Re:零から始める慢心生活 (虫の佃煮)
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蝕まれる意識

誤字が合ったら報告お願いします


これは本気でやばい、体に満ち溢れる力とは別に、自身の意識を強大な自我に侵食される。肉体が変容する感覚を味わいながら、彼は覚悟を決める。自身の意識がどれだけ薄くなろうとも、自身が別の者になりはてても、彼女を守り通して見せると

 

「あら残念、もう飲まれてしまったのね、でも貴方の腸きっと綺麗な色をしているわ」

 

「フハハハハ俺を殺すと大きく出たものだ、フハハハハハハハハハハ何だ貴様、我の腹筋を崩壊させ動けなくなった所を狙うつもりか……フハハハハハ、サテラとやら後に記しておけ、王腹筋大崩壊とな……では早々に幕引きとするとしよう、潔く死ね……雑種ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは不味いことになった、俺は良く通う近所のコンビニの自動ドアから出たらそこは見ず知らずの大通りのど真ん中だった、まあこれはオタクの夢見る異世界転移ってやつだ、ニートだった俺には神がくれた第二の人生てとこだ。だが、言葉は通じるが文字は分からんそこまではまだ良い。だが、ここからが不味い、何を隠そう俺は天魔不滅の1文無しだ

 

「まあ、高校中退、無一文の俺だが、異世界のお約束てのもあるし「ブツブツ言ってねえで早く出すもん出せっつてんだろ」」

 

状況も最悪チンピラ3人に絡まれ中だ、先程女の子に冥福を祈られた、強く生きろ…か、まあいい今はそれよりこいつらだ

 

「(だが俺にはお約束の転生特典がある)おい、てめぇらこの俺様に盾突いたにはどうなるか分かってんだろうなぁ」

 

そう言い俺は、まずデカい男の顔面を一切の加減なく右ストレートで打ち抜き、ちっちゃい奴を格ゲーお馴染みのローキックからの肘打ち溝に決まった。最後の一人はナイフを持ってたから

 

「すいません俺が全面的に悪かったですッツガフぅ」

 

スバルは細い男にまるでサッカーボールを蹴るかの様に、蹴り飛ばされる。

 

「もう遅せぇよ、ドォラ」

 

俺にナイフが振り降ろされる。俺の肩にくい込む……いやくい込む筈だった。だが、その軌道に黄金の歪みが現れており、そこから出ている。剣?用途不明のものがナイフを防いでいた。

 

「てめっ何しやがった」

 

「いや、俺にもわから……ぬは…グッ……はっ」

 

何だ今の勝手に喋って、危ねぇ一瞬ボーとした。

 

だが、いまのは、何なのかは分かるギルガメッシュの王の財宝だった詰まり俺の特典は、英雄王の力だ。だったらもう、無一文もチンピラも関係ねぇ後はこいつらぶっ飛ばして、自由きままな異世界生活だ

 

だが、スバルは気がついて居ない、自身の頭髪の実に三割が黄金の髪にかわり2cm程背が伸びている

 

「覚悟はいいな雑種共」

 

まただ、俺は、本来ならチンピラ共と言おうとしていただが、実際俺の口が発したのは、英雄王の、口調だ

 

「疾く失せよ」

 

展開された門は、三門だが、俺の意思で狙いを地面に変更した

 

英雄の証宝具の原点たる武具が街の道にクレーターを作り出すまるで火薬が爆発したかの様な音がなりチンピラは大通りまで吹き飛ぶ、だが吹き飛んだのが問題の始まりだった大通りでは叫び声と衛兵を呼ぶ声が聞こえる

 

不味い、さっきより何かボーとする…………いっその事全て殺してしまうか……???不味い、意識まで英雄王のそれに

 

俺は門を展開お馴染みのあれ謎のUFOことヴィマーナをだして逃走と言うか町を護るため

 

「そこまでだ」

 

その声は凛として戸惑いが無いそれでいて相手を圧倒する声だった。

 

普段の俺なら、焦ったのだろうが英雄王に侵食されつつある俺は、何も感じない

 

「たとえ、どんな事情があろうとこれ以上の町への破壊行為は僕か認めない」

 

その声の主は青年だ燃える赤髪、勇猛以外例え用のない輝く蒼い瞳

 

この男が只者では無いとひと目で分かる

 

「あ〜確かに道を壊したのは俺だけどこれは政党防衛だ。そこは我を信じよ」

 

俺は全く物怖じせずに言い切った

 

「そうなのかい、しかし、僕の独断では……」

 

「その人は全くの無実よこれで捕まっちゃったらその人がすご〜く可哀想だから許してあげてラインハルト」

 

「そうですか……分かった上の方には、悪漢3人に仕方なく応戦した者が居たとだけ伝えておくよ。後、お詫び?と言ってはなんだけど僕はラインハルト詰所に名前を出して貰えれば後で何か手伝うよ」

 

「我は英y…菜月昴まあ、ウルk、遠い所から来たまあ、よろしくなラインハルト、後、なんか悪いな」

 

「………………」

 

「何を惚けておる?」

 

「いや、立場上、対等に話してくれる人は少なくてね、つい、ね……てっえ綺麗な金色の髪だね……!!深紅の瞳?!もしかして君は王族かい」

 

「何をあt……いや、俺は天魔不滅の無一文だ王族がどれだけ羨ましいか、でもそんなに珍しいのか?答えよ」

 

「王族の特徴だからね……おっと不味い、大通りが揉めて来たからまた今度」

 

そう言い残すとラインハルトは大通りの人混みへと入って行ったチンピラが逃げたようだ

 

「(さて、あのフードを被った小娘は以下に大儀をねぎらうか、ほお、なるほどあのフード僅かばかり魔術かけてあるようだ)」

 

俺は、フードの小娘の方に歩む

 




途中からギル混ざりすぎて髪が金色になっているのが意識ができなくなっている

172から現在179cm

金髪、深紅の瞳

スバル6割ギル4割もうすぐで俺がルールになる


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王の戯れ

「我は暫く大人しくしておく……人生最後の会話、努楽しむがい、まぁ我を呼んだのは貴様だ、悔いは無いのだろうがな……フハハハハ」


俺はフード付きの子の近くまで来たが顔が何故か見えない、だが何故か懐かしい感じがする。前にずっと一緒だった様な感じだ。まあいい礼をしないとな

 

「あの〜さっきはマジで助かったありがとな」

 

「ええ、そうねだってあなたを助けないと私の紀章は帰ってこないもの、だから返して」

 

「紀章?……何の事だ?」

 

「とぼけないで、私の稀少を取ったのは金色の髪をしている人なの、そんな子滅多にいないのだからお願い返して……じゃないと私、すご〜く困っちゃうの」

 

「悪いけど、俺は紀章なんて知らない。でも、金色の髪の女の子なら、さっき俺の横を通り過ぎた」

 

「でも、そんなの」

 

「嘘じゃ無いよ、リア」

 

リアと呼ばれた女の子の横に猫?が浮いている

 

「うおっジバニャンじゃ無かったか、もしかしてこの猫精霊か?」

 

「そうだよ~まあ、分かって当然って所だね~でも、君も似たような物じゃないの?」

 

「パック、それって?」

 

「あ~彼が精霊って訳じゃないよ。似たような何かって事だから」

 

何か喋っているが、俺の意識はそっちじゃない、パックが出てきた時フードが外れたのだ、その顔に俺は衝撃を受けた。とんでもない美少女だ。

 

「それより、あなたが見たっていう、金色の髪の子は何処に行ったのあっちだ」

 

俺は少女が向かった方向に指さす

 

「向こうって貧困街の方」

 

「その、良かったらだけど俺も手伝おうか?」

 

「えっだって私、ハーフエルフだよ」

 

「それが、どうかしたのか?」

 

「それに銀髪で嫉妬の魔女の容姿そのものなの」

 

「そんなの関係無い、おれが助けたいから、手伝うんだ」

 

「でも……」

 

「いいんじゃ無いのリア、なんか彼はいい人そうだしね」

 

「じゃあよろしくな、ああ、俺は菜月昴、君は?」

 

「私は、エミリア、ただのエミリアよ」

 

その子の笑顔を俺は一生忘れないと心に誓った

 

 

 

「じゃあ早速だけど行きましょうか」

 

「だけどリアもう夕方だから僕はもう休むね、何か合ったら彼に頼りなよ~おやすみ」

 

「お休みパック」

 

「じゃあ行こう」

 

「ええ、でも、なんかあっちキラキラ光ってるけど」

 

そこには、ヴィマーナが有った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すごいスバルこれすご〜く速い」

 

「ハハハそうだろ」

 

速いと言っても今は40キロ程しか出ていない

 

アニメではもっと速かったんだけど、何か遅いな?エミリアから見たら十分速いだろうけど、現代子の俺には遅く感じる

 

「どこら辺に行けばいいんだ?」

 

「そろそろ、あそこのうじゃうじやしてるとこ」

 

「うじゃうじや?ああ、あそこか」

 

着陸しようとするとヴィマーナが急加速突如マッハを超えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もうっスバルったら急に速くして脅かすなんてずるい」

 

「悪いなエミリア」

 

俺はそう頬を膨らまして怒るエミリアの機嫌を治そうとする。だが俺の気の所為だろうかこの子の年齢に比べ言動が幼い気がする

 

「でも、スバルって何処かの貴族なの?」

 

「いや、俺は平民の産まれだけどどうしてだ」

 

「だってスバルの服すっごく高価そうだもの」

 

そう言われて服を良く見ると、staynightのギルガメッシュのライダースーツにいつの間にかジャージが変わっていた

 

「いや、まあまあってとこかな」

 

なんでだ?俺は着替えた覚えが無い。まさか、俺が能力を使った分この体はギルガメッシュの物になってくのか、まあそれはいいが、それとも依代かでもそしたら、あの英霊に依代にされた時点で俺には自我が無いはずだ、まさか、侵食か……だが、staynightのギルガメッシュは不味い、仮にも少女の心臓を抉り取る奴だ、この世界の人類を選別する可能性すらある

 

「スバル着いたわよ」

 

「ほんとにここで合ってるのか」

 

「ええ、ここのはずよ」

 

そして、俺はドアを開ける。

 

「なんじゃ全くノックくらいせんか馬鹿者」

 

「ごめんなさい、でも、私の紀章を返して欲しいの、本当に大切なもので無いと大変なの」

 

「紀章?…ああフェルトの奴が持ってくると言っていたか、だが、あれはもう取引相手がいると言っていた筈だが」

 

するとドアを叩く音かする

 

「大鼠に」

 

「毒」

 

「白鯨に」

 

「釣り針」

 

「我らが尊きドラゴン様に」

 

「クソッタレ」

 

爺さんと聞き覚えのある声恐らくはフェルトだろう

 

扉はゆっくり開かれる

 

 

 

 



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慢心王ギルガメッシュ

昴くん最終話です。さらばスバル


フェルトがこちらに踏み込んでくる

 

「ロム爺あたしが、大口持ち込むから、人払いしてくれって言っただろ。ついにボケちまったのか」

 

フェルトがロム爺を煽りながら降りてくる

 

「まだボケとらんわ、まあ、落ち着け、お前の客だ。」

 

「返して、あれは大切な物なの」

 

エミリアが声を荒らげる

 

「はーでも、もう買い手がいるんだ、なら、その相手より高い金を出してくれ」

 

「でもそれは元々私の紀章、だから返して」

 

「では、それより価値の高い物を出してやればいい事……受け取れ」

 

俺は門を開き、フェルトに向けて金塊をゆっくり放つ

 

「っとと危ねぇな……ってこれ金塊じゃねえか」

 

「それで足りるか?まあ足りなければ無理やり取っていくが」

 

「う~む、軽く見積もって聖金貨80枚くらいの値段で売れるぞ、どうするフェルト儂はこの兄さんに売った方がいいと思うぞ」

 

「まあ、話し合ってみるか」

 

「ちょとスバルこれは、私の問題なのに、こんな金塊」

 

「これくらいでそう驚くな」

 

我はそう言いエミリアの頭を軽く撫でる

 

「えっちょっちょっと」

 

「何、そう驚くな、さては貴様照れているな」

 

「だっても何も、スバルの雰囲気急に変わったから」

 

「これが我の普通なのだがな」

 

「じゃあこれで紀章は貴方のものなのかしら」

 

気がつくと、フェルトの横に痴女が立っている

 

「危ねぇ」

 

俺は門を出しフェルトに振り下ろされたククリナイフを防ぐ

 

「あら、貴方魔法が使えるのね、だけど、何か貴方の攻撃軽いわね?」

 

畜生、頭が真っ白くなる思い出したのにこの子のこと、だが俺は覚悟を決める、こいつが慢心する前に早く

 

俺は門を扉の前に開く鎖をフェルトに巻き付け扉の方に引き寄せる女は反応できない

 

「フェルト、助けを呼んでこい、疾く急げ」

 

俺はそう言い放ちフェルトは王の王気に当てられたのか反論をせず駆けていく

 

「っグッ」

 

「ちょっスバル??」

 

「あら、そういうこと貴方人間じゃないのね、いいえ、辞め始めていると、言った方が良いのかしら」

 

「何を言うか戯け」

 

「俺は我だ」

 

俺は門を大量に開くまるでエイムの激しいガトリングガンを放つように財を撃ち放つが頭が王の意識に支配されているのか狙いが定まらない

 

「ふふ、全く狙わないのね」

 

「えい」

 

エミリアが戦いには似つかわしくない声で氷を打ち出す

 

「あら、さっきの剣より軽いのね、さっきの剣に比べると雪みたいなものね」

 

俺はこっちとエルザを分ける壁の様に、門を開く

 

「抗って見せよ」

 

一斉放射、地面はまるで爆発したかの様に消し飛ぶ建物は崩れる

 

「ハアハア、やったか」

 

「いいえ、量と威力はさっきより上がったけどこっちには3本しか飛んで来なかったはしかも簡単に避けられる位置にしか飛んでこなかったわ……もしかしてもうオドが無いの」

 

魔力もまだまだ底が見えないだが、俺の意識が底をついただが、助けは呼んだ後はこいつが慢心してもエミリアは助かるじゃあ後は俺ができるのは、早くこいつにからだと意識を渡すだけ

 

(ギルガメッシュ、聞こえてんだろ、頼むエミリアを王にしてくれ)

 

 

 

 

 

 

「道化、忠道大儀であった案ずるな、もう眠れ」

 

(フハハハハ、案ずるな俺の此度のクラスのせいで契約者が必要なようでな)

 

 

「あら、急に匂いが変わったのね、さっきまでは焦った匂いだったのに、この匂い強さの証でもあり、また、弱点でもある、貴方、慢心しているのね」

 

「ハッ慢心とは王としての格そのものであろう。では、潔く死ね、雑種」

 

5つ門を開く

 

「雑種にはこれだけ有れば足りるであろう」

 

因果を逆転する槍が英雄殺しの逸話を持つ武具が撃ち放たれる

 

「フハハハハ、慢心するとはこういうことよ」

 

さっきとは比べ物にならない速さでエルザに財が飛来するまずは速度重視の武具で足首を地面ごと消し飛ばす。ひとつはエルザが両手の剣を交差剣を犠牲に軌道をづらし柱が倒れる日本は肩に当たるはずだったのだがエルザが屈んだせいかその二つは肉を抉ることで終わっているだがひとつは、女の腸を抉る

 

「ふん、哀れなものよ、例えるなら、宝箱に近ずいて食われる我のようでは無いかフハハハハ」

 

「スバル……」

 

「そうであったな、1度しか言わんぞエミリアよ」

 

バキバキ、柱が倒れ惚けていたロム爺を直撃、意識を失う

ガーディアン

「我は英雄の中の王、英霊、守護者、英雄王ギルガメッシュである頭を上げ、強く前をみよエミリアよ」

 

「まあいい、此度の戦我らが完全勝利である、フハハハハ」

 

「スバルって名前はギルガメッシュ」

 

「ああ、そうそう、忘れておったが、あれは仮の名よ、後、ギルで良い、パックを呼ぶような発音を進めるがな、まあ良いだろうその前に契約だ、俺はクラス上単独行動を持っていないのでな仮にでもマスターが必要なのだ」

 

「契約?それは全然良いのだけどますたぁーて何」

 

「何、心配は要らぬ。まあ強いて言うなら、俺を制する者に成れと言っているのだ。まあ、我が貴様を制してやってもいいがな、何、案ずるな、これはAUOジョークだフハハハハ何、真に受けとるな、フハハハハ」

 

「ギルって何か物語の王様みたい」

 

「当然だ。あれらは全て俺をモデルにしているのだからな。後、エミリアよ、いい事を教えてやろう天上天下王とはこの我のことそれ以外は全て有象無象の雑種よフハハハハ」

 

「ギルって良く笑うのねでも、モデル、て何?」

 

「題材または見本という事だ、我を翻訳機代わりに使うで無いは戯け」

 

「でも、そしたらギルは一体何歳なの?」

 

「ああ、その件は、後で話してやる……さて返事を聞こうか」

 

「でも契約しないと、ギルは困っちゃうんでしょだったら、その契約って言うのしてもいいわ」

 

「エミリアよ……貴様、訪問販売には気をつけた方が良い」

 

「ええ……ギル危ない」

 

エミリアが叫ぶエルザが俺にナイフを振り落としていた

 

 




守護者とは文字通り契約者を護るクラスです


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物量より質

刃はギルガメッシュに迫るが、彼は何もしない

 

「ハッ」

 

ラインハルトが、ギルガメッシュに迫る刃を弾く。彼の剣に弾かれた刃は既に刃こぼれが酷い状況だった

 

「腸狩りだな。諦めて、投降する事を進めるが」

 

ラインハルトは、剣を構えながら、エルザに問いかける

 

「うふふっこんなに強い敵が二人も私、今日は何てツイてるのかしら。なら、戦わないって選択肢が無いわ。だってあなた達の腸きっと綺麗だとも」

 

「何を言うかこの戯けめ」

 

「確かにあの人の言ってる事ちんぷんかんぷんね」

 

「ああ、我の腸が、数いる雑種共に劣るはずもあるまい。俺の腸は、常に光り輝いて居るわ。まあ、貴様の腸を我が穿つのが先だがな」

 

王はそう言い放ち門を一つ開く

 

「我の宝具だが、守護者と言うクラス上大幅に強化されていてな。まあ、雑種には分からんか?では、受けよ」

 

門から因果を逆転する槍が現れる

 

「せいぜい抗え《撃ち放つ死翔の槍》当たらない必中の槍貴様は、どう抗う?」

 

「むっ……これは?」

 

「貴方、いいわでも、槍は良ければいいの…槍がこっちに来る??魔法?まあいいは、避けられないなら、弾けば良いだけだもの」

 

「ラインハルト、こっちに避けよ」

 

「ああ、だが、スバルあの槍は一体?」

 

「ああ、あの槍は、俺の飼い犬の使ったと言う逸話を昇華した物でな、なんでも、必ず当たる必中の槍なのだが、当たらない必中の槍でも、ある……さて、そろそろ頃合か」

 

「ダメね……私の負けね……ああ、剣聖、戦ってみたかったわ」

 

槍はエルザの剣を破壊エルザに突き刺さる。そして、当たりを飲み込む爆発が起きる

 

「驚いた。まさか、槍がここまで強いとは、でも、スバルさっきは危なかったんじゃないか、油断は強者に共通する天敵だからね」

 

「フハハハハ、慢心せずして何が王かだが、ラインハルト、ひとつ言い直すことがある心して聞くが良い……我が名は英雄の中の王英雄王ギルガメッシュであるしかと、覚えるが良い」

 

「ギルガメッシュ?スバルは一体?」

 

「ああ……あれは弱点をばらさぬ為の仮の名よ、たが、今の我はどれだけ慢心していようが、弱点にはならぬがな」

 

「そういうことか……?!ギルガメッシュ、体が透明になっているのどうしたんだ」

 

「エミリア、急げ我が消えてしまうわ」

 

「え〜と、どうすればいいの??」

 

「何、簡単だ俺に触れれば良い……疾く急げ~」

 

ギルガメッシュの胸に戸惑いながらも触れるエミリア

 

「フハハハハ、これで契約は成立した。だが、我は今から倒れるのでは無い。過労死をせぬ為しばし眠るのだ」

 

ギルガメッシュ、は前に倒れそうになったが、王の矜持でそれを耐え後ろに倒れる、エミリアの手の甲には令呪が現れる

 

「ギルガメッシュ??っとエミリア様、彼の身柄は良ければ我が家で客として保護しますが?」

 

「いいえ、いいわ。私が連れてく。だって私は、ギルのますたぁーだもの。」

 

「そうですか……ああ、これは預かっていた物です。お受け取りください」

 

ラインハルトがエミリアに紀章を手渡す

 

「ああ、後、彼の槍です」

 

ラインハルト、はエミリアに槍を手渡す

 

「?え??槍が、無くなった」

 

エミリアの手の上で槍が金の粒子となり消えてしまう

 

「まあ、良いわ、おったまげたけどこの事も後で聞いておくわ」

 

「そうでしたかでは、これで失礼します」

 

ラインハルトが、帰って行く

 

「私も帰らないと」

 

「エミリア様、帰りが遅いのでお迎えに上がりました。龍車を停めてあります。?その、見るからに偉そうな金ピカは一体?」

 

「えっとギルは私の精霊みたいなものね。今、疲れて寝ちゃったの起こさないであげて」

 

「分かりました。でわ、龍車を出します」

 

龍車は、ロズワール邸に走り出した

 




死に戻りはしなかった


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お説教

英雄王ステータス

筋力/A+++

耐久/B

俊敏/A

魔力/EX

幸運/EX

宝具/EX

黄金率:EX

神性:EX

コレクター:EX

魔力収集:EX(過去、現在、未来、次元を超えて魔力を蔵に貯蔵する)

カリスマ:A+

裁定者:EX(何かを裁定するとき100%バフ補正)

武器の技量:EX(あらゆる武器を、完璧に扱える)

神童:EX(あらゆる才能を発揮する)

領地作成:EX(数日あれば国すら築ける程)

耐魔力:A+++

単独行動:EX(マスターへのバックアップすら可能)

賢王:B(賢王の思考をする)

担い手:EX(全宝具使用可能)

千里眼:EX
 
宝具

天地乖離す開闢の星:ランクEX

王の財宝:ランクE〜EX

王の号砲:ランクA+++

全知なるや全能の星:ランクEX

不死ならぬ帰還の呪い:ランクA(死んだら更新地点からやり直せる)

原初なる圧制の暴君:EX(あらゆる加護を無視して攻撃出来る)









眩を開けて目に映るのは人工の光が結晶から発せられ、淡く白い輝きがぼんやりと室内を照らしている。ギルガメッシュは、寝起きの頭で思考を思い至った事をそのまま口にする

 

「王が目覚めると、そこは寝台の上であった…戯けぇなんだこの寝具は有象無象の雑種が使うならまだしも王を寝かせるとあらばこのような出来のもの等献上するだけでも不敬であろう………まあ、床に寝かせるよりは些か良かろう。しかしここは何処かの屋敷か…作りを見るに貴族の館で間違い無かろうが些か質素に過ぎるのでは無いか?まあ、我が愉悦の何たるかを教授してやっても良い…少し出歩くとするか」

 

ギルガメッシュはキングサイズのベッドから身を起こし、部屋を一瞥、壁には絵が調度品が申し訳程度にあるだけで、それ以外は何もない

 

「さて、エミリアの奴めはこの屋敷におるか」

 

そう言い捨て、ギルガメッシュは扉を出て歩を進める

 

「ふむ…幻術か…まあ…何とも雑な魔術よな、同じ風景ばかりとは我への歓迎にしては手抜きが過ぎる」

 

ギルガメッシュの服は黄金の粒子とともに黄金の輝きを放つ鎧へと早変わりする、その場にいるだけで辺りの結晶の放つ光をあざ笑うかのように周囲を眩しい位に照らす

 

「どれ、何処ぞの雑種の遊びに付き合ってやるか。我は女子供には寛大だが…もし術者が男ともなればこの世に生を受けた事を後悔させてやるか、フハハハハハハ…だが、このような幼稚な悪戯等、子供のする事であろう。ならば大海より広き心で拳骨に留めるのが良い王と言うものよ」

 

屋敷中に高笑いを響かせながら歩を進める。そして、ある扉の前で歩を止める

 

「ここか、ここだな我の眼は欺けぬ。どれ早々に引っ捉え灸を添えてやらねばな…」

 

ギルガメッシュは扉を開け中に入る

 

「フハハハ何だやはり幼女では無いかヒハハハハ…おい、小娘夜ふかしは良くないぞフハハハ何だもう反抗期か待て我を笑い殺す気かハハハハハ」

 

「……何て、心の底から腹立たしいやつなのかしら」

 

そして、ギルガメッシュは悪戯の犯人こちらをジト目で睨みながら文句を言う縦ロールの幼女の会合した

 

「おい小娘、覚悟は出来ているのであろうな?」

 

「何で、ベティが覚悟を決める必要があるのかしら?」

 

ギルガメッシュは歩を進めながら問い掛けるが、ベティことベアトリスは小首を傾げて暴君もとい英雄王を挑発する

 

書庫であろう室内で金色の男が幼女へと接近する。絵面だけ見ると通報されても可笑しくはないがこの場所にはひと目すらない

 

「見たところ書庫の様だが…まあ、なんとまあ、いまいち豪華さに欠けるな。いっそ棚を全て金に変えたらどうだ?」

 

「ハッ…ベティはそんな悪趣味じゃ無いかしら。まあ、そんな成金お前くらいしかいないのよ」

 

「言うでは無いか雑種う〜」

 

そして、遂にギルガメッシュはベアトリスを捕まえる

 

「自らマナを吸われに来るとは馬鹿な人間がいたものだ??????わ?マナを吸えない?いや、確実に吸ってるのかしら?普通の人間、いや魔法師でさえ気絶する量は確実に吸ってるのよ」

 

「フハハハ…それは、あれであろう1人いれば千人はいる雑種共を基準にしたものであろう。そんなもの我には通じぬぞ…小・娘・え〜」

 

ギルガメッシュはそう言い拳骨を食らわす

 

「痛いのだわ、お母様にも叩かれたことの無いのにいきなり殴る何て礼儀知らずって程度で収まることじゃないのだわ」

 

「まだ、終わりでは無いぞ小娘」

 

「ヒェ〜〜〜なのかしら」

 

そのまま、教育という名の説教は朝まで続いた

 

 

 

 

 



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道化師ロズワール

愉悦部部長ここに見参する


ギルガメッシュは説教を終えて書庫から廊下へと繋がる扉に手を掛ける

 

「こんな長時間説教された奴なんてこの世界に居るとは思えないかしら、まだ、耳が痛いのよ」

 

「フハハハ…子供は説教から学ぶもので有ろう。それに、たった5時間程度の事であろう。何だ?もしや貴様、説教は初めてか?」

 

「…チッ……あんな馬鹿でかい声で説教して良く声が枯れない事、いっそ喉が潰れていたらどれ程、楽だったか分からないかしら」

 

「まだ、反省しておらぬと?」

 

「そッそんな事は無いかしら!!しっかり反省しているのよ!!」

 

「そうか、ならば良し。それよりも貴様、寝ずとも平気か?」

 

「それは、説教している時に言ってほしかったのよ」

 

ベアトリスの皮肉を最後としギルガメッシュは部屋を出る。そして、自らが寝ていた部屋に歩を進めるが何やら騒がしい。どうやら部屋の中から話し声が聞こえて来る。

 

「姉さま、姉さまどうしましょう、お客様がおりません」

 

「レム、気を付けなさい。何処かに隠れていて私達を襲うつもりよ、きっと」

 

等と言われ黙っている英雄王では無い。ギルガメッシュは扉を吹き飛ばすような勢いで乱暴にあけ放ち、扉の軋む鈍い音と共に部屋に入り、18番の大きな声でお説教を開始する

 

「何をいうかぁ、この雑種ぅぅ、我に襲ってほしいなら責めて一言掛けよ、大体、何故、寝台の上に居らぬ位で悩んでいるのか、居らぬならば居らぬで、探せば良かろう。」

 

「姉さま、レムは耳を壊されてしまいそうです」

 

「レム、ラムはお客様の罵倒を受けてメイドとしての自信を失ってしまいそうよ」

 

赤と青…そう表現する事が最も正しいと、感じる双子のメイド、ラムとレムは頭を抱えてフラフラしている。

 

「大体何だ、書庫の小娘は、至高の王であるこの俺に悪戯など仕掛けおって、貴様らは教育もできぬと申すか???それと、この寝台だ、なんだこの質素な造りは、英雄の中の王英雄王であるこの我を寝かせるというのに、何故、黄金の飾りが千や2千あしらわれておらぬ、それにーーーーー」

 

それから、かれこれ30分はたっただろうか、救いの手が伸ばされる。扉に寄りかかりながら、呆れた視線を向けたエミリアが、ギルガメッシュに問い掛ける

 

「もう少し静かに起きられなかったの、ギル?」

 

ラムとレムは脱兎の如き俊敏さでエミリアの方に駆け寄る

 

「エミリア様、レムは、お客様に耳を破壊されてしまいました」

 

「エミリア様、ラムはお客様に雨霰の様に罵倒を浴びせられ心身共に、陵辱されて酷い辱めを受けたわ」

 

ラムとレムは、エミリアに泣き着く

 

「ギル、もう二人を許してあげて、何だか可愛そう」

 

「フンッまあ良い俺の寛大さに感謝するが良いフハハハハハハ」

 

「エミリア様、何故か凄く理不尽に感じます」

 

「レム、そう感じるのは、あの男が凄い偉そうだからよ」

 

理不尽王の前には全てが理不尽へと変わるのだ、無理もあるまい

ギルガメッシュはこの屋敷の周りが気になりエミリアを伴い庭に出た

 

「辺りは森ばかりか、まあ我が友なら喜ぶのだろうが我は余りそういった気持ちに成らぬな…エミリア、貴様はどうだ?」

 

「私は、森ってなにかいいと思うな、何か動物たちが毎日すごーく頑張ってるから…それとギルのお友達って」

 

「なに、あやつなら、等の昔に一生の別れを告げたわ」

 

「ギル…ごめんなさい」

 

「なに、そう謝ることでは無い、英霊となった今は偶にだが、奴とも顔を合わせる。何もそこまで落ち込むことは無かろう、人は皆死を最後とし生を受ける。まあ、奴は人でも、獣でも無い、兵器を自称する泥人形だったがな。まあ、噂に違わぬ「よく切れるナイフ」「ウルクのよく切れる斧」と言う二つ名がよく似合うがなフハハハ…しかし、エミリアよ、あの愛玩動物は何処に行った?さては、食ってしまったのか、待て、真に受け取るでないAUOジョークだ、戯け」

 

「僕はここだよ〜ギル、それに精霊なんて食べたらお腹壊しちゃうから、まあ、僕の場合は、胃袋諸共、体を串刺しにするけどね」

 

「フム、今ここに我が友がおらぬのが解せぬ。変人同士貴様と場を賑やかにしておったろうに」

 

「でも、しんでるんでしょう」

 

「一度、座に記録された以上は死んでも死ねぬわ」

 

と、ギルガメッシュ達は会話に花を咲かしていた所ラムと、レムからロズワールが戻ったと知らせを受け移動を始める

 

「でも、よく素直に移動するね〜ギル、君なら起こりながら「不敬であろう。我への閲覧を求めるのたらば貴様から我の方に寄って来るのは当然の理、この我を来させるなど、万死ですら生ぬるい」とか言うと思ったんだけどね〜」

 

「そうそう、私もギルが怒ったら、どう落ち着かせるか考えてたの」

 

「なに、パックの話を聞く限りロズワールとやらは余程の変人なのであろう。道化の行いを見ずして王は語れぬわ」

 

そして、食堂にたどり着き席に着こうかと言うところでギルガメッシュは奇怪なものを見つけた

 

「ククククク…フハハハッヒヒヒヒヒ…何だロズワールとやらは愉悦を知らぬと思っておったが…これは傑作だ、食事の前の催しに道化を雇うとはフハハハ余程、愉悦に飢えておるのか??フハハハ王★腹筋★大崩壊★ええい、やめい我を笑い殺す気か?何だ、ロズワールとやらは道化師ではなく暗殺者であったか、良くハサンしなかったものだ。良し、合間見えたら、称賛の言葉の一言でも送ってやるとするか」

 

「ギル、面白がっているところ魔が指すようだけど、その人がロズワールよ」

 

「フハハハハハハハハ、やめい、ヒヒヒヒヒヒ、ヒハハハハ、変人と聞いていれば、もはや奇人の域に足を突っ込んでおるではないかフハハハ幾ら、愉悦王たるこの我も、もう耐えられんフハハハハハ王★腹筋★大激痛ハハハハハハハハ」

 

「始めま〜して、いくら、こ〜んな服装をしていてもここまで笑われたのはこれが初めて〜じゃ無いかな?話は、エミリア様から聞いてい〜るよ。英雄王ギルガメッシュ君」

 

王の笑い声が屋敷の麓の村まで響いている中、食事が開催されようとする。

 

 




ギルガメッシュ、少し笑わせ過ぎるのではという方感想お願いします


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金ピカ

レムのお手製の料理だった物が一品、英雄王の前に置かれている。その物には、金粉がこれでもかと言うほど乗っており窓から差し込む、太陽の光を反射している。

 

「フハハハハハハハハハ、王に相応しい品と言うのはこう言うものよ」

 

と、英雄王は自慢げに言っているが、他の者の視線は可哀想なものを見る哀れみの眼差しだ。

 

「あんたなんか、食べる物全て黄金になってしまえばいいのだわ」

 

ベアトリスは、自らに反射する光に目を細めながら、割と恐ろしい事を口にする

 

「何だと、小娘が、我は女子供には寛容だ。謝るのであれば…今のうちだぞ?」

 

「ハッ、お前に謝るくらいならば、死んだ方がマシなのよ」

 

「フハハハハハハハハハ、よくぞ言ったクソガキめが、せいぜい、気を緩めぬ事だ」

 

英雄王を知る者ならば、恐らくこの光景に驚く事だろう。

 

いくら子供で有ろうとも、英雄王という存在に、悪態をつけば、刑が執行されるだろう。英雄王は、聖杯の元もとい、イリヤの心臓を鷲掴みにし引きちぎると言う前科が有る。だが、ここに居る面々はそんな事を知らない。

 

「ギルも、その辺にしないと朝ご飯が冷めるよ」

 

「そうであったな。ふむ、なかなかやるでは無いか小娘。」

 

英雄王は、何を基準にそう言っているのか、この世界でも上位の食材で作られている料理をまあまあと評価した。これは、彼の舌が肥えすぎている証拠だろう。

 

「姉様姉様、これは、褒められているのですか?」

 

「ええそうよレム、あの金ピカの精一杯のデレよ」

 

「ほお、金ピカとは、言うでは無いか貧乳の娘よ」

 

英雄王は、ラムを煽る。彼は、愉悦の為ならば、努力を惜しまない。

 

「ロズワール様、ラムは、あの金ピカを燃やし尽くしては如何かと思うのですが?」

 

「う〜む、そうは言ってもぉね〜ぇ」

 

「どうしますかぁ〜エミリア様ぁ」

 

「やめた方がいいよ、こう見えてギルはすご〜く強いんだから。」

 

「そうは見えないわね。とラムは、軽く疑問をぶつけてみるわ」

 

英雄王は、まだ怒らない。だが、青筋は徐々に浮かんできている。

 

「まあぁーそれは良いとして〜ぇ、彼との一部始終はおおよそ、さっき聞いた事で間違いないのかぁな〜」

 

「ああ、合っておるぞ。道化」

 

「しかし、彼は、英雄王と言う2つ名でもあるのかぁな」

 

「フハハハハハ、何、簡単な事だ。英雄の中の王つまりは英雄王ギルガメッシュという事だ」

 

フハハハハハハハハハ、とギルガメッシュは説明を始める。

 

「ほお〜英霊かぁ〜」

 

「知ってるの?ロズワール」

 

「もちろんだとぉもぉ。とても強い精霊と考えると分かりやすい〜が、その本質は、過去の英雄だぁーよ」

 

ロズワールの言葉が、部屋を支配した

 



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