・黒服の捜査官のウワサ
アラもう聞いた?誰から聞いた?
黒服の捜査官のそのウワサ
彼らは悪い宇宙人から地球を守る正義の組織。すごい技術と武器でどんな相手も倒しちゃう!捜査官も超一流、とんでもない身体能力で超優秀!!
地球を救った回数は数え切れないほど。
でもねだけどもゴヨージン。
彼らと宇宙人の存在は絶対秘密、もしも存在を知ってしまったら…黒服の捜査官に捕まって記憶を綺麗さっぱり消されちゃう!逃げることは超困難!!
NY帰りの神浜市民の間ではもっぱらのウワサ!
モルダー、アナタツカレテイルノヨ!
ソレチガウヤツ…
エッ…
「何よそのウワサ…大昔のアメリカの都市伝説じゃないの!」
「古い都市伝説だな。そういえば、さっき倒した魔女…グリーフシード落とさなかったような…」
「でも、あんな奇抜な見た目なら魔女か使い魔だよね?」
「やあ!お嬢さん方。何かそこで変な物を見ませんでしたか?」
「黒服の二人組!?まさか、ウワサ通りならさっきのは宇宙人!?」
「おや、ご存じでしたか。これはその証拠、ニューラライザー…今から証明するのでこの光をよーく見て」
バシュ!
「あれ…?何してたんだっけ?」
「どうも、市役所の者です。先ほどちょっとガスが漏れまして、あなた方はそれを吸い込んでしまったようで気を失っていたのです。そういう事なんで、あれは宇宙人の仕業ではありませ…おっと、失敬」
バシュ!
「ここに処理班を呼んでくれ。そして、目撃者に偽の記憶を植え付けておけ。そうだな…なるべく楽しいやつを」
「大丈夫ですか?熱中症でぼーっとしていたようですが?」
「え、ええ?大丈夫です」
「という事で気を付けてお帰りを」
「すみません、ありがとうございます」
「あっ!?レナちゃん、早く買い物行かなきゃ」
「んー…?何か忘れているような…」
「さっきの連中はなんなんだ?生身で凶暴な密輸宇宙生命体をズタボロにしちまったが」
「ああ…お前、インキュベーターとか名乗っている異星人は知っているか?」
「あの白くて丸っこくて話が回りくどいやつか」
「それだ。そいつらが地球で怪しげな事をやって人を改造している。彼女たちはその改造された人間さ」
「なんだって?そんな事を放置していていいのか?」
「人類が生まれた頃の大昔からやっているからなかなか手が出せなくてな…だが、近頃地球に来ている他の異星人がその騒動に巻き込まれて被害を受けた。それで他のいくつかの星がお怒りさ。そろそろお帰り願うことになるだろう」
「まさか…本部でエージェントKとJが動いている件ってそれか?」
「ああ、忙しくなるぞ」
・まぞくのウワサ
アラもう聞いた?誰から聞いた?
シャドウミストレス優子のそのウワサ。
それはとある街にある日突然現れたごく普通な見た目の少女。しかし、その正体は…なんとなんと!かつて滅んだ闇の一族の復興を目論む闇の女帝なんだって!!
そして、その目的を叶える為に彼女は魔力の詰まった魔法少女の生き血を求めているとかなんとかどうとか。
そして、一度彼女のターゲットにされたらもう大変!
狙われた魔法少女は生き血と魔力を抜き取られちゃう!そして抜かれたその後はそのまま身も心もドンゾコまで堕落させられて、魔族の配下に落とされちゃうんだって!!
どっかの精肉店の関係者から聞いたって、神浜の街角ではもっぱらのウワサ!
シャミコガワルインダヨ…!
「何このウワサ」
「聞いた話だと桃色な魔法少女が配下に落とされたって」
「桃色…まさか、いろは…」
「えっ!?違うよ!」
「じゃあ、もしやまどか…?」
「私も違うからね!!」
多分恐らく続かない
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