姉に勧められて一緒に始めたら、いつの間にか神聖円卓領域になりました (リューオ)
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本編とか色々
黒セイバーとログイン。


防振りとは、主人公のメイプルが色々やらかす話である。今回はそんな少女のお話ではなく…

 

「はいっ!アルトじゃあないとっ!…何か違うな」

 

このギャグの練習してる男子高校生が今回の主人公である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アルト!これをやりましょう!」

 

「え?」

 

乳上似で姉の「川澄綾香」に勧められてキョトンとしてるセイバーオルタ似のこの弟は「川澄アルト」。お笑い芸人になると意気込んだものの、川澄家の会社「川澄インテリジェンス」の次期社長になってしまった(というゼロワンに似たいらない設定)ツッコミ属性持ちの男である

 

「サービス開始したての『NewWorld Online』を?」

 

「はいっ!」

 

「俺と綾姉ぇが?」

 

「はいっ!」

 

「…まあいいか」

 

「早速やりましょう!」

 

2人はNWOの初期設定を終わらせて電脳世界へダイブする

 

「名前か…、俺の名はアルトでセイバーオルタに似てるから…、オルタリウスにするか」

 

名前を決めると、初期装備を決めるパネルに変わる

 

「次は装備か。断然、両手剣だな」

 

装備を決めると、ステータスポイントのパネルに変わる

 

「ここは、MPとSTRだな。魔力をドバドバ使って蹂躙したいしな」

 

設定を終えて、光に包まれる。そして目を開けると活気溢れる城下町に変わってた

 

「終わったようですね、えっと…」

 

「オルタリウスだ、オルタでいい」

 

「何か、セイバーオルタっぽくなっていません?あ、私はアルトリアです」

 

「こうすれば、次期社長とは思えないだろう?」

 

「見た目で割れますよ」

 

「…ま、まあ。俺らの顔は特徴的だからな…」

 

「それで、そのキャラで続けるんですか?」

 

「ああ」

 

2人は町の外の森に出て、モンスターと戦う

 

「やあっ!」

 

アルトリアは両手剣でモンスターを斬る

 

「ふっ!」

 

オルタリウス(めんどいんで、今後はオルタと呼ぶわ)は、セイバーオルタのようにMPを惜しまずドンドン使ってレベルを上げる。すると

 

『スキル【魔力放出】を取得しました』

 

スキルを取得する

 

「ほう?魔力放出か」

 

「あ、私も取得しました」

 

スキルの詳細を確認する

 

スキル【魔力放出】:MPを消費して一時的に全ステータスを上げる

取得条件:MPを消費して攻撃する

 

「オルタ、これは他のステータスも上げた方が良いですよ」

 

「それもそうだな」

 

その後、オルタは【カリスマ】(彼の場合、威圧の類になってる)、【宵闇の星】(効果はMP増加+クリティカル発生率UP)を取得した

アルトリアは【輝ける路】(効果は宵闇の星の上位版)、【魔力放出】、【カリスマ】(マジのカリスマ)を取得した

 

「ログアウトしますか」

 

「ああ」

 

2人はログアウトする

 

「楽しかったですね!」

 

「ああ!」

 

この時、この姉弟は知らなかった。NWOにとんでもない伝説が生まれる事を―――



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黒セイバーと第1回イベント。

「さーて、今日もやりますか!」

 

アルトは、自身の部屋でNWOにログインする

 

「ダンジョンに行くとするか」

 

彼がダンジョンに行く理由は、装備を買える金が無かったのだ。そして適当なダンジョンに潜る

 

「腕試しといこうじゃないか」

 

オルタはモンスターを斬り伏せながら奥へと進む。その道中、【ガンド】と【風王結界(インビジブル・エア)】を取得する

 

「ここが終点か」

 

扉が閉まり、天井から水晶でできた蜘蛛が降りてくる

 

 

クリスタルスパイダー Level.99

HP:100,000/100,000

 

 

「いや、どう勝てというんだよ!?」

 

思わず素が出るオルタであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~10時間後~

 

オルタは何とかクリスタルスパイダーを倒す

 

「ゼェ…、ゼェ…、何とか勝った…」

 

『レベルが49に上がりました』

『スキル【マキリの杯】を取得しました』

『マキリの杯:倒した数だけMPが回復する』

 

『スキル【水晶渓谷】を取得しました』

『水晶渓谷:フィールドに水晶を生やす』

 

『スキル【■■眼】を取得しました』

『■■眼:相手のステータスが可視化』

 

「いいものだな(けど、最後のスキルは何だ?まあ、考えても仕方ないか)」

 

オルタは思考を切り替えて宝箱を開ける

 

『宵闇の鎧:VIT+10』

『最果ての鎧:VIT:30』

約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン):STR+30』

最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド):STR+50』

 

「うんうん。セイバーオルタといったら、この鎧と剣だな!」

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)を獲得したことにより、スキル【約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)】を解放します』

最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)を獲得したことにより、スキル【最果ての加護】【最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)】を解放します』

 

内心、Fate知ってる人いるだろと思うオルタであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数日後~

 

そして、第1回イベントが始まる

 

「それでは、第1回イベント!バトルロイヤルをを開始します!」

 

あちこちで怒号があがる

 

(皆、気合入ってんな…)

 

「それでは、もう一度ルールを説明します!制限時間は3時間。ステージは新たに作られたイベント専用マップです!倒したプレイヤーの数と倒された回数、それに被ダメージと与ダメージ。この4つの項目からポイントを算出し、順位を出します!さらに上位10名には記念品が贈られます!頑張って下さい!」

 

カウントダウンが終わると、全員転移する。オルタはアルトリアも参加してる事を知らない

 

「卑王鉄槌、極光は反転する―――光を呑め!約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)!」

 

オルタは早速約束された勝利の剣で薙ぎ払い、黒い光の柱が登りゆく。蹂躙する内に、短時間で3位になる。掲示板の方はというと―――

 

 

16:名無しの観戦者 ID:GZ1rfAfM5

あの黒騎士、ヤバくね?

勝てる訳ないじゃん…

 

17:名無しの観戦者 ID:M2uy6JIhe

まるでセイバーオルタじゃねえか…

 

18:名無しの観戦者 ID:c3efhPG7C

暫定成績ランキング

オルタリウスっていう両手剣使い

200人潰して被ダメなんと0

 

19:名無しの観戦者 ID:K81RSpJkp

この際、誰でもいいからコイツを倒してくれ!

 

20:名無しの観戦者 ID:v0z6Sk/0g

もうダメだ…、おしまいだ…!

 

21:名無しの観戦者 ID:LC00OxLtK

アイツは殺ると言ったら殺る、凄味がある…!

 

 

 

この始末☆

オルタは廃墟をうろついてると、絵を描いてる少女ことメイプルに会う

 

「そこのお前、何をしている?」

 

「え、もう来ちゃったの!?」

 

メイプルは慌てて盾を構えるが、オルタは武器をしまって両手を上げる

 

「早まるな、俺はお前を倒す気は無い」

 

地面を見ると絵が描いてた

 

「絵を描いていたのか?…悪くはないな」

 

「えへへ~」

 

「(ん゛ん゛っ!…っていやいやいや!)名乗るのがまだだったな。オルタリウスだ、オルタでいい」

 

その後、話をしてるうちに時間が過ぎる

 

「現在の1位はメイプルさん、2位はオルタリウスさん、3位はアルトリアです!これから1時間上位3名を倒した際、得点の3割が譲渡されます!3人の位置はマップに表示されています!それでは最後まで頑張って下さい!」

 

「…俺とやるか?言っておくが、容赦はしないぞ」

 

アナウンスを聞いたオルタはメイプルに聞く

 

「やめておこうかな?オルタさん、怖いし…」

 

メイプルは断る

 

「正直言えば、俺もお前とは戦いたくない。俺の勘がコイツとは戦うなと告げているからな」

 

「騎士王様!メイプルとオルタリウスを見つけました!」

 

突然、兵士と騎士の軍勢が道を作る

 

「え、何コレ!?」

 

「来たか」

 

奥からアルトリアが来る

 

「アレがさっき言ってたオルタのお姉さん?」

 

「ああ」

 

「オルタ、貴方も参加していたんですね」

 

「1位を狙いに来たのか?」

 

「はい、まずは小手調べです。行って下さい、ランスロット!ガウェイン!」

 

ランスロットとガウェインが前に出る

 

「真っ向勝負と参りましょう」

 

「生憎手加減できる程の器用さはない。お覚悟を」

 

オルタは構える

 

「忠告しておく、あのゴリラは戦うな。今は日中だからめっちゃ硬「毒竜!」おいいいいいいいいいい!?」

 

メイプルは忠告を無視してスキルを使い、オルタがコハエース顔で肩を掴んで揺さぶる

 

「何しちゃってんの!?姉さんのギフトっつースキルでガウェインは日中だと頑丈で碌にダメージ与えられないし、ランスロットは弱体無効+ダメージ半減!トリスタンは剣以外受け付けない+毒無効だし、モードレッドはMPを使い切ってもすぐにMAXになるんだぞ!?バカなの!?ねえ、バカなのお前!?お前には常識はないの!?」

 

「分かったから揺さぶらないでぇぇぇ…」

 

オルタはご乱心で口調が素に戻る

 

「ったく…、このバカが…」

 

モードレッド(リアルでも不良っ気があって人気がある男子高校生)は呆れていた

 

「もうぐだぐだになって、私は悲しい」

 

トリスタンはフェイルノートを弾く。そんなぐだぐだになった所に、アナウンスが流れる

 

「終了!結果、1位から3位の順位変動はありませんでした。それではこれから表彰式に移ります!」

 

そして、最初の広場に戻る。1位から3位までが登壇するよう言われ、メイプルと(アナウンスを聞いて冷静になった)オルタとアルトリアは壇上に登る

 

「それでは、アルトリアさん!一言どうぞ!」

 

「オルタには負けましたが、次は負けません!」

 

「次は、オルタリウスさん!一言どうぞ!」

 

「キャラ崩壊はしたが、この程度、造作もない事だ」

 

「最後に、メイプルさん!一言どうぞ!」

 

「えっあっえっ?えっと、その、オルタさんと仲良くなれてよかったでしゅ」

 

あ、噛んだ。これをきっかけに(?)、メイプル達の人気が上がった



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黒セイバーとリアル。

~教室~

 

「はぁ…」

 

アルトはため息を吐く。アルトの席は壁側なので、出入り口が凄く近いのだ

 

「よう、アルト。あの時は派手にやらかしたなwww」

 

アルトに話しかけてきたこの男子は「沢城ミユキ(男性である)」、声優の方とは無関係で、アルトからすれば親友だ。

蛇足だが、席はアルトの後ろだ

 

「やんなきゃ良かった…。てか、草生やすな」

 

「まあまあwww、いいじゃねぇかwww」

 

「ダイソウゲンでもやった?」

 

「ヤベェwww。思い出しただけで草がwww」

 

ミユキは腹を抱えて笑う

 

「グラスラぶちこんでいいか?あれ、グラスフィールドだと威力2倍だし」

 

「www」

 

「これがダメなら、お前に除草剤を飲ませるぞ」

 

「サーセン」

 

「いや、いきなり落ち着くな」

 

「いや、テメェg「それでね、第1回イベントでフレンドになったプレイヤーがいるの!」…あ?」

 

その声の主を見ると、アホ毛とポニテの女子がNWOの話をしてた

 

「ん、アイツは本条楓と白峯理沙じゃねぇか」

 

「知ってるのか?」

 

「まあ、名前程度だけだがな」

 

「へえ、楓にフレンドね…。名前は?」

 

「オルタリウスって言うの!優しくて、カッコいいんだよ!」

 

「アレ、テメェの事だよな?テメェか(確信)」

 

「まあな。それにしても、世間って狭いな…」

 

「そうだな…」

 

2人は遠い目で窓の外を見る

 

「それでね!戦っているところ見せてもらったけど、凄いんだよ!剣からビーム出して倒したんだから!」

 

「へえ、剣からビームねぇ…。一度会ってみたいな、そのオルタリウスに」

 

「アレ、俺だってバレるかな」

 

「アルト、こういうのは案外気づかないもんだぞ」

 

「お、そうだな」

 

ちなみに、ガチでバレる事は無かった

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

そして、いつも通りログインして偶然見つけたクエスト【星の杖(オルガノン)の使い手】(敵は異界の翁 Lv.65)をクリアして新武器【星の杖(オルガノン)】を入手する

 

星の杖(オルガノン):自身を中心に複数の円を広げ、円周上に超高速の刃を滑走させる。その切れ味は、複数の巨大な建造物群を一瞬で細切れにする。杖の部分は鞘になっており、中に刃が隠れている仕込み杖である』

 

「なるほど。そういえば、2層に行けるようになってたな」

 

オルタはカリバーを鞘に収め、2層へ続くダンジョンのボスへとたどり着く

 

「さて、試すとするか」

 

試しに星の杖を使うと、ボスが一瞬で細切れになる

 

「おぉう…。一瞬で小間切れになった…」



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黒セイバーと第2回イベント。

オルタは今日もログインして、第2回イベントに参加する。今回は探索型のようだ

 

「ふむ、まずは山に登って見下ろすとするか。魔力放出!」

 

オルタは魔力放出と持ち前のAGIの高さで山を登ると、転送陣を見つけて入る

 

「■■■■―――!」

 

 

厄災の獣Lv.100

100,000,000/100,000,000

 

 

「い、一億!?待て待て待て待て!勝てと!?このヤベー奴に!?無理があるだろコレ!?ちょ、俺の傍に近寄るなァァァァァァ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~1日後(ゲーム内で)~

 

『レベルが68に上がりました』

 

「何とか勝った…、もうあんな奴とは戦いたくねえ!」

 

オルタは愚痴りながら宝箱を開ける

 

「ラッキー、メダル6枚あんじゃん。…何だ?このマーリンカラーの卵」

 

『モンスターの卵:温めると孵化する』

 

「ま、メダルを集めてたら孵化するだろ」

 

オルタは卵を回収して外に出る

 

「さて、プレイヤーから奪うとするか」

 

そして山を下りると、プレイヤーを見つける

 

「風王鉄槌」

 

風王鉄槌でプレイヤーを倒すが、メダルは無かった

 

「ちぇ、ハズレか。お、卵が割れそうだ」

 

卵が割れ、中から小動物が出る

 

「フォウ!」

 

『名前を決めてください』

 

「ここはキャスパリーグ一択だな」

 

「フォウ!」

 

『絆の架け橋:装備している間は一部モンスターとの共闘が可能』

 

「さーて、ステータスは…」

 

キャスパリーグのステータスを確認する

 

 

キャスパリーグLv.1

HP:100/100

MP:500/500

 

STR:40

VIT:30

AGI:60

DEX:40

INT:35

 

スキル

【魔力弾】【比較の獣】【単独顕現】

 

「比較の獣?」

 

『比較の獣:自身より相手が強い場合、相手のステータスを上回り、強くなる』

『単独顕現:絆の架け橋を持っていなくても共闘可能(本来の持ち主限定)』

 

「よーし、レベル上げに行くぞー!」

 

「フォーウ!」

 

その後、キャスパリーグのレベルが10まで上がり、【休眠】、【覚醒

】、【魔獣化】のスキルを手に入れた

 

「早速試してみるか。キャスパリーグ、魔獣化!」

 

「フォーーーーーーーウ!」

 

キャスパリーグの姿が白く、巨大な狼と狩猟犬を組み合わせたような姿になる

 

「…その時のお前の名は、プライミッツ・マーダーにするが…、良いか?」

 

「バウッ!」

 

プラ犬は肯定するかのように咆える。時は過ぎて七日目になり、風王結界でうろついてると、毒で防がれてる洞窟を見つけて隠れるのにちょうどいいと思って中に入ると、メイプルとサリーとカスミの3人でオセロやってた

 

「っ!?誰だ!」

 

カスミがオルタの気配を感じ取る

 

(ヤベぇ、バレた!?逃げろ!)

 

(フォウ!)

 

ところが、MP切れで風王結界が解ける

 

「うわ、ここでMP切れとか最悪…」

 

「あ、オルタさん!」

 

「メイプル、この人が前言ってたオルタリウスって人?」

 

「うん!でも、何でここに?」

 

「対人戦がキツくなってきて風王結界で逃げ回ってたら、偶然この洞窟を見つけてきてな、ちょうどいいと思って避難したって事だ。肩に乗ってるコイツはキャスパリーグ、俺の相棒だ」

 

オルタは死んだ目で厄災の獣の強さを語る

 

「レ、レベル100に…、HPが一億…?よくそれで勝てたね…」

 

「レベル99のクリスタルスパイダーに、レベル65の異界の翁もな…。というか、運営は俺を強くさせてどうする気だ…?」

 

「苦労したんですね…」

 

カスミが同情した所で、イベント終了のアナウンスが流れる。オルタはメダルを装備に換えた。新宿オルタ(ご丁寧に男性用になってる)の衣装に。新宿に着替えた影響か、オルタの人気が上がった



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黒セイバーと蒐集。

アルトはいつも通りログインする

 

「今日はキャスパリーグのレベルを上げるとするか」

 

「フォウ!」

 

どっかのダンジョンでレベルを上げる

 

「キャスパリーグ、魔力弾!」

 

「フォウ!」

 

魔力弾でモンスターを倒す

 

『キャスパリーグのレベルが15に上がりました』

『スキル【蒐集】【テレポート】【テレパシー】を取得しました』

『蒐集:プレイヤーと一体化し、巨大な獣に変身する』

『テレポート:一度行った場所へワープできる』

『テレパシー:喋らずともプレイヤーと会話が可能』

 

「やっぱ俺を強化させる気満々じゃねえか。何がしたいんだよ運営…」

 

「ドフォーウ!?(訳:ホントだよ!?)」

 

「2層のボスで試すか、行くぞ」

 

「フォウ(訳:2層のボス、憐れ也)」

 

2層のボスがいる所へ行く

 

「行くぞ、蒐集!」

 

オルタがそう言うとキャスパリーグと一体化し、フィールドが黒い霧に覆われ、巨大で、黒色で、獣の目のような九尾を持つ狐と狼を混ぜた四足獣になる。要は、狼要素が入った愛玩の獣だ

 

「へえ、感覚はWに似た感覚なんだな。スキルはどうなってるんだ?」

 

 

ぼかし くらやみ:スキル攻撃への耐性UP&貫通攻撃への耐性UP』

おそれ うやまい:相手全体に恐怖状態を付与&相手退場時に攻撃UP&回復』

のろい ふくらみ:相手全体に呪い状態を付与』

かすみ かがやき:自身に確率回避を付与&クリティカル発生率UP』

まがつぼし:相手全体に強力な攻撃+呪いの効果を上げる』

 

 

「ロクでもないスキルばっかだな…」

 

「フォウ(訳:お前が言うな)」

 

試しにまがつぼしをやったら一撃だった。一方、運営は―――

 

「銀翼に続いて、厄災の獣が倒されるとはなぁ…」

 

「厄災の獣が倒されるの分かって言ってるのか?」

 

「そりゃそうだ。アイツが唯一、メイプルを倒せるプレイヤーだからな。強化して何が悪い?」

 

「じゃあ、蒐集も?」

 

「ああ。さーて、第3層でどう強化しようかな?」

 

「あ、そうだ。これはどうだ?」

 

「どれどれ?ふむふむ、10の動物の力を持ち、それぞれパワー、スピード、エレメントの3つに分ける…。それと雷の羽(ケリードーン)か…。よし、この2つも彼に取得させよう!そして、彼の力でメイプルを倒そう!」

 

「「「「「おー!」」」」」

 

オルタを強化させてメイプルを倒す気満々だった。

運営がこんなんで大丈夫か?大丈夫じゃないか

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「って事があったんだ、運営は何がしたいんだか…」

 

学校でミユキに話してたのはアルトだった

 

「だよな…」

 

授業が進み、体育のドッジボールで楓がゲームの癖が出る所を2人は見逃さなかった

 

「…ミユキ」

 

「ああ、「楓=メイプル」は確定だ」

 

「うーん、どうしたも…っ!」

 

アルトは勘でとっさにボールを避ける

 

「げっ、避けられた!」

 

「え?大人しく喰らうとでも思ったのか?」



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黒セイバーとラジオ。

今日もログインして何しようか考えてると、アルトリアからメッセージが来る

 

『ギルドホームが実装されたから、早速購入しちゃいました!ちなみに、オルタも私のギルド「神聖円卓領域キャメロット」にメンバー追加したので来てくださいね!』

 

「何勝手にメンバーに追加してんだよ…。はぁ…」

 

オルタは溜め息つきながら、アルトリアが購入したギルドホームを探すが、なかなか見つからない

 

「見つからないな…、一体どこn「オルタさーん!」

 

メイプルとクロムが駆け寄る

 

「メイプルか。よく俺だって分かったな、素のキャラなのに」

 

「だって、雰囲気一緒だもん!」

 

「お、おう…。それで、そこの慢心王と戦ってそうな声をしてるお前は何だ?」

 

「俺はクロムだ」

 

「あの、良かったらオルタさんも私のギルドに入りませんか?まだ予定がなければですけど」

 

「すまないが、俺は既にギルドに入ってる。他をあたってくれ」

 

「そのギルドの名前は何だ?」

 

「確か…『神聖円卓領域キャメロット』だったな」

 

「し、神聖円卓領域キャメロット!?あの巨大規模ギルドの!?」

 

「何か知ってるのか?」

 

「知ってるも何も、炎帝ノ国や集う聖剣も上回る規模のギルドで、上位に匹敵する【円卓の騎士】がいるギルドだぞ!」

 

「えぇ!?そうなんですかぁ!?」

 

「そう言う訳だから、他をあたってくれ。俺はキャメロットのギルドホームを探さなきゃいけないからな」

 

オルタはホーム探しを再開する

 

「見つからないな…。ん、アルトリア?」

 

アルトリアからのメッセージを見る

 

『遅いですよ!いつまで探しているんですか!』

 

『場所知らないのにか?』

 

『え、言ってませんでした?』

 

『言ってない』

 

『では、迎えに行きます。そこから動かないで下さい』

 

オルタはその場で待つと、アルトリアが来る

 

「すみません、私がすれば良かったですね」

 

「全くだ」

 

「こっちです」

 

オルタはアルトリアについて行くと、巨大な城に着く

 

「マジのキャメロットじゃねえか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数日後~

 

中に入り、円卓がある玉座に着く

 

「すまない、遅れた」

 

「遅ぇぞ!オルタリウス」

 

「お待ちしておりました、黒の騎士王様」

 

「では、始めますよ!」

 

オルタはマイクが置いてある円卓に座ると、音声が流れる

 

<ROUNDS HEADLINE!>

 

「さあ、今回から始まりました『ラウンズヘッドライン』!司会を務めるのは騎士王でキャメロットのギルドマスターこと、アルトリアと」

 

「黒の騎士王、オルタリウスが届けよう」

 

「これは第3回イベントと同時に放送しております。メッセージはリアルタイムで届きます。曲のリクエストでも、私達への質問でもOKです!あ、早速届きました。プレイヤーネーム、メイプルさんから『初めてラジオを聞きます。オルタさん、聞いてますよー!』との事です。メイプルさん、人気になっていますね」

 

「全くだ。防御の極振りから始まり、今となっては要塞と言われている始末だ」

 

「そういえば、サリーは青のアサシンなんて呼ばれているそうですよ」

 

「あのやり方はまごう事なきアサシンだ。あんな奴に勝てるのか?」

 

「そっちが異常なら、ギフテッドであるオルタをぶつけるべきです!

何せ、大手闇サイト『シルクロード』の摘発を貢献した一人ですから!」

 

「そう言えば、そんな時があったな。プレイヤーネーム、クロムからだ。『アルトリアの声を聞いてると、他人の気がしないんだが…。気のせいか?』だ。気のせいだろう?」

 

「そういえば、オルタが主役のクリスマスイベントの企画が進行中らしいですので、クロムのプレゼントは干将莫邪でいいですよね!」

 

「クロムのプレイスタイルと違うんだが?」

 

「では次です。「無視するな」プレイヤーネーム、シンさんから『皆からバーローって呼ばれてるが、どうにかできねえか?』だそうです。探偵をやるべきです!」

 

「死神と呼ばれるようになるけどな。プレイヤーネーム、ドラグからだ『渋い声をした神父から自害しろって言われるんだけど、どうにかできねえか?』だ。ソイツを倒せばいいのでは?」

 

「CMの後は現時点での順位の発表です!」



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黒セイバーと真体機神降臨。

オルタは、第3層へ続くダンジョンのボスの所へ来た

 

「トレント…か?まあいい、速攻で終わらせる」

 

星の杖を構える

 

星n(オルg)「あ、オルタさん!」な!?メイプル!?」

 

そこに楓の木が来て、オルタは星の杖をしまう

 

「行くよー!【捕食者】!【滲み出る混沌】!」

 

メイプルが召喚したモンスターがボスを喰らう

 

「よーし!トドメの【暴虐】!」

 

「チッ、ホントは切り札として使いたくなかったんだが何とかなるだろ、行くぞキャスパリーグ!【蒐集】!」

 

「フォウ(訳:何とかなるっておま)」

 

メイプルは化け物に、オルタは獣に変身する。楓の木のメンバーは思考停止する

 

まがつぼし

 

まがつぼしでトドメを横取りする

 

「ちょっとー!横取りしないでよー!」

 

「いや、横取りしようとしたのはお前らの方だ」

 

「えっと…メイプルと、オルタリウス…だよね?」

 

「ちょっと待ってね」

 

「ふっ!」

 

2人は元に戻る

 

「今の…何?」

 

「えっとね、【暴虐】と言ってね。装備の効果が無くなる代わりに、STRとAGIが50増えて、HPが1000になって、HPがなくなっても元の状態に戻るっていう…。オルタさんのアレは何?」

 

「アレは【蒐集】、プレイヤーと一体化して巨大な獣に変身する。これはキャスパリーグのスキルだ。感覚としては仮面ライダーWのような感じだ」

 

「ダ、W?」

 

「菅田将暉が出てるアレ」

 

全員で第3層へ行き、オルタはメイプルと共に探索すると、NPCの老人が倒れてた

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

「水を…、分けてくれんか…できれば食料も…」

 

「あ、ああ!持ってて良かったな…」

 

オルタはインベントリから出した水と食料を渡す

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「かつての夢…」

 

老人の話を聞いた後、オルタは物思いにふけてた。シロップに乗って

 

「オルタさん?」

 

「秘伝の願いと引き金の角に、神々の記憶…」

 

「オルタさーん!」

 

「…え、ああ、何だ?」

 

「さっきから考えてるみたいだけど…?」

 

「さっきの事が気になってな。ちょ、メイプル!前!前!」

 

「え?わわわわわわ!」

 

「うおっ!?」

 

2人は落ちる

 

「暴虐!」

 

風王鉄槌(ストライク・エア)!」

 

スキルを使って着地する

 

「死ぬかと思った…、どこだろうここ?」

 

メイプルが元に戻ると同時に、オルタはマップを見る

 

「夢の墓場?」

 

「フォウ」

 

歩くと、建物を見つけて中に入る

 

「あれは…、ロボット…か?」

 

2人のインベントリから【かつての夢】、オルタのインベントリから【秘伝の願い】と【引き金の角】と【神々の記憶】がロボットに吸い込まれると動き出す

 

「我ハ 機械ノ王。偉大ナル知恵ト 遥カナル 夢ノ結晶」

 

「な、何だ!?」

 

「我ハ 王。カツテノ王。淘汰 サレタ者」

 

赤い光は消え、停止する

 

「どうしたんだろう?」

 

「メイプル、気を抜くな」

 

「う、うん!」

 

「我ハ ガラクタノ王。ゴミノ中デ眠ル王 夢モ奇跡モ ガラクタニ」

 

ロボットは周りのパーツを吸収して兵器を生み出して体に纏う

 

「オ前達モ ガラクタニ シテヤロウ」

 

「正気に戻すよ!」

 

「ああ!」

 

ロボットがビームを放ち、メイプルは盾で守り、オルタはガンドで相殺するが、メイプルは吹っ飛ぶ

 

「きゃあ!」

 

「メイプル!」

 

「大丈夫!シロップ、【大自然】!」

 

「カメ!」

 

シロップの大自然でロボットを拘束する

 

「フォウフォウ!(訳:ナイスな考えだ!)」

 

「この光が悪いんだね!【滲み出る混沌】!」

 

「【ガンド】!」

 

ロボットのコア?に手を突っ込み、スキルを放つ

 

「グ カハッ 我ハ消エル。ダガ、僅カニ意識ノ戻ッタ今 託ス 勇敢ナ者達」

 

2人の胸に歯車がくっつく。オルタには右手にシリンダーのようなブレスレット、背中と両腕にジェットアーマーがくっつく

 

「我ノ力デ 我ダッタコイツヲ 倒セ。眠ラセテ クレ」

 

「た、倒すって…ちょっと!」

 

「―――無駄ナ事ヲ」

 

「構えろ、メイプル!来る!」

 

突然、ロボット…初代の体が変形し、白と青の2代目に変わる

 

「何なのあれ…!?」

 

「アレが2代目だろう」

 

パネルが浮かび上がる

 

「【機械神】?」

 

「【機神】…か」

 

この時、オルタは他にも【ランペイジバルカン】と【雷の羽】を取得してた事を黙ってた

 

「メイプル、俺の事は呼び捨てで良い。見る限り同い年だろうから、いつも通りの話し方で構わん」

 

「じゃあ、行くよオルタ!【機械神】!」

 

「来い!ポセイドン!」

 

メイプルはデンドロビウムのようなアーマーを装着し、オルタは海洋生物を思わせるアーマー(アトランティスのポセイドンをアーマー化させた感じ)を装着する

 

「攻撃開始!」

 

「トライデント・オーシャンレイ!」

 

「いっけえええええええええええええええええええええええええ!」

 

メイプルは一斉砲撃を、オルタは右腕の砲台から3つのレーザーを放つ。その2つのビームは2代目を破壊し、着地する

 

「やったな」

 

「うん!…さっき、何て言ってたの?」

 

「ポセイドン」

 

その後、話を聞いたアルトリアは呆れた



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黒セイバーと第4回イベント。

数日後、ギルド戦の第4回イベントが始まるが…オルタ本人は暇を持て余してた。キャメロットの人数は最早、国のレベルだもん。兵士と硬い+痛いの粛清騎士の人数が多いからな

 

「…スキルの確認でもするか」

 

自身のステータスを確認する

 

 

Lv.100 オルタリウス

 

HP:1,500,000

MP:2,000,000

 

STR:94,408

VIT:81,050

AGI:55,700

DEX:62,009

INT:73,040

 

スキル

【魔力放出】【カリスマ】【宵闇の星】【水晶渓谷】【マキリの杯】【最果ての加護】【約束された勝利の剣】【最果てにて輝ける槍】【ガンド】【風王結界】【機神】【ランペイジバルカン】

 

武器

【約束された勝利の剣】【最果てにて輝ける槍】【星の杖】【雷の羽】

 

 

「ステータスがエグい事になってるな…」

 

オルタは仰向けで寝て、キャスパリーグは腹の上に乗る

 

「フォウ?」

 

「キャスパリーグ。俺はね、楓の木とは戦いたくないんだよ。あんな人外しかいない所に行く奴は正気を疑うよ」

 

「やって見せて下さい!」

 

「え?」

 

「やって見せて下さいよ、オルタ!」

 

「何とでもなる筈だ!」

 

「ガンダムだと!?てか、何でモーさんもノってんだよ。まあ、仮に戦うとしても、メイプルらには見せてないスキルと武器があるから、それでワンチャン行けるかと」

 

「では、行きましょう!」

 

「思ったけど、何でそんなにグイグイ行くんだ?」

 

「罰ゲームでオルタが楓の木に行く事になりまして」

 

「はあ!?何でだよ!?」

 

驚いて起き上がる

 

「暇でしたんで」

 

「ああもう、仕方ない。キャスパリーグ、俺がピンチの時はテレポートを頼んだ」

 

「フォウ!」

 

「メイプル倒すまで帰らないで下さいね~!」

 

「畜生!」

 

オルタは嫌々ながらも、雷の羽で楓の木の所へ飛ぶ

 

「ログアウト、したいな…」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

楓の木の場所を見つけて、洞窟に入る

 

「えっと、ここだっけ?」

 

「オルタリウス!?キャメロットからここまで、遠く離れていたのに…!」

 

「罰ゲームで指名食らってな」

 

「嫌々で来たの!?」

 

「メイプル倒すまで帰れないんだ。てなわけで、メイプルに宣戦布告だ!」

 

「いいよ。オルタさんに負けないから!」

 

互いは動かず、睨み合う

 

「【毒竜】!」

 

「フォウ!」

 

先にメイプルが毒竜を放つが、キャスパリーグが魔力弾で毒竜をふっ飛ばす

 

「ナイスだ、キャスパリーグ!」

 

「フォウフォウ!」

 

(それにしても、防御に極振りしてるだけあって、中々ダメージ通らないな…。ならば!)

 

オルタは右腕に装備してるシリンダー型のブレスレットを回すと、右手が銃に変形する

 

RAMPAGE BULLET!

 

「ヴぇ!?何で腕が…、まあいいや。変身!」

 

アームキャノンを撃ち、変身する

 

GATLING ROUND! RAMPAGE GATLING!! MAMMOTH! CHEETAH! HORNET! TIGER! POLARBEAR! SCORPION! SHARK! KONG! FALCON! WOLF!

 

その姿はランペイジバルカンを思わせる姿だった

 

「シロップ!【大自然】!」

 

大自然でオルタを拘束しようとするが、ブレスレットを2回回す

 

「ふっ!」

 

アームキャノンで蜂の針の形をしたエネルギー弾を一斉に発射して植物を破壊する

 

「はああああああ!!」

 

チーターの力で超高速で接近し、連続キックを打ち込む

 

「ふっ!」

 

ファルコンの力で飛ぶ

 

「メイプル!上にいる!」

 

「え!?」

 

「はあ!」

 

甲羅の上からキックを放ち、シロップを倒す

 

「シロップ!」

 

「さあ、大人しく倒されてもらおうか。こっちは帰りたいんだ」

 

ブレスレットを1回回す

 

「はあ!」

 

メイプルがシールドアタックするが効かず、ゴリラのパワーを宿した右腕でメイプルをラリアットで振り回した後、投げ飛ばす

 

「つ、強い…!」

 

メイプルに歩いて近づくが、歩くだけで地面が足の形に沈む

 

「ふん!」

 

踏み付けと同時にマンモスの脚を模したエネルギー体を発生させて踏み潰し、メイプルを上へ飛ばす

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

跳んでサメが噛みつくようにメイプルを両足で挟み込み、投げ飛ばす

 

「うぅ…」

 

アームを変形させて、カリバーを持ってブレスレットを4回回す

 

「要塞崩落、常識は覆される―――全てを破壊しろ!【壊れなき銃弾の剣(ランペイジカリバー)】!」

 

トドメに【壊れなき銃弾の剣(ランペイジカリバー)】で虹色のビームを放ち、虹色の光の柱が登りゆく。

メイプルがポリゴン片になったのを確認すると、オルタは変身解除する

 

「んー!ようやく終わった~」

 

一仕事終えて、背伸びする

 

「メイプルが…」

 

「負けた…?」

 

楓の木は唖然とする

 

「フォウフォウ!」

 

「キャスパリーグ、テレポート」

 

オルタはテレポートする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~キャメロットの陣営~

 

「疲れた…」

 

「フォウ…」

 

「お疲れ様です、オルタ!」

 

「もう疲れたから寝る、ヤバい事があったら起こして」

 

オルタは寝転がり、キャスパリーグも傍でも寝る。

結果はキャメロットは1位で変動なしだった。一方、運営はと言うと―――

 

「よし!オルタリウスがメイプルを倒したぞ!」

 

「「「「「「yeahhhhhhhh!!!!」」」」」」

 

「夜は焼肉っしょおおおおおお!!」

 

「ははっ、やるじゃないか」

 

めっちゃ喜んでた、こんなんでええんか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~後日 楓の木~

 

「それではこれより、第4回イベント打上げパーティーを行いまーす!」

 

楓の木のギルドホームで、打ち上げパーティが行われる。

集う聖剣や炎帝ノ国の上位メンバーも一緒に

 

「俺にステータスアップしても、意味無い気がするんだが…」

 

「いいじゃないですか、オルタリウス卿。こうして楽しめるのも」

 

ガウェインが言う

 

「まあ、俺達キャメロットもフレ登録しちまったからな…」

 

「それじゃあ改めて、皆お疲れ様って事で!乾杯!」

 

「「「「「乾杯!」」」」」

 

「…ん」

 

パーティしてると、運営から動画が届く。第1弾は楓の木編だ

 

「お前らはこんな戦いしてたのか」

 

「ミィさんと戦った時は、熱くなりましたよ」

 

「物理的にか?」

 

「はい」

 

「むんっ!」

 

オルタは何故かあったトマトをガウェインに投げつける

 

「ぶはぁっ!」

 

『スキル【批判的なトマト】を取得しました』

『批判的なトマト:ダジャレを言うプレイヤーにトマトを投げると即死にする(ダジャレかどうかは取得したプレイヤーの匙加減)』

『取得条件:ダジャレを言ったプレイヤーにトマトを投げる』

 

「ツッコミ用スキルとして取っとくか」

 

続けてメイプルとペインとの戦いが流れる

 

「これはやられたな」

 

「次は勝つさ。今回で、メイプルのスキルも確認できたし」

 

「でもメイプルの事だから、次までにきっとまた変な進化しちゃいますよ」

 

「ハハッ、言えてる」

 

次に、第2弾のキャメロット編が流れる

 

「日中の私は最強です、あらゆる攻撃でも耐えますので」

 

「これだけ攻撃してるなら、私とトリスタンが戦ったら負けるかもね」

 

「サリーさんの言う通りです、フェイルノートは必中ですので」

 

いくらサリーが回避持ちでも必中の相手には敵わないだろう、クロエとか新アヴェとか

 

「これはアル姉ぇがカリバーしてる所だな」

 

「やっぱ、他人な気がしないな…」

 

クロムがそう呟く。最後にオルタとメイプル戦が流れる

 

「俺とメイプルの一対一の戦いだな」

 

「あの時のオルタはホントに強かったよ~…」

 

「そうだ、オルタ。何で機神使わなかったの?」

 

「ただ単に使う所が無かった」

 

「オルタ、ここで一発ネタを!お題はメイプル!」

 

「やだ」

 

「ほら!」

 

「いーやーだー!」

 

「スイーピーと使い魔かよ。ったく」

 

モーさんは呆れながらもツッコむ



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黒セイバーと楓と理沙。

あれから翌日の高校、アルトは疲れた表情で机に突っ伏す

 

「随分とお疲れだな」

 

「綾姉ぇ…、ぶっ飛ばす…」

 

「で、俺らの事アイツらにバラすのか?」

 

「勝手にして…」

 

「そうしとく。おーい、そこのアホ毛とポニテ!」

 

「何々?」

 

「何か用?」

 

ミユキは楓と理沙を呼ぶ

 

「俺ら、NWOやってんだ。んで、コイツはオルタリウスだ」

 

「やっぱり、オルタリウスだったんだね」

 

「俺くぁwせdrftgyふじこlp…」

 

「コイツは今、姉に振り回されてぐったりしてるからそっとしといてやれ。んで、俺はモードレッドこと沢城ミユキだ。アルトは川澄インテリジェンスの会長川澄綾香の弟だ」

 

「…え、川澄インテリジェンスって今のVRテクノロジーを生み出した、あの!?」

 

「うちの父さん、NWOの運営やってるぞ。帰ってきた時はメイプルを倒してくれてありだとうって言って小遣いめっちゃくれた」

 

アルトは復活する

 

「大丈夫か?」

 

「まあな」

 

「そんな事していいのかな…?」

 

「ダメだろ。あ、そうだ。次の休み俺の家に来てよ」

 

「え、いいの?」

 

「言っとくが、ただの一軒家だからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の休み&アルトサイド~

 

楓と理沙は家に来て、俺の部屋にいる

 

「わあ!本がいっぱい!」

 

「神話に歴史にラノベ、いろいろあるじゃん」

 

「そんじゃ、俺はお菓子とか用意してくるから」

 

俺は部屋を出てお菓子を用意し、部屋の前まで来ると話し声が聞こえる。何だ?

 

「ねえ理沙、こんな事するのはよくないと思うんだけど…」

 

「けど、楓も気になるよね?」

 

何やってんだ?今入っても誤魔化されるだろうから様子を見るか

 

「気になるけど、こんな事するのだめだよ」

 

「でもね、アルトだってそういうお年頃だし、そりゃあそういう物の一つや二つあるかもしれないよ?どの辺からいこうかなー?」

 

「この部屋に隠す所はないよね?」

 

「こういうのはね、ベッドの下に隠してあるのがお約束なの」

 

言っとくが、ヘソクリはねえぞ

 

「あれ?無い。じゃあ、本棚の裏かクローゼットの中か」

 

何だ?何を探してるんだ?

 

「まさかとは思うけど、多分これかな」

 

クローゼットの中から紙袋を出したな。…おい待て、それは確か…!

 

「さーて、中身はーっと…うわ」

 

「アルトって…、こんな趣味が…///」

 

あれをどう処分しようか悩んだまま、クローゼットのはじっこに入れてそれっきりだったんだ!中は年下巨乳と人妻のエロ本!今思えば、古紙に出せば良かった…!

 

「巨乳…か…」

 

理沙は死んだ目で自分の胸を触る。うん、誤解はさっさと解くのが一番だ

 

「それ、ランスロットとガウェインのだ」

 

「ア、アルト!?」

 

「あの2人がさ、これオススメです!とか言って無理やり持たされたんだ。どう処分しようか悩んだまま、クローゼットのはじっこに入れてそれっきりだったんだ」

 

「え…」

 

こんなんだから、キャメロットにいるのが嫌なんだよ

 

「入れといたままなの忘れてた、わりぃな」

 

俺は古紙に出す新聞とかの中に挟んで紐でギッチギチに縛る

 

「ぶっちゃけ、こういうの買わないんだよ」

 

そんな事に使うなら、折り紙でも買ってがに股千羽鶴でも作る方がよっぽどいいよ。そういうのはパソコンにあるし

 

「じゃあアルトは、私と理沙どっちが好きなの?」

 

「天然の楓、常識人の理沙…。どっちもいいんだけどな。さて、古紙を出してくる」

 

俺は他の新聞や雑誌を持って古紙を出しに行く



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防御特化とサンタオルタ。

「上げ過ぎたレベルでモンスターを蹂躙していると、何か大切な物失った気がしますね…」

 

そう言いながらステータスを見てた

 

「ん?…はっ!オルタアアアアアアア!」

 

叫びながらホーム内を走る

 

「騎士王様」

 

ベディヴィエールが並走する

 

「ベディヴィエール!」

 

「騎士王様、これを見てる人は流れが見えないのですが」

 

「これは買えなかった5巻の代わり(4/18現在)の話です」

 

「そもそも、この元ネタが何なのかを説明するべきでは?」

 

「そこからですか、けど今はオルタの部屋に行かないといけません」

 

「ですけど、この先の廊下は工事中です」

 

「私は騎士王です、これくらい問題はありません!うおおおおおおおおお!てやあああああああああ!ぐえっ!?」

 

アルトリアは飛び越えようとしたが隠しブロックに頭を打って落ちるが壁を登って復帰する

 

「この事をオルタに伝えるまでは…、負ける!訳には!いきませえええええん!」

 

そしてオルタの部屋に到着する

 

「オルタ!この小説がアニメ化しました!」

 

「前フリクソなげえしこれ二次創作だけど!?」

 

「第5巻だと思いました?残念、オリジナルでーす!」

 

「マジで残念だよ…!」

 

「第5巻が売っていればこんな事には…」

 

「離島のせいで取り寄せになるからな」

 

「というわけで、ミニコーナーの『セイバーエースオンライン』始めていきますよー♪」

 

「始めるのかー…」

 

「と言いたい所ですが」

 

「ん?どうした?」

 

「さっきのアクションシーンで予算が尽きました…」

 

「これアニメじゃねえから!」

 

「なんとなく賑やかしで呼んだメイプルさんに出演料が高くつきまして」

 

「…私、人気者なの?」

 

「さすがNWOの看板娘!」

 

「この後は『ほぼ週間サンタオルタさん』!個人的にサンタモードのオルタは苦手で絡みたくないのですが、バトンタッチよろしくでーす!」

 

「要らん事言うな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あれ?」

 

メイプルが目覚めた所は、雪原だった

 

「目覚めると、そこは雪原だった。…なんてな」

 

「その声…、オルタ?」

 

その人影の正体は、黒いサンタコスのオルタだった

 

「え、サンタさん?でも、サンタさんは赤かったような…?」

 

「俺はサンタオルタ。冬をぶった斬る、黒いメイプルキラーのサンタクロースだ。…俺はどうもメイプルキラーだけと思われてるようでな。プレイヤーに日頃の感謝を込め、皆に贈り物を届けたい」

 

なお、コレはネットムービーの撮影だって事をメイプルは知らない

 

「それじゃあさっそk「だが…プレゼントは運営が用意してくれたものの、肝心の移動手段がなくなってしまった」…え?」

 

「事前に雇ったモンスターが俺を恐れて逃げ出したんだ。…ったく、雷の羽で成層圏まで飛んだだけで情けないもんだ。俺だけでも問題無いが、そこはそれ、サンタとしての矜持がある。有名人なくしてプレイヤーのハートは掴めない。となれば…分かるな、メイプル?」

 

「私がトナカイになるんだね!でも、キャメロットには他にもいるよね?」

 

「狂化したランスロットなら奪った戦闘機で飛べるから問題無いと思ったが、俺でも手を付けられないから不採用だ。…待て、プレゼントに惹かれてモンスターが集まってきたようだ。構えろメイプル、サンタと共に戦うという事がどういう事なのか―――身を以って覚えるがいい!」

 

「オルタと一緒なら、心強いね!」

 

「ほどほどにしておけよ?」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「このように、サンタクロースを狙う輩は多い。その中で最も強いお前が採用された」

 

「でも、ペインさんやミイさんもいるけど…」

 

「お前はその最強のペインを倒したんだろう?なら問題はない。さて、話は分かったな?お前はこれから俺のトナカイだ、拒否権は無い」

 

撮影も兼ねてるもんね!

 

「うん!それじゃあ早速、プレゼントしに行こう!」

 

「よし、早速始めよう。まずはこの近くの家を攻める。サンタたるもの、上空から奇襲しなくてはな。ソリに乗れメイプル!お前にサンタの何たるかを教えてやろう!」

 

 

~1通目~

 

「走れソリよー、風の如くー、運営をー、疾風怒濤の不死戦車!」

 

「何その歌!?」

 

「運営への不満だ。よし、そろそろ目的地に到着する。覚悟を決めろ。今回の「お願いサンタさん」レターはストレーカーからのリクエストだ。…む、文字が黒塗りで全く読めないが、まあ、顔を見れば何が欲しいかは分かるだろう。行くぞ!華麗に煙突から侵入する!」

 

「え!?ちょっとまああああぁぁぁぁ…」

 

2人は煙突に入る

 

「■■■―――!」

 

「何言ってるか分からないが、気持ちはよく分かるぜ…!何で俺らは彼女ができねえんだよ!クリスマスは悪い文明!粉砕してやろうかちくしょおおおおおお!」

 

「…哀れだが、俺も彼女がいないからよく分かる」

 

「オルタが彼女がいないのがビックリだよ」

 

「…あの2人がストレーカーとは思えねえ。他にあるとしたら、部屋の真ん中の蜘蛛だかライオンだかのロボット的なのがあるくらいだ。ストレーカーは不在なのか?まあいい。このまま帰っても良いが、それだとあの2人が哀れだ。行くぞメイプル!ぼっちを救うキャロルのように!」

 

「分かった!」

 

「プレゼントの時間だオラァ!」

 

オルタはそう言って拳で暖炉をぶっ壊す

 

「ええええええええええ!?」

 

「■■■―――?」

 

「え!?メイプルちゃん!?本物の!?」

 

「止まれ、俺のトナカイに近寄るな」

 

モブはオルタのカリスマに止められる

 

「は、はい…」

 

「それより、サンタさんに手紙を送ったストレーカーさんはどこにいるか知ってますか?」

 

「■■■―――!」

 

「おんどらああああああああ!」

 

「San...t...a...」

 

3人のプレイヤーはサンタとメイプルに襲ってくる

 

「っ!?動くのかこのロボット的な何かは!?そんでお前ら、何をする!」

 

「うおおおおおおお!サンタは悪い文明、粉砕する!」

 

「Pre...s...en...t」

 

「だあもう!やるぞ、メイプル!夢見がちな輩共に現実を突きつけるのもサンタの役目だからな!」

 

「それ、サンタさんの仕事じゃないから!」

 

「お前ら、表に出ろ!外で勝負だ!」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「思い知ったか。サンタクロースは割と気に入った仮の姿、その正体はメイプルキラーのオルタリウスと覚えろ」

 

「■■■―――!?」

 

「うわー…、道理で勝てない訳だ…」

 

「I...see...」

 

「ねえ、こっちが悪者に思えてくるんだけど…」

 

「…確かに、初仕事だから頭に血が上ったようだ。そこのお前、2人の言葉が分かるんだろ?その何かよく分からんロボット的な何かがストレーカーなのか?」

 

「え?ああ、コイツがストレーカーだ。で、コイツに何か用か?」

 

「プレゼントだ、受け取れ」

 

「Please...give...me...」

 

「運営によれば、お前にはこのガラクタが良いらしいな」

 

オルタはストレーカーにガラクタを渡す

 

「Thank...you...」

 

「■■■―――!」

 

「ありがとな、サンタ!」

 

「行くぞメイプル、長居は無用だ。さらばだプレイヤー共!メリークリスマス!」

 

「メリークリスマース!」

 

2人はソリに乗って飛ぶ

 

「今のがトナカイの仕事だ、次行くぞ!」

 

「アイアイサー!」

 

 

~2通目~

 

「ここで1つ、トリビアを披露しよう。『黒いサンタは実在する』…と言ってもドイツだけだがな。ブラックサンタは、悪い子に対して鉄と血による粛清を行う悪魔の事だ。ドイツは子供を厳しくしつけする傾向があり、親たちは歓迎しているそうな。まあ、ドイツのなまはげと思えば良い」

 

「本当にいたんだ…」

 

「次の「お願いサンタさん」レターはミイからだ。消費MPを減らす物が欲しいだそうだ」

 

「アテはあるんですか?」

 

「この緑色の槍はほんの少しのMPでも発動可能できるスキルが入ってる。…ん?降下ポイントはここだが…下は雪原だな。ミイは炎帝ノ国のリーダー、ギルドホームだと思ったのだが「見つけたぞ!サンタクロース!」な、炎帝ノ国!?しかも飛んでるだと!?」

 

「まさかの飛行部隊!?」

 

「撃てー!」

 

魔法攻撃がソリに被弾する

 

「くっ、被弾した!掴まれトナカイ!」

 

「その必要は無いよ、暴虐!」

 

オルタは雷の羽で、メイプルは暴虐で着地する

 

「神を撃ち落とす日ならぬ、サンタを撃ち落とす日が来るとはな!マトモな奴がいないからギルドは嫌なんだよ!俺のギルドも含めてな!」

 

ポロッと本音がこぼれる

 

「だったら帰ればいいだろ?その袋を置いてさ」

 

「チッ、この袋が狙いか!やるぞメイプル!強盗はぶっ潰すに限る!」

 

「行くよ!」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「この強さ、さっき来たサンタじゃねえ!」

 

「何をしている」

 

そこにミイが来る

 

「ミイさん!」

 

「ソイツは前に来たサンタクロースではない!」

 

「っ!?失礼しました!」

 

「お前がミイだな、プレゼントを届けに来た。まずミザリーにはこの『裁定の聖女』をやろう」

 

「ありがとうございます」

 

「マルクスには『最後のシ者』、シンには『迷宮無しの名探偵』をやろう」

 

「何か、しっくりくるな…」

 

「分かる」

 

「ミイにはこの『女神の槍』をやろう。消費MPを軽減してくれる」

 

「ありがとうございます」

 

「次、行くぞ」

 

「皆さん似合ってますよー!」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

やってるうちに、プレゼント配りは終わる。ぶっちゃけ、途中からめんどくさくなった

 

「…よし。「お願いサンタさん」宛のプレゼントはこれで配り終わった。俺の仕事はここまでだ。お前もよく働いたな、メイプル。お前がいなければ、1通目で投げ出しただろう」

 

「こっちも楽しかったよ、オルタ」

 

メイプルが消滅し始める

 

「え、何コレ!?」

 

「さて、時間だな。騒がしかったクリスマスも終わりだ。最後に、楓の木への贈り物がる。受け取れ」

 

「ありがとう、サンタさん!」

 

「じゃ、さらばだメイプル!メリー・クリスマス!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「感動しましたね」

 

「何言ってんだお前」

 

「まあでも、この小説の作者は中の人ネタを息するようにしますもんね」

 

「どんだけやりたいんだよ」

 

「それにしても、良い話でしたね」

 

「セイバーエースや話をカットしたりさえなければなー」

 

「何言ってるんですか、他のオリ主よりも強いオルタをアピールしませんと!」

 

「コラボ自体、早々できるわけがないんだけどな。それに、この話は第5巻の代わりだしな」

 

「5巻さえ売っていれば、こんな事には…(4/18現在)」

 

「はいはい5巻のせい!5巻のせい!」

 

「そんなわけで、セイバーエースオンラインどうでしたか?ペインさん」

 

「ペインなんて出てたか!?何気に初登場だけど!?」

 

「何だ?このメイプル以上に訳の分からない何かは」

 

「ホントサーセン!」

 

「ペインさんも見れて、大満足です!」

 

「もっとマトモな小説見たかったよな!?」

 

「メイプルさんの食費が、製作費を圧迫しなければもう少しやれたのですが…」

 

「私、そんなに食べないから!?」

 

「それ、初期案!」

 

ゲームで食っても太らないという理由+速度極振りにし、モンスターやプレイヤーを食ううちに食人鬼と呼ばれる予定だったらしい

 

「まさかメイプルさんにこんなに経費を取られるなら、ミイさんにオファーを出すべきでしたね」

 

「私を呼んだか」

 

「あ、ミイさん!」

 

「「呼んじゃってんじゃねえか!」」

 

「何気にミイさんの良さに先駆けて、ミイさんが主人公でアニメ化しちゃう寸法ですよ」

 

「私が、アニメ化?」

 

「まだまだ私も頑張りますからね!?」

 

「というか、騎士王と君以外は第1期で出ていたよな?」

 

「おんどらクソ騎士王」

 

「そろそろエンディングの時間です、走りましょう!」

 

「何でだよ。てか、これから第6層に行かなきゃなんねえってのに」

 

「知りませんか?エンディングで走るアニメは良作というジンクスが」

 

「「「「ええええええええええええ!?」」」」

 

一同は走る、なおメイプルはオルタにおぶってもらってる

 

♪:SUPER∞STREAM

 

「おい待て!何でコレなんだよ!これ第1期のEDだろうが!」

 

「ISって良作じゃないですか」

 

「うるせえ!それとこれとは別なんだよ!」

 

「じゃあ第2期の方が良かったですか?」

 

「そっちの問題じゃねえよ!というか、こんなギリギリチャンバラなネタ使っていいのか!?」

 

「大丈夫です、アクションシーンはあの「もりやまゆうじ」がやっていますので!」

 

「もりやまゆうじィ!お前、何やってんだァ!」

 

「いろいろと、ヒドイものだな」

 

「全くだ」

 

「もりやま…?」

 

「こっちの話だ、気にするな」

 

「この小説は元々、超巨大ギルド『グランドオーダー』のうちの1人で、トロイア関連のキャラにしようかと思いましたが、オルタがカッコよくて変えたという裏話があるんですよ」

 

「そういや、アイツはナイチンのクリイベだったかで箱でガチャって新宿霊衣と交換したんだったな」

 

「ちなみに、セイバーエースオンラインのイニシャルはSAOに「それ以上言うな!」

 

「それでは、次のセイバーエースをお楽しみ下さい!」

 

「やらんでええわ!」




~元ネタコーナー~
ストレーカー:Strenge fakeの真バーサーカー
裁定の聖女:ルーラーのジャンヌダルク
最後のシ者:渚カヲル
迷宮無しの名探偵:工藤新一
女神の槍:ネプテューヌシリーズのベールの武器


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黒セイバーと中の人ネタ。

アルトは、いつも通りログインする

 

「そう言えば、今日は第4層が追加される日だったな。行くか」

 

ゴーレムをカリバーして、第4層へ行くと和風な常夜の町だった

 

「スゲー!お?」

 

ショップを見ると、沖田さんの服と洞爺湖と刻まれた木刀があった

 

「これ下さい!」

 

購入し、着替える

 

「さーて、探索すっか!」

 

しばらく探索続ける

 

「ん、クエスト?」

 

パネルには【英霊剣豪七番勝負】と出てた

 

「うーし、やってみっか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~120分後~

 

「やっと勝った…」

 

『スキル【星砕き】を取得しました』

『スキル【真言・聖観世音菩薩(オン・アロリキヤ・ソワカ)】を取得しました』

 

「星砕きは銀さんの木刀だが、何でインフェルノの宝具なんだ?」

 

「オルタリウス?」

 

後ろからミィが声を掛ける

 

「…分かるのか?」

 

「髪の色でな」

 

「…あ、うん」

 

「やっぱり、キャラ作っていたんだね」

 

「そういうお前もだろ?何でキャラ作ってたんだ?」

 

「引っ込みつかなくなっちゃって、そういうオルタリウスは?」

 

「リアルバレ防止」

 

「なんか、オルタリウスとは仲良くなれそう」

 

「俺もだ。迷惑()()()ばかりで、気が()()()!はい!オルタじゃぁぁぁないとぉぉぉ!」

 

「…ふふっ」

 

「あ!今笑ったー!」

 

「笑ってない!」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

時は過ぎ、クリスマスになる

 

「ねえ、メイプル!…あれ?」

 

サリーはギルドホーム中を捜すが見つからない

 

「嘘…!?いない…!?」

 

この時、メイプルはオルタと共にサンタしてた事を知らない

 

 

~ネットムービー撮影終了後~

 

「…あれ?」

 

「メイプル!?どこに行ってたの!?」

 

「サンタさんの手伝いに行ってた!

 

「はぁ…?」

 

「サンタさんから皆に渡したいものがあるの!サリーはこれ!」

 

「何々?『黒の暗殺者』?へえ、AGIが上がるんだ」

 

着替えると、露出の高さのせいで恥ずかしがった。メッセージには『着替えたら露出が高い?サイドが丸見えのお前が何を言っている』と書かれてた

 

「クロムさんにはこれ!」

 

「『抑止の弓兵』?スキルに『投影魔術』と『無限の剣製』があるのか」

 

メッセージには『詠唱は下に書いておいた、くれぐれも忘れるな』と書かれてた。やりやがったぞコイツ

 

「イズさんにはこれ!」

 

「『令和の秘書』?イイじゃない」

 

メッセージには『ギャグの解説はしておけよ?』と書かれてた。名前繋がりか

 

「カナデにはこれ!」

 

「『とある学園都市の制服』?これ女子の制服じゃないか、僕は男なんだけどなぁ…」

 

メッセージには『女じゃないのか?』と書かれてた。作者も女と思ってた、主に声優のせいで

 

「カスミさんにはこれ!」

 

「『快楽の別人格』ですか、さすがにこれは…」

 

メッセージには『黒の暗殺者と同レベルの露出度なので問題無い』と書かれてた。そうじゃねえよ

 

「マイちゃんとユイちゃんにはこれ!」

 

「『大王のハンマー』!」

 

「ありがとうございます!メイプルさん!」

 

「お礼ならサンタさんに言ってほしいな」

 

メッセージには『仮面はいらないか』と書かれてた

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

オルタは第5層に到着し、ダンジョンを攻略する。オルタが挑戦するダンジョンはと言うと

 

「うぅわ、なっつ!ニューマリの城の緑のブロックじゃん!」

 

スネークブロックがメインのダンジョンだったし、ボスはボスジュゲムだった。倒して取得したスキルは【雷雲】(雷攻撃と乗る事ができる、乗った状態でガンドを撃つと凄まじい事になる)だった

 

「試しにやってみるか、【雷雲】からの【ガンド】!」

 

ガンドを撃つと、御坂の超電磁砲以上の威力が出た。イベントは参加せず、ラジオ放送してた



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防御特化と社長。

~朝の川澄宅~

 

「アルトー、起きてー」

 

「んぅ…、もう朝かよ…?」

 

ジリリリリと目覚まし時計が鳴る

 

「うるっせぇぇぇぇぇぇぇ!もうとっくに起きてるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

楓と理沙がいる中、殴って目覚まし時計を壊す

 

「「…」」

 

楓と理沙は唖然とする、そりゃそうだ

 

「…人の休日を潰してまで、何しに来たんだ?」

 

「楓と私、川澄インテリジェンスの社長に会いたいの!」

 

「まあ、お前らは綾姉ぇに会った事なかったから歩いて行くか」

 

「歩いて行けるの?」

 

「歩いて3分だから。まあ、まずは着替えたいのと飯食わせて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~川澄インテリジェンス~

 

「行っただろ?近いって」

 

「ここが川澄インテリジェンス…」

 

「凄い大きい…」

 

外見は飛電インテリジェンスと同じである

 

「ちょっといいか?」

 

アルトは警備員に話しかける

 

「アルト様、今回はどのようなご用件で?」

 

「この2人が社長に会いたいってもんだからさ、社長室に行きたいけどいいか?」

 

「は、はぁ…」

 

「本条楓と白峯理沙、学校の友達だ。行くぞー」

 

2人は思った、こんなので大丈夫なのかと。そして、社員証をかざして社長室直通のエレベーターに乗る

 

「着くまで時間かかるから、俺のインパクトのある思い出話、聞きたいか?」

 

「聞きたい!」

 

「何か、嫌な予感がするけど…」

 

はーい、回想入りまーす

 

 

 

 

 

~アルトサイド~

 

中学のスキー教室で起きた事なんだけどさ…、俺が調子こいて確認しなかったんだよね

 

「よーし、早速滑るか!」

 

「ん?おいアルト!それスノボじゃ「yeahhhhhhh!」

 

その時、気づかなかったんだけどさ…。俺が乗ってたの校長なんだよね、しかもパンイチの

 

「だあああもう!教頭を借りるぞ!」

 

ミユキは俺を追いかけて来たんだよね、パンイチの教頭に乗ってさ

 

「おいアルト!それボードじゃねえぞ!」

 

「ウェ!?いつの間に!?」

 

「何時の間にじゃねえ!ソイツ校長だぞ!」

 

「てかさ、ミユキのボード誰?」

 

「教頭だ!アルト、どうやって止め…何やってんだ?」

 

思い付きで校長のパンツを引っ張りまくったんだ

 

「こうすればブレーキがかかるぞ!」

 

同じようにミユキもやったんだよね

 

「ブレーキがかかってる気がするな…。けど、妙にのさばってきてるぞ。何だコレ?」

 

「ブレーキの跡だろ」

 

「ブレーキ!?人間の体からどこからブレーキが出るんだよ!?」

 

「前立腺ブレーキ!パンツを引っ張る事により、前立腺が刺激されて起動するブレーキだ」

 

「おい待て!ただのアレじゃねえか!?こんなんで止まるのかよ!?」

 

まあ、そうこうしてるうちにジャンプ台から射出され、着地した際にはグシャって音が鳴って後ろを見ると赤いラインを引いて悟ったんだ

 

「「ブレーキ…壊れたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!?」」

 

ってな。まあ、その後何とか止まって退学にならずに済んだよ

 

 

 

 

 

~ナレーションサイド~

 

「―――って「待って待って待って待って!」何だ?」

 

理沙が話を遮る

 

「ツッコミ所が多すぎるよ!?何で校長先生に気付かなかったの!?何でミユキ(呼び捨てにしていいと本人に言われた)は教頭先生に乗ったの!?何なの前立腺ブレーキって!?それ以前に何でパンイチなの!?」

 

「校長曰く、『興奮して脱いだ』って言ってたから通報した。教頭は被害者なんで上着着せてやった」

 

「アルト、それでいいよ…」

 

楓は死んだ目でそう言う

 

「お、着いたぞ」

 

エレベーターを降りて社長室(飛電インテリジェンスの社長室と同じ)に入ると、綾香とマモルがいた

 

「よっ、綾姉ぇにマモル!」

 

「アルト次期社長ですか、今日はモンスターの動作テストはありませんが…」

 

「綾姉ぇに会いたいって人がいるけどいいか?」

 

「私にですか?まあ、いいですけど」

 

「ってさ、いいぞー」

 

「「し、失礼します…」」

 

楓と理沙が社長室に入る

 

「初めまして。私は川澄インテリジェンスの社長であり、アルトの姉でもある川澄綾香です」

 

「私は綾香社長の秘書を勤めている、宮野マモルです」

 

「えっと…、本条楓でしゅ…」

 

「し、白峯理沙です…」

 

緊張しながらも自己紹介する

 

「これからも、アルトをよろしくお願いしますね」

 

「「は、はい!」」

 

「こう見えてマモルは男でありNWOだとベディヴィエールだし、綾姉ぇはNWOだとキャメロットのギルドマスターのアルトリアだぞ」

 

「ア、アルト!?言わなくたっていいじゃないですか!」

 

「この人があのアルトリア!?」

 

「どう見たって、体格が…」

 

綾香の体格は乳上と同じだから、NWOのアルトリアとは思えなかったのだ

 

「これはこれは、川澄インテリジェンスの次期社長ではないですか」

 

アルトの後ろには、白いスーツを着てる男性がいた

 

「お前は確か、NWOを作ったZAIAエンタープライズ社長の天津ガイだったな」

 

「君の説明口調が気になるのだが…」

 

アルトは無言で自身の後ろに指す。ちなみに、この小説のZAIAはブラックではない。ガイはサウザーとしてNWOをやってる

 

「嘘…、ZAIAエンタープライズ!?」

 

「それって知らない人はいない、あの大手企業だよね!?」

 

「こいつらは、学校の友達の白峯理沙と本条楓だ。NWOが発端なんだけどさ」

 

「NWOが?」

 

「綾姉ぇのせいでリアルバレ。楓はメイプル、理沙はサリー、俺はオルタリウスでやってる」

 

「ヒドイですよ!?」

 

「楓君がNWOの看板娘で、理沙君が攻撃が避けていく回避盾…、そしてアルト君がメイプルキラー…。世間は狭いものですね」

 

「んで、何の用だ?」

 

「第6層のデザインを提案しに来たのだが…、君達と戦いたくなってきた」

 

「じゃあ、シミュレーションルームに行くか。綾姉ぇ、マモル、機器の管理よろ」

 

階段を下りると、何も無い部屋に出る

 

「ここは?」

 

「シミュレーションルーム、主に新しいモンスターやボスの動作テストに使ってる。ここは回数制限が無いから遠慮なくやっていいぞ」

 

VR機器が起動し、ルームはフィールドに、4人はNWOの姿に変わる

 

「スキルを使う楓とは相性悪いな、こりゃ」

 

「何で?楓なら勝てるでしょ?」

 

「まあ見てなって」

 

「私の強さは、桁違いだ」

 

「それじゃ、【暴虐】!」

 

「それは予測済みだ」

 

楓は暴虐でガイに襲い掛かるが剣で触れ、グリップエンドを引っ張ると、スキル【ジャックライズ】が発動する

 

「い、今の何!?」

 

「私のスキル【ジャックライズ】で、貴女のスキルをコピーしました。はぁ!」

 

ガイは【ジャッキングブレイク】で暴虐を召喚して倒すと、楓は元に戻る

 

「嘘ぉ!?こうなったら【機械神】!」

 

「無駄です!」

 

砲撃するも、シンのスキルで防がれる

 

「な?」

 

「確かに、楓とは相性が悪いね…」

 

何だかんだでサウザーが勝った後、3人はエレベーターに乗る

 

「実はだけどさ、中学の時の校長変態なんだよね。かわいいって理由で試験抜きだし、職員にセクハラするし、人の彼女奪おうとしたし」

 

「人の彼女を奪うって…」

 

「まあ逮捕されて社会的に死んでるし、大丈夫だろ」



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黒セイバーと幽谷にて。

第6層にきたオルタ、洋館を見つけて探索する

 

「何もねえな、ん?」

 

ふと、壁に違和感を感じて、壊すと地下への階段を見つけて降りる

 

「どこに繋がってるんだ?」

 

階段の先は行き止まりだったが、クエストのパネルが出る

 

「【幽谷にて】…?まあいいや、やってみよ」

 

クエストを受けるとフィールドが変わり、大剣を持つヤバそうなボスと髑髏の仮面をかぶった者(めっちゃいる)が現れる

 

『心せよ。咎人の首は、我が枷を外す者なり』

 

「…やってやるよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~1時間後~

 

やっとのこさでボスを倒す

 

「やっと終わった…」

 

『装備【冠位の暗殺者】を取得しました』

『スキル【幽谷にて】【死の淵】【晩鐘】【死告天使(アズライール)】【気配遮断】を取得しました』

 

「oh...」

 

『幽谷にて:即死攻撃無効&&即死付与率を超絶UP&通常攻撃に高確率で即死を付与』

『死の淵:ガッツ(HPが0になっても生き残る)付与&死の淵状態(ガッツが付いてる間は威力UP)付与とガッツ発動時に死の淵状態を解除&自身のMP増加&攻撃の威力UP』

『晩鐘:相手の即死知性ダウン』

死告天使(アズライール):相手単体に超強力な攻撃&高確率で即死を付与』

『気配遮断:自身の気配を遮断する。ただし、例え隠密行動判定を完全に成功させたとしても“これから殺す相手”に自分の存在を感知されてしまう』

 

「うわー、確実にメイプルを殺しに来てんじゃん」

 

オルタは運営のやる事にドン引きだった

 

「…もういいや、探索を続けよ」

 

沖田の服(今更だけど、沖田さんの未再臨の服を黒色にした感じ)を着直して木刀を肩にかけて探索を続ける

 

「…だあああああああああああ!さっきからウッゼェんだよォォォォォォォォォォ!」

 

キレて木刀で幽霊を殴り倒す

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

ログアウトした翌日、何のやる事も無くダラダラしてると家の電話が鳴る

 

「へい、川澄ですが」

 

『…私だ』

 

「誰?」

 

『だから私だ!今は大変な事になっている』

 

「…天津?」

 

『そうだ。先程、事故で妊婦をはねてしまって「トドメをさして隠蔽しろ」君は何を言っている!?』

 

「いや、ZAIAの財力でそれくらいできるだろ?」

 

『そりゃそうだけど!?だからってそんな事できるわけないぞ!?』

 

「はぁ~?ゼロワン本編で証拠隠滅してるからそれくらいできるだろ?」

 

『それとこれとは別!』

 

「はぁ~?ゼロワン本編のお前は或人の会社を潰そうとしてたのに?」

 

『だからそれとこれとは別だって言ってるでしょうが!』

 

こんな詐欺との会話が30分続いた



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黒セイバーとトイレットペーパー。

第7回イベントが始まり、オルタは蹂躙しながら塔に登る

 

「にしても…、何でお前とペアなんだよ…」

 

「ははは、私も参加したいなーと「マーリンシスベシフォーウ!」ドフォーウ!?」

 

相方のマーリンと一緒にだが

 

「というか、お前の【英雄作成】+俺のカリバーで一撃じゃんかよ。それで誰よりもめっちゃ早く10階まで来たんじゃねえかよ。スゲー暇なんだけど」

 

「それじゃ、何か話題はあるかい?」

 

「そういえばこの前、修学旅行で旅館に泊まってた時だけどさ…」

 

また回想入りまーす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~旅館~

 

「…マズイ事になった」

 

休暇で来てたこの男、『不破諫』はとんでもない問題に直面してた

 

「紙がねえ!」

 

個室の紙がなかったのだ

 

(いや、他の個室にも紙がある。誰かが入ってくれれば…!)

 

そして、個室に入る音がする

 

「(誰かいる!これなら行ける!)おい!紙を分けてくれ!こっちはもうねえ!」

 

その時、個室に入った少年は用を足した後に紙が無い事に気付く

 

「紙も仏も檀黎斗もいねえんだよ、諫兄ぃ…」

 

「その声、アルトか!?何でここにいるんだよ!?」

 

「修学旅行で、調子こいてアイス食った結果がこのザマだ」

 

「クソ!こうなったら別の個室に行くしか…」

 

よじ登ると、紫髪の何かがいた

 

「か、紙を分けてくれないか…?」

 

「うおおおおおおおおおおおおおおお!?」

 

驚いて壁から離れる

 

「諫兄ぃ!どうした!」

 

「な、何か…、紫の何かがいた気がする…!」

 

「んな事より、ここから出る方法を探さねえと…。諫兄ぃ、ここから出て紙貰って来い!」

 

「ケツ丸出しだぞ!?」

 

「自然体で行けば何とかなるさ。全裸になってビッグフット的なアレですけど何か?って感じでやればイケる!」

 

「君達、何をしている?」

 

声をかけたのは、天津ガイだった

 

「天津!?わりぃが、俺とアルトの為に紙を持ってきてくれ!」

 

「ふむ、エイムズの隊長もいたのか。アルト君を探していたのだがね。少し待っていてくれ」

 

ガイが従業員に声を掛けようとトイレから出ようとした時、2人のどちらでもない個室の戸が開く

 

「…?」

 

その男は、『置鮎リュータロー』だった

 

「ビッグフット的な感じなのだが、紙を持っているか?」

 

「君は、キャメロットの上位プレイヤーの置鮎リュータローではないか」

 

リュータローはトイレへ戻って戸を閉める

 

「全然通じてなかったが?」

 

「所詮、お前は人妻好きの穀潰し。その程度だったんだよ」

 

「とぅわ!」

 

「とにかく、私は従業員にトイレットペーパーを補充してくるよう頼んで…っ!?」

 

突然、ガイが腹痛に襲われる

 

「おのれユア…!私が食べた料理に下剤を…!」

 

そして、個室に入って用を足す。ここのガイはエイムズ技術顧問の『刃ユア』にいつも意地悪されてる。早い話、カドックとアナスタシアのようなものだ

 

「どうするんだ!?このままだと俺達はここで野たれ死ぬぞ!?」

 

「そういや、インドだと左手は不浄の手って何かで言ってたな」

 

「待てアルト君!インドだとそうかもしれないが、ここは日本でアルト君は日本人!それは最終手段として取っておいたほうがいい!」

 

「…不浄の手ですか…」

 

「やめるんだリュータロー君!これはアルト君の罠だ!」

 

「それは置いといて、お前ら持ってる物全部出そうか」

 

アルトがそう言うと、全員が上着とかポケットを探る

 

「あっ、ありました」

 

リュータローが声を上げる

 

「目が粗い紙やすりですけど」

 

(か、紙やすりぃぃぃ!?)

 

(冗談じゃない、あんなの使ったら肛門が終わる!)

 

「おいおいおいおい、そんなの使ったら肛門血まみれになるだろ」

 

「そうだ!んなの使ったら血まみれになるぞ!」

 

「ですが、他にありませんし…」

 

「紙やすり貸して、何かに使えるかもしれん」

 

紙やすりは4人の手に渡る

 

「ですが、これで拭くのはオススメしません」

 

リュータローの言葉と共に、ゾリゾリと音が鳴る

 

(おいまさか拭いてるのか!?)

 

「へぇ、いいじゃんコレ」

 

(アルト君、拭いているのか!?嘘だろう!?)

 

((一体どうしたら…))

 

諫はクーポンを取り出し、ガイは名刺を出す

 

((これ紙だ!?))

 

使うべきか悩んだ結果、2人は個室から出る

 

「天津、お前も出れたようだな」

 

「そういう諫君も出られたようですね。…ですが、私はここまでです」

 

ガイは倒れる、諫が見たのは赤く染まった紙やすりと無事な名刺、赤色が広がるガイのズボンの後ろだった

 

「お、女将いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」

 

諫はガイを抱えてダッシュする。アルトとリュータローはレシートを使ってトイレから出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――って事があったな」

 

「…おや、誰か来たみたいだよ」

 

「マジか!」

 

マーリンのスキル【幻術】で姿を隠すと同時に、メイプルとサリーが来る。戦う内に苦戦し、マーリンが飛び降りる

 

「そりゃっと!」

 

マーリンはメイプルとサリーの前に着地して攻撃する

 

「やっぱり、このボスは死なないね~」

 

「あの、貴方は一体…?」

 

「私はマーリン、人呼んで花の魔術師さ」

 

「マーリン?」

 

「メイプルは知らなかったね、マーリンは幻術を扱う魔術師なの。さっき、死なないって言ってたのは…?」

 

「このボスは不死身なんだよ。けどね、アレはまだ恐怖を知らない。天敵を知らない。()という()()()()()()。では、()はどうやって()()()を手に入れた?運営でもない。誰かに受け取った訳でもない。…彼は()()()()()()()()()()()()()()()()んだ。アレは不死身、プレイヤーが勝つ条件は整っていたんだよ。さあ、天を見上げるがいい不死身の騎士よ!そこに、貴様の死神が立っているぞ!」

 

上を見上げると人が立ってた

 

「死なくして命はなく、死あってこそ生きるに能う。お前の言う永劫とは、歩みではなく眠りそのもの」

 

姿が【冠位の暗殺者】を装備したオルタに変わる

 

「騎士であれば、名乗らねばなるまい。―――幽谷より舞い戻った。黒の騎士王、オルタリウスである」

 

オルタは飛び降りる

 

「晩鐘は汝を指し示した。その不死、天命のもとに剥奪せん―――!」

 

すれ違い様に騎士を斬り、死の概念を与える

 

「不死が消えた…?」

 

「あの装備の効果なのかな…?」

 

騎士は4人で倒しました



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14話時点でのキャラ紹介

名前:川澄アルト

プレイヤー名:オルタリウス

身長:169.1cm

体重:60.0kg

誕生日:1/12(HF第2章が公開された日)

CV:高橋文哉

好きなもの:美味しいもの、尊いものとか

嫌いなもの:百合の中に入る奴とか

 

この小説の主人公で、セイバーオルタ似の男性。姉に勧められてNWOを始める

川澄インテリジェンスの次期社長であり、父はNWOの運営の1人。ツッコミ属性持ちだが、ボケる事が多い

彼の悩みは「ヒロインXに殺されないかな」との事

彼の愛車は『キュイラッシェ・オルタ』、修学旅行みたいな遠出はコレに乗る。修学旅行で乗ってきて他の人は驚いた

楓に出会ったのは第1回イベント、その後バレそうになってビビってた

理沙に出会ったのは第2回イベント、彼女のやり方はジャック・ザ・リッパーなんじゃないかと思ったそうだ

第4回イベント後の打ち上げでバレたが、ツッコミ属性持ちだって事思い出し、今では仲良き友人になってる

彼自身、勘が鋭い。鈍らなければサリーと同レベルで以上に回避できる

NWOでは『オルタリウス』でプレイし、【両手剣】を使っている

運営の手によって強化され、第4回イベントでメイプルを倒し、今では『メイプルキラー』、『運営からの抑止力』と呼ばれている

装備は、戦う時はセイバーオルタの鎧、普段はセイバーオルタの新宿衣装。たまに桜セイバーの服(黒色)も着たりする、その姿が『黒い銀さん』なんていうプレイヤーもいるとか

ロンゴミニアドを使えば大人の姿になる、どういう訳かファンが大量発生する。主に女性の

彼が使役してるモンスターはキャスパリーグ、サトシとピカチュウを思い出すプレイヤーがいたそうな

楓と理沙が百合百合してる所を邪魔しない派、むしろ邪魔する以前に尊すぎて何故かデスになる

 

以下、14話時点でのステータスと装備

 

Lv.100 オルタリウス

 

HP:2,500,000

MP:3,000,000

STR:125,919

VIT:114,726

AGI:101,100

DEX:100,584

INT:100,120

スキル

【魔力放出】【カリスマ】【宵闇の星】【水晶渓谷】【マキリの杯】【最果ての加護】【約束された勝利の剣】【最果てにて輝ける槍】【ガンド】【風王結界】【機神】【ランペイジバルカン】【星砕き】【真言・聖観世音菩薩】【雷雲】【幽谷にて】【死の淵】【晩鐘】【死告天使】【気配遮断】

武器

【約束された勝利の剣】【最果てにて輝ける槍】【星の杖】【雷の羽】【洞爺湖】

装備

【宵闇の鎧】【最果ての鎧】【漆黒の騎士王ver新宿1999】【黒サンタ】【漆黒の桜】【冠位の暗殺者】

 

 

 

 

 

名前:川澄綾香

プレイヤー名:アルトリア

身長:171cm

体重:57kg

誕生日:1/30(Fate/Stay Nightの発売日)

CV:川澄綾子

 

オルタじゃない方の乳上似(体型も)の女性でアルトの姉

川澄インテリジェンスの社長をやっている

NWOだと『アルトリア』でアルトと同じく【両手剣】をやっている

ギルド『神聖円卓領域キャメロット』のギルドマスターである

 

Lv.90 アルトリア

 

HP:34,700

MP:50,000

STR:22,919

VIT:41,726

AGI:31,100

DEX:50,584

INT:10,120

スキル

【魔力放出】【カリスマ】【輝ける路】【ギフト】【最果ての加護】【約束された勝利の剣】【最果てにて輝ける槍】【風王結界】

 

武器

【約束された勝利の剣】【最果てにて輝ける槍】

 

 

 

 

 

~原作組のクリスマスのその後~

―楓の木―

メイプル:後で撮影だって事に気付いて恥ずかしい

サリー:ジャックの衣装は封印

クロム:アーチャー初めました

イズ:秘書の服を気に入ってる

カナデ:一応着てる

カスミ:メルトリの服は封印

マイ&ユイ:ハンマー、めっちゃ気に入った

 

―集う聖剣―

ペイン:シール・サーティーン、デシジョンスタート!

ドレッド:弔いの木よ、牙を研げ!

ドラグ:麻婆豆腐、凄く辛い

フレデリカ:魔法少女の服(カレイドルビー)だから恥ずかしい

 

―炎帝の国―

ミィ:何故かしっくりくる

ミザリー:スキルのせいで耐久ゴリラになる

マルクス:A.T.フィールドで耐久性UP

シン:バーロー



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黒セイバーとNWO戦隊ゴレンジャイ。

ほぼ会話です


~とある一室~

 

「早くしないと令ジェネ始まっちゃう…」

 

モブがテレビを点けると、同時に令ジェネが始まる

 

「良かったー、丁度始まった所だ」

 

見てると、炬燵の中に引き込まれる。何とか出ると同時に和服のオルタも出てくる

 

「俺の名前は黒銀さん、今日からお前はうちのギルドのツッコミ係になってもらう」

 

「誰か助けてー!」

 

「待てーい!」

 

どこからか声が聞こえる

 

「赤レンジャイ!」

 

「黄レンジャイ!」

 

「赤レンジャイ!」

 

「赤レンジャイ!」

 

「黄レンジャイ!」

 

上から、メイプル、ペイン、ミィ、クロム、フレデリカである

 

「5人揃って」

 

「「「「「ゴレンジャイ!」」」」」

 

―こっからは台本形式にしようかと思います。本編と関係無いんで読み飛ばしても構いません―

 

メイ「今の内に逃げて!」

 

モブ「ありがとうございます!」

 

モブは逃げる

 

オルタ「めっちゃちげぇ」

 

フレ「え?」

 

オルタ「お前らおかしいぞ、お前ら何つった?」

 

フレ「ゴレンジャイだけど?」

 

オルタ「ゴレンジャイじゃねえだろ。フレデリカ、お前何色だ?」

 

フレ「黄レンジャイ!」

 

クロム「5人揃って!」

 

「「「「「ゴレンジャイ!」」」」」

 

オルタ「待って…、待って…。もう1度確認だ、フレデリカは?」

 

フレ「黄レンジャイ!」

 

オルタ「ペインは?」

 

ペイン「黄レンジャイ!」

 

オルタ「いやおかしいだろ、何で黄色が2人いるんだよ」

 

メイ「オルタ、私は赤レンジャイだよ!」

 

オルタ「はいはい、そうですねー。んで、ミィは?」

 

ミィ「赤レンジャイ!」

 

オルタ「士ろ…、クロムは?」

 

クロム「赤レンジャイ。…今、何て言いかけた?」

 

メイ「5人揃って」

 

「「「「「ゴレンジャイ!」」」」」

 

オルタ「待てやァァァァァ!おかしいだろ!何で赤3の黄色2のフルハウスできてんだよ!ポーカーじゃねえんだぞコレ!ダービーと戦うわけじゃねえんだぞ!分かってんのかぁぁあああぁぁぁ!」

 

フレ「私達、色とかそういうのじゃなくて1人1人の個性があるんだよねー」

 

オルタ「んなの分かる訳ねえだろ!ドラマパートでできるだろうがァァァァァァァァァ!」

 

ミィ「そこは何とかなるさ。それに、見た感じ同じ赤に見えるけどメイプルは凄く優しい所がある」

 

オルタ「はぁ…、メイプルの人の好さはリアルでも会ってる俺でも分かる。あのな、俺は見た目の話してんの。普通は『赤、青、黄、緑、ピンク』の5色だ。まあ、『黒、白、紫、オレンジ、金、銀、えんじ、紺、水色、灰色、茶色』もいるけど。何で赤3の黄2なんだよ?フルハウスできんじゃねえか、フォアカード来たら終わりだぞ?」

 

メイ「サリーと同じ事言ってる…」

 

オルタ「そりゃそうだ、同じ色がいる時点で成立してねんだよ」

 

クロム「だから、中身で「そういうのはドラマパートで十分だっつってんだろうがァァァァァァァァァ!」

 

ミィ「5人揃って」

 

「「「「「ゴレンジャイ!」」」」」

 

オルタ「だから成立してねえっつってんだろうがァァァァァ!」

 

ミィ「私はホントは気弱なポンコツ!」

 

オルタ「ミィは表は演技なのは俺もよく分かるから、俺もそうだし。」

 

ペイン「じゃあ、俺がやめればいいんだな?」

 

オルタ「お前はやるとしたら白でいい、プーサー的な意味で」

 

フレ「じゃあ、私が緑で!」

 

ペイン「じゃあ、俺も緑で」

 

オルタ「何でだァァァァァァァァァ!」

 

ペイン「フレデリカと同じギルドだからな」

 

オルタ「そういうのじゃねえんだっつってんだろうがァァァァァァァァァ!後、何でメイプルも脱ぐんだ!もうこれ人選ミスじゃねえかァァァァァァァァァ!俺はお前らの為に言ってんだよ!分かってんのか!」

 

フレ「え、今日は戦わないの?」

 

オルタ「戦う気失せた。何でお前らと戦わなきゃいけねえんだよ…。お前ら、もう一回人を選び直せ。いつも一緒に…いるわけねえか」

 

メイ「私以外は、オルタの事知らないみたいだよ?」

 

オルタ「…ああ、そうだったな。色に関しては今放送中の魔進戦隊キラメイジャーを見ろ。んで、どうする?」

 

メイ「次もここでいいかな?」

 

オルタ「んじゃ、次までに覚えとけよ?まあ、次なんて無いだろうけどな」

 

一同は解散する




オルタのキャラが崩壊してるのは、ぱっつぁんをイメージしてるからです


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黒セイバーと入れ替わり。

休日の川澄宅、ここでトラブルは起きた。何かというと

 

「俺と…」

 

「私が…」

 

「「入れ替わってるぅ!?」」

 

この通り、入れ替わったのだ。君の前前前世から僕はー

 

「―――んで?アルトの体に楓が入ってるんだよね?」

 

「そうなの!」

 

「おい楓、俺の体でその口調はやめろ」

 

「そういうアルトもその口調と声の低さはちょっと…」

 

「じゃあ…、これでいいかな?理沙」

 

アルトは楓の真似をする

 

「声の高さも問題ないね」

 

「楓、私の真似してみて」

 

「え!?えーっと…、こうか?」

 

楓もアルトの真似をする

 

「ねえアルト、ここに何か「それくらい察しやがれえええええええええ!」うげっ!?」

 

楓が朕に触ろうとした所をアルトがタックル(どるーんのアレ)で止める。てか、ドスの効いた本渡楓ボイスなんてあるのだろうか

 

「というか、NWOどうするの?」

 

「「…あ」」

 

考えて無かったんかい

 

 

 

 

 

~NWOにて~

 

いつも通りログインした3人、楓の木のギルドホームで円陣を組んで相談してた

 

「これからどうするの?私とオルタ、入れ替わってるけど…」

 

「メイプル、お前の真似をする」

 

「オルタリウス、アンタメイプルの声なのに低いけど…」

 

「どうにかする。…そろそろ誰か来るぞ!」

 

3人はいつものように振舞う

 

「おーす、メイプルー!遊びに来たぜ!」

 

「(そういや、メイプルはモードレッドの事モーさんって言ってたな)いらっしゃい、モーさん!」

 

「…お前、オルタだろ」

 

「ヤだなぁ、私はメイプルだよ?」

 

「声の高さは本来のメイプルだが、オルタらしさが隠しきれてねえぞ」

 

「あぼぶまっ!?」

 

オルタは吐血(出てないけど)する

 

 

~1分後~

 

「メイプルとオルタが入れ替わったのか…」

 

「ああ」

 

「何でそうなったんだ?」

 

「俺が驚いて足を滑らせて階段から落ちてメイプルに激突、以上」

 

「…お前バカだろ、何で足を滑らしてんだよ」

 

「メイプルが来ると思ってなかった」

 

その時のアルトの服は『ねこです よろしくおねがいします』と書かれている文字Tシャツを着てたのだ、下?スウェット

 

「私は止めたんだよ?けど、メイプルが聞かなくて…」

 

「そこは同情する。…誰か来る。いいかメイプル、オルタは笑わない。覚えとけ」

 

「わ、分かった!」

 

ギルドホームにクロム達が来る

 

「オルタリウスにモードレッドじゃないか、遊びに来てたのか」

 

「やる事が無くてな、遊びに来た」

 

「最近、イベントもねえからなぁ…。ネタが尽きたのか?」

 

「それは言うな」

 

「…」

 

カナデはオルタとメイプルを睨んでた

 

「カナデ?どうかしたのか?」

 

カスミがカナデに聞く

 

「君達、本当にメイプルとオルタリウスかい?」

 

「「「「」」」」

 

4人は固まる

 

「それで、どうなんだい?」

 

「…だよ」

 

「ん?」

 

「入れ替わったんだよ!リアルで…、メイプルが…、うああああああああああああああああ!」

 

オルタはガチ泣きする

 

「そこまで泣く事か…?」

 

「オルタが言うには、メイプルが突撃して驚いた拍子に滑り落ちてメイプルに激突。その結果がコレってわけだ」

 

「私はメイプルちゃんみたいな明るいオルタ君も新鮮でいいかなと思うけど?」

 

「アイツが入れ替わったオルタのアレに触ろうとしたとしてもか?」

 

「…」

 

イズは何も言えなくなる、そりゃそうか

 

「クールなメイプルさんを見てみたいです!」

 

「きっと、凛々しくてカッコイイと思います!」

 

「だってさ、オルタ。俺もいるぜ!」

 

「…皆、すまない…」

 

オルタは立ち直り、皆でモンスターを狩る

 

「おいメイプル、何で俺の体でモンスターを食おうとしてんだ?」

 

「え?えーと…、オルタの体でもやりたいなーって…」

 

「そういうのはモンハンだけで十分だ!」スパァァァン!

 

オルタはメイプルにハリセンで叩く

 

「あいたぁ!?」

 

この時、掲示板は―――

 

 

 

1:名無しの槍使い ID:6yn8Kpx2B

メイプルが凄い事になってる…

 

2:名無しの大剣使い ID:2HdkLyPv5

何があったんだ?

 

3:名無しの槍使い ID:/JKAe2g8S

メイプルがクールになってる

 

4:名無しの弓使い ID:um1VSoOuV

俺も見たわ、あのメイプルはクールでボーイッシュだからカッコイイな

 

5:名無しの大盾使い ID:Xy806/bKi

モードレッドが言うには、『リアルでオルタの家にメイプルが突撃して驚いた拍子に階段から滑り落ちて、メイプルに激突した。突撃する際はサリーは止めたけど、メイプルは聞く耳持たずだった。メイプルは入れ替わったオルタのアレに触ろうとした』って言ってた

 

6:名無しの魔法使い ID:9I5FJNYu1

あの2人がアイツの家に突撃、男のアレに触ろうとしたとかうらやま

 

7:黒の騎士王 ID:7kKqOmHyT

お前らは知らねえから、んな事が言えんだよ。あの2人は俺の家に行くって言ってなかったし

 

8:名無しの槍使い ID:goaeMouLQ

まさかの本人ですか…、最初の時のキャラはどうした?

 

9:黒の騎士王 ID:Xh+5Lals0

母親がノックしないで自分の部屋に入るようなもんだぞ?キャラに関しては、めんどくさいしメイプルとサリーにリアルバレしたからやめた

 

10:名無しの魔法使い ID:tjR40Gvnf

前言撤回、それは嫌だわ

 

11:黒の騎士王 ID:peAlfbd8p

とにかく、俺とメイプルには不干渉にしてくれ。ただし大盾使い、テメーは別だ

 

12:名無しの大盾使い ID:Et9OdFVix

何でさ

 

 

 

って感じになってた。その後、また楓に激突して元に戻った



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黒セイバーと各形態メイプル(CPU)。

~川澄インテリジェンス 社長室~

 

「んで?今回は何のイベントだ?」

 

「アルト次期社長、そこでだらけるのは…」

 

アルトは、来客用の椅子に寝転がってた

 

「ネットムービーも含めてですが、新しいジャンルにチャレンジしようかと思います!」

 

「で、そのジャンルは何だ?」

 

「時代劇です!その名も『オール本渡総進撃ぐだぐだメイプル本n「却下」即答!?」

 

「ロクでもないのが目に見えてるし、純粋なプレイヤーだと、ノックバックで【身捧ぐ慈愛】を攻略したミィや、貫通攻撃で後一歩まで追い詰めたペインとかいった奴じゃねえと勝てないクソイベになるぞ」

 

「そこは大丈夫です!メイプル戦のみ、スキルに【防御貫通】【ノックバック】の永続バフを付与しますので!」

 

「…そのメイプル戦をテストさせてくれ」

 

「はい!」

 

アルトはシミュレーションルームに行く

 

 

 

 

~シミュレーションルーム~

 

「まずは通常形態です」

 

メイプル本能寺用のメイプルが現れ、アルトは構える

 

「【毒竜】!」

 

メイプルは毒竜を使う

 

「甘い!」

 

星の杖で毒竜の首を斬り、メイプルを空中に投げる

 

「ふっ!」

 

アルトも跳んで何度もメイプルを地面に投げつけて、トドメに真下に投げ倒す

 

『え、その技、ムシキングのスーパーリバーススラムじゃないですか!?何で使ってるんですか!?』

 

「何か無いかなといろいろ探した、スーパーハヤテもできるぞ」

 

「さすがアルト…。次は大天使です、常時【身捧ぐ慈愛】発動なので一気に倒すか、耐久戦すれば勝ちます」

 

続けて大天使メイプルと巨大化したシロップが現れる

 

「正直、大天使形態のスキル知らないが…、何とかなるだろ。来い!」

 

「【パラライズシャウト】!そして【毒竜】!」

 

「マズい…!毒が…!」

 

スタンされ、毒竜で毒状態になる。アルトには毒耐性がないんでモロにダメージ受けます

 

「念の為…シロップ、【大自然】!」

 

「カメェ!」

 

樹木で拘束される

 

「よーし、トドメの【捕食者】!」

 

「ごはっ!」

 

アルトは吐血(というエフェクト)しながら食われ続けてHPが0になったその時、【死の淵】が発動する

 

「【水晶渓谷】!」

 

水晶渓谷で樹木を切り裂く

 

「うぇっ!?何で!?」

 

「ここからは俺のターンだ。卑王鉄槌、極光は反転する―――光を呑め!【約束された勝利の剣】!」

 

「わ!わ!【イージス】!」

 

イージスで攻撃を防がれる、その隙に洞爺湖を持って近づき

 

「【星砕き】!」

 

装備を破壊し、白いアンダースーツが露わになる

 

「【天王の玉座】!」

 

メイプルは玉座を召喚し、座る

 

(何だこのスキル?カリバーやミニアド、死告天使とかいったスキルが使えねえ、このスキルは悪属性のスキルは使用不可なのか。めんどうだな…。あ、気配遮断や星砕き、星の杖に雷の羽に洞爺湖は使えるじゃねえか)

 

「ふっふーん、これで私に攻撃「俺のスキルが悪だけとは限らんぞ、【星砕き】」

 

星砕きで大天使メイプルを倒す

 

『そういえば、洞爺湖は銀さんが使ってましたね。次は機械神メイプルです』

 

次に機械神メイプルが現れる

 

「砲撃、いっけええええええ!」

 

「やっべ!真体機神降臨!ΔΗΜΗΤΗΡ(デメテル)!からの【大地の権能】!」

 

アルトにアーマーになったデメテルの真体が合体し、スキル【大地の権能】で機械神メイプルの砲撃のダメージを最小限に抑える

 

「来い!ΑΦΡΟΔΙΤΗ(アフロディーテ)!」

 

続けて大人状態になったアルトに、アーマーになったアフロディーテの真体が合体する

 

「【美の権能】!」

 

機械神メイプルに怒涛のデバフを盛って魅了で行動不能にする

 

「…」ポーッ

 

「【汝、星を紊す情動】!」

 

かめはめ波の構えで極太のレーザーを放ち、即死状態を付与して倒す

 

『アフロディーテですか…、考えましたね。次で最後の、暴虐メイプルです。ぐだイベの黒い巨人のアレと言う名のラスボスポジですけど』

 

アルトは機神を解除し、雷の羽を展開する

 

「はあ!」

 

拡散型で砲撃を試すも効かない

 

「だったら高速連射で!うおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

高速連射で暴虐メイプルの腕や脚を吹っ飛ばす

 

「これでトドメだあああああああ!」

 

拡散型で四方八方から砲撃し、トドメをさす

 

『お疲れ様でした!アルト、できそうですか?』

 

「悪食は?」

 

『あったらクソイベなのでつけてません』

 

「…プレイヤーが勝てるように設定すればおK」



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黒セイバーと緋色の鳥。

第7層に来たオルタ、第7層はテイムモンスターが手に入る所だった。だが

 

「テイムモンスターか…、俺にはキャスパリーグがいるからいらんな」

 

「フォウ…!(訳:オルタ…、心の友よ!)」

 

「まったく、困った奴だな!それそれ~!」

 

オルタはキャスパリーグにじゃれつく。この時、この光景を見た多くのプレイヤーが尊死したとか

 

 

 

 

 

~数日後 街の外れの洞窟~

 

「…」

 

オルタは自分とキャスパリーグ以外誰もいないか確認する

 

「誰も、いないな…」

 

「フォウ?」

 

洞窟の壁を払って確認する

 

「よし、ここだな」

 

そして、奥へ進もうとした瞬間

 

「あ、オルター!」

 

「っ!?」ビクッ

 

メイプルに見つかる、しかも他のメンバー+ミィ&ペインを連れて

 

「メ、メイプル…?それにお前ら…、どうしたんだここで…?」

 

「偶然見つけたんだよね。それで、どうしてオルタリウスはここに?」

 

「いやー、偶然見つけたクエストをやろうかと思ってな」

 

「こんな所にか?」

 

「この奥にある物を探してきてほしいんだとか、んじゃ行ってく「じゃあ、皆で探そうよ!その方が早く見つかるを思うの!」What's!?」

 

メイプルが急にそんな事言ってきた

 

「いや、俺が受けたクエストは他言無用だって言われたんだけど!?だからってクエスト失敗にはならないけどさ!?」

 

「それじゃ、レッツゴー!」

 

「メイプル、好奇心が過ぎるとその身を滅ぼすことになる。これだけは覚えろ」

 

「う、うん…」

 

この時、楓の木とミィとペインは知らなかった。オルタが確認で見たのは、3方向の矢印が円の中心に向かってるというマークで、オルタはこのマークが何なのかを知っている事を―――

 

 

 

 

 

 

~研究所~

 

「見つかったー?」

 

「何か紙を見つけたよ!ちょっと読むね?No.444-JP、ハザードクラス…、潰されてる?れっどれっどれっどれっどれっどれっどれっど?何があったんだろう?」

 

「っ!?」

 

オルタが反応する

 

「右上に何か書いてある。あかしけ やなげ 緋「それ以上声に出して読むな!」

 

急いでメイプルが持ってる紙を取り上げ、目を通す

 

「…メイプル、これがクエストクリアに必要な物だ」

 

「オルタリウス、さっき大声出していたけど何か知っているのかい?」

 

「…カナデ、世の中には知らない方が良いのもある。キャスパリーグ」

 

「フォウ…」

 

全員テレポートし、街中に戻る

 

 

 

 

 

 

~街~

 

「それじゃ、俺はクエスト達成しに行く」

 

オルタはメイプル達と別れる

 

「オルタ、どうしたんだろう…?」

 

「彼はメイプル達に事情を知ってほしくなくて、1人でクエストを受けたのかもしれない」

 

「ペインさん…」

 

「私やペインにも、人に言えない事の1つや2つある。それと一緒だろう」

 

「ミィさん…」

 

ペインとミィがフォロー(でいいのかな)する



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黒セイバーと悪役令嬢。

ガチャやったらエルバサが来ました
武蔵ちゃんの日はラクシュミーとエリちゃんが来た
すり抜けとはいえ、俺のガチャ運凄くね?爆死する時はちゃんと爆死するけど


授業中、アルトは呆ける

 

(アルト、どうしちゃったのかな…?)

 

(研究所の事は反省しているようだし、何か別の事かも)

 

(明日休みだし、聞いてみようか)

 

(賛成!)

 

「じゃあ、ここを…川澄、解いてみろ」

 

「…」

 

「川澄?」

 

「おい、アルト。呼んでるぞ」

 

「…え?」

 

「川澄、授業中だ」

 

「はい…」

 

「最近元気がないぞ、何か悩んでいるのか?」

 

「いえ、うちの会社の厄介事です…」

 

((厄介事?))

 

 

 

 

 

~休日 社長室~

 

社長室には、いつものメンバー(姉弟と秘書+楓と理沙)がいた

 

「ねえアルト、最近元気が無いけど何かあったの?」

 

「それに、昨日言ってたうちの会社の厄介事って何なの?」

 

「実は「おーっほっほっほ!」…クソッタレが」

 

階段から上がってきたのはどっかのお嬢様だった。今時、お嬢様なんている訳無いのに

※漫画みたいな人はいませんが、一応います

 

「今日も会いに来ましたわ!愛しのアルト次期社長!」

 

「台所の油汚れ並にしつこいぞお前!俺はお前の所に行く気は無い!」

 

アルトはキレながら拒否する

 

「綾香社長、あの時代遅れのお嬢様は誰…?」

 

「理沙さんの言う事は分かります。彼女は日高財閥の娘、『日高ユウ』です。いつも通りの話し方で構いません、その方が私も楽ですし」

 

「貴女達、誰です?何でこんな所に庶民を連れていますの?」

 

「楓と理沙は学校の友達だ、そう言えばお前もNWOやってたな?」

 

「ええ、『アフロディーテ』としてやっていますわ」

 

「楓はNWOの看板娘のメイプルで、理沙は青のアサシンことサリーだ。そして俺がメイプルキラーのオルタリウスだ」

 

「あら?それは興味深いですわ、だったら一度メイプルさんとサリーさんとオルタリウスさんと戦ってみたいですわ」

 

「俺が勝ったら俺の事は諦めろ」

 

「上等ですわ、私が勝ったらこの会社をTOBしてあげますわ」

 

 

 

 

 

~シミュレーションルーム~

 

楓と理沙、2人でユウと戦うもデバフ地獄で劣勢に終わった

 

「ごめんね、分が悪かったよ…」

 

「最後は貴方ですわよ?ま、貴方も降参するでしょうけど?」

 

「お前も、降参するなら今の内だ」

 

楓と理沙が戦ってる途中ユウは2人を侮辱し、アルトはキレた

 

「あら?私が降参すると思って?」

 

左手に鞘を抜いた星の杖、右手にカリバーを持ち、魔力放出でドス黒いオーラが出る

 

「ならば…、死ね」

 

その目もドス黒く染まって、もはや海外のホラゲーに出る脅かし役になってた

 

「っ!?」

 

理沙の目でも見切れないほどの連撃を繰り出す

 

「うあっ!がはっ!」

 

ユウを壁側まで吹っ飛ばす

 

「あぅ…、うぅ…。今日は…、この辺に…、しましょうか…。次こそは…、貴方に勝って…、この会社を…」

 

アルトは自前のAGIでユウの胸ぐらを掴む

 

「次なんて無い、敗者に相応しいエンディングを見せてやる」

 

空いた手でユウの腹に拡散型を撃ち込む

 

「あぁっ!?」

 

「ちょっとアルト!アンタ何考えてるの!?」

 

「コイツのせいで、俺は女子の言う事が信じられなくなった。俺に近づく女子はみな、後ろ盾か金目当てで近づいてるんじゃないかと思った。だが、楓と理沙は違う…。2人は俺を次期社長じゃなく、俺という一個人として見てくれてる。それを侮辱する奴は誰だろうと許さん」

 

「アルト…、私達の事を…」

 

「これで終わりだ、【約束された勝利の剣】」

 

「う…、あああああああああ…!あ…、ああ…、あああああ…」

 

カリバーとミューケナイがぶつかり合い、結果…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「二度と、俺らに関わるな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言うまでもないだろう。その後、ユウが犯罪をしてた事が分かり、AIMSによって逮捕された




サブタイトルの意味、分かりました?
クソ蛇足だけど、ここで解説しときますわ

YOU→日高()()
Good bye YOU!→アルトからユウへの永遠の別れの言葉


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黒セイバーと皆で踊ってみた。

~社長室~

 

「は?楓と2人で踊ってほしい?」

 

「はい!」

 

綾香が考えた企画は「楓と2人で踊ってみた」なのである

 

「けどさ、曲はどうするのさ」

 

「そこはもちろん、チューリングラブです!」

 

「恋愛ものじゃねえか!まずは皆で踊れるものにしろよ…」

 

「む、言われてみれば…。じゃあ、ポルカ・オ・ドルカにしましょう!」

 

「ポルカ踊るか…?」

 

「ポルカ・オ・ドルカ、『おどるポケモンひみつ基地』っつー短編映画の曲だ。割とノれるかも?」

 

「へえ、私にもできるかな」

 

「理沙でもできるんじゃね?」

 

 

 

 

 

~後日 アルト宅~

 

「え、好評だったから次も製作してほしい?」

 

「そうなの、綾香さんは次は何にしようか考えてるんだって!」

 

「女性だけで『すーぱーあふぇくしょん』をやるとか、アイドル的な感じに」

 

「メンバーはどうするの?」

 

「え?楓、理沙、イズ、カナデ、ユイ、マイ、ミィ、ミザリー、フレデリカだけど?」

 

「サラリと言ったけど、カナデは男だよ…?」

 

「第2回イベントの時、チラッと見えたけど最初女かと思った。主に声のせいで」

 

「えぇ…」

 

 

 

 

 

~更に後日~

 

「え、アイドル的なのが好評だったから次も期待してる?」

 

「アルトリアは、何にしようか考えてるんだって」

 

「…USAとユニバースフェスティバル?」

 

「あんな激しいのは踊れないよ。それに、アルトと楓の2人の踊ってみたが見たいんだってさ」

 

「…アレをやれと?」

 

「そうなんじゃない?」

 

「…」

 

そこに綾香が乱入する

 

「さあ、行きましょう!」

 

「やあああああああああああ!やりたくなああああああい!」

 

「ウダウダ言っても無駄ですよ!」

 

「大体、楓は俺と一緒に踊るの望んでるか!?」

 

「楓さん曰く、『アルトと一緒ならいいよ?』と言ってますので問題ありません!」

 

「うおおおおおおおおおおおおおお!」

 

 

 

 

 

~シミュレーションルーム~

 

「結局来てしまった…」

 

「アルト、チューリングラブをやろうよ!」

 

「早速かよ…。言っとけどさ、今からやろうとしてる曲は恋愛物なんだぞ?一応」

 

「れん…!?///」

 

楓は赤くなる、それ見た事か!

 

「…やめようか」

 

その後、何だかんだでやる事になった。そして撮影終了後

 

「…///」

 

アルトはあまりの恥ずかしさに赤くなる

 

「アルトは初心ですねぇ~。まあ、アレのせいで女子との接点がなくなり、恋愛面に関しては初心なんです。本人は自分に向けられた感情は分かるんですけど」

 

※綾香の言うアレは前回参照

 

「え、そうなの?」

 

「はい」

 

(明日…、楓に顔向けできねえ…///)



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黒セイバーとチョコレート。

「はぁ…、はぁ…」

 

俺は逃げる、迎撃しろって?武器が無いのにどうしろと?

 

「待て!」

 

「奴を逃がすな!」

 

ちなみに、逃げてる理由だが―――

 

「奴を殺せ!」

 

「メイプルちゃんと2人で踊るなんて許せん!その上チョコを貰うなど猶更許せん!」

 

「サーチアンドデストロイ!」

 

この通り、単なるアイツら逆恨み(?)だ。クソ…、あの時受け取らなければ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数分前~

 

「オルタ!これ受け取って!」

 

メイプルが差し出したのはチョコだった

 

「お、おう…」

 

俺はチョコを受け取ってインベントリにしまうのを見たメイプルはスタコラとどっか行く。…何だったんだ?

 

「おい」

 

「うぇ?」

 

「お前、メイプルちゃんからチョコ受け取っただろ」

 

「あ、ああ…」

 

2人のモブはヒソヒソした後、俺に武器を向ける

 

「ギルティ!ただちの処す!」

 

「おう!」

 

そして俺に攻撃する、何かよく分からんが逃げるんだよォ!

 

「待て!奴を逃がすな!」

 

「ちょっと早すぎるかもよBダッシュ!」

 

そして冒頭に戻るって事だ。とりあえず、物陰に隠れてその場を凌ぐ。これがドッキリだったら度が過ぎるんだけどな…

 

(フォウ?)

 

今後の方針はどうするかって?楓の木のギルドホームに「見つけたぞ!」嘘だろ!?もう見つかったのか!?武器はキャメロットに置いてきたし…、何か手はないのか…?

 

(フォウ、フォウ!)

 

キャスパリーグが持ってきた物は、…ハンドガン?まあいいか

 

(ドフォーウ!?)

 

それでいいのかって?今の俺にはこれしかねえんだよ!

俺は物陰から出て、ハンドガンで次々来るモブを倒す。20人目を倒すとスキルを取得し、即座に隠れてスキルを確認する

 

騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー):奪う、または拾った武器を自分の物にする。倍率はSTR×1.5倍』

『取得方法:拾った武器で敵を20体倒す』

 

えっと、今の俺のSTRは『490,872』だから『×1.5』で…、736,308だと!?こりゃいいや!

 

(フォウ!)

 

次に拾ったのはサブマシンガン、さっき取得した【騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)】で強化してモブを倒す

 

「次から次へと…、しつけえな…!」

 

「フォウ!」

 

「メイプルちゃんの所へ行かしはせん!」

 

「邪魔だぁ!」

 

ハンドガンをしまって、ショットガンを拾って撃つ

 

「くっ…!」

 

ショットガンをしまって、アサルトライフルで銃撃する

 

「見えた…、楓の木のギルドホームだ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ナレーションサイド~

 

「ねえ、さっきから何か聞こえない?」

 

「銃声…だよね?だんだんこっちに近づいてる気が」

 

ギルドホームに入ってきたのは、服がボロボロのオルタだった

 

「はぁ…、はぁ…」

 

「オ、オルタリウス!?服がボロボロだけどどうしたの!?」

 

「話は後だ…、ちょと待て…」

 

インベントリから手榴弾を出して手でピンを抜き、ドアを少し開けて投げて閉めると爆発する。窓から外を見ると、全滅してた

 

「やっと全滅…、疲れた…」

 

「ねえ、何があったの?」

 

「実は…」

 

オルタは今まであった事を話す

 

「ごめんなさい…、私のせいで…」

 

メイプルはしょんぼりする

 

「別にいいよ、新しいスキルを手に入れたし」

 

そう言って騎士は徒手にて死せずの他に手に入れたスキルを見せる

 

『無窮の武練:素手を含む様々な武器を使いこなす』

『無限弾:無限に撃てるようになる』

 

「これで、今回みたいな事が起きても問題ない。正直、銃火器っつー運営の悪ふざけに助けられた」

 

ハンドガンを回しながらそう言う

 

「オルタリウス、スキル使えば良かったんじゃないんかな」

 

「…その発想はなかった」

 

(((((((何で思いつかなかったんだろう?)))))))

 

「はい、オルタ君の服ボロボロだったから直しておいたわよ」

 

「あざっす」

 

イズに頼んで直してもらった服を着る

 

「ま、メイプルから貰ったチョコはこの通り死守できたから早速いただきまーす」

 

オルタはインベントリから出してチョコを食う

 

「うん、うまい!」

 

「よかったぁ!」

 

何となくお似合いな気がするオルタとメイプルであった



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EPIC of MORDRED

ミユキの設定が固まったので、一つの話にしてみました


今回は、ミユキの話をするとしよう

 

「よーう、アルトー!」

 

モーさん似の彼の名は『沢城ミユキ』、不良グループ『沢城組』の組長の息子である。小学校の頃は、友達を作りたくて話しかけようとしたら他の子はミユキを恐れて相手にしなかった

近所からは、根も葉も無い噂のせいで彼は一人ぼっちだった

そして中学1年の時、彼に話しかけた人がいる

 

「じー…」

 

「…何見てんだよ」

 

「いや、お前って乙女ゲーの攻略対象されるキャラっぽいなーって思って」

 

「あ゛!?どういう事だよ!」

 

「俺の姉が会社やってるんだけどさ、乙女ゲーの攻略対象のキャラが思いつかなくて。お前なら行けるんじゃね?と思ったんだよな」

 

「な、なあ…、俺が怖くねえのか?」

 

「は?怖くねえよ、むしろイケメンだろお前」

 

「…あっははははははははは!お前面白ぇな!俺はミユキ、お前は?」

 

「俺はアルトだ」

 

そう、『川澄アルト』だ。放課後、アルトはミユキを社長室まで連れてった

 

「お、おい…。ここって「綾姉ぇいるー?」ぅおい!?」

 

「私以外にもZAIAやAIMSもいますよー」

 

「アルトじゃねえか、何の用だ?」

 

「友達できたから自慢しに来た、ミユキー」

 

「さ、沢城ミユキだ…」

 

「ふふ、私は川澄インテリジェンス社長の『川澄綾香』です。アルトをよろしくお願いします」

 

「俺はAIMSの隊長の不破諫だ」

 

「私はAIMS技術顧問の刃ユア、今後もアルトを頼む」

 

「私はZAIAエンタープライズ社長の天津ガイ、アルト君をよろしく頼む」

 

「お、おい!アルト!お前スゲー奴と関わっていたのか!?」

 

「言ってなかったっけ?俺、この会社の次期社長になるんだけど」

 

「…沢城組の組長の俺が小さく感じる…」

 

「あははははははははははははは!マジウケるwwww」

 

「笑うなああああああああ!」

 

「…ふふ、仲いいですね」

 

「アイツは良い友を持ったな」

 

「彼は沢城組の組長の息子だがな」

 

「あ、そうだ。綾姉ぇ、ミユキがモデルのキャラ作れねえか?」

 

「うーん、OK!」

 

「あっさり!?それでいいのか!?」

 

中学2年の時はスキー教室で一大事が起きたが、ここでは省く。そして高校生になる。時系列としては第1回イベント前、ミユキは綾香に呼ばれて社長室に来る

 

「んで?話ってなんだよ?」

 

「ミユキさんも、NWO始めませんか?」

 

「何でだよ?」

 

「アルトもやってるからです」

 

「…俺もやろううかな」

 

「アルトと一緒にやりたいんですね」

 

「んなわけあるか!」

 

「さっさとやっちゃいましょう!」

 

こんな感じでミユキは『モードレッド』としてNWOを始めたのだ



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第4回イベントで没になった対決

楓の木の拠点に、円卓の騎士とアルトリアとオルタが来る。オルタはI beg youを歌いながらだけど

 

「その声…、まさか!?」

 

「8人!?」

 

「大規模ギルドの特権、物量で押し切るメリットを捨ててまで…!?」

 

「俺はこれでも運営の手によって強化され、お前達に見せてないスキルや武器がある」

 

ちなみにこの時点のモーさんらはレベル79だ

 

「舐められてるな…」

 

「こうなった以上、やるしかねえって事だな」

 

「貴女が回避盾のサリーですか、私の必中の弓で射止めましょう」

 

「貴方達と私とガウェイン兄さん、力比べといたしましょう!」

 

「皆のマーリンお兄さん「フォーウ!」だはぁっ!?」

 

「お前も懲りねえな…」

 

「来いメイプル、俺が倒す」

 

「オルタ…、負けないから!」

 

「お前らは手筈通りにやれ!」

 

2つのギルドはぶつかり合う、相手した組み合わせは

 

アルトリア:クロム

ランスロット:カスミ

ガウェイン、ガレス:マイ、ユイ

トリスタン:サリー

モードレッド:イズ

マーリン:カナデ

 

である。アルトリア、オルタ、マーリンを除く騎士はアルトリアのスキル【ギフト】の力で楓の木を追い詰める。そしてオルタは【水晶渓谷】で水晶を生やし、メイプルに突き刺す

 

「―――!」

 

更に【魔力放出】で魔力弾を放つ、

 

「【風王鉄槌】!」

 

そこから【風王鉄槌】で削る

 

「…【不屈の守護者】か」

 

「【捕食者】!【毒竜】!」

 

「【星の杖】」

 

星の杖で捕食者と毒竜、イズ達を斬る

 

「全力で行くぞ。卑王鉄槌、極光は反転する―――光を呑め!【約束された勝利の剣】!」

 

「【カウンター】!」

 

オルタはカウンターを食らう

 

「オルタ!」

 

「メイプルの全力のカウンターを、モロに食らったんだ。いくらオルタリウスでも…っ!?」

 

だが、生き残る

 

「そんな…!」

 

「HPが150万なければ死んでたな…、危なかった…。これで終わりだ、真体機神降「【暴虐】!」よし、計画通り!」

 

オルタはアルトリアの横へ戻ると、メイプルは暴虐に変身する

 

「オルタ、アレを!」

 

「ああ!」

 

2人は槍を持つ、そして―――

 

「「聖槍、抜錨!」」

 

槍の力が解放され、2人の姿が大人になり、アルトリアは白馬にオルタは魔獣化したキャスパリーグに乗る

 

「えぇ!?オ、オルタ!?」

 

「オルタ、早速ですが…」

 

「ああ」

 

2人は槍を掲げる

 

「突き立て、喰らえ!13の牙!」

 

「最果てより光を放て…其は空を裂き、地を繋ぐ嵐の錨!」

 

オルタは【風王鉄槌】を槍の力で増幅させ、アルトリアは天空へ駆け登る

 

「「【最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)】!」」

 

2つの攻撃はメイプルどころか他のメンバーを巻き込んで倒す、円卓組は既に避難してるので生きてます

 

「やったなオルタ!」

 

「…ああ!」




=クソどうでもいいおまけ=


~アルトの直感~

「やあ!」

シミュレーションルームで、理沙がアルトに攻撃するが避けられ続ける

「やっぱ当たらないかー…」

「まあ、俺の直感は鍛えられたからな」

「え、どうやって?」

「目隠しドッジボールとか洞察力を鍛えたりとかした、というかもう心眼だけど」

「まさかのPS…、しかも私以上の…、負けた…」

理沙の精神が折れる


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黒セイバーとセファール。

「さて…、新しいスキルを探すか」

 

オルタは早速探索を開始する

 

「見つから…ん?」

 

ふと、ショップに目をやるとデケー刀があった

 

「おっちゃん、これ買った!」

 

ちなみに、オルタが買ったのは大太刀「煉獄」だった

 

『煉獄の入手により、スキル【極地】【不断】【無辺】【絶剱・無穹三段】を取得します』

 

「あ、そうだ。沖田オルタならそれっぽい服も買わなきゃな」

 

追加で沖田オルタっぽい服を買って着替える。そしてクエストを探すとクレーターを見つけ、下に降りると青いパネルが現れる

 

「ん?【1万4000年の白い巨人】?やってみるか」

 

クエストを受けると、空中に浮いてるフィールドに移り、青い巨人が現れる

 

白い巨人 Level.100

300,000,000/300,000,000

 

「まんまエクステラのセファールやん…。まあいいや、カリバー」

 

オルタがカリバーすると白い巨人は一撃で倒される

 

「やっぱりな、セファールは聖剣で倒されたからそうなんじゃねえかって思った通りだ」

 

『スキル【魔力吸収】【遊星の紋章】を取得しました』

『魔力吸収:魔法攻撃を吸収し、自身のHPとMPを回復させる』

『遊星の紋章:倒した敵×1.5%ステータスが上がる』

 

「これ絶対ツエー奴だ」

 

 

 

 

 

―ここからは頭の整理を兼ねてオルタが取得したスキルを紹介します(PSも含む)―

 

魔力放出:MPを消費してステータスを一時的に上げる

カリスマ:統率力や兵の士気を上げる、彼の場合は威圧の類

宵闇の星:MPを回復し、クリティカル発生率を上げる

水晶渓谷:フィールドに水晶を生やす。彼は小さい水晶を空中に生やし、蝶の楯みたいに操る

マキリの杯(パッシブ):MPを倒した敵×5%回復

最果ての加護(槍使用時のみパッシブ):クリティカル発生率&威力を上げる

約束された勝利の剣:剣からビーム

最果てにて輝ける槍:彼の場合は波動砲的な感じ、投げるとオリュンポスに出たロンゴミニアドみたいになる。黒いし威力はアレより上だけど

ガンド:敵を麻痺状態にする、雷雲があれば超電磁砲

風王結界:セイバーのアレ、自分にやればMPがある限り姿を隠せる

機神:オリュンポスのアイツら、使える機神とリアクションは下の通り

 

・ゼウス:これだけでもよくね?

・アフロディーテ:対女性には便利

・デメテル:耐久戦には便利

・アレス:シンプル故、使いやすい

・アルテミス:島を軽々と吹っ飛ばすってヤバくね?

・ポセイドン:水中戦に便利

・カオス:前言撤回、こっちだけでよかったわ

 

ランペイジバルカン:言うまでもない

星砕き:装備もろとも破壊+貫通攻撃

真言・聖観世音菩薩:インフェルノと同じ

雷雲:乗れるし落雷可能

幽谷にて(パッシブ):即死TSUEEEEEEEEEEEE

死の淵(パッシブ):ガッツが使う日がくるのかな

晩鐘:即死耐性ダウン

死告天使:即死TSUEEEEEEEEEEEE

気配遮断:気づく人はいるのだろうか

騎士は徒手にて死せず:ジャイアニズム

無窮の武錬:いろんな武器が使える

極地 不断 無辺 絶剱・無穹三段:沖田ちゃん大勝利ー

魔力吸収 遊星の紋章(どっちもパッシブ):何かTSUEEEEEEEEE

心眼・真(プレイヤースキル):ホントは直感だったんだけどな…



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黒セイバーと今日のご飯。

近所の商店街で、アルトは晩飯の買い物に来てた。ちなみにアルトは料理が出来るのだ

 

「トンカツ、コロッケ、生姜焼き…。肉じゃが、すき焼き、炒り豆腐…。ホッケにサンマ…、金目鯛!」

 

魚屋に来て所持金を確認する

 

「金目鯛は無理だな…」

 

「キンメにヒラメ、天然真鯛。どれもお買い得だ」

 

店の奥から現れたのは不破諫だった

 

「諫兄ぃ?」

 

「なんだ、アルトか。買い物か?」

 

「晩飯のな、そういう諫兄ぃはバイトか」

 

「非番だからな、今日は何を作るんだ?」

 

「魚料理にしようかと思ってな、手頃なのあるか?」

 

「鮭はどうだ?安いぞ」

 

「鮭か…。よし、ホイル焼きにしよう。5切れくだせい」

 

アルトは鮭を6切れを受け取り、金を払う

 

「あれ?一切れ多いぞ」

 

「俺の分だ、お前の飯が食いたくなってきたからな。自分の分の金は払う、じゃあな」

 

諫は店の奥に行き、アルトは家に帰る

 

 

 

~川澄宅~

 

インターホンが鳴る

 

「はーい」

 

理沙が玄関に行くと、諫がいた

 

「ふ、不破さん!?何でここに!?」

 

「よお、アルトの飯が食いたくなってきたから邪魔しにきた」

 

「え?」

 

そしてリビングに行く

 

「そら」

 

「うおっ!?」

 

アルトは諫からの土産を受け取る

 

「土産だ」

 

「わざわざわりいな…、ってこれ酒じゃねえか!?」

 

「それは綾香と飲む用だ、気にするな」

 

諫はソファに寝転がってテレビを見る

 

「はぁ…、やれやれ…」

 

酒を冷蔵庫に入れる

 

「さーて、作りますか!」

 

アルトは、衛宮さんちの今日のご飯に出る鮭のホイル焼きを作る

 

「不破さん、今日は何しに来たんですか?」

 

楓が諫に聞く

 

「ん?アルトの飯が食いたくなってきただけだが?」

 

「アルトの料理おいしいですよね!」

 

「毎日食べたいくらいだよ、アレは」

 

「アルト、楓と理沙はどのくらいのペースでここに来てるんだ?」

 

「休日は毎回来るけど?ゲームと俺の料理目当てに」

 

「来すぎだろ…」

 

そこに綾香が帰ってくる

 

「ただいまー。あれ、諫君じゃないですか!諫君もアルトの料理を食べに来たのですか?」

 

「お、綾香じゃねえか。おう、アルトの飯を食いに来ただけだ」

 

完成した料理を持っていき、テーブルに置く

 

「今日は鮭のバターホイル焼きだ」

 

「んじゃ早速」

 

全員ホイル焼きを食う

 

「これこそアルトの飯だ」

 

「「おいしい!」」

 

「アルト、また腕を上げましたね」

 

皆は満足気だ、そして皆食べ終わる。アルトと諫は食器を洗う

 

「アルト、料理の腕上がった?」

 

「え、そうか?」

 

「次も作って!」

 

「いや、弁当があるだろ…」

 

「洗い終わった所で、酒盛りとしようか。綾香」

 

「待ってましたー!」

 

「アルトー、お風呂借りるよー?」

 

「帰んないんかい!」



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黒セイバーと逆鱗。

「オルタ、喫茶店で休憩しよ?」

 

メイプルは、人間無骨や天の鎖やプラ犬用の大鎌『アヴェンジサイズ』をダンジョンで手に入れて疲れ果ててるオルタを喫茶店に誘う

 

「…スイーツ食いてえな、いいぞ」

 

「やったー!」

 

「そうと決まりゃ早速「見つけたぞ、オルタリウス!」

 

横を見ると、大勢のプレイヤーがいた

 

「メイプルファンクラブの鉄の掟ッ!メイプルちゃんに近づく者は、全て排除する。お前を粛清してやるよ!オルタリウスゥゥゥゥゥゥゥ!」

 

「「「「「「「「「うおおおおおおおおおお!!」」」」」」」」」

 

ファンクラブのメンバーはオルタに襲い掛かる…が

 

「毎回毎回、俺の邪魔しやがって…!」プツッ

 

「…あ(察し)」

 

オルタはキレて魔力放出した状態でメンバーの1人に、顎、首、みぞおちを狙い続ける

 

「うあ…、クソ…!がっ!?」

 

頭を掴んで魔力放出し、トドメに首に蹴りを入れて倒す。早い話、オルタがやったのはガンバライジングの『ハザードは止まらない』である

 

「メイプル、何があったの?」

 

そこにサリーが来る

 

「あ、サリー!実は私のファンクラブ?がオルタに襲い掛かってきたの」

 

「メイプル、ソイツらはねメイプルに近づくプレイヤーをリンチしてて、周りからも厄介な存在だったの」

 

「そう言えばさっき、オルタが「毎回毎回、俺の邪魔しやがって…!」って凄く怒ってた」

 

「オルタリウスに目を付け、怒らせた時点で運の尽きだったね」

 

「うん」

 

「メイプルにサリーじゃねえか、オルタに何があったんだ?」

 

追加でモーさんが来る

 

「モードレッド?」

 

「実はね…」

 

メイプルはサリーに話した事を話す

 

「メイプルファンクラブか…、俺にも突っ掛かってきたからクラレントしてやったな」

 

「ク、クラレント…」

 

「オルタのファンクラブも俺に突っ掛かって来たから壊滅させたな」

 

さらに追加でアルトリアが来る

 

「これは…、何があったのですか?」

 

「アルトリアさん、実は…」

 

アルトリアにも話す

 

「なるほど、ファンクラブのメンバーがオルタにですか…。私とオルタの父は運営していますので、何とかしてみせます」

 

「ありがとうございます、アルトリアさん!」

 

「ふふ、いつでも頼ってくださいね♪」

 

そう話してるうちに、オルタがメンバーを潰し終えてリーダーだけになる

 

「や…、やめろ…!」

 

オルタは水晶渓谷で透明になる

 

「き、消えた…?逃げた…のか…?」

 

そう思ったのもつかの間

 

「ワオォォォォォォォン!」

 

プラ犬の遠吠えが聞こえた後、リーダーに鎖が突き刺さる

 

「【遥かなる者への斬罪(フリーレン・シャルフリヒター)】」

 

彼がそう言うと、プラ犬が鎌をくわえてリーダーの首を狩って倒す

 

「…」

 

緊張が解け、オルタは倒れてプラ犬はキャスパリーグに戻る

 

「オルタ、大丈夫?」

 

「( ˘ω˘)スヤァ」

 

「寝てる…、しばらく寝かせよっか」

 

「フォウフォーウ!」

 

「お願いね、フォウくん」

 

「フォウ!?」

 

その後、オルタの部屋へテレポートしてベッドで寝かせました



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黒セイバーと○○しないと出られない部屋。

オルタとメイプルは謎の部屋に閉じ込められる

 

「どうしよう、閉じ込められちゃったよ!」

 

「こういう部屋は、条件を満たせば出れる。その条件はどこかに書いてねえか?」

 

「あ、あそこに書いてある。えっと…、っ!?///」

 

(材料と工具はあるが…、DIYなんてやった事ねえぞ?)

 

楓は赤くなる。書いてあったのは『子作りをしないと出られない部屋』だった

 

「メイプル、やれるか?」

 

「オルタが望むなら…、私はいいよ?」

 

「やるぞメイプル、釘の貯蔵は十分か」

 

「…へ、釘?」

 

「…お前、ソッチの方かと思ったのか?まあ、『椅』が小さく書かれてたから無理もねえか。綾姉ぇも意地悪な事するよな」

 

「~~~~~~!///」

 

あまりの恥ずかしさに悶える

 

「…俺一人でやるわ」

 

オルタは一人で黙々と椅子を作る

 

「オルタ、DIYやった事ないの?」

 

「ねえぞ、イズ直伝のクラフト技術がここで生かされるとは思ってなかったけど」

 

「オルタって何でもありだね…」

 

「何でもはできねえさ、出来る事をやってるだけだ。と、ニスを塗ったし【風王鉄槌】」

 

風王鉄槌を中モードにして乾かし終えると、扉が開く

 

「よし、次だ」

 

次の部屋は『子を作らないと出られない部屋』と書かれてた

 

「次は何を作るの?」

 

「菓子か…、冷蔵庫には色々入ってるからな…。何にするか…」

 

オルタは何を作ろうか考える

 

「…あ、そうだ!バタースコッチシナモンパイにしよう!」

 

「バター…?」

 

「バタースコッチシナモンパイ、UNDERTALEに出たスイーツだ。先に言うが、アレルギーは無いか?」

 

「無いよ」

 

「んじゃ、作るとするか!」

 

 

~作業工程はカットで~

 

 

「出来たぞ」

 

「待ってましたー!」

 

テーブルに持ってきた所で扉が開く

 

「「…」運営よ、どんだけ俺のスイーツ食いてえのさ」

 

最後の部屋は『子作りしないと出られない部屋』だった

 

「///」

 

「運営…いや、父さん…。とうとうやりやがったか…」

 

メイプルは赤くなり、オルタは頭を抱える

 

「オルタ…」

 

「何だ?」

 

「する?」

 

「っ!?」

 

メイプルの赤面+上目遣いでオルタは吹き出す

 

「しないの?」

 

「…すまん、クソ運営のせいで頭痛してきた。寝かせてくれ…」

 

オルタはゲッソリした顔でベッドで横になる

 

「頭痛い…、もうヤダ…、ログアウトして寝たい…」

 

涙目で愚痴ると、扉が開く。最早ツッコミ属性じゃなくて苦労人属性だな

 

「あ、ほら!開いたよ!」

 

「おう…」

 

フラフラになりつつも部屋を出ると頭痛が治り、スキルを取得する

 

『スキル【頭痛持ち】を取得しました』

 

「ず、【頭痛持ち】?」

 

「何だろう?」

 

『頭痛持ち▲:状態異常耐性を上げ、HPを回復する』

 

「状態異常耐性を上げるのか」

 

「この▲はなんだろう?」

 

「どうやら、強化クエストがあるみてえだぞ」

 

「やってみて!」

 

「お、おう…」

 

 

 

 

 

=================================

 

 

 

 

 

「ふぇい…、終わった…」

 

『強化クエストをクリアした事により、【頭痛持ち】が【殺塵の果て】に強化されました』

『殺塵の果て△:状態異常&全属性無効、常時防御貫通を付与、全ステータスを50%上げる』

 

「え、ちょ、パッシブの癖にバフの量が高い気がするけどいいのコレ?修正されない?てか修正してバフの量を減らしてくれたら良いんだがいいのコレ?父さんに直談判しないとダメ系?どうにかなんねえのコレ?え?え?え?え?え?いいの?運営はゲームバランス知らないのか?え?」

 

「オルタが、錯乱してる…!?」

 

オルタはこの事を楓の木とかに話したらヤバい目で見られて心が折れた。ただ、モーさんは「良かったな!状態異常への対策ができて!」とフォローしてくれたり、メイプルとキャスパリーグに慰められたのでメンタルは回復したとか

 

 

 

 

 

~一方、運営はと言うと…~

 

「其雄、あのスキルは何だ?殺塵なんて…、スゲー不穏だぞ」

 

「【殺塵の果て】か?アレは元々、アルトがやっていたゲームを参考にしたスキルだ」

 

「そのゲームは何だ?」

 

「確か『DUST TALE』とか言ってたな…」

 

「ちょっと待て、『DUST TALE』てアレだよな?『強くなってくプレイヤーキャラに対抗する為に、とあるスケルトンもレベルを上げる』という…」

 

「…アルトと同じ事言ってんな」

 

「やっぱりな」



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黒セイバーと修学旅行どうでしょう。

レクイエムコラボ、ボイジャー来なかった。紅葉?知らん


~新幹線~

 

他の生徒は修学旅行で東京行の新幹線で賑わってた

 

「アルト、一緒にババ抜きしようよ!」

 

「…」

 

アルトは窓の外見てた

 

「アルトー?」

 

「…」

 

「ねえ、アルトー」

 

「…」

 

楓の呼びかけにも気づかない

 

「楓、こういう時はね…」ヒソヒソ

 

「なるほど!」

 

理沙は楓に何かを吹き込む

 

「アルトー」

 

「…」

 

「ふぅ…」

 

アルトの耳に息を吹きかける

 

「うおっ!?え、か、楓…?」

 

「さっきからどうしたの?ボーとして」

 

「いや、ただ窓の外見てただけだが?」

 

「外の景色見るの好きなの?」

 

「やる事ねえからな」

 

『次は終点、東京でございます』

 

新幹線のアナウンスが流れる

 

「アルト、もうすぐ着くよ」

 

「おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~糸ようじ~

 

スカイツリーの景色を眺めてお土産を買い、ホテルに着く。何故か部屋の組み合わせが「アルトと楓(何故かダブル)」、「ミユキと理沙(こっちはツイン)」がペアなのである

 

「アルト、いい景色だね」

 

「東京の街を彩るビルの夜景、俺達が見たかったのはこんな景色だったのかもしれない」

 

アルトは渡辺篤史の物まねをする

 

「それ、渡辺篤史だよね?」

 

「おう、これも似てるんじゃねえか?小林製薬の糸ようじ」

 

「ぷっ、あはははははははは!」

 

「東京のビルの夜景が糸ようじ」

 

「あはははははははは!」

 

「レインボーブリッジの夜景が東京を彩る糸ようじ、小林製薬の糸ようじ」

 

「wもwうwやwめwてw」

 

「1945年の帝都と言われたこの街も糸ようじ、小林製薬の糸ようじ」

 

「wwwwwwwww」

 

「東京タワーも糸ようじ、小林製薬の糸ようじ」

 

「w分wかwっwたwかwらw」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~パイ~

 

2日目、某夢の国でミユキはやさぐれてた

 

「理沙よぉ、お前の肉親をよ、俺はどんどんお見舞いしてやるぜ~?」

 

「家族には手を出さないでね?」

 

「何言ってんだ?選べ、NWOか?それともお前の家か?どっちだ?行くぞ俺は、パイを持ち込んでやるよ」

 

ミユキはアルトに料理を教えてもらってできるようになったのだ

 

「よお理沙のお袋、知ってるか?沢城組の組長の息子のミユキだ。おい、パイ食わねえか?

 

「「「wwwwwww」」」

 

楓、アルト、理沙は笑う

 

「親父さんも来いよ、パイ焼くぞ~。辛ぇか?俺ぁもっと辛ぇもんをお前らの娘に食わせられてんだよ。残さず食いやがれ!

 

「片手に包丁を持って座ってるんだよね?シェフの格好してwww私の家にwww、そんで私の母さんが泣きながら「私が食べます!」って言ってwww」

 

「「「wwwwwwwwwwwwww」」」

 

「ああそうだ、テメーも食え。そんでそれが終わったら俺ぁ楓の木のギルドホームに行く。ようお前ら、知ってるだろ?モードレッドだ。パイ食わねえか?そっちに行っちまうと忙しいから、修学旅行が終わったらすぐ行くぜ。理沙のお袋、終わったらすぐ行くぞ。パイを届けになぁ!」

 

「「「wwwwwwwwwwwwww」」」

 

最終日は何事もなかった



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黒セイバーとネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲。

フィールドに雪がめっちゃ積もり、楓の木、炎帝の国、集う聖剣、神聖円卓領域キャメロットが集まってた

 

「おぉ、スゲー積もってんな。雪像作れそうだな」

 

「あ、そうだ!皆で雪像作ろうよ!」

 

メイプルのこの一言がきっかけで雪像を作ることになった

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「オルター、雪持ってきたよー!」

 

メイプルが雪を持ってくる

 

「そこ置いといてー」

 

「それにしても、色々作ってるね。殆どがミィさんやフレデリカさんにアルトリアさんの雪像が多いけど、オルタとモーさんは何を作ってるの?」

 

「こんなとこか、後はモードレッドが作った棒を立てれば完成だな」

 

オルタが作ってたのは二つの玉だった

 

「そういうのダメ~~~~~~!!///」

 

そう言って玉の一つを壊す

 

「いきなり何すんだよ、俺がどんだけ苦労して玉を綺麗に作ったか分かっとんのか?」

 

「知らないよ!?そんな事したら(垢BAN的にもメタ的にも)運営に消されるよ!?」

 

「オルター、棒できたぞー」

 

モーさんはデカい棒を抱えて来る

 

「モーさん…、何でそれ持ってるの…///」

 

「メイプル、何を勘違いのか知らんけどさこれ、アレだぞ?ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲だぞ」

 

「そんな大砲ないよぉ…!///」

 

「ったく、最近の思春期はエロい事ばっか考えるから「棒」とか「玉」とか言うとすーぐソッチに持ってくから穀潰しとゴリラ並みに嫌なんだよなぁ全く!俺でもちゃんと弁えてるぞ?」

 

「ホントそういうのキモイから話かけんじゃねえ」

 

「だったら何なのさ…」

 

「オルタリウスにモードレッド、そっちはどうだ?」

 

そこにミィが来る

 

「ミィさん止めてください、2人があんな物を…」

 

「む?ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃないか、完成度たけーなオイ」

 

「何で知ってるの!?ホントにあるの!?私だけ知らないの!?」

 

「通信衛星アークを破壊し、今のVR技術を生み出した川澄家の決戦兵器だ!」

 

「そんな大砲がきっかけでNWOを作ったの!?てか、通信衛星アークって何!?」

 

「ミィ、何でこんな所にいるんだ?」

 

「何、私も雪像を作ってみたのだがどうだろうか?」

 

ミィ作の雪像はグリーンハートとビリビリだった

 

「凄いですミィさん!」

 

「スゲー…」

 

「It's High Quality.」

 

「一度作り出したら止まらなくなってな、いつの間にかこんな雪像になっていたのだ」

 

「それはそうと隣の雪像、筋肉質すぎね?この辺そぎ落とした方がいいな」

 

オルタはそう言って隣の雪像のアキレス腱部分をそぎ落とす

 

「何しちゃってんの!?やめてくれよ!スゲー微妙なバランスで立ってるからこれ!」

 

隣のモブが止めようとする

 

「あれもお前のに似てるのか?」

 

「~~~~///」

 

「おいおい、何汚ぇのをメイプルに見せてんだよ」

 

「待って!アレは芸術的なものだから!美術の教科書にもあるアレだから!」

 

「テメェ!この小説を打ち切らせるつもりか!」

 

モーさんはそう言って雪玉を雪像のアレに投げつける

 

「おーい!どこに雪玉投げてんの!」

 

「ふっ!」

 

オルタがハンドガンでアレを撃つと、アレが吹っ飛ぶ

 

「ああ!俺のマジでダンディなおいなりさん、略してマダオがあああ!」

 

アレは炎帝の国のモブの雪像に刺さる

 

「「刺さったああああああ!」」

 

「お前えええええ!人の雪像に何汚いモノ刺してんだああああ!!」

 

「うああああ来ちゃったよどうすn「せいっ!」うおおおおい!?」

 

オルタが雪像の足元を蹴って倒す。その後、オルタとモーさんはメイプルに怒られた。2人は動じなかったが



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黒セイバーとスキル。

今日もスキル探しをしたオルタ、ダンジョンでボスを倒すとスキルを手に入る

 

『スキル【狂気の殺塵】【グラビティ】を取得しました』

 

「狂気の殺塵?グラビティはアンテのサンズなのは分かる、俺のPSもそれに似たレベルだしな」

 

『狂気の殺塵:ガッツ発動すると、相手のステータスを80%下げ、恐怖状態(5秒後に行動不能にする)を付与する』

『【狂気の殺塵】を取得したことによりスキルを統合します』

 

「統合?」

 

オルタはOKボタンを押すと、パネルが表示する

 

『統合により、【マーダータイムトリオ】に変化しました』

 

「オーマイ…」

 

『【破壊王】を取得しました』

 

「これ、マイとユイのスキルだったな。確か条件は、『一つのダンジョンを規定時間内にクリア』で、効果が『一つしか装備できない武器を双剣のように二つ装備できる』だっけ…?」

 

『スキル【射殺す百頭】を取得しました』

『【射殺す百頭】を取得したことにより、スキルを統合します』

 

「今度は何さ…」

 

『統合により、【グランドオーダー】に変化しました』

 

『武器【ガスターブラスター】【大英雄の戦斧】を取得しました』

 

「…とりあえず、確認するか」

 

 

 

Lv.100 オルタリウス

 

HP:9,000,000,000

MP:8,000,000,000

 

STR:994,999,000

VIT:889,764,000

AGI:749,959,000

INT:758,246,000

DEX:899,854,000

 

スキル

【グランドオーダー】【マーダータイムトリオ】【ランペイジバルカン】【ガンド】【雷雲】【星砕き】【破壊王】

 

武器

【約束された勝利の剣】【最果てにて輝ける槍】【星の杖】【雷の羽】【洞爺湖】【煉獄】【人間無骨】【天の鎖】【重火器】【ガスターブラスター】【大英雄の戦斧】

 

装備

【宵闇の鎧】【最果ての鎧】【漆黒の騎士王ver新宿1999】【黒サンタ】【漆黒の桜】【冠位の暗殺者】

 

「何かもう、変な方向に振り切れてるな。HPとMPは10桁だし…、何かもうサイタマ並に強くなってんな。これからどうしよう…」

 

オルタは座り込んで頭を抱える

 

「フォーウ」

 

「ん?メイプルを倒し続ければいいだろって?ステータスの差も開きすぎてるし…、マーダータイムトリオで常時貫通だし…、メイプルは身捧ぐ慈愛があるから天の鎖で拘束力が上がるし…、抜け道なんてないにも等しいんだよな…、はぁ…」

 

「フォウフォーウ、キャーウ!」

 

「死の淵のガッツを使い切ったら、終わりだろって?そりゃそうだけどさ…、そもそも削りきれる奴ってもういないだろ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~楓の木~

 

「メイプルいるかー?」

 

「メイプルに何の用?」

 

「取得したスキルを試そうかと思ってな、いる?」

 

「呼んだー?」

 

「新武器と新スキルを試したいから実験台になれ」

 

「いきなり!?」

 

「冗談だ。ぶっちゃけ、俺の弱点を言うけど」

 

「オルタリウスに弱点?」

 

「俺、HPがなくなってもガッツで生き残るけどそれでも削りきられるとそれっきりなんだよね」

 

「…言われてみれば」

 

「それに、属性攻撃がない」

 

「確かに…」

 

「後はいろんな武器を使うからクロムやカスミやペインといった一を極めた奴には決め手にならない」

 

「「それはない」」

 

「ひでぇ!」



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黒セイバーと体育倉庫。

ある日、アルトと楓は閉じ込められてた

 

「大変な事になったね…」

 

「まさか俺と楓が体育倉庫に閉じ込められるとはな…」

 

事は数分前に遡る―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数分前~

 

アルトは体育倉庫で整理してる所に楓が来る

 

「アルト、こんな所で何してるの?」

 

「用具の整理をゼルレッチの校長に頼まれてな」

 

「一緒に手伝うよ」

 

「わりぃな」

 

整理してる途中、倉庫の扉が閉まる

 

「え、ちょ、まっ!」

 

扉を開けようとしたが、開かなかった

 

「ど、どう…?」

 

「…閉じ込められた」

 

「閉じ込められた!?」

 

「ああ…」

 

「大変な事になったね…」

 

「まさか俺と楓が体育倉庫に閉じ込められるとはな…」

 

そして冒頭に戻る

 

「どうする?」

 

「扉は開かないから…、もういっその事…」

 

窓の所に立ち、拳を振りかぶる

 

「窓をぶち抜くしかねえな」

 

「やめて!校長に怒られる!」

 

楓はアルトを羽交い絞めで止める

 

「HA☆NA☆SE!俺にはこの手があるんだ!てかこの手しかねえんだ!ブルアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

 

「ダメ~~~~~~!」

 

 

~30秒後~

 

 

「落ち着いた?」

 

「気が動転してました…」

 

「アルト、これからどうしよう」

 

「ガラスを割るのがダメなら、扉をこじ開ける」

 

扉に手をかけてゴリライズする

 

「ふんっ!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」メキメキメキメキメキメキ

 

「何か変な音がするけど大丈夫なの?」

 

扉から『バキッ』って音が聞こえた後、ちょっと開く

 

「お、開きそう!これならイケる!」

 

「やっぱりダメ~~~~~!」

 

やっぱし楓に止められる

 

「じゃあもうどうすんのさ…、ここは密室だから声は聞こえないだろうしよ…」

 

アルトはマットに寝転がる

 

「ねえアルト…」

 

「何?楓も諌兄ぃみたいにゴリライズしたくなった?」

 

「違うしゴリライズって何!?そうじゃなくて、こういう閉じ込められた体育倉庫ってそういう事があるって綾香さんが言ってたの…」

 

「綾姉ぇはシバく、それで?」

 

「ここで…、しよ?///」

 

「うん?何を?」

 

「だから…、キスを…///」

 

「…言っとくけど、俺ぁヘタレにも等しいし、童貞で時代遅れのアイツのせいで経験もクソもねえし、それでもいいのか?」

 

「アルトならいいよ…?」

 

「…」

 

2人の顔が近づいた所で扉が開き、体育教師が入ってくる

 

「いや~、悪かったな!てっきり誰もいないと思ったから鍵をかけちゃったよ!何か鍵がバッキバキに壊れてるのは気のせいだろうけど」

 

アルトは近くの壁に頭を何度も叩きつける、頭から血を流しながらも

 

「あれ、何で気絶しねえんだ?うおおおおおおおおお!煩悩と俺死ねェェェェェェェェェェ!」

 

「アルト!?気をしっかり持って!」

 

「嫌だァァァァァァァ!気をしっかり持ちたくねえェェェェェェェェ!」

 

「何だこりゃ…?」

 

その後、NWO内で綾香はシバかれた。体育倉庫の壁に赤いシミができた事と鍵がバッキバキに壊れたのは俺がやったと自白した




試しにラブコメ的なのやってみたけど、慣れない事はするもんじゃないな…


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黒セイバーとストーカー。

休日のアルト宅、楓はアルトに泣きつく

 

「アルト…、アルト…」

 

「どうした?」

 

「私…、ストーカーされてるみたいなの…」

 

「…What's?」

 

「だから…、ストーカーされてるみたいなの!」

 

「リアル?NWO?」

 

「NWO…」

 

「うーん…、ミユキと父さんに連絡するとして…。いったんログインするか、話はそれからだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~楓の木~

 

「―――てなわけで…イズ、頼めるか?」

 

「いいわよ、他ならぬメイプルちゃんの為だから!」

 

「わりぃな」

 

イズはアイテム作成に取り掛かる

 

「さて、その間に…」

 

オルタは掲示板にスレを立てる

 

 

1:黒の騎士王

掲示板で信頼してるお前達に聞きたいことがある、メイプルの近くに怪しい奴はいなかったか?

 

2:名無しの弓使い

俺は見てないな

 

3:名無しの大盾使い

俺も

 

4:名無しの大剣使い

そういや昨日、建物の陰からメイプルを見て息を荒くしてるキモイ奴がいたな

 

5:名無しの槍使い

それ、俺も見たな

 

6:黒の騎士王

それだ!特徴は覚えてるか?

 

7:名無しの大剣使い

いや、何かもうキモかったからその場から離れたから知らないな

 

8:赤のヤクザ

情報提供ありがとよ!後はソイツをとっ捕まえるだけだ!

 

9:名無しの大盾使い

なあ、何があったんだ?

 

10:黒の騎士王

この事は極秘にしてほしい。今朝、メイプルがストーカーされてたようだ

 

11:名無しの大剣使い

は!?昨日の奴がそうなのか!?

 

12:黒の騎士王

確実じゃあねえが、状況から見て可能性は高い

 

13:名無しの槍使い

けど、どうやってあぶり出すんだ?

 

14:赤のヤクザ

俺が変装する、そのアイテムをイズに頼んで作ってもらってる

 

15:名無しの弓使い

そうか!用心棒のお前なら、ソイツを捕まえられる!

 

16:名無しの槍使い

頑張れよ!

 

17:名無しの大盾使い

お前が頼りなんだ!

 

18:赤のヤクザ

おう!任せな!

 

 

 

 

 

「オルタ君、モー君、例のアイテムできたわよ」

 

「どうも、これ金な。釣りはいらねえから」

 

2人ははイズに金を払ってアイテムを装備して外に出る

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

メイプルは外を歩いてると、ストーカーに腕を掴まれる

 

「ふへへ…、やっと捕まえたよ…。僕のメイプルちゃん…」

 

当の本人は股間を蹴る

 

「っ!?」

 

そこから首を掴んで壁に叩き付ける

 

「メイプルちゃん…、なのか…?」

 

「ハッ、まだ気づかねえのか!テメェお望みのメイプルはオルタと一緒にデートしてんだよ、俺はお前をおびき寄せるための餌なんだよ」

 

「嘘だろ…!?何で…!?」

 

「アイツはオルタに気があるんだよなぁっ!

 

メイプル(偽)は、ストーカーを地面に叩きつけて頭を踏みつける。お分かりいただけただろうか、このメイプル(偽)の正体は、モードレッドなのだ

 

「テメェはもう、アイツを見る事はねえだろうけどよ」

 

そう言って足をどける

 

「どういう…、事だ…?」

 

「お前は、垢バンされんだよ」

 

「う…、嘘だ…!」

 

「冥土の土産に教えてやるよ、俺の本当の名は『モードレッド』だ。ま、今は『フェルメイプル』とでも言ってやろう」

 

オルタ曰く、フェルの由来は『UNDER FELL』から来てるとか何とか

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「っつーわけで、ストーカーは俺がやっといたぞ」

 

「あ、ありがとう…。私の声と姿でそれはちょっと…」

 

ここで種明かししよう、2人が装備したアイテムは『ドッペルゲンガー』というアイテムで、モーさんは『ドッペルゲンガー』を使ってメイプルに変身してたのだ

 

「ん?ああ、この時はこういうのでいいか」

 

フェルメイプルことモーさんの服がフェルのサンズになる

 

「そういう問題じゃないよ!?目つきが鋭いから、私がヤクザになったみたいだよ!?」

 

「俺はヤクザの子だからな」

 

「ちなみに俺の場合は、『スワップメイプル』って言ってるけどな。こんな感じに」

 

オルタは新宿衣装のメイプルに変身する

 

「おお!そっちの私、大人みたいでカッコいい!」



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黒セイバーといちゃもん。

高校の休み時間、ミユキとアルトは3年のモブに呼ばれた

 

「なあ、話って何だよ?」

 

「まだしらばっくれるのか、吸ってるくせに!」

 

「「…は?」」

 

「分かっているんだよ!君達はタバコを吸ってる事を!」

 

(ミユキ、もしかしてだけど…)

 

(ああ、ココアシガレットの事だな…)

 

「それに女子にもタバコを勧めてる事も知ってるんだよ!」

 

((やっぱり、ココアシガレットの事だな…))

 

「こうなったらママに言いつけてやる!」

 

モブは立ち去る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数日後~

 

2人はココアシガレットをくわえながら応接室に入ると、PTAの会長がいた

 

「あらあらまぁまぁ…、本当にタバコを吸ってらっしゃいますのね?」

 

(またこれか)

 

(天丼じゃねえか)

 

「貴方達、タバコなんか吸って恥ずかしくないざますか?」

 

「いや、コレはココアシガ「そんな様では、高校生に悪影響が出るざます!現に貴方達の非行に苦情が出てるざます!特に貴方は、ヤクザの子供ざますね?貴方のような人は特にざます!校長先生の言って、退学させてもらうざます!」

 

「…くだらねえな。帰るぞ、アルト」

 

「そうだな、アイツらを待たせるのもアレだし。解散解散~」

 

「待つざます!話は終わってないざます!」

 

2人は気にも留めず、応接室を出る

 

「…ミユキ、アイツらの情報収集を」

 

「おう、お前も後ろ盾を使っとけよ」

 

「ああ」

 

アルトはスマホを出して連絡する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ミユキ宅~

 

家に帰ったミユキは部下に声をかける

 

「ちょっといいか?」

 

「何ですかい、カシラ」

 

「お前に頼みたい事がある、この写真の女を調べろ」

 

「コイツを…ですかい?」

 

「ああ、放課後でアルトと一緒にいちゃもんをつけられてな」

 

「了解しやしたぜ、カシラ」

 

「頼んだぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日の高校~

 

「ミユキ、何か分かったか?」

 

「ああ、アイツはPTAの会長で事あるごとにいちゃもんつける奴で、うちのカレスコ校長も手を焼いてるそうだ。そっちはどうだ?」

 

「昨日のうちに連絡した」

 

『沢城ミユキさん、川澄アルトさん、校長室に来てください』

 

「そんじゃ、行くか」

 

2人は校長室に行く

 

「貴方達!まだタバコを吸ってらっしゃるのですか!こうなったら、退学させるざますよ!」

 

「そうだ!お前らなんか退学だ!」

 

「…」

 

校長は困った顔で何もできなかった所に、誰かが入ってくる

 

「困りますねぇ、彼らを退学させるのは」

 

「何ざます!?貴方は!?」

 

「お、来たか天津」

 

「天津…!?まさか、ZAIAエンタープライズの社長でこの学校を作ったあの天津ガイなのか!?」

 

「ええ、私がZAIAエンタープライズの社長の天津ガイです。本題ですが、彼らはタバコを吸っていません、ココアシガレットです。それに、貴方達の私情で男子生徒に退学を強要するなど言語道断。他人の人生を、何だと思っている?」

 

「あ…その…」

 

その後、その女はPTA会長を解任され、モブは学校に来なくなった

 

「まさか、そんなことがあったなんてね…」

 

「むぅ…、アルト!」

 

「何だ?」

 

「明日、デートして!」

 

「…はい?」



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黒セイバーとデート。

~翌日が休日でアルト宅~

 

「Zzz...」

 

アルトは休日なのを良い事に、寝続ける中―――

 

「おはよーーーーーーー!」

 

楓が起こしに来る

 

「おうああああああああ!ビックリしたああああああああ!」

 

「ほら、起きて!デート行くよー!」

 

「分かった!分かったから着替えさせろ!」

 

そんなこんなで、アルト(新宿衣装)は楓(デートなのかめっちゃ気合入っててかわいい)と一緒にデートすることになった

 

「ショッピングモールに行こうかと思うんだけど、いいか?」

 

「いいよ!」

 

2人はショッピングモールに行く

 

「…近くのショッピングモールに行くようだ、頼むぞ」

 

『分かりやしたぜ、カシラ』

 

『了解』

 

男子は、通信を切る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ショッピングモール~

 

「どこ行く?」

 

「私、あそこに行きたい!」

 

「んじゃ、行こうか」

 

店に行って買い物をする中、ナンパしようとするモブが現れたが

 

「ねえ君、暇だったら「お前、ちょっと来い」な、何だよお前!離せぇぇぇ…」

 

男性によって連れてかれた

 

「何だったんだろう…?」

 

(アイツは確か、ミユキの部下だったな。ナンパが入らないように警備してたのか。なら遠慮なく楽しませてもらいましょうかね)

 

一方、男子ことミユキは―――

 

「そっちはどうだ?」

 

『邪魔が入ったが排除した』

 

「それは俺も確認できた」

 

『こっちは問題ないですぜ、カシラ』

 

「分かった、デートが終わるまで警戒を怠るな」

 

『『了解』』

 

「…何事も無ければいいが…」ギチギチギチギチ

 

ミユキは通信を切って呟きながらチョークスリーパーでDQNの首を絞めるが、そんな呟きは通用しなかった

 

「持ってるものを捨てろ!コイツがどうなってもいいのか!」

 

「くっ、俺の事はいい!早くコイツを捕まえるんだ!」

 

何か強盗に会ってしまったが…

 

「「うおりゃあああああああああああああああああ!」」

 

「ぐほあぁっ!?」

 

「うげえぇっ!?」

 

2人は持ってたバッグを強盗に投げつける

 

「いきなり何しやがる!」

 

「捨てろってゆーから」

 

「どういう捨て方だよ!?人質が見えねえのかよ!?」

 

「その成績優秀でスポーツ万能で鈍感なイケメンは俺ら男子の敵だから人質の価値はないんでね」

 

「あの時の事、忘れてないからね?」

 

楓の目は笑ってなかった

 

「っつーわけで、行くぞ楓。昼は何が良い?」

 

バッグを拾って昼は何がいいか話す

 

「私、中華料理が食べたい!」

 

「なら、いつもの泰山に行くか!」

 

「わーい!」

 

((…カップルかよ))

 

一方、ミユキはというと―――

 

『どうやら、心配しすぎたようですぜ』

 

『アルトも楓も、中々やるようだな』

 

「―――ああ」

 

その後は、何事もなくデートは終わった。裏はミユキと部下が楓に言い寄るDQNを狩りまくったけど



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黒セイバーと日輪。

オルタとモーさんはスキルを探しにフィールドを歩いてた

 

「属性攻撃ができる剣なんて、ホントにあるのか?」

 

「なければ探しに行ってねえだろ」

 

「だよな」

 

「おい、アレじゃねえか?」

 

「ん?」

 

モーさんが見つけたのは、台座に刺さってる刀だった。オルタが近づくとパネルが表示される

 

「『鬼殺しの刃』?オイオイオイオイ、鬼滅の刃なんて知らんぞ」

 

「いいじゃねえか、やろうぜ!」

 

「だー、分かったよ。やりゃあいいんだろ?」

 

オルタはしぶしぶ、クエストを受けることにした

 

「んじゃ、俺は適当に探すわ!」

 

モーさんはスキルを探しに行く

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「終わった…、【射殺す百頭】やんなきゃ死んでたかも…」

 

『武器【日輪刀】を取得しました』

『日輪刀:炎、水、雷、岩、風の属性攻撃ができる』

 

「だから鬼滅の刃なんて知らねえよ…。まあ、属性攻撃ができるのはありがたいけどさ、鬼滅の刃なんて知らんよ…」

 

彼は大事な事なので、2回言いました

 

「よーうオルター!クリアできたようだな!」

 

「そういうお前もか?」

 

「おう、これを見ろ!」

 

オルタが見たのはスキルの詳細だった

 

『不屈のケツイ(パッシブ):死亡した時、3分間だけ生き残り、あらゆる攻撃に耐える』

『覚醒のケツイ:姿が変わり、全ステータス100%UPし、全てのスキルと属性の攻撃を一切無効』

 

「アンダインじゃねえか!…ちょと待て、第4回イベントの前に取得してたらメイプル相手でも渡り合えたんじゃ…?」

 

「どういうことだよ?」

 

「つまりな…」

 

 

 

 

 

~第4回イベント~

 

「【暴虐】!」

 

メイプルは暴虐でモーさんに致死ダメージを与える

 

「ぐっ…!あと少しだったのに…、ソレのせいで…、俺は…!クソ…!ここまでか…。わりぃな…、生きて戻るって約束は…、守れなかった…」

 

モーさんは消滅する

 

「よし!モードレッドを倒しt「いや…、まだだ…!」っ!?」

 

―――筈だった

 

「この体は今にも消えそうだが…、それでもまだ俺の魂が燃え滾る…。俺はまだ死ぬわけにはいかねえ…。このイベントはもう、ギルドだけの問題じゃねえ、そうなんだろ?俺が食い止めなけりゃ、お前はすべてを破壊するつもりだ」

 

(何か…、私達が悪者になってない…?)

 

サリーはそう思ったが、あえて黙った

 

「炎帝の国も、集う聖剣も、何もかも見境なく…。俺がさせやしねえよ、もうオルタに頼る必要はなくなった。俺の目的はただ一つ、テメェを倒す事だ。メイプル、テメェが何だろうと…、俺が必ずぶっ殺してやらぁ!」

 

突然、赤い光が照らした後モーさんの姿が変わる。鎧がメタルクラスタホッパーのような造形になり、髪はハイパームテキのようにロングに、クラレントは近未来な構造になってた

 

「さあ、テメェの本気を見せやがれ」

 

メイプルとモーさんは戦い、モーさんが優勢になる

 

「我は正義に非ず、反逆の戦士なり。それでも俺は、戦い続ける!【我がケツイ、死への叛逆(クラレント・ハイパータイフーン)】!」

 

ソードモードのクラレントの一振りで楓の木を一掃する。まあ、マキシマムハイパータイフーンだけどね。モーさんはメッセージでオルタに連絡する

 

『オルタ、アイツらにも言っとけ。『楓の木は枯れ果てた』と―――』

 

『分かった』

 

 

 

 

 

 

 

「―――みたいな」

 

「…アンダインじゃねえか!」



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黒セイバーとコンビニ店員。

スワップとサリーは店番してた

 

「はぁ…、暇だ…」

 

「深夜のコンビニは、暇だよ…」

 

スワップは何かを取り出す

 

「てんちょー」

 

「ん?」

 

「ほいっ!」

 

サリーに見せたのはホラーものだった

 

「わあああああああああ!」

 

「wwwwwwwww」

 

「ちょっとやめてよ、スワップ…」

 

「やっぱ、てんちょーのリアクションはいつ見ても面白いな」

 

「冗談じゃないよ…」

 

「それじゃ、私は伝票を整理してくるから、後はお願いね」

 

「へ~い」

 

サリーはスワップの後ろにつき。「わっ!」…脅かす

 

「俺、そういうの平気なんで」

 

「そうなの…、そういうのズルいよ!」

 

サリーが裏に行った時、呼び鈴が鳴る

 

「らっしゃーせー」

 

「おい金出せ、早くしろ。さっさとしねえとぶっ殺すぞ」

 

フェルが本物のナイフを突き付けてそう言った

 

「…」

 

スワップは反応しない

 

「何ボーっとしてんだよ!さっさと出せ!」

 

「えーヤダ」

 

「あ゛ぁ゛!?金出せよオイ!」

 

「だ、やめろって」

 

素手でクラレントを押しのける

 

「何してんの?ちょっと。…テメェ!ぶっ殺されてえのか!」

 

「わーヤベーなー(棒)」

 

「だからぶっ殺すって!」

 

「ヤベーなー(棒)」

 

「何だっていいからさっさと金出せってんだよ!」

 

「わああああああああああああああああああああ!」

 

裏から戻ったサリーが叫び声をあげる

 

「ああああああああああああああ!!」

 

「何なんだコイツ?」

 

「てんちょー」

 

「テメェが店長か!「わああああああ!」早く金を出せ「あああああ!」レジを開けて金を出「あああああああああ!」聞け!「ああああああ!」レジから「あああああああ!」だからレジ「ああああああ!」るっせえ!何だよコイツ…。やっぱテメェが出せ!」

 

「えーヤダ」

 

「テメェが出せ」

 

「わああああああああああああああ!」

 

「テメェが出せ」

 

「ヤダ」

 

「テメェが「わあああああああああ!」んだよテメェら!マトモな奴いねえのかよ!」

 

「何なんすか?アンタ」

 

「お前キレてんの?」

 

「休憩入る時間なんだけど」

 

「知らねえよ!強盗だぞ!」

 

「おう…」

 

「少しビビれっての!」

 

「え~?」

 

「ビビれ!」

 

「え~?」

 

「ビビれ!」

 

「だからやめろっての」

 

「こうなったら…、NGAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!」

 

「わああああああああああああああああああああ!!」

 

「やめろ…、余計恥ずかしくなるだろ…」

 

「出たァァァ!出たァァァァァァ!」

 

「出たって何だよ!?いるから!何だコイツ?うわ、スゲー引いてんじゃん」

 

「NGAHHHHHHHHはねえよ…」

 

「うっせぇ!んな顔しても「ngahhhhhh」テメェ、マジでムカつく…!」

 

「んじゃ、休憩入るわ」

 

「ザッケンナコラー!」

 

「ああもう…、何なの?」

 

「休憩するフリをして、警察に通報すんだろ?」

 

「FGOのイベントをクリアしたいから通報しない」

 

「しろよ!チャンスじゃねえか!おま、こんなコエー強盗を野放しにしていいのか!?」

 

「怖くねえよ」

 

「コイツがどうなってもいいのか!」

 

「わああああああああああああああ!」

 

フェルがサリーを人質にするが、本人はめっちゃビビる

 

「どうだ!このビビりっぷりを!」

 

「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

「何で笑ってんだ?え、ちょ、何で笑ってんだ?」

 

「前々から我慢してたんだけどさ」

 

「そういうのいいから、何で笑ってんだ?」

 

「やっぱてんちょー面白いなぁwwwwwwwwwwww」

 

「ヒデェなオイ…、店長極限状態だぞ?」

 

「めっちゃwwwwwツボwwwwwなwwwんwwwだwwwよwwwなwwwwwてんちょー、へ~い」

 

スワップはさっき見せた物をサリーの足元へ投げる

 

「わああああああああああああああああああああ!」

 

「コレ、おもちゃじゃねえか!やめてやれ!店長かわいそうだろ!」

 

「wはwらwいwたwいwwwwwww」

 

「おい、大丈夫か?「あああ…」え?「あああ…」何?「ナ…、ナイフ…」え?ああ、しまうしまう」

 

そう言ってナイフをしまう

 

「ほら、ねえぞ。大丈夫だぞー「ああああ…!」え?動いてる?おーう、止まったぞー。もう大丈夫だ」

 

「店長金を出せー!」

 

「わああああああああああああああああああああ!」

 

スワップがナイフをパクってサリーをビビらせる

 

「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

「返せよ!」

 

「へーいへーいへーいへーい!」

 

「危ねえよ!ったく、やめろよな「わああああああああああああああああああああ!」今度は何だ!?」

 

今度は足元のおもちゃにビビる

 

「うおおおおおおおおお!ぶっ壊れろォォォォォォ!」

 

フェルはクラレントでおもちゃを壊す

 

「大丈夫だ!おもちゃは俺が壊した!」

 

サリーはフェルに抱き着く

 

「俺がいる!俺がいるから!」

 

「てんちょー、ソイツ強盗だぞー」

 

「わああああああああああああああああああああ!」

 

「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

「もういいだろ?帰りたいから金くれよ」

 

「ヤダ」

 

「ヤダじゃなくて「【大海】!」うおっ!?」

 

サリーはスキルでフェルの動きを封じる

 

「スワップ!カウンターの中にロープがあるからそれでコイツを縛って!」

 

「クソ!やられた!」

 

「てんちょー、コレ?」

 

そう言って出したのは日輪刀だった

 

「わああああああああああああああああああああ!」

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

 

2人は逃げ出すが

 

「【霹靂一閃】!」

 

「「ぎゃああああああああああああああああああああ!」」

 

スワップに斬られた



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黒セイバーと赤のセイバー。

放課後、アルト、ミユキ、トモカズ(モブ男子)は帰路に着いてた

 

「んでさ…」

 

「wwwマジかよwww」

 

「…ん?」

 

アルトは木の棒を拾うと、トモカズが襲いかかる

 

「せいっ!」

 

だが、木の棒で阻止する

 

「バカな…」

 

「後ろから襲ってくんなよ」

 

*こうして、黒騎士アルトの最強への道が始まったのである

 

「始まんないよ。てか、ナレーションミユキかよ。ホントのナレーションはどうしたんだよ?」

 

「ん?健在だけど?後、ナレーションするのは俺だけとは限らねえぞ」

 

「武器は装備しないと意味がありませんよ」

 

「しつこいな!」

 

3人は歩き出す

 

*アルトは、5のダメージを受けた

 

「悪くないかもな、この棒」

 

*アルトは、5のダメージを受けた。

*アルトは、5n「何でさっきからダメージ受けてんだよ!」

 

「ちゃんと装備しないからだろ」

 

「じゃあ何だよ!俺はさっきから刀身部分を持ってたのかよ細けえな!?」

 

「おっとアンタ…、西の町へ行くのかい?だったら俺を連れて行きな」

 

「何じゃいアンタ!」

 

「俺の名はジャ~ック、この世界の覇権を巡って争う2人の魔王に対抗すべく、3人目の魔王となれる素質を持った人間を探している」

 

「無駄にスケールのデカい話にすんな!家に着くまでに終わるんだろうな!?」

 

「ちゃ~ら~ら~ら~、ちゃ~ら~ら~ら~、ちゃ~ら~ら~ら~、ちゃ~ら~ら~ら~、ちゃんちゃららん、ちゃんちゃららららららららら、ちゃ~~~~~~ん、ちゃ~~~~~~ん」

 

「「…」」

 

*ジャックが仲間になった!

 

「なげえよ!何だよソレ!?」

 

「RPGで仲間になると流れるアレだぞ?」

 

「今のRPGはそういうのないから!」

 

「では行くとするか!少年!」

 

トモカズは走り出す

*ジャックは5のダメージを受けた

 

「装備しろ、装備!んで、どこに行くんだ?」

 

「決まってるだろ、カス!まずは王様の所だ!」

 

「カスって言った!何だよコイツ!?」

 

「俺の名はジャ~「そういうのいいから」

 

*モンスターが現れた

 

「うぇ!?何だいきなり!?どうする?」

 

「無視」

 

「無視ぃ!?」

 

そしてしばらく歩く

 

「着いたぞ少年、ここが城だ」

 

「よくぞ来た、勇者よ」

 

「何でドイツもコイツもジョジョ立ちしてんだよ!?」

 

「貴様が中ボスか」

 

「中ボスじゃねえだろ!?」

 

「よく見破った、俺が中ボスだ」

 

「中ボスだった!?」

 

「やられたー!」

 

「展開バクシンすぎるだろ!」

 

「くっ…、何とか魔王の1人を倒したな…」

 

「今の魔王かよ!?もうすぐ家に着くからって展開早すぎだろ!?」

 

「…ん?ヤベッ!カバン忘れた!」

 

「さっきの場所か!?」

 

「道理でカバン持ってねえわけだ…」

 

「戻れー!我が名はゲーティア!」

 

3人はカバンを取りに戻る、棒を捨てて



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黒セイバーとドラクエごっこ。

休日のアルト宅に、アルト、ミユキ、トモカズがいた

 

「暇なので、ドラクエごっこやろうか」

 

「ドラクエ?やった事ないんだけど」

 

ミユキは読んでた漫画を閉じる

 

*冒険の書を選んでください

 

「続きからやんのかよ、じゃあ2で」

 

「近づくんじゃねえ!コイツがどうなってもいいのか!」

 

「助けてー!」

 

「スゲータイミングで始まったな!」

 

「バーロー新入り!何をやってる!奴を刺激すんじゃねえ!」

 

「新入り!?」

 

「隊長!自分が奴を引き付けます!」

 

「無茶だ!デップ!」

 

「誰だよ!?」

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 

トモカズが突撃する

 

「戻れ!デップ!」

 

「ドラクエだよなコレ!?」

 

「うーし、今日の訓練はここまで!」

 

「訓練!?」

 

「どうだ新入り、城の兵としての仕事は慣れたか?」

 

「隊長…」

 

「うーし!帰りにひとっ風呂浴びてくか!」

 

「あ、ああ…」

 

2人は歩くとトモカズに止められる

 

「待ちな、ここから先へは行かせん」

 

「何者だ…」

 

「俺が何者かはどうでもいい、どうしてもこの先へ行きたいのなら…。入浴料を払え!」

 

「風呂屋かよ!?」

 

チラッとミユキの方を見る

 

「おっとアルト、こっちは女湯だぞ」

 

「隊長女だったのかよ!?ミユキが女装しても違和感ない気がするんだよな…」

 

「さっさと行こうぜ、アルト☆」

 

「誰だアンタ!」

 

「何言ってんだ…!同僚のデップだぞ!ずっと後ろにいたじゃねえか!」

 

「ワカランテ!」

 

「スゲー!俺は後輩のマルコビッチっス!」

 

「おいどんはホッパーでごわす」

 

「キャラ増やすな、分かんなくなるだろ」

 

「…説明しとこう、我々は魔王と戦ってる軍隊の一つなのだ」

 

「ふぅん、そうなんだ」

 

「そして明日、魔王にカチコミにかける予定っス!」

 

「誰だアンタ!」

 

「マルコビッチっス!」

 

「だが、魔王もバカではない。こちらの動きを既に掴み、刺客を送ってくるやもしれん」

 

「今度は誰?」

 

「風呂屋だ」

 

「なぁんで付いて来てるんですかねぇ!?」

 

「全員揃ったな!出発するぞ!」

 

「フハハハハハハハハハハ!遂に見つけたぞ」

 

「貴様は…!何者なんだ…!?」

 

「スゲーソロモン声だなオイ」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

*前回のあらすじ:魔王の影に怯える人々を救う為、旅立たんとする勇者アルト、隊長、デップ、風呂屋、マルコビッチ、ホッパー、ジャックの前に謎の人物が立ちはだかった!

へいへい、あらすじどーも

 

「私の子供が、魔王に攫われてしまいました。助けて下さい、勇者様!」

 

「ええええええええええ!?」

 

「困ってる人を見過ごすわけにはいかねえ、行くぞアルト」

 

「誰?隊長?」

 

「ああ、隊長だ」

 

「だが聞く所によると、子供は東の島に連れ去られたようです。船がいりますな」

 

「誰?」

 

「ジャックだ」

 

「…ジャックなんていたっけ?」

 

アルトは心当たりがあったが、スルーした

 

「ここが船着き場か」

 

「まあいいや」

 

「船を使いたければ、西の町で発行してる許可証を持ってきな」

 

「ん?しゃあねえな。西の町に行くぞ」

 

「えぇ?許可証が欲しい?じゃあ取引だ。北の山に住むドラゴンを倒してきな」

 

そして北の山に向かう

 

「…あのさ、何で子供を助けるのにこんなに寄り道しなきゃならないんだ?」

 

「それが、RPGの醍醐味っス!」

 

「長く楽しめていいじゃねえか」

 

「マルコビッチと…、誰?」

 

「着いたぞ、ここが北の山だ」

 

「何と険しい…」

 

「もう、何が何だかワカランテ…」

 

突然、ドアが開く音が聞こえる

 

「楓、いつもアルトの家に行くじゃん」

 

「そういう理沙だって~」

 

楓と理沙の声が聞こえる

 

「こ、この声は…!」

 

「ヤベェ!魔王だ!魔王が来たぞー!」

 

「急げアルト、ラストバトルだ!」

 

「ウェ!?もう!?子供はどうした!?」

 

「子供はさっき誰かが助けたらしい!」

 

「一気にたたむなって!」

 

楓と理沙がリビングに入る

 

「アルトー、今日も来たよー!」

 

「あれ、杉田じゃん。何でいるの?」

 

「よく来たな魔王がー!」

 

「覚悟しやがれ!」

 

ミユキとトモカズが襲い掛かるが、返り討ちにあう

 

あだだだだだだだだだ!アルト!助けてくれ!」ブゥン ブゥン

 

「ちょ、理沙!離しやがれ!」ブゥン ブゥン

 

「「誰が魔王だって?」」ギチギチギチギチ

 

「…セーブする?」

 

「そうしてくれ…」



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黒セイバーと文学少女。

何となくやってみたかっただけです


~アルトサイド~

 

逢魔時(夜になりかけてる時間)、とある河原で俺は本を読んでたけど、風が強ぇや。あーやっぱここで読むんじゃなかった…。俺は帰ろうとした時、後ろに少女がいる事に気づく。スゲー気まずい!誰だコイツ!?他校の人なのは分かる。どうするべきかな…?まあ、コイツは何かそういうシチュエーションを求めてるんだろうけどさ!だったら…

 

「今日も、夜が訪れるな」

 

…何言ってんだ俺ェェェェェェェェ!?そういうの求めて…たァァァァァァァァァ!?

 

「でも少し…、この夜…、泣いています…」

 

マジで誰か助けてくれ…!そう思った時、ミユキが来た。助かった!

 

「急ぐぞアルト、どうやら今夜は街に良くねぇものを運んできちまったようだ」

 

お前もかァァァァ!ほーら、めっちゃ嬉しそうじゃねえか!もう帰りてぇよ!もういい…、もういいだろ!

 

「急ぐぞ、夜が明ける前に」

 

うあああああああああああああああああ!もういやだぁぁぁ…!

 

「待ちな」

 

トモカズ…!?助かった!

 

「お前んちにいる本条と白峯がカンカンだぞ!いつまd「ふん!」何で!?」

 

そりゃそうだ!ふと、彼女のカバンから紙が出てたから読んでみる

 

「ほぉ~ん、自作小説っすか~」

 

「はわああああっ!?」

 

「少年と少女が河原で出会うラブストーリーなのか」

 

「主人公は闇の剣使いだな」

 

「今の状況とピッタシだなぁ」

 

なるほどなぁ、コイツは自分の作品を実現したくて俺を主人公に見立てて巻き込ませたのか。てかこの主人公は黒い剣使い、相棒ポジは黒い盾使い。即ち―――

 

「俺と楓がベストマッチなのかー!?」

 

「いいじゃねえか、実際お似合いだし」

 

 

 

 

 

~その2~

 

また来やがった…、ミユキじゃないけどお前何様のつもりなんだ?ま、付き合ってやりますけど?

 

「今夜は…、寒いな…」

 

やらかした…、やらかしちゃったよオイ!

 

「何かが来る、黒く染まった何かが…」

 

もういいや!ステイナイト的な何かでもいいや!

 

「それを巡った…、戦争が始まる」

 

「…ぷふっ!」

 

サーセン、マジサーセン

 

 

 

 

 

~その3~

 

とある河原、俺は座って水着剣豪をやる。QP集めるのめんどくせぇ…

 

(え!?何で隣に座るの!?近いよ!?…落ち着け、何か話しかけた方がいいかな?)

 

…うぇ!?FGOやってて気づかなかったけど、女子の近くに座ってたのか…!マズイぞ、(コイツ、間違いなく私に気があるわね)とか思ってそうだな

 

(コイツ、間違いなく私に気があるわね。だったら良いけどさ…、よし…、言うぞ…)

 

さーて、どうしたものか…。アイツがどう出るか様子を見るか。…と思ったけどやーめた。帰ろ

 

(ええええええええええ!?)

 

 

 

 

 

~その4~

 

「ふっ、ほっ、ふっ、ほっ」

 

もうすぐ体育祭なので、ランニングしてたらT字路で他校の男子と一緒にいるあの少女と会うが、スルーして続けたら追いかけて来る。何でぇ!?

 

「え!?ちょ、何!?俺何かした!?何でェェェェェェェェ!?」

 

俺はスピードを上げて逃げる、少女はへばってきてるが俺は余裕だ。これでも鍛えたからな、何故か全集中の呼吸っぽいのができるようになったんだ。肺活量を鍛えたからなのだろうか

 

「ヒュゥゥゥゥ…」

 

俺は呼吸してスピードを更に上げる。ネットで見た時は、「ゆっくり深呼吸すると細胞の活性化になる」って書いてたけど、まさしくその通りだな!…っと、少女がもう走れないな。この辺にしよう、いい感じに走れたのもあるし

 

「ぜぇぜぇ…、アレはただのクラスメイトだから!違うから!」

 

「…俺はただ、ランニングしてただけなんだけどな…」

 

その後、その少女は「隣の市まで他校の男子を追いかけた」ってことで有名になった。是非もないよね!



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黒セイバーと惑星轟。

「スキル探しとは言ったものの、あるわけねえよな」

 

オルタはそうぼやきながらフィールドを歩き続けてると、祭壇のような場所に着く

 

「あれ…、こんな所あったか…?」

 

すると、パネルが表示する

 

「『流星の如く煌めかん』?やってみるか」

 

クエストを受けると、専用フィールドに転移する

 

「相手は誰だ?」

 

 

星の魔術師 Lv.100

1,000,000,000/1,000,000,000

 

 

「キリシュタリア…だと…!?しかも10億…!?インフレしてんじゃねえか…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~5時間後~

 

『スキル【冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー/マニマ・アニムスフィア)】【天は巡らず】【地は動かず】を取得しました』

 

「か…、勝った…。死ぬかと思った…。確かこれってバ火力でエグイダメージ6桁の隕石を降らせるやつだったな。今思えば、範囲攻撃のスキル無かったな。というか、弱体無効と防御貫通は既にあるから何とも言えねえな…」

 

「フォウ」

 

「ん?星の杖があるだろって?アレは範囲攻撃ができる武器であって、スキルがないって言ってんだよ」

 

「…フォウ!?」

 

「今気づいたんかい…、はぁ…」

 

オルタはため息をつく

 

(メイプルは誰かを守るスキルがある、それに比べて俺はその真逆…。こんなのでいいのかな…?)

 

「見つけたぞ、オルタリウス!」

 

オルタ自身が持つスキルに疑問を思い始めた所で、邪魔が入る

 

「…またお前らか、もうこれ以上はやめろ」

 

「メイプルちゃんに近づく者は容赦しない!覚悟しろ!」

 

オルタは切り替えて詠唱を始める

 

「虚空の神よ、今人智の敗北を宣言する。眼は古く、手足は脆く、知識は淀む。最後の人間として、数多の決断、幾多の挫折、全ての繁栄をここに無と断じよう。この一撃を以て、神は撃ち落とされる。変革の鐘を鳴らせ!」

 

空が夜になり、その夜空に魔法陣が浮かび、無数の隕石が降る

 

「【冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー/マニマ・アニムスフィア)】!」

 

その無数の隕石で轟音と共に残党を殲滅すると、巨大なクレーターができる

 

「オルタ?物凄い音が聞こえたけど何があったの?」

 

そこに楓の木が来る

 

「残党処理」

 

「それにしては凄い事になってるけど…」

 

「さっき手に入れたスキルを使った」

 

「スキルでコレ!?オーバーキルにも程があるよ!?」

 

「【冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー/マニマ・アニムスフィア)】って言うんだけど、まだ残党がいたみたいなんで見せてやるよ」

 

更に残党が襲ってくる

 

「虚空の神よ、今人智の敗北を宣言する。眼は古く、手足は脆く、知識は淀む。最後の人間として、数多の決断、幾多の挫折、全ての繁栄をここに無と断じよう。この一撃を以て、神は撃ち落とされる。変革の鐘を鳴らせ!【冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー/マニマ・アニムスフィア)】!」

 

また【冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー/マニマ・アニムスフィア)】で殲滅すると、全員ぽかんとする。そりゃそうだ、隕石なんて降らせたら皆こうなるでしょうに

 

「おい…、今の何だ…?」

 

「【冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー/マニマ・アニムスフィア)】だっての、さっき言っただろ」

 

「その【冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー/マニマ・アニムスフィア)】って隕石を降らせるスキルだったのか!?」

 

「え?そこらへんのRPGでも隕石降らす奴いるだろ」

 

「それでも限度があるんだけどね…」

 

カナデがツッコむ

 

「数字がある限り、限度はねえよ」



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黒セイバーとぐだぐだトータス本能寺

キャメロットのギルドホーム、今日は何やら一大事のようで…?

 

「騎士王様!侵入者です!」

 

「っ!?すぐに迎撃しなさい!」

 

「はっ!」

 

「アル姉ぇ、俺も迎撃してくる!」

 

「頼みました!」

 

オルタは侵入者がいる場所に着いた

 

「ここ…、だったな確か」

 

「黒の騎士王様、後ろです!」

 

「っ!」

 

後ろを振り向くと、経験値作画のちびメイプルがいた

 

「メイプル!」

 

「何だコイツ…?」

 

「メイプルー!」

 

「気を付けて下さい、形はいい加減ですが戦闘能力はメイプルさんと変わりません!」

 

「メイプルー!」

 

「うおっ!?」

 

「そこまでです!」

 

「メイッ!?」

 

ちびメイプルは沖田さん似の男子の手によって斬られる

 

「お、お前は…?」

 

「初めまして、僕は…、えーと…、ユーキとでも呼んでください」

 

「ユーキ?」

 

「はい、実は僕はあの謎の生き物を追ってこの世界に来たのですが…」

 

「おーい、待ってくれ!」

 

そこにノッブ似の男子が来る

 

「はぁはぁ…、あ゛~…、ここ広すぎて迷ったよホント…。何かゲームの世界って感じがするよ全く…」

 

「な、なあ、お前らは誰だ?」

 

「俺か?俺は…仮名としてソーゴって呼んでくれ」

 

「ユーキにソーゴか…、俺はオルタリウスだ。これの原因ってわかるのか?このままだとこのちびメイプルで溢れかえるぞ」

 

「あーと…、確か…、聞き取りづらかったけど楓とか何とか…」

 

「楓の木か!そうと分かれば行くぞ!あ、お前らは…?」

 

「それなら、僕達も同行させてもらいたいです。いいですか?ソーゴ」

 

「これは俺らの問題だからな、一緒に行くか!」

 

ちなみに、彼ら2人はうちの作品の『ダブル魔王総進撃ぐだぐだトータス本能寺』のキャラだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~道中~

 

「それにしても、何で湧いたんだろ?」

 

「多分、俺の概念魔法で作った聖杯でこうなったんだろうな」

 

「概念魔法?」

 

「話は後です、来ます!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「王の力で作った聖杯の暴走…か?」

 

「はい、僕達の世界でソーゴが概念魔法で王の力を継承し、何となく作った聖杯が行方不明になりまして…」

 

「そんで、誰かがその聖杯を使ってこの世界を侵食し始めた―――と言う事だ。それに王の力は使えなくはないが、普通のジオウ並の強さなんだよな…。ぶっちゃけいえばレベル1に弱体化してる」

 

「そんな事があったのか…」

 

「うちのソーゴのせいでご迷惑をおかけして申し訳ありません」

 

「って事は、あの何かはメイプルの何かの具現化って事なのか…?」

 

「そのメイプルは知らねえが、アレはちびノブの類なんだろうな」

 

「それはともかく、行くぞ!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

3人は森の奥にいるプレイヤーの様子を探る

 

「あれってカスミだよな?何かを引き連れてるようだが何故…?」

 

「聖杯がああゆう奴らを洗脳して使役してるようだな」

 

「そっちの人でしょうけど、余計な因子が入ったのでしょうか?」

 

「俺のカリバーなら一発だが、やってみっカリバー!」

 

「早速ー!?」

 

オルタがカリバーでカスミを倒す

 

「というか、ぐだぐだ粒子濃ゆいんだが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~楓の木~

 

「とうとうここまで来たな…。というか、お前らのフルネームが『沖田総一』と『織田信彦』で、沖田総司と織田信長の子孫がスゲー驚いたな…」

 

「そんじゃ、突入だ!」

 

3人はギルドホームに突入すると、「オルタァァァ!」メイプルがオルタに抱き着いてきた

 

「どうした?変なの拾ってヤベー事になったのか?」

 

「拾ったアイテムが…!」

 

メイプルが指さした方向を見ると、暴虐メイプルがいた

 

「…とりあえず、俺の力返せええええええ!」

 

「どっせええええええい!」

 

ノッブはオーマフォームで、総一は001で暴虐をフルボッコにする

 

「だ、誰?」

 

「『沖田総一』と『織田信彦』で、この異変を調査しに来たんだとさ」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「よし、これで俺の力は完全に戻った。…うはははは!これでお前らも本当の本当に用済み「そういうのいいですから」…あい」

 

「オルタリウスさん、今回はお世話になりました。機会があれば僕達の世界にも遊びに来てください。そんな機会はないでしょうけど」

 

ノッブとおき太の体が消え始める

 

「ここがゲームの世界とは言え、そこはかとなく楽しかったぞ!」

 

「僕達は実戦経験がありますから、かなり強いですよ」

 

「そんな日は来ないだろうけど、そうなったら俺の力をお前らの為に使ってやるよ!」

 

「それでは、またどこかで逢いましょう!」

 

「じゃあなオルタリウス、そこの黒いマシュ!アリーヴェデルチ!」

 

2人は消滅する

 

「今日は物凄い1日だったね…」

 

「ああ…」



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黒セイバーと魔法少女メイプル。

「わー!遅刻遅刻!」

 

彼女は本条楓、割と普通?の高校生だ。だが、そこら辺の高校生とは違う所がある。それは後述で説明する事にしよう。…けど!今回の主役は楓じゃあねえ!

 

「…なあ、俺達も急いだ方がいいんじゃねえか?」

 

「はぁ!?…めっちゃ余裕じゃねえか」

 

「え?あ、ホントだ」

 

この3人、上から『アルト』『ミユキ』『トモカズ』が主役なのだ!

 

「なあ、今日の魔神は誰が担当なんだ?」

 

「今日はナベリウスだ」

 

「んじゃ放課後、やっちゃっていいぞ」

 

実はこの3人、悪の3幹部ポジなのだ

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

 

放課後のどっかの市内、ナベリウスが暴れてた

 

「溶鉱炉、開放。一滴の真理に至れ―――魔神ナベリウス」

 

「出たね、ナベリウス!変身!」

 

楓は魔法少女に変身する、前述のそこら辺の高校生とは違うのはこれなのである。まあ、そんな事はさておき3幹部ポジの彼らは冠位時間神殿で様子を見てた

 

「なあ、今第何話だっけ?」

 

「終盤、もうすぐ来るんじゃね?」

 

「…うそん!?俺、一応キラメイジャーでいうガルザポジなのに!」

 

「そうこうしてる内に攻め込まれてバルバトスが瓦解されたァァァァァァァァァァァ!」

 

「採集決戦が始まったのか!?」

 

「次はフラウロスが終了したァァァァァァァァァァァ!」

 

「…あ(察し)」

 

「今度はフォルネウスが閉館したと思ったらサブナックが臨終ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」

 

「ミユキ、ハーゲンティスムージーでも飲んだら行こうぜ」

 

「おう」

 

2人はスムージーを飲む

 

「ハルファスが停止してアモンが消灯しちゃったァァァァァァァァァァァ!」

 

「アモンは死兆星を見てしまったか」

 

2人は戦う準備する、アルトは和服に日輪刀を持ってボイスチェンジャー付き(無惨様ボイス)の狐の仮面をかぶる

 

「アンドロマリウスが閉鎖ァァァァァァァァァァァ!」

 

「行くか」

 

そして戦う事にした

 

「よう、魔神を倒したようだな」

 

「ここから先は、我らが相手しよう」

 

「モードレッドと暁月…、負けないから!」

 

2人と魔法少女メイプルは戦いを始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――って夢を見た、夢オチなんてサイテー!」

 

自分で言うか

 

「あははははははははは!オルタリウスって面白い夢を見るんだね!」

 

「魔法少女のメイプルちゃんも見てみたいわね」

 

「俺も魔法少女のメイプル見てみたいな」

 

「魔法少女メイプルか、毒竜使いそう…」

 

「この事はアイツには内緒だぞ」

 

この後、アルトリアのせいでバレてメイプルが魔法少女コスする事になった。オルタ本人は「めっちゃ可愛い」と言って、メイプルはまんざらでもなかった



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黒セイバーと此葉。

「ねえアルト、今更だけどアルトが持ってた刀ってどこで手に入れたの?」

 

「クエスト『鬼殺しの刃』をクリアして入手した、えーと…」

 

へーい、回想入りまーす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーと?『夜明けまで耐えればクリア』?メンド…」

 

最近、無惨の苗字が『きぶつじ』って読むの初めて知った。ワカランテ

 

「はぁ!」

 

「ちょっと黙れ」

 

「ぎゃあああああああああああああ!!」

 

オルタは左手で男性…無惨を盾にしながら鬼滅の刃の情報を見る

 

「ふんふん、『鬼を殺せるのは日輪刀のみ』『無惨は複数の内臓を持ってるから太陽以外は死ぬ事はない』か…」

 

「おい!いつまで私を「うるせえ、関俊彦の癖に生意気だぞ」誰だその関俊彦というのh(ryぐえっ!?」

 

首を折って黙らせる

 

「『鬼は藤の花の毒にも弱い』、へぇ…」

 

「聞いているのか!その手を「だからうっせえんだよ、【射殺す百頭】」

 

射殺す百頭で無惨を犬神家状態にして黙らせる

 

「『全集中の呼吸は、炎、水、岩、風、雷があり、派生も存在する』ねえ…。バリエーション豊富だな」

 

そうこう読みふけると、夜が明ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ってな感じかな」

 

「…」

 

楓は唖然としてた所に、薄い金髪の女性が上がり込む

 

「ただいまー。あら、お客さん?」

 

「アルト、この人は?」

 

「俺の母さんの此葉だ」

 

「えっと、本条楓です!よろしくおねがいします!」

 

「初めまして、川澄此葉です☆」

 

そこにミユキが来る

 

「おい!ここに金髪ロングが来なかったか!?あ、久しぶりだな」

 

「あら~、ミユキ君じゃない!大きくなったわね~」

 

「お、おう…。いや、それよりも!」

 

続けて、金髪ロングの女性が来ると同時にミユキはアルトの部屋に行く

 

「あら、此葉じゃない!」

 

「アヤ!いつ以来かしら?」

 

「もう10年よ」

 

「アルト、あの人は誰?」

 

「遠藤アヤ、母さんの中学からの友達だそうだ」

 

「貴方が本条楓ね?随分可愛いじゃない♪」

 

「は、初めまして!本条楓です!」

 

「俺はミユキとモンハンするわ、後はごゆっくりー」

 

「アルトォ!?」

 

アルトは部屋に行く

 

「さて…、楓ちゃんはアルトの事どう思っているかな?」

 

「へ?アルトはカッコよくて、何でもできて、優しくて…」

 

「ふむふむ…、じゃあアルト君の事が好きなの?」

 

「ふぇっ!?え、えっと…はい…」

 

「それで、どこまでいったの?」

 

「…」

 

楓は顔を赤くしながら黙る

 

「「ふぅ~ん?」」

 

それを見たアヤと此葉はニヤニヤする、一方アルトとミユキは

 

「オデュッセイアァァァァァァァァァァァ!」

 

「ぎゃあああああああああああああ!」

 

スマブラしてた



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防御特化とキャメロット。

~追加のキャラ紹介~

名前:堀之ジン&長谷川三郎
ミユキの部下、ぶっちゃけジンとウォッカ


名前:川澄此葉
綾香とアルトの母、外見はXX


名前:遠藤アヤ
此葉の友人、本家のモルガンとは違う


神聖円卓領域キャメロットのギルドホームはめちゃくちゃ広く、メンバーの部屋の他にはリラクゼーション施設があるのだ。憩いの場として人気の中庭だが、工事中の為閉鎖中だったのだ

 

「どうしようサリー!中庭に入れないよ!」

 

「仕方ないから、他を探そうか。…このギルドホームって他に何があるんだろう?」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「…そういや、ここあんまし見てなかったな」

 

オルタは近くの部屋を覗く

 

「「マッシュマッシュ!」」

 

(ここは調理室だったのか、多分予備なんだろうな。地図を見るとするか)

 

そう思いながら歩いてると、地図に載ってない区域に着く

 

(あれ、ここ地図に載ってねえ区域だ。更新が追い付いてねえんだろうけどこんなんでいいのか…?)

 

少し歩くと滑り棒があった

 

(す、滑り棒…。ここは消防署じゃねえぞ…?)

 

上からメイプルが降りて来る

 

「ウェ!?ちょ、メイプル!?何してんだ!?」

 

「あ、オルタ!ギルドホームを見てたの」

 

「はぁ!?お前楓の木だろ!?何で!?」

 

「メイプルがキャメロットを見てみたいって言うから来たの」

 

更にサリーが滑り棒で降りて来る

 

「サリーもかよ!?てか、何でこんなとこに滑り棒が…?ここは消防署じゃねえぞ」

 

「階段がないから上に戻れないけど、多分誰かが穴を開けたからそれを誤魔化す為に取り付けたのかも」

 

「無法地帯じゃねえか!?」

 

「中庭は改装工事中なの」

 

「だから他にそういう所がないか探してるの」

 

「ん?中庭以外にそんな所あったか?」

 

「知らないよ?なかったらオルタに頼もうかと思ってるけど」

 

「…まあいいか、俺もお前らについて行くぞ。地図もあるしな」

 

3人はギルドホームをうろつく、薬品室、工房、変なサークル、宝物庫、第4調理室、オルタの修練場(アンテの最後の回廊的な場所)、などあるわけで

 

「思った以上にダンジョンじゃねえかここ!?」

 

次の部屋は図書室だった

 

「こんな所もあったんだね…」

 

「漫画に小説に辞典…、まさに図書館じゃん」

 

「オルタ、スキルの巻物があったよ!」

 

メイプルは見つけた巻物をオルタに見せる

 

『スキル【■■■■■■■・■■■■■■■■■】を取得しました』

『■■■■■■■・■■■■■■■■■:特定の条件下で解放』

 

「何だコレ?」

 

「私も同じスキル取得したんだけど…」

 

「共有のスキルじゃないかな?」

 

サリーが本を戻すと、本棚が動いて地下への階段が現れる

 

「「「…え?」」」

 

3人は階段を下りると、何かヤバそうな所に着く。そして話し声が聞こえる

 

「私達に、あのキャメロットは―――」

 

(アイツはモルガン?何でこんな所に?)

 

(知ってる人?)

 

(メイプルはリアルでも会ってるだろ)

 

(…アヤさん?)

 

「―――というわけで!私達の為の娯楽施設『妖精円卓領域 モルガーンル・フェ』が完成しました!面倒な規則などは一切なし!何をやっても自由です!」

 

「「「「「yeahhhhhhhhhhhhhhhhhh!」」」」」

 

クラブミュージックが流れる中、3人は近くの部屋に入る

 

「嘘だろ…」

 

「オルタリウス…」

 

「まだブリテン異聞帯のタイトルのタの字すら出てねえってのに!何だよアレ!」

 

「そっち!?」

 

「何でプールにミラーボール?クソまぶしいじゃねえか!」

 

「…」

 

メイプルは金を置く

 

「おい、何で金を置いたんだ?」

 

そして水着になる

 

「皆で入ろう?」

 

「…クラブミュージック流れてるけど?」

 

「大丈夫!」

 

メイプルはプールに入る

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

 

「入口のロックはモルガン様が掛けたんですよね?何か悪寒が…」

 

「ああ、そう聞いたが…」

 

「…おい、その辺にしとけよ?」

 

1人の男子がモルガンに話しかける

 

「何がですか?」

 

「テメェは施設を作ったけど、運営する気はねぇんだろ?こんなクソ無駄に豪華な内装だから、運営資金なんてねぇんだろうけどな。それに、魔術師の癖に隠し方も雑だからな」

 

「…さすがですね、アルトリアが送り込んだスパイのモードレッド」

 

「モルガン様…?」

 

「ごめんね☆この規模の施設を隠れて運営するの面倒なの♪」

 

「「「「「騙してたんですか!?」」」」」

 

そこにアルトリア達が来る

 

「やっぱり貴女でしたか!こういう場所を作ってもらっては困ります!」

 

 

 

 

 

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「外が騒がしいな、あの声はアル姉ぇか。よかった」

 

サリーが金を置いて水着になる

 

「おいィィィィィィ!何で今プールに入ろうとしてんだァァァァァァァァァァァ!」

 

「オルタリウス、どのみち勝手にプール使ってるから怒られるのは確実なの!最悪、ここが立ち入り禁止になる!だったら入る以外ないでしょ!」

 

「っ…!」

 

オルタは苦虫を嚙み潰したような顔をする

 

 

 

 

 

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「テーマパークにしましょう!」

 

「…ここをキャメロットの公認施設にしろと言うんですか?」

 

「そうよ!私達みたいな無法者の精神安定の為だと思って!もう作っちゃったから、封鎖するよりいいでしょ?ね?」

 

「テメェ、俺の叔母の癖に生意気だぞ。甘露寺並のその乳をクラレントしてやろうか?」

 

モーさんはキレながらクラレントをモルガンに向ける。モルガンは、モーさんの父の妹なのだ

 

「ただのカジノや酒場にプールだけよ?」

 

「ご飯は?」

 

「ないわ。垢BANさせそうな事は一切ないから!」

 

そう言ってドアを開けると、プールに入ってる3人(オルタは【グラビティ】でプールの上に立ってる)がいた。しかも金を置いて

 

「あ…、皆いらっしゃい…」

 

「話は上で聞きましょう」




ん?【■■■■■■■・■■■■■■■■■】とは何か?
不信な骨の弟の曲のカタカナ読みですけど?


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黒セイバーとペイン。

「ふっ!せい!」

 

オルタはダンジョンで日輪刀でモンスターを斬る

 

「ゴオオオオ…【ヒノカミ神楽:円舞】!」

 

試しにヒノカミ神楽をやってみるが、できなかった

 

「…あれ?」

 

「オルタ、何してるの?」

 

そこにメイプルが来る

 

「日輪刀を慣らそうかと思ってな」

 

「あ、危ない!」

 

全方向から、モンスターがオルタに襲う

 

「ホオオオ…【月の呼吸―――陸ノ型:常世孤月・無間】」

 

一振りで広範囲+縦横無尽に無数の斬撃を放ってモンスターを倒し、三日月のエフェクトで残ったモンスターを倒す

 

「やっぱ炎や水よりも、月が似合う気がするな」

 

「今…、何したの…?」

 

「ん?全方向に広範囲+縦横無尽の斬撃を放っただけだが?最低でも16はあるっぽいし。…何かリアルでも行ける気がする」

 

「リアルでやったらマズイからやめて!」

 

「あー…、まぁ…、リアルでやったら周りの人も巻き込むからな…」

 

そうこうしてる内にボスの部屋へ着く

 

「【拾肆ノ型:兇変・天満繊月】」

 

巨大な斬撃の渦を巻いてボスを倒す

 

「い、一撃…」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「君はオルタリウスじゃないか」

 

「そういうお前はペインジャマイカ、俺に何か用?」

 

「メイプルから聞いたよ、刀でダンジョンのボスを一撃で倒したそうじゃないか」

 

「これの事か?」

 

ドレッドに日輪刀を見せる

 

「その刀でどうやって倒したのか見たいのだが、いいだろうか?」

 

「死ね!オルt「ホオオオ…【月の呼吸―――拾肆ノ型:兇変・天満繊月】」

 

襲ってきたプレイヤーを兇変・天満繊月で倒す

 

「やっぱり興味深い…。オルタリウス、俺と戦ってくれ!」

 

「おういいぞ」

 

「では、行くぞ!」

 

ペインが攻撃を始め、オルタは防戦続きだった

 

(マズイ…!俺は剣の腕はからっきしだぞ!?)

 

「どうした、攻撃しないのか!」

 

「あいにく、俺はリアルだと一般人だから剣の腕はからっきしなんでね。剣道とかやってる人じゃねえんだよ!」

 

ペインの剣を弾き返す

 

「フッ、やるじゃないか!これならどうかな?」

 

「っ…!」

 

やっぱりペインの攻撃に押される

 

「ホオオオ…【月の呼吸―――壱ノ型:闇月・宵の宮】」

 

横薙ぎの一閃でペインを一撃で倒すが生き残る

 

「俺は【不屈の守護者】を…いない!?」

 

「【蟲の呼吸―――蝶ノ舞:戯れ】」

 

ペインが気づいた時は後ろにいた

 

(ダメージが浅い?オルタリウスは何を…?ぐっ!?この…攻撃は…毒が…メイン…だったの…か…!?これは…他の…毒とは…違う…!マズイ…H…P…が…!)

 

ペインは毒で倒される

 

「何とか勝った…」



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黒セイバーと勇者。

~魔王城:アルト(魔王としてはオルタ)の部屋~

 

「…」

 

アルトはペン回ししながら机の上のマップを見ながら悩んでた

 

「ここをこうするとここがな…」

 

どうやら魔王城の下の洞窟をどうするか悩んでたのだ

 

「アルト、起きてる?」

 

「やっほー、アルト」

 

「アルト!今日も来たぜー!」

 

そこに楓と理沙とミユキが来る

 

「ああ、勇者が来るみたいだからな。地下のダンジョンをどうするか考えてた所だけど、お前らの意見を聞きたいがいいか?」

 

「うーん、私だったらここをこうするかな?」

 

「なるほど…、さすが理沙だな」

 

「私はこのモンスターをここに置くよ」

 

「ふむふむ…」

 

「俺はここをこうしてモンスターを置くな」

 

「ほんほん…」

 

こうして凄くヤバイ感じなダンジョンのマップができた

 

「そうと決まれば善は急げ!掘りに行ってくる!」

 

アルトはヘルメットを被って、スコップとピッケルを持って地下ダンジョン建設予定地に行く

 

「アルト、いつも行ってるよね」

 

「あそこには資材を発掘しきれない程たくさんあるからな、アルトのマイクラ魂が燃えたんだろうな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数日後~

 

「ふぅ…。鉄鉱石、石炭、石、ダイヤ…。今日もたくさん採れたな」

 

「お疲れ様です、魔王様!」

 

「お疲れ、ダンジョンはどうだ?」

 

「もうすぐ開通します!」

 

「そうか、なら開通まで付き合うぞ!」

 

そしてダンジョンは開通し、アルトは玉座の間を細工して部屋に戻ると楓がいた

 

「うあ~…、疲れた…」

 

「お疲れ」

 

「今日はシャワー浴びて寝る…」

 

「おやすみー」

 

アルトはベッドに潜って寝て翌日、勇者が攻めて来る

 

「アルト、玉座の間に行かないの?」

 

「行く必要はないぞ。細工したし」

 

「どんな細工したの?」

 

「まずは新宿、アガルタ、セラフ、セイレムの魔神柱を倒す」

 

「1.5部のアレかぁ…、んでどうなんだ?」

 

「それっぽい何かが出現するからそれを壊せば変な何かが消えて終わり、以上」

 

「それだけ?」

 

「それだけ、鍵掛けてるから皆でゲームしようぜ」

 

「「「やったー!」」」

 

4人はゲームを始める

 

「よしよしいいよミユキ!」

 

「うーし、このままクリアするぞ!」

 

「おい、ミユキ後ろ!」

 

「うおおおおおおおおお!?」

 

「え、今の何したの!?」

 

「知らねえよ!?」

 

「ぎゃああああああああ!?」

 

「アルトが死んだ!」

 

「「この人でなし!」」

 

「俺の事はいい!お前らでクリアしろ!」

 

「よしよしよしよしよしよしよしよしよしよし良いぞ!良いぞ!もう少しだ!いよっしゃああああああああああああああ!どんなもん(ryぎゃあああああああああああああ!

 

「「「ああああああああああああ!」」」

 

「魔王!この城にいるのは分かっている!出てこい!」

 

部屋の外から勇者の声が聞こえる

 

「私達、騒ぎすぎたね」

 

「…俺ら死ぬのか」

 

「痛いの嫌だよ…」

 

「ああ、楓の言う通りだ」

 

「ちょっとしみじみと浸らないでよ」

 

ドアを強く叩く音が聞こえる

 

「魔王!そこにいるのか!出てこい!俺が倒してやる!」

 

「うあ~もうほら来たよ~」

 

「怖いよ、アルト…」

 

「俺達血祭だよこれぇ…」

 

理沙以外、諦めムードだった

 

「「「ち・ま・つ・り・だ、ち・ま・つ・り・だ、お・し・ま・い・だ、こ・ろ・さ・れ・る、ち・ま・つ・り・だ」」」

 

「うっさいよ!」

 

「アルトが良い感じのビート刻むのが悪い」

 

「普通、セッションするだろ」

 

「ああもう!訳分かんない事言ってないで行きなさいよ!」

 

「そんな事言ったって「覚悟しろ!魔王!」

 

ドアを蹴破って勇者が部屋に入る

 

「「「「あああああああああああああああああああああ!」」」」

 

アルトと楓は、ミユキと理沙を抱えて雷の羽と機械神で窓から飛んで逃げる

 

 

 

 

 

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「「はっ!?」…夢か」

 

夢オチなんてサイテー!



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幕間シリーズ
幕間~クリスマスデート~


とりま、今日はクリスマスなんで投稿します
時系列としては『防振り/Sword Art Online』の後です


朝飯食った後、ベッドにこもった瞬間、楓が来る

 

「アルト、ショッピングモールに行こうよ!」

 

「急すぎんだろ」

 

俺は私服に着替える途中で気になった事を聞く

 

「ふと思ったけどさ…、いつから家の合い鍵持ってんだよ」

 

「理沙と一緒に初めて家に上がった時に此葉さんから貰ったの!」

 

だからしょっちゅう家に入ってたのか…

 

「着替え終わったぞ」

 

「それじゃ行こっか!」

 

キュイラッシェ・オルタに乗ってモールに行く

 

「なあ楓、その服スゲー似合うぞ」

 

「えへへ~、ありがと」

 

あああああああああああああああああああああ!かわいいいいいいいいいいいいいいい!…まあ、そう思ってるうちにモールに着く

 

「アルト、映画見ようよ!」

 

「お、いいね。何にする?」

 

「無限列車に、REAL×TIMEに、FGOに、えっと…」

 

「二つくらいなら見れそうだな」

 

「じゃあ無限列車にREAL×TIMEがいい!」

 

「それにすっか」

 

二人でチケットとポップコーンを買ってシアタールームに行って映画を見る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~二時間後(多分)~

 

「凄かったね~」

 

「ヘルライジングはヤバかったな…。昼どうする?」

 

「ファミレスに行こ!」

 

「決まりだな」

 

俺と楓はファミレスに行く

 

「どれにすんだ?」

 

「えっと…、これと、これと、これにしようかな。アルトは?」

 

「俺は定食にしようかな」

 

「じゃあデザートにこれいいかな?」

 

「おう、いいぞ」

 

…ん?こ、これ…カップル限定じゃねえかァァァァァァ!?

 

「すみませーん!」

 

楓はパフェを含めて注文する。そして数分後、注文したのが来る

 

「ごゆっくりどうぞ~」

 

「「いただきま(~)す」!」

 

そんなこんなで、最後にパフェを食う事になる。あああああああああああ心臓がバクバクするゥゥゥゥゥゥ!ええい、据え膳食わぬは男の恥よ!やってやら!

 

「楓」

 

「何?」

 

「あーん」

 

「あ、あーん…」

 

「うまいか?」

 

「う、うん…」

 

よし、あーんは成功だ

 

「アルト…、お返しのあーんさせて…?」

 

「あ、ああ…」

 

俺は目を閉じて口を開ける

 

「あ、あーん…」

 

「…うまいぞ…」

 

てかこれ、間接キスだろ!?はあああああああ!クッソ恥いィィィィィィ!

 

「~~~~~~~~///」

 

あ、楓も気づいたか。その後、何事も無く俺の家に着く

 

「楓、メリークリスマス」

 

そう言って指輪(俺と楓が装備してる絆の架け橋デザイン)をプレゼントする

 

「これって絆の架け橋だよね?シロップとキャスパリーグの」

 

「俺からの結婚指輪的なのだ///」

 

「アルト…」

 

「もう分かるだろ…?」

 

「うん、結婚してもずっと一緒だよ!」



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姉いつファンタズム 第一回NWOグランプリ

しばらくは幕間シリーズこと姉いつファンタズムでも投稿します
正月ガチャをやったらアストライアが来ました。村正こねえ


~サーキット場 ナレーション兼オルタサイド~

 

俺とクロスサンズ装備のメイプルは今、サーキット場に来てた。なぜなら

 

『遂にやってきたよ!第一回NWOグランプリ!会場はここ、キャメロット特設コースからお送りするよ!解説はこの方!』

 

『アルトリアです、よろしくお願いします』

 

『そして実況はこの僕、カナデがお送りするよ。早速スタートを控えている選手達の様子を見てみようか』

 

この通りグランプリをやるからだ。どうやらゼロとそっちのメイプルもいるみたいだ

 

「オルタ、頑張ろうね!」

 

「ああ。…で、マシンはどこだ?」

 

辺りを見渡してると、アナウンスが流れる

 

『マシンは厳正なくじ引きで決定するからね』

 

くじかーい

 

『それじゃ選手の紹介に入るよ。ゼロ&メイプル(並行世界)のマシンは、ゲットマネー号!』

 

「よし、頑張るぞ!どんな手を使ってもな!」

 

「程々にしてね…」

 

見た感じ外車か、性能は良さそうだな

 

『続いてモードレッド&サリー選手のマシンは、ハネムーン号!』

 

「私達、新婚みたいだね///」

 

「こういうのもいいんじゃねぇか?///」

 

「そうだね///」

 

甘ァァァァァァァァァァい!

 

『次の選手はドラグ選手!マシンはゲイボルカー!』

 

「俺が絶対一位d『どんどんいこうか!ミィ&ペイン選手は、ママチャリ~!』

 

アレって確か、ドラッグマシーンじゃなかったっけ?というかママチャリってオイ

 

「何で自転車なんだよ!?」

 

「大丈夫だペイン。私の騎乗スキルはA+、行くぞ小野賢号!」

 

「名前つけるな!?」

 

『続いてオルタリウス&クロスメイプル選手は…』

 

くじを引くと『インク』と書かれてた

 

「インク?…あ」

 

察するとメイプルがマシン?に乗ってゆっくりとこっちに来る

 

『ベンディ号~』

 

アレ、遊園地とかにある遊具だよな?

 

「オルタ~!…あ」

 

あ、止まった

 

「100Gある?」

 

「カネイルノ?」

 

『そしてフレデリカ選手!』

 

「何だそりゃ?」

 

「まあ見てて、【トランスフォーム】!」

 

フレデリカはスキルを発動すると、彼女の後ろにある宝石が変形する

 

『魔進センチュリオン!』

 

「今のもう一回やってみろ!」

 

「ふふふ…」

 

ゼロがツッコむも、薄く笑うだけだった。んで、それぞれ乗る車も決まったので選手は全員、スタートラインに着く

 

『選手全員がスタート地点に到着。アルトリアさん、大混戦が予想されるけど、どう思うかな?』

 

『そうですね。フィールドは破壊不能とはいえ、観客の為にも被害は抑えてほしいものです』

 

『いよいよ始まる第一回NWOグランプリ!優勝するのは誰なのか、今その火蓋が切って落とされる!』

 

カウントダウンが始まる

3――― 2――― 1―――

 

『スタート!』

 

シグナルが青に変わり、一斉にダッシュする中ごぼう抜きするマシンがあった

 

『物凄いスピードで先頭に出たのは…、ドラグのゲイボルカー!』

 

「悪いな、ぶっちぎってやるぜ!」

 

「あれ、ドラッグマシンには致命的な欠点があったはずだが…。何だっけ?」

 

「最高だぜ、俺のゲイボルカー!このスピードたまんねえ!」

 

「なあメイプル、知ってるか?ドラッグマシーンってのは…、曲がれないんだ」

 

コーナーを曲がれず、壁に激突して爆発する

 

「ドラグが死んだ!」

 

『この人でなし!いや~、最初から大波乱だね』

 

『彼、大丈夫ですか?』

 

『レースは序盤から荒れ模様!ここで先頭に出たのは…、ハネムーン号とゲットマネー号!ベンディ号もなんとかついて来る!』

 

「あの車、クラシックカーにしては相当性能が良さそうだな」

 

「あっちが当たりだったか~。…え?」

 

ハネムーン号はコースアウトする

 

「残念だったね、そっちのメイプル!私とモーさんはゴールインしてるんだよね!」

 

「サ、サリー!運転に集中させてくれ!///」

 

サリーがこっちを向いてハネムーン号の上にどや顔で仁王立ちをし、モーさんの顔が赤くなる

 

「付き合ってないと思ってるのか…?」

 

「私とゼロ、付き合ってるんだけどね~…」

 

「それじゃ、後はお願いするよ。マルクス!」

 

「いいだろう」

 

「「「「はあ!?」」」」

 

後ろから無限列車が迫ってくる。その上で猗窩座装備のマルクスが仁王立ちしてた。普通そこ魘夢だぞ

 

「素晴らしい提案をしよう。ゼロ、お前も鬼にならないか?」

 

「マルクスさん…、だよね…?」

 

「大方、鬼滅の刃にはまったんだろうな」

 

俺らのすぐ後ろに無限列車が迫ってくる。道路の横幅が無限列車で埋め尽くされてるからどうしようもできない!

 

「メ、メイプル!」

 

「お金がないとスピードが上がらないよ!」

 

「もう所持金がない!」

 

「オルタ~!」

 

「あんのバカ共が…」

 

そして―――

 

「「うあああああああああああ!!」」

 

無限列車に衝突してベンディ号は転倒する

 

「ん?何かぶつけたか?まあいい」

 

引き続き、ナレーションは俺ことオルタリウスがお届けするぞ

 

「何でマルクスさんが…?」

 

「装備の影響だろうな、知らんけど」

 

「そこをどけ!」

 

『ここでトップに立ったのはバトンタッチしたマルクス選手の無限列車!何という展開!まさにレースの醍醐味だね!アルトリアさん!』

 

『レールが無いのに、どうやって走ってるのでしょうか…?それに、皆安全運転を心がけてほしいものです…』

 

ゲットマネー号は何とか無限列車に食らいつく

 

「クソ!何なんだよあの汽車!何であんなに速いんだよ!?」

 

何でこんなにスピードが出せるのかというと…

 

「ミザリーのバフは効くな!」

 

バフの影響と燃料にマグマを入れてるので、躊躇いなくスピード出せてたのだ

 

「なるほど、そっちのミザリーのバフか。抜け目ないな」

 

「このままゴールだ!」

 

マルクスが先陣を切るが、どこからか砲撃に襲われる。大ダメージを負った無限列車を操縦できずに崖へ突っ込んで爆発する

 

「悲しいね…、色々と…」

 

「一体誰なんだ!?どこから砲撃を…!」

 

ゼロは辺りを見回して砲撃者を探す。その砲撃者は見つかる、その正体は―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいドーン!魔進センチュリオン!」

 

「フレデリカさん!?」

 

いつのまにかコースアウトして高い位置からゼロ達を捕捉してたフレデリカだった

 

「姿を見せないと思ったら、ショートカットしてたのか!」

 

「足が遅いなら、全員潰しちゃえばいいんだよね!パンツァーフォー!フォイアー!」

 

「「うわぁ!?」」

 

ゲットマネー号は魔進センチュリオンの砲撃をギリギリで避ける。フレデリカはコース内に戻り、ゲットマネー号を追いかけながらどんどん砲撃する

 

「それー!やっちゃえ!」

 

フレデリカが優勝する、そう思った

 

「あらあら、レースでそんな事しちゃダメよ?」

 

「「「!?」」」

 

三人は声がした方向を見る。そこには…

 

「モルガン!?」

 

モルガンがバイクに乗ってコース外からレースに乱入してくる

 

「どこ走ってるんだよ!?」

 

「私の騎乗スキルはA+++だから、どこでも走れるわよ。えいっ♪」

 

モルガンはバイクのライドモルガーンで砲身を折られ、魔力弾でキャタピラを破壊されて動きを止められたセンチュリオンをモルガンが抜かす

 

「センチュリオン!モルガンを撃って!」

 

今の魔進センチュリオンは砲身は曲げられてる為、砲弾は飛ばない。即ち―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃああああああああああああああ!!」

 

魔進センチュリオンごと爆発する

 

「あらあら、自爆しちゃったわね」

 

「何で乱入したんだ!」

 

「いいじゃない、私も参加しちゃっても」

 

モルガンはゲットマネー号の後ろにつく

 

「うふふ、レースはいいわね。でも、何で私を招待しなかったのかしら?」

 

『モルガンは天然ですから、ルール守れてないどころか催しが壊れるじゃないですかやだー』

 

「私って、天然なのかしら?」

 

「ゼロ、どうにかできない?運転は私がやるから」

 

「任せた」

 

ゼロはゲットマネー号の上に立ち、剣を構える

 

「エンハンス・アーマメント!」

 

青薔薇の剣の武装完全支配術で道路を凍らせる

 

「あらあら、私のライディングテクニックなら凍った道路なんて朝飯前よ」

 

モルガンはライディングテクニックで凍った道路を余裕で攻略する

 

「お前…、パッと見ゲームできなさそうだけど何故できるんだ!」

 

「うふふ、色々やったのよ」

 

そして曲がり角に着く直前にバイクがゲットマネー号と並ぶ

 

『意外な展開、モルガン選手が参戦!これだから実況はやめられないんだよね!』

 

『彼女もギルドメンバーなので、言う事を聞いて欲しいものです…』

 

「というか、お前選手じゃないだろ!俺達の勝ちだ!」

 

「このカーブでもらうわよ~!」

 

カーブを曲がる

 

「うふふ、私の勝ちね!」

 

「いや、抜かせてもらうぞ!」

 

ママチャリで参加してたミィとペインが追い付き、コーナーで一気に抜く

 

「アレ自転車だよね!?」

 

「なんつう脚力!?」

 

「あらあら、ママチャリで抜くなんて凄いわね~♪」

 

「あばばばばばばばばばばばばばばば…」

 

「私の騎乗スキルはA+、たとえママチャリだろうと乗りこなしてみせる!」

 

ミィがそう言うと、ペインは声を振り絞ってミィに向かって叫ぶ

 

「や、やるじゃないか!このまま優勝だァァァァァ!」

 

カーブを曲がるが、余りのスピードに二つ目のコーナーでは曲がり切れず、ガードレールを突き破って空の彼方へ飛ぶ

 

「…飛ばし過ぎたみたいだ…」

 

「ペイン、オウチ、カエル」

 

ミィとペインはリタイアになる

 

「今の何?」

 

「気にするな、コースの妖精か何かだろ」

 

『さあ、レースもいよいよ大詰めだよ!』

 

『このまま、何事も無く終わってほしいです…』

 

『トップで最終コーナーを立ち上がってくるのは~?来た!ほぼ横一線!僅かにライドモルガーンがリード!ゲットマネー号も負けてない!』

 

ついにゲットマネー号とライドモルガーンは最後のコーナーを曲がり、後はゴールまでは直線的なコースだから全力で突っ走るのみ

 

「すっごく楽しかったわよ、ゼロちゃん。またやりたいわね」

 

「ちゃん付けするな!」

 

「ゼロ落ち着いて!」

 

「お前なんか俺が殺ってやるからな!」

 

「ああもう!前を向いてよ!」

 

運転してるゼロはモルガンにキレて身を乗り出そうとするが、メイプル(じゆプレ)に止められる

~♪~♪~♪~♪

 

「「「!?」」」

 

突然メロディが聞こえ、三人は後ろを振り向くと―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『このメロディは…ベ、ベンディ号!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおおおおおおおおおお!姉いつ主人公は終わってねェェェェェ!!」

 

「「「何!?」」」

 

俺が大量のゴールドを費やしてライドモルガーンとゲットマネー号に追いつく

 

「ベンディ号!その悪魔の力で私達と一緒に命を賭けて駆け抜けよう!」

 

「命燃やすぜェェェェェ!」

 

ベンディ号が黒く染まり、さらに加速する

 

「オ、オルタ!?」

 

「何であの速さが出るんだ!?」

 

「へそくりを含める全財産を持って来た!メイプル!これからは宝物庫周回だァァァァァァァァァァ!」

 

「うぅ…、うああああああああああああああああああああ!」

 

メイプルは涙ぐみながらも叫ぶ

 

「あらあら、お金の管理はキチンとしないとダメよ?」

 

『さあ、ゴール目前!まだ勝負の行方は分からない!速いぞベンディ号!怒涛の追い上げ、並ぶ並ぶ並ぶ!三台横一直線!』

 

「まだ負けてないわよ!」

 

「行って、ゼロ!」

 

「この!」

 

「「うおおおおおおおおおおお!!」」

 

そしてゴール目前

 

「行っけェェェェェ!!」

 

「「届けェェェェェ!!」」

 

「【風王鉄槌(ストライク・エア)】!からの―――投影、開始(トレース オン)!」

 

俺は風王鉄槌(ストライク・エア)の風圧でベンディ号を前へ飛ばし、更に投影して差を埋める。そして優勝したのは…

 

『大逆転!まさに死闘!制したのはベンディ号!オルタリウス&メイプル組!』

 

『事故なく終わってよかったです』

 

思いっきし事故は起きてるけど気にしないでおこう。俺とメイプルは観客からの拍手に応えるように手を振ってお礼の意思を示す。最後にアル姉ぇのアナウンスが流れる

 

『オルタリウス、メイプル、優勝おめでとうございます。さすが私の弟と未来の妹ですね。二人の願いを叶えてあげます、遠慮なく言って下さい』

 

「オルタ」

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「(お)金、返してくれ…(ください…)」」

 

こうして大波乱なレースは終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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姉いつファンタズム 働くアルトさん

ここは、アルト達が住む街にある喫茶店『アーネンエルベ』。アルトがゼルレッチに提案し建造した、防振りのあらゆる並行世界の人物が集う場所。要は防振り版アーネンエルベだ。今回はそんな場所の話である

 

「はい皆~、朝礼を始めるニャ。え~、今日風邪で休みのバイトちゃんの代わりに臨時ウェイトレスとして入ってもらった、バイトの川澄アルトさんだニャ」

 

「川澄アルト、よろしくお願いします」

 

「じ、次期社長様!」

 

ネコアルク達は平伏する

 

「うんうんうん!」

 

(自分で雇っておきながら、平伏せざるを得ないニャ!これがカリスマスキルBというやつか!?)

 

開店し、客が入る

 

「いらっしゃいませ」

 

「え、ちょ、アルト!?テメェ何やってんだよ!?」

 

「臨時のバイトと、今度やる女装喫茶の練習だ」

 

「ああ、そういや今度やるっつってたな」

 

ミユキは席に座る

 

「注文はどうするんだ?」

 

「ん~、じゃあコーヒーだな」

 

「ホット?アイス?」

 

「アイス」

 

「食事は?」

 

「腹減ってねぇや」

 

「アホか!ここの料理はうまいんだぞ!俺が料理上手になったのはここが発端と言っても過言じゃんないんだぞ!」

 

「わ、分かった…。ホットケーキ」

 

「組長あろう者が、それだけ頼むのか?」

 

「だああああもう!カレースパでも持ってきやがれ!」

 

「デザートは?」

 

「テメェなぁ…!」

 

若干青筋が立つミユキであった。そんで―――

 

「サラリーマン!そんな小食でやっていけるのか!」

 

だったり―――

 

「行儀が悪いぞ!そこ、こぼれてる!」

 

だったり―――

 

「ああもう!男子ならおかわりしろ!」

 

なんて事やってるうちにアルトに平伏するようになった

 

「これ、接客じゃなくて躾だな…」

 

「何で今日はこんなに忙しいのニャ!?」

 

「アーネンエルベ始まって以来の売り上げよね」

 

「うんうんうん!」

 

ネコバブルスは頷く

 

「次期社長」

 

ネコカオスに呼ばれて振り向く

 

「ん?」

 

「ぜひこのまま、アルバイトとしてぜひうちに「ごめん、無理」

 

そして接客してると客が来る

 

「あら?本当にいたんですね、かわいいですわ」

 

「…誰だ?」

 

「日高ユウです、第20話の」

 

「釈放されたのか、というか年上だったんかい」

 

「アルト様、あなたをご指名ですわ!」

 

「うちは喫茶店であって、風俗店じゃないですし、俺には彼女がいます」

 

(アルトさん!お客様、お客様!)

 

(…うっす)

 

ユウは席に座る

 

「お酒あります?ないならわたくしが用意しますわ」

 

「ここはバーじゃない」

 

「何ですのそれ…?」

 

(あの時よりは大人しくなってるけど、やっぱしムカツクな…!)

 

「では、サービスランチをフルコースで下さいな。後はスマイルもお願いします」

 

顔を引きつって無理やり笑顔にする

 

「この店、雰囲気がよろしいですわ。好きなだけ持ってってください」

 

そう言って札束を出す。そして

 

「ランチ!10人前追加です!」

 

だったり―――

 

「爺ちゃん、大丈夫か?」

 

「トイレはこちらです」

 

だったり―――

 

「すみませんお客様、こちらにはジャンプは売っておりません」

 

「■■■■―――!」

 

「落ち着いてください、お客様!」

 

だったりと多忙だった

 

「忙しそうだな」

 

「騒がしくて申し訳ありません」

 

「大丈夫、大丈夫!気にすんなよ」

 

(女装喫茶も、こんなに多忙なのか?)

 

「アルト様、お会計です。テイクアウトはあなたです!」

 

彼の脳内にエコーする

 

「うあああああああああああああああ!ぬぅ…ああああああ!」

 

とうとうキレて痣を発現する

 

「ああ!アルトさんが…」

 

「痣を発現した!?」

 

「あ、痣?」

 

「黙って聞いてれば、客は神?神は滅亡した!」

 

「わ、訳が分からないニャ…」

 

「アーク…、これがゼロワンのラスボスか…」

 

「日高、ケーキ食ってないぞ」

 

「わ、わたくしは小食ですので…」

 

「言い訳無用!食い物を粗末にするな!お前にはフードロスというものを知らないのか!いいか、フードロスというのはな―――」

 

「フードロス自体は分ってますが、何ですの!?あなたはわたくしの母親か何かですの!?」

 

「ただの女装メイドだ!」

 

「何かすみません…」

 

「アルトさん、マジリスペクトっす!」

 

ユウは反省し、エボリューションからはリスペクトされる

 

「ア、アルト…もう疲れただろ?家に帰ってもいいんじゃねぇか?」

 

「疲れてないけど腹減った…、とにかく賄いはあるか!」

 

出された賄いは丼ぶりで、完食する

 

「ど、どうですか…?」

 

「うまい!」

 

(煉獄さんかよ…)

 

「どんどんおかわりをくれ!」

 

(有吉ゼミの大食いチャレンジで胃もたれして以降、たくさん食う機会が無くなったのかゲーム内でガンガン食ってたけど、それだけじゃ足りなかったのか…)

 

「日高!」

 

「あ、はい…」

 

「シフトが上がったら、お前の金で買い物に行くぞ。来い!」

 

「分かりました…」

 

(このアマ、こういうのが好きなのか?キャラ変わってるしよ)

 

「アルトさん、ついて行きます!」

 

「夜の街に繰り出すよ!」

 

「「「「「アーク!アーク!アーク!アーク!」」」」」

 

「ネコカオスだから言えることがある」

 

「何だ?」

 

「男は黒に染まる!」

 

「「「「「アーク!アーク!アーク!アーク!」」」」」

 

(もはや宗教の類いじゃねぇか…)

 

「好きです…」

 

「アルトには本条楓っつー彼女がいるから、諦めろ」

 

「はい…」

 

ユウはすんなり諦めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夜~

 

「ただいま~」

 

「おかえりアルト。どうだった?」

 

アルト宅に帰り、楓が出迎える

 

「疲れた…」

 

「ご飯できてるよ、それともお風呂?」

 

「楓」

 

「何?」

 

アルトは無言で箱を差し出す

 

「これ、どうしたの?」

 

「誕生日…、おめでと…///」

 

楓の誕生日、誰か知ってたら教えてくれ

 

「アルト…、覚えててくれたんだ…!」

 

リビングで箱を開けると、クッキングプロが出てきた

 

「これってCMでやってた電気圧力鍋じゃん!」

 

「これでレパートリーを増やせたらいいなと思ってな…///」

 

「ありがと!」



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姉いつファンタズム ショタ返り

俺の名は川澄アルト。どこにでもいる普通の高校生d「待て待て待て待て!おいナレーション!何だこのようつべのクソウザったい広告みたいなの!?普通じゃないよ!?次期社長だし、アークだし、月柱だし、コレの何処が普通なんだよ!?」

 

すんませんでした、真面目にやります。平日、アルトはリビングで楓を待ってた

 

「遅いな…、何やってんだ?」

 

「まあまあ、これでも飲んで落ち着いてください」

 

綾香はそう言ってエビのビスク(マグカップ入り)を出す

 

「今の俺は冷静なんだけどな…」

 

呟いてビスクを飲む

 

「…何か味が変わってるけど、何か入れた?」

 

「ふっふっふ~」

 

綾香は怪しく笑う

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「ごめんアルト!寝坊しちゃった!」

 

楓は慌ててリビングに入るが、アルトはいない

 

「…いない?」

 

ふと、もぞもぞと動いてる制服を見つける

 

「何だろう?」

 

制服を取ると、子供になったアルトがいた

 

「…え?」

 

「ふふふふふ…」

 

「綾香さん、アルトに何したんですか!?」

 

「実は契約してる会社の『野座間製薬』が幼児化させる薬を作ったって聞いたもので、貰ってビスクに入れちゃいました!」

 

ちなみに、ここの野座間製薬は特殊薬とかを作ってる製薬会社である。アマゾン?そんなのいませんよ

 

「そんな事したらアルトにシバかれますよ!?というか、学校行かなきゃならないのにどうするんですか!?」

 

「一日経てば戻るので、大丈夫です!」

 

「もう間に合わないから、後はお願いします!」

 

「ちょっと!置いて行くなんてヒドイですよ!」

 

学校に行こうとするが、アルトに裾を引っ張られる

 

「おいてかないで…」

 

「!?」

 

楓は心にズキューンと来る

 

「ふむ、記憶は朧気にあるようですね。あのクソお嬢がいなければアーク堕ちしなかったのに…、令嬢死すべし!慈悲はない!」

 

「ヒロインXになってますよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ZAIA高校~

 

何だかんだで、学校に連れてきてミユキと理沙に事情を説明した

 

「―――という事なの」

 

「にわかに信じられないけど、本当みたいだね」

 

「会ったら、代わりに俺がシバいてやるよ」

 

なお、教室の外はショタアルト見たさに女子が溢れかえってた

 

「何あの子?」

 

「かわいい!」

 

「グヘヘヘヘ…」

 

教室に先生が入る

 

「はいお前ら席に着けー。それとこの騒ぎはなんだ?」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

時は過ぎて休み時間。楓がトイレに入ろうとするが、アルトに服の裾を引っ張られてる為、入れなかった

 

「ねえアルト、離してくれないと入れないんだけど…」

 

「いや…」

 

「いいから入りなよ」

 

「そうそう、一発ヤってk「はいはいそれ以上はダメですぜィ」

 

ミユキが女子の一人を引きずって行くのを見た楓は、トイレに入って用を足す

 

(前で凄い見てるゥゥゥゥゥゥ!)

 

そして手を洗ってると、アルトが裾を引っ張る

 

「おしっこ…」

 

「アルトも?待っててあげるから、行っていいよ」

 

「おねえちゃんといく」

 

「ふぇっ!?」

 

んで、何だかんだでトイレ前に人だかりができる

 

「スゲェ人だかりだ、アルトと楓は大丈夫か?」

 

「あ、ミユキ!トイレが怖いっていうから、アルトに付き添ってもらえるかな?」

 

ミユキはアルトの目線に合わせて屈む

 

「俺と一緒にトイレに行くか?」

 

「おねえちゃんといく」

 

「んな事言わずに…」

 

アルトは顔を隠す

 

「わりぃ、行ってやってくれ」

 

「いいのかな?」

 

「いいんじゃねぇか?」

 

というわけで、行く事にした。男子トイレにだが

 

「ほら、アルト」

 

「こわい~!おねえちゃんとはいる~!」

 

「色々ダメだから無理。ミユキ、一緒に入ってくれるかな?」

 

「しゃあねぇな」

 

赤黒コンビで個室に入る

 

「てなわけでよ、一人でできるか?」

 

「できない、やって」

 

「一人でできるようになれよな…」

 

そして―――

 

「終わったら呼べよ」

 

そんで―――

 

「拭いて」

 

「ったくよぉ、何で俺がアルトの尻拭いしなきゃいけねぇんだよ」

 

二人は個室から出るが、ミユキは不機嫌だった

 

「ミユキ?」

 

「…ちょっとヤンキー共をブッコロにしてくらぁ。何かあったら呼べ」

 

ミユキは廊下を歩く

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

そして夕方

 

「アルト起きて、帰るよ」

 

「…んぅ」

 

起きるも眠そうだった

 

「眠いの?」

 

アルトをおんぶして帰路に着く

 

「たまには、こういうのもいいかもね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

「おにいちゃん、だれ?」

 

「どうでしょうアルト!楓を幼女にしてみました!」

 

「どっしゃァァァァァァァァァァァい!」

 

「ギエピィィィィィィィィ!」



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姉いつファンタズム 第一回上位ギルド大激突チキチキNWO最強決定戦

防振り二期、来年か…(遠い目)


~会場~

 

「第一回!上位ギルド大激突チキチキNWO最強決定戦!」

 

観客が歓声を上げる

 

「皆さんこんばんわ!司会のNWO最強カップルの彼氏こと、オルタリウスだ!」

 

「同じく司会のNWO最強カップルの彼女、メイプルです!」

 

「いよいよ始まったチャンピオン決定戦!今回はキャメロット特設スタジオからお送りしてます!NWO最強が今決まります!」

 

今回のメンバーは―――

 

「最強は俺だ!」

 

パワータイプのドラグ、今回も死にます

 

「最強はメイプルとオルタリウスではないのか…?」

 

楓の木の中では凄いマトモなカスミ、それ言っちゃアカンぞい

 

「今日こそカスミに勝ってやる!」

 

包け…崩剣のシン

 

「最強の座は俺のものだ!」

 

聖剣のペイン

 

「さあ、最強を勝ち取りましょう!士郎!」

 

「だからクロムだっての!」

 

「じゃあ村正!」

 

「刀鍛冶師じゃねえよ!」

 

本物の大盾使いのクロムと騎士王のアルトリア、ぶっちゃけ士郎とセイバー

 

「楽しそうですね、ミィ」

 

「何が何でも勝つぞ!」

 

聖女のミザリーと炎帝のミィだ

 

「ちなみに、スキルの使用は禁止で~す!」

 

「な!?」

 

ミィは驚く

 

「だって観客に被害が行くのはアレじゃん?」

 

「む、言われてみれば…」

 

「正直、運営の一人である父さんの苦労を減らしたい!」

 

「いきなりぶっちゃけたな…」

 

「お前らがフィールドを破壊しながら蹂躙するせいで、父さんは帰ってグッタリなんだぞ…!お前らにこの気持ちが分かるか…!」

 

「よしよし、オルタは家族思いだね」

 

オルタは泣きながら言い、メイプルは抱いて背中をさする

 

「中年親父の仕事の泣き言か!?ではどうやって戦うというのだ?」

 

「えっと、対戦方法は…」

 

「それは何だ?」

 

引いたくじには『かるた』と書かれてた

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「うああああああああああああああ!」

 

「うおおおおおおおおおおおおおお!」

 

ミィが取り札を取る

 

「あ」

 

「「「「「わああああああああああああああああ!!」」」」」

 

そして歓声が上がる

 

「魔剣完了。貴殿の矜持、見せてもらおう。是なるは「はいっ!」

 

「くっ!こういうの、俺には無理「その心臓貰い受ける!」槍持ってないけど俺のセリフ!」

 

「はいっ!」

 

ミィがまた取り札を取る

 

「ああああああああ!」

 

「たまにはこういうバラエティーも楽しいですね」

 

「全くだな」

 

「クロム、一枚も取れません!」

 

「ファイト!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「次の対戦は…」

 

引いたのは『テニス』だった

 

「行くぞ、カスミ!」

 

「望むところだ!」

 

使用禁止なのを忘れてスキルを使ってテニスするが…

 

「(ピィィィィッ)スキル使用の為、両者反則負けデース」

 

「「はい!?」」

 

オルタに強制終了させられた

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

次のくじは『黒ひげ』と書かれてた

 

「…で、何で俺が黒ひげなんだよ!?」

 

樽に入れられたのはドラグだった

 

「くじに従ってください、クーフーリン!」

 

アルトリアは樽に剣を刺す

 

「俺はドラグだっての!」

 

「当たれ!」

 

続いてミィが樽に剣を刺す

 

「おおおおおおおい!」

 

「ああもう、まどろっこしいなぁ。俺がやらぁ!」

 

モーさんが【魔力放出(雷)】を使って砂鉄で剣を作り、穴にシュートしてドラグは上に飛んでライトに突っ込む

 

「ドラグが死んだ!」

 

「この人でなし!」

 

「俺は生きてるぞ!」

 

ドラグは取得した【戦闘続行】で生き延び、ライトや剣を抜いて着地する

 

「最強になるまでは死ねるかっての!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

次に引いたのは『王様ゲーム』だった

 

「「次の対戦は王様ゲ~~~~~~~ム!」」

 

「私は騎士王と呼ばれています」

 

「私は炎帝だ」

 

「…このゲームは終わりにしまさァ」

 

「「何でさ!?」」

 

こうして最強決定戦は熾烈を極めた。血で血を洗う激闘の末、彼らが見た物とは―――

※最強は決まりませんでした



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幕間 ~黒セイバーと隠しダンジョンデート。~ その1

昨日、特装版が来たのでさっそく書いてみました


~楓の木~

 

いつも通りログインしたメイプル、オルタとダンジョンデートに行く予定(彼はそんな事も知らない)だが、どこに行こうか悩んでた

 

「さて、今日はどこに行こうかなぁ?ここもいいけど、こっちもいいかな?」

 

「あ、メイプルさん」

 

「こんにちはー!」

 

「やっほー、マイちゃん、ユイちゃん」

 

「遅かったじゃんメイプル。もしかして宿題手間取っちゃった?」

 

「オルタが教えてくれたから余裕だったよ!」

 

「彼は教えるのが凄い上手だからね、宿題があっという間に終わっちゃったよ」

 

「皆が揃ってるのって珍しいね。今日って何かあったっけ?」

 

「ああ、こないだメイプルとオルタリウスが色んな層の隠しエリアを攻略しに行ったんだろ?」

 

「はい!行った事がない所からまだまだあって、デートみたいですっごく楽しかったです!」

 

触れられてないが、メイプルとオルタは各層の隠しエリアを攻略したのだ。一方、本人は―――

 

「ぐぅ…」

 

ギルドホームの個室のベッドで寝てた

 

「次の層の実装までまだ時間があるし、またオルタ君とデートに行かせてあげたいわねって話をしてたのよ」

 

「それでどこがいいか聞いてたんだが…、何かいい所はないか?」

 

「えっと…、さっきメッセージで送ってみたけど『きm8たとにm8せtぢm0に』『りゅyせおんpごちききrsめかn』って来たの。多分、寝てたからこうなったのかも」

 

「キーボードから見るに、『君達に見せたいもの』『流星の如く煌めかん』って書きたかったのかもな。けど、そんなクエストあったか?」

 

「「…あ」」

 

それを聞いたメイサリは察した

 

「何か知ってるのか?」

 

「知ってるも何も…ね?」

 

「うん…、他には何かある?」

 

「イズといくつか候補は集めておいた。好きな所を選んでくれていいぞ」

 

カナデが候補を見る

 

「どれどれ。消えた神々の神殿、機械仕掛けの変形屋敷、陰陽師の修練場、飛行機雲の展望台、終わりなきゾンビの群れ…」

 

「さ、最後のだけは絶対イヤだからね!」

 

「陰陽師の修練場はオルタがクリアしたよ。何か…『【リディクールキャット】【黒き命】【道満の呪い】【霊基封印解除】【狂瀾怒濤・悪霊左府(きょうらんどとう・あくりょうさふ)】を習得したついでに、装備の【辺獄の式神】をゲットしたぞ』って言ってたよ」

 

「まさかの蘆屋道満ンンンンン…」

 

サリーは呆れる

 

「他にもかなりの数があるな。これだけ集めるのは大変だったんじゃないか?」

 

「いつも思うんですけど、クロムさんってどこにも書いてないような情報を仕入れてくる時がありますよね?どうやって情報収集してるんですか?」

 

「えっ。…それはまぁ、俺くらいのベテランのなれば、秘密の情報ルートの一つや二つ持ってるさ」

 

「すごーい!」

 

「デキる大人って感じだね、お姉ちゃん」

 

(わざわざ掲示板について話す必要はないからな…、オルタリウスとモードレットの二人も俺と情報を共有してる事も…)

 

え、赤黒セイバーがいつから掲示板してたかって?33話よりも前からやってましたけど?

 

「クロムさん?」

 

「あ?あぁいや何でもない。とにかく、そういう情報が出回ってない場所から、どれも狙い目だと思うぞ」

 

「私も、お得意様に面白いこと教えてくれたら代金おまけしてあげるって言って聞き出した貴重なクエストがあるわよー」

 

イズも候補を見せる

 

「どれどれ…へぇ、どこも中々魅力的だね」

 

「全部回るとなると、かなり大変そうだな」

 

「それはさすがに難しいわね。今日はメイプルちゃんとオルタ君とのデートだから、どれか一つ回るのがやっとじゃないかしら?」

 

「うーん、どれにしようか迷っちゃうな~」

 

メイプルはワクワクしながら選ぶ

 

「じゃあ、これにしよう!」

 

メイプルが選んだのは…、次回まで待て!(おい



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幕間 ~黒セイバーと隠しダンジョンデート。~ その2

~キャメロット:オルタの部屋~

 

「ぐぅ…」

 

「オルタおはよーーーーー!」

 

「本渡っ!?」

 

彼は寝てたが、メイプルのダイブによって起きる

 

「かふっ…、人が寝てた所にダイブする奴があるか…」

 

「寝てないで行くよ!」

 

「どこに?」

 

「六層!」

 

「何で?」

 

「デート!」

 

「…What's?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~第六層&オルタサイド~

 

「六層にとうちゃーく!頑張ろうね!」

 

「おーう」

 

ありのまま起こった事を今話す、俺の部屋で寝てたらメイプルがダイブしてデートに連れてこられた…。何を言ってるのか分からないけど、俺も何をされたのか分からなかった…。まあ、寝すぎもよくないから、体動かしますかね

 

「で、これから行くダンジョンは何だ?」

 

そう言いながら準備体操する

 

「『消えた神々の神殿』らしいよ」

 

神か…、俺の機神と関係ある…のか?

 

「『かつて、神を巡って多くの命が散った戦いがあった。その事を嘆いた神は、自らを祀る神殿を森に隠し、肉体を獣に食べさせた。神を捜して多くの者が神殿を探しに森へ向かったが、誰一人として帰ってきた者はいなかった。やがてその神の名を知る者は誰もいなくなった』らしいよ?」

 

メイプルは資料を音読する。クロムがデートの行先を考えてくれたんだな、後でお礼を持っていこうかな。というか…

 

「どうやって探すんだ?キャスパリーグは足が速いけど探し当てるのは時間がかかるぞ」

 

「フォウフォーウ!」

 

「え?シロップを忘れるなって?かき氷のアレをやったってどうにもならんぞ」

 

「だったら思い出させてあげる!いでよ、シロップ~!からの~【巨大化】【念力(サイコキネシス)】!」

 

「カメ~!」

 

亀が巨大化して宙に浮く

 

「…思い出した」

 

「さぁ乗って!早速探検だよ!」

 

「よっと」

 

「フォウ!」

 

俺とキャスパリーグはシロップに乗る

 

「それじゃ、出発進行~!」

 

「カメ~!」

 

シロップは森の上を進む

 

「カ~メ~」

 

「にしても、凄いうっそうとしてるな。…カリバーで更地にしようかな」

 

「更地にしちゃダメだからね?」

 

この時のメイプルの目は笑ってなかった…気がする

 

「ところでさ、何でここにしたんだ?」

 

「え?うーんと、何となくかな」

 

「そういやさ、ここでモーさんと一緒にレッツゴー陰陽師したら幽霊共がめっちゃ効いたんだけど」

 

「そうなんだ」

 

突然、敵の遠距離スキルが飛んできてメイプルにヒットする

 

「カメッ!」

 

「あいた!…って痛くないけど。え、何々?」

 

「敵襲だ」

 

「なぁんだ、モンスターかぁ。【身捧ぐ慈愛】があれば平気へっちゃらだよ!」

 

「平気へっちゃらってビッキーかよオイ」

 

身捧ぐ慈愛を発動し、またモンスターの攻撃がメイプルにヒットする

 

「もう!いくらやってもノーダメージだってば!…ってあれ、これどこから飛んできてるの?」

 

「あそこの人魂からだ。…名前は『悪しき魂』でさっきのはスキルのようだ」

 

「むぅ、森の中だけじゃなくて空にもモンスターがいたとは。ダメージは受けないけど、これじゃ落ち着いて話ができないね」

 

「顕光殿、お目覚めを!来たれ、暗闇の帳!太陽はここに生まれ変わる!狂瀾怒濤・悪りょ「ん?『悪しき魂』ってことは【天王の玉座】!」ちょ待てェェェェェェェェェェい!」

 

狂瀾怒濤・悪霊左府(きょうらんどとう・あくりょうさふ)を発動しようかけた所でメイプルが天王の玉座に座ってスキルの妨害される

 

「これから一掃しようかと思ったのに何してくれとんじゃァァァァァァ!」

 

メイプルの肩を掴んで揺らす

 

「もうしないから揺らさないで~~~~~!」

 

煉獄を装備する

 

「塵刹を穿つ、無辺の光を以て天命を断つ!【絶剱・無穹三段(ぜっけん・むきゅうさんだん!)】」

 

切り抜けから切り返しで無数の斬撃を放ち、切り返し後に敵に向き直りつつ無明三段突きのような構えを取り、ビームを放って一気に倒す

 

「わあ…、凄いカッコいい!」

 

「んじゃ、行くか」

 

「うん!」



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幕間 ~黒セイバーと隠しダンジョンデート。~ その3

~モーさんサイド~

 

鬼殺しの刃をクリアして善逸モデルの日輪刀をゲットした直後、サリーは俺を連れて行き、第四層を二人で攻略することになった

 

「…なぁ、何で二人なんだ…?」

 

「私とじゃ嫌かな?」

 

「嫌とは言ってねぇよ…」

 

「顔、赤くなってるよ?」

 

サリーは俺を見ながらニヤニヤする

 

「…で、どこに行くんだ?」

 

「カスミが『鏡の天守閣』っていうダンジョンを勧めたから、そこに行こうかと思うんだよね。私とモードレッドみたいに機動力を持ったプレイヤーならクリアできると思うし」

 

「いかにも鏡の大迷宮って感じだな」

 

「それ、違うから」

 

俺とサリーは鏡の天守閣に挑戦する。…が

 

「ヌルゲーだな」

 

「モードレッドの【超電磁砲(レールガン)】のおかげで余裕でクリアしちゃうかもね」

 

実は、クラレントの雷を再現できないものかと色々したら、【魔力放出】が【魔力放出(雷)】に強化され、第七層のクエスト【とある都市の電撃姫】をクリアしたら【超電磁砲(レールガン)】に強化されたんだ

 

「迷路がメインのダンジョンだから、これが妥当かもな」

 

「隠しダンジョンとはいえ、もう誰かが攻略した四層だもんね。そろそろ八層の実装が見えてる今だと、どうしても敵の強さは物足りなくなっちゃうのかも。あ、でも襖が鏡だったり、廊下がガラス張りだったりするのは綺麗だなって思ったよ」

 

「カスミには礼を言わなきゃな、後で和菓子でも作っとくか。っつーかよぉ、どうやって初見殺しのトラップ躱してんだ?」

 

「んー、なんか違和感っていうか、「嫌な感じするなー」、って思ったら大体トラップがあったりするんだよね」

 

「まさかの第六感かよ…、心眼(偽)でもあんじゃねえのか?ランクがAの」

 

「それならドレッドも同じ事言えるんじゃない?」

 

「それもそうだな。なあ、サリーも【鬼殺しの刃】をクリアしてみてもいいんじゃねぇか?」

 

「もうクリア済みだよ。私の日輪刀はダガーで、色は白なの」

 

白…って事は霞か、言っとくがカスミじゃねぇぞ。もし、メイプルが日輪刀持ったら黒になりそうだな。オルタとは真逆で

 

「…ねえ、モードレッド」

 

「何だ?」

 

「装備変えた?」

 

「オルタのヘファイストスで改造してもらっただけだ」

 

名前は【不貞隠しの兜】で変わってないが、外見はエボルみたいな感じだし

 

「…さ。お喋りはここまでにして、先に進もうよ。もうこの廊下を抜けたら、そろそろ最上階の怪談があるはずだよ」

 

「それもそうだな、このペースならもう一回行けそうだな」

 

俺とサリーは廊下を歩き続ける

 

「上から見たらトラップ丸見えだな。油断できねぇのに、優越感が浸ってくらぁ」

 

「あ、モードレッド、ストップ。そこ、罠だよ」

 

「あ?」

 

俺は落とし穴に落ちるが、【超電磁砲(レールガン)】を脚に纏って跳んで復帰する

 

「ホント、【超電磁砲(レールガン)】って便利だよね」

 

「応用が利くからな、こんな感じに」

 

俺は床に手を付けて【超電磁砲(レールガン)】で妨害を作動させて進んで終点に着く

 

「にしてもよ、最後の最後まで意地が(わり)ぃ罠ばっかしだったな」

 

俺が振り向くと、足元の床が開いて踏み外す

 

「「あ」」

 

落とし穴に落ちるが、クラレントを壁に刺して速度を落として下に着地する

 

「モードレッド、大丈夫!?」

 

「おう!梯子があるから戻ってこれそうだ!」

 

「梯子…?待ってモードレッド、その周りよく探してみて。何かおかしいものがあったりしない?」

 

「変なもの?待ってろ」

 

壁を触って探索してると、一部が開く

 

「おーい!隠し扉があったぞ!」

 

「やっぱりね。落とし穴に梯子なんて、丁寧すぎると思ったんだ。何かありそう?」

 

「刀と三つのアンプルがあるぞ、今持ってくる!」

 

アンプルと刀を持って上に登る

 

「これだ」

 

「おおー!黒い刀と…何コレ?」

 

「刀は【不死殺しの大太刀】で、アンプルは【進化する縮退星】【破滅の青蜘蛛】【鮮血の悪龍】だ」

 

「縮退星?」

 

「ブラックホールの事だ。このアンプルの進化はエボルト、青蜘蛛はキルバス、悪龍は伊能賢剛だろうな」

 

「言われてみれば…」

 

「この【不死殺しの大太刀】はアンデット特攻で、アンデットだった場合、受けたダメージを回復できないといった仕様だ」

 

「これめちゃくちゃ強くない?」

 

「一定の確率で壊れるから、ここぞって時に使う方がよさそうだ」

 

突然、オルタからメッセージが来る

 

「ん、オルタからだ。…はい?」

 

「どうしたの?」

 

「『楓の木のメンバー全員をお願いします』って、出前かよ」

 

「それで場所は?」

 

「六層だ」

 

「行くか?」

 

「も、もちろん行くよ!相棒として助けに行かなきゃ!」

 

「無理はすんじゃねぇぞ」

 

「わ、分かってるって、任せてよ(あー、オバケが出るダンジョンじゃありませんように、オバケが出るダンジョンじゃありませんように…っ!)」

 

「幽霊が出たら、俺が倒してやるから安心しろ」

 

「モードレッド…」

 

サリーは顔を赤くするのを横目に、六層に行く



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幕間 ~黒セイバーと隠しダンジョンデート。~ その4

~引き続きモーさんサイド~

 

メイプルとオルタがいるダンジョンの奥に行くと、連絡しといた楓の木メンバーと出くわす

 

「お、来たか」

 

「モードレッドとサリーか、よくここまで来れたな。外は幽霊だらけだったろ?」

 

「何か…オバケが気の毒に思えてきたな…」

 

サリーが苦手な幽霊に同情するなんて珍しいな。俺ぁただ、現れた幽霊をカツアゲして追い払っただけなのにな

 

「テメェらを呼んだのは他でもねぇ、オルタから救急要請が来た。何があったか知らねぇが、何かしらのトラップに引っかかって行動不能になったのかも知れねぇ。用心していけ」

 

俺ら八人はダンジョンの奥に進む。モンスターがいないのを見るに、オルタが一掃したんだろう

 

「マップだと、そろそろメイプルとオルタがいる広場だけど…」

 

「やっと来たか~、も~待ってたよホント~」

 

開けた空間の入り口にオルタが寝転がって待ってた

 

「わりぃな、遅くなって。何があったんだ?」

 

「仕掛け自体は分かってるが、どうすりゃいいか分からんもんで、もういっそカナデ達に任せようかと思ってメッセージ送った。以上」

 

「おk。カナデ、頼んだぞ」

 

「任せてよ。どれどれ…ふむふむ、なるほど」

 

カナデは床を観察して、当たりを見つけるとスイッチを押すと床が動き出す。オルタがメイプルを救出した後、皆でボスを攻略する事になり、ボス部屋の前に着く

 

「ボス部屋の前にとうちゃーく!」

 

「マジですぐそこだったんだな…」

 

「ボス部屋の前にあんなに恐ろしいトラップが設置されてるなんて…」

 

「いやそれお前とユイとマイだけだから」

 

オルタがツッコむ

 

「痕跡を見ると、動く床で隊列を分断した所にモンスターが襲い掛かる仕組みだったんだろうね、あそこは」

 

「入る前にカリバーした後、メイプルが先走って入ったからああなったんだよな」

 

「ごめん…」

 

「二度とすんじゃねえぞ」

 

そう言ってオルタはメイプルの頭を撫でる

 

「えへへ…」

 

「おい、ボス前だから気を引き締めろよ。ま、楓の木フルメンバー+αだから引き締める気もねぇか」

 

「うん、皆とオルタがいれば千人力!まずは身捧ぐ慈愛を使っておいてっと…それじゃ、開けるよ!」

 

ボス部屋の扉を開けると同時に、狼の遠吠えが聞こえる

 

「ワオォォォォォォン!」

 

「狼の幽霊か?サリー、いけるか?」

 

「よし!普通の動物型の見た目!これなら多分戦えるよ!」

 

「ま、戦うのは俺だけになるかもしんねぇけどな」

 

俺はそう言って三つのアンプルを出す

 

「モーさん、そのアンプルは何だ?」

 

「まぁ見てな」

 

そのままアンプルを体に刺すと取り込まれ、体質と装備が変化し始める

 

「変身」

 

コブラ…!コブラ…!エボルコブラァ!フッハッハッハッハッハッハ!

 

『スキル【エボリューション】を取得しました』

『装備【不貞隠しの兜】が【オムニバースアーマー】に変化しました』

 

変化が終わり、新しいスキルを入手する

 

「エボル、フェーズ1」

 

「モードレッド…だよね…?」

 

「あーあー…、うし。馴染みがあるのはこっちの方かぁ?」

 

声を金尾哲夫に変える

 

「まんまエボルだな」

 

「その気になれば、ブラッドとキルバスにもなれるぞ。んじゃ、行くとするか。来いよ」

 

「ガルル!」

 

フェンリルが襲い掛かるが余裕で避けた後、殴り飛ばす

 

「次はこれだな!」

 

スパイダー!スパイダー!キルバススパイダー!

 

高速移動でフェンリルを蜘蛛の糸で拘束し、背中の巨大な蜘蛛のかぎ爪で叩き潰す

 

「ハッ、そんなものか。ゴーストとはいえフェンリルだからどんだけだと思ったが、期待外れだったな」

 

「さすがブラッド族だな」

 

「「「「「「「「」」」」」」」」

 

オルタはそう呟き、楓の木は唖然としてた

 

「ワオォォォォォォン!」

 

フェンリルが鳴くと、キラキラのエフェクトがフェンリルを包み、HPが高速で回復する

 

「へぇ、自動回復か。面白ぇ…!」

 

腕から伸ばした糸で縛り上げたフェンリルを振り回し、オーバーヘッドキックで蹴り飛ばす

 

「ワオォォォォォォン!」

 

また全快して襲ってきて、さっきより速度が増してる。普通に受けるが、ダメージはなかった

 

「…チッ、こんなもんか」

 

俺は蜘蛛の糸でフェンリルを拘束する

 

「おい、メイプルかオルタ。このダンジョンについて何か知らねぇか?」

 

「なあ、アイツいいのか?」

 

「蜘蛛の糸は頑丈だ。なめんな」

 

「えっと、この神殿は元々神様を祀った神殿で、その神様は獣に身体を食べさせたとか書いてあったような…?」

 

「まあ、フェンリルだもんな。定番だし」

 

「そんなに有名なんですか?」

 

「フェンリルは元々、北欧神話の最高神オーディンを食ったという話がある」

 

「確か、元々は鎖で拘束されてたんだよね」

 

「よく知ってるな。そ、グレイプニールという鎖から解放された後は、ラグナロクという神の戦争に参加して、最終的にオーディンを食った。最期は剣で串刺しか、口を裂かれたとか」

 

「オルタさんって、物知りなんですね!」

 

ユイがオルタを褒める

 

「ちなみに、炎の巨人スルトがフェンリルを食らいその氷の力も自らの物とし、自分達の頭首でもあるロキを殺し、その後は北欧どころか星もろとも燃やす事を望み、全ての神との壮絶な戦いの末、最高神オーディンと相討ちとなって封印され、疑似太陽という形で3000年間沈黙する。というありえないIFもあるぞ」

 

「確か、FGO第二部第二章だっけか」

 

「ああ。…ってそれよりもどうすんだ?あの回復さえ阻止できればな…」

 

「そういや、アレがあったな」

 

俺は不死殺しの大太刀をインベントリから出す

 

「サリーとダンジョンに行ってたら手に入れてな、さっき刺した三つのアンプルも同じダンジョンで手に入れた物だ」

 

「【不死殺しの大太刀】。アンデット特攻が付いてて…へぇ、回復の無効化が付いてるんだ。うってつけだね」

 

「カスミ、任せた」

 

オルタはカスミに不死殺しの大太刀を押し付ける

 

「なぜモードレッドではなく私なのだ!?」

 

「刀ならテメェが得意だろ?俺はこれでも全体の2%しか出せてねぇし」

 

「あれで2%…?まあいいだろう、任せろ」

 

カスミは不死殺しの大太刀を装備してフェンリルと向かい合う

 

「さぁ…来い!」

 

「ガルルル!」

 

唸り上げて突進してくるフェンリル

 

「【六ノ太刀・焔】!」

 

「ガウッ!?」

 

カウンターで炎を纏った刀で斬る

 

「凄い、当たりましたよ!」

 

「いくら素早くとも、攻撃の際には隙が出来る。近距離攻撃しかないならカウンターの機械は幾らでもある。相手はこちらを倒す為に近づかなければならないからな」

 

「おおー、なるほど!」

 

「ま、そうだよな」

 

「ガルルル…!ワオォォォォォォン!」

 

距離を取って回復をするが、エフェクトが出ない

 

「どうやら本当に回復しないみたいだね」

 

「今がチャンスだ!」

 

「今ので奴の速度は見えた。削れるだけ削ってみよう。【超加速】!」

 

フェンリルが戸惑ってる隙に、連続で斬る

 

「【一ノ太刀・陽炎】【四ノ太刀・旋風】!」

 

「ガウ…!」

 

「ああ、一気に削れるな。良い感じだぞ」

 

「【三ノ太刀・孤月】!」

 

「これ、このままカスミちゃんだけで倒しちゃうんじゃない?」

 

「いやぁ、あの装備、そう都合のいいものじゃないんだよねぇ」

 

「ああ、世の中そう甘ったるくぁねぇぞ」

 

「え、どういう事?」

 

「あー…」

 

オルタは何となく察したようだ

 

「【七ノ太刀・破砕】!」

 

カスミの技と共に不死殺しの大太刀が砕ける

 

「ですよねー…」

 

「ああっ!?」

 

「刀が折れちゃいました!」

 

「くっ…思ったより持たなかったな」

 

「おいおい、アレ使い捨てなのか!?どうすんだ、これから?」

 

「大丈夫だよ、ボスのHPをよく見て。ここまで減れば、方法があるじゃない。メイプルよりも力が「…俺が行く」モードレッド?」

 

「試したい事があんだ」

 

俺は近づいて、フェンリルの体をぶち抜いて吸収させるとフェンリルのHPが0になる

 

「さて…、【エボリューション】」

 

フェンリル…!フェンリルゥ…!エボルフェンリルゥ!フッハッハッハッハッハッハ!

 

スキルを発動させると、オムニバースアーマーが狼を思わせる造形に変化

 

「フェーズ2、完了」

 

「「「「「「「「」」」」」」」」

 

楓の木は唖然する、そこまで驚く事じゃねぇだろ。

その後、フェーズ3としてエボルヒドラになり、【エボリューション】から【レボリューション】に進化した。

んで、オルタのランペイジ雷霆カリバーでブラックホールフォームへ進化できるようになった



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幕間 ~防御特化と魔法少女~

「バトルインキャメロットは明日か…、早いもんだなぁ…」

 

オルタは第一層を歩いてた

 

「メイプルは激励会をやるからって、フルーツ探しに行ってるからな…。今日は何するか…」

 

空から狂戦士が描かれてるカードが落ちてくる

 

「え、ちょ、クラスカードやん…。しかもバーサーカー…」

 

拾ってまじまじと見てるとカードが水色に淡く光る

 

<見つけました、私の――よ>

 

「え?」

 

オルタの体に入り、意識を失う

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

一方、メイプルとサリーとユイ&マイはフルーツを探してた

 

「よーし、次は草原のどこかにあるっていう黄色い苺を探しに行こう!」

 

「いいけど、ネットの情報だとかなり見つけるのに苦労するらしいよ」

 

「皆で探せばきっと大丈夫です!」

 

「頑張ってたくさん集めましょう!」

 

「そうだ!明日はバトルインキャメロットが始まるから激励会も兼ねて、ギルドの皆にも持って帰ってフルーツパーティーしようよ!」

 

「「いいですね!」」

 

「じゃあ、気合入れて探さないとね」

 

ふと、メイプルは空を見上げる

 

「…ってメイプル?空なんか眺めてどうしたの?」

 

「それが…何か落ちてきてるみたいで」

 

落ちてくる何かをキャッチする

 

「よっと!よし、ナイスキャッチ♪」

 

「何ですか、ソレ?」

 

「キャスターのクラスカードみたいだけど、何でここに?」

 

カードはメイプルの中に吸い込まれる

 

「ってうわぁ!私の中に入っちゃった!」

 

「これは…。また何か変なイベント起こしたのかな?さすがメイプル」

 

「えへへ、それほどでも~」

 

「多分、褒められてないと思います…」

 

ナレーションもそう思います。と、続けて何かが降ってくる

 

「でも、どうして空からカードが…。ってまだ何か降ってきてる?」

 

「わわ!空から女の子が!?」

 

親方ぁ!空から女の子が!

 

「た、助けてええええええええ!」

 

「何がどうなってるのよ!?」

 

「突然空に投げ出された?でも原因は不明…」

 

「任せて!」

 

グラビティで落下速度を落とす

 

「助かった…」

 

「酷い目に遭ったわね」

 

「二人共、怪我はない?」

 

落ちてきたのは、イリヤとクロエと美遊だった

 

「これは…。やっぱり何かが始まったみたいだね」

 

互いに自己紹介を済ませる。メイプルは三人の事は知ってるが、あえて知らないフリをしてます

 

「イリヤちゃんに美遊ちゃん。それにクロちゃんか」

 

クロちゃんって某サーカスかよオイ

 

「はい、危ない所をありがとうございます。えっと…」

 

「私はメイプル、こっちがサリーでマイちゃんとユイちゃんだよ」

 

「あっ、よろしくお願いします!」

 

「あの、ココはどこですか?私達気が付いたら空から落っこちていて…」

 

「一層の森の中ですよ!」

 

「イッソウ…?冬木にそんな場所あったっけ?」

 

「フユキ…?お姉ちゃん、NWOにそんな場所あったっけ?」

 

「にゅーわーるどおんらいん?なんだかゲームみたいな名前…」

 

「はい、ゲームですよ!」

 

『ちょおおおおおっと待ったああああ!今ゲームと言いましたね?』

 

ルビーが出てくる

 

『魔法少女がゲームの世界に入ってしまう!これは中々楽しそうな展開になってきましたよ!』

 

『姉さん、落ち着いて』

 

サファイアがツッコむ

 

「杖が喋った!?」

 

それを見たサリーが驚く(プリズマは見てないので)、メイプルは知ってたので驚いてない

 

『えっへん。私は愛と正義のマジカルステッキ!マジカルルビーちゃんです!』

 

『マジカルサファイアと申します。以後お見知りおきを』

 

「こ、こちらこそよろしくお願いします」

 

「装備が喋るなんてビックリしました!」

 

「喋る装備かあ。もしかして今後実装されたりするのかな?」

 

ベルトさんを忘れんで…

 

『私達が特別なだけですよ。それより、ここは本当にゲームの世界なんですか?』

 

「うん!そうだよ!作ったのは川澄インテリジェンスとZAIAエンタープライズという会社なの!」

 

「ゲームの世界って…。何だかとんでもない事になってるわね」

 

「でも、どうして私達がゲームの世界に?」

 

『分かりません。並行世界で何らかの事象が発生し、時空間が歪んだ影響という可能性が高いと思われます』

 

『とはいえ、正確な応えは出せそうにないですね。ただ、ゲームの話や周囲の状況からとんでもなく遠い世界に飛ばされたみたいです』

 

「へいこうせかい?じくうかん?うぅ…、こんな時オルタがいれば…」

 

「オルタって誰ですか?」

 

イリヤは首を傾げる

 

「正式名称はオルタリウス。彼を倒せるプレイヤーはいない程の強さを持ったプレイヤーで、メイプルの彼氏なの」

 

「サ、サリー!?///」

 

メイプルは顔を赤くする

 

『おやぁ~?彼氏がいるとは隅に置けませんねぇ~♪』

 

「オルタはね、カッコよくて強くて努力家なんだよ!」

 

『どんな人か会ってみたいです!』

 

「とりあえず、フィールド上だとモンスターが襲ってくるかもしれないし、町まで移動しない?」

 

「モ、モンスター!?」

 

「へぇ、本当にゲームの世界なんだ。楽しそうかも!」

 

「油断はダメ。未知の敵は警戒しないと」

 

「分かってるって。それで、町まで行けばモンスターは出てこないのよね?」

 

「うん。大丈夫」

 

「なら町まで行ってそこでこの後どうするのか考えよっか」

 

「じゃあ決定!よく行くショップに期間限定のタルトがあるんだ!オルタを呼んで一緒に食べに行こうよ」

 

「タルト!?っていいのかな?なんだか非常事態なのに…」

 

「いいんじゃない?まずは情報収集って事で。そのオルタって人も気になるし」

 

「うん。ここにいても何も分からないし何とかして帰る方法を探すにしても街で情報を集めないと」

 

「そうだね。じゃあよろしくお願いしますメイプルさん」

 

「うん!よーし、行くよ!しゅっぱーつ!」

 

全員で町へ歩き出す道中、イリヤ達にNWOの事を話す

 

「なるほど。ギルド…。つまりあなた達は同じギルドの仲間で、オルタリウスだけは別のギルドなのね」

 

「私達は【楓の木】ってギルドで、オルタは【神聖円卓領域キャメロット】というギルドなんだ!」

 

「こう見えて私達とキャメロットの彼ら、結構強いからね」

 

モーさんとベディヴィエールと川澄姉弟以外の騎士は性格が残念だけど

 

「もしかしてマイさんとユイさんも戦ったりするの?」

 

「「はい!」」

 

「見た所、私達とそんなに変わらない年なのに…」

 

「そこはゲームの世界だしね」

 

『皆さん!どうやら呑気にお喋りしてる場合じゃないですよ!』

 

『前方から何かが来ます!』

 

前からスライムが来る

 

「なっ何コレ!?すっごいプルプルしてる!」

 

「早速ゲームっぽくなってきたわね!って言っても、もう少し骨のある奴が出てきてくれた方が嬉しかったな」

 

「こんな生き物がいるなんて…。見た所体の殆どが水分みたいだけど、どうやって形を維持してるんだろう。いや、それ以前に食事に消化器官どういう生態なのか不明瞭な部分が多すぎるような…」

 

オルタだったらそういうのいいからって言いそうだな

 

「美遊ちゃーん。あんまり深く考えないで~」

 

「あはは。サクッと倒しちゃうからちょっと待ってて」

 

「「良い所見せないとですね!」」

 

「何言ってるのよ。私達だって手伝うわ!」

 

「うん、行くよルビー!」

 

『待ってました!張り切っていきましょー!』

 

「サファイア、こっちも」

 

『はい、美遊様』

 

「へぇ、皆も戦えるんだ。じゃあお手並み拝見って事で全員で行くよ!」

 

「うん!やっちゃうよ!」

 

メイプルは日輪刀を構える

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

全員でモンスターを討伐する

 

「よし!討伐完了!」

 

「すっっっっっごーーーーい!イリヤちゃんもクロちゃんも美遊ちゃんもカッコよかった!」

 

「うんうん!刀でズバッて切ったり弓で攻撃したりして凄かった!」

 

「魔法攻撃もカッコよかったよね!」

 

「メイプルさん達こそ、あんなに強いなんてびっくりしました」

 

「【日の呼吸】だっけ?あんなの反則でしょって感じ」

 

「マイさんとユイさんの身体強化も凄かった。あそこまでの攻撃力は中々出せない」

 

『私達の扱う魔術とは全く別の理からなる力でしたね』

 

『ゲームデータを解析をしてみましたが、セキュリティによって阻止されました』

 

「オルタは月の呼吸の使い手なんだよ。月輪も当たり判定があるから、決闘した時は凄く慌てたな~」

 

「ちなみにオルタは、メイプルが関わると少しポンコツ気味になるから、彼を倒す唯一の手段にもなってるしね」

 

「仲間としては心強いわ。元の世界に帰る間に何が起こるのか分からないんだから」

 

「元の世界か…。そういえばイリヤ達はどうして空から降ってきたの?」

 

「私達クラスカードっていうのを集めていて、そのカードが時空の狭間に吸い込まれちゃったんです。しかも二枚」

 

「それを追って時空の狭間へ飛び込んだら空の上でした」

 

「「カードってもしかして…」」

 

「それって長い棒を持ってる魔法使いが描かれてたカードだよね?」

 

「はい!元々はそれと大鉈を握った異形の怪物のカードの回収が私達の目的なんです」

 

「とはいえ、カードを見つけたとしても元の世界に戻る方法がないとどうにもならないけどね」

 

『キャスターとバーサーカーのクラスカードを回収し【ルールブレイカー】で時空間に歪みが生じた原因を破壊できれば可能かと』

 

「なるほど…。確かにそれなら何とかなりそうね」

 

「そのカードを見つければ元の世界に変えれるんだよね?」

 

「それはちょっと困った事になったかも」

 

「あれ?どうしたんですか?」

 

「その内の一枚のカード、さっき拾ったんだけど私の中に吸収されちゃったんだ」

 

「ええーっ!ど、どうしよう。取り出す方法ってないのかな?」

 

『分かりませんね。何せ私達の世界とは色々違う場所ですし』

 

「何かのバグかな?メイプル、インベントリには入ってない?」

 

「うん、どこにも表示されてない。どうしよう?こんな時オルタがいればなぁ…」

 

「叩いてみたら衝撃で出てきたりしませんか?」

 

「やってみよっか!」

 

昔のテレビかよオイ

 

「じゃあまずは私から!朧!【狐火】!」

 

朧のスキルをメイプルに当てるがカードは出なかった

 

「わあ、カワイイ狐さん!」

 

『う~ん、ああいうカワイイは私の専売特許なんですけどね~』

 

「そ、そうかな?」

 

「どう、メイプル?」

 

「どこにもカードがないしダメみたい」

 

「「次は私達です!【ダブルインパクト】!!」」

 

それでもやっぱしカードは出ない

 

「えっと…メイプルは大丈夫なの?味方の攻撃で倒されちゃったりしない?」

 

「オルタは例外だけど、防御力とかは自信があるから!それより、イリヤちゃん達も何か攻撃してみて!」

 

「そういう事なら…。行くよルビー!【フォイア】!」

 

「サファイア、私達も!【シュート】!」

 

カードは出ないけど…、傍から見たら誤解されるんじゃないか?

 

「って二人共!ちょっとやりすぎじゃない?」

 

「やっぱりカードは出てこないかぁ」

 

「なんで魔術結界も無いのに魔法攻撃が効かないのよ!?」

 

『う~ん、困りましたね。これだけの攻撃でもカードを取り出せないとなると…』

 

「よぅ、テメェら!何やってんだ?スキルの実験か?」

 

モーさんが来る

 

「あ、モーさん!」

 

「かくかくしかじかで」

 

「ふぅん。大体分かった、俺はモードレッド。【神聖円卓領域キャメロット】に所属する上位プレイヤー【円卓の騎士】の一人だ。ま、俺もやってみるか」

 

クラレントを構える

 

「我は王に非ず、その後ろを歩む者。彼の王の安らぎの為に、あらゆる敵を駆逐する!【我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)】!」

 

我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)をやるも、カードは出なかった

 

「っかしぃなー…、威力が足りなかったのか?」

 

距離を取り、雷の魔力放出をする。そして

 

「【超電磁砲(レールガン)】!」

 

コインを弾き飛ばしてメイプルに当てるが、それでも出なかった

 

「「「…」」」

 

プリズマ組は唖然としてた

 

「ちなみに、モードレッドは【超電磁砲撃者(レールガンナー)】なんて言われてるんだ」

 

「っかしーなぁ…、何で【超電磁砲(レールガン)】やっても出ねぇんだ?だったら…」

 

善逸の日輪刀(【鬼殺しの刃】をクリアして入手した)を構えて呼吸する

 

「【雷の呼吸―――参ノ型:聚蚊成雷(しゅうぶんせいらい)】!」

 

標的の周囲を回転しながらの波状攻撃を繰り出すが、カードは出なかった

 

「…なあ、そのカードって嘘なn「イリヤ達!下がってなさい!」

 

モーさんが頭を掻いてたら、凛とルヴィアが来る

 

「この声って…。凛さん、ルヴィアさん!」

 

「事情は分かりませんが加勢します!行きますわよ!」

 

それ見た事か!

 

「オイ!イリヤのダチか?!」

 

「問答無用!」

 

「これは、待ってくれる雰囲気じゃないね!構えて、メイプル!モードレッド!」

 

「いい加減モーさんって呼んでくれっての」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

「本っ当にごめんなさい!」

 

「こちらの勘違いだったとは…。誠に申し訳ございません」

 

「謝って済むならサツなんざいらねぇんだよ!」

 

モーさんはマジギレしてる

 

『怖いですね~、まるでヤクザですよ』

 

「モーさんのリアルはヤクザの組長なんだって」

 

『それならあの迫力も納得がいきます』

 

『それって、組長って言うよりかは若頭なのでは…?』

 

「し、仕方ないじゃ「あ゛ぁ゛?」ひぃっ!」

 

「モ、モーさん…?その辺にした方がいいんじゃ…?」

 

「…チッ、今日はこの辺にしてやらぁ」

 

「モーさんは大丈夫ですか?凛さんとルヴィアさん容赦なかったですけど」

 

「アレくらい弾き返しゃあ屁でもねぇよ」

 

「屁でもないって…。まあいいわ。この世界は特殊みたいだし」

 

「そうですわね、あれだけの攻撃を受け流したのかが気になりますが気にしても仕方ありません」

 

「今更だけど私は遠坂凛。イリヤ達と一緒にクラスカードを集めてるわ」

 

「私はルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、ルヴィアと呼んでくださいまし」

 

「俺はモードレッドだ」

 

「モードレッド?モードレッドってあの、反逆の騎士よね?」

 

「あ゛?ンなクッソめんどくせぇ事するわけねぇだろ」

 

「私はメイプルって言います。それから…」

 

自己紹介と説明を済ませる

 

「うーん、ゲームの世界に【楓の木】に【神聖円卓領域キャメロット】の上位プレイヤー【円卓の騎士】か…。

にわかに信じられないけど、信じるしかなさそうね」

 

「魔術障壁もなく私達の攻撃を受け止めたり、他の方々も見た事のない戦い方をする以上信じるしかありません」

 

「それに、イリヤ達の面倒を見てくれたみたいだし。ありがとう、感謝してるわ」

 

「面倒って…。一緒に行動してただけで迷惑かけたりはしてないわよ」

 

「一番の迷惑はテメェらだ、忘れたとは言わせんぞ」

 

「も、元はと言えばルヴィアが始めに攻撃したのよ!」

 

「このお猿さんは何を訳の分からない事を!これだから品性の欠片もない方は嫌なんですのよ!」

 

「なにおおおお!」

 

「…チッ」

 

コインを用意して電力をチャージする

 

「おい」

 

「何…よ…?」

 

「何です…の…?」

 

「それ以上喧嘩するなら、最大出力の【超電磁砲(レールガン)】を撃つ。いいな?」

 

「「…」」

 

「い・い・な?」

 

「「…」」

 

「何か言えやオ゛ラ゛ァ゛!」

 

「「アッハイ、スミマセンデシタ」」

 

電力のチャージをやめてコインを腰のホルダーに戻し、喧嘩はアッサリと収まった

 

「コホン…。それで、元の世界に戻る為の方法は見当がついてますの?」

 

「【ルールブレイカー】で原因になった何かを壊す事が出来れば、戻れるんじゃないかなって思うんだけど…」

 

「なるほどね。って事は私達が追っていたキャスターとバーサーカーのカードと、この騒動の原因を見つけられれば万事解決か…」

 

「ただ、キャスターのカードがメイプルの中に入っちゃったみたいでそれを取り出そうと攻撃してたってわけ」

 

「入った…、それは困りましたわね」

 

「色んな攻撃を試してみたけど、カードは取り出せなくて…」

 

「なるほどね。それでさっきの爆風と爆発音ってわけか…。ありがとう、大体の状況は掴めたわ。方法は他にもあるかもしれないし、いったんカードの事は置いておきましょう」

 

「そうですわね。それよりも私達がここへ飛ばされた原因を探るのが先でしょう」

 

「じゃあ予定通り、町で情報収集かな」

 

「そうだね、じゃあしゅっぱー(ピシッ)」

 

地面に亀裂が入る

 

「何だか嫌な音が聞こえたような」

 

「俺も聞こえた」

 

『地面にヒビ…。これは、あれですね』

 

『落下します。皆さん衝撃に備えて』

 

地面は崩壊し、落下する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~どこかの城の玉座の間~

 

「びっくりした~。皆大丈夫だった?」

 

「ああ」

 

「「はい、なんとか」」

 

「こっちも皆大丈夫です」

 

「さっさと私の上からどきなさいよ!成金女!」

 

「あら、何が不満ですの?山猿が私のクッションになれるなんて光栄に思いなさい!」

 

「テメェらマジで黙れ」

 

「う~ん、何かおかしいなぁ…」

 

「サリー、どうしたんだよ」

 

「それが、こんな場所に城なんてありえないんだよね」

 

「…言われてみれば」

 

「ねえ皆、アレ見て!」

 

メイプルが指した先には、黒と青の服を着て黒い十字架型の槍を持ったオルタ?がいた

 

「オルタ…じゃねぇ。今のアイツは別の何かだ!」

 

『凄まじい魔力反応です!今回の原因は彼で間違いないですよ!』

 

オルタ?は槍を構える

 

「ッ!?皆、戦闘準備よ!アイツ何かしてくるわ!」

 

「皆、行くよ!」

 

「来なさい、汎人類史の戦士達よ」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

全員で戦って、何とかダメージを与える

 

「ねえ、彼がメイプルの言ってたオルタリウスよね?」

 

「うん、けど今のオルタはあんな武器使わないし、声も違うし…。どうしちゃったのかな?」

 

「ふふ、中々やりますね。私も全力を出しましょう」

 

「何か嫌な予感…!」

 

「…っ!マズイ!皆逃げて!」

 

「それは絶えず見た滅びの夢──―報いはなく、救いはない。最果てにありながら、鳥は明日を歌うでしょう。どうか標を──―『はや辿り着けぬ理想郷(ロードレス・キャメロット)』」

 

モルガンが発動したはや辿り着けぬ理想郷(ロードレス・キャメロット)が辺りを破壊する

 

「ちょっとコレ、ヤバすぎない!?」

 

「メ、メイプルさん!オルタさんがあんなに強いのは普通の事なんですか!?」

 

「前は私を倒す事をメインとしてたからステータスは高かったけど、今はスキルで倒せるからステータスが下がってるのに、あんなに強くはないよ!?」

 

「とにかく、異常に強い彼をどうにかしないといけませんわね」

 

「そうね、あんなに強いのはバーサーカーのカードの影響だし、【ルールブレイカー】があれば何とかなると思うんだけど…。

…ッ!そうだわ!ルビー!サファイア!メイプルを一時的にマスターとしてゲスト承認して!」

 

『なるほど~!そういう事ですね!』

 

『承知しました。イリヤ様、美遊様下がってください!』

 

イリヤと美遊は下がる

 

「なら二人の事は私達で守るよ!」

 

「「はい!イリヤちゃん達に手を出させません!」」

 

「ありがとうございます!」

 

「ここまで下がれば大丈夫。行って!ルビー!サファイア!」

 

『はい!』

 

「させm「「「させないよ(ません)!」」」くっ!」

 

オルタ?がさせるものかとはや辿り着けぬ理想郷(ロードレス・キャメロット)を発動しかけたところで、サリー、ユイとマイが阻止をする

 

『というわけなので、メイプルさん!魔法少女になる準備はいいですか?』

 

「ま、魔法少女!?まさか本当になるなんて…」

 

『悪くない反応ですね!マスターいじりが生き甲斐の私としては色々楽しみたいところですが』

 

『姉さん、今はそれどころではありません』

 

『そうですね。じゃあやっちゃいましょう!』

 

「いつでもいいよ!」

 

『コンパクトフルオープン!』

 

『鏡界回廊最大展開!!』

 

「わわっ!」

 

メイプルは魔法少女に変身する

 

『魔法少女プリズマ☆メイプル!誕生です!』

 

「うわぁ!凄い凄い!装備が変わっちゃった!オルタにも見せたい!」

 

「メイプル!最大火力で攻撃!」

 

「はい!いっくよおおおおおおお!てやあああああああああああああ!」

 

「くっ、防御が…!」

 

オルタ?は防御壁を展開するが、破壊されて直撃する

 

「メイプルだから何でもアリなんだけど、それでもオルタをここまで追い詰めるなんて凄すぎでしょ!」

 

「有り得ないにも…、程が…」

 

彼はもう満身創痍だった

 

「オルタさん、もうボロボロです」

 

「っていうか、何か可哀想です…」

 

「メイプルさん!今なら彼を狙えます!」

 

「やっちゃいなさい!」

 

「クラスカード『キャスター』!【限定展開】!」

 

「いっけええええええ!」

 

「【ルールブレイカー】!」

 

ルルブレをオルタ?の胸元に突き付ける

 

「ここまでですか…。メイプルよ、()()()()を頼みます」

 

彼の体からカードが出て、元に戻って倒れる所をメイプルが受け止める

 

『カードの排出を確認』

 

「ふー…。オルタも無事でよかったぁ」

 

「どうやらこれで、問題は片付いたようですわね」

 

『メイプルさんをカレイドライナーにして、クラスカードを中から呼び出してしまうなんて。考えましたね、凛さん!』

 

「上手くいってよかったわ」

 

「う…うぅ…」

 

オルタは目を覚ます

 

「あれ…?カードが入って…、それで…。あれ、モーさん?」

 

「よう、気が付いたか」

 

「オルタ!よかった、気が付いて!」

 

「メイプル?どういう状況なんだ?」

 

「えっと、かくかくしかじか…」

 

「?俺の事はメイプルから聞いてるだろうけど紹介させてもらうわ。【神聖円卓領域キャメロット】のメンバーのオルタリウスだ、オルタでいい。後、これ」

 

「キャスターとバーサーカーのクラスカード!」

 

「俺からの迷惑料だ」

 

イリヤ達が光り始める

 

「「わぁ、イリヤちゃん達が光ってます!」」

 

「えぇ!?本当だ、何コレ!?」

 

『時空間が歪んだ原因を取り除いた事であるべき状態に戻ろうとしている、といった所でしょうか』

 

「元の世界に戻れるって事だね」

 

「えぇ~!もう終わりなの!もっと遊んでみたかったわね。オルタとはもう戦いたくないけど」

 

「仕方ないわよ。私達がこの世界にいる事がイレギュラーなんだから」

 

「あ、あのメイプルさん!モーさん!本当にありがとうございました!」

 

「うん!また遊ぼうね!今度はオルタと一緒に楽しい所をたくさん案内してあげる!」

 

「ギルドの皆も紹介しないとね」

 

「「ぶふぅっ!?」」

 

この時、オルタとモーさんは楓の木に某贋作者(フェイカー)声の人がいるのを思い出し、吹き出した

 

「「一緒においしいケーキを食べに行きましょう!」」

 

「はい!また、いつかきっと遊びましょう!」

 

イリヤ達は元の世界に帰り、草原のフィールドに戻る

 

「…あれ、俺ら城にいたよな?」

 

「確かに…。っていうか、分からない事が多すぎる!」

 

「イリヤちゃん達にオルタさんですよね」

 

「うん、何かのクエストだとは思うけど、クリア画面も表示されないしさ」

 

「でも、すっごく楽しかったですよ!イリヤちゃん達の戦いとかカッコよかったですし!」

 

「うんうん!もっと冒険したかったよね!っていうか魔法少女の衣装もっと着ていたかったなぁ」

 

「メイプルさんの魔法少女衣装凄く可愛かったです!」

 

「あんな服イズさんに作ってもらえないか聞きに行ってみよっか!」

 

「「賛成です!」」

 

「よーし、じゃあ早速ギルドホームに向けてしゅっぱーつ!」

 

「「おー!」」

 

「あはは、何だかメイプルらしいなぁ。まあ深く考えても仕方ないし、楽しかったんだからよしとするか!よーし、急いで帰るよー!」

 

楓の木組はギルドホームに帰る

 

「なあオルタ、バーサーカーが最後に言った『私の末裔』って言ってたけど…。どういう事なんだろうな」

 

「え、末裔?俺が?」

 

「らしいぞ」

 

「オルター!モーさーん!おいてくよー!」

 

「行くか」

 

「だな」

 

黒赤セイバーはメイプル達を追いかけていく

 

(バーサーカーの末裔、【■■眼】、あの時の思考を見抜く目…。俺は何者なんだ?)

 

彼の疑問は、その内分かる事だろう



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コラボ編
防振り/Sword Alter Online プロローグ前編


ここからは、『自由に遊んだらプレイヤー最強になっていました』のコラボです
苦情は受け付けません

イメージOP:PHANTOM JOKE
イメージED:Play the world


「あー、疲れた…」

 

アルトはベッドに潜る

 

「おやすみ、アルト」

 

「うーい…」

 

楓は電気を消してアルトが寝てるベッドに潜って寝る、言わば添い寝である

 

(俺のベッドは狭いからもう寝んな…)

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

 

「…あれ?」

 

楓が目が覚めるとそこは異世界…ではなくNWOの世界だった

 

「アルト、アルト!」

 

アルトを起こすが一向に起きない

 

「…」

 

「アルト!」

 

「おい理沙!」

 

「え、理沙?」

 

楓は首を傾げる

 

「俺を追いかけまわすな!善逸じゃねえんだぞお前!」

 

「…アルトッ!」

 

「はっ!楓、何でその鎧着てるんだ?コミケ?さっき、理沙が善逸になって俺を追いかけまわす夢を見た…」

 

「アルト、ここNWOの世界だよ!?さっきまで家で寝てたのに!」

 

アルトは自分が着てる戦闘時の鎧を見て完全に目が覚める

 

「…ホントだ」

 

「どうしようアルト!」

 

「んな事言われてもな…、持ってる装備やアイテムは全部持ってるが、ここが俺らが知ってる世界とは限らないしな…」

 

この時、アルトの言う事は合ってた。だが、黒き最強の剣士がいる世界だって事を2人は知らなかった

 

「とりあえず、イズに作ってもらったこの服に着替えてくれ」

 

アルトは楓に服を渡す

 

「いいけど、見ないでね?」

 

「見ねえけど、プレイヤーが来ねえか見張る」

 

そっぽ向いて双眼鏡で見張りをする

 

「(アルトなら、見られてもいいけど…)終わったよ、これからどうするの?」

 

楓の服は、謎のヒロインX(VIT以外ステータスUP)の服で口元はマフラーで隠れてる(しかもボイチェン付きで、親潮ボイス)。そして盾は某勇者の成り上がりと同じ感じで腰に機械仕掛けの刀が付いてる

 

「(リアルの肉体でスペックはNWOなのか…、まるでサーヴァントだな。そういう状態なんだろうけど)プレイヤーが襲ってくれば迎え撃つサバイバルかな…」

 

アルトはそう言って動画を見ながらヒノカミ神楽を舞う

 

「それってヒノカミ神楽だよね?」

 

「前、ヒノカミ神楽使おうとしたけどできなかったからさ、動画見ながら舞えば何が分かるかもしれないと思ったんだよな」

 

「アルトならヒノカミ神楽できるよ!」

 

「どうでもいいけど、俺の悪食はかえ…エムと違って経口摂取しねえと発動しねえんだ。そういう仕様なのか、そっちは10回で俺は無制限だし」

 

「ズルいよぉ!」

 

そうこうしてる内に日が暮れる

 

「日が暮れちゃったね、宿屋に泊まろうよ」

 

「おい、このバカヤロー!よく聞け!―――いいか?ここをキャンプ地とする」

 

アルトはテントを完成させて中に入り、楓も入る

 

「狭いね…」

 

「しゃあねえだろ、ギャグ日の法隆ぢみたいに急いで適当に作ったんだからさ。てかさ、そっちに寄れねえの?ちっこいんだから」

 

「もうギリギリなんだって!こっちはもう寄れないし寝がえり打てないの!」

 

「寝がえり打つとしたら俺から順番だしな。それに、俺の隣は悪食だぞ?そっちのテントの隣も悪食だし、こっちのテントの隣が俺でよかったよ。隣は非常識で悪食だしさ、俺が食われねえといいんだがな」

 

「…」ペシッ

 

楓はアルトを叩く

 

「うおっ!?おま、叩いただろ!?」

 

「アルトなんて知らない」

 

「冗談じゃねえぞ…」

 

「…アルト、今日は寝かせないから」

 

「へーへー」

 

 

~数分後~

 

 

「アルト、起きてる?」

 

「Zzz...」

 

「…死んでる?」

 

「…ん?」

 

「あ、生きてた」

 

「もう寝ようぜ…?」

 

「だから寝れないの!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

 

そして翌日、霧が濃くなってきた中、アルトは楓を置いて確認できた人影に攻撃する

 

「―――シッ!」

 

カリバーが剣と打ち合い、相手は空いた手で別の剣を抜刀して薙ぎ払うが、バックステップで躱す

 

「危なっ!暴力反対!」

 

「そっちから仕掛けてきたのにか?こっちは正当防衛だ」

 

「あ、確かに」

 

いや、普通そうだから

アルトは相手の姿を確認しようとするが、草木が生い茂ってよく見えなかった。そんな中、互いに動き出そうとした所に楓が来る

 

「あ、オルター!勝手に行かないでよー!」

 

「おっ、エム「―――ッ!」っはあっ!」

 

「チッ、気づかれたか」

 

「不意打ちとか卑怯だぞ!正々堂々戦え!」

 

「そ、そうだそうだ!」

 

「不意打ちも戦術の内、そんな事も分からないのか?っていうか自分も不意打ちしたんだから人の事言えないじゃないか」

 

アルトは抗議するが、相手は煽りを含めて言い返す。2人はキレた所にメイプルが来る

 

「あっ!やっと見つけたよー!あの霧のせいでゼロどっか行っちゃうんだもん。方向音痴なんだから先々行かないの!って、あれ?なんか険悪な雰囲気…?」

 

「ハァ…メイプル、お前って奴は…」

 

「(…やっぱりか)うん。まあ、とりあえず、互いの連れも揃ったということで」

 

「ああ、そうだな」

 

「「殺る(戦う)かぁ!!」」

 

「「字がちがーう!!」」

 

これがきっかけで、黒セイバー同士の戦いが始まる

 

「はあっ!」

 

「おらぁ!」

 

同時に駆け出して地形を破壊しながら切り結ぶ

 

「ふっ!」

 

「よっと」

 

互いの剣が弾けたと同時に2人は深めに下がる。そして、これで最後と言わんばかりの覇気が2人から放たれている

 

「束ねるは星の息吹―――」

「卑王鉄槌―――」

 

光の粒子が少年―――ゼロの周りを囲む。そして、段々と光が集まって剣を形作る。ゼロがその剣の柄を掴むと、剣は正体を現す。

オルタは剣を下段に構えると、闇の粒子を放ち始める。そして、粒子が段々と刀身に集まっていく

 

「輝ける命の奔流―――」

「極光は反転する―――」

 

ゼロが聖剣を上段に構えると、光の粒子が刀身に集まっていき、巨大な光の剣と化す。その大きさは、まだまだ大きくなっていく。

オルタが剣に力を込めると、ゼロの聖剣と同等の巨大な闇の剣が出現し、聖剣と同じく大きさが跳ね上がっていく

 

「受けるがいい!」

「光を飲め!」

 

「「【約束された勝利の剣】!!」」

 

光と闇の斬撃がぶつかり合う。究極の斬撃と究極の斬撃の戦いは互いが互いを打ち消し合い、周辺の大地はめくり上がり、木々はなぎ倒され、風は荒れ狂う

そして2人のカリバーは消滅する

 

「こうなったら…!」

 

「大技を決める!」

 

荒れた地に立つ2人の少年は自身の持つ最強で最高の技を放つ

 

「決着を着けるぞ、オルタとやら。そして、この一撃を以て決別の儀としよう。──原初は語る。天地は分かれ、無は開闢を言祝ぐ。世界を裂くは我が乖離剣。星々を廻す渦、天上の地獄とは創世前夜の執着よ。死を以て鎮まるが良い!」

 

「ああ、そうだな。()()()()()()()()()よ。―――虚空の神よ、今人智の敗北を宣言する。眼は古く、手足は脆く、知識は淀む。最後の人間として、数多の決断、幾多の挫折、全ての繁栄をここに無と断じよう。この一撃を以て、神は撃ち落とされる。変革の鐘を鳴らせ!」

 

 

 

―――天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)

―――冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー/マニマ・アニムスフィア)

 

 

 

流星群が降り注ぎ、それを破壊する赤い光線。幾つもの破片が体に突き刺さるが、そんな事を気にせずにスキルにMPを注ぎ込む2人の黒の少年。MPの量はアルトが上なんだけどね

 

「「うぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!」」

 

「まだ、だ…!」

 

「これが終われば…メイプルと2人きりでダンジョンなんだ!負けてたまるかああああ!」

 

だが、ゼロが徐々に押される

 

「くたばれリア充ゥゥゥウウウウウ!!!」

 

「うるせぇバァァアアアカ!!好きな女のことを想って何が悪いってんだ!そんな事言うお前は居ないのかよ!?」

 

「あ゛あ゛!そんな奴居ねぇ…いや、やっぱ居るわ!」

 

嘘である、アルトは出まかせを言っただけである

 

「居るのかよ!?それなら…」

 

「ああ!」

 

「「かっこ悪い所は見せられねぇな!!」」

 

嘘である、アルトはこの時(何言ってんだ俺)と思ったのだ

スキルを解除して肉薄する2人。ゼロの剣とオルタのカリバーがぶつかり合い、鍔迫り合いになる。レベル、STR共に負けているゼロだが、スキルで何とか互角へと持ち込む。アルトは今、全ステータス10億超えだもんな。てか、どんなスキル持ってんのよ

長い間鍔迫り合いが続く。ゼロはかなりのステータス差のある相手との戦いだからか、疲労が溜まっているようだが、以前としてまだ、余裕を持っていた。いやスゲーなオイ

対してアルトは何がなんだかという様子だった。また、鍔迫り合いは続く。まるで、何かでくっついているかのように

 

「剣が凍ってるだと…?!てめえ…!」

 

ゼロは何かよく分からんスキルで凍らせてたのだ、マジでどうやってんの?

 

「悪いな。これ以上時間をかける訳にもいかないんだ。…まあ、とりあえず、逝っとけ」

 

「承太郎…!貴様ァァァアアアアアア!!」

 

アルトはDIOの真似をする、完成度たけーなオイ

 

「承太郎じゃねえ!リリース・リコレクション!! 咲き乱れろ──青薔薇ッ!!」

 

オイオイオイ、死ぬわアルト




~次回予告~

「何かヤベエ奴と会ってしまったな、ギルガメッシュの宝具を使うし、凍らされるし…」

「ホントにただ者じゃないね」

「ああもう!何をどうしたらアイツに勝てるんだよ!?ここで、姉いつコソコソ噂話、『【冠位指定/人理保障天球(グランドオーダー/マニマ・アニムスフィア)】の詠唱は2種類あって、一つ目は「虚空の神よ――」で、二つ目は「スターズ、コスモス――」』らしいぞ。次回、『防振り/Sword Alter Online プロローグ後編』あの後、俺はどうなったんだ!?」


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防振り/Sword Alter Online プロローグ後編

ゼロには、【心意】というスキルがある。その効果は『想えば想うほど、ステータスやスキルの効果が強くなる』というスキルだ。では、ゼロは何を想ったか…。そこのお前、分かる?

…強者との戦い?違うねぇ~?

…え、戦いの決着?違うねぇ~?え、ウザい?サーセン

…ん?メイプルとのダンジョン攻略(デート)?(エボルト風に)正解ぃ!

ゼロは本条 楓(メイプル)の事を想ってたのだ。では、なぜこんなに彼女を想えるか分かるか?え、恋してる?愛してる?うーん…、こればかりはナレーションの俺でも分からんな…

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

 

「リリース・リコレクション!!咲き乱れろ──青薔薇ッ!!」

 

この一撃で、アルトは凍る

 

「オルターー!」

 

「…やったか」

 

「ゼロ!それフラグ!」

 

氷にはヒビが入って割れる、だから言ったじゃん!やったかはフラグだって!

 

「よくもやってくれたな!流石の俺でも激おこプンプン丸だぞ!」

 

「オルタ…激おこプンプン丸はちょっと…」

 

「あ、じょ、冗談だから!だから引かないでぇ!」

 

「何やってんだ、あの2人」

 

「さあ…?」

 

「あのー、そろそろシリアス展開に戻りたいんですけどー」

 

「え?あ、すいませんすいません。うちのオルタが粗相を…」

 

「え、あ、す、すいません…ってなんで俺が謝ってんだ!?」

 

「オルタ、うるさい!」

 

「はいすみませんでしたーーー!!」

 

嘘である、本人は反省する気は無いのである

 

 

 

 

 

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「というわけで…」

 

「もういっちょ」

 

「「殺りますか!「「ダメー!!」」な、なぜ…」」

 

え、コイツら…バカなの?

 

「こんなに地形が壊れているでしょ!」

 

「そんな中でやるなんてバカじゃないの!」

 

「「で、何か言うことある?」」

 

「「はい…すみませんでした…(泣)」」

 

嘘である、アルトは反省する気は無いのである

 

 

 

 

 

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エムとメイプルにこっぴどく叱られたアルト(反省する気は無い)とゼロは、現在2人のご機嫌取りをしていた

 

「ゼロ、オムライス」

 

「オムライス一丁!」

 

「はいよぉ!」

 

「こっちは野菜炒めね!」

 

「野菜炒め一丁!」

 

「はいよぉ!」

 

「紅茶」

 

「へいお待ち!」

 

「オレンジジュース」

 

「搾りたてです!」

 

うん、ご機嫌取りじゃないねこれ!ただの飲食店のバイトだね!

 

「よし、茶番はこれぐらいにして、さっさと行こっか」

 

「ちゃ、茶番って…こっちは結構キツかったんだぞ…」

 

「ん?なんか言った?」

 

「いいえ!何も言っていません!」

 

「愉悦☆」

 

「あのーメイプルさん?こちらも不完全燃焼なので、全て決着の着くまで殺らしてはもらえないでしょうか?」

 

「エムも、ほらっ!この通り!」

 

アルトとゼロは土下座する

 

「「…」」

 

「じゃあ、このボロボロになった地形をどうにかしたら考えてあげる」

 

「まあ、できっこないと思うけどね」

 

「「よしっ!」」

 

2人はガッツポーズをする、仲が良いんだか悪いんだか…

 

「なあ、オルタ。1分で間でどっちの方がより綺麗に出来るか勝負しないか?」

 

「いいね、乗った!けど、勝利は俺が貰うぞ?」

 

「抜かせ。それじゃあ始めるぞ…よーい始め!」

 

ゼロが声高らかに勝負の開始を宣言する。それを合図にアルトは装備をカリバーからミニアドに変え、スキルの詠唱していた。体は大人になるけど

 

「──聖槍抜錨!突き立て、喰らえ!十三の牙!──最果てにて輝ける槍(ロンゴ・ミニアド)!」

 

ロンゴミニアドで凸凹とした岩や地面を消し飛ばし、そしてゼロもまた、スキルの詠唱を始めていた

 

「──かつて求めた究極の一刀。

其は、肉を断ち骨を断ち命を絶つ鋼の(やいば)にあらず。

我が()みが求めるは怨恨の清算。

縁を切り、定めを切り、業を切る。

 

────即ち。宿業からの解放なり。

 

…其に至るは数多の研鑽。

千の刀、万の刀の(かたちど)り、築きに築いた刀塚。

此処に辿るはあらゆる収斂(しゅうれん)

此処に示すはあらゆる宿願。

此処に積もるはあらゆる非業。

我が人生の全ては、この一振りに至るために。

 

剣の鼓動、此処にあり────!

 

──都牟刈村正ァ!」

 

火炎を纏った刀を横薙ぎに振るゼロ。一見出鱈目に見える一撃だが、その実、地形はまっ更な平であった。煉獄さんかな?

 

「…ふぅ。まあ、俺の勝ちだな」

 

「…なにそれ、ずるすぎん?」

 

「ちょっ、アルト!関西弁になっちゃってる!」

 

呆けたアルトの口から関西弁が出てくると、真っ先に楓が反応してツッコむ。お前には島を吹っ飛ばすアルテミスの真体があるじゃねえか

その間に、軽く体をほぐしたゼロが未だに呆けているオルタに声をかける

 

「おーい、そろそろ始めるぞー」

 

「…あ、ああ」

 

「メイプルー、スタートの合図よろしくー」

 

「おっけー。それじゃあ、始め!」

 

「「──ッ!」」

 

アルトはメイプルの開始の号令と同時に駆け出す。その途中で抜剣し、いつでも攻撃出来る準備は出来ている

対して、ゼロは背中に背負った二振りの剣をアイテムストレージに収納した。そして、新たに装備したのは女装してる時に活動する時に使っている一振りの刀だった。ん?女装とは何の事かって?じゆプレの31話を見れば分かるさ

 

「一歩音超え」

 

そう言って、ゼロは半身になり、刀を構え地面を蹴った

この技はいつかのデュエル擬きにて使った秘奥義。しかし、今回のこれは前回とは余りに違っていた。速度、足運び、そもそもの構え。いずれも前回より速く、素早く、細やかで、何よりもゼロの体に()()()()()。これもじゆプレの31話を見れば分かるさ

 

「二歩無間」

 

言葉通りの二歩目。ゼロが地面を蹴ると姿を消した

 

「──なっ」

 

アルトの口から驚きの言葉が零れる、お前FGOやった事あるだろ。しかも初期勢

 

「三歩絶刀──無明三段突き・改っ!」

 

「うぉおお!【水晶渓谷】!」

 

アルトは前に水晶の壁を出現させるが、ゼロはそれを飛び越えて上からアルトに迫る

 

「これで、終わりだ!!」

 

「オ、【星の杖】!」

 

星の杖を使って周辺に刃を走らせるが、ゼロはそれを諸共せずにアルトへその刃を振るう。え、何で見切れるんだ?原作キャラでも苦戦するほど…あ、アレはキャラが強いんだった

 

「ハアッ!」

 

「うわぁぁあああああ!!って、あれ?なんで俺斬られてないの?」

 

自身の体に一切の痛みを感じなかったアルトは訳も分からずに辺りをきょろきょろと見回していた。すると、納刀したゼロがオルタに近寄り、訳を説明した

 

「俺は無駄な殺生はしない主義なんだ。感謝しろよ?…まあ、お前との戦いは楽しかったし…」

 

「あ~! ゼロが照れた~!」

 

「うっせ別に照れてなんか…」

 

「いいや、絶対に照れてたね!」

 

メイプルがゼロの傍に寄り、ゼロが照れていたと弄るが、当の本人はそれを否定。バカップル感をこれでもかと醸し出して、周りをピンク色のオーラで塗り潰していく。今まで真剣勝負をしていた相手が、彼女と戯れている光景を見ているアルトは一瞬ポカンとするが、直ぐに大笑いしだした

 

「ククク…ハハハハハハハ!!いや?負けだ負けだ!こっちの完敗だ! ここまで来ると、最早清々しいね!」

 

「嘘…オルタが、自分から負けを認めた…?」

 

「おいエム後でお仕置きな」

 

「アッハイ」

 

そう言ってアルトはゼロに向かって歩き出そうと、右足を前に進めると

 

──ピキピキ、バキバキバキ

──ゴロゴロ、ドドドド

 

「「ピキピキ?」」

 

「「バキバキバキ?」」

 

謎の音と揺れに全員が首を傾げていると、ゼロが真っ先に二つの発生源を発見した

 

「──っ!?オルタ、足元!」

 

「足元?」

 

 オルタが首を下に倒すと、()()()()()()()()()()()()()()()()があった。そして、音と揺れは益々大きさを増していき崩落した

 

「ええぇぇええええ!!??」

 

「ゼロー!!助けてー!!」

 

「すまんメイプル!【龍翼】はもう使ってる!」

 

「嘘ぉぉおおお!」

 

「お父さん、お母さん…生きてたら親孝行いっぱいするからね!」

 

「エムさん、それフラグぅぅぅぅううううう!!」

  

そして4人は落ちていった




~次回予告~

「いや~、お前強いな」

「ははは、そういうオルタもな」

「ここで、知ってる人はよく知ってる姉いつコソコソ噂話!『俺はこれでも、属性攻撃ができる刀をよく使う』のだ」

「属性攻撃ができる刀?そんなのあったか…?」

「いつか分かる。次回、『防振り/Sword Alter Online デスジェイル編その1』」

「ええ!?俺達、牢獄に入れられるの!?」

(そういや地形が崩壊してる中、パーツらしき何かが見えたが…。後で回収しよう)


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最終章
REAL×TIME その1


今回から最終章が始まります
REAL×TIMEの要素も入ってますので、ネタバレが嫌な人は今の内に引き返してください

てかコロコロと場面が転換するから、難しいっすね


時は過ぎて卒業式の最中、事件は起きた。地球上の人間にナノマシンが入れられ、妖精と人間の戦いを題材にしたデスゲームが始まったのだ

 

『神が六日で創造したのなら、私は60分でそれを破壊し、アヴァロンを創造する。神が作りし空も、大地も、海も、星も、そして命あるこの世界とともに消える』

 

台座に綾香のロンゴミニアドを突き刺すと、カウントダウンが始まる

 

「さあ、世界を掛けたデスゲームを始めよう」

 

「させっかよ!」

 

戦いが始まる

 

『この世界は苦しみに満ちている。我々は生まれながらにして神から生きる試練を与えられた。しかし、もう悲しむ必要はない。もう苦しむ必要はない。もう理不尽な運命に耐える必要はないのだ!私が、全て解放するのだから』

 

「ぐぬぬぬぬ…!」

 

天井が開く

 

『私はオベイロン。アヴァロンの創造主にして妖精と人類を導く存在だ』

 

「ちょせえ!」

 

PERFECT CONCLUSION・LEARNING:END

 

アルトがラーニングエンドで倒すも、エデンは復活する

 

「はぁ!?」

 

『さあ、私に選ばれし妖精達よ。変身せよ!立ち上がるのだ!私に選ばれたお前達は、この戦いの後アヴァロンへと導かれる!妖精に負けた敗者達の魂を、この世界と共に滅ぼせ』

 

各地で妖精がいた

 

「さあ、戦いを始めようか。アヴァロンの為に」

 

HIT!

 

「オッケー、オベイロン様の為に」

 

北新宿エリアでも…

 

「世界最後の60分を満喫しよう」

 

「アヴァロン…、創造の為に」

 

妖精達は仮面ライダーアバドンに変身する

 

『人間達よ、逃げる場所はこの世界のどこにも存在しない。助かる術はただ一つ。エデンに救済を求めるか、妖精に勝つ事だけだ』

 

「うあああああ!」

 

「きゃああああ!」

 

人々がアバドンに挑むもやられる

 

『お前達が導かれるのは楽園か、それとも…地獄か』

 

世界の各地でも被害が広がってた。ロンドンでも、シドニーでも…

 

『ただ祈るがいい。アヴァロンへ導かれる事を。でなければ、お前達の人生が終わる。カウントダウンがゼロになった、その時に…』

 

場所は戻り儀式の間、アルトは苦戦してた

 

「ふっ!はっ!ふっ!ふんっ!」

 

「ちょ、それズルいぞ!」

 

何とか食らいつくも苦戦する

 

「死ね」

 

EDEN IMPACT!

 

指先から垂らした一滴のナノマシンによって地面から無数に出現させた鋭利な棘柱でアルトを翻弄する

 

「ちょ、棘!?無理無理無理無理!サンズ!サンズ!誰かヘルプ!ヘイ!セイ!ヘイ!セイ!」

 

パニックになりながらも棘柱を避けるが、血液と共に覆い尽くした後に膨張・破裂させる

 

「うああああああああああああああああ!!」

 

ダメージで変身が解除され、ロンゴミニアドを奪われる

 

「あがっ、うぅ…」

 

「これでいい…」

 

「返せ…、変「失せろ」っ!?」

 

アークゼロに変身する瞬間、血液に吹っ飛ばされて落下する。オベイロンは変身を解除してロンゴミニアドを台座に突き立てる

 

「さあ、始めよう。アヴァロン創造の儀式を」

 

アルトは車に激突して気絶する

 

(ごめん…、かえ…で…)

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

「ここは…、どこだ?」

 

アルトは目覚め、城内を歩くと玉座に出る

 

「やはり来ましたか。私の血を濃く継ぐ者よ」

 

振り向くと、モルガンがいた

 

 

 

 

 

~西港エリア:亀日谷町~

 

人々が逃げ惑う中、エイムズと沢城組と理沙が駆けつける

 

「お前ら何者だ!」

 

「妖精だよ。アッハハハ…!」

 

銃撃でムーアをけん制する

 

DASH! AUTHO RISE!

 

「変身!」

 

SHOT RISE! RUSHING CHEETAH!

 

「はあああ!」

 

理沙はダガーを持って、唯阿はバルキリーに変身してアバドンを倒す

 

「なあ、ここはどこだ?」

 

「ここは、妖精國アヴァロン。そして貴方は私の子孫です、川澄アルト」

 

「…はぁ!?」

 

アヴァロンにいるアルトは衝撃の事実?を聞く

 

 

 

 

 

~ZAIAエンタープライズ地下駐車場~

 

「野立常務、こんな非常事態にどちらに?」

 

一人の男が車に乗ろうとした時、天津垓が阻止する

 

「君には100%関係ない」

 

「いや、1000%怪しい。ザイアのテクノロジーを外部に横流しした疑いが貴方に掛かっています」

 

「私は選ばれたんだ…、アヴァロンに行くんだ!」

 

スーツケースを蹴り飛ばし、関節を決める

 

「詳しく話を聞かせてもらいましょう」

 

そしてどこかに連れて行く

 

 

 

 

 

~北新宿エリア:月霜~

 

月霜では、諌が生身でアバドンと戦ってた

 

「誰の許可で妙なモンばら撒いてんだ。変身!」

 

SHOT RISE! SHOOTING WOLF!

 

諌はバルカンに変身してアバドンを倒す

 

「どんだけ湧いてくるんだコイツら」

 

RAMPAGE BULLET! RAMPAGE GATLING!!

 

ランペイジガトリングに変身して戦う

 

「スターバースト・ストリーム」

 

そんな声が聞こえた後、アバドンが斬り裂かれる

 

「お前は、星王キリト!」

 

星王キリトは、元々バトルインキャメロットの決勝戦に出す予定だったボスだ。だが、この事件が発生した為イベントは中止になった。けど綾香が研究中に、現実にNPCを出して動かせる事が分かったのだが…

 

「星王?何言ってんだよ、俺は桐生零だ」

 

彼は並行世界にいた桐生零なのだ

 

「状況はネコアルクから聞いた。コイツらの好きなようにはさせないよ!」

 

自前のPSでアバドンを斬る

 

「はぁ!オラァ!」

 

次々と倒していき

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)!」

 

エクスカリバーでアバドンをまとめて倒す

 

「退くぞ」

 

ルーゴがそう言った後、撤退する

 

「何なんだアイツら…」

 

「不破さん!」

 

「え、零君!?」

 

そこに楓と綾香が駆けつける

 

「よ、この世界の楓」

 

「楓と社長さん?何の用だ」

 

「あ、そうだった!アルトからの伝言だよ」

 

「あ?」

 

 

 

 

 

~西港エリア:亀日谷町~

 

「ふっ!はぁ!」

 

「遅いよ!」

 

唯阿はバイクで薙ぎ払い、理沙はアバドンを斬る

 

「オラオラオラオラ!」

 

そこにムーアが銃撃を始め、唯阿はバイクで、理沙は走る

 

「理沙、お前は人間か?」

 

「伊達に鍛えてないんでね!」

 

道の先でアバドンがクラウディングエナジーフォールを発動するが避けられ、銃撃と剣撃を受けてしまう

 

「待てよ。これ以上は時間の無駄だ、もうここに用はない」

 

互いに撃って倒れる

 

「刃さん!白峯さん!大切な話があります」

 

マモルが取り出したのはザイアスペックだった

 

 

 

 

 

~月霜~

 

一方、月霜でも諌と零はザイアスペックを受け取って装着する

 

「で、アルトが何だって?」

 

「これを見て」

 

映像が映る、場所は体育館だ

 

<げほっげほっ…、何だ?>

 

『私はアヴァロンの創造主・オベイロン。本日正午、世界滅亡の儀を開始する。私を止められるか?オルタリウス…いや、川澄アルト』

 

<…式中に悪いけど、俺はオベイロンと戦いに行く。楓、これが終わったら結婚しようか>

 

映像は切れる

 

「死亡フラグじゃねえか…」

 

亀日谷町にいる理沙と唯阿にも繋がる

 

「そっちも繋がったようですね」

 

『それでアルトは?』

 

「それが…、分からないんです」

 

アヴァロンでは、アルトはモルガンの後ろについて歩く

 

「なあ、お前はオベイロンについて何か知ってるのか?」

 

「いえ、汎人類史で暴れている彼とは関係ありません」

 

「どないせらええねん…」

 

アルトはげんなりする

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

「一般人の避難は?」

 

「避難済みだって。私は会社に行ってアルトを待つよ」

 

「待って」

 

楓は歩き出すが、綾香に呼び止められる

 

「アルトの所には行かないんですか?」

 

「行きたいよ、でも…」

 

アルトは危険な目に遭わせたくないと、あえて楓を突き放したのだ

 

「私だって…『時間がない、急いで!』…?」

 

「楓?」

 

「…私、アルトの所に行くよ!」

 

楓は走り去り、諌はアバドンに振り向く

 

「起きろ、何者だ!」

 

アバドライザーを取り上げると、装甲のみが残った

 

「何…!?」

 

「人間でも、ロボットでもねえのか…」

 

「あ?それどういう事だよ」

 

『その答えはアイツらの兵器にありそうだ』

 

ミユキから連絡が来る

 

『俺も通信グループに交ぜさせてもらう』

 

「ミユキ、この兵器のデータをそっちに転送できるか?」

 

『問題ねぇよ』

 

一方、唯阿と理沙―――

 

「こっちはプログライズキーから使用者を探ってみる」

 

唯阿は解析を始める



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REAL×TIME その2

~アルトがコラボ編以降で使えるスキル~

インターステラ・リトリビューション:スキルや装備等の共有が出来る。アルトの場合は楓のスキルが使える
投影魔術:本家とは違って、エミヤオルタと村正の宝具も可能
インクの悪魔:インク体になれる。霊基封印解除すると…?


~儀式の間~

 

「我が妖精達よ!祈りを捧げよ!世界を滅ぼす力を生み出すのは他でもない!お前達だ!」

 

妖精達から歓声が上がる。彼を止められる人は現れるのだろうか…?

 

 

 

 

 

~沢城組~

 

「諌、零、アイツらのシステムに侵入するのマズったみてぇだ…!」

 

ミユキは慌てて外に出る

 

 

 

 

 

~月霜~

 

「ん?」

 

戦闘機が諌と零に撃ってくる

 

「罠か、舐めたマネしやがって!」

 

諌はパンチングコングに変身し、戦闘機にしがみつく

 

「…ん?今のは?」

 

零は追いかける

 

「うっ…、この野郎…!うおっ!」

 

「ふん!」

 

ハッチを剥がすが無人だった

 

「誰もいねえ!どうなってんだ?」

 

そこに怪人に変身したミユキが飛んで来る

 

「分かったぞ!その赤い煙の正体はAI搭載のナノマシンだ!俺らのこの力も、そのナノマシンの影響なんだよ!」

 

「何だソレ?」

 

「肉眼では確認できないくらい小っせぇ機械の事だよ!ンな事も分かんねぇのかよ!」

 

唯阿と理沙も聞いてた

 

「ナノマシンの集合体が赤いガスのように見えたみたいね…。そっちはどう?」

 

「破損したデータは復旧できたが、パスワードが…」

 

場面は戻って諌―――

 

「ダメだ、もう持たねえ!(ツルッ)あ…、ああああああああ~…!」

 

諌は飛ばされていく

 

「諌!…アイツなら大丈夫だろ、頑丈だし」

 

ミユキは戦闘機を誘導していく

 

「こっちだ!…うおっ!?」

 

銃撃をかわしながら飛んで行って飛び上がる。その先には飛ばされたはずの諌がいた

 

「はあああああああああああ!!」

 

ランペイジオールブラストで戦闘機を破壊して、残骸をブラックホールで掃除する

 

「マジかよ…」

 

見た先には、戦闘機が三機あった

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

『うああああああああ!!』

 

『何じゃこりゃァァァァァァァァァァァ!』

 

「ミユキ、大丈夫!?ミユキ!」

 

理沙は慌てる

 

『無事を祈るしかないな』

 

「天津さんもいたんだ…」

 

『当然でしょう』

 

 

 

 

 

~川澄インテリジェンス:社長室ラボ~

 

「それより、ナノマシンについて手がかりがある。ナノマシンの開発企業があった。医療に役立てる為にね」

 

『『医療?』』

 

「患者の体内を巡回し、幹部に薬を運んで治療する人工知能搭載型のナノマシンだ。その開発チームのリーダーが須郷理人、オベイロンの正体だ」

 

この事はアヴァロンにいるアルトも聞いてた

 

「ナノマシンの開発?」

 

「向こうのオベイロンはしていたようです。ですが、ある日を境に変わっていき、彼は人である事を捨てました」

 

着いた先は祭壇のような場所だった

 

「須郷理人は遺体で発見されている。一年前の記事だ」

 

『死んだはずの人間が、なぜ生きているんだ…』

 

『まさか…、幽霊!?』

 

 

 

 

 

~某所~

 

零が人物を追いかける

 

「お前、何者だ?」

 

人物はフードを脱ぐ

 

「お、俺!?」

 

「俺は星王キリト。あのオベイロン、とんでもない事をしてくれたな…」

 

「オベイロン、それが奴の正体か」

 

「アイツは妖精を騙った何かだ。突然、AI搭載のナノマシンが暴走を始めた。オベイロンは自分の脳をデータ化して人の体を捨て、ナノマシンの体を持つ何かに生まれ変わった」

 

「…何故そこまで俺に教えるんだ?」

 

「俺はただ、アルトの助けになってほしかった。それだけだよ、じゃあな」

 

キリトは去る

 

 

 

 

 

~アヴァロン~

 

祭壇らしき場所に行くと、一人の女性がいた

 

「モルガン様!」

 

「モルガン、コイツは?」

 

「彼女は戸松明日奈、オベイロンこと須郷理人の彼女です。明日奈、彼は川澄アルト。私の子孫です」

 

「「はあああああああああああああああああああ!?」」

 

「そこまで驚きますか…?」

 

「はっ、そうだった!彼は世界を滅ぼそうとしている」

 

アルトは物に触ろうとしたがすり抜けた

 

「どうやって滅ぼすんだ?」

 

明日奈は布を取ると、台座に刺さってる二つのロンゴミニアドがあった

 

「このロンゴミニアドを使ってこのアヴァロンを向こうに移し、世界を崩壊させる」

 

「オベイロンは最初からロンゴミニアドを狙ってたのか」

 

「私がオベイロンを止める、止めなきゃいけないの」

 

ロンゴミニアドを抜こうとするが抜けられない

 

「ダメ…、やっぱり止められない…。このままじゃ世界は…」

 

「だったら、俺が代わりに止めてやる」

 

「不可能よ。貴方もここから出られない!」

 

触ろうとするがすり抜ける

 

「え?」

 

「彼は出られます。本当のアルトがいる世界はここではないのですから。恐らく、マーリンが導いたのでしょう。アルトがこのアヴァロンに。だから信じて下さい、彼を。アルトを」

 

モルガンは持ってる槍をアルトに渡す

 

「さあ、行きなさい」

 

「…オベイロンに伝えて!」

 

アルトは伝言を聞いた後、アヴァロンから消える

 

「頼みましたよ」

 

 

 

 

 

~儀式の間付近~

 

アルトは目が覚めて起き上がる

 

「いっつ…!とりあえず、バイクを(パッパー)ん?」

 

大型トラックがアルトの前に止まる

 

「次期社長、バイクを届けに来たにゃ~」

 

「ネコアルク!丁度良かった」

 

荷台を開けると、キュイラッシェ・オルタがあった。アルトはバイクに乗り、儀式の間に行く

 

 

 

 

 

~儀式の間~

 

「祈り続けろ!世界の滅亡を!」

 

すると、ロンゴミニアドが合体する

 

「お前達の祈りが世界を滅ぼす力となった!」

 

妖精達が歓声を上げる。そこに、アルトが到着する

 

「オベイロン、お前が創るアヴァロンは何だ?」

 

「今見せてやる」

 

EDEN!

 

女性の骨格のようなロストモデルが出現する

 

「変身」

 

PROGRISE! ARK! Imagine…Ideal…Illusion… EDEN the KAMEN RIDER. "The creator who charges forward believing in paradise."

 

オベイロンはエデンに変身する

 

「来い、アレス!そして機械神!」

 

METAL RISE! SECRET MATERIAL HIDEN METAL METAL CLUSTER HOPPER!

 

アルトはメタルクラスタホッパーに変身する

 

「ふっ!せい!だりゃあ!」

 

「はぁ!」

 

再戦を始め、途中で腕を切り落とすが復活する

 

「無駄だ。私に死という概念はない」

 

「まさか人工知能とナノマシンが、ここまで凶悪なものになるとはな…。何でこんな使い方するんだ?」

 

斬りかかるも、蹴り飛ばされる

 

「オラァ!」

 

ファイナルストラッシュでクラスターセルを飛ばして風穴を開けるが、塞がれる

 

「うへぇ…。マジでチート過ぎんだろ…」

 

エデンが歩み寄るも、苦しみ始める

 

「うぅ…、うっ、ぐあっ!」

 

クラスターセルが、復元を妨害してたのだ

 

「おりゃあ!」

 

エデンが劣勢になり、ギンガントストラッシュで台座へ吹っ飛ばされる

 

「うああああああ!ああ…」

 

「さあ、ロンゴミニアドを返してもらおうか」

 

「ああっ…、違う!アヴァロンを創造する鍵だ!」

 

ロンゴミニアドを引き抜いて力を解放させる

 

「させるかってんだァァァァァァァァァァァ!」

 

「聖槍、抜錨!最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)!」

 

光と闇のエネルギーが地上に到達する前に、アルトはクラスターセルを全部使って受け止め、妖精達は逃げ惑う

 

「うう…、あああああああああああああ!」

 

爆発で周囲のビルが崩壊する

 

「かはっ、ハァ…ハァ…」

 

変身が解除され、倒れる

 

「何で…どうして…、こうなった…?」

 

エデンはある場所へ向かう

 

「ううううう…、待て!」

 

何とか立ち上がってエデンを追いかける



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REAL×TIME その3

~社長室ラボ~

 

「妖精が全滅?」

 

「お前達の正体を言え。オベイロンの仲間じゃなかったのか?」

 

「何も喋らないぞ」

 

「ならば、ボディチェックをさせてもらおう」

 

ボディチェックしたが、証拠品らしきバッグが出てきた

 

「俺は何も持ってない!」

 

「この中には何が入ってる?」

 

「100%喋らないぞ!」

 

「だったらこっちにも考えがある。お前達の出番だ!」

 

入ってきたのは、此葉とビーストベンディだったアルトはペインとミィの三人でスタジオ探索したのは、また別の話

 

「事情は聴きました。このまま黙ってますと、情状酌量の余地はありません。業務上横領の罪だけで少なくとも…懲役10年です」

 

書類を万亀男に見せる

 

「■■■■――――!」

 

ビーストベンディは壁を殴る

 

「このNPCの力は異常ですよ?もし、死にたく「5247!5247だ!」フッ、落ちましたね」

 

早速パスを入れてケースを開けると、ザイアスペックがあった

 

「ザイアスペック…ですね」

 

「私はこんなザイアスペックを作った覚えはないぞ」

 

「オベイロンが改造したんだ。シンクネットの為にな」

 

「「シンクネット…?」」

 

一方、唯阿と理沙はシンクネットにログインして場所を特定した

 

「シンクネットは、破滅願望のある人間が集まる闇サイトだ」

 

「破滅願望ですか…」

 

「サイトの接続者は、世界中で一億人はいる」

 

「一億…!」

 

「管理人のオベイロンは、我々にとって王なんだよ!」

 

綾香から連絡が入る

 

『妖精の実態が分かりました。解析結果によると、オベイロンも妖精もナノマシンの集合体です』

 

「…なるほど。つまりAIナノマシンを制御して、アバターを作り出していた。という事か」

 

「ああ、そうだ」

 

ベル達はシンクネットにログインする

 

「私達はそのザイアスペックでアバターを操作して、人々を襲い、世界を破壊しようとした。オベイロンの言う通りにすれば、アヴァロンへ行けると思って!」

 

唯阿達はアバターの一人を確保して、サーバーを特定する

 

「サーバーを破壊すれば、世界中のナノマシンは1000%止まる」

 

「無駄だ!お前らじゃ、オベイロンは100%止められないよ!」

 

「はいはい、他の警察が来るまで大人しくしなさいよ」

 

「怖くないのか?もうすぐ世界が終わるんだぞ」

 

「私達は、私の息子のアルトを信じてます。彼なら止められると。それに、義理の娘になる楓との結婚式と孫を見るまではまだまだ死にたくないです!」

 

 

 

 

 

~儀式の間跡地~

 

跡地に楓が着く

 

「アルト…。私…、どうすればいいの…?」

 

『時間がない、急いで。最悪の結論になる前に』

 

そんな声が聞こえた後、楓の今までの記憶がフラッシュバックする

 

「…行かなきゃ!」

 

 

 

 

 

~シンクネットアジト~

 

「それ以上の侵入は許可できない」

 

星王キリトはアジトに着くと、ルーゴ達が阻止しに来る

 

「ここは俺達のアヴァロンだ」

 

「「変身」」

 

アバドンに変身して突撃するがキリトに斬られ、次々とログアウトする

 

「行くぞオラァ!」

 

ブガをルーゴはキリトに必殺技を放つ

 

「昇天!」

 

「やったな」

 

「エンハンス・アーマメント!」

 

二人は凍り付き、砕かれる

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

跡地では、ベル達は周りを見る

 

「おかしい。まさか…」

 

ベル達は急いでどこかに行く

 

 

 

 

 

~祭壇…もとい廃教会~

 

「アヴァロンの完成までもうすぐだ」

 

「させ…るか…!」

 

アルトは扉を開ける

 

「これで儀式は完了だ。世界を滅ぼ「うああああ!」

 

台座にロンゴミニアドを突き刺そうとした所で阻止される

 

「離せ!」

 

振りほどかれ、アルトはロンゴミニアドを地面に叩くが折れなかった

 

「クソッ!破壊不可さえなければ…!」

 

ロンゴミニアドを投げ捨て、モルガンの魔槍を出す

 

「だったら…、これを使っ…あああああああああああああああああ!」

 

魔槍の力を解放すると力が暴走し、黒い空間に変わる

 

「折れろ!折れろおおおおおおおおおおおお!」

 

魔槍をロンゴミニアドに何度も叩きつける

 

「やめろ!それはアヴァロンの為の聖槍だ!」

 

エデンに変身したオベイロンはアルトを殴りつける

 

「壊す…ううう!邪魔するなああああああああああああああああ!うう…ああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

 

槍でエデンを突き刺して薙ぎ払う

 

「壊す!ふぅっ!ふううううううううううう!ああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

 

何度も突き刺す

 

「うあああああああああああああああああああああああああああ!ああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

 

突き刺す

 

「ああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

 

魔力放出の余波でオベイロンは変身が解除される

 

「壊す、壊す…ああああああああああああああああああああああああああああああああ!壊すゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!はや辿り着けぬ理想郷(ロードレス・キャメロット)ォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」

 

「大地の権能!」

 

「うああああ!」

 

そこに、デメテルになった楓がスキルで受け止める

 

「アルト!もうやめて!」

 

アルトは苦しむ

 

「か…か…楓…!うあああああああああああああああ!うう…ああ…」

 

槍を手放すと元の空間に戻り、反動で倒れる

 

「アルト!」

 

楓は受け止める

 

「楓…、何でだよ…」

 

「アルト、一人で死のうとするのはやめて!もう失いたくないの!」

 

「楓…」

 

アルトは涙を流す

 

「俺が間違ってたのか…。楓だけでも守ってやりたいと思った事自体が…」

 

オベイロンは立ち上がってロンゴミニアドを拾い、アルトも立ち上がる

 

「お前がやろうとしてる事も、本気で大切な人の事を思ってるのか?」

 

 

 

 

 

~サーバールーム~

 

サーバールームに着いたキリトはデータを見る

 

「これって被害者達のデータか?ナノマシンで生体データを抜き取ってたのか。何でだ…?」

 

駆動音が聞こえ、人の脳があらわになる

 

「これって…、人の脳…!?」



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REAL×TIME その終わり

廃教会にいる楓に通信が来る

 

「キリトからの通信だよ」

 

『彼らのサーバーに人間の脳が繋がれている』

 

「脳?誰の何だろう?」

 

「オベイロンの婚約者の脳だ」

 

「何故それを…」

 

アルトは指輪を見せる

 

「お前が持ってたこの指輪、彼女も同じのを付けてた」

 

『ナノマシンに関する記録を見つけた。どうやら医療用ナノマシンの実験体第一号がオベイロンの婚約者だったみたいだ。しかし突然ナノマシンが暴走した。そしてオベイロンの婚約者は再起不能となった。だが、そのナノマシンは人の手によって改造されたものだと分かった』

 

「だが、どういう訳か彼女の魂はブリテン異聞帯に流れ着いた事を知った。ナノマシンをばら撒いてNWOのプレイヤーも含めて人間に襲ったように見えたのは、アイツらの脳をデータにしてアヴァロンと入れ替えた際に妖精達から襲われても立ち向かえる戦力の為、お前が創ろうとしてたのは、人と妖精が共存するアヴァロンだったんだな。要は…、襲われたり敗北した人がアヴァロンに行けて…」

 

一方、ベルは廃教会へ向かってた

 

「最初から我々のような者を滅ぼす気でいたか、オベイロン!」

 

「私は…、彼女を救えなかった…。改造による暴走の60分で…、明日奈との人生が…私の人生が終わったのだ…。だからせめて、ブリテン異聞帯でも生きられるように、私自身も人工知能となったんだ」

 

「お前のやり方は間違ってる。何故だ…、何で彼女の想いを分かってあげようとしないんだ」

 

「彼女は…、私のせいで死んだんだ。彼女を実験台にしたのは私なんだよ。恨んでいるに決まっているだろ…」

 

「いいや?そんな事はねえぞ」

 

「お前に何が分かる!」

 

オベイロンはアルトに詰め寄る

 

「分かる。AIナノマシンは確かに彼女を殺しただろう、けど…彼女の心を救ったんだ。飛電或人は『人工知能には心がある。自ら考えて行動する心がある』と言った。ホントに彼女の心は生きてるんだ。アイツはずっと待ってる、たった一人でな…」

 

オベイロンが走り出した瞬間銃撃を受ける

 

「ああっ!うう…!」

 

柱の影からベルが出てくる

 

「約束の時間より早く聖槍を使って妖精を滅ぼした理由が、まさか女の為だったとは」

 

ベルはドライバーとキーを拾う

 

「お前らのような醜い悪意を垂れ流す奴らが、明日奈の命を奪った。お前らをアヴァロンに行かせるわけにはいかない」

 

「いいや?この世界を滅ぼして、我々のアヴァロンに変えてやる!ここからは、私がアヴァロンの創造主となる」

 

LUCIFER!

 

「変身」

 

PROGRISE! ARK! THE CREATOR WHO CHARGES FOWARD BELIEVING IN PARADISE. "OVER THE EDEN."

 

周りの妖精はアバドンに、ベルはルシファーに変身して、ロンゴミニアドを引き抜く

 

「後10分でこの世界は滅びる」

 

「オベイロン」

 

オベイロンに指輪を渡す

 

「無駄d「トライデント・オーシャンレイ」ああ?」

 

トライデント・オーシャンレイでルシファーに攻撃してオベイロンを行かせる

 

「させるかよ」

 

二人は目を合わせる

 

「機械神!来て、ゼウス!」

 

「来い!カオス!機械神!」

 

ZERO-TWO RISE! ROAD TO GLORY HAS LEAD TO GROWIN'PATH TO CHANGE ONE TO TWO! KAMENRIDER ZERO-TWO“IT'S NEVER OVER”

SINGURISE! 破壊!破滅!絶望!滅亡せよ! CONCLUSION ONE...!

 

二人はゼロツーとアークワンに変身する

 

「フン」

 

アバドンが攻撃してくるも、二人で返り討ちにする

 

「無駄な足掻きが!」

 

ルシファーはアークワンに攻撃する

 

「毒竜!」

 

ヒドラの毒液がアバドンを飲み込む

 

投影(トレース)

 

「邪魔をするな!」

 

干将莫邪を投影して攻撃するが喰らってしまう

 

「アルト!うっ!」

 

楓は教会の外に出てしまう

 

「楓!」

 

「よそ見してる場合か!」

 

蹴りをするが、避けられてしまう

 

 

 

 

 

~シンクネットアジト~

 

「俺達を騙しやがって!」

 

「じゃあさぁ」

 

ムーアが加勢する

 

「オベイロンの恋人なんて始末しちゃおーよ、アハハ…」

 

アバドン達の前にキリトが現れる

 

「始末するのは、お前達だ」

 

「たった一人で何が出来る?」

 

そこに垓、唯阿、理沙が来る

 

「所詮はアバターでしかイキれない烏合の衆か」

 

「オベイロンの想いに比べればお前達に同情の余地はない」

 

「知ってる?そういう人って嫌われるんだよ」

 

「黙りやがれ!」

 

ムーアは銃撃で、アバドン達は襲ってくるが四人で迎撃する。囲まれた瞬間、銃撃音が鳴る

 

「わりぃ!遅くなっちまった!」

 

諌とミユキが加勢する

 

「貴様達にアヴァロンへの切符は無い!」

 

「楽園?知らないのか?この世界も捨てたもんじゃないぜ」

 

「「「変身!」」」

 

「フィーバーフロー!」

 

三人はサウザー、バルカン、バルキリーに、ミユキは怪人態になって迎撃する

 

「おい、行け」

 

「おう」

 

三人も加勢する。ムーアは垓と唯阿と理沙の手によって、ルーゴは諌の手によって倒されるが復活する。通用口にオベイロンが入ってくるがブガが立ちふさがる

 

「おっと、やっぱり来たか。この裏切り者が!」

 

そこにキリトが助けに入る

 

「行け!」

 

サーバールームに着く

 

「明日奈…」

 

自身をサーバーに取り込まれる

 

 

 

 

 

~廃教会~

 

ZERO-TWO BIGBANG!

 

「やあ!」

 

ゼロツービッグバンで次々とアバドンを倒す

 

「ふっ!せい!くっ!」

 

「ハハハ…何っ!?」

 

楓が攻撃を阻止する

 

「サンキュー楓」

 

「邪魔をするな」

 

「楓、二人で行くぞ!」

 

「うん!」

 

二人でルシファーを追い詰める

 

「このっ!」

 

ひらりと躱す。一方、アジトのアバドン達も倒される

 

「こんな世界、滅ぼしてやる!聖槍、抜錨…!」

 

「お前を止められるのは…」

 

「「俺(私)達だ!」」

 

♪:REAL×EYEZ

 

ルシファーを蹴り飛ばし、翻弄させて上へ蹴り飛ばして連係プレーで蹴り落とす

 

「アヴァロンの創造主は俺だ…、最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)ォォォォォォォォォォォォ!」

 

PERFECT CONCLUSION・LEARNING:END

ZERO-TWO BIGBANG!

 

「「はあああああああああああああああああああああああああ!!」」

 

二人のキックが最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)を打ち破る

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

アヴァロンにオベイロンが駆けつける

 

「明日奈!」

 

入口からウェディングドレスを着た明日奈が理人を抱きしめる

 

「明日奈、すまなかった。明日奈を…救えなかった」

 

「貴方のせいじゃない」

 

ようやく二人は結ばれる。このシーン、むっちゃウルッと来る(伝われ)

 

 

 

 

 

================================================

 

 

 

 

 

「「はあああああああああああああああああああああああああ!!」」

 

ロンゴミニアドを破壊し、ルシファーを倒す。サーバーは破壊されてアジトも爆発した事で、全国のナノマシンは機能停止し、アヴァロン事変に終止符を打った

 

「たった60分の出来事なんて、信じられませんね。巻添准」

 

「いや、福添だよ!」

 

そして廃教会

 

「ありがとな、またお前に救われたよ」

 

「アルトが道を踏み外しそうになったら、何度でも救ってあげるよ。あれ?そう言えば、何で彼女が待ってるって分かったの?」

 

「アヴァロンから戻る際、『私は元気だよ』って伝えてくれって言われてね。オベイロンが彼女にナノマシンを使ったのは実験じゃなく、持病を治す為に使ったんだ」

 

「てことは、二人は分かり合えたんだよね?」

 

「かもな。んじゃ、帰るとするか!」

 

「そうだね」

 

「あ、そうだ」

 

「何?」

 

「なあ楓、結婚してくれるか?」

 

「…私なんかで良かったら、良いよ?」

 

「お前じゃなきゃダメなんだ。というわけで、早速婚姻届けを役所に出すか!」

 

「待って待って!私まだ書いてないよ~~~!」

 

二人は廃教会を出る




これで姉いつは終わりです。今まで読んでいただきありがとうございました
え、コラボ編?アレは…打ち切りかな、コラボ先の作者との連絡がつかないし


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今頃過ぎるアルトのマテリアル

【マテリアル】

~イラストレーター~

ILLUST:武内崇…だといいな

CV  :高橋文哉

 

 

~キャラクター詳細~

川澄インテリジェンスの次期社長であり、父はNWOの運営の一人で母は婦警をしている。ツッコミ属性持ちだが、ボケの適性がある。

 

 

~パラメーター~

筋力:C- 耐久:B 敏捷:D 魔力:C+ 幸運:B 宝具:EX

 

 

~プロフィール1(絆Lv.1で解放)~

身長/体重:169.1cm・60.0kg

出典:姉に勧められて一緒に始めたら、いつの間にか神聖円卓領域になりました

地域:日本

属性:混沌・悪 性別:男性

 

 

~プロフィール2(絆Lv.2で解放)~

楓に出会ったのは第1回イベント、その後バレそうになってビビった。

理沙に出会ったのは第2回イベント、彼女のやり方はジャック・ザ・リッパーなんじゃないかと思ったそうだ。

 

 

~プロフィール3(絆Lv.3で解放)~

NWOでは『オルタリウス』でプレイし、【両手剣】を使う。

運営の手によって強化され、第4回イベントでメイプルを倒し、14話時点では『メイプルキラー』、『運営からの抑止力』と呼ばれていた。

今はもっぱらアルト用にカスタムされたモルガンの魔槍を使う。

 

 

~プロフィール4(絆Lv.4で解放)~

〇投影魔術:B-

言うまでもない。

 

〇アークの力:B+

自ら生み出した悪意。

悪意に向き合い続けた結果、自在に操るようなった。

 

〇最果てより(人):A

人であるにも関わらず、傷つきながらも立ち上がり、生きて帰還を果たした彼の矜持。異聞帯の王であるモルガンの血を引く彼だからこそ持つ事が出来るスキル。

 

 

~プロフィール5(絆Lv.5で解放)~

『はや辿り着けぬ理想郷』

ランク:EX 種別:対城宝具

レンジ:10~99 最大捕捉:100人

 

ロードレス・キャメロット。

異聞帯のモルガンが使う宝具だが、アルトは制御できない。

 

『悪意果てぬ現実世界』

ランク:EX 種別:対城宝具

レンジ:10~50 最大捕捉:50人

 

マリス・キャメロット。

制御できない『はや辿り着けぬ理想郷』を彼なりに制御できるようになった結果、理想郷とは真逆の『悪意果てぬ現実世界』が完成した。

彼だから使用できる、彼だけの宝具。そこに理想は無く、現実だけ―――

 

 

~プロフィール6(絆Lv.5で解放)~

アルト自身は異聞帯モルガンの子孫で、魔槍を受け取ってからは見た目がモルガンに近づいている。

今となっては髪の長さで見分ける以外ない。

 

  ◆

 

なお、アルトはアークの力を使い、素質はあるもののゼロワンの力は使わない。

何が何でも、誰に何と言われ様とも絶対に使わない。

「アークの力を使ってる時点で、俺がゼロワンなる資格は無い」

(アルト談)とのこと。

 

 

 

 

【クラススキル】

陣地作成B:自身のアーツ性能をアップ

道具作成(アーク)C-:自身の弱体付与成功率をアップ

復讐者(アーク)A:自身の被ダメージNP獲得量をアップ、自身を除く味方全体<控え含む>の弱体耐性をダウン【デメリット】

妖精眼A:自身の被クリティカル発生耐性をアップ

殺塵の果て:自身にシールダークラスへの特攻状態を付与

ダブルクラス:効果無し

 

【保有スキル】

投影魔術:自身のアーツ、クイック、バスターの性能アップ

アークの力:敵全体の弱体耐性ダウン、恐怖状態を付与

最果てより(人):自身にガッツ状態を付与、スター集中度をアップ、クリティカル威力をアップ、毎ターン敵全体の攻撃力をダウン、毎ターン敵全体のクリティカル発生率をダウン、スターを獲得

 

【宝具】

自身に《善》《悪》特攻状態を付与

敵全体に強力な攻撃

呪いを付与

味方全体にNP獲得

 

 

 

 

 

【ボイス】

召喚:「なるほど、俺を召喚したのか。俺は川澄アルト、またの名をアーサー・ル・フェ。妖精國女王モルガンの末裔で、クラスはプリテンダーだ。サーヴァントとしてお前に力を貸そう。…本当はこんな世界滅ぼしたいけどな」

 

戦闘開始1:「さーて、やるとするか」

戦闘開始2:「今日も一日、頑張るぞいってか?」

 

スキル1:「投影開始(トレース・オン)

スキル2:<MALICE LEANING ABILITY>

スキル3:「士気はこうして上げるもんだぞ?」

 

カード選択1:「ああ」

カード選択2:「分かった」

カード選択3:「行くか」

 

宝具カード1:「目に映るもの、全てを悪意の海に」

宝具カード2:「俺の本気を見せてやるよ」

宝具カード3:「悪意の底に、沈めてやる」

 

アタック1:「モルゴース」

アタック2:「分断させる」

アタック3:「アコーロ」

アタック4:「ふん!」

アタック5:「痛みは一瞬だ」

アタック6:「逃がさん!」

アタック7:「内側から、壊れろ」

アタック8:「そらよ」

 

EXアタック1:「オークニーの雲よ」

EXアタック2:「はあああああああ!」

EXアタック3:「やってやるよ。俺は…、本気だッ!」

 

宝具1:「俺に来るな…、殺意が湧く。これ以上の終末を、お前らに用意できるか!消えろ──―全て──―何もかも―――」

宝具2:「全ての悪意、全ての善意、腐るような…世界の終わり。世界を喰らえ―――『悪意果てぬ現実世界(マリス・キャメロット)』!」

宝具3:「それは絶えず見た滅びの夢。報いはなく、救いはない。最果てににも無く、標にすらならないその世界は―――『悪意果てぬ現実世界(マリス・キャメロット)』」

 

ダメージ1:「くっ!うあああああああああああああ!」

ダメージ2:「っ!」

 

戦闘不能1:「俺は撤退する、絶対に勝て!」

戦闘不能2:「ここで油断とか、マズったな…」

 

勝利1:「ふぅ、終わったか」

勝利2:「素材、出るかな」

 

レベルアップ1:「種火って、こんな味なのか…」

レベルアップ2:「うん、レベルアップ上々」

レベルアップ3(霊基封印解除):「戦力が欲しいのか。生憎、手加減はできないもんだ」

 

霊基再臨1:「これが仮面ライダーとしての俺、アークワンだ」

霊基再臨2:「これ以上は無理なんじゃないか?」

霊基再臨3(霊基封印解除):「これが俺のもう一つの姿。人の悪意から生まれ、破滅を望めば世界を滅ぼす悪意の竜。アーク・ヴォーティガーンだ」

霊基再臨4(霊基封印解除):「悪意は悪によって世界を滅ぼし、善意はどんな些細な悪意も許さず、行き過ぎた善意によって世界を滅ぼす。結局、どっちも害悪でしかないんだ。だから、俺が滅ぼす」

 

 

 

 

 

【マイルームボイス】

会話1:「何やってんだマスター、早く行こうぜ」

会話2:「正直、俺がサーヴァントで良いのかなって思うんだよね。まあでも、サーヴァントのなった以上、俺に出来る事があれば言ってくれよ」

会話3:「俺が…、俺がサーヴァントだ!」

会話4(普通のランサーのアルトリア所持):「綾姉ぇ…じゃないな、微ポンコツ臭が無い」

会話5(XX所持):「母…さんじゃないな、出来る女って感じがしないし」

会話6(ヒロインX所持):「助けてくれマスター!アイツが、俺の顔を見て殺すって言って…げぇ!?もう来やがった!?逃げるんだよォ!」

会話7(モルガン所持):「モルガン…、また会えるとはな。俺のご先祖様」

会話8(バーヴァン・シー所持):「アイツ、何で来るんだ?もしかして俺の顔?あ、見つかった。逃げろ!」

会話9(バーゲスト所持):「バーゲスト、犬なのにゴリラとはこれ如何に。…あ、いや、何でもない」

会話10(メリュジーヌ所持):「あー、メリュジーヌ?そういうのいいし、お前の正体分かってるから、挨拶はいいよ」

会話11(ハベトロット所持):「アイツがハベトロット?ふぅん…。楓にウェディングドレス着せてやりたいな」

 

聖杯について(霊基封印解除):「聖杯には泥が詰まってる。終わりを望む俺を生み出した悪意に瓜二つだな。人間の願いってのは、そういうもんだ」

誕生日:「誕生日おめでとうマスター。今日は俺が料理作ってやるよ、豪勢にな!」

好きなこと:「楓」

嫌いなこと(霊基封印解除):「嫌いなものか…。これだけは言える、『なにもかも』だな」

イベント開催中:「イベント?何やってんだよマスター。ほら、行くぞ」

 

絆Lv.1:「マスター、何か用か?え、俺の様子を?何でさ」

絆Lv.2:「敵対する者はマスターだろうと容赦はしない。それだけは覚えておけ」

絆Lv.3:「なあ、何で俺に構うんだ?いや、別にいいんだけどさ」

絆Lv.4:「何で俺がダブルクラスなのか知ってるか?俺の適正クラスはアヴェンジャーだからだよ」

絆Lv.5:「少し俺の過去を語ろうか。俺はな、中学の時アイツに会ったせいでここまで変わり果ててしまったんだ」

 

【他鯖ボイス】

モルガン:「また会いましたね、私の子孫。あれ以来、どう過ごしてますか?」

バーヴァン・シー:「貴方の顔、お母様にそっくりね。もっとよく見せろよ。…あ、逃げた!」

バーゲスト:「モルガン陛下にしては雰囲気が…。何?モルガン陛下の子孫?本当にそっくりですわね…。…何か言ったか?」

メリュジーヌ:「君がモルガン陛下の子孫なんだね?私はメリュジーヌ、元の…え、そういうのはいい?正体分かっている?」

青セイバー:「っ!ヴォーティガーン!なぜ貴方…が…、え?人違い?…そうですか」

 

 

 

 

 

【絆礼装】

~思い出のVR機器~

この機器にはたくさんの思い出がある。

黒い聖剣で蹂躙したり―――

モンスターをテイムしたり―――

人外になったり―――

機神になったり―――

5人に分裂したり―――

隠しダンジョンデートしたり―――

そして、アヴァロンの創造主と戦ったり―――

一度上げたらキリが無い程、思い出がある。

 

~効果~

自身に防御無視を付与

自身相性変更《シールダー》防御時相性有利



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時系列ガン無視の短編集
掲示板と3301匹の蝉。


久しぶりに投稿します


54:黒の妖精騎士 ID:rNZFNVO08

ここだけの話、このNWOとVR機器にAnti Piracy的なのを入れてるんだよね

その音声は↓から聞けるぞ

【URL】

 

55:赤のフォーリナー ID:6b+Om771C

男の場合はメイプルとサリーが、女の場合は俺とアーサーが耳元で囁くタイプだから、ホラー要素もクソもねえけどな

 

56:名無しの槍使い ID:muYCF6Tkn

メイプルとサリーを聞いたけど、よく機材あったな

…いや、大手企業だからあっても当然か

楽天カードマンもあって草

 

57:名無しの大剣使い ID:L8ndhBcAa

あびゃ(尊死)

 

58:黒の妖精騎士 ID:PmQvVXIdV

また大剣使い殿が死んでおられるぞ…

 

59:赤のフォーリナー ID:vx/egYk38

デジたんかよ

 

60:3301 ID:qQl2hTcu7

皆さんこんにちは!

私は知能が高い人を募集しています。

我こそはって人は、下にある見た事ある気がする写真に隠されているメッセージを見つけてみて下さい!

そのメッセージは私に行きつく道になっています。

【XPの風景写真】

 

61:黒の妖精騎士 ID:Ra0AweyF4

もうそんな時期か

 

62:赤のフォーリナー ID:slzPO75cH

だな、俺らも手助けしてやるか

 

63:名無しの大盾使い ID:pTyArxv8N

うーん、メッセージなんてあるか?

 

64:名無しの弓使い ID:9vyTx3NeA

画像は文字列に変換する事が出来る。

その中で見つけた文字が『NERO CLAUDIUS CAESAR AUGUSTUS GERMANICUS says"myyu/…"』だ

ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクスは言ったと書かれてる。その後の文字が暗号なんだが…。妖精騎士、フォーリナー、ヒント教えてくれ

 

65:赤のフォーリナー ID:d+Y4NmYcq

シーザーサラダくいてー

 

66:黒の妖精騎士 ID:HTuYNNFX/

>>64

シーザー暗号だな

>>65

後で作ってやるよ

 

67:名無しの弓使い ID:kaAG15f72

なるほど!

 

68:名無しの大盾使い ID:Ci3rakn9s

シーザー暗号?

 

69:黒の妖精騎士 ID:w9qdl0GHD

>>68

文章の各文字の順に、決まった数だけずらす暗号

例として、俺の先祖の『モルガン』を5文字ずらすと『リヱザオ』になる

こうやって意味不な文字にしてホントのメッセージを隠すやり方だ

 

70:名無しの大剣使い ID:E50gRxV8D

けど、どんくらいずらせばいいんだ?

 

71:赤のフォーリナー ID:/aiWblS4q

>>66

やったぜ

>>70

ネロは5代目皇帝だから、5文字ずらせばいいんじゃね?

 

72:名無しの弓使い ID:M6ZwcjDmr

そうか!5文字ずらせば最初の文字がhttpになる!

 

73:名無しの槍使い ID:Vws5vgmpC

となると、どっかのURLになるな

 

74:名無しの大盾使い ID:pWurGZAph

どこに繋がるんだ?

 

75:黒の妖精騎士 ID:BoJxIXS/r

元ネタ知ってる身としては、これで終わりじゃないんだよな

 

76:名無しの弓使い ID:JIfMFAYju

おいマジかよ…

【鴨の画像】

 

77:赤のフォーリナー ID:/nIgaSwzb

Just decoys this way.

Look like you can't guess how

to get the message out.

意訳すると『かかったなアホが!これは囮だッ!君は暗号を解読する事が無理のようだな!m9(^Д^)プギャー』って書いてあるな

 

78:名無しの槍使い ID:WZyQok6o2

>>77

凄く煽ってて草

じゃあ、最初の画像に他の暗号があるのか?

 

79:名無しの弓使い ID:cvXo1ucuz

いや、この画像への一本道しかないぞ。…うん?

 

80:名無しの大剣使い ID:uC8tb3swy

どした?

 

81:名無しの弓使い ID:7Q73V0kwj

よく見ると、英文に『guess』と『out』がある

というか、guess自体使うのは英文として不自然だ。英検4級取ってる俺だから言える

これは画像をステガノグラフィー解析できるソフト、『out guess』を使えって事なんだろうな

 

82:名無しの大盾使い ID:S2W47o+Lq

ステガノグラフィー?

 

83:黒の妖精騎士 ID:/g5Z1NHBL

>>82

画像の中に別の情報をねじ込む技術の事だ

OUT GUESSのリンクを貼っといた

【OUT GUESSのURL】

 

84:名無しの弓使い ID:AhXoERKm7

マジか!早速DLして解析してみる!

 

85:名無しの大剣使い ID:i2kXpK5TA

しかし、よく知ってるな

 

86:黒の妖精騎士 ID:zgr3Txgy1

>>86

ネットで見た事あるし

 

87:赤のフォーリナー ID:huwAL4lM2

>>86

同じく

 

88:名無しの弓使い ID:7QwRpkRg6

解析したらURLが出てきて、そこには鍵になる文と画像に、書籍関係の情報があったぞ

次の暗号はこの中にある筈だ

【アーサー王伝説の本の画像】

 

89:名無しの大剣使い ID:x8pSv6R6w

アーサー王伝説?この中に暗号があるようには思えないな

 

90:赤のフォーリナー ID:AgQsOVYcB

たまには休憩しろよ

 

91:黒の妖精騎士 ID:wPOeWJx7n

そうだぞ。こっちはこっちで解読してるけど

 

92:黒の妖精騎士 ID:1WyNcrMYs

しかし、一体誰がこんな事を…?

 

93:名無しの弓使い ID:PaBu76dvx

解読したら今度は電話番号だ。早速かけてみる

 

94:名無しの大剣使い ID:3sVCWGrwJ

電話番号?

 

95:名無しの弓使い ID:6Lc0ihopf

機械音声のような女性の声だった。

音声は『よくやりました。3つの素数が最初の風景写真に隠れています。その内の一つは3301。残りは貴方が見つけて下さい。見つけたら、全ての素数を掛けて.comを付けて下さい。健闘を祈ります』だった

 

96:名無しの大盾使い ID:vtXpnYIYi

あの画像に素数?

 

97:名無しの槍使い ID:cykRdYQWZ

色々やってるけど、全然分からん!

 

98:名無しの大剣使い ID:87Hc9FJ5X

俺も!助けて赤えも~ん!

 

99:黒の妖精騎士 ID:eqjKgEJEE

>>98

ドラえもんで草

 

100:赤のフォーリナー ID:S+D1I8YCW

>>98

しょうがないなぁ、のび太君は

ヒント:単純なもの程、見落としやすい

 

101:名無しの槍使い ID:+FEnwUrpW

どういう事だ?

 

102:名無しの大盾使い ID:XPMctZc0I

単純なものって何だ?

 

103:名無しの弓使い ID:QLsCVcHuv

>>100

分かったぞ!最初の画像のサイズが素数になってたんだ!

 

104:名無しの大剣使い ID:LSQpe2Ryl

単純なもの程、見落としやすいってそういう事だったんだな

 

105:名無しの大盾使い ID:7dQUq1ZXJ

分かるか!

 

106:名無しの魔法使い ID:4fS383XYX

今来たけど、大体分かった

 

107:名無しの大剣使い ID:QJzLrMUIz

こっちはPGP署名まで調べたのにな…

 

108:名無しの大盾使い ID:cG4tdT6eh

PGP署名?

 

109:黒の妖精騎士 ID:ai41NR1HN

誰がこの画像を送ったか分かるシステムだ

PGP署名が一致すると、同一人物が送った事が分かる

 

110:赤のフォーリナー ID:HFTaokQYU

とりま、これで一歩前進だな

 

111:名無しの弓使い ID:yh/yZaXJB

そのサイトにアクセスしたら、獅子と盾のようなマークとカウントダウンがあった。解析してみると、〇月☆日の○○時に戻ってこいってメッセージがあった

 

112:黒の妖精騎士 ID:d+AmyeVup

☆日って来週か

 

113:赤のフォーリナー ID:cyQhen9Ef

おーしテメェら、指定された日まで休憩だ

好きなだけ寝ろ

 

114:名無しの弓使い ID:l7HjsHQgQ

そうするわ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数日後~

 

115:名無しの槍使い ID:dCyeJUH1l

とうとうこの日が来たな…

 

116:名無しの大盾使い ID:rt8bV3iDm

どうだ?

 

117:名無しの弓使い ID:bVjI+QSYb

数字が出てきた。何だ?

【サイトの画像】

 

118:赤のフォーリナー ID:VA1IbYIYl

>>117

これは座標だな。指定された座標に行けばいいのだが…

 

119:黒の妖精騎士 ID:6t+dZr7hL

ログインして座標に行ったらあったわ

獅子と盾のマークがあったから、うちのギルドの人がやったのかも

毎回大がかりすぎんだろ

 

120:名無しの大盾使い ID:+sdNaUBj/

マジか

 

121:赤のフォーリナー ID:b3iLbJOrS

どうやら、各層に二つあるみてぇだ。探してくれ

 

122:名無しの大盾使い ID:wqdiPjzP6

分かった

 

123:黒の妖精騎士 ID:HNWl8gXJl

うちのギルドメンバーにもかけあってみる。見つけ次第、写真を送ってくれ

 

124:名無しの大盾使い ID:DiZbbOFM9

分かった

 

125:赤のフォーリナー ID:y5Dx6flKn

>>124

さっきからそれしか言ってねぇな

 

 

 

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

134:名無しの弓使い ID:LnR+2zw4x

お前ら、手伝ってくれてありがとう

 

135:赤のフォーリナー ID:/lOCuxeG6

で、どうなんだ?

 

136:名無しの弓使い ID:FAqHwVtit

読み取ったら画像で、解析したら本へ、解読したらonionドメインのリンクだった

 

137:黒の妖精騎士 ID:M2z2TLKm+

アクセスしたら、メルアド入れる部分と文が出た

文章は『新しいメールアドレスを作って、下記に入力してください。数日以内に番号を送ります。番号を受け取ったらこのサイトに戻ってその数字をURLに加えて下さい』って書いてあった

 

138:赤のフォーリナー ID:hyd4TY7Eh

俺もアーサーも入力したけどな

 

139:名無しの弓使い ID:t8w3SI4t7

俺もとりあえず入力したぞ

 

140:赤のフォーリナー ID:7kGuRecpE

ま、後は俺らだけでやってやるよ

 

141:名無しの大剣使い ID:o37PFQeJC

何で?

 

142:黒の妖精騎士 ID:FKM3PGbok

>>141

最終問題は情報の共有が出来ないんだ。

という訳で、行ってきます

 

143:名無しの大盾使い ID:hAdiJDzZE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数時間後~

 

150:名無しの槍使い ID:pvb7h33Y2

サイトにアクセスしてみたら、『情報を共有しすぎた。私はプロを求めている。ただついて来るものは不要。だから、最初の数人だけが、賞品を受け取れる』って書いてあったな

 

151:名無しの大盾使い ID:dX48oW7A7

とうとう最終問題へ行ったか

 

152:名無しの大剣使い ID:QV3sGNiSo

もうサイトへはアクセスできないし、アイツらの音沙汰が無くなってるのが心配だが、最終問題を必死に解いてるだろうし、ここでアイツらが合格できるように願掛けしよう

 

153:名無しの槍使い ID:RbW1fB5Gh

そうだな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数日後~

 

453:3301 ID:VjpuH3igj

こんにちは!

求めていた者が見つかりましたので、これで終わりにします。

皆様のご協力に感謝いたします。

ですが、このような機会が増えます。

次こそはって人は、ぜひ挑戦してみてください。

 

454:名無しの大盾使い ID:qhWFj8uym

え?

 

455:黒の妖精騎士 ID:cTGxl9xHX

ただいま。最終問題以降の経緯を説明するよ

実はコレ、川澄インテリジェンスの技術部の採用試験だったんだ

俺もフォーリナーも合格した

 

456:名無しの大剣使い ID:ojZiajEXW

>>455

マジかよ…

 

457:黒の妖精騎士 ID:tgnAp7d+B

一応、次期社長なんだけど、技術を磨く為にも頑張ろうかと思う

 

458:名無しの槍使い ID:INJH3B3fJ

お疲れ

 

459:名無しの弓使い ID:k+f0l4s9h

二度とやるか

 

460:赤のフォーリナー ID:U70an+hmc

コイツ、ギフテッドだからプログラミングの腕はダントツなんだよな

 

 



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女王末裔と盾の勇者。

「イズさんに頼まれた素材はこれくらいで大丈夫かな」

 

「うん頼まれてた狼の毛皮30枚、きっちり揃ってるよ!」

 

「よし、じゃあ早く戻って届けてあげよっか」

 

森の方から光が見えた

 

「びっくりした~。今の光って何だろう?」

 

「森の方からだったよね。確かアッチはオルタリウスとモーさんがいた筈だから、見に行ってみよう」

 

「うん!」

 

メイサリは森へ向かう

 

「このあたりだと思うんだけど…」

 

「あれ?オルタとモーさんだ」

 

二人は赤黒セイバーの所へと駆けつけると

 

「俺が元康じゃねぇって事よ~く分かったか?あ゛?」

 

「わ、悪かったから!お前は元康じゃないのはよく分かったから放してくれェェェェェ!!」

 

「あの、止めなくていいんですか?」

 

「わりい、今は無理」

 

モーさんが男性にアームロックをかけてた

 

「オルタ、何が起きてるの?」

 

「実はな、ここで鍛錬してたら急に辺りが光ったと思ったらコイツら(盾の勇者達)が現れてさ、モーさんを見て元康と勘違いして、キレて今に至るって事だ。最初見た時はリンボみたいに『ンンンンンンンンンン!?』って驚いたもんだ」

 

「それはそうと、止めなくていいの?」

 

「アイツも反省してるようだし止めるか。おーいモーさん、ソイツは反省してるしその辺にしてやってくれ」

 

「…チッ、この辺にしてやらぁ」

 

モーさんは男性を解放させる

 

「し、死ぬかと思った…。…で、お前らは誰だ?」

 

「今更かよ。俺はオルタリウス、オルタでいいぜ」

 

「モードレッドだ、モーさんって呼んでくれ」

 

「わ、私メイプルって言います」

 

「私はサリー」

 

「俺は尚文。メイプルとサリー、オルタとモーさんだったか?すまないがここはどこだ?」

 

「町の東にある森の中です」

 

「メルロマルク領のどの辺りか、教えていただければありがたいのですが…」

 

「メルロマルク?NWOの中でメルロマルクって名前は、聞いた事ないなぁ」

 

「ニューワールドオンライン?何だその名前?まるでゲームの名前じゃないか?」

 

「うん、NWOってゲームですよ!川澄インテリジェンスとZAIAエンタープライズが作ったの!」

 

「川澄インテリジェンスの社長は俺の姉だ」

 

「なっ!?」

 

「ねえごしゅじんさまー。げーむって何?」

 

「フィーロ、今は大切なお話中なので静かにしていましょう」

 

「(ゲーム…。つまり俺はまた異世界に召喚されたって事か?)メイプルとサリーにオルタとモーさんだったな。大体の事情は分かった、すまないが俺達は元の場所に帰る為に先を急ぐ」

 

「なら、俺達は手伝わせてもらうがいいか?」

 

「…悪いな、初めて会った人間をそこまで信用する気にはなれない。行くぞ二人共」

 

「「でしょうね」」

 

「待ってよ、ごしゅじんさまー!」

 

「申し訳ありません。失礼します」

 

三人は歩き始める

 

「…行っちゃった。どうしよっか?」

 

「クエスト開始のメッセージも出てこないし、困ったなぁ…」

 

「っつーかよぉ、イリヤといい、今回といい、イレギュラー来すぎじゃねぇか?大方、カレスコじじいのせいだろうけど」

 

「綾姉ぇが関わってたらシバく」

 

「ねえオルタ、放っておくのも何だか可哀想だよね」

 

「よし、追いかけるか」

 

四人は盾の勇者御一行を追いかける

 

「とりあえず情報を集める為にも、町を目指すぞ」

 

「分かりました。でもさっきの四人の協力を断ってよかったんですか?」

 

「転移した直後にすぐ現れて、無条件で協力するなんて信用できるわけがないだろ」

 

「あまり悪い人達には見えませんでしたが…」

 

「ねえごしゅじんさまー。お腹すいたー。馬車引きたーい!」

 

「はぁ…。我慢しろ(全く、二度も異世界に召喚されるなんて…。しかもゲームだと?)」

 

「ちぇー。あ、ごはんの匂い!」

 

嗅ぎ付けたのはモンスターの大軍だった

 

「ナオフミ様!」

 

「モンスターか。行くぞ、ラフタリア、フィーロ!」

 

戦うもモンスターの数が多すぎて押される

 

「くっ…!数も種類も多いし厄介だな(これが本当にゲームの世界なら、モンスターが出現し続ける可能性も考えられるか)」

 

「ナオフミ様!キリがありません!」

 

「フィーロはまだまだ大丈夫!」

 

「撤退するのも手だが…」

 

「【月の呼吸―――捌ノ型:月龍輪尾(げつりゅうりんび)】!」

 

「【日の呼吸―――肆ノ型:灼骨炎陽(しゃっこつえんよう)】!」

 

「【雷の呼吸―――陸ノ型:電轟雷轟(でんごうらいごう)】!」

 

「【霞の呼吸―――陸ノ型:月の霞消(つきのかしょう)】!」

 

四人はそれぞれの呼吸でモンスターを倒す

 

「お前らはさっきの…」

 

「助けに来ました!」

 

「…助かる、残りの敵も蹴散らすぞ!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

全員でモンスターを倒す

 

「よし、これで全部だね!」

 

「ひとまずは何とかなったか」

 

「メイプルさんとサリーさんにオルタさんにモーさん、ありがとうございました。お強いんですね」

 

「メイプルは日柱、俺が月柱、モーさんは鳴柱、サリーは霞柱なんて呼ばれてるし」

 

ちなみに、『NWO四大柱』なんて呼ばれてるそうだ

 

「サリーお姉ちゃんとモードレッドお兄ちゃん、すっごく速かった!」

 

「ふふ、速さには自信あるからね。スキルを使えば一時的だけどもっと速くなれるよ」

 

「俺ぁただ技を真似しただけだ、アイツ(善逸)程速くねぇし威力もねぇ。それに火雷神はアイツ(善逸)自身が作り出した型だから、俺なんかが使ってもいいのかと思っちまうんだ…。今もな…」

 

モーさんは暗い顔で言う

 

(スキルか…。ラフタリアが言う通り四人の強さは想像以上だった。四人からこの世界のスキルについて。、取得条件や熟練度の仕組みなんかを聞き出せれば、新しいスキル獲得につながるかもしれないな)

 

「どうした?尚文」

 

「何でもない。それよりさっきは、信用できないと言って悪かったな。一緒に戦ってみて、考えを改めたよ」

 

「それじゃあ!」

 

「ああ、四人に俺達が元いた場所へ、帰る方法を探してほしい」

 

「よし、乗った」

 

「ここで話すのもアレだし、楓の木のギルドホームにでも行くか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~楓の木ギルドホーム~

 

「じゃーん!ここが私達のギルドホームです!」

 

「俺とオルタは別だけどな」

 

「せやな」

 

「わぁ、良い場所ですね」

 

「ああ、助かる(見た所小規模のギルドだな…。俺が元いた世界の、オンラインゲームに近い感じか?)」

 

「ねえ、お腹すいたー!」

 

「ふふ、何か食べ物を用意するわね」

 

他の面子が登場する

 

「あ、イズさん!」

 

「聞き慣れない声がすると思ったらお客さんか、珍しいな」

 

「よぅ、贋作者(フェイカー)

 

「だからクロムだって!いい加減覚えろ!」

 

「「初めまして」」

 

「こんにちは」

 

「メイプル、オルタリウス、紹介してくれないか?」

 

「尚文とラフタリアとフィーロだ、元いた世界に帰る方法を探す為にここに連れてきたワケダ」

 

「俺から協力を頼んだんだ。何か転移系のアイテムやスキル、伝承について知っている奴はいないか?」

 

「うーん、キャスパリーグは【テレポート】っつースキルがあるが、これは『場所から場所への転移』だから、『世界から世界への転移』はできないんだよな…」

 

「けどよ、カレスコじじいならいけんじゃね?」

 

「いや、根本的に世界が違うから無理だ」

 

「走って帰っちゃダメなの?馬車があればフィーロが走ってみんなを運ぶよ!」

 

「フィーロちゃんが馬車を引くんですか?」

 

「うん!いつもごしゅじんさまたちを乗せてひっぱってるの!」

 

「…」

 

ユイは尚文にヤバい人を見るような目を向ける

 

「はぁ…そんな目で俺を見るな。本人が引きたいっていうんだから、仕方ないだろ」

 

「伝承か…。そういえば前に図書館でそんな話を読んだ事があるよ」

 

「本当か!?」

 

「さすがパチュリーもどきだな」

 

「テメェもう黙っとけ」

 

「喋らんと出番なくなるからや」

 

「メタいぞオイ」

 

「うん、確か【異世界の砂時計】って名前で、町からかなり離れた所のダンジョンにあるはずだよ」

 

「ナオフミ様、手がかりが見つかってよかったですね」

 

「ああ、明日様子を見に行ってみよう」

 

「はい!」

 

「話は終わりか?じゃ、飯にすっぞ」

 

「わーい!」

 

んで飯を食い終わった後(尚文は激辛麻婆豆腐で悶絶)、キャメロットのギルドホームの一室に泊める事にした

 

「本当に今日はここに泊めてもらっていいのか?」

 

「構わねえぞ、部屋の空きがありすぎるからな」

 

「ねえ、ごしゅじんさま、退屈だから遊ぼうー」

 

「俺はこれから町に行ってアイテムの買い出しだ」

 

「ちぇー。じゃあ他の人に遊んでもらうもーん」

 

「じゃ、俺と遊ぶか?」

 

「いいの!?」

 

「アル姉ぇにも頼んでみるか」

 

んでんで、黒青赤セイバーで遊ぶ事にした

 

「いっくよー!それー!」

 

「それにしても、盾の勇者の成り上がりのキャラがいたなんて驚きです」

 

「はいはい、それはアイツらの前では言わねぇようにな」

 

「フィーロね、もっともっと、速く走れるんだよ!それー!」

 

フィーロは速度を上げる

 

「プライミッツ・マーダー、行けるか?」

 

プライミッツ・マーダーは頷いた後、速度を上げる

 

「んじゃ、俺も!」

 

モーさんは脚に【超電磁砲(レールガン)】をかけ、速度を上げる

 

「あ、そうだ。俺の技を見せてやるよ」

 

「なになにー!」

 

んで、披露する事になった

 

「これが俺のスキル、【超電磁砲(レールガン)】!」

 

超電磁砲でコインを弾き飛ばす

 

「すごーい!フィーロの使う魔法と全然違う!」

 

「フィーロちゃんも魔法が使えるのですか?」

 

「うん!見ててね!力の根源たるフィーロが命ずる。断りを今一度読み解き、彼の者を激しき真空の刃で切り裂け!【ツヴァイト・ウィングカッター】!」

 

フィーロも魔法を披露する

 

「全然違いますね」

 

「だな」

 

「おぉ、スゲーな」

 

「えっへん!フィーロ凄いでしょ!」

 

んで、尚文はというとベディヴィエールに案内されてた

 

「ここがアイテムショップです。回復系などを売っています」

 

「とはいえ、この世界の金なんて持ってないからな…」

 

「では、私が払いましょうか?」

 

「…対価はなんだ?」

 

「イズさんに頼まれたダンジョンの素材アイテムでどうでしょうか。彼女は生産職ですから集めておきたいのでしょう」

 

「分かった。ただし、目当ての素材が無くても怒るなよ」

 

「ははは、私と彼女はそれくらいでは怒りません」

 

「ベディヴィエールさん、ありがとうございます」

 

「では、次の店に行きましょうか。行きたい店はありますか?」

 

「この辺りの武器や防具が見てみたい(装備品はゲームの特徴が出やすいからな。俺達の世界にない物が手に入るといいんだが…)」

 

「では、イズさんの店に行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

勇者御一行と四大柱は目的地のダンジョンに向かってた

 

「ギルドホームを出て結構歩いたが、【異世界の砂時計】があるダンジョンはまだ先なのか?」

 

「マップを見るに、まだ先みたいだ。この辺りからモンスターが強くなるから気を付けろ」

 

「このメンバーなら苦戦することはないし、心配しなくても大丈夫だけどね」

 

「ここまで何度か戦闘がありましたけど、皆さん強くて驚きました」

 

「フィーロもビックリ!オルタお兄ちゃんって、月の力使えるんだね!」

 

「本来の使い手は血鬼術も使ってるけどな」

 

「けっき、じゅつ?」

 

「ちなみに、私は日の呼吸だよ」

 

「言うなれば俺は月でメイプルは太陽だな」

 

「何というか、真逆だな」

 

「!?皆さん話はそこまでです!」

 

「そこにいるのは分かってるよ、出てきたら?」

 

陰からクリスマスローズが出てくる。今後はモブと呼ばせてもらうけど

 

「まさか私の存在に気が付くとはね。ってそれよりも君達、今すぐソイツらから離れるんだ!」

 

「あ?尚文の事か?」

 

「ああ、ソイツらは君達を騙そうとしている!私が悪の手から救ってあげよう!」

 

(モーさん)

 

(ああ、おそらくアイツもいるはずだ)

 

(この言われよう…。似たような事が以前にもあったな)

 

「ナオフミ様、これって」

 

「ああ、ビッチがまた何かやっているのかもしれないな。だが、降りかかる火の粉は払うだけだ!行くぞ!」

 

「ちょっと待った。…オイ、さっきのはどういう事だ」

 

モーさんはモブに近づいて胸倉を掴む

 

「そのままの意味だよ」

 

「誰がんな事言った」

 

「君のような乱暴な人に教えてあげるt「…もういい、テメェに聞いた俺がバカだった」

 

超電磁砲でモブを殴り飛ばす

 

「行くぞテメェら」

 

「おー!」

 

(さっきの襲撃者の口振りから、裏でビッチが糸を引いている可能性が高いな…。なら、オルタ達を巻き込むのは悪いか。…いや、コイツらなら大丈夫か。殴ったら高速で飛んで行ったが、今のは何なんだ…?)

 

しばらく歩き、オルタはマップを見る

 

「もう少しだな」

 

「なるほど、珍しい護衛クエストを受けているという話は本当だったみたいだな」

 

炎帝の国が立ちはだかる

 

「ミィ!?」

 

「待っていたぞ、四大柱」

 

「炎帝の国が何でこんなとこにいんだよ」

 

「噂を確かめる為ですよ」

 

「その護衛対象を倒す事が出来れば、メイプル達と同じくらいの強いスキルが手に入るって噂がネットで広まってるんだ」

 

「え、マジ?」

 

「掲示板見てないのか?」

 

「ちょっと待ってくれ」

 

オルタとモーさんは慣れた手つきで掲示板を確認する

 

「うわ、マジかよ…」

 

「ホントにあるな…」

 

「だからここで、確かめさせてもらう!」

 

「全く…。あのビッチがやりそうな事だな」

 

「かなり強そうな相手ですが、やるしかないようですね」

 

「ごしゅじんさまー。やっつけていいの?」

 

「ちょっと待った~!」

 

オルタが間に割って入る

 

「ミィ、お前とは古いアニメスタジオの仲だから戦いたくない」

 

「オルタリウス、私もだ。お前とは戦いたくない」

 

「なので!俺のギャグを披露するぜ~!」

 

「…っ!?」

 

ミィの顔に力が入る

 

()()を見つめる()()ーン!」

 

「…ンフッ」

 

()()で起こったサス()()ス!」

 

「フ…フフ…」

 

C()D()が当たって嬉()()()()()!」

 

「あはははははははははははははは!もうダメ~!」

 

我慢できずに笑ってしまう

 

「びょ()()から、びょびょびょ()()()()()と帰ろう!」

 

「あはははははははははははははは!」

 

()()は広い!()()()()が広いなあ~!」

 

「もうやめて~!あはははははははははははははは!ひ~っwwwひ~っwww」

 

()()()()()で映画を観る前は~、手洗いや消毒でナイ()()()()()!はい!オルタじゃ~~~~ないと~~~~!」

 

「あはははははははははははははは!お腹が痛いよ~!あはははははははははははははは!」

 

「ミィ、こんなギャグで笑うんですか…」

 

「アレのどこが面白いのかな…?」

 

炎帝の国は撤退する

 

「んじゃ急ぐぞ。今回は炎帝の国だったからよかったものの、次のギルドが来たらマズイぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ダンジョン~

 

「ここだな」

 

「まだ何か罠があるはずだ、全員気を付けて進もう!」

 

奥に進み、到着する

 

「これが【異世界の砂時計】か…」

 

「確かに俺達の世界にある【龍刻の砂時計】によく似ているな。これなら…」

 

「なるほど。ネットの噂はあまり信用していなかったが、今回ばかりは真実だったみたいだな」

 

今度は集う聖剣が現れる

 

「何で嘘かホントか分からない情報を、真に受ける奴が多いんだ…?」

 

「これがネット社会だ…。諦めろオルタ」

 

モーさんはオルタに肩に手を置く

 

「その盾を持った男が護衛対象って奴か?」

 

「ソイツを倒せば、強えスキルが貰えるんだろ?楽勝だぜ!」

 

「ふふん♪今日こそはやっつけちゃうんだから!」

 

「よりにもよって、リーダーと幹部が勢ぞろいかよ…!」

 

「さっきの人達と同じか、それ以上の強敵ですね」

 

「私達『NWO四大柱』なら気を引き締めれば大丈夫!」

 

「そうか?いくら四大柱でも、不安要素があるんだが…」

 

そこにマインが現れる

 

「確かにその人達だけだと不安ね」

 

「はぁ…やっぱりお前か。この面倒な事態を引き起こしたのは」

 

「尚文さん、この人は?」

 

「何かにつけて俺を陥れようとするクソ野郎だ」

 

「尚文、コイツは女だからクソ野郎じゃなくてクソアマだ」

 

「なるほど、クソアマか」

 

「いいか?女にはクソアマ、男にはクソ野郎だ。覚えとけよ」

 

「分かった」

 

「この方々や先程の方々に、嘘の噂を吹き込んだのも恐らくは…」

 

「フィーロこの人キライ!」

 

「つーかよぉ、何で尚文らを狙うんだ?」

 

「こんな奴の考える事は知らん」

 

「なら教えてあげましょうか。メルロマルクから遠く離れたこの地なら、誰にも邪魔されずに【盾の勇者】を亡き者にできるからよ!」

 

「なるほど。典型的な悪役って事ね」

 

「さあクリスマスローズ様にモトヤス様。あの悪逆非道な【盾の勇者】を倒し、新たな力を手に入れましょう!」

 

「もちろんだマイン!美しく華麗な剣で打ち倒してあげましょう!」

 

「はぁ…、またか…。俺ってそんなに似てるのか…?」

 

モーさんがまた元康と勘違いされ、キレるどころか呆れてしまう

 

「俺達以外にも護衛対象を狙うギルドがいたか。まら、先を越されないようにしないとな。行くぞ!噂の真g「【霊基封印解除】」…何?」

 

オルタはモースに包まれると、黒く禍々しい姿になる

 

「う、嘘だろ…!?」

 

「何なの…?あれ…」

 

「アイツ、本当に人間か…?」

 

「オルタリウス…、お前は何者だ…?」

 

集う聖剣は彼の姿を見て畏怖する

 

俺は人間の悪意から生まれた存在でもあり、妖精國女王モルガンの末裔でもある。

悪意を監視すると共に、自らの破滅を望んだこの世界の意思の具現。

―――名をヴォーティガーン

アーク・ヴォーティガーン

集団でしかイキれないイナゴ共(シンクネットの信者)を滅ぼした『悪意の竜』だ

 

「【レボリューション】」

 

ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!フハハハハハハハハ…!

 

続けて機械神のコア(ヘファイストス作)を体内に突っ込む

 

「ぐっ…!【フィーバー…フロー】…!」

 

フハッハッハッハハハハ!フハッハッハッハッハハハハハ!!

 

「ううう…、うああああああああああああああああああああああああ!

 

フィーバーフローを発動させると、不貞隠しの兜をそのまま怪人化させたような外見になる

 

「モ、モードレッド…。お前…本当に人間か?」

 

あ?俺ぁもう人じゃねえよ。まぁここだけの話、俺こと『モードレッド・エボル』と、オルタこと『アーク・ヴォーティガーン』は、NWOのラスボスにする予定らしいけどな。あ、この事は誰にも言うなよ?

 

行け

 

モースを操ってモブとマインに襲撃させる

 

「な、何だコイツは…!?」

 

モブは呪いで体が崩れ落ちる

 

「か、体が…!崩…れ…」

 

そして、塵になって消える

 

「い、嫌…!誰か…、助け…」

 

なら、助けてやるよぉ!

 

モースごとマインをビームで薙ぎ払い、壁ごと破壊する。

それ見た人集う聖剣は、彼に恐怖して戦意喪失した一方、尚文一行も恐怖する。

※一般的なデス扱いなので、復活しても問題ありません。

 

尚文、こんなんでいいか?

 

「あ、ああ…(アーク・ヴォーティガーン、その気になれば世界を呪って人々を滅ぼせる存在…。どこまでも恐ろしい奴だ…)」

 

それよりも砂時計を

 

「ああ」

 

尚文は砂時計を調べる

 

「砂時計自体には転移する機能はないが、ここからなら【ポータルシールド】が使えるみたいだな」

 

帰れるんだよな?

 

「ああ、お前達のおかげだ。ありがとう」

 

「そこでモースまみれで倒れてるマインって人はどうするの?」

 

「このまま置いていけばいいだろ」

 

「ナオフミ様。それはさすがに…」

 

「…確かに放置してこの世界の人達に迷惑をかけるわけにはいかないか」

 

「そういう意味じゃなかったんですが…」

 

「俺達が連れて帰る。これ以上迷惑はかけられないからな」

 

「モードレッドお兄ちゃん、オルタお兄ちゃん、また遊ぼうね!」

 

「今度会った時は俺だけの新しい型を生み出したりしてな」

 

「皆さん、本当にありがとうございました。この恩は忘れません」

 

「また遊ぼうね!」

 

「…(メイプル…元々は俺と同じ盾使いで、メンバーから慕われている【楓の木】のリーダーか…。何か一つ掛け違えば、俺にもそんな未来があったのかもしれないな…)ああ、約束だ!【ポータルシールド】!」

 

尚文御一行は元の世界に戻る。

ちなみにマインは、元の世界で元康をモードレッド・エボルと勘違いしてトラウマが発症するわ、毎回寝る度にアーク・ヴォーティガーンが使役するモースに呪われる夢を見るとか

 

「うわ、一瞬でいなくなっちゃった」

 

「元の場所に帰ったんだね」

 

なんつーか…、寂しい感じだな

 

結局、コレ何だったんだ?

 

さあ?

 

「でも楽しかった!またいつか、尚文さん達と、会えたらいいよね!」

 

「うん、そうだね」

 

んで、運営側はと言うと―――

 

「なあ、メイプルがまた何か特殊なクエストを起動したみたいだぞ。掲示板が凄く盛り上がってる」

 

「今度はどのクエストだ?というか、何のスキルを獲得した?」

 

「それが、三人パーティの護衛クエストだって。こんなの実装したっけ?其雄、見れるか?」

 

「ちょっと待ってろ。えーと、更新履歴はっと…」

 

其雄は更新履歴を確認する

 

「…それっぽいのはないな…。帰ったらアルトに聞いてみるとするよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夜:アルト宅~

 

「なあアルト」

 

晩飯中に其雄がアルトに質問する

 

「どした?」

 

「今日、掲示板が凄く盛り上がってたけど知らないか?」

 

「…父さん、『盾の勇者の成り上がり』って知ってるか?」

 

「確か尚文が異世界に召喚されて…、まさか」

 

「俺らは尚文御一行がメルロマルクに帰る為に手伝ってた」

 

「他には?」

 

「マインがいたな」

 

「あの人は尚文を悪者扱いするあの人は嫌いです」

 

綾香がムスッとした顔で言う

 

「てかさ、尚文御一行といい、イリヤといい、イレギュラー来すぎじゃね?」

 

「イリヤまで来てたんですか」

 

「BiC開催の前日、バーサーカーのカードを拾ったら体内に入って意識を失い、気が付いたら楓に介抱されてた。話を聞くに、『私の血を濃く受け継ぐ者』って言ってたようで、アヴァロン事変で会ったモルガンが私の末裔って言ってたな」

 

「つまり、私達川澄家はモルガンの血筋を持ってて、アルトはご先祖様の血を持ってると…」

 

「そうなるな」

 

「その髪と目は先祖返りって事だよな?」

 

「それに、アルト自身がヴォーティガーンですか…」

 

「リアルでもなれるぞ。見せようか?」

 

「「いえ、結構です」」



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