全てを焼き尽くす転生者 (折れたサンティの槍)
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全てを焼き尽くす転生者

予告編みたいな内容ですが、一切続ける気の無いやつです。


身体を動かすのも痛いのも嫌だったので、「前世と同じ様な現代でオナシャス」といった感じの事を神っぽい人に頼み、生前とは違う世界線で赤子からやり直し、なんやかんやあったのを省いて、高校2年のある日、異世界に召喚された。

以上、説明終了。

 

さようなら日常、こんにちわ死ね異常。

百歩譲って、フロムゲーが存在しない世界なのは、相対的に見れば許せたよ。

でもな、こちとら富も名声も力もハーレムも望んじゃいねぇんだよ。

とりあえずあの神を名乗る髭に再会したら【エ●リアン ア●ソレーションの難易度ナイトメアを10周クリアするまで終われま10(参加者1柱)】する事を、己が魂にしっかりと刻み込んだ。

 

某ソーシャルゲームに登場した金星の女神みたいな名前の男曰く「近年魔人族が力を増していて人類がヤバイので、神様に選ばれたオマエラ助けて」みたいな感じだったと思う。

ほぼほぼ聞き流していたから、あんまし覚えていない。

でもとりあえず、自分らの世界の問題の解決を無関係の人間に押し付ける様な人類とか滅んでいいと思うよ(超他人事)。

あと我々クラスメイトを無責任にも戦争に巻き込もうとしているそこのイケメン、キサマをアプデ前呪死状態でカンストロードランに叩き込んでやろうか?

 

そんなこんなで、歓迎パーティとやらを仮病で抜け出しふて寝した翌日。

クラスメイト+教師一名にステータスプレートとやらが支給された。

表面に刻まれた魔法陣に自らの血液を垂らすと、自分の能力を知る事が出来るらしい。

……自分の指を針で刺すの、痛すぎない?

某運命の夜の主人公は、よく何の躊躇いも無く指噛み切れるよね。劇場版第二章で観て軽くビビった。

とりあえず俺の中のはたらく細胞さんたちがんばえー!

 

それはそれとしてステータスだ。

個人的には痛いのが嫌なので防御極振り…も良いが、出来れば戦場に出ない非戦闘職が良い。

というかもう叶うならば、スターデューバレーで延々と農業していたい。

そんな現実逃避をしながら見た自分のステータスは……。

 

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雨土固太郎 17歳 男 レベル:3355

存在:黒い鳥(イレギュラー)

筋力:???

体力:???

耐性:???

敏捷:???

魔力:???

魔耐:???

技能:全てを焼き尽くす暴力・ACB(アレゴリー・コックピット・ブレイン)・接触鑑定(フォー・アンサー)・言語理解

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ナンだよコレ……ナンだよコレェッ!?(孤独の観測者並感)

 

『おは■■■ざ■ます。

メ■■シス■ム、■イロ■■デー■の■証を開始します』

 

今なんか変な声した! ノイズだらけの!

謎の声に思考を巡らせる間も無く、頭の中に大量の情報が流れ込んでくる。

AMSから、光が逆流する…!うわあああああああ!!

 

『メインシステム、通常モードを起動しました。これより、作戦行動を再開。あなたの帰還を歓迎します』

 

 

──叩き込まれた鉄臭い記憶。

──聞き覚えの有りすぎる機械(オペレーター)の声。

──見覚えの有りすぎる機械(アーマード・コア)の視界。

 

……。

 

…………。

 

………………。

 

……………………ッスーーー……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何コレ…ふざけてるの……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"今この瞬間から、君はレイヴンだ"

 

"人間の中から邪魔者が現れた "

 

"管理者(エヒト)破壊する(ころす)……?馬鹿げたことを"

 

"神様の作ろうとする遊戯(ちつじょ)を壊してしまうもの"

 

"力を持ちすぎたもの"

 

"秩序を破壊するもの"

 

"そいつは『黒い鳥』って呼ばれたらしいわ "

 

"なにもかもを黒く焼き尽くす、死を告げる鳥"

 

"だがもし"

 

"君が『例外』だというのなら"

 

"ならば生き延びるがいい"

 

"君にはその権利と義務がある"

 

"歓迎しよう、盛大にな"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"これだから面白いんだ、人間ってヤツは"




黒い鳥(イレギュラー)
他のクラスメイトたちが《天職》であったが、オリ主の場合《存在》とかいう不穏なモノになっている。
オリ主はあたまを抱えた。

【技能】
《全てを焼き尽くす暴力》
執筆中は『オーバード・ウェポン』というルビが振ってあり、執筆途中までは『OWの一撃必殺で、エヒト含めた殺して良い敵全てを文字通り焼き尽くしていくダイジェスト』というやべー内容だった。
最終的には後々のパワーインフレについていける様に、Vシリーズに限らずACシリーズの武装と装甲をパワードスーツっぽく纏えるというものになった。
コジマ粒子→魔力になった事で完全クリーンに…とはならず、コジマ風魔力兵装の攻撃&それによって発生した爆発が、生物にとって非常に有害となっている……長く残留しないのがせめてもの救いか。
機動戦士ガンダム00の擬似太陽炉をイメージするとわかりやすいかもしれない。
敵機体限定の武装は使えないが……。

──■■■だと! ありえるのか、こんな■■■■が…。

《ACB》
名付けの元ネタは、ご存知ACシリーズに登場する『AMS(アレゴリー・マニピュレート・システム)』。
この技能を簡単に説明してしまえば「視界やら何やらがACのコックピット内部にいるみたいになる+機械オペレーターが色々とサポートしてくれる」という技能。
技能を自覚した瞬間頭の中に無理矢理情報が流しこまれるのだが、《存在》が確定されていない《天職》持ち程度だとこの時点で脳が焼き切れて廃人となる。

《接触鑑定》
筆者が『フォー・アンサー』をルビに使いたかった、というだけ理由で追加された技能。
触れている物体をダークソウルのアイテムテキストっぽく解説してくれる。
原作主人公のハジメが持つ派生技能《鉱物系鑑定》の上位互換。

【余談】
《オリ主を転生させた神(未来)》
暇潰しのつもりで剣と魔法の異世界系騒動に巻き込まれる世界に人間を送ったら、とんでもねぇ化け物になって帰ってきた件。


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