バンドリ!ガールズバンドウルトラパーティー! (絆…ネクサス)
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オリ主&設定紹介

各バンドでのオリ主のプロフィールと、それぞれが変身するウルトラマンの紹介です。

※アフグロのオリ主が変身するウルトラマン、パスパレのオリ主の身長を変更しました。誕生日も記載します


花村 実/ウルトラマンゼロ 16歳

 

見た目はラスダンのロイドの黒めの赤髪ver

 

身長 169cm 体重59kg 誕生日 5月13日

 

好きな食べ物 パスタ料理全般 嫌いな食べ物 チョココロネ

 

趣味 漫画、釣り

 

性格は良くも悪くもお人好しで、よく振り回される。

 

関西にいた頃の牛込姉妹の幼なじみ。関西に在住していたが、両親は関東生まれなのでずっと関東の言葉で過ごしていてそれを東京被れといじめられてた過去があり、ゆりに助けられたことからりみ達と引っ越しで離れても交流をしていた。

 

花咲川が共学化し、両親の仕事の都合上東京に引っ越してきたというのもあり編入し、たえとイヴと同じクラスになりたえ経由でりみと再会。りみ達が組んでいるバンドに興味を持ち始める。本人は隠しているが、大のうさぎ好きでりみとゆりにはバレている。

 

大川 卓/ウルトラマンガイア 16歳

 

見た目は食戟のソーマの才波朝陽の鮮やかな緑髪ver

 

身長 171cm 体重 62kg 誕生日 7月14日

 

好きな食べ物 魚介の天ぷら、コーヒー 嫌いな食べ物 紅しょうが

 

趣味 バイト、料理

 

性格は自由奔放気ままで、蘭達が大切な話をしてるときでも飽きればどこかにフラッと行ってしまう。 また、怒ると滅茶苦茶怖くなり誰であろうと躊躇がなくなる。

 

After grow全員と幼馴染みで、5人が中学から羽丘に行ってからは疎遠になってしまうが高校生となり両親が事故で他界してからはバイトとして羽沢珈琲店で働き始めたことをきっかけに再び交流を始め、2年になってから羽丘が共学化したことでつぐみの父の勧めもあり編入する。

 

つぐみの両親から、つぐみと付き合うことを本人に知られないように勧められているが本人はあまりそういうのに興味はなく、つぐみとは男女というより兄妹のように接している。

 

早川 剣/ウルトラマンネクサス 15歳

 

見た目は東方のリグルの目付きを少し鋭くした青髪ver

 

身長 150cm 体重 45kg 誕生日 2月16日

 

好きな食べ物 クレープ 嫌いな食べ物 わさび

 

趣味 ショッピング、洋裁、お菓子作り

 

性格は女子に女子と言われるほど女子力が高く泣き虫で、人懐っこい。

 

パスパレの事務所の後輩で、当初はその身長の低さや中性的な顔立ちや伸ばしている髪から女子だと思われてパスパレの新メンバーとしてスカウトされたが、後に男と判明してからも本人は常にパスパレとの共演を条件に所属していて事務所の指示で花咲川に入学する。

 

イヴとは人畜無害な彼女の性格から、初対面時から懐いていて休日には他のメンバーと共に服を見に行ったり日本の文化を教えている。逆に、辛辣な言葉を投げ掛けてくる千聖のことが苦手。

 

八雲 蓮/ウルトラマンオーブ 17歳

 

見た目はFAIRY TAILのナツを銀のやや長髪ver

 

身長 164cm 体重61kg 誕生日 1月26日

 

好きな食べ物 辛いもの全般、和食 嫌いな食べ物 甘いもの

 

趣味 家事全般、裁縫

 

性格はチャラい見た目とは裏腹に、真面目で曲がったことが大嫌いな正義感に溢れていて面倒見がよく成績も優秀。

 

前々からRoseliaの隠れファンであり、羽丘が共学するということを知った直後に羽丘の高い学費で編入を渋る両親を成績上位であれば受けられる免除制度の事を何度も根気よく説明したことで編入に成功し、リサ達と同じクラスに編入する。

 

Roseliaの中でも、リサの大ファンでありながら互いに面倒見のよさや料理好きという共通点を持っていて休日にはRoseliaの差し入れとしてリサと一緒にお菓子を作ることもある。両親は自宅で猫カフェを経営しており、本人は知らないが友希那が常連として通っている。

 

松浦 紫園/ウルトラマンジード 17歳

 

見た目はあせとせっけんの名取香太郎の金髪ver

 

身長 175cm 体重 68kg 誕生日 6月19日

 

好きな食べ物 そば 嫌いな食べ物 チーズ、紅茶

 

趣味 ガーデニング、アロマ作り

 

性格は無口で普段は口を開くことが少ないが、好きな花や犬の事になるとかなり饒舌に語る。

 

薫と千聖の幼馴染みであり、2人から兄のように慕われていて羽丘が共学化すると薫の両親から一晩中土下座に頼み込まれて渋々羽丘に編入することを承諾し、友希那と麻弥とクラスメイトになる。

 

薫の昔を知っているが故、現在の薫に苛立ちを募らせていて周りの女子が薫のことをカッコいいと語っていたり、彼女がカッコつけているのを目撃すると自宅で無意識に落ち着く香りのアロマの作成や庭で薔薇をいじっている。

 

倉敷 莉久/ウルトラマンコスモス 22歳

 

見た目は宇崎ちゃんは遊びたい!の桜井真一の目付きを柔らかくしたオレンジ髪ver

 

身長 181cm 体重 69kg 誕生日 9月15日

 

好きな食べ物 温野菜サラダ、フルーツ全般 嫌いな食べ物 油っこいもの

 

趣味 読書、ゲーセン巡り

 

性格は冷静で熱くなりやすいチュチュやますき、パレオがチュチュの命で暴走したときに宥めることが日課と課している。普通自動車免許の他、大型バイクの免許も所持している。

 

普段はGalaxyで働きつつ、ますきの父が用で出ている時には八百屋で店番をすることも多い。また、料理もプロ程ではないが得意で稀に常連からオススメの野菜料理を聞かれることもある。

 

元々は、ますきの父が組んでいたバンドのファンで解散してから彼がライブハウスのオーナーをしていることを聞き付けてそこで雇ってもらえるようになり、それ以降ますきと話すことが多くなったため彼女がフリーのドラマーとして活躍しているのを喜んでいて、彼女のライブには常に通っている。その関係からか、ますきがRAS入りしてからチュチュに雑用としてこき使われている。最近では、チュチュの言い方や態度等に説教をすることも多い。




次回から、各バンドごとに光との出会いからの物語を描いていきたいと思います。

感想や意見等、励みになるのでお願いします。極力、返信できるようにはしますので。


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プロローグ
キラキラを求める少女達と鋭き光


関西の方の言葉、よくわかりませんので変でもそこは暖かい目で見てくれることをお願いします


僕の名前は花村 実。ついこの間まで、関西にいたけど父さんと母さんはどちらも東京出身。僕も、昔から東京の方の言葉で話してて…

 

『東京もんの真似して気取っとるんか?』

 

『こっちの言葉しゃべれや!』

 

それが原因で、公園とかでいじめられていてその日もいつも通り砂場でいじめられていた時

 

???『コラー!やめへんか!!』

 

???『お、お姉ちゃん。ちょっと待ってぇ…』

 

気付いたら、いじめっ子達は追い払われていて僕は2人の女の子に顔についた砂を払われたり涙を拭いてくれていた。

 

実『あ、ありがとう…あの、名前は?』

 

『私はゆり!こっちは、妹のりみや!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実視点

 

あれから10年くらいかな?そこから、りみとゆりさんと仲良くなって中学2年まで一緒にいたけど突然2人が東京の方に転校していって3年間、電話でしか連絡とっていなかったけど

 

実「まさか僕もこっちに来るなんてね…」

 

この春、両親の仕事の都合で東京に引っ越してきてまるで僕が来るのがわかっていたかのように近くの花咲川が共学化して僕はそこに編入することになった。そして今日、新学期と共に僕達編入生はそれぞれのクラスに振り分けられた。

 

実(僕のクラスはE組か…)

 

目の前の大勢の女子に正直緊張しながら、他の人の自己紹介を聞いてると自分の番になった。

 

実「花村実です。趣味は…漫画を読むことと釣りをすることです。好きなものは…」

 

そこで僕はハッとした。いじめられていたのは僕が東京の言葉を使っていたというだけでなく、男なのにうさぎが好きだというのもあったことを。

 

先「花村くん?」

 

実「…象形文字を延々と書き続けることです。」

 

はい終わりました。オデノガッゴウゼイガヅハボドボドダ!ですよ。指定された席で、某司令官のような体勢で落ち込む僕。そこに

 

ジー

 

実「…」

 

ジー

 

実「………」

 

ジー

 

実「…あの、さっきっからなんですか?」

 

???「なんか、オッちゃんみたいだな~ってね。」

 

おっちゃん?まだ10代ですよ僕。10代も半分超えてるけどおっちゃんと同じは酷くないですか?しかも初対面の人間に。

 

実「おっちゃん?って、知ってるとは思うけど僕まだ16歳だからね。おっちゃんと呼ばれるのは甚だ心外なんだけど…」

 

???「えっ、可愛いと思うけど…ダメ?」

 

首を傾げながら不思議そうな顔で言われてもダメだよ。と思いつつ、なんか話が噛み合わないことから少し頭を悩ませていると

 

???「あの…」

 

実「ん?」

 

別の女子から話し掛けられる。隣の子とはまた違う美少女で、ハーフなのかな?眩いばかりの髪に綺麗な瞳に引き込まれそう。

 

???「会話の途中に失礼します。おそらく、たえさんの言うオッちゃんは彼女が飼っているウサギの事です。オッドアイのウサギだから、オッちゃん。実さんの考えているおっちゃんとは違うと思います。」

 

実「あ…そういう事。なるほどね、合点が言ったよ。ありがとうね。えっと…」

 

???「申し遅れました。私は若宮イヴといいます。もう少しお話をしたいところですが、今日はこれから行かなければならないところがありますのでこれで失礼します。押忍!」

 

若宮さんね…なんか、変わってるけどほっとけないタイプだな。

 

実「えっと…たえさん?」

 

たえ「なに?」

 

実「正直に言います。僕達の会話は噛み合っていませんでした。僕の考えるおっちゃんとたえさんのオッちゃんは全く違うものでした。」

 

たえ「そうなの?」

 

その言葉に、ついていた肘を思わず思いっきりずらしてしまい僕は机に思いっきり顎を打ってしまう。

 

実「いったい…」ヒリヒリ

 

たえ「なんか、面白いね。」

 

面白いね。じゃないよ!普通さっきの若宮さんのフォローで会話が噛み合ってないことわかるでしょ!昔のりみとかゆりさんもちょっと抜けてるところあったけど、この子はそれ以上だ!

 

実「話は戻るけど、ウサギ家で飼ってるの?」

 

たえ「うん、オッとゃんにドラちゃん。それと…」

 

そこから約数分。僕はたえさんの飼っているウサギの名前を全て聞かされた。正直、名前は覚えきれなかったけど約20羽のウサギにモフモフされてみたい…僕は表情を変えなくても内心では心が踊るぜ!ってやつだった。

 

たえ「みんな可愛いんだ~今度紹介するね。」

 

実「えっ、ああうん。」

 

たえ「あれ?そういえば、今何時?」

 

実「えっ?もう1時近いけど。」

 

たえ「大変!今日蔵練だった!」

 

蔵練?なにそれ。

 

実「バンドか何かやってるの?」

 

たえ「うん。よかったら来てみる?今連絡したら全然いいよー!だった。」

 

実「じゃあ、ちょっとお邪魔しようかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「待ちやがれ!!」

 

ウルトラの父からの命を受けて、俺はこいつを宇宙墓場に護送していたんだが俺が少し目を離した途端に他の護送員を蹴散らして逃げ出した。

 

「ギイィィ!!」

 

???「ウワッ!!」

 

そいつが吐き出した光線をブレスレットで防ぎながらも、俺は一瞬怯む。その隙をついてそいつは地球に降りていった。

 

???「不味いな…こうなったのは俺の責任だ。俺が何とかしてみせる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実視点

 

「ありがとうね、たえちゃん。」

 

たえ「いえ、いつもありがとうございまーす。」

 

「兄ちゃんも、家をよろしくな!」

 

実「は、はい。」

 

蔵練の前に寄りたいって言ってたの、パン屋か…そういや、昔りみのところ行く度にチョココロネ死ぬ程食わされたっけ…

 

実「それにしても、チョココロネ随分買ってたけど好きなの?」

 

たえ「ううん。バンドの子にチョココロネが大好きな子がいてね。いつか、コロネになっちゃいそうなくらい食べるの。」

 

実「へ~。僕の幼馴染にも、チョココロネが大好きな子がいてね。その子の家に遊びに行く度に食べさせられたから逆に嫌いになってね。」

 

たえ「そういうものなの?」

 

実「普通ならそうなの。他にはね…」

 

僕はたえさんにりみとゆりさんと過ごした日々を語りながら歩き続け、そろそろ近いと言われた辺りになると

 

「ギイィィ!!」

 

実「な、なに今の?」

 

たえ「ねえ、あれ。」

 

たえさんが指を指した方を見ると、宇宙怪獣ベムラーが青い光の玉のまま降りてきて降り様に高いビルを何個か壊した。

 

たえ「大きなトカゲ…」

 

実「トカゲじゃないよ!宇宙怪獣ベムラー!確かテレビのウルトラマンで出てきた怪獣だよ!」

 

そろそろ町を破壊し出すと思った瞬間、尻尾を振り回してビルを倒壊させ始める。

 

たえ「きゃっ!」

 

実「たえさん。逃げて。僕は、まだ逃げてない商店街の人達に避難誘導してくる。」

 

たえ「気を付けてね…」

 

心配するたえさんに、自分の購入したパンを持っていってもらい来た道を戻る。しかし、途中でベムラーに気が付かれて光線をこちらに向けて撃ってきた。

 

実「うわあぁぁ!!」

 

???「あぶねえ!!」

 

そんな声と共に、光線が僕に直撃…したかと思えば、僕はいつの間にか暖かい光の中にいた。

 

実「ここは…?」

 

???「間一髪だったな。」

 

声がした方を振り向くと、テレビでしか見たことがないウルトラマンゼロが僕を手の上に乗せていた。

 

実「ゼ、ゼロ!?ほ、本物のゼロ!?」

 

ゼロ「本物って…俺の偽物でもいやがんのか?」

 

偽物がいる云々じゃない。僕は昔からウルトラマンを見てるけど、その中でも戦いを通して成長していったゼロが大好きだから興奮しているんだ。

 

実「あっ…サインください!!」

 

僕は急いで上着とワイシャツを脱いで差し出すと、ゼロは一息つく。

 

ゼロ「お前な、俺が来なかったら死んでたってのに…サイン求めるとか肝座ってんじゃねえか。」

 

実「そ、そんなこと…」

 

ゼロ「そんなお前に提案がある。お前、俺を宿せ!」

 

宿せ。そう言われた瞬間

 

『フリーズベント!!』

 

と頭の中で響き、僕は5秒くらいずっと目をパチクリする。

 

実「えっ、僕に入る!?ゼロが!?なんで!?」

 

ゼロ「いやな。今ベムラーのやつの攻撃防いだときに、ウルティメイトブレスレットが傷付いちまってな…それに、地球での活動するための人間形態なんざ俺は持っちゃいない。そこで、お前の体を借りることにした。」

 

なんかちょっと強引。だけど、そんなゼロが僕はテレビで見るのが大好きだったんだよね。だから、答えは

 

実「いいよ。僕の体にはいって。」

 

ゼロ「ふっ…最初っから、答えは聞いてなかったがな!!」

 

一際強く光ると、僕はさっきベムラーに攻撃された場所に立っていて手にはウルティメイトブレスレットがつけられていた。

 

ゼロ『今日はチュートリアルだから、俺がやってやる…けど、今度からはお前が戦えよ。』

 

実「OK!ノーコンテニューで、クリアしてみせる!!」

 

ブレスレットのついた左腕を勢いよく突き出し、ウルトラゼロアイを出現させて目に装着した。

 

実「デュワ!!」

 

僕は飛び立ち、回転するとゼロの体になっていって巨大化するとベムラーの前に降り立った。

 

「シェアッ!」

 

「ギイィィィィ!!」

 

ベムラーは青色熱光線で攻撃してくるけど、ゼロは身を翻してかわしてから一気に距離を詰めて顎に掌底からの首に向かっての袈裟斬りチョップ、怯んだ瞬間にレオ譲りの鋭い蹴りで距離をとる。

 

実『つ、強い…』

 

ゼロ「なぁに、呆けてんだ。次からはお前がこうやって戦うんだぞ!」

 

さらに距離を詰め、尻尾を掴むとハンマー投げのように回し始める。

 

ゼロ「くっ…どこか空いてる場所は…」

 

ゼロと同化してるからか、僕にもゼロと同じ風景が見える。かなりのスピードで景色は変わっていくけどその一点を僕は見逃さなかった。

 

実『ゼロ!2時の方角に空き地があるよ!』

 

ゼロ「サンキュー!シェェラッ!!」

 

ゼロは思いっきりベムラーを投げたため、ベムラーは受け身をとる暇もなく地面に叩きつけられゼロが降り立った瞬間に立ち上がるけど既に脳震盪を起こしてるみたいでフラフラだったけど、次の瞬間には青い球体になって逃げようとしてるみたいだった。

 

ゼロ「逃がすか!トドメだ!」

 

そこにエメリウムスラッシュと続けざまに撃ったワイドゼロショットが直撃して、ベムラーは球体のまま爆散したのを確認したゼロは、さっきの位置で僕の姿に戻った。

 

実「これからよろしくね、ゼロ。」

 

ゼロ『よろしく頼むぜ、相棒。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たえ視点

 

たえ「カッコよかった…」

 

実くんと別れてすぐに、巨人が現れてベムラーを倒した。私はそれに呆けていると

 

「たえさーん。」

 

たえ「実くん。」

 

息を切らしながら実くんが走ってきた。

 

実「商店街につく前にゼロがベムラー倒してくれたから良かったよ…」

 

たえ「0?次は1なの?」

 

実「違う違う。あの巨人…ウルトラマンゼロっていうの。あっ、パンの袋ありがとう。」

 

そう言いながら、私に預けてたパンの袋を取り上げる。すると

 

「おたえから離れろ!!」

 

実「へっ?」

 

たえ「ん?」

 

反応したすぐ後、私の左の視界から実くんが消えた。振り向くと、有咲が実くんのいたところに立っていて等の実くん本人は道に倒れていた。

 

実「い、いきなりなに?」

 

有「返せよ…」

 

実「はい?」

 

有「おたえから盗ったパン返せつってんだよ!!」

 

実「い、いやこれ僕が買ったパンだよ!」

 

有咲が馬乗りになって、袋を盗ろうとしてるのをポカンと見てたら

 

「おたえー、大丈夫ー?」

 

今度は後ろから香澄やりみりん、沙綾がやって来た。

 

たえ「ねえ、有咲はどうしたの?」

 

沙「さっきの騒動で、蔵から避難してたらおたえがあの男の子に家のパン盗られるのを見たみたいで気付いたら。」

 

たえ「えっ?なんで?」

 

香「なんでって。みんなおたえが大好きだから、いじめられてるのを助けてあげたんだよ!」

 

たえ「私の。ここにあるよ。」

 

私は自分が買って持ってたパンを見せると、みんな一斉にこっちを見る。

 

有「あれ?えっとぉ…じゃあこっちは?」

 

実「だからさっきっから僕が買ったパンだって言ってるでしょ!!」

 

有「ああ…ご、ごめんなさい!」

 

急いで有咲は離れ、頭を下げる。そして、実くんは顔をあげてこっちを見ると固まった。

 

実「えっ…りみ?」

 

りみ「その声…もしかして、実くん!?」

 

実「やっぱりりみだ!久しぶり!元気にしてた?」

 

りみ「うん!実くんこそ、いつこっちに?」

 

実「ついこの前。父さん達の仕事でね。バンド組んでたって聞いてたけどこの子達と?」

 

りみ「うん!ポッピンパーティーって言うんだ!」

 

実くんとりみりんの会話を見て、今度はこっちが固まってしまう。そして、私が口を開いた。

 

たえ「もしかして…さっき言ってた幼馴染って…」

 

実「そう。りみだよ。にしても、相変わらずチョココロネが大好きなんだね?いつか本当にコロネになっちゃったりしてw」

 

りみ「えへへ…沙綾ちゃんのところのチョココロネスッゴく美味しいから食べる?」

 

実「悪いけどノーサンキュー。昔っからりみんところに遊びに行く度に食べさせられたから今でも嫌いなの。」

 

2人の世界に入ったままで、どうにもできないかと思ったその時

 

有「あの…その…ご、ごめん!誤解だったとはいえ、いきなり攻撃なんかして!」

 

実「ううん。大好きな友達がそんな目にあわされてたらそうなるから、全然気にしてないよ。」

 

有「その…お詫びといっちゃなんだけど今日、家で晩飯食べてけよ。」

 

香「やったーー!おばあちゃんのごはん楽しみ!」

 

たえ「私、ハンバーグがいい。」

 

有「お前らじゃねえよ!!」

 

実「ははっ…じゃあ、ごちそうになります。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

「オーダー、8番様。オムライスプレート1つ。」

 

???「うぃーす。」

 

とある厨房で働いてる青年、つけているエプロンの内胸ポケットに入っている青き光が誰にも気付かれずにひっそりと輝いた。




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夕焼けが沈み行く大地

しばらくの間、他のウルトラマンが出てこないのは二次創作によくあるご都合主義とお考えください。


俺の名は大川卓。普段は学校やバイトなど忙しい日々を過ごす普通の高校2年生の16歳だ。

 

高校生になったからバイトを始めたというわけではなく、中学を卒業してすぐに親父とお袋が交通事故で死んだ。頼れる親戚もいなくて、運良く自宅のローンは払い終えていたから後は自分が生活していく上での生活費を稼げばいい。そう思って始めたバイトが

 

カランカラーン

 

「ただいま~」

 

「やっほ~、すーくん。」

 

「卓ぅー、また来たぞ~」

 

「私はいつものラテアート~それにパンケーキ!」

 

「私はブラックコーヒー。」

 

美竹蘭、青葉モカ、宇田川巴、上原ひまり、そしてこの店の一人娘の羽沢つぐみAftergrowが常に集まる羽沢珈琲店だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卓視点

 

卓「いつもいつも、よく集まれること。」

 

蘭「悪い?」

 

卓「いいえ。仲が良く、更に俺のバイト代にもなるから結構ですぅ~他のお二方のご注文は?」

 

巴「ペペロンチーノとアイスティー。」

 

モカ「モカちゃんはね~ひーちゃんよりも可愛いラテアート。あとパンケーキ~」

 

へいへい。いつも通りだ事。こいつらと会ってからもう10年になるのか。自分で言うのもなんだけど、こんな猫みたいに自由奔放なやつによく付き合ってくれるよな。

 

つぐ「卓くん、私もなにか手伝うよ。」

 

卓「お、サンキュー。んじゃ、冷蔵庫にさっき作った試作のケーキあるからそれ出してくれ。勿論、つぐみ含めて5人分な。」

 

つぐ「やった!」

 

密かに喜ぶつぐみを後ろで見ながら、俺はペペロンチーノとパンケーキを手際よく作る。今は夕方の5時を回っていて、恐らくだが帰ってから夕飯を食べるだろうから気持ち少なめに。

 

卓「はいよ、パンケーキとペペロンチーノ。それと、これは俺の新作のチーズケーキ、サービスだ。」

 

モカ「おお~ひーちゃんの天敵~」

 

ひま「ちょっとモカァ!」

 

卓「そっか…なら、ひまりの分はなしな。」

 

ひま「うう…食べるから置いといてよ!」

 

相変わらず誘惑に弱いこと。しかし、ひまりの場合体重が増えるというよりかはそのメロンが更に成長することなんじゃないのか?

 

蘭「卓…今どこ見てたの?」

 

卓「ん?別に普通にひまりを見てただけだよ~」

 

蘭「そう…」

 

高校生ならば、普通はこういうもんだ。とは敢えて言わずにホールから一人分ずつカットして皿の上に乗せる。

 

卓「そういや、ラテアートのリクエストは?」

 

ひま「じゃあ私たちのマスコットのこの子!」

 

はい出ました。Aftergrowのマスコットこと、呪いの人形。正直、これを可愛いというひまりのセンスを疑うが他にも可愛いという人間がいたらしいので吐きかけた毒を無理矢理叩き込んで押さえる。

 

モカ「ひーちゃん。それは公に出さない方がいいよ~」

 

蘭「私もモカに同意。」

 

巴「そ、そうだな!」

 

つぐ「う、うん!」

 

ひま「ちょっとみんな酷くない!?ねえ卓くん。これ可愛いでしょ!?なんてったって…」

 

はい出ました。こうなるとかなり長くなるのを、俺が知らないわけがない。伊達に10年も付き合ってないんだぞ。面倒になった俺は勝手に白熱してるひまりを尻目に、飽きたということもあって厨房に入る。

 

ひま「だからね!これがAftergrowの結束を深めるためのマスコットなんだよ!わかった、卓くん!!あれ、卓くんは!?」

 

つぐ「仕事するからって、奥に行ったよ。」

 

蘭「相変わらず…猫みたいなやつ。」

 

巴「ははっ!それが卓なんだから仕方ないだろ。」

 

モカ「ひーちゃん、ドンマイ~」

 

やっと滑り文句が終わったか。そう感じ取った俺は、作成したラテアートを持っていく。

 

卓「おまた。ラテアートは最近人気のミッシェルとマリーな。モカがミッシェルで、ひまりがマリーな。それとブラックコーヒーとアイスティーな。」

 

ひま「可愛い!」

 

モカ「すーくんやるね~」

 

蘭「本当…卓って器用だよね。」

 

「本当だよね~それで家は大助かりさ。」

 

振り向くと、いつの間にかここのマスターことつぐみの親父さんが立っていて俺にアイスコーヒーを手渡してくれた。

 

卓「ども。」

 

つぐ父「にしても、明日からは蘭ちゃん達ともっと一緒になるから嬉しいね~」

 

はい?と言わんばかりに、みんなは首を傾げ巴はなぜかこっちを見ながら淡々とアイスティーをチュッチュッチュッチュッチュッチュッと音を立てながら飲み、俺は巴の方を見ながらチューっと音を立てて飲む。

 

蘭「あの…どうゆうことですか?」

 

つぐ父「あれ?言ってなかったのかい?」

 

その言葉に視線はこちらに向けられる。観念した俺は、コーヒーを飲み干してから語ることにした。

 

卓「はあっ…俺も明日から羽丘に通うんだよ。卒業してもここで働くって契約結んで学費も払ってもらうんだ。」

 

「へっ?」

 

つぐ父「いやな。最近ずっと忙しいってのもあるんだけど、つぐみと同じ学校に入れば当然学校行事等のスケジュールも同じ。シフトの調整もしやすいんだ。後、婿に迎えやすくなる。」

 

卓「加えて、さっきも言ったけど学費も払ってもらいつつ給料も貰いつつ勉学に励める。Win-Winじゃないかってな。」

 

俺達は人通り説明を終えると、飲み含めていたそれぞれの飲み物を真ん中にいたつぐみに向かって吹き出してしまった。

 

蘭「あ、ゴメ…」

 

ひま「ご、ごめんつぐ!だ、大丈夫!?」

 

つぐ「いいよ…私シャワー浴びてくるからゆっくりしていって。」

 

つぐみが奥に引っ込んだのを確認してから、俺はマスターの胸元をつかんだ。

 

つぐ父「えっ、ちょっ!?なに!?」

 

卓「あのさぁ…あんまこういうこと言いたくないけど、俺はそういうのに興味がないって言ってるよな…この前散々あんたとおばさんに説明(説教)したのに、まだ分かってないのか…?次婿云々の話したら、あんたのその服に着替えて首の骨へし折るぞ…」ボソッ

 

できる限りの超低音ボイス。普通なら、雇用主にそんなのやってはいけないのはわかる。だがこう毎日こんなこと言われまくったら、いくら雇用主とて頭に来る。念のため言っとくが、こんなの絶対やるなよ!

 

巴「相変わらず、卓は怒ると怖いとこあるよな。」

 

モカ「蘭の数十倍怖い~」

 

蘭「…」(あながち間違っていないため反論できない)

 

ひま「つぐまだかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つぐみ視点

 

つぐ「お父さんったらまたあんなこと言い出してぇ…」

 

私は脱衣所で汚れた服を脱ぎながら、さっき言われたことを思い出して顔を赤くして首を振っていた。

 

つぐ(卓くんは!ひまりちゃん達と同じくらいからの付き合いで!す、好きとか嫌いとか!?///)

 

そんなことを考えながらお風呂に入ってシャワーを浴びて新しい服に着替えて戻ると何故かお父さんが卓くんに土下座していた。

 

つぐ「お父さんどうしたの?」

 

蘭「さっきので思いっきり怒られて脅しかけられたからね。」

 

巴「まっ、いつもの光景だな。」

 

イヴちゃんが休みで本当よかった~そんなことを考えていると

 

モカ「あっ、もう6時過ぎてた~」

 

ひま「ほんとだ。私達そろそろ帰るね。」

 

卓「会計な。えっと巴が1000円で、蘭が380円、モカとひまりが1100円な。」

 

卓くんが精算すると、みんなはお財布を取り出してしっかりと払う。

 

巴「んじゃな~つぐ~」

 

モカ「すーくんもまた明日からね~」

 

つぐ「うん!バイバーイ。」

 

4人を見送り、店に入ると既に卓くんはエプロンを外していた。

 

つぐ「あれ?今日この時間までだっけ?」

 

卓「いやな。今日はもういいってマスターが、な。」

 

つぐ父「いやいやまだ…」

 

卓「い、い、よ、な?」

 

つぐ父「はい…」

 

余程怒らせることをしたのか、普通なら立場は逆のお父さんが卓くんに萎縮している。

 

つぐ「じゃあ、せめて家でごはん食べてかない?今日はお母さん、ごちそう作るって言ってたし。」

 

卓「本当なら断りたいところだけど、どうせ俺の編入祝いとかだろうしお言葉に甘えますか。」

 

つぐ父「なら、夕飯まで働いて…」

 

卓「つぐみー、羽丘のこと教えてほしいからお前の部屋にいっていいか?」

 

つぐ父「ちょっまっ!」

 

必死に止めようとしたお父さんを卓くんは鋭い目付きで睨み付けて黙らせてしまったのを見て、永遠に敵わなそうだなと思った。

 

つぐ「うん!学校のこと、色々教えるね!」

 

卓「よろしくたのんま~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卓視点

 

その後、俺は私服に着替えて昔から何度も来ているつぐみの部屋にてパンフレットを参考に説明を受けていた。

 

つぐ「それでね、生徒会長の日菜さんは擬音ばっかりだけど明るくて楽しい人なんだ!」

 

卓「ふーん。ところで、この劇団に入ってそうな男系女子は誰?」

 

つぐ「薫先輩だよ。ひまりちゃんがファンでね、いつもカッコいいこと言ってるんだ!」

 

多分だけど、この人デレるというか…素の方が多分可愛いと思うのに残念だなと密かに思う。巴達から聞いた話だと蘭も素直になれば可愛いとこあるっていうし…

 

コンコン

 

つぐ「どうぞ~」

 

つぐ母「夕飯できたわよ~」

 

つぐ「は~い。いこっ、卓くん。」

 

卓「うん。じゃっ、ゴチになります。」

 

つぐ母「いいの、気にしないで。これからも長い付き合いになると思うし!」

 

その言葉に、俺はつい一瞬殺気を出してしまいそれを察知したのかつぐみのお母さんは身震いし挙動不審に回りを見渡す。

 

つぐ「どうしたの?」

 

つぐ母「いいえ…なんでもないわ。」チラッ

 

卓「なんですか?」

 

つぐ母「いえ…」

 

やっぱり、つぐみのお母さんは鋭いな。俺が一瞬出した殺気だけで俺の心情を察したらしく妙に怯えた目をしていた。

 

つぐ「どうしたんだろ?」

 

卓「さあっ?地獄の死神でも見えたんじゃないの?」

 

食卓に向かおうとしたその時

 

「ギイィィギィィ!!」

 

まるで機械が動くかのような声が響き、近くの窓から外を見ると既に夕方となっている空からワームホールが出現して中から宇宙戦闘獣コッヴが現れた。

 

つぐ「怪獣!?」

 

卓「嘘だろ…こんなの、現実にあり得るのか…」

 

そう呟いた直後、コッヴは光弾を撃ち出して俺は反射的につぐみを抱き締めて庇う。

 

つぐ「す、卓くん///!?」

 

卓「あ、わりい…けど大丈夫か?」

 

つぐ「う、うん///」

 

つぐ母「せ、青春してるね。って言いたいところだけど、避難しなきゃ!」

 

つぐみのお母さんの言葉ではっとした俺達は、すぐにマスターと合流して店から外に出る。すると、コッヴは我が物顔かつ鎌を拍手をするかのように合わせながら前進していた。

 

つぐ「なんでこっちに!」

 

つぐ母「そんなこと言ってないで逃げないと!」

 

走り出そうとした時。俺は何だか嫌な予感がして、咄嗟につぐみ達を思いっきり突き飛ばす。その直後、近くの店が崩れてしまい俺はそこに生き埋めになった。

 

つぐ父「卓!」

 

つぐみ「卓くん!大丈夫!?」

 

卓「しょ、正直…ギリギリ。早く逃げろ。」

 

つぐ「そんなこと言っても!」

 

卓「バカ野郎!今ここでみんな死ぬより、どうにかなるのを願うしかないだろ!」

 

つぐ「で、でも…」

 

つぐ父「つぐみ…言うとおりだ。逃げよう。そして、奇跡を信じよう。」

 

見えなかったが、足音でなんとか逃げたと確認して俺は一息つくと一気に足に痛みが来る。

 

卓「潰れた…かな?出来ることなら、星に願いを叶えてもらえる身分になりたかったぜ…」

 

自分の命をあきらめたその時。俺の周りのみ赤く発光して、俺は目を閉じてしまう。光が収まり、目を開けるとそこにはウルトラマンガイアがたっていた。

 

卓「まさか…俺に光を?」

 

その言葉にガイアはただ頷き、一際強く発光すると俺はいつの間にか山吹ベーカリーの裏にいて手にはエスプレンダーが握られていた。

 

卓「コッヴ…地球の運命がお前の手の中にあるなら…俺が、俺が取り返す!」

 

コッヴを睨むと、何故か怯えたかのように一瞬動きが止まる。その瞬間に俺はエスプレンダーを突き出した。

 

卓「ガイアーー!!」

 

青がかった紫色の光を通り、俺はウルトラマンガイアV2に変身しコッヴの後ろに降り立ちさっきまで埋まっていた瓦礫を適当にどかす。

 

「ジャッ!!」

 

俺は構えると、コッヴもこちらに振り向いて襲いかかる。最初は鎌で俺を攻撃してきたが俺は上半身を上手く反らしてかわしカウンターパンチを腹に何度も打ち込む。

 

卓『ふむ…俺は何となくカブトのような戦い方が正に合うな。カウンターキックは出来ないけど…』

 

そう毒づいた瞬間、コッヴの光弾を胸にマトモに喰らってしまい俺は仰向けに倒れる。その瞬間を待っていたと言わんばかりに、コッヴは何度も踏みつけてくる。

 

「オワアッ!!」

 

「ギィィ!!」

 

一瞬の隙をつき、俺は脱出には成功したがすぐに膝をつきライフゲージも点滅し始めた。

 

つぐ「巨人さん!頑張って!!」

 

どこからか、つぐみの声が聞こえた気がした。そのお陰か、体に力が入ってきて俺は再び構える。

 

「ジュワッ!」

 

「ギィィ!!」

 

コッヴは鎌を上下しながらこちらに向かってくる。それを確認した俺は、目を閉じて背中を見せる。

 

卓『こういうのは…目で見るんじゃない。心で感じるんだ…』

 

周りの空気、コッヴの走る音と鳴き声、それを体と心で感じ取った俺は目を見開きカウンターキックをコッヴの角に入れた。

 

卓『うっし!トドメだ!』

 

「ジャッ!ハアァァァ…デヤアッ!!」

 

俺は一度バク転をし、フォトンエッジを放つ。角への一撃で怯んでいたコッヴは何も出来ずにマトモに受けて爆散した。その後復元光線である程度町を復興してから、元に戻ると俺を探しに来ただろうつぐと対面する。

 

つぐ「卓くん!大丈夫!?」

 

卓「なんとかな…ガイアが来てくれなかったら1000%死んでたな。」

 

つぐ「ガイアが直してくれたけど。ご馳走…ダメになっちゃったね…」

 

卓「しゃあねえ。運が悪かったって思っとこうぜ。んじゃな~」

 

つぐ「う、うん!また明日ね!」

 

俺はバッグを肩に背負い、歩き出した。帰りにラーメン銀河でラーメンでも食ってから帰るか。と考えながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

「はーい。今から1時間休憩でーす。」

 

???「では、今のうちにご飯を食べに行きましょう!」

 

???「はい!」

 

その少女と見間違えそうな少年は、少女と手を繋いで歩き始める。後ろからの、邪悪な視線に気づかず。




長いのは、それぞれのプロローグのみです。本編に入れば3~4部くらいにわかれます。

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アイドルと孤独の戦士

僕の名前は早川剣。今年から高校生の15歳!今年に入ってから何と僕は芸能界にスカウトされちゃった!人見知りだけど頑張って付いていったら…

 

『パスパレの新メンバーの女の子、連れてきました!』

 

テレビでもよく見ていたパステルパレットを前に、興奮と緊張をしている時にそう言われた瞬間。僕は真顔になってしまい、思わずスカウトマンの人の手をとって自分の胸に押し当てて

 

剣『僕…男ですよ…』

 

と伝えたら

 

『えっ!?目付きは鋭いけど…ど、どう見ても女の子じゃない!?』

 

昔から女の子に間違われることは多かった。中学に入ってから変声期はあったけど、どちらかといえば女性のような声のまま。身長も160cmは越えていない。そこは認めるけど、ここまでの勘違いはなかった。それに嗚咽を漏らしながら泣いていたら

 

???『マネージャーさん!こんな風に間違えるのはヒドイです!切腹ものです!』

 

真っ先に抗議してくれたのは、ハーフの若宮イヴさんだった。それがきっかけだったかはわからないけど、他のメンバーも抗議をしてくれた。それ以降、僕は人見知りをするため常にパスパレとの共演を条件に所属することになり、代わりに僕は今年から花咲川が共学化したため花咲川に通うことを条件に出された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣視点

 

剣「今日は入学式だけで、この後は事務所で次のMVの打ち合わせか…前々から思うけど、男の意見が欲しい=僕って何でだろ?」

 

入学式を終えて、僕は眼鏡をプライベート用から仕事用に変えて迎えが来るのを待つ。それから数分、勢いよく教室の扉が開けられ見知った顔の人達が来た。

 

イヴ「剣さん!お待たせしました!」

 

???「イヴちゃん、早すぎ~」

 

???「これから打ち合わせとかあるんだから。」

 

イヴさんを筆頭に、ふわふわピンク担当の丸山彩さん、昔から女優として活躍している白鷺千聖さん。パスパレの3人が通っているのは知っていたけど、このクラスに知り合いがいたということを知らなかったみんなは当然注目してくる。

 

剣「イヴさん…来るのはいいんですけど、ハグはやめてくれませんか?」

 

クラスメイトに見られて恥ずかしいというだけでなく、その豊満な物が時と場合によっては顔に埋もれたりするから。しかし、当の本人は

 

イヴ「これが、私の挨拶です!一心同体となるべくやっています!」

 

千「そのチョイス違うと思うわよ…」

 

彩「ははは…」

 

そんなやり取りをしていると、突然机を思いっきり叩かれてビックリして振り向くと大柄な人が僕を睨んでいた。

 

「てめえ…誰に断ってイヴちゃんとそんなことしてんだ!?」

 

剣「誰って…一応事務所だけど。」

 

「んなことはどうでもいい!俺様はイヴちゃんの大大ファンなんだ!今度から俺様の許可なくイヴちゃんと話すんじゃねえぞ!!」

 

剣「…」ポロポロ

 

その言葉で僕は涙を流すと、どよめきが収まらない。

 

剣「仕方ないよ…ぼ、僕だって…入りたくて…芸能界に入ったわけじゃ…ないのに。昔っから女の子に間違われて…これだって…マネージャーさんの…勘違いってだげだったのに…それなのに…」ポロポロ

 

「お、男の癖に泣くなんて。弱虫だな!」

 

イヴ「すみません!どこのどなたかわかりませんが、同じクラスのお友達をいじめるのは良くないことだと思います!」

 

千「そうね。私も、そんな子がファンだなんていやよ。」

 

彩「剣くんに謝って!」

 

彩さん達が怒ったのを筆頭に、回りからもブーイングが上がり始める。

 

「そうよ!」

 

「ファンだからって何をしてもいいわけないじゃない!」

 

「いじめなんて、弱いやつが自分より弱いやつを見つけて力を見せつけたいっていう卑怯者のやることだぞ!」

 

ばつがわるくなったのか、絡んできた人は顔を赤くして出ていき僕は顔をあげると優しい笑顔でイヴさんがハンカチを差し出してくれた。

 

イヴ「剣くんには、涙は似合いません!」

 

彩「そうそう。いつも子どもみたいに無邪気な笑顔の方が剣くんらしいよ。」

 

剣「あ、ありが…とう…ございます…」

 

千「でも、あんなこと言われたくらいで泣くのもみっともないわよ。」

 

剣「…はい。」

 

千聖さんの言うことはごもっともだけど…それが簡単にできないから困るんだよね。他にも、テレビでの演出とかでも色々評価されるからちょっとだけ怖い…

 

彩「何か食べてから行こ。何食べたい?昨日バイト代入ったからお姉さんが奢るよ!」

 

剣「…期間限定イチゴ3倍クリームモリモリスペシャルクレープ。」

 

千「本当、女の子が好みそうなの好きよね…彩ちゃん。私もいい?」

 

イヴ「私もお供させてください!」

 

彩「うっ…い、いいよ!みんなでクレープ食べよー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

「グギイィ!!」

 

「シュッ!シェアッ!!」

 

不気味なほどの赤い空と岩が露出している空間。そこでその2体は戦っていた。巨人はそいつの手を捻りあげながら投げる。

 

「ギィイ!」

 

「ハアァァァ…」

 

巨人は腰の近くで手と手の間にエネルギーを貯め、放とうとするも

 

「ギィィ!」

 

そいつは触覚から火炎弾を撃ち、巨人は一瞬怯む。その隙に、そいつはそこから消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イヴ視点

 

剣「美味ふぃい…」

 

彩「こんなところにクリームつけて…はい、拭いてあげるね。」

 

彩さんの奢りで、路上販売をしているクレープを近くのベンチに座りながら食べています。

 

千「こういうのも、たまには悪くないわね…」

 

イヴ「彩さん!ありがとうございます!このご恩は一生忘れません!」

 

彩「いいよいいよ。剣くん、他に何か食べたいのとかある?」

 

剣「ソフトクリーム!後、今度の休みの日に作るお菓子の材料を見に行きたい!」

 

彩「よぉーし!時間が許す限り、食べ歩きしよう!」

 

イヴつる「おぉー!!」

 

千「打ち合わせ忘れないようにね!」

 

そうは言いながらも、千聖さんも乗り気で近くのショッピングモールに入り製菓コーナーを見てからフードコートでソフトクリームを食べました。

 

彩「あ~お腹いっぱい!」

 

剣「ありがとうございます。今度、新作のお菓子ができたらすぐに渡しますね!それと、今度一緒に買い物にいきません?」

 

彩「あっ、いいね!ひまりちゃんとリサちゃんも誘っていこうよ!」

 

さっきまで泣いていたのが嘘みたいな無邪気な笑顔で笑う剣くん。何だか、とっても可愛いです!

 

剣「あっ!そろそろ打ち合わせの時間です!」

 

千「大変!急ぎましょ!」

 

イヴ「では、事務所に向かって全力疾走です!」

 

剣「スカートで!?タクシーか電車で行きましょうよぉ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣視点

 

打ち合わせを終わった時点で既に深夜となり辺りは真っ暗だった。

 

剣「えっと…明日は完全オフだから、イヴさんにジンジャークッキーでも作ろうかな。フィンランドのお菓子だっていうし、はりきらなゃ!」

 

人気のない道をイヤホンでパスパレの曲を聞きながら歩く。その時…

 

「キュアァ!!!」

 

イヤホン越しに、昔聞いたことがある声が響いた。振り向くと、ブロブタイプビースト、ペドレオン クラインが僕の目の前にいて今にも僕を食べようと触手を上下していた。

 

剣「うわぁぁぁぁ!!」

 

叫んで尻餅をついた直後。

 

ピキーングワシャッ!!

 

銀色の腕が凄い轟音が鳴り響くと共にペドレオンを叩き潰す。それに僕は目をパチクリしているとそれは僕に軽く手を当てて光になって消えた。

 

剣「今のって…」

 

それからの2日間。何事もなく、次の登校日を迎えた。この2日間、お菓子作りや新しい服のデザインをしててもあの夜の出来事がぐるぐる回っていた。

 

「…い。」

 

剣(やっぱり、あれってあれだよね?でも、本当ならテレビの…円谷プロの中の存在なのに…それに、僕を襲ったあいつもそうだとしたら…)

 

「おい。」

 

剣(そしたら…僕なんか戦えるわけがないのに…けど、戦わなきゃ生き残れないしな…)

 

「おい!!」

 

剣「ひゃい!?」

 

ビックリして振り向くと、昨日僕に絡んできた人が手を後ろに組んで立っていてそれに僕は自然に萎縮していた。

 

剣「な、なんですか?」

 

「そ、その…き、昨日は…悪かった。」ボソッ

 

剣「へっ?」

 

「悪かったって言ったんだよ!あの後、みんなに言われたことよくよく考えて…」

 

剣「いいよ。そんな風に素直に謝れる人は素敵だって、母さんから教えられたから。」ニコッ

 

(か、可愛い笑顔!!)

 

ただ笑っただけなのに、みんな(主に女性陣)顔を抑えて顔をそらす。なんでだろ?

 

「キュウイィーーン!!」

 

聞き覚えのある声が響いた。みんなで窓の外を見ると、昨日彼が潰した筈のペドレオンがグロースになって暗雲立ち込める空から町の中心に降り立った。

 

「な、なにあいつ!?」

 

「スペースビーストペドレオン!ウルトラマンネクサスに出てきた、世間一般的にいえば怪獣だ!」

 

解説ありがと。そう感謝したと同時に、内胸ポケットにいれていたあれが胎動するかのように動く。それを確認した僕は、逃げるふりをしてトイレに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イヴ視点

 

今日は1時間目から体育です!皆さん眠そうな顔をしながら体操をしていると

 

「キュウイィーーン!!」

 

空から、ブヨブヨな生物が降りてきました。

 

たえ「今度は…なめくじ?」

 

実「違うよ!ブロブタイプビースト、ペドレオン!ウルトラマンネクサスに出てきたやつだよ!!」

 

実さんが叫ぶと、ペドレオンは触覚から炎を吐き出して町を破壊し始めました。

 

たえ「きゃっ!!」

 

実「うわっ!」

 

イヴ「ひぃ!!」

 

私達はそれに恐怖を覚えると、ペドレオンはこちらを見て一度首を回してから触手を上下しながら近づいてきました。

 

イヴ「いや…こ、こないでください!!」

 

「に、逃げなきゃ!」

 

逃げようとしても、恐怖で足がすくんでしまい動けません。ここで食べられてしまう。そう思い、目を閉じた直後

 

「諦めるな!!」

 

そんな声が響くと同時に、眩い光の塊がペドレオンに当たりペドレオンは飛ばされて光は銀色の巨人の姿に変わりました。

 

実「ウルトラマンネクサス!」

 

イヴ「ネク…サス?」

 

ネクサスさんと呼ばれた巨人はこちらに一瞥すると、何故かホッとした笑顔を浮かべたような気がしました。

 

「シュッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣視点

 

上手く、誰もいないトイレに入り僕はエボルトラスターを取り出して周りからバレないように窓から外を覗くとペドレオンはイヴさんの方に向かっていて当の本人は恐怖で動けないみたいだった。

 

剣「イヴさん、諦めないで…いや、ここは。」

 

覚悟を決めた僕は、エボルトラスターを勢いよく引き抜いて一度前に突きだし空に掲げた。

 

剣「諦めるな!!」

 

そう叫ぶと同時にエボルトラスターは光輝き、僕はネクサスへと変身しながらペドレオンに体当たりをしてダメージを与える。

 

「シュッ!」

 

「グギュウシュオオーン!!」

 

ペドレオンは直ぐ様体制を整えて襲ってくるけど、その前に僕は触手を左手で掴み懐に入り込んで右手で何度もパンチをして怯ませる。

 

「グギュウ!!」

 

「シュアッ…シェッ!!ハアァァ…デェアッ!!」

 

怯んだ直後に、僕はジュネッスにスタイルチェンジしフェーズシフトウェーブでメタフィールドに閉じ込める。

 

剣『これがメタフィールド…実際に見ると結構幻想的…っと、そんなこと言ってる場合じゃないよね!』

 

「シェアッ!」

 

「ギュウオォーン!」

 

ペドレオンは触手から電撃を放つけど、それを僕は前転をしてかわし直ぐ様お腹部分に前蹴り、顎にアッパーカット、続けざまにジャンピングネックブリーカードロップでダメージを与える。

 

「ギシュウ…」

 

「シェアッ!」

 

怯んでるペドレオンに、渾身のエネルギーを貯めたジュネッスパンチで顔の右半分を抉りとってジュネッスキックで左脇腹を抉りとる。

 

剣『トドメだよ!』

 

「シュッ…ハアァァァァ…デェアッ!!」

 

僕はバク転をして距離をとり、オーバーレイシュトロームを放つ。ペドレオンは再生をしようとしている最中だったらしく、避ける暇もなく直撃。粒子になって消えた。

 

剣『ふう…なんとかなったかな?』

 

メタフィールドを解除し、エナジーコアを鳴らしながらイヴさんの方を見る。

 

イヴ「ネクサス…さん?」

 

剣『大丈夫みたいだね…よかった。』

 

「シュアッ!」

 

僕は適当な高さまで飛んで、元に戻る。そして、何事もなかったかのように教室に戻ると

 

「おい、剣!見たかお前!?」

 

剣「えっ、ちょっ、何が?」

 

「ネクサスだよ!ウルトラマンネクサスがペドレオンを倒してくれたんだよ!」

 

剣「そ、そうなんだ…ずっと、怖くて隠れてたから見てなかったんだ…」

 

「かぁー!惜しい!あの勇姿、見て欲しかったな~!」

 

その言葉に、僕は自然と笑みをこぼしてこうきりだした。

 

剣「ねえ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イヴ視点

 

彩「ペドレオン?あの怪獣、そういう名前なんだ。」

 

イヴ「ええ。実さん曰く、怪獣ではなくスペースビーストというらしいです。」

 

放課後、事務所に集まった私達はマネージャーの指示で待機しているときにその場にいなかった日菜さんや麻弥さんに今朝のことを話していました。

 

日「いいな~イヴちゃん達は怪獣見れて…」

 

麻「よくないですよ!日菜さん、怪獣を見ることがないって結構幸せなことなんですからね!」

 

千「そうね…出来ることなら、私も薫と会いたくないのと同じね…」

 

彩「そ、それはちょっと違うんじゃない?」

 

そんなことを話していると、扉が開いて剣くんがバッグを背負ってやって来ました。

 

剣「遅れました~」

 

千「剣くん。集合と声をかけられたら、すぐに来ること。遅刻なんて、言語道断よ。」

 

剣「すいません…さっきまで友達に付き合わされていたので。」

 

友達?その言葉に引っ掛かった私は尋ねることにしました。

 

イヴ「友達というは?」

 

剣「ああ…一巳君。一昨日、僕に絡んできたあの男の子ですよ。」

 

彩「えっ!?一昨日剣くんを泣かせたあの子!?何か脅されてない!?」

 

剣「脅されてないですし…日菜さんの前でそれ言うと…」

 

ギギギッとロボットが動くように日菜さんを見ると、既に日菜さんは宙を飛んでいて剣くんに抱きつきます。

 

日「怖かったね~お姉ちゃんがよしよししてあげるから泣かないの。」

 

剣「日菜さん!その…僕も男なんですから…」

 

日「んー?なにぃ?」

 

剣「む、胸を押し当てるのやめてください!!///」

 

日「いいよいいよー。減るもんじゃないし。あっ!むしろもっと増えちゃうか!これ以上大きくなったらるんってくるかもだから、大きくして~」

 

剣「ダレカタスケテーー!」

 

千「ちょっと日菜ちゃん!嫌がっているんだからやめなさい!」

 

麻「あはは…ところで、友達に付き合わされたってどういうことっすか?」

 

千聖さんは無理矢理日菜さんを引き剥がすと、麻弥さんか本題に戻しました。

 

剣「えっと…ネクサスが消えた後に、何となく仲良くなれそうって気がして。パスパレは僕も元々ファンだったからっていうのもありまして、そしたらさっきまでパスパレのライブDVD見せられてました…」

 

千「よかったわね。私達以外に話せる相手ができて。」

 

剣「はい!あっ、ジンジャークッキー持ってきましたけど…」

 

イヴ「ください!!」

 

日「私も剣くんのお菓子だぁいすき!お姉ちゃんのと同じくらい好き!」

 

麻「じ、自分も欲しいっす!」

 

彩「うう…ダイエットしてるのに…私も!」

 

千「みんな~この後のこと考えて控えめにね~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

「例え、明日が~!」

 

???「やっぱRoselia最&高!!」

 

そう叫ぶ青年の側には、リングに取っ手がついたものとウルトラマンのカードが置かれていた。




今回のサブタイの由来は、ネクサス本編での初期の姫矢さんをイメージしてみました。

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2つの花の香りと2つの光を継ぎし者

俺の名前は八雲蓮。17才の誕生日に大大大好きなRoselia…しかも推しの今井リサが通う羽丘が共学化することが判明して

 

蓮『俺が成績トップをとり続ければ、この先2年の学費は浮くぞ!』

 

蓮父『うーん…』

 

蓮母『成績落とさないって本当に難しいと思うし…それに、普段はお店もあるからもし売り上げと蓮の成績が下がって払うってなったら厳しいわね…』

 

蓮『落とさねえように勉強する!店が忙しくなる云々なら俺が家の事もやる!だから、頼む!羽丘に通わせてくれ!』

 

こういう話を、親父達と何度も根気よく続けとうとう羽丘への編入が決まりクラスはというと…

 

『ヤッホー、君が編入してきた人?』

 

なんと、今井リサと同じクラスだった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

んで、推しのリサと同じクラスになれたのはいいけど

 

日「ねえ、なんでここに来たの!?前の学校はどこ!?るんってくるの知らない!?」

 

薫「ああ…今日もまた新たな出会い。シェイクスピアも言っている…運命とは最も相応しい場所に運ぶ…と。」

 

うるせえ…パスパレのギターことRoseliaのギター氷川紗夜の双子の妹氷川日菜。ハローハッピーワールドのギターの瀬田薫。リサと同じクラスになれたのはいいけど…正直この2人とも一緒だとは考えもしなかった…俺は3時間目が始まるまで若干ふて寝状態に陥ると

 

リサ「日ぃ菜、薫。どうしたの?」

 

薫「やあリサ。今日は新しく増えた友達を笑顔にしようとしてたところさ。」

 

日「リサちー。さっきっからなんにも喋ってくれないんだけど…」

 

リサ「OK。任せて~」

 

意識が落ちかけたとき。不意に新しい匂いが漂ってきて、俺はガバッと顔をあげると俺の席の前にリサが座ってこっちを頬杖をしながら見ていた。

 

リサ「ねえ蓮~なんで2人のこと無視するの~?」

 

蓮「俺は静かなのが好きなの…後、うるさすぎると次の時間の予習ができない。」

 

薫「ああ…勉学に勤しむ君はなんと儚いんだ…」

 

日「勉強なんてるんってこないよ!ねえねえ、放課後にでもみんなでるんってなるまで遊ばない!?」

 

るんってなんだよ!そうツッコミかけたがリサの前ではそうはなってはいけない。そう考えた俺はゆっくり空気を飲んで押さえ込むと

 

ガラッ!

 

扉が勢いよく開き、見るとRoseliaのボーカルの湊友希那とドラムの宇田川あこがいてあこは泣きそうな顔を、友希那は表情は変わらずとも悲壮感が漂っていた。

 

あこ「リサ姉~お弁当忘れちゃったよ~」

 

友希「リサ…」

 

リサ「ああ、友希那もなのね…けど、今日私2人分しか作ってきてないよ。」

 

あこ「えぇー!?」

 

友希「あこ…ごめんなさい。」

 

あこ「友希那さん!?さらりと独り占めしようとしないでくださいよ!!」

 

おいおい…噂には聞いていたが湊友希那は私生活だとかなりのドジっ子なんだな。あこは…正直予想通り。

 

リサ「ええっと…折半折半は?」

 

「「ありえない(わ、ません!!)」」

 

リサ「じゃあ…」

 

仕方ない。俺はジョーカーカードを出すことにした。

 

蓮「俺のでよければあるけど…」

 

その言葉にリサやあこ、友希那や日菜に薫までもが唖然とする。

 

友希「どなたかは知らないけど、知らない人の施しは受けないので。」

 

あこ「あっ!じゃあ、あこが貰う!知ってるよ、いつも私達のライブに来てくれる人ですよね!?」

 

リサ「えっ!?あっ、そういえば前列で見たような…」

 

日「えっ、じゃあ私達のライブも!?」

 

言えない…俺はRoselia以外興味がなくて他のバンド…見てたとしてもRASぐらいだったと…

 

蓮「…うん、後ろの方から…」

 

日「やったー!ここにもファンがいたこと、麻弥ちゃんに教えてこよー!」

 

蓮「元気だね…」

 

薫「1ついいかい?なぜ君はお弁当を2つも持っているのかい?」

 

Roseliaとお近づきになれるチャンスがあるかも。って言えるわけないだろうが!

 

蓮「…親父が朝から釣りに行くって言ってたのに行かなかったから余ったんだよ。」

 

リサ「えっ?蓮がお弁当作ってるの?」

 

蓮「それがここに通う約束の1つだからな。後、成績トップの免除制度を受けることも。」

 

友希「そう…リサ、ありがとう。」

 

あこ「蓮兄~ありがとうね~」

 

蓮…兄…?

 

薫「ん?どうしたんだい、八雲君。」

 

蓮「」チーン

 

リサ「蓮?ちょっと!?幸せそうな顔をして気絶してる!?」

 

薫「えっ!?わ、私…保健の先生呼んでくる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ視点

 

あの後、意識が戻った蓮や友希那達と一緒に昼休みに屋上に来ていた。日菜は生徒会、薫は演劇部に用事、六花と明日香ちゃんも課題をやるとのことであこも一緒に。

 

蓮「すまない…昔から兄と呼ばれたかったというのもあってつい気絶していた…」

 

リサ「そんなので気絶しないでよ…」

 

友希「全く…」

 

あこ「ごめんなさい…あこのせいで…」

 

蓮「いいって。元はといえば俺の欲望のせいだから。気にしない気にしない。ほら、食べて食べて。」

 

蓮に促されたあこがお弁当の蓋を開けると、美味しそうな唐揚げや卵焼きだけでなくプチトマトやレタスといった彩りや猫の顔をしたおにぎりが入っていた。

 

友希「にゃーんちゃん…」ボソッ

 

蓮「ん?」

 

友希「なんでもないわ。」

 

リサ「可愛い…料理得意なの?」

 

蓮「慣れた。」

 

なるほど。私が友希那達にクッキーや料理を作ってあげてたら腕が上がったのと同じだね。

 

あこ「いただきまーす。」

 

蓮「召し上がれ。」

 

あこはまず卵焼きを口にすると、急に動きが止まる。

 

リサ「ん、あこ?」

 

あこ「……」

 

蓮「えっ?」

 

友希「蓮。あなた、何か変なものでも入れたかしら?」

 

蓮「入れるか!」

 

しばらくすると、あこは涙を流し始めてそれに私と友希那だけでなく作成者の蓮も焦りの色を見せていた。

 

リサ「あこ!?」

 

友希「やっぱり…変なものを…」

 

蓮「だから違うっての!!どうしたのさ!?」

 

あこ「た、卵焼きの…パーフェクトハーモニー…」

 

はい?

 

あこ「蓮兄!こんな美味しい卵焼き食べたのあこ初めてだよ!!明日もまた作ってもらっていい!?」

 

蓮「お、俺は構わないけど…」

 

あこ「やったー!!あっ、お姉ちゃんにも食べさせたいからあこ行ってくるね!START UP!!」

 

止める暇もなく、音速みたいなスピードで屋上を飛び出していった。それにただただ呆然としているといつの間にか友希那は蓮のお弁当から唐揚げをとって食べていた。

 

蓮「あっ!俺の唐揚げ!」

 

友希「…リサ、ごめんなさい。彼の方が断然美味しいわ。」

 

リサ「友希那まで…私の筑前煮あげるから貰っていい?」

 

蓮「うん。ありがとう。」

 

蓮は筍を、私は卵焼きをとってそれぞれ口に運ぶ。すると、卵の甘さと出汁の加減がちょうどよくて塩加減も絶妙なお味だった。

 

リサ「美味しい…これどうやって作るの!?それに、なんでこんなに黄色いの!?」

 

蓮「近いし声でかい…普通に出汁引いて作っただけだし、あと溶いた卵をザルで濾せば余計な白身がなくなって綺麗に仕上がるんだ。でも…この筑前煮も旨いな。今度、作り方教えて。」

 

リサ「いいよ~。あっ、MINE交換しようよ。」

 

蓮「オッケー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

蓮「いよっしゃあぁぁーーー!!!」

 

蓮父「うるさいぞー!」

 

そんなことは関係ない。リサとお近づきになれただけじゃない、休みの日に会う口実やMINE交換までできたんだ!

 

蓮母「蓮ー。どうせ暇でしょ?厨房に入って~。」

 

蓮「はいよ~」

 

俺は耳をかきながらエプロンをつけて、厨房に入って伝票を確認する。家は猫カフェを経営しているためたまに手伝いをしているんだ。

 

蓮「キャッツパンケーキとキャッツオムライスな…よし!!」

 

俺は気合いをいれて、卵を溶いて小麦粉や牛乳と合わせ猫の顔の形に成形して焼く。焼いている間に、玉ねぎとピーマンをみじん切り、鶏肉を小さく削ぎ切って炒めてご飯とケチャップ、塩コショウにコンソメで味付けをする。見ると、パンケーキもいい感じに焼けていたのでひっくり返す。そして、ケチャップライスを更に盛りバターを溶かして溶いていた卵を焼いて被せてケチャップで猫の顔を描き、パンケーキを皿に乗せ周りにホイップとチョコソース、フルーツを盛る。

 

蓮「二丁上がり!あっ、そろそろ洗濯終わるから俺引っ込むけどいい?」

 

蓮父「ああ。また混んできたら呼ぶかもだけど。」

 

蓮「ちゃんと小遣いくれるんなら、な。」

 

蓮父「はいはい。」

 

俺はエプロンを外し、奥に引っ込むことにした。

 

蓮父「お待たせしました~本当に猫が好きなんですね。」

 

「ふふ。にゃーんちゃんは私の癒し…」

 

にゃーんちゃん?友希那も同じこと言ってたけど…まさかな。

 

蓮「今日は気温も高いし…いい風も吹いてるから。少しだけ外干しするか…」

 

洗濯かごに今しがた終わった洗濯物をいれ、槽乾燥のスイッチを入れてから店の裏にあるベランダへ出る。

 

蓮「んっ…ああ。やっぱ今日はいい風吹いてるな~これで更にいいことあったらな…」

 

そんな事を呟いたその時。突然俺のところに光が降りてきて、俺は咄嗟に目を瞑って顔を両腕で覆う。すぐに光は治まり、目を開けるとそこには

 

蓮「これって…オーブリング?それに、ウルトラマンとティガ、それにタロウのウルトラフュージョンカード?」

 

それらを手に取ると

 

蓮(お、重い…えっ、これって…本物なのか?)

 

オーブリングは子どもが使うようなおもちゃとは考えられないくらいの重さで、ウルトラフュージョンカードも見たことがない文字で書かれていた。

 

蓮(まさか…な。)

 

蓮「あっ、そろそろ飯の支度しないと。あいつらにもたまにはただの猫飯じゃなくて煮干しでもいれてやるか…」

 

その時の俺はあまり深く考えないようにしていた。もしかしたら、本物のオーブに選ばれた…とか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ視点

 

リサ「あの卵焼き本当に美味しかったな…」

 

バンドの練習の時や自分の部屋でくつろいでる時でも、蓮のお弁当の美味しさが頭から離れなかった。

 

リサ「うーん。結構料理上手だって、自負してたけど。やっぱ上には上がいるな~」

 

それだけでなく、私には今悩みがあった。それは、今日の練習の時のこと

 

あこ『りんりん!今日、リサ姉のクラスの人のお弁当食べたらスッゴく美味しかったんだよ!』

 

燐『そうなの?それより…なんであこちゃんその人のお弁当を?』

 

あこ『昨日夜中までネットゲームしてたせいで今朝寝坊してね、リサ姉ならお弁当持ってるかもって貰いにいったんだけど友希那さんもお弁当忘れてね。それで、たまたま持ってたのを分けて貰ったの。』

 

紗『宇田川さん。ゲームもいいですけど、自分のこともしっかりしなさい。』

 

あこ『はーい。』

 

その後も普通に練習をして、いざ終わった時に友希那のお腹がなった。

 

リサ『あはは。お腹空いちゃったね~』

 

友希『あそこに行かなくちゃ…』

 

紗『今井さん。1つ質問なんだけど。』

 

リサ『んー?』

 

紗『その…その方のお料理って…美味しいのですか?』

 

リサ『あはは…悔しいけど、私以上…かも。』

 

紗『今度私も食べてみたいのですが、お願いできますか?』

 

リサ『ええ!?まあっ、一応MINE交換はしたけどさ…』

 

あこ『本当!?じゃあ、今度の休みの日にお願いしてよ!りんりん!本当に美味しいから楽しみにしてて!』

 

燐『あこちゃん…うん。』

 

リサ『燐子まで!?』

 

友希『お願いね、リサ。』

 

リサ『友希那!?』

 

Roseliaの皆からのお願いもあり、私はダメもとで

 

「Roseliaの皆が蓮の料理食べたいっていうんだけど、明日一緒に作らない?」

 

そのままスマホの画面に注目していて、数秒後に既読が、それから10秒後には

 

「OK!俺んちで作るか?それともリサの家で作るか?」

 

リサ「うーん。確か明日は2人ともいなかったしな…私の家でいいか。」

 

「じゃあ、明日親いないし私の家で作ろう。」

 

「わかった。材料とかは俺が持ってくから。あとで住所教えて~」

 

その後、家の住所を送ってお風呂に入って眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

マジか…リサの家に行ける?夢じゃないならそれだけでテンションフォルテッシモなんだが、俺の料理をRoseliaの皆が食べたい。その事実を今でも現実だと思えないくらいだ。

 

蓮「ひとまず…適当にクッキーを土産にするか…」

 

俺は前日の内に店で持ち帰り販売をしているキャッツクッキーをこしらえ、ラッピングをして弁当の材料とともに紙袋にいれて向かっていた。

 

蓮(まあっ、両親はいないとはいえ。こういうのは常識だし。ってか俺ただのRoselia…特に今井リサのファンってだけだから、なんも下心とかないし。これで胃袋掴んで懐かれるなんて妄想なんてしてないし。)

 

とか自問自答をしているうちに、指定された住所に着いて呼び鈴を鳴らした。

 

ピンポーン

 

リサ「はいはーい。いらっしゃ~い。」ガチャ

 

天使…誰が何と言おうが私服の今井リサは制服やライブ衣装の数倍天使だ…

 

蓮「お招きいただき、メルスィ。これ、家の店で使ってるクッキー。後で食べて。」

 

リサ「やった。今日のおやつに使える。入って入って。早速作ろう!あっ、弟がいるけど気にしないでいいから。」

 

弟…か。

 

蓮「もしかしたら俺にも…」ボソッ

 

リサ「へっ?」

 

蓮「いや、なんでもない。とりあえず、お邪魔しますわ。」

 

中に入ると、扉から半分体を出してこちらを見ているリサの弟らしきちっちゃい子がいた。

 

蓮「こんにちは。」

 

リサ「ほら、リク。挨拶。」

 

リク「こ、こんにちは…」

 

リサと同じ髪色に瞳も同じ色。それに、俺は自然と口許が緩んでいた。

 

蓮「今日はお姉ちゃんと一緒に、料理作るからな。そういや、この後リク君どうするの?まさか一人で留守番って訳にはいかないだろうし。」

 

リサ「あっ、それなら隣が友希那の家だからさ両家の同意もあって練習ある時は預かってもらうことになってんの。多分そろそろ…」

 

ピンポーン

 

リサ「あっ、友希那きたきた。」ガチャ

 

友希「リサ…お待たせ。少しだけリク君の相手をしていればいいのね?」

 

リサ「お願いね。私は蓮とお弁当作るから。」

 

友希那は頷いてからリク君と遊び始め、俺達はエプロンをつけて手を洗う。

 

蓮「よっし。やるか!」

 

リサ「頑張ろうね。」

 

その後俺達は上手く分担をし、卵焼きに唐揚げ、ポテトサラダやおにぎりを手際よく作って重箱に詰める。

 

蓮「完成!」

 

リサ「いいねいいね。美味しそう。」

 

友希「それじゃあ、行きましょうか。」

 

リサ「うん。リク、叔母さんのところでおとなしくしててね。」

 

リク「いってらっしゃい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ視点

 

リサ「一人で持たせといてこう言うのもなんだけどさ、重くないの?」

 

蓮「はは。こんなの、屁のつっぱりはいらんですよ!だよ。」

 

友希「意味がわからないわ。」

 

蓮「うん、俺もわからん。」

 

こんな調子で、話をしながら私達はCiRCLEに向かっていた。すると次の瞬間

 

ビュオォーー!!

 

リサ「きゃっ!」

 

友希「何…この風!?」

 

蓮「おい!あれ見ろよ!」

 

蓮が指を指した方向を見ると、台風みたいな竜巻が横に伸びているというありえない光景が広がっていた。

 

リサ「えっ、ちょっ、あれなに!?」

 

友希「竜巻?けど、今日の天気予報で竜巻という予報は…」

 

蓮「んなもんあったとしてもあんなのありえないだろうが!?」

 

蓮のごもっともなツッコミを聞いた瞬間

 

「グウギャアァーー!!」

 

聞いたこともない雄叫びが響き、振り向くと竜巻の中からあことやったゲームに出てくるドラゴンに似てるけど鳥みたいな怪獣が現れた。

 

蓮「魔王獣、マガバッサー!やつは風の魔王獣って呼ばれているんだ!」

 

友希「何でそんなに詳しいのかしら?」

 

蓮「昔やってたウルトラマンオーブに出てきたからだ。」

 

ああそういえば…

 

リク『いけぇ!オーブ!!』

 

リサ『リク。テレビから離れて見なさいよ~』

 

リク『だって姉ちゃん!オーブめちゃくちゃカッコいいんだよ!炎がバーってなって、風がビューてなって、光がキュピピピーン!なんだよ!』

 

やたらリクがテンション上がりながら見てた事を思い出した。と同時に

 

リサ「ちょっと待ってよ。じゃあ、なんでテレビにしかいない怪獣がいるの!?」

 

蓮「んなの俺達が知るか!とにかく、クロックアップで逃げるぞ!」

 

友希「クロックアップってなによ!?」

 

珍しくテンションが上がった友希那のツッコミはごもっともだったけど、そんなこと言ってる場合じゃないことを悟った私達は走り出す。

 

「グギャアーー!!」

 

その咆哮と同時に、また横に竜巻が発生して私達と蓮は崩れた瓦礫で分断された。

 

蓮「つつっ…リサ!友希那!大丈夫か!?」

 

リサ「なんとか…蓮は!?」

 

蓮「こっちもなんとかだ…とりあえず、後で合流しよう!」

 

そう叫ぶと同時に、蓮は走り去っていったみたいだった。

 

友希「リサ。彼の言うとおりよ。私達は私達で逃げましょう。」

 

リサ「友希那…うん!」

 

意を決した私は、こっちに飛んできたお弁当を胸に抱えて走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

蓮「マガバッサー…やつがいるってことはこいつも…」

 

俺はバッグに入れていたオーブリングを手に取り、確信した。これは本物。そして…俺が

 

蓮「俺が…ウルトラマンオーブ…」

 

覚悟を決めた俺は、マガバッサーの方へ振り向く。

 

蓮「この街をこんなに滅茶苦茶にしやがって…てめえだけは絶対に許さねえぞ!」

 

俺はオーブリングを勢いよく前に突きだし、光の異空間の中に飛んでカードを取り出した。

 

蓮「ウルトラマンさん!」

 

『ウルトラマン』

 

『シェアッ!』

 

蓮「ティガさん!」

 

『ウルトラマンティガ』

 

『チャッ!』

 

蓮「光の力…お借りします!」

 

『フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ!スペシウムゼペリオン!』

 

『タアアッ!』

 

『シェアッ!』

 

スペシウムゼペリオンに変身した俺はマガバッサーの前に降り立った。

 

蓮『俺の名はオーブ!闇を照らして、悪を討つ!』

 

「シュアァッ!」

 

「グギャアァー!」

 

俺とマガバッサーは真っ正面から対峙して、互いに激突する。その衝撃で、周りの瓦礫が一気に吹き上がる。

 

「グウゥ…ギャアァー!」

 

「フッ!シェアァッ!」

 

鋭い翼で攻撃したが、俺はそれを上体を反らして避けてカウンターに首めがけてハイキックをする。

 

蓮『やっぱ、その長い首は弱点になるな!』

 

「シュッ!シェアッ!」

 

「グギャアァー!」

 

俺は首を掴んで、頸動脈部分目掛けてチョップを連打する。一際強くチョップを入れ、怯んで離れた隙に喧嘩キックで更に距離をとる。追撃にパンチをしようとするが

 

「ギャアァ!」

 

マガ衝撃波がカラータイマーに直撃し、俺は一気に吹っ飛ばされる。

 

「ウワァッ!」

 

「ギャアァー!」

 

更に、マガ嵐で身動きをとれなくされマガ衝撃波を連発されて吹っ飛び何とか起き上がるもすでにカラータイマーが点滅していた。

 

蓮『ってぇー。こりゃ、長期戦は不利だな…よっし!勝利の法則は決まった!』

 

「シェアッ!」

 

「グウゥギャアァー!」

 

俺は一気に走り出した。それを見たマガバッサーはマガ衝撃波を連発するが、こうなった俺は誰にも止められない。体中から火花を散らしながらもマガバッサーに近づき

 

「シュアッ!」ブチッ!!

 

「ギャアァァーーー!!!」

 

スペリオン光輪で翼を根本から断ち切る。そのまま、リフトアップして上空目掛けて思いっきり投げ

 

蓮『スペリオン光線!』

 

スペリオン光線を放つ。翼を片方失っていたマガバッサーに直撃し、爆散した。

 

蓮『よし。後は…』

 

復元光線である程度町を復元してから俺は空に飛び、マガバッサーが爆散して落ちた場所の近くで元に戻る。

 

蓮「えっと…あった!やっぱりやつを封印してたのはメビウスだったのか…となると、魔王獣は後3体…か。まっ、これは考えるのは後にしてリサ達と合流するか。」

 

俺はその場から走り去り、適当なビルの屋上に飛ぶ。そして、リサ達を見つけてバレないように降りる。

 

蓮「リサ!友希那!」

 

リサ「蓮!」

 

友希「無事で何よりだわ。」

 

蓮「まあな…それにしても、本当にオーブがいるなんてな…」

 

友希「リクがテンション上がるわね。」

 

リサ「あはは…それより、早く行こう!皆待ってる!」

 

そして、俺達は走り出した。着いてから、オーブと魔王獣の事を聞かれた。ぐちゃぐちゃになったが旨い弁当を食べながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「スゥーッ…いい香りだ。こっちはそろそろ寿命か…新しいアロマ考えてみるか…」

 

普通よりやや広めの家で青年は花を弄っていた。その青年の腰にはカプセルを入れるホルダーが付けられていた。




描きたいこと書きすぎたせいで8000字超えた…

「この作品の字数はいくつだ!?」

「8000…以上だ!」


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笑顔への道と笑わない巨人

(曲名)と表記されたらそこで曲が流れています。


よう。俺の名は松浦紫園だ。ついこの間まで普通の共学校に通っていたんだが…

 

『頼む!羽丘に通ってくれ!』

 

と、すでに40は越えているいい大人達に土下座で懇願され渋々羽丘に転校した。その理由としては

 

薫『やあ、紫園。今日から同じ学校に通うんだね。』

 

こいつ。俺の幼馴染みの瀬田薫だ。この宝玉塚にいそうな男性役のようなやつで、男子とトラブルを犯しかねないということで俺がボディガードみたいな形で転校することになった。昔は…

 

薫『ねえねえ!ちーちゃんがまたドラマしゅつえん決まったんだって!』

 

紫『ほんとう!?うれしいね!』

 

千『がんばるからみてね!』

 

今よりもかなり背は低くて、女の子らしかったのにな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫園視点

 

そして今。俺は羽丘にいる。今は昼の時間で、飯を食いに行こうと学食に向かっていると

 

「キャー!薫先輩よ!」

 

薫「おやおや。子猫ちゃん達、私に会えて嬉しいのかい?」

 

「カッコいい!」

 

外で他の女子生徒に囲まれている薫を見つけ、そこでまたカッコつけていた。

 

紫「…」

 

正直、今の薫を見てると…

 

紫「ムカつく…」

 

おっと。また無意識に口に出してた。っち、今日は昼からやけ食い決定だな。

 

紫「おばちゃーん。ざるそばと天丼。どっちも大盛で。」

 

「はいよ。あんた、細い割に食べるのね。」

 

紫「んなことドウデモイイヨー」

 

俺の機嫌の悪そうな顔を見て何かを察したのか、おばちゃんは何も言わなくなり数分後に出来た料理を適当に空いてる席に持っていく。

 

紫「いただきます。」ボソッ

 

(本当…あの子だけだよ。一人でもいただきますってちゃんと言うの。おばあちゃんが言ってたわ。自分の血となり肉となるご飯には絶対に感謝を忘れないこと。)

 

このそばは冷凍物だ。だが、ここのおばちゃんはそれでも美味しく食べてもらいたいという思いからか、ゆで方でそれなりにそばの香りがたっている。

 

紫(ふう…ここに入学できて良かったことといえばそばが旨いことくらいか…)

 

続いて天丼に箸を伸ばすと

 

薫「やあ紫園。こんなところで一人で食事かい?」

 

紫「学食にいるってことは、飯食う以外にやることでもあるのか?」

 

薫「はは。まさにその通りだね。隣、いいかい?」

 

紫「別に。」

 

俺の左隣に薫は日替わりランチを置いて座る。

 

薫「さて、いただくとしようか。」

 

紫「…」

 

俺の隣に座る。それはいい。だが…

 

「あの人、薫先輩の何なの?」ヒソヒソ

 

「明らかに機嫌悪そうな顔してるよ。」ヒソヒソ

 

「ってか彼氏?」ヒソヒソ

 

「ウソダドンドコドーン!」ヒソヒソ

 

問題は薫のファンらしき女子が俺達を見てひそひそ話をしていることだ。ってか、誰が彼氏だ?オンドゥル語まで使って話すことか?

 

薫「ははっ。子猫ちゃん達が何か言っているようだね…」

 

紫「…」

 

まただ。この…気取った口調に、女子を子猫ちゃん達と呼ぶ。それに俺は苛立ちがマックスになり

 

バキッ!

 

薫「」ビクッ!

 

紫「…じゃあな。」

 

そう言って席を立って食器を返却し、つい折ってしまった箸をゴミ箱に捨てて一人屋上に向かう。

 

ガチャ!

 

紫「」キョロキョロ

 

誰もいないことを確認した俺は、隅っこのほうに行き制服のポケットからアロマとライターを取り出して焚き始める。

 

紫「スゥーッ…はあっ。やっぱり、こういうときはレモンだな…」

 

アロマを置き、俺はその隣で横になる。

 

紫(いつからだろうな…薫があんな風になったのって…)

 

俺が覚えている範囲だと、確か中学の2年から…だったかな?千聖のドラマでの初主役が決まり、それを祝うために皆で集まったときからだった。

 

紫「はあっ…あいつ、無理してないだろうな…」

 

そう呟いてから寝返りをうち

 

紫(帰ったら薔薇の手入れしよ…)

 

と考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薫視点

 

薫「さて。今日はハローハッピーワールドの練習の日だったね。CiRCLEに行かなくては。」

 

私はギターを背負い、CiRCLEに向かう途中こんなことを考えていた。

 

薫(まさか、紫園と同じ学校になるなんてね…でも、なんでお昼に怒ったんだろ?)

 

わからなかった。でも、千聖にも以前言われたことが多分かなりのヒントだろう。

 

千『今のあなたは…私達の知っている瀬田薫ではないわ。本当のあなたを知っている人からすれば今のあなたに怒りを覚えるはずよ。』

 

薫「本当の…私。わかんないよ…ちーちゃん。」ボソッ

 

そんなことを考えながらCiRCLEに到着して、中に入るとすでに皆集まっていた。

 

ここ「遅かったわね薫!」

 

はぐ「遅刻だよ!薫君!」

 

薫「すまない…演劇部での活動が思ったより長くなってね。」

 

美「ん?薫さん、ちょっと泣いてました?」

 

薫「えっ?」

 

花「本当だ…ちょっと涙目ですよ。」

 

花音達にそう指摘されてから頬骨を触ると、確かに涙で濡れた後があり目を擦ると涙が出てきた。

 

ここ「珍しいわね。薫が演技以外で涙を流すなんて。なにかあったの?」

 

美「こころ~結構デリケートな問題だからつっこむんじゃないの。」

 

はぐ「はぐみ達にドーンと打ち明けて!」

 

花「はぐみちゃん…そうだね。薫さん、何があったの?」

 

人が泣いていたというのに皆、いい意味で相変わらずだね。

 

薫「実は…」

 

少女説明中

 

薫「ということがあったのさ。」

 

美「千聖先輩じゃない幼馴染みに話しかけて」

 

花「話していたら突然怒って」

 

はぐ「自分がわからなくなっちゃったんだ。」

 

前に、美咲の悩みを聞いてあげたからわかっていたけどこうやって人に話すと大分楽になるものなんだね。

 

ここ「そうだわ!今からその人の家に行きましょう!」

 

美「へっ?」

 

花「こころ…ちゃん?」

 

ここ「なんで怒ったか直接聞けば絶対解決するわよ!」

 

はぐ「そうだね!こころんの言うとおり!」

 

花「ふえぇ~」

 

美「こうなると思った…」

 

こころの提案により、私達は急遽スタジオ練習をキャンセルしてその足で紫園の家へ向かうことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫園視点

 

紫「ただいま~」

 

「お帰りなさいませ、紫園様。」

 

紫「おお、ミウ。俺これからハウスのほうに入るから。」

 

ミウ「承知しました。後に、コーヒーとクッキーをお持ちします。」

 

紫「頼むよ。」

 

親父達が長期の海外出張のため、今俺はメイドのミウと2人暮らし。ミウは今時珍しい大和撫子という言葉が似合う程で、なんでメイドをしているのかと聞きたくなるくらいだ。

 

紫「スゥーッ…ダマスクローズ、いい香りだ。そろそろ石鹸や入浴剤にできそうだな。」

 

ミウ「紫園様。薫様とそのご友人4名がいらっしゃいました。」

 

薫?珍しいな、家に来るなんて。

 

紫「…外の茶会スペースに案内してくれ。紅茶とコーヒー、茶菓子を忘れずにな。」

 

ミウ「承知しました。」

 

俺は道具を片付け、手を洗おうと水道の方に向かおうとした時

 

キラン

 

紫「ん?」

 

何かが光った気がして、それらを手に取る。

 

紫「ウルトラマンとベリアルのカプセル…?まさかな…」

 

ありえない。とは言い切れなかった。最近ではニュースでゼロ、ガイア、ネクサス、オーブや怪獣達が次々現れているって報道されている。もしかしたらこれも…

 

紫「とりあえず、考えるのは後だ。今は薫だな…」

 

俺はエプロンを外し、ウルトラカプセルを適当にしまって温室を出ると

 

ここ「はぐみ!ここで競争をしましょう!」

 

はぐ「負けないよ~こころん!ほら、かのちゃん先輩も!」

 

花「はぐみちゃん!なんで私まで!?」

 

美「2人とも~ここ人ん家なんだからもう少し静かに。」

 

なんだ…これは?花咲川の制服の少女達が俺んちの庭ではしゃいでいる。

 

紫「おい薫。これはどういう状況だ?」

 

薫「おやおや。ここには人の姿のままの巨人なんかいないと思うが。」

 

紫「ふざけてんじゃねえよ。こっちは真面目に聞いてんだ。もう一度言う。これはどういう状況だ?」

 

まあっ。半分ふざけたのは本当だがそれをあの王子様キャラのような口調で返されるとムカつく。

 

ミウ「弦巻こころ様、北沢はぐみ様はハローハッピーワールドの中でも特に元気と運動神経がよく天真爛漫で純情な性格ということでここまで広いとはしゃぎたくなるのでしょう。松原花音様は普段は気弱な性格でこういう時には巻き込まれやすく、奥沢美咲様は常にそれらを止める役です。」

 

紫「流石ミウ。情報収集が早い。まあ座れ。茶や菓子ぐらいはご馳走してやる。」

 

美「突然押し掛けておきながら、色々とありがとうございます。あっと、ここからこころやはぐみは絶対に余計なこと言わないでね。話がややこしくなるから。」

 

ここ「あら。そうなの?ならわかったわ!」

 

俺が座ると、ミウは手際よく皆のカップに紅茶と俺にコーヒーを注ぎ真ん中に手製のクッキーを置いて俺の後ろに立つ。

 

薫「紫園。今日はいきなりどうしたんだい?」

 

紫「何がだ?」

 

美「薫さんがあなたと話していたら突然あなたが怒り出して、それをきっかけに千聖先輩から言われた事を思い出したらしくて悩んでいるんです。何が原因だったんですか?」

 

俺からすれば、そんなことか。

 

紫「単刀直入に言おう。俺は、今の薫は嫌いだ。」

 

花「ふぇ!?」

 

薫「っ!」

 

美「ちょっ!」

 

紫「俺はこいつと千聖と幼馴染みだ。それ故に、今のこいつを見てるとムカつくし嫌いなんだよ。」

 

俺のストレートな思いを伝えると

 

ここ「そうかしら?昔の薫はよく知らないけど、私は今の薫も嫌いじゃないわよ!」

 

紫「あっ?」

 

ここ「昔も今も薫は薫よ。それを嫌うなんておかしいと思うわ!」

 

はぐ「そうだよ…はぐみも昔の薫君のこと知らないけど、今の薫君も昔の薫君でもはぐみはだーい好きだよ!」

 

そういうことじゃねえよ。俺は椅子からずり落ちそうになったのと苛立ちでこれ以上は無駄だと判断し

 

紫「ミウ。こいつら追い出してくれ。俺はまた薔薇の方にいる。」

 

ミウ「承知しました。」

 

美「ちょっ!まだ話は!」

 

ミウ「申し訳ありませんが、本日はお引き取りください。」

 

後ろで何か言っていたが、俺には関係ない。再び、ばら園に入り手入れをしていると

 

チクッ紫「って!」

 

トゲが指に刺さり、俺はそこから出てくる血をじっと見つめる。

 

紫(この痛みは…俺の悩みから出来たのか?それとも…)

 

「キシャアァギィゴォウ!!」

 

そんな叫び声が聞こえ、外に出るとスカルゴモラが町に現れて今に全てを破壊しそうな雰囲気だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薫視点

 

薫「皆…すまないね。来てくれたというのに。」

 

美「いえいえ。けど…なんであんなにイライラしているんでしょうね?」

 

花「今の薫さんを見てるとムカつく…つまり。前までの薫さんの方がいいってこと?」

 

ここ「前までの薫ってどんなだったの?」

 

こころの質問で皆の視線が私に集まる。

 

薫「さあね。昔も今も私は私さ…」

 

はぐ「けど薫君。もしそうだとしたらなんで今の薫君にイラつくの?昔も今も同じだったら嫌う必要なんてないと思うよ。」

 

美「おお、はぐみにしてはド正論。」

 

薫「それは…その…」

 

不味い…ごまかそうとしたが、余計悪化してしまった。どうしようかと内心おろおろしていると

 

「キシャアァギィゴォウ!!」

 

そんな声が響き、後ろを見ると禍々しい怪獣が突然現れて町を破壊していた。

 

花「えっ!?なにあれ!」

 

美「ベリアル融合獣、スカルゴモラ!弟達が見てた昔やってたウルトラマンジードに出ていた怪獣だよ!」

 

ここ「まあっ!あんな大きい動物がいるのね!友達になれるかしら?」

 

美「んなこと言ってないで、逃げるよ!特にこころとはぐみ!」

 

美咲に促された私達は逃げようと踵を返したが、私は足がもつれてしまいその場に倒れてしまう。

 

「薫(さん、君)!!」

 

もうダメ。助けて、紫園君!!そう思ったその時

 

「ハッ!」

 

「ギィゴォウ!!」

 

スカルゴモラを誰かが蹴った。それを感じとり、私はこころ達が驚いた顔をして見ている方向を見ると目付きが悪い巨人がスカルゴモラの前に立ち塞がっていた。

 

美「ウルトラマン…ジード。」

 

「シュゥアッ!」

 

「ギシャアァーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫園視点

 

時は戻って約数分。

 

俺は突然現れたスカルゴモラを見て、ただ呆然としていたがその先にある気配を感じた。

 

紫「っ薫!」

 

ミウ「紫園様。ウルトラカプセルとこちらを。」

 

後ろから声をかけられ、振り向きながら視線を落とすとミウが王に献上する時に使用するような台の上にジードライザーを置いて俺の前にひざまずいていた。

 

紫「これは…」

 

ミウ「先ほど、あなた様が見つけたウルトラカプセルはあなた様の父親が残していたのです。」

 

紫「なんで…親父が?」

 

ミウ「いいえ…正確に言えばあなた様の本当の父の名はウルトラマンベリアルだからです。」

 

はい?さらっとスッゴい大事なこと言った?ねえ、この子さらりと言ったよね!?

 

紫「俺が…ベリアルの血を引いているのか?」

 

ミウ「可能性は、1000%です。」

 

紫「マジかよ…」

 

ミウ「そして、あれを止められるのも紫園様…あなただけなのです。」

 

俺はジードライザーを手に取ると、急に頭痛がして頭を抑えると目の前が急に真っ暗になりそこで…

 

ベリ「俺の計画のために…動いてくれよ。息子よ…」

 

紫「はっ!」

 

そして思い出した。培養カプセルで育てられた後、俺は地球に送られ松浦家の一人息子としても産まれたことを。

 

紫「そういうことか…けど、俺はお前の思い通りなんかには動かねえ。ベリアル…そしてスカルゴモラ。お前を止められるのはただ一人。俺だ!」

 

俺はジードライザーを構え、光の異空間へ飛ぶ。

 

紫「融合!」

 

「シェアッ!」

 

紫「アイゴウ!」

 

「ヌエェラ!」

 

ウルトラマンとベリアルのカプセルを起動装着して、ジードライザーでスキャンする。

 

紫「ヒアーウィーゴウ!!決めるぜ覚悟!ジーーーード!!」

 

『ウルトラマン!ウルトラマンベリアル!ウルトラマンジィード!プリミティブ!』

 

「ハッ!」

 

「ギィゴォウ!!」

 

俺は今にも薫達を潰しそうだったスカルゴモラを蹴り飛ばし、前に立ち塞がる。

 

紫『俺がジード…よしっ!考えるのはやめて、てめえをぶっとばす!』

 

「ハアッ!」

 

「ギシャアァーー!!」

 

俺とスカルゴモラは同時に走り出し、互いにぶつかり合う。やはり、怪力タイプの2体が融合すると強烈で俺は後ずさってしまう。

 

「グワッ!」

 

「ギィゴォウ!!」

 

禍々しい角で俺は腹を刺されてしまい、そのまま突進から投げ飛ばされ地面に思いっきり背中を叩きつけられる。

 

「ジャアッ!」

 

「ギシャアァギイゴォウ!」

 

その直後にショッキングヘルボールを放たれ、俺はなんとか前転や側転などでかわすが全く勝利への道筋が見えない。やがてカラータイマーも鳴り始め

 

紫『くっ…どうすれば…』

 

その時。俺は千聖が所属するパスパレが出演した番組を何故か思い出す。

 

千『イ、イヴちゃん…それは?』

 

イヴ『居合いというものです。これを極めれば、レッツブシドー!』

 

剣『違うと思いますよ…』

 

紫『居合い…そうか!』

 

「シュアッ!」

 

俺は体勢を立て直し、スカルゴモラを睨み付ける。

 

「ギィゴォウ!!」

 

再びショッキングヘルボールを放つが、俺はチョップやキックで防ぎわざと挑発するように手をクイクイとする。それにブチキレたスカルゴモラは再び俺に突撃してくる。

 

紫『今だぁ!ジードクロー!』

 

ジードクローを出現させ、カウンターの要領で首筋を切り裂く。

 

「ギシャアァーー!!」

 

紫『とどめだぁ!レッキングバースト!!』

 

背中にレッキングバーストを当て、スカルゴモラはそのまま前のめりに倒れ爆散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薫視点

 

ここ「凄いわ!巨人さんがあの怪獣を倒してくれたわ!」

 

美「まさか本当にジードが来るなんてね…」

 

花「でも、それってテレビの中のおはなしでしょ?」

 

はぐ「でも本当にいたんだから凄いよ!」

 

みんなはそんな風に話すけど、私は何故か会ったことがある気がした。

 

薫「まさか…紫園君?」

 

まさか…ね。昔から紫園君を知ってるけど、あんなのになれるなんて聞いたことがない。私の勘違いよ。

 

ここ「ねえっ!いいこと思い付いたわ!!」

 

薫「んん。どうしたんだい?プリンセスこころ。」

 

ここ「紫園が今の薫を好きになるためにどうすればいいか考えてたの!」

 

美「ああ…いつものやつね。」

 

ここ「それでね!ライブをやるのはどうかしら?」

 

「ライブ?」

 

いかにもこころらしい考えだけど、なんでライブなのかは正直わからない。

 

薫「何故ライブなんだい?」

 

ここ「私達は世界を笑顔にするハローハッピーワールドよ!その第一歩として紫園を笑顔にしましょう!そして薫も好きになってもらうの!」

 

はぐ「すっごいこころん!いい考えだよ!」

 

花「怒られるのがオチだと思うけど…」

 

美「花音さん…こころがこうなったら私達が折れるのがオチです…諦めましょう。」

 

ここ「そうと決まれば、明日早速決行よ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫園視点

 

俺がジードとなってスカルゴモラを倒した翌日。騒ぎで休校になったため俺はバラ園のカフェスペースでコーヒーを飲んでいた。

 

紫「ところで、なんで薫の知り合いが花咲川にいるんだ?」

 

ミウ「彼女は、ハローハッピーワールドというバンドにギターとして在籍していてボーカル 弦巻こころ様、ベース 北沢はぐみ様、ドラム 松原花音様、DJ ミッシェルこと奥沢美咲様が花咲川に通っているのです。」

 

ミッシェルこと奥沢美咲?

 

紫「DJの名前が2つあるのか?」

 

ミウ「商店街のマスコットとして、ピンクの熊…ミッシェルの中身が奥沢美咲様でこころ様、はぐみ様、薫様は彼女とミッシェルは別人だと把握しているようです。」

 

紫「そうか…ところで。なんであんたが俺とベリアルの親子関係を知ってるんだ?」

 

ミウ「…今は言えません。誰か訪ねてきたようなので確認してきます。」

 

早歩きとは思えない程の早歩きでミウはその場を去っていった。

 

紫(なんだよ…今は言えないって…)

 

ミウ「紫園様。ハローハッピーワールドの皆様です。」

 

紫「なんの用だか…まあいいや。ここで出迎える。」

 

ミウ「いえ…それが。」

 

(えがおのオーケストラ)

 

はい?なんか庭の方からパレードで流すような曲が聞こえてきたぞ!?俺達は焦って外に出ると、そこにはまさにパレードのような衣装を着た薫達が俺の家の前に簡易ステージを立てて演奏していた。

 

紫(な、なんじゃこりゃーーー!!!!)

 

曲を聞いてるなかで呆然としていると、やがて終わったらしく弦巻が俺の前にやって来る。

 

ここ「どう?笑顔になれたかしら?」

 

紫「はあっ?」

 

ここ「私達。ハローハッピーワールドは世界を笑顔にするために音楽をやってるの!今日はあなた達二人を笑顔にしに来たわ!」

 

困惑しながらも松原や奥沢を見ると、ごめんなさいといわんばかりの表情と手を合わせていた。

 

紫「俺は笑いたくない。顔の筋肉がつる。疲れる。ので、必要なし。」

 

ここ「そうかしら?笑顔でいるだけでハッピーよ!」

 

話通じねえ…しょうがないこういうのには

 

紫「二度と関わるな。ミウ、こいつら出禁にしろ。」

 

ミウ「それは、叶えられない願いです。」

 

紫「はっ?」

 

ミウ「わが社の親会社が、弦巻グループであるため昨晩ご主人様にその旨を伝えましたら。」

 

紫父『お嬢様の話なら逆らうな!ミウ、お前が紫園に伝えとくのだぞ!』

 

ミウ「とのことです。」

 

おいこらくそ親父!てめえなに勝手なことほざいてんだよ!!

 

ここ「そういうことなら、私達はあなたが笑顔になるまで接するわ!」

 

はぐ「こころん!あれ、バラ園じゃないかな?」

 

ここ「行ってみましょう!」

 

美「ご迷惑をお掛けします。」

 

花「ごめんなさい…」

 

薫「これもまた運命…さあ紫園。共に笑顔になろうじゃないか。」

 

紫「ウソダドンドコドーン!おい!バラ園に土足で入るなぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「16時から入るバンドのスタジオ、清掃完了です。」

 

???「ありがとう~」

 

とあるライブハウスで働く青年。その青年のポケットにはスティックのようなものが入っていた。




また長くなりすぎた…次回でプロローグラストです。

ミウのモデルはレムの声優繋がりのあの人です


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睡蓮と月夜に輝く光

時系列?なにそれ美味しいんですか?


俺の名前は倉敷莉久。どこにでもいる普通の20代のお兄さんだ。とあるライブハウスで働いていてそのライブハウスのオーナーはかつて俺が大ファンだったバンドのドラマーで、今は八百屋の大将もしている。俺が高校を卒業しているから働いているので

 

『よう。相変わらず眠たそうな顔してんな。』

 

ここの一人娘の佐藤ますきと仲が良く、今は稀に学校への送迎をやっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

莉久視点

 

ます父「莉久。商店街の会合あるから、よろしくな。」

 

莉「うぃ~っす。」

 

俺はGalaxyTシャツを脱いで、普段着へと着替えてから店先に椅子を置いて座る。持ってきた小説を読んでいるとお年寄りのお客さんがやって来る。

 

「こんにちは~」

 

莉「らっしゃい。今日はさつまいもがおすすめっすよ。」

 

「あらあらいい形してるね~おすすめの食べ方はなんだい?」

 

莉「そうっすね~このまま蒸かしたり焼いたりするのもいいけど…個人的には他の野菜と一緒に蒸してサラダにするのもいいかと思いますよ。」

 

「そうなんだね…じゃ、大きいの頂戴な。」

 

莉「はいよ。380円っす。」

 

この店はいい野菜を仕入れている。どれをとっても旨いものばかりだから、適当に大きいさつまいもを2つ袋に入れて代金をもらう。

 

莉「まいど~店長もそろそろ腹空かせてるかもだし適当にフルーツカットして持ってくか。」

 

俺は目についた3種類のフルーツを手に取り、その分の代金を支払ってから奥にある簡易調理スペースでフルーツを飾り切りして盛り付ける。

 

莉「よしっと。半分は俺の分。MINE入れて呼ぶか…」

 

俺は店長にMINEを入れると、すぐに出てくる。

 

店「ありがとう~丁度お腹減ってたから助かるよ~」

 

莉「今度コーヒーでも奢ってくださいよ。」

 

店「うん!じゃあ、後でね~」

 

手を振りながら店長はハウスの方へ戻る。すると

 

ます「よう。親父は?」

 

莉「会合だと。これから練習か?」

 

ます「ああ。チュチュの野郎にすぐ来いって呼び出されてよ。」

 

莉「そうか。急げよ~」

 

俺は店番に戻ろうとするが、すぐに服の裾を捕まれてしまう。

 

莉「…送ってけと?」

 

ます「私のバイクじゃ、急げないの知ってんだろ…」

 

莉「無理。少なくとも、オーナーが戻ってこないと…」

 

ます父「店番ごくろ~」

 

莉「タイミングいいなあんた!」

 

ます「という訳で、よろしく。」

 

その言葉で、素直に諦めた俺は裏に行き自分の大型バイクにエンジンをかけて店の前に止める。

 

ます「相変わらずでけえな…」

 

莉「いい趣味だろ?言っとくが、加減はしないから振り落とされんなよ!」

 

ますきは後ろに乗り、しっかり俺の超しに手を回したのを確認した俺はアクセルを全開にして走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ますき視点

 

私がバイクに乗るようになったのは…こいつと過ごした日々がきっかけだ。親父がライブハウスのオーナーになってから、こいつがやって来て…たまに親父と喧嘩したら何も言わずにバイクに乗せてくれた。その時の風が気持ち良くて…その中を突っ切ってる感じが好きになった。私は掴む腕を強くして、気付かれないように背中に抱きつく。

 

莉「おい、そろそろ着くぞ。」

 

ます「おお。サンキュー。」

 

チュチュのマンションにつき、下ろしてもらうと

 

チュ「遅ーい!!」

 

ます「用事あったんだ…仕方ないだろ。」

 

チュ「それでも遅いのよ!マスキングの付き人!」

 

莉「付き人じゃねえよ。」

 

玄関前に立っていたチュチュに怒鳴られるけど、私も私でやることがあったから仕方がない。それに、莉久のは100%八つ当たりだろうな…

 

莉「おいチビ。ますきにはますきの用事があったんだ。一方的に呼びつけといて遅いってキレるってどういう教育されたんだよ?」

 

ます「おい、正論だけどそれは…」

 

私は恐る恐るチュチュを見ると、既に涙目で震えていた。

 

チュ「私はまだ成長期なのよ!!絶対あんたよりでっかくなるんだから!!」

 

莉(そのままの方がパレオのやつ喜ぶと思うけどな…)

 

パレ「チュチュ様はそれくらいが可愛いですよ!」

 

チュ「シャラァーップ!パレオ!」

 

熱くなるチュチュとパレオを尻目に、退屈そうに欠伸をしている莉久を見て私はため息をつく。

 

莉「俺、帰っていいか?一応まだ仕事中だし。」

 

ます「ああ…帰り、22時くらいだから。」

 

莉「はいよ。んじゃ、頑張ってね~」ブロロ

 

チュ「あっ!こら!待ちなさい!」

 

チュチュの制止を無視して、莉久は走り去る。

 

ます「んじゃ、さっさと用事済ませて練習しようぜ。」

 

チュ「ノー!今日はマスキングの付き人もいなきゃいけなかったの!」

 

ます「それ先に言えよ…」

 

私はスマホを取り出して、莉久に電話をかける。こういう時に出られないというのは知っていたけど、私の着信だけRIOTにしててすぐに折り返し電話をかけるか戻るって言ってて宣言通り、数分で戻ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

莉久視点

 

莉「んで、俺にも用事ってなんだよ?」

 

チュ「次のライブで使う資材を準備しなきゃなの。」

 

莉「んで?」

 

チュ「マスキングの付き人のあなたも手伝って。」

 

だから付き人じゃないし。ってかそれが人に物を頼む態度かおい。

 

莉「はあっ…しゃあねえな。」

 

六「わ、私も手伝います!」

 

莉「六花ちゃん~君だけが俺の癒しだよ~」

 

六「そ、そんな…///」

 

俺のことを本気で心配したり手伝ったりしてくれるのは、同じライブハウスでバイトをしている六花ちゃんだけだよ。あと5年産まれるのが遅かったら君みたいな子と付き合いたい~

 

ます「…」ジーッ

 

レイ「どうしたの?」

 

ます「なんでもねえし…」

 

パレ「まっすーさん、もしかしてしっ…」

 

ます「それ以上言うな!!」

 

俺と六花ちゃんが資材を抱えて戻ってくると、何故かますきはパレオを睨んでいて当のパレオ本人はチュチュの後ろに隠れていた。

 

莉「どうしたんだろ?」

 

六「さあっ?」

 

チュ「8割方あんたのせいよ…」ボソッ

 

莉「ん?」

 

チュ「ソーリー。なんでもないわ。パレオ、ジャーキー。」

 

パレ「はい、チュチュ様!」

 

またジャーキーかよ…野菜食え野菜…

 

六「そういえば、前々から聞きたかったんですけど…なんで莉久さんってGalaxyで働いてるんですか?野菜料理とか色々詳しいから、野菜ソムリエでも働けそうなのに。」

 

莉「あれ?前に話したことなかったっけ?俺は元々ますきの親父さん…オーナーの組んでたバンドのファンだったんだよ。解散してしばらく経ってからオーナーがライブハウスやるって聞いて働かせてくれって頼んだんだよ。」

 

ます「そういうことだ。」

 

チュ「全員揃ったわね…じゃあ、今日集まってもらったのはほかではないわ…」

 

チュチュの出すオーラに俺達は自然と固唾を飲んで注目する。

 

チュ「1週間後、Poppin partyとRoseliaと合同ライブをするわよ!」

 

六「ひいぃ~ポピパさん達とライブ!?でら緊張する~」

 

レイ「はなちゃん達とまたライブか…いいかも!」

 

ます「ほーん。確かに、これは私達の耳に入ってなきゃいけないことだな…」

 

パレ「ではチュチュ様!パレオが早速…」

 

莉「ちょい待ち。」

 

俺の一言で今度は俺に視線が集まる。ポピパか…主催ライブやったときにセトリ滅茶苦茶にして苦労したぞ本当…

 

チュ「なによ付き人。」

 

莉「そのライブだが、あちらさんにはちゃんと話をしているのか?それに合わせてライブハウスの予約、セトリ、観客の動員数の計算しなきゃいけない。一方的な話のままであっちの予定を狂わせるかもしれないんだぞ。あと、チビてめえはそろそろ俺の名前呼べ。」

 

レイ「確かにそうね…はなちゃん達もライブの予定いれてるかもだし。」

 

六「そういえば、週末にポピパさん達予約いれてましたよね?」

 

ます「なるほど…んじゃあ、ちゃんと予定噛み合わせてからの方が良いに決まってるか…」

 

流石、RASの常識人達。特に六花ちゃんは職場仲間だけあって予定もきちんと把握してるし良い子よ本当。

 

チュ「くっ…でも、私達がやるっていうんだから来るに決まってるわ!」

 

莉「少し厳しいこと言うかもだけどな、その自信はどこから来る?それにお前は確かにプロデューサーとしては一流かもしれん。けど、それは音楽業界での話だ。他の…例えば銀河に買い物に来る客からすればお前はただの少女だ。ましてやその性格、よく知らないやつから反感を買うぞ。ますきからも聞いたが、お前。前にバンドリの時にRoseliaに順位逆転されたからってメンバーのスケジュールを無理矢理管理したり、自分達が色んなライブハウスでライブをして参加者のやる気を削ぐって暴走した時もパレオ以外から反感買ったことあるだろうが。それをまた繰り返すつもりか?それにこれは俺の持論だけどな、音楽は聞く方も奏でる方も楽しまなきゃなんだよ。音楽を勝負の道具にするんなら、お前は音楽をやる資格はないんだよ!」

 

俺は大声で、自分の考えをまっすぐ言った。それに、六花ちゃん達はただただ呆然としていて当のチュチュ本人は体を震わせていた。

 

レイ「チュチュ。気持ちはわかるけど、落ち着いて。莉久さんも、少し言いすぎですよ。」

 

莉「わかってる…けど、これが俺の本音だ。ますき、今度こそ終わったら連絡しろよ。」

 

俺は不穏な空気の中、出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ますき視点

 

莉久の言葉のせいで、空気が悪い。チュチュは相変わらず俯いていて、パレオはその周りをおろおろとレイとロックも居心地が悪そうにしている。

 

ます「悪いな…悪いやつじゃないんだけど、あいつ音楽が大好きだからついああ言っちまったんだろうよ。」

 

チュ「ノープロブレム…確かに彼の言うとおりだったわ。日程合わせてから、主催ライブやりましょ。」

 

本当。こいつ変わったよな…前だったら

 

チュ『うるっさいわね!私達が求める完璧な音楽を奏でるのに、友情も!バイトも!不要なのよ!』

 

とか言ってただろうに。

 

六「けど、今日の莉久さん。ちょっとだけ怖かったです…」

 

ます「昔からなんだ。あいつ、親父がライブハウス経営してるのを馬鹿にしてるバンドマン見るたびに突っ掛かってたし。本当に、音楽が好きなやつなんだよ…」

 

パレ「チュチュ様とおんなじなんですね!」

 

チュ「あんな失礼なやつと一緒にしないでよ!」

 

いや、お前(チュチュさん あなた)も対して変わんないだろ(でしょ ですよね)。

 

レイ「なんだろ。今同じこと考えた気がする。」

 

六「えっ!?私も思いました!」

 

ます「いやなシンクロ…」

 

パレ「へっ?今皆さんなにを考えたんですか?」

 

ます「聞かねえ方がいいぜ。特にパレオ。」

 

私の言葉に、静かに同意するロックとレイを他所に2人は?マークを浮かべたままだ。

 

チュ「まあいいわ。レイ、ポピパの予定聞けそう?」

 

レイ「はなちゃんに聞けばわかるかも。ロックはRoseliaと交渉お願いしていい?」

 

六「ええ!?わ、私が?」

 

ます「同じ学校だろ?お前が交渉しやすいに決まってんだろ。」

 

六「うう…あこちゃんに聞いてみます…」

 

ふう…なんとかなりそうだな。そう思った直後

 

「ピイィィ!!」

 

そんな声が響き、外を見ると怖い顔をした鳥みたいな怪獣が町に降りていた。

 

六「で、でら恐ろしい…」

 

ます「んなこと言ってる場合じゃねえだろ!チュチュ、緊急避難経路とかねえのか!?」

 

チュ「あった気がするけど…どこだったかしら…」

 

パレ「チュチュ様!パレオが応援しますので、早く思い出してください!」

 

レイ「そんなので思い出せないと思うけど…」

 

レイのツッコミが入った瞬間に、怪獣は口から破壊光線を放って町を壊し始めて私達も這いつくばってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

莉久視点

 

時は戻って数分。

 

莉(ったくチュチュのやつ。少しは丸くなったと思えばあんなこと言いやがって…っち。確かこの先にはあまり警察が来ないところがあったよな…)

 

莉「俺が満足いくまで、振り切らせてもらうぜ!」

 

俺はアクセルを全開にし、とある岬に向かおうとしていた。すると

 

「ビイィィ!!」

 

莉「っ!リドリアス!?」

 

昔、よく見ていたウルトラマンコスモスの中でも好きなリドリアス…いや、カオスリドリアスが突然町の真ん中に降りてきた。

 

莉(待てよ…最近ウルトラマンが色々現れてるって聞くし、もしかしたらあれも!)

 

そんな事を考えている最中、カオスリドリアスは町を破壊光線で破壊し始めて俺達はそれに驚いているとカオスリドリアスはますき達のいるマンションに向かおうとしていた。それを見た俺は咄嗟にバイクを走らせ、適当にあった石を投げる。

 

「ビィ?」

 

莉「こっちだ焼き鳥!」

 

俺の挑発に乗ったカオスリドリアスは俺へと歩み始める。それを見た俺はアクセルを全開にし、法定速度を越えて俺は風と共に走り出す。

 

莉(いいぞ…このまま中心部から離れれば、他のウルトラマンが何とかしてくれる!)

 

この時、他のウルトラマンが何とかしてくれる。そんな浅はかな考えはすぐに消えた。何故なら、カオスリドリアスが俺に破壊光線を撃ってきて俺はバイクから身を投げ出され、運悪くガードレールをも越えて崖から落ちそうになったからだ。

 

莉(やべぇ…死ぬ!)

 

そう覚悟した直後

 

ピカーン!!

 

莉「うわっ!!」

 

俺は青い光に助けられ、そのままとあるビルの屋上にまで移動。更に手に違和感を感じて見てみると

 

莉「これって!」

 

それを見た瞬間、俺は確信してこちらに叫びながら向かってきてるカオスリドリアスを睨み付ける。

 

莉「俺が迷っている内に人が死んだり…涙を流したりしてるんなら。俺はもう迷わない!そして、戦うのが罪なら…俺が全て背負ってやる!」

 

そう覚悟を決めた俺は、手に握られていた物を空高く掲げて叫んだ。

 

莉「コスモース!!」

 

コスモプラックが展開し、俺は青と金色の光に包まれながらコスモス ルナモードに変身してカオスリドリアスの前に降り立つ。

 

(Spirit)

 

「シュッ!」

 

「ビイィィ!!」

 

カオスリドリアスは俺を確認してすぐに襲いかかってくるが、俺は上手く攻撃を捌く。

 

莉『悪いね。こう見えて、結構平和主義でさ喧嘩とか戦いはしたくないんだよね…』

 

さっきああ言っときながらこんなこと言えるかっての。そう、自分で自分にツッコミを入れた直後

 

「ビィ!」

 

「ジュアッ!!」

 

カオスリドリアスの破壊光線が胸に直撃して、俺は後退してしまう。

 

「前方に怪獣を確認!迎撃体勢をとれ!」

 

「ハッ?」

 

後ろを振り向くと、自衛隊の戦闘機らしき機体が何十機もこちらに向かってきていた。

 

莉『おいおい…こいつ今はカオスヘッダーに操られてるのに、殺すってのか?』

 

「撃てぇ!!」

 

そう叫んだ直後、俺はカオスリドリアスの前に立ち塞がってムーンライトバリアでミサイルを全て防ぐ。

 

「ビイィィ!」

 

「ハッ!ハアァァ…デアァッ!!」

 

再び爪を振り下ろしてきたカオスリドリアスの腕をつかみ、一本背負いで軽く投げ飛ばしその隙にルナスルーアイでカオスヘッダーが胸に取り付いているのを見つける。

 

莉『よしっ!』

 

俺はルナエキストラクトでカオスヘッダーとリドリアスを切り離し、カオスヘッダーが消えた直後にリドリアスへフルムーンレクトを浴びせる。すると、さっきまで興奮してたのが嘘みたいに大人しくなる。

 

莉『故郷に帰れ、リドリアス。俺は、お前と戦うつもりはない。』

 

首を横に振りながらそう言うと、リドリアスも縦に一度首を振って飛び立った。それを見て一息ついた俺は復元光線で壊れた町を修復して元に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ますき視点

 

ます「すげかったな…」

 

六「コスモス…」

 

レイ「あれ、コスモスっていうの?」

 

六「えへへ…実は結構そういうのが好きで。前にニュースでウルトラマンゼロ、ガイア、ネクサス、オーブ、ジードが現れたって見たときもでら興奮して…」

 

チュ「ふん。あんなの、怪獣を倒さないで逃がすなんて甘いわ!」

 

「それがコスモスなんだよ。」

 

声がした直後、ドアが開いて帰ったはずの莉久が入ってくる。

 

パレ「莉久さん。」

 

莉「コスモスは慈愛の戦士。基本的には怪獣を倒さないで保護するのが使命みたいなもんなんだ。簡単に言えば、ゼロ達のようなウルトラマンは激しいロックンロール。コスモスはクラシックみたいなもんだ。」

 

ます「いや、微妙にわかりにくいぞ。」

 

えっ?そうかな。みたいな顔をしているけど、チュチュ以外はピーンと来ていないらしく黙って頷く。

 

チュ「まあいいわ。それより、先程Poppin partyにライブの出演依頼をしたら…」

 

香『いいね!みんなも誘おーっと!』

 

チュ「という返事だったわ。」

 

それを聞いた瞬間

 

六「ひいぃ~ポピパさんとまた共演やー!」

 

パレ「やりましたね、チュチュ様!」

 

レイ「楽しくなりそう。」

 

莉「ポピパ…また面倒起こすんじゃねえぞ…」

 

それぞれが嬉しそうにしていた。ただ一人、莉久を除いて。

 

チュ「付き人!CiRCLEでライブをするから、そこでスタッフをなさい!」

 

莉「だから、誰が付き人だ!?いい加減にしないと、本気で俺もキレるぞ!?」

 

ます「まあまあ。頼めるか?」

 

莉「仕方ねえな…やってやる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実視点

 

実「本当に僕も行っていいの?それも、普通ならスタッフさんとかしか入れない場所なんでしょ?」

 

りみ「こっちからもう頼んでるし、他のみんなもそれぞれ連れてくるって言うからいいって。ライブ、楽しみにしてて!」

 

休日、僕はりみに呼び出されてライブハウスに向かっていた。

 

ゼロ『なあ、そんなに音楽っていいものなのか?』

 

実(うん。聞くだけで、心が明るくなったりするよ。)

 

ゼロ『そうか。なら、楽しみだな!』

 

しばらく歩くと、CiRCLEというライブハウスに着いた。

 

実「ここがそうなの?」

 

りみ「うん。さあっ、入ろう。」

 

りみに促された僕は、りみを先に入れてから入ると僕とゼロは同時に反応してしまう。

 

実(ゼロ、もしかして…)

 

ゼロ『俺も感じた。これは、光の持ち主だ!』

 

りみ「実くん?」

 

実「なんでもないよ、行こ。」

 

僕達はスタッフオンリーのところへ入り、控え室を開けると色々なバンドの他に男の人たちが何人も立っていた。僕が入った瞬間、4人の男の人と女の子が僕に反応する。

 

実(この人達が…)

 

ゼロ『光の持ち主か。』

 

この時、僕達は知らなかった。これから先の未来に待ち受ける運命に。




プロローグ編は以上となります。

リドリアスの鳴き声の資料が見つからなかったので、変でもお許しお願いします。

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本編
光達の出会い


今回から本編にインです


実視点

 

香「遅いよ~実くんにりみりん!」

 

りみ「ごめんね…」

 

実「地図が適当すぎるんだよ…りみに会わなかったら僕ここに来れなかったよ。」

 

有「やっぱ、私か沙綾が書くべきだったよ…」

 

香澄さんをジト目で見てから、視覚を半分ゼロに移してさっき光の気配を感じた人達を見る。

 

実(ゼロ。あの光…ウルトラマンは誰なの?)

 

ゼロ『緑がガイア、青がネクサス、銀がオーブ、金がジード、オレンジがコスモスだな。』

 

実(そんなにいるってことは、なにか危機が迫ってるってこと?)

 

ゼロ『…さあな。』

 

今の間を僕は見逃さずに、聞き出そうとしたけど

 

卓「よう。俺、大川卓っていうんだ。タメなんでしょ?しくよろ。羽丘に通ってる。」

 

実「あっ…僕は花村実。花咲川に通ってるんだ。よろしく…」

 

紫「…松浦紫園。羽丘の高3だ。」

 

蓮「八雲蓮。羽丘に通う高校三年生だ!」

 

莉「倉敷莉久だ。Galaxyで働くこの中じゃ、一番年上の22歳のお兄さんだ!」

 

卓くんを筆頭に、光の持ち主の男性陣が次々挨拶してきて困惑していると女の子の光の持ち主にぶつかってしまう。

 

実「あっ、ごめんね。女の子にぶつかるなんて…」

 

剣「…です。」

 

実「ん?」

 

剣「僕…男です。」

 

はい?

 

蓮「男…の子?」

 

剣「はい…正真正銘男です…早川剣。15歳。花咲川の1年生です…」

 

蓮「ご、ごめん。パッと見パスパレの新メンバーだと思ってさ…」

 

剣「慣れてます…」

 

剣くんは今にも泣きそうになっていて、僕達は女性陣から睨まれてしまう。

 

チュ「はい!それはいいとして、今日は来てくれてThank You!」

 

友希「戸山さん…私達も誘ってくれてありがとう。」

 

香「いいんですよ!こういうのは、みんなでやらないと楽しくないです!」

 

ここ「そうね!これだけのバンドがいれば、みんな笑顔になれるわ!」

 

香澄さんと同じタイプか…なんとなく、面白そうだと思ったその時

 

まり「皆さーん。セトリの確認するので、ステージにお願いします。あっ、莉久さんは休憩にはいってください。」

 

莉「まりなさん、ありがとうございます。では、このままここにいますので。」

 

まり「わかったわ。」

 

まりなさんはみんなを連れて出ていき、強化された聴覚で誰もいなくなるのを確認した僕達は改めて顔を向き合わせる。

 

ゼロ『悪い実。少しだけ、人格変えていいか?大丈夫、お前にも話はいくようにはする。』

 

実(OK。)

 

僕とゼロは入れ替わり、何故か偉そうに座る。

 

実ゼ「よう。俺はウルトラマンゼロだ。」

 

剣「あっ、あなたの中にいるのはゼロだったんですね。」

 

実ゼ「おう。お前がネクサスだな?」

 

剣「はい。他の皆さんは?」

 

卓「ガイアだ。」

 

蓮「オーブだよ。」

 

莉「コスモス。」

 

他のみんなが紹介したのに、紫園先輩だけは壁に寄り掛かったまんま何も言おうとしない。

 

実ゼ「おい、おまえは誰に変身するんだ?」

 

紫「…だ。」

 

蓮「ごめん。聞こえなかったから、ボリュームちょっとあげてくれ。」

 

紫「俺自身が…ジードだ。」

 

はい?パート2

 

ミウ「説明いたしますと、彼の本当の父はウルトラマンベリアルなのです。」

 

紫「うおっ!ミウ、いつの間に!?」

 

実「見てたけど…すっごい早歩きで来てましたよ、その人。」

 

まるで機械みたいな音を出しながらやって来ていたけど、みんながみんな紫園先輩に注目していたから気付いてなかったのかな?

 

ミウ「紫園様は、かつてベリアルの細胞から作られた人造人間。しかし、それでは不完全であることを悟ったベリアルにより地球へと誰も気付かないまま送り出し、松浦家のご子息として生まれました。」

 

莉「ちょい待ち。なんで、あんたがそんなこと知ってるんだ?」

 

ミウ「…今は言えません。」

 

剣「今は?ということは、これから話す時が来るかもなんですか?」

 

ミウ「恐らく。その時に、私の正体も話します。」

 

その時…ね。それってもしかしたら、いやな時かもしれないしいい時かもしれない。

 

紫「そういうことだ。けど、俺はお前らの味方だ。それだけは信じてほしい。」

 

実「疑いませんよ。あなたはこの前、スカルゴモラを倒してくれましたし剣くんは僕が変身できないときにペドレオンを倒した。他の皆さんも、そうです。だから、この中に敵がいるとは僕は考えません!」

 

卓「同意。」

 

剣「はい!」

 

蓮「そういうの、嫌いじゃない!」

 

莉「いざ暴れたとなったら、俺が止めてやる。安心しろ。」

 

紫「みんな…サンキューな。」

 

紫苑さんがそう呟いた瞬間、勢いよく扉が開けられた。

 

チュ「付き人達!そろそろライブ準備の手伝いをなさい!」

 

付き人?

 

莉「おい、お前が俺を付き人呼ばわりしてるのはわかるが、達って誰だ?」

 

チュ「誰って…ここにいる人達じゃない。」

 

はい?

 

莉「付き人なのか?」

 

「違います!!」

 

実「僕はりみと幼馴染み!」

 

卓「バイト先の一人娘だ!」

 

剣「事務所の先輩です!」

 

蓮「ただの学友だ! 」

 

紫「幼馴染みだよ…」

 

チュ「まあいいわ。さあっ、手伝いなさい。それが今日あなた達がいる意味よ。」

 

この言葉に、莉久さんを除く全員がカチーンときて

 

「断る(ります)!!!」

 

卓「ふざけんじゃねえよ!帰る!」ピキピキ

 

実「剣くん…遊びに行かない?」ピキピキ

 

剣「クレープ食べたいです…」ピキピキ

 

蓮「家の手伝いしないと…」ピキピキ

 

紫「ミウ!バラ園が心配だ!帰るぞ!」ピキピキ

 

ミウ「承知しました。」

 

僕達はそれぞれ怒り心頭のまま、出ていった。




チュチュファンの方、本当に申し訳ないです。

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怒りを静めろ! 1

莉久視点

 

チュ「ねえマスキングの付き人。なんで彼らは怒ったのかしら?」

 

莉「お前…音楽以外のことはポンコツだとは知ってたけどここまでとはな…」

 

チュ「WHY!?どういうことよ!!」

 

俺は簡単に説明しようとしたが

 

りみ「実く~ん。あれ?実くんは?」

 

リサ「蓮~。どこ行ったんだろ?」

 

彼らを探しに来たと思われる少女2人がやって来た。

 

チュ「帰ったわ。」

 

りみ「ええ!」

 

リサ「最後までいてくれるって言ってたのに…どうしたんだろ?」

 

チュ「手伝いを頼んだのに、怒って帰ったのよ…全く。」

 

ブチッ莉「全く。じゃねえよ!そもそもお前が原因だろうが!!」

 

俺の大声はライブハウス中に響いたらしく

 

ます「莉久!?大声出してどうしたんだよ?」

 

まり「お客さんがいるんだから、もう少し静かに…」

 

ますきやまりなさん達がやって来たが、俺もいい加減に頭にきてたということもあり全てをぶちまけることにした。

 

莉「静かになんざできるか!!大体チュチュ。てめえ、俺達を付き人扱いすんじゃねえよ!!あいつらは!それぞれのバンドの友達関係や先輩後輩関係、おれとまりなさんのような仕事関係仲間っていうだけだ!六花ちゃんをスカウトしたときも、その隣にいた友達もマネージャー扱いしてたりしたんだろ!?」

 

香「そうなの!?」

 

六「はい…」

 

莉「お前にとって!俺達はどうでもいいかもしれないけどな!俺達は付き人扱いされるのは嫌なんだよ!いいかチビ!まず、お前は俺達のことを名前で呼べ!次付き人呼ばわりしたら、俺はもう2度とお前に関わらないぞ!わかったか!!」

 

俺は言いたいことを怒涛のまま言い終え、息を整えているとチュチュに5つの冷たい目線が浴びせられているのに気付いた。

 

薫「紫園のことを付き人だなんて…」

 

リサ「ちょっとそれはないかな~」

 

りみ「ひどい…」

 

つぐ「卓くん。滅茶苦茶怒ってるだろうな…念のためお父さんに、今卓くんを弄らないことをおすすめするってメールしとこ。」

 

イヴ「チュチュさん!猿も木から落ちるとはこの事です!けど、後で皆さんに謝罪をしてくださいね。」

 

いや、それはちがくね?と心の中でつっこんでからチュチュを見ると怒りで震えてるようにも見えたし、泣くのを我慢して震えているようにも見えた。

 

チュ「…さっきの人達がどこに行ったかわかる?」

 

莉「実くんと剣くんはクレープ食べに行くって言ってたな。卓くんは帰るって言ってたし、紫園くんはバラ園が気になるとか。蓮くんは家の手伝いするって言ってたぞ。」

 

そう言うと、各々が察しがついたらしい。

 

薫「紫園のところへは私が行くよ。莉久さん、同行をお願いしていいですか?」

 

莉(まっ、ベリアルのこともあるだろうし。)

 

莉「いいよ。」

 

イヴ「クレープの美味しいお店なら、心当たりがあります!りみさん、行きましょう!」

 

りみ「えっ!?私?」

 

リサ「あー、蓮の家。前に行ったことあるから、私が行ってくるよ。」

 

つぐ「卓くんは私に任せて!」

 

ます「けどよ…ライブ、どうすんだ?」

 

だよね。そこは俺も考えてたけど、みんなはそれを考えていなかったらしく落胆したかのように感じる。

 

たえ「フリーバンド…」

 

友希「えっ?」

 

たえ「前に、私が文化祭に遅れたときに日菜さん考案の元でやったフリーバンドを私達でやれば!」

 

蘭「RASから繋げられる!」

 

はぐ「でもさー、フリーバンドって組み合わせどうするの?」

 

その言葉でまた考え込み始め、しょうがない。そう思った俺は、五枚の紙にそれぞれ番号をふる。

 

莉「ほい、あみだできめたら?ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボード等で分けてるから被ることはないだろうし。」

 

香「私ここー!」

 

たえ「私はここに…」

 

有「お前ら話聞いてたか!?同じところじゃなくて、パートごとに別れろっての!」

 

ツッコミや抑え役の代替えがなんとかなったのを確認した俺達は、表に出てそれぞれが行ったらしい方向へ向かう。

 

薫「しかし…紫園の家はここからだと…」

 

莉「乗れ!」

 

俺は予備のヘルメットを投げ渡すと、驚いた顔で受け取りすぐに後ろに股がる。

 

莉「ナビゲート、よろ!」

 

薫「任せてくれ!」

 

アクセルを踏み、薫先導で走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

蓮「た~いま~」

 

蓮母「あれ?今日遅くなるんじゃないの?」

 

蓮「…別にいいだろ。手伝う。」

 

蓮親「?」

 

何も言わずに、俺は厨房に入り次々注文を捌いていく。こうしていると、あのムカつく猫ヘッドホン女の事を忘れることができ、ゾーンに入り込めば時間もあっという間に経つ。

 

蓮母「蓮ー。」

 

蓮「…なんだよ?」

 

蓮母「リサちゃん。ちょっと話があるって。」

 

よりによって一番会いたくないタイミングで…

 

蓮「やだ。仕込みするから無理だって言ってて。」

 

蓮母「それが…」

 

リサ「蓮。」

 

厨房近くまで来てたのかよ…ってか、猫以外にも客が入ってこないようにちゃんとしろよ…

 

蓮「何?」

 

リサ「話があるの。ちょっと来て。」

 

蓮「いやだ。そろそろあいつらにも飯作んなきゃだし、それが終わったら掃除に洗濯もしなきゃなんだ。だから帰ってくれ。」

 

リサ「帰らない。話を聞いてくれるまではね。」

 

蓮「迷惑。ので、帰ってほしい。」

 

リサ「帰らないよ!絶対に…蓮にライブを見て欲しいから!」

 

蓮「忙しい。手伝いに戻る。じゃあな。」

 

我ながら片言だとは思ったが、ライブに行きたくないのではなくあの猫ヘッドホンに会いたくないからだ。

 

リサ「すみませーん!注文いいですかー!?」

 

蓮母「はいはい。」

 

リサ「蓮をお持ち帰りで!」

 

はっ?

 

蓮母「無理矢理にでも、どこにでも連れていきなさい!」

 

蓮「ちょまま、ちょままま、ちょっと待てちょっと!?」

 

俺の異論は全く受け入れられずに、俺は襟首を捕まれて(半ば強引に)タクシーに押し込まれて連れていかれた。(後で聞いたが、この時の代金は親父が運転手に諭吉を握らせていたらしい。)




今回から、こういう風に短めにいきます。

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怒りを静めろ! 2

実視点

 

実「全く!初対面でああなんて失礼だよね!」モグモグ

 

剣「本当です!店員さーん、同じのをもう1つお願いします。」モグモグ

 

実「あっ、僕にも!」

 

店員「は、はーい…」(さっきっから、あの子達どれくらい食べるの?)

 

僕達はライブハウスから出た後に、剣くんオススメのクレープ屋でやけ食いをしていた。互いにおこづかい日まで過ごせる範疇の自腹で。

 

剣「イヴさん達も。よくああいう人と付き合えますよね。」

 

実「まあっ、バンドを組んでいる同士だからって言ったらそれまでなんだけど。」

 

剣「確かに。僕達だって、あれ同士じゃなきゃ挨拶を返す程度ですもんね。」

 

あれ…つまり光の力ね。確かに、それがなければ学校内ではただの先輩後輩。それ以外だったら赤の他人。言えてる。

 

実「さて…ダンスゲームでもしに行く?」

 

剣「パスパレの曲しかできないですけど…」

 

実「いいよ。根気よく探してみるから。」

 

ゴミを捨て、ゲームセンターに行こうとすると

 

りみ「実くん!」

 

息を切らしたりみと若宮さんがやって来た。

 

実「なに?」

 

イヴ「剣くん…お願いです!私達のライブを見てください!」

 

りみ「実くんも…チュチュさんも反省してたから!」

 

剣「せっかくですけど、お断りします。」

 

剣くんの言葉に2人は驚愕していたけど、その言葉は僕の言葉でもあったから目を瞑って軽く頷く。

 

実「反省してる云々じゃなくて、初対面であんなこと言われてすぐに機嫌が直るほど僕達は単純じゃないよ。」

 

剣「それに、見たところあの人僕よりも年下ですよね?年下の人にああいう風に言われて言葉はあれですけど気分悪いです。」

 

りみ「そんな…ちゃんと反省してたのに…」

 

実「口が悪いようだけどさ…言葉だけでの反省ならいくらでもできるでしょ?ちゃんと本人が来て謝るべきなんじゃないかな?それをりみ達が志願したかどうかは置いといて、ライブ途中でも僕達のところに来て謝罪をするのが筋ってものじゃないの?」

 

僕の正論に剣くんはただただ頷き、りみ達は焦りながらも呆然としていた。

 

イヴ「そ、それには訳が…」

 

実「どういう訳か知らないけど、あの人が謝りに来るまで僕達は絶対に行かないからね。行こっ。」

 

剣「はい。」

 

どうしていいかわからず、おろおろしている2人を尻目にダンスゲームを探しに行こうとすると

 

「おい剣!とその隣!」

 

実「ん?」

 

剣「へっ?」

 

振り向いた瞬間、僕達の意識はフェードアウトした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

りみ視点

 

突然、実くんよりも大きい人が現れたと思ったらすごい手際で二人を気絶させてしまった。

 

一巳「ったく、折角イヴさんが誘ってくれてるのによ…」

 

イヴ「一巳さん…でしたっけ?」

 

一巳「若宮先輩、お久しぶりです。」

 

りみ「えっと…どちら様ですか?」

 

一巳「剣と同じクラスの沢田一巳です。たまたま買い物をしていたら、機嫌が悪そうな二人と慌てふためくお二方が見えたのでこれ以上話が拗れないように気絶させました。」

 

りみ「ど、どうも…」

 

一巳「それで…こいつらどうしますか?」

 

あっ、ちょっとだけ忘れてた。

 

イヴ「馬車のように運べますか?」

 

一巳「ちょっとワケわかんないですけど、いいですよ。案内お願いします。」

 

一巳くんは二人を肩に抱えてから私達と一緒に歩き出したの。けど、この時はうっかり気づいてなかったけど男の子二人を軽々と肩に抱えながら歩いてて一巳くんはスッゴク注目されていた。

(この後、剣を女の子と間違えた通行人により通報され厳重注意を受けた三名であった。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卓視点

 

つぐ父「おーい…注文入ったぞ~…」

 

卓「…そこに置いといてください。」ムスーッ

 

つぐ父(つぐみの言うとおりだ…今婿云々の話をしたら、間違いなく殺られる!)

 

親父さん達がいつになく俺を怯えた目で見ていた。まっ、大方つぐみから今の俺の機嫌が最悪だというメールでも見たんだろうが。

 

卓(ふう…サイコパスっぽいけどストレス解消には、何かを切り刻んだり、焦げ目がつくまで焼いたりするのが俺は一番いい。)

 

卓「ナポリタン…上がり。次はっと…」

 

「私達のライブを見る!」

 

卓「はいよ~って、つぐみ…」

 

汗を流し、息を整えていたつぐみがいた。その言葉で、戻ってきてほしいということは察した。けど…

 

卓「悪い。それは無理だ。」

 

つぐ「なんで!?チュチュさんも反省してたよ。だから!」

 

卓「反省してる…ね。けど、俺はあいつが嫌いになった。会いたくない。だったら、ここで仕事してた方が大分マシだ。何故か!今日は弄りにこないからな…」ジロッ

 

2人を睨み付けると、また身震いをする。まっ、キレるのはいつもの事だがここまで怯えるとはね…どんだけ怖いんだよ?

 

つぐ「スゥーハァー。」

 

卓「どうした?いきなり深呼吸しや…」

 

つぐ「私達のライブを見にこないと!オーナー娘権限でクビだよ!」

 

はっ?

 

卓「つぐちゃん、ちょい待ち。それマジ?いやね。知ってるでしょ?俺がここで働くことを条件に学校行ってるって…」

 

つぐ「知ってるよ!けど、これ以上うだうだ言うようなら家族会議を開いてでも絶対にクビにするからね!」

 

おいおい。つぐちゃんや。キャラ変わってないかい?いや、まあっ。言ってしまえば俺ただのバイトよ?自宅の手伝いでもないからクビになったら生活詰むわ。けど、これだけは言わせて。

 

卓「つぐちゃんやめとけよ~」

 

つぐ「本気だよ!お父さん!お母さん!異論は!?」

 

「無しです!」

 

本気だ。はい、本気と書いてマジと読むくらい本気だこの子。実際普段の思慮深い感じからグイグイ圧してくる感じになってますし。

 

卓「異議あり!」

 

つぐ「認めません!お父さん!縄!」

 

つぐ父「はいな!」

 

つぐ「お母さん!車!」

 

つぐ母「了解!」

 

えっちょっ何!?つぐみの指示のもと、まるで音速のような速さになったマスターに縄で縛られ直ぐ様車に押し込められた。

 

卓「おいぃ!?つぐちゃんや!これ拉致監禁現場と間違われてもおかしくないぞ!?」

 

つぐ「こうしないと来ないでしょ!お母さん!GO!」

 

つぐ「ひとっ走り付き合いなさいよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫園視点

 

家に帰ってきた俺は、早速バラ園に入り手入れをする。その後ろにミウはただ立っていただけで少しだけ手伝えよとは思ったのはここだけの話。

 

ミウ「本当によろしかったのですか?」

 

紫「…極論だが、あいつらのライブはあいつらがやるもの。俺には関係のないことだ。それに…俺は笑うことはない…」

 

昔っから、無愛想なのはわかってたけど最近はそれに加えて俺自身がベリアルの息子だということもわかってますます笑えなくなった。

 

紫(笑顔なんざ…俺には必要のないことだ。)

 

ミウ「紫園様。ウルトラマンコスモスの宿主と薫様です。」

 

紫「ライブを見に来いってか…寝てるとか適当に方便言って帰ってもらえ。」

 

ミウ「承知しました。」

 

ライブなんざ、見ても見なくても同じだ。確かに気分は高揚するかもだけど、それでも笑顔になる必要はない。それすなわち、あんな失礼なやつがいるところにもライブを見る必要はない。以上。

 

薫「紫園!」

 

莉「ったく、こいつ風に言えば気まぐれな猫を捕まえに来たぜ。」

 

おいおい。なんでこいつらがここにいるんだよ?

 

紫「…ミウはどうした?」

 

薫「ミウさんに入れてもらったのよ…」

 

莉「伝言だ。あの方は今私でも引っ張ることができないほど意固地になっています。どうか、あなた方で引っ張っていってください。だとよ。」

 

あんのメイド…口では従うふりをしてただけかよ…

 

薫「紫園…お願い!私達のライブを見てよ!」

 

莉「チュチュは俺が説教をしておいた。だから…頼む!」

 

紫「…スタッフなんだろ?だったら、他の4人とでやればいいだろ。バラはその時その時によって様子が変わる。本当なら、つきっきりで見ていたい。だから、断る。」

 

薫「そんな…私は、私達の音楽を紫園に聞いてほしい!そして…昔みたいに笑顔になってよ。私や、ちーちゃんと過ごしたあの日々みたいに…」

 

薫…口調変わってるぞ。お前、やっぱそっちの方が断然可愛いじゃないかよ!?いつもみたいな王子様口調はやめてそのままでいてくれ!

 

薫「紫園?」

 

莉(なんか…悶絶してないかあいつ?あっ、もしかしたら)

 

莉「薫。」チョイチョイ

 

俺が悶えていたら、なぜか薫に莉久さんは耳打ちをしていてそれが終わると一瞬驚いたがすぐに冷静になって俺の前に軽く膝を曲げる。

 

紫「薫?」

 

薫「紫園…お願ぁい…///」ウワメウルウル

 

上目遣い!涙目!赤面!脳トロボイス!スーパーベストマァッチ!!

 

なんだよこいつ!?昔の…千聖とよく遊んでた頃の薫に戻ってんじゃねえか!そんな顔できるならずっとやってろ!ってかこのまま犬耳でもつけて永遠に飼っていたいわ!

 

ミウ「紫園様。今考えていることをおこなうのは危険ですのでおやめすることをおすすめします。」

 

紫「」ハッ

 

莉「何考えてたんだよ…おまえ。」

 

紫「っち、わあったよ。ただ、これを終わらせてからな。ミウ、適当にタクシー手配しといてくれ。」

 

ミウ「承知しました。」

 

莉「んじゃあ、俺達は先に行ってるからな。」

 

薫「絶対に来てね…紫園。」

 

二人を見送り、俺はまたバラ園に入ろうとすると

 

「ピギイィィグワグワッ!」

 

奇妙な雄叫びが響き、振り向くとサンダーキラーが上空から現れた。




つぐみ編と薫編のネタは知る人ぞ知るやつですw

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VSサンダーキラー

紫園視点

 

紫「タイミング最悪…」

 

ミウ「紫園様。サンダーキラーが現れた方角に、薫様達がいらっしゃいます。」

 

紫「んなこったろうと思ったよ。とっとと片付ける!」

 

懐からジードライザーを取り出し、異空間へ飛ぶ。

 

紫「融合!」

 

「シェアッ!」

 

紫「アイゴウ!」

 

「ヌエェラ!」

 

紫「ヒアウィーゴウ!決めるぜ、覚悟!ジーード!」

 

『ウルトラマン!ウルトラマンベリアル!ウルトラマンジード!プリミティブ!』

 

ジードに変身しながら、サンダーキラーの喉元へ蹴りを入れる。

 

「ハアッ!」

 

「ピギィ…ギイィクワアァッ!」

 

サンダーキラーはライトニングキラーカッターで攻撃してくるが、俺は側転やバク転でかわし更に前転で距離を詰め首を掴んで膝で顎を攻撃する。

 

「シュアッ!」

 

「ギイィ!!」

 

互いに距離をとり、構え直す。俺は追撃としてレッキングリッパーを放つが爪で防がれサンダーデスチャージの反撃を食らう。

 

「ウワッ!!」

 

紫『野郎…だったら!レッキングバースト!!』

 

レッキングバーストを放つも、胸から吸収されて跳ね返される。

 

「デヤッ!!」

 

紫『そういや…ゼットンみたいに跳ね返すんだったな…』

 

ミウ「紫園様!こちらをお使いください!」

 

ミウによって投げられたウルトラカプセルが、何故か俺の中に入り手に取るとセブンとレオのカプセルだった。

 

紫『よし!』

 

俺は立ち上がり、バク転で距離をとってからジードライザーを取り出してカプセルを起動した。

 

紫「融合!」

 

「ナアァッ!」

 

紫「アイゴウ!」

 

「イヤッ!」

 

紫「ヒアウィーゴウ!燃やすぜ、勇気!ジーード!」

 

『ウルトラセブン!ウルトラマンレオ!ウルトラマンジード!ソリッドバーニング!』

 

「ハアッ!」

 

俺はソリッドバーニングに姿を変化し、サンダーキラーと対面する。突如として姿が変わった俺にサンダーキラーは一瞬隙を見せ、それをついた俺は一気に懐に入り込みレオのような格闘技で一気にダメージを与える。

 

「ギイィ…」

 

紫『トドメだ!ストライクブースト!!』

 

これも光線技だけど、2度も同じミスをするほど俺はアホじゃない。ブースターを利用して一気に近づき、正拳突きをサンダーキラーの腹部に当て一気に放出する。

 

「ギイィクワアアアァッ!」

 

サンダーキラーは断末魔と共に、爆散四散し俺は元に戻る。

 

紫(そういや…スカルゴモラもサンダーキラーもベリアル融合獣。誰が融合させているんだ?)

 

ミウ「紫園様。バラの方はもう大丈夫です。手配しておきましたので、ライブハウスへと行きましょう。」

 

紫「ああ。わかった。」

 

ミウが呼んだタクシーに乗り、ライブハウスへと向かいながらも俺はさっき感じた疑問がまだ頭をぐるぐると回っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

莉久視点

 

チュ「ごめんなさい!!言い過ぎたわ!」

 

俺達がライブハウスに戻り、スタッフオンリーのバックヤードに戻ると直ぐ様チュチュは俺達に頭を下げる。…こう言うのもなんだが、年下の女子に頭を下げさせるなんていい気分じゃない。

 

「……」

 

莉「はい!これで終わり!後は各々の関係者に愚痴るなりなんなりしてくれ。次、Poppin partyさん。ライブお願いします。」

 

香「よーし。」

 

「ポヒパ!ピポパ!ポピパパピポパ!」

 

俺は無理矢理この件を終わらせ、特等席とも言える部屋につれていく。そこは完全防音でありながら、スピーカーでライブの歌も聞けるので俺達の話をするには格好の場所だ。

 

莉「紫園。さっきのサンダーキラーもそうだが…やはり。」

 

紫「気付いてたんですね。」

 

蓮「どういうことだ?」

 

実「何者かが、意図的に怪獣を呼び寄せている。そうですよね?」

 

実くんの言う通りの事を2人で考えていたので黙って頷く。

 

剣「どういうことなんですか?」

 

莉「ベムラー、ペドレオン、コッヴ、リドリアスは言ってしまえば野良怪獣だ。けど、スカルゴモラやサンダーキラーはベリアル融合獣…つまり誰かが召喚しなければいけない。」

 

紫「マガバッサーも、メビウスのカードで封印されてたってことは封印を解いたやつがいる。」

 

卓「ということは…この怪獣騒動の裏には黒幕がいる…ってことか。」

 

その通り。流石、名門と言われる羽丘や花咲川に通うみんなだ。簡単な説明でここまで深く理解するとは。

 

ゼロ『一旦分離するぞ。』

 

実「OK。一旦ゼロと分離します。」

 

莉「わかった。さっき確認したけど、あっちからはここの様子は見えにくい。できるだけ控えめにな。」

 

実くんの体から光が出てきて、人間と同じくらいの大きさのゼロが現れる。

 

ゼロ「黒幕だが…心当たりがある。」

 

卓「なに?」

 

ゼロ「ベムラーの護送をした後、元々俺は地球に調査に来る予定だったんだ。ウルトラの父達からの依頼でな。昔、ウルトラ兄弟が力を合わせて倒したっていうやつが復活したらしい。」

 

紫「…んで、そいつの名は?」

 

ゼロ「ウルトラダークキラー!怨念が集結した闇の巨人!」

 

ウルトラダークキラー。その言葉だけで、なんとなくヤバイやつだということを俺達は察する。

 

ゼロ「俺達だけじゃない…あいつも、いずれここに来るさ。」

 

実「あいつ?」

 

ゼロ「ああ…俺の親友だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「はあっ!せいっ!!」

 

レオ「フッ!イヤッ!どうした?ここまでか?」

 

???「まだまだだぁ!!」

 

荒廃した惑星にて、赤き若い戦士とレオが特訓を繰り広げていた。

 

この若き戦士が地球に来るのは、もう少し先のお話…




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光達のとある1日 1

今回の話から、少しだけ長くなります。


実視点

 

実「いってきまーす。」

 

実母「しっかりやんなさいよ!」

 

母さんに見送られ、僕は家を出る。途中、山吹ベーカリーに寄ってその日のお昼ごはんの物色をしていると

 

りみ「おはよ~実くん、沙綾ちゃん!」

 

沙「おはよ。チョココロネ、焼き立てだよ。」

 

りみ「やったぁー!」

 

りみは相変わらずチョココロネを買い、僕はカレーパンとメロンパン、面白そうという理由だけで新発売という辛味噌パンを買った。

 

「オンドゥルルララギッタンデスガァ!」

 

「オデノガラダバボドボドダ!」

 

実(なんだろ…あのお客さん?)

 

りみ「買ったよ~」

 

実「じゃあ行こっか。沙綾ちゃん、また後でね~」

 

沙「うん!」

 

あのライブの日から、香澄ちゃんからの要望でPoppi npartyのみんなをりみ以外ちゃん付けにして呼んでいる。最初はなんだか恥ずかしかったけど、慣れてきた。

 

りみ「今日はどんな一日になるだろうね?」

 

実「さあっ?まっ、本当なら平凡なままで過ごしたいね~あっ、そういえばさ昨日のドラマで…」

 

昨日の夜にあったドラマやバラエティーの話をしながら歩いていると、香澄ちゃんと有咲ちゃんが歩いているのが見えた。

 

りみ「おはよ~」

 

香「りみりん!実くんも、おはよう!」

 

実「おはよ。また有咲ちゃんのおばあちゃんの朝ごはん食べてきたの?」

 

有「き、気安くちゃん付けするんじゃねえ!///」

 

実「ダメ?」

 

有「ダメだ!!」

 

実「」シュン

 

有「そんな顔すんじゃねえよ!///た、たまにならいいぞ!」

 

りみから聞いてた通り

 

実(チョロい…)

 

ゼロ『将来、変な男に捕まりそうだな…』

 

実(僕にしか聞こえないからいいけど、それ絶対に本人に言わない方がいいよ。)

 

りみ「実くん?」

 

実「あっごめん。ちょっと考え事してたから。」

 

香「何々~私達にプレゼントでも考えてたの?」

 

有「お前な…」

 

そんな感じで話をしながら歩き、校門に着くとたえちゃんがいた。

 

香「おたえ~」

 

たえ「みんな、おはよう。」

 

有「おーっす。」

 

りみ「おはよ。」

 

実「宿題やって来た?」

 

たえ「オッちゃん達と遊んでたら、朝になってた。」

 

実「はいはい。また写させればいいのね…(羨ましい…)」

 

りみ(絶対おたえちゃんのこと羨ましがってるね…)

 

僕とたえちゃんはりみ達とわかれ、教室にはいると北沢さんが飛んできた。

 

はぐ「みのくーん!宿題写させてよ!」

 

実「北沢さん…たまには自分でやらないと。」

 

はぐ「だって!今度ハロハピのみんなとしおくん先輩とソフトボールの試合に出るから忙しいんだもん!」

 

紫園さん…完全に巻き込まれてるね。

 

実「ったく、今回だけだよ。」

 

はぐ「やったぁ!」

 

たえ「私も写すことになってるから、一緒にやろう。」

 

はぐ「うん!」

 

北沢さんの席に向かっていくたえちゃんに何故か犬の耳と尻尾が見えた気がした。

 

実(ウサギというより…犬みたい。)

 

男「おーっす。実ぅ。今日も夫婦揃っての登校、ごくろうさんだね~」

 

実「りみとはただの幼馴染みだって。」

 

男「あれれ~?おっかしいな~俺は牛込とは一言も言ってないのにな~」

 

実「ちょっ!!」

 

そんなこんなで授業をしていると

 

ブブウ

 

たえ「大人しくしてて…」ポソッ

 

実「?」

 

たえちゃんがたまに鞄に目を向けていて、お昼休みになると何故か鞄を持って中庭に行く。

 

沙「おたえ、実くんもお疲れ。」

 

実「うん。ところでたえちゃん。さっきっからずっと鞄に話しかけてたけど、どうしたの?」

 

たえ「実はね…」

 

僕達を手招きして、ちっちゃく円を作り鞄を開ける。すると…

 

「ブブウ。」

 

ウサギがいた。

 

有「オッちゃ…!」

 

たえ「しーーっ。」

 

香澄ちゃんが有咲ちゃんの口を塞ぎ、僕とりみと沙綾ちゃんはひたすら目をぱちくりする。

 

たえ「ついてきたいっていうから、連れてきちゃった。」

 

香「オッちゃん!大胆だね~」

 

有「ウサギがそんなこと言うか!」

 

沙「おたえは相変わらずだね~」

 

実(抱っこしたい…モフモフしたい!お昼上げたい!)ウズウズ

 

りみ「おたえちゃん。ちょっとだけ抱っこしていい?」

 

たえ「いいよ。はい。」

 

りみ「モフモフやわ~実くんもどう?」

 

実「…少しだけ。」

 

りみからこっそりオッちゃんを受け取り抱っこする。柔らかく、愛らしい瞳。そしてこのモフモフ感。目を閉じると、僕とオッちゃんだけの世界が広がり

 

実(さいっ…こう。)

 

香「実くーん?」

 

有「…こいつ!笑顔のまま気絶してるぞ!」

 

たえ「オッちゃん、おいで。」

 

りみ「実くん!起きて!起きて!」

 

沙「ウサギ…好きだったんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卓視点

 

ピピピピッピピピピッ

 

卓「くあっ…ああっ…」

 

ベッドから手を伸ばして携帯のアラームを止めてから、起き上がって伸びをする。

 

卓「さっさと朝飯作ろっと…」

 

部屋からでて、顔を洗って寝癖を直し制服とワイシャツに着替えてからエプロンをつけオムレツ、ベーコン、山吹ベーカリーで買った食パン、サラダとヨーグルトを3人分用意する。

 

卓(そろそろ来るだろうな…)

 

ガチャッ

 

モカ「すーくん。おはよ~」

 

ひま「わあっ…いつもながらいい匂い!!」

 

卓「お前ら…くるのはいいけど、せめて呼び鈴鳴らせよな…」

 

この二人曰く、ひまりは自分の家より俺の家の方が羽丘に近いため食べた後ゆっくりできる。モカは更に寝ることができるとのことで毎日俺の家に来る。

 

卓(たまには蘭やつぐみ、巴も来ればいいのにな…)

 

モカ「すーくんや、今つぐの事考えてたでしょ~?」

 

卓「お前はエスパーかと言いたいとこだが、半分不正解。」

 

ひま「モカ~卓くん~冷めちゃうから早く食べようよ!」

 

思えば…羽丘に通い始めてからもひまりは家で朝飯を食っていた。もしかしたら…

 

卓(こいつのメロン育てたのって、俺ら家族か?)

 

モカ「すーくん、今日もゴチになります~」

 

卓「ああ…って、お前そろそろ食費くらい出せよ。ひまりは毎月一定額くれるんだからな。」

 

モカ「まあっ、それは後に~」

 

こいつ…踏み倒す気満々だな。そう思いながらも、俺は自分のコーヒーを淹れる。

 

卓「ひまりとモカは何飲む?」

 

モカ「牛乳で~」

 

ひま「オレンジジュースある?」

 

卓「はいよ。」

 

俺は牛乳とオレンジジュースをコップに注ぎ、座っているひまり達に持っていき俺も座る。

 

ひま「いただきまーす!」

 

モカ「ゴチになります~」

 

卓「召し上がれ。」

 

2人はオムレツを口にすると、悶えひまりはメロンを抑えてモカはひたすら目を閉じて上を向いていた。

 

ひま「美味しい…」

 

卓「そりゃどうも。」

 

モカ「すーくん、今日もグーっですな~」

 

卓「さっさと食え、洗う時間なくなる。」

 

朝食をとり終え、俺は洗い物をしながらひまり達の方を見ると

 

ひま「今日の運勢は微妙だな~」

 

モカ「ムニャムニャ…美味しいパン~」zzz

 

ひまりはテレビで占いを見ていて、モカはソファーで寝ていた。

 

卓「モカ、起きろ。制服シワになるぞ。」

 

モカ「すーくんがアイロンかけて~ムニャムニャ」

 

卓「寝言かよ。ったく、そろそろ起きないと遅刻だぞ。」

 

モカ「それはこまっ…った!」

 

卓「いってぇ!!」

 

俺はモカの顔の近くで話していたため、起き上がった拍子に互いの頭をぶつけてしまう。

 

モカ「も~すーくん。気を付けてよ~」

 

卓「起こそうとしただけだ!!元はといえばお前が寝るのが悪い!」

 

ひま(2人とも気付いてるのかな…もう少し卓くんの顔が前だったら///)

 

卓「ひまりも!そろそろ出ないと遅刻だぞ!」

 

ひま「あっ、う、うん!!」

 

何故か顔を赤くしているひまりを諭し、俺達は学校に向かう。正門を通ると見知った紫と赤がいた。

 

ひま「巴~あこ~おはよ~」

 

あこ「ひまりちゃん!おはよう!」

 

巴「おーっす。モカもひまりも、卓のところで朝飯か?」

 

モカ「すーくんの朝御飯は元気の源~」

 

卓「食ってすぐ寝るようじゃ、元気も何もないだろ。」

 

巴「ははっ、モカは相変わらずだな。」

 

俺はなんとなく腕時計を見ると、時計の針はへの字になっていた。

 

卓「ちょっとだけ悪い知らせ。このままだと、俺達遅刻だぞ。」

 

巴「やばっ!!」

 

ひま「急ごう!」

 

俺達は同時に走りだし、何とかチャイムギリギリに教室に着き息を切らしながら席に着く。息を整え終えて顔を上げると目を細くした蘭とつぐみが俺の前にいた。

 

蘭「…おはよ。」

 

モカ「蘭~つぐ~おはよ~」

 

つぐ「4人共、遅刻ギリギリはダメだよ。」

 

卓「元はといえばモカが寝るから…」

 

モカ「先生がそろそろ来るからそれは後で~」

 

モカの一言にため息をついてから俺達は自分の席に座り、ホームルームが行われる。

 

担任「今日は1日を通しての調理実習です。各々、6人一グループを作ってから家庭科室に来て下さい。」

 

あっ、そういえばそうだった。めんどいけど、やらなきゃ評点貰えないしな…適当に男同士で組むとするか…

 

蘭「卓。」

 

卓「…幼馴染み同士で組めと?」

 

蘭「」コクッ

 

卓『お前ら全員自覚ないかもだけどな…お前らみたいな美少女の中に俺みたいなのがいたら回りから嫉妬の視線向けられるの俺なんだぞ!だから、俺は今日は男同士で組む!以上!』

 

と言いたかったが、モカと巴からの無言の圧力、つぐみとひまりの助けを求める上目遣い、もし逆らったら今度こそバイトクビになる…

 

卓「しゃあないな…ただ!モカも巴も、しっかりと手伝うように。」

 

巴「任せとけ!」

 

モカ「モカちゃんにお任せあれ~」

 

普段から家の手伝いをしているつぐやひまり、普通に家事はできる蘭と比べるとこの二人はどうも苦手らしく今までもつぐみの家でお菓子作り体験をしたときも…

 

巴『あれ?なんで、焦げたんだろ?』

 

モカ『全然膨らまない…』

 

この二人のだけは、何故か失敗。俺達と同じ作り方をしていても、焦げたり膨らまなかったりしていた。

 

つぐ「そろそろ移動しよ!」

 

ひま「よーし、みんな頑張ろ!エイエイオー!」

 

「………」

 

ひま「ちょっとぉ!卓くんも!?」

 

卓「なんか、ノラない方がいい気がした。ダサいし…」

 

これ某神様の前で言ったら、滅茶苦茶怒られるだろうけど…実際にやるとなるとダサすぎる…

 

蘭「早く移動しよ。」

 

蘭に諭され、俺達は家庭科室に向かうと調理台の上にはキャベツや玉ねぎ、生姜などの香味野菜が多数置かれていた。

 

ひま「1日かけて作るのってなんだろ?」

 

卓「…多分、俺達もよく知ってるもんだぞ。」

 

モカ「それは~?」

 

卓「そろそろ説明あると思うし、あえてヒントを言うとしたらますきと三だな。」

 

ますきと三。それだけでは全く答えに辿り着かないのは重々承知だが、こうでもしないとこいつら…特に巴とひまりがうるさい。

 

担任「さて、集まったところで今日はラーメンのスープを作ります。ラーメンのスープというのは…」

 

俺達家族は元々ラーメンが好物ということがあり、雑誌で紹介されているような店の他にも風格のある個人店や全国、更には自分達でも作って食べていたほどだ。そんな俺からすればこんな説明は欠伸が出るほど退屈で、普段だったらどこかに行ってる程だ。

 

担任「では、各班でスープ作りを開始してください。」

 

巴「ラーメンか~」

 

蘭「ますきや三…三郎系とラーメン銀河のことだったんだね。」

 

卓「そっ、こういう回りくどいヒントじゃなきゃ巴達がうるさいからな~」

 

巴「失礼な!」

 

モカ「すーくんや、それはいいとしてラーメンのスープを作らなくては~材料がなくなるよ~」

 

モカの言うことは最もだが、俺は敢えて待ってから最後の方に取りに行く。

 

卓(やっぱ、こいつらは残されたか…けど、見落としてるぜ。)

 

俺は材料を選び、台の上に置く。それを見て、5人は目を丸くした。

 

巴「これ…キャベツと昆布の芯じゃないか!」

 

ひま「それに煮干しが2種類って…どんなラーメンができるの!?」

 

モカ「すーくんや、これで美味しくなかったらしばらく奢りだよ~」

 

正直、予想通りだがうぜぇ…

 

卓「まあっ見てな。羽沢珈琲店、事実上料理長が美味なスープを作るぞ!みんな、協力よろ!」

 

「お、おぉ~」

 

乗り気じゃないのはわかる。けど、これには俺のラーメンマニアとしてのプライドがある。ほかのやつらのよりも、断然旨いのを作る。それだけだ!

 

数時間後

 

卓「あがり。今まで行った店で一番旨かったラーメンを再現してみた。」

 

モカ「すーくんが誉める程だから美味しんだろうけど~」

 

巴「まあっ、香りはいいな…」

 

つぐ「と、とにかく食べてみよ!」

 

つぐみの言葉で頷いた蘭達は、一斉に麺を啜る。すると、全員目を閉じたまま止まり…

 

「おっ!おぉーーーー!!!」

 

ひま「美味しい!!」

 

巴「煮干しがいい味だしてるぜ!」

 

蘭「…どういうことなの?」

 

モカ「素晴らしいよ卓くん。まず、キャベツや昆布は芯が一番味がいいって言われてるからそれらを軸に、香味野菜で鶏ガラや豚骨の臭み抜き、普通のイワシの煮干しやサンマの煮干し、そして干し椎茸の戻し汁を使ったことで重厚な味わいと深いコクを醸し出している。さらに麺もちぢれ麺を使うことで、スープとよく絡まってメンマやチャーシュー、味玉にねぎがよく合うよ!」ペラペラ

 

つぐ「モカちゃん。口調、変わってない?」

 

卓「お褒めにいただき光栄です。けど、片付けまでが実習だからな。」

 

この時、俺は知らなかった。この日を境に休みの日になると、巴達がラーメンをねだってくることに。




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光達のとある1日 2

剣&蓮編です


剣視点

 

剣「今日は収録か…頑張ろ。」

 

平日…普段なら学校で授業を受けているけど、今日はパスパレが出演する番組の収録のため朝早くから事務所の前にコンビニで購入したタピオカミルクティーを飲んでいた。

 

日「おはよ~剣くーん!!」

 

剣「朝から元気ですね…」

 

日「だって温泉だよ!るんってくるかもだよ!」

 

だからるんってなに…

 

麻「おはよーございまーす。」

 

日「おはよ!麻弥ちゃん!」

 

麻「日菜さんは朝から元気っすね~あっ!剣くんが飲んでるのって、新発売のですか!?」

 

剣「はい!たまたま見て美味しそうだったので。」

 

日「いいなー私にもちょうだい!」

 

返事をする前に、既に日菜さんの手には僕の飲んでいたタピオカが握られていてもうストローに口をつけられていた。

 

剣(ちょっと待って…これって…///)

 

麻「日、日菜さん!そ、そそそそそ…それは…間接キスじゃないっすか!!///」

 

日「えっ?友達同士で回し飲みしない?」

 

麻「そ、そうかもしれないですけど…それでも!剣くんは男の子っすよ!!///」

 

その言葉に僕はひたすら頷くも、日菜さんはあんまり気にしていないみたいでポカンとしていた。

 

彩「おはよ~」

 

千「みんな時間通りね。」

 

イヴ「剣くん!おはようのハグです!」ガバッ

 

油断していたところに、イヴさんがハグをしてくる。正面からだったということもあり、僕の顔はイヴさんの2つの山に挟まれる。

 

剣「むーー!うっ!!うーっ!!」

 

彩「何て言ってるの?」

 

千「多分だけど、「イヴさん!ちょっ!呼吸が!」じゃないかしら?」

 

彩「そろそろ離してあげたら?」

 

彩さんの進言で、イヴさんは僕を離してくれ僕は少し離れて麻弥さんに支えられながら呼吸を整える。

 

千(映画とかで、女性の胸に挟まれて窒息しかけるのをよく見るけど本当だったのね…)

 

剣「ゲホッ!ゲホッ!イヴさん!いきなりのハグはやめてくださいよ!マジで窒息死しかけましたよ!」

 

イヴ「すみません…」シュン

 

ちょうどその時、事務所の車がやって来た。

 

マネ「みんな~そろそろ出発するよ~」

 

「はーい。」

 

僕たちは順に車に乗って、今回の収録内容を説明してもらいながら進む。結構な山奥に行くらしく、段々と睡魔が襲ってきて気付けは僕の隣に座っていたイヴさんは僕の肩を枕にして、他のみんなもそれぞれの体勢で寝ていた。

 

剣(あれから…ビーストは出てない。けど、いつ出てくるかはわからないし。何より、僕は…)チラッ

 

イヴ「スーッスーッ」

 

イヴさんの顔を見てから、僕も欠伸をして寝始める。数十分後

 

マネ「着いたよー!」

 

マネージャーの声で目を覚ました僕たちは、寝ぼけ眼で前を見るとそこには普通ならかなりのお金を払わないと泊まれないような旅館があった。

 

日「すっごーーい!!」

 

彩「き、今日はこ、この旅館に泊まりましゅ!」

 

日「あっはははーー!!彩ちゃん早速噛んでるよ!」

 

マネ「まだ始まってないから…後でまた集合かけるから、それまで部屋にいてね。はい、これ鍵。」

 

千聖さんに渡された鍵は、何故かひとつだけだった。

 

剣「あれ?僕の部屋の鍵は?」

 

マネ「えっ?みんな同じ部屋でいいでしょ?」

 

はい???

 

マネ「気を許してるんだし、大丈夫でしょ?んじゃ、また後で~」

 

僕たちの意見を聞く前に、マネージャーは既に打ち合わせに行ってしまった。

 

麻「しょっ、しょうがないっす!剣さん、今日は朝まで語り明かしましょう!」

 

剣「はい…一応、離れて寝ますね。」

 

彩「し、信頼はしてるから近くでいいよ!!」

 

その後、微妙な空気のまま撮影をこなして僕たちはそれぞれ温泉に入って部屋に戻ると豪華な食事が用意されていた。

 

日「すごい!舟盛りだよ!舟盛り!」

 

麻「た、高そうなものばっかっすね…」

 

千「あらっ、今日1日のお疲れさまとしては妥当だとは思うわよ。」

 

千聖さんはそういうけど、恐らくブランド物の和牛の石焼にまだ鯛が動いているほど新鮮なお刺身舟盛り、真ん中にはお出汁が沸騰していてその回りには蟹が置かれていた。

 

剣(事務所…予算とか大丈夫なの?)

 

イヴ「剣くんも、早く食べましょう!」

 

イヴさんに諭された僕も座って、食べ始める。

 

日「はいっ!剣くん、あーん。」

 

剣「その山盛りわさびはなんですか?殺す気ですか?僕わさびダメなんですけど。」

 

日「冗談だよ~本当はこっち!はい、あーん!」

 

日菜さんは悪意がないんだろうけど、どうも僕を小さな子供扱いするから内心では苦手。逆に、麻弥さんや彩さんは僕のことを対等に扱ってくれていて好き。そう思いながらも、日菜さんにあーんされた蟹しゃぶを口にすると

 

剣「ぶっ!こ、これわさび!?」

 

日「ごめんね~マネージャーからリアクションさせてくれって頼まれたからさ~」

 

日菜さんの言葉に耳を傾けずに、僕は個室トイレに行ってわさび蟹しゃぶを吐き出してそのまま、水道で何度も口を濯いで戻ると日菜さんは正座をさせられていた。

 

イヴ「日菜さん!事務所からの依頼だからってやっていいことと悪いことがあります!」

 

麻「そうっすよ!これで剣くんが私達を嫌いになったらどうするつもりなんすか!?」

 

彩「そうだよ!」

 

千「少しは反省しなさい!」

 

日「はい…」シュン

 

皆さんに口々にお説教された日菜さんは流石に反省したらしく、その後は静かになり僕たちは食事を終えてトランプ等で遊んでから布団に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日菜視点

 

えっ?これで剣くん編が終わると思った!?まあっ、確かに私も終わると思ったよ!けどね…

 

剣「ん~…」

 

イヴ「レッツブシドー…」ムニャムニャ

 

トイレに起きたら、イヴちゃんが剣くんを抱いて寝ていたの!それを見た私は急いで彩ちゃん達を起こしたの!

 

麻「イヴさん大胆っす…」ヒソヒソ

 

日「これ写真撮っていいかな?」ヒソヒソ

 

千「確実に剣くんに嫌われるわよ。」ヒソヒソ

 

彩「しっ! 起きちゃう。」ヒソヒソ

 

彩ちゃんの言葉で、私達は咄嗟に口を塞いでしまい剣くん達を見ると

 

剣「マシュマロお山…」ムニャムニャ

 

イヴ「ハグハグハグゥ…」ムニャムニャ

 

剣くん自ら、イヴちゃんの胸に顔を埋めていてイヴちゃん本人はなんだか嬉しそうだった。

 

彩「みんな…今夜のことは。」ヒソヒソ

 

千「見なかったことにしましょう。特に日菜ちゃん、いいわね?」ヒソヒソ

 

日「はーい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮視点

 

リサ「でさ、今度の土日にやるRoseliaの合宿に付き合ってくれない?」

 

これは…夢か?幻か?

 

金曜日…俺はこの先の二日間を家の手伝いに無駄に時間を費やそうと思った瞬間に、リサから合宿への同行を依頼された。

 

蓮「なんでだ?」

 

リサ「いやね、この前蓮にお弁当持ってきてもらってからみんな蓮の料理のファンになっちゃったみたいでね。特にあこなんか…」

 

あこ『蓮兄の料理を食べればもっともーーっと頑張れるよ!!次のライブもギュイーーンってなって!ピカーッてなるかも!』

 

リサ「ってね。それでみんな、蓮に身の回りをお願いすればいいんじゃないかってね。あっ、勿論洗濯以外の話だよ。」

 

まあっ…各々の下着もあるからそれに関しては異論はない。ってか、異論があったら俺ただのど変態じゃん。

 

蓮「構わないけど、合宿ってどこでやるのさ?」

 

リサ「燐子の家だって。今度の土日に親が旅行行くらしくてね、防音だしちょうどいいんじゃないかって。」

 

蓮「なるほど。後で場所教えてくれ。」

 

俺は内心ワクワクしながら、土曜日を迎えた。

 

蓮「んじゃ行ってくる~」

 

蓮母「間違いを犯すんじゃないよ~」

 

蓮「んなことするか。」

 

事前にリサに教えてもらった道を歩くと、それなりの金持ちが住んでいるような住宅街にたどり着く。

 

蓮(燐子の家って…もしかしたら超金持ち?だったら、こんなクッキーをお土産にしないでちょっとお高い菓子でも買っていけばよかったな…)

 

そう思いながら、白金と書かれている表札の家のインターホンを鳴らした。

 

燐「あっ、いらっしゃい…八雲くん。」

 

蓮「蓮でいいよ。まっ世話係とはいえ、今日から二日間世話になるよ。これ、家のクッキー。後でみんなで食べてくれ。」

 

燐「ありがとう…冷蔵庫の中は、好きに使っていいって言われてるよ…私達…2階の部屋で練習してるから。」

 

蓮「そっか。まっ、みんなにも伝えてくれ。頑張れってな。」

 

俺は燐子に案内されたキッチン近くの部屋に荷物を置き、冷蔵庫の中をみる。

 

蓮(やっぱ金持ちだな…家とかリサの家じゃ買えないような高いやつばっかだし…昼飯か。サンドイッチでも作るか。)

 

俺は適当に卵とベーコン、レタスにトマト等の食材を取り出しスクランブルエッグやベーコンをカリカリに焼いたり、トマトを薄くスライスして軽く焼いたパンで挟んで更にカットする。

 

蓮「よしっと。持ってくか。」

 

サンドイッチを乗せた皿に、ジュースやコーヒーや濡れたタオルを乗せたお盆をもって2階に上がるも

 

蓮(やべっ…どこでやってるか聞いてなかった…)

 

とりあえず、俺は1番手前の扉を開けると

 

蓮「グランドピアノ…それに、ゲームをやる用のヘッドホンにキーボードまで。誰の部屋だ?」

 

燐「あっ。」

 

振り向くと、燐子が何故か震えながら立っていて俺は首を傾げる。

 

蓮「ごめん、場所聞いてなかったから勝手に開けたんだけど…」

 

燐「いえ…男の子に部屋を見られたのが…初めてだったので…」

 

部屋を見られたのが初めて?ってことは…

 

蓮(これが燐子の部屋ね…ん?)

 

蓮「これって…次のライブの衣装?」

 

燐「はい。作りかけなんですけど…」

 

蓮「よかったら、手伝わせてくれない?裁縫とか結構好きでさ。」

 

燐「いいんですか?」

 

蓮「うん。けど、先にご飯にしよっか。適当にサンドイッチ作ったからさ、練習部屋に案内してもらっていい?」

 

燐「はい!」

 

燐子に案内され、扉を開けてもらうと部屋の中はすごい熱気と湿度でリサ達は汗だくだった。

 

リサ「あっ…お昼?」ポタッポタッ

 

蓮「あっつ!エアコン付けるか何かしろよ…」

 

友「温度を下げすぎると、完璧にできないわ…」ポタッポタッ

 

蓮「完璧云々より、体調を気遣えって言ってるんだ。ほらっ、ジュースに濡れたタオルあるから水分補給と汗拭けよ。」

 

紗「ありがとうございます…」ポタッポタッ

 

後で聞いたんだが、燐子は特に汗だくだったらしくシャワーを浴びて着替えた帰りに自分の部屋にいる俺を見つけたらしい。

 

あこ「美味しいよ!」

 

蓮「俺は特に手を加えてない。素材がいいから、最低限なことをするだけでここまでできるんだよ。」

 

友(あのお店と…同じ味…)

 

リサ「さっすが蓮~この後はどうするの?」

 

燐「あっ、八雲さんはこの後私と衣装作りをします。」

 

紗「衣装を作れるんですか?」

 

蓮「意外かもだけど、結構裁縫とか好きでね。家で破れた服とか繕ったりするんだ。」

 

リサ「そっか~頑張ってね。」

 

この時、俺は確信した。このまま衣装を作れば燐子とも更に仲良くなれる…ってな。

 

しかし、その時俺は気づいてなかった。衣装を作る…つまり、全員のサイズを知ることになりそれに気づいたリサ達から理不尽な説教をされることに。




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光達のとある1日 3

ラスト 紫園&莉久編です


紫園視点

 

今日は日曜日ということもあり、遠くの見学自由のバラ園に来ている。本当だったら、1人で。

 

はぐ「広いねー!こころん!!」

 

ここ「さあっ!ここに来ているみんなを笑顔にするわよ!!」

 

美「2人とも~落ち着きなよ。」

 

なんでこいつらがいる?

 

薫「紫園。何をそんなに不機嫌そうな顔をしているんだい?」

 

紫「静かにバラを見たかったんだがなぜお前らがいるんだ?」

 

花「それはですね…」

 

ミウ『お一人で出掛ける、寂しい紫園様にご同行お願いします。』

 

花「ってメイドさんが。」

 

あいつ…一人はどうでもいいけど、寂しいは余計だ!

 

美「すみません、こころ達は私達で押さえておきますので心置きなく見てください。」

 

紫「構わん…」

 

こうなったら、もうやけくそだ。俺はバラ園に入りその色鮮やかなバラ達に心を奪われる。

 

紫(この香り…流石、俺みたいな趣味でやってるのとは違う。)

 

薫「ああ…このバラ達。なんて儚いんだ…」

 

美「意味わかんないです。」

 

ここ「あっちもこっちも!色々なバラがあるわ!!」

 

はぐ「スッゴいきれいだね!かのちゃん先輩!」

 

花「はぐみちゃん…こころちゃん…静かにしようよ…」

 

紫(む、無視だ無視。こんな連中の一味とは思われたくない…)

 

薫「紫園、とてもいい香りだね。」

 

紫「空気読めや!この残念美人がぁ!」

 

ちくしょう…つい口調が荒くなり、何故か俺だけ管理人に怒られた。それで機嫌が悪くなった俺は、外のカフェでコーヒーを飲みに行くも

 

薫「ダージリンティーを。」

 

ここ「笑顔になるものをちょうだい!」

 

はぐ「はぐみにも!!」

 

花「えっと…このアイスティーで。」

 

美「レモンティーを。」

 

だから…なんでお前らがいる?

 

ここ「紫園を笑顔にするためよ!」

 

はい、わかりきってました。今現在進行形で松原と奥沢以外がいなくなれば、少しは表情筋緩むぞ。

 

美「なんだかすみません。」

 

紫「いいよ。あのくそ親父からも弦巻の言うことには逆らうなって釘刺されてるからな。」

 

花「へっ?」

 

紫「俺の家、会社経営しててなその親会社が弦巻グループなんだ。だから、くそ親父も逆らったらどうなるかわからないってビクビクしてるから面倒事を全部俺に押し付けてるんだ。」

 

帰ってきたら一旦殺す…そう心に誓う。

 

はぐ「そうなんだ~こころん!こうなったら、とことんお願いしよう!」

 

ここ「そうね!ねえ、S○Xってしたことある?」

 

弦巻からの、華の女子高生からとんでも発言が飛び出し俺はコーヒーを真上に吹き出し奥沢は顔面がひきつり、北沢はキョトンと、松原と薫は顔を赤くしていた。気づくと周囲からの視線が痛い。

 

紫「こころちゃん。その発言は控えましょう。というか、すぐ撤回して。時と場合によれば俺顰蹙買うだけじゃなくて、世の中から抹消されるから。本当に二度と笑顔になれないからやめて!」

 

ここ「そうなの?わかったわ!」

 

美「そ、その…こころ。それって、誰から聞いたの?」

 

ここ「ミウよ!既成事実?を作れば、紫園は私達とずっといられるって言われたわ!」

 

あんのクソメイドが!!主人が親父じゃなかったら、クビにしてるところだぞ!!

 

薫「こころ…その、そういうことは人前でとやかく言わないことをおすすめするよ。」

 

ここ「あらっ、薫がそう言うんならそうするわ!」

 

薫…本当ならお前も俺や奥沢よりの人間だからこういう時の対処がよくわかっている。

 

はぐ「こころーん!あっちにお土産コーナーがあるよ!」

 

ここ「ミッシェルや皆に買っていきましょう!ほら、薫と花音も!」

 

薫「わかったよ…プリンセスこころ。」

 

花「う、うん!」

 

はい、支払いは俺なのね。うん、わかってたけどさ。俺は一度ため息をついてから、コーヒーを口にすると奥沢は頬杖をつく。

 

美「紫園さん…本当にすみません。こころ達、ああなったら聞かなくて…」

 

紫「君が苦労してるのはわかる。けど、薫も薫で大変だな。本当なら、あいつ君寄りのタイプなのに。」

 

美「えっ?いつも、訳がわからないのにシェイクスピアのこと言ってきたりとか、こころ達と一緒になって盛り上がったりとか、滅茶苦茶なことしてるのに…薫さんが私寄りの人間なんですか?」

 

あいつ…普段からなにやってんだよ。

 

紫「あいつ…昔、千聖がドラマで嫌な役をやってた時にはそれを見て怖い人だって周りから認知された時も千聖はそんな人間じゃないって撤回して回ってたんだ。他にも俺達が学校で劇とかやるときもわかりにくいところをわかりやすく説明してくれた。それに、誰よりもお化けが嫌いで親父達と遊園地でお化け屋敷とか入ると、すぐに泣いて俺の後ろに隠れてたんだ。本当は、可愛いし素直なやつなんだ。」

 

美「」ジーッ

 

紫「なんだよ?」

 

美「はあっ…あなたも、こころ達ほどじゃないけど面倒な人ですね。」

 

紫「どういう意味だ?」

 

美「いずれわかります。それより、そろそろ行かないとまたこころ達が騒ぎだしますよ。」

 

紫「?わかったよ。」

 

奥沢の言葉の意味がわからないまま、1日が終わり俺は帰宅してからミウをクビにしてほしいと親父に伝えたが…

 

紫父『それは無理!』

 

その一言で、電話を切られた。クソ親父…絶対に一回殺す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

莉久視点

 

カムイントゥザワールドヒビキワタルノハ

 

ピッ莉「どうしたますき?」

 

チュ『ノー。キングじゃなくて、私よ。』

 

莉「なんであいつのスマホで俺に連絡をする?」

 

チュ『あんたが中々でないからよ!今すぐ来なさい!!』

 

たまたま今日は休みだからいいけど…普通なら仕事してるんだからしょうがないだろうが…それでもますきからの連絡を常にとるのは…

 

ます父『娘をよろしく頼むぞ!!じゃないと、給料が少なくなったりするからな~』

 

という脅しを受けてるからな…

 

仕方ない。俺は部屋着のジャージから私服に着替え、アパートから出てバイクのエンジンをかけ一応スーパーに寄ってからチュチュ達の所に向かう。

 

莉(ったく…どうせ雑用かもしれんが、行かなきゃチュチュのやつがうるさいしな…)

 

ビルにたどり着き、駐輪場にバイクを止めてから上へと上がりインターホンを鳴らした。

 

パレ「莉久様!お待ちしていました!」

 

莉「用事ってなんだ?しょうもないことだったら俺はすぐに帰るぞ。」

 

パレ「実はですね…」

 

そこで言葉を止められ、俺は案内される。扉を開けてもらうと

 

レイ「」チーン

 

六「」チーン

 

ます「」チーン

 

チュ「ハ、ハロー…ミスター莉久…」チーン

 

パレオを除く全員が、ゲーム開発作業中に何度も過労死した社長のように真っ白になっていた。

 

莉「察するに、新曲の音合わせで張り切りすぎた挙げ句の灰化…か?」

 

パレ「はい!」

 

莉「パレオは元気だね~レモンのハチミツ漬け持ってきたぞ。あと、紅茶淹れてやるから。それにも浮かべるか?」

 

チュチュから無言のGOサインを見た俺は台所へ行き、適当な茶葉で紅茶を淹れてハチミツ漬けにしたレモンを上へ乗せてからそれぞれに持っていく。

 

レイ「ありがとうございます…」

 

ます「サンキューな…」

 

六「いい香り…」

 

チュ「パレオ…ジャーキー。」

 

パレ「はい!チュチュ様!」

 

パレオ…なんでお前はそんなに元気なんだよ?俺はそう思いながら紅茶を啜る。

 

グーーーッ

 

ます「腹…減ったな。」

 

レイ「そういえば…音合わせに夢中でなにも食べてなかったね。」

 

パレ「ジャーキーならありますよ。」

 

六「お腹膨らまないですよ…はあっ…でらお腹空いた。」

 

仕方ない。俺は立ち上がり、エコバッグを手に取る。

 

莉「チュチュ。また台所借りるぞ。」

 

チュ「どうするつもり?」

 

莉「飯作る以外ないだろ。冷蔵庫の中、適当に使っていいか?」

 

チュ「OK。急いでね…」

 

チュチュの許可を得て、冷蔵庫を開けるも

 

莉(おいおい…ろくなもん入ってないな…あいつ、普段なに食ってんだよ?…まあっ、ジャーキーってしか言わないのがオチだろうから聞かないが。)

 

何となく予想はついていたため、俺はエコバッグからひき肉、玉ねぎ、ナス、パプリカ、ビーフシチューの素、パスタを取り出す。

 

莉「やるか…ちゃっちゃと。」

 

俺は手際よく野菜達をみじん切りにしてオリーブオイルで炒め、そこにひき肉を入れて水とビーフシチューの素を入れて即席ミートソースを作り茹で上げたパスタへ乗せて持っていく。

 

莉「おまた、即席ミートソースパスタ。」

 

六「でらいい匂い~」

 

レイ「美味しそう…」

 

莉「召し上がれ。」

 

俺の一言で、全員が同時にパスタを口に運ぶ。すると、何故か固まった。

 

莉「どうだ?」モグモグ

 

チュ「ベリーヤミーよ!!」

 

パレ「こんな簡単にミートソースが作れるのですね!」

 

莉「今介護施設で飯作ってる友達に聞いたんだ。ハヤシライスの素で煮込みハンバーグやったっていうから、ビーフシチューでも出きるんじゃないかって思ってな。」

 

余程空腹だったのか、普段は大人びてるますきやレイも一心不乱に食べ続け六花ちゃんも笑顔で食べていた。

 

六「その…おかわりって?」

 

莉「パスタさえ茹でればまだあるよ。」

 

ます「おかわり!」

 

レイ「私も。」

 

パレ「パレオにもお願いします!」

 

チュ「大盛りよ!」

 

はいはい。なんか…腹空かした動物達に餌付けしている気分。そんな風に考えると、チュチュを除く全員が犬に見えた。あ、チュチュは猫な。

 

莉「ほいっ!おかわり上がり。」

 

パレ「おかわり!!」

 

ます「はやっ。」

 

俺は、何となくこういう日々に幸せを感じていた。それからは、雑用だけでなく炊事係としてチュチュに呼びつけられる俺だったとさ。チャンチャン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

???「光が集ったか…ならば、私の計画を遂行するべき時だ!!」

 

そいつは、とある巨人の姿を浮かべて地上へと解き放った。




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