イナイレ転生 〜全ての必殺技を覚えるプレイヤー〜 (ユーズファー)
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1話

「知らない場所だ」

 

当たりを見渡しても全て真っ白な空間だ。白以外の色が全くない。そもそもここは一体何処だ? どうやってここに来たんだっけか?そもそもここに来る前の記憶が一切ない。どうなってるんだ?

 

「それは儂が説明しよう」

 

考えていたらいきなり声が聞こえた。声が聞こえた方に振り向いてた見た。 そこに居たのは上半身裸の髭が長い上半身裸の爺さんがいた。だが爺さんと言ったが弱々しい体ではなく見事に腹筋の割れていて3mはあるんじゃないかと思うぐらい高身長な爺さんだ。

 

「あ、あなたは?」

 

 

「お主が住んでいた所で言うところの神じゃ。そしてここは神界とでも言っておこうかのー」

 

そういうと神様は自分の置かれた状況を説明して思い出した。どうやら俺は死んでしまったらしい。 そういや大雨の日に土砂降りに慌てて帰っていたら雷が落ちたんだっけ。その後の記憶があやふやだから多分それだろう。

 

「その雷は儂が手違いで落としてしまったんじゃ、まさかそこに人がおるとは。」

 

「まじっすか、、」

 

そんなぁ〜まだまだ終わってないゲームや読み終わってないマンガがあったのに、せめてワ○ピースの最終話までは生きたかった。

 

「本当に申し訳ないと思っておる。だから次の転生場所や能力を授けたいと思っとる。なんでも言ってみなさい。」

 

転生かー色んなアニメやゲームが好きだったから悩むな〜あそこにも行きたいし、、、いやーあれも捨てがたいしー、、でもやっぱりあそこだな。

 

「イナズマイレブンの世界でお願いします。あ、もちろん円堂世代で」

 

死ぬ前まではサッカーもやってたしイナイレが大好きだった。豪炎寺のように炎だしたいからな。色んなキャラと青春がしたい!

 

「相分かった、じゃあ能力はどうする?」

 

「全ての必殺技を使えることと、才能の上限は円堂や鬼道と同じレベルでお願いします。」

 

能力の方は前から決めていたんだよねー。これがあれば雷門イレブンや他のみんなに必殺技を教えたり連携技のレパートリーも増えるし俺自身もかっこいい技を沢山打ちたい!

あと才能は大事だよ、転生したらSNGKのブロッコリーのようなレベルなんてやだよほんと。イナイレの世界に行くんだから頂点《てっぺん》を取らなきゃ。あ、五条さんならギリ許せる。

 

「了解した。では直ぐに転生させよう。第2の人生を楽しんでのー」

 

神様がそういうと意識が薄れていくのを感じた。

 

 

 

 

 

 

『誰が最強のサッカープレイヤーか?』

この質問に誰もが『円堂 守』や『鬼道 有人』『豪炎寺 修也』よりも真っ先に答える。

 

『黒修 全斗』と

 

世間は彼をこう呼んだ。『白い流星』『日本サッカーを世界に羽ばたかせた男』『無限の技を持つ男』『イナズマイレブンの先導者』etc.

この物語はイナズマイレブンに転生した男の奮闘記である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




初めての作品です。誤字脱字やご指摘、遠慮なく教えて下さい。生暖かい目で見てくださいお願いします。


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2話

黒修 全斗(くろしゅ ぜんと)

 

これが今の名前だ。転生して早9年。俺は風邪も引かずにすくすくと元気に育っていった。さて今俺はどこにいるでしょうか?9歳だからまだ原作の雷門中には入ってないからね。

 

正解はイ「オーディーーンソーーーーーード!!!!」

 

ドゴォーーーーーーーーーーン

 

「どうだいゼント!また威力をあげたぞ!!」

 

・・・ゴ、ゴホン、、正解はイタリアだ。

ーーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー

ーー

さて、ここまでの経緯を教えよう、転生して記憶が戻ったのは3歳の時だ。流石に赤ちゃんの時から記憶があったらオムツの交換をされたりしたら恥ずかしいくて溜まったもんじゃない。父はサッカー関係の仕事をしていたので全国、たまに世界を股に掛けることもあり裕福な家庭で過ごしていた。

転生し記憶が戻ったことでサッカーをする前に体幹やスタミナを鍛えた。あのどんな敵をワンパンで倒してしまうハゲヒーローの特訓を。

それを1年したけど凄いね、努力すれば必ず報われるような世界だよ。だって全力で飛んだら4mは超えたんだよ?さすが超次元と言った所だね。

 

5歳の誕生日は親にサッカーボールを誕プレにしてくれって頼んだ。そしてボールを風呂の時以外は毎日持っていた。

最初はリフティング1000回連続でできるまで終わらないようにし、足以外に膝、かかと、頭、と増やしていき敢えてスピンをかけて難しくしたりアラウンドザワールドやレッグビーターとかのリフティング技を出来るようになり今では体の一部のように自由自在にボールを操れるようになった。

 

6歳になったことでサッカーチームに入るようになったけど次元が違うんじゃないかって言うぐらい差が開いていた。

そんなある日、父から「全斗、世界でサッカーをしてみないか?」と言われた。 なんでも今度の仕事先がイタリアだったらしく俺のプレーを見て既に世界レベルだと思ったそうだ。俺はもちろん即答で行きたいと答えた。

イタリアにサッカー留学をすることを決め、サッカーフィールドに行くとこの世界で初めて驚く出来事が起きた。

「初めまして、俺はフィデオ・アルデナ。今日からよろしく」

フィデオ・アルデナ

イタリアの『白い流星』と呼ばれ「世界への挑戦」で円堂の良きライバルとなり最高のバトルを繰り広げる最強のプレイヤーの1人だ。公式イケメンキャラでもあるが、マジでイケメンだなコノヤロウ。

 

フィディオは6歳の時から既に頭角を現していた。華麗なテクニックやスピードで相手プレイヤーをスルスルと抜いていき強烈なシュートを放ちさらにフィールドの全てが見えているようにチームに支持するカリスマもあった。

そんなフィデオが俺のプレーに魅了されて師匠になって欲しいと言われた。流石にテストでシュートを打てと言われて『ホワイトハリケーン』をやったのはやりすぎたかな?

まぁフィディオが弟子というのは悪くない。(にひひ)

それならとフィデオの代名詞と言える必殺技『オーディンソード』を伝授した。フフフこれでオーディーンソードの生みの親となった訳だ。それからという物いつもフィデオとは1対1をしたり、俺の技を盗もうと食らいついたり、色んな国のサッカーチームでフィデオとツートップをしトーナメント得点王にもなったりした。

 

 

 

 

 

 

「フィディオ、俺に会わせたい人達って誰だい?」

 

「紹介するよ、ゼントと会う前からの親友、マークとテレスだ」

 

「マーク・クルーガーだ、君がフィデオが言っていたゼント・クロシュだね。よろしく」

 

「・・・テレス・トルーエだ、よろしく」

 

 

『ジ・エンパイア』、『アンデスの不落の要塞』 テレスだ!いつもアイアンウォールにはお世話になりました!

そして『ユニコーン』一ノ瀬と共にアメリカ代表になったマークだ!こっちもグランフェンリルお世話になりました!

 

「黒修全斗だ、宜しくね。」

 

「フィディオ、こいつがお前の言ってた師匠なのか?とてもそんな風には見えないが?」 テレスがぶっきらぼうにそう言う。そういやテレスってこういう性格だったな。

 

「そうだよ、俺じゃあまだまだ足元にも及ばないよ。」

 

「ほーう、、、おいクロシュ俺と勝負しろ」 いきなりだなぁおい、あーあ表情から見るに明らかに舐めてやがる

 

「いいぜ、相手になってやる」 小学生に大人気ないが少しO✩Si✩O✩Kiしてやる

 

ーーーーーー

ーーーー

ーーー

 

Xブラストーーーーーー!!!!!

 

「アイアンウぉ、ぐはぁ」 ズバァーーン

 

10対0

 

「まだやるか?(ちょっとやりすぎたかな?)」

 

「いや、もういい、俺の負けだ」

 

「・・・凄いな、彼は。流石『白い流星』と呼ばれるだけあるよ」

 

「あぁだからこそ、、だからこそ超えたい相手だよ」

マークとフィディオがそんな会話をしている。あれ?俺が白い流星?フィディオじゃなくて?じゃあフィディオは何だ?

 

「ゼント・クロシュ、その、あんな態度をとって済まなかった。ジャパンだからと思い舐めていた。」

 

考えているとテレスが謝ってきた。まぁ俺もやりすぎたからなー

 

「アイス奢ってくれたらいいよ。それで水に流そう、これからよろしくな!テレス!(にっ)」

 

「!あぁ、よろしく!」 がしっ!

 

これがテレスとマークの初めての出会いだった

 

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーーー

後日談

 

「なぁ?さっきマークは『白い流星』って呼ばれてるって言ったがフィディオは何て言われてるんだ?

 

「確か『フィールドの貴公子(プリンス)』だったかな」

 

 

「・・・納得」




変更点
・雨宮 全斗が『白い流星』
・フィディオが『フィールドの貴公子』

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3話

テレスとのサッカー勝負が終わり、マークとフィディオと一緒にアイスを食べにいき、みんなでサッカー談義で盛り上がった。

 

「なぁ、どうやったらあんなシュートが打てんだ?」

テレスの質問にマークやフィディオも反応した。

 

「んー、最低でも腕立て伏せ100回、上体起こし100回、スクワット100回、ランニング10kmを毎日何があってもやってるなー。今はそれを3セットやってるけど、それを3歳の時からやってたかな」

 

俺がそう言うと3人は物凄く驚いてた。

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

3人とアイスを食べ、少しのサッカーをした後にそれぞれの家に帰っていった。

「いやー6歳だからまだまだ若かったけどやっぱり髪型とか面影があったなー」 そうしみじみ思っていながら横断歩道に差し掛かった所で

 

ぶぉぉぉぉおおおおーーーーーーーーん

 

「!?、危ない!!」 大型トラックが少年に向かって突っ走っている!間に合え!!

 

うぉぉおおおおお!!!グランドクェイク!!!!ドン!ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!! ガッシャーン!!

 

グランドクェイクの衝撃波により何とかトラックが止まった。

 

「大丈夫か!」

 

「は、はい。何とか」

 

はぁ、良かったー

 

「くそ!」 タタタタタタタ そう吐き捨てトラックに乗っていた奴が走って逃げようとしていた。

 

「あ、待て!」

 

アイツを捕まえなくちゃ、でもどうしたら

コロコロ

 

ん?ボール? これはこの子のか

 

「少しボール借りるよ!」

 

「え?」

 

流星!ブレーーーーーード!!ドン!キラ✧ギュォオオオオオオオオオオオオオオオ!!

 

「ぐはぁ!」 バタン

さながら流星のようなスピードでトラック運転手の背中に当たり気絶した

 

ふー何とかなったか

 

「はい、ボール返すよ」 「・・・かっこいい」ボールを返そうとした子はボーッとしていた。

 

・・ん?あれ?この子何処かで見たような?でも俺の知っているあの人物はこの子より肌が白くて髪の色ももう少し明るい色の赤髪なような?

「ねぇ?君の名前は?」 「え?あ、はい!僕の名前は・・」

 

 

吉良 ヒロト

 

俺が転生して2番目に驚いた瞬間だった。

 

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

後日、吉良財閥のトップでありエイリア皇帝陛下、イナズマイレブン2ファイア・ブリザードに出てくる黒幕である「吉良 星二郎」がやってきた。

 

「全斗君、今回は息子を助けてくれて本当に、本当にありがとうございました。」 星二郎は深々と頭を下げた

 

「あ、頭を上げてください!俺は当たり前のことをやっただけですから!」

 

「だが君がそうしなかったら息子はきっと死んでしまっていた。君には感謝しても仕切れない。ありがとう。ありがとう。」

 

・・・・こうやって見るとアニメで見たあの狂気な部分は全くなく、大仏顏が良く似合う子供好きな父親だよ。

 

 

そして星二郎さんが今回の事件を詳しく聞くと何とも胸糞悪い話だった。 ヒロト君はサッカー留学をしていてその同じチームにいた奴がポジションを奪われた事にもの凄くキレてしまいヒロト君を抹殺しようとした訳だ。しかし、今回の事件の加害者は政府関係者の息子だったことでこの事件は有耶無耶にされてしまった。

 

そういえば、イナイレ2の『ジェネシス化計画』の事の発端は今回の事件がきっかけでエイリア石の魅力に取り憑かれて復讐を決意したんだっけ。

 

ということは俺は原作のルートを途切れさせてしまったのか、どうしようかなー。ま!何とかなるだろ!その時はその時だ!その幻想(原作)をぶち壊す!

 

「という訳です。本当に君には感謝の言葉しかありません。私に出来ることがあるならなんでも言ってくれ、出来ることは全てすると約束しましょう。」

マジか、吉良財閥のコネをゲット♪ でもここでは使うのはまだかなー。それに今はとても充実してるし。

 

「ありがとうございます。ですが、今はとても充実しています。ですのでそれは見つけた時にお願い出来ますか?」

 

「えぇ、もちろんです。その時なったらいつでも連絡して下さい。」

 

「はい、分かりました。それはそうと、ヒロト君の事なんですけど、今回は俺がいたから何とかなりましたけどまた同じことが起きるかも知れません。ですのでヒロト君は帰国させた方がいいのでは?」

 

「そうしたいのですけど、こんな時に限って飛行機の便が満席で1週間はないのです。そしてイタリアに来たことでイタリアにいる吉良財閥を支持する方と会談があるので手が離せないのです。」

そうなのかぁ、その間にもヒロト君に魔の手がかかるかもしれないかも知れない。あ、そうだ!

 

「でしたら、俺が所属しているチームに預けて貰えますか?周辺にSPを張らせていて俺達はサッカーをする。どうでしょうか?」

 

「私はそれで構いません!むしろお願いしたいくらいです。またヒロトをお願いします。」そういうとまた深々と頭を下げた。

 

「はい!分かりました。ヒロト君は俺が守ります!」

 

 

「お願いします。所で全斗君は本当に6歳ですか?どこか大人のような雰囲気を感じますが?」

 

「ははは、よく言われます。」

 

まぁ転生して合計で20歳は超えてるからね

 

ーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

「という事で1週間だけお世話になるヒロトだ。」

 

「よろしくお願いします!」

 

「本当に大変だったんだね」

 

「ケッ、聞いてて腹が立つぜ!」

 

「全くだ」

 

フィディオ、テレス、マークの準備にそう言う

 

「まぁ、話はそれぐらいにして始めるか。」

 

「「「おう」」」「はい!」

 

「ははは、ヒロト、もっと楽でいいよ、俺達は同い年なんだから」

 

「で、でも」「いいのいいの」「わ、分かった!」

 

それから各自で練習を始めた。

 

フィディオは『オーディンソード』の質を上げていた。教えて形にはなっているけどまだまだ確実に点を取れるような威力にはまだまだ達成してないからね。

 

テレスとマークには新必殺技を教えて練習している。アイアンウォールも確かに超強力で最強技の1つだがテレスは属性不一致なんだよなぁ、だから彼には属性一致の強力な技を教えている。

そしてマークは1人必殺技シュートの練習をしている。マークが覚える技って全部連携技なんだよね〜だからその弱点を無くすためにも1人で打つことも覚えとかないけど、

まぁマークはMFだけど、

え?2人をレベルアップさせると優勝出来なくなるって?バ〜カ相手が強ければ強いほど燃えるだろ?

 

そしてヒロトは俺が犯人を捕まえるために使った『流星ブレード』を覚えたかったようだ。

 

「『流星ブレード』もいいけど『ファイアトルネード』を覚えようか」

そう言ってヒロトに『ファイアトルネード』を見せた。

 

「・・・『流星ブレード』の方がいいな」

 

「確かにかっこいいし凄い威力を出せるけど、俺も『ファイアトルネード』が使える、だからヒロトと合体必殺技を作ろうと思っててさ。」

 

「!!」

 

イナイレをやってて分かる人はもうわかったと思うが俺はヒロトと『ファイアトルネードDD』を作ろうと思っていたわけだ。ヒロトはまだまだ体が出来上がってないけど技術は相当ある。流石にサッカー留学しているだけはある。

彼は絶対に『イナズマジャパン』に入れるだろう。その為にも今ヒロトとこれを作って見たかったわけなんだよねー。今度豪炎寺と会うだろうから彼とも一緒に打ちたいし。

 

「という事なんだけどいいかい?」

 

「うん!やるよ!絶対にこの1週間でやってみせる!」

 

ーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーー

 

〜Sideヒロト〜

僕は黒修君に命を救われた。そしてものすごい必殺シュートを打つ人だった。あの日のことは今でも忘れられない。そしてこの事件を知ったお父様がすぐに来てくれて物凄く心配かけてしまった。

あの時、トラックが来た時は足が全く動かなかった。けどあの黒修君はすぐに駆け込んで助けてくた。あの人は僕にとってヒーロー、でもそれと同時に何も出来なくて悔しい自分がいる。 だから、あの人の強さを知りたい、あの人に少しでも追いつきたい。黒修君の隣にいる3人も多分同じことを考えると思う。 だからあの時見た流星ブレード教えて貰いたかった。

 

「『流星ブレード』もいいけど『ファイアトルネード』を覚えようか」

そう言うと黒修君はすぐに『ファイアトルネード』を見せてくれた。・・正直に言って地味だなぁ

 

「・・・『流星ブレード』が方いいな」

 

「確かにかっこいいし凄い威力を出せるけど、俺も『ファイアトルネード』を使える、だからヒロトと合体必殺技を作ろうと思っててさ。」

 

「!!」

僕は衝撃が走った!こんなに嬉しいと思ったのは初めてだった!まさか合体必殺技を黒修君の方から誘ってくれるなんて!もしこの必殺技を作ることが出来たなら、少しでも彼の見る景色が見えるかもしれない。そう思うとワクワクしてしょうがない!

 

「という事なんだけどいいかな?」

 

「うん!やるよ!絶対にこの1週間でやってみせる!」

絶対やってみせる!

 

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーー

 

〜1週間後〜

 

「「ファイアトルネードDD!!!!!!!!!」」

 

ズバァァァァァアアアアアアアアアンンン!!!!!!!!!

 

「で、出来た!(ハァ、、ハァ)」

 

「やったな!ヒロト!」

 

「うん!黒修君!!」

 

「なんて威力のシュートだ、俺達も負けてられないな」

 

「あぁ、そうだな」

 

「完成おめでとう!ゼント!ヒロト!」

 

3人が合体必殺技の完成に賞賛を送る。やっぱりヒロトは天才だったよ、たった2日で『ファイアトルネード』を覚えて、3日は体力作りの為にサイタマブートキャンプをしたがこれに食らいついて、残りの2日でこの技を完成させた。

今のところヒロトが一歩リードかな?

 

「次は俺だ!俺と勝負だ!ゼント!」

 

「いや、次は俺との約束のはずだぞ、テレス」

 

「まぁまぁ、取り敢えずゼント達を休ませようよ」

 

あーこの感じ、やっぱりイナイレに転生して良かった。

 

ーーーーーーー

ーーー

ーー

 

「また会おうな、ヒロト!」

 

「うん、もし日本に帰ったら絶対連絡してよ!!その時はまたサッカーしよう!!」

 

「あぁ!勿論だ!そして一緒に世界に挑戦しよう」

 

「うん!!!」

 

こうしてヒロトは日本に帰った




変更点 

吉良 ヒロトを救う
ゲームのように10年前にするとよく分からなくなるのでそこの設定は無しにしている。

あとアレスの吉良 ヒロトは必殺技は好きだけど性格は正直好きじゃないので 基山 タツヤ(便宜上)のような感じにしている

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4話

 ヒロトが日本に帰って半年、今マークと一緒にある場所に連れて行っている。

 

「マーク、俺に会わせたい人たちがいるって言ってたがだれなんだい?」

 

「すぐに分かるよ。」

 

 マークが人を紹介するなんて珍しいな、誰だろう?

マークに連れてこられたのは小さなサッカーグラウンドだった。

 そこに3人の少年と少女がいた。あれは?

 

「紹介するよ、俺が所属しているチームに新しく入ったカズヤ、アスカ、アキだ。」

 

「一ノ瀬 一哉だ、君がイタリアの『白い流星』だね?よろしく!」

 

「こんな見た目で恐っろしいシュート放つんだろ?敵チームにいるってほんとこわいね~ あ、俺は土門 飛鳥よろしく。」

 

「もう!土門君!失礼でしょ!ごめんね、私は木野 秋よろしくね黒修君!」

 

 おおおおー!アメリカ組の3人だ!今後の物語で活躍する主要キャラ達じゃん!秋可愛いー! 土門背高けー!一ノ瀬はイケメンだな相変わらず、

 

「知っていると思うが黒修全斗だ、よろしくね。」

 

「じゃあ、早速サッカーしようよ!黒修!」

 

いきなり一ノ瀬にサッカー勝負を挑まれた。なるほど、これは円堂と同じ香り(サッカー馬鹿)がするぞ

まだ円堂には会ってないけど、

 

「もう!一ノ瀬君!いきなりそんなk「いいよやろうか。」」

 

さて、近い未来『フィールドの魔術師』と言われる彼のサッカーのお手並み拝見といこうか、

 

 

 

 

 

スプリントワープ!!ビュン!ビュン!ビュン!

 

「っ!早い!」「これがあいつの実力かよ」 「すごいっ」

 そう言うけど君たちも6年後ぐらいには同じような実力になるんだよ。

 

「すごいよ!まだまだ俺の実力じゃあかなわないよ。」

 

「まだまだ荒削りだがすごいテクニックだ、さすがマークのチームに入るだけのことはあるよ。」

 

「ありがと、ところでさ」

 

「ん?」

 

「今土門と試している必殺技があるんだけどなかなか完成できなくてね、一緒に練習してもいいかな?」

 

「いいよ、その必殺技は?」

 

〜1週間後

 

「「「トライペガサス!!!!!」」」 ドゴオオォォン!!

 

それからというもの3人で『トライペガサス』の技を練習していた。確か、この技を完成させたときの3人目って木戸川清修の西垣だったかな?

また原作から道が外れたなぁ、まぁ西垣が雷門に入るわけでもないからこのぐらいの誤差なんともないだろ、

 

 

 「やったな、一ノ瀬、」

 

 「あぁ、君のおかげさ!ありがとう!黒修」

 

 「俺を忘れてもらっちゃあ困るぜ、お前らぁ」

 

 「あぁ、おめでとう土門」

 

 「へーへー、どうせ俺は一ノ瀬のおまけだよ(はぁ)」

 

 「「ははははははははは」」

 

それからというもの俺と一緒に練習をする機会が増え、ぐんぐんと実力がついていきその成長具合を見たテレスやフィディオも驚いてた。

 

「日本のサッカーもまだまだ捨てたもんじゃないな。」と前まで舐めた態度はどこへやら、テレスは俺やヒロト、一ノ瀬のプレーを見て感化されたんだろうな。

 

俺は土門には1つ、一ノ瀬には2つの必殺技を教えた。2人の成長が楽しみだ。

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

 

 

ある日フィディオとサッカーをしていると一本の電話が入った。

「秋、どうしたんだ?」

 

「一ノ瀬君が、一ノ瀬君がぁぁ」

 

一ノ瀬が交通事故にあった

 

 

 

 

 

本当なんですか!?一ノ瀬が事故にあったって…!

 

一ノ瀬君は…彼は大丈夫なんですか!?

 

「…」

 病院に着いたらアメリカチームのドクターに声を荒げて質問している。

 

「君たち…一ノ瀬君は…もう…。」

 

「!!いっいやあぁぁぁぁ!!!!!」 

 

アキ!しっかりするんだアキッ…!

 

 よろめくアキを土門が支える。そういえばアキは一ノ瀬が好きなんだっけ、まだ小学生の年齢でこれはきついよね。

 

 ドクターは俺たちの前から立ち去る。けど、この違和感は

 

「秋、土門、ここは病院だぞ。もう少し静かにしたら?」

 

「うぅ…」

 

「黒修!!どうしてそんなに冷静なんだ!!あいつが、一ノ瀬が死んだのに…」

 

「それなんだけど、多分あのドクターは嘘をついてる。」

 

 「「!!!????」」

2人は驚愕する。それはそうだ、さきほどドクターから亡くなったと診断されたにも関わらず黒修は直ぐに嘘と判断した。2人は黒修に食い詰める

 

「どういうことだ!」「説明して!黒修君!」

 

「ドクターのあの表情、俺たちを同情する目というよりは…嘘をついて申し訳ない、心が痛むっていう顔だった。」

 

「じゃあ、なんでドクターは嘘を?」

 

「一ノ瀬は生きている。けど、こんな嘘をついたんだ。多分2度とサッカーができない体になったから2人に顔向けができない。だったら死んだ扱いにしてくれって頼んだんじゃないかな?」

 

 「「……」」 

 

二人は沈黙する。まぁ俺は知っているからこんなことを言えるけど、普通はこうは考えないだろうね。

 

「じゃあ、俺たちはどうすれば、」 

 

「あいつは2度とサッカーができないからってあきらめるような柔な奴か?」「「!!」」

 

「今はこの現実に耐えられなくてこんな嘘をついてしまったんだ、けど俺はまたもう一度還ってくるって信じてる。お前らはあいつが還ってくるのを信じないのか?」

 

 「!…あぁ、そうさ、あいつは絶対還ってくる!信じて待ってやるさ」「うん!だって…一ノ瀬君だもん、きっと還ってくるよ!」二人はそういって元気になった。

 

…一ノ瀬、絶対戻ってこいよ、羽の折れたペガサスが炎を纏って不死鳥(フェニックス)となって、信じてるからな、

 

 

 

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーーー

ーー

 

~Side 一ノ瀬 ~

 

「先生、はっきり言ってください。俺、もうサッカーができないんでしょう。」

 

「なっ何を言うんだね。そんなことは…。」

 

「わかるんです。俺の足 もう前みたいには動かないだろうって…。」

 

「…。」

 

 

「俺たち一ノ瀬 一哉の友達です!看護師さん!あいつの容態はどうなんですか!?」 「!!」

 

「た 助かりますよね!? 大丈夫ですよね!?」

 

「落ち着いてください!いま先生が見ていますので!」

 

「秋!土門!」

 

下から秋と土門の声が聞こえる。こんな状態でどんな顔して会えばいいのか分からない。それならいっそ、、

 

「先生!…たのみます。俺は死んだとあいつらに伝えてください…。こんな姿、あいつらに見られたくない。」

 

「し、しかし、」「お願いします…先生」「…わかった。」「……」

 

 

 

 

 

本当なんですか!?一ノ瀬が事故にあったって…!

 

一ノ瀬君は…彼は大丈夫なんですか!?

 

俺は階段の陰で3人を見てた。

 

「君たち…一ノ瀬君は…もう…。」

 

「!!いっいやあぁぁぁぁ!!!!!」 

 

アキ!しっかりするんだアキッ…!

 

秋、土門、黒修、、ごめん

 

「秋、土門、ここは病院だぞ。もう少し静かにしたら?」

 

「うぅ…」

 

「黒修!!どうしてそんなに冷静なんだ!!あいつが、一ノ瀬が死んだのに…」

 

「それなんだけど、多分あのドクターは嘘をついてる。」「!!!」

 

 

「どういうことだ!」「説明して!黒修君!」

 

「ドクターのあの表情、俺たちを同情する目というよりは…嘘をついて申し訳ない、心が痛むっていう顔だった。」

 

「じゃあ、なんでドクターは嘘を?」

 

「一ノ瀬は生きている。けど、こんな嘘をついたんだ。多分2度とサッカーができない体になったから2人に顔向けができない。だったら死んだ扱いにしてくれって頼んだんじゃないかな?」

 

「「……」」

 

 すぐにおれの容態が嘘だと黒修は気づいた。本当に彼には敵わないなぁ、、、

 

「じゃあ、俺たちはどうすれば、」 

 

「あいつは2度とサッカーができないからってあきらめるような柔な奴か?」「「!!」」

 

「今はこの現実に耐えられなくてこんな嘘をついてしまったんだ、けど俺はまたもう一度還ってくるって信じてる。お前らはあいつが還ってくるのを信じないのか?」

 

「!…あぁ、そうさ、あいつは絶対還ってくる!信じて待ってやるさ」「うん!だって…一ノ瀬君だもん、きっと還ってくるよ!」

 

 

……そうさ、こんな所で終わりたくない!俺はサッカーをあきらめたくない!!!それに俺が戻ってくるってみんな信じてる!俺がこんなでどうすんだ!毎日必死になってリハビリを続けてやる!!

だから、だからまっててくれ、秋、黒修、土門

 

「本当にいい友達を持ったね一ノ瀬君」

 

「………はい」ツー

 

ドクターの言葉に俺はいつの間にか涙を流していた

 




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5話

一ノ瀬との出会いから3年、今日は国際試合の日だった。対戦相手って確か、、

 

「フィディオ、今日はどこと試合だっけ?」

 

「今日はイギリスと試合だよ。ゼント」

 

そう話しながら、ウォーミングアップをしていると対戦相手であるキャプテンがこっちに来る。

 

「初めまして、私はエドガー・バルチネス。今日はよろしく。」 

 

「俺はフィディオ・アルデナよろしく。」

 

エドガーバルチネス。水色の長髪で右目が隠れている『静かなる闘将』と呼ばれイナイレ3のFFI初戦で戦う人物だ。

 

アニメで『天空の使徒』のセインや染岡の必殺シュートを跳ね返したあの『エクスカリバー』は今でも覚えているよ。

LS(ロングシュート)なのにSB(シュートブロック)って反則だろ

 

「黒修 全斗だ、今日の試合はよろしく。」

 

「フッ‥・」 エドガーは俺の紹介を鼻で笑った。

 

「エドガー!今のはゼントに失礼だろ!!」

 

「失礼。そちらにジャパンのすごいプレイヤーがいると聞きましたが、正直に言ってあまり強そうに見えなかったので」「!!」

 

・・・そういやエドガーってプライドがとても高くてナイーブ、女性には常に紳士的に振る舞うが格下とみた相手には見下した態度をとるんだったっけ。

アニメでの親善パーティーで円堂を見下したシーンがあったなぁ、

まぁゲームではエドガーってシュート力が全FFI出場選手中No.1の96でしかも全世界選手中ナンバー2なんだからこんな態度になってしまうのはわからなくないけど

 

「では、点差が開かないよう頑張りたまえ」

 

「!ま、まて「まぁまぁ落ち着けよフィディオ」」 俺はフィディオを落ち着かせる。

 

「だ、だけどゼント!!あんなこと言われて悔しくないのか!?」

 

「全く、ああ言うのは言わせとけばいいんだよ。」

 

「で、でも」「・・・フィディオ俺は悔しくはないけど怒こってはいるよ。」「!!」

 

まぁ、あんな態度をとられちゃあこっちもやるしかないよなぁ?

 

「フィディオ、今回のゲームメイクは俺に任せてくれ。」さぁて、どう料理してやろうか

 

ーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーーー

 

『イ、イタリア対イギリス!!!!!後半残りわずか!!イタリアが14対0という圧倒的な試合展開となりました!!!!!』

 

『イギリスの方が優勢と予想されたこのゲーム、まさかこうも一方的な展開となるとは、驚きです!』

 

「FW!常にパスラインを意識して攻め上がる!」 

 

「「「おお!」」」

 

「はぁ!」ズザザッーー! 相手がスライディングをしボールを奪おうとしたが難なくかわす。

 

「中盤!常にボールの位置と敵の位置を把握!ボールを奪われる状況をいつも想定しておくこと!」 「「「了解!!」」」

 

「DF! チャンスがあったら攻め上がる!守る意識だけじゃあ勝てる試合も勝てないぞ!」 「「「わかりました!」」」

 

『クロシュ選手!!まるで後ろに目があるこのように味方に指示を出します!』

 

『世界トップレベルの中には空から見ているかのようにフィールドの全てを見ることができるプレイヤーがいますが彼もその一人でしょう。』

 

 

 

「フィディオ!」フィディオにパスを送る 

 

「あぁ!オーーディーーンシューート!!

 

「フェンスオブ、ぐはぁ!」ザシュ!!

 

『ゴオォーーール!!フィディオ選手!この試合2度目のハットトリック!!!』

 

『フィディオ選手のシュートも素晴らしいですが、クロシュ選手がだしたパスがピタリと足に吸い込まれるように通りました。あれなら気持ちよくシュートできますよ。』

 

 

「馬鹿な、、こんなはずでは、、、ありえない、、」

 

「ほらよ」俺はエドガーにボールを渡す  「!!」

 

「ほら、シュートしてきな」クイクイ 俺は挑発させる

 

「っっ! 舐めるなぁぁ!!!!パラディン・ストライク!!」 ドドドドドド

 

 

「はぁ!エクスカリバ---!!ザン!ギュイーーーーーーーン!!!! 「な、何!?」

 

『し、信んじられません!エドガーの『パラディン・ストライク』を直接弾き返しました!!!!』

 

『2つのシュートの相乗効果ですさまじいパワーです!これは止められませんよ!』

 

「ぐはぁ」ズバアアァァァァン!!!!!

 

ピッピッピー!

 

『試合終了ーーー!!16対0でイタリアの圧勝です!!』

 

『今回の試合のMVPは間違いなくクロシュ ゼントですねぇ。今回のゲームメイク、強烈なシュート、まさに圧巻の一言。これでまだ9歳でしょう?日本はまだまだサッカー後進国ですがこれは苦戦を強いられること間違いないでしょう。いつか開催されるであろう世界大会での彼率いる日本代表の姿が楽しみです。』

 

 

「馬鹿なこんなこと、」

 

「おまえが試合前にあんなこと言わなかったらこうはならなかったぞ」「!!」

 

「まぁ、すこしやり過ぎたけど、謝る気はないからな。そっちが先にやったんだから。」

 

「…あぁ、すまなかった。もう2度とあんな行為はしないと約束しよう。騎士(ナイト)の誇りにかけて!Mr.クロシュ、また勝負しましょう。次は負けません」

「おう、またやろうぜ」

 

こういう所はさすがラグビー発祥の国、ノーサイド精神だなぁ

 

 

ーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーーー

 

 

「初めまして、私は日本少年サッカー協会統括チェアマン、轟 田次郎だ。君が黒修さんの息子だね?いつもあの人にはお世話になっているよ。」

 

「黒修 全斗です。今日はお時間をいただきありがとうがざいます。」

 

前回のエドガーといい、他の試合でも日本だからと舐めるようなことが多々あった。

だから父に頼んで日本のサッカーレベルを見るために動画を見させてもらった。

 

そしたら日本のレベルは思ったより低かった。これじゃあ舐められてもしょうがないよ。

 

けどまだ円堂達がいないからと思った人いるだろう、でも俺がヒロトを助けたことにより『ジェネシス計画』がなくなってしまい円堂強化ルートが無くなってしまった。 

北海道のスキー訓練で動体視力を鍛え、ナニワの地下修練場で鍛え上げ、各地で集めた地上最強イレブンがあったために世界と渡り合える力が身についたこのエイリア編が無くなったため

円堂達をまだ見ていないが多分敵わないだろう。

 

そのため、俺はサッカー強化委員となって日本をまわり、世界に通じるプレイヤーを探そうと考えた。そのことを父に話したら轟さんを紹介してくれた。

 

「と、言うことなんです」

 

「なるほど、確かに日本はサッカー後進国ですがそれほど離れているとは、分かりました。すぐに本部に掛け合って証明書とライセンスを発行させます。」

 

「お願いします。」

 

こうして無事にサッカー強化委員となった。取りあえず吹雪達は集めたいよね。

 

さて、日本に帰る前にあそこに行きますか、





感想や誤字脱字、ご指摘遠慮無く教えてください。


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6話

お待たせしました。


「いやー暑いなーもう水が無くなっちまった。しっかしー、ほんとあの人はどこにいるんだ?もうかれこれ3日は探しているぞ。」

 

今俺は前世の世界にはなかった架空の国『コトアール』に来ている。父やフィディオ達には暑い気候の場所でもベストプレーができるように特訓してくると伝えている。

 

 

 

…い、……ス

 

「ん?」なんだ?空耳か?

 

こっち… そ…… シュート…

 

いや、空耳じゃない。どこからだ?

 

「あっちか」声が聞こえる方を頼りに走っていく ガサガサッガサ

 

「これは?」声聞こえる方向に行くとそこにサッカーグラウンドで練習する俺と同じくらいの子ども達が練習していた。

 

「はぁ!」ドン!ギュイーーン!

 

「ふん!」ガシッ!

 

すると強力なシュートを放ち、それを両手で防ぐ2人の姿が見えた。

 

「いいシュートだ!ゴーシュ!」

 

「ロココこそ、ナイスキャッチだ」

 

!!あのGK!間違いないロココ・ウルパ!ということはあの人は近くに!(キョロキョロ)

 

 

 

「!いたーーーーーーー!!!!

 

あのボーボーに伸ばした灰色の髭、赤いキャップにサングラス、見間違えるはずない!あの人だ!

 

「何じゃぁいきなり!そんな大声だしおってからに!」

 

円堂 大介!

 

ーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーーー

 

 

「初めまして、黒修 全斗です。あなたが円堂大介さんですよね?伝説のイナズマイレブンの監督の!」

 

「…人違いだな。日本人がこんな所まで来てお疲れな所、すまないがな」スタスタ 

 

そう言いながら大介さんはその場を去ろうとする。だが、こうなることは想定内だ。

 

「シュートを止める時、へその下に力を入れるのは基本中の基本!」「!」

 

大介さんのノートに書かれている極意を言ったら驚いた顔でこっちを見た。まだまだ交渉材料はありまっせ〜

 

「パンチングの究極奥義『正義の鉄拳』その極意!パット開かずグッと握ってダン!ギューン!ドカン!『ムゲン・ザ・ハンド』はシュタタタタタン ドババババーン」

 

「どこでそれを」

 

「それを知りたいならPKをさせて下さい。そしてたら話します。」

 

「…わかった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ダイスケ、本当に全力でやっていいのか?」「あぁ、ドラコ。全力でやらないと点がとれないかもしれんからな。」「「「「「「「「!!!!」」」」」」」」

 

円堂大介の言葉に未来のラスボス『リトルギガント』のみんなが驚く。

 

「…さぁ!来い!」

 

「うおおぉぉぉ!ダブル・ジョー!!!」ギュオオーーーーーーーー!!!

 

はああぁぁぁぁぁ!!! マジン・ザ・ハンド!!!!グオオオオオオオ!!ドン!ドン!ドン!!シューー

 

「!!!!」「俺様の、シュートが、止められた!?」

 

…ふぅ、なんとか止められた。俺と同じ10歳でもう『ダブル・ジョー』が完成していたとは、これが世界大会決勝だと考えたら確実に点を取られてただろう。

 

「…お主、どこでその技を知った?」

 

「あ、、はい…それ、は…あれ、?」ドサッ

 

「!おぉ、おい!しっかりせんか!」

 

こうして俺は熱中症で倒れた。

 

ーーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

「…ここは?」

 

目が覚めると知らない天井だった。 そう言えばPKをしたあとに倒れたんだっけ、大介さんはどこに?

 

「コトアールの日差しは強烈だ。日本からきたお坊ちゃんには、辛かろうな。」

 

俺が寝ている横に大介さんが椅子に座りサッカーボールを賢明に磨いていた。……あの眼、イタリアで沢山の試合をして見たことがある。サッカー馬鹿の眼だ、それもとびっきりの。

 

「介抱してくれたんですね、ありがとうございます。」

 

「…さて、黒修と言ったかな?どうしてあの技を使える?それに究極奥義のことも」

 

「あ、はい実はですね」

 

 

 

〜少年説明中〜

 

 

 

 

「…なるほどの、つまりお主はこの世界とは違う別の世界から生まれ変わり、しかもお主がいた世界では儂たちは物語として出てくるいわゆる架空人物という訳か。」

 

「はい、ですのでマジン・ザ・ハンドの出し方や大介さんがどうしてコトアールにいることも知っています。」

 

俺は転生したことを大介さんに話した。さすがに能力のことを話すのはやめておいたがね。

 

「フハハハハハ!!まさかこんな夢みたいなことが起きるとはな!!本当に人生何が起きるか分からんな!」

 

すると大介さんは豪快に笑って俺のことを信じてくれた。よかったぁ、普通こんな事信じてくれないよ。俺だったら2,3日は凹むよ絶対。

 

…でもね大介さん、あなたは未来から来る松風天馬が時空最強イレブンを作ったりプロトコル・オメガ2.0が来て石にされるんですよ。本当にどんな人生だよ。

 

「それで、何故こんなところまで来て老いぼれの儂に会いに来た?こんな話をするために来たわけじゃなかろう?」

 

「はい、ここに来たのは理由はですね……」

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー

 

 

~side 大介~

 

「それでは行きます。1週間ありがとうございました。次は世界の頂点《てっぺん》で会いましょう。」

 

「あぁ、気をつけて帰れよ」

 

そう黒修が日本に帰っていった。まさか儂以外に『マジン・ザ・ハンド』を使う人物が現れるとは思いもしなかったわい。しかも違う世界から死んでからこの世界に転生したと言った時には

 

さすがに耳を疑ったが、儂の『裏ノート』や『11のココロエ』と言い儂しか知らん事をこうペラペラ言ったら信じるしかないじゃろう。そして黒修がここに来た理由………あいつら、儂が死んだくらいでサッカーから逃げ追ってからに。まぁその為にも黒修が来たんだからな、すぐにサッカーに戻ってくるだろうな。しかし儂が一番驚いたのは儂が手塩にかけたロココ達を軽く凌駕しとった。

 

だが、これはロココ達にいい影響を生んでくれた。ロココ達には『ライバル』がいなかったからの、これでさらに成長し、進化するじゃろう。

 

「お前達はまだまだ黒修には敵わん、だからいつもの3倍練習するぞ。」 「「「「「「「「はい!!!!!」」」」」」」」 

 

 

『頂点《てっぺん》』か、黒修や守率いる日本代表が楽しみじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




大介さんに転生したことを教えました。あと数名教えるつもりです。あ、円堂たちのような子どもには教えません。(多分)

感想や誤字脱字、ご指摘遠慮なく教えてください。


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7話

この物語を読んでいる皆様、主人公の 雨宮 全斗を黒修 全斗(くろしゅ ぜんと)に変更させます。

雨宮だとイナズマイレブンGOに出てくる『雨宮 太陽』がいますのでそれと同じ苗字なのをネタを探していて気づいたので変更するよう決意しました。

本当に申し訳ありません。





サッカー強化委員ライセンス、イタリアでの修行、大介さんのお願い、海外でできることは全てできた。後やるべき事は日本だけだ。

 

「じゃあみんな、日本に帰るよ。いつもありがとうな」

 

「ゼント、君がいなくなってもどんどん練習して追いついてみせるよ。」

 

「次戦うときは絶対止めてみせるからな!ゼント!」

 

「次会うときは世界大会でだね」

 

フィディオ、テレス、マークの順に別れのあいさつを言う。こいつらと戦うと思うと楽しみでしょうがない。

 

「じゃ!またな」 日本に帰ってもやることは山住だ。取りあえず、どこから探すかね。あ、帰ったら卵かけご飯食ーべよ

 

ーーーーーーー

ーーーー

ーー

 

~Side フィディオ~

 

「日本から来た黒修 全斗です。よろしくお願いします。」

 

初めて彼とあったのは6歳の時だった。親の都合でイタリアに来たらしい。最初は大人しくてどこにでもいる普通のサッカープレイヤーに見えた。

 

「じゃあゼント、テストするからゴールにシュートしてみろ。」 「あ、はい!」

 

そうコーチがいうとゼントがペナルティエリアに立った。

 

はああぁぁぁぁぁ!!!ホワイト!ハリケー------ーン!!!!!ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ドシューーー!! 

 

「あ、やっべ、」彼はそう言うとゴールが吹き飛んでいた。この日のことは今でもに忘れられない。

 

 

 

 

それから彼と一緒に練習すると彼の一つ一つのプレーに魅了された。 ボールが別の生き物のように動くドリブル、足に吸い込まれるようにボールが来るパス、

 

そしてなによりもの凄い威力の必殺技だった。

 

そのプレーをする彼はいつも試合で笑っていた。あんなプレーができるんだ、楽しくてしょうがいだろうね。俺もあんな風に笑ってサッカーがしたい、彼が見る景色が見たかった。そう思うといても立ってもいられずに

 

 

「ゼント!君さえよければ俺を弟子にしてくれ!」俺はそう叫んでいた。

 

それからというもの、俺はゼントのプレーをいつも見てはそれを真似したり特訓をしたらそれに必死でついていった。それと弟子になるならとゼントは俺に『オーディンソード』を教えてくれた。

 

そして周りにはマーク、テレス、ヒロト、カズヤといった一流のプレイヤーが集まった。みんなも彼のプレーに魅了され、それを学び、彼に追いつき追い越そうとするライバルだ。

 

月日は流れ今日ゼントは日本に帰った。彼からの課題、しっかりやらないとね。

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

~Side テレス~

 

俺はテレス・トルーエ。アルゼンチンじゃあ俺はDFで誰にも負けたことがねぇ、試合も連続無失点記録を何度も更新させた。周りの奴らは『アンデスの不落の要塞』と呼んでいるがどうでもいい。

フィディオやマークのようなすごい奴は来ないのか。

 

ピロン♪ 「ん?メール?フィディオからだ」

 

『俺に師匠ができた』

 

そう俺の旧知の友、フィディオがメールでそうよこしやがった。お前よりすごい奴がいるだと?ありえねぇ、今度会うとき俺が見定めてやる。

 

 

「紹介するよ、ゼントと会う前からの親友、マークとテレスだ」

 

 

「マーク・クルーガーだ、君がフィデオが言っていたゼント・クロシュだね。よろしく」

 

「・・・テレス・トルーエだ、よろしく」

 

師匠っていったがまさか俺たちと同じ年でよりのもよって日本人だと!サッカー後進国の日本だぞ?

 

「フィディオ、こいつがお前の言ってた師匠なのか?とてもそんな風には見えないが?」

 

「そうだよ、俺じゃあまだまだ足元にも及ばないよ。」

 

…ありえねぇ、日本人が俺達やフィディオより上なはずねぇ

 

「ほーう、、、おいクロシュ俺と勝負しろ」

 

「いいぜ、相手になってやる」

 

赤っ恥かかせてやる

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

「1対1の勝負で俺がDFをしお前がシュートを打つ、勝負はどっちかが参ったというまでだ。」

 

「わかった」 さぁお前のプレーを見せてみろ

 

「シッ」ザシュッ

 

「……は?」後ろを見るとボールがネットに突き刺さっていた。

 

何だ!何が起きた!?いつ蹴りやがった!??

 

「ゴールしたぞ」「…あぁ、」俺は戦う相手を間違えたかもしれねぇ…

 

 

 

 

Xブラストーーーーーー!!!!!

 

「アイアンウぉ、ぐはぁ」 ズバァーーン

 

10対0 これが俺とあいつとの実力の差か、見たこともねぇ必殺技、高等テクニック、フィディオが弟子になりたくなるのも納得だ。

 

「まだやるか?」

 

 

「…いや、もういい、俺の負けだ」 完敗だ、俺がこんな負け方、生まれて初めてだ。だがこれよりもっとすげー奴がいるなんてなぁ。世界は広いぜ

 

「ゼント・クロシュ、その、あんな態度をとって済まなかった。ジャパンだからと思い舐めていた。」 

 

「アイス奢ってくれたらいいよ。それで水に流そう、これからよろしくな!テレス!(にっ)」

 

「!あぁ、よろしく!」

 

これがゼントとの初めての出会いだった。

 

 

 

「なぁ、どうやったらあんなシュートが打てんだ?」

 

俺達はアイスを食べながらゼントに質問した、フィディオ達も同じ考えだったようだな

 

「んー、最低でも腕立て伏せ100回、上体起こし100回、スクワット100回、ランニング10kmを毎日何があってもやってるなー。今はそれを3セットやってるけど、それを3歳の時からやってたかな」

 

……3歳からそんなハードなことをしてたのかよ、そりゃあんなシュート撃てるわけだ。俺も同じトレーニングやろ

 

それから俺はゼントから強力なDF技を教えてくれた。この技は俺に相性がぴったりとはまったぜ、こいつや俺の『アイアンウォール』を鍛えてゼントを超えてやるぜ!

 

 




マーク「フィディオ、どうして俺の回想シーンがないんだい?」

フィディオ「作者が言うには回想シーンが思いつかなかったんだと」

テレス「お前はイチノセを紹介しただけで特に何もやってねーじゃねーか」

マーク「・・・」


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8話

お気に入り100件ありがとうございます!

自分のモチベーションが継続されているのは皆さんのおかげです!

今回はその記念としていつもより張り切って書いてみました。

感想なんかもどしどし書いちゃってください!

それではどうぞ!


やあみんな黒修 全斗だよ。ん?なんか変わったって?気のせいじゃない。まぁ太陽神の化身使いで三国志の偉人にミキシトランスする人物と同じ苗字だった気はするけどね、

 

さて今日本に帰ってきて俺がジェネシスフラグをたたき折ったその回収のために強化委員になって全国を回っている。それで今どこにいるでしょうか? 正解はハッハッ

 

「ハアークション!!」

 

「大丈夫?黒修君。」

 

「あぁ、大丈夫だよ吹雪」

 

あ、……正解は北海道だ

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

まず俺が最初に探そうと思ったのは吹雪と決めていた。だってイナイレの重要ポジの一人だし彼のエタブリを生で見たい!俺の好きなキャラの一人だもん。

 

その為に俺は聞き込みをした。この近くにおれと同じくらいのサッカー少年はいないっかって、そしたらいつも大雪原にいるという情報を耳にした。…大雪原、あの思い出の場所かな

 

 

 

 

「うー、すごい大雪」俺は地元の情報を頼りに大雪原に向かっている。でもさすがにいるわけないかな、

 

「ん?これは…足跡だ」しかも俺と同じぐらいの、もしかして…「たどってみるか」ザッザッザッザッ

 

「ここは、」歩いて10分程度、そしたらでかい木が一本そびえ立っていた。なんと立派な

 

「うぅ うぅ…ぶるぶるぶる」どこからか声が聞こえる声は近いな ザッザッ

 

「!いた、」太眉で紫色がかった銀髪、小柄のマフラーをつけた少年が震えていた。彼に違いない。

 

       『吹雪 士郎』

 

「だ、大丈夫かい?」「ぶるぶるぶる」「!体が冷たくなってる!早く温かい所に行かないと!」俺はすぐに吹雪をおぶった。

 

一人はやだよぉ」…やっぱり原作ルートか

 

 

 

 

 

 

「はい、熱いから気をつけな」俺が泊まっている宿舎に戻り、俺は温かいココアをいれて吹雪に渡す。

 

「あ、あ、ありがとう……ふうー。うん、もう大丈夫だよ」

 

「それはよかった、俺は黒修全斗 君は?」俺は知っているけど自己紹介はお約束だ

 

「僕は吹雪士郎だよ。改めてありがとう黒修君」

 

「しかし、何であんな所にこんな冷たくなるまでいたんだい?」

 

「·····僕にとって特別な所だから。そういう君はどうしてあそこに?」

 

「あぁ、俺は動体視力を鍛えるためにちょっとスノボで特訓をとね。」 吹雪に会いに来たって言ったら怪しまれるからね

 

「そうなんだ、じゃあお礼に僕のお気に入りの所を教えるよ。あそこは僕にとって庭見たいなものだから」

 

「お、それじゃあお言葉に甘えてお願いしようかな」

 

ーーーーー

ーーー

ーー

「いーやっほーー!」ズザザザザーー

 

スノボを初めて5日、吹雪のお気に入りの場所で俺はすぐに感覚を掴み乗れるようになった。他にもかまくらを作ってお餅を焼いたりスケートや雪合戦もした。

 

「凄いね、もう乗りこなすなんて」

 

「いやースノボって乗りこなすと楽しいなー!なんか、風になった感じでさ!」

 

「うん、雪が風にしてくれる感じ、僕も好きだよ」ニコッ(◜ᴗ◝ )

 

くっ、このスマイル、俺が女だったら惚れていたね。

ガオオオオオオオ!

 

「ん?何だ今の」

 

「あー、山オヤジが来るね」 「山オヤジ?」

 

「ガオオオオオオオ!!」ズシン、ズシン

 

「熊!?」 「あー見つかっちゃった。」

 

「おおい!?そんな呑気に言ってないで逃げるぞ!」

 

「大丈夫だよ····それに、そろそろだし」

 

「ガオオオオオオオ!」

 

「近づいてくる!」

 

「·····出番だよ。」そうマフラーを掴み吹雪は言う。

 

ヒュゥーー

 

!!吹雪の雰囲気が変わった!これってもしかして!

 

吹き荒れろ!エターーナルブリザーード!」 パキッドドドドドドドドド!! ドゴォ!

 

「グオオオオオオオ」 ズズン

 

エタブリキターーー!!(((o( ` ▽ ´)o))) やっべ感動して涙でそう。

 

「ほらな、山オヤジなんて俺にしちゃあどうってことないぜ」

 

そう吹雪士郎···いや、今はアツヤか、アツヤがそう言う。

 

「吹雪もサッカーしてるんだね」

 

「あぁ、て言うことはお前もサッカーしてるのか?」

 

「まぁ、海外のクラブチームでね得点王にもなったりしたかな。自分で言うのは何だけど、かなり強いよ」

 

「!···ほーう、だったら俺と勝負しろ!!」

 

「…わかった。やろうか(心折れるなよ)」

 

 

 

ーーーーーーー

ーーーー

ーー

 

48対0

 

「ハァ…ハァ…ハァ…」

 

「もう終わりにしようぜ?結果はもうわかったし、辺りも暗くなってきたから」

 

「まだ、、ハァ、ハァ、終わって、ハァ、ねぇぞ、ハァ、『アツヤ!もうこれ以上は』うるせえぇ!、ハァ、ハァ、完璧にならなきゃいけないんだ、ハァ、完璧になるためにも、

ここで立ち止まるわけには行かねーーんだ!!エターーーーナル!ブリザーーード!!!うおおおおおおおおお!!!!」パキ!ドドドドドドドドド!!!!

 

「ふん!」ガシッ!「!!何…だと!」

 

俺は全力のエタブリを片手で止めた。…痛ってー、やっぱエタブリすげー威力だな。もうこれ『V2』に進化してんじゃないか?イタリアにいた時のフィディオ達と同じ威力だ。

 

…でも、それだけだ。 俺はドリブルして駆け上がる。

 

「アイスグランド!!」アツヤから士郎に変わりディフェンス技を出してくる。

 

「はぁ!」パリーン!「そんな!」

 

これも難なく突破する。

 

ドシュ! 49対0

 

「…ハァ、ハァ、ハァ、」 「お、おい吹雪」ドドドドドドドド!! 「「!!」」

 

「…雪崩か、今の結構激しかったなぁ」

 

「あ、、あ、あ、、、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」バタン

 

「!吹雪!吹雪ーーーー!!!」

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

「……ここは?」

 

「気がついた?ここは俺が泊まっている宿舎だよ。…雪崩が起きたあと大声で叫んで倒れたんだよ。」

 

「あ、、そうだったね、また迷惑かけちゃったかな。」

 

「…なぁ吹雪、サッカーをしているときまるで別人のように性格が変わっていた、まるで吹雪士郎とは全く違うもう一人のように」 「…」

 

「それに、吹雪と初めて会ったとき、『一人はやだよぉ』って小さく呟いてた。」「!!」

 

「なぁ、俺でよかったら話を聞かせてくれないかな?しゃべるとすこし楽になると思うよ。」

 

「…僕には双子の弟がいたんだ…」

 

それから吹雪はゆっくりと過去を話してくれた。原作どおり、雪崩事故によって両親と弟のアツヤを亡くし、吹雪自身もその時の雪崩に巻き込まれた過去を持つ為に極度の雪崩恐怖症になっていた。

 

俺が吹雪と初めて会ったとき凍えていたのは雪崩が起きて足が動かなかったからだそうだ。あの事故は自分の責任、自分が完璧じゃないから助けられなかったと思っている。

 

父親が死の直前に言った『士郎とアツヤ、二人で完璧』という言葉に深く囚われており、完璧を目指すために自身の中に弟の人格を生み出したんだ。

 

本当に、6歳からなんて辛い人生なんだ。大介さんと言い、鬼道と言い、なんでこんなシリアスなのが多いんだ。恨むぜ日野社長

 

「完璧にならなくちゃいけないのに、完璧にならないとアツヤがいなくなっちゃう。父さん、母さん、アツヤ、、、」ぎゅっ

 

「え、その、黒修く「辛かったろう、ひとりぼっちで、怖かったろう」!!」

俺はいつの間にか吹雪を抱きしめていた。俺がやれるのはこれくらいしかできない。

 

「世の中には孤独を好む人がいる、でも孤独に耐えれる人は誰もいない「あ、あ、」」とん、、とん、、俺は吹雪の背中を優しく叩く。俺の母がいつもしてくれたように

 

「これからは俺がいる。…もうひとりじゃないぞ。」

 

「う、うう、うわああああああああああああああああん!!!」真夜中に一人の少年が大声で泣いた。

 

 

 

 

 

 

「落ち着いたか?」 

 

「う、うん…ありがとう。だいぶ楽になったよ。」

 

「あーあー鼻水が垂れて、男なんだからクヨクヨしないで堂々としなよ」

 

「……僕、…んなだよ」「ん?なんて言った?」

 

「僕、女だよ!」「……………は?」

 

今、何つった、、、え、女?、、え、、え

 

えええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?!?!?!?!?」 真夜中に一人の少年の叫びがこだました。

 

そして、少年は少女だった。

 

 

 

……やぁ、黒修だよ。イナイレの世界に転生して11年、俺は一番驚いた出来事が起きたんだ。なんと吹雪がTSしちまっていたんだ。おかしいと思ったよ。街までおんぶしたときに妙に柔らかかったし

 

スノボから帰ってきた時に一緒にお風呂に入いらないかって誘ってみたら顔真っ赤にして「い、いいいや、だ、、だだ、だいじょうぶだから!」と言って慌てていたからどうかしたかと思ったが、

 

まさか女の子だったなんて、神様、なんてことすんだよ、、、

 

 

え?それで今どうなのかって?……それはね、

 

「すぅ、、すぅ、、」ぎゅー 

 

…俺に抱きついてすやすや眠っている、、、どうしてこうなったーーーーー!!!!!!

 

 

〜回想〜

 

「女の子、だったんだ?」

 

「うん、別に隠してた訳じゃ無いんだけどね。」

 

いや、うん。俺はてっきり原作のままだと思ってずっと男と思ってました。

 

「…も、もう真夜中だからさ、寝ようか。吹雪はベッドで寝てくれ、俺は床で「ま、まって!」」

 

「…一緒に寝てほしいなー」

 

「!!?いや、それは、」

さすがに女の子とわかってそれはちょっと無理がある!

 

「黒修君が僕を街まで運んでくれたときの背中、父さんのことを思い出してね、凄く大きくて暖かった。」

 

「……」

 

「それに、もう一人じゃないんでしょ?お願い。」うるうる 

「うぐっ!?」

そう言われたらなにも言えないじゃ無いか、

 

「…今日だけだぞ」 「!ありがと」ニコッ

 

この笑顔、反則だろ。

 

ーーーーーー

ーーー

ーー

 

結局俺は一睡もできなかった。俺の息子も『カザンライ』するところだったし、まぁ、なんとか吹雪が精神崩壊はしないで本当に良かった。あの時は確かエイリア学園のような激戦で精神のバランスが崩れなかったからだったかな。あとはあれだな。

 

「吹雪、お前はサッカーが好きか?」

俺は吹雪にパスを出しながらこう問いかける

 

「うん…好きだよ。でも好きなだけじゃだめなんだ。完璧じゃないと…完璧じゃないから僕の前から消えていった。父さんや母さん…そしてアツヤも! 僕が完璧にならなくちゃいけないんだ!」

 

「一人で完璧になろうとしないで、みんなで完璧になろうぜ、吹雪」 

 

「えっ…。」

 

「俺がここまで強くなれたのは1人で強くなったわけじゃない。チームメイトがいて、控えのみんな、マネージャー、監督、応援してくれる人たち、みんながいたからできたんだ。」

 

「…黒修君」

 

「吹雪、お前はひとりじゃない俺がいる、それに近い未来出会うチームのみんながいつだってお前を支えてくれる。」

 

「僕は…俺は…」

 

「お前が吹雪士郎だろうがアツヤだろうがそんなこと関係ない!全部ひっくるめてお前なんだ!」

 

「!!全部、僕、、」

 

鬼道、豪炎寺、この言葉、借りるぜ

 

 

「そうか…悩むなんて必要なかった。僕は……!『俺は……!』」

 

 

「『2人そろって「吹雪 士郎」なんだ!』」パリイイィィィィン!

 

「…黒修君、僕はずっと『完璧』という言葉に囚われて、それができない自分を許せなかった。それに気づかせてくれてありがとう。」

 

これで吹雪は大丈夫かな。

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

「それじゃあ、行くよ。世話になったな、吹雪」

 

「それはこっちのほうだよ、黒修君。…また会えるよね?」

 

「あぁ、サッカーを続けていれば、必ずまた会える。それに早く会うなら中学のFF《フットボールフロンティア》の全国大会でだな。」

 

「!うん、絶対にFFで会おう。それと、お願いがあるんだ。これを…預かっておいてくれないかな?」

 

「これ、アツヤの形見だろ?いいのか?」

 

「うん。もう必要ない。僕の心の中にいつもアツヤがいるってわかったから。」

 

「あぁ、わかった。お前の気持ち確かに受け取った。」

 

こうして北海道でやることが終わり次の場所へ向かった。

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

~Side吹雪~

 

ブロロロロロロロ

「ねぇねぇ!おれのハットトリックすごかったでしょ!」 「うん。勝てたのはアツヤのおかげさ。」

 

「中止にならなくてよかったわね、2人とも大活躍だったじゃない。」

 

「えー姉ちゃんぜんぜんだめだよ。ミスったじゃん」 「あれはアツヤが邪魔したからだろ。FWなのに無理してボールをとりにきてさ」

 

「士郎もアツヤもよくやったよ、失敗の1つや2つは誰にでもあるさ。」

 

「お父さん」 「ふん、サッカーは自由に楽しくやればいいんだ。FWとかDFとか関係ないだろ」

 

「関係あるさ、いくら点を取ってもDFがしっかりしてなきゃ勝てないよ」 「シュートを決めるのが一番カッコいいんだ!」

 

「それじゃあ、2人が揃えば 完璧ってことだな」

 

「「え、完璧」」

 

「そうか、2人そろえば、」 「もっと強くなる、もっと強くなって完璧になる!」

 

「よーし!俺と姉ちゃんで世界一になろうぜ!」「あぁ!」ガシッ!

 

「世界一か、そりゃ大変だなぁ。がんばれよ、2人共」 「「うん!」」

 

父さんや母さん、アツヤとの会話はこれが最後だった。

 

 

 

「ハッ!…また、この夢」

 

ーーーーー

ーーー

ーー

 

僕はいつもあの夢を見たらアツヤと過ごした大雪原に向かう。

 

『士郎!見ろよ うまいだろ!』

 

…どうして僕だけおいていったんだいアツヤ、 ドドドドドド!!

 

「!な、雪崩」 『きゃあああああああああ!!!』 『士郎!!』 『君の家族はもう…』

 

うぅ…父さん、母さん、アツヤ

 

「だ、大丈夫かい?」「ぶるぶるぶる」「!体が冷たくなってる!早く温かい所に行かないと!」

 

父さん?父さんなの?父さんの背中暖かい、

 

一人はやだよぉ

 

 

 

 

 

「はい、熱いから気をつけな」

 

「あ、あ、ありがとう……ふうー。うん、もう大丈夫だよ」

 

「それはよかった、俺は黒修全斗 君は?」

 

「僕は吹雪士郎だよ。改めてありがとう黒修君」

 

これが黒修君との初めての出会いだった。

 

ーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー

 

ーー

「いーやっほーー!」ズザザザザーー

 

「凄いね、もう乗りこなすなんて」 

 

黒修君と出会って5日、彼はもの凄いスピード上達していきスノボ-ドやスケートを完璧に乗りこなしたていた。

 

けど、一緒にお風呂に入ろうって言った時は驚いたなぁ。僕女の子なのに、

 

「いやースノボって乗りこなすと楽しいなー!なんか、風になった感じでさ!」

 

「うん、雪がを風にしてくれる感じ、僕も好きだよ」ニコッ(◜ᴗ◝ )

 

ガオオオオオオオ!

 

「ん?何だ今の」

 

「あー、山オヤジが来るね」 「山オヤジ?」

 

「ガオオオオオオオ!!」ズシン、ズシン

 

「熊!?」 「あー見つかっちゃった。」

 

「おおい!?そんな呑気に言ってないで逃げるぞ!」

 

「大丈夫だよ····それに、そろそろだし」

 

「ガオオオオオオオ!」

 

「近づいてくる!」

 

「·····出番だよ。」ヒュゥーー

 

…さて、ここからは俺の出番だ!

 

吹き荒れろ!エターーナルブリザーード!」 パキッドドドドドドドドド!! ドゴォ!

 

「グオオオオオオオ」 ズズン

 

黒修も驚いてらぁ、当然だな

 

「ほらな、山オヤジなんて俺にしちゃあどうってことないぜ」

 

「吹雪もサッカーしてるんだね」

 

「あぁ、て言うことはお前もサッカーしてるのか?」

 

「まぁ、海外のクラブチームでね得点王にもなったりしたかな。自分で言うのは何だけど、かなり強いよ」

 

海外のクラブチームで得点王だと!…こいつに勝ったら完璧になるかもしれねぇ!

 

「!···ほーう、だったら俺と勝負しろ!!」

 

「…わかった。やろうか」

 

ぜってー勝ってやる!

 

 

48対0

 

「ハァ…ハァ…ハァ…」

 

「もう終わりにしようぜ?結果はもうわかったし、辺りも暗くなってきたから」

 

「まだ、、ハァ、ハァ、終わって、ハァ、ねぇぞ、ハァ、『アツヤ!もうこれ以上は』うるせえぇ!、ハァ、ハァ、完璧にならなきゃいけないんだ、ハァ、完璧になるためにも、

ここで立ち止まるわけには行かねーーんだ!!エターーーーナル!ブリザーーード!!!うおおおおおおおおお!!!!」パキ!ドドドドドドドドド!!!!

 

「ふん!」ガシッ!「!!何…だと!」

 

俺の全力のエタブリを片手で止めやがった。こんなんで、完璧になれるはずねぇ、

 

「アイスグランド!!」アツヤから士郎に変わりディフェンス技を出す。

 

「はぁ!」パリーン!「そんな!」これも難なく突破される。

 

ドシュ! 49対0

 

「…ハァ、ハァ、ハァ、」 士朗としても、アツヤとしても、2人が揃えば完璧なのに、僕は、俺は、いったい

 

ドドドドドドドド!! 「「!!」」

 

「…雪崩か、今の結構激しかったなぁ」

 

「あ、、あ、あ、、、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」バタン

 

「!吹雪!吹雪ーーーー!!!」

 

 

 

 

 

「……ここは?」

 

「気がついた?ここは俺が泊まっている宿舎だよ。…雪崩が起きたあと大声で叫んで倒れたんだよ。」

 

「あ、、そうだったね、また迷惑かけちゃったかな。」

 

「…なぁ吹雪、サッカーをしているときまるで別人のように性格が変わっていた、まるで吹雪士郎とは全く違うもう一人のように」 「…」

 

「それに、吹雪と初めて会ったとき、『一人はやだよぉ』って小さく呟いてた。」「!!」

 

「なぁ、俺でよかったら話を聞かせてくれないかな?しゃべるとすこし楽になると思うよ。」

 

「…僕には双子の弟がいたんだ…」

 

それから僕はゆっくりと過去を話した。雪崩事故によって両親と弟のアツヤを亡くしたこと、僕自身もその時の雪崩に巻き込まれて雪崩恐怖症になったこと。

 

あの事故は僕の責任、自分が完璧じゃないから助けられなかったことも話した。

 

完璧を目指すためにアツヤのシュート力を欲し、僕の中にアツヤの人格を生み出したことも

 

 

「完璧にならなくちゃいけないのに、完璧にならないとアツヤがいなくなっちゃう。父さん、母さん、アツヤ、、、」ぎゅっ

 

彼はいつの間にか僕を抱きしめていた。

 

「え、その、黒修く「辛かったろう、ひとりぼっちで、怖かったろう」!!」

 

「世の中には孤独を好む人がいる、でも孤独に耐えれる人は誰もいない「あ、あ、」」とん、、とん、、

彼は僕の背中を優しく叩いてくれる。まるで子どもを落ち着かせる母のぬくもりのように。

 

「これからは俺がいる。…もうひとりじゃないぞ。」 一番欲しかった言葉、

 

「う、うう、うわああああああああああああああああん!!!」

僕は雪崩事故以来初めて大声で泣いた。黒修君は僕の心を救ってくれた。

 

 

 

 

 

 

「落ち着いたか?」 「う、うん…ありがとう。だいぶ楽になったよ。」

 

「あーあー鼻水が垂れて、男なんだからクヨクヨしないで堂々としなよ」

 

「……僕、…んなだよ」「ん?なんて言った?」

 

「僕、女だよ!」「……………は?」

 

彼は狐につままれたような顔をしている。

 

えええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?!?!?!?!?」 

 

彼はもの凄く驚いていた。そんなに僕って男にみえるのかなぁ?

 

 

「女の子、だったんだ?」

 

「うん、別に隠してた訳じゃ無いんだけどね。」 

今度ヘアピンでも買おうかな?

 

「…も、もう真夜中だからさ、寝ようか。吹雪はベッドで寝てくれ、俺は床で「ま、まって!」」

 

「…一緒に寝てほしいなー」「!!?いや、それは、」

 

「黒修君が僕を街まで運んでくれたときの背中、父さんのことを思い出してね、凄く大きくて暖かった。」「……」

 

「それに、もう一人じゃないんでしょ?お願い。」 

 

「うぐっ!?」

 

君が一人じゃないって言ったんだよ?

 

「…今日だけだぞ」 「!ありがと」ニコッ

 

 

「すぅ、すぅ、」黒修君の背中、父さんみたいに大きくて、温かい。落ち着くなぁ、

 

ーーーーーー

ーーー

ーー

 

「吹雪、お前はサッカーが好きか?」翌日、黒修君とパスをしてたらこんな事を聞かれた。

 

「うん…好きだよ。でも好きなだけじゃだめなんだ。完璧じゃないと…完璧じゃないから僕の前から消えていった。父さんや母さん…そしてアツヤも! 僕が完璧にならなくちゃいけないんだ!」

 

「一人で完璧になろうとしないで、みんなで完璧になろうぜ、吹雪」 

 

「えっ…。」それってどう言う…

 

「俺がここまで強くなれたのは1人で強くなったわけじゃない。チームメイトがいて、控えのみんな、マネージャー、監督、応援してくれる人たち、みんながいたからできたんだ。」

 

あんなに凄い君は…みんながいたから…強くなれた…

 

「…黒修君」

 

「吹雪、お前はひとりじゃない俺がいる、それに近い未来出会うチームのみんながいつだってお前を支えてくれる。」

 

「僕は…俺は…」

 

「お前が吹雪士郎だろうがアツヤだろうがそんなこと関係ない!全部ひっくるめてお前なんだ!」

 

「!!全部、僕、、」   

 

『それじゃあ、2人が揃えば 完璧ってことだな』

 

…そう言う事だったんだね、父さん

 

「そうか…悩むなんて必要なかった。僕は……!『俺は……!』」

 

 

「『2人そろって「吹雪 士郎」なんだ!』」パリイイィィィィン!

 

『ようやくわかったかよ。ったく士郎は本当にめんどくせぇ性格だよな。』

 

「ア、アツヤ」

 

『わかっただろ。お前は一人じゃ無いんだって、支えてくれる仲間がいるってよ。』

 

「…アツヤ」

 

『…』スタスタ

 

「…!アツヤ どこかへ言っちゃうの?」

 

『言っちゃうも何も俺は最初からおまえの心の中だけにいた存在だ。 それにもう必要ない…だろ?』

 

「あ、アツヤ」

 

『おいおいそんなに情けないツラすんなって』

 

「僕は今まで自分の中で作り出したおまえに頼ってばかりいた。 それじゃあお前だって目が離せないよね。

 でも、もう大丈夫だよ。これからは黒修君と、これから出会うみんなと『完璧』を目指す。」

 

『ああ、見てるぜ。お前の心の中からずっと見てる。』スタスタ

 

『それじゃあ…元気でな!士郎!』

 

 

「…黒修君、僕はずっと『完璧』という言葉に囚われて、それができない自分を許せなかった。それに気づかせてくれてありがとう。」

 

 

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

「それじゃあ、行くよ。世話になったな、吹雪」空港で彼が別れの挨拶を言う。

 

「それはこっちのほうだよ、黒修君。…また会えるよね?」

 

「あぁ、サッカーを続けていれば、必ずまた会える。それに早く会うなら中学のFF《フットボールフロンティア》の全国大会でだな。」

 

「!うん、絶対にFFで会おう。それと、お願いがあるんだ。これを…預かっておいてくれないかな?」

 

「これ、アツヤの形見だろ?いいのか?」

 

「うん。もう必要ない。僕の心の中にいつもアツヤがいるってわかったから。」

 

「あぁ、わかった。お前の気持ち確かに受け取った。」

 

 

 

「行っちゃったぁ」別れてたった数分なのに、悲しい、胸がぽっくり開いた気分だ。

 

早く彼に会いたい。彼のサッカーに少しでも追いつき並びたい。彼と一緒にプレーしたい

 

『母さん、なんで母さんは父さんと結婚したの?』『それはね、母さんが父さんのことをずっと考えて、父さんとずっと一緒にいると安心するからだよ。』

 

『ふーん』『士郎もそう言う年頃になったら分かるわ』

 

あ…そっか、僕…黒修君のこと、好きになったんだ。

 

尚更、がんばんないとね。来年のFF全国大会に行くためにもあの『技』も作らないと

 

黒…全斗君、待っててね

 




吹雪をTSさせちゃいました!!

だって吹雪かわいいだろ!?



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9話

UA8000超え

お気に入り登録130件越え

しおり50件越え

本当に本当にありがとうございます

それと変更点なんですが才能の上限なし→円堂や鬼道と同じレベル にしました。 流石になしにすると無双しすぎるのでやめました。しかし、主人公の今の才能はアニメ版イナイレの『リトルギガント』達とタメはれる(限界値)のでFF編までは無双確定です。

そう考えるとやっぱりサイタマのトレーニングやべーな


やぁ、黒修 全斗だよ。 吹雪と別れて1週間経ち、そちらでいうと7月の中旬だよ。

 

あと半年で雷門に行けるよやったね!

コ〇ナのせいでオリ〇ピック延期になったらしいね

え?何故知っているか?超次元だからじゃね?(すっとぼけ)

 

まぁそんなことはさておきいつも通りクイ〜ズ!今俺はどこにいるでしょうか? つってもいつも邪魔されてる気がするからすぐに答えるね

 

正解hパシーン!

 

「あいた、」

 

「ふぉっふぉっふぉ、まだまだ雑念がありますね。」

 

「うっしっし」

 

「·····押忍」

 

·····正解は京都だ

 

ーーーーー

ーーー

ーー

 

さて俺は北海道から京都に移動した。イナイレの世界に転生したけど『二条城』や『法隆寺』といい日本の有名な遺産は健在していた。今度サッカーの歴史も調べてみたいなー

 

そして京都の観光をしながら地元の人に『漫遊寺中』の聞き込みをしていた。表が『帝国学園』なら裏は『漫遊寺』って言われる程の実力なんだ、日本サッカーが世界に通じるようにする為にも来年のFFに出てもらえるよう頼みに行く。

 

 

 

「ようこそ、旅のおかた。この階段を登ると漫遊寺中です。」

 

「ご親切にどうもありがとうございます。」

 

聞き込みをすると簡単に漫遊寺中の情報が入り目的地に着いた。まぁFFに出場しないだけで漫遊寺自体を隠している訳じゃないからね。

 

 

 

「よし、到着っと」

俺は最後の階段を勢いよく飛び着地しようとした。 が、しかし

 

ズボッ!

 

「のおおおおお!!」

俺は予想外の事で思わず大声を出してしまった。 これは落とし穴か、···こんなことをするのはあいつしかいない。

 

「引っかかったね、うっしっし〜」

 

上から笑い声が聞こえた。この甲虫王者ムシ〇ングの〇ポの声、小柄で左右に2つの外ハネした藍色の髪、あぁ、あいつだ。

 

『木暮 夕弥』

 

「こらーーーー!木暮ーーーーーっ!!」

 

「やべ、逃げろ!」スタタタタタ

そう言うと木暮はすぐにここを退散した。···速い

 

「全く、客人になんということを!大丈夫ですか!?」

 

「あぁ、びっくりしただけなんで大丈夫ですよ。」

 

「申し訳ありません。うちの部員が大変なことを致しまして、 私は漫遊寺中サッカー部の垣田と申します。」

 

「部員?という事はさっきのやつもサッカー部員なんですか?」 確か立向居達と同じ歳だから俺の1つ年下、という事は今はあいつは小5のはず

 

「そうです。まぁ、補欠なのですがね。『木暮 夕弥』と言って困った部員なのですよ···昨日もあいつのイタズラでペンキ塗れになりまして、」

 

「それは災難で、」

 

「···それで貴方は?」

 

「あぁ、紹介が遅れました。俺はサッカー強化委員の黒修全斗です。」

 

「サッカー強化委員?」

 

「実はこちらに来たのはですね····」

 

 

〜少年説明中〜

 

 

 

「なるほど、そういう訳でしたか。」

 

「はい、日本のサッカーを世界と戦える力にしたいんです。お願いします。」

 

俺は海外でサッカーしていたこと、サッカー強化委員になった経緯、ここに来た目的を話した。これで話が通ればいいんだが

 

「···ここまで来て申し訳ありませんがお引き取り願います。私達がサッカーをするのは己の心と身体を鍛えるために、試合を優劣つけるためではありません。」

 

まぁ、そんなるとは思っていたよ。これが漫遊寺なんだから

 

「それなら俺とサッカーしません?確か、サッカーをするのは心と身体を鍛えるためにと言いましたよね?」

 

「いかにも、それこそがこの漫遊寺のモットーです。」

 

「なら、海外でサッカー経験をした俺とサッカーしたらいい修行になりませんか?試合じゃなくて手合せとしてどうでしょう」

 

「なるほど、確かにいい機会ですね。お手合わせお願いします。」

 

ーーーーーー

ーーーー

ーーー

 

それから漫遊寺とサッカー対決となったが結果は圧倒的だった。最初は1対1をしていたが全く歯が立たず1対2、1対3、と人が増え続け最終的に黒修対11となった。しかしそれでも彼のドリブルやシュートに手も足も出せず漫遊寺の人達は世界の壁を嫌という程痛感した。

 

「洗練されたドリブル···ハァ、ハァ、強烈なシュート、ハァ、ハァ、これが、ハァ、世界の壁と言う訳ですね。」

 

「はい、参加すれば優勝候補筆頭と言われる漫遊寺でさえこれです。それほど日本と世界のサッカーレベルは違うわけです。····漫遊寺のモットーが素晴らしいのはよく分かります。ですが閉じこもったままでは日本のサッカーは世界に届きません。なのでもう一度頼みます。協力して貰えませんか?」

 

「·····」

 

「ほうほう、なかなか面白う方じゃのう」

 

俺は声の方に振り向く。そこにいたのは腰が90度にまがり肩にでかい数珠をつけたおじいちゃんだった。

 

「貴方は?」

 

「監督!修行からお戻りになったのですね!」

 

なんと漫遊寺の監督だった。垣田さんのことを聞くと悟りを開く為に山に半年も籠って修行を続けていたそうだ。

 

あ、思い出した!そうだこの人技伝授してくれる人だ!けどめっちゃ熱血ポイントがかかるんだよなー

 

「黒修殿、だったかの。見事なサッカーじゃった。」

 

「ありがとうございます。俺は日本のサッカーが世界に通用するようにさせるためにここまで来ました。監督さん、日本のサッカーの為にも漫遊寺をFFに出場してください。お願いします!」

 

「ふぉ、ふぉ、ふぉお主のサッカーに対する志、真っ直ぐで曇りのない心、本当に素晴らしい。そこまで頼んではわしも答えなきゃならんのう」

 

「!それじゃあ!」

 

「じゃが、皆も分かったように世界の壁を痛感した。じゃからまた漫遊寺を1から鍛え直す。来年という約束は果たせんが2年後のFFに出場する事を約束しよう。皆もわかったな?」

 

はっ!!

 

「ありがとうございます!」

 

「ふぉ、ふぉ、ふぉ。所で黒修殿、この後ご予定はありますかな?もし時間が宜しければこの子達に鍛えて貰えないかの?」

 

「俺で良かったら全然構いません!俺の技術、どんどん吸収していって下さい!」

 

「うむ、じゃがもう辺りは夕焼けじゃ、それは明日からにしよう。今日は泊まって行きなさい。垣田、黒修殿を案内しなさい。」

 

 

「はっ!黒修殿、こちらです。今日はゆっくりしていって下さい。皆の者!宴の用意を!」

 

はっ!

 

こうして漫遊寺との約束を果たせた。




今回、自分がこの小説を書こうと思ったきっかけなのですが今コロナウイルスのせいで自粛勧告や学校の延期で何も出来ない状態になっています。だったら自分の妄想話で少しでも読書が暇を潰せるように、楽しんで貰えるようにと書きました。
ですが、感想を頂いた通り自分でも読み直して「文章下手だな〜w」と思ってしまうことが多々あります。自分がこうして小説を書くのは本当に初めてなのでそこは読書の皆様が「こういうことなのかな〜」と思いながら読んで頂くようにと思います。


あと最後に質問なんですけど、UAって何ですか?


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10話

ついに10話に突入しました!やったねたえちゃん!!

今後黒修全斗の容姿や趣味などのプロフィールも作って見たいと思います。


漫遊寺との約束を果たし、宴が始まろうとしていた。

 

「こちらが宿舎となっております。今、宴の準備をしていますのでお楽しみを」

 

「あ、はい。ご丁寧にどうも」

 

垣田が宿舎場所に黒修を案内する。が、しかし

 

ズボッ!

 

「!うわあああ!」

 

垣田が視界から消え、下に落ちていった。

 

「!か、垣田さん!」

 

「うっしっし〜ざまぁみろw!」

 

茂みから特徴的な笑い声が聞こえる。···木暮か

 

「こらー!木暮ーー!」

 

垣田じゃない他の部員が木暮を捕まえに走ってきた

 

「にーげろー!」すたたたたたた!

 

そして木暮は漫遊寺の人に捕まらないよう逃げていった。

····やはりあの足の速さ、まだまだ荒削りだが世界と渡り合える速さだ

 

「あいたた、全くいつもいつもあいつには困ったものです。」

 

そう考えていると垣田さんが落とし穴から出てきた。

 

「垣田さん、木暮の事なんですけど。見た感じ俺の年下と見えるんですけど小学生ですよね?どうして中学に彼が?」

 

「·····実はですね」

 

垣田さんは重そうに口を開き答えてくれた。

木暮がここにいる経緯を聞くと俺は思い出してきた。約10年前に木暮は母親に駅のホームで置き去りにされたようだ。1番愛し、信じていた母を。そして監督が引き取ってくれたものの人間不信になってしまい心が歪んでしまった。

 

一度漫遊寺のレギュラーと練習をしたが過去のせいもあり相手が少しパスを失敗しただけで「わざと蹴りにくいボールを出した!」と暴れたりしたそうだ。それで掃除をさせ精神を鍛え直す為に雑用をしているというわけか。

····ホントに辛い話だ。

 

「···彼にそんな過去が」

 

「ここには木暮のような子がたくさんいます。どんな現実にも負けぬよう心と身体を鍛え上げる。それが漫遊寺です。ささっ湿っぽい話はこれで終わりにして宴にしましょう。ゆっくりとご堪能ください。」

 

そうして宴が始まった。精進料理が出されて腹はあまりたまらなかったが演舞は見事だった。

 

ーーーーーー

ーーーー

ーーー

 

「ふースッキリしたー。」

 

宴も終わり皆が寝静まった後、俺はトイレで事を済ませた。

 

するとどこからか声が聞こえてきた

 

く···も···回

 

「ん?この声は?」

 

次こそ決める!

 

「あっちか」

俺は声の聞こえる方向に向かうそこにはボールを蹴る木暮がいた。

 

「くそ!なんで出来ないんだよ!」

 

「ボールまでの距離が短いぞ、もっと助走しないと。」

 

「!、誰だ!」

 

「よっ、こんな夜遅くまで1人で練習してお疲れ様」

 

「何しに来たんだよ!オレを馬鹿にしにきたのか?」

 

「こんなに練習してるやつを誰が馬鹿にするかよ。ほれ、そこから俺にボール蹴ってみな」

 

「···ふん」 トン 俺は木暮のパスを胸で綺麗にとる。

 

「ほっ、ナイスパス。そら俺も」 トン

 

「わわっ」 パスをしたが俺と同じように胸でトラップしようとしたが体勢が崩れて倒れてしまった。

 

「大丈夫か?」

 

「おい!今わざと取りにくい所にパスしただろ!」

 

「おいおい、今のはお前のトラップミスだろ難しくしないで足からした方がいいだろ」

 

「うるせー!」ドン!腹いせのつもりか俺に強くボールを蹴る

 

「よっ、ほっ」だが難なくトラップしリフティングをする

 

「···すげー」 木暮は小さくつぶやく。黒修の華麗な足さばきにまた1人魅力される

 

「ほれ、次は転がしながら蹴るからトラップしてみ?」

 

トン コロコロコロ

 

「うっ」 ちょっとよろめくが何とかトラップする

 

「ナイストラップ」 こういうのは褒めるのが1番

 

「へへっこのくらいっ!」トン

 

「よ、それ」トン コロコロ

 

「ほっ」 今度は上手くトラップ出来る

 

「上手い上手い」 ぱちぱち

 

こんな感じで1時間パスをした。

 

 

 

 

 

 

 

「少し休憩しよう」

 

「少しだぞ!少ししたらすぐやるからな!」

 

と言ってるが俺が来る前から練習していた木暮は息切れもしないしスピードも落ちてなかった。

やはり木暮の身体能力は凄くいい。

 

「次は俺がボールを持つから木暮はそれを奪ってみろ」

 

「よし、やってやる」

 

それからまた1時間木暮は1度もボールを奪えることが出来なかったが息切れもせずに何度も何度も食らいついてきた。そしてもう11:00になっていた。

 

「今日はもう終わりにしよう。明日に支障をきたすからな」

 

「まだもう1回!まだボールを取ってない!」

 

「まぁまぁ、俺は『今日は』って言ったぞ。漫遊寺で教える事もあるしまた明日しよう。俺と木暮で秘密の特訓だよ。」

 

「秘密の··特訓!。分かった、けどまた明日も来いよ!次は絶対取ってやる!」

俺がそう言うと子供のように目を輝かせながら行ってしまった。そういう所は子供だなー。まぁ俺も今は子供なんだけど

 

 

 

 

 

木暮と秘密の練習から睡眠をとって朝になり、漫遊寺のサッカーチームと練習をするようになる

 

「よし、じゃあ始めます。垣田さんや他の皆さん」

 

「黒修殿、私達はあなたから教えられる立場。呼び捨てで構いません。」

 

「そう?じゃあそうさせてもらうよ、垣田」

 

「はっ!」

 

さて、漫遊寺の人達には何を教えようか···漫遊寺、、演舞、、クンフー、、、

 

決めた。あの必殺技達を教えるか

 

「では修行開始!」 はっ!!

 

ーーーーー

ーーーー

ーー

それから2週間たち漫遊寺の人達は確実にレベルアップをしていた。俺が教えた必殺技をほとんどが覚え、俺と練習するから上達するスピードも凄かった。

 

でも俺が漫遊寺で1番驚いたことは木暮だった。夜の8:00ぐらいから3時間、パス練習を最初にやってボールのトラップする感覚を覚えるとリフティングやドリブルもできるようになり、後はずっと俺がボールを持って木暮がボールを奪おうとしたが遂に木暮は俺からボールを奪ったんだよ。俺は必殺技を使ってはいないものの手加減はしていない。やっぱりアニメやゲーム通り木暮はDFの才能がある。俺からボールを奪った時の木暮はもう大はしゃぎで「どーだ参ったか!これがオレの力だ!」なんて言ってたよ。なんか小動物みたいで可愛かったよホントに

 

 

 

 

 

 

「たく、なんでオレが薪集めなんて」

 

「まぁまぁそう言うなって俺も一緒にやってるんだから」

 

そう言いながら俺と木暮は夕食の為に薪集めをするため森の中にいた。俺も手伝うって言うと漫遊寺のみんなは「いつも修行させているのにそんなことは」なんて言ったけど流石に何もしないのは心苦しかったのでこうして手伝っている。

 

「黒修はこんなの楽しいか?」

後、木暮は俺の事は『お前』だったけど2週間特訓してると名前を呼ぶようになった。嬉しい成長だね

 

「あぁ、楽しいよ。キャンプみたいでさ」

 

「···キャンプ」

 

ぶもぉぉぉおぉ!!

 

「なんだぁ!?」いきなり獰猛な唸り声が聞こえ木暮はびびる

 

ぶもぉぉぉおぉ!!

 

「イノシシだ!なんか怒ってるしこっちに来るぞ。逃げろ!」

そう言うと2人は全速力で走り猪から逃げた

 

ーーーーーー

ーーーー

ーーー

 

「はぁ、はぁ、何とか逃げれた」

 

「はぁ、はぁ、まぁね。しかし参ったなぁ···完全にはぐれちまったよ」

 

辺りは森で暗くなり探そうにも無理そうだ。

 

「はぁ、走ったからお腹すいたなぁ」

木暮がそんなことを言う。夕食の準備のために森に入ったんだ、何も食べてないからね

 

さて、どうしたものかねぇ

 

ピチャッピチャッ

ん?この音は?まさか

 

「木暮、こっちだ」 「黒修?」

 

そう言いながら俺は今の音を頼りに向かう。するとそこにあったのは·····

 

「川だ。しかもさっきの音、やっぱり魚の跳ねる音だったな」

 

「近くにこんなところがあったんだ」

 

「よし木暮!ここで魚を獲るぞ」

 

「ええーっ!道具もなしで魚なんて獲れるわけないだろ!?」

 

「大丈夫。これからやるのは『石打漁』といってな、石だけで魚を獲る方法だからな」

そう言って俺は川上側と木暮を川下側に分ける

 

 俺はそこら辺にある岩持ち、川下側の木暮なは裸足になるよう指示した。

 

「よーしじゃあいくぞぉ木暮! あびせげり!」

 

木暮にそう言いながら弱めの必殺技を使い川から出てる岩に命中し、

 

ガァンッ!!

 

と川下の木暮の所まで聞こえるぐらい大きな音が出た。

 

「よーし木暮ー!すぐに魚が来るからなー!」

 

「···よく考えてたら魚を釣るなんて釣り竿がいるじゃん。子供でも分かる嘘を。やっぱり俺、騙されt···えぇ!本当に来た?!?!しかも魚が動いてない!凄い、凄いよ!」

 

そう言って木暮は大はしゃぎして魚を捕まえる。

 

よし上手くいったな前世で一時期キャンプにどハマりしてこれを覚えてて良かった。しかもめっちゃ条件も揃ってたし、ん?どうして出来たのかって?後書きに書いてるからそこを読むといいよ(メタァ)

 

「木暮、魚はどうだい?」

 

「凄いよ、俺、魚を直接つかんで獲ったの初めてだよ!」

 

そう言って5、6匹ぐらいの魚を両手いっぱいに掴んでいる。

 

「よし、後は薪もあるし火を起こすか、すまんが木暮は森の中でこれを取ってきてくれないか?」

 

「これを?」

 

 

 

 

 

 

「んしょ、んしょ」ゴリゴリゴリ

 

「あったけど、夏だから少ししか無かった」

少ししょんぼりしながら木暮は帰ってきた

 

「おぉ、それだけあれば充分。ありがとな木暮」 ゴリゴリ

 

「へへっ、黒修は何してるの?」

 

「火を起こそうとね」ゴリゴリゴリ

 

「火を」 そう言うと俺の仕草を食い入るように見る

 

ゴリゴリゴリゴリボッ!

 

「うわぁ!ついた!」

 

「木暮、それを」

 

俺は木暮に頼んだのは松ぼっくりだ。フフフゆる〇ャン見てて良かったぜ

 

「松ぼっくりはな、マッチ1本で火がつく自然の優秀な着火剤なんだよ」

 

ボボボパチッパチッ

 

「へぇー!」

 

「よし!じゃあ魚焼くぞ」

 

削った木で作った串を魚に刺し、魚を焼き始める

 

「···よーし出来たぞ」 「わぁーい!」

 

興奮しながら木暮は魚を取ろうとする

 

「こら!ちゃんといただきますを言いな、魚の命を頂くんだから」

 

「あ、···そう言えばさっきまで川で泳いでたんだっけ。」

 

「そうだぞ、こうやって食べて、サッカーを練習し、人は生きていくんだ。」 「···うん」

 

「まぁ、興奮するのも分かるけどね、いきなり怒って悪かったな。それじゃあ手を合わせて」

 

「「いただきます」」

 

釣りたて、焼きたての魚だ。これは美味いに決まってる!

 

「あち、あち、っっっ!!!おいしーーー!!!!!!!」

 

塩とかも何もやっていない。けどだからこそ魚本来の味を楽しめ、自分で取った魚だ。いつも食べている魚よりも何倍も美味く感じるだろう。

 

「黒修はどうしてこんなことまで知ってるの?」

うーん前世の知識って言うのはなー

 

「親とキャンプをして父さんから学んだんだ」

 

「キャンプかぁ、楽しそうだなぁ。俺もキャンプとか1回でいいから行ってみたかったなぁ」

 

「行ったことないのか?」

 

「え?·····う、うん···ははっ、なんかさぁ行く機会がなくってさ」

 

「···実はさ、木暮の過去のことを聞いたんだ。監督さんに」

 

「!」

垣田に聞いたのはやめておこう、またイタズラされそうだし

 

「···辛かったろうな、1番好きだった人に裏切られて、捨てられて」

 

「···うん」

 

「だから人を信じられないんだろ?それで漫遊寺の雑用も木暮へのいじめと思って仕返しをって思うんだろ?」

 

「·····うん」

 

「···俺の事もやっぱり信じられない?」

 

「···分からない。でもいつかきっと裏切るんじゃないかって心のどこかで思ってる自分がいる。···どうせ人が自分に言うことなんか信じちゃダメなんだって」

 

「じゃあさ、俺が信じるサッカーだけは木暮も信じて見ないか?」

 

「!黒修が信じるサッカーを?」

 

「正直人間何を考えてるか分からんよ。俺だって嘘つくことあるし、でも俺は日本のサッカーが世界と並ぶことを信じて必死で練習してここまで来た。」

 

「日本が世界に、」

 

「おいおい、何他人事みたいに言ってんだ?木暮も目指してみないか?世界を」

 

「え?オレが?世界を?」

 

「あぁ、短期間で必殺技を使ってないけど俺からボールを奪ったんだ。お前はDFの才能があるんだよ、しかも世界と通じ合える」

 

「オレのディフェンスが世界に!」

 

「それに俺からボールを奪った記念だ。お前に必殺技を教えるよ」

 

「ホント!絶対だよ!絶対だからね!」

 

「あぁ、俺はサッカーに対してのことは絶対に裏切らないからな。ほら、早く魚食べようぜ。せっかく焼きたてなのに冷めちまう(これで後は必殺技を覚えるだけかな)」

 

こうして魚を食べ、自然と共に1晩を過ごした。

 

 

 

ーーーーー

ーーー

ーー

 

野宿から1週間、俺達が帰ってきたら漫遊寺のみんなは物凄く心配した。その後、猪に襲われて森に迷ったことを説明し、何とかなった。しかも木暮が心配かけたと謝ったら漫遊寺は物凄く驚いていた。でも流石に「木暮が謝るなんて、明日は雪が、いや槍が降るぞ!」なんて流石に酷くね?

 

さて、その1週間木暮とまた秘密の特訓をし、約束通り必殺技も教えた。もちろん木暮の代名詞と言えるのあれをね、

さぁ、新たな木暮のお披露目だ!

 

「クンフーアタック!」 ドン! 漫遊寺の1人がシュートを打つ

 

旋風陣!うおおおおおおお!!ビュオオオオオオオ!!!

 

 

「!、木暮が、止めた!?」

 

「へへっどんなもんだい!」

 

「やったな、木暮」

 

「はい!黒修さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは、お世話になりました。今度はFF全国大会で会いましょう。」

 

「こちらこそ、貴方のおかげで我々も、そして木暮の事も本当にありがとうございました。」

 

「オレ、黒修さんと出会えて本当に良かった。黒修さんのサッカー、俺も信じてみるよ!」

 

「次は敵としてお前の前に現れるぞ、その時は必殺技もバンバン使っていくからな。覚悟しろよ?」

 

「望むところだ!」ガシッ

 

「···」

 

「···ん?うわ!」ゲコゲコ

 

「ハーハッハッハ!1度やってみたかったんだよねーこれは最初の落とし穴の仕返しだ!うっしっし〜」

 

「やっぱり信じたオレが馬鹿だった〜(泣)」

 

ははははははははははは!

 

「ふぉ、ふぉ、ふぉ、···黒修殿、これは餞別じゃ」

 

「!これは、漫遊寺のユニフォームじゃないですか。」

 

「背番号は付けておらん、じゃがお主がここで過ごし、木暮の心を開き、漫遊寺を1つ成長させた。学校は違えどお主はもう漫遊寺の一員でもある。」

 

「····それじゃあ、遠慮なく貰います。ありがとうございます」

 

「いつでも来なさい。待っていますよ。」

 

こうして漫遊寺との別れを告げた




石打漁とは、水中の大石に別の石を強くぶつけることで発生する音響、震動によって水中の魚を麻痺、気絶、あるいは仮死状態にさせたり死亡させることで浮いてくる魚を拾い集める漁法。ハンマーで川底の石を強打する手法もある。ガチンコ漁、ガッチン漁と呼ぶこともある。 原始漁法の1つとして古くから世界各地で行われていた。(wiki参考)

※『石打漁』は日本においては多くの河川で禁止されおります。真似しないようにしてください。今回は超次元で辺りに人はいないということでやりました。ご注意ください。


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11話

UA11000超え本当にありがとうございます!


やぁ! 黒修 全斗だよ。漫遊寺から旅立って3日、今8月の下旬ってところだよ。ん?小学校はどうすんのかって?こうやって全国を回って日本のサッカーを底上げさせるから免除してもらえたよ。

 

まぁ、前世の記憶があるから高2までの範囲まではなんとなく覚えているからテストがあって大丈夫だけどね。

 

さて毎度おなじみ今どーこだ?ヒントは夏だよ。わかるかなー?

 

 

 

 

正解はおザッパーン!!

 

「うわ、ぺっぺっ、塩水が口に入った!」

 

「おう、わりーな 黒修」

 

「勘弁してくれよ、綱海」

 

あ、…また言っちゃったよ、…正解は沖縄だ。

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

「うおー着いた着いた、沖縄だ。他の人たちは帰省する頃だからいい頃に来て良かったなぁ」

 

前世はほとんど海外どころか国内すら行ったこと無かったからなんか興奮するなー

 

「さーてまず沖縄に着いたことだし、沖縄そば食べよ」

 

 

 

 

 

 

「さて、腹ごなしもしたことだし練習しますか」

 

俺は食事を済ませ砂浜にいる。黒子の○スケやはじめの○歩の合宿シーンにもでてきたけどジャンプ力とか下半身を大幅に強化するために砂浜ダッシュをしていたんだよね、日頃使うことができない筋肉も使えるし、とりあえず砂浜ダッシュ100m×5を5セットした後10㎞走るか。

 

 

 

~練習中~

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、砂のせいでいつもより筋肉に負荷がかかって体力をたくさん使ってしまう、正直舐めてたわ。…ふう、次はリフティングをっと」

 

こうしてみると、やっぱ鷹○さんやリ○さんはすごいな、こんなメニューを考えるんだから

 

「よ、ほ、きついなぁバランスが崩れてしまう、!やば」

 

リフティングがくずれてしまいボールを違う方向に思いっきり蹴ってしまった。しかも最悪なことに海の方向に

 

「!、危ない!」 もっと最悪なことに海でサーフィンをしていた人の方向に向かっている

 

「!おぉりゃあ」 ドン!ギュイーーーーン!

 

「何ぃ!」 ガシ!ギュルルルルル シュー

 

…なんちゅうパワーだよ、しかもあんな不安定なサーフボードの上で、今も手がビリビリするぜ

 

「あぁびっくりしたぜいきなりボールが飛んで来たんだからよぉ。ん?お前見かけない顔だな?」

 

そう言いながらボールを蹴ってきた彼はこっちに向かってきた。

 

!、遠くでよくわからなかったがこの人!ピンク髪と色黒の肌色、そして『273』の数字が書かれたサーフボード 俺の好きなキャラの1人

 

『綱海 条介』

 

「あ、あぁ俺は黒修 全斗だ。すまん、そっちにボールをやってしまって」

 

「いいっていいって、んなこたぁ海の広さにくらべりゃあちっぽけな話だ。俺は綱海 条介って言うんだよろしくな」

 

「…しっかし、さっきのキック凄い威力だったぞ、サッカーやってるのか?」

 

「ん?そんなもん一回もねーよ」

 

まじか!それであの威力ってさすが273兄貴!そういやサッカー素人なのに大阪のナニワ修練をした円堂達と同じ力でエイリア学園と渡り合ったんだ、なんちゅう身体能力だよ。まさしく天賦の才能

 

「じゃあ、一緒にサッカーをやんないか?それであの威力なんだ、きっと楽しいぞ?」

 

「はははは!冗談はよせ、俺はサーファーだぞ?まっ誘ってくれてうれしいけどな」

 

あぁしまった!そうだよそもそも273兄貴はサッカー興味ないじゃん。鬼道が挑発したからそれに乗って始めたんだったぁ、どうしよぉ俺鬼道のように挑発したくねーよ。こうなりゃ

 

「…そうかぁ、残念だ。じゃあさ!ここで会ったのも何かの縁だ、俺にサーフィン教えてくれないか?沖縄に来たらやってみたかったんだ」

 

あんな身体能力を身につけたのはサーフィンにあるだろうな、円堂が『正義の鉄拳』を覚えるのにサーフィンだったしいい練習になるだろうな。それにここで綱海と別れてたまるか!

 

「いいぜ!じゃあさっそくボード貸りにいこうぜ」

 

ーーーーーーー

ーーーーー

ーーー

 

「いやっほぅー!」

 

「すげーな黒修!もう乗りこんじまいやがった」

 

綱海とサーフィンを始めて4日、俺は完璧にサーフィンを楽しんでた。最初は全く乗れずに何度もひっくり返ったが下半身に力を入れて練習し丸一日かけてのれるようになった。

 

そして夜は綱海が釣ってきてくれた新鮮な魚を刺身で食べたりした。北海道で食べた魚とは違ううまさがあったよ。環境が違うからかな?

 

「いやー綱海、海っていいな。新鮮な魚に綺麗な珊瑚、それに波。最高だ」

 

「わかってるじゃねぇか、黒修!ホントお前はノリいいな!」

 

「…なぁ、やっぱりサッカーやってみないか?お前の身体能力、サーフィンだけじゃもったいない」

 

「またその話か、俺はサッカーに興味が無いの。俺はサーファーなんだから」

 

「そうか?サーフィンやってて思ったけど、海とサッカーは同じなんだがなぁ」

 

「…何?海と同じだと?サッカーが?」

 

「あぁ、波のように動くボールや潮の流れみたいに変わる戦局、海みたいなおおらかさでチームのみんなを受け止めサッカーをする。…綱海にぴったりと思ったんだが本人がそれならしかたないか」

 

「…よし決めた!俺もサッカーをやってやるぜ!」

 

「え!でも綱海、お前興味ないって」

 

「お前がそんなに言うから俺もやってみたくなってよ、それにサッカーは海と同じなんだろ?俺に乗れねぇ波はねぇ!」

 

かっる!ノリで決めちゃったよ273兄貴、でもこれでサッカーをしてくれるんだから結果オーライだけどさ

 

「じゃあ明日サッカーやろうかいつもの所で」

 

「おう!やってやるぜ」

 

 

 

 

 

~翌日~

 

 

 

「じゃあボールをおもいっきり蹴ってみなよ」

 

砂浜で手作りゴールを作り、綱海にサッカーを教えている

 

「うし、いくぜ、あそこに蹴り込めばいいんだろ?うりゃ」ドン!ギュイーーーーン!ズバァン!

 

!なんてキック力だよ、普通に練習したらすぐに世界に通じるぞ

 

「すごいなぁ」

 

「へっだろ」

 

「じゃあ綱海、これを直接シュートしてみろ」ドン

 

そう言いつつ俺は綱海にセンタリングを送る

 

「おう、…うおりゃあ」スカ ドサ

 

綱海は見事に空振りしずっこけた、やっぱまだまだ素人だな

 

「くそ-ミスったぜ」

 

「ほらもう一度だ!」ドン

 

「よっしゃあ今度こそ…おりゃあ」 スカ

 

また空振ったがずっこけはしなかった、適当にボールをけろうとしてるな

 

「ちっくしょぉ中々うまくいかねーもんだな」

 

「タイミングを計るんだ、ボールは常に動いているぞ」

 

「タイミングかぁ、…よおぉし!」

 

「もういっちょ!」ドン

 

「今度こそ(タイミングを計って……今だ!)うおおりゃあぁ!」ドン!ギュイーーン!ズバァン

 

もうできちゃったさっすが273兄貴!そこに痺れる憧れるー!

 

「やったな!綱海」

 

「おう!(このよせて引く感じ!ボールは常に動いている、波を待つのと同じスリルだ!黒修の言った通りだぜ!)」

 

それから1時間、綱海はサッカーの基本をもうマスターした。この才能はヒロト以上だよ。そして今綱海とディフェンス練習をしているがやっぱりまだまだ動きが素人、簡単なフェイントで突破できてしまう。

 

「ハァ、ハァくそ!なんで止められないんだ!」

 

「さっきも言ったがタイミングだぞ綱海、波のように動くボールを乗りこなして見ろ!」

 

「!うりゃあ」

 

「よっ」 軽々と突破する、まだ先かなぁ

 

「そこだああああ!!」バン!

 

!一瞬の隙を狙って俺からボールを取った!木暮で2週間はかかったのに、それを一日で!

 

「ちっ!完璧にとれなかったぜ」

 

綱海が言うとおりボールを奪えず上空に飛んでしまった

 

「ええい!ドリブルなんてめんどくせぇ!ゴールに入れるならどっから蹴ったって同じだ!っ!(このボールがゆれる感じ、波と同じだ!)へっおりゃあああああ!俺に乗れねぇ波はねぇ!ツナミブースト!!ザッパーン ドン!ギュイーーーーン!ドカー----ン!

 

!もう必殺技を、しかも自力で!自作のゴールは壊れちゃうぐらいの威力!やっぱり273兄貴は最高だ!

 

「何だ簡単に出来ちまったなー。やっぱ俺って天才だわ」

 

「おめでとう綱海、すごいシュートだったぞ。どうだ?サッカーは楽しいだろ?」

 

「おう!黒修が言った通りサッカーは海と同じだ!最高だぜ!」

 

ーーーーーー

ーーーー

ーーー

 

「じゃあ綱海、またな。次はFF全国大会で会おうぜ」

 

「おう!そのフットボールなんちゃらはよくわからんがまたサッカーやろうぜ!それにお前が教えてくれた新しい必殺技、次会うときまでに完成させておくぜ!」

 

こうして沖縄でやることは終わり本州に戻った




補足なのですが、主人公はアレスのことを全く知りません。なので少しだけアレスのキャラや必殺技を出しますがオリキャラ扱いとします。


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12話

総合評価200ptありがとうございます!


やぁ!黒修 全斗だよ。沖縄から2ヶ月経って11月、1度実家に帰って久々に両親に会ってきたんだ。母さんが作った味噌汁、美味かったなぁ。みんなも親孝行しろよ!

 

そして轟さんにも状況報告して来たよ。色んな所を回ったけど世界に通用する選手を数名見つけたけどその中に女性(吹雪TS)がいてFFは出場できるのか聞いたけど、出来ないらしい。けど俺が世界に通用する選手だっていったらすぐに轟さんはすぐ本部に掛け合って女性も出場できるようにしてくれるんだって。直ぐにとは言えないけど1年後には女性も出場出来るんだとか。よく考えると轟さんめっちゃ有能だし、俺のサッカー強化委員としての地位って結構高いよね。

 

それを轟さんに言ってみた所「それ程君の実力を本部も認めて、世界に日本が通用することを期待しているんだよ」と言っていた。責任重大だなぁ、ま!なんとかなるさ!

 

ーーーーーー

ーーーー

ーーー

 

「ふー着いた着いた、いやー空から見る富士山は絶景だったなー」

俺は今静岡に着いた。静岡って前世だとサッカーの強豪って沢山あったけどイナイレもそうなのかな?超次元サッカーってだけでそれ以外は前世の日本とほとんど大差ないからなー

まぁ静岡に来た理由は久しぶりの再会をしたかったからだけどね

 

「えーと、あいつはいるかなー?お!いたいた。おーいヒロト!」

 

「あ!黒修君!久しぶり。待ってたよ」

 

「すまんなヒロト。帰ったら連絡するって言いながら遅くなって」

 

「全然いいよ!こうしてまた会えたんだから」

 

「黒修君。お久しぶりですね」

 

「星二郎さんもお久しぶりです。少しの間ですがお世話になります。」

 

そう、海外で会った吉良の皆さんとの再会だ。

 

 

「なぁヒロト、海外から帰って日本でプレーした時どう思った?」

俺は車の移動中にそんなことを聞いてみた

 

「···正直言って話にならないぐらい勝負にならなかったよ」

 

やっぱりそう思うよなぁ海外を経験をすると特にね

 

「俺もそう思う。だから俺は全国を回って世界に通用する選手を探していたんだ。そしたら案外いてな、サッカーを始めて1日で必殺技を完成したやつとか、必殺技を使っていないが手加減をしない俺からボールを奪ったやつとかまだまだ日本も捨てたもんじゃなかったぜ?」

 

「!。それは凄いね。その人達に会う日を楽しみしてるよ。あ、そうだ!父さんが新しい学校『永世学園』を作ってくれてね、順調にいけば来年、もうこの時期だから実質2年後にFF全国大会に出場できるよ」

 

ん?永世学園か、エイリア学園の本来の名前はそれだったのか

 

「ほほぅ、ヒロト率いる『永世学園』。戦う日が楽しみだ」

 

 

 

〜少年移動中〜

 

「ようこそ!黒修君」

 

「うわぁ、すげー」

 

吉良家に到着したがこれは本当に凄い。こんな豪邸前世じゃあ見た事ない。漫画で言うとこ〇亀の中〇の豪邸レベルだよ。さすが吉良財閥だ

 

「到着していきなりだけど会わせたい人達がいるんだけどいいかな?」

 

「会わせたい人?」

 

 

 

 

 

 

「紹介するよ『永世学園』サッカー部のチームだよ」

 

「お前が黒修前斗か!私は砂木沼 治だ!お前と会う日を楽しみにしてたぞ!」

 

「君が黒修君だね?僕の名前は緑川リュウジ、よろしくね。この出会いはまさに一期一会だね」

 

「あんたのことはヒロトが何度も言ってたぜ。俺は南雲晴矢。よろしく頼むぜ」

 

「私は涼野風介。君が『ゴッドストライカー』と言われるヒロトよりすごいプレイヤーとはね」

 

「基山タツヤだ。君が黒修か、よろしく」

 

うおおおおおおお!お日さま園の皆さんじゃないですか!!皆さんイナイレでよく使いましたよぉ!感激いいいいい!…ん?そういやなんかガゼルこと涼野くんがなんか変なこと言ったなぁ?

 

「なぁヒロト、お前『ゴッドストライカー』なんて言われてんのか?」

 

「ぼ、僕はそんな大層な2つ名いらないって言ってるのに」

 

「そういうがヒロト、チームで1番上手いのはお前なんだぜ?それに色んな練習試合でハットトリックなんて当たり前にやってるじゃねーか」

 

バーンこと南雲がそう言うとみんなも頷く。

 

「や、やめてくれ。ましてや黒修君のいる前でそんなこと」

 

「おいおい、ハットトリックを当たり前取るぐらい実力が付いたんだもう少し自信をもてよ、ヒロト」

 

 

「まぁ、そのヒロトが認めている黒修がここにいるんだ。サッカーしようぜ」

 

「いいぞ。丁度長旅で体動かしたかったんだよねー。」

 

「じゃあ振り分けはどうする?」

 

「ヒロト久しぶりに()()やろうぜ」

 

「!うん!やろうか黒修君」

 

 

 

 

Aチーム

 

ーーーー砂木沼ーーーー

 

凍地妹ーー極川ーー本場ーークララ

 

緑川ーー八神ーー基山ーー蓮池

 

南雲ーー涼野

 

Bチーム

ヒロトーー黒修

 

武藤ーー熱波ーー伊豆野ーー阿久津

 

 

凍地兄ーー蟹目ーー薔薇園ーー羽崎

 

ーーーー瀬方ーーーー

 

 

いやぁあっちはマスター、ファースト、セカンドランクのキャプテン勢揃いにクララちゃんや杏ちゃん、八神ちゃんのようなべっぴんさんもいて中々最強のチームになったな〜

 

ま!こっちにも神殺しのネッパーさんやかめ〇め波のゼルさんもいるから大丈夫だろ!

 

「それじゃあ、試合開始!」

 

そうヒロトが開始の合図をし始まった。フフフまずはやっぱり中央突破じゃい!

 

「やらせねぇ!」

 

「まずはお手並み拝見といこうか」

 

俺が中央突破を予想したか南雲と涼野が2人でボールを奪いにくる。このプレッシャー、さすがマスターランクのキャプテン達だ

 

「ライトニングアクセル!」ギュン!

 

「何だと!」

 

「速い!」

 

「ヒロト!」

 

俺は何なくドリブル技で突破しヒロトにパスする

 

「今日こそ止めるよ!ヒロト」

 

「ジグザグストライク!」ビリビリビリビリ

 

!俺の知らない必殺技だ!日本で猛練習した成果かヒロト!

 

「黒修君!」 「おう!」

 

「フローズンスティール!」「イグナイトスティール!」

 

おお!アニメで活躍したWスライディング必殺技!けどなそれは上ががら空きだぜ

 

「スカイウォーク!」ぴょんぴょん

 

「なんだと!?」

 

「空を飛んだ!?」

 

いや、みんな驚いてるけど君達も4mぐらいはジャンプできるじゃん

 

さぁ後は砂木沼だけだ

 

「さぁ来い!黒修!俺を楽しませてくれ!」

 

「いくぜ!ヒロト!」 「うん!黒修君」

 

「「ファイヤートルネードDD!!」」ゴゴゴゴゴ

 

「はぁぁぁドリルスマッシャアーー」ギャリギャリギャリ

 

「ぐはぁ」 ズバァン

 

1対0

 

「久々に打ったけど腕は落ちてないなヒロト」

 

「もちろんだよ!君に追いつくためにここまで頑張ってきたんだから」

 

「すげぇ···」

 

「永世学園で強い部類に入るみんなをあっという間に」

 

「あれが、黒修全斗」

 

俺がヒロトと喋っていると皆がざわついていた。ヒロトが評価していたけどまだまだ半信半疑だったのかもね

 

「ふははははは!!いいぞ黒修!久々に熱くなってきたぞ!」

 

「まだまだこの程度じゃないぞ?どんどんシュートしてくるから覚悟しろよ?砂木沼」

 

「望むところだ!」

 

「俺達も負けてられないな」

 

「あぁ、取られたぶん取り返すさ」

 

1点を取りAチームから再開

 

「うおおおおおおお」

 

やられたらやり返したいのか南雲は黒修がした中央突破をはかる

 

「いかせるか!へビーベイビー!」

 

「へっ!八神!」 「何だと」

 

ガニメデこと蟹目の必殺技を交わし八神にボールを渡す。熱血だが意外とクールに状況を把握している

 

「ナイス!タツヤ!」

 

そして八神がいつの間にか上がっていたタツヤに向かってダイレクトにパスを出す

 

「あぁ!流星ブレーーーード!!」ドン!キラ✧︎ギュオオオオオオオオオ!!

 

「ワームホール!ぐはぁ」ズバァン!

 

1対1

 

おぉ!本家流星ブレードだ!でも、あれぇ?なんかエフェクトが違うような···紫じゃなくて青色のほうき星のような?

 

「驚いているね、黒修君」

 

「ん?あ、あぁまさか流星ブレードを使えるなんてな」

 

「僕が練習している所をタツヤが見ていてね、そしたらタツヤの方が先に覚えたんだ。けど黒修君とは少し違うけどね」

 

まぁ、立向居の青いマジン・ザ・ハンドのようなもんか

 

「よぉし、次はみんなを驚かせてやる」

 

Bチームのボールから試合開始

 

「はぁ!エクスカリバーーー!!!」ザン!ギュイーーーン!

 

「ここからロングシュートだとぉ!」

 

「しかもなんて威力なの!?」

 

いきなりのことで全員が驚き砂木沼は反応出来ずにゴールする 2対1

 

「すげぇ、すげぇぜ黒修!」

 

「まだまだほんの一部しか出てないぜ?全力で掛かってきな」

 

「言われなくとも!」

 

またまたAチームから再会

 

「アインザッツ!」バッ

 

「ディフェンスも出来るのかよ!」

 

「これ以上いかせん!」

 

ウルビダこと八神が怖い顔をして立ち塞がる

 

「おいおい、こんな顔しなさんな。可愛い顔が台無しだぜ?」

 

「なっ!」ボッ!

 

 

俺がそんなことを言うとゆでダコのように真っ赤に顔を赤くする。そんな隙を俺は見逃さなかった。

 

「フッ!武藤!」

 

メトロンこと武藤がノーマークなのでパスを送る

 

「はぁ!ガニメデプロトン!」ハァーー

 

キター!!イナイレのかめ〇め〇、これを打つと毎回突っ込まれるある意味伝説の技!

 

「ぬうぅぅぅう!ドリルスマッシャアー!」

 

だがここは砂木沼、難なくはじき返しクララにボールが渡る

 

「甘い!」

 

スペースペンギンやスーパーノヴァの3人技でいつもいたヴィーズこと伊豆野がボールを奪う

 

「ヒロト!」

 

「はぁぁぁザ・エクスプロージョン!!」ドドドドドド

 

また知らない新技!やっぱり本当のヒロトもすげー!

 

「ぐはぁ!」ザシュッ

 

3対1 ピッピッピーー

 

「いやー凄かったぜヒロト。成長したな」

 

「黒修君にそう言ってもらえると嬉しいよ!ここまでやってきた甲斐があるね」

 

「当たり前だ。世界一になるんだから」

 

「うん、そうだったね世界一になるために」

 

「けど、永世のみんなも普通に強かったぞ?今まで出会った中で1番だ」

 

「これは父さんが沢山の設備を準備してくれたからだね」

 

「…ふむ」

 

ーーーーー

ーーー

 

俺はみんなとサッカーをした後、俺は星二郎さんの所に来ていた。

 

「星二郎さん?この方は?」

 

「紹介しますよ。ヒロトの姉、瞳子です。」

 

「初めまして黒修君。私は吉良瞳子。今更だけどあの時ヒロトの危機を救ってくれて本当にありがとう」

 

おお!瞳子監督だ!美人だな〜相変わらず

 

「今瞳子は大学に通っていて2年なのです。そして君と一緒にサッカーしていたサッカー部の監督でもあるんですよ」

 

やっぱり監督としての才能は健在ってことか

 

「そうなんですね、対戦する時が楽しみです」

 

「ハッハッハ。本当に君はサッカーが好きなんですね」

 

「フフっ。えぇお父さんヒロトと同じ目をしていますよ」

 

それから吉良家で夕食をご馳走になった。前世と合わせてもフォラグラとか初めて食べたよ。さすが大金持ち




がんばって試合描写書いてみました。(´Д` )はぁ文才が欲しい


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13話

今回はかなり短めです


食事後、今は俺は星二郎さんとあることを話していた。

 

「星二郎さん。前ヒロトを助けた時に自分ができる範囲の約束をできると言っていましたよね?それを話す為にも今回来ました。」

 

「おぉ、そうでしたか。どのようなものを願いますか?」

 

「それは………をお願いしたいんですけど。可能でしょうか?」

 

「ふむふむ、分かりました。えぇ、可能ですよ。すぐにうちの研究員を向かわせます。今から早くて1年後で完成しますね。待っててください」

 

よし!これでFF後の強化もなんとか出来るようになったな。しかし、俺が話したこれを1年で作れるってやっぱり吉良の技術力は本当にすげーな。

 

「ありがとうございます。後、もう一つだけお願いと言いますか提案、アイディアがあるんですけど。」

 

「提案ですか?」

 

「はい。それは…」

 

ーーー

ーー

 

〜翌日〜

 

俺は星二郎さんに前世にあったものを再現する為にある物の生産をしてもうように提案をした。それを話すと画期的ですぐに作ってくれるよう研究員を総動員させ1ヶ月で作れるらしい。

 

それができる間まで永世学園の寮にお邪魔している。ヒロト以外のサッカー部の全員はそこに入っているようだ。

 

「さてとここはサッカーができる環境がこれほど整っているんだ。必殺技のレベルを上げるには丁度いい機会だ。今日は…3つぐらいを進化させるか。」

 

俺は今ゴールの前に立ちながら何百個もあるボールを隣に置いている

 

「それじゃあ、始めますか!まず始めに…フッ!」

 

〜セツヤク!発動〜

 

「まず最初はこれだ!」ドン!

 

ボールは真上に蹴り黒修は空中を飛びボールを足と足の間に挟み捻るようにシュートを打つ

 

「デス・スピアーー!!」キュイイイン ズバァン!

 

くぅ〜見た目は少し怖いがやっぱりバダップの必殺技はすっげ〜な…そういやバダップで思い出したが2年後のFF決勝戦は世宇子なのか、それとも王牙学園になるんだろうか?う〜ん…まぁ今考えても無駄か、とりあえず続けますか。

 

 

 

〜12時間後〜

 

「エクスカリバーー()!!」ザン!!ギュイーーーン ズバアァン!!

 

はぁ、はぁ、何とかエクスカリバーも進化させられたかな。前よりシュートの鋭さといい威力も段違いだ。

 

黒修は『ファイアトルネード』『エクスカリバー』『デス・スピアー』を進化させた。

 

「さて、糖分補給しよ」

 

そう言って取り出したのはチョコレートだった。イナイレの世界のコンビニにも普通に置いてある何ら変わりない普通のチョコではあるが、少し違う。このチョコレートの正式名称は『ハイパーフレーバー』と言い、『TP』を回復するアイテムである

 

必殺技を使う為には『TP』が必要でありそれを消費することで使えるようになる。『TP』が無くなった時、ゲームのように見えるわけではないが何となく感覚で打てなくなるのが分かる。

それを回復する為には睡眠や食事をとることだが即座に回復するものではない。だが例外に『ハイパーフレーバー』や『スタミナフレーバー』のように即座に回復出来るものもある。

 

黒修はイナイレの世界に転生し『ハイパーフレーバー』があった時は驚いたがこれを食べると神のアクアやエイリア石のように無限回復することが出来るため流石に試合で食べることは止めている。

 

「(ゲームでは試合でしか必殺技のレベルを上げる事が出来なかったからバンバン使ってたな〜)それじゃ、いただきm「何をしている!」あ?」

 

食べようとした瞬間、いつの間にか後ろに八神がいた。しかも見るからに怒っていることが分かる。

 

「こんな時間になるまで何をしているんだ!もう21:00だと言うのに!」

 

「何って、練習しててお腹が空いたからチョコを食べようかと」

 

「ついて来い!「ちょっおい」いいから来い!」

 

八神は俺の手を引っ張り練習場を後にした。



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14話

お待たせしました!そしていつの間にか総合評価300ptありがとうございます!


ぐつぐつぐつぐつぐつ

 

やぁ黒修だよ〜。今ね、ウルビダこと八神の部屋に来ているんだ。ボーイッシュな女の子だからどんな部屋かと思ったけど意外とぬいぐるみとかあって可愛い部屋だったんだ。しかもペンギンのぬいぐるみが多かったんだよね〜そういやジェネシス最強の必殺技って『スペースペンギン』だったからそれにちなんだのかもね

 

で、今俺にご飯作ってもらってるんだ。まぁ12時間ぶっ通しで練習してたしチョコだけで済ませようとした俺が悪いんだけどね。一応、俺はキャンプどハマりした時にキャンプ飯を覚えた後に料理もハマったからある程度料理も出来るんだけど、ここでこれを言うのは無粋だよね。

 

「ほら、出来たぞ」

 

「ほほ〜おでんか」

 

この季節にピッタリな食べ物だ。大根に卵に牛すじ、揚げ豆腐、糸こんにゃく、ちくわぶ、はんぺん…てっ結構本格的だな

 

「それじゃあいただきます」

 

う〜ん、大根がいい具合に染み込んでるし牛すじもトロットロ他のもうま〜い

 

 

 

 

〜少年食事中〜

 

 

 

 

「ごちそうさま。いや〜こんなに美味い料理を作るんだから八神はいい嫁さんになるな」

 

「よっ嫁さんっておまえは///」

そう言うと八神は顔を真っ赤にする。かわいいの〜

 

「全くおまえは物好きだな、こんな男勝りな私を可愛いと言うやつは」

 

「そうか?こんな別嬪さんのどこが物好きなんだろうな?そいつら見る目ないな」

 

「///」

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

〜八神side〜

 

私は八神 玲名。永世学園のチームの1人だ

 

いきなりだが私は黒修に恋をしてしまったようだ。所謂一目惚れと言うやつだ。

私のことを1人の女性として見てくれた。初めて異性に可愛いと言ってくれた。

たったそれだけの理由と言われるかもしれないが好きになったものは仕方ないでしょう?

 

そしてヒロトから聞いた話だと彼は全国を回っていつか開かれるサッカー世界大会の為に選手を探している旅をしていたようだ。

私も彼と同じフィールドに立って彼を支えてあげたい。だけど今のヒロトや黒修の実力は私達と天と地程かけ離れている。それほど世界と日本がかけ離れているんだ。

そのためにも彼の実力に少しでも近づく為にも猛練習をしないとね、お日さま園もとい永世学園のみんなも同じ思いだろう。とりあえず今はFFに目を向けないとね。

 

だから待っててね私の初恋の人

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

永世学園に来て約1ヶ月、練習環境が抜群にいいおかげで着々と俺の必殺技のレベルアップが出来た。それと永世学園のみんなと練習試合を沢山してきたけどみんなFFで優勝する位のレベルで高かった。多分俺が鍛えた漫遊寺と同じくらいのレベルだったよ。これは瞳子さんが監督をしていてヒロトが教えているからだろうね、さっすがイナイレ2の敵キャラ達、元々センスがあるんだろうね。

 

「黒修君。遂に出来上がりましたよ」

 

「本当ですか!」

 

「えぇ、まだまだ試作段階ですが日常生活でほとんど不満なく使えますよ」

 

 

俺は星二郎さんにお願いと同時にある物を提案したのは前世ではいつもお世話になっていたスマートフォンだ。

超次元サッカー以外では約10年前の日本とほとんど同じ、しかし技術力はこちらの方が結構高かったりする。しかし黒修は前世でスマホの便利さを覚えていた為、今の世界のみんなはガラケーの類を使うためどうしても不憫と感じてしまい星二郎さんに作って貰った。

 

「このスマートフォンはかなり画期的です。正に時代が1つ先に進んだように感じるほどです。このスマートフォンは世界に向けて売ろうと考えいますが黒修君が考えた物です。特許は申請しますか?」

 

「いやいやそんなことしませんよ。金儲けの為に提案した訳じゃありませんからね(俺が考えた訳じゃないし前世にいたからこそ言えた事だからねー。なんか罪悪感すごいし)」

 

 

それからスマートフォンの大量生産が可能になりタッチパネル式の画面で触ったところが反応するようになり基本使用として、端末同士の通話、録音、メモ機能、フラッシュ付きカメラと言った数々のアプリが使えるようになり、その利便性、画期的なことから日本に留まらず、世界中がスマホを買い世界が吉良の名前を知ることになる。そして黒修と吉良財閥の縁を大事にしようとするのは別の話

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

 

「それじゃあ世話になりました。スマホもありがとうございます。」

 

「いえいえこちらこそ、永世のみなさんも楽しそうでなによりでしたからね」

 

「また遊びに来てよ。黒修君」

 

「次はFF全国大会で会おうではないか!黒修よ!」

 

「次は敵同士ってことで容赦しないぜ」

 

「楽しみにしているわ、黒修」

 

「あ、そうだ!帰る前に皆に渡すものがあったんだ」

 

そう言って俺は一人一人に1枚の紙を渡した。

 

「これは?」

 

「これは必殺技の秘伝書だよ、一人一人違う必殺技を書いているからそれを覚えるともっと力を付けれるぜ」

 

そう言うと永世学園のみんなが驚きそして目を輝かせながらはしゃいでいた

 

「いいのか!?こんな大切なものを」

 

「あぁ、これでレベルアップしてくれると俺も嬉しいからよ」

 

「ありがとな!黒修、絶対に覚えておくぜ」

 

南雲がそう言うと皆が頷いた。そう言って貰えると渡したかいがあるね〜

 

「それじゃ!またな」

 

そう言って静岡を後にした




吹雪「何かライバルが増えた感じがする!」


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15話

UA20000越えありがとうございます!


新年あけましておめでとう!!

 

え、何?今は5月でGWだって?

 

こまけぇこたぁ

 

    いいんだよ!

 

/)

 //)  __

`/ 二つ/⌒⌒\

| ニ⊃ (●)(●)\

/\ノ|⌒(_人_)⌒|

 / > ヽニノ <

 

まぁそんな事よりね遂に俺は今、念願の雷門商店街にいるんだ。

 

今年の春から中学生。遂に原作スタートになるんだから楽しみで仕方ない!しかもイナズマイレブンのOBのマスターやビルダーさん達がチラホラと見つかるから興奮しっぱなしでいるんだ。

 

そしてゲームでお世話になったゲームショップやメイド喫茶もあってそれも少し感動した。そう言えば秋葉名戸ってメイド喫茶の地下に部員専用のプライベールームがあったっけ。今度行ってみたいなー

 

まぁ今はそんなことより俺は雷雷軒にいる。前からあのラーメンが食べてみたかったんだー。それにちゃんと目的もあるからね〜。

 

ガラガラガラ

 

「らっしゃい」

 

扉を開けると髪は白髪短めで後髪を縛り口髭が沢山生え、左目に古傷があり常時紫のバンダナとサングラス着用している男『響木 正剛』がネギを切りながらいた。

 

「(うおおおおおおお生響木さんだーーー!!感激ーー)ラーメン1つ、それとご飯を1つ下さい」

 

「あいよ、……お前さんここじゃあ見ない顔だな」

 

「一昨日にここへ引っ越したばかりなんですよ。それで辺りを散歩しているとここにラーメン屋があったんで昼飯にちょうどいいかと」

 

「なるほど、あいよラーメンとご飯おまち」

 

出てきたラーメンは醤油ベースのちぢれ麺、卵にメンマやチャーシューとネギと言った正にシンプルな東京ラーメンだった。

 

「いただきまーす。ズズーズズー…うまぁ〜い」

 

「はっはっは、そんないい笑顔で食べてくれたら冥利に尽きるな。ほら餃子もサービスだ」

 

「おお!ありがとうございます。…んん〜この餃子もうま〜い」

 

 

〜少年食事中〜

 

 

 

「お会計お願いします」

 

「おう850円だ」

 

「はーい……げっしまった!財布家に忘れて来ちゃった!」

 

「そうか、またここに来てくれるならツケでもいいぞ」

 

「そういう訳にも行きません。この近くなんですぐ取りに行ってきます。これ、俺の荷物置いておくんで。行ってきます!」ガラガラガラタッタッタッ

 

「礼儀正しい子だ。さて片付けるか」ドサドサドサ

 

食器を片付けようとした時に黒修のトートバッグが地面に落ち荷物がばらまく。

 

「いかんいかん、荷物が………こ、これは!!」

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

 

「すみません!財布ありました」

 

「ぼ、ボウズ!こ、このノート一体どこで!?」

 

そう言って見せてきたのは俺がバッグに入れてた1冊のノートだ。表面にはラクガキに見えるような文字が書かれている。

 

 

…計画通り デ↑〜〜デ↓〜〜〜〜〜〜〜

 

俺はDE〇TH〇OTEの夜〇月の名言を心の中で言って見ってみた。

 

黒修はわざと財布を家に忘れて、トートバッグを落ちやすいようなところに置いてノートが出てくるようにした。

 

「…このノートについて聞きたかったら2人きりにしてくれませんか?誰かに聞かれたら大変ですので」

 

「わかった」

 

そう言うと響木さんは雷雷軒ののれんをしまい準備中の看板を置いた。

 

「それでボウズ、このノートの文字、大介さんの文字だ。どうしてお前が持っている。」

 

そう言うと響木さんがすごい形相をしてこっちを睨んだ。

 

怖い、怖いです!正直響木さんその左目の傷も相まってヤ〇ザに見えるんですから!

 

「そうですね。まずここから話しますか」

 

 

〜少年説明中〜

 

「まさか、大介さんが生きてたなんて」

 

そう言うと響木さんは涙を流していた。そりゃ40年もタヒんでいたと思っていた恩人である大介さんが生きていたと思ったら泣きたくなるよね

 

ちなみに俺は転生した事、大介さんとガルシルドの事も話した。響木さんに大介さんが編み出した『炎の風見鶏』や『マジン・ザ・ハンド』の必殺技を言ってみたらすんなり信じてくれた。

 

「えぇ、この事は響木さんだからこそ話しておきたかったんです。大介さんからの伝言もありますし」

 

「伝言?」

 

「『ハナタレ小僧の響木!何をうじうじしてるんだ。わしはそんな風に鍛えた覚えはないぞ!さっさと立ち直らんか。伝説のイナズマイレブンの一員ならな』です。」

 

「!…あぁ…そうだ!俺は伝説のイナズマイレブンの1人なんだ!!

 

おぉこの気迫!流石大介さんが教えた伝説のイナズマイレブンの1人だ

 

ーーーー

ーーー

ーー

 

〜響木side〜

 

「それじゃあごちそうさまでした。また来ます」

 

そう言ってボウズ、いや黒修は帰って行った。今日は生きてきた中で1番驚く出来事が起きやがった。まさか40年前に亡くなったと思った大介さんが生きていたとは思もしなかった。最初は信じきれなかったが黒修が今の大介さんの写真を渡した時は信じる他なかった。それから黒修は大介さんが編み出した必殺技や俺以外のイナズマイレブンを事細かく説明した。そう言えばあいつは転生したって言っていたな。大介さんが生きていたことが強すぎたのか霞んでいた。まぁ黒修が転生したなんて驚きはしたが正直どうでもいいんだ。あいつのおかげでわしの心に火がついたんだからな!あいつに頼まれた時の為にも少し動いとかないとな。

 

大介さん、俺はまたやりますよ。サッカーを




そろそろ大学(オンライン授業)が始まりますので週1ペースで書いていこうと思います。


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16話

UA23000超え

お気に入り300件超え

しおり100件超え 

誠にありがとうございます。

そして今日から大学が再開しましたので今回は短いです。すみません


前回までのあらすじ!

 

遂に黒修は念願の雷門商店街の街に到着し雷雷軒で食事を済ませ、響木さんに大介さんから頼まれた渇をいれたことも達成した…という具合にやってみたがどうだい?いやーこれで冬海が去った後にスルッと響木さんが監督をしてくれるようになるかな。今考えると冬海はゲームではバスに爆弾、アニメではバスのブレーキに細工をするけど影山が怖いからってそこまでするか普通

 

冬海まじ不愉快(誰うまギャグ…笑えよ?)

 

「さーて飯も食ったし今日はランニングしながら聖地巡礼でもしますか」

 

 

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--

 

いやーまず河川敷にからスタートしたがそこに丁度稲妻KFCが練習していたけどみんなめちゃくちゃ可愛かったよ。なんていうか、微笑ましくてほんとに(俺はロリじゃ断じて違うからな!)。

 

そうやって眺めていたらキャプテンの『如月 まこ』が「サッカー一緒にやらない?そんな所で眺めてないでさ」って言われたからお言葉に甘えて混じったんだけどさ、意外と強くてびっくりしたんだよね。ふと思い出して近くを見渡すとイナズマイレブンOBの会田さんがいたんだ。通りで強いわけだなーって思いながらサッカーしていたらKFCのみんなに気に入られちゃって「あんた中々やるわね!また一緒にやりなさいよ黒修ちゃん!」って言われた。…そういや円堂にもちゃんづけしてたな~

 

そして辺りは暗くなり始め16:00頃俺は鉄塔広場に来ていた。

 

「……うわぁ~これはこれは絶景だ。これを見ただけでも転生してよかったって思うな」

 

今日歩いた場所が全て見えるんだ。しかも時間も相まって余計に感無量になってしまう。

 

「いやー中学がほんとに楽しみだ、、ってあれは?」

 

黒修が見る方向には一本の木にロープで吊された巨大なタイヤがあった。もし他のみんながこれを見たら「どうしてこんな所にタイヤが吊されているんだ?」と全員が思ってしまっているだろう。だがこれがなんなのか黒修はすぐに理解した。

 

「これ、どうみても彼のタイヤ特訓だよな、やっぱり特訓の仕方も大介さんと同じかよ」

 

黒修は原作を知っているからという理由もあるかもしれないがコトアールで円堂大介と出会った後、一週間の間未来のラスボス『リトルギガント』と一緒に練習をした時タイヤを担ぎながら特訓したということもありタイヤ=円堂と黒修の脳内はこう置き換えていた。

 

「ま、久々にやってみるか~ね!」ブォン!!

 

そういって黒修は思いっきりタイヤを投げ飛ばす。勿論ロープに吊られているからタイヤはすごい勢いのまま帰ってくる

 

「うおおぉりゃあ!!」ズドン!!!

 

そして黒修は帰ってくるタイヤを蹴り返し相殺した。

 

「ふぅーやっぱ気持ちいね~これをやると」

 

「すっげーな!!!今のキック!!ねぇ!君!君もサッカーしてるの!?」

 

突然後ろから大きな声が聞こえ後ろを振り返るとそこにいたのはオレンジのバンダナと、こげ茶色でネコ耳のように逆立った髪をしておりサッカーボールとすこし古びたノートを持った少年が目をキラキラさせながら立っていた。

 

「(会うのは中学からと思っていたけど、まさかここで出会うとは、我らが教祖)」

 

『円堂 守』

 




16話目にやっと主人公の登場です。


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