神さまの言うとおり attack on god (牙嚨の小説部)
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第壱章 交わる二つの残酷な世界
第1話 ーーー ビーフ・オア・チキン


初めまして!牙嚨です!

自分は神さまの言うとおりと進撃の巨人の大ファンで
この二作品のクロスオーバー小説を書いてみたいと思ったんですよ~
なので書きました笑

それでは本編どうぞ!



その日 人類は思い出した

ヤツらに支配されていた恐怖を・・・

鳥籠の中に囚われていた屈辱を・・・・・・

 

とある世界の845年、突如現れた、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」によってシガンシナ区の扉が破られ、巨人の群れが壁内に侵入した。そして「鎧の巨人」によって遮断不能となったウォール・マリアは放棄され、人類の活動領域はウォール・ローゼまで後退することとなった。エレンは母であるカルラが巨人に捕食され、故郷、夢、全てを奪われた。そして自分の弱さを自覚し、巨人の駆逐を決意し、ミカサ、アルミンと共に第104期訓練兵団に入団する。

 

そして時は5年後の850年に戻る。

 

『本日、諸君らは「訓練兵」を卒業する…

その中でも最も訓練成績が良かった上位10名を発表する 呼ばれたものは前へ』

 

首席 ミカサ・アッカーマン

2番 ライナー・ブラウン

3番 ベルトルト・フーバー

4番 アニ・レオンハート

5番 エレン・イェーガー

6番 ジャン・キルシュタイン

7番 マルコ・ボット

8番 コニー・スプリンガー

9番 サシャ・ブラウス

10番 クリスタ・レンズ

 

以上10名

 

上官が発表し終える。

エレンは巨人への怒りを思う。

 

(やっとここまで辿り着いた…

今度は人類の番だ 今度は人類が…

巨人を食い尽くしてやる!!)

 

しかし、この時、エレン・イェーガーはまだ分かっていなかった。

いや、この世界の誰もが分かっていなかった…

本当の恐怖は巨人だけではないという事を…

この不条理な世界には別の不条理な世界があった事を…

死は突如にして起きる…

 

------------------------------------------------------------

 

とある世界の朝には男子高校生3人組が乳か尻かで盛り上がっていた。

 

『ドンッ…ってないない!それはない!』

 

そういうのは明石靖人。

播磨生高校の3年生である。

 

同じクラスの青山仙一、若林と平凡な日常を楽しんでいた。

そこへサッカー部のマネージャーだった高橋が登校して来た。

高橋は「大学行くなら願書は出したの?」と聞いたが青山は自慢げにサッカー部のあるパンフレットを取り出して明石に紹介していく。

しかし、明石の興味は若林のゲームに向いていた。

 

『おい、聞けよ!俺達の輝ける未来の話だぞ!』

 

そういうと青山が期待していなかった返答が飛ぶ。

 

『あれー言ってなかったっけ?

俺さ、サッカーやんねーよ?

適当に大学行ってさ、何かのサークル作って毎日やり放題的な?

サッカーはもうやるとしてもサークルとかでいいかな』

 

そう言うと青山は激怒する。

 

『ふざけんなよマジで……

俺たち2人で世界一のプレイヤーになるって約束したじゃねーか…

俺たちの夢はどうするつもりだ?』

 

『おいおーい約束っていつの話してんだよ?

単純に何か熱が冷めたって感じ?』

 

『冷めた?嘘つくなじゃあこれ何だよ?』

 

青山が明石のロッカーを開く。

そこには2人の夢が書かれたサッカーボールがあった。

 

『約束忘れたならなんでこんなもんまだ大事に持ってんだよ?』

 

明石もキレる。

 

『お前何勝手に人のロッカー開けてんの?閉めろよ』

 

『誤魔化すな、お前まだサッカーやりてぇんだろ?

何思い出にしようとかしてんだよ逃げるのか?』

 

そして青山は怒りの一言を放つ、

 

腰抜けが(チキンが)

 

『明石…過去の挫折に囚われて動けない「臆病な鶏」になるな!

未来だけ突進する「勇敢な牛」になれよ!

ビーフ・オア・チキン?』

 

しかし明石も続く。

 

『何さっきから好き放題吹いてんのお前?「過去の挫折」って全部お前のせいだろ?』

 

『は?』

 

『あん時、お前がPK外してなきゃ全国行けたんだ!

つーかビーフって牛肉だろ バ~~カ

牛ならカウだし』

 

青山が明石の胸ぐらを掴み続ける。

 

『俺だけのせいにする気かよ!!』

 

しかし明石は、

 

『何が世界一だよ!?

この時期にグラビア見て胸だの尻だの言ってる奴が

そんなもんなれるかバーーーーーーカ

現実見ろバカ牛!

俺のサッカー人生は終わったんだ

終わったんだよ』

 

明石は教室を出る。

 

しかし、この時、明石靖人はまだ分かっていなかった…

いや、この世界の誰もが分かっていなかった…

この選択が明石と青山を切り離すとも知らずに…

出席者と欠席者の運命を…

神の籠の中に囚われていた恐怖を…

 

それでも生きろ。

生きてみせろ。




ということで第1話でした~

感想や意見があれば嬉しいです!

できるだけ次回作も早く作れるように頑張ります!

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第2話 ーーー PK

牙嚨です!

第2話です!
当分漫画と同じ内容になると思います。

早くこの二作品を融合できるように頑張ります!



カラカラカラカラ…

自転車を転がしながら明石は青山との喧嘩を後悔していた。

 

(本当はあいつのせいだなんて思ってねーよ だってあの時、俺は…)

 

雨の中でのサッカーの決勝戦、明石はPKを獲得する。時間的にこのPKがラストプレーになる。勝てば全国、負ければ終わりの場面で明石にチームの命運がかかる。

 

しかし、明石にはその重圧は大きすぎた…

 

(撃てない!!!俺…撃ちたくない!!)

 

『…おい明石 お前……やっぱりか』

 

『へ…?』

 

『足 痛めてんのか?さっきのプレーで痛めたんだろ?』

 

明石はこの言葉に嘘をついてしまう。

 

『え…まあ…ちょっと…くるぶし…な』

 

『俺が蹴る 安心しろって俺が全国に連れてってやるよ』

 

明石はPKが苦手な青山のことを知っていた。

しかしこのPK青山に託した。

 

…そして青山は濡れた土に足元をやられ、

ボールはとんでもない方向にいってしまった。

 

『宇宙のパワーを感じろ!!神の声を聞け!!人類はいま過渡期にある!!』

 

明石の横を奥平忠勝という中年太りの男が演説をしていた。

 

(あの時、 俺は…ビビって何もできなかった…怪我なんてしていないのに…俺があの時嘘つかずに蹴ってりゃ…青山が外す事もなかったんだ…青山の言うとおり 俺は「臆病な鶏(チキン)」だ……あいつに謝んなきゃ……!)

 

明石はそう決心したが、いつの間にか奥平に捕まっていた…

 

『ねえ君、今こっち見てたでしょ?買うでしょ?この「オーマイ・ゴッドリング」1万2980円!』

 

『えっ…いらないです…』

 

------------------------------------------------------------

 

一方、学校では、高橋が青山に明石のことで話し合っていた。

 

『明石 帰っちゃったよ…いいの 青山?』

 

『あ?うっせし』

 

『でもさ、きっと…』

 

『うっせえ、ほっといてくれ

あいつの言うとおり、俺のせいだから

あの時、俺が決めてりゃ、あいつは今もサッカーやめずに済んだんだよ…』

 

高橋が呆れる。

 

『表で喧嘩、裏では仲良し…はぁ~男子ってバカだねー

ま、それが羨ましい所でもあるんだけど』

 

『はぁ?』

 

『きっとあいつもアンタと同じ事考えてるよ

意地張ってないでさっさと謝れば?

2人の熱い気持ちが冷めないうちにさー』

 

『あ?なんで俺が謝んだよ?』

 

『アンタらと3年間もずっと部活してきたの

思考回路ぐらいわかるっつーの』

 

『…ちっ 何だよそれ』

 

(くっそ しゃあねえな 謝りゃいいんだろ謝りゃあ)

 

青山は元はあいつが辞めるとか言うからこうなったと思いつつも明石に謝罪のメールを送った。

 

(俺はまだお前とサッカーがやりてぇよ…

戻ってこい明石…)

 

------------------------------------------------------------

 

(はぁ~どーやって謝ろっかなぁ)

 

明石はマックで青山にどう謝るか考えていた。

 

(「俺…実はあの時嘘ついていたんだ…お前は何も悪くないんだ…またサッカーを」ってのは臭ぇな…

あーもー明日でいっかな~)

 

そう思っていると青山からメールが届く。

 

「お尻もアリかもな

すまんチキンは言い過ぎた

モー学校戻ってこい」

 

(何だよ…あいつ…あいつも謝りたいって思ってくれてたのかーーー…どんだけ牛好きだよ もー…)

 

『うし!!今から学校戻ってちゃんと謝ろ!』

 

この時明石はまだ知らなかった…

今日も明日も明後日も謝れなくなる事を…




ということで第2話でした!

神さまの言うとおりだけの話が少し続きます。

進撃の巨人もダルマ騒動の後にはしっかり書くので
楽しみにしていてください!

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それではまた!


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第3話 ーーー だるま

第3話です!



『おい ちょっと来い お前ら ホラァ!』

 

明石が青山のメールを見る少し前に遡る。

 

『お前スカート短すぎんじゃないのか!?』

 

そう言うのは歴史教師の田沼 通称ハゲ。

 

『うわ、田沼センに捕まった!』

『つーか田沼セン、パンツ見たべ?』

 

1人はクラスに必ず1人はいるウザい女子

もう1人はクラスに必ず1人はいるブスな女子

 

『見るかバカヤロウ!

校則違反だろ!この3年の大事な時期になぁ……!』

 

この時、田沼の頭には何かが起きていた…

 

『じゃあ内申点くださーい ちゃんとパンツ見せるから~』

『何ソレチョーウケルンデスケドー』

 

『馬鹿にしてるのか!そんなも…そんな…そ…そそそそそそそそそ!!!!!!』

 

 

パーーーーン!!!!!

 

 

『な、なんだ今の音は!?』

『爆発!?』

 

『きゃぁぁぁぁぁ』

『いやぁぁぁぁぁ』

 

ウザイ女とブス女が悲鳴をあげる。

その視線の先には田沼センがいた。

ただし、禿げていた田沼センの頭はなく、

代わりにあるものがあった…

 

『え…だるま…?』

 

そのだるまは教卓の上に飛び移った。

そして同時に教室の前後の扉が閉まった。

 

『うぇぇ!?田沼センは?』

『し…死んだ?』

『何?ドッキリ?』

 

当然クラスはパニック状態である。

青山もこれには動揺を隠せない。

 

そしてだるまが右回転しながら喋り始めた。

 

『だーーーーーーるーーーーーーまーーーーーーさーーーーーーんーーーーーーがーーーーーー…』

 

だるまが完全に後ろに向いたら、

 

『ころんだ!』

 

『…なんだこれ?』

『喋って…回った…?』

 

クラスの生徒はこの意味がわからない状況に不思議がった。

 

『僕、職員室行ってくる!』

 

そういうと委員長は動き始めた…

その刹那…

 

 

ドパーーーーーン!!!

 

 

だるまの口から何かが発射された。

それは委員長のお腹を貫通していた…

委員長は即死だった…

 

『あ…』

『う…』

 

『『『『『うわぁぁぁぁぁ』』』』』

 

クラスの生徒は叫びまくる。

当然だ。さっきまで生きていた委員長が一瞬にして

死んでしまったのだから。

 

『だーーーーーーるーーーーーー…』

 

『おい 出ろよ早くぅぅぅ!!!』

『扉開かねーよ なんだこれ!?』

『携帯が通じないんだけど!?』

 

『まーーーーーーさーーーーーー…』

 

(マジかよ…これ…死んだよ…人死んだ…!!

え!?何これ……!?)

 

しかし、青山もただの馬鹿ではない。

 

(「だるま」…!?まさかこれって…)

 

『んーーーーーーがーーーーーー…』

 

『動くな!!!全員止まれ!!!』

 

青山が叫ぶ。そして、

 

『ころんだ!!!』

 

だるまも叫ぶ。

クラスの生徒は青山の叫びで止まる。

 

『と…止まれ…止まれ…』

 

青山が呼びかけると、出っ歯の夜叉岡が言う。

 

『あ…あのさ、扉もスマホもダメなら窓ガラスを椅子で割れば…』

 

しかし、夜叉岡の足が少し動いてしまった。

 

ドパン!!!

 

だるまは夜叉岡の腹を貫通してしまう。

 

『だから動くなって!!動いたら死ぬぞ!!』

 

おぇぇぇぇ

 

若林が吐いてしまう。

そりゃそうだ、こんな光景を見て吐かないやつがいないわけが無い。

 

『若林…大丈夫…動くな…

口、拭くなよ』

 

『…う…うぃ~…』

 

『だーーーーーーるーーーーーーまーーーーーー…』

 

だるまがまた動き始める。

その隙に鳥井が椅子で窓ガラスを叩くが、

割れない。

 

『下手くそ!ちゃんと割れよ!』

 

『割れねぇ!割れねぇんだよ!』

 

高橋の腰が抜けてしまった。

『青山…ごめん…手…貸して……』

 

『OK 待って…』

 

しかし、だるまの方が早かった。

 

『ころんだ!』

 

(何なんだよこれ……!

何が起こっているんだよ!!)

 

------------------------------------------------------------

 

この時明石は学校に戻ろうと決意した…

 




いかがでしたか?
まだ漫画通りのストーリーになっていますが、
ちょっと変えた点はがあります笑

鳥井という生徒を登場させました。
漫画にもいるんですけど名前が無いのでなんとなくつけました笑

次回もよろしくお願いします!


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第4話 ーーー まさんがころんだ

第4話です!



『あれー?校門閉まってんじゃん…っかしいな…

せっかく授業受けに戻ってきたのに…』

 

明石は学校の校門まで戻ってきたのだが、閉まっている。

インターホンを押しても何も反応がない。

青山に電話をかけるが通じない。

 

『…んだよ…せっかくさっきの事謝りに戻ってきたのになー…しゃあねぇ 放課後までゲーセンで時間潰すかー』

 

ドパン!

 

『!…ん?あ…』

 

明石が振り返ると昼間にも関わらず大量の流れ星らしきものが沢山飛んでいた。

『流れ星…!?昼に初めて見た てか人生初かも…

てか多っ!!』

 

------------------------------------------------------------

 

『大丈夫か?高橋…!』

 

『う…うん』

 

高橋はだるまが青山達を見ているため立ち上がれずにいた。

 

『まだ動くなよ 動いていいのは、あのだるまがカウントしている間だけだ』

 

『…うん』

 

『あらゆる角度から考えてみて…これは

「だるまさんがころんだ」だ…!』

 

『………わかってる』

 

『だーーーーーー…』

 

だるまが再び動き出す。

その隙に青山が高橋を起き上がらせる。

 

『ゴメンな…助けるのが

明石じゃなくて…』

 

『は!?どういうこと?』

 

『え?だってお前…明石の事 す…好きだろ?』

 

『何それ!?どこ情報!?

てかこんな時に何言ってんの!?』

 

『見てりゃわかるし

だって、お前いつも俺と明石のいる所に顔出すしさ』

 

『え…』

 

『明石には優しいじゃん

俺への冷たい扱いとはえらい違いだもん』

 

その言葉に高橋は呆れる。

 

『アンタって…やっぱバカね…』

 

『は!?』

 

青山はやはり馬鹿だった。

すると野球部の不動の7番レフト万波ちゅうえいがあることに気づく。

 

『お…おい!あれ見ろ!皆っ!!

だるまの背中!!!』

 

そのだるまの背中には「おしたならおわり」

と書かれており、カウントは残り1分29秒を表していた。

 

『ころんだ!』

 

『おしたならおわり…終わるぞ!

あの背中のボタンを押せば…終わる!』

 

ター坊はそう言うが…

 

『あの背中のタイマーが「0」になる前に…でしょ?

あれは多分制限時間だよ…誰がやっているか知らんけど…』

 

クラスの美女ワースト1位の角谷みれいが言う。

 

『皆、時間が無い…次のコールで行くぞ…』

 

『青山…』

 

『タイムミリットを待つチキンじゃダメだ

押さなきゃ死ぬ……

男子全員GO(ビーフ)だ!』

 

『え…やだよ…』

『やっべ足が痛え!無理だ~』

 

大半の男子は怯んだり、言い訳したりしたが、若林、ター坊、鳥井、万波ちゅうえいは青山の策に乗る。

 

『だーーーーーー…』

 

『っしゃああらぁぁあ!!!

突っ込め男子(ビーフ)っ!!!』

 

『るーー』

 

するとだるまはものすごい速さで、

 

『まさんがころんだ!!!』

 

『どうどうどうどう!!』

 

このだるまの不意打ちに男子はギリギリ耐えた。

……ただ1人を除いて…

それは若林だった。彼は左足で止まっている。

彼は決してフラミンゴではない…

はたまたフィギュアスケート選手でもない…

この体勢に耐えられるわけが無い。

 

『あ…あ…あはははぁぁぁ…』

 

『わ…若林…!?』

 

『あぁあダメだぁあ』

 

ドン!

 

若林の体を貫通する。そして、吹っ飛んだ若林の体は角谷みれいの元へ。角谷みれいも動いてしまう…

 

『す…んどぅぶっ!』

 

角谷みれいは後ろのロッカーまで飛ばされてしまう…

 

『若林…角谷みれい…』

『何だよあのだるまぁあ!!?』

『こっちの動きがわかってんじゃないのかぁ!!?』

『だとしたら無理ゲーじゃねーかよぉお!!?』

『い…行けよ…誰かぁ…男子ぃぃい!!』

『お前いけよパンツ見せびらかしブス女ぁぁぁ!!』

 

『だーーーーーーるーーーーーーまーーーーーー…』

 

この時だるまのカウントは残り20秒しか無かった。

 

『あと「20」!!あと「20」!?』

『「20」って20秒!?』

『知るかボケ!!』

『あうあうあうあう…』

 

青山もパニクっていた。

 

(どうすりゃいい…どうすりゃ…テンパってんな俺!!考えろマジで!!)

 

『さーーーーーーんーーーーーーがーーーーーー…』

 

(どうすりゃいい明石…!?お前ならどうする…

お前なら…!?)

 

その時、青山の足に何がぶつかる。

 

『ころんだ!』

 

それは角谷みれいの体が明石のロッカーに当たって出てきたボールだった。




ほとんど漫画通りの展開ですが、
所々ふざけました笑

こんな感じで頑張っていきます笑


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第5話 ーーー 曲蹴牛(マタドール・シュート)

第5話です!

今回はかなりアレンジがきいてます笑



『おーい てんこーせー!』

 

懐かしい声がする 振り向くと小学生時代の明石がいた。

 

『サッカーしよーぜー』

 

『あ?うっせし』

 

『お前いつも1人なのな

名前なんだっけ?「あおしま」だっけ?』

 

『青山だし…』

 

(懐かしい記憶だこの時俺は転校してきたばかりで周囲に馴染めていなかった)

 

すると木の奥から1人の女の子がひょっこり出てくる。

 

『もういいよー明石ー』

 

『何でだよ?お前が声かけろっつったんだろ 高橋』

 

『!何これ?』

 

そこには「世界一のパサーになる。明石」と書かれた

サッカーボールがあった。

 

『あーそれやっぱ気になっちゃう?

なっちゃうよねー

それねー それねー…』

 

明石は体を大の字にして言う。

『俺の夢!

それが叶わないなら俺は死ぬんだ

その方がマシ♪』

 

『…何だそりゃ?』

 

『ニシシ お前も何か書けよ 一緒に夢 叶えよーぜ』

その瞬間、青山に一つのひらめき。

ボールを構える。

 

『だーーーーーーるーーーーーー…』

 

『明石…俺にサッカーを教えてくれたのはお前だ

一人ぼっちのイガグリに夢をくれたのはお前だ』

 

『まーーーーーーさーーーーーー…』

 

『青山…!?アンタ 何を!?』

 

(こんなとこで死ねるかよ…明石(アイツ)に謝ってまたサッカーやるんだ…)

 

『撃つつもり!?そんな事…』

 

『うっせし 今度は外さねぇよ』

 

(明石…最高のパスだぜ…)

 

時間残り4秒…

『んーーーーーーがーーーーーー…』

 

(俺は死なねぇ!!!まだ死ねねぇ!!!

どんだけ練習したと思ってんだ!?

俺のクソ軸足と左足よ!!)

 

『1発で仕留めろ』

明石の言葉がよぎる。

 

(この1発ぐらい 決まれよ!!!)

 

青山のシュートが飛ぶ。

しかしボールは大きく逸れる。

 

『バ…どこ蹴ってんの青山ぁ!?』

 

しかし、これは全て青山のイメージどおり。

 

(3年間 死ぬほど練習した あん時失敗した…

曲がって落ちる曲蹴牛(マタドール・シュート)…!!)

 

『ころ』

 

カチッ

 

『ん…』

 

だるまはボールの衝動でバウンドしまくる。

そしてクラスの真ん中で止まる。

そして…

 

『終ーーーーー了ーーーーー』

 

 

『『『『『ウォォォォォォ!!!』』』』』

 

 

クラスの生徒が高揚する!

 

『青山!!』『青山ぁ!!!』

 

高橋も興奮する。

 

『アンタ 凄いよ!青山!!!』

 

そして青山も興奮が爆発する。

 

『っしゃぁぁぁぁぁあああああ!!!』

 

『『『『『青山!!!青山!!!』』』』』

 

青山コールが鳴り響く。

 

そして高橋は今とばかりに青山に抱きつく。

 

『もう…鈍感なんだから…

今まで私はアンタのことが好きだったんだから…』

 

『は?』

 

そして高橋は青山の頬にキスをする。

 

『ありがと…青山…』

 

これには青山、ニヤケを隠せない。

 

『え!?そ…そうだったのか…じ…実…はな…俺も…』

 

 

ババババババババババババババババババババ

 

 

『!!!???…あ?』

 

青山以外の生徒は全員胸を撃ち抜かれてしまった。

…もちろん…高橋も…

 

『皆…死……撃たれた…?何で…?

高橋…これどうなって…』

 

しかし既に高橋は倒れていた…

 

『え?高橋…お前…さっき…』

 

そして無情にもだるまは告げる…

 

『青山仙一、生きる』

 

『あ…え!?へ?へ?何で…俺だけ…

あぁ…何でぇ…!?』

 

『お前がクリアした』

 

『だからお前だけ 生きる 青山仙一、生きる』

 

そしてだるまは続ける。

 

『お前はネズミやもぉすぐ来るでぇ~~ネコ来るでぇ~~早よ体育館行きなはれ』

 

『お前はネズミやもぉすぐ来るでぇ~~ネコ来るでぇ~~早よ体育館行きなはれ』

 

青山は絶望を抱きながら体育館に向かうのだった…

 

------------------------------------------------------------

 

その頃、

 

「ゴールネットに突き刺さるぅ~~~!!」

「鮮やかなゴォ~~ル!!」

 

明石はゲームセンターでゲームをしていた。

 

(やっぱ俺うめ~~

今度青山(アイツ)ら誘って来よーっと♪)

 

30分後…

 

青山は猫に鈴を付けていた…




今回は高橋のシーンを変えてみました!
これで少しは高橋は幸せになれたかな…?

次回からは進撃の巨人の世界メインで書きます!

では次回もよろしくお願いします!


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