もしもFortniteの舞台が仮想現実だったら (あぽあん)
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初心者時代
第一話 仮想現実への飛び立ち


 

『ピンポン』

 

「宅配便です」

 

「お疲れ様です」

 

「ここにサインをお願いします」

 

「はい」

 

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ついに届いた、最新版のゲーム機と今勢いのある仮想現実版Fortniteだ。

 

時は2×××年

 

とりあえず自己紹介をしよう

 

僕の名前は小寺優

どこにでもいる普通の高校生だ

僕の趣味は昔のゲームを遊ぶことと調べることだから今回出たFortniteの初代も知っている

 

なぜそんな昔のゲームが好きな僕が最新のゲーム機を買ったか、それは簡単な話で友達に誘われたんだ。理由はそれだけ、じゃあ話を戻そう

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

アイツはこのゲームのβ版からやってるって言ってたな、まぁいいとりあえず始めよう

 

箱の中からゲーム機を取り出す

 

「おぉこれが最新式なのか」

 

見た目は腕輪、意識を転送して遊ぶらしい

これだけ聞くとものすごく怪しいが、国が公認してるから大丈夫、それに転送中に充電が切れたとしてもこちら(現実世界)に戻されるようになっているらしい……周りから見たら寝てる人ってことになるな

 

ソフトは本体にあらかじめダウンロードにしておいた

 

ゲーム仕様は初代と差があんまりないらしい

操作感はまるで違うがな

 

腕輪を装着してコンセントにコードをさす

そして横についたボタンを押す

 

『意識を転送しますよろしいですか?

転送するなら腕輪をタッチ、やめるなら腕輪を外してください』

 

僕は軽く腕輪をタッチする

 

『意識の転送を開始します』

 

何かに吸い込まれる感覚、これが最新式のゲーム機の力か

 

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『転送が完了しました、あなたが今いるところは仮想現実世界です、それではまず初期設定を開始します……まずあなたの名前を教えてください』

 

僕は迷わず ユウ と入力する

 

『ユウさんですね』

 

その後初期設定を終了すると

 

『この本体はあらかじめFortniteがダウンロードされています、起動しますか?起動するならはいと頭の中で唱えるようにしてください』

 

言われた通り頭の中で唱える

 

『それでは起動します』

 

周りが急に暗くなったと思ったら目の前にFortniteと書かれたロゴが浮かび上がった

 

『Fortniteにログインしますか?』

 

そう聞かれ、僕はあらかじめ用意しておいたアカウントのIDとパスワードを頭の中で唱える……すると

 

『ログインが完了しました、次にキャラを作成、もしくはスキャンしますか?』

 

スキャンを選択する

 

『スキャンが完了しましたでは、ロードを開始します』

 

……ロード中……

 

目の前が暗くなり、そして周りの景色が変わった、ロビーに着いたようだ

 

「確かアイツはこの噴水で待ってるって言ってたっけ……何だ来てねぇじゃん」

 

そういって噴水の端に座る

 

「それにしても凄い人の数だな」

 

製品版が来てからまだ一日、新規参入が多いようだ

 

「あ、そういえば自分の姿って」

 

そう言って自分の姿を確認する

どうやら初期スキンの服のようだ

 

「設定でもしてるか」

 

そう言ってオプションを開く

 

「とりあえずBGMがうるさいから押さえてそのほかは……」

 

終わったー

 

「あ、優もう来てたのか」

 

声の方向を見る

 

「来るの遅えよ、15分のオーバーだ」

 

「細かいことは気にするなって」

 

こいつの名前は指原智生、β版からやってるFortniteプレイヤーだ、僕の数少ない中の友達だ

 

「じゃあさっそくやりますか」

 

「あ、その前にパーティー組もう」

 

そう言って智生が手を動かす

 

『トモキさんからパーティー申請が送られてきました、どうしますか?』

 

申請を受けるを選択

 

『パーティーが組まれました』

 

「あ、ついでにフレンドになっとこうぜ」

 

『フレンド申請がきました』

 

申請を受けるを選択

パーティーリーダーは智生だ

 

じゃあマッチング開始するぞ

 

「これ参加するにはどうするの?」

 

マッチングが終了すると自動的にバスのところにテレポートされる、そこに乗り込めば試合開始だ

 

ついに試合が始まる

 

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『マッチングが終了しました、バスにテレポートします』

 

ここがバス乗ってる人の人数割合は僕と同じ新規参入者が多いみたいだ

 

「マップを見れば今いる場所がわかるぜ」

 

「それは知っているが出し方がわからん」

 

「念じればいいのさ」

 

念じる……おっマップが表示された、ん、ピンがさされた場所がある

 

「ピンがあるのがわかるだろ、そこに降りるからな」

 

「じゃあ降りるぞ」

 

「え……どうやって」

 

聞きたくないのだが

 

「飛び降りるに決まってんだろ、じゃあ降りるからな」

 

そう言ってトモキは降りて行った

高所恐怖症ではないが、さすがに勇気がいるよな

 

「何やってんだ、早く来い」

 

ボイスチャットでトモキが言ってくる

 

「行くしかないか」

 

そう言って飛び降りる

 

「まずは家の屋根に……そこでいいか」

 

なんとかバスから降り家の屋根の上に乗った、そして屋根を壊す、すると

 

『パァ〜』

 

これは間違いない宝箱だ!

そした開く、出たアイテムは

 

アサルトライフル

 

弾薬

 

資材

 

医療キット

 

家の中を探すぞー!

 

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結果的に所持アイテムは

 

ショットガン

 

アサルトライフル

 

サブマシンガン

 

グレネード

 

ミニシールドポーション

 

となった

 

「アイテムの選別の知識は入っているようだな」

 

「初代Fortniteをやったことがある身だからな」

 

「今やってる人いるのか?」  

 

「地味にいるんだよ、この頃が楽しかったって人が」

 

「まぁ好みは人それぞれだ」

 

そして何もなくアンチ移動に……ならなかった

 

「なぁあれ敵じゃね」

 

「うん敵だね」

 

「撃つぞー」

 

そうトモキが言った瞬間、アサルトを構えて撃った

 

「22、26シールド割ったぞ」

 

「よくやったユウ」

 

「詰めるぞ」

 

「おう……あ」

 

「どうした?」

 

「建築の仕方わからん」

 

「そうだった、とりあえず仕留めてくる」

 

そう言ってトモキは2キルした

 

「早くない?」

 

「初心者だったから、とりあえず建築はこのパッドを取り出すんだ」

 

「これか?」

 

そう言って腰についたパッドを手に持つ

 

「あぁそうだそれで壁を選択すれば『ピシュン』うっ」

 

トモキは説明中に青い光に包まれて消えた

 

「ん、大丈夫か?」

 

「ユウ、とりあえず動け」

 

「了解」

 

僕はその場から離れた草むらに隠れる

 

「俺はスナイパーで抜かれた」

 

「知ってる、さっき切るログに出てた」

 

「だから気を付けろ」

 

そうトモキが言った瞬間後ろから足音が

 

「敵が来る」

 

「大丈夫だこちらに気づいていない」

 

そして僕は草むらから出ようと歩いた瞬間……

『バーン』

 

どうやらショットガンでヘッドショットを決められてしまったようだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

僕たちはロビーに戻っていた

 

「ドンマイ、ありゃ猛者ぽかったからな」

 

「僕の練習不足だ」

 

「まだ練習してないだろ」

 

「それもそうだった」

 

そう言って笑い合う

 

「じゃあクリエに行こうぜ」

 

「あるのか、クリエイティブ」

 

「当たり前だ、そこで練習するぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二話に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一話end



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