プリコネRe:Dive美食殿√ホモエンドチャート (マイルドファイア)
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プロローグ
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はーい、よーいスタート。
逆紅一点を狙い撃ちする、RTAはーじまーるよ―。
OPスキップ、タイトル画面でニューゲーム選択、計測開始です。
続いてキャラクリエイトが始まりますが画面右下のオートをすかさず押しましょう。
性別や種族が選べるのですがオートだと100%男でヒューマンになります。
種族、顔や背丈は美食殿ルートだと何の価値もありませんが、
本編開始時の年齢だけは目を通しておきましょう、
未成年だとランダムイベントで突然飲まされる麦しゅわ一杯でその日は行動終了になる可能性があります。
と、26歳ですね。青春終わったあたりの年頃でしょうか。
名前は入力速度を考慮して掘 求(ホリ モトム)、略してホモとします。
>>懐かしい記憶を見ている。これが夢というものだろうか。これは自分がまだ幼い頃の記憶だ。
>>ある肌寒い日の夜、轟音と共に目を覚ました。
>>ベッドの中から辺りを見渡す。窓の外が不自然に明るい。
>>養父の姿が見えない、どこへ行ったのか。
>>妙な胸騒ぎと好奇心に突き動かされ、ベッドから体を起こした……
キャラクリが終わるとプロローグ兼チュートリアルが始まります。
移動も自動でスキップはできないため、移動時間はイライラタイムです。
まぁ、そういう時は倍速するんですけどね。
ランドソルの王都から遠く離れた辺境、ホモくんの自宅の近くに落ちた流れ星を入手してプロローグ終了なのですが、
ここでの選択肢でホモくんのジョブが決まります。
→槍と盾を持って外へ出た。
ジョブは槍と剣を持てるホーリーセイバー一択ですね。
ここでのジョブはすべて某サイゲの青空物語から輸入されているそうです。
両本家、本ゲームを知らない兄貴たちのために説明すると、
ホーリーセイバーは盾職です。スパルタじゃないのか…
代名詞のアビリティの一つに70%ダメージカットが存在するのですが、
これはシミュレーションRPGのため本家とは仕様が異なり、
スキルとして物理+魔法を防ぐ盾を効果対象キャラクターの元に出現させるという曖昧なものになっています。
例えるならば、某小鬼殺しの聖壁ですかね?
システムの都合、対象を閉じ込めることはできますが、圧し潰すゴブリンサンドのような使い方はできません。
使用者の魔法防御力次第で覇瞳皇帝の本気の一撃すら無傷で耐え切れます。
>>なけなしの勇気だけを胸に家の外へ飛び出した。
あーこのセリフが出たら確定で魔力攻防両方低いんですよね。
まぁこのルートはジョブさえ決めてしまえばキャラクターの性能なんてあってないようなものですので、リセットはしません。
リセット案件はこの後すぐです。
>>町全体から人の気配がしないが、たまたま眠っているだけだろう。
>>今までもどうにかなったのだ、だから今回も、きっと大丈夫だ。
あっ、ふーん…(察し)これは良い性格してますね。
ここでのモノローグで性格が決定します。性格ガチャは最大のリセットポイントなんですよね。
このプロローグが終わればジョブ、性格、趣味、各種ステータスが開示されます。
プリコネ本家と同じく物理攻撃力などの概念はあるのですが、具体的な数値はありません。
超低、低、中、高、超高と五段階です。
あっ、そうだ(唐突)因みにシステムの都合ホモくんは騎士くんのプリンセスナイトのバフは受け付けません。
どんなに高ステの完璧超人でもプリンセスナイトのバフを受け、
王家の装備の力を使ったPKRN姉貴には逆立ちしても勝てません。当たり前だよなぁ?
趣味と特性は最後までわからないため、最後まで油断できません。
大胆不敵、気弱、お調子者など性格によりランダムイベントでのホモくんの対応が大きく変わります。
場合によっては目の保養、イベントCGやアニメーションも回収ができるのですが。
(RTAにそんなものは必要)ないです。
ランダムイベントによってはへんたいふしんしゃさん(ガチ)にされて牢にぶち込まれたり(14敗)、
突然現れた騎士くんの姉と妹を名乗る不審者に暗殺されたり(5敗)、
NNK姉貴の実験動物として処理されたりします(22敗)
本チャートはこれらの再走案件が元からとても多いのですが、実は12歳未満だとほとんどの再走案件をスルーできます。ロリ、ショタの力は偉大だね!
ですが高確率で酒場や広場で出会う、
麦しゅわ大好きお姉さんとエンカウントするとほぼ確定で数日は行動不可になり、
ルートを確定させるイベントをスルーしたり、
目を覚ますとランドソルが崩壊していたといった最悪の状況になります。これじゃ台無しだぁ。
だから、麦しゅわの飲める年齢にする必要が、あったんですね。
おっとプロローグが終わりました。
飛ばせないオープニングの間に本RTAについて説明します。
数あるギルドの中でも美食殿はプリンセスコネクト!Re:Dive本編の主人公である騎士くんが所属するギルドなのもあって本編を追体験、
加えてホモくんというオリジナルキャラクターを加えたオリジナルシナリオとして人気が高いルートです。
ただし美食殿ルートは某運命並にデッドエンドが日常に潜んでいます。
好感度が第一部前半に一定値以下だとキャルちゃんに魔物をけしかけられ始末されたり、
逆にコッコロママの好感度が第一部前半に一定値以上だとAMS姉貴が枕元に立ちます。
まともなのはPKRN姉貴だけかぁ…(虫を口にねじ込まれながら)
今回走るホモエンドは正しくは美食殿ルートHエンド、
達成条件はキャルちゃん、コッコロママ、PKRN姉貴の好感度が一定値以下と比較的難易度は低めで、
王都終末決戦時にNNK姉貴に会うとルートが確定します。
ですがランダムイベントで容赦なくデッドエンドへ直行する場合があります。
特に前述の三項目。
逆に騎士くんの好感度はどれだけ上げても構わないため、
ぴったりと騎士くんの前や後ろに張り付いておきましょうね。
だからHエンドはホモエンドなんて言われるんだよなぁ。
美食殿ルートはデッドエンド多めな上に確定でクリスティーナと連戦するため、
本チャートはシステムの穴を突いたコッコロママパンティブーストを使用します。
詳しい説明はメインストーリー第二章で。
そうこうしてる間にオープニングが終わりましたね。
さてホモくんのステータスが開示されます。
堀 求(ホリ モトム)
男(ヒューマン) 26歳
ジョブ:ホーリーセイバー(前衛&中衛)
スキル:ファランクス
性格:ユーモア
趣味:料理
HP:超高
物理攻撃力:超低
魔法攻撃力:超低
物理防御力:超低
魔法防御力:超低
HP以外最低値引きましたね。り…リセ…いや俺はこれで走るぞこの野郎!
ステータスなんて飾りなんだよ!
今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。
続かないです。
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プロローグ裏
■
「モトム、君も今日で10歳だ。まだまだ成人までは時間があるが、
今日この日は一つの節目として君の誕生を祝おう。おめでとう」
この日は俺の誕生日だった。
ロストと呼称される現象により、
親兄弟が存在しない俺はランドソルの辺境にある村に籍を置く養父に引き取られた。
彼は元商人の出だったが、わけ合って商人を辞め、冒険者になった。
それも昔の話、今は独り身でこの村に住み村のご意見番となっている。
そこへ俺が引き取られてから今年で五年が経つ。
養父は過去に商人であったものの、一人で魔物の山を作るくらい武勇に秀でていて近所の子供からも憧れの的だった。
俺もそんな養父を憧れて槍術を見様見真似で鍛えている。
結果は無残なものだが、時々養父から指導してもらえている。
年齢は聞いても教えてもらえなかった。
俺よりも低い身長ではあるがその物腰と立派な髭から父というよりも祖父といった具合で呼ばせてもらっている。
質素ではあるが祝いの席でしか食べられない肉料理に美味しさから舌鼓を打った。
「明日からは時間があれば槍術と…そうだね。魔法も教えようか」
その言葉に俺は目を輝かせた。
が、自分の魔力の才能のなさを思い出して顔を伏せた。
「魔法については生まれ持っての才覚に左右されるところが大きいからね。
だけどモトム、大事なのはその力を何に使うかだ」
養父はフォークとナイフをテーブルに置いて真剣な声色で続ける。
「大きくなって君がもしも世帯を持つことになった時、
その力を守るために使いなさい。守るための強さを鍛えなさい」
彼の言い方には含みが感じられたが、俺は難しい話は得意ではなかった。
自分も養父のようになれるのだろうか、と返答した。
「…なるなとは言わないが、私のようになるのは少し複雑な気持ちだよ。
私も昔は血の滲むような鍛錬をした。無茶を重ねて体を壊したこともあった。
私には力を手に入れる目的があったからね。
抑止力の話は覚えているかい?」
養父は商人であるが故に強盗に家族を殺された。
「事が起きてからでは遅すぎる。
全ては未然に防がねばならない。
必要なのは財貨ではなく、武力。
強盗をしようという考えすら抱かせぬ、圧倒的な武力だ」
だからこそ彼は商人を辞めた。
「そうして辿り着いた答えが武力という抑止力だった。
ただ一つ言うならば私は青春の全てを捧げてこの強さを得た。
父や母は私がこんな道に進むだなんて夢にも思ってなかっただろうね。
きっと私は親不孝者だ」
「だからできれば君には私のようにはなってほしくない。
普通に生きて普通に世帯を持って、幸せに生きて欲しい。
それが今の私の幸せで、これからの君の幸せになると願っているよ」
「君も大人になればわかる。大人は子供を守るためにいるんだ。
どんなかたちであってもね」
「さて、これ以上のお喋りは折角の御馳走に悪いね。
食べてよく寝て、明日は早く起きようか」
少し濃い味付けだが、夕飯はとても美味しかったのは覚えている。
■
轟音と共に目を覚ました。
ベッドの中から辺りを見渡す。窓の外が不自然に明るい。
隣のベッドに寝ていたはずの養父の姿が見えない、どこへ行ったのか。
妙な胸騒ぎと好奇心に突き動かされ、ベッドから体を起こした……
身一つでは心許ない。
刃が通っていない自分の槍を手にする。
その時気が付いた。養父の槍がない。となれば先に槍を手に外へ出ているということだろう。
養父がいれば万が一はない。
後学のため、養父の武勇を見れる機会なのではないかと思った。
自分にも危険が降りかかるかもしれない、なけなしの勇気だけを胸に家の外へ飛び出した。
外には誰もいなかった。
夜のはずなのに明るい。白い光が村の外れからここまで照らしていた。
町全体から人の気配がしない。眠っているだけのはずはないが、確認している暇がない。
そうだと信じよう。
光に近寄るが養父の姿はどこにもなかった。
地面に大きな穴を空け、光を放つ何かがその中心にある。
流れ星が本当に落ちて来たのではないか、とそんな馬鹿げた想像をする。
近付いてそれを手にする。
熱はあまり感じない、大きさは拳大くらいだ。
「モトム! 無事かい!?」
掌に乗せてそれを眺めていると養父が慌てた様子でこちらに走ってくるのが見えた。
「大きな音がしたから急いで村に戻ってきたんだ。
それは一体、触っても大丈夫なのかい?」
これが空から落ちてくる前に養父は家を出ていたのだろう。
大丈夫だと伝えようとすると大きく地面が揺れた。
立っていられないほどの強い地震だ。
「揺れが収まらない、やはりソルの塔で何かが」
夜空が白く光り出す。
自分の持っている光る何かよりも強い光が辺りを照らす。
気が付けば自分の周りに円状の壁ができていた。
養父の魔法だ。
「そこにいれば安全だ。決して動いてはいけないよ。いいね?」
地震と光がすべてを飲み込み、最後に見たのは養父が光となって消える瞬間だった。
続きません。
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