転生したけど…… (クラルリ)
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1話

 

 

寝て起きたら異世界に転生していた。

こいつ何言ってんだ?って思ってるだろうけど本当の事だ。

 

仕事が終わり、家に帰り着いて、風呂入って、飯食って、寝て、起きたら、執事とメイドが居た。

訳がわからず取り敢えずそこにいる執事とメイドに事情を聞こうとベットから降りようとした時、俺の頭の中に全く知らない記憶がある事に気づいた。

この世界での俺の記憶?

…多分そうだと思う。

なんか全部経験してるって確信が持てるっていうか…なんか変な感じだ。

 

執事&メイド「リアム様おはようございま

       す。」

リアム「…あぁ、おはよう。」

 

 

この世界での記憶から今の俺の状況を説明すると…

名前はイヴァン・D・リアム

年齢12歳

昨年父と母を病で亡くし、一人息子である俺がイヴァン家という名家現当主になった…とこんな感じか。

で目の前にいる執事の名前がクハヤでメイドがレリアっていうのか…

 

クハヤ「…リアム様どうされました?」

 

レリア「何処か具合でも悪いのですか?

    ぼーっとなさってますが…」

 

リアム「あっいやなんでもない。

    少し考え事をしてたんだ。」

 

クハヤ「そうでございますか。

    では朝食に参りましょうか。

    既に準備は出来ております。」

 

リアム「わかった。

    着替えてから行く。

    先に向かっててくれ。」

 

そう言うと2人は部屋から出て行った。

 

ていうか今気づいたけどここまさかONE PIECEの世界か?

ゴール・D・ロジャーが死刑された時の新聞や海兵、七武海、四皇なんかの知識が記憶の中にある…

それにさっきいたメイドのレリアは悪魔の実シリーズキヨキヨの実を食べた浄化人間。

 

・・・・マジかよ‼︎‼︎

えっ…俺ONE PIECEの世界に来ちゃったの⁉︎

漫画の世界か〜

どうしよう。。。

正直俺ONE PIECEあんまり詳しくないんだよな…

まぁなるようになるか。

取り敢えず早く着替えて飯食べよ。

 

 

 

30分後

リアム「ご馳走様。美味しかったよ。」

 

??「お粗末様!美味しいのは当たり前だ

   よ!」

 

こいつの名前はファルシーこのイヴァン家のコックだ。

 

リアム「いつもありがとうな。」

 

ファルシー「どう致しまして!」

 

さて、飯も食べたしどうしようかな。

 

クハヤ「リアム様少しよろしいでしょう

    か。」

 

リアム「ん?どうした?クハヤ」

 

クハヤ「はい。実はイヴァン家では代々伝わ

    る掟がございます。

    本当は次期当主が15歳になられてか

    らなさる試練なのですが…」

 

リアム「俺そんなの聞いてないんだけど…」

 

そんな掟あったか? 

そんなの記憶にないんだけど……

 

クハヤ「はい。イヴァン家では代々次期当

    主が12歳を超えてからしかその試練

    は教えられません。

    その試練というのが15歳になった

    時、次期当主自ら仲間を集め船に乗

    り世界中を旅をして、気に入った島

    を見つけて、そこを新たにイヴァン

    家にし、領地とする。これこそが 

    代々伝わる試練であり掟です。」

 

リアム「…そんな掟があったのか…」

 

マジかよ‼︎‼︎

なんか凄い事になったな…

まぁなんとかなるか…

俺生きていけるかな〜ハハハ…

 

クハヤ「はい。ですのでこれから私が心を鬼

    にしてリアム様を鍛えますので覚悟

    なさってください。」

 

リアム「…わかった。よろしく頼む。」

 

レリア「それとリアム様これは昨年亡くなっ

    た前主人様から預かっていたもので

    す。」

 

リアム「…親父から?」

 

そこには宝箱が3つ置いてあった。

 

レリア「はい。前当主様からリアム様が掟を

    聞いた日に渡してくれと預かってい

    ました。」

 

そう聞いてリアムはその3つの宝箱の中身を確認した。

その中には奇妙な模様が入ったフルーツがそれぞれ入っていた。

 

リアム「悪魔の実…」

 

レリア「はい。右から動物系幻獣種ウマウマ

    の実モデル麒麟、動物系幻獣種ヒト

    ヒトの実モデル天使、動物系幻獣種

    ヒトヒトの実モデル悪魔です。」

 

リアム「悪魔の実の中でも珍しい幻獣種が3

    つも…」

 

レリア「前当主様がリアム様の為、密かに集

    めていたものです。」

 

リアム「…そうか。ありがとう。」

 

レリア「食べるかどうかはリアム様次第で

    す。」

 

リアム「……わかった。」

 

 

マジか…

確かに海に出て旅をするなら悪魔の実は戦力的に有難いけど少し迷うな…

でも食べるにしても早めに決めた方がいいよな。

修行期間の3年間でどこまで扱えるようになるか…

 

 

クハヤ「リアム様。では30分後庭で稽古を始

    めます。遅れないように。」

 

 

リアム「わかった。」

 

 

 

こうして俺の地獄の3年間が始まった。

 

 

 



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