もうやだ……助けてバーサーカー!!!! (クレナイハルハ)
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イリヤになりました!………なんでさ

───転生者。

 

それは前の世で死んでしまい、その時の記憶を持ったまま生まれる人物のことを指す

 

僕、いや私もその一人である

 

某有名な動画アプリでFateのMADを見ていたら、いつの間にか死んでいたらしい

 

そのあと神様らしき人物に私の死亡、転生することを教えられた

 

転生特典は【Fate stay nightのイリヤスフィール・フォン・アインツベルンの容姿】【七騎のサーヴァント】【家事スキルEX】【動物に好かれる体質】【転生後に住む家としばらくぶんのお金】らしい

 

私はFateはFGOしか知らないけど、『Fate stay night』のMADは見てた

 

イリヤが殺られた後にバーサーカーがギルを倒した所見て泣いたよ、ストーリー知らないけど

 

イリヤの名台詞もMADで言ってたやつ以外知らない

 

そんなこんなでイリヤに転生した私なんですがね、せめてね?男の娘とかにして欲しかった

 

誰が好んでTSすることを望むんだろうか

 

それにトイレどうすりゃ良いのさ

 

取り敢えず目の前の神様が用意してくれた普通の家に入ろう

 

お城とかじゃなくてよかった、私一人で管理するとか無理だもん

 

そう言えば、転生特典のサーヴァントってもう家に居るのかな?

 

「一応、ただいま~」

 

「■■■■■■ッー!!」

 

「うん、貴方がいたのねバーサーカー………」

 

家の玄関の扉を開いていたのはバーサーカー、真名ヘラクレス

 

うん、私がイリヤの見た目だから神様が選んだのかな?

 

うん、ハッキリと言って恐怖だよ

 

………味方?だけど、てか手に令呪あったわ

 

学校行くときどう隠せばいいの?包帯巻くの?厨二病待ったなしだよ

 

「取り敢えずリビングに行きましょう?ヘラクレスさん」

 

「■■■■■」

 

そう言うと、バーサーカーさんは普通に歩いてリビングに向かうのに私が後ろから着いていく

 

リビングに入ると、テーブルの上に手紙が置いてあった

 

開けてみる

 

『転生者へ。無事転生出来たようで何より。君の特典であるサーヴァント達は後にやって来ると思うよ。あとバーサーカーは最初からいるよ?君の名前イリヤスフィールだしね。あと、令呪はFGO方式で1日たつと回復するから。じゃ、頑張ってね~』

 

「……なんでよぉ」

 

ここFateの世界だとしたら私終わりじゃん!ギルさんにKILLされるよ!

 

とにかく、この世界の情報を集めきゃ

 

「え~と、ヘラクレスさん?バーサーカーって呼んでいい?」

 

その問いにバーサーカーは黙って首を縦に振る

 

オッケーみたいです

 

「バーサーカー、少しコンビニに行ってくるから留守番お願いね」

 

そう言って財布を持つ。そして家の近くに見えるコンビニに入り、ここら辺の地図と今日の晩御飯の材料を買う

 

シチューでいいかな、バーサーカーも入るから多めに作らないと。一応17才(神様談によると)らしいしバイト見つけなきゃ

 

もろもろを買って買い物かごにいれるとき、雑誌コーナーですごくうるさい子がいた

 

あーるな本を読んでいたので流石にスルーした

 

買い物が終わり、店の外に出て地図を見る

 

もしここがFateの世界だと冬木市があるはず………ん?へーここって駒王町って言うのね

 

「ハイスクールD×Dの世界じゃない……」

 

取り敢えず、これでギルさんにKILLされる心配は消えたけど

 

この世界で生き残れるかしら?

 

もしもの時はバーサーカーがいるし

 

………決めた!

 

「原作介入なんてしないんだから!」

 

隠れて生きよう、戦いなんてしたくない

 

平和でいいじゃん、のんびり生きよう

 

少女は知らない、自らのサーヴァントが既に原作介入していることを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~600年前~ 

 

そこでは『堕天使』『天使』『悪魔』の三大勢力による大戦が起こるなか、二天龍と称される赤龍帝ドライグ、白龍皇アルビオンが突如として現れ争いを始めた

 

それにより、各勢力の全ての甚大なダメージを与えた

 

この龍の影響で各勢力は協力して二天龍を止めるため行動していた

 

各勢力の戦士達は龍との戦闘によりどんどんと倒れていく

悪魔の一人、セラフォルーが今まさにドライグのブレスでやられようとしていた

 

「セラフォルー!!」

 

仲間の一人であるサーゼクスが手を伸ばすが、もう間に合わない

 

(私、もう死んじゃうんだ。嫌だ、誰か………助けて)

 

誰もが彼女の死を予想したその時だった

 

一人の少女がセラフォルーの前に立ち、手に持った旗の着いた槍を掲げ、叫ぶ

 

「───── 主の御業をここに!

 

──── 我が旗よ

 

 

── 我が同胞を守りたまえ!

 

我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)』!!

 

旗を持ち鎧を纏った少女がそう叫んだ瞬間、ドライグの炎は少女の前に出来た見えない障壁のようなもので遮られた

 

「あ、あなたは一体」

 

各勢力がその少女に着いて疑問に思うなか、サーゼクスはその少女の元に近付く

 

「そこの方、この人をお願いします」

 

サーゼクスはその少女の言う通りにセラフォルーを回収し後ろに下がると

 

少女は旗を地面に少しだけ刺した

 

 

『俺の炎を受けて無傷とは、貴様は何者だ!』

 

二天龍であるドライグのブレスを見事防いだ少女にドライグとアルビオンは怒り、各勢力は興味に目を向ける

 

そして少女は口を開いた

 

 

 

 

「───── 聞け

 

 

 

 

 

 

 

 

──── この領域に集いし

 

 

 

 

 

 

 

 

一騎当千万夫不当の英雄達よ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、英雄達ってまさか」

 

「俺達のことか?」

 

「悪魔や堕天使も英雄!?」

 

「一体彼女は………」

 

少女がそう声をあげると、各勢力が英雄達は自分だと気付き士気が上がり始める

 

 

 

 

 

 

相容れぬ敵同士であろうと、

 

 

 

 

 

 

 

── 今は互いに背中を預けよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

その声に各勢力の各々がしぶしぶと手を組み前に武器を構える

 

 

 

 

我が真名はジャンヌ・ダルク!

 

 

 

 

──主の御名の下に

 

 

 

貴公らの盾と成ろう!

 

 

 

 

『ウォォオオオオオオオオ!!!!』

 

 

 

「ジャンヌ・ダルクだと!と言うことは、天使の方からの援軍か!?」

 

「サーゼクスちゃん、あの子のお陰でみんなやる気が出てきたよ!」

 

各勢力は救国の聖処女の参戦に士気を挙げ、ドライグ達へと向かっていく

 

サーゼクスやセラフォルーも同じように攻撃を始めるが、ドライグやアルビオンには中々攻撃が通らない。

 

そして、堕天使の陣営ではアザゼルがアルビオンの攻撃を受けそうになっていた

 

そのときだった

 

「『風王鉄槌(ストライク・エア)』!」

 

青いドレスのような鎧を纏った少女の剣が放った暴風の突きによりアルビオンを吹き飛ばし、アザゼルへの攻撃をずらした

 

「お怪我は?」

 

その少女はまるで王のような風格を持っていた

 

そして彼女の得物、その手に持った剣は風が刀身を隠していた

 

「あ、あぁすまねぇ。助かった」

 

「怪我がないのなら良かった、私はルーラーの元に向かいます」

 

そう言って少女はジャンヌ・ダルクの隣に到着する

 

「ルーラー、状況は」

 

「極めて不味いです。早くあの龍達を倒さなくてはここの皆さんが」

 

「了解しましたルーラー。私の宝具を解放しましょう」

 

「分かりました。皆さん!下がってください!」

 

風王結界(インビジブル・エア)解除、聖剣抜刀!」

 

少女が剣を纏う風を解除し、現れたのは美しき刀身

 

その剣は恐ろしいほどの聖なる力を放っていた

 

その事に、各勢力は驚きの声を挙げ彼女達の行動を見ている

 

ジャンヌが声を挙げた瞬間、各勢力の戦士達が少しずつ撤退してくる中、セラフォルーとサーゼクスは少女達を見ていた

 

彼女は剣を両手で正面へと掲げ、その瞳を閉じ言葉を紡ぐ

 

「── 決着を着けましょう

 

 

輝ける彼の剣こそは『過去』『現在』『未来』

 

 

を通じ戦場に散ってゆく全ての兵たちが

 

 

───── 今際の際に懐く哀しくも尊きユメ

 

 

少女が詠唱を始めた時、地上から光の粒子のような物が浮かび上がる

 

少女の詠唱を気にせず二天龍が攻撃してくるが、ジャンヌ・ダルクは持っている旗で弾き続ける

 

三大勢力の悪魔達はその様子を黙って眺めていた

 

 

「── 『栄光』という名の祈りの結晶。

 

 

その意志を誇りと掲げその信義を貫けと糾し、

 

 

いま常勝の王は高らかに手にとる奇跡の真名を謳う。 其は―――

 

 

その粒子は、少女の剣の刀身へと吸い込まれていく

 

 

─── 束ねるは星の息吹

 

 

 

       ── 輝ける命の奔流

 

 

 

 

「サーゼクスちゃん、あの剣を見て!」

 

「刀身が光を!」

 

そう、青いドレスのような鎧を纏った少女の剣が輝きを放っていた

 

その様子にその場にいた全ての人物があまりの美しさに目を向けるなか、少女は剣を握りしめ輝く剣を腰の横に添える

 

 

その様子は、まるでこの地球と言う星が彼女に力を貸しているかのように思えた

 

 

受けるが良い!

 

 

 

 

  約束された勝利の剣(エクスカリバー)』!!」

 

 

 

 

彼女は剣であるエクスカリバーを振り上げるとビームかのような斬撃が飛びアルビオンとドライグを見事撃ち取った

 

「エクスカリバーだと!と言うことは彼女は騎士王か!?」

 

「アザゼル!今はとにかくあの二天龍を封印しよう!」

 

「あぁ、今行く!」

 

各勢力はエクスカリバーの攻撃、聖剣の所持者に驚きつつ、二天龍を封印した

 

この後に救国の聖処女と騎士王はいつの間にかその場より消えており、後の話には二人の人間の英雄が伝説として残ることとなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~現代~

 

 

 

 

「何か凄く疲れた、戦闘も宝具もなにもしてないのに。…………嫌な予感がするわ」

 

 

 

 

 

 

 




ご愛読、ありがとうございました

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つづく?



セイバーの詠唱を少し変えました

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嫌な予感と腹ペコさん

イリヤside

 

 

 

 

ドーモ=ミナサン。イリヤ デス

 

昨日転生し、バーサーカーとシチューを食べた翌日

 

私は目を覚まし、布団から出る

 

そして軽く延びをしリビングへと向かう

 

「おはよ~バーサーカー」

 

見ると、既にヘラクレスが起きており昨日と同じ場所に佇んでいた

 

「■■■■■■」

 

さて、朝御飯は昨日の残りのシチューがあるしわざわざ作らなくても良さそうね

 

この体になってから少しだけ不自由がある

 

料理を作るのに毎回椅子に乗らないと火とかフライパン使えないから大変なのよね

 

──ピンポーン──

 

来客を知らせるチャイムが家に鳴り響く

 

「誰かしら」

 

そう言って玄関に向かい扉を開ける

 

「はーい、どちら様ですかー?」

 

見ると、金髪で髪はポニーテールの女性がいた

 

「問おう、貴方が私のっ!?」

 

あれ?この人ってセイバー、アルトリア・ペンドラゴンでは?

 

ブリテンから騎士王が降臨なさったか

 

「あれ、急に黙ってどうしたの?」

 

「セイバー、どうしたのです?………流石に私もマスターがこんな年端もいかない幼女だと驚くのも無理ないですね………」

 

ジャンヌゥウウウウウ!

 

有名なルーラーのジャンヌ・ダルクさんではありませんか!

 

エネッルネッルしてますか?

 

前世FGOで何度もガチャしてもあたらなかったよぉ

 

…………ぐすん

 

あとジャンヌ、アルトリアさんが固まってるのは恐らく私の見た目のせいだわ

 

たぶん、Fate stay nightの記憶を持って現界したのかな?

 

まさか、この二人も私のサーヴァントだというの!?

 

「えっと、取り敢えず家の中入って」

 

「ええ、感謝しますマスター。セイバーしっかりとしてください。行きますよ」

 

「…………分かりました」

 

三人で家の中に入りリビングの戸を開ける

 

「やったわバーサーカー!仲間が増えたわ!」

 

すると、ルーラーは驚き目を開いてるのに対し、セイバーは口をポカンと開けていた

 

「なっ、何故バーサーカーが!こんなところに!」

 

そう言って何度ポーズをとる

 

あれってアニメでもやってたけど、私には仮面ライダーへの変身ポーズにしか見えないわ

 

「何を言っているのですセイバー、今回はマスターが一人に対し私達サーヴァントは七騎召喚されているのですよ」

 

「そ、そう言えばそうですね。バーサーカー、前は互いに敵同士でしたが今回は同じマスターを守るため供に戦いましょう」

 

それに対し、バーサーカーは黙って首を縦に振った

 

「改めましてセイバー『アルトリア・ペンドラゴン』マスター。よろしくお願いします」

 

「よろしくねアルトリア、私は一応イリヤスフィールです」

 

「やはり名前も同じとは、あの神は何を思ったのか…………」

 

そう言えば、神様から言われたサーヴァントは今のところ三騎。残りサーヴァントはいつ現れるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???年~

 

 

 

 

とある神社付近の森、そこには一人の少女を連れた巫女服の女性が走っていた

 

「はぁ、はぁ、朱乃頑張って!」

 

「うん!」

 

そしてその二人を追いかけるのは今はなかなか見ない陰陽師であった

 

「まて!忌み子と裏切り者の二人を逃がすな!」

 

追ってくる陰陽師、必死となり娘である朱乃を守ろうと女性、朱璃。

 

だが、不幸にも女性たちは追い詰められてしまった

 

何とか娘を守ろうと戦う朱璃

 

だが一人対する相手は複数

 

いかに強くても、流石に不利であった

 

腕から血を流す、さもなお彼女の顔にはハッキリとした意思が宿っており

 

手には朱璃の得物であるクナイが握り締められていた

 

「裏切り者、姫島朱璃。人間と堕天使との間に生まれし忌み子朱乃はここにて罰する」

 

「せめて、朱乃だけでも…………やらせはしませんよ……」

 

そうして両者はにらみ合い、激突する

 

 

 

 

 

 

「───(オレ)の町、(オレ)の領地で

 

 

 

 

 

───勝手なことは許さん!!

 

 

 

 

─悔いて失せよ『天の鎖(エルキドゥ)』!!」

 

 

 

 

 

 

………はずであった、そこに第三者の介入がなければ

 

 

突如として何処からか鎖が飛来し、陰陽師を縛り動きを封じる

 

 

 

 

 

「どうやら面白そうなことになっておるようだな雑種供」

 

 

 

「「ッ!?」」

 

 

 

そこには黄金の鎧を身に纏い、腕を組み佇む男がいた

 

「(なんなの、このプレッシャー!?この人を相手にしたら、絶対に)」

 

「貴様、これはなんの真似だ!!これは我ら陰陽師の」

 

陰陽師の男がそう口を開いた瞬間、鎖がしまり顔を地面に叩きつける

 

「頭が高いぞ雑種、いつ我が喋ることを許した」

 

「貴方は………一体」

 

ここにいるものが思う事を朱璃は呟いた

 

それはそうだ、ただの人間が陰陽師に勝てるわけがない

 

あるとすれば、あれは神器の系統なのだろうか

 

陰陽師の男はどうにか鎖から逃げ出そうとするが全く動く事が出来ずにいた

 

「そこの女、こうなった訳を話せ。我が許す」

 

「は、はい。実は…………」

 

「どうした?この我が特別に許すと言っているのだ、申してみよ」

 

朱璃が躊躇ったのは自分が堕天使との関係を持ったことを話し、それを聞いて男がどんな態度をとるのかである

 

もし、機嫌を損ねたらどうなるか

 

それは明確であった

 

「実は───」

 

彼女は、堕天使であるバラキエルと恋に落ちたこと。

 

そして人間と堕天使の忌み子の娘が家の所属する「五代宗家」から狙われることとなってしまった

 

「フ、フハ、ハハ、ハハハハハハハハ!良い、良いではないか!!堕天使と人が恋に落ちる?面白い!」

 

「くっ!貴様、解っているのか!?あやつらが如何に忌まわしきものか!」

 

「そうだ!お前も忌まわしきものと思わないのか!?」

 

「黙れ雑種供。貴様には聞いておらぬ、が」

 

そう言って男は突如として陰陽師の男達を縛っていた鎖を解除した

 

「…………え?」

 

朱璃は疑問に思いながらも朱乃の近くにて構える

 

一方、男は陰陽師の男らを見据えていた

 

「もう貴様ら雑種に用はない、疾く失せよ。今の我は機嫌が良い、命までは取らぬ」

 

優しい、のだろうか

 

「貴様、どこまで私達をバカにするつもりだ!」

 

「その忌み子は生かしてはおけん!ここにて罰する。貴様なんぞからは逃げる必要はない!」

 

陰陽師の男たちは攻撃した

 

すると、男がまた指をパチンと鳴らすと黄金の波紋が男の後ろに複数現れ全ての攻撃を相殺する

 

「勝ち目が無いことがなぜわからん?雑種」

 

そう言って男はまた、黄金の波紋から武器を射出し陰陽師達を武器で刺し殺した

 

「君臨するとはこういう事よ!ふふはははははは!」

 

「………………いい、の?」

 

それは朱璃ではなく、朱乃の声であった

 

「ん?どうした小娘、申してみよ」

 

彼女は小さいながらも、自分がどのような存在かも理解していた

 

その上で怒りもせず蔑みもせず、面白そうに笑う彼が不思議でならなかったのだ

 

「…………私は、生きてもいいの?」

 

彼女がそう男に聞くと、男は朱乃に近ずく

 

それに対し危機感を覚えた朱璃だったが、その光景に驚愕した

 

男は、少女の頭を撫でた

 

朱璃はその光景が、まるで年の離れた兄が妹を撫でているように思えた

 

「戯け…………少女よ、この(オレ)が許すと言ったのだ!良いに決まっておろう!!!!」

 

そう言う朱乃対して男はそう微笑んだ

 

「貴様もだ女、堕天使と恋に落ち結ばれた。子を守るために裏切った?面白い、実に良いではないか!我が許す。この我が、英雄王である我がな。」

 

そう言って笑った黄金の鎧を来た男は、ある一点を見つめた後、体が透け黄金の粒子がこぼれ始める

 

「時間か、おい雑種。貴様が親ならばしっかりと子と妻の面倒ぐらい見ておけ」

 

そう言って男は消えた、最後まで偉そうな

 

私達を救った男は消えていった

 

「気付かれていたか」

 

遅れて出てきたのはバラキエル、それを見て朱璃と朱乃は安堵の表情を浮かべた

 

「一体彼は何者だ?あの陰陽師を軽く捻るように倒すとは…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~現代~

 

 

 

 

 

 

「マスターおかわりを!」

 

「まだ食べるの!?やっぱりセイバーは腹ペコ娘なの?」

 

「マスター、そんなことよりお代わりの方をお願いします」

 

「すいません、私も」

 

そう言って椀をさしだすジャンヌ。

 

あれ?この人も腹ペコ娘だったっけ?

 

「マスターお代わりの準備は十分か!」

 

「すいません、私も」

 

「まだ食べるの!?」

 

「「別に、食べ尽くしてしまっても構わんのだろう?」」

 

 

「………早くバイト見つけなきゃ」

 

「……………… ■■■■■■」

 

 

 

 

 







ご愛読、ありがとうございました

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バイトとウサギとお花

調子が良いので今回は早めに投稿できました
これからもこの作品をお楽しみ下さい



イリヤside

 

 

「いらっしゃいませ!ご主人様♡」

 

私は貴方のメイドさん!

 

イリヤスフィールです♪

 

あっ!?

 

やめて!

 

ちょっまって!

 

ブラウザバックするのはらめーーーーー!

 

「…………はぁ、なんでこんなことに」

 

私は今、町の喫茶店にて働いてます

 

聖処女(笑)(ジャンヌ)腹ペコ騎士王(アルトリア)が思ったよりお腹ペコペコのペコリーヌさんだから早めに働かなきゃとおもったのでバイトしてます

 

バーサーカー?

 

思ったより、食べる量が普通だし。

 

空気も読めるし、何気に優しいし

 

たまに頭撫でてくれるし

 

今日だってバイトしに行くために玄関で靴はいてたら後ろにいて見送ってくれた

 

聖処女?家で掃除しながら温泉のテレビ見てるし、騎士王?洗濯物やってる

 

「イリヤちゃん、いい笑顔だったわよ」

 

「アハハ、アリガトウゴザイマス店長」

 

このイリヤちゃんの笑顔は可愛いので当然です

 

「うんうん、可愛い子はやっぱりコスプレをさせると映えるわねぇ」

 

「……………ハイ、ソウデスネ」

 

この女の人はこの喫茶店のマスター。

 

この喫茶店は結構人気らしく、ウェイトレスのバイトを募集していたので面接を受けたら合格もらって働いてます

 

このお店、お給料も高いし時間も良いので私は助かります

 

ですが、店長の業務命令でメイドさんのコスプレをすることになってしまいました

 

しかもこの店長、まだまだコスプレさせる気だし

 

言っとくけど、私(元)男だからね!

 

でも仕方ないの、成りきれば成りきるほど貰えるお金が増えるの

 

色々と思うところが有るけど、ご飯と生活のためだから仕方ないの

 

それではイリヤスフィール、頑張ります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~三人称視点~

 

 

 

影のある暗い森

 

そこには頭に猫耳が生えており、着物を着ている女性。

 

その前に倒れ伏す異形の何かがいた

 

女性は血を流しており、まさに危険な状態と言えるだろう

 

「はぁ、はぁ、はぁ…………まさか逃げてる途中ではぐれ悪魔に襲われるとは、さすがにこの黒歌さんでもわからなかったにゃ………こふっ!」

 

妹を守るため、はぐれ悪魔『主殺しの黒歌』となった彼女は、彼女を討伐しようとやって来た悪魔から逃げ隠れるもその場にいたはぐれ悪魔に襲われた

 

どうにか倒すも、最初の不意打ちが彼女を深く傷つけてしまう

 

そのため、彼女は一刻も早く治療を行わなければいけない状況であった

 

「ようやく見つけたぞ主殺し黒歌、今度こそその命、頂く」

 

「ッ!!!」

 

思わず歯をギリッとならし、声のした方を睨み付ける

 

だが、悪魔には眷族もいる

 

「(はぁ、ここまでかにゃあ~。この猫生?心残りがたくさんにゃ。白音、また会えたらにゃと思ってたけどさよならにゃんね)」

 

そして、悪魔の一人が剣を構えた

 

「(………たくない、死にたくない!まだ死ねない、妹に………白音に会いたい。…………だれか)……………助けて」

 

その時だった

 

 

「ちょっとまったーーーーーー!!!!!!」

 

 

「なんだ!?」

 

「にゃにゃ!?」

 

その声と供に、空から白いマントと鎧を纏った桃色のロングヘアーの少女が降ってきた

 

「おっとと、危ない危ない」

 

そして、着地し黒歌の前に着地する

 

「ならなんであんな登場したにゃん…………(あの高さから降りてくるとか、人間じゃないことはたしかにゃんね)」

 

「な、人間!?何故こんなことろに、結界は張ったはず」

 

「けっかい?……あー!あのバリアみたいな奴?キャスターに頼んで消してもらったよ」

 

「なっ!?人間ごときが我ら崇高な悪魔の結界を解除しただと!!!」

 

その少女の発言に怒りと驚きを隠せない悪魔

 

「うーん。僕はあんまり魔術は知らないしなぁ、あれってそんなに凄いバリアなの?」

 

「(あの結界、普通の人なら気づかないのが普通にゃん…………)」

 

「それで人間、貴様は何があって我らの元に現れた。」

 

「ボク?ボクはその女の人を助けるために来たんだ!」

 

「ふ、助けに来ただと?人間に何が出来る!?」

 

そう言って悪魔は魔法で炎を作り、少女に向けて放った

 

「そりゃっ!」

 

少女は何処から取り出したのか、大きな黄金の槍を操りその炎を叩き消した

 

「なっ!?俺の炎を、まさか神器持ちか!」

 

「なんのこと?、しんき?ってなに?」

 

「自覚がないか、例え神器を持ったとしてもただの人間。これほどの量は避けられまい」

 

そう言って悪魔は、眷族と供に大量の炎を玉を此方に放つが少女は槍で全てを叩き落とす

 

黒歌からみてその光景は、それが幻のように見えた

 

「(す、凄いにゃ………あの量をたった一人で)」

 

「貴様、何故その女を助ける?その女はな、主殺しなんだ」

 

それを言われた黒歌はまるで時が止まったかのような錯覚に陷った

 

もし、これで助けてくれた少女が私を攻撃してきたら

 

守るのではなく、自分を殺しに来たら

 

そう思うと、彼女は恐怖で一杯だった

 

上級で、眷族と供に放ってくる魔法の数々をいとも簡単に叩き落とす

 

彼女の力が

 

そんなとき少女は顔を少し傾げ、言った

 

「なんだか分からないけど、それだからなに?」

 

「なっ!?」

 

それに驚いたのは悪魔とその眷族、そして何より驚愕したのは当人である黒歌であった

 

「ど、どうしてにゃ!?…………私は主殺し。こんな私のことを見捨てればいいのに!なんでにゃ!」

 

「君、さっき『助けて』って言っただろう?」

 

少女の問いに黒歌は黙って頷く

 

 

「ボクはそれを聞いた。これでも英霊だからね、ボクはどうしたってキミを助けようと思う」

 

 

「……………なんで、私のためにそこまでするにゃ、主殺しの罪を持ったこんな私を………」

 

「ボクはボクが納得するまで

 

 

────助けるよ!

 

例え誰でも、何度裏切られても

 

………見捨てなんて、しない!」

 

 

黒歌の頬には涙が伝っていた

 

少女の言葉を聞き黒歌の心には生きたい

 

その思いと希望が戻ってくる

 

少女の声が、彼女に変化与えた

 

「もう一度教えてくれ!君の願いを!ボクに聞かせてくれ!」

 

「お願いにゃ………私を、助けて」

 

「うん!君の願い(オーダー)確かに聞いた、任せてくれ!」

 

「人間風情が少し槍が使えるからと思い上がるな………お前を殺し、絶望を味わわせたあとではぐれ悪魔黒歌を殺してやる!!」

 

それを聞いた少女は腰に差していた剣を抜き振り上げ天を指す

 

すると雲が晴れ月が現れた

 

月の光は少女を照らし

 

風は吹き、少女のマントがなびかせる

 

まるでこの自然が、大地が彼女に味方している

 

そのような錯覚に陥る

 

 

「遠からん者は音にも聞け!

 

 

近くば寄って目にも見よ!

 

 

 我が名はシャルルマーニュが十二勇士

 

 

アストルフォ!いざ尋常に―――勝負ッ!!」

 

 

そう言って槍を構え、走り出す

 

すると、悪魔の男の眷族はあっという間に追い詰められていく

 

その様子に、黒歌は驚愕とした

 

さっきまでは、本気を出していなかったのだろうか?

 

「何故だ!?何故人間ごときが!こんな!?」

 

「む!君、本とかちゃんと読んでる?これでもボク有名だと思うんだけどなぁ」

 

そう言ってアストルフォは頭の後ろをかく

 

「さて、ボクも早くマスターのところに行きたいし!」

 

そう言って少女は腕を頭上に振り上げ叫ぶ

 

「君の真の力を見せてくれ!

 

この世ならざる幻馬(ヒポグリフ)』!!!!」

 

すると、風が吹き空をかける何かが翼を広げ飛んでくる

 

それは鷲と馬の合わさったかのような生き物『ヒポグリフ』だった

 

アストルフォはジャンプしてその生き物に乗ると、持った黄金の槍を構え悪魔たちに突撃する

 

「こ、こんな!こんな人間ごときにぃィィィィイイイイイ!?!?!?」

 

そうして、悪魔たちは槍と生物に激突し倒れた

 

黒歌はそれを見てる

 

ヒポグリフに乗ったアストルフォが降りてくる

 

「君の願い通り、助けたよ!」

 

「ありがとうにゃ、本当に」

 

そう言って黒歌は安堵したのか微笑み、アストルフォはそれを見て満足したかの様に

 

「………あぁ!?」

 

「な、なんにゃ!?」

 

「改めてみたら君、怪我してるしボロボロじゃないか!?」

 

そう、黒歌は元々はぐれ悪魔との戦闘の後にあの悪魔たちに襲われたのであり

 

そこにアストルフォが来てまたすぐ戦闘だったため、アストルフォはちゃんと黒歌の状態を見ていなかったのだ

 

「そういえば、そうだったにゃあ~」

 

そう言って少し顔をしかめる黒歌に対し、アストルフォは慌て始める

 

「ど、ど、どうしよう!?ボクは治療のスキルなんて持ってないし!魔術は出来ない………そうだった!キャスター!キャスター!ヘルプーー!」

 

「そんなに叫ばなくても聞こえているよ、ライダー」

 

いつの間にか、アストルフォの後ろに白いフード付きのローブに魔法使いのような杖を持った男が立っていた

 

見ると、男の足元にはいくつか花が咲いている

 

「キャスター!大変なんだ!この人が怪我とか色々とボロボロで」

 

「確かに、ひどい怪我だね」

 

「早く助けてくれキャスター!グランドキャスターなんだから治療系の魔術ぐらいは知ってるでしょ!」

 

「ゆ、揺らさないでくれライダー!……慌てない慌てない。呪文噛むからね」

 

そう言って男はアストルフォを落ち着かせ、黒歌に魔術をかける

 

すると黒歌の怪我どころか、服すらも戻り

 

もとの姿に戻っていた

 

その高度な魔術に黒歌は驚愕しかなかった

 

「にゃにゃ!?服に傷が!全部なおってる!?」

 

「よし、これでいいね」

 

「あ、貴方は一体………」

 

「僕かい?そうだね……花の魔術師さんでいいよ、ところで君はあの者から追われていたようだね、そうだ。よかったらいい隠れ場所があるんだけど、そこにしばらくは隠れるのはどうだい?」

 

「そんな場所があるならありがたく隠れさせてもらいたいにゃ。でも、そこまでしてもらってもいいにゃ?」

 

「なぁに、サービスだとも。それに君をこのままにしたらライダーとマスターが許さないだろう」

 

黒歌は『マスター』と言う単語に少し興味を持つが押さえる

そして魔術が完成したのか、黒歌の足元に魔方陣が現れる

 

「さて、転移させるよ」

 

「あっ、そう言えば隠れ場所ってどこにゃ?」

 

「人々の理想の地、全て遠き理想郷(アヴァロン)さ」

 

「にゃ!?ちょっ─────」

 

返事を聞いた黒歌は、驚き何か言おうとしたがその前に転移した

 

「さて、ライダーそろそろ僕達もマスターの元へ向かおう」

 

「分かった、ヒポグリフ!」

 

そう言って二人はヒポグリフへと乗り、空を駆けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2人乗りじゃ重くないかい?」

 

 

「大丈夫だよ!ヒポグリフは力持ちだからね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~現代~

 

 

 

「はぁ~疲れた~」

 

「ふふ、お疲れ様イリヤちゃん♪」

 

営業時間が終わり、私は店の裏で机にグデーっとして休んでいた

 

あれからメイド→小悪魔→ナース→猫耳メイドとコスプレさせられ、私は凄く疲れたよ

 

はぁ、そう言えば明日から学校じゃない

 

高校の教材、授業代、文房具、皆のご飯、調味料、水道代、電気代……………

 

「うう、頭がぁ………」

 

このままじゃお金が足りないのぉ

 

もっとアルバイト探さなきゃだめかな

 

これ以上疲れる日々が続くの?

 

若いのに過労死とかしないかな?

 

一応転生したばっかりなんだけど………

 

神様、これが私の運命なの?

 

運命に反逆出来ないよ!

 

アッセイシャヨ!ナンジヲホウヨウセン!

 

私には無理だよぉ

 

「イリヤちゃん、イリヤちゃん」

 

「………何ですか店長さん」

 

「貴方の保護者って人が外に迎えに来てるわよー」

 

「ほぇ?」

 

保護者?あぁ、アルトリアかジャンヌかな

 

取り敢えず、荷物をリュックに背負う

 

「お疲れ様でした!」

 

店長に挨拶して店を出る

 

 

 

 

 

 

「この我を待たせるとは随分と

偉くなったようだなぁ雑種」

 

 

 

 

 

 

「っ!?その声はもしかして!」

 

見ると、金色のバイク……ギルギルマシンに腰を掛けたFate stay nightの格好をした英雄王ギルガメッシュが立っていた

 

あ、私終わった?

 

何でハイスクールD×Dの世界にあの方が

 

うん、周りの帰り道を歩いてた女性のほとんどが振り向いてギルガメッシュを見ている

 

「………………嘘ぉ、なんで王様がいるの?」

 

「なに、貴様が我を召喚したのだろう?それよりは早く乗れ、帰るぞ雑種」

 

そう言ってこっちにヘルメットを投げ渡すギルガメッシュ

 

「う、うん」

 

あれ?思ったより優しいのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 





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生を望む少年と霧夜の少女

イリヤside

 

 

皆さんお久しぶり、イリヤです

 

今日から高校へと入学です!

 

どっちかと言うと編入とか転校に近いけど

 

ちなみに学年は2年!

 

前世は大学生、うん楽勝

 

はっきりわかんだね

 

あと、突然ですが言わせてください

 

「………なんでよ」

 

目の前には白いフード付きのローブを着た杖を持った男と、ピンクのセーラー服を着た男の娘

 

「やぁ、初めましてマスター。私はマーリン、人呼んで花の魔術師。気楽に話しかけてくれ」

 

「やっほーマスター!クラスはライダー、アストルフォ!ええっと…………とにかくよろしくね!」

 

100歩譲ってアストルフォは分かる

 

ただ、マーリンは違う。

 

グランドキャスター、引いちゃった☆

 

………ですまないのよぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!

 

キャスター!マーリン!

 

スーパーアウトマッチ!ヤッベーイ!

 

マジ ヤッベーイ!!!!

 

ハザード(ストレス)レベルも上昇中だよ!

 

私のSAN値がどんどん削られてくのォオオオオオオ!!!!

 

もうすぐオーバーフロー!寸前なのぉオオオオオオオオオオ!!!!!

 

 

 

助けてバーサーカー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~少女狂化中~少女狂化中~少女狂化中~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こほん、私はイリヤです。よろしくね二人とも」

 

「うん!よろしくねマスター!」

 

「よろしく頼むよ、先程少し荒れていたが大丈夫かい?」

 

お・ま・え・の・せ・い・だ・よ

 

「大丈夫だよキャスター。私は今から学校だから、家のサーヴァントとかにも挨拶しといてね、それじゃ」

 

そう言って家を出る

 

さて、学校に行って説明来ていてバイトです

 

もうコスプレは勘弁してぇ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、来ました駒王学園!!

 

「……………なんでよ」

 

神様が手続きしてくれた学校に来たら主人公達のいる学校だッた件について

 

ヤバイのよォオオオオオオオオ!!!!

 

いや、まだ別のクラスの可能性がある

 

大丈夫、落ち着いて

 

落ち着くのよイリヤ、私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン!

 

常に余裕を持って優雅垂れ!

 

「紹介する、転入してこのクラスに入ることになった」

 

「はい、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンです!これでも17才だから一人前のレディとして扱ってね!」

 

「「「ロリ美少女来たァァアアアアアアアアア!!!!!」」」

 

拝啓、前世のお父さんとお母さん

 

今世の私は運命に好かれていないかもしれません

 

何故かって?目の前に三バカがいるからです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???年~

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、ぐっ、はぁ、はぁ!」

 

「待ちなさい!」

 

とある施設の近くの森、そこでは必死の形相で逃げる少年、それを追いかける女性の姿があった

 

少年はとある計画、「聖剣計画」により、沢山の少年少女と共に聖剣を扱う因子の人体実験を受けた

 

そしてその研究は大司教バルパーガリレイにより中止、少年少女は体にある因子を摘出するため毒ガスにより殺される事となった

 

それを知った少年少女達は毒ガスに殺られながらも一人の少年を逃がすことに成功した

 

少年は、倒れていく仲間に感謝を伝えつつ涙を流しながら研究所から走る

 

だが、バルパーガリレイにより向かわされた女性に見つかり

 

毒ガスを吸わされないために、生き残るために走っていた

 

「いい加減にしろこのガキ!!」

 

そのとき、女性が持っていた剣を少年に向かって投擲する

 

少年は間一髪でそれを避けるが、走った疲労により倒れ込んでしまう

 

「全く、手間かけさせてくれたわ…ねッ!」

 

「ガッハッ!!!」

 

「全く、出来損ないのモルモットが私達に歯向かっていいと思ってるのかしら、ね!」

 

追い付いた女性は少年に怒りや苛立ちを晴らすかのように少年の細い腕を、体を踏みつける

 

少年は体に激痛が走るが、ギリッと歯を食い縛り声を出さずにいた

 

女性は何度も、何度も踏みつけ手に持った機械で少年に毒ガスを浴びせようとその機械を少年へと向ける

 

「(…………死ね、ない。まだ、死ねない!皆の仇を、取るためにも……無念を晴らす為にも………死ねない)」

 

そんな状況でも、少年の目は諦めていなかった

 

 

 

『………この世界は、残酷』

 

 

 

 

 

 

「(そんなこと、前から知ってる!!)」

 

少年が思い出すのは、実験の日々。

 

体を貫く痛みに耐える

 

耐える、ひたすら耐える

 

僕らに力がないから大人たちに従う

 

 

 

 

 

『とっても醜くて』

 

 

 

 

 

僕達の泣き叫ぶ姿を見て笑う大人

 

ふざけるな、僕たちは見世物じゃない

 

絶望を何度も味わった

 

 

 

()()()()()はこの事を知ってる

 

 

 

それでもまだ、生きていたい?』

 

 

「(死ぬ訳にはいかない、仲間の仇を……復讐を果たすまで死ねない)僕はまだ…生きたい!」

 

 

『うん、わかったよ。お兄さん』

 

 

「ふん、何が生きたいよ、あんたのようなモルモットはもう生きる価値なんてないに決まってッ!?」

 

その時だった、突如として少年のいた森に黒い霧に覆われていく

 

そして霧が晴れると、そこは森ではなく

 

霧が辺りに漂う夜のヨーロッパのような町並みの場所

 

その事に少年と女性は驚きを隠せないでいた

 

「なにッ!?何なのここ!?」

 

女性は動揺し、毒ガスを放つ機械を手放していた

 

 

 

「────霧の都。

 

()()()()()の地獄はここから」

 

 

 

突如として、幼い子供の声が響き渡る

 

 

 

「終わりも始まりもなく

 

 

─ただ無意味な解体の繰り返し」

 

 

 

「はッ!何にぃ?このモルモットの仲間かなんか?ならあんたもここで殺」

 

女性は自分が優位にたっていると思い、言葉を紡ぐが

 

「『解体聖母(マリア・ザ・リッパー)』!!!!」

 

白銀の光が少年達の目の前を通った

 

隣を見ると女性は言葉を最後まで紡ぐことなく、バラバラ死体となって地面に転がっていた

 

その前に佇む一人ナイフを構えた奇妙な格好の少女

 

少年は疑問に思った、本当にこの子が殺したのかと?

 

「はぁ………バラバラになっちゃった、お兄さんは大丈夫?」

 

「う、うん。君のお陰で助かったよ、ありがとう」

 

「えへへ、誉められちゃった」

 

そう言ってはにかむ少女はその年相応の反応を示す

 

だが少女が手に持ったからナイフから滴り落ちる血が先程の女性を殺したことを物語っていた

 

「ごめん、君みたいな幼い子供に殺させてしまって」

 

「大丈夫だよお兄さん、なんども解体したことあるから」

 

「え?」

 

「えへへ何でもない、じゃあ“わたしたち”いくね」

 

「え………きみ、体が!!」

 

そう、少女の体が突如として光の粒子となり消え始めた

 

だが少女はそれを気にしないかの様に笑顔で言葉を紡ぐ

 

「どれだけ世界が残酷でも、どれだけ醜くてもお兄さんならきっと生きていけるよ!!じゃあね………バイバイ!!」

 

「ま、まって!」

 

そう言って少年は幼女へと手を伸ばすが、それは触れた瞬間に粒子となり彼女はその場から消えた

 

すると、ヨーロッパのような町並みから先程までいた森に戻っていた

 

少年は、伸ばした手を閉じて胸に当たる

 

『お兄さんならきっと生きていけるよ!』

 

彼女の声が、存在していたことが確かにここにある

 

「ありがとう、約束するよ。僕は………必ず生きる!」

 

そうして、また少年は走り出す

 

仲間の仇を討つため、聖剣への復讐を果たすため

 

生きるために

 

そして少年は赤髪の女性に、自分の運命(Fate)に出会う

 

 

 

 










ご愛読ありがとうございました!

この度、皆様のおかげで
日間ランキング55位を取ることが出来ました!
皆様に、永遠の感謝を!
まさか自分が日間ランキングに乗ることが出来るとは思いもしませんでした!

今後ともこの小説をよろしくお願いします

僕も頑張って執筆していきます!

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少年の見た背中



アンケートで投影魔術やプリズマイリヤが多かったので二つとも採用することにしました

プリズマイリヤ見たことないですが、YouTubeやFGOから知識を拾って頑張っていきます!






 

 

 

木場 祐斗side

 

 

 

 

 

 

あの少女から救われてから数年。

 

僕は生きるため、復讐のため主であるリアス・グレモリーさんの元で悪魔となり剣を鍛えていた

 

だが、最近の剣を創造して戦うことに限界を感じてきた

 

僕の神器である【魔剣創造(ソード・バース)】は魔剣を創造して使う

 

だが、本当にこのままでいいのか

 

魔剣創造には、まだこれより先があるのではと思う

 

もし、師匠でもいたのなら話は違ったかもしれない

 

話を聞きに行ったりとかするかもしれない

 

「もっと、力が欲しい……………」

 

あいつらに、復讐出来るほどの力が

 

「祐斗、そろそろ休みなさい」

 

「はい。」

 

だけど、グレモリーさんには迷惑は掛けられない

 

とにかく、今日は休もう

 

部屋に戻り明かりを消してベットに入る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おや?……………………似ている

 

それにあの神器…………。

 

やれやれ、少しアドバイスをしてあげよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは?」

 

目が覚めると、夜の住宅街らしき場所にいた

 

先程まで自分は確か、寝ようとしてベットに入ったはず

 

ならばこれは、夢なのだろうか

 

少し歩くが、ここは冥界ではないと思う

 

だって、夜に歩いていた人は背中に羽が生えていなかったからだ

 

少し歩きながらふと上を見るときれいな満月だった

 

『じいさん!おい、じいさん!』

 

『ん?』

 

『寝るなら布団に行けよ、じいさん』

 

『あぁ。いや、大丈夫だよ』

 

ふと、そんな声が聞こえてきた

 

その声のが聞こえてきた方には大きな【衛宮】とかかれた大きな屋敷があった

 

そこの縁側に小さな男の子と男の人が座っている

 

何やら、話をしているらしい

 

どうせ夢なのだし、盗み聞きにはならないだろう

 

そう思い、僕は二人の会話に耳を傾ける

 

『子供の頃、僕は“正義の味方”に憧れてた』

 

正義の味方、恐らくは絵本やテレビのあれのことだろう

 

僕も、あの時なんど思ったのだろうか。

 

きっとヒーローが来る、助かる

 

でも、そんなのいなくて

 

結局、僕以外は皆殺された

 

『なんだよそれ、“憧れてた”って諦めたのかよ』

 

少年の問いに、男は少し間を開けて答えた

 

『うん、残念ながらね。

 

 ヒーローは期間限定で大人になると

 

   名乗るのが難しくなるんだ。

 

……はは、そんなこと

 

もっと早くに気付けば良かった。』

 

『そっか、それじゃあしょうがないな』

 

『そうだな………本当に、しょうがないな』

 

すると、男性は少し俯いたあと空に浮かぶ満月を見る

 

『ふぅ、はぁ……本当にいい月だ』

 

男性は、少し悲しそうに月を眺める

 

あの人は、本当に正義の味方に成ろうとした。

何故か、僕はそう感じた

 

『うん、しょうがないから___』

 

沈黙の中、少年の方が口を開いた

 

『____オレが変わりになってやるよ!』

 

『んん?』

 

『じいさんはもう大人だから

 

もう無理だけど、オレは子供だし

 

オレなら大丈夫だろ!

 

__任せてろって、じいさんの夢は!』

 

その少年の発言に、男は少し驚いたかのようにみえる

 

そして、男性はその発言まるで安堵したかのように目を瞑る

 

『あぁ……安心した』

 

なんなのだろうか、この夢は

 

夢は自分の知るものしか出てこないはず、ならこの夢はいったい

 

そう思った、その瞬間目の前が歪み出す

 

気がつくと僕は沢山の剣が刺さった荒野にいた

 

鳴り響く、剣と剣がぶつかる音

 

音のする方向を見ると、先程の幼い少年の面影がある高校生ぐらいとなった少年が、赤い外套を着た白と黒の見たことのない双剣を持った男が戦っていた

 

それは、まさに死闘と言うのが似合う

 

そんなとき、二人が互いに距離を取ったとき外套の男が話し出した

 

『助けられるのものなら、苦しむ人々

 

 全てを助ける事は出来ないのかと………

 

  なんとも罪深い、その在り方を』

 

『あぁ、お前は正しい。オレの思いは偽物だ………けど美しいと感じたんだ!』

 

そうして戦い続けるなか、僕の中にあの男があの少年の未来の姿だと何故かそう感じた

 

『自分のことより他人が大事なんてのは

 

___偽善だと分かっている!

 

それでも、そう生きられたのなら

 

どんなに良いだろうと思うんだ!』

 

そう言って二人はまた剣をぶつけ合う、少年はボロボロだが外套の男と互角と思うほどの剣撃だった

 

そして少年が作り出したのは男と同じ白と黒の双剣。

 

その方法が、何となく僕の魔剣創造に似ていると感じた

 

『オレの人生が紛い物でも

 

誰もが幸せであって欲しいと言う願いは

 

美しい物のはずだ!』

 

『オレは失くさない!

 

愚かでも引き返す事なんてしない!

 

この夢は、けしてオレが最後まで

 

偽者であっても、けして__』

 

『間違いなんかじゃなかったんだから!』

 

そう言った瞬間、曇った荒野に一筋の光が降り少年は再び剣を構える

 

そして見事、未来の自分を倒した所で

 

また目の前が歪み

 

今度は少年と金髪で黒い服装をした男と戦っている場所にいた

 

一度攻撃を受けたのか、少年の着ていたスキーウェアーが燃え原形をとどめていなかった

 

少年の顔と肩には光の線のようなものが走っている

 

一方金髪の男の後ろには、金の波紋のようなものがいくつも浮かび上がっていた

 

『たわけめ、自らを犠牲にする行為など

 

偽りに過ぎぬ、それを未だ悟れぬとは

 

筋金の入った偽善者だ』

 

『贋作、偽善者か……

 

確かにオレは偽物だからな』

 

『ん?』

 

『勘違いしていた

 

  オレの剣製って言うのは

 

   剣を作ることじゃないんだ。

 

  オレに出来ることはただ一つ

 

  自分の心を形にする事だけだった!』

 

そう言ってその少年は右手を前に付きだした

 

 

 

(からだ)(つるぎ)で出来ている!』

 

 

 

血潮(ちしお)は鉄で心は硝子(ガラス)

 

 

 

少年の詠唱を止めようと黄金の波紋から武器を放つが少年の前に出来た魔力の盾に遮られる

 

 

『幾たびの戦場を越えて不敗』

 

 

 

『ただ一度の敗走(はいそう)もなく、

 

   ただ一つの勝利もなし』

 

 

 

『担い手はここに独り』

 

 

 

 

『剣の丘で鉄を鍛つ』

 

 

 

 

『ならば我が生涯に

 

 

     意味は不要(いら)ず』

 

 

 

 

『この体は……………

 

 

 

___無限の剣で出来ていた!』

 

 

 

その瞬間、その場は先程のような剣が刺さった丘のような場所となった

 

そして少年は何度も剣を作り出して戦い、見事金髪の男に勝利した

 

そしてまた、世界が歪み

 

今度は、洞窟のような暗い場所で黄金の鎧を纏った先程見た男のような金髪の少女の前で倒れている先程の少年がいた

 

その少年は、立ち上がりながら口を開く

 

『オレは今まで美遊に支えられていたんだ、情けない兄貴だよな、でもな。』

 

『だからこそな、オレは残ってしまったこの命を使いきるために今ここに立っているんだよ』

 

そう言って少年はボロボロとなった上着を破り捨て、左手を前に突き出す

 

 

 

 

『体は剣で出来ている!』

 

 

 

 

『血潮は鉄で心は硝子』

 

 

 

 

『幾たびの戦場を越えて不敗』

 

 

その時、少女が手を水平に斬り黄金の波紋から武器を放つが少年の前に作られた魔力の盾に遮られる

 

 

『たった一度の敗北はなく

 

 

  たった一度の勝利もなし』

 

 

すると、少女は少女のいる地面から鎖をだし拘束するが少年は詠唱を続ける

 

 

遺子(いし)はまた独り

 

 

   剣の丘で細氷(さいひょう)を砕く』

 

 

 

『けれど、この生涯は

 

 

_____いまだ果てず』

 

 

 

それでも止まらない詠唱に、少女は波紋から剣を取りつつ鎖に縛られた少年へと駆ける

 

 

『偽りの体は、それでも

 

 

 

_____剣で出来ていた!』

 

 

 

その詠唱の直後、少女の振り上げた剣は少年には当たらず

 

先程とは違う剣の刺さった丘のような場所へと変わっていた

 

その後も二人の攻防は続く

 

そして、少年の剣と少女の一撃が激突した

 

その末、勝ったのは

 

「勝ったよ………切嗣」

 

________少年だった。

 

そしてまた、彼らを見ていた木場祐斗の目の前が歪み、真っ黒な空間にたっていた

 

いったい、何なのだろう

 

この夢は、こんな話

 

聞いたことも、見たこともない

 

今まで見たのは、ただの夢とは思えないほどの現実味を帯びていた

 

彼の戦い方、詠唱が僕の中にしっかりと残っている

 

「あの力があれば、僕はもっと」

 

「…………恐らく、今よりは強くなるんじゃないかな?」

 

「ッ!?」

 

僕以外の声が後ろから聞こえ、振り向き魔剣創造で作った魔剣をその声の方向へと向ける

 

そこには、白いフードで顔を隠し白いローブを羽織り、杖を持った男がたっていた

 

「貴方は何者だ」

 

「そうだね、花の魔術師さんでいいよ」

 

「ふざけているのか?僕にこの夢を見せたのは貴方ですか」

 

「どうやら君は力が欲しいようだったからね、少し手助けをと思ってね」

 

どうやら、悪意がなさそうだ

 

魔剣を消す、そして僕は先程から気になっていたことを聞いた

 

「あれは、彼らの戦いは」

 

「あれは、別の世界で起こった

 

本当の出来事だ、あの少年『衛宮 士郎』の

 

身の回りに起こった、ね」

 

「別の、世界…………」

 

そんなもの、信じられない

 

普通ならそう思うかもしれないが、あの風景はそれが本当であったことを表しているほど過酷だった

 

「彼は“正義の味方”で有ろうとし、未来の自分に勝ち。別の世界では妹を守るため世界へ挑み、見事勝った」

 

「本当に、彼は強い。僕なんかが足元にも及ばないくらい」

 

「彼は元々は強くはなかったし、あのような魔術も使えなかった」

 

「…………」

 

「彼は、諦めなかった。だからこそあのように戦えるようになったのだろう」

 

「花の魔術師さん、僕も彼のような魔術を………」

 

「少し調べさせて貰ったけど、君は彼より魔術回路が少し多いから出来ると思うよ」

 

僕も、彼のような魔術が使える

 

強く………なれる!

 

「でも、彼のようになりたいなら本気でやりなさい。でなければあれは、固有結界は真似出来ないよ」

 

その声は、今までの穏やかな声とは一変してとても低いものだった

 

「…………やります、花の魔術師さん。僕に投影魔術を教えてください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますと、そこは僕の部屋だった

 

僕は、衛宮士郎の事を夢で見て、先程まで花の魔術師と投影魔術を練習していた

 

見ていたことが夢かどうか、わからなくなった

 

外の広い所に出て、深呼吸しながら片手を前に付きだした

 

投影(トレース)開始(オン)

 

……創造理念、鑑定。

 

基本骨子、想定___仮定完了(オールカット)

 

是、即無也(クリア・ゼロ)。」

 

手に、たしかな感触が感じられ

 

目を開くと、そこには一振りの剣が出来ていた

 

「夢じゃなかった…………絶対に習得してみせる!固有結界を!」

 

この時、少年の運命(Fate)が少し変わったのかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~天界~

 

 

「聞いてますか神?」

 

「……………………」

 

「聞いてますか?」

 

「…………………」

 

「現れましたか?私を扱うに値するロリでフレッシュで可愛いマスターは?」

 

「……………………」

 

「……聞いてますか神、そう言えば前にイリヤさんの姿になった方がいらっしゃいましたよね?も・ち・ろ・ん、特典はこの私ですよね?」

 

「…………………………」

 

「無視ですか神、無視なんですか?むーしーなーんーでーすーかーッ!?」

 

「うるせー!!!!!こっちは仕事してんの!いい加減に黙れバカステッキ!」

 

「バカステッキとは何ですか!私はマジカルステッキですー!」

 

「あぁもう!ロリでも何処でもさっさと出て行けーーー!!!」

 

「お、いまの発言!言質取りましたよ!ならさっさと私はろりっこをゲットだぜ、しに行きますねー!」

 

「はぁ、はぁアイツ本当にじゃまばっかしやがって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、どうしますかね~

 

イリヤさんの姿の転生者がいる世界に来たのですが、全く見当たりません

 

あ、どうして普通に道を飛んでるのか?

 

そんなもの、ルビーちゃんの魔術を使えば簡単なのです!

 

おや~あの喫茶店から“ろりっこ”の気配をビンビン感じますよ~~

 

さてさて、おぉ!

 

『いらっしゃいませにゃーー!』

 

『おや、イリヤちゃん。今日は猫耳メイドかい?』

 

『そうにゃんです、何名様ですかにゃ?』

 

『一人で』

 

『はーい、お客様一名ご案内にゃー!』

 

おお!あの完璧な猫耳メイドはイリヤさん!?

 

なるほど、あの人がイリヤさんの姿になっちゃった方ですか

 

それにしても、中々のりがいいじゃないですかぁ!

 

これなら、問題なくろりっこゲットできますよ~

 

ふふふ、恐らくイリヤさんはバイト。

 

なら終わるまで待って、家に付いていき契約しましょう

 

さて、彼は確かもと男

 

魔法少女にしたら………ふふふ、いじり甲斐がありそうですねぇ

 

 

待っててください、グランドマスター!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

うう、頭が痛い

 

なにが好きで猫耳メイドなんて、でもこれは恥ずかしがったらダメ

 

成りきらないと、心が潰れちゃう

 

元男としてのプライド?

 

そんなものとっくに捨てたよ

 

プライドなんて食べれないでしょ?

 

ならプライド捨てて働いて食べるご飯の方がいいもん

 

はぁ、さっきから嫌な視線を感じるし

 

嫌な予感がするよぉ

 

王様、今日も迎えに来てくれないかなぁ

 

 

 

 

 

 







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兄貴とお金と黄金律

これで主人公のサーヴァントが揃います!


イリヤside

 

 

どうも皆さん、男のプライド捨ててご飯を食べるイリヤです

 

私は今、学校で先生に頭を下げています

 

「もう数日待ってください!あと数日したら授業料を出せますので!」

 

「はぁ、わかった。来週には持ってくるように」

 

「ありがとうございます先生!」

 

そのあと、教室に戻り家計簿を取り出し計算を

始める

 

食費、家賃、水道代……………

 

「おいイッセー知ってるか!最近学校でこんな写真が出回ってるんだ!」

 

「ん?おぉ!すげぇコスプレだな。でも恥じらってないのがなぁ」

 

「何言ってんだよ、コスプレで写真撮ってくれる女子なんてそつそういないぞ!この街の何処かの喫茶店で撮影された物らしい!」

 

「マジか!?俺も逝きてーーな!」

 

「イッセー漢字違くね?」

 

ネット代、授業料、電気代…………足りない、もっとバイト増やさなきゃ…………うぅ頭がぁ」

 

「だ、大丈夫?イリヤさん」

 

「うう、大丈夫。へいき へっちゃらだよ」

 

そう言って笑顔を作る、誰かが言ってたっけな

 

常に笑顔の奴が一番強い

 

「それ駄目なやつ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから喫茶店でコスプレし続け夕方

 

やっとバイトが終わったよぉ

 

ずっと嫌な視線を感じるし、終わった後の恥ずかしさで死にそう

 

早く帰ろう、うん

 

「店長!お疲れ様でしたー!」

 

「はーいお疲れ様、はい今日のお給金ね♪今日もぉいい笑顔だったわよ~!」

 

「ありがとうございます」

 

笑顔は大事、常に余裕を持って笑顔であれ!

 

店長から今日の分のお金を貰って外に出る

 

「流石に迎えはないか、はぁ」

 

ずっと嫌な視線を感じるよぉ

 

「はぁ」

 

時間は夕方、今日と明日は祝日だから学校は休み

 

でも私はバイト

 

どうしてこんなことに

 

「お?君あのお店の可愛い子じゃん!」

 

「嬢ちゃん、これから俺たちと遊ばない?」

 

そもそも、私一人が働いてサーヴァント八騎分なんて養えるわけない

 

「聞いてんのか嬢ちゃん」

 

王様は「我は少し用が出来た、すぐ戻る」って言って何処か行っちゃったし、マーリンは滅多に部屋から出てこないし

 

アストルフォは女物の服買ってくるし

 

アルトリアとジャンヌは腹ペコさんだし

 

「おい、嬢ちゃん?おい嬢ちゃん!」

 

どれだけバイトしても家賃や食費がたりない

 

学校の授業料もあるのに

 

どうしよぉ、支払いの日がもう間近なのに

 

てか、ずっとナンパしてる男の声が聞こえる

 

もう、答えてあげなよ。

 

ナンパとはいえ何か言わないとずっとついてくるよ、ナンパされてる女の人

 

「はぁ」

 

「お前だよ!今ため息ついた嬢ちゃん!」

 

「へ?」

 

あ、そう言えばわたし女だった

 

どうしよ、ナンパの断り方なんて知らないよぉ

 

「ご、ごめんなさい。私、早く帰らないと行けないので」

 

取り敢えずそう言って離れ……

 

「そんなこと言わずにさぁ、ちょっとだけだって」

 

られるわけなかったのぉぉおおおおお!?

 

「あの、姉たちにご飯を作らないと行けないので」

 

「大丈夫だって、少しだけだから」

 

うぅ、早く帰らないとアルトリアとジャンヌが不機嫌になっちゃうぅぅう

 

「あ、ねぇねぇランサー!見て見て!あの人きっとマスター(おかーさん)だよ!」

 

「ん?お、魔力のパスがあるな、マスターじゃねえか」

 

そう言って現れたのは、白髪で頬に傷のある幼女と釣竿とクーラーボックスを持ったアロハシャツの青い髪の男だった

 

あ、あれは…………まさか!

 

「あ?おっさん誰?」

 

「アァん?いきなりおじさんとは失礼だな、俺はまだお兄さんだ」

 

そうこのサーヴァントはFateで有名なランサー!その槍捌きは赤い外套のアーチャーも認めるほど!

 

そう、アイルランドの光の御子にして

 

クランの猛犬!真名クー・フーリン!

 

槍ニキだ!兄貴だ!!常識人だ!!!

 

「アーニキーー!!」

 

「おっとと、どうしたマスター?」

 

そう言って思わずクー・フーリンに走って抱きついた私は間違ってないと思う

 

だってナンパだよ!

 

下手したら変なことされちゃう!エロ同人みたいに!エロ同人見たいに!!

 

良かったぁ、兄貴が来てくれてぇ

 

いくら元男でもこんな感じ失いたくないもん!

 

「お母さんお母さん!!私もいるよ!!」

 

アニキから離れると、そう言って幼女が抱きついてきた!

 

この幼女!かの有名なロンドンの連続殺人犯!

 

可愛くてFGOでも運良くお迎えできた可愛い娘!

 

アサシン真名、ジャック・ザ・リッパー!

 

ロリ!娘だ!!癒しだぁ!!!!

 

「よろしくねジャックぅ!!」

 

そう言って抱き返して頭を撫でる

 

「アハハハッ!くすぐったいよぉ」

 

やった!癒しだ!

 

これでバイト終わった後も大丈夫なの!

 

ジャックちゃんの為ならお母さん頑張るからね!

 

ふとさっきの二人が居たところを見ると、誰もいなかった

 

「あれ?さっきの人達は?」

 

「あん?彼奴らなら帰ったぞ、拳を少しポキポキ鳴らしただけで逃げやがって。この時代のやつらはこんなに弱いのばっかか?」

 

「きっと兄貴、ランサーが強いのを感じたんだよ!」

 

「そうかぁ?」

 

「うん!」

 

するとジャックと兄貴が此方に改めて向かい合う

 

「改めてサーヴァント、ランサー。真名クー・フーリン、気楽で行こうぜマスター」

 

「アサシン、ジャック・ザ・リッパー。よろしくお母さん」

 

「うん!よろしくねジャックにクー・フーリン!クー・フーリンはクー兄って呼んでいい?」

 

「おう、いいぜ。それにマスター、今日はサバが釣れたんだ。晩飯にどうだ?」

 

「任せて!」

 

やった!これで今日の分の食費が浮く

 

やっぱりクー兄はさいきょー!

 

魚の捌きかたは家事スキルEXのお陰でバッチリだよ!

 

今日はサバの味噌煮だ!

 

「ん?」

 

「どおしたマスター?」

 

何か、バックが揺れたきがしたんだけど

 

気のせいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ、これでお持ち帰り確定ですね!楽しみですねぇ彼女が私を見つけたときが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャックとクー兄を迎え入れた次の日、私はリビングでノートに向き合っていた

 

クー兄は解決したのだった釣りにジャックも付いて行き、アストルフォは散歩

 

ジャンヌは教会に祈りに行ってて

 

アルトリアは……どっかのお店でフードファイトしてると思う

 

ノートには家計簿とかかれていた

 

「うぅ、頭が痛いのぉ。どうしよう、今月の食費でもう授業料を払うお金がぁ………」

 

そうなのだ、この家はアルトリアとジャンヌの大食いにて食料が多く消費されているのだ

 

私の魔力じゃみんなを養えるわけないから仕方ないんだけど

 

思わず頭を抱えてしまう

 

「またバイト増やさなきゃ駄目かなぁ、嫌だぁ!でも増やさなきゃ授業料払えないし……」

 

私の今のバイトは、喫茶店を週3日

 

残りの二日は日雇いのバイトをしている

 

裁縫だったり、工事関係だったり

 

スーパーの会計だったり

 

休日は二日あるけど、たまに喫茶店でヘルプに入る

 

だから実質休めるのは1日

 

でもその1日で課題も家事もやらなきゃ行けないのでほぼ休みはない

 

「うぅ……一体どうすれば」

 

「おや、どうしたんだいマスター。頭を抱えて」

 

そう言って来るのは、部屋に引きこもってご飯の時以外は出てこないマーリンだった

 

「うぅ、キャスター。実はお金が足りないの、授業料も家賃もあるのに!、私だって頑張ったの、バイトを掛け持ちにして、でも食費で消えちゃったのよぅ」

 

「そ、そうか。マスター、取り敢えずこれを」

 

「ほぇ?」

 

マーリンが渡してきたのは茶色い封筒だった

 

「なにこれ?」

 

茶色い封筒を開けてなかを見ると

 

()()()()()()()()()()()()()

 

「えぇッ!?マーリンこ、これって?」

 

「いやぁ、前から動画配信をしてたんだけど再生数が凄くてねぇ。みんなマギ☆マリ好きなんだねぇお陰でマスターの役に立てた用で良かった。これからは毎月十万いれるからね、今回は少し多いけど」

 

「あ、ありがとうマーリン!」

 

それじゃ。といってもマーリンが上の階の部屋に戻っていく

 

マギ☆マリ、本当にやってたんだ…………

 

スマホで『マギ☆マリ』と調べると直ぐに出てきた

 

チャンネルの登録者は百万人越え!?

 

凄いなぁ、流石グランドキャスターだ

 

ん?関係なくね?

 

取り敢えずキャスターのお掛けで少しの間の学費と家賃と食費は大丈夫そうだけど

 

いづれこの分のお金が尽きちゃうし、頑張って働かないと

 

「でも、食費が………」

 

「くっ、出遅れたか」

 

見ると、今まで帰ってこなかったギルガメッシュが高級そうなスーツを着て帰ってきた

 

「お帰り王様、どうしたのその格好」

 

「今戻ったぞ雑種、悩んでいたようだな」

 

「う、うん。マーリンから少しお金を貰えたけどやっぱり家賃とかで直ぐには消えちゃって、バイトを増やそうかなって」

 

「ならば」

 

そう言ってギルガメッシュは後ろの黄金の波紋に手を突っ込み一つのアタッシュケースを取り出し私に渡してきた

 

「な、なにこれ?」

 

「開けてみよ」

 

言われるがまま、アタッシュケースの止め金を外し開けると

 

札束がケースいっぱいに並んでいた

 

「なっ、ナニコレぇぇぇぇぇぇええええええ!!!???」

 

「前に来たとき、お前は金で悩んでいたようだから。少し会社を作り稼いだだけだ」

 

「で、でもこんな短時間でそんなに」

 

「戯け……雑種よ、我のスキルを忘れたか」

 

「スキル?………あ、黄金律!」

 

「その通りだ」

 

そう言ってギルガメッシュがテレビを点けると、巨大なプールが映っていた

 

『本日、【遊泳施設わくわくざぶーん】が開館しました。この施設は温水プールにより年中運営しており、スライダー等の遊具や隣接した飲食店もかなりの人気を有しています』

 

『近日、とてつもない勢いで利益を挙げ続ける会社 GIRUGIRU INTELLIGENCE(ギルギル インテリジェンス)。最初は小さなゲーム会社でしたが、新たなに社長が代わり売り出したシミュレーションゲーム【Fate stay night】から人気が出始め、【トレーディングカードFGO】でさらに利益を得たGIRUGIRU INTELLIGENCEは様々な企業に手をだし利益を挙げ一大企業になりました』

 

『GIRUGIRU INTELLIGENCE代表取締役 ギルガメッシュは巧みなカリスマの指揮により様々な事業に手をつけ、利益を挙げています』

 

「………マジで?」

 

嘘、私がバイトに明け暮れてる内に王様こんなことにしてたの

 

ギルガメッシュがチャンネルを変える

 

どうやら教育番組をやっているようだ

 

題名は【ノッブと沖田のぐだぐだヒストリー!】

 

……………まさかね

 

『ノッブと!』

 

『沖田の!』

 

『『ぐだぐだヒストリー!』』

 

『さて、今回はぐだぐだ安土桃山時代と言う事で戦国について話していきますよ!』

 

『うむ!儂の出番だよね!』

 

『いや、ノッブはまだ出て来ませんよ』

 

『嘘ッ!?』

 

『ぐだぐだしてないで話していきますよ!前回みたいに下らない話だけで終わると怒られちゃいます!』

 

うん、どう見てもあの二人が居るんだけど

 

私のサーヴァントって七騎だけだよね?

 

またギルガメッシュがチャンネルを変える

 

次は温泉旅館のリポートらしい

 

『はいでち、閻魔亭が誇るのはやっぱり露天風呂でち!この温泉は疲労回復効果が付いてて休むのにぴったりでち!さらに社員旅行や修学旅行の方には団体サービスがつくのでち!皆さん、旅行の際は是非とも閻魔亭を!』

 

「…………………」

 

「雑種よ、これからは様々なことで金が入ってくる。安心して生活を送るが良い!」

 

「ありがとう王様ーーー!」

 

英雄王マジ英雄王!

 

MADで見たような慢心王じゃなかった!

 

これでバイトは掛け持ちしなくても大丈夫だ!

 

でもお小遣い稼ぎのために喫茶店のバイトを続けておこっと

 

こうして、我が家のお金事情は解決したのだった

 

 

 

 

 

 

 





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小猫の心配と少女の代償

 

 

イリヤside

 

 

もしもし?わたしイリヤさん

 

今から、学校に行くの

 

そして帰りに、スーパーで買い物して帰ってくる予定なのです

 

お金が大丈夫だから、お弁当もちゃんとした手作りの二段弁当なの!

 

今まではコンビニのおにぎり一つで頑張ってたの…………

 

正直言うと足りなくて蛇口で水をたくさん飲んでお腹を満たすか、屋上で休むかしてたけど

 

その度に後輩の塔城さんに心配かけられ、お菓子をもらう始末………うぅ先輩なのに情けない

 

これからはお菓子を作って持っていってあげよう

 

そう思いつつ、お弁当を包んでリュックの中に入れてリュックを背負う

 

ちゃんと授業料も用意できたし、これで先生に迷惑を掛けなくてすむ

 

「■■■■■」

 

「バーサーカーありがとう、行ってきます!」

 

見送ってくれたバーサーカーにそう言って家を出て一歩を踏み出す

 

踏み出した瞬間に足が曲がる

 

「あ…………れ…………」

 

ゆっくりと、体が傾いていく

 

そのまま重力に従って私は倒れた

 

「………■■■■■ッ!?」

 

あれ、なんかすごく眠い

 

「うるさいぞ筋肉だるま!!近所迷惑を考え……ッ雑種!!」

 

(………大丈夫だよ二人とも、私は大丈夫)

 

わたしちょっと、寝るね

 

「おい雑種しっかりしろ!!熱があるな………バーサーカー。マスターを家に運ぶぞ!」

 

「■■■■■■!」

 

あぁ、学校どうしよう?

 

そんなこといいな、眠い

 

おやすみなさい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルガメッシュside

 

 

全く、雑種が風邪ごときにやられるとは

 

我がマスターながら情けない

 

と、いつもならそうかもしれぬが今回はしかたなきことか

 

奴は今まで一人であのセイバー達を支えていたのだからな

 

逆に、なぜ倒れなかったのか不思議な位だ

 

学校とやらには連絡は済ませてあるから、学校の方は大丈夫だろう

 

「社長、製作予定のアニメ『Fate Grand Order』の監督が挨拶にいらしてます」

 

薬と食料はセイバーとルーラーが買い出しに向かったから心配はないか

 

「わかった、今いく。」

 

さて、今は仕事に集中するとするか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塔城小猫side

 

 

お昼、私はいつも通りお弁当とお菓子を持って屋上に上がる

 

お菓子は先輩用だ

 

先輩はいつもお昼をおにぎり一つで済ませてる

 

以前にどうしてか聞いたときに

 

『へ?、あ、いや………そう!ダイエット!ダイエットしてるだけなの!!』

 

と返された、先輩ほど痩せていたらダイエットする意味無いと思うのですが………

 

それに明らかに無理しているような気がします

 

前に先輩をこっそりとつけたら、水飲み場で水をたくさん飲んでいました

 

あれは喉が乾いたとしても、絶対にあんなに飲まないと思います

 

それに、移動教室の時にチラッと先輩のいるクラスを見たらずっとノートを見て頭を抱えていました

 

それから、私は毎日先輩に羊羹を一つあげていました

 

先輩はいつも申し訳なさそうにそれを食べてお礼を言います

 

たぶん、先輩は無理してると思います

 

食べてないのはダイエットじゃなく、別の理由があるんじゃないかと思います

 

そして放課後、部室に行こうと職員室を通った時のことです

 

『……………さい先生!!』

 

先輩の声を聞き、職員室を見ると先輩が先生に頭を下げていました

 

課題でも忘れたのでしょうか?

 

それを見て担任と思わしき先生も困ったようにしていました

 

気になって、話を聞いてみることにしました

 

『はぁ……イリヤさん、私前に言いましたよね?今日までに提出してくださいと』

 

やっぱり課題を提出しなかったのでしょうか?

 

『すいませんすいません!来週!来週まで待ってください!給料日なのでお金払えますから!』

 

給料日?どういうことでしょう?

 

『はぁ、イリヤさん。先生もな、こんなことは言いたくないんたが、校長や教頭が『もう20日待ってるんだ、親御さんを呼べ!』って聞かないんだ。』

 

『うぅ、頼みますもう少し!もう少しだけ待ってください!そうすれば入学分の授業料払えますから!』

 

『イリヤさん。言いたくは無いけど、教頭や校長が君のことを疑ってしまってる。授業料を使って遊んでるんじゃないかって』

 

『そ、そんなことしてないです!』

 

『そんなこと先生も分かってる。取り敢えず、先生も頑張って教頭達を説得してみる。頼むから来週までに用意するんだぞ』

 

『は、はい!ありがとうございます!』

 

授業料で遊んでる?

 

先輩が?

 

そんなわけない、でも先輩のプライベートなことは聞いたことないですし

 

おにぎり一つで、空腹に耐える先輩は演技?

 

私は、わからなくなりました

 

取り敢えず、来週学校で先輩に聞くことにします

 

翌週先輩は、学校に来ませんでした

 

屋上にいないので、先輩の教室に向かい、話を聞いたところ風邪を引いて休んだらしいです

 

先輩、大丈夫でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

どうもみなさん、イリヤです

 

いま、家で横になってるの……

 

「ケホッ」

 

うん、お金が大丈夫になって安心したのか

 

なんか無理してた分が来ちゃったみたいなの

 

お陰で風邪引いちゃいました

 

「■■■■■……………」

 

「お母さん、大丈夫?」

 

「大丈夫だよバーサーカーにジャック、ただの風邪だから」

 

現在、バーサーカーとジャックは僕のことを見るため家におり

 

アルトリアとジャンヌは薬と食材とかの買い物に、アストルフォはいつも通り散歩でクー兄は『うまい魚釣ってきてやるからな』って言って釣りに行った

 

ギルガメッシュこと王様も心配してたけど、会社に向かって貰った

 

マーリン?上で配信中らしい、邪魔する訳にはいかないし

 

魔術で風邪も治せないしね

 

お昼ごはん?

 

クー兄が作ってくれた

 

はぁ、風邪早く治ってくれないかなぁ

 

直ったら先生の所行って謝らなきゃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうもみなさん!

 

元気な♪私はここにいますー♪

 

起きたら風邪がなくなってた♪

 

そんなわけで元気でーーす!

 

私のお昼のお弁当を作ってー、ここで後輩の塔城ちゃんにあげる蒸しパンを作っていきます!

 

もちろん、サーヴァントの皆の分も!

 

テーテ、テテテ♪テーテ、テテテ♪テーテ、テテテテテテテッテ♪

 

イリヤの3分ぐらいクッキング!

─────────────────────

材料は

 

ホットケーキミックス:50グラム

 

牛乳:大さじ2杯

 

砂糖:小さじ2杯

─────────────────────

作り方は簡単!

 

マグカップor紙コップを用意!

 

(マグカップは耐熱性のある奴を使ってね♪)

 

まずマグカップにホットケーキ→牛乳→砂糖の順番で投入

 

よーくかき混ぜてから、サランラップでふんわりとラップするの

 

そして600W電子レンジで1分半加熱するればふんわり蒸しパンの出来上がり!

 

塔城ちゃんは、凄く食べるし甘いもの好きだから三つを作ってラッピング!

 

そして、サーヴァントの皆の分も作っていきます!

 

セイバー達にとっては軽食でしか無いので、ここから今日の朝御飯を作っていくの!

 

作るのは、ご飯とお味噌汁と焼き鮭!

 

朝は忙しいのでお味噌汁は即席、鮭を焼きながらご飯を炊飯器に入れて炊いてる間にさっきの蒸しパンを量産

 

戦場は朝御飯にあり、なの!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は無事戦場を抜け、学校に向かってます。

 

1日学校を休んじゃったので、早く学校に行ってお金を払わなきゃ

 

学校に走る、あれ体が軽い?

 

私、こんなに早く走れたっけ?

 

そっか、今までは栄養不足とかアルバイトの疲れで力が出なかっただけなの

 

学校に行き、職員室に入る

 

「失礼します!2年、イリヤスフィールです」

 

そう言って担任の先生の所に向かう

 

「先生、おはようございます」

 

「あぁおはようイリヤさん、先日は風邪だってお兄さんから連絡来たけど大丈夫?」

 

「お、お兄さん!?」

 

確か、王様が連絡したって………

 

え!?ギルガメッシュがお兄ちゃん、ギル兄?

 

これからは王様からギル兄と呼ぼうかな?

 

辞めとくの、呼んだら殺されるの

 

「なんだ?違うのか?」

 

「い、いえ。それと先週に言った通り授業料を」

 

「うん、確かに受け取った。前までは延滞してたのが嘘みたいだな」

 

「あ、アハハ。それじゃ私、教室に戻りますね」

 

教室に戻りノートを出さずに頬杖をついて窓の外を眺める

 

あぁ……外の景色ってこんなに綺麗だっけ?

 

「ねぇ、イリヤさんどうしたの?」ヒソヒソ

 

「確かに、いつもみたいにノート見て頭を抱えてないよね」ヒソヒソ

 

「それに顔色も前より良くなってるし」ヒソヒソ

 

「なぁなぁイリヤ」

 

「どおしたの桐生さん」

 

外を眺めていると、クラスの女子の桐生さんが話しかけてきた

 

クラスで私が話しかけられる事なんて滅多にないのに

 

……べ、別にボッチじゃないの!?ほんとなの!!

 

友達いるもん!

 

うぅ、思ってて悲しくなってきた

 

「なぁなぁ、イリヤ。授業料払えたんよね?」

 

「うん」

 

「もう家賃とか食費とか大丈夫なの?」

 

「う、うん!もう大丈夫なの」

 

「なぁイリヤ」

 

「うん何?」

 

「もしかして、バイトの他に援交………」

 

「そんなことしてないの!!!」

 

思わず大声で言ってしまった

 

え、援交なんてそんなことしたくないの

 

それをするくらいならもっとバイト掛け持ちするの…………

 

「ならいいけど」

 

ふぅ、これで誤解されずにすんだの

 

取り敢えず、イリヤスフィール!

 

今日も頑張ります!

 

 





ご愛読ありがとうございました!

皆様からのアンケートで木場君の詠唱は
『衛宮士郎(美遊兄)』となりました

そして次のアンケートを張ってありますので

興味のあるかたはご確認を!




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仕事?もうやだ!働きたくないよぉ……へ?私じゃないの?

 

 

イリヤside

 

 

祝日、皆のお昼を作り食べたあと

 

部屋の布団に横になり日向ぼっこをする

 

土曜と日曜はバイトがない、こんなにゆっくりとした時間が今まであっただろうか?

 

「はぁ、温かいよぉ~」

 

布団からはお日様の匂い、窓からは暖かな太陽光が降り注ぎ私の眠気を誘ってくる

 

時間は丁度お昼寝にぴったりな時間だ

 

このまま寝ちゃおうかなぁ

 

今まで働き詰めだったんだし寝ちゃってもいいよね

 

うん、寝ちゃおう

 

お休みなさい

 

「マスターマスター!聞いて聞いてーーー!!!」

 

突如自室の扉が勢いよく開かれ、そこには先程外に出掛けたはずのライダー

 

アストルフォが小さな紙を持ってやってきた

 

「うん、私呪われてるのかな………」

 

せっかくお昼寝が出来そうだったのに

 

ライダーの衝撃で先程までの眠気は消え去った

 

「どうしたのマスター?、ねね!それよりは聞いてマスター!」

 

「うん、何?」

 

「僕ね僕ね!」

 

「うん、うん」

 

「もでる?って言うのにスカウトされたんだ!!」

 

「うんうん、モデル…………はい?」

 

「どうどうマスター!凄いでしょーー!めいし?も貰っちゃったんだ!」

 

もでる?、モデルってあれだよね

 

週刊誌とかに乗ってる綺麗な女の人がオシャレな服を着て表紙に飾られてたりするあれだよね?

 

アストルフォ、外見は女の子だけど男の子だよ?

 

スカウトの人、勘違いしてないと良いけど

 

そう言思いつつ、名刺に目を通す

 

なになに『GIRUGIRU INTELLIGENCE。アイドル、モデル課担当 三日月 樹(みかずき たつき)

 

ギル兄………

 

「今から見学に行くけどマスターもくる?僕ね!このモデルをやりたいんだ!、だってかわいい服着れるし、働けばマスターが倒れなくて大丈夫なんだもん!」

 

「うぅ、ありがどうアストルフォ」

 

アストルフォの思いに思わず少し涙が出てしまった

 

「うわっ!?どうしたのマスター?」

 

そう言ってアストルフォは抱き締めて背中を優しく叩いてくれる

 

いい子なの、とんでもなくいい子なのこの子

 

モデルやりたいってのも有るんだろうけど、私を助けるために働きたいだなんて

 

思わず泣いてしまったの

 

「なんでもないの、見学なの!行こうアス兄!」

 

「アス兄!?やったー!僕もギルガメッシュやクー・フーリン見たいにお兄ちゃんだ!もっともっと頼ってねマスター!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあと、急いで出掛ける準備をして私たちはGIRUGIRU INTELLIGENCEに来ていた

 

凄くおっきくて広いの!

 

東京ドームくらい広そうなの!

 

さすがギル兄、社員は全員いきいきとしていて楽しそうに仕事をしている

 

アストルフォと共にアイドル、モデル課と書かれたところの扉をノックする

 

あ、ギル兄の設定だとアストルフォは私の兄らしいので年下の妹を連れてきても可笑しくはないよね?

 

「はい、アストルフォさん。来てくれたんですか?」

 

「うん、もでる?になりたくなったからね!」

 

「なるほど、そちらの子は?」

 

「僕の自慢の妹、イリヤスフィールだよ!」

 

この人がアストルフォをスカウトした人、なんかアイドルなマスターの世界でプロデューサーてかやってそう

 

もしかして、本当にアストルフォを女性としてスカウトしたかも知れない

 

「イリヤです、アス()がお世話になります」

 

「はい?」

 

この反応、確信を得たの

 

「あ~、やっぱりなの。」

 

「やっぱりイリヤの言う通りだったね」

 

そう言うアストルフォも何となく分かってた見たい

 

「やっぱり、とは?」

 

「アス兄、女の子の格好してるけど男なの」

 

あ、樹さん固まっちゃったの

 

でも是非も無いネ!

 

だってアストルフォどう見ても女の子だもんね

 

「取り敢えず、この会社でモデルをされると言う事ですか?」

 

「うん!」

 

「ならば、後日にこの書類を書いてここに来てください」

 

「はーい!」

 

「ところでイリヤさん」

 

樹さんはアストルフォに書類を渡す

 

「何ですか?」

 

「アイドルに興味はありませんか?」

 

「へ?」

 

「実はわが社からアイドルを出すことになり、スカウトを任されましてイリヤさんは笑顔が素敵なので今回のプリンセスプロジェクトにぴったりかと」

 

「アイドル?私が!?」

 

嘘、私が?

 

みんな忘れてるかもだけど私もと男なの!

 

さすがに、テレビみたいにマスコミに憑かれるのはきついし

 

「えっと、さすがに私じゃ無理だと思うんです。なので断ります」

 

「そうですか……名刺を渡しておきますので気が変わったら連絡を下さい」

 

どうにか断ることが出来た、名刺は取り敢えずポケットの中に入れておこう

 

「さて、それじゃ帰ろっかイリヤ」

 

「うん、お邪魔しま」

 

そう言って帰ろうとしたとき、アイドル、モデル課の扉が開いた

 

「いま戻ったのだわ」

 

そう言って金髪のツインテールの女性が入ってきた

 

え?まって見たことある気がするの

 

「樹さん、週刊誌の撮影終わったのだわ。次は何の撮影……お客様?」

 

あの口調にあの顔、間違いないの

 

「お疲れ様です、此方の方がこれからわが社のモデルとしてスカウトしたアストルフォさんと、付き添いの妹さんです」

 

「そう、一応先輩でモデルをやってるのだわ。分からないことがあったら言ってね?」

 

「ありがとうございます!ところで、貴方は?」

 

「私は冥か……こほん、私は遠坂エレン。よろしくなのだわ」

 

「何やってんのエレちゃん……てか冥界の仕事は!?」

 

そう、目の前の金髪の女性は明らかにFGOでランサーとして召喚されたメソポタミア神話の冥界の神、エレシュキガルであった

 

僕がそう言った瞬間に顔落ち着いたものから驚きの表情に変わった

 

「ちょっ!?ちょっと借りるのだわ!」

 

「え?」

 

「あ!マスじゃなくてイリヤー!」

 

そう言ってエレキシュガルことエレちゃんに抱えられ部屋の外に出て自動販売機のある休憩所と思われるにつくと下ろされた

 

「なんで貴方が私の真名を知ってるの?」

 

そう言ってエレシュキガルことエレちゃんに睨まれる

 

「一応、私マスターなの」

 

そう言って右手の包帯を取って令呪を見せる

 

すると何処か納得したかのように頷くエレシュキガル

 

「なるほどね、貴方が社長のマスター?」

 

「うん、でもサーヴァントはあと七騎いるの」

 

「はい?な、七騎もサーヴァントを!?貴方の魔力は異常なのだわ!?」

 

「ところでエレシュキガルちゃん、なんでここでモデルしてるの?冥界の守りは?」

 

そう言うとエレシュキガルは少し困ったかのように話してくれた

 

「この世界だと冥界は悪魔が仕切ってるの、だから手を出すわけにはいかなかったのよ。それにこの世界の神は死んだと思われてるし」

 

そう言えばこの世界ハイスクールD×Dの世界だったの

 

平和すぎて忘れてた、すっかり頭から消えてたの

 

もう原作始まったのかな?兵藤君の彼女自慢がないからまだだと思うの?

 

「なるほど、それでギル兄の会社に」

 

「ギル兄!?え、えぇ……そうね」

 

「ところでエレシュキガルちゃん、エレシュキガルって呼ぶと長いからエレちゃんって呼んでいい?それともエレ姉?」

 

「え、エレ姉が良いのだわ。取り敢えず何か有ったら言ってね、力になるわよ」

 

「ありがとうなの」

 

「えぇ、それじゃあ戻りましょう。」

 

そのあと、アス兄に凄く心配されたのは是非も無いよネ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、家に帰って夕食を作り皆で食べるなか、私はアストルフォのモデルの件を話すことにした

 

ギル兄はご飯の時までには帰ってくるので、皆で食べるのが内の普通だ

 

「そう言えばアーチャー」

 

「なんだライダー?」

 

「僕、アーチャーの会社でモデルすることになったからよろしくね!」

 

その発言にギル兄は固まり、アルトリアとジャンヌは縮んだ

 

「ギルの会社の人にスカウトされてさ、働くことにしたんだ!」

 

そう笑顔で話すライダーに対し、少し驚いたが直ぐに元の調子に戻るギル兄

 

「そうか、ライダーも就職か。わかった」

 

「………ルーラー、私たちの立場はニー」

 

「言わないで下さいセイバー………私だってわかっています、気まずいのは私も同じです」

 

「なぁバーサーカー、また釣りに行かねぇか?」

 

「■■■■■■■」

 

「おう!」

 

バーサーカーとランサーは仲が良いみたいだね

 

「はいジャック、あーん」

 

「美味しいよお母さん!」

 

「えへへ、ありがとう」

 

そう言ってジャックの頭を撫でる

 

この子は好き嫌い無いし、何より可愛い

 

そう!ウチのジャックは可愛いし強いんです!

 

私は娘を溺愛してるの、こんなことを楽しめるのもギル兄のお陰なの

 

本当に英雄王万歳!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご飯を食べ終わり、部屋で明日の準備をする

 

後輩ちゃんにお菓子を上げたら、凄く心配されたのは是非も無いよね

 

だってその時の私、大変だったもん

 

一日の睡眠時間じゃ足りないほど寝たかったの

 

そう言えば、仕事行くとき使ってたバッグ、あれから使ってないの

 

何か入れてたっけ?

 

そう思い、リュックを開けて中に手を入れる

 

ん?何か入ってる?さわった感じ丸い

 

それに私の手より少し大きい

 

チッ〇スターなんて食べてないのに、それに何かふわふわしたのも着いてるし

 

そう言ってその丸い何かを取り出す

 

「ふぅ、ようやく外に出ることが出来ましたねぇ」

 

「なぁ!?、な、な」

 

 

「初めましてグランドマスター!私はカレイドルビー!さぁさぁ、契約してください!フレッシュなイリヤの転生者さん!」

 

 

 

 

 

 

 

「何でなのぉぉおおおおお!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拝啓、神様

 

何でカレイドステッキ(こいつ)がいるんですか?

 

 

 






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原作?介入するわけ、え!?始まってたの!?

 

 

イリヤside

 

 

どうも皆さん、

 

な、ななんで!?

 

なんでルビーがここにいるのぉおおおおお!?

 

となった昨日ですが、だいぶ落ち着いたの

 

あの後駆けつけたバーサーカーとギル兄はカレイドルビーを見てだいぶ驚いてたの

 

取り敢えずあのステッキは近くにあった紐でぐるぐる巻きにして吊るしておいたの

 

だってそのまま、寝たら

 

寝てるうちに契約されそうだし是非もないよネ

 

さて、そんなこんなで皆の朝御飯を作りつつ自分とギル兄の弁当を作る

 

他のサーヴァントのお昼ご飯は、クー兄にお金渡して皆で食べに行ってもらってるの

 

それにしても、何でカレイドステッキが私の所に?

 

神様の転生特典にそんなの無かったよね?

 

確か、私の転生特典は【Fate stay nightのイリヤスフィール・フォン・アインツベルンの容姿】【七騎のサーヴァント】【家事スキルEX】【動物に好かれる体質】【転生後に住む家としばらくぶんのお金】だったよね?

 

そんなとき、私の目の前に小さな小包みと手紙がポン!?

 

と言う音と共に現れた

 

「な、なんなの?」

 

そう呟きつつ、その手紙を開いてみる

 

『転生者

【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン】へ

 

すまない、カレイドステッキの件だが本当にすまない。私が怒り任せにステッキに向かって「好きなところへ行け!」と言ってしまったのが原因だ。すまない、管理をミスって君の元にステッキが行ってしまい本当にすまない。』

 

あ、謝りすぎなの!?すまないさん?

 

すまないさんが神様だったの!?

 

『お詫びと言っては何だが、小包の中のブレスレットを受け取ってくれ』

 

「ブレスレット?」

 

先程出てきた小包を開けるとそこには青と銀色で三つひし形の宝石の様なものが着いてるブレスレットがあった

 

「ウルトラゼロブレスレット!?」

 

見た目が明らかにウルトラマンゼロが使っていたブレスレット(超決戦、ベリアル銀河帝国の奴)なの

 

『そのブレスレットはステッキのお詫びにヘファイストスに作ってもらった君専用の宝具。その名も【イージス】だ』

 

「………は?」

 

わたし、せんようの、ほうぐ?

 

『君が使おうとしたら頭に詠唱が浮かぶ様にしてある、宝具内容は君次第で変わる、らしい。ヘファイストスに作って貰ったものの宝具は君でないと解放出来なくて内容は分かっておらんのだ。』

 

「分かってないの!?」

 

『次に三つのひし形の宝石の光は君の残りの魔力を表している、そしてそのブレスレットは【宝具】【自身の魔力の把握】の他にもう一つ機能がある。それは相手の魔術、魔法等の攻撃を受ける際、その方向にブレスレットを翳すと吸収して君の魔力に変換する事が出来る。これで宝具の説明は終わりだ、今回は本当にすまなかった』

 

「なんかゼロとスターでビルドの合わさった様な感じなの………」

 

でもこんな人には過ぎた力を持ってると狙われそうなの

 

でも、もし攻撃されても魔術とかなら吸収できるし

 

魔力残力があるのはありがたいし

 

「持ってるだけ……持ってるだけ、持ってるだけなら心配ないはず」

 

好奇心には勝てないの

 

右手にブレスレットであり自分の宝具となったイージスを右手に着ける

 

するとイージスの魔力残量を表す三つの宝石に光が灯る

 

「やっぱりこのブレスレット格好いい!」

 

でも、私が学校とか出かけるときに令呪を見られない様に包帯してるの

 

その上右手にはいかにも変身しそうな感じの宝石のついた格好いいブレスレット

 

「もしかして、私は中二病だと思われてる!?」

 

だからなの!?

 

だから学校で避けられるし友達いないの!?

 

こんなに可愛くて、ちっちゃいのに?

 

すいません、調子乗りましたごめんなさい

 

私ごときがイリヤ名乗るのは正直申し訳ないです

 

「と、取り敢えず皆のご飯を作ろう、そうしよう」

 

ご飯を作り、食べる前にリュックに持っていく物を入れる

 

「あ、あの~」

 

あと後輩の塔城ちゃんにあげるために昨日作ったクッキーとカップケーキ

 

ギル兄さん達が稼ぐ前に、たくさんお菓子貰ったの

 

すごく大変だった時にお菓子分けて貰ったときの

 

「聞いてますか?イリヤさ~ん」

 

それにしても、塔城ちゃんカップ蒸しパンあげたときは

 

『先輩…………………やっぱり噂は本当何ですか?』

 

と、悲しみと軽蔑の籠った目を向けられたのは流石に驚いたの

 

どうにか説明して誤解を解くことが出来たの、危なく私の印象が良い先輩から関わったら大変なことになる先輩になるとこだったの

 

「あの~」

 

「はぁ~、何?」

 

「いやぁ、ルビーちゃんも学校に連れていってくれないかと」

 

「却下なの」

 

「無慈悲!?な、何故ですか!このパーフェクトなルビーちゃんが一緒に行くというのに!」

 

「だって、学校に持っていったらルビーの魔力で確実に狙われることになるの。」

 

「ぐっ、た確かにそうですね。ですがイリヤさんの付けたその宝具を狙ってきたら?」

 

「アス兄かクー兄、バーサーカーを呼べば大丈夫」

 

「ぐぬぬぬ…………」

 

それに、某動画投稿サイトでコイツがイリヤのクラスメイトのパンツ捲ってみようとしてた

 

私のクラスでも被害者を出さないためにも、コイツは連れていかない

 

─────答えは得た、なの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほう!ここがイリヤさんの通ってる学校ですね!」

 

「ルビー、頼むから鞄の中で静かにしててね………」

 

「このルビーちゃんにお任せあれ!」

 

「不安しかない………なの…………」

 

結局、私はコイツに勝てなかったのぉ

 

そもそも、コイツに口論で勝てるのは内ではギル兄ぐらいだもん

 

……………………助けてエレちゃん

 

『そ、それは無理なのだわ』

 

……なんで答えれるのエレちゃん

 

『これくらい、冥界の神となれば簡単なのだわ』

 

そんなんだ、わざわざ答えてくれてありがとうエレ姉

 

『こ、これくらい問題ないわ、貴方に冥界の神の加護を』

 

学校頑張るゾイ、なの!

 

可愛い、イリヤちゃん可愛いのだわ…………

 

エ、エレちゃん?

 

『ハッ!?な、何でもないのだわぁぁあああ!!!』

 

そのあとエレちゃんの声は聞こえなくなったの

 

もしかしてエレちゃんってロリコンなの?

 

いや、それともシスコン?

 

「なに黙ってるんですかイリヤさん?遅刻ですよ?」

 

「へ?」

 

鞄の中のルビーの声に従い学校の時計を見ると、あと五分で朝のホームルームだった

 

「………………なんでよ」

 

このあと、めちゃくちゃ走った

 

それはもう全力で、その代わりスカートが勢いでやばかったのをルビーから知らされ

 

あまりの羞恥心で机に突っ伏した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は遡ること二日前

 

マーリンは()()()()

 

マギ☆マリに参加してコメントを送る彼の事を

 

「さぁ、いつものマギ☆マリの占いをはじめましょう。今日は何方かな?」

 

そう言って沢山のコメントを捌き、数人の未来を占い助言していく

 

Q『お兄ちゃんがいつも転んだりして、クラスメイトや友達にセクハラしてしまいます。どうすれば治りますか?by オーレンジ』

 

A「オーレンジさん、貴方のお兄さんのそれは恐らく体質のような物なので治らないかと思うよ。君がしっかりと支えてあげなさい」

 

Q『ダイヤモンドが中々見つかりません、何処を掘ったら出てきますか?by Steve』

 

A「スティーブさん、山や廃坑のY10から12地点を狙うと良いよ」

 

Q「相手の魔法少女が中々絶望してくれないんだ、どうすればいいかな?by孵卵器(フランキー)

 

A「失恋等のタイミングを狙うといいと思うよ」

 

Q『私の夫が学校で他の色んな女とデートしていて邪魔者を排除出来ません、どうすればいい?by折紙の鳶』

 

A「それは本当に夫かい?いやぁ最近の子供達は進んでるだねぇ、浮気は仕方ないね男だもの、もし戻って来ないならば奪えばいい」

 

さて、次で最後にしようかな

 

Q『いつになっても彼女が出来ません、どうすれば彼女が出来ますか?byおっぱいドラゴン』

 

そうか、彼が………

 

さて、少し手助けするとするかな

 

「最後はおっぱいドラゴンちゃんだね。君は近々、運命の人に出会うでしょう。ただ最初に告白してきた娘には注意が必要、断りなさい。それじゃ今日の配信を終わるよ」

 

そう言って専用の機器の電源を切る

 

「さて、とうとう明日が始まりか。彼はどうなったかな」

 

そう言って転移した先では、金髪の少年が手をつきだし詠唱していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木場side

 

 

あれから投影魔術を日々鍛え、夢に出てきた彼らを再現していた

 

そして今日、僕は目標であった固有結界を作るためグレモリー家の演習場に来ていた

 

右手を正面に突きだしその言葉を紡ぐ

 

「体は剣で出来ている!」

 

「血潮は鉄で心は硝子」

 

「幾度の戦場を越えて不敗」

 

「たった一度の敗北はなく、たった一度の勝利もなし」

 

「遺子はまた独り、剣の丘で細氷を砕く」

 

「けれど、この生涯は今だ果てず」

 

「偽りの体は、それでも」

 

「剣で出来ていた!」

 

最後の一説を詠唱すると共に目の前の景色突如代わり、大量の剣が刺さった荒野が出来ていた

 

「よし、出来た………」

 

そう呟くと共に体から力が抜け膝をついてしまう

 

まるで体の魔力を全て使ったかの様な疲労が僕をおそう

 

まだ実戦には使えないな、でも必ずものにしてみせる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

朝、どうにか間に合い昼休み

 

私はいそいそとお昼の弁当達を持ち屋上へと向かおう

 

あ、ルビーは鞄の中で寝てるから安心

 

「おい、イリヤさんからも言ってやれよ」

 

と、したところで桐生さんに話しかけられてしまった

 

「えっと、なにが?」

 

「コイツに彼女なんていなかったって!」

 

そう言って指差した方向には、どこか考え込んでいる兵藤一誠がいた

 

「そんなはずないんだけど………」

 

あ~もしかして原作始まっちゃってた!?

 

う~ん、私がもし知ってることを話したら後から呼び出されて原作介入は目に見えている

 

かといって知らない事にするのは少しかわいそうなの、そうだ

 

塔城ちゃんに挙げるようのクッキー5袋のうち一つを取り出して一誠に手渡す

 

「兵藤君が、頑張って……なの」

 

「お、おう」

 

そう言って私はお昼とクッキーを持ち屋上へと向かう

 

階段を駆け上がり屋上に出ると何時も通り塔城ちゃんがお昼を広げていた

 

「待ってましたよ先輩」

 

「お待たせなの!」

 

そのあと、仲良く談笑しつつ持ってきたお菓子をあげた

 

「先輩は最近楽しそうですね」

 

「色々余裕が出たからね」

 

あれから余裕がでて様々なお菓子作りにチャレンジしている

 

そしてお昼休みの終わりにクッキー4袋を塔城ちゃんにあげて教室に戻る

 

あ、近くのスーパー特売日だった

 

帰りにスーパー寄らなきゃなの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら?小猫ちゃんその、クッキーどうしたんです?」

 

「先輩から貰いました……あげませんよ?」

 

「やぁ二人とも、生徒会室のエアコンの修理が終わったから戻ってきたよ」

 

「祐斗くん最近、機械に妙に詳しくなりましたね」

 

「使う魔術に必要でね、色々と分解とかしてたらできるようになったんだ」

 

「モグモグ、また先輩腕をあげましたね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、どうにか買うことが出来たの」

 

それにしても、原作が始まってたとはおもってなかったなぁ

 

あれからルビーはずっと鞄の中で寝てるから平和だし

 

公園よって帰ろ、あれ?

 

何か忘れてるきが………あれ?

 

何か公園が静かだなぁ、いつもなら子供が遊ぶ声でうるさいのに

 

………人、いなくない?

 

「っ兵藤君!?」

 

見ると、兵藤君がお腹から血を流し倒れていた

 

ひたすら彼の体を揺すり声を掛ける

 

誰がこんな事を、強盗?通り魔?テロリスト?

 

「………虫が迷いこんだか」

 

そんな声がそれから聞こえ、見上げると翼を広げ空を飛んでいる男がいた

 

あ、原作だこれ

 

「仕方ない、見た者を生かしておく事はできん」

 

そう言って男が光?の槍を作り出してこちらに投擲する

 

私はそれを走って避けた

 

そしてそのまま背を向けダッシュで逃げる

 

「戦うだなんて聞いてないよぉおおおおおお!!!」

 

そのまま公園の出口に向かうが、変な壁の様な物で外に出れない

 

「えっ!?出れない、何でなの!?」

 

そう言えば、堕天使とか結界を使ってたっけ?

 

急いでリュックから寝ているマジカルルビーを取り出す

 

「起きてルビー!お願い起きて!マジでヤバイの!ピンチなの!……起きろこのバカステッキ!!」

 

「人がぐっすりと寝てるときに、はいはい何ですかイリヤさん?」

 

「ルビー人じゃなくてステッキでしょ!?じゃなくてこの結界から出して!早く!」

 

「そんなことですか、ルビーちゃんにお任せあれ」

 

ふう、これで一安心

 

「やっと追い付いたぞ」

 

じゃななかったのぉぉおおおおおおお!!??

 

ヤバイよ、殺されちゃうよ!

 

早くルビー!

 

そんなの中、翼を生やした男が光の槍を投擲する

 

「ヒィッ!?」

 

そんな悲鳴と共に腕をクロスして顔を守るように置く

 

…………あれ?いつになっても痛みがこない?

 

ゆっくりと手を戻すと、男はまるで信じられない物を見たかのように驚いていた

 

そう言えば私、宝具持ってた

 

「ふん、運に助けられたな。今度はそうはいかないぞ」

 

そう言ってまた光の槍を投擲してくる

 

私は宝具を着けた右手を前に翳す

 

「イージス!」

 

すると、光の槍はブレスレットの宝石に吸い込まれるかのように入っていった

 

す、すごい!これが私の宝具の機能!

 

凄い!これなら堕天使や悪魔も怖くない!

 

すいません、調子のりました

 

普通に怖いですごめんなさい

 

「チッ、気付かれたか」

 

「へ?」

 

そう言って男が飛んでいく、あれ?

 

助かった?

 

ちょっとまって、確かアイツが退却するタイミングって………

 

「グレモリーさん達来ちゃう!?ルビー!」

 

「はいはい、解除しましたよ!」

 

「逃げるんだよー!なのぉぉおおおおおお!!!」

 

こうして私は無事、家に帰ることが出来た

 

スーパーで買ったものが卵じゃなくて本当に良かった

 

 

明日からは、原作キャラに悟られないよう頑張ります!

 

 




大変、長らくお待たせしてすいません

期末テストや、課題で忙しく中々投稿出来ませんでした

もう終わったので投稿頑張ります

ところで、新しく新作をいくつか考えているのですがどれが読みたいですか?

それぞれの要素をここに書きます

【ウルトラマンZ×ウルトラマンメビウス】

【ポケットモンスター~ヤバイワザアール~】

【ULTRAMAN×だんまち×プリコネ】

【シンフォギア×ゴーカイジャー×色々】

【東方特撮戦記のリメイク】

【モンスターハンターストーリーズ×仮面ライダークウガ】

これのどれかを書こうと思います

今後とも【助けてバーサーカー】をよろしくお願いいたします

ご愛読、ありがとうございました

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勘違いは勘違いを呼ぶ




エレン「作者、聞いているのかしら作者」

ハルハ「はいはい、聞いてますよ遠坂エレンことエレシュキガル様」

エレン「聞こえてるのならいいのだわ、で私の可愛い可愛いイリヤの話はまだなの?」

ハルハ「いや、今はウルトラマンZを見てるんだけど」

エレン「そんなのを見てる暇があるなら、早くイリヤを書きなさい!読者に私と私と私が待ってるのだわ!」

ハルハ「いや、それほとんど君だよね?ウルトラマンZ見てるしメビウスの方書かないと」

エレン「もう良いのだわ、冥界まで連れて行ってあげる♪」

ハルハ「ウェイ!?ちょ!宝具撃たれたら俺死ぬ!」

エレン「何を言うのだわ、作者でハルハはウルトラマンと仮面ライダーの力を使うのだから、それで防いで見せなさい!反省するのだわ、霊峰踏抱く冥府の鞴(クル・キガル・イルカルラ)!!」

ハルハ「やな感じ~~~~~~!!!」

キラン

イリヤ「作者ーーーー!?えっと………その、お待たせしました!と、とにかく最新話をどうぞ!!」

エレン「戸惑うイリヤ可愛いのだわ……ハァハァ」

イリヤ「ヒッ!な、なんかエレ姉が怖いんだけど、助けてバーサーカー!!」

バーサーカー「■■■■■■■…………」





 

 

 

 

ギルガメッシュside

 

 

「社長、続いて『わくわくざぶーん』で開催予定の夏イベント『カジノキャメロット』と『水着剣豪七色勝負』については此方の日程でよろしいですか?」

 

「ふむ、開催を1日遅らせろ」

 

「何故ですか?」

 

「1日遅らせたタイミングでこの町の学校は全て夏休みだ、その方が客が増える。それにPrincess×2の原稿が上がらないらしいからな」

 

せっかくの祭りだ、マスター(雑種)や他のサーヴァントどもにもこの素晴らしい祭りを見せてやらねばな

 

それにしてもあのサーヴァントどもにも骨がおれる

 

部下を向かわせるが何時も締め切りまでには間に合わせると言われるばかり

 

そろそろ我が出向いた方がいいか

 

「さすが社長、情報が早いですね。それと社長にお客様が」

 

「客だと?そんな予定はないが」

 

「先程いらっしゃいまして、客室でお待ちしていただいております。お客様はグランドキャスターと伝えてくれと」

 

「なに?」

 

キャスターが我の会社に?

 

奴との動画広告収入やイベント参加の打ち合わせは終わったはずだが

 

「分かった、向かうとしよう。お前は仕事に戻れ」

 

「はい」

 

そう言って秘書が外に出た後、書類を整理して起き客室に向かう

 

流石は我の会社、手入れや掃除が行き届いている

 

客室に入るとグランドキャスターが何時もとは違う涼しげな格好で立って待っていた

 

「すまないねギルガメッシュ、急に来てしまって」

 

「何のようだキャスター、貴様がアポもなしに訪れるとは何かあったのか?」

 

「二日前、マスターの言うこの世界のストーリーが始まった事は伝えたよね」

 

「あぁ。だが、あんな雑種ごとき気にする事もなかろう」

 

「さっき」

 

「ん?」

 

「マスターが所々土で汚れて帰ってきたんだ」

 

「それがどうした?あのうっかり娘のように転んだのではないか?」

 

『誰がうっかり娘ですって!!』

 

『落ち着け凜!ここは私達の出るべき場所ではない!!』

 

『離しなさいアーチャー!あの金ピカの顔を殴らないと気が収まらないわ!!』

 

『落ち着け凜!早まるんじゃない!そもそも世界を渡る魔術など存在しないから無理だ!』

 

ん?なにやら雑種がわめいているようだが、気のせいだな

 

「どうやら、マスターは堕天使に襲われたらしい」

 

「…………雑種ごときが、我の物に手を出すとはやってくれるでないか」

 

「恐らく、明日から数日の間はマスターの送り迎えが必要だと思うんだ、もしもの時に必要だしね」

 

「確かにそうだな、ちょうど残ったサーヴァントにやらせればよかろう」

 

「そうだね、僕もそう思うよ」

 

セイバーにルーラー、アサシンにランサー

 

バーサーカー(筋肉ダルマ)は駄目だな

 

奴は目立ちすぎる

 

…………待てよ、そういえばマスターの姿はあの小娘と瓜二つ

 

「キャスター、バーサーカーはどうした?」

 

「バーサーカーはマスターが襲われたのに気付けず助けられなくて悔しいのか、叫んでいたよ。またマスターが襲われたり傷つくような事があればもう彼を押さえることは出来ないだろうね」

 

「そうか、マスターの様子は?」

 

「大分暗かったよ、帰ってきてすぐに自分の部屋に籠もってしまった」

 

「そう、か」

 

「一般人のマスターにとって、襲われることも瀕死で血塗れ人間を見る事も初めてだ」

 

雑種よ、しっかりと心を持て

 

お前なら大丈夫だ、何の心配もいらん

 

なんせ我が、この英雄王ギルガメッシュが

 

お前の味方なのだからな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

私は今、部屋のベットに俯せで寝込んでいた

 

う~、どうしよう………堕天使に顔見られちゃった

 

このままだと原作介入待ったなしだよぅ

 

殺される~原作介入しちゃう!!

 

「うぅ、このままだと大変なことになるのぉ」

 

「何時まで落ち込んでるんですか?イリヤさん」

 

そう言って枕元にふわふわと飛んでくるマジカルルビー

 

「う~、だってー」

 

「大丈夫ですよ!この私、マジカルルビーちゃんが認識障害の魔術をイリヤさんに掛けていたのでバレる事はないですよぉ!」

 

「本当ルビー!?」

 

私はガバッと起きて中に浮かぶカレイドルビー鷲掴み問いただす

 

「い、痛いですよイリヤさん!本当ですからー!」

 

凄い、なにこのステッキ超凄い!!

 

うざいだけのステッキじゃなかったんだ!

 

「今なんか酷いこと考えてませんでした!?」

 

「気のせいなの。よかった~、これで心配事はなにもないの!晩御飯の支度しなきゃなの!」

 

「(思わず嘘をついてしまいましたが、これでよかったのでしょうか?でも、この方が面白そうですねぇ!)」

 

うきうきとした気分で部屋の外に出る、いまの私なら空も飛べるの!

 

あいきゃん ふらい!

 

「い、イリヤ!体調は大丈夫なのですか?」

 

扉を開けるとニーごほんごほん!

 

セイバーことアルトリア・ペンドラゴンが部屋の前にたっていた

 

「いまの私なら、なにも怖くないの!限界なんてない、空にだって飛び立てるの!!」

 

「そ、それは本当に大丈夫なのですか?」

 

「大丈夫なの!それよりご飯の支度をしないと、皆が~♪ご飯を、待~ってるの~♪」

 

オーブのような感じで歌を歌いながらセイバーと下のキッチンに向かう

 

「イリヤ、今日はご飯はなんですか?」

 

「セイバー、今夜はビフテキなの!」

 

「イリヤ大好きです!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小猫side

 

 

今日も私は先輩から手作りのお菓子を頂き、二人でご飯を食べています

 

先輩のバイトの話をよく聞きます

 

先輩のバイト話はとても面白く、いつも笑顔になってしまいます

 

「最近、バイト先で魔法少女のコスプレが多くなったの。それにしてもあのお客さん凄かったの…………」

 

「どんなお客さんだったんですか?」

 

「なんか、自分の事を()()()()()って言ってた。それでなんか、眷属?にするって宣言されちゃって…………」

 

「………………」

 

どうしましょう、凄く嫌な予感と冷や汗が止まりません

 

れびあたんって絶対にセラフォルー様のことですよね?

 

なにやってるんですかあの悪魔、ソーナさんが聞いたらまた呆れそうですね

 

「どうしたの塔城ちゃん?もしかして体調悪いの?」

 

「い、いえ何でもありません」

 

「ならよかったの。それでね、その人が凄くしつこかったから携帯だして警察に電話しますのって言ったら」

 

まさか、その携帯を壊したとか、強制的に悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を入れられたとかじゃないですよね?

 

あの人でもそこまでしませんよね?

 

いくら悪魔の魔王だからって、しませんよね?

 

よね?

 

「その人が『すんませんした、警察だけは!か、勘弁してください冗談だからぁ!!』って言って泣きついてきたの」

 

「プッ」

 

「凄く大変だったの、取り敢えず可愛そうだったから頭撫でてあげたの、そしたら『決めた!貴方は私の眷属にする、もう決定事項だぞ☆』って、言って帰ったんだよね」

 

「………………」

 

何故でしょうか、先程から冷や汗が止まりません

 

先輩があっさりと殺られて悪魔に転生する未来が見えます

 

でもそうなればずっと先輩のお菓子が食べられます

 

というか、セラフォルー様……チョロい

 

慰められただけでそんなになりますか普通?

 

ポンコツチョロいんなんですか?

 

先輩のバイト話はまだ続きました、自分を魔法少女と言う筋骨粒々の漢が魔法少女のコスプレして店に来たりと

 

話していてとても楽しいです、お菓子も貰えますし

 

そういえば放課後に部室に集まるよう言われてましたね

 

「そろそろお昼休み終わりだから、私は教室にいくね」

 

そう言って先輩が行ってから、私も荷物をまとめて教室に向かいました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後に昨日、部長が助けたと言う神器持ちが堕天使に殺され掛けたことが分かり急遽として公園に向かったわけですが

 

堕天使は見つかりません、逃げられたのでしょうか

 

「ん?」

 

張ってあった結界の入り口に先輩の匂いが?

 

「小猫ちゃん?どうかしましたか?」

 

「結界の中の公園の出口に先輩の匂いが」

 

「先輩?と言うとよく噂されてるイリヤスフィールさんですの?」

 

「はい」

 

「朱乃、そのイリヤスフィールさんってどんな人なの?」

 

「知らないのリアス?二年生でリアスの助けた兵藤君のクラスメイトよ」

 

「へぇ」

 

「たくさんの噂が飛び交ってるんですよ、例えば『彼女は不良で親から貰った学費で遊んでいる』彼女はよく学費を払うのが遅れることからそう言われてます。」

 

「ふ、不良!?」

 

「他にも、急に授業料を払えるようになったことから、その………『援交をしている』とか、人には見えない何かが見えるとか」

 

「えんこっ!?嘘でしょ!?」

 

「先輩はそんな人じゃありません!!」

 

「ど、どうしたのよ小猫。そんなに感情的になって」

 

「先輩は、不良とかじゃなくて。私も聞いたことないですけど…………」

 

『へ?、あ、いや………そう!ダイエット!ダイエットしてるだけなの!!』

 

そう言っておにぎり一つで食事を終える先輩

 

『………辛いよぉ、誰か………助けて』

 

先輩が大変だったとき

 

たまたま屋上に行くのが遅れ、聞こえた

 

いや、聞こえてしまった先輩の弱音

 

いつも無理して笑顔を作る先輩がそんなことを思っているは思っていなかった

 

まさか、先輩が堕天使を倒したのでしょうか

 

いや、ただの人間の先輩にそんなこと出来るわけないですね

 

恐らく先輩のことですから、スーパーの買い物の帰りにたまたまここを通ったのでしょう

 

でも最近先輩の着けてくるブレスレット、妙に聖なる物を放ってる気がします

 

「取り敢えず、いまは堕天使ね。まさか小猫の言う先輩が堕天使を倒した訳ではないでしょうし」

 

「そう言えば部長、イリヤスフィールさんの着けてるブレスレット。あれに聖なる力を微妙に感じたのですが」

 

「祐斗、それ本当?なら小猫。明日にでも話を聞いてきてくれないかしら」

 

「分かりました」

 

先輩の誤解は、私が絶対に解いて見せます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

いつものんびりと歩く道は、とても楽しい

 

スマホから流れる音楽、飛び立つ鳥にきれいな青空

 

平和を感じられる

 

そんな歩きは昨日まで、終わったの

 

「どうした雑種よ、この我が直々に学校へ送ってやってるのだ。感謝しろ」

 

私は今、ギル兄が乗る黄金のバイク

 

ギルギルマシンに乗せて貰い学校へと走っていた

 

「あ、ありがとう王様」

 

わー!うれしいな~

 

英雄王が学校に送ってくれるなんて、私がはじめてじゃないかなー

 

実はあのあと家に帰ってきたギル兄とマーリンが私が堕天使に襲われたことから少しの間

 

学校への送り迎えを家にいるサーヴァント達で行うことになったの

 

アルトリアとジャンヌが妙にやる気でビックリしたの

 

今日は送りがギル兄となった、うん

 

黄金のバイクで学校に…………

 

うぅ、凄く目立つのぉ

 

また変な噂が流れちゃうよぉ

 

助けてよぉバーサーカー

 

「ところで雑種よ、流石に人前や学校で我の名を呼ぶときそのようでは怪しまれる」

 

「へ?た、た確かにそうなの」

 

「我の渾名を考えよ、今すぐだ。我が許す」

 

「へ、う、うん。」

 

英雄王の渾名、もし

 

万が一でも気に入られなかったら私殺されない?大丈夫?

 

でも、渾名か

 

ギルガメッシュ王の情報だと、ギルガメッシュ王が長男だったしお兄さんをつけた方がいいから

 

「じゃ、じゃあ皆みたいにギル兄!」

 

「ふむ…………悪くはない。それでいいだろう」

 

よ、よかったぁ

 

それにしても、今日は学校への登校道が騒がしいなぁ

 

イッタイ、ダレノセイナンダロウナ~

 

ワタシハシラナイヨ~

 

そんなことを考えていると、いつの間にか

 

学校の校門近くまで来ていた

 

ギル兄はかっこよく校門前にバイクを止める

 

「ついたぞ、雑種」

 

「うん、ありがとうギル兄。いってきます」

 

「じゃあ、我も行くとするか」

 

そう言ってギル兄はバイクで会社に出勤していった

 

FGOで通りすがりのセレブさんも言ってたけど

 

やっぱりギル兄は王様やるより、商売人した方がいいとちょっとだけ思ったの

 

さて、学校へいきますか

 

沢山の人から見られてる気がするけど気にしなーいキニシナーイ

 

そんな感じで教室に入ると、兵藤君は勝ち誇っており

 

女子は皆、こちらを見てヒソヒソと話し始めた

 

自分の席に座り、リュックを下ろしていると

 

「なぁなぁ、イリヤちょっといい?」

 

クラスメイトの桐生さんがちょっと興奮気味に話しかけてきた

 

「どうしたの桐生さん?」

 

「さっきバイクで送られてきたけど、あのイケメンとの関係は!?まさか、彼氏?それとも援交あいて?」

 

「ち、違うの!あの人は私のお兄ちゃん!!」

 

止めて!そんなことを聞かれたらまた噂が!

 

根も葉もない噂が流れちゃうの!

 

また塔城ちゃんが勘違いしちゃうからぁ!

 

「な~んだ、つまんないの」

 

慌てて否定すると桐生さんは詰まらなそうにそう言って自分の席に戻っていく

 

ふぅ、これで噂は────

 

「あんなに慌てて否定するって」ヒソヒソ

 

「やっぱりあの噂って本当なのかな」ヒソヒソ

 

ま、また勘違いされちゃったの……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お昼休み、今日も屋上にて塔城ちゃんと駄弁りながらお昼を食べる

 

私にとって学校で唯一の癒しの時間だ

 

教室で食べようなら、女子達の噂が私をえぐり続けて食事どころではない

 

「そう言えば先輩、そのブレスレットどうしたんですか?」

 

「こ、これ?……これは、その」

 

ど、どうしよう

 

流石に神様から貰ったなんて言えないし、かといって自分で買った訳でもないし

 

「大切な人から譲り受けた、大事な。とても大事な物なの」

 

「大切な人、ですか」

 

「うん、とても、とても大切な物なの」

 

そう言うと、塔城ちゃんはとても悲しそうな表情を浮かべ黙ってしまった

 

ヤバイ、私もしかして地雷踏んだじゃった?

 

ど、どうしよう!?

 

「先輩、前から気になってたんですけどその左手の包帯どうしたんですか?」

 

不味い!?

 

令呪を隠すために普通に着けてて何も言われなかったからそのままにしてけどちゃんとした理由考えてなかった!?

 

「こ、これ!?これはその、()()()()()()()()()()()()

 

「え?」

 

「ち、ちがうの!これは、普通に火傷しちゃっただけで…………」

 

「そう、ですか………」

 

ふう、よかった

 

どうにかごまかせたっぽいの!

 

これでミッションコンプリートなの!

 

ハァハァ……可愛いよぉ。イリヤちゃん可愛いのだわぁ

 

………また出てきたのエレちゃん

 

神様の力の乱用はNG、なの!

 

『そんな!?私に死ねと言うの!?』

 

じゃあね、エレちゃん

 

『へ!?ちょっ!』

 

そう言うとブツって音と共にエレちゃんの声は聞こえなくなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々あり、ようやく学校が終わったの

 

さて、そろそろ食材が失くなってきたからスーパーで買い物して帰らなきゃなの

 

リュックを背負い、教室を出て昇降口に向かう

 

「イリヤ先輩」

 

聞き覚えのある声がして振り替えると、帰りの荷物を持った塔城ちゃんの姿があった

 

「先輩、帰りですか?」

 

「なの!帰りにスーパーによって、買い物して帰るの!」

 

「私もご一緒してもいいですか?」

 

「別に構わないの!」

 

そう言って昇降口で靴を履き替えて外に出る

 

塔城ちゃんとバイトの面白エピソードをはしながら校門を出た

 

その時だった

 

()()()()()()!!」

 

「ぐふっ!?」

 

そう言って白髪の幼女、家でポケモンをしていたジャックが走って抱きついてきた

 

「お願いだからね、走って抱きつくの止めてねジャック」

 

「うん!次からきおつけるね!」

 

ギル兄の言ってた帰りの護衛はジャックちゃんだ

 

「ジャック、ポケモンはいいの?」

 

「うん!じむせんも終わったから、お母さんを迎えに来たの」

 

「そっかあ、凄いねぇー!」

 

そう言ってジャックの頭をワシャワシャと撫でる

 

するとジャックは笑顔で手のひらに頭を押し付けてくる

 

「えへへ、もっと誉めてー!」

 

「いいよー!」

 

そう言って更に頭を撫でる、その時だった

 

先程からから塔城ちゃんが動いていない

 

「先輩?お母さん?子供…………へ?先輩の子供、子供…………」

 

ヤバイ!塔城ちゃんの目がグルグルしてる!?

 

ど、どうしよう!?

 

た、助けてバーサーカー!!

 

 

 






ご愛読、ありがとうございました


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堕天使+魔王少女の方程式が呼ぶのは混沌(カオス)

すいません、今回は少し少なめです


 

イリヤside

 

 

塔城ちゃんお母さんショックおめめグルグル事件から1日

 

私は塔城ちゃんの誤解を30分ほどかけて解いたの

 

………凄く大変だった、しかも校門前だったので沢山の人に見られまたも勘違いされてしまっている

 

お願い!

 

もう、これ以上

 

私から友達をとらないで!

 

………嘘です、そもそも友達なんていないの

 

そんなわけで、私はあの喫茶店でのアルバイトをしています

 

今では、働くことを純粋に楽しんでいて

 

コスプレも楽しくなってきてます

 

今日もきょうとてネコミミメイドでお仕事を頑張って、いるのですが

 

「えへへ~、イリヤちゃんは私のものなの~☆」

 

と、魔法少女のコスプレをしたツインテールの少女?に抱きつかれています

 

なんであんたがいるのさ、セラフォルー・レヴィアタン

 

あなた魔王でしょ!?

 

私は原作介入したくないのに、てか冥界の仕事はどうしたの!?

 

あれ?

 

なんか、デジャブを感じるの

 

「お嬢様、抱きつかれてはこまるんですけど?と言うか、どうして私の名前を知ってるのにゃ?」

 

この店では、ネームプレートは使用しておらず

 

店長経由でない限り、私の名前を知ることは不可能なのに

 

「えへへ、愛のパワーは全てに勝つんだよ~☆」

 

権力を使いやがったの…………

 

「あ、あの……仕事が出来ないですにゃ」

 

「だ~め!今日こそは貴方を私の眷族にするのー!私にご奉仕して~」

 

イリヤ オウチ カエリタイ

 

「あの、その眷族?にはならないといいましたよねお嬢様」

 

知らないふりして断る

 

知ってるように言ったら、絶対に終わるの

 

原作への介入待ったなしなの

 

「お嬢様、警察を」

 

「すいませんっしたーー!!」

 

土下座である、綺麗なジャンピング土下座なの

 

そこまでするのですか魔王少女さま

 

というか、席から立ってジャンピング土下座に入る動作には無駄がない

 

もしかして練習とかしたの?

 

………ちょっと引いたの

 

「はぁ、次またやったら店出禁にするにゃよ」

 

「ごめんなさい」

 

全く、なんど私が残った少しの良心で許したと思ってるの

 

「そう言ってて、出禁にも警察にも連絡しないイリヤちゃん可愛い~☆ツンデレ?」

 

「もう知らない!」

 

そう言って別のテーブルにいく

 

まだ相手は私が魔王とか知らなくて同年代だと感じているからこれぐらいゆるされるよね?

 

「え!?ちょっごめんなさい!許してイリヤちゃん!ごめんってばーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ、やっと仕事が終わったの

 

今日はネコミミメイドで、最近は自撮りしてみたりしてる

 

ルビーに見られたらどうするんだ?

 

大丈夫なの、ガムテープでグルグル巻きにしてバックに入れてあるから

 

ひどい?

 

『契約してくださいよ~』ってしつこかったから是非もない、の!

 

それにしても、今日は誰が迎えかなぁ

 

そう思いつつ今日も喫茶店を出る。

 

喫茶店から近い公園に迎えに来るらしいので歩いて向かう

 

「今日のお夕飯は何にしよう…………うどん、焼き魚、唐揚げ……」

 

あれ?なんか静だなぁ

 

まぁ夕方の道ってこんなもんだよね?

 

「カレーライスにシチュー、麻婆豆腐……う、頭が」

 

何故かこの体になってから麻婆豆腐のことを考えると頭が痛くなる

 

なんでだろう?

 

FGOのゲームで出てきた礼装の麻婆豆腐と関係があるのかな?

 

「カツ丼、ラーメン、冷やし中華………そうだ!チャーハンとラーメンにするの!」

 

「それが、お前の遺言だな?」

 

「ふぇ?」

 

ふと声がした目の前を見ると、前の堕天使の男の人が光の槍を持って立っていた

 

「いつの間に前に?」

 

「いや、普通に降り立ったのだが」

 

そう言うと、気付かなかったのか?と言う風に言う堕天使の人

 

うそーん、私

 

やっぱり運命に愛されてないのかも

 

「それでは、死んでもらおうか」

 

そう言って堕天使がゆっくりと近付いてくる

 

ど、どうしよう!?

 

確かサーヴァントって令呪使ってよびだせるよね!?

 

それを使えば逃げられるかな?

 

てかこのままだと死ぬ!

 

ルビー、はグルグル巻きにしてバックに入れてあるし

 

あれ?これ詰んだ?

 

「ひっ!?れ、令呪を持って──」

 

もうセイバーでもランサーでも誰でもいい!!

 

誰か助けてーーー!!

 

「そこまでだよ!」

 

令呪を使おうとした瞬間、堕天使が私の後ろから来た人の拳で吹き飛んだ

 

「ふぇ?」

 

その人物は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そう、我ら迷惑な客、レヴィアたんである

 

「幼気な女の子に手を出す輩はこの私!魔法少女、マジカル☆レヴィアたんが許さないぞ!」

 

な、な、なんで

 

なんで貴方がいるのーーーー!?

 

帰ったんじゃないの!?

 

私が仕事終えて帰る十分前には店出てたよね!?

 

まさか、強制的に眷族にするためにスタンバイしてた?

 

「く、やってくれるな。まさか貴様の様な人間ごときが魔王との繋がりがあるとは」

 

ちがうのぉ、ちがうのぉ!!

 

誤解なのぉ、私が一方的に迫られてるだけなのぉ!

 

「イリヤちゃんに近付くなこの変態!手を出していいのは私だけだぞー!」

 

「いや、貴方にも許してないの…………」

 

「く、魔王がいたとしても貴様は殺─」

 

「黙れ変態ロリコン堕天使!さっきイリヤちゃんの胸に手を伸ばしてだしょ!」

 

「酷い誤解だ!?、そもそも私にそんな趣味はない!」

 

「ロリコンはみんなそう言うんだよ!こんな幼気で可愛いイリヤちゃんを誘拐して■■■(ピーー)とか■■■(ピーー)とかするきだったんでしょ!、そんなの私しか許されないのにー!」

 

「やめるの!この小説では出しちゃいけないワード出てるから!いろんな意味で消されちゃうからぁ!?それに、貴方にも許してないの!」

 

「そんなわけあるか!俺はそのような少女なんぞに興味なぞない!」

 

「なにー!私のイリヤちゃんの可愛さがわからないだとー!」

 

「もういい!まずお前から殺してやる!」

 

そう言って堕天使がセラフォルーさんに投擲した光の槍をセラフォルーさんは持っていたステッキで叩き落とす

 

「私は死なないもん☆だって生きてイリヤちゃんを眷族にするんだから!」

 

「いや、ならないの………」

 

「なんで!?ピンチの瞬間を助けたんだから堕ちてよ!お願い、私は貴方が欲しいのぉ!」

 

「貴様ら、いい加減にしろ!!!」

 

そう言って先程と同じように戦闘する二人

 

なんなのこのカオス!?

 

お願い、助けて!!バーサーカー!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕が~~、迎えに来た!」

 

「選ばれたのは、ライダーでした」

 

あのあと、こっそりと2人?な戦闘から逃げ出しグルグル巻きのルビーのテープを解いて、ルビーに頼み無事結界から逃げ足すことに成功した

 

そしてそのまま公園へときた、そしたらアストルフォこと、アス兄が今日の迎えとして待ってくれていた

 

「お待たせアス兄、帰ろ?」

 

「うん!」

 

そう言って家への帰り道を歩く

 

「そう言えばマスター」

 

「なーに?」

 

「今日ね、前に樹さんが言ってたプリンセスプロジェクトの子達に会ったよ!」

 

「へー、どんな子達?」

 

「うん!みんないい子でね!特に凄く元気な子と、くーる?な子と普通な子。その三人の笑顔が凄く輝いてたんだ!」

 

…………クール、パッション、キュート

 

まさか、だよね?

 

NEWなGENERATIONとか

 

アイドルでマスターとかじゃないよね?

 

流石にギル兄もそんなこと………しないよね?

 

「他にも、かりすまぎゃる?って姉妹とかバイトの時のマスターみたいにネコミミ着けてる子とか色々な人がいたんだー!」

 

「………………」

 

「ど、どうしたのマスター?」

 

「な、何でもないの!」

 

ギルティ、アウトなの

 

「それでねマスター、アーチャーが『近々にプリンセスプロジェクト全員の社内お披露目会がある。我の付き添いで来い』だって!」

 

ねぇギル兄、私がその中に入って生きてられると思う?

 

アンサー、無理に決まってる

 

「マスター、たぶん何だけどね。アーチャーはマスターが学校で友達いない事を気にしてて、心配してやってくれたんじゃないかなってそう思うんだ」

 

「そう、なの………」

 

ギル兄、その気持ちは凄く

 

もの凄く嬉しいの

 

英雄王が、こんなにも優しいと知れて嬉しいの

 

だけどね、友達つくるぞー!

 

よし、アイドルと友達になれ

 

は可笑しくないです?

 

私は普通に生きたいだけなのに………

 

もう魔王少女や堕天使に絡まれてる時点でおわってる?

 

そ、そんなことないの!!

 

大丈夫なの!まだ大丈夫なの!!

 

まだギリギリ、本当にギリギリでセーフだと思うの

 

だよね?だよね!?

 

「ところでアス兄、そのお披露目会っていつ?」

 

「えーとね、確か明後日の土曜日だよ」

 

「へ?」

 

「アーチャーが言ってたからね、僕とアーチャーの他にも特別ゲスト枠にマスターとマーリンを呼ぶんだってさ」

 

「私が特別ゲスト!?」

 

「あれ聞いてないの?特別ゲストのマスターはスピーチもしなきゃいけないだよ?」

 

……………………え?

 

ワタシガ、スピーチ、スルノ?

 

「そ、そ……………」

 

「そ?」

 

 

 

 

 

 

 

「そんなこと聞いてないの~~~~~~~~!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方の住宅街、一人の少女の叫び声が響いた

 

 

 

 

 

 






読者は小説の虜なり

来たるべき皆さんのイリヤです!

皆様、今回から新しくアンケート開始するの

みんな投票よろしくなの!







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英雄の叫び

本日、本作品は日刊ランキング31位となることが出来ました!

皆様、本当にありがとうございます!

これからもこの作品をお願いします


2020年7月5日、説明が付与









???side

 

 

私は、彼女を守りきることは出来なかった

 

『負けない、バーサーカーはあんなヤツになんか負けない!バーサーカーは………誰よりも強いんだから!!!』

 

最後まで彼女は私を信じ、そして両目を失い

 

『アレ・・・痛い、痛いわ。バーサーカー……どこ?わかんない………真っ暗で何にもわかんないよ…………』

 

心臓をえぐり出されても私を探し、縋った

 

そして彼女は

 

『うん、よかった。ずっとそこにいてね………バーサーカー………』

 

私の目の前で死んでいった

 

私は、目の前の敵を倒すことが出来ず

 

傷を与えただけで終わってしまった

 

何度でも悔いた、何度も願った

 

彼女が幸福になる未来を、座に帰っても祈り続けた

 

そして、それからしばらくたち

 

神を名乗るものから、私が新たにサーヴァントとして選ばれたことを告げられ

 

気づくと、家の入り口らしき場所に立っていた

 

可笑しい、普通の召喚なら目の前にマスターがいるはず

 

その時だった、頭に情報が流れてくる

 

どうやら、今回のマスターは私を入れた合計8騎のサーヴァントのマスターとなるらしい

 

さて、どのような人物なのだろうか

 

『一応、ただいま~』

 

その声に私は耳を疑った

 

その声は、私がかつて守れず目のまで死んでいった彼女のものだったから

 

私は少しの希望と驚愕を胸に、扉を見つめる

 

扉が開き、目にはいったのは小さな少女

 

私が何度も幸福を願った彼女が、そこに立っていた

 

私は今度こそ、君を守り抜いて見せる。

 

私は、君の最強のサーヴァントなのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

ライダーから突如としてギルギルインテリジェンスの一大プロジェクト?の

 

プリンセスプロジェクト社内お披露目パーティーに出席

 

さらには特別ゲストとしてスピーチする事を知ってから2日後

 

私は自室にて、鏡の前に立っていた

 

「うぅ~前世でも大きなパーティーなんて参加したことないし、着方はこれでいいのかな?」

 

昨日、帰ってきたギル兄に突如として渡された白いドレスを来てそう呟く

 

これでも元男なのでちゃんとした着方がわからず、取り敢えず来てみたの

 

このドレス、凄く手触りが良くて高級品なのがまるわかりなの

 

正直なことを言うと、似合うかどうか?

 

よりも、このドレスを汚してしてしまわないかの方が不安なの………

 

「お母さんとっても綺麗だよ!」

 

「ありがとうジャック、そう言ってもらえると嬉しいの」

 

そう言ってジャックの頭を撫で、大急ぎで書き上げたスピーチ原稿を入れたリュックを背負って下の階に降りる

 

左手の包帯と右手のイージスは着けたままだ

 

じゃないと自分の身を守れないし、令呪も隠せないよ

 

「とても似合っていますよ、イリヤ」

 

「はい、とても可愛らしいですよイリヤ」

 

「ありがとうなのジャンヌ、アルトリア。行ってきます」

 

セイバーとルーラーにそう言って靴を履いて外に出ると

 

ギル兄が待っていた、後ろにリムジンを待機させて

 

「来たか、行くぞ雑種」

 

「う、うん!」

 

ギル兄に続いてリムジンの中に入り席に座る

 

とても車の椅子とは思えないほどふかふかだった

 

「さて、向かうが、準備はできているな雑種?」

 

「う、うん。急いで書いたけど大丈夫かな………」

 

「なに、失敗したときは我にとって愉悦だがな。せいぜい奮闘せよ、雑種」

 

「えぇ………だ、大丈夫かなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから会社に着き、ギル兄と別れて先にパーティー会場に入る

 

マーリンはどうしたのかって?

 

映像で繋がる感じらしいです

 

それにしても、色々な格好の人がいる

 

着物、猫耳、ダボダボのTシャツ、ウサミミ、制服を着崩した人、ゴシックロリータ

 

やっぱり、いや、凄く見覚えが在るんですけど

 

それと会場の少し奥にはマイクスタンドにセットされたマイクが置いてあるステージらしき場所

 

「あ、あんなに目立つところでスピーチ……なの」

 

少し絶望しつつ、目立たないよう端の方を歩きパーティー会場を見回る

 

ギル兄の話だと、プロジェクトに選ばれたアイドル、プロデューサーが来ているらしい

 

アイドルと思わしき少女達は一緒にレッスンしていたからなのか、私のことを『あの子いたっけ?』という感じで見てくる

 

ですよね~なの、私もスカウトされたけど断ったから違うのはあたりまえ

 

私は特別ゲストなの!

 

皆のもの、控えおろー!

 

可愛いイリヤ様のお通りだーー!

 

調子乗ってごめんなさい冗談です。

 

「あれ?ねぇ、しまむー。プロジェクトであの子いたっけ?」

 

「たぶん、いなかったです。よね?」

 

「卯月の言う通り、あの子はいなかったと思う」

 

不味いの、凄く不味いの

 

凄く聞き覚えがある声がしたの

 

こちらイリヤ(スネーク)

 

不味いことになった、話しかけられる前に移動するの!

 

「ねぇ!ねぇ!君は誰?私は本田 未央!」

 

話しかけられちゃったのぉおおおお!?

 

しかも話しかけた方見たらNEWGENERATIONの3人だったの!?

 

アイドルのマスターなの!

 

「わ、私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルンです」

 

「い、いりやすふぃーる?」

 

「と、とっても長い名前ですね!」

 

「もしかして外国出身、とか?」

 

「アハハ。一応、日本人なの。あとイリヤスフィールだと長いのでイリヤと呼んでください。皆そう呼んでるので」

 

「うん、よろしくねイリヤちゃん!」

 

「よろしくお願いしますねイリヤさん、私は島村 卯月です!」

 

「渋谷 凛。よろしく」

 

どうしよう、出来るだけ目立たずにこっそりとしてたのに思いっきりトップクラスのキャラ達と知り合ってしまったの…………

 

「おや?イリヤさん、いらしていたのですか?」

 

樹さんまで来たゃったの………

 

「あ、プロデューサー!」

 

「こんにちわ、プロデューサーさん!」

 

「お疲れ様、プロデューサー」

 

「はい、お疲れ様です皆さん。ところでイリヤさんは何故此方に?」

 

「こ、こんにちわなの樹さん。実は、兄に呼ばれて来たんです」

 

「なるほど。イリヤさん、プロジェクトの方はお披露目ですが、もし興味が出たらいつでもいらしてください」

 

そう言って上司らしき人物の元へ去っていった

 

「え!?イリヤもスカウトされてたの!?」

 

すると、驚いたようすで未央さんが詰め寄ってきた

 

「う、うん。断ったけど」

 

「そんな~!今からでもアイドルにならない!?お姉さんが優しく教えるよ!!」

 

「わ、私は断ったの。あとたぶん私は貴方と同じくらいの年齢なの、私、高校2年生だし」

 

「嘘!?小学2年生の間違いじゃない!?」

 

とんでもなく失礼なの!?

 

「ほ、本当に同じくらいの年なんですか?」

 

「ほ、本当なの!」

 

そう言って持っていた生徒手帳を見せる

 

「ほ、本当に高校なんだ……」

 

「と、とにかく私はアイドルにはなりませんから」

 

「そっかー、せっかく可愛いのにー!」

 

あたりまえなの!このイリヤちゃんボディは可愛いがデフォルトなの!

 

すんません調子乗りました

 

ごめんなさい、すいません

 

私がイリヤを名乗るなんて2万年早いです

 

「ん?誰か可愛いボクを呼びましたか~?呼ばれても仕方ないですねぇ、だってボクは世界一可愛いんですから~」

 

「あ、幸子さん!」

 

うそ、どSホイホイこと輿水幸子ちゃんもいるの!?

 

………だったら少し

 

少しぐらいからかってもいいよね?

 

最近色々と大変だったからこれぐらい許されるよね?

 

「お姉ちゃーーん!!」

 

そう言って幸子に走り出して抱きつく、イリヤの身長でちょうど幸子より少し小さいため抱きつくのは簡単だ

 

「へ!?な、何ですか君は!?」

 

「イ、イリヤさん!?」

 

島村卯月さんが驚きの声を上げてるが関係ないの!

 

たまには少しぐらからかってもいいじゃないですか

 

作戦通り、なの

 

今ので幸子さんは赤面している

 

うん、とてもいい反応なの!

 

次に上目遣いで幸子さんを見上げつつ先程より少し強く抱きついて決めるの!

 

このパーフェクトイリヤちゃんボディなら行けるはず!

 

「お姉ちゃん、こうされるの……嫌い?」

「っ~~~~~~~~~~!?」

 

───ズキューーーーーン───

 

あれ?なんか幸子さんが打ち抜かれたような……………

 

「……………………」

 

ん?プルプル振るえてる!?

 

「ご、ごめんなさい。冗談なの」

 

そう言って離れようとした、その時だった

 

ガバッと幸子さんに抱き締められる

 

「あ~も~!何ですかこの子!凄く可愛い!ボクの次に可愛いですねぇ!!持ち帰っていいですか!?いいですよね!!答えは聞いてません!!!」

 

「お、落ち着けさっちー!戻ってこーーい!!」

 

からかおうとしたら逆にやられちゃったの!?

 

それを止めようと未央さんが声を掛けるけど、幸子さんには聞こえてないみたい

 

「さ、幸子さんが壊れてしまいましたーー!?イリヤちゃん大丈夫?」

 

「く、苦しいの……」

 

「あれー?幸子お姉さんどうしたのーー?」

 

「みりあちゃん、次はあっちのデザートコーナー行こうよ☆」

 

「うん、今行くね!ほらありすちゃんも行こうよ!」

 

「ひ、引っ張らないで下さい!今行きますから!」

 

あれ?

 

今チラッとみりあちゃんとカリスマ☆ギャルの莉嘉ちゃんとタディバナありすちゃんが居たような気が

 

ここってハイスクールD×Dの世界だよね?

 

Fate時空でも、FGOでもアイドルマスターの世界でもないよね!?

 

教えて!バーサーカー!

 

『これより、プロジェクトスタートを記念した式典を行います。皆様、ステージへと集まってください』

 

嘘………スピーチの練習する時間なかったの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

島村卯月side

 

 

は、初めましてアイドルになった

 

島村卯月です!

 

あれ?私誰に話してるんだろう?

 

「これより、各ゲストのスピーチです」

 

「ねぇねぇしまむー!特別ゲストって誰かな?」

 

特別ゲスト、もしかして社長さんとかかな

 

「きっと社長さん?」

 

「わんちゃん有名人とか!有名動画投稿者とか!私はマギ☆マリがいいなぁ!しぶりんはどう思う?」

 

マギ☆マリってたしか世界中で人気の動画配信者だよね?

 

そんな人が来てくれるのかな?噂だとギルギルインテリジェンス所属みたいだし

 

「さっきのイリヤとか、そうじゃない?何で来たのか聞いたとき慌ててたし」

 

「確かに、イリヤちゃん結構高そうなドレス着てましたし」

 

でも、そのお嬢様って、感じじゃなかったですよね?

 

「でも、高貴では無かったよね?」

 

「そういう人もいるんじゃない?」

 

「うぅ~イリヤちゃん~どこにイッちゃんだんですかぁ~可愛いボクが呼んでますよー出てきてくださーい!」

 

「落ち着けさっちー」

 

幸子さんがこの状態から直りません

 

あのときは驚いたな、イリヤちゃんにあんな小悪魔的なところがあるなんて

 

そういえば、ここに来てからイリヤちゃんが見当たらないですね

 

おトイレでしょうか?

 

『特別ゲストを紹介しましょう!まずリモートで繋がっております。人気動画配信者、マギ☆マリさんです!』

 

するとステージのスクリーンに映像が着き、現れたのは綺麗な女の人だった

 

何故でしょうか、少し胡散臭い感じがします

 

『やぁみんな。元気かい?マギ☆マリお姉さんだよ、今日はこの素晴らしい会に招待をありがとう』

 

「おおー!マギ☆マリだーーー!」

 

へぇ、あの人が未央ちゃんが言ってた

 

『いやーそれにしても、みんな可愛い子たちばっかりだね。これはアイドル会に新たな風が吹く予感だ。プロジェクトの皆、君の道行きを信じて行きなさい。応援しているよ、さて司会者さん、次のゲストを』

 

「はい、続いて……っ!?なんと!社長の妹さんからスピーチがあります」

 

突如として驚いた司会の声が会場に響いた

 

「ええ!?社長に妹いたの!?」

 

そして、ステージに上がってきたのは

 

「し、しまむー、しぶりん、あれって!?」

 

「う、うん。見間違いじゃないよね?」

 

「プリンセスプロジェクトのアイドル、プロデューサーの皆様、初めましてごきげんよう。ギルガメッシュ社長の妹、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが挨拶をさせて頂きます」

 

先程までの感じとは違い、とても凛々しくなったイリヤちゃんだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

司会の人に呼ばれて、ステージのマイクスタンドへと歩く

 

全く予行もなく行きなり本番

 

さすがにきついの、だから失敗するつもりで頑張るしかないの!

 

ポケットから急遽書き上げたスピーチの原稿を取り出してから、一礼する

 

学校での作文発表会はこんな感じだったから、たぶんあってるはず

 

「プリンセスプロジェクトのアイドル、プロデューサーの皆様、初めましてごきげんよう。ギルガメッシュ社長の妹、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが挨拶をさせて頂きます」

 

そう言ってチラッと人がいる方を見ると、卯月さんや樹さん達が驚愕して此方を見ていた

 

ですよね~、さっきまで普通に話してた人が社長の妹なんて誰も考えないから当然なの

 

とりあえず、そちらにニコっと笑顔を向けてから原稿をチラッと見る

 

「今回は、プリンセスプロジェクトの始動とプリンセス(アイドル)に選ばれた皆様、おめでとうございます、心からお祝いします。

これから皆様はアイドルとして

様々な困難や壁に歩みを止めることがあるかもしれません

 

心が折れることも

 

辞めよう思うことがあるかもしれませんが、けして諦めないで下さい。

 

皆様の運命、Fateはこれから始まるのです

 

輝く場所(ステージ)で皆さんは自らがプリンセスとなる運命(Fate)を掴み取り、アイドルとして最高の笑顔を見せてくれることを、私は祈っています。ご清聴ありがとうございました」

 

そう言って原稿を仕舞ってステージを降りる

 

次の瞬間、その場からは大きな拍手が聞こえた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今、パーティー会場に持ってきて置いた私服に着替え、帰り道を歩いていた

 

あのあと、卯月ちゃんや幸子ちゃんにたくさん質問されたの

 

ギル兄のこといってなかったから当然だよネ!

 

何故かぐうたらしてる杏ちゃんが『養って~』って来たけどお断りしたの

 

彼女はこれから立派なアイドルとして活動するのだから

 

それにタディバナありす……じゃなくて橘ありすちゃんとも少しだけ仲良くなった気がするの

 

それにしても、アイドルって少女の人気が多いような………やっぱり日本人は皆ロリコンなの?

 

それにしても、パーティー楽しかったの

 

色々なお料理とかあったし、アルトリアとジャンヌが来てたらと思うと少し怖いの

 

会場の料理のほとんどを食べそうで、可愛そうだしあとで美味しいの沢山つくってあげなきゃ!

 

はぁ、凄く静かな感じ

 

たまにはいいなぁ、一人物静かな道をゆっくりと歩く

 

イリヤちゃんボディだから映えること間違いないの!

 

「おい、人間」

 

まさか………………デジャブ?

 

そう思いつつ後ろを向くと、そこにはいかにも貴族って感じの人とコウモリの羽が映えた数人がたっていた

 

あれ?原作にこんなのってなかったよね?

 

ましかして、二次創作とかで良く読んだ眷族狩り?

 

でも、わたし神器も何も持ってないよ?

 

「あ、あの……何でしょうか?」

 

「貴様は人間の割には良い魔力を持っている、俺の眷族になるがいい。光栄に思えよ?この上級悪魔の俺が誘ってるのだからな」

 

うそーん、てか魔力!?

 

何?悪魔って魔力まで分かるの!?

 

「あ、あの。私、そう言うのはちょっと………すいません!」

 

そう言って背中を見せて走る、逃げるが勝ちなの!

 

じゃなきゃ悪魔にされちゃう!

 

ルビーはガムテープでグルグル巻きにして放置しちゃってるし、全力で逃げなきゃ!

 

「チッ、人間風情が。おい、ほどほどに痛め付けろ、どうせ悪魔の駒(イーヴィルピース)で回復出来るからな」

 

「了解」

 

急いで走る、こんなときに限ってサーヴァントをつれていない

 

何で、何でこんなに狙われるの!?

 

私はただ普通に生きたいだけなのに!

 

全力で走る、聞いた限り悪魔の騎士の眷族が追いかけてきてるはず

 

ひたすら、全力で逃げる

 

私の宝具、イージスはあくまで魔力などで出来た攻撃を吸収する

 

つまり、実体剣は意味がない

 

私は相手とどのくらい離れたのか確認するため、後ろを向いた

 

そこには、恐らくナイトが振り抜いたであろう

 

 

()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「───え?」

 

──ザクッ!!!!──

 

 

「イッ、うぁ………ァァァアアアアアアアア!?!?」

 

両目を、悪魔の剣が切り裂いた

 

痛い、イタイ、イタイ!イタイ!イタイ!イタイ!イタイ!

 

余りの痛みに立っていられず、そのまま転んでしまう

 

目の前が何も見えない、暗い

 

頬に何かがつたる感覚

 

片手で目元を触ると、生暖かい何かで濡れている

 

いや、何かじゃない

 

これは……………血だ

 

「ハッハッハ!この俺に逆らうからこうなるのだ!上級悪魔であるこの俺にな!!」

 

そんな声に私は恐怖を感じる

 

怖い、こんなことを平気で出来るさっきの悪魔が怖い

 

恐らく、こんなことを何度も悪気もなくやっていたのだろう

 

私は立ち上がってそのまま走る

 

両目が無くても、逃げ切れればきっとアス兄やギル兄が助けてくれる

 

だが、そんな気持ちは

 

「逃げられると思っていたのか?」

 

その声と共に動かなくなった足で消え去った

 

「え……、」

 

右足の足首にまるで裂かれるような痛みが走り出り、また地面に倒れ込んだ

 

地面に全身をぶつける痛みが走る

 

片足が切られたせいで足に力が入らず立つことが出来ない、逃げられない

 

「うっ……ぐ」

 

気力を振り絞って両手で地面を這う

 

「にげ、なきゃ」

 

このままだと、私は大変なことになる

 

女性としての、そして今世のすべてを最悪にされてしまう予感がする

 

「いい加減諦めろ、なぁ?」

 

「がっ!?あ、あぁ……」

 

そして、横腹を突き刺された

 

気力と体力が体から抜けていくのが感じられ、もう動けない

 

身体中の痛みがごちゃ混ぜになって、訳がわからない

 

どうにか逃げなきゃ

 

一筋の希望を求めて、私は再び腕を伸ばす

 

「いい加減、惨めなんだよぉ!!!」

 

そしてその伸ばした手が先程の上級悪夢と思わしき声と同時に踏みつけられた

 

何度も、何度も何度も何度も……

 

「っ~~~~~~~~~~!?」

 

腕がまったく動かない

 

指の感覚も分からない

 

「なんだ、とうとう喋られなくなったかぁ?」

 

頭が持ち上げられる

 

痛い、恐らく頭の髪を掴んで持ち上げているのかな

 

意識が暗い、暗い、闇の底に落ちていく

 

みんな……どこ?

 

 

わかんない………

 

 

真っ暗で何にもわかんないよ…………

 

 

生きたい……………

 

 

私はまだ死にたくない………

 

 

……………お願い

 

 

「………けて………カー」

 

 

「あぁん?」

 

 

「助けて………バーサーカー……」

 

 

「あぁん?バーサーカーだかなんだか知らねぇが───」

 

 

突然、上級悪魔の声が消え何かが落ちる音がした

 

そして、私の中の()()と強く繋がった感じの何かが近くに感じられる

 

それと共に近くにいた上級悪魔の眷族達の驚きの声が聞こえる

 

このかんじ、もしかして

 

 

 

 

「あなた………なの?……バーサーカー」

 

 

 

 

 

 

 

「■■■■■■■■■■ッーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

「ありが、とう……バーサーカー」

 

彼が来てくれた、その事に安堵する

 

私はその叫び声に安心感を覚えた、彼がバーサーカー(ヘラクレス)が来てくれた

 

「おいマスター!しっかりしろ!おい!!」

 

「その声、クー…兄?」

 

「そうだ………っ!お前、両目が!?」

 

バーサーカーだけじゃなく、ランサーまで来てくれたなんて

 

良かった

 

二人が来てくれ安心したのか、私の意識が沈んでいった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘラクレスside

 

 

普段通り、家で待機していた私は突如として頭にマスター声が聞こえた

 

『たすけて………バーサーカー………』

 

それは小さく、消えてしまいそうな

 

マスター(イリヤ)の助けを求める声だった

 

令呪が発動し、私はその場にとんだ

 

そしてその場で見たのは、以前守ると誓った少女が

 

あのときのように両目から血を流し

 

腹部を刺された他に、片足の足首を切り付けられ

 

片手の骨を粉々に砕かれ、悪魔と思われる人物に髪を掴み持ち上げられていた

 

私は持っていた剣でその首を切り飛ばした

 

私は何をしていた?

 

マスターを、君を

 

イリヤを守ると誓ったはず、なのに

 

そして何故、奴等はこの幼気な少女にここまでてきる

 

あの悪魔、そして何も出来なかった自分への怒り

 

「■■■■■■■■■■ッーーーー!!!!」

 

その思いを表すかのように叫ぶ

 

「おいマスター!しっかりしろ!おい!!」

 

どうやら、私だけではなく

 

ランサーも同時に呼ばれていたらしい

 

私はランサーにマスターを任せ、自分の獲物を手に悪魔へと走り剣を振り下ろす

 

それを避け、剣をもった悪魔が攻撃してくる

 

「このデカブツが!」

 

が、それを気にせず振り下ろした剣を横に振り払う

 

他の悪魔も、同様に屠っていく

 

魔法や剣など私には効かない

 

剣にも槍にも、そして魔法すらも気にせず

 

怒り狂い戦う姿は、まさに狂戦士(バーサーカー)だった

 

そしてその場の悪魔を殺しつくし、私は止まった

 

「バーサーカー!俺がマスターを背負って家に運ぶ、着いてこい!」

 

「■■■■!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランサーと共に急ぎ家に入る

 

「お帰りなさッマスター!?」

 

「セイバー!キャスターを呼んでこい!!」

 

「は、はい!」

 

ランサーがそう叫ぶと、セイバー後ろに背負われた血まみれのマスターを見て走って二階に向かう

 

その間に、ランサーと共にイリヤを部屋に運び横に寝させる

 

「……………お母さんが」

 

「ライダー!今すぐタオルとお湯持ってこい!!」

 

「分かった!!」

 

「まず顔や足の血を拭かねぇと……ルーラー!」

 

「はい、私は何を?」

 

「マスターは見たところ、両目と片足、そして横腹が刺されてやがる上に片手は骨が粉々だ!ライダーに頼んだタオルが来たらその傷の部分を綺麗にしろ!」

 

「分かりました!」

 

「お湯持って来たよランサー!」

 

「よし、俺とバーサーカーとライダーとアサシンは外に出るぞ」

 

「うん!」

 

そう言って部屋の外に出る

 

マスターは一応女性だ、ランサーはその事を考慮したのだろう

 

すると階段から珍しく焦った様子のキャスターがセイバーと一緒に降りてきた

 

「ランサー!マスターの様態は?」

 

「両目を切られてて、片足が切り付けられて横腹が刺されてる。更には片手が骨折だ!」

 

「ランサー!拭き終わりました!」

 

「キャスター、頼むぜ!」

 

「分かった」

 

そう言ってキャスターが入っていくのに習い、私達もなかに入る

 

室内に入るなりキャスターはいくつもの魔術を使いマスターに掛けていくがマスターは苦悶の表情を浮かべたままだ

 

「体力が消耗している上に血も足りない、このままだと助からない!」

 

「マーリン!私の聖剣の鞘を使いなさい!」

 

「いいんだね?アルトリア」

 

「構いません」

 

「分かった」

 

そう言ってキャスターはセイバーの剣の鞘をマスターに埋め込み、魔力を流す

 

すると、先程とは違いマスターは少し安堵の表情を浮かべて眠っていた

 

マスターは少し安堵の表情を浮かべて眠っていた

 

「よし、取り敢えずこれでいいだろう。僕達に出来ることは全てやった」

 

こうして、私達はマスターが目覚めるときまで、休息をとることにした

 

マスター、どうか無事にもどってきてくれ

 

 

 

 

 






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変わった者と知った者

ギルガメッシュside

 

 

雑種が悪魔に襲われ大怪我をして帰ったとの知らせを受け、我は急ぎ家に戻った

 

家に入り、急ぎ雑種の部屋へと入る

 

そこには、両目が包帯で隠れたボロボロのマスターが部屋の布団に眠っていた

 

「キャスター!雑種の容態はどうなっている!」

 

俺は眠るマスターの横に立っていたキャスターに話しかける

 

「両目を斬られて、更には横腹を刺されている。片足は足首を斬られて片手は動かせないほど複雑骨折だ」

 

「なんだと、それではまるで!」

 

まるで、我があの時小娘にした事と同じ

 

「冬木での聖杯戦争の時のよう、かい?」

 

「貴様、どこで知った?」

 

「なに、僕はただ見ていただけだよ」

 

そうか、キャスターのスキルには()があったな

 

雑種の近くによるが、その顔はまるで死人のように眠っていた

 

「僕も最善を尽くしたけど、マスターは血を流しすぎて大変だった。そこでアルトリアの聖剣の鞘をマスターに埋め込み窮地を脱したけど、問題はマスターの目だ」

 

「目だけか?」

 

「あぁ、他の傷や骨折は聖剣の鞘で少しずつ治療していってる。だけど、両目は難しいかもしれない。なんせ現代でも目の切傷は直すことが出来ず失明するのが当たり前だからね」

 

「なら、これを使うか」

 

そう言ってバビロンから、ある霊薬を取り出す

 

「それは?」

 

「我の財宝の一つだ。名は覚えていないが、雑種の目を癒すには十分であろう」

 

「そうかい、それじゃあ早速頼むよ」

 

雑種の目の包帯をずらし、そして指で瞼を上げ目を開くと、とても酷いものだった

 

瓶を傾け、霊薬を両目に数滴ずつ垂らす

 

「これで手は尽くした」

 

「あぁ、だけどマスターは元一般人だ。兵士のように戦い傷つく覚悟を決めてない、心を病んでないといいのだけど」

 

「ところでキャスター、他のサーヴァントはどうした?」

 

「みんな心配していたけど、取り敢えず自室に戻って寝て貰ったよ」

 

「そうか、ならばキャスター、貴様も休め。雑種の治療に大量に魔力を消費したのだろう?」

 

「………そうさせて貰うよ」

 

そう言ったキャスターは部屋から出ていった

 

我は雑種に近付き頭を撫でる

 

「すまなかった、マスターよ。俺が慢心していたから、お前には盾の宝具があると慢心していたからこんなことになってしまった。すまなかった」

 

そう言って撫でるの止め、自室に戻ろうとしたときだった

 

「………暗いよ、怖いよ………バーサーカー、ギル兄、アス兄、クー兄……どこ?」

 

「ッ!?」

 

雑種から譫言がこぼれ始めた

 

「真っ暗、怖いよ……みんな何処にいったの?」

 

それは酷いほど弱々しく

 

「痛いの、やだよ………やめて……やめて、助けて」

 

消えてしまいそうな声だった

 

俺は引き返し雑種の怪我のないほうの手を優しく握る

 

「大丈夫だ、我もセイバーもバーサーカーもここにいる」

 

そう言うと、雑種の表情は先ほどとは違い

 

少し落ち着いたようだ

 

それを確認し、俺は自室へと戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小猫side

 

 

昨日、イッセー先輩がライザー・フェニックスを倒し

 

無事、私たちの生活が戻ってきました

 

ただ、少しイチャイチャしすぎな気がします

 

なので、いつも通り屋上に向かいましょう

 

階段を上がり、屋上に出るとイリヤ先輩がいつも通りそこに居ました

 

ですがいつもより元気がありません、どうしたのでしょうか?

 

「イリヤ先輩、どうしたんですか?」

 

「あぁ、塔城ちゃん!実は、とあるパーティーでスピーチしなきゃいけなくて、そのスピーチを考えてたの」

 

「パーティー?先輩が?」

 

先輩には失礼かもですが、外見はともかく

 

高貴な感じはあまりしません

 

何より、この前までは酷く困窮していたようですし

 

でもパーティーに出るってことは、先輩ってお嬢様なのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、私達はイッセー先輩のお家に遊びに来ていました

 

部長や祐斗先輩がイッセー先輩のアルバムに夢中になるなか、私は暇だったのでイッセー先輩のお母さんに許可を貰ってテレビを着けました

 

写ったのは最近良くみる会社『ギルギルインテリジェンス』のイベントの生中継でした

 

どうやらギルギルインテリジェンスからアイドルが出るようですね

 

その事を祝った前夜祭のような物でしょうか?

 

「小猫ちゃん、何見てんの?」

 

「イッセー先輩、部長達はいいんですか?」

 

「もう諦めた、お!マギ☆マリがでてる!」

 

見ると、会場のスクリーンに何処か胡散臭い感じのする女性が話していた

 

「ギルギルでアイドルやるのか、何でもやるなこの会社。テレビにモデルアニメにプール、次はアイドルか」

 

「ずいぶん手広いんですね」

 

『はい、続いて……っ!?なんと!社長の妹さんからスピーチがあります』

 

「社長、妹いたのかよ」

 

「初めて知りました」

 

そんな会話をしていると、とある少女がステージに現れる

 

『プリンセスプロジェクトのアイドル、プロデューサーの皆様、初めましてごきげんよう。ギルガメッシュ社長の妹、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが挨拶をさせて頂きます』

 

「「イリヤ(先輩)!?」」

 

「イリヤは金持ちだったのか!?」

 

これは、あとでお話を聞かないといけませんね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祝日が終わり、学校に来たのですがイリヤ先輩の姿はありませんでした

 

気になり、クラスへ向かい話を聞いたところ

 

高熱で休んでいるらしいです

 

そういえば前も先輩が休んだことがありましたね

 

また無茶したんでしょうか?

 

心配なので、使い魔のシロを先輩のお家に向かわせる事にしました

 

以前、先輩のお家を調べたことがあったので場所はしっています

 

感覚を共有していると、先輩のお家が見えてきました、野良猫っぽく先輩の敷地内に侵入し近くの窓を覗く

 

「ッ!?」

 

その光景に私は思わず両手で口を覆いました

 

そこには、所々に血が付着した包帯を両目に着け()()()()()()眠り続ける先輩の姿があった

 

私は直ぐにシロに戻るよう指示しました

 

今でも先程の光景が頭に甦ってくる

 

今日の授業中でこの事ばかり考え、授業に身が入らなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

突如として、何かに引き寄せられるような感覚と共に私は目を覚ました

 

「あれ?私は確か………っ!?」

 

体を起き上がらせると、身体中に痛みが走る

 

確か私は悪魔に殺されそれそうな所をバーサーカーとランサーに助けられたんだった

 

「あれ?私、目が……見える」

 

確かにあの時裂かれた筈の両目が、目の前の風景を映していた

 

頬を涙が伝う、良かった

 

失明しなくて、助かって本当によかった

 

体のあちこちが痛い、見ると左手が包帯に包まれ、横腹は包帯が巻かれている

 

あんなにボロボロにされたのに、生きていて良かった

 

そのとき、部屋の扉が開きジャックが入ってきた

 

おそらく様子を見に来てくれたのかな?

 

「おかあ……さん?」

 

「おはよう、ジャック」

 

「お母さん、お母さんお母さんお母さん!」

 

そう言って泣きながら走り抱きついてくるジャックを受け止め怪我をしてないほうの手で頭を撫でる

 

「よかったよぉ、お母さんが、死んじゃうかもって」

 

「もう大丈夫だよジャック、私はここにいるからね」

 

「アサシンどうかしましたか!?」

 

すると先程のジャックの大声が聞こえたのか、アルトリアが部屋のドアを開けて入ってきた

 

「イリヤ、目が覚めたのですね!」

 

アルトリアはそう言うと部屋から出て大声を上げた

 

「みなさん!イリヤが目を覚ましました!!」

 

すると、直ぐにサーヴァント達が入ってくる

 

アストルフォは跳び跳ねて喜び、ジャンヌは神への感謝の祈りを捧げている

 

そしてマーリンは何処か安堵したようすで笑い。ヘラクレスも少し笑っている

 

「マスター、目はしっかり見えるかい?それと体に変な所はないかい?」

 

「怪我したところ以外で変な所はないよ」

 

「なら良かった。ランサーとアーチャーは仕事にいっている、すぐに念話を送るとしよう」

 

「うん、お願いねマーリン。そういえば今日は平日だよね?学校は?」

 

「大丈夫だよ、学校とバイト先には僕から連絡してある」

 

「なら良かった…………あれ、そういえば私が倒れている間のご飯って誰が作ったの?」

 

私の知る限り、この家で料理できるの私かクー兄ぐらいだったはず

 

「それならボクとランサーで作ってたよ!」

 

アス兄、料理出来たんだ

 

今度、手伝って貰おうかな?

 

そういえば今の私の目はどうなっているんだろう?

 

「ジャック、ちょっといい?」

 

「なぁにお母さん?」

 

「ちょっと洗面台に行きたいから手伝ってくれない?」

 

「いいよ!」

 

ジャックに支えてもらい、ベッドから降りる

 

そのまま、洗面台に向かう

 

私の部屋が一階で良かったなぁ

 

洗面台に到着して、鏡を見る

 

「え……なんで、目の色が」

 

見ると、前まで真っ黒だった筈の両目が赤く染まっており

 

よりイリヤスフィール感が増した顔になっていた

 

「どうして……まぁいいかな、ジャック部屋に戻ろ」

 

「うん!」

 

部屋に戻り、ベッドからポケモンをしているジャック眺める

 

ギル兄のお陰で生活以外の娯楽にも手を出すことが出来た

 

なので、最新のポケモンのゲームをジャックに与えて見たところ

 

凄くはまってしまったらしい

 

そういえば、マーリンから聞いた話だと私が寝ている間にエレ姉がお見舞いに来てくれたらしい、部屋に入りボロボロの私を見たエレ姉は大泣きしてしまったらしい

 

なんか、凄く想像できたの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

体調はいいけど足首と横腹が痛いイリヤです

 

今日起きたら左手が直っていてびっくり

 

まぁ令呪隠すためにまた包帯巻くけど

 

ある程度元気になったので学校に来ています

 

左足首の傷は包帯を巻いた上からソックスを履いて隠したけど、問題は両目なの

 

前まで黒目だったのに、急に赤くなったらまぁ

 

「イリヤ、うちの学校カラーコンタクトはダメなんだよ?」

 

ですよね~でもどうしよう

 

両目を切られて治ったらこうなってたなんて言えないし

 

そうだ、逆に今まで赤い目を隠して黒いコンタクトレンズをしてたって言えばいいのかな?

 

「実はね、私元から目は赤かったの。みんなと違ってて恥ずかしかったから黒いコンタクトを入れて隠してたんだ」

 

「そうなんだ!知らなかったんだよ!」

 

すると教室に桐生さんが登校してきた

 

すると此方を見て挨拶してくる

 

「おはよう、イリヤ()()()

 

「き、桐生さん?」

 

「まさかイリヤがギルギルインテリジェンス社長の妹様だとは知らなかったなぁ」

 

へ?

 

な、なんでバレてるの!?

 

わたし、まだ誰にも話してないの!

 

「な、何でしってるの?」

 

「そんなんギルギルインテリジェンスで生中継してたら見るわ!」

 

「え!?あれ生中継されてたの!?」

 

「へ、知らされてなかったん?」

 

「パーティー二日前に急に参加するよう言われたの………」

 

「な、なんかごめんな?」

 

「あはは」

 

すると、少し前に転入してきたアーシアさんと兵藤君が教室に入ってきた

 

その瞬間、教室の男子からは大量の殺気(?)と思われるものが兵藤君に送られるが本人は涼しい顔だ

 

「よう!おはようイリヤ!」

 

そう言って兵藤君が肩にポンと手を当てた

 

その時だった

 

彼の何かを私の何かが拒否するかのような感覚と共にあの記憶がフラッシュバックする

 

目の前まで迫る、剣の先

 

「イリヤ?なんか悪いことしたか?」

 

『ハッハッハ!この俺に逆らうからこうなるのだ!上級悪魔であるこの俺にな!!』

 

……………やめて

 

「どったのイリヤお嬢様?」

 

『いい加減諦めろ、なぁ?』

 

………痛い、イタイのやだ……ヤダヤダヤダヤダやだ!!

 

『いい加減、惨めなんだよぉ!!!』

 

………痛いよ、やめて両目が

 

『なんだ、とうとう喋られなくなったかぁ?』

 

「イリヤ?どうしたんだよ?」

 

………イヤ、イヤ

 

「いや……イヤァァアアアアア!!!!!!」

 

思わず両目を閉じて両手で耳を塞ぐ

 

「イリヤ!?」

 

「痛い……痛い…………もういや!」

 

「おいどうしたんだよイリヤ!?」

 

「イリヤしっかり!!」

 

兵藤君達が何か言ってくるが聞こえない

 

目を閉じ、耳を塞いでも目の前にあの悪魔と剣が迫り

 

両目を、横腹を、左足を切り裂いていく

 

「イヤ、イヤ!ヤメテ!切らないで!両目を……いやぁァァァあああああああ!!!!」

 

あの声が、悪魔の声が聞こえる

 

「イヤ、イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤメテヤメテ……イタイイタイ痛い痛い痛い…」

 

体が地面に沈んでいく

 

とてと暗いなかに沈んでいくような感覚のなか

 

私は意識を失った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵藤 一誠side

 

 

あのあと、桐生やアーシアと共にイリヤを保健室に運んだ

 

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

少し前に俺たちのクラスへ転入してきた美少女

 

幼い見た目と違い、常にバイトや家事をしてる

 

いつも体調が悪く、寝不足であり

 

休憩時間はいつもノートを見て頭を抱えていた

 

だが最近、彼女は変わった

 

今まで体調不良が嘘のように治り、睡眠もちゃんととれているようだった

 

そんな彼女には様々な噂がたった

 

今日、俺はいつも通り挨拶した

 

いつもなら、普通の挨拶が返ってくる

 

今日も、そのはずであった

 

だが、そこにあったのは突如として体を震わせ何かに怯えかのように叫ぶイリヤの姿だった

 

『痛い……痛い…………もういや!イヤ、イヤ!ヤメテ!切らないで!両目を……いやぁァァァあああああああ!!!!………』

 

そう言って突如として気絶した彼女に俺や桐生、そしてクラス中が言葉を失った

 

一体、彼女はどれだけの事を抱えていたのだろう……と

 

 

 

 

 

 






みんな応援、ありがとなの!

みなさんの声と派遣してくれサーヴァントのお陰で復活したイリヤです!

って私また倒れちゃった!?

と、とにかくボイジャーや婦長を送ってくれたみんな!

ありがとなの!

これからも頑張っていくから応援よろしくお願いします!!

あと私が倒れてる間に感想を返してくれたサーヴァントのみんなとエレ姉ありがとなの!

エレン〉当然なのだわ、イリヤが治って良かったのだわ

サーヴァントの皆には美味しい御飯作るの!

セイバー〉イリヤ大好きです!

ルーラー〉ありがとうございますマスター!

ライダー〉やったぁ!マスターのごはんだ!

キャスター〉それは楽しみだね

アーチャー〉ふむ、期待しておこう

それと、アンケート結果なのだけどエクスカリバー編に決定なの!

………へ?嘘!?

イヤイヤ!私は原作介入なんてしないのーー!!








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8騎の誓い

 

 

 

 

 

一誠side

 

イリヤが倒れてから放課後まで目覚めることはなかった

 

一応、イリヤは授業を受けていなかったので後でノートを貸す予定だ

 

一応、倒れたの俺のせいだしな

 

そして俺は、放課後に部室に来ていた

 

いつイリヤが起きるかわからねぇし、渡すタイミングミスったかな?

 

それにしても、誰がイリヤをあそこまで怯えさせたんだ?

 

確か『切らないで!両目を』とかいってたな、もしかして虐待、とかか?

 

なら色々と納得がいく

 

彼女が寝不足で体調不良だったのは虐待が辛く

 

家を出て一人で暮らしていたが、学費や家賃のために働きああなっていたのだろう

 

そこをギルギル社の社長が引き取ったから、体調が治って生活も余裕ができたと

 

「イッセー先輩、どうしたんですか?」

 

「へ?な、何が?小猫ちゃん」

 

「先輩、いつもは違う雰囲気でしたので悩んでいたようなので」

 

「そ、そんな顔してたか?実はさ、今朝にクラスメイトのイリヤに挨拶したんだけど」

 

そう言うと、いつも無表情の小猫ちゃんは少し驚愕の表情を浮かべていた

 

「せ、先輩が学校に………その、イッセー先輩」

 

「なんだ?」

 

「イリヤ先輩の両目ってどうでした?」

 

イリヤの目?そんなのいちいち見てるわけ

 

「……そう言えば前まで黒かったのに赤くなってたな」

 

「…………………」

 

「それで続きなんだけどさ、そしたらイリヤが叫び声あげて座り込んだんだ」

 

「…………ロリコン先輩、最低です」

 

「ちょ!?俺は何もしてねぇ、挨拶しただけだ!それに俺はロリコンじゃねぇ!俺は大きなおっぱいが好きなんだ!!!」

 

そう必死に弁明するが、小猫ちゃんの瞳はどんどん冷めていく

 

「兵藤先輩、最低です……」

 

「ぐはっ!?」

 

「それで、どうなったんです?」

 

「そ、そのあとイリヤが叫び声をあげて凄く怯えたんだよ、そのあと『また両目が切られる』とか『痛いのはもうイヤ!』って言って気絶したんだ」

 

そう説明を終えると、今までお菓子を食べていた小猫ちゃんは今まで食べていたお菓子を置いてサッと立ち上がる

 

「兵藤先輩、私はイリヤ先輩の所に行ってきますので、部長達が来たらよろしく言っておいて下さい」

 

「え!?ちょ、小猫ちゃん!?」

 

すると小猫ちゃんはそう言うと部室を出ていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

目が覚めると、知らない天井が目の前にあった

 

「知らない天井、なの………」

 

確か、私は学校に来てそれで

 

あのときの事を思い出しちゃって、たとれちゃったんだっけ?

 

なら、ここって保健室?

 

「やっと起きましたかイリヤさん」

 

すると、視界にカレイドステッキ、マジカルルビーがヒョコっと出てきた

 

「ルビー?」

 

「はい!貴方の頼りになる相棒、ルビーちゃんですよー!」

 

「ルビー、なんでここにいるの?」

 

ベットから体を起こし、リュックの中に入れていたはずなのに

 

近くを浮いているルビーに話しかける

 

「イリヤさんがSAN値ピンチからパニックして倒れて、保健室に運ばれると言うので透明化して付いてきたんですよ!」

 

「そ、そうだったんだ………兵藤君に謝んなきゃなぁ。それに今日の分の授業聞いてない………どうしよ」

 

いくら悪魔の主人公でも、人としてちゃんとこう言う事は通さないとダメだと思うの

 

きっと困惑してると思うし

 

はぁ、勉強どうしよう

 

明日の授業ついていけないのぉ

 

「ついでに、保健室の先生が此方を」

 

そう言ってルビーが持ってきた紙には倒れたのを保護者に連絡したこと

 

放課後になったら迎えに来るよう頼んだことがかかれていた

 

見れば、寝ていたベットの横に私の使っているリュックが置かれている

 

すると保健室の外から足音が近付いてくる

 

「ルビー!」

 

「わかっていますとも!」

 

するとルビーが魔術で透明になり私のリュックに入る

 

保健室の扉が開き入ってきたのは、

 

「と、塔城ちゃん?」

 

私の癒し、愛すべき後輩!

 

我らがマイ・エンジェル!!塔城ちゃん!

 

塔城小猫ちゃん!

 

「先輩、目が覚めたんですね」

 

「うん、ちょうどさっき起きたの!」

 

「ところで先輩、その目どうしたんですか?」

 

「へ、じ実は元々赤くて!皆と違ってて恥ずかしかったから黒いコンタクトレンズをして隠してたの!!」

 

いつもなら、塔城ちゃんはこれで追求をやめるはずなの!

 

これで色々言わなくて大丈夫なの!

 

「本当に、そうなんですか?」

 

「へ?」

 

「本当に、それだけ何ですか?先輩、私に嘘をついてるんじゃないんですか?」

 

へ?な、なんかいつもより塔城ちゃんが食いつくんですけど!?

 

じ、地味に目のハイライトが消えてる気がするの!?

 

「う、嘘ついてないの!」

 

「そう………ですか」

 

ふぅ、どうにかなったの

 

そうだ、帰る前に兵藤君に謝らないと

 

でも私、原作介入したくなくてオカルト研究会の部室を知らない………そうだ!

 

「ねぇ塔城ちゃん、確か兵藤くんと同じ部活だよね?」

 

「はい、そうですけど」

 

「実はね、兵藤くんに謝らないといけないの。だから部室に案内して貰っていい?」

 

「イッセー先輩に?分かりました、こっちです」

 

出来れば原作介入の激戦区、オカルト研究会には行きたくないけど、気まずくなってから謝るのは少し嫌なの

 

別に少しお邪魔するだけなの、少しお邪魔するだけ

 

なら問題ないよね!

 

リュックを背負い、塔城ちゃんの後ろを付いていくと直ぐにオカルト研究会についた

 

私は扉を三回ノックしてから部室に入る

 

見た感じ、グレモリーさんと姫島さんはいない、やったの!

 

チャンスなの!

 

「失礼します、2年イリヤスフィール・フォン・アインツベルンです。兵藤君に用が有ってきました!」

 

そう言って兵藤君に近付いて頭を下げる

 

「朝、挨拶してくれただけなのに、パニックになちゃってごめんなさい!」

 

「い、いや急に話しかけた俺も悪いし!とにかく、頭をあげてくれ!」

 

その声を聞き、私は頭をあげる

 

取り敢えず、これで教室で気まずくなる事は防げたの

 

「それじゃ用事も終わったので帰ります」

 

「あ、ちょっと待ってくれ!」

 

「ふぇ?」

 

帰ろうとしたとき、兵藤君はそう言って鞄から一冊のノートを差し出してきた

 

「何これ?」

 

「いや、今日の授業のノート。受けれなかっだろ?だからせめてノートだけでもって思って」

 

え、本当にこの人兵藤 一誠?

 

凄くイケメンな行動なんですけど!?

 

ネットとかで、有名なおっぱいおっぱい言ってるのと全くの別人なんですけど!!??

 

「あ、ありがとなの!兵藤君は噂通りの変態キングじゃなかったんだね!」

 

「おい、それ誰から聞いた!?」

 

「桐生さん。あ、塔城ちゃんありがとなの。また明日ね!」

 

そう言ってノートをリュックにしまう

 

「それじゃお邪魔しました」

 

そう言って部室から出る

 

そして下駄箱で靴を履き替え校門を出るとFate stay nightの格好をしたセイバーが待っていた

 

「イリヤ!大丈夫なのですか!?アーチャーから家に学校で倒れたとの連絡があり、とても心配していたのですよ」

 

「ありがとなの、それじゃあ帰ろ?」

 

「はい」

 

すると、向こうから白いローブだろうか?

 

それを着た二人組が駒王学園へと歩いてきていた

 

あれってもしかしてイリナさんとゼノヴィアさん?

 

どうしよう、私がのんびりと過ごしていたらいつの間にかエクスカリバー編に行ってたみたいなの

 

あれ?私、今は誰と行動してる?

 

セイバー、ブリテンの王にて、エクスカリバー(約束された勝利の剣)の使い手

 

アーサー王こと、アルトリア・ペンドラゴン

 

「あれ?ワンチャン終わった?」

 

「どうしたのですイリヤ?」

 

「な、何でもないの。帰ろ、アルトリア」

 

「はい」

 

そう言って二人組とすれ違い、帰路を歩く

 

「…………さっきの感じ、まさか…………でも何故複数?……あとでマーリンにでも聞きましょうか」

 

「どうしたの?」

 

「いえ、何でもありません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから帰宅し、自室にて兵藤君から借りたノートを自分のノートに写していた

 

それにしても、おもったより字が綺麗なの

 

凄く写しやすい

 

明日、お礼に塔城ちゃんのとは別にお菓子を作ろう

 

そう思っていると、突如として部屋の入り口がノックされる

 

「入っても大丈夫だよ!」

 

「お母さん、ちょっといい?」

 

すると、何時もとは違い戦闘時に着る服を着たジャックが入ってきた

 

「ど、どうしたの?それにその姿は?」

 

「ちょっと来て!」

 

「う、うん。わかったよ」

 

そう言ってジャック引っ張られてリビングへと向かう

 

リビングに入ると、そこには戦闘時の鎧や服装をしたサーヴァント達跪いていた

 

「み、みんな?どうしたの!?」

 

「改めて、誓いを」

 

口を開いたのはアルトリアだった

 

「マスター、私たちは改めてここに誓いを立てるため、皆に集まって貰ったのです」

 

「ち、誓い!?」

 

頭が混乱するなか、セイバーが口を開いた

 

「サーヴァントセイバー、真名アルトリア・ペンドラゴン。ここにてマスターを守り、貴方に平和と勝利を捧げる事をここに誓います」

 

「サーヴァントアーチャー、真名ギルガメッシュ。二度のマスターを守ることに慢心し失敗した、故にこれからは我も慢心せず、全力でマスターを守る事をここに誓おう」

 

「サーヴァントランサー、真名クー・フーリン。マスターの為、この槍とこの体を使い全力で戦う事をここに誓う」

 

「サーヴァントライダー、真名アストルフォ。ボクは君の剣として、君を守りぬくことをここに誓う」

 

「サーヴァントキャスター、真名マーリン。ボクは魔術で君を守り、導く事をここに誓うよ」

 

「サーヴァントアサシン、真名ジャック・ザ・リッパー。お母さんを絶対に守るって誓うよ」

 

「サーヴァントルーラー、真名ジャンヌ・ダルク。この旗で、マスターを守り勝利へと導くことをここに誓います」

 

「サーヴァント、バーサーカー」

 

「ふぇ!?」

 

その声に私は耳を疑った、流れからしてバーサーカーも話すことは見えていたが

 

狂気にやられているのでいつも通り叫ぶのかと思っていた

 

だが、そんな彼から聞こえたのは理性のある優しげな声だった

 

「バーサーカーが喋った!?」

 

その事にここにいるサーヴァントの数人、特にアルトリアとクー兄は大分驚いているようだった

 

「アーチャーより少しの間だけ狂気を解く霊薬を頂いたのだ、驚かせてすまない。改めて、真名ヘラクレス。イリヤ、私は今度こそ君を守り抜いてみせる、君の最強のサーヴァントとして」

 

「我らサーヴァント8騎、改めてここに貴方を守ることを誓います」

 

そう言う皆は凄くかっこよくて

 

とても、安心した

 

心の奥の黒い何かがゆっくりと消えていくような感じがする

 

「我らは様々な時代を生き、そして様々な栄光を得て死し、英霊となった」

 

ギル兄がそう口を開く、此方に近付き目線を合わせる

 

「雑種……いや、イリヤ。(オレ)達が英雄がお前を守るのだ、あのコウモリ(悪魔)カラス(堕天使)など怖がることなどなかろう?」

 

そう言って頭を撫でられる

 

あぁ、そっか

 

みんな、このつもりだったんだ

 

私の恐怖を、トラウマを見事に消しさってくれた

 

「ギル兄、みんな………ありがとう!」

 

心が暖かい、皆のおかげで私は笑顔になれる

 

私はみんなに笑顔でそう言った

 

その瞬間、サーヴァントの皆が真剣な表情から変わり笑った

 

 

 

『『キュルルルルルルー』』

 

 

 

「…………ジャンヌ?」

 

「………………セイバー。貴様と言う奴は………」

 

恐らく、今の私はプリズマイリヤで言うハイライトが消えた状態のイリヤになり

 

ギル兄は額に手を押さえて目をつむる

 

そして振り替えると、お腹を押さえたアルトリアと少し恥ずかしそうにしているジャンヌが立っていた

 

「す、すいません。マスターの心が治り、安心してお腹が減ってしまいました」

 

「私もですルーラー。イリヤ、今夜のご飯は?」

 

「い……い……………い」

 

「「い?」」

 

 

「色々とだいなしなのぉおおおおおおおお!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりセイバーとルーラーはお腹ペコペコのペコリーヌちゃんなのでした、まる

 

 

 

あれ?作文?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







どうも皆さん!

ギル兄達のお陰でトラウマを克復したイリヤです!

新たにアンケート実施なの!

みんな、解答よろしくなの!




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復讐の騎士と泣き虫エレちゃん

 

 

イリヤside

 

 

トラウマ回復でれべるあっぷ!

 

あなたのハートを狙い撃ち!

 

笑顔がキラメキスパークリング!

 

どうもイリヤちゃんでーす!ニパッ!☆

 

私は今日も元気に学校へ登校しています

 

「みんなーおっはよー!!」

 

そう言って教室に入る

 

「おはようイリヤ!」

 

「イリヤ、おはようなんだよ!」

 

「桐生さんに、インデックスちゃんおはよう!」

 

よく話しかけてくれる桐生さんと私の唯一つの原作キャラ外の友達であるインデックスちゃんに挨拶をする

 

インデックスちゃん、外人で少し日本語が変だけどいい子ですぐ仲良くなったの!

 

机にリュックを掛けて中から兵藤君に借りたノートととある物をとりだして兵藤くんのもとへ向かう

 

「おはよう兵藤くん!」

 

「おはようイリヤ!」

 

私が兵藤くんに挨拶をして昨日のノートを渡す

 

「ノートありがとなの!凄く助かったの、これお礼!」

 

そう言って昨日作ったクッキーを包装したものを兵藤くんに渡す

 

「ありがとうイリヤ、これお前が作ったのか?」

 

「うんそうなの!」

 

「マジか!ありがとな!!」

 

私が兵藤くんにクッキーを渡した瞬間、クラス中からざわめきが怒った

 

「イッセー、貴様ぁぁぁあ!!!」

 

「アーシアちゃんやグレモリー先輩だけではなく、イリヤちゃんにまで手を出したのかイッセェエエエエ!!!!」

 

「ちょっ!松田!元浜!落ち着けぇぇええええええ!!??」

 

なんか二人が騒いでるけどごめんね、残りの二袋は心配かけたエレちゃんの分なの

 

残念だったね!

 

今の私は、阿修羅すら凌駕するそんざいなのだ!

 

もう誰にも、止められなーいなのーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、普通に授業を受けて昼休み

 

私はいつも通り塔城ちゃんとお昼食べてます!

 

「先輩、少し聞いてもいいですか?」

 

「なに塔城ちゃん?」

 

「復讐ってどう思います?」

 

「へ?ふ、復讐?」

 

「はい、先輩の考えを教えて下さい」

 

い、いきなり話が重いんだけど!

 

ど、どうしよう!?

 

私、アヴェンジャー召喚してないし

 

でも復讐か…………

 

どうしよう、よく考えたら私のサーヴァント達が復讐とか考えてそう

 

まぁ、ないよね!

 

「えっとね、私は別に悪い事じゃないと思うの」

 

「何でですか?」

 

「復讐って、人間として当たり前の感情だと思うの。例えば、私を殺した人が塔城ちゃんの前にいたらどう?」

 

「……………」

 

そう聞いたときの塔城ちゃんはいつもの無表情が崩れ、怒ったように見える

 

「ね?でも、問題はその後なの」

 

「そのあと?」

 

「うん、復讐の先にあるのは虚無だと思うの」

 

「なるほど、ありがとうございます先輩」

 

「役に立てて良かったの!あ、これ今日のおやつのカップケーキだよ!」

 

そう言って塔城ちゃん用のおやつを渡す

 

「ありがとうございます先輩」

 

ふと時計を見ると、あと五分で昼休みが終わる所だった

 

「あ、時間だから私は教室に戻るね!」

 

そう言って私は塔城ちゃんと別れ、教室に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校が終わり、私は帰りにギルギルインテリジェンスに来ていた

 

「やっぱり、広いの…………」

 

そう呟きながらモデル、アイドル課となった部屋にノックをして入る

 

「失礼します、遠坂エレンさんはいらっしゃいますか?」

 

そう言って部屋を見ると、奥の方ではアイドル達が話しており、手前の机に樹さんが座っていた

 

「イリヤさん、こんにちわ。エレンさんならあと少しで戻られるかと」

 

「待たせて貰ってもいいですか?」

 

「構いません、どうぞ座って下さい」

 

許可を貰い、部屋のイスに座ってエレ姉を待つ

 

その間、ニュージェネレーションの三人や色々なアイドルと会話する

 

凄く場違いな感じがするの……

 

すると、部屋の扉が開きエレ姉が入ってきた

 

「ただいま戻ったのだ、わ?」

 

そして私を見て、固まる

 

「エレンさん、お疲れ様です。イリヤさんが会いにいらっしゃってますよ」

 

見ると、エレ姉は瞳から涙が流れている

 

「ぐす、ぐすぅぅぅ!イリヤーーーー!!!」

 

「ふぅわッ!?」

 

突如としてエレちゃんが此方へ走って来て抱きついた

 

「心配してたのだわ!凄く、すごーく心配したんだから~~!本当に目が覚めて良かったのだわーーーー!!!」

 

これは凄く心配かけちゃったみたいなの

 

なんか、凄く申し訳ないの

 

あと後ろでアイドルの皆が私が怪我していたことを凄く酷いものだった感じに話してるの……

 

あの、聞こえてるからね?

 

未央ちゃん、確かに酷い傷だけど病気とかではなかったから

 

みりあちゃん、貴方まで泣かないで?こっちも涙出ちゃうから

 

心の中でそう思いつつ、エレ姉の背中を優しくポンポンと優しく叩いてから撫でる

 

「危うく冥界の奴等を殺る(クル・キガル・イルカルラ)ところだったわ」

 

「凄く危なかった!?」

 

その後、エレ姉が泣き止むまでずっと抱きつかれてた

 

それを見て樹さんが凄くオロオロしていて、ちょっと可笑しかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木場 祐斗side

 

目の前に崩れ落ちる堕天使を見て、使っていた剣を消す

 

投影魔術は使い勝手がいい

 

「…………コカビエルッ!」

 

ふと拳を強く握り締め、復讐しなきゃいけない奴の名を呟いた

 

その時だった

 

「ねぇ、お兄さん」

 

その声に僕は驚き、距離を取って声の聞こえてきた方向に剣を投影して構える

 

するとそこには

 

「やっぱりあの時のお兄さんだ!生きてたんだね!」

 

あの時、僕を助けた幼い少女が現代風の服を身につけ、あの時と変わらない姿でそこに佇んでいた

 

「君は、あの時助けてくれた………」

 

「お兄さん、お兄さんはいま何をしてるの?」

 

その純粋な瞳に、少し躊躇ったが

 

僕はそのまま言うことにした

 

「復讐、………仕返しだよ」

 

「何で?何でそんなことするの?」

 

「どうしても復讐、殺さなきゃいけないから」

 

僕がそう言った瞬間、その場に少しの沈黙が流れる

 

少しの沈黙を得て、少女は口を開いた

 

「ねぇお兄さん」

 

「なんだい?」

 

そして次に出てきた少女の言葉に僕は耳を疑った

 

 

 

「わたし達ね、お兄さんと()()()()()()()にお母さんが襲われたんだ」

 

 

 

その言葉を理解するのに、僕は数秒かかった

 

「なっ!?」

 

「両目を切られて、お腹を刺されてあちこち切られてたんだ」

 

僕と()()()()()()()、まさか悪魔が………

 

だとすると噂に聞いていた上級悪魔達が行っていると言う『眷族狩り』は

 

 

 

「だからね、お兄さんにしてもいいよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────復讐

 

 

次の瞬間、目の前には両手にナイフを持った少女がいた

 

そして少女の姿はあの時、僕を助けた時と同じナイフのホルダーが3つ付いている服だった

 

「早いっ!?」

 

どうにか両手の剣を構えるが、どちらも少女のナイフで砕かれてしまう

 

「解体するよ!」

 

そう言ってナイフを突き出す攻撃を、横に避けて両手に剣を作り出す

 

すると少女は後ろに下がりながら、左右のナイフホルダーから両手に3つずつ

 

合計6つのナイフを取り出す

 

「当たってね」

 

「クッ!」

 

そう言ってナイフを投擲してくる、僕は投擲されたナイフを両手の剣で弾く

 

すると先程までの場所に少女はいなかった

 

「ッ!?」

 

「……こっちだよ!」

 

突如としてうなじに強い殺気を感じ、急いで横に飛ぶ

 

すると先程いた場所を少女が通りすぎていく

 

速い、ナイトの悪魔の駒を持ってる僕でも追い付けないなんて

 

冷や汗を流しつつ、これからの戦法を練っていると五時を知らせる放送が鳴り響く

 

すると少女は突如として持っていたナイフを何処かに仕舞い、現代風の服に戻る

 

「門限だから帰らないと、お母さん心配する。じゃあねお兄さん、バイバイ!」

 

そう言って少女は駆けていった

 

どうにか殺されずすんだ、そう思った瞬間

 

『私たちね、お兄さんと同じ感じの人達にお母さんが襲われたんだ』

 

『だからお兄さんにもしていいよね?復讐』

 

頭のなかにあの時の悲しそうな少女の顔と言葉が頭の中で繰り返される

 

「僕は…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








みんなー!アンケート投票してくれてありがとなの

だけど少し情報が足りなくてみんなを混乱させちゃったみたいでごめんなさいなの

なので、あのアンケートは申し訳ないけど無かった事にしてほしいの

ごめんね、あと新しくアンケートが出るの!

読者のみなさん!投票よろしくお願いします!!




ご愛読ありがとうございました

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覚悟、決めたの!

 

 

イリヤside

 

 

「いっしゃいませ!」

 

どうも皆さん!

 

今日も立派に社畜のように働くイリヤちゃんでーす!

 

いやぁ、怪我が全部治りました!

 

(治る早さが)ヤバイですね!

 

何でこんなに治りが速いのかな?

 

衛宮士郎みたいに体にアヴァロンでも入ってる訳じゃ無いし…………

 

そう言えば、今日はセラフォルーさんが来てない

 

いつも私がシフトの日は必ずいるのに

 

まぁ、いないほうが私としては助かるんだけどね

 

それはそうとして、あれからもこの喫茶店で働いてるんだけども

 

もし高校卒業したらここで働いていい?って聞いたらね

 

まさかの決定、私の働く職場は決まったの!

 

そんなわけで今日は早めにバイトを終え、ルーラーと帰宅中!

 

帰りに本屋によってるわけだけど、ルーラー?何で料理の雑誌みてるの?

 

もしかして、私の料理を手伝ってくれたり

 

じゃなくて作って欲しい美味しそうな料理を探してたらしい

 

………取り敢えず、そんなルーラーを気にせず

 

私はライトノベルコーナーへ!

 

「は?」

 

何で?ナンで?

 

Fate stay nightとFate Grand Orderの小説がアルノカナー?

 

何々?今、ギルギルインテリジェンスより始まった人気アニメーション映画、アニメーションが待望の書籍化

 

また、ギル兄がやったの?

 

嬉しいけど、原作組に見られたら終わる気がするの

 

あ、一応FGOは買った

 

面白いんだからしょうがないよネ!

 

「ジャンヌー帰ろー!」

 

「はい、分かりました」

 

ジャンヌの返事を聞いて、一緒に書店を出る

 

 

「迷える子羊にお恵みを~!」

 

 

「どうか、天の父に代わって哀れな私たちにお慈悲をーーー!」

 

 

出た瞬間に目の前に映ったのは白いローブを着た少女2人が物乞いをしている所だった

 

うん、あの二人は何をしてるのかな?

 

最近、目からハイライトが消えることが多い気がする

 

疲れてるのかな?

 

なに?同情するなら金を下さい的な感じなの?

 

そんなの貰える分けないよ?

 

そんなので助かるなら私はあんなに働き詰めてないの

 

「……………ねぇジャンヌ」

 

「…………何ですかイリヤ」

 

「帰ろっか?今日のご飯はどうする?」

 

「そうですねイリヤ。あと晩御飯はカレーライスはどうでしょう?」

 

「そうしよっか、お家に材料あるし」

 

何よりこれ以上原作介入したくないの

 

そう言って帰ろうとした、その時だった

 

あの2人の目に私達が映る

 

あの目、見たことがあるの

 

あれはセラフォルーさんが私を見たとき、見つけたときにする

 

獲物をロックオンした目!?

 

「「お願いします助けて下さい!!」」

 

「あはは、はぁ…………」

 

これだけは言わせて

 

………なんでよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うまい!日本の食事はうまいぞ!!」

 

「うんうん!これよ!これが故郷の味なのよ!」

 

目の前では、先ほどまで物乞いしていた少女達

 

イリナさんとゼノヴィアさんが目の前ではガツガツとご飯を飲み込んでいく

 

私はコーラ、ジャンヌはメロンソーダを飲みながら、その風景を見て苦笑いしていた

 

ジャンヌとアルトリアことお腹をペコペコペコリーズはゆっくり味わうけど、この2人はひたすら飢えを凌ぐ感じなの

 

そう言えば、この2人は食べときモグモグっていうんだね

 

家ではモキュモキュ(アルトリア限定)だよ

 

可笑しいね

 

あのあと、この2人を連れて私達はファミレスへと入った

 

ギル兄やクー兄が帰ってくるのはまだまだ先だし大丈夫かな

 

それにしてもこの2人

 

すごい食べっぷり、家のお腹ペコペコペコリーズといい勝負なの

 

と言うか、いくらなんでもさ

 

「(見ため)幼女から貰ったお金で食べるご飯は美味しいですか?」

 

「「うまい!!」」

 

「そうですか………」

 

そんな彼女らに引く私

 

そしてジャンヌ、さっきから彼女らをにらんでどうしたの?

 

原作キャラだけど大丈夫だよ

 

「そう言えば自己紹介してなかったの!私、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。こっちは」

 

「姉のレティシアです」

 

いつから私妹になったの!?

 

ジャンヌの妹はジャンヌ・オルタでしょ!?

 

嫉妬でデュヘインされたく無いんですけど

 

まぁ、戸籍上は妹なんだけどね

 

「私はモグモグ、紫藤 イリナってモグモグ、言います」

 

「私はモグ、ゼノヴィア…モグモグと言う」

 

「えっとイリナさん、ここにお金置いとくからお店出るとき払ってね?」

 

そう言って、私のバイトで稼いだ五万円を封筒に入れて渡す

 

さすがに個人のことにギル兄のお金を使う訳には行かないの!

 

「一応、宿泊も考えて入れたから大事に使ってね?」

 

「ありがとうイリヤちゃん、貴方に主の加護があらんことを」

 

そう言って手で十字架をきるイリナさん

 

「それじゃ帰るね、いこうレティ姉」

 

「はい、それでは」

 

そう言って店を出てお家に向かう

 

さて、美味しいカレーライスをつくるぞー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーリンside

 

 

僕の視点は始めてかな?

 

どうも、マーリンお兄さんだよ

 

さて、僕は今はどこにいるかと言うと妖精郷(アヴァロン)に来ている

 

用事がある棟のひとつの部屋へにノックして入る

 

「やぁ、元気かい?」

 

そう言って目の前の猫耳で和服を着ていて、ブルーライトカットのメガネを掛けパソコンに向き合い編集している彼女に声をかける

 

「まぁ元気かにゃ。取り敢えず昨日に言われてた奴の編集終わったからそっちで投稿よろしくにゃ~」

 

そう言って差し出されたUSBメモリーを受けとる

 

「うん、何時も助かっているよ。黒歌」

 

「てか私の出番始めてじゃないかにゃ?忘れられてる気がするにゃけど」

 

「メタい話は止めようか。」

 

「はーい」

 

アブナイアブナイ、メタイからね

 

「それにしても、ここに来て傷がなおって直ぐに編集手伝ってくれって言われるとは思わなかったにゃ」

 

「最近、色々と忙しくてね。編集する時間が限られてるのさ」

 

「それって前に言ってたマスターと関係あるのかにゃ?」

 

「まぁそうだね。君にも関わってくる話だから、君にも見せようかな」

 

そう言って、僕は悪魔の少年にもやったように幻術を掛ける

 

すると黒歌は椅子に座ったまま机に突っ伏して眠り出した

 

そっと近くにある彼女のベットから毛布を取り黒歌に掛ける

 

さて、僕はこの動画をアップするために一度戻ろうかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

イリナさん達に色々としてあげた次の日、私は何時も通り平和に帰ってくることが出来た

 

ついでに今日の迎えは、ランサーだった

 

そう言えば今日の塔城ちゃんや兵藤くんはなんかピリピリしてたの

 

ちょっと気になるが、私は部屋で読書している

 

「雑種いるか!!」

 

「ふわ!?」

 

ギル兄が扉をバタンッ!

 

と開けたのに驚きイスから転げ落ちる

 

「痛い、どおしたのギル兄?」

 

「雑種よ。我らはこれより駒王学園へ行き、我の町に手を出した不届き者を潰しに向かう。何よりセイバーの剣を模造するなど許さん!!」

 

それってもしかしてなくても

 

エクスカリバー編のクライマックス!?

 

だとすると

 

「塔城ちゃんが危ない!?」

 

そう言って私も行くと言おうとした瞬間

 

口の動きが止まる

 

もし、私も助けに行けば原作介入は避けられない

 

でも、戦いで塔城ちゃん大怪我をしたら

 

頭のなかに浮かぶのは白髪で何時も無表情だけど、私のことを気にかけてくる

 

唯一つの後輩

 

もし彼女が私みたいに死にそうになったら

 

たまに見れる彼女の笑顔が、もう見れなくなるかもしれない

 

そんなの、やだ

 

私は……………

 

「ギル兄、サーヴァントみんなを集めて」

 

「なに?」

 

怖さで震える片手を、もう片方の手で押さえ込む

 

「私も、行く!」

 

「分かった。早く準備をしろ雑種!」

 

「う、うん!」

 

そう言ってギル兄が下に降りていく

 

私はバックの中のマジカルルビーを解放する

 

「おや?どうしたんですかイリヤさん」

 

「ルビー、私と契約して」

 

「おや?いいんですか?原作介入したくないんじゃ?」

 

「そうだけど、塔城ちゃんがピンチかもしれない。もしこれで行かなくて塔城ちゃんが怪我したりして後悔したくないの、だからルビー」

 

私は真剣な目でルビーを見つめる

 

「私と契約して、魔術礼装カレイドステッキ・マジカルルビー」

 

「イエス!マイマスターー!」

 

私は手にカッターを取り出し、右手の宝具を手首から少しずらし手首を少し切る

 

すると手首から血が流れる、私はそれをルビーに垂らす

 

するとルビー少し光り、直ぐに収まる

 

「契約完了です!」

 

「いくよ、ルビー!」

 

「お任せあれー!」

 

そう言って下の階に降りると、サーヴァントが全員戦闘時の服装で待っていた

 

「イリヤ、良いのですか?それは呪われた礼装では」

 

アルトリアが心配そうに聞いてくる

 

「大丈夫だよセイバー。みんな!」

 

大声をあげると、みんながこちらを向く

 

「私は今まで戦いたくなかった、原作に介入なんてしたくなかった。でも街の皆が、学校の皆が危ないなら………私は、戦う!みんな、私に力を貸して!」

 

そう言った頭を下げる

 

瞬間、セイバーが口を開いた

 

「それが貴方の選択ならば………」

 

その声を聞き、私は頭をあげる

 

セイバーが取り出したのは金色の剣士が描かれたどこか見覚えのあるカード

 

「クラスカード!?私は特典にそんなの貰ってないよ!?」

 

「神から、こうなることがあれば渡すよう言われていました」

 

私はカードを受けとり、ポケットに入れる

 

「みんな、行こう!」

 

「本気で行きましょう」

 

「良かろう、我は慢心などせん!」

 

「おう!」

 

「任せてマスター!」

 

「うん、解体するね!」

 

「■■■■■■ッ!」

 

「戦いだね、苦手だけど全力で行こうか!」

 

「闘わなくては前に進めぬというのなら、蹴散らします!」

 

覚悟、決めたの!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──重大発表──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回

 

 

 

 

     

      具、解 放

 

 

 

 

 

 

 

 

 






こんにちわ、覚悟を決めたイリヤです!

実は、新しく書こうと思う小説が二つあってどっちにするか活動報告で募集してるの!

みんなー!見に来てね!




ご愛読ありがとうございます

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宝具解放、皆を守る戦い

 

 

 

 

 

 

 

駒王学園。

 

そこでは今まさにこの街を守るための戦いが起こっていた

 

敵であるケルベロスを傷つきながらも倒したイッセー達、だがそんな彼らの前に一つの人影が現れた

 

「コウモリどもがよくケルベロスを倒したものだなぁ」

 

「コカビエルッ!!」

 

そう言って木場は叫び、イッセー達は新たなる敵に警戒の視線を送る

 

コカビエルは片手に光の槍を形成する

 

それは、あまりにも巨大で

 

イッセー達を飲み込むのに十分であった

 

「赤龍帝もたいしたことないな。ここで、全員死んでいけぇ!!」

 

そう言ってコカビエルは槍を射出する

 

その光の槍はコカビエルの手を離れてもなお巨大化し続ける

 

その場にいた、全員が自らの死を覚悟した

 

その時だった

 

突然として、光の槍とイッセー達の前に二つの陰が入り込んだ

 

「イージスッ!!」

 

その声と共に槍の前に桜の花を連想させるような魔力の盾が6つ展開される

 

そして、魔力の盾と光の槍がぶつかり

 

魔力の盾は一枚、二枚、三枚、四枚、五枚と貫かれたとき

 

光の槍はイッセー達の目の前にたっている巨大な男性の肩に乗った少女の片手に吸い込まれていった

 

「貴様、何者だ!!」

 

その場に現れた少女に、イッセーたちは驚愕した

 

そして、彼女と最も仲の良い少女が口を開いた

 

「……………せん、ぱい?」

 

その時、男性がこちらを振り向き肩に乗った少女を下ろす

 

「塔城ちゃん、みんな!助けに来たの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

バーサーカーの肩から降ろして貰う

 

他のサーヴァントの皆は必要なとき、令呪で呼び出す感じだ

 

私は塔城ちゃんの元へ歩みよる

 

「塔城ちゃん、大丈夫?」

 

「は、はい。それより何で先輩がここに?」

 

「私ね、決めたんだ。皆を守る為に戦うって、だから塔城ちゃんたちを守る為に来た!」

 

「下級ですらない人間たった一人に何が出来る!」

 

私は塔城ちゃんや兵藤くんの前で左手を前に突きだす

 

そして包帯を取る

 

「え………」

 

今の声は恐らく塔城ちゃんの声だろう、あの時とっさで嘘をついた手にあるのは

 

このアザのような3画の令呪

 

「全ての令呪を持って命ずる!我が残り7騎のサーヴァントよ、我が元に現界せよ!!」

 

すると、左手の甲の令呪が光り輝き

 

私の左右にサーヴァントのみんなが現れる

 

その光景に、誰もが驚愕した

 

「決着をつけましょう」

 

恐ろしいほどの聖なるオーラを放ち、風で剣の刀身を隠した女騎士

 

「呪いの朱槍をご所望かい?」

 

赤い朱槍を持った獰猛そうな戦士

 

「雑種共、貴様らは………我を怒らせた」

 

黄金の鎧を纏い、背後に無数の黄金の波紋を作り出す王

 

「僕はマスターの剣。その役目を今、果たそう!」

 

グリフォンのような動物を従える馬上槍を持ちマントを纏った騎士

 

「君の道行きを信じよう、行きなさい」

 

不思議なオーラを纏った白いローブを着て大きな杖を持った魔術師

 

「解体、始めるよ」

 

6つのナイフのホルダーを身につけ、所々に包帯を巻き両手にナイフを持った少女

 

「貴方の道を切り開きましょう」

 

大きな旗を片手で持ち、所々に鎧を身につけた女騎士

 

「■■■■■ッー!」

 

そして、先程少女と現れた大きな石のような大剣を持った大きな戦士

 

「ルビー!」

 

そう言って前に左手を突きだすとマジカルステッキ、カレイドルビーが飛んできて普段の姿からステッキのように変わる

 

そして私の左手に吸い込まれるかのように浮かぶのを掴み取る

 

「さぁ!初変身ですよー!」

 

「いくよ!ルビー!!」

 

すると動画サイトで見た通り私の体が光り輝き、服がない感じのあの空間が発生する

 

恥ずかしがったら終わりなので、心を強く持つ

 

既にコスプレをしている私に羞恥心はほぼない!

 

「コンパクト、フルオープン!」

 

すると、順に腕、体、腰、足の順に服が変わっていく

 

「鏡面回廊 最大展開!!」

 

そして、髪には羽を思わせるかのような髪留めがされ、ツインテールのようになる

 

「カレイドライナープリズマ☆イリヤ爆誕!!」

 

ルビーがそう叫びとサーヴァント達以外はその光景に驚愕した

 

ある者はテレビの魔法少女のように変身した姿に

 

またある者は先程まで魔力が感じられなかった少女が高濃度かつ大量の魔力を発していることに

 

私は、原作介入をしたくなくて戦わなかった

 

争うことが嫌いだった

 

でも、私に優しくしてくれた塔城ちゃんが

 

学校のクラスのみんなが

 

街の人達が傷つけられるくらいなら

 

「…………この街も、皆も!私が守る!私はもう、何も諦めない!!」

 

そう言ってルビーを握る手に少し力を込める

 

すると、突如として右手のブレスレット型の宝具

 

イージスの三つの宝石がいつもより強く光り輝く

 

「イージスが…………ッ!」

 

そう呟いた瞬間、頭の中にイージスの宝具を解放する詠唱が浮かぶ

 

「サーヴァントの皆、イージスの宝具を使うわ。詠唱に時間が掛かるから私を守って!」

 

「了解した、聞いたなセイバー!」

 

「はい、最初から全力で行きます。聖剣解放!イリヤ、私達が貴方を守りますのでその内に宝具を」

 

「うん!」

 

すると、マーリンがサーヴァント達と私に攻撃と防御を強化する魔術を掛ける

 

「さぁ、始めようか!!」

 

「ライダー、アサシン!あなた方は奴の目を引きなさい!アーチャーは奴の打ち出す槍を相殺してください、バーサーカーはマスターの元で待機、マーリンは彼らに治癒魔術を、ランサーとルーラー、貴女方は私と光の槍を弾きますよ!」

 

「わかった!いくよー『ヒポグリフ』!!」

 

「『気配遮断』、行くね!!」

 

そう言ってアストルフォがヒポグリフに乗りとジャックがスキルを発動しコビカエルに突っ込んでいく中

 

私は胸の前に持ってきた右手のブレスレット、イージスの宝石部分に左手を軽く添え言葉を紡ぐ

 

 

──「私はIF、数ある可能性の中の一つ」──

 

 

アストルフォはヒポグリフの次元跳躍しながら接近する

 

するとコカビエルが光の槍を手に展開し構える、それに対しアストルフォは黄金の馬上槍を取り出す

 

「いくら早くても近付いたら私の─」

 

「いくよー、『触れれば転倒(トラップ・オブ・アルガリア)』!!」

 

たが、光の槍と黄金の馬上槍が触れた瞬間

 

コカビエルはアストルフォの宝具の一つ

 

触れた相手を転倒させる能力を持ち、カタイの王子アルガリアが愛用していた黄金の馬上槍によってコカビエルは転倒、光の槍を手から離してしまう

 

「貴様ァ!!」

 

そう言って倒れながらも魔術を使い、アストルフォを攻撃してこようとするが

 

「さすがにボクでも、その考えは読めるよ?『魔術万能攻略本(ルナ・ブラックマニュアル)』!!」

 

アストルフォの宝具、魔術万能攻略本により打ち消されるがもう片方の手で展開した光の槍がアストルフォに向けられる

 

「しつこいなぁ、君。女の子とかに嫌われるタイプでしょ?『破却宣言(キャンサー・デ・ロジェスティラ)』!!」

 

すると、アストルフォの持っていた本のページが辺りに舞う

 

そしてコカビエルの光の槍をまたもや打ち消した

 

 

──「少女は幻想の力での戦い」──

 

 

「人間だと侮っていたが、違うらしいな!!」

 

すると、コカビエルが立ち上がり校庭に大きな魔方陣が展開され

 

そこからは三つの獣の顔を持った幻獣、ケルベロス現れる

 

ケルベロスは現れてすぐジャックとアストルフォに目をつける

 

「アサシン、ヒポちゃんに乗って!!」

 

「うん!」

 

「避けて、ヒポグリフ!」

 

「むぅ、解体出来なかった~!」

 

アストルフォはケルベロスの攻撃を避けてジャックを回収

 

そして空間跳躍で此方へ撤退してくる

 

その様子を見て私は詠唱に集中しつつ、バーサーカーへと視線を送る

 

(やっちゃえ、バーサーカー)

 

すると、此方の意図が分かったのか

 

ヘラクレスは頷き、石大剣を持って

 

「■■■■■■■■ッーー!!」

 

大声で叫び、ケルベロスへと突撃していく

 

 

──「理想の自分や友を夢に見る」──

 

 

ヘラクレスの攻撃はどんどんとケルベロスを苦しめていく

 

そこへ

 

「よいしょっと!」

 

その声と共にクー・フーリンが飛び乗りゲイボルグで数回きりつけて飛び降りる

 

そうしてサーヴァント達がケルベロスを相手していたとき、コカビエルが大量の光の槍を兵藤くん達の方に放つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫島 朱乃side

 

 

私は駒王学園でのエクスカリバーの件を止めるため戦ったが敗北してしまいました

 

そしてコカビエルが此方へと最後の攻撃を放つが、それを突如として現れた二人が受け止めた

 

それは、以前小猫ちゃんが話してくれた彼女の先輩

 

イリヤスフィールさんでした

 

まさか彼女がこちら側の人間だとは思っていませんでした

 

そして彼女が召喚した人達は皆、一騎当千の英雄のようだった

 

更にイリヤスフィールさんは、ステッキでセラフォルーさんのような魔法少女に変身した

 

何がなんだかわからない、イリヤスフィールさんの召喚した内の魔術師らしき男から治癒魔術をかけられながら、どうにか頭を回転させる

 

そのときだった

 

堕天使コカビエルが此方へと大量の光の槍を投擲する

 

こちらは全員が動けない状態で、私は諦めて目をつむる

 

「少女よ、二度も我の手を煩わせるな」

 

そう言って目の前に黄金の鎧を纏った男性が黄金の波紋から武器を射出し全ての槍を打ち消す

 

あれ?この光景、何処かで…………

 

『…………私は、生きてもいいの?』

 

凄く古い記憶、そこで私は

 

『戯け…………少女よ、この我が許すと言ったのだ!良いに決まっておろう!!!!』

 

黄金の鎧を纏った男の人に助けられた

 

「あなたは!?」

 

「さて、な。」

 

そう言って男の人は消えて、辺りを見回すとイリヤスフィールさんの近くに佇み腕を組んでいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

 

──「けれど、その夢は夢にあらず」──

 

見ると、サーヴァント達の活躍によりケルベロスは地に倒れ付した

 

─「それはIFの世界にて私のなしたこと」─

 

この次で、最後の詠唱

 

見るとコカビエルは、ケルベロスが地に倒れ付したのを見て慌て出す

 

それを見て私は最後の詠唱を行う

 

─「全てのIF、幻想を、今ここに集結する

 

召喚せし幻想(ロード・ファンタズム)!!」─

 

そう言って右手のブレスレットを見せつけるかのように掲げる

 

すると、イージスの宝石が先程とは比べ物にならないほど発光し私の左右に3つずつ

 

合計6つの魔方陣が展開される

 

このあとは私にもわからない

 

あくまで浮かんできたのは詠唱のみだったから

 

 

『いくよ、シロウ』

 

 

すると、一つの魔方陣が弾けアイヌ民族のような衣装を纏った少女と巨大なシロクマが現れる

 

「へ、先輩?」

 

塔城ちゃんがそう間違えるのも仕方ない

 

だって彼女は

 

「サーヴァント、アルターエゴ。シトナイよ、こっちはシロウ」

 

イリヤ顔なのだから

 

 

『私たちもいくよ、美遊!クロ!』

 

 

『この世界のイリヤの為に!』

 

 

『私も行くわ、楽しそうだし♪』

 

 

すると続いて三つの魔方陣が弾ける

 

すると、現れたのはFGOの最終再臨(ツヴァイフォーム)のイリヤ、カレイドライナープリズマ☆サファイアを使い魔法少女となった美遊

 

そして褐色の肌で二振りの白と黒の双剣を持ったイリヤの半身、クロエが現れる

 

「手伝うよ、この世界の(イリヤ)!」

 

「美遊です、共闘しますよ。この世界のイリヤ!!」

 

「手伝うわ。それと、あとで魔力供給、お願いね?」

 

「せ、先輩が4人に…………」

 

塔城ちゃんがパニクってるの、どゆこと?

 

もしかして、イリヤ関係

 

もしくはイリヤの姿の人が召喚されるのかな?

 

だとしたら残りの魔方陣は誰が来るの?

 

お母さん(アイリスフィール)エミヤ(お兄ちゃん)

 

 

 

風は空に、星は天に。

 

   輝く光はこの腕に不屈の心はこの胸に!

 

いくよ、レイジングハート、セットアップ!!

 

『スタンバイ・レディ、セットアップ』

 

 

 

私達も行くよ!バルディッシュ、セットアップ!

 

『Yes,Sir!』

 

 

 

「へ?」

 

この世界にはないはずの声と音声と共に魔方陣が弾け、そこには何処かメカメカしいアーマー?を着て、茶髪と金髪のツインテールの少女

 

高町 なのはとフェイト・テスタロッサが現れた

 

「私は高町なのは、こっちはフェイトちゃん。私達も貴方を助けるの!」

 

「手伝うよ、イリヤちゃん!」

 

な、なんでぇえええええ!?

 

なんでリリなののこの二人が召喚されたの!?

 

と言うか英霊だったの?

 

あり得なくはないけど、触媒もなにも

 

………もしかして口調が触媒だったりしたの?

 

「例え何人現れてもなァ、この束ねられたエクスカリバーに叶うはずはない!!」

 

「えぇい遅いぞコカビエル、一体何をしている?」

 

「バルパーガリレイ、貴様ァ!!」

 

そう言って現れた木場君が突っ込んでいくがコカビエルのエクカリバー?で吹きとばされてしまう

 

「エクカリバーが束ねられた今、この石ころも用済みですね」

 

そう言ってバルパーは原作の聖剣適正の因子が固められた石を木場君の近くに投げ捨てる

 

木場君がそれに触れた瞬間、石が淡く光り

 

少年少女の形となり、歌らしきものを歌っている

 

確か授業で聞いた聖歌だったかな?

 

すると、少年少女がゆっくりと集まり木場君を包み込む

 

「バルパーガリレイ、僕は貴方を許さない。禁手(バランスブレイカー)双覇の聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)!!」

 

すると原作通り、木場君が禁手を発動した

 

「そんな、バカなぁ!?聖と魔の融合した剣だと!まさか原初の神は!?」

 

そして木場君が高速でバルパーに近付き聖魔剣を一閃、真っ二つに切り裂き

 

その勢いのままコカビエルの待つエクカリバーへと向かう

 

「はぁぁあ!!!!」

 

木場君が聖魔剣をエクカリバーへと叩きつける、するとコカビエルの持つエクカリバーにヒビが入り、エクカリバーは見事に砕け散った

 

「見ていてくれたかいみんな、僕たちの力はエクカリバーを越えたよ。君たちの為の復讐もやっと、終わった」

 

私はそう呟く木場君の元に走り、彼を近くにいき声をかける

 

「木場君、感傷に浸ってるとこ悪いけど傷がまだ治ってないんだから下がって!」

 

すると、何か言いたげな木場君だったが、おとなしく下がってくれた

 

「とにかく!皆、あいつを倒すよ、力を貸して!!」

 

「「「「「「うん!」」」」」」

 

私はポケットからセイバーのクラスカードを取り出し叫ぶ

 

力を貸してセイバー、汝の身は我に!

 

汝の剣は我が手に!汝、三大の言霊を纏う七天!

 

抑止の輪より来たれ 天秤の守り手。

 

クラスカード、夢幻召喚(インストール)!!

 

すると、私の体が光り

 

魔法少女の服装から、白銀の鎧を纏い、肩から青いマントを身につけ頭に王冠をつけた状態

 

FGOのアルトリアの最終再臨のような姿になる

 

そして目の前に現れた約束された勝利の剣が刺さっており、引き抜いて構える

 

「みんな、連携いくよ!」

 

そういうとそれぞれが武器を構え、準備に入る

 

「美遊さん!」

 

「うん、わかったよこの世界のイリヤ。

 

地に瞬く願いの光、落ちた月は、

 

   無垢なる輝きを束ね、天を望む。

 

        星天を照らせ地の朔月(ほしにねがいを)

 

 

 

すると私達全員に強化や防御アップの魔術が付与される

 

「いくよ、シロウ!」

 

シトナイは腰の剣を引き抜き、シロウに乗りコカビエルへと突っ込む

 

「たぁー!」

 

そしてコビカエルの光の槍を剣で流し、シロウが片手を叩きつけ、コカビエルを吹き飛ばす

 

「フェイト!」

 

「うん、任せてシトナイちゃん。ふっ!」

 

すると、吹き飛ばした先にフェイトが待機しており持っているバルディッシュの側面で真上へと打ち上げる

 

「クロエちゃん!!」

 

「分かってるわ!」

 

するとクロエが黒と白の双剣を二つずつ、合計4つ取り出してコカビエルへと投擲し駆け出す

 

山を貫き、水を割り

 

      なお墜ちる事無きその両翼」

 

コカビエルに当たる寸前で投擲した内の二つの剣を空中で掴み取りコカビエルをクロスに切り込む

 

「『鶴翼三連(かくよくさんれん)!!』イリヤ!!」

 

「任せてクロ!なのはちゃん、私!いくよ!!」

 

ツヴァイのイリヤちゃんにあわせて私は剣を握る手に力を込める、なのはちゃんはレイジングハートをバスターモードに切り替え構え

 

ツヴァイリヤはマジカルルビーを胸の近くに構える

 

「筋系・神経系・血管系・リンパ系……擬似魔術回路変換、完了!」

 

「これが私の全力、全開!!」

 

「Exelion mode.」

 

「選択はしたの、塔城ちゃんも皆も私が、私達が守る!」

 

そうしてツヴァイのイリヤちゃんがコカビエルへとステッキを振り下ろし、なのはちゃんはレイジングハートのトリガーを引き、私は約束された勝利の剣を振り上げる

 

「これがわたしの全て!

   『 多元重奏飽和砲撃( クウィンテットフォイア)!!

 

「Starlight breaker.」

 

『スターライト

    ……ブレイカー!!』

 

 

「『約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!

 

 

「たかが、人間如きにぃいいいいいい!!??」

 

魔法少女の三つの極光三重ビーム砲攻撃により堕天使は地面へと突き落とされた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 









みなさん、おはこんばんちわ

とうとう原作介入しちゃったイリヤです

この作品、助けてバーサーカーについての活動報告があるから確認、出来れば協力よろしくお願いします!!






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論破ギル兄と酷すぎる噂と驚愕のクロ

イリヤside

 

どうも、魔法少女はさいっきょーなの!

カレイドナイト、イリヤです!

コカビエルが黒焦げで落ちていくのを見て、私はエクスカリバーを地面に刺して肩の力を抜く

 

大量の魔力を消費したからか、それとも初めての戦いで緊張していたのか

 

剣を杖にするような感じで両膝を着く

 

「はぁ、はぁ、はぁ……すごく、疲れた」

 

「大丈夫?」

 

「初めて戦ったんだし、しょうがないの」

 

そう言って手を貸してくれるなのはちゃん

 

私はその手を掴んで立ち上がる

 

「私の時は初変身だけで、戦闘は別だったし。美遊は?」

 

「私も覚えてない、クロ……はそもそも最初から戦闘してたね」

 

「ちょっと!私だけなんか雑じゃない!?」

 

「よーしよーし、シロウは良い子ねー」

 

なんか、すごくカオス

 

「お母さん、大丈夫?」

 

そう言って抱きついてから心配そうに見上げてくるジャック

 

頭をなでて大丈夫と伝えていると、サーヴァント達が此方に近付いてきた

 

「イリヤ、大丈夫ですか?」

 

「セイバー?少しフラフラするけど、大丈夫だよ」

 

「なら良かった。取り敢えず夢幻召喚とカレイドルビーを解除しては?」

 

「うん。ルビー、お願い」

 

「おまかせあれ~」

 

ルビーがそう言った瞬間、カレイドライナーとセイバーの鎧と剣が解除され着ていた制服に戻る

 

「はぁ、少し楽になったかも」

 

「良かった」

 

「アルトリア、彼らの治療は終わったよ」

 

「了解です。アーチャー撤退です」

 

「終わったか、帰るぞ雑種。」

 

「うん、みんなも戻ってー!」

 

「「「「「「はーい!」」」」」」

 

すると、召喚されたイリヤオールスター達の足元に魔法陣が展開され

 

光の玉になり、収束

 

そしてイージスの中に入っていった

 

クロエを残して

 

「なんでなのぉぉぉぉおおお!?」

 

「言ったじゃない、あとで魔力供給お願いね?って」

 

「いや言われたけど!あれ?もしかして呼び出さなくても大丈夫系?」

 

「まぁ、そんなとこね」

 

「うぅ、取り敢えず家に帰ってから考えよう」

 

「そうですねイリヤ」

 

「それじゃあ解散!お疲れ様でしたー!」

 

「いや、待ちなさーい!!」

 

「はぇ?」

 

サーヴァントのみんなと家に帰ろうとしたとき、赤髪のアークマさん

 

リアスさんがたっていた

 

「えぇ……出来れば凄く疲れたから帰りたいの」

 

「駄目よ、あなたが何者か答えて貰うわ」

 

「へ?えっと駒王学園2年、イリヤスフィール・フォン・アイツベルンです」

 

そう言って胸ポケットの生徒手帳を取り出して見せる

 

「貴方が、あの噂のハレンチな子ね!!」

 

「まって!ねぇまって!間違ってる!絶対に間違ってるからかぁ!!」

 

思わず刑部姫のように、叫んでしまったの

 

あれ?そう言えばギルギルインテリジェンスに漫画の部門があったような…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へっくちゅん!」

 

「おや、風邪ですかおっきー?」

 

「いや、違うと思うよきよひー。もしかして何処かで姫の噂が」

 

「それより、早く()稿()……仕上げてくださいね」

 

「ひいぃぃぃぃぃ助けてマーちゃん!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんか、呼ばれた気がしたけど気のせいかな?」

 

「どうかしましたか先輩、そろそろFGOのアフレコが始まりますよ」

 

「ごめん、今いくよマシュ」

 

「はい、そう言えばドクターがアフレコの後に皆でお茶会しようと言ってました!」

 

「お茶会か、いいね。アフレコ頑張ろう、マシュ!」

 

「はい、先輩!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと、何意識飛ばしてるのよ!?」

 

可笑しい、何故かまたギル兄がやらかしてる気がするよ

 

「えーと、まだ帰っちゃ駄目なの?」

 

「決まってるでしょ!そもそもまだ何も話してないじゃない!!」

 

「ですよねー、なの」

 

「そもそも、先程の貴方の神器(セイクリッド・ギア)は凄く危険よ!!私が管理するわ!!!」

 

そう言ってアークマさんは私に悪魔の駒を近付けて来る

 

トラウマが治っても、あの時の記憶は消えることがない

 

あの時の幻聴が聞こえてしまい、恐怖で体が動かなくなる

 

治ったはずのトラウマが再び私を恐怖の沼に引きずり込む

 

あの時と悪魔は身動きの出来ない私を

 

「はン、己の町一つ管理出来ない雑種が、何を言っている?」

 

「何ですって!」

 

ギル兄がそう言った瞬間、アークマさんの動き止まる

 

「町一つ管理出来ない貴様に、マスターを任せる事など出来ん。帰るぞ、イリヤ」

 

「ふぇ!?」

 

そう言ってギル兄は私を天の鎖(エルキドゥ)で捕まえて引き寄せられ、ギル兄の隣に下ろされる

 

「訂正、しなさい!私はちゃんとこの街を!!」

 

「なら何故そこの雑種は死んだ?」

 

「ッ!?」

 

そう言って兵藤くんを指差し言うギル兄に、アークマさんは言葉を失う

 

「どうした雑種?我の問に答えてみよ。何故、堕天使の侵入を許した?」

 

「それはッ!」

 

アークマさんが何かを言おうとした瞬間、こえに被せて言った

 

「なら何故、イリヤが貴様ら上級悪魔なんぞの眷属狩りの被害に会ったことに気付かなかった?」

 

「は?」

 

「イリヤはな、貴様ら雑種のお陰で両目を裂かれ、横腹を抉られ、片手を砕かれ、片足を切られたのだ。これがどういう事か分かっているか?」

 

その問いには少しだけ怒りの感情が込められていた

 

「そんな、眷属狩りなんて!!」

 

「確認出来てないとでも言うつもりか?話にならん、帰るぞ」

 

そう言ってギル兄が歩くの他のサーヴァント達が続く

 

「と、取り敢えず失礼します!」

 

私もそう言って、呆然とたっているアークマに頭を下げてギル兄達を追った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家に帰りみんなでご飯を食べた

 

クロエちゃんは私が料理していることに凄く驚いていたけど直ぐにセイバー達と同じようにガツガツと料理を食べ始めた

 

いい食べっぷり、でも咀嚼音はモグモグなんだね?

 

ここで場面が代わりアルトリア

 

「モキュ、モキュモキュ………モキュモキュモキュ」

 

ね?

 

みんなとの食事、そして片付けを終え私はクロエちゃんと部屋に戻ってきていた

 

何でクロエちゃんと一緒かと言うと、この家の部屋はまだ一つ残ってるが、直ぐに寝れる状況ではない為

 

私とクロエで同じベットで眠ることなったのだ

 

「ふーん、ここがイリヤの部屋ね」

 

「うん、少しのラノベがあるくらいしかないけどね」

 

「ふぅん、まぁいいけど。ねぇ、イリヤ」

 

すると、クロエが近付いてくる

 

あれ?何処か妖艶な雰囲気を纏ってるような

 

「ねぇイリヤ、魔力貰うわね?」

 

そう言ってクロエが迫ってくる

 

う、うそ!?

 

そう言えば動画でクロエちゃんと美遊ちゃんにキスしてるような奴があったような

 

そう言えばクロエちゃんキス魔だった!?

 

まずいの!このままだと私色々とヤバイ!?

 

いや、そもそも落ち着くのよ私

 

そもそもこの小説はアール指定がついてない

 

つまり、大丈夫なのだ!

 

へ?アール15?

 

うそだぁぁぁぁなのぉおおおお!!

 

両手を掴まれ、抵抗できなくなる

 

クロエちゃんの顔が間近まで迫る

 

でも前世男だし、こんな美少女にキスされるなら………いいかな?

 

わたし、覚悟決めました!

 

そんなことを考え、目を瞑る

 

すると唇に何かが軽く触れるだけだった?

 

あれ?

 

原作のクロエって、こんなに軽いキスだっけ

 

け、結構ハードでディープな感じだったと思うんだけど

 

そして私の体に何かが軽く寄っ掛かってる?

 

目を開けると、クロエさんが私に抱きつくような感じで寄っ掛かっていた

 

「はぁ、はぁ」

 

「へ?だ、大丈夫!?」

 

もしかして

 

急いで彼女の肩を掴んで彼女の顔を見る

 

顔は赤く、口からはよだれが垂れている!?

 

「へ!?クロエちゃん大丈夫!?」

 

「あへぇ、はへぇ、いりやぁ♡」

 

なんか、あの

 

その、凄く他の人には見せられない感じです

 

どしたのクロエちゃん!?

 

ねぇ本当にどおしたの!?

 

「あにゃたの魔力、おおすぎぃ。はぁ、はぁ♡」

 

「だ、大丈夫なの!?」

 

「むりぃ、こんなに魔力そそがれたらぁ。はぁ、だめになっちゃうのおぉ♡」

 

凄く、カオスなの

 

なんか、ファーストキスはしょうがないけど

 

でも、今後にクロエちゃんがなんかしようとしたらキスすればおとなしくなりそう………

 

やったら確実に誤解を招きそうだし、出来ればやりたくないの……

 

取り敢えずそんな状態になったクロエちゃんをベットの中に押し込んで私も入り目を閉じる

 

今日は色々とあったけど、明日にしよう

 

恐らくは塔城ちゃんとかに質問責めにされること間違いないの

 

うぅ、嫌だなぁ

 

取り敢えず寝ちゃおう、お休みなさい

 

 

 

 









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お帰り下さいお願いですからぁ!?

 

イリヤside

 

 

どうも、原作への介入を終え

 

ファーストキスをキス魔に奪われたイリヤです

 

まぁ相手が美少女だから少し嬉しいけどね!

 

そんな感じで朝、起きてクロエちゃんを起こさないようベッドから降りて台所に向かう

 

朝、私は基本的に塔城ちゃん用のお菓子の包装、サーヴァント達の朝ごはん

 

学校のお弁当、ギル兄とアス兄のお弁当を作っている

 

残りのサーヴァントお昼は基本的にコンビニ弁当か出前とかになってしまうが仕方ないの

 

お昼に学校抜け出してこれるわけないし、そう言えばクロエちゃんは学校に来なくていいのかな?

 

まぁ、サーヴァントだし家で待機でいいかな

 

そんなことを考えながら今日も朝食を作る

 

家事スキルEXは本当に助かる、料理も美味しく作れるからね

 

今日のメニューは卵焼き、ご飯、焼き鮭にワカメと豆腐のお味噌汁

 

THE・和食、これが日本人の心なの!

 

「おはようマスター。うん、今日もおいしそうだね」

 

「おはようマーリン。珍しいね、いつもならもう少し後に起きてくるのに」

 

そう、一番早く起きるのはクー兄だ。

 

クー兄は朝起きてから朝ごはんの時間までジョギングしていて、戻ってくるとテレビのニュースを見て朝食の時間まで時間を潰している

 

その後に朝食の匂いにつれられアルトリア、ジャンヌと起き出し二人に続いて他の皆が起きるのだか

 

今日は何故かマーリンが一番だった

 

「なに、少し用事があってね。マスター、君の後輩………あの白髪の子にこれを渡してくれるかい?」

 

そう言ってマーリンが取り出したのは、封筒だった

 

「なにこれ、手紙?」

 

「あぁ、中身は見ないでね?ちゃんと本人に渡してくれるかい」

 

「うん、取り敢えず分かったの!」

 

そう言ってポケットとの中に受け取った手紙を入れる

 

そうしていると、他のサーヴァント達が起きてくる

 

「■■■■■■」

 

戸籍上、叔父のポジションとなっていたイリヤと言えばの英霊ヘラクレス

 

「よう、いま戻ったぜマスター!」

 

みんなの兄貴!だけど戸籍上の従兄弟のクー兄

 

「おはようございますイリヤ」

 

長女である事を主張している凛とした顔の次女アルトリア

 

「お母さんおはよー!」

 

朝から元気な娘のジャック、だけどご飯と護衛の時以外はほとんどポケモンに集中している

 

……そのうちランキングに乗るんじゃないかな?

 

「おはようございます、いい朝ですねイリヤ」

 

戸籍上の姉なら長女のジャンヌ

 

「ふぁ~、おはようマスター」

 

あくびをしながら入ってくる次男、ギルギルインテリジェンスの人気のモデルとなったアストルフォ

 

「今日も良い日になりそうだな、雑種よ」

 

恐らくは結婚したいランキングの頂点、長男で社長で最強の英雄王ことギル兄

 

「おはようなの皆!」

 

そんな風に皆が起きてくるなか、朝食が完成したけど

 

クロエちゃんが降りてこない

 

なので、起こしに行こうと思います!

 

私の部屋に戻り、扉を開けると未だに寝ているクロエちゃんの姿があった

 

「クロエちゃん起きて」

 

「ん~あとちょっと~~」

 

そう言って寝返りを打ち、再び夢の世界へと旅立とうとするクロエちゃん

 

……………仕方ないの

 

「早く起きないとキスするの」

 

「起きた!起きたわよ!!」

 

そう言うとカバッ!と体を起こすクロエちゃん

 

良かった、これで何か会ったときの脅しゴホンゴホン!!

 

話し合いに使えるの

 

そのあと、クロエを連れて部屋を出て皆でご飯を食べた

 

そう言えば今日の送りは誰かな~

 

今日も私、頑張ります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも通り午前中に授業を頑張って終え、お昼休みに塔城ちゃんとお昼を食べた後に談笑する

 

昨日の件があっても私と塔城ちゃんのユウジョーは壊れないの!

 

「はい、今日のお菓子!!」

 

「ありがとうございます先輩」

 

そう言って包装された蒸しパンを受け取る塔城ちゃん

 

でも、いつも違い、何処か申し訳なさそうに蒸しパンを受け取る

 

「先輩、先輩はなんで…………私と一緒に居てくれるんですか?」

 

「はへ?」

 

想像もしていなかった質問に私は思わず変な声が出てしまう

 

「だって、先輩は悪魔に………私と同じ悪魔にあんなことをされて、普通なら私を遠ざけたりすると思います。なのに、なんでお昼を一緒に食べたり、お菓子をくれたりするんですか?」

 

「私はね、塔城ちゃんは大丈夫だって、あんなことをしないって思うからかな」

 

「そう、ですか………」

 

「それに、嫌ってばかりじゃ相手の事も分からないしね」

 

イッセー君は何故かイケメン行動とるし、木場君が何処か衛宮士郎君っぽい

 

これは、話さなかったら気付かなかったの

 

まぁ、原作介入しちゃった私にもう恐いものはないの(白目)

 

「あ!そう言えば…………」

 

そう言ってポケットの中から一つの封筒を取り出す

 

「これ、マー……ある人から塔城ちゃんに渡すよう言われてたの」

 

「手紙、ですか?」

 

「それじゃ、私は先生に頼まれて資料のお手伝いに行くから、またねーなのー!」

 

そう言って私は塔城ちゃんと別れて屋上から下がると

 

「今日こそは話を聞かせてもらうわよ!!」

 

アークマさんが仁王立ちしてた

 

「先輩すいません、先生に頼まれて資料を整理する仕事するから無理です」

 

そう言って更に廊下を駆ける

 

「ならしょうがないわ、じゃないわよ!!」

 

アークマさんが叫んでいた様な気がしたけど、私は早く先生の手伝いに行かないと行けないの!!

 

「イリヤさんの回りは騒がしいですねぇ」

 

「仕方ないの、わかってルビー」

 

そう言ってポケットから出てきたルビーに言って走る

 

「後からアークマさんが走ってきてますよ」

 

 

──『勝ち取りたい物もない♪』──

 

 

なんかそんな歌が聞こえてきた

 

「あ、転けた」

 

ルビーがそう言ったので少し振り替えると、走ってる途中でアークマさんが転けながら此方に手を伸ばしていた

 

「必ずあなたの元にいくからぁぁああ!!」

 

今後、私はアークマさんこと赤い悪魔、遠さゴホン!ゴホン!

 

リアスさんと付き合っており、リアスさんと別れたがリアスさんは私のことが忘れられず学校で追いかけていると言う噂が流れたらしい

 

…………………解せぬ、なの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塔城小猫side

 

 

先輩が去っていくのを見て、私は渡された手紙を開く

 

先輩は噂でレズと言われていますが、本人に曰く

 

『レズでは無く、愛でているだけなの!』

 

らしいです、なのでこの手紙がラブレターであることはありません

 

そう言って封筒から手紙を取り出す

 

差出人は………

 

「……………姉様」

 

なんで先輩はこの手紙を、そう思いながら手紙を開く

 

─────────────────────

 

愛しい妹、白音へ

 

 久しぶり、元気かにゃ白音?

 

お姉ちゃんはなんとか生きています。

 

まず白音、一人にしてごめんなさいにゃ

 

でもあの時はそうするしかなかったの、わかってちょうだいにゃ

 

この手紙はその時に何があったのか

 

そして私が今何処にいるかを説明するために

 

マー…雇い主に頼んで渡してもらったの

 

白音を一人にしてしまった件なの

 

実は主側に大きな問題『無理な仙術の実験』があったんにゃけど、それに白音が使われそうになったのにゃ

 

私は駄目だと主張したけど、主側がそれをゆるさず私は、やむを得ず殺すことにしたの

 

いくら白音の為とはいえ、辛い思いをさせてしまったのは悪かったと思ってるにゃ

 

白音と別れた後、私は『主殺しの黒歌』として狙われていた所を今の雇い主達に助けられて

 

理想郷(アヴァロン)で暮らしてるのにゃ

 

何を言ってるのとか分からないと思うけど、取り敢えず聞いてにゃ?

 

私はそこで雇い主の動画編集の手伝いをしてるのにゃ

 

アイツは本当に人使いが荒いにゃ『ここはもう少し別の色を使って~』とか

 

『ここのカットした部分は使おう、頼むね?』

 

とか、なんか愚痴かいちゃってごめんにゃ?

 

まぁ不自由はないけどにゃ

 

とにかく、ここならはぐれとして狙われないし私の事は心配ないらないにゃ

 

そう言えば白音の学校で授業参観があると聞いたにゃ、変装して行くから見つけてにゃ?

 

近々、公共の場に出れるようになるらしいのにゃ

 

なんでも雇い主が魔王様に掛け合ってくれるらしいの、だから、それからは一緒に仲良く暮らせたらいいにゃと思う

 

だから、授業参観まで待ってて欲しいにゃ

 

あなたのお姉ちゃん、黒歌より

 

─────────────────────

 

私はその手紙を見て、泣いてしまった

 

姉様が私を置いて行った事の意味や安否確認できたからだ

 

そのあと、授業を知らせる鐘がなったが

 

涙の後が恥ずかしく、授業に遅れて行った

 

授業参観のとき絶対に見つけます、姉様

 

そう思いながら、私は手紙を大事にポケットへとしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

なんでこうなったのだろうか

 

ジャックが迎えに来てくれ帰宅した後

 

ドアのインターフォンが成り、ドアを開けた

 

そうして目の前には信じたくない光景があった

 

「ふん、まぁまぁな家ね。私が住むのだから、もう少し大きい方が良いのだけど、姉共々よろしくね?」

 

「何を言うのだわ、そもそも何も知らせずに来てるのに住むも何も無いのだわ!!」

 

「我、オーフィス。お前強い、我と共に来る」

 

目の前には、キャリーバッグを片手に現れた遠坂 凛の姿で現界した高級感のあるパーカーを着込み、片方の肩に乗った牛?グガランナを撫でるライダー、美と金星と争いの女神こと、イシュタル

 

そして、そんな彼女の姉でありアス兄とならぶトップモデル

 

何やってんのエレちゃん事、エレシュキガル

 

そして、ゴスロリを着込み片言で話してくる幼女

 

ジャックと仲良くなりそうな感じだが、正体は

 

グレートレッドと並ぶ最強の無限龍のオーフィス

 

取り敢えず言わせてなの

 

 

「お帰り下さいお願いですからぁ!!!」

 

 

近所に私の切実な叫びが広がった

 

 





どうも、色々ありすぎて困ってるイリヤです!!

新しいアンケート実施なの、みんな回答よろしくね!!

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オリイリヤの設定集なの!!(本編じゃないよ)

 

「皆さんお待たせしました!私の設定集です!!アンケート取ってから大分たっちゃってごめんね!作者からの伝言、『宝具についての質問コメントやアンケートで沢山の声を頂いたので書き上げました』だって!それじゃレッツゴー!!」

 

【名前】

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

【容姿】

・1話~11話

《Fate/stay night》のイリヤ。ただ原作とは違い両目が黒い

 

・12話~最新話

完全な《Fate/stay night》のイリヤ。また、体に聖剣の鞘、アヴァロンを宿している

 

【転生特典一覧】

・『Fate stay night』のイリヤスフィール・フォン・アインツベルンの見た目

・家事スキルEX

・Fateのサーバント七騎+EXクラス一騎

・動物に好かれる体質

 

【宝具~幻想の盾(イージス)~】

 

元ネタはギリシア神話に登場する防具であるアイギス。カレイドルビーをイリヤの元へ向かわせたお詫びとして主人公専用に神がヘファイストスに作らせたオリジナル宝具。通常はウルトラゼロブレスレットのうような三つのひし形の宝石が付いた腕輪。大型展開すると、桜の花のようなシールドを作り出す

 

 

~詠唱~

 

私は IF、数々の可能性の中の一つ。

 

少女は幻想の力での戦い

 

理想の自分や友を夢に見る

 

けれど、その夢は夢にあらず

 

それはifの世界にて私のなしたこと

 

全てのif、幻想を、今ここに集結する

 

召喚せし幻想(ロード・ファンタズム)

 

~宝具の説明~

 

詠唱終了後、主人公の周囲にいくつかの魔法陣が展開。別世界やFateシリーズのif世界からイリヤや魔法少女を召喚し、オリイリヤと共に攻撃を行う

 

~召還キャラクター~

《Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ》

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

クロエ・フォン・アインツベルン

美遊・エーデルフェルト

 

『Fate Grand Order』

シトナイ

 

《魔法少女リリカルなのは》

高町なのは

フェイト・テスタロッサ

 

【イリヤの詳細+その他】

 

口癖「………何でよ」

 

ハイスクールD×Dの世界に転生した元男性。

神様が転生特典のガチャを行った際にイリヤの見た目を引いてTSすることが決まってしまう。転生してからは

「原作介入は絶対しないんだから!」

と心に決めているがサーヴァント達が勝手に黒猫を助けたり、赤と白の竜を倒したりしてるため、原作へと関わる事

待ったなしとなってしまった

最初の方の本人は

「よかった!stay nightの方でよかった!カレイドルビーとかじゃなくて本当によかった!」

と話しているが、神の世界より降り立った悪魔

カレイドルビーによりカレイドライナーへと変身する事がほぼ決まってしまった

 

 

【英霊~Servant~】

 

1,アルトリア・ペンドラゴン

→ブリテンの騎士王、有名な聖剣『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』の担い手。

イリヤ家一番の腹ぺコさんであり、長女である事を主張しているが、戸籍では次女である。

 

2,ギルガメッシュ

→古代『ウルクの王』であり、半神半人。数ある英雄の頂点、英雄王であり王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)に数ある伝説の武具を内包しており、《Fate/stay night》の記憶を持って現界している。

第12話『英雄の叫び』からは主人公であるイリヤを守ることにのみ慢心を捨てている

また、主人公の金銭面の助力&趣味として会社《ギルギルインテリジェンス》を立ち上げ、莫大な利益を得ている。戸籍では長男に当たる。

 

3,クー・フーリン

→『クランの猛犬』などと呼ばれるケルト神話で一番有名な英雄。主にバイトや主人公の変わりに料理をすることもある。戸籍では従兄弟に当たる

 

4,マーリン

→伝説の魔術師、また『花の魔術師』と呼ばれるアルトリアを導いた存在。ネットアイドル『マギ☆マリ』として活動しており、金銭を得ている。また第3話から黒歌を動画編集のアシスタントとして雇っている。戸籍上は次男である

 

5,アストルフォ

→『シャルルマーニュ十二勇士』の一人。見た目はピンク髪の美少女たが、性別は男、つまりは男の娘である。ギルギルインテリジェンスの誇るトップモデルの一人であり、戸籍上三男に当たる

 

6,ジャック・ザ・リッパー

→19世紀のロンドンを恐怖に陥れた連続殺人鬼『切り裂きジャック』。戸籍上は末っ子でありイリヤのした、つまりは妹であり娘である。

なお、ポケモンにはまっており、常にゲーム機を片手に移動している。

 

7,ヘラクレス

→ギリシャ神話の大英雄。《Fate/stay night》の記憶を持って現界しており、イリヤを守り抜く事を誓っている。また、戸籍上は叔父のポジションとなっている。

 

8,ジャンヌ・ダルク

→世界で一番有名な聖女でありフランスで有名な英雄『オルレアンの聖処女』。元は農民の娘でもあるのでアルトリアに次ぐ腹ペコさん

戸籍上では長女であり、家外では真名ではなく以前に現界したとき(Fate/Apocrypha)に依り代になった少女の名を借り、レティシアと名乗っている

 

「以上が私の設定集なの!!それじゃ、今度は本編でね?バイバーイなのー!」

 

 

 

 

 

「「「「「「ちょっとまったー!」」」」」」

 

 

 

 

イリヤ「ふぇ?」

 

ツヴァイリヤ「わたし!なんで、なんでクロには出番があるのよ!?そもそも何で私の事をツヴァイリヤってよぶの!?」

 

クロエ「まぁ、姉だから当然よね!」

 

ツヴァイリヤ「何言ってるのクロ!私の方がお姉ちゃんよ!」

 

イリヤ「えーと………うんうん。作者からの伝言だと『クロエはイリヤの反転した姿みたいだし、出せば何かと面白そうだから』あと私とツヴァイのイリヤさんだと名前が同じでしょ?だから私はイリヤであなたはプリズマツヴァイのイリヤちゃんだからくっ付けてツヴァイリヤなんだって!」

 

ツヴァイリヤ「そんな理由だったの!?」

 

ナノハ「……私とフェイトちゃんの出番は?」

 

フェイト「あの、出来れば欲しいかなって……シトナイちゃんは?」

 

シトナイ「よーしよーし、シロウは偉いねぇ」

 

フェイト「わ、我関せずだね」

 

ツヴァイリヤ「あれ?美遊はどこ?」

 

???「私の出番はどこですか~?半年まってるけど来ないよぉ~」

 

ミユウ「更新停止&未完結の他作品の方はお帰り下さい、ここは別世界です」

 

イリヤ「な、なんかぐだぐたしちゃったけど、皆さんまた本編で!!」

 

全員

「「「「「「「バイバーイ!!」」」」」」」

 




PS
どうも、作者です。???は僕の作品を全て読んでくださってる方なら分かるかもしれません


ご愛読、ありがとうございました

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うん、ギル兄が言うなら……いいよ?

みんな、お待たせなの!!

イリヤです、アンケート結果『美遊とクロエとアイドル』に決定いたしましたのそして今回がそのアイドル会なの!

なんでさ、なの……

と、取り敢えずみんな、楽しんでいってね!!

《《こらー!私の眷属になりなさーい!!

ヤバイの!?

アークマさんが来る!?

それじゃバイバイーいなのー!


※皆様のお陰で楽曲コードの使い方を学び、イリヤ達のライブシーンを書くことが出来ました
本当にありがとうございました




イリヤside

 

 

沢山の光が輝きを放ち、沢山の声が聞こえる

 

みんな、私を……私達を待ってる、私は震えてしまう腕を止めるため深呼吸をする

 

今回だけ召還された美遊ちゃんは、カレイドサファイアの服をキラキラした感じの服にして着ている

 

「時間ね、行くわよイリヤ、美遊」

 

そう言ってプリズマイリヤの服を黒と赤の配色にした服を来たクロエちゃんが立ち上がり、私と美遊ちゃんに両手を差し出す

 

「うん、私達ならやれる。私達と頑張ろう、イリヤ」

 

そう言って美遊ちゃんが差し出してくれた手を握り、もう片方の手でクロエちゃんの差し出した手を恐る恐る握る

 

「行くよ美遊ちゃん、クロエちゃん!」

 

そう言って私達は手を繋いで走り、光の先に飛び出した

 

ギルギルインテリジェンスアイドル特別ライブの会場のステージに

 

いったい、どうしてこんなことに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~三日前、ギルギルインテリジェンスにて~

 

 

 

 

ギルガメッシュside

 

我は今、会社の社長室にて非常に重要な報告を受けた

 

「なんだと、ライブ予定のアイドルが風邪?」

 

「は、はい社長。なんでも、四日間の間は休むよう言われているらしく」

 

「体調不良ならば仕方ない、か。分かった、下がれ」

 

「はい」

 

だが、雑種等の空きはかなり大きい

 

さらに言えば、ライブの三日前

 

今からプランを変えると、全てが狂う

 

あの雑種共は三曲を歌うはずだった、他のアイドルに歌わせるのもあるが、急に変えるのは難しい

 

そんなことを考えていると、部屋の扉が空いた

 

「お困りのようだね、ギルガメッシュ」

 

「キャスターか、またアポもなしに」

 

「そこはすまないね、急いできたもんだからさ。さて、どうしたんだい?」

 

そう言って近くのソファーに座るキャスター

 

「実はな、ギルギルインテリジェンス特別ライブで歌う予定だったアイドルが風邪を引いてな、そのアイドルは三曲歌うのだが、その分の時間が空くと、全てがずれる。」

 

「なるほど…………ならマスター達に頼むのはどうだい?」

 

「なに?」

 

あの雑種に?確かに雑種の容姿はあの娘と同じで人間の中では美しい部類に入るのだろう

 

「なぁに、マスターは一度君の会社でスカウトされているだろ?ならマスターの宝具のクロエと美遊、マスターでその三曲分を補えばいいのさ」

 

なるほど、それもありか

 

何より、驚き慌てる雑種を眺めるのも悪くない

 

我にとっての愉悦となる

 

最近は雑種や蝙蝠共のせいでろくに息抜きも出来ていなかったからな

 

「なるほど、確かにそれはいい案だな」

 

「だろう?彼女達が歌う曲は僕の方で用意するよ、マスターにはギルガメッシュから言っておいてくれ」

 

「良かろう、秘書に話を通しておく。扱いとしてヘルプとして控えていたアイドルを出して歌わせるとでも言っておくか」

 

「それじゃあボクは家に戻って作曲の方に入るよ」

 

さて、精々我を楽しませろ?雑種

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

「むぅ、ここはりゅうのまい積もうかな~それとも、まもるかな~」

 

「じゃ、ジャック?そろそろゲームを休もう?ね?目が悪くななっちゃ──」

 

「お母さんゲームの邪魔しないで!!」

 

「ガビーンッ!?」

 

どうも最近、(ジャック)がゲームのしすぎで辛く当たってきて癒しを無くしました

 

心から絶望してます、イリヤです

 

私はおもわず両手両膝をついて落ち込む

 

嫌われた、嫌われちゃったの

 

唯一の癒しに、娘に

 

拒絶されちゃったーー!!

 

「うぅ……私はこれからどうすれば」

 

「はぁ、喉が渇い……何してるよイリヤ」

 

「ウァーン、ク”ロ”エ”ち”ゃ”ん”ー!!」

 

思わず私は近くに来たクロエちゃんのお腹あたりに手を巻き付けて抱きつく

 

「ちょっ!?どおしたのよ?」

 

「うぅ、癒しがぁ……娘に嫌われちゃったのぉ……どおしよぉ反抗期なのー!」

 

「はい?反抗期?」

 

そう言ってクロエちゃんがジャックちゃんと私を交互に見る

 

「はぁ、手がかかる妹ねぇ」

 

そう言ってクロエちゃんが頭を撫でてくれる

 

「うぅ、クロエちゃんありがとなの……」

 

そう言ってクロエちゃんを見上げる、すると偶然上目遣いになる

 

あ、クロエちゃんがちょっと赤くなった

 

「あ、姉!姉だから当然よ」

 

もしかして、真の癒しはクロエちゃんだったの!?

 

確かネットだと押しに弱いって言ってたし、間違いじゃないの!!

 

私は更に抱きつき、クロエちゃんのお腹に顔を沈める

 

「い、イリヤ!?もう、仕方ないわね!!姉だから、許してあげるわ」

 

「うぅ、お姉ちゃ~ん」

 

その時だ、腕輪のイージスの宝石が光りプリズマの方、つまり

 

ツヴァイリヤが召還された時の姿で現れた

 

へ?私の任意で召還出来るんじゃないの!?

 

ねぇ、どういうこと!?ねぇどういうこと!?

 

助けてバーサーカーとクロエちゃん!

 

「なにやってるのこの世界の私!?お姉ちゃんは私達でしょ!こら、クロから離れて!」

 

そう言ってツヴァイリヤがクロエちゃんから引き剥がそうとする

 

「やだやだ!!私はクロエお姉ちゃんから離れない!!癒しはクロエちゃんだけなのーー!!」

 

「ふふ、いいのよイリヤ。好きなだけ抱きついて甘えて」

 

「クロ!?こら私!私はクロの姉なんだから離れなさい!!」

 

「やだー!私は妹として姉に甘えていくのー!!」

 

「な、なにやってるのよ貴方たち」

 

「い、イリヤちゃんが二人!?どうして増えてるのだわ!?」

 

あ、新しく私の家で住むことになったエレ姉と赤いアークマ(Fate水着)のイシュタルだ

 

「な、なんか凄く失礼なこと思わなかった?」

 

「気のせいなの。イシュタルさんは何て呼べばいいの?」

 

私はクロエちゃんに抱きついたままそう答える

 

「へ?そ、そうね……『イシュ姉ちゃん』とかしら?」

 

「じゃあそう呼ぶの。よろしくねイシュ姉!」

 

「えぇ、よろしくね♪イリヤ」

 

「イリヤちゃんが二人、イリヤちゃんが……はぁ、はぁ………うぇへへへへへ」

 

「駄目だわこの姉…………頭でもぶつけたのかしら?」

 

「エレちゃんはなんかこうなっちゃったの」

 

「何があったのよ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから、少ししてクロエちゃんから離れいつも通りご飯の用意をしていた

 

ジャックちゃんはまだゲームしてるの……

 

まぁご飯の時にちゃんと来るけどね

 

そろそろアス兄とギル兄が帰ってくるはず

 

今日は珍しくマーリンもギルギルインテリジェンスに行ってるらしいの

 

「ただいまーマスター!!」

 

「ただいまマスター、うんいい匂いだ。今日のご飯も美味しそうだね」

 

「そうだなキャスター。雑種よ、今戻ったー!」

 

そんなことを考えていると、アス兄とギル兄とマーリンが帰ってきたみたい

 

「お帰りなさいなのー!」

 

そう言ってエプロンで濡れた手を拭いて玄関に向かう

 

「マスター、はい。今日も美味しかったよ!」

 

そう言ってアス兄がお昼ご飯の入っていたお弁当箱を渡してくるので受け取る

 

「雑種よ」

 

そう言ってギル兄から差し出されたお弁当箱を受け取る

 

「うん!あ、三人とも今日のご飯はシチューだよ!ご飯とパンを用意したから、楽しみにしててね」

 

そう言って弁当箱を二つもって台所に戻り、シチューを煮る

 

そう言えば、初めてこの世界に転生して作ったのもシチューだったの

 

そう思えば、暮らすサーヴァントが沢山増えたなぁ~

 

家もクロエちゃんにライダーのイシュ姉とエレ姉が入居してきて

 

ギル兄が家をリフォームしてくれて、神様からもらったこの家は3階建てとなったの

 

それに、原作介入しちゃってからアークマさんの勧誘は毎日ではなく、暇なとき来るようになった

 

塔城ちゃんも何処か元気になり、私への質問と言う名の問い詰めも終わった

 

相変わらず、セラフォルーさんは私を眷属にしようと勧誘してくる

 

……そう言えば、セラフォルーさんが私に絡んでるときだけ店長さんからただならぬオーラを感じるのは気のせいなのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

 

「ふぅ、結界の修復は完了ね」

 

そう言って私は目の前の家を眺める

 

いつもこの家に悪魔や天使が勝手に入らないよう細工するのは大変ね

 

「全く、いくらサーヴァントが居るからって油断しすぎじゃないかしら?まぁ8騎もいればそう思うわよね」

 

全く、せっかく可愛い従業員が出来たのに

 

失うわけにはいかないのよ

 

それにしても、あの客は全く懲りないわね

 

イリヤちゃんも困ってるし、そろそろ出禁にしようかしら

 

『もしもし、聞こえるかい?()()()()

 

叔母様から念話?

 

「えぇ、聞こえてますよ叔母様。どうしたんですか急に連絡なんて」

 

『確かメディアはそっちの方で喫茶店をやってるんだろ?』

 

「えぇ、やってますが」

 

『そっちでキュケオーンを出してくれないかい?』

 

「え?さ、流石にそれは」

 

『それじゃ頼んだよ』

 

「…………はぁ」

 

帰って仕込みして寝ましょうかね

 

お休みなさい可愛い従業員ちゃん

 

次は、そうねなんのコスプレを頼もうかしら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

ふぅ、美味しかった

 

ご飯を食べた私はクロエちゃんとイシュ姉に手伝って貰って、食器や弁当箱を洗っていた

 

「クロエちゃん、はいこれ」

 

「わかってるわ、はい凛」

 

「凛?だれよそれ?」

 

洗い終わった皿をクロエちゃんに渡し、それを拭いたらイシュ姉に渡して皿をしまう

 

そのような感じで片付けていた

 

そのときだった

 

「雑種、いるか?」

 

そう言って台所にギル兄が入ってくる、ギル兄が台所に来るなんて珍しいの

 

「ギル兄?どおしたの?」

 

「それが終わり次第、我の部屋に来い。待っているぞ」

 

「へ?」

 

そう言ってギル兄が階段へと向かう

 

「イリヤ?なんかやったの?」

 

「クロエちゃんわたし、何かやっちゃったかな?ご飯にお金を使いすぎ?それとも成績が悪いとか……」

 

うぅ、どうしよう

 

なんか他にやっちゃったかな?

 

「いや親に呼び出された子供か!?ったく、そんなことはないとおもうわよ?」

 

「本当?イシュ姉」

 

「あいつはそんなことじゃ呼び出すことはない、と思うわ…………たぶん」

 

「たぶん!?そこは自信を持って言ってほしかったのーー!」

 

「だ、大丈夫よ………たぶん」

 

「イシュ姉?なんで目をそらすの?ねぇイシュ姉!?」

 

「大丈夫よ、だって………あなたは私が守るから」

 

「なんでエヴァンゲリオン!?」

 

「ま、頑張ってきなさい!!」

 

そう言って背中をバシバシ叩かれる

 

少しいたいけど、イシュ姉なりに励ましてくれたのかな?

 

「ありがとう、イシュ姉」

 

「いいのよ、じゃささっと洗い物終わらせるわよ!」

 

「なの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあと、早めに洗い物を終えギル兄の部屋の前に来ていた

 

緊張を解すために深呼吸をしてから部屋の扉をノックする

 

「入れ」

 

部屋の扉を開くと目の前には

 

様々な英雄の剣や槍といった宝具

 

高級そうな天蓋付きのベット

 

が設置された高級感のある部屋

 

 

 

……………ではなく

 

様々なゲーム機やソフト、近くのガラスケースには様々なアニメのフィギュアやロボットのプラモデルが並び、普通より高そうなベットと机のある部屋

 

いわゆるオタクの様な部屋だった

 

「ほぇ?」

 

「どうした?早く来い」

 

そう言われたので中に入って扉を閉めて、ギルの前に立つ

 

「今回、我がお前を呼び出したのは少し頼みがあったからだ」

 

ギル兄が、私に?

 

頼みごと?

 

「へ?ぇえええええええええ!?」

 

「うるさい、近所迷惑を考えろ雑種」

 

「ご、ごめんなさいなの。でもギル兄、私に頼みって?」

 

「実はな、三日後にギルギルインテリジェンスプリンセスプロジェクトの特別ライブが駒王町であるのだが、1グループが風邪で休んでしまってな」

 

そう言えば、なんかクラスでインデックスちゃんと響ちゃんと未来ちゃん、桐生さんで話してたっけ?

 

凄く楽しみにしてたし、可哀そう

 

「だが、急にその部分を埋めるため話し合うには時間がない。それでだ、キャスターと話し合いイリヤ、クロエ、美遊でアイドルを結成し、その時間を埋めて貰いたい」

 

「へ?アイドル?私が!?」

 

な、なんで!?

 

私がやることになったの!?

 

てか絶対にマーリンの提案なの?

 

……まさかマーリンはギル兄と同じで愉悦部部員だったの!?

 

「無論、アイドルはその時だけで構わん。まさか、断るわけないよなぁ雑種?」

 

な、なんかギル兄から凄いオーラが出てて断りずらいんだけど

 

でも、私達

 

ずっとギル兄に助けてもらって来た

 

お金を貰い、家をリフォームして貰い

 

アイドルの友達?を作ってくれた

 

よし、女になった元男

 

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

覚悟、決めました!!

 

それに、もう原作介入とかもしちゃったし

 

少し色々と吹っ切れた

 

……訳ないのぉオオオオオオお!!!!!

 

アイドルなんてやったら、余計アークマさんに

 

『その力は危険よ!!それに前のライブで沢山の悪魔に見られたから狙われるわよ、私が管理するわ安心なさい!!』

 

とか言われるし、学校でもまた色々と噂が立っちゃうのぉオオオオオオ!!!???

 

「うん、ギル兄が言うなら……いいよ?(嘘です本当はやりたくないです許して下さい)」

 

「そうか、礼を言おう。キャスターが三曲用意している。明日からアイドル部で練習しておけよ?雑種」

 

その日から私はクロエちゃんと美遊ちゃんとの特訓と言う名の地獄が始まった

 

クロエちゃんと美遊ちゃんは説得してみると、オーケーしてくれた

 

なんでもクロエちゃんは

 

『いいわ、楽しそうだしね!』

 

美遊ちゃんは

 

『この世界のイリヤの頼みなら良いよ』

 

私達は死ぬ気で練習して、トレーナーさんに認めて貰ったのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして現在、目の前には困惑したファンやお客さんがいた

 

そりゃね、くるはずのアイドルが風邪で寝込んでそれを今日発表だもん

 

仕方ないよね

 

こうなったらもうヤケなの

 

なるならとことんやってやるの

 

デレステやFGOやってた腕を見せてやる

 

その瞬間、私のなかの何かがカチッと言う音と共に頭の中がクリアになる

 

ギル兄に言われた通り、マイクを点ける

 

「ギルギルインテリジェンス、プリンセスプロジェクト特別ライブにお越しの皆さん。今回はご入場ありがとうございますなの。」

 

そう言って挨拶を始めると、お客様方が凄くザワザワしだした

 

『おい、あれってギルギルインテリジェンスの社長の妹じゃねぇか!?』

 

『てかあの隣の褐色の子さ、社長の妹に似てね?』

 

『確かに!従姉妹か何かなのかな?』

 

『マジかよ、てか最初に歌うあの子たちは!?』

 

『は?お前知らねぇの?歌う予定の子は風邪で寝込んだってブログにのってたろ?』

 

『ならあの子らが歌うのか?出来んのかよ?いかにも急いで用意しましたってかんじだぞ?』

 

「今回、私達が変わり………このライブ限定で歌わせて頂きます!!」

 

すると、会場がシーンとなるので、それぞれのマイクを持って叫ぶ

 

「「「まず自己紹介!」」」

 

「私はイリヤスフィール、これでも17才だから一人前のレディとして扱ってね!」

 

『イリヤちゃーん!!可愛いのだわ最高なのだわーー!!』

 

『イリヤちゃーーん、いつの間にアイドルやってたのー!?アイドル衣装も可愛いー!眷属になってーーー!!』

 

『ちっちゃくて可愛いーー!!れでぃー(お子様)なのですーー!』

 

「ち、ちっちゃくないもん!!お子様いうなぁー!!」

 

何か 魔王少女(ストーカー)も居た気がするの

 

………てかなにやってんのエレちゃん、モデルのお仕事は!?

 

※休みなのだわ byエレシュキガル

 

マイクを切り、次の自己紹介をするクロエちゃんへマイクを手渡す

 

「私はクロエ、よろしくね♪」

 

続いてクロエちゃんは少し妖艶、まぁいつも通りか

 

人差し指で投げキッスしてウインクしてからマイクを切る

 

『K!U!R!O!E!クロエ、ちゃーん!』

 

『褐色が可愛いいいーーー!!貴方も眷属になってーー!!!!』

 

『お前も眷属にしてやろうかーwww!』

 

続いて、美遊がマイクを着ける

 

「美遊です、精一杯頑張ります!!」

 

『ボクと契約して魔法少女になってよ!!』

 

『最高です美遊様ーーー!』

 

『カーワイイフォーーウ!!!!』

 

クロエちゃんと美遊ちゃんにアイコンタクトをとり手を繋ぎ1つのマイクに向けてしゃべる

 

「「「私達、このライブ限定アイドル!!!」」」

 

『おぉーーーーー!』

 

「「「カレイド☆ライナー」」」

 

「それでは聴いてください!

        ワンダーステラ!!」

 

そう言って私達はそれぞれに背を向けるように並ぶ

 

そう言って私達は目を瞑り、イントロが流れるのを待つ

 

『~~~~~♪』

 

私は目を瞑ったまま片手を胸に当てもう片方の手で歌う

 

「命儚い」

 

そして次に私の右隣のクロエがちゃんが同じように歌う

 

「恋せよ少女よ」

 

次に左隣の美遊ちゃんも同じように歌い

 

「今、衝撃的な体験が」

 

次の瞬間、私達は目を開いて向かい合いマイクを持ってない手を差しだして重ねる

 

「「「紡ぐたったひとつ絆!」」」

 

そう言った瞬間に重ねた手一斉にを上に向けて、それぞれがステージのお客様に向いて踊る

 

そうして流れるのは、Fate/Kaleido linerプリズマ☆イリヤ

 

ツヴァイヘルツの曲、ワンダーステラ

 

私はアニメは見てなかったけど、オープニングは結構聴いてたから少し分かるの

 

それぞれの担当ヶ所を歌い、サビはみんなで歌う、時間の都合で三曲とも一番のみだ

 

私は手を振ったり、笑顔を向け

 

クロエちゃんは歌の一説を歌うごとにウインクや投げキッスを会場へと向ける

 

そして美遊ちゃんはまだなれないのか、少しぎこちない動きで手を振ったり、微笑んだりしていた

 

「命儚き、恋せよ少女よ!今、衝撃的な体験が紡ぐたった1つ絆!」

 

私達は練習通り、ターンやステップ

 

「気付いている、貴方の想いに。もう何一つ言わなくていい!」

 

その全てを全力で歌いながやる

 

「あぁ、心そっと触れた手に手を重ねた!」

 

最後は会わせる、二人に視線だけ向けると二人とも小さく頷く

 

最後は三人でステージの中央に集まり歌いながら腕を真上に挙げてからゆっくりと下ろす

 

「「「熱情を1つに、世界を越える」」」

 

歌い終わると、会場がシーンと静まる

 

もしかして、何処か間違えた?

 

そんな風に少し不安になってきた

 

次の瞬間、沢山の声援と拍手が聞こえた

 

私は少し戸惑いつつ、二人にアイコンタクトをする

 

「続いて、二曲目!」

 

私がマイク片手に指差して叫ぶ

 

「皆さん、手拍子をお願いします!!」

 

美遊ちゃんも乗って来たのかノリノリでそう言ってポーズをとっている

 

そして最後にクロエが曲名を叫ぶ

 

Catch the Moment!!」

 

『~~♪♪~~♪』

 

正直、次の曲は完璧にFate関係ないの

 

SAOなの、オーディナルでスケールなの

 

てか何でこの曲にしたんだろ?

 

『なぁに、ボクの趣味さ』

 

なんか聞こえた気がする、まぁ私も好きだからいいよ?

 

なんか雰囲気がクロエちゃんと美遊ちゃんに会ってるし

 

「そっと、吐き出すため息を吸い込んだ」

 

私はまるでため息をつくように演技して歌う

 

「後悔は苦い味残して」

 

クロエちゃんはまるで思い出す化のように、後ろを振り返るように演技しつつ歌う

 

「いつもなんで、肝心なこと言えないまま、次の朝日が顔をだしてる」

 

美遊ちゃんは後悔する化のように、マイクを持ってない方の手で頭を押さえた後に手を伸ばす演技して歌う

 

「嫌になった運命を!」

 

美遊ちゃんはまるで嫌な運命を振り払うかのように手を横に振るい、クロエちゃんはまるでなにかを切る化のように腕を右手を横に振るい、二人でデュエットする

 

「「ナイフで!切り刻んでもう一度!」」

 

そう言って此方に手を伸ばす

 

私は二人から少し後ろに下がり二人に手を指し伸ばしながら歌う

 

「やり直したら君に出会えないかも!」

 

そして少しのイントロの後に、歌う

 

「僕の声が、響いた!」

 

私はまるで繋がったかのように、二人に手を伸ばす

 

瞬間(とき)に始まる、命のリミット!」

 

二人が私に片手を伸ばす

 

「心臓がカウントしてる!」

 

そして並び、三人で片方の手を胸にあて目を瞑る

 

「「「叶えても、叶えても」」」

 

「「「終わらない願い」」」

 

そう言って三人で会わせて両手を広げる

 

次の瞬間、目を開いて走るような躍りをする

 

「汗をかいて、走った!」

 

クロエちゃんがそう歌いながら、私より少し前に移動する

 

「世界の秒針はいつか、止まった」

 

美遊ちゃんも同じように少し前に移動する

 

「僕を置いていく、あと何回キミと笑えるの?」

 

そう歌いながら前に手を伸ばしながら走り、二人に軽く抱きついて笑い会い、離れ三人で歌う

 

「「「試してるんだ僕を

         Catch the Moment!!」」」

 

そうしてCatch the Momentを歌い終わり、先程よりも大きな拍手が会場に鳴り響く

 

あと一曲を歌いきれば卯月ちゃんたちにバトンタッチ出来るの

 

「次の曲で私達のライブは終わり!次のアイドルにバトンタッチなの!」

 

「最後の曲はもっともーーと声援をお願いします!!皆さんも一緒に歌いましょう」

 

「最後の歌、行くわよみんな……準備はいい?」

 

『うぉおーーーーーー!!』

 

そう言って三人でステージの観客席の正面へと指を指す

 

「「「すーぱー☆あふぇくしょん!!」」」

 

この曲は正直、凄くライブに会ってるし歌ってて楽しいの!!

 

マーリンナイスセレクト、なの!!

 

私は動画でみた通り、踊る前の構えを取る

 

『~~♪~♪♪』

 

「キミと!」

 

「「はいっ!」」

 

私がメインを歌いながらに踊ると、後ろの美遊ちゃんとクロエちゃんはジャンプしながら合いの手を入れつつ

 

私と同じように踊る

 

ダイブテンションが高いみたいだね、私もトップギアで行くの!!

 

「一緒がいちばん!」

 

「「いぇい!」」

 

「好きよってもっとぎゅーとね!」

 

そう言ってクロエと美遊ちゃんと代わり、今度は私が下がる

 

「「キミを!」」

 

「はいっ!」

 

「新しい場所へと」

 

「いぇい!!」

 

そう言って私は三人で集まるって歌う

 

「「「引っぱってっちゃう

    る・らんら!送れないでねー!」」」

 

『うぉうお!うぉうお!!うぉうお!!!』

 

『いぇい!』『いぇい!!』

 

『うぉうお!うぉうお!!うぉうお!!!』

 

『いぇい!』『いぇい!!』

 

すると、会場の皆が合いの手を入れてくれる

 

アイドルってこんなに楽しいんだ、知らなかったの

 

朝のニュースで見るあんなドロドロした感じじゃなかったの!

 

この後もノリノリで歌いながら踊った

 

そのあと、私達は会場の、みんなとノリノリで歌い卯月ちゃんたちにバトンタッチした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日、赤いアークマさんに別の意味で追いかけられるとは思ってなかったの

 

「こらー!何でにげるのよー!サイン寄越しなさーい!!」

 

た、助けてバーサーカー………

 

そんなことを思いながら私は校舎を逃げ回るのたった

 

 




どうも、みんなのアイドル(今回限定)イリヤです!

な、なんかアイドルしちゃったけど、私は極力原作介入しないよう頑張るの!!

そして最後のライブシーン、歌ってるのは読者の皆さんの想像におまかせします!!

へ?何作者?………分かったの!

作者が楽曲コードの使い方が分からなくて書けなかったらしいの、みんな!!楽曲コードのやり方教えて下さい!!

もしやれたら、なんか歌うシーン書くらしいの!!

それじゃみんな、バイバイなの!!





ご愛読、ありがとうございます

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子供でも稼げる時代なの………

 

 

 

イリヤside

 

 

「うわーん!“お”が“あ”さ”ー“ん”!!」

 

「うわっと!どうしたのジャック?」

 

「ランキング負けちゃったのぉー!」

 

「そっかぁ、惜しかったねー」

 

そう言って泣くジャックを抱き寄せて頭を撫でる

 

どうも、癒しが戻ってきました!

 

イリヤです!!

あれから部屋で課題をしていたら急にジャックが入ってきて泣きだして驚いたの

 

それにしても、前にチラッと見たけど6Vを揃えてたジャックが負けるなんて…………

 

そんな恐ろしいプレイヤーが入るなんて、いったい何て名前なんだろ

 

「ジャック?なんて名前の人に負けたの?」

 

「うぅ、たしか()()()だった」

 

うん?レッド……………気のせいなの

 

偶然同じ名前だと思うし、うん

 

きっと、ファンだよ。うん、熱烈なファンかなにかをだよね

 

「わたしたち、あんなに強いピカチュウとリザードン知らないよー!」

 

うそーん、確定なの!?

 

なら無理なの、レッド様は無理なの

 

あの人に勝てる人は居ないの

 

て、なんでぇえええええええ!?

 

この世界に居るのレッド様!?

 

居るの?何処居るの?シロガネ山なんてここらにはないよ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~数ヶ月前、冥界~~

 

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

 

「………………………ザドゥージ、あいつ…何?」

 

「んん?なんだレッドッ!?コイツは!?青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)!?だめだレッド!アイツはここらの地域を支配してる化け物だぁ!」

 

知らないポケモンだ、グリーンとかが喜びそうだな

 

「強いのか」

 

「当たり前だ!逃げるぞレッド流石にお前でも、おい!」

 

俺は思わずニヤリと笑い、目の前のドラゴンに向けて歩きながらボールを取り出す

 

こんなにわくわくするのは、チャンピオン戦以来だ

 

「おい、バトルしろよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

今、ものすごーく嫌な予感がしたの

 

そんなことを思っていると、ジャックちゃんを離れる

 

「うぅ、ありがとうお母さん」

 

「全然いいの、どんどん抱きついていいの!」

 

そう言ってジャックちゃんを撫でる

 

「うにゅー♪」

 

すごく………………可愛いの

 

これは尊ぇてぇ、なの

 

「あ、そう言えば!お母さん、少し待っててー!」

 

「んー?」

 

すると、ジャックちゃんは離れて部屋から出ていく

 

すると、少しして()()()()()を持って帰ってきた

 

え?

 

「えへへ、お母さん!これあげるー!!」

 

そう言って封筒を渡される、なんだろうお手紙かな?

 

母の日とか、誕生日とか

 

前世だとよくあげてたの、懐かしいなぁ

 

そんな気持ちになりながら、封筒を開くとそこには沢山の万札が入っていた

 

「へ?…………じゃ、ジャックこれって」

 

「えへへ、マーリンとか、ギルガメッシュより少し遅れちゃったけど、お母さんにあげる!!」

 

慌てて宛名を見る、ギルギルインテリジェンスから送られてるの!?

 

『契約ゲーマー【キル・ザ・ジャック】様』

 

「なにこれーー!?」

 

「お母さん!わたしたち、げーまー?になったの!!そしてお金貰えるようになったよー!これで、お母さんがまた倒れなくていいね!!」

 

「ジャック………ジャックぅ!!」

 

そう言ってジャックに抱きついて頭をわしゃわしゃと撫でる

 

「あはは、くすぐったいよぉお母さん」

 

……………いい子なの、凄くいい子なの

 

誰なの、殺人鬼とか言った人?

 

こんなにもちっちゃくて、可愛くて、優しい子じゃん!

 

可愛い、誉める、誉めまくるの!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから、ネットで少し調べると

 

うん、ギルギルインテリジェンス所属のゲーマーだったの

 

うん、ギル兄

 

私、訳が分からないの

 

そんな晩御飯時

 

「ギルガメッシュー!」

 

「どうしたアサシン」

 

「わたしたちね、ぷろげーまー?でギルガメッシュの会社とけーやくしたんだー!」

 

「ふぇ!?今時、子供でも稼げる時代になったのだわ!?」

 

「当たり前じゃない、言ったらアイドルの子達だってそうよ?」

 

「だ、だったらイリヤちゃんが働けるのも納得なのだわ」

 

「ちっ、ちっちゃくないもん!!」

 

「あ~ハイハイ、落ち着きなさいねー」

 

こらー、イシュ姉!

 

そんな撫でられても私の機嫌は直せるわけないよー?

 

まぁ、今回は許すの

 

喧嘩売ったら即やられちゃうの

 

あれ?私ってこんなちょろかったの?

 

「そ、そうか。分かった、後で会社に確認をとっておく」

 

やっぱり今、報告するんだね

 

確かに、年下で小さな子が社員の一員になるって

 

誰でも凄く驚くの

 

あ、またアルトリアとジャンヌが……

 

「うぅ、シロウ!やっぱり私が王になるのは間違いだったんです!………こんな、子供にも遅れを取るような私が王になるべきじゃなかったんですよぉ……………」

 

だれか!アーチャー!アーチャー連れてきて!

 

アルトリアが!アルトリアのSAN値がピンチなのーー!

 

「愛しき妹よ、そしてジーク君、どうやら私は貴方の言う通り姉や聖女では無いみたいです、慰めて下さいジークくん、抱き締めさせてオルタちゃん…………」

 

誰か!ジーク君を!ジーク君を連れてきて!

 

ジャンヌのSAN値が、SAN値がピンチなの!

 

ん?

 

そう言えば前にオーフィスちゃんが来たとき、思わず断っちゃったけど、いま何してるのかな?

 

まぁいっか!

 

そう言えば、ギルギルインテリジェンスの所属動画投稿者ってあと一人居たような

 

後で調べてみよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よし、課題も終わり

 

あれからご飯を食べ終えて片付けた後、私は自分の部屋で課題を終わらせていた

 

そう言えば、インデックスちゃんからオススメって言われた動画があったっけ?

 

見てみよ

 

そう思い、携帯の画面をタップする

 

どうやら、VTuberみたいなの

 

流行ってるよね、私はたまに出てる放送事故とか見るのは好きだよ?

 

面白いし

 

ん?投稿者の名前が【∞どらごん】

 

ギルギルインテリジェンス所属

 

………………嫌な予感がするの

 

再生してみる、まだ

 

まだ決まった訳じゃないの、うん

 

偶然、偶然同じ名前なのかもしれないし

 

『我、オーフィス。いえーい、グレートレッド見てるー?』

 

うそ、マジなの?

 

容姿が本当にまんまなの

 

『草?なにそれ?厨二乙…………ちがう、我、本物』

 

『龍になれ?無理、我、怒られる』

 

『誰に、怒られるの?………魔王?我、グレートレッドに家、追い出されて、ここにいる』

 

『自作自演?違う、本当』

 

『www…………?』

 

うん、可愛いよ?可愛いけど

 

…………可愛いけど

 

なんでさァアアアアアアアなのぉオオオオオオ!?

 

なんでオーフィスがVTuberしてるの!?

 

そもそもなんでギルギルインテリジェンス所属!?

 

しかも非公式じゃなくて公式だし!

 

またやったのギル兄!?

 

アイドルでもそうだけど!どんだけ私の困る姿見て愉悦したいの!?

 

胃が、胃がー!?助けて、胃がイタい!

 

凄くイタいの、キリキリするの

 

『何処で撮ってるの?……アヴァロン』

 

あ、死んだ(胃が)

 

「何してるのマーリィイイイイイイイインーーーーー!!??」

 

イタいです、凄くイタいです

 

オーフィスちゃん凄く人気だし、マギ☆マリとトップ争いになってるし

 

そう言えば、ジャックの場合どんななの?

 

『解体するよ、むぅ弱すぎー』

 

うん、FPSなの

 

強くない?何回も一位なの

 

と言うか、ジャックもデビューしてたんだ

 

うん、誰か

 

……………………助けて?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「トゥルルルトゥールールルー♪次回予告!」

 

「唐突なの、急にどうしたのツヴァイリヤ?」

 

「私の出番がないからだよなのはちゃん!!」

 

「メタいのはダメなのーー!!」

 

「とうとう始まった最終決戦!ついに木場君の切り札、無限の剣製発動!固有結界の中、木場君は無敵に近い状況、更にはイッセー君の禁手がイリヤを苦しめる!!」

 

「ふぇ!?」

 

「やめて!固有結界の能力のせいでサーヴァント達を召還出来ない、更には奪ったイージスまで!?お願い死なないでイリヤ!!」

 

「へ?いや違うよ?まだ授業参観すらしてないの!?」

 

「貴方が今ここで倒れたら、美遊とクロとのアイドル活動はどうなるの!?魔力はまだ残ってる!ここを耐えれば助かる事が出来るんだから!!」

 

 

次回、イリヤ散る!

 

 

 驚異のアンリミテッド

         ブレイドワークス

 

 

 

     デュエルスタンバイ!!

 

 

 

 

「やめるのぉぉおおおお!?戦わないよ?戦いたくないよ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(/ω・\)》ひょこっ

 

「あの、嘘ですからね?」

 

「フェイトちゃーんシュークリーム食べよー!」

 

「あ、待ってなのはー!私も食べるー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





どうも、胃に穴が空きそう……イリヤです

あの予告、ツヴァイリヤちゃん大丈夫かな?

でも、出番が少ないのは是非もないよネ

次回もお楽しみ!!







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赤いアークマオタクさん!?

 

 

イリヤside

 

 

「おかえり司令官、好きな席へ座ってね。司令官が来てくれて私は嬉しいよ?」

 

どうも、毎日楽しくコスプレしてます!

 

イリヤ艦隊駆逐艦8番艦、イリヤスフィールでーす!!キラ☆

 

ごめんなさい調子に乗りましたごめんなさい

 

現在は艦これの響?ってキャラにコスプレしてます!

 

「え、えーとこの海軍シーフードカレーをお願いします。えーと?」

 

「響だよ?その活躍から不死鳥と呼ばれることもあるよ」

 

「響ちゃん、じゃあこの海軍カレーを一つお願いするよ」

 

「ハラショー、任せて司令官」

 

そう言って店長の元に戻る、店長

 

そう言って店長の元に戻る、店長のことを何処かで見たことがあるきがするの、気のせい?

 

「お疲れイリヤちゃん!!ナイススマイル&接客!次の服とセリフとかも休憩室に置いてあるから、あと二時間はそれで接客ね?」

 

私がこのようにコスプレだけではなく、キャラの成りきりをするように成ったのは、前にアイドルをしていたのが原因だ

 

私達は思っていたより、人気に成りすぎてしまったのだ

 

私達「カレイド☆ライナー」は

 

あのあと、帰りにかなりの数の人がギルギルインテリジェンスにカレイド☆ライナーのグッズについて、グループについての問い合わせが来たらしいの

 

ギル兄が言うには、どうにか鎮圧させたらしい

 

そして私はバイト先の店長に相談、結果

 

コスプレ+成りきり+キャラに似せた声色でバレない様にした

 

更にはメニューに私のコスプレ姿との写真撮影一回500円、艤装&ポーズ2000円

、鍋Ver500円を追加、結果少し給料が増えたの

 

そして、店の防犯やあのように魔王少女に捕まった時の対策を教えて貰ったの

 

なんか、店長が困ったときは()()()展開?って言えばどうにかなるらしいの

 

ぎそうってなんだろ?

 

スタンガンとか、防犯ブザーみたいな感じなのかな?

 

まぁいいか、なの

 

あ、またお客さんだ!!

 

…………………魔王少女がいらっしゃいましたー

 

はぁ、また引き剥がすのに時間がかかるの

 

「あれ?今日はイリヤちゃん、いないの?」

 

「いらっしゃい、司令官。お好きな席へどうぞ」

 

取り敢えず、コスプレで姿がバレてないのに凄く驚きなの

 

「貴方は?」

 

「響だよ、その活躍から不死鳥と呼ばれることもあるよ」

 

「そっかぁ、よろしくね響ちゃん!」

 

そう言って魔王少女、セラフォルーさんが抱き付いてくる

 

「司令官、当店ではそのようなサービスは行ってないよ」

 

「この体格、この髪は……スンスン…この匂い………イリヤちゃん!?」

 

「何故バレたし、なの………」

 

「イリヤちゃん、今日も可愛い☆ーー!!お願い、私の眷属にならない?なるよね、今すぐ契約しよう☆」

 

うわぁ、相変わらず可愛いだけで眷属に引き入れようとしてるの

 

そろそろ諦めてくれないかなぁ

 

無理ですか、そうですね。なの

 

こうなったら店長の言ってた()()()試してみよっかな、この人魔王だし

 

たぶん大丈夫………なの?

 

チラッと厨房の店長を見ると、笑顔でサムズアップしてるの

 

え、うそ?ヤっちゃっていいの?

 

「ぎそう展開」

 

すると、なんか後ろというか

 

背中が重くなった

 

思わず右手を下に下ろし

 

「ひぃ!?止めて、動かないで!?当たるから!当たっちゃうからぁー!?」

 

「へ?」

 

ふと右肩を見ると、軍艦とかに付いてる大砲が付いていた

 

そして量腰には、なんか魚雷?の入った筒

 

の入った筒

 

「……………なぇにこれぇ?」

 

「それが艤装よイリ………響ちゃん」

 

「司令官?これが艤装(ぎそう)?」

 

「そうよ、原作にて使っていた軍艦の武装を模した装備よ」

 

「なら何故、実際に使えるんだい司令官?」

 

「………大人には色々とあるのよ」

 

「聞かなかったことにするよ司令官」

 

うん、なんか

 

私の回りって、色々と壊れてる?

 

気にしないようにしよう

 

なんか、艤装は解除って言ったら消えた

 

何処に消えたんだろ?

 

そんなことを考えていると、魔王少女は帰っていた

 

そして、また来客を告げる呼び鈴が店内に聞こえる

 

「おかえり、司令官」

 

そう言って店の入り口に向かうとそこには、駒王町の赤いアークマさんことリアス・グレモリーが立っていた

 

…………ここまで来る普通?

 

流石グレモリー

 

人のバイト先にも押し掛けるとか

 

そこに痺れも憧れもしない、の

 

てか、マジでお願い誰か

 

…………………(私の胃を)助けて

 

「はわっ!?」

 

へ?

 

な、なんか顔か赤い?

 

更にはプルプル震え出した!?

 

まさか怒ってる!?

 

さすがに毎回逃げてたから怒ってる!?

 

ど、どうしよう今は店だし

 

いや、今の私は響だ

 

私のコスプレは魔王少女すら凌駕する

 

…………た、たぶん大丈夫なはず

 

「ど、どうしたんだいしない司令官?体調でも悪いのかい?」

 

「体調、体調ですって?」

 

や、ヤバイの!?

 

更にはプルプルしだした!?

 

まあまあ棒を喰らい続けたジャイアンの噴火5秒まえなの!?

 

誰か!助けて、バーサーカー!!

 

 

「最っ高に!ハイって奴よォオオオオオオオ!!!」

 

 

「ヒッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアス・グレモリーside

 

 

「はぁ、それにしても暑いわね」

 

あと少しで授業参観、その前に足りない文房具を買い物していたら日差しが強くなり

 

余りの暑さに、私はそう呟いた

 

私は、チラッと回りを見ると【喫茶葛木】と言う喫茶店があった

 

「ちょうどいいわ、彼処で休憩よ」

 

そう言って店の扉を空けて店内に入る

 

THE喫茶店って感じね、でも席が大分埋まってる

 

何か人気なメニューでもあるのかしら?

 

その時だった

 

「おかえり、司令官」

 

突如として耳が幸せに包まれる

 

嘘でしょ…………この声は!?

 

私はとっさに、顔を少し下にすると

 

「はわっ!?」

 

お、思わずアーシアの様な声が漏れてしまった

 

恥ずかしくて俯く、体は余りの羞恥に震えてしまう

 

が、今はそんなこと関係ない

 

艦これ歴3年、私の推しであり

 

相棒であり、娘であり初めてのケッコン相手

 

今までどんな辛いことがあっても私を癒してくれたキャラクター

 

艦隊これくしょん

 

暁型駆逐艦二番艦、響

 

今、ゲームの世界から飛び出して私の目の前にいる!

 

あぁ、まさか響ちゃんに会えて更には司令官呼び

 

「ど、どうしたんだい司令官?体調でも悪いのかい?」

 

「体調、体調ですって?」

 

そんなの……そんなの、そんなの!!

 

 

「最っ高に!ハイって奴よォオオオオオオオ!!!」

 

「ヒッ!?」

 

あぁ、ダメじゃない私

 

響ちゃんを怖がらせるなんて、司令官失格じゃない

 

「ごめんね響ちゃん、怖がらせて。怒ってないから席に案内してほしいな?」

 

「は、ハラショー。こっちだよ」

 

そう言って響ちゃんが案内してくれた席に座り、メニューを見る

 

ふうん、結構メニューは豊富なのね

 

きゅ、キュケオーン???

 

お、オートミール………なのかしら

 

ん?特別メニュー?

 

それを見た瞬間、私の時は止まった

 

いや、止まるほどの衝撃を受けた

─────────────────────

【特別メニュー】

┌─コスプレ店員との写真撮影¥500円

├──ポーズ&艤装あり¥2000円

└────鍋響Ver500円

 

─────────────────────

 

な、鍋響…………だとッ!?

 

まさか、あの艦隊これくしょん第6話の

 

あの響が、目の前に来て

 

更には写真撮影ですって?

 

でも、今月はお小遣いはピンチだし

 

『司令官、買ってくれるよね』

 

グゥッ!?

 

『司令官、私と写真……撮ろ?』

 

うぅッ!?

 

『司令官、私とは嫌なのかい?』

 

「すいません!メロンソーダ………あと特別メニュー全部下さい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「トゥルルルトゥールールルー♪次回予告!」

 

「またなの!?………どんだけ出番欲しいのツヴァイリヤちゃん」

 

「だって出番ないからこれしかないもん!」

 

「ツヴァイリヤ、止めて!!メタなのは止めて!?」

 

「でも、今回言うのは私じゃなくてこの方!」

 

「邪魔するぞ、雑種」

 

「ギル兄!?」

 

「ギルガメッシュさん、短めでお願いします!」

 

「ふむ、良かろう」

 

「ふぇ!?」

 

「お願い、死ぬな雑種。ここを乗り越えれば、助かることが出きるのだからな」

 

次回、イリヤ死す!

   デュエルスタンバイッ!!

 

「止めるのぉ、それ本当に死んじゃう奴だからやめるのぉ………その予告本当に死んじゃう奴だからぁ!!??」

 

お願い、助けて?

 

バーサーカー

 

 

 

 

 





どうも皆さん!

そろそろ胃が限界を迎えそう、イリヤです

作者からの伝言なの!そろそろアンケートを締め切るそうだから皆、投票お願いします!!





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番外編 カルデアに召喚された!?クラスは…シールダー!?

アンケートで募集していた番外編です












 

 

???side

 

 

人理継続保障機関カルデア

 

そこでは、世界最後のマスター

 

藤丸立香とそのサーヴァントである

 

マシュ・キリエライト

 

そしてカルデアの職員や沢山の英霊が人理をまもり続けている場所

 

「先輩、先程エミヤさんから召喚が終わったらデザートの試食に来るようと」

 

「わぁ!それ本当マシュ?エミヤの作るご飯は全部美味しいから楽しみだね~」

 

「はい、そうですね先輩。あとで所長も呼びましょう、確か甘いものがお好きな様だったので」

 

「いいね!最近は所長ずっと大変そうだったし、少しぐらい休憩した方がいいよね」

 

「はい、では後で連絡しに行きましょう」

 

「そうだね。それじゃマシュ、始めよう!」

 

「はい」

 

そう言って少女二人は、召喚する為のシステム

 

『守護英霊召喚システム・フェイト』の設置されたルームに入る

 

「今度はどんな英霊が来るかな?楽しみだねマシュ」

 

「はい、先輩!」

 

そんなオレンジ髪にシュシュをしている少女、藤丸立香に銀髪に眼鏡をかけた少女が虹色に輝く石、聖晶石を手渡すと、藤丸立香は守護英霊召喚システム・フェイトへと聖晶石を投げ入れる

 

すると、召還システムから光の玉が浮かび上がり三つの輪になり回転を始める

 

高速で回転し収束して弾ける

 

「ハラショー!?サーヴァントシールダー、駒王町のシールダーだよ司令官。あ、艦娘じゃないからね司令官?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

何でこんなことななったんだろ

 

いつも通り、喫茶店で響のコスプレに着替えたところまで良かった

 

とある客に、両手をあげてハラショー!と言ってと頼まれ実行しようとした時だ

 

突如として足元に魔法陣が現れて、瞬く間に幻想的な空間に転移した

 

客に頼まれて私は両手をあげた状態でた

 

そして目の前にはFateGrandOrderの女主人公、藤丸立香とそのサーヴァントであるマシュ・キリエライトが佇んでいる

 

…………………なんでさ、なの

 

「ハラショー、サーヴァントシールダー、駒王町のシールダーだよ司令官。あ、艦娘じゃないからね?」

 

ふと口からそのような言葉が出ていた

 

な、なんで!?口が勝手に!?

 

「し、シールダーですか!?」

 

「あ、イリヤちゃんだ。久しぶり!なんで、あれ?マジカルルビーは?」

 

ルビー?今日はバイトに持ってきているバッグに入れたままだ

 

「何のことだいマスター(司令官)?」

 

また口が勝手に動いた!?

 

「てことは、あの魔法少女のイリヤちゃんとは違う世界のイリヤちゃん?」

 

「そ、そういうことなの」

 

あれ?藤丸とマシュちゃんが居るってことは、ここカルデアなの!?

 

「こ、ここは何処なの?司令官」

 

「ここはカルデアだよ!」

 

「はい、ここは人理継続保障機関カルデアです。私達は人理修復の為、ここで活動していています」

 

「えーと、次の特異点は何処なのマシュ?」

 

「はい、所長の話によると……」

 

所長!?

 

所長この世界だと生きてるの!?

 

「19世紀のロンドン」

 

ロンドン!?

 

嘘、てことは私は娘と戦わなきゃいけないの!?

 

なんでなのぉオオオオオオオオ!!??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから、私はどうにかソロモン戦まで生き残ることが出来た

 

本当に大変だった具体的に言うと

 

レイシフトしてすぐモードレットにアルトリアと契約してることがバレて追いかけ回された

 

 

『まって!ねぇまって!?筋力Aで殴られたら私死んじゃうからぁ!!』

 

 

『おら!死ねぇエエエエエエエエエ』

 

 

アルトリア、そして世界のモードレットファンの皆さん

 

ごめんなさい、私はモードレットちゃんとは仲良く慣れないみたいです

 

そのあとジャックと、戦ったり

 

 

『解体するよ!!』

 

 

『止めて!娘と戦うのはイヤァアアアア!?お願い!直ぐにゲーム持ってくるから!ポケモン持ってくるから止めてぇええええええ!』

 

 

幼女に拉致されたり

 

 

『さぁ、貴女のお話を聞かせてちょうだい!』

 

 

『寝たら拉致されてる、訳がわからないよ。イリヤ、オウチ、カエル』

 

 

そんなこんながありながら、どうにかソロモンとの戦闘

 

もう色々ありすぎてストレスマッハ

 

なんか、もういいや(ハイライト・オフ)

 

あいつ(ソロモン)をボコしてストレス発散なの

 

「死ネェエエエエエエエエ!!

 

ソロモォオオオン!!召喚せし幻想(ロード・ファンタズム)!!」

 

「ちょっと待ってくださいイリヤさん!いきなり宝具ですか!?先輩!イリヤさんがいきなりイベントスチールです!!」

 

「…………ストレスが溜まってたのかな?」

 

地面に7つの魔法陣が展開される

 

ん?7つ?

 

もしかして、プリズマドライのイリヤちゃんが召喚されるのかな?

 

「行くよシロウ、それにしてもなに召喚されてるのよイリヤ?」

 

「久しぶりの出番!行くよルビー、美遊、クロ!!」

 

『ルビーちゃんの出番ですね♪お任せください!!』

 

「ツヴァイリヤ、少しは落ち着いたら?」

 

「うん、分かったわツヴァイリヤ。サファイア」

 

『了解しました、美遊様』

 

「心配してたのイリヤちゃん、一緒に戦うよ。ね、フェイトちゃん!」

 

「うん、行くよなのは」

 

あれ?イージスの様子が

 

テレンテレン!

 

デッテ♪デッテ♪デッテ♪

 

デッテー♪デッテ♪デッテ♪デッテ♪

 

デッテー!

 

魔方陣から現れたのは綺麗なピンク色の髪を赤いリボンで纏めたツインテール

 

そして綺麗な弓と明るいピンクを地色に縁取りの赤と白のコントラストが映える

派手なロリータ風の少女

 

「サーヴァントアーチャー、助けに来たよ!鹿目まどかです、まどかって呼んでね?」

 

「うそーん」

 

なんか、うん

 

凄い魔法少女(ひと)、召喚しちゃったの

 

「とにかくみんな!行くよ、美遊ちゃん!!」

 

そう言って私は右手を下ろし、右肩艤装、主砲を構える

 

魔法少女達はそれぞれの宝具の発動の構えを取る

 

「地に瞬く願いの光、落ちた月は、

    無垢なる輝きを束ね、天を望む。

   星天を照らせ地の朔月(ほしにねがいを)

 

美遊が宝具で皆の攻撃力UPのバフをつける

 

「みんな、行くよ!!」

 

「山を貫き、水を割り……なお墜ちる事無きその両翼」

 

クロエちゃんが、白と黒の双剣『陽剣干将と陰剣莫耶』を4つ投影、ソロモンへと投擲し駆け出す

 

「シロウ!おねがい!よいしょっと……私の中の女神たち!力をかして!」

 

シトナイはシロクマのシロウに乗り、ソロモンへと駆け出す

 

「行きます!『Yes sir』疾風迅雷!」

 

フェイトちゃんも、剣を構えソロモンへと突撃する

 

「筋系・神経系・血管系・リンパ系……擬似魔術回路変換、完了!」

 

「これが私の全力、全開!!『Exelion mode.』」

 

「希望を信じて!私がやっつけるから!」

 

「さて、やりますか」

 

私達、遠距離系はクロエちゃん達が切りつけたあとに攻撃するため、詠唱を済ませる

 

「『鶴翼三連(かくよくさんれん)』!!」

 

「『オプタテシケ

       オキムンペ!』」

 

「『ブリッツストライド』!!」

 

「これが私の全て

多元重奏飽和砲撃( クウィンテットフォイア)』!!」

 

「『スターライトブレイカー』!!」

 

「『希望の魔法(プルウィア☆マギカ)』」

 

「『主砲、発射(どこまでも響くよハラショー)』!」

 

そして魔法少女たち

 

 

「なんだ、その………ふざけた宝具わぁアアアアア!?」

 

こうして、私達は無事ソロモンを倒し第四特異点ロンドンの特異点の修正を完了したのだった

 

魔法少女の力ってすげぇーー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!」

 

目が覚めると、自室のベットだった

 

私の両隣には、右腕にクロエちゃん

 

左腕にジャックが腕を掴んで気持ち良さそうに眠っているので動けない

 

目線だけで、時計を見ると朝の3時だった

 

「……………夢、だったの?」

 

取り敢えず、どこまでも響け

 

ハラショー

 

 

 








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聖処女の約束

ジャンヌside

 

 

敵のサーヴァントの宝具から、彼を守るため私は全力で宝具を展開した、けど

 

「ルーラー!」

 

「あ、う………■■■……君」

 

倒れた私の体を抱き上げて、彼は涙を流す

 

「ルーラーッ!!」

 

彼が叫んだ瞬間、頭のなかで大きな竜のような生物が頭を横切る

 

「あッ!?」

 

頭のなかでそれはただの予測、でもそれは………

 

「死ぬな!死なないでくれ!」

 

私に必死に声をかけてくれる彼に私はどうにか口を開いた

 

「大丈夫……どんなに時間が懸かっても必ず会いに、行きますから」

 

その言葉に、彼は一度目を閉じて

 

優しげな笑顔を浮かべた

 

「……あぁ、待ってる」

 

その言葉を聞き、私は安心して目を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと目を開けると、見慣れた天井が目の前に広がっていた

 

「あれ?」

 

ふと目元を見ると、少し濡れていた

 

………あの時の夢を見るなんて

 

それにしても

 

彼は今どこにいるのでしょうか

 

そんなことを思い浮かべていると、突如として部屋の扉が開く

 

そこには、いつも通りトゥリファスの時の格好をしたライダー、アストルフォが立っていた

 

「ジャンヌ、朝だよ……泣いてるの?」

 

「そう、みたいです。あの時のことを思い出してしまって」

 

「そっか……マスター、今どこにいるのかな」

 

「いつか、会いに行きます。約束、しましたから」

 

「そっか」

 

「おーいアス兄!ジャンヌはー?」

 

すると、今のマスターの少女の声が聞こえた

 

「い、今行きます!!」

 

「今行くよイリヤー!」

 

そう言って私とアストルフォは、急ぎ一階への階段を駆け降りた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

「愛してるゲーム?ですか店長」

 

「そうよイリヤちゃん」

 

どうも司令官(皆さん)、あれからも響で頑張ってるよ。イリヤです

 

今日は祝日、朝から喫茶葛木にて働くのですが出勤してコスプレ(仕事着)に着替えたときに、店長に呼ばれたの

 

そうして話されたのが、愛してるゲームだった

 

でも、一応元男なので愛してるや可愛いと言われても余り動じない

 

「イリヤちゃんはこのゲームで、お客さんをデレさせたり笑顔にすれば勝ちよ。お客さんがそれを1分間耐えきれば勝ち、負けた場合は特別メニューの値段が2倍よ」

 

「あの、私が負けた場合は?」

 

「それを考えてなかったわね………そうね、イリヤちゃんが負けたらそのコスプレしてる子のキャラクターソングを歌って貰うわ」

 

「へ?そ、そんなことしたら私がカレイド☆ランナーのイリヤってバレちゃうかもしれないよ!?」

 

「そう言えば、一回アイドルしてたわね。しかも、かなり人気みたいなだし店に飾りたいからサイン書いて貰えないかしら?」

 

「うぅ、絶対にゲームは勝たないと。あと、サインはずっと店長にお世話になってたし、書くの。でも私、サインなんて書いたこと無いよ?」

 

「あぁ、それっぽく書いとけばいいの」

 

「わ、分かりました」

 

そう言って私は色紙に『カレイド☆ランナーイリヤ』とそれっぽく書き端に喫茶店葛木様へ

 

と書いて店長に渡す

 

「ありがとうイリヤちゃん、早速飾らなきゃ」

 

そう言って額縁に入れてレジの近くに飾る店長、なんか少し恥ずかしいの

 

「それで、愛してるゲームの方はどうかしら?上手く行ったら給料少しアップよ」

 

「やります!」

 

やってやるの!今なら、アークマは即KO出来る気がするの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンヌside

 

 

時間帯は昼、私達サーヴァントはイリヤから渡される昼食代の千円で外に食べに行くことが多い

 

そんな今日、私はアストルフォと共に外へと出てきていた

 

セイバー、アルトリアさんも誘ったのですが

 

『実は昨日一人千円の食べ放題のお好み焼き屋【ふらわー】を見つけまして!ランサーやアサシンと共に行くことにしていたのです!』

 

と断られてしまい、今回は私達二人となったのです

 

「ラーメン、カツ丼、牛丼……ハンバーガー!ジャン…じゃなくてレティシア!お昼ハンバーガーにしようよ!」

 

「それは前に食べたじゃないですか」

 

「えぇー!?良いじゃんハンバーガー!前と別のメニュー食べたいし!」

 

「はぁ……仕方ないですね、じゃあそうしますか」

 

「……………チョロイン」ボソ

 

「へ、なんか言いましたか?」

 

「ん~ん、なんでも無いよ!」

 

そう言って私達が歩いていると

 

「おいそこの可愛い嬢ちゃん!」

 

突如として私達の目の前に二人の男性が行く手を阻むように現れた

 

「なぁに、おじさん。ボク達に何か用?」

 

「おじッ!お、お兄さんと呼ぼうか?」

 

「ところでさ、俺達とお茶しね?」

 

「すいません、私達は先を急ぐので」

 

そう言ってアストルフォの腕を掴み、ずれて行こうとしたとき

 

「そんな固いこと言うなよ」

 

「クッ」

 

そう言って私の肩を掴もうとした、その時だった

 

私達の後ろから手が延び、男性の手を掴んだ

 

「すまない、彼女は俺の大切な人なんだ。手を出さないで貰えないか?」

 

「チッ、なんだよ男連れかよ。おい、行くぞ」

 

そう言って男性二人が去っていく

 

後ろから聞こえたその声

 

間違えるはず無い、でも彼がこの世界いる訳が

 

そんな事を思いつつ振り向く

 

 

「ジーク、君?」

 

 

「久しぶりだな、ルーラー。すまない、此方から会いに来てしまった」

 

そこには今朝、夢に見た銀色の髪の彼がそう言って優しげな笑顔を浮かべた

 

いつか、必ず会いに行くと約束した

 

ジーク君が目の前に

 

「うそ、それじゃあ本当に……マスターなの?」

 

「あぁ、ライダーも久しぶり。元気そうで良かった」

 

「マスター会えて良かったよぉ!!」

 

そう言って隣にいたアストルフォがジーク君に抱きつく

 

だが、忘れてはいけません

 

ここが飲食店が立ち並ぶ、人通りの多い道であることを

 

慌てて周囲を見回すと、買い物に来ていたと思われる奥様方がニヤニヤしながら此方を見ており、私達は注目の的だった

 

「な、何をしてるんですかアストルフォ!こんな公共の場で、とにかく行きますよ!」

 

「うん。行こう、マスター!」

 

「あぁ、分かった」

 

そう言ってアストルフォがジーク君と手を繋ぐ

 

「えへへ、これでずっと一緒だね!」

 

「あ、あぁ。そうだなライダー」

 

そんな様子の二人に羨ましげな視線を送ってしまう

 

「レ・ティ・シ・ア?マスターの隣の手が空いてるよ?」

 

「なっ!?」

 

私は、恐る恐る彼のもう片方の手を握る

 

「あぅ」

 

「行こう、ルーラー」

 

私は恥ずかしかったですが、こうして歩いていると

 

少し、幸せに感じました

 

主よ、彼と私を出会わせてくれたことを

 

深く感謝いたします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

「『愛してるよ』と『大好きだよ』どっちがいいんだい、司令官?」

 

「へ?う、うぅーーーー!?!?」

 

そう言って、私は響にコスプレする日だけ店に来る赤いアークマさんにそう聞いた

 

アークマさんの頬が段々と緩んでいくのを見る

 

「だ、大好きの方でお願いするわ」

 

「大好きだよ、司令官」

 

そう言って、店長に見せて貰った画像と私の記憶の片隅にある艦隊これくしょんの記憶で、響のように少し笑顔にして言う

 

正直、私の艦これ知識は艦これが艦隊これくしょんの略であること

 

昔の軍艦などの艦隊女の子の姿となった事しかしらない

 

「ぶふぁーーーーー!!!」

 

そう言って赤いアークマ、リアスさんは、顔をニヤニヤしながら鼻血を吹き出して倒れる

 

思わず駆け寄って助け起こす

 

「だ、大丈夫かい?司令官」

 

「………私は幸せ、よ。響、貴方に会えて……ガックリ」

 

「文句無し、響ちゃんの勝ちよ」

 

そう言って店長が私の勝ちを宣言する

 

Верный · Спасибо(ありがとうございました)

 

倒れたアークマさんにそう言って私は業務に戻るのであった

 

戻りながら私はニヤリと笑う

 

アークマさんの弱み……『艦これの響大好き』

『響のコスプレイヤーを見て鼻血』

 

…………確かに握ったの

 

 

 

 

 

 









どうも皆さん、赤いアークマの弱みを握りました!

イリヤです!

「ちょっとイリヤー!ジャンヌに夢のシーンが会ってボクの夢のシーンが無いってどういう事さ「

へ?だってジーク君のヒロインってジャンヌ何じゃないの?

「違うよ、実はボクなのさ!」


えぇえええええええええ!?


「いえ、違いますからねマスター?」







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秘められた感情

 

 

イリヤside

 

 

どうも、みんなのアイドルイリヤです

 

久しぶりの休暇です

 

正直言うとやること無いです

 

私の趣味は家事とコスプレ、あれからも艦これの響のコスプレを続けていたら

 

何故か店長がコスプレの予備をくれたのだ

 

とってもハラショー(良い )ね!

 

せっかくだし今日はこれを着て過ごそうかな

 

あと、私達の家にまた一人住む人が増えた

 

それはジーク君だ、そうFGOのApocryphaイベントで出てきた私のお気に入りの一体

 

四章のソロモンの攻撃を一人防ぎ残りHP1で残り、宝具でリベンジなしでソロモンを倒したキャスター

 

ついでに、ジーク君の部屋はジャンヌの隣だ

 

そしてその向かいはアス兄だ

 

うん、これでフランケンシュタインとか来たらもう私の家と魔力終わりだよね

 

流石にギル兄でも養えないよ?

 

私、また働かなきゃかなぁ

 

そう言えば、ギル兄の耳に何故かこのコスプレの事が入り

 

今度の特別ライブの時にその格好でキャラクターソングを歌わせようとしてる、らしいの

 

あくまでも噂だからね

 

そう言えば最近ギル兄の部屋を通ると、誰かと喋るような声が聞こえるの

 

毎晩、仕事の電話かな?

 

分からないけど、そう言えば思い出したんだけど私はFate/staynightのイリヤスフィールの体を貰ったんだよね

 

確か切嗣(パーパ)アイリスフィール(マーマ)の娘のイリヤはホムンクルスでなんかちっちゃい聖杯が入ってて、体を色々と魔術で改造されてるみたいな説明があったような気がするの

 

そう言えば、私の血は普通の赤色だけどホムンクルスって違うのかな?

 

それにどのくらい生きれるのかな?

 

ジーク君は凄く長い間生きてるし、まさかだけど少ししか生きられないとかないよね?

 

アニメとか、ドラマじゃあるまいし

 

うぅ、考えると不安になってきた

 

そう言えば、イージスの美遊は英霊、つまりはサーヴァントの方だけど

 

プリズマの世界の美遊この世界に聖杯?で飛んできたりとかないよね、さすがに無いよね?

 

うーん、考えてると不安に成ってきたの

 

取り敢えずハラショーどこまでも響け

 

響の格好で散歩に行こうかな

 

一応私、アイドルだし

 

身バレはいけない、そう言えばさ卯月ちゃん達は普通の格好で歩いてたような

 

ついでに前にネットで調べたんだけどギルギルインテリジェンスの公式アイドルグループランキングを見つけたの

 

一位は【NEW GENERATION】だった

 

やったね卯月ちゃん達!!

 

そうだ、午後に出掛けるついでにお菓子差し入れてこようかな

 

そんな風に思いながら材料を出してクッキーの生地を作る

 

サーヴァントのみんな?

 

ギル兄、アス兄、イシュ姉、エレ姉はインテリジェンスで仕事

 

クー兄とバーサーカーは海釣り

 

アルトリアは何処かの店でフードファイト

 

ジーク君とジャンヌは二人で散歩に行き

 

マーリンは自室で配信、ジャックもFPSゲームを実況中

 

ついでに『∞どらごん』ことオーフィスさんは【はいしん、我、りょーり出来る】

 

とのサムネイルで料理してる

 

どうか、ダークマターを生産しませんように

 

「よしっと」

 

クッキーを焼き上げて、皿に移して少し冷ます

 

冷ましてる内に家にいる人達に向けて冷やしうどん、まぁざるうどんを用意する

 

そう言えば、そろそろギルギルインテリジェンスで最新作のアニメを製作してるらしいの

 

楽しみだね、何を作るんだろう?

 

FGOの映画はもう公開してるし、あれ?

 

映画の場合、声優さんとかどうしてるのかな?

 

まさかだけど、本人達がとか

 

流石に無いよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからみんなとご飯を食べ、響の格好に着替えた私はクッキーを艤装が展開出来る用に作られたリュック(店長談)に入れてギルギルインテリジェンスに向かっている

 

ついでに近くのお花屋さんで花束を買ってきた

 

さてと、いつも通り社内に入りアイドル、モデル課に入る

 

「失礼するよ」

 

すると、卯月ちゃんや樹さん

 

エレ姉にイシュ姉がいたのでちょうど良いタイミングだ

 

それにしても、なんで皆して此方を怪しそうな目で見るのかな?

 

取り敢えずそのまま室内に入り島村卯月さん、本田未央さん、渋谷凛さんの元へと歩く

 

そして、花束を卯月ちゃんに差し出す

 

「へ?わ、私ですか!?」

 

「し、しぶりん、しまむー?知り合い?」

 

「し、知り合いじゃないと思うけど」

 

う、私友達じゃなかったの?

 

あ、まだみんなこの格好の時の私を知らないんだっけ?

 

それにいつもの癖で声を似せてて、いつもの声じゃ無かった!

 

取り敢えず、驚かせても良いかな?

 

「NEWGENERATION、島村卯月、本田未央、渋谷凛」

 

そう言った瞬間、樹さんが少し立ち上がる

 

あれ?もしかして不審者と思われてる?

 

い、急いでネタばらししないと

 

花束を差し出したまま響声で言った後にいつもの声で口を開く

 

「三人とも、ギルギルインテリジェンスアイドルグループランキング一位おめでとなの!」

 

そう言って改めて花束を差し出しながら片手で右目を隠していた帽子を少し上に上げる

 

『イリヤ(ちゃん)!!??』

 

うん、みんなそんなに驚くかな?

 

私の髪の色で分かると思ってたのに……

 

アイドルの皆はともかく、エレ姉にイシュ姉さんは分かると思ってたんだけど

 

私だと分かったのか、部屋の皆が安心したような雰囲気になり卯月ちゃんも花束を受け取る

 

そんなことを思いながらリュックの中から焼いたクッキー達の入った袋をアイドルの皆分を取り出す

 

「はいこれ、私から皆へのプレゼント」

 

「これ、もしかしてイリヤちゃんが作ったクッキーですか!?」

 

「うん、そうだよ」

 

「嘘!イリヤちゃんお嬢様なのに料理できるの!?」

 

「お、お嬢様?」

 

「違うの?」

 

「うん、私の家は普通の家だから使用人とかもいないし。家事とかほとんど私がしてる、あと後輩ちゃんの為にお菓子作りったりとかもしてるから料理は得意なの」

 

そう言いながら、樹さんやみりあちゃん達にクッキーを配る

 

「へー、お父さんやお母さんを手伝ったりとかじゃ無いんですか?」

 

「いないよ?お父さんとお母さん」

 

転生して、この世界に生まれ変わったんだから親なんていないに決まってるじゃん

 

「へ?」

 

そもそも居たら私が働かなくても大丈夫だったしね

 

「そ、その!ご、ごめんなさい!」

 

「なんで謝るの?別に気にしてないよ?」

 

そう言ってこの後クッキーを配り、自宅へと戻るのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自宅へ戻り、夕飯時

 

私達の家では、宴会をしていた

 

「ファハハハ!このような祝うべき時、飲まなくてどうする!!」

 

「うん、たまには皆でお酒を飲むのも良いものだね」

 

「うぇーい、マスターも飲んでる?」

 

「あぁライダー。俺も楽しませて貰ってる」

 

「……うーん、むにゃむにゃ。うぇへへへ♪」

 

「ダメだこの姉、ストロン○ゼロ一口で寝落ちとか酒に弱すぎよ」

 

「私はお酒よりもご飯ですイリヤ!おかわりをお願いします!」

 

「あ、私もお願いします!」

 

「は、はーい」

 

「むぅ、届かない………」

 

「お?アサシン、これが欲しいのか?いま取るから待ってろ」

 

「ありがとうランサー!」

 

私は二つのお茶碗に炊いたご飯を盛りながら考えた

 

どうしてこうなったのだろう、と

 

そもそものきっかけはアス兄だった

 

何時もより早く帰宅したアス兄達は、私にこう言ったのだ

 

非公式アイドルグループランキング一位、おめでとう、と

 

慌ててネットを見るとギルギルインテリジェンス非公式アイドルグループランキングには一位『カレイド☆ランナー』の名前があった

 

その後、マーリンやジャックの登録者記念

 

なども込めてお祝いすることになったのだ

 

当然、イージスの皆も出てきて好きに飲み食いしている

 

料理は全部私の手作りだけどね!

 

大変だった、揚げ物と天ぷらを一気にやったり

 

アス兄とジークさんとエレちゃんと美遊ちゃんが手伝ってくれたお掛けでどうにか作り終わったけど

 

デザートや飲み物はアルトリア達が行ってくれた

 

そうして二人のご飯を盛り終わり、ニートリごほんごほん!

 

アルトリアとジャンヌにご飯をわたし、バーサーカーの隣に座って私もご飯を食べる

 

チラリとバーサーカーを見ると、優しい笑顔で此方を見てくる

 

この光景が楽しいのだろう

 

うん、私も楽しい

 

「ちょっとクロ!それ私が取ろうとしてた唐揚げ!」

 

「ふふーん、早い者勝ちよ!」

 

「落ち着いてイリヤ、私の挙げるから」

 

「ありがとう美遊!大好きー!」

 

「フェイトちゃん!このハンバーグ美味しいよ!」

 

「本当なのは?なら私も食べようかな」

 

「シロウ、ご飯美味しいね~」

 

うん。私としてはこの光景、とても輝いて見えます

 

特にイージスのみんな、凄く尊いの

 

「楽しいね、バーサーカー」

 

「■■■■■■」

 

私の問いに答えるように、大きな手で優しく撫でられる

 

なんか、撫でられるのも久しぶりだな、なんか安心する

 

たまには撫でられるのも、いいかな

 

「ありがとう」

 

その時だ

 

「いーりーやー!」

 

「んぶ!?」

 

突如としてアス兄が持ってたビンの飲み口を口に突っ込まれる

 

その拍子にビンの中身を大量に飲んでしまう

 

なにこれ、苦いし渋い

 

「ぷは!なにこれ?」

 

瓶を口から離して見る

 

「ワイン!?アス兄!私未成年!」

 

「えへへ、ごめんねイリヤ」

 

その時だ、突如として少し気が遠くなる瞬間

 

とても大きな音が聞こえた気がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如として何かと何かがぶつかったかのような音が響き、ギルガメッシュは持っていた酒を静かに置いた

 

「キャスター、今のは?」

 

「不味いようだね、メディアの結界が破られようとしている。また上級悪魔達のようだね」

 

「チッ、身の程知らずが」

 

その時だ

 

「サーヴァントのみんなは外で待機して、バーサーカーも」

 

口を開いたのは、イリヤだった

 

だが、何時もの彼女のような雰囲気ではなかった

 

イリヤスフィールはギルガメッシュ達が玄関から外に出るのを確認して三階の窓から屋根に登り、家の前で様々な武器を構えた悪魔達見下ろす

 

高そうな服を着ている悪魔や鎧を着て武装している悪魔がいるなか

 

イリヤスフィールは彼らの前に姿を表した

 

「ねぇ、悪魔さん達?何してるの?」

 

夜の外でイリヤスフィールの声が響く

 

すると悪魔達が屋根の上のイリヤスフィールを見つける

 

「ふ、お前を俺の奴隷にするためだ!」

 

「お前を俺の眷属にする、魔力量や見た目もいいなぁ、コレクションにいいなぁ!」

 

そんな普通の女性ならば、体を振るわすか悲鳴を挙げるような声が浮かぶなか

 

「……………………アハ」

 

彼女は、()()()

 

「アハハ!アッハハハハハハ、私を眷属?面白いーアハハハハハハハハァア!!」

 

下の悪魔達は苛立つ

 

今までなら、この台詞を言われた女は助けをこうか、逃げるか

 

顔を恐怖に染めるはずが彼女は笑ったのだ

 

まるで、その場の悪魔全員を侮辱するかのように

 

調子に乗っていると考えた悪魔達は

 

後にその考えを、ここに来たと言う行動を

 

後悔することになる

 

彼女は屋根の上でくるりと回り言った

 

いや、命令を下した

 

 

 

 

 

「じゃあ殺すね

 

  やっちゃえ、バーサーカー」 

 

 

 

 

 

 

 

「■■■■■■■■■ッーーー!!」

 

 

少女がそう言った瞬間、身長2mを越える巨体の男が石の大剣を使って数人の悪魔を吹き飛ばした

 

サーヴァント達はそれを合図に攻撃を始める

 

そんな中、空を飛びイリヤスフィールへと魔法を放つ者がいたがギルガメッシュの射出する武器によって消されてしまう

 

そうしてその場の悪魔をサーヴァント達が蹂躙するなか、悪魔はふとイリヤスフィールの方向を見ると

 

彼女は狂気におかされたかのように笑っていた

 

そんな中、結界が壊された音で気付いたのかリアスグレモリー達がその場へと向かっていた

 

大量の悪魔達の死骸

 

あるものは斬られたような、あるものは槍で貫かれたかのような

 

あるものは上半身と下半身が離れていた

 

その光景に、アーシアは思わず座り込み口を押さえる

 

それを心配して背中をさする一誠

 

小猫と木場はその光景に警戒し構え、朱乃とリアスはこんなにも大量の悪魔が出入りしていた事に驚いていた

 

そんな彼らは、死体の続く方向へと向かうと

 

「アハハハハハハハハ!」

 

狂ったかのような笑い声をあげ、家の屋根から倒れた悪魔達を見下ろすイリヤスフィールと

 

悪魔達と戦闘を終えたばかりの、ギルガメッシュ達やバーサーカーの姿があった

 

その光景は、まさに地獄絵図だった

 

「アハハ、まだ居たんだ?」

 

「な、なによこれ!?」

 

その光景にリアスは思わず叫んでしまう

 

「ひ、酷すぎます……こんなにも人が」

 

そしてその光景に涙を流したアーシア

 

「へぇ、酷い?なに言ってるの?そいつらが私の家に襲撃してきたから殺したんだよ?」

 

それに対し、屋根でしゃがんで此方へと話しかけてくるイリヤスフィールに誰よりもショックを受けていたのは、彼女と一番中の良い塔城小猫だった

 

今までに見てきた先輩とは思えない、そう思った小猫は、二つの可能性を思い付く

 

「……誰ですか貴方は!先輩を返してください!!」

 

それは『誰かに体を操作』または『イリヤの体に何者かが乗り移っているの』の二つ

 

だが、そんな考えは次の言葉で消え去った

 

「先輩を返して?まるで、お兄ちゃんの後輩のアイツみたいな言い方。そもそも私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン、偽物でも体に乗り移られてもないよ?と・う・じ・ょ・う・ちゃん」

 

その呼び方は紛れもなく彼女のものだった

 

「アッハハ♪それにしても、貴方たちはいいよね、悪魔なんだから寿命が長くて、ずーと自由に生きられるんだから」

 

「え?」

 

突然の問いに兵藤一誠やアーシア、そして小猫は思わずそのような声を漏らしてしまう

 

その言葉にリアスはイーヴィルピースを勧めようとした

 

だが、次の彼女の一言がリアスの

 

そしてオカルト研究会のメンバーの思考を止めた

 

「私は人形、アインツベルンがある戦いに勝つためだけに作り、魔術で鋳造されたホムンクルスの最高傑作。それが私、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







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それは禁句だよアス兄さん!

 

塔城小猫side

 

 

「私は人形。アインツベルンが一つの戦いに勝つためだけに、錬金術の秘奥を以て鋳造されたホムンクルスの最高傑作。それが私、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」

 

先輩が…………人形?

 

とある戦いのために魔術で鋳造された

 

人造の人間(ホムンクルス)

 

「うそ、ですよね?先輩、嘘だと言ってください!!」

 

そう言うが先輩は屋根から見下ろしたまま

 

「嘘なんて吐いて、何の利点があるの?」

 

その言葉が、嘘ではない事を示した

 

でしたら何故、長い寿命を持つ悪魔を憎むような事を?

 

先輩は魔術で鋳造された、ホムンクルス

 

人間や悪魔が生きる為に何をする?

 

ご飯を食べたり、睡眠を取る

 

でもこれなら先輩も同じだ

 

だとしたら何故?

 

「分からない?私はね、大人に成れない。いや、()()()()()()()()()

 

「え?」

 

「成ることが出来ないとはどう言う事?」

 

「言った通りよ」

 

大人に成れない?

 

そういえば、先輩はずっと同じ身長のまま

 

でも、先輩は慢性的に貧栄養状態だったから背が伸びないのも当たり前なのでは?

 

「もしかして………成長の機能自体がないということなの?」

 

その時だ、何時も先輩に悪魔の駒(イーヴィルピース)の押し売りをしている部長がそう口を開いた

 

「ふーん、蝙蝠にしては頭が回るじゃない」

 

「誰が蝙蝠ですって!!」

 

「落ち着いてリアス!」

 

成長の機能がない

 

つまりは、大人に成れないまま

 

先輩は……………死ぬ

 

「なら、悪魔の駒(イーヴィルピース)を取り込んで悪魔に転生すれば寿命も!」

 

「黙りなさい!!」

 

部長がそう言ってイーヴィルピースの事を話そうとした瞬間、先輩から

 

先輩とは思えないほどの気迫と共に叫び声が放たれた

 

「そもそも私が襲われたのも、こんな目に成ったのも、体をあちこち斬られたのも貴方達のせいよ」

 

だがそう言う先輩の顔は

 

「私は悪魔が大嫌いなの、ただ平和に暮らしたいだけなのに、普通に生きたかったのに。全部、全部悪魔に壊された」

 

恐ろしいほどに

 

「私は悪魔が憎い、自分勝手で、人をモノ扱いして」

 

無表情だった

 

「いつもいつも私から望んだもの(シアワセ)を奪っていく!」

 

その声は激情を伝えながらもどこか平坦で

 

「悪魔になんか………だれがなるか」

 

どこまでも…冷たかった

 

「悪魔なんて、みんな……みんな死んじゃえばいいのよ。やっちゃえ!バー」

 

その時だった、先輩の周囲に黄金色の波紋が現れ、その中から鎖が射出され先輩が拘束する

 

「そこまでにしてくれないかな?」

 

そして空から先輩の隣に、黄緑色の髪を腰まで伸ばした人が降り立ち

 

先輩のうなじに手刀をして気絶させた

 

その人が先輩を抱えると、金の鎧を着たギルガメッシュさんの近くに降りる

 

「ふぅ、ずいぶんと凄いマスターだね?ギル」

 

「ようやくのお出ましか」

 

そう言って笑うギルガメッシュさん

 

知り合い?なのでしょうか?

 

「やっと日本に着いてね、それにしてもこれはどういう状態だい?」

 

「ふん、身の程知らずの蝙蝠共が我が宝石(イリヤ)を手に入れようと襲撃してきたのを蹂躙したにすぎん」

 

「へぇ、じゃあ彼らもそうなのかい?」

 

「いや、この町を管理(笑)している蝙蝠共だ」

 

「なら、斬り落とさなくていいのかい?」

 

「戯け、奴らなど我等が手を下す価値すらない。それよりマスターを運ぶぞ」

 

「分かったよ」

 

そう言って先輩が家に運ばれていきくのを、私達は黙ってみることしか出来なかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

目が覚めると、私は部屋のベットに寝ていた

 

「あれ?何で部屋に?」

 

確か、宴会することになっちゃって

 

イージスの皆が尊いなぁと思って

 

それで……………アレ?

 

何で?

 

そこからの事が思い出せない、私いつのまに寝たんだろ………

 

なんか頭がズキズキ痛いし、風邪かなぁ

 

はぁ、今日は休みだし家事とかしないときは寝て休もうかな

 

そんなことを考えつつ、部屋を出る

 

アレ?なんかギル兄の部屋からなんか聞こえる?

 

『ふ、このまま我が一位だ!ファハハハ!英雄王フィニィイイイイイイッシュ』

 

『させると思うかい?』

 

『なにっ!赤甲羅だと!?』

 

『油断したね、先に行かせて貰うよ』

 

『ぐぅ、まだだ!まだ終わらん!』

 

うん、誰かとマ○オカートしてるみたい

 

なんか聞き覚えのある声がするなぁ

 

気のせいだよね、うん

 

ギル兄の事は気にしないことにして下に降りる

 

そして台所に入り、冷蔵庫から抹茶のペットボトルを取り出してコップに注ぐ

 

「はぁ、頭が痛いし記憶ないし。私、なんかしちゃったかなぁ………クロエちゃんに聞いてみようかな?」

 

そう言ってふと外を見ながらコップを口に運ぶ

 

外はちょっとした庭で木が一本生えている

 

そして、その木から縄でぐるぐる巻きで吊るされている桃色の髪の人

 

「ング!?ゴホッ!ゴホッ!アス兄!?」

 

思わずむせてしまうが、きにせず玄関から出て庭に向かう

 

「おおおおはよう、イイリヤ。な、夏なのに夜はさ、寒いんだねぇ」

 

「なんで!?何があったの!?」

 

そう言いながら、木に登り縄をほどく

 

すると、簀巻きの状態のアス兄が地面に激突する

 

「あイタッ!」

 

「だ、大丈夫?」

 

そう言って木から降りて巻いてある縄を解く

 

「あ、あぁ。だだだ大丈夫だよ、問題ない」

 

「取り敢えず家の中に入って!」

 

ずっと震えているアス兄を連れて家の中に入り台所へ向かう

 

「な、なんか温かいもの」

 

そして牛乳を温めている内に部屋から毛布を持ってきてアス兄に被せる

 

そして温めた牛乳の入ったコップをアス兄に渡すと直ぐに口を着ける

 

「あつぅ!」

 

「す、少し冷ましながら飲んでね」

 

「うぅ、ありがとうイリヤ。助かったよ」

 

「うん。でも、どうしてあんな風にされてたの?」

 

そう言ってアス兄の隣に座った、その時だった

 

「イリヤ!大きな物音がしましたが大丈夫です………ライダー、反省しましたか」

 

そう言ってジャージ姿のアルトリアが入ってきた

 

部屋に入った瞬間、アス兄へと絶対零度の視線を向ける

 

「や、やぁアルトリア。は、反省した!した!もう寒いのは勘弁だよ」

 

「へ?アレってアルトリアがやったことなの?もしかして私が寝ちゃった後にご飯取られちゃったからそれで」

 

「いや違いますかねイリヤ!?……ん?寝たあと?」

 

「え?だって私は皆が宴会中に疲れて寝ちゃってたんでしょ」

 

そう言うとアルトリアが少し驚いたように目を開いたがすぐに戻った

 

「…………そうでしたね、それでは私はジョギングに行ってきます」

 

「ジョギング?」

 

アルトリアが?

 

「はい!騎士たるもの、常に鍛練し自分を磨かなければ」

 

クー兄でも見習って鍛練することにしたのかな?

 

やっぱり騎士王は腹ペコニートだけじゃなかったんだ!

 

「あー!アルトリアもしかして、最近少し太ったから痩せようとして」

 

「ライダァアアアーーーー!!」

 

「うわー!?ストップストーープっ!?暴力反対!」

 

アルトリアは、アス兄の言葉に顔を真っ赤しながら持っていた聖剣でアス兄へと斬りかかる

 

アス兄は白羽取りしながら、アルトリアを止めようと叫ぶが

 

アルトリアは聖剣に力を込めたまま押していく

 

「ちょ!?このままだと座にかえっちゃう!?イリヤ令呪!れいじゅぅうううう!!」

 

うん、部屋に戻って寝よう

 

うん、やっぱり

 

女性にとって、体重はNGワードなんだね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

とある一件の大きな武家屋敷

 

そこでは赤い服にツイテールの女性と制服を着て濃紫色の髪の女性が赤髪の少年に料理を振る舞われていた

 

「こっちも美味しいわね桜!」

 

「はい!それにしても先輩、どうして急にご飯を?」

 

「新しい味付け、試したかったんだよ。味はどうだ二人共?」

 

「ガツガツモグモグ、ング。美味しいわよ!」

 

「はい、姉さんの言う通り美味しくて箸が止まらないです!」

 

「おいおい二人共、そんなに急いで食べたら太るぞ?」

 

その時、その場にピシッ!

 

と、何かにひびが入る音がした錯覚を赤髪の少年を覚える

 

そして次の瞬間、濃紫の色の髪の女性が立ち上がり

 

ツインテールの女性が何処からか宝石を取り出す

 

「と、遠坂?桜?」

 

「先輩。先輩は今、言ってはならない事を言いました」

 

「士郎、覚悟はいいかしら?」

 

「な、なんでさァアアアアアア!?」

 

この場でも、女性に対するNGワードを覚えたものがいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 









どうも、喫茶葛木の店長メディアよ

そろそろイリヤちゃんのコスプレのレパートリーを増やそうと思うの

でも思い付いたキャラの殆ど知らないキャラばかりのなのよねぇ

良ければ、候補の子達のしゃべり方や仕草を教えてくれないかしら?

活動報告に、キャラの候補を書いておくわ

成功すれば、もっと可愛いイリヤちゃんが見れると思うの

よろしく頼むわよ、貴方たち

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=244758&uid=276685&flag=1




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喫茶葛木へ、いあっしゃいませー!!

 

アルトリアside

 

 

ライダーとのOHANASIとジョギングを終えた私は、他のサーヴァントと共にマーリンの部屋へと集まっていた

 

「それにしても、昨日のイリヤっていったいどうしたのよ?」

 

そしてクロエの言葉を始めに、一部のサーヴァント達が話し合いを始める

 

「昨日のおかーさん、なんか少し怖かった」

 

「確かに、アストルフォがお酒を飲ませてからずいぶんと人が変わりましたね」

 

「うん、もしかしてイリヤはお酒を飲むと性格が変わるのかな?どう思うマスター?」

 

「すまないが、俺はストレスを溜め込んでいたマスター(イリヤ)がお酒を飲むことで、溜め込んでいたストレス等が爆発したんじゃないかと思う」

 

そう様々な仮説がサーヴァント達によって考え出される中、私とヘラクレスにギルガメッシュは黙ったまま

 

恐らくは、私と同じ事を思い付いたのかも知れませんね

 

恐らくは、あの時の彼女は

 

「セイバー、何か思い付く事はありますか?」

 

「ギル?ずっと黙ったままだけど、何か思い付く事があるのかい?」

 

私は彼女達の感の鋭さに少し驚きつつ、アーチャーへと視線を送ると、アーチャーは黙って頷く

 

「はい、私………いや、私とギルガメッシュ、そしてヘラクレスは昨日のイリヤに思い付く、いや思い出した事があります」

 

私の言葉に疑問を持つジャンヌ達

 

私は、現界した時から持っていた記憶を思い出しつつ、告げる

 

「恐らく、あの時の彼女は第五次聖杯戦争の()()のイリヤスフィールです」

 

「………第五次」

 

「聖杯戦争?」

 

「それなら知ってるわ、英霊の力を自分に夢幻召喚(インストール)して戦う」

 

「すいませんがクロエ、私の知る聖杯戦争は貴方の知る聖杯戦争とは違いがあるようです。かつて私達が参加した聖杯戦争はサーヴァントを召喚したマスターと共に、聖杯を求め他の参加者と殺し会う事です」

 

「話の途中ですまない。此方の、俺とライダーとルーラーが経験した聖杯戦争は赤と黒の陣営に分かれ、それぞれの陣営が召喚したサーヴァント7騎、計14騎で殺し会うと言ったものだった」

 

「恐らくそれは、別の世界での聖杯戦争だろうね」

 

「なるほど、マーリンが言うなら恐らくはそれで確定でしょう。マーリン、彼女達に第五次聖杯戦争のことを」

 

「分かったよアルトリア」

 

そう言ってマーリンが魔術でジャンヌ、ジーク、ジャック、エルキドゥ、クロエ、アストルフォ、イシュタル、エレシュキガルを眠らせ

 

夢を見せる、第五次聖杯戦争を追体験する形で

 

「それとみんな。あれからボクなりに考えたのだけど、恐らくイリヤは飲酒することによって、第五次聖杯戦争のイリヤスフィールになるのだろう。恐らくイリヤの体内のアルコールが分解されるまでは、イリヤスフィールのままだろうね」

 

「はぁ、あの神は何を思ってそのようにしたのやら」

 

「今はとにかく、あの蝙蝠供の対策を練らねばな。どうやらこの世界には、奴等以上に面倒な奴等がいると噂で聞いたからな」

 

そう言って私達が話していると、ジャンヌ達が起きはじめた

 

「そんな事があったのですね」

 

「えぇ。それとマーリンの考えなのですが」

 

そう言って先ほどマーリンが言っていた事を伝えると、少し驚きつつ納得した

 

「なら、出来るだけ彼女にお酒を飲ませないようにしましょう」

 

「はい、そうしましょうルーラー」

 

「すまないがルーラーとセイバー、そもそも未成年は酒を飲んではいけない」

 

「「あ」」

 

そうジークに言われるまで気付かなかった私は、やはり王に相応しくないのだろうか?

 

と小一時間程考えました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

コスプレ♪コスプレ♪たのしーなー!

 

どうも!コスプレ大好き、アニメも大好き!

 

みんなの店員イリヤです!ニパ!

 

私は今、喫茶葛木にて新しいコスプレ服の説明を受けています

 

昨日はあのあと、凄い腹痛に襲われる以外は大丈夫だった

 

もしかして、なんか変なの食べたかなぁ?

 

あと凄く大変な事あったような気がするけど

 

まぁいいかな、なの

 

「取り敢えず、決まったコスプレを説明するわ。これからもコスプレ頑張ってね?」

 

「はい!私、コスプレ大好きだから頑張りまーす!」

 

「いい笑顔&返事ねイリヤちゃん。それで、これからのコスプレは日によってキャラを変えつつネタもやって行くから。それについて店内で何回か放送流そうと思うの。だから放送のカンペ作っといたわ♪」

 

そう言って店長から渡された紙に目を通すと、今までコスプレしたキャラ以外のキャラも記載されていた

 

う、うーん一人でこのキャラ達を全て

 

………大丈夫かなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶葛木では、様々なお客さんが入店する

 

最近人気のVTuber『∞どらごん』

 

駒王町の管理者(笑)リアス

 

魔王少女、セラフォルー

 

他にも様々な人達が来店する

 

今日は、他にも新たな客が葛木へと訪れていた

 

「ここが、あの∞どらごんちゃんが来てるってお店かー!」

 

「思ったよりも人気だね未来!それに見て!カレイド☆ランナーのイリヤのサインもあるよ!」

 

「うん!それに知ってる響?この店の店員の一人が沢山のアニメのキャラクターにコスプレしてるんだけど、もとキャラが出てきたってぐらい凄いんだって!」

 

「へぇ、でもまだいないみたいだね?」

 

「取り敢えず座ろっか」

 

そう言って二人の少女がテーブル席に座る

 

一方、その両隣にあるテーブルには

 

とんでもない物達が座っていた

 

片方は魔法少女のコスプレをしたツインテールの女性

 

「あっれー?今日はイリヤちゃんまだ来てないのかな?今日こそは眷属の契約書に名前書いて貰わなきゃ!」

 

それを聞いた二人の少女の内、片方が反応した

 

「へ?未来聞いた?もしかしたらイリヤちゃんが楽しく働いてるお店ってここかも!」

 

「そうだね、今日は来てるのかな~?」

 

一方、もう片方のテーブルに座る赤髪で女性は

 

ずっとぶつぶつと呟きながら、スマホのゲームをしている

 

「うぅ、響!何処なの!私が、提督が来たわよ~お菓子あげるから出てきて~」

 

「………未来」

 

「うん、見なかったことにしよ?」

 

その時だった、突如として店内に流れる音楽が止まり

 

何かが這い寄る楽しげな音楽が流れる

 

「響、これって!」

 

「うん、さっき言ってたコスプレの店員さんの放送かも!でも、SAN値ってなに?」

 

『やっほー!喫茶葛木に起こしの皆さん?いあっしゃいませー!!』

 

『もっと接客は丁寧にしてください!』

 

『いあっしゃいませー?これが接客なのですか?』

 

『どちらかと言えば失礼だよ』

 

と四人の少女らしき声が放送から流れる

 

『それでは本日ご来店の皆様に自己紹介、行きましょうか!いつもニコニコ♪あなたの隣に這いよる混沌、ニャルラトホテプDEATH♪親しみを込めて、ニャル子さんと呼びなさい』

 

突如として【這いよれ! ニャル子さん】のヒロイン?の声が店内で響き渡る

 

『今回は、喫茶葛木にて登場するキャラ達の紹介を放送するため、電波ジャごほんごほん!この場をお借りしてます!』

 

その放送が始まった瞬間、店内が少し騒がしくなる両隣の女性は

 

「神様ァアアアアアア!?」

 

「ニャルラトホテプ!?」

 

『うるさいですね…………』

 

『ヒビキ、喫茶店とは騒がしいところなのですか?』

 

『彼女はテンションが高いだけだよ、エスト』

 

『うるさいですよそこの三人!んん!続いては此方!』

 

『暁型駆逐艦二番艦、響だよ。その活躍から不死鳥と呼ばれることもあるよ』

 

「へ?わ、私?」

 

「違うと思うよ響。多分だけど艦隊これくしょんのキャラだったかな」

 

『私は真面目枠担当だよ。明日も来てね、司令官』

 

『はい!艦隊これくしょんから響ちゃんでした!続いて君!』

 

『私は魔王殺しの聖剣(デモン・スレイヤー)。エストとお呼下さい、お客様』

 

『うん、ハラショーな接客だった』

 

『えへへ、ありがとうございます』

 

『相変わらず響はエストに甘いですねぇ、お客の皆様が萌えた所で最後はこの方』

 

香風 智乃(かふう ちの)です、チノと呼んでください。一応、このうるさい人の突っ込み役です』

 

『誰がうるさい人ですか!』

 

『いいからさっさとしてください、お客さんも困ってます』

 

『理不尽!?と、とにかくそんな感じで行きますので、お客様方達?』

 

『『『『これからも喫茶葛木に

 

       いあっしゃいませー!』』』』

 

『放送は私、ニャル子と!』

 

『暁型駆逐艦二番艦、響と』

 

『エスト、と』

 

『チノでお送りしました、皆様?ご注文はウサギですか?』

 

『『『今言う!?』』』

 

※これは全て、イリヤが声を似せて喋った物を編集した物です

 

そうして店内放送が終わり、元の曲が流れる

 

 

「…………響」

 

「うん、未来」

 

「「これからは毎日来よう!!」」

 

 

 

 

こうして、喫茶葛木に新たな常連客が生まれたのだった

 

 






うん、やっぱりコスプレするイリヤは可愛いわね

喫茶葛木の店長、メディアよ

まだ、コスプレは募集中よ

作者には、頑張って貰うわ




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授業参観の日、現れし魔王少女は秒で消えた……


待たせたなァア!なの!


水着イリヤ来たァーー!
水着巴御前(セイバー)来たァーー!
アビーちゃん(水着)来ずに
ランスロット(セイバー)来た《何故だぁ!?
お願い、アビーちゃん来てぇ……






 

イリヤside

 

 

私の声は4種類!

 

チノでにゃル子で響でエスト!

 

声優志望(嘘)スーパー高校生イリヤです!

 

本日は……とうとう来ちゃったの

 

この日が、授業参観日が!

 

本心で言います!

 

お願い、サーヴァントの皆さん来ないで!

 

私の心が、胃が持たないからぁあああああ!!

 

結局、言えなかったけどね……

 

一応、サーヴァントの皆はプリントで今日が授業参観だと知ってる

 

既にギル兄、アス兄、エレ姉が来ることが確定してしまったの

 

その時ふと呟いた

 

「誰か、私(の胃と心)を助けて」

 

そしたら、急にイージスの宝石が光りだして魔方陣が現れたの

 

そして魔方陣から出てきたのは、桃色の髪にリボンの着いた制服を着た少女

 

「サーヴァントアーチャー!助けに来たよ」

 

「こんなの絶対おかしいよ!!」

 

なんと、魔王しょ…あ、間違えた

 

魔法少女まどか☆マギカの鹿目まどかちゃんが来ちゃったの…………

 

大丈夫?ほむほむ来たりしない?

 

あのヤンデレは来たら終わるからほんと

 

私がまどかちゃんと契約しててあのまな板が黙ってるわけ

 

「っ!?」

 

な、なんか凄く殺気を感じたんですけど!?

 

な、何がダメだったの!?私終わりなの!?

 

最新ギルギルインテリジェンス計画(嘘)

 

『ハイスクールD×D×Fate

     ~Fate/stay night~

       イリヤ転生ルートRTA』

 

バッドendはほむほむの狙撃ENDだったりするの!?

 

私終わっちゃうの!?

 

と、そんなことがあったなぁと考えながら歩いていると学校に着いた

 

何時も騒がしい廊下は静寂に満ちており、教師陣は何故か何時もより気が立ち、高そうな服を来ている方々がちらほらと

 

そして私を問題児&不良として決めつけてきた教頭と校長

 

貴方達はいくら頑張っても、頭は戻らないよ?

 

そのままハゲろ、なの♪

 

さて今日もハゲ(はり)きって行こう!

 

そんな感じで勢い良く教室の扉を開くと、教室の殆どの人が机に突っ伏していた

 

「ヒッ!な、なにごと!?」

 

「あ~イリヤ?おはようなんだよ………」

 

「インデックスちゃん、いったいどうしたの?皆みたいに机に突っ伏して……は!もしかして今の若者のブームって机に突っ伏すことなの!?」

 

「違うんだよ、今日はあの日でしょ?家のヒョウカが来るって言ってこっちの言葉を聞かなかったんだよ」

 

「な、なるほど」

 

「うぅ、なんで張り切って慣れないビデオカメラ買うのかな?………はぁ」

 

「が、頑張ってね?」

 

そう言ってインデックスちゃんが再び机に突っ伏すのを見届けてから私は自分の机に座る

 

何時も騒がしいクラスの殆どが机に突っ伏しているこの状態はかなり不気味なの

 

少しクラスの皆が不安だ、そんな感じで学校による羞恥の授業参観日(エンペラータイム)が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから順調に進んで行く授業とは対照的に私達は羞恥心から何時も以上に体を疲弊させていた

 

そして今は次の授業である英語の前の休み時間、私の耳にはとある会話が聞こえてきた

 

「おーい!来たよーイリヤー!!」

 

「ちょっとアストルフォ!シー!静かに!他の人への迷惑になってしまうのだわ」

 

「なら気をつけるよー!」

 

「そこまでにしろ二人とも、我は先に行くぞ」

 

うそ、でしょ………

 

このままだと、クラスの人に私がお嬢様(笑)だってバレちゃう!

 

………でも、テレビでスピーチ流されてるし

 

もしかしなくてもバレてる?

 

そう言えば、私……一回だけどアイドルやってたし……

 

教室の扉が開く音がしてクラスの殆どが恐る恐る扉の方を見ると

 

そこには、仕事の途中で来たのかスーツ姿のギル兄。

 

黒をメインとしたお洒落で現代風な服を着ているエレ姉、何時ものウサミミパーカーのアス兄

 

そして何故かstay nightの格好をしたアルトリアがいた

 

うーん、どう説明したものか…………

 

「え!?あれって、この人よね!?」

 

「うわ、写真で見るより綺麗!」

 

「なんであんなトップモデルの二人がこの教室に?」

 

『オォ!サーヴァントの皆さん気合い入ってますねぇ、それにしてもギルガメッシュさんは決めてきてますねぇ。マスターとしてどうですかイリヤさ~ん?』

 

『うぅ、嬉しいけど。少し恥ずかしいの』

 

そうリュックの中のルビーと念話で会話し、後ろを向いてアス兄達に小さく手を振る

 

エレ姉は私の動作に気付くと此方へニコッと笑顔を向け、ギル兄はフッと笑い

 

アルトリアは此方を見つつ頷く、ここまではいい

 

でもアス兄はおもいっきり手を振ってくるから恥ずかしいの

 

それにしてもさっきからクラスはさっきからずっとざわざわしてる

 

でもざわざわするのも納得だよね、金髪イケメン社長にトップモデル

 

そして美少女が揃ってるんだよ?

 

ざわざわしない方がおかしいの

 

『ここでルビーちゃんニュースなのですが♪アストルフォさんとエレシュキガルさんはここに来るまで何度かサインを頼まれてますね!流石はトップモデルねぇ』

 

『やっぱり、ファンとか多いの?』

 

『はぁい!前にチラッと雑誌を拝見したところ、アストルフォさんは好きな男性モデルランキング堂々の一位!多くのコメントの殆どが「男の娘って本当にいたんだ!?」「男の子なのに可愛いわね、結婚したい!」ですね!』

 

『へぇ、そうなんだ~』

 

『エレシュキガルさんも好きな女性モデルランキング一位ですね、コメントは「なんかキリッとしてるけど、ポンコツっぽい所がありそうで可愛い」の他に「チョロ可愛いわね、結婚しましょう?」等がありますね』

 

『な、なんが凄く色々と言われてる気がするんだけど!?』

 

『おーと!たった今ルビーちゃんニュースにアルトリアさんらしき記事を見つけましたよ!』

 

アルトリアの記事?な、なんの記事なんだろ?

 

『なんでも「ウルトラスーパーギガラーメン二郎」恐らくは野菜や具材が色々とマシマシな奴ですね!「それを初めて時間内に食べきったのは美少女だった!?」って感じで書いてありますね。写真にモザイクがかけられてます』

 

『ならまだアルトリアと決まった訳じゃないよね?』

 

『そこにでルビーちゃんのハイなスペックでもとの画像に戻したところ、ビンゴ!アルトリアさんで確定です!』

 

『なるほど……だからジョギング始めたんだね』

 

『イグザクトリー!ですイリヤさん!』

 

そのようにルビーと会話していると、英語の先生が入ってきて授業が始まったのだけど

 

「何で英語の授業でねんど………リスニングとかじゃ、ないの?」

 

『流石のルビーちゃんでも、これは予測出来ませんでした………』

 

と、取り敢えず作ろう

 

ねんどを小さく分けて、それでちっちゃなギル兄達を家族全員分作る

 

分かりやすく言うならねん○ろいど見たいな感じなの

 

そうして机に並ぶのはstay nightの姿のアルトリア、ギル兄、クー兄、バーサーカー

 

そしてそれぞれの私服姿のアス兄、ジャック、ジャンヌ

 

そして今の服のエレ姉にジーク、遠坂凛の服を着たイシュ姉に私服とクロエちゃん

 

そして駒王学園の制服をした私が並んでいた

 

これでも手先は器用なの!

 

そしてみんな笑顔だし、完成

 

「よし、出来た」

 

『完璧ですよイリヤさん!後は色を塗って完成ですね!』

 

「うん」

 

ふと、兵藤君の方向を見ると

 

リアスさんを作ってた

 

………うん、分かってたの

 

「おやイリヤさん完成したのですか?」

 

「はい、出来ました先生」

 

「この方々は?」

 

「大切な家族のみんなです!」

 

「これは凄いですねぇ、一つ一つ細かく作られてます」

 

「ありがとうございます」

 

先生から高評を貰えた、やったね♪

 

ふと後ろを見ると、驚くエレ姉とアルトリア

 

そして目を輝かせているアス兄

 

そして、ギル兄は静かに笑ってた

 

少し、嬉しいかな

 

というか、何で兵藤君の作った奴を競売してるのかな…………

 

みんな考えて!今日は授業参観なんだよ?

 

親に見られてるんだよ?

 

恥ずかしくないの!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあと、英語の授業が終わり学校の中庭に来ていたのだけど

 

うん、何で撮影会なんてしてるの!?

 

私もコスプレして参加しごほんごほん!

 

あれ?

 

そう言えば授業参観で撮影会って……

 

「っ!」

 

突如として嫌な予感が私は自分の教室へと走ろうと

 

「イーーリーヤーチャァァン!!」

 

「なノォ!?」

 

して、後ろから突撃&ハグをしてきた魔王少女のせいで前のめりに倒れてしまう

 

「うぅ、痛かったの…………」

 

そう言いながら手をつき、起き上がろうとするが、魔王少女……セラフォルーさんが離れてくれず起き上がる事が出来ない

 

「ふふふ、こんなところで会えるなんて~☆。やっぱりこれって運命だよイリヤちゃん!」

 

「いや私は学生だからここにいるのは当然なの!?」

 

「もう逃がさないよ~☆。私と契約して眷属に成ってよ!!」

 

「嫌だーーーー!助けてーーーー!ストーカーに襲われてるのぉおおおおおおおお!!」

 

すると撮影会をしていた人は生徒会の人たちが鎮圧されていく中、魔王少女と同じ髪の女の人

 

確か生徒会長さんだっけ?が慌てて此方に走って来た

 

「ちょっと姉様!公共の場で一体何をしてるんですか!?」

 

「ナニって、この可愛いイリヤちゃんを眷属に誘ってるんだよ☆」

 

すると、本当ですかといった表情の生徒会長に私は全力で首を横に振った

 

「違うの違うのぉおおお!私が一方的に付きまとわれてるの!バイトしてる店にも来て勧誘(?)してきて、少し迷惑なの!!」

 

そう言うと、生徒会長さんは魔王少女を私から引き剥がして服を掴み

 

姉が迷惑をお掛けしましたと言って魔王少女を引きずっていく

 

「姉様、少しお話をしましょうか?」

 

「チョッちょっと待ってソーナちゃん!?まって!お願い待って?イリヤちゃん助けてーー!」

 

「ぐっどらっく、なの!」

 

「ちょっ!?それだと腕の向き逆!!アァアアアア」

 

こうして魔王少女ははるか彼方の星と成ったとさ

 

おしまい、おしまい………なの!

 

 

 

 

 

 

 

 

 






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とある悪魔の日記帳

 

 

 

 

□月◇日

 

 今日、私は上の方々からとある人間の監視を命じられた

何でもターゲットは強力な神器を保有しているらしい

正直な所、私は人間なんかどうして監視する必要があるのか分からない

強力な神器を保有しているなら眷属にしてしまえば良いのに

早速、ターゲットに接触した。ターゲットの人間は

「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」

と言う少女

正直言うと私はこのターゲットから全くと言って良いほど脅威を感じないが、宿している魔力量は異常なほど大きい

上の方々が何を考えているのか分からないけど仕事だし、仕方ない

取り敢えず明日も頑張るとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□月☆日

 

 監視ターゲットは見た目とは違い、高学年であることに少し驚いた

以前に同僚が話していたロリータとはターゲットの様な容姿を指すのだろう

ターゲットは毎日、学校へ行っているが何時も表情が優れない

流石に私でも学校への侵入は難しいので、ターゲットが学校にいる間、ターゲットの行動に付いて調べてみた所、学校以外の時間のほとんどをアルバイトに費やしているようだ

毎日表情が優れないのは恐らくは過労が原因だろう、私たちから見てもターゲットはおかしいとしか思えないほど働いている

調べた所、家の炊事に洗濯、家事の全てをターゲットが行っているようだ

母親や父親は何をしているのだろうかと思い調べると、ターゲットには親が居ないようだ

少し、悲しい気持ちにさせられたがこれからもターゲットの監視を頑張っていこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月□日

 

監視を初めてから、一月ほどたった、あれからもターゲットは働き続ける日々を送っている

最近は喫茶店で働いているようだ

一度接触しようと店に入ると、ターゲットがメイド服で接客してきた

可愛い過ぎて死ぬかと思った少し驚いたが特に問題はない

だが、ターゲットの事で新たな事が判明した

どうやらターゲットは魔王であるセラフォルー・レヴィアタンのお気に入りのようだ

それとこれからはターゲットと書くのが面倒なのでイリヤスフィールと書くことにする

上にターゲットがレヴィアタンのお気に入りと報告すれば恐らく、イリヤスフィールの監視を辞めるだろう

あぁ、彼女を見れないとは凄く残念だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○月☆日

 

 あれからもイリヤスフィールちゃんの監視を続けている。

イリヤスフィールちゃんの生活についてだが、最近有名となった企業「ギルギルインテリジェンス」の社長と思われる男性がイリヤスフィールちゃんと接触した

接触してから、イリヤスフィールちゃんの顔色が良くなって来ており、イリヤスフィールちゃんの笑顔が増えた

健康体のイリヤスフィールちゃんの笑顔はとても可愛く、またイリヤスフィールちゃんの銀髪が更に彼女の魅力を引き立て美しい風景を産み出している

あれからも喫茶店でのアルバイトは続けており魔王レヴィアタンに引っ付かれているのが日常となっている

それと、イリヤスフィールちゃんがギルギルインテリジェンス社長と思われ男性の他にもトップモデルや人気動画配信者と新たに生活をしている

何故こうなったか分からないが、とにかく監視を続けようと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽月△日

 

イリヤスフィールちゃん可愛い、イリヤスフィールちゃん可愛い、イリヤスフィールちゃん可愛い、イリヤスフィールちゃん可愛い、イリヤスフィールちゃん可愛いイリヤスフィールちゃん可愛い、イリヤスフィールちゃん可愛い、イリヤスフィールちゃん可愛い、イリヤスフィールちゃん可愛い

イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い、イリヤ様は美しい、イリヤ様は可愛い

尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽月↑日

 

 我等がイリヤ様は毎日優しき笑顔を浮かべ、今日も学園へと向かっている

以前ニュースで、イリヤ様がギルギルインテリジェンス社長の妹である事が発表され、イリヤ様の美しさに気付かない愚かな者共が更にイリヤ様の監視に力を入れるよう通達してきたがどうでも良い

私は私と同じ志を持つ、イリヤ様の監視の任務についているものと結託し、近々悪魔としての命ではなく、自分自身の心に従いイリヤ様を守り、イリヤ様を褒め称える者達を集めようと思う

我らがイリヤ様を悪魔や天使、堕天使に傷つけられるわけには行かん

以前、イリヤ様を眷属にしようと企み襲撃した若き上級悪魔はあろうことかイリヤ様の美しき絹のような肌を傷付け、美しき漆黒色の目を傷付けた

私は即座に上と連絡を取り連れ戻そうとしたが巨体の男と青い全身タイツに殲滅され立っている者はいなかった

私は彼らが戦う光景が目に焼き付き離れない

彼らは、彼らこそが英雄だ

我らが美しき女神、イリヤ様を守護する従者

今すぐこの事を「イリヤスフィール叙事詩」に書き加えなければ、またイリヤ様が再びアイドルとしてステージに上がる時を想定した祝いの言葉も考えなければ

イリヤ様、今日も貴方は美しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽月○日

 

 昨日、イリヤ様が目覚められた

あの憎き悪魔共に負われた傷はまるで最初からなかったかのように消え失せ、我らがイリヤ様は再び降臨なされた

これは祝わなくては、そう思い私は即座に同士たちと合流し祝った

だが、イリヤ様は心に傷を残してしまったらしい

学園のグレモリー眷属と接触したさい、イリヤ様は恐怖に顔を染め、ご乱心なされた

それと、イリヤ様の両目が変わってしまわれた

以前の漆黒色の目は、まるで赤き焔の如し赤に変わっていた

だが、そのような容姿になったとしてもイリヤ様の美しさは変わらない

あぁイリヤ様、今日も貴方様は美しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□月→日

 

 

本日、ギルギルインテリジェンスにて我らがイリヤ様の特別ライブが公開された

私達「EDF」

E…イリヤ様

D…ディフェンス

F…フォース

通称EDFはイリヤ様の美しい美声とお姿に歓喜し、まるで天に召されるような感覚を味わった

イリヤ様のライブは一度のみ、悲しいがイリヤ様の意思ならば私達が言うことは何もない

この事をイリヤスフィール叙事詩に書き加え、後世に伝えていかなければ

そしてイリヤ様が今後、憎き悪魔や堕天使、天使に誘拐や襲撃などされぬよう、我らEDFはこれからもイリヤ様を守護し、イリヤを讃えるため

EDFの戦力増加、EDF布教を行っていこうと思う

あぁ、我らが女神イリヤ様

今日も貴方様は美しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




日記の日はランダム


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再開と思い出のハンバーグ

塔城小猫side

 

 

私は今までの先輩を聖人か何かと勘違いしてたのかもしれません

 

以前の先輩は私に言ってくれました

 

私は他の悪魔とは違う、他の悪魔も、まずは話し合わないと分からない

 

でもあの日の先輩は違った

 

 

『へぇ、酷い?なに言ってるの?そいつらが私の家に襲撃してきたから殺したんだよ?』

 

『そもそも私が襲われたのも、こんな目に成ったのも、体をあちこち斬られたのも貴方達のせいよ』

 

『私は悪魔が大嫌いなの、ただ平和に暮らしたいだけなのに、普通に生きたかったのに。全部、全部悪魔に壊された』

 

『私は悪魔が憎い、自分勝手で、人をモノ扱いして』

 

『悪魔なんて、みんな……みんな死んじゃえばいいのよ。』

 

だからこそ、あの時の先輩の姿を見てショックを受けました

 

あのときの先輩は、自分の嫌いな悪魔を簡単に殺していましたが、改めて考えると

 

そうなるのも仕方ないかもしれません

 

そんなことを考えつつ、授業の内容をノートに取る

 

今日は駒王学園の授業参観、姉様が来てくれる日

 

試しにチラリと振り替えると、クラスメイトの親が沢山来ていました

 

この中に変装した姉様が、そんなことを考え午前最後の授業を終えてから、改めて見回す

 

すると一人、明らかに怪しい人が一人いました

 

サングラスをしてスーツを着た人が、私はその人がそとに出たタイミングで教室のそとに出る

 

「待って下さい!」

 

そう言うと、その人は黙ったまま振り向き此方を見てくる

 

「あの、黒歌姉様…………ですよね?」

 

「にゃはは、やっぱり見付かってたにゃんね」

 

そう言ってその人がサングラスを上に上げる

 

確信した、耳や尻尾はないけど

 

顔は忘れる分けない

 

「久しぶりにゃ白音、見つけてくれるって思ってたから嬉しいにゃん」

 

そう言って姉様が優しく抱き付いてくる

 

「あ、ぅ………」

 

少し恥ずかしかったけど、それ以上に凄く安心しました

 

「さて、折角の授業参観日!お姉ちゃんお弁当作ってきたんにゃ!」

 

そう言って姉様がお弁当を渡してくる

 

折角だから二人で食べたいと言い、二人で屋上に向かってからお弁当を開けました

 

するとそこには、卵焼きやサラダの他に大きなハンバーグが入っていた

 

「これって………」

 

「白音、昔お姉ちゃんが作ったハンバーグ美味しいって言ってくれたのを思い出して、久しぶりに作ってきたにゃん。……少し焦げちゃったけど」

 

『白音、お姉ちゃんが作ったハンバーグおいしい?』

 

『はい姉様!とっても美味しいです!!また作って下さい姉様!』

 

『任せてにゃん。絶対に美味しいハンバーグ、また作るにゃ!』

 

私はいただきますと言って箸でハンバーグを一口分に切って、そのまま頬張る

 

「にゃ!?白音!?も、もしかして美味しくなかった!?」

 

急に姉様がオロオロしだした

 

ふと頬に何かが伝うのを感じ、気付いた

 

私は、いつの間にか目から涙を流していた

 

「とっても、とっても美味しいです、姉様」

 

そう言ってハンバーグを一切れ箸で摘まんで姉様に向ける

 

「一緒に食べたいです、姉様。一緒に、美味しい物を味わいましょう?」

 

そう言って私は姉様に笑顔を向ける

 

すると姉様も涙を流しながら頷いて食べてくれた

 

「どうしよう白音。私にゃ、白音と再会出来て嬉しすぎて、味が分からないにゃ。白音、あと少ししたら一緒に暮らせるから……」

 

「はい、待ってます。だから………もう、居なくならないで下さいね」

 

「もちろんにゃ!そしてまた一緒に、ハンバーグを食べるにゃ………」

 

「はい、約束です………姉様」

 

そう言ってまた姉様が抱き付いてくる

 

私も姉様を強く抱き締める

 

姉様もそんな私に答えてくれるかのように優しく抱きしめてくれた

 

私はもう一人じゃないんですね、部長さん達にイリヤ先輩のお掛けで私は成長出来て

 

姉様と再会する事が出来た

 

頭が痛くなろうが関係ない、もし神様がいるなら感謝を

 

私と姉様を会わせてくれて本当にありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「スビー!!うぅ、いい話なのだわ……良かったのだわ、良かったのだわ!うわーーん!!」

 

「うぅ、女神足るもの、グス。常に優雅たれ、なんて今は無理よぉ、グスッ良かったわね塔城小猫ぉ、グスン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~とある悪魔の日記帳~

 

◇月○日

 

私達、EDFは今日も今日とてイリヤ様を遠くから護衛している

私達はイリヤ様が学校で勉学に励んでいらっしゃるなか、防音の部屋にて

もしイリヤ様が再びアイドルとしてステージに上がることを考え

イリヤ様への応援の言葉

ライブ開始にてイリヤ様方を称え、祝う言葉を会場じゅうに響き渡らせるよう叫ぶ練習を日々行っている

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴様!それッポッチの声量でイリヤ様に我々の思いが伝わると思うな!!」

 

「な!?お、親父にも打たれたことないのに!」

 

「貴様!イリヤ様と父親どちらが大事だ!どちらも大切だと思うが貴様は何故ここにいる!

今は父親ではなく、イリヤ様への応援の声を、祝いの声を、称える声を届けるため我らは集まっているのだ!

それを忘れるな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、私達EDFこと

イリヤ様、ディフェンス、フォースは様々な陣営の人々で集まり活動しているが

他にもイリヤ様の為に活動をしている者達が私達の元へと協力、傘下に加入することを求めてきた

聞いたところ、イリヤ様を最初に守るためと活動した我々EDFの傘下に入りたいようだ

 

まず、天使により構成された組織

『素晴らしきイリヤ様の会』

様々な陣営にイリヤ様の美しさ、優しさを布教の他にもイリヤ様を守るための武装を製作しているらしい

また、悪魔により構成された

『駒王ツァー』

イリヤ様のアイドル活動を全面的なサポート、会場での案内や観客席への誘導手伝い、ストーカーへの対策を行っていたらしい

 

そして堕天使により構成された

Squad Of Night Guardian(スクアッド オブ ナイト ガーディアン)

イリヤ様が夜に各陣営から狙われぬよう組織された、夜警専門の組織らしい

 

我々はイリヤ様の為にこれを受け入れた

 

「今日、我らEDFは更に大きな組織となった。

 

これを祝い、この言葉を叫ばせていただく

 

オールハイルイリヤスフィィイイイル!!」

 

『オールハイルイリヤスフィール!!』

 

あぁ、本日もイリヤ様は美しい

 

 

 

 

 

 

 






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新作、仮面ライダー聖刃×Fate/kaleid liner作品

近々、投稿

此方もお楽しみいただければ嬉しいです


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イケオジの襲来とオーフィスの今

これは、作者が水着アビーちゃんの為ひたすらに石を集めては単発で引いていた時のお話
「よし、アビーちゃん来てくれ!」
虹回転
「キター!これは、これは!?」
『サーヴァント、アナスタシア。召喚の求めに応じ、ここに参上したわ。この子はヴィイよ!私共々よろしく!』
「…………すり抜け?」
始めてのすり抜けを知った





 

 

イリヤside

 

 

「いあっしゃいませー!」

 

今日もニコニコ、貴方の隣に這い寄る美少女!

 

ニャルラトホテプのコスプレしてるイリヤスフィールです♪

 

いやぁバイトって楽しいね!

 

働くって楽しい!

 

きっと流した汗は美しい!

 

沢山の夢があれば、苦労なんてなんのその!

 

イエーイ!

 

「にゃルちゃん、()()やっても良いわよ」

 

「お任せください!」

 

すると、店長が一度手を叩く

 

すると店の客が一斉に此方を向く

 

「じゃ、私は着替えます!」

 

そう言って私は某希望の魔法使いの如く左手を左側につきだす

 

すると付き出した先から魔方陣が現れ、私を通る

 

すると私はさっきまでの給仕の服から、とある学校の制服に変わる

 

凄く、原作再現されてるの!

 

やっぱり店長のスーパー技術力は世界イチィイイイイイイイなノォおおお!

 

「どうですお客さん!最新式で着替えてみました!どうです?凄いでしょ?最高でしょ!」

 

すると店内のお客さんが一斉に拍手

 

凄く楽しいね!

 

そう言えば、スマホにギル兄からメールが着たの

 

なんか、私とバーサーカーとイージスチームはお留守番見たい

 

なんかギル兄の会社で会議なんだって

 

そう言えば、今日はイージスのみんなを解放してるの

 

今頃家で何してるのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美遊ぅー!?」

 

「ごめんイリヤ……私の分まで生きて」

 

「ふーん、もう終わり?これでおやつは私のも」

 

「イッケーーッ!!!」

 

「あぁ!?」

 

「やったー勝ったー!これで最後のポテトチップスは私の物だねクロ!美遊とわけっこしよーと!」

 

「ぐぅ!リアルの戦闘なら負けないのに!」

 

「うぅ、もう残機がぁ……負けちゃうの」

 

「落ち着いてなのは、私の分けるから」

 

「ありがとフェイトちゃん!」

 

「よーしよーし、シロウは可愛いねぇ。」

 

「えい!」

 

「あー!?私のカー○ィーー!?」

 

「ティヒヒ、やった♪」

 

「悪魔!ピンク!ほむら!」

 

「なんでほむらちゃんが出てくるの!?」

 

「そう言えば、なんでフェイトちゃんはク○ウドつかってるの?」

 

「なんか、あの剣の使い方がかっこ良いと思って。そう言うなのはこそなんでプ○ンなの?」

 

「だって可愛いんだもん!」

 

「くぅ、まどかちゃんのピ○トに負けた………」

 

「美遊、今度は私が上から落とすから横から!」

 

「うん。私とイリヤなら、カー○ィとメタ○イトのコンビネーションなら行ける!」

 

「うん、もう一回やろう!」

 

「ちょっと!私を忘れないでよ!」

 

イージスの皆は、家でス○ブラしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか、皆凄く楽しんでる気がするの………

 

そんなことを考えつつ、お客さん達に料理を運び店長のもとに戻る

 

「店長、さっきの魔法陣変身(マジックチェンジ)で他のコスプレ服に変身出来るようなりませんか?」

 

そうすれば、キャラごとに日を変えなくてと良いし

 

毎日、沢山のお客さんが来ると思うのだ

 

「うーん、悪いけどごめんねにニャルちゃん。それは少し無理なのよ」

 

「そうですか……」

 

出来たら少し楽になると思ったけど、無理なら仕方ないの

 

「ついでにニャルちゃん姿でのコスプレレパートリーは他にもメイド、着物、ドレス、プリキ○アそして、ニャルちゃんが通ってる学校、駒王学園の制服があるわよ」

 

「バリエーション豊富ですねぇ、でもどうしてうちの学校の制服を?」

 

そう言うと店長は先ほどまでの営業スマイルから優しげな笑顔に変わり

 

「イリヤちゃん」

 

「な、何ですか店長」

 

そして穏やかな口調で言った

 

「バレなきゃ犯罪じゃないのよ」

 

「ちょ!?それにそのセリフ私のですよ店長!」

 

「おーいそこのコスプレ娘、写真撮影セット全部買いだ」

 

「ありがとうごさいまーす!」

 

そう言ってお客様の方へ向かう

 

そのお客さんは黒いコートを着て、金髪の人だった

 

外人さんっぽい?

 

イケてるおじさま

 

イケオジってこう言う人のことを言うと思うけど、間違ってるっぽい?

 

「まずは、にゃル子さん1号で頼む」

 

「はーい!」

 

そう言って私は仮面ライダー1号の変身ポーズを取ると隣で金髪のおじさんがピースをして笑顔を浮かべている

 

写真撮影は妖精さん(店長(自称))がおこなってるの

 

ついでに私の艦娘コスプレの艤装は妖精さん(ガチ)と店長で製作したらしいよ!

 

あと、にゃル子さんの写真撮影はにゃルライダーシリーズのポーズとなっている

 

「次はクウガだな」

 

「ほい!」

 

続いて仮面ライダークウガのポーズを取ってパシャリ

 

次に仮面ライダー龍騎のポーズを取ってパシャリして終了

 

「またのご注文、おまちしてまーす!」

 

そう言って私は金髪イケオジ(渾名)から離れ接客に戻る

 

あれ?

 

そう言えばさっきの人、どっかで見たことあるような………

 

まーいーか、なの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休憩になり、私は休憩室に入ってスマホで動画サイトを開く

 

見ると、そこには

 

《【ガチャ】我、かんこれやってみる》

 

とのサムネイルで配信しているオーフィスちゃんの姿が

 

あれから、オーフィスちゃんは私の家に住んでいる

 

……毎日胃が痛い

 

オーフィスちゃんが【∞どらごん】として活動し始めて数日後、改めてオーフィスちゃんが私の家に襲来

 

………ではなく、手に茶色い封筒を持って訪ねてきた

 

そして、オーフィスちゃんはその封筒を此方をに差し出して

 

『家賃払う、住ませて』

 

と上目遣いで言われ、私は折れた

 

その日から私の家にオーフィスちゃんがいるわけだけど、正直言って毎日が不安なの

 

いつ、英雄派がオーフィスを取り返そうと攻めてくるか分からない

 

その事について先日聞いてみた

 

『オーフィスちゃんは、英雄派ってところにいたんだよね?ならどうして今はここにいるの?』

 

『イリヤのところ行く、そう言ってきた』

 

『ノォォオオオオオオオオオオオ!?』

 

そんなわけで、毎日夜道に気をつけてるの

 

でも最近、なんか私が仕事終わりに帰っていると自警団と思われる方々が夜道を警備していたので、お疲れ様ですと言って通った

 

そしたら後ろから騒がしい声が聞こえたけど、大丈夫だったのかな?

 

ふと画面をタッチして動画を見ると、ちょうどガチャをするようだ

 

『われ、けんぞう、やってみる!』

 

そう言ってふんす!と両手を握りしめるオーフィスちゃん

 

か、可愛い………

 

するとオーフィスちゃんは、動画の端に流れているコメント道理、資材を全て777にしていた

 

私は艦これに詳しくないので分からないが、何か起こるのだろうか?

 

そう考えているとオーフィスちゃんが建造のボタンをタップすると6時間と表示された

 

『っ!?ガチャ、すく出来る…違う?』

 

そう言って驚くオーフィスちゃんの反応などで癒して貰い、私は再び仕事に戻ったのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






作者の思い付き小話
【モンストマーリン、カルデアに召喚される】
カルデア、召喚室にて
「行くよ、マシュ。アルトリアさんも」
「はい、どんな英霊が来るんでしょうか。楽しみです」
「私も問題ありません」
そう言って藤丸立花は召喚サークルに石を投げ込む
すると、サークルが虹色に輝き現れたのは
フードを被り、星が付いた杖を持ち黄色の小さな幻獣を連れた緑髪の少女

「ティンクルティンクル!スターパ……だれ?」

「えーと、私は藤丸立花。こっちはマシュで、あっちはアルトリアさんだよ!」

「へぇ、立花ちゃんにマシュちゃんにアルトリアちゃんだね!」

「はい、貴方は?」

「私はサーヴァントキャスター!人呼んで《煌めく星読みの大魔術師》マーリン!よろしくね」

『えぇ!マーリンだって!?アーサー王伝説の宮廷魔術師じゃないか!凄いぞ立花ちゃん』

「えぇと、凄い人なの?」

「もちろんですよ先輩!魔術師の頂点とも言える大魔術師マーリンを召喚するなんて!さすがです!」

「えへへ、そんなに誉めないでよ」

「……………」

「せ、先輩!アルトリアさんが先ほどから全く喋ってないのですが?」

「アルトリアさん?」

アルトリアはマーリンを何度か見直すと

「マーリン、その………TSしたのですか?」

「へ?私は元から女だよ。あれ?」

するとマーリンと言われた少女が何度かアルトリアを見ると手をぽん!と打つ

「もしかして、貴方アーサー!?」

「へ!?」

「何を言っているのです?あなたが私に聖剣を渡したのですから覚えているに」

「へ?何言ってるの?私達が始めてあったときにはアーサーもうエクスカリバー持ってたよね?」

「ど、ドクター!?なんだか分かりませんが、マーリンさんとアルトリアさんは知り合いでは無いのですか!?」

『いや、確実に知り合ってるはずだよ。これは一体』

すると、急に考えていたマーリンが声をあげた

「あぁ!?もしかして、私……別の世界に来ちゃったの!」






その後、少女マーリンの世界から円卓が全員召喚された

彼らが穏やかに話しているのを見て、アルトリアは引きこもったらしい






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イリヤアイドル化計画

 

イリヤside

 

 

どうも皆さん、店長から全コスプレの予備を貰い舞い上がっているイリヤです

 

ご機嫌な蝶になって♪キラ~メクコスプレをしってぇ!

 

あれから仕事を終え、私は家で晩御飯の片付けをしています

 

それにしても、みんなスマ○ラ大好きなんだなぁ

 

私?私は確かにスマブラとかは好きだけど、どっちかでいったらプレイステーションの地球防衛軍とか、仮面ライダーとかが好きなの

 

前世だと、生まれて始めて触れたゲームがプレイステーション2だったし

 

そんなことを考えつつ、皿をしまう

 

慣れたけど、やっぱりこの体だと椅子がないと皿をしまう棚に手が届かない

 

「イリヤァ!いるかーー!!」

 

恐らくはギル兄さん達が帰ってきたのだろう

 

私は皿をしまってから玄関に向かう

 

「お帰りなさい、どうしたの?」

 

「アイドルユニット『カレイド☆ライナー』メンバー……イリヤ、美遊、クロエに新メンバーなのは、フェイトを加え」

 

「え?」

 

「新アイドルユニット『カレイド☆ファンタズム』を結成しライブを行ってもらう!ライブ地は冥界だ!!」

 

「な、な、な………何でなのぉオオオオオオオオ!!!???」

 

その夜、近所には少女の叫び声が響き渡ったらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リビングにて、私はギル兄とリビングのテーブルで向かい合って座っていた

 

「実はな、冥界の蝙蝠供にイリヤを襲わせぬよう契約してきた」

 

あれ?そういえば今日は授業参観日ってことはもう三種族会談終わったの!?

 

「それで、契約させる代わりにイリヤに我々は手を出さない事を証明するため、お前に『カレイド☆ファンタズム』として和平記念ライブを行うのだ」

 

「うん、どうしてそうなった………」

 

あれ?なんか今、目からハイライトが消えた気がする

 

「実はな、和平協定に不満を持つものや組織が力を強めているらしい」

 

うん、魔王様仕事してる?

 

たぶん魔王様だしあの時の私の倍くらい働いてるよね?(魔王少女は例外)

 

もししてなかったら令呪ブースト約束された勝利の剣(エクスカリバー)を撃ってやるの

 

顔面に、あれ?

 

私ってこんなに過激だったっけ?

 

「そして、その組織の内の大半がお前関連だ」

 

「へ?」

 

ワタシ カンレンノ ソシキ?

 

「まず、『EDF』と呼ばれる組織だ。」

 

E.D.F.!?へ?そもそも何でその名前でテログループなの!?

 

テロどころか世界を守ってそうなの!

 

「意味はEイリヤ様DディフェンスFフォース」

 

「うん?………なんか、意味ちがくない?」

 

「我もそう思う。こいつらは名の通りお前を堕天使や悪魔、天使から守るため結成された三種族の合同組織だ」

 

「ある意味一番和平できてる!?」

 

「続いて、天使により結成された『素晴らしきイリヤ様の会』、こいつらはイリヤ様こそ真の女神として、天使に布教している新手のテログループだ」

 

「………………」

 

うん、名護さん?

 

名護さんいるの?でもこのままだとしたらセリフは

 

『その命、イリヤ様に返しなさい!』

 

(イリヤ)を信じなさい』

 

うん、絶対ない………と信じたいの

 

というか真面目なテログループいないの!?

 

「イリヤ、気持ちは分かるが耐えよ。次だが、『駒王ツァー』」

 

へい、ウォズ?

 

ヘイセイ、ヘイセイ、ヘイセイ、ヘイセイ

 

悪夢?

 

「………うん。内容は?」

 

「お前のアイドル活動の全面的サポートを行う他に、お前のストーカー対策だが」

 

うん、私今までアイドル活動もう一回やるとはいってないよ?

 

てかあの時に会場のサポートしてる人が何人かいたから、てっきりバイトかと思ってたの

 

それに魔王少女以外のストーカー対策もしてくれてたらしいし

 

「今度、菓子折りか手作りクッキーでも渡しにいった方がいいかな?」

 

「止めろ!死人が出るわ戯け!」

 

「何故なの!?」

 

あ、そう言えば私の得点の一つって家事スキルEXだった

 

「続いて『SONG』だ」

 

ソング?騒音テロでもしてるのかな?

 

でもそれって普通にヤンキーじゃないの?

 

「正式名称『Squad Of Night Guardian(スクアッド オブ ナイト ガーディアン)』お前が夜の帰りに道に各陣営から狙われぬよう、堕天使が作った夜警専門組織……あの蝙蝠から伝えるよう言われていたが、これは本当にテログループなのか?」

 

「うん、正直絶対違うと思うよギル兄」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアスside

 

 

「うぇへへへへ……響ぃちゃーん」

 

今私は至福の時間を過ごしていた

 

私はスマホに写るのは愛すべき私の秘書艦響

 

そして鍋響と供に写る私

 

「うぇへへへへ」

 

駄目だわ、さっきにやけが止まらない

 

それに明日は喫茶葛木、響の日だ

 

つまりは、明日は響だけが接客するのだ

 

楽しみで仕方ない

 

響とごはん、響と写真

 

『いらっしゃい、司令官』

 

『また来てくれたんだね、嬉しいよ』

 

響と会話……

 

『ご注文はなんだい司令官?』

 

『仕方ないなぁ、私が拭いてあげるよ。じっとしてて』

 

「うぇへへへへへへへ」

 

「駄目ですねこの部長、早くなんとかしないと」

 

「うぇへへ、小猫?何か言ったかしら?」

 

「なんでもありません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某ネット動画投稿サイト配信枠

 

■月□日

『【艦隊これくしょん実況part1】

        ~我、鎮守府に着任す~』

配信者→∞どらごん

 

■月☆日

【青○実況】part2

     ~とある館のゲームをしよう~』

配信者→マギ☆マリ

 

■月◇日

『【P○BG実況】

  ~5連続ドン勝まで解体の時間だよ~』

配信者→キル・ザ・ジャック

 

■月△日

『【三○無双実況part7】

    ~真の英雄のここに散る~』

配信者→SOSO

 

■月▽日

『【スパ○ボ実況part21】

~いくぞ、ゼロ。ヒイロ、最後の出撃!?~』

配信者→ザゼルガーZ

 

■月◎日

『【あ○森実況】

  ~私とシロウのスローライフpart10~』

配信者→シトナイ

 

■月◤日

『【告知】ギルギルインテリジェンス公式メンバー全員集合、新アイドルユニット〔カレイド☆ファンタズム〕のライブを限定配信するよ』

配信者→マギ☆マリ、キル・ザ・ジャック、∞どらごん、シトナイ

 

 

 

 




次回予告(嘘)
じかい!『ぱんぱかぱーんの人!』




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パンパカパーンっぽい?なのです?

 

 

イリヤside

 

 

「レティ姉と美遊ちゃん……ですか?」

 

どうも皆さんお久しぶり!

 

いつもどこでも響かせるハラショー!!

 

ウェイトレスでコスプレイヤー!!!

 

イリヤです!

 

いま、店長と電話中です

 

なんでも、明日のバイトだけでもいいからジャンヌと美遊ちゃんを連れてきて欲しいんだって

 

『えぇ、新しくコスプレとコスプレ道具を開発したの。バイト代もだすし、その子達と一緒に来てくれないかしら?』

 

「店長、取り敢えず聞いてみます!それで行けたらL○NEしますね」

 

『えぇ、頼んだわよ。それと貴方の新しいコスプレ服が完成したわ』

 

「本当に!やったー!!」

 

『ふふ、楽しみにしててね。あ、、宗一郎様、ご飯ならあと少しで出来るので待っててくださいね』

 

うん、そう言えば店長は結婚してるの

 

少し前に忘れ物届けに来て知ったけど

 

とてもお熱いの

 

 

 

それと最近の私のスケジュールはこんな感じ

 

朝4時~7時

→起床、朝食の調理

7時半~午後4時

→学校

5時~7時

→美遊ちゃん、クロエちゃん、なのはちゃん、フェイトちゃんでアイドルのレッスン!

 

休日は午前8時から午後4時までバイトで、そっからはアイドルのレッスン

 

うん、我ながら少し前に戻った感じがするの

 

そんな事を思いながら、最初に美遊ちゃん所に行く

 

美遊ちゃんはツヴァイリヤと同じ部屋、同じベットで寝てる

 

これは本人が希望したからなの

 

私はそんな彼女らの部屋に入る

 

「ツヴァイリヤちゃんに美遊ちゃん、入るね」

 

そう言って中に入ると、メイドのコスプレをした美遊ちゃんを押し倒すツヴァイリヤちゃんの姿があった

 

「「あ………」」

 

これって、あれだよね

 

あの……うん、普通ならTo LOVEるみたいな事故だと思うんだろうけど、ツヴァイリヤは鼻息が荒くいし、美遊ちゃんもなんか受け入れてる顔だしガチだよね………

 

頭のなかにWARNINGと言う文字がちらつく

 

うん、確かにこれ以上は危ないの

 

「うん、私は何も見てないの。うん、何も見てないから、鍵閉めた方いいよ……お邪魔しました~」

 

そう言って扉を閉める

 

「さて、先にジャンヌの所に行こうかな」

 

そう言って小走りで階段を駆け上がる

 

下の階が騒がしいがきっと仲良く(意味深)してるの

 

うん、凄く嫌な予感がするけどね

 

そう納得してジャンヌの部屋に向かい扉を空けて中に入る

 

すると、いつも通りのジャンヌがいた

 

「イリヤ、急にどうしたのですか?」

 

「実は、さっき店長から明日のバイトにジャンヌと美遊ちゃん連れてきてって言われて。明日だけどバイトしない?」

 

「もちろんやりますよイリヤ!あぁ、これで私はジャンニート・ダルクやら腹ペコーズ等と言われなくてすむのですね……神よ感謝の祈りを捧げます」

 

うん、オッケーらしいの

 

凄く気にしてたの、うん

 

あとは美遊ちゃんだけど………いつ行けばいいの?

 

イリヤ、タイミングわかんなーい(ガチ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、ジャンヌと美遊ちゃんを連れた私達は喫茶葛木に来ていた

 

美遊ちゃんは黙って来てくれたの

 

なんかさ、私がツヴァイリヤと美遊ちゃんをみる目が少しだけ温かい気がするの

 

ドラ○もんみたいに言うなら

 

あたたかい目~なの

 

「来てくれたのねレティシアちゃんに美遊ちゃん!感謝するわ、まずレティシアちゃんはこの服を着て見てちょうだい」

 

「わ、分かりました」

 

そう言って店長はジャンヌに青い軍服?のような服を渡した後に美遊の方を向き

 

「美遊ちゃんはこっちよ」

 

そう言って黒をメインとした女子学生服を渡す

 

「これですね、分かりました」

 

そう言って二人は試着し始める

 

うん、事前にウェイトレス服じゃないって伝えておいて良かったの

 

「イリヤ新しいコスプレはロッカーいれてあるわよ」

 

「はい、いってきます!」

 

そう言ってロッカーに駆けよってロッカーを開けるとそこには

 

黒い制服にヘアピンとリボンが置いて会った

 

早速着て、ヘアピンとリボンを頭に装着。

 

寝癖を少し作って鏡の前に立つとそこにはどこから見ても艦これのキャラの一人

 

白露型 駆逐艦 四番艦、夕立改二

 

そう、みんな(赤いアークマ)喜べ

 

ぽいぬだよー!

 

私、参上……ぽい!

 

着替えて戻ると、そこには恥ずかしそうにしているジャンヌ

 

茶髪のウィッグを被り、髪を後ろで纏めている美遊ちゃんがいた

 

美遊ちゃんの頬が少し赤いのでまだコスプレが恥ずかしそうっぽい?

 

すると着替えてきた店長が気づいたのか此方をみる

 

「さて、着たわねイリヤ……いやぽいぬちゃん♪」

 

「白露型駆逐艦四番艦、夕立改二!今日も頑張るっぽい店長さん!ぽ~いっ!」

 

すると、ジャンヌと美遊ちゃんはまるで処分場のゴミをみるような目で私をみてくる!?

 

「そ、その目は流石に酷いと思う……ぽい」

 

「こほん、改めて紹介するわ。レティシアちゃんと美遊ちゃんに試して貰うのはこれよ」

 

ワタシ、家帰ったらクロエちゃんにイヤシテモラウノ

 

そう言って帽子とヘアピンを持ち上げる店長、そしてそのまま二人に手渡す

 

「さて、それじゃ説明したキャラの通り被ってちょうだい。」

 

するとジャンヌは普通に被って、美遊は前髪にヘアピンをつける

 

すると二人は突如としてガクッと立っまま俯く

 

「て、店長?何をしたっぽい!?」

 

「実はねぽいぬちゃん、あのヘアピンと帽子は私と妖精さんで共同開発したアイテム。帽子の方は『ハズカシクナクナールα(アルファ)』ヘアピンの方は『ハズカシクナクナールβ(ベータ)』よ」

 

な、なんか胡散臭そうな名前なんだけど!?

 

「その効果は、身に付けた人物の精神をその服のキャラ一時的に切り替えることが出来るのよ」

 

「そ、それって洗脳なんじゃ」

 

「アイテムよ」

 

「せ、洗脳じゃ」

 

「アイテムよ」

 

うぅ、店長黒い笑みが出てるよぉ

 

その時だ、ジャンヌ?が突如として顔をあげる

 

そして

 

「パーンパカパーン♪高雄型の2番艦、愛宕(あたご)よ。今日はよろしくね店長さん」

 

「じゃ、ジャンヌ?」

 

ジャンヌらしからぬハイテンション!?

 

これ本当に大丈夫なの!?

 

「ジャンヌ?だれそれ?私は愛宕よ夕立ちゃん」

 

な、なんかジャンヌが可笑しいんですけど!?

 

これがハズカシクナクナールの効果なの!?

 

なんて恐ろしい……ぽい

 

すると、美遊ちゃんは顔をゆっくりとあげて両腕を胸の前でグッと握る

 

「暁型四番艦、(いなずま)です。たくさん頑張りますのでよろしくお願いします」

 

「あれ?美遊ちゃん?」

 

可笑しい、可笑しいよ

 

いつも冷静でクールビューティーな美遊ちゃんから何故かドジっ子の感じがするよ……

 

「美遊、なのです?私は電なのです、忘れたのです夕立ちゃん?」

 

な、なんか後から二人が頭を抱えることがありそうなんですけど!

 

「ついでに、帽子とヘアピンをとれば効果が切れるけど記憶はそのままだからねぽいぬちゃん!」

 

「ぽいっーーーーー!?」

 

これ、絶対に後から恥ずかしさで後悔するよ

 

ジャンヌと美遊ちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアスside

 

 

今日も私は癒しを求めて喫茶葛木へと歩みを進める

 

あんなこと(3種族会談)があり

 

私の弱さを感じられ、頑張るが

 

私のストレスと部屋の艦これグッズが増えていくばかり

 

だけど忙しすぎて毎日艦これの愛すべき我が鎮守府の娘に会えていない

 

はぁ、今日は響かしら?

 

響であることを願い、私は喫茶葛木の扉を開く

 

「いらっしゃいませー!パーンパカパーン!」

 

「いらっしゃいませ、なのです!」

 

「いらっしゃいっぽい!」

 

目の前には楽園(エデン)が広がっていた

 

あれ?

 

私は喫茶葛木にきたのよね?

 

リアル鎮守府に来てるわけじゃ、ないのよね?

 

ならなんで目の前にぽいぬ、愛宕、電ちゃんがいるの?

 

あぁ、最近は働きすぎてるせいで幻覚でもみてるのかしら?

 

電ちゃんに案内されて席に座る

 

「電、名言ひとつお願い」

 

「司令官!電の本気をみるのです!!」

 

それにしても今日は響じゃなかったけど

 

あぁ………もう死んでもいいわね(尊死)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

島村卯月side

 

 

どうも皆さん、本当にお久しぶり

 

アイドルの島村卯月です!

 

今私は未央ちゃんと凛ちゃんと一緒にレッスンを終えてお話してたんです

 

……あれ?私は誰にいってるんだろ?

 

「ねぇねぇしまむーに渋りん!レッスン終わったし帰りにどっか遊びに行こーよ!」

 

「いいですね!でも、マ○クとかは無理ですよね?少し遠いですし」

 

「なら、私のオススメの喫茶店が近くにあるけど良かったら行ってみる?」

 

「渋りんのオススメの喫茶店!?いきたいいきたい!」

 

「卯月もそれでいい?」

 

「はい!大丈夫です、行きましょう!」

 

そう言って三人で荷物を持ち、凛ちゃんの後を着いていく

 

「それで、渋りんのオススメの喫茶店ってどんなとこ?」

 

「最近は忙しくて行けてなかったけど、お客さんがいなくて、静かで落ち着く所だったよ」

 

「へぇ、隠れた名店みたいな感じですか?」

 

「うん。それとそこから少し先にあるラーメン屋『ラーメン麻』もオススメだよ、少し辛いけど麻婆ラーメンが美味しいんだ」

 

「じゃあさじゃあさ!こんど三人で行こうよ!」

 

何でしょう、少し嫌な予感がします

 

そう言えば友達が電話で凄く辛くて食べれないラーメンを出すお店があったって言ってたような………

 

そんな風にお喋りしながら歩いていると『喫茶葛木』と書かれたお店についた

 

そして、お店の前にある看板には

 

┌───────────────────┐

│  ♪『店長オススメのメニュー』♪  │

│・鎮守府のシーフードカレーライス   │

│・エミヤ特製ふわとろオムライス    │

│・チノのカプチーノ          │

│・這い寄る初恋ジュース        │

│                   │

│ 『今日のコスプレキャラクター』   │

│ ♡店に入ってからのからのお楽しみ♡ │

└───────────────────┘

 

「今日のコスプレキャラ?」

 

「へぇ、渋りんオタクだったんだー」

 

「ち、ちがうよ。それに前はこの看板なかった」

 

「そうなんですか?」

 

「なら、渋りんのこれなかった時にお店が有名になったのかな?」

 

「たぶんそうですよね?」

 

そう言って凛ちゃんに続いて喫茶店の扉を開ける

 

中ではコスプレした三人の店員さんが働いていて結構人がいるので、人気みたいです

 

するとドアの鈴がなり、入り口に近い場所にいた茶髪でセーラー服の子ががパタパタと走ってくる

 

「いらっしゃいませなのです、司令官!」

 

あれ?この子どこかでみた事があるような……

 

「あれ?イリヤと一緒のアイドルグループだった美遊ちゃんじゃん!」

 

未央ちゃんがそう言って私も思い出す事が出来ました

 

あの時、イリヤちゃんの一回だけのライブでのユニット

 

カレイド☆ライナーの一人

 

美遊ちゃん

 

「そう言えば、確かにそうですね」

 

「美遊?なんの話なのです?私は電なのです」

 

「電ちゃーん、注文お願ーい!」

 

「はわっ!?今行くのです!えっと、司令官達はお好きな席にどうぞなのです!」

 

そう言ってパタパタと電ちゃんが注文を取りに行くのを見て私たちもテーブル席に座る

 

なんだろう電ちゃんがパタパタ走ってて少し心配になってしまいます

 

転ばないかな?心配です

 

「ねぇ渋りん、しまむー。ちょっと確認したいんだけどさ」

 

「なに?」

 

「なんですか?」

 

すると未央ちゃんが真剣な表情でそう言い、私と凛ちゃんは少し戸惑ってしまいました

 

「ここって秋葉?」

 

「いや、ちがいますよ未央ちゃん」

 

「いや、だってあの店員さん達いるって絶対に秋葉のイメージじゃん!」

 

「いや、確かにそうですけど………」

 

そんな感じで話しながらメニューを眺める

 

「わぁ!たくさんメニューがあるんですね!」

 

「へぇ、流石は渋りんオススメの店だね!全部美味しそう!」

 

「私は決まったけど、二人は?」

 

「決まったよ!しまむーは?」

 

「私も決めました!」

 

「なら呼ぶね、すいませーん!」

 

「は~い」

 

すると外人らしい金髪で青い服の店員さんが歩いてくる

 

さっきの答え方や姿から少しだけふわふわした感じがする人です

 

「ご注文は決まりました?パンパカパーン!」

 

ぱ、パンパカパーン?

 

あ、挨拶でしょうか?

 

「え、えーとコーラとカフェオレとオレンジジュース、そしてフライドポテトをお願いします」

 

「は~い、少しお待ちくださいね~」

 

そう言って厨房に向かってから、二人と少しお喋りしていると

 

リボンを頭につけ、左右に寝癖?のある子が注文したものを持ってきました

 

「お待たせしました、ご注文の品です…ぽいっ!」

 

あれ?ま、幻でしょうか?

 

この子の髪の寝癖が犬の耳みたいにピクピクッて動いたらような

 

「ぽい?ってイリヤちゃん!?」

 

「本当だ!?」

 

「またコスプレ?」

 

「そうだよ卯月ちゃんに未央ちゃんに凛ちゃん。でも今は白露型駆逐艦、四番艦の夕立改二だよ。夕立またはぽいぬって呼んでっぽい!」

 

「な、なりきりが凄いですね!」

 

「ありがとっぽい、司令官。ごゆっくり」

 

イリヤちゃんがそう言って別の客に注文を受けに行く

 

「あの、イリヤちゃんって」

 

「うん、ギルガメッシュ社長の妹……だよね?あのさ、私…思ってたんだけど」

 

「お嬢様っぽさ、ゼロだよね。私、お嬢様ってさいつも高笑いしてたりするイメージあったんだけど」

 

「「「うん」」」

 

そんなことを思うNEW GENERATIONであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

昨日、無事に?三人でバイトを終えた私は普通に家に帰った

 

だけど、次の日の朝

 

ジャンヌが起きてこないのだ、ジーク君も知らないしアス兄は変だったって言うし

 

何かあったのかな?

 

そう思った私は、家事を一度止めてジャンヌの部屋に来た

 

「ジャンヌ?起きてないの?」

 

部屋の前にそう呼び掛けても、なんの反応もないので少しドアを空けて中を除く

 

そこはとてつもないぐらいに暗い雰囲気だった

 

電気を消しカーテンで日射を遮った、まるで引きこもりのような感じの部屋

 

「恥ずかしい、恥ずかしい……恥ずかしさ…恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて忘れて」

 

そしてその中で壁に頭を打ち付けては部屋の中ををゴロゴロとのたうち回るジャンヌの姿が会った

 

それはまるで、某ダークフレイムマスターを卒業したの彼のようだ

 

私は、そっと扉を閉じる

 

「うん、なんか…………デジャブなの」

 

やっぱり昨日のコスプレ、ハズカシクナクナールαを着けた後の時の自分の記憶を思い出してダメージを受けてるようなの

 

あとでおにぎりでも部屋の前に置いておこう

 

そう思いながら階段でキッチンへと戻る

 

『ねぇ!?どうしたの美遊!今日なんか可笑しいよ!!』

 

『そうよ!昨日、何かあったの!?』

 

ん?なんか騒がしくない?

 

そう思いながら声のするリビングの扉を空けると必死そうな様子で話しかけるツヴァイリヤとクロエちゃん

 

そしてずっと虚空を見つめて笑ってる美遊ちゃんがいた

 

うん、やっぱり昨日の美遊がコスプレ&ハズカシクナクナールβのせいで普段なら絶対に言わないだろう『はわわっ!?』やドジっ子と成っていたダメージがきているの

 

「どうしたのイリヤにクロ。そんなにうるさいと彼女の話が聞こえないから静かにして」

 

「ねぇ美遊ってば!?誰と話してるの!?さっきから宙を眺めてばっかだよね?」

 

「ねぇ!なにか見えてるの!?」

 

「へぇ、カルデアの所長で死んだらここに来てた、ですか?そんな事があったんですね」

 

うん、もう駄目かも知れないの美遊ちゃん

 

アイドルの時には直ってるといいけど

 

こんど猫カフェでも連れて行ってあげようかな?

 

それともあの美味しい麻婆ラーメン出すお店にでも連れていってあげようかな?

 

少し高いけど、美味しいからきっと美遊ちゃんも気に入ってくれるの

 

うん、今日も家は平和(カオス)です

 

 

 

 

 

 

 

 






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アークマさんそれ変わって無いからぁぁあ!?へ、麻婆豆腐くれるの?やったー!

イリヤside

 

 

ジャンヌが某フレイムマスター卒業生となり、美遊ちゃんがカ○ーユ化してから一週間

 

二人とも全く直らないの

 

それどころか悪化してるきがするの

 

ジャンヌは引きこもりになってしまったの

 

あ、そもそも前のバイトは1日だけだったし

 

やったねジャンヌ!ヒキニートに進化だよ!!

 

そして塔城ちゃんは無事、黒歌ちゃんとの生活を始めることが出来た

 

でも驚いたのが、塔城ちゃん姉妹が隣に引っ越してきたの

 

凄く驚いた

 

ここで余談だけど最近、新しい人気投稿者が生まれたの

 

何でも猫耳を着けた白髪の『シロ』と黒髪の『クロ』で姉妹系動画投稿者らしい

 

投稿者の名前は『Two for all』

 

まだ見てないけどクラスのみんなは凄くオススメって言ってた

 

ごめん、私の推しは『∞どらごん』と『キル・ザ・ジャック』『シトナイ』『マギ☆マリ』でいっぱいなの

 

そして時はすぎ、いつも通り私は塔城ちゃんと屋上にてお昼を食べていた

 

「ねぇ塔城ちゃん」

 

「ムグムグ、なんですか先輩」

 

そう言ってご飯を食べ終え、私が毎日上げているお菓子(今日はマカロン)を食べながら此方を向く塔城ちゃん

 

「もし私が毎日塔城ちゃんにお菓子を作ってくるのを止めたら──」

 

そう言った瞬間、塔城ちゃんが口に運ぼうとしていたマカロンを手から落とした

 

「え、あ………う、嘘……ですよね?」

 

「へ?」

 

何故か塔城ちゃんが震えながら、まるですがるように私の服の袖を掴んで此方を見上げてくる

 

「わ、私なにか先輩を怒らせるようなことしましたか?そ、それとも私と一緒にいるのが嫌なんですね、確かに先輩は悪魔が苦手ですもんね……先輩は私を遠ざけたいに決まってます。やっぱり駄目なんですか?もう私と会うのが嫌なんですか?お願いです先輩、先輩のお菓子が無きゃ私もう駄目なんです、おかしくなっちゃうんです。だからお願いです、先輩が言うならグレモリー眷属を止めても」

 

「ストップ!?ストッーーーープ!?もしだから、塔城ちゃん!大丈夫だから!ちゃんとお菓子を作って上げるから!!!」

 

「そ、そうですか。よかった」

 

な、なんか知らないうちに塔城ちゃんが壊れてた件について

 

なんでなノォオオオオオオオオ!?

 

そこまで!そこまで私の作るお菓子は美味しいの?

 

私前に食べたけど普通の味だったよ!?

 

どうにか塔城ちゃんを落ち着かせて廊下に出るとアークマさんがいた

 

『WARNING!WARNING!WARNING!

 

アークマ襲来!アークマ襲来!アークマ襲来!アークマ襲来!』

 

私はすぐに回れ、右をして

 

「ちょっ、ま!まちなさい!」

 

だけど、両肩を押さえられて無力です動けません

 

「グレモリー先輩ごきげんよう」

 

「えぇごきげんよう。それで、なんで逃げたのよ」

 

「貴方の今までの行動を自分の心に聞いてみてください!?」

 

「???」

 

駄目だこの人、いや悪魔か

 

「取り敢えずだけど、私は貴方を悪魔に勧誘するのを辞めるわ」

 

ん?

 

え?

 

「ほ、本当ですか?」

 

「えぇ。本当よ」

 

そう言えば胸を張るグレモリー先輩、この人偽物とかじゃないよね?

 

こんなの絶対おかしいよ!

 

「あ、もしかして他に眷属にしたい子でもいたんですか?」

 

そう言うとリアス先輩は凄い笑顔になったの

 

「そう!そうなのよ!私ね、喫茶葛木の」

 

…………………うん?

 

「電ちゃんと響ちゃん、そして夕立ちゃんをお迎えしたいの!」

 

なんでなノォオオオオオオオオ!?

 

それ私か美遊ちゃんじゃん!?

 

え?私は結局追いかけられる運命(Fate)なの!?

 

あるお医者さんが自分の運命は自分で変えるって言ってたけど無理!

 

だって今、魔王少女からも逃げてるんだよ!いつも最後は生徒会長さんに連れていかれてるけど

 

そこにアークマさんまで加わったら死ぬよ!

 

※ピーンポーンパーンポーイ!※

 

ハローみなさん!これからみなさんには私、カレイドステッキマジカルルビーちゃんが赤いアークマさんの脳内で考えてることを覗き見ようと思いまーす!

 

この人のことです、イリヤさんやコスプレした美遊さんやイリヤさんであーんなことやこーんな事も考えてても可笑しくはありませんよぉ!

 

さてさて、ふむふむ…………おやぁ!

 

これはアークマさんがいつもお茶してる部室ですねぇ

 

これはアークマさんの視点、部室を開けて中に入るようです

 

『お帰り、待ってたよ司令官』

 

わお!(イリヤ)さんじゃないですか!

 

『えぇ、ただいま響』

 

『司令官!頑張ってクッキー焼いたのです!』

 

『ありがとう電、あとでお茶と一緒に頂くわ』

 

おぉ!電《美遊》さんもいるとなれば最後は

 

『提督さん!夕立の隣に座るっぽい!』

 

夕立イリヤさん改二もいますよねぇ!

 

『夕立ちゃん!司令官の隣に座るのは私なのですー!』

 

『もう、二人とも私で争わないで。二人とも私の隣に座ればいいじゃないの』

 

おやおや!随分と甘々ですねぇ!みなさん?

 

ブラックコーヒーいりませんかぁ?

 

あら?場面が変わってお昼ですかねぇ

 

『司令官、カレーを作ったんだ。食べてくれないかな?』

 

そう言ってよそったカレーを持つ響(イリヤ)さん

 

また場面が変わりました、これは寝室でしょうか?

 

部屋にノックが響き入ってきたのは……おお!

 

電(美遊)さんじゃありませんか!

 

しかも可愛らしいパジャマ姿で枕、おやおやぁ!

 

『司令官、その………寂しいので一緒に寝てください、なのです』

 

あの美遊さんから考えられない光景ですねぇ、これはツヴァイリヤさんの方に報告しなければ!

 

きっと鼻血ものですよぉ~

 

また場面が変わりましたねぇ、どうやらお出かけみたいです

 

『提督さんとお出かけ、凄く楽しいっぽい!』

 

『ふふ、私も嬉しいわよ』

 

うんうん、でも~お気持ちは分かりますが

 

夕立さんと響さんはイリヤさんですしぃ~

 

それに美遊さんはイリヤさんのサーヴァントですので無理ですねぇ

 

これにて、ルビーちゃん放送を終わりまーす!

 

※ピーンポーンパーンポーイ※

 

「うぇへへへへへ」

 

な、なんかアークマさんが急に幸せそうな顔でトリップし始めたんですけど!?

 

と、取り敢えず教室に戻って壊れちゃった二人を元気付ける方法を考えない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん?ご注文はうさぎですか?

 

香風智乃のコスプレ、休みなら当たり前

 

羞恥心?そんな物とっくに捨てたの

 

へ?髪の色が違うだろ?ウィッグ被ってるの

 

私は美遊とジャンヌは外に出掛けています!

 

元気付けるために、今日はラーメン屋とネコカフェに連れていこうと思います!

 

さぁ、私達の戦争(デート)を始めましょう

 

「まずは、お昼に行こー!」

 

「日光が眩しい……………家で食べませんか?」

 

「駄目なの」

 

「へぇ、特異点の攻略ですか?それにデミサーヴァントの少女と元一般人が」

 

「美遊ちゃん、お願いだからお話を聞いてください」

 

うん、ジャンヌは引きこもりを拗らせてるし美遊は幽霊とでも会話してるの?

 

それとも電波を受信しちゃったの?

 

出掛けたばかりなのに、イリヤ胃がいたい

 

それにしても、ジャンヌはたった2日で凄く変わっちゃったの

 

目元のクマが凄いし、フード被ってるの

 

美遊は私と歩きつつ何もないはずの隣を見て話してるし

 

クールビューティーが不思議ちゃんになっちゃったの

 

そんな感じで私は『ラーメン麻』に二人を連れてきた

 

「よーし二人共!私に着いてこい!」

 

そう言って二人の手を引いて店の中に入る

 

「言峰さーん!ラーメン三人分!」

 

「イリヤか。直に出来る、座して待て」

 

すると、渋い顔の店主さんがラーメンの麺を茹でながらそう返してくれるの

 

「はーい!」

 

そう言って二人をカウンター席に座らせる

 

真ん中に私、左に美遊ちゃん、右にジャンヌだ

 

「い、イリヤ?こ、ここは何処なのですか?」

 

「もう聞き逃してたの?『ラーメン麻』っていうラーメン屋さんだよ」

 

「あの、主がすぐにここを離れるベきだと」

 

「あの、オルガマリーさんも離れた方がいいって」

 

「えぇ、大丈夫だよ。それに店主さんが出してくれるラーメンとーっても美味しいんだ!」

 

そう言っていると

 

「出来たぞ、存分に味わうがいい」

 

すると私達の目の前に三つのどんぶりが置かれる

 

「わーい!キターー!」

 

そう言ってどんぶりを手に取り、割り箸を割る

 

「いっただーきまーす!!」

 

そう言って麻婆とラーメンを絡ませてから啜る

 

「んんー!美味しぃいいーー!この辛旨な麻婆と少しの醤油ラーメンが醸し出すパーフェクトハーモニー!今日も最高だよ!言峰さん!」

 

「フッ、流石は常連の客。良く分かっている」

 

そう言って更に箸を進めていると、両隣が全く箸を進めていない

 

あれ?

 

「どうしたの二人とも?食べないの?」

 

「赤い………こ、これは本当にラーメン……なのですか?」

 

「オルガマリーさん?そこから先は地獄よ?でもイリヤがあそこまで美味しいって言うなら」

 

そう言って食べようと一口啜る美遊ちゃんにジャンヌ

 

「ーーーーーッ!?」

 

「ーーーーーッ!?」

 

二人とも血眼になって食べてる

 

そこまで美味しいのかな?

 

よかった紹介して、これで二人とも元気になってくれるよね!

 

そんなことを思いながらラーメンを啜り、スープをごくごく飲み干す

 

この、のど越しの良さ、堪らないの

 

「ぷはー!ご馳走さま!」

 

「麻婆豆腐もあるが、食うか?」

 

「食べりゅー!」

 

すると私の前に大皿の麻婆豆腐が置かれる

 

「あ~む!んんーーー!言峰さん、良い味してるね!」

 

こちらも旨辛い麻婆の餡が豆腐と絡まり、熱を閉じ込め冷めにくく

 

常に熱々を楽しめる素晴らしい究極の味を舌で、嗅覚で、視覚で楽しみ飲み込む

 

ここでこんなに食べられるのも、頑張ってバイトをしているからだ

 

ついでにここに良く一緒に来るのはまどかちゃんです

 

同士なのです

 

すると、両隣からコトッと空になったどんぶりが置かれる音がした

 

「「ごちそうさまです…………」」

 

「二人とも!どうだった!最高に美味しいでしょ!って目が死んでる!?」

 

 

 

 

「うぅ、口の中がまるで焼け爛れた様に

 

     ズンガズンガします」

 

 

「あ、汗と震えが止まらないd#@……」

 

 

「そ、それもはや料理の感想じゃないよね二人とも!?」

 

そんな感じで震える二人、そう言えばこの店主さん

 

どこかで見たことあるような気がするの

 

何処だったかな?もしかしてスーパーとかで会ったのかな?

 

「ラーメン3杯に麻婆豆腐一つ、5500円だ」

 

「はーい」

 

そう言って財布から取り出して払う

 

うんうん、こんなに美味しいんだからこれくらい払うのは当然なの

 

「さ、サファイア……イリヤに楽しかったって伝えて」

 

「じ、ジーク君……貴方と会えて私は……」

 

なんか、二人が終わってる気がするですけど!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあと、どうにか復活した二人を連れてネコカフェに来ていたのだが

 

「イリヤ、その………大丈夫ですか?」

 

「暑い」

 

ネコカフェのほとんどが私に引っ付いてきていた

 

何故?

 

体はマタタビで出来ていないよ?

 

血潮は赤だし、体も健康だよ?

 

最初はモフモフ天国だと思ったけど違ったの、モフモフ地獄なの

 

あ、そう言えば特典にに動物に好かれる体質があったんだった

 

まぁ、ネコをたくさん撫でられるから少し嬉しいけど

 

そんな私を美遊ちゃんとジャンヌは温かい目で見守っていた

 

 

 

 

 

 




ご愛読ありがとうございます

感想、お気に入り登録、高評価

よろしくお願いします


追記


皆様、助けてバーサーカーを呼んでくださりありがとうございます。作者です
何度も書いたかと思いますが、僕のハイスクールDDの知識はハーメルンのみ
現在の後、夏休み編から原作が全く分からないのです
活動報告でも出していルので、原作をしる方はどうか教えて下さいませんか?
メッセージor活動報告をお願いします



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Let's Go to HEL!!あ、HELじゃなくて冥界なの!

 

 

イリヤside

 

 

どうも!こっちではようやく夏休み!

 

イリヤですの!ジャッチメントですの!

 

ですが、私に休みはないの!

 

今からLet's Go to 冥界なの!

 

ライブ兼旅行の準備なの!

 

イリヤスフィール・フォン・アインツベルンが命ず。我が歌声を聞き、歓喜に躍り狂うがいい!なの!!

 

あ、そう言えばだけどギルギルインテリジェンスで新作映画とアニメを作ってるの!

 

映画の方はギル兄が主人公役で私が妹役なの!

 

名前は『反逆のルルーシュ』

 

なんでもシナリオ、キャラクターデザインはマーリンがやってるの

 

うん、明らかに知ってるアニメなの。

 

主人公最後に死ぬよねこれ?

 

ギル兄、凄くノリノリでルルーシュ演じてたの

 

かと言う私も、前世で夢だった声優が出来て凄く嬉しくて全力で演技したけどね

 

続いて新作アニメ

 

名前は『Fate/リリ☆マギファンタジア!!』

 

原作制作者『マギ☆マリ』

 

脚本『ギルガメッシュ』

 

スーパーアドバイザー『マギ☆マリ』

 

なんと私が主人公のアニメなの!!

 

なんでも、色んな世界が突如として融合

 

魔法少女が主人公の世界にやってきて戦う中、主人公も魔法少女となり自分の世界を守るために戦う話らしいなの

 

そんなわけで今回のライブは映画とアニメの宣伝も予てだとギル兄が言っていた

 

へ?美遊ちゃんとジャンヌは大丈夫かって?バッチリ元に戻ったの!

 

それと、私達のアイドルグループ『カレイド☆ファンタズム』に専属マネージャーとしてまどかちゃんが選ばれたの

 

そしてライブ会場だけど、まだ秘密らしい

 

原作介入は少し悩んだけど、一応アイドルだし

 

ファンの為、ギルギルインテリジェンスのアニメの広告のため

 

イリヤ!頑張ります!!

 

さてさて、現在の夏休み。浮かれすぎないようしてますがツヴァイリヤは楽しみの余りクラスアーチャーへと変化しております

 

ワータノシンデルナー

 

さてそんな中、私は何処にいるかと言うとギルギルインテリジェンスにてライブの発売するCDやグッズをみています!

 

いやぁ、なんかデフォロメされた私と響イリヤとにゃル子イリヤがそれぞれポーズを取っているキーホルダー

 

カレイドファンタズムが並んだポスター、個人のブロマイド?

 

そしてライブ限定、カレイドファンタズム結成ライブ記念メンバー全員セットぬいぐるみ

 

そんな感じの物が奥まで続いている

 

さて、こんなグッツを見回っているわけですが最近は面白い動画投稿者が多いの

 

『マギ☆マリ』『キル・ザ・ジャック』

『シトナイ』『∞どらごん』

『ザゼルガーZ』

 

中でもシトナイちゃんのあ○森実況の一つの動画にはまってる

 

シトナイちゃんが釣り大会をしていたら、急に新たなプレイヤー〔アーチャー〕が入ってきて凄い勢いと「フィィイイイシュ!!」掛け声で魚を釣りまくっていた

 

この人の登場でシトナイちゃんが凄く困惑してて可愛かったし、アーチャーの掛け声と共に魚を釣るシーンはとても笑ったの

 

コメントでは〔ガチ勢来たwww.〕

 

〔なんだこのフィッシャーマンw〕

 

〔褐色、サングラス、白髪……赤い弓h…うっ頭が!〕

 

〔弓兵?釣り兵の間違いだろ?〕

 

〔クラス釣り人(フィッシャー)。さて、次の釣り場はどこだ?〕

 

〔FGOかよw〕〔所長………〕

 

それにしても、アーチャー………………さすがにないよね?

 

そう言えば、駒王町にある噂が目立っている

 

なんでも、円盤のような物を片手に着けた女の子がいて

 

話しかけると、消えてしまうらしい

 

…………気のせいだよね、うん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日、私は冥界に向かいますー!

 

それにしても、冥界って列車で行けるんだ

 

スゴイナー、なんでも魔王様が準備してくれたらしいけど冥界ってもっとドロドロしてたりしてそうだけど、やっぱり見るからに人間界と変わらないなぁ

 

さて原作だと兵藤くん達は修行&パーティーらしいけど、それはもう終ったらしいの

 

なんでも、魔王様が兵藤くん達がライブを見られるように調整したらしいの

 

そして原作の皆は魔王様の所で生活してる訳です

 

私達?ギル兄が高級ホテルの部屋を全員分用意してくれました!

 

さすがなのギル兄さん!

 

ついでに部屋は1部屋2人ずつ、誰と誰が一緒に泊まるのかここで、メンバーを発表するの!

 

まず、私とクロエちゃん!

 

「よろしくねクロエちゃん!」

 

「えぇ。魔力供給は………その、いつもよりはライトでお願い」

 

「任せて!」

 

続いて、ギル兄とエル兄さん(許可貰ったの!)

 

「友よ、我と共に酒でも飲むか?」

 

「いいねギル、でも程々にね?明日はイリヤのLIVEなんだから」

 

「分かっている、カメラもマイクも全て用意している」

 

次はジーク君とアス兄!

 

やられたねジャンヌ!ヒロインの痤を取られたよ!

 

「やったー!マスターと一緒だ!!」

 

「そうだな、よろしくライダー」

 

「うん!あ、マスター!一緒にお風呂入ろーよ!それに一緒に寝よ!」

 

まどかちゃんとジャンヌ

 

「よろしくお願いします、ジャンヌさん!ティヒヒ♪」

 

「えぇ、よろしくッ!?(今、何処からか殺気が!?)」

 

ステンバーイ、ステンバーイ、ステンバーイ

 

WARNING WARNING WARNING WARNING

 

コードネーム【ホムホム】狙撃待機中!

 

WARNING WARNING WARNING WARNING

 

続いてツヴァイリヤと美遊ちゃん!

 

「美遊と一緒だ!美遊とお風呂、美遊と一緒のベット、うぇへへへへ」

 

「イリヤ、一緒に寝る?」

 

「もちろんだよ!」

 

アルトリアと黒歌さん!

 

「よろしくにゃーアルトリア」

 

「はい、こちらこそ」

 

シトナイちゃんとバーサーカー

 

「■■■■」

 

「えぇ、よろしくねバーサーカー」

 

ジャックちゃんとクー兄さん

 

「らんさーらんさー!よろしくね!」

 

「おう!んじゃ、後で甘いもんでも食いに行くか?」

 

「うん!」

 

エレ姉とイシュ姉

 

「私達はいつも通りね」

 

「そうなのだわ、紅茶のお代わりは?」

 

「お願い」

 

なのはちゃんとフェイトちゃん

 

「何時も通りだね、なのは」

 

「そうだね、シュークリームでも食べよっか」

 

「うん」

 

マーリンとオーちゃん(オーフィス)

 

「暇……部屋で配信、する?」

 

「いいね、それじゃあコラボと行こうか」

 

「ん、マシュマロ食べる」

 

といった感じなの

 

さて、今からチェックインもすませたし魔王様の所に挨拶に行くの!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでこうなったの

 

今、私はサーゼクス・ルシファーさんのお城の前にいるけど

 

同行してくれたのは

 

バーサーカー、エレちゃん、ギル兄

 

バーサーカーとエレちゃんは私を護衛してくれてて、ギル兄はLIVEでアニメと映画の広告をすることを報告しておくらしいの

 

少し待っていると、門番の人に通して貰い謁見の場所に向かうと赤髪の悪魔

 

サーゼクス・ルシファーさんがいた。

 

「ふ、来てやったぞ。魔王」

 

「は!はじめまして、ギルガメッシュ社長の、妹のイリヤスフィール・フォン・アインツベルンです!今回は私達のライブをお楽しみください!」

 

「■■■■」

 

「はう!?えっと、遠坂 エレンです。い、一応イリヤの保護者」

 

そう言って頭を下げる、ヤバイよ

 

魔王様になんか無礼なこと言ったら首が飛ぶ……前にサーヴァントの皆が悪魔を殲滅するかも

 

「良く来てくれたね、イリヤスフィールちゃんにギルガメッシュ君」

 

その声が聞こえた瞬間、私は何処か懐かしいような

 

「シロ……………ウ?」

 

口が勝手に動き、そう呟く

 

懐かしいような、恨めしい

 

そんな悲しい感情が波になって私の意識を襲った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サーゼクスside

 

 

「良く来てくれたね、イリヤスフィールちゃんにギルガメッシュ君」

 

あのギルガメッシュ君が本気で守ろうとしている存在

 

以前に駒王町にて起こったエクスカリバーの事件でリアスや兵藤君達を守ったという少女

 

あの二天龍を封印の手伝ったエクスカリバーの担い手、アーサー王や聖女ジャンヌダルクと言った英雄達を従え

 

様々な組織を引っ張っているらしき彼女は

 

会ってみると少し魔力量が多いだけの普通の少女に見えた

 

いや普通ではない、どちらかと言えば美少女の類に当たるな

 

「シロ…………ウ?」

 

「ん?シロウ?とは誰かなッ!?」

 

急に彼女の雰囲気が変わった

 

彼女の回りに黒い何かが浮かび上がる

 

なんだこのドス黒い魔力は!?それに魔力量は規格外にも程がある!?

 

見れば、彼女の様子にギルガメッシュ君達も驚いているようだ

 

「っ!?ギルガメッシュ!」

 

「■■■■!?」

 

「く、よりにもよって今出て来おったか!?」

 

たが、彼女らしき何かは私の方へとゆっくり、まるで何かを探し求めるかのように手を伸ばしてくる

 

「シロウ?シロウなの?」

 

そう言う彼女の目は

 

「ッ!?」

 

まるでこの世の全ての絶望を封じたかのように曇っていた

 

「な、なんの事だい?僕はサーゼクス・ルシ」

 

「シロウなんでしょ!答えてよ!ねぇ!」

 

たが私の声も聞かず彼女はまるで依存するかのようにシロウと呼ばれた誰かを求めている

 

「イリヤスフィールちゃん、一端落ち着こ」

 

「なんであの時助けてくれなかったの!私の事は大事じゃなかったの!?キリツグもそうだった、私なんか要らないから、私は捨てられた!!!」

 

「!?」

 

「助けてくれるって言ったのに!何が、何が正義の味方よ!この偽善者!!」

 

彼女がそう言った瞬間、ギルガメッシュ君がイリヤスフィールちゃんの首を手刀叩き気絶させた

 

「すまんな魔王、挨拶はまた後日来る」

 

そう言ってギルガメッシュが彼女を横抱きにして出口へと向かっていく

 

「まってくれ!彼女に一体何が!」

 

すると先程、彼女の保護者と言っていた金髪の女性が道を遮る

 

「………ごめんなさい。行くわよ、バーサーカー」

 

そう言って頭を下げ立ち去っていく彼らを僕は眺めることしか出来なかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~イリヤスフィールの部屋~

 

 

「さぁ、はじまったわ。これは出番の少ない私、イリヤスフィールと」

 

「同じく出番が少ないツヴァイリヤがお送りします!」

 

「さて、このコーナーは私達が千里眼で色んな物を見ると言ったものよ」

 

「じゃあさっそく見て行こー!」

 

【無限の剣製より鶴翼三連】

 

映像に写るのは後ろのマスターらしき少女が、指示しており、赤い該当を羽織った白髪の男性がドラゴンのエネミーをひたすらに黒の白双剣で倒す光景だった

 

「クッ……マスター!何故宝具を使用しないッ!」

 

そう緊迫した様子で言う赤い該当を羽織った戦士に対し、後ろのマスターらしき少女は口を開いた

 

「だってコスパ悪いもん」

 

「は?」

 

その場に間抜けな声が響きわたる

 

「正直、エミヤのアンリミテッドブレイドワークスより鶴翼三連の方が魔力消費が少なくて、効率がいいんだよね~」

 

「まさか、あの黒の魔法少女が最近の火種集めを休んでいるのは………」

 

赤い該当を羽織った男性に一筋の汗が滴り落ちる

 

「さぁさぁエミヤ!休んでる暇は無いよ!鶴翼三連!鶴翼三連!鶴翼三連!鶴翼三連!」

 

「クッ……だか、この量さえ倒せば終わりのはず」

 

「今日は金のリンゴを沢山あるし、どんどん周回だよ!令呪を持って命ずる!エミヤ、ひたすら鶴翼三連!鶴翼三連!鶴翼三連!」

 

「馬に蹴られて死ねマスタァァァァアーーーーーーー!」

 

─────────プツン────────

 

「グス、シロウ。しっかり働いてるのね、お姉ちゃん嬉しいわ」

 

「いやどう見たらそう解釈できるの!?明らかにブラックな会社だよ!?」

 

「取り敢えず、続くかどうかは分からないけど、これからもイリヤスフィールの部屋をよろしくね」

 

「ちょっと!?私のツッコミ無視!?」

 

 

 

 

 







ご愛読ありがとうございます

少し前に出た病みジャンヌと不思議ちゃんverの美遊ちゃんのイラスト、何処かで似たようなの無いかなぁと探したりしてます

それではまた次回

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今作のイリヤをサーヴァント化してみた



本編が難産なのでこちらをどうぞ


 

 

 

《サーヴァントマテリアル、解放します》

 

 

 

 

【真名】

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

【クラス】キャスター

 

【パラメーター】

 

筋力:E

 

耐久:A

 

敏捷:C

 

魔力:EX

 

幸運:A

 

宝具:A+(特定の条件でEX)

 

出典:ハイスクールD×D(IF)

 

地域:日本、駒王町

 

属性:混沌・善

 

性別:女性(外見)

 

【クラススキル】

 

陣地(ステージ)作成》

→彼女がその場所、その状態で一番輝ける場を製作する

 

【保有スキル】

 

・《家事EX》

全体の体力回復、弱体化解除。

 

→彼女の家事技能が昇華したスキル。

彼女の料理はかの有名な赤い弓兵を唸らせるほどであり、カルデアの食事問題は赤い弓兵か彼女がいれば大体解決である。

 

・《偶像の盾(イージス)

自身にターゲット集中、1ターンの間無敵を付与

→彼女がアイドルや声優、コスプレイヤーとして活躍していた事が昇華したスキル。

メディアがいる場合、彼女の作業効率が上がる

 

・《希望のカリスマ》

全体に攻撃力40%付与、全体のNPをアップ

 

→彼女がとある戦いにおいて、全力で宝具を使い戦った様子が昇華したもの。盾を使い魔術を防ぎ、勝利の剣にて敵を葬り去った姿はまるで救世主を思わせる姿でありその場の人々を釘付けにしたと言う。

 

【宝具】

 

召喚せし幻想(ロード・ファンタズム)

 

ランク:A

 

種別:大軍宝具

 

レンジ:1~7

 

最大捕捉:7

 

彼女が生活する中、神から授かった幻想の盾(イージス)を様いた召喚系の宝具。

自身に英霊を宿し、様々な魔法少女やIFの自分を召喚しそれぞれの宝具で敵を攻撃する

 

【召還キャラクター】

 

〔Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ〕

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

多元重奏飽和砲撃(クインテットフォイア)

クロエ・フォン・アインツベルン

→鶴翼三連

美遊・エーデルフェルト

星天を照らせ地の朔月(ほしにねがいを)

 

〔Fate Grand Order〕

シトナイ

→オプタテシケオキムンペ

 

〔魔法少女リリカルなのは〕

高町なのは

→スターライトブレイカー

フェイト・テスタロッサ

→ブリッツストライド

 

〔魔法少女まどか☆マギカ〕

鹿目まどか

→希望の魔法《プルウィア☆マギカ》

 

【キャラクター詳細】

イリヤと言う器に転生した元男と言うifの世界のイリヤ?

性格はイリヤと比べると、少し違う。働き者であり一度過労で倒れている。

時に猫耳メイド、時に艦娘、時に渾沌神、時に魔王殺しの聖剣(デモン・スレイヤー)と様々な姿にコスプレする彼女、そんな事から邪ンヌと仲が良い。そんな様子を赤い弓兵や魔法少女達は複雑な様子で眺めているらしい

 

【セリフ、ボイス一覧】

 

~《召喚》~

 

「うぇ!?また召喚されたの!?こほん、サーヴァントシー…え!?キャスター!?シールダーじゃないの!?と、取り敢えずよろしくお願いします!!」

 

~《レベルアップ》~

 

「レベルアーップ!で、でも戦いには行きたくないの………」

 

「レベルアップ?えぇ!?まだ家事しかしてないよ!?」

 

~《第一霊基再臨》~

 

「不味い!?ツヴァイリヤちゃんと被った!い、イージスがあるから大丈夫だよね?」

 

『さぁ~わたくしには全くわかりませ~ん』

 

~《第二霊基再臨》~

 

「暁型駆逐艦二番艦、響だよ。これならもうキャラ被りは無いね、よろしく頼むよ司令官?」

 

~《第三霊基再臨》~

 

「霊基再臨?また着替えないと行けないね。え?そのままいい?本当かい司令官?」

 

~《第四霊基再臨》~

 

「セイバー、夢幻召喚(インストール)完了。ここまで育ててくれてありがとうマスター。マスターも、人理も、友達も……みんな守る!その為に戦うよ!これからもよろしくね、マスター!」

 

~《会話》~

 

「あ、マスター!どこ行くの?うぇ!?食堂!?わ、私は部屋で作って食べるから良いよ。それにこの体であの人に会うと何があるかわからないから行くの怖い」

 

「私ってお酒駄目みたいなんだよね。なんか飲んじゃうとすぐ気絶しちゃうみたいで……へ?未成年の飲酒駄目絶対?そ、そうなんだけどあの時は無理矢理飲まされたんだし、仕方ないよね」

 

「あ!マスター!良いところに、私が通ってたラーメン屋さんのラーメンを再現してみたの!一緒に食べる?ってなんで逃げるのー!?」

 

「うーん、私キャスターだよね?なんで剣も艤装もルビーも使えるんだろ?まぁ、弓を使わない弓兵もいるし、大丈夫なの」

 

「おはようマスター!今日はなんのコスプレがいい?」

 

〔アルトリア(剣)所属〕

「あ!ニート……うぇあ!?お願いですから聖剣抜かないでごめんなさい!!」

 

〔クー・フーリン(槍)所属〕

「あ、クー兄!どうしたの?へ、この鮭でご飯?わかった、まかせてよ。鮭とキノコのホイル焼きを作るよ!」

 

〔ギルガメッシュ(弓)所属〕

「ギル兄もこっちにきてたんだね!そう言えば会社の方は大丈夫なの?エル兄も来てるみたいだし、会社回らないんじゃ……」

 

〔アストルフォ(騎)所属〕

「あ、アス兄!元気だった?こっちのマスターに迷惑かけたりしてない?」

 

〔マーリン所属〕

「あ、マーリンも召喚されてたんだね。そう言えばマギ☆マリは続けてるの?え?でも、電波とか機材はどうやってるの?」

 

〔ジャック・ザ・リッパー所属〕

「あ!ジャックも召喚されてたんだね。友達も出来たみたいだし親(姉)の私としては嬉しい!あ、ポケモンやる?」

 

〔ヘラクレス所属〕

「バーサーカー!バーサーカーも召喚されてたんだね!ねぇねぇ、前みたいに肩に乗せてー!」

 

〔ジャンヌ・ダルク(裁)所属〕

「あ、ペコリーズ2号!ごめんなさい旗を振らないで!死んじゃうからぁ!?」

 

〔メディア所属〕

「ファッ!?マスター!さっきそこに店長がいたんだけど……あれ?いない」

 

 

〔好きなこと〕

「うーん、好きなこと……コスプレと読書かな?あとクロエちゃんにお菓子をあげたりする事かな?」

 

〔嫌いなこと〕

「嫌いなことですか?怪我する事と追いかけられることです」

 

〔聖杯について〕

「聖杯?うーん、特に願いたい事なんてないかな。英霊になっちゃったから寿命ないしね。でも、みんなで仲良く暮らせたら一番かなぁ」

 

〔イベント〕

「うへー、なんか問題事が起こってるみたい……行かなきゃ、駄目?」

 

〔誕生日〕

「誕生日おめでとうございますにゃご主人様。今日はお祝いにメイドさんのコスプレでございますにゃ。誕生日プレゼントはケーキですにゃ?マカロンかにゃ?それともクッキー?どちらになさいますかにゃ?これは全て手作りでございます」

 

【登場イベント】

・ぐだぐだハイスクール20XX

 

 

 

 






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祭りの始まり

イリヤside

 

 

目が覚めると別の部屋にいた

 

あれ?私は確か魔王様に挨拶にいってたはず……

 

「イリヤ?起きたの?」

 

「クロエちゃん?」

 

見るとベットの脇にある椅子に座っているクロエちゃんがいた

 

「私、どうしてここに……」

 

と言うことは、ここは泊まっていたホテル?

 

「エレンが言ってたけど、会談中に急に倒れたらしいわよ?本当に大丈夫?明日がLIVEよ?」

 

「だ、大丈夫だと思う」

 

ど、どうしよう!?私、魔王様に挨拶してる途中で倒ちゃった!?

 

不味い不味い不味い、このままだと私不敬罪とかになるんじゃないかな!?

 

い、急いで土下座しないと!

 

なんか詫び石でも買った方がいいかな?

 

いや、今すぐ魔王様の所に行って土下座した方がいいんじゃないかな!?

 

「アス兄ーーーーッ!」

 

「ちょっ!?イリヤ!?」

 

そう言って自分の部屋を飛び出しアストルフォの部屋へと走る

 

クロエちゃん、私はね

 

死にたくないの、不敬罪

 

急いでアス兄の部屋に入る

 

「んー?イリヤ?どうしたの?」

 

そこには全裸のアス兄が首にタオルをかけた状態で立っていた

 

「アス兄、シャワーのあと全裸で歩き回るクセやめたら?そんなことより服着てちょうだい」

「は~い!」

 

取り敢えず私はアス兄に背中を向けて、着替え終るまで待つ

 

そう言えば、ジーク君はアス兄と交代して今シャワー浴びてるみたい

 

そして、そうアス兄にはシャワーやお風呂のあとに全裸で歩き回るクセがあるのだ

 

そのせいでうちの何人かが叫び声をあげたりするの

 

【某全クラス適正きし王】さん

『うぅ、シロウ以外のを初めて見ました……頼みますからもう全裸で歩き回るのはやめてください!!』

 

【某聖女さま】さん

『何でしょうか、凄くデジャブを感じます……ジーク君もあんな感じ何でしょうか?ボソ』

 

【金星と冥界】さん

『次やったら撃つわ(のだわ)!!』

 

「お待たせ、取り敢えず着替えたよ!」

 

「アス兄、私を魔王城へと連れてって!」

 

「分かったよ!マスター!ちょっと出掛けてくるー!」

 

アス兄がシャワー室にそう言うと、ジーク君が顔だけだした

 

「分かったよ、ライダー」

 

そう言ってジーク君が部屋に戻ッたのを確認し私達はヒポグリフで魔王城へと飛んだ

 

「ゴー!ヒポグリフ!君に決めた!」

「どうやって謝罪しよう…土下座かな?土下座だよね?土下座しかない………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルガメッシュside

 

 

「どうして!さっきのイリヤはお酒を飲んでいなかったのだわ!!」

 

そう言って急遽集まって我達にエレシュキガルがそう話を切り出す

 

「それは妙だね……本来のイリヤスフィールの人格は以前出てきたとき、イリヤが飲酒したことをトリガーとしていた。でも今回は飲酒をしていない」

 

そう言って顎に手を当てて考えるマーリン

 

「もしかして私達が、第五次聖杯戦争に召喚されたサーヴァントである私達が召喚されたことに何か関係があるのでしょうか?」

 

そう言って思い付くことをあげるアルトリア

 

「確かに。召喚されたサーヴァントであるアルトリア、ギルガメッシュ、クー・フーリン、メディア、ヘラクレス。そしてその聖杯戦争のマスターを依代としてイシュタル、エレシュキガル、シトナイ。そしてヘラクレスのマスターであった少女の器へと生まれ変わったイリヤと言う新たな存在、もしかしなくても何か関係があるのかな?」

 

「マーリン、我に少し心当たりがる」

 

「本当かいギルガメッシュ?」

 

「あぁ。」

 

「話してくださいアーチャー」

 

「恐らくはあの小娘、本来のイリヤスフィール・フォン・アインツベルンはあの魔王、サーゼクスの()に反応したのだ」

 

「声、ですか?」

 

「………なるほど、そう言う事か」

 

「あぁ。奴の声は贋作者(フェイカー)に近いものであった」

 

「…………シロウの声に、ですか?」

 

「その通りだ。恐らくは贋作者(フェイカー)らしき声を聞いただけで表に出てくるほど、意識が強くなっている」

 

「なるほど。みんな、これからイリヤの行動に注意していこう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

魔王城に到着した私は直ぐに魔王城の魔王様のお部屋に入るなりジャンプ

 

某光の戦士のスワローキックの要領で三回転捻りし、そのまま地面に膝を付いて頭を下げる

 

あれ?私こんなに運動できたっけ?

 

「さっきは大変申し訳ありませんでしたァァァァア!!!!」

 

そう、ジャンピングDOGEZAである

 

「い、イリヤスフィールちゃん!?」

 

「さっきは挨拶中に倒れてすいませんでした!どうか!不敬罪だと分かっていますが、どうかお許しを!」

 

そう言って地面に付くか付かないかぐらいまで頭を下げる

 

既に銀髪、は地面に付いてしまってるがそんなことはささいなことだ

 

この人は、シスコンだが魔王様なのだ

 

「あ、頭を上げてくれ!大丈夫だから!」

 

「ほ、本当ですか?」

 

そう言って下げていた頭を上げる

 

「うん。それより明日はLIVEなんだから休んだ方がいい、明日を楽しみにしてるよ」

 

「はい!頑張ります!!」

 

そう言って謝罪を追えた私はアス兄とホテルへと戻ったのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~次の日ポーイ!~

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさん、いよいよ今日!LIVEです!!

 

私達は今まで秘密にされていたLIVE会場にきたのだけど

 

そこは大きなステージ、そしてステージの後ろには大きなモニター

 

そして東京ドームくらい大きな会場に二階にも観客席

 

一言で言うなら、大きかった

 

そう言えば、ギル兄に頼まれてちょっとしLIVE用MVドラマを作った

 

会場で歌の前や、私達が休憩中に流すって聞いていたけど、他にも新アニメの広告や現在上映中の映画のCMも流すらしい

 

しっかりしてるな~なの

 

「な、なんか想像の100倍ぐらい広いんですけど……」

 

「ここで踊るのね………」

 

「で、出来るかな………」

 

「が、頑張らないと、なの………」

 

「うぅー緊張するよー」

 

そう言えば、魔王様は私達が和平記念に『カレイド☆ライナー』の復活LIVEをするかとしれないとポスターが張ってあった

 

あくまで私達がカレイド☆ファンタズムになった事は流出していないで

 

そう言って私達はステージを眺めたあと、控え室へと向かい、アイドル衣装に着替えステージで曲の流れや演出、ダンスを再度確認した

 

そうしていると始まりまで残り10分となり、会場は満席となった

 

ステージからの歓声が控え室まで聞こえる、たくさんの人(悪魔)の声が

 

私達を呼んでいる

 

ギル兄の話しによると、今回の私達のLIVEは人間界にもインターネットで配信されているらしい

 

そんなことを考えていたら余計に緊張してきた

 

でもたくさんの集まってくれた人達のために、頑張ります!アイドルとして

 

そんなことこを考えていると始まるまで残り5分となった

 

「みんな、ちょっと来て!」

 

そう言うと、それぞれアイドルのアイドル衣装を着た皆が集まってくる

 

私はカレイドルビーの服、美遊ちゃんはカレイドサファイアの曲、クロエちゃんはカレイドルビーの服の柄を黒と赤にしたもの

 

なのはちゃんとフェイトちゃんは変身したときのメカメカしいデザインの衣装

 

「まず美遊ちゃんとクロエちゃん、前みたいに頑張ろ!」

 

「もちろんよ!」

 

「うん!」

 

「次になのはちゃんとフェイトちゃんは自分も楽しむ事を忘れないでね」

 

「なの!」

 

「はい!」

 

私は皆の前に手を差し出す、すると皆が私の手に手を重ねる

 

「このLIVE、全力で楽しもう!!」

 

「「「「「オーー!!」」」」」

 

すると、LIVEの始まりのを時計が告げモニターに前に撮ったドラマが流れる

 

そしてそれが終ると共にカレイド☆ファンタズムとして製作した新曲が流れる

 

それを聞いた私達はマイクを片手にステージへと走り出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーリンside

 

 

さて、機材もバッチリだ

 

マイク問題ないし、魔術で容姿もマギ☆マリ似にしてある

 

他の皆も用意は言いようだね

 

「それじゃあ始めるよ」

 

そう言ってパソコンを操作して、オープニングが始まり僕達が写し出された

 

「やぁ皆、マギ☆マリお姉さんだよ。そして」

 

「キル・ザ・ジャックだよ!よろしくね!」

 

「ごきげんよう、みんな。シトナイよ、もちろんシロウもいるわ」

 

「こんフィス。我、無限龍(インフィニティ・ドラゴン)オーフィス。ネタじゃない」

 

「さて、今回はギルギルインテリジェンス公式メンバー全員集合だ」

 

「イェーーイ!!お母さん達見てるー?」

 

「いえーい、グレートレッドも見てるー?」

 

「ふふ、皆といると楽しいわ。ね、シロウ」

 

コメント欄を見ると、たくさんの人が何でこんなにスペシャルな会なのか疑問に思う人や、サムネイルで分かった人もいるね

 

「さて、何でこんな事になったかと言うと、ギルギルインテリジェンス幻のアイドルグループといわれる『カレイド☆ライナー』が復活LIVEをすると情報があってね、それを私達でLIVEを見て配信するんだ!」

 

そう言うとかなり、コメントの流れる速度が上がる

 

さて、ここら辺で配信を開くか

 

そう言って配信の画面を見ているみんなに見えるよう設定する

 

「ねぇマギマリ、まだ始まらないの?」

 

「まだ?」

 

「ジャックにオーフィスちゃん、時計を見てね、あと五分で始まる」

 

「ふふ、楽しみね。ねーシロウ」

 

さて、そろそろ始まる

 

がんばってくれよ、イリヤ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時計が開始の時間を指すと共に、会場は暗転した

 

その事に彼女らの登場を予想したイッセーや小猫達グレモリー眷族や悪魔達だったが突如としてモニターに文字が浮かび上がる

 

『□月→日、彼女らはステージに立った』

 

そう言って画面には観客に手を振る『カレイド☆ライナー』のメンバーイリヤ、美遊、クロエが写し出される

 

『そのLIVEでの彼女達の立場は、倒れたアイドル達の代理として緊急に組まれたものであり、LIVEは今回だけのものだった』

 

そのナレーションに、悪魔達や配信で見ている人間達は大いに驚きの声をあげた

 

そこで画面は代わり、LIVEを終わった後の彼女らが写し出される

 

『楽しかったね、クロエちゃん美遊ちゃん』

 

そう言うイリヤ達の表情はとても悔しそうで、悲しそうだった

 

『えぇ、最高だったわ』

 

『うん。皆と踊って楽しかった』

 

『でも、私達のユニットは今回の為だけ。カレイド☆ライナーはもう解散、だよね………』

 

『うん………』

 

『…………』

 

その場に沈黙が訪れ、画面が暗くなりそこに一滴の水が落ち、波紋を作る

 

その水の正体は、イリヤの涙であった

 

『私はいや……もっと、もっと!もっとこの三人で歌いたい!でも、だめだから!!』

 

涙を流しながら言うイリヤだったが、次の瞬間、彼女は涙をこらえながら笑った

 

『いつか、またこの三人でやろう?約束』

 

そう言うイリヤの表情に暗い顔だった美遊とクロエは瞳に涙をためながらも笑い、言った

 

『うん、約束よ』

 

『うん』

 

『そう誓い合い、彼女達は笑い合って別れた』

 

そのムービーに涙もろい悪魔の大半は涙を流し

 

小猫、エレシュキガル、メディア、セラフォルー、リアス

 

そして人間界の友達であるインデックス、未来、響等のイリヤガチ勢に至っては号泣であった

 

そしてイリヤの為の組織である

『E.D.F.』『SONG』

『素晴らしきイリヤ様の会』

『駒王ツァー』は涙を流しながら、画面を見つめていた

 

そこで悲しげBGMが終り、画面に手紙が映る

 

そして手紙に一説の文章が浮かび上がる

 

『そして今日、その約束果たされる

      新たなるメンバーを向かえて』

 

『ーーーー♪』

 

次の瞬間、会場に明るい感じの曲が流れだす

 

「「なんでもアリなんだよー!」」

 

その声と共に、ステージの両端にスポットライトが当たり見慣れないツインテールの子と金髪でロングの子が照らし出される

 

「「みんなで集まってー!!」」

 

そう言って、先ほど画面に映っていた美遊とクロエがスポットライトに当てられ姿を表す

 

平行世界(カレイドワールド)、飛び越えちゃおう!!!」

 

「「「「「yeah!」」」」」

 

そして、最後にスポットライトが当たり現れたのはイリヤだった

 

『ワァァァァァァアアアア!!!!』

 

その事に会場はおおいに盛り上がった

 

そして画面には曲名と共にアイドル名が現れる

 

『曲:カレイド☆フェスティバル!!

 新ユニット:カレイド☆ファンタズム』

 

そして曲の間奏で私達は会場に手を振りながらステージの中央に集まる

 

「みんなー!ただいまー!私達は、カレイド☆ファンタズムとして帰ってきましたー!」

 

『お帰りーー!!!』

 

すると、ステージの一人の男が予定どおりマイクを受け取り本を開く

 

『祝え!人間、天使、悪魔、堕天使の和平を祝し次元を越え、歌声で平和を愛を伝える我らが女神、ヴィーナス&サルバトーレ!イリヤ様のカレイド☆ファンタズムがここに誕生!再出発を果たした!!』

 

その言葉を言い男はお辞儀をすると共に再び会場は歓喜の叫び声を上げる

 

※少し前に駒王町で偶然会ったので頼んでみたらやってもらえたの。byイリヤ

 

するとちょうど間奏が終り皆がマイクを握り直し、私が前に出る

 

「羽目が外れちゃう!」

 

「「「「「GO!GOー!」」」」」

 

最初に私がそう言って心配そうなダンスで皆の方を向く

 

それにまずは美遊とクロエが手を上に勢い良く振り上げて間の手を入れる

 

そしてクロエちゃんと立場を変える

 

「それが、いいんじゃない?」

 

次にクロエが考えるように人差し指を唇に当てて考えるように歌い

 

なのはちゃんとフェイトちゃんが間の手を入れる

 

「「GO!GOー!」」

 

また変わり、美遊が真ん中に変わる

 

「こんなFate(運命)は、聞いてませ~ん!」

 

そう言って美遊が手で罰点を作りながらウインクする

 

「「「「まぁいっかノっていこ~!」」」」

 

そして美遊以外がそう言って大きく立場を変える

 

そしてなのはが真ん中になり前に困ったこのようにして言う

 

「回路こんがらがって!」

 

それに対して、今度は残りの四人で間の手を入れる

 

「「「「OH!NO!」」」」

 

そしてなのはがステップを踏んでフェイトと交代する

 

個性(キャラ)もとんがっちゃって!」

 

フェイトは困ったように髪をくしゃくしゃする演技をしつつ歌い

 

「ナニを願ったら♪こうなるの~?!」

 

「「「「ヤバい!OH!NO!」」」」

 

間の手を入れながら先ほどのフォーメーションに戻り

 

私がメインを歌い、皆が間の手を入れる

 

「大事な感情変わんなきゃOK!」

 

「「やっちゃえ!やっちゃえ!」」

 

「「そう!そう!」」

 

「腐っても墜ちても純情なんだよー!」

 

「「「「やっちゃえ!やっちゃえ!

         そう!そう……?」」」」

 

続いて美遊ちゃんが流れ星を指差すかのように歌う

 

「導く星!」

 

「「「「キラッ!」」」」

 

そしてサイドステップでクロエに変わり、クロエがステージの少し上へと指を指す

 

「飛んでったあの空へ~行こう!!」

 

「「「「キラッ!」」」」

 

そして五人が集まり一斉にクロエと同じ様に指を指す

 

「「「「「いっしょに~!!

       Yes, here we go !」」」」」

 

そう言って集まっていた五人がそれぞれの持ち場に戻る

 

「「「ほらねkaleid/festival(カレイド・フェスティバル)!」」」

 

イリヤ、クロエ、美遊のパートの掛け声に飛びながら両手を上げるなのはとフェイト

 

「「いやっほーい!!」

 

「「楽しまなきゃSONG(ソン)SONG(ソーン)!!」」

 

今度は逆でイリヤ達が間の手を入れてジャンプし、フェイトとなのはがソンソンと指をステージに向けてふりながらメインを歌う

 

「「「いやっほーい!」」」

 

「魔法をね!かけちゃおう♪

        キミのココロに~!」

 

そう言ってイリヤは両手をステージに向ける

 

「「「「インストール!」」」」

 

そしてイリヤ、クロエ、美遊が躍りながらステップを刻み

 

「「「だからkaleid/friendship(カレイド・フレンドシップ)!」」」

 

次になのはとフェイトがステップを踏みながら歌う

 

「「いやっほーい!」」」

 

そしてだんだんとステージ中央に集まっていく

 

「「つながっているんだ!! 」」

 

「「「いやっほーい! 」」」

 

そして皆が手を繋ぐ

 

「「「「「お祭り騒ぎで無茶振り

      だって叶えてみよう!」」」」」

 

そうして最後の歌詞が終り、曲が終る

 

次の瞬間、会場は大量の拍手に包まれた

 

こうして、カレイド☆ファンタズムのLIVEが開幕した

 

 

 

 

 







どうもみなさん!

皆のアイドル、イリヤです!

さぁ、私達のLIVEが始まるの!

次回はみんなのソロパートかも?お楽しみに!





ご愛読ありがとうございました

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なのはとフェイトのソロパート

すいません、歌のシーンが少し色々と書きづらく

グタグタしていたらごめんなさい

長らくお待たせしました、それではどうぞ


マーリンside

 

 

「いやぁ!最初からとばしていくねぇ、会場もコメントも大盛り上がりだよ」

 

「えぇ、さすがね。シロウもそう思うでしょ?」

 

「お母さんたちすごーい!」

 

「ん♪カレイド☆ファンタズム、再出発……我、歓喜」

 

イリヤのLIVEが始まり、カレイド☆フェスティバルを歌っている間

 

ネット配信を見ているみんなは黙って聞いていたらしく、曲が終った瞬間にコメントが凄い勢いで流れていく

 

─────────────────────

 

コメント 神曲(笑)

 

コメント ↑お前それ次の曲でも言うだろw

 

コメント 88888888

 

コメント キャラもー!

 

コメント こんがらがっちゃってーw

 

コメント 新メンバーの自己紹介はよ

 

コメント それな

 

コメント それより今、某魔王の付き人いなかったか?

 

コメント 新メンバーの二人の動き少しぎこちないね

 

コメント そうでごさるか?全員レベルが高いでござるよ

 

コメント 新メンの声が可愛いくて、姫は歓喜で震えています

 

コメント それよりさっきキルザジャックがイリヤの事をお母さんって呼んでたぞ!?

 

コメント まじかよ!?

 

コメント 失礼、前にカレイド☆ライナーのLIVEを見たやつが通るぞ

 

コメント うらやま

 

コメント うらやま

 

コメント ……妬ましいわね

 

コメント パルパルパルパルパルパルパルパルパルウム

 

コメント おい最後w小人いたぞww

 

コメント リリは関係ありませんよね?

 

コメント アーデさんキター!

 

コメント 脳量子波も使えない分際で!

 

コメント おいそれ別のアーデw

 

コメント アーデちゃん!助けに来たよ!

 

コメント いや来んなデク、釣り人(フィッシャー)呼ぶぞ

 

コメント 釣り人、赤い…うっ!頭がぁ!?

 

コメント お、どうした?脳量子波にでもやられたか?

 

コメント 対話する(拳)。俺達は分かり会わなければならない!(肉体言語)

 

コメント お前らwそろそろLIVEの話に戻れw

 

コメント おーい!LIVEに戻ってこーい

 

─────────────────────

 

思わず吹き出してしまいそうなコメントから目を離し、手元の資料を確認する

 

「さて、この後一曲歌った後はソロ曲に入るみたいだね」

 

「どれも新曲みたいだし、楽しみね。ねぇーシロウ?」

 

さて、僕もやることがあるまでは楽しませてもらおうかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

会場からはたくさんの歓喜の声か聞こえる

 

そしてネットの配信からも

 

こんなにもたくさんの人が私達を待っていてくれたんだ

 

そんなことを考えると胸が熱くなるのを感じる

 

「ファンのみなさん、待っててくれてありがとうございます」

 

私がそう言うと、先程まで騒がしく盛り上がっていた会場が静かになる

 

「これから私達カレイド☆ファンタズムは」

 

するとそんな私に続けて皆が次々と口を開く

 

「みなさんの為に精一杯歌います!」

 

次にやることを四人にアイコンタクトで伝えて私は右手を前に付き出して指を指すかのようにさて左手でマイクを持つ

 

「それじゃ、改めて自己紹介!いってみよー!」

 

「「「「オー!」」」」

 

その声に答えるように四人が片手を上に上げている

 

「会場のみなさんも準備はいい?」

 

『オオーー!!』

 

すると次の瞬間にステージが消灯し、スポットライトが私を照らしだし、それと同時に楽しげなBGMが流れ出す

 

「カレイド☆ファンタズムリーダー!イリヤスフィール・フォン・アインツベルン!一人前のレディーとして扱ってね!」

 

『れでぃー!なのですーー!』

 

『お帰りー!』

 

『イリヤさまよ!我らが女神よー!』

 

続いて私の右隣にスポットライトが当たり、クロエちゃんが照らし出される

 

「カレイド☆ファンタズム、クール&キュート!クロエ・フォン・アインツベルン!初見のみんなも、ファンのみんなもよろしくね♡」

 

そう言って前のLIVEと同様に妖艶に自己紹介してポーズを決めるクロエちゃん

 

『K!U!R!O!E!クロエ、ちゃーん!』

 

『クロエさまー!』

 

続いて私の左側にスポットライトが当たり美遊ちゃんが照らし出される

 

「カレイド☆ファンタズム、美遊・エーデフェルト!みなさん、ただいま帰りました!」

 

『お帰りー!』

 

『待ってたよー!』

 

今度は右端にスポットライトが当たりなのはちゃんが照らし出される

 

「カレイド☆ファンタズム新メンバー!高町なのはです!みんな、よろしくなの!」

 

『声が可愛ぃいいいいいいい!!』

 

『僕と契約して魔砲少女になってよ!』

 

続いて左端にスポットライトが当たりフェイトちゃんが照らし出される

 

「カレイド☆ファンタズム新メンバーのフェイト・テスタロッサです。よ、よろしくお願いします!」

 

『キターーー!』

 

『か・わ・い・いーーー!!』

 

この名乗り、私は特撮の戦隊ものしか思い付きません

 

「さぁみんな!会場の人達に、私達を待ってくれていたみんなに歌を届けよう!」

 

そう言う私は片手をステージに翳す

 

「さぁ、準備はいいかしら?」

 

「皆さん最初から手拍子お願いします!」

 

「私達がカレイド☆ファンタズムに入って作った新曲!」

 

「どうぞ、聞いてください!!」

 

「「「「「ふ・れ・ん・ど・し・た・い」」」」」

 

すると明るい音程の前奏が始まるなか、みんな一斉に腕を十字に組んでいく

 

「シタイなら~♪」

 

そう言ってなのはが十字を解いて手を挙手するように上げる

 

「シタイから~♪♪」

 

「シタイときー!」

 

「シタイでしょー!?」

 

右端のなのはちゃんから横に流れるにつれ右手を上げる、最後にフェイトちゃんが歌う

 

「いっしょにー!」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

そう言って皆で小さく飛び上がる

 

「「「わたしたちはここにいます!」」」

 

そう言って私とクロエちゃんと美遊ちゃんで前、右左のステージに手を振る

 

「ここには夢ちゃんとある~♪」

 

「ふれんどなら、ともだちでしょ?」

 

()()って言ってみた」

 

次の瞬間私達は集まってステージへと叫ぶ

 

「「「「「だいすきっ!」」」」」

 

『ワァァァァァァァァア!!!!』

 

すると大きな歓声が響き渡る

 

そして感想の間にそれぞれの立ち位置に躍りながら移動する

 

「「放課後なら当たり前のこと!」」

 

そう美遊ちゃんとフェイトちゃんが向かい合って歌い

 

「「さぁさ集まれ!こっそり帰るな!!」」

 

なのはちゃんとクロエちゃんで帰る演技をしている私を指差す

 

「こらー!」

 

すると会場から今のやり取りが面白かったのか笑いの声が上がる

 

私は走ってみんなの間に戻る

 

「部活動だね、活動しちゃうね!」

 

なのはちゃんがそう言って私達に顔を向ける

 

「遊んでるんじゃありません!」

 

美遊ちゃんが歌いながら両手でバッテンを作る

 

「ただいまってあの子が言うよ」

 

クロエちゃんがそう言って、フェイトちゃんが

 

「お帰りー!」

 

と言ったタイミングでみんなで手を繋ぐ

 

「みんなでいればだいじょーぶ」

 

そう私が言うと、みんなで間の手を入れる

 

「「「「部っ!」」」」

 

「エビバディ セイ!友達でいよーね~♪」

 

そして最初と同じ様に手を上げていく

 

「シタイから~♪」

 

「シタイなら~♪♪」

 

「シタイときー!」

 

「シタイでしょー!?」

 

そして私、なのはちゃん、フェイトちゃんの方向の客席に向けて笑顔を向け叫ぶ

 

「「「だいすきっ」」」

 

「「はい!」」

 

そしてフェイトちゃんとなのはちゃんが間の手をいれて皆で会場に手を振る

 

「わたしたちは楽しんでる~♪」

 

「24時間はしゃいでる♪」

 

まるだはしゃぐように躍り、クロエちゃんが真上に指を指しながら歌う

 

「屋上にまっ赤な太陽」

 

「かなり叫んでみた~♪」

 

そして私に繋げ、最後に美遊ちゃんが両手をメガホンのように当てて叫び、最後の錆びに入る

 

「元気でーす!!」

 

「「「わたしたちはここにいます!」」」

 

右左のステージに手を振りながら跳ねて目の前の観客へと手を振る

 

「ここには夢ちゃんとある~♪」

 

「ふれんどなら、ともだちでしょ?」

 

()()って言ってみた」

 

次の瞬間私達は集まってステージへと叫ぶ

 

「「「「「だいすきっ!」」」」」

 

『だいすきーーーーー!!!』

 

その声と共に曲が終り、たくさんの拍手が鳴り響く

 

「ありがとー!」

 

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

コメント 萌えた

 

コメント 萌えたな

 

コメント 歌詞がシタイなのか?

 

コメント なんか底がカタカナなのは気になるな

 

コメント おいおい、考察よりLIVEに集中しろよ

 

島村卯月 可愛いです!!

 

渋谷 凛 もっと早く見てればよかったかな

 

本田未央 イリヤちゃんが、帰ってきてくれて私達はうれしいぞー!

 

コメント ファッ!?

 

コメント え?

 

コメント NEWGENERATION!?

 

コメント まじ?しまむーいたの?

 

コメント そういえばイリヤ達の先輩だな

 

コメント それよりも!確か資料だとこの後ソロ曲だよな!?

 

コメント 楽しみ

 

コメント どんな曲かな、ワクワク!

 

コメント あのー、姫は感動曲来るかなって

 

コメント なるほど、あの金髪の子はあり得る

 

コメント 誰?

 

コメント 端の子よ

 

コメント なるほど

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場が静かになったの感じて私はマイクに喋る

 

「ここからはメンバーそれぞれのソロ曲です!」

 

「みんな、準備はいい?」

 

そう言ってクロエちゃんがステージにマイクを向ける

 

『いいよーーーーー!』

 

「まずは新メンバーのフェイトちゃんから!」

 

そう言って私達はステージからステージ横の直ぐに出られる場所で待機する

 

するとフェイトちゃんだけにスポットライトが当たる

 

「え、えっと新メンバーのフェイトです!楽しんで言ってください。わ、私の歌う曲のテーマは『生きること』です!」

 

すると、後ろのモニターに生きること

 

と、文字が浮かび上がる

 

「みんなに生きるの事を諦めないで欲しい、そんな思いを私は歌います!!聞いて下さい!」

 

すると、静かな伴奏がフェイトちゃんの歌と共に始まる

 

「強くなれる、理由を知った」

 

低い声とピアノから始まった伴奏は徐々に勢いが増していく

 

「僕を連れて進め~♪」

 

そしてモニターに写るのは

 

『新曲:紅蓮華

  歌い手:フェイト・テスタロッサ』

 

次の瞬間、会場から大きな歓声

 

それに少し驚いた様子だが、嬉しかったのかフェイトちゃんがマイクを握る手に力が入ったようだ

 

そして凛とした顔になるとマイクを口許に運ぶ

 

「泥だらけの、走馬灯に酔う」

 

今回、急だったことからなのはちゃんとフェイトちゃんのソロ曲は本の少し躍りがあるが、基本的に立って歌うだけの物が多い

 

「こわばる心」

 

そしてまるで心を落ち着けるかのように左手で自分の胸に手を当て、その上にマイクを持つ手を添える

 

まるで手の震えを止めるかの様に、そして左手を客席に伸ばす

 

「震える手は掴みたいものがある、それだけさ!!」

 

そう言って目をゆっくりと開きながらフェイトちゃんは口を開く

 

「夜の匂いに、空睨んでも~♪」

 

まるで思い出して語るかの様に

 

「変わっていけるのは自分自身だけ!それだけさ」

 

そこで先ほどまでの勢いが消え、再び静かになりサビに入る

 

「強くなれる理由を知った」

 

そう言って静かに手を下から上へと上げる

 

「僕を連れて進めーーー!!」

 

「どうしたって!」

 

そして次の瞬間、フェイトちゃんはまるで舞うかのように踊り出した!?

 

うそ、練習のときは全然出来なかった動きだ

 

もしかして、土壇場で出来たのかな?それともテンションMAXだから失敗覚悟でやっちゃってるの?

 

「消せない夢も!止まれない今も!!」

 

「誰かの為に強くなれるなら!」

 

「ありがとう、悲しみよ~♪」

 

そう言って止まると、目を閉じと余韻に浸るように静かに歌う

 

「世界に打ちのめされて!

      負ける意味を知った!!」

 

「紅蓮の花よ、咲き誇れ!」

 

するとモニターにはたくさんの紅蓮の花が咲く動画と共にステージから紙吹雪が舞う

 

「運命を照らして!!」

 

そして紅蓮華が終ると共に、会場からは沢山の拍手

 

フェイトちゃんは沢山の人が拍手をくれたことでまた自信がついたのか笑顔になって次の曲へと変わる

 

「続いて、二曲目!いきます、ライオン!」

 

静でまるで星が流れるようなイントロから、激しく早いものに変わっていく

 

『ライオン:フェイト・テスタロッサ』

 

「星を廻せ、世界の真ん中で~♪」

 

そう言ってステージの中央で歌い出す、フェイトちゃんは凄く可愛いのです

 

一度ステージから目を離してクロエちゃん達を見る

 

「フェイトちゃんがあんなに踊れるんだから、私だって負けられないの………」

 

先ほどの紅蓮華で急に踊れた事からか、なのはちゃんの心に火が着いた

 

「綺麗に舞えてたわ」

 

「うん、わたし達も頑張らないと」

 

そうしている内にフェイトちゃんの曲は最後のサビへと入った

 

「生き残りたい!途方にくれて!」

 

「キラリ枯れてゆく~♪」

 

そう言ってステップを踏みながらステージを見回しながら

 

「本気の体見せつけるまで!

        わたし眠らない~♪」

 

そう言って片手を横におき、目を閉じて曲を終えるフェイトちゃん

 

そして会場からの歓声はどこか、元気が宿ったかのような

 

少し泣いてるような歓声が鳴り響き、フェイト ちゃんが口が開く

 

「次のソロ曲はもう一人と新メンバー。なのはちゃんが歌うよ、みんな、またね!」

 

『フェイトー!』

 

『よかったよーーー!!』

 

その声と共にこちらに来て、走ってステージに向かうなのはちゃんとはいタッチして戻ってくると同時になのはちゃんがステージへ立った

 

「フェイトちゃんと同じ新メンバーのなのはです!私のテーマはこれなの!」

 

するとフェイトちゃんと同様にモニターに写ったのは

 

『愛』

 

「皆に沢山の愛を!それじゃあ歌うの。創聖のアクエリオン!!」

 

するとギターのなるような間奏と同時にモニターには

 

『創聖のアクエリオン:高町なのは』

 

なのはちゃんは静かにステージの真ん中で祈るように両手でマイクを持つ

 

「世界の始まりの日、生命の樹の下で♪

 

くじらたちの声の遠い残響、二人で聞いた♪」

 

そして少し曲の流が早くなる

 

「無くしたもの全て、愛したもの全て

 

   この手に抱き締めて

 

現在(いま)は何処を彷徨い行くの?」

 

続いて祈るようではなく、マイクを持たない方の手をステージにのばす

 

「答えの潜む琥珀の太陽

 

     出会わなければ

 

        殺戮の天使でいられた」

 

更に曲のテンポは上がり普通の踊りに戻っていく

 

「不死なる瞬きを持つ魂

 

  傷付かないで僕の羽根

 

  この気持ち知るため生まれてきた~♪」

 

なのはちゃんはステージの前の方に小走りしてから叫ぶように歌う

 

「一万年と二千年前から

     あ・い・し・て・る~♪」

 

そして、会場にマイクを向けると会場の人たちも

 

『愛してるーーー!!』

 

と返し、なのはちゃんは笑顔がさらに増していく

 

「八千年過ぎたころから

    もっと恋しくなった♪♪」

 

そう言って再び叫ぶように歌う

 

「一億と二千年あとも

       あ・い・し・て・る~♪」

 

『愛してるーーーー!!!』

 

「君を知った、その日から!

 

     僕の地獄に音楽は絶えない~♪」

 

そして、笑顔で決めたなのはちゃんはステージから沢山の拍手をもらったのだった

 

 

 

 

 

 

 




ご愛読ありがとうございました

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次回、『ありがとうって言いたくて』

次のソロ曲は、美遊ちゃんなの!

お楽しみに!



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遠き場所にいる貴方(お兄ちゃん)へ~届け美遊の思い~


大変長らくお待たせしました

はい、少し難産だったんです。イリヤのライブはどんな風にするか決めてありますのでお楽しみに

それと、注意です

作者の書いたこん作品の美遊兄とプリヤ世界の桜は生きていると言う体で書いています

嫌だと言うかたは、ブラウザバックをお願いします

作者は嫌いになっても良いですが、この作品は嫌いにならんといて下さい









 

美遊side

 

 

『美遊ちゃんのソロパートまであと三分!美遊ちゃんはステージ脇で待機してください』

 

「次は美遊ちゃんのソロパートだよ、頑張って!」

 

「しっかりやりなさいよ!」

 

この世界のイリヤ、と言っていいのかな?

 

イリヤとクロエに言われて私は改めてマイクを握り直してステージ脇で覚悟を決める

 

なのはちゃんとフェイトちゃんは初のLIVEのソロパートで疲れたのでステージ脇の椅子に座って水を飲んで休んでいる

 

このLIVEのソロパートは私にとって、凄く大事な物

 

このLIVEのために、マーリンに頼んでこの三曲を作って貰った

 

『美遊さん!お願いしまーす!!』

 

「はい、行きます!」

 

そう言って私はステージへと歩みを進めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーリンside

 

 

「うん、みんな可愛い子達ばかりだね」

 

「えぇ、見てて心がけ癒されるわね。シロウもそうでしょ?」

 

「フェイトちゃんかっこよかったー!」

 

「ん、10000年と2000年たっても愛してる。いい歌詞、我、感動」

 

そんな風に会話しながら、マギ☆マリとなった僕はコメント欄を見つつ次は美遊ちゃんのソロパートだと思い出す

 

さて、僕もそろそろ始めようかな

 

「配信の途中だけど、私は少し用ががあるから少し抜けるね」

 

「ん?マギ☆マリ、どこ行く?」

 

「ふふ、少しマジックをしに行くのさ」

 

「マジック?」

 

「えぇ、一世一代の………とびっきり素敵なマジックを、ね」

 

そう言って僕は部屋を出て、とある魔術を発動する

 

「やぁ、準備は出来たかい?」

 

『もちろんさ、私を誰だと思ってるんだい?』

 

とびっきりの魔術いや、魔法を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

 

俺は、やりきった

 

美遊を逃がすことが出来た

 

家の居間横になった俺は、そう思いながら目を閉じる

 

あれから、カードの使用による英霊エミヤへの侵食はいまも体を変えている

 

どうにか、侵食しきる前にアンジェリカを倒したあと俺は気絶していたみたいで

 

切嗣と桜が俺を見つけて家に連れ帰ってくれたらしい

 

切嗣にアンジェリカに、英雄王に勝った事を伝えると、涙を流しながらも俺を抱き締めて「よくやったね」といってくれた

 

美遊、お前は転移した先で友達が出来たか?

 

ささやかで暖かい幸せを得られたか?

 

「…………はは、まだ早すぎるか」

 

そう呟きつつ目を開けて体を起こす

 

転移させて少ししかたってないから、まだそこまでいったのか分からない

 

でも、美遊なら

 

俺の妹ならきっと、大丈夫だ

 

「失礼します、先輩?…………また美遊ちゃんの事考えていたんですか?」

 

そう言って入って来たのは、あの時に俺にアーチャーのカードを託してくれた後輩の桜だった

 

「あぁ、大丈夫かなって思って」

 

「きっと大丈夫ですよ、先輩の妹ですから」

 

「そうだな」

 

そこで会話が途切れる

 

少しの沈黙が空気を支配する

 

な、何か話さないと

 

そう思い、口を開こうとした

 

その時だった、突如として居間の大きなテレビがつき砂嵐が写る

 

「なんだ?」

 

「テレビ故障、でしょうか?」

 

そう言って桜がテレビ近付いた瞬間、テレビに棟のような場所が映し出される

 

「なんですこれ?新しい番組でしょうか?」

 

するとテレビの画面の右側から大きな?型の杖を持ち白いローブを着ており、髪の長く

 

何処と無く胡散臭そうな男性が現れた

 

『やぁ!ご機嫌はいかがかな?並行世界の朔月美遊の兄、衛宮 士郎くん』

 

「なっ!?」

 

「何で貴方が先輩の名前を!?」

 

『そして、衛宮士郎くんの後輩である間桐 桜ちゃん!初めまして』

 

すると今度は画面の左側から、先はどの男と同じような杖を持ち、白いローブを着た髪の長く

 

先ほどの男と同様に胡散臭そうな女性が現れた

 

「私の名前まで!?」

 

「桜、テレビから離れろ!!」

 

「先輩!こんなときにあのテロップは気にしないでください!」

 

「そうじゃない!?桜、テレビに映っているあの二人が俺達の名前を知っているのは可笑しい」

 

「じゃあこの二人は…………」

 

「恐らく、魔術師だ」

 

『おっと、そう言えば自己紹介がまだだったね』

 

『そうか、だから桜ちゃんと士郎くんは警戒してるのか。なら自己紹介をするとしよう』

 

そう言って右側の男性がまず口を開いた

 

『僕はマーリン、人呼んで花の魔術師。気さくにマーリンさんとでも呼んでくれ。堅苦しいのは苦手なんだ』

 

「マーリン!?確か、アーサー王伝説に出てきた宮廷魔術師!」

 

「嘘だろ、何で生きてるんだ!?アーサー王伝説は何百年も前の話だろ!」

 

「わたしだって、何がどういう事なのか」

 

そんな風に困惑していると、今度は女性の方が口を開いた

 

『改めてごきげんよう、間桐 桜ちゃんに衛宮 士郎くん。私もマーリン、花の魔術師マーリンと言う、見ての通り綺麗なお姉さんさ』

 

「………」

 

「マーリン!?え、マーリンさんが二人!?」

 

『アッハハハハ!全く予想通りの反応をしてくれるねぇ、君たち!さてさて、でも話があるのは私じゃなくて、彼の方かな』

 

女性の方のマーリンがそう言い、俺たちが男のマーリンの方を見ると先ほどの自己紹介の時のようなふざけた笑顔ではなく

 

どこか慈愛に満ちたような目でマーリンが画面越しに此方を見ていた

 

『君たち二人に見せたいものがあるんだ、これからこのテレビに流すよ。是非とも楽しんでくれ』

 

『私も、君たちには見て貰いたいと思ってるよ』

 

「見て貰いたいもの、ですか?」

 

「それは一体…………」

 

『それじゃ!』

 

『あぁ!』

 

『『楽しんでくれ、このLIVEを!!』』

 

「ら?」

 

「LIVE?」

 

すると、先程までの画面から変わり大きなステージを映し出した

 

画面端の旗には『カレイド☆ランナー復活LIVE』と書かれていた

 

「これって、何かアイドルのLIVEっぽいですね先輩?」

 

「あ、あぁ…………」

 

すると、ステージが暗転しすぐ点灯した

 

「先輩、あのこっ!?」

 

そこには、まるで魔法少女のような可愛い格好をした可愛い少女

 

そしてそんな彼女の登場でその場に大きな歓声が沸き起こる

 

「み、ゆう…………」

 

そして先程転移させた、妹がそのステージ中央に立っていた

 

『皆さん、私のソロ曲のテーマはこれです』

 

すると美遊の後ろのモニターに映し出されたのは「ありがとう」と言う文字

 

『私は、ある人にありがとうって伝えたくてこのテーマにしました。その人は遠くに行ってしまって、もう会えないですけど。この歌で、私はその人に思いを届けたい』

 

そう言って歌い始める美遊を俺と桜はじっと見つめていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美遊side

 

 

会場にて、私はマイクを構え最初の曲名を口にする

 

「聞いてください、Kaleidoscope」

 

すると、前奏が始まりモニターには曲名と共に雪の結晶が降るMVが流れ始め会場が静まる

 

『Kaleidoscope:朔月美遊』

 

「音も立てずに流れ~る~♪

     時の波変わらないのに!」

 

思い出すのは、お兄ちゃんと出会ったあの日

 

あの武家屋敷で私を救いだしてくれた

 

きっと、それで私の運命は変わった

 

「どうしてだろう?前よりずっと」

 

そしてその日から変わったんだ

 

「街並みが眩しく瞳写る!」

 

目の前には写る景色が、お兄ちゃんと一緒に見た場所がいつもより、輝いて見えた

 

「あぁ、聞こえる……聞こえる。私を呼ぶ声」

 

何ども、お兄ちゃんは私を助けるために命をかけて戦ってくれた

 

「見えない何かに

     引き寄せられるように!」

 

今の私はお兄ちゃんが救ってくれたからある

 

「重なる心はやがて絆へと

       変わっていくんだね♪」

 

あの日お兄ちゃんと一緒に見た星、きっと何処かでお兄ちゃんのいる世界にもある

 

お兄ちゃん、聞こえる?私の声が

 

「見上げた夜空の星座たちに誓うよ!」

 

あの時、握ってくれた手は沢山傷付いてたけど

 

暖かった、離したくなかったけど

 

そこでモニターは変わり、花畑を私、イリヤ、クロエ

 

そしてなのはとフェイトが私へと走ってくるシーンが写し出される

 

「繋いだこの手をもう二度と離さないと」

 

『どうすればよかったのか ずっと考えた

  間違い続けた俺だからこの選択も

   もしかしたら間違いかも知れない

    だけど この願いは本当だから………』

 

お兄ちゃんが私に願ったことは今でも覚えてる

 

『美遊がもう苦しまなくて

      いい世界になりますように

 

  やさしい人たちに出会って―――

 

    笑いあえる友達を作って―――

 

      あたたかでささやかな―――

 

         幸せをつかめますように』

 

「涙も痛みも運命さえも超えていく!」

 

MVでは皆が私に走って来て皆で抱き付いてきて花畑に倒れて皆で笑うシーンが映し出される

 

お兄ちゃん、私

 

「新しい光~~~!」

 

一緒に笑い会える友達が

こんなにたくさん出来たんだよ

 

次の瞬間、会場から拍手が鳴り響く

 

そんな中、私は会場を見回したあと笑い

 

マイクを持つ手を掲げると、歓声や拍手が鳴り止む

 

「次で私のソロ曲は最後」

 

どうか、この思いをお兄ちゃんに

 

「聞いてください、ありがとう」

 

すると、静かに前奏が流れモニターには曲名が浮かび上がる

 

『ありがとう:美遊・エーデフェルト』

 

これは私の兄への偽りのない思い

 

私を助けて、幸せに暮らせるように祈ってくれた大切な家族

 

そして私の好きな人への、感謝の歌

 

「“ありがとう”って伝えたくて~♪

    あなたを~見つめるけど~~♪ 」

 

出来るなら、ずっと一緒にいたかった

 

そんなときに兄は私の手を握ってくれて

 

イリヤの世界に転移するなか、私には聞こえた

 

『大丈夫だよな美遊。きっとお前なら、すぐ友達もできるさ』

 

私が転移してもなお、私のことを思ってくれた

 

「繋がれた右手は、誰よりも優しく………」

 

その後、私は安心してイリヤの世界で楽しく

 

「ほら………この声を受けとめている」

 

幸せに暮らせた

 

「まぶしい朝に苦笑いしてさ

        あなたが窓を開ける♪」

 

思い出すのは、お兄ちゃんと暮らした

 

あの武家屋敷での日々

 

一緒にお料理したり、縁側に座って夜空の星を見たり

 

「舞い込んだ未来が始まりを教えて

       またいつもの街へ出かけるよ」

 

お兄ちゃんと桜さんと一緒に町に出掛けたり

 

「でこぼこなまま積み上げてきた

        ふたりの淡い日々は………」

 

モニターに映るMVは私がイリヤと過ごしているようなシーンが流れる

 

「こぼれたひかりを大事にあつめて

       いま、輝いているんだ!」

 

お兄ちゃんとイリヤ達がくれた思いは今も私の心に、希望の光となってある

 

「"あなたの夢”がいつからか

    “ふたりの夢”に変わって いた」

 

「今日だっていつか大切な瞬間(おもいで))あおぞらも!泣き空も!晴れわたるようにー♪」

 

だから、言わせて

 

「"ありがとう”って伝えたくて~♪

   あなたを見つめるけど~~~♪♪」

 

「繋がれた右手がまっすぐな想いを

          不器用に伝えている」

 

エインズワース家から真実を知らされ、諦めようとした私に対して

 

お兄ちゃんが言ってくれた

 

『そんなの考えるまでもない、俺はお兄ちゃんだからな。妹を守るのは当たり前だろ?』

 

兄妹である私を守ると

 

「いつまでも……ただいつまでも!

     あなたと笑っていたいから!!」

 

お兄ちゃん、貴方は幸せですか?

 

私は貴方と過ごせて幸せでした

 

私はいま

 

優しい人たちに出会えて

 

   笑い会える友達が沢山いて

 

あたたかでささやかな幸せを感じて過ごすことが出来ています

 

だからありがとうお兄ちゃん、どうかお兄ちゃんも

 

「信じたこの道を確かめていくように♪」

 

少しでも、ゆっくりでも良いので

 

「今、ゆっくりと歩いていこう…………」

 

自分で料理も、着替えも出来ますから

 

お兄ちゃんも、自信のために

 

お兄ちゃんも自分の幸せのために、どうか

 

歩みだしてください

 

私はもう、大丈夫です

 

お兄ちゃんの妹だから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衛宮 士郎(美遊兄)side

 

 

「奇跡ですね、幸せな美遊ちゃんの姿を見られるなんて」

 

テレビでは二曲を歌い、踊りきった美遊が会場やテレビのカメラに向けて手を振って笑っていた

 

MVに出来た女の子達は、恐らくは美遊の友達なんだろう

 

美遊にあんなに、たくさんの友達が

 

目から涙が零れる

 

「あぁ───」

 

二曲の歌詞からは俺への感謝と美遊の思いが伝わってきた

 

そうか、美遊は幸せになれたんだな

 

「俺はきっと間違ってなんて……いなかったんだな」

 

「はい先輩、だって美遊ちゃんはあんなに幸せそうに笑ってるんです。先輩は間違えなんて、いなかったんですよ」

 

目から涙を流している俺に、桜は穏やかな表情でそう言ってくれた

 

さっきの男性と女性のマーリンだったか?

 

ありがとう、俺の願いは叶ったよ

 

そして、ありがとう

 

もう大丈夫だよ……美遊

 

俺も、これから自分の幸せのために

 

頑張って行くから

 

そう思いながら、テレビへと笑顔で観客達に手を降る妹へと笑顔を浮かべた

 

「先輩、私も手伝いますよ。先輩は私が護ります」

 

「あぁ、ありがとう。桜」

 

なぁ美遊、切嗣……そして桜

 

俺にはもうそんな資格はないと思うけど

 

もう一度、俺は歩いてみるよ

 

“正義の味方”そんな理想に向けて、さ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやしかし、あの破廉恥な衣装はいったい………兄として注意すべきだろうか?」

 

「…………………………………」

 

 






皆さんお久しぶり!復活アイドルイリヤです!

次回は私のソロパートかも!?皆さん、お楽しみに!

それと、作者からの宣伝です!

クロエちゃんの二次創作【何で他の転生者は家があるの?】を新たに投稿しているらしいのでそちらもご覧ください!だって!

ついでに、その作品もハイスクールD×D物だよ!

皆さん、ご愛読ありがとうございました!

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さぁ、It's ショータイムなの!!

大変お待たせいたしました、やはりアイドルのシーンは難産で少し書くのが大変ですね

それと最初に謝っておきます、クロエちゃんファンの皆様、本当に申し訳ないのですがクロエのソロパートをカットしてしまいました

これに関しては、このままだとアイドルの会が進まないとそう判断しましたのでカットさせて頂きました

それと、送れましたが我が作品で一番の人気を得ているこの作品をどうか最後までお楽しみ頂ければと思います

それと、アイドル会は次回のみんなで歌うシーンで終わります

長くなりましたが、本編をお楽しみください








イリヤside

 

 

『Sparkling!

  The shiny lights awake true desire.

   Only my RAILGUN can shoot.必ず!

       貫いてく!途惑うことなく!』

 

どうも皆さん!

 

絶賛クロエちゃんがライブ中!!

 

イリヤです

 

やっぱりクロエちゃんは格好いい感じの曲が凄く会うね!

 

彼女の才を見よ!

 

いま、美遊ちゃんの出番が終わりクロエチャンの持ち曲のラストである『Only my railgun』を熱唱しているのをステージ脇で聞いています

 

…………………思ったのだけど

 

クロエちゃんといいなのはちゃんといい、フェイトちゃんといい美遊ちゃんといい

 

私たちの曲をセッティング&作曲したマーリンの曲だけどさ、私この曲達どう頑張っても聞き覚えあるんだよね…………

 

凄く今さらだけど

 

私のソロパートに至っては、何故か皆と違って一曲多いしそのうちの二曲はネタ要素しかないんだけどね?

 

てかマーリン、この曲歌ったら私

 

また追いかけられるよ?

 

アークマさんに?魔王少女に?

 

ヘタしたら上級悪魔からも追いかけられるんじゃ……………あ

 

パキッ(心の折れる音)

 

もう、諦めたの

 

だってさ、どうせそのうちにバレるんだもん

 

ならさ、今をメイッパイタノシムシカナイヨネ?

 

ならさ、みんな

 

Are you ready(覚悟はいい)

 

もちろん私は、出来てるのぉ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美遊ちゃんの心暖まるLIVE、クロエちゃんの勢いが良く、クールビューティーなLIVEが終わり会場は大分盛り上がってる

 

そこに新たにアニメで走ってステージの中央に向かう

 

転ぶことなく、ステージに到達する

 

「みんなー!次は、わたしだよーー!!」

 

『イリヤー!』

 

『れでぃーー!!!!』

 

『まってたよーーーー!!!』

 

「さてさてさーて、これからは私のonステージ!さぁ、みんな盛り上がっていこー!」

 

そう言ってマイクを持ってない左手を真上に突き上げる

 

瞬間、ステージのスポットライトを含めた全ての電気が消える

 

そして後ろのモニター画面に、落ち込んだような暗い私が現れる

 

『どうしよう、緊張で死にそう。それに、どうせ私なんてクロエちゃんや美遊ちゃん達のソロ曲にかてるわけがないよぉ……』

 

相当ネガティブ発言をしだしたモニターの私に観客の人達はざわざわとし始める

 

『しかもステージにあがって緊張のせいで歌詞が頭から飛んじゃってるし………どうしよう、誰か助けて~~!』

 

そう言って画面の私はヘルプー!と空の方へと叫ぶ

 

その時だ、画面の私の左に白く光る魂のような光が降りてくる

 

『それなら、私が変わるよ』

 

『へっ!だっだれ?』

 

『それは秘密………体、借りるよ』

 

そう言ってモニターの私に白い魂が入った瞬間、画面が消える

 

一方、ステージでは感の良い、人間…じゃなくて悪魔は気付いている人が多く

 

更にざわざわと話し始めた

 

私は誰にも聞こえないよう、マイクに変身しているマジカルルビーに声をかける

 

すると、私の服装が先ほどまでのアイドルの服装から白と黒のセーラー服に帽子を被ると同時に髪型も変える

 

()()の服装に変わり、曲の間奏がステージからなり響き私はステージでマイク中央でマイクをニギリ直す

 

『~~♪~~~~♪』

 

そして次の瞬間、バンッ!とステージのライトが点灯し私は歌詞の最初の一言を紡ぐ

 

 

Хopolllo(ハラショー)

 

 

『えぇええええええええええええ!!??』

 

『響きーーーーーー!!!???』

 

「始めまして司令官達。響だよ?その活躍から不死鳥と呼ばれることもあるよ、今日はこの子の体を借りて歌うけど、楽しんでくれると嬉しいな?」

 

するとモニターには

 

『どこまでも響くハラショー:イリヤ』

 

と写し出される

 

私は観客席に向けて微笑んでからマイクを片手に歌う

 

いつも喫茶葛木でやっているのと同じように響として振る舞う

 

ステージ脇の美遊ちゃん達の視線が少し痛いが、しかたない

 

私に羞恥心はもう無いのだ!わはー!

 

「差し出したこの小さな手で~♪

   何が出来るのかわからないままで♪♪」

 

そう言って私はステージ中央で儚そうに笑いながら歌詞を口にする

 

「何度でも見失いながら

    やっと見つかった私の場所♪」

 

そう言いながら心臓の近くに手を当ててにマイクをみんなの方を向く

 

「振り返ると気付くんだ~♪

    いつも一緒の仲間と♪

      眩しい太陽のような~♪

   笑顔がそこにあった Xopolllo(ハラショー)!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~マギマリ配信のコメント~

 

コメント 神曲が続いてるなぁ

 

コメント 次はイリヤちゃんだよな?どんな歌歌うのかね?

 

コメント バラードに一票

 

コメント バカヤロウー!アニソン決まってんだー!

 

コメント アニソンw

 

コメント お、喜べイリヤ様だ

 

コメント マジだな、てか「さてさてさーて」ってw

 

コメント イリヤ令嬢オタク説浮上

 

コメント ファ!?ステージの電気消えた!?

 

コメント ウゾダドンドコドーン!!

 

コメント いやwこれは笑うw

 

コメント いやイリヤ様、あんたセッターの方が似合ってるでしょうが。

 

コメント さっきまでバリバリLIVEこなしてたんだよなぁ

 

コメント あの光り、何処で………

 

コメント なぁ、俺聞いたことあるんだけどあの声

 

コメント 俺も、聞き間違いか?

 

コメント あれ?さっき遠征にだしたのに……

 

コメント あぃええええええええええ!!ヒビキ!?ヒビキなんで!?

 

コメント ほぇええええええええええ!!??

 

コメント イリヤis響ってマ?

 

コメント 響コスイリヤ様のどこまでも響くハラショーは予想外

 

コメント 想定外だ……ゼロ、俺はどうすれば良い?

 

コメント 笑えばいいと思うよ

 

コメント 萌え死んでどぞ

 

コメント さすがイリヤ様wアイドルの常識をぶち壊すとはww

 

コメント しかも身振りも完璧に響そのものなんだげど!?声もそっくりだし

 

コメント マジで乗り移ってる?

 

コメント なわけ無いのだ!……たぶん

 

コメント ブッコワレテルフォーウ!

 

コメント フォーウ!

 

コメント フォーフォーウ!

 

コメント お前ら、フォウで会話すなw

 

コメント お、そろそろ終わるゾー?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこまでも響くハラショーを歌い終わり、微笑みながらステージを眺める

 

「ありがとう、みんな?楽しめたかい?」

 

その問いに沢山の拍手が返される

 

「ありがとう、さてそろそろこの体を返さないと」

 

『ちょーと待ったーーー!!』

 

その時だ、何者かの声(私の別声)が聞こえ

 

またステージが消灯しモニターに、今度玉虫色の光が写りだす

 

『へっ!?今度は誰!?』

 

『駄目ですよそんな曲じゃ盛り上がりに欠けちゃってるじゃないですかー!』

 

『え、でも……結構盛り上がってると思うんだけど』

 

『LIVEならもっとハッチャケテ歌いなさい!もう、私が一度見せて上げます、だから変わりなさい!』

 

『え?いや、キャッ!?』

 

そう言って玉虫色の光がモニターの響の格好をした私にぶつかる

 

そのタイミングでまたルビーに声を掛け、服装を黒と白のドレスのような服装に着替え

 

髪のうち一筋をアホ毛のように仕上げる

 

この曲は私が最初に歌詞の一説を歌うことで始まる

 

私は合図をして、マイクを構えた瞬間

 

ステージが点灯し私の姿が照らし出されると同時に

 

片手を挙手するかのようにあげて、歌う

 

「這いよりますか?生のうねり!破ッ!

    さてさて皆さんご一緒に?せーの!」

 

『\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ

  \(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ』

 

『\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ

 \(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ』

 

録音しておいた私がSAN値ピンチといってる間に私はニャル子さんのお決まりのライダーポーズを取る

 

『恋は混沌の隷なり:イリヤ』

 

「いつもニコニコ!あなたの隣に這いよる混沌、ニャルラトホテプDEATH♪盛り上がって行きますよぉー!!」

 

『ニャルサマーーーーー!!!』

 

アニメを知ってるものからは大きな声援が

 

『神さまァァァアアアア!?』

 

アニメを知らない方々はめちゃくちゃ驚いて叫んでる

 

うん、渾沌(カオス)なの!!

 

キャラに会ってる、是非もないね!

 

「誰だ?邪魔するな my my LOVE♪」

 

そう言ってすぐにマイクをステージに剥ける

 

『浅き深きものどもよ 破ッ』

 

すると、ステージのみんなが合いの手をいれてくれる

 

「誰だ?守り抜け my my LOVE!」

 

『馬が蹴りしものどもよ 破ッ』

 

すると、私は頭を押さえて困るように演技を混ぜてターンをする

 

「理性が千切れる瞬間~♪」

 

そう言った瞬間に私は躍りをやめて俯く

 

『 \(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ

 

  \(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ』

 

「限界みたいだよ?」

 

そう歌いながらゆっくりと前を向く

 

会場が少しヒェッ!ってなった人

 

また、さっきまで以上の盛り上がりをみせる人が沢山いる

 

『\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ

 

  \(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ』

 

「理性がぶっ飛ぶ瞬間~!」

 

そして少し前に練習していたヤンデレの目

 

つまりは瞳孔を開きっぱなしの状態で歌う

 

『\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ

 

  \(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ』

 

「あなたは逃げられない~~♪♪」

 

そう言ってマイクを持ってない方を会場へと手を伸ばして目の瞳孔を直す

 

『逃がさない破ッ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、皆さんは疑問に思わないだろうか?

 

三種族による和平条約、それを記念した人間による平和記念LIVE

 

それを許さない者がいるのではないだろうか、と

 

当然そんな悪魔、上級悪魔は存在する

 

そして今、そんなもの達は町外れに集い

 

今、行っているLIVEへテロを行おうと準備をしていた

 

そこにいる悪魔はどれも黒い噂のあるもの達であり、眷属狩りを平然と行う者もいれば、眷属を痛め付けることを趣味とするもの

 

そしてLIVEをしているイリヤ達を眷族にしようと目論む者

 

自分の欲望の捌け口に使おうと考えているもの

 

様々な屑が揃っていた

 

だが、その数分後

 

その内の半分は、その場で倒れ付していた

 

たった二人の襲撃者によって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何故だぁ……何故我々が人間ごときニィ………」

 

そう言って上級悪魔の一人がまた倒れる

 

他にも沢山の悪魔達の死骸が広がっている

 

「そもそも、何故人間の貴様らがここにいる!?」

 

そう叫ぶ悪魔に、二人の内の一人

 

赤い外套に黒いプロテクターを身に付け、黒と白の双剣を持った男

 

アーチャー、英霊エミヤはニヒルに笑い答える

 

「なに、家族()を守るのは、兄の務めと言う奴だろう?」

 

一方、何処かの学校の制服を着ており、片手に丸い盾のような物を身に付けた黒髪の少女

 

暁美 ほむらはその手に拳銃を持ち、悪魔達へと構えながら答えた

 

あの子(まどか)の育てた子達のLIVE、邪魔させない!」

 

「貴様ら、絶対に生きては返さねぇ……覚悟しろよ」

 

そう言って残りの悪魔、上級悪魔達が武器を構えるなか

 

二人は背中会わせにお互い武器を構えていた

 

「やれなれ、此方としては早く終わらせて会場に向かいたいのだがね」

 

「はぁ、まったくね。所で時間だと今は?」

 

「ふむ、ちょうどイリヤのソロパートの中盤だろうな」

 

「はぁ、めんどくさいわね」

 

「まったくだ、ご老人方には早々にご退場願いたい」

 

「時間もないし………アーチャーあれやったら?あれ。あいあむざぼーんおぶまいそーど」

 

「はぁ、急激にやる気がなくなったが………それに早く終わらせるなら君の方が。わかった、やるからその此方に拳銃を下ろせ!」

 

「分かったなら良いわ」

 

「仕方あるまい

──Iam the bone of my sword.」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数分後、その場に悪魔達の姿はなく会場にてLIVEを楽しむ彼、彼女の姿があったらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

「恋は渾沌(カオス)(しもべ)也!

選ばれし君の神ですよ♪」

 

そう言って片手を挙手するように上げてとにかく元気に最後まで歌う

 

『\(・ω・\)SAN値!(/・ω・)/ピンチ』

 

(ラヴ)製作(クラフト)戦いながらね!」

 

そう言いながらステージの一番前に向かい両手を向けて歌う

 

「とか何とか言っても本当は!

     こんなにこんなに大好き♪♪」

 

そう言って会場へととびきりのスマイルを向けてニャル子さんライダーポーズを取って最後を決める

 

「這いよりますか?生のうねり!」

 

『破ッ!』

 

そう言って音楽が終わり、沢山の拍手と叫び声が上がっている

 

『ニャルサマー!!!サイコーー!!!』

 

「ありがとうごさいまーす!!さぁ、続いて私のニ曲に」

 

そう言った瞬間に私はまるで電池の切れたロボットのように両手を下げて俯く

 

するとステージの電気が消え、モニターに私とニャル子さんコスの私に響コスの私が向かい合う映像が流れているうちにルビーに声を掛けて最初のアイドル服に戻る

 

『なんで止めるんですか!会場が盛り上がってるです!私を求めてるんですよ!』

 

『いや、これは元々君ではなく彼女のLIVEだ。最後は彼女が決めれば良いんじゃないかな?』

 

『う、なら仕方ありません。しっかり決めてくださいねぇ~私は真尋さんと仮面ライダーの録画観てるので』

 

そう言ってニャル子さんコスの私が手をふりながら画面がいに向かう

 

『艤装展開。私も遠征があるから、あとは頑張ってね』

 

そう言って艤装を装備した響コスの私がそう言ってアイドルの私の肩をポンと叩いて画面外に向かう

 

そしてステージに電気が灯り、最初のアイドルの姿の私に変わったまま

 

私は顔を上げて叫ぶ

 

「みんな、いくよ?今度は私の曲を聞いて、盛り上がって欲しいな!聞いてください!」

 

私はそう言って両手でマイクを持ち祈るように口許に構え、口を開いた

 

「お・ね・だ・り!してみて欲しいの~~♪♪」

 

『お願いダーリン:イリヤ』

 

間奏が流れると、祈るように組んでいた手を解いて二回ほどターンして、お嬢様ッ簿い感じでお礼し、リズムに会わせて体をゆらす

 

「ダーリン、あなたは私の言うこと全然聞かない!」

 

そう言って私が両手を組んで会場に怒ったように歌うと、ステージのスクリーンに私が顔の隠れた青髪の男性に向かってプンスカ怒っていいるシーンが流れる

 

「あれほどやめてって言った煙草もお酒も毎日二箱七缶一日たりとも欠かさず!」

 

そう言って指で数を数えるようにしつつ両手を重ねる

 

「肝臓やられてお釈迦になっても、看病してあげないんだから!ああ言やこう言うてこでもきかないあなたのハートは真っ黒です!!」

 

そして拝むようにしてからマイクを持った手と持ってない方の手を繋げてハートを作り

 

右へ左へステップを踏む

 

「言いたいことは言わないし♪」

 

また怒ったように腕を組んで歌う

 

「行きたいとこからやりたいことまで決めてる癖してだんまりさん!」

 

そう言ってまたステップを踏みながらターン

 

「ねえ、そんなの馬鹿みたいじゃない?そうじゃない♪じゃない♪じゃない♪」

 

そう歌った瞬間にステップを踏まずつんとした感じで歌う

 

「言いたいことあるならさっさと言えば?」

 

「いつも思わせぶりな感じで♪察してほしい感じで♪わざと口にしないの、ずるくない?」

 

そして私は某エ○ァンゲリオンのア○カを頭に浮かべながら腕を組んで言う

 

「バッカじゃないの?」

 

次の瞬間にステップを再開し、両手を重ねて祈るように左右に振る

 

「お願いダーリン♪見て聞いて!

     欲しいのは、形のないもの♪」

 

最後のサビをできる限りあざとく、そして可愛くステップを踏みながら

 

「馬鹿にしないわ!見て聞いて♪

覗いてよ 瞳の奥の方!」

 

そう歌いながら両手をメガネのようにして最後の歌詞を歌う

 

「真っ直ぐ見つめて~~♪

  おねだりしてみて 欲しいの~~♪♪」

 

両手を祈るようにした手を上から下に下ろし、ステップを踏み最後にクルリと回る

 

「お願いダーリン!」

 

その後、沢山の叫び声とオタクどもの感謝の雄叫びが会場の外まで響き渡った

 

あれ?会場にアーチャーエミヤに似た人がいた?気のせいかな?

 

それに思いっきり私=響

 

と広めちゃったし……ん?

 

観客席のアークマさんが口パク?

 

『あ・と・で・お・は・な・し・し・よ・う・か』

 

 

ヒェ!

 

もしかして、このLIVEが終わったら私………死ぬ?

 

 

 

 

 




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広告、私たちは○○○になります!

初投稿です

自粛警察に対して思った文章を書いたのですが、チキって消しました

それでは今年も今作をお願いします!


 

 

イリヤside

 

 

あれ?なんだか凄く久しぶり?

 

みんな明けましておめでとう!イリヤなの!

 

まぁ、メタい話していたら抑止来ちゃうかもだし今の状態を久しぶりだし話すね

 

現在、冥界のLIVEにて私を含めた全員のソロパートが終わり今からはギルギルインテリジェンスが考えていたある広告を場所発表するの!

 

「次は私の所属している会社、ギルギルインテリジェンスのとある最新情報を私達カレイド☆ファンタズムが紹介するね!みんなもステージに!」

 

そう言うとステージ脇からクロエちゃん→美遊ちゃん→なのはちゃん→フェイトちゃんが手を振りながらステージに登場して私の横に並ぶ

 

「まずは私達カレイド☆ファンタズムのCDが発売されます!」

 

その言葉に会場は大きな歓声を上げる

 

「しかも!そのCDは全部で三種類!!」

 

「一つ目は私達がカレイド☆ライナーだった頃の三曲の収録された『カレイド☆メモリーズ』、私達が初めてのLIVEで歌ったあの三曲がまた、皆さんに届けられます!」

 

「凄く懐かしいわね………」

 

「あの時の事は今でも覚えてるわ」

 

そう言って思い出に浸るクロエちゃんと美遊ちゃん

 

「そして私達のカレイド☆ファンタズムの最新曲を収録したLIVE記念CD『カレイド☆ファンタジスタ』。がこのLIVE後に物販コーナーが先着一万人にご購入いただけます!」

 

「ちゃんとネットサイトからも発売するので、焦らないで下さいね?」

 

「なんとその中の500枚は、私達のサイン入り!それぞれで百枚なの!」

 

うん、ただCDにサイン書くだけと聞いて二、三枚かなと思いギルギルインテリジェンスに向かって一人百枚サインをかけと言われたときは思わず目と耳を疑った

 

メチャクチャ書くのが大変だったの………

 

例えるなら、魔王少女と赤いアークマさんを相手に五時間ぐらい鬼ごっこするくらい

 

「そして今日のLIVEでは歌えないけど、私達のソロ曲や様々な組み合わせによるデュエット曲が収録された『ステラ』も後日ギルギルインテリジェンスのネットサイトで発売されます!」

 

「どんな曲かは聞いてみてからのお楽しみだね!」

 

「そうだよフェイトちゃん!それにイリヤちゃんのコスプレ曲もまだまだ盛りだくさんなの!」

 

「それは言っちゃって良かったのなのは!?」

 

「アハハ、まぁ大丈夫………なの」

 

「今の間は何!?ねぇなのは!」

 

こんな様子に会場が笑顔になる、てか本当に大丈夫かなぁなのはちゃん

 

あとで会社のギル兄や樹さんに起こられないといいけど

 

「さて!そんな感じで私達のCD発売のお知らせは終わりよ」

 

「まだお知らせが沢山残ってますから、それでは一旦モニターをご覧ください!」

 

そう言って美遊ちゃんが私達の後ろにある巨大なモニターに画面が写る

 

ギルギルインテリジェンス製作のアニメ

 

コードギ○ス、私が主人公の妹

 

ギル兄が主人公の声優をしたことで会場が盛り上がっていた

 

それにステージ脇のスタッフさんが言ってたのだがネットでの放送もうまく行っているらしい

 

他にはギルギルインテリジェンス製作のアニメFate/Grand Order

 

「いやー、沢山お知らせががあったわね」

 

「うん。みんな楽しんでみてくれて良かった」

 

「さて、それじゃあそろそろなの」

 

そう言って私とフェイトちゃん以外が後ろに下がる

 

「皆さん、最後に私達から最終発表があります!」

 

「モニターに注目ーー!!」

 

私がどこぞの司令のように声を上げるとネタがわかったのかほとんどの人が心臓に右手を構える敬礼をした

 

するとモニターが消えて、会場も真っ暗になる

 

そしてモニターが映し出したのは普通の町だった

 

そこではランドセルを背負った三人の少女が宙に浮くステッキ達と共に笑いながら登校する風景が流れ始める

 

『私達が暮らす平穏な日々。この世界には表と裏の姿がある。』

 

語り手はマギ☆マリ(マーリン)でさっきとは場面が変わり中学生ぐらいの少女達が屋上で笑いあっているシーンが流れる

 

『まぁ、数々の小説やアニメではそう描かれることがあるね。でも実はそれだけではないんだ』

 

そう言ってまた風景が変わり、ツインテールの少女とストレートヘアーの少女が喫茶店らしき場所を手伝っているシーンが流れる

 

『それは並行世界、君たちがいきる世界にも本当に悪の組織が存在したら?』

 

そう言って現れるのは黒いオーラを纏った怪物達が最初の少女達の登校していた場所に現れる

 

『アニメだと思っていた作品が、本当に起こっていたとしたら?』

 

次に気味の悪い化け物達がワームホールを通っているシーンが流れる

 

『その世界が私達の生きる世界に融合してしまったら?』

 

すると三つの地球が重なる映像が流れ、様々な少女達が一ヶ所に集まる

 

『私たちの平穏な日常を壊しに奴らが攻めてきたら?』

 

融合してしまった地球、融合したしまった少女達の町が映し出され、様々な場所で化け物達が暴れ始める

 

すると三人の少女の内、二人はステッキで魔法少女に変身しもう一人も同じように変身して走り出す

 

『これは自分の居場所を、世界を守るため』

 

次に喫茶店を手伝っていた少女達が機械のようなアーマーを見に纏い飛んでいくシーンが流れると

 

また別の場所で、中学生くらいの少女達が宝石のようなアイテムで魔法少女へと変身し駆け出す

 

『別の世界と少女達と力を合わせ、それぞれの大切なものを守る為に戦う少女達の物語』

 

『『『『『私達は、何も諦めない!』』』』』

 

するとそれぞれの魔法少女達が映し出され、一斉にそう言うと画面が暗くなり文字が浮かび上がる

 

『Fate/リリ☆マギ!ファンタジア!』

 

すると会場から驚きの声が複数上がるなか、ライトが戻る

 

「そんな訳で!皆さんも気付いたと思いますが、私達!」

 

「「「「「アニメになりまーす!!」」」」」

 

そう言うと会場がLIVEしているときのような叫び声や歓声が聞こえる

 

「それじゃあ!今回のLIVEもとうとう最後!」

 

「開場のみんなラストいくわよ!」

 

「沢山の手拍子お願いします!」

 

「みんなも一緒に踊ってくれるもっと楽しいの!」

 

「手拍子もお願いします!」

 

『すーぱー☆あふぇくしょん!』

 

最後にみんなですーぱー☆あふぇくしょんで盛り上がった

 

やっぱりすーぱー☆あふぇくしょんはみんなで歌うに限る!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無事LIVEを終えることが出来たのだが

 

「こらー!まちなさーい!提督になるから!お願いだから逃げないでぇーーー!」

 

「まってよーー!うちの眷族になってーーー!」

 

二人から追いかけ回されてます

 

「私はあなたの元に着艦しませーん!眷族にもならないのーーー!!」

 

「いやだぁー!!」

 

「ダーメーーーー!」

 

「助けてーバーサーカー!!」

 

うん、今日もHEIWAです

 

 

 

 

 

 






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そろそろキレたいと思うので準備します!!




待っててくれた読者の皆様、大変ありがとうございます




 

イリヤside

 

 

どうも皆さんお久しぶり!

 

みんなのアイドル、イリヤです!

 

まぁ、調子に乗るのは止めておいてと。

 

私はいま、マーリンに頼んで一緒に魔術を使ってとある技を再現しようと頑張ってるの

 

何で急に魔術をならい始めたか?

 

私、いつもどこでも♪

 

悪魔と魔王少女に追いかけられてるけど♪

 

毎日、毎日♪やられてね、少し思ったことがあるの

 

少しぐらいOSIOKIしても、良いよねって

 

そんな訳で私は下準備として、マーリンに頼んで練習しているの

 

それと皆が驚くような凄いことがあったの!

 

なんと!あのアルトリアが近くの遊泳施設『わくわくざぶーん』の中にあるカフェ『cafeーキャメロット』に就職!

 

更にはわくわくざぶーんの中にあるイルカのステージショーをする人にジャンヌが就職したの!!

 

みんな祝え!って感じなんだけど

 

その日の夜は2人とも変だったの

 

『ルーラー、これで私達はもう………』

 

『はい、もう…ニート等と叩かれなくてすむのですね』

 

ずっと安堵したと言うか、付き物が落ちたような感じになってたの……………変なの。

 

「うん、なかなか様になってきてるじゃないかマスター」

 

「本当!?やったー!」

 

「この調子で行けばその魔術の完成は近いよ」

 

その時だ、家の玄関から来客を告げるチャイムが鳴る

 

「おや、お客のようだね」

 

「うん。ちょっと行ってくるねマーリン」

 

「あぁ、分かったよ」

 

そう言って私はマーリンの部屋を出てパタパタと玄関に走りその扉を開ける

 

「どちらさ、まァァァァァァァァァア!!??」

 

私は思わず口を大きく開けて驚いた、だって……

 

「サーヴァント、アーチャー……真名はエミヤと言う。早速だがマスター、すまないが胃薬はないか?既にこの場に居るだけで胃が………」

 

そう言うのはFGO………いや全Fateファンが知らないはずのない弓を使わないアーチャー

 

夏はフィイイイシュ!していて中二病心をくすぐる宝具の持ち主で、赤い外套がトレードマーク

 

そうエミヤ、エミヤシロウである

 

「あらあら♪元気そうねイリヤちゃん。天の衣、キャスター…アイリスフィールよ。イリヤちゃんが元気そうでママは嬉しいわ。切嗣もそう思うでしょ?」

 

「そうだね。僕もイリヤが元気そうで嬉しいよ、それにここなら士郎も皆と一緒に暮らせるだろうしね。一応僕はアサシン、エミヤ。それだと士郎が大変だろうし切嗣と呼んでくれ」

 

わ~お、またもやとんでもない方々が……

 

天の衣、アイリスフィール・フォン・アインツベルン。

 

原作にて、私の母に当たる人

 

そしてエミヤ(殺)こと衛宮切嗣。知らない人は恐らくはいないであろう

 

エミヤに正義の味方と言う夢を語るあのシーンはとても有名で、Fateを少ししか知らない私でも検索してみるほどだ。

 

…………あれ!?普通ならエミヤ(殺)ってアイリスフィールさんの発言を一応否定してなかったっけ?

 

“僕は君が知る僕じゃない”みたいな感じで

 

それになんでエミヤ(殺)が自分の名前を言えるの!?

 

これ、絶対に原作の記憶引き継いできちゃってるよ~~!?

 

あれ?だとしたらアイリスフィールさんはどっちのアイリスフィールさんなんだろ?

 

『Fate staynight』?それとも『プリズマイリヤ』?

 

「あの、アイリスフィール……さん」

 

「悲しいわイリヤちゃん、さん付けなんて!私のことはママって呼んで良いのよ?」

 

「え、えっと……お、お母さんとお父さん……はどっちのお母さん?魔法少女の方?それとも聖杯戦争の方?」

 

「うーん、どっちも…よね?切嗣」

 

「そうだね、どちらの記憶もあるよ」

 

「なの!?」

 

今の発言を聞き、ふとエミヤの方を見るとめちゃくちゃ驚いて固まってた

 

ですよね~なの

 

だって本来ならサーヴァントってその時の記憶を持って現界するなんて、まずないもん

 

私もまさか魔法少女と聖杯戦争の記憶をハイブリッドしてくるだなんて考えたこともなかったの

 

私はそんなエミヤに近ずき耳打ちする

 

「エミヤ、その………家に居るサーヴァント、みんなエミヤの事覚えてるの。あるんだって………記憶が」

 

そう言うとエミヤは凄く複雑そうな顔をして額を手で押さえていた。

 

そして、私は最後の1人となった人物へと視線も向ける

 

綺麗な黒髪のストレートヘアー、そして何処かの学校と思われる制服を着た少女

 

「やっぱり……キチャッタンデスヨネ」

 

「もちろんよ。まどかが居るところには私が居なきゃね。まどかを守るって決めたんだもの。一応サーヴァントアーチャー、暁美 ほむらよ。よろしく頼むわ」

 

「うん!よろしくねほむほむ!」

 

────カチャ

 

「すいません、調子乗りましたごめんなさい許してください此方に向けた銃を下ろしてください撃たないでくださいお願いしますほむらさん!?」

 

「反省したならいいわ」

 

「してます!反省してます!!」

 

あ、危なかった

 

それにしてもやっぱり来ちゃったよ

 

まどかさんが召喚されたからまさかとはおもってたけど

 

それにしても、あの時の発言で感じた殺気は…………考えない事にしよう、うん。

 

「と、取り敢えず中にどうぞ。取り敢えずお茶をだすから、それとエミヤには胃薬もね」

 

「………すまない、マスター」

 

そう言って皆を家に入れた

 

わたし、ちょっと疲れたよバーサーカー……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「取り敢えず、お茶入れたよ」

 

そう言ってみんなに紅茶を配る

 

紅茶の入れ方は店長に教えて貰ったので完璧なはずなの

 

そして昨日と少し前に作った手作りのマカロンとクッキーも茶菓子として出しておく

 

あ、後でツヴァイリヤ達のおやつ作らなきゃ

 

「あとエミヤは紅茶とは別にお薬ように、用意しといたの」

 

そしてエミヤの所には水の入ったコップと先日ギルギルインテリジェンスより発売したマーリンと何故か医学の心得を持ってた店長が開発した『フォウくん印の万能胃薬』をだしておく

 

「すまない、感謝する。マスター」

 

そう言って粉薬を飲むエミヤをよそにお母さんとお父さんはマカロンやクッキーを口に含む

 

「うーん美味しい!イリヤちゃんが入れてくれたお茶にとても会うわ♪」

 

「このクッキー、ちょうど良い甘さだね。食べやすいよ」

 

そんなお母さん達に続き、エミヤがクッキーを食べたあと少し止まり、マカロンも口に含むと少し考え込んでいた

 

「ふむ、マスター。このクッキーとマカロンは何処で?」

 

「わ、私が作ったの」

 

「イリヤが、これを…………」

 

そう言うとエミヤがとても驚き、口をポカンと開けていた

 

まぁ、原作の私は料理なんてしないし驚くのも無理ないの

 

恐るべし家事スキルEX、エミヤですら驚く品を作れるとは

 

その時だ、客間の扉が開き普段着のクロエちゃんが入ってきた

 

「ねぇ、オリヤー今日のおやつーってママ!?パパ!?」

 

「あら♪クロエちゃんも居るのね!」

 

「ツヴァイリヤー!パパとママがー!?」

 

クロエが客間のそとにそう叫ぶと、叫び声を聞いたのかまどかちゃんが入ってきた

 

「クロエちゃん、大きな声だしてどうしたの?いまはお客さんが……ってほむらちゃん!?」

 

「まどか、久しぶり。会いたかった」

 

「私も会いたかったよほむらちゃん、ほむらちゃんもここに召喚されたんだね!」

 

そのように会話する皆を私とエミヤが呆然として見る

 

「なんか、色々とカオスなの…………」

 

「マスター、この家には他にもサーヴァントが居ると聞いたのだが」

 

「みんな仕事に行ってたり、部屋で動画配信したりしてて夕飯にはみんなに会えるとおもうの」

 

「……………そう、か。すまないがマスター少し休ませて貰っても良いだろうか?」

 

「いいよ、色々と(胃が)ヤバイと思うし。毛布取ってくるの」

 

するとエミヤが部屋のすみに座った状態で瞳を閉じる

 

恐らく、よほど(胃への)ダメージが大きかったんだね

 

そう思いながら私は部屋を出て毛布を持ってきてエミヤにかけてあげた

 

夕飯のとき、大変なことにならなきゃいいけど……

 

そう思いながら、私は部屋を出てマーリンの元へ戻った

 

さぁ、ビリビリさせるために頑張るの!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姿勢をただし、ゆっくりと深呼吸を行いながらゲームセンターで換金したコインを一枚を手の親指に起き、ピン!と親指で上に弾く

 

コインが宙を舞う、回転しながらコインはゆっくりと降下を始める

 

私は右手の親指をもう一度弾くようにして親指を正面に向けながら魔術回路を開く

 

身体中からバチバチと音が鳴り、紫電が体の周囲に現れる

 

コインが私の正面に向けた親指へと落ちてくる

 

私の親指の正面に落ちてきた、今!

 

それを正面に構えた親指で弾く

 

次の瞬間コインは正面へと音速で飛び、マーリンの用意した的を貫いた

 

「でき、た…………の?」

 

「あぁ!完璧だともマスター!後はあの悪魔達を気絶出来るぐらいの出力に出来るよう微調整できるようにするだけ、技自体は完璧だとも」

 

そう、私が頑張って覚えていたのはとあるアニメのヒロイン?が使っていた力………だったかな?

 

前世の記憶でも、あのアニメはちゃんと見てなかったから、少し適当になっちゃうけど是非もないヨネ!

 

確か、技名は“超電磁砲(レールガン)

 

「これなら、やれる、やれるの!あの魔王少女と赤いアークマさんを撃退できるの!」

 

待ってなさいよ、なの!

 

 

 

 

 





皆さんお久しぶり、イリヤです!

なんと、この度「アヴァロン暮らしのライデン1115」さんの小説
【無理矢理転生させられて色んな人の兄になりました。】
          と
【もうやだ……助けてバーサーカー!!!!】
をコラボさせて貰ったの!

みんな拍手!パチパミパチパチ!

コラボ話は「アヴァロン暮らしのライデン1115さん」さんの方で投稿してるの!

そのコラボ話のある「アヴァロン暮らしのライデン1115」さんの作品!
【無理矢理転生させられて色んな人の兄になりました。】
のリンク先はここ↓↓↓↓
https://syosetu.org/novel/230441/

とっても面白いから、皆も是非呼んでみてね!

それじゃあ今回もご愛読ありがとうございました!

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じゃあ、バイバイナノーーーー!


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歓迎会、なの!







今回は少し短めです!!








 

 

イリヤside

 

 

自身の準備が終わったので、エプロンを着て夕飯を作る

 

今日はいつもよりメンバーも増えた事だしね。一応スマホでギル兄に電話したら、なんか楽しそうに笑ってた

 

そろそろ帰ってくると思うので少し調理を急ぐ

 

こうしているなか、エミヤは胃痛で眠り

 

お父さんとお母さんはクロエちゃん達と話しており、ほむほむはまどかちゃんとゲームしている

 

うん、馴染むのはやくない?

 

そう思った私は可笑しいのだろうか?

 

そう思いつつ、鳥の唐揚げを油から揚げる

 

今回はゴマ油のいれた美味しい奴をネットのレシピから選んでおいた

 

揚げた唐揚げの衣をお玉などで軽く叩いて二度揚げスタート!

 

そして揚げている内に先程帰ってきたクー兄がつってきてくれた魚を捌いてお刺身にする

 

クー兄はいろんな魚を釣ってきてくれるから、凄く助かってるの

 

魚を捌いてから、唐揚げを油から揚げて皿に盛り付ける

 

そして隣の鍋でお味噌汁を作る、隠し味はトマトをいれること

 

あとクー兄が釣ってきた中にサケが会ったのでキノコと一緒にバターホイル焼きを作り蒸し焼きにしておく

 

「いい匂い、お母さんお腹空いたー!」

 

「イリヤママーご飯まだー?」

 

「わぁ!唐揚げだぁ!!」

 

「美味しそう、鳥の唐揚げかしら?」

 

そうしているとお腹をすると、お腹を透かせた子供達、ジャック、クロエちゃん、シトナイ、イリヤがつまみ食いしに来たのでそれぞれに揚げたての唐揚げを一つずつ口の中にいれて人差し指を立てる

 

それぞれは笑顔で唐揚げを食べると私に抱き着いてくるのでそれぞれの頭をナデナデする

 

はぁ、癒しなの

 

そうして台所を出ていく四人を見送り調理の続きを行う

 

現在のメニューはお魚のお刺身、鳥の唐揚げ、豆腐とワカメのお味噌汁、サケとキノコのバターホイル焼き

 

人数を考えるなら、唐揚げを少し増やした方がいいかな?

 

そう思いながら鶏肉を小麦粉と片栗粉を着けていると、台所の扉が開いた音がして振り向くとエミヤがいた

 

「すまないマスター、少し休ませて貰ったので、何か手伝おう。」

 

「ありがとうエミヤ、なら小麦粉と片栗粉を着けた鶏肉を揚げて欲しいの」

 

「了解した」

 

そう言って隣に立って油の中に鶏肉を入れるえみやの横で私は鶏肉を卵に潜らせて小麦粉、片栗粉を着けるのを繰り返す

 

「君は、いつもこの量を1人で作っているのか?」

 

「まぁね。時々ジーク君とかが手伝ってくれるけど基本的に1人なの」

 

「そうか…………」

 

そう言って驚きながらもきちんと唐揚げを揚げるエミヤ

 

「なら、これからは私も手伝おう」

 

「正直ありがたいの、洗濯も掃除も全部1人でやってるから。まぁ、家事が好きなのもあるけどね」

 

「そ、そうか………それにしても不思議だな。まさか、中身が違えどイリヤとこのように調理をする時が来るとはな」

 

「私の事、怒ってたりしてない?」

 

「神からの説明をされたのでね、そういった感情はないさ。それに今の君はイリヤだろう?なら俺はイリヤや皆を守るだけだ」

 

「そっか」

 

そう言って少し安堵しつつ作業を続ける

 

「それにしても、唐揚げにゴマ油か……こんな物があるとはな」

 

「うん、ネットでレシピ見たときは凄く驚いたの」

 

そうして唐揚げを揚げ終わり、私は料理の乗った皿をテーブルに運んでいると

 

玄関の扉が開いた音がしたので玄関に向かう

 

「みんなお帰りー!」

 

「うむ、ただいまもどったぞイリヤ」

 

「ただいまイリヤ!」

 

「マスター、ただいま戻りました」

 

「やっと帰ってきたのだわ!」

 

「疲れましたね」

 

「はぁ、やっぱり疲れるわね。ねぇマアンナ?」

 

「お帰りみんな!」

 

そう言ってそれぞれのお弁当箱を貰い、台所に置いておき皆をテーブルに案内して、他のマーリン達にもご飯だと伝える

 

するとあっという間に料理の並んだテーブルに皆が並ぶ

 

「今日は、新しい家族が四人も出来たからいつもより沢山作ったの!だから、仲良く食べてね、じゃあ入ってきてー!」

 

そう言うとエミヤやお父さん、お母さん、ほむほむが入ってくる

 

「シロウ!?」

 

「セイバー!?そうか、君も召喚されてたのか」

 

「ほう、貴様まで来るとはな贋作者(フェイカー)

 

「英雄王、まさか貴殿まで召喚されているとわ」

 

「フッ、なぁに面白そうだったのでな」

 

「まさか、アーチャーの野郎までこっちにくるとわな」

 

「あら?どうしたのイシュタル?」

 

「何で……何であいつを見るとこんなにドキドキするのよ!?」

 

そんなstay night組、一方

 

「それにしても、パパとママまで来るなんて思ってなかったよ」

 

「フフ♪そうね、でもママはまたイリヤちゃん達に会えたから嬉しいわ♪」

 

「アイリの言う通り、でもボクもこれは驚いたな。まさかまた皆が揃って暮らせるなんてね」

 

「なんだろう、凄く聞き覚えのある名前が聞こえた気がするの」

 

「大丈夫、なのは?」

 

「うん、たぶん人違いなの」

 

うーん、皆が楽しそうで何より!

 

「それじゃ、食べよー!」

 

そう言うと皆が手を会わせる

 

『いただきまーす!』

 

そう言って皆でそれぞれご飯を食べる

 

皆、笑顔で楽しそう

 

今日のイリヤホームは平和です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マーリン、明日の準備は?」

 

「もちろん出来ているよ、あの2人を誘い込む魔術は完璧さ。さすがにボクもあの様子には少し頭にきてたからね、イリヤこそ準備は?」

 

「コイン200枚用意したの、全て撃ち込んでやるの」

 

「おーけー、さぁ復讐の話をはじめるとしようか」

 

 

 

 

 

 







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お前達撃つけどいいよね?答えは聞いてない、なの♪『うん、その通りよ』

皆さんは『鬼ごっこ』と呼ばれる遊びをご存知だろうか?

 

鬼ごっことは、数人の内1人が鬼役となり逃げる人を捕まえる

 

といった物で様々なルール、そして種類が存在する

 

そして今、通常ならばたくさんの人が行き来する街で2人の少女が走っていた。

 

1人は紅い髪をなびかせ、まるで恐竜から逃げているのではないかと錯覚するほどの表情をして走っている

 

もう1人はまるで魔法少女を連想するコスプレをした少女が先程の少女と同じような表情で走っていた

 

その時だ、少女達の耳にノリの良い音楽が聞こえ、次の瞬間

 

少女達の間を何かが高速で通りすぎて行く

 

そしてその何かは途中で融解し霧散する

 

思わず足を止めた少女と少女?は冷や汗を流しながら何かが飛んできた前方を見据える

 

すると少し先から1人の少女が歩いてくる

 

艦隊これくしょん、略して艦これの駆逐艦

 

響のコスプレを身に纏い、首もとにはヘッドフォンが下げられている

 

先程のノリの良い音楽は、どうやら少女の首にさげたヘッドフォンから音漏れした物のようだ

 

そんな少女は軽快なステップを踏み、たまに軽く踊るような動作で此方へと歩いてくる

 

いつもならば喜んで少女へと走り出す走り出す2人だが

 

何故かいまの少女達は彼女が此方へと歩いて来るにつれ、一歩一歩後ろへと下がっている

 

その時だ突如として少女が右腕を上へと掲げ

 

指ぱっちんを1つし、そのまま少女達へと指を指す

 

「あー♪みーつけた………それじゃあお仕置き、始めよっか?」

 

「「ひっキ、キャァアアアア!?」

 

そう、叫びながら走り出す少女と少女?たち

 

「あは♪ねぇ、撃ってい~い?」

 

一方、響のコスプレをした少女はポケットから一枚のコインを取り出して逃げていく少女達へと構える

 

「やめてぇ!?お願いだから許してぇ!!??」

 

「謝るからぁ!響コスの貴方を追いかけたことは謝るからやめてーー!?」

 

「うんうん、やめて欲しいんだ?」

 

「「やめてーーーー!?」」

 

「答えは聞いてない♪撃つね、レールガン」

 

少女の体からバチバチと言う音と共に、紫電が走る

 

その紫電がだんだんと少女の構えた右腕をへと集まる

 

「それじゃあ、バン!」

 

轟と言う音と共に少女の手から放たれる超電磁砲(レールガン)は赤い髪の少女の背中へと当たりそのまま転んでしまう

 

「あぐっ!?」

 

「リアスちゃん!?ぐふぅ!?」

 

そして少女から放たれた第二射撃が、振り返った魔法少女のコスプレの少女のお腹を容赦なく殴り付ける

 

少女はお腹を押さえて膝をつく

 

響コスの少女の片眼金色に光煜いている

 

ピン!と手の中のコインを弾いて別の手で掴みとり遊びながらふと口を開いた

 

「さすがなの、イリヤスフィール」

 

『まぁね、あれくらい簡単に予測出来るわ』

 

見れば2人が2人がどうにか立ち上がりまた走り出す

 

「あはは♪まだ逃げるんだ、そうでなきゃ」

 

『用意してたコインの意味がないものね』

 

「うん。撃つよ」

 

そう言って少女が再びコインを構える

 

『もう少し左寄りで、腕を少し下にを修正して』

 

頭の中に聞こえるもう1人の私のアドバイスに従い右手を構えてコインを弾き逃げた2人へと超電磁砲を放つ

 

『そのまま第二射撃よ、イリヤ』

 

「ナイスなのイリヤスフィール。ROCK ON、目標を狙い撃つの」

 

第一射、第二射で2人の足へと当たり2人が勢い良く転び動きが止まる

 

『次狙うのは?』

 

「肩」

 

 

そう言って更にコインを右手で構え左手でもコインを構える

 

「左肩は任せたの、イリヤスフィール」

 

『任せて、イリヤ』

 

すると、少女の左肩の感覚が一瞬だが消え何故か勝手に動き始める

 

『「じゃあ撃つね、超電磁砲(レールガン)』」

 

そうして彼女から再び二発の紫電が少女達へと向かう

 

まだまだ、地獄はここからのようだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからどれくらいたったのか、少女たちはたった1人の少女に地面にやられ倒れていた

 

もう逃げるほどの気力はない

 

そんな少女達に近付く1人の少女

 

少女はまず魔法少女のコスプレをした少女の顔付近にしゃがみこむ

 

魔法少女のコスプレをした少女は自分を見下ろす少女を黙って見つめる

 

本来ならその魔法少女のコスプレ少女からはちょうどスカートの中が見える位置であり、いつもならば動くが少女は動けない

 

少女は魔法少女?の顎を人差し指であげ目線を会わせる

 

少女?、セラフォルー・レヴィアタン

 

常に逃げ腰であり抵抗見せなかった少女にここまでされたことに酷く驚いていた

 

「ねぇ、どんな気持ち?いつもならこの位置で確実にスカートの中見に来るのに、見れないんだよ?その上いつも追いかけてる少女に叩きのめされてどんな気持ち?」

 

「うぅ…………」

 

「貴女、そういえば魔王なんだよね?そんな魔王様がぁ、こ~んなか弱い人間の女の子に負けるなんて、ザコ♡だよねぇ?ザーコ♡そう言えば、私を毎日追いかけてるなんて、貴女の眷族の皆が知ったらどう思うかな?きっと、引いちゃうよね?きっと離れてっちゃうんじゃないかなぁ?」

 

少女の罵倒に思わず涙目になる魔法少女、少女は満足したのか、少女から手を離し

 

そばに倒れ付しているもう1人の赤い髪の少女の目を見る

 

「んふふ~♪」

 

「くッ」

 

少女は先程と同じように顎を人差し指であげ目線を会わせる

 

「貴女は、この街を納めてる~すごい悪魔なんだよねぇ?なのに私………悪魔の眷族狩りのせいでで死にかけたんだけどぉ、どうしてくれるのかなぁ?それに、堕天使やらかま勝手に侵入してたよねぇ?それって管理で来てないってことだよねぇ?」

 

「………」

 

「ん?何も言えないのかなぁ?それってぇ~無能だよねぇ?無能♡無能♡むーのーうー♡」

 

「…………」

 

「あれれ?しかと?ならぁ、口調を変えてあげるよ?いつも私にもおねだりしてくるもんねぇ……………ねぇ、司令官?」

 

「ッ!」

 

そう言って少女は両手で少女の両頬を掴み目線を会わせ、絶対零度と錯覚する程の冷ややかな目で赤髪の少女を見る

 

赤髪の少女、リアス・グレモリーにとって

 

目の前の少女、ヘッドフォンさえ覗けば駆逐艦の響とは変わらない彼女から浴びせられた視線は、見事に彼女の心を揺すった

 

「司令官はこの街を管理することも出来ない無能なんだね?はぁ、全く駄目な司令官だ。そうだろう無能でダメダメな司令官♡」

 

「うぅ……………」

 

赤髪の少女までもが涙目に変わり、それを見た少女は満足そうに笑い

 

その場から軽快なステップを踏みながら離れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

窓から太陽の陽射しは私を照らし、まどかちゃんやほむらちゃん達はスマ□ラをしており下で楽しそうな声が響いている

 

私は家で少しエミヤに家事を任せ、自室にてクロエちゃんに膝枕してあげていた

 

そしてクロエちゃんは先程窓からの温かい陽射しと私の持った団扇で仰いでいたらいつの間にか眠っていた

 

私は空いた手でクロエちゃんを髪をすくように撫でる

 

はぁ、癒される

 

たまには家事を休んで、ゆっくりとするのもありかもなぁ

 

『はぁ、現実逃避しないで認めたら?』

 

うるさいのイリヤスフィール

 

あんなの、あんな性癖

 

私しらない!!

 

『へー、すごく楽しそうに罵倒してたけど』

 

昨日の私はきっとおかしかった

 

原作で聞いたことのある、()()()()()()でも入っちゃったんだ

 

うん、そうに違いないの

 

『そう、そう思うのは貴女の勝手だけど。それで、いつになったら私の事をみんなに話すのかしら?』

 

そ、それはまだ無理かな。

 

そう、今私が話しているのは

 

私の心の奥底にいた、本物のキャラ

 

Fate stay nightのイリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

少し前に私が冥界での特別LIVEをした日の夜に夢で初めて出会って初めてその存在をしったの

 

何でも私が転生した時から心の奥にいたらしく

 

過去に私の体の主導権を奪った事があったらしい

 

その時の事を聞いて私は思わず頭を抱えた

 

思いっきり私悪魔蹂躙しちゃってたよ!?

 

どうしよう………

 

で、でも悪魔が勝手に来て相手側が先に仕掛けてきたんだし

 

か、関係ないよね。

 

そう思いながら、私は彼女と話をし彼女を受け入れ、イリヤスフィールさんがそれを信じ今の形となっている

 

まぁ、受け入れるも何も私の方がイレギュラーなんだけどね

 

この事はまだ家族の誰にも話してない

 

そろそろ話すつもりではいる

 

だってさ、イリヤスフィールもたぶんエミヤやヘラクレスと話したいだろうし

 

今夜当たり、みんなに話してみようかな

 

そう思いながら私は膝でスヤスヤと眠るクロエちゃんの頭を撫で続けた

 

 

 

 






どうも皆さんイリヤです!!

この度、「ちいさな魔女」さんとコラボさせて頂きました!
そのコラボ話のあるちいさな魔女さんの作品
『東方怪獣娘ー怪獣を宿す幻想少女達ー』の
リンクはこちらです!↓↓↓https://syosetu.org/novel/248657/

面白いから是非とも読んでね!


ご愛読ありがとうございました!!

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今日はなんの日大乱闘の日

イリヤside

 

 

皆さんこんばんわ!

 

晩御飯食べてお腹一杯!オリヤです!!

 

ついでに言うと内なる私、イリヤスフィールはご飯の味や量に大変満足しておるのです!!

 

晩御飯後、私はみんなに集まってもらったの

 

「それで、一体全員を集めてどうしたというのだ?」

 

「みんなでスマ○ラ大会かな?」

 

「それだと優勝枠は絶対にジャックちゃんとマーリンさんでの対決だよねミユ」

 

「優勝賞品は?」

 

「まだ決まった訳じゃないでしょみんな」

 

うん、みんなゲーム好きだね!?

 

『まぁ、あれだけ盛り上がってたらやるわよ。私とイリヤの場合は《ホムラとヒカリ》よね』

 

何故!?まぁ、原作プレイしたことないけど使ってるキャラだけど

 

『私がヒカリで貴女がホムラ、2人で1人な私たちにピッタリじゃない?』

 

まぁそうだけど、その言い方だとライダーだよ

 

JとCだよ

 

「ギル兄、そしてみんな………知ってたんだよね」

 

「なんの事だ?」

 

そう言って私はイリヤスフィールに体を預ける

 

私の片眼が金色に光煜き、金と赤のオッドアイとなる

 

すると私の雰囲気が変わったのを感じたのか、ギル兄や他のみんなも警戒した様子を見せる

 

「『久しぶりね、きんぴか。それにセイバー」』

 

「な!?」

 

「お酒なしで表に!?」

 

「『イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。まぁセイバー達は知ってると思うけどいまの私は本物……第五次聖杯戦争の私よ」』

 

「ほ、本当にイリヤ……なのか?」

 

『「えぇ、久しぶりねシロウ。お姉ちゃんが見てない所ですっかり大きくなっちゃったわね。そしてキリツグとママも、まさか英霊になってるなんて、驚いたわ』」

 

「イリヤちゃん、まさかもう一度会えるなんて!!私嬉しいわ」

 

「あぁ、イリヤこそ。その体に宿っているとは知らなかった、驚いたよ」

 

すると話し終わったのかイリヤスフィールがプリヤ組の方を向く

 

『「そして、貴女が別の世界の私ね。あの時は怖がらせたわね。もうあんな事はしないから大丈夫よ、たぶんイリヤが許さないだろうしね』」

 

「うぇ!?は、はい………これが別の世界の私」

 

「なんか、イリヤともクロとも何処か違う」

 

「確かにそうね、まぁこれプラスいつものイリヤがいるんだから。別世界とかもう考えるの止めようかしら」

 

『「その方がいいわよクロエ』」

 

そう言ってイリヤフィールがクロエの頭を撫で、バーサーカーへと向き直る

 

『「バーサーカー』」

 

「■■■………」

 

『「会いたかったわ、これからよろしくね』」

 

そう言ってバーサーカー、ヘラクレスの手にイリヤスフィールの小さな手が触れる

 

「■■■■■!!」

 

やっぱり、この2人は会話なんていらない

 

そんなぐらい通じ会ってるね

 

するとイリヤスフィールはギル兄の方を向く

 

『「前に出てきたときは迷惑をかけたわ。もうしないし、貴女を兄と呼ぶイリヤとは和解したからもう心配はいらないわ』」

 

「まさか、イリヤがお前の存在を知っていたとはな」

 

『「少し前にね、ちょうどイリヤがLIVEを追えた夜だったかしら?その日に夢であったのよ。それでイリヤが私を受け入れた、そして私はイリヤのその言葉を信じた結果こんな感じになったのよ』」

 

「なるほどな、まさか自身で解決するとは思っていなかった」

 

『「それじゃ、私は体を返すわ』」

 

すると(イリヤ)ワタシ(イリヤスフィール)が入れ代わり私が表に出る

 

「こんな感じで、新しい家族の紹介?をするために集まってもらったの」

 

「なるほどな、まさか自身のオリジナルをこう簡単に仲間にするとは」

 

「まぁ、これで心配事が消えたんだしいいんじゃないかな?ギル」

 

「フッ、そうだなエルキドゥ。さてせっかく集まったんだ皆で大乱闘スマ○ラ大会でもやろうではないか!!」

 

「えぇ!?ツヴァイリヤの言ってた事が本当になった!?」

 

「やったぁ!ゲームだよお母さん!!」

 

【ネ○!】

 

「さて、たまにはボクも本気を出すとするかな。ル○レ!」

 

【ル○レ!!】

 

「我、忘れられてる?」

 

「まぁ、ここで活躍すればいいんじゃないかな?オーフィスちゃん。私は、冨岡さん!お願い!!」

 

【クラ○ド!】

 

「がんばる、カ○イ」

 

【カ○イ!】

 

「私はプ○ンなの!て、フェイトちゃん!?そのひと声優同じだけど違うよ!?」

 

【プ○ン!】

 

「いくよカー○ィ!」

 

【カー○ィ!】

 

「メタナ○ト、ツヴァイリヤとがんばるよ」

 

【メタナ○ト!】

 

「シロウ、一緒にがんばろー。」

 

【むら○と!】

 

「がんばろ、ほむらちゃん!」

 

【ピ○ト!】

 

「えぇ!狙うのは一位よ!」

 

【ベヨ○ッタ!】

 

「騎士として、正々堂々と行きます!」

 

【マ○ス!】

 

「楽しみましょう、ジーク君」

 

【ゼ○ダ】

 

「あぁ、この身で何処までいけるか分からないが全力で挑もう」

 

【リ○ク!】

 

「たまには、手を組むのはどうかしら?」

 

【サ○ス】

 

「良いのだわ」

 

【ピ○ュウ】

 

みんな何処からゲームのコントローラー取り出したの!?

 

てかみんな結構ガチ!?

 

「俺らはゲームとかわかんねぇからこっから見てるぞ~、おいアーチャー酒くれよ酒」

 

「ふ、まぁ今日くらいは何時もより飲んでも良いだろう。いま用意する」

 

「イリヤちゃん達!ママとパパはここで応援してるわよー!がんばってー!」

 

『私たちも負けてられないわよ、イリヤ?』

 

う、うん。

 

「や、やってやるの~!」

 

【ホ○ラ&ヒ○リ!】

 

ゲーマーでも騎士でも天使でも剣士でもかかってこいやー!

 

~~ゲーム後~~

 

負けました、やっぱりガチのゲーマーの2人に勝てるわけないヨネ

 

『おかしいわよ、何で昔の宮廷魔術師かあんなに強いのよ。しかもあのアサシン、楽しそうに私達に炎連射してきたわよ?』

 

最後までは残ったんだけどね

 

『今度やるときはリベンジを果たすわよ、イリヤ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、イリヤがイリヤスフィールと対話したのなら例の物を作り上げ早めに渡した方が良いか………ふっ、これでイリヤは誰からも傷つけられぬな」

 

「ギル、そろそろ僕らも参加しないかい?彼らの試合を見てると僕のゲーマーとしての気持ちが刺激されて仕方ないんだ」

 

「ならば、参ろうか友よ。次に会うのは乱闘での1or1だ!」

 

「蹂躙だね、分かるとも」

 

 

 

 

 

 




どうも皆さん!
みんなのアイドル、イリヤと!
ゆ、雪の妖精イリヤスフィールよ!
今回は2人でとある曲を替え歌して私達風にしたの!
したに歌詞と曲名、元ネタをのせておくわ
是非誰か作って……げふんげふん!!この歌詞を思い浮かべながら聞いてみてね!!

───『曲名』Double-Action type if───

『元ネタ』Double-Action Strike form
※注意、表記の意味は□→オリヤ
          ■→イリヤスフィール
          □■→2人で
それでは、どうぞ!!


□内なる ワタシから見れば
 今の自分は多分
 考えなし ただのフェイク
 愚かに見えるかも…
 Right now

■目の前にあるもの
 それは大切なもの、だけど私いつだって
 見ているだけで気付かれない…
 それぞれの仲間との

□結ばれてきた絆

■そこに

□いる人全部は

□■奇跡かもしれない…
 こぼれ落ちる砂のように
 目の前から 消える前に
 動き出そうよ Double-Action

□私と

■ワタシが

□■2人で戦う時

■後戻りは出来ないこと
 知ってるなら きっと
 後回しにも 出来ないと
 気付かなきゃいけない
 Right now

□想い伝えて
 どちらが「本物」かなんて…
 私にも君にもわからない、混乱する
 私は貴方を受け入れる

■貴方の言葉信じる
 今こそ共に家族、守り抜け

□■ふたりの願い 重なるとき
 最高に強くなれる
 ずっとずっと Double-Action

□私と

■ワタシ

□■誰にも止められない

□2人ZEROからのスタート

■2人一緒の道を行く

□そんなifの世界は

■こんな身近な場所にある…さ

□■こぼれ落ちる砂のように
 目の前から 消える前に
 動き出そうよ Double-Action

□私と

■ワタシの

□■2人で
 ふたつの思い 重なるとき
 最高に強くなれる
 ずっとずっと Double-Action

□「私」

■「ワタシ」

□■誰にも止められない

───────────────────

こんな感じなの!!
レコーディング大変だったわね

みんな、ご愛読ありがとうございましたなの!

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宇宙から隕石が振ってきた。イリヤはギル兄から力を与えられた

アンケート結果や色々と考えた結果、こうなりました


イリヤside

 

 

どうも皆さん!夏休みを全力で楽しんでたイリヤです!!

 

(そんなイリヤを見て微笑んでいたイリヤスフィールよ)

 

さて、何故さっきから過去形になっていたかと言うと

 

『緊急ニュースです!?宇宙から隕石が地球へと近付いていると言う情報が届きました!?な、なんでも今日中に地球へと確実に当たるらしく───』

 

はい、夏休みも関係なく全てが終わりそうです

 

短い人生だったなぁ

 

(いやいや、金ぴかやセイバー……てか貴女のサーヴァント全員の宝具使えば壊せるじゃない。

貴女に至ってはセイバーのカードをインクルードしてエクスカリバーすれば良いし)

 

あ、確かに

 

考えてみればなのはちゃんのスターライトブレイカーとか色々と方法はあるね

 

でも、隕石を壊すとしたら宇宙で壊さないとダメだよね?

 

流石にサーヴァントでも空気がないとダメじゃない?

 

(た、確かにそうかも………)

 

うん、窓から外をみれば周りを歩いてた人が大パニックしてるの

 

叫んでる人、泣き崩れる人、笑いながら涙を流す人

 

うん、カオスなの

 

(まあ、急にあんなニュースが流れたら誰だってそうなる………と思うけどあれは可笑しい)

 

ピンポーン!

 

「お客さんだ、こんな時に誰だろ?」

 

畳んでいた洗濯物を一度置き、ドアを開ける

 

そこには何故か沢山の荷物を持ったお隣さんの塔城小猫ちゃんと塔城黒歌

 

「どちらさま、塔城ちゃんと黒歌さん?」

 

「やっほーイリにゃん、黒歌お姉ちゃんが来たにゃんよ」

 

「来ました」

 

あれ、意外と二人は普通?

 

「どうしたの急に?」

 

「いや、さっきニュースが流れたでしょ?ならお隣のみんなと残りの時間を過ごした方が楽しいだろうなぁって思ったにゃん。」

 

「なので、今日から少しの間お世話になります。先輩」

 

「え……あ、うん。取り敢えず中にどうぞ」

 

そう言って中に二人を入れて、先ほどまで洗濯物を畳んでいたリビングに通して取り敢えずお茶を入れる

 

「それにしても、大変な事になったにゃんねぇ」

 

お茶を一口飲んだ黒歌さんが口を開いた

 

「あ~、まぁ確かにそうですね」

 

まぁ、ほぼみんなが絶望してるしね

 

「いやぁ、映画みたいに何処かの国がミサイルとか用意してないかなにゃあ」

 

「確かに、そんな事が会ったらいいのにね~」

 

そう言って私もお茶を飲み、洗濯物を畳む

 

「あ、そう言えば昨日作ったチョコクッキーの残りがあるから持ってくるね」

 

そう言って台所の冷蔵庫から昨日の余ったチョコクッキーをとって来てテーブルに置く

 

すぐに小猫ちゃんがクッキーを1つ口に入れる

 

すると、何故か小猫ちゃんの周りにポヤポヤしたものが浮かび凄く可愛い笑顔を見せる

 

うん、癒しです!!

 

黒歌さんも小猫ちゃんを見て優しい笑顔を浮かべています

 

そう言えばさっきのニュースってギルギルインテリジェンスに入ってるよね?

 

卯月ちゃんやみりあちゃん、アリスちゃん達大丈夫かなぁ?

 

泣いてたりパニックになってないと良いんだけど

 

ピンポーン!

 

(またお客さん?)

 

みたいだね

 

「ちょっと言ってくるね、ゆっくりしていってね二人とも」

 

そう言って玄関に向かうも何故かサングラスをかけてマスクをして深く帽子を被ったエルキドゥがいた

 

うん、服はオシャレな奴だけど腰まで伸びる髪で分かるからね?

 

「エル兄?」

 

「人違いだよ。イリヤさんにお届けものです」

 

そう言ってエル兄が差し出す封筒を取り敢えず受け取ってみる

 

「それじゃ失礼するよ」

 

そう言って素早く去っていくエル兄を取り敢えず呆然と見た私は家のなかに戻って二人の待つリビングへと戻る

 

「なに?郵便屋さんでも来たの?こんな時に?」

 

「う、うん。そうみたい」

 

そう言いながら封を切って中身を見る

 

これは手紙と、写真?

 

誰からだろう?

 

取り敢えず手紙を開いてみる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

 

来い

 

 

 

 

 

 

ギルガメッシュ

 

 

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(……………………エヴァ?)

 

い、いやそんなわけ無いよ

 

いくら新劇場版がやってるからってそんなこと無いに決まってるよ

 

き、急用で急いでギルギルインテリジェンスに来いって事?

 

そう思いながら、もう1つの封筒に入っていた写真を取り出す

 

「…………………何してるの?」

 

そこにはエレちゃんが水着姿で此方へと微笑んでいる写真

 

何故か『今から迎えにいくのだわ』と言うマジックペンで描かれたらしき文字と口紅でつけたと思われるキスマークがついていた

 

うん、前世の男の子とかなら喉から手が出るほど欲しいんだろうけど………女の子の私に渡されてもなぁ

 

そう考えていると、また家のチャイムがなった

 

まさか、だよね?

 

(貴女の記憶通りなら、確定じゃない?)

 

「さっきから沢山人が来るにゃんねぇ……」

 

「家の留守は任せてください」

 

「あ、お願いね。ちょっと行ってきます」

 

そう言って部屋を出て玄関に出ると私の目の前には何故かスーツを来てツインテールの髪をストレートにしてサングラスを描けたエレちゃんが立っていた

 

エレちゃんの後ろには黒い車も止まっている

 

「迎えに来たのだわ、イリヤ。さ、車に乗って」

 

ねぇ、いつの間に免許とったの?教えてよ、祝うから

 

頼むから報告して欲しいの

 

取り敢えず助手席に座ってシートベルトを閉める

 

「え、えーとエレちゃん?」

 

「何かしら?」

 

「な、何でそんな格好なの?」

 

「社長命令なのだわ」

 

「あの写真も?」

 

「社長命令なのだわ!!」

 

そ、そんなに必死に否定することが無いと思うの

 

それにしても、ギル兄一体どうしたんだろ?

 

急に呼び出してくるなんて、いうもなら携帯で電話してくるのに

 

(あの金ぴか、一体何を考えてるのかしら?)

 

さ、さぁ?ギル兄の考えなんて私なんかが読めるわけ無いし

 

そう考えているとギルギルインテリジェンスの前に着いた

 

が何故か会社の裏側に車が進んで行き、停車した

 

「降りるのだわ」

 

エレちゃんの指示に従って車から降りてギルギルインテリジェンスの裏口から社内に入りエレベーターの中に入る

 

そう言えば、私ギルギルインテリジェンスの裏口から入るのって始めてかも

 

「コマンド入力、1!3!5!」

 

エレちゃんがエレベーターのボタンをそう言ってボタンを押す

 

「なに言ってるのエレちゃん?」

 

そう言った瞬間だった

 

急にエレベーターが()()()()()()()()

 

「え!?確かギルギルインテリジェンスって地下無かったよね!?」

 

「えぇ、表向きはそうなのだわ」

 

すると、チン!と言う音と共にエレベーターの扉が空く

 

すると、目の前に開発室のような場所が広がっており沢山の天使や悪魔、堕天使が何かを開発していた

 

「ぇ、えええええけえええええ!?なにこれ!?凄いカッコいい!!」

 

叫んだせいか、その場にいた沢山の堕天使や悪魔、天使達が此方を向き急に背筋を伸ばして私に頭を下げだした

 

『いらっしゃいませ!イリヤ様!!我々一同、貴女様に会え。恐悦至極でございます!!』

 

ど、どう言うこと!?

 

「ふっ、来たかイリヤ」

 

そう言って何故かサングラスと白い手袋をしたギル兄が歩いてきた

 

「ぎ、ギル兄!ここってなに?それにこの人達は………」

 

「少し前に、『素晴らしきイリヤ様の会』『SONG』『駒王ツァー』のもの達を勧誘したのだ、我が社で働かないかとな。そうしたら、こうなったと言う訳だ」

 

「な、なるほど」

 

そう言えばそんな団体がいたってギル兄が言ってたっけ?

 

「そ、それで何で私を急に呼んだの?」

 

「ふっ、先ほど何やら面白いニュースをやっていたな。なんでも地球に隕石が落ちてくるのだと」

 

「う、うん」

 

「お前の為にとある物を開発していてな。そのアイテムの試し打ちで、いま来ている隕石を破壊するのだ」

 

「へ?」

 

私が、隕石を、破壊する?

 

試し打ちで?

 

うっそーん、地球の3分の2はある隕石だよ!?不可能だよ!?

 

「そ、それならギル兄が宝具使えばいいんじゃ………」

 

「戯け、我の宝具は宇宙までは届かん。着いてこい」

 

そう言ってギル兄が歩いていくのに着いていくとシャッターの降りて中が見えないガラスがあった

 

そこで止まると、ギル兄が近くの堕天使さんの方を向くと堕天使さんは頷いて手元のアイパッドを操作する

 

すると目の前のシャッターが上がり部屋に私ぐらいの身長の何かが置かれていた

 

青をメインとしたカラーリング

 

左肩にセットされた大きな盾

 

大きな盾にセットされている翡翠色に光る刃

 

胸の中央に翡翠色に光り輝く丸い装甲

 

頭部には四本の角のようなアンテナ

 

うん、どう見ても

 

「タブルオー………クアンタ」

 

そう、前世に見たガンダム00の劇場版で主人公が乗ってた機体

 

対話を目指す主人公の為に作られたとも言われるガンダムダブルオークアンタが私くらいのサイズで目の前にあった

 

でもどっちかと言うとダブルオークアンタに至っては装甲少女みたいに体にまとう感じだ

 

「イリヤ、お前にはあの特殊G装甲クアンタを与えよう!」

 

「な、何でこんな危ないもの作っちゃってたの!?」

 

「お前がもしあの悪魔や堕天使どもに襲われても大丈夫なようその時から長い時間をかけて製作していた。たが和平が結ばれた今、試し打ち出来る物がいない」

 

「試し打ちってまさか!?」

 

「あぁ、トランザムライザーソードだ。そこで必要なエネルギはお前の持つイージスの魔力を粒子として発生させて使う」

 

「な、なるほど。それなら確かにあの隕石を壊せる………でも地球の近くに来ないと狙えないよ?」

 

「あの装甲を纏えば、口部分が開いていても呼吸ができ宇宙での活動も可能なアイテムだ」

 

「なにそのハイテクで凄いアイテム」

 

「もともとお前を奴らからの追跡から逃がすため、飛行での高速移動も考慮して製作したからな」

 

確かにトランザムとか粒子化とか出来るけど、私が粒子化は無理だよ

 

「何でガンダム?」

 

「我の趣味だ」

 

そう言えばギル兄って休日はよくプラモデル作ってたりしてたっけ?

 

(確か冬木でもそうだったわね………)

 

すると急に部屋の中にあるガンダムダブルオークアンタ装甲?が光になって一ヶ所に収束し始めた

 

「え!?な、何が起きてるの!?」

 

「なに、あの状態では持ち運びが不便だ。故に待機形態にしてお前に渡す」

 

すると一人があの部屋でアイテムの収束された物を回収しアタッシュケースに入れる

 

そして部屋から出てギル兄の近くに走ってきた

 

「社長、イリヤお嬢様、此方を」

 

そう言ってさっきのアタッシュケースを開くとガンダム00の組織

 

ソレスタルビーイングのロゴにチェーンの着いたネックレス

 

ギル兄、どこまで原作再現?

 

確かに持ち運びしやすいけどさ

 

「クアンタを展開するときはそのネックレスに触れ『クアンタ』と唱えれば良い」

 

「そ、それで私にあの隕石を壊しに言ってこいと?」

 

「あぁ。大気圏を単独で突破できるし、装甲で温度調節は完璧だ。ソードビットの操作はイリヤスフィールの方に任せれば良い。」

 

(なんか私まで巻き込まれたわね、まぁまだ生きていたいし手伝うわイリヤ)

 

「それでは、早速行けイリヤ!」

 

「れ、練習無し!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は隕石を破壊するために宇宙へと上がるためギルギルインテリジェンスの屋上に来ていた

 

高度が高いせいか、風が強く吹いている

 

近くにはギル兄達他のギルギルインテリジェンスのサーヴァント達

 

そして数人の天使や堕天使に、悪魔

 

私は一度行きを吐き、空気を吸って首から下げているネックレスを口元に運び、口を開く

 

「目覚めて、クアンタ」

 

するとネックレスが発行し粒子となり、分解した粒子が様々な形になって身体中に展開されていく

 

そして最後に私の右手には光る刀身が装備されていた

 

「クアンタ、展開されました!!」

 

うん、なんだかネットのイラストで良く見るクアンタの擬人化イラストみたいになってるの

 

「数値、全て安定。魔力のGN粒子化、問題ありません!!」

 

「さて、私の出番のようだな。

 

祝え!!今、この地球を救うため、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは大いなる力を手にし真の救世主となった!!

 

そう言ってギルギルインテリジェンス所属のウウォーズさんが社内に聞こえるほどの声量で叫ぶ

 

これ、卯月ちゃん達に聞こえてないかな?南条光ちゃんとか見たら目を輝かせて飛んできそう

 

「イリヤ、GNソードビットを展開しショートカットしていけ。戻ってきたら盛大に祝うとしよう!俺の会社でな、好きな奴らを連れてこい!!」

 

「早く戻ってきてね、イリヤ!」

 

「応援しています、イリヤ」

 

「主よ、どうか我がマスターを導いてください」

 

いくよ、イリヤスフィール

 

(えぇ、サポートは任せなさい)

 

「イリヤ、Gクアンタ……いってきます!!」

 

そう言って私は走り助走を着けてジャンプする

 

ギル兄が頭のなかで考えた通りに飛べるって言ってたので劇中のように飛ぶイメージをする

 

すると、私の背中にセットされた魔力変換疑似太陽炉から翡翠色の粒子を出しながらどんどん真上へと飛んでいく

 

「本当に苦しくないし寒くもない………イリヤスフィール!」

 

(分かったわ、ソードビット展開!)

 

私の左肩のGNシールドにセットされた6つのソードビットが離れ私の真上に環状に展開され何故か発動できるらしい粒子ワープのゲートを作り出す

 

「『ここから、宇宙へ」』

 

ワープ内を通るとあっという間に宇宙にいた

 

後ろには青と翠の綺麗な地球が広がっていた

 

『綺麗……地球ってこんなに綺麗だったんだ………』

 

「そうだね、イリヤスフィール」

 

そう言って目の前には迫ってきている大きな隕石へと右手のGNソードⅤを構える

 

「『いくの/わよ」』

 

GNソードⅤに6つのソードビットが連結し大きな剣となる

 

GNソードⅤを真上に掲げ、左手で右手を支える

 

宇宙空間だからか

 

「イリヤスフィール!イージスに溜めてた魔力を全て使う!!」

 

『了解よ、イージスの魔力をクアンタに接続』

 

「『トランザム!!」』

 

体が赤く発光して胸の所に装着された魔力変換疑似太陽炉に00と表示される

 

剣先が割れ、大きなビームサーベル

 

ライザーソードとなる

 

「これなら!!」

 

『いっせーのーで!!』

 

右手の剣を振り下ろし隕石をまっぷたつにする

 

これで切れた破片が左右へと広がり地球への激突は免れるはずでも足りないもっと切らないと

 

『「トランザム、ライザー!!』」

 

真上に振り上げたライザーソードをさらに横に凪払うように古い

 

さらに切り、隕石を四つに斬り地球に向かわないようする

 

四つに切り分けた隕石を消滅させる

 

「イリヤスフィール!イージスの魔力の残りは!!」

 

『あと光ってる宝石は二つ、帰るときの魔力を残すとしたらあと1つは削れるわ』

 

「なら全部使って行くよ!!」

 

だってあの時、私決めたんだ

 

あのエクスカリバー事件の時に『この街も、皆も!私が守る!私はもう、何も諦めない!!』って。

 

……………あの切り分けられた隕石の中に緑色の虫とか金属生命体とか入ってないよね?

 

トランザムを継続させ、GNバスターソードをバスターライフルモードに変えトリガーを引く

 

すると極太のビームが放たれ切り離した四つの隕石のうち1つを更に細かく破壊する

 

これでもし地球に降りるとしても大気圏を突入して摩擦で燃え尽きるはず

 

「『この調子で全部破壊するの!!」』

 

そう言って私はすべての隕石だったもの達を破壊する

 

ふう、これでどうにかなりそうだね

 

(えぇ、そうね。イージスの残りはあと少ししかないわ。粒子ワープは出来そうだけど、座標が安定しないわね。トランザムを長時間使ったからかしら?地球にたどりつけるかどうか分からないわ………)

 

「そっか、でも残量が無くなるよりはその方が良い、ワープするよ」

 

そう言って私は残った魔力で粒子ワープのゲートを作り出しその中に入ったのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルギルインテリジェンスでは大きなパーティーが開かれていた

 

沢山の人達は()()()()()()()()()()()()()()の情報を知り

 

この地球が滅亡しないこと、明日を生きていられることを祝い笑いあっていた

 

たが、社長室にてギルガメッシュは顔を歪め外を見ていた

 

「何故だ、何故戻ってこない………イリヤ!!」

 

本来なら自分の横で菓子を食べて笑っているはずの少女

 

イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは()()()()()()()()()

 

 

 

 

 





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溺れかけましたが、生きてます

イリヤside

 

 

一か八かで目の前のワープホールを抜け、目の前には見えたのは青く澄んだ綺麗な青空、光り輝く太陽だった

 

「やった!これ、地球に戻ってこれ──」

 

(イリヤ!!もうクアンタに接続した魔力が!!)

 

そのときだ。突如として体が光り、クアンタのアーマー達がネックレスに戻った

 

「へ?」

 

そう言えば目の前には空が広がってる、私は何処に立ってたんだろ?

 

ふと足元を見ると、下は青一色で埋め尽くされていて、時折魚が跳ねている海面が少し遠くに見える

 

って事は?

 

Q,私がいる場所は?

 

空中+クアンタ解除=飛べない

 

真下=海

 

A,落下

 

「い、キャァァァアアアアアアアアア!!??」

 

はい、海にらっかぁぁぁぁあ!?

 

(イリヤ!!幸いにしても下は海よ、せめて頭から落ちなければ大丈夫よ!!)

 

そ、そう言う問題!?

 

前世から絶叫系が苦手な私無理ぃー!!

 

落下で髪があばれ、そして着水

 

水に叩きつけられ、想像以上に痛かったために意識を持っていかれそうだったのを、どうにか堪えて目を開く

 

泡が頭上へと上がっていくのが見える

 

あ、私一応水中で目を開けるので海とかプールは大丈夫です

 

服が重い、でもどうにかなりそうね

 

取り敢えず上に向かって近くに陸が無いか見てみよう

 

そう思い上へと泳いでいく。あんまり下の方に落ちてなかったからか、思ってたより早く海面に出れるかも

 

それにしてもこの海、凄く広いなぁ

 

これ近くに地上無かったらどうしよ?

 

(とにかく、上がってみないと分からないわね)

 

あと少しで海面に出る、そう思ったその時だった

 

私の足を何かが掴んだ

 

「ん?」

 

タコか何か?

 

そう思い下を見ると、真っ黒いフード付きの服を着ている、真っ白な髪に蒼い瞳の女の子が私の足を掴んでいた

 

しかも少女には大きな尻尾のような物が生えていた

 

私と少女の目が会う

 

少女は私へと笑いながら、私の足を掴んでいない方の手を振ってきた

 

何で水中なのにあんなに早く手を振れるの?

 

取り敢えず手を振り返してみる

 

すると少女がニコッと笑った、次の瞬間

 

その蒼眼はそのままで、歯を見せるように笑った

 

その笑みに、私は何故か背筋に凍るものを感じた

 

取り敢えず上に上がろうとして上を見た瞬間

 

「ごぽっ!?」

 

さっきの子に足を引っ張られ沈む

 

思わず口を開いたために空気が漏れてしまい、口のなかに海水が流れ込む

 

足をバタつかせてどうにか上を目指すが、片足を掴まれてうまく上がれず、片腕を海面上に出すので精一杯だ

 

空気が吸えず苦しくなる

 

(イリヤ!!ガンドは!?)

 

習って、ないの…………

 

水を吸って重くなった服を着て泳ぐことによる疲労、体内から消えていく酸素による苦しさ、

 

冷えていく体。

 

だんだんと私の意識が薄れていく

 

その時だ、急に足を掴んでいた女の子が手を放し自由になる

 

でも、もう上がるだけの気力はない

 

帰りたい、みんなのいる家に

 

まっててみんな、いま直ぐかえって

 

ご飯をつく、るか………ら……………

 

 

 

 

「大丈夫!?」

 

 

 

 

意識を失う直前、私は誰かに、何かを言われた気がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

 

「ふぅ、今日の資材は十分集まったね」

 

「そうね。もっともーっと建造して仲間を増やさないとね!!」

 

「今日も頑張ったのです!!」

 

「それにしても、深海棲艦が一体も出ないなんて珍しいわね……」

 

海上を、まるでスケートのように滑る少女達がいた

 

腰ぐらいまで伸びる紺色の髪に薄紫色の瞳、セーラー服を着用し前鍔のある紺色の帽子を被った少女

 

暁型駆逐艦1番艦、暁

 

腰まで伸びる銀髪に青い瞳、セーラー服を着用し、頭に先程の少女と同じ前鍔のある帽子を被った少女

 

暁型駆逐艦2番艦、響

 

癖のある茶髪のボブヘアーに薄茶色の瞳、セーラー服を着用した少女

 

暁型駆逐艦3番艦、雷

 

茶髪の長髪をアップヘアーに束ねており、金色の瞳にセーラー服を着用している少女

 

暁型駆逐艦4番艦、電

 

第六駆逐隊と呼ばれる艦娘の少女達は、現在

 

海上にて様々な資材を入手するため、海に来ていた

 

「それにしても、最初の艦が私達だけって、司令官はある意味凄いのです」

 

「そうね~、そう言う運でも持ってたのかしら?」

 

「ッ!?……………」

 

その時だ。響の目にあり得ない光景が見えた気がした

 

「ん?響どうしたの?」

 

響は一度目を瞑り、目を開いて同じ場所を凝視する

 

先程、海上から手が見えていた気がしたのだ

 

「響?深海戦艦がいたの?」

 

「いや、たぶん見間違えだ───」

 

その時だ。水面から人のものと思われる手が出ているのが見えた

 

次の瞬間、響はその手が見えた場所へと駆けていた

 

「響!?」

 

「ちょっ!?どこいくの!?」

 

響には間違いなく、見えていた

 

自分と同じ位の小さな手が、海面から出ていたのが

 

響が近付き、あと少しといった、その時

 

その手は急に力が抜けたように海中へと沈んでいく

 

(間に合え!)

 

見える手が今に沈みそうな時、響は自身の服が濡れることを気にせず片手を海中へと沈める

 

そしてその手をしっかりと掴み引き上げた

 

彼女の容姿からは考えられないほどの力。だが、響たち艦娘には、そのようなことは簡単なのだ

 

その場に到着した少女達は、響が駆け出した意味を知った

 

響が引き上げたのは、下半身はまだ浸かっているが、響と同じ銀色の髪に、真っ白な肌の少女

 

首にはネックレスがかかっており、手首にはブレスレットのような物が付けられている

 

「に、人間!?」

 

「ど、どうなってるの!?」

 

そう慌てる暁と雷だが、響は、少女の胸に耳を当てた。心音がはっきりと聞こえ、それは、目の前の少女がまだ生きていることを表していた

 

「大丈夫、まだ生きてる!」

 

「と、とにかく帰って司令官に報告するのです!!」

 

「そ、そうね!その方が良いわ!」

 

そう言って響と暁で少女を持ち上げ、肩に少女の手を組ませて2人で運ぶ

 

鎮守府に着いた第六駆逐隊の少女達は、直ぐに彼女らの提督である女性に声をかけ、少女の事を話した

 

その後、提督は海水で濡れていた少女の服を脱がせ、清潔のため、風呂で体と髪を洗った

 

その後、少女の服が乾くまでと言う事で駆逐艦のセーラー服を着せ、客室のベッドへと運んだ

 

「それにしても、まさか海の……しかも沖の方で溺れていたなんて」

 

「信じられないかい?」

 

「いや、信じられないと言うよりは何故、と言う方が大きいな」

 

「そうだね。このご時世だと漁業すら大変だし、外国との交易も滅多にない。それほど深海棲艦が危険だと言うことだし、まさか泳ぎに来てるなんて考えられないよ」

 

「だとするとあの少女は一体、何故あの場所に…………」

 

「とにかく、目覚めるまで待つしか無さそうね」

 

「あぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

「知らない天井だ………………」

 

目が覚めた私は思わずそう呟いた

 

うん、ここは何処だろう?

 

確か私は海で溺れてたはずなんだけど、居合わせた人が助けてくれたのかな?

 

そう思いながら体を起こす

 

「あれ?服が変わってる」

 

確か、私は駒王学園の制服を着ていたはずなんだけど

 

ふと自分の右手と、そして首もとを触る

 

「クアンタとイージスがない!?」

 

不味い、あれが無いと私は…………

 

(落ち着きなさい、イリヤ)

 

そう言って目の前に半透明なイリヤスフィールが表れた

 

てか、そんなことできたの?

 

私聞いてないんだけど、なに?カードの精霊とかスタンド的なポジション?

 

『そうですよイリヤさ~ん』

 

「へ?ルビー!?」

 

そうそして私の回りに何故かカレイドステッキ、マジカルルビーが浮かんでいた

 

『そうですよぉ!おはようからお休みまで貴方のそばにいるルビーちゃんです!』

 

「アハハ、でも何でルビーがここに?クアンタの時は連れてきてないと思ってたんだけど」

 

『ふふふ、甘いですよイリヤさん!私なら簡単!ちょちょっと貴方の服のポケットに転移しただけです!!』

 

うん、ちょちょっと出来ることじゃないよね?それ

 

てか

 

「ルビーがあの時出てきてくれれば私海に落ちなくて済んだんじゃない!?何で出てきてくれなかったのルビー!私凄く怖い思いしたんだからね!!」

 

そう言って私は、ステッキを両手で掴んで揺する

 

『落ち着いて下さいよ~ただ、たまにはイリヤさんの悲鳴を聞きたいなぁって思いまして~!最近は何かと出番が無かったし、たまには私だって目立ちたいんですよ!!』

 

「うん、イリヤスフィール」

 

(やっちゃおう、このステッキ)

 

その時だ、急にルビーが魔術で透明化したと思ったら部屋の入り口から凄く見覚えのある子が入ってきた

 

「目覚めたようだね」

 

「元気そうで良かったのです!」

 

「は、はい」

 

その子は銀髪を腰まで伸ばし紺色の帽子を被っている少女

 

そう、目の前に居るのは私がよくコスプレしていた

 

暁型駆逐艦2番艦、響

 

そして暁型駆逐艦4番艦、電

 

もしかして、イリヤスフィール

 

これって

 

(えぇ、想定外の事態よ。まさかクアンタの粒子ワープで世界を越えてしまうなんて)

 

じゃあ、ここって

 

艦これの世界ナノォオオオオオオオオオオオオオオ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拝啓、ギル兄達へ

 

帰るの、凄く時間がかかりそうです

 

 

 




どうも皆さん!イリヤです!!

実は新しく塔城小猫ちゃんヒロインの新作を出しました

名前は『ボクと小猫の5日間』!是非読んでみてね!

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うぁ!? ぐぅ……ELCの意識がぁ!?『何してるのイリヤスフィール?』

 

イリヤside

 

 

どうも皆さん、可愛い第六駆逐隊のキャラしか知識がない艦これの世界に転移して絶賛頭を抱えているイリヤです!

 

(同じく頭を抱えているイリヤスフィールよ)

 

クアンタの粒子ワープの行き先が不安定だからって、まさかの別世界にワープとかそんなの聞いてないよ

 

てかそんな偶然あるの!?

 

てか粒子ワープをするとして、自分の世界に帰るまで幾つの世界を渡れば良いんだろ?

 

(知らないわ、とにかくワープし続けるしかないと思うわ)

 

だ、だよねぇ

 

あれから響ちゃんと電ちゃんが司令官を呼んでくると言って響ちゃんの方が部屋を出ていった

 

てか艦これの世界にあまり詳しくないんだけど、確か世界大戦途中に深海棲艦?って言うのが現れて大変になってそれで、艦娘が生まれてって話だっけ?

 

うーん、私は二次創作の艦これで有名なぶ、ブラック鎮守府?のイメージが大きいの

 

てか、もし海の中にイージスとクアンタ落ちてたら終わるんですけど

 

もうあの海には潜りたくないかなぁ

 

だってあの幽霊(?)にまた襲われたくない

 

取り敢えず近くにいる電ちゃんに話を聞けば良いのかな?

 

「あの、突然頭を抱えてましたけど……大丈夫?」

 

「あ、はい。あの、貴方は?」

 

「私は電なのです、大丈夫そうで良かったのです」

 

そう言って電が安堵したような表情を浮かべる

 

「その電ちゃん?、私のクア……ネックレスとブレスレットが何処にあるか知らない?」

 

「ネックレス?それなら確か司令官が預かってるのです」

 

「そ、そうなの………」

 

取り敢えずその人に話して先にクアンタとイージスを返して貰わないと

 

それと暫くは何処か働く場所と住む場所を探さないと

 

イージスのブレスレットの魔力がどれくらい回復してるか確認できないし

 

もしかしたら龍脈?だっけ?そのに言って魔力を手に入れないとかなぁ

 

そう考えてため息を付く

 

あれ?確か艦これの鎮守府?って確か………軍人、だよね?

 

私、終わるのでは?

 

艦これの世界って確か海とか勝手に出ちゃだめだったきがするんですけど

 

そう考えていると、ドアが開き髪をポニーテールにした軍服の女の人が入ってきた

 

「司令官!」

 

「お待たせしてすまない」

 

この人が、この場所の提督

 

思ったより少し怖い感じがするが先にこれだけは優先しないと

 

「名乗るのが遅れたな、私は────」

 

「あの!!」

 

「ん?」

 

思ったより大きな声が出た

 

一緒に入ってきた響ちゃんに電ちゃんが驚いているが仕方ない

 

とにかく必死な様子で訴えれば良い

 

そして暫くはここで雇って貰えるよう土下座、ダメなら逃げるしかない

 

そんときはゆっくりルビーに記憶操作して貰えば良い

 

「ネックレスとブレスレット、返してください。私の大切なものだから!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

提督side

 

 

「ネックレスとブレスレット、返してください。私の大切なものだから!!」

 

そう言う目の前の少女、響から目が覚めたと聞いて少女の眠る部屋へと来ていた

 

あの子の体を洗ったとき、包帯をしていた手の包帯を取る

 

そこには、まるで何かの刻印を思わせる、真っ黒な入れ墨のような物があった

 

その事も聞かないといけない

 

そして自己紹介をしようとしたとき、少女が突然とそう言ったのだ

 

まるで、自身の事はどうでも良いからと、そう感じられるほどの必死さだった

 

「すまない、なら自己紹介より先に返そう」

 

そう言って私が持ってきたネックレスとブレスレットを渡す

 

すると少女は、まるで誰かの形見に触れるかのようにネックレスを首にかけ、服の中にしまった

 

そして、少女がブレスレットに腕を通したその時だ

 

ブレスレットに付いていた3つの宝石の内、2つが発光したのだ

 

まるで主を見つけた事を喜ぶように

 

「宝石が………」

 

「光った!?」

 

目の前で起きた事に同様を隠しきれない

 

響や電もこの事に驚いているようだ

 

この少女は一体、何者なんだ

 

見た限りは普通の少女だ

 

艦娘や深海棲艦でもない、それに何故海の中に海の中にいたのかも分からない

 

でも1つ分かるとしたら、この少女は他の人とは何かが

 

そう思った

 

「あの、私は………イリヤです。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」

 

「そ、そうか。私は南城 優花と言う、この鎮守府の提督を任されている者だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

自己紹介をしつつ、イージスの魔力量を確認する

 

光っている宝石は二つ。イリヤスフィールの言っていた通り何度も転移する事を考えるならもう1つ分は欲しいの

 

(トランザムシステム、クアンタムシステムの通常発動で最低でも宝石1つの半分は使うわ。転移事態は出来るけど現状だとこのままならあと少しで回復しそうね。でも異様に回復が早いわね…………)

 

『(そりゃあそうですよ~、何たってここ龍脈ですから)』

 

へ!?

 

(え?)

 

突如としてルビーから放たれた念話に私達は固まる

 

確かFateに置ける龍脈は魔力に溢れてる場所……って感じじゃなかったかな?

 

だったらイージスの回復速度も頷ける

 

『(あと2、3時間で溜まるんじゃないですかねぇ)』

 

は、早すぎなの

 

「と、言うことで大丈夫だろうか?」

 

やば!?こっちの念話に夢中で話聞いてなかった!?

 

ま、不味い応答しないと

 

その時だ

 

「司令官!大変よ!!」

 

雷ちゃん、だったかな?

 

その子が突然部屋に入ってきた

 

「雷か、どうしたそんなに慌てて」

 

「ち、近くに沢山の深海棲艦が攻めてきてるの!!」

 

「何だと!?」

 

へ?こんなこと思ったら可笑しいんだろうけどこれで話は有耶無耶に出来るかな?

 

緊急事態っぽいし、確か深海棲艦?って艦娘が戦う敵?だったよね?

 

「駆逐艦四艦しかまだ建造出来ていないこの鎮守府に、そこまでの防衛力は………」

 

『(イリヤさんイリヤさん)』

 

そう言って透明化したルビーが私の背中をつついてくる

 

なに、ルビー?

 

『(あと少しの時間で溜まるんですし、その深海棲艦?をぶっ飛ばして守ってあげましょうよ!)』

 

(なに言ってるのよこのバカステッキ!そんなことしたらせっかく溜まってる魔力が無くなるでしょうが!!)

 

「電、響、雷!直ぐに艤装を展開して海上に、暁は!」

 

「ここにいるわ!」

 

そうだよ!そんなことしたら捕まっちゃうよ!?

 

『(大丈夫ですよ!私を使えば!!)』

 

そっか、確かルビーは無限に魔力が使えるんだっけ?

 

「よし、四人で出来るだけ時間を稼いでくれ!私は近辺の鎮守府に救援を呼ぶ!!」

 

確かにそれなら行ける、イリヤが受かってた奴はFGOで少し知ってるからいける!

 

『(そして守りきったら直ぐにクアンタで逃げれば良いじゃないですか~)』

 

た、確かに

 

せっかく助けて貰ったんだから、それぐらいしなきゃ失礼だよね

 

(はぁ、頼むからイリヤは羞恥心を思い出して欲しいわ。あれを見てる私が恥ずかしくなるんだから)

 

そういえば、私はあんまりプリヤに成るのは何も思わないの

 

「イリヤスフィールだったな、今からここは戦場になる、直ぐに逃げるんだ」

 

そう言って近くに畳まれた乾いた私の服を渡すと直ぐに皆が出ていった

 

それを確認してルビーが透明化を解いて姿を表す

 

「ルビー、深海棲艦?って直ぐそこまで来てるの?」

 

私は即座にベッドから降りて着替えながらルビーに聞く

 

その時だ

 

大きな音と共に建物が揺れる

 

「うわ!?」

 

思わず地面に尻餅を付いてしまう

 

「痛い…………」

 

そう呟きながら着替え終わる

 

『体を強化しつつ、屋上に回っちゃいましょう!!さぁ、魔法少女らしく派手に可愛くあざとく決めちゃって下さい!!』

 

「うん、行くよ身体強化(トリガー・オン)

 

体からバチィッ!と紫電が弾け身体の魔術回路が開き体を強化する

 

私は強化された体で通路を出てそのまま階段を上る

 

両腕を後ろに伸ばし、忍のように駆ける

 

そして屋上から飛び出す

 

見ると港?の近くに沢山のあの私の脚を掴んできた子に似てる人達がたくさんいて

 

響ちゃんたち四人が固まり、その後ろで優花さんが指示していた

 

四人は所々服が破れているのを見るに、何度か傷を追っているように見える

 

弾薬 投影(トレース・バレット)

 

私は即座に投影魔術で手のひらにいつも通りコインを投影して狙いを付ける

 

共鳴 開始(リンク・オン)!」

 

私の片眼が金色に輝き、私とイリヤスフィールの意識を同時に発現させる

 

「『狙いはそのまま、撃って」』

 

コインを弾く

 

「『超電磁砲 起動(トリガーオン)」』

 

ピンッ!と言う音がなりそのまま落下する位置を予測し右手を構え、詠唱式を詠唱する

 

すると右手から紫電が弾けバチバチと音がなる

 

そして落ちてきたコインを弾く

 

「『レールガン!!」』

 

すると超電磁砲が放たれた、今まさに響を狙っていた深海棲艦を撃ち抜く

 

「『命中確認」』

 

「『弾薬 投影(トレース・バレット)超電磁砲 起動(トリガー・オン)」』

 

次々にコインを打ち出し、近くの敵を撃ち抜いてゆく

 

それを彼女らは呆然と見ていた

 

『「みんな、大丈夫!?』」

 

屋上からそう言うと、頷く優花さん達が見えた。でもまだまだ沢山の深海棲艦?がいる

 

『良いですかイリヤさん、出切るだけ大声で言わないとHEROっぽくも魔法少女っぽくもないですからね?一応声を拡張させる魔術は使いますけど!』

 

う、うん。頑張ってるの!

 

「『いくよ/わよ、ルビー!」』

 

『は~い!張りきって行きましょう!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優花side

 

 

状況は劣勢だった

 

そもそもこの鎮守府には四人しか、しかも駆逐艦しか建造出来ていない

 

なのに、突如として沢山の深海棲艦が攻めてきた

 

目の前まで迫る深海棲艦、傷付いていく艦娘達

 

私がこの鎮守府に着任し、僅かな期間

 

皆と過ごしたのはそんな短いが、目の前で傷付いていく艦娘達に私はひたすら胸が締め付けられた

 

今まで何度も思った、私に力があれば

 

皆と肩を並べて戦えるなら

 

どれだけ良かったのかと

 

深海棲艦との戦いで提督の私が出来るのは、作戦の指揮と彼女らを応援することのみ

 

「暁!響!雷!電!大丈夫か!」

 

「私はまだ頑張れるわ!だってお姉ちゃんなんだから!」

 

「大丈夫だよ、司令官。まだ動ける、不死鳥の名は伊達じゃないよ」

 

「電、大丈夫?」

 

「まだ、戦えるのです!!」

 

全員が戦えると言うが、その体は酷く傷付いていた

 

そう言えばあの少女、イリヤスフィールは逃げられたのだろうか?

 

そう思った時だ

 

「響!」

 

響の表情が絶望に染まる

 

響の元に深海棲艦が迫っていた近付かれたら、いくら艦娘と言えど!

 

その時だった

 

ピンッ!と硬貨が弾かれた音が、この戦場に響いた

 

バチィ!?と何かが弾け飛ぶ音と共に高速で何かが私の横を通りすぎ、気付けば響の近くにいた深海棲艦の胸に穴が空いており海の中に沈んでいった

 

「響!」

 

思わず呆然とする響に暁が寄り添う

 

「響、大丈夫なの?」

 

「あ、あぁ………」

 

そして次々の先程の音と供に艦娘達の周りの深海棲艦達が沈んでいく

 

援護射撃?だが、近くに他の艦娘は………

 

周りを見回し、そして目を見開いた

 

先程の少女、イリヤスフィールがその体に紫電を纏わせ此方へと右手を伸ばしていた

 

そして私は少女の異変に気づいた

 

「瞳が………」

 

そう、イリヤスフィールの片眼

 

琥珀色だった片眼が金色に変わっていたから

 

『「みんな、大丈夫!?』」

 

屋上から少女が大声で解いてくる

 

予想外な事が目の前で起きたせいか、口から声がでない

 

「うそ、あれって………確か響が助けた子だよね?」

 

Дар(ダー)、そうだけど」

 

「艦娘じゃないのに………」

 

「一体何が起こってるのです?」

 

取り敢えず頷くと少女は安堵したかのように笑いながら

 

空中に手を翳す

 

「いくよ!ルビー!」

 

すると羽と星の装飾が付いた棒状のような物が少女の目の前に現れる

 

『は~い!張りきって行きましょう!!』

 

なっ!?杖がしゃべった………だと!?

 

「転身開始!!」

 

そう言ってイリヤスフィールが屋上から飛び降りる

 

『コンパクト、フルオープン!』

 

すると少女か体が光に包まれ、一瞬だが裸に見えてしまい、私は赤面する

 

それは艦娘達も同じようで電と響、雷は頬を赤く染め

 

暁はその瞳を輝かせ

 

深海棲艦達は呆然としていた

 

繭のように縮まる少女の体が順に腕、体、腰、足の順に服が光が弾けると同時に変わっていく

 

その光景は、女として少し恥ずかしさを少しだけ感じさせ

 

どこか日曜日の朝を感じさせられた

 

『鏡面回廊 最大展開!!』

 

そして、髪には羽を思わせるかのような髪留めがされ、ツインテールのようになり此方へウインクする

 

「あ、あざといのです!?」

 

「前に暁が見てたアニメみたいだね………」

 

「少し見てると恥ずかしくなるわね」

 

「魔法少女!?プリキ○ア!?本物なの!?」

 

それぞれの感想を話すなか

 

『カレイドライナープリズマ☆イリヤ爆誕!!』

 

少女は私の隣へと降り立った

 

「優花さん、皆さん下がってて。私が皆を守って見せます!!」

 

そう言って少女は少し遠くへ見える深海棲艦へと飛んでいった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

いやぁ、クアンタの飛ぶ感じと似て飛びやすい

 

さて、近くの奴を一気に薙ぎ払う!

 

「いくよ、斬撃(シュナイデン)!!」

 

ルビーを振るい、魔力を薄く鋭利にして斬撃を放つ

 

すると何体かの深海棲艦?を一気に倒す事が出来たので続いて別方向にルビーを向ける

 

「散弾で砲撃(フォイア)!!」

 

魔力弾をまるでショットガンのように放ち、また別方向にも放ち

 

沢山の深海棲艦を倒していく

 

うん、思ったより楽勝かな?

 

(当たり前よ、このステッキは貴女が思ってるよりすごい礼装なのよ。………あんな性格だから極力使いたくはないわね)

 

なるほど、まぁルビーの性格だしね

 

(それにあの深海棲艦?だっけ、あいつらは海上が戦場だけど私たちは空つまりは私たちの方が有利なのよ)

その後、沢山のフォイアしてシュナイデンして敵を殲滅した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦いが終わったので優花さんの方をへと飛ぶと凄く偉そうなおじさんが居たので即座に逃げようと思います

 

(賛成よ、よくあることだけどこのままじゃ捕まえられて実験されるか、洗脳されて利用されるかのどちらかよ)

 

だよね

 

「ルビー、魔術で声を拡張して」

 

『はーいお任せを!』

 

「優花さん、響ちゃんに電ちゃんたち。お世話に成りました、私は別の世界から来ました。だから、自分の世界に帰ります。じゃあね!」

 

そう言ってルビーの拡張魔術を解き、首のネックレスに振れる

 

「目覚めて、クアンタ」

 

そう言うとネックレスが発行し粒子となり、分解した粒子が様々な装甲になって身体中に展開されていく

 

「クアンタ、起動完了!」

 

翡翠色の粒子が周りを舞う

 

(ヤッパリだけと、私たちに青って似合わないわね。こんど金ぴかに言ってカラーを白に変えて貰うわ)

 

えー!クアンタは青の方が原作っぽいんだけど

 

真っ白なクアンタか………ちょっと格好良いかも

 

(でしょう?私たちと言ったら白よ)

 

何故か偉そうなおじさんが慌ててるけど、私しーらない!

 

「イリヤスフィール、粒子ワープゲートを!」

 

左肩のGNシールドの六つのソードビットが展開され、後ろに環状に纏り粒子ゲートを作り出す

 

(前と同じよう転移ポイントを絞らないでランダムに近い形で設定したわ)

 

「あれ?そういえばルビーは?」

 

『ルビーちゃんはイリヤさんの服のポケットに入ってるのでお気になさらず~』

 

なら問題ないね、さて直ぐに帰れたら良いんだけど

 

(まずは移動してみてからよ)

 

「イリヤスフィール、別世界に武力介入するの!!」

 

そう言いながら私はゲートへとくぐった

 

 

 

 

 

 






どうも皆さん、艦これの世界を数時間だけ過ごしました、イリヤです!!

あんな世界があることを知ったイリヤスフィールよ

さて、それじゃあ次回予告?
ではないけど次の世界のヒントを話していきます!!

ネクストワールドヒント!!

次の世界は『歌って戦う』世界なの!

やっぱり改めて聞いても変な感じね。歌って戦うなんて、私たちも歌って戦うのかしら?

そうなんじゃない?

他にも絶望しかない魔法少女の世界や

リリカルでマジカルな世界?

もしかしたらポケットなモンスターの世界?

世界の転移者イリヤ

その瞳は次の世界で何を見る?

って!こんなに転移しないと行けないの!?夏休みなのに急がしすぎるの!!

まぁ、思い出には絶対になるわね……

みんなはどの世界を見たいんだろ?

それじゃあ今回はここら辺でおしまい!
それじゃあバイバイなのー!

次の話もお楽しみに!

ご愛読ありがとうございました!

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『使うときが来たわね、クアンタに秘められたシステムを』

イリヤside

 

 

どうも皆さん、旅行するなら何処へ行きたい?

私はポケモンの世界でブイズ達をモフモフしたり戯れたりしたい!イリヤです!!

 

(湖の近くで静かにキャンプしたい、イリヤスフィールよ)

 

『可愛い女の子ばかりがいる女子高に行きたいルビーちゃんです!』

 

さてさて、そんな訳で艦これの世界から粒子ワープで新たな世界に来たわけですが

 

これどういう状況なの?

 

所々が壊れて瓦礫が転がり、なんか変な怪人とも怪獣とも言いきれない青だったりオレンジだったり人形だったりナメクジみたいだったりする変なキグルミが暴れている

 

ライブの会場的な場所に転移しました

 

なぁにこれぇ?

 

本当になんなんだろ?

 

「生きることを、諦めるなァア!!」

 

ん?

 

なんか大声が聞こえた真下を見るとなんか所々が凄く際どい服と装甲?を来た茶髪の女の人が凄く怪我した少女を抱えていて

 

もう一人の大和撫子って感じの女の人が近くに立っていた

 

あれ、なんか見たことがある?

 

確か二次創作でこんなの読んだような、、、確か戦姫絶唱シンフォギアだっけ?

 

取り敢えず、この場所を助けるかな

 

確かこの後にあの茶髪の女の人が命を代償にした技?歌う筈だし

 

(はぁ、おせっかいねイリヤ)

 

私、ハッピーエンドが好きなんだ

 

家でイリヤスフィールが切嗣さんやアイリさんと話してるところとか

 

そんな綺麗なハッピーエンド、あっても良いでしょ?

 

だからさ、救おうよ

 

今、この時だけでもあの子達の力に私はなるんだ

 

(まずはあの人たちの場所に降り立ちなさい、ルビー)

 

『はい!もちろん薬は準備出来てますよ~!!』

 

(イリヤ、まずはあの怪我している原作で言う立花響だっけ?あの人にルビーの薬を飲ませた後、クアンタムシステムの後に歌いながら戦うのよ)

 

私が使ってるのクアンタだから、別に歌いながら戦わなくても良いんじゃ……

 

(それだと灰になるわよ?)

 

なんで!?

 

(はぁ、貴女の記憶を覗いたから言うけどあの変なキグルミ擬き《ノイズ》はシンフォギアでしか倒せない、もし触れたら犠牲者と同じになるわよ)

 

あ、確かに

 

で、でもそれだと私のクアンタも駄目なんじゃ………

 

(大丈夫よ、使う時がまさか来るとはね。後であの金ぴかに感謝ね)

 

へ?ど、どうゆうこと?

 

(イリヤ、このクアンタには『フォニックゲインコントロール』と言うシステムが備わってるの。このシステムはクアンタの攻撃にシンフォギアと同じ用にイリヤの歌声をフォニックゲインに変換、ノイズへの攻撃を可能とさせることが出来るの。簡単に言えば、歌いながら戦えばクアンタはアイツらに勝てるわよ)

 

凄い!凄く色々と危ない気がする!?

 

ギル兄達の技術力は世界イチィイイイイイイイ!!!なの!!

 

というか、ギル兄

 

それって私たちの世界で必要?そのシステム必要?ねぇ、ギル兄?

 

てか、私歌いながら戦えるかなぁ

 

(大丈夫よ、私がビットでサポートするし。それにもしもの時の()()()がクアンタに残されているわ)

 

それって、トランザムシステムでもクアンタムシステムでも無いの?

 

(違うわ、もしもの時は使うから貴女はその通り動いて)

 

分かったの、まずはあの子達の元へ向うの

 

私は出来るだけ回りを刺激しないよう、彼らの元に降り立つ

 

「お前はシンフォギア奏者、なのか!?」

 

「お前は………誰だ?私達以外にシンフォギア奏者がいるなんて」

 

茶髪の人、確か奏さんだっけ?その人が私に向かってそう言うが青い女の人はシンフォギアと驚いてくれてるね

 

取り敢えず私は奏さんが抱き起こしている立花響さんに近付く

 

少し呻き声を出して、うっすらと開いた響さんに出来るだけ優しい声色で言う

 

「大丈夫、じっとしてて………今、助けるから」

 

そう言い、私は右手のGNソードⅤを置き、右手を広げる

 

「ルビー、薬!」

 

『ルビーちゃんにおまかせあれ!』

 

「なっ!?」

 

「ステッキが喋った!?」

 

そう言うとルビーが右手に試験管を渡してくるので、その試験管の薬を響の口に流し込む

 

すると少し蒸せて咳き込んでしまった

 

「大丈夫ゆっくり流し込むから、飲んで。直ぐに良くなるよ」

 

そう言うと心なしかゆっくりだが、無事薬を飲まし終えたので響を横にする

 

「これでこの子は大丈夫、貴女達もここで彼女達と一緒にいて。そして茶髪の女の人」

 

「私か?」

 

「貴女、この後……死ぬつもりだったでしょ?」

 

「ッ!?」

 

「なっ!?どう言うことだ奏!」

 

そう言って大和撫子な女の人、多分だけど翼さんだったかな?が奏さんに詰め寄る

 

「奏さん、あなたが死んで手に入れた未来は確かにここの皆を救えるかもしれない、でも貴女の死で悲しむ人は沢山いることを覚えていて欲しいの。翼さん、皆を守ってて」

 

「な、なんで私と奏の名前を………」

 

やるわよ、イリヤスフィール

 

(えぇ、任せて。イリヤ、ノイズの力は未知数よ、今後も考えるならtypeイレギュラーで行くわ。これなら装甲は吹き飛ばさず直ぐに戦闘に入れるわ)

 

分かったよ、イリヤスフィール

 

「『クアンタムバースト

     type イレギュラー起動!」』

 

私の左肩のGNシールドからGNソードビットが離れ、私を円環状に囲んで展開される

 

GNシールドが開き、体のGNドライブが発光

 

体に装着された全装甲のハッチを解放する事で体の全体から私の魔力を変換させて発生した魔力変換疑似GN粒子が溢れ、周囲に散布される

 

「なんだ、この緑色の粒子は………」

 

「いったい、何が起こって………」

 

「『イリヤスフィール、ダブルオークアンタ!目標を駆逐するの!!」』

 

そう言って私はGNソードⅤを構えて飛び出した

 

あ、そういえば私の歌う曲は?

 

(適当に選曲しといたわ、貴女なら歌えるでしょ?)

 

イリヤスフィールがそう言うと、頭の中に歌詞が浮かんでくる

 

これ、この世界に合うのかなぁ?

 

まぁ、イリヤスフィールか選んだんなら歌いながらやってみるの!!

 

 

 

 

 

 

「すぅ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手に入れるよ、きっと~~♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奏side

 

 

「生きることを諦めるなァア!」

 

そう言うか少女はゆっくりとその瞳を閉じていく

 

…………ぁあ

 

一度だけ本気で歌ってみたかったんだよなぁ

 

そう思い、私は絶唱を歌おうとして

 

突如として空から降りてきたシンフォギア奏者?らしき少女によって中断された

 

「お前はシンフォギア奏者、なのか!?」

 

目の前に綺麗な銀髪に琥珀色の瞳の少女

 

胸部に光り輝く宝石?そして青く所々が発光する装甲

 

その手には薄く発光する剣らしき物が握られていた

 

「お前は………誰だ?私達以外にシンフォギア奏者がいるなんて」

 

翼もおんなじように驚いているのか、あまり言葉を表せない様だった

 

その少女が私の先ほど助けようとした少女へと歩いていく

 

何をするつもりだ?

 

すると少女が膝を付いて私が助けようとした少女を抱き起こす

 

「大丈夫、じっとしてて………今、助けるから。ルビー、薬!」

 

そう言って少女が右手の剣を置くと、少女の装甲の隙間からステッキの様なものが飛び出してきて何処からか液体の入った試験管を取り出した

 

『ルビーちゃんにおまかせあれ!』

 

「なっ!?」

 

「ステッキが喋った!?」

 

目の前で先ほどからあり得ない光景が連続

 

少女がその試験管の液体を死にかけている少女の口へと流し込む

 

だが、意識が朦朧としているせいか少女は薬を流し込まれる途中で噎せて吐き出してしまう

 

「大丈夫ゆっくり流し込むから、飲んで。直ぐに良くなるよ」

 

すると少女はまるで子供をあやすような声色で薬を飲ませる

 

飲ませ終わると少女はゆっくりと少女を下ろす

 

あの少女がしゃべるステッキから受け取った試験管の液体を飲ませたらこの少女は何処か穏やかな顔で眠っている

 

「これでこの子は大丈夫、貴女達もここで彼女達と一緒にいて。そして茶髪の女の人」

 

「私か?」

 

「貴女、この後……死ぬつもりだったでしょ?」

 

「ッ!?」

 

「なっ!?どう言うことだ奏!」

 

な、なんで絶唱を歌おうとしたがバレた!?

 

口に出していた訳じゃない

 

かといって無意識で呟いていたら気付く

 

いったい何故………そう考えていると少女が口を開く

 

「奏さん、あなたが死んで手に入れた未来は確かにここの皆を救えるかもしれない、でも貴女の死で悲しむ人は沢山いることを覚えていて欲しいの。青色の人……翼さんは皆を守ってて」

 

そう言って少女は悲しげに微笑んだ

 

「な、なんで私と奏の名前を………」

 

そう翼が言うが少女は剣を持って構えず佇む

 

「『クアンタムバースト

     type イレギュラー起動!」』

 

少女の左肩の盾?だろうか、盾から六つの剣らしき物が盾から離れ、少女を円環状に囲む

 

盾がまるで翼のように開き、少女の胸の円形の中央が発光する

 

微かに発光する装甲に《00Q》と描かれているのが見える

 

00Q?どういう意味だ?

 

更に少女の体に装着された全装甲が開かれ、その隙間から大量の緑色の粒子が発生し辺りへ周囲に撒かれていく

 

大量に少女のシンフォギアらしき装甲から発せられる粒子に思わず尻餅を付いてしまう

 

「なんだ、この緑色の粒子は………」

 

「いったい、何が起こって………」

 

「『イリヤスフィール、ダブルオークアンタ!目標を駆逐するの!!」』

 

そう言って少女が空を飛翔し、回りのノイズへと向かっていく

 

先ほどから驚いてばかりだ

 

「奏、さっきの少女がいったいたことは」

 

「…………あぁ、本当だ。絶唱を歌おうとしたでも、その事が何故」

 

『翼!奏くん!聞こえるか!』

 

通信を通して二人のよく知る人物の声が聞こえる

 

「司令!?」

 

「おっさん!?どうしたんだよ急に、連絡するなんて」

 

『今すぐ彼女を止めろ!彼女のあれは、シンフォギアじゃない!』

 

そう言われ、一瞬だけ頭の中が真っ白になった

 

その時だ

 

 

「手に入れるよ、きっと………」

 

 

先ほどの少女の歌声らしき声が会場に響き渡り、曲らしきリズムがあの装甲から流れ出す

 

それと共に少女の振るった剣がノイズを切り裂き、ノイズが灰となって地面に崩れ落ちる

 

『なっ!?シンフォギアと同じ反応ですって!?』

 

「櫻井女史!それは本当なのですか!?」

 

『えぇ、何でか分からないけど。とにかくこっちで解析してみるわ』

 

「嘘だろ!?シンフォギアじゃないのに、攻撃が通じたのか!?」

 

 

「何処へ行けるのか

 

      …僕らはまだ知らない」

 

 

そう歌いながら少女が剣を持ち帰り先をノイズに向けると剣先から光線が何度か放たれノイズを撃ち抜いていく

 

「剣が銃にもなるのか!?」

 

 

「生まれたばかりの翼を広げたら!」

 

 

そう言って少女は空へと飛翔し空中に滞空すると、彼女を囲むように浮いていた六つの剣のような武器が独りでに動き会場のノイズを切り刻んでいく

 

 

「強く 高く 君は飛べる!!」

 

 

そう歌いながら少女は急降下し、持っていた剣でノイズを切り裂き、灰にしていく

 

「憧れよ側にいて、ずっと」

 

その時だ急降下して切った少女の後ろからノイズが襲いかかる

 

「おい!後ろ!!」

 

その時だ、ノイズが触れようとしたその瞬間

 

少女はまるでその場にいなかったかのように緑色の粒子と共に消えた

 

嘘だろ、まさかの死んじまったんじゃないよな!?

 

その時だ、ノイズの背後に緑色の粒子ご集まり先ほどの少女を形作る

 

そしてその少女が手に持った剣で先ほどのノイズを切る

 

そして先ほどから少女の歌う歌、それは何故か少しだけ心が熱くなる

 

まるで、勇気がわいていくような

 

そんな感じなする

 

その時だ、少女がふと少し止まりながら、ノイズの攻撃を避けながら少し下がる

 

「私達が望むのは、未来へと繋がる明日!!」

 

すると少女の装甲の右肩に粒子が集まり、大きな剣が装備された状態で出現した

 

少女は右肩の剣を左肩で抜刀し両手で構える

 

「…………破壊する、ただ破壊する!」

 

その瞬間、先ほど怪我をしていた少女にかけていた優しい声色でもなく

 

まるで、誰かの仇を目の前にしたかのようにノイズ達を睨んでいた

 

「犠牲と悲しみを生み出す、あなた達を!!」

 

次の瞬間、少女の青い装甲が突如として赤く染まる

 

そして先程よりも速く動きノイズを斬っていく少女を私達はただ眺めていることしか出来なかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

さ、さすがにノイズの数多くない!?

 

そう考えながらGNソードⅤでノイズを斬って斬って斬りまくる

 

さっきは油断したけど、もう油断はしないの!

 

イリヤスフィール!

 

(分かったわ、切り札を使うのね)

 

このまま戦闘すれば、魔力が付きる方が先な気がするし

 

(なら、唱えなさい。イリヤ、行くわよ)

 

『「私達が望むのは

     …………未来へと繋がる明日!!』」

 

すると、私の右肩に粒子が集まり大きな大剣

 

GNソードⅥが装備された状態で展開された

 

もしかしてこれって

 

(武装追加換装システム《フルセイバー》。恐らくは貴方を襲う悪魔達を殲滅、または撃退するために用意されたのでしょうね。)

 

ギル兄、そこまで心配してくれてたんだ

 

……………早く帰らないと、きっと私がいなくて皆心配してるよね

 

(なら、早くこいつらを倒して次の粒子ワープよ)

 

うん、こっからはギアを上げて行くよイリヤスフィール。イージスの魔力残量は?

 

(宝石が今1つ消えるか消えないかってとこね。いまここでトランザムを切ったとしても粒子ワープに問題はないわ)

 

私は右手のGNソードⅤを腰にセットして左手で右肩のGNソードⅥを抜刀し両手で構える

 

「…………破壊する、ただ破壊する!」

 

そう言って私はGNソードⅥの柄を握りしめる

 

「犠牲と悲しみを生み出す、あなた達を!!」

 

トランザムが起動しクアンタの装甲が、赤く染まる

 

 

「彼方に輝く星が導く場所へ」

 

 

私はバックパックで勢いよく飛びつつ、GNソードビットを放つ

 

 

「誰よりも早く辿り着くよきっと」

 

 

私はGNソードⅥで高速で移動しつつ粒子化を使い斬っては粒子化、斬っては粒子化を繰り返しノイズを切り刻んでいく

 

 

「世界がその手に隠してる光を」

 

 

最後のノイズの真上に粒子化して移動し私はGNソードⅥを両手で袈裟懸けに構えそのまま落下しながら振り下ろす

 

 

「この手で暴いてみせるよ、今すぐ」

 

 

最後のノイズが灰になると同時に私は曲の最後の歌詞を歌い私はGNソードⅥをしまう

 

武装追加換装システム『フルセイバー』を粒子に戻して仕舞い、元のクアンタに戻り奏さん達の元に戻ろうと振り向く

 

すると、またもや凄くガタイの良いおじさんがいた

 

うん、凄くデジャブを感じるの

 

(そ、そうね…………前と同じ感じで逃げる?)

 

そうしよう、ルビー

 

『おまかせあれ!ちょちょと弄って、OKですよイリヤさん!』

 

「奏さん、翼さん。私は別世界から来ました、私は別の世界に帰るため旅を続けます!じゃあ、元気でねバイバイなのー!!」

 

そう言って手を振り、私はGNソードビットを背後に円環状に展開させて粒子ゲートを作り出す

 

(今度こそ私たちの世界に帰れると良いんだけど)

 

そうだね、じゃあ行くの!

 

そう思い、私は粒子ゲートへと突入した

 

今度こそ、私たちの世界に!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





どうも皆さん!イリヤです!!

ごきげんよう、読者の皆 イリヤスフィールよ

今回の話は原作しらずで二次創作しらない作者が頑張って書いたらしいの

なのでキャラ崩壊、口調の違いがあったらごめんなさいなの

さて、イリヤ?次の世界のヒントは?

ちょっと待ってね、えーと
『ネクストワールドヒント
《癒しのVs》or《絶望回避》』のどちらからしいの

それってまだ決まってないってことよね?
   と言うか毎回ヒントが確定な気がするわ

アハハ、まぁ作者は優柔不断だからね

それじゃあ読者さん、次回をお楽しみに

それじゃあバイバイなの!








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【祝一周年】癒しの9V/トラウマにさよならバイバイ!

果たして、優柔不断な作者の下したけつだんとは!?

そして、うp主が原作を見たのは大分前なので手違いや勘違いがございましたら暖かい目で見守ってください


 

イリヤside

 

 

私、クオウシティのイリヤ!

 

『■■■■■■ッーー!』

 

この子は相棒のバーサーカー!

 

夢はイーブイズに囲まれて癒されること!

 

この星の不思議な生き物

 

      ポケットモンスター

              縮めてポケモン

 

今、イリヤとイーブイズ達の

 

夢と出会いと

 

ネタと冒険と戦いの物語がはじまる!

 

(それで、気が済んだ?)

 

うん!ばっちり!

 

どうも皆さん!現在転移した世界にてイージスの魔力を溜めてます、イリヤです!!

 

(そんなハイテンションのイリヤに付いていけないイリヤスフィールよ)

 

さて、現在は何処の世界に来ているでしょうかと言うことですが

 

私が今いるのは沢山の石と草むらの生い茂るのどかな道

 

所々に見たことのある生物らしきもの達が空を飛び、地面から出てきたり歩いているのでもう分かります

 

これはよっぽどのオタクじゃなくても分かる世界です

 

「ブイ~♪」

 

イーブイが座っている私に撫でられ

 

「フィアフィーア?」

 

イーブイを撫でる腕にニンフィアが触手のようなリボンを絡めて満足そうにしてこちらを見て頭を傾げ

 

「シア?」

 

グレイシアが私の肩に乗って私にべったりくっついてます

 

「はぁ♡癒しです!!」

 

(まぁ、確かにそうね)

 

なんだかんだ、イリヤスフィールもブイちゃんズがお好きなようなの!

 

私の目の前の少し先の野原ではブースター、シャワーズ、サンダース、ブラッキーがじゃれ合っておりエーフィとリーフィアは日光浴をしている

 

何でこんなことに成ったのかはシンフォギアの世界から転移した時から始まるの

 

あの場所で沢山戦って、クアンタムバーストとトランザムを使用した事で私のイージスの魔力が宝石1つ分しか無くなってしまったの

 

なので次の転移場所でイージスをチャージすることに成ったんだけど

 

この世界、ポケットモンスターの世界だと気付かず転移したらこの世界が夜で

 

取りあえず降り立った場所で野宿することにして寝たの

 

凄く寒かった、まぁ来てるのは制服だけだったし木に寄りかかって寝たの

 

次の日、何故か寒かったはずなのに暖かくて目が覚めたら私を囲むようにイーブイ、そしてニンフィア達が私を囲むように寝てたの

 

その後、ここがポケモンの世界だと知ってとにかく近くの町のポケモンセンターに泊まればと考えて思い出したの

 

確かポケモンセンターはトレーナーカードが無いと泊まれない

 

それに私はこの世界の硬貨、お金を持ってないしポケモンもいない

 

つまりは、住むところもご飯も無くなりました

 

うん、考えてみれば今まで転移してて忘れてたけど

 

私、もとの世界だと晩御飯を食べないて転移して回ってるからお腹ペコペコなの

 

この世界の木の実、オレンの実とかある場所が分からないし

 

まぁ、そんな訳で寄りかかっててた木から空を眺めてたらお腹がなってイーブイちゃん達が起きるかと思ったけど起きなかった

 

その後イーブイちゃん達がゆっくりと起き出してお座りのような感じで皆が座って私を見上げてきたの

 

取りあえず暖めてくれてた事をお礼を述べて恐る恐るみんなを撫でると何故かニンフィアとイーブイちゃんが一気に私に向かって突進して舌でなめてきたの

 

スッゴクくすぐったかった

 

それで、その後にイーブイちゃん達がオレンの実とか色々と持ってきてくれてそのまま食べた

 

オレンの実はなんだろう、前の世界の蜜柑とかに近い感じの味だった

 

それで、その後にゆっくりとイージスを回復させてその間にイーブイちゃん達をモフモフして仲良くなって現状に至る感じなの

 

大変なのはここが何処地方で、何番道路なのかも分からないって事なの

 

まぁ、それで今回もゆっくりと待とう!となったのだけど

 

はい、もうイージスが溜まってました

 

やっぱり早くない?

 

(また転移した場所が龍脈の可能性があるわね、まぁ、普通なら四日かかるのが1日で準備できたんだからいいんじゃないかしら)

 

そうだね、早くギル兄の所に帰らないと

 

でも、ブイちゃん達とお別れしたくないよぉ~

 

(我が儘言わないの、子供じゃないんだから)

 

「見た目は子どもだもん………」

 

(どういう意味かしら?)

 

何でもないの!取りあえずブイちゃん達を集めてお別れの挨拶するの

 

「ブイちゃん達、集合ー!!」

 

そう言うと今まで向こうでじゃれ合ってたり日向ぼっこしてたブイズ達が私の所に走ってきた

 

うん、なんでこんなに私みんなにすかれてるの?

 

私トレーナーじゃないし、なつきども低いはずだよね?

 

「ブイちゃん達に伝わるか分からなんないけど、私は別の世界から来たの。今から私はその世界に帰るの、これでお別れだよ」

 

「じゃあね、イーブイみんな」

 

そう言って最後にイーブイの頭を撫でようと

 

「ブイー!!」

 

「ごふ!?」

 

イーブイはそのまま私のお腹に体当たりしてきた

 

ちょ、ちょっとその不意打ちは無理!?お腹痛いのぉ

 

「痛い………あれ?」

 

お腹をさすりながらイーブイ達のいる場所を見ると皆が一斉に走って草むらへ飛び込んでいき直ぐに戻ってきた

 

そして戻ってきたブイちゃん達皆が口に赤と白のボール

 

モンスターボールを咥えていた

 

へ?

 

そんなモンスターボールって落ちてる物なの?確かにアニメだと投げて当たらなかったボールは描写されないけど

 

普通にそのままなの?

 

「ブイ!」

 

そう言ってイーブイが私にモンスターボールを足で蹴って私に転がす

 

「へ?えと、持てばいいの?最後にボールを遊び?」

 

そう思いながらボールを手に取ったその時だ

 

「ブイブイー!」

 

イーブイがジャンプして私の手に持ったモンスターボールに頭突きする

 

するとボールから赤い光がイーブイを捕まえてボールが開きイーブイが光に包まれて中に入るとボールが何度か揺れ、ポン!と音がなる

 

「………え?」

 

(え?)

 

え、えーと

 

「い、イーブイゲット……なの?」

 

取り敢えずボールからイーブイを出すと直ぐに渡しに突進してくるイーブイを抱き締めつつ口を開く

 

「は、話聞いてたの?私ら別の世界からきたから帰らないと。まさか、着いてくる気なの?」

 

そう言うと元気良く頷くイーブイ

 

「ブイ!」

 

見ると他のブイズ達もモンスターボールを持って私の足元に群がっていた

 

「ブイ~♪」

 

肩に乗っていて特等席と言わんばかりにイーブイが鳴いたからかエーフィがサイコキネシスで浮かべたボールを私に握らせ、別の手にはニンフィアがリボンのような触手で持ち上げたボールを渡してきた

 

これはゲットしちゃっていいよね?

 

(はぁ、お世話はあなたが責任を持ってやりなさいよ。この子のご飯はどうするき?)

 

確かに雑食だったし、もしもの時はマーリンとギル兄に頼めば解決じゃない?

 

「みんな私と付いてくるなら、覚悟決めたってことだよね?」

 

そう言うと皆が一斉に頷くのでそれぞれのモンスターボールを受け取り一匹一匹頭に優しく当ててゲットしていき九つのモンスターボールが私の手にあった

 

みんなに出てきちゃダメと念押しして、ボールを小さくしてポケットの中に入れようと思ったけど

九つのモンスターボールは流石に少し多すぎるの

 

どうしよう?流石にクアンタに物を収納するシステムは入ってないと思うし

 

取り敢えず近くに捨ててあったウエストポーチらしき物をシャワーズのみずでっぽうで洗い、近くの鳥ポケモンに頼んでかぜおこしで乾かす

 

汚れが取れて白と水色のウエストポーチが出てきた

 

誰も使わないと思うし、私が使わせて貰います

 

ちゃんと洗ったので嫌な感じは無し!九つのモンスターボールを中に入れて、今までポケットに入れていた寝ているルビーを入れる

 

さて、ブイちゃんズもいる

 

英雄王(ギル兄)!あの世界での癒しの貯蔵は十分なの!

 

さぁ、そろそろお家に帰れることを信じてクアンタを起動して私は粒子ワープゲートへと突入した

 

粒子ワープゲートを抜けて今度こそ駒王町に帰ってきた!と思ったのですが

 

目の前には凄く摩訶不思議な空間が広がっていて目の前に黄色リボンで拘束された少女がいました

 

この作品、一応R18じゃないんですけどぉ!?

 

そう思った私は悪くないはず

 

てか良く見たらこの子、ほむほむじゃないですか!?てことは何!?

 

この世界まど☆マギ!?この状況的に確実にマミる会じゃん!?

 

勘弁してよぉ!?絶望嫌なのにぃ!!

 

そう思った私は、心の中でそんなことを呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暁美ほむらside

 

 

私を巴マミがリボンで縛り、まどかや美樹さやかを連れて奥へと向かっていく

 

縛られた手を伸ばすが、手は届かない

 

まるで、私にはなにも救えないとそう思わせるかのように

 

このままじゃ、また私は!

 

頭の中に時間を戻す前に幾度と見てきた彼女達の死が頭のかに甦る

 

マミの死

 

魔女化した美樹さやかと佐倉杏子が戦い爆死

 

ワルプルギスの夜にかなわず、結果としてまたまどかが契約し魔女化する

 

また、私は…………

 

なんど時間を巻き戻しても、私は………

 

その時だ

 

私の目の前に、環状に緑色の何かが広がり蒼く宙に浮く剣のようなものが飛び出し緑色の広がりを囲むようになる

 

なにあれ?こんなこと、今まで一回も……

 

その広がりの中から一人の少女が出てきた

 

銀髪に琥珀色の瞳、片眼が黄金色に輝き真っ白な肌の私より背の小さな少女が

 

体に装甲のような物を纏い胸部には丸く翡翠色に輝く宝石のような物が埋っており手には翡翠色に輝く剣のようなものを持っている

 

あんな魔法少女がいるなんて、私は知らない!

 

それに今までの世界でも見たことのない少女

 

少女の肩の盾のような物に先ほどまで宙に浮いていた剣のようなものが仕舞われ?

 

私を見ると少し驚き直ぐにその手に持った剣で私に付いているリボンを切り刻んだ

 

拘束していたリボンが無くなり、宙に浮いていた私は地面に落ちる前に少女に抱き締められてゆっくりと下ろされた

 

「貴女、一体何の」

 

つもり?と聞こうとしたその時だ少女が私の唇に人差し指を当てて言葉を止める

 

「この先の少女達を助けたい?」

 

心臓が跳ねた

 

「私なら貴女の知る少女達を救うことが出来る、行こう」

 

そう言うと少女か私に左手を差し出す

 

私は藁にもすがる思いで少女の手を取った

 

あの子達を助けられるなら

 

すると少女が優しく私の手を掴んで宙に浮かび始める

 

「行くよ、粒子ワープゲートオープン」

 

そう言うと突如として少女が真剣な顔になる

 

「座標設定完了、GN粒子散布」

 

すると少女の背中にある胸部よりは小さな翡翠色の宝石から緑色の何かが吹き出される

 

「いくよ」

 

そう言うと少女の肩の剣が先程と同じように円環に展開され私は少女に引っ張られそこを潜った

 

すると底では今まさに巴マミが食いちぎられようとしていた

 

間に合わなかった、そう思った時だ

 

「大丈夫」

 

私を連れてきた少女がそう呟くと共に先ほどと同じように空中に浮かんでいた剣が緑色の何かを撒き散らしながら高速で巴マミを食いちぎろうとしていた魔女へ向かいその魔女を切り刻んだ

 

巴マミは余程恐怖していたのかゆっくりと座り込んだ

 

まどやや美樹さやかが心配するなか、私は今も手を握って飛んでいるこの少女が怖くなった

 

あれほどの魔女を一瞬で切り刻んだのだ

 

どれ程の魔女を狩ってきたのか、どれほど戦い続けてきたのかも分からない

 

すると少女がゆっくりと彼女達の元へと降下し始めた

 

「これで、大丈夫だよね」

 

そう言って少女が私に笑い掛けてくるのをどうにか頷く

 

すると少女と私が地面に降り立ったのを見て美樹さやかが此方へを呆然と見ていた

 

その時だ、少女が右手の剣を腰にマウントすると宙に浮かんでいた剣が少女の盾へと仕舞われる

 

すると少女はゆっくりと歩き巴マミの前に出ると手を差し出した

 

「大丈夫?」

 

「え、えぇ」

 

そう言って少女の手を借りて立ち上がる巴マミ、困惑しているのか少女の顔をぼおっと見ているのは気のせいかしら?

 

「私は暁美ほむらちゃんから貴女達を助けてと依頼されてここへと向かっていたの。到着が遅れてごめんね」

 

そう言い私は思わず大声で驚きそうになったのをグッと堪える

 

まどかや美樹さやかがこちらを見てくるが関係ない

 

いま、彼女は私の名前を言ったのだ

 

私が一回も彼女に名前を教えていないにも関わらずだ

 

すると少女は此方へと歩いてきて耳元に言った

 

「きっと貴女は、救えるから」

 

そう言うと少女は空中に先程と同じように剣を円環状に浮かべその中へと入ってその場から消えた

 

まゆで最初からその場に居なかったかのように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、公園でバイオリンを引いていた少年は車で引かれそうになっていた

 

だが、心のどこかでその場で“死にたい”とも思っていたのだ

 

そう思っていた

 

その時だ少年の体が浮く

 

誰かに抱き抱えられている感覚、自分は先ほどまで交差点に居たと言うのに目の前には青い空が広がっていた

 

見れば少年より小さな少女が少年を抱えて飛んでいた

 

「死なないで、貴方のことを好きな人が悲しむ」

 

ふと見れば回りの人たちが少年達を見ていた

 

少年は最初少女がなに言ってるのか分からなかった

 

スランプでバイオリン一筋の少年の事を好きな人物がいるとは思えない

 

そんな中、少女は少年を屋上に下ろす

 

「スランプなら初心に戻ると言いよ。貴方がバイオリンを始めた理由は?それと頭を空っぽにしてバイオリンを引けば良い」

 

そう言うと一人の少年を前にそのまま宙に浮かんだ少女は大きく口をあけるとそのまま歌い出した

 

その歌は少年の知らない

 

この世界に存在しない、正真正銘

 

始めて聞いた曲だ

 

気がつくと少年はその少女に会わせてバイオリンを引き出した

 

少女の歌の歌詞、まるで誰かへと向けられた曲

 

自身のダメな所を歌い、次に自分を見てくれる人への感謝の思い

 

それはまるで少年にいつも会いにくる少女が頭に浮かんだ

 

そのまま二曲を歌い上げた少女は少年に言った

 

「貴方のことをいつも気にかけてて、好きな人のこと………気付けた?」

 

少年はまるで、こんなに側にいたのに何で気付けなかったのだろう

 

そう思いながらゆっくりと頷くと、少女は満足したように笑い

 

「さっきの曲はもう貴方のもの、この世界にはない、貴方の作り出した音楽だよ」

 

そう言うと少女は先程から左肩に持っていた盾らしきものから六つの剣が少女の真上へと円環状に回り緑色が広がり少女はその中へと入っていた

 

このあと、この一部始終を納めた動画がネットに投稿され大きく騒がせた

 

空中に浮かぶ飛んでいるような少女、そんな少女に会わせるようにバイオリンを引く少年

 

その後、その街ではショートカットの少女と少年が手を繋いで町を歩き

 

ピンク髪の少女とロングヘアーの少女達が笑い会い

 

金髪の少女と赤髪の少女が一緒にケーキを食べる

 

そんな風景が広がっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沢山の世界を見た

 

海からの敵と戦う沢山の艦の記憶を持った少女達がいる世界

『艦隊これくしょん』

 

沢山の人たちを救うため歌い続けている二翼の少女達がいる世界

『戦姫絶唱シンフォギア』

 

沢山の心優しき生物の存在する世界

ポケットモンスター

 

沢山の魔女と戦う少女が存在する世界

魔法少女まどかマギカ

 

その世界を少し介入し、救い

 

私は新たなゲート潜った

 

目に写るのは見慣れた町、見慣れた学園

 

見慣れた大きな会社

 

あぁ、ここは間違いない

 

イリヤスフィールも安堵したかのようにため息を付いた

 

私は直ぐにでも行きたくてトランザムを使って会社へとバーニアを吹かせる

 

後少しでみんなに会える

 

見れば会社の社長室らしき場所に私の家族達が集まっていた

 

私は嬉しくなりさらに早く会社へと走る

 

「みんなぁぁぁぁぁぉあ!!」

 

すると会社社長室にいた皆が私に気付いたのか社長室から出て屋上へと向かう

 

私は屋上へとゆっくりと降下する

 

屋上に足が付いた途端にクアンタが解除されて元のネックレスに戻り

 

屋上の入り口に皆が出てくる

 

私は思わず皆のもとに走り、一番に走ってきていたギル兄へと抱き付き言った

 

「みんな、ただいま!!」

 

 

 




どう皆さん!やっと元の世界に戻ってきたイリヤです!!

みんな、今までこの作品を応援したり読んでくれてありがとうなの!!

皆の声や登録者の皆のお陰でこの作品はとうとう一周年なの!!

ヒュー!ヒュー!

実は作者さんがお友達から伝えられて始めて一周年だと気付いたらいしいの

みんな、本当にありがとうなの!!

これからも私の作品をよろしくお願いいたしますなの!










本当にこの作品を長期に渡って読んで頂き
誠にありがとうございます

感想、高評価、お気に入り登録を沢山ありがとうございます

実はこの作品のイリヤか『何で他の転生者には家があるの?』のクロエで艦これの話を新たに書こうと思っています

それにたいしてのご意見を活動報告にて募集しています!

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=258707&uid=276685

よろしければ皆さんのご意見をください!

改めてご愛読ありがとうございます

感想、高評価、お気に入り登録

お願いいたします





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イリヤとサーヴァント達の詳細

【名前】

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

【クラス適正】

シールダー(駒王学園制服姿)

キャスター(カレイドライナー姿)

セイバー(クアンタフルセイバー姿)

アーチャー(艦これ響のコスプレ姿)

 

【保有スキル】

 

〔希望の魔法少女A〕

全体のNPを80%まで上昇させる。

→数々の世界や過去にて様々な人の絶望を打ち砕き、希望を与えた行いが昇華した。

 

〔家事EX〕

全体の体力回復、弱体化解除。

→彼女の家事技能が昇華したスキル。

彼女の料理はかの有名な赤い弓兵を唸らせるほどであり、カルデアの食事問題は赤い弓兵か彼女がいれば大体解決である。

 

〔変化A+〕

宝具をアーツ、バスターへと変化。

→彼女がアイドルや声優、コスプレイヤーとして活躍し様々な武装を使っていた事が昇華したスキル。

 

〔希望のカリスマA+〕

全体に攻撃力40%付与、全体のNPをアップ

→彼女がとある戦いにおいて、全力で宝具を使い戦った様子が昇華したもの。盾を使い魔術を防ぎ、勝利の剣にて敵を葬り去った姿はまるで救世主を思わせる姿でありその場の人々を釘付けにしたと言う。

 

【固有スキル】

 

〔絶望を砕く者EX〕

全体に無敵、3ターンの持続回復を付与。

→数々の世界や過去にて様々な人の絶望を打ち砕き、希望を与えた行いが昇華した。

 

Верный(ヴェールヌイ)の加護〕

暁型駆逐艦二番艦響の艤装の展開、水上を滑る様に動く事が出来る

→「Спасибо(スパシーバ)、カノジョには感謝しているよ。昔に妹や姉を含めて助けてもらったんだ、これぐらいのお礼は当然だよ」

 

〔這いよる混沌神の加護〕

常に魔術へのブーストがかかっている常態となり、威力又は効果が倍となる

→「いやー、彼女には色々楽しませて頂きましたよ!LIVEとかも楽しかったですし。これはちょっとしたお礼ですよー!」

 

魔王殺しの聖剣(デモン・スレイヤー)の加護〕

悪魔、アンデッド、スケルトンへのダメージが増加しダメージを与えやすくなる

→「少し可哀想な事になってましたし、同じ姿になりますし……少しは力になれたら、と。私を召喚してくれれば早いのですけど」

 

〔神槍と防人、歌い戦う少女達の加護〕

歌唱による自信の強化、精神汚染等のデバフを回復する

→「あたしらがツヴァイウィングで居られるのはアイツに助けられたからだ。これぐらいの礼はしないとな!」

「防人として、せめて彼女の手助けに。」

「イリヤちゃんファイトだよ!今度何かあったら私達が助けるからね!」

 

〔円環の加護〕

魔術の使用、魔法少女への転身や宝具での魔力消費量が少なくなる。また魔力が少ないときバックアップでイリヤへと魔力を与える

→「えっと、私に出来ることはこれぐらいしか無いから。みんなを助けてくれて、前を向いて生きられる様にしてくれたから、今度は私が沢山助けてあげるんだ。ティヒヒ♪」

 

可能性を秘めた獣(イーブイズ)

相手に毒、麻痺、火傷、凍傷、混乱等のデバフを付与する

→イリヤが呼ぶときは「ブイちゃんズ」と省略される。日常においてのイリヤの癒し

 

【キャラクター詳細】

イリヤと言う器に転生した元男と言うifの世界のイリヤ?性格はイリヤと比べると、少し違う。働き者であり一度過労で倒れている。

時に猫耳メイド、時に艦娘、時に渾沌神、時に魔王殺しの聖剣(デモン・スレイヤー)と様々な姿にコスプレする彼女、そんな事から邪ンヌと仲が良い。そんな様子を赤い弓兵や魔法少女達は複雑な様子で眺めているらしい。

 

また、体に宿る第五次聖杯戦争でのイリヤスフィールの意識も宿っている。そのため、一人でぶつぶつとしゃべる姿は少し変に見えるが本人達が会話しているだけであり、見分けるときは彼女の瞳を見ると良い。9体のイーブイズを飼育しておりイーブイズと共に戯れる姿がカルデアで見られるかもしれない。

 

もし彼女を召喚することが出来たマスターは強運の持ち主&勝利確定である。言わば彼女は生きた☆5サーヴァント、金鯖確定チケットのようなものだ。

また、彼女は一人では無く沢山の魔法少女を呼び出すため彼女一人の召喚=六体のサーヴァントを呼び出した事と同じである。彼女がいれば彼女を触媒として彼女が従えていたサーヴァントが召喚される確率が上がる、かもしれない。

 

 

【容姿】

〔1話~11話〕

《Fate/stay night》のイリヤ。ただ原作とは違い両目が黒い

 

〔12話~最新話〕

完全な《Fate/stay night》のイリヤ。また、体に聖剣の鞘、アヴァロンを宿している

 

〔45話~最新話〕

オリヤの心の奥底に眠っていた原作の『イリヤスフィール・フォン・アインツベルン』を受け入れたことにより同時意識を発動する事が可能となった。通常は両目とも琥珀色だが、二人の意識が共に発現している場合は片眼が黄金色に変化する

 

【転生特典一覧】

・『Fate stay night』のイリヤスフィール・フォン・アインツベルンの見た目

・家事スキルEX

・Fateのサーバント七騎+EXクラス一騎

・動物に好かれる体質

 

【宝具】

・第一宝具

〔~幻想の盾(イージス)~〕

 

元ネタはギリシア神話に登場する防具であるアイギス。カレイドルビーをイリヤの元へ向かわせたお詫びとして主人公専用に神がヘファイストスに作らせたオリジナル宝具。通常はウルトラゼロブレスレットのような三つのひし形の宝石が付いた腕輪。大型展開すると、桜の花のようなシールドを作り出す。

 

~詠唱~

 

私は IF、数々の可能性の中の一つ。

 

少女は幻想の力での戦い

 

理想の自分や友を夢に見る

 

けれど、その夢は夢にあらず

 

それはifの世界にて私のなしたこと

 

全てのif、幻想を、今ここに集結する

 

絶望を砕き導く希望の盾(ロード・ファンタズム)

 

~宝具の説明~

 

詠唱終了後、主人公の周囲にいくつかの魔方陣が展開。別世界やFateシリーズのif世界からイリヤや他の魔法少女を召喚し、オリイリヤと共に攻撃を行う。数々の異世界を渡り絶望を回避する為に動いた事により最後の詠唱が変化した

 

〔召喚キャラクター〕

《Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ》

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

クロエ・フォン・アインツベルン

美遊・エーデルフェルト

 

《Fate Grand Order》

シトナイ

 

《魔法少女リリカルなのは》

高町なのは

フェイト・テスタロッサ

 

《魔法少女まどか☆マギカ》

鹿目まどか

暁美ほむら

 

・第二宝具

〔GRM-00-00 イリヤ専用特殊G装甲クアンタ〕

 

元ネタはガンダム00のダブルオークアンタ

ギルガメッシュがイリヤを支持する『天使』『悪魔』『堕天使』の技術を結集させ、イリヤの戦闘及び逃走を手助けする為、趣味&ロマンを求めパワードスーツとして開発した。

 

~宝具説明~

アイギスで四人を呼び出した常態でトランザムし対象の回りを四人で攻撃、最後にトランザムライザーソードで敵を切り裂く。

 

~起動詠唱~

目覚めて、クアンタ

 

・クアンタ内蔵特殊システム

【武装追加換装システム『フルセイバー』】

《任意で発動可能》

クアンタの武装を換装させ、装甲をクアンタフルセイバーへと変化させる。換装には起動と同じく音声認識により発動する。

 

~換装発動詠唱~

私が望むのは、未来へと繋がる明日

 

【歌唱変換システム

『フォニックゲイン コントロール』】

《歌唱時発動》

クアンタの攻撃にシンフォギアと同じ用にイリヤの歌声をフォニックゲインに変換、ノイズへの攻撃を可能とさせる。

 

【魔力変換疑似太陽炉『GRMドライブ』】

常時、イリヤの魔力を変換しGN粒子を産み出すため『トランザムシステム』『クアンタムシステム』の発動には大量の魔力を消費する。

だが、イリヤの魔力によって本来ならあり得ない長時間に置けるトランザムでの活動が可能となる。

 

【武装換装変化召喚システム『アイギス』】

イージスに登録された単語を唱えると、その武装をしたキャラ達が現れる

 

~発動詠唱~

アシストコール○○○!

┌刹那→美遊『エクシアリペア』

├─ロックオン→クロエ『サバーニャ』

├──ハレルヤ→フェイト『ハルート』

└───ティエリア→なのは『ラファエル』

 

【英霊~Servant~】

 

1,アルトリア・ペンドラゴン

→ブリテンの騎士王、有名な聖剣『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』の担い手、《Fate/stay night》の記憶を持って現界している。

イリヤ家一番の腹ぺコさんであり、長女である事を主張しているが、戸籍では次女であり『わくわくざぶーん』のカフェ・キャメロットにて働いている

 

2,ギルガメッシュ

→古代『ウルクの王』であり、半神半人。数ある英雄の頂点、英雄王であり王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)に数ある伝説の武具を内包しており、《Fate/stay night》の記憶を持って現界している。

第12話『英雄の叫び』からは主人公であるイリヤを守ることにのみ慢心を捨てている

また、主人公の金銭面の助力&趣味として会社《ギルギルインテリジェンス》を立ち上げ、莫大な利益を得ている。戸籍では長男に当たる。

また、イリヤと声優で共演兄と妹を演じたことが話題となった。オリヤと共に歩いていると、ファンから最後のシーンを演じてほしいと頼まれることがあるらしい

 

3,クー・フーリン

→『クランの猛犬』などと呼ばれるケルト神話で一番有名な英雄。《Fate/stay night》の記憶を持って現界しており、主にバイトや主人公の変わりに料理をすることもある。戸籍では従兄弟に当たる

 

4,マーリン

→伝説の魔術師、また『花の魔術師』と呼ばれるアルトリアを導いた存在。ネットアイドル『マギ☆マリ』、ギルギルインテリジェンスに所属し活動しており、イリヤ達のアイドルソングの作詞作曲やアニメの製作に着手し金銭を得ている。また第3話から黒歌を動画編集のアシスタントとして雇っている。戸籍上は次男である

 

5,アストルフォ

→『シャルルマーニュ十二勇士』の一人。見た目はピンク髪の美少女たが、性別は男、つまりは男の娘である。ギルギルインテリジェンスの誇るトップモデルの一人であり、戸籍上三男に当たる

 

6,ジャック・ザ・リッパー

→19世紀のロンドンを恐怖に陥れた連続殺人気『切り裂きジャック』。戸籍上は末っ子でありイリヤのした、つまりは妹であり娘である。

なおゲームが大好きでポケモン好き、ギルギルインテリジェンス契約プロゲーマー『キル・ザ・ジャック』として活動している

 

7,ヘラクレス

→ギリシャ神話の大英雄。《Fate/stay night》の記憶を持って現界しており、イリヤを守り抜く事を誓っている。また、戸籍上は叔父のポジションとなっている。常にイリヤを見守り時折穏やかな笑顔を見せている

 

8,ジャンヌ・ダルク

→世界で一番有名な聖女でありフランスで有名な英雄『オルレアンの聖処女』。元は農民の娘でもあるのでアルトリアに次ぐ腹ペコさん

戸籍上では長女であり、家外では真名ではなく以前に現界したとき(Fate/Apocryphaの記憶持って現界している)に依り代になった少女の名を借り、レティシアと名乗っている

また、彼女はもまた『わくわくざぶーん』で働いており、イルカのショーを任されている

 

9,メディア

→ギリシャ神話におけるコルキスの王女。《Fate/stay night》の記憶を持って現界している。ソウイチロウと共に喫茶葛木を経営しており、イリヤのバイト先の店長。

 

10,エレシュキガル

→メソポタミア神話の冥界の神、エレシュキガル。現界したが冥界は悪魔が管理しており人間界で遠坂エレンとしてモデル業をしていたところをギルガメッシュに見つけられ会社にスカウトされた。イリヤに対し少しだけヤンデレになるときもしばしば、ギルギルインテリジェンスではトップモデルの一人。

 

11,イシュタル

→メソポタミア神話美と金星と争いの女神イシュタル。ライダーの姿で現界、ギルギルインテリジェンスのトップモデルであり遠坂凛の名前で活動している。肩に乗った牛?グガランナの世話はイリヤが行っている

 

12,ジーク

→《Fate Apocrypha》の主人公。現状は大学生で後々ギルギルインテリジェンスで就職することが決まっているらしい。何度かアストルフォと手を繋いで歩く姿がスクープ写真として何度か雑誌に掲載されたが何故かそのカップルが人気となり、アストルフォの相手がいる写真撮影はほとんどジークが行っている。

 

13,アーチャー、エミヤ

→赤い外套のアーチャーであり、弓を使わず剣での戦闘をこなす。《Fate/stay night》の記憶を持って現界しているため、アルトリアやクー・フーリンとは良く会話をしている。オリヤに対しての思うところはなく、彼女のこなす家事の数を知り酷く驚いていた。休日はオリヤと料理をするかアルトリアと出掛けるかシトナイにからかわれている

 

14,アサシン、エミヤ

→《Fate/stay night》、《Fate/Kaleid linerプリズマ☆イリヤ》の両方の記憶を持って現界している。良くアイリスフィール、プリヤ、クロエ、美遊でピクニックへと向かったり、アイリスフィールとデートしたりと原作では考えられないような平和な日々を過ごしている

 

15,アイリスフィール、天の衣

→《Fate/stay night》、《Fate/Kaleid linerプリズマ☆イリヤ》の両方の記憶を持って現界している。切嗣と共にエミヤとオリヤが料理をする姿を幸せそうに眺めている。ニンフィアが良くリボンの様な触手をアイリスフィールと切嗣を繋ぐように腕に絡めている所を良く目撃されている

 

【イージス~召喚キャラ~】

1,イリヤスフィール〔プリズマ☆イリヤ〕

→プリズマ☆イリヤの記憶を持っており、イージスの外に自由に現界でき、ほとんど毎日をだらだらと過ごしている。というのも彼女が学校へ行かなくても良く彼女の見た目と歳では働けないためである。最近まではツヴァイリヤと

呼ばれていたが最近はプリヤと呼ばれている

 

2,クロエ・フォン・アインツベルン

→プリズマ☆イリヤの記憶を持って現界しており、オリヤへは良く甘えている。膝枕や頭を撫でる等をされており、常に魔力が供給されているためよっぽどの事がなければ魔力供給を頼まない。そもそもオリヤの魔力量が規格外なため、魔力供給をしようものなら魔力を吸いすぎて倒れてしまう

 

3,遡月美遊

→プリズマ☆イリヤの記憶を持って現界しており、プリヤやクロエを纏めるお姉ちゃん的なポジションになることが多い。一日のほとんどをプリヤの近くで過ごしているが、ごく稀に虚空へと話しかけている姿が見れる。最近は赤い外套のアーチャーと良く話をしているらしい

 

4,シトナイ

→珍しくどこの記憶も持たない通常のサーヴァント。『シトナイ』と言う真名で『私とシロウのスローライフ』と言うゲーム実況、配信をしている。動画投稿者としてギルギルインテリジェンスと契約している

 

5,高町なのは

→イージスが呼び出したifの繋がり。イリヤ宅ではフェイトと共に行動することが多く、家ではプリヤ組とゲームを良くしているらしい

 

6,フェイト・テスタロッサ

→なのはと同じくイージスが呼び出したifの繋がり。なのはと共に行動することが多くゲームは少し苦手、最近編み物を始めたらしい

 

7,鹿目まどか

→イージスが呼び出したifの繋がり。主人公が助けた時空のまどかなのかは分からない。イリヤと共に激辛麻婆豆腐を共に食べる事がある

何故か、涼しい顔をして食べており他のイージスメンバーは頭を傾げている

 

8,暁美ほむら

→イージスが呼び出したifの繋がりではなく、まどかを追ってアーチャーエミヤと共に現界した。まどかと出掛けては服を見に行ったり、本を読んだりとまどかと共に学生らしい生活を送っている

 

 







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イリヤinカルデア~エミヤルートif~

※注意

この物語はオリヤ(シールダー)がカルデアに召還され

他のサーヴァントはオリヤについての記憶が無い物としてお読みください

また、作者はFateのどのシリーズもちゃんと見たことがないので凄い駄文となっています

それでも良いと言う方は楽しんで読んで頂けると嬉しいです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはカルデアの厨房にて、藤丸立香が呟いた一言から始まった

 

「そう言えば、エミヤが泣いてる所って見たこと無いな…………」

 

「マスター………お前という奴は急に何を」

 

「だってさ、他の英霊………例えばおっきーとかマンドリカルド、黒ひげはアニメとかドラマを見て泣くじゃん?やっぱりそう言うのでストレスを発散したりしないのかなぁって」

 

それを聞いた赤い外套のアーチャー

 

エミヤは眉間に手を当てその場から去ろうとした

 

だが、それを聞く人物がいた

 

「ほぅ、それはいかんなぁ贋作者(フェイカー)

 

そう言うのはFate/stay nightの格好をした英雄王、ギルガメッシュである

 

「あ、王様!王様もそう思う?」

 

「無論よ。どれ、数日後までに贋作者(フェイカー)が泣くような催しを用意しておこう」

 

「あ!私も手伝う!」

 

そう言って食堂を出ていく藤丸立香とギルガメッシュにエミヤはこれから起こるであろう事態に頭を悩ませ厨房へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

「『エミヤを泣かせ、チキチキ!カルデアのオカンドロップさせ選手権』?」

 

どうも皆さん、知ってるけど皆が私を知らないカルデアに召還されました。イリヤです

 

(カルデアに来ても通常運転のイリヤに驚くイリヤスフィールよ)

 

それにしても、なにこれ?

 

『エミヤを泣かせ!チキチキ!?カルデアオカンティアドロップ選手権』

 

この張り紙によると、エミヤが泣いたのをカルデアで見たことがない

 

ならば泣かせよう、エミヤを泣かせることが出来ると思う猛者よ、参加してみよ

 

※エミヤを泣かせた者にはエミヤを好きに出来る権利が与えられる

 

正直に言うと、参加……どうしよ?

 

そう言えばイリヤスフィール

 

(なに?)

 

イリヤスフィールの弟であるエミヤを追いかけてどんな過酷な道でも一緒に歩くよって感じの曲があるの

 

今でも日本に伝わるアニメの名曲なんだけど

 

それをバンドメンバーを組んでエミヤに向けて歌えばワンちゃん泣かせられるのでは?

 

(一応、聞かせて貰っても良いかしら?)

 

正直言うと歌詞もうろ覚えだけど、そう言うのを提供してくれそうな人は知ってる

 

私はとある英霊が住んでいる部屋へと向かう

 

私自身としてこの英霊はとても好感が持てる

 

言えばオタクとして通じあえるけど、何故かエミヤやこの世界のアルトリアとかが止めてくるんだよね

 

まぁ、良く危ない人みたいに思われるし

 

本人も隠さずにそんなことを言ってるからなんだけど

 

私の友達なんだから私の勝手だと思うんだけどね

 

そう思いながら私は、その部屋をノックしてこほんと咳払い

 

「やぁ、司令官。私だよ、開けて貰えるかな?」

 

すると部屋の扉が開くのて私はその中に入る

 

そこには部屋中に色んなアニメやゲームのポスターが張られ様々なフィギュアやDVDの並ぶ部屋

 

「デュフフwww良く来たでござるよ。イリヤ氏」

 

「やぁくろひー、おひさなの」

 

そう、私の目の前にいるのはサーヴァントライダー

 

黒髭こと、エドワード・ティーチだ

 

「デュフフww今日もまた完璧な響ボイスだったでござるよ、それにしてもイリヤ氏どうしてまた拙者の部屋に?」

 

そう言ってくろひーが椅子を進めてくるのでその場に座る

 

「くろひーくろひー、■■■■■■■■のCDある?ちょっと聞きたくなったんだけどCD持ってなくて」

 

「む?少し待ってて欲しいですぞ、えっと確かこの辺に」

 

そう言ってくろひーが棚のCDが大量に並べられている所に向かうと私の頼んだ曲を探しだした

 

(はぁ、イリヤは良くこいつと仲良く出来るわね)

 

オタクはみな友達、そう思ってるからね!

 

「おっ、あったでござるよ」

 

そう言ってCDを持ってきてパソコンを馴れたように片手で操作しCDを入れてヘッドフォンをセットする

 

「ありがとなの」

 

そう言って私はヘッドフォンをつける

 

さてイリヤスフィール、流すよ

 

そう言ってその曲を流し最後まで聞き終え、ヘッドフォンを外す

 

どう、イリヤスフィール

 

(確かに、これなら良さそうね。歌うときは二人で歌うわけね。私の思いを伝えるように)

 

うん、その通りだよ

 

イージスの皆に協力してもらって

 

ボーカルは私とイリヤスフィール

 

ベースはミユでドラムはクロエちゃん、こんな感じかな?

 

(そうね)

 

「お、聞き終わったでござるか?」

 

「うん。ありがとねくろひー、助かったよ」

 

「それにしても、何故この曲を?」

 

「実はくろひー、かくかくしかじかなの」

 

「なるほど、つまりはイリヤ氏はこの曲でエミヤ殿を泣かせるのですな?それでまずは原曲を聞くために拙者のもとに」

 

「うん。今から誰かにドラムやギター借りてくるの、出来ればさっきの曲の楽譜とか印刷出来ない?」

 

「それなら用意しておくでござるよ。デュフフ、それにしてもこれを歌うと言う事は実質イリヤ氏の活動していて時のアイドル、カレイドファンタズムの歌声を聞けるのでごさるな」

 

「当日は絶対にきてね?」

 

「もちろん!は!?ビデオは回した方が良いのでは?」

 

「もちろん良いよ。じゃね」

 

そう言ってそれぞれのパートの楽譜を印刷してくれたくろひーに感謝し私は楽器を提供してくれそうな人を探す

 

さすがに、エミヤに楽器を投影して貰うのは無理かな

 

(それだとばれちゃうから、仕方無いわ)

 

ギル兄の所とか当たってみる?

 

(まず、貴方との記憶が無いんだから下手したら死ぬわよ?)

 

よし、まずは頼んでみよう

 

私は早速ギル兄のいる部屋に向かう

 

そう言えば私以外に参加してる人って誰がいたかな?

 

(いたとしても、私がシローを泣かして慰めてあげるんだから。負けられないわよ、イリヤ?)

 

アハハ、楽器の練習頑張らないとね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからギル兄から楽器を拝借することは出来た

 

普通に頼んだらオッケーされて驚いたの

 

それでその後はイージスの美遊ちゃんとクロエちゃんに頼んで一緒に歌うことがきまり

 

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトことアマデウスさんに頼んで私たちに楽器の指導をしてもらっている

 

アマデウスさんは最初こそめんどくさそうにしてたけど今となっては真剣に私たちを指導してくれている

 

まぁ、何故かギル兄が楽器を貸して貰う際にセッティングもしてくれる(そもそもギル兄じゃないと取り出せないし運べない)ので何時も私たちの練習風景をみる感じになっている

 

私はギターを引きながら歌うので、歌いながら踊るアイドルとは少し変わっていて楽器を引きながら歌うのは大変だ

 

美遊ちゃんやクロエちゃんも初めてこんな楽器を使うのか少しだけ難しそうにしている

 

歌うのを通す時は必ずくろひーに頼んで演奏と歌唱を録画

 

そして録画した映像を見てダメな箇所や音程のずれを少しずつ改善していった

 

すごいね

 

今の所、楽器指南の先生『アマデウス』

 

スポンサー『ギルガメッシュ』

 

ディレクター『くろひー』

 

すごい豪華だね!

 

(1人だけあだ名なのは気にしないで置くわ)

 

うーん、バックの映像はいつもならマーリンに頼む所なんだけど………

 

そう悩んでいると、くろひーがそれっぽいアニメーションを製作してくれるそうです

 

それっぽいイメージや映像を伝えると

 

刑部姫、おっきーの所で一緒に作ってくれるそうです

 

何故か私の知らないところでどんどんとLIVEが大きくなっている気がするの

 

そんな訳で今日も皆で練習!

 

「ギルガメッシュ氏、イリヤ氏のここのパートは少しだけ楽器を演奏するのをストップして歌いながら手を伸ばす動作をいれるのは?クロエ氏やミユ氏の所にもマイクを置いて演奏の合間に余裕があるようなら歌えるようにすれば」

 

「なるほどな、それもありか……雑種、アニメーションの方はどうなっている?一応、明後日が大会だが、間に合うのか?」

 

「何とか、今日の夜には完成する予定でござるよ。なので明日は映像を演奏と同時に流せるようこちら側の練習も行う予定でござるよ。」

 

「フッなら良い。これであのフェイカーも問題なく泣くだろうよ」

 

そう大会本番に向けて話し合うディレクター(くろひー)スポンサー(ギルガメッシュ)

 

「はい、一体休憩だよ。」

 

そう言ってパンと手を叩くと、美遊ちゃんは息を吐き

 

クロエちゃんは背を背伸びをする

 

「イリヤちゃんは歌に集中すると少しだけ楽器の演奏が遅れるからそこを気をつけて。ミユちゃんは周りに会わせようとする癖がある、だからもっともっと自分を出してみて。逆にクロエちゃんは1人で突っ走る所があるから少しだけ二人に合わせるようにね」

 

「はい!」

 

「えぇ」

 

「わかりました」

 

こうして私たちは来るべき『エミヤを泣かせ!チキチキ!?カルデアオカンティアドロップ選手権』の日へと備えた

 

何度も練習し歌詞を覚え、そしてその日はやって来た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『さぁ、始まって参りました!『エミヤを泣かせ!チキチキ!?カルデアオカンティアドロップ選手権』司会は私!藤丸立香と!」

 

「おはようからお休みまで、マシュ・キリエライトが進行させて頂きます!」

 

その声に食堂に集められた様々な英雄達が拍手する

 

「さてさて!今回のルールは簡単!」

 

「どんな手を使ってもエミヤを泣かせることが出来た方がゆ、優勝?です!」

 

「さてさて、今のエミヤに話を聞いてみよう!どう?エミヤ」

 

「はぁ、何でこんなことになっているのか………だが挑戦されるからには泣かないようさせて貰おう」

 

そう言ってニヒルに笑うエミヤ、一方私たちはと言うと控え室にて待機中です

 

イージスのメンバーももとから出ていて、私たちが登場したと同時にギル兄がそれぞれの楽器を出してくれるそうです

 

一応、映像はステージ裏でディレクターが回して横から私たちのLIVEを見てくるそうです

 

さてさて、凄く緊張するけど頑張ろう

 

(えぇ、お姉ちゃんの力をシロウに見せてあげるんだから)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エミヤside

 

 

開会から数時間、エミヤはと言うとFGO世界のアイドル

 

「私の美しい歌声に泣きわめきなさい!いくわよ!私のニューシングル!」

 

エリザベート・バートリーことエレちゃんのLIVEを開催され

 

「次の参加者はもちろん、余だよ?さぁ、余の歌声に聞き惚れるが良いぞ!」

 

ローマであるネロ帝のリサイタルが開かれた為にエミヤの耳はやられそうになった

 

「「「「これで私達のはっぴょーをおわりまーす!」」」」

 

カルデアロリ組による発表会

 

エミヤは少し同様と同時に彼女達の成長を感じたが泣くまでに至らず

 

他にも様々な英霊が芸や劇を行ったが、泣くまでは至らなく

 

そして、とうとう最後の組となった

 

「むぅ!本当にエミヤが泣かない!もう最後だからこの子達にかける!!マシュ」

 

「はい、最後の方ですがえっと沢山の方が1つのグループとして参加しているようです」

 

その言葉にエミヤは頭を傾げる

 

今の所は英霊が個でエミヤを泣かそうとしてきた

 

そして今から呼ばれるのは沢山の英霊が集まって出来たグループ

 

「えぇ、次の方はチーム『カレイドファンタズム~ifカルデア~』さんです!」

 

カレイドファンタズム、その言葉自体に聞き覚えがない

 

だが、どうにも私の霊基が何かを知らせていた

 

「ええと、メンバーはアニメーション担当、刑部姫さん。音楽アドバイザー、アマデウスさん。そしてディレクター、エドワード・ティーチさん。そしてスポンサーはぎ、ギルガメッシュさん!?」

 

「なにそれ!?てか王様とくろひー達って仲良かったっけ!?」

 

会場もまさかの組み合わせにざわつきながらも呼ばれたメンバーはそれぞれがステージに上がる

 

まさか、ここにきて英雄王の登場か

 

油断は出来ない

 

「えぇと、最後にシールダーイリヤさんとイリヤさんの呼び出したクロエさんと美遊さんです!!」

 

その声と共にifの世界から召還されたイリヤ

 

だがその姿はオレの知る彼女ではなく全くと別人であった

 

あのイリヤは羞恥心がなく、時折とても危なっかしく姉ではなく妹のように見える

 

すると、イリヤ、ミユ、クロエの三人がステージに上がり中央に並ぶ

 

オレにとっては目を疑う光景だった

 

彼女と英雄王が一緒にいるのは、まずあり得なかった

 

するとイリヤは回りの英霊をみて頷くとギルガメッシュが王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)を背後に展開するとその中から現れたのは二本のギターとベース

 

そして床にくっつくように現れた黄金の波紋から現れたのはドラムだった

 

すると英雄王はイリヤの方を向いて微笑みステージの恥へと向かい黒髭や刑部姫と話ながら端末を操作する

 

一方、アマデウスは王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)から現れた楽器のチェックを行うと同じようにギルガメッシュ達の元に向かう

 

するとイリヤはベースを方から下げて構えてマイクの前に立ち

 

美遊はギターをもち、彼女らの後ろにあるドラムにクロエが座る

 

するとイリヤはゆっくりと息を吐き口を開いた

 

「まず、感謝を述べるね。ギル兄……じゃなくてギルガメッシュさん、アマデウスさん、くろひー、刑部姫さん………私のお願いを聞いてくれてありがとう。そしてエミヤ………いや」

 

その時だ、イリヤの瞳の片方が黄金色へと変化した

 

まさか、彼女の目は魔眼の部類か?

 

「『シロウ、絶対に泣かせるから。覚悟して聞きなさい?」』

 

「な!?」

 

その口調、そして雰囲気そして此方を見てウインクをする彼女は

 

別の世界の妹でも、サーヴァントでもない

 

自分の知るイリヤスフィール・フォン・アインツベルンと言う姉と酷似していた

 

頭の中に多くの疑問と、嬉しさがオレの心を揺らす

 

イリヤが辺りを見回すと、クロエと美遊は楽器を構え、端にいる英霊達はパソコンを見つつイリヤを見て頷くと

 

クロエがその両手にもったスティックを三度ならす

 

次の瞬間にはまるで電撃のように激しいギターとベース、ドラムが鳴り響き

 

イリヤ達の背後のスクリーンには草1つない荒野に立つオレにそっくりな男が立っている映像が流れる

 

「『渇いた心で駆け抜ける!

   ごめんね……何もできなくて」』

 

そしてそれを見ているイリヤと似た少女

 

イリヤ達の歌う歌詞にはイリヤの思い宿っているように聞こえた

 

「『痛みを分かち合うことさえ

     あなたは許してくれない」』

 

すると場面が変わり、少女を背に歩いていく1人の男が

 

「『無垢に生きるため振り向かず」』

 

ゆっくりと少女の元から歩き去っていく絵が流れる

 

「『背中向けて 去ってしまう

   on the lonely rail」』

 

次の瞬間に少女は走り、男へと手を伸ばす

 

「『私ついていくよ!」』

 

あぁ…………

 

「『どんな辛い!世界の闇の中でさえ!

    きっとあなたは輝いて!」』

 

あの日、オレは日本を出て“正義の味方”になるため活動を開始した

 

皆を、イリヤを置いて1人で

 

『どこに行くの、シロウ』

 

『イリヤ、俺………』

 

『分かってるよ、きっとシロウはそうしたいのは………だからちゃんと帰ってきてね。じゃないと私、泣いちゃうから』

 

『あぁ、出来るだけこまめに連絡するさ。イリヤの事は悲しませない、約束だ』

 

「『超える未来の果て!

 弱さ故に、魂こわされぬように!」』

 

イリヤはそう言ってオレを送り出してくれた

 

姉を傷付けさせたくなくて、すぐに帰ると

 

連絡をすると言った

 

「『my way 重なるよ

   いまふたりに God bless...」』

 

そして長い間、海外で活動していたオレは

 

多くを救うために、この身を抑止力に差し出し多くの戦場を経験して、心がすり減っていった

 

「『届けて熱くなる想いは

       現実溶かしてさまよう」』

 

イリヤはホムンクルス、長くは生きられない

 

知り合いからイリヤの事を告げられて、久しぶりに帰った冬木には、ベットに寝たきりのイリヤの姿があった

 

オレはいつからかイリヤへと連絡をすることを忘れていた

 

そう、目の前の映像のようにイリヤにのっては突然と消えたように思えたのかもしれない

 

「『会いたい気持ちに理由はない

 あなたへあふれだす Lovin' you」』

 

情けなかった、自分で言い出した約束も守れずいた自分が

 

せめて、最後まではイリヤの元にいよう

 

そうしてオレはイリヤの最後を見とり再び、海外へと飛んだ

 

「『せめて美しい夢だけを

    描きながら追いかけよう

     for your lonely heart」』

 

映像の男は1人荒野に佇んでいる

 

「『やめて嘘はあなたらしくないよ」』

 

その時だ、男の背後に1人の少女が歩み寄るが男は少女を突き放そうとする

 

「『目を見てこれからのことを話そう

     私覚悟してる」』

 

映像の少女はまるで、男に抱き付き

 

まるで、共に歩もうと懇願するような表情を浮かべる

 

「『暗い未来だって!強くなって!

  運命変えられるかもね!」』

 

そしてイリヤの歌声には大きな意思のような物が宿っているように見えた

 

「『my wish かなえたいのに

     すべては God knows...」』

 

その時だ、映像が切れ変わりカルデアらしき建物が写し出される

 

「『あなたがいて 私がいて」』

 

そう言ってイリヤは演奏を止めて俺へとて差し向けた後に自信の胸に手を当てる

 

「『ほかの人は消えてしまった」』

 

その場には凛や桜、藤姉に似た人が此方へと笑いかけたと思うと別の姿となって歩いている中

 

俺に似た男はその道をを歩いていく

 

背後に少し遅れて少女が着いてきていることに気付かず

 

「『淡い夢の美しさを

      描きながら傷跡なぞる」』

 

そして戦場にて、その男は傷付きながらも敵らしきモンスターに対し立ち上がろうとする

 

「『だから!私ついていくよ!!」』

 

そのイリヤの声と共に映像の中ではイリヤに似た少女が傷付き膝を着く男へと手をさしのべる

 

もしかして、イリヤは今からでも俺と

 

「『どんな辛い世界の闇の中でさえ」』

 

俺と同じ道を歩もうと、いや

 

「『きっとあなたは輝いて!」』

 

俺と一緒に進もうとしてくれているのか?

 

「『超える未来の果て

    弱さ故に魂こわされぬように」』

 

ふとイリヤと目が合うと、イリヤは優しそうな笑みを浮かべた

 

『もう私は大丈夫。だからこれからはシロウと一緒にいて、進んであげるよ。弟を導くのも、お姉ちゃんの仕事なんだから』

 

まるで、イリヤの伸ばす手は俺を導くように言うイリヤの言葉が聞こえた

 

気付くとオレの頬には、涙が伝っていた

 

「『my way 重なるよ いま

     ふたりに God bless...」』

 

 

そう言って歌い終えた食堂は大量の拍手に包まれた

 

「『シロウ、お姉ちゃんもう大丈夫。だから連れていって、貴方の道に………いや、私が引っ張っていってあげるよ、だって私はシロウのお姉ちゃんなんだから」』

 

こうして『エミヤを泣かせ!チキチキ!?カルデアオカンティアドロップ選手権』は『カレイドファンタズム~ifカルデア~』が優勝した

 

誰もが少女の歌声に聞き惚れ、拍手を送った

 

だが、魔法少女達や騎士王や美の神達は大分驚きながらも何処か私も頑張らないと

 

と言う気持ちに襲われたらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大会が終わり、静かになった夜

 

カルデアの食堂にて赤い外套のアーチャーエミヤと、ifの世界の少女イリヤはテーブルに座っていた

 

「君は、オレの知るイリヤ……なのか」

 

「『えぇ、そうよシロウ。でもシロウの前に居る私はこの体のもう1つの人格だから、少しだけ変だけどね」』

 

「そう、か………」

 

「『いつの間にか、こんなに成長しちゃって」』

 

そう言って少女は椅子に立ってエミヤの頭を撫でる

 

「止めてくれよ、子供じゃあるまいし」

 

「『シロウ、他にも沢山言いたいことがあるの。でもね、今はこうさせて」』

 

そう言ってイリヤは笑う

 

エミヤはそれを少しだけ気まずそうに、笑っていた

 

 

 

 

 

 




みんな久しぶり!

少し前のガチャでガネーシャ二体引いてピックアップのシトナイ来ない

訳が分からないイリヤです!!

(まず☆5を続けて引いたことを読者に謝罪した方が良いと思うイリヤスフィールよ)

それより十連で☆4、5礼装で絵が
桜→士郎→凛の順番で出たことが自慢だと思ってるの

それはさておき、この度少し前から私たちの外伝が始まりました!

【外伝】もうやだ……助けてバーサーカー!!!! 「イリヤ、ブラック鎮守府で頑張るの!!」

リンク先はこちら!↓↓↓
https://syosetu.org/novel/256082/

是非読んでね!

それと「ちいさな魔女」さんと再びコラボさせて頂きました!
ちいさな魔女さんの作品『東方怪獣娘ー怪獣を宿す幻想少女達ー』と『何で他の転生者には家があるの?』がコラボいたしました!

クロエちゃんが頑張ってるので応援してあげてね!

リンクはこちらです!↓↓↓https://syosetu.org/novel/248657/


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一話だけの為のタグじゃない事を証明してやるの!『本当にこの世界は大丈夫なの?』

だいぶお久しぶりです。

リアルで忙しかったり、『魔剣戦士イクス』を書くので忙しくて中々投稿できませんが、こうして時々の更新になります

今回の話は上の通り、一話にネタで出す為だけに1つのタグを使っていましたので、せっかくだしその要素も足そう!と思いこの話を書きました

皆さんも予想してみてから読んでくださいね?




 

 

 

 

クオウシティ

 

そこでは、1人の少女を追いかけ

 

日に日に勢いと性癖を歪めている魔王少女と紅き悪魔がいた

 

駒王街の科学者達はそんな追われる少女を奴らから救う為

 

冥界と天界に存在すると言われている幻と言われるドラゴンへと目を付けた

 

以前、冥界にて使い魔の森を制していた青き瞳の竜が何者かに捕獲された

 

だが、そのドラゴンより遥かに超越した力を持つドラゴンが冥界と天界に存在しているらしい

 

冥界の奥深く、大地よりも深き場所に封印されているとされる敵全てに滅びをもたらすと言われる“黒鉄の龍”

 

天界より高き空より生来し、速のスピードで敵を穿ち、全てを救うとされる“白き星の龍”

 

この二匹を少女の味方にすべく、科学者達は動きだした

 

少女の平穏のために

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

どうも皆さんお久しぶり、イリヤです!!

 

うp主がテスト&オリジナルを書くために放置されてたけど、久しぶりに出てこれたね!

 

さてさて、早速ですが私は何をしているかと言うと

 

『集中しなさい!イリヤ!!』

 

その時、リンク状態の私の口からイリヤスフィールの声が出る

 

「イリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になってイリヤちゃん眷族になって」

 

目のハイライトが消えた魔王少女に追いかけられてます

 

まずいよ、捕まったら間違いなく身の危険を感じる事をされる気がするの

 

「イリヤスフィール!クアンタに魔力を回して、トランザムで逃げる!!目覚めて、クアンタ!」

 

すると纏っていた衣服が翡翠色の発光する装甲が所々に付いた真っ白のロボの擬人化のような姿に変わっていく

 

ついでに白なのはイリヤカラーに改修したからなの

 

その状態で地をけってGN粒子を放出しながら飛ぶ

 

『魔力変換完了、フルパワーで行くわ!』

 

「トランザム!」

 

胸の装甲埋め込まれあ翡翠色の装甲が淡く発光し、白い装甲が赤く変わる

 

さっきより早く、速く空を駆ける

 

流石にこれで大丈夫だよね?

 

『っ!?イリヤ、レーダーに二つ目の反応が!!』

 

「へ?」

 

その時だった

 

「ひーびーきーちゃーーーーーん!!」

 

「げッ!?」

 

そこにはコウモリのような真っ黒な翼で此方へと飛翔する艦隊これくしょんの響と夕立の服を服を持った僅かに頬が上気している赤いアークマさんがいた

 

このままだと、確実に真横から抱き付かれる未来が見えた

 

私は赤いアークマさんが目の前に迫った瞬間に粒子化してそれを避ける

 

「よし、今の内に」

 

そして直ぐに真上に上昇する

 

流石の赤いアークマも魔王少女も酸素が薄い高度まで飛べば大丈夫のはず!

 

『イリヤ!無事か!!』

 

「ギル兄?」

 

頭に付いた角のようなセンサーから伸びたイヤホン型通信機からギル兄の声が聞こえた

 

「無事だよ、今もあの二人に追いかけられてるけどね!」

 

そう言いながら更に魔力を回してGN粒子を放出しながらスピードをあげる

 

『そうか、なら今すぐギルギルインテリジェンスの屋上へ転移しろ。奴らへの対抗手段が、たった今到着した』

 

赤いアークマと魔王少女への対抗手段!?

 

クアンタでも撒けない二人への対抗手段なんてもはや神速か光速のスピードじゃないとだめじゃないかなぁ?

 

「わ、分かったの!イリヤスフィール」

 

(粒子ワープゲート起動、ワープ先をギルギルインテリジェンス屋上に!)

 

真上にソードビットが円環に展開され、転移する

 

「イリヤ!」

 

ギルギルインテリジェンスの屋上には何故か白衣をきた研究者のような人たちがパソコンを打ち込んでいた

 

ギル兄の所に降りてトランザムを解除する

 

「イリヤ!これが奴らがお前のために製作したアイテムだ。お前の魔力を生け贄に呼び出すように調整されている、最初にこいつを呼んで逃走、無理ならこいつを生け贄にこいつを呼べ!」

 

そう言ってギル兄が二枚のカードのような物を渡してくる

 

「こ、これって!」

 

「クアンタの左腕腕の装甲に差し込めるようになっている、まだ二枚しか到着していないが今回はこれで足りる筈だ」

 

危ない!?凄く危ないよ!?

 

てかなんでこの世界にこいつら居るの!?

 

世界線全く違うよ!!

 

(なるほど、一話だけの為のタグがこれからは使われる事になるのね)

 

イリヤスフィール、何の話?

 

わたし、分からないよ?

 

「イーリーヤーチャーン!!」

 

「ひーびーきーちゃーん!!」

 

その声が聞こえ、ふと空を見上げると何故か少し先まで赤いアークマと魔王少女が飛んできていた

 

あれ?

 

「うそでしょ!?私達転移したのに追い付くし場所が分かるってどういう事!?」

 

思わずそう叫ぶと

 

「「愛がなせる事よ!!/だよ!!」」

 

「愛!?」

 

Q,そこに愛はあるんか?

 

A,独占欲と恐怖しか感じられません

 

「行け!イリヤ!!」

 

私は直ぐに屋上の地面を蹴って飛翔する

 

(イリヤ、さっきのカードは一体何?)

 

一言で言うなら、この世界に存在しちゃいけない!

 

てか存在してたのに良く見付からなかったね!?って感じ

 

いや、あの3神よりはましなのかな?

 

チラリと後ろを見ると、ギル兄の放った王の財宝から発射された武具を簡単には避けて此方へと飛んでくるアークマと魔王少女

 

思わず立ち止まって2度見するが事実は変わらない

 

「……うそーん」

 

(うそでしょ!?しっかり狙ってるの金ぴか!?)

 

「とにかく逃げる!」

 

クアンタに魔力を回しつつ、ひたすら前へと飛ぶ

 

『嘘でしょ!?さっより遥かに速い!?』

 

イリヤスフィールの驚く声にふと後ろを見ると直ぐそこまで赤いアークマと魔王少女が迫っていた

 

「ギル兄、早速使わせて貰うよ!ドロー!!」

 

そう言って左手に差し込まれている真っ白なカードと茶色のカードの内、真っ白なカードを右側に水平に振るって取り出す

 

「私の魔力を糧として、呼び声に答えて!」

 

そう言ってカードを目の前に翳す、真っ白なカードが光輝く

 

デーテーテ♪デーテーテ♪デーテーテ♪デーテーテ♪

 

 

「集いし夢の結晶が、新たな進化の扉を開く! 光射す道となれ!」

 

 

飛んでいる私の真上に大きな光の輪が何重にも現れ、その中に私の手から白いカードが飛んでいき輪の中に入り大きく光り

 

大きな1つの存在を形作っていく

 

バイクじゃ無いけど……ま、いっか

 

結構スピード出てるし、召還するときの詠唱やらなきゃだめっぽいし

 

「アァァクセルシンクロォオオオオオ!!!」

 

するときの光の輪の中央を光が満たし、その姿が現れる

 

「生来せよ!

 

   シューティング・スター・ドラゴン!」

 

全体的に身体が白い装甲に覆われ、頭部の左右に角が伸びており、翼は飛行機の主翼のよう

 

また飛行の際に手足を畳み翼と翼の間からジェット噴射のようなもので噴流を起して飛んでおり

 

神秘的な姿の真っ白な竜

 

遊戯王にて、不動遊星が使用するエースカード?の1つ

 

シューティング・スター・ドラゴンが私の真上に出現した

 

(綺麗……)

 

「ふつくしい………なの」

 

思わず見とれていると後ろの方から驚きの声が響く

 

「えぇえええええええええええええ!?嘘でしょ!?あれは……幻の流星龍!?」

 

「まさか、本当に!?」

 

へ?幻の流星龍?

 

「赤龍帝ドライグや白龍皇アルビオンより前から存在していると噂された最も速いスピードを持つ伝説のドラゴン!?昔に大きな争いを止めようとした少年の思いが呼び出したと言われてるけど本当に存在してたの!?」

 

今さらだけど本当にこの世界ハイスクールD×D?

 

確実にその少年の名前に“遊”の文字がはいってるよね………

 

「私を導いて、シューティング・スター・ドラゴン!!」

 

するとシューティング・スター・ドラゴンの頭が私へ来る向かい風を遮り、さっきよりも速く、速く空を駆ける

 

みるみると赤いアークマと魔王少女が遠ざかって行くのが見える

 

「凄い……これがシューティング・スター・ドラゴンとアクセルシンクロの力、クリアマインド!」

 

(絶対違うと思うのは私だけかしら?)

 

こうして私達は今日奴らから逃れる事が出来たのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告!

 

 

新たな力、シューティング・スター・ドラゴンを手にし新たな逃走手段を手に入れたイリヤ

 

どうにかアークマから逃げ去り平穏を手に入れたと思ったが、なんと夜に禍の団がイリヤの家へと攻めてきた!?

 

奴らから家を、家族を守るため

 

イリヤの持つもう一枚のカードが解き放たれる

 

次回、もうやだ助けてバーサーカー

 

『禍の団全滅!?封印された龍』

 

 

 






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???「真の決闘者(デュエリスト)なら、何のカードが出てくるか当ててみな!!」



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禍の団全滅!?封印された龍

誕生日なので、初投稿です


 

通常の人には見えない壁、そんな壁付近にイリヤのサーヴァント達が全員

 

それぞれが戦闘態勢で佇んでいた

 

「ふむ、可笑しいね。確かに結界に反応があったんだけど」

 

「そうね、誤作動なんて起きるわけないわ」

 

白いローブに大きな杖を持ったマーリンはそう言って考えるように片手を顎に添える

 

逆にメディアは魔術で結界を解析している

 

「ですが、結界からは大軍の反応が出たのですよね?」

 

「だと考えたら、こんなに静かなのも変ですね」

 

そう言って意見を交換するアルトリアとジャンヌ

 

「一回ヒポちゃんで外から見てみる?」

 

「なら、私は鷹の目で捜索しよう」

 

索敵に出ようとするアストルフォにエミヤ

 

「はぁ、ゲーム止めて慌ててきたのに………」

 

「仕方ないよ、本当に突然だったんだし。戦わなくて済んで良かった~」

 

「そうだね」

 

戦わなくて済んだと安堵するプリヤ、ゲームが惜しいところだったことに少し悲しむクロエ

 

そしてそんなプリヤに寄り添う美遊

 

その時だ

 

彼らが立っている地面から大きな魔方陣か展開し、発光しながら点滅する

 

「避けろ!!!!」

 

直感からなのか、アルトリアが叫び声をあげる

 

だが、それにすぐ反応できたのはその場から即座に離脱したギルガメッシュとエルキドゥのみ

 

次の瞬間、その場にいた他のサーヴァント達はその場から消えると同時に悪魔、天使、堕天使、魔法使いの軍団が出現する

 

「転移の魔術………雑種共が」

 

「恐らく、みんなと奴らの位置を入れ換えたんだろう。ギル、どうする?」

 

「仕方あるまい、我とお前で片付ける」

 

「でも、流石にこの大軍は厳しいかな?」

 

「問題ない、イリヤにはあのカードを渡している。それにイリヤの宝具もある、持ちこたえてくれよイリヤ……いくぞ、エルキドゥ」

 

「そうだね、分かったよ」

 

そう言って二人は大軍へと向かっていく

 

だが、その軍勢は余りにも多く

 

二人で相手するなかイリヤの家へと進軍する奴がいたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

どうも皆さん!

 

遊戯王カードでのマイフェイバリットカードはサイレント・マジシャンLV4!

 

イリヤです!!

 

(一応、アストラルでもアテムでもないイリヤスフィールよ)

 

いやぁ、平和だねイリヤスフィール!

 

(何処が?)

 

チラリと家のマーリンの魔術で強化された窓ガラスから外を見る

 

そこには大量の魔法使いらしき人や堕天使、天使、悪魔達が家の前まで進軍してきていた

 

うん…………死んだ?

 

(いやいや、あの金ぴか達が今対処してるでしょ)

 

まぁ、そうなんだけどね

 

そう、以前に私の家に悪魔達が攻めてきた後

 

マーリンと店長が協力して私の家に三重で結界を施したらしいの

 

なんでも家の周り、少し離れたところ

 

遠くに分けて敵が攻めてこられないようになってるの

 

それで最初の結界が壊されたことで、皆が戦闘態勢になっていま外に出て行った

 

ギル兄は『もし、我達が対処し損じた奴らがこの家の近くまで来たときもう一枚のカードを使え』

 

そう言ってたけど、本当に対処してるのかな?

 

今のところ、家にはオーフィスちゃんが私の膝で寝てて

 

そんな私を守るようになのはちゃんとフェイトちゃん、まどかちゃんとほむらちゃんが魔法少女に変身した状態でそれぞれ武器を握っている

 

え?シトナイちゃんやプリヤやクロエ、美遊ちゃん?

 

皆はギル兄に付いていったよ?でも変なの、ギル兄とエル兄以外のパスがみんな遠い

 

さて、さすがにそろそろ出ないと

 

皆の帰るこの家を守らないとね

 

「仕方ない、そろそろ皆で出るよみんな」

 

そう言ってオーフィスちゃんから退いてクアンタを起動する

 

「みんな、ギル兄が託してくれた切り札を使うからほんの少しだけ時間を稼いで」

 

そう言って皆を一度イージスに戻し、クアンタを展開し粒子ワープゲートを開く

 

(粒子ゲートを家の屋根の上に展開したわ)

 

「ありがとなの」

 

早速、ワープゲートを通り外に出現するとすぐに火の玉が飛んできた

 

すぐに粒子化してそれを避けてGNフィールドを展開する

 

「みんな、時間を稼いで!!」

 

そう言ってイージスから皆を解放する

 

「任せて、行くよレイジングハート!」

 

『All right!』

 

「バルディッシュ!」

 

『Yes sir!』

 

そう言ってなのはちゃんが空を飛び飛んでくる敵へと砲撃

 

フェイトちゃんは近くに飛んでくる火の玉を切り裂く

 

「ほむらちゃん、サポートお願い!」

 

「任せて!」

 

ほむらちゃんがスナイパーライフルで足止めし、まどかちゃんが弓を使って魔法使いを無力化していく

 

「ドロー!!」

 

そう言って左手の茶色のカードを横凪に振るいながら引き抜く

 

「私の魔力を糧として、私の声に応えて!」

 

そう言ってカードを真上へと掲げ、魔力を流しつつ詠唱を行う

 

冥界に封印されし黒金の暴竜よ

 

詠唱を行うと、私の体の魔力がごっそりと抜けてカードに吸われていく

 

イージスに付いている私の魔力残量を示す宝石が全て光を失い

 

(イリヤ魔力が!?)

 

GNフィールドに変換していた魔力が維持できなくなる

 

ギル兄はシューティング・スター・ドラゴンを生け贄にして召還した方がシューティング・スター・ドラゴンの魔力も使えるから召還に魔力消費が少なくて済むと言ってた

 

最初から召還すると、魔力が大量に持っていかれるとも

 

でも、やらないと

 

皆の帰るこの家を守らないとね

 

すると掲げているカードが黒いオーラを纏いながら光輝く

 

現世の狭間を閉ざす鎖錠を破り

 

幻聴か、その場に何か縛る鎖が引きちぎられるような金属音が鳴り響く

 

GN粒子が維持できなくなり、警告音が鳴り響きクアンタの粒子残量がゼロへ

 

(これ以上クアンタは維持できない!?早く地面に降りてイリヤ!)

 

私の魔力の変化に気付いたのか、フェイトちゃんとなのはちゃんが急いで此方へと飛んでこようとするが他の魔法使いや堕天使達のせいで止められる

 

我が敵に滅びをもたらせ!!

 

私の落ちていく先の地面に、光が集まり大きな1つの姿を形作っていく

 

そしてクアンタは飛行が維持できなくなり、ただの頑丈な鎧に変わる

 

空中に滞空できなくなり、落下を始める

 

 

「現れろ!

 

 

 

 

 

────破滅竜ガンドラX!!」

 

 

『Gaaaaaaaaaaaaaaaaa!!』

 

そう唱えた瞬間、私の魔力は底をつきクアンタが解除される

 

それと同時に私の落ちていく先には、真っ黒で身体中に輝く丸い形の宝石のような物が付いている竜

 

映画にて遊戯が使用したカード、破滅竜ガンドラXが現れて雄叫びを上げた

 

「嘘だろ、あれは幻の破滅龍!?かつて冥界にて暴れ、冥界の奥深くに封印されたとされたと言われてるのに!?何故彼女が!?」

 

周りの魔法使い達はガンドラX見て唖然としている

 

そして地面へと落下している私を、ガンドラXは温かく少しゴツゴツした手で私を捕まえ、地面へとおろしてくれた

 

思ったより良い子?だったりするのかな?

 

「みんな、イージスに戻って」

 

そう叫んでまどかちゃんたち皆をイージスに戻す

 

そうしなきゃ、ガンドラXの攻撃が当たってしまう

 

すると先ほどまで唖然としていた魔法使いや悪魔達が私の方へと駆けてくる

 

でも、あの人達が私へと攻撃するより私の指示の方が早い

 

「破滅竜ガンドラX、奴らに攻撃!」

 

そう言うと、ガンドラXの身体中に輝いている丸い宝石のような物が発光する

 

「デストロイ・ギガ・レイズ!!」

 

『Gaaaaaaaaaaaaaaaaa!!』

 

次の瞬間、ガンドラXの身体中の発光した宝玉のような部分からレーザーが発せられ

 

その場にいた悪魔や堕天使達へと向かっていく

 

悪魔達は叫び声をあげながらもガンドラXに殺られていく

 

その場にいた悪魔達は数分足らずで殲滅された

 

(凄いわね、これが破滅竜ガンドラXの力……)

 

本当にすごいよね

 

(大丈夫イリヤ?魔力は限界まで使ったことなんて無かったんじゃ?)

 

うん、だからちょっと限界かも

 

「ガンドラX、私ちょっと限界みたいだから少し眠るね。だから、その間は守ってちょうだい」

 

そう言って私は地面に座り込んで横になる

 

眠いし怠い

 

でも、守れたみたいだしあとは皆が帰ってきてくれれば

 

そう思いながら、私は瞳を閉じた

 

後日、皆から事の顛末を聞くとギル兄とエル兄以外は魔術で飛ばされてしまったらしく

 

二人で戦っていたらしい

 

でも私がガンドラXを召還したからか、殺られそうになったのをイッセー君達原作組に助けて貰ったらしい

 

ついでに他のサーヴァントの皆はマーリンが転移の魔術で連れ戻してくれていた

 

何故か、サーヴァント達は色々な国に飛ばされていたらしく、お土産を持って帰ってきた

 

ハワイ、アメリカ、ブラジル…………

 

うん、取り敢えず本当に色々な国に飛ばされてたんだなぁと思いました

 

 

 

 

 

 






シューティング・スター・ドラゴン
→『カードになって少女を救ってほしい?了解した、導こう』

ガンドラX
→『外に出してくれるの?その代わりに少女を守れ?オッケーがんばる!』




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新作ゲーム『Fate/Snow Fairy If...』

昔に考えていたボツネタや次回予告を継ぎ接ぎしてどうにか文に纏めました

楽しんで頂けたら嬉しいです


 

 

それは儚き1人の少女のIfの物語。

 

何処にでもいるような1人の男性である貴方が

 

死んだこと事から始まる

 

本来なら紡がれるはずのない

 

 

もう1つの物語(Fate)

 

 

「……え?私は死んで、あれ?この姿って!?」

 

【転生者で雪の妖精?】

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

 

目が覚めると、アニメ美少女キャラに転生!?

 

 

「問おう、貴方が私のマスターか?」

 

【誇り高き騎士王】

  アルトリア・ペンドラゴン

 

「この我を待たせるとは、お前も偉くなったなぁ雑種(マスター)

 

【古代ウルクの王】

    ギルガメッシュ

 

「よう、今回はお前がオレのマスターか?」

 

【クランの猛犬】

    クー・フーリン

 

「僕は君の剣となり盾となる!よろしくね!」

 

【シャルルマーニュ十二勇士】

   アストルフォ

 

「ボクが君を導こう、自分の道を行きない。なぁに、問題ないよ」

 

【花の魔術師】

    マーリン

 

「よろしくね?お母さん!」

 

【幼き殺人鬼】

  ジャック・ザ・リッパー

 

「マスター、私は貴方を守る為にこの旗を振るいます」

 

【救世の聖処女】

   ジャンヌ・ダルク

 

様々な個性豊かなサーヴァント達と共に目覚めた貴方はこの世界にて生活していく

 

個性豊かな学校の友人達

 

「やっぱり、おっぱいは最高だぜ!」

 

【学校での変態で問題児】

          兵藤 一誠

 

「先輩!今日のお菓子は何ですか?」

 

【可愛い後輩】

     塔城 小猫

 

「やっぱりご飯&ご飯!これが一番だよ!!」

 

【人助けが趣味の女の子】

      立花 響

 

「うん、今日も皆元気でなによりなんだよ!」

 

【本好きの幼きシスター】

        インデックス

 

本来ならあり得ないサーヴァントとの出会いを通して

 

時にはアルバイト、時にはアイドル活動をしながらも少女は平穏な生活を過ごしていく中

 

この町にて悪魔や天使、堕天使の騒動に巻き込まれていく

 

「始めまして!これからよろしくね?イリヤちゃん!」

 

【魔砲少女】

   高町なのは

 

「大丈夫、助けに来たよ!」

 

【希望の魔法少女】

       鹿目まどか

 

「あれ!?何で私がもう1人!?」

 

【本来の私?】

  イリヤスフィール(プリズマイリヤ)

 

様々なサーヴァント?との出会い

 

「貴方の力は危険よ、だから私が管理するわ!」

 

【紅きポンコツ悪魔】

  リアス・グレモリー

 

「ねぇねぇ!そろそろ眷族になってよ~お願い~☆」

 

【魔王?魔法少女?】

  セラフォルー・レヴィアタン

 

悪魔、堕天使、天使との出会い

 

貴方は果たして生き残ることができるのか

 

様々なエンディング

 

沢山のヒーロー、ヒロインを攻略できるか?

 

このゲームにはオリジナルキャラクターを作り、物語を進める事が可能

 

数あるパーツから貴方だけのキャラクターを作りだし貴方だけの物語を紡げ!

 

どの種族になるのか?どんなスキルが手に入るのか?それはゲームをスタートしてからのお楽しみ!

 

また、このゲームには沢山の有料DLCが用意されており本編クリア後もお楽しみいただけます!

 

本編に介入する転生者ルートにはガンダムや仮面ライダー、ウルトラマンや遊戯王など

 

ハイスクールD×Dの神器以外に数あるアニメ等の多作品のアイテムやスキルが使用可能に!?

 

また、本編のイリヤが歴代Fateシリーズ

 

stay nightやアポクリファ、FGOやFate zeroなど沢山の原作介入DLCをご用意!

 

様々な楽しみ方

 

ロールプレイや悪役ムーヴ、RTAの幅が広がります!

 

Fate/Snow Fairy If...

 

西暦XX年A月Z日発売!

 

「イリヤ、がんばるの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fate Snow Fairy If...

バッドエンディング1

 

 

体験ムービーを閲覧しますか?

 

 

 

 

 

YES/ NO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このまま夏休みがこのまま続いたら

 

 

私は────生きられるのかな……

 

少女はホムンクルス

 

人間のように長い時を生きられない

 

もう、少女の死はすぐそこに迫っていた

 

「生きたいなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休みの最終日、貴方や一誠は課題を何とか終わらせ眠った

 

そして目覚めると、夏休みの初日!?

 

「夏休みが終わらない!?」

 

「もしかして繰り返しているのでしょうか、この夏休みを?」

 

終わらなく、ループする夏休み

 

動き出す貴方やオカルト研究同好会のメンバー達

 

「何の影響も受けてないのか!?」

 

原因は不明?

 

「天使でも堕天使の仕業でもない、なら一体誰が………」

 

ループの原因は………イリヤ

 

「何でそんな事を仕出かしてるのに放おっておいているんだよ!こんなの絶対に間違ってる!」

 

「黙れ雑種!仕方なかろう!夏休みが終われば、イリヤは死ぬ」

 

「なっ!?」

 

イリヤの、死

 

「な、なんでそうなるんだよ!?」

 

「貴様らも知っているだろうが、イリヤはホムンクルス。貴様らやそこらにいる雑種より遥かに、生は短いのだ」

 

ループの原因はイリヤの願い

 

それは『まだ生きたい』と言う

 

純粋な思い

 

「まさか、止めるには!」

 

「先輩を殺すしか、ない!?」

 

「もし、貴様らがイリヤを止めようとするならば、我らは貴様らを敵と認識する」

 

わたしは、やっぱり死ぬべきなの?

 

貴方は少女の運命を救うことが出来るか

 

 

 

Fate Snow Fairy If...

〔終わり無き世界の中で end〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隠しストーリー

 

難易度 ルナティック で 始めますか?

 

 

YES / NO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方とイリヤが転生してから数年

 

 

みんなで笑ったり、ご飯を食べたり

 

 

そんな楽しく幸せな日々

 

 

こんな生活が続くって、そう思っていた

 

 

────だけど

 

 

「な、なんで……みんな!」

 

 

──そんな幸せな日常は………

 

 

「逃げて、イリヤ!」

 

「我らの事など気にせず逃げろイリヤ!!」

 

「逃げて下さい、マスター!」

 

「逃げてお母さん!!」

 

 

───大きな音を立てて、崩れ去った

 

 

サーヴァント、イージスメンバー全員敗北!?

 

 

「ようやく見つけたぞ、聖杯」

 

「貴方は、いったい………」

 

「俺は、お前と同類だ」

 

 

─────敵は■■■

 

 

「貴方と行けば、みんなを逃がしてくれるのね」

 

「ダメよ!イリヤ!」

 

「雑種如きにお前が行く必要はない!戻れ、イリヤ!」

 

「戻って、お願いイリヤ!!」

 

「先輩、戻って来てください!」

 

「みんな、ゴメンね………」

 

──少女の物語(Fate)

       終わりへと加速する

 

貴方は、抗うことが出来るか

 

「待っててくれ、イリヤ!」

 

「先輩、ここは一体?」

 

「冬木?いや、取り敢えず霊脈を探そう」

 

「美遊、俺が美遊の大切な友達を助けてやる」

 

「先輩は、必ず助け出します」

 

「彼女のお陰で僕は生きることが出来た、今度は僕が彼女の助けにならないと」

 

「俺にも、俺達にも協力させてくれ!」

 

「イリヤは私の大切な友達だから、必ず助ける!諦めたりなんてしない!」

 

「私だって、やる時はやるんだよ!」

 

貴方は彼らと共にイリヤの救出へと向かう

 

 

何故この世界に彼らは現れたのか?

 

 

「イリヤスフィール・フォン・アインツベルンと言う存在がある限り、聖杯は機能し続ける。つまり、お前が生きている限り俺達同類から狙われ続ける」

 

狙われたのは、イリヤの聖杯

 

「聖杯が有る限り、私は狙われ続ける。皆が私を守って傷ついちゃう………どうすれば」

 

ある町にて、一人の少女を救うため

 

サーヴァント達を中心とした者達はイリヤ奪還の為、決戦の場へと現れる

 

これは彼女の本当のIf...

 

彼女の終わり()か、それとも生きる(存命)

 

貴方の1つ判断が物語の結末を変える

 

「裁きの時だ」

 

「決着をつけましょう」

 

「いま助ける、イリヤ!」

 

貴方は、少女を救いきることが出来るのか

 

「──我 聖杯に 願う………」

 

Fate Snow Fairy If...

隠しストーリー

〔それは、終わりへの物語〕

~狙われた聖杯(イリヤ)

 

 

 

 

 

 

 





今回はイリヤの物語をゲームみたいに仕上げてみました。

イリヤの紹介シーン的な所のイラスト誰か書いてくれないかなぁ~チラチラ

もし、今回の話で出てきた【Fate/Snow Fairy If...】のRTA的な物をやってみたいと言う方はどうぞどうぞ!

でも一声くださいね?

まぁ、やる人はいないと思いますけどね(苦笑)

今回もご愛読ありがとうございます

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タガの外れるカーニバルの予感

 

 

一人の男、ギルガメッシュが、ギルギルインテリジェンス本社ビルの最上の部屋にて両腕を組んでいた

 

「ギル、とうとうこの時が来たようだね」

 

彼の横に佇む長髪で優しそうな顔の人物、エルキドゥがそう口を開いた

 

「マーリン、例の件は」

 

「問題ない、完璧に仕上げてあるよ」

 

そう言うのはどこか胡散臭そうな感じのする一人の男性、マーリン

 

マーリンはそう言って数種類の書類をテーブルの上に乗せる

 

「これは………だが、何故イリヤが?」

 

「わからないけど、イリヤの力になることは間違いないだろうね」

 

「だが使ったら使ったで問題がある、わかるとも」

 

「さて、貴様らもこの件の例の件に対しては賛成か?」

 

「勿論だよ」

 

「あぁ、楽しくなりそうだね。既に数名のゲストに招待状は送り付けてあるよ」

 

「ほお、では改めてここで宣言しようでは無いか」

 

そう言ってギルガメッシュは机を叩いて立ち上がり真剣な表情を浮かべ、口を開いた

 

「始めるぞ…………祭りを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『本日、ギルギルインテリジェンスのギルガメッシュCEOより特別な発表がありました。

 

3日間ギルギルインテリジェンスの所有する大型遊泳施設【わくわくざぶーん】にて

 

大型イベント【ギルギル・サマー・フェスティバル】が開催されることが発表されました

 

このイベントは3日に掛けて開催されており遊泳施設より近くの温泉旅行やホテルは大忙しとなりそうです

 

また、今回のイベントの目玉としてイベント最終日には人気アイドルグループ【カレイド☆ファンタズム】の特別サマーライブが開催される他にも

 

ギルギルインテリジェンス製作の大人気アニメを声優と共に見る特別上映会

 

その他にも沢山のイベントが用意されており、連日チケットは凄い勢いで売れている模様です』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

どうも皆さんお久しぶり!夏休みだよ?

みんなで集まって♪

Let's サマバケ!イリヤです!!

 

(夏休みだとテンションが上がってるイリヤを見て正直引いてるイリヤスフィールよ)

 

そんなわけで、サマバケです!!

 

夏だ!海だ!プールだ!祭りだぁ!!!

 

私は夏休みをめちゃくちゃエンジョイすることになり、とてもテンションが上がってるの!

 

(そりゃあ、そうよね。金ぴかが作ったイベントに参加するんだもの、テンションも上がるわね)

 

まぁ、殆どは私回りを楽しませる為に出るんだけどねぇ

 

例えば、アニメの上映会は私とギル兄が参加するでしょ?

 

後は私とブイちゃんズのふれ合いの場、三日目の特別LIVE

 

取り敢えず、その日までのLIVE等の練習を頑張っています!

 

私の他にもエレ姉やイシュ姉、アス兄はファッションショーの練習

 

ジャックやマーリンはギルギルサマーフェスティバルでの特別配信することの予告動画を配信

 

エル兄はス○ブラ大会の練習、ジャンヌはイルカショーの練習をしているの

 

イルカショーには私(響コスの私)もお手伝いとして出るよ!

 

ついでに三日目間のイベントを纏めるとこんな感じ

 

────────【イベント1日目】─────────

〔朝の部〕

『ノッブと!オキタの!

   ぐだぐたイベント説明会!』

〔昼の部〕

『《カレイド☆ファンタズム》

  5人とイーブイズふれ合い場!』

〔夜の部〕

『みんな集まれ!殴り合え!

      大乱闘ス○ブラ大会!』

 

────────【イベント2日目】─────────

〔朝の部〕

『アニメ上映会!声優と見よう!

  コードギアス&Fate/Grand Order』

〔昼の部〕

『人気モデルが行く!ファッションショー!

コスプレイヤーも来るよ?』

〔夜の部〕

『有名配信者出演!イベント雑談配信!』

 

────────【イベント3日目】─────────

〔朝の部〕

『イルカショー!まさかのあの子達が乱入!?

集まれ!艦これ大好き達よ!』

 

〔夕方から夜の部〕

カレイド☆ファンタズム!

新曲サマーLIVE!

子供達集まれ!あのヒーローがやってくる!?

 

──────────────────────────

 

楽しみだね、イリヤスフィール

 

(そうね、少し気になるところが多かったんだけど)

 

それはイベントのお楽しみって奴だよ!!

 

そう言えば、ギル兄がチケットを送りたい奴に招待状は送っておけと渡されたから

 

昔にお世話になった()()()()に招待状は送ったの!

 

みんな来てくれるといいなぁ!

 

そう思いながらも私は、例の件を進めるために店長の元に来ていた

 

「店長!おはよ!例の奴、準備出来てる?」

 

「勿論出来るわよイリヤちゃん!なってったってあの服は私がデザインするって決めてるんだから」

 

「ありがとなの!」

 

「それにしても、例の奴が本当になっちゃったから貴方は例の奴必要ないのね」

 

「そのために、例の件他の人に付けるために店長にお願いしたんだよ?」

 

「分かってるわ、前の奴とプラスでそれようの装備は出来てるけど他の人は一体誰を誘うの?」

 

「三人は決まってるんだ、島風と電。あと暁ね、あと一人は欲しいから例のウィッグ、用意しといてもらっても良い?」

 

「勿論よ!イベントは必ずソウイチロウ様と一緒に見に行くからね!」

 

そんな感じで私の悪戯もうまく進んでいた

 

ギルギルサマーフェスティバル、楽しみだね!!

 

 

 

 

 

 

 






さぁ、祭りの始まりだぁ!!

今回の祭りは、どうしてこんなにも大きなイベントとなっているのか?それはですね、大型コラボ企画だからです!!

イリヤのセリフから誰に送ったのか皆さんは分かりますか?

そんなわけで、皆さん!ギルギルサマーフェスティバルをお楽しみ!!


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開催!ギルギル・サマー・フェスティバル!!~1日目~

ジリリリリリリリ、ガチャ

???「もしもし?え、祭りがはじまる?」

???「とうとう始まってまうのね……」

???「ヴゥー!ヴゥー!」

???「年に一度、作者のタガが外れるカーニバルが」

???「え、えーとそれじゃあ」

???「「「「始まるよ!」」」」







夏、それは蒸し暑い熱に思考を邪魔され

 

学生は夏休みと言う1時の日々を過ごす

 

果たして、そんな夏休みのメインイベントとは何か?

 

友達とお泊まりで遊ぶ?……違う

 

彼氏彼女とデート?……爆発しろ

 

スイカ割り?……確かに夏にやる

 

最終日に課題を消化?……考えたくない

 

ウルサマ、ウルトラEXPOに参加?……行きたい

 

夏休みのメインイベントはそう………祭り

 

そう、別の言葉に変換するならばフェスティバルでありカーニバル

 

世界はハイスクールD×D、その世界にて一人のサーヴァントが起こした祭り

 

沢山の人々がその祭りに参加すべく、その遊泳施設である『わくわくざぶーん』に集まっていた

 

サマーフェスティバルが開催されるわくわくさぶーんの近くでは『ホテル カルデアス』にて支配人の少女が「満員なのに泊まりたいって人を断る罪悪感が!ストレスがぁ!!助けてレフゥゥウウウウウウウウ!?もうお仕事イヤァァァァァァア!!!」と叫ぶ姿が従業員の間で確認され

 

一方、温泉旅館『閻魔亭』では「こんなに沢山のお客様が!………みんな!精一杯おもてなしするでちよ!!」と従業員を激昂している

 

そんな暑き夏休みの三日間、いま祭りが始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやっほーーー!会場の皆の衆!!盛り上がっておるかー?」

 

全体的に赤い水着の上から少々、いやクソダサTシャツを着て大きなギターを持ったくぎゅうボイスの少女

 

英霊、安土城の主であり歴史の教科書には必ず乗っているであろう戦国武将

 

織田信長が大声で会場へと呼び掛ける

 

『ウワァァァ !!』

 

わくわくさぶーん、特設イベントホールに集まった人達は大声でその呼掛けに答える

 

その中には、何処か見たことのあるような少年少年達がおり、デレステ組も会場にて声を上げて楽しんでいる

 

「うっはっはっは!!皆も盛り上がっているようで何よりじゃ!」

 

「さてさて!盛り上がって来たところでノッブ、今回のイベントの開会を記念して私達が最初に呼ばれるなんて、凄く光栄なことですよね!」

 

そう言うのは剣豪を調べるならばランキング上位に入るであろう英霊

 

何故マフラーを巻いているのに水着、ビキニにジェットパックのような物を着けている少女、沖田総司

 

「そうじゃな!そうじゃな!てか儂ら本編に出るのって52話ぶりなんじゃが、おい作者そこんとこどうなって───」

 

「はいはい!そこまでですよノッブ、それより早く開会宣言をしないとですよ!」

 

「むぅ、是非も無し。そんじゃあ改めて皆の衆!」

 

その時だ、背後のスクリーンに大きく1日目のイベント内容が写し出される

 

「年に一度の夏の祭りの始まりじゃあ!!皆の衆!大いに楽しんで行ってくれ!」

 

「沢山のプールに売店!イベントが盛り沢山!タガを外して遊ばなきゃ損ですよ!!」

 

「「ギルギルサマーフェスティバルの始まりです!/じゃあ!!」」

 

その宣言に会場から大歓声が会場に響き渡る

 

「改めまして、朝の部のイベントは私達がイベントの紹介をします!私は『ノッブと沖田のぐだぐだヒストリー!』に出演してる沖田総司でーす!いぇーい!土方さん見てるー?」

 

「同じく『ノッブと沖田のぐだぐだヒストリー!』出演、織田信長じゃ!」

 

そう言って二人が楽しそうにマイクを握りステージにて会話を始める

 

「それにしても、こんな凄い祭りなんて初めて参加しましたよ!ノッブはどうです?」

 

「そうじゃな!儂もこんなにも規模の大きいイベントは現世では初めてじゃ!桶狭間の戦いの時をおもいだすのぅ……あれは確か……ん?なんじゃスタッフ?『早く話を進めろ?』すまぬすまぬ、思わずテンションがあがっての!さてさて、おき太、イベントの紹介じゃな!」

 

「はい!今日はギルギルサマーフェスティバル1日目と言う事で、本日のイベントはこちらー!」

 

そう言って沖田総司がスクリーンを指すスクリーンに文字が浮かび上がる

 

┌───────〔朝の部〕───────┐

│『ノッブと!オキタの!        │

│   ぐだぐたイベント説明会!』   │

└───────────────────┘

 

「最初は現在私達が進めている私達の説明会ですね!」

 

「夏だからテンション上がってぐだぐだしちゃうけど是非も無いヨネ!」

 

┌───────〔昼の部〕───────┐

│『《カレイド☆ファンタズム》     │

│ イリヤとイーブイズふれ合い場!』  │

└───────────────────┘

 

「昼の部はいきなり来るか、儂らがアイドル!イリヤが育てているポケモンのイーブイズとふれ合う事が出来るミニポケモン動物園じゃな!」

 

「なんでも、ギルギルインテリジェンスで製作したポケモンの形に作ったふれ合いアンドロイドらしいですけど、あれどう見ても本物ですよね?」

 

「そこには触れない方が良い、社長からも言われたからのう!」

 

「まぁ、リアルでポケモンにふれ合えるんですから癒しの1時を過ごせますね!」

 

┌───────〔夜の部〕───────┐

│『みんな集まれ!殴り合え!      │

│      大乱闘ス○ブラ大会!』  │

└───────────────────┘

 

「最近何かと注目を集めとるeスポーツじゃな!」

 

「そうですけど、何かネーミングが物騒じゃありません?ノッブと私は実況解説で呼ばれてるんですけど………」

 

「儂、どっちかといったら任○堂よりプ○イス○ーション派なんじゃよ」

 

「えぇ……それで本当に大丈夫何ですかノッブ。一応ク○ウドやカ○ヤ参戦してるんですから、少し位は触れておきましょうよ、ホテルの部屋にゲーム機持ってきてるんで」

 

「お、それは助かるぞおき太よ。さてさて、イベント1日目はこんな感じのスケジュールじゃな!」

 

「そうですねぇ、それにお昼は休憩としてご飯は沢山の露店の他にもカフェ・キャメロットで食べられますし豪華ですよ!!そう言えば、ノッブしってます?最近有名なゲーム、うま──」

 

「なんじゃなんじゃ?そのうま……ってまたかスタッフ?何々?『さすがにまだ作者が書けない領域の奴は出すなうつけ』じゃと?……作者はそもそもうま娘やったこと無かろうが!」

 

「さてさて、それでは明日のイベントの説明会もしちゃいましょうか!」

 

「あれ?話し出したのおき太じゃよな?何故儂が怒られとるんじゃ?」

 

┌─────【イベント2日目】─────┐

│〔朝の部〕              │

│『アニメ上映会!声優と見よう!    │

│  コードギアス&Fate/Grand Order』  │

└───────────────────┘

 

「朝から凄い豪華ですねぇ……しかも声優のマシュさんやフジマルさんが出るんでしょ?」

 

「更には再び我らアイドル、イリヤが声優として参加したコードギアスも見れるんじゃ、試しに名シーンを会場で社長と演じてくれんかの?」

 

「普通の声優さんとかの上映会なら有り得そうですけどね、さてさて続いて昼の部!」

 

┌───────〔昼の部〕───────┐

│『人気モデル参加、ファッションショー!│

│コスプレイヤーも来るよ?』      │

└───────────────────┘

 

「おぉ!プールでファッションショーとは!水着か!水着なのか!?とうとうアストルフォが脱ぐのか!?」

 

「そんな訳無いでしょノッブ、普通のファッションショーに決まってるでしょ……最後の文に少しだけ不安を感じますけど」

 

「儂も参加しちゃだめかの?」

 

「はーい続いて夜の部!」

 

「あれ?無視?おき太無視?儂の事無視?」

 

┌───────〔夜の部〕───────┐

│『有名配信者出演!イベント雑談配信!』│

└───────────────────┘

 

「これは凄く楽しみです!特に∞どらごんは可愛いから、会場は凄い事になりそうですねぇ~」

 

「なんじゃおき太、お主配信者オタクじゃったんか?」

 

「まぁ、最近見始めたんですけどね。大人になってからあの汚れてない無垢な娘を見ると癒されるんですよねぇ」

 

「今夜は酒でも飲むか?儂で良かったら悩みなら聞くぞ?さてさて、今度は三日目のイベントを紹介じゃ!スクースクリーン変われい!」

 

┌─────【イベント3日目】─────┐

│〔朝の部〕              │

│『イルカショー!あの子達が乱入!?  │

│     集まれ!艦これ大好き達よ!』│

└───────────────────┘

 

「わーお、なんか色々と大変なことが起こりそうですね………ってノッブ?帽子白くありません?」

 

「艦これなら、こっちの帽子の方が良いかと思っての」

 

「まぁ、確かにこっちの方が提督っぽいと言えばポイですけど……似合ってはないですね」

 

「なに!?」

 

「だってノッブのイメージカラーって赤じゃないですか、白だと違和感しかないですよ!」

 

「そ、そうか……取り敢えずこのイベントは沢山のイルカとイルカのお姉さん、そしてイルカのお姉さんを手伝うもの達がパフォーマンスをしてくれるからの、楽しみにしておくが良い!さて、最後のイベントの発表じゃ!」

 

「もうですか、早いですねノッブ。まだ十時ですよ?」

 

「まぁ、そろそろ開会式終わらないと儂らと遊べないし、是非も無いヨネ!」

 

┌─────〔夕方から夜の部〕─────┐

│カレイド☆ファンタズム!       │

│新曲サマーLIVE!│子供達集まれ!   │

│あのヒーローがやってくる!?     │

└───────────────────┘

 

「うーむ、これはネタバレじゃし言わない方が良いのう!」

 

「そうですね!これに関してはカレイド☆ファンタズムのイリヤさんからネタバレ禁止のお知らせが来てますから」

 

「1つ言うとしたら■■■シティで儂と握手!じゃよな?」

 

「どっちかと言うとそれはスーパーでカラフルな方々な気が………」

 

「それじゃあ朝の儂らのイベントも終わりじゃし、屋台で飯買ってホテルに戻って実況の練習でもするかの」

 

「それもそうですね、私焼きそば」

 

「儂はお好み焼きかケバブ。さて、これでノッブと」

 

「沖田のぐだぐた説明会は終了ですー、皆さんも楽しんでくださいねー」

 

そう言って二人がステージから降りていく

 

そんな仲、その場にいた人々もそれぞれの遊びたいブースへと向かっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

「いやー、やっぱりお祭りと言えばクレープよねぇ~♪」

 

イシュ姉が楽しそうで何よりです!

 

Let's Enjoy Summer Vacation!

 

タピオカ美味しい!イリヤです!!

 

(やっぱり祭りは賑やかで楽しいと感じているイリヤスフィールよ)

 

私は今、ギルギルサマーフェスティバルの露店にてイシュ姉と手を繋いでデートしてます!

 

ついでにイシュ姉はその店で一番お高いクレープ『カロリーマシマシ!甘さ最強マキシマム!!ハイパー無敵クレープ』なる物をを片手に持って食べており

 

私は普通に黒糖タピオカミルクティを飲んでいるの

 

あれからバイトしたお金を私の方に回せるので買い食いを趣味に出来そう……

 

あ!肉の串焼き!!

 

「肉のくしやきー!」

 

「ふふっ、楽しそうねイリヤ……って!タピオカ溢さないようしなさい!迷子にならないように走らないの!」

 

そう言いながら肉の串焼きの露店へと走ろうとした私を止めるイシュ姉

 

「はーい!イシュ姉!!」

 

「全く、手がかかる妹ね……」

 

「えへへー!」

 

そう言いながら嬉しそうに微笑むのは姉としてポイント高いと思う

 

「サーベラス、あっちの屋台にも行きましょう。わた飴が食べたいです」

 

「わかったって。今行くよアナ……てかまた甘いものか?さすがにそろそろ菓子じゃなくてガッツリしたの食べたい」

 

少し先に白髪で私に少し似た少年とフードを被った少女が一緒に歩いているのが見える

 

「あ!サーベラスくんだ!!」

 

「本当ね、あの時の子じゃない」

 

私の声が聞こえたのか、サーベラス君ともう一人アナさんが振り向くと私たちを見つける

 

「おー!なのイリヤと……イシュタル?なんか違和感が無い組み合わせだな……少なくとも金ぴかと一緒よりはずっと良いな!」

 

「お久しぶりです、この世界のイリヤ。元気そうで何よりです」

 

そう言いながら笑うサーベラスくんに微笑むアナさん

 

(だれ?)

 

あ、そう言えばイリヤスフィールは知らないんだったっけ?

 

サーベラス君とアナさんは以前に私の世界に現れた暴走したフォーリナーを捕まえるために来た時があって、その時に出会ったんだよね。

 

今考えれば私以外の転生者に会ったのはこれが初めてだったなぁ

 

(なら、私も挨拶した方な良いわね)

 

そうだね

 

「久しぶりなの!二人とも招待を受けてくれたんだね!」

 

「世界を超えて招待状が来たのは驚いたが、届いたって事は休んでも良いって意味だろ?なら休む!それに久しぶりの休みだ、思いっきり楽しませてもらうよ」

 

「来たのは、アナさんだけ?」

 

「いや、あと二人……カズラドロップとヴァイオレットがいるんだが別々に回ってるんだ」

 

カズラドロップとヴァイオレット???

 

私、FateはFGOとFateのMADでしか知らないし

 

たぶん、私の知らない作品に出てきた子達なのかな?

 

「さて、じゃあ預けるよ?」

 

(えぇ、私も挨拶しないとね)

 

「ん?何の話だ?」

 

そう言って頭を傾げるアナさんとサーベラス君

 

そりゃあそうか、あの時の私はまだイリヤスフィールを受け入れていなくて一緒に表に出ることが不可能だったんだし

 

共鳴(リンク)開始(オン)

 

私の体の主導権が二人に代わり、私の片眼が赤から黄金へと変わる

 

「イリヤ、その目!?」

 

「何らかの魔眼か?」

 

「『えぇ、その通りよ。別世界の私のお兄ちゃん、で良いのかしら?」』

 

「もう一人の人格か………」

 

「えぇ、『貴方達(転生者)風に言うなら私は、本来の世界のイリヤスフィールよ」』

 

「!?………なるほどな、そう言うことだったのか」

 

「『私はまだ挨拶したことが無かったし、話しておいた方が良いと思ったのよ。それじゃあ返すわ」』

 

すると、私の瞳が元に戻る

 

「お、戻ったわね」

 

そう言って面白そうに笑うイシュタル

 

「うん、元に戻ったの!」

 

『ねぇマスター、その人が以前に暴走した私を止めて下さった人なの?』

 

少し前に何故かイージス内に入ることとなった一人のサーヴァントがイージスを通して私の脳内に語り書けてくる

 

あ、そうだよ?サーベラス君って言うの

 

『なら、私を呼んで!是非ともお礼を言わなくちゃ!』

 

「ちょっと待ってて!」

 

そう言って近くの建物の物陰に入る、さすがにあの子を呼び足すのは回りの目が気になるし、みられたら不味いしね

 

イージスに埋めこめられた宝玉に触れたあと目の前に手を翳す

 

すると目の前に魔方陣が広がり、一人の少女が現れる

 

腰まで延びたきれいな亜麻色の髪、きれいな白い肌にフリルスカートとリボンを備えた純白の水着に水着と色をそろえたボンネット帽を被り二匹の猫を連れた少女

 

アビゲイル・ウィリアムズである

 

ここはプールからも繋がっているため、水着でもあまり目立たないのだ

 

「久しぶりね、マスター」

 

「そうだね、アビーちゃん。それじゃ、行くよ?」

 

「えぇ!」

 

アビーちゃんを連れてイシュ姉達の所に向かう

 

「こんにちわ、お兄さんにお姉さん達。ご機嫌いかが?」

 

アビーちゃんが笑顔で挨拶すると二人はまるで信じられないものを見たかのような驚愕の表情を浮かべる

 

「え?お前、あの時のフォーリナーか!?」

 

「え!?変わりすぎじゃないですか?!」

 

「うふふ、会えて嬉しいわ!あの時のお礼をずっと言いたかったんですもの!」

 

「そ、そうなのか………」

 

「えぇ!貴方は暴走した私を助けてくれたから、私はこうして楽しく過ごせているわ!本当にありがとう!本当にありがとう!!」

 

うんうん、お礼を言えたようで良かったの!

 

…………あ、そろそろイベントの時間じゃ

 

「イシュ姉、アビーちゃんをお願いね。私はイベントに行かないと」

 

「あら?もうそんな時間ね、少しは屋台で食べたり飲んだりしたし、イベントが終わったら沢山また買い食いするわよ」

 

「うん!」

 

「そう言えば、なのイリヤは次のイベントに参加するのか?」

 

「ううん、違うの。イベントを()()するの」

 

「そうですか、ではまた。私とサーベラスは閻魔亭に止まっているので何かあったら訪ねてください」

 

「ありがとねアナさん」

 

「行ってらっしゃいマスター、帰りを楽しみに待ってるわ!」

 

「じゃあねアビーちゃん!」

 

そう言って私はその場からイベントを開催する予定場所へと向かった

 

「なぁ、少し気になってなんだけどイリヤの招待状に俺達の宿泊費やらイベント参加費やらが無料って書いてたけど、やっぱりあの金ぴかが払ってるのか?」

 

「なに言ってるのよ、全部イリヤの貯金から払われてるわよ?宿代に食事代、イベント参加費チケットの購入、あのこ張りきって準備してたし………」

 

「私がまだいない時、と言ってもギルガメッシュ達七人しかサーヴァントが居なかったときね。あの子、昔に皆を養うために必死にバイトして家賃や食費をかき集めてて、セイバー達の為に自分のご飯も抜いて働いてて、一度倒れちゃったのよ」

 

「思ったよりも凄いですね、それは……」

 

イシュタルの話に思わず驚きと困惑の籠った言葉を吐き出すアナ

 

「ダメだ、今のなのイリヤからは想像もできない、てかあの金ぴかは何やってたんだよ、なのイリヤが大変な時に」

 

「イリヤを助けるのと家の維持費を払うためにために会社、ギルギルインテリジェンスで稼いでいたわね。それからはイリヤの趣味のバイトとアイドルでのお給料を貯めまくってて、今回使いまくってイベントを楽しんでるって感じなのよ。もしイリヤがお金を使うとしてもあの激辛ラーメンなのよ」

 

「そ、そうだったんですね。あの、イベント普通なら全イベント+宿代っていくらです?」

 

「そうねぇ………恐らく○○(ピー)万ぐらい?」

 

「「ひぇ!?」」

 

「思う存分楽しんだ方が良いわよ?こんな凄い祭りを無料で楽しめるんだから」

 

驚きの声を挙げる二人にイシュタルはそう言って笑い掛けるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イベント会場は人口芝が近くにあるミニプールを策で囲った場所だ

 

ポケモンとだけあって、結構こどもが多く

 

大人がちらほらと見える

 

レッドの赤い帽子を被り、イーブイを肩に乗せた私はイベント会場に入っていく

 

「皆さん!こーんにーちわー!!」

 

「ブーブブーイ!!」

 

そう言うと小さい子達が大きな声で返してくれ、大人の人たちはカレイド☆ファンタズムの私が来ていることに感動している様子だった

 

「皆さん!はじめまして!私はカントーのマサラタウンから来たイリヤ!この子は相棒のイーブイ!」

 

「イッブイ!」

 

「今日はみんなに私のポケモン達とふれ合って遊んで貰うの!『イリヤとイーブイのふれ合い場!』はじまるよ!みんな出てきて!」

 

そう言いながら持っていた8個のモンスターボールを宙にほおり投げる

 

するの空中でボールが開く

 

「ブース、ター!!」

 

「シャー!」

 

「リーフィ!」

 

「ブラキ……」

 

「サー!」

 

「フィ?」

 

「シア!」

 

「フィアフィーア!」

 

ブースター、シャワーズ、リーフィア、ブラッキー、サンダー、エーフィ、グレイシア、ニンフィアが現れ鳴き声をあげる

 

「みんな!今日はこの人たちと一緒に遊ぼう!」

 

その始めたが全くブイズに積極的にふれ合ってるのは子供達、そして

 

「あぁ、癒されるなぁ……最近は忙しかったし、こういう時間もありか」

 

「フィアフィアフィーア!」

 

そんなことを呟いているジャンヌ・オルタ似のどこか疲れた感じの人にニンフィアがリボンのような触手で気持ちを和らげる効果のある波動を送り込んでいる

 

………あれ?

 

あの男の人って

 

「もしかして、トーマさん?良かった、招待を受けてくれたんだね」

 

「あぁ、久しぶりだなイリヤ」

 

(この人もさっきの別世界のお兄ちゃん見たいな感じの人?)

 

そうだよ

 

トーマ・ダルクさんは別のハイスクールD×Dの世界の人で前は私の世界に現れた奴らと戦ったんだよ

 

(はぁ、イリヤ……あなたクアンタなくても別世界の物事に巻き込まれるわね)

 

アハハ……確かに

 

「招待状ありがとう、お陰で楽しい休日になりそうだよ」

 

「なら良かった」

 

「あ!イリヤー!久しぶりなんだよー!……て、だれ?」

 

その声が聞こえて振り替えると私のクラスメイトで白髪で腰まで伸びておりシスター服を来ている少女、インデックスちゃんがイーブイを抱き抱えたまま此方へと走ってきていた

 

「インデックスちゃん!久しぶりなの、この人はトーマさん。私の友だちだよ」

 

「トーマ?……………」

 

そうトーマさんの名前を呟いて歯をガチガチとならし始めるインデックスちゃん

 

「俺の名前がどうかしたのか?」

 

「何でかわからないけど、頭に噛みつかなきゃいけない気がしたんだよ………」

 

「何故だ………教えてくれクリム、ゼロは何も答えてくれない」

 

「フィアー?」

 

なぜだかニンフィアがお兄さん疲れてるね~?って言いながら更に送り込んでいる波動を強めた気がする

 

うん、ニンフィアに癒されてください

 

ニンフィアはトーマさんを癒して差し上げて

 

てかインデックスちゃんってイーブイと遊んでたんだ

 

………ポケモンごっこの服のパジャマでも作って売ったら儲けられないだろうか?

 

「すっごい!このこ氷を出せるの!?アタイとお揃いだぁ!」

 

「そうだね、チルノちゃんと一緒だね~」

 

お、この声は………

 

そう思いながら辺りを見回すと、グレイシアが凄く見覚えのある回りと少しで浮いた格好の二人がグレイシアとブースターを愛でていた

 

あの子達も招待状を受けてくれたんだ……良く紫さんが許してくれたね…………

 

「久しぶりなの、冴月 麟さんにチルノちゃん!」

 

「イリヤ!招待状ありがとう!みんなで楽しませて貰ってるよ!」

 

「ねぇ麟、あいつだれ?」

 

「あれ?来る前に説明しなかったっけ?ゴーデス細胞の件で幻想郷の外で会ったイリヤ。今回の旅行に誘ってくれたんだよ」

 

「そうか!お前がいりや?か!アタイはチルノ!さいっきょーの妖精だ!」

 

はい可愛い

 

やっぱりチルノは可愛いよね?癒しだよね?最強だよね?

 

前世の私の東方キャラの中での推しキャラ、チルノです!

 

ヤバい、限界化はしないけどね!!

 

さてさて、そう言えばゲストの殆どが閻魔亭に宿泊してるんだよね

 

ホテルカルデアは普通のお客さん達への対応をお願いして、閻魔亭には私の呼んだ人たちが泊まってるんだよね

 

私の世界に来れない日とに関しては私が送迎するし

 

いくらなんでも問題児の黒ウサギのようや呼び出し方はしない

 

「イベントは楽しんでくれてる?」

 

「もちろん!最終日のLIVEは凄く楽しみにしてるよ!」

 

「ありがとう!頑張るね!」

 

「あ、そう言えば今回連れてきた子で別世界のイリヤ、クロエ、ミユを連れてきたんだけど、大丈夫だった?」

 

「勿論だよ!別世界でのイリヤはイリヤ。私は私って割りきってるし」

 

「なら良かった」

 

その後、数分間の間はふれ合い場は続き参加した人に癒しを与えたのだった

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜、イベント会場は大いに盛り上がっていた

 

「さぁ!やって参りました!ギルギルサマーフェスティバル1日目の最終イベント!『みんな集まれ!殴り合え!大乱闘ス○ブラ大会!』始まります!司会、そして実況は私、沖田総司が!そして!」

 

「実況は儂、織田信長か行うぞ!しっかり勉強したからのぅ、期待しておれ!」

 

「いやぁ!凄いですよ参加者の数!説明しますと、ゲームイベントでは本戦に参加するため今から行われた予選を勝ち抜いた10名で行われますよ!」

 

「選ばれた猛者のみがこの場で雌雄を決すると言う訳じゃな。早速頑張って勝ち上がるんじゃよ?儂らの実況は本選十人からじゃからな!」

 

「それまで私たちはここで軽く飲んでますので」

 

「それでは皆のもの!やり合えーー!」

 

そんな感じで夏のゲーム大会は大盛り上がり

 

だが、イリヤやイリヤの呼んだゲストの1部のみが参加した為イリヤ達は大会の詳細は知らないのだった

 

「うははは!無駄無駄無駄!!我に挑むなど2万年早いわ!」

 

「これが蹂躙ってやつだね、わかるとも!」

 

「解体解体楽しいよ!」

 

「さて、たまには僕も本気を出そうかな。夏だし、スペシャルなイベントだ、元宮廷魔術師の頭脳的プレーをご覧いれよう。」

 

「アタイはサッキョーだから負けないもんねー!」

 

「怪獣王の力を借りてるから、そう簡単には負ける訳にはいかないよ!」

 

「父親の維持見せてやる、覚悟は良いか英雄王!」

 

「頑張って!お父様!!」

 

「お父さんファイトー!!」

 

「行くぜクリム、サポートよろしく」

 

「トーマ!頑張るんだよー!」

 

 




皆さんこんにちわEnjoy Summer Vacation、イリヤです!

この度、ギルギルサマーフェスティバルは凄く特別イベントです!

その理由として、皆さんも1日目を読んでて気が付いたのではないですか?

実は今回の小説は

「アヴァロン暮らしのライデン1115」さんの作品
『無理矢理転生させられて色んな人の兄になりました。』
https://syosetu.org/novel/230441/

「ちいさな魔女」さんの作品
『東方怪獣娘ー怪獣を宿す幻想少女達ー』
https://syosetu.org/novel/248657/

「リューオ」さんの作品
『小説家とドラゴン』
https://syosetu.org/novel/258548/

と、ギルギル・サマー・フェスティバルは『助けてバーサーカー』とコラボして頂いた皆さんの作品のキャラクターとクロスした特別コラボ会となっています!

あと二日目間も同じような特別コラボ会となっています!

どの作品も最高に面白いから是非読んでね!

あと、個人的な報告なの!

作者が『何で他の転生者には家があるの?』のクロエちゃんの挿し絵を書いたの!

活動報告に乗せてるから興味のある人はチェックしてみてね!

今回もご愛読ありがとうございました!

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開催!ギルギル・サマー・フェスティバル!!~2日目~

イベント2日目、スタート!!


 

 

イリヤside

 

 

どうも皆さん!

ギルギル・サマー・フェスティバル、略してギルフェス!

 

イベントは最高だぜぇい!イリヤです!!

 

(楽しむのは良いけどほどほどに、イリヤスフィールよ)

 

今から朝のイベントに参加、と言うか参加した声優としてギル兄と参戦してきました!

 

いやぁ、台本読みながら大勢の前でキャラのセリフを読み上げるのはすごく緊張した!

 

でも楽しかったなぁ……って!そんな事は言ってられない!?次のイベントの準備しないと!

 

でも、その前に………店長に用意して貰っておいたあれを着ないとね

 

せっかくのファッションショー、普通のステナイイリヤの服やドレスでも良いんだけどやっぱりさ

 

オタク文化って、最強だと思うんだ

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沢山の観客で賑わう特別ステージ、既にランウェイ用のステージのセットが用意され

 

司会席には腰まで延びる黄緑色の髪を持つ人物と赤と白のドレスを纏った美少女が座っている

 

「『さぁ、二日目の昼。みんなも『人気モデルが行く!ファッションショー!コスプレイヤーも来るよ?』を楽しみにしてくれいるようで嬉しいよ。ファッションショーの司会は僕、エルキドゥと』

 

『ふっ、ファッションと言えば…………余!ネロ・クラウディウスである!』

 

『可笑しいね、僕の記憶だと隣にはギルが来るはずなんだけど。それに君は召喚されてないはずだし、単独顕現なんてスキルもなかったはず?』

 

『確かに余はこの世界では召喚されておらん、故に今回だけ皇帝特権で特別参戦である!金ぴかのアーチャーからイベント参加状を奪うことが出来たので、参加したのだ!!余もらんうぇい?とやらをしたい!』

 

『うん、この世界は既にハイスクールD×Dの世界線じゃない!分かるとも!』

 

『さぁて!2人で実況じゃが、何気に余とお前が組むのってなかなか無いな!』

 

『そうだね、僕は基本的にギルと一緒にいるからね』

 

『よし、では早速やっていくぞ!』

 

すると、会場の電気が消える

 

『さてさて、最初のランウェイは内のトップモデルの一人と人気のカップリングで二人!』

 

『アストルフォとジークだね』

 

すると、スポットライトがランウェイの入り口を照らしだし

 

何処と無くオシャレな音楽がなり始める

 

そこから現れたのは雪ウサギの付いた水色と白のTシャツの上から前の開いたウサミミのパーカーを羽織にホットパンツ姿のアストルフォ、そしてそんなアストルフォが手を引いて出てくるのは

 

黒いタンクトップの上から白い前の開いたパーカーに黒いズボン姿のジークだった

 

「いえーい!みんな!盛り上がってる?ほらジークも早く早く!」

 

「凄い観客だな、こんなにも沢山の人が集まっているとは」

 

このドクモでも人気カップリングの二人の登場に即座に会場から黄色い悲鳴があがる

 

『二人が手を繋いで一緒に歩いていく様は正にカップル!片方が男だが、うむ!素晴らしいな!!』

 

そんな悲鳴の中、二人はゆっくりおステージを進んで行き最後にはアストルフォが会場へと大きく手を振り、ジークは少しぎこちない感じがあったが同じように手を振り、会場は更に盛り上りを見せる

 

また、何処かで部屋の隅に座り『ヒロインは私……』と嘆いている人がいたとか

 

『そうだね。さてさて、次のランウェイは』

 

『うむ!続いては……む!余を差し置いて美の女神だと!』

 

『仕方ないよ、彼女達は内でもトップに入る実力を持ってるからね。次のランウェイは遠坂凛、そして遠坂エレンだよ』

 

次の瞬間にスポットライトが店頭し現れたのは赤を中心とした配色のドレスを見に纏ったイシュタル

 

黒のTシャツにと黄色の装飾のついたロングコート

 

美しいイシュタル、格好良いエレシュキガル

 

この組み合わせに、またもや会場からは黄色い悲鳴が上がる

 

「うーん、煩いわねぇ。」

 

「仕方ないのだわ。次の番もあるし、しっかりと渡って次にバトンタッチしなきゃ……はわ!?」

 

そう言って歩きだそうとしたエレシュキガルはいきなり躓いて転びそうになるが、イシュタルが抱き寄せる形で転倒を回避する

 

「まったく、気を付けなさいよ。それでも私の姉?」

 

「ご、ごめんなさい……なのだわ」

 

そこからはもうキャーキャーの連続、その声援?に答えるように歩く二人に

 

顔が赤くなる者もいれば頭の中の想像を膨らませる者、早くもペンを手に取った物

 

携帯電話で写真を撮るものとそれぞれだ

 

「外の世界ではこんな服がはやっているのでしょうか?」

 

「いや、少し露出が多い気が」

 

そう言って真剣にファッションに悩むウサミミ?らしき物を着けたJKに白い何かを肩に乗せた二人、魂魄妖夢と鈴仙・優曇華院・イナバ

 

そしてその二人から少し離れた場所とは姫海棠はたてが携帯電話で出てくるモデルの服を写真で撮影している

 

そんな中で二人がランウェイをしてステージから消える

 

『うむうむ!百合の花が咲いたの!べりーきゅーとである!』

 

『これを気にあの二人での仕事が増えるかもしれないね』

 

『皆のもの!そろそろコスプレが見たくなる頃ではないか?』

 

『でもその前に普通の状態を見て貰おうかな』

 

その声と共にまたもやスポットライトが1ヵ所に当たるそこには

 

「みんなー盛り上がってる?」

 

黒いキャスケットから伸びる銀髪、首に下げたヘッドホン

 

黒のホットパンツに黒いTシャツ

 

上から紫のダンガリーシャツと少し最近の若者と言うよりはDJ感のある格好いい服装で片手を上げてピースとキメポーズを撮っているイリヤが現れる

 

「今回はコスプレじゃなくて、ガチのファッションをしてみたのー!」

 

アイドルとして有名だからか沢山の歓声が上がる

 

そうしてイリヤがランウェイを始める、だが先ほどまでのゆっくり歩くのではなく所々ステップを踏みながら歩いている

 

それはモデルと言うよりはダンサーである

 

「でも、やっぱりこっちも良いよね?」

 

ステージの半分ほど歩むと、そう言ってイリヤが片手を横に伸ばした瞬間にステージの電気が消える

 

─『ニャル子もしていましたし、私も』─

 

だが直ぐに会場のスポットライトがイリヤのいた場所を照らし出すとそこには

 

少しサイズが大きく萌え袖になっている純白の制服、首もとのリボンは少し斜めに付けられ、ピンクと白のスカート、ピンクのニーソックスを身につけた少女

 

精霊使いの剣舞のキャラクター、エストとなったイリヤがたっていた

 

「こんどは、エストのたーん……です」

 

そう言って先ほどまでのキャラとは大違いな舌足らずな喋り方、そして歩き方をしだしたイリヤ

 

『これは、またイリヤ依代に………』

 

『むむ!?これは、一体どうなっておるのだ!?イリヤが急に服が変わったばかりか性格や喋り方も変わっておるぞ!?』

 

『どうやら、資料によるとあれは精霊使いの剣舞と言う作品に出てくるキャラクター『エスト』のコスプレのようだね』

 

『おお!?凄いなりきりで余は驚愕している!…後でメイドとか頼めんか?』

 

『言えばやると思うけと、許すと思うかい?』

 

『余はもっと優遇されても良いと思うのだが………』

 

『ギルから勝手にイベント券を奪っておいて、まだ言うのかい?まぁ、ギルには後で録画しておいたイリヤのランウェイを渡すとしようか

 

それを聞いて赤セイバーはシスコン……と静かに呟いた

 

『ほう、誰の悪口を言った?我のイベント参加券を奪ってくれた雑種よ?』

 

そう言って席に座っているネロの後ろからギルガメッシュが現れる

 

『ぐぇ!?ば、バレたから余は帰るー!というか!お主はどうやってここに!?ここには司会者しかこれないはず!?』

 

『社長権限だが?』

 

『せ、せこい!?』

 

『エルキドゥ』

 

『もう済んでるよ、ギル』

 

逃げようとしたネロは已に両足をエルキドゥの出した天の鎖で縛られていた

 

『む!?なんだこれはぁ!?』

 

『さて、来て貰うぞ?雑種』

 

そんな訳でみんなの楽しみであったファッションショーは終わりを迎えたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?ファッションショーの記憶が無い………まぁいっか!次は射的!次は金魚すくいなのー!」

 

何故かわくわくざぶーんに並ぶ屋台には祭りに並ぶ屋台が広がっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

配信者side

 

 

「やぁ!みんな!イベントを楽しんでいるマギまりお姉さんだよ?今回は夜の部のイベント【有名配信者出演!イベント雑談配信!】と言う訳で、みんなも見てくれてるかな?」

 

夜の部、ステージのスクリーンには某ネット動画サイトのページが開かれている

 

どうじに、別のスクリーンには大量のコメントが流れている

 

「さてさて、今回の配信にお呼びしたゲストの方々をお呼びしよう!じゃあ、挨拶して貰えるかな?」

 

「こんどら……我は∞どらごん。よろしく」

 

「イベントイベント楽しいよ!ギルギルインテリジェンス専属ゲーマ、キル・ザ・ジャックだよ!」

 

「シトナイよ、シロウと一緒にゲーム配信をしてるわ」

 

「そんな訳でギルギルインテリジェンス所属の有名配信者を集めたよ!みんなで集まったのは前のカレイド☆ファンタズムのLIVEぶり、出ではないのかな?」

 

「我とジャック、オフコラボ?した」

 

「そうだね!一緒にバイ○ハザードをやったよ!」

 

「私はいつもシロウとしか配信しないからLIVEぶりね」

 

「そうか。ところでみんなはもうイベントには参加したのかい?」

 

「うん!ポケモンと遊んできたよ!イーブイフレンズ可愛かった!」

 

「我はアニメの特別上映会、とても楽しかった」

 

「私はまだね。明日の二つにしか参加しないつもりだったし」

 

「ついでに、マギまりお姉さんはファッションショーを見に行ったよ。司会の人が予定とは違っていたトラブルもあったけど、とても面白かったよ」

 

「ん?ToLOVEる?…………マギまり、もしかしてエッチィことあった?」

 

「まったく違う解釈だよ!?まったく、誰だい彼女にそんなアニメを見せたのは」

 

「私じゃないもん」

 

「わたしでも無いわ」

 

「サゼルガーに教えて貰った」

 

コメントではまたザゼルガーが燃えている

 

「もうそれについては忘れなさい、分かりましたね?」

 

「ん!」

 

そんな少し危なそうな会話がありつつも、マギまり達は配信を進めていく

 

こうして、二日目のイベントが無事?に終了したのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ!楽しかった!」

 

「うん、そうだねイリヤ」

 

プリヤと美遊がオリヤから貰った大量のお小遣いでデートをした帰り道

 

二つの人影が少女達へと迫っていた

 

「明日はLIVEだよね、美遊!頑張って!私頑張ってペンライト振るから!」

 

「うん、絶対に見付ける」

 

そのとき、二人の影が一斉に飛び出して少女達の頭にあるものを被せた

 

すると少女達はまるで気を失ったかようにガクンと俯いた

 

「計画通り………手伝ってくれてありがとうクロエちゃん」

 

「はぁ、全く。あとから前みたいになっても知らないわよ?てか、普通に相談すれば良いのに」

 

「そしたら絶対に断られるでしょ?大丈夫大丈夫、店長の話ならそのときの記憶は消えてるはずだから」

 

「本当なんでしょうねぇ?」

 

「大丈夫。さ、全員分被せたし終わりだよ」

 

「ほ、報酬の魔力供給は」

 

「………後でたっぷりしてあげるから、早く行くよ。スイッチ入ったプリヤより激しくするから、覚悟してよね?」

 

「ちょ、ちょっと!?な、なにそんな危ない発言!?」

 

「いい、クロエちゃん?私だって羞恥心は無くても性欲はあるの。ほら、早く部屋に戻ろ?」

 

「う、うぅ…………」

 

羞恥心に顔を染めるクロエに何処かで魅惑的に微笑むオリヤ

 

彼女達がその後どうなったのかは、誰も知らない

 

 

 

 

 

 

 

 

 







ご愛読ありがとうございます!

感想、お気に入り登録、高評価

よろしくお願いします!

さぁ次回はカオスな会にかるの!!



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開催!ギルギル・サマー・フェスティバル!!~3日目~

夏休みが終わってからの投稿

本当にすまない

何がとは言わないが、色々と書いていて遅れてしまいました

本当にすまないです




 

 

イリヤside

 

 

ギルフェス三日目、もう終わりだと思うと悲しいイリヤです!

 

(楽しい時間はあっという間に過ぎていく、イリヤスフィールよ)

 

さてさて、あんなに楽しかったギルフェスは最終日

 

LIVEはもう準備完了、例の仕込みも準備も完了

 

さぁ、艦これ世界の扉が開かれた……なの

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さて、皆様お待たせしました!これより私とイルカ、助っ人の子達による『イルカショー!あの子達が乱入!?集まれ!艦これ大好き達よ!』がはじまります!』

 

そんな放送が鳴り響き、会場には沢山の観客の歓声が鳴り響く

 

特設プールステージ

 

大きなプールの中をイルカ達が泳いでおり、中央のステージには水着となったジャンヌ・ダルクが登場した

 

「どうも皆さん!今日は、私の勇敢なイルカ達によるショーをお届けします!さて、その前に助っ人の子達を呼びましょう!!」

 

するとステージの橋からは流れるような銀髪に帽子を被り制服を着ている少女達とウサミミのような服を着た子が現れる

 

その少女達の登場に会場からは大きな歓声が鳴り響く

 

「それじゃあ、自己紹介をお願いします」

 

そう言うジャンヌに続き、少女達は名乗りをあげる

 

「響だよ?その活躍から不死鳥と呼ばれることもあるね、今日はよろしく頼むよ?」

 

いつも通り、艦これの響へとコスプレした我らがオリヤである

 

「暁よ!一人前のレディとして、しっかりサポートするわ!任せて!!」

 

コスプレしたオリヤに似ており、髪以外は瓜二つな少女、艦これの駆逐艦、暁……だが本来の姿は喫茶葛木の店長の製作したコスプレ用帽子型アイテム『ハズカシクナクナールζ(ゼータ)』を装備したシトナイである

 

「い、電なのです。せ、精一杯頑張るのです!!」

 

同じく艦これの駆逐艦、電

 

以前に使用していた物を更にグレードアップさせたヘアピン型コスプレアイテム『ハズカシクナクナールβ(ベータ)II』を装備した美遊である

 

「島風です!提督達ぃ私の早さ!しっかり見てってよね!」

 

そう、同じく駆逐艦、島風

 

ぜかましとなっているのはプリヤである

 

彼女の装備しているウサミミ型コスプレアイテム『ハズカシクナクナールΣ(シグマ)』により、美遊達と同じようにキャラになりきっている

 

そう、ギルフェス二日目にてオリヤのしていたことはこれらの準備

 

つまりはさまざまなキャラにハズカシクナクナールシリーズを装備させまくっていたのである

 

何故島風で、雷じゃないのか?

 

丁度よいキャラがいないからである

 

なお、オリヤによると『もしカーマがいたら雷にしていた』と語っている

 

これにより会場からは大きな歓声が上がる

 

何処かでは赤い髪の女性が倒れている場が目撃されたらしい

 

「さて、自己紹介も終えましたし早速ショーを始めますよ!」

 

こうしてイルカショーが始まるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

午前のイベントを終え、いまの時刻は夕方

 

私やカレイド☆ファンタズムメンバーはステージ脇にて待機していた

 

え?美遊ちゃん達は大丈夫だったか?

 

ふふふ、店長の改良したハズカシクナクナールシリーズはコスプレした時の記憶が無い

 

つまりは、大丈夫なのである!!

 

いやぁ、楽しかったし癒しだったなぁ

 

(この私、今回に限っては黒過ぎないかしら?)

 

それより、そろそろ出番だよね?

 

「みんな、最高のステージにするよ!」

 

そう言うと美遊ちゃん、クロエちゃん、なのはちゃん、フェイトちゃんが頷いた

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ステージは盛り上がり、沢山の人が会場にてペンライトやタオルを握りしてて待機していた

 

この世界にてカレイド☆ファンタズムは、大人気アイドル

 

沢山の人がいまかいまかと彼女達の登場を心待ちにしている

 

その時だったステージ背後に設置されたスクリーンにとある文字が浮かび上がる

 

【ギルギル・サマー・フェスティバル

     最終イベント

 カレイド☆ファンタズムLIVE開幕!!】

 

その文字に沢山の人が歓声をあげるなか、会場にはドラムとギターの音楽が鳴り響く

 

【FIRST MUSIC!カレイド☆ファンタズム

  シュガーソングとビターステップ】

 

「ギルフェス最終日、みんな私たちのLIVEを楽しんでいってね?早速、新曲いくよ!!」

 

「「「「いぇーい!!」」」」

 

その声と共に黒や赤のドレスにハイヒールを履いた少女達がステップを踏みながらゆっくりとステージ端から現れる

 

「超天変地異みたいな狂騒にも慣れて♪」

 

イリヤが会場へと手を振りながらヒールを鳴らして踊り

 

「こんな日常を平和と見間違う」

 

クロエちゃんは歌詞を表すように手を横において首を傾げる

 

「rambling coaster♪」

 

美遊ちゃんは英語で左へ右へとステップを踏みながら歌い

 

「揺さぶられながら♪」

 

なのはちゃんは肩を揺らしてリズムを取りながら沢山会場へと向けて手を振る

 

「見失えないものは何だ?」

 

?を浮かべるように手を顔に置いて顔を傾げるフェイトちゃん

 

「平等性原理主義の概念に飲まれて」

 

「心までがまるでエトセトラ♪」

 

「大嫌い?大好き?ちゃんと喋らなきゃ!」

 

そう歌いながら頬をぷくりと膨らませてプイっとした後に笑顔になる演技をするなのはちゃん

 

「人形とさして変わらないし」

 

そう言って美遊ちゃんが笑いながら歌う

 

「宵街を行く人だかり、は嬉しそうだったり?寂しそうだったり?」

 

「コントラストが~五線譜を飛び回り!」

 

「「「「「歌とリズムになる!」」」」」

 

次の瞬間にみんな横並びでステップを踏みながらヒールを鳴らして歌う

 

「「ママレード & シュガーソング!」」

「「ピーナッツ & ビターステップ!」」

 

「甘くて苦くて目が回りそうです♪」

 

「南南西を目指してパーティーを続けよう!」

 

「世界中を驚かせてしまう夜になる♪」

 

「Ifeel 上々 連鎖になってリフレクト!」

 

最後の歌詞を歌い終えるとだんだんとなっていた曲が小さくなる

 

次の瞬間大量の拍手が会場に響き渡る

 

少女達は手を振りながらは一度はステージから脇へと戻り衣装を変えて再び会場に並ぶ

 

「さてさて!自己紹介をいってみよー!カレイド☆ファンタズムリーダー!イリヤです!!私たちのLIVEを最後まで楽しんでいってください!!」

 

その声と共に会場からは大きな歓声が上がる

 

「カレイド☆ファンタズム、イリヤの恋人一号クロエよ!」

 

「同じく恋人2号、美遊です!」

 

「ちょ!?それだと私だいぶヤバイことしてる奴になるからやめてー!?」

 

そんな三人の会話に会場が笑い、一部の人々は想像に任せて筆を手に取る

 

「カレイド☆ファンタズム、イメージカラーら黄色!フェイトです!」

 

「ふふ!カレイド☆ファンタズム、まだまだ新人のなのはなの!」

 

「さてさて、自己紹介も終えたことだし、早速ソロパート!いってみよー!」

 

そう言ってイリヤ、クロエ、美遊が後ろに下がりフェイトとなのはが前に出てスタンドマイクを挟むように並ぶ

 

「皆さん、私たちの新曲是非聞いていって下さい!いくよ、フェイトちゃん」

 

「うん、頑張ろうなのは」

 

そう言うって二人が構えると、盛り上がっていた会場は一瞬にして静かになっていく

 

二人の息を吸う音をマイクが拾う

 

「遥か天空(そら)響いてる♪」

 

「祈りは奇跡に~♪」

 

その歌声と共に激しいギター音が鳴り響いた

 

【なのは&フェイト/ETERNAL BLAZE】

 

二人の歌声は即座に会場の心を奪った

 

その曲は酷く儚く

 

そして強さを、優しさを表した

 

アニメでの二人の関係を描いた

 

そんな曲だったから

 

「傷つくたび優しくなれる!」

 

そう言って胸を押さえる演技をするなのは

 

「君のその笑顔だけ、守り抜きたい!」

 

そんななのはに両手を向けるフェイト

 

「「 願いはひとつ!」」

 

「時空を越え刻まれた悲しみの記憶……」

 

「まっすぐに受け止める!君は光の女神(てんし)!」

 

「あの日胸に灯った、永遠の炎♪」

 

「深い闇…解き放って!自由のトビラ開いてく!」

 

「「強く、果てない……未来へ~♪」」

 

音楽がなり止んだ二人に沢山の拍手や歓声が鳴り響く

 

観客の中には泣いているように見える人もいる

 

「さぁ、バトンタッチだよ!」

 

そう言ってなのはとフェイトは手を繋いで後ろに下がると続いてクロエと美遊がスタンドマイクに並ぶ

 

「さぁ、次は私たちのデュエットよ」

 

「聞いてください」

 

再びステージが静寂となる

 

「あぁ、素晴らしき世界に今日も乾杯♪」

 

「街に飛び交う笑い声も♪」

 

「見て見ぬフリしてるだけの作りもんさ……」

 

【クロエ&美遊/怪物】

 

その曲は、残酷な運命の中で一人を救おうと戦った少女達に会う曲だった

 

「あぁ、願う未来に何度でもずっと!」

 

「「喰らいつく!」」

 

「この間違いだらけの世界の中……」

 

「「君には笑ってほしいから!」」

 

「もう誰も傷付けない!」

 

「強く、強く!なりたいんだよ……」

 

「僕が僕でいられるように」

 

その歌詞に、その場にいた一人の少女がこっそりと涙を流していた

 

なぜならその少女はかつて、一切の幸せがなく絶望の中で生き抜き、最後にはみんなの為に死ぬはずであった少女だったから

 

「なんで、こんなに涙が……」

 

「いいんだよ、ベル。いや、■■■」

 

「エリス………私は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イリヤside

 

 

二人のデュエットが終わり、私に一人がステージの前に向かう

 

「さて、最後に私のソロパートだよ!」

 

そう言う会場がペンライトを振りながら歓声をあげる

 

「ところでみんな?このLIVEステージのタイトル覚えてる?子どもの皆、お待たせしました!……さぁ、今からもっと盛り上げるよ!!」

 

それと同時にイリヤ両手をさげて、構えると後ろの皆も同じように構えるとまるで跳ねるような曲調でドラムとギターのリズムが刻まれ

 

背後のスクリーンに曲名が明かされる

 

【イリヤ/Trigger】

 

その曲名に沢山の子どもが歓喜の声を上げて、大人は驚愕の声をあげる

 

正直、子どもにとってLIVEってさ

 

つまらないと思う、だから子供の好きなものを上げればきっと子供も喜ぶと思い

 

この世界の特撮会社さんに尋ねたら一発オーケーを貰えたの

 

「力を持った意味を求めて……

       戦う為の理由を探した♪」

 

そう言って中へと手を伸ばしながら、左足を軸に回転する

 

「それぞれに夢見た!未来は僕らを呼ぶ!」

 

そう歌いながらゆっくりとステージ中央から横へと移動する

 

「根付く花のような、覚悟を誓い合って♪」

 

次の瞬間に曲が止まり、会場の人たちは首を傾げるなか、私はスタッフの人が投げ渡した二つの小道具

 

『GUTSハイパーキー』と『GUTS スパークレンス』を構えると子供達が目を輝かせるのが見えた

 

「いくよ!みんな!」

 

そう言って『GUTSハイパーキー』のボタンを押す

 

すると会場のスピーカーから

 

【ULTRAMAN TRIGGER MULTI TYPE】

 

変身音声が流れ出す

 

そしてハイパーキーをスパークレンスに装填

 

【BOOT UP ZEPERION!】

 

GUTSスパークレンスを展開して、変身ポーズを取る

 

「みんな、一緒に叫ぼう!未来を築く、希望の光!ウルトラマン、トリガァアー!!」

 

子ども達の声を聞きながら元気よくGUTSスパークレンスを掲げると会場の電気が消える

 

次の瞬間

 

【ULTRAMAN TRIGGER MULTI TYPE!!】

 

その声と共にステージのスポットライトが戻る

 

すると会場には銀を基調に赤と紫の2色を配し、胸と手足には金色のプロテクターを身に付け、胸のプロテクターの中央にはひし形の宝石、カラータイマーを付けた新たな光の戦士

 

ウルトラマントリガーが片手を上へと掲げもう片手を顔の横に置いた登場したときの構えで立っていた

 

次の瞬間、会場からは沢山の驚愕や歓喜の歓声が飛び交う

 

うーん、やっぱりウルトラマンは格好いい!

 

それにしても最新のスーツって凄いなぁ

 

全く縫い目とかファスナーが見えない

 

「と言うわけで!ウルトラマントリガー!に来て貰いましたー!!」

 

わたしがそう言うとトリガーはファイティングポーズを取る

 

「シェア!」

 

あれ?会場のスピーカーじゃなくてトリガーの方から声が聞こえた気がする

 

気のせいかな?

 

次の瞬間に先ほどの曲の続きがなり始める

 

「Ready to pull the trigger!

     燃える闘志沸き起こして♪」

 

クロエちゃん達は話を聞いていたからか、トリガーが現れた瞬間に私を見て少し呆れていた気がした

 

私は永遠の特撮好きですよ?なにか?なの

 

「Now I can pull the trigger!

     風穴を開けろ運命~♪」

 

そう言って手で銃を作って撃ち抜くような演技をしつつダンスを続ける

 

「Come on let's pull the trigger!

       切り開けこの戦いを~♪」

 

自分の胸に手を当ててから振り払うように手を払い

 

「命に勇気を灯せ今、引き金は僕だ!!」

 

最後の歌詞を歌い終えた

 

「ありがとー!そんな訳で、カレイド☆ファンタズムのLIVE特別ゲストは新たな光の戦士、ウルトラマントリガーでした!」

 

するとウルトラマントリガーは手を振りながらステージ脇へと歩いていく

 

すると、クロエちゃん達が私の横に並ぶ

 

「まさか、ウルトラマントリガーを呼ぶなんて、あんたどんだけ特撮好きなの?」

 

「少し、びっくりだったよ?」

 

「LIVEで特撮ヒーローを呼ぶなんて聞いたことないの!?」

 

「アハハ、それじゃあ最後の曲にいこっか?」

 

「うん!」

 

「えぇ」

 

「なの!」

 

「はい!」

 

「「「「「Blessing!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LIVEが終わり、私は、ステージ脇にてウルトラマントリガーのスーツを着たアクターさん?と写真を撮っていた

 

特撮ヒーロー大好きな私からすれば、とても幸せな時間である

 

それにしても最近のスーツって凄いなぁ

 

全く布に見えないし、ファスナーにも見えないし

 

目だってちゃんと光ってるし

 

ツーショットを取り終えた私はスマホをしまう

 

「トリガーさん、ありがとなの」

 

そう言うとウルトラマントリガーのスーツアクターさんが頷くとカラータイマーに手を翳す

 

「?」

 

すると、カラータイマーへと伸ばした手が淡く光だす

 

「え………えぇええええええええ!?」

 

思わず驚愕の声をあげるなか、トリガーをその手を私の方へと翳す

 

すると淡い光が私を包み込む

 

「へ!?本物!?え、一体何が!?」

 

『皆を、笑顔に』

 

「…え」

 

そんな声が聞こえ、気が付くとウルトラマントリガーは消えていた

 

「ゆ、夢?」

 

ふと、腰に違和感を感じ視線を向けるとそこにはベルトがあり右かわにはGUTSスパークレンスがハイパーガンモードでホルスターに刺さっており、左側にはマルチ、パワー、スカイのGUTSハイパーキーがセットされていた

 

「え、ぇぇぇぇぇええええええええ!?」

 

まさかの本物!?てか、この世界にこれたの!?

 

もしかして、元からいたとか?

 

GUTSスパークレンスに触れながらそんなことを考えていた

 

(まさか、本物のウルトラマンなんてね)

 

うん、きっと諦めなければ会えるんだね!

 

きっと夢は叶うんだ!

 

(なに言ってるの?頭大丈夫?)

 

失礼な、私はいたって正常なの

 

せっかくだし、呼んだ皆はウルトラマントリガーに変身して送っていこっかな

 

そんな事を考えながら私はギルギル・サマー・フェスティバルを終えるのだった

 

 

 

 

 

 







ギルフェスが終わりました

コラボしていただいた皆様、本当にありがとうございます

コラボしていただいた皆様の作品、そしてURLはギルギル・サマー・フェスティバルの一話の後書きに乗っているので是非読んで下さい!

もうイリヤはどこの作品とでもコラボ出来る程の力を手にしてしまった気がする

皆様!今後も助けてバーサーカーをよろしくお願いいたします



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我のイリヤだけがチートだけだと思ったか?(AUO)

うp主今年のガチャ歴史

~年の始まり~
村正きた!呼符でくるかなー?
『セイバー、千子村正。召喚に応じ参上した』
今年、運いんじゃね?

~ジャンヌピックアップ~
よし、内に通常クラス以外は全然いないしルーラー狙うか!
『マハトマよ!』

まぁ、ロリだから良し!


~水着アビー再来~
今年こそ、ゲットしてやる!行くぜ10連ガチャ!
『ごきげんようマスター!』
しゃあ!!去年の雪辱を果たしたぜ!


~キャメロット妖精騎士~
お、妖精騎士ランスロット……ガンダムエクシアみたいでかっけぇ!!欲しいなぁ、でもパーシヴァルは召喚出来なくてよいかな、ロリじゃないし

10連ガチャどーん!

『サーヴァント、ランサー。妖精騎士ランスロット、召喚に応じ参上しました』

やったぜ!しかもボクッ子!ん、虹回転だと!?
『円卓第二席、騎士パーシヴァル。ここに現界を果たしました』

☆NA☆ZE☆DA!!☆


~☆5鯖配布~
よし、シトナイゲットだぜ!

~プリヤ映画~
お、プリヤ来たよ!!でもほしいのクロエだし……ガチャすっか。お、美遊でとる
一応、欲しいなぁ。呼符でガチャろ……水着イリヤを餌にするか
『サーヴァント、キャスター。美遊です……姓はエーデフェルトと』
先輩!ヤンデレです!!ヤンデレが来ました!!

~サマーアドベンチャー~
よし、水着のアンとメアリーが来たし、ロリたしかわいかったし引くか!

30連結果

「視線がやらしいよマスター、ふん」×2

やったぜ!来たぜぇい!んん?

「ユニヴァースからやって来た気楽なアーチャー♪」×2

ワッツ!?

ロリ煉獄&沖田オルタ狙いニ十連

「アロハ!」×2

何故、ロリが!こないんだぁぁぁぁあ!

あ、カレスコ二枚目はサンクス



~現在のカルデア所持ロリ~
ジャック・ザ・リッパー
ナーサリー・ライム
酒呑童子
水着アビー
水着イリヤ
美遊・エーデフェルト
バニヤン
妖精騎士ランスロット
シトナイ
ガネーシャ
エレナ・ブラヴァツキー
アン・ボニー&メアリー・リード
〔水着〕アン・ボニー&メアリー・リード
武則天
エリザベート・バートリー


以上!クリスマスイベントはオルタサンタリリィ来てと願っている

それでは本編どぞ!


某月某日、駒王町に建てられた大きな会社。

 

その名もGIRUGIRU INTELLIGENCE(ギルギル インテリジェンス)

 

英雄王ギルガメッシュを社長とし、様々なサーヴァントが働く場所。

 

ゲームにアイドル、書籍にアニメと何でもござれなこの会社には()()がある。

 

ギルギルインテリジェンス本社の地下にはイリヤを支持する一部の天使、悪魔、堕天使による組織『素晴らしきイリヤ様の会』『SONG』『駒王ツァー』が各自、イリヤとこの町の平穏を守るため、日夜発明やアイドル活動の補助、会議が行われているのだ。

 

「ギルガメッシュ社長、完成しました。これを」

 

代表の堕天使はタブレットに表示されている映像、様々な計算式や科学式の上に目当ての物かが表示されるよう配置された物をギルガメッシュ社長へと差し出す。

その画面には四つ鎧が写し出されていた。

 

 

銃と剣を1つにした大型の剣、片腕はマントに隠れている青を基準とした色の鎧。

 

沢山の遠隔武装、重火器が装備されている緑色を基準とした鎧。

 

鋭的な翼とを大きな鎌のみを武器とする黒色を基準とした悪魔のような鎧。

 

大きなライフル銃を2丁持ち、純白の翼を持つ天使のような鎧。

 

それらが3Dの図面に起こされ、タブレットの画面に映っていた。

 

「これがあれば、必ずや彼女達は」

 

「開発はいつ終わる?」

 

「明日、昼までには武装含め完成予定です。テストは屋上にて人払いの結界を張り行う方が良いかと。」

 

「………明日、あ奴らは我が呼んでおく。お前達はこいつらの制作を急げ」

 

「ハッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロエside

 

 

今日もまた、イリヤはあの激辛と言う言葉すら越えた麻婆豆腐のあるラーメン屋へと向かっていくのを見送る。

 

全く、どうしてイリヤはあんな食べ物と言えるかも分からない物を食べられるのかしら?

 

まぁ、今は取り敢えず目の前のことを片付けますか。そう考えながら私は、いや私達はギルギルインテリジェンスへと来ていた。

 

私とミユって事はダンスレッスンとかで来るんだけど、イリヤが来ないなら違うわね。さすがにイリヤが金ぴかとの約束を忘れるわけ無さそうだし。

 

今回、ギルギルインテリジェンスの金ぴかの元に集められたのは私、ミユ、フェイト、なのは。もしカレイド☆ファンタズムのファンが見たら殺到する光景でしょうね。

 

「ね、ねぇ!なんで私達はギルガメッシュさんに呼ばれたのかな?」

 

「な、何かやっちゃった事とか無いよね?」

 

「何もない、はず………」

 

「ミユちゃん!?はずって凄く怖いんだけど!?なのは!私達なにもしてないよね!」

 

「してないの………たぶん」

 

「うじうじしてても仕方ないわ、入るわよ」

 

そう言って社長室へと入る、そこには両手を組んで椅子に座り此方を見据える金ぴか、そしてそんな金ぴかの斜め後ろに佇むエルキドゥの姿があった。

 

「来たか、雑種共よ。」

 

「いらっしゃい、4人共。悪いけど飲み物は出せないよ?すぐに移動するからね。」

 

「で、なんで私達が呼ばれたわけ?」

 

そう言うとミユ達がうんうんと頷く。いや、いくら金ぴかが怖いからって発言くらしいしなさいよ!?いつも通り話せるわよ!?

 

「困惑してるね?分かるとも!でも、今回ばかりは真剣に成るしかないんだ。ギルも、そして僕も君たちも」

 

「それってどういう……」

 

「まぁ、待て。ここでは人の目がある、着いてこい、行くぞエルキドゥ。」

 

「あぁ。みんなも着いてきてね」

 

そう言って社長室を出て行く金ぴかを4人で追いかけて行くと1つのエレベーターに二人が乗った。私達もそのエレベーターに乗ると扉が閉まる、でもみた感じじゃ金ぴかやエルキドゥもボタンを押した様子はない。どういうこと?

 

「コマンドを入力『1』『3』『5』」

 

そう言って金ぴかがエレベーターのボタンを押す。何してんの?とうとう金ぴかの(シスコンの)頭が壊れたのかしら?

 

そう思っていると、エレベーターが()へと動き出した。

 

「クロ、確かこの会社って」

 

「えぇ、地下はないはずよ。」

 

ミユが困惑した様子で私へと話しかけてくる。まぁ、実際私も少し困惑してて理解が追い付いて無いわ。

 

「表向きは、ね。」

 

「なんか秘密組織みたい……」

 

「なのは、一応私達の存在その物が秘密な存在の集団だよ?」

 

エルキドゥの言葉に素直に感想を洩らすなのはにフェイトが突っ込みを入れる。まぁ、否定出来ないわね、まずサーヴァントって神秘でひとくしなきゃいけないのに、うちは結構オープンに成っちゃってるし。

 

「改めて話をしようか。ギル、そろそろ説明をした方が良い」

 

「あぁ。今日、お前達を呼んだのは以前にあった雑種共……悪魔や堕天使による襲撃の件についてだ」

 

その一言で、私の脳裏に数十日程前に起きた出来事を思い出した。なのはとフェイトはイリヤを守るためとは言え、最後にイリヤは彼女達を戻し最後の魔力を使い破滅竜ガンドラXを召喚してあの軍勢を倒しきった。

 

でも、私達は……本来ならばイリヤの元で守らなければならない私達は国外へと転移させられ直ぐに彼女の元へと戻れなかった。戻る手段はなかった。プリヤとミユはカレイドライナーになったとしても飛行の速度には限界がある。

 

それに、私は飛ぶための道具を何も持っていない。

 

唯一イリヤが私達を呼ぶには令呪を使うしかない、でもイリヤ……正確にはイリヤと契約しイージスへと入っている私達を呼ぶ手段は何もない。

 

そしていくら英霊とは言え、国外に飛ばされたら戻るのに令呪を使うか霊体化して国を越えるしかない。マーリンの使う転移魔術なんて使えるわけがない私達はイリヤの元に戻るのは時間が掛かる。

 

結局イリヤは、自信の魔力を全て使い切ってしまった。あの悪魔達が到着してくれたからこそどうにかなったとしても、また似たような事があったらイリヤは………。

 

「いくら英霊であろうと、転移させられ国外へと飛ばされたら戻る手段はライダーのクラスを持つ者しかない。我は例外だがな」

 

するとエレベーターが止まり、扉が開くと沢山の天使や悪魔、堕天使が開発室のような場所でパソコンを操作していた。

 

「凄い、前にプリヤが言ってた秘密防衛組織みたい……」

 

「金ぴか、なんで堕天使や天使、悪魔のこいつらがここに?」

 

「奴らはそれぞれの陣営の中でイリヤを支持する一部の者達だ。独自で組織を作り上げイリヤへと尽くそうとしていたのでな、スカウトした。イリヤの持つクアンタ、あれはここで作り出した物だ。」

 

その言葉に、私達が今日来たときよりはるかに前よりこの人たちは私達に協力していることになる。その事実に驚きつつ、部屋を見回す。

 

「そして今回、お前達にここに集まって貰ったのは他でもない。おい」

 

金ぴかがタブレットを操作していた堕天使に呼び掛けると、その堕天使は頷きタブレットを操作する。

 

すると私達の目の前にある大きなモニターに四つの画面に別れ、イリヤの持つクアンタに似た鎧が並んでいた。

 

「お前達にも、イリヤを守るための力を手にして貰う。拒否権はない」

 

そう言って金ぴかがタブレットのうち1つをタップする。そこには映っていたのは青と白をメインとしたカラーリングに2本の角のようなアンテナ、銃と剣を会わせたような武器を持ち片手をマントで隠している鎧が写し出される。

 

「特殊G装甲Ⅱ号機GRM-001RE、名はエクシアリペアだ」

 

「エクシアリペア、私の…力」

 

そう呟きながら装甲が写し出されたメニューを眺めるミユ。確かにミユは接近戦が上手かった気がするし、良いのかもね。

 

「近接戦闘に特化した物で、イリヤのクアンタと同じく魔力変換疑似太陽炉が組み込まれているよ。更に纏えば、口部分が開いていても呼吸ができ宇宙での活動も可能。何より、君が飛ぶより速く飛ぶことが出来る。これが美遊ちゃんの装甲だ。どうやら、堕天使がメインで開発したようだね」

 

すると、いつの間にかタブレットを持ちメガネをかけたエルキドゥが装甲の説明をしてくれる。

 

「続いて次はクロエ、お前の装甲だ。特殊G装甲Ⅲ号機GRM-010、名はサバーニャ」

 

そう言って写し出されたの両肩、に沢山の鉄板?のような物が着いており私の身長より少し小さい位のライフルを2丁、そしてイリヤやミユとも違う4本角のアンテナを持つ緑色の装甲だ。

 

「沢山の遠隔操作武装を展開し攻撃、両手に持ったライフル、体の装甲に内蔵されるミサイルを武装として持ち敵を撹乱させ攻撃することかが可能な装甲。精密射撃と言うよりは乱射や早打ちに近い装甲だね。」

 

「イリヤと同じく、この装甲には魔力変換疑似太陽炉が積んである。こやつも堕天使製だな」

 

なるほどね、確かに一人で大勢を相手にするなら良さそうね。近接武装は無さそうだけどいつものを投影すれば問題なさそう。

 

そう言って画面には新たな鎧が写し出される。全てが白で統一され4本角のアンテナを持ち、天使のような翼を持つ装甲。

 

「綺麗、まるで天使みたい………」

 

その装甲を前にそんな言葉を呟くなのは、確かに天使のようね。もしかしてこれ、天使が制作を担当したのかしら?

 

「特殊G装甲Ⅳ号機GRM-00YSW、名はウイング・スノーホワイトプレリュード。これはなのは、貴様の装甲だ。」

 

「手に持ったライフル、ツインバスターライフルでの狙撃、ビームサーベルでの近接戦闘もこなせる装甲だ。元々はイリヤが隕石を破壊する際に使用するため作られていた装甲だね。でもシステムの開発が間に合わなくて倉庫行きに成るところを君向けに作り直したんだ。天使が担当していた装甲のようだね」

 

「貴様なら似たような物を撃っていただろ?バスターライフルは極光のビーム砲を放つ武装。敵から見たら貴様は殺戮の天使、恐怖の対象となる。」

 

()()()()だね、分かるとも!」

 

「あ、確かになのはそんな風に呼ばれてたからピッタリかも………」

 

「にゃ!?なんで!でも綺麗だし強そうだし………なんか納得いかないの……。私、ただ仕事してただけなのに……それだったらフェイトちゃんだって……」

 

もしイリヤがこの機体を使っていたら………なんか想像出来ないわね。もうなのはがあのライフル持って敵を滅ぼすイメージしか見えないわ……

 

そんなことを考えていると画面が変わり新たな装甲が写し出される。真っ黒な翼に体、両手持ちの大きな鎌。そしてミユのエクシアとも違う

2本角

 

「続いてフェイト、貴様の装甲だ。特殊G装甲Ⅴ号機GRM-01D2、名はデスサイズヘルカスタム。」

 

「し、死神!?」

 

「フェイトちゃんもピッタリなの!たしか死神って呼ばれてたし!」

 

「この装甲は鎌での攻撃以外に武装がない。故に高速で移動し敵を仕留める戦闘を得意とするよ、一応翼を前に展開して守ることも可能だ。」

 

「あれ?そう言えばシトナイちゃんは?」

 

「あやつなら、あの熊がいる。故に問題ない」

 

「なんて適当………」

 

シトナイちゃんえぇ………まぁ、とにかくこれがあれば二度とイリヤも倒れなくて済むんだし。

 

「社長、お持ちしました。」

 

そう言って白衣を着た天使、堕天使、悪魔が4人アタッシュケースのような物を持って並んでいた。

 

「お待たせしました社長。美遊様、此方を」

 

そう言って堕天使がアタッシュケースを開きミユの前に差し出す。そこには小さな髪飾りがあった。それも先程のミユの装甲の持っていた剣に着いていた盾の部分をを小さくしたような見た目。

 

「此方を手を触れ『エクシア』と唱えることで装甲は展開されます。これで、どうかイリヤ様を」

 

「ありがとうございます。イリヤは絶対に守って見せます、今度こそ。」

 

そう言ってエクシアを受け取りミユは前髪に付ける。うん、ぱっと見は普通のアクセサリーに見えるわね。

 

「クロエ様、此方を。」

 

そう言って私の目の前に現れた堕天使の人がアタッシュケースを開くとそこには黒のホルスターに納められた小さな拳銃、それも大きさが私の手より少し大きいぐらい。

 

「此方はホルスターから抜き、セーフティを外せば通常のエネルギー拳銃としても使えます。装甲を纏う場合はセーフティの掛かった状態でトリガーを引きながら『サバーニャ』と唱えれば纏うことが可能です。」

 

「ありがとう、使わせて貰うわ。」

 

そう言ってベルト付のホルスターを腰に付けてサバーニャを装填する。ちょっと目立つけど、まぁいいわ。

 

「なのは様、此方の白雪姫でどうか我らが主を!イリヤ様をお守りください!!」

 

「あ、アハハ………頑張るの。」

 

そう言ってなのはが渡されているのは真っ白な鳥の羽の形をした耳に穴を開けないタイプのイヤリングだった。

 

「フェイト様、此方を。貴方のスピードを行かせるよう制作してあります。どうか、我らがイリヤ様を」

 

「は、はい」

 

そう言って悪魔がアタッシュケースを開けると、そこには綺麗な黄色の星のような装飾の付いた黒色の腕輪。

 

「さて、その装甲をテスト使用するが。それは明日からだ。一人ずつに武装、その装甲の元となった物の戦いの映像ををマーリンに頼んである。今日の夢にでも見るだろう」

 

「元?」

 

「あぁ、元の戦い方を学べばそれを生かし貴様らの戦いかたに入れ込める。特にクロエ、貴様の持つ装甲は扱うのが一番難しい、故にお前の装甲にはサポートにAIを搭載している。そいつも明日にでも確認できるだろ」

 

そう言われ私たちはギルギルインテリジェンスで新たな力を手にしたのだった。

 

よし、明日は張り頑張って装甲を使いこなしてみせる!イリヤを守るためなら私は、どんな力でも使いこなして見せる。

 

そうしなきゃ、いつまでもイリヤに守って貰う側だから。

 




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【大型コラボ】聖夜は流星龍と共に

 

イリヤside

 

ジングルベール♪ジングルベール♪

 

イリヤ、来る~♪

 

どうも!今日は12月24日!最後のはっちゃける季節がやって参りました!イリヤデース!!

 

(ウマ娘楽しい、イリヤスフィールよ)

 

さてさて寒くなってきた今日この頃!雪の降り積もるこの季節のビッグイベント!そうクリスマス!リア充爆発しろ!クリぼっちはVTuber見よう!聖なる夜ですよ!

 

このビックウェーブに乗らない手はない!

 

(一応、この世界のストーリーだと私たちが過ごしてるのって夏休みのはず)

 

シャラップ!今のEnjoy!の時期はSummer Vacationに起きてるんじゃないんだよ!Let's Enjoy!はWinter Vacationに起きてるんだ!なの!

 

そんな訳で、私たちは霊基変化させてライダーに成るよ!

 

(まず死んでないから英霊じゃないのよ、私たち生きてるんだよ?と言うか何する気なのよ?)

 

フフフ、今までお世話に成った方々や、その人たちのいる世界にワープして私がプロデュースした手作りケーキを大量生産!一つ一つ送り届けるの!

 

ついでだけど、ケーキはシンプルにイチゴのショートケーキで、板チョコには私が今着ようとしているサンタ姿をデフォルトしウィンクしてメリークリスマスと吹き出しで喋っているの絵をチョコペンで描かれており、ケーキに乗っている。

 

大量生産は既にギル兄さんに頼んであるから問題なし!沢山のケーキを運ぶ方法としてはアップグレードして貰ったクアンタの新機能。いろんな物を収納して持って行くだけ!

 

あ、新機能は収納した時点でその収納した物の時を止めて保存ておけるって物だよ。

 

(とうとう時すら操りだしたわよあの金ぴか……)

 

大量生産しているケーキはギルギルインテリジェンスから直接私のクアンタに送られてるから、私はクアンタを服の下に展開するだけ!

 

このクリスマス・イヴ。サンタに成るために沢山のことを頑張ったの!お世話に成った沢山の人にお返しがしたかったからね!

 

さぁ、最後に必要なのはサンタとしてのコスチューム!ちゃーんと店長に依頼してつくって貰ったんだ!

 

イリヤスフィールに説明しながらクローゼットから他の服とは違い赤と白でめだった服を取り出す。肩を出しフードの付いた上着にミニスカート!寒くないよう足にはニーハイソックスを履いて、黒いブーツ!

 

これで私は立派なサンタ!さしずめ、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン・サンタ・ライダーってところなの!

 

(そう言えば霊基変化してライダーがどうとか言ってたけど、なんでライダーなの?)

 

それは持ちろん!聖夜に相応しい子がいるからだよ!

 

イリヤスフィールに答えながらサンタの格好に成った私は家の外に出る。そう言えば、ギル兄の話だと量産しすぎて、ケーキが多すぎるから出来るだけ沢山配ってきて欲しいんだっけ?

 

まぁ、もしもの時はアルトリアが食べてくれるこら安心だけど。

 

誰もが寝静まっているであろう夜、私は自分の部屋の窓から外に出る。そしてクアンタをサンタのコスプレの内側に展開する。

 

そして家の屋根に登ると、少し先の商店街や街でクリスマスの飾り付けやイルミネーションが光ってみてる。

 

(………綺麗ね)

 

うん。さて、私たちがライダーに成る場合の相棒!共に、聖なる夜を翔ぶ白き龍。クラスがライダーの場合一緒に召喚されるであろうあの子を呼ぼうかな!

 

私はクアンタの左腕装甲から白いカードを抜き取り、天に掲げ魔力を流す。

 

「私の魔力を糧にして、呼び声に答えて!」

 

するとカードが光輝き、そらに浮かぶ星の内一つが煌めく。

 

「集いし夢の結晶が──以下略。来て!シューティング・スター・ドラゴン!」

 

(いや雑!?)

 

すると、宇宙(ソラ)の星が再び煌めき、全体的に身体が白い装甲に覆われ、頭部の左右に角が伸びており、翼は飛行機の主翼のようで飛行の際に手足を畳み翼と翼の間からジェット噴射のようなもので噴流を起して飛んでいる神秘的な姿の真っ白な竜が私の元へと翔んできた。

 

そうライダーとしての相棒はシューティング・スター・ドラゴンである。真っ白だしクリスマスの夜を翔ぶにはピッタリなの!破滅龍ガンドラXは………うん、バーサーカーの時の相棒かな?

 

(なるほどね、この世のトナカイは裸足で逃げ出すわねこれは。)

 

「うーん、でも乗るには少し大きすぎるし……」

 

『ならば少女よ、こう唱えられよ。コストダウンと』

 

頭に聞こえてきた神秘的で透き通った女の人の声に思わず回りを見渡すが、誰もいない。

 

イリヤスフィール?

 

(私じゃないわよ?)

 

『少女よ、私だ。目の前におろう?』

 

えっと、まさかだよね?そう思いながら目の前に翔ぶシューティング・スター・ドラゴンを見る。

 

「もしかして、喋れる?」

 

『あぁ、その通りだ。少女よ』

 

「わーお………」

 

すっごーい!貴方は喋られるフレンズなんだね!

 

『少女よ、今夜の聖なる夜は短い。早く唱えよ』

 

「う、うん。えーと、コストダウン?」

 

シューティング・スター・ドラゴンの言う通り唱えると、シューティング・スター・ドラゴンの姿が少しずつ小さくなり、車くらいの大きさになった。

 

『これならば乗りやすい、では向かうとしようか。少女よ、祝福を届けに行こう』

 

「う、うん。幸せいっぱい届けるよ!……と言うか小さくなれるんだね」

 

『我もクロスも可能だ。言えば、デフォロメの小さな姿にもなれる。』

 

何それちょっと見てみたい。

 

「よし、取り敢えずまずはこの世界のお世話に成った人達に配るよ!」

 

そう言いながらシューティング・スター・ドラゴンに股がる。たぶんシューティング・スター・ドラゴンに股がって乗ったのって後にも先にも私だけじゃ?

 

(すごく貴重な体験じゃない?)

 

確かに……。

 

さて、最初に向かったのはお隣さん!はいそこ!シューティング・スター・ドラゴン出すの後でもよかったんじゃとか言わない!

 

早速家の中に忍び込んで、二人の枕元にシンプルな赤いリボンの付いたプレゼントボックスを置く。もし寝返りを打ったときも考えて少し離れた場所に置く。

 

「ん~先輩、おかし………」

 

「ろくでなし、仕事増やすなにゃ………むにゃむにゃ」

 

確かに小猫ちゃんは可愛い寝言だけど、黒歌さんの方はギル兄に頼んでマネの補佐を頼んどくね。

 

「メリークリスマス、小猫ちゃんに黒歌さん」

 

そう囁いてから外に出てシューティング・スター・ドラゴンに飛び乗る。

 

「よーし次行こう!」

 

『了解した』

 

そう言ってシューティング・スター・ドラゴンが進み出す。此方の事を考えてくれてるのかスピードが出ているけど、揺れは全くない。言うなら風で髪が靡くだけだ。

 

(クアンタを起動してるからそこまで寒くないわね)

 

それにしても今年は雪が結構積もったね。

 

(そうね、雪だるまとか作れそうね)

 

確かに、明日あたりアストルフォとか作ってそう。さてさて、そんな会話をしながらたどり着いたのはアークマさんによって改築され大きくなった兵藤君のお家デース!サンタさんはちゃーんと悪魔にも平等にプレゼントを配るからね!

 

それに兵藤君の家はアークマさん達も住んでるので一度で済ませられるから楽だね………兵藤くん達が性なる夜さえ過ごしてなければ、だけどね。

 

そう思いながらクアンタのソードビットを展開して、イリヤスフィールに家の中へと粒子ワープゲートを設定して貰い、円環状に展開されたソードビット達が作り出したゲートに入る。

 

静かに歩いて兵藤一誠と札の掛けられた部屋に入る。うん、寝てるから恐らく性なる夜は過ごさなかったのかな?

 

そんな事を思いながら、枕元にプレゼントボックスを置く。

 

「メリークリスマス、次の年は性なる夜を過ごせると良いね。」

 

そう囁き、部屋を出てアークマさんの名前が付いた札の掛けられた部屋に入る。

 

「………………」

 

(………………)

 

部屋一色、艦これである。棚に並ぶフィギュア、グッツの類が全て駆逐艦のみ、流石アークマさんである。しかも布団で抱いてる抱き枕も響の下着姿の物を抱いて寝てる。

 

うん、先輩ドン引きです。

 

まあ、今日だけは許すんだけとね?クリスマスだし。

 

プレゼントを枕元に置き、少し咳払いをしてから耳元で口を開いた。

 

「やぁ司令官、メリークリスマス。私のプレゼント、喜んでくれたら嬉しいな。」

 

「うぇへへ………ひびきちゃーん」

 

サンタだし、これくらいのファンサービス!本人が幸せならそれで何より!そんな感じで原作組にケーキを配り終えた私は再びシューティング・スター・ドラゴンの背中に乗り真上へと翔ぶ。シューティング・スター・ドラゴンの向かう先にはソードビットの粒子ワープゲートが展開されている。

 

さて、魔力の残りは十分。いくの!

 

(粒子次元ワープゲート、展開完了。過去に転移した次元座標を設定。いけるわ、イリヤ)

 

サンクス、イリヤスフィール。

 

『少女よ、もしや次元を越える気か?』

 

「ふふ、サンタは世界を超えて幸せを届けるものなの。」

 

シューティング・スター・ドラゴンの問いにそう笑って返し私達は世界を越えた。

 

粒子ワープゲートを通り抜けた先には一面に広がる真っ暗な海が広がっていた。さて、まずはあの人達に恩返し!確かあの建物が会ったのは向こうだったような………。

 

「あっちに向かって!」

 

『了解した。』

 

暫く綺麗な海をながめていると、あの時に私の足を引っ張って海に引きずり込んだ子。深海戦艦、戦艦レ級が此方を驚愕の目で見つめていた。

 

「少し待ってて」

 

『良いのか?』

 

「私、油断しなければ強いよ?」

 

肩を竦めてそう言ってから彼女が佇む水面へと降りていく。そして向かい合うと、レ級は何処か気まずそうにしていて、先ほどから私と目を合わせない。

 

「………………」

 

私はプレゼントボックスを取り出して、中身を見せながら差し出す。クリスマスは平和に、敵味方関係なしに過ごした方が楽しいに決まってる。

 

「メリークリスマス、貴方にも幸せが訪れることを遠い場所からになっちゃうけど見守ってるよ。」

 

半場押し付けるような感じでケーキを渡し、そのまま真上へと飛んでシューティング・スター・ドラゴンに乗る。

 

(全く、お人好しにも程があるわよ)

 

いいもん、それが私でサンタなんだから。

 

暫く翔び続けていると、以前にクアンタの粒子ワープで辿り着いてしまい、お世話に成った場所。艦これ世界の鎮守府に着いた。

 

「あれから艦娘は増えたのかなー?」

 

(あんな戦いがあったんだから増えてるに決まってるわよ……)

 

『私は校庭で待機している、行け少女よ』

 

シューティング・スター・ドラゴンが校庭へと向かう途中で飛び降りGN粒子を放出しながら飛び、静かに着地し艦娘寮に入る。

 

クアンタのセンサーによると、熱源反応は15。結構艦娘は増えてみたいで良かった。

 

早速あのときお世話に成った第六駆逐隊の部屋を探す。それと同時に提督の部屋と調理場、まずは食堂へと潜入し、冷蔵庫内に六つ程ケーキの入ったプレゼントボックスをしまう。これで他の子の分は分ければ大丈夫なの。

 

冷蔵庫の中身が空いてて助かったの。もしかして、クリスマスパーティーでもしたのかな?

 

そんな事を考えながらクアンタの反応で探した第六駆逐隊の部屋に入り四人それぞれの枕元にプレゼントボックスをそっと置き、提督さんの寝泊まりしている部屋に入る。

 

見れば南城 優花さんが少しぐっすりと眠っている。枕元にプレゼントボックスを置き、起きないよう優しくゆっくり頭を撫でる。

 

きっと、艦娘が増えたことで苦労や書類とかも増えたんだろうなぁ。

 

「メリークリスマス、貴方の毎日が充実した日々になりますように。」

 

そう言って鎮守府の寮から出てシューティング・スター・ドラゴンに飛び乗る。

 

「さぁ、次の世界だよ!」

 

『了解。』

 

再び飛翔し、粒子次元ワープゲートで私たちは世界を越えた。

 

目の前に広がるのは一見、いつもの駒王街に見えるが違う場所。

 

そう、ここは別のハイスクールD×Dの世界。かつて私の世界に迷い込んだ奴らを倒すために私の世界にやってきたトーマ・ダルクさんのいる世界だ。

 

そう言えばトーマさん、村正おじいちゃんと一緒に行動してたんだっけ?

 

FGO、カルデア、ガチャ、村正、聖晶石…………パルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル

 

(イ、イリヤ?)

 

「はっ!?私は一体何を?」

 

『少女よ、あそこか?』

 

シューティング・スター・ドラゴンがそう言って顎を向けた先にはダルク書店と看板が出てい本屋さんがあった。

 

「うん、あそこだよ!」

 

『了解だ、共に祝福を導こう少女よ』

 

そう言ってダルク書店の前に降り立ち、SD化してもらい一緒に店の裏に向かう。こういうお店は裏にお家があるってパターンだよね?

 

見ると階段があり、アパートのようになっていたので音を立てないように階段を登り部屋に入りうとドアを握るが鍵が掛かっている。まぁ、当たり前か。イリヤスフィール

 

(了解、ソードビット展開。粒子ゲートの座標を目の前の扉の裏に展開。はぁ、サンタとしては何でも対応できる自転で採用だけど、やってることは犯罪なのよねぇ………)

 

そこはサンタなのでノーカン!ノーカン!

 

「お邪魔しまーす」

 

早速ワープゲートを通って家の中に入って即座にソードビットを戻す。

 

取り敢えず扉的に、どっちか分からない。取り敢えず此方でいっか。そんな感じで選んだ扉を開ける、扉を開けた先には真っ白な廊下が広がっていた。

 

「トーマさんの家って…もしかして私の家より広い!?」

 

(イリヤ、あのマークって)

 

イリヤスフィールの言ったマークを見る、嘘!?カルデアのマーク!?

 

じゃあここカルデア!?凄いよイリヤスフィール!まさかFate世界じゃないのにカルデアに来れるなんて!夢で一度だけFGOの世界に飛んだけど、少ししか見れなかったんだよね。

 

ん?ポケットに入れていたスマホが振動した。携帯を見ると、ギル兄からメールが来ている。

 

どうかしたのかな?えっと何々、量産しすぎた。出来るなら大量に処理、ではなく配ってきてくれ?……イリヤスフィール。

 

(えぇ、もうこのカルデア全ての英霊とカルデア職員にケーキを配りましょう。走ると遅いし、シューティング・スター・ドラゴンとトランザム解放で一気に配るのよ、一夜じゃとてもじゃないけど時間が足りないわ。後ろが詰まってるし)

 

「まさか、プレゼントを配るのに使うことになるなんて考えてなかったの。行くよシューティング・スター・ドラゴン!」

 

『了解だ、最速で翔ぶ。しっかり捕まっていろ少女よ』

 

「うん!いくよ、トランザム3分間解放!」

 

服の上にクアンタのパーツが装着、何時もの4本角も装着しセンサーで近くの生命反応をサーチする。

 

「よーし、祝福いっぱい届けるよ!」

 

出会った職員さんや英霊、英霊の部屋に片っ端からケーキの入ったプレゼントボックスをメリークリスマスと言いながら配る。もし英霊が攻撃してきたらケーキを置いて攻撃されると同時に粒子かしてシューティング・スター・ドラゴンに片手を引いて貰い、カルデアの廊下を爆速クリアマインドで飛ぶ。

 

いやぁ、このカルデア本当に沢山のサーヴァントがいてビックリ!私の全く知らないサーヴァントが沢山いてビックリしたー!そんな訳でカルデアのマスター達の追跡を振り切り、トーマさんの家?に戻ってきた。

 

取り敢えずこっちの部屋じゃなかったって事はこっちだよね?

 

そう思いながら先程とは別の扉を開ける、するとトーマさんが凄く大きなぬいぐるみ?を抱き締めて寝ていた。

 

取り敢えず、ぶつからないように少し離れた場所においておく。

 

「う、うーん。レヴィアたん、書くの飽きた……」

 

スゥー、取り敢えずトーマさんはゆっくり休んでね?書かなくて良いから、魔王少女はストーカーだから。頼むからストーカーの魔王少女と少女の恋愛ものはダメだよ?

 

「さて、メリークリスマス。トーマさんの本、とっても素敵な物語だったよ。これからも沢山の人をワクワクさせて、笑顔にする素敵な本を作り上げてね」

 

そう言って再び粒子ワープで外に出てシューティング・スター・ドラゴンに乗れるくらいのサイズに戻って貰って乗る。

 

「さて、次々!サンタは忙しいよ!」

 

『フッ、そうだな。さて、次の祝福の場へと向かおう』

 

イリヤスフィール!

 

(はいはい、粒子次元ワープゲートオープン。座標を設定、完了)

 

「行こう!シューティング・スター・ドラゴン!」

 

粒子次元ワープゲートを潜り抜けると、今度は周囲が森が続く場所にいた。少し先には大きな神社や赤い館等が見える。

 

ここは、前に一緒にゴーデス細胞と戦った冴月麟くんがいる幻想郷。つまりは東方projectの世界。つまり、早くプレゼントを届けなきゃ綺麗なお姉さんである紫さんに強制退去されちゃう!

 

と、言うわけでシューティング・スター・ドラゴンで翔んでいると何人かの妖精や妖怪から弾幕バトルを挑まれそうだったので、高速で逃げつつ人里を見付けたので、ここからは徒歩!

 

結界を通り抜け、SD化して貰ったシューティング・スター・ドラゴンが私の向かう先へ飛んで着いてくる。

 

「さてさて、冴月麟くんのお家はここね。外からはカーテンで見えないけど」

 

そう呟きながら家の入り口でソードビットを展開して、家の中に転移する。

 

よし、センサーだと二回にいるみたいだから早く階段を見つけないと。それにしても麟くんの家も結構広い………。

 

シューティング・スター・ドラゴンが階段を見付けたので、頭を撫でてから階段を昇る。そしてセンサーの関知した部屋。ドアは障子だし、鍵はなさそう。静かに中に入り麟くんの寝ている枕元にケーキの入ったプレゼントボックスを置く。

 

「メリークリスマス。今後のザ・キングダムの活躍と健康を遠くから祈ってるね。もしもの時はウルトラサインでも何でも送って頼ってね?これでもイリヤ、ウルトラマンでもあるんだから」

 

そう囁き、他の住人の枕元にもケーキを置いていく。そして部屋から粒子ワープで外に出る。

 

「ふぅ、あ!もし私の存在を見て許してくれてるなら」

 

独り言に聞こえるかもしれないけど、いるとしたら聞いていてね。

 

「メリークリスマス。私がこの世界で麟くんにプレゼントを渡すのを黙って見ててくれてありがとうございます、八雲紫さん。よかったらこのケーキをどうぞ」

 

そう言ってプレゼントボックスを取り出して、誰もいない方へ差し出すと、隙間が開きその中から手が伸びてきてプレゼントボックスを持って隙間に手が戻り隙間が閉じた。

 

『少女よ、紫とやらは照れ屋なのだろうか?』

 

「たぶん、年末だし忙しいんだよ」

 

そう言って粒子次元ワープゲートを展開し シューティング・スター・ドラゴンに乗りワープゲートへ翔ぶ。

 

「最後は、結構厳しいところなるかな」

 

なんたって、その人がいるのは英霊の座。恐らく居られるのは本の数十秒だろうし。

 

「シューティング・ソニック!」

 

『今の姿だと、シューティング・ミラージュだがな。』

 

(はいはい粒子次元ワープゲート展開、いくわよ)

 

続いて来たのは、私も良く知らない不思議な場所だった。ここが、英霊の座?だよね。今回来たのは別世界のFate世界、以前にも祭りに招待した友達、サーベラスくんのいる世界。えっと、今は眠ってるみたいだし、今のうちにプレゼント置いて失礼しようかな。

 

枕元にプレゼントボックスを二つ置いてから囁く。

 

「メリークリスマス、サーベラスくん。ケーキはアナちゃんと一緒に食べてね、貴方の今後に祝福を」

 

そう言って粒子次元ワープゲート展開し、再びゲートを潜る。

 

次に向かう世界は、うp主の兄さんの世界!とってもお世話に成ってるので祝福いっぱい届けるよー!

 

そうして粒子次元ワープゲートを越えた先、目の前には大きな学校と思われる建物が建っている孤島が広がっていた。

 

ここはIS〈インフィニット・ストラトス〉の世界、この世界の二人に祝福と言う名前のケーキを送り届けるのだ!

 

「行くよ!シューティング・スター・ドラゴン!!」

 

『了解した』

 

まず、クアンタのGN粒子で飛行しシューティング・スター・ドラゴンをデフォルメモードにして肩の近くを飛んで貰い、その状態でクアンタの粒子ワープゲートを寮の一室へと繋ぐ。

 

「お邪魔しまー、あ」

 

粒子ワープゲートを通った瞬間、私の前に立っていた黒髪の男の人が拳に纏わせた炎を私へと突き付けていた。

 

おうふ、起きておられる………しかもこの炎どっかで見たことあるし

 

「何者だ………」

 

やっぱり転生者ってチート………

 

(貴方が言えること?ウルトラマンに慣れて、艦娘の艤装も装備できて、這い寄る混沌心の依り代で、沢山の魔法少女を呼び出せて、遊戯王のモンスターも呼び出せて、ガンダムを纏えて、世界を簡単に超えて、今や七騎以上のサーヴァントを従えてる貴方が言えること?)

 

あ、私もチートだった?

 

(今さら?今の貴方ならあの悪魔達を滅ぼせるわよ?)

 

やらないよ!?そんな物騒なこと……

 

そうしてやって帰ってきました!何時通りの私の住む世界。ケーキの在庫はもうほとんど配ったから大丈夫だね。

 

「何者だ、答えろ」

 

「えっと、サンタです!祝福を届けに来ました!」

 

「サンタ、だと!?」

 

「えっと、私は平行世界のハイスクールD×Dの世界にイリヤスフィール・フォン・アインツベルンの体で転生した転生者です。今の姿はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン・サンタ・ライダーです」

 

「ほう。」

 

そう言うと目の前の男の人が炎と拳を納めてくれた。

 

「では俺も『I・S世界に転生した一般男性』だ。名を笛吹 巽という。晴羽を起こそう、紅茶を淹れるぞ」

 

「あの、粒子ワープゲートを開いてられるのも限界があるのでその…入っても良いですか?」

 

「付いて来い。部屋に上がれば温まれる」

 

「ど、どうも。失礼しまーす」

 

そう言ってワープゲートをちゃんと潜り、ソードビットを収納すると、粒子ワープゲートが消滅する。シューティング・スター・ドラゴンは肩の辺りを浮遊してるまま。

 

取り敢えず巽さんについていくと、もう一人の男の人がベッドで眠っていた。この人、転生者だよね?

 

「起きろ」

 

ドン!とばかりにベッドを蹴り付けた巽さん………へ?

 

「ぇえ!?そんなして大丈夫なんですか!?」

 

「うわっ!?なに!?」

 

「起きろ、客だぞ。並行世界から」

 

間髪入れずにもう一人の男の人に声をかけて起こさせる巽さん。

 

「もうちょっと優しくしてくれてもいいじゃないか……ってえぇ!?」

 

「えっと、どうかしましたか?」

 

「イリヤッ!?僕の妹(マイシスター)ッ!!」

 

「……別人だ、転生者イリヤスフィール・フォン・アインツベルン・サンタ・ライダー。」

 

「ど、どうも。平行世界のイリヤです、貴方は?」

 

「僕は晴羽、一応この世界で会社やってる普通学生。」

 

「社長の時点で普通じゃないよ!?そう言う私もアイドルやってるし、普通じゃなかった。」

 

「ソイツがお前の特典か?」

 

「いや違うの、ストーカーへの対抗手段なの。」

 

「……なにが特典なのかよくわからん」

 

「だね……うん、まぁいっか紅茶?コーヒー?なんならキャロットジュースもあるよ?」

 

()()()()ゲートを開いた晴羽さんがそこからティーセットを取り出した。

 

「コーヒー、ブラックだ」

 

「いつも通りだね、そちらは?」

 

紳士的な微笑みをこっちに向けてきた晴羽さん

ちょっとかっこいいかも!

 

「紅茶で、お願いします。」

 

早速頂いた紅茶を飲む。私が淹れた紅茶よりおいしい………家事EXが負けた!?

 

嘘でしょ……帰ったら練習しよ。

 

『少女よ、聖なる夜が終わる。祝福を』

 

嘘でしょ!?もうクリスマス・イヴ終わっちゃう!?

 

「本題忘れるところだった!?えっと、こほん。巽さんに晴羽さん!メリークリスマス!サンタから貴方達へ祝福をどうぞ!」

 

そう言ってクアンタの中からプレゼントボックスを二つ取り出して巽さんと晴羽さんに渡す。

 

「……まともにプレゼントを貰ったのは初めてかもしれないな」

 

なにこのしんみりした感じッ!?過去に何があったの!?

 

「せっかくだし、僕らもプレゼントを贈ろう。出来合いで悪いけれど、コレを。『ガンダムアストレア』の擬似ISコアだ、好きにして良いよ、あげるも良し魔改造もよし。」

 

「おうふ、なんてチート………有効活用させて貰います。」

 

まさか逆にプレゼントされるなんて思ってなかったの。そう思いながらクアンタの中に『ガンダムアストレア』の擬似ISコアを収納する。

 

「俺からも……これを」

 

小さな包装紙の中にあったのは白い小さな華のようなものが中に入った琥珀。

 

凄くきれい……

 

潘珠真花(ばんしゅしんか)というらしい

人類の知る最も古い時代の『始まりの花』だ

……俺からも用意できなくて悪いな。君の手の中に永遠の思い出を、琥珀の匣に閉じ込めて

……ありがとう」

 

「ありがとうございます!こんな良いものを貰えるなんて!家の私の部屋に飾ります!」

 

そう言って潘珠真花(ばんしゅしんか)もクアンタの中に仕舞う。

 

「本当にお世話になりました!貴方達にクリスマスの祝福があらんことを!」

 

そう言って私は彼らから少し離れクアンタの粒子ワープを使い外に出た。

 

「縁は得た、いつか君が助けを求めた時それに俺たちは応じる。おやすみなさい、イリヤ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外に出た私はシューティング・スター・ドラゴンをコストダウンした姿にし背中に乗って飛行し孤島から離れる。もし束さんや学園の人達に見つかったら不味いからね。

 

そう思いながら粒子次元ワープゲート展開し自分の世界に帰ってきた。

 

そろそろクリスマス・イヴが終わる。早く家に帰って寝てからみんなでパーティーだ!クリスマスはゆっくり過ごさなきゃね!

 

(そう言えば貴方は大丈夫なの?明日、ギルギルインテリジェンスのクリスマスパーティーの演し物でLIVEするのよね?)

 

「あ””!?」

 

(まさか忘れてたの!?)

 

「か、か、帰って急いで練習しなきゃヤバイのォオオオオオオオ!?!?!?」

 

 

☆チャン☆チャン☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【真名】イリヤスフィール・フォン・アインツベルン・サンタ・ライダー

 

【クラス】ライダー

 

【パラメーター】

筋力:E  耐久:B  敏捷:C

魔力:EX  幸運:A  宝具:C+

出典:ハイスクールD×D(IF)

地域:日本、駒王町

属性:人・混沌・善

性別:女性

 

【クラススキル】

《流星龍の加護S》

自身へのクリティカルダメージを0にする。

 

【保有スキル】

 

《聖夜の精霊》

3ターンの間、自信のArts威力を40%UP。

 

《魔力放出(絆)》

自身へのNPを40%UP。

 

《流星の聖夜》

全体に無敵状態を3ターン付与。

 

【宝具】

聖夜に輝く祝福の流星(ブレッシング・スターダスト)

 

ランク:C  種別:対人・対群

レンジ:1~5  最大捕捉:5

 

夜、星々が煌めく中を流星龍シューティング・スター・ドラゴンに乗り、飛翔。聖剣デモンスレイヤーを構え対象へ向かい、シューティング・スター・ドラゴンがシューティング・ミラージュで分身し突撃。突撃と同時に聖剣デモンスレイヤーとGNソードで敵を一閃する。

 

【サーヴァント詳細】

イリヤと言う器に転生した元男と言うifの世界のイリヤ?がクリスマス、沢山の人に祝福を与えるため、クラスをサンタへ変えた!?聖剣の精霊と幻の流星龍を伴い、世界と次元を超えて星々の煌めく空を駆け人々に祝福を届ける!

 

【ボイス】

《召喚》

「メリークリスマス!サーヴァントライダー!イリヤスフィール・フォン・アインツベルン・サンタ・ライダー!こっちは仲間のシューティング・スター・ドラゴン!」

 

『少女と共にマスター達を導いて見せよう。』

 

「そして私はイリヤの剣、エストです。」

 

「みんな共々、よろしくお願いしまーす!」

 

《レベルアップ1》

「おお!なんか、サンタ力?みたいなのが上がった気がする。」

 

「何を言ってるんですか?」

 

『聖剣よ、少女の独り言は気にしない方がいいぞ?』

 

《レベルアップ2》

「ありがとうマスター!もっともーっと頑張るね!」

 

《第一霊基再臨》

「うーん、特に姿に変化はないや。エストが私と同じ服になったぐらい?」

 

「エストもサンタのお手伝い、ですから」

 

『少女より先に聖剣の服が変わるのは、マスターも思わなかっただろうな。』

 

《第二霊基再臨》

「あ!シューティング・スター・ドラゴンがSDじゃなくなった!」

 

『まだコストダウンした姿だが、これで少しはまともに戦えるだろう。』

 

《第三霊基再臨》

「私はレアなのマスター!サンタは常に最強を目指す!最後まで育ててねマスター!」

 

《第四霊基再臨》

「これが最強のサンタ!クアンタ起動!シューティング・スター・ドラゴンも通常の姿でエスちゃんを装備!どんなクリスマスだって守って見せるよ!」

 

『少女と共にマスター達を導いて見せよう。』

 

『今のエスト達は最強、ですから』

 

《スキル:聖夜の精霊1》

「エストちゃん、力を貸して!」

『私の剣を貴方に。』

 

《スキル:魔力放出(絆)》

「これが私とシューティング・スター・ドラゴンとエストちゃんの繋いだ絆!」

『勝利のロードへと導こう。』

 

《スキル:流星の聖夜》

「祝福いっぱい届けるよ!」

 

《戦闘開始》

「クリスマスを守る戦い!いくよ!決闘(デュエル)!」

 

《敗北》

「うぅ……次回、イリヤ死す。ガックリ……」

 

《宝具》

「クリスマスを守る。みんな、いくよ!シューティング・スター・ドラゴン!エスト!」

 

『了解した。共に行こう、スターダスト・ミラージュ』

 

『はい、貴方に力を』

 

「クリスマスの夜、流星と共に祝福を送りまーす!いっくよー『聖夜に輝く祝福の流星(ブレッシング・スターダスト)』!!」

 

《水着沖田オルタ所属》

「見てみてエストちゃん!私たちみたいな人がいるよ!先輩だね!」

 

「はい、仲間がいてエストは嬉しいです」

 

《サンタ系サーヴァント》

「先輩方!これからサンタへの指導をよろしくお願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

 






はい、という訳でクリスマススペシャル!
大型コラボ企画でした!

今回のコラボは『アヴァロン暮しのライデン1115』さんの『無理矢理転生』よりサーベラス・フォン・アインツベルン君を特別ゲストとして登場させて頂きました。
リメイクするらしいので、皆様も是非読んで見て下さいね!
https://syosetu.org/novel/230441/

続いて『小さな魔女』さんの『東方怪獣娘ー怪獣を宿す幻想少女達ー』より冴月麟君をゲストとして登場させて頂きました!
特撮×東方projectと言う面白い作品ですので、皆様も是非読んで見て下さいね!
https://syosetu.org/novel/248657/

続いて『リューオ』さんの『小説家とドラゴン』よりトーマ・ダルクくんを特別ゲストとして登場させて頂きました!
ハイスクールD×Dとプリミティブドラゴンと言うとても面白い作品ですので、皆様も是非読んで見て下さいね!
https://syosetu.org/novel/258548/

最後に『魚介(改)』さんの『IS転生 俺の相棒は胃薬です』より笛吹 巽くんと紅奶晴羽くんに特別ゲストとして登場させて頂きました!
IS×チート主人公二人組が織り成すシリアスな物語!是非読んで見て下さいね!

https://syosetu.org/novel/209448/


今回のコラボはして頂きました皆様、本当にありがとうございました!

ご愛読ありがとうございます

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お待ちしています。




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【If】カルデア

 

 

燃え盛る町、沢山の瓦礫の中で3人の人物が地面へと置かれた盾を囲むように立っている。

 

高そうな服に身を包んでいる気の強そうな銀髪の女性、オルガマリー・アニムスフィア。

 

現代ではとても考えられない鎧といった服装で銀髪をショートカットにした少女、マシュ・キリエライト。

 

そして普通の少年、藤丸立香。

 

彼らは、カルデアにて起こったとある出来事によりこの場へと来ていた。

 

突如として、崩壊した町にて目を覚ました立香はマシュと再開しオルガマリーと合流しこの特異点の攻略を進めるため、マシュの盾を通し英霊を呼び出す事となったのだった。

 

「いい、さっき私が説明した通りに詠唱しなさい。」

 

「は、はい所長。」

 

オルガマリーがそう言って此方を睨み付けてくる中で、立香……俺は令呪の刻まれた手をマシュの盾へと翳す。

 

「せ、先輩!頑張って下さい!」

 

「うん、頑張るよマシュ。スゥ───」

 

一度瞼を閉じて深呼吸し、翳している手に力を入れ目を開いた。

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公

降り立つ風には壁を、四方の門は閉じ

王冠より出て、王国に至る三叉路は循環せよ

閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)閉じよ(みたせ)、繰り返すつどに五度

ただ、満たされる刻を破却する。」

 

オルガマリー所長から教わったばかりの長文の詠唱を間違えぬように詠唱していく。

 

マシュの盾から三つの光の輪が浮かび上がり、高速で回転を始める。その光景はどこか神秘的で、綺麗だと思った。

 

「────告げる。

汝の身は我が元に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意この理に答えよ

誓いを此処に、我は常世総ての善となる者

我は常世総ての悪を敷くもの

汝、三大の言霊を纏う七天

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!!」

 

全ての詠唱を終えた瞬間、回転していた光の輪が収束し弾け、それと共にマシュの盾から光の柱が昇る。

 

あまりの眩しさに瞼を閉じて、両手を顔の前にクロスさせて光を遮る。軈て光が収まり、先程の光の柱が昇っていた場所を見る。

 

そこには、長い銀髪に琥珀色の瞳を持つ学生服の少女が涙目で此方を見ていた。

 

…………涙目!?

 

「君、大丈夫?」

 

「ヒッ!?」

 

心配し近寄ろうと一歩を踏み出すと少女は二歩後ろへ下がった。

 

「これが、英霊?」

 

「そのようです。先輩、その方は?」

 

マシュがそう聞いてくるけど、俺にもこの子の名前が何なのかはわからない。どう返事しようものかと考えていた、その時だった。

 

「さ、サーヴァントアルターエゴ。イリヤ、です……。あの、戦えないサーヴァントだから、放って置いてください。」

 

少女が小さな声で、怯えながらも恐る恐ると話した。

 

「ハァ!?戦えないサーヴァントなんてありえないわ、ロマニ!すぐに確認しなさい!」

 

「ヒゥ!?」

 

所長がありえないと、強気で大声を上げたからかイリヤと名乗った少女は小さく悲鳴を挙げて目から涙が溢れそうになっている。

 

すると、機械の通知が聞こえ目の前にドクターの姿が写し出される。

 

『えっと、所長。その子のステータスなんですが………全て最低値です。それと、今調べてみたんだけど《イリヤ》と言う名前の英雄は確認できなかったよ』

 

「何よそれ!?そんなステータスでどう戦うって言うのよ!?」

 

『っと!気を付けてみんな!近くにエネミーの反応が近付いてきてる!』

 

そう叫ぶ所長の背後から、先程みたスケルトンのような怪物、竜牙兵が向かってきていた。

 

「所長、下がって下しい!マシュ・キリエライト、行きます!」

 

即座にマシュが竜牙兵へとその大きな盾を振るう。盾により吐き飛ばされてたり、折れたりする竜牙兵。戦いはマシュの方が押しているように見える。

 

その時だった、一体の竜牙兵がマシュの攻撃を避け此方へと向かって来た。

 

「ッ!先輩!所長!!」

 

マシュの焦った声が聞こえた時には、竜牙兵がオルガマリー所長の元へと近付き手に握る剣を振り下ろそうと掲げていた。見れば、オルガマリー所長の顔は真っ青になっており動けなさそうだった。

 

このまま行けば、所長が死んでしまうことは容易に想像できた。手を伸ばしても間に合わない、その時だった。

 

竜牙兵の頭部が体から切り離された。

 

「へ?」

 

竜牙兵の頭が地面を転がり、体はオルガマリーの横に倒れ消滅する。死なずに済み安堵したのかオルガマリー所長は地面へと座り込んた。

 

何が起こった?そう思い、ふと先程あの少女の事を思い出した。

 

召喚した英霊、アルターエゴ。イリヤと名乗った酷く怯えていた彼女は1体何処に?

 

そう思い周囲を見渡すと答えはすぐに出た、所長の目の前にその少女は立っていた。先程までの怯えた様子は無く、顔は無表情のまま。だが、髪型がツーサイドアップに変わりその両手には先程までの持っていなかった黒い双剣が握られていた。先程までの戦闘は出来ないと言って怯えていた彼女がたった一回、あの黒い双剣を振るっただけで、あの骨の化け物、竜牙兵を?

 

見ればマシュも所長も彼女を見て驚き、固まっているなかカルデアからの連絡を知らせるアラートが鳴り、ドクターの姿が写し出される。その顔から驚愕の感情が見て取れた。まさか、まだ敵が来るのか?

 

『大変だみんな!』

 

「どうしたのドクター?」

 

「さっき立香くんが呼び出したサーヴァントのステータスが!いや、ステータスだけじゃない、クラスまで変わってるんだ!」

 

「は、はぁ!?ステータスならまだしも、クラスが変わるなんてありえないわよ!?」

 

そう言って驚きの声を上げるオルガマリー所長、後ろでもマシュが目を見開いてる。

 

「えっと、凄い事?なんですか所長」

 

「サーヴァントは元々、一つのクラスに当てはめられ召喚されるの。剣を使っていた逸話のある英雄ならセイバー、槍ならランサーとかね。」

 

「サーヴァントの基本的なクラスはセイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーの七つです、他にもエクストラクラスであるルーラー、アヴェンジャーが確認されているんですよ、先輩。」

 

「そうなんだ……結構たくさんあるんだね。」

 

『マシュや所長の言うとおり、本来ならば英霊のクラスはそのクラスになったまま変化しないものなんだ。』

 

「じゃあイリヤちゃんが変化したのはありえないこと、なの?」

 

『そうだね、ステータスに関してはそのサーヴァントの知名度。どれだけ有名かでそのサーヴァントのステータスが変化するんだ。有名ならステータスが上昇するけど、逆に知名度が低いとステータスが生前よりも低かったりするんだ。』

 

じゃあ、クラスまで変わったイリヤちゃんは一体?そう思いながら、いつの間にか双剣を何処かにしまったのか手ぶらの彼女を見る。

最初はそのままストレートヘアーだったはずなのに、いつのまにか左右を小さく結んだツーサイドアップに変わり泣きそうで怯えていた顔は、何もなく先程から無表情に変わっている。

 

「えっと、イリヤさんどういう事か教えて貰頂いても?」

 

「ナイ」

 

そう言ってイリヤちゃんは首を左右に振った。

 

「えっと?」

 

「私は、イリヤじゃない。ユリエ」

 

その言葉に思わず首を傾げた。ユリエ、人名だと思うけど、さっき彼女はイリヤと名乗っていたはず。

 

「私はユリエ・シグトゥーナ。クラスはアヴェンジャー」

 

「イリヤさんじゃないのですか!?でも霊基そのものはアルターエゴであるイリヤさんのはず……」

 

確かに、ドクターも彼女の霊基のクラスやステータスが変化したといっていた。

 

「ヤー、この身体は先ほどイリヤから借りました」

 

「と、言いますと?」

 

『君はイリヤだけどイリヤじゃない存在、と言う訳かな?』

 

「ヤー、そこに映ってる男の言う通り。」

 

「えっと、説明して貰ってもよろしいでしょうか?」

 

確かに、イリヤちゃんだけどイリヤちゃんじゃない。二重人格だろうか?

 

「イリヤには一つ、特別なステータスがあります。」

 

「え?」

 

「ロマニ!さっき彼女?のスータスは全て最低値だと言ってたわよね?」

 

『待ってくれ、いま確認して──あ””。あー、所長その……一つだけ、EXのステータスがありました。えっと、イリヤちゃん?のクラススキル【依り代】です』

 

「依り代?」

 

「ヤー。私はイリヤの体に憑依することで、戦う事が出来る。彼女は私を呼び、受け入れる依り代。戦えない彼女の変わりに、私が戦うんです。」

 

「何故、ユリエさんが?それと何故イリヤさんは私や先輩に酷く、怯えていたのでしょうか?先輩や私は何も危害を加えたり、怖い顔はしていなかったかと。」

 

「イリヤは対人恐怖症でトラウマ持ち、特定の人物以外にはずっと怯え続ける。」

 

「そんなんでどうやって英霊になったのよ……」

 

所長から困惑の籠った声が溜め息と共に吐かれた。確かに、どうやって英霊?になったんだろ?

 

対人恐怖症で、トラウマ持ちだなんて、一体何が?

 

「取り敢えず今はその事は置いておいて、この特異点の攻略を進めましょう。」

 

「マシュの言う通りね」

 

その時だった。

 

『大変だみんな!こっちに向かってくる反応がある!』

 

ドクターの声に全員の顔が真剣になり、マシュは盾を、ユリエ?は先程の黒い双剣を構える。

 

すると現れたのは高身長で、腰まで伸びた長い髪を持ち目をアイマスクのような物で隠している女性が現れた。

 

「まさか、あれってサーヴァント!?」

 

所長が驚愕した様子でそう言った。確かに先程までの竜牙兵とは違う、なにも知らない俺でも分かった。

 

サーヴァント、マシュと同じような存在?なのか?

 

「ライダーなら、ボクの出番のようだね。」

 

『また彼女のステータスが変わった……今度はアーチャー!?』

 

その声と共に、まるでゲームで大砲を撃ったときのような音が聞こえ現れた女性を吹き飛ばした。

 

見るとユリエ?いやイリヤがまた姿を変えていた。

 

腰まで延びる銀髪に青い瞳、セーラー服を着用し頭に同じ前鍔のある帽子を被った容姿に変わり、両脇から軍艦の大砲のような物が飛び出ていた。

 

「司令官、これより敵の排除を開始するよ」

 

そう言ってイリヤ?ちゃんはまるで地面を滑るようにして吹き飛ばしたサーヴァントへと向かっていく。

 

「攻撃射程内、やりますか」

 

その声と共に背中に身に付けた武装?軍艦の大砲をライダーへと向け発砲する。

 

シャドーサーヴァントはそれを避け、イリヤ?ちゃんへと駆けていく。イリヤ?ちゃんはその場から動くことなく、背中に背中の大砲でシャドーサーヴァントへと発砲を繰り返す。

 

だが、砲丸はシャドーサーヴァントに当たらずシャドーサーヴァントほイリヤ?ちゃんへと接近し続ける。

 

イリヤ?ちゃんは見たところ近距離武装はなさそう、このまま近付かれたら不味いんじゃ。

 

「ッ!」

 

接近したシャドーサーヴァントが鎖のついた短剣で、彼女の首を斬ろうと短剣を振るう。

イリヤ?ちゃんの首へと向かう短剣、最悪の光景が脳内に浮かび上がる。

 

だが、彼女は恐れるわけでも絶望する訳でもなくまるで獲物を前にした猛禽類のような笑みを浮かべた。

 

「この距離なら、外さないよ」

 

「ッ!?」

 

その声と共に背中の大砲から放たれる砲丸はシャドーサーヴァントの腹にと大きな穴を開けた。崩れ落ち、光の粒子と共に消えるシャドーサーヴァント。

 

「ハラショー。さて、移動を再開しようか司令官?」

 

そう言いながら地面を滑るようにして此方へと戻ってきたイリヤ?ちゃんは先程に見たアヴェンジャーとは違う人のような気がした。

 

「君は、ユリエちゃん………じゃあないしイリヤちゃん?でもないよね?」

 

「そうだね。私はユリエじゃないし、彼女(イリヤ)でもない。改めて名乗るとしよう、私はアーチャー。特Ⅲ型2番艦の響だよ、その活躍から不死鳥の通り名もある。」

 

彼女の名前?なのだろうか、チラリとマシュの方を見るが首を横に振っているので恐らくは知らないのだろう。所長も頭に?を浮かべていた。

 

「不死鳥って事はかなり凄い英霊?幽霊?なのかな………えっと、ドクター?」

 

そう言うと、アラートと共にロマニの姿が宙に写し出される。

 

『えっと響の名前で調べてみたけど、響と言う名前の英雄は見付からなかったよ。本当にそれが彼女の真名なんだよね?』

 

「確かに私は英雄ではないよ。私は人ではないからね」

 

人じゃない?どういう意味なんだろう?

 

『それは、一体……ッ!?みんな!今すぐそこから離れるんだ!さっきと同じ反応が近付いて来てる!』

 

ドクターの声に所長とマシュの表情が強張る。

 

さっきみたいや奴が、また来るのか!?

 

「マシュ!藤丸!撤退よ、すぐにここから離れるわよ!」

 

所長の声と共に走り出す。

 

マシュが一番前を走り、所長、俺、響ちゃんと続く。響ちゃんは先程と同じ様に地面を滑るようにして俺たちの後ろを付いてくる。

 

これでもし前から攻撃が来てもマシュが防いでくれるし、背後は響ちゃんに守って貰える。

 

「はぁ、はぁ……どういうことよ、なんでサーヴァントがいるの!?」

 

『そうだ!聖杯戦争、この町では聖杯戦争が行われていたんだ!でも、何かが狂った状態になっている……だからマスターのいないサーヴァントがいても不思議じゃない!』

 

所長が走りながら言った言葉にドクターが解説を話す。聖杯戦争、たしかさっきイリヤちゃん?を召喚する前に所長が説明してくれた、あの?

 

『それに、サーヴァントの敵はサーヴァントだ!』

 

「じゃあ、私がいる限り他のサーヴァントに……」

 

「マシュは聖杯とは無関係でしょ!?あれは理性を無くしたただの亡霊よ!」

 

マシュの呟きを否定する様に話す所長、だが走っていた先に骸骨の仮面をした体を黒い布で覆われた人が現れ足を止める。

 

「戦うしか無いのか……マシュ!響ちゃんも!」

 

「はい、応戦します!」

 

「──ここからは私が引き継ぎます。」

 

そう言ってマシュは盾を構えた時だった、またイリヤちゃんの姿が変化していた。

 

真っ白な学制服?にミニスカート、ニーソックスような服装をしており。髪は何の装飾品も付けず下ろしている姿になっており、金の装飾が所々に施された剣を構えていた。

 

「また変わってる?」

 

「はい、私の事はエストと。」

 

『また彼女のステータスとクラスが変わった!今度は……!セイバーだ!』

 

「なら、少しは希望が見えてきたわね。藤丸!マシュ!頑張りなさい!」

 

「「はい!」」

 

所長の声に気合いを入れるため大声で返事する。

 

「エストは攻撃に専念して、防御はマシュ!頑張って!!」

 

するとエストちゃんが、骸骨の仮面をしたサーヴァントへと駆けていき、その剣を振るうが敵のサーヴァントはそれを飛んで避け、ナイフを投擲する。

 

「させません!」

 

すると即座にエストちゃんの前にマシュが入り投擲されたナイフを盾で防ぐ。

 

「ありがとうございます」

 

そう言ってエストちゃんは、着地した骸骨の男へと向かっていき奮われたナイフを剣でいなし、続けて攻撃する。

 

「これでもエストは剣の精霊、カミトの剣舞を一番近くで視てきた。これくらい」

 

そう言って、まるで舞うように移動しながら横凪に剣を振るうエストちゃんだが、敵サーヴァントのナイフに止められてしまう。

 

「やぁ!」

 

だが、エストちゃんの後ろからマシュがジャンプし盾を敵のサーヴァントへと叩き付けようとする。

 

このままいげば、そう思っていたが敵のサーヴァントはナイフでエストちゃんが振るう剣をいなし、そのままバックステップでマシュの攻撃を避けた。

 

上手く行けば、アイツを倒せたのに。

 

『大変だ!みんなの後ろこら此方に向かってくるサーヴァントの反応が!』

 

ドクターのメッセージを聞き、即座にマシュとエストちゃんを下がらせる。

 

確認すると、背中には沢山の武器を背負い薙刀を構えた男が向かってきていた。

 

敵のサーヴァントが一体だけでもキツいのに……どうすれば。今はまず攻撃を凌ぐしか。

 

「クッ、敵サーヴァントが二体……」

 

「マシュとあの娘に任せるとしても、もし私たちに攻撃が来たら守る人がいないわね……」

 

苦しそうな顔をする所長にマシュ、心なしかエストちゃんも厳しそうな顔をいる様に見えた。

 

「でも、やるしかありません!先輩、指示を!!」

 

「ご主人様やみんなは、守ります!」

 

そう言って再び構えるマシュとエストちゃん。でもこのままじゃ……

 

「へぇ……ただの小娘かと思ったら、りっぱな戦士じゃねぇか。なら、放ってはおけないな」

 

その声が聞こえ、次の瞬間に敵の二体のサーヴァントへと炎の玉が向かっていき二体のサーヴァントを吹き飛ばした。

 

声のした方を見ると青いローブに杖を持った何者かが立っていた。

 

「あなたは……」

 

「俺は……いや、名乗るのは後だ。とにかく、今はアイツらを片付ける方が先だろ」

 

そう言いながら杖を構えるあの人は味方、で良いのだろうか?それに声から男の人?と言う事が分かる

 

「助けてくれるって事ですか?」

 

「まぁな。伸び代のあるガキを見殺しには出来ねぇ。それに……」

 

そう言いながらイリヤちゃん?いやエストちゃんの方を見る杖を構えた男性。

 

「アイツを傷つけられるのは、俺としても許せないんでね。」

 

もしかしてこの人はイリヤちゃんと繋がりのある人、なのか?

 

「助かります」

 

「ちょっと!?何を勝手に決めてるのよ!?」

 

「でも、あの人の力を借りればこの状況を抜け出せるはずだ。マシュ!エストちゃん!」

 

「はい、先輩が信じるなら私も信じます!」

 

「頼もしい助っ人ですね。ご主人様(イリヤ)

 

エストちゃんが何か呟いた様に聞こえたけど、気のせいかな?

 

とにかく今は目の前の戦闘に集中しないと。

 

「マシュはさっきと同じ様にエストちゃんを守りつつ、隙が出来たら攻撃!えっと、貴方は?」

 

「俺はランサー、あの武器を沢山背負ってる奴を相手する」

 

そう言いながら青いローブを纏った男性は杖に炎を纏わせて、突撃していく。先程より、此方の人数が増えたからか先程よりは戦闘が楽だと感じる。あの人が片方のサーヴァントのサーヴァントを抑えてくれているからだ。

 

マシュが髑髏の仮面を付けた男へと盾を振るう、すると男が空へと跳びそれを避ける。

 

「今です、エストさん!」

 

すると、マシュは自身の上へと盾を掲げた。

 

「感謝します、マシュ」

 

そう言ってエストちゃんが飛び乗りそのままジャンプして髑髏の仮面をつけた男へと跳びその剣を振るう。

 

流石のサーヴァントでも、空中なら身動きはとれない筈、エストちゃんの剣は見事に髑髏の仮面をつけた男を斬りつけた。

 

すると、髑髏のサーヴァントはその体から光る粒子を溢れさせ消滅した。みればキャスターと名乗った彼も敵のシャドウサーヴァントを倒していた。

 

その後、近くにあった学校。穂群原学園と言う場所に入り休憩する事になった。

そこでマシュが宝具を使えるよう特訓し、見事に宝具をつかえるようになった。

 

それにしても、キャスター……クー・フーリンがイリヤと名乗った彼女の知り合いだったのは驚いた。もしかしてイリヤはクー・フーリン同じ時代の英霊なのかな?

 

それにクー・フーリンとイリヤの様子を遠巻きにみる限り、ユリエの言っていた一定の人物はクー・フーリンの事のようだ。

 

その後、柳洞寺と言うお寺へと向かいシャドウアーチャーと交戦、大聖杯?のある洞窟へと向かいアーサー王と対戦した。

 

本当に苦しかった、逃げたかった。でもマシュと一緒に、所長達と一緒に乗り越えた。アーサー王を倒した時、あの人が現れた。

 

レフ、所長が凄く頼りにしていた人らしい。でも、話すなかで彼は変わった。所長から聞いていた人だとはとても思えない程に。

 

そして所長が空中へと繋がっている真っ赤なカルデアスへと引き寄せられていく。空中に浮かんだ為に俺やマシュの手は届かない。

 

それに、彼女が死んでいるのならこの場から脱したとしても……。

 

その時だった、彼女が動いたのは。

 

「これを掴んで!」

 

その声と共に所長へと鉄で出来たチェーンが伸びていく。見れば、響ちゃんになったイリヤちゃんが背中の武装?に着けていた錨を持ち、チェーンをオルガマリー所長へと伸ばしていた。

 

響ちゃんの伸ばしたチェーンは所長の腹部に巻き付く。

 

「キャスター!アイツを!!」

 

「任せな。アンサズ!!」

 

「チィッ!亡霊風情が!」

 

キャスターがレフへと交戦を仕掛けている内に、響はチェーンを引きオルガマリー所長を地面へと引き寄せ、地面へと下ろした。そしてそのままレフへと背中の武装?に着いている大砲を発射した。

 

レフの立っていた場所に爆発が起こり、爆発時に発生した煙が晴れると、レフはその場その場に居なかった。

 

今度こそ、特異点の攻略は終わった。

 

でも、所長は……このままだと。

 

所長も分かっているのか俯いたままだ。マシュや俺でも流石に死んだ人を蘇らせる事なんて出来ない。

 

どうすれば………。

 

「わた、しに──。」

 

イリヤちゃんが何かを呟いた。

 

「私に、願って……」

 

「え?」

 

その場にいた全員が困惑の声をあげるなか、キャスターだけは真剣な瞳でイリヤちゃんを見つめていた。

 

「どういう、事ですか?」

 

「私は、聖杯。だから……願って、早く」

 

イリヤちゃんが聖杯?よく分からないけど、彼女に願えば所長が生き返られるなら。

 

「オルガマリー所長が、死ななかった事にしてくれ!」

 

俺はそう彼女に言った。すると、彼女が瞳を閉じオルガマリー所長にゆっくりと近付き肩へと触る。すると、所長が光り出した。

 

やがて光が収まると、その場に所長の姿はなかった。

 

『み、みんな大変だ!急に所長が医務に現れたんだ!!一体そっちで何があったんだい!?』

 

「ドクター!イリヤちゃんの宝具で所長が生き返って……え」

 

所長にそう説明しながら、イリヤちゃんのいた方を向き言葉を失った。

 

そこには体から大量の粒子を溢れさせ、ゆっくりと消えていく彼女の姿があった。

 

「な、なんで!もしかして、まだサーヴァントがいて攻撃が!?」

 

「違うぜ坊主」

 

「じゃ、じゃあなんで!?」

 

「人間に擬態した聖杯は完成すると自動的に人間としての外装が()()()()。段階を飛ばして使用されたとはいえ、聖杯(イリヤ)使()()()()()事実があるって事は()()()()()()()()()って事でもある。」

 

「それって、じゃあつまり……」

 

「じゃあ、イリヤさんは……」

 

「だからまぁ……なんだ。イリヤはもう、死んでるよ」

 

キャスターのその発言と共に、イリヤの体が粒子となり消滅した。

 

俺は彼女に『ありがとう』すら言えず、分かれてしまった事に今更気付いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【真名】イリヤ

 

【クラス】アルターエゴ

 

【クラススキル】依り代EX

 

【保有スキル】

《恐怖汚染》

敵全体に(防御低下&スタン)を与える。

 

《憑依継承》

自身の宝具、クラスを変更する。

 

《魔力放出(混沌)》

NPチャージ30%アップ&敵全体に混乱を与える。

 

【宝具】

 

【剣士】テルミヌス・エスト

憑依覚醒=退魔の聖剣(インストール=セイバー)

【弓兵】響

憑依覚醒=忘却の砲声(インストール=アーチャー)

【術士】ニャル子

憑依覚醒=狂神の双杖(インストール=キャスター)

【復讐者】ユリエ・シグトゥーナ〔New!〕

憑依覚醒=復讐の双刀(インストール=アヴェンジャー)

 

【キャラクター詳細】

第12話『英雄の叫び』のパーティーの帰りに、眷属狩りを行った悪魔に襲われてしまったイリヤが対人恐怖症となり、特定の人物に以外には怯えるようになったIf...。

両目が赤なのは悪魔に切られ出血したから。

トラウマ&対人恐怖症のため、本人の意思で戦闘は出来ないが故に憑依されることで戦闘を可能とする。

 

反英霊、その世界の悪魔と言う種族を彼女のサーヴァントが滅ぼした。

眷属狩りで強制的に悪魔にされた人や、他の種族を救うこととなり英霊へと昇華した。

 

召喚ボイス

「ひっ!?さ、サーヴァントアルターエゴ。イリヤ、です……。あの、戦えないサーヴァントだから、放って置いてください。」

 

 

 





好評でしたら続きます。

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【If】カルデアⅡ

 

目の前に映っていたのは見慣れた風景、夜の日本の住宅街。そこに、少年は立っていた。

 

「ここは……」

 

その光景に少年は首を傾げた。何故自分はここにいるのかと。本来なら彼は今、自室にて眠りに落ちたはずであった。

 

周囲を見回した彼は、初めて今目の前に映る風景の異常さに気付いた。

 

聞こえないのだ、車の走る走行音、人の声、鳥や虫の鳴き声が。

 

異常なこの場に危機感を感じ、身構えながらも少年は前へと進む。

 

その時だった、向こう側から誰かが走ってきた。

 

それは少女であった。

 

彼にとって恩人であり、失ってしまった仲間。

 

だが、彼の知る彼女はあそこまできれいな()()瞳だっただろうか?確か彼女の瞳は光を失っていたにも関わらず綺麗な琥珀色の瞳であったはずだ。

 

その時だった少女が後ろを振り返ったとき、少年と少女の間を1本の剣が通り過ぎた。

 

次の瞬間、ザシュッ!?と言う初めて聞く、いや最近聞いたかもしれない、()()()()()()()()()音と共に少女の瞳から鮮血が舞った。

 

『イッ、うぁ………ァァァアアアアアアアア!?!?』

 

少女の叫び声が響き渡る、閉じた瞼から涙のように血が流れ、頬を伝う。喉の奥から何かが迫り上がってくるような感覚に、少女は思わず手で口を押さえる。

 

少女は痛みからか、目の前が見えないからか足をもつれさせ倒れまるで確認するようにその手で頬の身を拭う。

 

『ハッハッハ!この俺に逆らうからこうなるのだ!上級悪魔であるこの俺にな!!』

 

そんな彼女の後ろから、ニタニタと笑いながら近付いてくる男達。彼女を守ろうと彼らの前に少年は立つ。だが、男達は少年を通り抜けた。

 

まるで、幽霊、少年はそのような状態だったのだ。

 

男は笑いながら、今もなお動き逃げ出そうとした少女の右足首を切りつけた。更に鮮血が舞い、少女声のない悲鳴が響き渡る。

 

『うっ……ぐ、にげ、なきゃ』

 

少女はそれでもなお逃げようと、動かない足の代わりに腕で地面を這う。

 

『がっ!?あ、あぁ……』

 

『いい加減諦めろ、なぁ?』

 

そんな彼女の脇腹を手に持った剣が貫く。あの男達はなんだ?悪魔ってなんだ?何故あの子があんな目に会わなくちゃ行けない?

 

声すらも出さなくなった彼女は痛みに顔を歪めながらも前へと手を伸ばす。

 

そんな絶望的な状況でもなお、諦めず目の前へと手を伸ばす彼女は、まるで、今自分達が置かれている状況と似ている。

 

『いい加減、惨めなんだよぉ!!!』

 

そんな彼女の伸ばした手が先程の男に踏みつける。何度も、何度も何度も何度も。痛みに喘ぐ少女の腕は赤く腫れ上がり変色もし始める。恐らく骨は粉々のレベルで砕かれているだろうか?

 

『っ~~~~~~~~~~!?』

 

もう、彼女は動けない。動くことが出来ない程にボロボロだった。そんな彼女の髪を掴んで持ち上げる。

 

そんな様子をただ見せられている少年は口を押さえ、滝のように汗を流していた。一体、これは何だ?もし夢なら早く覚めてくれ。

 

その後だった、場面が変わったように自分はいつの間にか部屋の室内と思われる場所に立っていた。先ほどの少女がベットに入れられていた。

 

体のあちこちに包帯が巻かれ、その両目も包帯に覆われている。目の前にいる彼女は呼吸をしているのか疑うほどに静かに眠っている。

 

助かったのだろうか?

 

そう思っていると、突如として彼女のベットの枕元に並ぶように四人の少女が現れベットに眠る少女の中へ、吸い込まれるように消えていく。

 

その四人は見覚えがあった、それぞれ彼女に憑依した人物も思われる少女達。

 

そうして少女は目覚めた、ゆっくりと包帯を取り開いた瞼から現れたのは赤く、紅く、朱く変化した、自分の知る彼女の琥珀色の瞳。

 

もし、自分の失った彼女の瞳はこうして変化したもの?

 

そう考えるなか、また突如として場面が変わった。

 

それは例えるなら最初に見た特異点、冬木の様に燃え盛る建物。逃げるものや武器を構える様々な人々。

 

まるで、ドラマで見た戦争のような光景に少年は戸惑いが隠せなかった。

 

その時だった、自分の近くに何かが降ってきた、いや()()()()()()()()()

 

『ガハ!?』

 

それは右手に赤い鎧?をつけた少年と同じくらいの年の男が血を吐いて事切れていた。見れば周囲には様々な人が倒れている。

 

真っ白な髪に猫耳の生えた幼い見た目の少女。

 

赤い髪で、スタイルの良い女性。

 

黒髪をポニーテールにした女性。

 

金髪の高校生くらいの少年。

 

幼い見た目の金髪の少女。

 

手には折れた剣の柄らしき何かを持って倒れている少女。

 

不思議に感じながらも空を見上げたとき、少年は目を見開いた。

 

その両肩から、光の翼を広げ青い鎧を身に付け、手に持った彼女の体より遥かに大きな大砲を持ち、大砲からビームを乱射し続け、近付く者は彼女の体と同じくらいの大きな剣で切り払う。

 

戦いを嫌い、他者を遠ざけ怯える自分の知る少女と同一人物だと思えなかった。

 

そんな少女の瞳は、暗く憎しみに染まっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それは恐らく、君の召喚したサーヴァント。あのイリヤと言う名前のサーヴァントの記憶かもしれない」

 

目の前に座るモナ・リザがそのまま現れたかのような女性……に体を作り替えた英霊、レオナルド・ダヴィンチはそう言った。

 

「イリヤちゃんの、記憶?」

 

カルデアでの、最初の戦い。

 

巻き込まれた一般人、藤丸立香達が未来を取り戻す物語の序章とも言える特異点F。

 

その特異点は、1体のサーヴァントを犠牲にした事で、修復された。

 

「あぁ、前例がない訳じゃない。実際に藤丸くん以外でも、サーヴァントのマスターとなった経験のある魔術師が同じように英霊の記憶を見ることがあったらしい」

 

そう語る髪をポニーテールに纏めた医療担当のロマニ・アーキマンの言葉に、感嘆の声を貰うのは、人類最後のマスター藤丸立香。

 

本来ならば死ぬ運命にあったカルデア所長。

 

オルガマリー・アニムスフィアはサーヴァントの宝具により生存し、その場にいたもの達も守られた。魔術師から見れば、たった1人。それも使い魔一匹で済んだのだから良いと考えるだろう。

 

だが、その場にいた一般人である藤丸立香にはそう思えなかった。

 

彼は普通の人だ、人の死に馴れず始めて目の前で失った命とも言える彼女の死に戸惑い、自信の選択が彼女を殺したのではと言う罪悪感に苛まれた。

 

そんな中で告げられた、サーヴァントの再召喚と言うシステム。アルターエゴはカルデアを通し召喚されることが決定した。

 

それは彼女がアルターエゴと言うクラスである他に、様々なクラスへとその身を、力を変える姿が特異点で有利に働くであろうと思われたからである。

 

故に、イリヤを再召喚する事が決定されたと知った藤丸立香やオルガマリー、マシュは大いに喜んだ。召喚されたイリヤは、あのときと同じように挨拶を交わしレオナルド・ダ・ヴィンチにより英霊を強化する霊基再臨を行われた。

 

本来ならば、藤丸はイリヤを戦闘に出て欲しくないと考えていた。彼女は確かに強いし、汎用性も高い。でも、戦いにあんなに怯える彼女を無理に戦闘させたくなかった。

 

そして、あの夢で見た彼女の姿を本当に持つのか。もし持っているなら、絶対に彼女に戦闘をさせたら駄目だ。

 

だけど、人理修復の前でそんな選択を出来るはずもなく。彼女に力を借りなければならない。

 

霊基再臨したイリヤは、何故か前より少しボロボロになり、黒い煤のついた制服を来ており瞳には光がなかった。また制服は変わらないが、彼女は首には最初はなかったはずの三角形の飾りが着いたペンダントのような物を首から下げていた。

 

「戦いたく、ないのに………」

 

霊基再臨し、最初に消えそうなほどか細い声で呟かれた彼女の言葉に藤丸は酷く心が傷んだ。

 

「ごめん、本当は戦いたくないのに。人理が壊されて、未来を取り戻すために戦わないといけないんだ。だからイリヤ、お願いだ、俺たちにカルデアに協力して欲しい」

 

そう言いながら頭を下げた藤丸に、サーヴァントは怯えながらも確かな答えを口にした。

 

「分かり、ました」

 

「え?」

 

想像より早かった返事に思わず彼は頭を上げた。

 

「戦いは、嫌いです。痛いし、苦しい………でも、そうしなきゃ、いけないんですよね」

 

「ごめん、そして、ありがとう」

 

そうサーヴァントへとお礼を言いながら、藤丸は心で願った。この後に召喚できる英霊はまだ少ない。英霊を召喚してサーヴァントが増えれば、きっとイリヤは戦わないで済む。

 

どうか、彼女が戦わなくて済むよう強いサーヴァントが来てくれますように。彼女に宛てがわられた部屋へと送り届け藤丸は新たな覚悟を胸に英霊召喚室へと向かう。

扉が自動でスライドし、英霊を召喚する為に集めるよう指定された部屋に入る。

 

「先輩、お待ちしていました!」

 

部屋にはマシュとダヴィンチちゃんが既に集まっていた。

 

「じゃ、彼も来たことだし早速始めようか!」

 

「はい!」

 

部屋の中央に置かれたマシュの盾へと進む。今回、特異点で改修できた聖晶石は合計九つ。

 

ダヴィンチちゃんの説明な召喚できる英霊は3体。聖晶石を受け取り、マシュの盾の前へと移動する。

 

どうか、彼女がもう戦わなくても良い程強いサーヴァントが来てくれ。その思いで聖晶石をマシュの盾の上に浮かぶ三つの光の輪。通称守護英霊召喚システム・フェイトへと投げ入れる。

 

ダヴィンチちゃん曰く、特異点で縁を結んだ英霊、もしくは自身に何らかの縁があればその呼び掛けに応じて来てくれるらしい。

 

光輪が高速で光りながら回転し、光が立ち上る。

 

やがて現れたのは、特異点Fで俺達を助けてくれたキャスター、クー・フーリン。でもあの時とのような杖とフードを被った姿ではなく、槍を持った姿だ。

 

「サーヴァントランサー、召喚に応じ参上した、今度はちゃんとランサーで召喚してくれたな。よろしく頼むぜ?」

 

また光輪が弾け、現れたのは赤い人影。見覚えはある、特異点Fで戦った剣を使っていたアーチャー。

 

「サーヴァントアーチャー、召喚に応じ参上した。」

 

そして最後は、最後に戦った黒い聖剣を持つ騎士王。

 

「サーヴァントセイバー、召喚に応じ参上した。貴様が私のマスターか」

 

現れた三人のサーヴァント、どれも特異点Fこと冬木で戦ったサーヴァント達である。そんな彼、彼女達へと俺は頭を下げた。

 

「どうか、人理を取り戻すため力を貸して下さい!」

 

そう頭を下げた俺に、英霊のみんなは首を縦に振ってくれた。

 

クー・フーリンとアーチャー、エミヤが仲が少し良かったのには驚いたな。本人達は否定してたけど、少なくとも同じ時代の人には見えないから。

 

そんなエミヤはカルデアの食堂でカルデアの職員や俺たちに料理を作ってくれた。カルデア職員のみんなからエミヤの料理は好評で、俺もここで日本食が食べられて凄く感動した。

 

セイバーオルタはずっとハンバーガーを食べ続けてる。エミヤの料理を気に入ったのだろうか?

 

ふと、食べながら部屋に閉じ籠っている彼女の事を思い出した。

 

「ねぇエミヤ、もう一人分。作って貰っても良いかな?」

 

「構わないが、足りなかったか?」

 

「いや、実はエミヤ達より先に召喚した英霊が一人だけいるんだ。その子はちょっと特殊で、部屋に閉じ籠ってるから持っていってあげようかと思って」

 

折角ならイリヤにもこの料理を持っていってあげたい。

 

「ほう、なら私も同行しよう。その英霊に挨拶をした方が───」

 

「やめとけ。マスター、その料理は俺がアルターエゴの所まで持ってく」

 

そう言ってイリヤに会おうとする彼を、クー・フーリンが静止した。アルターエゴ、なんでランサーは彼女の名前ではなく、クラス名で?

 

「クー・フーリン?」

 

「どういう意味だランサー」

 

 

「お前がアイツにあったら、アイツは怯えて話せねぇだろう。それに、万が一にマスター達の言う霊基再臨した事で()があるのなら、お前が行けば()が起動して暴れだす可能性がある。なら、アイツと面識のあるオレが行ったほうが安全だ。」

 

「……そうか、了解した」

 

そう言ってエミヤは厨房へと向かっていく。それを見送り俺はクー・フーリンへと向き直った。

 

「ねぇ、なんでイリヤちゃんの事をクラス名で呼んだの?」

 

「まぁ、そこは複雑な事情ってもんがあるんだ坊主。それで納得してくれや、そういやマスター、アイツが霊基再臨したとき、何か変わったところは無かったか?どんなに些細なことでも良いから教えてくれ」

 

「えっと、制服姿であんまり変わんなかったけど。確か、三角形の装飾がついたネックレスをしてたかな?」

 

そう言うとクー・フーリンは顔を歪め顔を片手で覆う。

 

「やっぱりか………弓兵には悪いが、アルターエゴと絶対に会わせんじゃねぇぞ」

 

「う、うん………」

 

その後、出来上がった料理をクー・フーリンはイリヤちゃんのいる部屋へと持っていった。

 

それにしても、アーチャーとランサーとも面識があるイリヤちゃんってどんな時代の英霊なんだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クー・フーリンsid

 

アイツが宛が割られた部屋の扉がスライドして開く。真っ暗な部屋、パッと見は誰かいるとは思えないが、アイツが居ることは分かった。

 

彼が気付けたのは経験だ。部屋の電気を付けて口を開く。

 

「イリヤ、飯持ってきたぞ」

 

『音声認証開始、サーヴァント。クー・フーリンだと断定、GRM空間擬態解除します』

 

その声と共に、部屋の隅の空間が歪んだ。そして顔から下へ順に彼女が現れていく。やっぱりソイツを持ってやがったか。

 

「………」

 

「飯、食うだろ?」

 

その問いに、コクりと頷きテーブルに置いたご飯に手をつけるイリヤ。

 

あの頃、天真爛漫でこちらへ笑顔を向けて名前を呼ぶ筈のイリヤは今。心が傷つき、更にはこうしてサーヴァントとなって戦うことになってしまった。

 

恐らくだが、コイツには神性が感じられた。恐らくだが悪魔を滅ぼしたとき、それを助けられたと感じた奴らがコイツの事を崇めたてたのだろう。

 

元々コイツを崇めている集団が確認されていたし、それを作ったのはソイツらの技術も含まれている。

 

オレらサーヴァントが守れなかった時の、あり得ない可能性。

 

万が一、いや億が一の可能性。

 

それに対して製作された、悪魔を殲滅する兵器。それが今、コイツの手元に戻ってきてしまった。

 

頼むから、起動してくれるなよ。

 

そんな事を考えているうちに、イリヤは食事を食べ終えていた。

 

「イリヤ、落ち着いて聞け。赤い弓兵が召喚された」

 

そう話すと、イリヤは体を震わせ怯えた表情を浮かべる。

 

「お前の名は出来るだけ出さないようにしてるが、バレるのは時間の問題だろうな。大丈夫だ、もしもの時はオレやマスターが守ってやる」

 

そう言ってイリヤの頭を撫でる、少しだが震えが収まってきたか。

 

「んじゃ、また来るわ」

 

そう言ってオレは空になった食器を持ちコイツの部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エミヤside

 

ランサーが空になった食器を持って帰ってきた。彼曰く、彼女は美味しそうに食べていたらしい。

 

それにしても、アイツがこのまで気にかける英霊だとしたら、誰だ?

 

そんな事を考えつつ、カルデアの廊下を歩く。マスターから私たちより先に召喚されていたサーヴァント、彼女に関しての情報は。クラスは『アルターエゴ』、反英霊で様々なクラスへとその身を変えて戦う多重人格者。本来の人格である彼女は対人恐怖症でトラウマ持ちらしく、特定の人物以外には怯え続ける。

 

なぜ、そんな人物が英霊に?

 

今のところ確認されている特定の人物は、クー・フーリンのみらしいが。

 

後ろからコツコツと足音が聞こえ振り返る。恐らくカルデア職員だろう。

 

「ヒッ!?」

 

視線の先にいたのは、俺の知る彼女と瓜二つの少女の姿があった。

 

綺麗な銀髪に琥珀色の瞳、ネコが苦手で私の……俺の姉だった人。思わず目を見開き、そして涙を浮かべて怯える彼女に疑問を浮かべた。

 

何故か、彼女は怯えて1歩また1歩と俺から距離を取る。

 

「君が私より先に召喚された───」

 

そう言って出来るだけ優しい声色で話しかけながら近付こうとした、その時だった。

 

ドンッ!と言う音と共に、俺はカルデアの廊下へと叩き付けられていた。叩き付けられた音と体に走る痛みで初めて自身が吹き飛ばされたのだと知った。だが、一体誰に?

 

そう思いながら痛む体を無視して立ち上がる。

 

『パイロットの精神に大幅な変化を確認』

 

機械のような音声が鳴り響く。

 

『心拍数規定オーバー、恐怖を確認しました。続いて敵勢力と思われる反応を検知』

 

その聞こえてきた先には青い装甲が覆い、両肩には翼と思われる装甲が装備された、少女の姿があった。彼女の両肩に装備された翼の根元の白い何かから緑色の粒子が生み出されている。

 

瞳をつぶり右拳を振り抜いていた彼女はゆっくりと通常の立ち姿へと戻った。

 

『汎用装甲戦闘服型兵装。殲滅機構00-SKY、起動します』

 

聞き取れた言葉は汎用装甲、戦闘服型兵装、殲滅と言う音声。恐らくは目の前の彼女を覆った何かの名前、スカイ。

 

彼女に似合うであろう白ではなく青く染め上げられたその装甲を纏った彼女は、ガクリと俯き気を失っているようだった。

 

「グッ、一体何が……」

 

その時だった、彼女は右手を肩に伸ばす。

 

右肩に装備されているらしき何かがガコンと言う音と共に少女の手へと大きな剣の柄らしき何か、少女はそれを掴みそのまま振り下ろすように振るうと、振り下ろされる中で鉄が割れ1本の大剣へと変形した。それと同時に剣の刃の先からエネルギー状に刃が展開されていく。

 

明らかに彼女の力では握れないでありうその剣を持つ彼女に、何故か私は過去に使ったあの投影を思い出した。この身より遥かに大きく、彼女を守れと最後に残した偉大な英霊の剣を振るった、あの時を。

 

気がついた頃には、彼女の刃先が目の前に迫っていた。

 

「チィッ!?」

 

なんとか投影した剣で彼女の振るった大剣を流し、距離を取りつつ投影した黒と白の双剣。干将莫邪を投擲する。

 

彼女を傷付けるのは心から痛むが、とにかく今は彼女を止めないと。そう考えていると彼女の装甲の両肩の装甲がまるで翼のように広がり、展開された装甲から光で出来た翼が勢い良く展開された事で発生した風圧により干将莫邪はそれぞれ吹き飛ばされ、彼女に当たることはなかった。

 

脳内では何かが彼女に対しての警報をならし続けている。

 

「待ってくれ!私には君との戦闘の意思はない!」

 

証明の意味も込め、両手に剣を投影せずに

 

『そう言いながらもパイロットを攻撃してきたケースは80.57%……判断、対象を敵と再設定。戦闘を続行します』

 

「クッ」

 

そう言って彼女が剣を構え直した時だったのだ。

 

「令呪を持って命ずる!止まってくれ、イリヤ!」

 

その声と同時に、相手の彼女の動きは硬直した。聞こえてきた声の方を見れば慌てた様子のマスター、そして他のサーヴァント。

 

「エミヤ、大丈夫!?」

 

「あぁ、問題ない……」

 

「よかった。イリヤちゃんは何故こんな事を」

 

そうマスターに返事を返した時、私は見た。令呪に縛られたはずなのにも関わらず、彼女はその剣を振り上げていた。

 

まさか、彼女はアルトリアと同じように対魔力のランクが!?

 

「マスッ!?」

 

慌ててマスターを突き飛ばして彼女の剣から逃そうとした。その時だった、隣から黒い聖剣を叩きつけ、彼女の攻撃を反らした黒いアルトリアの姿があった。

 

「こいつ、本当にマスターの言っていたサーヴァントなのか?どう見ても戦意があるじゃないか」

 

「何で!?ちゃんと令呪を使ったはずなのに……」

 

そう言って令呪の刻まれた己の手の甲を見つめるマスター。

 

「マスター、この場は俺に任せてくれないかい?」

 

そう言うのは、槍を肩にかけて真剣な様子で此方を見つめるランサー、クー・フーリン。

 

「何か策があるの?」

 

「まぁ、策って言うのよりは交渉に近いがな。」

 

そう言いいながら、今もなお鍔迫り合いをするアルトリアと彼女、イリヤの前に歩みよったクー・フーリンは口を開いた。

 

「おい、活動を停止しろS()O()R()A()。」

 

ランサーが口にした言葉、空?その言葉で繋がる言葉や関連して想像できるものを思い浮かべ、気付いた。空、英語でスカイ。

 

『声認証、クー・フーリンと断定。否定、マスターに危害を加える可能性のあるものは排除します。』

 

「こいつらは、イリヤを傷付けるような事はしねぇよ。取り敢えず、今は一旦俺に任せて止まれ、令呪だって()()じゃなくて()()()に使っちまってるんだからよ」

 

『………了解しました。装甲、解除します』

 

その声と共にイリヤの纏っていた鎧がゆっくりと粒子となり消えていき、やがて彼女の首元へと集まり、三角形のペンダントを作り出した。

 

そしてそれと同時に地に足をつけた瞬間に倒れそうになったイリヤをクー・フーリンが支えるように抱き上げる。

 

「ふぅ、どうにか終わったぜマスター」

 

「良かった……」

 

「終わっなら私は自室へと戻らせて貰う、アーチャー明日のバーガーは今日の倍を用意しておけ」

 

その声を聞いて息を吐くマスター、そしてアルトリアは持っていた聖剣を粒子へと変えてそのまま踵を返して歩いていく。

 

「マスター、何故ここに?」

 

「急にイリヤのクラスが変化したのをロマニ達が気付いて、監視カメラの映像を見て急いできたんだ。」

 

やはり、彼女の名はイリヤか。

 

「すまない、迷惑をかけた。」

 

「そんな事ないよ。それに今回のイリヤちゃんクラスはバーサーカーだったから」

 

バーサーカー、か。

 

脳裏に浮かぶ英霊の面影を首を横に振って消す。

 

「それにしても、アイツが部屋の外に出たタイミングで会っちまうなんて、相変わらず運がねぇなお前」

 

そう言って眠っているのか気絶しているのか、瞳を閉じて黙った様子のイリヤを当たり前のように抱いているランサー。

 

「ランサー、それより彼女について説明をして貰おうか。」

 

「あー、悪いが無理だ。突拍子もなくて、あり得ないような話だからな。悪いな」

 

そう言って彼女を抱えてランサーは通路へ消えていった。

 

残ったのは、俺とマスターの二人。

 

「あの、さ。エミヤはイリヤちゃんと知り合い?だったりする?」

 

「…………」

 

「ほら、さっきもイリヤを傷付けないように戦ってたように見えたし。」

 

「まぁ、な……」

 

『シロウ!』

 

彼女が、姉である彼女が俺の名前を呼ぶ幻聴が聞こえ思わず片手で額を押さえる。

 

「エミヤ、実は俺……イリヤの過去を夢に見たんだ」

 

「ッ……そうか」

 

「イリヤは────」

 

その後、マスターの口から説明された彼女の過去は俺の知るものから酷くかけ離れていて、聞いていて、まるで我を忘れる程の怒りを感じるものだった。

 

 





お久しぶりです

最近はウマ娘の人気が凄いですね

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