも行けるじゃない』

panda『あ、それ、言っちゃいますか?』

???『当たり前じゃない。それとも二人だけじゃキツいの?』

panda『あ、はい、ノクルさんも来てくれたんですけど、それでも無理みたいで』

???『わかったわ。息抜きにちょうどいいわ』

ノクル『あ、マスターも来るんですね』

panda『じゃあ、ボスハイト前で』

???『(行こうか迷ってた敵なんだけど…)あれ?貴方でも勝てるでしょ』

panda『それが俺らもノクルさんと共になんども挑んだんだが、球体を倒しても戦闘が終わらないんだ』

???『なるほど。そういうこと…わかったわ。準備したら、行くわ』

 

そんな話をしてる中、ベニマルとハクロウは砂竜の巣に到着していた。そこに残された残骸を確認し、ギルドに帰還。リムルに報告した。

 

リムル「動きが早いな」

ベニマル「砂竜はバラバラにされていました」

リムル「目的は特殊クリスタだと思う。だが、奴の行動が俺の考え通りだとすると、俺たちの事を知らない訳がないんだよ」

キリト「あの時の初対面って言葉が嘘だと?」

リムル「あぁ、奴は俺たちを知っていたんだ。だから、邪魔だったから一人でボスを狩っている」

アインズ「だが、次のボスは赤羽が向かったはずだが…」

リムル「あぁ、これから、赤羽に手紙を送っとく」

 

リムルは業に手紙を送ると、調べ物の続きをし始めた。

 

アインズ「何を調べているんだ?」

リムル「ギルド紹介の一覧だよ。奴のギルドを探してるんだ」

アインズ「ギルドに入ってるってよくわかったな」

リムル「この世界に来て、あの時になかった機能が追加されてることに気付いてな。いろいろ見てたら、プロフィール機能なんかあるんだよ」

アインズ「なるほどな。名前は表示されない代わりにギルド名はわかる訳だ」

リムル「そういう事。で、昨日たまたま、同じギルドのやつに会ってたんだよ」

アインズ「ほう…」

キリト「アゴラカンスの後にか?」

リムル「あぁ」

キリト「会ったか?」

リムル「あぁ、ゆやって奴だ」

キリト「あ〜、そういえば道聞いてきたな」

リムル「そいつが奴と同じギルドなんだ」

 

一方、その頃、業と渚と楓はクノンを助けていた。

 

業「クノン、無事でよかった」

渚「あれ?ウミちゃんは?」

クノン「アレ?捕まった時は一緒にいたんだけど…」

業「何してんだ、クノン!お前はウミの兄貴的存在だったんだぞ!」

楓「業、落ち着いて」

業「クソッ!ん?リムルから手紙だ」

渚「なんて?」

業「こちらでオッドアイのビーストナイトの伝説所持者を見た。もし、会ったら、ギルド本部に連れてきてくれ」

楓「ビーストナイト?獣戦士?何型だろ?」

渚「茅野、型って?」

楓「狼かな?猫かな?犬かな?」

クノン「俺はどうしたら…」

業「そろそろ来る頃だと思うんだけど…」

 

ゴォォォォォォォオ…

 

業「来た来た。殺せんせー」

殺「おや、見つかりましたか。……では、私はクノン君を連れて一度、サテリカに戻ります」

業「よろしくぅ」

渚「リムルさんに一応、ウミちゃんが行方不明のこと伝えとくよ?」

業「あぁ」

 

渚はリムルに手紙を送ると先程のスルビニア兵が向かった塔へ向かった。

 

ウミ「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

???「クックック…諦めろ。お前を助ける者はここにはいない」

ウミ「(助けて、誰か)」

 

タッタッタッタ…

 

???「ん?」

???「インパクトブロー!」

???「ゴフッ!む!?貴様、サキュバス!?」

???「誰が、サキュバスよ。あぁ、私の中にいる悪魔の名前か」

???「俺はそこの女の子を依代にしたいだけだ。邪魔をするな」

???「するわよ、当たり前じゃない。憑依されるのは私だけでいいわ」

サキュバス「ふぁぁあ、あれれぇ?《強欲》のフォルカスじゃない」

フォルカス「サキュバス、いい所に。その女の子をこちらに渡してもらおうか?」

サキュバス「ん〜?この子を貴方が?扱えるとは思えないけど?」

フォルカス「いいからどけ」

???「どかないわ!」

サキュバス「あら、ダメよ、邪魔しちゃ」

???「う…ぐ…」

ウミ「お姉ちゃん」

 

フォルカスはウミの身体に覆いかぶさっていく。

次にウミの姿が見えた時にはウミの右目は紫から堕隻眼となっていた。

 

ウミ「クックック…この力、中々だ。身体の中で光と闇が共存している」

???「そ、そんな…守れなかった…」

サキュバス「そう、落ち込まないで、今日は私が受け継ぐわ」

???「ちょっと待って!今日は…」

サキュバス「大丈夫よ。眠って頂戴。貴女と私の記憶は繋がってるわ」

???「あ…う…(ごめんなさい…ノクルさん…pandaさん…行くのは悪魔の私だわ…」

 

謎の少女が目を閉じ、再度、目を開くとオッドアイへと変わり、その顔はニヤリと笑っていた。

 

サキュバス「ふふふ、可愛いわよ、フォルカス」

フォルカス「コイツの記憶を見てみたが、コイツの親がカザナミみたいだぞ?」

サキュバス「あら、好都合じゃない。流石に娘は斬れないでしょう」

フォルカス「そうだな、とりあえず、異界の祠に行ってくるわ」

サキュバス「気をつけてね。闇の姫は日々成長しているわ」

フォルカス「あぁ」

 

タッタッタッタ…

 

サキュバス「あら?これはメモかしら?ん?んん?嘘でしょ!?これが事実なら、この子は、私が憑依した時に倒していなかったことになるんじゃ…」

 

サキュバスが見たメモにはこう書かれていた。

"今回の兵器は完璧だ。なんせ、未来と過去の心臓を合わせて4つ使ったのだからな。ソイツらの怨念で誰も倒せやしないさ。"

そして、サキュバスはゼブルの塔でノクルさんとpandaさんと待ち合わせをして、登った。

 

ノクル「はぁ…また、乗っ取られたんですか、マスター」

panda「まぁ、いいじゃん。強さは変わらないんだからさ」

サキュバス「嫌なのか?私では」

ノクル「連携ってものができないんですよ、貴女ではね」

サキュバス「仕方がない」

 

サキュバスは目を閉じ、再度開くと、キョロキョロとし出した。

 

???「え?あれ?ここどこ?」

ノクル「ゼブルの塔ですよ、マスター」

???「あれ?サキュバスは?」

panda「ノクルさんが論破しました」

???「えっと、えっと、ありがとう、ノクルさん」

ノクル「自分で制御してくださいよ」

???「そんな無茶な…」

 

謎の少女は楽しく話しながらゼブルの塔を登って行った。しかし、塔の頂上に到達すると既に戦っている3人がいた。

 

ノクル「あれ?見たことあるんだけど…」

???「あの子達は暗殺教室の子達だからねぇ」

panda「俺らみたいに迷い込んだってことか?」

???「うーん、どうかしら。私達の場合、閉じ込められたってのが正解だと思うわ」

ノクル「まるでSAO」

???「あ、言ってなかったんだけど、キリトやリムルもこの世界にいるわよ」

ノクル「えぇぇぇぇ!?」

???「そんなことより、ボスハイト大きすぎない?」

panda「え?」

ノクル「この前と大きさが違う!?」

 

そこにいたボスハイトの大きさは通常の10倍以上となっており、禍々しいオーラを纏っていた。そして、謎の少女を見ると突進して来たのだった。

 

???「え?今、目が合っ…え、え、え!?」

業「マズい、アレやるぞ、渚!」

渚「うん」

???「あ、マスター、奇遇だnぐぼぁ!?」

???「え!?」

ノクル「airyさん!?どこから湧いたんですか!?」

airy「俺はマスターとノクルさんが心配で後をついて来ただけ」

panda「つまり、ストーカーしてたと」

airy「そうとも言う」

???「うっわ、ヘンタイだわ」

airy「もっと褒めてくれてもいいんだよ?」

???「褒めてないけどね?でも、助かったよ」

業「チャンス!渚!」

渚「うん!」

 

パァァァァァァン!!

 

ボスハイトが渚と業の衝撃波によりヨロめいてる間にairy、panda、ノクルは謎の少女の指示で、球体を破壊。その後、pandaとノクルの報告通り、ボスフィールドから出れずにボスハイトが気絶から復帰。ダメージを与えていっても、残り1/4に差し掛かろうとした瞬間に、ボスハイトが咆哮をし、全員が気絶した。

 

panda「がはっ」

ノクル「く…」

airy「聞いたことない攻撃だぞ…」

???「なんか足りないのかしら?」

渚「業、もう一回、気絶狙ってみる?」

業「それもアリなんだけど、どうも敵の様子がおかしいんだ」

楓「完全に狙いはこの子だもんね」

panda「マスター、なんかした?」

???「私は何も…(ん?ポケットにメモが…)」

ノクル「何?メモ?」

???「うん。魔法兵器には未来と過去の4つの心臓を使ったって」

airy「ぐ…セヤ!」ガキィィィン!

「コイツはな!この辺で倒された虫2体と竜1体と魚1体の亡霊の集合体さ!」

???「あぁ…私が原因か…」

ノクル「え?」

???「私、最近、サキュバスに乗っ取られてて、倒したボスを殺してたから…」

panda「それの亡霊だと?」

???「でも、虫2体も倒してないわよ?」

 

airyはボスハイトを足止めしながら、謎の少女に問いかけた。

 

airy「最近、もう一個、噂になってる事を知ってるか?」

???「ん?」

airy「カファールっていう虫ボスいるだろ?」

???「えぇ」

airy「それが、凶暴化してるんだとさ」

???「凶暴化…ねぇ…」

 

謎の少女はボスハイトを見た後、考える素ぶりをして、アイテム欄を開いた。

 

ノクル「何をやってるんですか?」

???「ノクルさん、airyさん、pandaさん、私が戻ってくるまで耐えれる?」

airy「その後、デートしてくれるなら」

panda「なんとか」

ノクル「じゃあ、あとでなんか手伝ってください」

???「わかったわよ。デートでも手伝いでもやるわよ!」

 

謎の少女がそういうと、笛みたいな物を取り出し、吹き始めた。そうすると、現れたのは空に浮かぶ方舟だった。

 

ノクル「アレは、風の方舟!?マスター、使えたんですか!?」

???「試したかったんだよね、コレ。ごめんなさい、ストーミアさん。カファールまで連れてってください」

ストーミア「いいでしょう。風の赴くままに」

 

謎の少女は風の方舟に乗って、カファールのいる遺跡に向かうのだった。

 

to be continue…




ここで切らないと長すぎちゃうので、前後編にしました。
次回は謎の少女の名前が明らかになります。
お楽しみに


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第2章 Meeting the past and the future
第39話 七大悪魔と耐魔の剣


今回は前回の後編になります。
今回も謎の少女に関係した話となります。

コラボ及び、現役イルーナプレイヤーも登場します。


謎の少女は風の方舟を使って、カファールがいる場所に来た。だが、そこにいたのは意外な人物だった。

 

???「ん?」

???「え?(ブラッククローバーの二人じゃない)」

???「ちょっと、アスタ !よそ見しないで!」

アスタ 「いやいやいや、誰か来たら、見るの当然でしょ!?ノエルさん!?」

ノエル「私とアンタしかいないのよ!?集中しなさい」

???「あのー、誰かを探しているんですか?」

アスタ 「あぁ、そうなんだ!俺たち、気付いたら、クレイアの街ってとこにいて、人助けしてたら、ここに迷い込んじまって」

ノエル「ここがどこだか教えてくれるの?」

???「ここですか?ここはイルーナ世界ですよ」

 

と、そんな話をしているとカファールが突っ込んできた。

 

ズグン…

 

???「え?武器が共鳴してる?」

???【ふふふ、そういうこと…じゃあ、私の番ね。変わりなさい】

???「嫌よ!」

サキュバス【無駄よ。私の眠りは貴女は逆らえない】

アスタ 「おい、どうしたんだよ?急に叫んだりして?」

???「(そうだ、アレなら)アスタさん!」

アスタ 「おう、どうした?」

???「私をその剣で斬ってください!」

サキュバス【何!?お前はまさか!?その剣は、耐魔の剣!?】

アスタ 「いいのか?」

???「早くしないと、私の意識が無くなり…う…」

ノエル「アスタ!一刻を争うみたいよ?やっちゃいなさい!」

アスタ「はぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

サキュバス【ヤメロォオオォォォ!!(な!?コレはう…ぐ…吸い込まれ…)グワァァァァァァァア…】

 

アスタが謎の少女を斬った時に謎の少女から闇の煙みたいのが出てきて、それがアスタの剣に吸い込まれていった。

 

???「あ…ぐ…はぁ…はぁ…はぁ…」

アスタ「大丈夫か?」

???「えぇ、ありがとう」

ノエル「く…食らいなさい!水創生魔法:海龍の咆哮!」

アスタ「おいおい、そんな大技使って、大丈夫なのかよ?」

???「これじゃあ、静かに話も出来ないわね」

ノエル「だ、大丈夫に決まってるでしょ!」

???「さて、(使い方はこうね…)ふぅ…」

 

謎の少女は深呼吸した後、眼を閉じ、敵を見た。

 

ギンッ

 

???「なるほどね…これが"獣の邪眼"か…敵の動く方向とかが見えるわけね」

アスタ「へぇ…すげえな、その眼。俺も本気出そうかな」

???「大丈夫よ(シュネルファング!)もう…」

 

ズバッ!!

 

???「…終わってるから(なるほどね、"丑"のクリスタか…通りで獰猛なわけね)」

アスタ 「え?」

ノエル「なに?今の攻撃」

???「私は雨。イルーナ戦記というゲームのプレイヤーよ。貴方達はたぶん、呼ばれたんだと思うわ」

ノエル「レイ?」

アスタ「呼ばれたってどういうことだ?」

雨「まぁ、とりあえず、師匠に連絡取って、面倒みてもらえるか、聞いてみるわね」

 

雨は"師匠"と呼ばれている人に連絡を取った。

 

???『ん?おー、雨ちゃんじゃん。どうしたの?』

雨『お元気そうで何よりです。師匠』

???『そんなかしこまらなくていいって、気軽にしろくまって呼んでくれていいんだからさ♪』

雨『あはは…それで師匠、ちょっと面倒みて欲しい人達がいるんですが…』

しろくま『あー、ちょっと待ってくれ、今、リオと火力勝負中なんだ。終わってからでいいか?』

雨『また、リオさんとですか?あ、じゃあ、お互いに用事終わったら、サテリカの酒場にでも行きませんか?』

リオ『おい、しろくま。誰と話してんだよ!?』

しろくま『雨ちゃんと』

リオ『なにぃ!?変われ』

しろくま『却下する』

雨『はぁ…喧嘩しないでいただけますか?』

 

ガチャガチャ

 

しろくま『あ!』

リオ『もしもし、雨さん、聞こえる?』

雨『あ、はい』

しろくま『返せよ』

リオ『嫌だね。それより、コイツ、ビスナやめちまってさぁ、今、爆殺忍者なんだよ』

雨『え!?そうなんですか!?残念だなぁ…師匠、強かったのに…』

しろくま『いや、強さは前より上がった方だぜ。なんせ、今、伝説の爆殺忍者なんて呼ばれてるんだから』

リオ『俺よりは下だろうがぁ』

しろくま『あぁ!?リオ、てめぇ、喧嘩売ってきやがったな!?じゃあ、後で雨ちゃんと酒場で会う約束をしてるから』

リオ『何!?その話は初耳だぞ!?』

しろくま『今、言ったからな!その時の酒代をかけて、勝負と行こうぜ』

リオ『いいだろう。受けて立つ!』

雨『だから、喧嘩は…』

 

ブツッ

 

雨「あ………はぁ…(しょうがないなぁ、二人は)」

アスタ「大丈夫だったか?」

ノエル「なんかもめてたみたいだけど?」

雨「あ、うん、あの二人は前からなの。前から火力勝負と言っては飛び出して行ってたから」

ノエル「とりあえず、ここから出ましょう?なんかジメジメする」

雨「えぇ、そうね。とりあえず、アスタさん、ノエルさん、手助け頼めますか?」

アスタ「おう、いいぜ」

ノエル「魔力が回復できればなんとかなるわね」

雨「それなら、大丈夫です。今、風の方舟を呼んだので」

 

ゴウンゴウン…と方舟がカファールの住処に飛んできた。アスタとノエルと雨は乗り込むと方舟はボスハイトに向けて、動き出した。しかし、そこにいたのはアスタとノエルの知り合いだったのである。

 

 

アスタ「ん?んん?あぁぁぁ!!いたぁぁぁあ!」

???「ん?アスタじゃないか」

アスタ「ユノォ、探したんだぞ!?」

???「え?アスタさん?」

ノエル「あれ?ミモザ、アンタも!?」

ミモザ「ノエルさん!?」

雨「探してたのはこの人達?」

ノエル「そうよ、ミモザが来てるとは思わなかったけど」

ユノ「さっきも会ったな」

雨「えぇ、方舟って、気持ちいいのよね」

ユノ「あぁ、中々良かった」

『もう!ユノは私のなんだからね!?』

雨「わぁ、精霊も一緒なんだね?」

ユノ「あぁ、シルフのベルだ」

シルフ『むぅ…』

 

雨は新たな仲間であるユノとミモザを含め、ボスハイトに向かった。

 

その頃、ボスハイトに合流したアインズとリムルとメリオダスが更に巨大化したボスハイトの相手をしていた。

 

ノクル「やっぱり、メリオダスさんとリムルさんは強いですね」

panda「でも、HPゲージが半分を切った辺りから微動だにしてないな」

airy「雨ちゃんは、まだ?」

業「なぁ、お前ら、あのビーストナイトのなんなんだ?」

渚「ちょっと!?カルマ」

ノクル「雨さんは、私達のギルマスですね」

panda「今は七大悪魔に乗っ取られてて、更に強くなってんだ」

リムル「何!?七大悪魔!?」

ノクル「あ、はい」

リムル「何欲だった?」

ノクル「欲?」

airy「色欲じゃなかったか?」

リムル「色欲かぁ、そんな強くないはずなんだけどな」

 

ゴウンゴウン…

 

アインズ「ん?(アレは方舟か?)」

アスタ「ユノ行くぞ!」

ユノ「ふん」

アスタ「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ユノ「うぉぉぉぉぉぉお!!」

ノエル「アンタ達、大丈夫!?」

ミモザ「今、回復しますね。植物魔法: 姫癒の花衣(ひめゆのはなごろも)」

雨「あら?意外と元気そうじゃない?」

ノクル「遅いよ」

雨「ごめんね、もう大丈夫だから」

ユノ「ベル!行くぞ」

シルフ「任せて」

ユノ「風精霊魔法:シルフの息吹!!」

アスタ「いくぜ!ブラックメテオライト!!」

 

バキ…ベキ…

 

雨「見えた!(シュネルファング)」

 

ビシ…

 

雨「仕留めたと思ったのに!?何が足りないのよ!?」

 

雨は落ち込むかのように、床にドン!ドン!と拳を打ちつけた。それに答えたのは後ろから現れた二人組の一人だった。

 

???「それはね、貴方の武器が二つの力を持っていないから…」

リムル「この声は…」

アインズ「やれやれ、ようやく帰ってきたか…」

メリオダス「カザナミ!遅いぞ?!」

 

雨は落ち込んでた顔を上げて、声が聞こえた方を見た。

 

雨「(この人が私が探してた…カザナミさん)」

カザナミ「ん?貴女ね?私のメンバーを苦しめたって言う雨さんは」

雨「え?名乗ってないのに」

カザナミ「ふふふ、シュウガ!行くわよ!」

シュウガ「おうよ!聖帝パラディン!」

カザナミ「凱弓エグゼバード!聖帝と真・シリウスエッジを吸収し、新たな武器へと進化せよ!」

 

「「「真・凱獄帝シリウス!!!」」」

 

カザナミ「シュウガ、ツナさんから受け継いだものを」

シュウガ「わかった」ゴソゴソ…ボッ

リムル「(アレはまさか…)」

 

シュウガの中指にはめられた指輪に炎が灯り、その炎を小さな箱に入れるような動作をした。すると、そこから飛び出したのは、小さなライオンだった。

 

ガウッ

 

シュウガ「ナッツ、カンビオフォルマ:モードアタック」

 

ウガァ…シュゥゥゥゥ…

 

シュウガ「Ⅰ世のガントレット-ミテーナ・ディ・ボンゴレ・プリーモ-」

リムル「(まじか…沢田綱吉の武器だぞ、アレ)」

シュウガ「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ガキン!!

 

ぎ…ぎぎ…

 

シュウガ「カザナミ、いまだ!」

カザナミ「えぇ、雨さん、お願い。貴女しか倒せないの。この武器は貴女の能力を開花させてくれるはずよ」

雨「はい!ふぅ…」

 

雨は前向いて深呼吸をした。

 

 

スゥ………ギン!!!!

 

獣の邪眼を発動した雨は敵を見据えて、スキルを発動したのだった。

 

雨「シュネル・P・ファング!!」

 

 

……………………………………

………………………………

…………………………

……………………

………………

……………

…………

………

……

 

 

雨「本当にごめんなさい!カザナミさんの娘さんを七大悪魔の依代にしてしまって!」

カザナミ「いいわよ、貴女だって、依代だったじゃない」

雨「ですが…」

カザナミ「それに…」

ウミ「あ、お姉ちゃん!」

 

タッタッタ…抱き…

 

雨「ウミちゃん!?大丈夫なの!?七大悪魔は!?」

ウミ「七大悪魔はママの剣があれば、吸収出来るんだって」

雨「そうなの…でも、ごめんね、護れなくて」

ウミ「ううん、私もごめんなさい。逃げなければよかった。戦えば勝てたかも知れなかったのに」

カザナミ「さてと、今回の戦いで仲間が増えたから、一応、お互いに自己紹介してもらおうかしらね」

 

全員が自己紹介を終えてから、1時間後、サテリカの酒場にて…

 

雨「遅いなぁ…」

ノエル「全く、王族を待たせるとはいい度胸してるわね」

ミモザ「(王族は関係ないですよ、ノエルさん)」

 

ガチャ…

 

しろくま「よっ」

リオ「チッ…あと500ダメ高かったら、俺の勝ちだったのに…(ブツブツ)」

雨「師匠、リオさん、お久しぶりです」

ノエル「やっと来たわね」

ミモザ「どうも」

リオ「ん?お?おお?ブラクロのヒロイン二人じゃん」

しろくま「雨ちゃん、この子達は?」

雨「あ、はい、私の新しいギルドメンバーになりました」

ノエル「というわけで、当初のお世話になるって話はなくなったわ」

ミモザ「はい、雨さんのところでお世話になることになりました」

リオ「これは雨さんのギルドに移転するのも手…」

雨「ダメです。"しいたけ姫"が悲しみます」

リオ「"しいたけ姫"は草」

しろくま「雨ちゃん、また、今度、そこの二人も連れて、どこか狩りに行こうぜ?」

リオ「あ、ずりぃ、俺も混ぜろ」

雨「まぁ、日程が合ったらにしときますね」

 

その後、しろくま、リオの両名と別れを済ました雨はカザナミさんの元でウミと遊ぶのだった。

 

to be continue…

 




ビーストナイトの伝説所持者は私のメインキャラである雨にしました。この世界ではカザナミ、シュウガ、ルリ、ローゼンの四名はゲームの世界の所謂、NPCの立ち位置に該当し、その他のキャラクターは別世界から迷い込んだもの達。それは、カザナミが心の奥底で望んだから。

第2章の名前である"Meeting the past and the future"の意味は
過去と未来の邂逅です


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第40話 円卓会議

これは前編ですね。
かなり短いです。
今回もコラボですね


 

 

カザナミは異世界から帰ってきたあと、雨ともう一度話す事にした。その話し合いには伝説所持者が招集されることとなった。場所は最近、ロココの街の近くに現れたAKIBAという所だった。

 

リムル「なぁ、アインズ。ここって秋葉原だよな?」

アインズ「あぁ、しかし、何故…いや、俺たちと一緒か?」

リムル「一緒?あ!街ごと移動か!?ってことは、ここに伝説所持者がいるってことか!?」

カザナミ「まぁ、そうよね」

リムル「知ってたのか?」

カザナミ「アンタ達がいい例だもの。もう慣れたわ」

キリト「慣れちゃダメだろ…」

シュウガ「それで?なんで、雨はそんなにはしゃいでんだ?」

雨「え?だって、この秋葉原は見間違えるはずないもん!」

メリオダス「前にも聞いたが、俺たちはアニメっていうのに登場してるんだってな?」

雨「うん。それで、この秋葉原はログホライゾンの世界だね」

リムル「あー!そうか、ログホラかぁ」

カザナミ「あ、そうそう。別ルートで行ってるルリちゃんからさっき妙な人に会ったそうよ」

雨「なんて人?」

カザナミ「真っ黒クロエって呼ばれてたって」

???「それはシロエっちのことですかにゃ?」

キリト「な!?」

リムル「全く気配感じなかった…」

雨「あ、ニャンター班長だ」

ニャンター「名乗ってもいにゃいのに名前がわかるとは、一人だけ情報通がいるのかにゃ?」

 

秋葉原で会議をするために会館を目指していた。

途中で現れたのはニャンターという者。

この者と会ってる時に別ルートで動いていたナギはというと、ネギの姿で動いていたのだが…

 

???「あの、それって、ねぎまのコスプレですか?」

ネギ「コスプレ?僕の格好がですか?」

???「そうですよぉ、どこで売ってたんですか?教えてください」

明日菜「何やってんの?ネギ」

ネギ「いえ、それが、この方が僕の格好がコスプレかと…」

明日菜「いつもの格好じゃない」

ネギ「ですよね、明日菜さん」

???「え?神楽坂明日菜!?」

ネギ「なんか嫌な予感が…」

明日菜「私も…とりあえず、逃げるわよ!」

ネギ「はい!」

明日菜「咸卦法!」ボッ

???「あ…」

 

謎の女の子に捕まったネギと明日菜はなんとか逃げた。

 

???「はい…はい…やはりですか…此方もねぎまメンバーを見つけました。はい…取り逃しました」

 

しかし、裏で引いてる人がいるのか…謎の女の子は誰かと話しているのだった。

 

一方、ローゼンとルリ、渚と業、ノエルとアスタの6名は、会館に着いていた。

 

業「なぁ、ローゼン」

ローゼン「どうした?」

業「俺ら、やたら見られてね?」

ローゼン「雨ちゃんが言ってたけど、赤羽やアスタは有名なアニメのキャラクターらしいからね」

業「それにしたってな」

 

「スゲェ、あれ、渚だぜ」

「ノエルちゃん、こっち向いてぇ」

 

業「なんで、カザナミさんはココを選んだんだろーな」

ルリ「そんなの決まってるじゃん」

ローゼン「そうだね。あの子は会った時から変わらないよ」

ルリ&ローゼン

 「楽しそうだから」

渚「ほら、来たよ」

 

カザナミ達と合流。

ネギと明日菜は会館に入る寸前で到着した。

 

ニャンター「おや?シロエちは?」

???「主君はこの会議に参加のようだ」

???「へぇ…あのメンバーの中にね」

???「直継師匠はあのメンバーを知ってるのか?なんかアニメで見たことあるような気がするけど」

直継「その通りだぜ。アニメのキャラクターだ」

???「シロエさん一人で大丈夫ですかね?」

ニャンター「まぁ、こういうのは得意分野のはずにゃ」

???「みのり、心配すんなって、シロエ兄ちゃんならなんとかするよ」

みのり「だといいんだけど…」

 

今まさに会議が始まろうとしていた。

カザナミに呼ばれたのは伝説所持者とその従者。

 

シュウガ

パラディンの伝説所持者

 

カザナミ

スナイパーの伝説所持者

 

ローゼン

ハイウィザードの伝説所持者

 

ルリ

ビショップの伝説所持者

 

キリト

グラディエータの伝説所持者

従者はアスナ

 

ネギ・スプリングフィールド

モンクの伝説所持者

従者は神楽坂明日菜

 

アインズ・ウール・ゴウン

ネクロマンサーの伝説所持者

従者はナーベラル・ガンマ

 

リムル=テンペスト

エンチャンターの伝説所持者

従者はランガ及びソウエイ

 

赤羽業

アサシンの伝説所持者

従者は潮田渚

 

メリオダス

ニンジャの伝説所持者

従者はマーリン及びエリザベス

 

アスタ

サムライの伝説所持者

従者はノエル

 

ビーストナイトの伝説所持者

従者はairy及びノクル

 

そして、そこに呼ばれた者

記録の地平線-ログ・ホライズン-

ギルドマスター

シロエ

 

シロエ「では、自己紹介を。僕は記録の地平線-ログ・ホライズン-のギルマス、シロエです。このギルド会館は僕の持ち物ですので、くれぐれも変な真似はしないように…」

 

シロエは眼鏡を上げる素振りをして、脅しをかけてくるのだった。それに対して、敵対心を抱く者、ワクワクしてる者、引き気味の者。

思いは様々だが、ここに会議が始まる。

 

カザナミ「じゃあ、情報交換も兼ねていろいろ話し合うわよ!」

 

to be continue…




今回の題名で気付いたと思います
今、コラボしまくりでインスピが結構ごちゃごちゃなので
アニメ見直しとかで投稿まで時間がかかるので、
待っていただけると助かります


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第41話 再会?-記録の地平線と雨の関係-

外伝と少しLINKします


 

 

ミノリ達はギルドで待機となり、直継とニャン太はシロエの戻りを待っていた。

そこに現れたのは…

 

???「おう、腹黒見なかったか?」

直継「アイザックじゃないか」

ニャン太「シロエちは会議中ですにゃ」

アイザック「アイツ、こっちの用事も済まさねえで会議だぁ?」

直継「まぁまぁ、俺らでできるのなら手伝うぜ?」

アイザック「実はな。今、円卓会議で外の調査をしてるだろ?」

直継「なんかわかったのか?」

アイザック「あぁ、それが、調査班も驚いてるらしい。ここが、あのイルーナ戦記の中だと」

直継「それって、数年前に話題になったVRMMOじゃねえか」

ニャン太「確か…不具合の影響で人が消えたとか…」

アイザック「あぁ、だが、そのゲームはそれが原因で廃棄されたんだがな」

 

そんな話をしているとニャン太の元に連絡が来た。

 

ピコン

 

ニャン太「にゃ?どうしたのニャ?ミノリち」

???『そこに直継師匠いるか?』

ミノリ『ちょっとトウヤ。すみません、レベリングに行ってたんですけど、見たことない敵に会ってしまって』

直継「やれやれ、まだ、調査中だから出るなって言われてたろ」

トウヤ『いや、ルディ兄が』

ルディ『僕のせいにするのかい!?』

五十鈴『ルディは黙ってて!』

ミノリ『それで、調査班の方でも倒せないみたいで』

アイザック「なに?そこに調査班がいるのか!?」

直継「それで、敵の名前は見たのか?」

トウヤ『"マタドーラ"っていうものすごくでかい機械兵器だった。しかも、レイドゾーンみたいになってるんだ』

アイザック「マタドーラって言やぁ」

直継「あぁ、イルーナ戦記のボスだ」

アイザック「とりあえず、腹黒に知らせろ。こっちはメンバーを募っとく」

直継「あぁ、わかった」

 

その頃、カザナミが開いた円卓会議では、議題が切り替わろうとしていた。

 

カザナミ「なるほどねぇ、経緯はどうあれ、キリトとかと一緒みたいね」

リムル「俺たちも街ごとだからな」

ネギ「未来からのメンバーとかは会いませんでしたか?」

シロエ「未来からの?あー、直継がやたらとまとわりつかれてた男の娘ならいたな。てとらとか言ったか」

ネギ「僕らも未来の人達に会ったりしてるんです」

シロエ「しかし、まさか、ここまでのメンバーが揃ってるとは驚きだ」

雨「まぁ、私はゲームプレイヤーですけどね」

 

ピコン

 

シロエ「どうした?」

カザナミ「ん?」

直継『シロエ、トウヤ達からボスが強すぎて倒せないという連絡きた』

シロエ「ボスの名前は?」

直継『マタドーラだ』

シロエ「なるほど」

カザナミ「どうしたの?」

リムル「俺が当ててやろうか?」

シロエ「どうぞ」

リムル「どうせ、調査してるんだろ?」

シロエ「それは当然のように」

リムル「じゃあ…」

雨「あ、私、ついて行きたい!」

カザナミ「ちょっと、雨さん!?リムルさんの話を聞いてから…」

雨「会いたい人もいるし」

キリト「(あの眼…俺たちと話した時と一緒だ)」

ネギ「(えぇ…ワクワクしてるみたいですねぇ)」

メリオダス「(さてさてさーて、とりあえず、メンバー選出か?)」

シュウガ「(ったく、雨のやつ勝手に仕切りやがって)どうする?カザナミ」

カザナミ「うーん」

雨「じゃあ、シロエさん行きましょう」

シロエ「え?」

 

雨はシロエの手を握ると、シロエと共に会議室を後にした。

 

キリト「あーぁ、行っちゃったよ」

ネギ「僕、追いましょうか?」

カザナミ「うーん、追っても、追いついたら終わってるけど行くの?」

ネギ「あはは」

メリオダス「それにしても、アイツは本当に自由だよなぁ」

業「そうそう、この前なんか見様見真似で、メリオダスのフルカウンターをやってのけたからな」

シュウガ「今のところ、一番、特殊クリスタの所持者だからな」

カザナミ「ん!?(何!?このビジョン!?)」

ルリ「どうしたの?カザナミちゃん」

カザナミ「未来が変わる」

業「え!?それはいい方に!?」

カザナミ「わからない」

キリト「じゃあ、追った方がいいんじゃ」

カザナミ「もう、調査に行かせてるわ」

リムル「あぁ、ソウエイとユウカが向かってる。そろそろ着くはずだが…」

ソウエイ『リムル様』

ユウカ『お母様、マターの残骸を発見したわ』

カザナミ「そう…やっぱりね」

ソウエイ『その先も残骸しかありませんね』

カザナミ「まぁ、"西風の旅団"が関わってたら、倒せるでしょうよ」

アインズ「なるほど、調査してたのは"西風の旅団"か。だが、その先で足止めを喰らったようだな」

 

 

その頃、雨と一緒に外に出たシロエは直継、ニャン太と共にマタドーラがいる場所へ向かっていた。

 

雨「いやぁ、ニャン太さん、お久しぶりです」

ニャン太「いや、まさか、あの時、一緒に狩りをしていた雨ちがいるとは、意外ですにゃ」

直継「知り合いか?班長」

ニャン太「そうニャ。雨ちは行方不明になった一人ニャ」

シロエ「え!?じゃあ、まさか、カナミさんの」

雨「え?カナミさんもこっちに来てるんですか!?」

シロエ「いや、それはわからない」

直継「ってことは、俺らより年上になるのか?」

ニャン太「時系列的にはそうニャ」

雨「その後、イルーナ戦記のVRはどうなったんですか?」

ニャン太「廃止になりましたニャ。ゲームごと。ゲームをシャットダウンすると戻ってくる人はちらほらいたニョだが…」

雨「そうですか…じゃあ、私は戻れないかも知れませんね」

 

そんな話をしているとマタドーラの前に到着した。そこには西風の旅団とトウヤ達、アイザック率いる討伐部隊がいたが、前線にいるのは雨の見覚えのある人だった。

 

雨「あぁぁ!」

???「ん?この声、まさか…」

雨「カナミさんだぁ!」

カナミ「あぁ!レイちゃん!元気だった!?」

シロエ「え!?カナミさんじゃないですか!?何してるんですか!?こんなところで」

カナミ「なんで、シロ君といるの?」

雨「私、この世界の救世主の一人なので、あ、因みにシロエさんもです」

カナミ「えぇー!!レイちゃんとシロくんがねぇ…じゃあ、私が戦うのは…」

 

カナミは雨達の方に向き直し、構えた。

 

雨「え?カナミさん?なんで、こっちに向くんですか!?」

カナミ「アンタ達ってこと…ね!!」

雨「ちょっと、カナミさん、待って!あ、わ、わ、わ、わ、わ」

シロエ「カナミさん、その人は探してた人ですよね?」

カナミ「ほえ?そだよ。でも、私"達"の敵でもある。だって、伝説所持者ってことでしょ?」

雨「そ、そうだけど、なんで、カナミさんが敵なの?」

ユウカ「よかった、間に合った」

雨「え?ユウカちゃん?」

ユウカ「その方は乗っ取られています。お母様が予知しきれてないので、そこまでしかわかりません」

雨「じゃあ、アスタを呼んでくれる?」

ユウカ「わかりました」

カナミ「フッフッフ…ん?」

シロエ「ゾーンバインドホステージ」

 

シロエが放ったスキルはカナミに纏わり付いた。

しかし、カナミは謎のスキルを使用し、それを解除した。

 

カナミ「!?gna49hzv82!?m?hy」

雨「え?今、なんて!?」

 

パキャン!

 

シロエ「な!?」

アイザック「嘘だろ…」

カナミ「クックック…」

雨「あのカナミさんが誰かに憑依されてるなんて…とりあえず…邪魔!」

 

雨はマタドーラを一確すると、カナミの方に向き直り、武器を構えた。

 

雨「どうして…どうして!うわぁぁぁぁあ」

カナミ「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ガキン!

 

???「おや?カナミさん、見つけたんですか?」

カナミ「あ、クラ君、待ってたよ。おわっと」

雨「中に入ってるやつ名乗れ?!」

カナミ「私はカナミだよ、レイちゃん」

アイザック「クラスティ!お前何処にいたんだ」

???「ミ・ロード!探したのよ!」

クラスティ「やぁ、リーゼ。元気そうで何よりだ」

シロエ「まさか、クラスティさんも…」

直継「よそ見すんな、シロエ!」

 

ガキン!

 

クラスティ「クックック…よそ見とは余裕だな」

シロエ「やはり…」

クラスティ「そうだな、せっかくだし、俺たちのギルマスの名前を紹介しておこう」

カナミ「そうね。エリーゼ様よ」

ユウカ「エリーゼ!?嘘でしょ…まだ、病院にいるはず…」

カナミ「フッフッフ…何を言っているの?アレはただの抜け殻に過ぎない。貴方の本当の母は闇そのものなのよ」

 

タッタッタ…

 

???「私の娘をたぶらかさないでくれる!?」

 

ガキン!

 

カナミ「チッ…現れたか…闇の姫カザナミ」

カザナミ「その呼ばれ方久々、なんか新鮮」

 

ガキキン!キン!キン!キン!!

 

カザナミ「どうしたの?その程度?こんなの目を瞑ってたって捌けるわよ?」

カナミ「な!?」

クラスティ「データに無い動きだぞ!?」

カザナミ「やっぱり"偽物"じゃその程度よね」

雨「え!?今なんて!?」

カザナミ「偽物って言ったのよ。この人達には未来は無い。ここで壊される運命よ」

ユウカ「そんな…ママが…」

カザナミ「アンタも一々気にしない!」

ユウカ「でも…」

カザナミ「でもじゃない!助ければいいでしょ!」

ユウカ「お母様も手伝ってくれる?」

カザナミ「もちろん、あの子は一度ならず2度も私を困らせた。一発殴る」

雨「カザナミさん、やっちゃっていいんですね?」

カザナミ「もちろん。ただ…」

雨「ただ?」

カザナミ「この人達の謎のスキルがわからないとデバフをかけれないわ」

シロエ「僕に考えがあります。カナミさんは任せてもらえますか?」

雨「うーん、しょうがないか。じゃあ、私はアカツキさんを借りたい」

シロエ「アカツキまで知ってるのか…アカツキ、雨さんを助けてあげて」

アカツキ「わかった。よろしく頼む」

雨「じゃあ、私が知ってるスキルが使えるかもしれないのでそのレクチャーをしている間、無防備なので、直継さん、よろしく」

直継「任せとけ祭り。アンカーハウル!」

クラスティ「グッ…!?gna49hzv82!?m?hy」

シロエ「今だ。ゾーンバインドホステージ」

 

クラスティが発動した謎スキルでアンカーハウルの効果が切れた瞬間を狙って、シロエがゾーンバインドホステージを放った。見事にHIT。その後、直継がゾーンバインドホステージを斬り、クラスティにダメージを与えた。そして、クラスティの身体は泥人形へと変わり、崩れて消えた。

それを見たカナミが激怒。ポケットから取り出した物を口に含むと飲み込んだ。

 

一方、その頃、闇の領域の奥深くでは縛られている3人の姿があった。

 

???「く…あぁぁぁぁぁぁぁあ」

???「カナミさん、大丈夫ですか!?」

カナミ「どうやら、クラくんの人形は倒されたようね」

クラスティ「えぇ。そのようです。しかし、まだ、もう一人いらっしゃいます」

カナミ「どことなくシロくんに似てるけど…」

???「スー…スー…」

カナミ「う…ぐ…人形のやつ無茶をしたわね。私にもダメージ来るんだけど?!」

クラスティ「奴の言葉、本当でしょうか?」

カナミ「どうかしら…うぐ」

クラスティ「本当だとしたら、ここにカナミさんが探してる人がいるかもしれない」

カナミ「えぇ、まぁ、レイちゃん元気だといいなぁ」

 

雨はアカツキに伝授した。

アカツキのスキル項目に新たなスキルが追加された。

口伝〈影遁〉 《シャドー・ラーク》

 

シロエ「雨さん、口伝じゃないですか」

雨「これは貴方達の未来を私達はアニメで見てるの」

アカツキ「なるほど」

雨「だから、教えられた。そして、あの頬に出てるアザみたいなのはどうやら私のようね」

カザナミ「そうみたいね」

雨「じゃあ、本気で行きますよ」

 

フゥゥゥ………

 

雨は眼を閉じて、精神を落ち着かせた。

 

雨「さて、カナミさんの皮を被ったお人形さん?覚悟はいいです…か!」ギロッ

 

ギン!

 

カナミ?「グブビボゴラバババ」

雨「もうしゃべる気力もないですか。じゃあ、安らかに眠りなさい!アカツキさん、行きますよ!」

アカツキ「わかった!」

雨&アカツキ

「「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

雨「シュネル・P・ファング!!」

アカツキ「影遁!アサシメイト!」

 

……………………………

………………………

…………………

……………

………

……

 

時間は過ぎ、ギルド本部で会議みたいのを再開していた。

 

雨「え!?生体波動を感知したんですか?」

リムル「あぁ、だが、どこで作られたがわからん」

カザナミ「気になることは山積みよ」

シュウガ「あぁ、さっき、病院に行ってきた。エルスィは衰弱してた」

ユウカ「そんな…ママが…」

カザナミ「まぁ、エルスィは私が助けるから大丈夫よ」

雨「私もカザナミさんと行かせてください!そこにきっとカナミさんもいるはず!」

リーゼ「なら、私も行かせていただきます。ミ・ロードもそこにいるはずです」

カザナミ「じゃあ、この3n…」

シュウガ「はい、ダメです!」

カザナミ「ちょっと、シュウガ!私は大丈夫よ!」

シュウガ「お前さぁ、俺が気付いてないとでも思ってんのか!?」

カザナミ「な、何をよ…」

シュウガ「お前、二人目いるんだろ?安静にしとけ」

カザナミ「な、なんで知って…は!…ユウカ!言ったわね!」

ユウカ「はい、もちろんです!お母様は安静にしなきゃいけません」

カザナミ「うぐ…」

リーゼ「(待って…身篭ってて、あの動き!?)」

雨「(流石、カザナミさんだなぁ)」

シュウガ「まぁ、カザナミ。お前の代わりいるから」

カザナミ「誰よ」

シュウガ「俺らの娘である。ウミちゃん」

カザナミ「えぇぇぇぇ!?ダメよ」

ウミ「お母さんは安静にしてなきゃダメ!」

カザナミ「う…」

リムル「(あのカザナミが圧倒されてる…)」

カザナミ「じゃあ、道案内は」

アインズ「私が行こう」

シュウガ「助かる」

カザナミ「回復役は?」

ルリ「私がいっきまーす」

シュウガ「確かにカザナミ一人いれば、全てまかなえるだろう。だがな!病んでるやつは足手まといだ!」

カザナミ「わかったわよ…大人しくするわよ…」

シュウガ「やけに素直だな」

カザナミ「ウミちゃんが行くなら大丈夫よ。私の全てを教えてある」

シュウガ「あぁ、任せてみようぜ」

 

to be continue…

 

 




次回!オリジナルストーリー
闇の本域突入!


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第3章 mysterious figure
第42話 6体目の竜


カナミ×雨編は今度また書きます
今回はvs闇竜
さらにイルーナ戦記内でフレから言われたスキルを採用!
その者を謎の男として登場させてあります。
今後、関わってくる重要人物の一人です


 

マタドーラ討伐後、雨達とは別行動でクローヌの援護をしていたリムルとキリトはディエットと共にダルカンに向かっていた。

 

ディエット「待っていたわ」

リムル「キリト、どうだ?」

キリト「いやぁ、牙狼族ってこんな早いんだな」

リムル「ランガ良かった。褒められたぞ」

ランガ「このくらいお安い御用です。我が主人」

リムル「移動のためにディエットにも貸すよ」

ディエット「ありがとう。でもいいわ。先に行ってるから後から付いてきて」

リムル「あぁ、わかった」

 

リムル達はディエットの後を追って、エルフ山脈に到着。先行していたネギ達と合流し、最奥へと向かった。

その頃、ギルドホールでは、ある人物が訪ねていた。その者はフードと仮面で正体を隠していた。

 

???「俺はお前らに敵対する者。今頃、雨とかは苦戦してるだろうな」

シュウガ「お前は誰なんだ」

???「俺か?俺はサマナーの伝説所持者さ。だが、お前らは弱すぎて俺が入るに相応しくない」

カザナミ「弱い?私が?」

???「あぁ、そうさ」

カザナミ「どこらへんが?」

???「お前は万全じゃないからな」

カザナミ「あら、わかるのね」

???「そこのガキンチョに聞いたからな」

 

謎の男が指指したのはユウカで、ユウカはカザナミを見ると影移動で逃げた。

 

カザナミ「甘いわよ!ユウカ!拘束術:影縫い」

ユウカ「ピギャ」

???「やれやれ、俺はそろそろ行くわ。闇龍が心配なんでな」

カザナミ「待ちなさい!」

ユウカ「お母様、離してください。奴が逃げます」

カザナミ「あら、いいのよ。それよりも」

ユウカ「え?」

カザナミ「貴女のその軽い口はどうなってるのか調べさせてもらおうかしら。こっちに来なさい」

ユウカ「やめて…あ…あ…ああぁぁぁあ!!!」

 

シュウガはユウカの悲鳴を聞きながら、ネギに手紙を送るのだった。

 

リムル「キリト、俺らの武器にもう一段階覚醒があるのは意外だったな」

キリト「あぁ、だけど、条件は不明。文献にも書いてないらしい」

リムル「でも、俺のは最初から覚醒だってな」

キリト「羨ましい限りだよ」

 

そんな話をしていると奥地に到着した。そこには闇の結晶のようなものが浮いており、ディエットはその先に用があるようだったので、近づいてみた。すると、その結晶が割れ、中から竜が現れた。

 

闇竜「我は闇竜フィンスダン。あの者の為に貴様らを倒す者だ」

リムル「あの者?」

ネギ「あ、さっき、シュウガさんからギルドに謎の男が来たらしい。そいつも闇竜を心配してたって」

キリト「だが、そんな奴は見当たらないが?」

アスナ「まぁまぁ、キリト君は前の敵に集中しようね?」

キリト「あれ?なんで、アスナがいるんだ?」

アスナ「さっきからいるよ?」

リムル「キリト!アスナから離れろ!」

アスナ「どうしたの?リムルさん」ニタァ

キリト「そうだぜ、リムル。アスナが危ないって?」

アスナ「カドラプル・ペイン!」

キリト「うおっ」

 

ガキキキキン

 

アスナ「チッ」

キリト「どおしたんだよ、アスナ」

ネギ「ん?アスナさんに魔法の何か流れがありますね」

???「クックック…油断だぜ?キリト」

アスナ「あ、ご主人様。すみません、一人も狩れませんでした」

???「いいさ。一人は戦力外みたいなもんだろうからな?」

アスナ「そうですね」

???「mgtwdqmap'wgampam、いでよ」

 

謎の男が唱えると魔法陣が現れ、そこから一人の少女が現れた。それを見たリムルは驚愕し、謎の男を睨みつけた。

 

リムル「なっ!?」

???「クックック…どうだ?リムル。お前の運命の人だぞ?」

???「リ…ムル…?」

リムル「どうして!どうしてお前がその人を召喚できる!?」

大賢者『《告》個体名シズを確認。解析、鑑定を行います』

???「あの、ご主人様。あの者を斬ればいいのですか?」

???「あぁ、アイツはお前の格好を奪った魔物だからな」

???「そうなんですか。じゃあ、本気でやらないとダメですね」

リムル「シズさん!俺だよ!だから、目を覚ましてくれ!」

シズ「なるほど、私の名前も知ってるんですね。これは危険かもしれませんね」

キリト「おい、アスナ!やめろ!危なっ」

アスナ「ふふふ、キリト君には分からせないといけないからさ。ご主人様の素晴らしさを」

???「クックック…闇竜、助っ人は用意した。俺のために負けるんじゃねえぞ?」

闇竜「ふ…我を愚弄するか」

 

闇竜は深く息を吸い込みブレスを放った。

しかし、ネギによって防がれてしまう。

 

ネギ「ネギ流!敵弾吸収陣発動!固定…魔力充填」

闇竜「チッ」

ネギ「では、僕の番ですね。来たれ「破魔の剣」。リムルさん、これを!」

リムル「おう。そうか。そういうことか!」

シズ「フレアサークル」

キリト「なんだこれは!?まずい、このままだとアスナの一撃を交わせない!」

アスナ「フラッシング・ペネトレイター!」

 

キン!!!!

 

アスナ「な!?」

???「やっぱり、キリト君は私がいないとダメね」

???「チッ!貴様は呼んでないぞ!閃光のアスナァァ!!」

アスナ「貴方ね。ギルドで一悶着起こした張本人は」

アスナ?「貴女は私。私は貴女。私は貴女に劣るはずが無い。それなのに、何故、貴女は私の一撃を否せたの!?」

アスナ「それは、貴女が過去の私だから。私はこの世界で成長している。キリト君と共に!キリト君、そんなとこで遊んでないでさっさと出てきなさい!」

キリト「無茶言うなぁ、アスナは。はぁぁぁ…」

 

ズバッ!!!!

 

アスナ?「な!?」

アスナ「リムルさんとの特訓が役立ってよかったわね、キリト君」

キリト「あぁ、まさか、同じような場面が起こるとは思ってなかったぜ。本当に天晴れだよ、カザナミさんの能力はさ」

???「なに!?カザナミだと!?」

リムル「あぁ、そうだぜ?カザナミさんはこの事を予知してた。俺らが惨敗する予知をな。でも、対策したんだよ。その時に」

キリト「そうさ、アスナやリムル、ほかのみんなで修行のようにな」

リムル「だが、敵までは把握してなかったから、驚いたぜ、まさか、シズさんを召喚するとはな。そろそろ本気出すか?キリト」

キリト「いいんじゃないか?ネギ!本気出していいぞ!」

ネギ「はぁ…やっとですか。手加減して戦うのは骨が折れますよぉ」

闇竜「な…に…!?あの攻撃が手加減だと言うのか?」

リムル「それに俺らより手加減できない奴を連れて来てる。いいぞ、出てきて」

???「やっとかぁ、全く。一撃で仕留めてやるのだ」

???「な!?魔王ミリムだと!?まずい、テレポート!」

リムル「あ、待て!」

シズ「あ…うぐ…あ…あぁぁぁあ!」

リムル「なに!?」

アスナ?「フッフッフ、覚悟はいい?」

ミリム「行くぞ!これが手加減というものだ。ドラゴバスター!!」

 

キュィィィィン!!ドドドドドドド!!

 

リムル「相変わらず手加減してるように見えないんだよなぁ」

シズ「う…うう…」

 

ピシッピシピシッ

 

リムル「え?これって、あの時のやつと一緒」

 

ガラガラガラガラ

 

キリト「土人形か…」

アスナ「強さは折り紙付きね」

ディエット「どうやら倒せたようね。ここから先がダルカンの土地よ」

リムル「あぁ、すぐ行く」

 

…………………………

……………………

………………

…………

……

 

???「チィィ!あの魔王がいるとは聞いてないぞ!シアナスゥ!」

 

次回:vsカイゼピルツ




謎の男はサマナーの伝説所持者
スキル名は考え中のため文字化けにしました。
スキル名が決まり次第、公開していこうと思います


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第43話 食用?シロエの依頼

今回はキノコとクモがメインです


 

 

一行はリムルの案内の元、先へ進んだ。ディエットは先に行くといい、風のように消えた。

 

ミリム「おい、リムル。帰れとはどういうことなのだ」

リムル「そのままの意味だよ。ギルドが危ないかもしれないからな。ミリムがいてくれたら安心するしさ」

ミリム「うーむ。しかしだなぁ」

リムル「ってことで、さようなら」

ミリム「なに!?」

 

シュン!

 

キリト「リムル、よかったのか?ギルドに戻しちまって?」

リムル「いいんだよ。ここらへんの敵は俺らだけでどうにかなるからな」

アスナ「心配性だなぁ、キリト君は」

ネギ「それにしてもさっきの男は何だったんでしょうね」

リムル「とりあえず言えるのは、奴が男なのか女なのかわからないことだ」

キリト「え!?アイツ、男じゃねえの!?」

リムル「あぁ、大賢者曰く、性別はわからないそうだ。それにアレが本体なのかも不明だ」

 

一方、その頃、ギルドには雨達が帰還していた。

 

カザナミ「あら、ミリム、そんなとこで何してるのよ」

ミリム「む…リムルに戻されたのだ!酷くないか!?」

カザナミ「貴女は強いもの。私達を守って欲しかったんじゃない?」

ミリム「確かにそう言っていたが…」

???「ミ・リ・ム・さ・ん!!」

 

ドン!

 

ミリム「ゴフッ」

カザナミ「あら、おかえり、ウミちゃん」

ウミ「はい!ただいま戻りました、お母様!」

雨「大丈夫?ミリム」

ミリム「大したことはないが、今の攻撃があのカザナミの娘の攻撃か…」

雨「私も向こうで助けてもらったの」

???「貴女がカザナミさんですね?」

シロエ「カナミさん!」

カナミ「シロ君、ごめんね。もう一人を救えなくて」

シロエ「いえ、それより傷を治しましょう。素材はちょうどリムルさん達がいるとこにあるはずです」

カザナミ「!?」

 

カザナミは急に頭を押さえて、苦しむ素振りを見せた後、紙に何かを書き始め、書き終えた頃にはベットに倒れていた。

 

ウミ「お母さん!?ねぇ、お母さん!?」

雨「大丈夫よ、たぶん、久しぶりに大規模な予知をした。それを伝えるために紙に書いたってとこね」

アインズ「私が見よう。なになに?あの女の素性についてっぽいが、なんだ?この字…」

 

ガタン。

 

ユウカ「ダメですよ、お母様」

???「ユウカちゃん、いいの。ほぼ私のせいだし、読めるのは私くらいよ」

カナミ「エリーゼ!?まだ生きていたのか!?」

ユウカ「やめてください!この方は正真正銘のエリーゼ様ですが、ママの妹でもあるんです!」

クラスティ「なるほど、衰弱していたと聞いていましたが、動いて大丈夫なのですか?」

エルスィ「大丈夫。見せて」

 

エルスィはそれを受け取ると驚愕の顔をした後にカザナミをソファに寝させた。

 

エルスィ「はぁ…」

アインズ「読めたのか?」

エルスィ「えぇ、でも、教えられない」

カナミ「そんな…」

エルスィ「それはお姉様のためでもある」

雨「カザナミさんの?」

エルスィ「えぇ、私は知ってる人だった。もちろん、貴方達も会ったことがあるわよ」

アインズ「俺たちも?」

エルスィ「えぇ」

 

その頃、リムル達はカイゼピルツと戦っていた。

リムル達は倒した後にある人物に会った。

 

???「あれ?雨さんが言ってたのって君達?」

リムル「雨?レイのことか?」

???「そうそう、俺たちは雨って呼んでんの。俺はちくわ。横にいるのが…」

キリト「久々じゃないか、お供さん」

ちくわ「は?知り合いなのか?」

夜のお供「あぁ」

ちくわ「先に言えよ」

夜のお供「いや、知ってると思って」

キリト「さっき、レイがどうとかって」

夜のお供「あ〜、雨さんがさっき生産で作る素材を依頼してきてな。それで取りに来たってわけだ」

ちくわ「…(ブツブツ)」

夜のお供「何落ち込んでるんだよ」

ちくわ「じゃあ、そういうことだから、先に行っていいぞ」

夜のお供「急に喋りだすなよ」

リムル「レイによろしく」

 

二人と別れた後、リムル達は、アルトアレ地区に差し掛かった。

その際にこの先で虫が大量発生していると聞き、リムルがあ〜っと反応をして、リムルに付いていったら、てんとう虫とクモとイモムシを狩ることになった。

 

アスナ「ここいやぁ!」

キリト「リムル、女の子達をどうにかならないか?」

リムル「って言ってもなぁ」

ネギ「来たれ!…これでどうですか?この中には入れるようになってて、僕がいるとこに常に追従するんです」

 

そんな話をしていると、目の前に巨大な蜘蛛が現れた。リムルはタランテというとキリトに教え、中に入ったが、先客がいた。

 

???「ん?俺にそっくり?」

キリト「ん?俺か?」

???「あぁ、雨さんが言ってたのは君たちかぁ」

リムル「レイを知ってるのか?」

???「あぁ、俺はKiritoだ。みんなからキリキリとか言われてる」

キリト「俺、そっくりだが」

キリキリkirito「あぁ、俺はSAOキリトを真似たんだ。当然似ているさ」

キリト「なるほどな。じゃあ、俺と共闘してみるか?」

キリキリkirito「いいぜ。願ってもない」

 

2人のキリトはタランテを圧倒すると、すぐ倒してしまった。

その後、一行は首都エルバンに到着した事をカザナミに知らせた。

 

to be continue...

 



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第44話 巻き込まれたNPC

 

 

最近、武装キャラバンのメンバーが1人行方不明になった。その者はいなくなる前にある人物に会って居たらしい。しかし、その者の話をしようとする者はいなかった。何故ならみなが記憶からその攫われた者とその会っていた者の2名を覚えていないのだから。

 

…………………………………

……………………………

………………………

………………

…………

……

 

カザナミ「ふぅ…終わったぁ。シュウガ、そっちどう?」

シュウガ「あぁ、こっちももう終わる」

バルナ「すまないな。手伝ってもらって」

ルリ「私はどちらかというとこういう風な仕事の方が向いてるかも」

ローゼン「でも、こういうの得意な人いなかった?」

シュウガ「誰かそんな人いたか?カザナミは知ってるか?」

カザナミ「知らないわ(どうせ、言ったってわからないわよ。だって、みんな忘れてるんだから)」

 

カザナミ、シュウガを含む4名は武装キャラバンの手伝いに明け暮れていた。そして、カザナミはみんなが知らないことも知っている。それは、現在やっている事を得意としていた人物がいる。その者の記憶が何故かみんなから消えていた。これに関して、気づいたのは3名。カザナミ、エルスィ、雨。雨はカザナミにシュウガ達に付いてあげてと伝えた後、回復したエルスィ、その友であり、ライバルであるリム、リムの行くとこについて行くシリカと共に、首都エルバンに来ていた。

そこで、リムルと合流していた。

 

雨「この一大事に呑気になにやってるのよ、リムル!」

リム「落ち着け、レイ!」

雨「あんただって、忘れてたでしょ!」

リムル「まさか、あのティリアさんが敵になってるなんてな。しかも、あのフードの中身がティリアさんだったなんて」

シリカ「リムさん、ティリアさんって?」

リム「あぁ、俺も会ったことあるはずなんだけど、思い出せないんだ。記憶にモヤがかかっててな」

キリト「おい、キリキリ。お前は知ってるか?」

キリキリkirito「あぁ、知ってる。なんで、お前らの記憶から無いのかがわからん」

雨「もしかすると、私の伝説の武器の力かしら?」

アスナ「うーん、良くしてもらったはずなんだけど、もう最初から会ってないみたいに覚えてないわ」

ネギ「僕も覚えてません」

雨「あぁ、もう!しっかりしてよ!さっきも改良グーリー倒した時にあのフード被ったティリアさんを逃がしたばかりなのよ!」

リム「わかってるが、思い出せないんだよ!」

 

カツ…カツ…カツ…

 

エルスィ「何を喧嘩してますの?思い出せないのはしょうがないですわ。それに私もお姉様のあの紙に触れて、アレを読むことで思い出せたんですから」

キリキリkirito「それで?雨さんはどうしたいんだ?」

雨「そうね…1番、厄介なのはティリアさんがティリアさんとして居ないことなのよ。つまり、完全な生身。人形ならこの前のエルを助ける時のやり方でいい」

キリキリkirito「だが、まだ、トトラスなんて」

リムル「そうか、シナリオ後半に同じ能力を持つボスが確かにいる」

エルスィ「こっちは大丈夫ですわ。今、エルバーノ王に会ってきました。ユウカ」

ユウカ「はい!」

エルスィ「ソウエイさんと共に、この人に会ってきて」

ユウカ「ディエットさん?」

エルスィ「ディエットからアサッシンとして能力を教えてもらうのよ」

ユウカ「はい!わかりました!」

 

タッタッタッ…

 

リムル「手際がいいな」

エルスィ「誰に言ってますの?私は女王だった。だけど、これからはお姉様のために動きますわ!」

リムル「とりあえず、ティリアさんを探す事になる感じか」

エルスィ「そうね」

キリト「流れ的には次はどこに行くんだ?」

キリキリkirito「俺が知ってるのは、グラルに会って、その後にエルバーノ王に会う」

雨「そうね。まぁ、もう、エルがエルバーノ王に会ってるし、主神にも会えたんでしょ?」

エルスィ「えぇ、会えましたわ。アルマス様も把握していませんでしたわ」

雨「そういえば、グラル見た?」

キリキリkirito「あぁ、さっき自由行動の時に会ってきた」

雨「とりあえず、次に向かいましょうか」

ネギ「僕は別行動取っていいですか?気になるとこがありまして」

雨「えぇ、だったら、キリキリ、付いていきなさいよ」

キリキリkirito「え?俺?」

雨「迷っちゃ困るのそっちでしょ」

ネギ「よろしくお願いします」

キリキリkirito「お、おう」

雨「さてと、じゃあ、インネバン遺跡に行くわよ」

リムル「あぁ、わかった」

 

to be continue…



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最終章 シアナスに手を貸す者
第45話 七の竜降臨!その名も空龍


今回はコラボ回です


 

雨達はエルスィと共にインネバン遺跡に来ていた。

 

雨「あ、アスナさん、帰った方がいいわよ」

アスナ「え?」

雨「この後、相手にする敵なんだけど、アスナさんは苦手だと思うわ」

リムル「あぁ〜、確かに」

キリト「アスナ、エルバンで待ってるか?」

アスナ「この蝶のでかいのとかならまだ…」

雨「いや、この芋虫のでかいやつよ」

アスナ「…(ガクガク)」

雨「はぁ…キリト、アンタもエルバン行きなさいよ」

キリト「いいのかよ」

雨「アスナさんと上に居なさい。こっちはリムルがいればなんとかなるはずだから」

アスナ「ごめんね、キリトくん」

キリト「まぁ、しょうがないさ。じゃあ、上で待ってるぞ」

雨「えぇ、エルスィ、アンタも上よ」

エルスィ「え?」

雨「カザナミさんから聞いてるんだけど、虫が大の苦手だって」

エルスィ「お姉様、余計な事を!」

雨「キリト、連れてって」

キリト「お、おう」

エルスィ「ちょ、離しなさい、ひ、引きづるなぁ!」

雨「またねぇ〜………さて」

リムル「あはは……で?俺ら2人でなんとかなるのか?」

雨「そうね…正直、きついわね。キリトが居ないのは痛手だわ」

リムル「特殊クリスタも最近見ないしな」

雨「そこなのよ。特殊クリスタが出てきたら、適用の相手になるじゃない」

リムル「それに、芋虫はなんとかなっても、次はなぁ…」

雨「あ、リムル、アンタ、私を解析しなさい」

リムル「は?…あぁ、そういうことか」

 

リムルは何かを察したのかスライムで雨を飲み込んだ。次に雨が外に出てきた頃にはリムルは雨の姿を模していた。

 

リムル「これでいいか?」

雨「えぇ、上出来。試しにそこの虫に撃ってみてよ」

リムル「ふぅ…フッ」

 

リムルが次の行動をした時にはシュネルファングが発動し、敵は倒された。

 

雨「じゃあ、先を急ぎましょうかね」

リムル「ビーストナイトの動き、難しいなぁ」

雨「我慢しなさいよ。私よりリムルが強くないじゃない」

リムル「それ言われるとなぁ」

 

雨とリムルは最下層に到達すると、そこにいた人に話しかけた。

 

ヴァサル「俺はこの辺で採掘しているリーダーの者だが、この辺の虫を見たか?コイツら俺らの邪魔してくるんだ」

雨「縄張りみたいなんじゃない?」

ヴァサル「コイツらはまだいい。このデカいやつが…!?」

 

雨が聞いていると、後ろにいたリムルが強く言ってきた。

 

リムル「雨!後ろに飛べ!!上だ!」

雨「チッ!下がれ!」ガシッ

ヴァサル「うおっ」

 

ズドォォォォォォォオン!!

 

ヴァサル「コイツだ。コイツがアイツらの親玉だ」

雨「リムル、思ったこと言っていいかしら?」

リムル「いや、言いたいことはわかってる。なんのためにお前を取り込んだんだ」

雨「そうね。いう必要ないわよね。とりあえず…」

リムル「さっさと終わらせよう」

雨「リムル、タゲ任せていい?」

リムル「わかった。フィアーハウト!からのタイラントエッジ」

雨「ふぅ…(集中よ、集中)」

リムル「く…」

雨「いくわよ!シュネル・P・ファング!」

 

ズズズ…

 

雨「え?」

リムル「アレはまさか、特殊クリスタ!?」

 

グォォォォォォォオオオオオオオ

 

雨「あぐっ」

リムル「雨!」

雨「削りきれなかった」

リムル「どうする…」

雨「文字は見えたわ」

リムル「なんだった?」

雨「金創」

リムル「なんの特殊クリスタかわからないぞ」

雨「こういうのはホントにカザナミさんしか知らないのよね」

 

ガキィィィィィイン!

 

???「全く、さっきと言ってる事が違うじゃねえか」

???「そうだぜ?雨さん。急いで来て正解だったな、キリト」

雨「アンタ達、いいの!?上は!」

キリト「あぁ、そうだな、合わせろキリキリ」

キリキリkirito「おう、スイッチ!」

キリト「D・S」

 

ズバババババババ

 

雨「効いてる?」

キリト「あぁ、金創は俺の特殊クリスタなんだ」

キリキリkirito「なんだ?アレ、どっかで」

リムル「ん?俺も見たことあるぞ」

キリト「俺はさっぱりだが、次で決める」

キリキリkirito「合わせるぞ、キリト」

キリト&キリキリkirito

「「スターバーストストリーム」」

 

ザザザザザザザザザザザザザザザザザザ

シュゥゥゥゥ

 

雨「この消え方…」

 

パキャァァァァアン

 

キリキリkirito「あぁ、ソードアート・オンラインの消え方だな」

キリト「よし、これで3つ目だな」パチッ

 

シュゥゥゥゥ…

 

リムル「ん!?再生してないか!?」

キリト「何!?」

キリキリkirito「いや、これは人型?」

雨「このシルエットどこかで…」

 

そこに現れたのは、金髪に金鎧を来た騎士だった。

 

???「ここはどこでしょう?貴方は誰ですか?」

キリキリkirito「えぇー∑(๑ºдº๑)!!」

キリト「キリキリ、知ってるのか?」

雨「あらあら、キリト、アンタの未来のお仲間よ」

キリト「そうなのか?」

リムル「金創…なるほどな」

???「あの、話を勝手に進めないで頂けますか?」

雨「あ、ごめんね。私は雨。姿一緒だけど、こっちはリムル」

リムル「よろしくな」

キリト「俺はキリトだ」

キリキリkirito「俺はキリキリとでも呼んでくれ」

???「私はアリス・シンセシス・サーティ。整合騎士だ」

雨「とりあえず、リムルは元の姿に戻ってくれる?キリトいれば私が二人いなくても大丈夫でしょ」

リムル「そうだな」

 

リムルは肯定するとスライムに戻り、いつもの姿へと戻った。

 

雨達はエンザイツ迷界を進み、エルデンバウムの広場に到着した。しかし、そこでは剣がぶつかる音がしていた。

キリトがそっちの方に目をやるとそこにはアリスと似た鎧を着た者がフードを被った者を追い詰めていた。

 

キリト「まずい!」

雨「え?」

 

キリトはすぐさまそちらに走り出すと、その鎧を着た者の剣を弾いたのである。

雨はキリトに追いつくと銀色の鎧を着た者の後ろで氷漬けにされた空龍ヒンメルを見て、驚愕した。

 

雨「嘘…あの空龍が氷漬け…」

キリキリkirito「雨さん、とりあえず、"ユージオ"を止めないと」

雨「そうね。キリト!気絶させなさい!」

キリト「わかった!」

雨「アリスさんもお願い、手伝って」

アリス「わかった」

ユージオ「アインクラッド流ソードスキル」

キリト「雨、まかせろ」

雨「わかったわ」

キリト「はぁぁぁ(スラント!)」

 

キィィィィン

 

ユージオ「…」

 

ユージオが地面に剣を差し込んだ。

 

キリキリkirito「雨さん、まずいぞ」

雨「えぇ、空竜の二の舞になりたくないわね」

ユージオ「エンハンスアーマメント」

 

ユージオの言葉により、地面に魔法陣が現れたと思ったら、そこを中心に氷始めた。

 

キリキリkirito「キリト!DSだ」

キリト「そうか、魔法無効化か」

雨「急いd…」バキッ

リムル「雨!」

キリト「デッドリーシンス!!」

キン!キキキキキ

 

リムル「な!?耐えきってる!?」

 

雨にリムルがフルポーションを使った事により、凍結が解除された。

 

雨「………は!?リムルありがとう」

リムル「それにしても、あのユージオ強すぎないか?」

キリキリkirito「それは俺も思った。ん?待てよ。そこのフードのやつ」

???「!?」

キリキリkirito「何逃げようとしてるんだ?」

???「逃げる?違うな。俺はそいつを召喚したんだ。だが、いつもみたいに操れなかったから、捨てていくだけだ」

雨「ふぅーん、なるほどね。じゃあ、リムルお願い」

リムル「おぅ、捕まえとけばいいんだよな?」

雨「えぇ」

???「な!?く、くそ、離せ!」

雨「さてと、精神系統を解除できる人いる?」

キリト「神楽坂くらいじゃねえか?」

雨「あぁ〜、崩魔の剣かぁ」

???「そんなので、俺の召喚したやつが弱くなるわけないだろ?」

雨「どうかしらねぇ」

リムル「実はここに崩魔の剣があったりして」

雨「解析済みってことかしら?」

リムル「もちろん」

雨「ホントに仕事が早いわね」

キン!

 

キリト「くっ…辛くなってきた」

キリキリkirito「手を貸すぜ?」

キリト「すまん」

キリキリkirito「おらぁ!ソードテンペストだ!」

 

キン!

 

リムル「はぁぁぁぁぁ」

 

ズバッ

 

キリト「その剣は神楽坂のじゃないか」

キリキリkirito「だが、これで勝機は見えた」

キリト「あぁ、キリキリ、スイッチだ」

キリキリ「おうよ」

 

………………………………………

………………………………

………………………

………………

…………

……

 

激闘の末にユージオは倒された。ユージオはキリトに銀氷のクリスタを渡すと剣に吸い込まれていったのだった。

 

次回、ティリア救出?

 



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第46話 発見されたティリア

 

 

地下で雨とキリト達が戦っている頃、地上では問題が発生していた。

ディエットの父であるデルツォンが魔法兵器を開発しているという情報が流れた。

それを聞いたエルスィ、アスナ、ネギはそれを解決することになる。

そんな中、ある場所では…

 

???「え?マスター、これが最後の任務ってどういうこと?」

???「そのままの意味だ。お前の周りにいる感の鋭い奴が嗅ぎ回ってる。お前はもう使えない」

???「なるほど、それで?どこに兵力を導入すればいいんですか?」

???「そうだな、奴らはプラズータに向かうはずだ。アルタドーラ手前に大量に召喚しろ」

???「わかりました。では行ってまいります」

???「あぁ…さて、俺は俺の仕事をするか」

 

その頃、アスナとエルスィは天上界でアルマスと話していた。アルマスは結界が張られてるために手が出せないと言ってきたのだ。

しかし、そうも言ってられない。

エルスィは至急、カザナミに連絡するとある2人を呼んだ。その2人とはマーリンとメリオダスだった。実は呼んだのはメリオダスだけだったのだが、それを聞いていたマーリンが「結界?面白そうだから、同行しよう」と言ったのだ。

 

 

エルスィ「え?」

 

エルスィが見ていた方向で見覚えがあるマントを着けた者が見かけた。エルスィが急いでそこに走ったが、既にそこには居なく、見失ってしまった。

 

エルスィ「(今の絶対、ティリアさんだった)」

アスナ「どうしたの?エルちゃん」

エルスィ「あ、ごめん、ティリアさんを見かけてね」

アスナ「え?今いたの!?」

エルスィ「うん、私たちが向かうところへ入っていったから、あとで会えるはず」

アスナ「じゃあ、早くいこう」

ネギ「待ってください。貴女方二人じゃいけないから助っ人を呼んだんじゃないんですか?」

エルスィ「それもそうなんだよねぇ」

アスナ「でも」

ユウキ「アスナ、焦りすぎだよぉ」

リズ「そうよ、焦ったって、解決するものもしないわよ」

アスナ「そうだよね、ごめん、頭冷やすね」

エルスィ「まぁ、お兄様がいたら、アスナみたいになってたかもしれませんが…」

リズ「お兄様?あぁ〜、シュウガのことね。アンタ、今、お兄様って呼んでんの?」

エルスィ「仕方ないじゃないですか!お姉様の夫なんですから」

ユウキ「まあねぇ、いいなぁ、カザナミさん。僕も彼氏欲しいよぉ〜」

 

ピコン

 

アスナ「あ、キリト君から、『こっちは終わった。あとで合流しよう』ですって」

ユウキ「とりあえず、メリオダスとかを待たないと」

???「あぁ、今着いたとこだ」

エルスィ「え?」

 

エルスィ達が振り返るとそこにはメリオダスとマーリンの姿があった。

 

メリオダス「それより、ネギ、お前、同姓同名の顔も似てる知り合いがいるとはな」

ネギ「あ、もしかして、未来の僕でしょうかね?この世界にいるんですよ」

メリオダス「だとしたら、アイツも?」

ネギ「いえ、僕にしか伝説武器は使えません。職も違いますしね」

メリオダス「なるほどな。よし、とりあえず、ビゼン森林区に向かおう」

マーリン「団長殿、私は上空から探ってみる。くれぐれも気をつけてな」

メリオダス「わかってるって」

 

メリオダス、ネギ、アスナ、エルスィは地上から最奥地に向かった。しかし、入った直後に上空から最奥地に向かっていたマーリンから、連絡がきた。

 

マーリン『団長殿』

メリオダス「どうした?」

マーリン『どうやらこの森、結界のせいで迷宮になってるようだ』

メリオダス「ふむ」

アスナ「出口もかき消されてしまうような内容なんですか?」

マーリン『私が解除をしてみよう。少し待っていてくれ』

エルスィ「待ってる…ねぇ…」

 

エルスィは角の先を指差しながら、メリオダス達に示すと、奥から話し声が聞こえた。

 

「やれやれ、俺たちをこき使いすぎだと思わねえか?」

「言うなって、逆らえないようになってんだから」

「だからって、ここに伝説所持者ってやつが本当に来るかどうか」

 

メリオダス「へぇ…それって俺たちのことか?」

エルスィ「え?」

 

エルスィが目の前にいるメリオダスを見て、びっくりしてるのはみんなも気づいたようで、アスナとネギは呆れていた。

だが、アスナが敵をよく見ると知っている者だったらしく近づいていった。

 

アスナ「あれ?おーい」

「あれ?閃光様だぞ!?」

「閃光様、なぜ、この世界に!?」

「だが、今は、第一線から離れていたはずだが…」

エルスィ「アスナぁ、知り合い?」

アスナ「えぇ、血盟騎士団に所属してた時のメンバーよ」

「何を言ってるんですか?閃光様」

「そうですよ。SAOはまだクリアされていないのにされたみたいないい方をして」

「俺らは今、80層のボス討伐の準備中なんですから」

アスナ「え!?」

エルスィ「(まさか、過去の仲間?サマナーの伝説所持者が敵にいるって言ってたけど、こういう事か)」

メリオダス「お前らを召喚した奴はどこ行った?」

「この先にいるぜ?」

「まぁ、俺たちを倒せたらの話だけどな?」

「じゃあ、手加減できないんで、覚悟してくださいね?」

 

三人の男はそういうと『エンチャント!!』と叫び、その後、『黒の剣士!』と言い放った。

男達は剣を構えると、それはキリトが三人いるのではないかというオーラを纏った。

 

アスナ「そんな…」

メリオダス「キリトが見たら、なんていうだろうな」

ネギ「僕らもここに一年以上いますけど、カザナミさんのおかげで見慣れましたね」

メリオダス「とりあえず、お前ら手を出さなくていいわ。俺一人でなんとかなると思う」

「舐められたもんだな?お前一人でどうにかなると思ってんのか!?」

メリオダス「神器解放」

 

メリオダスが武器をかざし唱えると、メリオダスが一瞬揺らいだ様に見えた。その瞬間、三人と剣を交えていた。

 

メリオダス「みんなは先に行け!結界はマーリンがどうにかしてくれるはずだ」

エルスィ「わかりましたわ。お気をつけて」

アスナ「私も残ります」

ネギ「では、僕は先に行かせてもらいますね」

マーリン『団長殿』

メリオダス「どうした?」

マーリン『解析が完了した。いつでも結界を消せるぞ?』

メリオダス「よし、時間稼ぎはできたみたいだな」

ネギ「解放…固定…掌握」

 

ネギは魔法を握り潰すと腕に模様が浮き出てきた。

 

マーリン『地上の結界は任せたぞ、ネギ』

ネギ「はい!ふぅぅぅ………」

マーリン『絶対強制解除』

 

ビシビシビシビシビシ

 

ネギ「桜華崩拳!」

 

パキャァァァン!!

 

???「チッ。役立たずだな」

エルスィ「え?貴女はティリアさん!」

ティリア?「ティリア?ああ〜、この身体の奴な。中身は違うぜ?俺はマスターに力を分けてもらって、身体を入れ替えたんだ。コイツの方がMPが高めだったんでな」

ネギ「身体を交換する魔法だって!?それは禁呪ですよ!?」

 

しゅううううぅぅぅぅぅぅ

 

マーリン「ほう…興味深い」

ティリア?「お前はマーリン!?貴様は死んだはず…」

マーリン「ほう…私が死ぬ?」

ティリア?「そうだ。だが、これでマスターが言ったことは本当のことだと確信したぜ」

エルスィ「そんなことどうでもいいですわ。その顔でその声で、その口調で話すんじゃねえ!!」

 

スタスタスタ…

カツカツカツ…

 

メリオダス「おいおいエル、何をブチ切れてんだ?」

エルスィ「だって!」

アスナ「エルちゃん、気持ちはわかるよ。でも、今じゃない。コイツの身体を見つけるまでは…」

エルスィ「ギリ…」

ネギ「とりあえず、気絶させよう」

メリオダス「短気なのはカザナミと変わらねぇな。あ、本人だったか」

エルスィ「う…ごめんなさい」

アスナ「いいじゃない。ティリアさんを捕縛できれば、こっちのものよ」

ティリア?「フッ」

マーリン「何がおかしい?」

ティリア?「俺の正体がわからないのにどうやって探すんだ?」

 

ティリアの格好をした者は自分の腰にあるショートソードを構えると、それを自分の腹に刺そうとした。

 

エルスィ「させない!」

 

ガシッ

 

ティリア?「いい反応だ」

エルスィ「貴女のその眼…まさか…」

ティリア?「おや?貴女は記憶が曖昧と聞いていましたが、どうやら覚えているようですね」

エルスィ「まさか…六道骸!?」

ティリア?「クッフッフ…」

マーリン「なるほど、闇の親衛隊か」

メリオダス「あ〜、エルが暴走した時のやつか」

ユウカ「え!?あの時、確かに骸さんは元の世界に帰ったはず…」

ティリア?「おや?ユウカちゃんじゃないか。いやぁ、仲間がいてよかった」

ユウカ「何を言ってるんですか?」

ティリア?「そんなこと言って、助けてくれてるじゃないか」

ユウカ「え?」

 

ユウカはハッとして、自分の手元を見るとエルスィに自分の剣を突き刺していた。何が起こったのかわからないユウカはエルスィから剣を抜こうとしても、抜くことができず、更にかき回してしまう。

 

エルスィ「ぐふっ」

 

エルスィはバタッと倒れる。

 

メリオダス「おい、ユウカ!」

ユウカ「あ、あ、あ」

マーリン「これはまさか、洗脳!?」

骸「いやぁ、苦労しましたよぉ、母の目を盗み、娘に暗示をかけるのは」

アスナ「でも、あの時にルリちゃんが全部解いたって!」

骸「あ〜、それはエリーゼ様の洗脳だけですよ。私のは隠しておいたのです。困った時に私のある言葉ですぐ寝返るようにね?」

ネギ「ユウカさん、離れてください」

ユウカ「…」

エルスィ「ネギ…さ…ん…」

ネギ「エルさん、無理しないで」

エルスィ「あの子を…救ってあげ…て…」

ユウカ「うわぁぁぁぁあ!!」

 

ユウカはエルスィを再度襲おうとしたが、ネギがそれを止めた。

 

ネギ「メリオダスさん」

メリオダス「どした?」

ネギ「そっちは任せていいですか?」

メリオダス「あぁ、俺も少しイラッとしたからな」

ネギ「ユウカさんは僕が止めます」

メリオダス「マーリン」

マーリン「わかっている。完全なる立方体」

 

マーリンは完全なる立方体【パーフェクト・キューブ】を使用し、エルスィとアスナを守った。

 

メリオダス「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

メリオダスが意識を集中し、魔神化の時に出てくる力を球体として体外に出した。

 

メリオダス「ネギ!」

ネギ「はい!」

 

メリオダスはその球体をネギに渡すとネギはそれを握りつぶした。

 

ネギ「掌握…魔力充填…合技【悪魔漆鎖~デモンズ・チェーン】」

 

ネギの身体にはメリオダスが魔神化した時の紋様が現れた。

 

メリオダス「神器解放」

ネギ「行きますよ、ユウカさん」

ユウカ「…」

骸「この世界では沢田綱吉がいない。私の敵ではない」

???「誰が居ないって?」

???「心配して来てみたら、なんでユウカが敵になってるのかしらね」

???「でも、ママは戦っちゃダメだからね?」

???「えぇ〜、いいじゃない、少しくらい」

メリオダス「おいおい、お前ら用事は?」

???「そんなのやってる場合じゃないだろ?」

エルスィ「お兄様」

???「全く、ウミちゃん、魂変換よ」

ウミ「はぁい。魂変換:ビショップ!エンシェントヒーリング!!」

骸「グッ。貴様は光の姫カザナミ。何故、ここにいる」

カザナミ「あら?いちゃわるいことでもあるの?寧ろ、居たらまずいのはシュウガだと思うけど?」

シュウガ「開匣」

骸「な、何故、匣兵器が…」

シュウガ「ナッツ、形態変化:防御モード」

カザナミ「でも、残念ながら、今のシュウガは止められないわよ?」

シュウガ「よくも、ティリアさんを」

カザナミ「はい、ストップ」

シュウガ「なんだよ、カザナミ」

カザナミ「中身は違くても外見はティリアさん自身みたいだから、死ぬ気の炎で浄化する程度にしときなさい」

シュウガ「チッ、わかったよ」ゴクッ

 

シュウガは何かを飲み込むと不思議なグローブを付けた。額とグローブからオレンジ色の炎が出て来たと思ったら、骸(ティリア)の頭に掴みかかっていた。

 

骸「な!?グワァァァァァァァア」

シュウガ「寝てろ」

 

ガッ

 

骸は意識を失うと、ユウカの様子は落ち着いた。ユウカはハッとするとすみません、すみませんと誤った。その後、プラズータと戦ったのだが、骸が強すぎたのか、メリオダスが強すぎたのか、すぐ倒された。一行はエルバンに戻ると空の異変に気付いた。

 

メリオダス「ん?」

アスナ「何これ!?」

キリト「おーい」

アスナ「キリト君」

雨「よかった。無事で」

アリス「キリト、この方々は?」

キリト「あぁ、紹介するよ」

 

キリトはアリスにみんなを紹介した。

アリスは不思議な顔をすると空を見上げた。

 

アリス「この空は元から暗かったのですか?」

キリト「いや、あの地下に行く前は明るかった」

メリオダス「この気配はまさか…」

ネギ「む?僕も感じました。物凄い魔力を」

カザナミ「じゃあ、先を急ぎましょう」

シュウガ「ダメだ、お前は帰れ」

カザナミ「えー!?ちょっと、ちょっとでいいから」

ウミ「ダメだよ、ママ」

エルスィ「わかりましたわ。私とユウカ、お姉様はギルド本部に戻りますわ」

ユウカ「はぁい。ほら、行くわよ、ママ」

カザナミ「う…」

 

次回:サテリカ・エルバン編完結!



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第47話 サムライと千の魔導士

約2年振りの投稿になります。

今回はvsアルタドーラのシナリオをオリジナルストーリーに変えてます。
こちらは前編となります。
コラボ有りです


???「ivpgmpaj@jsem@wrv」

 

シュウウウウ…

 

???「これが私の限界か」

 

謎のマントを被った者は召喚により、ある者を呼び寄せた。

 

???「ん?ここはどこだ?」

???「二人が限界とはね」

???「見慣れない景色だな。ん?貴様は誰だ」

???「俺か?俺はナギ。ナギ・スプリングフィールド」

???「我は魔神王」

ナギ「それにしても、さっきエヴァとやりあってたのにどういう原理だ?」

魔神王「しかし、ここは眩し過ぎるな。少し闇に染めるのも一興か…」

???「勝手な行動は許さない」

ナギ「なるほどな。一時的に俺を召喚したと?」

???「そうよ」

ナギ「その口調的に女性だが、見た感じ男だよな?」

???「私のことはどうでもいい!これから来る伝説所持者を倒してさえくれればいいから!」

魔神王「ほう…強いのか?」

???「えぇ、昔から言われてる伝説所持者達よ」

魔神王「我は光に生きる者がおるなら叩き潰すだけ」

ナギ「じゃあ、俺は勝手にやらせてもらうぜ」

 

その頃、シュウガ達はキリト達と合流していた。

 

キリト「あれ?なんでシュウガがいるんだ?」

カザナミ「思い出してないにしろ。一応、大切な人の記憶がないのなら、動くのは当然だよね?シュウガ」

シュウガ「全く、ウミちゃんが何も言わなかったら、来なかったぜ?」

ウミ「むぅ〜、私のせいにするの?お父さん!」

カザナミ「それにしても、キリト。アンタ、アスナさんだけじゃ物足りなかったの?」

キリト「は?ちげぇよ。アリスは初対面!さっき会ったばっか」

アリス「すみません、申し遅れました。アリス・シンセシスサーティと言います」

雨「まぁ、私達はアニメ見てて知ってるけどね。ちゃんとした、未来のキリトの仲間よ」

 

そこにマーリンとメリオダスも来たが、様子がおかしい。

 

カザナミ「どうしたの?」

メリオダス「いや、この魔力」

マーリン「あぁ、奴は煉獄にいるのではないのか?」

メリオダス「まさか、召喚されたのか!?」

ネギ「いえ、それだけじゃない。もう一人います」

明日菜「この感じ…」

ネギ「えぇ…この相手は僕ですね」

 

ザッ…ザッ…ザッ…

 

???「ん…」

カザナミ「え?誰?」

???「すみません…ほら、禰豆子。みんな困ってるだろ?」

禰豆子「んん〜!ん〜!!」

???「あ、俺の名前は竈門炭治郎って言います」((。´・ω・)。´_ _))ペコ

カザナミ「あ…ご丁寧にどうも…私はカザナミっていいます」

シュウガ「おい、カザナミ、誰に自己紹介してるんだ?」

カザナミ「え?ここにいる二人に…」

 

カザナミがシュウガに言われた後にもう一度振り返った先に挨拶をしてきた二人はいなかった。

 

カザナミ「え!?いない!?」

シュウガ「お前、急に立ち止まって、自己紹介しだしたんだぞ?」

雨「どうしたの?」

カザナミ「ここに和服姿の男女がいたのよ。一人は竈門炭治郎って名乗っていたわ」

Kirito「竈門?どっかで聞いた名前だな…」

雨「えぇ…」

Kirito「ノクルさんならなんか知ってるんじゃない?」

雨「ああ〜、聞いてみましょうか」

 

雨はギルド仲間のノクルに連絡を取った。

 

雨『あ、ノクさん』

のくる『どうしたの?』

雨『竈門っていう苗字に聞き覚えは…』

のくる『え!?会ったの!?今すぐそっちに行くから!』ブツッ

雨『あ…』

 

雨はみんなの方を振り返った。

 

Kirito「で?どうだった?」

雨「これから来るって…」

カザナミ「あはは…すぐ行動する当たり心奏さんを思い出すわね」

シュウガ「どちらにせよ、奥に進む必要があるだろうし、待ってなくても雨の仲間なら問題ないだろ」

雨「まあね、この世界に来る前は、私より強かったし、大丈夫よ(変なのが出なければ…)」

 

一方、その頃、魔神王とナギ側では…

アルタドーラを調整していた???は背後から近づく者に気づかずに気絶されていた。

その者は、何処かの騎士のような格好をしており、誰かと連絡をする素振りをした後、近くに止めてあった船に乗り込むと早々に立ち去って行った。

魔神王は召喚者が気絶した事により、力を自由に解放出来ることに気付くとまず、依代に出来るものを探し、アルタドーラに憑依した。

ナギは魔神王の姿を確認後、目の前にいる侍と戦う事にした。

 

ナギ「俺を召喚したやつはどうやら伸びちまったようだな」

???「…」

ナギ「なんだ?夢遊病か?」

???「雷の呼吸…」

ナギ「ムッ」

???「壱の型、霹靂一閃!」

 

ピリッ

 

ナギ「くっ」

 

バシィィィィィィイ!!

 

???「ふぁ!?…え?え!?ここどこ!?炭治郎!?」

 

ナギ「炭治郎って誰だ?」

???「え!?人!?何、ここ何処なの!?見たことない人がいるんだけど!?」

 

タッタッタッ

 

???「善逸!!」

善逸「あ!炭治郎!よかったぁ。俺だけかと思ったぁ」

炭治郎「伊之助は一緒じゃないのか?」

善逸「わからない。気がついたらここにいて」

ナギ「なぁ、ちょっといいか?」

炭治郎「はい、なんでしょうか?」

ナギ「お前らはこの世界の住人じゃないのか?」

炭治郎「俺らは違いますね。ただ、途中に会った人達ならそうかもしれません。貴方にそっくりの人もいました」

ナギ「名前とか聞かなかったか?」

炭治郎「カザナミって言ってましたよ」

ナギ「そうか…ありがとよ」

善逸「炭治郎〜、その籠があるって事は…」

炭治郎「あぁ、禰豆子も一緒だ」

ナギ「お前ら、下がってろ!」

炭治郎「!」

善逸「うわわわ」

 

???「はぁぁあ!」

 

ガキぃぃぃぃン

 

ナギ「中々、面白い戦いすんじゃねえか」

ネギ「貴方は誰ですか!?」

ナギ「このサウザンドマスターを知らねえってのか?」

ネギ「やはりそうですか。なら、来たれ!ホウマノツルギ!」

 

ドロッ

 

ナギ「うおっ!?光剣がチョコみてえになった!?」

???「スキあり!」

ナギ「おっと、アブね…ってアスナ嬢ちゃん!?」

明日菜「あ、どうも、ナギさん。てりゃあ!」

ナギ「わ、と、ほ、感化法を使いこなしてるじゃんか。やるなぁ」

メリオダス「もう1つの魔力が感じるのに姿が見えねぇ!マーリン!」

マーリン「ああ!わかっている。しかし、何かに乗り移ったとしか…」

 

ゴゴゴゴゴゴ…

 

シュウガ「アレは…」

カザナミ「ボケっとしない!危ないわよ!」

シュウガ「お前がな」

カザナミ「わっと」

???「チッ」

シュウガ「カザナミの後ろはやらせないぜ?っと、ティリアさんだな?」

ティリア「何故、私の名前を知っている」

カザナミ「男の格好で女の声…気持ち悪いだけね」

ティリア「あのお方は…骸様は捕まったみたいね。まぁ、そうよね。操られてる側は弱いわよね」

カザナミ「え?操られてる側?どういうこと!?」

ティリア「こういう事よ!はぁぁあ!」

 

バシィィィィ!!

 

シュウガ「おい、カザナミ。大丈夫か?」

カザナミ?「触らないでくれる!?穢らわしい!」

ティリア?「あ、アンタ、返しなさい。うっ…」

カザナミ?「あはははは、最高よ。この魔力!この力。どうやら、身篭ってるようね。でも、残念、私が殺してあげる」

ティリア?「やめてえぇぇ!!」

シュウガ「おい。俺を差し置いて何をやろうとしてる。そっちがカザナミなんだな?」

ティリア?「う、うん」

シュウガ「よし、戻ってもらおうか?出来ないとは言わせないぜ?」

カザナミ?「ちっ、はぁぁあ!」

 

バシィィィィ!!

 

カザナミ「うう…あ!戻った。ありがと、シュウガ」

シュウガ「全く、油断も隙もありゃしない。さて、浄化と行こうか。ゴクン」

闇ティリア「くそ!」

カザナミ「まぁ、想定の範囲内なんだけどね。ほら、コレ見て」

 

カザナミがポケットから取り出したのは瓶の中に蠢く黒い何かだった。

 

闇ティリア「そ、それは」

カザナミ「苦労したわ。まさか、身体を奪われるとは思ってなかった。けど、貴方の中の闇の魂はもう、そこには無いわよ。コレがそう。ほら、シュウガ」

シュウガ「おう!零地点突破!」

 

バキバキ…バキキバギバギ…

 

闇ティリア「ぐわぁぁぁぁあ!!ご主人様…申し訳ございません…」

 

カザナミ「ふぅ…」

シュウガ「うぐ!」

カザナミ「大丈夫?」

シュウガ「あぁ、記憶が戻ったんでな。さてと、ネギ、メリオダス、こっちは終わった。さっさと倒せ!」

ネギ「はい!」

メリオダス「任せとけ!」

シュウガ「カザナミ、転移使えるか?」

カザナミ「そうね、1回だけなら」

シュウガ「ティリアさんをバイルーンへ」

カザナミ「わかったわ。はぁぁあ!転移!」

 

シュゥゥゥゥ

 

ネギ「疾風迅雷!」

ナギ「なんだそれ!?ってはえぇ!」

炭治郎「させない!」

キリト「それをさせねえよ」

 

ガキン

 

炭治郎「どいてください!」

キリト「お前、ネギを斬ろうとしたじゃねえか」

カザナミ「あの子…さっきの…」

 

???「んんー!」

雨「危ない!」

 

ガッ

 

炭治郎「禰豆子、大丈夫なのか!?」

禰豆子「んん〜?んー!」ぱらぱらぱら…

カザナミ「何…あの本…」

禰豆子「…(獣の呼吸)」

 

シュワァァァァァァァァ

 

カザナミ「え!?うそ!?何も無いとこに人を召喚した!?」

炭治郎「な!?伊之助!?何処から沸いた!?」

伊之助「は?どこだここは?お?かまぼここんぱちろうじゃねえか」

炭治郎「伊之助ぇって、誰なんだそれは!」

伊之助「お前だぁ!」

カザナミ「(まさか、あの子が、あの喋れない子が伝説所持者!?)」

炭治郎「とにかく、コイツらを足止めしてくれ。俺は善逸の恩人であるナギさんを助けたい」

伊之助「任せろ」

 

禰豆子が取り出した本は伊之助を召喚すると時空に吸い込まれる様に消えた。

ネギ&明日菜と戦っていたナギだったが、魔神王が憑依したアルタドーラの横槍により、ネギと共闘することに。

それにより、炭治郎や禰豆子、伊之助、善逸もカザナミ側に参加。

 




次回:決着


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第48話 激闘!!vsアルタドーラ in 魔神王

今回は後編となります
Legend fifthの最終回
前回で鬼滅の刃を採用
今回はシナリオの内容をオリジナルに変えるため新たなコラボを取り入れました。
みなさんの(っ ॑꒳ ॑c)ワクワクを高めて行けたらいいなぁと思っています。
それではどうぞ!


 

ナギを操っていたものが気絶した事により、炭治郎他3名も参加し、魔神王(アルタドーラ)を倒す為に、5人がネギ達に一時休戦することで共闘した。

 

ナギ「ふぅ…、これで自由に動けるな」

炭治郎「ナギさんは洗脳されてる様な感じだったんですか?」

ナギ「まぁ、そんなとこだな。身体だけだが、コイツらを狙わないといけないという思考は巡ってたな」

ネギ「って事は、あのデカブツもですか?」

伊之助「それでこんぱちろう」

炭治郎「だから、誰だ!それは!」

善逸「(´-﹃-`)Zz…」

伊之助「敵はどっちだ!?」

炭治郎「見てわからんのか!?」

ナギ「そうだな、そのはずなんだが…」

メリオダス「コイツは俺の親父だ。だが、俺達の敵でもある。協力してくれるんならよろしく頼む」

明日菜「ナギさんはネギの父親よ」

カザナミ「なるほど、父親同士を召喚したのねぇ」

炭治郎「水の呼吸…」

善逸「雷の呼吸…壱ノ型…」

伊之助「獣の呼吸…」

禰豆子「んん!」

 

魔神王「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」

 

アルタドーラに憑依した魔神王は何かを取り込んで、暴れだした。

 

シュウガ「おい、カザナミ」

カザナミ「えぇ、特殊クリスタね」

シュウガ「文字が小さすぎてよく見えねぇが、三文字か?」

カザナミ「そうね、3つも取り込むとか馬鹿なの?」

メリオダス「おいおい、俺達で倒せるのかよ?」

カザナミ「そうねー、無理かも?」

シュウガ「そういえば、お前、凱弓は?」

カザナミ「ほら、ウミちゃんが持ってるでしょ」

シュウガ「は!?どうすんだ、これ!?」

カザナミ「そうなのよ、どうしようかと思って」

シュウガ「ウミ?いるか?」

 

シュウガがウミを呼ぶが、反応はなく、アルタドーラの機械部分に3つの文字である

「申」「嫉」「影」が

浮き出ていた。

 

カザナミ「うーん、申は雨よね」

メリオダス「嫉は嫉妬か?」

カザナミ「そうね、だから、ディアンヌの協力がいるわ。あとは影だけど」

シュウガ「影に該当するような奴いるか?」

カザナミ「私も知らない特殊クリスタなのよねぇ」

ネギ「影…影…」

ウミ「何悩んでるの?ママ」

カザナミ「え?」

シュウガ「ウミ!来てくれたのか!?」

ウミ「来るも何も、ずっとママの"影"にいるよ」

カザナミ「ああー!!それだ!!」

シュウガ「どうした、急に!?」

カザナミ「影の特殊クリスタは私よ。だから、わからなかったのよ。この凱弓にクリスタ挿すとこなんて見当たらないんだもん。無いのかと思って」

シュウガ「よく見ろよ、あるだろ、ちゃんと見ろ」

ウミ「あ、ママの言う通り無いよ。挿すとこ」

カザナミ「ほらぁ」

メリオダス「さてさてさーて、やりますか」

シュウガ「ウミ。手伝ってくれるか?」

ウミ「うん!ママ、どうすればいい?」

カザナミ「ディアンヌ!レイ!こっちに来て!」

ディアンヌ「うん!」

雨「今回の攻撃は誰がするの?」

カザナミ「私は万全じゃないし、ウミちゃんにやらせるとしても危ないから、レイ任せていい?」

雨「わかった。ちょっと、精神を落ち着かせるね。はい、これ、シリウスエッジ」

カザナミ「ウミちゃん、前に教えたやり方覚えてる?」

ウミ「うん!!任せて」

 

ウミは凱弓を掲げて唱えた。

 

ウミ「凱弓よ、ディアンヌお姉ちゃんの武器『ギデオン』、雨お姉ちゃんの武器『シリウスエッジα』を取り込み、覚醒せよ!!」

 

ウミ、カザナミ、ディアンヌの中心で、ギデオンとシリウスエッジαと凱弓が混ざり合い新たな武器になった。

 

ウミ「ベースをシリウスエッジに!」

 

ウミが言ったことにより、通常なら武器の形は爪なのだが、武器は剣の形に姿を変えた。

 

雨「ふぅ………なるほど、これが凱神帝サウロソードβか」

カザナミ「いいの?爪の形じゃないけど」

雨「まあね、あの"申"が手に入れば、爪じゃなくなるもの。これで6個目。さっさと倒すわよ」

ウミ「じゃあ、雨お姉ちゃん、お願いね」

雨「えぇ」

 

雨は心を落ち着かせ、目を閉じ、再度開く。

だが…

 

雨「あれ?」

ウミ「どうしたの?」

雨「獣眼にならない」

ウミ「えぇっ∑( °口° )!?」

雨「もしかして、アレって一体じゃないのかしら?」

カザナミ「融合体だから、2体って事?」

メリオダス「よっ、ほっ、どうした?…ああ、アレは2体扱いだな。だから、雨の力は使えないわけか」

ウミ「うーん…………あ!」

カザナミ「何か閃いた?」

ウミ「うん。だから、私がやる」

雨「任せるね」

ウミ「うん!」

 

ウミは眼を閉じ、心を落ち着かせつつ、魂変換・極を使って、同時に獣戦士魂と狙撃手魂を発動し、次に眼を開くと、その眼は片眼が堕灼眼、片眼が堕獣眼となっていた。

 

雨「なにそれ!?」

カザナミ「私、使えないのよ。魂変換・極」

雨「魂変換・極!?」

ウミ「行ってくる。メリオダスお兄ちゃん、技借りるね」

メリオダス「はい?」

ウミ「神器解放」

 

ウミがそう唱えるとウミの周りが少し揺らいだ。

 

メリオダス「まさか、俺のロストヴェインの能力を使えるのか!?」

ウミ「パパ、アレ貸して。手袋と指輪」

シュウガ「お?遂に教えたやつやるのか?」

ウミ「うん」

シュウガ「ほれ、これでいいか?」

ウミ「ありがと、パパ。じゃあ、早速、指に嵌めて、手袋付けて」ゴクン

カザナミ「ねぇ、シュウガ、何教えたのよ」

シュウガ「ん?ああ、匣兵器は渡してないが、匣兵器の使い方と死ぬ気の炎の遠心力を使った超速飛行。まぁ、ウミはその後、面白い発想をしたけどな」

カザナミ「面白い発想?」

シュウガ「まぁ、見てろって」

ウミ「どお?ママ。かっこいい?」

カザナミ「へぇ、シュウガと違って、黒い炎なのね。かっこいいよ、ウミちゃん」

 

ウミはその後、炎を武器に纏わせた。

 

シュウガ「俺の武器の能力を使える凱弓のおかげだな」

カザナミ「なるほどねぇ、あの炎って武器に纏えるのね」

ウミ「モード:小太刀。メリオダスお兄ちゃんいくよ!」

メリオダス「おう!エンチャント:獄炎【ヘルブレイズ】」

「「神千斬り!!」」

 

魔神王「グオオオオオオオオ、き、キサマはメリオダスぅぅぅぅ」

メリオダス「ウミ。リムルに頼まれて、コレ渡してくれって」

ウミ「あぁー!!出来たんだ!ありがとう!これで、アレが出来る」

 

メリオダスが渡した物は27と書かれたヘッドホンとコンタクトだった。

 

メリオダス「アレ?リムルもびっくりしてたぜ?」

ウミ「当たり前だよ。パパはこのグローブ使いこなせてないもん」

メリオダス「おい、シュウガ!娘に言われ放題だぞ!?」

シュウガ「ウミの方が使いこなしてるのは事実だ、メリオダス」

魔神王「グヌヌヌ、先程取リ混ンダ物ヨリ、力ハ湧キ出ルガ。身体ガ言ウ事ヲ効カヌ」

ウミ「いくよ、みんな。援護よろしく。モード: X(イクス)グローブVer.VR(ボンゴレリング)。オペレーション:X」

 

ウミは空高く飛び上がると"オペレーション:X"と言い、滞空状態になり、左手に何かをチャージするような体勢を取った。

 

『了解シマシタ ボス』

『X BURNER発射シークエンスヲ開始シマス』

『ライトバーナー 柔ノ炎 1万…5万…10万…15万FV(フィアンマボルテージ)ニ固定』

 

ゴオオオオオオオオオオ

 

ウミの右手から出る炎はどんどん大きさが増していく。

 

魔神王「何ヲスルカ知ラヌガ、サセヌ…ウグ、何故ダ、躰ガ動カヌ!?何故!?」

カザナミ「それは当たり前よ。アンタの中にあるのは私の特殊クリスタ。つまり、私を模した物。私自身が実の娘を攻撃する事は絶対に無い!」

 

『レフトバーナー 柔カラ剛ニ変換シツツ 炎圧上昇 1万…5万…10万…15万FV』

 

ウミの左手の甲の光が増していく。

 

キュィィィィィイン

 

『ライトバーナー 炎圧再上昇 16万…17万…18万…19万…20万FV』

『レフトバーナー 炎圧再上昇 16万…17万…18万…19万…20万FV』

『ターゲットロック』

『ゲージシンメトリー 発射スタンバイ』

 

ウミ「準備出来たって、バイバイ。魔神王さん」

魔神王「ウググ」

メリオダス「いけ、ウミ!」

ウミ「Xバーナー!」

 

ゴッ!と凄まじい威力の黒い炎が放たれた。

それは、アルタドーラを取り込んだ魔神王を消し飛ばし、特殊クリスタだけをその場所に残した。

その後、ナギは短い時間でネギに戦い方を教えた後、名残惜しそうに消えていった。

 

カザナミ「さてと、これから行くスパーガス港は海の先にあるとこなのね?」

メリオダス「あぁ、リムルからはそう聞いている」

 

そこにノクルとリムルとモモンも合流し、現状のすり合わせが行われた。

 

リムル「この後は船を治すのだが…」

モモン「あぁ、何故、コイツが居るのかが全くわからん」

リムル「なぁ、モモン。これって…」

モモン「ああ、おそらく、サウザンドサニー号だな」

雨「嘘でしょ!?」

ノクル「生禰豆子!?それに麦わらの一味!?どうなってるのコレ!?ねぇ、雨さん!?」

雨「いや、私に聞かれても」

 

ハウウェン港に一同が到着した時には2隻の船が停泊しており、1隻には麦わら帽子を被ったドクロのマークの旗を掲げていた。

リムルとモモンがもう1隻に近づくとそこにいたのは船を直すサイボーグと長い鼻の男だった。

 

リムル「(ウソップにフランキーが直してやがる)」

モモン「(どういう経緯かわからんがありがたいな)」

フランキー「ん?何だ、お前らは」

ウソップ「この島の事を知ってるやつじゃねえか?」

モモン「すまない、船を直す姿がカッコよくてな」

リムル「ホントだよ、俺の仲間にも見せてやりたいくらいだ」

 

リムルとモモンがそんな話をしていると後ろから声が聞こえてきた。

 

???「何よ、この島に財宝は無いわけ!?」

カザナミ「私はまだ作れませんが、私の仲間に金塊を作れる人はいますよ」

???「そうなの!?」

???「おお!?!?美女がこんなに沢山!?ここはまさか、天国!?」

???「少し黙ってろ。鼻血コック」

???「んだと!?マリモ。喧嘩売ってんのか!?」

???「うるさいわよ、2人とも!」バキッドゴッ

???「しゅびばぜん、ナミさん」

ナミ「分かればいいのよ、それで、その人はどこ?」

カザナミ「あはは…すみません、今はいません」

???「おーい、サンジぃ、飯は〜?」

???「えぇ!?ゾロ!?サンジ!?どうしたんだ!?船医、船医、( ゚∀ ゚)ハッ!俺だ!」

ナミ「!?」

カザナミ「どうしたの?」

ナミ「フランキー!ウソップ!あとどのくらいかかりそう!?」

 

ナミが何かを察知したようにキョロキョロしだしたと思うと、もう1隻にいる2人に声をかけた。

 

ウソップ「もうちょいだ、どうした?」

ナミ「このままだとまずい。早く出港しないと、直に嵐になる。急いで、フランキー」

フランキー「任せとけ」

ナミ「カザナミって言ったかしら?」

カザナミ「えぇ…どうしたの?」

ナミ「早くみんなを船に乗せて。船が直り次第、出港するわよ。急いで」

カザナミ「わかったわ!みんな!急いで船に乗って!危ないらしい!」

リムル「急げ!今はめちゃくちゃ晴れているが、ナミの気象予報は絶対外れない!」

ナミ「ルフィ」

ルフィ「どうした?」

ナミ「嵐が来る。みんなを起こして、準備して」

ルフィ「わかった。ゾロ、サンジ、チョッパー、出港の準備だ」

 

ナミの指示でルフィ、ゾロ、サンジ、チョッパーは出港の為に準備をしていく。

 

フランキー「よし!これで完璧だ。戻るぞ、ウソップ」

ウソップ「おうよ。お前らも乗り込め」

リムル「あぁ」

モモン「すまない、助かった」

 

ルフィ「よし!帆を張れ!出航だ」

カザナミ「シュウガ、行くわよ!」

シュウガ「ああ!いざ、スパーガス港へ!」

 

カザナミ達が出港して、ハウウェン港が見えなくなろうとした時、辺りが暗くなり、突風が吹いた。それと同時にルフィ達の船は姿を消し、嵐が訪れた。

 

その後、カザナミ達はスパーガス港に着いたのだが、この先の話は新章にて語られることでしょう。

 

 

Legend fifth 完




どうでしたか?
今回のコラボは今、話題のONEPIECE

この様に、シナリオの内容やボスを変える時はコラボを挟もうと思います。
その方が、インスピレーションも湧きますので…

次回は新章である「過去と未来」から

では、また
ヾ('ω'⊂ )))Σ≡サラバ


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