飛翔鳥と女傭兵達の転生 (Albinia)
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1話

私達は戦場に居た、クライアントから前線の押し返しを頼まれて来たのだが、状況は聞いてたよりも酷く戦える味方は200名程しかいなかった、前線の指揮官から話を聞いてみると驚くような言葉が帰ってきたのだ

[新人兵士が集まった1小隊が奇襲作戦開始を勝手に行い、その小隊が勝手に射撃を始めたことにより奇襲は失敗味方は大損害を被った]

私達は正直、こんな軍隊で大丈夫なのか?、と思ったがクライアントから既に依頼を受けて来ている以上今更辞めるなんて事も言えないため、渋々前線に向かうのだった

アリシア:隊長っ!!味方がやられました残っているのは私と隊長と基地に置いてきた飛翔鳥だけです。

 

アルバニア:仕方ないわね、飛行基地まで撤退するわよ、残ってる食べ物と弾薬を持てるだけ持って!

 

アリシア:はい!

 

アルバニア:相手の攻撃が苛烈になってきたわね、そろそろ出発しないと...弾は持った?そろそろ行くわよ!

 

アリシア:了解、行きましょう隊長!

 

アルバニア:走れ!走れ!走れ!止まったら死ぬわよ、クソっ、戦車まで来たわね、対応してる暇なんてないわ!そこの岩陰に入ってそのまま戦車からの射線を切りつつ稜線裏まで逃げるわよ

 

砲手:敵兵士2名発見、榴弾装填

 

装填手:榴弾装填完了っ

 

砲手:ファイア

 

アルバニア:きゃあっ

 

砲手:敵兵士至近弾、もう一人が助けに向かってます再度榴弾装填

 

装填手:了解榴弾装填っ

 

アリシア:隊長っ!

 

アルバニア:馬鹿っ!逃げなさいまた榴弾が来るわよ。

 

アリシア:いいえ、もう逃げれません、この先遮蔽物はありませんから逃げても機銃掃射でやられるだけです。

 

アルバニア:そう、なら仕方ないわねあなたの好きにしなさい、幸せな生活ってなんて事は無かったけどあんたと一緒の時は楽しかったわ

 

アリシア:隊長私もです。

 

装填手:榴弾装填完了っ!

 

砲手:ファイアっ!

 

そして傭兵2人は戦車砲に撃たれて戦死、基地も敵の爆撃により焦土となり伝説の飛翔鳥と傭兵2人は行方不明となった。

 

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アルバニア:うーん、ここは...洞窟の入口付近か

 

アリシア:あっ、隊長やっと起きましたか

 

アルバニア:私達は榴弾の爆発でやられたはずだけどなぜ生きているのかしら?アリシア

 

アリシア:分かりません、私も目が覚めたらこの洞窟の中にいたんです、少し外を見てきましたが、ここは私達の知っている場所ではなさそうです。

 

アルバニア:と言うと?

 

アリシア:外にはおとぎ話にしか出てこないようなワイバーンみたいなものが飛んでますし、近辺の植物にも私達が知らない草木がありました、なので私達が居ていた世界とは別の次元の世界に死後転生したのかも知れません。

 

アルバニア:そう、それで私の飛翔鳥は?

 

アリシア:彼はこの洞窟の外で周囲を見張ってくれてます

 

アルバニア:ならこの世界の事を空から見れるわね、準備して行くわよ、

 

アリシア:わかりました、隊長

 



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