絶望を超えし戦士 (レオ2)
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キャラ設定!
キャラ設定 ! 主人公、ヒロイン編


こんにちはこんばんは。キャラ設定出しときます。
主人公、ヒロイン編と書いてますがその他キャラ書くかは分かりません。
では⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!


キャラ設定です!随時更新するかもしれません!

 

物語は2008年からです! 因みにドラゴンボールなどのアニメやマンガ、小説はある設定です。

 

 

 

主人公 西沢光輝(にしざわこうき)

 

誕生日 2002年 3月8日 小物の最恐編の初登場時 6歳 、 プロローグ時 8歳

 

身長は6歳の時は118cm。体重20kg。

黒髪、黒目。顔は普通よりちょっと上(想像に任せます。)

 

家族構成 光輝を入れて6人家族(母、父、姉、祖父、祖母、光輝) 祖父と祖母は父方である。

 

小物の最恐編

東京に住んでいる小学1年生。年齢にそぐわない聡明さ持っている。また、祖父に教えられた武道や剣術も身につけている。更に物心ついた時からよく紙の棒を2本持ってぶんぶん振り回していたから二刀流がディフォルトになってしまった。一応片手でも戦えない事はないが二刀流には劣る。だがその二刀流もほぼ我流であるからまだまだである。アニメなどのサブカルチャーには興味はない。唯一見るドラマは相棒である。

ある日を境に目が蒼色と赤色になったが慣れたら自由に変える事が出来る。

蒼色は瞳孔がありで赤色は瞳孔がなしである。

 

 

武器 竹刀→???

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒロイン 古原愛美(こはらえみ)

 

誕生日2001年 5月11日 小物の最恐編の初登場時 7歳、 プロローグ時 9歳

 

身長は7歳の時117cm 体重は教えん。

青髪、青目。顔は普通の美人よりも上(想像に任せます。)

 

家族構成 愛美入れて3人(母、父、愛美)

 

小物の最恐編

東京に住んでた小学一年生。ある出来事の後に父の都合でアメリカに引越した。

目は母の祖先にヨーロッパ系の人がいたから遺伝した。髪は・・・ご都合主義でなった(おい笑)。その髪と目で虐められてた時に光輝に助けられ守る発言された時から恋の眼差しを向ける。頭も良く虐めがなくなり笑顔をよく振る舞うようになった事から同級生達に静かにモテていた。勉強は好きだがそれと同じくらいアニメなどのサブカルチャーも好きである。

 

 

武器 そんな危ない物は渡しません。

 

 

 

 

 

文字数足りなくて投稿出来ないんで簡単なこれからの流れを書きます。見たくない方は一応キャラ設定は終わりなんでページバック推奨。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

超ざっくりいきます!

 

 

まず今の「小物の最恐編」

色々あって「SAO編」

光輝がサイヤ人、そしてタイムパトロールになって「ドラゴンボール サイヤ人編」

それが終わり次第「NARUTO編」

それも終わったら「ドラゴンボール フリーザ編」

またまたそれが終われば「インフィニット・ストラトス編」

そして「ドラゴンボール 人造人間・セル編」

それから「BORUTO編」

「ドラゴンボール 魔人ブウ編」

「帰還の英雄編」

「ドラゴンボール超編」

「ドラゴンボールGT編」

「全てを賭けた戦い編」

 

 

 

これといくつかの番外編で終わると思います。

うん多い笑。

というか多分小物の最恐編がワンチャン1番長くなる気がする。まあ大切な所だからね、しょうがないね。それにもしかしたら順序変わるかもしれないし。

では終わります。見てくれてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでくれてありがとうございます。
ではまた本編で。
( ´ ▽ ` )ノ


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序章
プロローグ


こんにちは、こんばんは。初投稿です。
ぶっちゃけ文才はないです。それでも見てくれたら嬉しいです。
では(∩´。•ω•)⊃ドゾー。


走る、飛ぶ、躱す、殴る、蹴る、そして叩き落とされる。

また黒きオーラを纏う敵目がけ走りそして吠える

「はぁぁぁぁ!」

最早普通の人間を超えたスピードを持ってしても届かない。

「ハハハハ!どうした?遅い、遅すぎるぞ!」

「ぐっ!」

掴まれた拳を離され蹴りを見舞われガードするが戦ってる場所が悪かった。

なんせ空中(・・)なのだから。

そう、空中なのだ。当たり前だが踏ん張る所なんてない。

そのまま吹き飛ぶ。

「チッ!」

面倒くさい状況に思わず舌打ちする。

一回転し着地する。

それでも威力を殺し切れずに後ろに下がり続ける。

漸く止まった時、敵が語りかけてきた。

少年の顔は見えない。

 

「何故まだ抵抗する?どうあっても覆らないこの圧倒的な力に勝てるわけないだろう?」

敵が今の状況を客観的に見てそう言ってくる。無論自らの力に酔ってる部分もあるだろう。

しかしそれを差し引いても今の状況を見れば100人いたら100人その言葉に同意するだろう。

そのくらい力が離れているのだ

少年が敵と渡りあえたのは最初だけだった。否、最初だけならば少年が圧倒していた

敵が力を解放してからはまるっきり形成が逆転してしまった。

 

 

少年の顔はまだ見えない。

敵が上から更に語りかける。

「君もバカだねぇ、さっさと死んだら大好きな家族の元に行けるのにねぇ」

そんな事を言ってくる。

「...れ」

「まあ君の家族のおかげもあって今の僕のこの力があるんだ。

感謝してるよ。君の家族が僕に殺されてくれたおかげでね!」

「...まれ」

「君の世間の役に立ってなかっただろう家族のエネルギーを僕が有効活用してあげてるんだ。感謝したまえよ。最も君の家族を狙ったのは君が僕の邪魔したからでもあるから君のせいでもあるけどね。後悔するなら君が僕の邪魔した事を後悔したまえ。」

そう言ってくっくっくと笑う。

「君を瀕死にした後は君のエネルギーを手に入れ僕は更に完璧な強さを手に入 れる。そしたら最早この世界で僕に敵うものは存在しない!

そして抜け殻になった君をあの世に送った後は僕の邪魔をする奴ら全てを皆殺しにし、そして僕好みの女は皆調教して僕に従順な女にして、男は奴隷にしてこき使ってやる。僕がこの世界の神になるんだ!!くくく、ハハハハハハハハ!」

「黙れ」

「ん?」

黙れ!

そして少年が顔を上げた。

「な、なんだその目は!さっきまでは黒目だったはず。」

敵が少し焦った声をだした。

それもそうだろう。なんせ少年の目は変色してるのだから

左目は蒼色、そして右目は赤色になってるのだから。

実際目にしない限り信用できないだろう。

 

そして驚いている敵をほっといて少年は敵目がけ走り、顔面に一撃をお見舞した。

「グハッ!」

少し吹っ飛び地面に足をつけた。少年は着地した。

今まで届かなかった攻撃が通った事により両者の反応はそれぞれだった。

図らずとも世界の運命をかけて戦ってる少年は半分闘志、もう半分を憎悪で埋めた顔、そして世界の運命を脅かそうとしてる敵は驚愕を露わにした顔で。

 

沈黙の時間

 

 

 

それを先に破ったのは少年だった。

「チッ!あまり使いたくなかったんだけどな。まあいい。どっち道俺にはもうこれしか残されてないんだからな。殺るか殺られるかそのどっちしかな。」

そして右目だけ閉じる。

そして敵は未だ驚愕してる顔で問うてきた。

「な、なんだ。なんなんだそれは!!」

少年は返す。

「知るか、仮に知っていたとしても敵にわざわざ教える馬鹿はいないだろう。それにしてもなんだっけ?神になるだっけ?笑わせるな。神なんざこの世には存在しない。貴様も神になる事はない。何故なら俺が今ここで貴様を殺すからだ!そもそも他人の力を借りなければ俺と戦う事も出来ない分際が何言ってんだよ。」

敵が激怒した顔で睨みつける

「黙れ!黙れ黙れ!低脳の分際で僕に反論するな!」

そして敵が突っ込んでくる。

臨戦態勢を取りながら少年は過去へ思いを馳せる。

 

 

 




どうでしたか?
続くかどうかは分かりませんができるだけ続けたいと思います。
後文字数少なくてすいませんm(__)m。
あとハーメルン様の使い方はまだ完璧では無いんで違和感あった方はすいませんm(__)m。


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小物の最恐編
2人の少年と少女


第2話です。
今回から物語スタートであります。
では(∩´。•ω•)⊃ドゾー


少年が少女と共に歩いてる。

少年の名前は西沢光輝(にしざわこうき)、何処にでもいる小学1年生である。少女が光輝に話かける。

「ね、明日お星様一緒に見に行こう!土曜日なんだから。」

光輝は微妙な顔をする。

「嫌だよ、愛美のお母さん怒ると怖いから嫌だよ。というか何処まで行く気なんだよ。」

「あのおっきい高台!」

「あそこじゃ見えないでしょ。僕も家族で夜にあそこ行った事あるけど全然見えなかったし。」

「雲があっただけかもしれないでしょ?ねっ、お願い。一緒に来て!思い出欲しいの。」

「思い出ならこれからもいっぱい作れば良いでしょ。明日する必要ないよ。」

少女が暗い顔になる。

「良いでしょ。明日が良いの!」

「駄目だ!子供だけで夜出かけるのは駄目だ!それにもう何年も前から続いている連続無差別殺人事件を知らないわけないでしょ?あれは殆ど夜の間に行われてるんだよ?もし狙われたらどうするんだよ。」

 

そう今世界のあちこちで発生している連続無差別殺人事件。

それが今世紀最大の事件である。

何故なら犯人の人相が分からず、狙う人物が無差別殺人って言ってるのだからあたり前だが不確定なのだ。更に殺害方法が奇怪すぎるし更に奇妙なのはその無差別殺人犯に殺されたであろう人達の死体である。

ほぼ皮だけの状態なのである。筋肉など存在せず眼球は瞼の筋肉がなくなり飛び出したりしてるものもあり最早それが本当に人間なのか疑いたくなるほどの変わり様になっているそうだからだ。

しかし少女は楽観的だ。

 

「でもあれは世界中で起きてるんだよ?そんな都合よく日本、しかもここら辺にいるわけないじゃん。お願い。だから明日が良いの。というか明日じゃないとダメなの!」

「なんでそんなに明日に拘るんさ?」

「それは...、もうわかったわよ!いいもん光輝が行かないなら勝手に1人で行くもん!」

そう言って少女は帰路を走る。

「ちょ、おい!」

振り返って

「何よ!来てくれないんでしょ!」

「当たり前だ、もし狙われたらどうするんだよ!」

「そんなのあるわけないじゃん!心配しすぎ。それに私1人で行くって言ったでしょ!」

「だから狙われたら...」

「もーう!うるさい!もうほっといてよ!」

「でも...」

「もう光輝なんて大嫌い!」

悲しみの顔になる光輝

「え...、な...んで?」

「なんでって、光輝がお母さんみたいな事言うからでしょ!何よ今の光輝よりあの時の光輝の方がかっこよかった!」

 

 

ふん!と言って少女は帰路についた。

光輝はショックを受けたまま立ち尽くした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ

家の玄関のドアをくぐりながら言う。

「ただいまー」

「おかえりなさい。愛美(えみ)

「うん。」

リビングをサッと見渡す。

「お父さん今日も遅いの?」

「うん、お引越し前だからお父さん忙しいのよ。」

それを聞いた少女、古原愛美(こはらえみ)は顔に影を落とす。

「そう、だよね。」

そして料理中の母が聞いてくる。

「光輝君にちゃんと言った?」

愛美はソファーの上で体育座りして

「言える訳、ないじゃん。」

悲しみの顔でそう言う。

 

 

そう、古原一家は来週にはお父さんの転勤にあわせアメリカに引越しする事になっているのだ。当たり前だが小学1年生だけ残して行く事なんて出来なかった。

 

 

「でもどっち道言わなきゃだめよ?」

「わかってる!わかってるけど...。」

愛美の心を憂鬱と後悔が満たしていた。

せっかく少しの間だけどなれた友達と離れてしまう。

そして何より凄く仲良くしてくれ、そして恋心を抱いた男の子と離れてしまう心境は小学1年生には辛いだろう。

さっきのやり取りを心の中で後悔する。

「あんな事言っちゃった。光輝は私の事を心配してくれたのに。」

 

 

西沢光輝と古原愛美の初めて出会ったのは入学式である。

しかしその時から仲良くなった訳では無い。

入学してからしばらくたった日光輝が教室に入って見た光景は

「がーいじん!がーいじん!がーいじん!」

いかにも自分ガキ大将ですという風貌の男子が愛美の外見を理由に虐めてる所である。ここで古原愛美の外見を見てみよう。髪は首あたりまででどちらかというとショートに入る。顔は当時の1年生、いや学年中の人と比べても将来美人になるだろうなと思わせる顔であった。しかし虐めてる原因なのは髪色と目の色なのである。髪は薄い青色、そして目も瞳孔の周りは青色である。

「外国人じゃ、ないもん」

その声は小さく男子が詰め寄る。

「えっ?なんて?ガイジンの言葉なんてわからーない。」

「うっうっ」

涙を堪えてる愛美。そんな光景が光輝が来た時からしばらく続いた。

その間誰も止めようとはしなかった。ガキ大将みたいな風貌なだけあってがたいが良いだけじゃなく親が空手をやってる家庭なので強さも普通の1年生では止められない。だから自分達が矢面に立ちたくないというそんな自己保身である。

しかしまあ、だからって小学1年生に立ち向かえって言うのは酷な話である。

そう、小学1年生(・・・・・)には

 

「なあ」

「あっ?なんだよ?」

「邪魔」

 

教室の空気が凍った

 

「回れよ」

「やだ」

「なんでだよ」

「ここが近道だから。」

光輝の席は愛美の後ろであるから愛美の席の隣を通るのが近道っちゃ近道である。

しかしそんなのは男子にとっては関係ない。

「知るか!いいから回れ!」

「嫌だ、面倒くさい」

「俺に逆らったってどうなっても知らねーぞ」

にやにやとそう言ってくる。暗に逆らったら痛い目見るぞと言ってるのと同義である。光輝は相手の目を見て

「そんな事元々知らねーし興味がないから早くどいて。」

そして男子は怒りの顔で

「は!?そんなに痛い目を見たいんだなあ!

拳を振り上げそしてその拳は光輝の顔面に...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

届いた

 

 

光輝が少し吹っ飛び尻もちついた。

男子は笑う

「ハハハハ!だっせ!あんな事言ってクソ弱いじゃねぇか!俺に逆らうからそうなるんだよ!」

 

 

「ほーう?、誰に逆らうとそうなるんだ?」

教室の入口に立ちながらそう言うのはこのクラスの担任である。

機械のように入口に目を見せる男子。

「せ、先生いつから」

「西沢と一緒に来た。今まで手を出さなかったのは西沢が待ってと言ったからだ。決定的な場面を押さえないとお前は知らんぷりするからな。」

そうして先生はここに来るまでの事を思い出した。

 

 

 

 

〜回想〜

だん!

いきなり職員室のドアが開けられ1人の少年が顔を出す。

私のクラスの西沢光輝だ。

周りの先生方が怒ろうと詰め寄る

「ちょっと君もうちょっとゆっくり・・・」

「そんなのは今どうでも良いんです!怒られるのは後でされますから新井先生いますか?」

焦った顔でそう言うから只事では無いと職員室の誰もが思った。

彼の前に行った

「どうしたんだ?」

「村田が古原さんを見た目で虐めてる。」

これを聞いて私は疑った、何故なら私が知ってる限りはそんな事するようなやつじゃないと思ったからだ。しかしそれは後に村田が他の生徒を脅して裏の顔を知られないようにしてただけと知ったが。

「でもね、西沢君、彼はそんな事する子じゃないと思うけどな」

「じゃあ一緒に来て!自分の目で見たら良いでしょ。」

「わかった、わかった」

そして2人で職員室を出てその途中で西沢君が

「先生、古原さんが虐められてるのを見ても取りあえず止めないで、僕が最初に行きます。あいつの裏の顔をまず見せてやりますよ。」

そんな事を言った。私は同意しかねた。しかし彼に押し切られてしまった。

「あいつは根本的に直さないとダメなんです!あんなのが癖になってしまったら古原さんが可哀想だから。」

彼の必死の表情を見て彼は本当の事を言ってると思い始めた。

「わかった、でも無理はするなよ?やばいと思ったら止めるからな」

「はい」

そして教室の入口で

「うっ、うっ」

古原が泣いてた、そして

「ガイジンが泣いてやんの。笑えるな。」

そう言って笑ってる村田の顔が見えた。出ようと思ったが西沢に止められた。

「あいつはまだ全部の顔を見せてないから僕が行きます。」

そう言って私の返事を待たずに教室に入り

「なあ」

今に至る

 

 

 

 

 

「こ、これはこいつが悪いんです!こいつが俺の邪魔をするから」

「ほう、なんの邪魔をされたのかな?」

「そ、それは。ゴニョニョ」

どんどん墓穴をほっていく村田。最早詰みである。周りをほっといて先生は古原さんに話しかける。

「古原さん、ごめんだけど西沢君を保健室へ連れて行ってくれるかな?」

「は、はい。ありがとうございます。」

「お礼なら西沢君に言って。」

「えっ」

「彼がいなかったら私はここに来ていなかっただろうから、それと」

先生が愛美に向けて頭を下げた。

「すまなかった!気づいてやれなくて。本当に申し訳ない!」

「は、はい。」

そして愛美は思わずそう返す。

「じゃあ、西沢君の事をお願いするね」

「はい。」

愛美は光輝の元に行き

「じゃあ、その、行こっ。」

「えっ、う、うん」

2人で保健室にまで歩きだした。

 

 

 

 

 




恋愛ぽく書くのは苦手です(。-_-。)
しかし頑張るであります( ̄^ ̄ゞ


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保健室までの道

そう言えば自分基本地の文って苦手なんで本当に必要と思う所にしかそうゆうのは書きません。だから基本は会話が多いです。勿論戦闘描写の時は頑張りますけども。
小説に顔文字使うのってありなんだろうか。
後原作ドラゴンボールになってますがタグにもある通りドラゴンボール要素少ないというよりむしろ最初らへんは皆無です。要素が入るのはSAO編が終わってからです。
では、(∩´。•ω•)⊃ドゾー


保健室までの道を2人は無言で歩いてる。

「え、えと。その...」

と思ったら沈黙に耐えかねて愛美がそんな事言い出した。

光輝の訝しげな視線が刺さる。

「えっと、そのう」

また沈黙が10秒くらい続き

「あんにゃろ〜本気で殴りやがって」

光輝がそんな事言った

「えっ、あれわざとじゃなかったの?」

「誰がわざわざ殴られに行くんだよ。僕も殴られるとは思ってなかったよ。」

至極当然である。

「じゃあなにを?」

「いやー僕的にはあいつが平気で人を脅すようなやつだと先生に分からせれば良かっただけなんだけども先生が止める前に殴られた。」

そう言って殴られた箇所を押さえてる。

無意識に手を伸ばし光輝の殴られた場所に手をだした。そのまま少し触る

「その、痛いからやめてよ」

少し顔を赤くしてそう言った。

「あっ、ごめんなさい」

そう言って離す。

また沈黙になりながら歩いて

「あっ、あのねその...。」

「?」

「助けてくれてありがとう」

そう言われた光輝は少し顔を赤くしながら微妙な表情になる。

「ど、どうしたの?」

「え、いやその...」

今度は愛美が訝しげな顔になる。

「僕がやった事って、ただたんに先生連れてきてあいつと少し話して殴られただけだから。なんか、よくよく考えたらなんかかっこ悪いなーと思っ...」

そんな事ない!

そんなでかい声で遮られた。

「あの時誰も助けてくれなかった。嫌だった。怖かった。でも西沢君が助けてくれて嬉しかった。」

「でもそれなら僕も今まで古原さんが嫌な事されてるの知らなかったし」

「だってそれは西沢君がいつも遅く来るからでしょ。何時も私が虐められた後に来てるから知らなかったのは、無理ないよ。」

そう言って笑いながら聞いてくる。

「毎日寝坊でもしてるの?」

「なっ、そんな訳ないだろう。」

「じゃあなんでいつも朝の会の始まるギリギリに来るのかな〜?」

「それは毎朝家の周り走ってるからだけど」

「毎日?」

「うん」

「ふーん、そうなんだ。」

「そうだよ」

そして笑って

「ほら早く行こっ」

そう言って走ろうとしたら

「きゃ!」

転びかけて

パシッ!

「いきなり走るなよ。危ないだろ」

「う、うん。あ、ありがとう」

「どういたしまして、ほら行こう。」

そう言って助ける為に掴んだ手を離さないまま歩きだした。

「あっ、ちょ」

「ん?何?」

「な、何でもない!」

そう言ってちらちらと光輝の顔を見る愛美。

「えーと、古原さんなんか言いたい?」

疑問の声で聞いてくる。

「名前で」

「え」

「だから名字じゃなくて名前で呼んで!」

「なんで?」

「何でも良いでしょ!その代わり私も名前で呼ぶから!」

「?まあ良いけど。じゃあこれからもよろしくね、愛美さん。」

「さんづけもダメ」

「え、なんで?」

「何でも」

「はぁ、わかったよ。・・・愛美」

「よく出来ました!・・・光輝」

赤面の2人が朝の廊下を歩いていた。

 




小説ってこんなに疲れるんですね。
作家の人達やここの人達って凄いですね。
では次回も楽しみにしてくれてたら。嬉しいです。


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それぞれの様子

今日2回目の投稿!
・・・実態はただ単に文字数少ないから早いだけである。
(๑>؂•̀๑)テヘペロ
今回もほとんど会話です。
では(∩´。•ω•)⊃ドゾー



「美、愛美!」

そう言われてお母さんに揺さぶられ出ることに気づいた。

「な、何?お母さん。」

「何じゃないわよ!どうしたの?ぼーっとして?」

「うんうん。なんでもないよ。」

本当は光輝と出会った頃の頃を思い出してたのだが恥ずかしくて誤魔化した。

誤魔化したのだが

「ふーん、お母さんはてっきり光輝君の事を思い出してたのかなと思ったけど?」

爆弾が投下された。

「な、な、そんなんじゃないもん!」

「えー、違うの?残念」

「な、何が残念なのよ!」

「べっつにー」

そして母親の顔が申し訳ない顔になる。

「ごめんなさいね、愛美。引っ越す事になって。」

「しょうがないよ、お父さんの都合だもん。」

その言葉とは裏腹に表情は暗かった。

「あっ、そうだ。そ、その明日光輝のお家で晩ご飯食べて来て良い?」

勿論嘘である。今までに何度かあったから言っただけである。しかし母親にその区別はつかない。

「光輝君のご両親にはちゃんと言った?」

「うん」

「わかった、良いわよ。」

「う、うん。ありがとう」

愛美の心を少しの罪悪感が埋めた。

「あっ、ご両親にお礼言わないと」

「あっ、あ。お礼はいらないって言ってたよ。」

「え、そ、そう?」

「うん。」

「ふーん、そう。わかったわ。迷惑かけないようにね」

「うん」

そう言って後に双方後悔する事になった会話を終えた。

「何かお手伝いする事ある?」

「んー、それじゃあ...」

 

 

 

 

 

 

 

「は〜、光輝を嘘に使っちゃった」

ご飯を食べ部屋に戻って来るなりそう言った。

『駄目だ!子供だけで夜出かけるのは駄目だ!それにもう何年も前から続いている連続無差別殺人事件を知らないわけないでしょ?あれは殆ど夜の間に行われてるんだよ?もし狙われたらどうするんだよ!』

光輝が言ってた事が思い出された。

「光輝は、私の心配してくれたのかな?」

心配してくれるのは嬉しいがあんな過剰に言われたら嫌だし何より

「どんな割合で来ると思ってんのよ。殺される場所は世界中なのよ?」

しばらく考え

「バカみたい。」

と言って切り捨てた。

思考は別の所に行く。

「私・・・、嫌われたかな?」

そう、愛美は光輝に大嫌い発言をしていた事を後悔していた

「で、でもあんな弱気な事言う光輝だって悪いもん」

そう無理やり納得するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うっ、う」

同時刻 光輝の部屋

絶賛泣いていた。殴られても泣かなかったのに謎である。

 

「う、う。愛美に嫌われた。嫌われ‥た」

母親にどうしたの?と聞かれたが男の子の意地で何も言わなかった。

「何が、悪かったのかな?愛美の事心配して言ったのに」

しばらく考え

「...わかんないよ」

考えを放棄した。




こんな短い小説を読んでくれてありがとうございます(*・ω・)*_ _)。
おまけに会話ばかりなのに。
これからも頑張ります。
オリヒロはプロローグ終わったらしばらく登場しません。
後虐めの場面で気分悪くなった方すいませんでしたm(*_ _)m。
では失礼します( ̄^ ̄ゞ


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〜迎合〜

こんにちはこんばんは。
続きです( *・ω・)ノ。
ではどぞ(っ´∀`)っ


土曜日 光輝宅

 

 

「・・・おはよう」

「おはよう」

「おっはよう!」

「おはよう」

「おー、おはよう」

「おはよう」

 

光輝が挨拶したら父、姉、母、おじいちゃん、おばあちゃんが返して来た。

母が光輝に話しかけた。

 

「今日は起きるの遅かったわね」

 

光輝は普段は家族の中でもランニングする為に早く起きるほうである。しかし、昨日の愛美に嫌われた事がショックで(実際は嫌われてないのだが)中々寝つけなかったのである。

 

「うん。ちょっと寝坊しちゃった」

「ふーん、そうなの」

「そうなの」

 

光輝は家族が大好きだ。よく心配してくれる母、勉強を教えてくれる父、普段はお調子者だが頭が良くて、弟思いの10歳くらい離れてる姉、よくお話してくれるおばあちゃん。そして自己防衛用の武術と剣道を教えてくれるおじいちゃんである。家には小さな道場もある。

特に光輝はおじいちゃんとよく一緒にいた。教えられる時は厳しいがそれに伴い上がる実力が嬉しくて嬉嬉としてよく学んでいた。あの村田に殴られた時避けようと思えば普通に避けてカウンター浴びせる事が出来た。それをしなかったのは先生にこいつこんなやつですっていうの教える為っていうのと痛い目に合わせたくなかったというそんな優しさである。

 

「何か考え事でもしてたの?」

「し、してないよ」

「ふーん」

 

ぶっちゃけると家族全員『あっ、愛美ちゃんの事だな』と察していたのだが悩んでる時は普段はしっかりしてるのだが愛美関連になるとポンコツになる光輝が可愛くて突っ込まなかった。因みに光輝自身は愛美の事は友達と思ってるが自分の思いには気づいてない。

 

「お、おじいちゃん、今日も稽古しよ!」

 

母の視線が痛かったので話を変えた。露骨である。

 

「おう!」

「うん!」

「今日は愛美ちゃんに会わないの〜?」

 

と姉が言ってきた。いじるのが好きなのである。

 

「毎日会ってる訳じゃないし...」

「へぇー」

「べ、別に良いでしょ!」

 

そんな最後の賑やかな朝が過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同日 夜7時頃 愛美宅

 

 

 

「じゃあ行ってきます!」

「行ってらっしゃい」

 

星を見たいならもうちょっと遅い方が良いのだが愛美の認識は取り敢えず暗かったら見えるだろうというそんな子供っぽい認識なのだった。・・・実際子供なのだが。

 

「ご迷惑かけないようにね。」

「う、うん。わかってる」

そう嘘をつきながら光輝の家に行く振りをして高台に向かった。

 

 

 

 

20分後 高台

 

 

 

「着いた〜。ふぅ、疲れたー。」

そう言って高台のベンチに座る。

「わあ、お星様が下にいた時より見える〜!綺麗だな〜」

そして思い返されるのは昨日の光輝の事

「・・・なによ、こんなに綺麗じゃん、光輝の嘘つき。」

 

愛美には知る由もなかったが光輝は昔に山の頂上付近でキャンプした事があり、その時の星空と比べたからあまり星見えないと言ったのでありその後に見に来たこの普通より多少高いだけの高台から見える星空では満足出気なかっただけである。

まあ、それを言わない光輝も悪い。

 

「・・・光輝と見たかったな」

そう無意識に言ってしまう。

「へぇ、君みたいな可愛い子にそう言ってもらえるなんてその子は果報者だな」

「だ、誰!?」

 

バッといきよいよく振り向いていたのは1人の男性だった。

世間的に見ればイケメンの部類に入るであろう顔とよくジムにでも行くのだろうか

引き締まった体型をしている人だった。

 

「待っ、待った待った!怪しい者じゃないよ!」

愛美の射抜くのような視線に思わずと言った感じでそう言って降参のポーズをする。

「えーと、座ってもいいかな?」

「・・・どうぞ」

そう言われて隣のベンチに座った。

「・・・あの」

「ん?なんだい?」

「もしかして、天才科学者の笠木理玖(りく)さんですか?」

「そうだよ。いやー君みたいな可愛い子ちゃんにも知られてるなんて光栄だなぁ。」

「いえ、この前たまたまテレビで見ただけです。」

「そうなのか。」

「はい」

また無言になり

「君がさっき言っていた光輝君ってのはどんな子なのかな?」

ちょっと不機嫌そうな顔で

「なんでそんな事聞くんですか?」

「君にそんなに思われてる子がどんな子なのか知りたいだけだよ。」

「・・・・・・」

愛美は言うか迷った。が、別に減るもんじゃないと思い言い出す。

「・・・同じ学校で同じクラスに通ってるクラスメイトです。」

「へー、それだけ?」

「私虐められてたんです。この青い髪と目のせいで。『ガイジン、ガイジン』って言われて、どんなに違うって言っても聞いてくれなくて、もう泣くことしか出来なかった私を助けてくれたんです。」

「ほう、かっこいいじゃないか。その光輝君」

「はい!私もそう思います。それにあんな事言ってくれた時は凄く嬉しかった。」

「あんな事って?」

「私を虐めてた人は先生怒られて謝って来たんですけど、やっぱりまた虐められるかもしれない。そう思ってたら怖くて怖くて。そんな時に光輝にどうしたの?って聞かれて正直に言ったんです。『怖い』って。そしたら『愛美が危ない時は絶対僕が守るから大丈夫!』って言われて、そうしたらもう怖く無くなったんです。」

 

自分の誇りに思う話なんだろうか凄く誇らしげに語る。

笠木の不敵な笑みに気づかずに。

 

「へぇー、じゃあさしずめ光輝君は君の王子様って事かな?

「お、王子様って」

一瞬で頬を赤くする。

「それでその王子様とは今日は一緒じゃなかったのかい?」

愛美は暗い顔になる。

「・・・いえ、誘ったのに行かないの一点張りで。子供だけなんて危ないって。」

「まあ、確かに子供だけでは危ないけど星を見るだけなら別に危なくないと思うけどなー」

「光輝はもう何年も前から世界中で起きている無差別殺人に狙われたらどうすんだよって言ってました。」

それを聞いた瞬間笠木の表情が変化した。所謂悪い顔である。

「・・・へー、でもその彼の言う事もあながち間違ってないと思うけど君はなんで言う事聞かなかったのかな?」

「だってそれが起きているのは世界中なんですよ?そんなたまたま日本、それもここら辺にいる可能性なんて殆どないのにビビる方がおかしいんです。」

沈黙の時間が過ぎて

「よいしょ」

そう言って笠木は立ち上がった。

「帰るんですか?」

「ああ、探し人は見つかったからね。」

「誰を探してたんですか?」

「それは今にわかるさ」

「?」

分からないと愛美は思った。自分が来た時は誰もいなかったし、この人がここに来てからも誰かを探してる素振りを見せなかったからだ。しかしまあ、自分には関係ないだろうと思い会話する。

「そうですか」

「あー、そうだ。1つだけ言っていいかな?」

「なんですか?」

笠木が近づいてくる。

「君はさっきそんな無差別殺人者がこんな近くにいる可能性なんて殆どないって言ったね?」

「は、はい」

愛美の体が嫌な予感で埋められていく。

「でもね、覚えといた方がいいよ、可能性を0にしない限り油断しちゃダメだよ!

そう言って勢いよく愛美をベンチに押さえつけた。

「な、何するんですか!」

「何って今君が言ったじゃないか!無差別殺人の事をね!」

そう言って笠木は狂気の顔になった。

「ハハハ!ちゃんと光輝君に言われた通りに来なかったら殺されずにすんだのにねえ!」

「え、う、嘘」

「君には残念だが本当何だよね。ひひひ!」

愛美は恐怖で動けない。

「まあ君のエネルギーを貰った所でそんなに今と変わらないだろうから選ばせてあげるよ」

そう言ってナイフを取り出した。

「これはね、ただのナイフじゃないんだよ。刺した人間の生体エネルギーを刺してる限り奪い続けるんだ。聞いた事ないかい?ほぼ皮だけの死体ってのを?」

「あ、あ」

「そうさ、あれは僕がやったんだ。僕の壮大な実験のためにね!」

「さ、さっきは。さ、探し人が見つかったって・・・」

「あー、あれかい?それはね、君だよ」

「え、な、なんで?」

「次はこの町の誰かを殺そうと思ってたんだけどね、出来るだけ生体エネルギーを持ってそうな人をね。しかし、君は大人になったら美人さんになりそうだから君に急遽変更したのさ。」

「な、何を?」

「簡単な事さ、君が僕のものになるかそれとも、ここで死ぬか。それを選ばせてあげるよ。」

 

小一にえらい事言うやつである。

 

「こんな事してても、誰かがすぐに来てくれるわよ」

苦しそうに言う。

「残念だがこの高台はお昼ならいざ知らず夜になると殆ど人なんて来ない。既に調査済みだよ。そしてこの高台からの逃走ルートも調べてある。僕が何度も世界の低脳な警察から逃れてるを忘れてるのかい?」

笑って希望を断つ

「さあ、どっちだい?僕の女になるか・・・、ここで殺されるか。さあ、選べ!」

「光輝が・・・助けに来てくれる、はぁはぁ、もん」

「ハハハ!来るわけないだろう!行かないって言ったんだろう?」

「来る・・・もん。だから誰があなたの・・・女になるもんですか!はぁはぁ、私は光輝のお嫁さんになるんだもん!」

「そうか、ならば僕の崇高な実験のために死ねー!」

ナイフが愛美めがけ振り下ろされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっちを見ろ!

「な、何!?」

振り下ろす瞬間そんな声が聞こえ笠木の視界を光で埋められた。

「く、な、何だ?」

ダン!

何かが蹴られる音が聞こえ

「グワーッ!」

笠木が吹っ飛んだ。

「何だ、何が起きた!」

そんな笠木の前にはこの高台の入口にあったドッヂボールが転がっていた

「な、な」

驚いて前を見ると愛美の隣に笠木にとっては見知らぬ竹刀を2本背負って手に懐中電灯を持ってる少年が笠木を睨んでいた。

「だ、誰だお前は!」

「こう・・・き」

愛美の顔も驚愕と安堵の顔で埋まっている。

「きて、くれたんだ。」

光輝が優しげな顔で振り返った

「うん。良かった。間に合って」

笠木が声を荒らげて聞いてくる。

「何だ、なんなんだお前は!」

再び前を向きながら答える

「西沢、光輝!」

 

後に世界をかけて戦う2人が迎合した瞬間だった

 

 

 

 

 

 




なんかヒーローぽく書くのは苦手だな〜。
しかし頑張るであります。
あかんなー序章が思ったよりも長くなりそうやな。
というか最早序章って言うのかこれ?
まあいっか。
続き楽しみにしててください(*・ω・)*_ _)


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初めての死闘

こんにちはこんばんは。
今日も出します!
そう言えば少し2話の文を変えました。
なんであの時の自分はあんな事言ったんだろうか?まあ、いっか。
ではどぞ(っ´∀`)っ


沈黙が場を支配して少したって動き出したのは笠木であった。

 

「なっ、お前は今日来ないんじゃなかったのか!」

 

先程の愛美との会話を思い出しながらそう聞く。

愛美も光輝の言葉を待っていた。

 

「いや、なんで来ないと思ったのかは知らないけど確かに最初は来ないつもりだった。来た理由は2つ。1つはただの僕の嫌な予感。そしてもう1つは愛美のお母さんの電話だ。」

「え、お母さん電話してきたの?」

目を笠木から離さず答える。

「ああ、電話来て取ったのが僕なんだけども挨拶もそこそこにいきなり迷惑かけたらごめんなさいね?って言われていきなりそんな事言われるから理由を聞いたらお前が家にご飯食べに行ったって言われたからどんどん嫌な予感が大きくなってくから。取り敢えずお前が嘘言ったのを報告して竹刀持ってこの高台にまで来たらこいつがお前にナイフを振り下ろそうとしてた所だったってわけで咄嗟にこのライトで照らして入口にあったそのボールを蹴ったって訳だ。」

 

「ふっふっ、こいつなんて失礼じゃないか。僕を知らないのかい?この世紀の天才科学者の笠木理玖を!」

「知らん。僕はそもそもあまりテレビ見ないし見るとしても武術系のテレビしか見ない。ああ、でもよく見たら1回だけ見た事あるな。確かあんた武道家コーナー的なやつに科学者兼武道家って事で出てたな。」

「ふふふ、そういう事だよ。さあそこをどいてその子を渡してもらおうか。最も君にはその後死んでもらうが。」

「そんな事言っといて素直に退くと思うのか?」

「いや、思ってないさ」

 

そう言って光輝めがけて走る。

 

「愛美!高台の下にある交番に行ってお巡りさんを連れてこい!」

「で、でも光輝は?」

 

話してる間に近づいて右手に持ってるナイフで突きだした。

 

「死ねーっ!」

「はぁ!」

 

光輝は笠木の右の手首に左手の甲を当てナイフを逸らし、そしてがら空きになった腹に一撃決めた。

 

「がはっ!」

 

少し後ずさる笠木

 

「僕の事はいい!早く行け!」

「で、でも!」

良いから行け!僕をを助けたいなら全力で走って呼んでこい!」

「わ、わかった!」

そう言って出口まで走り

「死んじゃダメだよ?」

「僕は、いや。俺は死なない。」

そう一言言い合って愛美はかけて行った

 

タタタタタタタタタ

 

足音が遠ざかるのを聞きながら光輝は2本の竹刀の内1本鞘から取り出し片手で構える。

 

「いやー、驚いたよ。まさか竹刀だけを持ってるから剣道だけをしていたのかなと思ったのに武道もしていたとは」

「武術系のテレビを見ると言ったろ。だったらそっちの道も行ってると考えるのが普通だ。自称天才の割に変な所で抜けてるな」

「・・・言ってくれるじゃないか。君には絶望を与えないとダメみたいだな。」

「生憎だがそんなもんは与えられたくないし、与えられない。俺がここでお前をお巡りさんが来るまで足止めするからだ。」

「調子に乗るな!」

 

その掛け声と共に突っ込んで来る。

出される突きを躱すまたは受け流す。しかし偶にカスってってカスった所から血が出て来る。光輝は一旦後退したが

 

「くっ!」

「ほらほらどうした!」

 

そんな事は許さんといった笠木が走って来たが

「くらえ!」

そう言って投げたのは左手に持っていた懐中電灯である。

「なっ、」

 

思わず目を隠し懐中電灯が顔にぶつかった。凄い音と共に懐中電灯が壊れ一瞬で周りは軽い明かりしか見えなくなった。そしてそうやって顔を守ったのが決定的

な"隙"。がら空きの体に竹刀が叩きつけられた。

 

「がっ」

「まだだーっ!」

そう言ってまた竹刀を縦に振るう。だが

ギン!

 

そんな音と共に振り下ろされる竹刀がナイフで止められる。

「調子に乗るな!」

 

元より大人と子供の戦いであり、その元々の力量差はかなりある。それが光輝が武道をやってると言ってもそうそうその力関係が変わる訳ではない。大人の笠木が光輝の右手の竹刀を弾くのは時間の問題だ。右手(・・)の竹刀だけならばであるが。

 

「僕に楯突いた事をあの世で後悔するが良い!」

 

そう言って弾いてトドメを刺そうとした瞬間笠木の右の腹部に強烈な痛みが走った。

 

「グハッ!!」

 

思わず後ずさると

 

「はぁぁぁ!」

 

光輝が2本(・・)の竹刀を持って突撃してきた。

 

「な!?グハッ!がはっ!」

 

無数の竹刀の嵐が笠木を襲うが徐々にその勢いが弱まって来た。

 

「ふっ!」

がしっ!

 

その弱まった時を狙って左の竹刀を掴んだ。

 

「くっ!」

「ハハ、どうした力がどんどん弱くなってるぞ!」

「くそ、な、なんで力がでないんだ。」

「そうか、君には言ってなかったな。このナイフは僕の特注品でね、あの子に説明した時はこれが刺さってる間はその刺してる相手の生体エネルギーをとるって言ったんだけどね?正確にはカスったりしても生体エネルギーをとるんだ。」

「なっ!?」

「ふっふっふっ」

 

カスる度に生体エネルギーを持ってく事とはすなわち戦えば戦うほど光輝が不利になるという事。更に光輝はこの高台に来るまでに家からダッシュしていた。だからその分体力も無くなっていった。光輝が勝つ為には短期決戦が必要だった

 

「はぁ、はぁ。くそ、短期決戦じゃないとダメだったか」

「そういう事だよ!

 

そう言って竹刀ごと光輝を持ち上げナイフを突き刺そうと右手を突き出した。

ギリギリで竹刀ごと離し躱そうとしたが左手腹部にカスった

 

「くそ!なっ、しまっ!」

 

ドンッ!

 

笠木の左の拳が小さな体に入った

 

「グハッ!!」

そう言って吹き飛ぶ。その時に右の竹刀が手から離された

「はぁ、はぁ、手こずらせやがって」

倒れた光輝に近づき何度も殴る。

「がはっ!グハッ!かハッ!」

「僕に、逆らう、から、こうなるんだ!!」

「はぁはぁ・・・」

そしてとうとうナイフを振り上げた。

「君には一撃で死んでもらうよ。時間がないからね。じゃあ今度こそ死ねーっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ああ、僕は死ぬのかな。でも頑張ったから皆許してくれるかな?)

スローモーションで振り下ろされるナイフを見ながらそんな事を思う。

その瞬間に様々な思考が動き出した。

残された家族、自分が死んだ後の家族の顔が浮かんだ。皆泣いている。悲しそうな顔で泣いている。

そして愛美も泣いている。悲しそうな顔で泣いている。そして泣きながら愛美が離れて行く。

(ああ、こんなに皆を悲しませるのかな?)

思い出されるのは家族と過ごした日々そして・・・

『毎日お寝坊してるのかな〜?』

『名前で、呼んで』

『ありがとう、助けてくれて』

 

 

『死んじゃダメだよ?』

 

 

(ハッ!俺は死ぬ訳には)

「いかないんだーっ!」

 

顔を逸らしナイフを躱すと同時に小さな頭で頭突きする。

 

「がはっ!」

「ダリゃーっ!」

 

そのままありったけの力でぶん殴った!

 

「グハッ!!」

 

少し後ずさり、睨みつけてくる。

 

「しぶといんだよ!」

「そう簡単に、死ぬ訳にはいかないんだ」

 

息も絶え絶えにそう言う。実際体力は限界である。

 

「な、何だと」

「ハハっ・・・、何だよ。小一相手に大分手こずってるな。」

「ならとっとと死ねーっ!」

 

もう一度突進してくる。

 

(勝負はあいつのナイフが本当に当たるかどうかの所で避けての一撃、これしかない!)

 

憎悪の顔で走って来る。ほんとに武道家なのかと思うくらい傍から見れば思うがそんな事はどうでもいい。

またもやスローモーションの世界が形成される。

 

(あいつと俺の身長の関係上100%の力であのナイフを刺すのならどうやっても俺の顔に刺すのがベスト。)

 

笠木はナイフを突き出した

 

(まだだ、まだ、まだだ)

 

そして笠木の顔が勝利を確信した顔になりそして

 

(今だ!)

 

ギリギリ躱し拳を握り

 

「はぁぁぁ!」

 

強烈なアッパーが笠木に突き刺さった。

 

「かっ!は!」

 

笠木が倒れた。が、光輝も体力での限界で倒れた。

笠木はダメージを負いながらも立ち上がった。体力がなくなり同時に力も弱まっていたから耐えてしまったのだ。

 

「よくも・・・、よくも・・・」

 

そう言いながら光輝に近づく。

光輝は体力が尽きて動けない。

 

「はぁはぁ、くっくっく。今度の今度こそ死ねーっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前何してる!」

 

そんな声と共に視界を光で埋められた。この状況で言うべきではないがデジャブである。

 

「光輝!」

 

2人のお巡りさんと一緒に愛美が帰ってきた。

 

「く、クソ!絶対にお前らを絶望させてやる!」

 

そう言って逃走し始める。夜の中では分かりにくい道を通って逃げて行った。

 

「待て!」

 

2人の内1人が追った。

 

「救急車は呼んだから、ここで待ってて!」

「はい。」

 

そう言ってもう1人も追って行った。そして愛美は

 

「光輝、光輝!」

 

怪我人を全力で揺さぶっていた。

 

「痛!痛いからやめて!」

「よ、良かった。良かったよ・・・、ほんとに。」

そう言って光輝に抱きついた。

 

「え、えと、その。」

 

そんな戸惑う声を出す光輝。

 

「う、う、う」

「・・・泣いてるの?」

「当たり前・・・でしょ?」

 

その状態のまましばらくたってサイレンが聞こえて来た。

 

「ごめん‥なさい。」

「・・・なんで謝るの?」

「だって‥ちゃんと光輝の言う通りにしてたら、光輝はこんな怪我しなくて良かったのに」

「こうなったのは僕の力不足何だから、愛美は関係ないよ。」

「でも・・・」

「迷惑かけたって思うならちょっと寝させて?」

「うん、わかった。」

 

そう言って光輝の頭を自分の膝においた。所謂膝枕である。

 

「な!えっと」

「ふふっ、お母さんによくしてもらうんだ。」

「そう、何だ。」

「うん。おやすみなさい、光輝。」

「うん。おやすみ。愛美。」

 

それが光輝と愛美の一旦の別れの合図であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お疲れ様でした(*・ω・)*_ _)。読んでくれてありがとうございます(*・ω・)*_ _)。
愛美との一旦の別れって言ってますが愛美自体は次回もでるっちゃ出ます。
こんな駄文に付き合ってくれてる人はありがとうございます。
これからも宜しくお願いしますm(*_ _)m


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その後と別れ

今日2回目!
・・・今回も文字数短めって言うだけなんですが。(´°ᗜ°)ハハッ..
僕に文才分けてくれーっ!
まあそんなのは置いといて続きを(⊃ ´ ꒳ ` )⊃□ドゾッ


⚫⚫病院 手術室前 夜8時頃にて

 

「光輝!」

「愛美!」

 

そんな声が病院の廊下に響いて走って来たのは光輝の家族と愛美の母と父だった。

 

「愛美!大丈夫?怪我はない?」

「愛美、無事か?」

「わたしは、大丈夫。でも、光輝が」

 

そう言って手術室を見る。そして光輝の家族に向いて頭を下げた。

 

「ごめんなさい!わたしが、私が高台になんて行かなかったら、こんな事にならなかったんです!全部私が悪いんです。ごめんなさい!ごめん・・・なさい。」

「今回は本っ当に娘が迷惑かけました。すいません!」

 

愛美の母と父も頭を下げた。

 

「皆さん顔をあげてください。」

 

光輝の母が愛美としゃがんで視線を合わせた。愛美の顔は涙でぐちゃぐちゃだった。

 

「こらこら、可愛い顔が台無しよ?・・・確かにね、愛美ちゃんがあそこに行かなきゃ光輝はまだ人からしか聞いてないけど酷い怪我なんて負わなかったかもしれない。でもね、それでも私は愛美ちゃんを責める気はないよ?」

「えっ・・・、な‥んで?」

「だってそれでも立ち向かうって決めたのは光輝自身でしょ?それに光輝だって怪我を負ったのは自分の力不足だったってきっと言うはずよ?あの子は誰かさんのせいでそう言う性格になっちゃったからね。」

 

そう言ってジト目でおじいちゃんを見た後に愛美を見た。

 

「そりゃあまあ、もし愛美ちゃんが反省してなかったら叱るつもりだったけどね。でも愛美ちゃんはそんな事する子じゃないって皆知ってるから。」

 

愛美は光輝の家族の顔を見た。皆怒った顔はしてなかった。

 

「ごめん‥なさい。ごめんなさい。うわぁぁぁぁん!」

 

光輝母はそんな愛美を抱きしめた。

 

「大丈夫、大丈夫だから。光輝が強いのは知ってるでしょ?」

「あ、あい。」

「ちゃんと元気になって戻って来るわよ。」

「あい」

「だから、これからも光輝と仲良くしてあげてね?」

 

その言葉を聞いて愛美はしゃっくりしながら答える。

 

「無理、なんです。」

「え、どうして?」

「来週・・アメリカに引っ越すんです。」

 

愛美の代わりに母が答えた。

 

「そうなんですか!?光輝からそんな事全然聞いてないですけど。」

「まだ、言ってなかったんです。」

「そう、ですか。」

「はい。」

 

そんな空気になった時手術のランプが消えた。

 

「先生!光輝は、息子は大丈夫ですか?」

「命に別状はありません。しかし・・・」

「しかし?なんですか?」

 

愛美に振り返り。

 

「笠木のナイフで刺されたら生体エネルギーを奪われるって笠木は言ってたんだよね?」

「は、はい」

「恐らくそれの影響で酷く弱っています。それに光輝君のダメージが大き過ぎていつ目覚めるかは分かりません。」

「そう、ですか。」

 

酷く落胆した声を出して答える。他の面々も似たような反応だ。沈黙が場を支配した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1週間後 土曜日 ⚫⚫病院 光輝の病室

 

「・・・ほら、行ってきなさい。愛美」

「うん。」

そう母親に言って愛美は護衛の人に頭を下げて病室に入ってく。

 

「光輝‥」

光輝はまだ目を覚ましていなかった。医者曰くもう少しで目が覚めるかもしれないという事だが今日には目を覚めなかった。

 

「今日ね、私アメリカに引越しちゃうんだ。お父さんの都合でね。言ってなくてごめんね。」

 

この1週間は色々あったが特に世間が驚いたのは何年も続いてる無差別殺人の犯人が笠木理玖だったという事だろう。天才から一転、殺人鬼の烙印が押された。

そしてそれさえも上回って世間を恐怖で埋めているのはその笠木理玖の逃亡であろう。そう、捕まえられなかったのだ。逃走が入り組んだ道しか使われず見失ったようである。そして、笠木が持ってる武器にも世間を恐怖を埋めた。何しろ生体エネルギーをとるナイフなんて現代技術では作れないとされているのだ。腐っても天才である。だから自分の殺人が失敗した腹いせにまた光輝か愛美を襲うかもしれないという懸念から護衛が置かれているのである。

 

「・・・お手紙書いてきたんだ。起きたら読んでね?」

 

そう言って一通の手紙を置いた。そのまま顔を触る

 

「愛美、そろそろ」

「うん、わかった。」

 

ベッドから離れる愛美。

 

「じゃあ、さようなら。光輝。・・・大好きだよ」

 

そう、涙と共に言って病室から出て行くのであった。

 

 

 

 

 




どうでしたか?
愛美はしばらく登場しないですって言いましたよね。
すいません、嘘になっちゃうかもしれないんで先に謝っときます。ごめんなさい(*・ω・)*_ _)。

何時も文字数少なくて読み応えないかもしれなかったらすいません。


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〜目覚め〜

今日は1話だけです。その分普段よりは長いです。普段よりは、ね。←これ重要。
今回は初めての光輝視点をしてみました。上手くできてるかは分かりません。ではどうぞ( 。・_・。)っ


「ん、うん」

 

知らない天井で目覚めた。

 

「痛っつ!」

なんで痛い所があるんだ。そもそもここどこだ?そんな思考になり思い出した。

 

(ああ、そうかあの野郎と戦って、あの野郎子供相手に本気でやりやがって。って事はここは病院か。)

 

そんな愚痴が出てきた。だけど初めての生死をかけた戦いでこんな傷だけだったのは幸運だったかもしれない。あの戦いで振り返るべき点は沢山ある。そう思いながら思い出していた。そして思い出した。僕の意識が消える前に見た光景を。

 

(な、な。え、愛美に膝枕さ、されて!!で、でももうあの時は力なんて出なかったからしょ、しょうがないよね。)

 

どんどん赤面になってく事を自覚しながらもそう自分に言い訳する。

ガラッ!

そんな音と一緒にドアが開いた。

 

「こ、光輝君!」

「ひゃ、ひゃい!!」

 

自分でも意味わからん返事をしてしまった。赤面のまま言ったから尚面白い事だろう。その証拠に看護師さんが笑ってる。

 

「ふふふ、どうしたのその顔?」

「にゃ、にゃんでもないです!」

 

自分の顔がどんどん赤くなってると自覚出来る。

 

「取り敢えず先生呼んで来ますから待っててくださいね?」

「は、はい。」

 

そう言われて今度こそちゃんと返事した。

ドアが閉まる音を聞きながら隣にあった棚の上を見た。

そこにあったのは少し色あせてる花と2本の竹刀。その内の1本は少し切れ目が入ってる。ナイフで止められた時に出来たもんだろう。それからもうひとつあったのは・・・

 

(ん?手紙?誰かな?)

 

そう思い手を伸ばそうそうとするが

 

(届かない)

 

うー、うーと言いながら手を伸ばしてたがその時にドアが開いた

 

「君は何してるんですか?」

 

そう言って近づいて来たのはお医者さんだ。

 

「え、えと。そこの手紙を取ろうして・・・」

「まだ無理しちゃダメだよ?じゃあ少し話と軽い検査するね。親御さんにはもう連絡したから直ぐに来ますよ。」

「はい。ありがとうございます。あの、貴方は?」

「ああ、申し遅れました。櫂俊樹(かいとしき)と申します。。君の検査やらなんやらを務めさせてもらいます。」

「は、はぁ」

 

そう言いながらつい観察する。見た目は凄く若い。実際若いんだろうが、20代くらいだとあたりをつける。それにがたいもいい気がする。あと顔も良いからモテそうだなぁと思った。あと眼鏡も似合ってる。そう思ってたら問うて来た。

 

「気分はどうかな?」

「良くも悪くもないって感じです。」

「そうか。じゃあ何で病院にいるかは分かりますか?」

「えっと、確か。・・・んー、あいつ名前なんて言ったっけ?」

「笠木理玖?」

「あっ、はい。そうです。その人と戦って、もう力が出なくなって・・・。そうしたらもう意識はなかったと思います。」

「うん。記憶に問題はないと。」

「そ、その愛美は、救急車来た時に僕と一緒にいた女の子は大丈夫なんですか?」

 

記憶を思い出して1番心配してた事を聞いた。乱暴される前に乱入したはずだし意識を失う前の愛美はそんな怪我あったように見えなかったが万が一という事がある。

 

「ん?ああ、彼女なら特に大きな怪我はないよ。あと小さな怪我もね。」

「よ、良かった。本当に、良かった。」

思わずそんな事言った。胸は安堵でいっぱいであった。そんな時に櫂さんが優しげな顔で見て来た。

 

「な、なんですか?」

「いや、泣くほど嬉しいんだなと思って。」

「え、」

 

それを聞いて目に指を当て、漸く自分が泣いてるのに気づいた。

 

「あっ、えっと、その」

「ははは、わかるよ。大切な人がどんな形であれ守れたら凄く嬉しいし、安心するよね。」

「は、はい。」

 

そんな事言うんだったらこの人はそんな経験した事あるんだろうかとつい失礼な事を考える。

「あとで警察の人も来て事情を聞かれると思うけど気分が悪くなったら直ぐに呼んでください。何か質問はありますか?」

「は、はい。あの、いつ家に帰れますか?」

「ん〜、そうだね。あとは君が目を覚めるのを待つだけだったからね。この分だと2日後には退院出来ると思うよ。」

「あ、ありがとうございます。あとその、僕どれくらい寝てたまんまだったんですか?」

「約2週間ぐらいだね。」

「えっ、そんなに!?」

「うん。そんなに。」

 

そんなに寝ていたとは思わなかった。でも言われてみたら確かに身体は少し重い気がする。それが本当だと思わせるには十分だった。

 

「うー、入院費とか高そう。」

 

そう頭を抱える。

 

「ああ、それは君にはまだ難しいかもしれないけどね、保険ってのがあってね、幾らかは国が払ってくれるんだ。」

「へぇ!そうなんですか?」

「うん。あと君の残りの入院費はもう支払われてるよ。」

「早いですね。」

「うん。事情があるからって言ってたね。それから払ったのは君の家族ではないよ?」

「えっ、じゃあ誰が?」

「えーっと、古原さんって言ってたね。」

「え、なんで?」

「君のご両親は遠慮してたんだけどね、せめてもの償いって言って払って行ったよ。」

「そう、ですか」

 

少し罪悪感を感じた。

 

「それじゃあ僕は行きますね。」

「あ、はい。ありがとうございました。」

「いえいえ、お大事に」

 

そう言って病室から出て行った。

 

「ふう」

 

これからの事を考えた。取り敢えず1番に考えたのは

 

「やっぱり怒られるかな。」

 

そんな事だった。いや、自分でも寝起きに考える事としてはどうなのかとも思わない事もないが、でもしょうがないと思いたい。だってどこの親も怒ると怖いと思うから。だが、それが怖くても構ってくれるから嬉しいと思う事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

しばらくしそんな音が聞こえた。そして

 

「入ってもいいかな?」

 

とそんな見知らぬ声が聞こえた。次来るのは家族だと思ってただけに残念になる気持ちを抑えながら返事をする。

 

「どうぞ。」

「失礼します。」

 

その声と共に入って来たのは中年だががたいの良い男とこちらもがたいが良い少し若い男が2人と櫂さんだった。

この2人誰だろう?と想像する。病院の関係者?は却下。櫂さんが僕のを務めるって言ってたしこんな小一に複数の医者をつける意味なんてない。じゃあ僕のどっかの親戚?それも却下。家族の誰とも似てないしそれにそもそもお父さんに聞いてたのはもう西沢家はあの家に住んでる者だけって言ってたから。じゃあ誰だろうと思い相手の言葉を待つ。

 

「こんにちは。警視庁捜査一課の光定賢治(みつさだけんじ)と申します。」

「同じく捜査一課の山下剛(やましたごう)です。」

 

そう言いながら警察手帳を見せる。光定さんが警部で山下さんが巡査部長だった。

 

「あっ、えっと。西沢光輝です。」

 

刑事さんだったのか、と納得する。確かによくよく考えたら愛美を殺そうとしたんだから警察が来るのは普通だなと思った。

 

「君が目覚めたって聞いてね、捜査本部から飛んできたよ。」

 

そう言いながらHAHAHAと笑う。見た目を見た時はちょっと怖そうと思ったものの話しやすそうな人で安心した。この前お母さんが見てたテレビの刑事さんはちょっと怖かったから刑事さんは皆あんくらい怖いのかなと思った。とそこまで考えて今ちょっと聞き逃せないことを聞いた。

 

「えっ、ちょっと待ってください。捜査本部ってなんか事件あった時に出来る捜査の拠点みたいなものですよね?でも犯人とか捕まえたなら解散するんじゃないんですか?」

 

そう疑問に思った事を言った。笠木は確かに逃げたがそれでも自分と戦った時のダメージがあったはずだ。自分はあそこら辺の地理に詳しくないがそれでも1人で逃げるあいつと違って警察は人海戦術が出来る。それで捕まえられるもんだと思っていた。が現実は違った。警部さん達が申し訳ない顔になってるから何かあると思ったのだ。そう思っていたら警部さん達が頭を下げて来た。

 

「な、なんですか?」

「すまない!笠木は、・・・まだ逃亡したままだ。」

 

それを聞いて一瞬頭が真っ白になった。

 

「な…んで?」

「君を助けに来た警察官がそのまま笠木を追跡していたが途中で道が2手に別れていたんだ。だから2人の警察官も2手に別れた。だがそれが悪かった。あんな時間だったから周りは真っ暗で更に普通逃亡犯はずっと逃げ続けるものだが、笠木はその逆、待ち伏せをしていたんだ。まだ警察が来るには時間がかかる事を見越して。そして2手に別れていたから2手に別れてくるだろうというのも見越されてた。そして自分のルートに来た警察官を・・・殺害した。」

「なっ!」

「不意打ちだったらしい。そして刺した場所は右腕だ。そして、あの少女、古原愛美ちゃんの証言でわかった生体エネルギーをとるナイフのせいで力も出なくなりそして・・・。テレビのニュースを見た事あるならどんな死体になってるかは知ってるね?」

「・・・はい。って笠木があの無差別殺人の犯人なんですか!?」

「そこは知らなかったんだね。ああ、その通りだ。そして話を戻すがその死体は衣服も脱がされていた。交番の制服をね。」

「って事は、その制服を着て途中で合流したであろう刑事さん達と合流して一緒に探す振りをして逃げたって所ですか?」

「・・・ああ、その通りだ。すまない。君が残してくれた好機を無駄にしてしまって。本当にすまない。」

 

そう再び頭を下げられた。何とも言えない気分になった。確かに取り逃したのは言い訳の出来ない失敗だろう。だが、それでも人1人死んでしまったのだ。同じ仲間を殺され怒りを抱いてるはこの人も多分同じだと思うから。

 

「あ、頭を上げてください。それにそれを言うなら僕だってあいつを気絶ぐらいまで追い込んだらその人だって死ぬ事もなかったかもしれないんですから、そんなのはお互い様です。」

「いや、こっちの責任だ。それに君みたいな少年が死ぬかもしれない戦いをする勇気を持って笠木を食い止めてくれたのに逃がしたのは完全に我々の失敗だ。本当にすまない!」

 

責任感が強い人だなって思った。普通こういうのは誰かに責任を押し付ける人が多いと思うのだが。実際お母さんが見てた刑事ドラマじゃ参事官って人が刑事部長って言う人に責任を押し付けられてた。その人よりこの人方がいい人だなと思う。まあドラマの人と比べてもしょうがないが。

 

「・・・じゃあ、ちゃんと捕まえてください。そうしたらチャラで良いです。」

「ああ、必ず捕まえるよ。約束する。その為に話してくれないかな?あそこで何があったのかを。」

「分かりました。」

 

そう言われて僕は話した。何故あそこに行ったのかとか、戦ってる最中に話した事を。

 

「ふむ、成程。問題はやはりその実験ってのがなんなのかって事だね。」

「はい。・・・あのナイフで奪ったエネルギーってただ奪うだけですかね?」

「どういう事かね?」

「・・・簡単です。もしその奪ったエネルギーを何らかの形で1つにしてそれを得ることでそのエネルギーをもしあいつが得たらって事です。」

「なっ!」

 

警部さん達が絶句している。でも実際あいつならやりかねないと思う。たった1度の迎合だが何となくあいつの性格はわかったから尚更に。

 

「で、でもそんな事が可能なんですか?」

 

そう山下さんが言って来た。小一にそんな事聞かれてもなぁと思う僕は悪くないと信じたい。

 

「分かりません。正直に言うならあって欲しくないです。もしそうなったら今あいつが殺した人の数は約50人、単純計算であいつの相手を誰かがするなら戦う相手があいつが1人でも50人相手にするのと大差はないです。そして実際はそれよりも上の力がでると思います。」

「そ、それは何で?」

「あのナイフで奪うのは生体エネルギーです。つまりあのナイフは即死しない限りはエネルギーを吸えるって事。つまり人間(・・)じゃなくてもいいって事です。例えば犬とか」

「なっ!」

 

刑事2人は驚愕で顔を染めた。それはそうだろう。自分でもそんな馬鹿なって思うがいかんせん、あいつは腐っても天才である。だから簡単に否定出来ないのがもどかしい。

 

「もしあいつが奪ったエネルギーを自分に足すことが出来れば単純計算で握力、体力、スピード、脚力、スタミナ。その全てを50人以上足される事になります。まあ、この計算が合うかはそれが起きえない限りは分かりませんけど可能性はないと信じたいのですが・・・」

 

そう言って僕は櫂さんを見た。櫂さんも顎に手を当て考えてた。そして

 

「・・・確かに出来るかどうかは置いといて可能性としては有り得なくはないです。ただ直ぐには起きえないとは思います。」

「それには同感です。」

 

肯定する。実際それは自分も思ってた。そう思ってたら刑事さん達がよく分からないって顔で見てきた。

 

「簡単です。もし今そんな事出来るなら僕はとっくにあの世ですよ。僕があの時力を上回れられても戦えたのはスピードが全然戦う分にはまだいけたからです。そして櫂さんが考えてる理由は多分肉体の問題だと思います。」

「その通りです。そのエネルギーを身体に集めるには自身の肉体も鍛えないといけません。もし身体を鍛えずそのままエネルギーを得てしまったら恐らく自分を抑えられず暴走してしまうと思いますから。まあ、よくアニメであるやつですね。」

「逆に言えば僕と戦った時はまだそれが出来ないかそもそもそんなエネルギーを1つにする物がなかっただけか。そのどちらかです。」

「・・・もしそうなったらそのエネルギーを使われる前に逮捕するか、もしエネルギーを使われたら人海戦術か兵器を持ち出して挑むしか」

 

そう山下さんが言ったけど。僕は反対だ何故なら

 

「人海戦術はやめた方がいいと思います。」

「え、何で?その分だとそうするしかないと思うんだが。」

「まあ、確かに普通に考えたらそうだと思います。ですがナイフ存在も忘れちゃダメです。仮にあいつが50人分のエネルギーを持ってたらその人海戦術のエネルギーを回収するのも容易のはず。おまけにそのエネルギーを奪われて殺された人に格闘家とかボクサーがいたら当たり前ですが普通の人から奪うよりもエネルギーもあります。それに作ったナイフが僕と戦った時の1つだけとは限りません。それじゃああっちを強化するも同然です。それに兵器もです。スピードが足されるなら撃たれる前にやられますし、撃たれたとしても動体視力まで上がってたら避ける事も出来るはず。そうなったら逆に兵器が邪魔になるだけです。」

 

僕の言葉を聞いて場は暗い雰囲気になった。それもそうだろうなって言った張本人の僕が言うのはあれだが実際にあるかもしれないんだ。今のうちに言っとくのだって悪くないはずだ。それにもしそうなったら、恐らく誰もあいつに勝てない。

 

(本当になんてもん作ってんだ。)

 

そう思わず心の中で愚痴る。

 

「・・・君には何か策はあるかい?」

 

そう警部さんが聞いてきた。その言葉を聞いて残りの2人も僕を見てくる。

うー、小一に頼られてもなと思うがあるにはある。だが反対する人が大半だろうし僕もしたくはないが言うだけ言ってみた。それにこの方法の打開案ならある。

 

「・・・あるにはあります。」

「何かな?」

「・・・イレギュラーにはイレギュラーをぶつけるんです。つまり、あいつと同じ事をすればいい。」

 

そう言った。3人とも驚愕の顔になっている。まあ、僕でも同じ立場ならそんな顔するだろうなと思うが注釈をつける。

 

「ああ、別にエネルギーを奪い尽くせって言ってるわけじゃないですよ。色んな人からほんの少しずつ貰えばいいって意味で。」

 

それを聞いて安堵した顔をした皆。なんか僕がヤバいやつに見えるような顔されてたからちょっとショックだった。

 

「確かにそれが出来れば対抗は出来るかもしれない。ただ問題は・・・」

「そう、あいつにはあのナイフがありますがこっちにはそんなもんないし仮に出来たとしても今度はそれを1つに出来ないと意味がない。そして更にそのエネルギーを扱える人がいないと。」

 

そう、だからこの方法は出来るかどうかすら分からない策であるのだ。

 

「・・・そうだな。」

「はい。」

 

皆静かになってるなー。というかこんな小一の事を信じるのかな?まあいっか。

 

「それじゃあ、今日はこの辺にしましょうか。」

 

沈黙を警部さんのその言葉で打ち砕いた。

 

「そうですね。光輝君も疲れたでしょうし。」

「あ、はい。ははは。」

「何か光輝君から聞いときたいことはないかい?そんなに事件に深い事じゃなかったら教えられるよ。」

「え、うーん。あっ、そうだ。笠木って本当に武道やってたんですか?戦った時あまりそんな動きをしてなかった気がするんですが。」

「ああ、彼はそんなにやってた訳では無いんだ。だからだろうね。」

「あー、成程。ありがとうございます。」

「どういたしまして、他には?」

「じゃあ笠木の事で世界はどう動いてるんですか?」

「まあ、血眼になって探すだろうね。実際国際指名手配されたし。」

「そうですか。ありがとうございます、もう結構です。」

「わかった。事情聴取のご協力感謝します。明日も来るかもしれないからよろしく頼むよ。」

 

そう礼を言って出て行った。残ったのは僕と櫂さんだけだった。

 

「あ、あの。家族がまだ来ないんですけど・・・」

「ああ、さっきは連絡したって言ったけどね。本当は留守番電話だったんだ。でも直ぐに来ると思ってそう言ったんだ。ごめんね。」

「あ、大丈夫です。その内来ると思うんで待ってます。あっ、もう1つ」

「ん?何かな?」

「えっと、その棚の手紙取ってくれませんか?届かなくて。」

 

少し暗い顔で返事をしてきた。

 

「あ、うん。良いよ。はいどうぞ。」

「ありがとうございます。」

「うん、じゃあ僕は行くね。」

「はい、ありがとうございました。」

「どういたしまして。」

 

ドアの閉まる音を聞きながら手紙に目を向け名前を書いてないか見たら書いてあった。名前は

 

『古原愛美より』

 

「え、愛美?何で?」

 

うーん、と唸りながら考えるがわからん。取り敢えず開けてみようと思い手紙を入れ物から出した。そして取り敢えず読み始める。

 

『光輝へ

 

もし今この手紙を読んでるって事は私はもう光輝の前からいなくなってると思います。』

 

・・・一瞬何が書いているのかわからなかった。

 

「え、・・・・・・な、んで?」

 

理解してない頭に認識させるためにそこだけ何度も読んだ。そして理解した。理解(・・)してしまった。

 

「あ、ああ」

 

・・・取り敢えず先を読む。

 

『いきなりこんな事書いてごめんね。ちゃんと話すね。実はね、私お父さんの都合でアメリカに引っ越す事になったの。ずっと言おうと思ってたんだけど言えなくてごめんね。出来るなら許して欲しいな。』

 

「当たり前・・・だろ」

 

そう、嗚咽をもらしながら言う。・・・続きを読む

 

『光輝と初めてあったのは入学式の時だったね。あの時の光輝はあまり目立つ人じゃなかったね。良くも悪くも目立つようになったのは私を助けてくれた後だったね。それにしてもビックリしたよね。村田君のお父さんが光輝のおじいちゃんの弟子だったなんて。あの後村田君の様子が凄く変わったけど何が起きたんだろうね?ちょっと気になる。』

 

目立ちたくはなかったけどまあしょうがないよね。・・・だってあの時の愛美を見てらんなかったから。ただ、村田のあの後の変わりぶりは自分も結構気になってる。

 

『あのいじめの後に不安になってた私に光輝が言ってくれたよね?私が危ない時は絶対助ける、って言ってくれて凄く嬉しかった。ほんとに守ってくれて嬉しかった。あの時の光輝の後ろ姿、すっごくかっこよかった。そして私の青い髪と目を見ても何も言わなくてくれて。1回私がこの髪と目の事聞いた時にこう言ってくれたね?「何でそんなの気にしないと行けないの?同じ人間でしょ?それで十分だよ」ってこの言葉も嬉しかったんだ。自分を見てくれた気がするから。』

 

「愛美は愛美だよ・・・」

 

『あれ、おかしいな、書きたいこといっぱいあるのに言葉が震えてかけないよ。だから言いたい事はまた会った時に言うね!だから、だから、他の女の子とあまり仲良くしないでね。光輝、意外に人気あるんだから。』

 

「そんなアホな。僕が人気な訳ないだろ」

 

そう涙流してることを自覚しながら言う。

 

『ずっと言いたい事あったんだ。でも直接言うのは恥ずかしいからこれだけはこの手紙に書かせて。いつかちゃんと口にして言うから。今はこれで許してね。』

 

何だろうと思いを見た、そして裏の手紙には

 

 

 

 

 

 

『またね!光輝大好き!

 

 

 

 

 

 

 

その日、一日中ある部屋から泣いてる声が聞こえたという。

 

 




ありがとうございました。
今日の登場キャラはわかる人にはわかる名前にしています。(ただたんに名前が思いつかなかっただけとは言えない)
山下さんは自力ですがね。
では今回もありがとうございました!


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自覚と絶望

こんにちはこんばんは。
今日も1話だけです。全然進んでない気がする。
因みに小物のキャライメージはSAOの須郷です。
ではどぞ(っ´∀`)っ





「う、ん」

 

僕は目を覚ました。昨日は手紙を見た後にずっと泣いていた。悲しいやら嬉しいのかがぐちゃぐちゃになって分からなかったが、ベッドの横の椅子に置いといた手紙をもう1度取ってもう1回読む。

 

「またね、か」

 

そして・・・

 

(大好き・・・)

 

手紙の事考えてたらドアをノックする音が聞こえた。

 

「は、はい。どうぞ」

「失礼します。光輝君おはよう。気分はどうかな?」

 

その声と共に入ってきたのは櫂さんだった。来るの早いな。病院に泊まっていたのだろうか?

 

「はい。特に悪くはないです。」

「そうか、あんな話した後だから気が滅入って寝れないんじゃないかと思ったけど杞憂だったみたいだ。」

「櫂さんはここに泊まったんですか?」

「いや、病院の近くに家があるんだ。急患とかあったら直ぐに駆けつけられるからね。」

「成程」

 

僕の予想は外れたみたいだ。残念。それはさておいてちょっと恥ずかしいけど聞いてみよう。

 

「あの・・・、櫂さんって好きな人いますか?」

「どうしたんだい、藪から棒に」

「えっと、そのちょっと気になって」

「そうか、それで質問だね。うん、いるというかもう僕は結婚してるよ。」

「えっ!」

 

そう思い思わず櫂さんの手を見た。確かに指輪があった。昨日は全然そんな素振りなかったから分からなかった。

 

「ははは、そんなに驚くことかな?」

「あっ、えっと。すいません。」

「大丈夫だよ、初めて会う人にあってその事行ったら皆似たような反応だから。」

「そうなんですか」

「うん。」

「じゃあ、その...。」

 

その言葉で止まった僕の言葉に?ってな感じの顔の櫂さんが見てくる。なんかやっぱり恥ずかしいよ。

 

「な、何でその人を好きになったんですか?」

 

ちょっとビックリした顔で見られてる。まあ自分でも何聞いてんだと思わない事もない。だが今の自分には重要だと思ってたりする。

 

「うーん、そうだね。分からない」

「え、何でですか?」

 

少し落胆して聞く。

 

「僕と彼女の場合は無意識だったんだ。いつも小さい頃から一緒にいてそれが当たり前だったんだ。」

「そう、ですか。」

「何でそんな事聞くんだい?」

 

言うか迷った。正直に言うなら恥ずかしいけどそれでもこの人なら別にいいかなと思い言う事にした。

 

「・・・その。愛美の手紙の最後に・・・。」

 

そう言って手紙を櫂さんに渡す。それを読む櫂さん。

 

「・・・成程。良かったじゃないか。好きだって言って貰えて」

 

何かニヤニヤしてるのは気の所為だろうか?うん、きっとそうだ。ただ問題はそこじゃない。

 

「そこは普通に嬉しいんです。でも、僕はどうなんだろうって思って。」

「というと?」

「だって今までは愛美の事は友達って思ってました。でも、その・・・。」

「?」

「もし僕のお父さんとお母さんみたいな関係みたいになっても上手くできるのかなと思って。」

 

それを聞いて少し笑う櫂さん。

 

「な、何ですか?」

「いや、もうそういう事考えてるんだなと思って。それはちょっと早いと思うけどね。でも僕はね?結婚するなら一緒にいて安心出来る人が良いと思うんだ。どんなに美人やお金持ちでも結局お互いの相性が悪かったら時間の無駄だと思うから。でもその点君はもう答えを出してるんじゃないかな?」

「え?」

「だって君は愛美ちゃんとの生活を想像したんでしょ?それに君はよく愛美ちゃんと一緒にいた。それは愛美ちゃんと一緒にいるのが安心したからなんじゃないかな?」

 

ストンと何かが起きた。それと共に想いが止まらなくなってく。

 

「そう、だったんだ。」

「うん、そうだと思うよ。」

 

お互いにその後は静かになった。場が沈黙になって5分くらいたった。その間黙っててくれた櫂さんが聞いてきた

 

「そういえば」

「はい?」

「あの後ご家族の方は来られたんかい?」

「あっ、その事も言おうともってたんです。寝てる間は分かりませんけど多分来てないと思うんです。」

「えっ、それはどうして?」

 

そう聞かれて棚の上の花を指さす。それでわかったようだ。色あせてるから必然的に水が変えられてないって事になるから。

 

「おかしいな、普通なら飛んでくるのに。」

「なんか、嫌な予感がします。」

「僕も同感だよ。流石に遅すぎる。」

「・・・今日家に帰ってもいいですか?どうせ明日帰れるはずだったんでしょ?」

「・・・わかった。ただし僕も行く。それが条件だ」

「はい、分かりました。」

「じゃあ、すまないが今日の夜で良いかい?まあ、その間に来たら来たでいいんだがね。」

「分かりました。」

「じゃあ最終検査もしないといけないから準備してくるよ。」

「はい。」

 

そう言って櫂さんは出て言った。1人になった病室であの時のあいつの言葉を思い出してた。

 

『お前らは絶対に絶望させてやる!』

 

こんな内容だったはずだ。

 

(まさか、な)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同日夜

 

 

「じゃあ光輝君良いかい?」

「はい。問題ないです。」

 

荷物を持ちながらそう返す。結局夜まで家族は誰も来なかった。そのせいでどんどん嫌な予感が広がっていった。昼間の内に警部さん達がまた来たが進展は特になかったらしい。僕が立てた予想は結局話さなかったそうだ。僕もそれで良かったと思う。それと昨日言い忘れてた事で僕と愛美に護衛さんがついてるらしい。どうりでなんか病室の前に誰かいたなと思った。因みに愛美にはFBIがつくそうだ。まあアメリカの人も殺害されてたからな。まあそれはさておいていよいよ病院を出て櫂さんと家に帰る事になった。櫂さんの車に乗り込んだ。車の種類は分からないがかっこいい車だと思う。

 

「それじゃあ行くね。」

「はい。」

 

そう返事して家に帰るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

家の近くの駐車場に車を止めてこっからは歩く。まだ身体は痛いし重いがまあ距離は短いから大丈夫だと思う。本当は家と病院は割と近いから歩きでも良いって言ったんだけど却下された。護衛の人も車を降りたから歩き出す。ちょっとしたら家が見えてきた。しかし

 

「電気がついてない?何で?」

 

僕は走り出した。後ろから2人も何か言いながらついてくる。そして家の前まで来てインターホンを押すが返事がない。今度はドアの前まで行ってドアを叩く

 

「おじいちゃん!お母さん!皆開けて!」

 

全く開かない。鍵は愛美を助けに行った時は持っていかなかったから今も持ってない。櫂さんと護衛の人もおかしい感じ始めたらしい。

 

「光輝君鍵は?」

「ないです!持っていかなかったんで。」

「どこか入れる場所は?」

そう言われて庭に回った、そして見たものは、

 

「え……、」

 

血痕と恐らくお母さんとお父さんだった(・・・)であろうほぼ皮と目が飛び出てる死体だった。後ろの2人も絶句して止まっている。

 

「おかあ・・・さん?おとう・・・さん?」

 

そして近寄るが見た目の通りもう・・・死んでる。

 

「あ、あ、ああ」

「・・・!光輝君他の方達は?」

 

そう言われて急いで駆け出した。隣の部屋にいるはずのおじいちゃんとおばあちゃんの部屋に飛び込んだ。あったものはおばあちゃんだったであろう死体だけだった。

 

「あ、あ」

 

無意識におじいちゃんを探すがいない。よく見たら立てかけていた真剣がなくなってる。部屋を出て探した。そしていた。皆と同じ姿にはなってないが血だらけのおじいちゃんが出て2階に上る階段の前にいた。その隣に血が着いた真剣と何か分からない物が落ちてた。

 

「あ、あ。おじい・・・ちゃん」

 

話しかけるが返事は・・・ない。

 

(お姉ちゃん!)

 

そう思いおじいちゃんを飛び越えて2階に上って姉の部屋に入っていたのは姉の皮と目が出た死体だった。

 

あ、ああああああああぁぁぁ!

「光輝君!」

 

そんな声が聞こえてくるが分からない。

 

(何で、何で何で何で!)

 

・・・何故かは分からないが何か探さないといけないと思ったから失意のまま下に戻りおじいちゃんの隣に行ったらあった。それは録音レコーダーだった。櫂さんに何か言われた気がするが無視してスタートボタンを押した。

 

『ハイっ!!これを聞いてるって事はもう君はこの家に帰って来てるって事だね!?そんな君の為に良い事を教えてあげよう!ヒヒヒ!今から君の家族を殺してくるよ!よく聞いててね!?因みに今は3月2日午前2時だよ!』

 

2人が息を飲んで聞いている。俺は黙って聞く、がそれからはこのクズ野郎の声は聞こえず代わりに恐らく窓に空いてる穴を空けてる音が聞こえそれが終わったあとは鍵を開ける音が聞こえる。家はおじいちゃんとおばあちゃんが建てたって言ってたから防犯はザルだ。それが牙を向いた。そしてまずは何かが刺す音がして呻き声が聞こえた。位置的に多分母だろう。恐らく口を押さえられてるんだ。そして小さな呻き声が聞こえなくなった。

また刺す音がした。今度は父だろう。父も呻き声を出すが押さえられて大きい声で叫べず聞こえなくなった。

それから隣の部屋の襖を開けた音が聞こえそして今度の刺す音は小さかったから呻き声もそんなに大きくなかったがその時

 

『お前何してる!』

 

そうおじいちゃんの声がした。

 

『あらぁ、起きちゃったみたいですねぇ?まあ良いでしょう。』

『き、貴様ぁ!』

 

そう言って恐らく真剣を取ったであろう音がした。

 

『おう、怖い怖い。低脳の奴らは直ぐに暴力的な手段に出るから困る。』

 

自分の事は棚にあげてそう言う。

 

『しかし。私はもう負けませんよ?貴方のお孫さんにボコボコにされた時のようにはいきません。』

『何?』

 

そう言って真剣とナイフがぶつかりあう音が聞こえ場所を移動してるだろう足音が聞こえ恐らくおじいちゃんが階段前に来た時に会話が再開した。

 

『お見事ですねぇ。あの孫ありにして貴方ありって感じですね?ですが私は負ける気はしませんよ?』

 

そう言って何かを取り出す音が聞こえた。

 

『何だそれは?』

『低脳の貴方の為に教えてさしげましょう!これは今まで奪ったエネルギーを一部凝縮したものです!』

『な、なに!?』

『まあ、貴方ごときに使うつもりはなかったんですがね。あなたのお孫さんの時は何時もは不意打ちで殺していたので使う必要もなかった、そもそも僕の身体が耐えられなかった使わなかっただけですがね?だから持ってなかっただけですが、想像以上に貴方お強いので使わせて貰いますよ?』

『させるか!』

『ふっ!』

 

キンっ!とそんな音が聞こえた多分クズ野郎がナイフを投げそれを真剣で弾いたんだろう。そして何かを噛む音がしそして

 

『し、しまった!?』

『ハハハハハ!素晴らしい!何だこのみなぎる力は』

『くっ!』

『キエェー!』

『かハッ!』

 

強烈な一撃だったのであろう。いくら鍛えていても年齢に伴う肉体の劣化は簡単には止められない。おじいちゃんは多分この一撃で・・

 

『ふぅ、汚い血がついてしまったな。それに勢い余って殺してしまった。がまあいい、あとは小娘だけだ。まあ命乞いをして僕に従事するなら殺すのは勘弁してやろうと思うがな』

 

クックックと言いながら階段を上り始めただろう音がするが直ぐに

 

『あ、あんたは!な、おじいちゃん?』

 

そんな姉の声が聞こえた。

 

「おねぇちゃんにげて・・・」

 

思わず言った。そしてだだだと足音が聞こえた。

 

『隠れても無駄だよ?』

 

ダンダンと音がする。多分ドアを閉めたんだ、でも・・・

 

ダンっ!

 

『ひっ!』

『ほう?可愛いじゃないか?』

『あんたに褒められても全く嬉しくない。』

『良いのかな?僕にそんな口聞いて?』

『ぐっ!』

『選ばせてあげるよ。僕の女になるか・・・、死ぬか。』

 

「お姉ちゃん・・・」

 

『断固拒否するわ!』

『そうか、ならば死ね!』

 

そして刺す音が聞こえ

 

『・・・こうきはい・・・きて』

その言葉を最後に何も聞こえなくなった。

 

『ははは!あのガキも直ぐに殺してあの世に送ってやるから安心しろ!』

 

そんな言葉もどうでもいい。そして笑いながら階段を降りてるであろうクズ野郎に変化が起きた。

『ははは!これであいつの家族はあいつ以外全滅した!これ程愉快な事はない!ねぇ聞いてる?光輝君聞いてる?無様に死ぬ家族の声聞けて良かったね?僕の慈悲に感謝するんだよ?くくく、はははははは・・・は』

 

グサッ!

 

そんな音が聞こえた気がした。そして

 

『はぁはぁ・・・、貴様だけはここで止める。光輝は絶対に殺させん!』

 

「おじい、ちゃん」

 

『グハッ!なっ、貴様、まだ生きて。クソジジイがーっ!」

『がハッ!ぐっ!』

 

そしてまた静かになって

 

『はぁはぁ、クソジジイが!僕の身体に穴空けやがって!はぁはぁ、早く治療しなければ・・・。だが、この録音はあのクソガキの為に残さなきゃな。ヒヒヒ!」

 

そしてレコーダーを置いた音がし

 

『光輝君、君を殺すのは君のおじいさんのせいで時間がかかりそうだよ。でも安心してくれていい。絶対に殺しに行くから待っててね?時間はかかってしまうだろうがね。でも君のせいで君の家族皆殺しにしちゃったよ?まあこれも君が悪いって事で。じゃあね、光輝君』

 

「··········」

「·····光輝君」

『··・・・こ、うき』

「!! おじいちゃんまだ生きて」

『こ、れがあの子の言ってた・・・事、なんだろうな。こうゆう・・・事か』

「何の事だよわかんないよ!」

『こうき、ここで死んでしまう不甲斐ないおじいちゃん達を許して・・・く、れ。おまえは、いき・・・ろ』

 

それを機に何も聞こえなくなった。

 

「み、んな」

「光輝く・・・」

ああああああああああああああああぁぁぁ!何で、なんでなんだよ!何で、何で皆なんだよ!なんで、だよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

この日は永遠と泣いた。そしてこの時櫂さんが気づいた。俺の目が蒼色と赤色になっていた事に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。
今話は胸糞悪くなった方はすいませんでした。
でもしょうがないよね、イメージが須郷だからね。
知らない方はすいませんm(*_ _)m
やっと冒頭の目を出せた!名前をまだ決めてないんですがどんなんがいいですかね?もし意見あったら教えてください!左が蒼で右が赤です。後左が瞳孔ありで右が瞳孔なしです。まあ、最悪蒼目と赤目って言いますけど笑。ぶっちゃけこの2つの色って超サイヤ人ゴッドとブルーの色ですけどね笑。差別化するために瞳孔有り無しになってます。そんなんあるわけないだろとは言わないでくださいお願いします。
ではまた次回( ´ ▽ ` )ノ


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考察と決心

こんにちはこんばんは。見てくれてありがとうございます!
今回は櫂視点です。
どぞ(っ´∀`)っ


こんな悲惨の子は見た事がない。それが今の僕の光輝君の印象だ。僕がまだ他の医者の方々と比べても経験は少ないとは思う、が知識だけなら誰にも負けないと自負している。

しかしこの子みたいな子を見た事ある医者はどのくらいいるのだろう?医者の1割?いやそれよりも少ないと思う。確かに不運の事故とかの子を含めたらもう少し増えるだろう。だけど言い方は悪いがまだ割り切れない事はない。時間が経てばそれもやりやすくなる。

それでも人の手による事故ならその起こした人なり会社なり恨んでしまうだろうし実際恨んでいいと思う。手を出すのはダメだけど。

でも、悪意しかない人間に家族を皆殺しにされた子供なんてこの世界にどれくらいいるのだろうか?そんな事を考えながらベッドで寝てる光輝君を見る。

あの慟哭の後、光輝君は糸が切れた人形みたいに気絶した。だから後は護衛の人やその人が呼んだ警察の方に任せ僕は光輝君を連れて今日まで光輝君が入院してた部屋に逆戻りした。

僕が戻って来た時病院の方々が今日退院したはずの子を連れてきたもんだから事情を説明しまたこの運良く空いてたこの部屋を使わせてもらったのだ。

仕事は今日のは終わらせといたから今日は光輝君についとくつもりだ。

・・・正直あの遺体には僕もゾッとした。話には聞いていたがあんなのは並の人なら耐えられない。そこで思考を別の所に移す。

 

 

「それにしてもあの眼はいったい・・・?」

 

僕は思い出していた。あの慟哭の最中彼の肩に手を置こうとした時に気がついた。彼の眼の色が変わっていた事に。眼の色を変える方法としては一般的にカラーコンタクトや特定の食べ物を摂取し続ける事やレーザー手術などが挙げられるが光輝君の場合はどれでもない。それにあんな病気も知らない。じゃあなんなんだ?

 

『こちらです』

『ありがとうございます。』

 

そんな声が聞こえ

 

コンコン

 

ノックされて返事を待たず開けられた

 

「あなた、服持ってきたわよ。」

 

そう声をかけて来たのは僕の妻、櫂楓(かいかえで)だ。そしてその胸にいるのは僕のもう少しで1歳になる娘の咲良(さくら)だ。

今日は光輝君につききっきりになりそうだから服を持ってきてもらったのだ。

 

「ありがとう、楓。」

「どういたしまして。あなた、その子が?」

「ああ。」

「こんなに小さな子なんて・・・。」

 

そう言って咲良を僕に預け光輝君の頭を撫でた。

 

「ん、おかあ、さん」

 

光輝君がそう言った。楓は撫で続ける。楓に僕が考えてた事を言おうと思ったら逆に話しかけられた。

 

「・・・俊樹、この子の他のご家族は?」

「・・・いない。母方の祖父母はもうなくなってる。それに光輝君のお父さんとお母さんにも兄弟はいない。親戚の類もいない。」

「そんな・・・」

「それに、正直に言って施設にも入れるか怪しい。」

「何で!?」

「今回の光輝君の家族の皆殺しは笠木が光輝君の大切な物を奪うためにやったんだ。それは言い方悪いけど要は彼らが狙われたのは光輝君が笠木と戦ったからだ。」

「俊樹!」

「落ち着いて、別に僕は光輝君が悪いとは思ってないし思えるはずがないだろ。だが客観的にみれば光輝君のせいで人が死んだって事になるだろう。そして光輝君が生きてる以上あいつはまた動き出すだろう。そして今度狙われるのは光輝君を受け入れた自分達だって思うはずだ。」

「そんな!」

 

そう言ったきり楓は黙って光輝君を撫で続ける。そしてまた話かけてきた。

 

「ねぇ俊樹?」

「なんだい?」

「・・・この子を引き取りたい。」

 

単純明快だった。そしてそれは僕も考えていた事だった。昨日今日話してみて光輝君の事は賢い子だと感じたしそしてそれを実行する勇気を持ち合わせてる。しかし、それと反対に涙脆い。だからどこかほっとけない。

 

「僕もそう考えてたよ。」

「そうなんだ、ふふ。家族が増えるかもしれないよ、咲良。」

 

そう言って今度は咲良を撫でる楓。それにきゃっきゃっ言ってる咲良。

 

「でも、光輝君の意見も聞かないとな。」

「わかってるわよ。でも今回は少し強気で行かせてもらうわ!」

「まあ、それでも時間は置かないと。」

「う、そうね。」

 

コンコン

 

またそんな音がした。そして聞いた事がある声が聞こえた。

 

「入ってもいいですかな?」

「どうぞ。」

「失礼します。」

 

そんな声と共に入って来たのは光定さんだった。悲しげな顔だ

 

「櫂さん、光輝君は?」

「まだ寝てます。」

「そうですか·····、ん?あなたは?」

 

そこで光定さんが楓に向いた。

 

「あ、俊樹の妻です。この子は娘です。」

「ああ、これは失礼しました。」

「あの、事情聴取ならまだ無理だと」

「ああ、違います。光輝君の様子を見に来ただけです。·····今この瞬間光輝君ほど辛い子はいないはずですから。流石にそこまでするほど鬼じゃありませんよ。」

「そうですか・・・、捜査は?」

「鑑識作業などは一通り、だが・・・」

「やはり手がかりは」

「・・・すいません。」

「そうですか、しょうがないです。今までも手がかりがなかったんですから。」

「・・・彼を引き取ってくれる施設を探さなければな。」

 

光定さんがそう言った。それに楓が反応する。

 

「あの、光輝君を家で引き取ってもいいですか?」

「櫂さんのお宅で!?」

「はい。」

「・・・分かりました。しかし最終的に光輝君が頷いてくれないとダメですよ?」

「はい、分かりました。」

「それでは私は失礼します。」

「はい、お疲れ様でした。」

 

そう言って光定さんは出て行った。残ったのは僕と楓と咲良だけだ。

 

「じゃあ私も1回帰るね。」

「ああ、ありがとな。・・・ん?1回?」

「うんそうだよ。明日も来るよ。」

「そ、そうか。」

「うん、じゃあ行くね。光輝君もばいばい。あなたも頑張ってね。」

「うん、また明日。」

 

楓は小さい頃から変わらないなといつも思う。そう思いながら僕は光輝君が起きるのを待つのだった。

 

 

 

 

 

 




ありがとうございました。
ではまた次回で( ´ ▽ ` )ノ


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