もしブロ外伝 もしもぐだ男もカルデアに来ていたら 愛の天使ぐだやん編 (太臓P)
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愛の天使ぐだやん

ラブやんの1話をパロディして作っていたのですが、原作の大幅なコピーに当たる可能性から書き直して見ました。今回はくだやんとの出会い、そして現在では編です


ハイ!!わたしの名前はぐだ子!! 人理修復を見事に成し遂げた人類最後のマスターの一人なんだけど、実はわたし趣味でキューピッドってヤツをしていてねっ

 

愛に飢えた子羊たちをラブまみれにするのがわたしの趣味なの!!こう見えても有能なんだよ?

 

あのセミ様と天草をくっつけたのも何を隠そうこのわ・た・し(このカルデアでの特殊設定です)

 

 

最近は人理修復がやっと終わったので、やっと趣味のキューピッド活動が出来るんだよ♪

 

その方法なんだけど、ひとたび頭のアホ毛のラブセンサーにさびしい愛の電波を感じるや否や━━━ヤヤ!?早速とびきりの片想いの電波が!!(アホ毛がめっちゃ引っ張られている)

 

発信地は━━カルデア……普段使われていない倉庫かなイイカンジに登場しないとね。なめられたら負けだからネっ

 

イックよ〜〜〜!!?

 

「愛の天使ぐだやん 見〜〜〜〜〜〜参ッ!!」ドン

 

勢いよく扉を開けたわたしを待っていたのは

 

 

「………………」カチカチ

 

 

ズボンを下ろしてパソコンをしている兄の姿でした

 

「………………」

「………………」

 

そんな感じで始まった私たちの関係だけど実は

「今も続いているんだよねぇコレが」ハイライトオフ

「本当に懐かしいなぁ」ハイライトオフ

「それもコレもお兄ちゃんがいけないんだよね」イラァ

「ハハハハハハ、コイツ」イラァ

「幼女、幼女、幼女って言ってる犯罪者予備軍の癖に」ニッコリ

「成功率100%の恋のキューピッドって言ってた癖に」ニッコリ

 

「「…………」」

「………………」クイクイ

「………………」コクンコクン

「「…………」」スタスタ

「いやいやいや何をする気ですかな二人とも!?」アセアセ

「うおぅ!?居たんだ黒ひげ!?」

「デュフフフ。霊体化して入りましたぞ。もしかして不味かったですかな?」

「うん、オレとオマエの仲だかノックはすべきだろう」

「「「………………」」」

 

「ごほん、それで何の用だくろひー?」

「お二人の声が外まで聞こえてきましてな。ついですぞ、つい」

「そんなにうるさかったかねお兄ちゃん?」

「家でもこんな感じだったから分かんないな?」

「ホントに仲良しというか、夫婦と言いますか。もう二人が付き合えば良いのでは!」名推理

「「いやいやいやそれはない!!」」

「確かにお兄ちゃんは一緒にいると楽だし話が合うけど、違うからこんなロリ、オタ、プーとかいうダメ人間に惚れないから。そもそも兄弟だしね」ニッコリ

「そうそうそれにオレの好みは12歳。そんでもってコイツは17歳勘違いもそこまでにして欲しいね。」ニッコリ

「(笑顔だけど後ろに修羅が見えますな!!)……成る程それではどうするつもりですかな?」

「それはね、次回に続くよ!!」

「コレ続くのかよ!?」

 




おさらい編に続く


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おさらい編

今回は過去のぐだ男とくだやんの奮闘を振り返るお話です


「……はいという訳で久しぶりの『ダメダメお兄ちゃん、ロリータ彼女ゲット計画』〜〜〜!!」ばぁん

「いえ━━━━━━っ」パチ パチ

「待ってましたぞぅ、この企画!!」ヒュウー ヒュウー

「これを始める前にまずは今までの失敗もとい経験を振り返って何がダメなのか考えてみようと思います!」

「いやいやいや、くだやんオレにダメなところなんてないよ。うーん……そうだネ、強いてあげるなら、やさしすぎるとゆうトコロかナ〜〜〜〜?」ナヨ ナヨ

「ムウ……殺したい!」

「コレにはくだやんと同じ気持ちですぞ拙者も」ウンウン

「ハッキリゆうけど全部ダメ!!そんなんだから22にもなって彼女の一人も出来たことがないんだよ」ビシィン!!

「う……ううっっっ。ち、違うわい今年で17歳と60ヶ月なだけやから勘違いすんなし!!」アセアセ

 

少しの間悲しい間が空いて

 

「まぁいい、それじゃまず始めにライネス師匠からね!」

「ライネス師匠は特異点Fの時から一緒にいるお兄ちゃんの最古参のサーヴァントの一人で、私たちの魔術の師匠をしてくれているね!!」

「ライネス師匠はお兄ちゃん好みのスタイルであったので、ライネス師匠にいつもいつもお兄ちゃんは、セクハラばかりし過ぎてマルタ様とトリムマウに何時も制裁されていたね。覚えてる?」

「セクハラではない!!あれは…その…」アセアセ

「ライネス師匠はそれでもお兄ちゃんのサーヴァントとして今でも助けてくれているんだよ!!」

「おぉ!!それではいけるのではないですかな、くだやん!!」

「まぁ勿論振られたけどね。人理修復の途中でね」ニッコリ

「ううっっっ」シクシク

 

体育座りをしながら地面に文字を書く仕草をするぐだ男を無視して話は続いていく

 

 

「はい次は同じく特異点Fの時から一緒にいるお兄ちゃんの最古参サーヴァントのもう一人のマルタ様!!」

「マルタ様は抜群のスタイルを持っているお兄ちゃんの天敵の様なお方で、お兄ちゃんの歪んだ性格などを矯正しようと頑張ってくれていたよね。覚えてる?」

「うむ拙者も矯正させらようとしましたが、ロリとは矯正されねばならん病気ではないというのに酷い話ですぞ!!まったく」プンプン

「そして変わらずお兄ちゃんに接してくれる数少ない人だよね♪」

「そしてお兄ちゃんに偽り記憶を想像させて幼い頃からの幼馴染みという設定をさせて告白しに行ったけどコレまた振られたね」ニッコリ

「ち、違うあれは洗脳されてただけで、オレの好みは12歳なんだァァ!!」アセアセ

 

「次はオルガロリー所長ね。オルガロリー所長はレフのくそ野郎に殺されそうになっていたところをお兄ちゃんが命をかけて助けたよね」

「ほうそれならば、フラグが立ちますなあ!!」

「しかしその前にライネス師匠へのセクハラを見ていた事と肉体を復活させるときにロリボディにされたことで、フラグは呆気なく崩壊してしまったんだよ」シクシク

「だ、だってしょうがないよね。新しく体を作るんだから完璧な肉体の方がいいと思ったんだよ!!」

「それってお兄ちゃんにとってでしょ?」ジト

 

「次はジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィね。彼女は私がお兄ちゃんのキューピッドになって初めてターゲットだったね。ダッサイ決め台詞でドン引かれたよね」遠い目

「どんな台詞ですかな?拙者気になりますぞ!!」ワクワク

「はい、お兄ちゃん。自分にとっての決め台詞お願い!!」

「課金ガチャを引くたび5セントもらってたら、今ごろ大金モチだぜ!!」キリッ

 

 

グラス片手にポーズを決めるぐだ男を見た二人は

 

「これには流石の拙者もドン引きですな」ウンウン

「オマエにドン引きされるのはおかしいだろ!!前にくだやんがオマエのキューピッドになった時のオマエの決め台詞覚えてるか?」

「勿論今でも拙者の殺し文句ですぞぅ!!」ドヤ

「ほう、なら言ってみろよ!!」

「聞いて惚れても知りませんぞ?では」

「ホーラ、オジチャンのを触ってごらん?」

「「………………」」

「よーし、んじゃ今度はオジチャンがお医者さんだ!!」

「「………………」」

 

「勝ってるよっ お兄ちゃんのキメゼリフはウザイだけだったけど、くろひーのは、発言それ自体が犯罪!!ダメすぎ!!」

「アア……ウザイかはさておき負ける気はしないぞ!!」

 

 

その後もぐだ子によって多くのロリ系サーヴァントとの恋愛の失敗を振り返った結果

 

「ぐだやん、オレ聖杯でロリサーヴァントとのふれあう特異点作ってくるよ」シクシク

「その時はお供しますぞマスター」シクシク

「いや、男は要らん」キッパリ

「そんなの作ったら即マルタ様と修復しに行くから」ニッコリ

 

結局最初の計画は忘れ去られるのであった。




新たなる出会い編に続く


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新たなる出会い編

今回は新たな出会いをしたぐだ男とその恋を叶えうと努力するお話です。


春それは出会いの季節である。ちなみにカルデアではまだ秋の終わりだが、ぐだ男にとってまさに春と言ってもいい出会いが起こる

「…………」プルプル

「美遊です。姓は一応、エーデルフェルトと。」

「…………」プルプル

「あの、どうしましたか?」

「…………」プルプル

「急な脈拍上昇を検知しました。大丈夫ですか?」

「痛い、痛いめっちゃ引っ張られている!?抜けるっセンサーが抜けるっ!!」ググググ

「…………」ハァー ファー ハァー ハァー

「っう、がんぜん両斬波━━━ッ!!」メコリ

「ひ、ひでぶ!?」チーン

 

…………

 

「さっき出会った娘と結婚して」

「かわいい娘を3人作り、3人ともパパが大好き。将来はパパのおよめさんになるんだーとか言われて目が覚めた男・俺。どこからが夢だったのだろうか?」シクシク

「うん、ぜんぶ」キッパリ

「そ、そんなオレの春が、秋だけど春がァァ!!」orz

「うん、きっと疲れているだけだかね。一月ほど部屋で休んでいようね」ポン

「ううっっっ、ぐだやんの言うとおり引きこもるよ!!」ドバァ

「ちょっと待ったーーですぞ!!話を聞かせて貰いましたぞ!!」

 

 

何処からともなく、ぐだやん達の前に現れた黒髭

 

 

「「………………」」

「くろひー……できればやはり英霊と言えどドアからノックしてから」むくり

「デュフフフ、次から気を付けますぞ。……では話を戻しますぞ!ぐだやん嘘はいけませんぞ、嘘は!!」

「な、なんの事やらわたしにはわからないなあ」 アセアセ

「も、もしや!?」ハッ

「やはりさっきの夢は現実だったのかァァ!!ど、どこだぁ俺のかわいい娘達!!」グワァ

「いや、それは夢ですぞマスター」キッパリ

「うん結婚出来たとしても(まぁあり得ないだろうけど)3人の娘のくだりは無理だから」キッパリ

「「「………………」」」

 

 

 

「……じゃあ教えて貰おうかオレが気を失っていた間の事を」ニチャ!!

「(……なにその今年一番の笑顔は、どんだけ嬉しいんだよコイツ?)えっとあのあと彼女には持病の癪とか何とか言って誤魔化しておきました。はい」

(注意頭にたんこぶがついて正座させられている)

「うん、それはありがとうございます。はいそれで?」ゴゴゴゴゴゴ

「えっと、はいそのですね。わたくしもその後に召喚を行った結果がコレです」スッ

 

写真をぐだ男に渡すぐだやん。そしてその写真を見たぐだ男は

 

 

「…………」プルプル

「彼女達の名前はイリヤスフィール・フォン・アイツベルンちゃん(小学5年生)とクロエ・フォン・アイツベルンちゃん(小学5年生)です。しかも美遊ちゃんと友達だそうです」

「…………」プルプル、ドバァ

 

体を震わせながら、いきなり涙を流すぐだ男にドン引きする二人

 

 

春が来た」ボソリ

「あ、あのお兄ちゃん?」

春が来たァァ!!」ガッツポーズ

「うおぅ!?」

「デュフシ!?」

「ぐだやん、今こそがオマエのキューピッドとしての力を見せる時が来たんやで」ガシッ

「成功率100%のぐだやんのパワーでオレの恋を叶えてくれよォォ!!」フー フー

「わ、わかったから。取り敢えず手を離してよお兄ちゃん!!」アセアセ

 

 

こうしてぐだ男の新たなる恋が始まった。果たしてぐだやんは、愛の天使としてこの恋叶えられるのか?次回に続く!




次回告白準備編に続きます


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告白準備編

今回は告白するために頑張るぐだ男とくだやんのお話です。前回の次回予告のタイトルを変更しました。申し訳ありません


ここはカルデアの食堂

ぐだやんとぐだ男はそこで彼女達が楽しそうに食べているところを見ていた

 

 

「それでお兄ちゃんは美遊ちゃんを狙うという事でいいんだよね?」ジト

「うむ、だかしかし、若干間違えているな」フルフル

 

 

 

そう言って首を振る姿に嫌な予感を抱きつつも勇気を持って聞くことにしたぐだやん

 

 

 

「双子フェチ等がそうであるように、あの3人は揃ったときにこそ魅力を発揮し、1+1+1=∞になるのだ!!」

「つまり」キッ

「3人揃って俺にメロメロになってもらわんと困るのだよ……!!」ゴゴゴゴゴゴ

「お兄ちゃんがダメな理由、ちょっとわかった気がする……!!」ゴクリ

 

 

……………場所は変わってぐだ男のマイルーム

 

 

「………………え━━━━……」

「『お兄ちゃんって日本の法律も理解していないのかな?それとも理解していてやっているのかな?分かんないや計画』~~~~!」

「いえ━━━━━━」

「だか計画名が、ちょっとチガウな…恋の成就と無関係じゃん、お兄ちゃん4P計画とでも直してもらおうか…!!」

「「………………」」

 

 

 

「それでなんだが今回は、いつも通りに彼女達へ、アタックしたら多分いつも通りに玉砕しちゃっているだろう?ゆえに台無しとならぬよう、慎重に行ってみようとゆうすんぽうさ…!!」フゥ…!!

「なるほど…渡れもしない石橋をずっと叩き続けていただけあって慎重な男になったねお兄ちゃん…!!」ゴクリ

「まぁイイや、んじゃイクわよ!!」

チェインジ キューピッド!!」ドン

 

 

説明しよう、チェインジ キューピッドとは愛の天使を名乗っているのにいつも格好であったくだやんのために、ダ・ヴィンチちゃんが作った変身装置(なりきりセット)である。どういう原理かは不明だが、頭の上に輪っかが現れるのと背中から天使の翼のような物が生えているよ。ちなみに少しの間なら飛行できる優れものらしい

 

 

「…………」パアアアッ

 

さらにさらに説明しよう!! くだやんには男女をカップルにするための最適な方法を瞬時にどっかから受信する事ができるのだ!!そしてその成功率は100%!!!(ぐだ男は例外です)

 

 

 

「…………」ウ、ウーン

「…………」ドキドキ ドキドキ

「来たっ!!電波来たっ!!えーっとねぇ」ガクガク ガクガク

「嘘マジで!?」パアアアッ

「えっとね、ハムスターを5匹連続で針の穴に通すくらい難しいので、よーく聞いてね」冷や汗

「イエス!!1%でも可能性があるのならやってのけてくれるわ!!」グワァ!!

 

サックセスまでのあらすじ

 

① 彼女達を性的ではなく、妹の様に接する

 

② 勉強や遊び、そして相談事などに付き合う事で、彼女達との絆を深める

 

③ それを個別に行い、そこでもお兄ちゃんとしての頼りになる姿を見せる

 

④ レイシフト先で巨大なエネミーにさらわれそうになる彼女達を助け、最高のキメゼリフを決める

 

結果 ロリっ娘フォールインラブ

「「………………」」

 

「問題は①をどう突破するかだね……!ここさえクリアできれば後は川の流れのように」ゴクリ

「そうだな①さえクリアできれば後は④だけだものな」イラァ

 

「だ、大丈夫だよ。お兄ちゃん、わたしのように彼女達を接するだけなんだからね?」アセアセ

「あ、あ…そうだよな。ぐだ子に接する様にだな。……よっしゃやってやるワイ!!!」グワァ!!

 

果たしてうまく行くのか、不安しか残らないが結果は次回に続く!




告白実行編に続く


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告白実行編

ついにぐだ男が告白をするようです。果たしてその結果は!?


「あ、あ…そうだよな。ぐだ子に接する様にだな。……よっしゃやってやるワイ!!!」グワァ!!

「……うう……っ、きいたよ……!お兄ちゃんの本気確かにわたしの胸に!!」

わかったら、オレを幸せにしてくれ……」シクシク

「わかったよ!!自信なんかこれっちぽっちもないけれどやってみるよ!!お兄ちゃんのゆがんだ欲望のために!!」グアッ

「ぐだや━━━━ん!!」ぶあッ

(ゆがんでいるはよけいだか)

 

 

こうしてぐだやんのオニのよオな特訓が始まった!!

 

 

「まずは彼女達の写真で妹だと思い込んで、行動するべし!!」

「お、押忍!!」

 

 

時には彼が間違った対応をしたら、厳しく指導を行い!

 

 

「違うそれはお兄ちゃんとしてじゃない!!変態としてになってるぞ!!」ベチン

「グハァ!?」

 

 

そして兄らしい対応が出来たら、徹底的に褒める

 

「いいよ……お兄ちゃんらしいよ……!!もう鳥肌が立つくらいビンビンに!!」ゾクゾク

(どこまでも妹を優先しようとするところなんて特にね)

「アア……妹が甘えられやすいくするために、シャツを片っぽズボンの外へ出してみたが、どうかな?」キラリ

「ディモールトグーだよ……!!」

 

 

ぐだやんによる特訓は、ぐだ男を根本から鍛え直すために!男の魅力を最大限に引き出すために!!彼の愛を成就させんがために!!!そして3ヶ月が過ぎたッ!!!

 

 

特訓によって作戦は順調に進んで行き、遂に第4段階である、巨大なエネミーから美遊達を見事に守りきることに成功したくだ男。

 

「お兄ちゃん大丈夫?」

「ああ、大丈夫だよイリヤ。お兄ちゃん丈夫なのが取り柄だからな」キリッ

「私たちを助けてくれようとしてくれたのは嬉しいけど、私たちの方がお兄ちゃんより強いだからね。まったく」 プンプン

「そうなんだけどな、つい体が動いちゃってさ」ハハハ

「とにかく無事何よりです」

「ああ、そうだな美遊に心配かけたな」キラン

 

 

そして美遊達との会話も見事にこなすくだ男の姿を見ている人物がいた。

 

 

「よし、完璧だよお兄ちゃん!!完璧過ぎてどうやってここまで来たのか思い出せないけど、とにかく完璧だよ!!」グッ

 

そうくだやんである。

※ちなみにダ・ヴィンチちゃんによって透明化出来るように装置をバージョンアップしたよ。そしてついでにくだ男にしか聞こえないように小型の通信機も付けているよ。

「おうよ後はバッチリキメゼリフを決めてくるぜ!!」グッ

 

 

後はキメゼリフを決めることが出来れば、彼女達のハートは鷲掴みなのだが、彼らは重大な事を忘れていたのであった

「イリヤ・クロ・美遊、大事な話があるんだ聞いてくれ!!!」

「う、うん」ドキドキ

「な、何かしらお兄ちゃん」ドキドキ

「は、はい」ドキドキ

 

そして遂に運命の瞬間が来たのであった!!

課金ガチャを引くたび、5セントもらってたら今ごろ大金モチだぜ!!」キラン

 

「「「………………」」」

 

 

静寂に包まれたこの空間にくだやんは思い出した

 

(お兄ちゃんのキメゼリフ直すの忘れてた!!!)ぶわっ

 

 

そうなのだ、この3ヶ月彼に美遊達を妹として接する事が出来る様に必死になっていたくだやんは、すっかりキメゼリフとキメポーズについて失念していたのであった!!!

 

「えっと…………その……」

「そうでスね!私もそう思います!!」ぱあっ

「!!!!!」

「………………」ふる ふる ふる

 

喜ぶくだ男の肩に手を置いて、首を横に振るくだやん

 

「じゃっ……じゃあ……」

「わた、わたし塾がありまスので、かっ帰りますねっ」ガクガク

「わ、わたしもかっ帰るわね」ガクガク

「それでは、マスターまた後で」ジト

「いやァ、はっはっはっ、んじゃまたねハニバニ?」ブンブン

「………………」ホロリ

 

そして彼女達が先にレイシフトした後、

 

「やったよ!!ウマクイッたみたい!!どオだったオレの命がけの男っプリは?」キャー!!

喜びあまりくだやんに話しかけるぐだ男の肩に手を置いて

 

「今夜は飲もうか!」シクシク

 

涙を流しながら話しかけるのであった

 

 

…………夜、ぐだ男のマイルームにて

 

「彼女達のオレを見る目つき……アレはなんとゆうか……愛?そう愛の熱視線!!ヤバイぜ……オレとけちゃうかも(ハート)」

「とけて、とけて━━なくなってー」ボソリ

 

「それもこれもぐだやん…いやぐだ子のお陰だよ♪」

「あぁ、うんそうかなアリガトウ」シクシク

 

ぐだ子に感謝を伝えていると

「成る程そういうことでしたか」

 

突然声が聞こえてきた。慌てて振り返った二人の前にいたのは美遊であった

 

「様子が変でしたので、気になって来たのですが……」ジトォ

「あ、いや、これはその」アセアセ

「最低ですね。イリヤに近づかないで下さい」スタスタ

 

そう言い残し去っていく美遊

 

「ウ……うわあああああん!!」ずだーッ

「ああっっっお兄ちゃん!?」

 

涙を流しながら走っていく、ぐだ男の姿を見送るぐだやんだった。

 

 

翌日のカルデア

「あの……美遊さん?どうしてお兄ちゃんの近くにいるのですか?」

「こうしていないと、またイリヤに手を出すかも知れませんので」ジトォ

 

これはこれでイイらしいです

 




取り敢えず用意していた話は書き終えたので、続きは思い付きましたら、今日中に書きます


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ぐだ(男)やん 前編

お久しぶりです。アルトリアキャスター狙って課金した結果アンメア以外当たらなかった。作者です。ぐだやんを数話投稿しましたら、brollyorderの最新話を投稿する予定です


「…………」くかー くかー

 

「………………」

 

「ん~…………」くか━━… すぴ━━……

 

(ヌウ……だらしない!!こんな真っ昼間から眠り呆けて……)

 

(人類を救うマスターの一人として、いやキューピッドとしての自覚なんてモノはコイツにはミジンもないのか!?)

 

(もし俺がキューピッドで人類最後のマスターであったなら、あっという間に人理を救い上げロリっ娘楽園を作ったうえで、キサマを新所長とかとツガイにしてやるトコロよ!!)ギラリ

 

そうしてぐだ子を睨み付けていたぐだ男であったが、

 

(……まあイイか)

 

「ホラ、ぐだ子!」

 

「寝るんなら自分の部屋で寝ろよな」グイ グイ

 

「ん~~~~~~~?」

 

「ん━━━━━━━━……」

 

しかし反応がない。屍のようだ。どうしたものかと悩んでいるぐだ男の目にあるものが映る。それは━━━━

 

「!」

 

━━━ぐだやんの輪っかである

 

「………………まさかな」スッ

 

興味本位で輪っかを頭に乗せると

 

ガカッ

 

「」ドン

 

天使の姿となったぐだ男へと変身した

 

 

「おおおおおお!!?」

 

「ん~~~~~~~~~?」むくり

 

そんなぐだ男と目が逢うぐだ子

 

「…………」

 

「…………」

 

「「…………」」ゴゴゴゴゴゴ

 

しばらくの沈黙の後、さっきに復活したのはぐだ子であった

 

「うわああん、かえせ〜〜〜〜もどせ~~~~っ!!」ポカポカポカ

 

「ちょ……待った。ぐだ子落ち着けって!!」

 

パッ

 

「ああっ!?」ハッ

 

「ど……どこへ!? お兄ちゃん何処へかくれたのよ━━っ!?」オロオロ

 

そう言って何もない空間に叫びながら、ビンタをするぐだ子の姿と見て自分が偶然透明化する機能を発動させたことに気がついた。そしてそんなぐだ子の姿を見て

 

(ぐだやんが……いつも俺より優位に立って人理修復に挑んでいた あのぐだ子()が小っぽけな種火に見える━━━)

 

(なるほどワカッタわ……なんか生物として、スッゲエ優位に立った気がする。今ならアルトリアキャスターどころか水着のイリヤたんすら(課金したら)あたる気がする…!)

 

(そりゃー 人様の色恋ざたにクチはさむ余裕も出てくるわ!!)キラリ

 

感動のあまり涙を流していると

 

「どこだ━━━━━━ッ!?」ブン

 

ゲフウ!?

 

ぐだ子のパンチが顔面直撃するのであった。顔面にいいものが入ったくだ男が勢いよく地面に倒れたことで、輪っかが取れ、姿がみえるようになる

 

「!!」

 

「見つけたよお兄ちゃん〜〜〜〜〜!!」

「アンタはアタイの大切な、手を出しちゃいけないモノに触れてしまったのさ!!」ゴゴゴゴゴゴ

 

「何故にレディース弁!?」

 

「いいこと!!コレはキューピッドとして大切なアイテムなの!! コレないとただのお節介な美少女とあんまりかわんなくなるし、何よりなくしたら超気まずいんだから!!一所懸命作ってくれた、ロリンチちゃんとシオンに!!」

 

「お……Ok わかったから、もちっけっ」アセアセ

 

「……ならいいけど」

 

「以上のコトを理解したうえでひとつお願いしたいんだけども━━━」

 

「なに」ジトー

 

「その輪っかを少しの間だけ貸してはもらえんかねチミィ?」そわ そわ

 

(駄目だこの兄日本語が通じてない!!)ズガーン!!

 

「……ゴミィちゃんねー、今わたしが言ったコトが……」

「なくしたら気まずいとかゆーが、それ使って最近天使らしい事をしたのかね?」スッ

「それにだ。ナニィも興味本位で言ってるわけではないんだよ。」

「それを使って、キューピッドを体験するコトによって!!」

「愛に精通した人理最後のマスターぐだ男が完成し、彼女なんて特異点が出来るよりも簡単になると思わんかね!?」

 

オタク流高速詠唱を使うことで、ぐだ子の反論を防ぐぐだ男

 

「ぬうっ!? 小賢しい理屈を……!!」

 

「小賢しいだと!?そこまで言うならここ最近アルトリアキャスターで大爆死して虚無期間が続いていたことで、寝てばかりの貴様の行動はなんだっ!!」

「それがキューピッドの……いやマスターのあるべき姿とでもゆうのか!?」ビシッ

 

「う……ううっ!!」ビクッ

 

「貴様が動かんと言うのであれば俺自ら動くしか彼女を作る手はない……だがキューピッドとして、嫌妹としてそれを恥じるキモチがあるというなら、貸してくれてもバチは当たんないぞ!!」ゴゴゴゴゴゴ

 

「なんてこと……!!無理難題なヘリクツにこうまで説得力を持たせられるなんて……成長したねお兄ちゃん!!」ゴクリ

 

「伊達に特異点は修復してないぜ!」

 

「よし、わかったよ!!なくしたり変な事に使わないようキッチリ見張るけど貸すよ!!」

「お兄ちゃん。キューピッドっぷり見せてもらおうじゃないの!!」

 

「おうッ 伝説の生まれる瞬間をよーく目に焼きつけとけ!!」

 

こうして恋の天使ぐだ(男)やんが誕生するのであった。果たして彼らはキューピッドになることが出来るのか!?

 

後半に続く

 

 

 

 




この小説を書いていたらアルトリアキャスターとイリヤたんがあたる気がしてきたので、課金してきます。当たったら続きます


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(オマケ)ぐだやんと本場アメリカン

今回は飯を食べに行くというお話です。エミヤオルタのキャラが崩壊しています。好きな方はこの回は見ないことをおすすめします。


昼、ぐだ男のマイルームにて、

「お兄ちゃん、お兄ちゃんっ」ドカーン

「ん?…今良いところだから少し待っていてくれよ」

「まだ昼なんだから、我慢しなよお兄ちゃん!!それよりコレ見て!今朝の新聞の折り込み広告!」

 

(※このカルデアではサーヴァント達によって新聞が書かれています)

 

 

「……『当シェフが本場アメリカンで体得した力と技の前では、屈強なグルメ英霊も負け犬同然』……何コレ?」

「スゴイデショ?何が言いたいのかさっぱりでしょ!?食べに行こお兄ちゃん!!」ワクワク

 

 

(※このカルデアには食堂にサーヴァント達が飯屋を作っております。ちなみに例として、エミヤ・タマモキャット・ブーディカさんが経営している、カルデアキッチンや、ぐだ男が毎日通う店で、どのメニューを選んでも必ずキュケオーンが付いてくる。魔女ッ娘喫茶 キュケオーン等がある)

 

 

「ふうん、食堂に新しい飯屋が出来たのか。でも、飯屋なら『魔女ッ娘喫茶 キュケオーン』があるし、そっちでいいや」モエーン

「はあ!? ナニ言ってんのお兄ちゃん気は確か!?」

「そっちは、コアなファン(お兄ちゃんとかくろひーとか)がいるからツブれやしないけど、こっちは間違えなく一瞬でツブれるんだよ!!」

「今こっちに行かないで、どこに行くってゆーの!?」クワッ

「そういえばぐだやん、チャレンジャブルだったな。しかしイメージキャラが銃を突き付けているよーな生々しいというか恐ろしい店は避けて通るのも正しい選択ではなかろーか?」ウーム

「はッ、負けお兄ちゃんめ!!モウイイヨッ一人で行くから!!後から悔やんでも遅いからねっ!!」ビッ

 

…………『本場アメリカン』前

 

「……えっと……ここ……だよね」ドキドキ

 

勇気を出して中に入るとそこに待っていたのは………

 

「きっ…………きゃ━━━━━っ」

 

そんな声が響いたのであった

 

「ぐだ子ォォ!!何があった!?」

 

偶然というよりは、飯を食いに行くついでに様子をみようとしていたぐだ男はその悲鳴を聞いて駆けつけたのであった。そしてドアを開けた先に待っていたのは。

 

「……牛…牛がぁ…」ガクガク

倒れているぐだ子と

 

「ヘラッシェー」くわっ

全力で挨拶をしてくるエミヤオルタの姿であった

 

 

「あのどうして、家の妹が倒れているのでしょうか?はい。」

気迫ある挨拶にビビるぐだ男

 

 

「うん?……ああ彼女は、料理の下拵えをしているときに来てな。慣れていない人間には少し目に毒だったようだ」ニッコリ

「ああ、成る程そう言うことでしたか、ではわたくしはこれで」

 

速やかに退散しようとすると

「まぁまぁお兄ちゃん久しぶりに一緒に食べようよね♪」ガシッ

「ハハハ、すまんがお兄ちゃん。美遊が美味しいご飯用意してくれているから、遠慮しておくよ」ニッコリ

なんてやり取りしていると

 

「はいよメニューだ」スッ

「「あ、どうもスイマセン」」

 

 

受け取ってしまうぐだ男とくだやん。諦めてメニューを見ると

 

メニュー

 

アメリカンけんちん汁定食

アメリカンギョーザ定食

アメリカントンカツ定食

……等々etc

 

「ちょっと……ナニその上にアメリカンってとってつけただけの定食屋メニューは?」ワクワク ワクワク

「イヤ、オレとしては飲み物のとこの『アメリカン(笑)』ってコーヒーが気になるんだが」

 

そして見たことのないメニューを見ていたくだやんは、あるメニューに引かれ注文をする

 

「え……エミオ(エミヤオルタの略称)、わたし、この牛たたき……!!」ヨロヨロ

「了解した。少し待っていろ」

「牛たたきってまた珍しいものを」ハァ

「イヤ……だってこんなん見たら。わた、わたくしもう……っ」ソワソワ ソワソワ

 

 

待っていると

 

「この卑しい家畜め!!」バシッ

「「わ!?」」ビクッ

 

突然厨房から叫び声が聞こえてきた。そして

「動物め!!動物め!!」バシッ ビシッ

 

鞭のようなもので叩く音とブモーッ ブモーッと鳴く牛の声に震えが止まらない二人であった。そして音が止むと

 

「フウ……お待たせしたなマスター!」

「ヒッ……ヒイイイイ!!」ガクガクブルブル

 

そこに現れたのは、可哀想な牛であった(気になる方は、ラブやん、牛たたきと検索、検索 ※子どもやグロいのが苦手な方はオススメしません)

 

「どうした食わないのか?」

「こ、こんな惨殺体か料理か区別できないようなものがアメリカの料理の訳がないでしょうが!!!」ビシッ

「フム、どうやらマスター達は勘違いをしているようだな」

「「勘違い?」」ハア?

「わたしの言うアメリカンとは、平行世界の料理のことだ!!」

「どこかの世界で呼ばれたわたしが、この料理のあまりの衝撃によって、英霊の座にいるわたしにまで届き。この素晴らしい料理を広める為こそがわたしの使命だと思うようになったのだ。なのでわたしはこうして飯屋をしているのだ!!」

「この料理はな、グルメだのなんだのと上品ぶった連中に本当の食うということを伝えたいという思いから生まれたのだ!」

「生き物は全て、他の生き物を食うことでその生をまっとうすると言うのに、オブラートで曖昧にしたよーな物を食うことで、自分特別な生き物だと勘違いする」

「そういう者達にこの料理で真の人生を教えてやる!真に生きるということを思い出させてやるとな」ドヤ

「「…………」」ジーン

 

エミオの説明に感銘を受けた二人は

「うん、そうだったのか。それは素晴らしい料理だな」ウンウン

「よし!こーなったらわたしもガンバッテ食べるよ!!」

「今日はわたしのオゴリです!エミヤオルタさんもいっしょに食べて下さい━━!!」ウルウル

「わたしが?コレを?遠慮させてもらうよ」キッパリ

「「「…………」」」ゴゴゴゴゴゴ

 

「わたしは生命の尊厳はよく知っているので、こんなの食わなくてもイイんだよ!!」ビシッ

「お兄ちゃんやっちゃおうよ」イラァ

「イイネ!」イラァ

 

…………そして数日後の朝

「おはよーお兄ちゃん。新聞…なんかのってる?」

「ん━━━とね……なんかあの店。ナイチンゲールさんの検査受けたみたい。『キュケオーン』にでも食べに行く?」

 

好き嫌いは仕方ないけど、食べ残しはやめましょうね

byおはよう朝ご飯委員会会長ぐだ男




これで完結です。

本当なら
・清姫とぐだ男のお話
・ライネス師匠のお話
・美遊のお話
・カーマとぐだ男のお話
・キアラから魔神柱を分けてもらうエミヤオルタの話
・ふれあい特異点ロリータ帝国の逆襲
等々書きたかったのですが。間に合いませんでした。
人気があれば続きます


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バレンタイン前夜 前編

今回はぐだ男と黒髭によるバレンタイン前夜のお話です。長くなるので分けますね。
後半から登場人物が一気に増えますので、誰が話しているのか名前を入れさせて頂きます。リハビリも兼ねての投稿なので暖かい目で見てください




2017年 2月13日深夜

 

多くの人々が愛を語り合う恋の季節が、このカルデアにも押し寄せている今日この頃

 

「……」コソコソ

 

明日の為に最後の仕上げをするもの、明日に備えて英気を養うもの、等々賑わいを見せるこのカルデアに

 

「……」(・д・ = ・д・)

抜き足差し足忍び足

 

まるで隠れるように、潜むように、動く影があった

 

「……」コンコン

 

数秒の沈黙、その後か細い声男性の声が聴こえてくるのであった

 

「……デンワして」

 

「岩ちゃん」

 

「……ELDORADO」

 

「RELIRULERU」

 

ウィーン

 

ドアが開き、中に入ると、ろうそくの明かりにのみの薄暗い部屋の中に屈強な男性の姿があった。そうそれこそは━━━━━

 

「……このやり取り必要か?」

 

「無論ですゾゥ、雰囲気作りは拙者たちのモチベーションにも繋がりまするぞマスター!!」

 

━━━━黒髭とぐだ男の二人である

 

「決して字数稼ぎとかそんな事はありませんので、悪しからずですぞ!!」

 

「(何いってんのコイツ)……まあいい」

 

「それよりもだ、遂に来てしまったなこの時が」

 

「そうですな、去年は散々でごじゃいましたな」

 

……

…………

 

そうそれは遡ること一年前の話

まだ人理修復を成し遂げる前まで戻る

 

ぐだ男「令呪を持って命じる……荷物をチェックさせろ!!チョコは見つけ次第没収する!!」ゴゴゴゴゴ

 

黒髭「更に、更に聖杯を使っておりますぞぅ、これでマスターの命令は絶対ですなぁ!!」ニチャ

 

ぐだ子「ええ~?ちょっとあり得ないんだけどお兄ちゃん!」

 

ぐだ男「黙れぐだ子……けしからん!!」ゴソゴソ

 

マシュ「そうです先輩方も落ち着いて下さい」

 

ライネス「そうだよ、我が弟子よ、別にチョコの持ち込み不可など決まっているわけでもないというのに、どうして駄目だというのかね?」

 

ぐだ男「そんな事も分からないのですか師匠!!」

 

ぐだ男「カルデアでバレンタインなんて認めてしまったら、カルデア内がラブホテル状態になってしまうじゃないですか!!」

 

カルデア一同『『ならねーよ!変態マスターが!』』

 

ぐだ男「……とにかく没収と言ったら没収だ!!文句があるのなら追加の令呪をプレゼントしてやる」

 

ムニエル「ハア……アストルフォきゅんから貰えないか、ちょっと期待してたのに……」

 

ムニエル「何でドクターと所長は、あんな提案を聞き入れたんですかね?」

 

ダ・ヴィンチちゃん「さあ……それは知らないけれども、そう言えば、こないだマギマリから辛辣な事を言われたらしいよ。後所長は一度もバレンタインを楽しんだことがないと言っていたかね」

 

ムニエル「腹いせ!?」

 

 

 



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バレンタイン前夜 後編

今回も登場人物が一気に増えますので、誰が話しているのか名前を入れさせて頂きます。リハビリも兼ねての投稿なので暖かい目で見てください



ぐだ子「全く……お兄ちゃんのせいで、一個もチョコを貰えないんだもんね、腹立つよ本当に!!」

 

マシュ「ですが、令呪と聖杯の力で、ぐだ男先輩に逆らえないですし」

 

ぐだ子「マルタの姉御とスパルタクス達の抑止力になりそうなサーヴァントたちが、チョコのレシピ集めに行って帰って来ていないからって調子に乗りやがって」

 

メディア「あらマスターこんな所にいたのね」

 

ぐだ子「ん?」

 

メディア「これ、バレンタインのプレゼントよ。是非明日から着てくださいね」スッ

(山のようなゴスロリ衣装の数々)

 

ぐだ子(取り締まれよお兄ちゃん!)

 

ぐだ子「こ、これは流石に戦いずらいかなぁ……」

 

メディア「いいじゃない、何を着ていても問題なく人理修復出来るでしょ」

 

そこにたまたま通りがかったイアソン

 

イアソン「ゲ━━━ッ別れた元妻!!」

 

凄く嫌そうな顔をイアソンに向ける

 

メディア「……ハァ。まぁ丁度良いわね」ゴソゴソ

 

イアソン「な、なんだ。もしかしてこの私にチョ、チョコを━━━」

 

メディア「はい、グラスの底についたチョコよ」

 

イアソン「━━━嫌がらせかよ!?」

 

メディア「あらこれなら検問も抜けられるもの」

 

メディア「冬だから溶かすの大変だったのよ」

 

イアソン「ははは……ありがとマイハニー」

 

メディア「そんな事よりマスター早速着て頂いてもよろしいかしら、こちらはカメラの準備も万全なのですが」チラッ

 

メディアの見た先にいたのは

 

ゲオルギオス「何時でも大丈夫ですよ。マスター!」グッ

 

まるでプロのカメラマンが用意するであろうカメラセットが用意されているのであった

 

ぐだ子(いや、グッじゃねえよ何その重装備引くな!?)

 

メディア「さあ、さあ、さあ!!」

 

ぐだ子「ちょ、ちょっとごめん。い、今はその……た、体調が……ね?」アハハハ

 

メディア「……分かりました」

 

メディア「そんなに着たくないと言うのなら、マスターそこのグラスとこのコインチョコで『グラスとコイン』をやって私に勝ったのなら諦めるわ!」

 

イアソン「そのコインチョコをくれよ!!」

 

イアソンの叫びが辺りに響くのであった

 

……

………

 

一方その頃。カルデアの通路にて一人の女性サーヴァントがある男性を探していたのであった

 

セミラミス「フフフ、胸の谷間に隠していたことが幸いしたな」スッ

 

そうセミラミスである。

(彼女はこの世界線においてはぐだ子によって天草と結ばれている設定です)

 

そして探すこと数分。遂に探し人を見つけるのであった

 

セミラミス「天草…

 

ジャンヌ・リリィ「ハイ、お師匠さん」スッ

(チョコレートケーキ)

 

天草「よく検問に通りましたね」

 

ジャンヌ・リリィ「昨日から置いておきましたので、問題ありませんでした!!」エッヘン

 

……

 

セミラミス「……」ジトォー

 

天草「こ、これはチョコですか?」

 

ナーサリー「ええそうよ。ジャックとバニヤンと一緒に作ったのよ」

(巨大なチョコ)

 

天草「ありがとうございます」

 

セミラミス「……」スッ

 

自分のチョコと彼女たちの見比べるセミ様

 

セミラミス(何故なのだ!?何故そんなにデカイチョコを渡しているというのだ!?これでは我のがショボく見えてしまうではないか!!)

 

どうすればいいのか悩む彼女の元に

 

シェイクスピア「おや、これはこれは奇遇ですな」

 

カエサル「おおぉ…セミラミス殿、本日も麗しく」

 

黒髭「デュフフ、セミ様こんな所どうしたのですかな」

 

セミラミス(さ、最悪だ)

 

シェイクスピア、カエサル、そして黒髭。セミラミスにとって今一番会いたくなかったサーヴァントといっても過言ではない者達との遭遇に絶望しているところにすかさず追撃の手が来るのであった

 

シェイクスピア「所でその手持っているものは、もしや」

 

セミラミス「っうしまった」

 

カエサル「それは間違えなくチョコレートではないか!!」

 

セミラミス「あ… こ、これは」

 

黒髭「もしや拙者の為に隠して置いてくださったのですかな!!」

 

セミラミス「その……」

 

追い詰められた事とバレてしまった事が重なりパニクった結果

 

セミラミス「ちょいやさ━━━!!!」バキィ

チョコを砕くのであった

 

「「「ええ━━!!?」」」

 

セミラミス「ホーホホホ!これならば貴様たちで分けられるだろう!」ガッガッ

 

シェイクスピア「まさに喜劇といった具合ですな」

 

カエサル「これは……いや流石の私でも無理か」

 

黒髭「拙者はチョコのついた足を舐めたいですぞ!!」

 

……

………

 

話が代わってぐだ男は焦っていた。辺りを見渡すと、チョコ、チョコ、チョコ、チョコレートがあるのである

 

ぐだ男「ええい、どうなっているだ!検問したのにチョコを持っているサーヴァントが大勢いるじゃないか!ここはもう一度検問を……」

 

そして歩いていると

 

ダ・ヴィンチちゃん「えーチョコレートはいらんかねー」

 

「下さい!」「私も!」「俺も!」

 

チョコレートを売っているダ・ヴィンチちゃんの姿をみつけるのであった

 

ぐだ男「オイイイイ━━━━!!」

 

ダ・ヴィンチ「ありゃ、見付かっちゃったかい」

 

ぐだ男「何をやってるんだよ!!ダ・ヴィンチちゃん!?」

 

ダ・ヴィンチちゃん「ええー別にいいだろう。暇なんだし」

 

ぐだ男「っう、こ、こうなったら奥の手を使ってやる。パラケルスス。アレを!!」

 

パラケルスス「……分かりました。我がマスター」

 

ぐだ男「見ていろ!これがバレンタインを台無しにする力だ!」ピカァッッッ

 

……

………

 

「━━と、後あと『チョコレートを魔神柱に変える薬』を使って全てのチョコを魔神柱にして高笑っていたら」

 

「マルタ殿に鉄拳制裁されて失敗に終わったのでしたな」

 

「結局魔神柱をチョコレートに変えることは出来たけど、元の形には戻せなかったから、みんなからの厳しいお仕置きを受けることになったんだよなぁ……」

 

「「……」」

 

「……マスター今回は辞めますか?」

 

「……今年こそは大丈夫さ。きっと

 

果たして彼はバレンタインをぶち壊すことに成功するのであろうか。そしてこの作品が続くのであろうか。次回に続く

 




ここ最近色々と忙しく投稿することが出来ず誠に申し訳ありませんでしたm(_ _)m

久しぶりに作ろうとすると凄く難しく、出来の悪い内容かもしれませんが、どうか暖かい目で見て頂きますと助かります。それではよいバレンタインを

……私ですか。貰えますが何か?
追伸
入れ忘れていましたので、(二次元から)貰えますが何か?です。

勘違いさせて申し訳ありません。
えっ……分かっていた。

あ、そうでしたか

ちなみに実家の母から『かりんとうまんじゅう』が届いたのですが、カウントしてしまって良いのなら現実でも貰えますと言っても良いんですよね(涙)




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