マギレコRTA ワルプルギス討伐ルート円環の使者チャート (イナバの書き置き)
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プロローグ

欲望を抑えきれずに初投稿です。


 はい、よーいスタート。

 円環の使者として駆け抜けるRTA、はぁじまるよー。

 

 ニューゲームと同時にタイマースタート。

 先駆者兄貴に倣って難易度はハードとします。ですがスタート時期は本編開始の半月前、具体的にはいろはちゃんが神浜市に初侵入した瞬間からとします。

 

 先ずはキャラクター作成を行います。全てランダムで走る猛者もいるようですが、今回は主旨が違うのでキャンセルだ。

 

 名前は入力速度とのっぴきならない事情を考慮して「安藤 怜奈(あんどう れいな)」、略して「アレ」とします。年齢は21歳と、成人済みです。「うわキツ」とか「オバサンじゃん」と感じる方もいると思いますが、まぁまぁそう焦んないで。理由は後述しますが、成人しているからこそのメリットが存在します。

 

 更に学校……ではなく出身地を先に設定します。今回はタイトル通りに「円環の使者」として走るチャートになりますので、当然ながら出身地は「円環の理」となります。

 次いで所属ですが、これは「マギウスの翼」にしましょう。黒羽根として潜入し、内部からマギウスを食い破るのが今回のお仕事です。

 

 さて、続いて「願い」の設定ですが、数多の兄貴達の検証(犠牲)により、入力内容によって作成する固有魔法をある程度コントロールする事が可能と判明しています。

 よって、「改竄」の固有魔法を取得出来る「小説の結末を変えたい」と入力しましょう。

 

 この「改竄」は相当強力な能力です。対象に接触しなければならないと言う制限がありますが、逆に接触しさえすればどんな魔法でも書き換えられます。

 こんなチート選んじゃってさぁ……恥ずかしく無いのかよ(戒め)。

 と考える兄貴もいらっしゃると思いますが、実際は認識外からの攻撃には無力な事と燃費の劣悪さが相まって、中々使い勝手が悪い固有魔法です。

 また、自分から積極的に攻撃する事が出来ないのも使い辛いポイントです。単独では取れる戦術が「相手の攻撃を書き換えて打ち返す」のみなので、相手に直接干渉する術が殆どありません。

 なので基本的に攻撃は味方頼りになってしまいます。そこで防御型のさなちゃんが相方だったりすると、ひたすら持久戦になって粟根(こころ)がもう息苦しい!

 と言う訳で、「改竄」は仲間の選出にも大きな影響を及ぼす固有魔法です。

 コレを使いこなせないと完走が難しくなるので、走者のプレイングスキルが試されます。

 

 後は全てランダムでスタートしましょう。と言うよりは出身が「円環の理」なので学校等は設定出来ません。帰る家等フヨウラ!

 

 と、キャラクター作成が終わったのでオープニングムーピーが始まりましたね。

 

「契約は成立だ」

 

「君の願いはエントロピーを凌駕した」

 

「さあ、その力を解き放ってごらん。魔法少女──」

 

 いやあ、何度見ても飽きませんね。

 少女達が各々の願いと引き換えに、魂を宝石に閉じ込めるその美しさ。

 これがこのゲームをやる醍醐味の1つだと私は思います。

 

 しかしこの長さは看過しがたいですね。

 作成したキャラクターの経歴や、それに合わせた人間関係などを構築しているらしいので仕方無いのですが、スキップ不可なのは困り物です。

 ですので視聴者のみなさまのためにぃ──

 

 

 

 

 

 先程後回しにした21歳の理由について、お話します。その為には先ず「少女」と言う概念について説明しなければなりません。

 

 ──「少女」と言うのはね、例えば、「20歳に満たない女性」とか、或いは、「小学校就学から18歳までの女性」と言った人達を、「少女」と言うんだ。

 魔法少女のみんなの心は、ソウルジェムにあるんだよ。そして魔法少女と、魔女はどちらが上かな?

 もちろん、魔法少女の方が希望を抱いているから、上だよね?

 魔法少女の年齢が18歳を越えると、その子はTRNちゃんに「ギリ未成年」って言われるんだって。イヤだねぇ。

 今、ソウルジェムが濁っている子は、これから先絶望しないようにしようね。今、キュゥべえと契約しようとしている良い子は、止めようね!

 そしてお父さん、お母さんを含めた皆を大事にして、皆のために、生きようね!

 

 と言う事で長々と語ってしまいましたが、要するに「年上」として魔法少女とコミュニケーションを取る為に必要なのがそれ(21歳)です。

 各々簡単には話せない悩みを抱え、日々苦悩しながら生きていく少女達を「大人」の包容力で骨抜きにしてやろう、と言う訳ですね。

 加えて、今回のチャートではマギウスに取り入る関係上「梓みふゆ」に集中的にアタックする事になるので、彼女より年上にしておこうと考えた結果こうなりました。

 

 先駆者兄貴のように、名前を似せる事で序盤の遭遇率を上げるテクニックも使えますが、マギウスの組織規模から考えてそこまでしなくても大丈夫だろう、と入力速度を優先しました。(謎の慢心)

 

 

 

「あー、眠い。……まだ10時じゃん。二度寝しようかなぁ」

 

 おっと、そうこうしている内に始まりましたね。どうやら寝起きらしいアレちゃんの様子から察するに、これは彼女の自宅みたいです。

 バグなのか仕様なのかは分かりませんが、希にあすなろ市や二木市の路上に放り出される事があるのでそうなったらリセットです(2敗)。

 

 わあ、これが魔法少女の部屋ですか。色んな生活用品がありますねぇ。こんなに散らばってるとは思わなかっ……

 思わ……

 思……

 

いや汚な!

 

 なんだこれは……たまげたなぁ。まさか足の踏み場も無い程の汚部屋とは、完全に想定外です。

 取り敢えずステータスや経歴の確認をしたいので、床を埋め尽くしている衣類を退けて座る場所を作りましょう。誰がどう見たってロスですが、今後ノーミスならこの程度誤差の内にも入らないので続行します。

 

 さて、自動生成される経歴ですがこれは非常にクオリティが高く、しっかり読み込めばキャラの性格から手癖まで何でも把握出来る素晴らしい代物です。

 しかし全部読んでいる暇は無いので、性格と交遊関係、魔法少女としての活動歴に現在の状況について確認します。

 

 先ずは性格ですが……「衝動的」ですか……。いやまあ部屋の惨状を見れば良く分かります。これでもし「几帳面」だったりしたら、ワルプルギスの襲来を疑いますね。

 とは言え、「神経質」を引いて他の魔法少女とコミュニケーションが取り辛くなるよりかはよっぽどマシです。

 ヘーキヘーキ、ヘーキだから(大嘘)。

 

 次は、交遊関係ですね。これは所属を「マギウスの翼」とした以上、彼女達の何人かとは交流があると思われます。ですがアリナと友人関係にあったらリセット確定です。

 視聴者の皆様なら既に分かっている事だと思いますが、大抵の場合アリナと交流がある=死を意味します。

 気に入らなくて殺される。気に入られて「作品」にされる。たまに癇癪で殺される。何を取っても死ぬ要素しかないので関わらないのが吉です。

 キャラメイクランダムで彼女と良好な関係を築いている兄貴もいらっしゃるようですが、一体どうやってるんですかね……。

 

 まぁそれはさておき、確認に戻りましょう。今回はみふゆさんと天音姉妹と郁美ちゃんですね。まあ順当と言った所でしょう。黒羽根と白羽根にその統轄なので、特に問題点は見当たりません。

 強いて言うなら魔法少女以外に一切の友人がいないのが気になりますが、取り敢えず次に進みます。

 

 魔法少女としての活動歴は3年……大分ベテランですかね?

「円環の使者」である以上この世界に降り立ってからの活動歴だと思いますが、これもまぁ異常なモノでは無いでしょう。

 大して語る所もありませんね。

 

 最後に現在の状況ですが……。

 何て言えば良いんですかね。なんだろうこの、えぇ……?(困惑)

 はい、率直に言ってダメ人間です。

 アレは円環の使者として派遣されてきたは良いものの、マギウスの翼に潜伏する過程に問題があったようで大分奇怪な状況に置かれています。

 曰く、「労働」に対する適性が破滅的で、小説家として何とかその日を食い繋いでいる状況にも関わらず、浪費癖が爆裂して財布がすっからかんに。

 加えて生活能力が皆無である事がみふゆさんに露見して、料理から洗濯まで家事の一切合切を彼女のお世話になっているらしく、頭が上がらないようです。まぁみふゆさんも「出来ない」人だから汚部屋と化してるんですけどね。

 この事実はマギウスのほぼ全員が知っており、彼女達の中では同胞と言うよりある種の珍獣として扱われています。

 これじゃ(大人の包容力が)台無しだぁ……。

 

 幸いにも魔法少女としての活動はしっかりやっているようなので、最低限は弁えていると言う事なのでしょう。

 まあ、まあ大丈夫でしょう(震え声)。魔女退治に行く気力さえあればどうにかなります。

 

 

 

 確認が済んだので、家を出ます。向かう先は新西区の調整屋です。この魔境神浜で生き残るには、調整屋でステータスを割り振る事が必須ですから早く行くに限ります。マミさん?いやちょっと知らないですね……(すっとぼけ)。

 

 見た感じ、どうやら此処は水名区のようです。水名神社や調整屋が近い、中々良好な位置にスポーンしましたね。東側スポーンだと移動やら何やらで序盤にぐだぐだするので、正直助かります。

 後半はあちらに行く事が多くなるので、一長一短とも言えるのですが……。

 

 さて、調整屋に着きました。

 残念ながら、道中では主要キャラに誰一人として巡り会う事はありませんでした。

 一体何がダメだったんでしょうかねぇ。

 まあ良いです。チャンスはまだまだありますから、気長に待ちましょう。

 

 調整屋は先述の通りステータスの割り振りが出来る場所です。初回はみたまさんによるありがたいチュートリアルが入りますが、タイムの為にスキップします。

 早速、ステータスは「魔力」と「速度」に全振りしましょう。「改竄」の劣悪な燃費に、少しでも対応しようと言う涙ぐましい努力です。ぶっちゃけ焼け石に水レベルですが、無いよりはマシなので今後もこの方針を貫きます。

 

 

 さて、調整が終わればする事も無いのでさっさと帰宅しますが、その間少し時間があるので今後のチャートについてお話します。

 最終的な目的は当然ワルプルギスの夜打倒です。しかしその前にエンブリオ・イブをどうにかしなければならないと言う大きな問題が存在します。ですので、本RTAは実質的に「環うい救出RTA」も兼ねています。

 取り敢えずは半月後に再び到来するいろはちゃん、そしてチームみかづき荘に加入するメンバーを誘導して、なるべく早く「ホテル フェントホープ」に突入させるのが目下の特命です。

 また、イブが存在する空間は穢れに満ちており、生半可なレベルでは即座にノックアウトされてしまうので、耐性を付けるべくレベリングも並行して行う事になります。

 

 と、丁度良い所に魔女結界(経験値)を発見しました。どうやら調整屋に初めて行った直後は魔女と遭遇しやすいらしく、これは恐らく戦闘のチュートリアルも兼ねているのでしょう。

 では早速、イクゾー!(デッデッデデデデ!カーン)

 

 今回は此処まで。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

■■■

 

 

 

「また鍵を開けっ放しにして……。本当に安藤怜奈(れいちゃん)は無用心なんですから……」

 

 大して料理が出来ない梓みふゆは、いつも通り2人分のコンビニ弁当を買って安藤怜奈の部屋へと赴いた。

 何故かと言われれば、当然2人で昼食を摂る為だ。しかしみふゆに取ってこれは中々気が抜けないイベントである。

 ああ、忘れるものか。それはかつて、怜奈がマギウスの翼に入った直後の事であった。

 

『ちょっと!ちょっと待って下さい怜奈さん!乾麺だけ食べないで下さい!』

 

ふぇー?ふぇほへんほふはいひ……(えー?でもめんどくさいし……)

 

 みふゆはその光景を鮮やかに覚えている。持ち前の浪費癖から有り金を全て使い果たし、集りにきた怜奈にカップ麺を与えた瞬間、彼女は何とお湯を注ぐ事すらせずに乾麺を齧り出したのだ。

 その場は天音姉妹と力を合わせ何とか取り押さえたものの、みふゆは悟った。「コイツは1人にしておくとヤバい」と。

 

 故に毎日彼女の家に通い詰め、それはもう熱心に世話をした。洗濯、掃除、料理──家事の一切合切を代行したのである。元来みふゆ自身も「出来ない」側の人間だが、最早そうも言っていられない。放っておけば床に生えたキノコすら食べだしそうな気配がする怜奈を、見捨てられなかったのだ。

 

「れいちゃーん?もう10時半ですよー?起きてくれ、ま、せ──?」

 

 そうして今日も怜奈の部屋を訪れたみふゆだったが、その目に飛び込んだのは(彼女の中では)奇怪な光景であった。

 いつもは食べ終わったカップ麺やら弁当のゴミやらが積み重なっているテーブルが、塵1つ無くキレイに掃除されていたのだ。

 その時の驚きたるや、みふゆは自らに幻覚魔法をかけたのではないかと疑い、危うく気絶しかけた程だ。

 

「うん?書き置きですか。どれどれ、何を書いて──えぇ!?」

 

 しかし更なる驚愕がみふゆを襲った。

 テーブルの上には1枚のメモ用紙が残されていたのである。それを手に取り、書き記された内容を確かめた時、みふゆは今度こそ気絶した。

 しかし無理もない事であろう。

 何故なら、そこには極めて簡潔に怜奈の現状が書いてあったからだ。

 そう──

 

 

 

「お外行ってきます」と。

 

 

 

「ああ、何て事──」

 

 10分後、意識を取り戻したみふゆは驚愕のあまり、昼食が入ったビニール袋を取り落とした事に気付かなかった。

 

「そんな、そんなまさか──」

 

 困惑のあまり、足下に散らばる肌着を踏んづけた事に気付かなかった。

 そう、何故なら──

 

「あの安藤怜奈(れいちゃん)が自発的に外出するなんて──!」

 

 恐るべき事態である。

 あの生活能力皆無の、自堕落が人の形を取ったような女が自ら外に出るなど、それはみふゆにとって天変地異に匹敵する行為であった。

 

(マズい。マズいですよこれは──!)

 

 みふゆは焦った。

 何故なら、彼女の知る安藤怜奈は、「着替えるのがめんどくさいから」と言う理由で魔法少女に変身し、そのまま外出する人間だからである。

 誰がどう考えてもマズい。マギウスがどうとか無関係に兎に角マズい。

 

「待ってて下さい。すぐに保護しますから──!」

 

 可及的速やかに彼女を捕獲し、自宅へ連れ戻さねばならない。みふゆは魔法少女へ変身を遂げると、慌ただしく駆け出した。




・アレ
イメージは「でかいなぎさ」。
こんなダメ人間だけど紛れもなく円環の使者なんですよ。

・みふゆさん
凄い面倒見良さそうなのに、実は家事が全然出来ない浪人生。安名メル曰く「大雑把」。


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第2回

アニメにホミさんが出たので初投稿です。


 小細工を弄するRTA、はぁじまるよー!

 

 前回は、調整を終えて家路へ向かう魔法少女達(総勢1名)。不幸にも黒塗りの魔女結界に衝突してしまう。

 後輩を庇い全ての責任を負った三浦に対し車の主、暴力団員谷岡が言い渡した示談の条件とは……。

 と言った事になっていました。

「犬も歩けば棒に当たる」ならぬ「魔法少女も歩けば魔女に当たる」。正しく魔境神浜ですね。

 

 まあ特に見逃しておく理由も無く、寧ろ経験値の足しにしたいので、魔女をバラしたいなって……(殺意)

 

 と言う訳で早速初戦闘征くぞオオオオオオ!ダイナモ感覚!ダイナモ感覚!YO!YO!YO!YEAH!

 

 ハイ、変身したら装備を確認しましょう。

 願いを「小説の結末を変えたい」とした為、武器は穂先が万年筆の形の槍ですね。しかし「槍」である事は非常に重要です。

 と言うのも「改竄」を発動する為の接触判定は武器にも存在しており、投げ付けてから遠隔で「改竄」する事が出来る特性を持っています。

 ですので、最低でも「投擲可能」かつ「命中時対象に突き刺さる」武器でなければ長所が潰れてしまいます。

 態々願いに「小説の」と言う単語を入れたのは、武器種を御崎海香と同じ槍に固定する為でもありました。

 

 

 衣装は焦げ茶色の軍服ですね。アレはやや着崩しているので軍隊っぽさはゼロですが、風にはためく肩マントが良い感じに渋さを演出しています。

 ソウルジェムの位置は……左胸ですか。まるで勲章でも付けているかのように飾り立てられ目立っていますが、まぁ良いでしょう。アレの耐久で心臓をぶち抜かれたら戦闘不能になる(再走不可避)ので、危険度は大して変わりません。

 

 変身も終わったので戦闘突入です。

 近寄る使い魔は片っ端から突いてやりましょう。兎に角経験値稼ぎです。先端が万年筆である以上斬撃を繰り出せないのが辛い所ですが、慣れればどうと言う事もありません。

 しかし無理は禁物です。最序盤なので苦戦はしませんが、念には念を入れて一匹ずつ丁寧丁寧丁寧に捌いて差し上げると良いでしょう。

 

 使い魔を串団子にしつつ先に進めば、最奥には魔女が待ち構えています。

 ……と、既に誰かが交戦していますね。

 この様に、魔女結界では他の魔法少女と遭遇する事があります。神浜では地区によって様々な魔法少女との出会いがあるので、それを楽しむのもこのゲームの醍醐味です。

 

「──れいちゃん!?こんな所で何をしているんですか!」

 

 何ってそりゃ……お前……魔女退治だよ。と言う訳で今回遭遇したのはみふゆさんです。

 偶々鉢合わせただけなんでしょうが、何か凄いビックリしてますね(他人事)。

 

「みふゆ、手伝うよ」

 

「いや、そんな事より──」

 

「今は倒すのが先決でしょ」

 

「……分かりました。でも後でたっぷりお説教させてもらいますからね!」

 

「ん、考えとく」

 

 怒ったり呆れたり、忙しそうですね。まあ適当に会話を流しつつ、戦いに加勢しましょう。

 現在は此方の距離が遠いので、先ずは槍を投げて隙を作ります。

 早速──

 

ジャベリンは!こう使う!

 

 命中を確認したら即座に「改竄」します。対象が「魔法」であればMPの消費はほぼありませんが、魔法以外を対象にした「改竄」の効果は短時間のスタン付与のみ、その上マッハでソウルジェムが濁ると言うクソ仕様です。

 プレイ中の描写から考察するに対象の思考に介入し、書き換える事で行動を妨害しているようですが、3秒程度で活動を再開されているので効果そのものも産廃レベルです。

(スタンする槍持ってるだけの魔法少女とか)これいる?

 

 と言うかアレの仕事はこれだけです。終わり!閉廷!以上、皆解散!君もう帰って良いよ!

 酷い言い様ですが、後はみふゆ大先生にお任せすればちゃちゃっと片付けてくれます。

 まぁみふゆさんは実力者なので、少しでも隙を作ってあげればチャクラムで滅多切りにして魔女の刺身を作ってくれますね。

 アレは槍の再生成も出来ないので、離れた所でぼーっと眺めていれば工事完了です……(撃破)。

 

 結界が消え、グリーフシードがドロップしました。先程の改竄1回で大分穢れが溜まっているので、みふゆさんに使っていいか聞きましょう。

 

「えぇ、別に構いませんよ。それよりですね──何で1人で外に出てるんですか!?

 

 えぇ……(困惑)

 どうやらアレは家から出しちゃいけないレベルのダメ人間みたいです。普通に赤ちゃんみたいで可愛いと思う(狂気)。

 とまあみふゆさんの説教を受けながら帰宅──しません。どうしても今日中にやっておかなければならない事がもう一つあります。

 そう──

 

「FM神浜のウワサって、最近どうしてんの?」

 

「え?どうしたんです急に」

 

「何か魔女の動き見てたら思い出しちゃって……」

 

 今回改竄するウワサは「FM神浜のウワサ」っ。チャーミングなパラボラアンテナと、均整の取れた体(嫉妬)。まだ生後1ヶ月未満のこのウワサは、私の調教に耐える事が出来るでしょうか。

 ハイ、こいつはイベント『FM神浜 Holy Radio Station』で登場したウワサですね。

 このウワサはマギレポ世界にしか存在しないブツで、「凝集」と「拡散」の性質を持つ電波を発して本編世界に干渉していました。

 ですので本来この世界には影も形も無い筈なのですが、本作においてはアニメ版とストーリーが折衷されているので、今日も電波塔から元気に配信しています。

 そこでこいつをコッソリ改竄し、放送内容を「魔法少女の救済」に変更して宝崎へ発信させればアラ不思議、放送を聴いたいろはちゃんが予定より早く神浜に来るって、RTA走者の間でもっぱらのウワサ。キャーステキー!

 

 ……大分ふざけましたが、まあそう言う事です。態々いろはちゃんを半月待つのも馬鹿らしいので、此方から呼び込みます。

「改竄」は発動中、音や光と言ったエフェクトが一切発生しません。燃費についても、ウワサは「柊ねむの魔法」と言う判定なのでMPの消費は微々たる物です。なので適当に撫でている振りをすればバレる事はありません。堂々とやります。

 

「様子見に行って良い?」

 

「また小説のネタ探しですか」

 

「うん。みふゆは先に帰ってなよ、弁当買ってきてくれたんでしよ?」

 

「ダメです。貴女を1人にしておいたら何をしでかすか分からないので、私も一緒に行きますよ」

 

 みふゆさんも甘々ですねぇ。

 なのでサクッと行ってサクッと改竄しましょう。

 道中は暇なので11.4倍に甥のKMR、加速します。

 

 

 

 ハイ、到着しました。

 神浜は中央区、電波塔の屋上です。

 市内で一番高い建物なだけあって、視界を狭めるビルも無く空が広く見えます。

 通常プレイならボケッと眺めて過ごすのも有りですが、これはあくまでもRTA。サッサと仕事に取り掛かりましょう。

 

「おー、いるいる。元気にしてそうで良かったよ」

 

「れいちゃん、コレどう見ても機械だと思うのですが……」

 

 FM神浜のウワサは……随分端の方にいますね。大抵の場合はヘリポートのド真ん中に居座っているのですが、たまに移動したりします。

 

 早速近付いて撫で回す……と見せ掛けて「改竄」発動!お前を毒電波発信機に仕立てや……仕立て上げんだよ!最大出力もだ!(グレンキャノン)

 此処で手間取ると延々ウワサを撫で続ける羽目になるので、落ち着いて冷静に行動しましょう。

 

「よしよし。よーしよしよし。本当に良い子だねお前」

 

「ペットじゃないんですから……早く帰りますよ」

 

「はーい。今行く」

 

 ……ヨシ!(現場猫)

 タイムは36(秒)……普通だな!

 まあ魔法少女に変身している訳でも無いですし、こんなものでしょう。そして仕事を終えたので、ここにもう用はありません。帰って飯食って寝ます。

 では諸君、サラダバー!

 

 

 

■■■

 

 

 

「……」

 

「……」

 

 無言。私とれいちゃんの間を沈黙が支配していますが、別にそれは不思議な事でも何でもありません。食事は静かにするもの。行儀の問題でもありますから、当然の事でしょう。だからこそ、この沈黙が心地良いのです。2人で決めたルールが守られている証ですから。

 

 それにしても、今日は厄日なのでしょうか。

 れいちゃんは書き置きだけ残して何処かに行ってしまいましたし、探しに出てみれば今度は魔女。本当は2人で昼御飯を食べている筈だったのに、と嘆かずにはいられません。

 踏んだり蹴ったりとはこう言う事を指すのでしょう。

 

『通った……みふゆ!』

 

『ええ、一気に決めます……アサルトパラノイア!』

 

 れいちゃんと協力して魔女を倒したのは良いけれど、ややオーバーキル気味であったのは否定出来ません。

 魔法少女の戦闘能力は精神状態によって大きく変化するもの。傲りは油断を生み、苛立ちは攻撃から精密さを奪う。私の場合、「2人の時間を邪魔された」と言う思い込みが過剰な攻撃となって表れてしまいました。

 

 それ程までに、私はれいちゃんに入れ込んでいる。

 何故なのでしょう?

 放っておけないほど生活能力が無いから?

 共に魔法少女の解放を目指す同志だから?

 それとも──

 

「みふゆ」

 

「はい?」

 

 対面でレトルトのペペロンチーノを貪っていたれいちゃんが、此方を心配そうに見ている。

 表情に出ていましたか。やはり私もまだまだ甘い。

 

「……怖い顔してる。何かあったの?」

 

「……いえ、何でも無いです」

 

 咄嗟に誤魔化してしまいました。

 けれども、それで良いのです。こんな事、誰に言っても幸せにならない。もし本当に「そう」なのだとしても、胸に秘めたままの方が良い。だって──

 

「目を離したら貴女が死んでしまいそうだから」なんて、言っても仕方ない事ですから。

 

 私はもう、あんな思いをしたくない。

 

 

 

■■■

 

 

 

 おはようございます(社畜)

 先程寝ると言ったな、アレは嘘だ。RTA走者に休息の2文字は無いのです。当たり前だよなぁ?

 寝た振りまでしたのはみふゆさんの監視から逃れる為です。これからやる事は彼女がいると大幅なロスが発生するので、最悪わざと迷子になってでも振り切る必要があります。

 それでは──

 

ただ今より小さいキュゥべえ(環うい)捕獲作戦を開始する!

 

 と言うのも、いろはちゃんがういに関しての記憶を取り戻すには小さいキュゥべえに触れる必要があるのです。しかし此方がFM神浜を利用した事で、本来より大幅に早くストーリーが始まります。

 その時に万が一「砂場の魔女の結界に小さいキュゥべえがいない」状況が発生すると、話が全く進まなくなります。ですがそれは大変よろしくないので、此方で捕まえて放り込んでやろうと言う作戦です。

 

 それでは早速、奴をとっちめに行きます。

 

 今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

■■■

 

 

 

『2:00』

 

宝崎の夜を彩るFM神浜、HOLY RADIO STATION』

 

『さあ今夜も始まりました。魔法少女の皆様いかがお過ごしですか?それでは早速ポップでノリノリ、最初のナンバーをお聴き下さい──』




・アレ
対魔法特化すぎて魔女に弱いクソザコナメクジ。これでベテランとか恥ずかしくないのかよ。

・FM神浜のウワサ
最初は「均整の取れてない体」って書こうと思ったけどアニメ見返したら美脚だしバランスもとれてたやつ。


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第3回

お久し振りです。スランプに陥っていましたが何とか初投稿です。


(うーん、困りました。困っているのはいつもの事ですけど……)

 

 七瀬ゆきかはメダルゲームの筐体の陰で困惑した。今日も生徒会役員としての活動を終え、メダルゲームを嗜みに参京区までやって来たゆきかだったが、そこにいたのは思いもよらぬ人物であった。

 

(あれって安藤さん……ですよね?)

 

 イチゴオレを一気飲みしながらゲームの筐体にかじりついている女は、安藤怜奈だった。脇には空の紙パックが山積みになっており、滞在時間の長さを物語っている。

 

(でもどうしてこんな所に……)

 

 そもそもゆきかは怜奈と面識は無い。梓みふゆが翼達専用の匿名掲示板に送信したメッセージに、彼女の写真が添付されていた程度である。しかしそのメッセージが、この場に於いては大問題となっていた。

 みふゆらしい丁寧な前置きから始まったメッセージの内容は、要約すると「怜奈が1人で外出しているのを見掛けたら連絡して欲しい」と言うモノだった。

 

 最初は何かの冗談だと思ったが、確認を取ってみると本気だと言う。

「魔法少女の救済に欠かせない人なんですか?」と問えば「放って置いたら迷子になりますから」と返ってきた。同じ日本語で話しているのに、まるで会話が通じていない。あまりに珍妙な回答に、ゆきかは思考を放棄した。

 どうせ関わる事は無いだろうと高を括ったとも言える。

 

 がしかし、紛れもない現実として安藤怜奈と七瀬ゆきかは邂逅しかかっているのだ。逃げるか、ぶつかるかの二択をゆきかは迫られている。

 

(どうしましょう、連絡した方が良いのでは……?)

 

 それは即ち、連絡(通報)すべきか否かと言う事だ。黒羽根の一員として見逃す事は出来ないが、生き生きとゲームをしている所に割って入るのも何だか違う気がする。

 加えて、ゆきかにはどうしてもこの場を離れられない理由があった。

 

「うっわ、下手くそですねぇ……」

 

 口を衝いて出たのは自分の想像以上に辛辣な言葉だった。

 そう、安藤怜奈はメダルゲームが致命的に下手くそだった。「無駄遣い」と言う表現が最適な下手くそ加減である。マナー的によろしくないのはゆきかとて重々承知しているが、口を挟みたくて仕方がない。

 

 それはゆきかの「生きている実感が欲しい」願いが、トラブル体質として作用している証だ。

 彼女は面倒事になると頭で理解していても、願いのせいでトラブルに首を突っ込んでしまうのだ。

 そしてその性質は、今回も遺憾無く発揮された。

 

「……なあ、あんた何やってんだ?」

 

「ピィッ!?」

 

 突然後ろから声を掛けられたゆきかは、奇声と共に飛び退った。

 見れば、自らより一回り程小さい金髪の少女が呆けた表情で此方を仰いでいる。

 

(しまった──!)

 

 ゆきかは焦った。この奇行を学校で言い触らされたりしたら、ゆきかの評判は終わる。間違いなく終わる。

 確かにスリリングな生活に憧れているが、それとこれとは話が違うのだ。

 

「なーねーちゃんどうしたんだよ、急に固まっちゃってさ」

 

(どうしよう、どうしよう……!)

 

 相対する少女──深月フェリシアは勿論水名女学園生徒ではないし、容姿を見れば年下である事は明白だが、パニック状態のゆきかは「どうやってこの場を切り抜けるか」しか考えていなかった。

 危機に瀕した脳が必死に言い訳を捻り出そうとする。窮地にあればあるほど真価を発揮するゆきかの思考は、この時も最善の答えを導き出そうとしていた。

 が──

 

「何やってんの?」

 

「あっ……」

 

 いつの間にか席を立っていた安藤怜奈が、ゆきか達を覗き込んでいた。

 嗚呼、悲しい哉七瀬ゆきか。つい数分前までの葛藤は、一瞬で水泡に帰したのだ。

 

 

 

■■■

 

 

 

 やったぜ。投稿者:変態魔法小説家(5月2日(水)17時14分22秒)

 

 昨日の5月1日に偶然を装って遭遇した博打好きのお嬢様(16歳)と直後にスカウトしたパツキンの傭兵(13歳)と私(21歳)の3人で参京区にあるゲームセンターで遊んだぜ。

 今日は明日が平日なんでコンビニでイチゴオレとサンドイッチを買ってから滅多にマギウスが来ない所なんで、そこでしこたまイチゴオレを飲んでからQBを捜索し始めたんや。

 

 と言う訳でここまでの流れを解説しつつ3人で集まるRTA、はぁじまるよー!

 今回はチビキュゥべえの捕獲を行います。が、闇雲に探し回るだけでは早々見付かりっこありません。(出現率低すぎて)狂いそう……!

 キュゥべえの発見が遅れ、それに合わせて全てのチャートがずれた事で結局ほんへと変わらない、そんな苦しみを味わった諸兄も多いと思われます。

 

 そんなお客様(視聴者)の皆様にオススメしたいのがコチラ、チャート爆砕少女(七瀬ゆきか)です。

 やり方は簡単、彼女をパーティに加えたらただひたすら神浜を上下に移動するだけ!

 見て下さいよこのスピード!兎に角なな……(痛恨のミス)6時(ののじ)までにキュゥべえが捕獲出来ちゃうんです。

 

 

 

 ……その筈だったんですけどねぇ。

 かれこれまぁ2時間くらい、えー待ったんですけれども、キュゥべえは誰1人来ませんでした。誰1人来ること無かったです(絶望)。

 1人位来るやろなぁ……と思ってたんですけども、結局誰1人来ませんでしたね、ええ。

 

「怜奈さん」

 

 いやこれはキツイですよ(本音)。まさかゆきかちゃんをパーティに加えた上で、カスりもしないとは思いませんでした。

 ほんへ前の小さいキュゥべえはゆきかに保護されていた筈なので、予め彼女に預けて任意のタイミングでリリースする予定だったのですが、完全に当てが外れてしまいました。

 

「怜奈さんっ!」

 

 焦りからか新西区まで来てしまいましたし、クォレハ完全なロスですね……。

 あーどうすっかなー俺もなー。再走するしないかなー。

 

「──れ・い・な・さんっ!アレ見てくださいアレ!」

 

 おや、ボーッとしている間にゆきかちゃんが何か見付けたようです。

 ……これで何回魔女結界に遭遇したんですかね。フェリシアちゃんが楽しそうだったから別に良いですけど……。

 

「キュゥべえ?……にしては小さいね」

 

「ですよねぇ……しかもこっち見てますし」

 

「モキュ……」

 

 モキュ……モキュ!?

 ほんへが始まった訳でもないのにどうしてモキュがこんな所に!?自力で脱出を!?

 

「あん?魔女じゃねーのかよ、つまんねー」

 

 魔女結界(そんな事)はどうでもいいんだ、重要な事じゃない(MSTさん)。

 何でこんな所にいるのかは分かりませんが、捨てるガバあれば拾うガバありとはこの事ですね。さぁ早速捕獲し──

 

 

 

 

 

「──待ちなさい」

 

 

 

 は?七海やちよ?

 あぁ(タイム)落ちたねぇ、落ちましたね……(超速理解)

 

 今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

■■■

 

 

 

 私が玄関の扉を開けた瞬間、右手に青薔薇と白いカーネーションの花束を携えた女性が深々と頭を下げた。出歩く事が億劫になる程の土砂降りだと言うのに、傘すら差さず濡れ鼠になっていた。

 

「申し訳ありませんでした」

 

「ちょっ、ちょっと──!」

 

 安藤怜奈がみかづき荘を訪ねて来たのは、メルが()()()()()から3日程経ったある日の正午頃だった。

 まだ心の整理がついていなかった私は、それはもう面食らってしまった。この場面を近所の人に見られたらどう思われるかとか、そんな無駄な事ばかりを考えた挙げ句に彼女を家の中に通してしまったのだ。

 七海やちよ(メルの仲間)の家に入るのは、彼女にとって何より辛い事だっただろうに。

 

「取り敢えず話は中でしましょう。さ、顔を上げて」

 

「──はい」

 

 突如として現れた彼女は、私が無理矢理みかづき荘に押し込むまでずっと頭を下げたままだった。

 

 

 

「安名メルさんが亡くなったのは、私の責任です」

 

「え?」

 

 居間に案内された安藤怜奈は、開口一番にそう言い放った。

 せめてお茶の準備だけでもしようと棚を漁っていた私の背中に、言葉のナイフを突き刺したのだ。

 

()()()()が大東区から流れて来たのは御存知ですね」

 

「ええ、それがどうしたと──」

 

「私が水名区での足止めに失敗しました」

 

 頭が真っ白になった。

 呆然とする私に気付いているのかいないのか、安藤怜奈は俯いたまま独白を続けた。

 

「夜まで──夜まで()()()が水名にいれば共同で殲滅する手筈でした」

 

「阿見さんもいた、明槻さんもいた、竜城さんも──皆協力してくれるって、言ってたんです」

 

「でもアイツは日中に動き出した。これまで工匠区に中央区を抜けてきた訳ですから、魔法少女の行動パターンを学んだんでしょうね」

 

「皆学校がありますから、動けたのは私だけでした」

 

「全部私が悪いんです。私があの時、もっと粘れていれば」

 

「腕が千切れようが、足が吹っ飛ぼうが()()()を夜まで抑えられてさえいれば、安名メルさんは死なずに済んだんです」

 

「ごめんなさい。本当に、ごめんなさい──」

 

 独白と言うよりは、最早懺悔であった。ぼろぼろと涙を流しながら、ひたすら「ごめんなさい」と呟く彼女をどうして責められようか。

 そもそもからして、東側から流れて来たのなら『あの魔女』が強敵なのは分かっていた筈だ。

 それを侮り、結果死人まで出した責任はチームリーダーの私にある。安藤怜奈が謝罪する理由など何1つ無い。

 

 だと言うのに、私の口からは慰める言葉すら出てこない。惨めで、悲しくて仕方なかった。




・アレ
お前重いんだよ!(過去)
少なくともメルの1件が無ければもう少し真っ当な生活を送っていた事は間違いない。

・七瀬ゆきか
チャートをぶち壊していくやべーやつ。パーティに加えるとQBとの遭遇確率大アップ!(遭遇するとは言っていない)他の先駆者兄貴は避けようとする中積極的に関わった事で特大級の爆弾を召喚する。

・七海やちよ
みかづき荘の管理人さん。アレの謝罪を受ける。その場に自分しかいなかった為、みふゆ達はその事を知らないと思っている。

・深月フェリシア
偶々居合わせただけ。500円で雇えるとかコスパが良すぎる。パーティに加えると種類を問わずイベント発生確率が上昇する(極小)

・花束
白いカーネーションと15本の青薔薇。
風習や祭りとしての「ヴァルプルギスの夜」があるドイツではカーネーションは葬式の花らしい。安名メルが魔女になった事を怜奈が意識していたのかは分からない。
青薔薇の花言葉は「神の祝福」。15本の薔薇は謝罪を示す。マギレコ世界に於いて安名メルの救済は成されていない。
せめて花だけでもーーと安藤怜奈は考えたのかもしれない。


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