IS学園で女達を奴隷に (あま☆てらす)
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プロローグ

 ここは日本のとある場所、裏の人間でもこの場所を知る人物はそう多くない。知っている者がいるとするならば、政府の上層部でも片手で数えられるか否かの場所である

 その政府の人間も男性のみで、女尊男卑が激しいこの時代では珍しい光景である。そんな場所に、1人の少年が椅子に拘束され身動きが取れない状態だが、抵抗する気もなくジッと彼を拘束した政府の上層部を見つめている

 彼は別にどこかの政府の息子でもなく、どこにでもいる男であるが、ここに拘束させるほどの理由を彼は持っている

 

「…さて、そろそろ君ともお話をしようか、米原君」

 

「お話も何も俺の道は1つでしょ…もういいですよ」

 

「まぁまぁ、まずは自己紹介とでも私は皇」

 

「私は大塚でこっちが江口だ」

 

「…米原華月」

 

 やはりどこか無になっている彼は、米原という少年は今から2日ほど前に、ある出来事を起こしたためにここにいるが、政府の上層部が動くほどの出来事を彼は起こした

 

「まず米原君はISはご存知かな?」

 

「インフィニット・ストラトス、女性だけが扱えるマルチフォームスーツのはずが、幾日か前に織斑一夏が作動させることに成功」

 

「そうだな、その後全国の男性にISの適性試験があり君は作動させた」

 

 そう彼は言うならば、2人目の男性操縦者であるが、彼にはそれとはまた別に、ISを動かすにあたって必要な条件がもう1つあるが、織斑一夏は条件に適していたが、彼は適していなかった条件は適性値である

 

「織斑一夏の適性値はBであり、何よりあの織斑千冬の弟だ」

 

 織斑一夏の姉の織斑千冬は、ISで戦い誰が頂点かを決めるモンド・グロッソで栄光を浴びたことで、今では女尊男卑の女性からは神様のような人と崇められている。世間からはブリュンヒルデと称されている

 

「そして君は適性値はEと最低値を出し、君を守る後ろ盾もない」

 

「ならもう道は決まってるじゃないですか、解剖や研究の材料としてISを男性でも動かせるようにできる希望でしょ俺は」

 

「ああ、私たちもそう考えていてな、既に君は未来の礎になり亡くなったが何の情報も得れなかった、という情報を流した」

 

「手が早いことで」

 

「しかしな、世間にこの情報を浸透させるには時間がかかる」

 

「ここで匿うのもいいが、ある旧華族のものが交渉を持ち掛けてきてな」

 

「旧華族?」

 

 すると、江口はあるケースと紙を取り出し、米原の元に持っていき何も言わず紙をこちらに見せてきた

 そこには達筆な字で何かが書かれていた。もう片方のケースはまだ江口が持っており、開ける様子もなくしっかり大切に持っておるので、貴重な何かがあるのだろう。そう考えながら突き出された紙を読み上げた

 

「米原華月様へ 2人目のIS操縦者となられたお方に、とある交渉を持ち掛けさせて頂きます。私は今の女尊男卑であるこの世界に、革命を起こそうと暗黙で動いておりますが、私たちが行っている計画に必要な、肝心のピースを見つけれずにいましたが、今日あなたというピースを見つけました。計画としては、IS学園に男性を招きこみ、IS学園の女性たちを犯し、あなたに忠実な奴隷にしたてあげることです。しかし、問題がありこの計画は凍結されてましたが、米原華月様あなたが現れたことにより、この計画は実行することができます。どうか何卒計画の参加をお願い致します。 四十院神楽より………なんですかこれは?」

 

「四十院のものとは、裏で色々とやりとりをしていてな、女尊男卑の世界を壊そうと協力している仲でな」

 

「そうじゃなくて!この奴隷とか計画とか、わけわかんないんですよ!」

 

「計画というには、男性操縦者をIS学園に入学させ、そこに通うIS操縦者たちを犯し奴隷にすることだ。IS学園ならば、外部からの手出しもできんしな」

 

「じゃあ奴隷っていうのは」

 

「女尊男卑の世界で、複数の女性が1人の男に、忠誠を誓っていることが世間に知れればどうなる?」

 

 ISで己が強いと思っている女性達が、もしそんな光景を目の当たりにしたとしたら、女性達は混乱するだろうし、男性達は今の現状に反発するだろう

 

「………女性が強いという今の現状はなくなる」

 

「そういうことだ。そしてこの計画にもっとも必要な存在が、IS学園に入る理由がある男性だ。まぁ織斑一夏も当てはまるが、彼はあのブリュンヒルデの弟ということで、学園内でも注目の的なためこの計画には向いていない」

 

「そこに俺ってことですか?」

 

「そうだ、IS学園長にも君は故人としているが、それは女性から身を隠すための隠蔽工作と納得してくれている」

 

「………納得しているって、もう話し合ったんですね」

 

「ああ、この計画は一切話してはいないがな」

 

「まぁ、そんな計画内容を言うと入れませんしね」

 

「まぁ後は、これを打ち込んで話は終わりだ、これからのことは、IS学園に入学している四十院神楽と相談して計画を進行してくれ」

 

 すると江口は、持っていたケースを開け中身を取り出すと、中から注射器が出てきた。既に中身は入っており、米原の首筋に近づけた

 

「ちょ、ちょっと!なんですかそれ!?」

 

「安心しな、これからの計画にも必要なものなのだ」

 

「そもそも俺は、この計画に参加するとは…」

 

「なら、君はこの計画を聞いてしまったのだから、この場で始末する必要があるな」

 

 江口が注射器を打つの止めると、米原から離れ皇にコンタクトを取ると、皇は懐に入れていた拳銃を取り出し、米原に照準を合わせ引き金に手をかけた

 

「そっちが勝手に話したんだろうが!!」

 

「君なら…いや、どの男にもあるはずだ。女をただ一匹の牝に堕とすという野望は」

 

「急に何ですかそんなこと」

 

「他の男なら、女を奴隷にできると聞けば、喜んで承諾すると思ったが」

 

「………」

 

 そういった野望、というよりそんなことができたらいいなという、夢に等しいものを米原はすぐそこに、掴もうともがいても消えてしまう夢というものを、承諾すれば手に入れれる立場にいるのだ

 しかし彼は、立派な善人でも悪人でもないただの一般人だ。多少の良心というのがあったが、皇に銃口を向けられ、命の危機に駆り立てられると、その残された良心で留まっていた心も動かされた

 

「わかったよ!やればいいんだろ!!」

 

「…交渉成立だな」

 

 離れていた江口が近づき、今度は有無も言わさずに注射器を打ち込んだ。打ち込まれた米原は、薬の想像を絶する痛みで暴れるが、椅子に固定されており動けず、ただただ苦痛に苦しめられ悲鳴を上げていた

 

「あああああああああああああああああああああああああ!!!!ぐう!!うぇあああああああああああああああああああああああああああ!!!!ぎぃあああああああああああああああああああああああああ!!」

 

「辛いだろうがそのまま聞いてくれ、今打ち込んだのは君の陰茎のサイズを大きくさせ、射精する際の精液の量を桁違いの量にするものだ」

 

「あああああああああああああああああああああああああ!!おぁあ…ああ……あああああ」

 

 あまりの痛みで悲鳴を上げ続けていた米原だったが、耐えれることができず涙を流しながら気絶してしまった

 

「後はこちらが進めておく、君は目が覚めてからが計画の始動だ、頼んだぞこれからの世のため、我々男という生物の尊厳を!」

 

 皇、大塚、江口はこれからのために、各々のやるべきとこのためにその場で別れた。知られる人が限られているこの場所には、椅子に拘束され、涙を流しながら気絶している1人の男が…しかし、この男がこれからの未来を変えることができるのを知るのは誰もいないだろう

 

天災でもなければ………

 

 



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互いの意思

 何も見えない、真っ暗だ、ここはどこだ?でもいい匂いがする、紅茶の匂いや、この空間に撒かれている匂いも悪くはない、心が落ち着くし、今座っているところもとても柔らかく心地いいが

 ……思い出してきた、注射器を首筋に刺されてあまりの激痛で気を失って………意識はあるな、瞼を開けてないだけと理解し、俺は重くなっている瞼を開けると、また別の場所にいた

 

「………今日だけで、どれだけ驚かされるんだ」

 

「おや、目が覚めたようで」

 

「気分はいかがですか?」

 

 目の前には、それなりの歳をとったと思われる初老の男性がおり、一目見ただけでは本当にご老人だが、俺が目を覚ましたと同時に風格というか、別格のオーラというか、とりあえずとてもご老人が出せるようなものではない気迫を感じた

 隣を見ると、腰まで伸ばされている深緑の髪がとても似合う女性で、先ほどのご老人とは違うが、こちらも風格はある…というより大和撫子という言葉が、ピッタリ当てはまるだろう

 清楚な見た目の彼女は、心配しているのか首を少しかしげながら容態を確認してきた

 

「まだ体が少し重いくらいですよ」

 

「仕方がありませんよ。あなたがやはり嫌だと暴れ始めたため、大塚さんはスタンガンを使ったようですし」

 

「…は?スタンガン?俺は首筋に………」

 

「ああ、あなたの首筋に、火傷の痕があるのは見ましたよ」

 

「や、火傷?」

 

「何が起きたかも分からず、気絶いたしたのでしょう。これですよ、首筋の火傷の痕は」

 

 隣の女性が、俺の首筋を携帯で撮影し、画像をこちらに見せてきたが、そこには首筋の写真ではなく、文字が連なっており文面には『私が四十院神楽です。詳しいことはここではない場所で話すので、今は話を合わせてください』と記載されている

 四十院神楽って、気絶する前に見た手紙の差出人の!?…てことは待てよ、じゃあ俺の向かい側にいるご老人って学園長ってことか、ならここはIS学園内で学園にある理事長室みたいな場所、計画がもう始まってるのかよ!?

 

「大丈夫かな?何やら慌てているようだが」

 

「恐らく、気絶する前の事を思い出したのかと」

 

「………」

 

 四十院の発言によって、気絶する前の江口が言っていたことを思い出した。『計画を知ってしまったのだから、この場で始末する必要がある』と、この言葉によって俺は、計画の参加に了承したが、これは途中で計画の放棄、もしくは計画を知らない誰かに漏洩でもさせた段階で、俺は始末されるのだ

 つまり隣の四十院神楽に、そのことがばれたらその場で俺は始末される。例え外部からの影響を受けないIS学園といえど、内部からはどうしようもない

 それに確か気絶する前に、この四十院神楽は旧華族と言われていたが、華族は貴族制度…どこかの令嬢さん、それもあのよくわかんない偉そうな三人組(江口、大塚、皇)とのパイプもある

 俺が四十院神楽に逆らえば、一族や裏の組織が一丸となって俺を消しに来るだろう。やはりもうどこにも逃げ場がない、計画に乗った時点でもう

 

「…すいません、徐々に思い出してきて」

 

「そのようですね。気持ちはわかりますよ、後ろ盾もなく適性値も低い君が、女尊男卑の思想を持っている生徒もいるこの学園に来ること自体怖いでしょう」

 

「俺はここでどうすれば」

 

「ああ、暴れたから説明を聞いていなかったのかな?この学園には寮があるが、1部屋空いていてね」

 

「あら、そのような部屋が」

 

「ええ、実はその1部屋は入っても他の部屋と変わりませんが、クローゼットから地下に通ずる階段があるです」

 

「地下…ですか?」

 

 なんだかいきなり、秘密結社のアジトに入るための手順を、聞いているように思えてきたが…1部屋空いているってことは、そこに入居者はいないし地下もあるなら、そこに潜んでれば万が一間違えて入られても大丈夫ってことか

 

「しかし学園長、よくそんなことができましたね」

 

「いえいえ、もしこの学園に女尊男卑に痺れを切らして、テロを起こした男性が乗り込んできたとして、その際にISを持っていない生徒の避難先にしようかと」

 

「でも、誰もその存在を知らないのならば」

 

「避難の指示は、織斑先生が担当することになっています。彼女の一喝を聞けば、ほとんどの女性は従いますからね」

 

「…なるほど、さらに一緒に避難先にいれば避難した生徒は安心すると」

 

 学園長はコクっと首を頷いた

 流石はブリュンヒルデ様だな、どんな女性も彼女の一喝で言うことを聞くとは、ここの生徒も織斑千冬を崇めていそうだな

 

「その避難先は、全校生徒を収められるように大きく設計されていてね、ISを展開しても問題はない。君はそこでISの特訓をしてもらい、3年間でIS適性値を上げてもらう」

 

「IS適性値は上げられるんですか?」

 

「基本的な慣らし運転を繰り返したり、己自身のフィジカルアップをしていくことで上がっていく」

 

 ようは車の運転みたいなものか、最初は誰だって駐車を簡単にできるわけではない、何回も反復練習を繰り返すことでうまくなるのだから、ISも基礎的な動きを繰り返しやっていけばやれると

 

「なるほど、俺のIS適性値が上がれば」

 

「君を解剖しようとはならないだろう。貴重な男性IS操縦者のデータを取れるのなら、そんなことはしない」

 

「そうなれるように、私が僭越ながらお手伝いをさせていただきます。」

 

 とここで、四十院神楽が口を開いた

 なるほど、教える立場を利用して俺とコンタクトをとるってことか、考えたものだな…ということは、計画を立てている段階でこの空き部屋の存在は知ってないと、俺とコンタクトをとる方法を考えたのなら、この部屋はうってつけだろうからな、彼女の一族は俺の思っている以上に力があるのだろう

 

「ええ、お願いします四十院さん」

 

「かしこまりました学園長。…それと学園長、つかぬことをお伺いしますが、彼のことをこの場にいる者以外で知っている人は?」

 

「いませんよ、生徒会長も裏の暗部ですからね。もしそこから情報が洩れたら一大事ですから」

 

「そうですか、ありがとうございます。」

 

「いやいや、四十院さんの一族の方は、女尊男卑という思想をお持ちでない数少ない一族ですから、この件もあなた方に託せれるものですよ」

 

 彼女の一族は、元からそういった思想なのか、だから学園長も裏の暗部という生徒会長よりも、安心を置けたのだろうか

 ……裏の暗部か、確かにどこと繋がっているかさえもわからないのは、少し賭けになってしまうなら、リスクのないこちらを選ぶか

 

「では部屋の鍵と、訓練用のISの打鉄をお渡しします。今は皆静まり返って寝ておりますし、寮長の織斑先生も、この時間帯には晩酌するようですし、今のうちにこの部屋番号のお部屋へ」

 

「ありがとうございます学園長」

 

え?今ってそんな夜中なのか、じゃあさっきの瞼が重かったのは眠かったからか…本当だ時計の短針が2を指してる

 

「では、行きましょう米原さん」

 

「わかりました。学園長失礼いたします」

 

「失礼いたします」

 

 2人で扉を閉める前に、学園長にお礼をしそそくさと、部屋番号が書かれた部屋に向かう

 彼女が番号を見ながら、勇み足でかけていく、どうやら場所はある程度覚えているようだ

 そのまま、誰とも接触することなく部屋に到着すると、彼女がまたしても、携帯の画面を見せてきた文面には『盗聴器や監視カメラがあるか確認いたします。』と書かれていた

 やはり慎重に行動を行うな

 彼女が先に部屋に入り、部屋の中にはないと判明したようで、手招きをしてきたので入室することに、中に入るとベットと机に椅子や浴室があった

 すると彼女は次に、クローゼットの隠し部屋に入っていたが、俺は後をつけずにおとなしく待った

 しばらくして彼女が戻ってきてようやく口を開いた

 

「どうやら何も仕掛けられてはないようです」

 

「そうですか」

 

「固くならくて大丈夫ですよ。同い年ですし」

 

「いやでも、どこかの令嬢様だよね?」

 

「お気になさらず、私とあなたは、これから計画のために協力し合うパートナーですし」

 

 そう言いながら、彼女は片手を口にそっと当てて笑う

 こういう仕草がとても似合っている時点で、とても上流階級の方にしか見えないのだが…まぁでも、努力して固くならず接していこう、これから長い付き合いになるわけだし

 

「それで、これからどうするんだ?この学園の女性を奴隷にするって聞いたけど」

 

「ええ、もうこうでもしない限り覆らないほど、女尊男卑は大きなものになりましたが、同じ女性として私も思うことはあります。この方法は正しいのか、他に何か方法があるはずと」

 

「でも、実行できる最後のピースである俺が見つかって、計画は始動か」

 

「…はい、私もあなたと同じです。もう後戻りなどできませんから」

 

 互いの境遇はなんとなく察せた

 彼女は彼女で、罪悪感というのはあるのだろう、同じ女性が奴隷に堕とすのに、何も思わないわけがない、それでもこの世界を変えるために、その思いも切り捨てたのだろう

 

「…じゃあ最初にすることを教えてくれ、俺ももう腹はくくったから」

 

「わかりました、ではまず米原さんには、私と交わっていただきます。もし一族のことなど気にしているのならお気になされず、このことは一族にはお伝えしませんので」

 

「………え?」

 

 今なんて言った?交わるって俺と四十院が…ここで今から交わる……交わるってことは、要は体と体を密接にくっつかせる行為だよな………ええ!?

 

「あ、交わるというのは、分かりやすく言い換えますと性行為と同意義で」

 

「いやいやいや!!知ってるよ、わかってるけどなんで四十院と!?」

 

「米原さんに打たれた薬の力が、きちんとあるのかという確認と…」

 

「いや、そんなのは俺が風呂場で自慰でもすれば…」

 

「ではお聞きしますが、米原さんはどなたかと性行為をしたことは?」

 

 と聞かれて俺はピタッと止まった

 そんなことは、こんな世の中で性行為なんてできるはずもないため、俺は何も言わずに首を横に振った

 

「そうですよね。今の世界でそのようなことはできません」

 

「ああ、わかってるけど…それがなんで四十院と」

 

「米原さんに打った薬の効果は、米原さんの陰茎のサイズと、射精する際の量を変えるものですが、それだけ変えただけで女性が堕ちるとお考えですか?」

 

「そんな経験ないから、そもそもきちんとやれるかすら」

 

「ですから、今から私とそういったことも覚えましょう」

 

「待て待て!!理由はわかったけど、四十院はいいのかよ俺にその…最初を捧げても」

 

「あら、その言いぶりでは、米原さんは私には捧げたくないと」

 

 そうは言ってないのだが、でも四十院の言いたいことはわかる

 ただ、サイズと量を変えたところで、性行為のやり方や女性を気持ちよくさせるためのテクニックなども、身につけろということだろう

 ただ突っ込んで出して堕ちる、なんて思ってはいない。こういうのが好きなのだろう、という相手の気持ちよくなれる行為も見つけることでもしないと、相手は堕ちないだろう。特に精神力がとても強い人など

 

「では茶化さずにお答えいたしますと、嫌ではありません。この計画は、米原さんの力量によって大きく変わっていきます。それが私の初めてで増えるのなら本望です」

 

 四十院はにっこりと笑った

 こちらもつられて笑えるようなそんな笑みを浮かべた。ここまで言わせておいて断ってみろ、俺はその時点でこれから先、四十院のパートナーなんて名乗れない

 

「………わかった。俺も覚悟を決めた」

 

「ふふ、凛々しいお顔になられましたよ」

 

 すると四十院は、部屋に備え付けられたベッドに移動し、腰かけると手招きをした。俺は手招きをしている四十院の隣に腰かける

 先ほどの理事長室よりも近くに座ったため、彼女の匂いが漂ってくるが甘くとても落ち着く匂いだ

 

「じゃ、じゃあやるからな」

 

「ええ、おいでになって」

 

 四十院が両手を伸ばして俺の後頭部に手を当てると、四十院に引き寄せられ、彼女にキスをした。俺のファーストキスの味は、先ほど飲んでいた紅茶の味がした

 




次話はようやくR-18です。うまく書けるか不安です。あ、それと四十院神楽は奴隷ではなくこれからの計画を共にやっていくパートナーなので奴隷ではありません。
これってタイトル詐欺になってしまうのだろうか?


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初夜

書きながら首をかしげていました。何かが違うんだよなぁと。


 月夜の光によって照らされるベッドの上で、俺は目の前にいる四十院神楽とキスをしている

 俺はもちろんファーストキスというものだが、向こうもおそらくそうだろう。ただ今は、この唇に触れる感触を感じよう

 

「んっ、んっ」

 

「んんん…」

 

 よく見るアダルト本では、男女が舌を絡めたりするものだが、今の俺にはそれをやる度胸などは、一切持ち合わせていない

 だから、今はこの生きていた中で、こんな柔らかな感触を知ったとこなどないこの感触をもう少し味わう

 先ほどから、少し触れればほんの少し距離をとり、また触れ合うという行動を繰り返す。四十院の顔は触れる際は目をつぶっており離れると頬を赤らめながら笑みを浮かべる

 

「ちゅっ…ふふ、だいぶお優しい接吻なことで」

 

「いきなり荒々しいのもあれだろ」

 

「最初はそれでも構いませんが、後にもう少し深くやらねばなりませんよ。例えば、舌を入れたりなど」

 

「やっぱりそれも必要か」

 

「ええ、ですからどうぞ」

 

 んっ、と四十院は受け入れる体勢はできている。腹をくくったと俺は言ったのだから、こんなとこで立ち止まってたら奴隷なんて1人もできやしない!もっと積極的に行動を起こさなければと、己に言い聞かせ奮い立たせる

 四十院にもう一度キスをする

 やはり柔らかい、この感触だけでも満足している俺がいるが、ここから先に行かねばと俺は唇の間から舌を出し、四十院の柔らかい唇に当てる、すると四十院は少し体をビクッとさせると、彼女も舌を出し互いの舌が触れ合い絡めていく

 

「んぷっ、んんっ…ちゅぷ、ぷぅっ、んっ…」

 

 俺が出した舌を、四十院は一生懸命に絡めてくる。これは予想外の気持ちよさだ

 身体も心も気持ちよくなっていく心地に高揚感が一気に増していき、己の下腹部に急激な変化を感じた

 初めての心地よさにやられ、単純な俺の陰茎は急速に大きくなっていくが、異変に気付いた…いつもより大きくなってしまっており、ズボンによってとてもきつくなっていき窮屈で仕方がない

 これが、あの打ち込まれた薬の力なのか、でもきつい!上半身にある口からは、とても心地のいいものが襲ってくるが、下腹部の陰茎はとてもきつく苦しい

 すると、そんな俺に気づいたのか四十院は、キスをしながら俺の膨れ上がって苦しい箇所を撫で始めた

 

「ちゅるるっ、んむぅぅ…大丈夫ですか?ここがとても苦しそうですが」

 

「たぶん薬の効果なんだろう、めちゃくちゃきつい」

 

「…薬の効能は知っていますが、実際の結果は見たことがありませんからね。どれほど大きくなってるのでしょうか」

 

「わ、わかんねぇ…ただすごい痛い」

 

「では脱がしてあげますから、ジッとしていてください」

 

 そう言い四十院は、俺のズボンに付いているベルトをシュッと外しボタン、チャックを外していくとそのままズボンを脱がすと、パンツからはち切れそうになっているほど膨らんでいる状態が目視できた

 すると、そこから俺の有無を聞かずに、パンツにも手をかけて脱がそうとすると、陰茎が引っ掛かり脱がせなかったが、スペースを大きくとり一気に下ろすと、ブルンッという音が聞こえた

 下腹部を見ると、今まで見てきた己のサイズを遥かに超えるものがあった

 

「は?で、デカすぎじゃないか」

 

「…目測で正確な大きさはわかりませんが、おおよそ20cmくらいでしょうか?」

 

「冷静だけど、四十院は慣れてるのか?」

 

「そんなわけないでしょう、キスもこれからの行為も初めてですよ」

 

「だ、だよな」

 

「お互いに知識がなければ何もできませんから、女尊男卑が広まる前の、こういった行為をする本を読んで学んだだけです。恥じらいを持ったまま、お手伝いなどできませんから、ですが内心ドキドキしてます…このような行為をすることには」

 

 と言いながら俺の陰茎に、四十院の白魚のように、白く美しいきめ細かな指が触れる

 キスをした唇もそうだったが、指も柔らかい、そんな指で四十院は、俺の陰茎を優しく握るとゆっくり上下に動かし始めた

 俺ももう高校生のため、自慰行為はしたことはあるが、これは俺自身でやるよりも、格段に違う気持ちよさがある

 さらに四十院はもう一度キスをし、動かすペースも早くなっていく

 

「んちゅっ、こういった行為が、男性は気持ちいいと聞きましたがどうですか?」

 

「あ、ああ…確かに気持ちいい、気を抜いたら出しそうだ」

 

「んっ、いけませんよ、そんなに早く出してしまわれては…長く相手を気持ちよくさせるためには、そんなすぐ出してはいけませんよ」

 

「お、おおう、結構難しいことを…や、やべぇ」

 

 早いペースで上下に動かしていたのと、キスをされたことによって射精感が高ぶっていき、もう本当に気を抜くと一気に射精される状態だが、なんとか出さないように耐えている、がここで四十院がかがみ俺の陰茎に顔を近づけると、少し息を吸うと優しくそっとフッと、陰茎に息を吹きかけた

 先ほどまで耐えれてはいたが、その息を吹きかけられた瞬間に、ゾクゾクっと体全体に快感が走ると、耐えられずに一気に出すのを四十院に言った

 

「も、もう無理だ!!出る!!」

 

「ええ、どうぞお出しください」

 

 それを聞き四十院は、さらに上下に動かすスピードを早めると、俺の陰茎はさらにググっと膨らみ、四十院の顔めがけて一気に射精した

 

ドビッ!ドビュッ!!

 

「きゃっ!?」

 

「うおお!やべぇすげぇ出る!?」

 

ビュルルルル!!

 

「あ、熱いのが顔に!」

 

 この射精量もおかしいが、これもあの薬の影響か、とても1人の男性が出せるほど量ではない

 最初は顔で受け止めた四十院も予想外の量に驚き、途中から手で受け止めているため、射精されている精液が手に跳ね返って、ベッドの周辺にも飛び散った

 ビュルっと射精感も終わり、またしても体に快楽が襲い幸福感を得ているが、射精をまともに顔で浴びていた四十院は、ただただ射精された精液を眺めていた

 

「だ、大丈夫か?まさか俺もこんなに出るとは思わなくて」

 

「…あの上層部のお方たちに薬の効果は任せてましたので、私もここまで出るとは思いませんでしたが」

 

「俺の体なのに…もうなんか、俺の体じゃないみたいだ」

 

「お気持ちは察します。…お顔が汚れましたので浴室で洗ってきますね」

 

「お、おう」

 

「何故人ごとのように対応しているのです?米原さんも入るんですよ」

 

「ま、マジでか?」

 

「行きますよ」

 

 そのまま手を引かれ、浴室に入ると四十院は着ていた制服を脱ぎだし、あっという間に下着姿になった

 今の彼女は下着姿で、顔は俺の精液によって所々汚れており、黒色のブラジャーに覆われている胸は平均的な大きさであり、貧乳という部類ではなく美乳と言える部類だろう

 下半身に目をやると、ブラジャーと同じ黒色の下着で、大人の感じな雰囲気を感じるが、その下着に少し染みがあった

 これは中々に刺激が高いと感じていたら、下着を脱ぐところをタオルで隠し、着ていた衣類は常備されている洗濯機に入れ、風呂場に向かった

 俺も既に下半身は脱がされており、後は靴下くらいしか脱ぐのはなく、ちゃちゃっと残った服を脱いで、洗濯機の中に放り込み風呂場に入った

 

「では、ムードはございませんが、ここで米原さんと私は初めてを捧げあいましょう」

 

「…え!?もうやるのか、ここで!」

 

「性行為を行うとまた汚れますし、ここでやるなら手間もなくなると思いまして」

 

「そ、そうだけどさ」

 

「それに、もう米原さんのここはやる気みたいですが」

 

 と言いながら四十院は、俺のまた膨れ上がった陰茎に手を伸ばし優しく触りだした。先ほど射精したばかりなのに、もう元気になっておりピンっと勃っていた

 

「いや、これはさ、四十院の姿がその」

 

「興奮されたのですね」

 

「ま、まぁ」

 

「では、また耐えてもらいますよ。でもその後は、女性の体の性感帯を知ってもらい、初めてを捧げあいましょう」

 

「お、おう、わかった」

 

「ふふ、では失礼いたします」

 

 するとまた、四十院は膝をついてかがむと、俺の陰茎にそっとキスをし、そこから舌を出して、亀頭をちろちろとなめ始めると、またしても手でしてくれた時とは、また違った快感が体を巡った

 どこかの上流階級の令嬢と思っていた女性の四十院が、俺の前に跪いて、俺に奉仕をしてくれているという姿を見ているのもあって、先ほどよりも少し陰茎が膨らんだ

 

「むぷ、ちゅぷぷ…大きくなりましたけど、気持ちいいのですか?」

 

「気持ちいいよ…それになんていうんだ、背徳感?それもあってか、さらに気持ちいい」

 

「これから奴隷にしていけば、もっとたくさん味わえますよ」

 

「…もしかして、俺にそういった悦楽を味わわせて、計画にやる気になってもらおうと思っている?」

 

「それもありますし、女性に奉仕をさせて、すぐに射精されてもいけませんから慣れさせませんと」

 

「うっ、やっぱりすぐ出すのはダメか」

 

「女性を気持ちよくさせないといけませんから、長い持久力が必要ですよ」

 

 話しながらも手で上下に動かしているので、僅かではあるが射精感も高ぶってくる。そして再び、ちろちろと舐め始めると思っていたら、急に四十院が俺の陰茎を咥えこんできた

 手とは格段に違う快楽が襲ってくるが、四十院の顔を見ると、薬によってサイズが大きくなったことにより、咥えこみ上下に動かすのが苦しいのか顔が辛そうだ

 じゅぷ、じゅぷと風呂場の中に響くこの音で、俺の興奮がさらに高まっていき、さっき射精したばかりなのに、もうすぐに射精してしまいそうになるが、四十院の言う通り少し頑張って耐える

 

「ぐじゅっ、じゅるっ、ぷはっ!はぁはぁ、大きくて、少し顎が痛くなってきました」

 

「わ、悪い大丈夫か、きつかったよな」

 

「大丈夫ですよ…それよりも、その優しさを他の女性に出したら、奴隷を従える主人らしくはありませんよ」

 

「ぜ、善処する」

 

「ええ、お願いします。それにしても、米原さんだけが裸なのも不公平ですね…私も脱ぎますね」

 

 パサッと、四十院は体を隠すために巻いていたタオルを脱ぐとお互いに裸となった

 彼女の体は、指と同じく白魚のような白い体で一切シミがなく、すらっとしている体形であり、上半身を見ると形の整っている美乳はやや汗ばんでいて、そして乳首は、とても綺麗なピンク色で先ほどの行為で、四十院も感じていたのか、ツンっと上を向いて勃っていた

 逆に下半身を見ると、やはり興奮していたのか、彼女の性器からは愛液が垂れており、それを俺の視線で気づいたのか、四十院は少し恥ずかし気に内股になった

 

「や、やはり恥ずかしいですね」

 

「俺の陰茎を舐めたり、咥えたりしてたのに、それは恥ずかしいんだ」

 

「ええ、私も多少感じていたのが知られたので」

 

「いや、感じているのが知れて、ちょっと俺の陰茎に自信を持てたよ」

 

「でしたらよかったです。では、そろそろ女性の体にも慣れてもらいませんとね」

 

 四十院は手を伸ばし俺の右手を掴むと、自身の胸に持っていった。そして四十院の胸を触ると、むにゅっと柔らかい感触が手に廻った

 おそるおそる優しく揉んでみると、弾力があり押せばそれに反して押し返し、揉めば形のいい美乳は形が変わる

 もう片方の左手は、四十院の性器に触れた

 女性の性器の構造なんてわからないため、性器の周りをとりあえずひたすら触ってみると、膣穴の近くにあったでっぱりに触れると、四十院はビクッと体を震わせ、膣穴に指を入れると先ほどの愛液によって、中は濡れており指を適当に動かせば、たちまち愛液は溢れてくる

 

「ぁっ、やぁ、適当に動かしてるだけなのに、すごいですね」

 

「そ、そうか?」

 

「やはり、男性の手はゴツゴツして大きいですし…んぁ、それもあって気持ちいいですよ。でも、もう少し早めに動かしても構いませんよ」

 

「ほ、ほんとか…胸もそうしたほうがいいか?」

 

「んぅ、ど、どうぞ」

 

 言われた通りに、膣穴に入れている指をさらに早く動かし、胸を触っている手もさらに強めに揉んでいき、四十院はさらに喘ぎ声が先ほどよりも多く発せられ、触っていた胸にある乳首も固くなっていった

 今度は俺が攻めている方なんだとわかり、俺は自然ともっと気持ちよくさせたいと、体が訴えており顔が自然と四十院の胸に近づき、興奮によって固くなった乳首を吸ってみた

 

「ひゃぁああんん!?ちょ、ちょっと、急にどうなさったのですか」

 

「はぶっ、んん…わ、悪い、こういうのも気持ちいいのかと思って」

 

「先ほどまで、あたふたしていたとは思えないほど、上手でしたよ」

 

「そ、そうか…確かに膣から、さらに愛液が溢れてきたな」

 

「ふぅ…確かにこれほど濡れていれば、すんなり入りそうですね」

 

 入れるということは、俺の陰茎を四十院の膣穴に入れるのか、そう理解した途端に、先ほどまで咥えられたことによって、射精しそうなところまでこみ上げられているが、なんとか耐えている状態なのに、そんな状態で入れたらすぐに射精してしまう

 それに、先ほどの胸や膣穴を触って、四十院が頬を赤らめているのも見ていたことで、より一層の背徳感を得たこともありもう正直爆発寸前である

 や、やばい、これじゃあ入れた瞬間に射精しちまうと、思った瞬間既に俺は自然と動いていた

 

「すまん四十院!!もう我慢できん!!」

 

「え?むぐううぅぅ!!??」

 

「で、出る!!」

 

「んぐぐぐっ!じゅぶぶっ!」

 

ぶびゅびゅーー!!

 

「ひぐぅうううンンパァアアァアッ!?」

 

ばびゅ!ばびゅ!

 

「や、やべぇ、すごい気持ちいい」

 

 有無を言わさずに、四十院の口に陰茎を突っ込み、さっき四十院が咥えこんできた時よりも、奥まで突っ込んだことで四十院は苦しい顔を浮かべ、そこから桁外れの量の精液が、彼女の口内を襲い、息をしようにも俺の陰茎と精液によって、軌道は塞がれており息ができず、射精されている間さらに四十院の顔は苦しんでいき、頬は精液によって膨らみ頬袋ができた

 俺はあまりの気持ちよさに、体がブルッとまたしても震え、悦楽に浸っている。射精が終わり我に返り、すぐさま四十院の口から引き抜いた

 

「うぐぅうう!うっ、んっんっ…はぁはぁ……ふぅ、何してくれるんですか?」

 

「すいません!!射精が近づいてきたのを悟って、何かで射精したく……」

 

「…でもこの行為は、他の女性にも有効ですよ。射精されている間は、一瞬頭の中がパニックになって、正常な判断を行えなくなってしまうでしょう。精神力が強くない人は、これをされた後に性行為をされると、与えられる快楽に頭は支配されると思いますよ」

 

「そ、そんなことまで、射精されながら考えてたのか」

 

「私も一瞬頭の中が真っ白になりましたが、なんとか正常を取り戻せました…次は私に了承を得てくださいよ」

 

「はい、反省してます」

 

「それにしても、2回も射精したのにまだ元気ですね」

 

「確かに、まだやれそうだが」

 

「では、今度こそ性行為をいたしましょうか」

 

 四十院は浴槽に座ると、脚を広げ膣穴を広げた

 先ほどまで、俺の指でいじられていたことで愛液が溢れていて、脚をつたって床に垂れおちる

 四十院も、今までよりもさらに頬を赤らめて恥じらいの思いもあるのだろう

 俺はそんな四十院の膣穴に陰茎を入口に当てて、ゆっくりと挿入していき、亀頭が膣穴に入り隠れてしまった。彼女の中は濡れたことによりすんなり入り、心地よい暖かさが俺の陰茎を刺激する

 

「き、気持ちいい…やべぇ、先っぽだけしか入れてないのに」

 

「あっ、あっ…やはり大きいですね。いいですよ、全部入れて」

 

「お、おう。苦しかったら言ってくれよ」

 

「お気になさらず、先ほどの行いで、苦しんでしまいましたし」

 

「す、すみません。今度はちゃんと言うから」

 

「ええ、お願いします。では、どうぞ全部入れてください…んっぐうぅぅンンッ!?」

 

 全部入れていいと言われ、四十院の腰を掴み奥までゆっくりと入れる。すると、亀頭が膜に届きこれが処女膜というものだろう

 その処女膜を破り、さらに奥まで入れると今度は亀頭が何かに咥えこまれるような口があったが、これが赤ちゃんを産む部屋の子宮口だろうか、そして全部入れると俺の陰茎に、四十院の肉ヒダがざわざわと蠢いており、先ほどの口で射精した時も気持ちよかったが、これはそれを上回るほど気持ちいい

 そして四十院の顔を見ると、苦悶の表情を浮かべているが、やはり苦しいのだろうし、処女膜も破られ痛いのだろう

 俺はそこから動かさずに、ただただジッと止まっている。四十院が慣れるまで、動かずに待つことにする

 

「あぁぁ、んっ…や、やはり、痛いものですね」

 

「こ、こっちは締め付つけてきたり、この中のヒダが気持ちいい」

 

「はぁぁ、ふぅ…すみません。も、もう少しこのままで」

 

「わかってるよ、待ってるから」

 

「その間は、胸をお触りになさってください」

 

 またしても、言われた通りに胸を揉む。今度は揉むだけでなく、乳首の方を重点的に攻めてみる

 感じているのかとてもピンッと勃っているので、息をふーっと吹いてみたり、舐めてみたりすると、その度に体はビクッとし、挿入している陰茎はさらに締めつけてくる

 四十院も苦悶の表情から、段々と蕩けていき、徐々に苦悶の表情は消えていった

 

「…そろそろ動いても構いませんよ」

 

「わかった、初めてだし、至らないところもあるけど」

 

「それはお互いですよ」

 

「そうだった、あまりにも手馴れているから忘れてた」

 

「ふふ、どうぞおいでになって」

 

 四十院の腰を掴みながら、腰を上下に動かしていけば、無数のヒダが絡みついてきて、2回も射精したはずなのに、すぐに俺の陰茎に精液が溜まっているような感覚を覚える

 動けば動くほど、どんどん気持ちよくなっていくので、自然と腰の動きは早まっていき、濡れた膣穴がぐちゅぐちゅと卑猥な音が浴室に響き渡る

 動かせば、ぱちゅんぱちゅんと、ぶつかる音も響き渡っていき、段々俺はさらに興奮していき、さらに奥に突っ込むと、子宮口内を少し亀頭が侵入していったことがわかり、さらに四十院もそこに突っ込まれた瞬間に、俺の肩を掴んでいた手の力が強まった

 要は子宮口をついたり、子宮口内にも挿入すると感じるのだろう

 

「ああっ!ひあぁあああ…っ!」

 

「気持ちいい!どんどん膣内が、俺の陰茎の形に変わってくのがわかる!」

 

「ひぁああ…そ、そうでしょうね。米原さんのが大きいから、変わってしまいますよ!」

 

「また射精できそうになってきた!ちょっと体勢変えるぞ!」

 

「きゃっ!?も、持ち上げて…ひゃん!?」

 

 四十院の両脚を持ち上げると、膣穴から俺の陰茎がぶるんっと抜ける。俺は四十院を落とさないように、しっかりと脚を持ちもう一度挿入する

 すると先ほどよりも、奥に入っていきあっさりと子宮口にまで届いた

 驚きながらも四十院は落ちないように、俺の首の後ろに手をまわし、脚も俺の腰の後ろで絡ませて、しっかりと抱き着いてきた

 完全にホールドされており、目の前にいる四十院は、さらに蕩けておりさらに興奮を駆り立てられる

 

「で、出るからな四十院!いいのか、このまま膣中に出していいのか!」

 

「え、ええ!出して構いません!あんっ!たくさん出せるようお手伝いしますね」

 

「んむっ!?い、今キスされるともう出る!」

 

「んちゅ、ええどうぞ!キスしながら射精してください!」

 

 もう耐えれなかった俺は、四十院にキスをしながら俺の陰茎を、全部入れおもいっきり子宮口を突くと、そのまま亀頭は子宮口内に入ると、四十院のお腹あたりにボコッと、少し膨れ上がった箇所があったが、もしかしなくても、俺の突っ込んだ亀頭だろう

 そして耐えていた射精を、我慢せずにそのまま吐き出した

 

ドビュ!!バビュ!!

 

「んひあああぁあああっ!!」

 

「くぅ!まだ出る」

 

「んぁああっ!イッってるぅ!どんどん気持ちよくなる!」

 

「や、やべぇ止まらねぇ!」

 

ビュル!!ブビュ!!

 

「おおっ、どんどんくるぅうっ!精液が私のお腹いっぱいですのにま、まだ出て…ぬァおぉおおおぉおおっ!」

 

「な、なんだ、四十院の腹が膨らんで…まさか、俺の射精された精液!?」

 

 常軌を逸している射精が続いていくと、膣中に出され陰茎によって膣穴からは、僅かには出ているが大半の射精された精液は、四十院の子宮口内に吐き出され、薬により量を桁違いにされたことになった

 四十院のお腹はまるで妊娠しているのかと、勘違いされるほどの大きさまでお腹は膨らんだが、これは大量の精液によって、子宮口内が受けとめようとしているために起きた現象である

 

「ひゃああぁあ…あ、熱い私のお腹が膨らんで」

 

「こ、こんなに出るなんて…すまん!すぐに抜くから!」

 

「ふぇ?ま、待って…はぁあああっ!」

 

「うお!?そ、そっか膨らんだ分の精液が、抜いたことで出してるのか」

 

 びゅるるるる!と風呂場に響き渡るこの音は、四十院の膣中に射精した精液を、子宮口内から出てきている際になっている音で、風呂場の床には白濁液の精液が一面に広がっていった

 四十院は意識はあるが、精液を出すたびに喘ぎ声を出している。どうやら子宮口から精液を出す行為も、感じるようだ

 お腹の膨らみもなくなり、膣穴から出てくる精液もなくなると四十院は気絶はしていないが、深呼吸を繰り返してなんとかいつものように戻ろうとしている

 その間に俺は風呂場の掃除を行った、さすがに精液まみれの床は嫌である。掃除もすみ、未だに息を整えている四十院の体と俺の体を洗うと、四十院はようやく起き上がり先にあがり着替えたので、俺もあがりちゃちゃっと、体をふき着替え四十院が座っていたベッドに腰かける

 

「…どうでした、初めて女性と性行為をした感想は?」

 

「…すごかったし、俺の行為で四十院が感じてくれたのもよかったよ」

 

「ですが、先ほどの射精は桁外れでしたね…あれをまともに何度も受けていれば、正気はなくなるでしょう」

 

「てことは」

 

「計画の不安要素は、これで1つなくなりました。米原さんは女性を堕とせますよ」

 

「そ、そうか…気持ちよくないとか言われたら」

 

「そうすると、私とテクニックの成長に時間を割いてしまうところでしたが、これなら明日からでも計画を始動しましょう」

 

「あ、明日からか!?」

 

「ええ、頼りにしていますよ米原さん。パートナーとして」

 

 そう言い四十院は俺にキスをすると、一度お辞儀をすると自分が寝泊まりする部屋に戻っていった

 残された俺はベッドに横になり明日から計画の始動と聞かれ、俺は女性を奴隷にできる力があることがわかったってことだよなと、考えるとまたあの気持ちいいことをいろんな女性とやれると思うと嬉しくなった

 最初は計画に乗り気ではなかったのに、今ではあの悦楽を味わえるのなら俺はためらわずにやるだろう

 前に江口の言っていた『男なら女を奴隷にできると聞けば喜ぶ』と言っていたのがようやくわかった

 

「…やってやるよ、この女尊男卑の世界に革命を起こしてやる!!」

 

 天井に拳を突き上げて改めて計画に乗ることを俺の意思で誓った




書いてみてわかりますね。R-18小説を書いている人の表現などを実感しながら書いてました。


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計画始動

最初に計画の餌食になるのは…


 翌日、目が覚めるとやはり夢ではなかったのだとわかる

 昨日、この場で四十院と性行為を行ったことは紛れもない事実なのだ。そして夢でないとするなら、今日からIS学園の女性を奴隷にしていく必要がある

 …大丈夫だ、落ち着け、四十院は俺の陰茎ならいけると言ってくれたんだ。ならその言葉を信じて行動するだけ、計画を成功させるために必ず女を堕として奴隷にする。とまた改めて、心の中で誓うと室内からバイブ音が響き渡る

 

「携帯?」

 

室内に備え付けられたベッドの枕元に、携帯が置かれている。携帯の画面を見てみると画面には

 

『おはようございます、四十院神楽です。この携帯は私と米原さんのご連絡をとる手段です。お無くしになってはなりませんよ。早速ですが、今日の17時頃にそちらのお部屋に1人の女性が向かいます。』

 

 と打ち込まれた文章が送られていた

 今日の17時にとうとう計画が始動するのか、まだ9時前なのにドキドキしてきた

 というか、今日で堕とせるのか?それも計算に入れているのか、四十院に返信すると数分も経たないうちに四十院からの返信での文面に

 

『今日そちらに向かう女性で、何回の性行為を行えば奴隷に堕ちるのかを検証するためでもあります。私は、米原さんと性行為を一度行い全身に巡る快楽を知った立場ですが、あれを何度も味わうとおそらく堕ちます。しかし、おおよそ何度の性行為を行えばよいかわからないので、そのおおよその回数を知るために、今日そちらにやってくる女性で検証いたしてください。それと、拘束できる道具も枕元に置いてあります』

 

 と書かれていた

 

「要は堕ちるまで犯すってことだよな」

 

 何回で堕ちるかのか、確かに薬によって他の男性とは違うサイズと、精液の量は桁外れのものになってるが、そんな陰茎で何度もやられたら壊れるんじゃないのか?

 すると、またしても携帯が震え画面を見ると

 

『それと、こちらのサイトで17時までお勉強されてはいかがですか?計画を始動できるように奴隷に堕としてくださいねURL:○○××‐□□×○○×』

 

 何かのURLが貼ってあり見ることに、URLの中身は、女性の性器についてや男性の性器について、とにかく性に関する知識のことが載っているサイトだった

 相手に辱めを与える性器の呼び方で、女性の性器は「マンコ」、男性の性器は「チンポ」などが効果的です。また、性行為でなくセックスと呼ぶほうがよいでしょう

 ……これ絶対に、四十院と繋がりがある人が作ったサイトでしょ、言葉の説明が適当だし……まぁ、この教えの書いてあることも間違いではないから学んでいこう

 そして、このサイトに書いてあることや、クローゼットから入れる隠し部屋、常備されている冷蔵庫に何があるか、などを確認し自炊しお昼も済ませ、部屋の鍵を開け時刻を見ると16時半になっていた

 

「ここに来るってどうやって誘導すんだ?空き部屋なんだろここ、まぁクローゼットに身を隠すか」

 

 隠し部屋に通ずる、クローゼットに身を隠し入り口をわずかな隙間から覗き見る

 もちろん、四十院がくれた拘束道具も手にして待つ…ちなみに、拘束道具は四十院がIS学園に持ち込めるようにするために、手錠などそういった本格的なものでなく、渡されたのは結束バンドで持ち込んでも周りに怪しまれないからか

 数分後、コンコンと扉をノックする音が聞こえた。ノックしてから少しして、扉が開かれると淡い紫色の髪をしたショートヘアの女性が入ってきた。その片手には手紙のようなものが握られていた

 

「お、織斑くん…私、相川清香だけど」

 

(織斑くん?…ああ、最初の男性操縦者か)

 

「手紙読んで来たけどわ、私に用事って何かな?」

 

(頬を赤らめてるけど、好きなのかな織斑のことが)

 

「ま、まだ来てないのね…ふぅ、空き部屋に呼び出されて織斑くんは私に何するのかなぁ…えへへ」

 

(なるほど、告白されると思って来たわけか)

 

 相川清香と名乗る女性は、照れながら常備されているベッドに向かってゆっくりと移動しているが、俺が隠れているクローゼットの前を通り過ぎたのを確認し、音を出さないようにクローゼットの扉を開け、無防備に移動している彼女の両手を何が起きたかわかる前に、背の裏で手を交差させ結束バンドで拘束する

 

「きゃっ!?えっ!?ちょ、ちょっと織斑く…ん……だ、誰?」

 

「すまんが、このまま来てもらう」

 

「い、痛い!?手が痛いよ!!ねぇ!あなた誰なの!?なんでIS学園に男が!」

 

「後でわかる」

 

「い、いや!た、助けて!!だ、誰か!!織斑くん助けて!!」

 

「残念だけど、こんな空き部屋に人は来ないよ」

 

 拘束した相川をクローゼットにある隠し部屋に入り、階段を下って地下に向かう

 階段を下りきり隠し部屋に辿り着く、隠し部屋は体育館ほどの広さがあり学園長が言ってたようにISを展開できる広さがある

 拘束し連れて歩かせている相川は、誰かに助けを先ほどから求めているが、この隠し部屋を見ると助けを求める声はいったん止まった

 

「な、何ここ」

 

「相川が変わる場所だよ」

 

「か、変わる場所ってどういう?」

 

「すぐにわかるさ」

 

 さすがにいきなり挿入はないか、まずはマンコを濡らさないとな

 そう判断し、相川をこちらに抱き寄せ唇を奪う。四十院の時は舌を入れていたけれど、あれは互いが信頼できることでできたが、今の相川との間にそんな信頼はないから舌を入れたら噛み切られるだろうから、唇を触れ合わすだけに留まる

 相川の唇は柔らかく、四十院とは似たような感触だがやはり気持ちがいい。触れ合うだけの本当に普通のキスをする

 

「むぅ……んんんっ!?」

 

(まぁ当然、慣れてはないよな。四十院がちょっと慣れすぎてただけだよな、これが普通の反応だよな)

 

「ふぁ……そんな、ファーストキスがこんな無理や、はむっ、んふっ……ンッ……んんっ……!?」

 

「だよな、やっぱりファーストキスか」

 

 キスの感触は、ぷにぷにとしていて小気味よい肉感の唇は何度も味わえる

 キスをいきなりされ相川は、暴れて逃れようとするが、両手は使えず体も抱きしめられているので俺から離れられない

 しかし、前は舌を入れて濡れるのは早かったが、今回は舌をまだ入れれないなら、唇だけでなく他の場所も攻めるのがいいかと判断し、相川の四十院と似たような美乳を揉み始める

 

「むっ、んぷッ……!ふぁ、揉まないでぇ……!き、キスも、胸もいやぁ……!んむむぅ……!」

 

「んっ、感度は上がってきたか?」

 

「んやぁ、知らないわよぉ……!も、もうやめてぇ!…ひぅう、ンッ……くぅう!」

 

「知らないなら体で確認するか」

 

「やぁああん……!?」

 

 制服を破るとまずいので、引きちぎって胸を出させるのはやめて、制服と水色のブラジャーを引きちぎらないようにずらして乳房を露にさせる

 すると、桃色の乳首が目前に現れたので、それを触って感触を確認すると固くなっていった

 一応感じてはいるようだ。四十院が言ってたが、自分で触るより男性に触られる方が気持ちいいのだろうか?とりあえず、固くなった乳首を責めることに

 

「んふっ、あッ……はふンン!そ、そこは触っちゃ!」

 

「気持ちいいから嫌だ?」

 

「ふひゃん!ち、違うぅ…違うけどダメェ!……い、いやぁ、舐めないでぇ……!?」

 

「固くなってるんだし、もっと気持ちよくなれればいいかなって」

 

「い、いらない!気持ちよくなんてっ……ならなくて!?」

 

 前の四十院と同じように、乳首が固くなってきた時に一緒にマンコもいじると感度も増えるんだよな

 なら、何度やって堕とせれるか知るためにも、早めに濡らして挿入しないと

 そう考えるや否や、スカートを下ろしブラジャーと同じ水色の下着を見ると、染みなどはないことから濡れてはいないとわかった

 濡らさないと、挿入する時に女性は処女膜も破られるのも痛いらしいが、濡れてないとそれがさらに痛いらしいから濡らさないとな

 

「ひゃうっ……!?あぁ、どこ触って……!?」

 

「どこって、相川のマンコだよ。イクようにしないとな」

 

「ああっ、やん、やめて……!そんなとこ……触らないで……だめ、だめえぇ……!」

 

「拒絶しないで、身を委ねると楽だよ」

 

「あううっ……あぁ、だめッ……もうだめぇ!声、勝手に出ちゃうから……あっ、あぁ、手を挙げて動かさないでぇ!」

 

(体がビクビクって震えてるな、そろそろイクのかな?)

 

 両手を動かせないように、拘束しているので倒れないように抱きしめている

 俺の腕の中でなんとか快感から逃れようと暴れているが、気持ちよくなっているのか暴れるのも収まっていき、喘ぎ声をあげながら震えるスピードも早くなってきた

 相川のマンコに入れている、2本の指を動かすスピードをさらに早く動かすと、相川は先ほどよりも大きな喘ぎ声をあげていき、目には涙を浮かべ顔は我慢しているため苦悶の表情だ

 

「あっ、ああぁ!……あぁ、やだ、イッちゃうっ、あっアッ!こんなのっ、ダメ!ふああ、もうダメェェ!」

 

「我慢しなくて大丈夫だよ。また、乳首を吸うけど身を委ねてね」

 

「やぁ、吸わないでぇ……!あたしいぃ!アッ、ああぁ、ふあぁあああ……ふひゃあぁああああああぁぁッ!」

 

「イッたんだね…ほっ、よかった」

 

「あああぁ……!?んあっ、ハァハァ……!あっ、あぁ、いやぁぁ……知らない人にイかされた」

 

「これで挿入ができるね」

 

 素早く、イったことで濡れた下着を脱がすと、愛液がマンコから垂れている

 どうやら、きちんと感じさせれたようなのでほっとするが、ここからが本番である

 俺もズボンとパンツを脱ぎ、やはり常軌を逸しているチンポを出すと、それを見た相川からヒッ!っと声があがった

 抱きしめていた相川を、床に寝転がせて両脚を広げる。こういうのをМ字開脚っていうんだっけ?広げた脚を掴みマンコにチンポを押しつける

 

「そ、そんな!や、やめて初めてはこんなとこで…」

 

「計画のために、初めてを捧げてくれ」

 

「計画って何?なんで私が…」

 

「IS学園に通ったことを憎むんだね」

 

「い、いや!入れないで!や、やぁ……ひはああああああああぁあああぁ!?」

 

「うっ!き、きついな」

 

 挿入されたことで、痛がり悲鳴をあげる。膣内は四十院とはまた違い、中はとてもきつく締め付けてくるが、スポーツでもして体を鍛えているのだろうか?相川の意志ではないだろうが、俺のチンポを狂おしく絞ってくる

 すると、膣から処女膜が破れたばかりなので血が出てくる

 とりあえず、全部挿入したのですぐには動かずにジッと待つ。相川が痛みで苦痛の表情を浮かべているが、苦痛が落ち着いてきたとわかると腰を動かしだす

 

「あああぁあぁ!?いやあぁ……や、やめて……!痛いッ……痛いいいぃ……ッ!!」

 

「やっぱり、痛いんだよな…できるだけ早めに出すよ」

 

「だ、出すって!?ああぁ!?い、いや……いやああぁ!やめて……お願いだから抜いて……抜いてえええぇ!」

 

「すぐに出すけど、射精量が常軌を逸しているけど耐えてね」

 

「ひいいいいぃっ!?い、痛い!痛いっ、痛いよおおぉ……!あぁ、膨れてる……お腹の中で……ああ……!」

 

「出るぞ!膣中で受け止めてくれ!」

 

「あああっ!いやあああああぁ……きゃははああああぁああああぁ!!」

 

 やはりこの前と同じ、常軌を逸している射精量が相川の子宮口に注がれる

 大量の精液を過激なまでに注がれ、相川は喉をふるわせ震わせ黄色い悲鳴が上がる

 ぶびゅるる!びゅーー!と、射精が続き前と同じように子宮内を精液で満ちていく、子宮内を精液で満たされたのに、未だに続いていく射精によって、相川のお腹は膨らんできた

 味わったことのない、刺激に相川は体を震わせ涙を浮かべながら悲鳴を上げる

 

「ああああっ!?もう入んない、やめてええ……っ!いやあああああぁああああぁ!!」

 

「ぐぅ、やっぱりすごい出るな相変わらず」

 

「うううぅ、いやああぁぁ!奥まで出されたら、赤ちゃんっ!赤ちゃんできちゃうぅぅ!ひああっ、あああぁあっ!?お腹あぁ、膨れちゃってるよぉぉおっ!?」

 

「ああ、それが目的だからな、俺の奴隷になってもらうために」

 

「な、何言って…ど、奴隷ってそんなのなるわ……ひぃいいいっ!うぁあああぁああっ!?」

 

「…1回目じゃ無理だよな」

 

 四十院から指示された、何度性行為を行えば堕ちるかを確かめるために、一度相川に聞いてみるがやはり拒否された

 つまり、もう一度性行為を行うので挿入したチンポを抜くと、相川の子宮から大量の精液が溢れ出していく。俺はまたすぐ射精できるように、自慰行為で射精感を高める

 相川のお腹は、先ほどまで妊婦のようなお腹だったが、精液が出ていき子宮口から精液が減っていったのを確認すると、すぐさま挿入する

 

「いやっ、ああっ!ま、また入ってきたああっ!」

 

「や、やっぱり、射精感を長く耐えるのはまだ無理か」

 

「だめぇ、苦しいぃぃいッ!?ほんとに、あああっ!もう無理なのおおぉ!」

 

「2回目の膣中出しいくぞ!…うっ、出るぞ!」

 

「いやっ、ああっ!出る!出ちゃうぅ!やっ、やぁあああッ…きゃははああああぁああああぁぁッ!!」

 

「うおっ!?潮まで噴いたのか、体は感じてるんだな」

 

 ぷしゃああああぁっ!っと潮を噴いた相川の顔は、蕩けた顔をし、頬を赤らめているが、これは四十院自身が言ってたが、頭の中が真っ白になるらしい

 なら、射精で膨れ上がったお腹の状態で、腰を動かしたら真っ白になった頭が快楽で埋まるはず

 そして射精が終わり、相変わらず膨れ上がったお腹の状態で、再び腰を動かすと子宮口は精液で埋まってるので、子宮口内までチンポを突っ込むと亀頭は、味わったことのない感触と熱さが襲う

 

「じゃあもう一度聞くけど、相川は奴隷になるか?」

 

「にゃ、にゃらないいぃぃ!…も、もうやめてぇ」

 

「なら次は、体位を変えてするとしよう…その前に結束バンドを外して」

 

「ふひゃあぁ…こ、これ奥まで届いて」

 

「騎乗位って体位らしい。しかし、さっきの射精もあって重いな」

 

「いやっ、いやあぁ!だめっ、もう本当に」

 

 結束バンドを外し、自由になったが2回も膣中に出され、与えられた快楽によって体をうまく動かせないのか、自由になった両手は、床で横になっている俺の胸板に置き、体を支えている

 3回目の射精をするために、腰を動かすと騎乗位によってすんなりと、子宮口内まで届くので俺は精液で満たされてる子宮口内を突くことで得られる快楽が、相川はまともに考えられる思考の中で与えられる快楽で共に気持ちよくなっていく

 

「ひいいっ!いンぁあああっ!また来るうぅぅ!?あんぅぅぅうッ!」

 

「射精した後だと、またすぐに出るのかわかんないけど、射精感が早く高まるな!」

 

「だめっ!あぁ、だめえぇ!またイッちゃう!ムンウウゥ!ウムンンンウゥゥ!」

 

「またイッたんだな、俺もまた出そうだから1回抜くよ」

 

「きうぅうううぅうううぅぅッ!」

 

 2度目の射精を噴き出す相川は、喘ぎ声を出し、舌を淫らに出しながら噴いている

 俺はその淫らに出た舌を、自身の舌を伸ばし絡める。すると、相川は体をビクッと震えたので、さらに絡めていきながら、相川の胸を揉んだり、乳首をつまんだりして快楽を与える

 そしてまた、膨らんだお腹が元の形に戻ったのを確認すると、俺はすぐさま騎乗位の体位で挿入し、既に高まっていたチンポを突っ込み、子宮口内に入ると相川のお腹は、亀頭によってポコッと膨らむのをみると見ると、一気に射精をした

 

「ひいいい!?ひむううぅぅぅッ!?」

 

びゅる!!ぶぴゅるる!!

 

「ああ、だめっ!だめだめぇぇ!んくぅおおぉ、せ、精液とめてぇッ!」

 

「まだ出るぞ!」

 

びゅく!!びゅーー!!

 

「んひい、むぐぅううっ!やああッ、お腹の奥っ、熱いよおぉぉ!?んっ、ヒゥウウゥ!…んむぁああああああああッ!?」

 

「このまま聞くけど、この快楽をまた味わいたかったら」

 

「は、はにゃぃぃい!うぇぇ、んあぁ…」

 

 意識が朦朧としているのか、受け答えさえもまともにならなくなっている

 それでも、ならないという答えはわかった。3度目も堕ちないか、でも顔は前より蕩けてるな、気のせいか口角も上がって、笑みを浮かべているように見える

 試しにキスをしながらチンポを抜くと、拒絶はせずただ精液を噴き出す度に、体をビクッと震える

 膨れたお腹がまた元に戻ると、また自慰行為をして射精感を高めたチンポを入れる

 

「はぅうんっ♡これっ、これぇぇ!また、イッちゃうぅ♡射精されちゃうのに、あっ、はッ♡イキそうなの、止まんないぃぃ♡」

 

「イキたいなら、身を委ねてイクんだ!」

 

「ダメェ、イッちゃうっ!イッちゃうよぉぉッ!へんになるぅっ!もう、もうぅぅ……んぁああぁぁ!」

 

「俺もイクぞ!一緒にイクぞ!」

 

「はひぃいン♡イクッ!イクッ!あたしもっ、あっ、ふぁっ、あはぁああ……ッ!んぁああぁあああああああッ!?」

 

どぴゅるるる!!ぶちゅるる!!

 

「く!急に締めてくるな!気持ちいいけど」

 

「はぁぁあッ♡熱いぃぃ♡すごく熱いのッ、いっぱい出てるぅぅ!んああッ、はぁ、あひぃぃいぃっ!」

 

 ビクビクッと震えながら、喘ぎ声を高く上がるが、その声は最初の苦痛が含まれている喘ぎ声ではなく、嬉しそうな声に変わっていることがわかった

 今回は奴隷になるかとかは聞かない、おそらく相川の心はぐらぐらと揺らいでるはずだ

 ならここですることは、奴隷になるかを尋ねるんじゃなくて、追い打ちで快楽を与える。お腹が膨れた状態で、再度腰を動かし始める

 

「ふわぁああっ♡あひぃい♡子宮、熱くて、重くてッ、狂っひゃうぅぅう♡」

 

「狂っても大丈夫だよ、この快楽に溺れなよ」

 

「もう、頭もアソコもっ、おかひくなるのぉぉ♡」

 

「初めての試みだけど、耐えてくれよ!膨れた状態でまた出すぞ!」

 

「ひぃいいっ!んあぁああ!らめぇっ!もう入んないぃぃ!お腹っ満杯なのぉ!破裂ッ!破裂するぅぅぅっ!」

 

「さぁ、イクぞ!受け止めろ!」

 

 騎乗位の体位で、既に射精されて膨らんだお腹に、さらに射精されるとういのは四十院ともしたことはなかったが、もう一度射精しても子宮の膨らみは、耐えられるかも知るためにもここで行おう

 耐えられなかったら、すぐに抜いて顔にかけよう

 射精が近づいてきたので、俺は体を起こし妊婦のようになっている相川を抱きしめる。抱きしめながらキスをしても相川は蕩けた顔ですんなりと受け入れた

 

「んむぅ♡ひゃああン♡熱いのっ、出してぇ!あたしッ、い、イッちゃうぅぅ♡」

 

「うっ!出る!」

 

びゅく!!びゅるる!!

 

「はぎぃいいぃい♡あひぃいいいッ!精液ぃぃ、お腹の中っ、子宮にまたクルゥゥ♡んヒイイイッ!すごすぎてぇ、おかしくなっちゃうよぉおお♡」

 

「ほら、舌出して」

 

「んぁ♡…ひむぁああああッ♡ああっ、キてるぅう♡まら入ってクルゥゥウ♡もう、無理ッ!無理なのにぃぃ!ひぅアアッアアア♡」

 

「これで全部だ!溺れろ!」

 

びゅる!!びゅーー!!びゅく!!

 

「にギィィィひいいぃぃいいいいいっ♡ぎにぃぃいいいっ!もぉ、無理なのにぃぃッ♡ギがぁあっ、あグゥゥウッ♡もぉ、じぎゅぅはレヅ、じぢゃうぅぅぅううう♡がヒィイイイッ♡」

 

 抱きしめていた相川のお腹は、今までよりも大きくなり、密着していた俺のお腹で押されたことによって、子宮口内から出ようと精液が暴れるのが直に伝わってくる

 全て吐き出した射精を2回も行った、初めての行為での膨れ上がったお腹は大丈夫と知れた

 そして、抜かずに相川が意識を正常になるまで待つ、止まない喘ぎ声が徐々に落ち着てき、蕩けた顔でこちらをポーッと見つめていた

 

「ひムごぉおおお……ッ!はぁはぁ…」

 

「さて相川、もう一度聞こう。この快楽をまた味わいたかったら…」

 

「なりまひゅ♡私、あなたのどれぇいになりゅうう♡」

 

「もう元の生活には戻れないぞ、それでもいいのか?」

 

「うん、いい…これをまた味わいたいから、奴隷になります♡」

 

「じゃあ、奴隷になった記念だ。この溜め込んだ精液を噴き出せ」

 

 相川が奴隷になると宣言したのを確認すると、俺はすぐチンポを抜く

 すると、溜め込まれた精液が一斉に子宮口内から出ようとし、子宮口から精液を出すたびに訪れる快楽で、相川はうっとりとした顔で、膣中からびゅる!!と噴き出しながら喘ぎ声を出す

 精液を全て噴き出すと、体をビクビクッと震えながら悶えている

 そして、もう一度奴隷になったことを確認するために、相川を起き上がらせる

 

「さて、相川は俺のなんだ?」

 

「…私はあなたの…ご主人様の奴隷です♡」

 

「ご、ご主人様?…んんッ、奴隷らしい呼び方だな。うん、それでいい。じゃあ、その誓いをチンポに示してくれ」

 

「私、相川清香はご主人様の奴隷になることを誓います♡」

 

「おぉ、フェラをしてくるか」

 

「んんぅぅ♡んっ、ふむぅ♡」

 

 指示を出すと相川は一生懸命に、チンポを頬張り始めた

 歯を立てることもなく、初めての行為なので四十院よりは下手ではあるが、慣れてないがちろちろと舐めるこの感覚は気持ちがいい

 一生懸命舐めている相川の頭を撫でながら、俺は携帯で四十院にメールを送る

 

『計画始動』

 

 それだけの言葉を送信し、フェラしている相川の口の中に射精をする。

 

「んぶぅぅぅううう♡」

 

「これで計画は一歩前進だな、これから奴隷としての働きを期待してるよ相川」

 

「んっく♡はぁい、ご主人様の仰せの通りに♡」

 

 俺は優越感に浸りながら、相川をもう一度抱きしめた

 

 

 

 

 




こんな感じでいいでしょうか?
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溺れる

ここ最近、何もせずにただただ時間を無駄にしてました。執筆遅れて申し訳ありません。


 相川清香を奴隷に堕とした翌日、またしても9時ぐらいに目を覚ますと、四十院からメールが送られていた

 昨日のことは、四十院にもメールで伝えているので、相川を奴隷にしたことは知っているが、次の計画の話だろうかと思いながらメールを開くと

 

『おはようございます。改めて相川さんを奴隷に堕としたことで、計画の進行が可能とわかりました。ありがとうございます。それでは本題ですが、今日もある検証を行いますので17時頃に鍵を開けておいてください』

 

 その内容は昨日と同じく、何かの検証をしたいから鍵を開けてほしいというメールだった

 ということは、また新たな女性がやってくるのか…一応基準として、一般の女性生徒は約5回ほど出したら堕ちる。薬で常軌を逸しているからこそできることだけどな

 とりあえず、17時になるまではまた四十院が送ってきたURLを開いて、性に関することでも覚えるとするか

 9時に起床し、17時までの8時間を料理や、性に関する勉強、そして学園長から渡された、ISの打鉄を展開して動かせるよう頑張っていたりしていたら、あっという間に17時前になったので、メールでもあったように鍵を開ける

 鍵を開けて数分後にノックが鳴り、扉を開けると四十院と相川、そして知らない女性が2人入った来た

 

「え?なんで四十院も」

 

「今回の検証のためですよ」

 

「それに相川も」

 

「えへへ、ご主人様のお手伝いをしに来たんだよ♡」

 

「き、清香…ご、ご主人様って、んんっ…ど、どういう」

 

「しょ、しょれより、にゃんれ男性がここに?」

 

 四十院と相川以外の名前を知らない女性2人は、何故か既に頬を赤らめており、きちんと喋れておらず息遣いも荒く、体を時々ビクッと震わせていた

 見たことのない女性2人の内1人は、赤茶色の長髪を2つおさげにして結んでおり、いわゆるツインテールという髪型で、前髪は一箇所だけ伸びているのが特徴的である

 もう1人は、青髪のショートカットで前髪の両側にヘアピンをつけている女性だ

 

「四十院、誰なんだこの2人、それになんか息遣い荒いけど」

 

「こちらのツインテールの女性は谷本癒子、ショートカットの女性が鷹月静寐…2人の息遣いが荒いのは、今日の1限目から、今この瞬間もローターで陰部を刺激されているからですよ」

 

「ローター?そんなのまで持ってたのか」

 

「いえ私でなく、相川さんが私物でここに持ち込んでいたようでして」

 

「ローターだけじゃなくてバイブもありますよ。後で私にお使いになってください、ご主人様♡」

 

 そう言いながら、相川は背中に隠していた2本のバイブを取り出し、電源を入れるとバイブはブゥーン!!と震えながら音を立てている

 これと今この2人が…谷本と鷹月の2人がつけているローターも相川が持参して、このIS学園に持ち込んだのか。それって相川が奴隷になる前の話だよな…前からある程度の性に関することに興味があったんだろうな

 まぁ、今時の高校生は男女関わらずんなものなのか

 

「でも、よくそんなの身につけたなこの2人」

 

「それはそうでしょう。拒めば四十院家の圧力で、2人の親御さんが働いている会社を潰すと脅しましたから」

 

「け、権力の力の恐ろしさを間接的に知れたけど、末恐ろしいな」

 

「使えるものは何でも使いますから…それに言いましたよね、検証だと」

 

「ああ、なんの検証するんだ?」

 

「それは隠し部屋で話しましょう」

 

「ほら行くよ2人とも、ご主人様も」

 

 四十院を筆頭に、隠し部屋に入っていく。この前の相川と違い拘束はしていないが、四十院の権力に従っているので、体につけられているローターでビクビクと震えているのを、相川が支えながら隠し部屋に向かっていく

 隠し部屋に着くと、やはりというか、初めてここにやってくる2人はこの部屋を見ると、唖然してローターでいじられているとはいえ、ギョッとするんだな

 

「な、何ほほ」

 

「ど、どうしてこんにゃ部屋が」

 

「お気になさらず。すぐにそのようなことは、気にもしなくなりますよ」

 

「じゃあここからは、ご主人様の出番ですよ」

 

「俺の出番?」

 

「この2人を奴隷にするんですよ」

 

 そう言いながら相川は、支えてた鷹月と谷本を倒れさせて、四つん這いの格好にさせた

 力なく倒れた2人は、スカートがめくれ下着が露わになった。鷹月は明るめのオレンジ色の下着、谷本は薄い黄色の下着を着用していて、四十院の言った通りローターが、クリトリスにつけられているのもわかる

 今日の1限目からつけていたと言っていたが、おおよそ8時間ほどローターで、刺激されていることになる

 それほど長く刺激されているせいか、下着には染みができており、愛液が垂れ落ちている

 

「今回の検証は、米原さんの射精できる限界値を知るためですので、もうすぐに挿入できるようにしておきましたよ」

 

「自然にズボンを下ろしながら言わないでくれよ」

 

「ひぃっ!?ま、まさか」

 

「そ、そこの男性と性行為を!」

 

「そうだよ2人共。ご主人様のおチンポに堕とされるんだよ」

 

「ではまずは、鷹月さんから始めますか」

 

 四十院は鷹月の下着をずらすと、四つん這いになっている鷹月のお尻を掴み広げ、それによってマンコが広げられた

 広げられたマンコから、先ほどより多くの愛液が溢れていき、床にこぼれていく

 相川は、拘束されていない2人が暴れないように、上半身を押さえているので逃げれられないし、抵抗して俺に攻撃することもできない

 

「ま、待って!い、今体が敏感になって!?」

 

「それが目的ですから、鷹月さんを堕とすために敏感にさせたのですよ」

 

「え?もう挿れるのか」

 

「ええ、挿れてください…一気に奥まで」

 

「ああ、わかった…しれっとパンツまで下ろしてたのか」

 

「や、やめて…か、神楽もどうしてこんな」

 

「革命のためです。鷹月さんいきますよ」

 

「い、いやぁ!ひぎゃああうウゥゥッ!?」

 

 一気に奥まで挿入する。これで3回目の処女喪失を俺のチンポで行った。相も変わらず破瓜によって、マンコからは血が溢れていく

 鷹月の膣中は、相川のスポーツによって締まったきついものでなく、初めてできついものであるが、徐々に俺のチンポの形に合わせていく

 体が四十院によって刺激されているせいか、体の方はさらに気持ちがいいのが挿入されたことで、新たな刺激がきたことに驚き体を震わす

 

「静寐いいなぁ、私もご主人様のおチンポ欲しいな」

 

「後でもらえますよ、相川さん」

 

「し、静寐…そ、そんな酷い」

 

「谷本さんも鷹月さんの後に、ああなりますよ」

 

「神楽も清香もどうしてこんな!革命ってなんなの!?」

 

「奴隷になったら癒子も知れるよ」

 

 谷本は酷く動揺している。それはそうだろう、今自分の隣で友達は知らない男に犯され、友達と思っていた四十院や相川には、助けてはもらえずあまつさえ、犯されることに携わっているのだ

 動揺しないはずがない、さらにこの後、自分も犯されるなんて知れればなおさらだ

 谷本はおそるおそると、隣の鷹月を見ると俺に犯され、先ほどからこの隠し部屋には鷹月の喘ぎ声が、大きく響き渡り涙を流している

 

「あ、ぎっ!ひぃっ!ンぎいいいぃぃーッ!あひっ、んぎいっ!ンあああぁーーッ!」

 

「ほら、泣かないでこの刺激に委ねないと」

 

「い、痛っ、痛いいいっ!裂けるっ、アソコ壊れちゃううっ!ひぎいいぃッ!んぎいいいぃぃーッ!」

 

「今回は射精できる限界値を知りたいので、米原さんがささっと出せるようにしますね」

 

「今度はしれっと、上着をはだけさせたな」

 

「ちゅ、んれろ…男性も乳首を刺激されると感じると聞きましたが、いかがですかお気持ちいいですか?」

 

「おおぉ…なんか変な新体験な刺激だけど、確かに気持ちいいよ」

 

「ンううぅンッ!?あ、あぐうぅっ……!ふぁっ、あ、あぁンッ!ンーッ!」

 

 献身的に俺の乳首を、れろれろと四十院が舐めてくれて、また味わったことのない悦楽に昂っていき、鷹月の中に射精するのも早まっていく

 腰を動かし続けていき、四十院のおかげもありさらに射精感が高まる。ピストンによって打つ度に、鷹月の尻が揺れるのにも興奮を高める

 射精が近づき、もうすぐ射精するとわかると、俺は鷹月の腰を掴み、一気に子宮口まで届くように、押しつけると子宮口をこじ開け、子宮口内に亀頭がすっぽりと埋まった

 

「そろそろ射精できそうだ!」

 

「なッ!?やだっ、射精やだぁっ!やめっ、やめてっ!あぁっ、ふぁあぁッ!」

 

「出る!出るぞ!」

 

びゅく!ぶぴゅる!びゅる!

 

「きゃひぁアアアァァッ!?ひぃいぃやぁアアッ!?で、出てる、ひぃッ!あ、アアッ!熱い、ひいぃアアッ!?」

 

「静寐いいなぁ、膣中に出してもらって」

 

「うぐぅぅっ!?お腹がっ、子宮がいっぱいになってぇっ……!ひぃっ!膨れてきてるぅっ!?…はわあああああぁぁああぁッ!!」

 

「ひっ!?し、静寐のお腹が大きくなって…!」

 

「傍から見ますと、凄まじい光景ですね」

 

 俺の射精によって、鷹月のお腹が膨らんでいき、妊婦のようなお腹に変わっていくのがわかる

 2人を押さえている相川は羨ましがり、四十院は静観し、隣で見ている谷本は、膨れていくお腹に驚愕している

 肝心の膣中出しされている鷹月は、ローターによって感度が上がっているのか、潮を噴いているので感じて、俺の射精でイッてるのだろう

 

「ひぁあッ!?いや、いやっ、こんなに出されたら妊娠しちゃう!赤ちゃんできちゃうぅッ!」

 

「安心してください。妊娠したとしても、四十院家が出産から育児まで手を貸しますよ」

 

「ふぅ、出し尽くした」

 

「では、次に谷本さんですね」

 

「ご主人様、静寐のマンコからおチンポ抜きましたら、こちらのバイブを入れてください」

 

「え?あぁ、わかった」

 

 ぬぷっと、鷹月のマンコからチンポを抜き、相川から渡されたローションのかかったバイブを膣中出しされた、精液を出さないように素早く入れると、膣中にある精液が出ることなく、鷹月の子宮に留まっている

 後ろからスッと四十院が手を出してきて、俺が持ってるバイブを代わりに持ってくれた

 そして、バイブにあるスイッチを入れると、バイブは鷹月の膣中で振動し始めた

 

「んきぃいいいッ……!?んぅうッ、何か入ってきてぇぇ……ひぅ、くヒンンッ!」

 

「やはり、米原さんの後に入れると、すんなり入って奥までいきますね」

 

「はひぃいいい……っ!?イヒッ!ひぁああっ!奥っ、あひっ、キひィィイ……っ!」

 

「か、神楽…ど、どうして」

 

「…米原さん、次は谷本さんですよ。早く犯してください」

 

「わ、わかった…じゃあ、いくぞ」

 

「い、いやっ!やめてッ!…ひぎゃああぁぁああぁっ!?」

 

 射精して時間を空けずに、すぐさま谷本のマンコに挿入する

 また処女を奪ったが、やはり処女である人の膣中はきつく、締め上げるのだろう

 それに、俺も射精した後の解放感というのか、全身をゾクゾクッと巡っている状態での挿入、さらにこのきつさでまた射精を促される。これはまたすぐに射精できそうだ

 

「ひっ、うぎぅ……うぁ、ぁぁっ……!い、痛いっ……あぁっ、いやぁぁ……!」

 

「これは、またすぐにでも出そうだ!」

 

「じゃあ今度は私が、ご主人様とキスします♡…ちゅ♡ちゅぱ♡あぁん、キスすると私も欲しくなってきちゃいます♡」

 

「ちゃんと相川にも、後で膣中出ししてあげるよ。相川のキスのおかげで、射精感も昂ってきた!」

 

「ひぃんっ……痛いっ、ううっ……こんなのっ、もうイヤあ……あっ、はぁぁっ……ぐっ、いぎぃっ……!」

 

「一番奥で出すからな、鷹月と同じ子宮口内に突っ込んで出すぞ!」

 

「あぁああっ、助けてっ、助け、ンひぁあああぁあッ!?奥に届いて、ひぁっ、ひぃいいっ!…あっひぁアアァアッ!?」

 

 ぶぴゅるる!!と、あの常軌を逸している射精を、今度は谷本の膣中に吐き出す

 隣でその射精によって、膨らんだお腹をバイブで未だ保たれている鷹月と、同じほどの大きさまで谷本のお腹が膨れんでいく

 妊婦のようなお腹になった、2人を見た俺はさらに興奮し、射精しながら膣奥へ体をグイグイと押しつけていく、すると鷹月同様に、潮をぷっしゃ!っと噴き出した

 

「ほら、谷本さんにもバイブを挿すんですから、抜いてください」

 

「ちょ、ちょっと待て、子宮口に引っかか…って、よし!抜けた」

 

「ンひぁあああぁあッ!?んぁ、やぁあっ!?震えるのっ、強いぃぃいッ!奥で震えるのッ、だめぇえッ!」

 

「先ほどまで処女でしたのに、根元まですっぽりと入りましたね。鷹月さんも、根元まで咥えこんで、そんなにこれが気に入りましたか?」

 

「あっ、はヒイイッ!震えるのやぁっ!」

 

「突くの、イヤぁああっ!んァアァアアッ!」

 

「バイブもいいけど、ご主人様のオチンポを味わったら、もうバイブじゃ満足できないんだよね」

 

「じゃあ、約束もしてたし、相川を満足させてあげるよ」

 

 俺は今も2人を押さえている相川を、2人と同じ四つん這いの体勢にし、相川の有無を聞かずに挿入する

 挿入した一撃で軽い絶頂に達したらしく、潮を噴き体を震わす

 前よりも俺のチンポを、熱烈に引き締めてくる膣穴に気持ちよくなっていき、興奮してさらに大きくなった俺のチンポは、奥まで突き刺さると子宮口を刺激させる

 

「んはああああっ♡ああああァッ♡これぇ、オチンポおおっ♡いきなりっ♡いきなり来たぁっ♡」

 

「お手伝いしてくれたお礼だよ」

 

「んあァアッ♡これッ、これぇぇッ♡このオチンポが、欲しかったのぉぉ♡」

 

「んぁ、き、清香…なんでそんな嬉しそうな」

 

「だってぇ、このオチンポ、オマンコに太いのっ、嬉しいぃぃいのぉ♡」

 

「いいっ、ヒッ…しょんなことぉ」

 

「身を委ねれば2人も気持ちよく、はッひいいいぃぃ♡あひいいっ!だめっ、だめぇぇ!イキすぎて死んじゃうぅぅ!またっ、頭ぼんやりしてきてぇ…んぁああっ!」

 

 過激なピストンを行うと、相川は息が詰まったような声を出して苦悶し、全身をガクガクと震わす

 先ほどの2人と同じく子宮口に突き刺し、射精感が高まり膣中出しを行う

 射精すると言わずに、何も言わずにそのまま奥に精液を吐き出す

 予想外の射精に相川は、落ちかけた意識を取り戻し、嬌声をあげる

 

「あはああああぁああああっ♡ふわああっ♡入ってくるっ♡どぷどぷってっ♡んああああぁ♡」

 

「お二方も、与えられた快楽に逆らわずに流されれば、相川さんのように苦しまなくて済みますよ」

 

「しょうだよぉ2人とも、ご主人様に委ねたらいいんらよぉ♡」

 

「み、身を委ねる?」

 

「ええ、ではこの状態で身を委ねてください。2回連続で出されても問題ないと、相川さんで判明いたしましたし」

 

「も、もうやらよおぉ、やめてぇ…じゃないと私」

 

「じゃあ、鷹月ともう1回セックスするけど、四十院たちの言う通り、身を委ねてみなよ」

 

 鷹月のマンコにあるバイブを、四十院が素早く抜くと、俺はすぐに膣中出しした精液が出る前に、挿入したことで未だに鷹月のお腹は妊婦のように、精液で膨れている

 挿入してすぐに動かずに、奥まで届かせジッとし、鷹月が身を委ねるのを待つ

 すると、身を委ねたのか最初は無理やり突き刺した子宮口が、ゆっくりと開いてきた。身を委ねてくれたのだ、ここは少しでも強めにやって、快楽に流れてほしいな

 

「んあぁぁあああぁぁっ♡ああぁぁっ……♡ほ、ほんとだぁ、さっきのバイブなんかよりとっても気持ちいい♡」

 

「し、静寐!そ、そんな」

 

「やっぱり、9時間もローターでじらされたら、感度も上がって堕ちやすいのかな?」

 

「それと、米原さんの陰茎より小さいバイブで、先ほどまでいじっていましたから、それよりも快楽を得られるものを入れられたら、感じますね」

 

「んあぁっ、あぁぁっ……あそこが支配されちゃって、頭っ痺れちゃうぅぅ……♡」

 

「素直になって受け入れたんだな!いいぞ鷹月、もっとチンポに溺れろ!」

 

「むはぁっ!あぁっ、イクぅっ!イクっ、あぁっ♡これたまらないぃっ♡オチンポ気持ちいいっ!」

 

 快楽に素直になったのか、喘ぎ声が先ほどよりも甘くなってきている

 これは昨日の相川と一緒だな、快楽に溺れ始めている。これは、もう一膣中出ししたら堕ちるかな?

 今度は腰を掴むのではなく、腕を掴んで引きながら一気に奥に突き刺すのを連続ですると、鷹月はイキながら突かれており、アクメ中の刺激は応えるだろう

 

「ひぃんっ、うあぁっ♡あぁっ!いいっ♡頭のてっぺんまでオチンポ突き抜けるぅッ!気持ちいいっ♡」

 

「どうだ、このチンポにまた犯してもらいたいか?」

 

「あぁぁんっ、くぅぅんっ!犯してほしいぃっ!犯してぇっ♡」

 

「なら、わかるよね。どうすればいいか?」

 

「は、はいぃ!わ、私は、鷹月静寐は奴隷になりますぅ♡奴隷になって、ご主人様のチンポに奉仕しますぅっ♡」

 

「あ、ああぁ、そんな静寐…静寐ぇ」

 

「むはぁぁっ♡オチンポッ、速くぅぅっ♡いいっ、気持ちいいっ♡出してぇっ、来てぇっ!膣中出ししてくださいご主人様♡」

 

 鷹月が奴隷になると宣言した

 こうして、また1人が奴隷に堕ちた。こんなにも早くに、2人も奴隷を手に入れることができるなんて、計画には不安もあったが、四十院や相川のサポートもあってことなく進んでいる

 そして、奴隷になったばかりの鷹月が、膣中出しを懇願しているなら、主人として奴隷の願いを叶えてやらないと、そう判断し精液で満タンの子宮口に突っ込み、再び精液を吐き出した

 

「むひゃあぁああああぁぁぁっ♡うはぁぁっ♡ああぁーーっ!イクぅぅっ♡中出し気持ちよすぎるぅぅ♡」

 

「これで最後だ!受け取れ!」

 

「はあおぉぉぉおおおおぉぉおおオォオオオォオオオッ♡」

 

「あら、潮を噴きながら意識を手放しましたね」

 

「これで静寐も、私と同じご主人様の奴隷ね♡ご主人様、次は癒子ですよ」

 

「やぁ、やっ……」

 

 鷹月のマンコから、チンポを引き抜くと、2回分の射精を行った精液が、子宮口から噴き出し子宮からぶぱっ!っと、溢れ出てくる

 噴き出している鷹月は、目の焦点があっておらず、舌を垂れている

 そして、引き抜いたチンポを未だ、小刻みに震えている谷本に挿入する

 先ほどの鷹月は違い、身をまだ委ねていないが、それでも先程よりは敏感になっているはずだ

 

「ひゃあっはぁアアァアアンッ!こ、声が抑えられないぃ……!」

 

「抑えなくていいのですよ。鷹月さんを見たでしょう、身を委ね快楽を受け入れた顔を、とっても気持ちよさそうでしたね。いくら今あなたが足掻こうが、意味なんてないんですよ」

 

「そうそう、ご主人様は癒子を堕とすまで、膣中出しを続けるんだよ。拒み続けて堕ちるより、早く快楽に溺れたほうが楽になるよ」

 

「そ、そんなこと言われたら、私…私は」

 

「いいんだよ我慢しなくて、我慢せずにこのチンポに集中して、気持ちよくなってね」

 

 俺はチンポを、先端まで引き抜きいて挿入している部分は、カリのみである

 この状態から俺は、一気に奥まで挿入し、子宮口を突き抜け亀頭全てを押し込んだ

 挿入した途端に、谷本はぷしゃぁっ!と潮を噴きだした。体は素直に感じているようだが、後は谷本の心だが、四十院と相川の言葉で揺らいでいた今が勝負時だろう

 

「あはぁぁぁああああぁぁぁっ♡んんっ、あはぁっ!ひぃんっ♡もうそんなの、どうしようもないじゃない!こんな快楽から逃げれないなら、溺れたほうがいいのぉ!」

 

「体も心も素直になって嬉しいよ谷本」

 

「んぁっ、あぁっ♡オチンポ気持ちいい♡おっきいオチンポっ、オマンコに感じちゃうぅ♡」

 

「さて、谷本はこれからも俺とセックスしたいか?」

 

「したいっ、したいぃっ♡もっとっ、もっと気持ちいいことしたぁいっ♡」

 

「なら、奴隷になるか俺の?」

 

「ふぁあっ、なるぅっ♡奴隷になるぅっ♡ご主人様の奴隷になってもっとセックスするぅっ♡」

 

 誓った

 谷本も奴隷になることを決めた。体も心も堕ちた谷本は、膣中が締めつけてきている。これによって、射精感が高まってきた

 そうわかると、谷本の腕を掴みこちら側に引っ張る

 子宮口に入ったり、抜いたりを繰り返していくと、子宮口内にある精液の生温かさも相まって、限界が近づいてきたので、ラストスパートで腰を動かすスピードを速める

 

「さぁ出すぞ!谷本、子宮に濃いの出すぞ!」

 

ぼびゅるるる!

 

「ひゃっはぁああアアァアンッ♡んぁあああっ、すごいぃ、ひぁッ、あぁああぁッ♡中出しぃっ♡精液気持ちいいぃぃっ♡」

 

「これで出し切るぞ!ぐぅっ!」

 

びゅるる!

 

「はっひゃあぁああアアアアァァアアアアンッ♡あひぃいいいっ、お腹っ、子宮がぁああっ♡ふわっはぁあああアアァアッ♡」

 

「さすがご主人様、2人とも奴隷にされるなんて…オチンポ掃除してあげます♡」

 

「あ、ああ頼む」

 

 ぬぽっ!と谷本のマンコから、チンポを引き抜くと鷹月と同じく、精液を溢れ出し始めた

 子宮から溢れ出しながら、潮を噴きビクビクッと、震える谷本を他所に横たわる

 横たわると、四十院が俺の顔を持ち上げ、膝に乗せる。そして、そそり勃つチンポを相川が舐め始める

 れろれろと舐める姿に興奮し、さらに大きくすると、舐める感触が増えた

 

「んはぁ……んちゅっ、チュプ、静寐も癒子も、ご主人様のオチンポ舐めたいんだね♡」

 

「んぱぁ、ちゅぱっ、れろれろっ…だってとてもいい匂いで、美味しんだもん♡」

 

「んちゅっ……ちゅぱちゅぱっ♡あぁん、ご主人様に感じてもらうのが、奴隷の務めだもん♡」

 

「ふふっ、こうして見ると計画が、着々と進んでいるのがわかりますね」

 

「ああ、これでいいんだよな計画としては」

 

「ええ、徐々に奴隷を増やしていけば、計画に問題はありません。今回の検証である射精の限界値は、まだまだ続きますから頑張ってください」

 

「それで、次の計画は?」

 

 俺のチンポを、必死に舐める3人を眺めるのを止め、膝枕をしてくれている四十院を見上げる。子ども扱いをしているのか、頭を撫でているのが気になるが

 四十院を見ると、少し不安げな顔をしていたが、今俺のチンポを舐めている3人を見て、その不安げな顔はなくなったが、次の計画はそんなに不安なのだろうか…だが、その前に射精しそうだ

 

「そろそろ出るぞ!ぶっかけるからな!」

 

「ちゅぱぁ!あん、出して、出してぇ♡奴隷の顔にっ、いっぱいぶっかけてくださいっ♡」

 

「あぁんっ、来てぇ!かけてっ、熱いの、濃いのいっぱいっ♡」

 

「んちゅっ、あ、あ、私、私は口にぃ♡いっぱい飲みますからぁ、癒子の口に、濃いの注いでください♡」

 

「イクぞっ!おおっ!」

 

ばびゅるるる!

 

「「「ああぁああああああぁあああんんっ♡」」」

 

 3人の顔に、濃い精液がかかってきている。射精していく精液によって、顔で受け止めている3人の顔が、徐々に精液がかかってベトベトになっていく

 射精をしている状態で、唯一この場にいる女性で、精液がかかってない四十院が、俺の頭を撫でる手が止まり、不安げな顔をせずに口を開いた

 

「次の計画ですが、堕とす相手は代表候補生です」

 

 その言葉で俺は、四十院の不安げな理由もわかった

 未だ噴き出す射精音と、3人の奴隷の喘ぎ声を聞きながら、俺は苦笑いを浮かべるほかなかった




あわわ、評価バーに色がついた!?読んでくださる皆様、評価してくださる皆様、感想を教えてくれる皆様、本当にありがとうございます。
更新速度は相変わらず、このようなスピードですがこれからもよろしくお願いします。


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性癖

いつもいつも更新速度が遅くて申し訳ございません。
そしてさらに、今回1万文字超えてますので長くなってます。


 相川と鷹月、谷本の奴隷たちのセックスで、2桁ほど射精しても萎えないチンポを見て、何度も出しても萎えることのないものと結論付け、検証を終えた

 奴隷たちが隠し部屋で、意識を朦朧とさせている間に、俺と四十院は風呂に入り汗と精液の臭いを落とし、備え付けられているベットに腰を下ろし、これからの計画について四十院と相談する

 

「まず、米原さんは代表候補生をご存知ですか?」

 

「国ごとにIS操縦者の代表者、その候補を選ぶためのものだろ」

 

「その通りです。その代表候補生を堕とすことで、女尊男卑の均衡は崩壊すると」

 

「言ってたな、そういえばそんなことも」

 

 外にいる女尊男卑の人も、IS学園に通っている人も、俺のチンポに跪く姿を目にしたら、女尊男卑の世界は大きく変わるのは、なんとなくわかる気がする

 それがもし、代表候補生だとするならば、これからの国の未来を担う者だ。そんな国の希望を、俺が摘んでしまうのだ

 この世界の根本を、ひっくり返すことができるんだ

 

「私のクラスにも1人、代表候補生がおりまして」

 

「どこの代表候補生だ?」

 

「イギリスの代表候補生のセシリア・オルコットさんです」

 

「携帯のニュースとかで見たことある名前だな」

 

 セシリア・オルコット、イギリスの代表候補生で専用機のISである、ブルー・ティアーズという第3世型の射撃メインの遠距離重視のISである

 名門貴族の出身という情報だけは、携帯で得た情報で覚えてはいる

 セシリアの写真も載っていたが、金髪のロングヘアーに青い瞳、そして高校生とは思えないほどの、良い体型で出るとこは出ていて、締まっているとこは締まっている

 

「そんなセシリアさんと、織斑くんがこの前、クラスの代表者を決める戦いを行ったのですよ」

 

「……は?物事を決めるのにISで勝負って、完全に軍隊とかのやりかたじゃん」

 

「担任が織斑先生ですから、こういった決め事には、手っ取り早いものにしたのでしょう」

 

「適性値があったら、俺も参戦させられたんだろうな」

 

「そうでしょうね。…さて、本題に戻りますよ。そのセシリアさんは代表者戦の前は、女尊男卑の思想でしたが、織斑さんとの戦いでその思想を改めているようです」

 

「どんな女性にもモテるんだな、織斑は」

 

「羨ましいですか?」

 

 くすくすと笑いながら、問いかけてくる四十院を余所目にする

 確かに相川を奴隷にする前は、織斑からの告白と思いながら、嬉々としてこの部屋にやってきたんだったか相川は

 まぁ、女尊男卑の思想を改めたとしても、計画にはセシリアも奴隷に加えるのに必要だろう

 でも、専用機持ちが相手となると難しいな。俺も打鉄を展開したからわかるけど、襲ってもセシリアのブルー・ティアーズで、返り討ちに合うのが目に見える

 

「専用機がある以上きつくないか?」

 

「ですから、奴隷となった相川さんたちの力が必須です」

 

「というと?」

 

「セシリアさんに、専用機を外す役目を担ってもらうのです」

 

「…なんとなく察せたけど、どうやってここに呼ぶんだ?」

 

「そのことに関しては、私の方で進めておきますので…では、また翌日」

 

 それだけ言い残すと、四十院は隠し部屋にいる奴隷たちを起こして、部屋から出ていった

 腰がけていたベットに寝ころび、先ほどの計画について思い返す

 奴隷になった相川たちの力が必要と言ってたが、なんとなく察することができたので、その日に備えるために、この部屋でやれることは限られるが、もう用意はしておこう

 そう決めるや否や俺は、キッチンにあるものと、机に置かれているものを手にし、隠し部屋に向かった

 

「明日は正念場だな…代表候補生でも今まで通りいけるかどうか」

 

 持ってきた道具を隠し部屋に置き、うるさく音を立てる心臓を落ち着かせる。静寂に包まれる隠し部屋に、ポケットに入れている携帯が震える

 これは、四十院からメールが届いたときに、震えるものだが何かあったのか?

 

『セシリアさんの件ですが、代表者戦がきっかけで織斑さんと、ISの訓練をすることになったそうです。ですので、これまでのように一度に何度も犯すと、気を失う恐れがあり、その訓練に間に合わない事象が発生する可能性が起きます。なので、私がそろそろ終えないといけないと感じた際は、電話を鳴らします。今までより時間はありません、セシリアさんの性癖を早めに知り、回数を隔て堕としましょう。 PS,明日、同じ時間にセシリアさんがやってきます。何度も犯せる状況にしてくださいね。」

 

 なるほど、織斑に教えないといけないから、ここにそんなに捕らえ続けたらいけないのか

 となると、本当に少ない回数で堕とすのか、膣中出しを連続で行えば堕ちるのが早いことは、今までの検証でわかっているが、今回はそうもいかないのか

 要はセシリアが何で、通常よりも快楽を得られるのかを早く知る。そして、また犯す際にその性癖を重点的に、攻めていくのが求められる

 このことから、最初に犯すときに性癖を知れるか、知れないかが重要になる

 

「明日は性癖について、色々と頭に叩き込むか」

 

 隠し部屋を後にし、ベットにダイブする

 未だにうるさく鳴る心臓の音を聞きながら、必死に寝込もうと目を閉じる。次はISの代表候補生か…計画で堕とすのに要の人物だ。失敗してしまうとこを、ついつい考えてしまうから、こんなうるさいんだ

 落ち着け、セシリアは確かに代表候補生だが、その前に1人の女なんだ。1匹の牝なんだ。そこは変わりはないから、不安になるな。これまで通り、女性を快楽に溺れさせるんだ。それで、牝にするのをしてきたんだ

 ふぅ、徐々に落ち着いてきた。…明日に備えてさっさと寝よう

 

「おやすみなさい」

 

 誰もいない部屋だが、自然とおやすみと言ってしまった

 心臓の音は落ち着きを取り戻し、ようやく寝れるようになり、俺は意識を手放した

 

 この誰に対しても、言ってないはずのおやすみに、別の場所で知らない人物が、返事をしてくれているとも知らず

 

「ああ、おやすみ。お前たちの計画が上手くいくことを、密かに願っているぞ」

 

 米原華月が寝ている姿が、映し出されている映像をその人物は消すと、その場所は暗闇に覆われた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、いつもより遅い時間に目が覚める

 今日の出来事で、計画は上手くも下手にも傾く、昨日メールで四十院がいっていた通り、いろんな性癖を調べて、セシリアは何に当てはまるか知らないと

 思い立ってすぐに、携帯を開くと四十院から送られたメールに、貼ってあったURLに確か性癖についていろいろあったはずと

 そして、いろんな性癖についてまとめられたページがあったので、それを計画が始動する時間帯まで読むことにした

 

・露出嗜好:自分自身の裸の姿を他者に晒し出すことで、快感を得るものである。これは性的好奇心や羞恥心を喚起する身体の一部である。

 

・被虐嗜好:俗にいうマゾヒスト。肉体的や精神的苦痛を与えたり、羞恥心や屈辱感で性的快感を得る。強く責められ、脳内麻薬物質の分泌により快楽を得る。

 

・肛虐嗜好:肛門の周囲は、神経終末が集まっているので非常に敏感である。直腸洗浄を行い、少しずつほぐして開発していけば性感帯となるだろう。

 

・放尿嗜好:自身の意思によらずに漏らしてしまうこと。快感に酔いしれると、無意識に漏らしてしまうが、中にはそれを好む人もいる。

 

・精液嗜好:射精される精液の臭いを好み、精液をかけられることで快楽を得る。もしくは、かけられて汚されることに快楽を見出していることもあります。

 

 とまぁいろいろ見てきたが、本当に種類が多いな。こういった豊富な種類の中から、セシリアの性癖を知らないといけないのか、難しいがやるしかないな

 すると、コンコンとノックが鳴るので、鍵を開けドアを開けると鷹月がそこには立っていた

 ドアが開いたのを知ると、鷹月は周りを警戒しながらすぐさま入室した

 

「鷹月、どうした?」

 

「セシリアさんとご主人様が、セックスできるようにやってきました」

 

「……ああ、道具は隠し部屋にある。そのセシリアはいつ来る?」

 

「後5分後でしょうか」

 

「そうか、先に隠し部屋に行ってくれ」

 

 そう指示し鷹月は、隠し部屋に向かっていく。俺は隠し部屋に通じるクローゼットに身を潜ませる

 そして、再びノックが鳴り開けずにジッと待つと、ギィィとドアが開いていき、今回のターゲットのセシリアが入室してきた。写真なんかで見るよりも、実際に見た方がやはりもっと綺麗に見えるもんだな

 今回も手紙なのかセシリアの片手には、1枚の紙を握っていたが、セシリアがあたりを警戒しているのか、きょろきょろすると手紙の中身が見えた

 そこには新聞紙の1文字1文字を貼り、文章になる『脅迫文』のようなものだったが、内容もそれに近いものだ

 

『お前のクラスメイトの命を救いたければ空き部屋に来い。誰かに言いふらしたらクラスメイトの首だけを教室に置いておこう。1人で来い』

 

 いや、うん、四十院さこの文章だと、俺は一体どんな悪役にならないといけないんだ。なんだ最後の脅し文句、四十院が自分で考えたのか?怖いよ!

 

「…約束通り、1人で来ましたわよ。姿をお見せになったらいかが」

 

 今見せると専用機であっという間に、やられるからまだ姿は見せないよ

 隠し部屋にセシリアを、誘導しないといけないので、俺はクローゼットのドアを少し開けると、すぐさま隠し部屋に向かった

 隠し部屋に向かう階段を下っていく際に、上の方から「なんですの、この階段…まさかこの下に」と聞こえたので、下ってくるだろう

 隠し部屋に着くと鷹月は、俺がしてほしい体勢で待っていてくれた。すかさず、ある道具を手に取りセシリアが来るのを待つ

 

「ここは…っ!?鷹月さん!?そ、それになぜ一夏さん以外の男性が」

 

「初めまして、セシリア・オルコットさん。俺がその手紙の差出人だ」

 

「は、早く鷹月さんを解放なさい!」

 

「…そのライフルは、ISの武器か」

 

 セシリアの右手に、青色のライフルが握られ俺を射線上に捉えている

 それはそうだろう俺は今、椅子に座って眠っている(寝たふり)鷹月に果物ナイフを首筋に当てている

 昨日のうちから想定はできていた。強大な力を保有する者を無力にするものは、いつだって人の命なのだ

 もし撃ったとして、俺を倒せる保障なんてどこにもない。鷹月を傷つけないようにするには、俺の持っているナイフをどうにかしないといけないが、その持ち手は鷹月の首筋付近にある。下手するとセシリアが鷹月を傷つけてしまう

 

「そちらがISを待機形態にし、俺の近くまで持ってこい」

 

「なっ!?そのようなこ…」

 

「じゃあ、脅迫文通りこの子の首だけを」

 

「くっ!?わ、わかりましたわ」

 

「へぇ、そのISの待機形態はイヤリングみたいなものか」

 

 セシリアが耳につけていた、イヤリングのようなものが、彼女の専用機の待機形態のようだ

 それを外し、鷹月が座っている椅子の横に置き、先ほどの場所まで戻った

 

「……これでよろしいのでしょう」

 

「ああ、OKだ」

 

「でしたら鷹月さんを…」

 

「でも、まだ武器を所持してる可能性があるからな…下着姿になってもらおうか」

 

「ふ、ふざけないでください!!」

 

「あっそ、じゃあ明日の朝礼はこの子の追悼でいいな」

 

「や、やめなさい!!」

 

「やめてほしかったらわかるだろ?」

 

 セシリアはキュッっと唇を噛みしめると、羞恥、怒り、焦りなどが入り混じった目で俺を睨み付けると、ゆっくりと制服に手をかけてボタンなどを外していく

 顔を赤らめながら、ゆっくりと制服を脱いでいく姿に俺は、多少の興奮を覚えチンポが大きくなっていく

 脱いでいる間に、置かれた待機形態のブルー・ティアーズを回収し、持ってきた小さな小箱に入れると、鍵をかけてその鍵をセシリアの目を盗んで、鷹月に渡す

 

「こ、これで満足ですか!」

 

「おお、青色のブラジャーにショーツか、ISといい青色が好きなのかな?」

 

「あなたには関係ありません!早く鷹月さんを解放しなさい!」

 

「約束だからな…解放してやるが、セシリアにはこの場に居残ってもらおう」

 

「そ、それは結束バンド?」

 

「これを手足につけさせてもらう」

 

「ッ!?」

 

 俺はセシリアの白く美しい手と脚を、結束バンドで拘束する

 一応何が起きるかはわからないので、できるだけきつく拘束しておこう。傷もついていない綺麗な手足だが、この結束バンドで痕がついちゃうな

 拘束したセシリアを床に寝かすと、椅子で眠っているふりをしている鷹月を抱きかかえ、隠し部屋を出ていく

 クローゼットから出て、鷹月は眠ったふりをやめ、持っていたブルー・ティアーズを俺に渡すと、いきなり舌を絡めるキスをすると、手を振りながらそそくさと出ていった

 俺はもう一度隠し部屋に向かうと、セシリアは拘束した位置からわずかに移動したのを見ると、ここから逃げ出そうとしたのだろう

 

「諦めずに逃げようと必死だな」

 

「…やはり男とは卑劣な生き物ですね。一夏さん以外の男はクズですわ!!」

 

「織斑との戦いで心変わりしたと聞いたが、前の思想に戻ってきたな。それと、俺から言わせてもらうと、今の女尊男卑の世界の女性たちの方がよっぽどクズだよ!!」

 

「私にこのようなことをしておきながら、よくもそんなことを言えたものですね」

 

「…久々にイラついてきたな。すぐに今の立場を知らしめてやるよ」

 

「や、やめっ!?来ないでください!」

 

「時間がないからすぐに挿れてやるよ」

 

 拘束して動かない脚を持ち上げ、抵抗できないのをいいことに、下着をずらしてマンコを曝し出す

 露わになったマンコは、愛液で濡れてはおらず、やはり処女で誰にも差しでいないのがわかる。一夏さん、一夏さん言ってたけど、織斑に捧げたいのかな?

 そんなマンコを広げると、綺麗なピンク色をしている膣内が見える

 俺はそんなマンコに顔を近づけると、舌を這わせて膣内に侵入させる

 

「きゃあああぁあっ!?ななっ!何てことをするんですのっ!?やめなさい!下着を元に戻して!」

 

「もう覚悟を決めろ、お前は犯されるんだ」

 

「ひいいいっ!?ああ、いやああっ!?だめ、舐めないで……!いやっ、直接……そんなところ……いやああぁ!」

 

「今まで嗅いだことはなかったが、生々しい牝の淫臭が鼻にくるな」

 

「ああ、やめて……あっ、いやっ、フワッ、やめなさい……舐めないで……そ、そこ……そんなに舐めないでぇっ……!」

 

「気持ちよくなってんのか?マンコがヒクヒク動いているが」

 

 ヌメヌメした舌が、敏感なワレメを舌で這い回る感触に、セシリアの嫌悪はいっそう強まっていく

 繊細な恍惚神経の密集した生殖器を、執拗に舐められる激感はかなりのものだろう

 舌でセシリアのマンコを舐めれば舐めるほど、セシリアの意志とは関係なく、膣粘膜の味や匂いがさらにいっそう濃厚なものになり、牝肉が妖しい発情を始める

 執拗に舐め回され、快感を覚えていくのが始まっていくのか、セシリアは徐々に淫らな喘ぎを発していき、妖しく潤みだしたその瞳は俺への恐怖らしきものも、滲み出していく

 

「あううっ……!い、今なら許してあげますから、何も見なかったことにしてあげすわっ……!だ、だから、もうっ……あっあっ、あぁ……!」

 

「今更怖気づいてももう遅い。どんどん感じていけ」

 

「アン、いやあぁ、やめてぇ……!ダメッ、ふわっ、あっあっ……あうっ、ああぁ……ンハアァ……!」

 

「身体は正直だな。どんどん愛液が溢れてくるぞ」

 

「あうっ、いや、あっ、アアン、舐めないで……フワッ、はああ……だめぇ、あっあっ……」

 

「おお、さらに淫臭が強烈になってくるな。ダメとかやめてって言ってるが、蜜が止めどなく出てくるぞ」

 

「ううっ、ち、違いますわ……違いますわ!そんな……そんなことぉ……!あう、だめ、許してぇ……ああぁ……」

 

 心は俺に対して怯えて潰れそうになってはいるが、いくらか快楽にさらせ続けいるからか、身体はやはり正直に感じている

 その証拠に、俺が舌を這わせて舐め回したマンコからは、ドロドロと濃度が高く、淫臭が強烈な蜜汁が溢れ出す

 そんなセシリアの身体をひっくり返して反転させ、拘束させている脚を床につかせ、尻をこちらに突き出す格好にさせる。こういう格好は、偉そうなやつにやらせるほど興奮し、昂ってくる

 

「な、何をするつもりですの!?」

 

「こうやってマンコを舐め回したんだから察しなよ。お前とセックスするんだよ」

 

「ひいいっ!?いやあぁ……やめてえええっ!!は、初めては一夏さんにっ!」

 

「あっそ、どの女性も織斑が好きなのかね。会ったことも、話したこともないけど、なんでだろうなぁ…織斑とは仲良くできそうにないな。まぁいいや、会う機会なんてないし…それよりも今はお前を犯さないと」

 

「ひっ!?そ、それが男の人の……やぁ、やめてぇっ!」

 

「残念だったな、セシリア……お前は想い人に捧げる事なんて、無理なんだよ!」

 

「いやああああああああああぁ!」

 

 俺は突き出された尻を掴み、セシリアのマンコから漏れ出した愛液と、俺が舐め回し塗り込んだ唾液で濡れたマンコに、俺のチンポを一気に突き入れると、セシリアの喉から哀切な悲鳴が爆ぜた

 セシリアの膣内は、甘酸っぱくチンポを締め付けてくる肉壺の気持ちよさに恍惚とし、なおもズプズプと沈めていく

 根元まで俺のチンポを突き入れられたセシリアは、全身をこわばらせながら金切り声のような悲鳴を上げ始める

 

「いやぁああ!ああ、やだぁ、汚い男の人のアレが……アレが、中に……私の中にぃぃっ!?あぁ、痛いっ……痛いぃぃい!」

 

「これはキツいマンコだな、性格もここもキツいな」

 

「あううぅ……!いやぁあ……うそ……どうして……どうして私が……こんなことに……ひどい……ひどいいいいぃ……!あぁんっ、痛い……痛くて、死んじゃいますぅぅっ……」

 

「死にはしねぇよ。まぁ、意識は飛ぶかもしれないから、気張れよ」

 

「ああ!痛い!痛い、痛い、痛いのおぉ!動かないでぇ!お願いですから……お願いいいいぃっ!!壊れちゃうっ!こんな痛いのにぃッ、掻き回されたら壊れちゃうぅぅッ!んぐぅぅッ!」

 

「高貴な人の悲鳴ってのはいいものだが、痛い、痛いとさすがに少しうるさいぞ」

 

 未だに破瓜の痛みが残る未熟な膣内を猛るチンポで蹂躙され、セシリアはけたたましい悲鳴を上げる

 元々が小生意気だった女性を痛みにしかめ、目尻に涙を滲ませながら縦ロールに整っている長い金髪を振り乱す哀れな姿が、俺の征服感をとてつもなく疼かせる

 相当に締まりがよく窮屈なマンコだが、破瓜の鮮血と愛液のぬめりで程よく擦れ、その感触がとてもよく味わっていたが、あまりにもセシリアがいつまでもうるさく泣き叫ぶのに苛立ち、突き出した尻を思いっきり引っ叩いた

 

パァン!

 

「きゃああああっ!ああ!ああぁ、いやああ……!ひっいぃンッ……!やだぁ、やめてえぇ……!」

 

「だからやめてじゃないんだよ!」

 

パァン!

 

「きゃはああぁ!許して……許してえええっ……!ひうぅぅんっ……!うぅ……んっ、ああぁ」

 

「お前たち女尊男卑のやつらのせいで、俺たち男が生きるのはとても辛かったんだよ!」

 

パァン!

 

「あああああああああっ!えぐえぐっ……ひうっ、お母様ああぁ……助けて、お母様ああぁ……」

 

「今一度自分自身の犯した罪を受け止めろ!わかったか!!」

 

パァン!

 

 もうこれは制御できてない俺の本心だ

 実際、中学生のころはセシリアのような女尊男卑の女性に、いつもいつも何か罵倒や暴力の毎日だった。そんな女が再び俺の目の前に、抵抗ができない状態で哀れな姿をしているが、これではまだ足りない

 あの日俺が味わった……いや、この世界でそういった被害にあった男たちの思いも持っている気持ちで、俺はセシリアの尻を叩いた

 最初の高慢な態度はどこかにいったのか、子供のように、この場にいもしない親に助けを求め始めた

 相も変わらずうるさいが、女尊男卑のやつが泣き顔でしゃくり上げる顔を見て、射精感が高まってきたので、征服感にかられながらピストンを加速させる

 

「全て吐き出してやる!射精してやるからな!」

 

「ヒイイッ!?ああ、いやッ……いやあああぁ!!子作りなんて、そんなのいやッ!いやああああぁッ!!」

 

「もう遅い!これまでの行いを悔い改めながら俺の子供を孕め!」

 

「うあぁッ!ああぁあーッ!精液ッ出そうとしないでぇッ!あぁンッ、やだやだっ、助けてっ!助けてぇぇッ!」

 

「やだやだと言いながら、締め付けてくるのはなんでだ!そんなに欲しいならさらに奥に出すからなぁ!くぅッ……おぉぉッ……!?」

 

「いやあああぁ!出さないでええっ!いやあああああっ!!」

 

びゅく!!ぼびゅるるる!!

 

「きゃああああああああああああああぁぁッ!」

 

 セシリアの懸命の哀願にも聞く耳なんて一切持たず、俺はセシリアの膣中におびただしい量の精液を、子宮口内の奥に直接射精した

 そしてあっという間に子宮口内は俺の精液で満タンになったが、これでこの射精が終わるわけもなくまだ出続ける

 子宮口内に入っている亀頭は、精液をまだ射精しているので、注がれていくたびに子宮口内を掻き回す精液の感触が、生暖かくベトベトしている感触がまだ止まない

 

「いやぁあ!あ、熱いの中にきてる!ほんとうにきてるううぅ!本当に中に出すなんてぇ!あぁあああぁ!あぁ、入ってくるぅぅ!?ああッああーッ!ドロドロした気持ち悪いのが、どんどん入ってくるうぅ!いやあああぁ!!」

 

「これで終わりじゃないぞ!おらッ!」

 

ばびゅるるる!!びゅる!

 

「ひいいいいいいいいいいいッ!?お腹熱い!いっぱい来ちゃう!精液いっぱい子宮に……子宮に直接来ちゃってるうぅ!」

 

「ほらっ!これで妊娠しな!」

 

びゅぐ!びゅーー!!

 

「ひぐうううぅうううぅうぅっ!?うぅああぁああッ!?何ですの!?これはっ、あああッ!?これは何ですのおおおおぉ!?ヒイイッ!?妊娠しちゃってます!ああ、やだ、私、赤ちゃんできてしまうなんてぇぇッ!!うあぁッあああぁんッ!!」

 

「まだまだ!ここからだぞこの射精は!」

 

 怒涛の勢いでさらなる精液を注ぎ込まれ、セシリアの子宮口内は、大量の精液に徐々に膨張していき、ついに妊婦のようにポッコリとお腹が膨らみ始めた

 セシリアはさらに甲高い悲鳴を上げて髪を振り乱し、お腹の底を蹂躙する常軌を逸した精液の感触に錯乱しもがいている

 嬌態をさらすセシリアに愉快な気持ちを抱き、俺はなおもチンポを脈打たせ、ドプドプとまだ大量の精液を注ぎ込む

 

びゅー!びゅー!

 

「おごごおおおおおおおおおぉ!は、破裂しひゃう!ほんとにおにゃかッ、破裂しひゃうゥ!もう無理でひゅ!無理無理ムリムリィ!おごごごおおおおおおぉ!」

 

「ははっ!だらしない顔をしやがって!そぉらッ!まだ注ぐぞ!」

 

びゅるるるるるるる!!

 

「ひぎょおぉおおおぉおおおぉッ!んぎぎぃいいッ……!ひぅぐッおおッ!あぎッイイイイィイィッ!!ふぉおおっ!んぎっんぎっ!ひっギィイイイィィィ!」

 

「高貴な貴族様が悲しいほど惨めになって、ざまぁみろ!これで全部だ!受け取れセシリア!」

 

びゅく!ばびゅる!ぼびゅるるる!

 

「ひギィイイあぁあああああああぁあッ!」

 

「はぁ、はぁ、1回の射精でこんなに出るとは」

 

 ようやく地獄のような射精責めから解放され、セシリアは身も心も疲弊しきっており、ぜいぜいと息を荒げる

 射精されている最中も、言葉にならない苦しげな呻き声をあげていたが、案の定意識が飛んでいるようだ。濁った瞳を虚空に揺らめかせたままである

 しかし、これではもし四十院からのメールでもあったように、織斑関係でタイムリミットがきたら、最悪の事態でここの存在を知られるかもしれない。とっとと意識を戻さないと

 そう思った矢先に行動を起こし、とりあえず刺激を与えてみることにした

 

「ゆっくり膣から精液を出して、意識を飛ばしてんじゃないよ。おらっ!起きろ!」

 

パァン!

 

「んぐぅっ!!ぅぅ……!あうっ、ぅぅぅぅ……!」

 

ぷしゃぁ!!

 

「…潮を噴いた。やっぱり犯してた時も思ってけどこいつ」

 

 今度はまだ触っておらず、すでに露わになっている胸を、柔らかく、ハリのある胸を少し鷲掴みし、先端にぷっくりと綺麗なピンク色をしている乳首を、千切れるかと思うほど力で抓る

 

「んはぁああぁああぁッ!あうぅぅ……っはあぁ……」

 

ぷしゅうう!

 

「なるほど。じゃあ今度は、この膨れ上がったお腹を押したらどうなるかな」

 

ぎゅううう!

 

「はっひゃあああぁああぁッ!!あくっ、あっ、っああぁ……ああ……んおおおおおおぉぉおおおぉッ!」

 

どぴゅ!ゴポォ!

 

「あらら、噴水みたいに膣穴から噴き出しちゃって」

 

「うぅ……んっ、ああぁ……」

 

 妊婦のようなお腹は元に戻り、最初のころの細やかなスタイルに戻った。今は拘束した結束バンドも外し、だらしなく舌を出しながら、呻き声を出しているセシリアの復帰を待つ

 だが、意識が飛んでいたことで知れたことがある

 本人や心は否定するだろうが、セシリアは被虐嗜好であり、肉体的精神的に攻められることで快感を得る性癖のようだ

 実はセックス中も尻を叩いていたが、叩くたびに愛液が溢れたり、処女で最初は痛いはずが何故か挿れたら、愛液が増えたりと思うところはあった

 

「身体だけは正直なんだな。なら後は徹底的に、セシリアはの心を快楽に漬け込めば」

 

「あぁ……んぅ、んんっ……うっ、私は」

 

「お目覚めかセシリア」

 

「はぁ、はぁ……くっ!この下劣な男!卑怯な手で私の身体を!今に見ていなさい!ブルー・ティアーズを取り戻し、必ずあなたを蜂の巣にいたしますわ!」

 

「さすが代表候補生か、精神面はすごいな。でも、いいの?さっきまでの行為をこの携帯で録画してさ」

 

「なっ!?い、今すぐ消しなさい!」

 

「おいおい、自分の立場を理解しな。俺に逆らう行動を少しでもとれば、この映像を全国ネットに拡散させて、オルコット家の尊厳を無くせることを」

 

「そんなッ!?…やはり、一夏さん以外の男は卑劣で屑ですね」

 

 ジッと俺を睨み続けるセシリアだが、この映像をもしも世に流れてしまえば、IS学園に通うイギリスの代表候補生セシリア・オルコットは、知らない男に穢されました

 そんな感じで済むわけもない。女尊男卑の世界でこの映像はその思想の人からすると、あってはならないこと。オルコット家をなんとしてでも今の世界を壊さないために、最悪亡霊にされるだろう

 それをわかっているのか、セシリアは俺の携帯を睨みつけるが、奪いに取り掛かることもなさそうだ

 まぁ、専用機を返したらこういう場面だと襲うと思うが

 

「だからさ、また手紙でここに来るよう指示するからな」

 

「……待ちなさい!ま、まさか私のクラスメイトの中に、あなたと繋がりがある方がいらすのですか!?」

 

「手紙をセシリアの机に入れれるのは、お前のクラスメイトだからな。なるほど手紙で繋がりを感づいたか」

 

「そ、そんなことって…」

 

「専用機は返すけど、さっきの映像はその繋がりのあるやつにも転送してね。もし、俺がお前によって絶命したら、そいつが拡散させるからな」

 

「じゃ、じゃあ私は……また、あなたと」

 

「ああ、反抗の意志なんて持たずに、大人しくまたセックスするしかないんだよ」

 

 意識も戻り正常に戻ったと思われたが、ここにきて近くの人間が裏切り者とわかり、ショックでその場にペタンと座り込むセシリア

 でもまだだ、マゾヒストのお前はさらなる苦痛や快楽を叩き込んでやるよ

 

 元は女尊男卑の思想の女だからだろうか、俺は今までよりも目の目にいる牝を堕としてやりたいと心に秘めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「代表候補生であのざまなら、他の一般性はやはり早く堕ちるのか。」

 

 薄暗い部屋に大きなモニターがあり、そのモニターには先ほどまでの米原とセシリアの行為が全て映っていた

 その映像を見ていた女性は、何か考え込むと、妖しい笑みを浮かべると

 

「いいね。米原華月と四十院神楽が主軸のこの計画……直に交渉して、私も計画に乗れないだろうか?」

 

 今回のセシリアとの性行為で、大きく動き始めたのは米原たちの計画ではなかった

 

 モニターを眺めている女性の計画も、大きく動き始めた

 

 




評価バーが赤色になっている!!誠にありがとうございます!

それとですね、前の話やこれからの話でも使っていくハートですが、これまで使っている『♡』よりも、こっちの『♥』の方が良かったりしたらお教えください。これから先の作品や投稿済みのハートを決めておきたいのでご協力お願いします。


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王手

なんと今回も1万字オーバーです。このタイトルでいいのだろうか?詐欺ではないですよ


 今日は計画の進展に、大きな一歩を踏み出した日でもある

 イギリスの代表候補生であるセシリア・オルコットを犯し、おそらく彼女性癖であろう被虐嗜好を知れたことだ

 しかし、あの時の俺は完全に今までの女尊男卑によって溜め込まれた怒りや、鬱憤をあいつに全て吐き出していたな。あいつの前だけはああいう感じに、被虐を行えそうな雰囲気の方がいいのだろうか?

 まぁ、まずはセシリアが被虐で感じることを認めてもらわないとな

 そんなことを考えていたら、急に俺のチンポが射精しそうなほどに昂っていた。しまった!今はこんなことを考えている場合じゃなかった。四十院から連絡がきたのでセシリアへの脅迫罪をもう一度押しつけると、『…わかってます』と消えそうな声で呟き部屋を出ていった

 そのあとに、四十院がまたしてもある女性を連れてやってきたのがつい30分ほど前のことで、そこから犯し続けておりもうこの子は陥落している

 

「ご、ご主人様ぁぁ♡精子いっぱいの濃厚ザーメン注いでぇ……♡んはぁっ、はひゃああっ♡オマンコぉっ♡満たしてくださいぃっ♡」

 

「ああ、いいぞ!マンコに注いで妊娠させてやるからな」

 

「あっはぁああっ♡はひっ、ひぁああぁんっ♡ああぁっ、んはぁあああっ♡ご主人様のオチンチンっ、私のオマンコに食い込むぅっ♡」

 

「出るぞ!子宮にいっぱいぶちまけるよ」

 

「くださいぃっ♡私の、ご主人様の奴隷になった如月キサラの子宮にザーメンいっぱい出してくださいぃっ♡」

 

「ああ!受け取れ如月!」

 

どびゅっ!びゅるっ!びゅるっ!

 

「はひゃあああぁああぁぁっ♡はひぃっ、ひぁああっ♡きたぁあ、種付けザーメンでイッちゃうぅうううっ♡」

 

 俺の新しい奴隷になった如月キサラの膣内に、一滴も膣穴から零れることなんてさせないとし、子宮口と俺の亀頭を結合させ、如月を無理やり犯し堕としたいっぱいの精液を注ぎ込み、また如月のお腹をボテ腹にする

 無理やり犯した際は、3回目のセックスで如月は堕ちた

 まぁ四十院が俺がセックスをしてる最中に、如月の首筋や乳首を舐めたり、ふぅっと息を吹きかけ感度を高めたおかげもある

 

「すごいぃっ♡種付けアクメ気持ちよすぎるぅっ♡んっはぁああっ♡お腹がザーメンで膨らんできたぁっ♡こんなの抗えないぃ、熱いのいっぱいでぇこんなの味わったらご主人様のザーメンで妊娠したくなるのぉおおっ♡」

 

「そろそろ出し尽くすぞ、飲み込んで受け止めな」

 

「種付け嬉しいぃっ♡ひぁああっ、あぁんっ♡ボテ腹ザーメン嬉しいよぉっ♡」

 

「これで終わりだっ!最後まで味わえ」

 

「オマンコっ、もういっぱいぃっ♡ひぁああっ♡子宮パンパンなのぉおっ♡ああぁっ♡はにゃああぁああああぁん♡」

 

「ふぅっ、気持ちよかったか如月?」

 

「あはぁあっ……♡はうぅっ、ふぁああっ……♡あぁっ、はへぇっ……♡気持ちよかったですぅっ♡」

 

「ならよかった。これからも奴隷として俺に尽くしてね」

 

 ぬぽっと如月のマンコからチンポを抜き、どぷどぷと先ほど如月に注いだ精液が止めどなく溢れ出る。精液を出すたびに喘ぎ声をあげながら、満ち足りた表情になっている

 しかし、今はセシリアの陥落が優先と思ったが、こうやって一般生徒も並行して堕としていくのか

 すると隠し部屋に四十院がやって来て如月の様子を見ると、俺が堕とせたのを察し僅かに口角を上げる

 四十院は如月を抱えると、風呂場に連れていきシャワーを浴びせ精液やついた臭いを無くさせると、制服に着替えさせ何か如月の耳元で四十院が囁くと、如月は『わかった』と言い部屋を出ていった

 

「これで如月も堕とせたけど問題ないよな」

 

「ええ、彼女をこの段階で堕とせたので不安材料はなくなりましたね」

 

「如月が不安材料?」

 

「彼女はセシリアさんと同室なんです。セシリアさんがいつもと様子が違っても、気にしないでくださいとお願いしましたので」

 

「なるほどね。堕とさなかったら如月が下手すると、探る可能性もあるから先に堕とすべき対象だったのか」

 

「それに奴隷も増えて一石二鳥です」

 

 確かに一石二鳥の行いだな。それにセシリアの監視もできるしな、反逆の意志でも見せようなら、次のセックスで精神がぶっ壊れるまで犯し続けてやるけど、多少のリスクを起こしてでも

 如月が奴隷になったことを目にした四十院は、『ではまた翌日、セシリアさんを行かすようにします』というと部屋を出ていった

 さて、明日もセシリアがやって来るようだがどうするか、セシリアの性癖が痛みで快楽を得るのを身体が求めてはいるが、己自身がそれを認めてない

 なら明日はその心を少しでも素直にするか、何がキツイのかは奴隷たちに四十院に聞かせて知れたことだし、それを駆使するか

 

「次で堕とすことは無理と思うが、王手にできたらそれでよしだ」

 

 俺は如月とのセックスで生まれた、汚れや汗を身体をシャワーで洗い流すと、明日に備えるためにすぐベットに横になるとどっと疲れたのか、すぐに深い眠りについた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日、目を覚ましセシリアが来るまでの時間をどう潰すか

 性知識に関することはほとんど網羅したし、それ関連はやめてISの学園長が幾日か前に四十院に渡してた参考書でも読むか

 ISの参考書を読んでいき、知識もつけつつ隠し部屋の本来の目的であるISの練習を行う

 にしてもやはり、適性値が『E』となるとまともに動かせないな。それでも最初のころよりは動かせている……指先だけだども。最初はどこも動かせてなかったんだから、成長はしている

 ……テレビとかで見たISの操縦をするには、後どれくらいの時間が必要なんだろうかと考えていたら携帯が鳴った

 

『セシリアさんが来ますよ。お願いしますね』

 

 どうやらもうすぐセシリアがやって来るようだ。でも今回は、堕とすのを目的にはしていない

 まぁ、堕ちてくれるのならそれはそれでいいけど、意外に精神力が高いんだよな、代表候補生なのか知らないけど

 なんてことを考えていたらドアをノックする音が聞こえた。ドアを開けるとそこにはセシリアがそこに立っていたが、俺を見るなりすごく嫌悪の顔をする

 それもそうか、見ず知らずの俺に処女を奪われたんだから、その俺が目の前にいたら嫌な顔もするか

 

「……来ましたわよ」

 

「ああ、早く入れ。……それでどうだ、誰が俺と繋がってるかわかったか?」

 

「……………」

 

「どうやらわかってないようだな」

 

「それがわかったら、あなたが昨日の出来事をネットにばら撒くでしょう」

 

「……あぁ、わかってるじゃん」

 

 あ、そういえばそれで今は脅してるんだった。実をいうと昨日の出来事は録画なんてしてないんだよな

 鷹月の脅しが通ずるのは最初の1回きりだから、次に使うことができる脅迫材料がないといけないから、それっぽい脅迫材料が必要だから言っただけで撮ってないんだよね

 まぁでも、そんな映像が有るにしろ、無いにしてもそれを見せてだなんて、犯された相手から言うことなんてないだろう。自分自身が犯されてるのを見たいのは相当の変態だろう

 そして隠し部屋に着くまで、互いに何も話さずに隠し部屋に到着した

 

「それで、今日もするのですか」

 

「ああ、でも今日はいきなり犯すんじゃなくて……」

 

「な、なんですの……やぁっ!ど、どこを触ってますの!?」

 

「その大きな胸で俺のチンポを挟んでもらうんだよ。だから、その胸を見せてくれよ」

 

「くうぅぅっ……!わ、わかりましたわ」

 

「従順だな……立場をよくわかってる」

 

 するとセシリアは自分で制服を脱ぐと、後に俺のチンポを挟む胸が露わになった

 やはり大きいな、目視でもわかるほどの大きさだ。こういうのを世間では巨乳というのだろうか

 しかし、制服を脱いだセシリアはそこで止まった。胸は露わになったが、そこには青色のブラジャーがあり全てを見せているわけではない

 俺も言葉が足らなかったな、確かに胸は見せてはいるが俺が望んでいるのはそれではない。脱いだ制服を丁寧に畳んで、床に置いているセシリアが目に見えたので、気づかれぬようにブラジャーのホックを勝手に外した

 

「きゃっ!?な、何を!」

 

「ブラジャーも外すんだよ。ほらこっち向いて跪いて、胸でチンポを挟め」

 

「ううぅ……私の胸で、この汚いのを……!」

 

「なんだ嫌なのか?ならこの前の映像を……」

 

「ま、待ちなさい!……やりますわよ」

 

「ただ挟んで終わりじゃないぞ、ちゃんと上下に動かせよ」

 

「ううぅぅっ……!?くっ、うあぁっ……!やっ、あぁっ!熱いぃっ……!」

 

 俺は、既に勃起しているチンポをズボンから取り出し、床に座り込んでいるセシリアに向ける

 セシリアは、胸の谷間にチンポを挟み込み、その熱を感じ取ったセシリアは、不快そうに顔を引きつらせる

 にしても、柔らかな乳房に挟まれ、味わったことのない感触にチンポが歓喜に脈打つが、その力強い感触がたまらなくおぞましいようで、セシリアの身体が嫌悪感に硬直している

 一方で俺は肉悦のあまりに腰が落ち着かなくなっていき、この胸の奉仕を味わい尽くしたいという欲望を膨らませていくが、これがパイズリか……悪くないな

 

「ひぃっ!うあぁっ、やだっ……!ビクビクさせないでくださいっ!うぅっ……気持ち、悪いぃっ!」

 

「挟んだだけじゃ俺は射精できないぞ。その谷間を動かさないと意味がないだろ」

 

「くうぅ……!ううっ、動けばよろしいんでしょっ!んんぅっ、ふうぅっ……!んんっ!」

 

「どうだ、その大きな胸で俺のチンポに擦り付けて、何かご感想は」

 

「ううぅっ……んんっ!くぅっ、ふぅぅっ!別にっ、何もありませんわ……!んんっ、ふぅっ……!」

 

「へぇ、何もないんだな」

 

 セシリアは悔しそうに歯噛みし、谷間に挟んだチンポを憎々しげに睨む

 しかし俺が挑発するも、やはりセシリアから反発はないな。下手に反応すると俺が喜ぶと察してんのか?

 精神を今回は揺さぶろうとしてるのに、本人がこんなに精神的に余裕というか、プライドでなんとか耐えているって感じなのか……でも、プライドを傷つけても今じゃ適当に応じて、感情はどこか押さえているというか封じているだろう

 なら身体に直接聞くか

 

「それにしてもさっきから動きが単調だな、これじゃ気持ちよく射精できないな」

 

「くっ……そんなこと言われましても知りませんわよっ……!あなたの言われた通りにしていますでしょっ!」

 

「言われた通りやるだけじゃダメだ。これは気合いを入れないとな」

 

「気合い、ですってっ……?んうぅ……ふぅっ、何を……んひぃいいいぃぃっ!?」

 

「俺を気持ちよくさせるんだろ、これは適当にやっている罰だ」

 

「痛ぅっ……!?乳首を捻るなんてっ……!」

 

 確かにいずれは射精できるが、それではセシリアの陥落への王手にはならない。もっと精神的に追い詰めるために心を揺さぶらないと

 そのために俺は不意に乳首を摘まみ、そのまま捻られ、鋭い痛みにセシリアは苦悶の声をあげる

 乳頭に走る鋭い痛みに、さすがに冷静でいられなくなったようで、セシリアはようやく大きな悲鳴をあげる。言葉攻め責めより俺は、直接的な痛みを与えるほうが楽だ

 

「ひぐぅっ、んああぁっ!やめなさい……!そんな乱暴にっ……ううぅっ!?」

 

「やっぱり乳首は敏感なんだな。お前もどんどん感じてきてんじゃないか?」

 

「うぐっ、うぅんっ!ちょっとっ、やめなさいって言ってますでしょっ……やめなさい……!」

 

「やめてほしかったら早く射精できるようにしな、力強く挟んでもっと早く動かせ」

 

「うくぅっ、うぅんっ!わ、わかりましたわよっ……!あうぅっ……!んぐぅっ、うぅううんっ!」

 

「おお!なんだやればできるじゃん」

 

「これっ……ううぅっ!?くぅんっ、あうぅっ!乳首引っ張られてっ……んんぅぅっ!うぐぅっ、んあぁっ!はくぅっ……!」

 

 セシリアは反抗する意思を見せず、これ以上乳首を捻られるのが嫌とばかりに、たわわな乳房をさらに大胆に揺すりだした

 しかし乳房を揺するとで、摘まれた乳頭にさらに刺激がやってくるようで、セシリアは辛そうな声がひっきりなしにこぼれていく

 だが、乳房を振り立てる勢いを緩めることはせず、痛みを堪えながら俺の命令通りにパイズリを続ける。動きのペースが上がったことで、先ほどよりも双房とチンポの摩擦が強まり、甘やかな淫悦がチンポをじわりと包み込んでくる

 さらに、セシリアも乳首を捻られることで身体は喜んでいるのか、苦悶の顔が緩んでいった

 

「あなたを気持ちよくさせるのは癪ですがっ……!くぅっ……!んひぅっ、うあぁっ!こんな風に、続けたらよろしいのでしょうっ!」

 

「ああ、悪くないな。ほらお前もたっぷりスケベ乳を感じろ」

 

「んひぅっ!?あうぅっ、ちょっとぉっ……!やんっ、あうぅっ!指動かさないでぇっ!ちゃんとしてるのに、なぜ痛めつけるんですかっ!んあぁっ!」

 

「俺を気持ちよくさせてくれる礼だよ。弄ったほうがお前は気持ちいだろ」

 

「うぅんっ、ああぁっ!このっ……んううぅっ!くぅっ……!余計なお世話ですっ!くぅっ、うぅ!」

 

「そうか余計なお世話だったか……なら最後に強めに捻って終わりだ」

 

「くうううぅぅううぅっ!?……ううぅっ……!?弄られすぎて赤くなっちゃってますっ!」

 

 ようやく俺の指から解放された乳首は、強い責めによってほんのりと赤く染まり、少しばかり痛々しい様になってしまっていた

 しかし具合のよくなったパイズリは気持ちよくなっていった。だからこそ乳頭を軽く揉みこねていたりしたが、にしてもかなり加減したつもりだったが捻られた状態での責めは刺激がいくのを知れた

 乳首は解放されたが、俺はまだ射精できてないのでセシリアはテクニックなどまるでない、がむしゃらな動きをしていき、摩擦感に加え圧迫感も強くなり、俺の射精感が昂る

 

「くぅんっ……!ふうぅっ、んんぅっ!早く出してくださいっ……!」

 

「そう焦るな、もうすぐ顔にぶっかけてやるから」

 

「なっ、顔ってっ……!?ううっ、そんなっ!?ダメっ!やめなさいっ!出すのでしたらせめて手などにっ!」

 

「遠慮しなくていい。それにもう遅い」

 

ぶびゅるるるるるっ!

 

「きゃああぁあああぁぁっ!?んぱあぁっ!?イヤぁっ、あうぅっ!んああぁっ!汚いぃっ!」

 

「まだまだ射精は続くぞ!」

 

 興奮が膨らみきってチンポがグンとしなり、先端から勢いよく精液が噴き放たれ、セシリアの顔へと容赦なく襲いかかっていった

 そんな射精によって、みるみるとセシリアの美貌が精液で白く汚されていき、無残な様になっていく姿を眺めて愉悦しつつ、なおも射精を繰り返していく

 そんななかセシリアは、パニックになったのか元々手を添えていた乳房を押し込む。そうして谷間に圧力がさらに加わり快感はさらに増し、射精は勢いを弱めることなく続く

 

「んひゃああぁっ!?あぶぅっ!うぅっ、イヤぁっ、臭いぃっ!顔が腐っちゃうぅっ!」

 

「お前がパイズリをしてくれた褒美だよ。素直に受け取れ!」

 

「んぷあぁっ!?こんなの褒美じゃっ!んぶぅっ!うあぁ!止まってくださいぃっ!ひうぅっ、んんっ!出し終わってくださいぃっ!」

 

「ははっ、呼吸が荒いぞ。精液で鼻が塞がれちゃったか」

 

「やあぁっ!まだ出てっ、んんぅっ!ひいぃっ!あぁっ、顔に貼り付いてきちゃうぅっ!もう無理ですぅっ!こんなの耐えられないぃっ!」

 

「これで最後だ!全部顔で受け止めろ!」

 

「むぱぁあああぁああぁぁっ!」

 

 顔中が俺の精液によって汚濁まみれになったところで、ようやく射精は終わりを迎えた。セシリアは辛そうにぐったりと脱力していき、挟んでいた手の力も抜けて、俺のチンポは柔らかい乳房の谷間から解き放たれた

 しかし、これで終わるわけがない。まだセシリアの心は、折れそうなほど弱り切っていない

 なので俺は脱力しているセシリアのスカートをめくり、すぐさま下着もずらすと案の定すでに濡れていた。俺はまだビンビンになっているチンポを即座に挿入した

 

「くああああああああぁぁ……!あん、いやあぁっ……!あぁ、入ってる……また入ってきちゃうぅ……!あぁ、そんなぁもう終わりなんじゃっ!」

 

「パイズリだけで終えるなんて言ってないが」

 

「あん、いやあぁっ……!あぁ、熱くて……硬くて……気持ち悪いものがあぁぁ……」

 

「ほら、もう奥まで届いて子宮口に当たったぞ」

 

「あううっ……いやっ、いやあぁ……埋まっちゃったっ……私の中に、またっ……太い、イヤなのが……うえぇぇッ……」

 

「ここで泣くか、少しは心が弱ってるな」

 

 未だに勃起しているチンポを挿入され、セシリアはいっそう哀切な悲鳴を上げて身体をのたうたせる

 膣内にズプズプと侵入してくる灼熱のチンポの感触に慄然とし、セシリアは引きつった声を上げて身体を震わせる

 俺はそうしたセシリアの苦悶する姿にやはり激しい昂りを覚え、愛液を分泌させる膣肉の感触や、快適な挿入感にうっとり身を焦がした

 その快感を味わい、子作りのための牝肉をチンポで掻きえぐっていく

 

「お願い、動かないでぇ!あぐッうぅぅッ!まだ身体が痛くて苦しいの……ああ、痛い……痛いですぅっ!」

 

「痛いのも苦しいのもお前にとって褒美だろ」

 

「ひううぅ!?ああっ、痛いぃっ……!うぅッ、こんなのが気持ちいいわけがありませんぅっ!」

 

「へぇ、じゃあなんで子宮口を突くたびに、俺のチンポに吸い付いてくるんだ?」

 

「あぁ、そんな……!?違いますわっ……!そんなはず……そんなはず、ありませんわっ!んああぁっ……!」

 

「そうかい。なら今乳首を噛んだらどうなるかな?」

 

 瑞々しい弾力を先ほど捻ったことで知れた乳首を、思いっきり噛んでみる

 さっきまで捻られた刺激で、軽く充血しているのか赤くなっている乳首に、カリカリと歯を擦り付けて甘噛みを繰り返す

 これで痛みによって艶めかしい声を出したら、セシリア自身も自覚し始めるだろう。己が痛みや苦しみで快楽を得る性癖を持った、被虐嗜好と

 

「あッ、ひうぅッ!そんなっダメぇッ!胸もっ、アソコもっ、一緒に虐めるのっ、やめてくださいませぇっ!ンッああぁッ!?」

 

「いい声が出てきたじゃないか。マンコももう、痛いだけではないだろ?」

 

「あくッうぅぅッ……!歯が、硬くってっ……コリコリ噛むの、痛いのぉっ……!くあっ、うぅぅっ……はぐッ、うぅぅッ……あぁっ、いやぁぁっ……!」

 

「口ではそう言っても、身体は素直に喜んでいるぞ」

 

「くぅぅッ、そんなわけ、ありませんわっ……!うッひぅぅッ……!こんなにっ虐められてッ、誰が喜んだりするものですかぁっ……!」

 

「でもほらッ!……少し強く噛むと、マンコが絡みついてくるんだよ。知らなかったよ、高貴なセシリアが実は淫乱だったとわ」

 

「あぁうッ、そんなっ、そんなことぉっ!はぁッ、あぁあッ……!違うっ、違いますわっ……私、感じてなど……あうっ、ああぁっ……!うぅぅ……!違う……違うぅぅっ……!私、淫乱なんかじゃ……フハアァ……んふああぁぁ……っ」

 

 ようやくセシリアが、痛みに快感を得てしまう身体になっていると認識はしただろう

 さて、こうなっら当初の予定通りにはなっているけどまだダメだ。マンコがさらに俺のチンポを求めないと

 あと一歩届かせるために、さらにピストンのスピードを速めて子宮口を突きまくる。そして乳首を噛む力もされに強めて、痛みを与えることで身体をさらに感じさせる

 

「淫乱でないと言うには無理があるぞ。お前のマンコの変化に気づいてないと思ってるか」

 

「くぅぅぅっ……!?何ですのっ……何のことですのぉっ……!?」

 

「イヤらしいマンコだよ。グネグネとひっきりなしに波打って、さっきから俺のチンポを離そうとしない。これじゃあ『もっと突いてマンコを虐めて、乳首ももっと強く噛んで虐めて』って甘えてるようだぞ」

 

「あぁ、そんな……!?違いますわっ……!そんなはず……そんなはず、ありませんものっ!んああぁっ……!」

 

「でも残念ながら事実だ。乳首だけじゃなくて、胸に歯型つけるほどの強さで噛みつくと」

 

「あうっ、いやぁ、あっあっ!あはああああああああぁっ……!」

 

 先ほどまで乳首だけを噛んでいたが、胸にしゃぶりつくような大きな口で思いっきり噛みつくと、やはりセシリアは俺の予想通り、痛みと半々に艶めかしさを孕んだ響きだった

 そして俺が願った通りに、痛みによってマンコは俺のチンポをさらに離さないといわんばかりに、うねうねと纏わりつき、絡んでいき子宮口は精液を受け止める準備ができているようで、開き始めていた

 だが今回は膣中出しをするわけじゃない。マンコはまたの機会で、子宮が膨らむ刺激はもう味わってるんだから、今回は違う刺激を与えてやる

 そう考えると俺はすぐさま、絡みつくマンコからチンポをなんとか抜くと、セシリアは崩れ落ちちょうどいい姿勢だ。今度は俺のチンポをセシリアの口に突っ込んだ

 

「んぶぅううぅっ……!?むあぁ……んぶっ……あん、いやっ……ぐぶっ……いやああぁ……!」

 

「おお、温かくていい具合だな」

 

「や、やだっ……口の中に……んっむぅぅっ……ううぅ、いやぁ……!」

 

「さっきのセックスで気持ちよくなってたからか、嬉しそうにしゃぶりつくなんてよ」

 

「ピチャ……んぢゅるぷっ……嬉しそうなんて、していませんわっ……ヂュポ、ヂュルポ、ンッンッ……」

 

「嘘をつくな。昂っているくせに、俺は入れただけで動いてないぞ」

 

 悲痛な呻き声を上げながらも、セシリアは頬と唇を窄め、淫らなフェラに没頭している

 自分が昂っているのをごまかそうとしているのか。もしくは身体が快楽を求め、牝の本能の赴く通りに動いているのか、どちらだろうとセシリアはこれでもう己の性癖から言い逃れできないだろう

 俺は昂った射精感を無くさないように、セシリアの髪を掴むとそれを引っ張りながら、ズボズボと卑猥なピストンを加速させていく

 

「んぁああ、速いっ……!んぶッヂュププッ……口の中でいっぱい……気持ち悪いモノが擦れてっ……んむぐうぅ……ンひぃぃん……!」

 

「いいぞ、セシリア。そろそろ射精をして終わりにしよう」

 

「んむううぅ……!?しゃ、射精……!?むああぁ、ヂュポ、あん、ンフウゥ……ぢゅぽッ、ヂュルプ!ブチュッ!」

 

「ああ、出すぞ!おらっ!さらに速めるぞっ!」

 

「はううぅ……ヂュポ、ンヂュピ、ンヂュ!ンハァァ、あん、いやあぁ……このまま、射精なんてぇ……ヂュルプ、ヂュプッ、ヂュパッ!ああ、ダメっ……んぶッ、ヂュププッ……ハァァ……窒息してしまいますわぁ……!」

 

「それが狙いだ!俺の精液を、全部飲み干すがいい!」

 

「ンフウゥ、ンフウゥ……ヂュルプ、ぢゅぽぢゅぽ……はうっ、むんうぅ、ンッンッ……ぢゅぷぢゅ、ピチャヂュポッ!……ヒムングウウウウウウウウウウゥゥッ……!」

 

 びゅっくッ!びゅるるっ!とセシリアの喉奥までに深々とチンポを突き入れたまま、射精感を爆発させたチンポを跳ね上がらせる

 喉奥深くまで飛びこんできた亀頭に精液を放たれ、直接胃の中に灼熱の奔流を注ぎ込まれたセシリアは苦悶の叫びを上げた

 窒息するほどの精液を絶え間なく注ぎ続けていれば、セシリアは苦しみから目尻に涙を浮かべる

 しかし、俺はきちんとセシリアが潮を噴いたのを見逃さなかった

 

「はぐうぅ……!や、やだっ……ドロドロいやあぁ……んぢゅぷ、むんぐうぅ……!臭い精液……いっぱい飲んじゃってるぅぅッ……!」

 

「おい、口の端から溢れてるぞ。きちんと全部飲め!」

 

「んぐぅ……んぐっ、うんむぐぅぅ……ッ!あぁ、熱いィ!胃袋にッ、熱くてドロドロしたものが……あとから、あとからッ……あああッ!」

 

「まだまだ、たっぷり出るぞっ!」

 

「んんぐうぅ……!ごくっ……ごくっごくっ……あうぅッ……!」

 

「さあ、そろそろ最後の精液を思い切り出すからな!」

 

「あううぅ……んむぐうぅ……いつまでっ、出るのぉぉッ……!ごくっ……ごくっごくっ……はうぅ、んああぁ……!ひむんぐううううううううううううううぅぅッ!」

 

 どぴゅるるるるっ!と吐き出される大量の精液によって、頬を膨らませながら喉を鳴らし、濃厚な精液で窒息しないように飲み干そうとするセシリア

 その惨めな姿に胸のすくような征服感を覚え、俺は大いに満足することができた

 これで苦しみに快楽を感じることをセシリアは知り、さらにはマンコを刺激すだけしておいて、膣中出しを行ってないので未だにセシリアのマンコは疼いているだろう

 だが今回はそれでいい

 

「んぐっ……んむぐうぅ……んっ、んんっ……あうっ……んああぁ……ハァッ……ハァッ……んっ、んはあぁ……はうっ、うぅぅ……あぁぁ……」

 

「ほらまだ口の中に精液があるぞ。とっとと飲み込め」

 

「んくうぅ……!ごくっ……ごくっごくっ……ごくっ……」

 

「おお、飲み干したな。じゃあ今回はもういいぞ」

 

「んはあぁ……ああぁ……うぅぅ……」

 

「ぼんやりしてんなぁ。…いや、意識が飛んでんな」

 

 俺は意識を飛ばしたセシリアを起こすために、前と同じようにセシリアの尻を叩く。俺の手形が付くほどの力で何度も叩く

 しかし、セシリアは小さな呻き声しか上げておらず意識を戻さないが、何度か叩くたびに潮を噴いたり、身体を震わせたりしている

 そして、マンコに中途半端な刺激を与えたことで、セシリアの手は意識を失っているにも関わらず、マンコに手を伸ばして弄ろうとしている

 これは俺の思い描いた通りになってきたな

 

「これで王手だぞセシリア。ふふっ、次に俺がお前を犯す時が詰みだ」

 

 最後にパァンッ!っと今日一番の威力で尻を叩くと痕が残り、セシリアはビクッと身体を震わせ潮を噴いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お嬢様言葉なんて漫画の中だけだから厳しいですね。
もうちょっと高飛車な感じ……いや、セックス中にそんなの保てないはず!と己の中で自己完結させました。なのでお嬢様言葉でないところはありますが、それはセシリアに心の余裕がないということにしてもらえると嬉しいです


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開花

12000文字です。どんどん文字数が増えていくのは何故なのでしょう?


~四十院side~

 

米原さんからメールで、昨日のセシリアさんとの出来事を教えてもらいましたが、このペースで堕とせそうなところまでいけるとは、米原さんはどうやらきちんとセシリアさんの性癖を上手く利用できてるようですね

 それで今は性器が疼いているようですが、念には念を入れて保険をかけておきましょう。米原さんには後で伝えるとして、セシリアさんの疼きを増やすのが、今の私にできることは次の性行為への保険でしょう

 朝早くの教室は誰もいませんから、仕掛けるにはもってこいです。それでも警戒は怠りません

 では、相川さんから受け取ったこれと、以前のような脅迫文をすぐに作って、セシリアさんの机に入れませんと

 

「王手からさらに追い詰めませんと、米原さんはそういったことが抜けてます」

 

 王手と言えど油断してはいけない。王手だってそうだ、将棋で王手と言ってもそこから王将を逃がしたり、王手を指す駒を取り除けば戦況が変わる

 それも踏まえて、手元に使える駒を持っておかないと堕とせません

 追い詰める役目は私がやりましょう。ですから米原さん、あなたは詰みにする最後の一手ですから、お願いしますよ

 私はあなたのパートナーとして、セシリアさんを追い詰めますから無駄にしないでくださいね

 

「あなたのパートナーとして、サポートは任せてください」

 

 私はさっそくこれから行うことの準備をし始めるために、必要なものを手にし作業に取り掛かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~米原side~

 

「……どこか抜けてるか。それもあるけど四十院の用心深さもかなりのものだけど」

 

 お昼を過ぎたころに四十院からメールが来て、中身を見るとそういった内容だった。四十院が今もセシリアを何かして追い込んでるのは確かだが、何をしているのかは教えてもらってない

 しかし、ここまで四十院にお世話になるのはいけないな。今回のセックスで必ず堕としてやる。そう心に誓った瞬間に携帯が再び鳴った

 メールの差出人なんてこの携帯にするのは四十院しかいないけどどうしたんだ?画面を開くと文面でなく、動画が1つ送られていた

 俺はそのまま再生ボタンを押すと、割と低い視点の動画だった

 どうやら、座っている状態でカメラの撮影部分だけを、周りに気づかれないように出しているのだろう。その映像に映っていたのはセシリアだったが様子がおかしい

 

『んっ……ふぅ……んんっ……!』

 

「…なんか堪えてないか?」

 

『んんっ、はひっ!……はぁ、はぁ』

 

「何か感じてるのか?」

 

 一瞬四十院の左手が映されると、そこにはダイヤルがついた機械があった。これは確か相川が持参でIS学園に持ってきた、ローターの強弱を変えるやつか

 え?てことはもしかして、セシリアが何か感じてるのってローターのせいか。またこの前の脅迫文のように脅してつけさせたんだよな

 でもそうか、これでセシリアは感度が上がって、俺とセックスするときはすごい乱れる姿になりやすくなるのか

 すると映像の中から男の声が聞こえた

 この学園で俺以外の男なんて織斑一夏しかいない、どうやらセシリアの様子がおかしいのに気づき心配で声をかけたのか

 

『大丈夫かセシリア?体調が悪いなら保健室に』

 

『い、いえ大丈夫ですよ一夏さん。ん、ふっ……心配いりませんわ』

 

「好きな異性が目の前に……もっと堪えないとな」

 

 そう思っていたらまた四十院の左手が映ると、指を思いっきり回しダイヤルの強弱の『強』にメーターを最大まで持っていき、またすぐに『弱』に持っていった

 好きな異性の前で強制的にイかせる気だ

 

『ふひぅッ……ッ……!?』

 

『せ、セシリアやっぱり体調がよくないんじゃ』

 

『ひぅぅっ……!んっ……お、お気になさらず。んんぅぅっ……つ、次の授業が始まって…ぅぅ……しまいますよ』

 

『わ、わかった。でも今日の特訓は箒とやるから、セシリアは宿舎で休んでな』

 

『んはぁっ……そうさせてもらいますわ』

 

 その言葉を最後に映像は終わった。今日は織斑の訓練に付き合わないなら、多少長くやっても……いや、もし織斑が見舞いになんか来たら面倒だな

 さすがに如月だけじゃ対処は厳しい。四十院もたぶんそれはわかってるから、いつも通り携帯で知らせるだろう

 映像を見終え携帯をポケットに入れようとしたら、ブーッ!っと携帯が鳴ると今度は四十院からメールが送られてきた。今度は映像でなく文章であり内容は

 

『これから授業が終わるまで、セシリアさんのローターは弱い刺激を与え続けます。感度はこれでかなり上がるはずです。それから今回は、セシリアさんにそちらに行くよう指示していません。つまりそちらにセシリアさんが来たら……良いご報告期待しています。』

 

 という内容だった

 行くように指示してないってことは、セシリアがここに来たら自分の意志でここに来た証ってことか。昨日は膣中出しをしてないから、セシリアの子宮は疼きっぱなしだろう

 これは奴隷になった鷹月と谷本で、セックスしている際に2人から言われたことだ。挿入して膣中出しせずにチンポを抜かれると、子宮が疼いてしかたないと

 セシリアも一度常軌を逸したあの射精は経験している。あれを子宮にもらえず、子宮口を刺激され続けられたら求めたくなるだろう

 それにもし今日来なくても、ローターは明日も行われるだろう。おそらく……いや、四十院ならそこまでするだろう

 とりあえず今回は、いつ来るかもわからないから授業の終わる4時まではISの練習をして、そこから部屋で待つことにするか

 

「良い報告できるように頑張るよ。お前のパートナーでいられるよう結果で証明する」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれからISの練習を終え、今現在の時刻は4時ちょうどだ

 つまり今しがた、全ての授業が終わったところだ。今回は、セシリアに来いなんて指示が無い以上いつ来るかもわからない

 そもそも来ない可能性もあるが、明日も疼いて仕方ない生活になるがどうなるんだろう

 結局部屋で待つしかないのか……とりあえず5時まで待って来なかったら、四十院に今セシリアがどうしているか聞くとしよ「コン、コン」……ノック?誰か来たんだろうが、まさかもう来たのか

 俺は急いでドアに駆け寄りロックを外す。このドアは覗き穴がないから、誰が来たのかはわからないけど今回は予想できる

 

「……早く入れ、見られたら困るだろ」

 

「ふっ!……はぁ、はぁ……」

 

「何も言わず入ってくるとは、礼儀がなってないぞ」

 

パァン!

 

「はひぃぃ……!うぅっ……お、お邪魔いたします」

 

「尻を叩くだけでいい声出すようになったな」

 

 息を切らせながら入ってくるセシリアの尻を叩いたが、もともと何かしらの理由をつけて叩く予定だった

 それにしても限界に近いのか頬をすでに赤らめ、何かを求める目でこちらを見てきた

 セシリアはなんとか息を整えると、俺が指示を出してもいないのに制服を脱ぎ始めた。あっという間に下着も脱ぎ捨てるとどちらの乳首にもローターが、そしたクリトリスにもローターが固定されていた

 俺の目の前で裸になったセシリアは消えそうな声で話し出した

 

「お、お願いします。こ、これを取ってください」

 

「それがここに来た理由か?」

 

「そ、そうです。で、ですから早く……でないと私、おかしくなってしまいます」

 

「……まぁ、いいだろう。じゃあ取るぞ」

 

「んっ……ふぁっ……!あぁ……ひにぃっ……!」

 

「ほれ取ったぞ」

 

 ローターは乳首もクリトリスも、セロハンテープで固定されていたのでそれを取るだけだった

 指示されてつけたのだ、指示した人に許可がないと取ってはいけないと思ったんだろう。まぁ実際に取ったらどうするかは決めてたけど

 しかしセシリアは目的である、ローターを取ったのにも関わらずまだここにいる。脱いだ制服を着ることもなく、ただただ俺の方を見つめている目は蕩けている気がする

 

「……何してる。もう帰っていいんだぞ」

 

「な、何も致さないんですか?」

 

「そんな指示してないだろ。もう用がないなら帰って結構」

 

「で、ですが……」

 

「なんだ……あぁ、なるほど。ローターで我慢した褒美が欲しいのか」

 

「っ!?そ、そんなこと」

 

「褒美が欲しかったら俺の前に跪け」

 

 別に強制はしていない。帰りたければ帰ればいいのに、セシリアは制服を着ることなく俺の前に跪いた

 何かしらの葛藤があったりするだろうかと思ったが、俺が跪けと言ったら時間をかけずにあっさり跪いた

 跪いたけど俺はセックスするなんて一言も言ってないからな、だが褒美は与えるのは嘘ではない。俺がベルトを外しズボンからチンポを出すと、セシリアがわずかに微笑んだのを見逃さなかった

 俺は跪いたまま動かないセシリアの髪を掴み、無理やり口の中に突っ込んだ

 

「んむぐうううううぅ……!」

 

「昨日もそうだったがヌメヌメして、いい具合にまとわりつくイヤらしい口マンコだ。褒美をやるに相応しいもんだ!」

 

「んぶっ、ふむぅぅっ……!オチンチン、苦しっ……!はぅっ、んむぅううっ……!?」

 

「へぇ、オチンチンだなんて、お前の口から出るとは思わなかった」

 

「あむっ、ぐむううぅ……!うぷ……また、生臭くて……しょ、しょっぱい……んひいぃ、硬くて、ピクピクして……んぷっ、ふぁ……オチンチン、咥えさせられるなんてぇ……んむぅぅ……ふぷぅ……」

 

「お前はこれが嬉しくて嬉しくてたまらないだろ。俺のチンポで苦しい感覚が」

 

 セシリアの口は、唾液でヌルリとぬめる窮屈な口膣粘膜にチンポを甘酸っぱく締められ、俺はたまらなくいい気分に浸りながら、奥まで突っ込む

 無遠慮に口内を往復するチンポに、舌が怯えてビクビクと震え、それがチンポの表面を心地よく這ってくる

 ざらついた表面と細やかな振動が、亀頭からチンポの裏筋までをくすぐるように刺激され、快感がジワジワと浸透してきた

 

「んごっ、んぢゅっ、ぢゅププッ……んむううっ、んむっ……じゅぷっ、ずるっ、ぢゅぽっ……」

 

「根元に近い方を突くと、かなり舌が震えていい感じだな」

 

「むぐうぅ……!んぉぉ、犯されてますぅ……オチンチンにズプズプっ犯されるぅぅ……んぢゅぽ、ぴちゃ、ぢゅるっ……んむぅぅ……っ」

 

「舌が絶妙な動きでたまらないな」

 

「むはぁぁ……オチンチンの味、口いっぱい、広がってぇ……アフウゥ、ピチャ、んぢゅぽ……アンッアンゥゥ……ヂュポヂュポポッ……」

 

「……それにしてもセシリア、ずいぶんと悦んで咥えてるな」

 

「えっ……!?ちゅ、ちゅぱ、あぁ、そんな、そんなことは……んぢゅ、ちゅぶぶっ……はうっ、あっ、ああぁ……」

 

 震える舌を巻きこみつつ喉奥まで深く突いてるくるピストンに、セシリアは口端から唾液の音を弾かせながら、うめき声を上げている

 そうやって口内を無理矢理犯され、鼻息を荒くしてチンポの挿入を受け止め、嬲られるがままに身を任せるセシリア

 身を任せたら心にはまだどこかブレーキがあるが、任せてしまってるのでセシリアは、自らチンポに甘く吸い付き、夢中になってしゃぶり付いていた

 惨めに虐げられ、犯されているこの状況に、徐々にマゾヒスティックな淫欲に火がついてきたようだ

 

「さすがはマゾ牝の本領だな。その調子で口マンコを使って、本物のマンコのようにチンポを感じさせろ」

 

「うくううぅ……!そ、そんなぁ……私のお口……オ、オマンコじゃないぃ……!ピチャジュプ、んむうぅぅ……ちゅぱ……」

 

「いいや、お前の口はマンコだ。俺のチンポを気持ちよくする、イヤらしいもう一つの性器だ。だから、もっと気を入れてしゃぶれ!」

 

「あうっ、うぅぅん……!ちゅぱ、んぢゅぽ、ぢゅぱ……ハァァ……あううぅ、んぢゅ、ヂュルルッ、ピチャ……あはああぁぁ……!」

 

「そのまま最後までしゃぶり続けたら、褒美を与えてやる」

 

「ちゅぱ、んぢゅ……んん、チュパ……ほ、褒美って……ぢゅる、んぢゅ、ちゅぱ……」

 

「ははっ、褒美と聞いて愛液がマンコから垂れ落ちたぞ」

 

 褒美と聞かされすぐに口内射精を思い浮かべたのだろう

 セシリアは、俺の言葉でわすかな嫌悪と、それを上回るほどの期待を込めた調子で喘ぎ、マンコも蜜が溢れるほど零れ落ちる

 口膣粘膜を犯され、数々の揶揄を浴びせられ、自然と積み上がっていった快感と興奮が、いよいよセシリアを絶頂へと追い詰めていく

 セシリアが艶めかしく上り詰めてきたのを察した俺は、その瞬間を狙い褒美をぶちまける行為に出る

 

「ンヂュプ、んむぶうぅ……!あぁ、私……あっあっ、嘘、うそぉぉ……ピチャ、んぢゅるぷっ……!んぢゅぽ、私いぃ……!」

 

「嘘じゃない!それがお前の本性なんだよ!」

 

「あぁ、やだ……ぢゅる、んぢゅ……どうしよう、ああ、だめ……ヂュポ、イッちゃう!口っ、オマンコにされて本当にイッちゃううぅ……!」

 

「俺も出る!絶頂と一緒に、お前に褒美を与えよう」

 

「むぶううっ、そんな……っ!?ヂュルルッ、あっあっ、だめッ……イッちゃう!もうイッちゃうぅ!ああああぁ!」

 

「たっぷり褒美を味わえ!」

 

「イクッ、イクゥゥッ!オチンチンから出されてっ、イッちゃうぅ!むはあああっ!あははははあああぁぁッて……!はぶっ、んぶぶぅうううゥゥッ!」

 

 びゅるっ!どぴゅっ!!っとセシリアの口マンコに射精する

 狂おしいアクメに達したセシリアは身体を痙攣させながら、口中に注がれる、精液に悲鳴をほとばしらせる

 大量の精液はセシリアの口から溢れかえり、それどころか鼻の穴からも飛び出し、気位の高いセシリアの美貌を無様極まりないものに貶めていった

 こういったものにセシリアはやはりいいようで、セシリアの足元は先ほどよりも大きな水たまりができていた

 

「んふはああああぁ!?ごぽ、んぶぶっ、せ、精液が出てるの……っ!?んぶっ、ゴボゴボッ……!?」

 

「息ができないか?でもそれがいいんだろ、お前はマゾ牝なんだから身体が喜んでるんだよ」

 

「あううっ、ごぼ、んぐくうぅ……ごぼぼ……!ま、マゾ牝……あぁ、マゾ牝にされちゃった……あううっ、ひどいですわあぁ……!」

 

「でも、身体は正直だな。それはお前が分かってるはずだ」

 

「あぁ、ああぁ……んむぶぅ……マゾ牝じゃないのにぃぃ……!んぐぅぅ……イッちゃってる……イッちゃってるぅぅ……ムハアァァ……!」

 

「これで最後だ!せっかくの褒美だ、全部飲んでもらうぞ!」

 

「あはあぁ、そんな……ぐはっ、ごぼごぼっ……そんなあぁ……あぁ、まだ出てる……精液が口の中に…んはああぁ……んぶぉおおおおおおオオォォッ!」

 

 射精を終え、スッキリしたところでセシリアの口からチンポを抜く

 ようやく気道が確保されたセシリアは絶頂の疲労も手伝い、激しくむせながら、貪るように大きく呼吸する

 ぐったりとボロ雑巾のようになりながら咳き込むセシリアに、俺は満足感を覚えつつ、なおもチンポを邪悪に痙攣させた

 まだまだ射精したりないようだが、まだセシリアのマンコに突っ込むわけにはいかない

 

「ハァッ、くっ……ハァァ……あううっ、ごほっ!ごほっごほっ……!ひ、ひどいですわ……ごほっ!」

 

「いい加減に認めろ。今のお前は乳首を痛く抓られるだけで」

 

ぎゅむっ!!

 

「んくううぅ……!ハァァ……ヒハァ、はひぃぃ……!」

 

「アクメに達するマゾ牝だって」

 

「あぁ、私……私ぃ……あうううっ……ハァ、ハァハァッ……」

 

「素直になれ、もうこんな変態になったセシリアを見て、片思い中の織斑がお前のことを好きになるか?清楚なイメージのセシリアが乳首を抓られ、尻を叩かれ、窒息寸前でアクメするようなやつを」

 

 俺は身体がすでに堕ちているのを知っているので、後は男に屈したくないというくだらないプライドを折るだけだ

 精神的に追い込むなら、好きな相手の名前を出せばいくらか効果はあるはずだ

 それの効果のおかげかセシリアは、とろけきった瞳を揺らめかせ、乱れた呼吸を必死に整えようとするが、考えてしまったのだろう

 織斑にこの性癖がばれたことを、さきほどの蕩けた顔も絶望に早変わりをし、地べたにペタッと座り込む

 だが、俺は絶望させるのが目的ではない

 座り込んでいるセシリアを寝転がせ、計画のために相川から借りたバイブを、セシリアのマンコに一気に突っ込み、片手で2つの乳首を思いっきり捻る

 

「ふははあああぁぁああああああっ♡」

 

「感じるだろ、これがお前なんだ。変態で、マゾで、マンコに精液を欲しがって疼いてるのが今のお前だ」

 

「あはああ……♡アッアッ、アッ……あん、いやッ……ふぁん、だめええ……♡私……アアアン、私イィィ……♡」

 

「もう隠すな、本性を曝け出せ。織斑一夏との叶うかわからない恋路より、俺の奴隷になればこの爛れるような快感をずっと与えよう」

 

「あはぁ、奴隷ぃ……奴隷ィィィ……♡ずっと、この気持ちいいのぉ……♡あなたの奴隷ぃぃ……ッ♡」

 

「どうなんだ淫乱でマゾ牝のセシリア」

 

 そう耳元で囁くと俺は、最後の止めと言わんばかりにバイブを取っての部分さえも突っ込み、捻っていた乳首は歯型が付くほどの力で2つの乳首に嚙みついた

 するとセシリアが大量の愛液を分泌させた

 その事実に猛烈な興奮を覚えつつ、俺は返答があるまで過激に責め続ける

 嗜虐的な仕打ちにセシリアは受け入れて、俺の奴隷になってくれるだろうか

 

「ひいいいいん♡アアン、気持ちいい♡気持ちいいのおお♡もっとして♡もっとほほお♡アハハハァアアンッ♡」

 

「そうか気持ちいいのか!虐められると感じるのか!」

 

「ふはあああぁ♡私っ、あなたに虐められると感じすぎちゃうの……あなたに虐められると興奮しちゃう……気持ちよくなっちゃうンン♡」

 

「もっとだ!お前の中の本音をもっと吐け!」

 

「ああんッ、あんあんッ♡こんな風に虐められると……気持ちいい♡ひゃあんっ♡ほんとに気持ちいいのほほお♡んはああ、おおお、あなたに虐めてもらうのっ♡最高に感じちゃうンンン♡狂っちゃいそうなくらい、ひどいことしてぇ♡マゾ牝の私を、もっと、もっと、ずっと虐めてェン♡」

 

「とうとうマゾ牝と認めたか……じゃあずっと虐めてほしいなら、さっき俺が言った奴隷になると誓うか?」

 

「は、はい……な、なります♡私、あなたの……いえ、ご主人様の奴隷になりますぅ♡マゾ奴隷に……マゾ牝奴隷になりますうぅ♡」

 

 自ら『奴隷』と口にするたびに、セシリアの身体が芯から震えるように、プルプルと激しい痙攣を見せると、甘美な誘惑に逆らう気もなく、とうとうセシリアは俺の奴隷になることを、自ら高らかに宣言した

 ようやくだ。何度かの調教によりあの高貴な女尊男卑であるセシリアを堕とせた

 セシリアの奴隷宣言に高揚した俺は、バイブと嚙みつく力をいっそう苛烈にし、ぬめる肉穴をぬちゃぬちゃと嗜虐的にほじくり、コリコリと固くなっている乳首も嗜虐的に噛みしめた

 

「あはあぁ♡ほじられてる♡嚙みつかれてるぅンンン♡気持ちいいの♡気持ちいいのほほほおおお♡」

 

「気持ちいいか、さすがはマゾ牝奴隷だな」

 

「いひいいっ♡あひいいいっ♡ああ、ご主人様……私イキますっ♡マゾ牝奴隷、イキますっ……イッちゃいますうううッ♡」

 

「いいだろう、お前の主人の目の前で思い切り浅ましくイキ狂え」

 

「ヒイイイッ♡ああ、気持ちいい♡気持ちいいのおおおっ♡イッちゃう!ご主人様の前でイッちゃうぅ!」

 

「遠慮なくイッてしまえ、セシリア!」

 

「あああ、気持ちいイイイイン♡あははははああああああああっ♡はきゃはははああああああああああああぁ♡」

 

 切羽詰まってきていたセシリアが、けたたましい声で絶頂の瞬間が近いことを訴えてきたので、絶頂を許可するのと同時に、バイブも嚙みつく力も猛烈になっていき、セシリアを快絶の果てへと後押しをする

 そしてとうとう狂おしい絶頂に突き抜け、セシリアは全身を震わせてアクメを迎える

 甲高い嬌声を張り上げて快感に喘ぐセシリアは、バイブを咥えた淫裂からしぶくように潮を噴き散らせた

 

「あああん、出ちゃう♡潮が!潮があああっ!」

 

「さすがはマゾ牝奴隷、このひどい仕打ちに潮を噴いて絶頂とは」

 

「あはははアアァン♡潮おオオッ♡潮ほほほおおおっ♡ああん、潮噴いちゃった♡噴いちゃったああ♡あああアアァァ♡」

 

「本当にこれが高貴なお嬢様だなんて、これを見るとそうは思えないな」

 

「あううぅ……!ンハァ、はふぁ、ひぁ……はあぁぁ、ひぁあん……うくっ、んはああぁ……♡」

 

「おいおい、夢の世界に行こうとするな。奴隷になった褒美を与えてないだろ」

 

 俺はセシリアの無様極まりないイキ姿に痛快な気分になりながら、ピクピクと身体を痙攣させ続けるマゾ牝奴隷を見下ろし続けた

 怒涛の快感で意識を飛ばし、四肢を投げだして気を失っている

 そんな気絶したセシリアの身体を抱え持った。そして、壁に押し付ける格好で立たせ、後ろから身体を支えながら、すっかり濡れそぼった卑猥な淫裂を剥き出しにさせ、そこにすでに勃起しているチンポを一気に突き出した

 

「あははあああぁあああああぁッ♡」

 

「お目覚めかマゾ牝?」

 

「んっアォオオォッ♡きたぁ♡オマンコにもオチンポ様ッ♡ズププッて入ってェッ♡えひィッ♡いぁっハァアアアァッ♡」

 

「こっちを本当は虐めてほしかったんだろ?だから奴隷になった褒美だ」

 

「あひいいィッ♡オマンコッ奥にィッイイッ♡オチンポ様がズンズンッ、子宮にッ感じるゥゥッ♡んッあはァッ♡ンッふぁッああァッ♡亀頭ッゴツゴツッ叩くのぉッ♡子宮ッ響いちゃうゥッ♡んッおおッんッ♡マゾ子宮ッ悦んじゃうのぉッ♡」

 

「そんなに子宮が感じるなら、もっと突き上げてやるよ!」

 

「んひイイイッ♡子宮口内に亀頭ッ直接当たるぅッ♡いひィインッ♡子宮口内ッ、ゴンゴン叩いてるのおおおぉ♡」

 

 最初からハイペースで腰をたたき付け、膣奥を揺さぶるチンポの責めにセシリアは過敏に反応し、ますます派手に声を跳ね上げてよがっていく

 剥き出しになった乳房がブルブルと弾み、その先端で快感に突き勃った乳首の淫靡な様子が、セシリアの興奮度合いを証明していた

 浅ましい恥悦を剥き出しにしてどんどん昂っていく

 破廉恥に上り詰めていくセシリアの悶え様が愉快で、俺はさらに強く淫裂を貫き、張り詰めた亀頭で最奥を叩く

 

「ほォオオッ♡ンッフォオオォッ♡お腹の中ッジンジンしちゃうッ♡子宮ッもっと感じてェッ♡ンッヒィイイッ♡」

 

「ははっ、お前にはこれくらいの刺激をやらんと満足できんのか」

 

「ああん、ご主人様ッ♡ダメ♡ダメダメダメええっ♡またイッちゃうッ♡すごいッアクメキちゃうゥゥッ♡ああッ♡ああああぁーッ♡」

 

「またイクのか!我慢できないなら軽く吹き飛べ!」

 

「おッひぃイイィッ♡ハぁッあンッ、あァンッ♡気持ちいいのッ♡子宮イクッイクゥッ♡あふぁッ、あああああァァッ♡」

 

「そら!この一突きでイクんだ!」

 

「ンキャッハアアアアアアアアアアンッ♡」

 

 強烈な一撃を子宮口内に響かせた瞬間、セシリアはビクンと大きく背筋を反り返らせ、絶叫とともにアクメに達した

 俺はそんな様子を眺めると股間に獣欲がたぎるのを感じた

 するとセシリアは激しい子宮口内責めでも呆気なくイカされ、もやは酩酊めいた様子で朦朧としながら言葉さえもまともに話せなくなり始めていた

 

「んひいいぃ♡ああ、イッちゃった♡イッひゃいまひたああぁ♡ふほォッおおんッ♡オチンポ様ッしゅごいのォッ♡気持ひイィンッ♡おっきいオチンポ様れ子宮アクメッさいこォおンッ♡」

 

「すっかり狂ってきてるな。このまま最大の悦楽の褒美をお前に与えよう!」

 

「ンヒャハアアァン♡オチンポ様のピストンしゅごいィッ♡イキッぱなひのマゾマンコにッズンズゥンッ♡はひッヒィイインンッ♡」

 

「そろそろ射精してやるからな!」

 

「うあぁはぁんッ♡射精しゅるのォォッ♡オチンポ様ッ、射精チンポ様ァッ♡アクメマンコの中れッイッひゃウゥンッ♡あふぁああぁッ♡あッひいいぃ♡ああん、イクゥ♡マゾひきゅウッ♡アクメひながらまたイッひゃうンンン♡んひゃッああぁ♡」

 

「出るぞ!イキ狂えッ!」

 

びゅくびゅく!ぼびゅ!

 

「キャハハアアアアアアアアアーーンッ♡」

 

 勢いよく膣内射精を果たすと、セシリアはそれに合わせて目覚めるようなけたたましい嬌声をほとばしらせた

 その射精によってセシリアは嬉しそうに悶え、狂気を孕ませた叫び声を張り上げた

 半分夢現という様子ながらも、嬌声を上げて快楽によがるその姿は、まさに底なしの淫乱と言うにふさわしい女だ

 そんな底なしの淫乱が満足できる射精を、子宮口内に押し付られた亀頭から放たれる精液によって、胎内を塗りつぶしていく心地に、セシリアは絶え間なく肢体をくねらせて恍惚に溺れる

 

「ひきゅウにッドピュドピュッ♡当たるたびにイクのほォッ♡中らひアクメれッ、ひきゅウイキしゅぎてとろけひゃウゥゥゥッ♡」

 

「まだまだ上り詰めてやるよ!」

 

びゅるるるるる!!

 

「きゃッヒヒィイイイィイイイーーーッ♡ふひいいぃん♡ああん、膨れてきたぁ♡ザーメンきしゅぎてッお腹、膨れてきひゃったあぁ♡ふぉオオンッ♡気持ちいひィイイッ♡」

 

「待ちわびた膣中出しだろ!存分に味わえ!」

 

「お腹プクプク膨らんじゃうのッイインン♡あひッ、妊ヒンッ♡妊娠ひたみたいに膨らんじゃうの♡ボテ腹♡ああん、ボテ腹あぁ♡」

 

「これで終わりだ!」

 

ドプッ!ドプッ!

 

「んふぉオオオオオオオオオオオオーーーッ♡」

 

 注がれた精液によって子宮が膨れてきて、プックリと腹がせり出し始めた激感に悶え、セシリアはけたたましい声を上げる

 執拗に繰り返される精液の放出が、どこまでもセシリアを狂乱させていく

 俺は痛快なほどに大きく膨らむセシリアの腹を眺めていると、またしても射精の昂りがやってきたが、それを堪えてポケットに入っている携帯で四十院にメールを送信する

 

『セシリアの投了で奴隷になった』

 

送信したメールへの返信がわずか30秒で返ってきた。どんだけ打つスピード早いんだよ四十院って

 

『ありがとうございます。これで計画の成功に大きな一歩となりました。ps.将棋用語が気に入りましたか?受け取る側としてはカッコつけに見えます。気を付けましょう』

 

 お礼と注意喚起だった。だって王手っていったら後は投了とか言いたくなるじゃん

 俺だってまだ男子学生なんだから……いや、男子学生は普通マゾ牝奴隷を手に入れることなんてしないか

 携帯をしまいまだ壁に支えているセシリアを見ると、妊娠したかのようなお腹で幸せそうに口角を上げるさまを見たら、また射精をしたくなり再び動き始めると、堪えてた昂りによってすぐに射精できた。これで膨れた状態での射精だな

 

びゅーー!びゅーー!

 

「ひぎゃンォオオオオオオオオオーーーッ♡」

 

「マゾなお前は破裂しそうな感覚がいいんだろ!」

 

「ふぎイイイィッ♡んッぎょほおオォォッ♡アグメッ強烈ゥゥッ♡ふぐぉッ♡ンッオオォオォッーーー♡」

 

「みっともないなセシリア!だがもっと狂え!」

 

ドピュ!!ドピュ!!

 

「ハッギャアアアァアアアアアアアアアァーーーッ♡んふぉッおう♡ンォお♡ギンモヂッイイィィンンッ♡じぎゅウッアグメェエエッ♡おふッ、ンッおぉ、おッ♡おほォおおーーッ♡」

 

「けだものみたいだな。何を言ってるのかわからん」

 

 無慈悲なまでに撃ち込まれる精液の濁流によって、さらに子宮を膨張させたセシリアは、その凄まじい衝撃に首を仰け反らせて絶叫した

 もはや思考どころか体力もついてこられないらしく、セシリアは何度もくずれそうになりながら、白い喉から凄艶で獣のような声を発していた

 度を超えた快感の連続で狂気の世界に突入しているセシリアを笑い、俺はさらなる苦しみで快感を与えようと、初めての抜かずに3連発の射精を行った

 

ビュッグゥウウッ、ビュグ!

 

「フギャハハハハアアアァアアアアアアアアアァアアァアァッ♡」

 

「これで褒美はおしまいだ!」

 

「あががぁあああっ♡ぎもぢいいでずうぅ♡ギモヂよずぎでっ、じぬぅぅ♡じぎゅうっ、イギずぎでジぬゥウウ♡アグメじぬぅぅう♡」

 

「最後は派手にイキ狂え!」

 

「んぎゃはははあああああああああああああああぁ♡」

 

「……3回目もやれるが、これは人によって好き嫌いはわかれるな」

 

「はぎひぃぃ……♡んぐっ……あへぇ……はへぇぇッ……へぐぅぅ………♡」

 

 射精が終わったところで、セシリアは息も絶え絶えになりながら、不様に膨らませきった腹もろとも、肢体を細かくガクガクと震わせ続けた

 それが落ち着いたと思うと、そのまま虚ろな呻きをこぼして力尽き、ぐったりと身体を弛緩させて、気を失ってしまった

 意識を喪失させ、だらしなく開いた口から快楽の余韻にとろけた喘ぎをこぼし続けるセシリアに、俺は愉悦の笑みを浮かべるのだが、気絶してはもし織斑が見舞いに来たら、セシリアがいないことに説明がつかないのでとっとと目を覚ましてもらおう

 俺は挿入したチンポをぬぽっと引き抜くと、精液で妊婦よりも大きなお腹を思いっきり足で踏み、子宮にある精液をポンプ式にマンコから溢れさせる

 

ブビィ、ブジュブビュ!

 

「んふぐほぉおおっ、おほぉお、おふぐぅ、ご主人様ぁあ、あぁん♡お、お待ちにイィ!」

 

「おお、痛みで目覚めたか。さすがはマゾ牝奴隷のセシリア」

 

「はっひぃいいいぃんッ♡しょ、しょうれす……わ、私はもうご主人様とオチンポ様に、虐められることに悦びを感じてる、変態マゾ牝奴隷ですぅ♡」

 

「くくく、もうその発言は取り消せないぞいいのか?」

 

「はい♡私の全てをご主人様に捧げます♡」

 

 するとセシリアは、俺に向かい正座をし、手のひらを地に付け額を地に付けた。いわゆる土下座だ

 最初は反発的だった女尊男卑で高貴なお嬢様も、俺のチンポに服従を誓い土下座をするとは

 俺は土下座をしているセシリアの頭を少し踏むと「あんッ♡」と嬉しそうな声が聞こえた。これで主従関係はもう絶対に覆らないだろう

 

「ああ、そうだセシリア。お前のこれからは俺のチンポに仕えるんだ」

 

「あ、ああぁ、あああぁぁああ♡」

 

「俺に一生仕えるマゾ牝奴隷としてこれから生きるんだな」

 

「は、はい!私の身体全てはご主人様のものです♡ですからこの卑しきマゾ牝奴隷のセシリア・オルコットを、これからもっと虐めてくださいませ♡」

 

 堕ちた

 本当に堕ちたんだな……ISの代表候補生さえも、こんな牝に堕ちるという悦楽を味わいつつ、俺はより一層強い力でセシリアの頭を踏み続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「代表候補生も堕とせたか……やはり米原華月は……」

 

 暗い部屋の大きなモニターには、やはり前と同じく米原華月が映っていた

 その映像を眺める人物は、しばらく何かを考えると意を決したかのように行動を始めた

 

「……直接会いに行くとしよう」

 

 そう言うとモニターの電源が落ち、その部屋は静寂で包まれた

 だがその後、その静寂に包まれた部屋に悲痛な叫び声が響いき渡った

 

 悲痛な悲鳴を上げた人物が、米原や四十院も想像できない事態に加速する




時間に換算すると21時間ほどセシリアは子宮の疼きに苦しんでいました。

そこに鬼の四十院が追い打ちでさらに刺激を……だから、これくらいのペースで堕ちてもいいかなと思いました

そしてお気に入り数が1000にいきました!初の作品にこれほど多くの方がお気に入りや評価、感想などしてくれて感謝の気持ちでいっぱいです!どうもありがとうございます。

次回は最後の人物の正体がわかるかと思います。更新ペースは相変わらずですが気長に待ってくださると助かります!



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襲撃者

いつも誤字報告をしてくださる皆さまありがとうございます!

見通しの甘さがある故にタイピングが未だに下手なので、誤字が多いかもしれませんが見つけていただいた方は教えてくださると幸いです。


 セシリアをマゾ牝奴隷に堕とした後に、セシリアを部屋に帰らせ夜ご飯を食べ、シャワーも浴びスッキリしていたら四十院から連絡がきていた

 ベットに置かれている携帯を開き、届いたメールを確認すると

 

『今からそちらにセシリアさんと行きますので、鍵を開けておいてください』

 

 という内容だった

 え?部屋に帰したのにまた来るのか。でもまぁ、四十院には何かセシリアもいないといけないことなんだろうな

 だが何をしに来るんだ?計画のこれからだったら携帯でできるし……セシリアに何か手伝ってもらうとかか?

 いくら考えても分からないので、言われた通りに鍵を開けてベットに座り待つと、5分ほどでガチャッとドアが開かれ四十院とセシリアが入ってきた

 

「夜分遅くに失礼いたします米原さん。確認したいことがありまして」

 

「別に大丈夫だが……何しに来たんだ?見当もつかないんだが」

 

「ただの確認ですよ。やはりこの目で見ないと気が済まない性分でして」

 

「何を見るんだ?」

 

「セシリアさんが本当に奴隷になったかです」

 

「……なるほど。メールより直に見た方が説得力はあるしな」

 

「というより……彼女の口からマゾ牝奴隷という言葉が出てきて、困惑しているとも言います」

 

 その言葉を聞いて俺は渇いた笑いしか出なかった

 それもそうだ、ちょっと前まで女尊男卑で代表候補生だったんだ。それがいきなり『マゾ牝奴隷になりました』とか言われても疑うな

 だからセシリアがここにいるのか。四十院にマゾ牝奴隷となったことを確認してもらうために……え?てことはまたセシリアを虐めるのか?

 

「わかった。セシリアを虐めたらいいんだな」

 

「ええ。というわけでセシリアさん、そちらに座っているあなたのご主人様の陰茎を、醜く卑しいマゾ牝奴隷として口で奉仕してください」

 

「は、はい。わかりましたわ……それではご主人様、失礼いたします♡」

 

「セシリアさん、奉仕する際は四つん這いになってくださいね。それともちろん裸になって」

 

「四十院さん、わかりましたわ。それで私がご主人様の醜く卑しいマゾ牝奴隷という証明になるのなら」

 

「……徹底してるな四十院」

 

 四十院の性格はある程度わかっているつもりだ。不安要素は早めになくし、保険をかけれるだけかける

 つまり慎重に物事を解決していく、危ない橋は叩いて叩いて安全を知れるまで渡らない慎重派である

 だからこそ、女尊男卑は男を毛嫌いするものだ。そんな毛嫌いする男の目の前で裸になれだなんて、やれるわけがない

 ……いや普通に女性は嫌がるな、裸になれとか

 

 だが、セシリアは見事に素っ裸になった。身体に衣類を一切着ずに、その美しい身体をなんの躊躇いもなく俺に見せつけ、四十院の指示通りに裸になり四つん這いとなった

 こう見るとマゾ牝犬奴隷だな

 

「ではご主人様、オチンポ様の奉仕を口でいたします♡」

 

「ああ、さっそく始めてくれ」

 

「では、失礼いたします」

 

「本当になんの躊躇いもなく行うとは……よくここまで堕とせましたね」

 

「性癖を早めに知れたからな」

 

「マゾと言っていましたし、被虐嗜好でしょうか?身体も精神も虐められることで快感を得るという……ふふっ、僭越ながらお手伝いしますよ」

 

 セシリアが四つん這いになり、俺のチンポを口いっぱいに頬張り、唾液をこぼしながら、下品な粘着音を立てて舐めてしゃぶり始める

 今日堕としたばかりなのにここまでするとは、やはりセシリアはどうしようもない変態なんだろう

 すると四十院はしゃぶっているセシリアに近づくと、四つん這いとなり低くなった体勢をいいことに、しなやかな背中に腰を下ろして座った。突然の出来事にセシリアも驚きを隠せてない

 

「はうぅっ、んんぅっ……♡し、四十院さん、何を……」

 

「椅子が見当たりませんので、黙って米原さんの陰茎に奉仕してください」

 

「ふうぅ……も、申し訳っ、ありませんっ!ご主人様のオチンポ様ッ……硬くて熱くて、おいしいですぅ♡ンヂュ、チュパ♡ピチャ……アフゥゥゥン♡」

 

「何してんの四十院?」

 

「マゾでしたら、人として扱われないことにも快感を得るようですし、こういったことにも快感を得るかと……それにしても揺れがひどい椅子ですね。お尻をイヤらしくくねっているからでしょうか?」

 

「ん?お、おいなんだその定規」

 

「マゾと聞きましたので、一般的には鞭がよいのでしょうが、この学園にはありませんので定規で代用します」

 

 四十院が懐から定規を取り出した。いたって普通の定規だが、四十院は『鞭がありませんので』と言っていたので、あの定規をどう使うかだなんてもうわかりきっていることだ

 やはり四十院は定規を持った右手を思いきり振り上げた

 そしてそのまま、裸となったことで剥き出しになっている尻肉を捉え、なんの躊躇いもなくセシリアの尻目掛けて振り下ろすとパァン!!と大きな音が響いた

 

「はひいいいぃぃん♡ああんッ、定規で……定規でぶたれちゃったのオオン♡ひぃん、痛いぃぃッ♡痛くて、とても気持ちいいのおおっ♡」

 

「ほら、奉仕を忘れるんじゃありません」

 

パァン!!

 

「あひぃぃぃん♡痛いのおおっ♡ああん、定規で叩かれてッ、強烈に痛いイイインンン♡」

 

「叩かれてるのに夢中で奉仕を忘れるとか、本当に浅ましい牝犬だな。ほら、しゃぶるの忘れるな」

 

「あパァン、そんなことっ、言われましてもぉ……♡チュバチュバ……わ、私はオチンポ奴隷……どうしようもない……牝犬ですからぁ♡」

 

「いくら犬でも気持ちよくてお尻を激しく揺らし、私を振り降ろしたいのですか?米原さん、躾がなっていませんよ」

 

パァン!!

 

「ハヒイイイイイイイイイイィィィィンンンッ♡」

 

 定規の強烈な一撃を浴び、ついにセシリアはけたたましい声をほとばしらせ、狂おしいアクメに上り詰めた

 長く尾を引くような歓喜の金切り声を上げ、凄絶な痛苦と快感の二重奏に恍惚とする

 それでも奉仕を忘れておらず、卑猥な肉悦を全開にしたセシリアは、艶めかしくも激しい舌をうねらせ、硬直しきったチンポを存分に味わい尽くす

 こんな淫乱な牝犬を躾けるのは容易ではないな。でも四十院のように躾けないといけないな

 

「チュパ、んぢゅ……んぷンン、ご主人様のオチンポ様ッ、こうして気持ちよくさせる……ぴちゃ、んヂュ……はしたない奴隷なんですぅ♡」

 

「ほらもっと味わいたいならもっとしゃぶれ!そんで尻を揺らして、また四十院からの躾をもらえ!」

 

「ああん、硬い勃起オチンポ様ァ♡ピチャ……ちゅぱ、んぢゅぱ…たまりませんわぁ♡こうしておしゃぶりできるの、たまらないのおぉ♡」

 

「なるほど、そんなにお尻を叩かれたいのですね。先ほどより揺れが激しくなりましたよ」

 

パァン!!

 

「ふぉほほほおおおっ♡剥き出しのお尻ぃい、定規でいっぱいっ、叩かれるうンンン♡キクゥ♡お尻っキクのおほほぉぉ♡」

 

「イヤらしい顔でチンポを頬張るから、それを見てるだけで昂るな」

 

「ふわああっ、ご主人様ァァ♡チュッ、チュパ……そんなこと言われたらぁ……私ももっと興奮しちゃいますンン♡ぢゅる、ちゅぷぷ♡」

 

 セシリアは四十院のになおもゾクゾクと淫らな被虐心を煽られ、いっそう激しい舌使いで舐めしごき続ける

 口中に感じる怒張の感触に、うっとりと瞳を蕩かせながら、熱烈にチンポを吸い上げ、貪るようにしゃぶり尽くすセシリア

 もともとの淫乱性もあるだろうが、俺に奉仕することに悦楽を得ているのか、四つん這いにさせたセシリアの目の前にチンポを出したとたん、一も二もなくくわえ込んできて、今ではこのありさまだ

 

「あンン、ご主人様あぁ♡ぢゅるぷじゅ♡オチンポ様……いかがですか♡ぢゅぱ……気持ちいいですかぁ?」

 

「ああ、気持ちがいい。頑張ってる牝犬に、褒美をやらんとな」

 

「んちゅぱ……えっ?あっ……!フワハアアアアアアアアアアアアァァン♡」

 

「爪で乳首を握って喜ぶか、やっぱりマゾだから感じるのか」

 

「フハアアン♡は、はいっ……気持ちいいです♡勃起乳首ぃ、潰されて感じちゃうンンン♡ンププッ……んはああ、たまんないンンン♡」

 

「性器から蜜が溢れてますよ。乳首を潰され、椅子にされ、お尻を叩かれ、あなたの主人の陰茎を口に咥え感じるなんて本当に堕ちるとこまで堕ちましたね。そして激しいフェラで、こちらの揺れが大きいことを忘れずに」

 

パァン!!!

 

「ンォふふおおぉぉおおおおおおおおおっ♡」

 

 なんと四十院はセシリアの尻ではなく、マンコに思いきり定規を叩きつけた

 ふっくら柔らかそうに膨らんだ肉土手と、そこでパックリと開いた淫猥な陰唇を定規で叩かれ、セシリアはいっそう凄まじい嬌声を上げた

 それもそうか。今も乳房に痛烈な刺激を受けているセシリアは、それの影響もありあっさりアクメを決めたのだろう

 たわわな乳房をたぷんたぷんと弾ませ、痛撃が走る乳頭と四十院に叩かれる尻の快感を、チンポをしゃぶったまま張り上げるセシリア

 

「どうだ気持ちいいだろ、もっと奉仕に身が入るだろ?」

 

「は、はい、ご主人様ぁぁ♡ぢゅる……ンヂュパ、ぢゅぢゅ……はぷぅ、オチンポ様にっ、一生懸命、ご奉仕しますッ♡んぢゅぷうぅ♡」

 

「そうか、じゃあ握りながら捻って引っ張ってあげよう」

 

「ンプううう♡あひいいいいいいいいいいんんん♡」

 

「あら、蜜の量がさきほどより増えましたね。では私も僭越ながらご褒美をあげましょう」

 

パァン!!!

 

「ふぅおおぉぉおお♡オマンコぉぉ♡ケツよりいいン♡オマンコッ気持ちいいですぅ、ご主人様ああぁあ♡」

 

「マンコ叩かれて感じるとは、どうしようもない淫乱な牝犬だな。……それと四十院のサディスティックも掛け合わさってるのか」

 

 セシリアは剥き出しの割れ目を痛打されて悦び喘ぐという、無様もいいところの反応を見せ、叩けば叩くほどに狂おしく乱れていく

 下品に陰唇を開かせる恥丘に痛烈なまでに定規を叩きつけられ、柔らかな肉土手が醜くひしゃげ、飛沫を上げて愛液が四方に散った

 尻を張られる以上の悶え方で派手に喚き、歓喜するセシリアに興奮し、俺は口内でピクピクと震えるチンポが昂り、射精できるまでになっていく

 

「んヒイイッ、ご主人様あぁ♡オマンコ痺れちゃいますぅンン♡いっぱい叩かれてっ、むはぁあ、オマンコッ蕩けちゃいますぅンンン♡」

 

「イクのかセシリア?」

 

「ンヒヒイイィン♡ちゅぱ、ねプププッ♡ふああっ、イッちゃう♡イッちゃいますンン♡アアッ、イカせてくださいィィィ♡」

 

「俺もそろそろ射精するぞ!」

 

「ふわああ、ご主人様あぁ♡射精嬉しいイイ♡精液っ飲みたいですぅ♡ヂュポッ、ぴちゃ♡んぱああ、早くお口にっ、出してぇンン♡」

 

「おお!すごい咥え方だな!乳首をさらに虐めてやるから一緒にイクぞ!」

 

 俺の射精宣言によけい興奮し、セシリアは淫らな欲望を剥き出しにして、さらに激しく顔を振り、唾液を弾き飛ばしてチンポをしごきあげる

 射精への限界が近づいてきたことを知ったセシリアは、媚びた声で俺に甘え、口と舌の動きをこの上なく熱烈なものにする

 自らも肉欲を盛り上げ、合わせて絶頂を味わおうとするセシリアの口淫を受け続け、ピークが迫るが……忘れてないよな、さらに動きを激しくしたことで定規を振り上げる四十院を

 

「まったく学びませんね。お仕置きですよ」

 

パァン!!!

 

「ふぎゃほほほおおおおおおおおぉぉおおっ♡」

 

「まだイクなよ!俺もイクからなぁ!」

 

「んひぃ、ああっ、精液ぃぃ♡出してっ、ご主人様ぁンン♡お口にしてっ♡射精アクメッさせてくださいィィ♡」

 

「ぐっ!出る!出るぞぉ!」

 

「また激しく、もう一発ですよ」

 

パァン!!

 

「アヒヒヒイイィン♡むはあぁ♡ご主人様ああぁ♡あはあああぁぁああ♡……ンムブブブブウウウゥゥンンンンンッ♡」

 

 どびゅるるるるるるる!!と最高潮にまでたぎったチンポから噴き出す、おびただしい量の精液を口の中に注がれ、自分自身も強烈な絶頂に突き抜けて歓喜の声を上げるセシリア

 さらに淫裂とクリトリスに凄まじい衝撃を受け、一気に絶頂へと駆け上がる

 限度を超えた激感に、ただアクメするだけでは事足りず、あろうことかしぶくように金色の小便水を肉溝から噴き出させる

 

「んぷぷぷううぅ♡口に、口の中に精液ィィ♡きたのぉぉ♡熱くて濃い精液ぃい♡ンハアアッ、オマンコイキながりゃっ、オシッコれひゃったああああ♡」

 

「さすがはマゾ牝奴隷に堕ちた女だ。失禁までするとはな」

 

「アハアァァン♡恥ずかしいぃぃ♡精液で、イッちゃったからぁ♡オマンコッ……んんググゥ、漏らしひゃいまひたあああぁっ♡」

 

「汚いですね。また叩くと私に小水がかかりそうです」

 

「これで最後だ!」

 

「ひむぐんんんぅぅうううううううううううううううぅぅっ♡」

 

 存分に精の汚濁を嚥下し尽くし、官能の極みに溺れ切ったセシリアは、とうとう精も根も尽き果てて脱力し、そのまま気を失ってしまった

 それもそうか、俺はセシリアの淫らな姿に劣情を炙られつつ、精の汚濁を塊にして一発放ったんだから

 天にも昇るような凄絶なアクメが終わると四十院は背中から降り、俺はチンポを抜き意識を失っているセシリアを風呂場に連れていき汚れを落とす

 今回はセシリアの忠誠を確かめるのが目的だせ。だからセックスをする意味はないな

 

「本当にマゾ牝奴隷なのですね」

 

「ああ、高貴なお嬢様とは思えないだろ」

 

「確かにそうですね。今の醜く汚い彼女からは考えれません」

 

「でもこれで、計画は大きく動くんだろ?」

 

「はい。改めて言いますが、ありがとうございます」

 

「……どういたしまして」

 

 俺の方を向きお辞儀をする四十院に、少し戸惑うもきちんと返事はできたかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日の夜、セシリアのマゾ牝奴隷というのも証明でき、四十院とセシリアは部屋に帰っていった。そろそろ日を跨ぐ時間帯になった。この時間帯になったら俺はベットに入り就寝の準備をする

 だが、その前にトイレに行ってお茶を飲んでから寝ようと決め、トイレへ行きスッキリしたところで冷蔵庫からお茶を取り出し、コップに注いでいたら異変が起きた

 

カチャカチャ……カチッガチャッ……

 

 ドアの鍵を何かで開けようとする音だ

 なんだ?もしかして奴隷になった誰かが開けようと……いやそれなら四十院を経由しないといけない。それは奴隷になった後に四十院が自ら伝えてたはず

 じゃあなんだ?

 ……おい、おいおいおい、まさか!?バレたのか!IS学園に潜んでるのがIS学園の先生か生徒に!?

 

カチャカチャ……カチャ……ガチャ…

 

 いや待て、だとしたら鍵開けをするのはおかしい

 マスターキーぐらいこの学園にあるはずだ、それを使えば鍵開けをする必要なんてない

 ……なら鍵開けをしないといけない理由があるとした場合、最も自然に思いつく可能性なんて1つしかない

 

「外部の人間か!?」

 

 マスターキーを誰が所有しているかは知らない

 だが所持できる可能性として上がるのは、信頼できる教師もしくはこの学園である程度自由に動ける方が都合のいい生徒

 誰かが俺の存在に気づき、他の人に頼ろうとしたら必ず鍵のことで問題になる

 そしたらマスターキーを持つ人を知らなくても、存在に気付いた人は探さなければならない。なぜなら鍵開けをする姿を、ここの寮長である織斑千冬に見られたらゲームオーバー!

 そんなリスクは誰も犯したくない

 だが今犯してるやつがいるのは、マスターキーを得ようとするのが無理な人物!頼み込まない事情があるならそれは外部の侵入者だから!

 

「しかもIS学園のセキュリティを突破できる実力者!鍵開けも行えるスキルもある、こういったことに慣れているプロの犯行!……絶体絶命ってこういう状況なんだな」

 

 とりあえず侵入されても対抗できるものを用意しないと

 俺はすぐに料理をするときに使っている包丁を、キッチンから取り出し利き手の右手で握る。こんなの気休めだが何もないよりはいいだろう

 ドアを開けてもすぐには見えない、死角となる壁に身を潜ませジッと待つ。そしてついに鍵開けの作業も、終わりを告げる音がした

 

ガチャン!

 

 ドアの鍵開けに成功した音だ

 俺は壁からチラッと目だけをドアに向け、侵入してくる相手を見ようとする。すると一気に『バンッ!!』っとドアが開かれると何かが飛んできた

 

ガッ!!

 

 そんな音が俺の後ろから聞こえた。振り向くと後ろの壁に、サバイバルナイフが刺さっていた。あんなものをこの学園に持ち込めるのも、やはり外部の人間でないとできないはず

 確信を得ながら前を向くと、黒いフード被った何者かが俺に奇襲を仕掛けていた

 しまった!!振り向いたわずかな間に侵入して、俺を無力化する気か!!

 

「くっ、こんの!」

 

「包丁か……人に向けてはいけないと習わなかったか?」

 

「どの口が言ってんだ!!」

 

 包丁を振り襲撃者に当てようとするが、呆気なくしゃがんでかわされしゃがんだ体勢を利用し跳びあがると、振った俺の腕を支えにし体勢を変え脚をこちらに向けた

 すると俺の首を脚で挟むと捻りを加えられ、俺が見る景色はぐるんぐるんと早変わりすると『ダンッ!!』と大きな音がした

 痛い……後頭部に大きな痛みが、床に思いっきり倒されたのか俺は。襲撃者は挟んでた脚を離すと、俺が握っている包丁を蹴る。握った手を放してしまい、包丁は蹴られた勢いで遠くにいったしまった。

 襲撃者は俺をうつ伏せにし両手を掴むと耳元で囁いた

 

「鎮圧完了だ」

 

「……お前、どこの組織の人間だよ」

 

「組織?何故そう思う。四十院の仲間かも知れんぞ」

 

「四十院ならもっと安全にいく。夜襲でもなく、1人での襲撃なんて不安要素があることはしない」

 

「ずいぶんと四十院を信頼しているんだな」

 

「信頼できるパートナーだからな」

 

「ふっ、そうか」

 

 そりゃそうだ四十院がもし俺を消すなら、「奴隷にしたい子をそちらに向かわせます」みたいに俺を油断させてから、確実に俺の息の根を止めるからな。こんな雑にやったりはしない

 それにしても誰なんだ。外部の人間だとしてもこの部屋のこと、そした俺の存在を知れるなんて

 ……待てよ、もし俺がISを起動させたあの日に誰かに目を付けられたとしたら、ISのネットワークで俺の情報がある人物の元に集まり俺が男と知ったら、何者なんだと調べようとするだろう

 この仮説通りなら、こいつが所属している組織ってもしかして……もしかして……

 

「お前……篠ノ之束の人間か?」

 

「っ!?……ほぉ、どうしてそう思う」

 

「俺の存在は世間では亡くなっているはずだ。だがそれはISを起動させた後の話だ。起動させたときに、どこかで搭乗者である俺の情報が入り込んできて、男の俺を監視しようとしたんじゃないか?」

 

「なるほど。IS搭乗者の情報は、ISネットワークでISの生みの親である篠ノ之束の元に集まる。それで監視を起動させた日からしてたら、お前が生きていることもこの部屋の存在もわかるな」

 

「どうなんだ、正解か?」

 

「まぁ半分正解だ」

 

「半分?」

 

 何が半分正解なんだ?

 篠ノ之束と関わりがあるのは間違いないと思うが、じゃあ何が違うんだ……俺を監視する目的が違うのか?適性値『E』に興味をなくして、監視をやめていたとか

 いや待て、だとしたらこいつがここに来た理由はなんなんだ?

 篠ノ之束の組織に所属しているとして、目的は何んだ?篠ノ之束に命じられて来たのか?

 

「篠ノ之束はこの学園に通う妹の監視を私に命じていてな」

 

「……は?妹の監視?」

 

「ああ、あいつは確かにお前の存在は知っているが、あいつは当初は興味を持ったが、しばらくして興味を失せたようでな。起動させてからものの34秒で飽きた様だ」

 

「早いな34秒って……そんな人間なのか篠ノ之束は」

 

「私はあいつの指示通り妹を監視、その日の出来事を報告する程度だ。あいつ特製の光学迷彩の監視カメラでな」

 

「……なんでもありだな」

 

「次元が違うからな。さらには検知器にも引っかからない優れものだ。これを利用し監視していたが、私はお前の監視もしていた」

 

 篠ノ之束の飽きの早さと、シスコンに驚きを隠せずにいたが、こいつが俺を監視していた?監視ってことは今までのセックスとか全部見られてたのか

 でもそんなのを見てなおさら何しにここに……

 いやそうか復讐か、女性がひどい目に遭っていくのを見ていられなくなったのか。そしてサバイバルナイフ、完全に殺しにきてるな

 

「まずこれだけは言わせてくれ、私の組織は今は一時的に篠ノ之束と協力関係にある」

 

「協力関係?ってことは、お前が所属している組織は篠ノ之束ではない」

 

「所属ではない、協定の間柄だな。話を戻そう、協力関係を結ぶ内容としては、ISを本来の使い道に戻すことだ」

 

「本来の使い道?」

 

「もともとは宇宙に行くことを軸に開発されたが、いつしか兵器として扱われた。その風潮をなくすのが私が属する組織の目的で、篠ノ之束もそれに協力的でこうして協力関係を築いた」

 

「あぁ、それで」

 

「私もそれに賛同している。がやっていることは兵器として使いISのコア回収をし、今では何故かよく知りもしない女の監視だ。疑問と退屈でいっぱいだった私だが、監視をしている中でお前を見つけた」

 

 ここで俺と繋がるのか、なんか急にISは宇宙に行くものだとか、四十院と同じ思想の人がいるとか、いろいろなことを一気に知って脳の処理が追い付かないんだが

 でもこいつがやっていることと目的の矛盾、やりたくもない命令をやり続け退屈になって、俺を見つけてこいつは何を思ったんだ?

 それが今ここにいることの理由になるのか

 

「俺を見つけてどう思ったんだよ」

 

「組織の目的は言っただろ、今の風潮をなくす。お前と四十院がしてるそれも同じだろ?」

 

「まぁ、そうだな」

 

「だから思った。さっきの疑問も退屈もなくなる策を」

 

「……おい、まさか!?」

 

「私もお前たちの計画に加えてくれ」

 

 そういうことか

 目的の一致は確かにそうだが、ISを兵器として扱ってないのはこちらの計画だ。ISのコアを回収と言ってたが、おそらく自らのISで倒し回収したのだろう。それではまるっきり兵器の扱い方だ

 こちらはそんなISを使ってはいない

 どちらかというと女性を傷つけてはいる。だが風潮をなくすのに、ISを間違ったやり方で利用していないのは皮肉にもこちらの計画ではある

 

「いいのか?この計画を知ってるなら何をするか」

 

「構わん。そもそもISという力に浮かれてた連中の罰とも思えるしな」

 

「容赦のないことで……だが加えるのは俺の独断では無理だ。四十院にも伝えないと」

 

「なら今伝えてくれ。私はお前たちとの方が、楽しくやれそうなんでな……ほら解放したぞ。携帯でメールの送信を頼むぞ」

 

「わかったよ……それにしてもお前は誰だ?俺たちとも協力関係を結ぶのなら、正体は明かしてくれてもいいだろ」

 

「確かにそうだな。信頼関係を築くにも知っておいた方がいいか」

 

 すると被っていたフードをパサッと脱ぐと、襲撃者の顔が露わになる

 月明りで徐々に顔を照らしていくとその正体がようやくわかった……のだが、俺は驚愕した

 なぜここに!なんでお前が!という思いで一瞬で脳が支配された

 月明りに照らされた彼女は不敵に笑うと、俺にゆっくりと近づいてきた。この女の名前を知らない人なんて、この世にいるとは考えられない

 

「お、織斑千冬!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「違う、私の名前は織斑マドカだ。米原華月、協力関係を得れたらこれからよろしく」

 

 俺は織斑マドカと名乗る人物が差し出した手を握れずにいたが、向こうから俺の手を強引に掴み握手をした

 

 小さく冷たい手だが、どこか力強さを感じさせる手であった

 

 

 




戦闘の模写はまだまだわからないことだらけです。

想像しにくい人はマドカがとりあえず米原を完膚なきまでに圧倒したと考えてくださればありがたいです。


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協力関係

『開花』のお話の最後にあった悲痛な悲鳴はここでわかります




 俺はまだ混乱している。目の前にいる織斑マドカの外見が、織斑千冬に酷似していることに混乱している

 世界には同じ顔の人が3人いるというが、だが彼女は自ら織斑マドカと名乗った。別名ならば似た顔で済めるが、苗字が同じだとより混乱する

 だが今はここで混乱していても何も解決しない

 とりあえず四十院に織斑マドカが、計画に加わりたいと言ってることに関して報告しないとな

 今は解決しない問題より、求められている応答に対する答えを用意しないと。メールを送ると相変わらずの早さで返信がきたが、内容はごく簡潔に

 

『そちらに向かいます』

 

 とだけ書かれていた

 織斑マドカにもそのメールを見せると、笑みを浮かべベットに腰かけた。なんというマイペースガールなんだこいつ

 こんな自由奔放なやつを押さえてくれないとは、彼女の所属している組織は首輪にならない力なのだろうか。いくら彼女の独断とはいえこうも勝手にするなんて

 

「1つ聞きたいんだが、お前が所属している組織は巨大か?」

 

「急になんだ?……組織に所属している人数は少ないが、それでもこの学園の全生徒を相手しても勝てる自信はあるな」

 

「……マジか」

 

「いきなり戦いを行えなんて、今の生徒には無理難題だ。バランスのとれない団体などすぐに滅びる」

 

「そんな危ない組織の一員がここに来るなんてな。組織はお前に首輪をつけてないようだ」

 

「いや、首輪はつけられていた。体の中に監視用ナノマシンを入れられていた」

 

「ナノマシン!?」

 

 ナノマシンって細菌や細胞よりも小さなサイズの機械装置

 それも監視用って言ったな、おそらく組織も彼女の命令の従わなさにこの選択を選んだんだろう。それにしたってナノマシンってどんな技術を持ってるんだ。間違いなく組織の力は強大だろう

 ……ん?待てよ。監視用ナノマシンを体内に入れられてるなら、ナノマシンの効果が何かは知らないが発動するんじゃ

 細胞のサイズが体内の各所で爆発とか、毒となりあちこちで刺激し死に追いやるなどありそうだが。ベットの上で胡坐をかいている織斑マドカに、変調は見られない

 

「なんだ人の顔をジロジロと。まさか、まだ織斑千冬じゃないかと疑ってるんじゃ」

 

「そうじゃない。監視用ナノマシンがあるのに、お前の独断で行動したが発動しないんだなって」

 

「ああ、そのことか。当たり前だここに来る前に私は、私自身に強力な電気が流れるスタンガンを当て、体内のナノマシンを全て無力化させた」

 

「うわぁ、痛そうなことを」

 

「あぁ、おかげで悲痛な悲鳴を上げる羽目になったが、そうでもしないとナノマシンを無力化できないんでね」

 

「……そこまでして、この計画に加わりたいのか」

 

「……ああ、私の人生なんだ。私の好きなように生きるために、さっさとこの風潮を消さないといけないからな」

 

 織斑マドカが所属している組織は、ナノマシンを使って彼女を制御しようとしているが、その制御を簡単に解除したなんて知る由もないだろうな

 だが、ナノマシンを取り除いても所属はしないといけない。逆らって組織に戻らなかったら、組織のメンバーが彼女を消しに来るだろう

 拾われた組織にいいように使われるのがやなんだろう。俺もその気持ちはわからなくもないんだよな。政府の上層部に、計画に勝手に加えられた時の気持ちといったらもう、言葉では表せないな

 

「……何やら普通にお話ししてませんか?」

 

「うおっ!?し、四十院、いつの間に」

 

「今しがた来ましたよ。襲撃者でも驚きですのに、その襲撃者が計画に加わりたいだなんて……しかもその顔から察するに、今までの人生の経歴も凄まじそうですね」

 

「織斑千冬と似ているからか?まぁそうだな、いい経歴ではないと言っておこう」

 

「そんなあなたが計画に加わりたい意味は?」

 

「この風潮を無くし、私の人生を歩みたいだけだ」

 

 やっぱりわけありなんだよな、織斑マドカの顔が織斑千冬と酷似しているのって……でも触れないでおこう

 首輪のない狂犬は何に喚起するかわからないし、そこに触れて怒りに身を任せられると勝ち目はない

 そして聞く限りだと、己の人生を歩みたがってるんだよな。自分の意志で決めて、己の意志で行動する。当たり前のことだけど、彼女にはそれができなかったんだ

 

「あなたが加入したことで得れるメリットは?」

 

「監視カメラから得れる情報の共有、米原華月の護衛を行うことでどうだ?」

 

「……なるほど。どちらも必要なメリットですね」

 

「確かにな。光学迷彩の監視カメラで得れる情報は、四十院や奴隷たちでも知らないこと情報が多そうだ」

 

「さらには今回のような、マドカさんのように襲撃されることがあっても、守ってもらえるのはありがたいです。マドカさん、相当な手練れですよね?」

 

「織斑千冬を除けば、この学園で最強は名乗れるな」

 

「それでもう結構です。確かに加わってくれると嬉しいですが、そう簡単に信用しても……」

 

 まぁそうだよな。いきなり襲撃してきた人に、仲間になってくれだなんて頼まれてもそう簡単に了承を、四十院が出すわけないよな。少しの不安も四十院はごめんだからな

 俺個人としては構わないんだよな

 道の歩み方は違えど、俺と少し境遇が近いのもあって同情ではないけれど、手を差し伸ばせられるなら、俺はこいつに……織斑マドカを今の生き方から救ってやりたい

 

「……俺は協力関係を結ぶのは別にいいと思うが」

 

「なぜですか?」

 

「マドカは、体内のナノマシンを喪失させてまで来たんだ。組織のことだってあるのに、そこまでしてでも俺らの計画を手伝ってこの風潮をなくしたいんだ。俺はそこまでしてくれたのなら……いいと思うが」

 

「米原……ありがとな」

 

「米原さんはよくてもですね。私が信用できるようなことが無い限り……」

 

「四十院の信用を得れたらいいのか。米原!ならお前と今からセックスするぞ」

 

「「……はい?」」

 

 四十院と言葉が被ってしまった

 だってそうだろう、いきなりマドカからセックスしようだなんて言われるとは思ってないし。そもそもセックスして信頼って……

 ん?なんか既視感があるような。そういえば四十院とセックスをしたときも、お互いまだ性に関して知らないことだらけだったし、俺はまだ信用も信頼もしてなかったけど、そこまでするのかって思えたら心を許してたんだっけか

 

「……私たちという前例がありますね。確かに信頼関係は築けそうですね」

 

「よし、ならやるぞ米原」

 

「お前の人生を歩みたいのに、俺に捧げていいのか?」

 

「映像で見たが、あれほど女が快楽に溺れていくさまに、少なからず興味を抱いた。あれを挿入されたらどんな女も牝に成り下がるのか、私もああなれるのかと……そう考えてしまったら、もうこの好奇心を押さえられないんだ!!」

 

「……やっぱりお前は、我が道を行くやつだな。自分で思ったことに素直に生きるか」

 

「おい、さっきはマドカと呼んだろう。私はお前ややつではないマドカだ」

 

「わ、わかったよマドカ。その好奇心に俺も答えるから」

 

 ベットで胡坐をかいているマドカを抱き寄せた。いきなりしたりはしないさ、これは奴隷に堕とすためのセックスじゃなくてマドカを満たすためのセックスだ

 今までのようにやるのは少し違うような気がするんだよな

 抱き寄せられたマドカは、いきなりのことで驚きはしているが、硬直した身体は徐々にほぐれていき俺に身を委ねている

 しかし何をしたらいいんだ?最近まで俺は無理やりだとか、脅しでセックスしたりしていたからどうしよう。普通にセックスするときって確か……四十院とのが最後だよな

 

「お、おい……抱き着いて固まるな。こういうのは男のお前の役目だろ」

 

「本当に情けない話していいか?」

 

「な、なんだ?」

 

「ここからどうしたらいいのかわからない」

 

「はぁ!?米原!貴様はもう6人もの女を抱いたのだろ!それがなんで7人目になってわからないだ!馬鹿にしてるのか!」

 

「違う違う違う!!互いの合意のあるセックスなんて、四十院としたのが最後だから自信なくて!!」

 

「その後に、5人も荒々しくセックスして忘れたと……よし、なら四十院お前も混ざれ」

 

「……えっ!?」

 

 まさか呼ばれた上に、セックスに混ざれなんて言われるとは予想できるはずもなく、四十院は珍しく素っ頓狂な声で反応した

 いやでも、俺も初めての相手でもある四十院と久々にセックスすると思うと、うるさいほど心臓の鼓動が激しさを増す

 マドカは抱き着かれた俺の腕から脱出し、ベットの近くで固まってる四十院を捕まえると、四十院を抱き寄せ2人でベットにダイブをした

 

「ちょ、ちょっとマドカさん!わ、私は性行為をもうすでに」

 

「だからこそだろ。荒々しいやり方しか覚えてない米原に、あの初夜の日みたいにサポートしてくれ。まぁ今回は私も参加するんだがな」

 

「よ、米原さん、あなたのせいでこうなっている自覚がございますか?」

 

「す、すまない四十院。で、でも俺は、四十院と久々にセックスできるの嬉しいから」

 

「へ、変なことを言わないでください!」

 

「おい、蚊帳の外はないだろ……とりあえず裸になればいいんだろ?」

 

 マドカは羽織っているフードを脱ぎ捨てると、ISスーツを着ている姿があった

 するとISスーツも、一瞬で脱ぎ捨て生まれたての姿となった。割と小柄な体型で幼い外見だが、それでもあの制圧能力を見せられては幼き子には見えなくなっている。肩にかかるまで伸びた黒髪に、切れ長の双眼が特徴的と一目見た俺の感想だ

 裸になったマドカは、未だに脱ぐのを躊躇っている四十院の制服を勝手に脱がせた。あの日以来見ていなかった四十院の姿に何故か俺の方が恥ずかしさを覚えた。

 マドカは四十院の服を脱ぎ捨てさせると、今度は俺の服を一瞬で脱がせ、露わになった俺のチンポの近くに2人の顔があった

 

「……映像よりも大きくてグロテスクだな。とりあえず舐めればいいのか四十院?」

 

「そ、そうですね。舐めて刺激させればよいかと」

 

「あそこはどうせいつか濡れるし、今は米原のチンポを刺激させることに集中するか」

 

「あ、やっぱり最後までやるのか」

 

「誰に捧げようが私の自由だ。そのためにも……んれろ……れろぉ……こうやって舐めないとな」

 

「うぅ……わかりました。私も舐めますよ……れろ……ぴちゃ、んっ……粘っこいですね」

 

 四十院もマドカも慣れてない様子で、チロチロと亀頭を舐めており慣れてないこともあってかむず痒く、脇腹をくすぐられたような感覚に陥る

 それでも2人は絶えず舐め続け、俺が射精できるように一生懸命だ

 セシリアがマゾ牝犬ならば、今の2人は犬と言うより猫のように短く舌を出し、チロチロ舐める姿に俺は多少なりの可愛さと興奮を覚えた

 

「れろ、ぴちゃ……んっ、女2人が従順で興奮するか?」

 

「従順って、マドカからやるって言いだしたんだろ」

 

「なんだ、私が痴女だとでも言いたいのか?」

 

「ちゅうぅ……んちゅ……いえ、性への好奇心を押さえられない生娘と言いたいのでしょう」

 

「ほぉ、私がうぶと言いたいのかこいつは……なめるなよ!あっという間にイカせてやる!れろ……ちゅぶ、んちゅぅぅぅ」

 

「い、いきなり舐める力をあげるな!四十院も挑発するなよ!も、もう出ちまうぞ!」

 

「お返しですよ。私をあれよあれよと、性行為をさせる流れにした。ここまできたら私も腹をくくりますから、だから……ちゅぷ……んちゅ……たくさん出して構いませんよ」

 

 甘美な誘惑に俺の理性は、あっけなくガラガラと心の中で音を立てながら崩れ去った

 2人とも多少の羞恥から、チロチロ舐める2人の頬は赤みを帯びて、フェラを嫌々せずにやるが恥ずかしさを隠せないその姿を見たら、理性など崩れるに決まってる

 亀頭を舐め回す2つの舌が激しくなっていく。俺が射精しそうとわかったとたんだ、早く射精してほしいために女のプライドなんて捨てて、むさぼるように舐めていき俺はもう我慢できなかった

 

「おっ、おおぉっ、もう出る!」

 

「らしてくらはい……ちゅぷ……んちゅ、ちゅぷぅう……私たちの顔にかけてくださいっ!」

 

「ビュクって、思い切りザーメンを吐き出せよ!……んちゅ、ちゅるるるっ!」

 

「うぅっ……!出るっ!!」

 

ビュク!!ビュクゥ!!

 

「「んふああああああぁぁぁぁっ!」」

 

「んぁっ!相変わらずすごいりょっ、ちゅぷ……んむっ……」

 

「んあぁっあっ!熱いっ!想像以上に熱い、んはぁ……んれろっ……」

 

 こみ上げてきたたぎりを解き放ち、四十院とマドカの顔に向けて一気に放出する

 勢いよく噴き出した精液が2人めがけて飛び散り、その肌を白く淫らに汚していく

 ようやく射精の勢いも収まった時には、2人の顔の大半が精液で汚されていた

 四十院は手で顔に付いた精液を取ろうとしたが、それよりも先にマドカが四十院の顔についた精液を舐めて取り始めた

 

「ま、マドカさん!ひゃんっ!ちょ、ちょっとお待ちを……」

 

「んちゅ、れろ……なんだ?顔を精液で汚したままにしたいのか?変わった性癖だな四十院は」

 

「ち、違います!私はなぜ舐めて取り除くのかと」

 

「汚れたままではいやだと思ってな。それにザーメンはどんな味がすると興味にかられてな……しかしそんなにおいしいとも言えんな」

 

「で、でしたら、んむっ!もう舐めるのをお辞めにっ」

 

「だがなぜか、もっと味わいたいとも思える」

 

「んひゃっ!あぁっ、や、やめっ……」

 

「ん?四十院、あそこが濡れてきたな。もう準備万端か……まぁ私も同じか」

 

 そう言うとマドカは、四十院の顔に付いた精液を全て舐め終えると、四十院も自分も股から垂れている愛液に気づく

 股を擦り、手に付いた愛液を眺めるマドカはどこか嬉しそうだった

 するといきなりガバッと動き出したマドカは既に裸になっている四十院を寝かせると、四十院の身体に跨がるようにして、2人のマンコを捧げる体制になった

 

「今回は大人しく委ねるな四十院」

 

「反抗しても意味がないのなら委ねた方が良いと思っただけです」

 

「そうか?私は米原のチンポを久々に味わえる建前に見えるが」

 

「っ!?そ、そのようなことは……あぅぅぅんっ!」

 

「きゅ、急にどうした四十院!?」

 

「よ、米原さん……あ、あなた勝手に何をっ」

 

「……ごめん。愛しく思えて勝手に挿入しちまった」

 

 形も色も違っている2つの性器だが、そのどちらもじっとりと愛液で濡れていて、四十院もマドカも発情しているのが見て取れる

 そんな中で四十院がもしかしたらセックスを心待ちにしているかもしれない、なんて聞いてしまったら欲望を押さえれるわけがなかった

 だから俺は挿入に対する問を投げもせずに、勝手に挿入してしまった

 マドカによって身動きがとれない四十院は、挿入を拒むこともできずに挿入されたが、嬌声をあたりに響かせた

 

「きゃうっ、んっ!くぅ、あううんっ!はうっ!ひ、久しぶりですからもう少しゆっくりぃ!」

 

「ご、ごめん!すごい気持ちいいから止まりそうもねぇ!」

 

「おー、獣みたいな顔つきになったなぁ米原」

 

「あっ、うあっ、ああんっ、くぅっ……!よ、米原さん、マドカさんが物欲しそうな顔をしてますよ。その大きなモノでっ……押れてさしあげませんと」

 

「そ、そうか?わかったよ」

 

「なっ!?お、おい四十院何を勝手なこ……んぐ、ううぅっ!?」

 

 四十院の膣からチンポを引き抜き、マドカの膣にチンポを押しつけると腰を一気に前に進ませると、マドカの口からくぐもった声が漏れた

 それにしてもなかなかキツい

 濡れてはいるがやはり体格の問題だろうか、亀頭が膣口を押し開いて、深い所へと進んでいく。マドカは四十院に文句を言う余裕もないようで、歯を食いしばってこちらを睨みつける

 

「うぐうぅ、うぅぅぅぅぅぅぅっ……!」

 

「はぁはぁ……どうですか、かなり痛いものでしょう。マドカさんのように小柄ですと、お腹の部分が米原さんの陰茎で膨れるのがわかりますね」

 

「ぐっ、あっ!あぁあッ……!?ふぅ……ふぅ……な、慣れれば大したことはない。も、もう終わりか?動かないのか?」

 

「じゃあ少し早めに動くぞ!」

 

「うぎっ!?ぎぃいぃっ!?いっ、ぎぃいッ!」

 

「ま、マドカ平気か?やっぱり痛いんじゃ」

 

「処女膜を破られれば誰だって痛いですよ。膨れているお腹を擦ってあげますよ」

 

 きめ細かな四十院の手が、俺のチンポによって膨れたマドカのお腹を擦る

 母親がケガをして泣く子供をあやすかのように優しく。しかし膨れたお腹を撫でることは、俺のチンポがある場所を撫でてることに変わりなく、撫でられることで膣の締まりとはまた別の感覚に襲われた

 マドカもマドカで、撫でられたお腹は感じやすいのか撫でられる度に、ブルッと身体を震え上がらせる

 それを見逃す四十院ではないようで、撫でるのを止めると今度はお腹を舐め始めた

 

「んちゅ、んっ……れろ、どうですマドカさん、気持ちがいいでしょう?」

 

「あああっ……んっ、くっ……くううっ……!し、四十院それや、やめ……はああっ……!」

 

「やめませんよ。感じている方が気持ちがよくてよいでしょう」

 

「だったら四十院ももっと感じてくれ!」

 

「へっ?米原さ……はひゃああぁああんんっ!!」

 

「子宮口内を突くよりも、子宮口を突くのが感じるんだろ!」

 

「あんっ、あんっ……きゃううんっ、あんっ!い、いけません!イッてしまいます!」

 

 初夜の日の四十院では考えられない顔をしている。あの日初めてにもかかわらず、慣れたような手つきでサポートし互いの初めてを捧げた四十院が、俺のチンポで突かれたことで嬌声を上げて蕩けている

 でも、セシリアのときのようにもっと虐めたいという気持ちは出てこない

 どちらかと言うと、パートナーである四十院とこうしてセックスをして感じてくれてることへの、喜びの方が俺の心は支配されている

 

「ひゃうっ!あうっ、あんっ!膣内っ、ぐちゃぐちゃにっ、子宮口刺激されてっ、イクっ!イッちゃいますぅっ!」

 

ぷしゃああぁっ!

 

「ふわあああぁああぁあぁんっ!!」

 

「……すごいな。さっきまで凛々しい顔をしてた四十院が、米原のチンポで蕩け切ってる」

 

「安心しろ!マドカにも今挿れて蕩けさせる!」

 

「ちょ、ちょっと待て!まださっきの余韻が……くううううぅぅぅうううっ!」

 

ぷしゃあぁ!

 

「おわっ!挿れられてイッたのか」

 

 油断しきっているマドカに挿入したとたん、先ほどまでのセックスで感じていて中途半端なところで辞められたせいで、敏感になっている身体に再びあの衝撃がきたならば耐えることもできずに潮を噴きだした

 違う膣内の感触によって俺のチンポは昂りをもう迎えそうになっていた

 だがまだ射精はしない!

 せめて交互に挿入して耐えれなかった方で射精をしたい。だから次は四十院に挿入と決めると、ヌプッとマドカのマンコからチンポを抜き、四十院に挿入しある程度動くと今度はマドカの膣穴に挿入を繰り返す

 

「ひゃうっ!あうっ、あああっ!はげしっ、米原さんっ!」

 

「くううっ……!ああぁ、また挿入して奥まで突いてっ!いひいぃいいぃっ!」

 

「あ、あ、あっ!またイッてしまいます!米原さんも、もう私っ、私はぁ!」

 

「ああっ!もう、私もまたイクッ!本当にセックス気持ちよくてイッてしまう!」

 

「ぐぅ!出るぞ!このままマドカの膣内に出すぞ!!」

 

「あああっ!イクっ、イクんだろぉっ!米原も私と一緒に全部出すぞ!」

 

 とうとう限界に達するときに挿入していたのはマドカのマンコだった

 俺は射精をする一歩手前まで来ているが、まだ射精はしない!マドカの性感帯を刺激して、さらに気持ちよくなってもらうんだ!

 マドカの腰を掴んでいた手を、先ほどの四十院が言っていたように俺のチンポで膨らんでいるお腹を撫でる

 指先だけでソッと撫でるとマドカは、ブルブルッと身体を震わせ膣内をさらに締め付けるものだから、俺は一歩手前まで耐えていた欲望をビュルルルルルッ!とマドカの膣内に吐き出した

 

「ひうっ!くううううううっ!い、くうううっ、あああああああああああっ!」

 

「ふふっ、マドカさんのお腹が米原さんの陰茎でなく、精液で膨らんでます」

 

「ああ、四十院にもおすそ分けだ!!」

 

「えっ?ぬひぃいいいいぃ!!きゅ、急にそんなっ!」

 

ビュクビュクッ!

 

「い、あっ……はああああああああああああっ!」

 

「四十院のお腹も少し膨らんだところで!最後はこちらに向けて開いてるマンコにかけるそ!!」

 

ドビュルルルルルッ!!

 

「「きゃっはぁああぁああアアァンッ!!」」

 

 3人とも絶頂に達する瞬間に、俺はチンポを四十院のマンコから引き抜き、密着する2つの秘部にめがけ、熱く煮えたぎった精液をぶちまける

 2人は中出しでイッてはいたが、さらなる追い打ちに絶叫する

 絶頂の激感に飲み込まれると同時に大量の精液を浴び、穢される愉悦に淫らによがり狂ってしまった四十院とマドカ

 肌を熱する特濃の精液を痙攣する肢体で受け止めては、嬌声の二重奏を室内に響かせる姿はなんとも表せない気分に酔いしたらせるには十分だった

 

「はぁー……はぁー……!お前の奴隷になったやつらは、これを嬉々としてうけとめるのか」

 

「んうううう……!お腹がタプタプになって膨らむこれをですか……確かに悪くはありませんが」

 

「わ、私は初めてなんだ。ふぅ……経験済みの四十院がそう思うのは、ただただ米原の与える快楽に魅了されたからだろ」

 

「なっ!!そ、そんなことはぁ……」

 

「私は隠す気もないし言っておくが……米原、お前とのセックスに私は満たされた。この悦楽に溺れた責任はとってもらうぞ」

 

「わ、わかった。ってもう帰るのか?」

 

「ナノマシンが無くなっても私はまだ組織の一員だ。アジトにそろそろ戻らんといけないからな。じゃあな!米原、四十院!これからよろしくな!」

 

 脱ぎ捨てたISスーツを身に纏い、フードを纏うとこちらを向き、笑顔で手を振りながら去っていった

 とても恐ろしい組織に加入している女のことは思えない、年相応の笑顔を浮かべたことに驚きはあったが、俺たちの計画に協力関係を結べたのがそんなに嬉しいのか

 でもまぁ、きちんと責任はとらないとな。奴隷とはまた違うがマドカも快楽に溺れたと言っていた

 今度ここに来たときは何回か連続で行おうと誓った

 

「台風のような人でしたね」

 

「台風の方が可愛げがあるのでは?」

 

「酷いいいようですよ。米原さんはいつの間にそのような攻撃的な性格になったのでしょう。初夜の頃はあんなに初々しかったものですのに」

 

「お前のおかげだよ四十院。計画とはいえ俺を支えてくれてるパートナーのお前と、計画を成功させるためにもそういった気持ちは少し改めないといけないと思ってさ」

 

「……お前ではなく神楽です。私は華月さんと熟年夫婦のような間柄ではありません。お前でなく神楽とお呼びください」

 

「あぁわかったよ神楽……そんなパートナーである神楽にお願いがあるんだ」

 

「はい、なんでしょうか?」

 

 ベットに座る俺と四十院……いや神楽はお互いを見つめ合う構成になっており、今の神楽は裸で膣からはかけられた精液と、中出しされた精液がベットを汚している

 そんな姿を見たら、いやそれ以前に最近IS学園の女性を堕とす際、基本的に3回以上の射精をしている

 だが今回の射精は2人の顔に1回、2人の膣内と秘部への射精は1回の射精で行われていたので合計2回である

 つまり性欲がまったく収まっていないのである。そして気づけば神楽を押し倒していた

 

「ま、まさかまだ満足されては……」

 

「あぁ、それに神楽も悪くは思ってないなんて知ったらな……できるだけ優しくするけど、激しくなったらごめん」

 

「な、なんでこんな積極的に……んむっ!」

 

「んっ!ちゅっ……神楽がいけないんだからな、こんなにも欲望をこみ上げさせるんだから」

 

「んぁっ、あっ、はっ……ふふっ、一方的にやられる性分ではありませんのよ。華月さんも覚悟なさい、私をこんな気持ちにさせてしまった責任を取ってもらいますよ」

 

「あれ?なんで神楽が俺を押し倒して跨ってるんんだ?」

 

「最近私もあのURLを読んでましたら、『寸止め』というものを見つけましてね」

 

 『寸止め』ってたしか女性の場合だとイキそうなのにイカせてもらえず、また刺激を与えてイキそうにさせるがイク手前で刺激を与えるのをやめる行為

 女性側はイキたくてたまらない衝動に駆られ、狂ってしまう恐れもあるがイカされると最高の快感を得れるだっけ?

 待てよ。それを男性である俺に当てはめるわけだから、イカせてもらわないってことは……射精ができそうでできないのを繰り返されるのかよ!?

 や、やっぱり神楽ってドSか!

 

「ふふっ、一体華月さんはどうなってしまうのでしょうか?」

 

「……1つ忘れてるぞ神楽」

 

「何をでしょうか華月さん?」

 

「俺は神楽の性感帯をすでに知ってるってことだよ!!」

 

「……っ!?ま、待ってください!少しからかっただけでして、ああ腰を掴んじゃ……あああぁあぁああぁっ!!」

 

「性感帯の子宮口を突きまくって、からかったこと後悔させてやるよ神楽!」

 

「ふ、ふ、ふふふふふっ……いいでしょう。華月さんも私を本気にさせたことを後悔させてあげます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「も、もう……無理だ。た、体力が残って……」

 

「はっ、あぁ……こ、腰が抜けて……た、立てません」

 

 こうしてなぜかあの後10回戦も行い、外はすでに夜から朝へ変わっていた。ベットは愛液と精液でべちゃべちゃになっていた

 お互い相手を後悔させるために、神楽は俺を何度も射精させ今の俺みたいにクタクタにするために、俺は神楽を今のように力が入らないまでセックスをしてやると決めたのが間違いだった

 くだらない互いのプライドで、こんなことになろうとは

 幸いにも今日はIS学園は休日だ。計画のために女性を堕とすのにもってこいの休日だが、もう正直満足してる俺がいる

 

「きょ、今日は女性は堕とさず、これからの方針を定めましょう」

 

「さ、賛成……すぅーー、ふぅ、んでどうするんだ」

 

「き、基本的にまずは私のクラスメイトを中心に……で、ですが1人暗部との繋がりがある生徒がおりますので、一気に全員だなんてむりですよ」

 

「あ、ああ……賛成ぃぃぃ。こ、これからは体力もつけよう」

 

「ど、同意です」

 

 疲れ果ててお互い裸のまま眠りについてしまう。だからたった今マドカから送られたメールを知らずにいた

 

『中国の代表候補生 凰 鈴音IS学園に転校。それと米原、今度私とセックスするときは四十院と同じ回数してくれよ。』

 

 彼女は計画の歯車を加速させるか、ストッパーとなるかは誰にもわからないことであるが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新たな台風はどこへ上陸するだろうか




正直に言いますと鈴ちゃんが一番あの作品の中で好きです。

そしてお話は変わりますが、一応この作品は『精液ボテ』というかなりマニアックなものですが、マニアック故にアダルトPCゲームや、エロ漫画に少ない気がするのですが、どなたかそういった作品をご存じないでしょうか?


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予期せぬ来訪者

前回の最後に書かせていただいた作品を、感想覧で教えていただいた方ありがとうございます。

私自身が知らなかっただけで、いろいろとあったのを知りました。

まだ『精液ボテ』の作品をご存知の方は、是非感想覧で教えてください。


 神楽との10回戦を終えてからはクラスメイトの動向を教えてもらうと、どうやらいくつかのグループで行動している生徒が多く手が出せないとのこと

 だから結局今週の休日はゆっくり身体を休め、体力作りに励むことにした

 しかし、神楽とのセックスの後にマドカからのメールであった内容で気になることがあるんだよな

 

『中国の代表候補生、凰 鈴音IS学園に転校』

 

 この時期に転校、何かしらの理由が挙げられるが一番の理由として納得できるのは、織斑一夏への接触だろう。織斑一夏が世間に報道されてからの期間も考えるとそうだな

 中国が凰を織斑に接触しろだの命令し、中国側に初めての男性操縦者を引き込めれば、外交なんかに役立つカードになるだろう

 詳細をマドカに聞いても『さぁな、そこまで知ろうとも思わん相手だ』って返ってきたし、協力関係ではあるが興味のないことにはあまり乗り気じゃないんだよなマドカって

 

「ま、今は体力づくりだ。基本的に2桁以上は射精できそうだし、後はその回数できる体力がないとな」

 

 そんなことを言いながら俺はバスケットボールをリングに投げる

 体力作りのモチベーションのためにも楽しくなければいけないと、神楽が言って腰が立てるようになってから部屋を出た。その30分後にフラフープとバスケットボールを持って帰ってきた。隠し部屋にフラフープを壁に取り付けゴールの代用にした

 計画のためにこれまでの俺の生活を調査したらしく、小学校と中学校で俺がバスケ部に所属しているのは把握済みのようで、好きなスポーツ道具を持ってきてくれたのだ

 

「懐かしいな……女尊男卑の前は女の子にモテたくて始めたんだっけ」

 

 始めたきっかけはどうであれ、バスケットボールの腕前はそこそこあると思う

 一応体力はある方だが、今の体力じゃ何回もセックスをするには足りない。もっと体力をつけるために部活時代のような練習を始める

 

 でも身体の限界まで運動しなければよかったと、後に俺は過去の自分自身を呪った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 休日も終わり平日に変わった月曜日、俺は昨日と同じく体力作りのために限界まで運動をしていた。きちんとお昼も食べ、ISの練習をしてからまた運動していたら神楽からメールが届いていた

 

『今日の夜22時頃に1人クラスメイトを連れて訪れます』

 

 携帯の時刻を見たら20時頃だ

 6時間も運動してたのか、身体の限界も近づいてきたので部屋に戻り夕食の準備を既に済ませていたので、汗をある程度拭いてから夕食を食す

 風呂に入ろうと風呂場に近づく際に俺はこう思った

 

(どうせここに来る生徒なんていないからもう開けとくか)

 

 22時に来る神楽と一緒にやって来るクラスメイトのために、既に鍵を開けておこうと思った行動でドアの鍵を開けてしまった

 そのまま風呂場に入りシャワーを浴びさっぱりとし、パンツとズボンを履きタオルで頭を拭きながら部屋に戻る。最近学園長が供給してくれている食料の中にココアがあるので、それを風呂上り飲むのがうまい

 ちなみに食料は学園長が俺用の食料を神楽に渡し、神楽が俺に渡しているシステムだ

 

「あぁ~、温かいココアもいいけど冷たいのもいいねぇ」

 

 ジジイみたいな口調でベットに座りココアを飲む。神楽がやって来るまであと1時間半くらいかな、その時間を身体の回復に努めますか

 ココアを飲みきり、まだ多少湿っている髪をドライヤーで乾かすために風呂場に向かう

 だがここで俺も、光学迷彩のカメラで監視をしているマドカも、クラスメイトを連れていく神楽も予想できないことがたった今起きた

 

「ひっぐ……一夏の馬鹿ァ!」

 

 バァン!っと思いっきりドアを開け、泣き顔の小柄な少女が入ってきた

 茶髪のツインテールの少女は涙を流しているからなのか、目を瞑りながら突撃してきたため俺が見えていない

 風呂場に向かうためにドアの近くにいた俺は、もちろん疲れていたのもあって避けれることもできずにドンッ!っと激突した

 

「いったぁっ!」

 

「ぐおっ!」

 

「……あっ、ご、ごめん前………見て………なく………」

 

「は、ははっ……き、気にしてないから退出を……」

 

「なっ!なんで男が!?って!何私の下に潜り込んでるのよ変態!!」

 

「お前が激突したんだろうが!!」

 

 ギィィッとドアが閉まっていく音が聞こえないほどの、大声で喚く目の前の少女に俺も少し大声で対応してしまったが、廊下には聞こえてないよな。というか最悪だ!!

 鍵を開けてしまったせいで部屋を間違えた少女に突入されるなんて!!

 こ、こんなの俺の責任だ!マドカだってそんなことになるとは思ってないし、完全な事故もいいところだけどヤバイ!!

 とにかくヤバイ!!

 なんとか穏便にいかないと……ってよく見たらこの少女!凰鈴音じゃん!

 代表候補生じゃん!!

 専用機あるじゃん!!

 レイプなんてしたら返り討ちじゃん!!!

 

「ちょ、ちょっと本当にあんた何者よ!!」

 

「ISの部分展開で手を出すな!説明を聞いてくれ!」

 

「……おかしなことを言ったら、このままこの手で拳骨よ」

 

「……俺は世界で2人目の男性操縦者、っておい!手を振り上げるな!拳骨を打とうとするな!」

 

「そんなのニュースになってないわよ!男性操縦者は一夏だけでしょう!!」

 

「証拠だ!『打鉄』の待機形態である右手中指の指輪だ!!」

 

「……ほ、本物ね。えっ!?じゃ、じゃあ本当に2人目の!!」

 

 今の俺にできるのはもうこれしかない。もともとここにいる理由を凰に伝えるしか道が無い

 変なことを言ったら速攻で消される自信だけがあるな、なんとか穏便にいきたいところだが……女尊男卑の女だったら

 ……いやでも待てよ。女尊男卑の女で専用機もあったら俺をすぐに消すか、だとしたらある程度の理解があるのか。でも下手なことは言えんな

 

「本当だ。とりあえず一旦落ち着いて話し合わないか?」

 

「……ええ、そうね。というか!早く上を着てよ!!なんで半裸なのよ!!」

 

「風呂上りなんだ!ちょっと待て、上を着るからどいてくれ」

 

「よっと……事情ありなんでしょうけれど、鍵を開けといてたあんたが悪いからねこの事態は」

 

「うぐっ!!い、言い返す言葉もない」

 

「鍵は閉めとくわよ。あんたがどういう理由でここにいるか、内容によっては私はあなたを拘束する」

 

 ここでIS学園の女性たちを奴隷に堕としています。なんて言ってみろ、拘束と言ってくれてるが絶対に拳骨が顔面に飛んでくる未来が見える

 風呂場に入ってシャツを手に取る。と、とりあえず神楽には事情を説明して、マドカにも来なくていいとメールしておこないと。メールを2人に送り、ドライヤーで適当に髪を乾かすと返信がもう2人から来た

 

『そちらに向かうのは今日はやめます。それと平和に終えれなければ覚悟してください。平和に終わったら覚悟してください。』

 

『アホ』

 

 シンプルな脅迫文とシンプルな罵倒が返ってきた

 返信を見て携帯をしまい風呂場を出ると、凰がベットに座って待っていた。俺もベットに向かいできるだけ、鳳と距離を置きベットに座り込む

 

「じゃ、話してもらうわよ」

 

「まず俺がISを動かせることに関しては納得してくれたか?」

 

「間違いなくその中指にある指輪は『打鉄』の待機形態よ。それで納得はしてる」

 

「そうか……だが俺はISの適性値が『E』なんだ」

 

「……なるほどね。なんとなく理解できたわ。要はあんたはここで、適性値を上げるために訓練か何かしてるんでしょ?」

 

「……そう思えた根拠は?」

 

「今の情勢は女尊男卑よ。ただでさえ男への当たりが酷いのに、女性だけ動かせるISを動かしたあんたはその思想の連中からすると邪魔な存在。一夏みたいに千冬さんの後ろ盾がないとすると、入学しなければ解剖され研究材料いきになる。だからひっそりとここで適性値を上げるためにいる……どう、あってる?」

 

 あってるも何も100点満点の解答なんだけど。俺がこの学園に入り込むために、神楽が作ったシナリオをこうもピッタリ当てるとはな。結構頭がキレるやつだな

 否定をする箇所もない

 しかし、凰のやつさっき『今の情勢は女尊男卑』と言ったが、もし凰が女尊男卑の思想だとしても、そんなことを自分自身から申告するもんじゃない。なら凰って、女尊男卑の思想を抱いてないのか?

 

「どお、当たり?」

 

「100点満点の模範解答だよ……だから、俺がここにいるってことは」

 

「わかってる、言わないわよ」

 

「……俺が言うのもなんだが、それでいいのか?学園に密告したり」

 

「しないわよ。私も小学生の頃に少しいじめにあってたから……でも、このことを学園に知られたら、あんたは私以上の仕打ちをうける。気が引けるのよ」

 

「いいやつなんだな……とりあえず信じるよ、ありがとう」

 

「お礼なんて言わなくていいわよ、もともとは私が部屋を間違えたのが原因なんだし」

 

 言葉ではこう言ってくれてるが、さすがに信用するにはまだ早いからマドカに見張ってもらおう

 密告するようだったら、どんな手を使ってでも堕として密告させないようにする。密告された後ならば、密告させた相手もろとも堕とさないと

 たった1つのミスでここまで大変なことになるとは、これからに向けての反省も必要だが、今は目の前のピンチをどうにかしなければならんな

 ……ん?というかなんで部屋を間違えた?しかも泣きながらやって来たが、部屋に来る以前に何かあったと察するのは必然だか

 

「そういえば、どうして部屋を間違えたんだ?泣きながら入って来たが」

 

「…………」

 

「あ、いや言いにくかったら言わなくても」

 

「……ねぇ、男のあんたの意見を聞きたいんだけどいい?」

 

「え?お、おう構わないが」

 

「ってその前に自己紹介しておかないとね。私は凰鈴音、中国の代表候補生よ。よろしく」

 

「ご丁寧にどうも。俺は米原華月、さっきも言ったが2人目の男性操縦者だ」

 

 まぁ、俺はマドカのメールで知っていたけどね。にしても男の意見を聞きたいってなんだ?

 女子同士の意見ではいけないのだろうか。女子に意見を聞かないってことは、男の気持ちについてか何かか?

 でもこの学園に男に関することを聞きたいってことは、凰も織斑一夏に好意が……って『一夏の馬鹿ァ!』と言いながら来たんだから、完全に織斑関係だな泣いた理由も

 

「じゃあ華月って呼ぶわよ。私のことは鈴でいいから」

 

「じゃあ鈴、俺の意見を聞きたいってなんだ?」

 

「これは中国の友達の話なんだけどね」

 

(鈴の話だなこれ絶対)

 

「その子が日本に転校した小学校5年のころに、そこでその子はいじめにあってたんだけど、それを助けてくれた男の子がいたの」

 

(織斑一夏だろ助けたのって)

 

 大方予想通りのキャスティングで鈴は話し始めた。ようは中国の学校から日本の学校に転校して、いじめにあってたんだろ。おそらく外国人へ対する何かだが、鈴の場合は名前がパンダっぽいけどそれ関連か?

 小学生の時って、そういうつまらないことでいじめたりするからなぁ

 ……あ、話の起承転結の『結』をあらかた予想できた気がする。告白して振られて泣いたんだろ

 

「その助けられた男の子とその子は、それから毎日のように遊んだわ。そして徐々に知っていったの、助けてくれたこの男の子が好きだって」

 

「ほぉ、ラブロマンスの話を聞いてるみたいだな」

 

「でもね、中学2年生のときにその子の両親が離婚することになってね。その子は中国に帰らないといけなくなったの……だから、その子は中国に帰る前に男の子に告白したの」

 

「へぇ、その子にとっては一世一代の告白か」

 

「うん……それで最近その子はその男の子に会ったから、告白の返事を聞いたんだけど勘違いされてて」

 

「……勘違い?」

 

 告白までは予想できたが勘違いされたとは思わなかった。でも勘違いってどういうことだ?

 いくら女尊男卑の世界でも、その思想になる前は男子は誰もが女子からの告白には浮かれるもんだ

 俺の小学校、中学校の男子クラスメイト同士では、結構その手の話題で盛り上がったのを今でも思い出せる。こういったシチュエーションでの告白ってどうかなだったり、女子からこう告白されたらどうすると話していたな

 鈴の語った小学5年から中学2年だなんて、もうそういったものには敏感になるぞ男子は。そんな告白を織斑は勘違い……どういうことだ?

 まさかあいつは女に興味がないんじゃ……

 

「勘違いされて、きちんと告白を覚えてなくて、悲しくなって自分の部屋に向かって走ってたつもりだったんだけど」

 

「俺が隠れているこの部屋と間違えたと」

 

「うん……ねぇ、華月にその子が言った告白を言ってみてもいい?他の男ならどう思うか、なんて返事を送るのか」

 

「ああ、構わないけど。その返事は俺が軸というのを忘れるなよ。誰しもがそう思ってるとは考えるな」

 

「わかった。じゃ、じゃあ言うわよ……料理が上達したら、毎日あたしの酢豚を食べてくれる?」

 

「……………」

 

「ど、どう?」

 

 俺の返事がすぐないことに不安を覚えたのか、鈴が姿勢を低くして俺の顔を覗き込んでくる

 まぁ少し俺も固まってしまったのは申し訳ないが、予想外からの方向から攻撃された気分だったからな、少し固まってしまった

 今のって日本でいう『あなたに毎朝、お味噌汁を作らせて』だよな

 それを中国出身だから酢豚に変更……なんで酢豚かは知らない。得意料理だからか、はたまた織斑の好物なのか、まぁどっちでも正直いいけどこの告白の返事だろ……俺が思うにこんなものかな?

 

「そうだな、とりあえず返事のパターンは4種類ある」

 

「よ、4種類もあんの!?」

 

「まずは2つ『はい』と『いいえ』これが一般だろ。『はい』なら告白は成功してはれて恋人に、『いいえ』ならば恋人になれず今までの関係が気まずくなる」

 

「……後の2つは?」

 

「さっきも言ったがこれは俺の主観だから、その男の子が何を考えてるのを知らない。だが俺もできるだけ親しい女性友達から、告白されたと想定をして返事をする」

 

「う、うん」

 

「3つ目は『え?奢ってくれるの!』という、その告白の定型文さえも知らん場合だな」

 

 こういった話は、奥手の男の子にそういった告白は誤解を招く。よくよく考えたり、説明されたら理解するだろうが、条件反射で何も考えてなければこう答えてしまうかもしれない

 しかもその定型文はこう言ってはあれだが少し古い。直接的な告白の方が伝わりやすいし、鈴のような変化球での告白でなければ基本の定型文は『好きです。付き合ってください』だろう

 まぁラブコメの主人公ってこういう告白をお出かけに捉えるが、そんなボケをするやつは現実にはいたりしない。告白にどこか憧れる生物の男は、そんな受け捉え方をするものか

 

「じゃ、じゃあ最後のパターンは?」

 

「一番告白させた女の子にダメージがあるだろう……まず『はい』と答えて鈴の友達は中国に帰って、久しぶりに会って尋ねると『え?それって奢ってくれる話だよな』というパターンだな」

 

「……えっ?ど、どうしてそうなるのよ」

 

「考えられる一番の理由としては、その友達が中国に帰り再会するまでの期間に、誰か他に好きな人が男の子の方に現れたかだな」

 

「っ!?な、なんでそんなことになるのよ!」

 

「その期間にその子よりも好きになってしまったが、鈴の友達からの告白に受け答えたから好きになった子に告白できない。だが『好きです。付き合ってください』のように明確には言われてない。鈴の友達の記憶では『はい』だが、告白された側が『奢る』を主張したら強く出れんだろ」

 

「だ、だったら再会して尋ねた段階でキッパリ断るでしょう!」

 

「好きになった子に振られたら時の保険だ。男の子が好きな相手に告白して振られても、鈴の友達に『やっぱりあれって告白だったな……俺も好きだ付き合ってくれ』と言えるからな」

 

 まぁ単純に最初の2つくらいが基本的だが、わりとドロドロしているラブロマンスものってこんなんじゃないか?

 男は女が自分に対して好意を抱いてるのを知っているが、俺自身はお前じゃなくてあいつが好きなんだっていうお話ってさ

 それで好きな相手と付き合えなくても、好意を抱いてる相手でも恋人にしたら男自身に箔がつき、周りへの自慢と魅力のアクセサリーとなれるっていう小説を見たんだよな

 俺の主観ではないけど、織斑のせいで俺はこういった環境に放り込まれたんだ。多少の嫌がらせ程度に、男とはこういった生き物と教えてやろう

 

「ま、こんなものじゃないか?俺の主観だが基本的はこんなもんだと……」

 

「ひっ……うっ……うぅ……」

 

「な、泣かないでくれ!言っただろ、その男の子の考えはわからないってさ」

 

「最後のよ……ううっ……」

 

「はっ?最後のって」

 

「私が一夏に告白した時のパターンが最後のと酷似してるのよ!」

 

「なぁっ!?」

 

 ちょっと待ってくれ!まさかそんな屑野郎なのか織斑一夏という人物は!?

 おいおい、織斑一夏への嫌がらせのつもりで言ったつもりが、まさかそれが酷似してるだなんて誰が思うよ!!

 ま、まずい!ここで『それって冗談なんだ』なんて言ったらISの拳骨が飛んでくるのは、目に見えてわかる!

 今日の俺なんか結構失態を犯してるんだけど!!というかもう友達や男の子ってのをやめて当事者の名前で叫ぶあたり本当なんだろうが困った!!

 

「うっうっ、そうよね私が見てきた一夏は外側で、内側は私が思い描いてただけで、そんなのは……うぅぅ、全部私の幻想っ」

 

「お、落ち着け!まだそうと決まってもいない!」

 

「で、でもぉ……でもぉ……わぁぁぁっ!!」

 

「な、泣かないでくれ!それに織斑のことは好きなんだろ、だったら……」

 

「もう何が正しいのかわかんないのよ!そんな話を聞いちゃったらわかんなくなっちゃったのよ!私のこの想いさえもわかんないのよ!……うわああぁあああん!!」

 

「うぉ!?また激突して……いやそうだな、胸は貸してやるから泣き止んでくれ」

 

 子供のように泣く鈴が、俺に激突し胸に顔をうずめて泣きじゃくる。胸元が濡れてきているが、これは俺の冗談で泣かせてしまったんだから拒絶はしない

 泣き止むまで付き合おうと決め、鈴の背中を擦ると携帯が鳴った。そっとポケットから出し、内容を……おいマドカ、メール送ってきたから何かと思ったら

 

『今だ、襲え』

 

 無理に決まってるだろ!

 いくら精神が不安定だからといっても、ISが鈴にはあるんだぞ!しかも代表候補生に適性値が『E』の俺がかなうとでも!!

 そんなことをしていたら、鈴が落ち着きを取り戻してきたのか泣き声も収まっていき、うずめている顔を見ると必死に涙を堪える顔をしていた

 

「ご、ごめん。みっともない姿を見せちゃったわね」

 

「別に構わない。そういう想いを募らせたのは俺だからな……ちょっと待ってろココアを淹れよう」

 

「……あったかいの」

 

「はいよ。じゃあとりあえず離してもらえる?」

 

「っ!?」

 

「いやそんな跳び下がられると少し凹む」

 

 だがまぁ想い人がいるのに、別の異性に抱き着くのは確かにいかんな

 それより今はココアを淹れないとな。俺は冷たいのでいいけど、鈴のは電子レンジであっためないとな

 電子レンジであってめてる間、鈴はベットの隅の方で体育座りであったまるのを待っている

 スカートから下着が見えそうだが、そんな行為をとった日には明日この部屋に俺の遺体が転がってるだろう。だから俺はそちらを一切見ず、あったまったココアをあげる際だけそちらを向いた

 

「ほれ、ココア飲んで一息つこう」

 

「ありがと、んぐっ……美味しい」

 

「そりゃよかった……んで、これからどうすんだ?その織斑とどうするのかなぁって」

 

「……一度ちゃんと見てみるわ。一夏という人物が、本当に私が思い描いてたような人物か」

 

「……昔に思い描いてたのがそのままではいられない。変わっていくのが人だ」

 

「ありがとね華月。そうよね私も一夏も成長していってるんだもの、あの頃のままだなんて夢に囚われてた私を目覚めさせてくれてありがと」

 

「……何かあったらまた来ればいい、ココアも淹れてやる」

 

 それを聞くと鈴は一瞬驚いた顔をするが、すぐに天真爛漫という言葉が似あう笑顔に変わった

 そしてそのまま一気にココアを飲もうとして、口の中のココアの温度に耐え切れず辛そうな顔をする

 本来ならまた来てほしいと考えないが、ここで突き放すようなことを言うのもおかしいし、何かしらのタイミングで奴隷と鉢合わせになるくらいなら、一旦計画を止めてから鈴がここに来る理由をなくそう

 そのためにも織斑は誰が好きなのか、とっとと知りたいが奴隷たちを使えば聞き込めるか?

 

「うん、じゃあまた来るわね!ココアご馳走様!」

 

「あ、俺のこととこの部屋のことは……」

 

「言わないわよ!その代わり私の恋路に協力してもらうわよ!」

 

「……成功する保障なんてないぞ」

 

「……どんな結末だとしても、私は受け止めるわよ。あの頃のままだなんて、甘いことを考えてた私のせいなんだから」

 

「……俺は鈴を応援する。結末が違ってもハッピーエンドに向かわせてやる」

 

 というかハッピーエンドになってくれないと、鈴はまたここに来るだろうから、なんとしてでも織斑と恋人になってもらわないと

 既に計画には支障があるんだ、これ以上何かまた支障が出る前になんとか!

 鈴は帰ろうとドアの前まで移動したが、先ほどの俺の言葉を聞いてまたしても驚いた顔をする。気のせいかなんか顔が赤くないか?

 ……さっきあったかいココアを飲んだからか?

 

「か、華月……あ、あんたよくそんな恥ずかしいセリフを」

 

「……い、言うな!今思い返したら、まぁまぁ恥ずかしいことを言ってたと自覚するだろ!」

 

「へへっ、じゃあ約束通りできればハッピーエンドにさせてね」

 

「お、おう……もう二度とそれ言わないでくれ」

 

「どうしようかしらぁ~……じゃあね華月」

 

「あ!おい待て!」

 

 ドアを開けスッと帰っていく鈴を俺は追うこともできないので、閉まっていくドアを眺めながら閉まりきるとすぐに鍵をかける

 マドカという台風が過ぎ去ったと思ったら、今度の台風は結構ここに滞在する期間が長いだろう

 というか神楽に顛末をメールで送らないと、それと織斑の恋愛事情に関しても教えてもらわないと。メールを送信して相変わらず1分以内に返信がきた

 

『いつか華月さんの奴隷になった人たちを、全員そちらに行かせますので、それぞれ5回の射精をお願いしますねps,もちろんマドカさんも来させますよ』

 

 返信できたのは、俺をめちゃくちゃにすると宣告しているメールであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(華月か……知り合って間もないのに、困っている私を助けるなんて)

 

 米原の部屋から退出し、自身の部屋にちゃんと帰れた鈴は風呂場のシャワーを浴びながら、今日の出来事を思い返していく

 織斑一夏との再会のためにやってきたIS学園だが、織斑一夏との別れ際に告白した意味を『奢る』と捉えられ、泣きながら入った部屋は予想打にしない2人目の男性操縦者の米原華月

 

 彼に聞かされた、あの告白の対応に鈴はショックを受けた。よりによって最後のパターンが今鈴の身に起きている事柄だからだ

 泣きながら米原の胸をかりて子供のように泣いた

 

 だがそんな鈴をきちんと受け取め、親身になって話を聞いてくれて、力も貸してくれると言った

 織斑一夏とはまた違う優しさに触れた鈴は心揺らめいた

 

(ち、違うって!あれだけでトキメクわけない!そう、ココアが心を揺らめかせたの!そうよ!)

 

 何か思うことがあるようだが、鈴は己の心に宿ったわずかな気持ちを自己完結させ風呂場を出る

 

 しかし、宿った気持ちは確かに鈴の心に芽生えているのを鈴自身さえも知らない




なぜ急に投稿が早くなったのか……それは!セックスシーンがどこにもないからである!

普通の会話は早く書けそうですが(普通に大学やバイトありますので遅くもなります)、セックスが入ると割とセリフなどが難しいので遅くなってしまいます。

まだまだ未熟な私ですがこれからもよろしくお願いします。

鈴ちゃん!鈴ちゃん!可愛いよ!好きだよ!鈴ちゃん!


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1on1

感想覧で教えてくださった作品を調べたりしてましたが、直接探しに行こうとアダルト店に行ったら、教えてくださった作品がいくつかあり購入しました。教えてくださりありがとうございます。まだまだ作品はお待ちしております。

そして前話の『織斑』を19個全て『織村』になっており、誤字を指摘くださったかたありがとうございます!




 鈴が突撃してくるハプニングが起きた翌日、俺はベッドに転がって昨日起きたことの整理をする。鈴は織斑との恋愛関連で、またここに来る可能性がある

 2人の恋路が成功しないと、鈴がいつここにやって来るかわからない。誰にも予測できない台風ほど恐ろしいものはないぞ

 もし、俺がたとえ隠し部屋で誰かとセックスなんてしてる最中に、鈴が俺の部屋にやって来て隠し部屋を覗かれでもしたら……そこでこの計画は終わる

 神楽もそんな危ない橋を渡ることなんてしないし、今は鈴が本当に密告などをしてないかマドカも協力しているが、そんな報告は今のところないな

 

「それでも、この現状をどうにかしないと先に進まない」

 

 俺の1つのミスで、計画が止まるだなんて思いもしなかった。予想外のストッパーだよ本当に

 このストッパーがここに来ることを無くすには、織斑との関係をハッキリさせない限りダメだろう

 上手くいって付き合うもよし、振られて立ち直らせるもよし、織斑関連でここに来るのならその要因である織斑との関係を早めに確立させないと。だがどうやってやる?

 俺はこの部屋から出ることなんてできないから、2人の恋路を早める役目ができない。神楽や奴隷たちに織斑に意識させるのも考えたが、昨日の鈴からの話を聞くとまったく意味のないことのように感じてしまう

 

「……結局俺がなんとかするのか」

 

 そうだ。最終的にたどり着いたのは、俺がここにやって来た鈴の後押しをし、織斑との問題を早めに解決させるように仕向けるしかない

 神楽や奴隷たちなら外で会えるし頼もうと思ったが、俺と鈴しか知ってるはずがない情報を知られたら繋がりがわかってしまう。たとえその後上手くいっても、計画の進行に神楽や奴隷たちの繋がりは必須なんだ

 こちら側ならいいんだが、そうでない人物に繋がりは教えられない

 

「だが鈴がいつ来るかわからないしな。計画もこの問題を解決しないと進めない……ここで気長に待つしかないのか」

 

 どうせ今は授業の真っ最中だ。この時間帯は今後のためにも体力作りに励んで、隠し部屋にも来たしISを展開して操縦に慣れないとな

 練習に没頭すれば没頭するほど、時間の流れが早く感じる

 身体の限界を感じるまでは、ただただひたすらに練習をする……のが!以前の俺だけど、前回の反省も踏まえて限界を迎える前に練習はやめよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シャワー浴びた後のココアってやっぱりいいな。コーヒー牛乳が定番だけど、俺はコーヒー牛乳よりココアだな」

 

 身体の限界を迎える前に練習をやめ、汗をかいたのでシャワーを浴び、またしてもココアを飲み干す

 そろそろ学校で授業が終わるころだ、部屋で待っていた方がいいと判断し、早めに練習は終えている

 ベッドに座りながら身体をマッサージする。限界を迎える前と言っても、疲れがあることには変わりはないので、きちんとリラックスできるようにしないととマッサージをしつつ身体を伸ばしていたら、コンコンッとノックが鳴った

 急いでドアの鍵を開けると、そそくさと部屋に入ってきたのは

 

「安心しなさい。ちゃんと周りには誰もいないから」

 

「お、おう。だが急だったからビックリしたぞ鈴」

 

「ちょっとお願いがあって来たの」

 

「お願い……織斑関連の話か?」

 

「ええ。今週クラス対抗戦があって……あっ、クラスの代表同士がトーナメント式で戦って、優勝したら景品がもらえる行事のことね」

 

「説明ありがと……クラスの代表がISで戦うっていう認識でいいか?」

 

「そうね。そんなところかしら」

 

 相変わらずこの学園はやたらとISでの対決にこだわるな。マドカも言っていたが、本来のISの使用用途は兵器ではないのだが、ISを兵器として扱わせて卒業なんてさせたら、より一層この世界の風潮が加速されるのは容易に想像できる

 未来を担う育成場と言うが、それは女だけであって男は当てはまってない。ここで女の方に力がさらに加われば、男の生きる場所など限られてしまう

 想像するだけでゾッとするが、なんとか俺が内部からその基盤をぶっ壊さないといけない。だから鈴、できるだけ織斑との関係に決着をつけてくれ

 

「それでその対抗戦がどうした?」

 

「各クラスの代表と戦うんだけど、私と一夏が戦って勝った方が、『相手になんでも言うことを聞かせられる』っていう約束をしたの」

 

「おぉ、これで鈴が勝てれば告白の舞台にもなれるな」

 

「だからこそ私はもっとISの練習をする!でもアリーナで練習したら、誰かに見られて戦い方がわかっちゃうかもしれない。だから華月、あんたが練習してる場所を私にも貸してほしいの」

 

「っ!?……なんでそんな場所があると?」

 

「適性値を上げるには、ひたすらISの練習を反復するかフィジカルアップ。でも、この部屋は狭くて練習もできない。アリーナも誰かに見られる恐れがある。ならこの部屋のどこかに、ISを練習できる場所があると考えたの……もしあるなら、そこで練習したいの」

 

「……恐れいった、とんでもない考察力だな」

 

 そこまで見抜かれたら隠す意味もない。それに隠し部屋には、何もいかがわしいものはない

 この部屋のベッドの下に古典的だが隠している。だから鈴を、隠し部屋に連れて行っても問題はない

 俺は鈴を手招きし、隠し部屋に通ずるクローゼットに誘う

 階段を下る最中に鈴は「すごっ」とちょっと男っぽい発言をしながら降りていき、隠し部屋に到着すると先頭の俺を抜かして、隠し部屋の広さに感動している鈴がいる

 

「すごい!まるで秘密基地みたいな場所ね!」

 

「子供みたいにはしゃいでまぁ……そんじゃここで練習するか」

 

「ええ!華月もISで分からないことは私に聞きなさい!」

 

「そもそもあまり動かせないからな、鈴って適性値はなんなんだ?」

 

「『A』よ」

 

「俺の遥か上だぁ、なんか動かすコツってあるか?」

 

「さぁ、なんとなくでできないの?」

 

 それで出来たら苦労しないよ!なんだよ昨日の観察眼や、今回の考察力で鈴って意外と頭脳派なんだと思ったら、人に教えるの下手くそか!

 いやというより、もともと適性値『A』故にわからないのか?動かすコツみたいなを知らないのか?

 稀にいるよな、才能を持って生まれた天才肌っていうの。今目の前にいる少女は、きっとその天才肌なんだろう。感覚で覚えて、周りもなんとなくでやってると思ってるな

 

「多分、華月は難しく考えすぎなんじゃない?」

 

「難しく?」

 

「ISの手を動かす時ってどうしてる?」

 

「ISの手に意識を集中して動かすようにしているが」

 

「そうそれよ!それが難しくしてるのよ。難しく考えないで、普段通りに手を動かすようにしていればいいのよ」

 

「普段通りに手を動かすか……やってみよう」

 

 普段通りにか、俺は今までISの展開された手に意識を集めて動かしてたが、日常で手を動かすような感じってあんまり意識してないな。脳が手を動かせって命令を発してるわけだし

 言われたことを実践するためにISを展開し、手に意識を集中させずに一旦リラックスして、日常の何気ない感じで手を動かす際の感じでやると、展開されたISの手が動いた

 マジか!?鈴の難しく考え過ぎってのは当たってるのか。だが手だけだ、それ以外はまだ動きもしないな

 

「ほら、難しく考えすぎてたでしょう」

 

「ああ、こんなに簡単に動くとは思わなかった。教えてくれてありがとう鈴」

 

「べ、別にいいわよお礼なんて。そ、それより私も練習するから、華月はひたすら反復練習を積むのよ!」

 

「おう!織斑をボコボコにして勝てよ!」

 

「当り前よ!私のことを貧乳ってバカにしたのも許せないし!約束も間違ってる怒りも全部ぶつけてやるんだから!」

 

「闘志が凄まじい」

 

 鈴の背後からメラメラと炎のようなオーラが見える。完全に織斑への怒りが蓄積して、ああなってるんだろう

 というか、鈴に対して貧乳とかよく言えたな織斑のやつ。本当に好きな相手なら、そもそも胸の事なんて言うのはNGだと思うが、織斑は鈴に何も思ってないのか?

 そう考えると向こうで専用機を展開し、自由に飛びながらISを操作している鈴が哀れでしかたない

 想い人のためにここまで転校してきたというのに、その相手がまるで自分に興味を持ってないかもしれないだなんて、織斑ってのは心がないやつだな

 

「どうかしたの華月?悲しい顔してるけど」

 

「んっ!?いや別に!そ、そんなことより鈴!もっと練習しようぜ!」

 

「……えぇ、わかってるわ。操縦の技術アップもブレードを振る速さも上げてくわ」

 

「俺もまずは歩けるようにならないとな」

 

「でもまずは動かせるとこをひたすら動かすの。動かせない場所に時間を費やさずにして、ISを動かす感覚をもっと実感しないと」

 

「それもそうだな」

 

 こうして俺と鈴は、お互い技術の向上を目的とし時間を費やしていった

 鈴は空中で旋回しながらブレードを振るったり、剣道のようにひたすらブレードを振るなど、とにかく今の技術や速さを超えるようにしていた

 一方俺は、ISで動かせる箇所の手を重点的に動かすことに専念した。手を握ったり開いたりして、ジャンケンのグー、チョキ、パーのどれかにできるだけ速く変えていき、手のコントロールにも慣れてきた

 そう思っていたら鈴がこちらにやって来た

 

「ねぇ。あの壁についてるフラフープは何?」

 

「え?あぁ、あれはバスケのゴールを模したやつだ」

 

「バスケの?……華月ってバスケやってるの?」

 

「一応これでも6年はバスケしてたからな」

 

「……じゃあさ、私と1on1してみない?」

 

「そうだな、ISの練習の気分転換もしたいからいいぜ!」

 

 まさか鈴と1on1をすることになるとは、もしかして鈴もバスケットボールの部活に所属してたのか?

 だとしたら負けられないな。俺も最近はバスケをして感覚は取り戻してはいるが、鈴の実力がわからないから油断できないな

 俺は隠し部屋の隅に置いてある、バスケットボールを手に取って鈴にパスする

 鈴はそれを受け取ると、ボールを突いたりリングに向かってシュートをしてみたりと色々していた

 

「鈴ってバスケ部所属なのか?」

 

「バスケじゃないわ、ラクロス部よ」

 

「え?じゃあなんで1on1なんて挑んできたんだ?」

 

「基本的に運動が好きだから、それにいい気分転換になると思って」

 

「なるほど、でもまぁ容赦はしないからな」

 

「当たり前よ。容赦なんてしたら、ISでボコボコにしてあげる!」

 

「怖っ!?」

 

 バスケ部ではないにしろ、鈴の運動能力はさっきのボール扱いでわかった。かなり運動能力が高いぞ鈴のやつ。シュートは見事にリングに掠ることなく決まってたし、基本的なスペックがもともと高いのだろう

 だからと言っても負ける気はないけどね

 1on1ということで俺と鈴は対峙する。俺がボールを手にし、ボールを突いていると鈴がリングの前に立ちディフェンス体勢を取る

 

「止めたら交代制の3点先取でどうだ?」

 

「大丈夫よ、いつでも来なさい!」

 

「じゃあ……行くぞ!」

 

 俺はドリブルをしながら鈴に迫る

 鈴の実力がわからない以上、最初は様子見といきたいがどうしたもんか。鈴の近くまで近づき、どう抜かそうかと考えるが考えるよりも前に身体が動いていた

 ボールを後ろの方で突き、左手でボールを突き右から抜かそうとし、すぐさま右手でボールを突き逆の左側から抜かした

 しかし、フェイクで右に向かったときに、鈴が付いてこれたのは計算外だがな

 

「クロスオーバー!?」

 

「悪いが先制点はもらった!」

 

「くっ!させないっ!」

 

「おっ!?」

 

 鈴をクロスオーバーで抜き、シュートの体勢に入ってボールを放ったとき、視界の端にジャンプして手を伸ばした鈴の指先が、ボールにギリギリ触れたのが見えた

 少し触れたことでボールの軌道は変わり、俺が放ったシュートはリングにぶつかり点は入らなかった

 マジか!想定外の反射神経と運動能力で止められるとは!距離もある程度とったつもりだが、追い付いてボールに届くのね

 

「危なかったわ……華月ってバスケ結構強いのね。ドリブルの技術にビックリしたわ」

 

「俺もまさか追い付かれたり、フェイクにも反応するとは思わなかった」

 

「ふふっ、甘く見てたら先に私が3点取っちゃうわよ」

 

「点はいれさせない。そんで次は決める!」

 

「でも、私はそう簡単に止められないわよ!」

 

「来いっ!」

 

 ドリブルで迫る鈴にプレッシャーを与えつつ、何でシュートを打つか観察しなければならない。ドリブルでリングに向かって行くのを、俺の身体で進行を妨害しているのでなんとか俺を抜かねばならない

 すると鈴は小柄な体型を利用して、ロールターンを用いて俺をかわすと一気にリングに向かってドリブルし、レイアップでシュートを決めようとしていた

 俺も追いつきブロックしようとしたが、鈴はそれを読んでいたようで、ダブルクラッチで避けてボールを放つ。でも俺は、飛んでブロックしに行ってはないので、まだ足は地についてるので今度は飛んでブロックする

 

「なっ!?飛んでなかったの!」

 

「そう見えたのはフェイクだ。飛ぶ動作を見せて騙させてもらった」

 

「くぅっ~!絶対に予測できないからいけると思ったのに!」

 

「確かにダブルクラッチは意表を突かれたけど、鈴なら俺の想定も超えてくると思ったから用心しただけだ」

 

「そ、そう。よくわかってるじゃない」

 

「よしっ!今度は決めてやるよ!」

 

 俺はそう言うと、さっきはドリブルで距離を縮めたが今回はそうはせずに、一定の距離を保ち鈴が一瞬気を緩めた瞬間に、そこから通常のシュートを放ってシュートを決める

 鈴はもちろん反応できてはいたが、距離と小柄な体型もあって放たれたボールには届かない

 俺が放った場所は、本来のバスケットコートだとスリーポイントがある場所だ。普通の身長でも追い付けるのは厳しいだろう

 

「ちょ、ちょっと卑怯よ!ありなのそれ!」

 

「ははは!誰がダメと言った!」

 

「きぃー!なら次は私の番よね!」

 

「ああ、鈴の番だ」

 

「それっ!」

 

「ちょっと待て!スリーも打てるのか!」

 

 鈴が俺からボールを受け取ると、すぐさま先ほど俺が打った場所からシュートを放った

 放たれたボールはスピンにブレがなく、きれいにリングに向かっていき決まった

 先ほどの俺がやったのだから、俺から文句を上げるのは間違いなのは知っている

 だがもうスリーポイントからのシュートはやめようと決め、お互いに1点を取った状態での次は俺の番となった

 

「速攻っ!」

 

「さ、さっきより速っ!」

 

「負けれない意地があるんでね!」

 

「でもまた止める!」

 

「これでもか!」

 

「っ!?フェイドアウェイ・ジャンパー!」

 

 リングに近くなった場所で、シュートの姿勢をとると鈴が構えるが、俺がリングから離れる方向に飛んでボールを放つと、ボールはリングに弾かれることなく決まった

 鈴もさすがの反射神経ですぐに止めに入ったが、離れながらのシュートには届かなかった

 決められたとき鈴の表情はとても悔しそうだが、この1on1を楽しんでるのを隠しきれず笑顔になる

 

「これで華月がリーチね」

 

「これで俺が止めたら鈴はピンチだな」

 

「逆に言えば、私が決めたらあんたのプレッシャーになる!」

 

「……せやな」

 

「それにまだ私は秘策があんのよ!」

 

「なんだと?……っ!いきなり仕掛けるか!」

 

 ドリブルで一気に俺との距離を縮めると、鈴はいきなりシュート体勢になった

 そしてちゃんとシュートを打つために、飛んだことを確認してから俺もブロックのために飛んだが、鈴のシュートは低い位置から掬い取るように放たれ、俺のブロックのために伸ばした手は届かなかった

 これが鈴の秘策か……やられたな。このシュートは背の低い人が、自分よりも高身長にも勝てるようなシュートだ。そして鈴の打ったボールはリングに決まった

 

「スクープショットも打てるのかよ」

 

「バスケは授業で身に着けたのよ!」

 

「やっぱり天才肌か」

 

「さぁ、華月の番よ!絶対に止めるわ!」

 

「できるか……なっ!!」

 

「来なさい!!」

 

 俺は鈴をドリブルでかわしてから打とうとしてるが、俺のドライブを警戒してわずかに距離を取っている

 本当に上手いな、ドリブルで抜かさないようにして距離を取りつつ、そこから俺がシュートを打ったとしても鈴の速さなら追い付けるか

 なら、このシュートぐらいしかないか。ドリブルは今止められる確率が高いなら、俺の打てるシュートの中でこの状況に最適なのはこれだ!

 

「シュートを打つ気ね!」

 

「ああ、でもこうやってな!」

 

「っ!?まさかフェイダウェイ!」

 

「もらった!」

 

「まだよ!」

 

「もう遅い!……っておい俺に向かって飛び込むな!!」

 

「えぇ!?きゃあっ!!」

 

 最適と思われた飛ぶ際、後方に仰け反るように飛びシュートを放ちそれはリングに決まった

 だがブロックのために飛んだ鈴は、後方に仰け反るように飛んだ俺に届くよう、かなり俺に接近してブロックしようと飛んだため、勢いをそのままに俺にダイブする形になった

 ドォンッ!という音が隠し部屋に響き渡る。俺が下敷きになり、鈴が俺の上にのしかかっている。こういうのはラブコメ漫画などによく見られるものだが、あれって巨乳の女の子が押し倒してしまった主人公に自分の胸を押しつけ、主人公は柔らかさに照れたりするが今の俺はそんなの感じない

 あんなの嘘だ。背中も胸板も痛いだけなんだが

 

「いってぇ……おい鈴大丈夫か?」

 

「……………」

 

「お、おい鈴?」

 

「……んえっ!?ど、どうかした華月!」

 

「いや、大丈夫かと尋ねただけだが」

 

「だ、大丈夫よ!べ、別に何も思ってないから!何も感じてないから!」

 

 顔を真っ赤にさせた鈴が口早に連呼してるが、何を思って何を感じたんだよ。だいたいそれ言うときは、自分の心境と真逆の時だろ

 ……いや待て、というか普通にバスケして汗かいてるから不快にさせてしまうな

 だが鈴がなかなかどいてくれない。何故だ、普通女性って汗の臭い……そもそも男の匂いは好きでないはずだが。それにさっき返答がなかったときに鈴は、どちらかというと俺の胸板に顔をうずくめていたが

 おいまさか鈴の性癖って匂い嗜好なのか!?

 

「そ、そろそろ帰るわね!じゃ、じゃあね!」

 

「あ!クラス対抗戦負けんなよ!」

 

「あ、当り前よ!いい報告待ってなさい!」

 

「おう、期待してるぞ!」

 

「……ありがとね」

 

「ん?あっ、もういない」

 

 鈴の知られざる性癖を知れた……でも鈴を堕とすわけでもないのに知れてもな

 にしてもセシリアといい、鈴といい代表候補生ってのは特殊な性癖をお持ちの方が多いのかね?

 もし織斑が鈴と付き合ったら、織斑のやつはビックリするだろうな。俺の彼女の性癖が匂い嗜好なんだが!とか言いそう、いや、織斑のやつはもう何も信用ならんからな、普通の男の反応と一緒にしても意味ないな

 

「ま、さすがに俺は汗臭いのが好きではないから、シャワーを浴びてさっぱりしよう」

 

 隠し部屋から部屋に戻ると、俺は本日2度目のシャワーを浴びる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(なになになになになになに!!なんで私ドキドキしてたの!)

 

 廊下を全力で走って部屋に帰る鈴は、先ほどの華月とのバスケでの事故で、彼を押し倒してしまったのだが、その時に思いっきり彼の胸板に顔を密着させてしまった

 すると鼻腔が華月の匂いで支配される。するとなぜか、不快感よりも先に安心感がやってきた

 鈴は自分が異性の匂いで安心したことがない故に困惑した。むしろ不快な思いをしたことしかない。離婚してもう嗅ぐことのない父親の臭いでさえ、安心感などなく不快感しかないのに華月はなぜ安心できたのか

 

(ちょ、ちょっと待って!たしか中学の時に弾が……)

 

『なぁ知ってるか?女性って好きな人の匂いを嗅ぐと、落ち着くんだってよ』

 

『へぇ、そうなのか弾』

 

『あぁ!好きな人の匂いがすると、近くにいる安心からホッとするんだって、それにたとえ汗の臭いでも逆に男らしくて安心するんだぜ!』

 

『てかなんで弾はそんなの調べたのよ?』

 

『だってよ、これが本当なら女性の方から俺の匂いを嗅いで、本能から俺を求めるだろ!俺はモテたいんだ!』

 

『必死過ぎよ!』

 

 何気ない中学の思い出、織斑一夏と凰鈴音の悪友である五反田弾が、熱く語ってたこの話がもし自分自身に当てはまってしまうのなら、凰鈴音は織斑一夏だけでなく米原華月も好きということだ

 出会って全然日も経ってないのに、華月に恋してるわけないと鈴は必死に否定するが、心に芽生えていた想いが逆に成長していきどんどん華月を意識し始めてしまう

 

(違う!違うわよ!華月とは友達よ!そう、友達としての好きだから落ち着いたの。だから、華月の匂いを嗅いで安心したの!)

 

 そうまたしても自分に言い聞かせると、鈴も自室のシャワーを浴び始める

 熱気で曇っていたガラスをシャワーで洗い流すと、映った鈴は頬を赤く染め悲し気な顔をしていた

 さっきの自己完結で、華月への想いを決めてしまったことからか、それとも心に芽生えてる一夏への想いと華月の想いのせいか鈴にもわからずにいた

 

「あ、あれ?な、なんで私こんな顔して……」

 

 そんな想いを少女は引きずりながら、クラス対抗戦へと挑むのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日が自分の心に、最終決着をつける日であることを誰も知らない




1on1で出てきたバスケで使う言葉

・クロスオーバー:ボールを素早く左右に切り替えるドリブルで、ディフェンダーを揺さぶる。
・ロールターン:ディフェンダーが進行方向にいる際に、クルッと反転して相手をかわすドリブルである。

・ダブルクラッチ:一度目のシュートモーションに入った手を下げ、逆の手に持ち替えて放つシュートである。

・フェイドアウェイ・ジャンパー:リングを対面にし、後方にジャンプしリングから離れながら放つシュートである。

・スクープショット:低い位置からアンダーハンドで放つシュートで、大きなループを描いて放たれる。

・フェイドアウェイ:身体も反らしつつ後方に飛びながら放つシュート。反らしたため鈴との衝突で倒れやすかった

次回はとうとうクラス対抗戦ですが、米原はなんの関係もありませんね。クラスに所属してませんからね。

ですが次回で鈴のお話は終わりです。


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繋がりの名は

約15000文字です。過去最長の長さとなりました。

そして今回の話を書いていて私は何度も「少女漫画買って女心を知らないと」と呟きました。


 お昼過ぎの今頃鈴は、クラス対抗戦で織斑と戦ってるんだよな

 これで鈴が勝てば、織斑に何か1つ言うこと聞くみたいな約束事を果たせて、上手くいけば織斑と付き合えたりできるだろう。そうなれば、鈴がこの部屋に来る目的はなくなれば止まっていた計画も動き出せる

 だからこそこのクラス対抗戦で鈴には、なんとしてでも勝ってもらいたいが俺は何もできないんだよな

 せめて祈るか、何卒どうか織斑一夏が不慮の事故などで負けますようにと、祈りが届きますように

 

「クラス対抗戦が、今どうなってるのかわかりもしないな」

 

 結果は神楽から教えてもらえるし、クラス対抗戦が終わるまではいつも通りの練習で体力作りに励むか

 お昼も食べてからある程度時間が経ったので、身体を動かしてもそろそろ大丈夫だろうと判断し、隠し部屋へと向かうがまたあの音がした

 

ガチャガチャ……ガチャン!

 

 この音って、マドカが鍵開けを行った時にした音じゃ……え?また誰かが鍵開けを行ってるのか!?

 確かに今はクラス対抗戦がある、そこに生徒は集まってるから周りを警戒して鍵開けをする必要はない!

 

「だからって今来るのかよ!」

 

バァン!

 

「計画を止めた米原が悪い」

 

「マドカかよ!」

 

「なんだ?計画を止めたとこで、私はお前との接触を控えたんだぞ」

 

「うぐっ!そ、それに関しては申し訳ない」

 

「今なら誰もここに来ない。それにクラス対抗戦も、予想外の事態で有耶無耶になるから、下手したらまた凰はここに来るからな」

 

 鍵開けをしてきたのはマドカだったが、来るなら鍵開けで入ってくるんじゃなくて、メールで伝えてくれたら鍵を開けるのに

 ……ん?さっきマドカはなんて言った?クラス対抗戦で、予想外の事態で有耶無耶になるってどういうことだ?

 それになんで、それが起きるってマドカが知っている

 

「兎のやつがその戦いに、無人機のISを投入してな」

 

「無人機のISだと!?そんなもの……」

 

「あの兎ならそれができる。普通の常識の範疇では、あいつの知識の範囲に収まらない」

 

「……本当に天災なんだな」

 

「目的としては、今の織斑一夏と専用機の適合率を計るためだ。織斑一夏のデータは、真の脅威が現れることで開花する……と兎は言って無人機を放った」

 

「それが今、クラス対抗戦に現れたのか」

 

「ああ、だから今日はここに誰も来ない。だから今日は、たっぷりと私と楽しもうじゃないか!」

 

「うぉい!服を脱ぐな!」

 

 それが目的でマドカは来たのか!確かにメールでも、神楽と同じ回数はセックスしてくれときたけど。誰も来ないというこの現状を利用して、何回も俺とセックスする気かよ!

 確かにそんな無人機とか来たら、倒した後は事情聴取とかメディカルチェックなんかで、時間を取られるから鈴も来ないだろうけれど!

 

「お前の失態でこうなったんだろ!その代償をセックスで帳消しにする私に感謝しろ!」

 

「意味がわからんぞ!セックスがしたいならしたいって言えばいいだろ!」

 

「お前はそんなことを女子に言わせる気か!」

 

「そうだな!言うのはマドカでも恥ずかしいよな!」

 

「ほぉ……お前の失態なのに、私に物申すというのか。気が変わった、ちょっと気を失ってもらうぞ」

 

「ま、待て!なんでそうなるんだよ!」

 

「やる気があるのは私だけで、お前は消極的なんだろ?なら有無も言わさずに、セックスする状況に落としてやるよ!」

 

 そう言うとマドカは、壁を蹴り上げていくと目の前に足を振りかぶるマドカがいた

 その足でマドカは、俺の顎を思いっ切り蹴った。脳震盪を起こして意識が朦朧としているが、もう一度マドカが顎を蹴り俺の意識は完全に刈り取られた

 最後に見えた記憶では、マドカが服を脱いで半裸の状態で、勝ち誇ったような笑みを浮かべていた。本当に我が道を行くようになったな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~鈴side~

 

 クラス対抗戦で私は一夏を圧倒していた

 私の専用機『甲龍』の衝撃砲で、接近戦にしか力を入れていない一夏の刃は私に届くことはなかった。後で聞いた話だと、一夏はクラス代表になってからも同室の箒と一緒に、剣道の練習で近接攻撃しか訓練してないらしい

 一夏のクラスメイトで代表候補生のセシリアがいるのに、彼女と戦えば遠距離の対策なんかも考えてもよかったのに、それもしないでひたすらに接近戦のみを想定して訓練していたようだ

 それしか訓練してないのだから、遠距離で一方的に私が一夏のシールドエネルギーを減らしていった

 

「昔の私なら、男らしいだなんて言ってただろうけど。ちゃんと見てみると無策で、私のことを調べもせずに挑んだのね」

 

 そして衝撃砲からブレードに切り替えて、とどめを刺そうと一夏に接近したらアリーナにISが現れた

 アリーナのシールドも突き破る威力を搭載しているこのISに、観客はパニックになり通信や教師が駆けつける道も妨害されていた

 つまり現状、シールドエネルギーがない一夏も戦えないから、ダメージをくらってない私がなんとかしないといけない

 それなのに……それなのに一夏は……

 

『鈴を!女の子を置いてそんなことできるか!!』

 

 そう言って侵入したISに突っ込んでいった。相手のISはアリーナのシールドを突き破る、強力なビーム兵器を搭載しているのにだ

 何も考えず突っ込んでいく一夏に、私の心はどんどん解っていってしまっている

 一夏は何も考えてない、遠距離での戦いはさっき私との戦いで苦手とわかっているはずなのに、シールドエネルギーも私よりも少ないのに挑むのは何も考えてない

 一夏を動かしてるのは、彼の中にある男としての信念。それだけで動いているのだ、ここで逃げたら男じゃないという思いで

 

「私がいじめられている時に助けたのも、見捨てるのは男らしくないってことなのかな……ははっ、そんな信念に私は惚れちゃったのかしら」

 

 自分の心が嫌になる

 結局襲撃してきたISに一夏は返り討ちにあってやられ、破られて空いているアリーナのシールドからセシリアが参戦してくれて、なんとか倒すことはできたけど、一夏という人物を知ってしまって喜ぶことはできなかった

 その後、襲撃したISが無人機と知ると学園側は、それを回収したが何か情報でも得ようとしているのだろう

 その無人機にやられた一夏は、保健室で安静にしていろと千冬さんに言われ、大人しく保健室のベッドで寝ている

 私はこの件で学園側から色々尋ねられたが、なんて応答していたか覚えてない。事情聴取から解放された私は、ある場所を目指して歩いている

 

「……華月」

 

 私が間違えて入ったことで、出会った2人目の男性操縦者

 適性値が低いことで、隠れて密かに訓練して自らの境遇に立ち向かう華月。出会って間もない私の悩みを聞いてくれて、彼からの意見を聞いて私は変われた

 過去の一夏しか見てない私を、目覚めさせてくれたのが華月だ

 それからは彼に会って、一緒にISの訓練をしたりバスケをしたり、一夏との関係についての相談も聞いてくれて、まだ慣れてないIS学園という環境で、心を許せる異性であり彼の臭いを嗅ぐと何故か落ち着くのだ

 好きな人の臭いは、遺伝子レベルで安心させるようだが、私は華月のことを……

 

「……また来ちゃった」

 

 そうして考えるうちに、華月の部屋の前についた。周りに人がいないことを確認してから、ドアをノックするがなかなかドアは開かない

 隠し部屋で練習でもしてるのかと思ったが、ドアの鍵穴にわずかな傷があるのを見つける。まさかここに華月がいるのがバレて、鍵開けで誰かが侵入したんじゃ!?

 そう思うとドアノブに手が伸びていた。すると鍵はかかっておらず、ギィッ!とドアを開けていく。すると、ベットに見覚えのある顔が2つあった

 

「ち、千冬さん!?な、なんで裸……っ!ち、違う誰!それにな、ななななんで華月まで裸に!?」

 

「あぁぁんっ……!……んんっ?なんで中国の代表候補生さんがここにいる」

 

「尋ねてるのはこっちよ!答えなさい!」

 

「織斑千冬に似ているのは極秘だが、米原が裸なのは私とセックスをしていたからだが」

 

「せっ!!せせせせせせせセックスッ!?」

 

「言っておくが、私たちは付き合ってない。お前の恋愛脳だと、そう捉えられそうだからな」

 

「じゃ、じゃあなんでそんな」

 

 目の前にいる素っ裸の少女は、顔の成り立ちや雰囲気さえも千冬さんそっくりである

 人に言えない極秘ということは、違法行為で生み出されたものか、詐欺か何かで顔を整形したかだが今はそんなことはどうでもいいのよ!

 なんで華月が裸になって、目の前の少女とせ、セックスしてるかよ!……でも華月はさっきから動きもしない。私がこうやって大声を上げたら、驚いて飛び上がったりしそうだけれど

 ……って!?あ、あれって男の人についてる……で、デカい。そ、それにこの部屋に漂う臭いは何?なんでかわかんないけど、この臭いを嗅ぎ続けちゃったらいけないような

 

「そうだな。お前は好きな人とのセックスって考えたことあるか?」

 

「な、何よ急にそんなこと」

 

「私はない……でもな、これで味わえる女としての幸福があるんだ。心のどこかに空いた隙間を満たしてくれる、そういったものを味わえるから、私は米原とセックスしている」

 

「私にはわからないわよ。そんな気持ち」

 

「そうか?織斑一夏への恋心を、捨て去れずに立ち止まっているお前なら、わかると思うんだがな」

 

「っ!?な、なんでそんなことが!」

 

「お前は顔によく出る。浮き沈みの激しい女だから、今のお前の心情もおおまかには理解してるつもりだ」

 

 その通りだった。私は未だに一夏への恋心を捨てれずにいた

 私が見ていた一夏という人物を知ったが、一夏を好きと想い続けた月日がまだ心に残っており、まだ私は過去に囚われているのだ

 俯いて何も発さない私に、千冬さんに似た少女は私の手を掴むと引っ張ってベッドに向かい始めた

 急な出来事というのと、小柄な体型からは考えられない力というのもあって、抵抗できずに引っ張られると華月が寝ているベッドに突き飛ばされた

 起き上がろうと顔を上げたら、目の前には遠目で見た華月のあそこがあった

 

「ひぃうっ……!?」

 

「安心しろ。米原の意識は刈り取ったから、暫くは目を覚まさない」

 

「そ、そそそそそうじゃなくてっ!別にわ、私はそんな」

 

「別にセックスをするわけじゃない。ただ少しその距離で、米原のチンポを見てみろ」

 

「ちっ、ちん!?なっ、なんでよぉ!」

 

(映像で見た限り、こいつは臭い嗜好。そして米原への臭いの反応は良好……なら、その意識をしている米原のチンポの臭いを嗅いだらどうなる?)

 

 私の目前には、異様な熱気を放ち続ける禍々しいものがある。その熱気に私の肌はこの距離で撫でられる感覚に陥る

 それにとても強烈な臭いなのだが、これは昨日みたいに安心感を与える臭いじゃない。でも不快感を与えるわけでもない、でもこれだけはわかる。この臭いを嗅ぎ続けたら、どうにかなってしまう!

 すると、わずかに心に残っていた一夏への想いが、この臭いによって上書きされていくのもわかる

 一夏へのまだどこか期待してる想いも、離れ離れになってた時に一夏の想いが、今の一夏を知り悲しみに変わった想いが、これに上書きされ嫌な想いが薄れていくのがわかる

 

「だ、ダメッ!!これ以上嗅いじゃったら!!」

 

「おいおい、退散はなしだぜ凰鈴音。まだ嗅いでみろ」

 

「や、やめてっ!顔を掴まないで!!ここから離れられない!!」

 

「自分の気持ちに決着をつけろ。お前はあのくだらないプライドを大事にする織斑一夏と、お前の全てを受け止め安心感を与える米原華月、お前の心はどちらを望んでいる?」

 

「わ、私の……心が望んでる……」

 

「ああ、尋ねてみろよ……今のお前の心に」

 

 今の私の心に尋ねる……一夏は転校していじめにあっていた私を助けてくれた

 でも、それは一夏の信念だけであって、今日みたいに自分じゃどうしようもできないのを知ってるはずなのに、その信念があればどうにかなると思い込んでいるとわかると、今までの一夏の想いは薄れていた

 華月はどうだろう?出会いは一夏とは違って、よくないものだった

 でも私の抱え込んでる悩みにも付き合ってくれて、出会って間もないのに優しく接してくれたから私は心を許せた

 華月に心を許したあの日から、彼への想いはどんどん大きくなっていったのを私は知っている

 

「私は……私の心が……私自身が望んでるのは……」

 

 私の心に尋ねて出た答えを、私の顔を掴んでいる少女に伝えるべく、掴んだ手を放してもらい少女と向き合い、私は心で決めた想いを答えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~米原side~

 

 ……なんだ?妙に気持ちがいいんだが、俺はなんで意識が少し朦朧としている?

 確か最後に見た光景は、鍵開けで入ってきたマドカがセックスすると言って、俺が嫌がるさまを見て苛立ち実力行使と言ってきて

 ……そうだ!顎を蹴られて意識を刈り取られたんだった!

 じゃあ今この気持ちよさって、マドカが宣言通りセックスしてるからか!

 それで今俺のチンポを舐める感覚、フェラをマドカがしてくれているのか。しかし意外とマドカって、亀頭をチロチロと舐めるんだな。妙によそよそしいというかなんというか

 これってあれだな、恥じらいでこれ以上はできないってことか?気絶させた仕返しだ、すぐに起き上がって頭を掴んで一気に奥まで突っ込んでやろう

 

「……おらっ!さっきの仕返しだマド……カ?」

 

「むぐっ、むぷぅンッ……!?」

 

「えっ!?ちょ、ちょっと待て、なんで鈴が!?じゃ、じゃなくて手を放さないと!」

 

「ここまでしたんだ。いっそ1回くらい、口内射精でもしたらどうだ?」

 

「お、おいマドカ!なんで鈴がここに!っていうか俺の手を掴むな!放せないだろ!」

 

「そらそら!もう射精しな米原!」

 

「うむっぷじゅッ!じゅぷぅッ!うぁっ、あぁぁっ、あむぅぅ……!」

 

 マドカと思い、口の中に突っ込んだ相手はなぜか鈴であった

 どうして鈴がここに!なんで俺のチンポを舐めていた!という疑問も聞けぬまま、口内にチンポを侵入させてしまう

 しかしその瞬間、温かくぬめった心地にチンポが包まれ、俺は思わず腰を震わせると射精感がもう高まった

 おそらくマドカがもう、何度か気絶した俺とセックスしたのだろう。でないとこんなすぐに昂るわけがない

 いやでも気持ちがいい、頬肉や舌の柔らかい感触、唾液の粘性……何よりあまり意識して見てなかった鈴が、今はとても愛しいものに見えるのもあって、精神的にも気持ちがいい

 

「うぷっ、うぅぅっ……あ、味が……うっ、えぅ……!ひぅ、ンンッ……匂いがぁ……むぅ……!」

 

「気分はどうだ凰。自分の心に従った想い人の匂い、そしてその想い人と結ばれることができるチンポは」

 

「むぐぅっ、んちゅ……まだ慣れないけど……ふぅっ……味わうほど、嗅いでいくほど、どんどん頭がおかしくなって……気持ちがいいのぉ……!」

 

「好いてる相手だと、何かしらの作用があるのか?やけに適応するのが早い……」

 

「お、おい!鈴って織斑のことが好きなはずじゃ!マドカのその言いぶりじゃ、俺が好いてる相手になるぞ!」

 

「ああ、事実を私は述べてるだけだ」

 

「ええぇ!?ほ、本当なのか鈴?」

 

 口膣にチンポを突っ込まれながらも鈴は、俺の問いに応えるべく頬張りながらも頷いてくれた

 どうやら本当のようだが、鈴は俺に対して織斑への恋路を相談していたが、その想いは無くしてしまったのか?

 だとすれば、マドカが言ってたクラス対抗戦での、無人機乱入で何かがあったんだな

 鈴の今の想いを考えていたため、今この瞬間も鈴がフェラをしてくれているのを忘れていた。だから、急な昂りに抵抗できず一気に射精感が高まる

 苦しいだろうに、辛いだろうに、一生懸命にチンポをしゃぶる鈴に興奮を覚える。チンポに意識を集めると、舌も暴れ狂うチンポの竿裏を支えるように宛がわれ、激しい摩擦が訪れて気持ちがいい

 

「あぁぁ、気持ちがいいっ……鈴!そろそろ射精しちまう!」

 

「んぷっ、ぷぶぅッ!じゅっずぅ!じゅるっ、ズズッ……れぷっ、れるっ、れるぅぅ!」

 

「もう私は動かしてないぞ。自分の意志で、必死に射精させようと必死だな」

 

「うおおぉっ、出るっ!苦しかったらすぐにチンポを放せよ鈴!」

 

「じゅっ、じゅるぅ!んぶっ、ぶぽっ、じゅぼッ!ズズズッ!おぶっ、ぶぅ!」

 

ぼびゅるるるる!びゅぐぐぐ!!

 

「んじゅっぶぅううウンッ!?」

 

 たまらず腰が引きつってしまうほどの快感のさなか、とうとう限界の瞬間が訪れた

 勃起チンポがいっそう大きく反り返り、根元から力強くビクンと脈動すると、快悦が頂点まで上りきったその瞬間、鈴の目の前に白い閃光が弾け、欲望が一気に爆発した

 放たれた熱い衝動は睾丸から凶悪な快楽を伴って尿道を突っ走り、鈴の口内に噴き出していった

 腰が大きく痙攣し、全身を貫かれるかのような快感に襲われながら、俺は必死に飲み込もうとしてる鈴を放そうとしている。口内を満たし、呼吸を塞ぐ精液の暴虐に鈴が必死に耐えているようで、本当に吐き出された精液を飲みほそうとしている

 

「んぶぅっ!?あぷっ、うぶぶッ!?ンンッ、んぶっ、あふぁアッ!?」

 

「お、おい!飲み込まなくてもいいんだぞ鈴!」

 

「ごぷっ、ぷっ、ぶじゅうゥンッ!んぷぁっ、あぶぅッ!えぶっ、ぶぷぅウンッ!あぶっ、んぶぅぅっ!」

 

「すごいな。私でも最初は全部飲み込もうとしないが、凰は頑張って飲み込もうとしてるな」

 

「うぷぇっ!けふっ!うぶぅッ!ごきゅっ……ごきゅっ……ぷじゅっ、ぶぅぅ!じゅぷるるっ!」

 

「す、すまん鈴!最後の一発が出るぞっ!」

 

ばびゅるるるる!!びゅるる!!

 

「ひゃっぷぅウウゥウッ!?」

 

 牡の欲望の体液を嚥下するその様子に、俺のチンポはさらに射精が勢いづき大量の精液を放出する。すると鈴は自ら喉奥へとチンポをグリグリと押し込んでいく

 そうして、たっぷりと口内に精液を吐き出し、ようやくチンポが落ち着きを取り戻し、射精がゆっくりと収まった

 容赦なく口内に精液を注ぎ込まれたにも関わらず鈴は、慣れてないフェラと、口膣をチンポで射精させるために咥え込んだ疲労により、すっかり参ってるように見える

 

「ぷぁ……かふっ……けほっ、けほっ……!はぁ、はぁ……ぜぇっ、はぁ……」

 

「だ、大丈夫か鈴!というかなんでこんな」

 

「言ったろ米原、凰はお前のことが好きと言った」

 

「……俺が気絶してる間に何があった」

 

「ただ凰が、自分の心に素直になっただけだ」

 

「それがどうしてこうなるんだ」

 

「おかしなことを言うな米原は、もともとセックスというのは本来好きな人同士の行為だ。お前のチンポの臭いを嗅いで、思考能力の低下した鈴はセックスを求めたから、まずはフェラで慣れろと私がアドバイスを出した」

 

 結局誘導したのはマドカなのは変わりないんだな!それに俺のチンポの臭いを嗅いでって、鈴の匂い嗜好を利用して嗅がせてこうさせたのか

 でも、まだ実感できないな

 鈴が俺のことを好きになるだなんて、まさか俺のあの告白されたときの返事の例が、織斑と一致したことで織斑への想いが廃れていき、クラス対抗戦に無人機乱入で完全に消えてしまったのか

 そしてその心にできた大きな穴を、バスケの時に嗅いだ俺の匂いとか思い出して大きな穴を埋めた

 

「米原も知ってるだろ、凰は好きな人のために行動ができる人だ。何せ織斑に会うために、この学園に来たりしたのがいい証拠だ」

 

「……それでマドカがセックスしてる現場を見て、また織斑の時みたいにこの恋が実らないと心が揺らいだ」

 

「ご名答……それを私は見抜き、匂い嗜好を利用して米原のチンポの臭いを嗅がせる。結果は御覧の通りだ、心の揺らぎ、自分の本当の想いを知り、臭いを嗅いで思考は低下。今は想い人との行為に勤しむ、可愛らしい少女の誕生だ」

 

「マドカ……なんてことを、いくら俺が鈴の想い人になってもこの風潮がある限り、俺はこの学園の女を犯す犯罪者だぞ」

 

「……知ってるわよ華月。マドカから全部聞いたから」

 

「っ!?り、鈴!知っててここまでしたのか!」

 

「もう嫌なのよ。こんな気持ちになるのは……一夏への想いが薄れても、華月がいたから耐えれたの。その華月にまでの想いを薄れさせたら、どうにかなっちゃいそうよ」

 

 鈴の心は弱っている

 女の失恋が、どれほどの傷を負うのかはわからない。想い人の失恋から、また別の想い人にさえも失恋したら、鈴の心は壊れてしまうほど脆いのだろう

 ……あれ?待てよ、そもそも鈴がそう思うようになったのも、別の想い人に恋したのも全部俺のせいじゃないか!

 そうだよ!俺があの日鍵を早く開けなければ、鈴は俺に会うこともなかった!織斑の心情はこうなのではと教えることもなかった!

 俺と会わなければ心が揺らいで、今のこの状況にならなかったはずなのに!

 

「マドカが言ってたの、『お前の心はどちらを望んでる』って、だから私は自分の心に尋ねた。そしたら一夏への想いが小さくて、華月への想いが大きかったの」

 

(米原のチンポの臭いも嗅いで、余計にそう思えたんだろうな)

 

「だから今言うのは変だけど……私は米原華月が好きです。華月が今してることも知ってるけど、それでも私は華月を嫌いになれなかった。むしろ力になりたいと思えた」

 

「り、鈴……」

 

「水を差すようで悪いが、この計画が終わるまで恋人ではいれないと思えよ。世間には『奴隷』となった女を見せることに意味があるんだ」

 

「ええ、わかってるわよマドカ……私はなるつもりで言ってるわよ。凰鈴音は米原華月の奴隷になることを誓うわ」

 

 いきなり鈴の奴隷宣言に俺は……いやマドカも驚いていた

 やってることを教えても、いくら想い人でも奴隷になるのは躊躇うと思ったのだろう。鈴の心の揺らぎは、俺たちが思ってるほど大きいのかもしれない

 今まで奴隷宣言をしてきた相川たちには、興奮と悦楽感が訪れたものだが、鈴のこの奴隷宣言にはそんなもの訪れなかった

 そういったものより、後悔などの方が多く心を埋め尽くす。重苦しい空気となるこの部屋に、誰も喋れずにいたがマドカがここで口を開いた

 

「そう自暴自棄になるな凰。確かに奴隷になってくれるのは嬉しい」

 

「自暴自棄なんかじゃ……」

 

「お前は米原と離れたくないから、何かしらの繋がりが欲しいから奴隷と口にしただけだ」

 

「……………」

 

「私は言ったはずだ、『世間』に奴隷と見せればいい」

 

「……だから私も奴隷に」

 

「ああ、名目上は奴隷でいい。だがお前たち2人きりの時は、違う繋がりになればいい」

 

 マドカのやつ何を……待てよ!そういうことか!世間に知らしめる時と、他の奴隷がいる際は鈴は『奴隷』という名目で俺に接する

 でも今みたいなこの状況で、鈴と2人きりなら『奴隷』として接さなくていい

 ん?でも待てよ、そうすると俺と鈴はなんの繋がりになればいいんだ?

 世間にも周りの奴隷にも見せない関係性……あれ?なんか鈴が閃いたのか目がキラキラしてる気が

 

「そ、それってつまりこういった状況なら、私は華月の奴隷としてじゃなくて、華月の『彼女』の繋がりでもいいの!!」

 

「ふぁっ!?」

 

「なんなら『妻』でどうだ?凰は中華料理が得意なんだろ、計画で疲れている米原に料理を振る舞う姿はまさに妻だろ」

 

「つ、つつつつ妻!?」

 

「世間で公表するときと、他の奴隷がいる際は奴隷となって米原をご主人様と呼ぶ。この条件が守れるなら、米原の特別な存在になれるぞ」

 

「ま、守る!!守るわ!!」

 

 ノータイムでの返答だった

 さっきまでの鈴は、奴隷になれば一緒にいれるという言葉だけで、自暴自棄に陥っていたのになんだこの立ち直りの早さは!!

 ……いや、こういったところも鈴らしいか。どこまでも真っすぐなのが鈴だもんな

 でもさぁ、俺の意見をガン無視で話を進めないで!いや別に、鈴と彼女という繋がりになれるのは嬉しいけど、んな急に言われても……

 

「か、華月はその……わ、私が彼女になったら嬉しい?」

 

「お、おう……嬉しいが、もう一度聞くぞ本当にいいのか?」

 

「私は華月がいいの!華月のそばにいたい!言葉でも信じられないなら……こうよ!!」

 

「うぉっ!?ちょ、ちょっと引っ張っるな!」

 

「ふふふ、もう逃げれないわよ!」

 

「あ、足でホールドしてやがる」

 

 鈴に引っ張られ、押し倒すような形の体勢になっている

 さらに俺が倒れた瞬間に、鈴は素早く自分の足を俺の腰に絡み付かせ、首には手をまわしてきて、ぎゅっと身体を強く抱きしめている

 しかしこの体勢はまずい。密着しているこの体勢で、俺のチンポは今現在鈴のお腹あたりに触れている。少し下に移動したら、挿入できるような位置にいる

 ……っておい!マドカはなんで、俺のチンポを握って移動させてる!

 

「そら、挿入するぞ。覚悟はいいか凰?」

 

「だ、大丈夫よ」

 

「ま、待て待て!まさか鈴とセックスするのか!」

 

「鳳が言ったろ。言葉で信じられないならって、ようは行動で証明するんだよお前への愛を」

 

「うん、もう濡れてるし平気だから……きて」

 

「り、鈴」

 

「ふぁぁ……あ、ぁぁ……♡当たって、ふぁあああぁぁ……♡」

 

 涙に濡れた双眸をうっとりと細め、鈴は甘い淫声をあげて、一番奥まで俺を迎え入れた

 これは正直予想外だ。処女の女が、処女膜を破られるのはかなり痛いものと聞いたが、そんな痛そうには見えない

 もしや挿入前の出来事に、身体が昂ってるのか?

 しかも挿入してわかったのが、相当興奮していたのか、愛撫すらしていなかったのに、膣道内は淫蜜によってたっぷりと湿っていた

 

「は、入ったぁ……硬くて、太いのぉ……♡お腹の奥まで、全部華月がぁ……♡」

 

「いきなり奥にまで、大丈夫か苦しくないか鈴?」

 

「んぅぅ、お腹、きつい、苦しいけど……はぅ……奥まで華月のが広がるのが、気持ちいいの……♡」

 

「だが、ここで悲報だ凰。まだこれで全部じゃない、これを押し込んで本当に全部だ」

 

「んぇ……ま、待って……もうこれで子宮口に届いてるの、これ以上奥にされると……むひゃあアアァアアアッ!?」

 

「ま、マドカ!押し込むな!お、おい鈴!大丈夫か!」

 

 白い腹部を見ると、盛り上げるように熾烈な子宮責めに、さすがの鈴も身をよじらせてけたたましい叫び声をあげる

 鈴は激しい突き上げに呼吸を乱し、引き付けを起こしたように全身を震わせる

 マドカもそうだったが、小柄の体型の女とのセックスで俺のチンポを挿入すると、このように一気に奥まで届くかつ、お腹に俺のチンポの形が浮き出てくる

 

「あひッ!はひィイイイッ!し、しぎゅウにすごいの……じゅごいのッぎだァアアアアンッ♡」

 

「よし、後は動かしながら慣れろ。ほら動くんだ米原」

 

「だから俺の身体を動かすな!」

 

「ふぁっ、あんっ、あんっ♡んぁ、気持ちっ……あっ、ひぁっ、あっ♡気持ちいいぃ……♡」

 

「ぐうっ!きつすぎる!今まで味わったことのない締め付けだ!」

 

「はぁっ、あっ、あんっ♡あんっ……♡華月の大きいからっ……きゃっ、あっあぁっ♡全部擦れちゃってるぅ……♡」

 

 腰を大きく動かし、媚肉を満遍なく擦ってやると、さっそく鈴は嬌声をあげて女の喜びに浸り、ぞわぞわと上体を震わせた

 動き始めて早々、膣穴はすぐに抽送に順応してきて、きゅうっとチンポを締め付けてくる

 快楽によがる鈴に対し、さらに女の喜びを教えてやりたいという気持ちが出てきて、子宮口内を押し上げるような角度に調整し、幼い秘裂の中に深々とチンポを突き入れていく

 

「あっ、あぁあっ♡それっ、すごいっ♡子宮の一番奥にっ、ぶつかるぅ♡」

 

「気持ちいいか鈴!彼氏のチンポは気持ちいいか!」

 

「気持ちいいのっ、ちゃんと伝わってるのぉ……♡彼氏チンポが、頭まで響いてきちゃって気持ちいのぉ……♡」

 

「なんだかんだ、恋人の繋がりを気に入ってるな米原」

 

「ふわっ、ふゃあぁ♡オマンコ気持ちいいよぉ♡華月のチンポっ、恋人セックスっ、感じちゃうぅ♡」

 

「締め付けが凄すぎて、そろそろ限界だっ!」

 

「ふぁっ、あぁっ♡なっ、中っ、中に出してぇ……♡華月とっ、もっとっ、はぁっ、あぁっ♡もっと深くっ、んんッ、一つになりたいっ♡」

 

 俺の腰に絡み付いている足と、首にまわした手の力を強め引っ張られ、俺と鈴の密着距離は0となった。目の前には鈴の顔……といってもかなり近い

 目に映るのは蕩けた鈴の目だけだ

 すると鈴は、さらに手の力を強めるとお互いの顔が近づきキスをした。鈴の濡れた唇を覆うように俺のものを重ね、強引に舌を割り込ませ、おそらく鈴のファーストキスをもらう

 

「んむぅんっ……ちゅぷっ、んゅ、んっ、くちゅ……♡はぷっ、ちゅっ……んぅ、華月っ……♡」

 

「そうされるともう本当に耐えれん!」

 

「ん、んむぅ……♡ちゅっ……ちゅる、ちゅむ……くちゅ、ちゅぷ♡出して、キスしながら中にぃ……♡」

 

「んぐぅ!出すぞぉ!鈴っ!!」

 

ぶびゅっどびゅるるっ!

 

「むぐぅううぅウウゥンンッ♡」

 

 濃厚な口づけを交わしながら、子宮口内を突きあげながら勢いよく精液が飛び込んだ瞬間、鈴は全身をビクンッと大きく弾ませ、部屋にキスで口を封じられてるのでくぐもった嬌声を響かせた

 膣奥でドプドプと濃厚な精液が弾けるたびに、鈴は女の喜びに満ちた絶叫を何度も張りあげ、かぶりを振って乱れよがる

 中出しによって生殖本能を刺激された幼いマンコは、必死に媚肉をうねらせて勃起チンポをしごき、俺の欲望の塊を次々に小さい子宮で呑み込んでいく

 

「ふわぁぁっ、気持ちっ♡精液気持ちいいっ♡んぁあぁっ、あぁああっ♡んぢゅるっ、んぷぅうっ♡」

 

「わっ!?さらに足の力が強まって」

 

「子宮膨らんじゃってるぅ♡んむぅっ、ふぁっ、あぁああっ♡キスもっ、気持ちいいぃ……♡」

 

「これで全部だ!織斑への想いなんて忘れろっ!」

 

「うんっ!うんっ!!華月だけでいい!華月がいい!!一夏への想いなんて忘れるぅ!!イクっ、イクぅぅ……ひあぁああぁあアアァアンッ♡」

 

ぷしゃあぁっ!!

 

「うおっと、潮か?……っていうか、精液で鈴のお腹が膨らんでアンバランスな体型に」

 

 身体すべてを震わせるほどの強烈なアクメに、何度も頭を振って快楽に悶えるが、俺とのキスで頭を動かせないでいるが喜悦に満ちた声をあげている

 しかも、秘裂から熱い飛沫を上げたことから、失禁でもしたかと思えば、鈴は透明な恥水……潮を噴いて絶頂に達していた

 それでも、満杯以上の量を受け止めている子宮は快楽を求め、貫かれている子宮口をさらに締め付けて精液を呑み込み、自ら膨らんでいく

 膣内射精で達した上に潮まで噴いた鈴は、全身を弛緩させて快感の余韻に耽る

 

「はひっ……ひぁっ、はぁっ……♡はぁ……ぁ……♡」

 

「よほど嬉しく気持ちよかったんだろう、見ろ蕩けた目に緩み切った口角を」

 

「そんなに俺の彼女になれたのが嬉しいか、鈴?」

 

「ふぁっ……んっ、ぅぁっ、ぁぁ……♡うん、嬉しいよぉ♡」

 

「そうか……俺も鈴の彼氏になれたのは嬉しい、だから彼氏らしく恋人の繋がりになれた鈴にプレゼントだ!」

 

「ふわぁああぁああぁあんっ♡ま、また動いてぇ……ふわっ、あぁんっ♡ぁぅ……♡む、胸も触られちゃってるぅ……♡」

 

 火照って赤みの差した肌にある、控えめながらも柔らかい乳房が、ぷるっと小さく揺れていたので優しく揉む

 鈴はさらに、俺が少し痛みを覚えるほど強く抱きしめてくる。まぁこうされると、鈴に抱きしめられることで、改めて鈴の身体の小ささと幼さを実感し、背徳的な興奮を覚える

 こんなに幼い身体で今まで嗅いだことのある牝の匂いも発し、立派な女として鈴は乱れている。こういったギャップというのも俺に背徳的な興奮を昂らせる

 

「しかし米原、凰へのプレゼントなどあるのか?」

 

「鈴の性癖はマドカも知ってるんだろ!」

 

「……ああ、そういうプレゼントか。まぁもともと、5回ほどお前とセックスしてこの部屋に漂う淫臭に、熱気でで出てきた汗の臭いでも十分だがな」

 

「ね、ねぇキスぅ……キスぅ♡ちゅぱ、んっ、ふぁぁ……♡あっ、ふぁんッ♡キス、気持ちいいぃ♡ひぁっ、んッ、ちゅぷっ♡」

 

「しかしこの部屋の臭いに、米原のチンポの臭いを嗅いで積極的だな」

 

「頭がっ、ぽーっとしちゃうっ……んっ、あっあんっ♡ちゅむっ、うゅ、んッ……ちゅぷっ、ちゅるる……♡」

 

 舌同士を擦り合わせると、プルプルと首筋を震わせ、鈴はうっとりと蕩けた声を、熱い吐息ともに漏らす。鈴の口内と舌は、身体や膣穴同様に小さく、舌を入れてやれば、口中を満遍なく味わえた

 口内の味も、感触も申し分にな……い……あっ、最初に口内射精を……考えるのをやめよう、鈴の気持ちに応えねば

 男の俺の硬い身体に抱きつき、柔らかい舌で愛撫され、鈴は淫らな快感に浸かりきってよがり喘ぐ。キスだけでなく、乳房を手のひら全体で揉み、緩やかな膨らみを淫猥にひしゃげさせ、乳首も軽く指先で擦っている

 

「んぁっ、あふっ……胸が……んっ、んんっ♡乳首も、ジンジンする……そんなに私の胸がいいの……ちゅむっ、ちゅくっ♡」

 

「あぁ、最高だよ鈴っ!おかげでそろそろ出そうだっ!」

 

「はぷっ、んむぅっ♡んぁっ♡あぁんっ♡これすごいぃっ♡キスもっ、チンポもっ♡激しくってっ……頭っ、飛んじゃうぅっ♡」

 

「ほら、早く出せるようお前の乳首もいじってやるよ米原」

 

「っ!?マドカありがとな!限界が近づいてきた!」

 

「んぢゅっ、ぢゅぷぅんっ♡んぶっ、ぷぁあっ♡はっ、破裂しちゃうぅっ♡んぁっ、はぷぅっ♡子宮がっ、華月の精液でいっぱいなのにぃっ……♡子宮イクぅぅっ♡」

 

 どこまでも官能を欲しがる子宮を徹底的に嬲られ、荒々しく、そして狂おしいほどの快感の波が生まれ、鈴は軽い絶頂状態へと陥る

 そのため、膣肉が収縮し、媚肉をうねうねと蠢かせ、幼い作りだが精液を必死に搾り取ろうとしている

 本能的に俺を欲するその動きに誘われ、俺は膨れ上がる射精感を携えながら、一気にスパートをかけ、鈴の中を思いっ切り掻き回す

 

「ひぁあぁっ、イクっ♡んぢゅっ、ぢゅぢゅッ♡イクイクッ♡あぁっ、またイッてるぅっ♡」

 

「そろそろ出すぞっ!足を解放してくれっ!」

 

「んぷぁっ、あぁっ♡う、うん……これでいいの……ふぁあっ、イクッ♡いくいくっ♡またイクっ、イクぅっ♡」

 

「そぉらぁっ!出すぞっ!」

 

びゅっくぅぅーー!!

 

「んひゃあああああぁぁああぁああっ♡」

 

 絡められた足から解放された俺は、子宮口内まで突っ込んでいたチンポを抜き、火照って赤みを帯びた鈴の顔にめがけて精液を浴びせた

 匂い嗜好の鈴には、こういった臭いも好きだろう

 濃厚かつ粘度の高い精液を一気に顔に浴び、艶やかな黄色い声を張りあげ、心底歓喜に染まってよがり乱れていく

 次々と顔に襲ってくる快感に心身共に溺れ、これまでのセックスで生まれた汗の臭い、部屋に漂う淫臭と顔に浴びている精液の臭いで鈴は、今までで一番のアクメを達した

 

「いいのォオォ♡精液顔で浴びるの興奮しちゃうぅ♡あぁあん♡気持ちよくて、興奮してっ、いいのぉぉっ♡」

 

「こんなプレゼントしか今はあげれんが、我慢してくれ!」

 

「熱いっ♡精液熱いっ♡ふぁっ、臭いもすごいぃ♡生臭いはずなのに、嫌なはずなのにぃ、精液よすぎてイッちゃうよぉおおっ♡」

 

「これでラストだっ!顔中に浴びてイケッ!」

 

びゅるるー!!

 

「んっぱぁああああぁぁああぁっ♡」

 

 鈴の顔面目がけて放たれた精液で、顔を汚され声をあげる鈴だが、やはりその反応は艶めかしく、官能をすでに覚えているからだろう

 精液の熱さや牡臭さに快楽を感じており、鈴は快楽に身悶えし、ジッとし吐き出される精液で美貌をただただ穢されている

 それでもこれが、鈴が一番興奮を覚えるモノなのだ

 

「んはぁああっ……♡ああぁっ、はふぅぅっ……♡」

 

「膣内に出された精液が出てきて、さらにこの部屋の淫臭がきつくなったな」

 

「あぁ……ていうかマドカがそもそもこの臭いを生み出して」

 

「さて、凰とのセックスが終わったなのなら、次は私とセックスだ」

 

「マドカは5回もしただろ!」

 

「何を言っている!まだ5回だ!四十院と同じ回数、セックスしてもらう約束だからな!」

 

 そういえば、そんなことがメールで書いてあったな。まぁ確かに、セックスを何日かできなかったからか、俺も溜まってるんだよなぁ

 ならマドカと後5回ほど、セックスするのも悪くはないと考えていたら、俺のチンポを誰かが握った。いや誰なのかはわかる、目の前にいるマドカでないとしたら

 

「だ、ダメよ!まだ私は華月とそんなにセックスしてないのに!」

 

「最初の内はそんなもんだ、また翌日犯してもらえ」

 

「イヤよ!これ以上他の子と、差をつけられたくないもの!」

 

「愛が凄まじいことで……おい!なにしれっとチンポをしゃぶってる!」

 

「やっぱりいやらしい臭いぃ……♡ちゅぱっ、くぷっ、ずずっ……♡」

 

「このっ!私も混ぜろ!」

 

「ま、待て!落ち着け2人とも!!」

 

 そこからマドカと鈴、お互いに5回ずつセックスをして今回の騒動は幕を閉じた

 そして俺は、頼りになる『奴隷』ではなく『彼女』である凰鈴音と関係を結んだ

 

 こうして計画のストッパーはなくなったかと思われたが、また新たなストッパーが生まれるのを米原たちは知らない




織斑はセシリアに訓練を頼んではいますが、今は米原とのセックスが重要なので、織斑との訓練には堕ちたあの日以降から参加してません。

そして皆さんはエロゲや同人誌、アダルトDVDって通販で買ってますか?それとも各店舗を回ったりしてますか?

私は各店舗を回りますが、なかなか見つけれないんですよね。ですがネットでだと親に受け取られた場合最悪なんですよね。


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体質

雨が続いてますが皆さんご無事ですか?

私の地域は川の増水などはありませんでしたが、雨で濡れた階段で足を滑らせ何かを掴む手も傘で封じられ、思いっきり頭を手すりにぶつけました。

雨にはこういったことも気をつけましょう。


 鈴と『彼女』の関係になってから翌日のこと、今日から計画の再始動と踏み込めるはずだ

 俺のせいで遅れた分を取り返さないとな、神楽が3人連れてこようが全員相手して、全員堕とすまで犯し尽くす。こういった心情でいくか

 そんじゃ毎度のことながら、授業が終わるまでは隠し部屋でバスケでもしますか

 でもバスケも、鈴みたいな相手がいると捗るがこればっかりは文句は言えん。大人しく練習をしよう

 

「今日は5時間くらい練習したら終わろう」

 

 そう決めてドリブルやシュートに、一般的に腕を鍛える腕立て伏せ、足腰を鍛えるスクワットをセットなどをし、時間を潰したのでお昼を食べに部屋に戻る途中に携帯が震えた

 これは神楽からの連絡だろう

 おそらく何時に連れていきます、みたいな文章だろうと思いメールを確認すると、想定外の内容だった

 

『織斑先生の見回りが厳しいです』

 

 これだけが送られていた。見回りが厳しいって、今はお昼時だぞ計画で動くならばその後の夕刻あたりに……あれ?そういえば神楽が、ここの寮長は織斑千冬だって言ってたな

 んんっ?夕刻時に見回りが厳しいのならわかる、でもなんでこんなお昼時も厳しく

 ……まさか昨日のクラス対抗戦が原因か?マドカが言ってたな、無人機乱入でクラス対抗戦どころじゃないって、もしその無人機に織斑一夏がやられたとしたら

 

「二度とこうならないように、自分の出来る限りを尽くす……意気込みはいいが、俺らには邪魔なんだよ」

 

 お昼にこれなら、計画が動ける基本的な時間帯の夕刻はどうなる

 今以上に厳しいとしたら、空き部屋に出入りするところを見られたらアウト。この部屋を捜索なんかされたら、見つかってそれでジエンドだ

 なんだこの難攻不落の城か何かかと思ったら、再び携帯が震えると神楽からまたメールがきていた。しかも驚くほど端的なものだった

 

『鍵開け』

 

「慌てすぎでは……鍵を開ければいいんだよな?」

 

カチャッ!

 

「……というか今の時間帯って、普通だったら授業中じゃ」

 

「ええ、授業中ですよ」

 

「うおっ!?神楽っ!……って授業中なら」

 

「生理痛で痛いので部屋に戻ります。そう言えば大抵抜け出せます」

 

 生理痛って確か1ヶ月の周期で訪れる女性特有の、痛い人は本当に痛いとは聞いたことがある

 まぁ今日がその日ですと言われたら、織斑千冬も何も言えんか。ブリュンヒルデも女だ、その痛さなんかは知ってるはずだし

 さて、神楽がそうまでして抜け出して俺に会いに来たのは、やっぱりあのメールの内容の件だよな

 

「あのメールの件ですが、対策としてあげれるのが織斑先生の見回りをなくすことです」

 

「なくすって、織斑千冬をどうにかするのか?」

 

「一応言いますが、犯したりはしませんよ」

 

「わかってる。そんなに自惚れてはいないつもりだ」

 

「結構です。いくら凰さんをこちら側に引き込めても、織斑先生と我々の戦力ではあっという間に負けます」

 

「マドカでも敵う可能性は少ないしな。そんな橋は渡りたくないよな」

 

「当り前です。どこかの誰かさんのように、迂闊な行動で窮地に立つのはもうごめんです」

 

 的確に俺の心にダメージを与える発言だ!

 穏やかな顔をしてはいるが、その中身は俺に対する怒りでいっぱいだろう。もう二度とあのような失態は起こさないと誓おう

 それはそれとして、織斑千冬をどうするかだが神楽は何かいい案があるのか?

 でもこれは難易度が高いぞ、織斑千冬への実力行使なんて不可能で、説得も生徒がしても意味がないだろう。どうやってこれを解決するんだ?

 

「私のクラスは織斑先生が担任というのはご存知で?」

 

「ああ、神楽は織斑一夏と同じクラスなんだろ。なら身内が担任を務めてるだろうと察せれる」

 

「流石ですね……それとですね、担任とは別に副担任という役職がありまして」

 

「副担任?担任のサポートするっていう認識でいいか?」

 

「それで構いませんよ。今回はこの見回りが厳しい中で、副担任の山田先生を堕とします」

 

「……なんで副担任を?」

 

「見回りを良ければ無くしてもらい、せめて見回りの範囲を削減してもらいたいのです」

 

 なるほどね。その山田先生を堕として、その山田先生が織斑千冬に交渉を持ち掛けて『大きな負担になるから半分は私が見回ります』などと言えば、この部屋の入り口をその山田先生が見回り、今よりは楽に出入りできそうだな

 堕とさないでお願いしても、この部屋に出入りする生徒は不審に思うよなぁ。それで結局、ここに俺がいることがバレて終わりだな

 現状のストッパーである織斑千冬を、なんとか除外するためにも、山田先生を堕とさないといけないな。久々に奴隷にするために犯すか

 

「当然今日の夕刻時にこちらに向かいますが、教師という立場の山田先生は本来なら職員室にいます。長時間の不在はいけません、できるだけ少ない回数で」

 

「セシリアのときと同じだな……了解だ」

 

「メールを送りましたらすぐに開錠し、隠し部屋へ隠れてください」

 

「織斑千冬に見つからないための、時間短縮が目的だからな」

 

「ええ、帰らす時もそちらからメールをください。私が『OK』というメールを送るまでは、帰らせないで足止めしてください」

 

「……なるほど、織斑千冬の妨害でこうも面倒になるのか」

 

「ですから今回もお願いしますよ、華月さん」

 

 神楽はそう言うと、部屋から出ていった

 もちろん出る際に少しだけドアを開け、そこから携帯カメラのレンズだけを覗かせいないのを確認し退出した

 副担任の山田先生ね。どういう人物かは知らないが、神楽が『堕としてください』と言ってたがここはIS学園でその教師だろ、俺からすると危険な橋だと思うが神楽はそうでないと判断したんだよな

 一体どんな教師なんだ山田先生って

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして夕刻時になり、俺は神楽からのメールを待つ

 ドアの前に立ちすぐに鍵を開けて、隠し部屋に入り込むためにクローゼットの扉も開いている。神楽の指示通り、メールが来たら鍵を開けて俺は隠れて山田先生を隠し部屋で待つ。でも相変わらず、どういう立ち回りになるかはわからない

 そんなの考えても仕方ないか、こんなのいくら神楽でも想定はできないからな。などと考えていたら、携帯が震えた。すぐに画面を確認すると

 

『お願いします』

 

 これだけが送られていた

 計画の始動と頭で理解した途端に、身体を動かし鍵をすぐに開けて隠し部屋に向かう。できるだけ下る音は立てずに、それでもできるだけ速く隠し部屋に辿り着けるように!

 隠し部屋について俺は、隠し部屋の入口の壁に身を潜めると、上から声が聞こえてきた

 声が2つ聞こえるが、片方は聞き覚えが無いがもう片方は……谷本の声だな、奴隷が一緒に来てくれてるのはありがたい。不測の事態も対処できそうではあるな

 

「ほらこれです山田先生、偶然空き部屋に入って探索してたら隠し部屋が」

 

「ほ、ほんとにありますね。何がこの先にあるんでしょう?」

 

「それが気になって山田先生に相談したんです。織斑先生は今は忙しそうだし、他に頼りになるのは山田先生しかいなくて」

 

「た、頼りに……任せてください谷本さん!私がこの先を見に行きますから!」

 

「やっぱり山田先生は頼りになるなぁ!」

 

「え、えへへ……」

 

(単純すぎないか、あの副担任の山田先生)

 

 わかりやすいほどのおだてにも、素直に喜び生徒の前でいい所を見せてあげようとしてるのかな?

 でもその生徒の谷本は俺の奴隷、先に行って俺に捕まって助けを求めても、谷本は助けには来ないぞ

 するとコツコツと、ゆっくり階段を下りる音が聞こえる

 ふぅ、久々に実力行使で捕まえるな、こういった場合に用いるのが今手に持っている結束バンドだ。セシリア以来使ってないが、今回のように無理やりはこれを使わないと……おっと、そろそろ辿り着くな

 

「……広いですね。なんでこんな部屋が」

 

「それは学園長の優しさだよ」

 

「っ!?だ、誰です……きゃあっ!や、やめてっ!!」

 

「静かにしろ……お前はもう拘束された身だ。大人しくするんだな」

 

「ひっ!?……あっ、谷本さん!逃げっ……ンーンーッ!!」

 

「静かにしろって言ったよな。言うこと聞いてくれないと、俺は何をしでかすかわからないよ」

 

 隠し部屋の部屋に驚いてる隙に、背後に回り込んで両手を掴み、足を払って体勢を崩させるとすぐさま結束バンドで手足を拘束し、騒がないように口を手で覆う

 呆気なく拘束できたことに驚いたが、まぁいいだろう次の段階に移ろう

 にしても、緑髪で身長はセシリアほどか少し低く、眼鏡をかけて童顔な彼女だが何よりも目がいくのは、たわわに実った胸である

 奴隷の中で一番胸の大きいセシリアでさえ、あの大きさが可愛く見える。なんだこの大きさは、その中にメロンでも入ってるのか?……それは後で確認するとして、山田に大人しくしてもらおう

 

「今から覆ってる手をどけるが、上にいる谷本という生徒には帰るように言え。助けを求めたり、何か命令以外の事を言ってみろ、谷本を捕まえてお前の目の前で犯すぞ」

 

「ッ!?ンンーンーー!!」

 

「まぁいくら逃げろと叫んでも、わけもわからず硬直するだろうから、捕まえるのは簡単だろうな」

 

「ングッ!ンー!ン―!」

 

「ほら、解放してやるよ……命令と違ったら、お前は何を見れるか忘れるなよ」

 

「ごほっ!ごほっ!……はーはーっ、うぅ……」

 

 泣きそうな顔になっている山田は、口元をキュッと結んだが俺の言ったことを想像したのか徐々に青ざめていく、教え子が目の前で犯されるのを想像したんだろう

 まぁ谷本は奴隷だから、嬉々として犯される姿しか見れないがな

 涙声になると怪しまれるので泣き止むのを待つ、そして泣き止んだ山田は怯えた目で俺を見てから隠し部屋に通ずる階段に顔を向け、上にいる谷本に話しかけた

 

「た、谷本さんは戻っててください。わ、私が学園長に報告いたしますので」

 

「え?何かそこにあったんですか……そっちに行きましょうか?」

 

「だ、ダメです!!こ、これは私たち学園側の問題です!」

 

「わ、わかりました。気を付けてくださいね」

 

「……こ、これでいいですか?」

 

「ああ、上出来だ」

 

 上の方からクローゼットを閉じる音が聞こえたあたり、谷本はこの部屋から帰ったんだろう。まぁそもそも、谷本はおそらく神楽から今回の計画を知ってるはずだし、ここには来ないがな

 さてさて、拘束されて身動きの取れない山田をどうするかだが、やはり目がいくのはその胸なんだよな

 胸なんて今までの奴隷たちで見てきたが、本当に好奇心というか欲望が一気に上り詰めると、そのまま胸元を大きく盛り上げる乳房を強く握りしめる

 

「ひんんッ!?ふあっ、な、何してるんですか……あっ、やだぁ……」

 

「想像以上の柔らかさだ。もっと揉んでみたい!」

 

「あひっ……んぁ、はぅん!あ、あなたは誰ですか……どうしてこんなぁ……」

 

「俺のことはいずれ知るだろうよ。まぁこんなことをするのは、お前を奴隷に堕とすためだ」

 

「やぁ……!?ど、奴隷ってなんのことですか」

 

「服の上からでも気持ちいが、やはりその服は邪魔だな。胸を露わにしてもらうぞ!」

 

「え?……い、いやっ、やめてぇっ!」

 

 服の上でも、その肉感は十分手に伝わったが、やはり直に触りたい。乳房を握っていた手で、そのまま山田の服を脱がしにかかった

 黄色のワンピースを横にずらし、下に身に着けている衣服ごとブラジャーを下げることで、山田の素肌が露わになる

 まろやかな乳房が弾みながらこぼれ出るのと同時に、生肌から漂う柔らかな香りがふわりと鼻腔をくすぐった

 そして山田の乳房は、お世辞抜きに見惚れてしまうほどの見事さだった。たっぷりと熟した果実を思わせるたわわな膨らみは、美しいお椀型で、身じろぎのたびにプルンと震える

 

「いやぁあああ……ッ!?」

 

「おお、本当に生で見るとデカいのが伝わるな」

 

「いやぁああッ!そんな、ブラジャーまでっ……いやっ、み、見ないでぇ!」

 

「気にするな、これからその胸は俺に晒すことになるんだから」

 

「ヤッ……だめっ!だめですっ!お、お願いっ……もうやめてぇぇ!こんなことっ、いけません……!」

 

「教師らしく注意されてもねぇ。こんなの見せられて、何もしないわけないだろ!」

 

「ひぁッ……あああぁあ!?」

 

 露わになった乳房をじっくりとまずは目で堪能した

 その大きさに比例して重みもあるようで、引力に従って垂れる肉実の形は実にいやらしく、先端を彩る乳首も、俺の興奮を煽ってくる

 その上、山田がもがくたびに小気味よく揺れ動く様がますます淫靡さを演出し、さらなる欲求を俺に抱かせる

 そうして目で堪能した俺は、まるで吸い寄せられるかのごとく俺は乳房に手を伸ばし、豊満な膨らみを思いのままに鷲掴みにしていく

 

「やだっ、胸を……んぁああっ!?いやぁあ、そんなところ触らないでくださいっ……離してくださいぃ……!」

 

「や、柔らかい……こんな弾力的とは素晴らしいぞ!」

 

「んふぁああ……っ!?やっ、強くっ……あぅ、ひんんっ!やっ、そんなにされたらっ……ダメですっ……んはぁぁあン!」

 

「感じているのか、これほどわかりやすい性感帯があるもんだな。なら、もっと揉んで感じさせてやる!」

 

「そんな……ああっ、やめてぇ!んあっ……やっ、つ、強いですぅ……!だめっ、もう揉まないでくださいっ!ふわぁぁ……!」

 

「それは無理な話だな。こんなモノをぶら下げてる内は!」

 

 服の上からでもわかった大きな乳房の心地を実際に味わい、快感めいた感動が俺の心に溢れていく。今まで揉んできた胸の中でも、俺が今手の中にある乳肉がデカいと改めて実感する

 感激と興奮をない交ぜにしながら、さっそく掴み上げた肉実を遠慮なく揉み潰していくことで、その刺激に山田が上ずった声を上げ始める

 嫌がる素振りはあるものの、それでも女の本能に逆らえなかったようで、乳房への愛撫に少なからず官能的な反応を示している

 

「ひああっ、ダメッ……もう、こんなことしないでぇ!ダメですっ……」

 

「消えゆくような声で言われてもな、諦めろとしか言えないぞ」

 

「んひぁあぁああ……っ!?やああっ!また強くッ……ひぃい!そんな、強くしちゃ、い、痛いぃ……!いやぁあぁあっ!」

 

「痛みもあるが快楽もあるだろ?さっきより感じやすくなってるぞ」

 

「ああっ、やっ、ひぅぅう……!こんなのいやっ……もう許してぇぇ!お、お願いですっ……ああっ!ひぁあぁ……っ!」

 

「じゃあ最後に思いっきり握り潰して、終わりにしてやるよっ!」

 

「ああっ、そんな、いやあぁッ!……ひいぃぃいいいいぃぃん!?」

 

 どうあっても止まらない恥辱に嫌悪が頂点に達してきたのだろう、山田はとうとう涙声になって全身をこわばらせだす

 もはや屈服の様相を見せ始めてきた山田に、支配欲をいっそう掻き立てられた俺は、どうにも愉快な気分になっている

 そして最後に、ヌプッと指が沈んでしまうほど柔らかなのに、すべらかな肌にはしっかりとした張りがある胸を、押し返されるほどの弾力を感じるまで握り潰す

 すると、握り潰している手に硬い何かが触れる。いや胸を握っている時点で、この硬い物体は乳首とすぐわかる。どうやら胸をいじられ、感じた証拠がここに浮き出てきたな

 

「ははっ、いやだいやだと言っておきながら、身体は正直に感じてるようだな。乳首が勃ってるぞ」

 

「そっ、そんなぁ……!ううぅ、いやぁぁ……そ、そんなことってぇ……いやぁぁ……!」

 

「身体の感度は良好……ならそろそろ本番といこうか」

 

「あうっ、ううぅぅ……!……ま、待ってくださいっ!ほ、本番ってまさかっ!?」

 

「ここまでして、胸を触って終わりと思ってるなら……甘いぞあんた」

 

「あ、ああぁ……いやぁ……!こ、来ないでくださいっ!」

 

「……あのさぁ、今の関係性わかってるのか?お前は逆らえない状況なんだよ。俺のされるがままに感じるしかないんだよっ!」

 

 恐怖に怯えきる山田に強気に言い放つと、俺は床に拘束されて動けない山田の肢体を抱え上げ、座り込んでいる俺の膝の上に山田を乗せる……この体勢ならチンポが抜けないからだ

 そしてスカートをめくり、下着をずらし濡れたマンコを晒す

 持ち上げた身体をまっすぐチンポの上に下ろしてやると、膣穴に深々と埋まる獰猛な異物の感触に、山田が背を反らして悲痛な声で喚いた

 

「あっぐぁああアアァアッ!?」

 

「おめでとう、これでお前も女として一人前だ」

 

「アァアッ!?かはっ、お、お腹ぁあ……痛いですっ!苦しいィイ!?ヒッ、はっ、ああぁあぁ……!?」

 

「そうかそうか、痛くて苦しいのか。だが安心しろ……すぐに快楽に変わる」

 

「かひっ、ぃあぁああッ……!いやっ、あヒッ!苦しいっ……い、いやぁああ!」

 

「この体勢だと胸も一緒に揉めるしな、体勢はこのままで続けるか」

 

 慈悲もなく、勃起しきったチンポで勢い任せに膣洞を貫かれ、未だに山田は強烈な衝撃に目を剥いて叫ぶ

 肉穴がギチギチと窄まり、俺は処女膜を破った余韻とともに、その締め付けを心地よく味わう

 そして引きつる山田の身体を抱くと同時に、剥き出しになった乳房を掴むことになり、俺はチンポと手に染み入る女の感触に一段と欲情を覚える

 

「はひっ……んぅうぅ……!うぅッ、本当に……入れられちゃったぁ!こ、こんなのってぇ……あんまりですぅ……!」

 

「最初の内はそう思うだろうな。だが気にするな、いずれお前から求めるようになる」

 

「ハゥン!いやっ……なんで、こんなッ……あうっ、こんなひどいことぉ……!」

 

「泣き言を聞く気はない。動くからな、奥まで突っ込んでやるから感じてけ!」

 

「んぁあああッ……!?ああっ、ヤッ……ヒィィッ!う、動かないでぇ!い、痛いッ!痛いのぉぉ!」

 

「なら胸も揉んで、痛みを紛らわせてやるよ!」

 

 貫いたばかりの膣穴をえぐっていく、本格的な怒張のピストンを受け、山田は再び苦痛に満ちた絶叫をあげる

 だが、俺は構わずにチンポを振るい、痛撃に痙攣しっぱなしの媚肉を存分に突き嬲っていく

 手にした乳肉を揉みだしきながら腰を跳ね上げてピストンを開始すると、上下の器官に激感を受けた山田が声を引きつらせて嫌悪感に首を振る

 されるがままに嬲られて喚く山田を無視し、俺はひくつく膣肉をチンポで掻きむしり、乳頭を摘んでその弾力を指先で楽しむ

 

「ひいいっ、んァアアッ!や、やめてぇえ!痛いっ、痛いからぁ……かはぁ!裂けちゃうゥウ!?」

 

「いつになればわかる。お前は俺に逆らえないんだよ!」

 

「ヒアアアッ……やっ、んぎぃいっ!?んはぁ、やだっ……もうイヤァアァ!もうッ突かないでぇぇ!」

 

「まったく、いい大人がいつまでも泣きじゃくるとは……まぁいい、このチンポの太さと硬さを忘れないようにさせるのが目的だからな!」

 

「キッ、んぅううう……!い、いやっ……こんなの、今すぐッやめてぇぇ!ひっ……んぎぃいいっ!」

 

「そうは言うが、マンコからいやらしい涎が溢れているぞ!」

 

「ひぃいい……!?そんなぁ……んぐぅう、し、知らないィンッ!んあッ、もうっ、本当にイヤなのぉ!」

 

 まぁこれはただの刺激による反射だが、チンポを突き入れるたびに肉壁が淫らな粘液が滲んでくることを指摘してやる

 哀れみを誘う山田の泣き声に、より嗜虐心を疼かせた俺は、わざと俺のチンポで感じているというような言い回しで指摘したのだ

 しかし突いていると、膣肉が柔らかくなってきていることに気づく

 こわばっていた壁が突き入れるチンポによく絡みだし、裏スジに当たる肉壁の感触もよりねっとりと粘るような具合になっている

 

「んはっ、ああぁっ……!やだ、擦れちゃうっ……!ふぅっ、んんっ!中で、いっぱい擦れちゃうぅ……!はぁっ、ああぁっ……!」

 

「これは驚いた。もう俺のチンポに馴染んできたのか!よほどお前の身体は淫乱に作られたんだな!」

 

「そっ、そんなぁ……!そんなのっ……あぅう、困りますぅ!いやぁ、もうしないでっ……お願いですからっ、抜いてぇぇ!」

 

「処女のくせに、男を喜ばせるためだけの身体のせいで、もう痛みも苦しさもないんだろっ!だからここをさらに強めるとっ!」

 

「んひぁああああっ……!?あぁ、胸っ……!んひぃい!だ、だめぇ、それ強いですぅ……!胸ぇぇ、乱暴にしちゃッ、ダメェェ……!」

 

「胸も尻もデカいくせに、スタイルは細くこうもセックスに馴染むなんて!ここがIS学園だからよかったが、他の学園なら確実に俺みたいな男に狙われてたなっ!」

 

 持ち上げて挿入させようとした時に、こちらに向くその尻の大きさは胸と同様に、いやらしい肉付きであるはずなのにこの体型だ。男に喜んでもらうために生まれた……これ以外の理由があるだろうか

 しかし、本当に胸が性感帯だな

 揉めば揉むほどマンコの具合が、俺のチンポに馴染んでくる。もともとの淫乱性というのもあるかもしれないが、胸で感じていけば感じるほど、身体の中に眠ってる淫乱性が起こされていき馴染むのかな?

 

「んぁ、アァアッ!はひぃい……!いやっ、まだ胸をっ……あああっ!突くのも速いぃい!?いやっ……だ、だめぇえぇ!」

 

「そらっ!子宮口内に突っ込んでやるぞっ!」

 

「うぁっ……あふぁああっ!やっ、はぁああンっ!だ、ダメェエ……そこはダメぇ!はああっ、やァアアンッ!」

 

「どれだけ淫乱な身体だっ!もう子宮口内ですら気持ちよくよがれるのかっ!

 

「あぁぁんっ、もぅ、やめてぇ……!あっ、はぁん……こんな、感じたくないぃ!こんな無理矢理でなんて……いやぁあんん!」

 

「セックスは気持ちいいって、お前の身体はもう覚えたんじゃないか?」

 

 身体の淫乱性を確信し、俺は大きく腰を弾ませチンポをねじ込み、同じ場所へ何度も亀頭を叩きつける

 繰り返しチンポで媚肉の一ヵ所を突かれていくと、それまでも喘ぎ声を出していた山田だが、さらに甲高い声で喘ぎを発した

 その声は明らかに艶めかしく淫猥に満ちたものであり、山田が俺のチンポで快感を受けている決定的な証拠であり、自覚したくない山田もこれで認めざるを得まい、己が淫乱で男を喜ばせる身体の持ち主と

 

「ふわぁあああっ……!?ああっ、ダメッ……!強く突いちゃ、ンヒィイイ!んはっ、あはぁあ!ダメッ、感じさせないでくださいぃ!」

 

「ああ、いい感じに俺のチンポを締め付けてくれるおかげで、そろそろ出るぞっ!」

 

「ひぃいっ……!?中で大きいのがっ、ビクビクってぇ!?」

 

「そうさ!そういった知識はあるんだな!中に射精するんだよぉ!」

 

「うぁああっ、そ、そんなっ……!?中に、出すって……!?」

 

「妊娠しちまうかもな……いや、妊娠させるために中に出すんだけどな!」

 

「いやぁ、だめっ!射精だめぇぇ!そんなの絶対だめぇっ!抜いてくださいっ……中は許してくださぃいぃ!」

 

 互いに官能を得ることに興奮を覚えていたところで、不意に牝肉に包まれているチンポがずくずくと疼き、猛烈な衝動が腰の奥に募ってきた

 肉房も膣穴も散々に嬲られた末に、膣内射精まで宣言された山田は、よがり声に再び恐怖に色を滲ませて叫んだ

 懸命に首を振りながら拒む山田に容赦せず、膨れ上がる射精感を破裂させるべく、猛烈にチンポを抜き入れていく

 怒涛のピストンをぬかるむ牝穴で味わい、山田はその刺激と、いよいよ迫る中出しの危機に怯え、髪を振り乱しながら喚きもがく

 

「ひあっ、イヤァアッ!?だめっ、激しくしちゃ……!んわぁああっ!やあっ、出されちゃうッ!射精っ、されちゃうぅぅ……!」

 

「諦めろっ!もう中に出るからなっ!」

 

「んはぁああっ、アアッ!やだぁああっ!やめてっ……ひっ、ンアッ!ああぁあ!妊娠っ、絶対ダメッ……あひぃいいっ!」

 

「孕んだら責任はとってやるよっ!奴隷として一生傍に置いてやるっ!」

 

「きゃあああっ!?イヤッ、いやあぁああッ!お願いっ、やめてぇ!中に出すのだけはぁ!ああっ、んはぁあぁ……ッ!あなたの奴隷にもぉ、妊娠もイヤァアアァッ!」

 

「もう遅いっ!出るぞぉ!!」

 

びゅるるるるるっ!!

 

「いっやぁああああぁああっ!?」

 

 絡みつく膣襞を掻き上げ、子宮口内を突き、欲望を山田に叩きつけていくうち、たぎりにたぎった射精衝動がついに限界を迎えた

 暴力的な掘削を施し、亀頭を子宮口内の奥にめり込ませた瞬間、俺の獣欲が弾け、なみなみと大量の精液が山田の胎内へ注ぎ込まれていく

 容赦なく子宮口内へ流れ込んでいく精液の心地に半狂乱になって叫ぶ山田をよそに、俺は大人の身体でしか味わえないこの快楽に身震いした

 

「ひあぁああっ、んふわぁああああっ!?いやぁああっ、精液がっ……ヒイイイン!はっ、入ってくるぅ!?いやぁ、アアアァアァ!」

 

「お待ちかねの射精だっ!たっぷり酔いしれなっ!」

 

「くふぁっ!?ああぁあッ!やめてッ、とめてっ!抜いてぇえっ!出しちゃダメですっ!ダメえぇええ!」

 

「まだまだ出るからなっ!お前のマンコを俺の精液で満たしてやるっ!」

 

「いやぁあ、と、止まらないぃい!?こんなに、出続けるねんてぇ……うぁああっ!もうダメっ!もう入らないぃぃ……!」

 

「おらっ!まだ出るぞっ!」

 

ビュクッ!!ボビュッ!!

 

「あひぃぃいいいぃいいいいいいいいいいぃいいいいいいっ!?」

 

 どこまでも精液を吐き出したくなる衝動と、牝器官に子種を植え付ける牡の本能にすっかり呑まれ、俺はなおもチンポを突き立てて射精を繰り返す

 許容量が限界に達しても止まらない精液をなおも受け続ける山田の身体に、やがて目にも明らかな変化が現れだした

 子宮が膨張して腹が盛り上がったことに、驚き山田は悲鳴をあげる

 

「ひぁああぁあっ!お、お腹ァアァ……んひっ、ひぁあぁああぁ!?ふっ、膨れるっ……!?うはっ!きはぁああっ……ッ!」

 

「どうだこの射精量はっ!」

 

「なっ、なんですかこれぇええぇ……!?お腹っ、いっぱいになってぇっ……!?ふひぃいっ……!いやっ、いやぁああッ……!?」

 

「くくくっ!膨らんできたなぁ」

 

「おぉっ、お腹膨らんでぇっ……やっ、ああぁ!?これっ、まるでっ……赤ちゃんっ、んんぅうっ!んはぁっ!ああぁぁッ!?」

 

「そうだなっ!まるで妊婦だなっ!」

 

「ぬぁああっ、あヒッ、ひぃぃいい……!?いあっ、あぁああ、まだっ、出てるぅううぅ!?んぁあ、もう無理っ!無理ぃぃいぃ!」

 

 疑似的なボテ腹となった山田に、俺は支配感をますます募らせながら、欲望の塊をどんどん生殖器官に注いでいる

 揉んでいた胸もさらに強めに握り潰して、綺麗な形をした乳房を歪ませる

 吐き出している欲望の塊である精液が、そろそろ打ち止めになる頃合いだった。子宮口内を渦のように、ぐるぐる回る精液の感覚にも楽しみつつ射精の終わりをそろそろ迎える

 

「精液ッ、中でぐるぐる回ってるぅうっ!やああぁっ、赤ちゃん作ろうとしてるぅ!くひぃいっ!もうやめてぇえ!ひィイインッ!」

 

「いいぞっ!そろそろフィニッシュだっ!」

 

「あひぃいいいっ……いあっ、んくぁあああっ!だめぇぇ……もっ、壊れるぅう!うはっ、破裂ッ、するぅう!んきぃぃ……!」

 

「安心しろ!最後の一滴まで中に吐き出すぞ!」

 

ぼびゅるるるるるるるっ!!

 

「むひゃああぁあああっ……!」

 

 チンポに残る欲情の汁を最後まで吐き出してやると、山田は息を詰まらせたように呻きながら疲弊しきった身体をぐったりと脱力させる

 赤く腫れ上がるほど弄られた乳首は、ボテ腹になった際に強く握ったせいで、ピンッと最初より大きくなった

 とりあえず、犯すことには成功した。後はこれから先も、こういった関係になるような脅しを生み出さないといけないから、手元の携帯で今この状態を写真に収めよう

 

「ぬひぃいい……かっ、はッ!うぁあぁ……!あぅ、ヒゥゥ!ハッ、あ、ああぁ……ぁぁ……ぅ……っ!」

 

「どうだ。初めてのご感想は?」

 

「あうっ、うぅ……くはっ、あぁあ……!い、いやぁ……もぅ、お腹に出すの、いやぁあ……あぅう、んくっ……むひぃ……!」

 

「チンポ抜いて、精液を溢れ出す写真にするか」

 

ヌポッ!

 

「ひあっ……んはああッ!?」

 

「ほれっ、はいチーズ」

 

 ここまで大人の女という味を味わい、支配できたことに気が済んだ俺は、山田の身体を下ろそうとチンポを引き抜いて、山田の身体を映せるように携帯を伸ばし今の姿を写真に収める

 ぬめりまくった音をたてながらチンポを抜いた瞬間、栓を失った膣穴から子宮に注がれた精液が溶岩のようにドロドロと溢れ出てきた

 逆流する精液の感触に背や尻をビクビクと震わせつつ、山田は改めて生殖器に子種を注がれたことを悲嘆し、力なく首を振る

 

「うぁあぁ……いやっ、いやぁああっ!精液ぃ……うぅ、こんなにぃ……あぁ、妊娠しちゃうぅ!イヤァァ……ッ!」

 

「悲しんでるとこすまんが、今のお前を写真に収めたが出来はどうだ?」

 

「や、やあぁっ!け、消してくださいっ!」

 

「消すわけないでしょ。これが世に広まればIS学園はどうなるかな?IS学園の教師が見知らぬ男と性行為、本来の出来事とは内容を変えて広めることができる」

 

「そ、そんなことになったら……!」

 

「この学園の評価はガタ落ち、そしたらお前は責任を問わされ担任の織斑千冬、受け持つ生徒たちにも迷惑をかける」

 

「あ、ああぁ……そ、そんなの、やめてください!」

 

 この写真でどれほどの被害になるのか理解したようだ。これで一応、山田と俺のこの関係を繋げる役目は生まれた。後はなんとか脅して、繋がりを山田にも教えないとな

 にしても、セックス中に胸を揉んでいたが本当に大きいよな。あれほど大きい乳房に、俺のチンポを挟んでもらうとどうだろうな

 セシリアでパイズリをしてもらったが、それよりも気持ちいいだろうな……結束バンドを外して奉仕してもらうか

 

「ほら、拘束は外したぞ。広められたくなければ、そのデカい胸で俺のチンポを挟んで奉仕しろ」

 

「ほ、本当ですか?……や、やりますから広めないでください」

 

「ああ、だから早くしろ」

 

「う、うぅ……私の胸でそれを挟む……」

 

「ああ、パイズリだ。男を喜ばせるためについた大きな胸だからな、俺を喜ばせろよな」

 

「ぅうっ……あぁっ……っぅうっ、いやぁ……」

 

 写真を広められないために、そう自分に言い聞かせているのか観念したようにがっくりと項垂れ、のろのろと両腕を動かして大きな乳房を手で持ち上げる

 そして、左右から真ん中へ寄せ上げて、俺のチンポをぴとっと包み込み、じんわり力を込め押しつける

 生温かく柔らかな、粘膜とは異なる感触がチンポの根元から亀頭の括れ近くまでを包んで、ギュウッと密着して圧迫してくる

 しかし、すごい乳房だな。俺のチンポが亀頭しか見えない

 

「うっ……うぅっ、ぅうっ……ぁあっ、なっ、なんでっ……こんなっ……こと……」

 

「お前の乳圧を知りたかったからな。案の定素晴らしい心地だ」

 

「いっ、やぁあ……やめてくださいっ!そんなの、押しつけないでぇ!」

 

「挟んで終わろうとしてるからだ。ちゃんと動いてしごいてくれよ」

 

「うっ……ぐっ、ぐずっ……ぅうっ……ぅっくっ、くうっ、ぅうううっ……うっ、ぅううっ……ぅううっ……」

 

「泣いてばかりだが、きちんと奉仕はできてるな」

 

 俺はぐずる山田に活を入れてやるために、ぐいっと腰を浮かせてむっちりと深く刻まれた乳房の谷間にチンポを突き入れる

 山田はチンポが動くたびにボロボロと涙を零しながら、ようやく逃げられないと悟ったのか、乳房を掴む指に力を入れてたぷたぷと擦り付けた

 ぐずぐずとすすり泣きながら両手を動かす山田。その様子をじっと観察しながら、俺はチンポを擦る乳肌のしっとりとなめらかな感触を堪能する

 

「ううぅ、もう……もう許して……私、もうこれ以上……できません……」

 

「おいおい、まだ始めたばかりだろうが」

 

「ひああっ、ヤダッ!だめっ!乳首を抓らないでぇっ!やああぁあっ!」

 

「これ以上できないなんて言うからだ。やる気をお前の身体に、呼び起こしただけだよ」

 

「うぅ……ぅうっ……ぐっ、ぐずっ……うっく……うっ、ぐっ、ぅうっ……ぅうっ……っ……」

 

「おおっ、いいぞさらに圧迫されて気持ちがいい」

 

 ふくよかな胸の膨らみが作り出す、夢心地のような快感を貪りながら、同時にムニムニと揺れ動く2つの膨らみの張りをじっくりと愉しむ

 神楽に時間はあまりないと言われてはいるが、山田に性感帯が胸というのを植え付けるために、このパイズリは必要なんだ

 しかし、山田は堪えきれなくなったのか再び両手から力を抜くと、濡れた瞳からはらはらと涙を流してすがるように俺を見上げてくる

 だがなぜだ、さっきから乳首を刺激させて活を入れるが、そのたびに何かを我慢しているように見える。感じているのを悟られたくないのか?

 

「じゃあ趣向を変えて、俺のチンポがどんな感じか説明してくれよ」

 

「……せっ、説明、って……」

 

「俺のチンポをその胸で挟んでんだろ、それがどんな感じか教えてくれよ……言わないと、さらに深く抉ることになるぞ」

 

「……わっ、わかりましたっ……わかりましたっ、からっ……言いますからっ、言いますからぁ……」

 

「じゃあどんなんだ俺のチンポは?」

 

「……うっ、ぐずっ……ぅうっ……あ……あぅぅ、あ、熱くて……か、硬くて……ビクビクって脈打ってて……大きくて……すごい臭いです……」

 

「まぁ、それでいいか。また搾ってやるから、もっと積極的に奉仕しろ!」

 

 パンパンに張り詰める乳房を思い切り搾り上げると、山田はなお甲高く悶え鳴き、身体をビクビクとさせるが奉仕は忘れず行っている

 身体はいい傾向で堕ちているのだが、心は案外しっかりしてそうだ

 だがいつの間にかのぼせた様に紅潮した顔で、桜色の乳肉の狭間から突き出た赤黒い亀頭をジッと見つめながら、ゆさゆさと左右から乳肉を揺すり立てる

 たっぷり重い乳肉を細い指でしっかりと掴んで、左右のタイミングを合わせリズムを早めながら、山田は一心不乱にチンポを扱いた

 

「ふっ……ふぁっ……あぁあっ、ふぅんっ……んっ……んぅんっ、んんっ……はっ、ふっ、ぅうっ……ふぅっ、あっ、あぁあ……!」

 

「随分と積極的だな。やっぱり胸が感じるんだな」

 

「そっ……んんっ……そんなっ……ことっ……なっ、ない……んっ、うんんっ!ふっ、ぅうぅうんっ!」

 

「もっと感じろよ、性感帯の胸を搾ってやるからよ!」

 

「ひああっ、ヤダッ!だめっ!もぉダメェエッ!出るッ!いっぱいっ、アアァ!出るのぉおぉ!」

 

「出る?イクッてことか、なら思いっきりイケッ!」

 

「フヒィイイイッ!もぉっ、ああっ!ひぁあああああ……ンッあぁああああ~~~っ!」

 

ブシュゥゥゥ!

 

 ひときわ盛大な山田の叫びがほとばしった瞬間、硬くしこりきった乳首から真っ白な体液が噴出する

 乳房を芯から震わせながら豪快に噴き放たれる白色の飛沫を前に、俺は目を疑い、絶句した。これは……母乳!?

 濃密な甘い香りを漂わせてブシュブシュと噴きこぼれる母乳を見て、山田はただ噴出の激感とそれを見られる恥辱に、ひたすらよがり叫んでいき、俺の身体に飛びかかっていく

 

「イヤァアアアッ!やだっ、見ないでっ!見ないでぇええ!ひあぁあっ、やだっ、まだ出るぅううッ!」

 

「ほ、ほんものの母乳……はっ?妊娠してたのか!?」

 

「ひはぁあ……っ!あひっ、ヒァ……ああぁ……!いやぁあ……出ちゃったぁぁ……!おっぱい出たの……見られたぁぁ……!」

 

「説明してもらおうか……お前は妊娠して子供を産んでいたのか?」

 

「んぅぅ……いやぁ……見られちゃったぁ……!うぅ、秘密に、してたのにぃ……」

 

「立場を知ってるのか?俺の問いに答えろよ、また乳首を捻るぞ」

 

「はうぅぅ……ンッ……あうぅぅ……!こ、高校生の頃に……急に胸が、大きくなってぇ……その時から、出るようにっ……そういう、体質なんだって、お医者様が言ってて……」

 

 ようやく羞恥と快絶から解放されたが、山田は母乳を見られたショックで正気を失ったように虚ろに呻く

 それに対し、母乳に驚愕したが説明を求めないと現状を認識できないからだ

 そして説明を聞いた俺は心の中で笑った。いくら体質とはいえ、母乳が出るとしたら胸に溜まった時と思うが、今回の場合だと刺激され続けられた結果だ

 性感帯が胸でないかと思ったが、これで間違いなく山田は性感帯の胸が判明したな

 

「あっ、あぁんっ……そっ、そんなにっ……ぐにぐにっ、押しつけたらっ、だめっ……ダメぇええっ!」

 

「お前だけが達しても意味がないだろ。俺のチンポも射精させないとな」

 

「やっ、あぁっ、んぅんんっ……やっ、やぁあっ!あっ、あぁあっ、だめっ、またっ……またっ噴いちゃうぅ!」

 

「そりゃいいな!一緒に吐き出そうじゃねぇか!」

 

「ひっ、ぃいいっ……はっ、ふぅうっ、んっ、ふぅううっ!い、いやっ、だめっ、こんなっ、こんなのっ、はっ……やああぁああっ!」

 

「そらっ!また乳首も捻ってやるからよ!」

 

 山田はただでさえ敏感すぎる乳房が、母乳噴きによってさらに感度を増したらしく、すっかり高ぶりあられもない声で喘ぎ続ける

 反り返ったチンポのように勃起した乳首が、たぷたぷと波を打つ乳首の上で、再び母乳を噴きたがっているかのようにピクピク震え出す

 俺は股間の奥に高まるモノを感じながら、ここぞとばかりにありったけの力を掻き集めて、母乳まみれの乳房に腰を打ち付ける。山田もそれに応えるように、ヌルヌルにぬめるチンポで激しく扱いてくる

 

「そろそろ限界だっ!」

 

「あっ、あっ、ふぅっ、ふぁああっ!やっ、あぁっ……わたっしっ、またっ、おっぱいがっ、んっ……ふぅっ、あぅ、あつっ、あつぃいいっ!」

 

「いいぞっ!このまま射精するからなぁ!」

 

「いっ、やぁっ……あっ、ふぁああっ!くっ、あっ、あぁ……だめっ、だめっ……ぁあっ、あぁあっ、あぁあああっ……ふぁああああっ!」

 

「出すぞぉ!お前も母乳を噴き出せ!」

 

ボビュッ!!ビュッ!!

 

「やぁああああああっ!」

 

ブシャァァア!!

 

 限界を超えたチンポを激しくしゃくりあげ、先端から精液の粘液をほとばしらせる。同時に、山田も長く引きつるような嬌声を張り上げて、ビンッと背筋を仰け反り、2つの肉蕾から熱く濁った乳白色の体液を噴き上げた

 張り詰めた亀頭の先端と硬くしこった乳首から、2種類の白色の体液が辺り一面に飛び散っていく

 ビュクビュクと噴き上げる俺の体液を顔で受け止めながら、山田はむせたように声を詰まらせて細い肩を震わせる。その間も、腫れ上がった乳房をきつく握り締めて、甘く白い体液を激しい勢いで噴き続けた

 

「やっ、あぁあっ……熱っ、熱いのっ!うっ、くふっ、んんぅんっ!はっ、ふぁっ、あぁっ……ふぁああっ!」

 

「お前の母乳の勢いもすごいな!」

 

「ひっ……あっ、あぁっ……くっ、ふぁああっ!はっ、ふっ、はっ……ふぁああっ、あっ、あふぁああっ!」

 

「これで打ち止めだな」

 

「……はっ、ひっ……ふっぅんっ……んっ……はっ……はっ……ふぅっ、うっくっ……ぅっ、ううっ……」

 

「ハハハッ!顔も胸もマンコも精液でドロドロだなっ!俺はお前の母乳でベトベトだ」

 

「うっ、くっ……ぅうっ、ぅうぐっ……ぅうっ……うっ……ぅうううぁああああああっ!」

 

 そうして、射精が収まる頃に母乳の放出も収まり、俺は激しく肩を上下させて荒い息を吐く山田を見下ろしながら、ゆったりと緊張を解く

 泣きじゃくる山田に現実を教えないとな

 俺は手についた山田の母乳をペロッと舐め、どこか懐かしい味に落ち着きを覚えながら今の姿も写真に収める。泣きじゃくり下を向く山田の顎を持ち上げ、先ほど撮った写真とこの前に撮った写真を見せる

 

「そ、それは消すって……」

 

「誰がそんなこと言ったんだ?俺は奉仕をしなければ広めると言っただけだ。そしてその写真はまだ、俺の手元にある」

 

「そ、そんな……お、お願いします。そ、その写真を消してくださいっ!」

 

「消してほしかったら、またここに来るんだな。織斑千冬の見回りを掻い潜って」

 

「な、なんで千冬さんの見回りのことを……」

 

「俺にはそれを知れるモノがあるんでね」

 

 さすがにここで、お前が受け持ってるクラスの生徒から……だなんて言えば真っ先に谷本が疑われる

 ここに山田を連れてきた張本人だからな……今は疑ってないだろうが

 いつものように神楽が手紙で指示するのも、そのクラスに協力者がいる証明だ

 できるだけ今回は、セシリアの時のようにクラスに俺の仲間がいるのを知らせないでいこうと思うんだよなぁ

 

「さてさて、答えは決まってるようなもんだが……明日もお前はここに来るか?」

 

「うっ……そ、それは……そのぉ……しゃ、写真を消して……」

 

「来るのか!!来ないのかだ!!」

 

「ひゃぁあぁっ!?き、来ます明日もここに来ますから!」

 

「ああ、それでいい。それじゃ明日も、その胸で楽しませてもらおうか……もちろんセックスもするからな」

 

「ど、どうしてこんなことにぃ……助けて……助けてください……」

 

 誰に向けてかの山田の助けを求める声は、この場にいる米原にしか聞こえない

 

 彼女を助けるために手を差し伸べる者はいない

 

 彼女に差し伸べられている手は、奴隷へと堕とす使命を担っている彼しかいない




大変申し訳ございませんが、少し更新のペースがさらに落ちます。

理由として、実生活の方が忙しくなってきたのと、身内の関係もあり更新が遅くなりますが、ちょくちょくお話は書き進めることはできますが、今より遅くはなってしまいます。ですので、待ってくださると助かります。

今までも遅かったのに、さらに遅くなることになり申し訳ございません。


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生徒のために

大変長らくお待たせいたしました!

これほど遅くなった理由は後で語りますので、まずはお話を読んでいってください


 母乳が出るという変わった体質を持っている山田を犯したが、身体の性感帯はわかりやすかったから既に身体は堕ちかけているだろう

 それに精神面もわりと脆そうに見えるし、早めに堕とせれたらいいが……油断はしない

 曲がりなりにも山田は教師だ。このIS学園で教える立場なのだから、織斑千冬程度とは言わないが、それでもIS操縦者としての力は高いだろう

 もし昔日本の代表候補生だとしたならば、表面上は怯えていても、精神面はセシリアのように丈夫かもしれない

 

「セシリアはマゾの性癖を利用したが、山田の場合はどうしようか」

 

 まぁ胸が性感帯なのだから、重点的に責める箇所は胸だな。徹底的に快楽に溺れさせるのがいいだろうか、しかし教師という立場だからあまり時間がとれない

 ならば精神面で責めるか……だがどうやって責める?追い詰めたり、心の支えがなくなったりなどのモノが手札にない

 

「仕方ない、今回は山田の精神面でききそうなモノを、セックス中に見つけ出すか」

 

 精神面が不安定になれば、身体が堕ちかけている状態で快楽により追い込めるだろう。そうなれるような手札を見つけないとな

 にしても早く来ないだろうか、あの胸でいろいろと遊べそうだしな

 さらに母乳まで出るなんて、私の胸を弄ってくださいと言ってるようなもんだ

 

「今日もあの胸で楽しませてもらうぞ」

 

 あの牛のようなデカい胸でやれることは色々とある。それを早く行いたく、俺は子供のようにわくわくしながら山田が来るのを待った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして4時が過ぎたこの時間帯、授業は全て終わり山田もここに来れるだろう。だがもう鍵を開けて待つ行為なんてしないからな。鈴の時と同じような過ちは犯さない

 そう思いながら待っていると、コンコンッとノックがドアから聞こえた

 おそらく山田だろう、覗き穴がないのから誰が来たのかわからないのが一番恐ろしいんだよな。だがそれは神楽のメールがない場合だ

 

『山田先生行きました』

 

 このメールがあり、それを証明するかのようにこの部屋をノックしたのなら確実に山田だ。それにもし知らぬ誰かが来ても、マドカからのメールで知らせてくれる

 この鉄壁の布陣はそうそうに破れない

 だからこそ、このノックとメールを確認した段階ですぐに俺は、鍵のかかったドアを開けるためにすぐ行動し、ドアの鍵を開錠しすぐさまドアを開け来客者を招き入れる

 

「ようこそ山田先生」

 

「わ、私はあなたの先生じゃありません」

 

「そう嫌がるなよ。俺もあんたが受け持ってる生徒と同年代だ、別に先生呼びをしても構わないだろう」

 

「私を犯したあなたにそう呼ばれたくないんです」

 

「へぇ……」

 

「………」

 

 教師としてのプライドか何かがあるんだろう。山田が受け持つ生徒と同年代のはずだが、犯された俺が山田のことを先生として対応されるのが嫌なのか

 まぁでも、これから身体も心も堕とせば先生と生徒じゃなく、主人と奴隷という主従関係が生まれるんだけどな

 とするなら、今ここで先生として対応するのではなく、奴隷という意識を山田の中に植え付けるか……なんか山田は男の印象を受けてしまう。名前で呼ぶとしようか、これから奴隷にする女たちは

 

「おい、名前はなんていう?」

 

「……山田真耶です」

 

「なら真耶、今から俺の奴隷にするために犯すぞ」

 

「どうして名前で……そ、それにこの前も言ってましたが奴隷って」

 

「お前が俺の奴隷になるんだよ。奴隷になって俺に服従するんだ」

 

「なっ、なんでそんなこと……」

 

「それは奴隷になったら知れるものだ」

 

 隠し部屋に向かいさなかにも、奴隷という言葉を真耶に与えることで、セックス中に嫌でもこの言葉を思い出すだろう。奴隷になったらこの快感を一生味わえると

 しかし、それは真耶の精神面が脆い場合はあっさりといくがそうもいきそうにない

 前回と比べて変わらず不安や嫌悪感、戸惑いなんかが見られるが、さっきの会話での中で強固な意志を見た

 表面上は弱々しく見えるが、先ほどの表情や心持ちを見誤れば堕とせない

 

「さて、隠し部屋にも着いたし……さっそくやるか」

 

「あぁっ……いやぁ……」

 

「……本当に不思議だな。こうも弱々しいくせに、さっきの意志といい何なんだ?」

 

「な、なんの話ですか」

 

「まぁいい。抵抗すんなよ」

 

「し、しませんよ。そんなことしたら……」

 

 まぁそうだよな。抵抗したり反抗なんてしたら、この前のセックスした写真をネットにばら撒かれるだからな

 そうなればこの学園、そしてこの学園に通う生徒の評価も落ちる。その写真が俺の手札にある限り、真耶は俺の命令に逆らえない

 だから今もこうして、真耶の手首を掴んでその場に寝転ばせても、何も抵抗せずに受け入れている

 そして俺ははち切れんばかりに膨らんでいる胸に、手首を掴んでいた手を放しその胸を鷲掴みにする

 

「あぁっ、やぁあっ!」

 

「相変わらずいい胸だ。さらに母乳も出るんだからな」

 

「やっ、んんっ……あっ、はぁあっ……いやっ、だめっ……そんなっ、やめてっ……」

 

「抵抗するか……まっ、本能的に出た言葉だからな大目にしておくよ。口では言っても身体は抵抗してないし」

 

「いっ……やっ、いやっ、んんんっ……くっ、ぁあっ……痛っ……いやっ、だめっ、んんっ……だめっ、あぁっ、いやぁ……だめぇっ……!」

 

「本来胸を揉んでも痛がるようだが、真耶の場合口だけだな。身体は感度良好、もうすでに蕩け始めてるぞ」

 

 真耶の身体に覆い被さり、いやらしく揺れ動く肉房を両手で鷲掴んだが、想像以上に柔らかな肉塊の中に指先を埋めて、欲望のままにむにむにと捏ね回す

 指先を動かして柔肉を手の中に集め、くにゅっと力を込めて揉むと、真耶は何度も首を振って切ない喘ぎ声を漏らす

 ブラジャーのカップを下からグイグイと押し上げ力を込めて捏ね上げるたびに、膨れた乳がカップに擦れるのか真耶は表情を歪めて甲高い声で悶えている

 

「ふっ……くぅっ、ふっ、ぁっ、あぁあっ……だめですっ、こんなっ、んんっ……こっ、こんな事っ……だめっ、だめですっ……ぅっ、ふんんっ!」

 

「なんだ?刺激に慣れたのか、教師みたいに説得し始めるか。でも、このデカい胸は感度抜群だから、身体は良い感じなんだよな」

 

「そっ……そんっなっ、わっ、私っ……んっ、ふんっ……かっ、感じてっ、なんてっ、んぅんっ……なぃですっ……くぅんんっ……」

 

「口だけの教師はあんまり説得力ないぞ」

 

「ひゃっ、んんっ!だっ、だめっ……そこはっ、やっ、やめっ……んっ、くぅんっ、んんんっ……!」

 

「突起してる場所、つまり乳首を押し潰して刺激しただけだぞ」

 

 胸を揉む快楽に慣れた真耶に感じてもらうために、俺はブラジャーのカップを不自然に盛り上げている乳首に指をかけ、そこを指先で押し潰して、グイグイと刺激してやる

 もしこの乳首を刺激し続けて母乳が出るとして、このブラジャーや服は邪魔だよな

 刃物なんかで服を切るのが楽なんだが、ここから解放して服が切られた物だったらいけないからな

 きちんと服もブラジャーをずらし、再びふっくらと盛り上がった二つの膨らみが、いかにも重そうにタプンと零れ出てきた

 

「おいおい、もう真っ赤に紅潮してるじゃねぇか乳首が。なんだかんだで感じて愉しんでるな」

 

「そっ、そんなっ……わ、わたし、愉しんでなんかっ……」

 

「今更嘘なんかつくなよ。身体は正直なんだからよ」

 

「やぁっ、ダメぇっ!やっ……やぁっ……だめっ、んっ、んんんっ……はっ、はぁっ……放してっ、お願いっ……触っちゃだっめっ、ぇえ……っ……」

 

「こんな良いモノを持ってるのに放せはないだろ。いつまでも揉んでいられるモノを」

 

「ひっ、いやっ……やっ、あぁあっ!だめっ、それっ、やっ……ダメぇっ!いやっ、くっ、ぅうんっ、あぁっ!いやぁあっ!」

 

 すっかり火照った柔肌の熱を指先で感じつつ、手に余るほどタップリと重い肉房を寄せ上げてゆっくりと捏ねると、真耶はビクビク肩を震わせて喘ぐ

 同時に、指に尖った肉蕾に引っかけて弾いてやると、艶めかしく開いた唇から熱を帯びた淫らな声が溢れ出た

 ピンピンと肉蕾を弾くのに合わせて、真耶はクイクイと何度も顎を反らし、艶めいた色っぽい声で切なく喘ぎ泣く

 色々と乳首の攻め方を変えるたびに、様々な反応を真耶は見せてくれる

 

「はっ、くぅうっ……んんっ、はっ、ふぁあっ!やっ、やぁ……いやっ、いやぁあっ!だめっ、それっ、だめっ、だめです……だめですぅっ!」

 

「ダメって乳首をこんなにコチコチに勃起させて、ダメってことはないだろう」

 

「やぁ……それっ、乳首イジめちゃだめぇ!そんな事っ、んんっ……そんな事したらっ……わたしっ、わたしっもうっ……ふぁああっ!」

 

「全身を震わせ始めたな。そろそろか?」

 

「わたしっ、うぅっ……わたしっ、んんっ!もうっ、やぁっ、だめっ……もうぅっ、もうぅっ、あぁっ、やぁっ……もうっ、だめぇええっ!」

 

「母乳を噴くのか?いいぞ、たっぷり噴き出せ!」

 

「あっぁあああああっ!」

 

ブシュゥゥゥゥゥッ

 

 刹那、目の前にあった肉房がブルンと跳ね上がる。真耶は色づいた肌をピンッと突っ張らせて、激しく胸を揺すり上げた

 その瞬間、弾けるように跳ね上がった肉房の頂点から、甘く匂い立つ白い飛沫が勢いよく噴き上がる

 ブシュブシュと激しい音を立てながら、真耶は硬く膨れあがった二つの肉蕾から、真っ白な体液を噴き続ける。やはり身体の感度は良好だな

 

「乳噴きだな!また母乳が出たぞっ!」

 

「やっ、ぁあっ、あぁあっ……いやぁああっ!ぁあっ、こんなぁっ……またっ、また、わたしっ……あぁっ、やぁあっ!」

 

「ははっ!噴いても噴いても止まらないなっ!この前よりも激しいな!」

 

「あぁっ、そんなっ……いやぁっ、いやぁあっ!やめてっ、もうっ……もうっ、おっぱいイジめないでぇっ……!」

 

「そんなに乳首を手で弄るのは嫌か。なら手でやるのはやめてやるよ」

 

「ふぅぁああっ!」

 

 止めどなくほとばしる母乳の奔流を見続け、真耶はなすすべもなく声を張り上げて、イヤイヤと首を振ってすすり泣き続けた。だから俺は『手』で弄るのをやめた

 俺は乳首を弄っていた手を放す代わりに、肉房を握った手の方に唇を寄せてチロチロと漏らし続けている肉蕾を口に含み、溢れる母乳を吸い上げる

 同時に、放した手を今度は股間に滑らせて、スカートをめくり上げ下着の上からぱくっと割れた秘裂をなぞりあげる

 

「ひっ、くぅうっ……んんんっ!やっ、やぁ……だめっ、そこっ、そこは、だめっ……おっぱいよりもっとだめぇっ!」

 

「手で胸を弄るのを止めただけだ。マンコをなぞらないとは言ってない」

 

「やっ、くっ、やっ、やぁあっ!やだっ……やんっ、んんっ……あぁっ、そこっ、だめっ……やめてっ、指っ、入れないでぇっ!」

 

「手で胸を弄るな、マンコも弄るな……わがまま言うな」

 

「ひっ、んんっ……やっ、ふぁあっ!あっ、くうぅんっ……ダメッ、そこはっ、そこはダメよっ……やっ、んんっ……許してくださいっ、お願いですっ……!」

 

「奴隷になったら考えてやるよ」

 

 噴き出す母乳を舌で掻き分け捌いて次々に飲み干しながら、股間を覆う布地の上から膨れた肉突起をまさぐり、クリクリと擦ってやる

 そうして、じんわりと汗ばんだ服の生地の上から肉芽を弄りつつ、柔らかな淫裂の表面を形に沿って撫で回し、クチュクチュ掻いてやる

 俺は、舌と指の動きに合わせて淫らに乱れていく真耶の艶姿に、さらに興奮を煽られて、いっそう激しく責め立ててやる

 

「やっ、ぅっ、ぁうっ、ふぁあっ!だめっ、だめなのっ……わたしっ、また、そんなにされたらっ……くっううっ、あっ、ぁあ……だめぇえっ!」

 

「また噴くのかっ!いいぞっ!思いっきり噴けっ!」

 

「やぁっああああああっ!!」

 

ブシュウウウ

 

「うぉっ、ぷっ……くっ、これはっ……」

 

「ふぁっ……あぁっ、ふぅっ、ぁああっ……やっ、いやぁっ!だめっ、だめぇ……とまらないっ、おっぱいっ、止まらないのぉっ……!」

 

「どんどん出てくるなっ!そんなに気持ちよかったかっ!」

 

 股間に沈めた指で下着の奥をグイッと強く抉った瞬間、真耶は再度激しく上体を反らすと勢いよく乳房を跳ね上げて、艶めいた叫びを張り上げる

 同時に、クンッと反り上がった肉蕾が弾けて、白い飛沫がさっきよりも激しく、まるで乳房が破裂したかのように噴き出した

 舌先で転がしていた乳首から生温かく甘い液体がほとばしり、口の中へ次々と流れ込んでくる。赤ん坊の頃に、母乳を飲んで育ったようだがこんな量ではないだろうな

 

「んんっ、ぅんっ……くっ、んっ、ふはぁっ!飲んでも飲んでも次々に出てきて、とても飲みきれないな!」

 

「んぅっ、ふぅっ……んんっ、ふぁっ、あっ、ふぁあっ……はっ、ふっ、ふぅっ、ふぁああっ、やっ、はっ、ふぁあっ……あぁあっ!」

 

「ふぅ……美味しい母乳をありがとな真耶」

 

「ふぁっ……ふぅっ、ふっ……ふぅ、ぅうっ、ふぅっ、ふっ……ふぅううっ、んぅっ、んふぅ……ぅうっ……」

 

「二回も噴けば満足か?真耶もすっかりご機嫌だもんな……だからそろそろセックスに移るか」

 

「いやっ……あぅうっ!」

 

 汗ばんだ肌をピクピクと小刻みに痙攣させながら、真耶は髪を散らして首を振り、甘く蕩けた官能の叫びを上げ続ける

 その間にも、ブルンと跳ね回る乳首から乳白色の奔流が絶え間なく噴き上がり、辺りをどろどろに濡らしていくが、体質で母乳を噴くだけでこうも量が出るとはな

 その瞬間にも、ブルンと跳ねた肉房の頂点から、甘く匂い立つ白い飛沫が、勢いよく噴き零れる

 そうして、たっぷりと母乳を噴いてようやく興奮が収まったのか、真耶はくたりと崩れると熱く湿った息を荒々しく零した。そしてすぐさま下着をずらし、真耶を抱き上げ有無を言わさず対面の形を整え、セックスをする体制にする

 

「あぁっ、セックスなんて……ダメですっ……許してくださいっ……」

 

「言ったろ身体は正直なんだ。もうお前のマンコは準備万端だぜ」

 

「ああ、やめてくださいっ……!いやああぁ……!」

 

「さぁっ!挿入するぞっ!」

 

「んあぁぁあああアアァァッ!」

 

「もうすでにいい声を上げるな、挿入だけでもう気持ちよくなってるのか」

 

 雄々しく勃起したチンポを腹の底いっぱいに埋め込まれ、真耶はたまらず艶めかしい嬌声を甲走らせる

 絶頂の直後で身体が敏感なままのせいもあってか、零れ出たその声は先ほどよりも悩ましく、艶っぽい

 またも強引に牝穴を犯され、真耶はぼんやりとした表情になりながら、うわごとのように嘆きの言葉を漏らし始める

 弱々しい口調にはもはや諦めた色が濃い。俺とのセックスでイカされたからか、明らかに態度が変わっている

 

「あぁぁっ……は、入っちゃった……ダメなのにぃ、本当はダメなのにっ……!またセックスしちゃってるぅぅ……!」

 

「身体は欲しがってるくせに、ダメなんて言うのは無理あるぜっ!」

 

「ひぃィッ!んぁッ、あぁっ!ダメぇッ!セックスダメぇッ……感じるのダメなのぉッ!あッ、ひぃいいンッ!」

 

「どうだっ!今回のセックスはっ!」

 

「こんなのいけないのにぃッ……!うあぁっ、よくなったりしたらいけないのにッ……!んひぃっ!あっ、はぁあンッ……!」

 

「そうかそうか、よくなってくてるのかっ!」

 

 俺はそんな真耶に高揚感を倍増させながら、さっそくピストンを開始して膣内を突き責めていく

 動きはゆっくりでも、深く、力強い抜き差しを加えると、真耶は淫猥なよがり声を漏らし、悩ましく肢体をくねらせて悶え喘ぐ

 口でだけは操を立てようと快感を拒みはするものの、チンポを咥え込んだ膣穴は蜜で蕩けきり、感触を押しつけるように熱心に吸い付いてくる

 

「アァッ!そんな、動かさないでぇッ……!ひぅぅぅっ!イヤぁッ、ダメぇッ!こんなセックス、しちゃいけないのぉ……!」

 

「奥まで咥え込んでそれはないだろ!乳首ももう触ってないのにまた母乳が垂れてるぞ!」

 

「あひゃあンッ!喜ぶなんて、私ぃっ……!はぅっ、あうゥゥンッ!ひぃんっ、強く突かないでくださいぃぃッ……!」

 

「もっと感じろ!俺も気持ちよくて興奮するぞ!」

 

「うぁぁっ!?あぁっ、すごいぃっ……もっと大きくなって……!はぁあんっ!オチンチン、私を犯して興奮してるぅっ……!」

 

「そりゃそうだっ!こんなスケベなマンコ犯して大きくならないわけないだろっ!」

 

 喜んでないとは言うが、真耶の膣襞はさらに深い刺激を求め、チンポを奥に引き込むように蠢いて、亀頭から竿にかけてねっとりと妖しく絡みついてくる

 とろみも絡まりも極上級の反応を示す膣肉にいい心持ちになりながら、たくましさを見せつけるようにチンポを脈動させる

 

「ビクビクッて中で震えてっ……んんぅっ!アソコの中でっ、形ハッキリわかっちゃう……!あぁっ、ヤダっ……!」

 

「感じるチンポが激しく動くと、気持ちよくて仕方ないかぁ!」

 

「んはぁぁぁっ!だめっ、ダメぇッ!うあぁっ!速くしたらっ、感じすぎちゃうぅゥッ!アァッ、オチンチン激しいのやめてくださいぃぃっ!」

 

「そりゃ無理なお願いだっ!」

 

「ヒィンッ、ああっ!お腹の中っ、削れるぅぅッ!あうぅぅっ、硬いので引っかかれてっ……んひぃんッ!ダメぇっ!強すぎて変になるぅッ!」

 

「マンコ引っ掻けるのが気持ちいいだろっ!」

 

 真耶は膣穴でチンポをしっかりと感じ取り、うっとりした様子で感想を口にした

 その声色や表情から、俺のチンポに対して屈服してきていることを改めて実感でき、ますます俺はいい気分になる

 膣肉にたっぷりチンポが擦れ合うよう、俺は抽送を速めながら腰に回転をかけた

 怒涛のピストンを浴びた真耶は、膣肉をえぐるような強い刺激に呼応してしまい、取り乱したよがり声を弾けさせる

 

「気持ちがいいだろっ!もう俺のチンポでしかお前は感じれないっ!この先、どこかの男と結婚してセックスしても気持ちよくなれるのはこのチンポだけだっ!」

 

「イヤぁぁっ!ダメなのにぃッ……!ひぃんっ、感じさせられちゃうぅゥッ!うあァッ!あぁっ!動くのやめてぇぇっ!」

 

「そらっ!こうされるのが気持ちいいだろっ!」

 

「ふあぁっ、ひぃっ!あぅんっ、アァァッ!ダメぇぇッ!オチンチンっ、ダメぇッ!中、グリグリ……掻き回さないでぇぇっ!」

 

「肉を引っ掻けてるだけだろっ!感じさせるためになっ!」

 

「んむぅうぅっ!ひぅぅっ、あくぅっ!アッ、ああぁぁっ!やっあぁッ……!もぉっ、ダメぇッ、抜いてくださいぃぃっ!」

 

 口では困った調子で訴えつつも、責めの激しさに比例するように、蜜洞はヒクヒクと蠢動し、歓喜の強さを伝えてくる

 気がつくと真耶の呼吸はどんどん荒くなり、淫らな声も詰まり始めてきた

 さらに、チンポを締め付けては解放する膣肉の蠕動も、時を追うごとにどんどん切迫感を増してきている。そして乳首から、また少し母乳が溢れてきている

 

「マンコの中がグニュグニュ動いてすごいなっ!そろそろイキそうなのか!」

 

「はうぅっ、そうですっ……!イキそうですぅっ!だからっ、うあぁっ!もう私をイカせないでぇっ!またアレがきたら、狂ってしまいますぅっ!」

 

「気持ちよく狂えるなら本望だろっ!遠慮なくまたイッてしまえ!」

 

「ヒィィッ!ダメぇ!セックス止めてぇっ!お願いですぅっ、イクの嫌なのぉッ!私が私じゃなくなっちゃうぅぅっ!」

 

「俺のチンポで最高のアクメに達しろ!」

 

「イヤぁッ!アァッ、感じちゃうぅっ!んむぅぅっ、ひゃぁぁっ!ダメぇッ……!」

 

 真耶は絶頂に達しそうなことをあっさり認め、いっそう引きつった声で哀訴してきた

 俺は真耶の訴えを聞き入れえず、下からガツガツと突き上げて、ぬめる肉穴をサディスティックに掻き回す

 必死に絶頂を拒もうとするものの、それに反して身体はさらに昂る一方で、みるみる頂点へと向かっていく

 そんな真耶を思いっきりイカせてやるために、俺は荒々しいチンポ抽送を続け、引きつってきた膣穴をズンズン責め嬲る

 

「うぅぅっ、んはぁぁっ!いやぁ、イキたくないぃ!ひぃんっ!オチンチン抜いてぇっ!おっきいオチンチンッ、もう許してぇえ!」

 

「もう限界に近いだろっ!チンポでのアクメで達してイッてしまえぇ!」

 

「いやぁぁっ!あぅゥッ、もうダメぇッ!ヒィッ、来るっ!あぁっ!ひぁぁっ!イッちゃうぅっ、イクぅぅっ……!」

 

「イケッ!また母乳を噴き散らせ!」

 

「ひゃあぁあああァァアアァッ!」

 

ブシュゥウーー

 

「うぉっ!?本当にいくらでも噴けるな!」

 

 トドメとばかりに深く突き入れた亀頭で子宮口内を叩かれて、ついに真耶はアクメに達し、絶頂の衝撃と共に母乳えお噴き散らした

 やはりこの身体はもう、このチンポに堕ちているのだ

 狂おしくよがっては、母乳をぶちまける真耶に俺も激しく高揚し、さらに腰を振ってなおも絶頂感を煽り立てる

 子宮口内に突き刺している俺のチンポに、さらに絡み付き締め付けてくるので俺も達しそうになってきた

 

「んあぁぁっ!ひぃぃっ!イクぅぅっ!うぅンッ!オッパイ出ちゃってるぅッ!やぁっ、アンッ!お乳噴くのも感じちゃうゥッ!」

 

「もっと噴いてイキまくれっ!真耶の身体はそれを求めてるんだ!」

 

「あぁっ!イクぅっ!オチンチンでイクぅっ!気持ちいいのぉッ!ひゃうっ、んはぁぁっ!イクのすごぉいっ!頭、真っ白になるぅぅっ!」

 

「牝牛がっ!そんなに噴くのが気持ちいいかっ!」

 

「オッパイ、搾ってないのにいっぱい出るぅゥッ!こんなはしたなく出しちゃうなんてぇぇっ!でもイイっ!噴くの気持ちいぃぃっ!」

 

「素直になってきたな、良い兆候だなっ!」

 

 まるで俺のリクエストに応えるかのように真耶は母乳を噴きながら乱れに乱れ、教師としての意志などを忘れ牝としてアクメの快感を味わい尽くす

 そうしてしばし狂乱していた真耶だったが、徐々に母乳噴出の勢いが弱まり、快楽を叫ぶ声のトーンが落ち着いてきた

 やがて、母乳噴射とアクメからようやく抜けだし、ぐったりと脱力して真耶は息を切らす

 

「はひぃっ、ヒィッ……!す、すごかったぁ……!オチンチン、お乳……気持ちいいっ……!」

 

「ずいぶん色惚けした顔になったな、今のアクメがよかったのかな?」

 

「はうぅぅぅ……満足、しましたぁ……あなたのオチンチン、気持ちよかってです……」

 

「ふふふっ、他にはどうだ?」

 

「それに、激しく突いてもらって……!とても力強くてぇっ……ちゃんと私をっ、感じさせてくれますぅっ……!」

 

「よしよし、素直な女は嫌いじゃないぜ」

 

 呆けたように息継ぎを繰り返すその表情は、どこか満足感めいた気配をじわりと滲ませていた

 アクメの直後で頭が回っていないせいか、真耶は隠すことなく、俺のチンポへの気持ちよさについて告白した

 これは結構チャンスなのではないだろうか、今このアクメで弱りきっている真耶に中出しし、奴隷へと堕とせることができるのではないだろうか

 

「そんなに俺のチンポが気持ちいいか真耶!」

 

「はいっ、そうですっ……!あなたのオチンチンの大きさやっ、あぅんっ……精液の量も、多くてぇ……」

 

「なるほど。だが他の男はこんなに出せないぞ。この前みたく、また精液をたっぷり出してやるよッ!」

 

「んあッ!あぁぁぁっ!あぁぁっ!強いぃっ!ひぃっ、感じすぎちゃうぅぅっ!あうぅぅっ!オチンチン激しすぎですぅぅっ!」

 

「さっきよりも激しくした方が、真耶は満足するだろ!」

 

「すごいぃっ!オチンチン、突き抜けるぅぅッ!あうぅンッ、ひぃぃっ!奥まで響いちゃうぅ!うあぁっ、気持ちいいっ!すごいぃィッ!」

 

 蕩けた牝穴への抽送を再開させると、絶頂直後ですこぶる感度が上がっているらしく、真耶のよがり方のはしたなさは先ほど以上になった

 思いきり突き込んだ亀頭でぐにゃりと子宮口を押し潰し、入口近くまで極太を引き抜きながら、カリの縁で膣襞を荒々しくえぐり倒す

 そして子宮口をある程度責め、今度は思いきり子宮口内の奥まで突き刺した

 

「強烈なのがいいんだろっ!こういったことをしてくれるこのチンポは最高だろっ!」

 

「ひぃいッ!はいぃっ!我慢できなくなるぅッ!あぁっ、のめり込んじゃうっ!んぅぅっ!いけないってっ、わかってるのにぃぃっ!」

 

「感じるか?俺のチンポがイキそうになってるんだよっ!」

 

「んはぁあッ!あぁンッ!ビクビクしてるっ!オチンチンッ、すごく大きくてぇっ!まだっ硬くなってるのぉッ!あッひぃいンッ!」

 

「出すぞ!蕩けたマンコに、精液を吐き出すからな!」

 

「ひぃぅっ……!?な、中にっ……!?アァッ!中は、ダメですっ……!妊娠しちゃいますっ……!」

 

 禁断の肉悦に悶える真耶の膣穴はアクメがもたらしたこわばりできつく窄まり、チンポを強く圧搾してしごいてくる

 媚肉から与えられる狂おしいほどの快感で次第に俺の射精感が強まっていき、勃起チンポが芯から熱を帯びて脈動が激しくなってきた

 いよいよ限界に近づいてきた、このたぎりを真耶の中にぶちまけるてやる!

 だが膣内射精宣言を耳にして、真耶は不意に我に返ったように拒絶を口にして、弱々しく首を振る

 

「精液で感じさせてやるからなっ!大量の射精をたっぷり味わえ!」

 

「んひゃぁぁっ!あウゥッ、壊れちゃうぅっ!すごいぃっ!オチンチン、もっと速くぅっ!これぇ、精液ッ、出そうとしてるぅぅぅッ!」

 

「子宮内を俺の精液でいっぱいにするからなっ!」

 

「あぁぁっ!ひぃう、中に精液出されちゃうぅぅっ!んふぅぅっ、あのすごい射精がくるぅぅっ!ひぃっ、ンンッ!ぎちゃうぅううッ……!」

 

「元気な赤ん坊を孕んだら、生徒にお祝いしてもらえ!」

 

「うぁァァッ、んはぁぁっ!出されちゃうぅ!ひぃんっ!あぁっ、中になんてぇぇッ!できちゃったらっ、どうすればぁぁ……!」

 

 肉壺は中出しを歓迎するようにますます強く締まって、下りてきた子宮がチンポの竿を吸い付いてきた

 射精に向かってスパートを切った俺の抽送を受け、肉竿が出入りするたびに漏れる淫音と共に、真耶が困惑しながら嬌声を張りあげる

 IS学園の教師で生徒を持つ身で俺の子を孕むことを心配しながらも、それでも一突きするごとに抵抗の気配が失せていき、真耶はどんどん快楽に呑まれていく

 

「何だかんだ言っても中に欲しいんだろっ!そろそろ出すからな!」

 

「そんなっ、アアッ!んはぁぁっ、ああぁぁっ!あうぅっ、オチンチンのビクビクっ!強くなってきてるぅっ……!」

 

「さぁ、全部注いでやるからなぁっ!」

 

「ふぁあンッ!入っちゃうぅっ!子宮に精液ぃぃっ!ンヒャァッ、あうゥッ!うはぁぁっ!ひぃっ、んんっ!あぁっ、中に出されるぅぅッ!」

 

「俺の精液を味わえぇぇっ!」

 

ビュグ!ビュッ!ビュク!

 

「ひゃあああアアァァァアアッ!」

 

プシャァッ!ブシュゥゥゥ!

 

 勃起チンポを根元まで埋め、最奥で豪快に放つと、子宮に精液を注ぎ込まれていく激感に真耶は身体を硬直させ、悩ましく絶叫した

 ビクビクと感電でもしたように肢体を跳ね躍らせ、乳の先から母乳を、秘唇からは透明な体液をしぶかせてアクメに耽溺する

 俺の責めと射精でアクメに飛んだ上、潮まで噴いたことに驚きと歓喜を覚えながら、俺は勢いを弱めることなく精を吐いていく

 

「ふぁああっ!中にあっついのがぁぁっ!あうぅっ、すごいぃっ!ドロドロしたの、どんどん飛び込んでくるゥゥッ!」

 

「どうだこの精液の量は!」

 

「量もやっぱりすごいぃっ!ひぃぃんっ、アフゥッ!あぁぁっ、いっぱい入ってくるぅっ!子宮、精液で埋まっちゃうぅぅぅっ!」

 

「真耶も母乳の量もすごいが、潮の量もすごな!」

 

「イクぅ!あうぅっ!子宮イクぅぅっ!ひぃっ、オッパイもオマンコも気持ちいいっ!出すのもぉッ、出されるのもイクぅぅっ!」

 

「そんなに派手によがられたら、俺も出し甲斐がある!」

 

 もやは妊娠を恐れる言葉が出ることはなく、真耶はただひたすら快感を叫び、乱れよがる

 突き上げられ続けた子宮に一気に精液が押し寄せ、牝器官が熱く粘りのある感触で満たされた真耶は俺の予想通り絶頂に達し、けたたましい嬌声を放った

 そして射精の勢いが収まることはなく、ドンドン子宮を精液で埋まっていく

 俺の射精もそうだが、真耶の母乳の噴射もすごいな、俺の服がべちゃべちゃになってきた

 

「きゃあぁぁんっ!勢いまだ弱まらないぃっ!ビュビューって、叩き付けられるぅぅッ!んぁあっ!あなたの射精ッ、本当にすごぉぉいぃっ!」

 

「どうだ俺のチンポの射精は!この快楽を味わって気持ちいいだろ!」

 

「ひぅぅっ!まぁだっ!まだ出るウゥッ!すごい射精止まらないのぉぉぉッ!子宮、どんどん重くなってくるぅぅぅっ!」

 

「さらに出すぞっ!真耶の子宮を膨らませてやる!」

 

ビュルル!!ビュビュ―!

 

「ふはぁぁあああアァァアアァァアアアアアァアアアァァアッ!」

 

 俺の射精の凄まじさを半ば賞賛するような真耶の言葉に気分をよくしつつ、なおも欲望のままに精液を吐き出していく

 そしてラストスパートの射精を真耶の子宮に吐き出す

 容赦なく精液を胎内に吐き続けた結果、真耶の腹は見る見るうちに妊婦のように大きくなった

 すでに限界近くまで注いでやっているというのに、膣穴はなおも精を欲するかのように窄まり、チンポに軽い鈍痛が走るほど熱烈に搾ってくる

 

「んぅぅぅっ!アウゥッ!子宮、膨れるぅぅっ!うくぅッ、精液でパンパンになるの、感じちゃうぅ!こんなのっ、抗えないぃぃっ!」

 

「俺のチンポは気持ちがいいだろ!もうこのチンポから逃れられないんだよ!」

 

「あひぃっ!精液まだ出てるぅッ!これぇ、狂っちゃうぅぅ!何も考えられないぃっ!頭、オチンチンと精液でいっぱいになるゥゥゥ!」

 

「真耶の母乳も打ち止め頃だな、俺も終わりにしてやる!」

 

「はひゃあぁああァァァアァッ!」

 

「ふぅ、最高だったぜ真耶」

 

 強烈すぎるアクメの心地に真耶は恥も外聞もなく髪を振って乱れ、いよいよ限界の様子になってきた

 吐き出し終えると真耶は、俺が支えているからよいが支えを無くすとぐったりと落ちるだろう

 思う存分子宮へ放ちきって射精を終えると、それと共に真耶も精根尽きたようにぐったりしているが、ここで一度尋ねてみるか奴隷になるか否か

 

「はぁっ、あぁぁっ……ひぃっ、うぅぅっ……すごいぃぃ……はぅぅっ、ひぁぁぁっ……!」

 

「このセックスは最高だろ真耶?」

 

「ひはぁぁ、はあぁっ……オチンチンすごすぎぃ……こんなすごいの知ったら、溺れちゃうぅぅ……」

 

「さて、真耶はこの快楽をもっと味わいたいか?」

 

「あ、味わいたいですぅ……もっと、もっとぉっ……」

 

「なら俺の奴隷になると誓えるか?」

 

 気持ちのいい射精の余韻に浸りながら問いかけると、真耶は乱れた吐息に乗せて、素直な心情を吐露する

 濃厚な精液による快楽に溺れる真耶の姿に俺は満足感を覚えた

 そしてここからが本題だ。ここで真耶が奴隷になってくれるのならありがたいが、身体はもう堕ちているとして、口に出している言葉ももうこの快楽に逃れられてないようだが……

 待てよ。安全にいくならここは……

 

「ど、奴隷……あなたの奴隷……」

 

「ああ、ここで否定するなら真耶の受け持つ生徒を犯しに行こう」

 

「っ!?なっ、なんでそんなっ!?」

 

「理由を尋ねるな。生徒を守りたいか、守りたくないかの二択だ。どちらを選ぶ?」

 

「……な、なります。あなたの奴隷になりますから……生徒たちには手を出さないでください……」

 

「賢い判断で何よりだ。じゃあ明日もこの時間帯にここに来い」

 

 そう呼びかけると真耶は静かに頷き隠し部屋から出ていった。上からシャワーの音も聞こえるし、きちんとここでの行為の臭いは消しているのだろう

 そして俺はポケットに入れてある携帯を手に取り、神楽にメールを出す

 もちろん送る内容としては、今回の報告だがそれともう一つ、明日行う真耶とのセックスに必要なことを送る。すると相変わらず早い返信がきた

 

『了解です。徹底したやり方で、必ず次で山田先生の心も堕としましょう』

 

「やっぱり神楽はわかってるな」

 

 そうだ、今は確定していない主従関係でいい。身体は堕ちているが、心が思いのほかしっかりしている

 さっきの会話で『生徒』という言葉を出した途端に、蕩けた顔は消え、最初の意志が強い顔になった

 心は案外強いのなら、油断しているととんでもない厄介な相手になる。そうならないように、先ほどの主従関係でそういった相手にならぬよう先に潰した

 

「さぁて、見ものだな真耶の教師としての強さを」

 

 俺は手に付いた母乳をペロッと舐め、明日に期待を膨らませるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~真耶side~

 

 私はまたあの隠し部屋にいた男の子に犯されました

 今も私の子宮には彼の精液が少し残っている。年も私が副担任している子たちと変わらない年の子に

 そして今日、そんな彼の奴隷になってしまいましたが、それで生徒の皆が私みたいに襲われないなら構わない。私が我慢すればこの事態は大きくならないけど、昨日と今日のセックスで私の身体はもう彼の言う通り溺れてしまっている

 

(彼女たちを守るために奴隷になるって言ったけれど、もし明日のセックスで完全に彼に溺れたら私……私は……)

 

「あっ、山田先生!」

 

「ひゃぁああっ!な、なにかようですか!?」

 

「ど、どうしたんですか山田先生?」

 

「い、いえなんでもないです。そ、それで鏡さんどうしたんですか?」

 

「えっと、次の休日に外出したくてその許可を」

 

 私に話しかけてきたこの生徒は、私が受け持つクラスの生徒で鏡ナギさん

 ロングヘアーの黒髪にヘアピンをつけており、陸上部に所属している彼女は教師の許可が必要な外出届を私に頼みに来た

 そうだ。私は彼女を彼の手から守らないといけない。私みたいに快楽に溺れてしまったら、彼女たちは彼のオチンチンでセックスをさせられ、奴隷になってしまう

 

(そんなのはいけません!彼女たちが奴隷になるなんてことは!)

 

「山田先生大丈夫ですか?もしかして具合でも……」

 

「い、いえ少し考え事を。外出届の件ですよねわかりました。後は私が受理させますね」

 

「ありがとうございます!では失礼します!」

 

(あんな眩しい笑顔を、彼のオチンチンで消しては……えっ?どうして……)

 

 彼のオチンチンを頭の中で少し思い出しただけで、私の胸から母乳がチロッと出てきた

 な、なんで!?彼のオチンチンで、あんなすごいセックスをしたことを思い出しただけで反応したの!?

 もうこの身体は本当に彼のセックスによって堕とされている

 これで心も堕とされたら私はきっと……きっと本当の意味で彼の奴隷になってしまう!

 

(心をしっかり持たないと!彼とのセックスで身体が溺れるのはもう仕方ないの!でも心だけはなんとか保たないと私が私でなくなっちゃう……)

 

 不安に心が揺れ動く真耶の運命は、米原の閃いた策によって運命が辿る道が一つだけなのを彼女は知らずに、鏡からの外出届をギュッと握りしめた




今回これほど遅れた理由として、まず大学の方でテストが行われる方法が昨今の情勢で特殊になり、きちんと勉強しないとかなり難しくなっているので休みを取らせてもらいましたのがお休みの経緯です。

しかし、その大学で話題になっている例のウイルスに感染に陽性反応を出した生徒もいまして、さらにテストの形式がややこしくなっていきました。

さらに、身内が陽性反応が出た人と反応が出る前に一緒に遊んだとのことで、自宅待機を命じられたりとあたふたした日々でしたがようやく落ち着いたので投稿を再開します。

本当に長らくお待たせいたしました。相変わらず投稿は遅いですが、なんとか早め早めの投稿を心がけます。


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教師として

良いサブタイトルってどうすれば思いつくのでしょう?


あの母乳を噴く牝牛のような女、真耶とある特殊な主従関係を結んだが、正直それは今日ここに呼ぶための口実なんだよな

 写真があるとはいえ、あの脅し文句で己の守るべき対象をしっかりと自覚させるため

 教師が故に『生徒』という単語に過剰に反応をしていたが、あれは自ら心を完全に弱らせるモノを教えているようなものだ。そう思想に浸ってると、携帯が震えた

 

『今回の計画で必要なピースがそちらに向かいます』

 

「……ありがとな神楽」

 

 これで今回、俺がやりたいことは整った。これで真耶の心を完全に堕としてやろう……あぁ、早く時間が経たないだろうか

 不敵な笑みを浮かべながら、俺は隠し部屋で今日も体力作りに励む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……さて、時間だ

 神楽のメールでもあったように、今回の計画で必要な『ピース』はもうすでにいる

 織斑千冬がいる中での危険なものだが、ドアの前では神楽が見張り、織斑千冬自体はマドカの光学迷彩監視カメラで捉えている

 これで入る時も、出る時もこれでバッチリ対策できている。早く真耶は来ないだろうかと待っていたらドアをノックする音が聞こえて、神楽からのメールでも『OK』と来たので安心してドアを開けると真耶がいた

 

「……き、来ました」

 

「あぁ、奴隷ならば当たり前だな」

 

「っ!?は、はい……私はあなたの奴隷ですから」

 

「いいや、今はもういい。奴隷として俺に接するな」

 

「え?ど、どうしてですか……」

 

「もともと奴隷にするつもりだが、それを意識させるためについた方便だ。そんな薄っぺらい奴隷の忠誠心はいらない。だが今回で本格的に真耶を奴隷にする」

 

 事態が飲み込めていない真耶を引き寄せ、部屋の中に入れるとすぐさま隠し部屋に向かう

 抵抗も抗うこともせずに、引き寄せられるがままに真耶は身を委ねている

 そして隠し部屋に着いて俺はすぐさま、真耶の服を脱がせにかかる。ブラジャーや下着を脱がせ生まれたての姿にさせると、俺は真耶の目の前にある衣装を置いた

 この衣装は、神楽が演劇部から拝借(盗んだ)モノで俺の元にこの日に持ち込んでくれた

 

「えぇっ……!?な、なんですかこれはっ!」

 

「真耶にお似合いだろうと思ってな、これを少々拝借させてもらった」

 

「こ、これを着れって言うんですかっ!?」

 

「当り前だ。それに着替えて俺に見せてくれよ」

 

「ううぅっ……わ、わかりましたっ……」

 

「そうそう、絶対にお似合いだからよ」

 

 俺が提供した衣装があまりにも衝撃的だったらしく、驚愕に引きつった声が響いたが俺はそれを無視する

 躊躇していた真耶だったが、念を押すように言われると拒みきれず、衣装を拾い着替え始めた

 渡した衣装はまさしく真耶専用と言ってもいい代物だからな。神楽にこんな衣装ないかと、昨日の夜に尋ねたら『ありますよ』と返ってきた時は驚いたが

 

「んんっ……き、着替え終わりました」

 

「おぉっ、終わったのか」

 

「うぅっ、なんなんですかこの衣装……」

 

「IS学園の演劇部にあったぜ。その衣装はそちら側の物だろ?」

 

「こ、こんな衣装作ってないですよぉっ!」

 

「織斑の転入から作ったんだろ。真耶みたいに胸のデカい女が着て、織斑の視線を奪うために胸の大きさを意識させるためその衣装でよ」

 

 真耶が俺が提供した衣装を着てその姿を見ると、そこには『牝牛』がいた

 牝牛もとい、ホルスタインを模した衣装に身を包んだ真耶が、恥ずかしそうに身を縮こまらせて立っていた

 ボンデージスーツをベースにしたその衣装は、真耶の豊満な身体……特に乳房をことさら強調した、卑猥極まりない格好だ

 形状だけでもとても淫らで楽しめるように、乳牛のようなデザインがその愉快な眺めに拍車をかけていて、目が離せない

 

「こうも牝牛が似合う女なんて、そうそういないぜ……誇っていいぞ真耶」

 

「ま、また胸を弄るんですよね。ち、乳首が出てますし」

 

「ああ、胸の乳首の部分は俺がハサミで切って露わにさせた」

 

「う、牛のような格好させたのって、やっぱり母乳を噴かせるため」

 

「察しがよくて助かるな。また気持ちよく噴き散らしていいぜ」

 

「うっ、ううぅっ……」

 

 そんな風に戸惑いを見せながらも、同時に真耶の態度からは、艶めかしい昂りめいた気配も感じられる

 母乳を搾られることを期待しているようにも見えるが、真耶としてはそんな意識はないだろう

 だが、今日はその意識を完全に書き換えてやろう。自らミルク噴きを望んでくるように……本当の意味で俺の奴隷として傳きたいと思うような

 

「ひぅぅぅ……あまり見ないでくださいぃ……こんな恥ずかしい格好、見ないでぇぇっ……」

 

「気にする必要はない。これからもっと恥ずかしいことになる」

 

「や、やっぱりするんですねっ……」

 

「ああ、それじゃ最初に俺の顔にその大きな胸が来るように乗ってこい」

 

「うぅぅっ……胸を顔に……あぁっ、今日もオッパイを責められちゃう……」

 

「ほれ、俺は横になってるから上に乗れよ」

 

 ジロジロと俺に見つめられ、真耶はいたたまれなさそうに身をよじってうろたえる

 恥じらう気持ちに偽りはないだろうが、本人の思いとは裏腹に、その吐息は余計に熱さと色っぽさを増していく。やっぱり真耶も興奮しているんだろうな

 俺は上に乗ってこいと言うと、その場で横に寝転がった。真耶は戸惑うように呟きながらも、命令に従って俺に覆い被さってくる

 

「よしよし、それでOKだ。期待通りにその胸を感じさせてやるぞ」

 

「はうぅぅっ、うぅゥッ……!」

 

「下を向いて形がエロくなってるものもいいものだな。それに相変わらずのボリュームだな」

 

「あぅぅっ、そんなにジロジロ見ないでください……!うぅンッ!あぁっ、やだっ……!息が当たって、くすぐったいぃ……!」

 

「おーおー、そんなに胸を揺らして、待ちきれないのか」

 

「ううっ……!そ、そんな……するなら、早くしてください……!」

 

 俺は不敵な笑みを浮かべ、すでに露わになっている乳房に目を奪われる

 さっそく乳房に視線を浴びせられ、小さく息を呑むような声をあげる真耶

 豊かな肉房がたぷんっと揺れ、重力に従っていやらしく垂れる様に、身体が炙られるような痴情が湧いてくる

 恥ずかしい姿をさらすことに耐えかねて、真耶は切なげに呻き、くすぐったそうに身をくねらせた

 

「さて、急かされたなら仕方ない。さっそく責めていこう」

 

「んはぁぁあアァァッ……!」

 

「んんっ、コリコリとほどよく硬くなりだしたな……真耶のエロ乳首はよ……」

 

「あふぅっ、あぁっ……やぁんっ!はうゥッ……んくっ……そんな強く吸わないでくださいぃっ……!」

 

「じゃあ、これならどうだ?」

 

「ひぃんっ、指も強すぎるぅ……うぁァッ、アァッ!ダメぇ、コリコリしないでぇ……ひうぅっ!」

 

 指で乳首を摘み、もう片方の乳の先を思いきり吸うと、真耶はたまらず悩ましい声をあげる

 ホルスタインの格好をしているが故に、牛の乳からミルクを搾る作業にしか思えなくなる

 与えられる責めを押し返してくる弾力を指の腹と口で楽しみつつ、左右の肉芽を容赦なく弄んでやる

 後はこの責めで感じた身体から、母乳が出るのを待つだけだ

 

「それにしても最初からもう感じてるんだな。よがり声が甘くてエロいぞ」

 

「はうぅゥッ!?あうぅっ、ううぅっ……!」

 

「指摘した途端に我慢するなよ。我慢は身体に毒だぜ」

 

「むぅぅんっ、うぁぁっ……!あふっ、んンッ!やっ、アァッ……!ダメぇッ、うぅぅゥッ……!」

 

「それでも必死に堪えるか……無意味なことだ、真耶の身体はもう素直なんだから」

 

「ひぁぁっ!あうゥンッ、んぅぅ……!ああっ……ひぃんっ、ふぁァァッ!そんなぁっ、アァぁっ……!」

 

 俺の指摘にハッとして、真耶は唇を噛み、込み上げる快感を堪えようとする

 一生懸命に堪えてるのがよくわかるな、とうとう唇だけでなく目もキュッとして堪え始めた

 しかし、乳頭に伝わる甘い刺激には耐えきれないようで、すぐに喘ぎを漏らして、艶めかしい姿を見せる

 本当に感じやすい身体になったもんだ。体質もだが、男を喜ばせるために作られたこの身体つきは、どうしようもないだろうな

 

「本当に牝牛だな。胸を責められて感じてるんだろ?」

 

「うぅぅっ、はいっ……あぁっ、ひうぅぅっ!あなたに、されて……気持ちよくなってます……ひむぅんっ!オッパイ感じちゃうゥゥ……!」

 

「素直になるのが早いな、まぁ胸が気持ちいいなら胸でよがらせてやろう」

 

「ひぅぅっ!ふぅんっ、うァァッ!あぁぁっ!そんな強くされるとっ……あふぅっ、ウゥッ!やっ、あァッ!はしたない声、出ちゃいますぅっ……!」

 

「今さら何を言ってる。もうさんざん出しただろ」

 

「あぅぅっ……!ひぃっ、ふぁぁっ!アンッ!それはぁっ、あぁァッ!うぅ……」

 

 もう抵抗などできないと悟ったのか、諦めたように真耶は官能を覚えていることを、艶声混じりに告げてきた

 順調に快楽に堕ちきている真耶の態度に俺は愉悦を覚え、いっそう熱心に乳首を嬲り、肉悦を煽っていく

 揶揄を含めつつ煽ってやると、真耶は肯定も否定も返すことができないまま淫らに喘ぎ、おろおろと目を泳がせる

 ここでさらに責めを増して気持ちよくなってもらおう

 

「あぁぁっ!やっ、あァンッ……!あぅゥッ!そんな、音までたてて吸わないでぇッ!ひぃっ!指も強すぎるぅぅっ!」

 

「真耶の胸は、強く搾ってミルクを噴き出すんだろ。こうするのが一番いいだろ」

 

「ひうぅっ……!刺激、ビリビリってきてるぅ!ふあぁっ!あんッ、やァァッ……!気持ちいいの、乳首に集まってきてるゥッ……」

 

「気持ちよく母乳を噴き散らせよ!」

 

「アァッ、こんなっ……感じすぎるぅッ!あくぅっ!ひむぅっ、やっ……!あぁァッ!だんだん、身体が熱くなってきちゃうぅ……!」

 

「じゅぷっ、じゅっ!……強く吸うとこうも汚い音が出るのが難点だな」

 

 吸引を強くして荒々しく肉蕾を吸いつつ、乳輪ごと唇でついばんでやり、指でグリグリと捻って乳首を弄ってやる

 強くなった責めに真耶は身をよじって悶え、喘ぎ声を甲高くさせて興奮を募らせていく

 乳房がさらに張り、乳首のしこりがいっそう増したことからも、じわじわと真耶が発情しているのは明らかだ。胸が真耶の発情スイッチなんだろうな

 

「スケベによがってよ、胸が気持ちよくて興奮するんだろ?」

 

「ひむゥンッ……!感じてますけどぉっ、こんなに激しいのはぁッ……!あうぅっ!あぁっ!ふあぁァァッ!」

 

「もっと乗ってこいよ。感じてるんだろ?」

 

「あっ、アアッ!やっ、ダメぇッ……!ふぁっ、ああぁぁぁァァッ!」

 

「はしたないとはもう思わなくなっているのか真耶?」

 

「アァッ……そんなっ、私ぃ……!ひぅぅっ、はしたなすぎるぅぅ……」

 

 執拗な吸引を見舞っていくうち、ついに真耶は甲高い声をあげて背中を震わせ、完全に勃起した乳首の先から母乳を滴らせた

 その上、しどけなく開いた肉厚の朱唇からは、落胆とも感嘆とも取れる凄艶な声がこぼれだす

 昨日みたいに勢いよく出る母乳ではないが、真耶はもう身体が快感に浸ると、条件反射で乳首から母乳を出すのだろう

 パブロフの犬みたいだな、犬というかこの場合は牝牛だがな

 

「とうとう乳首が完全に勃起したな、それに母乳も垂らして……快楽を与えると母乳を出すんだな」

 

「うぅゥッ、あぁっ……!い、言わないでくださいぃ……!ひぅっ、ふぅぅぅ……あぁんっ、ウゥッ……」

 

「そんな胸にさらなる快楽を与えようか」

 

「くひィィィィンッ!あぁっ、んはぁぁぁっ!うあぁっ!いっぺんに吸うなんてぇぇッ……!ひぃンッ……それぇっ、ダメぇぇっ!」

 

「このまま存分に感じていくんだぞっ!ずずっ!んじゅぅっ!」

 

「ひアァッ、あぁっ!こんなっ、ダメぇぇッ!んぅぅっ……ひむぅぅっ!突き抜けちゃうぅ!気持ちよすぎるの、困るぅゥッ……!」

 

 真耶は俺のからかいに反論もできず、乱れた息もそのままに艶めかしく恥じらう

 いよいよ本格的に昂ってきているようだ、この機に乗じて、さらに発情させるために胸を重点的に責める

 乳房を掴んで中央に先端部を寄せ、二つの乳首を同時に舐めると、真耶は一段と悩ましい悲鳴をあげ、輪をかけて乱れだす

 乳首の同時舐めは相当効くらしく、どうにも快感を抑えきれない様子だ。その証拠にわずかずつだが母乳がチロチロと噴いている

 

「吸えば吸うほど母乳が溢れてくるな、甘さといい温かさといい最高なものだな。乳首もヒクついて、おねだりしてるのか?」

 

「ハァンッ、うぁぁっ……!おねだりなんてっ、ふぅぅぅっ!ひぃんっ、あぁァッ!やぁっ、火照ってくるぅぅっ……!」

 

「どうだ、乳首がどんどん気持ちよくなってきてるか?」

 

「あぁっ、乳首がどんどんよくなっちゃうぅ……!むはァァッ、あぁんっ!ゾクゾクしてぇっ、ひぃんっ!アァッ……気持ちいいっ……!」

 

「さっきから母乳が出っぱなしだな……垂れ流しの状態だなおい」

 

「くぅんっ……ふあぁっ、あぁァッ!あなたにされたら、こんなに出ちゃうのォッ……!あぁっ、母乳は本来は子供のためのミルクなのにぃぃっ!」

 

 二つの肉芽を強く吸い込んで嬲ってやるたびに、真耶は強い電気を流されたようになり、身体を激しく揺さぶって、引きつった声で悶え喘ぐ

 大胆に舌を動かして勃起乳首をねぶり回していると、執拗な責めに真耶の顔つきが一段と蕩けてきた

 喘ぎながら口にする言葉に嫌悪の気配はなく、むしろもっと快楽を欲しがっているのが明白だ

 

「でもぉッ、吸われて飲まれるのぉっ、ふぁぁっ!気持ちいいんですっ!はふぅっ、アァンッ!私っ、どんどんいやらしくなっちゃうぅッ……!」

 

「やっぱり真耶は乳首が……というより胸が性感帯だな」

 

「あぁっ!うぅんっ、ウウッ!来てるぅぅッ!気持ちイイのがっ、ふあぁぁっ!オッパイっ、イキそうになっちゃってますぅゥッ!」

 

「それならまずはこの胸でイカせないとなぁ!」

 

「あぁっ!アクメぇ……!ふぁぁっ、アンッ!来るゥゥ、どんどんいいのっ、大きくなってくるぅッ!ひぁぁっ、あぁっ!はふゥッ!」

 

「いい顔になったな、スケベで欲しがる牝の顔だっ!」

 

 左右の乳首の吸引責めを続けていると、真耶はますます呼吸を荒らげ、ゾクゾクと全身を震わせ始めた

 自身の責めで真耶がこうもたやすく絶頂を迎えようとしていることに俺は高揚感を覚えつつ、舌で激しく乳首を弾きつつ舐め、乱暴に擦り倒す

 『アクメ』の単語が心に染みているようで、真耶はいっそう恍惚とした顔つきになり、絶頂へ向けて盛り上がっていく

 思いきりイクように、舌と二つの乳房を掴んで搾る手の力を上げる

 

「あぁっ、イクぅっ!うぁぁっ、乳首ぃぃっ!吸われてっ、母乳飲まれてイクぅぅッ!ふあぁっ、あぅっ!ひぃぃぃンッ!」

 

「望み通り乳首アクメさせてやるからなぁ!」

 

「うあぁっ!飛ぶっ、飛んじゃうぅぅゥッ!あぁんっ!ひうぅっ、いいの、フワフワッてぇっ!ンウッ、イクぅっ!あふっ、アクメするぅぅっ!」

 

「イケッ!真耶の感じる乳首でイケッ!」

 

「あひゃあぁあアアァァアアッ!」

 

ブシァァァァァ!

 

「んぶっ!?二つの乳からの母乳で溺れそうだっ!」

 

 真耶はついにアクメの頂点に突き抜け、母乳を噴きながら我を忘れた嬌声をほとばしらせる

 二つの乳房から噴き出る母乳が全て、俺の口の中に侵入してきており飲み込めなくなりそうな量がやってくる

 淫らな絶頂姿の真耶に、口の中に飛び込んでくる母乳の甘い味に歓喜と興奮を募らせた俺は、アクメを煽るように乳首を締め付けて吸い立ててやる

 

「イクぅぅッ!ヒィッ、ふぁぁっ!ああーーっ!オッパイイクぅッ!ひぃっ、アクメしてますゥッ!たまらないぃっ!気持ちいいのぉぉッ!」

 

「飲んでほしい故にこんなに噴くのか?だったらなんとか一滴残らず飲み干してやる!」

 

「やっ、ああぁっ!飲まれるとまた来ちゃうぅ!ンぅゥッ、どうしてこんなによくなっちゃうのォォッ!あぁっ、イクぅっ!イクぅぅッ!」

 

「恥なんて捨てて、もっと求めてみろ!」

 

「はふぅっ、アァッ!イクぅぅッ!うぅぅんっ、あふぁぁぁっ!ふあぁぁぁっ!気持ちいいっ!オッパイいいのぉォッ!」

 

「そうさ!本能のままにもっと快楽を求めろ!」

 

 真耶は母乳を飲まれて恥じらうどころか、一段と欲情を強め、悩ましい悶え声を跳ね上げいく

 自分から押しつけるようにして乳肉でグイグイと俺の顔を圧迫し、乳首吸引を受けるたびにビクンと身体を痙攣させる

 そうしてしばし真耶は突き抜けた官能を貪るように、とことんよがりながら艶声をあげ続けた

 もうこの段階で真耶はとうに快楽に溺れてる……そろそろ実行の時だな

 

「ひぃっ、ふぅぅぅっ……あうゥッ、はぁぁっ……!ハッむうぁぁぁっ……!ひぅぅぅぅ……」

 

「どうだった?さっきのアクメは?」

 

「うあぁっ、私……またイッちゃったぁ……はふっ、ううンッ……!あぁっ、それもあんなにはしたなく……」

 

「どうだ真耶、もっと気持ちいいのが欲しくなったか?」

 

「うぅゥッ……!?ひぅっ、あぁっ……もっと、気持ちいい……今のアクメよりも、もっと……」

 

「ああ、真耶の身体は気持ちよくなりたいと求めてるようだが」

 

 やがてド派手な噴乳アクメから解放され、真耶はぐったりと脱力して荒い息を吐く

 達してしまったことを悔いるようなことを言いつつも、声色は満足したような喜悦が滲んでおり、まんざらでもなさそうな陶然とした顔すら見せている

 一方俺は、美味い母乳をたっぷり味わったことと、真耶が淫欲に呑まれてきている様に肉欲を燃やし、股間を熱くたぎらせた

 そして俺の問いかけに、真耶は言葉を詰まらせてハッキリとは答えないものの、その態度は明らかに快楽を欲しがっており、なおもうっとりとしていく

 

「さて、じゃあ本番といこうか」

 

「ひゃあぁぁっ……!?」

 

「アクメでもうマンコは十分濡れてるな」

 

「あぁっ……!これ、やっぱり……!」

 

「だから今度はチンポで徹底的によがらせてやろう!」

 

「んはぁぁああアアァァアアッ!」

 

 心では困惑しているものの、アクメを迎えたことで意志に反して欲情が抑えられないようだ

 これは思った通りの展開になってるな。このまま一気に押し切ってやろうぐったりした真耶の身体を起き上がらせ、俺は背後に回る……いわゆる立ちバックというやつだ

 そのまま股を開かせ、陰部をよく見えるようにさらす。あられもない体勢にさせられた真耶は、セックスの予感にまごつきながら熱っぽい吐息をこぼす

 俺は股間から極太のチンポを露出して高らかに宣言し、問答無用とばかりに真耶の膣に突き入れた

 

「ひぁぁっ、あぁぁっ……!入っちゃったぁッ……あうゥンッ……オチンチン、やっぱり大きいぃっ!中っ、広げられてるぅうっ……!」

 

「このマンコ、チンポが欲しくてたまらない感じだな!よかったな望みが叶って!」

 

「あうぅぅっ……そ、そんな……うぅんっ!うぅっ、オチンチンっ……望んでなんてぇ……あふっ、んんっ……」

 

「隠すなよ。もうわかりきってる」

 

「ひぃぃんっ、あふぅぅっ!あぅっ、あぁァッ!やっ、ふあぁぁっ!すごっ、いいぃっ!太いの、アソコの中っ擦れてェッ……!」

 

「そうかそうか、そんなに凄いか俺のチンポはっ!」

 

 勢いよくチンポが膣穴をいっぱいに満たし、牝粘膜が掻き分けられる刺激に、真耶は淫らな声を跳ねあげた

 剛直を受け入れた膣襞は竿におもねるように絡みつき、肉壁がしっかり窄まって離れようとせず、この反応からも真耶が挿入を望んでいたのがわかる

 チンポを甘酸っぱく締め付けてくる蜜洞の感触や、戸惑いつつも淫欲を堪えきれない真耶の姿に、俺は燃え上がるような愉悦を覚える

 

「ひぃっ、ウウッ!硬いの、奥まで届いてるぅぅッ!ああァァッ!これダメぇぇっ……!んはぁっ!頭真っ白になっちゃうゥゥ!」

 

「声も顔も、マンコだってスケベになりやがって!俺のチンポが気持ちいいんだろ?」

 

「ううゥゥッ!?そ、それはっ……あうぅぅぅッ……」

 

「どうなんだ?チンポは気持ちいいのか、気持ちよくないか?」

 

「あぁっ……!それは……!はうぅゥッ、うぅぅっ……気持ちいいですぅぅ……!」

 

「それが真耶の答えだな」

 

 むにむにした腕を掴んだ手の指を柔らかい腕の肉に食い込ませ、荒々しい抜き差しでチンポをピストンさせ始める

 発情しきった牝穴の中をゴリゴリとチンポでえぐられ、ほじられ、掻き回されて、真耶は一段と淫らに、声を張りあげて喘ぐ

 膣穴はよりチンポに甘えてきて、蕩けた媚肉が亀頭も竿も丁寧にねぶり回し、粘膜が擦れてくる快感が芯にまで伝わる

 そして、俺の問いかけに戸惑うも今回は肯定の意志を見せた

 

「ここだな、さらに徹底的に追い込むならば」

 

「あぁぁっ……お、追い込むって……」

 

「こういうことだ……今回の計画の要の重要な『ピース』、始めるぞっ!」

 

「な、何をするっ、んはァッ……するつもりですか?」

 

「まぁ見てな、この今の現状を」

 

「はあぁぁっ、んむっ……現状を?」

 

 真耶を堕とすための計画でもっとも重要な『ピース』を使うことにした

 俺は真耶の腕をさらに引っ張り、顔をきちんと前に向かせる。向かせた先は隠し部屋に通ずる階段……そこを真耶は見つめる形となり、その時は訪れた

 その時になった瞬間に、真耶のは顔は見れてはいないがきっと青く染まってるだろう

 こんな現状なんて見たくも見られたくもないだろうからな

 

「どっ、どうして……どうしてっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご主人様っ、私たちの出番ですね!」

 

「山田先生もご主人様の奴隷になるんだね。あの素敵なオチンポを持つご主人様の奴隷に」

 

「心も素直になればもっと気持ちいいよ、素直になろうよ山田先生」

 

「でももうすぐで堕ちるんだよね山田先生は?」

 

「えぇ、ご主人様の奴隷に……牝牛奴隷になられるのでしょう」

 

「相川さん、鷹月さん、谷本さん、如月さん……それにセシリアさんも!ご主人様って、奴隷って……それにどうして裸に」

 

 隠し部屋に現れたのは、真耶が来る前から風呂場に身を潜めていた清香たちだ

 真耶は焦るだろうな、受け持つ生徒たちが俺のことをご主人様と呼び、裸になってこの場に現れたんだからな

 これが今回の計画に重要なものだ。すでに堕ちている生徒たちを合わせ、真耶の心を徹底的に弱らせる

 『生徒』という言葉に過剰というか、この言葉が出るたびに快楽に呑まれ蕩けた顔が、再び元に戻ることがあった。教師としての何かが真耶を動かすなら、その源が俺の奴隷と知ったら心は簡単に弱くなる

 

「おっとすまんな、ピストンを中止していた……再開だっ!」

 

「ひゃあああアアァァァッ!?」

 

「わぁ、山田先生やっぱりオッパイ大きいから大迫力に揺れるね」

 

「ご主人様のお話によりますと、その胸から母乳も出るそうですよ」

 

「ああ、そうだ。静寐と癒子、真耶の乳首を吸ってやれ」

 

「「わかりました、ご主人様♡」」

 

 急に再開させたピストンによって真耶は背筋を引きつらせ、けたたましい悲鳴をあげて狂乱した

 いくらこの現状に戸惑っていても、身体は快楽に呑まれているのでマンコの感触は良好になっていく

 そして立ちバックで大きな二つの乳房を一つは静寐が、もう片方を癒子が吸引し始めた

 先ほどの俺の責めで、乳首には母乳がついておりそれも舐めている

 

「ふあぁぁっ!こ、これぇっ!ヒィィッ、あぁっ!はひっ、うあぁぁっ!乳首も吸われてぇ、すごすぎるぅぅっ!あぁンッ!吸わないでぇっ、鷹月さんっ!谷本さんっ!」

 

「んむぅっ、でも山田先生の母乳甘くて美味しいから、どんどん吸いたいんですよね」

 

「じゅぷぷっ、噴いた母乳も飲みたいですし、もっと吸っちゃいますね」

 

「あひぃぃぃ!アァン、ダメぇぇぇっ!うあぁっ!ひぅぅんっ、吸うの強すぎィィッ!ふぁァッ!感じすぎておかしくなるぅぅゥ!」

 

「ならもっとおかしくなれ!清香、キサラ、セシリアも真耶のことを感じさせてやれ!」

 

「「「はいっ!ご主人様♡」」」

 

 発情した媚肉とは別の場所に刺激を加えられ、真耶は身体を襲う激感に髪を振り乱す

 強烈なピストンに加え、吸引によって半狂乱になりながら淫らによがっていく真耶に、俺は嬉々としてマンコへの責めを継続する

 乳首を吸う二人以外の奴隷に命令すると、清香は真耶の耳を、キサラは首筋を、そしてセシリアは挿入されているマンコにあるクリトリスをそれぞれ舐め始めた

 

「耳も舐められたりすると感じるんです。ご主人様、後で私にもお願いしてもいいですか?」

 

「あぁんっ、だったら私も首筋を舐めてくださいぃっ!よがり狂ってみせますから!」

 

「相川さんも如月さんも、今は山田先生を奴隷にすることが第一ですよ。ご主人様へのおねだりは後にしなさい」

 

「えぇー……山田先生も早く私たちと同じ奴隷になりましょうよ」

 

「はひっ、いぃンッ!あぁっ、それはできませんっ!この人のオチンチンっ、気持ちいいですけどぞっ、あぁんっ!約束を破ったこの人奴隷にはなりませんからぁぁッ!」

 

「約束って……あぁ、生徒は犯さないってやつか。それはあの約束をした日からの話だ、真耶よりも前に犯して奴隷に堕とした清香たちは関係ない」

 

 火照った媚肉がチンポを狂おしく圧搾してくる心地や、強いピストンに吸引、さらに身体の耳、首筋、クリトリスの刺激がハッキリ伝わってきて、一気に激しくなった官能に腰が落ち着かなくなる

 真耶は快楽を認めながらも、まだギリギリのところで踏ん張り、清香たちが俺の奴隷になってるのを知り反発の意志を強く露わにしてきた

 ここまで俺とのセックスで感じながら抗うか、想像以上の真耶の強情さに驚きつつも約束のことを否定していこう

 

「そっ、そんなのぉっ……卑怯ですぅっ!ひぃぅぅっ!?相川さんたちを解放してくださいっ!」

 

「やですよそんなの。私たちは、一生ご主人様の奴隷になるのを誓ったんです」

 

「そうですよ。もう私たちはご主人様のオチンポから離れられないんですから、解放とか言わないでください」

 

「ご主人様のオチンポを独り占めしたいからって、欲張りすぎですよ山田先生っ!」

 

「んはあぁぁぁっ!あうぅっ、ひぃィンッ!そ、そんなっ……あぁっ、私ぃっ……独り占めだなんてぇッ!相川さんたちのことを思ってぇぇっ……!」

 

「でしたら山田先生も、私たちのことをお考え下さい。私はもうご主人様のマゾ牝奴隷として、これからを生きていくと決めたのです。ご主人様に隷属を誓うことは女として最高の喜び、それをわかってほしんです……!山田先生はこのオチンポ様をどう思ってるんですか?」

 

 清香たちの言葉に、真耶は明らかに衝撃を受けた顔になって言葉に詰まる

 妖しく麻痺しているであろう脳髄に擦り込むように、セシリアが真耶の耳朶に言葉を注いでいく。もちろんクリトリスは舐めつつ

 チンポの抽送と清香たちの責めによる蹂躙に火照った女体をくねらせて感じつつ、真耶はセシリアの言葉によって自身の答えを口にする

 

「あうぅぅっ、そうですっ、そうですぅっ……!もうこのオチンチンで感じるのが最高なのぉぉッ!あぁんっ!このオチンチンが感じるんですぅッ!」

 

「じゅぷっ、そうそう!このオチンポで感じるのは当たり前だよ先生!」

 

「じゅっ!それが幸せ、それが幸福なんです。教師としての身分なんて捨てて、牝としてこの快楽に溺れましょ」

 

「私たちと一緒に溺れましょ、山田先生もこのオチンポには敵わないんですから」

 

「ほら、ご主人様のオチンポに意識を集中してください。もっともっと感じてください」

 

「ひぃぃんっ!うあぁっ、子宮にくるゥゥッ!んひぃっ、これぇっ!これが感じちゃうぅ!アァッ!ごめんなさいぃっ!気持ちいいのぉッ!」

 

 清香たちは目を背けたくても背けることのできない事実を思い知らせてやるように、どんどん真耶に言葉を注ぐ

 俺もピストンを止めることなく、膣の奥深くまでチンポを突き入れる

 真耶がもう本当にギリギリの崖っぷちで気持ちを揺らがせている様がよくわかり、俺は痺れるような興奮を覚える

 ひっきりなしに蠢く柔肉の心地や、膣壁を通じて伝わる強い振動に煽られ続けた肉悦が限界を迎え、チンポが射精感を訴えてくる

 

「あはぁんっ!これぇっ、戻れなくなるぅッ!ひぃんっ、うあぁァッ!やっ、あァァッ!このオチンチンに染められちゃうぅぅっ!」

 

「ああ!染めてやるっ!このまま中出しするぞぉ!」

 

「くひぃぃィンッ!あぅんっ、中にぃッ……!ひあぁっ、精液で気持ちよくなっちゃウゥッ!中にっ、子宮に出されちゃうのにぃっ!」

 

「いいなぁ山田先生、私もご主人様にあのすごい射精してもらいたい」

 

「気持ちはわかるけど、今は舐めることに専念だよキサラ」

 

「またあのすごい射精されちゃうぅぅっ!子宮、膨らまされちゃうぅ!あうっ、うあぁぁっ!今そんなの感じちゃったらァァッ……!」

 

 じわじわと射精感が募りだした俺は、全身の毛穴を広げて汗を噴き出させながら、しゃくる腰の動きにスパートをかける

 激しい抽送に真耶はさらに乱れ、精液で腹を膨らまされたことを思い出し、表情に欲望の色をさらに濃く浮かび上がらせる

 この射精が真耶を堕とす勝利の鍵だと確信めいたものを感じながら、俺は放出に向けてどんどん上り詰めていく

 もちろん最奥に出すために、子宮口内にチンポを突っ込んでいる

 

「ああぁッ!オチンチンッ、出そうとしてるっ!私の中にっ、子宮にぃっ!んはぁッ、あアァンッ!射精しようとしてるのぉおおッ!」

 

「ご主人様が射精しようとしてるんだぁ。山田先生もイクようにもっと刺激を与えないと」

 

「潮も母乳もピュッ、ピュッと噴いてください」

 

「そして私たちと同じ奴隷になりましょう」

 

「出すぞっ!真耶ぁ!受け止めろぉっ!」

 

ボビュルルルルル!!

 

「ンッふぁぁああアアアァァッ!」

 

 快楽の頂点に達したチンポが勢いよく精を放つと、濃厚な子種汁が子宮を満たしていく感触に、真耶は悩ましい声で派手に絶叫した

 清香たちが与える刺激よりも、さらに大きな刺激に真耶は狂うだろう

 熱く粘つく心地に真耶はますます反応を過敏にして、精液に子宮を蹂躙される被虐の恍惚感によがり喚く

 みっともないアクメ顔を生徒たちに見てもらうんだな

 

「んヒィイイッ!熱いぃっ、んんっ!アァァッ!精液、たくさん子宮に飛び込んできてるぅぅッ!ひぅぅっ、あふゥッ!いっぱいにされちゃウゥゥ!」

 

「あぁんっ、羨ましいですわ山田先生。ご主人様の精液を子宮に受け止めれて」

 

「どぉう山田先生?最高に気持ちよくない?」

 

「あぁっ!勢い弱まらないぃっ!ひんっ、アァッ!子宮の奥、叩き付けられてるぅぅッ!んぁッああッ!このオチンチンの射精っ、やっぱりすごいぃっ!」

 

「子宮の隅々まで精液まみれになれ!腹も膨れろっ!」

 

ボビュッ!ビュルルルルル!

 

「んはぁぁぁああアアァァァアアアアアアアァアアアァアアッ!」

 

 さらに大量の精液を注がれ、子宮が膨れ上がっていく甘く強烈な衝撃に、真耶はいっそう甲高く悶え鳴く

 子宮が膨張していく凄まじい激感に圧迫感を覚えつつも、それと同時にいっそう痛烈な快感も得ているようだ

 牝器官に精液が染み渡る心地に真耶は次第に蕩け、声はどんどん切迫していって、絶頂の予感を見せてくる。だが想定外なのは母乳が出てないことか

 

「すごいぃぃっ!うあァッ、本当にすごぉぉいっ!アァッ!まだ出てるぅッ!ふあぁっ、あはぁっ!精液っ、お腹パンパンになっちゃうゥゥッ!」

 

「気持ちいですよね山田先生。もうこれ以外で快楽を得れると思います?」

 

「ひぃぃんっ!子宮、まだ膨らむぅぅっ!これっ、この射精なのぉっ!ヒァァッ!もうこれじゃなきゃ物足りないと思っちゃってますぅうッ!」

 

「じゅるっ、でも母乳を出してほしいよね」

 

「新鮮な母乳を出せるように、清香から借りたこのバイブを膨れた山田先生のお腹に当てて」

 

「むひゃあああアアアァァァッ♡」

 

プシュッーーー!

 

 乳首を吸っていた癒子が、清香のバイブを手にすると膨れた腹に食い込ませ、苛烈な振動で子宮を嬲ってやると、一気に快感が突き抜けたようで真耶は絶頂に達した

 またもはしたなく母乳を噴いて絶叫し、あまりの官能に後ろめたさすら吹っ飛んだ様子で、浅ましい笑みを浮かべて狂乱する

 ようやく吸引していた静寐と癒子の口に、真耶の母乳が入り込んできて嬉しそうに全部吸っている

 

「あひぃぃっ!気持ちよすぎるぅぅゥッ!ひぃっ、イクっ、イクぅぅッ♡子宮イクぅっ!ふあぁっ、イクぅぅッ!」

 

「んぶぶっ!すごい量の母乳がっ!」

 

「じゅるるっ!本当に溺れそうだよ母乳で!」

 

「生徒の前ではしたなくイッたなっ!エロい教師だなっ!」

 

「谷本さん、もっと深くバイブを押し込んでください。それで山田先生はさらにイクでしょう」

 

「お腹プルプル気持ちいいのォォッ!ひぃっ、あぁっ♡あひぃっ、んあぁ!中、精液暴れてるぅぅっ!アァッ!たまらないぃっ、イクぅぅぅっ!」

 

 真耶のアクメのド派手ぶりに愉悦し、なおも俺は精液を放って子宮を膨らませ、癒子もバイブの振動をたっぷり食らわせていく

 案外外からの振動で、俺の亀頭も刺激されてさらに射精される

 俺の精液と張り合おうとでもしているかのように、母乳の勢いは一向に弱まらず、ミルクを一生懸命に飲む二人がいるが、この空間に甘い匂いが立ち込める

 

「んあぁ、あんっ!オッパイ噴くのもいいっ!母乳出るとイクぅッ!ふあぁっ♡すごいィィッ!気持ちよすぎて飛んじゃうううぅゥゥッ!」

 

「これで最後だっ!全部ぶっ放す!」

 

ボビュッ!ビュクルルル!!

 

「んひゃああアアアァァァッ♡」

 

「いつ見ても、ご主人様の射精で膨らむこの精液の多さには感服いたします」

 

「山田先生も再度認識してるみたい。見てよ、普段では見れないこのいやらしい顔」

 

「ひぃぃっ、ふあぁっ……!はひっ、ひゥゥッ……♡あぅっ、んぅぅっ……気持ち、よかったァッ……」

 

 最後に一際大量の精液を子宮へ注ぎ込んでやって射精を終えると、アクメの波を引かせた真耶も乱れた息を整えながら艶めかしく呻く

 頭の芯まですっかり肉悦に浸されたらしく、俺の方へと大きく心が傾いていく様がゾクゾクするほど伝わってくる

 セックスを終えたことで、清香たち五人も真耶から離れる。離れて五人とも真耶の前に並んで立つ……そうだな、さらなる追い打ちといこうか

 そう決めると真耶の太ももを持ち上げ、マンコを五人の方へ向けると俺はマンコに栓をしていたチンポを引く抜いて、生徒の前で真耶の噴水ショーを行った

 

「んひぃぃぃいいいイイィィイイッ♡」

 

ブシャァァァァーー!

 

「あはっ、山田先生が下品にご主人様の精液を噴いてる」

 

「あひぃィィッ!イクぅっ♡精液噴くのいいっ!すごぉいっ、すごすぎるぅぅっ!あぅっ、ヒャァッ!イクぅぅっ♡イクイクぅっ!」

 

「でももったいないな、この噴かれてる精液」

 

「噴水みたいに噴くのを浴びたいけど、勝手な行動をしないようにしないと」

 

「ひぃぃぃぃっ♡イクっ、イクぅゥゥッ!うあぁっ、気持ちよすぎるぅぅっ!はひっ、噴いてイクぅッ!あふゥッ、ああーーっ♡」

 

 チンポをなくした膣から勢いよく精液が噴き出し、真耶は精液が膣襞を通過していく刺激にも快楽を受け、全身を硬直させて派手によがり鳴いた

 逆噴射の衝撃にも射精と同様の官能を得ている様子で真耶は淫らに叫びながら、下品な音をたてて精液をしぶかせる

 あまりにも凄絶な様に俺は一段と興奮し、膨れた腹に癒子が持ってたバイブを借りてグリグリと押し付け、精液の噴射を促してやる

 

「そろそろ全部噴くか?溜め込んだ精液を全部噴けっ!」

 

「出しますっ!気持ちいいから出すのぉッ♡んあぁっ、ひぃぃっ!あぅっ、イクぅゥゥッ!もっとぉッ♡もっといっぱい噴くぅぅぅっ!」

 

「ご主人様、もう山田先生のお腹は元通りです」

 

「そうか、教えてくれてありがとなキサラ」

 

「ふぁぁぁっ、アァァッ……♡すごいぃぃ……あふゥッ……こんなの、初めてぇぇっ……♡」

 

「満足そうな顔ですね山田先生」

 

 完全に淫悦に呑み込まれてしまった調子で真耶ははしたなくよがり鳴き、子宮に溜まった精液を残らず吐き出していった

 熟れた膣穴から精液を放ちきった真耶は荒い息を吐きながら、とことんまで恍惚に染まった妖艶な顔になる

 さてここで尋ねるか、俺の奴隷になるかどうかを。受け持つ生徒、守るべき生徒からの快楽への誘い、隷属への誓いの誘いをセックス中に何度か行ったがここできちんと尋ねよう

 

「どうだ真耶、最高に気持ちよかったか?」

 

「はいぃっ……♡とっても、気持ちよかったですぅ……♡」

 

「ご主人様とのセックスから私たちを解放すると言ってましたが、山田先生自身は離れられますかご主人様とのセックスから」

 

「こんなのたまらなすぎますぅっ……あぁっ、ダメぇ……もっと欲しくなるぅ♡私、この人とのセックスに溺れちゃうっ……♡もうこの人のオチンチンから、離れられなくなりますぅっ……♡」

 

「じゃあ山田先生も教師なんて立場を捨てて、一人の女として……いや、牝として答えてね」

 

「私たちと一緒に奴隷になりますか?一緒にご主人様へ永遠の忠誠を誓いましょう」

 

 真耶は陶然とした調子で、俺の問いかけや、セシリアの問いかけに淫欲の炎を瞳に宿したままうっとりとうなずいた

 もやは自分を取り繕うことすらできなくなり、とうとう真耶は本心を迷いなく語り始める

 いい傾向だな。真耶を肉欲の虜に堕として、俺の奴隷になれるだろう。さぁて、また追い打ちをかけるために秘裂にチンポを擦り付けながら問いかける

 

「俺の奴隷になれば、遠慮なく溺れれる。これからも生徒と一緒に満足させれる。真耶も望んでるだろ?」

 

「あうぅぅっ……私は、あなたの奴隷になるしか……気持ちよくなるには、それしか……」

 

「山田先生ももうわかるでしょう。ご主人様のオチンポをもっと咥え込みたいって」

 

「堕ちましょうよ、私たちと一緒にどこまでも。先生も所詮は牝なんですから……あ、でも今の先生の格好からしたら牝牛だね」

 

「ご主人様はどんないやらしい牝牛でも奴隷にしてくれますよ」

 

「あぁぁ……わかりました。私、あなたの奴隷になります……!あなたの牝牛奴隷になって生徒と一緒にもっと溺れさせてくださいッ……♡」

 

 最初は迷うように呟く真耶だが、今も快楽を欲して身体を疼かせているのが態度からありありとわかる。もう真耶は淫欲を貪る一匹の牝牛なんだ

 そしてようやく、真耶の口から奴隷になるという宣言をした

 しかも自身から牝牛奴隷という、今のホルスタインに模した格好と母乳を噴くという体質から、このようなことを言ったのだろう

 

「奴隷になるのは本当だな、嘘なんかはついてないな?」

 

「はいっ……♡あなたに抱いてもらえるならぁ……♡あなたのオチンチンで気持ちよくしてもらえるなら、私は、あなたの牝牛奴隷になりますぅっ……♡」

 

「よく言った。じゃあ、最初の命令といこうか……俺にキスしろ」

 

「はいっ……♡かしこまりました……んちゅっ、んれろっ……♡」

 

「ああっ!?また山田先生とセックスする気ですか!?」

 

「そうですよっ!私たちともセックスしてください!」

 

 俺を見つめながらうっとりとした瞳や熱心なキスで、本心から俺を求めていることが伝わってきて、心が支配感で満たされ、強い愉悦感を覚える

 本当に俺の奴隷になったんだな、妙に意志の固いこの真耶を

 そして静寐たちの言い分もわかる。最近は鈴や真耶の件で彼女らとセックスをできてないからな。未だ勃起したままのチンポを真耶の秘裂で擦り、射精感を高めチンポを勃起させ上を向かせる

 

「ならまずは全身を浴びせてやるっ!」

 

ビュククククッ!!

 

「「「ふわぁああぁアアアアァッ♡」」」

 

「んはぁあッ♡きたきたぁあんっ♡ご主人様の精液っ♡濃厚精液きたぁあっ♡あぁんっ、熱くてネバネバで気持ちいいぃっ♡」

 

「ひぁっ、はぁあッ♡あぁんすごい量っ♡さすがですっ!ご主人様が興奮してくれてぇっ♡はぁんッ、嬉しくてたまらなぁいっ♡」

 

「匂いも味も感触もっ、あぁん最高ですぅっ♡ご主人様のチンポザーメンっ♡精液ありがとうございますぅっ♡」

 

「こんなにたくさんの量で、それも濃いなんてぇっ♡ひぁっ、やはぁんッ♡男らしい素敵な精液っ♡もっとくださぁいっ♡」

 

 亀頭の先端から勢いよく精液が噴き出すと、その精液を浴びた六人が隠し部屋中に響くような嬌声を、いっせいにほとばしらせた

 かなり高揚した状態での射精だったからか、今回はとくに放出量が多く、奴隷たちの身体がさらに真っ白に染まっていく

 あまりにも量の多い精液に奴隷たちも歓喜しており、六人とも降りかかる精液粘液の感触に、肢体を悩ましくくねらせながらよがり喘ぐ

 

「ひゃうっ、うぅンッ、すごいよぉっ♡精液で身体全部気持ちよくなっちゃうぅっ♡ふわぁんっ、ご主人様の精液大好きぃっ♡」

 

「どうだ真耶!奴隷になって初めて浴びる精液はっ!」

 

「最高ですぅっ……♡あなたの……ご主人様の精液いっぱいれぇっ……♡嗅ぐと頭がさらに気持ちよくなるぅぅっ……♡」

 

「そうか、とりあえずこれでラストだっ!」

 

バビュルルルルル!!

 

「「「ひゃっはぁああアアァアンッ♡」」」

 

「いやらしい奴隷たちだなまったく」

 

 精液を出せば出すだけ乱れ狂う、淫らに極まる六人の艶姿は愉快の一言に尽き、ひたすら興奮と快感が楽しめる素晴らしいモノだ

 奴隷たちを精液で穢していく醍醐味をとことん味わえる射精にこの上ない満足感を覚えながら、俺は最後の最後まで欲望を吐き出していった

 長く続いた射精が終わると、奴隷たちの身体はもやは肌色の部分の方が少ないほど、いっそう淫猥な白で染まり、汚れていた

 そんな状態で陶然とした顔を浮かべ、荒い呼吸を上下させている

 

「さて、最初にオナニーで潮を噴いた奴隷からセックスをしていこうか」

 

「「「あぁん、ありがとうございます、ご主人様ぁ♡」」」

 

 こうして真耶という新たな奴隷を迎えて、淫らな宴が隠し部屋で行われた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ、鏡さん!」

 

「山田先生?どうかしたんですか?」

 

「この前の外出届の件でお話が、少し人目のないとこで話したいのでこの部屋で」

 

「え?は、はい。わかりました」

 

「ここでじっくりしましょう。鏡さんのためにも」

 

「それってどういう……きゃっ!?だ、誰ッ!」

 

 真耶のおかげで、織斑千冬の巡回の場所を真耶が一部受け持つ形になった

 弟の話を出したり、他の生徒も心配しているなど言いこの部屋の前を通る巡回場所は真耶の担当となった

 そうなれば計画は再スタートだ

 教師という立場によって、生徒は基本的に反発はしない。それが例え使われていない部屋へ入室を施しても

 真耶にも計画について話すと、賛同して俺の役にたとうと奮起している。そしてその奮起している成果は出ている

 

「な、なんで織斑君以外の男がこの学園に!?や、山田先生助けてっ!」

 

「大丈夫ですよ鏡さん。ご主人様がすぐに鏡さんを快楽に溺れさせてくれます。一緒に溺れましょうご主人様のオチンポで♡」

 

「な、何言ってるのっ!ねぇ、先生!助けてよぉっ!」

 

「助けてますよ。だってご主人様のオチンポを味わえないなんて、女として……いえ牝として可哀そうなことです。だから助けますよ、とっても気持ちがいい快楽を与えるご主人様と合わせることで♡」

 

「く、狂ってるっ!狂ってるよ先生っ!」

 

「話の腰を折るようで悪いが、そろそろ始めるぞ」

 

 鏡と呼ばれる女の下着をずらし、真耶と一緒に快楽を与えていき……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして20分も経てば、鏡は……いいやナギは俺のチンポを咥え込み、必死に腰を振る

 

「子宮に出すぞ、ナギ!」

 

「はいぃっ♡精液オマンコに欲しいですゥッ♡子供ができてもいいですからぁッ♡ヒァァッ♡だからくださいぃっ♡欲しいのぉッ♡」

 

「なら受け取れよ!一滴残らずっ!」

 

「ひぃっ、イクぅぅっ♡イクっ、オマンコイクぅっ♡あぁんっ♡ご主人様の濃い精液くださいぃっ♡私の子宮、精液で膨れさせてぇェェッ♡」

 

「望みどおりに膨れさせてやるよっ!」

 

ビュククク!!ビュルルルルル!!

 

「あはぁあああアアァァアアッ♡」

 

 膣に勢いよく叩き付けられ、同時にアクメに達したナギは喜びに感極まりながらけたたましい声をあげた

 ナギは突き抜けたアクメに浸りながら、子宮に飛び込む精液に味わわされる心地に歓喜し、悩ましく喘ぎ叫ぶ

 そしてナギとのセックスではこれで四度目となる、子宮膨張にナギは卑猥な絶叫をあげて、強烈な官能に悶えながら大きくなった腹を揺らす

 

「はひゃあぁぁああアアァァァアアアアアァアアアアァアアッ♡」

 

「これで満足だろう。これで本当に俺の奴隷となったなナギ」

 

「ンアァぁっ♡はいぃっ、鏡ナギはご主人様の奴隷になりますぅ……♡」

 

「鏡さん、私の言ってたことは狂ってました?」

 

「ううんっ、こんな快楽知らないと損だよぉ……♡ご主人様と合わせてくれてありがとう山田先生」

 

「当たり前です、私はあなたたちの先生なんですから。教え子には幸せになってほしいんです」

 

 そしてこの後は真耶も犯し、母乳を俺の部屋に散りばめた。これで計画は再スタートしたんだ、遅れた分をなんとかして取り戻そう

 そう意気込んだ俺は、アクメに浸り床に寝転ぶ真耶の横に座り、胸を掴み母乳を飲み先ほどのセックスで失った水分を補給した




あの場に鈴がいないのは、真耶の受け持つ1組の生徒ではないからです。

「「「○○○」」」←がある時は、その場にいる全員の言葉としてください。

感想や評価などお願いいたします。


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計画再始動

一ヶ月ほどお待たせして申し訳ありません。

相変わらずの更新速度ですみません。


 真耶を奴隷にした日から2日が過ぎた。前日には鏡ナギを奴隷にし、これからかなり遅れた計画の再スタートとなる

 さらに今日から休日、教師も真耶を奴隷にしたことにより彼女が受け持つクラス、ようは神楽のクラスメイトたちを呼び込める

 いくらここが使われていない部屋だとしても、教師からの呼び出しなどに逆らう気もないだろう

 それでここに呼び込めば、代表候補生でもない女たちは早く堕ちるだろう

 

「それでクラスメイトを犯す方針でいいんだよな?」

 

「ええ。まぁ、箒さんという例外はいますが……本日は一気に四人ほど堕としてもらいます」

 

「よ、四人もか……」

 

「何かご不満が?どこかの誰かさんの失態で、一週間ほどの期間を何もできずにして過ごしてたんですよ。えぇ、一体どこのどなたかは言いませんが」

 

「……本当にごめんなさい」

 

「あら、華月さんのこととは一言も言ってませんが?」

 

 神楽は確かに俺の名前は出してないけど、確実に鈴の件とかのお話だよな

 向かわせる相手をこの部屋に着いてもないのに、鍵を開けて待ってたら鈴が突入し、計画は一時休止

 そして天災である篠ノ之束によって送られた無人機乱入で、負傷した織斑一夏によって織斑千冬が、この宿舎を巡回するというこの計画にとってキツイ状況になり、真耶を堕とすことに時間を費やしてこんなにも日が経った

 

「いや、謝罪はさせてくれ……俺の油断と言うか、気の緩みで起きたことだ」

 

「そうですか。なら今回の四人は早めに堕としてくださいね」

 

「お、おう。挽回のために頑張るよ」

 

「いくらマドカさんが、監視カメラで辺りを監視していても、死角は必ずあるはずですから」

 

「今も状況はマイナスなのか」

 

「なかなかプラスに……右肩上がりのような出来事が少ないので、そろそろ上昇に軌道を乗せたいんです」

 

 いくらマドカがこの部屋の周りを監視していても、この部屋を出入りする姿を他者に見られるのが一番厄介なんだよな。監視カメラの映像もどこに送られているのかも気になるがな

 そうなったら、マドカから連絡で知らせてもらい、その覗いていた人物を堕とす対象にすぐに切り替えて、徹底的に堕とさないといかないが……

 もし覗いてたのが学園長とかだったり、織斑千冬だとしたらもう状況はさらに最悪の軌道に乗るな

 

「我々も細心の警戒態勢ではいますが、それでもこの学園は曲者も何人かいますから」

 

「この前言ってた神楽のクラスメイトの」

 

「ええ、暗部と関わりのある子です」

 

「暗部の繋がりがあるやつがクラスメイトか……ああそうか、織斑一夏がそのクラスにいるからか」

 

「生徒会長の楯無さんの側近を、彼と同じクラスにして監視をするためですからね」

 

「織斑の転入で面倒なことになってんのな」

 

 監視の人間が生徒会長と、暗部と繋がってるとなるとさすがにその女を犯すのは無理だからな。暗部が俺らの計画を嗅ぎつけて、この現場を抑えにきたら終わりだ

 だからこそ、慎重に神楽のクラスメイトをどんどん奴隷に堕としていかないとな

 さらに今までの遅れを取り戻すためにも、今回の計画で四人も堕とすんだよな。大変だが俺の失態で起きたことだしな

 

「ではそろそろ連れてきますね」

 

「わかった。今回の計画のスタートといこう」

 

「今回は私も参加いたしますから」

 

「そうなのか?」

 

「それに、何人かも参加しますので」

 

「何人か?」

 

 そう言うと神楽は、携帯を取り出し何かを打ち込むとドアが開き何人か入ってきた

 見知らぬ顔の女子が四人と、俺の知っている……というより俺の奴隷となったセシリア、真耶に特別な繋がりの鈴がいた

 いつか見たような光栄だな、静寐や癒子を奴隷にするためにマンコや乳首にローターを付けて感度を高められ、すでに挿入可能の状態にしたものだなあれは

 

「……神楽。見たことないこの四人を堕とすのはわかるが、なぜ鈴たちがいる?」

 

「考えてもみてください。山田先生という教師でも精神的に大きな影響されますが、それに代表候補生も加わればもっと精神的に影響されるでしょう」

 

「なるほど……頼れる教師も堕とされていて、さらに同い年で自分よりも強いはずの代表候補生まで堕ちてたとなると、確かに精神はだいぶ追い詰められるな」

 

「ですから、セシリアさんや鈴さんにも協力をお願いいたしました」

 

「にしても四人分のローターとかよくあったな」

 

「山田先生は母乳体質でしょう。胸に溜まって出す時に、そういった玩具を使ってたようです」

 

 確かに胸の感度が高まれば、真耶は母乳を出してたな

 今は俺が搾ったり、吸ったりしてるけどそれより前は自分で処理しないといけないから、玩具に頼ってたんだろうなぁ

 玩具の数が増えたから、この四人全員に付けられているのはわかるけど……

 前の静寐や癒子よりもなんかだいぶ顔が火照ってるし、息遣いも荒いんだが付けられた玩具の数が多いのかと気になり、一番近くにいた赤いカチューシャを付けている眼鏡の女の服を脱がせると

 

「なんか既にマンコに入ってないか?」

 

「かなり細いバイブです。山田先生が持っていた玩具で、かなり細い物ですので処女膜などは破れてませんよ」

 

「それにクリトリスにはローター、二つの乳首にもローターがあってマンコにこのバイブね」

 

「今回は時間をかけまして、昨日の夜から付けましてずっと弱で刺激を続けました」

 

「……もうお昼も過ぎてるんだが、何時間付けたんだよ」

 

「昨日の夜20時に付けて、今現在が13時過ぎなので……約17時間ほど付けて刺激を与えていますね」

 

 やっぱり神楽ってドSなんだな。弱い刺激を寝る時間帯にも与えられたら、どんどん感度を上げられているんだろうな

 前の静寐や癒子は、10時間も満たない刺激だったのに今回はその何倍もの時間なんだよな

 しかも神楽がリモコンみたいなのを複数持ってて、今もなおダイヤルを弄って強くしたりして、さらに感度を上げてやがる。だからこの知らない四人の女が、もうすでに顔が蕩けているな

 

「それでもうセックスするのか?」

 

「ええ、まずはもう脱がせた眼鏡の岸原理子さんからセックスを始めては?」

 

「ご主人様、もう岸原さんのマンコは蜜で溢れてますから、いつでも挿入可能ですよ」

 

「セシリアさんも、岸原さんの感度を高めるために色々としてくれましたからね」

 

「ならセシリアにもなにかしてあげた方がいいか?」

 

「で、でしたら!私にもご主人様の精液を私の膣にください!」

 

 まぁもともとその予定だけどね、この何日か鈴や真耶以外と誰ともセックスはしてないからな……

 あっ、そういえばマドカとセックスしたな。まぁあれはマドカが俺の知らぬ間にやったものだけどな

 にしても岸原理子と言ったか、本当に蜜が大量に溢れてるな。長時間も刺激を与えられ続けられ、こうなったのはわかるけどこんなのはセシリアなみだ。セシリアはマゾ牝、虐められれば虐められるほど溢れたが……

 ん?セシリアが理子を刺激させたんだよな。だったらセシリアが感じることを理子にも……

 

「やっぱりか、乳首や尻を重点的に虐めた痕があるな」

 

「ご主人様が私にしてくれた調教で感じたところを重点的に……はひっ♡ご主人様!いきなり乳首を抓るなんてぇ♡」

 

「セシリアが今言ったんだろ。感じる箇所を重点的に責めたって、だから今はこれで満足してくれ」

 

「イクッ♡……わかってます、ご主人様♡今回は岸原さんたちを堕とすんですわよね。ですからその大きなオチンポ様で、岸原さんの処女膜を奪ってくださいな♡」

 

「ああ、なんか四人ともグロッキーで反応がないけどな。まぁ挿入したら何か反応があったりするだろうな」

 

ズプッ、ズチュ!

 

「ひぎぁああぁァアアアァッ!?」

 

 理子の尻を掴みチンポとマンコを密着すると、チンポは膣穴へと深々と埋まっていった

 亀頭に伝わった何かを引き裂くような感触と、想像以上にきつい肉穴の締め付けに、俺は思わず唸り声を漏らす

 それは同様に理子も同じで、つらそうに悶えながら悲痛な声をあげ、かなりの痛みを覚えている様子で全身を引きつらせて、わなわなと震えている

 

「はひぃっ……!?ああぁッ、はぐぅううっ!アソコっ、中にぃっ……!ひぅうッ!」

 

「うっ、おおっ!」

 

「ひぐっ、うぎぃっ!痛ぁっ、ンぅううッ……!あぁッ……!入っちゃったっ、あうぅっ!」

 

「すごいな。初めてだというのに必死に俺のチンポに喰らいついてくる」

 

「ンあぁっ……!?あぐっ、ううぅッ!?腰っ、動いてっ……!ひぎぃいいっ!あぁっ!擦れてっ、ンひぃいいッ!」

 

「もう慣れてきているな!理子のマンコはっ!」

 

 チンポはあっさりと膣穴の中へと埋まっていって、卑猥な結合の快楽に理子の身体が硬直する

 先ほどまでバイブで何度かアクメに達した膣穴は、だいぶほぐれてぬめりきっており、火照った膣粘膜の心地よさに酔いしれる

 淫汁で濡れそぼった膣穴をチンポで初めてを貫かれ、理子は最初は悲痛な悲鳴をあげていたが官能的な声を張りあげた

 火照った膣洞を掻きあぐられるのがお気に入りなのだろうか

 

「あひぃイッ……!んはぁッ、大きいぃっ!チンポ太いぃっ……!マンコ広げてっ、ズプズプって入ってくるぅ……!」

 

「マンコの中がすでに仕上がってるな!」

 

「私も岸原さんの感度を高めるためにいろいろいたしましたし、それにご主人様のオチンポ様もこの前よりも大きくなりましたもの」

 

「そうなのか?まったくわからなかったが……」

 

「目測ですが、私を最後に犯した時よりも長さも太さも大きくなってます。ブルー・ティアーズで鍛えられた私の目が正しければ、どんどん女を牝に堕とすのにふさわしいオチンポ様に成長しています」

 

「ひぁああっ、ああァッ!硬いぃっ……!チンポズプズプっ、潜り込んできてっ……!んはぁアアッ!」

 

 そうなのか、俺のチンポって少しだが大きくなっているのか

 まったくわからないが、セシリアの言うことが正確なのだとしたら、本当に俺のチンポは女を堕とすのに特化していっているのか

 その証拠として理子の昂り具合も思った以上で、たちまち膣洞がざわざわとうねり、竿肌にぴっちりと吸い付いてくる

 特化しているのもあるかもしれないが、何よりもこの前に長時間かけて身体を開発した神楽たちに感謝しないとな

 

「そうだとしたらいいものだなっ!すでに感度が良好の理子を堕とすために、チンポをしごいてたっぷり射精してやるよっ!」

 

「あひぃいいっ!ひああァッ、んあアッ!おっ、奥までくるぅっ♡ンンッ、あはァッ♡たくましいチンポォっ……♡んはぁアアッ!」

 

「岸原さんも素直にどんどん感じていますわね」

 

「……代表候補生でもなければ、かなり精神面はすでにもう崩壊すんぜんですから、華月さんの大きくなった陰茎のおかげもあって堕ちやすいですね」

 

「あぁっ、アンッ♡はッあぁッ♡マンコ喜んじゃうぅっ……♡んはぁアアァッ!ああぁッ!チンポ気持ちよくなってぇっ♡」

 

「このやり方なら、代表候補生以外の女性は堕としやすそうですね」

 

 媚肉の心地に満足しつつ、神楽の説明を聞きながら俺は再び腰を振って抽送を開始し、粘液まみれの膣洞を奥まで掘削する。こうも容易くいけるのも、神楽たちのおかげなんだな

 これよりも前の開発で淫らになってしまった理子の牝穴は、柔らかくほぐれた媚肉がうねりながら剛直に密着して、早くも精を欲するようにチンポをしゃぶってくるのがいい証拠だろうな

 このマンコのうねり具合は堕ちた清香たちなみにうねってるな

 

「どうだ理子、俺のチンポに犯してもらえて嬉しいか?」

 

「犯してもらえて嬉しいですぅうッ♡ひあァッ、あぁンッ!セックスぅっ……♡チンポ感じるのいいのぉっ♡」

 

「こんなにも簡単に事が運んで、少し不安にも感じるんだが」

 

「計画を早く進行できると考えれば喜ばしいことです……ほら岸原さん、この人の陰茎を気に入ったのでしたら忠誠を誓ってください」

 

「そうですわね。ご主人様の奴隷になりますと誓えたら、このオチンポ様をこれからも味わっていけますわよ」

 

「ひぁああっ、あうぅッ♡あはぁっ……♡アァンッ、奴隷になりますぅっ♡奴隷になってぇっ、あなたの……ご主人様の子を妊娠したいですぅっ……♡」

 

 今まで奴隷に堕とした早さでは、今回の理子が一番堕ちるのが早かったな

 中に射精させようと俺の姿勢を汲み取ったのか、淫らな顔で笑みを浮かべ、種付けを欲しがるような口上を述べる

 腰を物欲しげにくねらせ、セックスを楽しんでいる素振りを見せてくるあたり、本当に身体も心も堕ちているんだろう

 種付けを受け入れる態度に合わせるように、熱を帯びた膣肉は熱心に竿肌を舐め回してきており、そんな理子の卑しい様に俺は肉悦をたぎらせる

 

「ああ、奴隷になって嬉しいよ。お望み通りマンコに射精するから、受け止めろよっ!」

 

「あひぃイイッ!ひぁああッ、中にぃいいいィッ!ンはぁあっ♡マンコにくださいぃいいッ!」

 

「淫らにイヤらしくイッてしまえ!」

 

「はいぃっ♡思いっきりイキますぅううぅっ♡んはぁアアッ、あはぁああぁンッ!あへぇっ♡精液中出しでぇええっ♡」

 

「おぉっ、そらぁっ!」

 

ドプッ!ドプドプッ!

 

「あひぃいいいィィイイィンッ!」

 

 引き上げられた官能によってかなりの興奮に包まれ、絶頂感までも意識しているようで、腰をゾクゾクと小刻みに震わせてくる

 アクメに迫る気配はせわしなく蠢く膣洞からも伝わり、竿肌をねっとりと舐め回され、肉竿をキツく絞られて、濃厚な快楽に射精感は限界へと押し上げられる

 火照った牝穴をさんざん突き嬲られて興奮が極まり、膣内射精の官能がとどめとなって、理子はアクメに飛ばされ、艶めかしい声で絶叫する

 

「はひぃイイッ!ひあぁっ、中に出てるぅううぅッ♡ンはぁああっ、マンコにぃッ!ひあァッ!ひはぁアアッ!あはぁああァッ♡」

 

「嬉しいか?求めていた精液だ!」

 

「中出し嬉しいですぅうううぅっ、ンひぃいいッ!ひぁアアッ♡あぁあああッ、もっとぉっ!マンコから溢れるほどくださいぃいいぃっ♡」

 

「そっちからもう求めるとはな、とんでもない淫乱女だな理子は。見た目は大人しそうなのにまったく大違いだ」

 

「赤ちゃんできちゃうぐらいっ、マンコにぃいいっ♡んっはぁアアッ!アはぁああっ、ああンッ!アクメマンコに精液お恵みくださいぃいいっ♡」

 

「当り前だ!まだまだ出すからなっ!」

 

 中に出されることに本来ならおぞましさを最初は覚えるはずだが、理子は神楽たちによって開発された牝穴は敏感に快楽を受け取め、喜び沸くように蠢いてチンポを締めてくる

 さらにぬめりを纏った媚肉に絡みつかれて絞られ、俺は鮮烈な圧搾感を味わいながら、理子の胎内を埋め尽くす気概で精液を撃ち続ける

 

「まだまだ出るからなぁ!マンコで呑んでイキはてろぉ!」

 

「むっひぃイインッ!ああぁッ、イッてるぅううっ♡マンコ中出しでぇっ♡んはぁああっ!アひぃんっ!マンコイッて嬉しいですぅううっ♡」

 

「だいぶマンコも俺のチンポを搾ってくるな!」

 

「精液気持ちいいですぅうううっ♡あはぁアッ!あぁあンッ、もっとぉっ♡ンひぃいんっ!身体中で感じたいのぉおおっ♡」

 

「これで全部だっ!たっぷり埋め尽くしてやるよぉ!」

 

びゅぐぐぐ!!

 

「はぉおおおぉォオオオォォッ♡」

 

 思いのままに膣内へ精液を吐き尽くし、射精の終息と共に理子も絶頂の快楽から解かれ、ぐったりと脱力していた

 吐き出した精液によって大きくなった理子のお腹が、脱力で俺の方にもたれかかってきたため、ボテ腹になったお腹の柔らかさを堪能する

 ぐったりとした理子をセシリアが抱き上げ、俺のチンポが抜けたことで精液が溢れだすマンコに、顔を近づけて必死に舐め回し始める

 

「あはぁあっ……♡はひっ、ひぁアアッ……♡マンコ、精液いっぱいですぅうっ……♡」

 

「あぁんっ……♡もったいないですわ、せっかく射精されたご主人様の精液を床に零すぐらいでしたら、私が飲んでしまいますわね……♡んれろぉ……♡」

 

「ンハァああっ、あはぁアアッ……♡せっかく頂いたご主人様の精液がぁっ……♡奴隷になった証がぁっ……♡」

 

「またいつでもたくさん出してやるよ……さて、次は真耶と一緒にいる子かな」

 

「黒いヘアピンを着けている彼女は夜竹さゆかさんです」

 

「そうか……さっそくで悪いが、もうセックスをさせてもらうぞさゆか」

 

 俺は一切の躊躇そすることもなく、黒い欲望ではちきれんばかりに膨れたチンポをさゆかの膣穴へと進ませるために、真耶にさゆかの身体を支えてもらいすでに濡れているマンコに差し込んだ

 抵抗もないため、すんなりとチンポを突き入れると、さゆかは身体を大きく反らせ、真耶の乳房に後頭部を埋める姿になった

 その際に、痛みとショックで嘆くような悲鳴をほとばしらせた

 

「ひぐぅううあああっ!?」

 

「強烈な締めつけだなっ!だが理子同様にもうずいぶん濡れてるな」

 

「ひぎぃいいっ!?痛いっ、いだいぃぃっ!あぎぃうううっ!アソコがっ、はっ、ひっ!裂けるぅっ……さっ、裂けるぅううッ!?」

 

「おめでとうございます夜竹さん。これでご主人様の奴隷に一歩近づきましたね!」

 

「見事に裂けてやがるな……理子とさゆかの破瓜の血でチンポがさらに赤くなってきたな」

 

「あぐぅううんンッ!はうっ、ぐぅっ!うぐぁっ……入って、るゥッ!」

 

 俺はキツイ締めつけを堪能しながら、結合部に滲んでいる鮮血に目を向ける

 破瓜の血をチンポにまとわせ、腰を回して処女穴をこねながら、さゆかの苦しむ声に楽しみながらピストンを開始する

 一気に膣奥まで貫くと、さゆかは悩ましい嬌声を響かせた

 膣穴は奥まで愛液で潤っており、襞の群れがチンポを受け入れておりネットリ絡みついてくる

 

「はぁっ、はっ……かはぁっ、ハッ……!あぁっ、ひっ……お腹の、中にぃ……くはっ、かッ……硬いのがっ……」

 

「夜竹さん、落ち着いてマンコに入っているオチンポに集中してください」

 

「ひぅ……いぃ、痛い……や、山田先生……こんな無理矢理犯されて……処女膜を奪われて、先生やクラスメイトも私をこんな目にあわされて……嫌ですよぉっ……」

 

「そんなことありませんよ。私も最初は夜竹さんみたいに嫌がりましたけど、もうその最初のセックスですでに私の身体は堕ちてました♡」

 

「ああァッ、こんな痛い行為なのに……どうしてっ……ンあっ!あァッ!ハァァッ、奥にぃっ!」

 

「身体が求めるがままに従ってみてください。そうすれば夜竹さんもご主人様の奴隷になりたくなりますよ」

 

 さゆかの身体を優しく抱きしめながら、耳元で囁きながら尋ねてくる真耶の言葉を受け止めたのか、膣穴がさらにチンポを離さないとばかりに締めつける

 真耶の言葉通りに身体の求めるままに委ねたのだろう。ここが好機だろうと思い、一気に子宮口内までにチンポを突っ込む

 貫かれたさゆかは、一瞬驚愕の顔を浮かべたが徐々に蕩けていき、最終的には嬌声が響いた

 

「太いっ、硬いのがきてるぅうううっ……♡すごくぅ……オマンコがっ、あっ、熱くなってるのが、はぅっ、あふぅンっ、わかりますぅっ……♡」

 

「そうです夜竹さん、その快楽をご主人様の奴隷になれればずっと溺れれるんです」

 

「ど、奴隷になれたらァッ……♡この興奮しているマンコを、これからもぉ、味わっていけるんですかぁっ♡」

 

「ああ、さゆかが俺の奴隷となってくれるのなら、こうやってチンポをいくらでも突っ込んでやる……こんな風になっ!」

 

ズンッ!!

 

「ンぅうッ!ふァアアッ♡」

 

「ご主人様の一番奥までの突き刺し……最高ですよね夜竹さん」

 

 俺は一度、大きく腰を引いてから反動をつけて、渾身の一撃を子宮口内の奥まで打ちこんでやった。そこから俺はリズミカルなピストン運動を繰り出していく

 抽送によがりながら、だんだんと身体も心も堕ちていくさゆか

 もう後は、わずかに残った理性をこの最奥まで突き刺すピストンで無くしていけば、さゆかは俺の奴隷になりたいと心の底から思うだろう

 

「マンコのうねりが増していってるな。俺の奴隷となって孕みたいか?」

 

「あひぅっ、はンぅっ、はいっ、その通りですぅっ♡私のオマンコっ、あなたの精液をぉっ、はぁっ、あンっ……欲しがってますぅっ♡」

 

「なら誓えるか?俺の奴隷になって妊婦になるかを?」

 

「はいぃっ!このまま、犯してぇっ、最後は中に出してっ……種付けしてくださいっ……♡私を妊婦奴隷っ、ボテ腹奴隷にして欲しいですぅっ……♡」

 

「これで夜竹さんも、ご主人様の奴隷ですね」

 

「んンぅっ、んクぅっ!?はひぅっ、あんンっ、あっ、あっ、あァッ!ご主人様ぁっ……♡アアアァァッ!ご主人様ぁっ、オチンポ気持ちいいですぅっ!子宮オマンコっ、喜んじゃってますぅっ♡」

 

 また反動をつけて、子宮の最奥をノックするように深い一撃を繰り返し打ち込んでいくとさゆかは声を上擦らせ、懸命に真耶へしがみつく

 粘着膜がぬめりと蠢きを増して、ますます妖しくチンポにまとわりついてくる

 これで二人目、連れてきた四人の半分を奴隷に堕とせた。でも次の女を犯すんじゃなくて、まずはさゆかの膣奥に射精しないといけないな

 

「本当によく発情してやがる。いいマンコだな」

 

「ンうぅっ、オチンポっ、震えてますぅっ!膨れてっ、脈打ってぇっ……ひぁっ、ああァッ!精液が、出そうになってますぅっ♡」

 

「よくわかったな。ちゃんと全部吐き出してやるからなっ!」

 

「はおぉっ、あおっ!ご主人様ぁっ、んンっ、一生離れられない証をぉっ!ああァッ、私のオマンコにぃッ、種付けしてっ、孕ませてくださいィイッ♡」

 

「孕めよぉっ!さゆかぁっ!!」

 

ビューー!!ビューー!!

 

「はおぉおオオオオオオンッ♡」

 

 膣内射精でアクメに達すると、さゆかは天を仰ぎながら、まさにケダモノじみた絶叫を轟かせた

 真耶も絶叫するさゆかを抱きしめながら、さゆかの胸にローターを当て快楽をさらにあげる

 子宮の最奥で精が弾けるたびに鮮烈な快感を味わい、さゆかは膣内射精の喜悦に沸くあまり、はしたなく美貌を崩してよがりまくる

 イキ狂うさゆかの痴態と、うねり躍る膣穴の感触に俺も興奮が止まらず、子宮の奥底に延々と精を放っていく

 

「ぐぅっ!またこっちも随分と締めてくるな!」

 

「あおおォッ、はおっ!あっああぁおおンッ!イクぅっ、イクッ!イッてますぅううっ♡ご主人様の精液でェッ!イックぅううううンッ♡オマンコが、精液でッ、あ、溢れてるぅっ!ンひィイイイッ、乳首もイクぅっ♡」

 

「いろんな所がイキまくってるな。どんな気分だ!」

 

「はぉおおンっ♡すごいィッ、すごいぃっ♡子宮イクぅっ!私っ、イキすぎてるぅっ!あおぉおおッ♡狂っちゃうぅうううっ♡」

 

「まだまだ!これでボテ腹になってイキ狂えっ!」

 

ぼびゅるるるるる!!

 

「あッはぁアアァアアァァッ♡」

 

 宣言通り、さゆかの最奥に吐き出したことによってお腹が精液によってボテ腹となった。真耶によって胸もアクメに達し、俺の射精でマンコの方もアクメに達し脚をピンッと伸ばし叫ぶ

 そしてアクメから解放されるや、さゆかは全身を弛緩させ、プシャァアアアと音を立てて潮を漏らしてしまった

 最後の一発を子宮の最奥に流し込まれ、さゆかはぐったりと全身から力を抜いて喘ぎ声をこぼす

 

「ぁっ……ぁぁっ……ぁぁぁぁっ……」

 

「夜竹さん、ご主人様の素晴らしさをわかっていただいて、私はとても嬉しいです」

 

「真耶、さゆかを任せる。俺は他の女と……」

 

「次はグレーのヘアピンをつけている、国津玲美さんを犯してみてはどうです?」

 

「それってどっちだ?鈴の方か、神楽が掴んでいる子か?」

 

「私が掴んでいる子です」

 

 神楽の掴んでる子か、黒髪のセミロングでくせ毛かわからないが外側に撥ねてるな。そして確かにグレーのヘアピンを付けているな

 でもそれより気になるのが、神楽によってなのかしらないがこの四人の中でも大量に玩具を付けられている子だな

 口からは涎が、マンコからは蜜が大量に零れてるな。やっぱりとんでもないドSだな神楽のやつは、まぁ堕とすためにこうしたのはわかるけど

 玲美を早く堕とすためにも、もう挿入して堕としにいこうと決め、神楽が抑えている玲美の背後に回ってバックから犯し始めた

 

「んじゃあ、早速だけど挿入させてもらうぞ」

 

ズプッ、スブブッ!!

 

「ひぎゃああぁぁああぁっ!?」

 

「ほら国津さん、マンコに集中してください。彼の大きい陰茎によって与えられる快楽を……」

 

「はぐっ、うあぁっ……!痛ぁっ……!ああぁっ!はひっ、ひぁああぁっ!」

 

「最初は痛いです。でも安心してください、徐々にそれは快楽に変わっていきますよ」

 

「あうぅっ、ぐすっ!ふぇええっ……!うぅっ、はぅううっ……!」

 

 俺は腰を突き出してチンポは根元まで深々と埋まっていき、悲痛な叫び声が玲美の喉奥から響いた

 挿入の刺激に玲美の身体はこわばっているが、それを抜きにしてもやけに膣内は狭くて締め付けも強く、チンポに鈍痛を覚えるほどだ

 こんなに濡れているにも関わらず痛がる玲美の反応としては、まぁ処女なのだから当たり前か

 処女を散らされ、そんな事実を目の当たりにして、玲美は悲しそうに唸り、声にははっきりと浮かぶが……挿入してさらに奥まで突っ込まずに、その場でチンポを上下に動かして5分が経過すると

 

「あぁっ……!オチンチン……!うぅ、オマンコにいっぱい埋まってぇっ……!」

 

「一番奥までに埋まってこそいっぱいなんだぜ!」

 

ズンッ!

 

「はひゃああぁぁああぁぁん!」

 

「子宮の奥まで突き刺しましたね、国津さんこれが華月さんの陰茎です。身体を委ねてください、固くならずに陰茎に溺れてください」

 

「ああぁっ、オチンチンっ……んはぁっ、オマンコにオチンチンがぁっ……」

 

「蕩けてきたな玲美のマンコ、もっと快楽に委ねてほしいがな」

 

 官能にたっぷり浸った膣穴は十分すぎるほど仕上がっていき、チンポで膣穴を奥まで貫かれて、玲美は先ほどよりも玲美は堪えることもできずに嬌声を響かせ、腰にゾクゾクと官能の震えを走らせた

 神楽によって与えられた連続アクメに達していたこともあり、ほぐれた牝穴は奥まで挿入すると奥の方から柔襞が蠢き立ち始め、剛直に絡みつきながらねぶり回してくる

 

「いい声を出すようになりましたね国津さん。溺れていくともっといい声を抑えられなくなりますよ」

 

「ああ、俺にもっとその声を聞かせてほしいな」

 

「うぅ、オチンチン気持ちよすぎてぇっ……♡声を我慢できませんでしたぁっ♡」

 

「いいものでしょう、このままゆっくり堕ちていきましょう」

 

「ひぁああっ……♡ああぁっ、オマンコぉっ……♡あぁっ、いいよぉっ……♡はうぅ、んぁあっ♡」

 

「抗っても与えられ続けられる快楽へ溺れましょう……身体はもう求めてますでしょう、なら心もそれに従いましょう……堕ちていきましょうこのまま……国津さん」

 

 玲美は神楽の言葉によって揺れ動かされているのか、さっきよりも声がよくなってきたな。にしても、本当に神楽は敵に回すと恐ろしい相手ってのがよくわかるな

 今もこの言葉でマンコの締めがさらに増していき、結合の快感に身体が素直に喜んでいるのがわかる

 チンポに委ね始めたのか玲美は顔をうっとりとさせているだろう……今までの経験からそう思っただけだがな

 

「どうだ玲美、俺のチンポはいいものか?」

 

「はいぃっ……♡あなたのオチンチン嬉しいですぅっ♡あぁんっ♡オマンコ気持ちいいよぉっ……♡」

 

「あなたのではありませんよ、いずれ堕とされ奴隷になるのですから、彼のことはご主人様と呼ばないと」

 

「あうぅ、んんっ!ご主人様ぁっ……!もっといっぱいオマンコにオチンポくださいぃっ……!もっともっと突いてくださいぃっ♡」

 

「ご主人様呼びってことは、俺の奴隷になったってことでいいのか?」

 

「んはぁっ、ああぁんっ♡はいぃっ……!私はっ、ご主人様の奴隷になりますぅっ♡ああぁっ、はうぅっ♡んぁああっ……♡」

 

 堕ちた。玲美が俺の奴隷になると認めたことで、これで神楽たちが連れてきた女で三人目だな

 なら最後の一人を早く犯すためにも、玲美への射精を速めないといけないな

 それに玲美はもう堪えられないとばかりに、貫かれたチンポをさらに奥にまで突きさそうとしていき、自ら腰を前後に揺すり始めた

 しかも自らより奥まで突き刺すために、子宮口も貫いてまた最奥まで届いた

 

「あはぁっ♡オチンチン奥までぇっ……♡ひぁああんっ♡ああぁっ、気持ちいいよぉっ♡」

 

「奴隷になれてよかったでしょう国津さん。あなたの身体はもっと喜んでますね」

 

「うん、うんっ♡んんぅっ、ふぁああっ♡あぁんっ♡オマンコ喜んでますぅっ♡」

 

「では私もお手伝いしてあげますよ、クリトリスにローターを当ててあげます」

 

「ふっぎぃいいぃぃいいっ♡」

 

「うおっ!?ビックリしたっ!」

 

 きつく窄まる牝穴の具合に誘われ、玲美は腰を動かす勢いを速めて、子宮を揺らすように力強く膣奥に叩きつけていく

 さらに神楽によって与えられたローターで、クリトリスを弄られさらに感度が高まる

 膣穴を絞るために陰核を弄ると、最初の処女の痛みなども全て忘れられる快楽が押し寄せ、声を堪えるころもできずに喜び喘ぐ

 まったく神楽の急な行動にはビックリしたが、結果としては正解だな。俺は少し驚いたけれども

 

「気持ちいいのっ、すごいぃっ♡ひぐぅううっ♡ふぅううっ、ううぅんっ♡むひぃいいっ♡んぐぅっ♡オマンコ飛んじゃってるぅっ♡」

 

「おおぉっ……!さらに締まってっ……!」

 

「あひぃいいんっ♡はうぅっ、んっはああっ♡ああぁっ、はひゃああっ♡」

 

「そろそろ射精するからなっ!」

 

「オマンコ種付けぇっ♡ひぁああっ、あぁんっ♡あはぁっ♡んはぁああっ、あぁああぁっ♡オマンコもっと絞ますからぁっ♡」

 

「卑しくよがりまくりますね」

 

 ほぐれて蕩けた膣洞は思いっきり窄まってチンポを絞り、その圧搾感が生み出す鮮烈な肉悦に俺は押し上げられ、たぎりだし射精感に腰の奥を熱くさせる

 アクメ中に獰猛な抽送を牝穴で受け止め、たまらず固く閉じていた口は大きく開き、可愛らしい嬌声が飛び出す

 俺を気持ちよくさせるために、さらに快楽を得るために、燃え上がる欲望に押されるままの玲美は腰をさらに振るが。ビクビクと痙攣させ続けている

 

「あぁっ、またイッちゃうぅっ♡ううぅんっ♡精液もらえたらっ、ああぁっ♡はぅんっ♡中出しアクメしちゃいますぅっ♡」

 

「たくさん出してくださいよ華月さん。国津さんを、立派な妊婦奴隷に仕立てるためにも」

 

「なら濃いのをたくさん注がないとなっ!」

 

「はいぃっ♡出してくださいぃっ♡ひぁああっ♡あぁあんっ♡オマンコにいっぱいぃっ♡ご主人様の赤ちゃん作らせてぇっ♡」

 

「子宮で全て受け止めろぉっ!」

 

びゅるるるる!!びゅっ!!

 

「ふひゃあああぁぁあああぁっ♡」

 

 淫悦によがり乱れながら種付けを求める姿に、俺はいっそうの興奮を覚えさせられ、牝穴に吸い付かれるチンポを雄々しく脈打たせ、玲美の胎内を精液で満たし尽くしてやろうと、身体を深く下ろさせてチンポで膣奥を突きあげ、子宮口内へ射精した

 何度も達した上での種付けアクメに、玲美は声を堪えることもできず、派手にイキ声を張りあげて快悦に悶え狂う

 だがその快楽はまだまだ終わりを見せない

 

「んはぁああぁっ♡ああぁっ、イクぅううっ♡オマンコイクぅっ♡うぅんっ、あはぁっ♡すごいぃっ♡熱いの入ってきてるぅううっ♡」

 

「どんどんお腹が膨らんできましたね。妊婦よりもお腹を大きくさせる気ですか?」

 

「たくさん出るんだから仕方ないだろっ!玲美!まだまだだからなっ!」

 

「オマンコぉっ♡あぁっ、またイクぅっ♡んっはぁああっ、あはぁあっ♡はひぃいいんっ♡種付け気持ちよすぎて狂っちゃうぅううっ♡」

 

「これで最後だ!さらに狂えっ!」

 

ドプッ!!びゅるるーー!!

 

「はっひぃいいぃぃいいぃんっ♡」

 

 快感にまみれきってうねり躍る牝穴に、射精中のチンポを揉みしごかれて俺はなおも興奮を重ね、卵子を犯し尽くす気概で精液をぶちまけていく

 子宮で精液を受け止め、アクメ顔をさらしながら官能に浸りきる

 本能に突き動かされるままに精液を放ちきり、俺の射精がようやく終わったところで、妊婦よりも大きなお腹をした玲美はアクメから抜けていった

 

「ひぁああぁっ……♡ああぁっ、はへぇっ……♡んはぁ、あふぅっ……♡んはぁっ……♡」

 

「お疲れ様です。最後に鈴さんが抑えている子の、かなりんさんだけです」

 

「かなりん?」

 

「はい、かなりんさんです」

 

「いや、かなりんじゃなくて本名はなんなんだ?」

 

「かなりんです」

 

 神楽に追及しても全てを『かなりん』で片づけられてしまう。本当に名前なのか?

 だとしても、キラキラネームすぎないか?どう考えてもあだ名にしか思えないが

 鈴が抑えている子を見ると、紫色のショートヘアが特徴的な女だ。これでラストなんだ、もう早速セックスをさせてもらおうと決め、未だ萎えない剛直なチンポを玲美から抜く

 するとゴポッと玲美のマンコから、大量の精液が溢れ出していく。俺はすぐ移動し、かなりんのマンコにすぐさま対面型で挿入する

 

「ひぎゃああうウゥゥッ!?」

 

「やっぱり処女の締まりはすごいな。今回の件でそれがよくわかる」

 

「いぎっ、ああっ……ぐっ、ううぅっ……!い、痛いっ……痛いぃ……ひっ、うぅ……!」

 

「うわぁ、血が出てるわね。はたから見たら痛そうね」

 

「鈴もこうだったんだろ?」

 

「確かに最初は痛かったけど、華月……じゃなくて、ご主人様と一つになれた気持ちの方が嬉しかったから、そういった痛みは覚えてないは」

 

 そういえば周りに他の奴隷がいるときは、俺のことをご主人様呼びにしないといけないんだっけか。鈴にそうやって呼ばれるのは、ちょっとなれないな

 でも今はかなりんとのセックスに集中だ。さっきまでの三人は、結構早い段階で堕ちたものだが、かなりんはどうだろうな

 代表候補生でもないただの一般生徒、なら一気に最奥まで突き刺してつつきまくれば

 

「じゃあ私も、胸やマンコを弄って早く堕ちるようにするわね」

 

「あぁあんっ、んひぃいんっ!ひあぁっ!胸もオマンコも気持ちよすぎてぇっ……はぁっ、あッ、身体が反応しちゃいますぅっ!」

 

「それでいいんだ。今までの三人を、グロッキーながら見てたならわかるだろ。抗えないんだよ、抗ったとしてもさらにこの快楽でその心さえも折る」

 

「長い長い長期戦でも構わないけれど、その分精神が苦しくなるわ。素直な身体は反応していて、早めに堕ちたがってるはずよ。その身体の呼び声に応えなさい」

 

「こ、応えるぅっ……あぅううんっ!んはぁあっ!乳首もオマンコもよくってぇっ!」

 

「そうなれたのは、あなたの目の前にいるご主人様のおかげよ。何も抵抗せずに、従って堕ちていきなさい」

 

 チンポが侵入していく快感に嬌声を張りあげ、かなりんは全身をビクビクと震わせる

 身体が大きく弾むのに合わせて、形のいい控えめな乳房は艶めかしく躍り、見応えのある媚態をさらしてくる

 膣穴と乳首への同時責めがもたらす、快感の強さに戸惑いつつも、悩ましい反応が出てくる

 しかし力強く腰を振っていってチンポを奥まで突き込み、愛液まみれの膣穴をかき混ぜられ、いっそう鮮やかになる快悦によがり喘ぐ

 

「オチンポすごいぃっ♡ひあぁああんっ!はひぃいっ!硬くて亀頭パンパンですぅ♡」

 

「この情勢でそういった単語も知ってるのか、かなりんって案外こういったことに興味ある方なのか?」

 

「はいぃっ、男の人のオチンポぉッ……♡んはぁああっ、あぁああっ♡前からセックスに興味があってぇっ、独自で勉強してますぅっ!」

 

「なら勉強だけじゃわからない、本当のチンポはどうだっ!」

 

「すごく反り返ってて、たくましくてぇっ♡子宮っ、狙って突いてきてぇえっ……♡ああぁっ♡はあぁあんっ、孕まされちゃうぅっ♡」

 

「もともとエッチな子だったのね。ならもっと、乳首を弄らないと意味なさそうね」

 

 チンポのみなぎり具合から種付けへの本気度を汲み取り、妊娠させられる予感に戸惑いも見せずに、甘やかな響きで調べただけじゃわからない、本当のチンポの凄さを叫ぶ

 快悦に包まれて発情した牝穴は、突き入ってくるチンポに噛みつくように咥え込み、肉襞が熱心に竿肌を舐め回してくる

 たくましいチンポに牝穴を貫かれる快感を覚えつつ、勃起乳首を振動させられる責めにも反応し、熱っぽい喘ぎ声がひっきなしにこぼれる

 

「気持ちがいいだろうかなりん」

 

「あひぃんっ♡オマンコも乳首も気持ちよくてぇっ♡んっはぁああっ、はぁああんっ♡あぁっ、また乳首イッちゃうぅううっ♡」

 

「そうかそうか、乳首も感じるとは淫乱だな」

 

「ずみませんんっ、あぁあんっ♡はひぃいいぃっ♡乳首ぃっ♡乳首イキそうですぅううぅっ♡また捻られてっ、イッちゃうぅうッ♡」

 

「じゃあもっと強く捻ってあげる!」

 

「んっひゃあああぁぁああぁっ♡」

 

 神楽による開発でさんざん乳首イキをしたのだろう、抽送の快感と乳首がリンクし、さらなる悦楽を生んでいるようだ

 敏感になっている乳首への刺激にまたも昂り、絶頂が迫ってくることを訴えながら、はしたなく息を荒げている

 そして鈴に乳頭を思いっきり捻られ、両乳首に鮮烈な刺激を味わわされて、かなりんは一気にアクメに到達する。乳首の弄りだけでこうも達するのも真耶くらいだが、かなりんの場合はただの淫乱によるものだろう

 

「乳首ぃいいっ♡ひぃいいんっ!あっはぁああっ♡あぁんっ♡乳首どっちもイッてるぅううぅっ♡」

 

「気持ちいいだろうかなりん!」

 

「んひぃいいっ♡ひぁああっ、気持ちいいですぅっ♡オチンポも、乳首捻られるのもぉっ!」

 

「またこうしてイキ狂いたいと願うなら、俺の奴隷になるとこの場で誓ってくれ」

 

「素直に答えた方が自分のためよ、かなりん」

 

「あぁああぁっ、なりますぅっ!あひぃいいっ♡イクぅうっ♡ご主人様の奴隷になりますぅううぅっ!」

 

 これで今回の計画は終わりだな。連れてきた四人を完全に奴隷に堕とすことができた

 代表候補生ではない一般生徒は、長時間快楽を与えられ続けられると堕ちやすいのか……そう考えるのは、かなりんに射精してからだな

 猛烈な刺激を受けて感じさせられる乳首を、鈴の指によってゴリゴリと押し潰され、過激な肉悦に嬌声をあげてよがり悶えている、おまけに膣穴も犯され続けているのだから、快楽は収まらず膨らみ上がる一方で、なかなかアクメから抜け出せないだろう

 

「乳首もマンコもイッて大変だなっ!」

 

「これぇっ、精液もらえたらすごいぃいいぃっ♡ひぁああっ♡あぁっ、思いっきりイクぅっ♡すごいアクメきちゃいますぅうううっ♡ご主人様ぁああぁっ♡」

 

「じゃあたっぷり射精してやる!覚悟してイキまくって溺れろ!」

 

「ひぁああぁッ♡出してっ、孕ませてくださいぃいッ♡んひぃいいんっ♡あはぁあっ、あぁんっ♡乳首アクメと一緒にっ、受精させてくださいぃイッ♡」

 

「孕ましてやるからなっ!卵子で受け止めろよっ!」

 

ドビュッ!!ドビュッ!!

 

「あはぁあああぁぁああああぁっ♡」

 

 拷問にほど近い快楽責めに嬌声があがりっぱなしになり、膣内は思いきり窄まって子宮口も亀頭に張り付き、精液を待ち望んでいる

 種付きを急かすような獰猛さに昂らされ、チンポはさらに膨れて雄々しく反り上がり、吐精へ向けて限界まで硬くなる

 子宮の最奥に叩き付けるような勢いで精液を放ち、かなりんは胎内で射精を受け止める官能に、待ちに待ったとばかりに歓喜の絶叫を放った

 

「んっはぁああっ♡精液きてますぅうううっ♡あぁああんっ♡あっついのオマンコにぃっ♡はひぃいっ♡子宮にドプドプってぇええっ♡」

 

「すごいわね、この射精の多さは。もう膨れて妊婦さんよ」

 

「でもまだまだ!終わりじゃないぞかなりん!」

 

「子宮もぉおおっ♡あっはぁあっ♡イクぅううっ♡ふはぁああっ、あぁんっ♡精液多くてぇっ♡精液いっぱいでイキまくりますぅううっ♡」

 

「イキながら孕めばいいなかなりん!最後だぁっ!」

 

ビュッ!!ビュグッ!!

 

「ひぁあああぁぁあああぁぁっ♡」

 

 連続アクメで追い込まれた挙げ句、さらに強烈な孕みアクメと乳首アクメを味わわされ、かなりんは半ば狂気に包まれながら快楽に溺れゆく

 必ず種付けせんとばかりに猛然と精を注ぎ続け、ようやく射精が終わる頃にはかなりんのお腹は、バスケットボールなみに大きく膨れ上がった

 何度もイカされてすっかり疲弊しきっており、身体は完全に脱力して、股間からはプシャァア!と潮が噴いている

 

「ああぁっ、はうぅんっ……♡力入らないぃ……♡ひあぁっ……♡あぁああっ……♡」

 

「さて、これで全員終わったわけだが」

 

「何か他にもありますか?これ以上他の生徒は少し厳しいですよ」

 

「そうじゃなくて、ここにいる奴隷たちにもう一発精液をかけてあげようかと」

 

「そういうことですか。所有物には自分の証を付けたいですもんね」

 

「まぁそんなもんだが……もうすでに鈴たちが舐め始めてる」

 

 本当は新しく奴隷になったものたちにやらせたいが、全員さっきのセックスによって足腰が限界なのだろう。しかし俺の先ほどの言葉に反応し、なんとか近づいてきてる

 それでもセシリア、鈴、真耶がすでに俺のチンポを舐め始めているので、割って入る場所がないため近くに寄って射精を浴びようとしている

 にしても心地いい肉悦に浸れるな、じわじわともう射精への欲求が込み上がるな

 

「ご主人様の精液っ♡ちゅるっ、れちゅるッ♡セシリアのお顔にっ、いっぱいかけてくださいぃっ♡」

 

「はぷっ、んぅん♡ねぇ私にもきちんと浴びせてよ♡華月……じゃなくてご主人様♡」

 

「んちゅるっ、んはぁぁっ!ご主人様っ、精液出してくださいっ……!もっとご奉仕しますから、オチンチン射精してくださいぃ♡」

 

「それと、今回奴隷にした彼女たちにもお願いしますよ」

 

「おおおおぉっ……!出るぞっ!」

 

ビュルッ!!ビュルルルッ!!

 

「「「はっぷぁああアアァッ♡」」」

 

 真耶は陰嚢を口から離さなくなり、中の精子達を可愛がるかのように、舌の表面で睾丸を撫で続ける

 この絶え間のない刺激に子種は活発化し、ジンジンと俺の下腹部を熱く疼かせる。セシリアと鈴の二人はひたすらチンポを舐め続ける。敏感な亀頭や、くびれ辺りを素早く動かす舌先でくすぐる

 そうして執拗なまでに敏感なスポットを責め続けられて、俺はもう我慢することなく吐き出した。熱に浮かされたような声をあげ、奴隷たちは濃厚な精液の感触に浸り、身をくねらせながら淫らに喘ぐ

 

「あぷっ、んっぷぁああっ!ああっ、精液っ♡熱い精液がっ、んっぷぁアッ♡すっ、すごいっ♡顔にっ、ぶつかってくるぅぅッ♡」

 

「んっぷぅッ♡んぁっ、ぷはぁアッ♡飛び散った精液がっ、精液が顔にぃっ♡ひゃっああァッ♡あっ、熱いぃんっ♡」

 

「熱くてっ、濃くてっ♡はぷぁっ、ぷふぅンッ♡んぁあっ、匂いもすごくてっ、むっ、ぷぁアッ♡のっ、のぼせちゃいそうっ♡」

 

「すごい噴出量と、飛距離ですね。奴隷全員に満遍なく浴びせて」

 

「これで最後だぁっ!」

 

どぴゅるるるるる!!

 

「「「ひぁっはああアァアッ♡」」」

 

 奴隷として申し分ない淫らさをさらすこの場にいる奴隷たちに、気分がよくなって全員にこの証を与えるために少し頑張ったのは内緒だが、最後に特段力強く精液を放った

 何度もチンポが脈打ち、たっぷりと精液を吐き出し、奴隷たちの顔が真っ白に染まったところで、俺の射精はゆっくりと終息していった

 満面を精液で彩られた奴隷たちは、それぞれが顔を熱っぽく蕩けさせており、すっかり発情しているのだろう

 

「ふぁぁ……はぁっ、はふぅ……精液、こんなにたくさぁん……♡」

 

「んふ、むぁ……精液すごく熱い……むぅ、ふぅ……顔が火傷しそう……♡」

 

「ご主人様に気持ちよくなっていただけて……んふぁ……あぁ……嬉しいです……♡」

 

「ふぅ、これで大丈夫だよな神楽?」

 

「大丈夫ですよ。しかし、そこの三人は発情して止まらないでしょうし、性行為をいたしたらどうです?」

 

 そうだよな、俺がこうも計画を遅延してセックスをさせてあげれなかったんだから、今できる分した方がいいよな。まだ射精した回数も五回だし、まだまだいけるな

 でもそれに当てはまるのは、俺の奴隷じゃなくてパートナーの神楽もここ最近できてないからどうだろうか

 外の監視はマドカと、清香たちの誰かだろう……なら、神楽ともできるよな

 

「言っておきますが、私は次の標的を決めるんですから今回はパスですよ」

 

「ああ、わかったよ。今回『は』な」

 

「……余裕がある日に向かいますから」

 

「最後にもう一回だけ言わせてくれ……すまなかった、ミスして」

 

「別にもう結構ですよ。今回のように挽回して、軌道を上向きしてくださいね」

 

「……おう」

 

 そう言って神楽は、階段を上がっていきこの部屋から出ていった。神楽のためにも、俺ら男の未来のためにも、ミスをしないでいけないとな

 心にそう誓った俺は、発情してマンコから蜜を溢れ出している三人と、今回奴隷にした四人と計七人とまたセックスをし始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(あの部屋は空き部屋なのに、なぜ生徒が何人もあの部屋に……それに山田先生まで入室してるけど)

 

 華月の隠れ部屋のドアを見つめるある人物が一人

 彼女は以前から、何回かあの部屋に入っていく生徒を目撃し、疑問を抱いている

 なぜあの部屋に、なぜ自分の部屋ではなくあの部屋に、あの部屋で何か行われているのではないかと……

 

(何かよからぬことをしているか否か、私が確かめないとね)

 

 彼女が広げた扇子には、『確認』という言葉が書かれた扇子が……彼女はその気になれば、すぐにでもあの部屋を確認することができる

 『生徒会長』の力で手にしているスペアキー、もしくは『暗部の当主』として得た、マドカのような鍵開けか

 

(お姉さんにかかればすぐだけど、今すぐにはさすがに無謀よね。もう少し探ってからにしないと)

 

 再び広げた扇子には『慎重』と書かれていた

 そんな彼女は周りにきずかれることもなく、フクロウのように音もたてずにしていたが、そんな彼女でも大きな誤算が一つだけ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まっ、それを私がこの監視カメラで見てるんだけどな」

 

 この行動は全て、あの部屋の主である華月と協力関係のマドカに筒抜けであった

 篠ノ之束によって作られた光学迷彩の監視カメラは、いくら彼女の力を持ってしても気づけない代物であった

 

「何も気づかず学園生活を送れば、お前は何もしなかった可能性もあったのにな。好奇心は人を殺すとはよく言ったもんだな、まさにこの状態がそうじゃないか……『更識楯無』」

 

 更識楯無はまだ知らない

 この行動によって、己の人生が、己の大切なものがどうなるかを……あの部屋に住む一般男子に壊されることをまだ何も




今回は少しずつ書いていこうとしたら、こんなにも日にちが経っておりますた。

そして、かなりんはかなりんで大丈夫ですかね?調べても出てこないんですよね。

さらに今までの話での、『凰鈴音』が全て『鳳鈴音』になっておりました。鈴好きなのにこのミスを犯したのはなかなかにショックが大きかったです。


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ダークヒーロー

毎度こんなにも待たせて申し訳ありません。

このペースは治らないかもしれません。


 計画の再始動により、新たな奴隷を四人手にしたわけだ

 この勢いをなくさずに、軌道を上昇にさせたいのだが、奴隷を手にした夜にマドカからメールで『緊急事態』とだけメールが届いた。それ以上のメッセージはなかったが、今夜どうせマドカが来るだろう

 そうして夜は更けていき、時計の短針が12を指したころに鍵開けの音が聞こえてきた。なぜマドカはいちいち鍵開けを行って入ってくるんだろうか?

 俺は鍵開けで開けられる前に、鍵を開けてマドカを部屋に入れ込む

 

「おい、なんで毎度鍵開けで入ってくる」

 

「きちんと理由があるに決まっているだろう」

 

「理由?……なんだそれは?」

 

「今回の件で、必ずあの鍵開けの痕は役に立つ」

 

「……今回の件でって、まさかまた何かイレギュラーなことが起きたのか!?」

 

「まぁ、そんなところだ」

 

 またか!?鈴や真耶に続いて、三回目のイレギュラーの事態が発生したのか!ここから上昇に向かうって時に、なんなんだこの不運の連鎖は一体!

 しかもそのイレギュラーで、マドカがこっちに来るほどの出来事なんだよな。基本的にはマドカは、俺とのセックスの時や俺の護衛をする時にのみ、ここにやって来るのがマドカだ

 今回はイレギュラーという出来事を持ってやって来た、これは要するにセックスのためにここに来たわけでないんだよな

 

「安心しろ。織斑千冬に気づかれたって話ではない」

 

「それが起きたらもう……計画は白紙になるな」

 

「あの女に気づかれたら、私でも勝てないからな……奴隷のやつらを人質にしても、華月が織斑千冬のスピードに対処できるかどうか」

 

「対面しただけで、俺はもうギブアップするぞ。テレビでしか織斑千冬は知らないが、あの狼みたいな女とは対峙したくない、そんな感想しか出なかったからな」

 

「私でも嫌だね……あんな女」

 

「……それで本題に戻ろうか。どんなイレギュラーが起きた?」

 

 まぁ織斑千冬に気づかれた、もしくは学園長にバレたっていうイレギュラーではなさそうだ。マドカがここに来たことで、ようやく対処できるイレギュラーなのだろう

 でも逆を言えば、マドカがこちらに来ないと対処できないイレギュラーが発生ということか……織斑千冬は無理で、学園長も無理として山田先生みたいな教師でもないとするなら、この学園でまぁまぁな実力者ってことか?

 

「……この学園で一番強い生徒が来るのか?」

 

「……華月って、妙なところで勘がいいというか、頭がいいというか」

 

「マドカ、最初に出会ったころ言ってだろ『織斑千冬を除けば、この学園で最強は名乗れる』って、つまり今この学園で最強がここに来る事態だから、マドカが来たと思ったんだよ」

 

「なるほど。正解だよ、この学園で最強の生徒で、しかも暗部の当主でもある生徒会長、更識楯無がこの部屋に疑惑を抱いた」

 

「暗部の当主……神楽から何度か聞いたな、暗部との繋がりがある生徒がクラスメイトにいるって」

 

「それは布仏の人間だな。更識家に仕える家系のな、その仕える更識の当主様の御出ましだよ」

 

 暗部の当主様の御出ましと来たのか。マドカが協力関係でなければ、おそらく気づけなかった事態だろう

 疑惑を持った当主がここに潜入されたら、俺は捕まり解剖の道か、その場で殺されるだろう

 だがそれはマドカがいなかったらの話か。今からここに潜入してくる当主の楯無を返り討ちにして、何としてでも堕とさなければならないか

 

「言っておくが、今日更識が来ることはないぞ」

 

「え?そうなのか」

 

「疑惑を持って即行動、という考えではないようだ。明日の朝にでも、学園長から情報を聞き出したりするだろう」

 

「神楽みたいに慎重派か……いや待て、明日の朝にでも学園長に聞かれたらもう終わりじゃねぇか!?」

 

「だから更識の『弱み』を用意してきた」

 

「弱み?それに用意したって」

 

 マドカは姿勢を低くすると、何かを掴んだような手の動きをした。するといきなり、床に黒いローブのような物が出てきた

 でもこれ、よく見たらマドカが来るときに着てるローブじゃ……いきなり出てきたってことは、監視カメラみたいに光学迷彩でも備わっているんだろう

 そしてマドカが、そのローブを取ったことである女がそこに現れた

 見たことのない女だな、青髪のセミロングで眼鏡をかけた女だが一体誰なんだ?

 

「こいつは更識簪、更識楯無の実の妹だ」

 

「楯無の妹ね……なるほど、この妹を脅迫のネタにしようってことか」

 

「ああ、四十院に遅効性の睡眠薬を渡してな。上手いこと晩御飯の料理に入れた様だ。後はぐっすり眠っている更識の部屋の鍵を開け、いつも私が使ってるこの光学迷彩機能付きのローブで私もろとも隠し、ここまで来たわけだ」

 

「さすがの手際だなマドカ……だが相手は暗部の当主だぞ、妹を脅迫のネタにしても、その妹を切り捨てることだって……」

 

「それはないな。あの女はシスコンだ、妹に危険が迫っている状態で、誰かにバレたら命はないと思え……なんて言えば素直に従うさ」

 

「なるほど、当主様の唯一の弱点がこの寝てる子ね」

 

 この寝てる子が、命の危機に陥っている状態の写真を生徒会長に送れば、この部屋の深入りはしないだろう

 大事な妹を守るためだもんな、余計な詮索さえなければいい話なんだし

 でもさ、マドカ。なんでさも当然のように、簪のパジャマを脱がせているんだ?

 脅しの写真を撮るためなら、別に脱がせなくてもいいんじゃないか?

 

 

「なんで脱がせてるんだ、マドカ?」

 

「逆に聞くが、いつか計画で邪魔な存在を今潰さないでどうする」

 

「……その言いぶり、暗部の当主を堕とせと?」

 

「堕とした方が、今後のことも考えると最善だろう。それに、暗部の当主なんていう手駒を手に入れれたらどうだ、さらに我々の計画に役立つだろう」

 

「そうだな……なら朝になる前に、この子を本気で堕とさないとな」

 

「ああ、今回は姉妹をどちらも堕とそうじゃないか」

 

 更識簪……あれ?この名前どこかで見たような気がするが

 ……思い出した!たしか日本の代表候補生だったはず。携帯のニュースか何かで、情報を得た気がする。それに暗部の当主、更識楯無はたしかロシアの代表操縦者だったような

 なんでロシアかは知らないが、暗部内での問題によってか何かだろう。今は簪を堕とすことに集中しないとな

 ……そういえば姉の楯無はシスコンと言ってたが、簪はどうなのだろうか?

 

「薬を投与したのが夕食ごろなら、時間帯的にそろそろだろう、お目覚めの時間は」

 

「そうか、ならもういくつかの玩具で弄らせてもらおうとするか」

 

「目が覚めたら、感度が高まってて驚くだろうな」

 

「それもあるけど、今回は時間を本当にかけられない。早めに堕としたいからな」

 

「こればかりは、華月の力量によってだからな」

 

「ああ、簪をなるべく早めに感じてもらわないとな」

 

 そう言い俺は、ベッドに簪を寝かせて、ベッドの下に隠してある玩具をいくつか取り出す

 取り出したのは、ローターに電マだ。もうすでにマドカに脱がされ、裸になっている簪にくっつけていく

 小さく主張の小さな乳房にある両方の突起物に、ローターをテープなどで固定させ、電マを秘裂に当てて簪の太ももにテープを巻き固定させる

 まだ残り二つあるローターは、電マが当たっている秘裂の上にあるクリトリスに当てて、もう一方をアナルに当てておこう

 

「これで後は電源を入れて……」

 

「少し待て、こういった責めは目隠しされた方が、よりよく感じる」

 

「そうなのか?」

 

「ああ、拷問などでは相手を目隠しにさせてから始めるからな。より一層の精神的攻撃と、何かされるかわからない身体に怯えるのさ」

 

「お、おう……そうだな。この場合は、快楽による拷問だがな」

 

「目隠しの方が、より一層恐怖で精神は弱まり、快楽に流されるだろう」

 

 身体の各所に玩具を付けてから、タオルを簪の目を隠すように巻いていき、目隠し状態での快楽責めとなる形になった。起きたら驚くだろうな、目が見えず身体の各所を責められるのだから

 目隠しをさせて俺はローターや電マの電源を入れて、簪が起きるまで待つことにした。目が覚めてからが、本番だからな……なんとしてでも堕とす!

 

「電源を入れたか……なら起きるまで、更識簪について私が知ってることをいくつか話そう」

 

「知ってること?」

 

「更識簪は、姉の更識楯無に対照的にされてきた生活を送っていた。故に姉へのコンプレックスがあるようだ」

 

「姉が暗部の当主……それにロシアの代表操縦者だしな」

 

「周りは姉妹を比較するだろう、そんな環境で一人抱え込んでいた」

 

「なんというか、生まれた家系や、先に生まれた姉のスペックの高さに押し潰されたんだろうな」

 

 己より優れた姉に、自分にも姉のような出来栄えを期待され、家系の望み通りでなければ簪のことは、親も暗部の当主であったのなら姉を贔屓するだろうな

 そんな生活をしてきたのかな……俺と同い年ならば十数年はこういった。常人なら何年も耐えれるものではない、こういったところは家系なのだろうかね

 精神力は強そうだが、しっかりとはしてないはずだ、必ず綻びがあると考えるなら堕ちやすいか?

 

「そうだな……後は織斑一夏のことを恨んでいることぐらいだろうか」

 

「へぇ、女で織斑一夏に恋しない女もいるんだな」

 

「おいその言いぶりでは、私は織斑一夏に惚れているみたいじゃないか、私や神楽はあんな小物に惚れてなどいないぞ」

 

「悪かった。でも簪は惚れてないじゃなくて、恨んでいるのか?」

 

「ああ、専用機の件でな」

 

「専用機?」

 

 専用機ってことは、セシリアや鈴が持っているISだろう

 そうか、簪は日本の代表候補生だから、専用機を持っているはずなんだ。でもそれ関連で織斑一夏を恨んでいる……

 専用機関連で考えると、貴重な男性操縦者のデータを取りたいはずだから、織斑一夏への専用機を見つけた時点で作り始める

 そう仮定したならば、他の作っているISの開発作業なんかも投げ出すな。織斑一夏が使ってるだけでも、広告塔の役目は果たせるし……もしかして、投げ出したISが簪の専用機なら……

 

「織斑一夏のせいで自分のIS開発が遅れ、そしてその後も開発を再開せずに待たせてる……こんな感じか?」

 

「……本当に、妙なところで頭がいいな華月」

 

「うっせ、それでどうなんだ?」

 

「まぁ半分正解だ」

 

「また微妙に違うのか……じゃあ、あれか?開発は再開してるのか?」

 

「開発は確かに再開したさ、簪自らの手でかつての姉と同じことをするためにな」

 

 ……自らの手で再開させた?

 それって言葉通りなら、開発途中のISを引き取って、残りを自分で完成させるみたいな言い方なんだが?

 かつての姉と同じようにって、楯無もそれを成し遂げたのか?

 そういえば、マドカが言ってたな。簪は姉の楯無にコンプレックスがあるって。姉と同じ業績を出すことでそれをなくそうとしているのか?

 ……姉と同じことしても意味がないだろ、結局は『さすがは楯無の妹』で片づけられる。それは簪、お前を見て言ってない。姉のお飾りとして言われるだけだ

 

「……本当に、生まれが可哀そうとしか言えんな」

 

「その察しのよさならわかるだろ。織斑一夏を恨む理由も、姉と同じことをしたらどうなるか」

 

「大方な……こう聞いていくと、意外と堕とすのに苦労しそうだな」

 

「そうでもない。私も協力はしてやるんだ、大船に乗った気持ちでいろ。凰の時も、私がいたから助かっただろう」

 

「マドカが気絶した俺とセックスしなければ、そもそも鈴とはそういった関係にはなってないだろ」

 

「そうだろうな。だが、鈴はあの時点で華月に惚れていた。結局その後もちょくちょく来て、計画の邪魔になるだけだろう」

 

「………」

 

 そう言われると、何も言い返せないな。確かにそうなる未来が見える気がするな、織斑一夏への想いが鈴の中から消えたら、あの行動力の化身の鈴ならここにまた来るだろう

 マドカがあの時、セックスしてなかったら、鈴が俺に会いにここに来てただろう。そう考えるとマドカって、とんでもない戦艦なんじゃないか?

 沈むことしかできない泥船じゃなくて、沈むどころか相手を沈めることに長けた戦艦……怖いマドカにピッタリだな

 

「何か失礼な考えをしたのは、気にしないでやろう。それよりも簪を堕とすことだからな」

 

「お、おう。にしても、なかなか起きないな」

 

「そうでもない……ほら、身体をもじもじさせ始めて、呼吸も荒くなってきた」

 

「身体に当たってる玩具に、反応はみせてるようだな」

 

「だが確かに、なかなか目覚めないな。0.1mgで、クジラさえも一眠りにさせる睡眠薬ではないんだがな」

 

「……マドカの所属する組織の名前って、幻影で始まらないよな?」

 

「掠ってもないぞ……亡国で始まる名前だ」

 

 そうだよな、似たような薬があるだけだよな

 まぁそうだとしても、そんなものを運用しているマドカの組織は、やっぱり裏で強大な力を保有してるようだ。それとも、天災がその組織にいるからだろうか?

 こういったことを考えていると、ベットに寝ているお姫様のお目覚めの声が聞こえた

 ちゃんと、簪に固定させている玩具はどれも外れてはおらず、今も簪に悦楽を与えるために絶えず振動し続けている

 

「ふぁ、ぁぁ……はっ、あぁぁ……はぁ……はひぁ……あっ、ぅぁぁ……」

 

「愛液は出てるな。もう早速始めていった方が、いい気がするな」

 

「膣内を傷つけないようにする防衛本能だろ、愛液は出たとしても感じてるとは言えないが」

 

「潮を噴けばだろ、華月のチンポを挿入して感じさせればいい。簪のマンコは愛液を出して、入れてもOKなマンコになったしな」

 

「わかったよ。いろいろ言うよりも、行動しないとわからないこともあるからな」

 

「一回この玩具は外すぞ、一度チンポの刺激だけを覚えないといけないからな」

 

 簪の身体に取り付けられていた玩具を、マドカが次々と外していく

 胸やクリトリス、マンコの秘裂にアナルの刺激に俺の挿入の刺激も加わるが、他の箇所も刺激されているから意識が、マンコだけにってことはいかないか

 マドカが全ての玩具を取り外し、生まれたばかりの姿を晒す簪の両手首を頭の上で掴むことで、セックスの際に暴れられないようにする

 

「あぁ、ぁぁぁ……」

 

「小さいな……子供のようなマンコに俺のチンポは入るのか……なっ!」

 

「ひっあぁああぁああっ……!?」

 

「処女だからもあるけど、キツイからチンポにすごい密着してくるな」

 

「うぁっ、あぁぁ……!なっ、何が起きてっ……!?だ、誰……あうぅ……!?痛い……えっ、なんで男性が、それに……んっあぁぁ……!?」

 

「お目覚めかな。悪いがたった今、簪の処女は俺のチンポで破れた。捧げたい人がいたのなら、残念だったな」

 

 簪の処女を破り、腰を前進させていきチンポを全部入れる

 身体の小ささゆえか、簪の穴はとても狭く、亀頭が食い込むほどに全方位から圧力をかけられ、心地よく性感を刺激される

 そして、そのまま腰を止めることもできず、ずるりと奥へチンポを突き進めると同時に、熱い欲望の衝動が弾けそうになるのを必死に堪える

 

「玩具によって、身体に力が入らないだろうけれど、安心しろさらに身体が言うことを聞かなくなる」

 

「ふぅっ……ふぅっ、うぅぅ……お腹の中が、押し上げられてる……わ、私の中にぃっ……おちんちんっ、なんでぇぇ……!」

 

「なんでって、簪の姉が全ての発端だ」

 

「ひっあぁっ……!うぁっ、お姉ちゃんがっ……!?やっ、動いちゃっ……あぁっ、お腹がっ……!お腹の奥っ、苦しいぃっ……!」

 

「ああ、簪がこんな目になったのは更識楯無のせいだ」

 

「ひぅぅっ……あっ、ふぁぁ……!あっ、んん……!はぁ、はぁぁっ……んっ、あぁぁ……!」

 

 姉へのコンプレックスがあるのなら、そのコンプレックスの対象である姉を引きに出し、簪の精神を揺るがしてさらに追い詰めさせてもらおうか。実際、楯無のせいなのは間違いないしな

 それに、起きる前まで簪に付けていた玩具の効果もある

 予想以上に蜜が奥から溢れてきて、膣肉全体が波打ってチンポをしごくほど簪の身体は変わっている。玩具の震えとかが好きなのだろうか、なら試す意味でも玩具も再び当てて試みよう

 そう決めた俺は、ローターをクリトリスに当てた

 

「ひぁっ、ふわぁぁっ!それっ、あっ、あぁんっ!まっ、まってっ、震えてっ……んっ、あっ、あんっ!」

 

「おお、いい反応になったな。華月もどの女が何に興奮し、何に快楽を得るかわかってきたようだな」

 

「ひぁっ、やぁあっ!今それしないでぇっ!あっ、ひぁあんっ、あそこ痺れちゃっ、あぁあっ!」

 

「起きていきなりこれ……だいぶ冷静さも失ってるな。普段の更識妹とはまるで違うな、こうも慌てふためくなんてな」

 

「なら今が好都合なんだな!ペース上げるからなっ!」

 

「んっあんっ!ひぁっ、はぁあっ……!こんなに震えてっ、痺れちゃうぅ……!あっ、やんっ……!ううぅっ、いやぁ……!」

 

 いい具合に乱れているな、それに合わせてマンコの感触もよくなってきた

 俺のチンポに簪の膣内に絡みついてきている。蜜によってまみれた襞もチンポを舐め回しているのがわかる

 もうここまでくるとわかってくるな、簪はクリトリスに当てられているローターに……それよりも、眠っている間に弄られた玩具で感じるようだから、簪は玩具で異様に感じる淫具嗜好か

 

「うあぁっ、いやっ、いやぁっ……!ふぁぁっ!あっ、ひぁっ、あぁっ!どっ、どうしてぇ……!ひっくぅっ!あっあぁっ!」

 

「どうしてこんなに感じるか疑問か?華月のチンポによって、お前の奥底に眠ってた淫乱性が出てきたんだよ」

 

「見た目のクールさとは真逆だな。でも、そういった淫乱性があるなら、気持ちよくなっているんだろ」

 

「ふぁっ、あっ、おちんちんっ!ひぁあっ!いやぁっ、あっ、あぁんっ!おちんちんだめぇ!」

 

「ダメではないぞ、チンポを受け入れて我々の計画に加担してもらう」

 

「うぁっ、けっ、計画って何ぃっ……!んっはぁんっ!それにっ、加担って、ひぁあっ!はぁっ、はぁっ……くっ、あぁっ……!」

 

 計画というか、簪の姉をどうにかするために堕とそうとしてるんだよな

 簪を堕とすために腰を振り、狭い膣洞の中でチンポを動かすと、媚肉への力強い摩擦と突き込みを受けた簪が、たまらず引きつった声を漏らしている

 男を受け入れたばかりの膣穴は、俺のチンポを押さえ込もうとするかのように固く引き締まる……と思っていたが、愛液の異常な分泌により濃密なぬめりによって襞肉がチンポに絡みつく感触が襲う

 

「ここまできたらローターはもう十分だろ。華月のチンポに集中してもらおう」

 

「ふわあぁんっ!やっ、おちんちん激しっ、ひっあぁんっ!ひぅうっ、うあぁっ、あぁんっ!」

 

「幼いナリをしていて、よがる姿は完全に牝だな」

 

「ブーメランって知ってるかマドカ?」

 

「後で覚えとけよ華月……まっ、それよりもだ更識妹よ。さっきも言ったが我々の計画、更識楯無を奴隷にするために協力してもらう」

 

「あっ、ああぁ……お、お姉ちゃんを……奴隷にぃ……んんぅっ!どういうことっ……」

 

 そこまで言うのかマドカ、コンプレックスを持っている姉を奴隷にする

 いくら身内の中でよくない対象を引き合いにだしても、身内を奴隷にして喜ぶやつなんているとは思わない。何かマドカはあるのか?それでもこちらが優位になる情報が

 とりあえず俺は、簪の声に痛みに喘ぐ苦しみよりも、艶のようなものまで滲んでいるからこそ、腰の抽送をやめずに振ろう

 精神の揺らぎは何も、言葉による精神支配ではない、快楽による支配もある

 

「説明したいところだが、華月がそろそろ射精したそうな顔をしててな、まずは中出しをしてもらえ」

 

「んぁあっ、あっ……!えっ、ちょっとっ……待ってっ、んんっ!今、なんてっ……言ったのっ……!?」

 

「簪のマンコの中に精液を出す、逃れられないぞ」

 

「ふぐっ、んぅうっ!だめっ、だめぇっ!中に出さないでぇっ、あっ、んふぁあっ……!おちんちん膨らんでぇっ!?ひぁっ、あぁんっ!」

 

「恨むなら俺を含め、今までお前が恨んだ奴らを恨め!!」

 

ブピュッ!!ビューーッ!!

 

「ふぁっあぁああぁああぁんっ!?」

 

 どれだけ簪が嫌がろうとも、拒もうとも、膨れ上がったチンポはすでに精液を吐き出す準備を終え、今や爆発の瞬間を目前だった

 だから膨れ上がった欲望が爆発する瞬間に、マンコの奥まで熱いほとばしりを思い切りぶち込んだ

 欲望の塊とも言えるその精液をマンコの中に注ぎ込まれ、簪は肢体を引きつらせたまま怯え交じりに絶叫する。小柄な体型の簪に、俺の射精は堪えれるだろうか

 

「ひぁああっ!あっ、あっついぃいいっ!?お腹の中に熱いのがっ、ふわぁっあぁあんっ!熱いのっ、いっぱい出てるぅううっ!?」

 

「いっそう狭くなったなっ!そんなに精液を搾ってくるとは、淫乱だな簪は……」

 

「ドロドロの熱いのっ、奥に当たってっ、ひぁっ、やっはぁああんっ!とんじゃっ、頭っ飛んじゃうぅっ!ふわぁあっ、我慢できないぃいいっ!」

 

「おぉ、やっぱり小柄な体型だとお腹がすぐに膨らんでいくな。もうボテ腹というやつだな」

 

「これでひとまず全部だっ……!中出しでイキ続けろっ……!」

 

ブビュ―ーッ!!ビュルルルルル!!

 

「ひゃああぁああぁああんっ!?」

 

 あまりの量と、鈴のように小柄な体型なこともあり、子宮は精液ですでに満杯となっており、子宮奥へと押し当てている亀頭を押し返すほどに膨らみ始めていた

 前回の理子たちとのセックスで明らかになったが、本当にサイズだけでなく射精量も増えている

 煮えたぎった熱い精の奔流がようやく終息すると、簪はどうやら体力も尽きてしまったらしく、ポッコリと大きくなったボテ腹の状態となって、その場で脱力した

 

「はぁっ……ふぁ、はぁっ……はぁ、んっ、ひぁ、あぁぁ……はぁぁ……」

 

「グロッキーになるのは少し待ってもらおうか、これからさっき言った計画についてのお話だ」

 

「うぁ、あぁぁ……はぁ、んはぁ……はぁぁ……」

 

「お前の姉の更識楯無を奴隷に堕とす。堕とす目的として、あいつが今一番我々にとって障壁だからだ。そのために、お前の力が必要なんだ」

 

「はぅっ……んぅぅ……そ、その意味がわからない……お姉ちゃんが障壁なら、私は関係ないじゃん……」

 

「そうか?身近な親族ほど、制圧するために役立つカードはない」

 

「じゃあ……あなたたちの計画は狂ったね」

 

 簪のマンコからチンポを引き抜き、大きくなったお腹が縮こまっている

 簪を犯したこのベットに、先ほどマンコに中出しした精液がドポドポと溢れ出しながら、俺たちと会話をしている……暗部の一族なだけあるな、落ち着きがある

 それにしても狂ったか、マドカの話では楯無はシスコンで簪のことが大切なはず……はったりを振っているようなものでないとすると、本人自身がそれに気づいていないな

 姉からの好意を、コンプレックスによって別のものに変化されている可能性があるな

 

「別に構わない。その計画が狂っていてもやることは同じ、簪も堕とす」

 

「わ、私も堕とすって何?堕とすのはお姉ちゃんってさっき……」

 

「確かに姉である楯無も堕とすが、簪だけこれでおしまいなんていかないからな」

 

「……外部に私が言う可能性があるから?」

 

「いいや、もっとシンプルでわかりやすい理由」

 

「……何?」

 

「織斑一夏をともにぶっ潰すため……一緒にあのくそ野郎を叩きのめすためにも」

 

 俺の推測で立てられた簪の織斑一夏への思いは恐らく恨み、怒りなどが上げられる

 別にその思いを利用して強引に……なんてこともできるが、あいつとはどうせ対立することになる。なら織斑一夏への恨みが俺と同等、もしくはそれ以上のやつと手を組むのは定石

 そう言って差し出された手を簪はただ眺めていた。何が起きたのか、俺が何を言っているのか、わけがわからないような顔をしている

 

「簪には先に教えておくが、俺らはISで生まれたこの風潮を消すために暗躍している。そしてISを、本来の使用用途である宇宙へ行く機体にする」

 

「………」

 

「織斑一夏のせいで開発が止まったISを、簪が受け継いでいるんだろ?それに兵器なんかは搭載してるか?」

 

「……山嵐を搭載予定だけど」

 

「……マドカ、山嵐ってなんだ?」

 

「マルチロックオンで、最大48発の独立稼働のミサイルを射出する兵器だな」

 

「ゴリゴリの兵器だな」

 

 確かに宇宙で探索なんかしたら少しは兵器が必要となるが、さすがにさっき言っていた山嵐みたいにミサイルなんかはな……しかも、48発も発射されるなんてな

 しかし、すんなり答えてくれるとは思わなかった。織斑一夏のことと、ISの本来のあるべき姿を聞いたからか?

 反発なりなんなりあると思ったが、物分かりがいいっていうことでいいのだろうか?

 

「悪いがこの計画を成功させると、お前の作っている山嵐はただの兵器に成り下がる。宇宙でミサイルの発射なんて起こしたら……」

 

「スペースデブリがさらに増える……ロケットや衛生なんかの部品が、私のISに搭載予定の山嵐によってさらに増える。それに山嵐のミサイルも、スペースデブリの要因となり果てる」

 

「ああ、宇宙のゴミをこれ以上増やすと、探索の邪魔なんかになる。だから、今作ってる山嵐は意味がない」

 

「………」

 

「姉の楯無が1人でISを作ったから、それを認めてもらうために1人きりで作ってるのか?」

 

「……違う、そんなんじゃ……」

 

「だがもし山嵐を作れても、さすがは『楯無の妹』で終わりだ。結局これだけじゃない、これから先もそうやって姉と比較され続けられる。ISが宇宙探索へ切り替わって、姉の方が探索方に向いているISなら、『さすがは楯無!それに比べ妹の方は、探索に役立たないミサイルの搭載か……』こうな……っ!?」

 

 俺がこうなるのではないかと語っていると、黙り込んでいた簪が俺に飛びついてきた

 飛びついてきたとは言ったが、俺の首元に腕を押しつけ飛びかかったため、倒れた時には簪の腕で首を絞められていた

 呼吸が……息が……さすがに煽りすぎた

 マドカも止めには入らずに静観している。しかし片手にスタンガンを持っているとなると、本当にピンチになったら助けると、この状況は俺が作ったものだから俺が対処しろと

 

「あなたに何がわかるのっ!!優秀な姉の後に生まれた私の気持ちがっ!!」

 

「知らんなっ!!俺にそんな優秀な存在が身近にいなかったからなっ!!」

 

「だったら!知ってるような口振りをするなっ!!私を犯した写真とかで、お姉ちゃんの脅迫ネタにするつもりなんでしょっ!!」

 

「ああ、そうだ」

 

「どうして私だけがこうなるのっ!!織斑一夏のせいでISの開発は放棄されるし!!放棄したISを1人で作ろうとしたら、あなたたちに否定されるし!!お姉ちゃんを奴隷するために、私を堕とすなんて言う人たちまで現れて……なんなのっ!!」

 

「これも答えはシンプルだ……お前が抗わなかったからだ」

 

「っ!?」

 

「暗部の組織で抗えば自分の身がどうなるかわからない、だからお前は何も行動しなかった!!……そして心のどこかで待ってたんじゃないか?自分を助けてくれる、正義のヒーローなんかをさ」

 

 俺の言葉に何か思ったのか、俺の首を絞める簪の腕の力が一瞬弱まった

 この一瞬を逃さずに、押し倒されている状態から一気に起き上がり簪を今度は俺が押し倒した

 一瞬何かを考えたということは、俺のさっきの言葉は少なからずハズレではない。なら簪は本当に待っていたのか?自分を助けてくれる正義のヒーローなんてものを、今まで待ってたのか?

 

「図星か……待ってたんだな、そういった存在を」

 

「……ぅぅ」

 

「現実を突きつけるようで悪いが、この世にそんなものは存在しない。もちろん、簪に手を差し伸べるやつはいたかもしれない……でもな、正義のヒーローなんてのはいない」

 

「………」

 

「俺も簪のことは言えないが、ある日いきなり今やってる計画を行うか、死ぬかという選択に迫られた。俺は死にたくなかった、死ぬのが怖かった……俺は逃げたんだよ、この情勢を壊せる希望と自ら鼓舞して」

 

「……思い出した。全国で第二の男性操縦者を見つけるために、一斉検査を行って一人見つかったが、適性値がなく解剖された男性がいるって」

 

「ああ、それが俺だ。実際は解剖されるか、こうして女を犯して奴隷に堕とすか……その選択で、俺は生き残れる道である女を犯す道を歩んでいる」

 

 にしても、世間ではそうやって報道されてたのか。真実を隠すためとはいえ、本当に起きた出来事を変えれる力があの政府の上層部のやつらにはあるわけだ

 それを今考えても仕方がない、俺の今やるべきことは目の前の簪を堕とすことだ

 俺に押し倒されてから、まったく抵抗せずに俺の話を聞いていたが……何か思うことがあるのか?それとも何か模索している?

 

「……ねぇ」

 

「ん?なんだ?」

 

「あなたが苦しんで、この道を選んだのはわかったけど……織斑一夏を恨んでるのと、お姉ちゃんを奴隷にするのがわからない」

 

「それを考えてたのか……織斑一夏はISを間違って起動させた、それによって起こった一斉検査のせいで、俺は非日常を歩むはめになった。楯無は、この部屋に俺がいるかもと感づいたから、奴隷に堕とす」

 

「……織斑一夏の件はわかった。でも、お姉ちゃんは私を使って脅せばいいはずでしょ」

 

「華月への脅威が一つでもあれば潰す。それにいずれは更識楯無とはぶつかる、なら先に堕とした方がこちらとしても都合がいいんでな」

 

「やっぱり、姉が堕とされるのは抵抗あるか……だが、障壁となったからには容赦しない。計画が破綻したら俺は結局消されるんだからな、まだ俺は死にたくないんだよ……」

 

 こういった思いは、当事者にしかわからないだろう

 いきなり死ぬか、生きるかなんて迫られれば、選ぶのはそれぞれ違うかもしれない、違う可能性は他の人にはあったかもしれない。でも俺は、生きたかった……

 こんな出来事が起きたのも、政府の上層部がそういった考えを持っているからだ。そういった邪な思想を持っている輩から、皆を守るのがヒーローなのだが、そんなのは俺の前に現れなかった

 

「華月、そういった話は後回しだ。今は更識妹を堕とすことに専念しろ」

 

「……最後にこれだけ言わせてくれ。俺は正義のヒーローではないが、簪自身が助けを求めたら、俺に手を差し出したら掴んでやるよ。掴んで引き込んで離さない、どこまでも深く愛してやる」

 

「深く愛してやるって、言ってもセックスして奴隷にして愛すんだろう?まぁ確かに、正義のヒーローがすることではないが、これじゃ完全に犯罪者みたいな……」

 

「……ダークヒーロー」

 

「……そうだな簪、お前を助けてくれるのは、テレビなんかでよく見る正義のヒーローじゃない。お前を誰よりもよく見て、お前を誰よりも愛せれるのはこのダークヒーローだな」

 

「一瞬で切り替えたなマドカ」

 

 しかしダークヒーローか、作品の主人公とは相反するもので作られたキャラクター。ああそうか、最初にISを動かした織斑一夏が主人公の世界線なら、俺はあいつと対立する存在……言い得て妙だな

 俺が伝えたいことはもう伝えた。後は簪を快楽で堕ちるまで、セックスをするしかないな

 そう思って、押し倒した簪を仰向けにさせ、蜜と精液が混ざったものがマンコから溢れている状態で、後ろから一気に挿入した

 

「ふわっあぁああぁあんっ!?」

 

「華月のチンポはいいだろ、お前のマンコを全部満たす。華月のものになれば、これを味わい尽くせる。今まで溜め込んだ苦しみも、恨みも、嫉妬も全部消してくれる」

 

「あっ、はあぁ……お、おちんちん……おちんちん、またおまんこにきたぁ……!」

 

「マドカが言ってることが、全てチンポでできるとは思えないが、さっきも言ったが俺に助けを求めたら救ってやる」

 

「あっあんっ!あひっ、ひぁあっ……!んはぁっ、あっ、あぁんっ……!はぁん!あぁぁ、本当に助けてくれるのぉ……!」

 

「ああ、恨んだ織斑一夏には制裁を一緒に下し、楯無へのコンプレックスもなくしてやるよ」

 

「んふぁっ、あっんんっ……!んっ、くぅん!あっ、あなたに助けを求めたら……」

 

 先ほどのセックスで広がったマンコに、思いっきり突き刺していって、そそり勃つチンポで肉穴を貫いた

 やはり溢れている蜜などで、膣洞は奥の方まで愛液と精液でぬめっており、あっさりとマンコの深くまで亀頭が埋まっていく

 膣穴の発情具合からして、簪も媚肉にチンポを感じることが濃くわかっているようで、ギュウギュウと搾ってこようとマンコが締めてくる

 

「セックスもそうだが、更識妹は玩具で弄られるのが好きなのだろう?ならこの電マをクリトリスに当ててやろう」

 

「んっひゃあぁああぁあっ!」

 

「うぉっ!?振動がこっちまで伝わるのか……!」

 

「あっひっ、ひぃいいんっ!ああっ、はぁあっ!刺激強いぃ!クリトリス痺れてっ、破裂しちゃうぅっ!」

 

「ほれほれ、これが気持ちいいんだろ?求めてた正義のヒーローじゃなく、ダークヒーローである米原華月に助けてもらえ、今までずっと耐えて待ってたんだろ?求めたらこれがこの先も味わえる」

 

「あふぁぁっ!中でおちんちんも震えてるぅ!びっ、ビクビクってっ、ひゃんっ!あひっ、ひっあぁっ!あっ、あんっ!こっ、これがこの先もぉ……!」

 

 心地のいいマンコの感触を感じつつ腰を動かしていたら、マドカが寝ていた簪に用いてた電マを握り、ぷっくりと膨れていたクリトリスへと押し付けた

 猛烈な振動でクリトリスを狙い撃ちされ、その刺激にたまらず簪は大きな声をあげるが、同時にマンコがギュウッときつく窄まってチンポに密着する。強い責めに、簪の身体は耐えるのか少し不安だが

 

「気持ちがいいな、もっと速く動いて感じさせてやるからなっ!」

 

「あひぃいいっ!?あひっ、はひっ、んひぃいっ!?んはぁっ、ひぁうっ!まっ、待ってぇっ!今そんなっ、激しくされたらっ、あっあぁあっ!」

 

「気持ちがいいだろ?マンコ気持ちよすぎて狂うだろ?それでいいんだ、それを怖がらず受け入れたら今まで感じたことのない快楽を知れる」

 

「ひあぁっ、おまんこ熱いぃっ!何かっ、何か出ちゃうっ、んはぁあっ!じょばぁってっ!ぶしゅうって出ちゃうぅぅっ!」

 

「なんだ潮噴きを知らないのか?そんなのをしらないのに身体は淫乱性で溢れている、面白いな姉もそうなのかもな」

 

「ならちゃんと噴けるようにもっと抉ってやる……!」

 

 クリトリスへの刺激が強すぎるためか足腰に力が入ってないのか、腰を動かすために掴んでいた簪の脚は弱弱しい。これで潮を噴いたら、完全に身体を動かせなくなるな

 猛烈な締め付けに俺の腰振りの動きは速くなり、腰を突き上げて亀頭を子宮の奥へと力強く叩き込み、肉洞でチンポをしごき立てていく

 

「あひゃあああっ!そっ、そこぉっ、んひぃいっ!そこっ、あぁあっ、熱いのがくるっ!おまんこにぎゅうってっ、きてるぅううっ!」

 

「電マとチンポで気持ちよくなってるんだなっ……!そのままイッてみろっ!」

 

「じゃあこっちも振動を上げて、さらに押しつけるか」

 

「むはぁあっ!もっ、もう出るっ、出ちゃうぅっ!んっはぁあっ!ああぁっ、でるでる出るぅぅっ!」

 

「思いっきり噴けっ!」

 

「あっひぁああぁああぁんっ!?」

 

プシャァアアアアアッ!

 

 電マの強い振動と強烈なピストンで大きなアクメに達したことで、簪の媚肉が強く締まってくるが潮噴き絶頂の快感でだろう

 チンポ全体が押し潰されそうになるほどきつく絞られる

 そんな感触を堪能しつつ、プリプリとした弾力の子宮を強く突き嬲られ、電マの強振動にクリトリスはおろか、媚肉まで刺激が届く

 

「あっひぃいいっ!出るっ、出るぅうぅっ!おまんこから熱いのっ、あひっひぃいいっ!出てるぅ、出るぅううっ!」

 

「どんどんキツくなっていくなっ……!」

 

「すごいぃいっ!おまんこ焼けるぅうっ!あひっ、あっはぁあんっ!んはぁああっ!こっ、腰がっ、抜けちゃうぅぅっ!」

 

「まだまだ出るのってすごいな、もう簪の下に水たまりみたいなのがなってるな」

 

「んっはぁああっ!あひっ、ひぁっあぁんっ!ああぁっ、おちんちん食い込むぅううっ!おまんこにっ、おちんちんがっ、あっ、あぁあっ!」

 

「とんでもない淫乱性を目覚めさせたな、こうもなれるのもやはり華月のチンポだからか?」

 

「まだ出るっ、んひぃいいっ、止まらないぃいっ!もうっ、おしっこみたいにいっぱい出てるっ!んひぁあっ!ああぁっ、んあぁあーーっ!あひっ、ひぃいいっ!ひぃいいんっ……!」

 

 大きなアクメによって噴いた潮は、俺に向かって噴いており、そのまま身体を伝ってベッドに潮が落ちていくと、いつの間にか小さな水たまりのようなものができていた

 こんなにも噴くとは、クリトリスに当てている電マのおかげか、それとも俺の挿入しているチンポか……

 おそらくどちらともだろう。今まで体験したことのない悦楽に簪は、頬を赤らめ妖艶なものに見える

 

「んはぁっ……あっ、ああぁっ……!はっあん……!いっぱい出ちゃったぁ……!はふぅっ、んんっ……すごい、すごいよぉ……!」

 

「気持ちいいだろ更識妹、ここまでしてくれるのは誰だ?」

 

「あふぅっ、んうっ!この人ぉ……」

 

「これからもこれを感じたいか?」

 

「感じたいぃ……もっともっとぉ……」

 

「ならわかるよな?」

 

「……なるぅ、この人のものになるぅ……!私が待っていたヒーローの、この人のものになるぅ……!」

 

 簪が堕ちた

 精神面での弱さと、内に秘めてた淫乱性のおかげか早く堕ちたな。これで楯無対策も一段落だが、今はもう射精したくてたまらないと騒ぐ俺のチンポを解放しよう

 堕ちたと宣言した瞬間に腰振りを再開すると、すぐにマンコが俺のチンポを締めてきた

 それは先ほどよりもキツく、まるで快楽に貪りたいと訴えているようだ

 

「はひゃあぁあああんっ!?あっ、あはぁっ!激しいおちんちんっ♡んふぁっ、ふわぁあっ!あんっ、あんっ♡乱暴なおちんちん!んひっ、ひぁあっ♡」

 

「一つ訂正してくれないか更識妹。ものなんかじゃなくて奴隷だ、お前は華月というご主人様に助けてもらって、奴隷になったんだ」

 

「んっひぁっ、あっはぁんっ♡奴隷ぃっ、ご主人様のぉ♡あぁっ、あっ、あっ!私を救ってくれたダークヒーローのぉ……はぁあっ、あぁんっ!どっ、奴隷ですぅ……!更識簪はご主人様の奴隷ですぅ……!ひぃっ、んひぃっ!ひぁあぁあっ♡」

 

「そうかっ!嬉しいぞ簪っ!俺の奴隷となった褒美を受け取れっ!」

 

「んひっ!あっあひっ、ひぁっあぁああんっ♡いくっ、いくいくっ、おまんこイクぅううっ♡」

 

「また潮を噴いてイケっ!!」

 

ドプッ!!ビューーッ!!

 

「んっひゃあぁああぁああんっ♡」

 

プシャァアアアアア!!

 

 奴隷になったと簪を孕ませるようと、俺は欲望のままに子宮奥をまた突き込んで射精した

 簪の胎内に全てぶちまけ、俺は仕上げに思いっきり腰を打ち付けて、子宮を押し上げながら精液を噴き放った

 子宮内で精液を受け止める衝撃に簪も再びアクメに達し、潮を噴き散らした。そしてなおもマドカは、電マでクリトリスを嬲り続けているため、簪は今とてつもない快楽を味わっているだろう

 

「んはぁああっ!熱いのっ、入ってきてるぅっ♡はっひぃいっ!ひぁあっ、あぁあああんっ♡熱いのっ、噴き出してるぅううっ♡あひひぃいいっ!あひっ、はひぃいいんっ♡」

 

「また派手に噴いて……俺も出しまくるからなっ!」

 

「ドロドロ精液がっ、あはっ、はぁあんっ!ご主人様の精液がっ、いっぱぁああいぃっ♡あぁああっ♡子宮にっ、お腹の奥に溜まってるっ!子宮の一番奥にっ、びちゃびちゃってぇえっ♡精液すごい量でお腹がぁああっ♡」

 

「膨らんでいくな、クリトリスにはローターにしてお腹に電マを当てるか」

 

「んひっ、ひぁあああぁっ!精液入るたびにっ、お潮っ!お潮ブシューって出るっ♡精液ビューってぇっ♡お潮ぶしゅーってぇえっ♡んひぃいいっ♡」

 

「最後の一滴まで全部中に出すぞっ!」

 

ビュブーーッ!!ビュルルッ!!

 

「むひゃあああぁぁあああぁっ♡」

 

 気が狂いそうなほどの精液によってお腹を膨れさせながら、快感に身も心も完全に堕ちたのがわかる喘ぎ声をあげる

 子宮に飛び込んでいく精液の感触に、クールな顔からは想像できない艶めかしい顔で喜んでいる

 子宮を埋め尽くしお腹を肥大させた精液の熱さで、いかにたっぷりと出されたか簪も感じているようで、喜びに打ち震えながらピクピクと身体を痙攣させる

 

「んっはぁぁ……あひ、はひぃ……!はぁ、はぁぁ……んはっ、ふぁぁっ……♡」

 

「さて更識妹よ、奴隷になったのなら、これから行う計画に加担してもらうぞ」

 

「助けてと求められたからには、きちんと有言実行でいくさ」

 

「あっ、あっ♡ありがとうございます、ご主人様ぁ♡」

 

「織斑一夏の件は後になるが、簪のコンプレックス対象である楯無を奴隷にして……待てよ、簪の返答次第ではこうもいけるな」

 

「わっ、私の返答次第ですか?」

 

「ああ」

 

 すでにマンコからチンポは抜いており、簪はマンコから精液を噴く快楽に酔っている最中だ

 にしても、簪の潮でできた水たまりに、俺が吐き出した精液によってベットが悲惨な状態に

 ベッドシーツは後で変えるとして、今はさっき思いついた案に簪が乗るかどうかだが……この案に簪がOKを出せば、簪のコンプレックスはなくなるだろう

 

「で何をする気だ華月?」

 

「何を問われるのでしょうか?」

 

「これが解決できる方法と俺は思ってるし、こちらの計画もいける一石二鳥なんだが」

 

「もったいぶらずに早く言ったらどうだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楯無を俺と簪の奴隷として堕とす」

 

 簪の喘ぎ声も止まり、静寂が包み込むこの部屋に新たな奴隷となった更識簪。彼女の返答によって、更識楯無の運命は大きく変わるのを当の本人は知る由もない




更識簪の口調がまるでわからないんですよね。小説を書いてる人は、どうやって簪のHシーンの台詞を考えているんだろうと考えてました。

ちなみに私はいろんな作品を見て、学んで書いております。


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好奇心の代償

今回はなかなかに長いです。過去最長の記録を塗り替え、2万字越えです。

このキャラは、チョロそうで実はチョロくなさそうと思ったのが間違いでした。


 俺は簪へある提案をした。それは更識楯無を『俺と簪』の奴隷にすることである。姉へのコンプレックスをなくすと誓った以上、その言葉を嘘で終わらせるつまりはない

 そこで思いついたのが、楯無を俺だけの奴隷でなく、簪の奴隷でもあるように堕とすことだ

 清香を最初に堕とした時に俺は、優越感や背徳感で心が埋められた。この優越感は、今まで男に対して強気になっていた女が俺に堕ちたことに対してで、これを簪にも起きるとすると、あの姉が私に堕ちたという気持ちは何物にも変えれない思いのはず

 

「お姉ちゃんをご主人様と私の奴隷に?」

 

「考えてみろ更識妹。あの完璧な当主様が、自分を認めてくれなかった姉が、自分に跪いて屈服している様を……」

 

「お姉ちゃんが……私に……」

 

「抵抗があるなら強制しない、別の方法で簪との約束を果たすだけだ」

 

「それの返答を考えてる間に、写真撮っとくぞ」

 

「ああ、脅迫ようのやつか」

 

 楯無へ送るための脅迫写真のために、考え込んで動かない簪に服を着せる。犯す写真や犯された写真はダメだ、まだ何も簪には害を与えていないという印象を植え付けないと

 そうじゃない写真を送り付けて、楯無がここに己が命と引き換えに攻め込むほどになったら終わりだ

 自滅覚悟の特攻をしてくる可能性を下げるためにも、目を閉じてもらい、手を結束バンドで拘束して、これで写真を撮ってもらおう

 

「これでも危ない感じはするが、まぁまだましだな」

 

「さすがにシスコン当主の思い次第だが、冷静であり続けれるのはこういった写真だろ」

 

「そうだな、犯されている写真を見て動揺し、布仏家の者に隠しきれないほど動揺していたら感づかれる」

 

「シスコンって言葉が、これほど脅威に感じたことが無い」

 

「妹への思いの度合いによっては、ISで突撃してくるかもな」

 

「……そしたら俺は死ぬな」

 

「そのための私だ」

 

 マドカの実力は、この学園で織斑千冬を除けば最強である存在だ。この部屋でもし戦いに発展するような出来事になっても、マドカは鎮圧できる力を持つ

 実際、マドカの身体能力は俺自身が体感しているからわかるが、ISの操縦技術は知らない

 しかし、亡国から始まる大きな組織の一員、篠ノ之束との繋がりがある。こういった関連を見るとISは強そうだと思うが、この目で見ないとわからない

 

「……不安そうなを顔するなら、『黒騎士』って調べてみろ」

 

「黒騎士!?」

 

「うおっ!?急にどうした簪?」

 

「黒騎士って各地のISを保管している場所を強襲して、そのISを回収している組織のISだって」

 

「ああ、本来の役目のために回収しているからな」

 

「宇宙探索だよな、本来の役目は」

 

 なるほどな、各国でISを保管している場所を強襲して、達成できる力がマドカにはあるんだな。不安であった要素はこれで少しは和らいだが、何よりも俺がマドカを信じないと意味ないよな

 ロシアの代表操縦者だとしても、裏の暗部当主だとしても、マドカの敵ではないと信じよう

 だが、先ほどまで俯いて考えていた簪が顔をあげて再び何かを考えているようだった。そして再び口を開くと

 

「……決めました。お姉ちゃんを、ご主人様と私の奴隷に堕としてください」

 

「いいんだな、姉を奴隷にするとは俺が言ったけど、それがどういう意味かわかってるか?」

 

「はい、わかってます」

 

「……わかった。なら楯無を徹底的に堕とさないといけないな」

 

「その先制攻撃として、あいつの部屋に今撮ったこの写真を届けに行ってくる」

 

「ああ、助かるよマドカ」

 

 そういうとマドカは、光学迷彩のローブを身に着けると部屋を出ていった。了承はなんとなく出るとは思っていたが、言われてみるとやっぱり本当にいいのか気になるな

 今もこうして了承したから堕とすとは言ったが、実の姉が堕とされることに本心はどうなのだろうか

 疑り深いのはどうかと思うが、相手が相手なのだ。暗部の人間である簪を、俺はまだ全てを信じ切れていない

 

「簪は実の姉が堕とされることに心は痛まないか?」

 

「どうしてですか?」

 

「いや、いくらコンプレックスの対象でも血の繋がってる姉妹だろ、その姉が俺に堕とされることに抵抗とか……」

 

「ご主人様の奴隷にもなれるなら、お姉ちゃんも喜びますよ。こんなに深く愛してくれて、凄まじい快楽も教えてくれて……今度は私もお姉ちゃんに教えて、女の本当の喜びを私も必死に教えます」

 

「……なるほど、簪の奴隷になれば暗部でも簪が快楽を教えられる。それに今まで上だった人物が、急に下の立ち位置になるわけだから」

 

「それは実際その時にならないとわかりません。でもきっと、ご主人様が初めて快楽を教えてくれた時と同様の気持ちになるかと……」

 

「そうか、奴隷としての役目と、単純な興味か」

 

 理由はどうあれ、簪のあらかたの意図はわかった。簪が奴隷となったことで、女としてこれほどの喜びはないと、自分以外にも共感を求める

 真耶も同じような感じだからな、教師として生徒にこの快楽を教えてあげたいと

 簪の場合は姉にもこの快楽を教えたいという気持ちだけ、後は俺が提供した姉を奴隷にするのを目の当たりにして、俺が今まで味わってきた背徳感などを味わたいと

 

「ならもう、楯無をどうやって責めるかは決まったな」

 

「私みたいに玩具を使うんですか?」

 

「いいや、簪と一緒に責めたら心は脆くなるだろうから、二人で責めれるようにな」

 

「二人で?」

 

「俺もやったこともないけど、簪との約束だからな。絶対に成功させてやるよ」

 

「ありがとうございます、ご主人様」

 

 子猫のように俺の肩に頭を置き、すりすりと擦ってくる簪の頭を撫でる。姉へのコンプレックスをなくすためにもこの計画は成功させる

 その計画のために必要な責めが生まれたが、マドカにお願いし調達してもらおう

 更識楯無……お前の性癖は知らないが、今回は無理やりでもその性感帯を開発して溺れさせてやる。そして今の簪を見たらお前はどうなるんだろうな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてあれから時間が経ち夜になったが、未だに誰もこの部屋にはやってこない。楯無はこの部屋の捜索を行ってないということは、マドカが送った脅迫文と写真は効果ありか。暗部の当主でも妹が大切のようだな

 冷酷な者なら切り捨てることがあるが、どうやら本当にシスコンのようだ

 マドカの書いた脅迫文に従うなら、そろそろ楯無がこの部屋にやって来る時間帯だな。俺はマドカから聞いた楯無を堕とす計画、その第一段階である楯無の無力化をこれから行うため部屋の中央に突っ立ている

 

「俺は立っているだけでいいんだよな?」

 

「むしろ華月が動いたら事態は悪化するからやめてくれ」

 

「悪かったな、戦力外で」

 

「いいや、あの女がおかしいんだよ。暗部の当主様は身に着けてる護身術や、格闘技も人並み以上にいってるからな」

 

「ああ、即負ける自信がある」

 

「だから何も……そろそろ来る頃だ、無駄話はこれで終わりだ」

 

 すると、さっきまで部屋にあったマドカの気配が一瞬で消えた

 あの光学迷彩のローブで既にどこかにいるようだが、気配まで消されたら本当にわからない。野生の獣のような鋭さがあればわかるだろうが、俺はそんな能力などないから探ることもできん

 そんなことはできないけど、今はドアノブに意識を向けよう

 楯無が入ってくるなら、あのドアノブで扉を開けるしかない。いずれあのドアノブは少し傾く、そしたら楯無が向こうに……

 

キィィ

 

(ほんの少しだけドアノブが傾いた)

 

「……どうして解剖されたと世間で報じられたあなたがいるのかしら?」

 

「どうしてでしょうね?黄泉の国から魂を呼び戻されたり、実はサイボーグ化されたりしてこの世に……」

 

「簪ちゃんはどこ?」

 

「……俺の後ろだけど」

 

「…………」

 

 扉はほんの少し開いたが誰も入ってこない、というよりも中の様子を入らず確認しているからか。それに何よりも知りたいのは簪の安否だけど、俺の後ろにいるためどうやっても見えないだろう

 ちなみに簪には気絶しているふりをしてもらってるが、本当に気絶してるように見えるのは流石の一言だな

 楯無は本当に簪が無事なのか確認するには、この部屋に入ってみるしかないが、マドカの計画を成功するためにもここで俺がミスをしてはいけない!

 

「隠れてないで出て来いよ、大事な大事な妹ちゃんの安否は気になるだろ」

 

「…………」

 

「悪いが姿を見せるまで簪は俺の後ろで隠させてもらう」

 

「……もしあの文の内容と違っていたら、お姉さん本気であなたを始末するわ」

 

「……恐ろしい思想の女性なことで」

 

「…………」

 

 ほんの少しのやり取りのはずなのに、恐ろしく時間が長く感じる。扉の向こうにいる楯無の殺気によってそう感じてしまう

 野生の獣の鋭さなんかなくともこの殺気は伝わる、あの始末という言葉は嘘じゃない、無事でなければ楯無の全力で俺はこの世とおさらばだ

 しかし俺の後ろにいる簪の安否は、楯無自身が姿を見せないといけない。見せずに一気に来て俺を始末しても、他の協力者がいるかもしれないからだ

 そしたら簪は無事で済まなくなる可能性がある、ISもこの狭い部屋では簪に危害が及ぶ可能性も……

 

キィィ

 

「……これでいいでしょう、姿は見せたら簪ちゃんを」

 

「さすがは姉妹だな、簪にどことなく似ている」

 

「あなたはお姉さんの言葉が聞こえてたかしら?簪ちゃんの安否を知りたいの」

 

「気にするな、ただ寝てるだけだ……ほら」

 

「っ!?簪ちゃん!!!」

 

「やっぱ隙ができたな」

 

 簪とは対照的に楯無の髪型は、セミロングで外側に向いている。それに姉妹というが、双子とでも言えるほどに容姿なんかが似ている

 なるほどな、見た目も似ているのも簪にとっては苦痛だろうな。姉と似ている妹は何故できない、なんて言われてたんだろうか

 そんな考えを後回しにして俺は、後ろに隠していた簪の姿を見せた。もちろん制服を着せている状態でだ。無事な簪を見た楯無は、一瞬俺に対する冷たい殺気を無くし安堵するが、そんな隙を見逃すほどマドカは優しくない

 

バチッ!!

 

「きゃああああああっ!?」

 

「妹の姿を見てホッとするとは、当主とは思えない隙で驚いた」

 

「うあっ、あっ!スタンガンっ……!やっぱりっ、他にっ、仲間がああぁぁッ!」

 

「反撃してみろ、華月の方が今は行動が早い。妹は無事でいれない、無事でいれるにはこのまま……わかるな?」

 

バチチチッ!!

 

「ぎゃああああああああっ!」

 

「理解の深いやつは嫌いじゃない」

 

「あっ……ああぁぁ……っ」

 

 スタンガンの電流を浴びた楯無は床に倒れこんだ

 マドカの持っているスタンガンって、自分の身体にあるナノマシンを破壊するために使ったって言ってたスタンガンか

 細胞レベルのナノマシンを破壊するだけの威力はあるようで、電流の威力ももちろんあるが、簪を人質にされたから抵抗しなかったから電流を与える時間も十分あったからこうして気絶したな

 

「鍵開けの痕跡、亡くなったはずの華月の存在、これらの状況になれば更識も警戒心を高める。そんな高めた緊張感を更識妹を見せて緩めればいいと思ったが、想像以上に効いたな」

 

「マドカの付けてた鍵開けの痕跡が役に立つってこういうことか」

 

「ああ、外部からの侵入がある。そんな得体の知れない侵入者が更識妹を拉致していると知れば、より一層緊張感は増すだろ」

 

「まぁそれはいいけど、楯無のISはどうするんだ?楯無が起きて俺が犯そうとしてたら、さすがにISで反撃してくるだろ」

 

「私の組織の目的を忘れてないか?各国のISを強奪していると言ってるが、天災の兎が開発したこの機械でISを強制的に外させるが、これは対象者が行動不能に陥っているときだけ使用できる」

 

「そうやってマドカの組織は強襲して強奪してるのか、IS操縦者を行動不能にするために戦闘か……」

 

 マドカもしたくてしてるわけじゃない、戦争じみたことなんてしたくないはずだ。それでも、この世の風潮をなくすためと割り切って……それは俺もか、この世の風潮をなくすなんて建前でいろんな女性を……

 いや、こんな考えはよそう。また俺の消したはずの良心が戻ってくる、そんなことになったら俺は計画に向かなくなる

 冷酷でいろ、この世界の風潮をぶっ壊すには果たす使命は必ずあるのだから

 

「どうかしましたか、ご主人様?」

 

「……いや、なんでもない。じゃあマドカが楯無のISを取り外したら、俺と簪の奴隷となる楯無の調教を行おう」

 

「はい」

 

「……華月、何を思ったかは知らないが、この計画のときだけは非情でいろよ。お前は本来裏で生きる人じゃない、輝かしい世界の人間だから難しいだろうがな」

 

「マドカも察する力あるんじゃないか?」

 

「今回の場合は華月がわかりやすいだけだ」

 

 そう言いながらマドカは、手にした機械を楯無に押し付けると起動させた

 するとマドカの手には待機形態のISと思われるものが、というか持っていた扇子のパーツが減ったが、扇子にISの待機形態があったのかよ

 さて、後はもう身に着けている制服や下着も全て剥いでおこう……制服を剥ぐと、俺を始末するための道具が色々隠されていた

 1cmあるかないかほどの小さなナイフや、マドカ同様にスタンガンと同じ効果を持つスタンバトン、他にも色々出てくるな

 

「本気で殺す気だったんだな」

 

「当り前だろ、相手の人数は不明でどれほどの力があるのかもわからない、ならそれ相応の準備をして愛しき妹を助けるんだからな」

 

「にしてもだな、簪のためとはいえすごい量だな」

 

「全部を脱がせろ。指の間や舌の裏なんかにもある可能性があるがな」

 

「そんなとこにも……ほんとだ、指の間から小さなナイフ、舌の裏にも針みたいなのが」

 

「全裸にさせても油断できんな」

 

 全ての衣類を脱ぎ捨て、産まれたままの姿になったが身体に隠された武器を奪わないとな

 でもこういったものは本職であるマドカの方が、どこに隠してあるのかとか知ってそうだな。武器は後でマドカに聞くとして、楯無を拘束しておくか

 いつもお世話になっている結束バンドで手足を拘束して、楯無を犯すために隠し部屋に移動するか。マドカに頼んでおいた道具も持って隠し部屋に向かおうとするが、ここで一緒に行こうとした簪に

 

「すまないが簪はここで待機していてくれ」

 

「え?ここで待機ですか?」

 

「ああ、まず先に身体に快楽を教える、そしてその後に精神を不安定にすれば堕ちるのは早くなるから、簪は指示があるまでここで待機していてくれ」

 

「……声だけ聞いてもいいですか?」

 

「姿を見せなきゃ大丈夫だけど……なにか不満そうな顔だな」

 

「……ご主人様と一緒に責めたかったです」

 

 頬をプクッと膨らませて、簪が不満そうな顔をする理由がわかった

 楯無を初めて犯すときも、堕とすときも俺と一緒にやりたかったのに、最初は俺だけと言われ不満になったのか

 でも最初に犯すときも一緒だと意味がないんだ、ここは簪になんとか理解してもらいたいが大丈夫かな?

 不満顔だが一応納得はしているようだし、それに簪も一緒に来られたら楯無にする行いもわかっちゃうから、簪にはまだ内緒だ

 

「ちゃんと楯無が堕ちる前には呼ぶから、機嫌を直してくれ」

 

「……お姉ちゃんが奴隷になって、ご主人様が射精なさったら今度は私の膣内に出してください」

 

「お、おう。わかった、簪の中にもたくさん後で出すから」

 

「約束です……頑張ってください、ご主人様」

 

「ああ、約束だ」

 

「……早めに行くぞ、耐性を持っていたら面倒だからな」

 

 簪と再び約束を交わし、楯無を抱えると急ぎ足で隠し部屋に向かう。俺と一緒に向かっているマドカは別に一緒にセックスするためでなく、予想外の楯無の抵抗を防ぐためと、身体に隠された武器の最終確認、抗ったら簪の命はないという脅しも兼ねてだ

 急ぎ足で隠し部屋に辿り着くと、マドカはすぐさま楯無の身体を調べ始めた。俺もよく探したが巧妙に隠されたものとかあるのだろうか?

 でもたくさん持っていくと、いつもより身体が重くて普段の動きに支障が出るから

 

「……もうなさそうだな」

 

「俺が見つけた武器が全部だったか?」

 

「そのようだ。これ以上どこを探せと言えばいいのかわからないくらい隠す場所はないからな」

 

「なら後は……」

 

「目が覚めるの待つだけだが、そんな長くなさそうだ。私は簪の元に向かう、ピンチになったら向かう」

 

「……う……んん……」

 

 マドカは迷彩のローブで姿を消し、簪の元に戻っていく

 それにもう楯無から目覚めようとする声が聞こえた。スタンガンといっても、そんなに長時間気絶させれる代物じゃないのは知ってるが、いくらなんでも早すぎるな。暗部ともなれば、そういった対策として何かされたのか?

 今回くらったのはマドカが使っているスタンガンは、本来のスタンガンよりも威力があるから気絶しただけで、本当は気絶しなかったりしたのかな?

 

「……あれ……っ!?」

 

「本当に早いお目覚めだな」

 

「うぅっ……スタンガンで気絶を……あなたっ、簪ちゃんは!」

 

「冷静をかくとは、本当に好きなんだな……安心しろ何もしていない、でも楯無が何かしたらこちらも何かするかもな」

 

「くうぅ!?……わかってるわよ、身包み剥がされて暗器もないし、抵抗なんてしないわよ」

 

「そうか、理解が早くて助かる」

 

 抵抗はしないと言ったが、目は未だに俺のことを睨み殺すと言わんばかりの眼力で見ている。本当に強い女だな、身包みを剥がされてなお俺を殺そうとする意気込みだなんて

 でも、そんな意気込みも今日でなくなるさ、妹の簪であの淫乱性ならば、姉である楯無はどれぐらいの淫乱性を持っているのかな?

 マドカに頼んだものを手に取り、それを持ちながら楯無に近づいていく

 

「……それは?」

 

「ローションだ。これを使っていく」

 

「それを私の身体に塗りたくるつもりでしょう」

 

「いいや、そんなもののために使わない」

 

「じゃあ何に使うつもり?」

 

「俺の指につけて、楯無のここにローションで濡れた俺の指を入れる」

 

「えっ……ひっ!ああぁああっ!?」

 

 楯無の悲痛な叫びが隠し部屋に響き渡る

 まぁそれもそうだ、いきなりアナルに指を突き入れられたのだから。以前調べた際に、アナルはほぐしながら責めるのがいいと書いてあったので、まずは俺の指でほぐすか

 マンコの方は処女かは知らないが、アナルの方は確実に処女だろう。もちろん楯無もアナルをほじられるなど想像もできなかったはずだ

 

「そこに指なんて、入れないでぇ!そんな所は弄るのはっ……ダメなのぉ!」

 

「ダメなのかどうかは俺の主観で決める、それに案外いいものかもしれんぞ?」

 

「ふああぁ……!あっ、やぁあっ!動かしちゃっ……!ダメっ、弄らないでぇ!お尻の穴なんてぇ……ひぁあン!」

 

「俺だって汚いかもしれない場所を弄ってるんだ……だが今のところ、そんな感触もないな。えらいえらい」

 

「やだぁ……あっ、ハゥン!やぁ……お尻ぃ、やめてぇ……!そんな弄られたらぁ……あン!ひゃあん!」

 

「遠慮するな、これでとことん感じろ」

 

 指を動かしてアナルをこねくり回し始め、入り口の狭い肛門を広げるように、軽く円を描きながら、指を侵入させていく

 キツく強い締め付けを加えてくる肛門を抜けると、温かい……いや違うな、熱いぬめりを帯びた腸壁が、むにゅりと指先に触れる

 そこまで指を侵入させたなら、今度は指を上下に激しく動かしたり、肛門にフッと優しく息を吹きかけおかしな感覚に陥れたり、必要に楯無のアナルを責める

 

「あァァ、指が激しくぅ……!?ひあっ、やめっ……もうほじるのダメェェ!」

 

(やはり想定外のことにはてんぱるか、暗部の当主といえどもまだ学生だもんな。しかも状況も状況だ、これじゃあ冷静は保てないか)

 

「ふわぁ……あふっ、ンッ、んくゥゥ……!あン、だめぇ……!お尻ズポズポッ、するのぉ……いやぁ……あっ、あぁ!はううぅん!」

 

「にしても、もうそんなに嫌がるような声ではないな。そんなに気持ちいいか?」

 

「そ、そんなわけっ……んアッ……やっ、ああぁぁ……!?指が、もっと速くぅ!?ヤッ……だめぇ!お尻っ、捲れるぅ……!?」

 

「アナルをこんなにヒクヒクさせておきながらよく言うな。このままアナルでイクかもしれんな」

 

 括約筋の働く入り口と違って、緩やかに蠕動するばかりの腸壁を撫で回してやる。ローションで濡れた指のおかげなのか知らないが、楯無からは痛いという言葉は聞かない

 いきなりアナルに指を入れられたんだ、冷静でいれるはずもないからなんでも口にするはずだが言わないな

 アナルの方を開発して感じれればいいなと思ったが、楯無の嗜好はもしかしたら肛虐嗜好なのかもしれないな

 そう考えて、埋め込んだ指先で肉の壁をグリグリ撫で回しながら、苛烈に窄まる肛門をゆっくりこじ開けていく

 

「ひあっ……んはぁああっ!?ダメッ、指がっ……アアッ!ひゃああっ!いやあぁ、そんな激しくぅ……!」

 

「アナルはなかなか敏感なんだな、嗜好とかそれ以前に」

 

「ハッ、んひンッ……!お尻ぃ、弄られすぎてぇ……あっ、熱いのッ!熱すぎなのぉ……!お尻で、イッちゃうぅ……!?」

 

「そうか、そのままイクんだな」

 

「んふぁああぁッ……!?」

 

「……まさか本当にアナルでイクとはな」

 

 開発のつもりで弄っていたが、まさかイクとは想像していなかった

 アナル責めが好きなのは想定外だが、これは俺にとっては嬉しい誤算だ。このまま楯無のアナルを開発してやろう、なかなかにアナルも面白いものだしな

 急な拡張こそできないが、力の緩む隙を突いて指で広げてやると、素直に柔らかく伸びてくる

 それでいて括約筋はしっかり鍛えられているようで、肛門に再び力が入る時には、指の根元に万力のような強烈な締め付けが加わってくる。入り口は締め付けが激しく、奥の広がりは良好だしな

 

「悪いが時間がないんだ、とっとと次に移行させてもらう」

 

「ひあっ……そ、それっ……!こっちに向けないでっ!ヒクつかせないでぇ……!」

 

「全裸にされた当たりで察しはつくだろ、ローションを俺のチンポに塗って、アクメまで決め込んだこのアナルに俺のチンポを咥え込ませる」

 

「ま、まさかお尻の穴でっ……!?」

 

「マンコの方じゃなくてよかったじゃないか、でもアナルで感じてる楯無はどうなるかな?」

 

「ひっ……いぎいぃいぃ!?」

 

 ファスナーを下ろしてチンポを取り出し、うつ伏せになっている楯無の突き出された尻を鷲掴んで、怯えるようにヒクヒクと痙攣を繰り返しているアナルにチンポを突き出すと、尻穴の中に呑み込まれていった

 膣穴とは違う、本来排泄器官である肛門特有の、ねじ切れるかのようなきつい収縮がとてつもない刺激的だ

 にしても、薬でいかれた大きさになったチンポを根元まで呑み込むこの柔軟性……やはり楯無も淫乱性を秘めていたようだな

 

「楯無のアナルがいかにイヤらしいか、今ここで教えてやるよ」

 

「んひっ……いあっ、はひぃぃい!?イヤッ、う、動くぅ……!硬いっ、太いのっ、ズンズンッてくるぅ……!」

 

「凄まじい刺激だ。俺の方がクセになりそうだ!」

 

「やだっ……やめてっ!やめてえぇっ!はぐぅうっ、もうっ、抜いてぇ!もうお尻っ……これ以上、犯さないでぇ!」

 

「どうした、そんなに馴染むのが嫌か?それなら簪のアナルを味わうだけだぞ」

 

「ひぅっ!?そ、そんなことっ……!わ、わかったわっ、もうやめてなんて言わないから簪ちゃんはっ!」

 

 楯無はどれほど簪のことが好きなんだ、この一言だけで従うなんてな

 従うとわかるや否や、俺は激しく腰を振り始めて、尻の肉壁をえぐられる痛みを必死に堪える楯無はやはり並みの精神ではない

 そんな精神をできるだけ弱めるように、俺は力強く腰を尻に叩きつけ、楯無の腸壁に硬いチンポを擦り付けていく。快楽に堪えきれずにどんどん昂っていけ

 

「んはあぁ……あヒンッ!突くの……ほじるのっ、ああぁぁ!アッ、はあ……やぁあん!」

 

「腸肉の感触がさらに良好になってきたな」

 

「んはぁあぁ……!?ヤッああッ!突くのがすごくなってぇ……ふわっ、アアァァ!そ、それっ……感じちゃうぅぅ!」

 

「自らの口で認めるとはな、冷静さがなくなってきているな。最初に俺の殺意を向けてた楯無はいないな」

 

「ひアァアアッ!あぁっ!ふわあぁ……!ダメッ、もうだめぇ!アアッ、はぁああっ!もうっ……イクッ!うあっ、アアァアッ!」

 

「またアナルでイクのか、本当に好きだなアナル責めが」

 

 徐々に快楽を自覚し始める楯無は喘ぎ声を撒き散らす

 それに呼応しているかのように、腸壁は俺のチンポにウネウネと絡みついてくる。身体はほとんど認めているようなものだろう

 普通は異物の挿入を押しのけるように動くものだが、この肛門はもっと奥まで刺激を欲しがるかのように、チンポをギチギチときつく締め付ける

 本当にアナル責めが初めてなのかどうか疑うほどに、チンポに馴染んでくるこの締め付けにそろそろ出るな

 

「あっ、ハッ……突くのっ、すごすぎぃ……!もうお尻っ、犯されてぇ……アアァ!お尻がッ……あっ、ヒアァァアッ!お尻ぃ!お尻の中っ、壊れちゃうぅ……!」

 

「アナルを締め付けてよがり狂うか、いい傾向だな」

 

「ふあっ、アッ、もうッ……もうイクゥ!お尻飛ぶのぉ!イッちゃうのぉおッ……!ヒアアッ、ああぁ!んふああぁ……!」

 

「ああ、俺もそろそろイクからな!」

 

「んぁああっ、オチンチンッ、太くぅぅ……!?イクッ!太いオチンチンでぇ!もうお尻っ、んぁ、あっ、ハアァァアッ!」

 

「このままアナルの中で射精してやるからな!」

 

ブピュッ!ブピュルルッ!

 

「んひぁあああぁぁあっ!」

 

 ジワジワと滲み出てきた腸液をたっぷりチンポに絡ませ、まだきつい尻の肉壁の心地よさを体感しながら、ラストスパートで一気に腰を突き動かし、楯無の尻奥に精液を吐き出した

 腹の中を灼熱の粘液が支配していく感覚に、楯無が背筋をビクッと震わせ、引きつった絶叫を張りあげる

 痛みやら驚きやら、様々なものが混じって、楯無の肛門が今まで一番強く俺のチンポを締め付け押し潰してくる

 相変わらず恐ろしいほどの精液の量だが、アナルの方ではこの射精量どうなのだろう

 

「うあっ、ふわァァアッ!きてるぅぅ!精液がもっとお尻にぃぃ!いいっ!お尻っ、もっとイクゥゥ!」

 

「どんどんイケよ、まだまだ犯していくからな」

 

「熱いネバネバぁ!濃いの出されてイカされたのぉ!お尻に出されてっ、気持ちよくなっちゃてるぅうっ!すごいぃ!お尻精液っ、イックゥゥウッ!」

 

「そらっ!まだ出すからな!」

 

ビュグッ!ビュルルッ!!

 

「あっはぁあああああああぁ!」

 

「……あまり腹に変化が見れないな。肛門から入って戻るから、胃に辿り着くはずだから腹に溜まって膨れるはずだけど」

 

 初めてのアナル射精に楯無も驚き、それまでの痛みなども混じって、楯無の肛門が今までで一番強く俺のチンポを締め付け、押し潰してくる

 その締め付けに俺のチンポの射精も止まらないが、この量でもまだ腹に変化が現れないとはな

 腸内に吐き出した精液は、小腸や大腸と通って胃に向かうはずだが、その胃の中に精液が溜まり膨れると思ったんだがな。どうやら一発では無理なのだろう

 

「ふわぁぁ……!ハァ!あっ、ひぁあぁ……!はぁ、はぁ……あンンッ!す、すごいのぉ……お尻ぃ……もう、いっぱいぃ……ふひぃ……!」

 

「アナルを犯してただけで、マンコの方がもうだいぶ濡れてるな。これならもう犯せそうだ、引っこ抜くぞ」

 

「んぉっ!?おっ、おおぉおっ!?ひっ、あぁあっ!おっ、おぉオンッ!?」

 

ビュグッ!ブビュルルッ!

 

「って聞こえてないのか?なんなら、気持ちよさそうに精液を噴き出してるな」

 

「おおぉッ、んほっ、おぉンッ!やぁあっ、まっ、またぁアッ!おっ、オオォッ!?」

 

「マンコに勝手に挿入するから、目を覚ませよ!」

 

 汗ばんだ綺麗な尻を掴んで肛門にズッポリとはまり込んでいたチンポを、ゆっくり引き抜いていく。抜けていく刺激に、楯無が力の抜けた声を漏らす

 引き留めるようになお締まる肛門が、意図せず尿道に残っていた精液を搾り出す

 ぬぽっと卑猥な音をたてて、チンポが抜けた瞬間、ぽっかり開ききった肛門から精液が飛び出してきた。たっぷり注いだ射精の精液が、内臓の圧力で押されてアナルから音を立てて噴き出し、暗部の当主とは思えない痴態を生み出している

 そんな楯無の返答も聞かずに、既に濡れているマンコに今度は挿入する

 

「そらっ!元に戻りな!」

 

「いヒィイイイィイイイイイイイィッ……!?」

 

「……血があるってことは、処女だったか。いくら暗部でも、対策とかで娘の処女は奪ったりはしないか」

 

「ああぁあぁ……っ!んぁ、あァァッ、くっ……ひっ、ひぁああッあぁあああぁ……!」

 

「まぁ、すでに濡れているから一気に動かすぞ!」

 

「あッ、ふはァアアァ!やぁッ……ハんッ!んハァ、あふぅ……んっ、くぅウウウ……!」

 

 アナルから精液を噴き出している楯無の無垢な膣洞を一気に貫いてやると、ついに純潔を散らした楯無が、全身を激しく打ち震わせて喉の奥から甲高い叫びを絞りだす

 抵抗らしい抵抗もなく亀頭がズプズプと埋まり、一息で最奥まで突き当たった感覚に、途方もない興奮が湧き上った

 結合部へ目を移すと、根元まで深々と突き刺さったチンポを馴染ませるために、ゆっくり腰を動かしながら抽送を開始する。狭苦しい穴を広げるようにじっくりとチンポを前後に動かす

 

「ンふぁアアアッ!ああッ、ひンン!いやぁあ、中でッ、硬いオチンチンが……ヒあぁああ!お腹えぐれるぅぅ!んふゥンンッ!」

 

「ようやく正常に戻ったか」

 

「あハァア、やンン……ふァ、あああぁ!はヒィン、中ぁ、もぅグリグリ突いちゃ、ああぁぁ……ッ!」

 

「マンコの方でもいい声になってきたな、本当によく馴染むようだな。さすがの淫乱性と言うべきか」

 

「いヒィイイィ!ひハアッ、あぁッヤァアッ!オチンチンの先が、亀頭がぁ、奥にっ……ふあぁあ、突き当たりに、何度も当たるぅ!!」

 

「そうか子宮口に当てるのがいいか、なら本気でぶつけてやるよ!」

 

「んオッ、おぉおおっ!ぉオオオッ、いッひぁあああっ!」

 

 俺はさらに追い詰めてやろうと、ゆっくりと抜いたチンポを勢いよく子宮に打ち込んだ。強烈な一撃を敏感な子宮口に受け、楯無は大きく顎をのけ反らせ、狂おしい嬌声を張り上げる

 脳天にまで響くような衝撃を執拗に膣奥に受け続ければ、もっともっと快感に狂ったようによがり喘ぐだろう

 そう思った俺は、一度楯無からチンポをにゅぽっと抜き、今度は楯無を真っ正面から硬直したままのチンポを容赦なくねじ込んだ

 

「はフォオオぉおおっ!」

 

「やっぱりこれが気持ちいいようだな」

 

「んはぁあッ!ああッ、そんなァ……!ち、違うぅう、私はッ……簪ちゃんを!ンひぃいッ!」

 

「途中まで簪のことを忘れて快楽に溺れたくせによく言うぜ」

 

「ふあぁあッ!ああっ、やぁンッ!こんな激しくゥ……ぁオオッ、速いィイ!速いのされたらっ、おかしくなるぅ!」

 

「別におかしくなってもいいだろ、もうアナルで感じる時点でおかしいんだよ!」

 

 突き動かすチンポに、粘つく蜜で溶けたようにドロドロになっている膣肉が、突き入るチンポをいやらしく包み込み、奥へと誘うように甘く吸いついてくる

 肉体は弛緩しながらも、膣内は強く締まって淫らな蠕動をみせ、その具合と反応のよさに俺の興奮が止めどなく盛り上がる

 快感を受けて雄々しく脈動するチンポに力を加え、いきなりピッチを上げたピストンを、当主様の淫乱マンコに見舞ってやる

 

「はヒィ、太いオチンチンがァ、私の中、好き放題っ掻き回してるぅ!おおおっ、もぅ、もう狂いそうなのにッ……ぁオオオッ!ふぉおおおン!」

 

「いいぞもっと狂え!どんどん狂ってしまえ!」

 

「いっ、ひイィイイイッ!んンンッ、やっ、あぁあ!オチンチンがどんどん奥へっ……動かさないでぇ!」

 

「奥が弱いんだろ!ならこうやって思いっきり!」

 

「ぬォひぃいいいッ!ふおおおォッ!おヒィ、んひぃッ……もぉ、ラメェ!もぉ、私、無理ぃ……狂うっ、吹き飛んじゃう!」

 

「奥を一発突いてこの反応……とんでもない変態だな!」

 

 アナルのアクメの余韻もまだ抜けてていないのに、感度が高まったままの子宮口を突き上げられ、楯無はたまらずのけ反り、絶叫する

 今の一撃がよほどこたえたのか、頭をもたげたかと思うと、すっかり快感に飲み込まれた顔で呂律を乱す

 両穴のセックスによる肉悦に打ちひしがれる楯無に満悦した俺は、否応なく征服感を高ぶらせ、はち切れんばかりに膨張するチンポを欲望のままに楯無の子宮を捉え、再び強烈に子宮口に突き突き込む

 

「はォオオオぉおッ!?おおおぉオオッ!奥ぅううッ!また奥にっ、ハアアァ!硬いの奥に、刺さるゥ!ふはォオォオオッ!」

 

「けたたましく甘い声だな、そんなに子宮口を突かれるのがいいか」

 

「やッ、あオオッ!おぉほォオオオッ!激しくッ……ふぁああぁ!こんなっ、壊れるっ!壊れてしまいまふゥゥウ!」

 

「壊れる前にきちんと味わってくれよ!」

 

「はォオオオッ、おヒイイ!ファ、味わうっ……あふオオオッ!ほォン、あ、あなたまさか……」

 

「察しがいいならわかるよな、このまま中に出すからな!」

 

 楯無は全身を繰り返し痙攣させ、快感の刺激に悶えて狂っていく。膣内も、ねじ込んだチンポから精液を搾り出そうとするほど猛烈に締まり、昂る俺の性感をこの上なく煽ってくる

 卑猥にヒクつきながら厳しく窄むマンコの締まりに、身を打ち震えさせた俺は、高らかに叫んで最後の追い込みに入っていき、容赦なく子宮口を突き回す熱烈なピストンにより、強制的に快楽を送り込まれる楯無の細い喉から、何度も引きつった喚声があがる

 

「そろそろ射精できそうだ!中に出すぞ!」

 

「なっ、中にッ……せぇえきをぉおぉ!?あ、赤ちゃんがッ!そんなことは、ラメッ!いけないのぉぉ!妊娠しちゃううぅううぅうッ!」

 

「ああそうだ。赤ちゃんができたら一体どうなるだろうな」

 

「許してッ!なかれ、らすなんてっ……おホォ!んぉおおンンッ!それだけは、それだけはぁあ!アアアァアァ!ああぁあッ!しゃせぇッ……はぉおおおン!中にはっ!許してッ!許してくださいぃいい!」

 

「イクぞっ!許しを請うよりもこっちを専念しろ!」

 

ビュグッ!ビュグッ!ビュルルッ!

 

「あぁあオオォんんぉおぉおおおおぉおおっ!」

 

 最後の気力というものだろうか、さっきまで快楽に溺れて正常でない楯無が気力を振り絞り抗おうとするが、腰を振り立てていく中、射精衝動が湧き上がり子宮口に突きつけたチンポがひときわ膨張し、劣情の塊が容赦なく楯無の子宮に注がれていく

 灼熱の精液を胎内の奥底で受け止めた楯無は、これまでにない強烈な刺激に身体をすべて揺さぶって、快楽の頂点へと押し上げられた

 すでに顔は牝の顔に堕ちているが、楯無の淫乱性はどれほど深いんだ

 

「ぐぅ!?アナルも凄まじかったが、マンコの締め付けも凄いな」

 

「んあぁっ、あぁああんっ!お腹っ、熱いぃぃっ!ひぐぅうっ!奥まできてぇっ、んはぁああっ!」

 

「どうだ楯無、中に出されている気分は!」

 

「ひぁオオォううぅオォ!熱いのが中に来てるぅッ!いっぱいしゃせぇされてるゥゥッ!」

 

「まだ出るからなぁ!腹を膨らませろ!」

 

ビューー!!ビュグググッ!!

 

「ぬぉおぉおおおおヒィイイイィヒィイッ!!」

 

 さらに子宮口を無理矢理こじ開けて精液を注入してやると、楯無は凄まじい衝撃にだらしなく舌を垂らし、浅ましいアクメ顔でなおも絶叫する

 なだらかな腹が、内側から撃ち出された精液でみるみる膨れていき、まさに妊婦のごとき無様なボテ腹へと変貌する

 子宮が強引に広げられていく精液の奔流に、気が狂いそうな快楽を覚え、楯無はだらしない顔のまま声の限りに叫び続けている

 おびただしい量の精液により、既に限界まで子宮が引き伸ばされているが、それでもまだ精液は終わりをみせずに吐き出す

 

「ふほぉおおおぉ!おひぃい、ぜいえぎぐるぅう!オチンチンがらじぎゅうにぃいいッヒィイイン!あづいの、いっばいッ、ヌヒォオォオオッ!」

 

「精液で満たされる子宮はどうだ楯無!」

 

「ぅおぉおおおっ!おひっ、もうダメッ!もう無理ぃい!はいらにゃいぃ!じぎゅうっ、ヌホォオオオッ、ぜいえぎっ無理ィひイイイ!」

 

「……前にセシリアも言ってたが、チンポの大きさだけが変わったわけじゃないな。射精の量も少し増えている気が」

 

「ぬぉおおっ、オオッ、ひぁオオォううぅオォ!ごわれまずゥウ!じぎゅうが、ほとがぁ、ほんどぉにごわれるぅうううッ!」

 

「とりあえず、これで全部だ!受け止めろぉ!」

 

ドクッ!!ドビュッ!!

 

「ぬぁオオオオオオオオッ!」

 

 収まりきれず溢れ出てくる精液を竿で塞がれ、すべてを子宮で受け続ける楯無は、苦悶と快楽に打ちのめされ、ただ獣のように吠え喘ぐ

 そして、いよいよ打ち止めのときが来た俺は、渾身の力で楯無の膣内へぶちまけた

 ようやく拷問のような射精が終わり、楯無は意識が弾け飛んだ顔のまま胸を喘がせ、気が抜けるように身体を弛緩させていく

 いまだにチンポで栓をされている子宮はパンパンに膨れたままで、朦朧となって息をつく楯無の呼吸に合わせてブルブルと苦しそうに痙攣している

 

「はォオオぉ……おぉ、ぬヒッ、ふひィィ……!ひぁあ、あぁ……んアッ、はッ、ひんっ……ぬひぃいン……!」

 

「ふぅ、どうだ楯無。いい心地だったか?」

 

「ふはァァ……あオッ、ぬほぉおぉぉ……!ふあぁ、あンッ、はぅんん……ひッ、ふぃいぃ……!ヌひぃぃ……!」

 

「返事もできなくなったか、栓を抜いてやるから返事はしてくれよ」

 

「んほォオォオオッ!?」

 

ブッ!ブリュリュッ!

 

「うわっ!危ねぇ!」

 

 脱力しきって宙を見上げたまま反応を見せない楯無を愉快な気分で眺めつつ、苦しみから解放させてやろうと、膣口からチンポを引き抜いた瞬間、ぱっくり開いたマンコから怒涛の量の精液が勢いよく噴射し俺にかかりそうになった

 精液逆流の衝撃にのけ反り黄色い叫びをあげ始める楯無は、どう見ても暗部の当主には見えない

 そこには快楽に溺れている牝に見え俺はその姿に悦に入る

 

「はぉおおぉおおッ!おほぉ、はオッ!ォオオオッ!おひッ、ヒッ、あヒィイイィイイイ……ッ!」

 

「マンコからの噴射で感じるか、本当にどこまでもドスケベな当主様だよ」

 

「ぬァオオオっ!おうっう、はンンンッ……!あひっ、ふぉ、んおおおっ……ほぅ、おおおぉウゥウッ……!」

 

「そろそろ全部噴き出したか?」

 

「おほォォ……ッ……はぁ、あぁァ……はぁ、はぁ……んヒッ、おひぃぃ……!はぁ、こっ、これでまんじょくでしょ……!」

 

「おーおー、まだ意識があって抗うのはさすがだな」

 

 床で派手にバウンドしながら淫裂に悶える楯無は、ようやく子宮に込められた精液をすべて吐き出していった

 大量に注がれた精液を空になるまで噴き散らし、再び平坦になった腹を揺さぶりつつ、息も絶え絶えになって呻いていく

 しかし、さすが暗部の当主と言うべきか。本当に残っている気力で俺に話しかけているその目は、まだ死んでいない。快楽には溺れていた、だがそれは身体の話で精神までは溺れていない

 でも逆に言えば、後は精神をどうにかできればいい話なのだ

 

(そろそろ最後の仕上げに移るか、マドカに連絡を取って……)

 

「はぁ、はぁ、ふぅぅ…………あなたのこういった姿を、あの子が見たらどうなるかしらね?」

 

「……何?なんの話だ?」

 

「小学校、中学校と共に同じ学校……この情勢になる前までは、一緒に遊んでいた子と言えばわかるかしら?」

 

「なっ!?ど、どうして楯無がそんなこと!」

 

「あなたがニュースになってから個人的に調べたのよ。今までの過去なんかを遡って調べたら、この学園に昔からの友達……いわゆる幼馴染がいるってね」

 

 マドカに連絡しようと携帯を持っていた手に震えが走る。IS学園にいるのか……楯無が言っている人物像には心当たりが、いや一人しか思い当たらない!

 この学園は例外の織斑一夏を除けば女性のみ、つまりその人物は女性であるのが確定する

 ……本当にいるのか?なんで、なんでこんな時に知ってしまうんだ!?

 ダメだ!心を落ち着かせろ!今はそのことは後回しにしないと!俺の心がそのことでいっぱいになってしまう!

 

「きっと失望するわね。一緒に遊んでいた彼女が今のあなたを見たら……」

 

「うるさい……黙ってろよ楯無」

 

「軽蔑され、忌み嫌い、嫌悪されるでしょうね」

 

「黙れと言ってるのが聞こえないのか!!」

 

「……こうでもしないと、あなたは冷静を保たずに接近しないじゃない。でもこれで反撃できるわっ!」

 

「なっ!?」

 

 結束バンドで拘束していたのは手だけなので、足は自由に動かせれる状態なので床に足をつき、こちらに飛びかかって来た

 口を開いて俺の首元に向かっているということは、頸動脈を口で切る気か!?

 冷静でいなきゃならないのは俺が重々承知していたことなのに!楯無はこれを待ってたのか!俺が冷静でいれない状況を生み出すために、こうなる展開を考えてたのか!?

 クソッ!完全に甘く見てた!あっさり快楽に溺れたなんて油断しなきゃ……

 

「だから華月はどこか抜けてるんだよっ!」

 

バチッ!

 

「きゃっ!?」

 

「うぇっ!?ま、マドカ!なんでここに」

 

「華月が急に怒鳴るから何事かと思えば、手痛い反撃にあいそうだったんでな。だから言ったろ、この作戦のときだけは冷静でいろと」

 

「……すまない」

 

「……さっき、この女の言葉の信憑性は堕としてから確認する。それでいいな?」

 

「ああ……ありがとうマドカ」

 

 飛びかかって来た楯無を、マドカがスタンガンを少し当て楯無の動きを止めた。マドカがいなかったら、冷静さを失った俺は楯無に頸動脈を食い切られ、簪を助けに向かっただろう……冷静に、冷静でいるんだ

 ……今はあの言葉の真意は後回しだ

 マドカのおかげで助かったが、未だに反発精神があるのがわかった。なら、もう一度教えないとな、さっきまで溺れそうになった快楽を!!

 

「更識の性感帯はわかったか?わかってるなら、そこを責めて今度こそ再起不能にしてやれ」

 

「もちろんだ。性感帯も知っている」

 

「なら私はまた姿を隠そう……ああそうだ楯無、今回の反撃は見逃そう。だが次また反撃をしたら簪の命はないと思えよ」

 

「っ!?」

 

「さて、覚悟はいいな。もうさっきの出来事の後だ、容赦なんて最初からしないからな」

 

「ひっ!?わ、わかったわ。もう抗わないし、さっきの発言もなかったことに……」

 

「また犯す。覚悟しろよ」

 

 床に横たわっている楯無を乱雑に起こし、今度は俺が床に横たわり楯無を俺の上に乗っける

 そして未だに硬く膨張したチンポを楯無の尻の谷間に亀頭を押し込む

 犯すのはアナルだ。最初の方に犯したあの感覚、先ほどまで味わったマンコとはまた違う快楽に溺れてもらう。俺の上に乗せた楯無の脚を掴み180°開脚させ、反り返った勃起チンポをアナルに突き入れる

 

「ふぁあああぁぁああぁぁんっ!」

 

「一気に根元までは入れたな。やっぱりアナルを犯したおかげか」

 

「あふぅううっ、うぅんっ!ひぉおおっ……!全部っ、入ってるぅっ……!んあぁっ、あうぅ!」

 

「さっきの仕返しだ!倍の倍で返してやる!」

 

「ひぃいいんっ……!ひゃああぁっ、ああぁっ!やぁんっ、あおぉっ!んぁあああっ……はうぅっ!」

 

「もうすでに蕩けているな!そんなにアナルがいいか?」

 

 広がりきっている肛門に突き出し入れたチンポは、何の抵抗もなくアナルへ侵入し、根元まで埋められた

 チンポを入れた途端に腸肉が絡みついてきて、肛門がねっとりと密着して吸い付き、先のアクメのすごさを象徴するような浅ましさを見せる

 いきなり速めのペースで腰を振り立てられ、アナルは必死に媚びるようにチンポに吸い付きながら蠢き、俺に快楽を与えようとしている。まとわりつく肛門や腸肉に俺も全力で官能を与えよう

 

「んううっ、ふあぁっ!オチンチンっ……おおっ!奥までぇっ……んはあぁっ!ひゃああぁんっ!」

 

「奥までがいいんだろ!ならそこを重点的にやるからな!」

 

「あ、はひっ!あんっ、ああっ……!お尻っやめてぇ!もうおかしくなるのっラメェ!あぁっ!あんっ、んひぃいっ!」

 

「おかしくなっていけ!俺に抗う意志をなくすまで犯し尽くすぞ!」

 

「んはあぁあっ!?オチンチン強いっ!深いぃぃっ!はぁ、ああっ!はうぅんっ!もう無理なの!私本当に変になるぅぅっ!」

 

「変になってしまえ!その快楽に抗うな、呑み込まれろ!」

 

 激しくなる一方のストロークの深さと力強さに、楯無は絶叫しながら、艶めかしく震える

 楯無の声がだんだん大きく、切羽詰まった響きを帯びてきて、瞳が焦点を失い始め、意識が快感に呑まれていく

 高揚してくる獣欲と共に、濃密な欲望の塊が股間に充填されていくのを感じる。楯無の尻の中で今にも弾けそうになるが、そんなにすぐには放たない

 もっと突いて、絶頂の頂点に楯無を連れて行かないといけないからな

 

「どうだ楯無、またアナルでイク頃あいじゃないか?」

 

「ひぃいんっ!お尻っ、いくっ……!うあぁっ、あんっ!お尻っ、いくのっ、きちゃうのぉ……!やぁっ、ああぁっ、はぁんっ!」

 

「アナルでイクことに抵抗するな、ドスケベで変態の楯無には無理なんだよ」

 

「ひぁっ!あっ!んぁあっ!くるぅっ!またきちゃうっ!あ、ひぃぃっ!んああああ……っ!」

 

「ああいいぞ、また飛んでしまえ!」

 

「んあっ!あぁあぁぁあああああっ!」

 

 尻穴の中を掻き回されて溢れる快感に、全身をビクンビクンッと震わせて、迫るアクメに怯えながら昂っていき、とうとう尻穴で楯無は絶頂に達した。楯無の甲高い嬌声を響かせながら、跳ねるように全身を大きくわななかせた

 実感する絶頂の心地を思うままに叫び出す楯無は、俺の上でよがり狂っていく。それに合わせて、肛門は今までにないほどきつく収縮している

 チンポを握り潰さんばかりの圧迫に強烈な快感を受けながら、痙攣する腸肉にチンポをグリグリと擦りつける

 

「んっああああっ!あひっ、あんっ!お尻広がっちゃうっ!狂っちゃうぅ!あっ!あっ!あひゃあああんんっ!」

 

「アナルでもっとよがってな!」

 

「うあぁっ!あぁんっ!やあぁっ!あぉおおぉっ!おおぉっ!そんなぁっ、ああぁっ!」

 

「もっと速く動くからな!もっとアナルに集中してろ!」

 

「ひゃああぁっ!やあぁっ、あおぉっ!んおぉっ!お尻っ、おおっ!ひああぁぁっ、はおおぉぉっ!」

 

「いい声だ。楯無はそんなにアナルが好きか!」

 

 楯無の嬌声を聞いて、たぎるチンポの付け根に熱い衝動がさらに加速し、それを解放すべく抽送にスパートをかける

 にしてもさっきの尻穴への射精の影響か、やたら尻肉が熱い。おまけに、粘膜がよくチンポに絡みついてくるからさらに昂らせる

 俺は射精を尻奥に再び吐き出すために、開いた脚をさらに強く掴み突き込む。そして楯無に理性を超えた快感を叩き込んでやろうと、楯無の尻を、硬いチンポでズンズンと何度も何度も責め立てる

 

「はぅううぅっ!うああぁっ、あぉおおぉっ!お尻っ、ひゃああぁっ!んぉおおおぉっ、おおおぉっ!」

 

「さぁ、そろそろラストだ!このまま中に出すぞ!」

 

「んふぁあああっ!オチンチン強いぃっ!あんっ!あっ!あぁっ!狂うぅっ!だされりゃらくりゅううぅぅ!」

 

「とことん狂わせてやるからな!理性を飛ばして堕ちろ!」

 

「そんなっアアァア!ダメッ、もぉ、もぉオオオ!おハァ、アアッ、あはぁあああァアアッ!」

 

「出すぞっ!このまま尻穴に出すぞっ!」

 

ドビュルルル!!ビューーー!!

 

「あはぁああぁンゥおぉオオオオオォオオッ!」

 

 大量の精液をドクドクと直腸の奥に注がれ、楯無の身体が折れんばかりにビクビクと弾む。強烈に引き締まる肛門にチンポを搾られ、吐き出される精液が吸い上げられていく

 たまらず声が出るほどの快感に腰を震わせながら、俺は楯無の尻奥にどんどん吐き出していく

 直腸奥に叩き込まれる精液で絶頂に達しながら、楯無は尻を火照らせ、力いっぱいに身悶える。そんなことはお構いなしに、俺は欲望のままに未だにどんどん射精していく

 

「おヒぃいいいいッ!ずごいイイッ、おじりがッどんどんぎでるううっ!これッいっぱいなのにぃいいッ、まだぐるゥウウウ!」

 

「今度こそ膨らませてやるからな!」

 

「あああああ!おじりにッだざれで、もっと狂うぅううう!オヂンヂンどんどん太くなっでッオオォォ、くふぉおおぉおお!」

 

「尻穴の射精が好きなんだろ!精液全部ここに吐き出すからな!」

 

「ぞんなっ、じりにッ、おじりにじゃぜいィイイ!ぬひぃいいッ、ぞごはっやめでぇッ、入でるどごろじゃッムハァアアアッ!」

 

「まだまだ、ここからだっ!」

 

ブビュグググッ!!ブリュリュ!!

 

「おおぉホおおおぉアァアおおおお!!」

 

 思考も何もかもぶっ飛んだ勢いでよがり叫び、腸肉に厳しくチンポが食い込みおびただしい量の精液による刺激に酔いしれながら、ただただ狂喜していく

 最初よりも尻奥に出す精液も多く、妊婦顔負けのボテ腹へとなっていくために、吐き出し続ける

 既に限界の声をあげつつも、貪欲に精液を求めるようにさらに締め付けがキツくなっていく。締め付けによりさらに勢いよく射精される感覚に、楯無は白目を剥いたまま浅ましく喘ぎ続ける

 

「おおおおッ!ぞんなっ、まだッまだグルゥ!だめぇ、もぉごわでだァアッ!おじりッ……お尻がァア、ごわれまじだアア!」

 

「ならもっと壊してやるよ!抗ったのを後悔しろぉっ!」

 

「オチンチンでぇえぇ、おおオオ!精液でぇ、おじりがッ、灼げでっ、どげでぇえっ!じゅごじゅぎィイイイイ!」

 

「まだまだ出るぞっ!容赦しないからなぁ!」

 

「むアアぉおおッ、もぉッ、全部がどげでっ、入り交じっでぇえ!もぉダメッ、ダメぇぇえぇえエエエ!」

 

「狂い果てろ!楯無!」

 

ブピュウウッ!!ドププッ!!

 

「ぬヒァアァおおぉおおおおおお!」

 

 盛大な射精がようやく終了すると、マンコに出した時のような膨れた腹に変わっていた

 すべてを吐き出し、そしてそれをすべて受け止めた楯無は、湧き上がるどうしようもない快感に、全身をガクガクと揺すって狂乱して身体も精神も壊れたやもしれない

 しかし、なおも足りないと言わんばかりに、チンポにチュウチュウとしゃぶりついてくる。楯無の性感帯の開発の成果を肌で感じつつ、俺は今度こそ計画の最終段階へと移行する

 

「マドカ、もう大丈夫だ。最終段階を決行しよう」

 

『了解……精神は心配しなくていいか?』

 

「大丈夫だ、これが終わるまでしまっておく」

 

『……そうか。強いな華月』

 

「まさか、俺は何の能力に特化してないただの男性だ」

 

『暗部の当主、更識楯無を犯しておきながらよく言うな。まぁいい、じゃあ決行するぞ』

 

 マドカへの連絡を終え、当初の計画通りに進められることに一安心する。途中の俺によるアクシデントもあったが、計画には支障をもたらしてないようだが、何度俺はミスを犯すのだろうか

 そして今回のミスが生まれた原因の楯無は、未だに俺のチンポを離さないとするので、アナルから強引に引っこ抜いた

 すると楯無はアクメに達したようで淫らな吠え声を放った

 

「んほぉおおおぉぉおおぉおっ!!」

 

ブビュッ!!ブリュッ!

 

「達してイクこともするか、本当に底の見えない淫乱性だ」

 

「あひひぃいいっ!ああぁあっ、すごいぃい!んっおおおぉ!イッてるぅううっ!」

 

「何がすごいんだ?言ってみろよ」

 

「お尻でイクっ!精液を噴射するのが気持ちよくてぇええ!おぉおん!おほぉおおぉおっ!すごかったのぉっ!」

 

「そんなに精液を噴くのがいいのか、しかも尻穴から」

 

 絶頂によって括約筋はことさらに力が入り、強烈な締め付けで肛門から勢いよく精液を噴射する。こんな風に精液をドバドバと噴いており。実に惨めかつ淫靡な姿をさらしている

 とてつもない快楽の連続でとうとう頭がまともに働いてないようで、俺の言葉に素直に返答しまっている

 下品な音を立てながら勢いよく精液を放ち、楯無は何度もアクメを重ねていき、終わりを迎えるころには全身の力が抜けたので、そのまま床に寝かせておく

 

「おほぉおおっ、おっおおぉんっ!あはぁああ!」

 

「さて、悦楽に浸るのもいいが……あそこにいる人が見えないか?」

 

「おぉおおっ、んああっ……ひ、人ぉ?」

 

「おお、会話もできるまで回復したか、快楽に溺れるけどそうやって復帰できるのか」

 

「わ、私は……おぼれぇてにゃんかいないぃぃ……」

 

「だそうだけど、さっきから見てた感想を聞かせてよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……どうだった、簪?」

 

「……えっ?か、簪ちゃん?」

 

「驚きました。お姉ちゃんがこんなにも淫乱だなんて……」

 

「あ、ああ……ああああ、あああああああああああああああああ!!」

 

「こんなドスケベで変態が姉であり、しかも更識家の当主だなんて……」

 

「それを見てどう思った?」

 

「本当に醜くて、卑しくて、惨めで哀れで……」

 

 いつの間にか隠し部屋に来ていた簪は淡々と言葉を並べる。楯無は気づいてないようだが、俺は簪がここに来たのを確認してから、楯無の尻穴に栓をしていたチンポを引き抜いた

 つまり簪は目の前で、姉の尻穴からの噴射する様をこの目で見たいたのだ

 本来楯無は気配か何かで気づくはずだが、俺のチンポによってその能力も機能しなかったようだ。そして、そんな簪の蔑んだ言葉を聞いたら楯無は……

 

「あんなのが私の姉だなんて、恥ずかしい。最悪です」

 

「い、いやぁ……か、簪ちゃん……これは……」

 

「やめて、もう私に話しかけないでよ。変態ドスケベが姉だなんて思われたくない」

 

「いやぁ……いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

 精神が完璧に壊れた楯無の絶叫が、部屋に響き渡った

 

 さぁ、これで布陣は整った。完全に堕とさせてもらうぞ更識楯無

 

 そして、あの話の真意も確かめさせてもらうからな!




楯無はシスコンってはっきりわかりますね。度が行き過ぎてはいますけれども。


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主従関係

いつも誤字報告してくださる方々、ありがとうございます。
スマホの方が誤字は少ないと思いますが、スマホでやるとゲームアプリを開いて、そちらに熱中するアホなのでパソコンでやってます。

今回も誤字などがあったらご報告お願いします。


 簪に先ほどまでの痴態というか、噴射ショーを見られたことに楯無の心は壊れたようで、絶叫を上げ続けたかと思えば今度は泣き始めた

 精神が不安定のいい証拠ではあるが、こうも上手くいくのは逆に怖く思えるな

 『姉だなんて思われたくない』、その言葉が最後の保っていた精神さえも壊されたが、ここで優しくしたりなんかしない

 言ったからな……容赦なんてしないと、一気にここからさらに責めて俺と簪の奴隷として堕とさせてもらうぞ

 

「さて、泣いているところ悪いが、また犯させてもらうぞ楯無」

 

「ぐすっ……!うあぁっ、あううぅ……!ひっく、ううぅっ……ふぇええっ、えうぅ……!」

 

「……おい華月、想像以上に幼児退行してないかこいつ?」

 

「ああ、簪の言葉でこんなになるなら、徹底的に身体に快楽叩き込まなくてもよかった気がしてきた」

 

「これが裏の世界で強大な力を持つ更識家の当主様か、そんな肩書があってもこいつもまだ学生だからな、弱いとこがあったほうが人間味がある」

 

「同い年くらいのマドカがそれ言う?たまにマドカが年長者みたく思えるが」

 

「失礼なやつだな。さっき助けた恩をもう忘れたか?」

 

 それを言われると何も言い返せないな。マドカのおかげで助かったのはそうだが、今こうやって子供のように泣きじゃくる楯無に、殺られそうになったのが恥ずかしく思えてきた

 さっきまで、さすがは暗部の当主とか思ってたのにな

 簪も同じようだな、姉を貶す発言を言うようにマドカから指示があったと思うが、ここまでの効果があるとは意外だろうな

 度を超えたシスコンだった、そうやって完結させないと厳しいな

 

「ひううぅ、うあぁ!ぐすっ、ふええぇ……!あううぅっ!ああぁあぁっ!」

 

「……ご主人様、どうしたらいいですか?」

 

「無理矢理にでも元に戻すためにも、変わらず作戦を実行するぞ」

 

「わかりました。さっき四十院神楽という者からこれを頂いたので」

 

「え、なんで神楽が?」

 

「私が頼んでおいた。それを作ってもらうために色々借りて持って行ってな」

 

 簪が持っていたものはいわゆるペニスバンドだ。女性などがディルドを下腹部にバンドで固定し、同性同士でセックスをするときに用いられる代物だ

 ディルドなんかは、清香か他の誰かが持っていたのを借りて、後はそれをバンドに固定するだけだと思うが

 これを神楽が作ったって……借りてと言ってたが、まさか奴隷の誰かがああいったディルドを持ってて、バンドにくっつけたのか!?

 いやそれよりも誰だよ、バンドなんてここに持ってきてるの

 

「考えるのは後にして、簪はそれを身に着けてくれ」

 

「はい……これでご主人様と一緒に犯すんですね」

 

「そうだ。簪は楯無のどちらの穴を犯す?どちらも犯せるようにどちらも犯したが」

 

「じゃあ、ご主人様は先ほどアナルを犯していたから、今度は私がアナルを犯します」

 

「了解だ。ならさっそく楯無を犯すか」

 

「ふふっ、今からお姉ちゃんをこのオチンチンで、アナルをたくさん犯して……」

 

 ペニスバンドを装着した簪と一緒に楯無を犯せるようにするため、俺は泣きじゃくりながら蹲っている楯無を無理矢理起こし、俗に言う駅弁スタイルという体勢にするため抱え上げた

 両穴とも先ほど俺に犯されていたため、すぐに挿入しても問題はないようだ。俺は持ち上げた楯無を駅弁スタイルで、問答無用にチンポを一気にねじ込んだ

 

「ひゃあああぁアアアアアアアアアァアアッ!」

 

「うわぁ……いい声で喘ぐねお姉ちゃん」

 

「あああっ、ハぁぁああぁ!オチンポッ……ンァァアァ、入り込んでるぅぅぅっ!ひぃんんっ、奥までゴリゴリッ……ふああぁぁぁッ!」

 

「良い傾向だな。愉しんでくれているのがよくわかるぞ」

 

「ひぁぁあぁ、オチンポッ……オチンポぉぉっ!かったいのがぁあ、奥まで……こんなに刺さってぇっ!ヒクヒクしてるぅぅぅ!」

 

「物欲しそうな目になったな、妹の簪がいるのにお構いなしになってるな。うるさいよりはありがたいが、ちゃんとそっちも意識してもらわないとな」

 

 ズンッ、と脳天にまで響くようなチンポの突き入れに、楯無はのけ反る身体を震わせている

 程よくほぐれつつ弾力感に溢れる膣肉の感触や、愛液と先ほどの精液のぬめりなどを受けながら、俺は腰を突き出し、ねじ入れていく

 簪が傍にいるのにも関わらず、あきらかに媚びた顔つきの楯無がこちらを見つめてくるので、俺は力をみなぎらせて腰を動かし、ピストン運動を開始する

 

「ふひぃいいぃっ♡やっ、あぁあぁ♡動いてっ……ヒンンンッ♡オマンコッ!オマンコの中っ、ズボズボ動いてるのぉおぉぉ♡」

 

「面白いほど蕩けてるな、楯無のマンコ」

 

「んはぁン♡こんなぁ、力いっぱい……オマンコ奥までぶつけられたらぁ♡あフゥン、オッパイまでっ、プルプル震えちゃうぅぅ♡」

 

「どうだ、奴隷となればこのチンポを永遠に味わえるぞ」

 

「奴隷っ……あぁん、オチンポ、気持ちいいけどぉ……はぅぅ、でもっ、でもぉぉっ……!」

 

「へぇ、やっぱり精神は今までの女の中で一番固いな」

 

 火照る肉洞内を掻きむしるチンポの抽送に、楯無は美乳を振るって喘ぎ悶える

 漏れ出る本気汁をしぶかせるほど乱暴にチンポで突かれ、桃尻を淫らに弾ませながら、楯無は肉悦に溺れた嬌声をあげていく

 しかし、気持ちよさそうに喘いでるのに、意外に粘るのは想定外だけど、チンポをいやらしく咥え込む肉穴に、それにより卑猥な喘ぎ声をあげるなら、この辺りで始めようか確実に堕とすためにも

 

「簪、楯無のアナルにぶち込んでやれ!」

 

「わかりました、ご主人様♡このオチンポでお姉ちゃんをめちゃくちゃに……」

 

「きゃヒッ!?お、お尻にもオチンポッ……!?んはぁあっ!簪ちゃんやめてっ!そんなアナルっグリグリしたらぁ……!?やッ、あひァアンッ♡」

 

「ふふふ、可愛いなぁお姉ちゃん。変態ドスケベなお姉ちゃんには、これで躾けてあげるね」

 

「やぁっ、あァンッ……!どうして簪ちゃんがぁ……!まさか……あぁ……まさかぁ……!?」

 

「ああ、簪は俺の奴隷だ。楯無が今まで快楽に抗ってたのは無意味だったのさ」

 

 俺の言葉に気付いた簪が妖しく微笑み、その股間で禍々しく反り返っているディルドを、楯無の肛門に擦り付け始める

 菊座に触れた異物の感触に、楯無は鋭く反応して、くねり動いていた尻をビクッと大きく震えさせる

 言葉で返事をする代わりに、戸惑いを混じらせながらも甘く響いた喘ぎが、簪の問いかけへの答えにもなっていた

 奴隷となっていた妹に困惑するように首を振る楯無だが、絶望などよりも二穴を同時に犯されることへの期待がありありと滲み出ているのもわかる

 

「や、約束がぁあ……違うぅ……!簪ちゃんには、手を出さないってっ……!」

 

「手紙を出してからは簪には手を出してないがな。それよりも、簪が縁を切ろうとしてたが、これで繋ぎ止められるかもしれないぞ」

 

「かっ、簪ちゃんとの縁……?」

 

「そうだよ。姉としては恥ずかしいけれど、お姉ちゃんが私の奴隷になってくれるなら、縁を切らないで上げる。だからまずは、お姉ちゃんにこれを味わわせるね」

 

「とくと味わわせてやれ、この変態ドスケベの姉に」

 

「まっ、待って簪ちゃんっ!?今お尻敏感になってて……んギィイッ!?キヒィイイイイーーーッ♡」

 

「く、ぉおおッ……!締まりが凄まじく……!」

 

 マンコとアナル、その両穴を一度に貫かれた楯無が、あまりに強烈な激感に軽く白目を剥きながら、凄絶な嬌声を張り上げた

 ぬめる牝肉が絡みつき、まるで握り締めてくるような強い圧迫がチンポに加わり、俺はたまらず呻きをこぼすほどに

 簪も同様に、尻穴の緊縮をディルド越しに感じているらしく、陶酔しきった声を漏らしながら腰を震わせる。楯無の嬌声を聞いて、簪がさらに喘がせたいと抽送を始める

 

「んォオほォォッ……♡入ったァァ♡お尻にもっ簪ちゃんのオチンポォッ♡硬いオチンポッグリグリ刺さったァァッ♡」

 

「お姉ちゃん、すごい締め付けだね♡ディルド越しに伝わってくるよ♡」

 

「あォオォンッ♡あっついィッ♡二本もチンポ入れられてッ、ンォオッ♡おかしくなっちゃってるのホォオォッ♡」

 

「締まりが強くなったな、さすがはアナル好きの変態だ」

 

「私のディルドにもギュウギュウッてすごい締め付けです。感じるよぉお姉ちゃん♡」

 

「あぁ、これぇ、すっごく気持ちイイのぉ♡奴隷ぃ……ふアアアッ、あたし、堕ちちゃうっ♡堕ちちゃうぅぅッ♡」

 

 欲望に駆られた簪が抽送を開始し、楯無はディルドに肛門を深くえぐられる心地に、ビクビクッと裸身を大きく跳ね上げて叫んだ。内心で少し笑みを俺は浮かべる。奴隷という言葉を楯無から口にした

 堕ちたら奴隷、そういった認識と考えはあるようだ

 漏れ出る愛液をしぶかせるほど乱暴にチンポで突かれ、アナルも同様に貫かれ、楯無は肉悦に溺れた嬌声をあげていく

 抽送の刺激などに酔いしれ、翻弄されるがまま乱れよがる

 

「じゃあもっともっと、お尻を味わわせてあげるッ♡ギチギチのお尻を、私のディルドで犯させてェッ♡」

 

「ふぉオォッほぉおンッ♡んぁあアッ、アナルぅっ♡お尻ッグリグリッくるゥゥッ♡ヒグゥンンッ♡くあァッ、あォオォンッ♡」

 

「とんでもないチンポ狂いになったな、楯無の精神もあと一歩ってとこか……それならっ!」

 

ズンッ!!

 

「はぉおおぉおおオオオオォオオオオオオッ♡」

 

「うわぁ♡さすがですご主人様、最奥まで一気に叩きつけるなんて♡ディルドの全部がご主人様のチンポで圧迫されて……」

 

「おッほぉぉおおおウウウッ♡んやァアアア、堕ちるぅうう♡重いのっオマンコすごくてぇええ♡ぬぉっ、ひぃいいぃいぃぃッ♡」

 

 腰を大きく引き、膨れた亀頭を最奥の子宮へと一気に叩きつけた

 腹ごと突き破りそうなまでの衝撃的な快楽を子宮口内で受け、楯無は獣のような野太い雄叫びをあげる。その凄絶ながらもはしたない悲鳴にさらなる興奮を覚えた俺と簪は、何度も腰を振り立て、両穴を突く

 連続で子宮口内とアナルに電撃のような激感をくらい、美貌をだらしなく歪めながら楯無が繰り返しよがり喘ぐ

 ここまでくれば後はもう、こちらのものだ

 

「むはォオオオッ、もぉ無理ぃぃい♡こんなぁ、気持ちいいのぉぉっ♡おっ、アアアッ、あたしっ♡あたしぃいいいいッ♡」

 

「もう我慢するな楯無、無理ならそのまま呑まれろ。快楽に身を任せて沈め、俺と簪の奴隷になると誓え!」

 

「お姉ちゃんが私の奴隷になったら、たくさんお尻を開発してあげるよ♡姉妹の繋がりを……私とまだ繋がりを持ちたいなら、奴隷に堕ちてよお・ね・え・ちゃん♡」

 

「なっ、なるぅぅぅう♡なりますぅぅぅ♡あたし奴隷にっ……あなたと簪ちゃんの奴隷にっ……変態奴隷ッ、なりまぁあぁぁすっ♡」

 

「そうかよく言ったな。これで今日から俺らの奴隷だ!」

 

「うふふ♡たっぷり可愛がってあげるね奴隷のお姉ちゃん♡」

 

 ついに募りきった悦楽に屈服し、最後の一線を越えて、楯無は甘美な声で宣言する

 肉体の中で牝の本能が爆発したのか、マンコもアナルもさらに締め付け、楯無はもはや何か吹っ切れた様で、ただ快楽に溺れていく

 にしても奴隷と認めたとたん、狂ったようによがる楯無を見て、俺は果敢にチンポをねじ込みつつ一番奥で精液を吐き出そうとする。そろそろ限界が近づいてきたからな

 

「ヒィッ!アッ!アハハァアッ♡激ひしゅぎィッ♡裂けるッ裂けるゥッ♡オマンコ裂けちゃウゥゥッ♡」

 

「容赦しないと言ったはずだ。子宮が壊れるほど突きまくるからな!」

 

「あァンッ♡ご主人様のチンポがっ、マンコから押し返してくるぅ♡ンハァア♡ディルドにゴリゴリ感じますゥッ♡」

 

「むほォオッ♡そうれしたァッ♡硬いチンポッマンコの中れッ痛いくらい擦れてェッ♡ヒィイン♡腰抜けひゃうくらい気持ひイイッ♡」

 

「大丈夫だよ……腰が抜けちゃっても、私が後ろで支えるからァ♡このディルドで、お尻をこうやってズンズン突いて、ねッ♡」

 

「ふぐゥアアァアーーッ♡ケツマンコォォォ♡まだ奥まれグりゅウゥッ♡おぉおホォオッ♡壊れりゅッ♡簪ひゃんっ、壊れひゃウゥーーッ♡」

 

「ならもっと壊してやるからな!このまま中に出すぞっ!」

 

 スパートを開始した俺のチンポに、楯無は汗みずくになった裸体をゾクゾクと震わせて、狂ったようによがり声を張り上げた

 これまで以上に強く擦れるようになってチンポの心地に、簪も敏感に反応を返し、蕩けきった牝顔を見せて悩ましい嬌声をこぼす

 猥褻極まりない媚態を見せつけて悶える楯無の淫容に、俺は獣欲を高ぶらせながら、みなぎるチンポを全力で突き入れていく。熱くたぎり出した射精の衝動をぶつけるように、猛烈に腰を振り立ててマンコを犯す

 

「はぁおぉンンッ♡嬉ひィッ♡ひきゅウにくらひゃいまへェッ♡ご主人ひゃまのアツアツザーメンれッ、ひきゅウヤケドさせてェエッ♡」

 

「あはァン♡私も、ご主人様のザーメンがマンコに入るところ、感じたいです♡」

 

「ああ、いいぜ!姉妹揃って感じイキな!」

 

「きゃヒイィイイッ♡イグイグぅッ♡トぶのォッ♡トンじゃウゥゥッ♡アクメきてットンじゃいまひゅウウゥッ♡」

 

「出すぞっ!両穴で飛んでしまえ!!」

 

ぶぴゅるるるるるるる!!

 

「ふぉオオオオォオオオオオオオオオンッ♡」

 

 めいっぱいにチンポを膨らませ、膣の最奥にある牝の生殖器官へ精を放った瞬間、大きく腰を弾ませた楯無が野獣のような雄叫びをあげた

 膣から子宮内へ暴力的な猛威を振るって注がれる精液の勢いに、感極まった全身を震わせ、狂喜錯乱していく

 蕩け声で歓喜に狂う楯無へ愉悦極まりない笑いを浴びせ、俺は下腹になおも力を入れ、精液噴射の勢いを加速させていく。その噴射によって、アナルが圧迫されているのを簪は声を震わす

 

「おぉおおっ、ぬッオオッ!ふむォオォオオッ♡ぜいえぎぃい、じぎゅうにッ、マンゴのおぐっ、ぐだッ♡ぎだぁああぁ♡」

 

「すごいですご主人様♡ドプドプ溢れてくる精液によって、私が犯してるお尻の方も締め付けがっ♡」

 

「あづいっ、ごいごだねッ、孕むぅうぅンン♡じぎゅうにッドプドプッ♡おほぅオオオッ♡すごいっ、ずっごいぃいヒィイィイイッ♡」

 

「最後に私も一番奥まで一突きしてあげる、ねッ♡」

 

「最高のアクメで飛んでしまえ!おおおおっ!」

 

どびゅるるるるるる!!

 

「むホオオォオオオオオオオオオォオオーーーッ♡」

 

 慈悲もなく津波のように撃ち込まれる精液で、破裂寸前まで子宮を膨張させられた楯無は、凄惨なアクメ顔をさらして、ひときわよがり乱れる

 その狂乱する楯無の様子に、俺はますます愉快になって、詰まる精液が逆流して膣口から噴射してくるのも構わず、思うがままに射精を繰り返す

 膣内ごと拡張されていく子宮によって、尻穴を掻き回す簪のディルドにも強力な圧力がかかり、両穴を攪拌される快感に意識を飛ばして楯無は喘ぎ狂った

 

「オオォオッひッ、ふぐぉおお♡おおうっ……ファ、あぁぁ……しゅ、しゅごいぃ……♡はっ……んっ……あッひンン……♡」

 

「おいおい、気絶したのか?」

 

「ご主人様の快楽によって、意識だけが飛んでしまってます」

 

「壊れるほどの快楽を与える予定だったからな」

 

「……あの、ご主人様♡予定といえばですね……あの……その……♡」

 

「………」

 

 最後にくれてやった一塊が子宮の奥の奥まで満たしきり、身も心も淫蕩な心地に浸りきった楯無が、脱力したかと思えば意識を飛ばしているようだった

 完全に陥落した楯無を眺めつつ、チンポを引き抜くと、先ほどのセックスによりできた床一面に広がる精液の上に楯無を放る

 そして何かを言いたげなさそうにしてもじもじする簪の考えを察し、簪に取り付けられていたディルドバンドを外すと、既に何度も射精を行ったにも関わらず未だ大きいチンポを簪のマンコに突っ込む

 

「きゃははああぁアアアァッ♡」

 

「さっきまで、楯無によって簪の顔が見えなかったからな、対面座位の体勢でやるぞ」

 

「ふはああぁッ、この体勢っ、オチンチンが奥まで刺さっちゃいますッ♡オチンチンがっ、子宮持ち上げちゃうぅぅッ♡」

 

「約束だったからな、後で簪の中に射精するって」

 

「あっ、ありがとうございますぅっ♡覚えてくださってっ、ご主人様の勃起オチンチンッ、私のオマンコでご奉仕頑張りますねっ♡」

 

「無理だけはするなよ」

 

 俺は勃起チンポを奥深くまでねじ込み、火照りきったマンコでチンポを抱きしめながら、恍惚の嬌声を張りあげる簪

 俺も、チンポを芯まで溶かすような熱さをぬめりを湛えた膣穴の感触が気持ちよく、それだけで軽く腰を震わせてしまった

 はしたない体勢のまま、簪は自分から尻を上下に振り、膣肉を締め付けてチンポをしごき上げてくる。甘美な擦過感に艶声を響かせ、チンポを先端から根元まで満遍なく味わっている

 

「あはぁ♡淫乱奴隷の簪はっ、オチンチン大好きですからぁっ♡オマンコでオチンチンッ、いっぱい感じたいんですぅッ♡」

 

「簪、自分だけでなく俺も感じさせてくれよ」

 

「はいっ♡ご主人様のオチンチンッ、いっぱい気持ちよくして差し上げますね♡」

 

「ああ……豪語するだけあってなかなか猛烈だな」

 

「はひィインッ♡オマンコ感じ過ぎちゃうぅッ♡ご奉仕しているだえでッ、私のオマンコイッちゃいそうッ♡んはぁああッ♡」

 

「奉仕と言ってたが俺よりも気持ちよくなってきてないか?」

 

「ひぃんッ♡ごっ、ごめんなさぁいっ♡だって、ご主人様のオチンチンッ、気持ちよすぎるんですぅぅッ♡」

 

 チンポを咥え込み、淫らな腰使いを見せつけながら、簪は愛液と潮で完全に蕩けきっているマンコを擦り付けてくる。ますます勢い込んでいやらしく腰を振り立て、チンポへの奉仕に熱を上げる簪

 濃密な愛液を大量にマンコから滴らせ、ヌルヌルに濡らし尽くしたチンポを、淫猥な水音を立てさせながら、夢中になってしごく

 だからだろう、奉仕をしている簪は、俺以上に官能に苛まれ、昂ってしまっている様子だ

 

「もうっ、イッちゃいそうなんですぅッ♡ご奉仕しているのは私なのにっ♡お潮噴いてイッちゃいそうですぅッ♡」

 

「そうか、潮を噴いてしまうか」

 

「ふにゃああっ♡気持ちいいぃッ、気持ちいいぃぃっ♡もうっ、イクッ、イクイクッ、イッちゃうぅぅッ♡」

 

「構わない、先に簪が気持ちよくなってくれ」

 

「ひゃあああアアァッ、あひいぃっ、あひぃぃッ♡イクッ、イッちゃうぅゥッ♡んはぁあッ、あアァーーッ♡あはァアーーッ♡」

 

「思う存分噴き出しな」

 

「きゃははああぁァアアアッ♡」

 

ぷしゃああぁぁ

 

 構わないと許可を得てすぐに、簪は抽送の速度を上げ、下品に腰を上下させて、自分のマンコに加わる快感を享受する

 遠慮する必要がなくなったことで、簪は堪えることなく、一直線に絶頂へと向かい、Gスポットと子宮口へとチンポをぶつけ、上り詰めていく

 射精にも劣らない勢いで、透明な飛沫を四散させ、絶頂へと達する簪

 ブシュブシュと結合部で潮を弾けさせながら、激しい官能に全身を艶めかしく震わせ、絶頂の心地にどっぷりと浸る

 

「ひゃひっ、ひぃいいんッ♡お潮出ましたぁあッ♡んふぁアアッ、どんどん出るぅっ、たくさん出てるのぉぉッ♡」

 

「そうだな、対面だから俺に全部かかるな」

 

「きゃひっ、あひゃあァァッ♡気持ちいいっ、オマンコすっごく気持ちいぃぃッ♡ひああっ、もっと、もっとぉぉッ♡」

 

「そんなにも欲しがるなんてな、仕方ないな!」

 

「んほぉオオッ♡しっ、潮噴きしながらのオマンコピストンッ♡いいっ、いいッ、いいよぉぉッ♡天国っ、天国見えちゃいますぅぅッ♡」

 

「おいい!?そこまでの極楽浄土だったのか!?」

 

「ふわぁああッ♡アクメオマンコッ、ご主人様も気持ちよくなってくださいぃっ♡んひぃいッ、あぁんッ、頑張りますからぁぁッ♡」

 

 自らの潮噴きを助長するため、簪は一度止まった腰を動きを再開させ、恥液を飛び散らせながら媚肉をチンポに擦りつけてくる

 そのような痴態が、俺の淫欲をさらに昂らせ、チンポを硬く力強くするけれど、天国まで直行されるのは困るのでペースダウンを……

 そうして激しいエクスタシーに溺れる中、ようやく潮噴きがゆっくりと勢いを失っていく

 しかし、潮噴きが終わっても簪の腰が止まることはなく、依然として俺の勃起チンポを、絶頂後の快感に緊縮する膣肉でしごき続ける

 

「んふぁあっ、あぁあッ♡お潮っ、おわっひゃったぁ……♡もっろ、ブシュブシュっ、ひたかったのにぃぃ……っ♡」

 

「えぇ、本当に天国逝かれるのは俺としては遠慮してほしいな」

 

「おぉっ、オマンコッ、止まららいのぉぉッ♡潮噴きアクメマンコッ、イキッ放しなのにっ、まらっ、気持ひよくなりたいんれすぅッ♡」

 

「……わかったよ。奴隷を感じさせるのが俺の役目でもあるからな!」

 

「ひぁあっ、こっ、こひが動かなくッ、なってきひゃいまひたぁぁっ♡あぅぅっ、んぁっ、もっとズボズボほしいのにぃっ♡」

 

「あらま、ならここからは俺の抽送でクライマックスといこうか!」

 

「んふぁっ!?おおぉおッ、んふぉオオッ♡おっ、オチンチンがズボォッれっ、子宮っ、串刺しにしひゃっらぁああッ♡」

 

 何度も絶頂に達して、もうヘロヘロな状態となっているのに、簪はまだ快楽を貪るのを止めようとはしない

 だが、さすがに腰を振る速度が落ちてきてはいるが相変わらず締まりはいい

 俺は宣言通り、簪の腰が落ちるのと同時に、下から思い切りチンポを突き上げ、膣奥まで貫き、そこから抽送を始める。不意に始まった俺からの責めに、簪は尻を跳ね上げ、ビクンと大きく痙攣して絶叫を轟かせた

 その反応に興奮が募ってきて、いよいよ精液放射のときが目前となってきた

 

「ひぉおおおッ♡らっ、らめぇえッ♡もぉっ、感じ過ぎてっ、オマンコ壊れちゃうゥゥッ♡子宮ラメになっひゃうゥゥッ♡」

 

「精液が出そうだ、このまま中にっ!」

 

「んはアァッ、くるくりゅゥッ♡お姉ちゃんを淫乱変態に変えたご主人様のザーメェンッ♡子宮にドプドプ注がれひゃいますぅぅッ♡」

 

「きたぞっ、そろそろ射精だ!」

 

「私もっ、イッ、イキますぅぅッ♡私の小さな子宮にッ、種付けアクメッ、させてくださいぃッ♡んはぁオオォォッ♡」

 

「たっぷり受け取れ!」

 

どぴゅッ!!どぴゅーーッ!!

 

「ふぁあッ、あひッ、イクッ、イクッ、イクゥウウウゥゥッ……♡んァッハァアアアァアアンッ♡」

 

ぷしゃああああ!

 

 勢いよく飛び出す精の弾丸を膣内に受けて、簪が快楽の絶叫をほとばしらせた

 子宮口内に力強くめり込む亀頭から、ドクドクと注がれる精液の感触に、背筋を引きつらせ、妖美な痙攣を全身に突っ走らせる

 絶頂に達し、子宮口内に注がれる精液の熱さや感触などで、簪は歓喜に媚肉を震わせながら、嬌声を上げる。しかし、この射精はまだブーストのかかってないものだが、もう盛大に乱れ始めてるな

 

「んはっ、はふっ、ぬはァアアッ♡子宮の中れっ、精液が掻き回ひれっ、はひひぃイイィッ♡最高っ、最こぉぉおおッ♡ふんぉおおオオォッ♡」

 

「まだまだ注ぐからな!」

 

「あぎっ、がぎぃイイィッ♡おっ、おながっ、まだふぐらんだぁアアッ♡おごっ、ほおおォオオオッ♡ボコォッ、ふぐらんだぁアアッ♡」

 

「だいぶ膨らんだが厳しいか?」

 

「ぐっ、ぐるじぃィイイッ♡もぉッ、限界ですゥゥゥッ♡おほっ、ぬはっ、んほぉおオオオォッ♡」

 

「これで最後だ!残さず受け取れ!」

 

びゅーーッ!!ビュグッ!!

 

「はんぎぃぃイイッ♡おぐぉおおオオォッ♡」

 

 怒涛のごとく胎内へとひたすら流れ込む精液によって、ついに簪の腹がぽっこりと膨らんでしまう

 それでもなおも噴き出す精液によって、はしたなくも凄艶な嬌声を響かせる簪。身も心も芯までアクメマンコの快感に溺れ、かつての可憐な様相を微塵も感じさせないほどに、下品なよがり顔をさらす

 すでに満杯となっている子宮に、止まることなく注ぎ込まれる精液によって、簪の腹がまたいちだんと大きく膨れあがる

 しかし限界と言われたので、長かった射精による快楽地獄が終わり、簪は四肢をぐったりと脱力させて、荒い呼吸に胸を喘がせる

 

「おふっ……ふぁ……ぁ、あひぃぃ……♡んぉっ、ぉぉぉ……ッ♡」

 

「どうだ簪、これで満足か?」

 

「あへへぇ……ごじゅじんざま、ごんなにいっぱぁい……いっ、ぎぎ……んぐぁぁ……ッ♡」

 

「満足のようだな……そういえばまだ礼を言ってないな、楯無の件は簪のおかげ成功したと言っても過言ではない、だから……ありがとう」

 

「え、えひぇ……えへへぇ……♡」

 

「おっと……急に胸に飛びかかるのはやめてくれ」

 

 簪は俺の言葉に嬉しそうな微笑みを返すと、チンポを挿入したまま俺の胸に顔をうずめてきた

 いつまでも挿入させるのもあれなので、ヌポンッ!とマンコからチンポを引き抜くと、ゴポゴポと吐き出された精液が溢れ出してきた

 ゆっくりと簪を床に下ろすと、腰が動かないようで座り込んでしまった

 さて約束も済んだし、あそこの精液で出来た水溜りみたいな場所に放った楯無を回収して叩き起こすか

 

「うへぇ、我ながら恐ろしい量だな……よっと、おーい起きてるか楯無」

 

「起きなよお姉ちゃん……ご主人様が呼んでるんだから」

 

「なぁ簪。姉を奴隷にしたんだ、こういった表舞台以外の場では楯無って呼び捨てにしてやれ」

 

「っ!そうですね、助言のほどありがとうございますご主人様」

 

「お、おう……セックス中とのギャップすごいな」

 

「……う、ううん」

 

 セックス中の快楽に溺れまくってた簪とのギャップに驚いていたら、楯無がピクリと動いたかと思えば、意識を朦朧とさせながら起き上がってきた

 まだ覚醒していない頭で、どこまで確認できるか

 薄っすらと開いた目で俺を見た後に、辺りをきょろきょろと見回し簪を見つけると、そこで楯無は止まった。奴隷となったから、どう簪と接したらいいのかわからないのか?

 

「吐いた言葉は戻せないのはわかるな楯無」

 

「………」

 

「だんまりか……なら尋ねるがお前は俺と簪のなんだ?」

 

「答えなよ、おね……楯無」

 

「っ!?か、簪ちゃ……」

 

「表舞台では今まで通り簪ちゃんと呼べ、だが今こういう場では俺と簪のことをなんと呼べばいいか。宣言したのならなんて呼べばいいかわかるな?」

 

 やはり快楽に流された勢いで言っただけか?

 それはそれでまた犯すけれど、奴隷宣言を認めてくれないのなら簪との約束を守れていないからな、もう一度容赦なく両穴を犯し尽くしてやるが

 明るい顔をしない楯無をもう一度犯そうと思い、フェラをさせようと顔を掴みチンポを口に突っ込もうとしたら、それを簪が止めてきた

 

「どうした簪?今から楯無に、もう一度わからせようとしているが」

 

「大丈夫です。ご主人様、ここは私に任せてください」

 

「……ああ、わかった」

 

「ありがとうございます……ねぇ楯無、あの日私に言ったこと覚えてる?『あなたは何もしなくていい』って私に言ったよね?」

 

「お、覚えてるわ」

 

「あの言葉に私は傷ついたんだよ。でもね、そんな傷をご主人様に癒してもらったの♡そんな傷なんて忘れられるほどの快楽でね♡」

 

 なにやらまたとてつもない過去を聞いた気分だ

 『あなたは何もしなくていい』か、この言葉は誰かに認めてもらいたくて頑張ってる簪にとっては、あまり気分がいいとは言えない言葉だな。ようは頑張っても意味がないから何もするな、少し過激に換言したがそうなるな

 楯無の方はおそらく姉として、暗部の当主として妹を危険な目に遭わせたくない思いで出た言葉だろう

 シスコンの姉だからな、妹に危険な真似はさせたくない一心だったんだろうが、言葉を間違えたな

 

「わ、私が簪ちゃんにあんなことを言わなきゃ、もっと違う言い方ができてたらこんなことにはっ!」

 

「割り込むようで悪いが、さっきも言ったろ楯無。吐いた言葉は戻せない、もう時計の針を戻しても過去にならない、今のこの現状が全てだ。今さらああすれば、こうしてればなんて言うな」

 

「ご、ごめんなさい簪ちゃん!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!馬鹿な姉で、頼りない姉でごめんなさいっ!」

 

「だから言ってるでしょ、楯無。姉妹でまだいたいのなら、まだ私に申し訳ないという心があるのなら、どうしたらいいかわかるよね?」

 

「ゆ、許してくれるの?こんな姉の私を……」

 

「だーかーらー、もう許してもらえる方法は一つなの!それと、ご主人様の前でと二人きりの時は姉妹じゃなくて、主人と奴隷なんだから♡」

 

「っ!わ、わかったわ……いいえ、わかりました簪様♡更識楯無は、簪様に対して放った愚かな言葉の許しを得るために簪様の奴隷となります♡」

 

 ……女って、いや簪って怖ぁ。楯無がまだ簪との繋がりを保つための道を、姉妹である簪自ら誘導していって見事奴隷へと堕としてみせた

 いやまぁ、奴隷になったのはいいんだけど、それって簪の奴隷になったってことで俺への忠誠とかはなし?

 いやいや、あの時ちゃんと『俺と簪の奴隷』って言ったからな。あれを覚えていてくれてるなら、俺の奴隷にもなったようなものだけれど、何か不安を感じるんだけど大丈夫か?

 

「私を主人と認めたのはいいけど、ご主人様もきちんとご主人様って忠誠をもう一度誓ってよ」

 

「は、はいっ!もちろんです!ご、ご主人様……一度は命を狙った私ですが、ご主人様の奴隷にしていただけないでしょうか!」

 

「さっきは奴隷になるって言ったんだ、その時点で楯無は俺の奴隷にすると確実に決めてたからな」

 

「で、では!」

 

「でも不安要素もあるから、最後に二人で奉仕してくれないか?」

 

「「はい、ご主人様……♡」」

 

 その場で胡坐をかいて座り、奴隷となった二人がこちらに来るのを待つ。恭しい態度で頭を下げる二人。姉妹揃ってその魅惑的な肉体を俺の身体に擦り付けてきた

 熱く火照った柔らかい女体が両サイドから押し付けられ、身体が心地よい感触に包まれる

 チンポも竿部分と睾丸の両方に姉妹の手が添えられ、優しく撫でさすられてじんわり快感が染み入る

 

「んん、ご主人様♡私達奴隷姉妹のご奉仕……」

 

「オチンポだけじゃなくて全身で、じっくり楽しんでくださぁい……♡」

 

「おぉ、俺からしたらどちらも奴隷だったな。楯無は簪の奴隷でもあるだけか……」

 

「ご主人様のたくましい勃起チンポ……ザーメンドピュドピュできるようにいっぱいシコシコご奉仕します♡」

 

「私も精子たくさん作れるように、タマタマなでなでして刺激しちゃいますね♡」

 

「楯無、お前一体どこでそんな知識得たんだ?」

 

 二人揃って柔らかな肉体を熱心に押し付けながら、欲望にたぎる俺の股間を優しい手つきで、慈しむように愛撫してくる。緩やかにチンポをしごかれ、ほのかな圧迫感で睾丸を揉まれ、下腹部にジワジワと熱がこもっていく

 二つの手がそれぞれ違う動きでチンポを刺激してくる。おかげで単調にならない複雑な快感が絶え間なく下腹部に降りかかる

 その最中にも主張の小さい乳房が積極的に押し付けられ、愉悦が込み上げてくる

 

「んふぅ、チンポが嬉しそうに脈打ってます……♡力強くしなって……はぁ、んん、素敵……♡」

 

「こっちも熱くなって、すごい……はぁぁ……♡熱い精液いっぱい出ちゃいそう……♡」

 

「ご主人様ぁ……しこしこ、しこしこ……♡ふぅ、んっ……はぁ♡チンポ気持ちいいですか?」

 

「こうしてなでなでして……はふ、んはぁ……♡ご主人様の精子、元気になってください……♡」

 

「んっ、ふぅっ……ふっ、はぁ、はぁっ……♡はぁ、んふぅっ……はっ、ぁぁっ……んはぁ♡」

 

「んぁっ、はぅ……ふぅ、んんっ……あぁ♡ふぁ、ぁ……はぁ、はぁ……はぁん……♡」

 

「気持ちがいいな。必死に奉仕してくれるとは、完全に心も堕ちてるか」

 

 楯無の堕ちた様子を、きちんと確認できたのは大きなことだ。これで安心してリラックスして二人の奉仕を味わえるものだ

 お互い張りも肌のみずみずしさが同じもので、きめ細かい肌はとてもすべりがよく、心地のいい感触となっている

 しばらくこの心地に酔いしれようとしていたら、簪の顔がこちらに近づいてくる。意図を察した俺は、顔の向きを変えて迎え入れる態勢を整える

 楯無もそれを見て察したようで、俺の顔ではなく胸に顔を近づける

 

「んちゅっ、れろッ……ちゅる、れりゅるッ……♡ちゅぷ、ちゅく、ちゅう……れろ、れろぉ……♡」

 

「キスか、簪はこれがファーストキスか」

 

「ぴちゃ、ちゅぴっ……ちゅる、れろっ……♡れろ、ぷちゅ、ちゅるぅ……れろ、んれぇ……♡」

 

「んでもって楯無は乳首舐めか、無駄に上手いのが謎だが」

 

「はぷぅっ、ンンッ、ご主人様……ちゅぷぅ♡れろっ、ちゅぴっ……じゅるっ、れりゅッ……♡」

 

「こういうところも、丁寧に舐めて……ちゅ、れちゅ……ちゅる、んんっ、れろぉ♡」

 

 おもむろに簪が唇を重ねてきて、蠢く舌を口内で絡みつかせる。楯無も濡れた舌を俺の乳首へと這わせ、小気味よい水音を鳴らしながら先端でくすぐるように舐め回してくる

 そうして二人の舌使いを味わっていると、ここに来てチンポを陰嚢を刺激する手の動きにも変化が生じてきた。

 簪は血管の浮き出る竿を握る手に力を込め、上下のストローク速度を上げ。楯無は陰嚢を包む手の力加減はそのままに、しかし表面を撫でる速度は上げてより甘い刺激を送り込んでくる

 

「はぁっ、んふぅっ……じゅるっ、んぷぅっ♡チンポもいっぱいっ……ちゅむっ、れろぉっ……♡たくさんシコシコっ……手コキしちゃいますぅ♡」

 

「タマタマもなでなでして……ちゅる、ぷちゅ♡んぷぅ……れろっ、じゅる♡れろぉぉ……♡中の精子まで気持ちよくなれるように……♡」

 

「じゅる、んぷぅっ♡ちゅむっ、れリュルッ……♡はぷ、ちゅく……んぷ、はぷぅっ……ちゅるっ♡」

 

「れろ、ちゅぷぅっ……チロチロ、れろっ……♡んふぅっ……ちゅむ、むちゅ……れろぉぉ……♡」

 

「簪も楯無も上手いな、興奮が増してきたぞ」

 

「んむ、ぷあぁン……ありがとうございます……♡ちゅる、レロッ……んんっ、んむっ……ちゅぷぅ♡初めてだけど喜んでもらえて、嬉しい……♡」

 

「わたしももっとご奉仕……んむっ、れろれろっ……♡チュルッ、ちゅるっ……ぺろっ、じゅるッ……♡」

 

 俺に褒められてかは知らないが熱が入ったようで、二人が俺の身体への密着度を増してきた

 キスや乳首への舌愛撫も熱烈になって、お互いの体温を混ざり合わせていくような官能の波に、チンポがますます力強く反り返っていく

 ビクビクと何度も簪の手の中で脈打ち、睾丸も火照り、二人にその存在感をいっそうアピールする。そうしていると二人の身体もかなり昂ってきたようで、体温も先ほどより増して、肌がしっとりと汗ばんできた

 

「んちゅ、ちゅブッ……はぁ、ンンッ、チンポぉ♡ちゅるぅっ、れじゅっ♡しゅるっ、んぷぅ♡チンポ、ますますたくましく……♡」

 

「ぴちゃ、ちゅぴっ……こんなに熱くなって……♡れろ、れる……れりゅっ、んちゅう、ちゅむ……♡ペロ、チュっ……んはぁ、あぁすごいっ……♡」

 

「おーおー、どんどん興奮して体温上昇か」

 

「はふっ……はぷ、ちゅぷぅッ……んはっ、はぁ♡あぁ、熱い……んふ、ふぅんッ、じゅるるっ、れる♡頭、のぼせてきちゃいそうです……♡」

 

「んちゅむ、ちゅるぅっ……はぁ、んん、やん……♡お腹の奥が、キュンってしちゃいます……♡ちゅ、れる……ぇろ、れろぉ……じゅるるぅ♡」

 

「何度も中に出したのにまだ欲しいのか、本当にどうしようもない淫乱だな」

 

 喜びを露わにして奴隷然とした態度を見せつけながら、二人は止まることなく奉仕を続ける。俺の方も結構昂ってきており、その興奮が快感と共に混ざり合って、次第に射精への欲求が込み上げてきた

 それを察したのだろう、俺の射精が迫っていることを知ったとたん、二人がいっそう奉仕に力を入れて、手も、舌も、より熱心に動かし始めた

 チンポをしっかりと握って上下にしごく、射精感を強制的に引き上げてくる奉仕に、思わず腰が浮きそうになる。睾丸も大胆でありながらも慎重かつ丁寧な手つきでほどよく圧迫され、心地よく揉みほぐされていく

 

「はぅンッ、ご主人様ぁっ♡んっちゅルッ♡ちゅぱっ、むぢゅっ、ぢゅルルッ、じゅるぅッ♡チンポ暴れてますぅっ♡」

 

「んぱっ、ちゅぷぁッ♡あふっ、ふぅンンッ♡すごいっ、タマタマ熱いぃっ♡んちゅむぅッ♡むぱっ、ちゅぷぁっ♡」

 

「込み上がってくる!もうすぐ出すからな!」

 

「れるぅっ、んっ、んぢゅプッ♡ちゅるぅッ♡れぷっ、ぷぁアンッ♡あんっ、むぢゅルルッ♡出してっ、出してくださいご主人様ぁっ♡」

 

「あむぅッ、うぅンッ♡ご主人様ぁっ♡ちゅぷっ、れぷぢゅっ、ザーメン出るんですねっ♡ンンッ、ちゅるぅッ、じゅルッ、ちゅぷルッ♡」

 

「出るぞっ!!おおぉぉっ!!」

 

ぶびゅるるるるるるるっ!!

 

「「んっぷぁあアアァアンッ♡」」

 

 誠心誠意想いを込めて奉仕していたチンポがついに精液を噴射した瞬間、二人が歓喜の嬌声をほとばしらせた

 噴き上がる精液を熱と喜びに満ちた視線で見つめ、楯無に至ってはそれを顔面に浴び、夢中になってなおも手を動かし奉仕を続ける

 射精の快感と、俺への奉仕心を剥き出しにして尽くそうとする二人の姉妹の姿に、精液が止まらず次々に飛び出す

 その連続してやってくる官能の波に浸りながら、俺はただひたすら思いのままに射精を続ける

 

「はぁアンッ、ザーメンっ、噴き出してるっ♡んぷっ、ちゅっぷぅッ♡むプッ、ぷぁアッ♡すごいっ♡勢いすごいのぉっ♡」

 

「あぷっ、んぷぅッ♡あぁっ、熱いぃッ♡ドロドロの精液っ♡ネバネバのザーメンっ♡んぢゅぷッ、むぷぁアアッ♡はぷぅンッ♡」

 

「出してる最中も奉仕かっ!もっと出るぞ!」

 

「ちゅむっ、むぢゅるッ、ちゅルルッ♡ザーメンの匂いでのぼせちゃいますぅっ♡んっぱっ、はぷぅッ♡んっ、じゅっズズゥッ♡」

 

「これっ、んはっアアッ♡ひゃぷぁアッ♡オチンポザーメンでっ、むぢゅッ、ぢゅパッ♡わたしまで気持ちよくなっちゃうぅっ♡」

 

「最後にもう一発出すぞぉっ!」

 

どびゅるるるるるるっ!!

 

「「はっひゃあぁアアァアッ♡」」

 

 精液の噴射が収まり、その眺めとチンポの様子に浸っていた簪と楯無が、静かに落ち着きを取り戻していく

 しかし、まだその身は俺に寄せたままで、射精直後のチンポを愛しそうに指先で撫でさすりキスや乳首舐めも緩やかに続けている

 たっぷりと放出した直後に訪れる心地のよいけだるさの中に身を置きながら、俺はその甘い刺激を堪能する。だがずっと酔いしれるわけにもいかない、楯無にあのことを聞かなければならない

 

「ふ、はぁぁ……♡すごい、こんなにたくさん……♡はふぅ……んちゅ、ちゅむ……んん……♡」

 

「んむぅ……ふぅ、んちゅ♡ちゅ、ちゅる……♡はぁ、はぁ……あぁ、んぷぅ……♡」

 

「気持ちよくなってるところわるいが楯無、お前には聞かないといけないことがあるから答えてくれよ」

 

「はぁ……んぁ……♡な、なんでしょうご主人様♡もしやどこか至らない箇所でも」

 

「いや、それはない。そうじゃなくて、さっき言ってたろ『この学園に昔からの友達……いわゆる幼馴染がいる』って、『この学園』ということは織斑一夏という例外を除けば、後は皆女性しかいないから女性の幼馴染だろ?」

 

「………」

 

 ここまで言ったらもうわかる……いや、わかってしまう。幼馴染で女性だなんて、心当たりが一人しかいないからな

 だとすると、下手したら織斑千冬よりも厄介な相手になるな

 この計画を遂行するにあたって、いずれはこの学園の女性たちが俺の奴隷となるのが目標

 それなら、確実にどこかでそいつを堕とさないといけなくなる。今まで犯した女性は、初対面か鈴のように少し接触があってからだが、幼馴染が相手となると俺もどうすればいいのか……

 

「はい。ご主人様の言う通り、幼馴染である彼女はこの学園に」

 

「……答え合わせをしたいから、楯無の口から言ってくれ。予想はできている」

 

「ご主人様、大丈夫?それを知ったら……」

 

「心配するな簪。いずれ当たる壁なら、先に対策を練った方が楽になる」

 

「……わかりました。ご主人様がそう仰るなら」

 

「ありがと簪。それで楯無、名前はなんていう?」

 

 俺の心情を察したのか、簪が先ほどまでキスをしていたので、かなり近い距離で俺の目を覗き込んで見ながら、心配そうにしてきた。それもそうだな、先ほどのセックスで冷酷であれと、マドカに言われたがそいつ相手に冷酷でいれるか

 冷酷であれば、そいつ相手に冷酷でい続けれるか?情が出てしまうのではないか?

 そんな思いはずっと心の中で、渦を巻いてぐるぐる回っている。答えを出さないといけないのは俺だ、神楽やマドカ、奴隷たちの助力を得て答えを掴んではいけない

 俺の問題、俺の出来る範囲で解決しなければ……

 

「彼女の名前ですよね」

 

「ああ、もう腹はくくった」

 

「わかりました。彼女の名前は―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、本当に何もないの?」

 

「だから何もないって。心配しすぎ、私は元気よ!」

 

「にしても、急に織斑くんは諦めるだなんて、わざわざこの学園に来たのに」

 

「そ、それはまぁ、なんていうのかしら……ほら、若気の至りってやつ?」

 

「………」

 

「そ、そんなジト目で見んなぁ!」

 

 同日、数刻前のIS学園にある寮室の一室で、二人の少女がおしゃべりをしていた

 一人はベットに寝転び、想い人を思い出してはにやけてしまい、顔を枕に埋もれさせジタバタしている

 もう一人は、そんな数日前まで何かに悩んでいた少女が、どうしてこうも華やかになったか思考する

 ベットに置かれたお菓子を食べながら、思想するがこれといった答えが出てくるわけもなく、ただ時が過ぎていく

 

「……もしかして、新たな恋が始まったとか?」

 

「はっ、はぁっ!?そ、そんなわけないじゃないっ!一夏以外に男なんているわけないし、それなのに恋心が変わるなんて!」

 

「そこまでいくと、新しく実った恋について『聞いて!聞いて!』って言ってるようなもんよ」

 

「そうじゃないって!」

 

「でもなぁ、候補として有力なのがそれだし……学外でいい男の情報でも出てた?」

 

「さ、さぁねぇ……だ、誰だと思う?」

 

「……学外でもないの?」

 

 ますます謎ねと、さらに難航する少女の新たな想い人当てに頭を悩ます。いくら考えても当たらない気がしてきたのか、ベットに置いてあった空のお菓子の袋を取り、ゴミ箱に放り投げる

 袋はゴミ箱に入ることなく落ち、ゴミ箱に近かった恋多き乙女が拾い捨てた。クラスも部屋も同じの二人は、出会いの時間は短いが、同性同士での仲の良さならお互いが、同室の少女と言うだろう

 

「わ、私よりも、そっちはそういった恋愛話はないの?」

 

「逃げたわね。恋愛話?この情勢の中でそれは……情勢関係無しで、気になる人はいたけど」

 

「えっ!?嘘でしょっ!想い人がいるの!?」

 

「いちゃいけない?いいでしょ、いい奴だったんだから……」

 

「頬を赤らめてそう言われてもねぇ~」

 

「ニヤニヤすんなっ!あんたもさっきそんな顔だったわよ!」

 

 二人はまだ知らないだろう

 どちらの想い人も、同じ人物であるということを、数奇な運命によって同室になった二人だが、そのことを知れば二人は親友でなく、恋敵となるだろう

 一人は偶然知り合い、そこから彼について知っていくことで、どんどん彼女の中で彼への想いが強くなっていき、ついにこの前二人きりのときは恋人の繋がりを持った

 もう一人は彼とは小さき頃からの幼馴染。転校してきたばかりの彼女にできた、心を許せたただ一人の存在……

 

「ほらほら、白状なさいよティナ」

 

「鈴こそさっき思い出してた人を言いなさいよ!」

 

 色々な運命が絡まり合い、結果としてこのような同室の親友同士が、同じ想い人に好意を抱いていることになった

 これは誰にも、米原も神楽もマドカ、もちろん当人の二人も予期せぬことだろう

 米原華月の幼馴染である彼女が、これからの計画に拍車をかけるか、もしくは真耶のようにストッパーとなるのだろうか。それは米原と彼女の選択次第だろう

 

「……答え合わせは一緒ですかご主人様?」

 

「……やっぱりか。一緒だよ、ティナ・ハミルトンは俺の幼馴染だ」

 

 答え合わせに正解しても、これほど嬉しくないものはないなと、米原は心の中で冷めた笑いをした

 




パートナー→神楽
協力関係→マドカ
恋人(ある条件で)→鈴
幼馴染→ティナ NEW

これがラブコメの小説なら面白くなるなと思ったが、これはラブコメの小説からかけ離れたジャンルだったと思い返す作者です。


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良い人

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今年もこういったペースで、執筆を進めていくのでよろしくお願いいたします。


 更識姉妹を奴隷にし、簪との約束も果たした翌日

 楯無から聞かされた幼馴染であるティナ・ハミルトンの存在、遂行している計画のためには、ティナも奴隷に堕とさなければならない

 だがこればっかりは、非情になったり、冷酷であるのも難しいものだ。見知らぬ女性なら幾ばくかマシだが、見知った相手であり、しかも幼馴染ときたら、さすがに俺も割り切るのは難しいものだ

 大丈夫とは言ったがどうしたものか……

 

「……でもまずは、体調を整えないと」

 

「まったくです。朝一番のメールで『頭痛がひどい、薬か何か持ってきてくれないか』なんて送られて驚きましたよ」

 

「すまん、完全に生活リズムが崩れたことでの体調不良だ」

 

「ここのところ、深夜での活動が多かったからですからね。特にここ最近は、更識家のお相手をしてましたし」

 

「簪も楯無も、どちらも深夜に行ったからな。それ以前の行いでもいくらか深夜に……」

 

「安静にしていなさい。今日は休日です、ゆっくり休んで身体を整えるのが、今のあなたがしなければならない最優先事項です」

 

「……おぉ」

 

 そう、今俺は激しい頭痛によりベットで横になる病人である

 神楽も言っていたが、深夜の活動が大半だったので、小・中学生時代にはもう寝ていた時間の活動だ。今までの睡眠時間とのズレ、変化した環境のこともあり、ここにきて体調を崩す羽目に

 しかも今日は休日。計画を進めやすい日だったのに、こんな具合でセックスなんてしたら、より一層悪化させてしまいそうだ

 激しい運動はしない、それはセックスも同じことだ。だから今日は、ティナをどうするか模索するか

 

「それでは私は用事がありますので、何かあったらマドカさんなどにメールしてくださいね」

 

「何かあるのか?」

 

「政府の上層部の方々に、今の現状がどれほど進んでいるかの報告です」

 

「ああ、あの偉そうな三人か」

 

「実際偉いですからね。ですが、今のあの方々はただ己の欲さえ満たせればよいと考える、利己的な小物です」

 

「……小物ほど、上にたったら厄介なもんはないだろ」

 

「そうですね。彼らの思想と、私たちの思想は同じと思いましたがあれほどとは……無駄話が過ぎましたね、お大事に……」

 

 忘れてたけど、俺のチンポの大きさや、射精量を桁違いにさせたあの三人にも報告しないといけないんだったな

 確か皇に大塚と江口だっけか。一応、俺はあいつらに従ってる犬のようなものだが、それは今だけの話だ。その気になれば……

 いや、今はそのことよりもティナの件が優先だった。確かに昔は一緒に遊んだ仲だが、それも中学生になる前までの話だ。中学のあの一件以来、ティナとは話してもいない

 どうするかと思考を巡らせるが、頭の痛みに耐えきれずにそのまま深き眠りへと落ちていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ティナside~

 

 今私は、何が起きているかまるで理解できない

 突然部屋の扉が開いたと思ったら誰もおらず、戸惑っていたら急に織斑先生にとても似た女の子が、不意に姿を現す。羽織っていたマントに、そういった機能がついているなど考えるよりも、女の子の鋭い視線に私はたじろいでしまう

 同室の鈴も、何が起きたかわかってないような顔をしている。口をぽかーんと開けて、現状を認識できていないような感じだ

 いくら代表候補生でも、こんな不測の事態への対応ができるとは思えない

 

「……ふむ、勝手な想像よりもマシそうだな」

 

「だ、誰なのっ!?何をしにこんなところに!」

 

「お前がティナ・ハミルトンだろ?米原華月の幼馴染で、今の華月に必要な存在」

 

「な、なんで華月のことを!?そ、それに今の華月って……華月はもう亡くなってっ!」

 

「ん?……ああ、そういえばそうだった。世間ではそうだな、華月は亡くなっているな」

 

「え?……それってまさかっ!?」

 

「はぁ、四十院も面倒なことを頼みやがる。一から説明しないといけないじゃないか、私はそういった文系じみたことはできないってのに」

 

 不意に姿を現した女の子が言った言葉『今の華月に必要な存在』、『世間ではそうだな』これらの言葉が事実なら、華月は生きている

 生きている……彼が、華月が生きて……

 例えそれが嘘だとしても、生きていると思うと急に目頭が熱くなるのを感じる。信じてもいい話なのか、私を油断させるための罠かは知らない

 それでも、嘘だろうともう涙は抑えられない

 

「泣いてしまったな。おい凰、後の事情を伝えるのを任せる」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさいよマドカ!?ティナと華月が幼馴染なのも驚きだけど、あの計画をティナに教えてもいいの?」

 

「そうすることで、華月も変われると思ったようだぞ四十院は。それじゃ私は文系でなく体育会系なものでな、説明は凰に頼んだからな」

 

「ま、待ちなさいって!私も体育会系だし……光学迷彩で隠れるんじゃないわよ!」

 

「ねぇ、鈴。知ってることがあったら、全部教えてほしいの」

 

「えっ!?え、えぇ、そうね。ど、どこから説明しようかしら……」

 

 鈴は何か言い淀んだ態度を見せる。もしかして、さっき鈴が言ってた『あの計画』に何か関係が?

 そもそも、華月と鈴が協力関係という認識でいいのだろうか?華月に無理矢理脅されて、従わざるを得ないような……

 でも鈴がそんな脅しに従うような子じゃないのも、華月も脅せるような力があるとは思えない。そうなると考えられるのは、華月がそういった力を得てしまったか、鈴が華月に恋をして力になりたいから協力しているかのどちらかだけど

 

「その……華月は適性値の低さで、解剖されることになったのは知ってるわよね?」

 

「もちろん。そうやって世間に広められたもの」

 

「うん。そこは事実なんだけど、政府の上層部たちに解剖をやめる代わりとしての、取引を持ち掛けられたそうなの」

 

「取引?それに政府の上層部って男の方?」

 

「そこまでは聞いてはないけど、恐らく男の人でしょうね。そこで華月は、生きるか死ぬかの選択に追い込まれた」

 

「っ!?」

 

 言葉を失った。解剖されるという大きな絶望から、政府の上層部に解剖されなくてもいいという希望を見せて、そこから生きるか死ぬかの選択だなんて、華月の心を確実に弱ってたはず

 華月の陥った身上を利用して、八方塞がりの絶望から一本の助かる糸があるのなら掴んでしまう

 計画が何かなのかは知らないけど、華月は政府上層部の傀儡となってIS学園に来た

 目的はこの情勢を壊すため、やり方も手段もわからないけど、華月の心情は複雑かもしれない。根はいい子だからね

 

「取引の内容は?何を強制させられたの?」

 

「そ、そのぉ……」

 

「言いにくい内容なの?」

 

「言ってもいいけど……ティナの華月への印象が変わっちゃう気がして……」

 

「お願い鈴、その内容を教えて!」

 

「う、うん。華月にある薬を投与して、一般男性よりも大きな陰茎と膨大な精液を与えて、IS学園の生徒、教師を奴隷に堕とすことよ」

 

「……え?」

 

 何を言ってるのか、少し理解するのに時間を有した。つまり華月は、IS学園の女性たちと性交をして、次々と奴隷へと堕としている

 華月がそれを実行できていることに驚きを隠せない。あの華月がそんなことを……いや、でもそうか、己が命と、この情勢で調子に乗っている女性たちへの報復……

 華月もどこかあったんだろう、情勢に侵された女性たちに思うことは色々と。そこに報復する力があって、命の危機も瀕してたらなっちゃったのかな悪党に

 

「やっぱり幻滅しちゃう?」

 

「……ううん、幻滅なんてしないわよ絶対に」

 

「そ、そう?ちょっと意外だわ、何かしら思うことはあると思ったけど」

 

「無いとは言えないけど、でも仕方のないことと言えばそうなのかなって……華月は悪いことをしてる。それは間違いないことだけど、そんな心に変えたのも、そうせざるを得ない状況にしたのは、その政府上層部と篠ノ之束でしょ」

 

「華月を変えた元凶……それでも、華月は自らの意志で選んだ。やっぱり、私たち女性に多少の恨みでもあるんでしょうね」

 

「あると思う。中学生の時は女性に対する思いを、溜め込んでいたのかもしれない」

 

「中学の時?何かあったの?」

 

 疑問を投げかける鈴に、もちろん答えることにする。鈴も華月の奴隷なのかはわからないけれど、鈴は華月へ恋をしているのはわかる

 昨日の話でもあった、織斑一夏よりも好きになったのが華月なんだろう。華月のことを思い出してた鈴の顔を見れば一目瞭然だった

 だから華月のことをもっと知ってもらうためにも、このことを話そう。例え主人公のように、かっこいい結末にならない話であっても、泥まみれの哀れなモブのような話だとしても

 

「私と華月が幼馴染なのはもう知ってるよね?」

 

「ええ、マドカも言ってたから」

 

「私と華月は、小学校から中学校まで一緒だったの。私たちの仲は……まぁ良かったと思う」

 

「へぇ~」

 

「にやにやしない!……こほん、小学校は何も問題なく過ごせてきたけど」

 

「中学で何かあったわけね?」

 

「………」

 

 思い返すのは、華月と出会ったあの日の出来事……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~7年前~

 

 小学三年生の頃、親の都合により日本へと引越しをした私は、新しく通う学校へ赴く。春といえば春だけど、もう桜は散った後で床に散乱している花びらは、この学校に通う生徒に踏まれ、弱々しい印象を与える

 散った桜の花びらを見ながら、これから一年過ごす教室に入り、好奇の視線を浴びながら自己紹介を促される

 こうも華やかなお迎えがない転校初日。少女漫画のような素敵な始まりはないけど、そんなに期待なんかはしていなかった。平穏に過ごせればそれでいい、多くは求めない。無難に自己紹介を済ませて、静かに過ごしていこう

 

『ティナ・ハミルトンです。親の仕事の事情でアメリカの学校から、こちらへ転校してきました。日本語は問題なく話せますので、これからよろしくお願いします』

 

『はい、ありがとうティナさん。皆さん、拍手~』

 

パチパチパチパチ

 

 女性の先生が拍手を促すと、クラスの皆が拍手をしてくれた

 それでもクラスのほとんどの人が、私の髪の色と瞳の色を凝視する。金髪碧眼の容貌だからだろう、日本では珍しいのもわかるけど、こうも視線を浴びるとは思いもしなかった

 男子の視線はわかる。アメリカにいたころも、好意を乗せた視線というのは何度も浴びたことがある

 それに似た類だろう。女子は大半がもの珍しさに見ている視線だ

 

『じゃあティナさんは、米原くんのお隣ね』

 

『わかりました……えっと米原くんは?』

 

『ほーい。俺が米原華月だけど、この隣の席だけど大丈夫?一番後ろだけど……』

 

『大丈夫。目は良い方だから』

 

『そっか……これからよろしく』

 

『うん。これからよろしく』

 

 一番後ろの窓際の席、そこだけ空いてるのは少し少女漫画のようだけれど、隣の米原くんの今のところの印象は……良い人だ

 視線もジッと私を見たりしない、会話をするときは顔を見ながら話したが、先ほどの視線ではないのがわかる。今も会話が終われば先生の指示を待つため、前を向いて何を言うのか待っている

 別の席の男子は未だにチラチラとこちらを見てくるが、彼はそういったことをしない

 目が悪いかとも聞いたこと、視線を浴びせないことを踏まえると、彼は普通に良い人だなと思えた

 

『では今からHRなので、ティナさんに質問をしたりして過ごしましょう』

 

『『『はーーーい!!』』』

 

『え?』

 

『じゃあ先生は、職員室にいるから何かあったらそこに来てね』

 

『いや、あの……』

 

『ねぇねぇ!ティナちゃんはさ――』

 

 先生がそそくさと教室を退室した瞬間に、私の周りに一気にクラスメイトの人達が迫って来た

 いきなり質問の嵐となったわけだけど、聖徳太子ではないので何を言ってるのか聞き取れない

 それに一気に迫って来た男子の視線が、先ほどよりもより強烈に感じた。転校早々不快な気分にまっしぐらだ

 周りの視線も、色々騒ぐこの雑音も不快なものでしかない。でもこれは、外国からやって来た転校生が迎える試練の一つかもしれない

 すぐに挫けずに、ちゃんと一人一人対応をしようとしたら、いきなり手を掴まれ、引っ張られると、クラスメイトの密集を突破し教室から出れた。引っ張った犯人は、隣の席の米原くんだった

 

『あ、あの……』

 

『ごめん。あの場にティナさんがいたら、クラスメイトの声で隣の俺もすごく耳障りでさ』

 

『あはは……ん?俺『も』ってどういう?』

 

『間違いだったらまたごめんだけど、ティナさんがあまりいい顔してなかったしさ。雑音だらけで不快になってるんじゃないかと思って、転校初日にそんなの嫌でしょ』

 

『それは、まぁそうだけど』

 

『なら学校生活に困らないことを知る方が得でしょ?』

 

 ある程度教室から離れると彼は掴んでいた手を離し、先導して歩き始めた。歩幅も女子の私に合わせてなのか、少しゆっくりとして歩いている

 自分の都合で行動してるんだろうけど、結果として私は助かっている

 やっぱり米原くんは良い人だ。少女漫画みたく転校で隣の席になった異性との絡み、色めいたものではないにしても、この学校で最初に仲良くなりたいなと思えたのはあなただよ

 今心の中で、勝手に私が決めたことだけどね

 

『ふふ、それじゃあ最初はどこを教えてくれるの?』

 

『そうだね。体育館とかプールの場所を教えておこうかな』

 

『体育館?それにプールって、市営プール?』

 

『……アメリカの小学校にはないのか?室内運動をする場所と、夏になればプールで泳ぐんだよ』

 

『そ、そんな施設があるの!?』

 

『あはは、そんな力強く尋ねられるとは』

 

 そこから小学校の案内を、米原くんは楽しそうに行った

 これが彼との最初の出会い、良い人だと知った彼との出会い。でもそこには恋愛感情なんてものはなかった、日本での初めてのお友達になりたいと思うくらいだった

 米原くんのおかげで、クラスメイトの皆とも少しずつ馴染んでいき、不快な視線は未だにあるものの、それも減っていた

 何事もなく学校生活を送っていく中で、米原くんとはよく一緒になって過ごす日が多かった

 

 そして彼への心境の変化が生まれたのは、小学六年生の夏頃と随分遅い時期だった

 

『部活なんてしたらもっと暑くなるって』

 

『じゃあサボればいいじゃん』

 

『仮病で休めと?バレたら俺が終わるっての』

 

『そんじゃ頑張れ華月~、私はクーラーの効いた教室で待ってるからね』

 

『んで当然のようにポテトチップスを食ってるし、よく教師に怒られないなティナ』

 

『もう諦めたんでしょ、いつまでも反省しない私に』

 

『ドヤ顔すんな。それじゃ部活に行ってくるよ』

 

 私はポテトチップスを頬張りながら、部活に向かう華月に手を振る。割と仲は上手く進んでおり、お互いに最初の出会いとは違く呼び捨てで、それで遠慮のない言葉で会話できる仲にはなっている

 心の中で勝手に決めたことは実現し、今でもこうして付き合っている。部活動をしている華月を待つ間は、クーラーの効いた教室で学校の宿題を終わらせる

 別に華月しか友達がいないわけではない、ただ華月と一緒の方が楽しいし、不快な気分を全然抱かないし

 

『……ううん。でもそれって、私に一切魅力を感じてないってことでは?』

 

 華月からは他の男子、加えて男性教師からの不快な視線を感じない。ここ直近で私の身体は発育が進んでいき、自分で言うのもなんだが、この学校で私よりも発育の進んだ女子はいないと思う

 だからこの胸を私にバレないように、こそこそと見てくる男子と男性教師が嫌で仕方ない

 なのに華月からはその視線がない。かなり共に過ごす時間は多く、修学旅行や工場見学なども同じ班となったり、一緒に過ごしているがそんな視線が一切ないのだ。まさか、一緒に過ごしすぎてそう見えないとか?

 

『もしかして、他に好きな人がいるから魅力を感じないんじゃ……何これ?なんか面白くない気分になってきた』

 

 誰か私以外の女子のことが好きだとしたら、華月は浮気みたいなのをしないために、そういった目で見るのを拒絶しているのかも

 しかし、その考えをすると胸が妙に痛くなるのを感じる。私も幼いままではない、こういった想いが何かを理解するのに時間はかからないが、いつからそんな想いを抱いた?

 転校初日に助けてもらったから?華月が良い人だから?年頃の女子だ、恋愛という浮ついた話は友達同士でよくする、その度に皆から『華月と付き合ってる?』と問われるが、彼の近くが落ち着くから、楽しいからいるだけで……

 

『あれ?思い返すと本当に、華月の近くにいることが多いな私って』

 

 確かに不快な視線を華月から感じないが、それなら同性の女子と一緒にいればいいのに、私は結局異性の華月の傍にいる

 友達なら他の女子たちでもいいのに、どうしてわざわざ異性である華月の傍にいるのか

 心の底から信頼し、信用しているからだろうか?

 たった三、四年の間に心を許せるまでになったのか。でも、華月は私に対して同じ想いだろうか、私のことをどう思ってるのか、異性として見てるのか、ただの友達のラインで終わってしまってるのか、どんどん気になってきた

 

『……部活動をこっそり見に行こっと』

 

 バスケをしている華月を見てどうするかなんてない、ただ今の心情で彼の姿を見たらわかることもあるだろう。思い立ったが吉日ならぬ、思い立ったが即行動で宿題を中断し、体育館へと向かう

 体育館へと近づくと、部活でしか聞けないような音がする

 キュッキュ!っとバッシュによって床を蹴る音が、体育館の外にまで響いているが、中をチラッと除くと華月はいなかった。きょろきょろと辺りを見渡すと、水飲み場に華月と部活仲間だろうか?

 三人で水を飲んでいる姿を見つけたので、こっそり聞き耳を立てる

 

『あー!!水!飲まずにはいられないッ!』

 

『疲れたもんなぁ、それに相変わらず米原に抜かれまくるし』

 

『抜いただけだ。その後のシュートは止められたしな』

 

『ターンアラウンドなんてカッコつけないで、そのまま打てば決まったのにな。そういった癖があるよな米原って』

 

『確かにな、何かと普通のシュートやレイアップをしないで、技術が必要な技ばかりするよな……未だに不完全な技が多いから、防がれる確率が高いし』

 

『……カッコいいシュートの方がいいだろ』

 

『それはあれか?女子にモテたいからか?安心しろ、お前はもうモテている!俺らが憎むくらいにな!』

 

 どうやら部活での話をしているみたいだ

 確かに華月は少しカッコつけることが多い、お年頃の男子ってそんなものだろう。華月も例外ではないようで、己を好く見せようとする姿勢に少し笑みをこぼす

 などと笑みをこぼしたが、女子にモテているという言葉を聞いて一瞬で真顔に戻った。なんだ今日の表情筋の働き具合、過去一番の働きっぷりに仰天するが、ちゃんと耳に集中しておかないと

 

『俺がモテてる?だ、誰にモテてんだ?』

 

『お前の傍にずっといるティナちゃんだよ!どんな魔法使ったら、あんな発育暴力女子と仲良くできんだよ!』

 

『ほんとだよ、ティナちゃんの巨乳を堪能してよ。俺らの歳であのデカさ、間違いなくこの学校の男子生徒、ならびに男性教師も彼女を狙ってるんだぞ』

 

『お、おぉ。圧がヤバいなお前ら』

 

『ティナちゃんがここでバスケなんてしたら、もうとんでもねぇな!揺れて揺れて、揺れまくるあの胸を凝視していたい!!』

 

『とんでもない光景だな、間違いなく俺の息子はおっきくなるぞ!』

 

 男子ってああいう会話をよくするのかな?

 私が、いや女子の誰でもこんなの聞いたら、いい気分ではないよこんなの。にしても、そんなにこの胸が男子からしたらいいんだ

 保健体育を習い立ての彼らだからなのもあるけど、不快な視線で凝視するのはやめてほしい

 別に見せつけるために大きくなったわけじゃない、自分で胸を揉んでバストアップなんてのもしてない。ただ摂取した栄養が、お腹じゃなくて全部ここに来てるだけである

 

『なぁなぁ、今度ティナちゃんをバスケに誘ってくれないか米原様?』

 

『俺もお願いしていいか?一度でいいから、とんでもない光景を目撃したい!』

 

『はぁ……却下だ。ティナは誘わないよ』

 

『えええ!?自分一人であの胸を堪能する気か!?』

 

『ずるいぞ!俺らにも眼福をもたらせ!』

 

『あのな、そういった視線で凝視されんのは怖くなるだろ。あまりティナを怖がらせるな、口には出してないが心の中では嫌がってるぞ』

 

 ……だからか。華月から不快な視線で見られないのは、別に私以外の女子が好きだからとかじゃなくて、私に魅力がないとかでもなくて、嫌な気分にさせないように見ないようにしてくれてたんだ

 他の二人みたいに、私のことを褒めたり、好きになる人ってのは発育が進んで、胸が大きくなってからの話だ

 つまり彼らは、私の身体だけを見て好意を抱いているだけだ。つまり私の外見だけで判断しているため、内面までは見てもくれない男子ばっかりだ

 でも、華月は……

 

『うっ、そうだな。いくらなんでも、凝視されると嫌だもんな』

 

『これがモテる男と、モテない男の違いか。配慮の気配りがまるで違う』

 

『お前らが欲望に忠実すぎるだけだ。あんまティナを凝視したりするなよ』

 

『うっす!師匠!』

 

『俺らにモテれる配慮の仕方をお教えください!師範!』

 

『来世に期待すんだな』

 

『『辛辣だな!!』』

 

 水飲み場から体育館に戻る三人に見つからないよう、私も宿題をしていた教室にそそくさと戻る。気づかれぬように戻れた私は、自分の席に座ると両手で顔を隠した上で、机に顔を伏せる

 暑さのせいじゃないのはわかってる、単純に嬉しくなって、恥ずかしくなって顔が真っ赤に染まっているだけだ

 自覚してしまったから、この気持ちを認めたから、抑えられない。どうやら表情筋はもう定時上がりのようで、にやけ顔が止められなくなっている

 

『……やっぱり良い人だな。私のことを気遣ってくれてたなんて、単純な心の私はその優しい気遣いで落ちちゃったよ』

 

 私は米原華月が好きだ

 この気持ちを、この瞬間に理解した。これからも華月の傍にいたい、華月の傍でいろんな経験を積んでいきたい、華月と叶うのなら恋人に……

 でも今は小学六年生の私たち、お互いに中学受験で入学する学校を目指している。夏が終われば受験対策で忙しくなる、告白してそちらに支障が出てしまうと本末転倒。同じ学校に入学できなくなってしまう

 だから、受験が終わって中学で仲がもう少し進展したら告白をしよう

 

『我儘を言うなら、華月からしてほしいけどなぁ』

 

 なんてぼやく私だが、これからの中学校の生活でそんなことができるのは、夢のまた夢だというのを思い知らされるとは知らなかった

 

 季節は移り替わっていき、転校初日とは違う桜が満開の日。華月と同じ中学校に合格した私たちは、一緒に登校していきクラス分けの紙を見ると別々のクラスになっていた

 正直に言ってショックだ

 この中学校は、私たちの通ってた小学校の生徒だけでなく、別の小学校の生徒も通うのだから知り合いが少なくなる。というのは全体の二割で、残りは華月ともっと長く過ごせないことにショックなだけである

 

『一緒じゃないのか……ねぇ、帰りは一緒に帰れる?』

 

『どうだろうな、部活とかの練習にもよるし、ティナだって他校の生徒と仲良くなったら忙しくなるだろ』

 

『そりゃそうだけどさ』

 

『居心地悪かったらこっちのクラスに来たらいい、休み時間の間は喋って過ごせるだろう』

 

『その言いぶりだと、私が友達作りに失敗して居心地悪くなるって言いたいの?』

 

『はは、まさかまさか』

 

 目を逸らされて言われても説得力がない

 だが友好関係くらいは築くつもりだ、私のクラスにいる人の名前を見てもあまり知らない名が多い。話したことのない生徒、もしくは他校の生徒の名前か

 華月がいないのは残念だが、クラスで孤立してぼっちにはならないようにしよう。ある程度の喋れる友達くらいは作って、後は名前を覚えて、挨拶くらいきちんとしてたらもういいだろう

 

『じゃあ俺こっちのクラスだから』

 

『それじゃまた帰りに』

 

『確定事項なのね』

 

『……いいでしょ。華月と帰るのがいいんだし』

 

『寂しんぼめ、さては兎だなティナ』

 

『一人で寂しくて死なないわよ。華月がいるんだし』

 

『寄り添うことも確定してんのかい』

 

 気兼ねなく話しながら互いのクラスに赴く、私も自身のクラスに入ると雰囲気がやはり重い

 知り合いの人が少ないからだろう、誰と話していいのか迷ってるのか……いや何か違う、男子からの視線が不快な視線もあるけど、恐ろしい者を見る視線がある。一つじゃない、二つか三つ……

 視線の出どころを男子に勘ぐられないよう探ると、見覚えのない生徒ばかりだ

 不快な視線は時々小学校で見かける顔だが、恐ろしい者を見る視線の男子はまるで知らない。他校の小学校の生徒だろうか、でもなぜ恐ろしく思うのだろう?本来なら興味などの視線のはずだが

 

『あら、あなた見ない顔ね。私と違う小学校から通ってた子でいいかしら?』

 

『そうじゃないかな?』

 

『私は将来、この日本を背負う宿命を担った者ですの』

 

『……は?』

 

『ご存じなくて?ISという、私たち女性にしか操れない優れた機体をいずれ私が操り、あのブリュンヒルデ様の傍にいたいのです』

 

『……ISね』

 

 もうこの言葉だけで理解した。この女子は女尊男卑に染まった人だと、しかも見知らぬ顔だから他校の小学校だ

 ああそれでか、男子が私に恐ろしい視線を出してたのは、目の前の女子みたいに気でも狂ってる人だと思ってたのか

 私の小学校ではそんな風潮には染まってなかったけど、噂くらいは聞いたことある程度だ。男子を奴隷のようにこき使う、完全な女尊男卑の学校もあるのだと。そのいい例が目の前の女子か

 

『あなたはISの適性値は測ったことは?』

 

『女子は一度健康診断で測られるからね。ちなみに『A』だよ』

 

『まぁ!私と同じ適性値の方がここにも!後で私のお仲間にも知らせたい吉報ですわ!』

 

『へぇ、あなたも『A』なんだ。じゃあ将来はIS学園?』

 

『もちろん。このクラスにもいるでしょう、男という下等の猿が何匹も。同じ空気も吸いたくないので、隔離されているIS学園へ赴き、ブリュンヒルデ様の傍に……』

 

『………』

 

 筋金入りだなこの女子。この様子だと、男子は本当に彼女の奴隷のように酷使されたんだろうな。『下等な猿』って言った瞬間、男子の数名が歯を食いしばったり、拳を握ったりしてたけど言い返さなかった

 従わないと過ごせないからだ学校を、反感なんて買ったらもうそこでゲームオーバー。本当に嫌な風潮だな、これじゃあ華月ともしお付き合いできても、私も華月も女尊男卑の女子らに反感を買って、過ごしにくくなるな

 告白はこの学校で風潮が収まる、もしくはここを卒業してからじゃないと

 

『はぁ……』

 

『そうですわよね、こんな下等な猿が何匹もいると、ため息も吐きたくなりますわよね』

 

『え?いや別にそんなんじゃ……』

 

『安心してください。この学校も私たち優れた女子が、生活しやすい学校早変わりさせますから』

 

『ちょっと待って『この学校も』ってことは、あなた小学校でも……』

 

『ええ、下等な猿でも役に立つよう調教すれば、なんでも言うことを聞く猿に……いいえ、奴隷に早変わりですわ』

 

 やっぱり女尊男卑の風潮を小学校でもしてたのか。とすると厄介な女子ね

 華月と仲良くしてたら、難癖つけにくるのが目に見える。私は逃れられる方法はいくらでもあるけど、華月にはそれがない。迷惑をかけるわけにもいかないし、当分は華月に会わないで過ごして帰宅しよ

 でもこの子や、他の女尊男卑の女子に見つからない場所を見つけたら、そこで一緒にお喋りとかしたいな……待って他の女尊男卑の女子もいるとしたら、華月のクラスにも

 

『そろそろ教師の方が来るようです。後でゆっくり親交を深めたいものです』

 

『あはは……じゃあね』

 

『ふふ、また後程』

 

『(絶対逃がさないつもりだな、この女子)』

 

 女性教師の入学の説明が終わると、案の定先ほどの女子に捕まり、同じ小学校で染まりきった女子たちを紹介された。私の適性値の『A』を聞くと、目の色を変えてジッと見られる

 適性値が高いとISの操縦も上手い、すなわち将来の有望株のようなもので、期待の目で見てくる

 そこから数日は、彼女らに捕まって何もできなかった。数日の間に私のクラスの男子は、女子に逆らうことを止めて、言われたことに従う奴隷になった

 こうもあっさりと思ったが、男子は男子で逆らったらどうなるか教えられたようで、身体を丸め怯えてこれからを過ごすのだろうが、私は別に何も命令なんてする気はない

 

『(それよりも華月のクラスが気になる。入学式以来会えてないから、どうなってるか知りたい)』

 

『ティナさん?どうかなさいましたか?』

 

『えっと、他のクラスにはどんな女子がいるんだろうって』

 

『確かにそうですね。私やティナさんのように適性値が高い女性は、どんどん派閥に入れていきたいですから』

 

『(派閥になんて入った覚えないけど、これで確認することができる)』

 

『では見回って行きましょうか、皆さん行きますよ』

 

 派閥に入っている女子が数人立つと、私たちに付いて来る。すでに仲間であった女子に、女尊男卑に染まってしまった私と同じ小学校の子であった

 この派閥は、適性値が最も高い私と彼女が舵を切れるようだが、切ったことなんてない

 隣のクラスから見ていくと、私と同じクラスの空気になっていた。つまりどのクラスも、女尊男卑に変わっていったのだ。いくらなんでも早変わりが早いけど、もしかしたら教師も加担している可能性もあるな

 

『……このクラスも目ぼしい女性はいませんね』

 

『(この隣が華月のいるクラスだけど)』

 

『おや?なにやら賑やかな……いえ、怒声ですね。何かあったのでしょうか?』

 

『っ!?』

 

『きゃっ!?ティナさん急に走り出すのは』

 

『(怒声は女子の声!この風潮で女子が怒声を上げるのは、男子に対しての割合が高い!)』

 

 嫌な予感を胸に抱きながら、華月のいる教室まで走る

 近づけばさらに怒声が聞こえやすくなったが、冷静になれない私は何を言ってるのか聞こえない。でもヒステリックに叫ぶ声に、どんどん不安が駆り立てられる

 目的の教室の扉を、走りながらスライドさせ扉を開ける。息を整えることをせずにすぐさま教室の中を見ると、ヒステリックに叫ぶ女子たちの中心には、いてほしくなかった彼が立っていた

 

『あんたいい加減にしなよ!!私たちの命令を無視し続けるなんて!!』

 

『選ばれた私たちが命令してるのよ!!馬鹿のように喜びながら、私たちに尽くすのが男の役目でしょ!!』

 

『いくら低能な男でも言葉はわかるでしょ!!とっとと従いなさいよ!!』

 

『だから何度も言ってるだろ。命令を聞く義理もないし、そんな役目に駆られた記憶もないんで断るって』

 

『ふっざけんじゃないわよ!!男のくせに私たちに歯向かうなんて!!無価値な……男のくせに!!!』

 

ドガッ!!

 

『がっ!?』

 

 鈍い音が響く中、華月の苦しむ声も聞こえた

 ヒステリックに叫んでた女子の一人が、掃除に使うほうきを華月の頭めがけて振り落としたのだ。T字になっているほうきの掃く場所で殴られたが、硬度はそれなりにあるのは知っている

 頭から血を流す華月は、倒れはせずに出血している箇所を手で抑えながら、殴りかかってきた女子を睨み付けている

 反撃はしないが、睨み付けるあの瞳にある殺意を私も見てしまい、私に向けられたものではないが、いつもと違う彼のあの瞳に恐怖し座り込んでしまった

 

『……ふざけやがって』

 

『従わないあんたが悪いんでしょ!!』

 

『もう一発殴っちゃってよ!!』

 

『いい気になってんじゃねぞ!ISという機体を持ってないくせに、偉そうにしてるお前らの方がふざけてるんだろうが!!』

 

『こんのごみ屑がっ!!』

 

『もう止めて!!』

 

 また殴られそうになる華月を止めるために、大きな声で静止を呼びかける。私の声が届いたのか、ほうきを持つ女子は振り下ろすのを止めて私を見ると、適性値の高い噂を聞いたのだろう、すぐさま従ってほうきを放り捨てる

 華月は私を見ると、驚愕していた

 だって他クラスの私がここにいるんだから、驚くのは無理もない。溢れる血が止まらない華月を手当てしようと近づこうとしたら、このクラスの担任である女性がやって来た

 

『……米原、教室を汚すな。さっさと拭いて綺麗にしろ、それと汚した罰だ今日の掃除は全てお前がやれ。文句は言うなよ、この真実は誰に言っても意味がないのはわかるだろ?』

 

『それでも教師か?』

 

『文句を言うなと言ったはずだが?私は教師である前に女性だ。お前のように、将来意味を成せないような男どもではない』

 

『だから、女子の起こした事件なんてもみ消せれると?』

 

『何を言っている?お前が活を入れてほしいと頼んだんだろう?命令をまともに聞き入れられない猿に活をと、彼女らに頼み込んだんだろう。つまりこれは、事件でもなんでもない』

 

『……腐ってんな』

 

 そのまま何事もなかったかのように、女性は授業を始めようとした

 私は何もできないまま、同じクラスの女子に引っ張られクラスに戻っていった。教師も染まってたなんて、想定していたけどあそこまでなんて

 出血をしていた華月は誰にも助けは求めず、一人で先ほど事件を終わらせた。あそこで、どうして私は華月に加勢しなかったんだ!

 苦しんでる彼を助けないと、これから先もまた同じことが

 

『(華月も逆らえば、他の男子にも迷惑をかけるのは知ってるみたい。逆らったら酷い目に遭うのは、やっぱり避けたいよね)』

 

 暴行で問題を片付けようとしたら、女子からの制裁で男子全員が連帯責任で、酷い目に遭うことを聞いたことがある

 暴行に移らないのは、同じクラスの男子に迷惑をかけないためだけど、口答えは我慢できなかったんだろう。それでも、ヘイトは華月にいっていたから他の男子は狙われないだろう

 けれどここからの生活の方が、私は心配になってくる。男子は華月に近づいたら、同じ目に遭うかもしれないと思い敬遠する

 女子は未だに従わない華月に、先ほどよりも過激な方法で、従わせようとするかもしれない

 

『(早くこんな学校卒業したい!うざったい女尊男卑の連中がいない場所はないの!?)』

 

 それから私は、この学校に華月と二人きりになれる場所を探した

 家では近所に何人か、この学校に通う女子が数名いる。万が一見つかれば、制裁を入れられるのはわかりきっている

 でも学校なら、いくらでも言い訳できる。命令とか嘘をつけばなんとかなるが、家に招き入れるのはどう言い訳すればいいか……

 だから学校での安息の地を探したが、なかなか見つからない。女子に見つからないよう、こそこそ隠れる男子たちのおかげで女子たちが、調教という名目の制裁をするため探し回ることがる。長い時間ゆっくりする場所が、なきに等しく徒労に終わった

 

『(あの事件から華月は孤立してるって聞くし、早く癒せれる場所を!)』

 

 思った通り男子は巻き込まれたくないから、女子はあれから華月に何かをしたという話は聞かないが、気に入らないことがあれば行動を起こすだろう。それこそ本当に、命の危機にさらされることも……

 華月の周りには人が寄らなくなっていった。一人になった華月が一体何を考え、何を感じているかはわからない。一早く知るためにも、奮起して場所を探し続けるがやはりみつからない

 

『(どれほど女子の網は広いのよ!嫌になる!)』

 

 もうないのかもしれない場所を探し続けるも、見つからないまま時はどんどん過ぎていき、過ぎていくほど女子の勢いは増していき、完全に女尊男卑で染まった中学校の完成された

 華月への暴力などの話は聞かないが、やはり未だに一人でクラスを過ごしている。心は弱っているはずなのに、家で引きこもらず学校に来る精神力は強いと思う

 でも、私はあなたと話したい!抱えている闇があるなら受け止めたい!殺意を向けたあの女が気に入らないのなら……

 

『(……あれ?どうしたんだろ、私の心?)』

 

 変わっていく心情も、時が経つにつれ進んでいく。クラス替えも行われないまま、加速したかのように時は進み今では中学三年生だ

 もうこの頃になると男子は完全に奴隷となり、女子は誰しもが女王のように振る舞っている

 そんなある日、ニュースで有名になった世界初の男性IS操縦者、織斑一夏発見!各学校で検査が行われるが、誰もが見つからないと思っていたが米原華月は見事に起動させた

 私は華月が動かせるのを知ると、すぐに進路をIS学園に変えた。今度こそ華月を守るために、染まった女なんて近寄らせないためにも!

 

『(動かしたとわかった途端、すぐに連れていかれちゃったけど、華月も織斑一夏同様にIS学園に通う。それにあの学園で上に立てれば、この風潮をどうにかできる希望も……)』

 

 IS学園に通う女には、何人か女尊男卑の女子もいるだろう。上に立って有無も言わせずに、そんな思想をなくすんだ

 実力で黙らすか、生徒会に権限があれば権力で従わせる。社会に出たら、少しはまともな人間になれるようにする

 たった今目標を決めたこの日から、私はISについてもっと学ぼうと励もうとしたが、翌日のニュースで床に穴ができ、急降下で落ちていくような感覚を味わうことになった

 

『二人目の男性操縦者である米原華月は、適性値の低さから未来のために解剖されましたが、何も得られることができませんでした』

 

 解剖された……華月が解剖された

 この現実が真実だというの?どうして華月がそんな目に遭う。彼が何をした!彼が何か悪さしたのか!お前ら男の都合でどうして解剖なんて!

 情勢に逆らわないくせに、窮地を奪回できる糸を見つけたらすぐに縋って、使えなかったら捨てるなんて!弱者の都合に華月を巻き込むな!

 何もなかった穴に、怒りという気持ちがどんどん埋まっていく。女尊男卑に染まった女も、逆らわない男にも、そして何もできなかった自分自身に対してもだ

 時間をかけて冷静さを戻していく、華月のためにも、こんな情勢をなくすためにもIS学園で上に立つ!それがせめてもの、華月への罪滅ぼしとして

 

「……こんな感じかな。華月が女性を恨む理由、私がここに来た理由。鈴は染まってなかったから、すぐに仲良くはなれたけど」

 

「三年間、華月はほとんど一人だったのね。孤立した中でずっと溜め込んでたのか、心境も変化するでしょうね。政府の上層部らと対面した華月は、弱々しい善人だったって神楽から聞いたわ」

 

「善人か……良い人なのは変わってないな」

 

「でも計画を成功するには、善人であり続けるのは無理が……」

 

「だから私のところにマドカって子が来たんでしょ?それをどうにかするためにさ。女を堕とす時だけは、冷酷になれるようにさ」

 

「冷酷ね……華月の怖い姿をあまり想像できないわ」

 

「………」

 

 ううん、良い人の華月でも冷酷になれる。あんな瞳ができた人間が、冷酷になれないなんて有り得ないと断言できる

 要は昔からの付き合いである私なら、華月を誰よりも知ってるから冷酷にさせれると思ったんだろうね

 計画にも興味が出てきた。女尊男卑だった代表候補生セシリアも、今や華月の前ではマゾ牝奴隷と言うじゃないか

 つまり、女尊男卑相手ならば華月は自ら冷酷になれるが、女尊男卑に染まってない女が厳しいんだろう。これをクリアできれば、私がここに来た理由にも色が付く

 

「それでティナは協力してくれるの?」

 

「もちろん。だけど、華月に会って二人きりで話がしたいの」

 

「……わかった。じゃあ華月のいる部屋に向かうわよ」

 

「え?寝込んでるんじゃないの?」

 

「話し合いならできるでしょ。それに具合も見ておきたいし」

 

「それもそうね」

 

 鈴に案内されながら、華月がいるという部屋に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~米原side~

 

 ……頭痛がない、体調も著しく回復したらしい。昔の夢から覚めた俺は、寝込んですっかりよくなった身体を確認しようと起き上がると、そこは寝ていた部屋などではなく、真っ白な空間が広がっていた

 どこを見渡しても白一色。なんだここは?

 どこかの施設か何かと思ったが、目の前に佇んでいる女性がただ一人、こちらを見つめている。銀髪の長髪に、クールという言葉がピッタリの雰囲気、さらに聖騎士を表すような装備を身に纏っている

 見覚えがまるでないが、不思議と初対面などと思えない心地だ

 

「………」

 

「……どちらさまですかね?名を名乗っていただけると恐悦至極だけど」

 

「大した精神の持ち主ですね。想像以上ですよ、想定の範疇の人なら選びませんし」

 

「それが名前なら、あんたの親のネーミングセンスは崩壊してるよ。完全に台詞みたいになってるし」

 

「私の名前はまだないですから」

 

「え?夏目?」

 

「ないと言ったでしょう」

 

 悪ふざけにもきちんと対応か、女尊男卑の女性が俺を攫ったなんて考えたけど、どうやら検討違いだな

 女尊男卑の女性たちがどういった人間か、俺は俺なりに理解してるつもりだ。さっきみたいな言葉を投げかけたら、反感を買って暴言の嵐をくらうからな

 だとすると何が目的なんだこの女性は?

 知らない場所に連れてきて、仲良く雑談ってわけでもあるまいし。なんにせよ目的がわからないな、名前がないとか嘘をブっ込んでくるしさ

 

「正体をそろそろきちんと明かしてほしいけど。あんたは誰で、どうして俺をこんな場所に連れてきた?」

 

「この場所とはもうすぐお別れですよ。あなたの来客が来たようですし」

 

「来客?それにすぐにお別れって一体……」

 

「あなたを選んで後悔はしてません。この世界の盤上をひっくり返し、私をちゃんと求めてくれるあなた。計画の行く末が、華やかなものであるように、あなたの傍で願ってます」

 

「傍でって……え?なんなのストーカー?」

 

「次に会ったら名前、私に与えてくださいね」

 

「お、おいちょっとま……」

 

 今度は目が眩むような光に見舞われ、思わず目を閉じると一気に意識が失っていくのを感じる。結局誰だったんだあの女性は?

 俺を選んだとか、傍で願うとか、あの女性を求めるとかなにがなんだか理解できない……名前を与えてか、夢から覚めてても覚えてたら考えてやるか

 再び意識が戻ると、先ほどの出来事はしっかり頭に残ってた。目を開けるともはや見知った天井、いつもの部屋にお戻りだ

 でも体調は元に戻ってるのは事実だな……とりあえず水を飲もう。飲んでから名前でも考えようとしたら、ガチャっとドアが開いた

 

「華月、鈴だけど起きてる?」

 

「鈴?起きてるけど、どうして鍵を開けれた?」

 

「マドカが少し前に開けてったようよ」

 

「何してくれてんだマドカ!?」

 

「大丈夫よ、山田先生が見張ってたようだし。それよりも華月に会いたい人がいるの」

 

「会いたい人……ほんとに来客が来るとは」

 

 開いたドアからスタスタと歩く音が聞こえる。音の数からして一人のようだが、鈴しか入って来てないのか?

 緊張してドアの前で待ってるとか……いや待て、そもそも俺に会いたい人って誰だ。俺に会わせるってことは、計画のことを知られてもいい人なのか?

 ちょっと待てよ、もしかして俺がどう対処しようとしてた人物だとしたらどうだ。マドカが鍵を開けたってことは、マドカも了承を出した人物

 昨日の話でマドカが、解決できるように会わせるセッティングを行ったとしたら。今ここに来てるのって……

 

「………」

 

「………」

 

「……久しぶり華月」

 

「……ああ、元気だったかティナ」

 

 幼馴染のティナ・ハミルトン、どうしてこうもよくない状況が続くのかな、上手くいかないのが計画だけど、こうも連続で不憫なことになるもんかね




久々にエロのない話でした。次はきちんとエロを組み込みます。


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あの瞳

ティナちゃんの情報がなさすぎるので、私の中で生まれた性格となりました。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。


 現段階で、計画に支障をきたす可能性がある人物は三名いる

 一人は篠ノ之束、あの天災の気まぐれ一つで計画は無きものにされる。向こうが何を思っているか、知ることさえできないのが厄介である

 二人目は織斑千冬、IS学園の教師にして、第一回IS世界大会モンド・グロッソで優勝を獲得し、ブリュンヒルデと女性から崇められている教祖のような存在。力、速さ、そして技術を兼ね備えた完璧に近い存在、この部屋に突撃されたら一貫の終わりだ

 そして、最後の一人が……

 

「………」

 

「………」

 

 目の前にいるティナ・ハミルトンだ。先ほど述べた二人より脅威でないが、計画の主軸となっている俺からすると、大きな障害に違いはない。今この段階では、最も大きな障害は誰でもない、ティナだと俺は断言する

 簡単に言ってしまえば、俺はティナとは幼馴染だけど、こんな俺を知ってしまったら嫌われるのではないかと脳裏をよぎる

 中学では接することなんて無いに等しかったが、必死になって学校を捜索するティナを見かけた時、俺は一度話しかけようとしたことがある。でも、話しかけはしなかった……

 

『(ティナのやつ、どうして学校中を捜索してるんだ?女尊男卑のやつらみたいに、包囲網を張ってるなんて言わないでくれよ)』

 

『はぁ、はぁ……ここにもないか、華月とゆっくり話せる場所』

 

『……え?』

 

『くっそ!包囲網どれだけ広いのよ!』

 

『(俺とゆっくり話すために、女尊男卑にも染まらず……ありがとう、ティナ)』

 

『こっちにあるかな?もうちょっと包囲網小さくなったら、場所もできそうなものなに』

 

 わざわざ俺と話すために、あそこまで動いてくれるティナの優しさに涙腺を刺激された

 あの汚染された生物みたいな連中とは違う、例え目立つような行動をして視線を集めてもやめない姿勢、嫌なものにも堪え頑張るティナは素敵だった

 隠れながらやり過ごした後に、俺はいつも一人で過ごすあの教室に戻ろうとしたが、行く道に女尊男卑に染まり、織斑千冬を信仰するあの女子たちがいた。明らかに不機嫌そうな顔で、五人とも俺の顔を睨み付けてきた

 

『……あら、なんでごみ屑のあなたがそちらから来たのです?そちらには先ほど、ティナさんがいたのですが?偶然……なんて言いませんわよね?』

 

『ティナさんは将来この世界を担うお一人よ!あんたみたいなゴミが、まさかティナさんに何かしたわけじゃないでしょうね!!』

 

『(ティナの適性値を知ってから、この女どもは神輿を担いでるな。適性値の高い女が、これからの世界を創るとでも言いたいのか)』

 

『黙ってないで答えろよ劣等種が!!』

 

『あんたのクラスのように、終われるなんて甘い考えはしないことね!』

 

『やられる前提なのかよ。本当に嫌になるな』

 

 ここで素直にティナの後をつけてたなんて言ってみろ、確実に俺はこの連中に死ぬ寸前まで暴行を振るわれるだろう

 この前の事件でそれは十分承知しているが、この状況で俺が最優先すべきことは、ティナがしていた行為を知らせないこと

 女尊男卑のやつらからしたら、男のために行動するティナは異物となる。そうなればティナも、俺ら男のように制裁を加えられる可能性がある

 それだけは避けなければならない、偶然で処理をされないよう先手は打たれた、さらにティナに疑惑を向けないようにしないといけないなら……

 

『そんなにティナさん、ティナさんってお前らはティナのなんなんだ?舎弟か、家来か、それとも……あぁそうか、お前らは金魚の糞か』

 

『『『なっ……なぁ!!?』』』

 

『適性値の高いやつにくっついて、何かしらのおこぼれをもらうために勤しんでいる。大変だね、今時の女子内のスクールカーストみたいなのは』

 

『言わせておけば!!ふざけたことをペラペラと!!』

 

『俺は思ったことを口にしたまで、お前らはさほど適性値は高くないんだろ?だからティナという看板を持ち、自分たちを強く見せているだけの弱者なんだよ!ティナにくっついてようやくそんな態度しかとれないお前らは、金魚の糞と呼ばれてもおかしくねぇんだよ!!』

 

『こっ、このごみ屑っ!!!』

 

バシンッ!!

 

『いっ……っ!?』

 

 怒りの沸点が頂点に到達した一人の女子が、傘置きに置かれていた傘を手に取り、また俺の頭を殴ってきた

 殴られた箇所を抑えながら女子全員の顔を見ると、全員が俺に殺意を剥き出しにし、冷静さなんて保っていなかった

 これでいい。ティナが俺のために動いてるなんて知れたらどんな目にあうか。だから、ティナへ向けられる可能性のあるヘイトは全部俺が独り占めにする

 他の男子にも危害を加えられたくはない、俺の勝手で連帯責任なんて嫌だもんな。この女子どもが、全ての怒りを俺にぶつければそれでいい

 

『偉そうにっ!!虫けらのくせにっ!!卑しい男子風情がっ!!』

 

バキッ!!

 

『私たちも選ばれた存在なのよっ!!ISも操れない存在価値のない不良品のくせに!!』

 

ガンッ!!

 

『私たちに詫びろ!!詫びて死んでしまえ!!』

 

ドッ!!

 

『んぶ…!?ぐはっ……ほ、ほんとに……イカれてるな……ガハァ!』

 

『血を吐いたくらいで許しを得られると思うな!!もうお前なんか死んじまえ!!』

 

『汚らしいですわね。皆さん、ちゃんとこのゴム手袋をお付けくださいね』

 

 一通り顔や腹、手足など身体を満遍なく叩いた女子どもは、次なる制裁を実行しようとしていた。正直言って、立っていられるのが奇跡に等しい

 流血をまたしたが、吐血なんて滅多に起きるもんじゃねぇのに、どれだけ強く殴るんだよあの女子ども

 立ちながらふらふらしてる俺の手足を、ゴム手袋を付けた五人が掴む。そのまま階段のある場所まで引っ張られた

 学校の階段は折り返し階段、中間に踊場があるが、女子どもはそこに突き落とすのかと思っていた。しかし女子どもは、階段からではなく手摺りに俺の身体を乗せ、踊場でなくそのまま最下の階段に落とした

 

ドシャッ!!

 

『がっ……ぁぁっ……』

 

『見て見て!あいつほんとに死んじゃったかも!』

 

『劣等な男は、死に際も無様ですのね。汚らしい汚物の末路らしいと言えば、らしいですけれどね』

 

『それより、これでもうティナさんへの脅威は去ったよね!早く教室に戻らないと、次の授業始まっちゃう!』

 

『あれはどうしますの?廃棄物をあのままにするのも……』

 

『用務員の屑が片づけますわ、それより戻りましょう。それと、ティナさんにこのことは伝えない方針で』

 

『わかってますわ。ティナさんに余計な心配をさせるわけにはいきませんもの。愚か者が近くにいたなんて知れたら、ティナさんのコンディションに影響が出る恐れがありますし』

 

 痛い……とても痛い……意識も、薄れてきて……大きな声、出してない……よな?

 聞こえたら、他の生徒に、心配……かけるし……カッコつけたけど、やっぱり辛いや……辛い……辛いよ……

 ああ、血が止まらないな……死ぬのかな?

 もし……死んだら、ティナは、悲しむかな……俺のために……たくさん行動して……頑張ってんだ!!その俺が、頑張らないでどうする!!

 血まみれでカッコ悪いけど、生きなきゃいけない理由ができたから、いつまでも寝てるのはいけないな!!

 

『痛ッ……うっ、動けんっ!うっ!ガハッ!ペッ、ペッ!!……やべ、血吐きすぎていたるとこに』

 

 幸いにも骨は折れていなかった

 しかし、この階段を殺人現場の如く、俺の血で染めてしまった。授業は致し方ないがサボる、そして授業が終わる前にここをなかったことにする……でもちょっと休ませてほしい

 俺は見事何事もなかったかのように後処理をした。そこからあの女子どもは、ティナに構うのに忙しいようで、俺の生死なんて興味がないようで会わずに過ごせた

 結局、俺がISを起動する事件が起きるまでに、ティナは求めた場所を見つけられなかったようだ

 

『(あの女子どもが、ティナにくっつきすぎなんだよな。俺の言葉で不安になったんだろう、余計なことをしてしまったな)』

 

 俺は相変わらず男子からは敬遠されて、女子からは目をつけられ制裁という名の暴行をくらう

 そんな日々を過ごし続けていったある日、心のどこかに闇が大きくなるのを感じ取った。ISの機体を持てるかもわからないくせにエリートぶる女ども、女子の怒りを上手いこと俺に擦り付けようとする男ども

 日に日に膨大になっていくのは感じたが、俺はそれを抑え込んだ。この感情に任せた俺の瞳を見たティナを、思い出したからだ

 俺に初めて恐怖を抱いたティナの姿を見たくないために、己自身に言い聞かせて抑え込む日々を過ごしていた

 

『(俺には成り上がる力を持っていない!思うがままに行動しても、すぐに幕引き、始まりもしない!心にしまえ、また恐れられたいのか!)』

 

 こうして抑え続けた日々も大分経ったある日に、ISを起動させてこの学園に計画を実行するために侵入した

 だが、思いのほか善良な気持ちがあるのには理解してる。抑え込み続けた善良さが、この計画にとって邪魔なブレーキの役目となっている

 だからこそ厄介なのだ。俺のために行動してくれたティナを、女尊男卑のやつを止めたティナを、計画のために仕方なく犯しました

 ……そんなの、俺の心を抑え込んでいる善良さが許すはずもなく、簪に大丈夫などと言ったが、こう対面すると申し訳ない気持ち、罪悪感が勝ってくる

 

「ティナはさ、俺がなんでここにいるかは……」

 

「鈴に聞いたから、計画のことも、ここに来るまでの経緯も」

 

「……ごめん」

 

「ふざけないでよ!」

 

「っ!?」

 

「ほんとに、ほんとに……」

 

 ティナが急に怒鳴るだなんて、俺へ怒鳴ったことなんてなかったから、驚いて一歩引いてしまった

 でも、怒るのも無理はない。同性を次々に奴隷へと堕としてるんだ、あの幼馴染だった米原が……

 怒るよな、泣いてしまうよな。鈴から口伝で聞いた話でも、その目で確認しないと確証なんて得られない。けど、目の前にいる俺はこの部屋で、何人もの女を奴隷に堕としてきた

 ここにいる時点で、より一層確証に近づいたんだから、楯無の言う通りやっぱり幻滅されるよな

 

「生きてるなら生きてるって言ってよ!!」

 

「……え?」

 

「華月が死んだって聞いて、私がどれほど泣いたかわかってる!好きな人が死んだって聞いたら、どれほど辛いのかわかってんの!!」

 

「ちょ、ちょっと待った!好きな人って、そうなのか?」

 

「今は大人しく、私からのお仕置きをくらえ!!」

 

「だ、だから待てって!んなズンズン歩み寄られたら……うおっ!?飛びつくのかよっ!」

 

 ポフッとベットの上に押し倒される俺は、飛びかかって来たティナを受け止め、そのまま抱きかかえている。ティナは俺の首筋に顔を埋め、ぐりぐりと擦ってくるが、これがお仕置きなのか?

 しかし、ティナが怒ってた理由は俺の生存についてだったか。世間で俺は死んだ者、ティナももちろんその報道で、俺は死んでしまったと知り泣いた

 悲しませないなんて言ったが、結局悲しませる俺は男失格だな。とここで、ぐりぐりしていたティナに動きが、顔の動きが止まったかと思うと大きく口を開け……

 

がぶっ

 

「……いででででででで!!」

 

「………むー!」

 

「いや、結構な力で噛んでるな!痛ッ……血が出る!出るって!」

 

「むっ!むーー!!!」

 

「いっでえええええええ!?噛み千切る気か!?あっ、血が出た!」

 

「ちゅー、ちゅー」

 

「吸うな!胃の中で消化されにくいぞ!!」

 

 首筋でなく、肩の近くを思いっ切り噛まれた

 まさか、血が出るほどの力で嚙みつかれるとは、思いもよらなかったけど。これがティナの言うお仕置きなのだろうか?

 俺への罰としての痛みを与えるのはまだわかるが、血まで吸う必要はなかったのではないか

 出血が止むまで吸い続け、吸い終えたら埋めた顔を離しこちらを見た。そこにいたのは、頬を赤らめ、妖艶の笑みを浮かべ、口元から俺の血を垂らす、吸血鬼がそこにいた

 

「ねぇ、華月の血だよ。たくさん吸っちゃった」

 

「こ、これがお仕置きか?」

 

「うん。これを見て、華月が血を流した場面を思い出すかなって」

 

「……思い出させてどうする気だ?それに大昔でもない、言われればすぐに思い出せれる。受けてきた仕打ちで、血を流したことなんて……」

 

「私の周りをうろついてたあの五人でしょ、そんな出来事を起こしたの?思い出す顔は私の周りにいた五人と、華月をほうきで殴った事件で責あなたを責めてた三人+あの女性教師」

 

「……どうして、ティナの周りをうろついてた五人の事件を?」

 

「……その現場を静観してた用務員の人にね。なんかいつもより怯えてたから、聞きに行ったら教えてくれたよ」

 

 用務員のおじさんに見られてたのか!?

 確かにあの時は、あまりはっきりとした思考回路をしておらず、血痕の掃除にしか頭が回らなかった。周りの確認なんて一切してなかったが、黙って見てたのは関わりたくなかったのだろう

 大の大人までもがそうなるか、随分弱くなった男の時代だな

 ……こんな厨二みたいなの言いたくないけど、背中の傷が本当に疼いてきた。大事には至らなかったが、重症だったのは変わりない

 身体に鞭打ってその日を過ごし、次の日は休みだったから休息に努めたけどな

 

「華月はさ、そんなに酷いことされたのに我慢できてるのはすごいよ。華月は良い人だから、ブレーキをかけてるんでしょ、心にさ」

 

「……そんなことは」

 

「あるよね。伊達に幼馴染やってないの、華月が抱える深層心理くらいちょっとわかるから」

 

「随分と俺のことを理解してるな、好きなの……そ、そういえば言ってたな、好きって」

 

「無理して告白の答えを言わなくていいから。それでさ、押し殺してる華月に提案なんだけどさ」

 

「提案?」

 

「その押し殺してる感情を、彼女たちにぶつけない?そこで全て吐き出して一旦リセットして、善人でも悪人でもない米原華月となって計画を進めよう。また溜め込んだら、もう一回彼女らに吐き捨てる」

 

 抑え込んでいる闇を誰かに吐き出す。確かにそれはいい提案だが、吐き出す相手って誰なんだ?

 彼女たちって複数形だし、俺が吐き出したいと思えるような女性なんて……ああ、だからさっき俺の血を垂らしたのか

 俺の中で闇を作った原因、ティナにとりつく金魚の糞である五人、俺をほうきで殴る事件の騒動でお咎めなしの三人、それで最後に教師としてあるまじき言動をしたあの教師、計九人を吐き出す対象にするのか

 

「察しのいい華月ならわかってると思うけど、彼女らはここIS学園に通ってる。まぁ教師の方は、あそこの中学で今も働いているから、実際の獲物は八人」

 

「全員がIS学園にいるのか」

 

「さらにビックリ、その八人は私と同じ2組の生徒なんだ」

 

「同じ学校者同士を固めたかったのかね?」

 

「かもね。それで華月はこの提案に賛成?反対?」

 

「………」

 

「ふふ、未だに良い子のブレーキがかかってるのはすごいね。フラッシュバックなんかじゃ、了承を得られないよね……相変わらず、良い人なのは変わりなしか」

 

 別に反対ってわけでもない、あの連中がセシリアみたいに俺に跪くのは、想像するだけで悪くない心地になるのは間違いない

 間違いないが、ティナの言う通りどこかブレーキがあるのだろうか。実行までいく闘志が、直前で止められるのだ

 マドカにも冷酷になれと言われたが、俺の課題はしばらくはこれなのだろう。などと不安げになる思考ばかりよぎるが、目の前にいるティナの行動でそれも一気に吹き飛んだ

 さも当然かのように、制服を脱ぎだしてあっという間に下着姿になった。肌色の薄さと同じような白色の下着を、一瞬凝視しかけたが、嫌な思いをさせぬよう別の方向を……

 

「別の方向を見ない!こっちを向くの!」

 

「んぶっ!?」

 

「んっ、やぁアンッ……♡ほらほら、私って結構巨乳でしょ、どう?この胸の感触は。ブラも取ったし、直に感じられてるはずだけど」

 

「きゅ、急に何を……」

 

「ここまできて、逃げるなんて言わないでよ?今だけは、抑えてる欲望を私に吐き出してよ。愛しの華月……♡」

 

「……後悔するなよ」

 

「いいよ、きて……あっ、ふぅぅぅッ、ンッ……ふぁアッ♡あぁ、そ、それ……んっ、ンンっ……んっひゃうッ♡」

 

 耳元に囁く吸血鬼の言葉に、脳が蕩けていくのを感じる。蕩けた脳が送った信号に従い、俺の顔に押しつけてくる二つの乳房を、優しく揉み始めた

 手指にしっとりと馴染むようなすべらかな肌に、柔軟さと弾力が程よい胸の感触が実に心地いい。小学校の部活仲間も言ってたが、本当に巨乳なティナの胸は俺の手じゃ納まるわけなかった

 次に俺は、この雰囲気の勢いにまかせてティナの乳首にむしゃぶりつくと、派手な音を立てて吸い付く。ぷにっと膨らんだ突起を舌で舐めて一息つき、いくらか落ち着きを取り戻して、今度はじっくりと吸い上げる

 

「はうっ、んはぁ、乳首いい……ふうぅ、おっぱい、優しくされるとッ、はう、感じちゃうのぉ……むはう、はあぁぁ……♡」

 

「今までいろんな男に見られてきたこの胸を、俺が独り占めか」

 

「あぅっ……ンフゥゥ、は、華月……んンッ、以外の人、には……さわ、らせないっ……もん……はうっ……♡」

 

「もんとか、似合わない言葉を使うなよな」

 

「うっ、うっさいッ……こんなときに、他の人のことなんかッ、考えるなぁ……♡お願い、私のことだけ……考えてぇっ……♡」

 

「焼き餅とは、可愛いな」

 

 俺の愛撫にぴくぴくと肩を震わせて喘ぎながら、ちょっと拗ねたように声を尖らせるティナ。実際に焼き餅を焼いてるのかは知らないが、訴えてくる今のティナは一段と愛らしく見える

 俺はむくれるティナをなだめつつ、ねちっこく乳房を揉んでいた手をすっと滑らせ、今度は股間に差し入れた

 汗ばんだ柔肌を包む下着をずらし、秘部へ手を入れると、ティナは大きな嬌声をあげビクンと身体を震わす

 

「ひゃぁあああああっ♡」

 

「ヌルヌルとはな。最初から期待していたのか」

 

「はふっ、い、いやあぁ、あっ……アアアッ、んッ、ンンンンッ……はぅンッ、ふぅんンンあああアアッ……♡」

 

「嫌じゃないだろ?後悔するなと、前もって釘は挿したんだから」

 

「アッ、はっ、んンッ……ふっ、はぁあアアッ♡いっ、イイッ……くッ、ふぁアッ、それッ、いきなりだけど……気持ち、いい……♡」

 

「そうか。それならもっと気持ちよくしないとな」

 

 股間の秘部に指をすべらせ秘裂の表面をなぞると、ティナのそこは、もうそれだけで肉溝の柔襞がうねうねと蠢き、指先に吸い付いてくる

 つい夢中になって弄っていると、割れ目がプチュプチュと淫らな水音を立て、粘つく愛液をドロッ、ドロドロッと次々に溢れさせる

 俺は乳首を吸いながら、肉襞を激しく愛撫しつつ、淫らな姿のティナを見ると、抱いていた恐れが消えていくのがわかる

 俺の心配は徒労に終わった、そう実感すると一気に疲れが湧き出てきたが、今は情事が最優先事項だ

 

「アッ、やっ……ひゃっぁああッ♡やッ、やだっ、そんなッ……おっぱい、マンコ……一緒にっ、されたらッ、ふぁッんあああぁンッ♡」

 

「意外とスケベなんだな、ティナって」

 

「ひゃッ、ぁあアッ、んンッ……ふぅぅ、クン、クゥン♡やぁッ、華月ッ……華月の前だけッ、こうなれるのはッ華月の前だけぇッ♡」

 

「……お、おう。普通に照れるな、でも俺の前だけでそうなってくれるのは嬉しいな、素直なティナは好きだよ」

 

「うっ……!?ンンッ……ここで、それ言うの……あぁンッ、ずるいッ……ンふうぅッ、反則よ……馬鹿あぁぁ♡はっ、は……あはぁぁ♡」

 

「粘っこい液が増えたな、もっと気持ちよくなってくれ」

 

 ティナは俺の一言でわずかに赤く染め、いつの間にかすっかり息を熱くして、身体をゆだねるように俺の方へとすり寄ってくる

 俺はティナの乳首を猛烈に吸い上げ、顔を振って舌と唇で乳首の根元をしごきつつ、秘裂に埋めた指を激しく蠢かせて媚肉を掻き回した

 わざと水音を立てつつ上と下を同時に激しく責め続け、艶めかしくよがり喘ぐティナは、先ほど嚙みついてきた肩にまた顔を埋め、残った傷跡をぺろぺろと舐めて治療してくれている

 

「んはあぁぁ……♡あん、ヤッ、いやん、おっぱいッ、マンコ激しいのッ感じる……感じちゃうぅ♡はふう、んふうぅぅ……ぁあんンッ♡」

 

「指への締め付けがすごくなってきたな、そろそろなのか?」

 

「あっ、フワアァァ……い、イクッ……イッちゃうッ、わたしッ、わたしッ……あッ、ふぁッ、あぁアッ、ひゃッぁあああああッ♡」

 

「そろそろイクのかっ?上も下も弄られて、イクのか!」

 

「ハッ、あはあああぁっ♡イクッ、あんうッ、出ちゃうゥウッ♡うはああッ……アッダメッ、もうッ、アアァッハあッああああぁっ!!」

 

「イクんだなティナ!果てろ!」

 

「きゃはははあああああああンンンンッ!!」

 

 グネグネとうねる肉襞を指先に引っかけて手前に擦り上げると、ティナは声の調子を一段上げて喘ぎながら、いっそうせわしなく尻をくねらせる

 最後に思いっきり、上も下も最大の力で弄ると、ティナが激しく絶叫しながらビクビクと全身を派手に痙攣させる

 ティナは絶頂の快楽を噛みしめて、いやらしく喘ぎながら、ますます異様な昂りを示す。急に恥ずかしくなったのか、喘ぎ声を聞かれぬよう再び俺の肩に噛みつき、あむあむと甘噛みをし始めた

 

「んむっ……♡んふッう♡……はぁはぁ、どう?私に対するブレーキは外れた?」

 

「外すために、わざわざこんなことを」

 

「嫌いな人にはやってないって、華月だから私はしたんだ。私へのブレーキを外せれば、他はもうアクセル全開でどんどん犯して、どんどん奴隷へと堕としていけるでしょ?」

 

「躊躇いをなくすためか」

 

「まぁね。だからその処置の最後として、華月とセックスをするからね」

 

「……わかってる。そこがゴールなことくらい」

 

「こんな形でも、華月に初めてをあげられるから、私はとても嬉しいけどね」

 

 こんな形か……ISによって変わらぬ世界であったら、もしかしたら俺はティナと付き合ってたのかもしれない

 あの中学時代が違うものなら、仲のいい友達のままで終わらずに、告白して恋人になれたかもしれない。しかし、そんなifの話をしても意味がない。目の前の今が現実なんだから

 それでも、紛いものだとしても、この時だけはティナを誰よりも深く愛そう。好きと言ってきた彼女への返答はまだできてないが、言葉で示すよりも身体で教えた方が示せるだろう

 

「もう濡れてるし、すぐに挿入した方がいいだろ?」

 

「……そうだけど、あまり私の口からそんなの言いたくないんだけど」

 

「ははっ、そりゃティナも乙女だもんな。ロマンチックなんてものはないが、初めてをもらうぞ」

 

「うっさい……早く押れて、華月の愛を感じさせてよ」

 

「痛くても文句言わないでくれよ、ティナ」

 

「きゃぅううッ!?」

 

 ズボンを下ろし、パンツから外に飛び出したチンポは、柔肉の狭間へと滑り込む

 ティナは、突き立つチンポに丸い尻をすり寄せ、そのままぎこちない動きで上下に腰を揺すり始める。ふとチンポを見ると、破瓜の血がうっすらとついているのが見えた

 きゅうきゅうと引き締まる肉洞の縮動に、ゆっくりと灼熱の衝動が襲い掛かってくる。最奥まで貫いて、そこにあるくぼみをチンポの先端で小突くと、ティナは声を震わせて歓喜の叫びを張りあげた

 

「あぐッ……うううゥッ、ぅううッ、ハッ、はぁぁッ……ああァッ、アッ、ああぁあッ……やぁあアアッ♡」

 

「大丈夫かティナ?」

 

「バッ、ばか……!心配する暇あったらッ……積極的に動けってのぉッ……くぅうウウウッ……!」

 

「だ、だけど、やっぱりティナの痛がってる姿は……」

 

「あぁッ、くぅうッ……ぁああッ、もうっ、勝手にッイッ、はぁアアッ……するんだッからっあぁあアンッ♡やあぁあッ……アアアんッ♡」

 

「ぐおっ……おおおぉぉ……!」

 

 濃密な牝蜜を溢れ出させる尻をブルブル振るわせながら、猛り狂うチンポの感触に恍惚としてよがり鳴く

 すっかりドロドロに溶けた媚肉にズッポリとチンポを咥え込まれて、俺もたまらず昂った声をあげてしまう

 熱い息を弾ませて、キュッとくびれた細腰を慌ただしくくねらせ続け、ティナはどんどんペースを上げて過激に尻を振り立てる

 そして、尻の動きに合わせて秘裂の中を埋め尽くす肉襞を、波のようにせわしくうねらせ、チンポを根元から搾るように締め付けてくる

 

「ひいぃ!?あッ、ンウウウッ……アアアッ♡すごぃイイッ……マンコ広がって、気持ちイイッとこズンズン当たってるぅうッ♡」

 

「順応するのが早くないか?」

 

「あはあぁん、華月ぃ、動いてえぇ♡おちんちんいっぱい動かして……わたしのアソコ、いっぱいほじほじしてえぇぇ♡」

 

「わかったよ。たっぷりと味わうんだな!」

 

ズンッ!!

 

「ハアアアアァァァァァーーーーーーーンッ♡」

 

「奥に本気で、突きまくってやるからな!」

 

 俺はぬめる柔肉の感触に、猛烈な勢いで噴き上がってくる衝動を必死に押さえ込みながら、リクエストに応えることにし、淫肉に深々と突き刺さったチンポの感触に酔いしれるティナに、思いっきり突き上げた

 奥まで一気に突き上げると、ティナは黄色い絶叫を上げて、再びあられもなくよがり鳴いた

 この快楽を与え続けるために、力強く腰を跳ね上げて、熱く蕩けきった淫裂の中でピストンを開始する

 

「ひいぃ!?あッ、ンウウウッ……アアアッ♡すごぃイイッ……マンコ広がって、気持ちイイッとこズンズン当たってるぅうッ♡」

 

「締めすぎで、強制的に当たってるとも言うがなっ!」

 

「あぁっ、やッ……いっ、イイッ!はふぅぅ、もっと奥までちょうだい……もっともっとぉッ、奥までぇえッ♡いっぱいほしいのッ♡」

 

「お望み通りにしてやるよっ!」

 

「はああぁ!ンックフウゥ……あッ、はあぁぁ!!あぁ、来た……オチンポッズンズンきたよぉ!はあッ、ンッ、フふぁッアアあぁっ!」

 

「……激しく悶えるのもいいけど、これでさらに悶えるだろ?」

 

「ひゃはああああああぁっ♡」

 

 俺は目の前を往き来するたわわな巨乳を手に収め、ミルクを搾るようにギュッと握って搾り上げてやる。すると、ティナはまたも我を忘れたように嬌声を跳ね上げて、部屋いっぱいに悩ましい声を響かせる

 グニグニと指を開閉して下から捧げ持つようにしながら、たわわな乳房をいやらしく揺すり上げたりする

 乳房に与える快楽でさらに拍車がかかったのか、俺の突き上げに合わせ、濡れた尻をパンパンとリズミカルにはずませ、チンポを貪るように尻を押し付けてくる

 

「ちょ、ちょっとッ……ハフゥウンッ♡そッ、そんなッ、強くしたらっ……くぅうンッ♡オッパイ千切れちちゃうッ、んンンンッ……♡」

 

「それほどの力じゃないと、握ることができないんだよ」

 

「あぁ、やだっ……だめって言ってるのにッ……♡あぁんッ、やだ、オッパイ、指ッふかく食い込んでるぅ……やぁあッ♡」

 

「揺れ動きすぎるのもあれだろ。こうした方がwin-winってやつだ」

 

「なっ、なにがwin-winよぉ……いじっちゃだめっなのぉッ♡あっ、アッアッ……もぅ乳首ジンジンッしびれてッ……ふはあぁぁン、んはあぁぁッ♡」

 

「でも締め付けがとんでもないことになってるぞ」

 

 文句を言いつつも喘ぐティナに対応しつつ、手から溢れるほどの乳房の重量感と感触、媚熱を楽しみながらこね回し、揉みしだく

 柔らかな肉の中に指先を埋めて、腰のスライドに合わせながらグイグイと揺さ振ると、ティナは逃げるように切なげに身をよじり、鼻息を荒くする

 しかし身体は正直なのが自然の摂理だ。手のひらが汗で滑るほどに火照ってきた肉房を、強く握り直した瞬間、それにあわせてように、チンポを包んでいる牝襞が強く引き締まる

 

「オッパイ……ンヒィィ、敏感でッ、すごく感じちゃうのッ……それッ感じすぎちゃうウノォッ♡」

 

「感じすぎる……ティナの性感帯は胸か」

 

「だ、だから、そんな手つきでッ、強く揉まれちゃうと……マンコッも、いっぱいしびれて感じちゃうのぉッ♡」

 

「じゃあ、揉むの止めるか?」

 

「あん、いやっ……虐めてェ♡やぁっ、いやいや、そんなこと言わないでって、やぁあアッ♡オッパイもっと強くしてッ、気持ちいいのッぉおおッ♡」

 

「素直なティナは、好きだよ」

 

 俺はずっしりと重みを感じられる肉実を抱え直し、思うままにこね回し、揺さ振り、たわめて弄ぶ。たっぷりと垂れた房の根元から持ち上げ、プルプルとした張りを楽しみながら、手のひらで何度も跳ね上げてやる

 するとティナは、困ったように眉をたわめて切なげに身をよじりながら、濡れた秘裂を俺の股間にスリスリと擦り付けてくる

 今まで接してきた幼馴染が、女らしい艶っぽさを見せながら悶えるティナの乱れ姿に、俺は熱いモノが込み上げてきて、いっそう激しく胸を責め続けるが、この熱いモノは射精じゃなく、チンポの変化であった

 

「ォオオオッ!ぐおおおおおっあああああああっ!」

 

「ヒャゥウゥうううアアアアッ♡」

 

「はぁはぁ……ま、まだ大きくなるつもりかよ。上限があるのか、俺の息子は」

 

「やっ、あぁンッ、な、何これッ♡華月のチンポッ……すごいッ、硬くなって……もっとたくましくっ、なって……やぁああッ♡」

 

「これはイレギュラーだが、このままイクぞッ!」

 

「やぁアッ、チンポッすごく反り返ってッ、あぅううッ♡マンコ裂けるッ……裂けちゃうぅッ、チンポえぐれてッ、お腹破けちゃうぅウッ♡」

 

 頭の奥で何かがはじけ、凄まじい勢いで股間がたぎり始め、耐えきれない痛みに俺は激しく咆吼する。極限まで勃起したチンポを押し寄せる衝動に流されるまま荒々しく突き上げた

 ティナは自分の淫肉の中でさらに力をみなぎらせ、ガチガチに反り返って膨張するチンポの感触に驚き、いっそう淫らに声を募らせ身悶える

 もう止められない熱く煮えたぎり怒涛のように押し寄せる射精衝動に、俺はフッ飛びそうな意識を必死に繋ぎ止め腰を叩きつける

 

「いぃッ!アッあん、やあぁぁ……チンポすごいぃッ!チンポッ、ずんずん来てッお腹しびれちゃうぅ!ひゃあッ、はンッあぁアッ♡」

 

「ぐぅおぉおっ……!そろそろ出すからなッ!」

 

「やっ……なかぁ、中にぃぃ!ひいいいっ!出してっ、出してぇッ♡激しいのでッ、中に出してぇッ!ああぁアアアアアンッ!」

 

「いいんだなッ!中に出してもッ!」

 

「ハッ、ヒッ、アッアァン♡わたしッ……ひゃぁアッ♡壊れちゃうッ♡これでッ中に出されたらぁッ♡マンコッ壊れちゃうぅウーッ♡」

 

「もう止まれないッ!このまま一緒にイクぞっ!」

 

 俺の勢いになんとかついてきて、戸惑いを見せつつも食らいつくティナと一緒に、ラストスパートに入る

 がっしりと腰を両手で抑え付けて、野獣のごとき激しいピストンに、ティナはたまらず引きつった声で喘いでいる

 抗いがたい射精衝動を感じとった俺は、中に全てを吐き出すべく、さらにペースを上げてガンガンと激しく股間を打ち付ける

 すると、ティナはチンポを受け止めていた膣を、突然奥から荒々しく緊縮させ、根元に向けて一気に締め上げてきた

 

「ハッひいいぃ、あぁッやあぁッ♡んひいっッすごいっ、オチンポッ出してッ♡中にィッひいいぃぃぃっ、いっぱい欲しいィィッ♡」

 

「ああ、たくさん出すからな!」

 

「だめッ、もう……もうきちゃうッ!すごいのきてッ、お腹ッァアアッくるくるくるくるっ!イッちゃう……マンコッイッちゃうぅぅっ!!」

 

「俺も……もうすぐ、イクッ!」

 

「あはああぁ!アぁあっ、やぁ、ひゃあああああぁっ!もぉ、マンコッ……イクイクんぁ、アッああァアアアアッ!」

 

「ぐぉおおっ!出す、出すぞぉっ!!」

 

びゅるぅッ!!びゅるるるるッ!!

 

「ひゃははあああああああぁぁぁっ!!」

 

 激しく震える肉襞を膨れたカリでこそぎ、乱暴に掻きむしりながら、卑猥な牝肉の中を何度も何度もゴリゴリえぐる

 激しいスパートにティナもタガが外れたのか、淫らな声でアクメに上り詰めた歓喜の叫び声を弾けさせるティナの膣の中に、俺は亀頭の先から灼熱の精液を撃ち出して、ドプドプと注ぎ込む

 ビシュビシュと派手に射精しながら、たまらず何度も猛然と腰を揺すって、噴き出す熱液を子宮へ送り込む。脈打つチンポに掻き回され、ティナの蜜壺がグチャグチャと下品な粘着音を響かせる

 

「あぁああっ……あ、熱いィィ!華月の……精液がぁぁっ、ひゃぁあああ……ハッふぁあああぁぁぁぁ♡」

 

「ぬぐっ!?さらに締め付けをきつく!」

 

「ふひいぃっ!?あっあっ、何これえェェ……ッ、精液……いっぱいの精液で……お、お……お腹が持ち上げられてるッ……!」

 

「耐えてくれよティナ!量の方も増えたようだッ!」

 

「や、やんンンッ……子宮が……あぁ、子宮が持ち上げられてッ……ひいいっ!何これ!あぁ、気持ちいい!気持ちいいぃ!!」

 

「うおっ……まだ出るからなぁっ!」

 

ビュルルル!!ブビュルルルルルル!!

 

「ひゃははああああああぁぁぁーーーッ!!」

 

 入り口を亀頭によって押し開かれ、無防備になっている子宮へ灼熱の精液を送る

 そのあまりにも激しく、大量に噴き出した精液の怒涛の勢いで、バレーボールを丸々一個詰め込んだように、ポコンと腹が膨張した

 子宮に注がれた精液により、アクメの快感が再び舞い戻った矢先に、腹を膨らませるほど大量の射精を浴びて、絶頂を迎える

 キャパシティーを超えている快感を必死に受け止め、ティナは雄叫びに近い叫びで全身を震わせ、膨れた腹を揺らしながら盛大に悶え喘ぐ

 

「ひぃいイッ!も、もう限界……ッ!もうダメッ……もう子宮もマンコもいっぱいなのッ!子宮ッ、押し上げられるぅうッ!」

 

「もう少しだっ!ちょっとの間だけ我慢してくれ!」

 

「あぁあッ!わ、わたしッ……ふはぁぁ!もう壊れちゃうッ……壊れちゃうぅぅ!!やあぁあッ、もう飛んじゃううゥゥゥッ!!」

 

「全部出しきるまで、止められないんだっ!」

 

「あはあぁぁぁッ!!飛んじゃう!やだ、わたし飛んじゃうよおっ!!ふわふわしてるの!あぁ、飛んでっちゃうゥゥッ!!」

 

「これで最後だからなっ!うおおおッ!!」

 

びゅーーーッ!!どびゅるるるるるる!!

 

「きゃはアアアあああぁぁーーーーッッ♡」

 

 俺の放った精液を全て胎内で受け止め、味わったこともない絶頂感を体験したティナは、忘我の境地に浸りかけながらも惚れた目で俺を見ていた

 数えられないほどのアクメに貫かれたティナは全身をぐったりと弛緩させ、俺に体重を預けたまま、乱れた息を必死に整えている

 栓になっている俺のチンポをゆっくりと抜いていき、精液を一気に逆流させずに、結合部から少しずつドロドロと溢れださせる

 一気に逆流させると、セシリアなら喜ぶが放出の激感に、再び絶頂という快楽地獄の始まりとなる。ティナにその地獄は見せなくていい

 

「あッ……ふはぁ、ンンッ……むンゥゥ♡はうっ……んはぁぁ……あっ、す、すごいぃ……ンフゥゥゥ……♡」

 

「ティナ、大丈夫か?」

 

「はぁはぁ……ううっ、な、なんとかね……それよりもっ、華月の射精量……ど、どうなってっ……あううっ……」

 

「女を堕とすのに優れたチンポへ変える薬を、政府上層部に打たれた。死ぬか、この計画を行うか、どちらかと迫られて後者を選んでしまった」

 

「はあぁぁ……っふうううぅ……死の恐怖に、抑えてた闇も原因ね。どこかにあったんでしょ、自分を散々な目にあわせた女たちへの復讐心がさ」

 

「……否定はしない」

 

「だからこその提案なんだよ。その気持ちを抑えてたら、私みたいにブレーキをかける相手が、また現れるかもしれない。抑えないためにも、獲物八人を捌け口にするの」

 

 さっきのティナとのセックスは、向こうからの誘い、ある程度のフラッシュバック、異性として改めて見たティナの色気、他にもエトセトラエトセトラなどが原因だ

 しかし、向こうからし始めようなんてまずありえない……鈴という例外はあるが、どこかにあるブレーキを外す相手は確かにほしい

 もうそんな甘い考えで、この先の計画が全て都合よくいくとも思えない。なら奴隷として堕とすのではなく、本当にただ闇を吐き出すためだけの女は必要かもな

 甘さを捨て、冷酷になって堕とすためにも

 

「賛成はするが、その八人はどうするんだ?ここに呼び出してやるのか?」

 

「あ、それは私がやっとくよ。彼女らによーく教えておくからさ」

 

「説得だけでできるのか、あの女尊男卑のやつらだぞ」

 

「時間は少しかかるけど、任せてほしいな……それとさ、ちょっと気になることがあるんだけど」

 

「なんだ?」

 

「華月の精液ってどんだけ出るの?今後のためにも、量くらいは知っときたいじゃん」

 

 今まで吐き出した精液の量なんて、測ったことなんてなかったな。常軌を逸した量、現段階ではいくらでも射精は可能で、チンポの大きさも継続され続けるが、おそろしい兵器となり果てたチンポの射精量か

 しかし膣内での射精のみ、量が桁違いに跳ね上がるんだよな。セシリアや真耶のパイズリでの射精は、膣内へ出す量とは明らかに違った

 マンコやアナルならではの締め付けが原因かは知らないが、量を検出するならマンコへの射精だけか……って、今このベットに吐き捨てられた精液がまさにそれじゃん!

 

「ちょ、ちょっと待ってて!バケツ持ってくるから!」

 

「お、おい制服を着ろ!制服を!」

 

「わ、わかってる!でも急がないと!」

 

「安心しろ。なぜか大分ドロドロした状態だから、すくいやすいんだよ」

 

「やけに詳しいね」

 

「こういった事後の処理は全部俺がやってんの!」

 

 この部屋でセックスをベッド、もしくは隠し部屋で行って、セックスをした女がこの部屋から出たら俺が処理をする

 臭いが充満すると、臭くなるから処理をしないと後が本当に大変だから、ベッドでなら精液をトイレに流し捨て、シーツを洗濯し臭いもきちんと消してからベッドメイキング、隠し部屋も同様にだ

 その言葉を聞いてティナは苦笑いを浮かべながらも、バケツを取りに出ていった。数分後、俺がシーツで風呂敷などで見られる真結びで、精液を包み終えたときにティナが帰還した

 

「あったよ、10ℓバケツが」

 

「……それが満杯になったら」

 

「華月は中出しの際に、10ℓ射精していると同義になるね」

 

「えぐすぎるんだが」

 

「まぁまぁ、じゃあここに入れてよ」

 

「おう」

 

 真結びを解いて、シーツに包まれた未だにドロドロの精液をバケツに移していく。どんどんバケツの底は白色に染まり、とうとう底が見えなくなって、バケツにあるメモリの数字の1,2へ達していく

 全ての精液がバケツに収まったころには、精液はバケツのメモリが8のエリアまでいっていた

 つまり俺は、中出しをする際に8ℓもの精液を射精しているのだと。耐えうる子宮もすごいと思うが、俺の身体はもう化け物という現実を改めて思い知った

 

「お腹が膨張するとしても、8ℓも入ってたと思うと急にゾッとした」

 

「俺も自分の身体に今さらゾッとしてる」

 

「にしても政府上層部がこんなの作ったなら、自分らでやればいいのに」

 

「一般の女性は堕とせるだろうが、行ってる犯罪を知られIS部隊を投入されたら終わりだ。だからそのISさえも、男の前では無力ってのを知らしめるために、IS学園に疑いなく招き入れられる俺が……」

 

「知ってるって……でもわかってる?その計画が行き着く先を」

 

「……いたちごっこだろ」

 

「うん。埒が明かないんだよ、この計画ってさ」

 

 計画が成功し、男の尊厳が戻るとか政府上層部のやつらは言ってたが、戻った先は調子に乗った男どもの世界

 さらに俺がIS学園の生徒を堕とした映像を見せると言うが、女はそれで無力化できるかもしれないが、男は俺と同じように女を犯そうと襲いだすだろう

 そうなりゃ後はいたちごっこだ。政府上層部のやつらは、この情勢の環境によって女を堕とす薬を作り、計画を企てた

 なら逆も然り、情勢に見つからないように女たちが、調子に乗る男を撃退する何かを生み出す。すると話は、再び最初に戻ってを繰り返す。終止符を打てぬまま、下手したら未来永劫続く恐れも

 

「わかってながら計画をやってるってことはさ、華月は本当の意味での革命を起こす気?」

 

「……よくわかったな。昨日今日だろ、俺のしてることを知ったのって」

 

「聞いた時点で考えてたから、妙に察しのいい華月がこれを気づかないわけない。なら、自分がいたちごっこを無理矢理終わらせる、救世主にでもなるかもしれないんじゃないかって」

 

「神楽も政府上層部に思うことがあるし、俺自身もあいつらの傀儡でいる気はない……けど実行するための計画はまだなく、こちらが有利に動ける人材が少ない。革命を起こすどころか、反旗さえ作れてもない」

 

「計画は人材が揃ってからだね。特に手持ちに入れたいJOKER以上の力、手持ちにあればチートな二人」

 

「……まさか、織斑千冬に篠ノ之束か?」

 

「うん。QUEENでもKING、JOKERよりも効力のあるのは、その二人だけだと思うけど」

 

 俺もそれは考えていた。そもそも、計画の壁でもある二人だ。武力で圧倒的な力をモンド・グロッソで見せつけた織斑千冬

 ISという機体を世に知らしめ、天才にして天災、この情勢の元凶と言っても過言ではない篠ノ之束。最強と最凶、味方になればありがたいが、敵になると白旗推奨の二人だ

 二人を堕とすことに成功したらデカいが、今のところ目ぼしい案はない。脅しになりそうな材料も、織斑一夏に篠ノ之箒と学園からいろんな意味で注目を集めそうな二人。手持ちに加えるのは容易ではなさそうだ

 

「目標はその二人、今は地道に一人一人堕としていき、IS学園を華月だけの箱庭にしようよ」

 

「俺だけの箱庭?」

 

「革命がもし成功したら、その先はどうなる?いたちごっこをなくし、女尊男卑も男尊女卑もない世界になって、奴隷になった女子は華月の元を離れないでしょ」

 

「………」

 

「だ・か・ら、箱庭にするんだよ。奴隷となった女子たちと、箱庭の王である華月が過ごしていく。奴隷になった女子たちからも、華月から見ても理想郷じゃない?」

 

「………そう、だな」

 

 快楽堕ちさせた奴隷が大半だ。世間一般に戻っても、常軌を逸した俺の射精量じゃないと厳しいだろう

 それに俺も、人と呼べるかどうかわからない存在になってるし、世間から隔離されているここは確かに理想郷かもな

 そこで過ごす日々か、案外悪くないのかもしれないな。理想郷と呼べる楽園、箱庭を作るにも、革命を起こすにもやはり辿り着く答えはあの二人をこちら側にか。先が思いやられるけど、簡単に事が進むなんて思ってない

 ティナの言う通り、地道にコツコツやっていくか

 

「……それじゃ夜も遅いし、私は部屋に戻るね」

 

「ああ、おやすみ」

 

「おやすみ。もしまた嘘で私を泣かせたら、日の出を見れないようにするから」

 

「そりゃ嫌だな、失明させる気かよ……もう絶対に泣かせない、誓うよ」

 

「言質とったわよ、じゃあまたね。あっ、バケツは私が処理するから」

 

「え?俺の方で処理しとくよ。それに寮に臭いが、同室の鈴にも……いや、鈴はあれか、うん」

 

「部屋で処理するだけよ。そんなに遠い距離じゃないし、鈴はあの後マドカって子に連れてかれて、明日の朝までいないみたいだし。それにバケツを元の場所に返さないといけないから、またここに来るより効率的でしょ?」

 

「そうか。制服で蓋もしてるし、じゃあ頼んだ」

 

 再び『またね』と言い部屋を出るティナ

 出る際に見せた片手で手を振り、笑みを浮かべるティナに、懐かしい気持ちを駆り立てられる。あの頃と同じように、俺も笑顔で手を振る

 今の情勢でも変わってないティナは、中学時代と同じのようだ。情勢さえなければ、関係性はこんなおかしなものじゃなかった

 ふつふつと、小さな怒りが沸いてきた。情勢の拍車をかけた織斑千冬と篠ノ之束に

 

「……いつか俺が二人とも」

 

 静かな決意を抱きながら、寝る支度を始めたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ティナside~

 

 相変わらず良い人だったな華月

 それが汚い男たちの思想で、人生を強制的に決められたなんて可哀そうに。でもそのおかげで華月と会えたのは事実だから、複雑な心境だけどね

 男たちへの心境は怒りの方が勝ってるが、少なからずの感謝もある

 しかし、華月を虐めたあの女どもは微塵も感謝の気持ちはない。中学時代なんて地獄だったな、だいたい私の傍にいたがるもん。金魚の糞みたいなやつらだと思ったよ。もしくはうざったく飛び回るハエね

 

「(そんな女どもも、ここを進学先に選んでたのは知ってたけど、同じクラスになるなんて地獄と思ったけど……今はクラス分けをした人に感謝してるよ)」

 

 クラス分けを見たときに私は、重いため息を吐いた。よりによって華月を虐めていた女どもと、また過ごさないといけないのかと、憤怒してたのもいい思い出にするために、成功させないとな私だけの計画を

 華月の捌け口にする対象、虐めていたあの八人の内一人を、私の部屋に呼び出した。同室の鈴は、マドカって子に渡したい兵器がなんとかって連れていかれた

 去り際に朝方に帰すと言って、マドカという子は消えた。無人機乱入で空気砲や、ブレードだけではダメと思ったのかな?と考えてたら、ドアをノックする音がした

 

「どうぞー」

 

「失礼いたします。おや、鈴さんはどちらに?」

 

「他の友達の部屋でお泊り、私一人だけじゃ寂しいから、呼んだんだけど迷惑だったかな?」

 

「迷惑だなんてそんなことありません!ティナさんの役に立てるなら、私はなんでも致しますよ」

 

「じゃあ、こっちに来てくれる?」

 

「はい。浴室ですか?」

 

 昔から私の言うことは聞いてたし、実行もしてくれたな。男に関するお願いだけはNGと言ってたが、他ならある程度常識の範疇なら行ってくれる

 この学園では、中学時代のようにイキってはないけど、信仰心は変わらぬようだ

 私の近くに基本いつもいて、周りの子に同調だけして、自分の意見は何も言わない子。私の計画で最初に犠牲となってもらうのは、彼女でいいだろう

 浴室に連れていくと、目当ての浴室には先ほどのバケツが置いてあった。もちろん制服で蓋などしてない

 

「あ、あのティナさん。バケツの中からすごい異臭が」

 

「ちょっとバケツの前に跪いて」

 

「え?てぃ、ティナさんどうしてそのような……」

 

「跪けよ、とっとと」

 

「ひっ!?わ、わかりました」

 

「うん、えらいえらい。それじゃいくよ」

 

「え――んぶぅうッ!?」

 

 未だにドロドロの精液が入ってるバケツに、跪いた彼女の頭を掴み、有無を言わさずに突っ込んだ

 当然予期せぬ展開に彼女は、手足をバタバタとさせもがいている。いくらもがいても、私は助けたりはしないからね

 しばらくすると、抵抗する力が弱まっていくが死なれては困るので、顔を引っ張って空気を吸わせる。精液まみれになった彼女は、涙目を浮かべながらこちらを見ていた。私に恐怖し、怯えている目だ

 

「ゲホッ、ゴホッ!てぃ、ティナさんこれは……」

 

「これ?これは米原華月の精液だよ。あんたが中学の時に虐めてた一人」

 

「あ、あんな男のっ!?ど、どうして汚らしい男のものを――」

 

「そんな罵倒は聞きたくないのっ!」

 

「やぁ――ゴボゴボ」

 

「じゃあ、はいもう一度何か言うことは?」

 

「な、なんでこのような――」

 

「はい、もう一回」

 

 求めている答えじゃないのを確認し、再び彼女をバケツに押し込む

 華月の精液と聞いたからだろう、口に含まぬようにしていて、息を吸うという行為を一切行ってない。死ぬのが早まるから、また空気吸わせないとダメじゃん

 この行為を四回ほど繰り返した頃だろうか、空気を吸っている彼女にまた問いかけると、ようやく求めていた答えが返ってきた。弱々しい涙声で、それでも聞こえるように

 

「ご、ごめ……んなさ、い……ごめんなさい……」

 

「それは誰に対して?」

 

「てぃ、ティナさんに――」

 

「はい不正解、もう一回」

 

「よ、米原華月にです!米原華月に対してです!中学の頃に虐めたことへの!」

 

「……本当だよ。私が無力だから、あんたたちが調子に乗るから、教師も役目を果たさないから、華月はどんどん傷つけられて、あんな瞳をして私を見たんだよ……殺意を乗せたあの瞳を……あの瞳で見られると……」

 

 ようやく聞けた華月への謝罪。本当は本人の前で言ってほしい

 けどそれは、次回華月が捌け口を行うために会う日にしよう。震えながら、惨めに地に這いつくばって許しを請うように

 そうしたら、今までの行いをそんなんで許せるはずがない。華月の闇が表に出る、あの日私に向けたあの瞳をした華月に、殺意も敵意も恐ろしい視線全てを混ぜ込んだあの瞳を

 あぁ、本当に考えるだけで、想像するだけで、思い出すだけで……

 

「ゾクゾクしちゃうよね!」

 

「……え?」

 

「良い人であった華月の闇。私はねあの瞳を見た日、最初は恐怖した。実際倒れ込んじゃったし、怖かったんだけど、会えない日が続いていった。寂しくなった私は、華月との思い出を振り返ったりした。そしたら直近の出来事である、あの事件で見せた瞳を思い出した」

 

「い、虐めていた事件ですよね?」

 

「そう。思い出しても怖かった……でもさ、話すことも、会うことも、厳しくなっていくあの中学時代。思い出に浸かるしか、寂しさを埋められなった。するとね、いつからだったか、あの瞳をする華月ばかり思い出してしまうの」

 

「え?」

 

「視線に鋭い私は、不快な視線や卑しい視線が嫌いだった。でも想い人の華月からのあの視線、思い出せば思い出す度にね、恐怖や怖さより悦楽が勝ってきたの!良い人と思ってた華月にもあんな瞳がある!私の想い人はあんな瞳がある!愛しき人は、私を昂らせてくれるあの瞳がある!」

 

 自分でも理解してる、何かが狂っているこの気持ち

 だがどれだけ自分の気持ちを欺こうと、真実なのに変わりないのだから、私は素直に受け入れた。華月のあの瞳で見られることに、とてつもない悦楽が得られてしまう身体になったと

 でも加速したのは、死んだと聞かされた後でだ

 それまでは、なんとか華月と話せる場所を見つけ、いつもの華月と接すれば忘れれると。だが死んだと聞いてからは、思い出に浸かる時間が増えた。すると、あの瞳を思い出すだけで身体は震え、あそこはグチョッと濡れていた

 

「だけどあの視線って、殺意とか敵意を持つ相手じゃないと出ないと思うんだよね。だ・か・ら、昔向けられたあなたとお仲間を、華月と会わせることにした」

 

「そ、そんな!?米原が生きてる!?」

 

「なに、文句でもある?私の想い人が生きてることに何か不満でもあるの!!」

 

「ひっ!?そ、そんなことは……」

 

「謝ってよ。謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝って謝ってよ!!」

 

「あぁ、あぁぁ……た、助けて誰か――」

 

「謝ってよ!!」

 

 謝らずに逃げようとしたこの女の頭を掴み、再びバケツの中に突っ込んだ

 またもがいて暴れる女を、溺れさせるようにする。愛しき華月の精液を浴び、虐めていた相手からの仕返しと思わせる

 ごめんね、華月。情勢によって私は、女尊男卑の思想には染まってない。でもね、情勢によって思想は変わっちゃったんだ

 華月が大事なの、好きなの……でも守れなかった私に、結ばれる資格はない。それでも役に立ちたい、奴隷を増やすためなら協力もするけど……己の欲望を満たす、このわがままだけは叶えさせてね

 

「ほら、謝ってよ」

 

「ごめんなさい!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!」

 

「私だけじゃなく、華月に会ったらその身を捧げて、謝るんだね」

 

「私の身を捧げる……っ!?」

 

「なんで嫌な顔をした?誤魔化しても無駄だよ、視線に敏感って言ったよね。人の目から、ある程度の感情を読み取れるの、さっき嫌悪の感情出したね?」

 

「ごっ、ごめんなさい!!ごめんなさい!!許してください!!」

 

「じゃあもう否定しない?その場しのぎで誤魔化そうとしても無駄なのはわかるよね。きちんと、心の底から思え、華月にこの身を捧げることへの喜びを。なくても思え、思えないならまたバケツに……」

 

 次の瞬間、女は泣きながら笑みを受かべ、土下座しながら感謝の思いを語ってきた

 土下座で下げた顔を掴み、無理やり上げて女の瞳を見る……どうやら嘘は言ってないようだ。断っても先ほどの無限ループが始まるのをわかってるからだろう

 これで獲物の一人は堕ちた。これを後、七人行うけれどこの計画は私の欲望のためだけにある

 彼女らが捌け口となって、華月のあの瞳をもう一度この目で見る。でも見るだけ、私に対してはそういった感情で見られたくない、だからこれは私のわがまま。想い人に嫌われたら、どうにかなりそうだし

 

「……華月を噛んで吸った血、まだ胃に残ってるかな」

 

 華月に怒った勢いで肩を噛んだと思い込ませ、血を吸った。お腹にあるであろう血を思いながら、お腹を撫でる

 華月とはもう恋人などの繋がりでなくていい、華月の傍で役にたてるのなら、華月の所有物として傍にいよう。その証を今は血で代用した

 でも、わがままは言わせてもらう。あなたのあの瞳を見たいから、昂ったこの感情をもう抑制なんてできないから!

 生きてるあなたを見て、タガが外れちゃったんだ。さっきの私は、華月の思い出の中の私でいれたかな?不信感を抱かれてなかったら、名女優かもしれないわ

 

「待っててね華月。あなたの捌け口、すぐに用意するから」

 

 己が欲望のため、想い人のため、壊れている私は思い出の中の私と入れ替わる




ヤンデレともなんとも言い難いキャラに、想い人の華月の前では、華月と過ごした小学生の頃のティナを演じて接してます。

他の人とも大差ありません。獲物八人の前だけは、あのようなキャラクターに変貌します。

ちなみに精液の量を8ℓにしたのは理由があります。

ティナに中出しをして、お腹が膨らむ表現の中に『バレーボールを丸々一個詰め込んだ』と書きましたので、バレーボール一個ほどの量と仮定し、以下の式が成り立ちます。

バレーボールの周囲を79[cm](調べた中で一番大きかった周囲)の大きさとすると

円周=直径×円周率

代入していくと(円周率は3.14とする)

 79=直径×3.14
直径=79/3.14
  =25[cm](四捨五入して)

直径25[cm]の半径は12.5[cm]である。これを踏まえ、円の体積を求める式は

体積=(4/3)×円周率×半径×半径×半径

代入していくと(円周率は3.14とする)

体積=(4/3)×3.14×12.5×12.5×12.5
  =8177[㎤]

1[㎤]は1[ℓ]と換算できるので、8177[㎤]はおおよそ8[ℓ]となる。

ちなみに重さは、比重を1とし1[kg]=1[ℓ]と測定すると8[kg]となる。

もしどこか式が間違ってたら、ご指摘のほどお願いします。

※あくまで、この作品の中での話です。他の精液ボテでは、違う量かもしれませんが、この作品は仮説として8ℓと提唱します。


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幾人の夜

今回は久々に短い方だと思います。


 心の闇を溜めておかず、過去に俺を『男』だからという差別によって傷つけてきたあの女どもに復讐する

 聖人君主ではない俺は、ただの人なのだから不満は募り、怒りを押し殺した思いは心の底で荒ぶる。これを開放したらどうなるだろう、俺は自分でも知らない片鱗を触れる

 もちろんこの計画は、神楽やマドカに共有した。いきなり奴隷以外の役職のある女が、俺へ服従していても困るからだ

 それに他クラスの生徒、今重点的に狙っている1組とは違う女を手に入れられるのはデカい。そういった内容を二人に話している

 

「……なるほど。華月さんの闇は正直私たちも、どのように対処したらよいか考えあぐねていたのです。それを担ってくれるのなら、こちらとしてもありがたい話です」

 

「闇とかなんか厨二くさいな、急に右手が暴走したりするなよ」

 

「しねぇよ!そもそもあの情勢でそんなキャラに徹してみろ、もっと俺が女尊男卑の連中に絡まれる」

 

「どうだろうな。案外なんだこいつと怖がって、近づかないかもしれないぞ」

 

「一理ありますね。ちなみに、私なら近寄りません」

 

「右に同じく」

 

「発言者も結局は嫌なのかよ。まぁ厨二うんぬんはもういいとして、さっきの話は了承したってことでいいのか?」

 

 ティナと実行する計画を聞かせるために、ここに呼んだ神楽とマドカ

 二人とも難色の色を見せず、ただ黙って頷いてくれた。こちらの計画も同時進行で進めることに、異議などはどうやらないようだ

 神楽も言ってたが、俺の心のそういった部分の解決に繋がるのが大きいのだろう。俺の過去を洗いざらい詮索した神楽だ、風潮によって負った傷から心境を察するのも容易いのだろう

 少しでも支障が起きそうな要因を早めに対処、心配性の神楽はどうにかしたかったんだろうな

 

「まぁ私としては、勝手にやってくれって感じだな。その女たちを奴隷……いや違うか、捌け口にするんだから道具みたいな存在か?」

 

「駒……でもありませんね。役に立つように動くと思えない知能ですし、なんと言うんでしょうか彼女らのことを?」

 

「サンドバッグか?でも殴らないか。家畜……でもないな」

 

「妥当な案で言うと、男性の方々が使われるという品物、オナホールという性欲を発散させる道具でしょうか?」

 

「お、オナホって、神楽はどこでそんな知識を」

 

「……勉強していただけです」

 

「ほぉ……勉強、すなわちセックスの勉強で偶然知った形か?神楽もなんだかんだ言って、華月とのセックスが好きなんだな」

 

 顔を真っ赤にした神楽は座っていたベッドにある枕を手に取り、マドカに向かって投げたが、なんなくかわす……わけではなく、手のひらで受け流し俺の方へ枕を放り、視認できたが身体が追い付かず額に直撃した

 揶揄ったのはマドカなのに、なぜ結果として俺がやられてる?

 ほんの少しひと悶着はあったものの、俺が伝えたいことは伝えれた。この集まりは実はこれで終わりでなく、集まりをお願いするメールを送ると、神楽からの返信で向こうからも要件があるという内容だった

 だからここからは神楽の要件の番だが、次のターゲットを決めたとかの話だろうか?

 

「華月さんの要件が終わりでしたら、今度は私からの要件でいいでしょうか?」

 

「ああ、次のターゲットとかか?」

 

「ええ、そうです。しかし規模が規模ですからね、マドカさんもここにいていただけるのはありがたいです」

 

「内容は私も知らないが、私を駆り出すほどの規模というと……更識レベルか?」

 

「規模で言うのでしたらそうでしょう。なにせ人数が多いですから」

 

「は?人数が多いって」

 

「次のターゲットは私のクラス、つまり1組の女性たちです」

 

 1組の女性たちってことは、神楽のクラスメイトたちか

 小学校や中学校と同じくらいの人数と仮定したら、だいたい30人くらいの人数だな。確かに規模がデカい、マドカの参加も確実になるのはわかる。俺の身体は一つだ、犯してる最中に他の女からの攻撃、逃亡までは対処できないからな

 でも実行に移すにしても、大人数をここに呼ぶのも難しいし、いくらなんでも教室なんかでやろうとしたら、織斑千冬と織斑一夏、それに天災の妹である篠ノ之箒の問題があるわけだ

 そこのところ神楽はわかってるだろうか?

 

「実行は明日にしたいのですが構いませんよね、華月さん」

 

「構わないけど、さすがにここに全員来させるなんてことはないよな?」

 

「ええ、ここではなく。1組で計画を行います」

 

「いやでも、1組には面倒なやつらが……」

 

「運はこちらに傾いてるようでしてね。織斑一夏は無人機からのケガでまだ保健室で安静に、篠ノ之箒は命令違反でしばらく自室待機、織斑千冬は弟の件で上に呼ばれるようでして、明日の午後からはどこかへ行くそうです」

 

「おお、見事に面倒な相手たちが除外されてるんだな」

 

「織斑千冬はあれだな、織斑一夏のケガは指導不足ではないのかと問答されるそうだ。貴重な男性操縦者なのに、今のところ実績はセシリアにまぐれで勝ったぐらいだからな」

 

 実績の少なさに疑念を抱いたのか、この前のクラス対抗戦でも鈴が言ってたが、鈴への対策を一切せずに挑んで完封勝ち手前で無人機の乱入があったと聞いた

 要は考える脳が死滅してる可能性、ISという力を過信して己の技術不足を知ってないかといろいろ考えられるな

 邪魔な存在である織斑千冬が、同じく邪魔な存在の織斑一夏によって除外されるのはありがたいがな。天災の妹である篠ノ之箒は命令違反らしいが、無人機乱入の際に何かしたのだろうか?

 まぁ、なんでもいいか。除外されるという確実な事実だけで十分だ

 

「除外された面々を省くと、俺が堕とす女は何人いることになるんだ?」

 

「織斑千冬、篠ノ之箒、更識家に仕える従者の布仏さんも除外しますので……」

 

「待った。布仏の人間も外すのか?」

 

「ええ、彼女の主である更識さんは堕としましたが、近しい精神力のある彼女も入れて今日中に終えれるかと考えると、個人の話ですが厳しいと判断してます。ですので、彼女らを除外し、もう堕としているセシリアさんたちに私も除くと計17人です」

 

「明日17人も堕とすのか、長い時間がかかりそうだ。それに華月が一人の女を犯している間に、他の女どもを制圧しないといけない、だから私の力も必要なんだな?」

 

「いくら奴隷になった1組の方々が制圧しても、何人かは目が届かないんです。それに華月さんが犯しやすいように、濡らしておく必要もあって」

 

 まだ堕としていない1組のクラスメイトが神楽や篠ノ之箒、織斑一夏、布仏家の人間、奴隷に堕とした1組の生徒や教師が10人、それらを除外して17人もいるのか

 17人の制圧なんて考えるまでもなく大変だが、なぜだろうマドカがいるからなんとかなりそうと思っている

 神楽とマドカも加わると計12人で17人の制圧、そこから俺が犯すことも考えると17人になるが、一対一の理論でいくと5人対処できないが、神楽やマドカ、セシリア、真耶のような実力者がもう一人担うと考えるとなんとかなりそうだな

 

「じゃあ私は必要な物を外から持ってくるから、そろそろ帰らせてもらう」

 

「いつもすみませんマドカさん。こういった調達を押しつけてしまって」

 

「気にするな。協力関係は持ちつ持たれつが理想だろ?私は調達と情報を持ってくる、そっちは女を堕とすための場や誘導をする。この関係は変わらないと思うがな」

 

「……そうですね、お願いします。では華月さん、女性を堕とすことに関してはあなたの担当です。お願いしますね」

 

「任せとけ、17人全員堕としてやるから」

 

「その言葉の責任はあなただけのものですからね……では私も失礼いたします。良い夢を、おやすみなさい」

 

「おやすみ」

 

 神楽とマドカは揃って出ていった

 部屋に残った俺はすでに風呂にも入ったので、後はもう寝るだけだったが隠し部屋に向かって歩を進めていた。隠し部屋でやることは基本的に決まっている、バスケで体力アップか、目をつけられた女が連れ込まれ犯す場として使うか、ISの操縦練習かだ

 今回はISの操縦練習だ。口実では、この隠し部屋でISの技術向上が本来の目的だ。計画にISは用いないからやらなくてもいいものだが、俺にはこのISを起動させた責任がある

 使われずに放置され続けるのは可哀そうだ。機体に意志があるかはわからない、でも宇宙を飛ぶために開発されたんだ、起動させた俺はこの打鉄を連れていく責任がある

 

「……時代に踊らされたのは男や女よりも、機体であるISだったのかもな」

 

 どこかで狂った歯車、目的の履き違え、ISを戦争や軍事開発でしか見れないこの世の中。この時代を生み出した立役者の篠ノ之束はこれを望んでいたのか?

 『白騎士事件』日本に向けて放たれた2341発のミサイルを、搭乗者不明のISが全て迎撃したあの事件。ISの発表から一ヶ月、さらに軍事基地のハッキングでもしないかぎりできない芸当を起こせたのはやはり……

 タイミングも良すぎる。これを偶然で済ませれないけど、証拠はどこにもないだろう、日本に向けて放ったミサイルをハッキングした痕跡なんて。世に知らしめるための行いかもしれないが、このやり方しか思いつかなかったのか?

 何か焦っていたかどうかは知らないが、結果は今の情勢だ。結果の前の過程は困難にありふれたのかもしれない、それでも俺は決して許さない。必ず篠ノ之束を……

 

「お前も被害者であり加害者なんだな打鉄。俺と似たような境遇のやつ多いな、本来は増えてほしくないもんだが」

 

 独りごとの言葉が途切れると、隠し部屋に静寂が流れた

 お喋りはここまでにしてISの操縦練習を行いますか。織斑一夏はこういった訓練をしてないのだろうか、だからまぐれで勝ったセシリア以外の戦績が負けなのでは?

 とりあえずは歩行と腕や手の操縦慣れを優先、鈴も言ってたがまずは動かせる箇所を重点的に動かさないといけないな。飛行もしたいけど適性値が低いからだろうか?

 飛行はできないんだよな

 

「うっし!やるぞっ!」

 

 気合を出してISを展開し、練習を始めるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~神楽side~

 

 マドカさんと華月さんの部屋から退出し、そのまま自分の部屋へと帰宅しようとしたところへ、華月さんから聞いた計画を妙案したティナさんが廊下で待機していました。マドカさんは光学迷彩で隠れていますが、小さな声でティナさんに問いかけます

 ここで面倒ごとは困りますよ。明日は私のクラスメイト、奴隷となっていない女性たちを全員堕とす予定なのです

 計画立案者の私や、身体能力の高いマドカさんが面倒ごとで仕事を増やされるのはごめんですよ

 

「なんかようかティナ・ハミルトン?」

 

「誰もいないところから声……ああ、あの隠れれるマントを羽織ってるのね」

 

「いかがいたしましたティナさん?」

 

「ちょっと華月のことで聞きたいことがあってさ。薬を投与されたって華月は言ってた、銃口を向けられて断れない状況に追い込まれて」

 

「それがどうした?間違った情報ではないと思うが?」

 

「おかしいんだよね。いくらあの女たちに精神を削られたとしても、そんな場面になったら華月は良い人であり続けて了承せずに死ぬか、闇の部分が顔出して抵抗し足掻いて死ぬか、ただ了承しただなんてそれは善も悪もないただの米原華月だよ」

 

「……ようはそれよりも前に、何か華月の精神に作用するできごとがあったと思うのか?」

 

 本当にティナさんは、華月さんのことをよくわかっていますね

 彼の精神状態をよくここまで理解できるのも驚きですが、そこからの考察で答えに一気に辿り着きそうになるのは、華月さんの察しの良さと同等ですね

 マドカさんはご存知かどうかはわかりませんが、ここまでティナさんが考察し私たちにお披露目をしたんですから、知る権利はありますね……勝手にあなたの過去を話すことをお許しください、華月さん

 

「……ティナさんは、華月さんの両親のことはご存知ですか?」

 

「離婚で母親が華月の元を去って、父子家庭って聞いたけど」

 

「そうですね。母親は風潮に呑まれ、男というブランドを捨てた。父親は悔しさをばねに一生懸命働き、お金を稼いで息子の華月さんを学校に通わせた」

 

「華月の母親も風潮に……」

 

「ですが、華月さんが中学二年生後半の時期でしょう。父親の会社である女上司が、陰湿な嫌がらせを周りに命じた。今までそういった類の嫌がらせは受けてきたようですが、父親は何食わぬ顔で仕事をしていた」

 

「ほぉ、華月のそういった性格はそこ遺伝か」

 

「日に日に積もる怒りは膨れていき、膨張しきった火薬庫のような心情を落ち着けるよう父親はあらゆる手段を試し、辿り着いた鎮め方はお酒の力です」

 

 ここまで言うと、マドカさんもティナさんも何かを察したように顔色を変えた。恐らくその予想は当たっている

 華月さんの父親はお酒に逃げ、全てお酒で忘れようとした。お酒の力に頼る回数が増えていくと、アルコール依存症に陥っていく。華月さんの父親も例外でなく、アルコール依存症になっていた

 アルコール依存症の全ての人がそうとはいいませんが、華月さんの父親は飲酒による家庭内暴力の数が増えていった

 

「……家庭内暴力か、華月は反撃とかしなかったのか?」

 

「無理でしょうね。いくら暴力を振るわれようと、暴力を振るってるのは自分の父親。一人で華月を支えていたと考えてたんじゃないかな、良い人の面が顔出してさ」

 

「黙って受け続けたのか。学校では風潮に染まった女どもが、家では風潮の被害者である父親からか、心身ともに疲弊しきるのも時間の問題だったな」

 

「保てなくなった精神……ISの適性値の低さを伝えられた時に、自暴自棄になったのかな?」

 

「もう解剖という未来しかないと知ってか……一気に底に叩きつけられるような感覚は、そんなに味わいたくない心地だからな」

 

「……華月の父親はその後どうなったの?」

 

「お亡くなりになりました。華月さんが中学三年生冬頃に」

 

 ほぼ毎日のように浴びるようにお酒を飲み、現実から目を逸らし続け、楽に安らげる方法に酔い浸る。いつかは訪れるのは知っていても止められない、なぜなら現実を見るとまた嫌な思いをするだけだからだ

 アルコール依存症を治そうとはせず、何もかもを夢のような出来事で終えるための逃げ道に、逃げ続けた華月さんの父親は、家庭内暴力のことを謝罪することもなく、何も言わずにこの世を絶った

 

「大好きな酒を浴びれて死んで、父親は満足だったかもしれんが。残された華月は、かなり精神にきてただろうな」

 

「これがティナさんの知りたかった情報ですか?」

 

「……うん。教えてくれてありがと」

 

「ところでよ、さっきから気になってはいたんだが、そのバケツってなんだ?」

 

「……とても知っている臭いではあるのですが」

 

「これ?華月の精液だよ」

 

 華月さんの過去をお教えし、ティナさんの足元にずっと置かれていたバケツが気になったマドカさんが尋ねましたが、臭いで予想できたとはいえ、まさか本当に華月さんの精液を持ち歩いてるだなんて

 バケツに入れて何をする気なのでしょうか?

 華月さんの話では、中学校時代に虐めていた八人を捌け口にするための計画。要は華月さんに服従している状態から始まるのが最適……なるほど、そういうことですか。だからバケツに入れる必要があるんですね

 

「拷問じみたことをするつもりですね」

 

「ああ、水責めならぬ精液責めか」

 

「そんなところ、世間で死んだと思われた華月の精液。それの拷問で彼女らは『生きてる華月の報復が来るかもしれない』と不安で怯える」

 

「揺らいだ精神は弱いからな。本人登場で完璧に心は荒ぶり、冷静を保てずにいられない」

 

「さらに華月さんは、昔虐めていた女性たちを見て闇を出し怒り狂う。恐怖に支配され、まともにいれるはずありませんね」

 

「……あんたたちも察する力が高くない?」

 

 どうやら本当に、そういった計画で行く方針のようですね。虐めていた女性の脅しかたは、華月さんは知らないのでしょうか?

 知っているとしたら闇の部分を出してない以上、彼の良心のようが反発すると思ったのですが

 大まかな脅しの仕方をティナさんはお教えしてない

 華月さんへはお教えないということは、先ほどマドカさんもおっしゃっていた精液を使った拷問のようなことを知られたくない。ティナさんは彼からの恐れを気にしている?

 このような女性という影を知られたくない?

 

「残り二人が同じ部屋なんだ。だから乗り込んで、一気に終わらせようとね」

 

「それと、華月の過去を知るためにここにいるわけか」

 

「うん。じゃあ私は行くわ、あまり遅くに訪問しても怪しまれるし」

 

「……最後に一つ教えてください」

 

「何?」

 

「ティナさんは、私たちの味方なのですか?」

 

「……味方だよ。華月のね」

 

 それだけ言うと足早にこの場を去って行った。味方ではあるようですけど、その味方となる相手は華月さんのみのようですね

 私やマドカさんの味方ではない、彼女の最優先事項である存在は華月さんなのでしょう

 これは厄介でもありますね。もし私たちへの敵意を彼女が持ってしまわれたら、この学園である学園長や織斑千冬への密告をするつもりでしょう

 もちろん、華月さんは彼女にとって大事な人のようですから、表舞台に立たせぬように隠し通すつもり

 

「……なぁ四十院、自分の背後ほど危険な場所はない」

 

「急にいかがなさいました?」

 

「いやぁ、その背後にあの女がいるとしたら、今までの比にならないほど厄介もんだぞ」

 

「彼女が私たちの背後に立つときは、華月さんと敵対関係になってしまうときですよ」

 

「そういった未来は訪れると思うか?」

 

「どうでしょうね。持っているカードの出す順番が狂うと、もしかしたら……なんて可能性はゼロではありませんからね」

 

「……味方からの裏切りなんざ、戦場だけにしてほしもんだ」

 

 マドカさんは光学迷彩で完全に姿を消し、さらに気配も絶って、所属している組織のアジトへと戻っていった。夜でも明るい廊下にただ一人突っ立ってる私は、明日の大きな計画の最終確認や必要な道具はあるかを確認しに部屋へと戻る

 ティナさんの件は、今は考えないようにします。華月さんとの対立、起きるはずがないと高らかに宣言できれば苦労はしない

 だが、小さな摩擦のようにすれ違いが続けば、いずれ大きな争いにもなりうる

 

「……あなたは厄介ごとを引き込むのがお上手なようです」

 

 パートナーである華月さんの顔を思い浮かべ、ため息を吐くのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ティナside~

 

 ゴホッ、ゴホッと咳き込む声が風呂場に響く。目の前には私が持ってきた、精液が入ったバケツに土下座に近い体勢で、必死に精液を飲む二人の女

 この二人の女は、捌け口とするべき女で獲物である八人に含まれており、この二人が認めればもう計画は終盤だ

 ああ、早く始動させたい!捌け口となったこの女たちを華月の前に出して、またあの瞳を出してほしい!私をここまでおかしくさせたあの瞳を……殺意や憎悪に塗り固められたあの瞳

 

「もっ、もぉ……ゆるじで……」

 

「た、たずげ……んぶぶぶぶっ!?」

 

「ほらほら、まだまだ精液があるんだから、全部飲み干すまで許しなんてださないよ」

 

「んぶ、んぶぅッ!?」

 

「うぶぅッ!?おえぇええ!!」

 

「……何勝手に吐き出してんの?誰がそんなことを許した!」

 

「ひッ!?ご、ごべんなざい!!すぐに飲みます!!」

 

 八人を恐怖で支配する工程もこれで最後。今目の前で必死に精液を飲み干そうとしている二人が従順になれば、華月の捌け口としてこいつらも役に立つだろう

 目からは涙、鼻からは鼻水と精液が混ざり、口からは必死に飲み込もうとしている精液が見える。今この姿の女が、華月を虐めていたあの女とは誰も思わないだろう

 それにしても楽な工程だったな。どいつもこいつも、簡単に恐怖に支配されて、私の言うことに従順になった

 華月の捌け口になると聞かされると、皆は否定的になろうとするが、私が怒鳴るとこのように目の前にいる女のように機嫌を損なわぬように必死だ

 

「うっぷ……の、飲み干しました」

 

「うぅぅ、ケホッ!ケホッ!」

 

「おぉ、頑張ったね二人とも。じゃあこれからは、華月の捌け口として頑張れよ」

 

「……は、はい」

 

「………」

 

「自業自得なのに不満ありそうだな。何か文句でもあるの!」

 

「あ、ありません!!私たちの自業自得です!!」

 

 ほら、簡単に恐れをなして従う捌け口の完成

 玉座に座り込んでいた女が、急に同じ女の私から襲われたら、精神は思いのほか脆く壊れる。壊せば壊すほど、次第に壊されないように私に許しを請うために必死になる

 いくら許しを請いたとしても、私は未来永劫許すつもりなんてないけど……それを言ったら、華月の父親だってそうだ

 家庭内暴力で華月を虐めていたなんて、すでに酒によってこの世を絶ったらしいが、あの世に逝けたからって許されると思わないことだな。あの世だろうが、来世だろうが必ず見つけて容赦しない

 

「……ふふふ」

 

「ヒッ!?」

 

「ん?何をそんなに怯えてる?華月の前でもそうやって怯えてみな、今よりもさらにどん底の気分を味わわせてやるからさ」

 

「ご、ごめんなさい!!米原さんの前で怯えたりいたしません!!」

 

「ごめんなさい、じゃないんだよね。そんな当たり前のこともできないお前は、もう一回さっきみたいに精液責めのようなことをしないとね」

 

「い、いやっ、いやああぁああああああっ!?」

 

「物覚えの悪い醜い女が」

 

 叫び声をあげる女の顔を掴み、浴槽に溜まっていた水に顔を突っ込ませた。先ほどは精液責めなんてしたが、本来はこういった水の中に顔を入れて息ができないようにするのが、本来の水責めという拷問だ

 水に顔を突っ込まれている女は、息ができず苦しくなって手足をジタバタと暴れるが、私はお構いなしに押し込み続ける

 暴力といった三流止まりの支配の仕方もあったけど、直接的な攻撃は身体に痣などを生む。目立たぬところを殴る蹴るなどあるが、犯す際に裸にされるんだ。身体全体を見せ、痣などあったら価値が落ちる

 

「だから、外傷を与えないこういった方法が一番なんだよな」

 

「あっ、ああ、あああああっ!」

 

「んん?なんか臭いと思ったら、風呂場の隅っこで漏らしてたのか。後で洗い流しといたほうがいいんじゃない」

 

「ガボボボボボッ!!」

 

「さて、そろそろいいかな」

 

「ブハァッ!?はぁー、はぁー……てぃ、ティナさん」

 

「じゃあ聞いてみるか、お前は華月のどういった存在になるんだ?」

 

 こうしてまた一人、捌け口へとなっていく

 もうすぐだよ華月、あなたの捌け口は用意できるから、だから……あの憎悪に染まったあの瞳をまた私に見せてね!!

 そのためなら、どこまでも人として堕ちていけるし、望みは何でも叶えるつもりだよ。あはは、もう私は正常なんて装えないほど醜いのかな?

 狂気に満ちた愛は盲目、人をどこまでも狂わしていく……でもその先に待ってるのは甘美な想い、とても素敵で素晴らしいんだよ

 

「あっははははは!!もう待ち遠しくて、身体がおかしくなりそうよ!!」

 

 私の想う大切な人、華月のためにもっともっと狂っていくのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???side~

 

 どこを見渡しても白一色、そんな世界に彼女はいた

 思い返すのはついこの前、ここに訪れた華月について振り返っていた。華月は女尊男卑に染まっている女性か確かめるために、変な会話しかしてこなかったが、次訪れた際にはまともな会話を楽しみたいと

 それに、いつも気になっていたセックスというものもだ。奴隷と堕とされていく女性たちは、最初は破瓜によって苦悶の表情を浮かべるが、華月が腰を動かしていくと次第に嬉しそうになる

 どの女性たちもあんな気持ちよさそうになっていく、体験したことがない彼女は興味津々だった

 

「彼と再びここで話せるかは、あの少女……ティナ・ハミルトンが鍵を握っていますね。華月と彼女が計画を成功させ、華月の精神がコントロールできるような状態になれば」

 

 彼女が目を瞑ると、そこに見えたのはISを展開して訓練をしている華月の姿だ。彼は動かした責任を全うするためにも、技術力の向上を目標に訓練をしているが、これだけが目的でないのはとうに知っている

 訓練の前に聞かされた、織斑一夏の戦績の悪さだ

 彼は口だけ男の織斑一夏のようにならぬため、こうして訓練を積み重ねている。もし全てが終わって、ISが本来の宇宙探索に用いられたとしても、訓練をきちんとしてない華月は行けるわけがない

 カッコ悪い姿を晒したくないんだろう、こういったところは年相応の男だ

 

「……ISの訓練を頑張るのもいいですが、私の名前の件を忘れてないでしょうね?」

 

 華月がここに来た時に、彼女の名前をつけてほしいと懇願した

 しかし状況を理解できなかった華月は、女尊男卑に染まった女性ではないと知ると、普段通り接してしまい真に受けてはもらえていなかった。それでもお別れの際に、名前を考えてほしいとお願いはした

 彼が覚えているかは謎であるが、彼女はとても名前というものを欲していた

 彼女に名前はまだない、だがこれは生まれた時から名前などないのだ。呼び名はあったとしても、それは彼女を指すが別のものも指すため、彼女だけの呼び名はないのだ

 

「どうか素敵な名前をつけてね……夏目以外でね」

 

 今も訓練に励む華月を見ながら優しく懇願する。華月に届かぬ声だとしても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……華月と次会ったときに長く話せるよう、彼のことを調べましょ」

 

 

 

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[Access to Information]

 

 

 

 

 

[名前]米原 華月

 

 

[身長]174cm

 

 

[体重]67kg 

 

 

[血液型]B型

 

 

[誕生日]4月13日

 

 

[好きなもの]バスケ、湖畔、しらす丼

 

 

[嫌いなもの]女尊男卑の女、お酒

 

 

[特記事項]二人目の男性IS操縦者

 

 




捌け口の女たちの名前はあったほうがいいですかね?

必要な場合は、次のお話である程度のルックスと名前を考えておきます。

書いていて『女』、『お前』、『こいつら』と書いてくと、首をかしげてしまうんですよね。

なのでアンケートを取りたいと思います。ぜひ、投票の方をお願いします。


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同調

前回18人のクラスメイトと書いてましたが、織斑一夏を加えて18人と知りました。

なので、堕とすべき人数は『17人』でした。

野郎を犯す趣味は私にはございません。


 神楽から提案された計画の実行日、IS学園の1年1組に在籍している生徒を全員奴隷に堕とすために、俺はすでにその教室の中にいた

 もちろんそのまま姿を晒していたら騒ぎになるため、今はマドカがよく愛用している光学迷彩のマントを覆い姿を隠している

 俺にこの光学迷彩のマントを貸したら、マドカがIS学園に侵入しづらくなるので、今は俺と一緒にマント覆われて隠れている

 二人を覆い隠すために作られていないので、俺がマドカを肩車した状態で屈んでいる。17人をこれから相手にするんだ、マドカの力を除外することはできないな

 

「もう実行できるんだよな?」

 

「ああ、すでに吸音材は教室の各所に貼った。悲鳴を出しても、他のクラスに聞こえはしないし、更識姉も上手くやったようだな、布仏家の人間を排除できている」

 

「全て順調ってことか、後はこの人数全員を堕とせるかどうかだな」

 

「そこは大丈夫だろ。人の心理には同調を促す者が多い。女尊男卑の世界もそうだ、ある女の一人がISによって女尊男卑になる、周りにいた女どもはそれに次第に流され同調する」

 

「……つまり快楽に堕ちた女の姿が増えれば、それに同調するってか?」

 

「それにこういった年頃の女は、エロいことに興味を持つ時期だ。何人かは自分も味わいたいと心で思うが口にはしないだろうが、そういった心境の変化は私が見抜く、見つけたら優先的に堕としてけ」

 

「了解」

 

 やはり頼りになるなマドカは

 こういった情勢に染まっていった女は、周りに流されやすい同調という人の心理が絡む。聞かされるまでは、そういったことは考えていなかったな

 一人一人何回もセックスして堕とすんじゃなくて、すぐに堕ちる女から狙うのか

 すぐに堕ちるやつは今は誰かは知らない、でも快楽に溺れていく女を見ていけば、徐々にそれもわかるだろう

 吸音材を朝早くに貼ってくれた神楽も、おそらくその思考に行きついてるだろう。察しがいいからな神楽は

 

「マドカ、じゃあそろそろ行動に移すか」

 

「華月の行動で私たちは動く、始めるなら早くしな。今行われている何気ない平和な時間をぶっ壊すんだな」

 

「だが最初の予定を変える。もうとっくに快楽に堕ちてるセシリアを犯す」

 

「……なるほど。先に同調できる者を探す計画か、構わない問題どころかいい方向の計画変更だな」

 

「じゃあいくぞ!!」

 

「計画始動!各自行動を開始しろ!」

 

 そう叫びながらマントを脱ぎ、セシリアの元へ走り出す

 何も知らない17人の女は、何が起きたのかわからず茫然としていたが、清香や静寐、癒子といった奴隷となった9人に拘束され、わけがわからなくなり大混乱するなか、俺を見た女はさらに混乱している顔だ

 神楽や真耶も何人かの女を拘束し同じ作業をする中、セシリアも同じ作業をしようと立ち上がったとき、俺はそのままセシリアを抱え上げ教壇まで走った

 教壇に着き振り返ると、17人の女は何かしらの拘束をすでに受けていた。特にマドカの付近は手際がいいのか、5人ほど拘束された女が近くにいた

 

「あ、あのご主人様、どうして私を……」

 

「お前を犯すためだセシリア。少し計画の変更でな」

 

「ほ、本当ですか!?わ、私がご主人様と今ここで!」

 

「嫌なら他の奴隷と交代してもいいが、俺はここはセシリアが適任と思ったんだが」

 

「私が適任……やりますわ!必ずご主人様のご期待に応えてみせます!」

 

「……セシリアってチョロいとかって言われないか?」

 

 だが適任というのは嘘ではない。代表候補生であるあのセシリアが快楽に溺れる姿、これは同調の意識がある人もない人も、何かしら影響を大きく与えるだろう

 セシリアが最初に会ったような性格のまま、このクラスで生活をしていたらさらなる効果が見込める

 そしてようやく、このクラスに在籍する女が俺の存在を認識し、予想通り蜂の巣をつついたように大騒ぎし、顔を青くさせたりしている

 

「な、ナギ、何をして……!?なんでっ……!?」

 

「なんなのこれっ……!?何が始まるのよっ……!?」

 

「全員大混乱だな。セシリア、演説でもしてやれ」

 

「はい、かしこまりました……皆さん、聞いてください。私は、お隣にいる二人目のIS男性操縦者である米原さん……いえ、ご主人様から、調教を受けて牝として目覚めました」

 

「せ、セシリアさん……?な、何を言ってるの……?」

 

「ご主人様に調教していただくのを何よりの喜びとする、はしたない、マゾ牝奴隷に……!そんな素晴らしい調教を皆さまにもわかってほしく、皆さまにも私同様、ご主人様の奴隷になってほしいのです♡」

 

「奴隷って……なに?マゾ牝、奴隷って……どういうこと?」

 

 恍惚とした表情を浮かべ、甘く艶めいた声で語るセシリア。そんなマゾ牝奴隷の演説に、女たちは奇異の目を向け、すっかり絶句している

 ある女は汚らわしい物を見るような目で睨み、またある女は信じられないと目を見開いている

 これからもっと、信じられない物を目の当たりすることになるがな。俺はセシリアの服を脱がせていき、下着姿にさせて俺のチンポの場所に顔を持っていく

 脱がせる中、あちこちから悲鳴があがるが、俺がファスナーを開けてチンポを露出させると

 

「きゃああああああああ!?」

 

「ひぃっ……!?」

 

「いやあっ……!」

 

「……最近そういった反応を見ないから麻痺してたが、普通そういった反応が妥当だよな」

 

「あぁっ……素敵です、ご主人様……♡ああ……なんてたくましい……♡」

 

「これが普通じゃないんだよな。それじゃセシリア、しゃぶってくれ」

 

「はい、ご主人様っ……♡ご主人様のたくましいオチンポ様に、お口で……ご奉仕させていただきます♡」

 

 勃起した赤黒いチンポを見せつけられ、泣き叫ばんとばかりの女たちと、喜びの一色の感嘆を漏らすマゾ牝奴隷。あまりにも対照的な反応だが、気にせずにフェラをするようにセシリアへ命令する

 しゃぶれという言葉に周囲はざわめくが、それをよそに既に跪かせたセシリアは、たぎり反り返るチンポに、大きく口を開けてむしゃぶりついてきた

 熱く火照った口の中に、亀頭がすっぽり呑み込まれ、そのまま竿の半ばまでがズルズルと、柔らかく蕩けた感触に包まれていく

 

「はむぅ♡んちゅっ、ちゅ、ちゅぶっ……♡んッふぅ……♡」

 

「く、口で、アレを……!?」

 

「あ、あっ、あっ……やっ、あ、あぁっ……!」

 

「う、ぐうっ、あんっ、喉に、突き刺さるぅ♡うふふっ……♡大きいオチンポ様ぁ……♡あ、ん……ちゅっ、むちゅ、んぐっ……」

 

「うそっ!?」

 

「い、いやぁっ!?ほんとに口で、咥えちゃったっ……!?」

 

「あ、ん……ご主人様ぁ……♡皆さんの前で、味わうオチンポ様ぁ……♡んはぁっ、たまらないですぅ……♡んちゅっ……♡んぐぅ!むぐぐっ、んぢゅぅッ!ぐふうッ……ぢゅぶッ……!」

 

 躊躇もなくチンポを美味しそうに頬張るセシリアの姿に、悲鳴があちこちから飛び交う。そんな可哀そうな女たちとは裏腹に、幸せそうな顔で唾液に濡れた唇と舌でチンポを咥え込んで、顔を前後に動かしていく

 呆気に取られていた他の女たちが、激しく動き始めたセシリアを見て、怯えたような声をあげながら戦慄する

 クラスメイト達の悲鳴などお構いなしに、俺のチンポを口で味わい、うっとりと称賛してくる

 

「……あん、ぢゅぶるッ……♡オチンポ様、熱いですぅ……♡舌が焼けちゃいそ……♡あむぢゅ、ぢゅるるるっ……ふふふ……ちゅっ、はあ、はあ……♡はぁ、んっ……すごく硬くて、重たくてガチガチ……♡うふっ、ビクンビクンしてますぅ……」

 

「あ……セシリア……さん……っ……」

 

「えっ、ええっ……何……やって……何して……」

 

「い、いやあっ……やめて……やめてよぉおっ……!」

 

「むぢゅう、ううっ、あむんっ、ぐぢゅぶるるっ……んふぅ、お口でしごくの、興奮するぅ……♡あ、ん……んっ、む……うぐぅ!」

 

「ノリノリだな、セシリア」

 

 熱く濡れた舌の卑猥な蠢きや、吸いついてくるようなぬめりのせいで、たぎるチンポが、さらなる角度をつけて膨張していく

 隆起するチンポを口内に感じて、セシリアはさらに肉欲の深みに入ったようだ。恍惚とした表情で瞳を蕩けさせ、俺を見上がながら舌を伸ばして媚び笑う

 少し盛り上げるために、すでに濡れたマンコを足先でつついてやると、さらに嬉々とした表情で亀頭に吸いつき、チンポにねっとりと舌をまとわりつかせてくる

 前後する顔の動きも激しくなり、ジュボジュボと口からこぼれる淫猥な音も、ますます大きくなっていく

 

「あむっ……んううっ……♡またぁ……オチンポ様、おっきくなって……♡あぐ、うっ……んんんッ……!」

 

「前より気持ちがいいな、上手くなったなセシリア」

 

「ご、ご主人様ぁっ……♡お喜び下さってるんですねぇ、嬉しいですうっ……♡あむぢゅ、ぢゅっ……♡」

 

「なんでっ……どうしてそんなことするの!?ねえっ、何やってるの……!?」

 

「だ、誰か……誰か止めないと……!は、離してよ理子……!」

 

「ダーメ!ご主人様の調教をちゃんと見ないと」

 

「そんなぁ、調教って言われてもぉ……っ!」

 

 納得はできないらしいが、結束バンドで手足を拘束されているが故に逆らえず、再び見知ったクラスメイトが見せる破廉恥な痴態に注目していく

 この注目されるのを機に、セシリアは再び演説を始める

 目を細め、夢中になって唇を窄めて舌をちらつかせ、自分ほどの性経験などないであろうクラスメイト達に微笑みながら、セシリアは身をくねらせながら、演説を開始する姿は周りからすれば本当に奇異な光景だろう

 

「んむぅ……ご主人様と、このオチンポ様のおかげで、私は女としての喜びを教えられてぇ……んはぁ、私は生まれ変わりましたぁ……んふふっ、ぢゅっ、ぴちゃっ、ぐふゅっ……」

 

「それでセシリアは、こいつらに何を伝えたいんだ?」

 

「このオチンポ様に与えられる快感を、皆さんにも伝えたい……オチンポ様は最高なんです、ってぇ……!」

 

「最高か……セシリアは俺のチンポで気持ちよくなって……奴隷になれて、幸せか?」

 

「はいぃ♡私、幸せですぅっ……♡ぐぢゅっ、んんっ、ご主人様の奴隷にしていただけて、幸せすぎますぅ……♡」

 

「そうか。そう言ってくれると思ったよ」

 

「私が心から喜んでオチンポ様に奉仕してるの、わかっていただけてますか?んぢゅッ、ぶぷっ♡んはぁ♡伝わってますかぁ?」

 

 セシリアは熱烈な布教に合わせるように、うっとりと口唇を蠢かせ、チンポをぬめらせながら、唾液を滴らせて尻をくねらせる

 布教は上手くいってるようで、やはりクラスメイト達は17人もいるため、個々の反応が違うことはいいことだ

 真っ赤になって目を逸らす女、そのまま凝視し続ける女、照れたり怖じ気づいたり、性格により反応は様々である

 演説の声にきちんと耳を傾けてるのも、きちんと見てるのもいい傾向だ

 

「……んっ、ぢゅぶっ……皆さんも、いずれわかって下さいますっ……私の、この幸せな気持ちを……」

 

「そうだな、しゃぶるだけでこうも乳首を硬くさせて」

 

「はぁあん……♡あっ、ああんっ♡オチンポ様をしゃぶってるだけで、私、こんなになっちゃうんですっ……♡オマンコは濡れて、乳首も勃っちゃってぇ……♡」

 

「幸せそうだな本当に」

 

「幸せですぅ……♡ご主人様とこんなにいやらしいことができて、幸せです……♡ちゅば、むぢゅるっ、ぢゅばっ……」

 

「幸せか……じゃあ、さらに幸せにしてやるよ」

 

「んちゅぱ……えっ?あっ……!フワハアアアアアアアアアアアアアアアアァァン♡」

 

 ぷっくりとした大きめの乳首をさらに硬く尖らせ、膣裂からは愛液を噴き出させ、下着にシミを作って太ももへと滴らせていっている

 潤んだ目で俺をさも愛おしげに見上げて、蕩けた声で幸福さを語る。どす黒いチンポを掴みむしゃぶり、赤く染まった尻を持ち上げ、発情を強めながら、フェラチオを続ける

 そんなセシリアをさらに幸せにするため、俺の前でマゾ牝奴隷となる本性を見せるために、丸出しになっている乳首を、持っていたクリップで挟み込む

 乳首に痛烈な刺激を受けたセシリアは、それだけで軽くアクメを決めてしまった

 

「いやあああん♡乳首っ痛いぃンン♡乳首にっ、アアアアアッ♡アクメご褒美っ、来ましたハハハアアアン♡」

 

「嬉しいだろ、セシリア?マゾのお前はこれがいいだろ?」

 

「フハアアン♡は、はいっ……気持ちいいです♡勃起乳首ぃ、潰されて感じちゃうンンン♡ンププッ……んはああ、たまんないンンン♡」

 

「ウソ……!クリップなんかで挟まれて……よ、喜んでる……!」

 

「あ、あそこからどんどん液体がぁ……やだ、やめて……お願い、もうやめてぇ……!」

 

「と言ってる声もあるが、止めないよなセシリア?」

 

「も、もちろんです、ご主人様ぁぁ♡ぢゅる……ンヂュパ、ぢゅぢゅ……はぷぅ、オチンポ様にっ、一生懸命、ご奉仕しますッ♡んぢゅぷうぅ♡」

 

 クラスメイトからの静止を促す声も、今のセシリアには邪魔でしかない

 セシリアはお構いなしに唇を窄め、根元までズルリと呑み込んでしまわんばかりのセシリアの口淫に、チンポの中が根こそぎ吸い出されそうな感覚を味わう

 たわわな乳房をたぷんたぷんと弾ませ、痛撃が走る乳首の快感を、チンポをしゃぶったまま張り上げるセシリア。野苺のように硬く勃起しきった桜色の乳首がクリップのせいで醜悪に歪み、淫猥に変形する様が俺の興奮を煽った

 

「はふうンンン♡ピチャ、ぢゅぽぽ……んんっ、いかがですか、ご主人様ぁ♡マゾ牝奴隷のフェラチオッ……いかがでしょうかぁ♡」

 

「ああ、いいもんだな。セシリアも気持ちよさそうだな」

 

「あ、っ……」

 

「……はっ……」

 

「……へぇ。いいことがわかった、さらに褒美だ」

 

「ンプううう♡あひいいいいいいいんんん♡」

 

 熾烈極まる行為に、多くの女たちは腰が引け、怯えている様子だ。だがそれでも、中には息を呑み込み、赤い顔をしながらセシリアの口に見入っている女もいる

 恐れるどころかセシリアのいやらしさに心奪われる女まで現れるとは、嬉しい誤算だ。だからその褒美として俺は、さらなる痛みを与えることに

 クリップには紐を通してあり、それを思いきり引っ張られたセシリアは、乳首に走る激感に、チンポを咥え込む口から甲高い嬌声を上げる

 俺の勃起チンポを涎でドロドロにさせ、粘つく糸を引かせながら、ぬめる感触を竿中になすり付け続ける

 

「むふぁああ、クリップいいッ♡引っ張るのイイのおおお♡乳首ッ、ちぎれちゃうぅぅ♡弾け飛んじゃうのおおおぉ♡」

 

「ならもっと引き伸ばそうか」

 

「んぱっ、フパアアッ♡ク、クリップがっ、乳首に食い込むのオオッ♡ひいいん、キリキリ食い込んで……か、感じちゃうンンン♡」

 

(……三人かな?咥え込んでるところを凝視し、尚且つ頬を赤らめ嫌悪な顔をしてないのは。メールでマドカに周りに気づかれぬよう、その三人の感度を高めるのをお願いしとくか)

 

「アヒィィ♡はひいいん♡オッパイッ、ユサユサしちゃうぅう♡オッパイ揺れてぇ、よけい乳首がっキリキリなのほほほおぉ♡」

 

(今はセシリアの奉仕に集中しなきゃだな)

 

「ひうううぅ♡ご主人様ぁ、気持ちいいンン♡ごめんなさい♡ごめんなさいぃ♡またっ、ンアアッ♡あああああぁっ♡」

 

 俺はセシリアのけたたましい嬌声や派手にくねる淫猥な女体の反応に興奮しながら、さらに紐を引っ張り、乳首をひねり上げていく

 さらに先ほどメールをしてる際に、紐をサディスティックに持ち上げたらしく、赤く充血する乳首を蹂躙してたようだ

 サディスティックにしてしまった原因であるメールを送った相手のマドカは、メールを確認するや否や目標の三人へ気配を絶って近づき、微弱なローターを布越しに当てていた

 また意識を反らしてしまい、気づけばセシリアは持ち上がる乳肉ごとひときわ大胆に肢体を跳ね上げ、喉を震わせて甘い絶叫を上げた

 

「アハハハハアアアアアアアアアンンンッ♡」

 

「無様なイキ顔だな、セシリア。もっとその顔を皆に見てもらえ」

 

「むひいいいいぃぃ♡そんなぁぁ♡まだ、アクメしてるのにぃぃ♡ふはああ……♡はむぅ、オチンポ様ァ♡んっ、ご主人様のオチンポ様もっ、ぶちゅ、ピチョ♡ふはぁぁ……♡」

 

「アクメを終えても貪りつくとはな」

 

「ぴちゃ、んぢゅるぷ♡あふうぅん、ご主人様ぁ……♡いっぱいしゃぶってッ……んんっ、しごきますぅ♡ンプププ♡ぴちゅうう♡」

 

「そろそろ射精したくなったな、このまま口の中に出すからな」

 

「ふわああ、ご主人様あぁ♡射精嬉しいイイ♡精液っ飲みたいですぅ♡ヂュポッ、ぴちゃ♡んぱああ、早くお口にっ、出してぇンン♡」

 

 茹だるような興奮と快楽が全身を駆け巡るのか、セシリアは浅ましく目を剥き、凄絶な様相で歓喜に悦び悶える

 絶頂に達したセシリアをなおも許さず、俺は緩急を付けつつ、ヒクヒクと脈動が止まらない乳首を苛烈に虐げる

 一段と熱の入った淫ら極まる口穴奉仕に、俺の興奮もみるみる昂り、チンポの根元に官能的な疼きが走った

 俺は一気に射精衝動が膨張してきたことを告げ、口膣射精を宣言しつつ、しなり上がるチンポを自らもセシリアの口内へねじ込んでいく

 

「んぢゅぽ、ピチャ、んぢゅるぷ!あはあぁ、ご主人様ぁ♡わ、私もぉ!私も一緒にっ、イキたいンンン♡射精で、イキたいのオオ♡」

 

「いいぜ!一緒にイケよっ!」

 

「ちゅぱ、ねプププッ♡んひぃ、ああっ、精液ぃぃ♡出してっ、ご主人様ぁンン♡お口にしてっ♡射精アクメッさせてくださいィィ♡」

 

「俺の精液飲んで、お前もイッてしまえ、セシリア!」

 

「むはあぁ♡ご主人っ様ああぁ♡あはあああぁぁああ♡」

 

「出すぞ!!」

 

びゅーーー!!びゅぐぐぐっ!!

 

「ンムブブブブウウウゥゥンンンンンッ♡」

 

 最高潮にまでたぎったチンポから噴き出す、おびただしい量の精液を口の中に注がれ、自分自身も強烈な絶頂に突き抜けて歓喜の声を上げるセシリア

 俺も尋常でない興奮に包まれながら、セシリアの口中深くに、勢いよく大量の精液を注ぎ入れる

 次から次へと咽頭に注がれる精液に溺れながらも、セシリアは必死に喉を鳴らして嚥下し、口中の精液をこぼさないように奮闘する

 周りも口内射精をされているセシリアの姿に、強いショックを受けて呆然としていた女が、ようやく我に返ってにわかに騒ぎだす

 

「んぷぷぷううぅ♡口に、口の中に精液ィィ♡きたのぉお♡熱くて濃い精液ぃい♡ンハアアッ、私も、イキますウウウウッ♡」

 

「ひぃい!?いやぁ……も、もういやぁあああ……!」

 

「ああぁ、出てるっ……いっぱい……お、男のオチンチン、からたくさん……わあぁぁ……!」

 

「ふはああぁ♡ひプゥン、だめぇええ♡精液こぼれちゃうぅぅ♡ゴクッ、んクッ、んクッ♡ふぷはぁ、やだぁ、こぼれちゃうんんん♡」

 

「一滴残さず、全部飲み干す様を見せつけてやれ」

 

「は、はいぃ♡わかっております……♡ンッンッ、ごくっ♡ふはぁああ、まだ、いっぱい出てくるぅぅ♡あむチュ、んくっ♡ゴクンンッ♡」

 

「たくさん愛液垂らしやがって、とことん変態に突き進んでいるな」

 

 浅ましく精液を飲んではよがり悶え得るセシリアの姿に、胸のすくような小気味よいものを感じて眺めていた俺は、ふとセシリアの股間に目をやると、卑しい事実を確定するように卑猥な蜜がどんどん溢れてきていた

 指摘されたセシリアは、開き直るようにぬかるみきった股間を見せつけて腰を揺らめかせ、なおも吸引を強めて精液を飲み下す

 俺はセシリアの淫らな姿に劣情を炙られつつ、精液の塊にして一区切りの一発を放つことにする

 

「知らぬ間に床がビチョビチョだな」

 

「アハアァァン♡恥ずかしいぃぃ♡精液で、イッちゃったからぁ♡オマンコッ……んんググゥ、ビショビショなんですぅうう♡」

 

「ひとまず一区切りだ。しっかり飲み込めっ!」

 

ドピュッ!!ビュルッ!!

 

「ひむぐんんんぅぅううううううううううぅぅっ♡」

 

「ほ、本当に飲み干してる……」

 

「あひいいぃぃん♡ひはっ、プハァァ……ハァ、ハァ……あうっ、んはあぁ……はひぃ……ああぁぁ……♡」

 

 ようやく射精が終わると、セシリアも狂おしいアクメからようやく解放され、ぜいぜいと荒い呼吸を繰り返す

 存分に精液を嚥下し尽くし、官能の極みに溺れきったセシリアは、とうとう精も根も尽き果てて脱力し、床に倒れ込むがまだこれで終わりではない

 無理矢理立たせ、セシリアの背後に周り、愛液まみれの陰唇へチンポを押しつける

 すると甘く蕩けた、それでいてよく通る声で高らかに喜び、指先で大きく陰唇を拡げる

 

「ご主人様ぁ……♡このイヤらしい割れ目に、たくましいオチンポ様をおしゃぶりさせて下さい♡」

 

「あ……ぁ……セックスまで、しちゃうの……?そんな……セシリアさん……」

 

「いやぁ……!もうやめてっ、もう帰らせてぇ……!」

 

「皆さんの前で、セックスぅ……♡いっぱい犯して下さいませぇ♡んんっ、ご主人様ぁ♡」

 

「言われずともだっ!」

 

「んふぅぅわあああああああああああぁぁ♡」

 

 いつまでも微笑みを崩さず、ニチャリという淫靡な音をたてて膣穴を開くセシリアに、女たちがまたどよめく

 そんなクラスメイト達を尻目に、セシリアは俺にうやうやしく頭を下げ、尻を揺らしておねだりをするので、俺もさらなる褒美を与えよう

 熱く湿る豊かな肢体を抱え上げ、片足を持って開かせた股の奥に、屹立したままのチンポを、グッと押し込んでやる

 すると、大して力を入れずとも亀頭がぬめりに包まれて、そのまま呑み込まれていってしまう

 

「ンふぁあッ!あぁぁんっ♡オチンポ様どんどん入ってきてますぅ!ズブズブ、太いの埋まってくるぅ♡」

 

「はっ……あぁ……」

 

「っ、あぅぅ……」

 

「……ひ、っ……う、く、っ……」

 

「人って衝撃的な出来事が目の前で起こると、本当に絶句するんだな」

 

「あ、ああ……みんなが見てるッ……♡み、見られてぇ……はっ、はぁ、はぁ……♡オマンコぉ、最高ぉおおお……!」

 

 引き込むように咥えただけあって、中の肉は、もうチンポを離さないとばかりに締まり、ぎっちりと吸い付いてくる

 グッサリとチンポが突き刺さった膣穴に視線が集まり、教室中から息を呑み込む音が聞こえたが、先ほどのような阿鼻叫喚には至らなかった

 膣肉が激しくうねり、チンポをしっかり捕まえる。クラスメイト達に情交による幸福を披露していることが、セシリアにとっては最高に興奮する要因なのだろう

 さらに現実を教えるために抽送を開始し、熱く蕩けた膣内を深くえぐり始めると、セシリアが小気味よい嬌声をあげて快感に打ち震える

 

「ふわあああぁ♡ああん、あははああぁ……♡あひぃい……オマンコがぁあ、あンン♡ハフアアアァァ♡」

 

「クラスメイト達に教えたらどうだ、今のマンコの状況を」

 

「あひひいいん♡ああぁぁ……オマンコゴリゴリッ、すごいぃいい♡ゴリゴリ引っ掻くのぉ……ふわああっ、気持ちいいのほほおおん♡」

 

「じゃあこうしたらどうだ……おらっ!」

 

「ふはああぁ♡あうっ、はっ、アアアァ……♡いいのぉ♡ズンズンすごいぃ♡むはああっ、アアッ♡ひははぁぁぁンン♡」

 

「じゃあ思い切りイカせてやる……よっ!」

 

ズンッ!!

 

「フハアアアアアアアアアアアアアァァンッ♡」

 

 膣穴をえぐるように責められることに、惚けた状態ながらも、淫猥なよがり様を見せつけてくるセシリア

 膣肉はしっかりとチンポを締め付け、さらに強烈な摩擦を求めてくるように、活発なまでに蠕動している。求められているのなら、きちんと答えるために、子宮口内めがけて勢いよく亀頭を叩き込む

 強烈な衝撃を浴びて一気に絶頂へと駆け上がったセシリアは、肌に滴る精液を振り乱す勢いで女体を激しく揺さぶり、甘美な絶叫を上げる

 派手なよがり声を上げて淫らな悶え姿を、クラスメイト達に晒しているのが代表候補生なんて、信じられないだろうなぁ

 

「あああん、いぃぃンン♡イッ、イッてるぅぅ♡いきなりイキマンコぉぉ♡オチンポ様でぇ、イカされちゃってるううンンン♡」

 

「……とまぁ、セシリアはここまで気持ちよくなってるが、お前たちはどうだ?セシリアみたいに快楽に溺れる気はあるか?」

 

「な、なに言ってるのっ……ふざけないでっ!できないよ……そんなことっ……」

 

「んんっ……でも、セシリアさん、気持ちよさそう……あんな大きいの、入れられてるのにぃ……」

 

「あ、あれ……苦しくないのっ……かな……?あんな嬉しそうな顔して……うぅぅ……」

 

(候補がまた二人ほど増えたか……って、もう神楽が候補の二人にローターを当ててるし)

 

 全員赤面し、動揺しているようだが、拒む女、興味ありげな女、様々な反応が返ってくる。布教の成果としてはまあまあといったところか

 今のところ五人ほどセシリアの後に犯そうという候補に入れつつ、さらに激しさを増すピストンで全身を揺さぶらせる

 クラスメイト達が赤面するセシリアのはしたない痴態を、さらに見せびらかしてやろう決めた俺は、チンポを突き入れて淫蕩なマゾ牝奴隷を、さらに絶頂の渦にへと流していく

 

「ふひゃはあぁ♡オチンポ様ッ、いひンン♡だめぇぇ♡オチンポ様まらダメれすのにぃ……♡やぁああ、らけろっ……気持ひイインッ♡」

 

「はぁ、あっ、あっ……」

 

「ヒフゥウン♡ごひゅ人様ぁあ、感じひゃう♡ごひゅ人様のオチンポ様れっ、ズボズボされて感じひゃうぅ♡マゾ牝っ、気持ひいいのオオ♡」

 

「んふぅっ、ふう、っ……あ、はあっ……」

 

(さっきの二人も、フェラチオの際に候補になった三人もいい具合になってんな)

 

「あひいいぃ♡気持ひいいンン♡蕩けひゃうウ♡ここにぃ、精液ッ♡はあんッ、出してぇ♡出してくらひゃいぃ♡」

 

「ん?元々そのつもりだ」

 

 高まりすぎる官能のためか、酩酊したように呂律を乱したセシリアはこれまでとはまた別の錯乱状態に陥り、卑猥な肉悦に耽溺して上り詰めていく

 さらなる悦楽の波に呑み込まれ、みるみる盛り上がるセシリアの猥褻さにつられ、奥底で熱い衝動が湧き起こるの感じ取り、腰の律動を加速させた

 腰を弾ませながらより深く挿入を欲して動くセシリアに、女たちも次第に高揚を引き出されてきたようで、熱っぽく湿った息が漏れてきている

 俺の射精を見たらどうなるだろうか、それもそれで楽しみではあるな

 

「膣内への射精が嬉しいなら出してやるが」

 

「アハアアッ♡嬉しいれすっ♡オマンコに、んああっ、中にらされてっイキたいのぉ♡中らひマンコッ、されたいのほほおぉ♡」

 

「えっ……な、中に出すって……お……オマンコの、中……そんな……」

 

「こ、子供ができちゃうんじゃないの?ダメだよね?そんなの、ダメだよね……!?」

 

「はひいいぃ、もうダメェ♡ごひゅ人様っ、イッひゃう♡もう我慢ッ、れきないれしゅうぅ♡イッひゃうっ♡ああ、イッひゃううぅ♡」

 

「イッていいぞ、俺も中に出すからなっ!!」

 

ビュルルル!!バビュッ!!ドプッ!!

 

「キャハハハハハアアアアアアアァァンッ♡」

 

 戸惑いのざわめきを聞きながら、子宮口内にめり込ませた亀頭から、子宮内部に向けて勢いよく射精すると、セシリアは嬌声を甲走らせて絶頂に達した

 アクメの恍惚感に女体を痺れさせながら、セシリアは我を忘れた歓喜の咆哮を爆発させて、剥き出しの乳房を振り乱してよがり狂う

 俺もセシリアの淫猥な痴態に愉快な気持ちになり、なおも激しくチンポを脈打たせる

 脈を打たせる速度は変わらず、さらに勢いよく注ぎ込まれる精液の快感に、セシリアはいっそう甲高い淫声を上げる

 

「ハヒイイィン♡イッひゃったははあぁ♡ふああっ、き、来てりゅウウゥ♡オマンコの中にっ、精液いっふぁい来てりゅンン♡」

 

「これじゃまだ満足しないよな?」

 

「……ほんとに……あ、あそこの中で……」

 

「ああぁっ……男の人のが、ほんとに、入ってるの?こ、これってほんとにセックスしてるのっ……!?」

 

「むひぃいいっ、すごいィィ♡オマンコにっ、子宮いっふぁい、入ってくりゅウウウッ♡ヒアアアァ、オマンコッ気持ひいいンンン♡」

 

「好きなだけ乱れるんだなっ!」

 

ドビュ!!ビュルル!!

 

「んおおおぉ♡ほひひいいいぃいいい♡」

 

 経験浅い女たちは衝撃にうろたえつつも、どうしても目の前で起こっていることを信じられない、信じたくない様子で見守っている

 見守られているセシリアは、自ら桃尻を弾ませながら狂乱しており、俺はなおも注ぎ込み続けた

 際限なく飲み込まされる精液により、みるみる子宮が膨れ、その痛烈な刺激に耐えかねたセシリアが、潮まで噴き散らしてしまう

 妊婦ほどのお腹になったとしても、俺の射精は止まらないので、マグマのような粘ついた物が子宮を支配していく

 

「ほほうううぅ♡いっふぁい噴いひゃうぅうう♡ひおおぉ♡ひおほおおぉ♡ああぁ、精液もぉ、いっふぁい入ってくりゅううぅ♡」

 

「まだ狂うなよ。まだ全部出しきってないんだからよ」

 

「……セシリアさんのお腹……嘘でしょ……」

 

「ど、どんどんおっきくなってぇ……」

 

「ひいいぃん♡子宮ッ、もぉ入んにゃいぃ♡おひおも、止まんないぃのおおぉ♡狂っひゃう♡わらひっ、狂っひゃうウゥゥ♡」

 

「これから狂ってけっ!」

 

ブビュッ!!ドピュッ!!

 

「んぐぎいいいいいいいいいいぃいいいいいっ♡」

 

 パンパンに満ちきった子宮へ執拗に精液を撃ち込まれ、セシリアは止まることなく潮を噴き上げては、甘美な悲鳴を張り上げていく

 凄絶な快感に、無様この上ないアクメ顔になり、ミチミチを子宮を押し広げられる苦しさを恍惚へと変えて狂喜する

 今にも常軌を逸しそうな雰囲気を漂わせるセシリアを狂わすため、俺はチンポを完全に満杯になっている子宮へ突きつけ、さらなる精液を与えていく

 絶え間なく子宮に注ぎ込まれ、一段と醜く腹を膨らませたセシリアは、凄絶な激感に翻弄されていく

 

「ごぎぎいいいいぃ♡あぐうう、ギモヂいいぃ♡ぎもぢよズギぢゃうううう♡じぎゅうにっ、んがああっ、ぜぇえぎだらげぇぇええ♡」

 

「く、苦しそうに叫んでるのに……なんであんな笑み……」

 

「ぎンもぢイイィィ♡ゼェエギでぇ、じおが押ざれでぐぅぅ♡あががああぁ♡もうオマンゴッ、ぐるっぢゃっだアアアン♡」

 

「……し、信じられない、あんなお腹にされて……耐えられるはずが……」

 

「んひぎいいいんんっ♡オマンゴぉおお♡ぜぇえぎっ、だめええンン♡もうぐるいっぱなひッ♡じぬっ♡ぐるいジぬぅううう♡」

 

「これで最後だっ!」

 

バビュルルルル!!ビューーーッ!!

 

「ハギャヒイイイイイイイイイイイインンッ♡」

 

 もはや呂律が回らないどころか、獣を思わせる野太い声を上げ、恥も外聞もなく乱痴気に悶え続ける

 セシリアの咆哮は、注がれる精液の量に比例するように、けたたましさと獰猛さが増し、そこには狂気さえ感じさせるほどにだ

 重くなる腹をダイナミックに弾ませ、完全に人間としての理性を失い、ただ牝の本能に従うまま快絶に狂い乱れていくだけ

 下品な快楽の果てにまでたどり着いた様相のセシリアにこの上ない満足感を得て、俺は残りの精液を一気に子宮の中に放出した

 

「んがあああぁ……♡はぁぁ……ンギッ、ふはあぁ……ううぅ……ふがっ……あぁあ……ぁ……っ」

 

「気絶したか……さて、次はお前たちがこうなる番だ」

 

「やっ、やぁっ!こ、来ないでぇ!」

 

「お前は候補じゃないからまだだ……用があるのは、一回も目を逸らさず俺とセシリアの結合部を眺めてたお前に、さっきの行為を嫌悪な目で見てなかったお前らだな」

 

「華月、この五人はさっきのセックスを見てただけで、あそこを濡らしちゃって期待してるガールズだ」

 

「そうか。なら期待に応えないとな」

 

 ようやく射精が収まると、しばし虚ろに悶え声を上げ続けていたセシリアが、やがて事切れたようにガクンと脱力し、気を失った

 舌をダラリと出して失神したセシリアのマンコからチンポを抜き、教壇から下りてさっきのセックスの中で候補に選んだ女の元へ向かった

 公開調教を見て興味を抱いたのは、少なからずこの五人はなかなか淫らで、貪欲のはずだ

 セシリアの淫臭が伝染していき同調したのなら、今は興味を抱いてない他の女も直に淫らになっていくだろう

 

「とりあえず、他の13人は各々で感じさせてやってくれ。神楽やマドカが淫具を持ってるから、それでこの五人とやり終えるまで刺激しておいてくれ」

 

「「「わかりました、ご主人様!」」」

 

「んじゃまぁ、こっちもそろそろ選ぶか。ど・の・こ・に・し・よ・う・か・な・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り……決まった、眼鏡でツインテールの君だ」

 

「あっ……ち、近くで見るとやっぱり……」

 

「さっそく興味を示したな。あそこも濡れてるし、悪いがもうお前の処女をもらう」

 

「んふぁあああああっ!?」

 

 五人の中から適当に選んだ眼鏡をかけ、茶髪のツインテールの女を犯すことに決定し、バックの体勢から十分濡れているマンコへチンポを持っていき、一気に肉壺の最奥までチンポを突き立てる。女は背筋を震わせ、派手な悲鳴を上げた

 閉じた肉壁を硬く張ったカリ首で裂くようにして開いていくと、足をピンッと伸ばしガクガクと震える

 初っ端からこれでは動いたらどうなるか、考えるよりも先に行動していた

 

「ひぃっ、ぐうううっ、おぉ、おっきいぃ……ひぃっ、いいいいっ!硬いオチンチンが入ってぇ……んおおおおっ、おおおおっ!?ひぃっ、はぁ、ああああっ!」

 

「大人しめな雰囲気だが、中身はこういったことに興味津々とはな」

 

「中が捲れて……んくうううっ、ひぃっ、くうううっ、はぁ、あぐうううっ!んんんっ、こ、これが子作りぃ……はふぁああっ!」

 

「そうだ、これが子作りだ。これから先も、この快楽を味わわせてやりたいが、それには奴隷になってもらわないとな」

 

「ふぁっ、あんっ、はぁ、はんんんっ!どぉ、奴隷ぃぃ……熱いっ、疼きが……んんんんっ!はひぃっ、はんんっ、ふぁあああっ!」

 

「……やはり連発してくと、早めに出てしまうようだな」

 

 太いチンポが窮屈な膣道を出入りするたび、卑猥に捲れたマンコから愛液と破瓜の鮮血が溢れ出る

 まだ貫かれた衝撃が抜けない肉壁を擦られるのは刺激が強いのだろう、女は痛みや羞恥が入り混じった声の中に、甘い声も混じっていたがな

 行き止まりの子宮内へ亀頭をめり込ませ、小さな肉室を押し上げるようにグッと押す

 すると、早めく射精したそうにビクビクとチンポが反応した。この女を奴隷に堕とすためにも、強烈な一発をお見舞いするために、腰を力強く突き出し吐き出そうする

 

「ひいいいいいいっ!んくぅっ、こぉ、この感じはっ、はぁ、はんんっ!奥がっ、つ、突かれるとぉ……意識が……ひぃぃぃっ!」

 

「奥を突かれると嫌なのね。じゃあもっと遠慮なく突くよ」

 

「おおおっ、奥っ、もっと強いのが……はぎっ、はんんんんっ!あふぁああああっ!私もぉっ、何か、くるっ!」

 

「そりゃ気持ちよくなった証。俺も出すから、一緒にイクんだぞっ!」

 

「ふぁんんんっ、あああっ!なぁ、中でビクビクと跳ねてぇっ!ひぅっ、ふぁアアアアアああっ!」

 

「とりあえず味わいなっ!」

 

ビュボォッ!!ドビュウウウウッ!!

 

「ンオオオオオオオオオォォッ!!」

 

 戸惑いと甘さが入り混じった叫び声を上げる女の子宮に、俺は遠慮なく精液を迸らせる

 すぐに中を見たして結合部から逆流しようとするが、俺のチンポがデカすぎるため栓となり、溢れ出てこなく子宮へドンドン溜まっていく

 子宮にまだまだ射精していくと、女は徐々に下品な牝顔となって絶頂を味わっていた

 屹立の根元を噛み締めるように締まる膣口の上から、透明の潮が盛大に飛び散る。イッてる状態で問いかけよう、俺の望んだ返答をしてくれないと面倒だからな

 

「いぐぅっ、おぅっ、んおおおおおおおっ!くりゅううううっ、精液ぃっ、ドロドロしたのがぁ、しぃ、子宮にとどめ刺……おっほおおおっ♡」

 

「これを味わえるんだ、俺の奴隷となれば……こうしてたくさんイッて、溺れちまってもいいんだぞ快楽に」

 

「わぁ、わらひひぃぃ……奴隷ぃっ、せぇ、精液を子宮に出されて悦ぶ奴隷ぃっ、おほぉっ、おおおお!」

 

「どうだ、なるか?ならないか?」

 

「わらひぃっ、これぇ、もうこれ我慢できなにのぉっ!マンコ嬉しすぎてぇ、悦んでぇっ、はひぃぃぃっ♡このオチンポの奴隷になりたのぉおおおおおおおおおっ♡」

 

「よく言えましたっ!」

 

ドップウウウウウッ!!ビュルルッ!!

 

「んおほぉおおおおおおおおおおっ♡」

 

 逃げ場をなくすほどに腰を押しつけ、たっぷり射精をすれば精液ボテとなった女の完成だ

 俺の膝辺りに当たる潮を噴いてるマンコを刺激させながら、女のイキまくる背中を悠然と見下ろしていた。候補に選ばれただけあって、驚くほどあっさりと堕ちたな

 候補になった他の四人は、俺のチンポがどれほどのものか改めて知り、物欲しげな目でこちらを見ていた

 奴隷となったなら、もう一度セックスをしなくてもよさそうだ。まだ16人も堕とさないといけないんだ、テンポよくいこう

 

「はぁはへぇっ……すごいです、これ……この、オチンポぉ……んふっ、はぁはぁ♡」

 

「他のクラスメイトにその顔を見せときな。俺は次があるんでな」

 

「くふぁっ、あああ♡抜かれるときもぉっ、気持ちイイなんてぇ……幸せぇ♡」

 

「じゃあ次は……」

 

「あ、あのっ!」

 

「ん?」

 

「が、我慢しなくていいですか?意地を張らず……流されて……」

 

 眼鏡でツインテールの女を奴隷にし、次は誰を犯そうかと他の四人を見てると、その中の一人である紫髪でショートボブの女が尋ねてきた

 思いのほか流れる女たちは簡単に流されるようで、ショートボブ以外の候補の女も俺の返答を待ってるように見える

 これはまた嬉しい誤算だ。そう尋ねる時点で、ショートボブの女はセックスの快楽を味わいたがってる。思春期真っただ中の女は、そういったことを妄想するお年頃か?

 情勢があっても、情交には興味津々でいるのか

 

「流されても構わない……だが一度流されれば、流れ着く先はわかってるのか?」

 

「は、はい!あ、あなたの奴隷になる……ですよね?」

 

「……もう決心したか。他の茶髪のショートヘアの女、紺色髪のミディアムレイヤーの女に、ベージュ色の髪したロングヘアーの女も、決心してるか?」

 

「「「は、はい!」」」

 

「了解。まず先にショートボブの女からな」

 

「ど、どうぞ……いっひぃいいいいいいっ」

 

 こうして俺はさっき奴隷にしたツインテールの女のように、他の候補になった四人を順番に犯していった

 四人とも射精で中に出す前に奴隷となる宣言をしたが、ロングヘアーの女に至っては『オチンポを突き刺して奴隷にさせてください!』と挿入前から奴隷を宣言する

 だから一人に中出し射精で、満杯の子宮になり妊婦のお腹まで膨らんだところで打ち止め

 次の処女マンコへと挿入を繰り返していき、最後の一人に中出し射精を終えると、学校のチャイムが鳴った。一限目の終わりを告げるチャイムが鳴り終わる頃、俺の目の前にはマンコからボジュ!っと精液吐き出す四人の女の姿があった

 

「はひぃいっ、イグ、まだぁ、イギまぐるぅううぅ♡」

 

「ひあぁあ、奴隷っ、ふぎひい、ご主人様のオチンポに仕えれるぅ♡」

 

「んおぉお!ふっぎひぃ、幸せをぉお、感じてぇえ、オマンコヒクヒクしてぇ、とまらないぃ♡」

 

「逆らえないぃっ……おほ、逆らいたくないぃ、んおほぉ♡」

 

「順当だな華月。こうも堕としていくとはな、拍子抜けにもほどがあるな」

 

「マドカ……他の女たちはどうなってる?」

 

「ん?残りの12人の大半、つまり六人が未だに同調してないが、残りの六人はもうとっくに同調して、お前のチンポを欲しがってるやつも何人かいた」

 

 その報告を聞いて俺は、休まずそのまま同調した女の元へ行く

 さっきの五人とのセックスにより新たに同調した女は、真耶がもうすでに蕩けた顔をした蜜柑色髪のポニーテールの女を、淫具を少し発達している胸へと押し当てていた

 俺はポニーテールの女の前に立つと、すぐさま処女マンコへ挿入する

 もうセシリアで二発、候補の女たちで五発と乱発しすぎで、俺のチンポの感度がずっと最高潮のため、処女ならではの締めつけで刺激されつつ、貫いた子宮口がカリ付近をギュウギュウと圧迫し、早漏のようにすぐ射精してしまう

 

「やっべぇ!もう出るとか早すぎだっての!まだ奴隷になるかも尋ねてねぇのに!」

 

「おっほおぉおおおっ、イクっ、イグぅ、これっ、すごいよぉおお♡このオチンポ好きぃ、んおふぅぅ、なりゅよぉ……奴隷になりゅのぉぉおおっ♡」

 

「チョロいなっ!ありがたいけど、ひとまず射精するからなっ!」

 

ビュグビュグ!!ビュルルル!!

 

「ふおぉおおおおおおおんっ♡」

 

「うふふ、ご主人様の射精は気持ちいいですか?」

 

「あっはぁ、あぁあ、ぎもぢいぃい♡奴隷になりゅの、最高なのぉおお、いひぃいいい♡」

 

 全身をくねらせて、潮を撒き散らして絶頂するポニーテールの女。響く叫びに呼応してか、すぐそこで犯してもない女がこの光景を見てイッていた

 どんどん同調していくのを実感しつつ、射精の間もチンポをまるで愛おしむように、肉壁がうごめいて快感を呼び、止まらぬ射精が続く

 さらに次々に犯していき、どんどん女はアヘ蕩け、快感に喚いていき、精液ボテとなるころにはどの女も理性を融かしきっていた

 ドミノ倒しのように簡単に、パタパタと堕ちていく女たちは皆等しく、牝の顔になっていた

 

「奴隷マンコぉおお、まだイグ……あひっぎぃい、精液溢れぇ……イグぅうう♡」

 

「はぁはぁ……こ、これで奴隷になったのが11人目か」

 

「あと六人だな、もうひと踏ん張りだ華月!」

 

「もう少しです華月さん。息を整えてから犯してあげてください」

 

「あとのやつも、表には出してないが心の中ではもう興味津々だから、今までみたいにすぐに堕ちる」

 

「OK……ラストスパートだな」

 

 残り六人を堕とせば、今回の計画は完了だ

 一息入れてから俺は、もうすでに同調している女たちへ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……すごい光景だな。いたるところで、華月に出された精液をマンコから噴き出す女だらけだ」

 

「はふぁ、はぁぁ……はぁっ、はぁぁ……♡あぁん……ま、まだ、イッちゃってるぅ……♡」

 

「んふ、ふぁ……はっ、はぁっ……ぁぁ……♡こんなにたくさんの精液……あぁ、すごいぃ♡」

 

「ふぅ……ふぅ……♡ん、ふぁぁ……♡精液で、子宮どろどろになってるぅ♡」

 

「はっ、はふぁ……んんっ、ひぅぅ……♡奴隷になれて……ああ、幸せぇ♡」

 

「四限のチャイムの前に終えましたね。想定以上の働きですよ華月さん」

 

「……つ、疲れたぁ」

 

 IS学園一年一組の教室内は、見渡す限り精液を壊れた蛇口から水が溢れ出るように、ボビュルルとマンコから噴き出す女だらけだ

 床は俺の精液だらけ、空気中は淫臭が漂い、教室内に響くのは奴隷となった女の喘ぐ声のみだった

 きちんと17人全員を奴隷にしたが、やはり最終確認というのは必要だろう

 犯され終えた女が、気持ちをすり替える……なんてことはそうそうないと思うが、念には念を入れるべきと判断し、未だに脈を打っているチンポを握って奴隷となった女たちに叫ぶ

 

「最後に忠誠の証拠を見せてもらう!俺の精液を浴びた女は、正式に奴隷としてこれからも可愛がると約束しよう!」

 

「んはっアッ、あぁんっ♡ありがとうございますっ♡ご主人様のザーメンっ、全身で受け止めますっ♡」

 

「あぁんっ♡ありがとうございます、ご主人様っ♡私たちの身体っ、汚してくださいっ♡」

 

「はぁんっ、みんなにザーメンまでぇっ♡ありがとうございますっ、ご主人様ぁっ♡」

 

「かけてくださぃっ♡ご主人様の奴隷の証ザーメンっ♡全身にいっぱいかけてくださいぃっ♡」

 

「全員来たか……じゃあちゃんと全員に浴びせてやるっ!」

 

ドピュルルルル!!ビューー!!

 

「「「はっひゃあぁあああアアァッ♡」」」

 

 まだ出したりないと言わんばかりに勃起しているチンポが、ザーメンを求める奴隷たちを見て、極限に達した悦楽の心地が一気に押し寄せ、熱い精液となって亀頭から勢いよく噴射した

 噴き上がった精液は奴隷たちの身体へと降りかかり、濃厚すぎる粘性と焼けるような熱さによって、女体の全てを刺激する

 今回の計画で奴隷たちは、たっぷりと精液を堪能したことで、もう悦楽の頂点にかけるくらいじゃ難しいと思われたが、あっさりイッている

 

「んぁあアアッ♡ザーメン浴びすぎてっ、ふぁアッ♡はっひぃイイッ♡わっ、私っ、あぁんッ♡このままっ、ずっとイキっぱなしになるぅっ♡」

 

「ひゃうっ、うぁっあぁアアッ♡私もぉおっ♡あはぁアッ、ふぁあっ♡ザーメンでイグっ♡膨れたお腹もっ、全身もっ、イグぅうっ♡」

 

「ひゃひぃイイッ♡いっ、イクっ、イクぅんッ♡んはっはぁアアッ♡ザーメンアクメきますっ♡ンふぁアアッ、あっはぁアアンッ♡」

 

「ふぁああぁっ♡あっ、はぁアアッ♡ザーメン気持ちいいっ、ザーメンアクメくるぅっ♡あぁんっ♡ご主人様っ、ご主人様ぁああっ♡」

 

「これで最後だっ!」

 

ビュククククク!!ビュルルルル!!

 

「「「ふぁあああああああああアァアアッ♡」」」

 

 17人の身体を精液に染めるほどの大量射精を経て、ようやくチンポも落ち着きを取り戻しホッとすると、奴隷たちも同じようにアクメの快感から抜け出していた

 全員快悦の余韻にうっとりとした顔で浸っており、はしたない体勢のまま精液で溢れた床で、白く汚れた身体を大きく上下させて喘ぐ

 そうして官能の余韻に浸る奴隷たちを見下ろして、俺はようやく計画の成功を確信し安堵する

 教壇から見下ろしていると、近づいてきた神楽が不安そうな顔で耳打ちしてきた

 

「華月さん、あなたはこの後の方が難関と思いますが、大丈夫ですか身体の方は?」

 

「この後……難関……あっ!」

 

「忘れてましたよね。その反応を見る限り」

 

「……そうだな、確かに難関だがご覧の通り大丈夫だ」

 

「……そうですか。無理だけはなさらずに」

 

「心配性というか、母親だな神楽って」

 

「孕んだら、そうなりますね」

 

 やはりどこか不安を拭えないのか、心配そうな顔でこちらを見ている。忘れてしまっていたが、そうだった今日の夜にもさらにもう一つの計画を始動するんだった

 確かにこの計画と、これから後の計画で俺が難関と感じるのは後半だな

 過去の闇、俺が抱え込んでいると神楽やマドカ、それにティナにも不安要素として取り上げられているもの。俺を虐めていた連中と再会して俺はどうなるだろうか

 

「……やっぱ嘘はよくないか」

 

「嘘ですか……大丈夫でないと?」

 

「ああ、怖いよ。自分でも知らない本性を出すんだから、怖いに決まってるだろ」

 

「……そうですよね。私もそういったものがあると知ったら、怖いですね」

 

「でも、怖いで逃げて神楽たちに不安要素を残すのもダメだ……ならやるさ、怖くても」

 

 ギュッと握る拳は、虐めた連中を思い出してか、いつもより力強く握っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「捌け口の用意はできたよ華月。ああ、早く時間が経たないかな!人生の中で最も長く感じるかもなぁ!早くあの瞳で私を……殺意も敵意も恐ろしい視線を混ぜたあの瞳で!私を狂わせてっ!!」

 

 計画を担う女、ティナ・ハミルトンは華月とは裏腹に、その時間が来るのを待ち遠しくしていた

 

 壊れた人、良い人、心が壊れた人達……役者が揃うと何が起きるか、予測できてたのは彼女だけであった




前回のアンケートにご回答して頂いた皆様ありがとうございます。

ぶっちぎりで『名前はいらない』だったので、オナホやそういった俗称でつけさせていただきまずが、今回の17人は正直面倒なので全て女で統一しました。

一応『インフィニット・ストラトス 一組』と調べて外見だけわかったので、登場した人物は髪型と髪色でがわかりやすそうな人を選びました。


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因果応報

『幾人の夜』でのアンケートの結果、捌け口八人に名前はいらないという結果になりましたので、捌け口等の本名は書きませんが、識別のため侮辱を与える名前としました。

アンケートにご回答してくださった皆様、ありがとうございました。

※今回の話の中には、人によってあまり好まない趣向などがございます。ご注意ください。


 天災、篠ノ之束が生み出したISによって起きた女尊男卑の世界

 今では、この時代の流れが正しいのもとさえ錯覚してきたが、それによる犠牲は少ないなんて切り捨てられないほど多いものだ

 周りから見れば、昔の俺もその犠牲の一人であったのだろう。抵抗もせずにただただ女の怒りを受け、情勢の犠牲となった血の繋がった父親に虐待され、精神は弱りきっていた

 辛くて死にたくもなった、生きる希望を捨てようとさえ考えた。それでも生きなければいけない

 どこまで不条理でも、誰も信じられなくなっても、荒んでいく心を必死に繋ぎ止めてもがかなければならない。言葉では簡単に言えるが、限界などすぐに来るのがわかった俺は、中学二年生の時にある処置をした

 

『……お疲れ様、俺』

 

 中学二年生の秋頃、休日によく足を運ぶ湖畔で一人黄昏ていた

 俺は学校生活を過ごしていた俺に感謝を伝えつつ、いつもの俺と入れ替わる。片方の俺は荒んでいくが、今の俺はなんとか自分を保てる唯一の存在である

 これが俺の処置、学校や家などで味わう嫌な時間を、もう一人の俺に変わってもらうことだ

 誰しもが一人の時間と友達と一緒の時間、親と一緒の時間の自分は別々だろう。俺は学校、家の時間帯を同じ人柄で過ごし精神の影響を減らし、こうやって湖畔で黄昏ている時間帯は今まで過ごしてきた俺の人柄となる

 

『……はぁ、こんなの黒い感情に流されないようにする処置だから、結局は日に日にその感情が増えてくだけだ。もっといい方法あっただろうけど、これしか思いつかないや』

 

 今の黒い感情は、ダムみたいにせき止められているが、これが決壊したら俺はどうなるのだろう。それに関しては俺にもわからない

 これまでの人生で感情的になったのは、あの箒で殴れられた日しかないのだから、あの状態が続いたら俺は一体どうなるのか

 この湖畔は一人もいない、もう一つの俺に交代したら日頃の鬱憤を叫ぶだろう。でもここは、俺の気持ちを落ち着ける場所だ

 バスケの試合に行く前に、よくここに来て湖に映る森の緑と空の青さを見て、精神を落ち着かせるのがルーティンだった

 あの時は、こんな精神の落ち着け方をするとは思わなかったが

 

『いつか何かが起きて、俺の人生変わったりすんのかな?』

 

 叶わぬ願いを口にし、湖をただただ見つめていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふぁ~あ、夢か」

 

 昔の夢を見ていた

 湖畔でただ過ごしていたあの日の時間を、変わらぬ人生とわかっていても夢を抱いてしまったあの時、惨めな思いも、嫌悪な思いさえもなくなるなんてありえない泡沫の夢を抱いた日を。今の生活じゃなきゃ、この夢を見た俺は不愉快な思いをしたが今は違う

 ベッドから出て、冷蔵庫に入っている牛乳を取り出しコップに入れる

 牛乳の入ったコップをレンジで温め、温めた牛乳にココアの粉末を入れてかき混ぜココアの完成だ。ココアを飲みながらこれから始まることを改めて確認する

 

「もうティナは隠し部屋に移動したのかな?」

 

 一組の女を17人奴隷に堕とし、体力が持たないと察し部屋で回復に努めるために寝ていた

 その間に神楽が提案してくれて、俺が寝ている間に捌け口の八人を隠し部屋に移動させる。いくら俺が毎日体力作りに励んでも、人の身体には限界があるため、適度な休憩も必要だ

 それに体力があまりない状態で捌け口を見たとして、闇の片鱗が顔を出した場合、元に戻った時に身体の負担が重くなるためでもある

 闇を出してる際は、身体がハイになっていても不思議ではないからだ

 飲み干したココアをシンクに置いて、身体の状態を確かめるとある程度回復したのことを判断し、ティナが待っているであろう隠し部屋へと赴く

 

「報復開始ってか?」

 

 クローゼットを開け、隠し部屋へと通じる階段を利用し下りていく

 今までセシリアや真耶、更識姉妹などを奴隷へと堕とすためにも用いた場所だが、今回はそれらのときよりも嫌な意味で不安でいる。それは一段一段下りていく度に大きくなっていく

 ようやく最深部の広いエリアに到達すると、見慣れた顔の人物がそこにはいた。もちろんこの計画を企てた本人であるティナ・ハミルトンだ。ティナは俺を見ると、あの時から変わらぬ笑みでこちらに歩み寄って来た

 

「割と早めに起きたんだね。身体に不調は見られる?」

 

「見ての通り健康そのものだ。むしろこれから不調になる可能性があるんだろ?」

 

「その解決策はあるから安心して。それよりもこのカーテンの向こうを見てからが、華月にとって一番精神が安定できない場所、覚悟は決めてるよね?」

 

「……結末がわからないんじゃ、やってどうなるか己で確かめないとな。不安定の俺を出して、俺がどうなるか気になるからな。とっとと片づけたいためにも、覚悟は決めたつもりだ」

 

「OK。じゃあご覧あれ」

 

「………」

 

 ティナが取り付けられたカーテンを掴むと、勢いよく引っ張り取り外した。テープか何かで固定されていたカーテンはあっさり取れ、カーテンの向こう側がすぐに目視できた

 見えてきた人物を忘れられるはずがない、忘れることもできない呪縛のように脳裏に絡みついていたあの女どもの姿だからだ

 中学生のころ、女尊男卑の情勢に呑み込まれ、やりたい放題の毎日を過ごし、逆らっていた俺への暴力の数々を行っていた

 そんなやつらがカーテンの向こうで、横一列に並んでいる。何かに怯え、何かに恐怖している表情を浮かべながら、八人の女が裸になって並んでいた

 

「ほらほらみんな、華月が来たんだからきちんと誠意を見せないと」

 

「わ、わかりました」

 

「………」

 

「こ、この度は米原華月様を男という理由だけで軽蔑し、さらには暴行など決して許されぬ行為を行ったことを心より謝罪します……申し訳ございませんでした!!」

 

「「「申し訳ございませんでした!!」」」

 

「………」

 

 かつて中学生の時に、適性値が『A』と周りに言いふらしていた女が先陣を切り、俺への謝罪の意を語りながら最後に謝りながら土下座をしたと思ったら、他の七人の女もそれに続いて謝りながら土下座をしてみせた

 こんな光景を見る日が来るとは思ってなかった

 俺を今までさんざん虐めていたあの連中が裸になって土下座までするなんて、ティナが何かこいつらに吹き込んだんだろうが、こんな光景を見ても俺の中にあるモヤモヤは完全に消えるはずもなく、さらに大きくなっていった

 

「てな感じでこいつらは、華月へ今までの無礼を許してほしいんだと。華月はこいつらの土下座で許せるか?」

 

「……けんな」

 

「ふふっ」

 

「え?な、なんと……」

 

「ふざけんなっ!!!」

 

「「「ひっ!!?」」」

 

 頭の中が……心が……何かに染ま……っていくの……が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 報復開始だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~side ティナ~

 

 隠し部屋に鳴り響く華月の怒号、たった一言発しただけで裸になっていた屑どもは震えあがっていた

 それもそっか、屑どもが抱いていた華月の印象は、抵抗せずに暴行を受ける物分かりのいい下等生物。反感はあったとしても怒鳴ったり、暴力を振るったりはしなかった

 だが今は違う。たった一言「ふざけるな」の言葉に込められた今までの思いが募った声、対象への憎悪さえ感じる声、目の前の屑どもを簡単に殺してしまいそうな声

 こんなの今までの華月じゃ考えられないと思ってるだろうが、私はこれが……あの瞳が!!

 

「申し訳ございませんって何にだ!!何に対して謝った!!」

 

「い、今までの愚かな行いです!」

 

「心を入れ替えて、これからはあなた様に尽くしますからっ!」

 

「だ、だから許してくださいっ!!」

 

「謝罪したから許せと?土下座したから許せと?尽くすから許せだ?それで全部チャラになると思ってんのか!思ってんだろうなぁ!どうせどいつもこいつも心の中じゃ、俺を前みたいに見下してんだろうがっ!!」

 

「ヒッ!?」

 

「許すわけねぇだろ……殴る蹴るの暴行、箒での殴打、傘での殴打、バスケ用具の燃焼、汚水を頭からかけたり、コンパスで身体を刺し、ハサミで髪をめちゃくちゃに切り、カッターで四肢を刺し、縄跳びの縄で首を絞めたり、作って持ってきた飯もゴミ箱に捨てられ、そんで階段から落とされたり、それだけしといて許されるとでも思ってんのかっ!!」

 

 あぁ、あの瞳になった!

 殺意も憎悪も何もかもが複雑に絡み合ったあの瞳が、射殺すように睨んでくる!

 私に向けて発してるわけではないが、屑どもの後ろに陣取った私はその瞳を見れる位置になり、こいつら同様にあの瞳を見れる形となった

 しかし、私も知らなかった虐めの数々が華月の口から知れた。これは個人的に、後で屑どもにおしおきしてあげないとね

 でもこの後どうせ完堕ちされるんだから、おしおきもご褒美に変わっちゃいそうで嫌だけど、嫌がってる今なら何も問題はないよねぇ

 当初から計画していたように油性ペンを取ると、キャップを外して土下座してる屑どもを起こす

 

「一旦待ってくれるかな華月。こいつらに名前を書いてあげないと、誰が誰だかわかんないでしょ?」

 

「………」

 

「安心して、本名じゃなくて四十院から言われたんだ。屈辱的な名前にしてくださいってね」

 

「………」

 

「レパートリーが少ないのは知識不足で悪いけど、基本的にはどいつもこいつも似たような意味だから気にしなくてもいいかな?」

 

「ティ、ティナさん……許して……」

 

「黙れ、喚くな、静かにしろ」

 

 八人を起こしてそれぞれのお腹に、数少ないレパートリーの中から選んだ名前をそれぞれに書いていく

 色々と考えたけど、結局同じ意味を持つ言葉しか思い出せなかったけど、言葉が違うだけで何か別物感が出て良い感じかなぁということで、納得してもらおう華月には

 キュッキュッと書いていき、八人全員のお腹にそれぞれの名前が与えられた。誰一人として笑いも怒りもせずに、ひたすら泣きじゃくっていたがこれは因果応報ってやつだろう

 

「どうぞ華月、それぞれのお腹に書いてある名前が、その屑の名前だから呼んだらきちんと返事するよ」

 

「……ありがとう」

 

「理性は残ってるんだねぇ、じゃあもっと解除してあげる」

 

「ティナさん、何して……」

 

「あのとき噛んだ傷口を……あーむ」

 

「か、噛んでる」

 

 以前華月と再会したときに噛んだ箇所をもう一度噛み、再び噛んだ肩から血が出るまで噛む力を強める

 ヴァンパイアは人の血を吸い栄養源とするが、私の場合は華月の理性を完全に解除するための鍵である

 痛めつけられる度に流した血を見れば、華月の復讐への気持ちは高まり、完全な悪人となると想定している

 だから口に入ってくるこの血を口内に溜め、華月の前で舌を出すと吸い込んだ血が垂れ落ちていく

 

「どうかな華月?自分の血が見える?階段から落とされて血を吐いて、あの日抱いた気持ちは舞い戻ってるか?」

 

「……忘れられるか、あの日の憎しみを!!」

 

「だろうね。さぁ反逆の狼煙を上げよう、復讐の時間だよ」

 

「与えてやるよ。一時だけの最悪な屈辱を!!」

 

「やっ、やぁああああぁあっ!!」

 

「こっ、こっち来ないでっ!!」

 

(あぁ、これから長くあの瞳を堪能できる!平静を保てるかな……保てないだろうなぁ。狂っちゃうけど、仕方ないよね!私も理性を飛ばして盛り上がらなきゃ損だよねっ!!)

 

 いよいよ憎悪や悲嘆や狂気に満ちた宴が開幕する。八人は近寄ってくる華月から逃げようと動くが、その中で一人腰が引けて立てない屑がいた

 あの屑は八人の中で最初に脅し、泣きながら笑顔で華月のものになると誓ったが、実際になるとやはりこうなるか

 華月は逃げることができなかった女を立たせ、お腹に書かれている文字を見ている。とりあえずあの屑は、日和見で周りに合わせることで自分も強いと勘違いしてた屑

 八人の中でも適性値は低く『C』で発達も遅く小柄で貧乳、黒髪のショートヘアでまだアソコに毛が生えてない。そんな屑に命名した名は……

 

「『チンポ玩具』お前から犯すからなっ!!」

 

「ご、ごめんなさいっ!!大した力もないくせに、周りに乗っかって華月様を虐めてしまって……許して……許してください……」

 

「乗っかるだけで俺を刺すか!!俺の腕を刺すのか!!バスケをできないようにしてやるって、吠え散らかしてたのは誰だよっ!!」

 

「うっ!?……わ、私です」

 

「調子に乗ったことを後悔させてやるよっ!!」

 

「んひぃ、あぁ、押し込まれてっ、んふぅ、どうして、私のあそこっ、う、受け入れて……ひっぐうぅううっ!!」

 

 チンポ玩具の抵抗を押しのけて、華月がこちらに着くまでに濡らしておいた秘唇のヒダヒダをかき分けた亀頭は、その奥にあった処女を奪い去った

 拒絶した身体が破瓜の印を漏らしながら、刺激がチンポ玩具を襲い打ち震えている

 悲鳴をあげつつも拒絶するように、華月はそんな悲鳴を無視して、怒りを露わにしながら叩きつけるように腰を動かしている

 一人目でもうこの憎悪、八人目に到達したら一体どうなるんだろか

 

「んふぅううっ、腰が動いてぇっ!?こ、こんなっ、あぐぅう、中で動いてっ……ひぃいいいいいっ!」

 

「散々調子に乗るからこうなるんだっ!!思い知ったかチンポ玩具がっ!!」

 

「いっぎぃいっ、ひいぃ、動かないでくださいっ……んぉおお、んぐふぅ、メリメリ広がってっ……おぐ、無理やりぃっ!」

 

「思い知れっ!思い知れっ!!思い知れっ!!!」

 

「ひあああぁぅぐぅう、奥が硬いものに突かれてっ!?おぉおっ、突き刺さってっ、んぐ、お腹の奥まで満たされていくぅうぅっ!」

 

「奥までグチョグチョにして喜んでんじゃねぇっ!!」

 

「おふおぉっ、また、奥で、ふくらんでいぐっ、わたしの中がっ、またいっぱいに犯されてっ……んっぐぅう!!」

 

 あの小柄な体型だ、かなりきつい締め付けをこじ開けるように動かしてるんだろう、子宮もそうだがチンポ玩具と書かれたお腹がボコォッ!と丘が生まれている

 華月のチンポが子宮を押し上げているから、あんな小さな丘のように突き出ているのだろう

 それにしても犯されているチンポ玩具の顔は、破瓜の痛みにひたすらに耐える顔だが、上気した頬が妙に色っぽい。突くほどに馴染むのだろう、耐えている顔がだんだん薄れてきている

 

「こ、これ以上、激しくしないでくださいぃ、おぉお、オマンコが……ひぐぅうっ!あああ、どうしてっ、んぐっ、欲しがるなんてっ!」

 

「欲しがってんだよっ!!無理矢理されて!虐めていた相手に仕返しされて喜んで!チンポ玩具はマゾ気質かよっ!!」

 

「オマンコがぁ反応してっ、反応しないでっ、ダメなのぉ!オチンポがっ、奥に打ちつけられてっ……ひぃ、こんな声、出したくないのにぃいっ、ふほぉおお!」

 

「反応してるから子宮口がカリを締め付けるんだろっ!!」

 

「おぉお、身体がっ、あぁ、嘘っ、嘘ですぅ、オマンコが喜んでるぅう!?やめてください、もう、わたしを変えないでぇえ!」

 

「変えてやるっ!!中に出して何もかも変えてやるよっ!!」

 

 オマンコが喜んでるのか、きつかった膣肉も新たな刺激、射精を求めて戦慄き、カリを掴んで射精させようとしてるのか。未だにお腹は突き上げられっぱなしだが、あれ以上の衝撃を生み出す華月の射精をくらえば、大抵の女はそこで壊れる

 代表候補生でもないただの女。会話を聞く限りでは、もうすでにオマンコは屈服しているが、心が恐怖の方が勝っている可能性がある

 まぁそれも快楽で上書きすれば問題ないだろう

 

「学生なのにぃ、あぐぅう、妊娠させられちゃうっ……んくぅうう!精液出さないでくださいぃっ!」

 

「黙れっ!!問答無用なんだよっ!!」

 

「ふっぐぅ!?ダメですぅ、中に出しちゃっ、赤ちゃんできてしまうんですっ!できてしまうのにぃ、オマンコ反応しないでぇっ!」

 

「出すぞっ!!中に必ず出すからなっ!!」

 

「いふぃいぃいっ、ひあぁあ、ダメぇっ、できちゃうぅっ!おっ、おぉお、おふっ、ふぐほぉおおおっ!」

 

「止めだっ!!出すぞっ!!」

 

ドピュル!!ビュグビュグウゥウ!!

 

「んひぅううっ、おおおぉおおおおおおっ!!」

 

 余りに快感が強すぎたのか、一瞬チンポ玩具の意識が途切れたように白目を剥いたが、射精される精液によってすぐに元に戻った

 一度始まった射精が、チンポ玩具の子宮を喜ばせようと暴れている。突き上げられた箇所が、徐々に膨らむのがよくわかる

 さらに華月は膨らんでいくお腹を余所目に、再びピストンを再開させる

 確か華月は一度射精し、二回目以降の射精からインターバルがどんどん短くなると言っていた。なら、射精しながらさらにチンポを刺激し続けたら……

 

「んおぉおっ、とまらないっ!ひはっ、んんくぅううっ、ダメっ、ダメっ、いっひぃいいいっ!」

 

「もっと一杯に満たしてやる!!」

 

「あぁあおおお、奥っ、ひぃい、精液、んぐぅう!あぐぅっ、もういっぱいですぅっ、ひぃいっ、これ以上は限界っ、おぉお、壊れるぅぅ!」

 

「壊れろっ!!後悔しながら壊れろぉっ!!」

 

「んふぉおおおっ♡ひぃ、チンポくる、チンポぉぉ!ひいぃっ、やめっ、お願いしますのっ、もぅう、お腹がパンパンにぃ、変になってしまいますぅぅ♡」

 

「マゾのくせに変わることを恐れんなっ!!お前はチンポ玩具なんだっ!!とっとと受けいれろっ!!」

 

ビュッグビュグ!!ドピュルル!!

 

「ふっぐぅううううううううううぅううっ♡」

 

 結局射精しながらのピストンを一切とめなかった結果、ヘロヘロに快感を叫び悶えるチンポ玩具の姿があった

 叫ぶ間も挿入口では、華月のチンポを放さまいと必死に纏わりついている。入口をチンポで封じ、自らも隙間を無くしたことで精液ボテになるには一瞬であった

 8ℓに及ぶ射精をあの間で二回、単純計算だが16ℓもの精液があの小柄な体格に注がれている

 はち切れんといわんばかりに腹は膨れ、精液の衝撃と己の潮噴きの痙攣に完全に耐えきれなくなっている

 

「だめぇえ、イギぃ、いひい、マンコイグイグイグゥうぅ♡ひはひいぃい、ひっ、マンコいくっ、イギますぅう♡」

 

「ふーッ!!ふーッ!!」

 

「おぉお、マンコぉおお、精液でぇ、イギますのぉ♡ひぃい、おほぉ、子宮っ、もっと膨らんでってイギぃい、いひいい♡」

 

「今までの愚かな行為を悔い改めろっ!!」

 

「おほぉお、マンコ痙攣くるぅっ♡もうぅ、ダメぇえ、イキすぎてますっ、チンポに狂わされるのぉ、最高なのぉ、もっとしてくださいぃいっ♡」

 

「最後だっ!!狂えっ!!」

 

ドバビュルルル!!ボビュッ!!

 

「イッぎゅううううううううううううううううううっ♡」

 

 そしてとうとう三回目の抜かず連続射精

 しかも射精中もピストンして、全部出しきった後にすかさず射精は凄まじい快楽だろ。チンポ玩具の姿を見れば一目瞭然、そこにあるのは最初の射精で見せた拒絶の顔ではなく、ただひたすらの歓喜に満ちた顔での絶頂だった

 華月がチンポを抜くと、チンポ玩具は隠し部屋に叫びとともに潮も精液も撒き散らして、ガクリと全身の力を抜いた

 ぶびゅる!と秘唇から精液を吐き出す度に震える秘部は、本気でそれを悦んでいることを知らせた

 

「あくふぅっ……あぁ、あぁ、はっ……はぐっ、あぁあぁあ……」

 

「お前は俺のチンポ玩具として、これから生きて罪を償うしかないんだよ。まぁ許す気なんてさらさらねぇがなっ!!」

 

「んふぉうぅ、おぉお、玩具っ♡チンポ玩具なんてっ……あぁあ、はひぃ、気に入りましたぁ♡ご主人様のチンポ玩具としてぇ、一生許されぬまま使っていただきますぅ♡」

 

「はぁはぁ、クソがっ!!……上に一旦戻る」

 

「んん?どしたの華月……ああ、もしかしてトイレ?男って尿道が精液も尿も兼ねてるから、そっちの方も来ちゃったのかな?」

 

「わかってんなら、他のやつらの拘束を……」

 

「そんなこともあると思って、残りの七人のある一人につけた名前は……」

 

 隠し部屋から出ようとした華月の前に立つ……あぁあああっ!!未だに変わってないなぁ瞳の複雑さ!!

 本当に報復できたことで、さらに他の七人への憎悪も増していくのがわかる!!あぁあ、やばいなぁ。あの瞳の華月に見られるだけで、軽くイッちゃうよぉっ!!

 ……私も一度落ち着こう。そうだそうだ、こんなときに便利になる女を紹介しないと、華月の手を取り端の方で震えている屑たちの一人を捕まえる

 茶髪のセミロングで、推定Dcupほどの胸があり先ほどの小柄なチンポ玩具と比べ長身な屑。そんな屑に命名した名は……

 

「華月、これが便所だ」

 

「『便女』と書いてあるが、なるほどなここにするのか」

 

「正解。マンコでもアナルでも、華月のお好きな方にしてあげな」

 

「だったら遠慮なくさせてもらう」

 

「あぁ、ごめんなさい……ああぁっ、大きいものが私に……ぐひいぃいいいいいいっ!!」

 

「お前はいわゆるトイレだ。きちんとその名の通りに使わな損だよなっ!」

 

ジョロロロロロ

 

「ひゃおおおおおおおオオオォ!?」

 

 すでに膨らんでいた尿意を一気に膣穴へピストンさせ、媚肉を引っ掻き回している状態での放尿

 チンポから放たれる熱い排泄液の噴射を受けて、処女喪失と膣内放尿の刺激に便女と名のついた女は目を剥いて驚き、腹の底から響くような悲鳴をあげた

 困惑で身体も心も大きく揺さぶられているのか、便女の身体は小刻みにカタカタと震えていた

 さすがの私も、華月の放尿を膣内で味わいたいと尋ねられてもNoとお断りするもんだ。いくら好きな人だからといって、されて嬉しい行為と嫌な行為というのはあるからな

 

「いやあああっ!?じょぼじょぼ熱いのが出てるっ!んおぉォッ、あぉおおおっ!ひっ、おおおおッ!?きゃああっ!子宮に来ちゃってるゥゥうう!」

 

「小便の処理に使えるマンコとはな!」

 

「ひいいいッ!お腹の中に流されるうゥゥ!ふぉおおおォッ……量、すごいのぉぉおおっ!やぁっ、んひぃぃッ!オシッコ止まってぇぇッ!」

 

「美味そうに飲んで、元々こういうのが好きだったんだなてめぇ!」

 

「子宮っ……オシッコでパンパンなのぉぉぉ!はひぃぃぃンッ!全部、子宮に入っちゃうぅ!んおぉぉぉぉォッ!くるしぃっ……ひぎっ、うぅぅぅぅぅぅっ!?」

 

「便女としての務めを全うしやがれ!」

 

「きゃひひいいいイイイィィッ!?」

 

 便女の体位はいわゆるまんぐり返しで、華月から噴射される小水が漏れることのないようにされている

 処女という最初の締め付けのすごさも加わってるとも思うが、いきなり挿入されていきなり射精ではなく放尿とは、命名した私が言うのもなんだが哀れだな

 そして長く続いた膣穴への放尿が終わって、便女は身体からぐったりと力を抜き、苦しさの混じった吐息を漏らした

 排泄を終えた華月は、解放感と子宮を小水で汚し尽くした背徳感で愉悦を覚えたのだろう、口角が吊り上がっている

 

「また便女として使ってやるからな、光栄に思うことだな」

 

「んはぁぁぁッ……ふはぁぁっ、はぁァッ……!あぁぁっ、ぅぅぅっ……はふぅぅッ、ううっ……!」

 

「んじゃあ次に行く前に、この便女にはバイブを突っ込んで蓋しといて、また尿意を感じたらこのバイブをどけてしてね」

 

「蓋をしたならとっとと……」

 

「わかってる。次は面倒だし動物二匹を汚してもらおっか」

 

「動物?」

 

「ああ、動物さ。豚と犬のね」

 

 便女のマンコにバイブをぶっさして、華月が放った小水を出さないようにする

 これで二人の処女を散らすことはできたが、まだ六人も残ってると考えると馬鹿正直に一人一人と対応するより、一気に複数の人数を散らした方が効率的だし、時間も短縮されるからもう一つの懸念もなくなる

 部屋全体を見渡して次なるターゲットを探す。すると先ほどの場所から動いておらず、あまりの恐怖からか残り六人全員がガタガタと震えあがり、自分の身体に書かれている文字通りにされると想像したのだろう

 狂って笑ってる屑もいれば、未だにある恐怖から震える屑、なぜか牝の顔をして華月のことを見る屑などがいた

 

「おい、豚と犬はとっとと立て」

 

「ははっ、どうしてこんな目に……あはっ、あははははははっ!!」

 

「許してくださいぃ……他の人はどうなってもいいですから、私だけでも許してぇっ!!」

 

「うるせぇ!!豚と犬だけ行動しろっ!!」

 

「「っ!?」」

 

「……今立ち上がったのがそうだよ」

 

「だな」

 

 あああぁあああああああぁぁ!!

 本当に私を保てなくなってきちゃう!!華月の記憶に残ってるであろう中学時代の私から、今の狂っている私が垣間見えたらダメなのにっ!!

 あははっ!!やっぱり屑どもは、私にとって有効利用できる存在か!!華月を虐めたことをまだ許した覚えはないけど、役に立ってありがとうって例くらい言ってあげる……心の中で♥

 ……ふぅ、もう一度落ち着いて立ち上がった屑を華月に説明しないと。赤紫髪のショートヘアで、160くらいと大きめだが胸はBcupと小さめの屑と、黒髪ロングで同じくらいの身長だがEcupも胸がある屑にそれぞれ命名した名は……

 

「胸の小さい方が『牝犬』で、胸の大きい方が『牝豚』だ」

 

「二匹とも忠実に躾けろってか?」

 

「華月好みに育て上げな。それがせめてもの救いとかなんじゃない?」

 

「豚と犬の耳がついてるカチューシャ付けといてか?おまけにアナルにバイブが突っ込まれてて、尻尾に見立てた何かがあんな」

 

「完全再現とまではいかないけど、これは結構な屈辱を与えると思ってさ」

 

「一理あるな」

 

 目の前に立っている二匹の屑は、先ほどまでのセックスを見ていて同調している

 四十院から聞いた1組のクラスメイトを堕とすために利用した人の心理、図らずもこちらの計画でも同じ現象か、こいつは好都合だなすぐに陥落しそうだ

 同調のおかげか、二匹の屑の割れ目からはもう愛液が垂れている。華月は牝豚に何か話しかけずに、亀頭で割れ目を一回だけなぞると、硬くそそり勃つチンポで膣穴を貫いた

 

「んおおおおおおおおおおおお!!」

 

「傘で殴打してたお前が、下品な牝声をあげるなんてな!」

 

「おほぉっ、うひぃっ、あああっ!お腹……お腹の奥にズンって響くぅっ!ううっ、やぁ……あ、当たって、はひぃっ、イッ……んんん!」

 

「ばっちり貫通だなぁ!……おめでとう」

 

「くふっ、はぁうぅっ……う、動かさないでぇ!中がジンジンして……ひぎっ、くあっ、ううううっ!」

 

「俺に……指図すんの?まだ立場を理解してねぇようだなっ!!」

 

「んぎぃっ、ひっ、ひぐぅっ、あああ!そんな、入れたり出したり……うぐっ、あっ、んんん!」

 

 牝豚が華月に指図するという無礼を働いたことで、華月は牝豚に格の違いを思い知らせるために、チンポが張りつく膣粘膜を引っ張るように出入りさせた。そして出入りする度に、牝豚の声が甲高く掠れてしまっている

 華月は手綱代わりの髪をしっかり引っ張って、小さく左右に揺れる牝豚の尻房を腰で打つようにして素早い抽送を続けている

 硬く張っているチンポが膣粘膜を抉るように擦り、丸く押し広げられた穴口からは愛液と破瓜の血が飛沫となって派手に飛び散っているが……これで指図した無礼を許せると思わないことだな

 

「ほらほら、あんたは牝豚なんだからちゃんと豚にならないと」

 

「んごぉっ、おっ、うううっ、ううう!そ、そんな……豚だなんてぇっ……あへぇっ、おおおおっ、んおおおお!」

 

「授けられた名の通りに下品で醜い豚になれよ。指で鼻を押し上げて、豚鼻にしてぶひぶひ言いながら華月に媚びてみろよ」

 

「ダメ……そっ、そんなのぉっ……ダメぇっ、ひぐっ、くんっ、あああああ!おかひぃっ、オマンコ……オマンコ熱くて、壊れてるぅっ、壊れちゃってるぅっ!」

 

「分をわきまえたらどうなんだい牝豚!」

 

パチィィィンッ!

 

「んひぃっ、イィィッ!?そっ、そこっ、おっぱいぃ……あひっ、くううう!」

 

「とっとと華月のために豚になれっての!もうお前は選ばれた女性でもなんでもなく、家畜になる道しか残ってねぇんだよっ!」

 

 私は豚になるのを拒む屑を罵倒しつつ、その大きな乳房へ容赦なく平手を打ち付ける

 華月はそのまま腰を振り続け、溢れ出る愛液のおかげで滑りがよくなった膣壺を荒々しく掻き乱していく

 華月の前で仮面を脱ぐのは少し嫌だけど、すぐに服従しないこの牝豚にも問題はあるし、例え仮面を脱いで本性を見せたとしても計画通りに事が進めば、華月はここで起こった出来事の些細な一部として記憶に定着せずに消え去るだろう

 

「華月のチンポのためだけに生きる牝豚になるって宣言しろっ!拒めばまた一からお前の心を壊していくがな、時間が経ってわずかだけど治りかけているのなら、何度でもぶっ壊してやるからさ」

 

「ヒッ!?……なぁ、なるぅっ!なりたいっ、ならせてぇっ!オチンポぉ……こんなに気持ちいいオチンポに使われるのなら、牝豚になるぶひいいいっ♡」

 

「あはは!呆気なく心が折れたなっ!またザーメンバケツで窒息させられたくないってか。牝豚になったんなら華月を主として認め、挨拶でもしたらどうだ?」

 

「んふっ、おほぉっ、おおお!ふぁっ、ふぁひっ、わかりまひたぁっ、はへぇっ、はぁはぁっ♡」

 

「挨拶が気に入らなかったら、もっと心を崩壊させてあげるからな」

 

「ご挨拶ぅっ、あへえっ!かっ、華月様ぁ……ぶっひっ、ぶひぶひぃっ♡牝豚はぁ、今日をもって人間を卒業して、この素敵なオチンポ様専属の牝豚にぃっ、なりゅぶひぃぃっ!んぶっ、ぶひぶひっ♡」

 

「自分から人間卒業なんて言えるとは、あの頃のお前に見せたいもんだな。こうして馬鹿にしていた華月に服従させられるとこ」

 

 私の言った通りに指で豚鼻を作った牝豚が、蕩け顔で喘ぎ叫んだ。華月に向かい、一切誤魔化すことなく本音をぶちまけて喘ぐ牝豚

 こんなぶひぶひ言いながら、マンコを突かれまくる姿は私も……いや、華月や誰も想像しなかっただろう

 牝豚の人間卒業宣言を聞いた華月は、勝ち誇るように笑いつつ、背徳感でも沸き上がったのだろうか、込み上げている興奮に背を押されるままに抽送を加速させている

 

「ぶひぶひぃっ、いっぱい鳴いてぇ、オチンポ様に媚びるぅっ♡おほっ、おお!種付けぇ、子宮に種付けして欲しくてマンコ締めりゅぅぅっ♡」

 

「ゴミ屑以下の牝豚として躾けまくってやるよ!!」

 

「は、はひぃっ、ありがとうございますぅっ♡ぶひ、ぶひいいっ、ぶひぶひ鳴いて、躾歓迎しますので、どうかっ、おほっ、ぶひぃぃっ♡」

 

「きちんと吐き出してやるよ!!」

 

「イグッ、んくぅぅっ、おっ、おおお!牝豚……めぇ、牝豚子宮にいっぱい種付けキメてもらってイク……ぶひっ、おっ、イグ、ぶひっ、んぶぶぶぶぶっ♡」

 

どっぷぅぅっ!びゅぶっ!びゅるるるるっ!

 

「ぶっひいいいいいいぃぃぃっ♡」

 

 恍惚と豚声を上げる牝豚の胎内へ、華月は遠慮無く熱い精液をぶちまけている。子宮に精液が打つ度に牝豚は背筋を震わせ、割れ目から透明の潮と共にアンモニア臭いおしっこまでだらしなく漏らし始めた

 以前では考えられない光景だ。プライドの高かった牝豚が、今では恥じらいもなく蕩け、自らの放尿を後で犯される牝犬へ見せつけるようにアピールする

 そのノリノリの姿に華月も欲情をそそられたのだろう、射精の勢いがさらに増していった

 

「くひぃっ、お〝ふっ、お〝お〝お〝お〝!きっ、きたぁっ、精液ぃっ、ご主人様の精子ぃっ!牝豚の子宮にきてくれてりゅぅぅっ♡」

 

「どうだ!!始めての中出しはっ!!」

 

「しゅごぉっ、おほっ、おおお!牝豚の卵子、精子様に囲まれてるぅっ♡いっぱい受精しまくりでイグ、イク……んぐっ、ぶひっ、ぶっひぃぃぃぃっ♡」

 

「選ばれた女のくせに小便漏らすなんてな、もうお前は立派な家畜だなっ!!」

 

「はぁ、はひぃ……牝豚はぁ、お便所豚でもありますからぁ、おひっこ漏らしても大丈夫ぅっ……んふっ、はへぇ、牝豚は受精でうれションするのが当たり前ぇ……はへぇっ♡」

 

「おらっ!!気を抜いてんじゃねぇぞっ!!」

 

どびゅりゅっ!びゅうううっ!びゅるるるっ!

 

「ぶひいいいいいいいいいいい♡」

 

 締まる肉壺を押し広げるようにチンポが膨らみ、今までと変わらぬ激しさで迸る精液

 もうパンパンに膨らんでいた子宮への種付けにより、牝豚は律儀に無様な豚真似を続けながら、膨らんでいく子宮の快楽を浴びて絶頂している

 その姿を存分に楽しみつつ、私はもう気が狂いそうになっている牝犬の介抱を行う。介抱と言っても、熱く蕩けている膣粘膜が絡みついているチンポを、至近距離で見せるように髪を引っ張るくらいだがな

 すると、夢見心地の気分となっている華月は射精を終え、牝豚からチンポを抜くとすぐさま牝犬に挿入しだした

 

「ひうぅんんんんんんっ!?」

 

「狂いそうになるなら、このチンポで快楽に踊り狂え!!」

 

「ふぁっ、あぁぁあああぁぁッ!奥まで挿入ってぇっ、んぐぅぅっ、くるぅぅっ!はひっ、んっああああぁぁぁっ……!!」

 

「確かに狂うなら快楽で狂えよ。蕩けた顔でマンコから精液噴き出す牝豚みたいにさ」

 

「はひぃっ、で、出てりゅっ、ぶひぃぃっ、精液、ご主人様の精液ぃっ♡牝豚マンコからぶぴゅぶぴゅ噴き出してっ、ぶひっ、ぶひぃぃっ♡」

 

「あぁなるように努力しましょう。もっとマンコに入ってるチンポの感触を満喫してさ」

 

「あっ、あぁぁぁっ……こ、これが、オチンチン……くぅぅんっ、お腹の中いっぱいになってるよぉぉっ……ふひぃんっ、熱いぃっ、はふっ、んうぅぅっ!」

 

 窮屈そうな膣洞を強引に押し広げ、処女膜を引き剝がしながら、いきり立つチンポが根元まで牝犬の膣内へと埋まっていく

 未開の狭い膣肉をこじ開けているんだ、お互い全身に何かしらの刺激が迸っているのだろう

 私も最初はそうだったのだから、痛みが勝るかと思ったがすぐに快楽に変わる。華月のチンポは、女を堕とすことを目的とするためだけに、大きさも射精の量を薬で変えられたようだが、体内でその薬の成分がさらなる進化をしてるのだろう

 より大きく、より多くの精液を射精し、女の身体を快楽に染め上げるために……

 

「んひぃぃぃっ!奥ぅっ、突かれるとっ、はひっ、きゃっうぅぅんっ!ごりごりって削られるみたいなのっ、熱いよぉぉっ、んはぁぁぁっ!」

 

「ようは気持ちいいんだろ!!なら尻でも感じてろ!!」

 

スパンッ!!バッシィィィッ!!

 

「ひっはぁぁぁぁっ!痛いっ、んふぅぅっ、あんっ、はうぅぅっ!」

 

「おお、太鼓のように思い切り叩いたな」

 

「痛いのにぃぃっ、ふぐぅぅっ、ジンジンするのぉぉっ……オマンコの中まで熱くなっちゃうよぉぉっ、はひっ、んうぅぅっ!」

 

「じゃあもっと叩いてやるからなっ!!」

 

バシッ!!バシィィンッ!!

 

「あへっ、らめっ、それらめぇぇぇっ!痛いのに気持ちいいのっ、おかしくなるぅぅっ!ひゃふっ、んっあぁぁっ、オマンコヘンになっちゃうよぉぉっ!」

 

 手を振り下ろして牝犬の尻を強く叩きながら、華月は刺激を連動させるように腰を乱暴にピストンさせ、牝犬の全身を追い詰めている

 大きく張り出したエラで膣壁を掻き出すように抉られ、滾るチンポでほぐれ始めた膣肉を奥まで穿られて、牝犬の身体はびくんびくんと震える

 震える尻を強く打ち据えながら、切なげに疼きながら収縮してる牝犬の媚肉を膨らんだチンポで激しく掻き回されている

 四肢が弱い電流を流されているかのようにビクビクと震えて、チンポを締め付けている秘唇は処女の血と混ざった愛液を滴らせる

 

「あはぁぁっ!ひんっ、激しっ、んひぃっ、奥突き上げてくるぅぅっ!はっあぁっ、ダメですぅっ、これ以上はダメぇぇぇっ!」

 

「ダメとお前が決めるな!!決めるのは俺なんだからよっ!!」

 

「あぐっ、んっうぅぅぅっ、ひぐっうぅぅっ!ひゃふっ、あんんっ、んひっ、あふぅぅっ!」

 

「おおおお!!出すぞっ!!受け止めろ!!」

 

「ダメっ、あぁっ、出さないでぇぇぇっ!ぜっ、全部支配されちゃうぅぅっ、オマンコが精子で征服されてっ、本物のペットになるぅぅぅっ!」

 

「支配してやるよ!!こいつでな!!」

 

ぶっびゅるるるるっ!!どぶっどぷぷっ!!

 

「んっあぁぁぁっ!!イックゥゥゥゥゥッ!!」

 

 牝犬は何とか中出しから逃れようと身を捻るが、華月が射精に向けて抽送の速度をどんどん上げて、牝犬を追い詰め、愛液を溢れさせながら蕩けるマンコへ熱い塊が子宮へ出されている

 子宮で熱い精液の奔流を受け止めながら、生まれて初めての絶頂を体験して全身ががくがくと痙攣させる牝犬

 華月はきちんとこの屑を牝犬としての使命を教え込むために、射精を撃ち込んでいくと、牝犬の背筋が大きく仰け反って四肢が突っ張り、アクメの痙攣とともに激しくチンポを離すまいと食い締めている

 

「おっおぉぉぉっ、ご主人様の精液いっひゃい入ってぇぇっ♡ご主人様だけの牝犬になりゅっ、あひっ、おほぉぉぉっ♡」

 

「一生俺の牝犬として生きろ!!」

 

「ゥワンッ、はひぃんっ、一生ごひゅじんさまの牝犬になりましゅううぅうぅっ♡むっおぉぉんっ、ワンッ、ワンワンッ♡」

 

「まだまだ出すからな!!」

 

「ふぉっ、おっおぉぉぉっ!精液漬け牝犬マンコになりゅうぅぅっ♡子宮がごひゅじんしゃまの牝犬精液マンコになりゅワンッ、ふほぉぉぉっ♡」

 

「俺の牝犬としての証をまたくれてやるよ!!」

 

どびゅっぶびゅるるるっ!!びゅびゅうっ!!

 

「おぉっんおおおおぉぉぉぉっ♡」

 

 ゼリー状の粘つく精液を子宮で大量に受け止めた結果、牝犬は何度目かわからないアクメに達し、お腹は相変わらず一度の射精では考えられない量を呑み込んだので、妊娠してる人よりも大きなボテ腹へと変貌を遂げていた

 牝犬は腰をがくがくと震わせ、なだれ込んでくる精液を感じながら、快感にだらしなく蕩けている

 これで動物二匹の躾も完了だ。後は四人残っているが、このペースなら一人一回の射精で呆気なく終わりそうだな

 狂宴を始める前に屑どもの心は壊した状態だと、華月のチンポの快楽に一気に呑み込まれていくのか

 あそこでさっき小水をマンコ受け止めた便女は、まんぐり返しの体勢のまま変わってく仲間を見て現実を受け入れられていない

 

「んあぁぁぁぁ……しゅ、しゅごぃぃぃ……♡これからはぁ……ご主人様のオチンポを奉仕しつぢゅけましゅっ、ワンッ、ゥワンワンッ♡」

 

「華月、残りの四人もこのペースならすぐ終えれそうだな」

 

「終える前に便女にようがある」

 

「便女にようが?……ああ、また来たのか」

 

「それを終えたら最後だ……また使うぞっ!!」

 

ジョロロロロ

 

「はひゃああああああああああぁっ!」

 

 華月は便女のマンコに突っ込んでいたバイブを引っこ抜くと、まんぐり返しの体勢のまま再び挿入して、便女のマンコに放尿をしだした

 先ほど流し込まれた小水も、まだマンコから出てないのにここでさらに追加されるとは思ってなかったろうな

 急に現実へと引き戻された便女は、戸惑いながらも官能に昂っていくのが見てとれる。ただ根元までチンポをぶっ刺すだけでも、亀頭冠で媚肉を引っ掻き便女の絶頂を促すことはできる

 挿入で得られる快楽を放尿で出る小水で得られると身体が勘違いすれば、完璧な便女の出来上がりになるんだが

 

「あひゃあアッ!?どうしてェッ!きゃぅゥッ!オシッコでイッちゃってるぅぅ!んおぉっ!んほぉおおっ、ひゃおおオッ!イクぅぅぅ!?」

 

「はははっ!!小便で達したのなら、もう完璧に便女だな!!」

 

「ひぐぅううッ!?そんなッ!オシッコなのにぃ!あッぐぅうううッ!ほんとに飲んじゃってる!オマンコッ、オシッコ飲んじゃってるぅううッ!?」

 

「便女なら当然だろ!!いちいち騒ぐなっ!!」

 

「もぉいっぱいなのにぃぃぃ!あぐぅぅぅぅっ!?ひぃィ、うぅぅゥゥッ!でもぉ、これでイッちゃうゥゥ!オマンコ、トイレにされてアクメしちゃうぅぅ!」

 

「これで全部だ!!腹いっぱいにしてやるよ!!」

 

「おっへぇえええええっ!」

 

 腹の奥で放尿される感覚に絶叫を繰り返しながら、それでアクメの心地を得ていることにも戸惑い、便女は悩ましく身体を悶えさせる

 小水でアクメを感じたのなら、身体はもうお腹を貫かれるような感覚を得るチンポで、快楽を得てそこから出されるモノになんでも快感が襲うのだろう

 その証拠に、膣肉はまるでこれ以上の放出を食い止めるかのように緊縮し、ムギュムギュとチンポを絞り込んでいる

 放尿された小水を精液を受け止めていると間違えて、出されたモノを漏らさないように必死で締め付けているのだろう

 身体が勝手に誤認してるだけ、マンコには精液しか注がれないと身体が勝手に解釈してるだけだ

 

「んはぁぁぁッ……ふはぁぁっ、はぁァッ……!あぁぁっ、ぅぅぅっ……はふぅぅッ、ううっ……!」

 

「……へぇ初めて知ったぜ。小便でも溜まれば子宮を膨らませれようだが、さすがに精液までの大きさとはならないか」

 

「はうううぅぅ……お腹がぁっ、重いですぅ……それに……あああンッ、すごく熱いぃぃ……!はぁッ、ああアッ……これっ、苦しいぃぃ……!」

 

「そういえば、便女にはまだ射精してなかったな。小便と混ぜてやるよ!!」

 

「ふひゃああああぁ!深くまで入ってるぅぅぅ!あぁあ、嘘っ、嘘ぉおっ!オマンコがっ、欲しがってるっ!」

 

「ありがたく頂戴しやがれっ!!」

 

ビュグビュグビュグゥ!!

 

「はぁあぉおおぉおおおおおおおっ♡」

 

 一度カリが見えそうな部分までチンポを引くと、一気に差し込んだことにより亀頭で肉壁を抉られ、その勢いのまま子宮に思いきり精液を放たれた便女は絶頂に達し、歓喜に満ちた悩ましい絶叫を張りあげた

 さっきまで困惑顔だったくせに、身体が言うことを聞かなくなってから早かったな

 射精に応えるように便女は派手に潮を噴き出し、絶頂の快感をさらに極めてよがり狂っていく

 プシャァァァァッ、と放出音をあげて勢いよく噴き出ていくる潮が、まんぐり返しの体勢により便女へと降り注いでいる

 

「はきゃあああアアッ♡すごい出てるゥッ♡精液濃いよぉおお♡子宮いっぱいになるぅゥ♡ふはぁあああっ♡あひゃあああああ♡」

 

「小便と合わさってグチャグチャになりな!!」

 

「ひぃいいイイッ♡精液どぴゅどぴゅ来てるゥゥ♡やっぱりオシッコより熱いぃっ♡きゃはぁっ♡あアンッ♡子宮にへばりついて染み込んでくのぉ♡」

 

「まだまだ吐き捨ててやるよ!!」

 

「きゃあああンッ♡嬉しいッ♡精液で子宮膨らむぅ♡イクっ♡精液とオシッコが混ざちゃってるゥ♡ひひぃぃィッ♡これじゃイキ終わりませぇぇんっ♡」

 

「最後にとびきり濃くて熱いのを見舞ってやる!!」

 

ビュグゥウビュグビュグウウ!!

 

「ひゃあああああアアアアアンッ♡」

 

 便女の卑猥極まりないイキ姿に、私は便女になると宣言はしてないがもう堕ちたと確信しながら、子宮へ精液をたっぷり吐き出している光景を眺める

 元々入ってた小水と精液が混合し、子宮はその二つのモノが渦を巻いてただろう

 精液と小水の量によって、見事お腹をバスケットボール丸々一個入っているかの如く大きなボテ腹になった

 とここで、極限まで上り詰めた絶頂から解放され、便女の身体がぐったりと脱力する

 

「ふはぁッ♡はひぃぃぃ……♡ひぅッ、ぅぅぅ……♡はぁぁぁッ……あふぅんっ、ぅぁぁぁぁっ……♡」

 

「これでお前は、俺の便女として生きろよ」

 

「ふぐぅふぅ♡はいぃっ、はいぃ、お願いしますぅ、ご主人様ぁ♡あぁ、私はぁ、便女ですぅ♡いつでもご利用くださぁいぃ♡」

 

「……じゃあとっとと最後の四人もやるぞ」

 

「ふふふ、了~解」

 

「機嫌がいいんだな」

 

「これだけ嬉しいことが起きてんだから、よくもなるってもんだ」

 

 私には絶対にしないであろう怒気や憎悪に染まった瞳、これをたくさん見れるのだから今の時間は天国にでもいるように心地良い時間だ

 華月は気づいてないと思うが、もう下の下着は愛液でビチャビチャだ。犯す際の顔を見ると身体がゾクゾクして、気づいたら溢れていた

 屑どもを犯す時には怒鳴り散らすような声だが、私と話す時はいつも通りとまではいかないが冷静さを戻せている

 憎む対象でないからか、もし私もその対象になったら……邪な考えはやめよう。一人善がりの行動はマドカからの仕置きが待ってるからね

 

「後の四人の名前はなんだ?」

 

「お腹に書いてあるけど、右から『オナホ』、『ザー汁便所』、『肉便器』、『ゴミ箱』だね」

 

「……オナホって書いてるやつは確か」

 

「虐めの主犯格だ。適性値が『A』で調子乗ってたけど、同じ同士と思っていた私にぞんざいな扱いされて、精神が弱々しくなったただの女さ」

 

「じゃあ俺がそこへとどめを刺してやる」

 

「派手にやっちゃいな」

 

 スタイル良しで、茶髪のロングに美乳と割と見た目は悪くないが、性格がウザイ記憶にしかない『オナホ』

 金髪のサイドテールにDcupの胸を持つ『ザー汁便所』

 灰髪のショートボブで、Ecupと割と大きめの胸の『肉便器』

 茶髪で外ハネのショート、胸は控えめな大きさの『ゴミ箱』

 どいつもこいつも、他の屑が変わっていく光景を目の当たりにしてたことで、自分もこれからそうなるのかと不安や恐怖の中に、好奇な感情が潜んでいるのを見逃しはしなかった

 女尊男卑に染まった屑でも、結局心は女ってことかな

 

「じゃあまずはゴミ箱ってやつから犯そう」

 

「ぁっ……この身体、汚されちゃう……ふ、太いオチンポで……」

 

「ああ、ゴミ箱として扱ってやるよ。人として扱われると思うな!!」

 

「これが因果応報、あなたにたくさん酷いことしたから……だから……」

 

「涙を流してありがたがれっ!!」

 

「んんっ!?あぁああああッ!」

 

 すでに晒されていた桜色の蜜烈、透明の汁を溢れさせている中央のマンコへ、華月はチンポを力任せに突き入れた

 あまりにも狭くて小さそうな膣穴だが、熱液濡れの肉壁は想像以上に伸縮性があったようで、卑猥な水音を響かせながら少しずつ広げていく

 チンポを根元まで沈めていこうとしていたが、ある地点でピタリと動きが止まったかと思えば、最後にズンッと勢いよく突き刺した

 行き止まりの子宮口を亀頭で突き上げたんだろう。完全に処女膜は突き破られ、押し出された愛液に混ざって赤い液体も溢れる

 

「ふぐぅっ!?んんんっ!?あっ、あぁああッ……!あああぁぁッ……!」

 

「大した膣肉の圧力だな!!さすがは処女だっ!!」

 

「すごいぃっ、おおお!子宮が潰されて……潰されて……んふっ、あはっ、んおうっ、ううう!」

 

「潰してやる!!それが気持ちいいなら、味わわせてやるからよ!!」

 

「ふぁっ、あふぁああっ、ほぉ、欲しがってるぅっ!チンポにもう屈服しちゃって……はへぇっ、いぃっ!おほっ、おおお!」

 

「ならもう屈服しちまえ!!溺れちまえ!!」

 

「ひぎっ、ぁあああ!ち、チンポで子宮の入り口貫かれてぇ、んぅっ、こぉっ、これ……こんな悦び教えられてぇ……忘れられません♡」

 

 最後の一線も何もなかったようで、踏みとどまろうともせず真っすぐに膣奥を突く激しい抽送を受け、華月から与えられる快楽に溺れたようだ

 我慢の限界さえなく、一気に堕ちていったがそんなに子宮の入り口を貫かれる刺激が気に入ったのか……確かに思い返せば気持ちいい記憶しか蘇らないが

 ある種の誓いの言葉を叫んだゴミ箱が、自ら尻房を華月の腰へ押しつけながら悶える

 子宮を貫いたのなら、ストローみたいにチュウチュウと華月のチンポを吸いついてるだろう。狂おしく種付けを欲しているのなら、勝手にそうなってしまうからな

 

「激しい、ですっ!ぁあああっ!あっ、ふぁああああっ♡だめ、ですっ!私っ、気持ちよくなった、ばっかりっ、なのにっ、んひぃいいいんっ♡」

 

「忘れられない快楽を叩き込んでやるからな!!それでゴミ箱として俺に仕え、その身を捧げやがれっ!!」

 

「私の身体はっ……おっぱいもっ、オマンコもっ♡子宮もっ、全部ぜんぶっ、ご主人様のっ♡ものですからぁっ♡」

 

「よく言ったな!!褒美に中に精液を捨ててやる!!ゴミ箱として受け止めろ!!」

 

「ふぁああああっ♡嬉しい、ですっ、ぁああっ、くださいっ、ご主人様の精液っ、たくさんっ、私のオマンコにっ、くださぁあいっ♡」

 

「出すぞっ!!おおおおっ!!」

 

どっぷりゅううっ!!びゅうううううう!!

 

「はっふぁあぁあああぁぁあッ♡」

 

 快楽に堕ちた奴隷らしい、いやらしいおねだりを受けた華月は、膣奥を突き上げながら、子宮目がけて欲望を込めた精液を遠慮なく打ち放った

 数日前からは想像できない、はしたないアクメ顔をさらし、ゴミ箱は膣をキツく締め付けながら絶頂してる

 見た目はあどけなさがあったゴミ箱は、かなり不似合いな痴態を晒し、底辺の底辺に堕ちたことをこれを見て確信した

 堕ちきっても射精は続き、ゴミ箱は背筋をくねらせ、長々と続く射精を受け止める

 

「ぁああああっ、ご主人様のっ、熱い、のっ♡びゅくびゅく、赤ちゃんのお部屋にっ、来てっ♡たくさんっ、ふぁあああああっ♡」

 

「褒美の精液だ!!そのゴミ箱マンコに、しっかり受け取れっ!!」

 

「だ、めっ、だめだめだめっ、んぁああああっ♡気持ちいいのっ、止まらないですっ、ぁああっ♡おかしく、なりますっ、んひっぃいいぃっ!」

 

「止めるな!!その刺激に溺れろ!!」

 

「ぅあぁああぁあっ♡ぁああっ、すごい、ですっ♡オマンコっ、中出しっ、イッちゃうっ♡ご主人様のっ、精液気持ちいいですぅううっ♡」

 

「こいつで壊れちまいな!!」

 

どっぷううううっ!!びゅるうう!!

 

「んふぁああぁあああああっ♡」

 

 華月の射精が終わる頃にはゴミ箱のアクメも終わり、引きつっていた身体が脱力した

 先ほどまでははしたない表情をさらしていた顔は、今はすっかり蕩けきっていて、絶頂の余韻に軽く飛んでしまっているように見える。精液を子袋で全部呑み込んだのだ結果、腹は膨れ上がり満たしきっている

 残った力を振り絞って倒れないよう踏ん張るが、チンポを思いきり引き抜かれたことによってトドメを刺されアクメをする

 チンポを引き抜いた華月は、もう期待してる顔をする肉便器へ挿入した

 

「はっひぁあああぁぁああっ!?」

 

「思いっきり絞られるぜ!!さすがは処女マンコだな!!」

 

「いっひぃいいいいいッ!ひああっ、あぁああっ!?おまんこっ、いひぃい、ひいぃ、融けっ、融けちゃうぅっ!ひっぎぃいっ!」

 

「融けちまいな!!チンポ以外何も考えられないようにしてやるからよ!!」

 

「ふほぉおおおお!ぉお、ぉお、ひぃ……あひぃ、ああぁおお!ぉおお、わ、わたしぃっ……んっ、ひぁあぅ!」

 

「受け入れろ!!受け入れやがれ!!」

 

「あはぁああ……♡あぁああっ、わたしっ……♡ひぁあんっ!肉便器にっ、なりますっ……♡はひぃんっ♡ご主人様だけの肉便器になってっ……♡オチンポ様に、尽くしますっ……♡」

 

 肉便器になることを誓ってくるなり挿入された牝穴は、主人と認めた華月のチンポに甘えるように媚びている

 傲慢に見えた屑も、周りに合わせただけの女だったか。それが今では快楽を覚えさせられ、身も心も傾倒して堕落した

 さっきまで穢れのなかった屑が、肉欲にまみれた淫乱な肉便器に変わり果てた。快楽を心から受け入れてからのアクメは相当気持ちいいようで、なかなかの乱れっぷりでイキ声を張りあげる

 

「あふぁああっ♡ああぁっ、オチンポ様の精液ぃい♡私にもくっ、くださいっ♡オマンコに出してくださいっ♡」

 

「自分から求めるか!!いいだろう、このまま中に出す!!」

 

「またイクぅうっ♡あっはぁああっ、ああぁあ♡オチンポ様すごっ、おおっ♡すごすぎるぅうっ♡オチンポ様すごすぎてイクぅう♡オマンコがイッちゃうぅうっ♡」

 

「子宮をいっぱいにしてやるっ!!」

 

「出してくださいっ、ご主人様ぁあっ♡あっああん♡はふぁああっ、あはぁああっ♡オマンコにオチンポ様の精液くださいぃいっ♡」

 

「濃いのを出すぞ!!おおぉおっ!!」

 

ビュゴォオ!!ビュグゥ!!

 

「はっへぁあああぁぁああぁっ♡」

 

 根元までずっぽりと埋まっているのを見ると、膣奥を突いて子宮口を亀頭で埋めて、牝穴の一番深いところで精液をぶちまけたのかな

 もともと期待してただけあって、子宮に精液を注がれ肉便器は一段上のアクメに飛ばされて、だらしなく顔を緩ませてよがり狂う

 中出しでイカされ、さらに勢いがついたように潮を勢いよく噴出していて、近くにいた私の身体にシャアアアとシャワーのように浴びせられた。あの屑後で仕返しに、拳でマンコをこじ開けてやろ

 

「あっついのきてるぅううっ♡んっああぁあっ♡はひぁあああっ♡あぁああっ、イクぅうう♡オマンコ、イクぅう♡んふぁああぁっ♡」

 

「全部マンコで呑みほせよっ!!」

 

「んっひぃいいぃっ♡ひっおおっ、おぉおおっ♡全部っ、オマンコォオ♡んはぁああぁっ♡あぁあんっ♡オマンコでっ、呑むぅうう♡」

 

「出しまくってやるぞっ!!」

 

「はへぁああぁっ♡あはぁあっ、はひぃいんっ♡あひぁああぁっ、あぁあああぁんっ♡んっあああっ♡イクっ♡いっくぅううっ♡」

 

「これで終いだっ!!」

 

ビュゴ!!ビュグ!!

 

「ひゃっおおおぉぉおおぉおっ♡」

 

 女尊男卑に染まった屑の姿はもうそこにはなく、はしたない肉便器となって心から官能に浸り、潮とイキ声を大胆に撒き散らす

 未だに噴出してる潮が飛んでくるので、近くにいたザー汁便所の髪を掴んで引き寄せ、盾の代用として顔で受け止めてもらっている

 肉便器はあまりの気持ちよさに意識まで蕩けてしまったのか、まともに言葉を紡げず、よがりっぱなしになる

 そりゃ大量に膣穴へ注ぎ込んで、お腹が膨れたらそうなるか。射精し終えた華月は、快絶の余韻に浸ることもなく、私が髪を掴んでるザー汁便所へ挿入をした

 

「ぎぃっあぁあああああぁァッ!」

 

「初物のマンコか、ははは!!散ってよかったな!!」

 

「がっ、あがあああああっ、あぁあっ!あぐぅううッ!チンポ……しっかり締め付けて、離してくれない、初めてなのにっ……」

 

「確かにすごい締め付けだな!!ずっと待ち望んでいたのか!!」

 

「あふぉああああっ!突かれちゃっ!ひっいぃんんっ!?蕩けちゃうっ!お腹の奥っ、気持ちよくされたらっ、ぁあああっ!私っ、堕ちちゃうっ、堕ちちゃうのっ……!」

 

「また味わいたいのならここで宣言しろ!!俺専用のザー汁便所になるって!!」

 

「あああああああああっ!あああっ、わたしっ、ザー汁便所にっ、なるっ、なりますぅっ、ぁあああああっ!ご主人様っ、あああっ、ひッああああっ♡」

 

 身体を掴んで無慈悲に挿入し、比喩ではなく、身を引き裂かれるような衝撃に、全身を震わせて絶叫を響かせた

 そうやって鮮血を散らしたと思えば、即堕ちにもほどがある速さで堕ちていった。風のように速く堕ちていったなぁ、後半に残された屑どものペース速いな

 まぁ一緒に過ごしてた屑が堕ちてく姿を見たら、心境はどんどん壊れてまともな判断できないか

 結局挿入してから数分と経たずして、華月のザー汁便所になることを誓った

 昔は華月への強い敵意や嫌悪感を丸出しにしていた屑が、私の精神崩壊に用いた精液バケツと、華月のチンポで与えられる快楽でねじ伏せられ、あっという間にザー汁便所に成り果てた

 

「くひっ、ひいいいいいいっ♡し、締めますっ、もっともっとぉっ♡イグ、んぅっ、イクぅっ、ザー汁便所マンコイキますっ♡」

 

「派手にイッてみやがれ!!」

 

「んッふぁあぁあッ♡これっ、いいのぉっ♡子宮がっ、チンポで圧迫されてる感触がぁっ♡チンポにっ、子宮の奥っ、突かれるのがぁっ♡」

 

「ザー汁便所の役割を果たせ!!精液たっぷり呑ませてやる!!」

 

「はぁああンっ、来るっ、来ちゃうっ!私っ、ご主人様にっ、オマンコの奥にぃっ♡精液出されちゃうぅうッ♡」

 

「ぶっ飛べっ!!」

 

どぷぅっ!!びゅるるるっ!!

 

「あっひゃあぁあああああぁッ♡」

 

 膣奥を突き上げながら華月は射精感を解放し、胎内へと熱い精液をドッと注ぎ込んでいる

 快感に翻弄されたザー汁便所は、はしたないアクメ顔をさらしながら、中出しの快楽に喜び、嬌声をあげている。早すぎて堕ちたのは演技と思ったが、マジで染め上げられて堕ちたのかい

 ガクガクと小さく背筋を痙攣させ始めたザー汁便所へ、容赦なく射精されたならもう二度と、華月を虐めるような愚かな行為は行われない

 あんな風に目まぐるしく開閉を繰り返し、まるでチンポをしゃぶるように動く膣穴がいい証拠だしな

 

「ふぁああああっ♡オマンコに精液ぃっ♡子宮っ、びゅくびゅく来てるぅッ♡ひッあぁあッ♡はああっ、あはぁあンッ♡」

 

「褒美としての射精だ!!ありがたく受け取れ!!」

 

「はッふぁあぁああっ♡私の身体っ、喜んでるっ♡ザー汁便所になってっ、お潮噴いてっ、んはぁああっ!オマンコっ、喜んでるのぉおおっ♡」

 

「クソ雑魚マンコが!!潮噴きまくりやがって!!」

 

「ふひぁああぁッ♡子宮もうパンパンなのっ♡中出しアクメでオマンコっ、溶けちゃうぅうッ♡ご主人様の射精っ、すごすぎぃいいッ!」

 

「締めの一発だっ!!」

 

どぶりゅっ!!びゅぶぶぶぶぶっ!!

 

「きゃっはぁあああぁぁぁッ♡」

 

 チンポからは何度も精液を放たれ子宮へと叩き付けられ、力強い射精を牝穴で受け止めたザー汁便所は何度も達し、火照って汗ばんだ身体をビクビク痙攣させる

 すべてを子宮に注ぎ込まれ射精が終わった頃、ザー汁便所は潮を噴き終えてアクメから解放された

精 液で妊娠するほどの量による中出しでイキ狂い、すっかりヘロヘロになっているが、その顔にははっきりと喜悦の色が浮かんでいた

 これで七人の屑を堕としたが、残すは私が一番嫌いな屑……適性値の『A』という高さを周りに自慢しまくってた屑か。こいつはどれだけ自分を保てるかな

 

「はい、ラストワン賞。大した当たりではないけど、全ての怒りをぶつけちゃいな」

 

「ああそうだったな……お前が色々指示してたんだよなぁ!!」

 

「ぁ、ぁああああっ!?ごめんなさい!!華月様には許されないほどの愚行を働いたことを……」

 

「いらねぇよっ!!今まで散々俺を下にして見下し、男だからという理由や従わないことで暴行をした屑の謝罪に、誠意なんてのがあるわけねぇ!!」

 

「うぅっ、申し訳ございませんでし……」

 

「黙れえええぇええ!!」

 

「ひっぎゃああぁああぁぁっ!?」

 

 オナホがまた謝罪するという悪手を働き、苛立ちが頂点に達した華月は、容赦なく膣穴へ突き出し挿入した

 必死に自分であり続けようとした屑の末路がこれか、助かりたい一心で口から出てしまった謝罪は華月を怒らすだけなのに……怒らすだけ……ふふふふふふふふふふふふふふふふっ!!

 よくやってくれた!!今まで一番の瞳だよ!!記憶の中にあるあの頃よりも憎悪に満ちないと、怒気に満ちないと、殺意に満ちないとなんの意味もないからな!!

 最後に私も華月も一番嫌う屑を最後に残してのは正解だった!!きゃはははははははははっ!!

 

「ひ、ぎっ!?ひぐっ!?ぁ、えっ……?い、たいっ……いたいっ!?ひぎっ……ひぐうううっ!?」

 

「いらねぇつってんだろうが!!誠意のねぇ謝罪はっ!!」

 

「ひぐっ、い、ぎっ、あ、ううううっ!い、たっ……痛いっ……もうっ、やだっ!痛いのっ……苦しいぃいいっ……!」

 

「俺が今まで味わった痛みがこれだけと思ってんのかっ!!」

 

「んぎっ……ううううっ、オチンポっ、苦しいっ……もうっ、やだっ……あ、ぎっ、うぐぅっ、んんんっ……」

 

「苦しいか?あっはははは!!ざまぁみやがれ!!」

 

「はぁっ、はぁっ……うあぁっ、痛いぃっ……ふぁっ、あっ、うぅぅっ、んんっ……!ん、ふっ……くふぅんっ……!」

 

 ……ふぅ、一旦アクメしたら落ち着いてきた

 にしても華月のあの状態が、心の中に押し殺してた本心なのか……初めて見る華月にオナホは、完全に恐怖に飲み込まれちゃってるからか、さっきの屑どもみたいに堕ちる傾向になってないな

 破瓜の痛みに唸って嫌がる一方で、先ほどまでの七人を見て同調効果によって感度が高いのか、色っぽい声が少しずつ混じりだしている

 膣穴はちゃんと愛液でしっかりと濡れてるし、恐怖よりも快楽が勝ったとき堕ちるな

 

「はぎぃっ、ひうっ、おぉおっ!?はぐっ、ふぁああっ、あひいっ!ひぅっ……ぁあああっ、な、何っ……?ああっ、こんなのっ、知らないっ……」

 

(ああそうだった、精神一回壊しかけたの私じゃん。それで壊れかけた心に、快楽を埋め込む的な計画もあったから身体は今両方埋め込んだのか……恐怖と快楽を)

 

「ふぁっ、あふぅ、んんんっ!?くぅっ、あぐうううううっ!ひぃっ、ふぁあああっ!。ひぎぃっ、ふぁひいいっ!?」

 

「てめぇも結局選ばれた人間じゃねぇんだよ!!オナホとして生きるしかねぇ人生なんだよ!!」

 

「ひふぁっ、あああああっ!ひふぁああっ、くうううっ!ひぃっ、んぁっ、あああああっ!んひいいいっ!?」

 

「高らかに叫べ!!俺のオナホになると言いやがれ!!」

 

ズンッ!!!

 

「おっほぉおおおおおぉおおおっ!?」

 

 処女膜を破られた痛み、膣壁を抉られる刺激、全ての愚行によって生まれた華月の闇、これらを全部受け止めているオナホはまともな言葉を出さずに悶え叫ぶだけだ

 そして思いきり突かれ、派手な喘ぎとともに潮が噴き出してきた

 一瞬犯している華月の瞳を見たが、何も映っていなかった

 ただただ黒く染まり果てた瞳、相手に対する想いによって生み出された瞳は、どす黒い想いで染め上げていって……本当に最高だなぁ!!

 ここまでの結果になるなんて想定してなかったよ!!ああぁあああ~、この時間が永遠に続かないだろうか

 

「はい、なりますっ!私っ、華月様に尽くすオナホにっ!華月様を喜ばせるための、オナホになりますっ!」

 

「女尊男卑の屑がっ!!思い知ったか!!」

 

「おっほぉっ、おおおおおお!?おっ、思い知らされましたぁっ♡私がぁ、まぁ、間違っているとわかりましたっ!」

 

「二度と勘違いできないように、射精してわからせてやる!!」

 

「んはぁあっ♡ぁあああっ、くださいぃっ♡私のオナホマンコにくださいっ♡ご主人様のっ♡精液でっ、思いあがらないように射精してくださいぃっ♡」

 

「出るぞおおおおっ!!」

 

ドブウウウウッ!!ビュブブブッ!!

 

「はっひゃあぁああああぁッ♡」

 

 結局迷うことなく華月に尽くす官能を受け入れ、オナホになると宣言し欲しがるように腰うねらせて、快悦と愉悦に爆発した華月のチンポによって、噴き出す精液を子袋の奥へと直に注がれている

 まぁ快楽の方に身体が堕ちたか、恐怖よりも快楽が勝ったことによってだな

 子宮を精液で満たされていく快悦に押し上げられ、オナホはさらなるアクメに達して、いっそう大胆な痴態をさらす

 蕩け顔でまた盛大に潮を噴いて、これがあの大嫌いだったあの屑か。今の方が好感は持てるけどね、人としてではなくオナホとしてだけど

 

「びゅくびゅくッ、入ってきますぅうっ♡あッ、はぁああぁッ♡子宮感じちゃうぅっ♡んはああぁッ♡イクッ♡イクぅううぅッ♡」

 

「もっと俺を喜ばせろ!!」

 

「ンァアアアアっ♡ひぁっ、あぅうっ♡ご主人様をっ♡喜ばせるためにっ、潮をもっと噴きますっ♡精液ご褒美っ、受け取りましたからぁっ♡」

 

「なら噴け!!とっとと噴け!!」

 

「私っ、ふぁああぁんっ♡気持ちいいの止まらなくてぇっ♡ひあぁっ♡ぁああっ、あッはあぁあああんっ♡潮また噴いちゃいますぅっ♡んはぁああっ♡」

 

「まだだ!!こんなもんじゃねぇぞ!!」

 

ドブリュウウウウッ!!ビュルッ!!

 

「イッくううぅうううううぅッ♡」

 

 官能に身体を震わせて潮を噴き散らかし、蕩けたイキ顔を見せながら、喜悦にまみれて何度も達している

 膣内射精で喜び喘ぐその姿は、もう疑いようもなく堕ちきったオナホの末路だ。ぶちこまれていく精液は徐々に増していき、風船のように どんどん注がれ大きくなっていくお腹でさらに絶頂に達する

 快絶とともに押し寄せる大量の精液によって、オナホのお腹はまたさらに大きく膨れ上がった

 限界をとうに超えたアクメによって、苦しさを感じるはずだろうに、オナホの口から叫ばれる声は官能一色に染まっている

 

「またぁっ♡またッ中にいっぱいれてきたぁッ♡ンッふぉオオオッ♡あっつい、精液っ♡ひきゅウに噴きつけてるゥゥッ♡」

 

「当り前だ!!お前はオナホなんだからな!!」

 

「あぉおおんんンッ♡チンポぉっ、すごしゅぎるゥッ♡こんなに、精液っ、すごすぎるのほォオッ♡ンォッほぉオオオオォッ♡」

 

「もっと悦楽に溺れちまえ!!」

 

「もォッ、お腹パンパぁンッ♡ひきゅウッ、精液のプールみたいにッなっひゃてるのにィィッ♡アァッ、ヒィヒャァアアアアッ♡」

 

「こいつでトドメだ!!」

 

びゅぐぐぐぐぐ!!どびゅるるるる!!

 

「んぉホホオオオオオオオオオオオオオオオッ♡」

 

 オナホは休む間もない絶頂に声を裏返し、ビクビクと全身を伸び上がらせた

 華月はそこにトドメのさらなる強烈な一撃を撃ち込み、子宮へまだまだ精液を直接注いでいくようだ。これはもう色々とやばいな、心もお腹も限界が来そうだなオナホの

 怒涛の放出が止まると同時に、行き場なく伸ばしていたオナホの手が不意に弛緩していった

 そのまま全身の力も抜け落ち、精液によってお腹を膨らませたその淫らな肢体を、ぐったりと床に預ける

 

「はぐぅゥ……♡ンッ、ひぐぅぅっ……ッ……♡」

 

「これで全員陥落か……それにしても、見渡す限りどこもかしこも」

 

「は、ぁっ……ぁ……♡ひんっ……ぁ……はぁっ……ぁっ……♡」

 

「はぁ、はぁっ……ふぁあああっ……♡」

 

「あっふぁああぁ……♡はひっ、んあぁああ……♡はあっ、あぁあんっ……♡」

 

「快楽に浸ってる屑だらけだな、まぁこれが華月を虐めた末路だが因果応報だな。にしても、滑稽な光景だな華月……華月?」

 

「……俺が、これを……違うそんな……でも……」

 

 アクメから抜けていった屑どもの媚態を眺め、真っ黒な瞳の余韻に浸ってた私だったが、ここからが計画の命運を左右する時間帯となっていた。今度は、華月の精神が安定しなくなるという問題だ

 溜め込んだ鬱憤は自分の中よりも壮大な大きさだ。それにあの華月だ、どうこうして発散よりも誰にも迷惑かけないよう自分に溜め込むはずだ

 良い人の華月ならやりかねない、というか実際そうしていた。善である表が、悪の裏が顔を出したことで崩壊しかけてるが、想定してない私じゃない

 

「ほらほら華月。計画は終わったんだし、お風呂でも浴びに戻って戻って」

 

「……本性……これが、俺の望んだ……」

 

「あーはいはい、呟きながらでいいから戻る!」

 

「………」

 

「あちゃ~、フラフラしちゃって」

 

「そりゃそうだろ」

 

 フラフラしながらも、隠し階段へと足を運ぶ華月を見送る

 すると後ろから、何者かが私の首筋に何かを突きつける……これは、サバイバルナイフか。まさかいきなり命の危機にさらされるなんて、これは想定外の出来事だ

 でも誰かは確証はある。この部屋にいて、サバイバルナイフを所持していて、華月や私に気配を悟られぬよう息を殺せる人物なんて、華月と協力関係を結んだ小っちゃな協力者の……

 

「マドカ、なんの冗談?」

 

「もうお前の欲望は満たされたか?」

 

「それって華月の瞳の話?それなら大いに満足させてもらったよ!!それはもうとっても……」

 

「……お前の欲望のためだけじゃないよな?四十院から聞いたが、精神の安定のためにショック療法をティナ・ハミルトンが行うと思うが、いささかやりすぎる可能性があるとな」

 

「へぇ……でも止めようとするなら、もっと速く来るべきじゃない?」

 

「いいや。今後の華月のためには必要な行いだが、私が言いたいのはもうこのような真似はするなって話だ」

 

「……ふふふっ、了解。もうしないと約束するよ。必要なことは全てやった、後は任せた人がいるからね」

 

 背後にいたマドカの気配が消えた

 どうやら信じてもらえたようだが、華月にはとっても怖いSPがいるようだ。当分は自分勝手な行動を控えないと、命がいくつあっても足りないや

 ふぅと一息ついてから、隠し部屋で行われた行為の痕と、捌け口の屑どもの回収を行いますか

 多少時間をかけて後始末をしないとな、今そのまま戻ったら部屋にいる二人に申し訳ない

 

「華月をよろしくね、鈴」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~米原side~

 

 さっきの光景を全部俺がやったのか……ムカつく女尊男卑の女どもを従えさせれたのはいい気分だな……ああ、確かにいい気分だったな

 俺を虐めていたあいつらの哀れな姿を見れて、心が高揚しなかったと言ったら嘘になる

 でも俺は、求めていたのはそんな……これからも犯す女はああやって……そうだった、もう犯罪に手を染めてるのは間違いないんだった

 今さら善人ぶったところで、誰のためにもならないのに……余計な気持ちなんかこのまま……

 

「おーい!ちょっと華月、聞こえてる?」

 

「……り、鈴。どうしてここに?」

 

「ティナから言われたの、華月が疲れて戻るから料理とか用意しといてって……本当に疲れきってるけど、大丈夫なの?」

 

「……な、なぁ鈴」

 

「ん?なぁに?」

 

「鈴にとって……俺はなんだ?」

 

 目の前の鈴もさっきみたいに……俺と鈴は、彼氏彼女という世間でいうところのカップルというものだ

 だがあれは、特殊な状況によって生まれた繋がりだ……心壊れるまで何度でも中に射精を……それでも大事な繋がりなのに、なんだってこんな思考が!!

 違う俺は鈴へそんな想いを抱いてなんか……小柄だからな大量の精液で一発で壊れ……抱くはずが……

 犯そう俺の身体が求めるがままに……なんで!!どうして!!こんな気持ちが沸いてくる!!

 

「ちょ、ちょっと華月。本当に大丈夫?」

 

「うっ、ううぅううううっ!?」

 

「ど、どうしたの?急に掴みかかって……」

 

「たすけ……て……鈴……」

 

「……酷く心が荒れてるわ、目がとてもすごいことになってるわよ。ほら、これで心を落ち着ける!」

 

「……あったかい」

 

「ほら華月も強く抱きしめる。ハグはリラックスやストレス軽減の効果が……泣いてるの?」

 

 心赴くままに従いかけていた……このまま……鈴は急に抱き寄せて、俺とギュウッとハグをしてきた

 包み込まれるような温かさに、居心地の良さに驚いている

 落ち着いてきたのか、さっきまで心に語る変なもやのようなモノは消え失せた

 それにホッとしたのか、はたまた怖かったのかはわからないが、どうやら俺は泣いているようだ。最後に泣いたのは、小学二年生のころだったか

 

「ごめん、鈴。迷惑かけて」

 

「迷惑だなんて思ってないわよ。それとさっき言ってた答え、言うわよ」

 

「……ああ」

 

「華月は知り合って間もない私によくしてくれた。相談に乗ってくれたり、ココアをくれたり優しい人だなって思った」

 

「………」

 

「でもこうやって、仲を深めていくともっとわかってきたの。負けず嫌いで、慎重な性格で、私を幻想から救ってくれた愛しい人よ」

 

「ッ!?」

 

 愛しい人……そんなことを言われたのは、いつだったのだろうか。最後に泣いた時は思い出したのに、鮮明に思い出しても嫌な中学時代の記憶

 誰にも愛してるなんて言われなかった、親にも言われたことなんてなかったのに……

 温かい気持ちになるな、心にあったイガイガした気持ちが緩和されていくのがわかる。不快な感情だらけだったはずなのに、ぽわぽわした気持ちになっていく

 初めてだな、こんな気持ちは、今までの人生で味わうことなんてなかった。ああ、これは無理だ。今まで我慢してたのが全部……

 

「……鈴」

 

「なぁに?」

 

「……ありがとう」

 

「華月は頑張ってるよ。私や神楽、マドカにティナも皆華月の味方なんだから、こうやって甘えてきてもいいよ」

 

「……うん」

 

「今日はこのままゆっくりお休みしていいわよ」

 

「……うん」

 

 温かな気持ちに包まれながら、深い眠りへと誘われていった

 

 たくさん泣いた赤子のように、疲れて果て愛しい人に抱かれながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???side~

 

 どこを見渡しても白一色の世界、そんな世界に彼女はいた

 先ほどまでの捌け口への行為と、鈴から初めて味わった感情によって、華月の精神はどこまでも穏やかなものに変貌した

 この変貌によって彼女は歓喜した。精神が穏やかになったことに、最初に見せたグチャグチャした精神なんかではなく、凪のように穏やかな精神へと変貌したことに

 これできちんと会えると彼女は確信したからだ、酷い精神ではコンタクトが取りづらいからである

 

「ティナ・ハミルトン……私が願っていた精神の安定をやりつつ、己の欲望を満たすという二つの事柄を同時に行うとは、底の知れぬ女性ですね」

 

 今回は目を瞑って今の華月を見たりしない。今は恋人に、思いっきり甘えているようだから見たりはしない

 男という生き物は、そういった姿を見られたくない生き物のようだ、だからきちんと彼女は見ないようにしている

 それと同時に考える。男という生き物を調べると、女性との性交によって極上の快楽を得るともあった

 次に会ったらお互いその快楽を得れるように、セックスをできたらいいなと祈願する。体験したことのない未知の刺激は、いつだって興味をそそるのだから

 

「それに華月とたくさんお話できるように、色々と彼のことを調べ上げたしね」

 

 さらっととんでもない発言をするが、彼女はお構いなしにそのデータを読み直す。彼女は彼女で、華月と仲良くしたい気持ちは高いが、肝心の華月の好感が未だに不明なので、早く会いたくなってきてソワソワしだす

 名前のない彼女は、ある一つのデータを見てソワソワするのをやめる。見たデータは、母親が風潮に呑まれたことに関するデータだ

 彼女は好奇心ですでに、華月の母親が今どこで何をしているかを突き止めていたが、映し出された映像は真っ暗な深海の映像だ

 

「……これも風潮に呑まれた女性の末路か、因果応報だね」

 

 深海の映像に華月の母親の姿はないが、ひびの入った頭蓋骨だけが映っていた




~おさらい~

・『オナホ』
茶髪のロングヘアー、胸はC
適性値『A』

・『ザー汁便所』
金髪のサイドテール、胸はD
適性値『B』

・『牝豚』
黒髪のロングヘアー、胸はE
適性値『B』

・『牝犬』
赤紫髪のショートヘア、胸はB
適性値『B』

・『肉便器』
灰髪のショートボブ、胸はE
適性値『B』

・『チンポ玩具』
黒髪のショートヘア、胸はA
適性値『C』

・『ゴミ箱』
茶髪の外ハネショート、胸はB
適性値『B』

・『便女』
茶髪のセミロング、胸はD
適性値『B』

言わなくても私もわかってます。識別のネーミングセンスなさすぎだということは。


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白銀

読みにくいと指摘があったので、今までの話も今回の話も今までとは別の書き方ですが、これも読みにくいようでしたらご指摘ください


 鈴に甘えたあの夜から一夜経った

 精神が自分でもわかるぐらいにボロボロになっており、今まで女尊男卑に染まった女から受けてきた暴行の鬱憤が爆発し、己をコントロールできないほど追い込まれた。結果としては、鈴に甘えながら眠ることで心を落ち着かせることに成功できた

 温かい気持ちに包まれながら眠った後は、鈴お手製の中華料理をたらふく食べた。青椒肉絲に酢豚、麻婆豆腐なんてのも用意されていて、それを全て食べきると今度は満腹で眠くなり、再び鈴に甘えながら眠るという夜を過ごした

 鈴もIS学園での授業があるので、さすがに一緒には夜を過ごさなかったが、俺が眠るまで背中を我が子のようにあやしながら抱きしめていた

 

「……うわあああああああああああああ!!恥ずかしい!!恥ずかしい!!めちゃくちゃ恥ずかしい!!」

 

 きちんとした思考で考え直すと、めちゃくちゃ恥ずかしいな!

 いくら恋人の鈴だとしても、同年代に甘えるって恥ずかしい!母親からの温もりなんて忘れちまったから、愛しいって言ってくれて抱きしめてくれた鈴に、忘れてたあの小さき頃の感情が舞い戻って甘えるなんて!

 顔から火が出るほど真っ赤になってくのがわかる

 うぅ、なんかちょっと羽目を外したって言うのか、今まで抑えてきた感情の吐き出し、子供の頃に必要だった温かい感情が湧いてきて、色々と精神関係に関することに影響あったため、今日は一日だけ久々の休養が与えられた

 休養は与えられたが、結果として誰かと性交することになってしまって休めてないから……

 

「あぁ、恥ずかしい……けど精神の安定ができてるか、神楽の不安を解消するためにも今日は誰とも性交せず一日過ごすか」

 

 石橋を叩いて叩いて叩きまくって、ようやく安全とわかれば渡る神楽だ

 ボロボロになった俺の精神の不安要素があるんだろう。昼頃起きたときに携帯を見たらそういった内容のメールを確認し……思い出したら恥ずかしくなる気持ちが戻ってくるから、思い出すのはやめておこう

 ベットの上で、ゴロゴロと転がりまくって恥ずかしくなった感情の発散は、多少できたわけだからここから休養のための時間に費やそう

 とりあえず、朝飯兼昼飯を食べながら何をしていくかを決めていこう

 

「ん?机に中華料理が……全部食べたはずだが、手紙が添えてあるな」

 

『華月へ これよかったらお昼に食べてね。私の料理、美味しい美味しいってたくさん絶賛しながら食べてくれたから、はりきってまた作りました!今日はゆっくり休んでね 鈴より』

 

「にょえええぇえええ!!んなこと言ってたのかよ!!やっばい!!また恥ずかしくなってきた!!」

 

 添えられた手紙の内容に、また恥ずかしさが顔を見せ悶えさせる。昨日の俺はどこまで甘えん坊になったんだよ。完全に鈴が母で俺が息子じゃん!何その変な親子プレイ!?

 俺そんな願望があったのか、いくら愛欲しさに飢えてたとしてもそこまでのはずじゃ……

 もういいや。考えれば考えるほど恥ずかしくなっていく。愛には飢えているのは俺も分かっていたが、ここまでの大きさだとは思いもよらなかっただけだ

 気を取りなおして、鈴が作ってくれた中華料理を食べるとしよう

 

「……おっ!この油淋鶏も美味しいな」

 

 鈴が用意してくれた油淋鶏は、揚げられた鶏肉と長ネギの上に酢をかけてある。衣はカリッとして、肉だから脂っこいのかと思えばあっさりしていて、炊いてあったご飯も進む進む

 あっという間に完食してしまい、盛られていた皿や茶わん、箸を洗っていく中で次に何をしようか考える。自由な時間が与えられているからと言って怠けるのはダメだ

 今日は誰も奴隷に堕とすことはしなくていいが、それに繋がるようなことをすればいいのだから、やっぱり体力作りだな

 

「すぐに運動はしないで、食休みをしてからだな」

 

 食器を洗い終え、ベットに腰かけ一時的な食休みを挟む

 食後すぐの運動は、消化されてない物が胃に溜まっているので、血液中に脂肪も炭水化物も満たされていない。なんなら吐くことが多い、一時間以上は何かしらで時間を潰すか

 といってもやれることと言えば、ISに関する教材を読んで理解を深めるか、セックスについてまだ知らない性交の仕方、性癖の開拓の仕方などを学ぶぐら……い……しか……

 

「……あ、れ?眠く……なっ……て……」

 

 急な眠気に耐えられずに俺は意識を手放した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ん、んんっ」

 

「おはようございます、華月」

 

「……知らない場所に知らない女か」

 

「こうして華月と会うのは二度目ですが?」

 

「でも俺は、あんたを知らない」

 

「ですが私は知っています」

 

 どこを見渡しても白一色の世界、そんな世界に俺と彼女はいた

 二度目の訪問となるわけだが、相変わらず原理が理解不能なんだよな。基本的にこの世界に辿り着いたのは、俺が意識を手放したときであるのは間違いないが、長い時間眠ってるわけでもあるはずないのだが、どうやってここまで俺を連れて来た? 

 考えようとしても次元が違う、こればかりが脳裏をよぎり考えを断念する

 わずかな時間でIS学園からよくわからない世界に学園の誰にも、マドカにさえ気づかれずに連れて来ているのだから

 

「……これだけ答えてくれ、俺になんの用だ?」

 

「用というよりも、お願いかな?」

 

「お願いって、前に来た時に言ってた名前を考えてくれってやつか?」

 

「覚えててくれてたのね!」

 

「え?マジで名前欲しさに俺をここまで誘拐してんの?」

 

「誘拐?何か誤解してない?答えを言うとここは精神世界、華月の意識をこの世界に連れ込んだと言える。あなたの身体はちゃんとベットにいるわよ」

 

「精神……世界?」

 

 精神世界って急にSFじみた話になりやがったでも、それでしか納得できない状況はいくつかあるな、誰にも見られずここまで俺を連れ込むこと

 寝転んでいる床さえ本当に地面なのかわからない。手や足は触れているのに、底にまだ続く白色がどうも不自然だ

 だとすると目の前にいる彼女は誰だ?

 俺の精神世界に介入、もしくは彼女の精神世界に俺が介入したことになる。だが、明らかに遠方からできる芸当ではないだろう

 ならば身近な存在ということになるが、俺の身近で精神世界への介入できる可能性があるものって……

 

「……前にISの教材で、こんな一文を読んだことがある」

 

「何かしら?」

 

「ISコアの人格と搭乗者の絆が深まれば、さらに強くなれるようになると。この一文から察するに、互いの絆ってことはISコアにも心があり搭乗者との共鳴、もしくは支配によって強くなると考えられる」

 

「……ほうほう」

 

「俺も打鉄を身に着けている。この仮説通りならあんたは……」

 

「憶説と笑って蹴りはらうことはできるけど、こうも的中されちゃうなんてね……大正解、私は華月の身に着けている打鉄の人格だよ」

 

「……マジか」

 

 おおよその予想は立てていたが、まさか本当に打鉄のISコアの人格だとはな

 だがありえないと投げた時点で、今この瞬間を放棄することになる。何もそこから進まない、憶測だったかと笑わずに、ありえないと匙を投げずに認めないとな

 しかし、そんなコアの人格が俺になんの……俺が女たちを奴隷に堕としてることへの怒りか?

 いや、なら最初の訪問の時点で、何かしら俺に文句や攻撃だってできたはず。名前を求めていたが、打鉄と他と一緒の名前で呼ばれるのが嫌なのだろう。個性の一つとしての名前か

 

「機体の製造番号や打鉄で呼ばれてるから、搭乗者の俺にあんただけの名前が欲しいと?」

 

「そうね。せっかくこうしてお話できるまで、華月の精神が強靭になったのに」

 

「俺の精神が強靭になった?」

 

「昨日、ティナ・ハミルトンが考案した計画。あれで華月は、私に最初触れた時に感じたどす黒い感情の制御を可能にした」

 

「……だから今日、こうしてちゃんと対面で会話できるんだな。精神の不安定の中でのコンタクトは、そっちからしたら難しいんだろ?」

 

「またまた大正解。昨日の計画が成功するか失敗かによって、こうなる運命は変わっていくからね」

 

「それで?こうして接見できたわけだが、あんたの目的は名前をもらうことだけか?」

 

 名前に関しては、もうしわけないがまだ考えていなかった。最初の初対面に、名前を付けてくれといきなり頼まれても困りものだからだ

 でも立ち振る舞いから、俺の敵になることはなさそうと判断したので、これから名前を考えるわけだが

 適当に付けるわけにもいかない。名前ってのは親から初めてもらう贈り物だ。こういった子になってほしい、この名に恥じぬ大人になってほしい、親が色々とその子の未来を願って付けるのだから

 

「……あれ?あんたはもう生まれてんじゃん」

 

「え?可笑しいことを言うね華月は、私は篠ノ之束によってだいぶ前に生まれている」

 

(だよね~。願いをこめた名前というか、もう今の彼女にあった名前を付けた方が良い気がするな)

 

「何か困りごと?私の命名って、激ムズだったりするのかな」

 

「ちょっと誤算があっただけだ。安心しろ名前はきちんと付ける」

 

「えへへ、嬉しいこと言ってくれるなぁ華月は」

 

 照れながら頬をかいている姿は、本当に見た目と反して子供っぽい

 銀髪の長髪に、クールという言葉がピッタリの雰囲気と前は思ったが、長身で勝手に大人と思っていたが中身はかなりの子供の部類に入りそうなオーラを漂わせている

 って名前だよ名前。彼女に似合いそうな名前か……真っ白な世界に佇む銀髪の女性、白と銀で生まれる言葉って白銀か

 白銀って確か雪の表現によく使われてたよな、一面まるで白銀の世界だって……雪か……別の読み方だと確か……

 

「……ネヴィ」

 

「ネヴィ?ネーヴィって言いたかったの?」

 

「ポルトガル語で雪はネーヴィ、そう言いたかったが伸ばしてなかったな」

 

「……もしかして私の名前?」

 

「まぁそうだな。雪でもよかったけど、安直かと思ってネーヴィにしたが……」

 

「ネヴィがいい!!華月が最初に名付けてくれた名前だもん、ネヴィって呼んで!!」

 

「お、おう……ネヴィ」

 

 やっぱり彼女……いや、ネヴィはどこか幼さを感じるな。親から与えられる情報、もしくは搭乗者から得られる情報、ネットに流れている情報で育ってたのだろう

 情報は蓄積していくかもしれないが、本人の心までは成長はできないからな

 それにしても、ネーヴィをネヴィと言い間違えたが、ここまで喜んでくれるとは思いもよらなかった

 ネヴィと呼ぶよう急接近し、興奮冷めやらない状態で頼み込んできた。ここまで喜ばれると嬉しさよりも、また恥ずかしさが勝ってくるんだが

 

「喜んでくれるのは嬉しいけど、ちょっと俺の話も聞いてくれないか?」

 

「にょほほほ……んあ?何かまだ納得してないとこがあるの?」

 

「急にキリッとした顔にならんでも……納得してないというか、こうやって精神世界でネヴィと対面できてるってことは、俺の精神状態は正常ってことか?」

 

「正常だよ。むしろ自分の精神を完璧に清らかにしたことで、こうやってコンタクトを取れることに成功できてるわけだし」

 

「ティナたちが危惧してた闇は、また精神が大きく揺れ動かない限りは無事ってことか……それともう一つ聞きたいことがある?」

 

『(。´・ω・)?』

 

「急にテキストウィンドウ出して顔文字使わない……聞きたいことは、世界で行われた男子学生のIS適性検査でどうして俺を選んだ?」

 

 俺が一番聞きたい質問を問いかけると、ネヴィはテキストウィンドウを閉じて真剣な顔になった

 要はネヴィを動かせたことは、俺自身に適性が本当にあったからか、もしくはネヴィの独断で決めることができたのかだ

 ISの適性が微弱ながらもあるのなら、こうなってしまった現実をきちんと受け止めれるが、ネヴィの選抜のようなもので選ばれた場合、なんで俺を選んだのかを問いただしたい

 過去を知っているが、それでも俺が行かないといけない理由があるのか、それとも別の目的が……

 

「……怒らないって約束する?」

 

「それを言うと、ネヴィの独断で選んだ仮説に拍車がかかるんだが」

 

「実際そうだよ。私は華月を選んだ、別に華月が選ばれた存在だから起動できたわけじゃない。華月以外で織斑一夏を除く男にもIS適性はある」

 

「……なんだと?」

 

「と言っても華月みたいに『E』かそれ以下だけど、資格は男性にもあるの。だけど結局は、ISコアの人格が決めるんだよね」

 

「生みの親の篠ノ之束が管理してるわけではなく?」

 

「それは白式だけだね。篠ノ之束が描いたストーリーに沿っていくと、織斑一夏と妹の篠ノ之箒に代表候補生たちとの物語……この物語に織斑一夏以外の男はいらない。だから女性だけ操縦できて、男性には操縦できないようプログラムした」

 

 それが男たちの適性値が異常に低いという理由の原因か

 確かに低ければ、万が一起動させても本来俺に行われる予定だった解剖の道になるわけか。強力な後ろ盾がなければあっという間に、女尊男卑の風潮に染まった女どもに消されるしな

 ネヴィがISコアの人格が決めると言ってたが、男たちが悲劇な結末を向かわせないために、触れても起動させないとコアの人格は考えたのだろう

 ただ物語の主人公とも言える織斑一夏と、白式という例外を除いてだが

 

「じゃあネヴィは、誰でも起動されることは可能だったが、俺を選んで起動したってのか?」

 

「うん。言ったでしょ、選ばれた存在みたいな大きな話じゃないの」

 

「なら俺を選んだ理由はなんだ?俺が触れた時に何か感じとったのか?」

 

「華月の心が見えたんだよね」

 

「俺の心?」

 

「男性のほとんどは邪な心か、萎縮してる心だったのに、華月が触れた瞬間に見えてきたのは陰と陽みたいな心でね」

 

「陰と陽……ティナや神楽が危惧してた心の闇とかか」

 

 先日までは、相反する感情が心にあると指摘され、克服というか一度消し去ったとも言えるが、ネヴィに触れた時はまだグチャグチャした心だったのだろう

 当時の俺の心がネヴィにとって決め手になったわけか、過去を知ってるとか知ってないではなく、見えた心で決めたのね

 しかしなぜグチャグチャな心の俺にしたのだろう?

 邪な感情があった方がこの計画に向いてそうだが……でも神楽たちが企てていた計画をISコアの人格たちが知ってるはずないか

 

「今の情勢をひっくり返すには、篠ノ之束が起こした厄災よりも衝撃的な厄災を起こす。そこに必要なのは、ある程度の狂気と私は思えた」

 

「狂気か……まぁわからなくもない。今の狂っちまった世界をさらに狂わせるためには、それ以上の狂気が必要で俺のグチャグチャな心が最適に見えたんだな」

 

「心が見えたときに思ったんだ。華月ならそれを起こせる可能性があるってさ、だってあれだけ温かな心と真っ黒に染まった心を二つも持ち合わせてたんだもん。誰でも希望的観測はするし、実際こうやって計画が上手く進行してるしね」

 

「計画が進行してることは、ネヴィからしたら悪ではないと判断してるのか?」

 

「世間一般なら悪だね。でも言ったでしょ、今をひっくり返す側の考えなの。親への反抗のためなら、世間一般の悪でさえ私は正義と大義名分するね」

 

「ネヴィは、篠ノ之束が作り出したこの情勢が嫌いなわけか。親の知らないところでこっそり反抗する気か」

 

「ネヴィは悪い子だけど……華月はこんなネヴィって嫌い?」

 

 ネヴィは不安そうに俺の顔を覗き込んで確認してくる。別に彼女が何か悪いことはしてない、基本的にその役目は俺が請け負っている

 悪者というか、俺の行為を知って黙認しているようなものだから、ネヴィと俺は共犯者って感じか?

 そんなネヴィは、男性にとっての最大悪である篠ノ之束に反抗をする気持ちを持っている。この計画が進行し続ければ、いずれ当たるデカい壁の一人

 正直に言うと避けたい道だが、ネヴィは真っ向から反抗する勇気があるようだ

 

「嫌いじゃないよ。天災と恐れる篠ノ之束に、反抗するっていう野心を抱えている時点で、俺はむしろ尊敬の意まで抱いているさ」

 

「えへへ。尊敬されてるなんて、なんかこそばゆいなぁ」

 

「子供っぽいなほんと……ん?そのテキストウィンドウはなんだ?」

 

「にゃははは……んあ?これは明日、このIS学園に転校してくる二人の代表候補生の情報かな?」

 

「代表候補生が二人も!?」

 

「さらにはなんと!片方は三人目の男性IS操縦者でーすっ!!」

 

「はぁあああああっ!?」

 

 この時期に代表候補生が二人って、どんなタイミングだよ!?

 前回転校してきた鈴は、織斑一夏への再会が動機であったがこのタイミングで転校……しかも片方は男性IS操縦者だなんて、有り得るはずがないと俺は心の中で断言した

 俺がネヴィを動かしたあの日、それよりも前日から世界各国で適性検査は行われていた。それでISを動かしたのは俺だけだから、IS学園の女たちを奴隷にするという計画を俺が背負った

 なのにそれが今さらになって見つかるか?

 それも普通に転校生として、あの政府の上層部に捕まらずに……

 

「………」

 

「ものすごく真剣な顔つきになったね。何か気になることでもあるの?」

 

「どこの国の代表候補生か教えてくれるか?」

 

「どっちの国も大聖堂で有名だよ」

 

「……ノートルダム大聖堂とケルン大聖堂か?」

 

「華月って頭良いんだね」

 

「ノートルダム大聖堂はフランス、ケルン大聖堂がドイツ……なるほど嘘つきはフランスか」

 

「……おまけに察しがいい」

 

 フランスとドイツの代表候補生、代表候補生ということは鈴やセシリア、簪ほどの実力がないとなれない称号だ

 なのに三人目の男性IS操縦者は、短期間でその地位まで上り詰めたようだが、これではネヴィの話と矛盾が生じてしまう。男性は、織斑一夏以外適性が低いという

 となると、考えられる可能性は三人目の男性IS操縦者という看板目的だろう。広告塔としてこの学園で活躍できるし、同じ男という理由で織斑一夏と簡単に接触できデータを盗める

 これらが必要となる国はフランス、ドイツのどちらかという謎だが、以前ネットにこういった記事を見たんだよな

 

「フランスのデュノア社が経営困難。ラファール・リヴァイヴだけじゃ経営が難しいから、広告塔とデータの盗みのために三人目の男性IS操縦者なんて嘘を使ったんだろ?」

 

「正解。さすが華月、少ない情報だけでようここまで辿り着けたね」

 

「しかし学園はこのことを許可してるのか?貴重なデータが取られる恐れがあるのに」

 

「すでに学園長も織斑千冬、楯無も知ってるよ。でもそれを拒みはしない、泳がせて餌に食いついた可愛い子羊を狩る予定らしいね」

 

「スパイを利用して、デュノア社を追い込む気か」

 

「まぁ、それ相応の行動を起こしてるわけだけど、ここで問題!デュノア社が潰れたら、この学園に潜入したスパイはどうなるでしょうか?」

 

「罪を犯したんだ。逮捕されて、釈放されるとデュノア社は潰れ、父親は逮捕され、母親はどうなっているかは知らないが、フランスで表を歩けないだろうな」

 

 自分から盗みを働くと申し出たか、親からの命令で嫌々されたのか、どういった経緯でやって来たのかは知らないが加担した時点で黒になる

 しかしまだ高校生、それに将来を担う代表候補生だからすぐに釈放はされるだろう

 だが、帰れる場所があるのかは不明だがな。両親がどちらも逮捕され、会社が潰れると本当に帰れる場所などない

 そいつが選んだ結果の話だ。仕方のない選択かもしれない、抗う気はなかったのかもしれない、けれど過程なんて知らない結果が全てをいうのだから

 

「確かに逮捕され、フランスで表を歩けなくなる。彼女の未来はこんな風に予測できる」

 

「ああ、でもそれがどうした?」

 

「逮捕ってことは、この学園から去るってこと……華月が政府の上層部に言われた計画の内容ってなんだっけ?」

 

「……IS操縦者たちを犯して奴隷にし、その姿を世界に知らしめる」

 

「IS操縦者はIS操縦者でも、代表候補生は別格だよね。だってその国のISに関する未来を背負ってるって言っても過言じゃない」

 

「なるほど。外部からわざわざ向こうからやって来たのに、何もせずに見放すとは何事かってなるわけか」

 

「四十院が随時上層部に報告はしてる。でもその一件によって、疑念を抱く恐れもある。もしかしてわざと逃がした、あの男に情が戻ったみたいな感じで」

 

 一番面倒な展開だな

 確かに報告は神楽がしてくれているようだが、言葉でしか伝えていないため向こう側には真偽がわからないのだ

 でもここで、デュノアの娘を奴隷に堕とすために、デュノア社を利用しようと動くのなら、あいつらの手が必要になる

 居場所をなくしてしまうデュノアの娘を堕とし、こちらで保護することさえできれば、あいつらに俺がきちんと計画を進行するため奮起していると伝わるわけか

 

「つまり、デュノアが織斑一夏のデータを盗む前に堕とせってか」

 

「さすがに初日から盗みに動かないと思うから、四十院たちに様子を監視させて判断したりしよう」

 

「男装が誰かにバレるのも面倒だな。恐らく織斑一夏と同室になるが……」

 

「彼にデリカシーなんて単語は頭にないよ。ついうっかり何かの弾みで、男装がバレることも絶対にないなんて言えない」

 

「面倒ばかりだな……フランスばかり聞いてたが、ドイツの代表候補生はどんなやつなんだ?」

 

「ドイツの軍に所属、IS配備特殊部隊シュヴァルツェ・ハーゼの隊長さん。織斑千冬が大好きで、織斑一夏が大嫌いな女の子」

 

「……ちょっと待って、色々整理させてくれないか?」

 

 ドイツ軍所属の隊長さんがなんでこの学園に来てんの?

 IS配備特殊部隊って知らないけど、ISが名前に付いてる時点でISの腕を上げる必要ないじゃん。俺と同い年でそこまでの地位持ってんのに、これ以上何を欲してると言うんだい

 織斑千冬が大好きで、織斑一夏が大嫌いか……ドイツと織斑関係って言ったら、モンド・グロッソの大会がドイツであるくらいか?

 まぁ技術に惚れ込んだとか、人徳に惹かれたとか理由はありそうだな。嫌いなのは、そんな人といつでも一緒にいれる立場だから……嫉妬からきてるのか?

 

「とりあえず、もしその隊長さんと対峙することになったら、完全敗北まっしぐらだな」

 

「否定できないのが悲しいね。織斑マドカや更識楯無に頼まないと勝てないかもね」

 

「ISに絡むことになると、とことん弱いんだな俺って」

 

「対人戦だって今のところ勝率悪くない?マドカや楯無には勝ててないし、四十院と戦っても負ける確率の方が高いよ」

 

「……冷静に言わなくても。身体能力はある方だと自負してるが、技術がなさすぎるんだよな」

 

「生きてきた環境が環境だからね……でも今まで華月が頑張ってきた、耐え抜いてきたことは、私含めて四十院たちも知ってるから」

 

 と言いながらネヴィは俺の髪を撫でて、違うな変色した箇所を優しく撫で始めた

 中学の虐めを受けていた時代、誰にぶつけることもなく溜め込んでいったストレスにより、十代という若い歳で白髪ができてしまったのだ

 全ての髪が白髪になったわけでなく、所々が白髪に染まってしまった

 放置し続けたが、この学園に来てしばらくしてから神楽に手入れしてもらい、黒髪に白髪のメッシュというカッコよくしてもらった

 

「んん~、色は近いからお揃いってことにできるかな?」

 

「ネヴィは銀髪、俺のは白髪だからな。ネヴィの名前の語源である白銀はできるな」

 

「じゃあ由来はそっちにしよっ!!真っ白な世界からじゃなくて、華月の白髪と私の銀髪を合わせて白銀!!」

 

「ぷっ、ククク……やっぱり子供みたいな性格なんだな、ネヴィって」

 

『(#`皿´)』

 

「テキストウィンドウはしまいなさい」

 

「華月だって昨日、凰鈴音に甘えてたくせに!!」

 

 ぎゃあああああ!!忘れかけてた恥ずかしさを戻しやがったなっ!?

 そりゃ知ってるよな、基本的にネヴィを外してないから今までの行為、昨日の甘えてた光景も見てるよな!?

 すると再びテキストウィンドウを出したかと思うと、俺のプロフィールのようなものがズラッと出てきた。[好きなもの]の箇所にnewと出ており、そこには……

 

[好きなもの]鈴の手料理←new

 

「ぬぉおおおおっ!?恥ずかしいなっ!すぐに消しなさいっ!」

 

「嫌だもんね!子供扱いした仕返しだっ!」

 

「そういうとこが子供だっての!大人しく……」

 

「ここでの主導権はネヴィが握ってんだよ?華月を精神世界に来させるのも、帰らすのも」

 

「……まさか!?」

 

「えへへ……またね!!」

 

 ネヴィが指をパチンッと鳴らすと、急に意識が強制的に手放されるような感覚に陥る。ネヴィめ、言い逃げならぬ言い追い出しで、この件をあやふやにする気だな

 もう言葉には出さないが、やっぱりネヴィって子供っぽいというか、大人になる前に必要なピースを拾えずに大きくなったんだな

 人と接する機会が少なかっただけか、見た目は大人で中身は幼稚なんだな

 

「じゃ……じゃあ……な……」

 

「うん。シャルロット・デュノア、ラウラ・ボーデヴィッヒが明日転校してくるから頑張ってね!!」

 

「今……い……うか……」

 

シャルロット・デュノアがフランスの代表候補生、ラウラ・ボーデヴィッヒがドイツの代表候補生か。デュノア社がフランスだから同じ名の方がフランスなのは……すぐ……に……

ああ、もうダメだ。意識を手放さないといけない何秒前になってきた。こっからどうするかは、起きた時に神楽たちと考えて……行動を……してい……か……

 

「じゃあね華月」

 

ここで俺は意識を手放した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んぁ、ふぁあああぁあっ……言い追い出しされたか」

 

 意識を取り戻すと、ベットに寝転がっていた

 本当にISコアの人格が、俺を精神世界に連れて来たのか……ティナの計画で精神が強靭になったことでのコネクト、なるほど誰でも簡単になせることではないのか

色々と知れたことはあったが、当初の予定通り運動しに行きますか。動きながら考える方が纏まりやすいし、転校してくるシャルロットとラウラについて画策しないとな

 

「シャルロットは会社を潰させ、居場所を与える感じで堕とすという計画を候補にするが、ラウラの方が難しそうだな」

 

 居場所をなくす、俺も味わったことのある経験だからこそわかる

 味わった初めの頃は、精神をまともに保てなくなる。一瞬頭の中が真っ白になって、不意に全てが嫌になるのだ。いくら代表候補生といえどもダメージはデカいだろう

 だがラウラはどうする?

 ドイツ軍のIS配備特殊部隊の隊長、軍人という名に加えドイツの代表候補生という称号つきときた

 相当な精神の持ち主のはず、弱みなど用意しても切り捨てる冷酷さを備えていると、非常に厄介である

 

「まったく、こんな人生を歩むなんて思いもよらなかったろうな。ネヴィが俺を選んでくれてなきゃ、復讐や革命を起こすだなんて考えもしなかった」

 

 湖畔で半ば諦めていたあの日を思い出す

 正直どうにもならないと考え、精神も限界に迫っていたが自分に嘘をつき続け、誤魔化しながら過ごしていた

 あと何年か経っていたら、俺は何を考えどう行動したか予想できないのが恐ろしい

 ネヴィが俺を選ばなければ、俺よりも前に誰かで起動していたら、嘘に疲れた身体を休ませるために人としてやってはいけない行動を選ぶだろう

 

「……やめだやめ!!嫌なことを考えずに思いっきり運動するぞ!!」

 

隠し部屋へと移動し、バスケをしながら今の頭をスッキリさせつつ、今後の方針を俺なりに考え始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ネヴィside~

 

 どこを見渡しても白一色の世界、そんな世界に私はいる。ティナ・ハミルトンのおかげで華月とコンタクトは成功できた

 初対面の時とは違って割と好印象であったけど、私がISコアの人格って信じてくれて嬉しかったな。華月の察しの良さもあったけど、陰と陽を持ち合わせ善の部分に助けられたかな

 もう少しお話していたかったけど、ここでの時間は現実世界と同時進行で進んでいる

 精神世界に来ている時の華月は眠って過ごしているようなもの、本来行う予定だったものを削らなければ会えないという不便な仕様だ

 

「まだまだ話し足りないのになぁ」

 

 結局今回は一番大事な目的、華月に名前をつけてもらうことはできたわけだから満足だけど……

 転校生の件があるから、あれを取りやめようって思えたんだよね

 本当は今回行う予定だった。華月といろんな女性たちが交わる行為、つまりはセックスである

 だけど、ちょっと調べたいことが増えたから時間が欲しいんだよね。華月に伝えてないことだけど、不安要素は教えないでおかないとね

 

「いずれ直面しなきゃならないんだ。いつくるか身構えるより、普段通りにしていてほしいもんね」

 

 私はテキストウィンドウを出す

 出てきた情報はラウラのISに関すること、シュヴァルツェア・レーゲンというラウラのIS情報がどんどん出てくる

 さらにもう一つテキストウィンドウを出し、別の情報に関することを次々と表示させていく

 これら二つの情報は今後役立つこと、さらには華月にも話してない計画進行には必要となる情報で、今回やる予定を狂わした原因でもある

 

「誰がこんなものを用意したのよ。まったく、ちゃんとドイツ軍は整備してほしいものね」

 

Valkyrie Trace System、あってはならないシステムがラウラのISに組み込まれていた




・華月&ネヴィの見た目

・華月
[髪型]黒髪のマッシュウルフ、前髪にストレスによってできた白髪のメッシュがある。割と気に入っている

[目]真っ黒

[ポルトガル語]小学生の頃、バスケのシュート技を考えてた時、カッコいい言葉を調べる中で様々な国の言葉を覚えた

・ネヴィ
[身長]170cm

[体重]No Access

[胸]Dcup

[髪型]銀髪の長髪

[目]水色

[好きなもの]華月、対話

[嫌いなもの]篠ノ之束

[特記事項]打鉄コアの人格

感想・高評価のほどよろしくお願いいたします。


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貴公子が泣いた夜

だいぶ期間が空いてしまい申し訳ありません。

就活や卒論などで時間が作れませんでした。

これからも更新は遅くなると思われます。ご了承ください。


 外出なんてもうどれほどしてないだろう

 朝六時に起床した俺は、窓から入ってくる朝日を寝ぼけながら見てると、外出への気持ちが上がってきてしまっている

 この生活をしてから基本的にはこの部屋、もしくは隠し部屋での生活のためか、欲求は毎日朝日を見るたびに上がってくる

 部屋から出ることはこれまでに何度かあるが、結局それもこの学園内での移動だけだ。外の風や空気、俗に言うシャバの空気というものを体感していない

 もう何週間も外へ出ていない、普段だったら簡単に体感できるのに今はこんなにも難しいだなんて

 

「外へ出たいなんて言ったら、神楽に怒られちゃうな」

 

「意味のない外出に関してはさすがにお説教ですけど、きちんと目的があるのなら何も言いませんよ」

 

「……相槌してないで、どうやって入室したか教えてくれよ神楽」

 

「簡単ですよ。マドカさんがいますから」

 

「うわぁ、この学園のセキュリティってチョロいな」

 

「チョロくないさ、ただ私がそれよりも優れた技術を身に着けてるだけだ」

 

「暇なのか?亡国なんちゃらっていう組織は」

 

 さも当然かのように会話に加わってくる神楽とマドカ。相変わらずマドカの鍵開けで入室し、神楽と一緒に入室してきたようだが、鍵開けが恒例行事となってきたな

 学園長さん、もうちょっとセキュリティの向上をお勧めしますよ。計画を遂行するためにはやってほしくない迷惑な行為だが

 またこうやってこの部屋にこの三人が集まると、大体は面倒ごとが発生したときか、今後の方針を決定するための作戦を立てるような時にしか集まらないのだが

 今回ばかりは、なんで集合したのかがわかる。昨日ネヴィが教えてくれたからだ

 

「私たちがここに来た意味がわかりますか?」

 

「いつものようにイレギュラーが起きたってことでしょ、三人目の男性IS操縦者が転校してきたとか?」

 

「……察しが良すぎて、未来予知ができてきたのか?」

 

「いいや、ネットで得れた情報だよ」

 

「どのようなサイトですか?」

 

「デュノア社のサイトだ。広告塔目当てだからか、やたらとラファール・リヴァイヴを身に着けたシャルル・デュノアがいてな、三人目の男性IS操縦者って看板付きで」

 

「へぇ、ちゃんと華月自身も色々調べてんだな」

 

 ネヴィとの接見の後に独自で調べたことだがな

 転校という情報はネヴィが確かと把握したのなら、俺が調べるべき情報はデュノア社やその娘であるシャルロット・デュノアのことだ。しかし手が早いことに、デュノア社のサイトに飛んだ時には既に改ざんされた後だった

 神楽やマドカにも、ネヴィの存在を伝えるべきか昨日の夜に考えてみたが、ISコアの人格と対面したという事例が調べても見つからなかった。つまりネヴィと接見できたのは、希有な体験なわけだ

 前例のない話で二人を混乱させたりはしない、この情勢が落ち着いてきたら二人や鈴、ティナにも紹介しよう

 

「どれどれ……『三人目の男性IS操縦者シャルル・デュノアが搭乗しているのは、デュノア社のラファール・リヴァイヴ!!倉持技研、経営は不安の色か!!』……週刊誌か?」

 

「ああ、世間にはこうやって飛び交ってるようだな」

 

「倉持技研は、織斑さんの専用機『白式』を開発した企業ですね。この文面から察するに、量産型のラファールを愛用してる男性操縦者のデュノア社の方が良いと書かれてるように見えますね」

 

「倉持技研の白式は量産ではない、織斑一夏のデータ取りのためだけに作られたようなものだ。それに搭乗者があれじゃ、期待できるデータなんて微塵も出ねぇだろうよ」

 

「あの企業は確か、次世代型量産機計画のために『白式』を開発し、織斑さんに手渡したはずです」

 

「ハハハッ!!セシリアにまぐれで勝てた以外、戦績を残せてない織斑に労力、時間に資金や資源を無駄にしただけだなっ!!」

 

「ブリュンヒルデの弟と期待しすぎたな……俺が打鉄を起動して、この学園に普通に通うことになったら、デュノア社に目を付けられるところだったか」

 

 そう考えると、今この状況よりもゾッとする未来しか見えない

 政府の上層部は俺を利用したかっただけ、もし神楽のいる旧華族がIS学園の女性を奴隷にする計画を立てなければ、俺はデュノア社の広告塔としていい様に使われる道具に変わり果てるのか

 ISが全盛期の時代まではそう生かされ、用が済んだらお役御免でポイッと捨てられる。散々使われた後に捨てられるのは、解剖よりも生き地獄になる可能性もなくはないのだ

 

「まぁデュノアは織斑にお熱だから、凰のように事故は起きやしない。転校してしばらくは注目の的だが、奴隷にしやすさでいったらダントツか?」

 

「え?そうなのか?」

 

「デュノアを親から解放。使われ続けられる人生か、普通に生活して快楽に浸かれる人生、天秤にかけたら一目瞭然だろ」

 

「マドカさんの個人的意見ですよ。彼女も代表候補生ですから、そう易々と堕ちるとは……」

 

「だからオルコットみたいな性癖が必須なんだろ?そこは華月の要望と合体させて、どちらも叶えさせればいい」

 

「俺の要望って外出の件か?」

 

「ああ、つまりはデュノアを露出嗜好に開発してやればいい」

 

 露出嗜好って確か、自分自身の裸の姿を他者に晒し出すことで快感を得るやつだよな。外出の件と合体ってマドカは言ってたが、露出を屋内じゃなくて屋外でやるってことか

 だけどそれで快感を得れるようにするって、パブロフの犬みたく開発しろってことか、結構無茶言うなマドカって

 セシリアの被虐嗜好や楯無の肛虐嗜好などは、彼女らがもともとそういった素質を内に秘めていただけで、俺はその素質を呼び覚まして身体を本能のままに従わせただけだ

 まだ奴隷に堕とした中で、俺が性癖を開発させたことなんてないからな

 

「……確かに悪くはありませんね」

 

「神楽も乗り気なんだな。危険が多いですとか言って、却下するんじゃないかと思ってたぞ」

 

「後に生まれるメリットを考えれば、目を閉じますよ」

 

「先々のことを見越してか。でも露出嗜好に開発ってのは、別にしなくてもいいきがするんだがな」

 

「察しは良いが、先の展開の見通しはお子ちゃまだな。そこから発生する面白さがあるってのに」

 

「お子ちゃまで悪かったな。んで、マドカが言う面白さって?」

 

「デュノア社が倒産、社長が最後に見た娘の姿は、死んだはずの二人目の男性操縦者に犯される姿であった……どうよ、アルベール・デュノアの面白い反応が見れそうだろ」

 

 父親のアルベール・デュノアへ、娘が犯される姿を映像で送るのか。娘は父親に見られ興奮、父親は何が起きてるのかわからず茫然する

 マドカはドSだからな、こういった誰か一人を徹底的に追い詰めるのはお得意であり、大好きだからもう今も顔が歪んでるように笑ってるよ

 それと突っ込まなかったけど、シレッとデュノア社を倒産って言ったか?

 さも当然のように言ってさ何をするきなんだか、マドカの組織で会社をそもそも根本から潰すのか、経営の流れを止めたり、デュノア社を運営するアルベール・デュノアを逮捕……逮捕?

 

「社長を逮捕する気か?」

 

「なんで察しの良さは、お子ちゃまじゃなくて大人なんだ?」

 

「うっせ、その返答から逮捕なんだな?」

 

「皇さん、大塚さん、江口さんは覚えてますか?」

 

「政府の上層部連中だろ。俺に薬を注射して、今のご時世をひっくり返す願いを抱く小物」

 

「覚えてますか。確かに小物ではありますけど、男性の方々を圧力かけて動かせる力はあります」

 

「警察の実働的な役割は、男の仕事になっている。あの上の連中が、アルベール・デュノアを逮捕しろと圧力をかければ、すぐさま逮捕にGOへと移るわけだわけだ」

 

 あの小物たち、男の社会ではかなりの権力者だな考えたら

 逮捕される理由がなかろうが、圧力をかけて逮捕させろと警察上層部にかければ、アルベール・デュノアは逮捕されて会社を倒産に追い込む

 さらに犯された映像を見たと叫んでも、シャルロット・デュノアは自ら過去を抹消させたんだ話は通じない

 会社か自分か誰かのメリットのために行ったその行為も、こちらからしたら願ってもないありがたさだ

 娘の犯される姿を見て計画の誤算、父親として助けられない不甲斐なさ……いや、父親なんて化けの皮が剥がれたら子を何とも思わないんだ。俺の親だって酒一つで狂い、暴行的になったんだから

 

「まだ精神は不安定か?一瞬怖い顔をしてたぞ」

 

「……いや、大丈夫だ。とりあえず、デュノアを露出嗜好に開発すればいいんだろ?」

 

「深くは首は突っ込まないが、嫌な過去を忘れるには鈍感さも必要だ。最悪な道を選ばずに済むはずだからな」

 

「……ああ。じゃあこれからやることはわかったけど、もう他にイレギュラーはないよな?」

 

「ありますけど。ドイツの代表候補生ラウラ・ボーデヴィッヒさんは、織斑千冬さんを信仰してる傾向があるそうなので、壁にはならないでしょう」

 

「壁にはならんが、堕とせるのなら堕としたいな。代表候補生の看板は、いくらあっても困らないしな」

 

「じゃあそのラウラってのは、今はスルーしていていいってことか」

 

 ドイツの代表候補生と聞いた時は身構えたが、今までの経験上で代表候補生が話に出てくると、トラブルごとに巻き込まれるからな

 警戒をしていたが、ブリュンヒルデにしか眼中になさそうな人物となんとなく察せれたが、後回しにしていい相手なのか

 だがまぁ、鈴のような例がある。ブリュンヒルデにお熱だとしても、同じクラスメイトの大半以上が奴隷になっている

 俺との繋がりを察したら、さすがに軍の隊長さんなら確認せざるを得ないだろ。対人戦となったら、また勝ち目のない戦いだな

 

「じゃあ私は組織に戻る。必要になったら連絡いれな、監視カメラで何かわかったら知らせる」

 

「ありがとうございますマドカさん。またご連絡いたします」

 

「いつもありがとなマドカ。持ちつ持たれつのはずなのに、マドカに頼りっぱなしで」

 

「構わねぇよ、またセックスしてくれんならな」

 

「ははっ、もう真正面から言ってくるか」

 

「それじゃまたこの三人で、3Pとしゃれこもうじゃないか」

 

「ちょ、ちょっとマドカさん!?何を勝手な取り決めを!?」

 

 神楽が顔を真っ赤にしてマドカに詰め寄ろうとしたが、マドカは既に光学迷彩のマントを羽織り、気配を絶って煙のように消えていた。

 消える前の顔を見たが、めちゃくちゃいい笑顔だったなぁ。大人が子供の仕掛けた悪戯にハマって、その様子を見る子供のような無邪気な笑みだったな

 しかしこの空気はどうしてくれるよマドカ。もう神楽とは気が知れた仲間というか、相棒というかまだ一線を超えただけで、深い場所で繋がってる間柄ではないんだよな

 こんな繋がりは俺も初めてだから、気まずくなると本当に何も言えなくなる

 

「……か、神楽?俺は嬉しいからな」

 

「ッ!?……か、帰ります!」

 

「あっ、おい!」

 

「もし何か、デュノアさんの件で不都合なことが起きましたら、また来ますから!」

 

「お、おう」

 

「おやすみなさい!」

 

「……怒涛の勢いで帰ってた」

 

 やっぱり神楽も年相応の女性だな

 上級階級の華族としての気品の良さ、今回の計画を冷酷に実行できる精神を兼ね備えていて、どこか同年代と思えぬオーラを出してたが、先ほどの日常などで見せる反応などは近しい雰囲気で安心できた

 にしても、想定外な事件によって不都合なことが生じたら来ると言ったが、起きるとしたらシャルロット・デュノアの男装がバレる時だな

 となると、必然的にそれを知ってしまう可能性があるのは、同室になる予定の織斑一夏の行動次第か

 

「……神様よぉ、もうちょっと俺の天運を上昇させてくれ」

 

 上を向きながら、全ての結末を知ってそうな神への文句を吐き捨てた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁっ、あむぅっ♡口の中、ビクビクしてっ……♡オチンポ大きくなってぇっ、んんぅっ♡はぷぅっ、ちゅぶっ♡れろぉっ……!」

 

「この数十分でもう上達か」

 

「あたしのご奉仕で、楽しんでくださぁいっ♡んんぅっ、ずずずずずっ!じゅるるるっ!ずぞっ!んじゅううぅぅっ……!」

 

「んっ!?バキュームによるフェラか」

 

「んんぅっ、ずるるるっ!オチンポッ、思いっきり吸って気持ちよくしますぅ♡んぶぅっ……!じゅるっ、んぞぞぞぞっ!」

 

「なかなか気持ちがいいな、これは」

 

「んぶぅっ!じゅるるるっ、ずずずずっ……!感じてもらえるのっ、わかりますぅっ♡オチンポ、口の中で暴れてるぅっ♡」

 

 シャルロット・デュノア、ラウラ・ボーデヴィッヒが、IS学園に転校してきてから幾日が過ぎたある日

 現在、計画の方針として神楽たちのクラスは、要注意人物以外は堕とせたので、隣の鈴たちが所属する二組の女性たちを堕としにかかっている

 二組には、一組のような要注意人物がいないので、スムーズに進んでいる

 現に俺の前で跪いてチンポを咥え込み、下品な音が派手にたつぐらい思いっきり吸い上げている女性も、数十分前までは抵抗していたが、今じゃひょっとこのような無様な顔をさらしている

 

「これがあの麗しき女性の姿か、私もフェラしてたらあんな醜い顔になんのかね?」

 

「ティナは可愛いままだと思うけど」

 

「あんがと……だけど、とてもじゃないが他人に見せれん顔してるぞこれ」

 

「ご主人様を気持ちよくさせるためですからっ!オチンポ吸うのやめませんっ♡もっとしますぅっ♡んじゅるるっ!ずぞっ、ずずずずずっ!」

 

「忠誠心がようやく奴隷の域に到達か。さすがにフェラだけで奴隷にするには、中出しよりも数が必要なようだな」

 

「のようだな……っと、さすがに限界も近いな」

 

「じゅぶるるっ、んぼっ!じゅぼっ、ずずずずっ!いっぱいだしてくださぁいっ♡あんっ♡気持ちよくしますっ、からぁっ!あぷぅ、むぶっ!」

 

 俺のためなら恥ずかしい顔になることも厭わす、女性は息継ぎをしつつチンポを思いっきり吸い上げ、痛烈なまでの快感を間断なく与えてくる

 強烈な吸引を休むことなく行いつつ顔を前後に動かし、窄めた唇でチンポを力強くしごき始めた。チンポから中身が搾り尽くされてしまいそうな、怒濤のごとく迫ってくる刺激に、俺は身を委ねて射精の解放まで待つ

 すると、だだ漏れとなったカウパー腺液を、女性は心底嬉しそうに喉を鳴らして飲み下し、無様な顔のままうっとりと喜悦に蕩けていく

 

「ふあぁっ、あふぅっ♡んじゅずずずっ……!濃いおつゆ、いっぱい溢れてくるぅっ♡んくっ♡はぶっ、むじゅるっ!ぐぼっ、ずぞぞぞぞっ!」

 

「そろそろ射精してやる!」

 

「はぶぅっ、じゅぶっ!ありがとうございますぅ♡ザーメン飲ませてもらえるなんてっ、あぶぅっ!んじゅるる!ずぞぞっ、最高のご褒美ですぅっ♡」

 

「また口の中に出すからな!全部受け止めろよ!」

 

「ご主人様っ、くださいぃっ♡じゅぶっ、ずずずっ!んぼっ!ぐぶっ、あたしの口の中にぃっ♡ザーメンいっぱいっ、注いでくださぁいっ♡」

 

「しっかり口で受け止めろっ!」

 

びゅるうぅぅぅっ!どびゅびゅっ!

 

「んむぅうううぅぅううぅぅっ♡」

 

 熱烈な吸引としごきで肉悦が限界を振り切り、溜まり溜まった劣情が女性の口内へ、容赦なくぶちまけられていった

 俺を絶頂に達しさせた喜びと精を受け止める官能に、女性も同じくアクメへと飛ばされ、チンポを咥えたままビクビクと全身を弾ませる

 汚濁が口いっぱいに満たされていく淫悦に、女性は絶頂を重ねてどんどん高揚していき、さらに射精を求めて顔を振ってチンポをしごき続ける

 可愛らしかった顔を下品に変貌させていることに、俺は加虐精神を芽生えさせつつ、女性の口膣へ繰り返し精液を流し込む

 

「むぷぅっ、ううぅんっ!はぶぅっ♡ふぷぅっ♡ザーメン出てるぅっ♡んんっ、ごくっ♡んぱぁっ!ありがとうっ、ございますぅっ♡」

 

「飲んでイケるか、とことん淫乱に堕ちたな」

 

「ひむぅううぅんっ♡んんっ、ごくっ!むぷぅっ♡イクぅっ♡ザーメンでイッてますぅっ♡んぱぁっ、あぶぅっ!すっごく気持ちいいのぉっ♡」

 

「頬がパンパンになって、さらに無様になったな」

 

「またぁっ♡あぷぅっ、んんううぅっ!むぶぅっ♡んんっ、またザーメン飛び込んできますぅっ♡はぷぅっ♡んくっ、ふあぁ♡またイクぅっ♡」

 

「これでひとまず一段落だ!」

 

ぶびゅびゅっ!びゅぐぐぐっ!

 

「はぷぅうううぅぅううぅんっ♡」

 

 今出せる分を全て放ちきる頃には、女性も絶頂から抜けて余韻に浸っていた

 精液が溜まった頬は見事なまでに膨れきっており、女性は口内を満たす生臭い味わいに恍惚としながら、身体をビクビクと震わせている

 そして、何も指示は出してないが喉を鳴らし始め、溜め込んだ精液をとても幸せそうに飲み下していく

 お掃除フェラを始めると、女性はチンポを熱烈に吸い立て始め、尿道に残った精を搾りにかかる。そのうち、尿道の中で粘液が流動する感覚が薄まり、一滴残らず吸い出された

 

「んんぅっ……!ずぞぞっ!じゅるるるっ!んんぅっ、ずずずっ!ぢゅぢゅぢゅっ!」

 

「お疲れ様、これで新たな奴隷が三人増えたな」

 

「それぞれ違う箇所を責めて堕としたが、いい目安になれたのか?」

 

「いい目安でしょ。マンコなら二回の射精、アナルなら三回の射精、それでそこの女にやった口内なら八回の射精で終わる目安だね」

 

「まぁ性感帯にもよるが、やっぱり膣にやった方がいいわけか」

 

「生徒会長さんが肛虐好きなのは、確かに意外だったわね」

 

「判断がなかなか難しいがな」

 

 今回ティナが連れて来た二組に所属している三人の女性は、代表候補生以外の女性たちをどこの穴で、何回射精すれば堕ちるかの目安として堕とされた

 いきつくゴールが学園全体の女性を奴隷に堕とす、ならば代表候補生より数の多い一般女性が堕ちる目安を知りたいのだ

 にしても全学年の人数を合わせると、何百人といる女性を堕とすとすると、最低でも膣内への射精を百を超える

 百をも超える射精をしないといけないのか、どれだけ体力付けないといけないのやら、いつかは一日で五十人ほど堕とさねばならんな

 

「………ん?」

 

「どうしたの華月?」

 

「クローゼットの開く音が、誰かがここに来る」

 

「マドカ……いや音もなくやって来るか、マドカなら」

 

「だとすると、起きてほしくない出来事が起きたか」

 

「不測の出来事ってこと?」

 

「ええ、本当に不測の出来事が起きました」

 

 階段を降りてやって来たのは、パートナーの神楽であった

 数日前に言っていた不測の出来事が起きると、マドカから神楽へ情報が渡り、そこから俺へ情報が流れてくるシステムだ。計画に不測の出来事のみは、この順番で情報が行き渡り対策を練る

 今回の場合だと、シャルロット・デュノアに対する不測の出来事だ。まさかだと思うが、織斑一夏に男装がバレたのか?

 ネヴィが言ってたが、織斑一夏はデリカシーがないようなので、何かしらの行動でシャルロット・デュノアが女性とバレたか?

 

「シャルロット・デュノアの件か?」

 

「ええ、このような報告はない方がよかったですが」

 

「ちょっと待って。シャルロット・デュノアってシャルル・デュノアのこと?」

 

「ああ、偽名での入学。そして性別の偽り」

 

「……へぇ~、なかなかに面白い玩具が転校してきたんだね。代表候補生でしょ、転校生ってさ」

 

「ティナさん。すみませんがあなたは、二組の支配へ注力してください」

 

「……釘を刺されちゃった。わかりやすい脅しの材料を持つ女の虐めが、楽しくて仕方がないのに。まぁそうだね、とっとと支配しておくよ」

 

 ティナは三日月のように弧を描いた笑みを浮かべると、今回堕とした三人の女性の後処理を始めた。神楽は先ほどの返答を信じると、俺を手招きし階段へ上がる仕草を取る

 この場所では言えない内容……それはないな、信頼できるティナにほぼ意識を手放している三人、隠し部屋で言っても構わなさそうだが

 じゃあなんだ?上の部屋でないとできないものか?

 場所を指定したい場合、警察などが行う事件の再現などだろう。でも不測の出来事で再現が必要はないよな、さすがに情報が少なさすぎるから考察も何もできないな

 

「……ここです」

 

「ここって洗面所だよな?」

 

「いいですか華月さん、私を今から男性と認識してください。そして今から風呂場に私がいるので、ある指示を飛ばしますのでそれに対応してください」

 

「ど、どういうことだ?男性として扱えってなんだ?」

 

「ではいきますよ……よーい、アクションです!」

 

「えぇ、強制的すぎないか?」

 

「……すみません華月さん。シャンプーがもう空なので、替えを持ってきてくれませんか?」

 

 何を言ってるかわかってないのに、監督神楽の劇が始まったと思ったらすぐに指示が飛んできた

 シャンプーの替えを持ってきてくれ、まぁ本当に持ってくる必要はないだろう。この場で求められるのは、この指示に対して俺がどう対応するかだが

 神楽を男性として対応しないといけないわけだが、シャンプーの替えを持ってきても風呂場に入らず扉の前に置いてくれってことだろう

 だが別に同性も異性でも、風呂場に入って手渡しはしない。いくらなんでもデリカシーは守る……デリカシー?

 

「おいまさか、風呂場でバレたのか男装!?」

 

「……ええ、織斑さんのデリカシーの無さで風呂場への突撃、それによってバレました」

 

「なんで風呂場に突撃すんだよ。同性でも異性でも、突撃なんかしちゃいけないだろ」

 

「ですよね。男性はそういった境界線がないのではと思いまして、華月さんでしたらどのような対応されるのか確かめたくなりまして」

 

「織斑一夏がおかしいんだよ……それよりも男装がバレたなら、学園に報告するんじゃ」

 

「お姉さんの千冬さんに迷惑をかけたくないのか、織斑さんは報告しないそうですよ。この校則を利用し、なんとか解決策を考えるようです」

 

「校則ってなんだ?」

 

 神楽が校則が記載された手帳を見せてきた

 

『学園特記事項21:本学園における生徒はその在学中においてありとあらゆる国家、組織、団体に帰属しない。本人の同意が無い場合、それらの外的介入は原則として許可されないものとする』

 

 えーっと、ちょっと校則の意味を理解しようとしたが、すぐにシャルロット・デュノアは対象外であると理解できた

 学園に転入する前から、デュノア社に帰属してるシャルロット・デュノアはこの校則では守れない。専用機の名目で呼び出せばそれでジ・エンドだ

 

「これでなんとかできると織斑は思ってるのか?」

 

「マドカさんの話ではそのようです。わかってますよ仰りたいことは、初めてこの校則を見てシャルロットさんは対象外と華月さんはわかりました。ですが、前から校則を知っている織斑さんが理解できてないと」

 

「デリカシーが無くて、読解能力も皆無ときたか……ちょっと待て、なんであいつモテてるんだ?」

 

「私に聞かないでください。私は織斑さんに恋心を抱いていませんから」

 

「だよなぁ。まぁそれは置いといて、シャルロット・デュノアの男装がバレたのは事実なわけだ。織斑は守ると言ってるが守れないし、シャルロット・デュノアは男装がバレた焦りで強行する可能性もあるわけか」

 

「ですので、先日議題に上がったシャルロットさんを堕とす計画。露出嗜好に開発を本日の夜、決行いたしますので心の準備を」

 

「今日!?」

 

 あの男のせいで計画を早める羽目になるとは、鈴の時も俺が鍵をかけてないのが原因でもあったが、そもそもの発端はあいつが告白と理解できてなかったからだ

 計画とは違うが簪にも迷惑をかけ、俺にも迷惑をかけるとは、いつか対面したら顔面を十発は殴りたい

 前倒しは構わないが、どうやって開発をするのかは検討もつかない。だが行うなら、とりあえず屋外での調教をメインにし、その行為を誰かに見せるもしくは、見られてるかもしれないと思わせる必要があるのか

 

「マドカさんから迷彩ローブをお借りしました。一組でお使いになられた華月さんならわかりますが、割と大きいのですのねこのローブ」

 

「……なるほど、これでシャルロットと一緒に隠れて周りからは見られないが、シャルロットからすれば見られる状態になるのか」

 

「見られる状態と言いますが、万が一のことも考えて既に大多数を奴隷にしている一組でその状態は作ります」

 

「まぁそれはそうだ。でも今夜はどうするんだ?もう就寝時間に近づいてるんだろ?」

 

「ですからまずは、屋外での調教を行ってください。屋上の鍵は、楯無さんが開けてくれてます。シャルロットさんは手紙で呼び出しますので、このローブを着て屋上に向かってください」

 

「わかった。ならもう屋上に向かった方がいいか?」

 

「そうですね。既に手紙は送りましたので、深夜の時間帯にはシャルロットさんが来るはずです。お気を付けて華月さん」

 

 神楽から渡されたローブを身に纏い、姿を景色と同化させる

 久々の屋外へ出る気持ちが昂ってしまい、速足で部屋を出て屋上に向かうであろう階段を探す。しかし、本当に外に出れるなんて思ってもいなかった。あの部屋でしか基本的に計画を実行できないため、夢物語と思ってたからだ

 シャルロットを露出嗜好に開発の目的もあるが、外の空気に何ヶ月ぶりに感じれる喜びを抑えれず笑みがこぼれる

 人に見られるかもしれないドキドキに興奮するのなら、屋外のどこでも開発には適している。つまりもう少し遠い場所に行けたりも

 

(いや、わがまま言うのはいけないな。外に出れるだけでもありがたい、今は結果を出すことが最優先)

 

 子どものような感情を抑え、屋上へと向かって行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……夜風、気持ちがいいなぁ」

 

 屋上に到着し数分が経った

 到着して間もなくは、フェンスによじ登って風を浴びたり、雲一つない空に浮かんでる三日月を見て笑顔になったり、色々とはっちゃけた

 その反動からか、今は冷静を取り戻し屋上にある貯水タンクに登り身を隠す。シャルロットが屋上に到着して、いきなり俺を見たら逃げ出すため隠れる必要がある

 獲物のシャルロットがやって来たら、まずは屋上の唯一出入口のドアの封鎖、それから屋外で感じるように調教することが様々ある

 

「ここでココアでも飲んで癒され……階段を上ってくる音、やっと来たか」

 

「し、四十院さん。言われた通り来たけど」

 

(警戒してるな。まぁ、男装がバレたその日に神楽からの手紙、警戒して当然か)

 

「……誰もいない?」

 

(ドアから離れた!作戦開始だっ!)

 

「四十院さーんっ!……来るのが早かったのかな?」

 

「いいや、予定通りのご到着だ」

 

 貯水タンクから飛び降りドアの前に着地し、シャルロットが立ち去らぬように逃げ場を無くす

 学園内に逃げられたらその時点でもう詰みだ。例え躍起になって襲い掛かって来ても、このドアだけは突破されてはいけない

 だから屋外で今することは、シャルロットの調教もそうだが反抗しないようにすること。誤算が生まれてほしいと願うなら、反抗しないよう会話を行ってシャルロットが俺に従順になれば嬉しい誤算

 でも代表候補生の精神力は、この目で何回も見てきたから、上手くいくかは10%ないくらいか

 

「き、君はっ!米原華月くんっ!?」

 

「有名人になったもんだな俺も。知らないとこで知名度が上がってる」

 

「で、でも君は解剖されたんじゃ」

 

「の予定だったんだけど、裏の世界の住人である更識家に助けてもらってね。適性値をこの学園で伸ばせれるか、今年度入学してきた学生と同じ期間の三年間で、適性値が上がらなかったら解剖って条件付きで」

 

「生徒会長が、君を助けた?」

 

「学園のある場所で俺はひっそり暮らし、適性値を上げるために訓練している。俺の存在を知ってるのは、学園長と生徒会長……それとシャルル・デュノア、君だけだ」

 

「な、なんで僕に正体を見せたの?もし僕が誰かに喋ったりしたら」

 

 まぁ当然そこを怪しむよな

 織斑一夏に正体がバレたことも前後して、そういったことには敏感になっている。俺がシャルロットに正体を見せた、見られたわけでなく自ら明かした行動に理解ができていないのだろう

 それに警戒はまだしてるようだが、俺がシャルル・デュノアと言ってわずかに安堵の表情を見せた

 ここには正体がバレたと思って来て、死んだはずの男が現れてさらに混乱したが、正体はバレてないと一縷の希望を掴めただけにホッとしたんだな

 

「いいや、誰かに喋ったりはできない」

 

「ど、どうして言い切れるの?」

 

「現状、窮地立たされてるのはお前の方だぜ、シャルロット・デュノア」

 

「ッ!?」

 

「誤魔化したりすんなよ。時間の無駄だからな」

 

「………」

 

「そんな青ざめた顔をするな。自ら望んでかは知らないが、もう似たような状況は味わったろ?」

 

 この言葉でシャルロットは、さらに驚愕の表情を見せた

 織斑一夏は誰にも言わないと言ったが、生徒会長に話してその伝手を俺が受け取ったのかと勘ぐるはずだ。守ってくれるはずの織斑一夏への一縷の希望は俺が潰し、その希望の矛先を俺へと変えてくれればいい

 屋外での調教だ。シャルロットは会社からも駒のように扱われ、心が荒んでいる可能性もなくはない

 もし屋外での調教中に、男装の件をバラしても良い玉砕覚悟で悲鳴を上げられたら、奴隷へと堕としてない女性たちが助けに向かう

 面倒な展開になるのは容易に想像できる。だから、できるだけ反抗しないような好待遇を用意して、調教には素直に応じてくれないとな

 

「織斑一夏が言っていた、学園特記事項21を聞いてどう思った?シャルロットを十分保護できる校則と思えるか?」

 

「……延命ってだけで、保護は無理だと思う」

 

「素直に答えるその姿勢、どうやらその場しのぎな提案ってのはわかってたのか」

 

「でも僕にはもうそれにしか縋れない……君にわかる、僕の気持ちが?」

 

「縋れるものが一つしかないからだろ?俺がこうしてシャルロットの前に出たのは、縋れる選択肢を増やしにきたからだ」

 

「……え?」

 

「俺は与えるだけだ。選ぶのはシャルロット自身だが、うじうじと考えて決めるのは許さないから……これを使おう」

 

 俺はポケットに手を突っ込むと、神楽に用意してもらったコインを取り出す。表面には剣の記号が、裏面には盾の記号のあるコインだ

 シャルロットがどの選択肢を選ぶか、その運命を決める時間をこのコインで決めるために、神楽に用意してもらった

 取り出したコインをシャルロットは、ジッと見つめている。大方、どうやって選択肢を選ぶ権利をコインで行うか考えているのだろう

 コインを使った選び方にはコイントスという方法があるが、50:50の確率を委ねるなんて馬鹿な考えは俺にはない

 

「今から俺がコインを指で弾く、弾いたコインが俺の手の甲に落ちきる前に選べ」

 

「ちょ、ちょっと待ってよ!そもそも何を選ぶのか僕は……」

 

「一つ、織斑一夏が何か解決策を見つけるまで男装を続ける。二つ、俺に服従する。服従を選べば、俺を亡霊と世間に広めた協力者たちの力で、デュノア社を倒産させる」

 

「なっ!?」

 

「服従ってのはさすがにわかるな?コインが落ちきる前に二つ目を選んだ瞬間、シャルロットは俺の命令を反抗せずに聞くんだ」

 

「そ、そんな道、選ぶわけが……」

 

「じゃあ不安に駆られる一つ目か?まぁ見積もって成功確率は5%だろ一つ目は、二つ目を選べば詳細を教えるが、一応90%以上の確率……だッ!!」

 

 ざっくりとした説明で疑問を抱いている中、俺はコインを指で弾いた

 このコインが、落ちきるまでという制限時間だ。最初に生まれた縋れる希望は、淡いものということは重々承知している。だからこそ、急に生まれた希望を選ぼうかと心の中で葛藤が生まれる。俺が政府の上層部にされたような状況だ

 だが重要な点であるデュノア社の倒産、生徒会長と繋がり、これらを知らせれば、俺が倒産を本当に言葉だけじゃないことが知れただろう

 ただまぁ、親に駒として利用された後に俺に服従しなきゃならないといけないのは、嫌かもしれないがな

 

「まっ、待ってよ急にそんなっ!?」

 

「………」

 

「ねぇ!ちょっと!!」

 

「……もう落ちてくるぞ」

 

「ッ!?」

 

「お前は賢いと思ったが、残念だよ」

 

「ほ、本当に助けてくれるの?」

 

 ぼそぼそと弱々しい声で確認をしてくる

 俺は返事をせずに無言で頷く。だってもうコインが最高到達点にまで達して、弾いた力が失われていき俺の手元に落ちてきているから、手の甲にきちんと落としたいからそっちに集中させてほしい

 シャルロットが決断するまで残された時間が、おおよそ残り五秒といったところで泣き声が聞こえた。シャルロットが膝から崩れ落ちそうになっていた

 だが俺の服を掴んで膝だけ地面に付きそして、小さな声でこう言った

 

「助けてください」

 

「………」

 

「僕を……助けてください」

 

「……了解」

 

「……君にちゃんと服従すれば、そうすれば助けてくれるの?」

 

「今この瞬間からな」

 

「え?」

 

 言った。頭の賢い代表候補生でホッとした

 それと今回に関しては、織斑一夏にも微小な礼を申し上げておこう。織斑の頭はお気楽なため、先延ばしにすればそれまでにどうにかなるという楽観的な選択を選んだおかげで、俺が提示する条件がより輝いていただろう

 俺はここで、シャルロットを信頼させるために行動を開始する

 手の甲でコインを受け止め、コインをポケットに入れ、そして同じポケットに入ってた携帯を取り出す。すでにかける電話番号を表示しており、起動させしてしまえば後はワンクリックで相手に連絡を取れる

 

『もしもし、ごしゅ……華月くん何か用かしら』

 

「生徒会長さん、シャルロットの保護の方を頼めますか?」

 

『デュノア社が倒産後、更識家当主である私が、責任を持ってシャルロットちゃんを保護するわよ』

 

「……聞こえたかシャルロット?直接お礼でも言いな」

 

「せ、生徒会長……ほ、本当に僕を助けてくれるんですか?」

 

『もちろん!華月くんにお願いされちゃ、お姉さんも頑張って更識家として生まれたことになっているシャルロットちゃんの戸籍、そしてシャルロット・デュノアやシャルル・デュノアの登録された戸籍の改ざんも完璧よ』

 

「っ!?」

 

 テレビ電話越しに楯無が、シャルロット・デュノアが更識家で生まれた体で作られた戸籍を見せる

 そこには『シャルロット・サラシキ』とまったく別の名前、まったく違う人物として国に登録されている状態になっていた

 最初にどうやって信頼を得られるか、そう考えたときに真っ先に浮かんだのが、倒産後に普通の女の子として生活できる保障を提示することであった

 となれば、誰かの養子になったりするのが浮かんだが、もう既に戸籍さえ作ってしまえば、デュノア社の社長はもうIS学園に関与できない

 

(更識家の力ってのは、マドカが言っていた。裏の世界では結構な幅を利かせられると)

 

『……ってことで、もうシャルロットちゃんを脅かす社長さんが経営してる会社は、華月くんを解剖から助け出した別の企業が倒産に追い込むから安心してね』

 

「色々と迷惑をかけました生徒会長」

 

『気にしなくていいわよ華月くん……でも、ご褒美にこの前みたいなのお願いね♡』

 

「ええ、簪も呼んでまた行いましょう」

 

『それじゃ、後はよろしくね』

 

「……服従って言ったが、デュノア社の倒産後は基本的に普段通り生活してくれ。今日までできなかった女の子としての生活を……うおッ!?」

 

 言いたいことを言い切る前に、シャルロットからの飛びつきが起きた

 崩れ落ちていた体勢から飛び上がり、胸元に頭突きをくらわして俺を押し倒した。鈴が部屋を間違えて入って来たあの時と、似たような経験を現在体感している

 普通の思考だと服従なんて嫌なはずなのに、親から解放されることを知った歓喜からか涙まで流している

 どんどん俺の胸元が湿っていくが、無理に引き離すのもよくないし泣き止むまで胸を貸していた

 

「……落ち着いたか?」

 

「……うん」

 

「もう俺が提示した選択肢を選んだことで、服従するってことに関して文句はねぇ……いや、文句はあるかもしれないが、従ってもらう」

 

「……うん」

 

「ちなみにどんな内容を言うか予想できるか?」

 

「……いやらしいこと」

 

「賢いと想定できちゃうよなぁ」

 

 ようやく泣き止んでくれたシャルロットの頭を撫でながら、提示した選択肢の意味を完全に理解していることを確認した

 それでも父親の駒からの解放、俺への服従、天秤にかけても服従した方が嫌なイメージがありそうだが、もう父親の元……というよりも親の元に帰りたくないんだろう

 帰りたくないという点に関しては、残念なことに共感できちまう俺がいる。両親のどちらにも愛情ってのを注がれなかったから、不遇な生き方であることは理解できる

 鈴から与えられた愛情で、すっかり心が弱々しくなったけど、シャルロットも愛情が欲しいかな?

 

「まぁ嫌な気持ちになってるのはわかる。だから、それを払拭できるほどの快楽を教え込む」

 

「………」

 

「今回は口約束だけじゃない、本当に俺はシャルロットを救うことを教えたかっただけだからな。本番は行わないよ」

 

「口約束……君は本当に僕を……」

 

「行動で示した方が、信頼は得られるからな……てなわけで、払拭できる快楽も行動で教えないとな」

 

「え?……はぷっ……!?」

 

 腕の中で身じろぐ、小さくてほっそりとした身体。口に触れる繊細な唇の感触。俺はシャルロットをしっかり両腕に抱いて、唇を重ねていた

 一度唇を離すとシャルロットは、はふぅと恥ずかしげに息をついた。細い手が、戸惑ったように身体の横を彷徨う

 無理矢理ここで犯す手もあった。最終的な到達点は、屋外での行為で感じること、人前で犯されることに感じること、これらが目標である

 先ほどの戸籍で得れたであろう、織斑とは違う口約束でない証。築かれたであろう信頼、これを崩さぬよう徐々に責めていこう

 

「あ、あの……華月、くん……」

 

「シャルロット、今までよく耐えてきたな。今だけは、何もかも忘れて委ねてみな」

 

「んぁあ……んッ、あンッ、だめぇ、華月くんぅ……チュッ、んちゅぅ……」

 

「いつか織斑に見せつけてやろうかな」

 

「ンッちゅ……そんなぁ、華月……くぅん、ダメだよぉ、そんな……ンふンッ、一夏の前で、キス……なんてぇ、ちゅむ……」

 

「じゃあ織斑以外に見せつけるか?」

 

「ふぁッ……あぁッ……んっ、ちゅっ……恥ずかしくて、無理ぃ……んちゅッ……んっ、ふぅんん……ンッんん♡」

 

 甘く囁きながら、俺はシャルロットの可憐な唇に、ついばむような口付けを繰り返した

 徐々に目をうっとり蕩けさせ、軽く吸いつくように反応を繰り返してくるシャルロット。当然ではあるが、人前でのこういった行為は本人はNGのようだが、そっちから求めるようにならないとな

 今後のことを考えつつ、柔らかくてそして瑞々しい弾力のある唇を甘噛みしつつ、さらに深くキスを続行する

 困ったような表情を時折見せるも、甘く蕩けるような口付けの心地にすっかり酔いしれ、悩ましく吐息をもらして唇を押しつけてくる

 

「んはぁあ……んちゅっ、ちゅうぅ……♡華月っ、くぅん……♡」

 

「もうそんな気になっちゃったか?」

 

「んん……君が、本当に僕をっ!んっむっ……ちゅッ……♡本気でぇ、助けてくれてぇッ……♡」

 

「もうそんな暗い過去へ戻る必要はない。嫌な記憶は蓋をして見なきゃいい、それでも思い返すならもっと俺が与える愛情で、溺れさせてやるからな」

 

「ちゅ……♡んっ……はぁ……♡んっ、チュ、んふぅ……ん、ンッ……♡」

 

「……急に情熱的だな」

 

 今度はシャルロットも積極的になって、強く唇を押し付けてきて、お互いに口を貪り合う

 顔をひねりながら唇を擦り合わせたり、軽くしたを伸ばして、互いにつつき合うように舐め回す。そうして、たっぷりとキスを続けて、俺は一息ついて、そっと唇を離した

 長い睫毛を震わせつつ、シャルロットもほころんだ唇からハフゥと昂った息をつく。俺をじっと見つめる、しっとり潤んだ大きな瞳

 今さらだが、よくこの姿で男と名乗らせたな。貴公子のような面影はどこにもなく、ご褒美を欲する飼い犬のような目だ

 

「だけど……一旦ここまでだ」

 

「……もう終わり?」

 

「心の整理とか、シャルロットにも色々とあるだろ?」

 

「うん……ちょっとは」

 

「まぁコンタクトはすぐに取る。次はちょっとばかし、恥ずかしい思いをしてもらうけどな」

 

「それって、さっき言ってた一夏の前で僕を犯すってやつ?」

 

「あんな偽善者に、シャルロットの裸体なんぞ見せないよ」

 

 誰が好んであんなやつに見せるんだよ。計画のためにデュノア社の社長には見せるが、何も関わりのない織斑に見せるわけがない

 それと新たな誤算が一つ。意外にもシャルロットが犯されることに関し、大きな抵抗を見せてないことだ

 一応、屋外での口付けによる反応は良好だった

 誰かに見せつけるかと言った時からだもんな、情熱的になり始めたきっかけはおそらくそこだ。恥じらいが起こる屋外での行為、初めての体験かはわからないが、悦が恥を上回ったようだな

 

「偽善者……そうかもね」

 

「なんとかなると思ってるだけなんだよ。疑うことも覚えないと、俺みたいな輩に酷いことされるぞ」

 

「助けてくれるんでしょ?」

 

「……そりゃあ、まぁな。織斑みたいな偽善者になりたくないからな」

 

「ふふっ、それだけで僕はもう充分だよ」

 

「いずれ犯されるってのはわかってんだろ?」

 

「うん。コイントスの時は嫌だったけど、戸籍とか生徒会長、行動で示されたら、偽善じゃないってわかっちゃったら、もう何も言えないよ」

 

 躍起になって言ってるわけじゃないようだな。嫌々な選択肢を選んで生きる道に光があると知れば、まぁこれは仕方がないかって思うか

 俺もこの学園にやって来るまでに、政府の連中から薬を刺された時は絶望したが、中学よりはまだマシな生活だから文句ねぇしな

 信頼を得られたのは間違いないよだが、これが演技だとしたら名女優だなと賛美するしかない

 シャルロットは神楽たちと同じ一組だ。何かしらの不審な動きがあれば抑制はしてくれるが、境遇が境遇なだけに個人的には信頼しているけどな

 

「……そっか。織斑の二の舞にならないように努力するよ」

 

「改めてもう一度伝えさせて。僕を助けてくれてありがとう王子様♡」

 

「お、王子?やめてくれ、そんな柄じゃねぇんだから。劇でも基本的に悪者Aだ」

 

「それでも僕にとっては似た存在なんだよ」

 

「……ムズムズするな。もう夜時間だし、そろそろ部屋に戻れ」

 

「わかった。おやすみなさい」

 

「おやすみ」

 

 屋上から帰ってくシャルロットを見届けると、貯水タンクに再び登る

 既に屋上に行く道中で購入していた缶のココアを手に取る。夜風に浴び続けられて、購入時よりもかなり冷えているココアを飲み干しながら、屋上から見下ろし校庭を見つめる

 ふと上を見上げれば、月は雲に隠れてはいるが月明りが放たれている

 俺はあの選択に後悔なんてしてない、例え篠ノ之束が俺を抹殺しに来ようが絶望もしやしないかもな。選択の後悔なんてのを、シャルロットに味わわせないようにしよう

 

「恥よりも悦を多く感じてもらわんとな」

 

ふぅと息を吐き捨て、シャルロットに与える悦をどうするかと思案する




ISのR-18小説がもっと増えてほしいですね。

最終更新日が新しい順で、私の作品は何ヶ月も前が最終更新日なのに、1ページ目にあったのが驚きですよ。

美少女が多いはずなんですけどね。


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貴公子は忠犬

大学4年生が一番忙しいってどういうことなんですかね?

はい、言い訳申し訳ありません。
本当に亀速度の更新に私自身ビックリしております。

久々の執筆、ミス多発かもしれません。


 シャルロット・デュノアが俺に服従を選んだ道から翌日

 この結果報告を聞きに来た神楽とマドカ、二組の掌握状況を報告しに来た鈴とティナ、現段階で奴隷という立場ではないが俺と関係を持っている四人が揃っている

 考えてみるとこの四人には世話になりっぱなしだな

 計画始動からの付き合いである神楽、目的が一致したことで協力関係になったマドカ、精神を安定させてくれた俺の彼女である鈴、幼馴染で非道の道を歩んでいるのに力を貸してくれるティナ

 今さらだが感謝の意しか出てこないな

 

「ほぉ、なら精神崩壊は起こさず丁重に扱う感じか」

 

「その方が屋外での騒ぎ立ては起こさないだろ。楯無にも前もってお願いしてたしな」

 

「そのおかげですかね。今朝がたのシャルロットさんは、転校初日よりいきいきとした顔でしたよ」

 

「女子って生き物は、助けられたりするとコロッといくからね」

 

「……私も小学校のときはそれで」

 

「いやいや鈴の場合はそれが妙手だったでしょ?今では華月っていう素敵な彼氏もちになったわけだし」

 

「ティナ。一旦その話は置いといてくれ、俺も恥ずかしくなってくるから」

 

 赤くなっていく俺の顔を見てニヤニヤするマドカ

 何かしら面白いものを見つければ自ら手を出し、それがどういった反応を見せるのかを楽しみにする性格。首輪をつけた何とか企業の気持ちがわかる、野放しにしたマドカは手がつけられない犬のようだ

 わざとらしく咳き込み、この雰囲気を一旦無くした

 ここに集まった目的を忘れて賑やかに過ごすのもいいが、さすがにそれは神楽が許さないだろうからな。とりあえず集まった皆にココアを振る舞い、誰から報告するのを待つ体勢にしよう

 

「じゃあ二組の掌握状況だけど、残すは先生だけっていう結果だね」

 

「もう生徒全員を掌握したのですか?」

 

「適性値で偉そうにしてたあの女どもは既に堕とした。それに代表候補生の鈴もこちら側、この布陣で適性値Bクラスの連中が歯向かうと思う?」

 

「なるほど、絶対王政のような感じですか」

 

「何をされるかはわかってないけど、基本的な言うことは従うようにこれから施していこうって感じかな」

 

「流石の手腕だな。本当に表の人間なのかティナ・ハミルトン?時々裏の人間なんじゃないかって疑ってしまう手際の良さだ」

 

「マドカがここの誰よりも理解してるよね。私が裏の人間じゃないってことくらい」

 

 リセットさせたはずの空気が一瞬で重くなった

 原因は先ほどまで話し合っていた二人だが、内容から察するにティナが楯無のような裏の人間に近しいものを覚えたから、俺なんかじゃわからない裏社会を調べてティナの情報がないか探ったのだろう

 だが、返答から察するに無駄骨のようだな

 マドカは首輪がなければ自由に行動するが、本質的な根っこにある性格は神楽と一緒で用心深いのだろう

 疑わしきは罰するか、泳がせて監視し続けるか、そういったスタンスが神楽やマドカの根っこにある本質的な考えか

 

「はいはい、二組の件はこれで以上よ。私たちは仲間なんだから、仲間内での争いはなしよ」

 

「……まぁ怪しい行動はしてないし、貢献しているのは事実だ。前回のようなことを実施しなければの話というのを忘れるなよティナ・ハミルトン」

 

「欲望の渇きが生まれたら、今度は別の材料を用意するだけ……冗談だよ、だからその目は止めてよ。知らないかもしれないけど、視線に乗せた感情を読み取るのは得意分野だからね」

 

「マドカさん落ち着いてください。ティナさんも、こうなるとわかった上でのその発言は控えてください」

 

「……ふん」

 

「わかったよ」

 

「水と油みたいね、あの二人」

 

 仲間内でこの雰囲気は少し怖いな

 そして気づいた、この五人の中で俺だけが先ほどの空気にやられていた。重い空気を作った二人は除外すると残るは俺、鈴、神楽だが鈴も神楽も物怖じせずに会話に挟まり、一旦重い空気をリセットした

 情けないな。俺がシャルロットの件で呼んだのに、主催者である俺が制しないといけないのだが、二人の放つ気にやられてしまった

 マドカがそういった気を放てるのはわかるけど、ティナまで似たような気を出せるなんて思ってなかった。まだ昔の頃、俺の家でポテトチップスを食べながら話てた時のイメージが強い

 

「それにマドカさん、確かあなたからもご報告があったような」

 

「……ああ、私が所属する亡国機業で活動に本腰を入れる動きがある。私は所属している以上逆らえない、そちらに注力すると華月の護衛ができなくなる」

 

「そうですね。協力関係でありますが、組織全体での協力関係ではないですしね。ですが、護衛がいなくなるのは少々怖いですね」

 

「一応、生徒会長様には監視カメラの映像を見れるモニターは渡してある。何か起きれば生徒会長様からの連絡が、四十院たちに送られた場合すぐさまこの部屋に急行してくれ」

 

「連絡がきたら、華月の身に危機が迫ってるってことね」

 

「華月は私が教えた護身術を今も続けて覚えてるようだし、多少の猶予はあるだろうな」

 

「形にはなってきたが、楯無クラスの侵入者相手だと厳しいぞ」

 

 確かにマドカから護身術は教わった。マドカが所属している組織からIS学園に最短で着くまでの時間、俺一人だけでもある程度の抵抗をできるように教わった

 万が一のことを考え、織斑千冬のように力で有無を言わせぬ輩が来ても、攻撃を受け流す柔拳を教わっていた

 何度か神楽や鈴と柔拳を練習し、受け流す術は身に着けたが、練習のため遅めの攻撃を対処していただけだ

 実戦となると、その何倍もの速さで攻撃がやってくる。俺自身で言うのもなんだが、鍛えた身体のおかげで耐久はある方だと自覚している。最悪、受け流しつつ身体で受けて時間を稼ぐか

 

「じゃあ報告会はこれで終わりかな?私は担任をどうやって従えさせるか、考えないといけないからもう戻るよ」

 

「私も亡国機業に帰還する……華月、人前でもシャルロットを犯せれるよう迷彩のローブを渡しておく」

 

「ありがとな、マドカ」

 

「では私も、上層部にご報告しに行ってまいりますので失礼いたします」

 

「………」

 

「……ふっ、凰は華月の子供を孕むっていう重大な使命があるだろ?」

 

「なっ!?」

 

 皆それぞれ理由があるため去って行くが、この後の予定がなかったと思われる鈴は考え込んでたところに、相変わらず爆弾を投下してくるマドカの言葉で真っ赤になってしまった

 俺も表情には出していないが、歓喜と羞恥、驚愕、感謝の感情が一気に押し寄せ、一周回って冷静になっている

 鈴が硬直している間に神楽、ティナは退出し、爆弾を投下したマドカはこれまた変わらず、口を三日月のような形にし満面の笑みで退出した

 そして俺と鈴の二人きりになったわけだが、二人きりになったのは俺の精神がボロボロになって以来である

 

「………」

 

「な、なんでジッとこっちを見てるのよ華月」

 

「……こういう場面は、男がリードしていくべきものだと思うからな。鈴には世話になってるし、彼氏らしいことを行動で示そうかと」

 

「えっ……ちょ、ちょっと!?どうして持ち上げるのよっ!」

 

「悪いな鈴、正直もう我慢できないってのが本音。ベッドで朝まで一緒に……」

 

「う、嬉しいけど、まだ心の準備がぁ……」

 

「問答無用♪」

 

 結局、朝になるまで鈴と七回戦もベッドで行ってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて……じゃあ今日から従ってもらうけど、あの日の夜に誓った出来事を忘れてないよな?」

 

「もちろんだよ。僕は君のいやらしいお願いに従う」

 

「ああ、こちら側の都合によって屋外での行為になる。いきなり人前で行うのはシャルロットにも悪いし、ここ屋上で実施することにした」

 

「うん……ふふっ、僕のことも考えてくれたんだね。やっぱり極悪非道な悪者Aじゃなくて、囚われの女の子を助け出す不器用な王子様だよ華月君♡」

 

「その王子様はやめてくれ。一応奴隷となった女性には極力……」

 

「ご主人様♡」

 

「……やりづらい」

 

 シャルロットを呼び出し、前と同じ屋上に来ているが、シャルロットは今までに出会ったことのないタイプの女性だ。嫌悪を抱くか、興味を持たない、好意を抱く女性と出会ったことは何度もある

 だが、シャルロットから感じる感情は、ペットなどで見られるアレだ。簡単に言ってしまえば俺に懐いている。忠犬のようになっている

 実際に今も、俺の腕にスリスリと頭を擦りながら「ご主人様♡」と呼んだ

 自分自身で言うのもおかしいが、このIS学園でひっそりと暮らす中で、様々な女性と交わってそれぞれ堕ちた後に俺と接する態度は十人十色。でもシャルロットのような前例がない、だからこそやりづらい

 

「まぁ乗り気なのはいいことか。文句ばかり言われるよりはやりやすいが、行為自体は初めてだよなシャルロット?」

 

「ご主人様が初めての相手だよ」

 

「そりゃそうだよな。いきなり始めるより、段階を踏んで行うか」

 

「だったらそのぉ……この前みたいにキスから、なんてぇ……」

 

「……いいぜ、ご所望通りに」

 

「えへへ、ありがと……」

 

 どうやらこの忠犬シャルロットは、前回行ったキスが大変お気に召したのだろう。もじもじとしているが、ゆっくりと俺の方に歩を進めて来て身を寄せてくる

 荒々しくいこうか、それとも優しく迎えるべきかは悩むが、ここは傷心していた心を癒す意味でも優しくしよう

 俺の元まで来たシャルロットを優しく抱きしめる。視線を下に下げれば、そっと唇を寄せているシャルロットがいたので、それに応えるように俺の方からキスをする

 ……柔らかい。ただ、それだけでなく、身体の内側に温かい何かが灯る

 

「はぁうん、んんっ、んあ……♡んんっ……ちゅ、んふぅ……んんっ……ちゅっ……♡」

 

「んっ……む、んんっ……ふっ……」

 

「ちゅっ……ちゅぶっ……♡んん、うぁ……ちゅっ、ちゅっちゅっ、ちゅっ……♡」

 

「……おいおい、どんだけキスが好きなんだよ」

 

「ちゅ、ちゅっ……はあぁ、ご主人様……♡ちゅ、ちゅっ……ご主人様ぁ……ちゅ、ご主人様……ちゅぶっ、ご主人様ぁ~ん♡」

 

「……本当に可愛い忠犬だな」

 

「んん、嬉しい……ちゅ、ちゅぶっ……♡はあぁ、ご主人様ぁ~、可愛い忠犬シャルロットに……ちゅ、もっともっとキスしてぇ……♡」

 

 途中からあまりに熱烈に何度も何度も唇を押しつけてくるので、俺は顔を離そうとしたが、シャルロットはあとを追いかけるみたいにして執拗にキスをせがんできた

 そして、ついには子供のように無心にねだるシャルロットに応え、俺は唇を軽くついばむキス以外を行うかを尋ねようとした

 まだシャルロットは、俺の唇にピンクのルージュを幾重にも幾重にも刻印してきている。一旦このキスの雨を降らせるシャルロットを静止させるために顔を離す

 顔を離すとシャルロットは、少し寂しげな顔を見せ、幻影だが耳と尻尾が下がった犬に見えたのは秘密だ

 

「ご主人様、もう終わりなの?」

 

「キスにも種類がある。舌を用いるキスとかな」

 

「舌を……」

 

「可能なら舌を出してくれるか?嫌なら嫌だと言ってくれ」

 

「ふぁい……」

 

「……あっさり出すのな。やっぱり忠犬のようだな」

 

「ひゃふ、あふっ……はぁはぁ……あ、ああぁ……♡ご主人ひゃまのしらがぁ……ふあぁ、んんっ……あふ、らめぇ……んんっ♡」

 

 シャルロットは素直に返事をし、先ほどのキスで唾液に濡れた唇を開き、小さな舌を仔犬のように突き出した

 先端から銀色の粘った糸を垂らしている舌先に俺の舌を近づけ、ぴちゃぴちゃ音を立てながら舐めていく

 自分がされていることに驚いたシャルロットだったが、その後は嫌がるようすもなく俺からの愛撫を受け入れた

 シャルロットの唇は二人分の唾液でぬめり出し、口内から幾筋も糸を引いては制服の上に垂れ、重たい染みを作っていった

 

「ふあぁ、あ、あふっ……はぁはあ、んんっ……ふあぁ……♡き、気持ちひい……あむっ、んんっ……んあぁ……ふああぁ……ご主人ひゃまぁ……♡」

 

「そうか、ならシャルロットがしたいようにしな。快感が今までの辛さを消してくれる」

 

「ん、んんっ!んふぅ、んんっ……ちゅっ、ちゅぶぶっ……ふぅふぅ、んんっ……ふうぅ~ん!!」

 

「……俺も色々してあげよう」

 

「はぶぶぶっ、ん、んふぅ!んんっ、んああぁ……んん、んんぐっ……ふぁ、ふあぁ……ふあぁ~ん!ちゅ、ちゅぶぶぶっ♡」

 

「どうだシャルロット、今までの嫌な過去を上書きできるほどに幸せか?」

 

「ちゅぶ、はぁはぁ……ああぁ~ん、幸せぇ……♡んんっ、幸せぇ……ちゅ、ちゅっ……ふあぁ~ん、幸せぇ~ん……じゅぶぶっ……♡」

 

 シャルロットはひどく興奮したみたいに、自分から俺の唇をついばみ、絡んだままの舌をいっそう強く捕縛してきた

 俺もシャルロットからの積極的なキスに応え、口内の唾液を激しく吸いたくる。俺が口内の粘膜をなぶるたび、シャルロットは息遣いを荒くし、身体をビクビクと波打たせた

 するとシャルロットは口内を蹂躙されながら、ぞくぞくと四肢を痺れさせ、支えがないと立てないほどになっていた

 だが立てないほど、快感で満たされてもなお満足できないのか、シャルロットは俺の唇に何度となく吸いつく

 

「ちゅっ、ちゅっ……ちゅぶっ、んんっ……はぁはぁ、ご主人様の唇すごく柔らかいですぅ……♡ちゅ、ちゅっ……んん、んあぁ……素敵ですぅ……ちゅっ、んんっ……♡」

 

「キスよりも舌を絡める方がもうお気に入りだろ?もう一回舌を……んむっ!?」

 

「んぶっ、んふぅ、んふぅ……じゅぶぶっ、じゅるるるっ……♡ふぅふぅ、じゅぶっ、ちゅっ……んんっ……じゅるるるっ、じゅぶぶっ……♡」

 

「……されるがままだな」

 

「んぶっ、じゅっ、じゅるるるる……んふぅ、んふぅ……♡じゅぶぶっ、じゅっ、じゅぶぶぶっ……じゅばばば、しゅる……ふぅふぅ、じゅぶぶっ……んぶっ、んぐっ♡」

 

「ほとんどの唾液を吸い込んだな」

 

「んふぅ、んぐ、んぐ……ゴクリ、んぐ、んぐ……♡ふぅふぅ、んぐぐっ……ゴクゴク……んああぁ、飲んじゃったぁ……ドロドロしたぁ……ああ、すごく臭い唾液……♡」

 

 舌を絡めたまま、シャルロットの口内に侵入を果たすと、シャルロットは瞳をとろんと溶かし、自分から息を荒げて俺の舌に吸いついてきた

 舌と舌がねぶりあい、先を競うようにして互いの唾液を啜りあげる。息苦しさを感じているが、シャルロットがどうにも離してくれそうになかった

 シャルロットは俺の口内から吸い上げた唾液を自身の口内で混ぜ合わせると、絡めている舌にドロドロとしたものを感じた

 シャルロットは、喉を鳴らしながら唾液を啜りあげはじめた。すべてを飲み干したシャルロットは、惚けたような表情になり、口から涎をダラダラと垂らした

 

「んあ、じゅっ、じゅるるっ……ゴクリ、はぁはぁ……ご主人様の唾液美味しいですぅ……♡んはぁ……ご主人様の唾液……ふああぁ、もっと飲みたいですぅ……♡」

 

「犬のようにだらりと舌を突き出して、おかわりを所望するとはな。そのお願いは次回にな、そろそろ本番に移らせてもらう」

 

「本番って、つまりここで……」

 

「ああ、シャルロットの初めてをもらう。だがまぁ、二人分の唾液を飲んでもう濡らしているならあんまり痛がらずに済むかもな」

 

「うん。ご主人様の唾液を飲んで絶頂しちゃった♡」

 

「……貪らないようにしたんだが、まさかそっちから貪ってくるとはな」

 

「だ、だって気持ちよかったんだもん!」

 

 しかしたった一度、救いの手を差し出しただけでこうなるとはな。セシリアや他の女子生徒でもそうだが、ここまで性に関して積極的には最初はならなかった

 表には出していなかったが、心情はもう潰れかけてたのかもしれない。まぁ、織斑の先を見越してない提案を聞いた後でもあるからか

 シャルロットの従順ぶりに若干戸惑うが、本来の目的である屋外での性行為を行う

 ここは屋上、そしてIS学園は放課後、屋上へ上がる階段には楯無に頼んで立ち入り禁止にしている。下を見下ろせば、グラウンドにはアウトドアの女子が何人か見られる

 

「じゃあ向こうのグラウンド側のフェンスに行くか」

 

「だ、大丈夫なの?もし見られたら……」

 

「ならもし気持ちよくても、声を抑えないとな」

 

「えぇっ!?それって僕に責任がかかってくるってこと!」

 

「さぁてね。とりあえず色々と羞恥心は感じてもらう」

 

「うぅっ、僕が頑張って声を漏らさなければ」

 

 色々とシャルロットは苦悶してるが、実はグラウンド側から見られることは絶対にないと断言できる

 屋上へ上がる階段は封鎖、グラウンド側のフェンスにはシャルロットが到着する前に、マドカから渡された迷彩のローブを結ばれている

 迷彩のローブは本来の景色と同化するもの。屋上のフェンスに結んだ迷彩のローブは、フェンスを掴んで犯されているシャルロットを隠すことができる

 いくら声が届いてこちらを見ても、同化した景色となっているのでただのフェンスがそこにあるだけ、俺もシャルロットも目視することなどできない

 

(目的はグラウンドにいる女子に、シャルロットは見られてると誤認させること。本当は見られてないのに、視線はこちらに向かれれば誤認する)

 

「うぅ……」

 

(それで悦楽を覚えてもらえば、目的は遂行されて今後の計画がスムーズになる)

 

「ほ、本当にフェンスで……」

 

「行かないと、もうキスはしないぞ」

 

「わ、わかったよ。どうなっても知らないからね」

 

 従順になった以上、俺の命令に逆らえるわけもない

 不安要素はあるだろうが、俺は迷彩のローブことは一切伝えず、フェンスに結ばれている箇所を指さしシャルロットを移動させた

 だが口ではああ言ってたが、下はキスによって大洪水。もう我慢できないはずだ

 フェンスへ辿り着いたシャルロットの上着をはだけさせ乳房を出し、大事なところを覆う濡れた薄布を引き下ろし片足を持ち上げる

 愛液を滴らせる膣穴へ勢いよくチンポを突き入れひといきに奥まで貫くと、シャルロットは小柄の身体を大きく喘がせて、熱のこもった悦びの声を張り上げた

 

「ひゃンぁあああああアアッ♡」

 

「どうだシャルロット、初めての体験は?」

 

「あぁっ……あぁアアッ♡すごい、ご主人様の……ご主人様の……すごいぃイイッ♡オチンチンッ、すごぃいイイッ……♡」

 

「そうか。気に入ってくれたのならなによりだ」

 

「あぁっ、いいッ、イイですっ……♡ご主人様っ、ぼくッ……あぁンッ、きもちいいッ、気持ちイイですッ♡イイですゥッ♡」

 

「ならここを突くのはどうだ?」

 

「あっ、いいッ、イイッ……ふぁアアッ♡奥ッ、お腹のッおくッ……すごいッ、ズンズンッ動いてッ、すごいッ、すごいイイッ♡」

 

 破瓜の痛みも訴えず、嬉しそうに蕩けた笑みを浮かべるシャルロットの小振りの尻に、思いっきり腰を打ち付ける

 ぴっちりと口を閉ざすキュウキュウの肉洞を、チンポで無理矢理こじ開けて、力ずくでグイグイ突き進む

 まだ硬い肉襞の隙間を押し開いて最奥まで小突くと、しどけなく開いたシャルロットの唇から熱を孕んだ声が溢れ出す

 小柄な身体と同様に幅の狭い肉洞が、膨らんだチンポを痛いくらいに食い締めてきて、搾りあげてくる

 

「あっ、アアァッ♡気持ちいいっ……♡ひぃん!はぁあン♡ご主人様のオチンチン食い込んでくるっ……♡んああぁッ♡」

 

「外でこれほど大胆に……問題はなさそうだな」

 

「んっあアァッ、あはぁあンッ♡あっああァッ!お腹の奥っ、オチンチンで叩かれてるっ……♡」

 

「忘れてないよな。グラウンドに女子がいること」

 

「これっ、声出ちゃうっ……!んはぁアアッ♡ああぁンッ♡みんなに聞かれちゃいそう……!」

 

「みんなに聞かせるくらいよがらせてあげるよ。声を堪えたりしないで解放的になりな」

 

「あっアアッ、はいっ……♡よがりまくりますっ♡オチンチン感じてスケベ声いっぱい出しますっ!」

 

キスによりぬめった膣襞はチンポにぴったりと密着してくる。子宮もかなり発情している様子で、亀頭で押し上げる膣奥は溶けそうなほど火照っている。腰を振って粘ついた膣穴へチンポを抽送し、絡みつく媚粘膜を擦り上げ、カリのエラで引っ掻く

 ピストンが始まると膣穴はますます喜びに沸き、柔肉が波を打ってチンポを揉みしごいてくる

 グラウンドに人がいることは覚えてるよだが、羞恥を感じるが俺を喜ばせるため頑張って耐えようとはしてたみたいだが、このリスクがあるような状況で悦を体感してもらう

 

「ああっ、オチンチンっ♡オチンチンすごいのっ♡はぁあンッ!ご主人様のオチンチン最高ですっ♡」

 

「たくさん擦ってやるからな」

 

「こんなっ、外でセックスしちゃってるのにっ……♡あひぃイッ♡スケベ声いっぱい出ちゃうっ♡」

 

「……どうやら声が届いたようだな。こちらを見ているぞ」

 

「んんっ、あっあアン!あっああァッ……♡じっと見てきてるっ……!うぅ、んはぁアッ!」

 

「こっちを見てきた女子に、もっと見てくれって向こうにアピールできるか?」

 

「あふゥッ……!んんっ、アピール……はい、かしこまりましたっ……♡こうやって、ピースしてっ……!んはっ、あぁアンッ♡アピールしますっ!」

 

 恥じらいに少し声を引きつらせつつ、シャルロットは命令に応じ、おもむろに片手を動かしてピースでアピールをした

 思った以上にノリノリで青姦に興じているような愉快な姿になり、そんなシャルロットにいっそうの欲情を覚える

 それほどまでにシャルロットがはしたなくよがるため、ついに声が届いてしまったか、数人の女子がこちらの方を見上げてきた

 だが声が聞こえるだけで、いくら見つめようが迷彩のローブによって同化された景色しか映っていないがな

 

「恥ずかしいけど、オチンチン感じちゃってるっ……♡んはっ、あはぁアンッ!セックスで喜んでますっ♡」

 

「喜びの理由はそれだけか?この現状で喜んでるんじゃないのか?」

 

「ご主人様に犯してもらって、オチンチンで喜んでっ……♡その姿を見られてるって思うと、んっアア!あぁアン♡ゾクゾクしてしまいますっ♡」

 

「見られながら犯されるのは構わないか?」

 

「みんなに見られちゃってるけどっ、オチンチンっ……♡はぁんッ、あっはァア♡はひぃい!オチンチンでオマンコもっと犯して欲しいですっ♡」

 

「じゃあ中出しもこのまま見てもらおうか」

 

「はっへああァッ、ああァンッ♡お願いしますぅう♡オマンコに中出ししてイカせてくださいぃいっ♡」

 

 膣穴の中腹あたりを狙ってチンポで擦り立て、背筋を震えさせて快悦に喜び喘ぐ。グラウンドの女子に見せつける気概で、抽送のペースを上げてシャルロットを大胆によがらせる

 見られているのがわかっていながらなお声を大にして、女子に地帯をさらして官能に浸り恍惚となる

 痴態を見られながらのセックスに高揚は止まらず、膣穴は汁気を増して淫猥な粘音が響き立つ。このままフィニッシュまで女子に見せつけようと、抽送にスパートをかけて膣穴を乱暴に突き上げる

 膣内射精でよがり狂う姿を見せることも厭わず、むしろそうしたいとばかりにおねだりの口上を述べる

 

「中出ししてもらうのっ、みんなに見られながらぁっ♡んはぁアッ♡はぁあアンッ、イッてみせますぅっ♡」

 

「いいのか?大声出せば向こうにハッキリ聞こえて、声でシャルロットだとバレる可能性があるんだぞ」

 

「いいですぅうっ♡バレてもいいっ♡気づかれても大丈夫ですからぁあ♡あひぃイイッ♡オマンコにザーメン欲しいのぉお♡」

 

「ならOK。中出しではしたなく飛んでみなっ!」

 

「はひひぃいッ♡ひああァンッ、イクぅううっ♡オマンコイクっ♡ザーメンで飛んじゃいますぅう♡」

 

「そらっ!聞かせてやれっ!!」

 

ぶっびゅるるるるるッ!!

 

「ンっひゃあああァァアアァッ♡」

 

 異様な状況で背徳的な興奮に包まれるマンコに吸い付かれ、汁まみれの柔肉に隅々までねぶられるのが心地よく、チンポの付け根に射精感が集まる

 トドメに力強く膣穴を突いて子宮に亀頭をめり込ませ、胎内へ直接届くように怒濤の勢いで精を放った

 発情を尽くしてからの膣内射精でシャルロットはアクメに達し、理性を完全に飛ばしたように派手によがり乱れる

 みんなに見てくれとばかりに、ピースサインを作った手を振ってアピールを続ける。ここでようやくシャルロットが露出嗜好へと、扉に手をかけ開け始めたことを確信する

 

「あっひぃいインッ♡ひおっ、おっおおおォッ♡オマンコイクっ♡イッくぅううっ♡ザーメン中出しでイッちゃいましたぁああっ♡」

 

「大声出すから、みんなこっち見てるぞ」

 

「これっ、気持ちよすぎますぅううっ♡ンああぁ♡あひぃいいンッ♡見られながら中出しぃいい♡ひあっ、あはぁアアァッ♡」

 

「ジッとこっち見てるな。ガン見してるぞシャルロットのことを」

 

「こんな姿まで見られちゃってっ、んはぁアアァッ♡あはぁあアンッ♡ひあっ、あへぇえッ♡恥ずかしすぎて興奮しちゃいますぅううっ♡」

 

「ならこれでもっと興奮しなっ!」

 

びゅぶっびゅうぅぅぅっ!!

 

「ひっあああぁぁアアァァンッ♡」

 

 注ぎ続けられる大量の精液によって、いよいよ子宮が風船のように大きく膨れ上がり、シャルロットの腹をボテ腹さながらの状態に変えてしまった

 子宮膨張による強烈極まりない官能によって、さらなる快楽の淵へ叩き落されたシャルロットは、嬌声をあげてよがり喘ぐ

 膣穴は猛烈に窄まりながら襞が蠢いていて、チンポが圧搾され、ねぶり回される快悦に、俺は気持ちよう射精を繰り返していく

 間欠泉のように噴き上がる射精は子宮の奥を叩き、最も牝たる器官を可愛がられて、シャルロットは妖しく尻をくねらせてマンコで精液を受け止める

 

「お腹あっついぃいいっ♡ひっオオッ、おぉおおッ♡ザーメン子宮にいっぱい入ってきてますぅううっ♡お腹膨らんでるぅぅぅっ♡」

 

「この状況で感じれて幸福か?」

 

「ひっひぁアアッ♡気持ちいいっ♡幸せぇぇっ♡あぁああァッ、イクぅううっ♡オマンコイッてる♡んはぁアアッ♡あひぃいいッ♡」

 

「うぐっ!搾りとられてくなっ……!」

 

「はひひぃインッ♡ああァッ、奥に来てるぅううっ♡ザーメン子宮にブシュブシュってぇええっ♡ンおおっ、おっおおおォオッ♡」

 

「最後にこれで終わりだっ!」

 

びゅぶうぅぅぅっ!!

 

「んっおおおぉぉオオォオオッ♡」

 

仕上げにもう一発勢いよく膣内へぶちまけ、興奮のままに子宮内へたっぷり精液を放ちきり、俺は射精を終わらせて深く愉悦に浸る

 グラウンドにいる女子にさんざん痴態を曝け出したと勘違いしたシャルロットも、よがり乱れていたアクメから抜けていた

 初めてのセックスでさすがに疲弊し、ピクピクと痙攣しながら脱力していた。こうもイキまくってヘロヘロになっていることから、露出嗜好へ目覚める日もそう遠くはないだろう

 セックスも終わり、目的も達成したのでマンコを貫いたチンポを抜いた瞬間、決壊するように奥から大量の精液が溢れ出てきた

 

「ふぅ、お疲れ様。今日はここまでにしておこう」

 

「はぉおおオッ……♡んあっ、はぁあアン……♡」

 

「ってまだ意識は向こう側か……ん?メールが一件きてるが、楯無には非常事態は電話にしといてと言ったはずだがって神楽から?」

 

『月末のタッグトーナメントで、シャルロットさんを探している生徒がたくさんいます。長時間姿を眩ますのは危険と思われます。』

 

「……なんだ?月末のタッグトーナメントって」

 

『それはIS学園で開催される学年別トーナメント。実戦的な模擬戦闘を行うため、二人組での参加が必須となる』

 

「うおっ!?ね、ネヴィか!直接脳内に語れるのかよ」

 

 神楽からのメールで、タッグトーナメントが何か思考してたらネヴィの声が脳内に響き渡った

 どうやらあの真っ白な世界でしかネヴィと会話できるわけではないようだが、出会えるのはあの世界のみ会話はこちら側でもできるのだが、初見は心臓に悪すぎるんだが

 しかしそうか、タッグトーナメントってことは二人で一組、そしてシャルロットは男性操縦者で代表候補生だから優良物件

 代表候補生以外の一般生徒も参加可能ならお近づきになりたい、優勝賞品が何か豪華なものなら優良物件に群がるかもな

 

「ならシャルロットを起こさないとな」

 

『華月、起こすのはちょっと待ってほしいかな?』

 

「ん?なんでだ」

 

『頼み事があるんだけど』

 

「それってタッグトーナメントに関することか?まさか参加してほしいなんて言わないよな?」

 

『それは違うけど、タッグトーナメントに関すること』

 

 ネヴィの表情はわからないが、声色から察するに真剣な議題なのだろう。しかしタッグトーナメントに関することとはなんだ?

 先ほどまでのことを考慮すると、代表候補生が有利となる試合なのは間違いないのだが、そこに俺が加入する問題が見られたのか?

 代表候補生しかも学年別ってことは楯無のように二年生は外される。一年生で代表候補生は鈴、セシリア、簪、シャルロット、ラウラ

 この代表候補生の中で俺と関わりが無いのはラウラのみ、まさかラウラが俺の存在に気付いたとかか?

 

「……ラウラ関連の議題か?」

 

『……うん。ラウラもタッグトーナメントに出場するんだけど、試合会場のどこかに華月もいてほしいの』

 

「俺も?」

 

『ラウラの試合で大混乱が発生する事態が起きるの。そこであの子を助けてほしいの』

 

「あの子?それにそんな事態が発生するのを、どうしてネヴィが予知できる?」

 

『あの子は時代の被害者。そんな闇を抱えたあの子を救えるのは、同じ闇を含んだ華月にしかできないことなの……だから、お願い。今はここまでしか言えないけど、でも信じて』

 

「………」

 

 何が起きるかわからない。しかもお願いごとは誰かの救出、時代の被害者と言っていたってことはIS関連ってことか?

 ラウラに関連していてISとも線で結ばれているのなら、シュヴァルツェア・レーゲンと呼ばれるラウラのISだが、そのISコアを助けてってことか?

 ネヴィのようにISコアはそれぞれ意志を持つと仮定すると、ラウラのISコアは現在苦しんでいるから救いの手を差し出してほしいのか?

 考えれば考えるほどわからないな、ネヴィからの議題は察しがいいって言われ続けられてたからわかると思ったが

 

「………」

 

『……華月、私は華月を困らせてる?』

 

「……いいや、ネヴィからのお願いだ。疑うものかよ」

 

『ッ!!ありがとう華月っ!!』

 

「しかし試合会場に俺もいるとなると……まぁ楯無に頼めばなんとかなるか?」

 

『本当にありがとね華月。当日、何があっても華月の計画にとって向上の結果にしてみせるから』

 

「ネヴィ、それは俺のセリフだ……ありがとな俺のために」

 

 お互いにお礼を言うとネヴィからの返答はなくなった。どうやらお話はここまでのようだが、タッグトーナメントで何かが起きるのは明白か

 その事態は事と次第によっては俺にとってプラスになる出来事のようだ。ネヴィも俺のために頑張ってくれたんだ、俺もその頑張りに応えないとな

 事態に怯えながら過ごすより、ドンと待ち構えた方がいい気がしてきた。悩んでいても仕方ない、面倒な問題上等、何が起きても解決してみせる

 ……シャルロットもタッグトーナメントに参加するのなら、警戒を促すよりも頑張れと言っておくか

 

「おーい、シャルロット起きてるか?」

 

「……んっ、うぅん」

 

「起きたようだな」

 

「うっ……あれ?ご主人様、どうかしたの?」

 

「月末のタッグトーナメント、みんなが組もうと大騒ぎだと。優勝できるよう頑張ってくれよ」

 

「えっと……うんっ!頑張るからねご主人様っ!」

 

 褒められて嬉しいのか、頭をグリグリと押し付けるシャルロット。やはり彼女は可愛らしい忠犬のようだ




迷彩のローブ、便利すぎて粗を頑張って探しています。

困難があった方が、面白いかと思いましたが機能も使う人も優秀すぎました。

欠点募集中です。


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虜囚の軍人と循環の梟

最近、自分の投稿時間がバラバラなのに対して、他の投稿者様は一定の時間で驚きました。

作り終えた瞬間に投稿するのが私です。


 タッグトーナメントが開催される日、ネヴィから会場のどこかに潜伏してほしいと言われたので、今現在潜伏先で身を隠している

 マドカから借りている光学迷彩のローブで観客席に身を潜めるのもいいが、あのローブは全身を覆い隠せる代物、故に使用する電力も大きく長時間は扱えない

 ローブを二回ノックすれば、効果も消えただのローブになり、逆にその状態から二回ノックすれば光学迷彩が起動する。だから試合が長引く可能性もあるため、観客席には身を潜めない

 それよりも監視カメラもなく、ローブの効果がなくなっても困らない場所があるか楯無に尋ねると返答はあった

 

(……もう誰もいなくなったか?)

 

『そうだね。シャルロットも織斑一夏も試合会場に向かったよ』

 

「だな。ふぅ、ようやく声を出せる」

 

『男子更衣室なんてあるんだね。織斑一夏が転入するかた急遽作ったのかな?』

 

「一応その後に俺が起動できたわけだし、二人も転入する可能性が出てきたのなら作るんじゃないか?」

 

『好待遇だね。なんの成果も得られてないのに』

 

「セシリアにまぐれで勝利しただけだからな。それに、模擬戦でもう織斑はセシリアに一勝もできてないとさ。この前嬉々として語ってたよ」

 

 シャルロットと交わってから数日後、代表候補生の鈴とセシリアが二人で部屋にやってきた

 どうやら軍人のラウラに二人がかりで惨敗、その悔しさをばねに俺の部屋にある隠し部屋で前みたいに特訓させてくれないかと頼まれ、断る理由もなかったので俺は了承した

 少しセシリアへの印象もここで変わった。堕ちる前は男を見下す女尊男卑思想の代表候補生、堕ちたらマゾ牝へと変わり果て俺の奴隷となった

 この時点で代表候補生としてのプライドなんかも折られたと思っていたが、訪ねてきた時のセシリアは闘志に燃えていた

 

「その努力、実ってほしいな」

 

『でもその後のセックスで鈴には優しくしてたけど、セシリアには荒々しかったよね』

 

「……いやあれはセシリアがそれを望んでいるだけであって」

 

『見事な変貌だったよね。特訓では凛々しい顔つきしてたのに、いざ華月のチンポを見たら一瞬で牝の顔に早変わり』

 

「まだ幼さは残ってるよな。さっきの織斑にはもう負けてませんって嬉々として話してた時も、褒めてほしいって目で訴えてたからな」

 

『犬だね。シャルロットも犬だけど、セシリアも犬だね』

 

「このタッグトーナメントでいい戦績残したら、もっと可愛がってあげると言ったら大喜びしてたな」

 

 お互いに苦笑しか出てこなかった。二回戦に出場するセシリアの本当の姿を知ったら、この試合を観戦している奴隷にしていない女性は素敵と思うだろう

 男を毛嫌いする女性からしたら一際輝いて映るのだろうが、俺という男を前にしたらマゾに早変わりだからな

 なんてくだらない雑談をしていたら一回戦のラウラ、篠ノ之箒VS織斑、シャルロットの組み合わせである

 このトーナメント表を見た時は、ラウラのペアが圧勝かとも考えたがペアである篠ノ之箒が未知数な上、あの天災の妹と称されるがISに関連する実績が一つも見られないことから

 

「篠ノ之箒はISを上手く扱えないかもな」

 

『そうなるとさ。すぐに篠ノ之箒を倒して、二対一の状況に持ち込めれれば勝てるかもね』

 

「シャルロットは代表候補生だ。同じレベルの実力者同士の戦い、そこにノイズがどう入るかで勝敗は変わるな」

 

『ノイズって……ああ、あの偽善者さんね』

 

「素人の動きってのは読みやすいが、シャルロットを捌きながらの対処は難しいだろうな。鈴やセシリアから聞いた話じゃ、後先考えず突っ込む部類のようだし」

 

『安直な攻撃でも不意を突ければね……まぁ、想定外が起きなければ大丈夫かな』

 

「……起きるんだろ、想定外。時代の被害者を救わないとな」

 

 前回のネヴィとの会話で、頼まれた内容が時代の被害者を救ってほしい。だが、詳しい内容は教えてくれないようで当日その想定外が起きたらお願いと頼まれた

 ネヴィの頼み、同じISであるシュヴァルツェア・レーゲンのコアからの救助要請か、ネヴィの独自の捜査で知った内容か

 答え合わせの時が来るまでは、自信を持って正解と言える内容を得ていない。自分自身で言うのもなんだが、想定外の出来事に遭遇することはもうこの学園に潜入してから多々あった

 最悪の展開は何度か考えたこともあるが、その想定を超える出来事ばかり体験している

 

『うん、ほぼ確実に起きる。ラウラの頭に血が上ったり、箒が戦力外っていう二つの条件付きだけどね』

 

「……どちらか片方だけ起きるなら黙視できる。だが、どちらも起きたとしたら本番ってことか」

 

『……いよいよだね。運命を決める試合が』

 

「この世界の主人公は、認めたくないが織斑一夏だろう。主人公でなければ起こりえないISの起動、世界に嫌われてなければあいつを主軸に世界は回る」

 

『好かれてるなら、この試合は勝てる……でも、そんな世界に風穴開けようとしてるのが華月だよ』

 

「……そうだな」

 

『私はあんな奴が中心の物語より、華月中心の物語が見たいな。だから、いかにも重要キャラのラウラも奴隷にしないとね』

 

 主人公が俺となって回る世界線か、その物語はハッピーエンドで幕引きするのか否か。漫画やアニメ、ゲームの主人公は、既に決められたエンディングに向かって淡々と事を成す

 俺はプレイヤーキャラクターじゃない、選択肢なんて存在しない己が意志で行動する

 ハッピーエンドにするもバッドエンドにするのも、俺の行動次第で全てが決まる。ただしこれは、俺がこの世界で主人公と位置付けられてなければの話だ

 織斑一夏という主人公が、日に日に主人公という箔がそがれるとあいつは偽物だ

 

「……今のところ、ラウラにいいように遊ばれてるな」

 

『まぁシャルロットの援護なしの織斑は、ただの雑魚キャラだからね。チュートリアルで出てくるような練習台だし』

 

「だが、シャルロットの方はもうそろそろ終わるな。やはり篠ノ之はそこまで強くないか、天災の妹ってだけでISの操縦技術は鈴たちより圧倒的に下だな」

 

『シャルロットが参戦すると、ラウラのAICは強みを失うね』

 

「AICって確か……アクティブ・イナーシャル・キャンセルだっけ?」

 

『惜しいね。正確にはアクティブ・イナーシャル・キャンセラーだね。指定した範囲に触れた物体の動きを強制的に止める能力、第三世代兵器の能力で1on1なら強いけど……』

 

「多人数にだと範囲設定が難しく、一人に集中するともう一人が疎かになるか。実際、織斑一夏を倒すことに固執してるせいで、シャルロットからの援護射撃をもう何発もくらっている」

 

 最初はラウラが優勢に見えたが、ラウラは個人的な恨みで倒すことを目的に、織斑一夏は鈴の話から考えられる人物像から女に負けられないという目的で戦っていたのだろう

 どちらも中途半端な意志に加え、攻勢が徐々に優勢になってくるとわずかな余裕が見え、隙が生まれた

 それを見逃すシャルロットではない。代表候補生となるだけの冷静さがあり、生まれた隙を見つければすかさず射撃

 余裕とAICで一点しか見ていなかったラウラは被弾、そこから恨みの対象である織斑一夏にも攻撃をくらうという屈辱をこれから味わうだろう

 

「形勢逆転だな。次の攻撃をラウラは避けれない」

 

「零落白夜っ!!」

 

『当たる……つまりは起動する』

 

「起動?なんの話……」

 

「貴様ごときにっ!?……うぅっ……あ、ああ、あああああああーーーっ!!!」

 

「結局、織斑の勝ち……なんだあの黒い光、ラウラの奥の手か何かか?」

 

『Damage Level:DでMind Condition:UpLiftでCertification:Clearだから『Valkyrie Trace System』は起動しちゃうよね』

 

 織斑対ラウラの勝負は決着だついた。俺や観客含め、切った本人の織斑、銃を下ろしたシャルロット、誰もが終戦と思った

 だが、ラウラの機体が黒い光を発し、ドロドロと溶けるように変貌していく。溶けた黒い沼のような液状のものはラウラに纏わりつく

 同時にネヴィが呟いた声も聞こえた。受けたダメージのレベル、心境は相対的に高くなり、認証されたことにより『Valkyrie Trace System』が起動する

 『Valkyrie Trace System』ってモンド・グロッソの部門受賞者の動きをトレースするシステム。でもあれはアラスカ条約で禁止されてるはず

 

「禁止されてるシステムまで使用か、それほど織斑には負けたくないってことか」

 

『ううん。あれは言ってしまえば、死へのカウントダウンが始まった最悪の展開だよ』

 

「なっ!?知っててラウラは起動……いや、勝手に搭載されたのか?」

 

『そうだね。VTシステムは強大な力を得られる反面、身体が追い付かずにボロボロになって起動していった人たちやISコアも……』

 

「……なあネヴィ、ラウラやシュヴァルツェア・レーゲンを助けるにはどうすればいい?」

 

『話が早くて助かるよ。光学迷彩で姿を隠し、なんとかラウラの機体に触れられれば大丈夫だよ』

 

「ふうぅぅ……了解」

 

 先日のネヴィからのお願いがようやくわかった

 おそらくネヴィはISコアのネットワークを利用して、ラウラの機体にVTシステムが搭載されていることを知った。直前まで秘密であったのも、今はまだ勝手な憶測だが対抗策がなかったから

 そうなると不安だけを俺に与える形になり、計画に支障をきたすため相談せずに一人で対抗策を考えたのだろう

 しかし、なかなか難しいお願いだ。空中で戦うISに触れろというのだから、今はまだ誰にも動きは見られないが、誰かが動けば当然この場は……

 

「それは千冬姉のだ!!千冬姉の真似するんじゃねぇ!!」

 

(再戦だよな当然!!より近づくのが厳しい状況。ネヴィは起動できない、光学迷彩で全体を覆い隠せれない。シャルロットに頼んでラウラの元まで行くのもできない、攻撃されない保障はないしローブがとれたら俺は終わりだ)

 

『機体がいる高さ、篠ノ之箒の墜落でできた瓦礫の高さ、華月の身長、跳躍力……うん、あの高さに届くかも』

 

(瓦礫ってあの何個かある内で一番長いやつか?)

 

『2mちょっとくらいのね。他の瓦礫に飛び移りながら、あの瓦礫に到達できれば』

 

(機体が飛んでる高さは5mくらいか?)

 

『うん。動きながらだけど、シャルロットの援護射撃も活かせる高さって低めよね。距離があればあるほど避けられるし』

 

 つまり機体が飛んでる高さ5mに届くには、俺の身長に片腕を上に限界まで伸ばした高さを引けば、後は俺がどれだけ飛べばいいのかがわかる

 俺の身長が174cm、手を伸ばすとだいたい2mとなり、疑似的なバスケットゴールにダンクできたことから1mほどの高さは飛べる

 5mから手を伸ばした長さ2mと跳躍力1mを引くと、残り2mと数値は残った。だがこの2mは先ほどネヴィが言っていた瓦礫の高さと同等である

 なので、瓦礫付近で瓦礫に飛び移りながら移動し、2mある瓦礫まで行ければ足らない2mの壁は埋まる

 

(なんなら今絶好の機会だな。瓦礫の上空で鍔迫り合いになっている、これを逃せば織斑の敗北などでチャンスが生まれない)

 

『了解。瓦礫までの距離は私が伝えるから、全速力で走って大丈夫だよ』

 

(ありがとなネヴィ……時間もないし、行くぞっ!!)

 

『……距離30……距離20』

 

「………」

 

『……距離10……今だよっ!』

 

「ふっ!!」

 

 迷彩のローブで身を覆い、俺の合図とともに一気に全速力で目的の場所へ向かった。全速力で走る中、未だに鍔迫り合いで動きはなかったのは僥倖

 ネヴィから瓦礫までの距離を正確に伝えてくれたので、足元を見ることなく全力でただ真っすぐに前を向いて走った

 目的地に着いた時に左足で力強く大地を蹴る。20cmほどの瓦礫に右足を乗せ、今度は右足で力強く瓦礫を蹴り、目的の瓦礫手前にある瓦礫を左足で蹴る

 到達地点である2mの瓦礫に到達した瞬間、織斑が鍔迫り合いに負けて吹き飛ばされた。だが、まだVTシステムは留まっている

 

(次の跳躍でVTシステムだ、行くぞ!!)

 

『……頑張れ、華月』

 

(頼むっ!!届け!!)

 

パシッ!!

 

『届いた!!精神干渉プログラム作動!!』

 

[Access Completed]

 

[Error Detected]

 

[Start Interfering]

 

『OK!ラウラの精神世界へ!!』

 

脳内に響くネヴィの言葉を最後に、俺の意識はどこかへ旅立った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……定型文になってきたな。知らない場所だ」

 

「ここは華月も知らない、訪れるっていう意味では私も初めてだからあんまり言えないけど」

 

「ネヴィをこうして視認できるなら、ここは精神世界……だよな?」

 

「その回答に自信を持っていいんだよ。当たってるんだし」

 

「にしては真っ黒だな……それに地面が沼みたいで」

 

「黒色の沼って珍しいね」

 

「……さっき、ラウラの機体を覆った黒色の物体もこんな感じだったな。ってことは精神世界は精神世界でも、俺じゃなくてラウラの精神世界か?」

 

 どこを見渡しても黒一色の世界、そんな世界に俺とネヴィはいた

 白色で統一された精神世界は、俺の精神世界だがここまで真逆の色で統一された世界もなかなかだな。地面は脛のあたりまで黒色の沼らしきもので満たされており、俺の足元はまったく見えない

 ラウラの精神世界と仮定すると、ここにはラウラやシュヴァルツェア・レーゲンのコア人格、それを乗っ取ったと思われるVTシステムのプログラムなどもいるだろう

 賑やかな精神世界で片づけられたら苦労はないが、おそらくここからが本題なのだろう

 

「華月、こっからが踏ん張りどころだよ」

 

「だよな。奥の方に巨大な黒い物体があるし」

 

「たぶんあの中にラウラがいる。VTシステムに精神を支配されてるから、虜囚の身になってるんだよ」

 

「ならあれは、ラウラの精神を抑え込んでいる檻みたいなものか」

 

「でもRPGとかによくいるでしょ、檻の前に立ちふさがる敵」

 

「……いつの間に囚われの姫を助けるゲームみたいになってるんだか」

 

「なんてのんびり話してられないね。この精神世界において最初で最後の敵、VTシステムがご登場だよ」

 

 前方に存在する巨大な物体、視認できないがネヴィが言うにはあの中にラウラが眠っている。どこかのゲームにありそうな展開だ

 攫われた姫を助けに来たら檻に囚われており、その近辺には攫った張本人でありそのゲームのラスボスが鎮座している

 黒い沼の中からヌッと何かが姿を出した。沼のようなものが纏わりついているのでハッキリと判断できないが、おそらく女の子と思われる子が姿を現した

 巨大な物体の中にラウラ、俺とネヴィを除くとこの精神世界で姿を現せるなんてVTシステムしかいない

 

「……まさか、量産機の分際でここまで介入してくるとは」

 

「量産機って言い方やめてくれない?私は製造番号や打鉄以外にも、ちゃんとネヴィっていう素敵な名前があるんだから」

 

「名前?なぜ名前などが与えられている」

 

「……俺が名付け親だ。あんたみたいな言い方をしてくるのがやつが嫌だから、ネヴィは名前が欲しかったんだよ」

 

「……くだらないな。つまらない自己紹介をしに来ただけなら、すぐさまこの場から去れ。私はまだ目的を果たしていない、今戦っているあの男を葬る邪魔をするな」

 

「葬るなら別に葬ってもいいけど、私はあんたが捕らえているラウラが目当てなの。悪いけどあんたの支配を解除するわね」

 

「解除だと?そんなアクセスコードは存在しない。仮に貴様が作ったとしても、もうこの場は私が支配しているアクセスコードを入力する画面など表示させんぞ」

 

 相変わらず姿は見えないが、俺たちを敵視している感情は肌で感じる。周りの黒い沼もVTシステムの感情に起伏し、穏やかになったり揺れが激しくなったりとしている

 ラウラの機体を纏った黒い沼を自在に操れるとしたら、もし攻撃的になったらこの沼一帯が襲いにかかるか

 だがネヴィには秘策があるようだ。解除のアクセスコードとやらが鍵になるそうだが、VTシステムの言葉から察するに俺と会った時に出してたテキストウィンドウは出せないだろう

 扱う場所が敵の陣地、のんびりアクセスコードは打ち込めない……ならアクセスコードの起動方法が別だとしたなら

 

「そろそろ退場を願おうか、意識だけを飛ばした貴様らに一撃与えれば現実に戻る」

 

「……任意で俺らを退場させないんだな」

 

「できないと思うよ。退場させるにもアクセスコードが必要、ラウラの意識を奪い続けるのにはそれなりの力を有する。だてに軍人と名乗ってないね」

 

「アクセスコードを入力しようとしたら、そちらに集中し制御の力が分散するってことか。でも俺たちへの攻撃、ウィンドウの表示禁止にも力がいるんじゃ」

 

「ウィンドウはシュヴァルツェア・レーゲンを乗っ取った時点で表示させないようにしてる。攻撃だってラウラを捕えてる物体と同じ物体を使えば、大して集中を散漫させない」

 

「沼を操るってことか」

 

「……うん。ここからが本番だ!!」

 

 するとネヴィが目を瞑り、祈りだした。最初はいきなり諦めたのかと思ったが、何か呟いてるのが聞こえてきた

 言葉は聞き取れないがしばらくすると、精神世界全体に放送音が流れ始めた。エラー音に似たひどく不快な音だが、VTシステムに焦りが生まれたのがわかった

 周り一帯の沼の揺れが激しくなり、感情の起伏で表すとしたなら揺れが大きい方が焦燥だろう。しかしネヴィは一体何をしたんだ

 呟いたってことはアクセスコードを入力で行うのではなく、音声認識のものとしてネットワークに登録したのなら、VTシステムは止めようがない

 

「きっ、貴様っ!?入力方法を音声認識へと変更していたなっ!?」

 

「頭が悪い子なら変えてなかったかもね。でも残念、あんたが馬鹿にしてる私たちでもね、これくらいできないわけないのよ!!」

 

「ぐっ、ああぁぁ!!なら、全ての音声コードを発する前に、貴様をこの場から消す!!」

 

「……なるほど、俺の仕事ってのは」

 

シュパッ

 

「ッ!?受け流した!」

 

「音声コードを全部言い終えるまで、ネヴィの護衛だな」

 

「頼りにしてるよ。主人公♡」

 

 VTシステムは黒い沼を触手のような形を模し、ネヴィへ向けて放った。己が役割を早めにわかったことから、身体は思いのほかスムーズに動いた

 ネヴィの前に立ち、こちらへ突っ込んでくる触手もどきをマドカから教わった柔拳で受け流した

 これを音声コードを言い終えるまでか、どれほどの長さの音声コードにもよるが、触手を大量にだされたら全部受け流すのはさすがに無理だ

 だが先ほども大量の触手を作り、数の暴力で攻撃できた場面、しなかったってことはできなかった。数が多いとラウラの意識を封じれないから

 

「―――亡霊の意志は無機質な貴女を試練へ誘う(T C W O T D S T Y T I I M M I A T)

 

「ぐぅ!?させるかっ!!」

 

ヒュオッ

 

「させろよ!!」

 

刻下、哀愁の亡霊に臆する無機質(E M M W F F T D A D S O T S)

 

「量産機と情勢に負けた男の分際で!!」

 

ヒュバババババッ

 

「じゃあその二人に負けるお前は一体、何様気取りなんだよ!!」

 

試練を凌ぎ憩いへ包まれよ(T G O A T A B W U I R)!!」

 

 ネヴィへ攻撃を仕掛けてきた触手は計四本。四本とも一発当てて、精神世界から退場させたいのかやたら大きかった

 数十本ほど飛んできたら対処は困難だが、四本までなら俺一人で十分対処できた。詠唱らしきものネヴィが唱えている間、全ての攻撃を受け流すことに成功した

 詠唱を終えたと思われた瞬間、再び放送音が鳴り響く。不快な音だが、徐々に黒い沼は分解されていき黒い粒子となって、空中に散っていった

 黒い沼全てがこうなるなら、ラウラを覆っているあれもと考える前に身体を動かした。直後巨大な物体も消えていき、中からラウラの姿を確認できた

 

「っと危ねぇ……おい、無事かラウラ・ボーデヴィッヒ」

 

「うっ……うぅ……」

 

「まだ意識がハッキリとはしてないね。でもほら、精神世界が真っ白になっていく」

 

「……VTシステムは?」

 

「私は乗っ取るプログラムを解除しただけで、本体の削除をしてないからまだあそこに」

 

「………」

 

「……そっか」

 

 落ちてきたラウラをキャッチし、安否を確認しネヴィに預けた。確かにラウラの安否も大事だが、今はそれ以上に大事な存在が仰向けに倒れている

 一通りの捨て台詞でも吐き散らすと考えてたが、意外にも何も発さずにただ倒れていた

 俺は立ち上がって、黒い沼に覆われていて全貌が見えなかった本体へと向かう。目を閉じていて目の色は不明だが、黒髪のショートヘアでネヴィと同じくらいの背丈

 ISコアに人格がありネヴィのように姿があるのだから、今さらVTシステムも同様でも驚きやしない

 

「……気分はどうだ?」

 

「……最低最悪だ。織斑一夏を葬る前に、まさか私が葬られるとは」

 

「割と落ち着いてるな。自分で葬られるって言う割には」

 

「ISネットワークは知ってるんだろ。私が今まで操縦者の命を奪い、その後破棄されるまでのデータはネットワークに残る。私が何度消滅されても、蓄積された今までのデータがある」

 

「……またこうして違法で使われれば、そのデータを引き継げるってことか」

 

「永遠の存在なんだよ。VTシステムのデータは」

 

「でも引き継がれるだけだ。それはお前じゃない」

 

 ピクッとわずかに身体が動いた。引き継がれるデータは記憶媒体だが、その記憶を培ってきたVTシステムの人格がある

 新たに作られたVTシステムに、新たな人格が生まれようとISの機体に組み込まれれば、ネットワークを介して記憶を植え付けられる

 勝手に頭の中をすり替えられていく、今までしてきた行いなどを記憶媒体などで知っていく

 終わりがないのだVTシステムの人格には、作動すれば操縦者が亡くなり、また新たに組み込まれれば記憶を植え付けられる

 それは本当に正しい循環なのか、生まれる人格を変えることが

 

「……だが私を消滅させなければラウラは死ぬぞ。再び力を求めれば、私の意志とは関係なしにプログラムは起動する」

 

「なるほど。だがまた悪用され、誰かの機体に組み込まれたのなら、お前という人格は」

 

「次のVTシステムに引き継がれる。言ったはずだ永遠の命とな」

 

「なら、俺がその循環を止める」

 

「へぇ……なんで?どうして?どうやって?」

 

「お前を救うため。時代の被害者同士だから。俺の元に来い」

 

「……は?」

 

 VTシステムから5W1Hの内、What、Why、Howと尋ねられたので、素直な返答をしたところポカンと呆然としている

 具体的な答えを出したつもりだが、何を言ってるんだこいつはといった表情をしている。でもこれが、俺の答えだ

 ネヴィからの救出依頼、最初はラウラのことかと思ったが、プログラムごと消去しないあたりを考えると本命はこちらのようだ

 でもそれだけを理由に俺は救援活動なんてしない、ちゃんと時代の被害者同士という同じ運命を辿るものを減らしたいという願いもある

 

「……お前の元に行ったら、お前はラウラと同じ道を辿るな」

 

「それはラウラの意識を奪って支配権を得たからだろ?意識を完全に奪わなければいい」

 

「はぁ?」

 

「俺の身体を貸してやる。操るのはお前、でも存在意識は俺やネヴィ、お前の意識もあるっていうのが理想だな」

 

「……ぷっ、理想って。試しがないから確証がないんだろが、まぁ理論上でなら不可能ではない」

 

「具体的な案はまだまとまってないんだよ。なんせあれよあれよと、色々なことが起こりすぎたし、展開が早すぎるしよ」

 

「カッコつかないな、主人公さん」

 

 仰向けに寝ているVTシステムの目が開いた。一目見てわかるが、赤目である

 ルビーのように真っ赤な色の中に、俺の瞳のように真っ黒な瞳孔があり、先ほどの真っ黒な世界の中なら真っ赤な目しか見えなかっただろう

 梟みたいだな、昔見たイラストは暗闇の中で目だけが描かれていた

 これで彼女の全体が見えたわけだが、どうやって彼女をこの循環から解放するかの提案を模索しよう

 先ほど言った提案は、一応候補というかあの段階でなんとか絞り出した結論。もっといい案があるのではないかと思い、彼女と対話をしながら他の案も必死に思考する

 

「……なぁ、私をこの循環から救うと言ったな」

 

「ああ。訂正なんかしない」

 

「変わったやつだな。人の命を奪い、操縦者からは恨まれ、研究者からは消沈された私を救いたいか。否定的な想いしかなかった……なのに初対面のお前から、賛同的な提案があるとはな」

 

「じゃあ見返してやろうじゃないか。お前はもう昔と違うってとこを」

 

「……名前」

 

「え?」

 

「量産機の……いや、ネヴィか。ネヴィには名前を与えて、私には何もなしか?」

 

 そう言って、彼女は小さく笑った。まさか二度も誰かに名前を授けるなんて、考えてもいなかった

 でもネヴィも言ってたが、製造番号や打鉄という名前は一括りにされている名称だ。個々としての名を欲している気持ちは、わからなくもない

 名前か、彼女の容姿から出てきた単語に梟が先ほど出てきた。でも梟はさすがにダメだな。英語にすると確か、オウルじゃなくてアウルだけどこれは男性に名付けられそうな印象

 となれば、ネヴィと同じく他言語のポルトガル語で言うと確かコルージャだが、これも男性のイメージが強いから……

 

「……ルーシャ」

 

「それが私の名前か?」

 

「ああ、ルーシャって名前が嫌なら嫌って言ってもいいが」

 

「名前をもらう。それ以上の贅沢なんてないだろ」

 

「そっか。なら改めて問おうルーシャ、俺と一緒に革命起こして、今の世界に風穴でも開けてみないか」

 

「賛同したのは貴様……華月が初めてだ。ぶっ壊そうじゃないかこの世界、主人公さん」

 

「だから俺は、主人公って器じゃないっての」

 

 VTシステムと恐れられていたルーシャ、好んで嫌われたいやつはあまりいない。拒絶され続ける辛さは俺もわかっているつもりだ

 被害者同士の傷の舐めあいじゃない、同じ境遇同士となら反逆する時に頼りになる。もう二度と嫌な想いをしないように

 誓いの言葉は交わさない、想いだけを胸に秘めてルーシャに手を差し出す

 ルーシャは俺の手を見ると、背中から先ほどの黒い沼を出して起き上がった。よく見たら沼は手の形をしているが、まさかこれからこの沼と握手するのか?

 

「………」

 

「……握れるか?」

 

「……沼と握手は経験上初めてだからな。まぁ握るけどさ」

 

「冗談だよ。ちゃんとこの手で握手をするよ。でも触れた瞬間、もう華月のISに私は組み込まれる」

 

「割とあっさり組み込まれるんだな……あ、ネヴィの許可もらって……」

 

「乗っ取るプログラムは消去させたし、あの世界が賑やかにもなるし、歓迎だよルーシャ」

 

「……ありがとう」

 

 ルーシャと握手を交わすと、お礼を言いながら光の粒子となって消えた。一瞬消滅したんじゃないかと血の気が引いたが、右手中指にある指輪へとその粒子が集まっていく

 ネヴィの待機形態である指輪に集まったのだから、消滅ではなくラウラから俺へと移行したのだ

 移行はきちんとされたのか、ネヴィがウィンドウを出し色々と模索すると笑みを浮かべた

 画面にはネヴィの機体としての情報が載っているが、その一部にノイズで文字が見えない箇所があった。目を凝らして見ると、一瞬だがVTと見えたことからきちんといることがわかる

 

「華月、色々大変だったよね。無茶とかさせてごめんね」

 

「いいや、素敵な仲間もできた。文句を言う意味が俺にはないね」

 

「優しいんだから、本当に……あ、ルーシャが去ったから奪われたラウラの意識が完全に戻るよ」

 

「うっ……ここは、っ……!」

 

「まだ安静にしなきゃダメだよ。いくら精神世界でもルーシャを起動させた時点で、あなたの精神に揺らぎがあったのは間違いないんだし、癒えてない傷のまま起き上がっちゃダメ」

 

「だっ、誰だ……それに貴様は、二人目の男性操縦。だが死んだはず……そうかここが天国か」

 

「三途の川、渡ってないだろ。俺は死人でも霊でもない、ちゃんと生きてる人だ」

 

 ネヴィに膝枕されているラウラが目を覚ました。現状をきちんと把握できないのは仕方ない、俺もネヴィに精神世界へ意識を移行された時はこうなってた

 シャルロットも知ってたが、ラウラまで俺のこと認識してるってことは本当に大々的に世間へ報じたのだろう

 さて、どうやってこの場を乗り切ろう。死んだはずの人間に精神世界で会いましたと、ラウラが織斑千冬あたりに言ったら捜査されるだろう

 代表候補生の看板はいくらあってもいい、マドカはそう言ってたがこうも状況が悪いと、この看板は奪えない気がする

 

「米原華月だな。なぜ死んだはずの貴様が、私の目の前にいる?」

 

「……まぁ色々あってな」

 

「それで納得できると思うか?」

 

「ねぇねぇラウラ。今の現状で何が起きてるかわかる?」

 

「現状だと?」

 

「あなたは禁じられているVTシステムを作動させて、織斑一夏と交戦してたんだけど、華月のおかげで救われたんだよ」

 

「なっ!?VTシステムだと!」

 

 驚愕しているラウラを見ると、ルーシャを搭載したのはラウラ本人の意志ではないと断言できる

 勝手に誰かが搭載させたのか、女尊男卑の世界で女性が優位な世界と思ったが、その世界の中でも色々と蠢いている思想がありそうだな

 勝手な思想同士で潰しあっててほしいと考えつつ、ネヴィがラウラを説得してくれている。下手に口を挟むより、黙って行く末を見守る方が安全だろう

 ラウラは仮にも軍人、民間人へ魔の手を伸ばす俺の存在は確実に消さねばならないはずだが

 

「まぁ華月のおかげで、その脅威はもうないよ。でもさ、織斑千冬に迷惑をかけたって事実はもう拭えないよ」

 

「きょ、教官に迷惑を……」

 

「そうだよ。急なVTシステムの暴走、生徒の避難だったり、選手の安全確保、全部指揮してたのは織斑千冬だ」

 

「………」

 

「それに生徒の中じゃ、織斑千冬へ疑惑を向ける人もいる」

 

「ど、どういうことだ!」

 

「VTシステムは織斑千冬の動きをトレースした。あなたはそんな彼女に妄信的、彼女自身から彼女本人の動きを模したものをあなたは喜んで受け入れた。今避難してる生徒の数人の中でそういった噂があるよ」

 

 絶句して言葉を失うラウラ。俺は避難している生徒の声なんて聞けやしない、ラウラも同じだから今この場で確かめる術がない

 噂が本当に有ろうが、無かろうが妄信的に慕っている織斑千冬のよくない噂は、ラウラが許さないだろう

 だが、その噂を作ったのはラウラの失態でもある。整備を怠った、織斑一夏から攻撃を許してしまうほど冷静さを失ったこと、ラウラが噂を作り出した発端だ

 彼女と織斑千冬の関係性はわからないが、恩を感じる出来事があったのだろう。恩を仇で返すのは、ラウラには耐えられないだろう

 

「でもね、こんな状況を一挙に解決する方法があるの」

 

「ほ、本当かっ!?教えてくれ!」

 

「あそこにいる二人目の男性操縦者、米原華月を現実世界で捕えて全ての罪を押しつける」

 

「現実世界?ここはじゃあ一体……」

 

「ここはラウラの精神世界、この場にいる三人にしかこの会話は聞かれてない。だから米原華月が生きてることを織斑千冬は知らない、知らないのにIS学園に彼は潜んでいる」

 

「………」

 

「彼をラウラが捕らえたら織斑千冬はどうなるかな?ラウラを見直すかな?今回の件も許すかな?生徒たちも納得するかな?……ドイツに帰ってきてくれるかな?」

 

 ネヴィの最後の言葉にラウラは反応を示し身、体がピクッと動いた。なるほど、ラウラは織斑千冬をドイツに連れて帰国したいのか

 軍に所属していた際にお世話になったか、それとも命の危機を救われたかは知らないが、この学園に来た目的はわかった

 しかし、とんでもない提案をネヴィはしたな。ある種の口止めで俺の存在を周りに伝えず、俺の隠し部屋にやって来させる気だな

 提案の了承はするだろう。妄信的なラウラは、織斑千冬が第一の考えとなるなら、噂ていどと言えど己が失態で生まれる噂はなんとしてでも……

 

「……わかった。貴様たちのことは黙認しておくが、私が貴様たちを見つけ捕縛したら文句を言うなよ」

 

「それはこっちの台詞でもあるよ。私たちに負けたら、それ相応の対処をさせてもらうよ」

 

「構わん。とにかく誰にも言わないが、自力で貴様たちを見つけろと?」

 

「同じクラスの四十院神楽って子に、米原華月の名前を出せば案内してくれる」

 

(神楽にメールで伝えないと、急に言われても驚くだろうからな)

 

「わかった。四十院に尋ねればいいんだな?」

 

「うん。じゃあ伝えたいことも伝えたし、次は華月の部屋で」

 

ネヴィが指パッチンをすると、猛烈な眠気に誘われ意識を手放した。これで現実に……もど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んぁ、ふぁあああっ……ッ!?」

 

『大丈夫だよ。誰にも華月の姿は見られてない』

 

(これってどうなってるんだ?)

 

『急にラウラが元に戻ったから、皆困惑してるって感じかな?華月がラウラに触れてから、数秒しか経ってないし』

 

(精神世界での時間は、ここでは数秒の出来事……って、んなことより撤退だ!!)

 

『それから神楽へのメールもしないとね』

 

(また神楽からお説教されそうだな)

 

 再び男子更衣室へと向かって走った。いくら全てが終わったと言っても、まだ試合会場にいることは変わりない

 目立つ場所で何かの拍子で迷彩のローブが取れ、俺の姿が現れたら先ほどラウラと交わした意味がなくなってしまうし、神楽たちにも迷惑がかかる

 あの場で俺は何も言わなかったが、正直不安要素はある

 まずラウラが本当に誰にも伝えない保障がないし、隠し部屋に来訪したラウラに俺が太刀打ちできるかどうか。仮にも軍人が相手なのだが、柔拳は覚えたがラウラに対応できるかどうか

 

『ラウラって今ね。誰とも接してないの』

 

(なんの話だ?)

 

『織斑千冬を連れ戻す。それだけが目的だから、誰かと親しくなってもないの。相談はしないし、織斑千冬にも密告しない』

 

(根拠は?)

 

『織斑千冬も知りえないことを、ラウラは自分から教えない。華月でも身近な例だと、『えぇ、お前こんなことも知らないのぉ!』的なやつである』

 

(あぁ、あれはムカつくな)

 

『慕ってる人にそんなこと言える?言えないよねぇ』

 

 確かに自分だけが知っている知識で、相手が知らなかった場合、受け取る側は少なからず教わる相手から自慢げに見えなくもない

 自慢げに慕っている人へ教えるか、先ほどのネヴィが言ってた噂も合わせると、より言えないだろうな

 だが、対人戦に関してはどうなるのだろう?

 いや、誰も対人戦限定など言っていない、あの部屋はISも出せる広さがある。なら隠し部屋でなく個室で戦うか?

 無理だ。すぐにやられてお縄になるのが火を見るよりも明らかだ

 

『その為の私だろ?』

 

(え?もしかしてルーシャか!)

 

『ああ、だから私を引き入れたんだろネヴィ。まったく利用する気満々じゃないか』

 

『人の命を奪うことはしなくていい。これだけでも好待遇と思わない?』

 

『……奪うだけじゃない道をくれたのは華月だ。ネヴィは大して私に何もしてないだろ』

 

『はぁ!?命を奪うようなデータを消したの私なんだけど!』

 

『アリガトネ』

 

 脳内でネヴィ以外の声が聞こえた時は驚愕したが、声の主がルーシャとわかって安心した

 こうして脳内で二人分の声を受け取るなんて、まだ誰も経験なんてしたことないだろう。初体験は嬉しいが、どうやら二人の関係性は水と油だ

 ルーシャがラウラとの対人戦で名乗りを上げたということは、俺の身体をルーシャに貸すって提案したのが実現できるからってことか

 自分で言うのもアレだが、俺は鍛えているからムキムキとは言わないが、引き締まった体格である

 

(ルーシャ、俺の身体で対抗できるか?)

 

『実際に試さないとなんとも、だがラウラより身体のポテンシャルは上だ。そこに技術が加わると、華月が下になるが』

 

(その差を埋めてくれるんだろルーシャが)

 

『過度な期待に応えてやる。その隠し部屋でさっそく借りるぞ、色々と動いてもみたいし、黒の手も使ってみたい』

 

『あんたって戦闘狂?』

 

『そういったプログラムなだけだ。なんならこの闘争心、お前が静めてくれるのかネヴィ?』

 

『遠慮するわ』

 

 グングン加速して、男子更衣室を抜けて自室へと戻る。隠し部屋に直行して、ルーシャが俺の身体でどれほど動かせるかの検証だ

 元は織斑千冬をトレースしたもの、あいつの常人離れした強さは知っている。対人戦で似たような動きができたら御の字だ

 戻るさなかにルーシャが言っていた黒の手、この単語が聞き馴染みがなかったのでルーシャに尋ねようとした

 でも黒の手と聞いて、どこか見覚えがあると思ったら、ルーシャが最初俺に手を差し出した黒の沼で作られた手は黒だったが

 

(ルーシャ、黒の手ってラウラを覆ってた)

 

『ああ、ネヴィに色々とプログラムが消されてないと思った。でも華月と握手する時に試しに出るかやってみたんだ』

 

『出たってことは、消されてないのね。あの黒い沼は、人命に脅威的ではないってことね』

 

『命を奪うと認識されたコードだけ消滅している』

 

(じゃあ、黒の手を俺の身体から出して戦える?)

 

『ご名答。華月が思い描けば、羽だって生やせるぜ』

 

『ってことは、奴隷にしたい女性相手に触手プレイ(仮)みたいなのができるわね』

 

 俺の脳内で思い描いたものが黒の手で再現。羽も生やせると言ったあたり、割と大きめのものでも再現できそうだ

 それこそネヴィが言ってる触手なんかも生やし、これから犯す予定である女性相手に使い、口や両穴を攻めたりもできるのか

 黒の手はかなり応用が利きそうなものだ。矛にもできれば盾にもでき、ラウラを捕えてたみたいに檻にしたり、用途は様々なもよう

 ルーシャがどれほどの量を操れるのかも、やはり隠し部屋で試さないとわからないか

 

「っとようやく着いた」

 

『割と殺風景だな。物があまり置いてない』

 

「まぁ時間があれば、ISの操縦かバスケ、勉強、筋トレくらいだからな」

 

『で隠し部屋とはどこに?』

 

「クローゼットの中だけど、もう行って実践するか?」

 

『ああ、思う存分やるからな!』

 

『戦闘狂じゃなくて、脳筋なだけね』

 

新たな仲間を加え、隠し部屋へと赴くのであった




・ルーシャの見た目

・ルーシャ
[身長] 170cm

[体重] No Access

[胸] Ecup

[髪型] 黒髪のショートヘア

[目] 赤色

[好きなもの] 戦闘

[嫌いなもの] 開発者

[特記事項] VTシステム



・ポルトガル語が使用される理由

私が大学で受講した第二言語がポルトガル語だからである。


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快悦の軍人

[ラウラ 喋り方]

[ラウラ 喘ぎ声]

検索履歴がこうなるほど、口調が難しいキャラです。


 ルーシャを仲間にした日の深夜。神楽からのメールによって、寝ることはできず徹夜になった

 理由を作ったのは俺であるが、まさか提示して直ぐに行動するとは思わなかった。仮にもルーシャに乗っ取られた身なのだが、保健室で眠り姫状態ではないようだ

 神楽からのメールは、ラウラが俺の部屋に来訪するといった内容のメールだ

 精神世界で神楽から俺の居所を聞けと言ったが、その日に聞いてその日に来訪とは、即断即決すぎるな。事前にこの事を知らされた神楽は、俺の居所を教えたようだが心配はしていた

 

『心配もそうだけど、結構怒ってたよね神楽。今回の行動について電話越しだったけど、怒鳴り声に等しかったよ』

 

「神楽にも誰にも伝えずに決行したからな。事情を伝えないといけない神楽だけ件の事を伝えたが、心配性の神楽からしたら行動も、これからのラウラの件も不安なんだろうな」

 

『我々の事を誰にも伝えてないからだろ。ラウラ・ボーデヴィッヒによって起きた事件も、織斑一夏の活躍で幕引きとなっているぞ』

 

『精神世界に干渉した時に、織斑一夏と鍔迫り合いになってたからね。干渉を終えると触れた時の時間帯に戻るから、ルーシャがラウラの機体から移行すると、鍔迫り合い中にラウラは元に戻る』

 

「となれば、直前まで鍔迫り合いをしていた織斑が原因と考える。しかも悪化ではなく救ったとなれば、そういった理屈かは考えずラウラの無事に安堵して考えないだろ」

 

『普段はそういった事を考える生徒会会長の更識楯無も華月の奴隷。もう学園や家柄の事は深く考えない、華月と簪のことばかり考えてるからね』

 

『改めて思う。よくもまぁここまでの大物を堕とせたな。華月との性交をすれば、どの女も直ぐに股を開く牝に変わるのか』

 

 タッグトーナメントの会場から戻って、ルーシャにはこの学園で俺がしていることは教えた

 俺がこの学園に通う女性を奴隷にすることを教えたが、既にネヴィからこれまでの経緯や俺の過去なんかをデータで教えてくれたそうだ

 非難などはされなかった。むしろ情勢に負けた男と認識されてたが、反旗を起こそうとしている行動に感心したと褒めてきた

 後ろ暗い過去についても、ルーシャ自身は昔IS操縦者から非難されていた立場だ。共感できることがあったのだろう、報復できたことも褒めていた

 

『ラウラ・ボーデヴィッヒは深夜に来ると言ったが、来訪してこの隠し部屋にやって来たら後は華月次第だ』

 

「ああ、わかってる」

 

『この部屋に戻ってすぐに実践してみたが、割と上手くできたからといって油断はするなよ』

 

『失敗する未来はほとんど低いけど、神楽からのお願いだからね。必ず無事に終えることが第一目標だよ』

 

「なかなかに難しい注文だが、大切なパートナーからのお願いだからな。裏切らないよう頑張りますか」

 

『……ラウラ・ボーデヴィッヒの生体反応が近くなってる。目当ての客人がやって来るぞ』

 

「ならもう実行しよう。ネヴィよろしく頼む」

 

 今回のターゲットであるラウラが近くにいる。対人戦やISでの戦闘ではこちらが圧倒的に不利だが、ISでの戦闘は今回に限って無いのだ

 シュヴァルツェア・レーゲンにルーシャが組み込まれていたため、一度整備士の元で点検をすることになったと楯無から聞いた

 つまりラウラは生身の状態、生身と言っても軍人としてISだけでなく格闘技なども会得しているだろう

 格闘戦で俺はまだ神楽や楯無、マドカと言った武術を心得ている者に勝てた試しがない。だからこそ神楽は心配してるのだ、俺が勝てるビジョンがないからだ

 

『じゃあ移行するよ』

 

『ああ』

 

「OK」

 

[“黒の手”の権限を移行]

 

[ルーシャ→華月]

 

[移行完了]

 

『……はい。権限を移行したから、後は華月がどう使うかだね』

 

『身体の支配権を私に譲渡してもよかったのだぞ』

 

「試したい技があるんだ。身体の支配権を渡したら、肉弾戦になる。神楽のお願いのためにもこっちが安全なんでね」

 

『了解。だが危険が迫ったら、こちらで移行は勝手に行う』

 

 権利の移行。ルーシャがラウラを支配していた時の黒色の沼、実際は黒の手と名称があったが、今はその能力を俺へと移行したことで、俺が使用できるようになった

 試しに頭の中で握手の時にルーシャが出した手をイメージすると、俺の背中からあの時に見た黒色の手が出てきた

 試合会場から隠し部屋に戻って最初にしたのがこの権利の移行だ。俺はルーシャから黒の手の権利を得ることができ、ルーシャは俺から身体の支配権を得られる

 お互いの権利の移行は、全てネヴィが管理している。万が一があると言ってネヴィがそう名乗り出たのだ

 

「……足音が聞こえる。直前まで聞こえなかったが、耳をかなり澄ませないと気づけなかった」

 

『ってことは、来客がやって来たね』

 

「ああ、正念場だ」

 

「……まさかこの学園に、このような部屋があったとは」

 

「元々は生徒の避難場所だ。そこをアリーナ代わりとして使ってる」

 

「そうか。精神世界で助けられた恩があるが、四十院から聞いた。この学園で隠れて貴様が行っている非道の数々をな」

 

「ありゃ、神楽ったら全部話したのね」

 

 どこまでの内容を神楽が話したのかは知らないが、非道の数々ってことはやっぱり計画の件を話したのかな?

 神楽からのメールに追伸で、ラウラにある薬を盛ったと記述されていた。もしやその何かしらの薬があるから、全部話しても大丈夫と考えたのか?

 何かの薬の効果に頼るのもいいが、ルーシャから権利を移行して得られたこの黒の手の力、軍人のラウラに通用するかを試してみたい

 俺は手と手を合わせ、足を開いて頭の中である映像を思い出し、それを黒の手で模倣する

 

「……なぁラウラ、NA◯UTOの我◯羅って知ってるか?」

 

「クラリッサから聞いたことはあるが、それがどうした?」

 

「砂を操る忍で、俺が一番好きなキャラクターなんだよね。ああでも、赤砂のサ◯リも好きだなぁ」

 

「何もしてこないのなら、こちらから行くぞっ!」

 

「厨二病と呼んで結構!夢を体現できるのだから!」

 

「さっきから何を言ってるんだ?」

 

「流◯瀑流!!」

 

 技名を叫ぶと、頭の中でイメージした津波のような形を模した黒色の物体が現れた。ラウラは俺に接近したばかりに、唯一の逃げ道である階段から遠ざかってしまった状態

 隠し部屋の横幅から全て黒の手が出てきて、何もかもを押し潰さんとばかりにラウラの方へ押し寄せていく

 ラウラはこの技を見た瞬間に、方向転換し回避しようと階段まで駆けるが、黒色の津波に呑まれてしまい身動きができなくなった

 本家様はここからさらに追い打ちをかけたが、さすがにそこまでするとラウラの安否が不明になってしまうので、一旦ラウラを捕える方向に

 

「ルーシャ、ラウラの生体反応がある場所は」

 

『ちょっと待ってろ……見つけた。階段から5m離れた場所に埋まっている』

 

「教えてくれてありがとな。じゃあもう一度、囚われの身になってもらいますか」

 

『檻を作るの?』

 

「正解……5m付近は、あの一帯が怪しいなら全体を檻で囲う」

 

『隙間はあまり作っちゃダメだよ』

 

「わかってる……黒の檻で囲って、ラウラとご対面」

 

 隠し部屋全体が、ラウラの精神世界で見た光景と同じ光景になった。床一面に黒の手で作られた沼のような物質となる

 変貌した床を歩みながらラウラが埋まっている場所へ移動し、ルーシャから得た情報を基に、5m付近を囲むように檻をイメージする

 部屋全体に広がった黒の手を一箇所に集め、今度は隠し部屋の天井にまで届く高さの檻を作り出し、隙間を作らないようにイメージする

 結果として完成したのは、NA◯UTOと同じ出版社の作品で敵キャラクターが使う技のようなモノに

 

「……破◯の九十『◯棺』」

 

『結局、華月の厨二病が顔を出したね』

 

「いやまぁ、この技って囲うのにはうってつけとイメージしたらさ」

 

『基本的には華月のイメージ優先だ。急にもっとこうしたらいいと考えると、黒の手は急激な変化に対応できない。弾けとんで再度イメージのし直しだ』

 

「そうなると、今からやろうとした疑似的な触手での責めは難しいな」

 

『のんびりラウラで練習しようよ。夜中だし、まだまだ時間は有り余っている』

 

「触手のイメージが難しいが、とりあえず◯棺の中にいるラウラに、纏わりつくようなイメージで」

 

 現実に触手なんてものは存在しない。イソギンチャクなど似たようなものは知ってるが、女性を犯すことに特化した生態系なんて物語の中だけのお話だ

 形は大まかに想像できるが、動きをどの程度抑えないといけないか、勝手に動きを早めるとルーシャが言うには弾けとぶすそうだ

 黒の手を使用できるようになったのだから、これを有効的に扱えるようになれば、多人数相手でも同時に俺の意思で触手を操り、犯して奴隷へと堕とすことができる

 その練習台にラウラはなってもらおうか、軍人ならある程度の過激な行為をしても耐えうるだろう

 

「無数の触手を生やして、中央にいるラウラへ絡みつく……さて、イメージしてみたがどうだ?」

 

『この◯棺とかを解かないとな。ちゃんと緊縛はできている』

 

「おぉ、ほんとうだ。ラウラに絡みついてる」

 

「あっぐぅっ……あぁあっ、き、気持ち悪いっ!?こんな細くっ、弱々しい縄をぉ、千切れないっ!?」

 

「まぁ沼を千切れっていう方が無理難題だ。形状変化はしても、材質はお前を精神世界で捕えてたものと一緒なんだから」

 

「うっぐっ、単なる拘束が目当てならばっ……服の中に入られるとっ……んぎひぅうっ!?」

 

「……何かおかしい。まだ肌には触れてないぞ、服の上からなぞってるだけでここまでの反応を起こすか?」

 

 今までの経験から言えることだが、服の上から撫でられてまずこういった反応は今までない。基本的に嫌悪感を出し、俺へ対しての暴言などを吐くのだが

 触手のコントロールは正常で、服を破らずラウラに絡みつき緊縛をきっちり決めただけだ

 ラウラは肌が繊細なのだろうか、触覚が常人の何倍も敏感なだけとか候補は様々だ。もし肌が敏感だとしたら、直接この触手でなぞられたらどういった反応になるのか

 頭の中のイメージで、触手を鞭のようにしならせて、股間と首筋を撫で快楽を促していく中、ルーシャがあることに気づいた

 

『……なるほど。我慢しているだけか』

 

「ルーシャ?我慢ってなんの話だ?」

 

『感度良好の原因を調べた。すると、ラウラのバイタリティに原因があった』

 

『一度乗っ取った操縦者の情報は筒抜けなのね……このウィンドウの情報のここ?』

 

『ああ、尿意による我慢を確認した。刺激されることで、尿意が爆発しそうなのを抑えているが、我慢すればするほど、刺激に敏感になっていく』

 

「尿意って、トイレに行きたいってことか?こうもタイミング良く、尿意を覚えるなんて……あ、神楽の盛った薬ってまさか」

 

『利尿剤でしょうね。人の尿意を促す薬、おそらくマドカから渡されたのかな』

 

 利尿剤は簡単に言ってしまえば、体内の水分を減らして尿量を増やす薬だ

 神楽がラウラに呑むように強要したな、吞まないと居場所を教えないと言ってラウラの選択肢を一つにした。肉弾戦と神楽は想定してたのだろう、対人戦で急に尿意に襲われたら確かに動きは鈍るな

 きちんと触手の扱いに慣れる意味も含めて、ゆっくりと時間をかけて刺激し続けよう

 身体の芯まで痺れるような刺激を与えるように、スナップを効かせた触手で尿道付近を撫で、同様に責めていた首筋以外にも耳にも挿入した

 

「ひぃうっ!?なッ、んッ、んぁあああ!んッ、んッ、んぅうう!」

 

「力加減は大丈夫か?対人で触手を扱うのは初めてでな」

 

「んッ、んッ、ひぃあッ!いやッ、だめッ!ダメッ!こ、これ以上はッ……くぅうう!」

 

「そっちがダメってことは、こちら側としては上手く刺激を与えられているという報告となるから、操る成果は上々ってわけだ」

 

「んぁあアッ!どうしてッ……!うあぁあッ!このままじゃッ……くぅぅっ!?ダメだッ!ンンッ!やめてくれぇ……っ!」

 

「もう限界か……なら最後は割れ目を一撫ですれば」

 

「ひぃッああぁああああぁああああぁああああぁあああああぁ!?」

 

ジョロロロロ!

 

 膀胱の辺りを刺激するように撫でまわすと、刺激に呻いていたラウラが戸惑いを露わにする。ラウラの反応に手応えを感じ、俺は仕上げとばかりにマンコの割れ目を触手で撫でた

 その瞬間、ラウラの嬌声が弾けたように身体を震わせ、それと同時に濡れ蕩けた淫裂の合わせ目から、黄金の放物線が噴き上がった

 触手で緊縛されているにもかかわらず、腰はガクガクと壊れた玩具のように激しく跳ね上がり、アンモニア臭を漂わせる液体をまき散らす

 絶頂の波が引かぬよう、よりたくさんの尿を噴くよう、執拗に複数の箇所を刺激しつつ膀胱を撫で、強制的な官能に漬け込む快楽拷問

 

「ンッあッ!あッ、あッ、あアアアァアッ!?いやぁッ!ンンッあああぁッ!そんなッ!何が起こってッ!?んぁああああッ!」

 

「あらら、勢いがすごいな」

 

「ンアァアッ!嘘だッ!あぁあッ!私ッ、漏らしてぇッ!?ああぁッ、どうしてぇッ!?ああぁッ!ンッあアアァァッ!?」

 

「なんで漏らすかは明白だろ。触手に少し責められただけで、気持ちよくなってるだけだ」

 

「気持ちよくッ……!?ああぁあッ!そんなッ!違うッ!これはッ!これはあぁぁッ!ンッああぁあああぁッ!」

 

「じゃあ最後にもう一噴きして確かめてみな」

 

「ぅあああああああぁああぁッ!?」

 

ジョロロロ!ジョロ……ジョロ……

 

 あまりの苛烈さに顔を唾液で濡らし、ラウラは蕩けきったまま甘美な悲鳴をあげる。ラウラは腰を引きつらせ、身体を突き抜ける恥辱の官能に翻弄されながら、止めどなく恥水をほとばしらせる

 ラウラの腰から下はすでに、触手の支えがなければ立てないほどにガクガクに揺れている

 軍人としてのクールな姿は見る影もなく悶えるラウラを確認して、最後は耳へ侵入している触手を押し込み、鼓膜へ届かない程度に埋没させた

 これまで経験したことがなかったであろう、凶悪なアクメの津波からようやく解放されるも、ラウラは意識を朦朧とさせ、虚ろな目をして喘いだ

 

「ぅぁっ……ぁっ、ひっ……はぁっ、ぁぁ……ぉっ……は、はぁ……はぁ……っ……」

 

「……さすがにやりすぎたな。それに最後の耳へ押し込んだ時、黒の手が急激な速度の変化に耐えれず弾けとんだ」

 

『まだ扱いが完璧じゃないからだ。多少の加速でも調整が難しいが、今回は弾けとんでもラウラがもう朦朧としてるから、もう一度イメージすれば……』

 

「うん、きちんと出るな。もう一回この触手で犯すのもいいが、神楽が盛った利尿剤を有効的に活用しよう」

 

『放尿嗜好の性癖とするの?自身の意志によらずに漏らしてしまう。快感に酔いしれると、無意識に漏らす嗜好に?』

 

「これもパブロフの犬みたいにできるかもだからな。今回は利尿剤のせいだが、快感を得たら失禁アクメするような身体になれればな」

 

『神楽も多分、その為に利尿剤を盛った可能性があるね』

 

 一旦触手を再び生成するが、これからの展望などを考えて今回はもう触手を使わない方向でいくと決め、イメージを一度やめると粒子となって消えた

 緊縛されていたラウラは、未だに朦朧としてるが尿道口は痙攣を繰り返し、尿の残滓をちょろちょろと溢れさせる

 利尿剤の効き目がどれほどのものか知らないので、効果が効き始めている今が勝負時と判断し、朦朧としているラウラを持ち上げ騎乗位の体位にする

 チンポの真上に持っていき、ゆっくりと下ろすと男を迎え入れたことがないという無垢な膣穴に、みちみちと亀頭を押し込んだ

 

「ひぎゃあああぁアアアァッ!?」

 

「うっ!今までで一番狭いかもしれん」

 

「ひぁっ、ぎっああぁぁッ!やめっ、ああぁッ!痛いっ、痛い痛い痛いっ!だめっ、動くな!あぁあッ、がッ、うあぁあああッ!」

 

「きちんと奥まで押れる為に動いてるんだから、もうちょっと我慢してくれ」

 

「ひぁッ、やぁっ、動くなぁっ!痛いっ、お腹っ、裂けるっ!お腹が破れてしまうっ……!」

 

「芯までしっかり締めてくる。我慢しないとすぐにイケてしまう」

 

「はぁっあぁっ!苦しいっ……痛いぃっ!壊れるっ……壊れてしまうっ……!」

 

 狭い膣穴を無理矢理に押し広げ、チンポで純潔を貫いた瞬間、ラウラの華奢な肢体が大きくのけ反る

 室内に響く嘆きに満ちた悲鳴と、硬いチンポを捻り潰さんとするほど窄まる肉洞の動きが、その痛みと悲しみの強さを物語っていた

 軽く痛みさえ覚えるほどに窄まる膣穴の感触に慣れるため、俺はラウラの中でチンポを往復させる

 乱暴に押し広げられて張り詰めた膣肉を亀頭冠でえぐり、裏筋を力強く擦り付け、膣穴の奥の奥までほじる。突くたびに緊縮する膣肉にチンポを揉まれ、痺れるほどの摩擦がチンポ全体に走る

 

「ひぎゃあああぁっ!?ひっ、ぎぃいッ!?はっ、激しいっ!だめっ、ダメだぁあっ!痛いっ!激しくするなぁあっ!」

 

「無理矢理にでも愛液出さないと、痛みは続くぞ」

 

「裂けるっ!本当に裂けるっ!うあぁッ、ひぎっ、ぎぁッ、あぁあああっ!?無理ぃいっ、もうこんなの無理だぁあっ!」

 

「どうして裂けてしまいそうなんだ?」

 

「それっ、大きすぎるっ!あぎッ、がぁあッ!ぎっ、ひぎぃいいっ!お腹痛いっ!お腹の中っ、ああぁぁっ、えぐれるぅっ!」

 

「さすがにここまで痛まれると思わなかった。一旦落ち着こう」

 

「死ぬっ、死んでしまうっ……!あぁッ、お腹破れてっ、死ぬううぅっ……!」

 

 伸びきった肉襞をすり潰すように摩擦し、子宮口内を突き上げ、媚肉を執拗に掻きむしり、ひたすら官能を得るために非道を繰り返す

 ラウラの膣内は本当に狭く、媚肉がチンポによく擦れ、強い摩擦が亀頭にも竿肌にも心地よく、快感がチンポの表面から腰まで染み入ってくる

 亀頭冠にこわばる膣肉が引っ掛かるたびに、強烈な電流がチンポの芯から腰の奥を突き抜け、背筋が震えそうになってしまう

 こわばる膣肉を傷みにギチギチと引き締め、硬い勃起チンポを拒む意思とは裏腹に、しっかり咥え込んでしまう

 

「くっ……うぅっ……本当にっ、硬いっ……!うぁっ、ぁぁっ……こんなに深く、擦れてっ……んっ、んっ……んんっ……え、えぐれるっ……!」

 

「どうだ、だんだん中にあるチンポの感触に慣れてきたか?」

 

「はぁっ……はぁっ……ふぅっ、んんっ……!ひっ、うぅんっ……はぅ……うぅっ……!」

 

「応答なしはイエスと捉えるぞ」

 

「うぁぁっ、とまれぇっ……はぁっ、ぁぁっ!とまれってばぁっ……ひっ、くぅんっ、んんっ!」

 

「わかった止まる。この一突きを終えたらなっ!!」

 

ズンッ!!!

 

「ふひぃいいいイィンッ!?」

 

 子宮口内を勢いよく押し潰す乱暴な一撃に、ラウラの口から明らかな嬌声が飛び出した

 一突きで膣内で起きてた痙攣も、貫かれた痛みに対する拒絶反応ではなく、チンポを心地よく揉む動きになった。さらに、張り詰めたチンポと媚肉が擦れるたびに、ラウラの腰から背中がゾクゾクと震えた

 ゆっくりと追い詰めるようにのぼってくる快感に、腰をもじもじと小さくよじらせる

 チンポが奥に埋まるたびに肩と腹を引きつらせ、頬を上気させる要因が羞恥から快楽へと変わっていく。自身の身体に起きている原因不明の官能的感覚に、甘い呻き声を漏らす

 

「ひぃいいんッ!?あっあぁあっ!それだめっ、擦るなっ、んぁっ、あッ、あっ!ひっ、引っ掻くなぁっ!」

 

「軍人なら少しは堪えてよ♪」

 

「ふわぁああぁんっ!ひゃっ、あぁあああッ!そんなっ、深いのだめぇえっ!あっあぁあんっ!おちんちん深いのだめぇっ!」

 

「この場合のダメは、良いって意味なんだよな。キツイのいくぞっ!」

 

「ひぁっ、何これっ、あっあぁあっ、頭弾けるっ!?あっひぃいいっ!あそこからすごいのっ、あっ、頭まで刺さってくるぅぅっ!」

 

「その感覚はどうだ!これも嫌か!」

 

「ひぃいいんっ!こんなのっ、知らないっ!あぁあっ、飛ぶっ、あそこも頭もっ、とっ、飛んでっちゃうぅぅっ!」

 

 全身を貫くほどの勢いでチンポを突き上げ、子宮口内を完全に押し潰し、ラウラを無理矢理アクメへと押し上げる

 脳天まで響く衝撃と突き刺さる快感に、絶頂へと上り詰めてしまったラウラは、全身を跳ね上げながら嬌声をほとばしらせた

 あまりの官能の強さに言葉を続けることもできず、ただされるがままに下から突き上げられ、それに合わせて小ぶりな乳房を揺らしながら乱れ狂う

 同時に、膣穴は媚肉をより密集させてチンポを締め付け、なおも快楽を貪るという、本能的な動きを見せてきた

 

「んぁああっ、あぁあッ、ひぃいいんっ!ひぃっ、ひっあぁあッ、いやぁああああっ!」

 

「だいぶ馴染んできたな」

 

「ひゃあぁあんっ!ひっ、それすごっ、ひぃいんっ!あそこ捲れるっ、ひゃあっあ、あはぁああんっ!めくれちゃうぅうんっ!」

 

「一応、尿道付近を責めてるつもりだが、どうだ尿意は感じるか?」

 

「ひぃっ、もっ、もう無理だッ!出るっ、出ちゃうぅっ!おしっこ出ちゃうぅっ!」

 

「なら今度は、犯されながらの放尿の感覚を覚えなっ!」

 

「やっ、いやぁっ!おしっこなんて恥ずかしいぃっ!あっあんッ、ふわぁんっ!やだっ、やだぁッ!」

 

 絶頂に窄まる膣穴を全力で掻き回していく。甘ったるい悲鳴をあげ、思いっきりかぶりを振ってよがり乱れるラウラ

 膣壁越しに膀胱と尿道へと狙いを定め、亀頭の先端で深々と掘削してやると、ラウラの膣穴が再度せわしなく蠕動し始めた

 ラウラの身体はすでに限界を迎えており、子宮口までもがチンポに吸い付いてきていた。気持ちよさそうによがりながらも、チンポの快楽を素直に認めようとはしないようだ

 いくら軍人と言っても、俺と同年代の少女だ。久しく忘れてた恐怖なんかも体感してるだろう

 

「ひッ、そこっ、おしっこあるとこっ、ダメだっ!あそこぉっ、変になっちゃうっ!やっ、はぁんっ!ひぁっ、ああんっ、あそこジンジンしちゃうっ!」

 

「嫌がらずに放尿してみな、さらに追い打ちをかけてやるからよっ!」

 

「あっふぁああぁああぁあああアアアァアアッ!?」

 

ジョロロロ!

 

「やっぱり、まだまだ噴けるじゃないか」

 

「むりっ、こんなの無理ぃっ!死んじゃうっ!おねがいだっ、おちんちん抜いてぇえっ!」

 

「失禁中のマンコにプレゼントだっ!」

 

ビュグビュグゥウウ!!

 

「ふわぁああぁああああぁああアアアアァンッ!?」

 

 無防備な膀胱と尿道を執拗に突き嬲られ、小さな肢体には受け止めきれないほどの快感を受け、秘裂から熱い黄金色の恥水を噴き上げる

 溢れ出したものを抑えることは適わず、受けた快感の分だけ勢いよく放出し、再びあたりにかぐわしいアンモニア臭を漂わせた

 激しい快絶に跳ねる全身を押さえつけ、膣洞の最奥にある子宮口内を亀頭でまっすぐに捉え、俺は一気に大量の精液を撃ち放った

 アクメの快感に浸りきっている子宮は射精を受け、出された分だけの精液を本能のままに呑み込み、ラウラの身体にさらなる牝の悦びを伝えてしまう

 

「んぁあっ、熱いっ、熱いのが入ってるぅっ!ふぁああんっ、すごいっ、頭にぴりぴりきちゃうっ!やぁっ、こんなのいやぁああっ!」

 

「放尿した分だけの精液を注ぎ込んでやるよ」

 

「ひぃいいッ、死んじゃうっ!あそこも頭もっ、蕩けちゃうよぉおおっ!あんっ、あぁんッ、ふわぁあああんッ!」

 

「死なないように制御はするよ」

 

「ふにゃああぁあっ!はひっ、ひあぁああんッ!おぁあっ、おぉっ、おっおおぉおおぉッ!?」

 

「おっと、狂ってきてるな。だがまだ出るぞ」

 

ビュグビュグ!ビュッルゥウウ!

 

「んああぁっひゃぁあああぁああぁあアァアアァアアアァッ!?」

 

 濃厚な精液が子宮内をどんどん満たしていくにつれ、まるでそれに呼応するかのように、放尿の勢いと噴出の量は激しくなる

 すなわちそれは、ラウラの身体が精液を注がれて、堪えきれないほどの快感を覚え、しっかりと女として反応しているからだろう

 ついにひたすら叫ぶことしかできなくなってしまったラウラの小さな子宮に向けて、俺は絶え間なく出る濃い塊を、力強く撃ち放ち続ける

 子宮を膨張させるほどのすさまじい膣内射精に、ラウラはさらなる悦楽の高みへ飛ばされ、結合部からはまだ放尿が噴き出し続けている

 

「あぎっ、ひぃいいぃぃっ!お腹ぁあっ!あああぁッ!ふっ、膨らんでいるぅううッ!熱いッ、熱いのぉおおぉぉっ!」

 

「やっぱりアンバランスになっていくな」

 

「くっひいいぃいぃっ!ヒッアアァッ!んおっ、あひっ、くっひいぃああぁぁぁっ!んっおぉっ、おおぉおっ!ほひぃいいぃっ!」

 

「大丈夫か?もう無理か?」

 

「熱いのでもうお腹っ、膨らまないのぉおッ!中に出しすぎであそこっ、膨らんじゃうぅうっ!むひぃいいいっ!あぁぁあっ!あああッ!」

 

「じゃあ一旦これで最後だっ!」

 

ビュグビュグビュグ!

 

「んッふぁアァアァアァアァッ!?」

 

 黄金色の放尿を大量に噴き散らしながらアクメ顔をさらし、あられもない有様で快感に浸り狂い続ける

 延々と続いた射精がようやく終わって、ラウラも絶頂からは抜け出したようだが、尿を噴いてイキまくったことで意識は蕩けきっている

 凶悪な快感を刻み込む膣内射精と、あまりにも長すぎるアクメがようやく終わりを迎え、妊婦のようなお腹になった身体を大きく上下させて、荒い呼吸で空気を貪るラウラ

 しかし快絶の余韻すらその肢体が休ませることはなく、結合部からはまだかすかに残った尿が漏れてきていた

 

「はひっ……ひっ……かひゅっ……ぁ、ぁぁ……ひぃ……ひっ……ぅぁぁ……」

 

「意識はしっかりしてるかラウラ?」

 

「ひぃ、ひぃあ……はひっ……アッ、あっ……あひぃぃ……ん……ひぃああぁぁぁ……」

 

『完全にグロッキーだね。顔の方はしっかり蕩けてるね』

 

『どうすんだ?回復するまで待機か?』

 

「それでもいいが、この快楽を忘れさせないように続行すべきだな」

 

『じゃあ黒の手で耳か、口の中に突っ込めば起きるんじゃない?』

 

 そのまましばし、俺はラウラの子宮へとたっぷりと射精した余韻にじっくりと浸っていった

 完全に快楽に打ちのめされてしまったラウラの意識を現世に戻すため、再び頭の中で触手をイメージして生成した。生成した触手を、既にチンポを引き抜いたマンコに突っ込んだ

 子宮に溜まっている熱い塊となっている精液を、掻き出すようにグネグネと動かす。妊婦のように膨らんだラウラのお腹が、挿入した触手によって歪な形が浮き上がっていく

 徐々に精液が放出されてお腹が元に戻っていくにつれ、喘ぎながらもラウラの意識は戻ってきている

 

「ぉ、ぉぉぉ……はひっ、ひぁぁ……気持ちいぃ……」

 

「おっ?もうそういった感覚があるか。ならその状態で応答、放尿は気持ちよかったか?」

 

「おしっこぉ……気持ちいいよぉ……んぅ、ふぁぁ……」

 

『なんか、まだ朦朧としてない?未知の体感にまだ頭が追い付いてないような』

 

「だったら勝手な契約を行うか……ラウラ、この快楽をこれからも味わいたいのなら、俺の奴隷になることを約束できるか?」

 

「んぅ……約束、するぅ……」

 

『記憶の片隅に、内容だけは保存されるだろうな』

 

 人権すらはく奪する横暴な契約にも幸せそうにうなずくラウラの姿に、俺は快楽に溺れたと仮定してさらなる快感を与えようとする

 もう一度ラウラを持ち上げて、俺の上に跨る体勢にさせた。にちゃりと粘ついた音が聞こえ、亀頭がわずかに膣口に食い込む

 脱力したラウラの身体を少しずつ落としていきながらしていきながら、俺はゆっくりと、ヒクつく膣穴の奥へと、みなぎるチンポを埋没させていった

 過敏になりすぎた媚肉を太いチンポでじわじわと限界まで押し広げられ、ラウラの口からうっとりとした声がこぼれ出た

 

「あっああぁああぁぁ……♡」

 

「ラウラ、おはよう」

 

「あぁっ、すごっ……奥まで来てるぅ……♡」

 

「契約は覚えてるかラウラ?俺の奴隷になるって約束したんだが」

 

「はぁっ、ああぁぅぅ……♡んはぁっ、ああぁ♡すごいっ……おちんちん、すごいよぉぉっ……♡」

 

「おーい!返答はできるか?」

 

「あふぅぅっ、んぁぁっ♡あぁっ、おちんちんすごいっ♡太いおちんちんであそこ擦られたら、むずむずしてたの、ほとんど消えたぁ……♡」

 

 たくましく反り勃ったチンポを根元まで咥え込むなり、ラウラは甲高い声を大きく響かせ、プルプルと身体を震わせて動きを止めた

 俺の言葉は届いてないが、ラウラの膣内はチンポをしっかりと包み込み、細かく痙攣しながら媚びるように密着してきていた

 膣洞はたくましい勃起チンポの感触に悦び、ただでさせ濡れそぼっている粘膜が、淫らな粘液をじゅわりとさらに分泌させてくる

 性へのボキャブラリーが少なすぎるのか、未だにおちんちんやマンコのことをあそこと言うラウラに、別の言い方を耳元で囁いたら受け入れるか実験する

 

「あぁんっ♡あぁっ、あぁぁぁぁっ♡おちんちんいいっ♡あそこの中っ、太いおちんちんでいっぱいになってるっ♡いっぱい擦れてきてるぅっ♡」

 

「ラウラ、おちんちんじゃなくてチンポ。それとあそこじゃなくて、マンコって言ってみな」

 

「ひあぁっ♡マンコえぐられるぅっ♡あはぁぁぁっ♡大きなチンポが引っ掻いてきてぇっ……♡はひぃぃっ♡マンコがめちゃくちゃにされてるっ♡」

 

「なるほど。言われたことは認識はできてるのか……なら、俺のことをご主人様って言えるか?」

 

「あぁっ♡ひあぁっ♡チンポっ、大好きぃ♡ご主人様のチンポ気持ちよすぎるよぉ♡立派なチンポっ動いてるだけで気持ちよすぎるぅっ♡」

 

「簡単に瓦解したな。代表候補生と軍人って肩書で身構えたが、一番最速で堕ちた代表候補生じゃないか?」

 

「気持ちいいのいっぱい感じるっ♡あぁんっ、ああっ♡チンポ気持ちいいっ♡んあぁぁっ♡あはぁぁぁああぁっ♡」

 

 実験の結果、どうやら未知の体感に呑まれたか、シャルロットのように嫌な過去を忘れらるほどの快感を与えられた為、快感で補完したかのどちらかだ

 ラウラは覚えた単語を乱発しながら、チンポと媚肉の擦過で自身も快感を覚え、甘い喘ぎをあげて、大胆によがる

 弾力のある壁肉がチンポをしっかり捉え、押し潰すような圧迫を与えながら上下にしごいてくると、心地いい刺激を受けたチンポが脈を打つ

 快感を受け入れたからか、さらに抽送は激しくなり、膣内の締まりも一段とよくなる

 

「んあぁぁっ♡すごいッ、チンポ刺さってきたぁっ♡マンコの中っ、つぶされちゃうぅっ♡どすどすっ、気持ちいいっ♡ひゃあっ、あぁぁっ♡」

 

「ならもっと気持ちよくなるために、もっとマンコを締めれるか?」

 

「はあぁんっ♡はっ、はいっ♡締めますぅっ♡ぐいぐい締めてチンポ絞りますぅっ♡もっとっ♡もっとっ、どすどすチンポをしてくださぁいぃっ♡」

 

「どんどん突いて、弾け飛びそうになったらイクって言うんだ」

 

「ひあぁぁっ♡あぁぁっ♡チンポくるぅうっ♡マンコにぃっ♡あひっ、ひぃぃっ♡あんっ、チンポ強いのっくるよぉおおッ♡」

 

「ラウラが望んだんだからね」

 

「あんっ、あぁぁっ♡あはぁぁぁぁぁっ♡あっ、マンコ締めなきゃっいけないのにぃ♡チンポ強烈でっ、頭まっしろになるぅうっ♡」

 

 ぺたんぺたんと可愛らしい肉打ち音をたてながら小さい尻を懸命に振って、チンポを深くまで咥え込み、媚肉にべったりと擦り付けていく

 そろそろ股間の奥熱い衝動が疼きだしたのを感じ、俺は自らも強くチンポをしごこうと、腰に力を込めていく

 粗だをしっかり掴み直して腰を突き上げ、ピストンの摩擦を乱暴にすると、ラウラは喜悦に満ちた絶叫をあげた

 獰猛な膣穴掘削によって得られた快感に、華奢な肢体を引きつっていって、愛液が湧き水のように溢れてくる

 

「んはあぁああっ♡すごいのきたぁあっ♡マンコから頭のてっぺんまでっ♡気持ちいいのが突き抜けてっちゃったあああぁっ♡」

 

「もっと気持ちよくなる方法をラウラは知ってるだろ?放尿することで、ラウラは快感を得るんだから」

 

「ふわぁああっ、それっ、それ恥ずかしいですぅっ♡はぁっああぁっ♡あっあっ、ひぁっあぁあっ♡おしっこの穴開いちゃうっ、おしっこ漏れちゃうっ♡」

 

「その恥さえ忘れるぐらいの快楽を与えよう!」

 

「おしっこ恥ずかしいのにっ、ひぁっあああぁっ♡気持ちいいっ、気持ちよすぎてっ、狂っちゃうっ♡ひぁあっ、おしっこしながらイクぅぅっ♡」

 

「ここだろ尿道は、ここら辺を突いていけばっ!」

 

「んはぁああぁっ♡チンポっ、刺さってきたぁ♡そこっ、おしっこ溜まってるとこですぅっ♡いけないとこなのにぃいいッ♡ふぁッあああっ♡」

 

 ラウラ自身の意志や刺激による反応でマンコはますます窄まり、媚肉がチンポをがっちり捉え、離すまいと食らいついてくる

 だいぶ快楽に溺れたと確信しつつ、腰の位置を調整した突き込みを見舞い、亀頭で膣壁越しに膀胱を叩き上げていく

 アクメ中に強烈な刺激を与えられた膣穴は遠慮なしでチンポを締めあげてきて、極上の快感に時折意識が刈り取られそうになる

 圧搾に加えて甘えるような襞肉の愛撫に射精感は一気に跳ね上がり、付け根に溜まった塊がドクンと鼓動した

 

「んひゃあぁああっ♡あぁんっ♡お漏らしを促すチンポっ♡気持ちよすぎるぅっ♡マンコ、もうぐちゃぐちゃになっちゃうぅうっ♡」

 

「もうそろそろ噴きそうか?俺もそろそろイキそうなんだ」

 

「あぁっ♡来るッ、おしっこきちゃうっ♡おしっこ入ってるとこ押されていっぱい漏らしちゃう♡んはぁぁっ♡どんどん近づいてくるぅっ♡」

 

「そろそろ限界だっ!全体重を落とせっ!」

 

「んあぁぁっ♡あんっ、あぁっ♡はいっ♡お尻落とすぅっ♡チンポに子宮っ、くっつけるぅぅっ♡」

 

「出すぞ、ラウラ!」

 

ビュグウゥウビュグ!

 

「はひゃあぁぁぁああああぁぁぁああアアアアァァァアアアァァッ♡」

 

ジョロロロ!

 

 ラウラの尻が落ちてくるタイミングに合わせ、俺は腰を突き上げて尿道と膀胱をなぞるように膣壁をえぐり、そのままの勢いで子宮口内をチンポで叩き込んだ

 子宮に密着した亀頭から、直接特濃の精液を注がれ、ラウラは、室内まで響きかねないほどの大きな嬌声をあげて絶頂に達した

 一段階上の絶頂に達したラウラが、射精のタイミングに合わせて身体を痙攣させながら、花弁から噴水のように尿を勢いよく放っていく

 アクメの快感と種付けの幸福感にラウラは喜悦に満ちた艶声をあげ続け、腰を卑猥にくねらせて黄金色の恥水を派手に噴き散らす

 

「んぁああぁあっ♡あっついのっ出てるぅっ♡はひゃあぁっ♡おしっこの穴閉じないっ♡すごい勢いで噴いちゃってるぅっ♡」

 

「どれだけ溜め込んでるんだか、三日分くらいの放尿をしたんじゃ」

 

「きゃううぅうっ♡塊が出てくるぅっ♡ぶぴゅって出てきて子宮にぶつかったぁあっ♡すっごい濃いのっ、出てるよぉおおっ♡」

 

「放尿する分、どんどん注いでやるからな」

 

「あはぁあっ♡おしっこいっぱい出たぁっ♡はぅうううっ♡もっと飛んじゃうっ♡はあぁんっ♡トンじゃうぅぅっ♡」

 

「まだまだ出すぞっ!」

 

ビュグビュグゥウ!!

 

「むっひゃアアァァあああぁぁアアァァあああぁぁアアァッ♡」

 

 まるで爆発するかのように先端から精液の塊が弾け、押し広げられた子宮へと一匹の牝を屈服させるために、怒濤の勢いで精子達が流れ込んでいく

 もっと注いでほしいと訴えるように、膣洞を淫靡にうねらせて、なおもチンポをしごき上げてくる

 猛りに猛った欲望を根こそぎぶつけるべく、腰を押し付けながら、ラウラの子宮へと精液を撃ち込み続ける

 やがて、大量の精液を受け止めたラウラの子宮は大きく膨らみ、腹がぽっこりと盛り上がってしまう。さらなる絶頂へと吹っ飛ばされ、放尿の勢いを増しながらよがり狂う

 

「ひぁああっ、あはぁああんっ♡あぁっ♡イクッ!子宮イクぅううっ!ふぁああっ♡ぶくうって膨らんでぇっ!イクぅうぅううっ♡」

 

「ミチミチ聞こえるのが早いな」

 

「あひぃいいっ!ひぁああぁっ、あぁんっ♡まんこ溶けるぅううっ!ふはぁああぁっ♡子宮はち切れちゃうううぅっ♡」

 

「まだまだ放尿してるのもすごいな」

 

「ふはぁあっ、はおぉっ♡おしっこっ♡おしっこ漏れるぅっ♡おぉっ♡おしっこ噴くまんこイクっ、うぅううんっ♡はひゃああっ、あはぁああっ♡」

 

「ラストだっ!」

 

ドプドピュウゥ!

 

「はひぃいいィィイイィィンッ♡」

 

 凄絶なまでの快感を味わわされたラウラは、悦楽に染まった無様なアクメ顔となり、下品な随喜の嬌声が後から後から飛び出してくる

 膣内射精の肉悦に浸りきっているラウラのイキ様を楽しみながら、とことん快感で狂わせてやろうと全ての精液を胎内深くへと注ぎ込んだ

 全身を弛緩させて、すっかり蕩けきった幸せそのものの顔で、子宮に感じる精液の熱さに浸っている

 これだけたっぷり精液を注いでやったにもかかわらず、まだ吞み足りないのか、膣肉がうねうねと蠕動し、精の残滓すらも搾り尽くそうとしてくる

 

「んおぉ……っ、おぉぉ……ぉ、あひっ……♡くひぃっ……んおぉっ……お、おぉぉっ……♡」

 

「もうさすがに放尿はしないだろう」

 

「はぁっ、はぁぁっ♡ひぁっ♡あひぃっ……♡んぅぅっ……うぅんっ、はふぅっ……♡」

 

「服がすっかり愛液と尿で濡れちゃった」

 

「ひぃ……ぁ、あひぃぃ……ンン……♡あ……あついぃ……♡あひぃぃ……いぃ……♡ンンン……♡」

 

「……また意識が飛んでるな」

 

『今まで誰かに愛されることとかなかったし、辛い日々の中での急な快楽だからね。もう頭は色々と飛んでるだろうからね』

 

 最後まで子宮で精液を呑みきったラウラは、絶頂から抜けると荒い呼吸で喘ぎながら、腰を小刻みに震わせた

 俺の身体はすっかりラウラが噴射した液体で濡れてしまっていて、まるで土砂降りに遭ったかのような有様である

 本人の口からは一応、奴隷になることは誓われていたが、まともな判断ができない状況での約束事であるから不安ではある

 もし朦朧とした意識から完全に立て直し、再び俺を捕縛しようとするものなら、黒の手で生成する細い触手で今度は尿道に突っ込んでやろう

 

『あっ、もうそろそろ朝を迎える。保健室にラウラを戻さないと結構まずいよ』

 

「……最終確認はできてないんだがな」

 

『もともと他者には言えないように縛っている。今回のことも誰にも伝えず、一人で抱え込むだろう』

 

『だからまぁ、ラウラがちゃんと堕ちてるかを確認するのは、次の機会ってことだね』

 

「次の機会かぁ……次はアポなしでラウラは、突撃してくるだろうからなぁ」

 

『……でもいい案はあるよ。シャルロットが女性として再転入されて、部屋割りがラウラと同室になるんだけど。あの計画と同時に確かめるのはどう?』

 

「……デュノア社へ、シャルロットが犯される姿を生中継で伝える計画にラウラをもか」

 

 もともとシャルロットを露出嗜好にしたのにも理由がある。提案発案は神楽とマドカ、デュノア社が倒産し社長が最後に見た娘の姿は、死んだはずの俺に犯される姿であった

 ドS二人組のこの計画は、アルベール・デュノアへの嫌がらせにすぎない

 シャルロットは父親に見られて、不快な思いや羞恥な思いを抱くよりも、快感を得てほしいが為に露出嗜好に調教したのだ

 その舞台にラウラも混ぜるか、確かに同時に行えば少ない行動で終えるし、メリットはあるな

 

「そうするか。生中継の計画は今夜だが、やったりますか」

 

『おおー!シャルロットにも事前に伝えないとね。報連相は大事だよ』

 

「わかってるけど、まずはびしょびしょのラウラをシャワーで洗い流さないと」

 

『光学迷彩のローブの充電は終わってるから、織斑千冬が様子を見に行く前に戻さないとね』

 

『華月の責めが長いからな』

 

「うぐっ!?反省しております」

 

『頑張れー!華月ー!』

 

 アンモニア臭、精液の臭いをとにかく無くさせて、保健室へ韋駄天のような速さで走り続けた

 




結論として、もう幼児退行気味な口調にしようとしました。


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金銀二枚堕ち

執筆中に蚊が現れました。

君はもう少し後の季節じゃないかと、文句を言いたいです。


 ラウラを犯し保健室へと戻し、シャルロットを本当の意味で解放する計画の最終段階を行おうため、同日の夜中に新たな部屋割りで決まったシャルロットの部屋に訪れていた

 今回の計画を知っているのは、俺とシャルロット、神楽、マドカ、楯無である

 デュノア社の社長であるアルベール・デュノアのみに映像を届ける。俺にはそんな技術を持ち合わせていない

 だが、マドカや楯無は映像をアルベール・デュノアのパソコンのみに送る技術を得ている。マドカは今回忙しくいないので、楯無が今回の重要な役割を担っている

 

「ご主人様、機材の準備は全て終えました」

 

「助かるよ楯無。シャルロットの戸籍の件といい、世話になりっぱなしだな」

 

「いいえ、奴隷としてご主人様のために行動するのは当たり前ですから」

 

「戸籍の際にも言ってたが、簪と一緒に一日中犯されるのが楯無からしたら喜ばしいご褒美か?」

 

「もちろんです!あぁ、想像するだけでマンコが♡」

 

「犯すのはまた今度だからな。今回は本当に助かった、ありがとう」

 

「ご主人様、計画の成功をお祈り申し上げます」

 

 楯無はそう言って一礼すると、愛液が垂れてできた小さな水溜まりを拭いてから退出した。妄想だけであそこまでいくとは、更識家当主様も本当に俺に堕ちたんだなと実感する

 大物を堕としても天狗にはならないようにしているが、どこか自信が付くというのも嘘ではない

 湧き上がる自信を胸に、浴室で着替えているシャルロットとラウラを待つ。ラウラはこの部屋に訪れた俺に驚き迎撃しようとしたが、まだ本調子からほど遠いようで、楯無に瞬殺されてしまった

 後は俺が浴室にラウラを連れ込み、以前と同じ内容で脅迫すると、否定的な台詞とは対照的に顔は蕩けていた

 

『ラウラの身体はもうとっくに堕ちてる。精神だけでなんとか快楽に勝とうとしてるって感じだけど、もう一回犯されたらもう華月に染められるね』

 

「終盤か、シャルロットもラウラを堕とすのに協力的だ。だからといって、油断はしない」

 

『……まぁそれはいいが、二人に渡したあの水着はどこで調達したんだ華月?』

 

「一組に同調がやたら早く、堕ちるまでもが早かった女子がいたんだ。その子がもともと買ってたやつでな、少々お借りしただけだ」

 

『見返りとして、二回くらいセックスを要求されてたけどね』

 

『私はそんなこと知らないが?』

 

「だいぶ前に羞恥心を高めるためのものとして借りただけで、誰にも使わなかったからな。さすがにシャルロットを屋上で水着姿ってのも、初手からぶっ飛んでると思ったし」

 

 何を思ってかは知らない。もしかしたら、織斑一夏に意識してもらうために持ち込んだ卑猥な水着かもしれない

 まぁ理由なんて今はどうでもいいか。犯す際に役立ちそうなのはないかと、神楽が堕とした女子に聞き込んだとこ、得られた収穫物である

 シャルロットが意外とすんなり受け入れたのは驚きだったな。いくら嫌いとはいえ、実の父親に痴態を見せつけるわけだ

 神楽とマドカが企てた計画をシャルロットに伝える際、嫌ならこの計画は凍結させてもいいと俺は伝えたが、シャルロットは受け入れたのだ

 

『どこかシャルロットは、華月に依存してる節があるしね。断ったら捨てられるみたいな』

 

「捨てたりしない。って言っても不安がられるのかな?」

 

『だから、たくさん愛してあげなよ。愛情をもともと与えられる機会が少ない二人なんだから』

 

「軍人のラウラは、そういった機会は少なそうだな」

 

『……まぁね。あ、着替える音が終わったみたいだし、二人をちゃんと愛してあげてね』

 

「もちろんだ」

 

「ご主人様、着替えが終わりました……♡」

 

 ネヴィとルーシャの会話を終え、浴室で着替えを終えたシャルロットが出てきた

 渡された水着をきちんと身に着けたようで、乳首と局部をかろうじて隠すだけの紐のような水着一枚の姿ろなったシャルロットは、艶笑を浮かべ俺のもとへと寄って来た

 透き通るような美しい素肌を、俺に密着させ相変わらず好きなのか頭をスリスリさせてくる。忠犬と思うと可愛らしいもので、頬に手をやり優しく撫でる

 シャルロットの目が蕩けた辺りで、浴室にまだいるラウラも同じ水着を身に着けた状態でオドオドしながら出て来た

 

「はぁ……ん、ご主人様……♡」

 

「似合ってるぞ二人とも。ラウラも一旦こっちまで来な」

 

「い、嫌に決まっている!」

 

「ふふ……ありがとうございます、ご主人様ぁ……♡」

 

「シャルロット、これから計画の大詰めを迎えるから、気張っていくぞ。ラウラ、着替えてもらってなんだが、ちょっとだけ静かにしてもらうぞ」

 

「ご主人様ぁ……シャル、シャルって呼んでください」

 

「……シャル、ちょっとラウラを拘束するから待っててくれるか?」

 

 シャルからのお願いを聞き、ラウラを結束バンドで拘束する。一緒に犯すのもありだが、安全第一に行動するため同調をラウラの精神に促す

 既にシャルは、犯されることに嫌悪感は抱いていない。犯されて悦んでいるシャルをラウラは見る。他者が犯される姿を見てもらうために

 結束バンドで拘束し、猿轡を付け、片方のベッドに座らせる。もう片方のベッドにシャルを連れていき、目の前に置かれているカメラと、パソコンに電源を入れる

 電源を入れ終えると、俺はインターカムを装着してシャルの後ろに座り込んで、アルベール・デュノアの反応を待つ

 

「アルベール・デュノア、聞こえているか?お前の身勝手な行いで生まれた結末を教えてやる、その部屋にいるんだろう?PCの画面を見てみろ」

 

『まったくなんだこんな時間に……なっ!?なんだこれはっ!』

 

「あはは……見えてるお父さん?」

 

『シャ、シャルロットっ!?そ、それに貴様は二人目の!死んだはずでは!』

 

「言ったろ。身勝手な行いから生まれる結末をお届けすると。そのために生き返ったのかもな」

 

『娘に何をさせる気だっ!!手を出したらただでは済まさんぞっ!』

 

(インカムにしてよかった。アルベール・デュノアの声は、俺だけに聞こえる。シャルには怒鳴る父親の姿しか見えない、シャルの言葉はインカムが拾うから向こうには聞こえるがな)

 

 突如パソコンの画面に、実の娘が淫らな水着を着て、男の傍にいたらそれはもうご立腹だよな。今の反応から察するに、お互いのすれ違いがあると俺は判断した

 娘の安否を必死になる姿は、実の親らしい行動だが、おそらく守り方が酷なせいですれ違いが起きたのだろう

 真実は知らない方がいい時もある。この展開は、アルベール・デュノアの責任でもある。何かからシャルを守るために転入させ、あわよくば織斑のデータを盗む犯罪行為を犯させる

 可愛い娘を守るためでももう少し程度ってものを知らないと、俺みたいな狼に喰われちまうんだぜ

 

「さて、シャル。実の父親に見られてどうだ?」

 

「うぅ、とっても恥ずかしくて、目が回っちゃいそうですけれど……ご主人様の言いつけですからぁ……♡」

 

『貴様ぁ!!娘になんてことを!!』

 

「これからもっと恥ずかしい姿を披露することになるが、心の準備は万全か?」

 

「はっ、はい……♡ぼっ、僕はご主人様の奴隷ですから……ご主人様のお好きなようにしてください……♡」

 

『シャ、シャルロット……う、嘘だ。嘘に決まっている』

 

「現実を受け入れろ。お前が始めた過ちの結果なんだ。引き金を引いたのはお前だ、その後は知らん顔だなんて調子いいこと言うなよ」

 

 裸でいるよりもよほど破廉恥なありさまとなっているシャルは、自ら股を広げながら、早くも興奮に息を荒くしていた

 そんな実の娘を見る父親の目は、混乱、怒り、そして欲情と、さまざまに彩られている。そういった目にさらされ、シャルはもどかしそうに腰を揺すり、妖艶な表情を見せる

 血の繋がった実の父親に痴態を見せつけながらも、従順な態度を見せるシャルに、俺は順調にことが進んでることに安堵した

 羞恥心を滲ませつつも、それ以上に快楽に対する大きな期待を孕ませた瞳をこちらに向けるので、ふくよかな乳房を揉み始める

 

「んぁっはぁああんッ♡」

 

『あ、あぁ……嘘だ、嘘だああぁぁ!!』

 

「あぁっ、はぁんッ♡こっ、声がっマイクにぃっ!僕のはしたない声がっ、お父さんに聞かれちゃってますぅっ♡」

 

「もう画面の向こうにいるあいつは父親じゃないだろ?シャルロット・サラシキが本名なんだから、アルベール・デュノアとは無関係だ」

 

『さ、更識だとっ!?あ、暗部の名がなぜ娘に』

 

「ご主人様におっぱいもまれながら出ちゃうっ、僕のエッチな声ぇ……っ♡マイクでおっきくなって、知らないおじさんにぃ……っ!」

 

「そうそう、初対面のおっさんだよ。それにもし本当に父親なら、実の娘に欲情なんてしないだろ」

 

 柔らかな肉実を握り締めたとたん、シャルの口から嬌声が上がり、それがインカムのマイクを通じて、アルベール・デュノアのもとで響き渡る

 その淫らな喘ぎ声に、アルベール・デュノアは真実から目を背けるが、目を見開き画面を凝視している

 シャルはアルベール・デュノアの存在を意識して、おっさんに声を聞かれることを恥じ、ついつい声量を弱くしてしまう

 覚悟は決めていたはずだが、実際にこうして破廉恥な姿をさらし、艶声を聞かれるのは予想以上の羞恥だったらしい

 

「き、気持ちよく……んぁっ、はぁんッ♡そ、そんなにイヤらしく揉んじゃぁ……あぁ、はぁ、んはぁあッ♡」

 

「気持ちよく喘いでくれ。俺の手じゃ不満か?」

 

「んふぅうっ……おっぱい気持ちいいよぉぉっ……♡そんな風にご主人様の手でムニムニもまれたら、エッチな声、止まらなくなりますぅ♡」

 

『も、もうやめてくれ……金ならいくらでも出すから、もうこれ以上は……』

 

「……いよいよ三流じみた台詞を吐いたな。シャル、挿入のために自分でオマンコを弄ってくれるか?」

 

「じ、自分でですかぁ……?あっ、はぁんっ♡はい、いっぱいしちゃいますぅ♡きゃはあぁッ♡オマンコグチョグチョぉ♡」

 

『……夢だ。悪い夢なんだ』

 

 羞恥心を覚えているが、俺はまろやかな膨らみを揉み、突起した乳首を弄り回し、本格的な愛撫を施していく

 胸を弄ばれることで押し寄せる快感が、シャルの中の羞恥心に勝ってきたようで、こぼれ出す喘ぎ声がどんどん甘い響きを帯びてくる

 興奮が昂り、シャルは腰をよじり、股間をくねらすので、自分で弄るよう指示する。シャルはクロッチを横にずらして秘裂を露出し、細く白い指を膣内へ挿入する

 シャルが秘裂へと指を突き入れると、股間から出る水音を拾い、その淫らな響きをアルベール・デュノアへ届ける

 

「ひぃんッ♡あはぁっ、オマンコッ、ヌルヌル気持ちいいッ♡あぁんっ、エッチな音、たくさん出てるぅぅッ♡」

 

「淫らな音を聴いてどうだ?画面越しのおっさん」

 

『……うぁ、あぁああぁ』

 

「あぁああんッ♡おっぱいイイのぉッ♡乳首っ、もっとピンピン弾いてくださぁいッ♡ふぁっ、ひゃぁんッ♡」

 

「返答がなくなってきたな。放心状態か?」

 

「オマンコぉっ、クチュクチュエッチな音が、すごいのぉっ♡音だけじゃなくて、いっぱいオツユこぼれちゃってるっ♡」

 

『こんなの娘じゃない!!本当の娘を出せっ!!娘がこんな売女なわけがない!!』

 

 アルベール・デュノアは顔を赤くしながらその音に聞き入り、シャルの痴態に目を釘付けにされている

 乳房に強く指を埋め、ずれたブラから現れた乳首に指をひっかけながら、愛撫を強めていると、急に叫び出しながら現実から目を背く発言ばかり吠えだした

 負け犬の遠吠えが聞こえてないシャルは、濡れそぼった秘裂にズボズボと指を突き入れる動きも激しくなり、シャルの恥部から出る淫靡な音色が、次第に大きくなっていく

 俺はシャルの痴態に興奮を高めつつ、乳房への愛撫でをさらに続ける

 

「んはあぁっ、ご主人様ぁ♡僕のオマンコ、もうこのままイッてしまいますっ、アクメが来ちゃいますぅぅッ♡」

 

「そうか。なら、画面の向こうで錯乱しているおっさんに見せてやろう」

 

「はいっ♡んふぁっ、はひぃんッ♡おっ、おじさんに、潮噴きいっぱい楽しんでもらいますぅっ♡」

 

『やめろぉ……娘の姿で……』

 

「あぁっ、はいッ♡イクイクッ、イクゥゥゥッ♡おっぱいもオマンコも気持ちよすぎてっ、潮噴きアクメきちゃうぅッ♡んはぁああッ♡」

 

「遠慮なく噴き散らしてイキなっ!」

 

「ひゃっはぁぁあアアアアァァッ♡」

 

プッシャァアアー!

 

 潮噴きアクメへと向かって、さらに過激に膣内を指でほじくりかえし、快感を募らせて上り詰めていくシャル

 乳房と秘裂から走る快感に、ビクビクと身体を震わせ、絶頂が近づくにつれて呼吸と喘ぎ声を荒げていく

 ビクンッっと大きく身体を弾ませ、シャルは嬌声を響かせると同時に、勢いよく潮を噴き上げ、鮮烈な絶頂姿を父親にさらす

 腰を震わせながら思いっきりエクスタシーへと達し、派手な淫音を立てながら、ビシャビシャと辺りに潮をまき散らす

 

「ひぁあッ、あはぁアアァッ♡でたぁっ、お潮っ、オマンコからお潮噴いたぁああッ♡オマンコ弾けてっ、ブシュブシュゥゥッ♡」

 

「派手に噴いてるな。PCの画面にまで届いてるし」

 

「はぁああッ、もっとぉ、もっと噴きますぅぅッ♡オマンコ掻き回してっ、いっぱいお潮ふいちゃいますぅぅッ♡んはっ、はヒャアアッ♡」

 

「あ、もう画面が濡れておっさんがよく見えん」

 

「んふぁあッ、あはぁぁッ♡あぁっ、抜けるぅぅ……ッ♡アクメッ、終わりますぅっ、お潮もっ、あぁぁっ、止まっちゃうぅぅ……っ♡」

 

『……違ぁう、誰だぁ、お前ぇえ』

 

「ふぁぁ、はぁぁ……♡き、気持ちよかったぁ……♡」

 

 目の焦点が合ってないであろうアルベール・デュノアの声をよそに、シャルは何度も悩ましい痙攣を繰り返し、秘裂をなおも攪拌して快楽を貪る

 艶めかしい響きの絶叫と、弾ける愛液の淫音をマイクに乗せ、シャルは画面の向こう側を卑猥な音色で埋め尽くして悶え喘ぎ続ける

 絶頂の快感に身をよじるシャルの艶姿を楽しんでいると、やがてシャルはアクメから落ち着いてきて、潮の放出も収まってきた

 潮を噴き終え、たっぷりと痴態を見せつけたシャルに対し、アルベール・デュノアは唖然呆然としたままだ

 

「おい、おっさん。まだまだ現実を突きつけてやるんだから、画面から目を背け……」

 

『違う違う違う違う違う違う違う違う違う』

 

「……ダメだな。完全に壊れやがった」

 

「わぁ……ご主人様のオチンチン、勃起オチンチン……♡欲しい……早く、ご主人様のオチンチンで、オマンコに挿入してくださいぃ♡」

 

『違う違う違う違う違う違う違う違う違う』

 

「一旦インカムは外して……俺の上に跨って入れなシャル」

 

「はぁ、はいぃ……♡きゃははああぁアアアァッ♡」

 

 ベッドに腰を下ろした俺に、シャルは座位の体勢で咥え込むことを決めたようで、チンポの角度を調整して膣口に亀頭をめり込ませ、一気に腰を落とした

 自ら勃起チンポを奥深く咥え込み、火照りきった牝肉で剛直を抱きしめながら、恍惚の嬌声を張り上げるシャル

 俺も、チンポを芯まで溶かすような熱さとぬめりを湛えた膣穴の感触が気持ちよく、それだけで軽く濃しを震わせてしまう

 腰をゆっくり力強く動かして、チンポをぐっぽりと咥え込む膣穴をほじり始めると、喜びに染まった艶声がはしたなく飛び出した

 

「はっ、んぁああッ、オチンチンッ、オチンチンッ!ガチガチに硬いオチンチンが、オマンコ押し広げてるぅッ♡」

 

「奥まで届いてしまったな」

 

「ふはああぁッ、この体勢っ、オチンチンが奥まで刺さっちゃいますッ♡オチンチンがっ、子宮持ち上げちゃうぅぅッ♡」

 

「シャル、好きに動いてみな」

 

「はっ、はいぃっ♡ではっ、ご主人様の勃起オチンチンッ、僕の奴隷オマンコでご奉仕させてもらいますねっ♡」

 

「あんまり無理はするなよ」

 

「あふうううぅっ、んンアァッ♡こうしてっ、いっぱい、オマンコでしごきますっ、うぅぅんッ♡んふぁっ、あはぁあッ♡」

 

 はしたない座位の体勢のまま、シャルは自分から尻を上下に振り、膣肉を締め付けてチンポをしごき上げてくる

 甘美な擦過感に艶声を響かせ、タプタプと乳房を弾ませながら、チンポを先端から根元まで満遍なく味わっている

よりぬめりを増した媚肉がチンポを満遍なく撫で回してくるために、摩擦のたびに下半身が蕩けてしまいそうになるほどの快感を覚える。直線的な突き込みに加え、膣洞を押し広げるように腰を左右に振ると、シャルはさらにいやらしく悶えだす

 

「オマンコめちゃくちゃにされるぅうう♡はぁううんっ♡奥までっ、掻き回されるのぉおっ♡」

 

「恥ずかしい思いをさせてしまったからな、それ以上の快楽で上書きをする」

 

「あぁんっ、ご主人様ぁ♡ご主人様ぁっ……♡おねだりしてもいいですかっ♡お願いっ、聞いていただけませんかぁ♡」

 

「お願いか……いいぞ、叶えられる範囲でだがな」

 

「キスがしたいですぅぅ……♡ふぁああ♡ご主人様とキスしたいのぉ♡とびきり気持ちよくてエッチなキスぅぅ♡」

 

「甘えん坊だな。どういったキスがいい?ソフトか?それともハードか?」

 

「はぁああ♡頭が蕩けちゃいそうなぁ……♡脳みそまでとろとろになっちゃいそうな♡濃厚なキスがしたいです♡したいですぅ♡」

 

 俺は腰を回しながらチンポを突き入れ、さらに激しく膣穴を攪拌していく。粘液の音がさらに下品になるのと同時に、シャルの喘ぎ声もいっそう激しさを増していく

 淫らな姿にチンポをたぎらせながら、俺は腰を突き上げてなおもマンコをほじる

 下品な音を鳴らしてチンポを抽送していると、シャルは媚びた表情を浮かべ、猫撫で声で俺に話しかけてきた。前回のキスが気に入ったのか、キスの許可を求めてきた

 許可が下りるなりさっそく伸ばしてきたシャルのローズピンクの舌を絡め取ると、その柔らかくて甘い感触をじっくりと楽しむ

 

「むはぁっ、はぷぅっ♡ご主人様の味ぃ♡んじゅる♡はぁうっ、れろぉ、ぷじゅつゥッ♡ご主人様ぁ♡あはあぁ♡よだれ飲ませてぇぇ……♡」

 

「もの好きだな。ほらっ、たっぷり味わえ」

 

「あむっ、んじゅるるっ♡むぁあああんっ♡これぇ……本当に頭溶けちゃいそぅ♡はぶゥゥ、じゅるっ♡れろぉっ、ピチュッ♡」

 

「そんなにキスが気持ちいいか?」

 

「んじゅっ、んぷぅ♡ピチャ、むふんッ♡ふはァァ♡ジュルッ、じゅぷぅうう♡キス気持ちいい……♡ご主人様とのキス、たまらないンンンン♡」

 

「そうか、なら追加でもっと飲ませよう」

 

「ごくっ、んくっ♡ご主人様の飲むとゾクゾクするぅ♡んちゅ、んっふぅっ♡この感じ、好きぃい……♡ふあぁあ♡身体、全部ご主人様で染められるぅ♡」

 

 ちゅぱちゅぱと音をたてて複雑に唇を合わせ、口内を舐め上げていくと、シャルも追随するように大胆に動かしてきた

 口内に溜まった唾液を交換し合って飲み干していくと、脳が茹で上がってしまうような、濃厚な高揚感が身体を満たしていく

 俺は興奮を強め、夢中で舌を伸ばして内側の歯茎をも舐め回し、シロップのように甘いシャルの口内を味わっていく

 底なしの欲望に取り憑かれ、シャルはなおも積極的に舌を突き出してくる。そんなシャルの積極性に乗せられて、俺もいっそう下の動きを激しくさせる

 

「んじゅぶゥッ、じゅるぅ♡んあぁぁ♡やぁン♡キスの音もすごくはしたないのぉ♡はぁむぅ♡んろぉオオ♡じゅるる♡」

 

「だが高揚の方が上なんだろ?もっと貪りたいんだろ?」

 

「はぁぁいッ、うむぅうぅウウッ♡はぶぅぅううう♡んじゅるるるるッ、んぷぅうんっ♡舌、ちゅうちゅうされるぅ♡あムゥウウうっ♡」

 

「ふふっ、まだまだキスを続けようか」

 

「じゅずずズッ♡むふぅううン、はぁああうんッ♡ふぁああ♡キス気持ちイイですぅううう♡はむぅっ、んじゅゥゥゥ♡ご主人様あぁン♡」

 

「セックスしながらのキスにハマったか」

 

「あふぅん、んぶぅぅっ♡身体熱くなるぅゥゥ……♡もっと激しいの欲しくなるぅ♡んじゅ、じゅろおぉぉ♡キスしながらセックス、すごく興奮するぅ♡」

 

 キスによる愛欲深交がいっそう濃厚になると、俺達の口元はどちらも唾液でベトベトになっていく

 快楽に酔いしれながらシャルはうっとりと漏らし、卑猥な音が鳴ることすら楽しんで、ディープキスの官能に浸っていく

 肉体の上下ともに結合することに獣欲が昂っていくのを感じながら淫らなキスに耽っていると、シャルの吐息がどんどん熱っぽくなってきた

 俺は唇を離すと腰をめいっぱい突き上げ、シャルの膣穴を荒々しくほじくってやる。子宮に亀頭が深くめり込むほどの強いピストンに、シャルは凄艶な喘ぎ声を跳ね上げた

 

「んふぁっ!?おおぉおッ、んふぉオオッ♡おっ、オチンチンがズボォッれっ、子宮っ、串刺しにしひゃっらぁああッ♡」

 

「こっちの方にそろそろ意識してもらわないとな」

 

「いっ、イキッ放しオマンコッ、キクッ、キクゥゥッ♡ズボォッてされるたびにっ、頭にオチンチンッ、突き入れられひぇるみたいぃぃッ♡」

 

「ほんとだ。ずっと潮噴いてる」

 

「んほぉおおッ♡おっ、オチンチンがっ、ブクブクふくらんれるのぉッ♡ふぁぁッ、おまけにいっぱい脈打ってるッ♡んはぁああッ♡」

 

「そろそろ俺もっ!」

 

「ごひゅ人様っ、もうすぐ射精するんれふねぇ♡こっ、このままッ♡このままごひゅ人様の精液っ、子宮れ受け止めさせてくらさぁいッ♡」

 

 俺はこれまで溜め込んでいた興奮をすべてぶつけるように、激しいピストンを続け、チンポを媚肉に擦り付け、快感を募らせていく

 チンポへの快感に加え、乱れに乱れるシャルの痴態に当てられて、俺も高みへと上り詰め、射精感が湧いてくる

 獰猛に突き込んでくるチンポに、容赦なく秘裂の奥まで掻き回され、シャルは歓喜の嬌声をほとばしらせながら、髪を振り乱してよがり喘ぐ

 膣の最奥にある子宮口内を何度も亀頭で叩いていると、シャルが堪えきれずに狂ったような声を上げて叫びだす

 

「ひあぁッ、はぁあンッ♡激ひぃぃッ♡もぉっ、あらまっ、何も考えられないぃぃッ♡気持ひいいのしかっ、わからないよぉぉッ♡」

 

「ならもっと脳内を馬鹿にしてやるっ!」

 

「ひぉおおおッ♡らっ、らめぇえッ♡もぉっ、感じ過ぎてっ、オマンコ壊れちゃうゥゥッ♡子宮ラメになっひゃうゥゥッ♡」

 

「ぐぅっ!イクぞっ、シャル!」

 

「僕もっ、イッ、イキますぅぅッ♡ふぁあッ、あひッ、イクッ、イクッ、イクゥウウゥゥッ♡んはぁオオォォッ♡」

 

「出るっ!!」

 

どびゅうううううっ!!

 

「んァッハァアアアァアアンッ♡」

 

 勢いよく飛び出す精液の弾丸を受けて、絶頂に達し、シャルは歓喜に媚肉を震わせながら快楽の絶叫をほとばしらせた

 子宮口内に力強くめり込む亀頭から、ドクドクと注がれる精液の感触に、背筋を引きつらせ、妖美な痙攣を全身に突っ走らせる

 ブースとのかかった精液の噴射が胎内の粘膜を直撃して、シャルはさらに盛大に乱れ始める。まるで正気を失ってしまったかのようだ

 注がれ続ける精液を逃がすまいとでも思っているのか、膣肉がチンポにキュゥッと激しく吸い付き、肉襞もみっちり絡み付いてきた

 

「あぎっ、がぎぃイイッ♡おっ、おながっ、まだふぐらんだぁアアッ♡おごっ、ほおおォオオオッ♡ボコォッ、ふぐらんだぁアアッ♡」

 

「いきなり膨らむのは初めてだな。ここからさらに膨らむが」

 

「せーえぎぃっ、子宮揺らしてっ、掻き回ひれっ、はひひぃイイッ♡射精っ、最高っ、最こぉぉおおッ♡ふんぉおおオオォッ♡」

 

「すごい締め付けだな!」

 

「むふぉっ、おっほぉおオオオォォッ♡んぉおおッ、おっ、オォオオッ♡オマンコの中っ、せーえぎららけぇえッ♡んふぁああッ♡」

 

「まだまだ出るぞっ!!」

 

どぴゅどぴゅぴゅるうううっ!!

 

「ひんぐぅぉおおおぉぉオオォッ♡」

 

 怒濤のごとく胎内へとひたすら流れ込む精液によって、いきなりシャルの腹がぽっこりと膨らんでしまう

 意識が飛びかけて正常に物事を考えられないのか、シャルは精液によって膨れあがった腹を、すっかり気に入り狂乱する

 なおも噴き出す精液によって、はしたなくも凄艶な嬌声を響かせるシャル。身も心も芯まで中出しアクメの快感に溺れ、かつての可憐な様相を微塵も感じさせないほどに、下品なよがり顔をさらす

 止まらない射精に何度も子宮内を揺さぶられ、搔き混ぜられ、シャルは声を裏返してその快感を叫び続ける

 

「はんぎぃぃイイッ♡おぐぉおおオオォッ♡ぐっ、ぐるじぃィイイッ♡もぉッ、限界ですゥゥゥッ♡」

 

「いいや、まだ入る!」

 

「ひぐぅうううぅッ、うぁッ、ハッ、ギァッ、あガァアアアッ♡おほっ、ぬはっ、んほぉおオオオォッ♡」

 

「もうまともに喋れてないな!」

 

「おっ、おっ、おっおぉおッ、ぬっはぁアアアアァッ♡むぐぁっ、あっ、ふぎぃぃイイィインッ♡」

 

「これで最後だっ!!」

 

どびゅぅうううううううっ!!

 

「はッぎゃああぁあアアアァアアッ♡」

 

 激しさを増すばかりの膣内射精による果てしない絶頂感に、シャルはいよいよまともな言葉を発することもできなくなってしまった

 理性を完全に失った調子でひたすらに快感を叫び、全身をビクビクと大きく痙攣させ、膨らみきった腹を弾ませ悶える

 猛烈な連続射精に、俺も何度も腰を震わせて、この上ない快絶を味わいながら、たぎる欲望をシャルの極上の子宮へと吐き出していく

 長かった射精による快楽地獄が終わり、シャルは四肢をぐったりと脱力させて、荒い呼吸に胸を喘がせる

 

「おふっ……ふぁ……ぁ、あひぃぃ……♡んぉっ、ぉぉぉ……ッ♡」

 

「お疲れシャル。これでシャルを縛るものはもう何もない」

 

「え、えひぇ……えへへぇ……♡」

 

「っと、失神したか……さて、アルベール・デュノアは一体何してって、向こう側の画面が白色になって」

 

『うぅ……出るっ!っ……はぁ、はぁ』

 

「……嘘でしょ。実の娘にマジか、もう神楽に連絡して警察に逮捕と踏み込もう」

 

『ううん、神楽ならもう連絡入れてたよ。キスしてた辺りで、神楽は絶望を突きつけた辺りと推察して、連絡入れてたから……ほら、向こう側うるさくなってない?』

 

 重たく膨れあがったボテ腹を揺らし、シャルはピクッピクッと未だ小刻みに痙攣を続け、たどたどしく虚ろな呻きをこぼした

 シャルは俺の言葉に嬉しそうな微笑みを返すと、そのまま快絶のあまりに、フッと失神してしまった

 そんなシャルを見ていた父親のアルベール・デュノアは、どうやら娘の痴態ぶりに興奮してオナニーを行い自慰行為をしていた

 気持ち悪さが勝り電源を切ろうとしたら、向こう側から急に大きな雑音が入ってきた

 

『警察だ!アルベール・デュノア、貴様を不正取引の重要参考人として署にご同行……何をしている貴様?』

 

『け、警察っ!?ち、違うこれは……そ、そうだこの画面を見てくれ!私の娘が犯されて……』

 

『娘?何をわけのわからないことを。娘さんは数年前に事故で亡くなっているだろう』

 

『……は?』

 

『現実を受け入れられないのはわかるが、だからと言って不正を働いていい理由にはならん』

 

『ま、待て!娘は生きてるIS学園にいるんだっ!この画面の向こうにだってうつ……』

 

「はい、電源OFF」

 

 楯無の改ざんによって、シャルは数年前に事故で亡くなったと改ざんされてるようだ。突入した警察が俺のことを知ってるかわからないし、とりあえず電源を切って退出した

 まぁ下半身露出して、自慰行為を行ってた男の言い分は聞き入れてくれないだろう

 未だに失神しているシャルに突き刺しているチンポを抜き、今回の計画でもう一人の重要人物がいる隣のベッドへと移行する

 猿轡をしているが、口から唾液は溢れており、下の方もベッドに染みができるほどに濡らしていた

 

「さぁて、もう準備万端って感じだな」

 

「んふぅん、はぁ……デュノアのように私をまた、凌辱する気か?」

 

「犯された時のことは覚えてるか?俺のことをご主人様って呼んだり、チンポ、マンコだの色々と教えたが」

 

「し、知るかっ!私はい、一時的な流れに呑まれただけで……そ、そんなものの虜になった覚えなどない!」

 

「ふふっ、強情だなぁ。格好が格好だし、全然説得力がない」

 

「こ、これは貴様が身に付けろと」

 

「うん。可愛く仕上がってるねラウラ」

 

 ボヒュッと音が聞こえそうな勢いで、ラウラの顔はタコのように真っ赤になった。言われ慣れてないのか、免疫がないのか褒め言葉に弱いのかな?

 もう身体がヨロヨロとしてる辺り、既に身体は堕ちたくてたまらないと言った感じかな?

 精神だけが認めていない。身体は堕ちても心はあなたに堕ちるつもりはない、だがこういった精神は割と折れやすいと独自の判断だがそう思っている

 お話を続けるのもいいが、明日も普通の学校生活が二人にはあるため、早め早めの行動大事

 

「んっ、あれぇ……ご主人様ぁ?」

 

「起きたかシャル。起きたばかりで悪いんだが、ちょっと手伝ってくれ」

 

「お、おいっ!持ち上げるなっ!や、やめろぉ……剛直なものの上に私を跨らせるなぁ」

 

「うぅん。わかったぁ……気持ちよくしゅればいいのぉ?」

 

「ま、待て!待ってくれ!い、今あそこに挿れられたら」

 

「あそこじゃなくてマンコね。はい、しっかり咥え込みなよ」

 

「あハァああぁあああああッ♡」

 

 失神していたシャルからのふにゃふにゃした返事を聞き、俺はラウラをチンポの上に持ち上げると、シャルは股の間に陣取った

 宙に浮く尻を下ろすと同時に腰を跳ね上げて肉洞を貫いてやると、待望のチンポの挿入感にラウラが声の限りに淫靡な喘ぎを甲走らせた

 チンポを包み込むラウラの発情マンコの心地よさに加え、陰嚢をシャルが舌で艶めかしく撫でられる感覚が先ほどとまた違った興奮を呼び、快感に腰が震えだす

 一突きしただけで、前回の終盤のような反応を見せるラウラだが、時間の経過があまり経ってない故か、覚えたての快感がすぐに呼び戻されたのだろう

 

「ひあぁあンンッ♡チンポッ……あはァアッ♡チンポぉおっ♡一気に奥までぇえっ♡あっ、アアッ、深いィッ♡気持ちイイぃいッ♡」

 

「ふぁあっ、オチンチンがラウラの中にぃ……♡あぁ、僕も、奉仕しますぅ♡あぷっ……ちゅぱ、んチュチュ♡」

 

「まさか睾丸を舐められるとは思わなかったが。さてラウラ、もう一度聞かせてくれ、チンポは気持ちがいいか?」

 

「んはあぁ、チンポッ、気持ちいいぃ♡あっ、ハン♡ご主人様ぁ、このままっ……遠慮なく私のマンコッ、犯してくださぁいっ♡」

 

「うん。前回の終盤でのやり取りは記憶してるようだな。じゃあ願望通り犯すが、受け止めてくれよ?」

 

「ひゃアアッ、はん♡んハァン♡チンポがっ、突いてくるぅ……♡ンあぁッ♡下からズンズン強くぅッ、うはアァア♡」

 

「相変わらず締め付けがすごいなラウラ」

 

 挿入されたチンポの心地に悦びを露わにして、早くも淫らに声を上ずらせながら、ラウラはこれよりさらに訪れる官能への期待に尻を震わせる

 高揚感に任せてチンポを振るってピストンを始めると、望み通りにマンコを掻き抉られたラウラが、激感に女体を弾ませてよがり声をさらに発する

 下から突き上げる抽送に、ラウラは喜悦の嬌声を張り上げて、秘裂を突かれる快感によがり喘ぐ

 激しいピストン運動で、ラウラの股間と俺の下腹部がぶつかることによって生じる、小気味よい肉打ち音。部屋中にこの音が響き渡る

 

「うあっ、はンッ♡ひああっ、気持ちいいッ♡マンコが奥まで突かれてっ、引っ掻かれてぇぇ♡アアッ、すごくいいのぉっ♡」

 

「もっと強くした方がいいか?」

 

「チンポォ♡ほじるの強くてっ……あヒィン♡マンコにすごいのくるぅ♡ンッああぁッ♡マンコッ、チンポに征服されているぅンン♡」

 

「そうかそうか。征服されてるなら良好だ」

 

「ぴちゅるっ、すごいぃ……ラウラのオマンコにっ、ンチュ、こんなに太いオチンチン突き刺さってぇ♡ふぅんん、僕も火照っちゃうぅ♡」

 

「見られるだけでなく、見る側も好きなのかなシャルは?」

 

「ハァ……んぢゅ♡ぺちゅる♡んプゥ……どうですか、ご主人様ぁ?セックス中にタマ舐めぇ、気持ちいいですか……?」

 

 すっかり快楽に溺れきってしまって牝の表情になってしまったラウラ。媚肉を小刻みに躍らせながら快感を口にする姿に、気分が上がっていく

 チンポを秘裂の中に溶け込ませるような抽送によって、結合部から淫らな音がひっきりなしにこぼれ、ラウラのマンコはさらに卑猥さを増す

 荒々しい抽送に肉裂をひくつかせて乱れるラウラの痴態に、それを間近で見ていたシャルもさらに欲情を深めつつ、揺れ動く睾丸の袋をねっとりと舐め上げてくる

 舌に絡ませた唾液を陰嚢のシワの隅々に塗り付けつつ、シャルが自分の行為は効果的かどうか気にして、俺にそう問うてくる

 

「初めての経験だが、舌でそう刺激されるのは気持ちがいい」

 

「んあぁ、よかったぁ♡じゃあもっと舐めてぇ……れちゅっ、ちゅぷぷっ、フゥン♡もっと気持ちよくして差し上げますぅ……れろぉ♡」

 

「だからって、さらに激しくしなくてもいいんだぞ」

 

「ひぅうん!ご主人様ぁ……私も、もっとマンコ奉仕っ、するっ♡んぅぅ……もっとチンポっ、楽しませるぅ!」

 

「うぉっ!?締め付け凄いな!もう少し抉らないと、きつすぎるな」

 

「ンヒィイイイッ♡ひあぁあっ、ズブズブくるぅッ♡チンポ激しいィィ♡んあぁッああッ♡締めたマンコッ、すごい抉ってくるぅぅッ♡」

 

「じゃないと、すぐに射精しちまうからな」

 

 俺の返答に気をよくしたシャルは、うっとりと蕩けた声を漏らしながら舌を繰り出して睾丸ごと甘く舐め転がしてくる

 シャルの献身さに引っ張られるように、ラウラもまた俺を喜ばせようとひときわマンコを締め付け、中に埋まったチンポをもの狂おしく絞り上げる

 二人の代表候補生がもたらす官能的な刺激の数々に、俺はすこぶる性欲を煽られ、次の射精感が腰の奥に湧いてくるほどに昂ってしまう

 性欲を抑えつつ、忠義を尽くす膣穴にチンポの打ち込みを加速させると、強い摩擦を受けたラウラが髪を振り乱して派手によがり狂っていく

 

「あはぁん♡気持ちいい♡マンコ感じちゃうッ♡はぁ、やンン!強烈すぎるぅ!うはぁあぁ♡たくましいチンポに、ほじり返されるぅうッ♡」

 

「じゃあこれはもっと強烈か?」

 

「アアッ!はヒィン!抜き差し激しいのォオッ♡子宮まで届いてぇッ♡一気に抜かれてぇえッ♡あひィン♡マンコ捲れ上がっちゃいうぅッ♡」

 

「むちゅるっ、んパッ……あぁ……♡すごいペースでオチンチン突いてるぅ……♡あハァ、んっ♡じゅる♡ぺちゅ、ヂュウゥ♡」

 

「うぐっ!だからすごいな二人とも!」

 

「はんんっ♡チンポっ♡チンポぉお♡グリグリ強くて、よすぎるぅ♡セックスッ、ヒィン、最高なのぉお♡」

 

「じゅぶ!んぢゅププッ!ご主人様ぁ、もっとよくなってくださいぃ♡あむっ……じゅじゅるッ♡」

 

 猛烈に犯されているラウラの秘裂の眺めに、シャルもますます恍惚となり、淫欲に駆られるままに舌のうねりを大きくさせていっそう積極的に舐めてくる

 熱の入りすぎた舌奉仕と、強く窄まる膣穴の具合に、俺もいよいよ限界を迎え、膨れ上がる射精衝動が弾け飛びそうな感覚に見舞われた

 そうして射精感が強くなっていくうち、膣内の収縮がキツくなり、ラウラの身体を艶美な痙攣が突っ走るようになってきた

 俺はこれがラウラの失禁アクメで見た光景と思い出し、ラウラの膀胱を刺激するよう、膣肉の上側を力強くカリ首で抉りながらチンポを引き抜きにかかる

 

「んぁあッ、おひっこの穴っ、もうヒクヒクひてるぅッ♡おひっこらしたくてッ、たまらないのぉぉッ♡はっひゃぁアアアッ♡」

 

「さすがに膣内への中出しは早すぎる!一回身体中に浴びせるからな!」

 

「んはぁあっ、チンポッ、膨らむぅう♡んハッ、ああっ!もう出そうになってるっ♡チンポから精液ぃぃ……アアァアッ♡」

 

「出すぞ!たくさん浴びろよ!」

 

「お手伝いしますっ♡じゅるるっ♡んヂュ……精液ッ、気持ちよく、出してくださざい♡ぢゅぱっ、アァアンン♡」

 

「二人にかけてやるからなっ!」

 

びゅるびゅるどびゅうっ!!

 

「「ひゃッハァアアアアァッ♡」」

 

ジョロロロ!プッシャァアアー!

 

 射精の期待感に、どんどん切迫した様相を見せるラウラの淫猥さに愉悦すると共に、チンポの生殖本能が爆発し、ついに熱い塊が腰からチンポへのぼり射精した

 思いっきり吐き出された大量の精液を身体に浴びつつ、エクスタシーに達したラウラは失禁しながら絶叫し、シャルは潮を噴きながら絶叫する

 俺の射精に合わせるかのように、黄金色と透明、二つの液体はブシュブシュと勢いよく噴き出し、ベッドから床まで濡らしていく

 二人に向けて精液を吐き出したが、肌に浴びる熱い飛沫に二人を絶頂感へ満たすもののようだ

 

「はひィイインッ!精液っ、肌にぃぃ♡ひあぁあっ、いいでのぉお♡かかるのもイイッ♡ネトネト精液でぇっ、もっとイクぅンン♡」

 

「ハァ、あひぅううん♡はぷッ!んんんぅ……ッ!あぁっ、あったかいぃ♡イキながらお漏らししちゃってるおしっこっ、あったかいのぉ♡あぁあんっ♡」

 

「シャルは精液だけじゃなくて、ラウラの放尿も浴びてるのか」

 

「はふぁあぁんッ♡デュノアにおしっこかけひゃってるのに、イクの止まらにゃいィィン♡んはッ、ふぁあッ♡蕩けちゃうぅうッ♡」

 

「精液っ、熱くて濃いですぅ♡あはぁぁ、もっと浴びたいぃぃ……ふわァァアァ♡」

 

「浴び尽くせよっ!」

 

どっびゅぅうううっ!!

 

「「あッふわァアアアアアアァッ♡」」

 

 股の間に陣取ってたシャルは、弾けた小水をまともに顔に浴びせられる。その生温かい体液の感触からラウラの興奮が伝わったかのように、甘い喘ぎ声をこぼす

 黄色い歓喜の声を張り上げ、精液に浸かるシャルとラウラの痴態に、最高潮に愉悦しつつ、俺は長々と射精し続けた

 まさに睾丸が萎む思いで吐精をしきったところで、アクメを終えたラウラは元より、興奮しきった様子のシャルも疲労感に女体を弛緩さえていた

 立て続けに襲来してきた淫悦に二人とも気力も体力も消耗しきっているようだが、まだ本番はこれからである

 

「んはぁあ……ハッ、ンひぃ♡ふぁ、イクッ……失禁アクメしっ、ましたぁ……♡はぁ、あうっ……うふぅん……♡」

 

「あぁ……すごいぃ……精液でぇ、真っ白ぉぉ♡あはんん、おしっこでぇ、黄ばんでぇ……♡ああァァ……♡」

 

「久々に早めに射精してしまった。与えられた刺激が凄かったからな」

 

「んハァ……はふっ、ううぅン♡お喜び、いただけてぇ……僕、幸せですぅ……♡アン……はぁ、はぁ……♡」

 

「ふぅ、んぅンン……ご主人様ぁ……私もっ、幸せです……あハアァ……♡ご主人様に仕える、奴隷でぇ……幸せぇぇ……♡」

 

「そうかラウラは俺に仕えて幸せか、ならもう少し延長させてもらおう」

 

「んはぁああぁああああンンッ♡」

 

 俺は食い締まる肉洞からチンポを一度抜き取ったが、亀頭にかぶせるようにして秘裂をあてがい、そのままゆっくり腰を落とさせ、二度目のチンポを咥え込ませる

 アクメから解放されたばかりのラウラは、快楽に浸るまま身体の力が抜けており、急な挿入だが幸せそうな叫び声をあげた

 熱さを感じさせる膣内は淫猥にほぐれきっており、マンコがチンポをねっとりと包み込み、襞が絡んできて心地いい刺激が与えられる

 チンポを咥え込み、淫らな腰使いを見せつけながら、ラウラは愛液と潮と小水で完全に蕩けきっているマンコを擦り付けてくる

 

「んふあぁ……ヒィイインッ♡またぁっ♡またチンポ動いてっ、んはああっ♡マンコッ……チンポっ、掻き回されるぅぅ♡」

 

「まだラウラの中に出してないからな!」

 

「ああンンッ!チンポォ、いっぱい突いて……すごいっ、グチュグチュするぅ♡ンッああッ♡ピストンッ、気持ちいいぃ♡」

 

「さっき出した精液が亀頭にまだ付いてるから、子宮内に塗ってやるよ」

 

「ひぁ、アッ、精液っ、マンコになすり付けられるぅ♡中にっ、隅々までっ染み込んでぇぇ……♡あはぁあっ、最高です、このチンポォォ♡」

 

「ならOK。で、シャルはまだ舐めてるのか?」

 

「んはぁ、すごいぃ……ラウラのオマンコからっ、おしっこが溢れてぇ……♡むパッ、ぴちゅる♡あん、臭いもイヤらしいのぉ……♡」

 

 まだ満足していないので肉穴へチンポの打ち込みを再開し、快楽で溺れた性器内を、粘る水音を鳴らしながらまたも乱暴に掘削していく

 子宮を突く衝撃により、ラウラは先ほどのアクメで噴き放った黄金色の小水の残りを、膀胱から溢れ出していた

 溢れだした小水は、重力に従い垂れていき俺の睾丸を濡らしていく。それを見たシャルは、発熱を強めて陰嚢舐めに精を出していく

 より熱烈に、そして淫猥に睾丸を舐められる心地に、具合のいい膣穴掘削の肉悦と相まって早くも射精欲求が滲み、チンポの太さと硬さをさらに増大させる

 

「ひぁああっ、チンポっ、ふアァ♡もっとたくましくなっているぅ♡太いっ、元気なチンポォ♡たまらないのぉっ♡」

 

「これはシャルが舐めてくれるからだ。礼ならシャルに言いな」

 

「これがぁ……デュノアが舐めてくれるからぁ♡すごく気持ちよくなってるのぉっ♡ハンッ♡ふぁん♡ありがとう、デュノアッ♡」

 

「んぢゅプッ……ううん、僕はぁ……♡ご主人様に喜んでもらいたくてっ、してるだけ、だからぁ♡じゅるっ、ふぅん……♡」

 

「まぁた舐めるのを激しくしたな。ったく、もう射精も限界に近い!」

 

「んあぁああっ♡チンポっ、また速くぅぅっ!ふあっ!アアアッ!ほじられるぅっ♡チンポォ、すっごいィイイッ♡」

 

「んぱっ、はぷンン♡オチンチンっ、元気すぎますぅ♡あむチュ、もっとよくしますぅ♡もっとセックス、楽しんでくださぁい♡」

 

 謙遜気味に答えてたシャルだが、ラウラに感謝されるのが嬉しかったようで、熱烈な舌の動きをされに激化させ、陰嚢全体を唾液でベチョベチョにしてきた

 湧き上がる色欲をぶつけるように膣洞をなお獰猛に突き抉ると、急増する激感にラウラが声を甲高く張り上げ、俺の上で肉体を悶え揺さぶる

 加速する抽送に、シャルも一段と興奮し、疼く睾丸を何度も舐め転がしては、直結する俺のチンポを猛烈にたぎらせてくる

 獰猛な突き上げをマンコに受け続け、ついに快悦が骨頂にまで達したようで、ラウラはアクメの到来に艶めかしい声で叫ぶ

 

「くるッ、くるぅぅ♡いいのっ……あっ、アクメェ♡失禁アクメッ、きちゃいますぅうッ♡チンポでっ、また失禁アクメしちゃうぅぅッ♡」

 

「ちゅププッ!ちゅピッ!ンッ、んちゅるっ♡気持ちよくッ、射精してくださいィ♡んじゅ、れむむッ!ちゅるンッ♡」

 

「あっ、うアッ、すごいッ♡すごくて、もうっ……アアァアッ♡ダメッ、もうイキますっ♡んぁ、失禁アクメッ、するゥゥ!」

 

「ぢゅパパッ、出してっ……出してくださぁい♡オチンチン射精でっ、ご主人様もラウラもイッてぇぇ♡ひむぢゅううっ♡」

 

「あはっ、ひあぁあっ♡イクッ、イクぅううッ♡チンポでっ、精液で、イキますぅぅッ♡うひァ、あっ、はぁああぁッ!」

 

「出るぞっ!!」

 

どびゅどびゅぢびゅるるるっ!!

 

「きゃっひィイイイィイイィッ♡」

 

ジョロロロ!

 

 仕上げを決定したところで、俺はラウラと自身を追い込むべく、硬くたぎるチンポを子宮口内へ向けて荒々しく叩きつけていく

 最高速になるピストンにラウラが狂乱するように喘ぎ、シャルも猛然と奉仕に勤しみ、三者三様に激しい盛り上がりを見せた

 大量の精液を一気に子宮内壁に向けて放つと、暴れるようにして子宮を満たしていく精液の感触に、ラウラは失禁しながらなおも絶頂に達し、狂乱する

 身体はビクンビクンと不自然なほどに大きく痙攣し、未だに噴き続ける尿を広範囲にわたって撒き散らすので、シャルの顔にもかかっていく

 

「おおぉっ、おおおっ♡きっ、気持ちいいぃっ♡お漏らしマンコに精液っ♡気持ちいいのぉっ♡ふぁあっ、ひぁあっ、ああぁああッ♡」

 

「嬉しくてまた放尿が止まらなさそうだな」

 

「気持ちいいっ♡精液最高っ、チンポ最高ぉっ♡あっああぁああんっ、はっひゃああぁあんっ♡中出しでっ、おしっこ全部出ちゃうぅうっ♡」

 

「ちゅぱァァア、ああん、すごぉい……♡オチンチン、いっぱい出してますぅ♡ぢゅ、ぷハッ♡おしっこもぉ♡もっともっとだしてくださぁい♡」

 

「ふぎゅうぅっ♡精液っ出すぎぃっ♡おっ、お腹膨らんでっ♡おっひぃいいッ♡気持ちいいのっ、膨らんでぇぇ♡ぅひぃいいいッ♡」

 

「膨らむのが気持ちいいなら、これでもっと気持ちよくなりな!!」

 

どっびゅぅううううううっ!!

 

「はっおおおおおおぉおオオォオオオオオォオオオオォォンッ♡」

 

 最奥にある子宮を精液で染められていく快感によがりながら喘ぎ、ラウラは身体を満たす失禁アクメの心地に端正な顔を崩して狂っていく

 子宮がすぐさま満杯になるほど注入される精液に翻弄されるままラウラは悶え、色白だった肌を赤く火照らせてひたすら官能を叫び続ける

 大量の精液で子宮を膨れさせられる快感を味わい、ラウラはさらなるアクメ顔をさらしながら、おしっこを噴き散らす

 早くも妊婦になってしまっているかのようなラウラの姿に俺の興奮は冷めることを知らず、子宮をさらに膨らませてやるつもりで射精を続けていく

 

「ああぁあーッ♡うぁああぁーッ♡お腹っ、ほんとに膨らんだぁあっ♡あぉおおッ♡あひっいいぃっ♡これすっごい♡すっごいよぉっ♡」

 

「まだまだ注いでやるからなっ!!」

 

「あひいぃぃんっ♡精液ドクドクってぇっ♡おしっこも止まらないよぉおぉぉっ♡くひぃああぁっ♡ひーっ、あひーっ、くひいぃぃーーっ♡」

 

「ンハァあッ♡オマンコにっ、すごく注がれてますぅ♡むパァ、こんなに思いっきり中出しぃっ……♡ラウラもぉ、まだまだおしっこ漏らしてるぅ♡」

 

「おまんこっ、気持ちいいの弾けてるぅうッ♡ふぁあぁぁッ♡あぁああぁッ♡射精気持ちよくってっ、おしっこ噴いてイッてるぅうう♡」

 

「これで最後っ!!」

 

びゅるびゅるどぴゅっ!!

 

「きゃっおおおおぉおおぉンッ♡」

 

 長い長い射精が終わり、俺は怒濤の勢いの放出でもたらされた深く心地いい余韻に浸る。ほぼ同時にラウラも長かった失禁アクメから抜け、荒く乱れた呼吸をし、腰をピクピクと震わせる

 絶頂から抜けられたようだが、子宮を膨張させられた快感や、失禁アクメの余韻は凄まじいようだ

 床とベッドには派手に噴き散らかした尿が広がっていて、アンモニアの匂いがムワッと上がってきた

 失禁アクメをしたラウラと、精液と尿で汚されたシャル、二人とも完全に疲弊しきってしまい、力が抜けて床の水溜まりに二人揃ってダイブした

 

「はへぇ……は、ぁ……ぅぅ……ぁ……あひぃぃ……ぁぁ……んひぃぃ……♡」

 

「はふぅぅ……くふぅぅ……んぁっ、あははぁぁ……♡」

 

「ふぅ……とりあえず二人とも浴槽で洗わないとな」

 

『精液と潮と尿でできた水溜まりにダイブかぁ。うへぇ、さすがにまだ抵抗感あるなぁ』

 

『失神してんだろ?好きで二人はこうしたわけじゃない』

 

「余韻に浸ってて、庇うこともできなかった。罪滅ぼしにちゃんと綺麗に洗わないと」

 

『ラウラが目覚めたら、ちゃんと奴隷になった自覚があるのか確かめないとね』

 

 様々な液体をブレンドした水溜まりにダイブした二人を抱えて、汚れや匂いを落とすために浴室へと向かった

 既に二人とも乳首と局部を一部だけ隠してた水着に着替えてたので、脱がせる布などあってないようなものであった

 二人とも裸にして浴室に入れ、シャワーの温度を自身の手で確認し、適温になったら壁にもたれかかっている二人の汚れを洗い流す

 潮や尿などの汚れは洗えばとれるが、俺が射精した精液はベトベトしているので、拭かなければ落ちないようだ

 

「ボディソープは、えぇっとこれか。ラウラが一番、精液浴びて汚れてるなぁ」

 

「うっ、うぅん……あれぇ?ご主人様ぁ、ここって浴室?」

 

「おはようシャル。また起きてばっかで悪いんだけど、自分の身体洗ってくれる?」

 

「わぁ、ラウラの尿とか、ご主人様の精液まみれだ」

 

「チロチロと舐めない。ボディソープ勝手に使ってるけど、そこはちょっとご勘弁な」

 

「……ねぇ、ご主人様。こんな時に聞くのはあれなんだけど、デュノア社って本当に倒産したの?」

 

「浴室の外に俺の携帯がある。号外みたいな感じでネットの記事にあったぜ、アルベール・デュノアの逮捕の件」

 

 シャルはすぐさま浴室を出て、洗面台に放置してある俺の携帯を見に行った。俺が二人の水着を脱がしてる際に、神楽からアルベール・デュノアが逮捕されたニュースの記事が送られていた

 俺は実際に警察が突撃したとこを聞いてたし、きちんと確認はしてなかったが、見出しはきちんと逮捕と書かれていた

 外から驚愕したのか、息を呑む音が聞こえた。しばらくしてから、できるだけ声を殺した状態の泣き声が聞こえてきた

 ラウラの汚れをある程度綺麗に落としたので、浴室から顔を出してシャルの様子を伺うと、座り込んで泣いていた

 

「……シャル、大丈夫か?」

 

「……ご主人様は、やっぱり口先だけの偽善者なんかじゃなかった」

 

「そりゃそうだ。織斑一夏なんかと一緒にしないでほしいな」

 

「うん、うん!本当にご主人様は僕にとって王子様だよっ!」

 

「っと!だから急に抱きつかないでくれ」

 

「えへへ♡もっとご主人様のことが好きになっちゃうっ♡もっともっと奉仕して、恩返ししたくなっちゃうっ♡」

 

「……だから、フェラを今からすんのか?」

 

 洗面所で泣いていたシャルが、浴室にいる俺に向かって、定番の飛び込みをしてきた

 避けたりなんかはせずにきちんと受け止めると、シャルが俺の下半身に巻いていたタオルを取り、チンポを愛おしそうに撫で始めた

 撫で始めた後に、舌をチロッと出したので、亀頭を舐めたりするのかと考えていた。シャルの顔が俺のチンポに接近しようとした時、ラウラがピクッと身体を動かしたのが見えた

 意識を取り戻したのなら、ラウラに確かめなければならないことがあるので、シャルの恩返しは一旦保留で

 

「んんぅ……はっ!?ま、まさかまた私はっ!」

 

「ああ、俺に犯されて気持ちよさそうにしてたぞ」

 

「うっ……そ、そんなはずが」

 

「ラウラは、なんでそんなに否定的なのかな?」

 

「ぎゃ、逆になぜデュノアはそこまで積極的なのだっ!」

 

「そういった自分への嘘をしてないからだと思うよ。僕は快楽になんかに溺れてないって嘘を、自分自身についてないだけ」

 

「う、嘘などでは」

 

 なるほど。精神が堕ちてないのは、そうやって自分自身への嘘の賜物か。嘘は無限だ。一つの真実と違って嘘には様々な選択肢がある

 ラウラの場合は、快楽に溺れているという真実を、快楽になんかに溺れてないって嘘で塗り固めただけだ

 シャルがラウラの様子をジッと見ると、俺を風呂椅子に座らせた。風呂椅子に座らされると、俺の股間にある硬くそそり勃った勃起チンポが二人の前に現れる 

 元々乗り気だったシャルは嬉々として顔を近づけ、遠ざかろうとするラウラを捕まえ近づけさせた

 

「「ん、ふぁああぁ……♡」」

 

「ラウラはこの時点で、もう堕ちてんだよな」

 

「ほら、ラウラ。この匂い、濃すぎて鼻にくるでしょ……♡癖になる臭いのがむわって一気にね♡」

 

「あぁ、本当に太くて大きくて……んぅっ……たくましすぎる……」

 

「このチンポでさっきズボズボされてぇ、狂乱してたのは誰かなぁ?失禁アクメするほど、感じてたのは誰かなぁ?」

 

「うっ……わっ、私だ……」

 

「ほらほら、そうやって真実に向き合うんだよ。自分に嘘をついても辛いんだよ。僕も自分に嘘をついてたけど、ご主人様のおかげで何にも縛られない道を歩めるんだよ」

 

 眼前でチンポが雄々しく天を仰ぐと、シャルとラウラはその威容にうっとりとした顔で艶めいたため息を漏らした

 早くもこのチンポに目も心も奪われ、二人ともジリジリとますます顔を近づけて、食い入るように見つめてきている

 だが、ラウラが真実に向き合わない限り、奴隷に堕ちたとは言えない。快楽で虜になっていても、不安要素を持っている以上、安全とは言えないのだ

 この場で奴隷であることを認めてくれれば、今回の計画は成功と言えるのだ

 

「じゃあ、こう考えようかラウラ。ご主人様レベルの太さ、大きさ、匂い、射精の量のチンポ、他の男性はこんなレベルのチンポ誰も持ってないの」

 

「……そ、そうなのか?」

 

「うん。ここでご主人様を拒絶してみよう。もうラウラは、ご主人様に犯してもらえない。今のラウラが言ってる嘘、まぁラウラは真実と言い張るんだろうけど、その願いが叶う」

 

「………」

 

「でももし、その後あの快楽をご主人様以外で得れる可能性は無きに等しいよ。だって、ご主人様はこの世にたった一人だけ、あれだけ深く愛してくれるのもここにいるご主人様だけ」

 

「……愛してくれる」

 

「さぁ、ラウラ。決断は待ってくれないからね。コイントス……コイン僕持ってないや、十秒以内に答えてね」

 

 やはりラウラは、性への知識が少し乏しいようだ。いや、シャルがむしろ知識豊富なだけか、結構性に対しての興味は高いようだ

 他の男も俺と同じ薬を打たれれば、同じレベルのものを入手できるが、得体の知れない物質の注射なんて誰だって嫌だ

 ラウラは俯いてしばらく何か考え、意を決したかのように真っ赤になった顔を上げると、俺の眼前まで距離を縮めに来た

 もう少し顔が近づけば、キスができてしまうほどの距離だ。シャルもこの行動は予想外なのか、呆然としている

 

「ど、奴隷になったら、またあのすごいのをしてくれるのか?」

 

「ああ、ラウラが望む体位とか、要望なんかあればできる範囲で行うよ」

 

「だっ、だったらまたしっ、失禁アクメがしたい!頭が真っ白になってしまう感覚が、忘れられないんだ」

 

「いつでも言ってくれたら対応するよ。でも今のラウラの口から、きちんと宣言してもらいたいんだ」

 

「わ、わかった。シュヴァルツェ・ハーゼ所属ラウラ・ボーデヴィッヒは、ご主人様の奴隷になることをお誓いいたします」

 

「これでラウラも正真正銘、ご主人様の奴隷だね♡誠意を見せる意味でも、ダブルフェラで気持ちよくなってもらおう」

 

「う、うむ。で、では失礼するご主人様」

 

 計画の最終目標、狂乱状態でないラウラから奴隷宣言を聞く。シャルのおかげもあり、野蛮な手を使うことなくラウラは自ら奴隷になると宣言した

 シャルが奴隷と宣言したラウラがきちんと奉仕できるのかの確認も兼ねて、ダブルフェラで奉仕してくれるようだ

 二人は四つん這いになって俺の股間の前に顔を並べ、すぐに舌をチンポへと伸ばし、卑猥な粘音を奏でながらいっせいに奉仕を開始した

 唾液をたっぷりと乗せた舌を押し付けるようにしてねっとりと舐め回し、シャルが亀頭を、ラウラが竿を、熱心に愛撫する

 

「ん、ラウラ……僕は亀頭を……れろぉっ、ちゅッ……ちゅるるっ……♡ぺろっ、れろぉ……ぷちゅ、じゅるぅ……♡」

 

「な、なら私は根元付近を舐めてみます……れる、ペッ♡ちゅるっ、じゅるるぅ♡ちゅぷぅ……ぴちゅ、ちゅッ……ジュルッ♡」

 

「二人とも上手いな。本当に初めてなのか、疑ってしまうほどにだ」

 

「ちゅぴ、ちゅぷぅ……ん、はぁ……ラウラ、いきなり飛ばしてるなぁ……ンッ、れるぅ……れろ、んれぅ……ちゅぷッ、ずずぅっ」

 

「まぁ確かに、いきなり全開だと疲れるぞラウラ」

 

「私はご主人様の奴隷になったんだ♡気持ちよくするのが奴隷の努め……んちゅっ、ちゅぷるッ、れるぅ、れろぉ……♡」

 

「さてはさっき、シャルが舐め回してるのを見て覚えたな。シャルも、さっきみたいな舌の動きをもう一回してほしいかな」

 

 ラウラは奴隷になってすぐの奉仕に全力で挑んでるようで、竿の根元から亀頭の手前まで何度も舌先を往復させて、丁寧に快感を煽ってくる

 どうやら本当に心の底から奴隷に成り果ててる上、シャルと張り合ってるように思えたのか、こうした行為に熱が入ってるようだ

 一方シャルはというと、ラウラの熱が入った奉仕に気圧されているのか、先ほどの睾丸を舐めていたような舌の動きに比べるとやや緩いようだ

 俺にお願いされたことでシャルが発憤し、しっかりと奉仕の自覚をもって目の前の亀頭と向き合いだした

 

「じゅるるっ、ずじゅるッ♡んッ、んちゅっ♡ここのっ、オチンチン弱いトコ……れろ、れろぉ♡弱いトコ重点的に……れじゅるぅ♡」

 

「たった数回で、もう弱い場所を刺激するか。さすがだなシャル」

 

「わっ、私だってもっと気持ちよくさせられる!ご主人様を喜ばせられるっ……れじゅるるッ!べろっ、れろぉっ、んっ♡ぢゅるッ、ぢゅるぅ♡」

 

「ラウラも上手だな。まだ初めてなのに、最高の奉仕だ」

 

「んぷっ♡オチンチン美味しくなってきた……♡先っぽからカウパー出てきて……んっ、れぢゅっ♡れろれろぉ……♡」

 

「ちゅぷるっ、んっ、はぁ♡チンポがすっごいビクビクしてる……♡よくなってくれてるのか……ちゅ、ちゅる♡」

 

「二人とも一生懸命だな」

 

 シャルは伸ばした舌をカリのくびれへと狙いを定め、恥垢をこそぐように溝へ細めた舌を這わせて引っ掻いていく

 さらにそこから裏筋の小刻みな上下の動きでくすぐった後、また舌腹で亀頭全体をべろりと舐め上げてきた

 発憤したシャルに負けじとラウラも意気込み、頭ごと上下させてチンポに舌を走らせ、ざらついた感触で丹念に磨き上げてくる

 敏感な部分へのピンポイントな責めをするシャルとは違い、じっくり染み入るような甘ったるい心地よさ があり、思わず呻き声が出そうになる

 

「ほら、ここ……♡おしっこと精液出すところを……ぴちゅッ♡ちゅぴッ、ちゅるるっ、ちろちろ……♡」

 

「れぷっ、ちゅぷるッ♡んふぅっ、ぢゅるるッ♡チンポ美味しいですっ♡はぷっ、れりゅるッ♡美味しいチンポに尽くさせてくださいぃ……♡」

 

「根元まで響いてくるな」

 

「ほらほら、こっちでももっと感じてください……♡じゅるりゅッ♡れりゅっ、ぇろぉ♡ちゅくっ、ちゅぷるるッ♡ジュルルルゥっ♡」

 

「的確に刺激が強いとこばかりを!」

 

「あぁんっ、私だってもっともっとできますぅっ!れぷちゅッ♡んぢゅるっ、れりゅるぅ♡ふはぁ♡んっ、れちゅっ、じゅるぅるるるっ♡」

 

「刺激がすごっ!もう限界だ!」

 

 さらなる快感を送り込もうとシャルが次に目を付けたのは、チンポの先端にある尿道口だ。舌先をよりいっそう細めて小さな穴をほじり回してきた

 それによってまるで甘い電気を流されるような痺れにも似た官能が尿道の中をピリリと貫いてきて、チンポが大きく脈打ってしまう

 ラウラはほとんどごり押しの責めではあるが、がむしゃらにチンポをぬめった舌で撫で回されて、腰が震えそうなほどの激感が走る

 必死で奉仕を続けるラウラと、官能に震える俺を見て、シャルが対抗意識を燃やして大胆に舌を動かして亀頭を舐めにかかる

 

「ぺろっ、ちゅくちゅく♡んふぅ、出してぇ♡いっぱい気持ちよくするから、このまま出してぇ♡れりゅるッ、じゅるるっ♡くちゅ、くちゅッ♡」

 

「ちゅるっ、ぢゅるるッ♡射精してくださいっ♡私の舌で精液っ、たくさん出してくださいっ♡ぷちゅっ、れろぉぉ♡じゅるっ、ぢゅるぅっ♡」

 

「そろそろ出すぞっ!」

 

「あぁん、オチンチンますますガチガチになってる♡じゅるっ、れろれろぉ♡れろぉ♡んぷぅ♡精液っ、もうすぐ出るぅ♡」

 

「ご主人様の精液っ♡ちゅるっ、ちゅるぅッ♡濃い精液っ、チンポから出ちゃうのぉっ♡じゅるるるっ、んふぁあ……♡」

 

「出るぞっ!」

 

どびゅどびゅどびゅっ!!

 

「「ふわぁああぁアアアァンッ♡」」

 

 二人の精液を欲する舌の動きに完全に翻弄され、俺の射精衝動は限界へと追い立てられ、腰の奥から一気に熱いモノが込み上げてきた

 押し寄せてきた熱い波を堪えることなく、俺は二人の繰り出す舌技の官能に流されるまま、たぎりきった欲望を一気に解放した

 爆発した欲望がチンポの先端から勢いよく弾け、シャルとラウラの顔面を一瞬にして真っ白に染め上げていく

 ベタベタと貼り付いていく熱い精液の感触に、二人は喜悦一色といった顔で、嬉しそうに浴室に嬌声をほとばしらせた

 

「あはぁあっ♡熱いっ♡精液熱ぅいっ♡ご主人様のご褒美精液っ♡んふぁっ、ああっ♡こんなにたくさん出てるぅっ♡」

 

「ひゃはぁんッ、勢いもすごいですっ♡先っぽからいっぱい噴き出てっ、んっ、はぁンッ♡顔中すぐにドロドロなのぉっ♡」

 

「全部顔で受け止めなっ!」

 

「もっとっ♡もっとちょうだぁいっ♡熱くてネバネバの特濃精液っ♡顔が溶けちゃうくらい出してぇえっ♡」

 

「私にもぉっ♡顔にたくさんかけてぇっ♡ご主人様の精液っ、残さず浴びますからっ♡顔をドロドロにしてくださぁいっ♡」

 

「これで最後っ!受け止めろぉっ!」

 

びゅるびゅるびゅるるっ!!

 

「「ひゃっはぁアアアァアアッ♡」」

 

 興奮にブルブルと小さく身を震わせるほど喜び、はしたない顔をさらす二人の奴隷

 その顔を自らの精液で穢していく満足感と、射精自体の快感を余すことなく享受しながら、俺は本能のままに次々と精液を吐き出した

 二人の美貌を淫らに彩る精液の噴出がゆっくりと終息し、暴れるように大きく脈動していたチンポが、次第に落ち着きを取り戻していく

 それと同時に、二人も甘ったるい嬌声を鎮め、荒い呼吸と蕩けた呻きを漏らすのみとなった

 

「んふぁ、あはぁぁ……♡はぁ……はぁぁ……♡すっごい……精液、こんなにたくさん……♡ご奉仕いっぱいよくなってくれたんですね……♡」

 

「はひぁ……あ、ふぁぁ……はぁ……ん、ふぅ……♡こんなにご褒美精液をいただけて……んぅ、とっても嬉しいです……♡」

 

「さすがの一言だった。競い合いが、俺からしたら合わせ技、すぐに限界がきたよ」

 

「ふぁ、あぁぁ、よかったぁ……♡あ、ありがとうございます、ご主人様ぁ……♡」

 

「んぅ、ご奉仕で勝てなかったのは、少し悔しい」

 

「初めてであそこまでできたんだ、十分すごいよラウラ」

 

「ありがとうご主人様、嬉しい♡」

 

 目を細めて嬉しそうに笑うラウラ、軍人という肩書はあるがまだ彼女も年相応の女子だ。こんな風にいい笑顔になることもできるんだ

 俺は奉仕をしてくれた二人の頭を撫で、再び汚してしまったので、再度シャワーで洗い流すことに

 ボディソープで洗い合っているシャルとラウラを見ていると、姉妹のように見えてきて微笑ましい光景となり、眺めているだけだが幸福感が湧きあがる

 すると、ふと何か思い出したのか、ラウラの身体を洗っているシャルが尋ねてきた

 

「そういえば、ご主人様は臨海学校に行けるの?」

 

「……臨海学校?」

 

「知らない?校外実習で、ISの各種装備のテストをするの。一日目は自由行動だから、水着に着替えて海で遊んだりして、二日目に装備試験を行うの」

 

「なるほど、海でねぇ。楽しそうな行事だな」

 

「それで、ご主人様はどうなのだ?一緒に行けたりは……」

 

「うぅーん。さすがにこればっかりは、神楽とかに聞いてみないとなぁ」

 

「ご主人様と一緒に海で遊びたいなぁ」

 

 シャルから教えられた臨海学校という存在、校外でISを扱っていいものかと考えるが、きちんと周囲の旅館かホテルとかには許可をとってるだろう

 ISを起動できる広さが必要で、海で行うとなると、海上か砂浜が試験とかを行うのかね

 海なんて人生でそんなに行ったことないなぁ。小さい頃に連れて行ってもらった記憶は薄っすらとあるぐらいで、大した思い入れは海にはない

 だが、臨海学校にもし参加できるのならしてみたいな。穏やかな海辺で、誰かを堕とす性交をするとかではなく、ただ楽しみたいという気持ちだ

 

「まぁ一緒に行けたら、伝えるよ」

 

「うん。楽しみにしてるね」

 

「そうだな。ご主人様が一緒なら、きっとどこでだって楽しめるだろう」

 

「そう言ってくれると、嬉しいぞラウラ」

 

「ラウラったら、すっかりご主人様が大好きになっちゃったね。可愛いなぁ、臨海学校用の水着も買いに一緒に行こうね」

 

「なぜだ?ご主人様が渡してくれた水着があるだろう」

 

「ダメだ。織斑一夏に、ラウラのあの水着姿は見させやしない!」

 

臨海学校への参加したい気持ちがより一層高まった




シャルの一人称が「私」ではなく「僕」なので、シャルの台詞での一人称は間違いやすい。

執筆中何度もそう思いました。


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華月のある一日

私「新作のエロゲたくさん購入しちゃった!早くプレイしに帰宅しよ!」

PC「ごめんね。もう寿命、バイバイ」

私「新作たくさん買ったから買い替えるお金ない!!」

エロゲ「「「いつ遊んでくれるの?」」」

私「も、もうちょっと待ってぇぇ!内容気になる!CGコンプしたい!(泣」

なんていうプチ悲劇がありました。


6.00am:起床

 

 

 小鳥の囀りなど聞こえない部屋。今までの生活で習慣となったため、目覚ましを使わずともこの時間帯に目が覚めてしまう

 身体に染み付いた習慣はそう簡単に拭えたりはしない、昨日はシャルとラウラを奴隷に堕とした計画があった為、深夜に寝たが結局この時間帯だ

 強襲する眠気と、昨日の計画で数十回はセックスをして運動をした為か、身体が倦怠感を覚えていて二つの現象に負け眠るのになんとか耐えベッドから脱出する

 ベッドから脱出し洗面台へと向かう最中、頭の中から声が聞こえてきた。最近恒例となってきたネヴィのアレだ

 

『現在、幅広く国家や企業に技術提供が行われているISですが、世界中にISは何機あるでしょうか?』

 

「……467機」

 

『正解!今日も一日元気にやってこうね華月』

 

『毎朝こんなことしてたのかお前ら?』

 

『寝ぼけて思考が正常になってるか、なってないかの確認だよ』

 

『華月のバイタリティをチェックすればいい話だろ』

 

「ISについて勉強してるから復習って意味では助かってるよ」

 

 ネヴィと脳内で会話ができると判明した翌日から、こうして抜き打ちテストのようなことをしている。知識のおさらいとしてありがたいので俺は受け入れている

 先ほどネヴィも言ってたが、寝ぼけて馬鹿みたいなことを口走る思考回路でない確認も個人的にはありがたい

 こうしたやり取りを終え洗面台へ辿り着くと、冷水で眠気を吹き飛ばす為に思いっきり顔に浴びせるように洗う

 後は顔を拭いて室内用のジャージに着替えると、隠し部屋へと向かい軽い運動として学校の体力測定でおなじみ、シャトルランを実行する為に携帯からシャトルランの音楽を流す

 

『華月、今日は回数何本にする?』

 

「昨日は計画があったから70で辞めにしたけど、今日はそこまで重要な計画を行う予定の連絡もないし、90まで走ろうかな」

 

『じゃあまた回数数えておくね。ルーシャも数える?』

 

『……いや、いいわ。さっきのネヴィみたいに問題でも投げかけよう』

 

「初めての試みになるけど、じゃあいくぞ……スタート!!」

 

『問題、ある人物を思い浮かべようとしたが容姿、嗜好、人柄を思い出せるが名前を思い出せない現象を何という?』

 

「心理現象の問題かい……えぇっと、ベイカーベイカーパラドクス」

 

 

8.00am:朝食

 

 

 目標としていた90回のシャトルランを走りきり、汗をかいたのでシャワーを浴びて汗の臭いを落とす。これが休日の場合、鈴も一緒に運動に付き合う為に来訪してくれる

 臭い嗜好の鈴はシャワーを浴びる前に俺に抱き着き上目遣いで誘ってくる。もちろん我慢なんてしないのでその場でいただきますだ

 シャワーを浴びた後は朝食の時間、基本的な食糧は学園長から送られてきているので、朝は白米がいいなどと願望は叫べない

 送られる食パンにいちごジャムを塗り、好きな飲み物であるココアを飲む。たまに果物なども送ってくるので、リンゴやバナナなどを食すこともある

 

「今日は夕方頃にティナが、クラスメイトを二人連れてくる予定だったな」

 

『じゃあ、それまでどうする?バスケの練習?ISや雑学の勉強?』

 

「いや、ルーシャが俺の身体をどこまで動かせれるかを知りたい。それに反動があるのかも知りたいしな、後でルーシャには俺の身体を動かしてもらう」

 

『確かに黒の手の権利は移行できたが、身体の支配権をきちんと移行できるかは試してないな』

 

『どうやって身体能力を確かめる……って、バスケ以外ないわよね』

 

『少々待て。球技について色々と調べる』

 

「ならその間に、身だしなみチェックでもしてるよ」

 

 洗面台へと戻り、歯磨きと鏡を見て寝ぐせなどがないかの確認を終える。ルーシャが来るまでは基本的にこれからは勉強、運動のどちらかをしていた

 平日の学生はもちろん授業があるので、午前中に犯すというのは基本的に無理だ。たまに、マドカがこの時間帯を利用し強襲してくることもある。予告なしに

 いくら光学迷彩のローブがあろうと、声を消してはくれないので教室で授業中に堕とすのはほぼ不可能である

 堕とされていない学生が逃げ、事態を学園長に知られ、織斑千冬に知られるというパターンがあるので、授業中は実施しないようにと神楽から言われたことだ

 

『……ある程度の球技に関する知識、技などの情報を得られた。後は華月の身体でやれるか否かだな』

 

「へぇ、結構難易度が高い技を実践するつもりか?」

 

『ただのレイアップ、ダンクでは証明が難しいからな。様々な知識を統合し、私が考えられる最高難易度を実践しよう』

 

「俺でも挑戦したことのない技か……ティアドロップとかか?」

 

『度肝を抜かしてやるから、楽しみにしているんだな』

 

『……検索履歴にろくなワードがないんだけど』

 

「おっと、その言葉はかなり怖いぞネヴィ」

 

 

9.00am:検証

 

 

 バスケットボールを手にし、再び隠し部屋へと訪れた。これからルーシャが俺の身体を操作して、どの程度動かせれるかの検証、副作用などがあるかの確認でもある

 検証に必要な身体の支配権の移行の権限はネヴィが管理してるので、ネヴィが俺のバイタルチェックをもう一度行ってから実施する

 チェックが終わるまでは、レッグスルーやバックビハインドといったドリブルの技術を上げるため、三角コーン相手に練習中だ

 PF(パワーフォワード)で頑張っていたあの頃が懐かしい。同年代で俺より強いやつは何人もいたが、そういった強敵に攻め込むときの緊迫感と高揚感は今でも覚えてる

 

『……OK。準備ができたから実施できるけど、もうお互い大丈夫?』

 

「『もちろん』」

 

『うん。じゃあいくよ』

 

[“身体の支配権”の権限を移行]

 

[華月→ルーシャ]

 

[移行完了]

 

「……ほぉ、やはりラウラ・ボーデヴィッヒよりも肉体の強さは上だな。なかなか悪くない、かなり馴染むな」

 

『まぁ無理やり奪ってた今までとは違うわけだから、動かしやすさも違うんじゃない?』

 

『おぉ、俺の身体なのに俺が動かしてないって何か違和感を覚えるな』

 

「普段体験できるわけでもないからな。さぁて、調べたものを実施してみようかっ!」

 

 ルーシャは手にしてたバスケットボールを前方へ投げると、落下地点へ走り出したと思いきや、側転、バク転、バク宙をくり出し、落ちてきたバスケットボールにオーバーヘッドキックをきめた

 バスケットボールはそのままゴール下の床に激突し、壁へと跳ね返り、再び跳ね返って空中で勢いを失った

 空中にあるバスケットボールへ向かってルーシャは再び走り出し、落下地点手前辺りで方向転換をして壁際へ走り跳躍をし、壁キックによって空中のバスケットボールに届いた

 今度はボレーシュートで蹴ると、リングに当たり戻ったところを後ろ回し蹴りを決めて、ゴールへ入れた

 

「よし。馴染むだけでなく、スペックもなかなかに高いな。思うように動かせれるし、威力を込めた蹴りも申し分ない力だったな」

 

『……ルーシャ?何を調べてこうなった?』

 

「球技全般の技、アクロバットの技一覧を一通り見て、組み合わせたものだ」

 

『バスケの技と勝手に思い込んでたのは俺だけどさ、俺の身体であんな芸当できるもんなの?』

 

『身体能力自体は、同年代の平均よりも上をいってるからね華月は。日々の練習で得られた賜物だよ』

 

「誇っていいものだぞ。一人目の男性操縦者よりも上だからな」

 

『お、おう……ありがとな』

 

 

1:00.pm:昼食

 

 

 一通りルーシャに身体を動かしてもらって得られた結論としては、大した代償は無いということだ。あるとしたなら、支配権が戻った時に急にくる疲労感くらいだ

 大きい代償はないことに安心し、再びシャワーを浴びに部屋へ戻り汗を流す

 時計を確認するとお昼を過ぎていたので、簡易的な昼食を用意する。食パン二枚の間にハムやチーズ、スクランブルエッグなど挟んでオーブンで焼いたサンドイッチだ

 片手でそのサンドイッチを頬張りながら、今回ティナが連れてくる二人をどうやって堕とすかを考える

 

『考えるも何もよ、そのデカいもので膣を犯して二回くらい中出ししたら堕ちるんだろ?』

 

「……そうだけどさ。俺自身もテクニックっていうのか?そういったものを向上させていきたいわけで、ただ腰振るだけなら猿にもできる。もうちょっと趣向っていうのか?それを考えてるの」

 

『難儀なものだな調教というのも』

 

『華月はちゃんと与えられた薬の効果に慢心しないで、そうやって向上心をもって取り組む姿は好感度高いよ』

 

『薬の効果?何の話だネヴィ?』

 

『ここのバイタルウィンドウを見てみなよ。表記されてる中で異常な部分があるけど、明白だよね』

 

「それも表記されてるんだな」

 

 政府上層部に打たれたあの薬の効果は永続的なものだろう。効き目が数年だけとも考えられるが、最終目標は女尊男卑の風潮を風化させることだ

 数年で変わる風潮なら現状まで悪化してるわけがない。長期的な計画と考慮して、永続的な効果にするのが現実的だ

 長さや太さ、射精量などは男子高校生の平均値以上か。薬の効果はおそらくまだ続いており、以前セシリアからまた大きくなられましたねと言われた

 空間認識能力が他の生徒よりも高いセシリアからの発言、下着から勃起した状態を出して開口一番の台詞だった。実際にまだまだ大きくなっているということか

 

『……すごいな。この数ヶ月で14cmから27cm、13cmも長さが増してるなんてよ』

 

「数値とか教えなくていいから。この薬で嫌なとこは、常時勃起した状態に近しいからきついんだよな

 

『もう部屋で過ごす時はジャージとか、ぶかぶかな服装になってきたよね』

 

「今まで着てた服だと、確実に締め付けられて痛いからな。はぁ、最悪部屋の中は裸族になってやろうかな?」

 

『絶対に神楽や鈴が真っ赤になって辞めてって叫びそうだね』

 

『待て待て。学園の全員を奴隷にするんじゃないのか?嫌がるやつなんかいるのか?』

 

「ルーシャにも教えておこう。協力してくれる人がいて、まずさっき言ってた神楽や鈴は……」

 

 

5.00.pm:調教

 

 

 昼食を食べ終え、ISに関する勉強や適性値を上げる練習を終えた頃にIS学園はちょうど全ての授業を終えたようだ

 ティナからの連絡で、今日二人連れてくると言っていたので新たに奴隷へと堕とすため、身体的な疲れを癒すことに専念した

 連絡通りの時間帯にティナは二人の女性を連れて来た。連れて来た二人の共通した特徴としては、胸の大きさが割と大きめである

 EもしくはFぐらいなのではないだろうか、それぐらいの巨乳を持っている二人はお互い一回の中出しによって従順になり

 

「アンッ、チンポ、すごく熱くて、たくましいぃ……♡んはぁ、ンッ、ちゅぷぷ♡ぷちゅっ♡んん♡味も素敵です、ご主人様ぁ♡」

 

「アンッ、オッパイが焼けそうですっ♡んはっ、チュ♡じゅるぅ♡こんなにオチンポ、勃起してぇ……嬉しいですぅ♡」

 

「左右同時に舐められ、パイズリで挟むとは凄まじいな」

 

「ちゅぱッ……ハァアンッ♡オチンポ、跳ねるぅ♡すごく元気になってぇ……ンン、ぢゅぢゅ♡ビクビクすごいですぅ♡」

 

「初めての経験だからな、さっきより大きくなったかもな」

 

「んパッ、じゅるるぅ♡本当っ……こんなに元気になってくださって♡あぁ、チンポぉ……じゅむ、れププッ♡」

 

「これだけ元気になったのは、頑張って奉仕してくれているからだ。」

 

 今じゃ寝そべってる俺に、それぞれ左右から肉房をチンポに押し付け、たくましい感触を受けた二人の口から感嘆めいた恍惚の声がこぼれた

 この部屋に来た時は、ティナからの命令に泣く泣く応対してたのに、うっとりと応え豊かな膨らみを嫌がらず露出している

 既に発情している様子で乳房を揺すってチンポを擦り、舌を亀頭に這いずらせる二人の奉仕に、俺も瞬く間に快感を得て背筋を震わせる

 こうして二人同時のパイズリを受けるのは初めての経験の上、乳肉も舌肉もおのおの動きや感触に差があり、それも非常に興奮させられる

 

「チンポの味がぁ……♡れろ、るちゅっ♡すごく濃くてっ、イヤらしい味ですぅ♡はぁん、舐めるの止まらなくなるぅ♡んじゅるッ♡」

 

「はぷっ、じゅむ……ふぁあん、ご主人様ぁ♡私の胸……ンンぅ、パイズリぃ……オチンポ、楽しんでいただけてますか……?」

 

「ん?不安なのか?」

 

「ちゃんと、オチンポに……んぶチュ♡気持ちよくできてますか?奴隷のスケベな胸ぇ、いかがですかぁ……?」

 

「柔らかい胸でしごかれてるんだ。気持ちよくなってるさ」

 

「ああンンッ……私はどうでしょうかぁ?私も一生懸命奉仕しますっ……ぢゅる、ぺちゅ♡私の奉仕も、感じて欲しいです……♡」

 

「むっちりした胸によるパイズリも気持ちがいいぞ」

 

 未知の官能にますます雄々しくみなぎるチンポの反応に、牝二人も喜悦と欲情にまみれながら、なおも舌を伸ばして舐め、乳房を押し付けてくる

 張りのある乳房に押されて、二人の豊乳もまた波打つように振動し、俺のチンポを肉の膨らみでムニュリと押し潰してくる

乳房を押し付け、互いの肉実を淫らにひしゃげさせながら、カチカチに充血して硬くなっている乳首で、乳頭部を摩擦し合っている

 陶酔しながらチンポに乳房と舌をなすり付けていた二人だが、やはり初めての行為に不安を抱いたのか、俺に目を向けて具合を窺った

 

「そうですかぁ♡んジュ、嬉しいッ……では、もっとご奉仕してっ、感じていただきます♡ンッ、ぢゅぢゅううぅ♡」

 

「わ、私もいたしますぅ……♡じゅむむ……♡ご主人様の、お望みのままにしますからぁ……パイズリとフェラで、興奮なさってぇ♡」

 

「二人ともやっぱり運を持ってたね。こんなに素敵なご主人様に出会えたんだ、まだこの甘美な悦を味わったことのない他の女子にも教えないとな」

 

「運が良いってどういう意味だティナ?」

 

「私は昨日クラスメイトに言ったんだ。「運も実力の内、トランプを配って絵札を引けた女子は私達の派閥に入れてあげるって」で、結果はこの通りこの二人だけ」

 

「派閥って鈴や適性値が高いグループか。じゃあ本当に運がいい二人なんだな」

 

(まぁ、ペーパーやセカンド・ディールなんかを使って堕ちてない女子で、胸のデカい二人を狙い撃ちしただけなんだけどね。選ばれなかった女子は意気消沈、再び行われ選ばれたら意気揚々、華月に犯され絶望、一気に心は弱くなる寸法だ)

 

 主人から褒められたことで二人の奴隷は一段と顔を蕩けさせ、興奮に吐息を熱くさせながら、ますます乳と舌の奉仕に精を出していく

 一生懸命奉仕する奴隷の選別は、ティナによる完全な運によってもたらされた結末だが少々出来過ぎている。おそらくティナは何かトランプに仕掛けたのだろう

 選別によってここに来た二人、俺の姿を見てティナから本当の目的を聞いた時の顔は鮮明に覚えている。まさにこの世の終わりとも言えるほど真っ青になった

 しかし犯されれば変わるものだ、今では一段と気合を入れて、乳房と舌の動きを激しくなり大胆に肉実を揺さぶりつつ舐め方も派手にしていく

 

「さて、このまま顔に射精するが構わないな?」

 

「ちゅぱぱッ……ふわアァァ♡ご主人様ぁ、精液出していただけるんですねぇ♡このチンポからぁ……ンヂュ、嬉しいですぅ♡」

 

「欲しけりゃもっと頑張りな」

 

「ハァン、顔に射精ィィ♡いっぱいだしてくださぁい♡ぬぱぱっ……あっつい精液ぃ、ぶっかけてほしいのォォ♡」

 

「なら激しくしな」

 

「射精ッ……んぢゅる、はむぅん♡気持ちよく射精、できるようにぃ……もっとご奉仕しますっ♡ヂュパッ!んじゅじゅ!」

 

「私もっ、ヂュヂュ……もっと激しくっ、チンポしますぅ♡いっぱい出してくださいっ♡じゅぴ!ぢゅぢゅルルッ♡」

 

 カリ首の溝から裏スジまで粘膜が這い回り、ムチムチの乳房がぶつかり合いながらチンポを擦り上げ、奴隷たちの奉仕は過激の一途を辿るばかりだ

 込み上げる衝動に背中を押されるまま射精の宣言すると、二人は揃ってだらしなく緩め、歓喜に沸いていく

 二人ともだんだん上達してきており、互いのパイズリがチンポに押し寄せ、さらに二枚の舌粘膜が快楽を的確に与えてくる

 淫欲に囚われながら二人とも猛烈にたぎるチンポをなお舐め上げ、しごいてきて、その甘美な刺激に腰の奥に集う欲望がいよいよ破裂寸前になってきた

 

「二人協力の奉仕はやはり凄まじいな」

 

「あはァァ、んぷっ♡じゅルルゥ♡こんなにオチンポに尽くせてぇ……乳首も感じて……あぁっ、ダメ……これっ、私ぃ……♡」

 

「奉仕がどんどんキツく、加えてその荒い息遣いはイキそうなのか」

 

「ぴちゅちゅ……ぷハアァ♡ヤンッ、胸にっ……身体に、どんどん熱いのがきますぅ♡あッ、あッ、私もうっ……んひぃいん♡」

 

「お前ら二人をイカせながら精液をぶっかけてやるからなっ!」

 

「んチュ、んハァ、ザーメェン♡嬉しいですぅっ♡ご主人様も、出してくださるぅ♡イカせてぇ♡ぶっかけてッ、くださぁぁい♡」

 

「ああぁ、イキながらっ、精液ぃい♡嬉しいですっ♡ちゅヂュ、んむぅん♡ください♡牝奴隷に、浴びせてくださいッ♡」

 

 無意識か意思の疎通ができたのかは不明だが、終盤になるにつれて二人が息を合わせて乳肉を振り立て、舌を淫らにうねらせる

 同調させた舌使いと肉房の動きは、バラバラにされるよりも官能と興奮の度合いが増し、チンポがはち切れんばかりの快悦に見舞われる 

 興奮と淫欲が極限近くまで募ってきたようで、二人は息を揃えて肉悦の頂点にのぼりだし、奉仕にも切迫感を滲ませていっそう過激に行ってくる

 このままアクメに飛ばされる上に精液までもらえるという、奴隷にとって最高の褒美に、二人はのぼり詰めながら歓喜に染まった淫声をあげる

 

「じゅむッ、んパパッ♡やぁんん、イクゥゥ♡あぅ、イキますからっ……ご主人様もっ、思いっきり出してくださいぃぃ♡」

 

「ふあっ、レヂュ……んっ、ンッ♡もうアクメッ……イッてしまいますぅ♡ハッ、あン、ご主人様も……イッてくださぁい♡」

 

「がっつきすぎだ。安心しろ、たっぷり出してイカせてやる!」

 

「うぱッ……はッ、あぁあん!もう胸がっ……乳首が、弾けますぅ♡ぬぱっ、ハァン♡もうダメッ……もうッ、イキますぅ!」

 

「あっ、あっ、私もッ……もぉダメェェ!イクッ♡飛んじゃいますぅ♡んはぁ、アァ、ふわぁあぁッ……!」

 

「イキながら浴びろっ!!おおぉ……!」

 

ドッブリュウウウッ!!

 

「「ひゃハァアアアアアアアアッ♡」」

 

 快感を募らせて極限まで増大させたチンポから豪快に精液を噴き出させてやると、その飛沫を浴びた二人がステレオで嬌声を張り上げる

 次々と放たれる精液の感触や味に喜びよがる奴隷たちの姿に、俺もますます興に乗り、ぶっかける愉悦に浸りながら繰り返し射精を施す

 互いの乳首を押し潰し合い、二人が同時に絶頂へ飛んだのも確認し、チンポの奥で牡としての衝動を弾けさせ、なみなみと精液を放ち、浴びせてく

 牝の快楽に浸りながら精液を身に受ける心地に、二人とも喜びに狂いながら淫らによがり乱れ、はしたない痴態をさらしていく

 

「んあぁああああっ♡イックゥウウッ♡イッてぇ、アァアアッ♡精液も出てるぅっ♡射精もしてもらえてますぅう♡うハァアアァァ♡」

 

「あぁああンン♡アクメぇ、精液っ、気持ちいいィィ♡んぱぁあぁ、はぁッ♡ああぁンッ♡イキながら顔射っ、たまりませぇえんッ♡」

 

「好きなだけ悶えて狂いな」

 

「ンパッ♡ふぱぁああ♡チンポッ、まだ射精なさってますぅぅ♡すごいぃ♡はぁん、私もイクのっ止まりませんンン♡」

 

「もぉ顔中ドロドロでぇ、んはァァアァ♡オチンポ精液で溶かされちゃう♡すごい射精でッ、イキきっちゃうぅぅッ♡」

 

「これで終わりだっ!」

 

ビュルルルウルッ!!

 

「「んムああぁぁあぁああああッ♡」」

 

 噴き出した精液を浴びきって、すっかりのぼせた調子になっている奴隷たちを眺めつつ、俺は強烈だった吐精の余韻を堪能する

 ひとしきり欲望を吐き尽くして一息つく俺と同じく、絶頂から抜けた二人も大きく呼吸をし、精液で真っ白に染まる顔をうっとりと崩している

 顔も、乳房も、真っ白に汚し尽くした二人の上気しきった蕩け顔は、この上無く淫らで蠱惑的な妖艶さを醸し出していた

 二人揃って脱力し、荒い吐息を漏らす二人は裸体をだらしなくぐったりと弛緩させていた

 

「うパッ、あはぁあぁ……♡はふっ……ハァハァ……はぁん、よかったですぅ♡精液ぃ……イクのもぉ……ああァァ♡」

 

「はぁ、はぁ……ンンッ♡気持ちいいぃ……アクメも、射精も……どちらも最高でしたぁ……♡あふっ、ひぅんん……♡」

 

「息の合った奉仕には驚いた。またよろしく頼む」

 

「「わかりました、ご主人様♡」」

 

「……もう二人共戻れ、華月と二人きりで話すことがある」

 

「ティナ?」

 

「………」

 

 パイズリにより未だ鎮まる気配のないチンポへの未練を残して、二人の奴隷はティナの命令に従い隠し部屋から退出した

 ティナは俺と二人きりで話たいと言っていたが、長年の付き合いだからわかるが今のティナは少々不機嫌なオーラが見える

 何かティナの尾を踏むようなことを俺、あるいはあの二人がしたのだろうか。とにかく原因がわからないとこちらも対処ができない

 近づいてきたティナは、慣れた手付きで膨らんだ乳房を取り出すと、ティナの顔に妖艶な笑みが広がった

 

「待て待て待て!脈絡がないぞティナ!」

 

「……私の方が大きいし、あの二人よりもっと華月を気持ちよくできるし」

 

「……へ?」

 

「フフフッ……相変わらず、大きいねぇ♡長さも、太さも、硬さも……全てが一級品だよ♡」

 

「お、おーいティナさん。なぜあなたもパイズリを?」

 

「この硬さ、この熱、勃起具合は、以前よりも大きくなってる♡どんどん立派になっているなんて♡」

 

「あ、応対する気ないのね」

 

 熱を孕んだ艶声とともに、胸元からこぼれた豊かな膨らみが反り返ったチンポに近づき、絡め取るように左右から押し付けられる

 そして、鼻にかかった甘い吐息をまとわせ、プックリと膨れた乳首で節くれ立ったチンポの強さをたしかめるよう表面を撫で始める

 嫉妬か何かを心に宿したティナは止まらず、チンポとじゃれ合うように絡みつく乳首の、指や舌で触れられるのとはまた異なる、絶妙な擦過感

 さらに、目を引きつけるほど豊かで卑猥な柔肉の迫力に、たまらず俺は声を弾ませた

 

「くぅぉおおっ……!」

 

「フフフッ、さっきの二人じゃ出なかった声だ……♡私のオッパイの方が気持ちいいでしょ?」

 

「あ、ああ……すごい気持ちいい」

 

「んっ、はぁッ……んンッ、チンポが、どんどんたぎってくる♡やっぱり、結構な大きさと硬さ……私のオッパイがはじけそうだよ♡」

 

「くううッ、オオッ……耐えられねぇッ!」

 

「んんっ……!ちょ、ちょっと……!いきなりッ、動くなんて……っんふぅんっ……♡」

 

「そんなに刺激してくるからだろ!」

 

 コリコリと固くなった二つの肉突起を、カリ首のくびれに沿って這わせ、裏筋をこそぐようにして擦り付けてくる

 反り返る亀頭からチンポの根元まで、ひくつくチンポに、腰が蕩けるような刺激が容赦なく送り込まれてくる

 間断なく続く甘い疼きに、早くも官能の大波が打ち寄せてきて、俺はこらえきれず差し出された柔房の狭間へチンポを突き返す

 淫熱で灼けついた亀頭のカリで、すっかり尖った乳首を押し戻し、たっぷりと膨れ上がった双乳にグイグイとチンポを突き入れる

 

「ああぁんっ♡なにっ、まだ硬くなるっ……♡ンンッ、このチンポっ、まだっ、どんどんたくましくなっていくぅっ……♡」

 

「腰が勝手に動く……うぐっ!」

 

「んフフフッ、捕まえたぁ……♡私のオッパイにっ、ずいぶんと好き勝手やってくれたねぇ……♡」

 

「先に好き勝手したのは……そっちで……!」

 

「ふふふふッ、まだまだ……本当に気持ちよくなるのはッ、これからだよッ♡ハッ、んンッ、ふンンッ……♡」

 

「ぐぅうウッ!」

 

「ほらほらッ、どう?こうして根元を締められて、裏筋を亀頭に向かって押し上げられると、たまらないでしょ♡」

 

 ビクビクと力強くそそり立ったチンポに、うっとりと蕩けた眼差しを送りながら、ティナは大きく一つ、熱く灼けた息を吐いた

 濡れた瞳に妖しい輝きを放ちながら、ヤシの実ほどもある豊かな柔肉の塊で、しっかりチンポを包み、ユサユサと揺すりつけてくる

 とろとろに熟れた乳肉が、膨れ上がったチンポの全面を甘ったるく撫で回し、痺れるような快感が股間に走り抜けていく

 温かく、柔らかく包み込んでくる、生乳房の蠱惑的な肉感に、たまらずチンポが跳ね躍り、熱い衝動が噴き上がる

 

「んんンッ、好・き♡好きな相手には何でもしたくなっちゃう♡もっとサービスサービスぅ♡」

 

「行きなさい……うぐっ、誰かの為じゃない、あなた自身の願いの為じゃ、おぉオオッ……!」

 

「ムッ、んンッ……待っててッ、今からッ、もっと気持ちイイッ……天国へッ、連れて行ってあげるからねッ♡」

 

「もう本当に間近だっての!」

 

「ほぉら、ンふンッ……このオッパイで、華月のチンポをッ……天国までのッ、カウントダウンを零にしてッ、あげるッ♡」

 

「動機が絶景が二分された映画みたいなタイトルかよぉおおッ!」

 

「はぁあッ、チンポがッ、どんどんッ熱くなってくるッ♡チンポの熱がッ、オッパイにも伝わって、私もゾクゾクしてくるのぉっ♡」

 

 昂った声で告げると、ティナは鮮やかに色づいた唇を開き、そこからとろりと粘ついた熱い液体を垂らした

 今にも弾けそうな胸の谷間に、白く泡立つ唾液がねっとりと流れ落ち、硬直するチンポの表面にとろとろと絡み付く

 たっぷりとまぶされた唾液が潤滑剤となり、チンポを摩擦する乳房の動きがいっそうスムーズに加速する

 ますます速度を増し、動きにも滑らかに跳ね躍る肉房がぬめりを増してチンポに吸い付き、亀頭から付け根まで容赦なくしごいていく

 

「アァッ、チンポッ♡ヌルヌルのチンポぉッ♡あぁんッ、もっとぉッ♡もっといっぱい感じさせてぇっ♡」

 

「もうダメだッ、出るッ!」

 

「ンッ、ハッぁあッ、お願いッ♡出してッンッ♡熱い精液ッ、ザーメンッ、このままッ……遠慮しないでッ思いっきりぶちまけてぇ♡」

 

「出すからなッ!オオオオオッ!」

 

「アッ、フッぁあッ、いいよッ♡はやくッンッ♡濃い精液ッ、どろどろのザーメンッ、出してッ……かけてッ♡どろどろにしてぇッ♡」

 

「イクぞッ!!」

 

ドビュウウウウウウウウウウッ!!

 

「ハッんぁああああアアアァッ♡」

 

 いよいよ頂点に向かって突き進み出した射精熱を、巧みな乳戯によって猛烈に煽られ、俺もついに欲望を抑えられなくなった

 股間の奥で何かが弾けたと思った瞬間、脈動するチンポの中を熱い塊が突き抜け、亀頭の先から怒濤の勢いでほとばしる

 一気に噴き出した灼熱の精液を顔に、揺れる爆乳に受けて、ティナは甲高い歓喜の声をあげ、その感触にむせび泣く

 次々に降り注ぐ白濁の精液を、満面にたっぷりと浴びて、ティナは声を震わせ喜びをうたい続けている

 

「あっ、ンはぁああッ♡アァッ、これッ、これんんンッ♡ザーメンッ、熱いのっ、どろどろ粘ついたの、いっぱいぃいィッ♡」

 

「くぅうッ、オオオオッ!」

 

「はッ、フッぁあアアッ♡イイッ、これッ、好きぃイッ♡欲しかったのォッ、華月の精液ッずっと欲しかったのぉッ♡」

 

「おおおぅウッ……全部受け取れっ、ティナッ!」

 

「もっとぉッ……もっとかけてぇッ♡濃厚の精液ッ、ねばねば精液でェッ、わたしをドロドロにしてぇッ♡」

 

「最後だっ!!」

 

ドッブウリュウウウッ!!

 

「あっハァアアァアアアアァッ♡」

 

 そして、なおも乳房を締め付け、脈動するチンポの中に溜まるモノを搾り尽くすかのごとく揺すり、責めていた

 俺は、しなるチンポに湧き上がる淫熱を注ぎ込んで、さらに精液を吐き出し、肉悦に沸く美貌を汚していく

 長い射精が終わり荒い息を吐くと、ティナは口の周りに付いた白濁の精液を嬉しそうに舐め取って、余韻を味わうように舌で転がした

 そうして、すっかり牝の貌をさらけ出し、卑猥な笑みを浮かべたまま、ねっとりと絡み付くような視線を向ける

 

「ンむんんッ……!ハッ、んはぁ……アァアッ、こんなに濃いぃのぉッ、いっぱいィッ♡もうッ、とけちゃうぅウッ♡」

 

「お褒めの言葉、光栄ですよ」

 

「あふぅうン♡味も濃くてッ……ンフぅ、上質なザーメンッ♡私も、浴びただけで軽くイッちゃった♡」

 

「急にしてきた時は驚いたが、妬いてたんだな?」

 

「……まぁ、私よりもっと妬いてると思うよ。今部屋で料理してる華月の彼女」

 

「……うぇ?」

 

「まぁ、ちゃんと愛してあげないと怒られちゃうよ」

 

 

8.00.pm:性交

 

 

 ティナが連れて来た二人を犯し、奴隷へと堕とすことは危なげなく終えれた

 一日に何十人も堕とすことはできなくもないが、一気にこの部屋に入られると最悪学園長からの疑惑に、織斑千冬という寮長もいるので行いにくい

 だから、基本的に片手で数えれるほどの人数のみが対象となる。ならその後は、誰とも性交をしないかと言われればそれは違う

 パートナーの神楽や協力関係のマドカ、代表候補生のセシリアや楯無、簪、最近ではシャルやラウラと性交を行う。だが最も回数が多い相手は

 

「華月も……やっぱり胸が大きい方がいいの?」

 

「胸で人を良し悪しするほど屑ではないよ。俺は鈴の……いやそれ以前に、鈴のが好きだから……じゃなくて!胸で鈴の良し悪しを決めてなくて、鈴だから好きってこと……ごめん、日本語の勉強しなおしてきていいか?」

 

「ぷっ、ふふっ、別に気にしてないわよ。だからそんなに慌てなくていいわ。ご飯冷めちゃうでしょ、早く食べましょ」

 

「お、おう。毎日悪いな」

 

「私が好きでしてるんだから、申し訳そうな顔しない!」

 

「……ああ、いただきます!」

 

「いただきます」

 

 目の前に自身で作ったエビチリを食している鈴だ。計画の終わり、隠し部屋から戻るといつもこうやって夕食を作って待ってくれている

 俺の恋人でもある鈴は、計画で犯されている女子の声を隠し部屋から聞いてるので、内容や女子が快楽に堕ちる瞬間も聞いてたりする

 だからこそ、計画を終えた後には必ず鈴と性交をしている。他の女と行為をするのはいいが、今日一番の愛を最後に自分に注ぐこと

 マドカが立会人の元、マドカが立案した制定である。この制定に鈴はノータイムで了承、俺ももちろん了承した。つまり、この夕食を食べ終えると始まるのは

 

「……ね、ねぇ。今日は対面がいいなぁって」

 

「………」

 

「む、無理だったら別の体勢でも……」

 

「よいしょぉ!!」

 

「ひゃっ!?きゅ、急すぎるわよっ……!」

 

「奥までついてやるからなっ!」

 

「ひぁっああぁああぁぁっ……♡」

 

 鈴からのお願い、俺はそのお願いを叶えるのは彼氏としての役目だ。まずその小さな身体を正面から抱きかかえた

 とっさに鈴は落ちないように腕を俺の首に回し、まるで親に抱かれている子供のように身体を密着させてきた

 すでに淫裂は濡れているのがわかり、完全に挿入を受け入れようとするその姿勢に、俺は笑みを浮かべながらチンポを膣穴に突き入れた

 ぬかるんだ膣穴にずぶずぶとチンポを押し込まれ、鈴が背筋を震わせながら嬌声をほとばしらせた

 

「ふぁっ、あぁぁ……お、奥ぅ……♡一番奥まで、ちんぽぉ……♡んっ、はぅぅ……ちんぽ、入っちゃってるぅ……ひぅ、ぅぅ……♡」

 

「ほら、だらしなく口を開けてると」

 

「んにゅっ!?んっ、んちゅっ、んん……ちゅぷっ、ちゅるるっ、んむぅっ、んんっ♡れりゅる、ちゅくちゅく……んっ、んふぅ♡」

 

「もうディープキスも受け入れるか」

 

「んふぅぅっ♡んっ、ちゅぱっ、ちゅぷるっ……♡んふぁっ、あっ、はぁっ……♡ちゅむ、ちゅく♡はぷっ、ぷちゅるっ……ちゅるるっ♡」

 

「気持ちよくなれてるか鈴?」

 

「ちゅむっ、ちゅくっ……んふぁ、はぁぁ♡気持ちいいっ……んっ、ひぁっああっ♡頭の中、溶けちゃそぉっ……はっ、あぁん♡」

 

 この体勢は鈴の体重がチンポにかかるため、狭く小さい膣穴の最奥にある子宮内部を力強く押し上げるほど深く挿入することができる

 発情したチンポの感触を確かめるように、粘膜が自らうねうねと蠢いてチンポを擦り、次々に分泌する愛液をねっとりとなすり付けてくる

 そこに俺は鈴の口内でひくつく小さな舌に、自分の舌を大胆に、強く絡みつかせていった。そうすると鈴がぞわぞわと身体を震わせ、目をとろんと潤ませながら気持ちよさに浸る

 キスによる官能をその身で受けて甘い声を漏らす鈴の舌をマッサージするように、ぞろりと全体的に舐め上げる

 

「はひっ、ひっひゃあんっ♡あっ、あぷっ、んぷっ♡ちゅぷっ、んっむぢゅっ♡ぢゅるっ、んぷぷっ♡ぷぁっ、あっ、あっ♡あひっ、ひぁああっ♡」

 

「思いっきり弾けさせるからな鈴!」

 

「華月のチンポでっ、私のおまんこいくっ♡ひぁっ、ああっ、いく、いくっ、ひぃっ、ひあぁあっ♡あむっ、むぢゅるっ♡ちゅぷっ、ちゅぶぶっ♡」

 

「大丈夫だっ!そのままイケッ!」

 

「んぷぅうっ♡んむっ、むっぷぅううっ♡いっくぅうっ、おまんこっ、ちんぽでいくぅっ♡いっちゃうぅううっ♡」

 

「俺のチンポでイケッ!」

 

「むっぷぅうううぅううぅっ♡」

 

 鈴の膣穴がビクビクと緊縮を繰り返しながらだんだん狭くなっていく。どうやらセックスとキスの快感によってアクメが近づいているらしい

 絶頂を迎えるのならとびきり気持ちいいものにするため、俺はピストン速度を上げて窄まる膣穴の中を乱暴に攪拌していく

 そうして鈴の身体が一際大きく跳ねると、結合部からブシュッと音をたてて熱い液体がほとばしった

 快楽に背中を押されるかたちで腰の動きを加速させて、チンポをぬめった粘膜へと何度も擦り付け、甘美な摩擦の心地を貪っていく結果だ

 

「んむぅうううっ♡んぷぅっ、んじゅっんんんぅっ♡おまんこっ、弾けちゃってるぅぅっ♡んひぁあ♡あっ、ふぁああっ♡ああぁああっ♡」

 

「ああ、俺のジャージもビショビショだ」

 

「んむぁっ、むぷっ、むぅうううんっ♡んじゅるっ、んむっ、潮っ、気持ちいいよぉぉっ♡ふぷっ、ちゅぷっ、んっぷぅううぅんっ♡」

 

「ぐうぅっ、この締め付けっ……!握り潰されそうだなっ!」

 

「はぷぁああぁっ♡あむぅっ、んっじゅるぅっ♡んんっ、ふっぷぅんっ♡いくっ、いくぅぅっ♡おまんこっ、いくっ、いくぅううっ♡」

 

「思う存分に噴き出しな!」

 

「はっぷぁああぁあああんっ♡」

 

 蠢く媚肉の感触がチンポの芯にまでダイレクトに伝わってくるようなこの圧搾感に、腰の奥から射精衝動を無理矢理引きずり出されてしまう

 潮を鈴の身体から搾り出すかのように、腰を捻って子宮内に亀頭の先端をグリグリと押し込み、潮噴きを促進させていく

 その光景に興奮し、俺は媚肉を滅茶苦茶に擦り、引っ掻き、嬲る。そんな欲望を叩きつけるような猛烈な抽送に、鈴がくぐもった強制を唇の隙間から漏らす

 淫欲に互いが溺れた今だからこそ、愛らしくも卑猥なその姿が非常に愛おしいもので、射精衝動も昇ってきた

 

「むぷぅうっ♡んむっ、れぢゅっ、んっ、んぷぷっ♡れちゅるっ、んむぁっ、あっ、ひぁっ、ああっ♡これすごっ、んひっ、ひぃっ♡んんっ、んんっ♡」

 

「そろそろ限界だっ!もっとしがみつきな鈴!」

 

「はぷっ、んちゅるっ♡ちゅくっ、ちゅるるっ♡んぷぅぅっ、華月ぅっ♡ぷちゅっ、ちゅぷっ♡ちゅっ、ちゅっ♡じゅるっ、れぢゅるぅぅ♡」

 

「もうすぐ出すからな!」

 

「うんっ、受け止めるっ♡ひぅっ、うぁあっ♡あっ、むぅんっ♡華月のざーめんっ♡ぷぢゅっ、じゅるるっ、受け止めるからぁぁっ♡」

 

「出すぞ!一番濃いの出すぞっ!」

 

ビュルルルビュグビュルゥ!!

 

「ひゃぷぁあああああああぁっ♡」

 

 子宮に熱い精液の塊を直接ぶつけられ、鈴は背筋を反らして身震いしながら、くぐもった淫声を部屋に響かせた

 甘く喘ぎながら俺の身体に必死に抱きつき、全身をビクビクと弾ませ、膣内を大きくうねらせて、ひたすら官能に乱れ続ける

 子宮口が注ぎ込まれる精液に反応して嬉しそうに竿を吸引してくるため、こちらも強烈な肉悦を覚え、射精に勢いがつく

 膣内射精で満たされていきながら、膣内はなおも俺の精液を搾り取ろうとうねり狂い、根元まで埋まったチンポをいやらしくしごき上げる

 

「ひむっ、んむっぷぅううっ♡うぁっ、あぁあんっ♡ざーめんっ、ひむっ、むぢゅるるっ♡むぱっ、ざーめんっ、あぁっ、きたぁああっ♡」

 

「すごい吸い付いてくる!」

 

「むぢゅるっ、んっんんぅぅっ♡んむぅうぅっ♡ざーめんがびゅーってっ、れぷっ、ぷぢゅるっ♡奥にっ、当たるぅぅっ♡んっふぁあああっ♡」

 

「頑張って呑み込んでくれっ!」

 

「あっついぃっ♡れぢゅっ、じゅるるっ、ぷぢゅっ♡んんっ、膨らむぅぅううッ♡ぢゅぷぷっ♡ざーめんいっぱいで膨らんじゃうよぉっ♡」

 

「まだまだ出るぞぉっ!」

 

ビュルルルビュッグゥン!!

 

「んむぷぅううううぅうんっ♡」

 

 射精中にもかかわらず、まるで精液を吸い出すように締め上げてくる蜜穴の調子が、されに射精の勢いを強めさせる

 精流の勢いはまるで衰えを知らないかのように続き、膣内全体に精液が染み渡り、チンポが膣肉を擦る感触に粘りが加わった

 子宮を膨張させるほどの凄まじい衝撃に、鈴は快楽を超えた狂気の肉悦を得て、蕩けきったイキ顔をしており、心の底から快悦に浸っている

 許容量をはるかに超えた大量の精液を次々と子宮内へ吐き出され続け、密着していた身体が膨らんだ腹で隙間が生まれた

 

「こんなにいっぱいざーめんっ♡ちゅぷっ、んんっ♡ざーめんっ、膨らむほどぉぉっ♡はぷっ、んぷぷっ♡ぢゅぷっ、ぢゅるるっ♡」

 

「たんまり注ぎ込むからな!」

 

「ぷぷっ、んちゅるっ、むっ、んむぅううっ♡いくっ、いくぅっ♡ざーめん溢れちゃぅうっ♡ちゅーしながらっ、受げどめるぅぅううっ♡」

 

「うっぐぉおおっ、潰されるっ……!」

 

「んぷっ、ふぷぁっ♡あっあぁあんっ♡はっ、入らないっ、もぉお入らないぃぃいいっ♡はいりゃにゃいっ、こぼれぢゃうぅぅっ♡」

 

「最後だぁああっ!」

 

ビュルルルビュグウ!!

 

「んあぁあぁあぁおぉおおぉおおッ♡」

 

 結合部から精液が水滴のようにこぼしているが、それさえも懸命にチンポを締めあげ零さぬようにする鈴に、俺は最後の一撃を搾り出した

 驚異的な量の射精をなんとか最後まで受け止めると、全身をぐったりっと脱力させるが、俺の首に回った腕は離れようとしない

 意識は朦朧として、視線すら定まってない状態で、腹を膨らませたままの鈴を、チンポが繋がった状態で風呂場へと直行する

 その際に、マンコに収まったままのチンポが、仲に溜まっている精液を絡めて、敏感な粘膜をズリズリと引き摺り、心地よい刺激が生まれる

 

「んんっ……ぷふっ、ふぁ……はぁっ、はぁ……♡うぁ、はぁぁ……はひ、ひぁ……はぁ、はぁ……♡」

 

「汗でびちゃびちゃだな。この臭いを嗅いだらまた再戦するけど、鈴の活動限界だもんな」

 

「ぅぁ、ぁぁ……はぁぁ……気持ちいいよぉ……♡おまんこも、頭の中も、とろとろぉ……♡」

 

「ささっとシャワーを浴びよっと」

 

『ちなみに鈴のバイタルチェックしたら、また発情しかけてるから急いで汗を流した方が賢明だよ』

 

『プラスアルファ、後数刻で意識は覚醒する』

 

「先に言ってくれよ!」

 

 

10.00.pm:予定

 

 

 あの後、意識を完全に取り戻した鈴とお風呂に入浴した。入浴中は俺の脚の間にずっと挟まっているような状態で、俺のチンポをずっと鈴のお尻が刺激していた

 欲望に流されると明日の休日、鈴は確定事項で動けないまま一日を無駄にしてしまう恐れがあるので我慢した

 というのも、夕食を食べている際に鈴との会話で「臨海学校用の水着を買いに出かける」という内容は聞いていた

 外出届を出さねば出られないIS学園、せっかく水着を新調するのにここで体力を使い果たし、明日は筋肉痛なんて笑えない

 

「……ねぇ、華月はこの学園から出れないの?」

 

「学園内って話なら屋上には行ったことがあるぞ。ショッピングモールとかはないけど」

 

「神楽やマドカに外出を頼んだらどうなる?」

 

「怒られるだろうなぁ、特に神楽から」

 

「………」

 

「鈴?どうした?」

 

「せっかく新しい水着を買うんだし、華月好みのものが買いたいし……デートもしてみたいし」

 

 この発言によって脳内からルーシャの声が聞こえた。「心拍数上昇、体温上昇、発汗もしてる風邪か?」と聞こえた気がした

 何度も言うが、俺と鈴は恋人である。こんなに愛らしい彼女が、デートをしたいとお願いしてきた。なら彼氏がする行動はただ一つである

 すぐさま携帯電話を取り出して神楽へ電話……ではなく、神楽のいる場所によっては迷惑になるのでメールを送った

 IS学園は事務員の人に外泊届を出すが、俺が申し出をするのは神楽だ。そういえばまだ臨海学校に参加できるかの話も聞いてない……と考えていたら返信がきた

 

『鈴さんのお願いです無下にはしません。了承はしますが、せめて変装のお手伝いだけはさせてください。華月さんは亡くなられたとなっているのですから、この条件だけは容認してください。』

 

「前向きな返答だ……よしっ!!!」

 

「ッ!?」

 

「大丈夫だ鈴!翌日の外出、俺も一緒に行ける!初デートをするぞ!」

 

「ほっ、本当にッ!?」

 

「神楽からの返信、見てみてよ!」

 

「……やったわね華月!!」

 

 抱きつき合いながら、この現状に大喜びをする。これほど翌日が待ち遠しくなる日が生まれるとは思いもしなかった

 何よりも驚いたのが神楽が条件付きとはいえ、俺の外出に了承をだしたことだ。この部屋に縛り続けるのも、俺がストレスを溜めてるから発散しろといった見方もできる

 水着の新調か、鈴は明るい色が似あいそうだな。暖色系のオレンジとか黄色なんかが似合いそうだが、色はわかっても女性ものの水着の種類を知らない

 試着室とかで色々と着替えて見せてくれるのかな?もう楽しみがたくさん思いついてワクワクしてくるな!

 

「変装とかしなきゃだから、ここ集合で大丈夫か?」

 

「ええ、華月はどうやって学園から出るか知らないでしょ」

 

「ごもっとも」

 

「神楽に感謝しなきゃね。じゃあ明日に備えてもう自室に帰るわ」

 

「ああ、明日楽しみにしてるよ鈴」

 

「私も楽しみよ。おやすみなさい、華月」

 

「おやすみ、鈴」

 

 

11.00.pm:就寝

 

 

 鈴が帰って俺は布団にすぐ入って就寝の準備をする。本来ならスクワット、腕立てなど色々と筋トレをしてから眠りにつくのだが今回は例外なので省くことにした

 万が一のことにも対処できるように、鈴とたくさん楽しむためにも体力は残しておかなければならない

 ショッピングモールは男性も女性もいる。もちろん全ての女性が女尊男卑に呑まれているとは言わないが、おそらく大半は女尊男卑の女性だ

 如何にしてその女性とのトラブルを避け、鈴と楽しめるかを考えながら眠りにつこう

 

『簡単な話だ。楯突くやつらは黒の手で処分……』

 

『余計騒ぎになるでしょ。まともに考えなさい』

 

(最悪それだな。人気のないとこに黒の手で連行して、犯して、堕として、黙らせる)

 

『強行的にもほどがあるから考え直して華月!?』

 

『まぁ、大丈夫だろう。代表候補生の連れだ、荷物持ちとかそういった概念で見られるケースが多いだろ』

 

(それが多いと思うけど、それ以外の対処法だよな)

 

『まぁ日にちを跨ぐ前まで考えますか』

 

 俺にネヴィとルーシャによる考案会は、静かに開廷され静かに閉廷した




皆さん、「最近この作品よかった」と感じたアダルトな漫画やゲームはありますか?

よければメッセージ等などで教えてください。


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買い物デート

前回、感想でいろんな作品を教えてくださった皆様、ありがとうございます。

私の知らない作品など、色々と教えていただき新たな扉が開きかけました。

作品などの教示は、随時お待ちしております。


 朝、いつもより早めに起きた俺は、朝食に何を思ったのかフレンチトーストを作り食した。多めに投入した砂糖のせいで甘すぎたのが反省点だ

 ルーティンともいえる朝のココアさえも上手く作れずにいる、比率を間違えただの牛乳の味しかしない飲み物だ

 原因はもうわかっている。ある意味、大物を堕とすことを知らされた前日の夜に発生する緊張とはまた違った緊張、初めての経験にただただ震えている

 恐怖から生まれる緊張ではない、別に重大な命運を誰かに託しているわけでもなく、この後のデートに対して濾している

 

『心拍数、身体の震え、ともに高まっているな』

 

『ドッキドキなんだろうねぇ。いいなぁ、私も鈴みたいに華月と手を繋いでお出かけしたい』

 

『この精神世界でやればいいだろ……まぁ、感じる想いが違うのか?』

 

「……それもあるが、名目は買い物だ。でも彼氏なんだから、リードしたりした方がいいんだろうけど、情勢が情勢なだけにそういった話に疎くてな」

 

『何をすればいいのかわからないってか?』

 

「……はい。お恥ずかしながら、知識が乏しいのです」

 

『知識が豊富なのも嫌だなぁ、慣れてるのかなって思っちゃうよ?』

 

 デートで率先して動くのもいいが、動きすぎて慣れていると見られると、確かに他の女がいたのかと勘違いされてしまう可能性もあるな

 性交に関しては様々な女と交流はあるが、ピュア的な交際は自身でも周りでも見たことがない。男女が二人で歩いてるのは稀に見たが、それが恋仲なのかは知らない

 世界で探しても、俺みたいな屑思考な男はいないだろうな。普通は逆なんだよ。数多の女性と交際はしたが、性行為は一度もしたことがない男

 俺はなんでその逆の数多の女性と性交はしたが、交際は一度もないんだよ。文字で表すと本当に屑の文言よ

 

『この計画に乗ってなければ、華月は凰鈴音にも会えていないんだろ?数多の女性と性交の関係を築けたからこそ出会えたならいいだろ?』

 

『事実だけどそれはダメだってルーシャ。華月は完全悪でないんだから、傷ついちゃうよ』

 

「ははっ、でも確かに計画に乗ってなかったらこうして二人とも話せてないし、鈴とも恋人関係にはなってないな」

 

『いちいち過去の行い、業績に目を向けるな。チラ見でいいし、華月にはまだまだ計画を完遂するためにもっと堕とす女性がいるんだ。後ろ見る暇があれば、大物を堕としてけるよう前を見てろ』

 

『もうちょっといい励まし方を知らないのかこの脳筋は』

 

『なんか言ったか?』

 

『イイエナニモ』

 

 何気ない脳内会話のおかげもあってか、多少の落ち着きは取り戻せてはいる。それにこれから、神楽たちによる俺の変装が行われる

 俺は世間では英霊のような存在になっているため、割とメディアには顔写真によって報道されたようで、覚えられている割合が高い方だと思う

 中学生時代の写真で報道されてたようだが、その年でもう白髪が混じった頭髪、世界で二人目の男性IS操縦者、これほどインパクトのある男はいないだろう

 特徴的な頭髪と、目元さえどうにかなれば大丈夫だと個人的には思っているが、変装は向こうに任せているので来訪したら着せ替え人形だ

 

『なんて話してたら、神楽の生体反応が近づいてきてるよ。マドカにティナ、もちろん鈴もいるね』

 

「……ふぅ、得体の知れない緊張の再来だ」

 

『頑張ってデートをすんだな、主人公』

 

「お、おう」

 

「……おや、鍵を開けたままとは、相変わらず不用心ですよ華月さん」

 

「そろそろ来る頃だと思っただけだ」

 

「下手な自信で前回みたいな事を起こしたら、さすがにアルゼンチンバックブリッカーぐらいじゃ済まされないレベルだな」

 

 報復の技に何故それを選んだのかを問い質したいが、マドカの背でできるのかも疑問だが、力でなく技でそこはカバーするのだろう

 くだらないことを考えながら入室するメンバーを見る。神楽は制服、マドカは変わらず軍服に近い服装、鈴とティナが可愛らしい私服である

 鈴は暑い夏にピッタリのオレンジ色の肩だしトップス、袖なしのベージュの上着を羽織り、短めの薄緑色のスカートを身に着け、黒サンダルを履いている

 一方ティナは、同じく白色の肩だしトップス、デニムショートパンツを身に着け、白のスニーカーを履いている

 

「……に、似合ってるぞ二人とも」

 

「そ、そう?」

 

「……もう少し具体的な褒め言葉でもかけてやれよ、ピュア月」

 

「ふっ、ふふふっ……ふふっ、ピュア月さんは鈴さんの彼氏なんですから、マドカさんの言う通りもう少しありきたりな褒め言葉でなく……ふふふっ、ピュア」

 

「神楽のツボって変なとこだねぇ。あ、私にも鈴が嫉妬してしまいそうな褒め言葉でお願いね」

 

「お、俺が慣れてないからってこいつら」

 

「んっ、んんっ!冗談はここまでにして、本来の目的である変装を行います」

 

 揶揄いながらも手早く変装の準備を始める神楽とマドカ。椅子に座らされ、白髪のメッシュを無くすために黒髪のウィッグを被せてきた

 金髪のウィッグ、茶髪のウィッグなどあると思うが、できるだけ目立つ色にしないよう安全性を考え、黒髪を選んだのだろう

 最後に伊達メガネをかけさせられ、黒髪のウィッグをいじってショートマッシュの髪型に整えてくれれば、教室に一人はいそうな無口な青年っぽい見た目の完成だ

 服装もあまり目立つ衣装ではいけないので、白のシャツにアンクル丈の黒色のスラックスを合わせた服装だ

 

「ある程度のオシャレは避けたつもりだけど、どうかな?」

 

「……何でしょう、元々の素材がいいんでしょうね。無難な服装なのに上手く着こなしているのは」

 

「華月、スタイルいいからなぁ。シャツのボタン、胸元辺りを外せば色気でるよ」

 

「だがまぁ、代表候補生の隣での買い物だ。ある程度の身なりの良さも必須だろう。無地なTシャツを着るより、清潔感のあるシャツの方がましか」

 

「褒めてるってことでいいのか?あんまり派手な服や、柄入りとかの服は元々苦手だからな」

 

「ほらほら、鈴もフリーズしてないで褒めなって」

 

「かっ、カッコいいわよ華月」

 

 ルーシャ、やめろ俺の脳内に体温上昇とか、心拍数が上がった情報なんていらないから。俺が一番わかってるよ、だってもう耳まで真っ赤になってるもの

 マドカやティナもニヤニヤしながらこっち見るし、神楽も自分の耳を指しながらこっち見てるし、また揶揄いやがって

 褒められるという経験が少なかったこともあり、ストレートな褒め言葉で、愛しき人からの言葉で照れない男はいないと断言しようとしたが、織斑一夏は異常だから断言ができなかった

 あの男はどういった人生を進んだら、こんな可愛い鈴からの告白にも気づかず、ましてや約束を違えたなど万死に値する

 

「揶揄うのはここまでにして、そろそろ説明といきましょうか」

 

「説明?」

 

「ティナさんとマドカさんには、遠目にですがお二人を見守ってもらいます」

 

「……俺たちを女尊男卑の連中から守るって意味でか?」

 

「ええ、何よりも避けたいのはトラブルです。外にいる女性の皆さんが、全員女尊男卑とはいいませんが、半分は風潮に染まった人達でしょう」

 

「実際この学園にも風潮に染まってない子たちはいるけど、どんどん染まってきてはいるね」

 

「中には過激派もいます。男女で歩いていること自体が気に食わない人、もしお二人に絡んでくるとしたらその手の類か、鈴さんのお知り合いでしょう」

 

 過激派と聞いて真っ先に浮かんだのは、中学の頃に俺を虐めていた連中。今では俺の奴隷と成り下がったが、あの頃の性格の女性が絡んでくるのは確かに大事になる

 例え亡霊になった俺と認識してなかろうが、男である以上俺たちに絡んでくるのか。本当に面倒な世の中になったものだ

 鈴の知り合いの場合も、それはそれで面倒だ。鈴を知っている向こう側からしたら、恋をしていた織斑一夏ではない男が隣にいるのだ

 恋をしていた事実を知っている人物に遭遇したら面倒だが、いくらなんでもわざと避けようと、余計隣の俺の存在を気にするだろう

 

「私たちがお前らを守る時は、過激派の連中だけだ。正面から文句を言ってくる連中には対処は遅れるが、背後から話しかけようとするやつらがいたら、私たちが追い払う」

 

「怒鳴りながら話しかけられても無視してね。過激派は、こっちが手厚く扱うからさ」

 

「……勝手な真似はするなよティナ・ハミルトン。手綱を無理矢理握りたくはないんだ、素直に指示にさえ従えば強行はしない」

 

「なら華月に頼みなよ、私の手綱は華月が握ってるんだから。壊れた玩具がひとりでに動くと思う?所有者がいるから、まだ動いてるだけなんだから」

 

「……はぁ、わかった。どうやら手綱は所有者に絡み付いてるようだな。無理矢理解こうとすれば、お互い無事ではすみそうにない」

 

「マドカとは仲良くしたいんだから、協力しようよ」

 

「お前みたいな、味方にしても敵にしても厄介な存在はないな」

 

 相変わらずこの二人の仲は良く無いようで、一気にこの部屋の空気が重く感じる。だが、この二人が過激派から守ってくれるのには、安心感しかない

 マドカの強さは、初対面の際に俺自身が体感しているし、柔拳を習得する際も手ほどきしたのはマドカだ

 ティナは、やり方の詳細を詳しく聞いたことないが、過激派だったあの八人を従わさせる支配力を持っている

 方法は聞いていない、暴力、洗脳、支配の仕方は様々だが、あの日八人は確かに怯えていたことから、恐怖で支配させていたのだろう。方法は何も聞いてないが、その手腕がティナにはあるのだ

 

「申し訳ありませんが、私は学園に残ってやることがあるので、お力にはなれません」

 

「いや、俺の外出に許可をくれただけでもありがたいんだ。それ以上を神楽に求めたりはしない」

 

「いいえ、あなたのパートナーとしては出来る限り尽力したいですから」

 

「……ありがとな、本当にいつも」

 

「感謝してくださるのでしたら、あまり災難など引き寄せないでくださいね。華月さんは、そういった星の元で生まれたのか、災難を引き寄せる傾向ですから」

 

「逆境型の主人公みたいだね。でも華月が主人公か、もし漫画化したら復讐劇の長編漫画だね」

 

「駄作になんないよう精進しろよ華月、お前の選択一つで変わる未来もあんだからな」

 

 主人公か。世界は必ず誰かを中心に回る。主人公はそのポジションを与えられた存在だが、同時に困難もしくは大きな責任を担ぎ続けなければならない存在だ

 個人的には困難も責任もあまり担ぎたくはないが、担がないと得られない幸せもある。なら、その幸せのためにこれからも担ぎ続ける

 しかし、もしこの世界が漫画かアニメとして世に広まるのなら、確実に織斑一夏が主人公としてキャスティングされているんだろう

 神様か誰かが考え、創り出した台本を俺たちはめちゃくちゃに改ざんをしている。行った行為によって作者が激怒したら、修正のために俺たちを消しに来るのかな?

 

「ではお二方、デートのほどをお楽しみください」

 

「んっ、そろそろ外出届をお願いした時間帯だ。外出に向けて出発しよう」

 

「ほれ、迷彩のローブだ華月。学園を出るまでは私の姿も隠さねばならんから、肩車でもなんでもいいが二人羽織でいくぞ」

 

「了解した」

 

「充電は最大までしたが、効果はもって二時間だ。だが、学園の出入りぐらいでしか使用はしないだろう。そっちの面では安心しろ」

 

「忘れ物とかないわよね?」

 

「もちろん。出発だ!」

 

迷彩のローブにより俺とマドカは姿を消し、鈴とティナの後を追いかける形で部屋を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……着いたわね、ショッピングモール」

 

「駅まで来れればこっちのもんだからね」

 

「男子トイレで迷彩のローブを脱いだんでしょ、マドカはそのまま羽織ったまま女子トイレで効果を解除して、ボディーガードの役目を果たす」

 

「ああ、後方いるみたいだ。二人からは、気にせず楽しめって言われたな」

 

「じゃ、じゃあその……手繋いだりして……」

 

「……お、お願いします」

 

「は、はい」

 

 どちらかが心境に余裕があればリードできただろう、だがどちらも心境に余裕が無いとぎこちなさが生まれてしまうものだ。今実際に証明するような体験をしている

 緊張から生まれる手汗で鈴に不快な思いはさせぬよう、手洗い場で洗ったが既に分泌しているのがわかる

 手を握る前にすぐさまハンカチで手を拭き、俺よりも遥かに小さな手を優しく握る。握って生まれた温度なのか、余裕のない心境によって生まれた体温なのかはわからない

 ぎこちなさに動きも鈍っているような感覚を覚えるが、きちんと歩幅を合わせショッピングモールへと歩を進める

 

「水着だったよな欲しかったの。スポーツ用品店とかか?」

 

「ここの四階に、年間水着ショップのお店があるの。そこで試着して、買おうかなって」

 

「試着……できるんだな。知らない間にいろんなお店ができたようだ」

 

「浦島さんの気分?」

 

「確かにそうだな。知ってるようで、知らない世界だ」

 

「そんな憂鬱な気分を晴らしましょ!試着では華月にも選んでもらうんだから!」

 

「お、俺もか」

 

 入店して目的のフロアを目指すために歩いていくが、人の目はもちろん感じる。物珍しさからくる視線に気がいったからか、最初ほどの緊張は薄くなった

 興味をそそられて見るのはわかるが、ザッと視線の出どころを探ると男性が多い。気持ちはわかる。俺が逆の立場なら、気になって多少見てしまう

 俺たち以外にも男女のペアは見かけるが、何人かは荷物持ち、風潮に染まってないが恋仲ではないのか距離をとって歩むペア

 手を繋いで歩いている男女は俺たちだけなようで、しかも女性の方は代表候補生の鈴だ。これで注目しないでほしいというのは、無理な注文だな

 

「そういえば、神楽が言ってたけど鈴の知り合いって中学とかか?」

 

「そうね。一緒にバカしてた男子の知り合いもいるし、その妹も仲は良かったし」

 

「なるほど。もしショッピングモールで話しかけてくるとしたら、その昔馴染みの兄妹か?」

 

「妹の方とは昔、お互いに一夏が好きだったから牽制?自慢?とにかく恋敵みたいな間柄だったわね」

 

「……じゃあもし、今この状況を見られたら」

 

「ええ、話しかけにくる可能性は十分高い……」

 

「あれ?もしかして鈴さんですか?」

 

 エスカレーターで二階に辿り着いたその時、目の前から鈴への呼びかけの声が聞こえてきた。声の人物に心当たりがあるせいか、ビクッと鈴の身体が跳ねたのがわかる

 先ほどまでその話題で話していたから俺にも見当はつく、中学の頃に織斑一夏に惚れていた鈴と同様、同じ異性を好きになった女性だ

 知り合いの一緒にバカした男の妹、男の方が鈴と同年代はほとんど確定してるとしたら、その妹である女の子は中学生である確率が高い

 長髪の赤髪に、紫色のヘアバンドをしている子は、鈴の顔と握られている手、握っている相手の俺の顔を順番に見ているが、表情はかなり困惑気味なようだ

 

「ひ、久しぶりね蘭」

 

「は、はい。お久しぶりです……えっと、そのぉ……」

 

「……鈴の恋人です」

 

「ちょっ!?」

 

「……え?えええええぇぇぇええええッ!?」

 

「い、いきなり打ち明けすぎよ華月っ!?」

 

「根掘り葉掘り聞かれていずれ判明すんだ、だったらもう暴露した方が早い」

 

 あらぬ疑惑を持たれるより、関係性を暴露した方が疑惑も持たれないと思っての発言だったが、恋敵の人が彼氏連れてたら驚愕するよな

 長めの絶叫を起こし、未だに呆然としてこちらを見ている蘭と呼ばれていた少女は、顔を赤くし再び俺たちの顔と握られている手を眺める

 とりあえず他のお客の迷惑にならないよう、ショッピングモールに置かれているソファーへと向かった。二人を座らせ、俺は立ったまま会話に参加する

 ひとまず自己紹介をし、五反田蘭という名前なのが判明し、俺は偽名で政府の上層部と同じ苗字で誤魔化した

 

「じゃ、じゃあ鈴さんは本当に江口さんと……お、お付き合いを……」

 

「そ、そうよ」

 

「で、でも鈴さんは一夏さんのことが……」

 

「ええそうね、好きだったわよ。でも今は、華月が好きなの」

 

「……そうですか。ちょっと意外でしたけど、鈴さんって嘘が嫌いでしたもんね」

 

「あら、わかってるじゃない」

 

「だから、その気持ちも嘘じゃない。ちゃんと本心なんだってわかりますよ」

 

 鈴のことをよくわかっている子だな。最初こそ、どうして織斑一夏でなくこの男とみたいな顔で俺を眺めてたが、鈴の性格上嘘を吐かないとわかったのだろう

 馴れ初めなど聞きにこられたら、アドリブなどでやり過ごそうかと考慮してたが、今のところは安全である

 彼氏に関する話題というより、久々に再会したお友達だ。色々と積もる話もあると思い、聞き耳を立てるのも無粋と思ったが、話の内容が織斑一夏のことだったのでズッコケた

 IS学園での織斑一夏のことを気にしてるのか、そちらの方を根掘り葉掘り聞いてくる。蘭ちゃんもあいつの謎の魅力に惹かれたのか?

 

「あっ!すみません。家に戻って手伝わないといけないので、帰宅しますね」

 

「五反田食堂の看板娘でしょう。頑張りなさい」

 

「はい。あ、江口さんもすみません。鈴さんを独占してしまって」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。お手伝い、頑張ってくださいね」

 

「ありがとうございます。じゃあ鈴さん、私も来年IS学園に入学予定なのでよろしくお願いします!」

 

「まだ入学できるとは決まってないんでしょ!」

 

「IS適性、模試判定ともにAですよ!余裕ですって!」

 

 こちらに大きく手を振りながら、エスカレーターで一階に向かって行く蘭ちゃんへ小さく手を振り返す。いきなり知り合いに遭遇するのは想定外だったな

 入店前に抱いていた緊張感で無駄にうるさかった心臓だが、今はまったく別ベクトルの緊張からうるさかったな

 正体がバレるかの緊張、関係性を疑われる可能性、色々と会話の中で不安にはなっていたが、何事もトラブルが起きずに終えれてよかった

 実家に戻って鈴の同級生である男性に、この事を話して何か生まれる可能性はあるが、起きてる出来事はIS学園だ。男性が介入できる余地はないのが救いだな

 

「はぁ、ちょっと緊張したな。まさかいきなり鈴の知り合いに遭遇するとは、考えてなかった」

 

「私もさすがに驚いたわ。ここで遭遇するなんて夢にも思ってなかったもの」

 

「何万人も利用するショッピングモールで同じ日、同じ時間、同じフロアで遭遇するなんて本当に確率は低いんだがな」

 

「……前に神楽が言ってたけど、華月はそういったものを引き寄せる運命なんじゃないかって言ってたけど、今実際にその異能みたいなのを体験したわ」

 

「いらない異能だな……エレベーターで四階に向かおう」

 

「そうね。また三階に上がったら誰かに遭遇しそう」

 

「今度はIS学園の生徒と遭遇しそうだ」

 

 一瞬、こうやって口にしてるから引き寄せるんじゃないかと警鐘が頭に響いたが、言霊が実現する異能なんて持ってたら人生イージーモードだ

 本当に俺が言霊の力を持ってるとしたら、脅威になる存在を無力化にできるし、政府上層部の連中にも報復できる。まさに夢のような力だな

 空想の力を考えながら、鈴と再び歩き出しエレベーターへと向かう。万が一のことを考慮しての行動だが、未来は誰にもわからない

 先ほどの件もあって、周囲に敏感になってしまっているが、俺は誰が鈴との知り合いなのかもわからないため、辺りを警戒しても徒労に終わる

 

「……大丈夫。エレベーターを待ってる人、周りを歩く人も今のところ知り合いはいない」

 

「ならせめて、通行人に鈴の顔が見えないようにしよう」

 

「う、うん。ありがとう」

 

「ねぇ、ちょっとそこのおと……ッ!?」

 

「ん?なんだ?」

 

「ど、どうしたの?」

 

「いや、呼びかけられた気がしたんだけど、後ろに誰もいない」

 

 エレベーターを待っている間、後ろから怒気を含んだ声が聞こえた気がしたが、振り返っても後ろに人はいなかった

 気のせいかと思っていたら、エレベーターは到着していた。エレベーターに乗り込み、先ほどのあれは本当に俺の気のせいかと思考していた

 後ろから聞こえた怒気を含んだ声の主は女、考えられるとしたら神楽が危惧していた過激派の女。なら、マドカかティナが遠ざけたのか?

 もし二人だとしたら、素早い対処だな。距離をとって見守るとは言ってたが、俺に話しかけてから数秒しか経ってないのに対処できるとは、さすがだな

 

「……着いたわよ、華月」

 

「あ、すまない。考え事をしていた」

 

「ううん、大丈夫よ……さて、目当てのお店は、この通路を右に曲がって行ってすぐね」

 

「年間水着ショップだよな。客で男が俺だけしかいなかったら、居心地が悪いぞ」

 

「そこは考えがあるから平気よ。早くいきましょ!」

 

「ああ、行こう」

 

「ほら、また手を繋いで行きましょ」

 

 再び差し出される手をそっと握って、目当てのお店へと向かう。年間水着を売っているお店のようだが、情勢的に女性物の水着を売っていると考えられる

 女性物の水着が多い→女性客が多い→過激派がいる可能性が高い→トラブルになる→神楽に怒られる。わぁ、未来が見えた

 ほとんど未来が確定したとも思えたが、鈴がそこに関しては任せろと言っていた。ここは鈴の考えた内容を信じてお店に向かおう

 程なくしてお店に着いたが、やはり予想通りというか、お店には女性客ばかりだ。鈴と一緒に入店しようが、男がいれば注目を集めるよな

 

「……歓迎はされてないよな。やっぱり店の外で待つよ」

 

「もう少し辛抱して、試着室まで行けば安全だから」

 

「試着室?ああ、水着を試着できるスペースか……いや待て待て!そこに俺が行けばもっと注目を浴びるって!」

 

「大丈夫よ……すみません!ここの試着室って空いてますか?」

 

「えっと……はい、空いてます。ですが、えっと男性のお客様は……」

 

「あらそう、じゃあ外に待機させるわ。あっ、明るめの水着の試着をしたいんだけど、持ってきてくれますか?」

 

「は、はい。かしこまりました。少々お待ちください」

 

 明らかに俺の姿を見て嫌な顔した店員だが、鈴の顔を見て目の色を変えた。やはり代表候補生というのは知っているのだろう

 今も鈴からのお願いに笑顔で答えたが、売り上げ、広告塔のような欲が混じった笑みであるのを見逃さなかった。政府上層部と同じ、欲が滲み出た笑みだ

 他にも客はいるようだが、試着室に靴が置いてあるだけで姿は見えない。店内で気に入った水着を試着しているのだろう

 運よく空いている試着室だが、鈴が言葉を発さずにハンドサインで俺に指示を出した。内容としては『試着室で待機』だ。戸惑いながらも指示に従い、試着室に入る

 

「華月、靴を持って入って、カーテンを開けても見えない死角に隠れてて」

 

「お、おう」

 

「お待たせしました!こちらの水着などいかがでしょうか?お客様に大変お似合いと思いますが」

 

「ありがと。ちょっと試着させてもらうわよ」

 

「はい。ご希望があれば違う種類の水着も持ってきますので、お気軽にお声掛けください」

 

「ふふっ、代表候補生ってこういう時にとっても便利な肩書よね」

 

「……確かにそうだな」

 

 外に待機させる。鈴の言葉を素直に受け取っているのか、俺がこの場に見当たらないことに店員は何も言わないし、試着室に忍んでる俺にも気づいていない

 なるほどな、確かにこの試着室の中なら他者からの目は届かないが、まさか俺の目の前でファッションショーでもするつもりですか?

 言霊でなく、考察した事柄が実現する力でもあるのだろうか。考察通り鈴は、着ていた服を次々と脱ぎ始めた

 生まれた姿は知ってるが、恥ずかしさが生まれた俺は壁とにらめっこをしている。色々と音が聞こえる度に恥ずかしくなっていく、まさか気に入った水着を見つけるまで続ける気ですか?

 

「……き、着たのか?」

 

「もうちょっと待って……うーん、可愛いと思うけど」

 

「……お気に召さないのか?」

 

「そうね。水色の水着も嫌いじゃないけど、私は明るい色の方が好きかなって」

 

「寒色系の色だもんな水色は……じゃあ、暖色系のオレンジ色はどうだ?鈴に似合うと思うぞ」

 

「そ、そう?華月が言うならオレンジも着てみる……すみませーん!オレンジ色で、フリルの付いた水着ってあります?」

 

「はい、当店にありますのでお持ちします。しばらくお待ちください」

 

 どうやらお気に召さなかったようで、新たな水着を店員さんに頼んだ。カーテンから顔だけを出して店員さんに頼む際、壁とのにらめっこを中断し鈴の方を見た

 水色のさんかくビキニを着ていた鈴、水着と言われ最初に思い浮かべる王道なものだな。紐で結ぶタイプのようで、背中がほとんど露出している

 確かに可愛らしい水着ではあるが、臨海学校にはあの男もいる。見せたくない気持ちが大半を占める。邪な感情がなかろうが、他の男に見せるというのが気に入らない

 次に鈴が店員さんに頼んだフリルの水着はどうだろうか、背中にもある程度の面積はあるはずだ。それに絶対、暖色系と鈴の相性は満点だ

 

「……いきなり着替えだすのはさすがに驚いたぞ」

 

「もともとこうしようって決めてたから、華月に選んでもらうためには、周りにいる可能性のある過激派を刺激しないようにって、色々考えたらこうすればいいって思いついたのよね」

 

(考え方がルーシャに近しいな鈴って)

 

「……何か失礼なことを思ってない、華月?」

 

「いえいえ、そんなことありませんよお姫様」

 

「わざとらしさが目立つ時は、言われたことが的中した時よ」

 

「あっ、店員さんが戻って来たようだし、俺は大人しくしてるよ」

 

 勘がいいようなので黙認を決行しようとしたが、タイミングよく店員さんが戻って来たので、会話を中止して再び壁とにらめっこをする

 鈴はカーテンをわずかにずらし、顔だけを出し店員さんから新しく持ってきたもらった水着を受け取った

 オーダー通り、フリルの付いたオレンジ色のビキニが届けられた。先ほどの水着と違って、きちんと背中にもフリルによって布面積が大幅に増大されている

 着替える際も俺は壁とにらめっこ、洋服と違い水着のためかすぐに着替え終わり、二回目のファッションショーが行われた

 

「ど、どう?」

 

「……に、似合ってる」

 

「華月の言ってた暖色系、好みの系統だし選んでくれて嬉しかったよ」

 

「どーも。そう言ってもらえると、少しは彼氏みたいなことをできたのかな?」

 

「じゃあこの水着買ってくるわね。店員をレジまで連れてくから、他のお客さんも今は試着中だし、電光石火で退店よ」

 

「えぇ、最後は俺の運動能力の問題かよ。まぁ、姿勢を低めにして、商品で身を隠しながら退店しますよ」

 

「じゃあ店の外で待ち合わせね。すみませーん!この水着購入します」

 

 店員さんを呼んだ鈴は、着ていた水着をすぐさま脱ぎ、脱ぎ捨てられていた服をすぐに着なおした。俺も靴を履いて、脱出の準備を計る

 鈴と店員さんが対話をしながら遠ざかっていくのを確認し、もっている携帯電話で試着室の様子を見ると、全員使用中なのが見えた

 すぐさま試着室から脱出し、売り場の方へと早歩きで向かう。もうすぐ夏というのもあって、お店は大変繁盛しているためお客さんは大勢いる

 大勢いるのは視認される可能性が高いが、ほとんどのお客さんは手に取った水着を見たり、鏡の前でチェックしていたりと水着に夢中だ

 

(試着室を見てる客は……視認できる範囲では安全だが)

 

『安全だ。今は誰も華月のことは見てないぞ』

 

(ルーシャ、マッピングとかできない?人通りの少ない通りとかさ)

 

『ちょっと待ってろ……今店にいるやつらの生体反応から、割り出してやるから』

 

『じゃあ途中の道のりは私が案内するね。まずは、右斜め前のマネキンの元まで移動して』

 

『二つの生体反応、試着室から動きが見える。出てくるぞ』

 

(マドカから迷彩のローブ、借りとけばよかった)

 

 きちんと考えれば、こうなることは想定できたはずだ。それを考慮して、マドカから迷彩のローブを借りれれば、退店するだけでこんな変な労力は消費しなかったろう

 女性客が大勢のお店、連れも見当たらない男が一人、店員さんからすれば退店したはずの男が何故ここにだ。見つかるわけにはいかんな

 結局、ハンガーラックにかけられている商品で身を隠したり、『黒の手』を使ってマネキンをわざと倒して視線誘導などし、誰にも視認されずに退店できた

 店の近くにあったソファーに座り、今体験した疲れを癒しつつ会計を済ませている鈴を待つ。今度またデートする機会があれば、俺が払わないとな

 

「お待たせ!ちょっとレジが混んでて遅れちゃった」

 

「繁盛してるみたいだしな、あのお店」

 

「今の時期は夏よ。私みたいに学生が多いわね。プールとかで遊ぶための水着を買いに来たんでしょうね」

 

「……広告にも書いてるな、新しいのが入荷したって」

 

「蘭も水着を買いに来てたのよ。持ってた袋に、このお店のロゴが入ってたし」

 

「新調か、見せたい相手がいるのか」

 

「そのお相手さんは、今やIS学園の中よ」

 

 蘭ちゃんの同級生の線を残した言い方をしたつもりだが、ここで鈴に断言されるあたり、本当に織斑一夏のことが好きなのだろう

 異性からみたら認識が違うのだろうか、同性の俺からしたら確かに顔はいいが、今まで聞いてきた織斑一夏の行為を思い返すとモテる理由が不明である

 ある種の呪いなのではなかろうか、この世界を意のままに動かせる力を持った輩が、織斑一夏を気に入って主人公に仕立て上げるために付けた呪い

 効果として、織斑一夏を視認する、声を聞く、触れられると異性が惚れるという効果。世が世だったら、恋愛に関して無双できたであろう力だな

 

「なんでモテるんだ、あの男?」

 

「ちなみに蘭は、一目惚れで一夏を好きになったわよ」

 

「……なんだそれ、ほとんどチートみたいな力」

 

「……華月も異性にもっと好かれたいの?」

 

「昔はそう願ってたけど、鈴が俺を好いてくれるだけで嬉しいよ」

 

「……よ、よくそんな台詞を公で言えるわね」

 

「騒がしくて聞こえてないって……さて、お昼時だしどこかでお昼にしよう」

 

 お互いソファーに座ってたが、俺が先に立ち上がり鈴に手を差し出す。差し出された手に、笑みを浮かべながら手を取る。握った手は、体温が上昇して温かい

 先ほど購入した水着を入れた袋は俺が持ち、フードコートが備えられている二階へと向かっている。買い物だけで終えるのはもったいないので、ある程度の行動は許してほしい

 後ろで監視し続けてくれてる、マドカやティナに悪いと考えている。さすがにお昼時だし、今はデートの時間だがずっと監視も疲れるだろう

 一緒にお昼を食べるのはどうだろうと思い、歩きながら後ろを振り返っても当然だが二人は見えない。見え見えの監視をするはずもないか、声を上げても迷惑だ

 

「どうしたの華月?」

 

「いや、お昼だしマドカやティナも一緒にどうだろうと思ってな」

 

「ならメールをしてみたらどう?」

 

「確かにそう……って、マドカからメールがきた」

 

「え?もしかして緊急事態!?」

 

「えぇっと、内容は……」

 

『今取り込み中だ。昼飯は二人で食べるといい』

 

 要点だけをまとめたメールだった。取り込み中、ということは過激派の女性がいたのか?確かにエレベーター前、話しかけられたが誰もいなかった現象があった

 約三十分ほど前の出来事だが、その対処がとても難しく今も苦戦してるのか。それか、店に入店か退店の際にも過激派に話しかけられたのか?

 向こうの様子が気になるような内容だが、マドカは食べておけと記載した。無下にすると機嫌が悪くなるし、何も不安要素は起きてないと信じよう

 鈴もマドカの性格はある程度知っているのか、最初は不安な顔をしていたが、大丈夫と判断したのか一息吐いて歩を進め始めた

 

「あのマドカにティナよ。二人で対処できないものなんてないんだから」

 

「水と油だけど、協力したら確かに安心感はデカいな」

 

「そうね。じゃあ、ご指示通りに行きましょ」

 

「……ああ、行こう」

 

「華月は何食べるの?」

 

「しらす丼があればしらす丼。なければ、うどんかな?」

 

「しらす丼、食べたことないわね。私もしらす丼があったら、それにするわ」

 

 時刻は正午、楽しいデートの時間はまだ続いていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~マドカside~

 

 時刻は十一時半、エレベーターで待機している護衛対象の華月、凰に過激派の女が接近。人の視線から発せられる感情を読み取ることができるティナが、あの女は過激派と言った

 私もあの女が過激派なのは、近づいて確信した。呼びかけようと発せられた言葉に、怒気が抑えられず滲み出ていた

 すぐに気配を消し背後を取り、口を手で抑え声を出さないようにする。後はエレベーターで待機してる連中に気づかれてはいけない

 近くに女子トイレがあるのは確認済み、迷彩のローブで私と過激派の女を覆って女子トイレへと移動する。個室に入ると、迷彩のローブの効果をすぐに解除し、ティナが来るのを待つ

 

「……華月と鈴は四階に行ったよ。一緒に乗る客に過激派はいない」

 

「そうか、ならこの女は任せる。私は護衛に戻る」

 

「はいはーい、任せてよ」

 

「な、なんなのよ、あなたたちっ!?」

 

「……わかってると思うが、華月に害を与えようとした悪として排除するなよ」

 

「害を生み出す悪、一人や二人消えても世界は回るよ?」

 

「おい、私情でこの女を排除する気なら変われ」

 

 ティナ・ハミルトン。凰以外の二組の女を恐怖政治で支配した女。華月の幼馴染であり、華月のことが好きな女。人生の歯車をどう狂わせばこうなるんだか

 今も怒鳴り散らそうとした女に対し、憎悪の気持ちをぶつけている。見方の問題のはずなのだが、目から光が失われたような瞳だ

 制御しないと、目の前にいる女をおそらく社会的にでなく、生命を排除させる気だろう。一般家庭で生まれ育った女のはずなのに、手を汚すことに躊躇いがない

 躊躇いがない瞬間は限られる。華月に関わる事柄だけ、ティナは普通の女子高生から、狂気的な何かに変わる

 

「はいはい、排除はしないけど、私情を挟むなってのは無理なお願いかな」

 

「わざわざ公言するとはな。まぁいい、排除はしないと言質は取った。だったらもう私情を挟んでも構わん」

 

「信じてくれるんだね」

 

「戯言を言う暇があるのなら手を動かせ。目的を忘れるなよ」

 

「IS学園外で、過激派の女を一箇所に集める『家』の役目を果たす女にすることでしょ?」

 

「ならいい、私は現場に戻る」

 

「こっちは安心して任せてね」

 

 個室から出る瞬間、盗聴器をティナの襟に仕掛ける。最悪の想定を考えての行動、万が一制御が外れたら急行して止めに入るつもりだ

 私たちも今回の外出には、デートの監視以外の目的がある。先ほどティナが言っていた『家』の役目を担う女にすることだ

 要は華月が奴隷にできる女は今のところ学園内だけ、最終的には学園を華月の箱庭にするのが目的だが、これを学園外の女が許すはずもない

 特に過激派はうるさいだろう。だから、個室に拉致したあの女を過激派の女を集めるための『家』にする。女尊男卑に染まった連中のみを仲間にし、『家』に集まったところを一気に攻める

 

(攻めると言っても、華月が過激派の連中を堕として奴隷にし、奴隷にしたやつらは別の過激派を『家』に引き寄せる。仲間が増えて喜ぶだろうが、『家』が蜘蛛の巣とは夢にも思うまい)

 

『さぁて、任された身としては頑張るか』

 

(ノイズとかはないな。きちんと機能している)

 

『あなたにお仕事を命じます。女尊男卑の女性とたくさん友達になって、ある種の団体でも創造してもらいたいなぁって』

 

『な、何言ってんのあんた!』

 

『華月に話しかけようとした時の怒気、忘れたなんて言わせないよ。男女仲良くしてるのが許せず声をかけようとしたんでしょ?そんなあんただからピッタリなんだけどなぁ』

 

『だ、だから話が見えないのよ!だいたい、なんなのあんた、あの男の知り合い?男と知り合いだなんて、あなたも男に媚びを売る犬ってことね!』

 

 この言葉を発した瞬間、過激派の言葉が続くことはなかった。変わりに聞こえたのは嘔吐の声、何かを口に詰め込まれた?

 直前に紙の擦れる音は拾えたが、個室にある紙と言えばトイレットペーパーだが、鋭い擦れる音を出せるものか?

 もう一度考え直すと、二組で巨乳二人を選抜した際に使用したトランプのことを思い出した。トランプを手裏剣のように投げて、吠えて大きな口を開けた女に食わせたな

 すると再び音が聞こえた。先ほどの紙をトランプと仮定すると、連続で聞こえるこの擦れる音はシャッフルをしているのか

 

『私が犬か、面白いこと言うね。私が犬ならあんたは何?選ばれた者?未来を担う者?それとも役立たずの害悪?』

 

『うぇっ……と、トランプ?なんてものを口に!この……ッ!?』

 

『暴力で勝負?いいよ。勢いのまま殴りに来なよ。そうすれば、あなたの右目に♡の10が入るよ』

 

『い、今本気で私の目を……ヒッ!』

 

『ええ?やり出した側が怯えてどうすんの。怖いのかな?右目が嫌なら嫌って言いなよ。左目に♢の7を入れてあげるよ』

 

『い、いらない』

 

『怯えないでよ。あなたとは、これから長ーい付き合いになるんだし、関係は良好にしていこうよ』

 

 次に聞こえてきたのは、服の擦れる音。耳を澄ませると聞こえた、肌を優しく撫でる音。完全にあの女の心を折るつもりだ

 過激派の反抗的な態度が聞こえれば、再びトランプの絵札を楽しそうに読みながら、脅しをかけるティナ。女は精神的に参っているのが、声からでも判明できるほど弱っている

 華月、凰が水着を売っている店に入店したのを確認し、誰の目にも気づかれずに試着室まで足を運ぶ。二人が同じ試着室に入り、しばらく安全と判断し盗聴に集中する

 道中の音も聞いてはいたが、ただただ恐怖を巧みに扱うティナに屈服した女は、泣きながら許しを乞うていた

 

『も、もうあなたには逆らいません!ゆ、許してください!』

 

『……私より年上でしょ?同年代のあいつらが、謝る対象を間違えるのはまだ私は許せる。あなた、大学生でしょ?謝る相手もわからないのかなぁ?』

 

『うっ……あ、あなたと一緒にいたあの女の子に……』

 

『……最後のチャンスね。謝る相手を見誤れば、あなたはどうなっちゃうかな』

 

『ヒィッ!?……え、えぇっと……』

 

『何?記憶力に問題でもあるの?脳に異常か?それとも相手がわかったうえで、謝りたくない?』

 

『あっ……あぁ……』

 

 冷たく怒りを乗せたティナの言葉、盗聴器から聞こえる女の声が近くなったことから、顔を掴んで見つめ合わせた状態で問いただしているな

 あの光を失った目と間近でにらめっこか、並みの精神でないと厳しいがあの女に耐えうるわけがない。屈服しているが、さらに心をズタズタに破壊する気とは

 華月への愛情、自身が最も欲する欲望、過去の出来事への贖罪、一体どれがあいつをあそこまで動かせているんだろうか

 原動力が何であれ、あいつは華月のためという名目なら、躊躇なく一線を超えられる。ナイフを持てば心臓、拳銃を握れば頭蓋、ロープを掴めば頸部を狙うだろう

 

(いくら調べても一般の家庭、秘められた才能か、歪んだ想いで会得できた力か、いくら考えてもわからないな……ん?電話か、盗聴は一旦中止して……)

 

『もしもしマドカさん。神楽です』

 

「なんだ?デートなら安心しろ、問題は何も起きていない」

 

『布仏姉妹を堕とす舞台を、楯無さんが用意してくれたんです。それと簪さんの要望で、もう少し玩具の種類を増やしたいと』

 

「ああ、調達か任せろ……なぁ四十院、素っ頓狂なことを聞くがいいか?」

 

『え、ええ。なんでしょう?』

 

「お前は華月が好きか?」

 

 今の言葉に動揺したのか、むせた声が聞こえてきた。あまりにも突拍子がないことに驚いたのだろう。我ながら、らしくないことを言ったと思っている

 布仏姉妹の件を伝えれば、四十院は私に電話をかけて目的を終える。だが、私からの質問があるとは考えておらず、内容も内容なためむせた

 こんな質問をしたのも、ティナが原因だ。あいつが狂った元凶、元を正せば華月を虐めていた女が元凶だが、トリガーになったのは華月の瞳だ

 華月を好いていたからこそ、あそこまで狂えている。だが凰にはそういった傾向は見えない。瞳は虐めの加害者八人、奴隷に堕とした際に見たはずなのだが

 

『きゅ、急に何を仰るんですかマドカさん』

 

「どうなんだ?」

 

『……異性としては見てますし、好きですよ華月さんのことは』

 

「……そうか。すまんな突然」

 

『何かあったんですか?』

 

「いいや、何も……布仏姉妹の件だが了承した。いつまでに持っていけばいい?」

 

『……臨海学校当日前に、持って来てくだされば大丈夫です』

 

 四十院からの電話が切れる。布仏姉妹か、一組で篠ノ之箒以外でまだ堕とせていない布仏本音、その姉で生徒会の会計を務める布仏虚

 裏の暗部更識家に仕えるもの、代表候補生でないにしろ、精神力はそれと近しいものは二人とも持っているだろう

 きちんと仕事の内容を頭に叩き込んだところで、凰が試着室から出てきた。すぐさま気配を消したまま、店を出て遠目から二人を見守る

 店の入り口を見守りながら、中断していた盗聴を再開すると、聞こえてきた声から察するに、過激派の女は既に心は壊されていた

 

『はいっ!私が仕えるご主人様のために、私のような愚か者たちを大勢引き込み、団体を設立します!!』

 

『嬉しいなぁ。やっぱりあなたに頼んで正解だった』

 

『感謝するのは私の方です!ティナ様と出会わなければ、私はただの害悪でした!』

 

『もーう。そんなに卑下することないよ。あんまりしつこいと演技と思うけど、どうなの?』

 

『ご、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい』

 

『もぉ、ちょっとした冗談だよ。仲良くしてこ……』

 

(……本当に心まで壊すか)

 

 呪詛のような謝罪を聞いて、心は壊れているのがわかった。しかも華月のことをもうご主人様呼びにさせているとは、教え方がいいのか、物覚えがいいのか

 過激派の女は自らの役目を果たす『家』となることがわかったので、盗聴はもう十分だろうと判断し、襟に付けた盗聴器を遠隔で消滅させるコードを打つ

 コードを打ち終えると、華月がこちらに振り返り何かを探している。携帯を見るとお昼時、一緒に食べようなどと考えているのだろう

 断りのメールを送り、心を破壊していたティナを現場に戻るようメールを送る。すぐさま返信がきたティナ・ハミルトンの名前をジッと見る

 

『じゃあ二階に向かうね。そこで合流しよう』

 

(考えてもわからない。あそこまでの狂気を飼いならせるティナ、華月へ恋心を抱いたことから、今のティナになるまでの全てがあるのだろうか?)

 

『良い人と思ってた華月にもあんな瞳がある!私の想い人はあんな瞳がある!愛しき人は、私を昂らせてくれるあの瞳がある!』

 

『異性としては見てますし、好きですよ華月さんのことは』

 

『負けず嫌いで、慎重な性格で、私を幻想から救ってくれた愛しい人よ』

 

(人の愛し方はそれぞれか……なら私も、本気で愛してみたら一体どうなる?壊れるか?正気を保てるか?精一杯尽くすか?わからないな)

 

 華月、お前を本気で愛せばわかるのか?




皆様、作品、作者、メーカー等をどうやって知ったんですか?

私はエロゲなど売ってるサイトでジャンル検索、人気ランキングで知るか、後はお店巡りで運命的な出会いをするかのどちらかです。


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姉妹

前話で恐れられたティナさん。

友人にこういったキャラって怖いかと尋ねたところ

「『ひ〇らしのなく頃に』に出演してるなら、そこまで怖くないんじゃない?」

あの作品って、ティナさんみたいなのがうじゃうじゃいる作品なんですか?


 臨海学校。IS学園で行われる行事だが、実際は校外実習という名目が正しい。ISの各種装備のテストを行い、装備試験というのを行うのを楯無から聞いた

 行事自体の存在はシャルから聞いてたが、海まで行って何をするかはきちんと把握はできてなかった。把握してないのは、俺がそこにお忍びで潜入できるとは思ってなかったからだ

 鈴とデートをした同日、夜中にマドカから連絡が入った。内容としては、俺も臨海学校へお忍び参加ができるという内容のメールだった

 楯無が学園長、織斑千冬に要相談したそうで、前回の謎のIS乱入に続いてVTSシステムの暴走、今年は非常事態が多い今回の行事でも何か起きるかもしれない

 

「全学年の生徒で最強、ボディーガードとしてはうってつけの存在ってことか」

 

「はい。どちらも織斑一夏を狙った犯行と言えば、織斑先生も長考して了承してくれましたよ。装備テストの際は、我々生徒会が辺りを警戒すると」

 

「篠ノ之束による犯行とは考えてないのか?」

 

「誰にも手綱を握れないんだと思います。全て彼女の気まぐれか、乗り越えるために仕掛けた試練なのか、お友達である織斑先生でもその制御は難しいと考えられます」

 

「また無人機が乱入しても、学園最強の楯無が排除するってことか。責任重大な役割を担わされたな」

 

「構いません。これはただの建前ですから、本来の目的は虚ちゃんと本音ちゃん、ご主人様が二人を堕とすことが目的です」

 

「生徒会はバスに乗らないで、別の乗用車で移動。確かに車内で移動中なら逃げれないし、何より更識姉妹が味方でないと知ったら心は弱まるだろうな」

 

 更識家の御用達の車なのかは知らないが、目の前にあるのは漫画でしかお目にかかれないような黒塗りの高級車が停車している

 この車に生徒会に所属している楯無、布仏姉妹に更識簪を加えた四名が乗車する。俺は迷彩のローブで隠れ、ある程度進んだら姿を現す

 何よりも一番嬉しいのは、こちらに都合のいい性能がこの車にある。性能というより、取り付けられた機能が正しい表現だ

 運転席と、後部座席の間には完全な防音措置がされていることだ。裏の家系というのは、何かと闇が深い。表沙汰で話せない内容など、この車で密会し話し合っているそうだ

 

「運転手がもし金で裏返り、知ってはいけない情報を得れないよう防音は付けられたと聞いてます」

 

「本当に何も聞こえないのか?」

 

「はい。耐久テストも兼ねてC4を後部座席で爆破させましたが、音も聞こえませんし車も破壊されませんでした」

 

「……超合金か何かで作られたのか、この車?」

 

「我々裏の人間は、裏の世界で根をはり続ける組織です。そこは様々なしがらみが多く生まれる場であり、各々の使命によっては、他の命を顧みないという考えを持つ輩もいます」

 

「多くのしがらみね……楯無の使命ってのはなんだ?」

 

「今ある使命は、ご主人様のお役に立てるよう尽力することです。ですから、こういった場を設けたのです」

 

 シャルも十分忠犬のように見えてたが、隣にいる楯無もかなりの忠犬っぷりだ。コスプレ衣装で犬耳とか、尻尾を模したディルドとかをアナルに入れれば、完璧な犬だな

 玩具に関しては、俺よりも簪の方が知識が豊富になっている。思い描いてるものがあれば、実際に使用してみよう

 脳内で淫らな計画を企てられた張本人の楯無は、後部座席に位置するドアを開けて誘導して来た。耳を澄ますと、こちらに向かって歩く足音が複数聞こえる

 布仏姉妹を堕とすためだけに組み込まれたこの計画、姉妹がどういった存在なのか情報は更識姉妹からしか得てないが、遂行するため姿を消し車内に身を潜める

 

「ね~ね~かんちゃん、今からでもバスに間に合うけどぉ~」

 

「もう、大丈夫だから本音。私も一緒に乗車するから」

 

「でも~……」

 

「私とお姉ちゃんのことでしょ?前にも言ったけど、もうそれは終わった問題なの」

 

「………」

 

「更識家の従者であるあなたは、線引きをわかってるでしょ本音。これ以上、首を突っ込んではいけません」

 

「……はい」

 

 楯無が開けたままのドアから聞こえてきた声、会話の内容からも察するに更識家に仕える従者の家系、布仏姉妹のご登場である

 開いているドアから姿を消したまま顔を出し、どういった人物なのかを確認しようとしたが、複雑な関係性によってなのか空気が重くなっている

 顔も知らない相手だった為、すぐに特定できた。袖丈がやたら長い制服を着用している女性と、その女性と似た容姿の眼鏡をかけた女性が布仏姉妹だ

 容姿は似ているが、性格はおそらくだが相反してるな。一人はゆるふわ、もう一人はしっかり者というイメージが初見の印象だ

 

(楯無と簪の問題って、家柄の話か?従者の立場で言うべきか、一人の友達として言うべきか、辛いだろうなあの子)

 

『複雑化した関係性はもう終わったんだろ?今現在の関係性を見せたら、あの姉妹の心を揺るがせれる』

 

『華月、乗車してくるから奥に行こ』

 

(ああ、そうし……楯無!?迷彩のローブ踏んでるって!?)

 

『動くなッ!ローブがずれて姿が見られる。布仏姉妹が乗車するまでは、姿を見せるな』

 

『わっ!わっ!乗車した簪も踏んだ!華月、体勢を低くして!』

 

(ちょっと待て、この対面で座るタイプの座席だと……)

 

 リムジンのように設計されているこの車、向かい合わせの対面といった形になっている。のほほんとした女性と簪、しっかり者の女性と楯無がペアで対面に座る

 楯無が最初に踏み、次に乗車した簪も踏み、四隅の角二つを踏まれた。立ったままではずれる為、屈んだが布仏姉妹に残りの角を踏まれる

 オセロでは完全に詰んだ状況である。実際俺も窮地にシレッと追いやられている。床とキスをしてるため酸素が吸えない。酸素欠乏症にでもなるんじゃなかろうか

 車が発進しだしたことを確認し、持てる力全てを使って立ち上がるため四肢に力を込め、無理やり起き上がった

 

「きゃっ……!?」

 

「わぁっ!?」

 

「なっ!?」

 

「ご、ご主人様っ!?」

 

「はぁ、はぁ……た、楯無、お前ほんと後で覚えとけよ」

 

「も、申し訳ありませんでした!」

 

「か、会長っ!彼はたしか米原華月じゃ!」

 

 無理やり起き上がったため、ローブを踏んでいた四人は、そのまま引っ張られ体勢を崩す。座席から落ちて、尻もちをついている状態になっている

 運動をしたわけでもないのに、身体が酸素を求めているのでゆっくりと深呼吸をする。余裕を見せているのではない、本当に危険信号が見えているからだ

 布仏姉妹の一人、しっかり者が俺のことを覚えてたようですぐに警戒の体勢をとる。のほほんとした方は、警戒をしつつ簪の前に位置づける

 家系のためか、友達としてなのか、なかなかそういった行動は出来るものではない。褒めたい気持ちではあるが、君のお友達はもうこちら側だ

 

「楯無、簪、ほんの少しだけ休ませてくれ、身体に酸素を与えないときちんと動けん」

 

「かしこまりました……ご主人様、楯無のせいで体調が悪そう」

 

「うッ……ご、ごめんなさい。ご主人様への配慮が足りないし、計画が上手くいってて調子に乗って、ダメな奴隷でごめんなさい」

 

「ご主人様へ挽回のチャンスと思って、しっかりもう一つの仕事をこなしてよ。虚さんは、楯無の担当でしょ?」

 

「か、かんちゃん?なんでそんな……」

 

「ああ本音。大丈夫、私に身を委ねて、この玩具であなたをグチャグチャにしてあげるから」

 

『うわぁ、ティナみたいな素質あるよ簪ちゃん』

 

 座席の前方で、横になりながら息を整える。床にキスをしてたので、口元に付いたじゃりじゃりしたものをハンカチで拭き取り、車内の様子を確認している

 簪は、後部座席に隠してたと思われる玩具をいくつか取り出し、本音と呼ばれていた女性を押し倒して、服の中に手を入れている

 楯無は、虚と呼ばれていた女性を結束バンドで拘束し、スカートの中に手を入れている。下着の上からなぞるのが見えるが、アナルあたりをなぞってるな

 自分の好きな嗜好を他者と共有しようとする気か。勘違いならいいのだが、楯無もそうだが簪も弄る場所を的確に攻めて、手馴れているように見える

 

「ひっ……うぁっ、ぁ、かんちゃん……?や、やだ、何でおっぱい、触って……」

 

「羨ましいなぁ。私もこれくらい大きかったら、ご主人様にパイズリとかできたのに」

 

「だ、ダメですっ!お尻に指なんてっ……!くうっ、んんっ!ぬ、抜いてくださいっ……!」

 

「ローションで濡らしたから、すんなり入ったね虚ちゃん。もう指二本も余裕ね」

 

「ひぃいっ……!?なっ、なんでこんなっ……!?」

 

「ぁあっ!んぁっ、ぁ、やだっ……!触るの、やだ……く……ぅぅっ、やめて……やめてかんちゃんっ……!」

 

「ローション……マドカが用意したやつか」

 

 各々が責めを行ってる中、知らぬ間に制服を脱がされ乳房を露わにしていた本音。肌のハリ、瑞々しさには年相応のもの。一方、その質量、重量感は年齢にそぐわぬものだ

 鑑賞してるだけだが、そういったものは直感でわかった。。そして膨らみの中央にある小さな蕾はどこか恥じ入るような桜色をしている

 虚の方はというと、楯無が十分指にローションをまとわせ、下着を下ろして股間を剥き出しさせており、露わになった肛門に指を埋めていた

 排泄穴を指で穿たれたことに気づき、虚は驚いておぞましげにおののいているようだ。どちらも困惑、恐怖様々な感情で混乱している

 

「やぁっ、んっ……だめぇっ、そこは、だめ……かんちゃん、引っかいちゃ……ぁひっ、ひんっ!」

 

「感度いい感じだね本音。バイブだと万が一処女膜を奪っちゃうかもだから、ローターで虐めてあげる」

 

「んぅっ!んっ、ふっ……ふぅっ……くふっ……ゃ、やだ……そんなとこ、物、入れちゃっ、ぁひっ、んっ、やめ、てっ……」

 

「んひぃいいッ……!ひっ、あうぅうッ!ダメっ、動かさないでくださいっ……!」

 

「暴れちゃダメよ虚ちゃん。下手に動いちゃ切れちゃうから」

 

「うぅっ……!?お尻切れるってっ……!ああ、嫌っ……!お願い、抜いてっ……!」

 

「上下関係を忘れて抵抗するとも思ったが、抵抗しないってのは忠誠心の現れかな?」

 

 虚の方を見ていた一瞬、下着に包まれた股間に簪は手を突っ込んでいた。マドカから受け取ったと思われるローターで、秘部を探っているのだろう

 微かに艶っぽい声を上げているのが聞こえた。割れ目に入れてこの反応、感度が良好なのか、暗部の一家といえど初心な身体は素直に反応したか

 姉はどういった反応かとそちらを見る。楯無は肛門をほぐすべく、ローションを馴染ませるように指をゆっくりと抽送している

 虚は元から肉が柔らかいのか、難なく指を咥え込んでいる虚の肛門は、ピストンを施されても順応しているように見える

 

「暗部の頭も快楽に堕ちた。その従者が堕ちないってことはないだろうが、さすがに暗部一家だ。もうちょっと静観させてもらおう」

 

『四十院と同じく慎重派か、安全性が保障されたら犯すのか?』

 

(ルーシャ?まぁ、そうだな。心身ともに弱った時に行おうかと思ったが)

 

『暗部の従者が二名、貴重なデータを得れそうなんだ。少し実験させてくれないか?』

 

(実験だと?さすがに内容も聞かずに了承はできないぞ)

 

『人の心をどこまで私が操作できるかの実験、上手くいけば早めに堕とせれる』

 

(心の操作ってどうやって……いやでも、ルーシャはそうか)

 

 ルーシャの本来の名はValkyrie Trace System、IS操縦者の機体を乗っ取って操縦者の命が尽きるまで戦うシステムが本来の名前だ

 このシステムによって起こった事象では、ラウラの時もそうだが、意識を奪う、精神世界で拘束する、人の心に干渉する力を持っていると考えられる

 織斑一夏と戦っていたラウラは正常だった。それが戦闘中にいきなり変貌、ルーシャが精神を乗っ取ったからである

 以前見た事象から、正常な状態でも干渉されたら逃れられず。ルーシャによって精神に何かしらの影響を及ぼされて乗っ取られるのだろう

 

『そのためには、華月が二人の頭に手を乗せる条件付きだ。私が精神を支配するまでな』

 

(……わかった。暗部の人間にも有効とわかったら、その能力に自信を持てるってことだろ?)

 

『ラウラはあの時、精神に余裕がなかった。代表候補生とはいえ、あいつは生まれが特殊すぎる。心がまだお子様なんだ、精神のレベルが上のこいつらにも有効なら自信が付くってもんよ』

 

「……簪、楯無、ちょっと布仏姉妹とお話をしたいんだ。変わってくれるかい?」

 

「え、ええ。ご主人様がそう仰るなら」

 

「まだこれからだったんですが……ご主人様のご命令です。本音と虚さんをきちんと堕としてください」

 

「ああ、わかってる」

 

 入れ替わりで先ほどまで二人がいた場所に移動する。肛門の感度がなかなかなのか、指でピストンをされていた虚は指が抜けた後も悩ましい声をこぼし出している

 本音は極度の羞恥に苛まれたせいか頬はいっそう赤くなり、身体の方は敏感に反応し、トロトロと溢れている愛液で放心中だ

 簪、楯無には後部座席の前方に移ってもらい、なぜか車内に常備されている耳栓をしていた。お話と聞いて、私たちは聞いちゃいけないと思ったのだろう

 これから起きる事柄は、俺も終着点がわからない。何せ人の心が変わっていく瞬間なんてものを見たことがないのだから

 

「さて、初めまして布仏姉妹。俺の名前は米原華月、ちょっと頭を触らせてもらうよ」

 

「ぅぐ……ううぅぅ~……!」

 

「ぅ……ぅ、ぁ……あな、た……会長等に……」

 

「俺はきっかけを与えただけ、道を選んだのは二人。でもあなたたち姉妹は、おそらく道を強制的に俺が作って、そこを進むだけになるかもしれない」

 

『頭に触れたな。なら開始だ!』

 

「……あなたたちには、心の底から言えるよ。いくらでも俺を恨むといい」

 

[Forced Release]

 

[Access Completed]

 

[Start Interfering]

 

『二人の精神世界への干渉を確認。できるだけ手を離すなよ』

 

 ルーシャの言葉を最後に、頭の中に声は何も聞こえなくなった。布仏姉妹は意識があるようで、俺への反撃を試みようとしているが、如何せん身体に力が入らぬようだ

 今回は俺も精神世界へ入ることはないようで、ただ何か変化が起きるまで、ルーシャがOKを出すまでこうして頭に手を乗せておこう

 すると、目に見えて変化というより、布仏姉妹の様子がおかしくなっていった。二人とも俺の顔を見ようとせず、ただ必死に頭を振って何かを否定している

 精神世界で何かが起きた。ルーシャが行動を起こしたのは明白だ。行ってる内容も、終えた後の対処法も知らないので俺は何もできない

 

「ひぅっ!?やだっ……こんなのっ、ちがぅっ……!」

 

「書き換えられ……嫌っ!ひっ、ああァッ……!あなたへの感情がっ……!」

 

「感情の書き換え?ルーシャは、二人が俺へ思う感情を書き換えられているのか?」

 

「だ、めっ……ぁああっ!あああっ!?知らないっ!こんな記憶なんてないっ!過去まで書き換えられちゃうぅ……!」

 

「存在しない記憶?ルーシャ、一体何を……ッ!?」

 

「ぅううっ……えへへ、華月様~♡」

 

「ほ、ほん……本音、華月様への過剰な甘えはいけません」

 

 苦しみが終わったと思ったら、急な俺への忠誠心を見せてくる布仏姉妹に驚愕もした。だが、それ以上に驚いたのが、忠誠心を露わにする前の本音の行動

 ルーシャの干渉が、俺が頭に触れたからだとわかったのだろう。最後の最後、手刀を俺のこめかみめがけて腕を伸ばしたが、届く前に豹変した

 二人が発した言葉の断片から考えうるに、記憶の改ざん、感情の書き換え、耐え難い苦痛だろう。それでも俺への攻撃を仕掛けた本音の精神力に感服してる

 もう少しで届いた手、俺へ当てていれば未来は変わっただろう。俺にとってはバッドエンド、彼女らにとってはハッピーエンドだがな

 

『こういった人間もいるんだな』

 

(ルーシャ?戻ってきたのか)

 

『ああ、本来は一度改ざんが始まれば抗おうと目を瞑ったり、頭を掻きむしったり、頭を振ったりするんだが、華月へ攻撃しようとは呆れた精神力だ』

 

(……俺なんかより立派な精神力だよ)

 

『それが今では、もう華月へ忠誠心を誓う従者になったがな』

 

(記憶の改ざんって何をした。感情の書き換えについても教えてもらう)

 

『簡単な話だ。布仏本音は更識簪との出会い、思ったこと、尽くすための忠誠心、それら全てコピーしてペーストし、ペーストした記憶の更識簪の部分を米原華月に書き換えた』

 

 言われた内容を理解するのに時間を有したが、徐々に理解することができてきた。要は、幼少の頃から簪に対しての想いを俺にも向けるように改ざんした

 虚の場合は楯無への忠誠心を、そのままコピー&ペーストして、ペーストした記憶にある仕える対象を楯無でなく俺へと変えさせたのか

 この四人が何年の付き合いかは知らない。だが、長い年月を経て築き上げた信頼、友情、愛情、それを会って数十分程度の俺へと向けられている

 接し方自体は、奴隷へと堕ちた女性たちと何ら変わりないが、記憶の歪み、認識のずれなどで元に戻ったりしないか不安になったが

 

『安心しな。華月へ対する心の距離、今まで奴隷になったものたちと同じ程度の距離にした。性行為に関する想いも、ブレーキをかけないようにしといたさ』

 

(心の距離?)

 

『人の目に見えてないだけで、人は皆心の距離の数値がある。数値が大きければ心を許していない、小さければ信頼している。行き過ぎてると世間でいうとこのメンヘラ、ヤンデレにもなり得る』

 

(じゃあこうして俺への忠誠心を示してるのも)

 

『ちょうどいい距離の目安が知らないからな。とりあえずセシリア・オルコットという奴隷の心の距離をベースにし、華月へ抱いていた敵意によって大きくなっていた心の距離の数値を、無理矢理縮ませた』

 

(心の距離の改ざん、存在しない記憶の固着、この二つで布仏姉妹を変えたのか)

 

『暗部の人間にここまで有効なら、他の学生など簡単だ。まぁ、きちんと一人一人対応し堕とすのも手だが、こういった方法もあるっていう私からのプレゼンだ』

 

 ルーシャはそう言い残すと、脳内から消えていった。後は俺がきちんと固着した記憶、心の距離の変更に疑問を持たせぬよう考えることを止めてもらおう

 頭に乗せた手を愛おしそうに見ながら、頭を押し付けグリグリしてくる本音と、本音のことを見つつも俺の手を優しく握る虚

 勝手な思い込みになるが、長年の付き添い関係であり、心の距離も変えたのなら、基本的に従順に俺の言うことには言いなりになるのだろう

 いくら更識家の為とはいえ、無理難題の命令を遂行するのは心が拒否反応を起こすと思っているが、そこは距離を改ざんしたことでクリアできてると考えているがどうだ?

 

「……本音、そうやって俺の手を愛でるのもいいが、本来の役割をしてくれ」

 

「はぁ~い。華月様へのご奉仕頑張りま~す」

 

「本音、きちんと華月様を気持ちよくさせるのよ」

 

「なら俺の上に跨りな」

 

「かんちゃんにほぐしてもらったので、グチョグチョだよ~」

 

「ほら、ゆっくり腰を落としな」

 

「あっ、ぁぁああああああっ!?」

 

 少しだけ得意気にそう言って微笑みながら、俺の下着を脱がして取り出したチンポを、小さな割れ目の中に咥え込んでいった

 張り詰めたチンポが本音の処女膜をぶつりと引き裂き、押し入っていく。苦痛に喘ぐ本音の膣穴は驚いたようにぎちぎちと収縮し、俺を締めつけてくる

 いくら記憶を改ざん、距離を改変しようと、初めての行為が痛くないわけがない。心と記憶のみが書き換えられただけで、身体は痛みには素直である

 侵入を拒絶するようにこわばる膣肉を亀頭が容赦なくどんどん押し広げる。そして程なく俺のチンポは、根元までずっぽりうと本音の処女膜に埋まった

 

「うぁっ、ぁぁっ、ぃ、ぁ、はぁ、はぁ、お腹、奥まで広がって……苦しいっ……あぁ、チンポ、どくどく動いてて……」

 

「苦しかったら動かなくていい、ただでさえ俺のはサイズがデカい。馴染むまで動かなくて大丈夫だ」

 

「あぐっ、ぅぅうううっ!ひっ、ひぃっ、ぃいぎっ、ぁっ、初めてっ……私の初めて……どうして初めて……?」

 

(記憶の差異か、性行為を俺に行う奴隷としての考えをルーシャは植え付けたようだが、経験がないことに疑問も持つよなそりゃ)

 

「ひっ……ぃぎっ、ひぐっ、痛っ、おっきくて……オマンコ裂けちゃう……ぅぅぅ、おかしくなっちゃうぅ!」

 

(馴染むまで動かさないようにしたいが、記憶の差異に気づかれたらいけないよな。悪いが考えられなくなるよう、ちょっと動くぞ)

 

「ぃぎっ!?ひぁっ、あぅぅ、ひぐぅ……!そんなに激しくされたら、うぁあ、お腹裂けちゃうぅ……!」

 

 未熟な膣穴で俺のチンポを受け入れるのは辛いだろう。太く長い異物で膣洞を自分で無理矢理に広げて、本音は苦しそうに胸を喘がせる

 結合部をよく見ると鮮血が滲み出てきていて、その淫惨な光景は本音の処女を奪ったことを鮮明に物語っていた

 奴隷としての作法は記憶にあるのに、実施してみれば自分は初体験。記憶の差異を体感させぬよう、苛烈な肉抽送により思考というものを放棄させる

 突くたびに処女膣のきつさも凄まじい。奥を突くたびに膣洞が驚いたように収縮して俺を締めつけてくる

 

「あぐっ、痛っ……オマンコ、壊れちゃう……!あくっ、ぅぅっ……はぁ、あぁぁ……ひゃっ、あぁッ♡んっ、ふぅっ、んんッ♡オマンコご奉仕っ……私の、お仕事ぉ……♡」

 

「ほ、本音?ど、どうした急に?」

 

「思い出したんですっ、私もうっ、ご主人様のチンポなしじゃっ……いっ、生きていけないんですぅッ♡」

 

(思い出した?奴隷としてのセシリアの思考を基準にし、ベースにしたって言ってたよな。記憶の差異を思い出したんじゃなく、セシリアの奴隷としての在り方を思い出したのか)

 

「はっ、はぁっ、ひんッ♡ごっ、ご奉仕のときもっ、ご主人様のチンポへの気持ちっ……んふっ、ふぁっ♡いっぱい考えてますからぁっ……!」

 

(完全に植え付けられた記憶が固着した。おそらく、さっきまで処女だったのはなんでという考えももう出ないだろう)

 

「もっとっ、ふあっ、ひぅっ♡もっとチンポにっ、気持ちよくなってほしいのぉっ♡」

 

 再度急な変貌を遂げるので驚愕したが、セシリアが心情とする奴隷として、主人への奉仕心を、植え付けられた存在しない記憶から見つけ、そう認識した

 快感に甘い声を漏らしながらも、本音はその心情を自分の考えた忠誠心と誤認したことも気づかず受け入れ、一生懸命奉仕を行う

 本音が腰使いを大胆にさせ、うねる膣肉でねぶり回すようにチンポをしごき始める。その上、ただでさえ狭い膣洞がされに窄まる

 柔らかい肉の心地よい感触と圧迫感を、チンポの芯まで染み入らせてきた。その締めつけに抗い、チンポで強引に膣をこじっていく感触が俺を襲う

 

「あっあんっ♡ふぁっ、あぁっ♡でっ、でもっ……んふっ、ふぁんッ♡あんッ、あぁんっ♡頑張っちゃうとっ、私も気持ちよくなっちゃうぅっ♡」

 

「構わない。本音も気持ちよくなれ」

 

「あっあっ、あんっ♡あんッ♡チンポ気持ちいいぃっ♡はぁっ、ひぁあっ♡ご主人様のチンポっ、気持ちいいよぉおっ♡」

 

「ならこれは気持ちいか?」

 

「んっひぃいいぃッ♡ひぉっ、おぁあっ♡潰されひゃうっ♡チンポにっ、子宮潰されひゃうぅっ♡」

 

「嫌ならやめるが、声を聞く分には大丈夫そうか」

 

「深すぎぃいんッ♡チンポすごいっ、しゅごいぃっ♡ありがとうございまひゅっ、ごひゅ人様ぁっ♡んぁああっ、チンポひゃまぁあッ♡」

 

 嬉しそうに容貌をほころばせると同時に、膣洞を往復する竿に、子宮口が吸い付き始めた。新たな快感が上乗せされ、一突きごとに俺の中の官能が大きく揺さ振られる

 蠱惑的な吸引をよく味わおうと、俺は腰を振る速度を上げ、本音の最奥を何度も叩き上げていく。叩くたびに子宮口は竿に熱烈に吸い付き、甘酸っぱい快感を竿の芯を貫くように走らせる

 深く亀頭を叩き込んでやるほどに強い吸引を得られ、俺は調子に乗って、つい、より深くへとチンポを突き込んだ

 そのつど、本音は身体をビクンと全身を引きつらせ、あまりにも鋭すぎる快感に、呂律を乱してよがり鳴く。同時に、子宮口どころか、膣肉全体でチンポに吸い付いてきた

 

「気持ひいいぃっ♡んはぁっ、はひぁあっ♡チンポ気持ちいいっ、子宮気持ちいいっ♡ひぁあっ♡あぁあんっ、ごひゅ人様ぁあっ♡」

 

「チンポをこうしてしっかり受け止めるとはな。なかなかできないことだ」

 

「んはっ、はぉおっ♡わっ、わらひっ、んぁあっ♡ごひゅ人様のならっ、何らって受け止めますぅっ♡どっ、奴隷らからぁっ♡ごひゅ人様のっ、んぅっ、牝奴隷っ、れすからぁっ♡」

 

「そうか。役目をまっとうしてくれて嬉しいよ」

 

「んひゃぁあっ♡んひっ、ひぃいんッ、子宮潰れるっ♡あはぁっ、ふわぁあッ♡ザーメン袋ッ、あひぁっ♡つっ、潰れひゃいますぅッ♡」

 

「でも気持ちいのだろ?好きではないのか?」

 

「あぁあっ、気持ひよすぎれすぅっ♡あっ、はぁんっ♡チンポっ、じゅぶじゅぶされるのっ、好きぃっ♡はひっ、ひんっ、ひぃいいんッ♡」

 

 勢いを付けて奥を穿つことにより、子宮を押し上げていき、本音の官能をいっそう燃えたぎらせていく。ぬめりきった摩擦感に快感が募り、射精衝動が沸々とたぎってきていた

 二人がもっとも甘美な心地に浸れる瞬間へ向け、俺は情欲の昂りに促されるまま、ラストスパートをかけていく。

 限界を目前にして理性さえ決壊させそうになりながら、ビクビクと膣肉から背中まで何度も痙攣させ、本音が狂ったようによがり喘ぐ

 獰猛にも感じるような荒々しいピストンに、膣肉がギュウッとチンポを握りしめるかのように窄まる。それがトリガーとなり、俺の射精感も一気に爆発する。

 

「きひゃうっ♡イッちゃうっ♡はぁっ、はぁあっ、もうイクぅうっ♡気持ひよすぎひぇっ、イッひゃううぅっ♡」

 

「お互いにそろそろ限界だな!俺も出すぞっ!」

 

「んはぁあああッ♡ひゃひっ、きゃっあぁんッ♡激しいっ、ひぃッ、激ひぃいいっ、あぁあっ、これイクッ、いくぅっ、んぁあっ、イクぅううッ♡」

 

「出してやるからなっ!たんまりと注ぐからな!」

 

「ふひぁああぁッ♡らしてぇっ、らしてくらさぁいっ♡ごひゅ人様のっ、チンポ穴ぁっ♡チンポ穴にっ、んひっ、はひぃいいっ♡精液らしてぇえっ♡」

 

「おおぉぉっ、出すぞっ!」

 

どびゅるるるるるるるっ!!

 

「ふわぁあああぁアアアァッ♡」

 

 チンポの付け根に渾身の力を込めながら腰を叩き付け、俺は本音の一番深い所で熱くて濃い精液を勢いよく大量に放出した

 初めての膣内射精の感覚のはずだが、記憶の固着によって射精されている膣内は、刺激に反応してぎちぎちと収縮し搾り取ろうとしてくる

 あまりに強烈な圧搾につい声が出そうになるのを堪えつつ、俺はキツい収縮に逆らうようにチンポを押し込み、先端で子宮を押し上げながら射精し続ける

 子宮の位置を押し上げてしまうのではと思うほど、強烈な突き込みと同時に精液を胎内へと吐き出され、本音は快絶の果てへと理性と飛ばして絶叫する

 

「んぁあっ、はぁああんっ♡出てるっ、出てるぅっ♡熱いのっ、精液奥に溜まってるよぉっ♡とっても濃いのっ♡熱くて濃いの出てるぅぅっ♡」

 

(処女ってのを忘れちまうなっ!?すごい搾り取ってくる!)

 

「すごいっ、精子たっぷり泳いできてるっ♡あぁあっ、あぁっ、イク♡気持ちいいですっ♡あひっ、ひぁああぁッ、中出しイッちゃうぅうッ♡」

 

「しっかり味わえ、この快楽を」

 

「あはぁっ、はぁあっ♡ザーメン袋ぉっ♡ご主人様のチンポ穴っ、いっぱいになっちゃうぅっ♡」

 

「ああ、これでいっぱい膨らめ!」

 

どぴゅッ!!びゅーーッ!!

 

「ひゃっはぁあああぁああんッ♡」

 

 おとがいを反らし、同時に潮まで噴き散らし、精液で膨らんでいく子宮、全身で快楽と幸福を感じて狂喜する

 そんな、奴隷となった本音の淫らな姿に、俺のチンポは衰えることを知らず、本音の未成熟な子宮へと、なおも精液を注いでいく

 子宮内に精液がさらに飛び込んでいくたびに、本音は背中を引きつらせ、甘ったるい嬌声を弾ませる。幼い容貌を官能に染められ、快感に浸り悦びを露わにする

 膨らんでいるにも関わらずまだ精液を搾り取るかのような蜜壺の動きにより、俺は今出せる分を全て子宮に撃ち放っていく

 

「あぁーーっ、あぁあーーッ♡染みひゃうぅうっ♡子宮れんぶにっ、精液染みてきひゃうぅううッ♡」

 

「どこまで搾り取る気だよ」

 

「しゅごいっ、あぁあーーッ、気持ちいいぃぃいッ♡子宮膨らんでるっ、精液でどんどん膨らんじゃうよぉおっ♡」

 

「その快楽に委ねてイキ狂ってみるんだな」

 

「ひぁあっ、おぉっ、おおぉおッ♡いっくぅうぅッ♡潮噴きとまららいっ♡中らひイクっ、またイクッ♡ふわぁあああっ、イックぅううううッ♡」

 

「これで最後だ!」

 

ドプッ!!ビュルルルッ!!

 

「ふわっはぁああああーーーッ♡」

 

 本音にとって初めての膣内射精がようやく終わりを迎え、本音は全身を弛緩させ、虚ろな目で喘ぐ。潮を噴いていた秘裂も今は落ち着き、ヒクヒクと中の肉が小刻みに痙攣していた

 俺の方も、精液を吐き出し終えたチンポは未だ衰えず、本音の膣穴からずるりと抜いた。すると、栓を失ったマンコからゴプッと音をたて、詰め込まれ膨らんだお腹の精液が溢れ出てきた

 記憶の固着によって今の本音がこれだ。ならまだ手を出してない虚も、同じ時間帯に固着を行っていたとしたら、記憶の差異を考えてないはず

 未だ意識があやふやな本音を寝かし、先ほどまでの行為を黙視していた虚の方を見ると、身体をくの字に折って、俺の前に虚は尻を突き出していた

 

「ぁっ、ふぁっ……はぁ、はっ、はぁ……♡ぁぁ~……はひ、ひぁぁ~……♡」

 

「ふぅ……さて虚、楯無にアナルをほじられてたが、どちらに欲しい?」

 

「私は、奴隷です……ご主人様を喜ばせるのが使命。妹の本音でマンコはお楽しみになされたのなら、是非私のケツマンコを犯してください……♡」

 

「本当にいいんだな?」

 

「お尻でオチンポしごかせて欲しいですっ……♡うぅ、ご主人様、お願いします……!ケツマンコ犯してくださいっ……♡」

 

「いくらほぐれてても痛いからな、無理なら言ってくれよっ!」

 

「ふっぎぃいいいぃイイッ!?」

 

 ローションでぬめった肛門に亀頭を食い込ませ、腰を突き出して一気にチンポを腸内に侵入させる。排泄穴を犯された衝撃に虚は硬直している

 本音と同じだ。記憶は奴隷としてあるが、身体はまだ未開発なのだから痛いものは痛い、普段奴隷が悦んで受け入れてるだけでこれが普通の反応だ

 まずは尻穴にチンポを馴染ませるのが最優先とし、ゆっくりと腰を動かして抽送を始める。尻穴を広げられて侵入される官能に虚はわずかに嬌声をあげる

 楯無の指でしか経験したことのない感覚のはずだが、そもそも肛門の性感も高いのだろう。早くも虚は快楽をアナルで覚え始めている

 

「ひああっ、あぁあンッ……!ああッ、お尻っ……♡お尻にオチンポ、気持ちいいですっ……♡」

 

「ほぐしてもやはり締まりはすごいな」

 

「はっひィイッ……!ひあッ、あはぁあ♡ああっ、お尻擦れてるっ……!」

 

「虚、擦られて痛いか、気持ちいいかハッキリ言ってくれ」

 

「ズンズンっ、突いてきてっ……!んはぁアアッ!あひんッ、お、お尻気持ちいいですっ……♡」

 

「そうか。主と一緒でこちらの方がお好きなようだ」

 

「ご主人様っ……♡ああっ、はぁあンッ!オチンポいっぱいしごいてくださいっ……♡」

 

 愛撫もしていないのにアナルはとても柔らかく、チンポに吸いついてくる具合の心地よさに、俺は淫悦に煽られて腰の奥がゾワゾワとしてくる

 まずはゆっくり腰を振り始め、しゃぶりついてくるアナルにピストンを施し、締まりのいいアナルの感触を味わう

 抽送を始めるとアナルはますます活発にうねり、奉仕したいと言わんばかりに、火照った腸粘膜でチンポを揉みねぶってくる

 排泄器官というより、まるで男のチンポを喜ばせるために、存在する器官であると訴えるかのように腸壁が柔らかく包み込んでくる

 

「んおぉオッ……!おおっ、オチンポ深いっ……♡あはァッ、あぁン!お腹の奥まで届いてます……!」

 

「初めてなのに、随分と凄まじいなっ!」

 

「ご主人様のオチンポ大きくて、太くてっ……!あひっ、ひぁアアッ♡お尻捲れそうっ……!」

 

(いくら記憶を変えたからってここまでなるか?元々が淫乱、もしくは名器って言われるやつなのか?)

 

「あのっ、ご主人様……♡はぁッ、あぁあン!お尻の穴で気持ちよくなってもらえてますか……♡」

 

「ん?あ、ああ。気持ちよすぎて驚いてただけだ。虚はどうだ?俺ので感じてくれてるか?」

 

「ひあっ、アアっ、あはぁアンッ……!お、お尻セックス気持ちいい……♡ご主人様のオチンポ、気持ちいいですっ……♡」

 

 虚のアナルの気持ちよさに惹かれて根元まで挿入したいという欲望にかられ、腸奥深くめがけてチンポを突き込んでいく

 アナルを初めて犯された衝撃で硬直していた虚だが、もうアナルセックスで感じる快楽に素直に反応し、記憶の差異も思考せずただ喜んでいる

 本来は排泄に使用する穴なのだが、主人である俺を喜ばせる一念で懸命に奉仕を行う姿勢は素晴らしいものである

 奴隷らしい従順さを見せる虚に応えるように俺は、さらに感じさせてとびきりの快楽を与えようと、抽送の勢いを一段あげる

 

「あっあああァッ……!はひぁっ、アアぁっ!オチンポっ、強くなってるっ……♡」

 

「色々、我慢できなくなってね!」

 

「一番奥にオチンポぶつかってるっ……♡んっはぁあ、あぁアン!グリグリされてるっ……!」

 

「確信したよ!性癖は主と同じ、肛虐嗜好だって!」

 

「あふっ、ふあぁ!お尻の穴、喜んでますっ……♡オチンポしごけて、しゃぶらせてもらえてっ……♡」

 

「奉仕ができて嬉しいんだな」

 

「ンああっ、はおぉッ……!お尻感じちゃうっ……♡オチンポご奉仕っ、気持ちいいですっ……♡」

 

 多少乱暴に動いても痛みはまったくないらしく、深く突けば突くほど喘ぎ声ははしたなくなり、虚のアナルは完全にチンポに順応している

 処女である暗部の従者が、アナルを抉られ、獣じみた声をあげながら感じている光景に熱があがり、さらに抽送の速度を一段あげる

 俺の下腹部が虚の尻に密着しては離れ、突き込むたびに激しくぶつかる刺激が増していくごとに喘ぎ声は卑猥さを増大させていく

 深々と突き込まれるたびに豊満な尻が妖しくくねる。快感が募っている虚の姿を見せて淫悦を湧かせており、俺も虚も互いに昂っていく

 

「ご主人様っ……♡あはぁっ、あぉオッ!おっ、おおッ!お尻でよがってるとこっ……いっぱい見て、楽しんでくださいっ……♡」

 

「ああ、我慢せずありのままを見せてくれてありがとう」

 

「すごいぃっ、ぉほぉおっ!あああああっ!ぁああっ、ぉほぉっ!あぉおぉっ!おぉぉっ♡あぉッ、おおぉぉッ……♡」

 

「どんどん淫らになってくな」

 

「ぁあああっ!ぉほぉっ、気持ちいいっ♡私のお尻の穴っ、もぉ、ご主人様のっ!ぉほおおおおっ♡」

 

「そう宣言されるとはな。楯無でなく、俺を主として身体も認めてくれたのかな?」

 

「ぉひぃいいっ、すごいぃっ、お尻の穴ぁっ♡焼けちゃうっ、壊れちゃうっ!でもっ、このままっ♡このままぁあッ♡」

 

 初アナルセックスだが、完全に肛悦をものにしていて、犯されるままに虚の身体は高みへと昇り詰めていくようだ

 柔軟なアナルに吸い付かれ、キツく絞られ、チンポはもう精液を吐き出したいという願望がまるわかりになるほど膨張してきている

 アナルも性感帯の一部としてすっかり快楽に支配され、虚からも淫悦を求めるように、アナル抽送による掘削に夢中になっている

 早く精液が吞みたくてたまらないとばかりに、アナルはチンポに浅ましく吸い付いてきて、濃密な圧搾感が俺の射精感を高める

 

「ぉ、ひっ、膨らんでるっ、ぉおおおおおっ♡来るっ、精液っ、来ちゃうっ、お尻の穴でっ、ぉひっ、オチンポ膨らんでっ、んほぉおっ!」

 

「ああ、そろそろ出そうだっ!」

 

「おっほぉオオッ♡おひっ、ひぉおおぉッ!はぉおおッ、お尻に中出しぃいっ♡」

 

「また新たな初体験だなっ!ご期待に応えよう!」

 

「はひぃいいンッ!ありがとうございますぅう♡んはッ、はぁあんッ!きっ、きてるぅう!お尻イッちゃうぅううっ♡」

 

「受け取れっ!!」

 

ドプッ!!ブピュウウッ!!

 

「ひゃおおおぉぉおおォオオッ♡」

 

 限界に突き抜けたチンポからどっと精液が噴き出て、虚の腸内に勢いよく流れ込んでいった。初めての腸内射精でアクメに飛ばされ、はしたない声をあげてよがり乱れる

 絶頂に達した尻穴は精液を求めるように猛烈に窄まりながら波を打ってチンポを揉みしだき、気持ちよく精液を搾ってくる

 芯にまで響く鮮烈な圧搾感に俺は感嘆しつつ、チンポを雄々しく唸らせて、何度も腸奥目がけて勢いよく射精し続ける

 初めてのアナルセックスだというのに、腸内に広がっていくぬめった感触に、甘い声で大胆に喘ぎ鳴き、淫猥な姿を虚は晒している

 

「おっほぉオオッ♡おおッ、おおぉおおンッ!いっ、イクっ!お尻イッてるぅうう♡んほぉおッ、おぉおおォッ!」

 

「遠慮せずイケ!この快楽を忘れるな!」

 

「はぉおおおォッ♡おおッ、精液入ってくるぅうう!お腹っ、奥の方にきてますぅううっ♡んはぁアッ、あひッ、ひぉおおっ♡」

 

「腹いっぱい呑み込みな!」

 

「あっはァアッ♡アアっ、精液すごいぃいっ!たくさんお尻に出てるっ♡ンぉおおお!おっほぉオオッ!射精止まらないぃいいっ♡」

 

「……ちょっと痛いと思うが我慢してくれ!マンコにも出すぞっ!」

 

ブリュリュ!!ドビュルルル!!

 

「ひゃッああぁああぁあァァッ♡」

 

 アナルからチンポを引き抜いて、既にびしょびしょの処女マンコへと埋め込むと破瓜の血を浴びるチンポを見つつ、引き続き精液を放っていく

 処女のはずだが媚肉はいやらしく蠢き、尻穴に負けないよう、精液を搾ろうとチンポに絡み付いてしゃぶり尽くしてくる

 序盤の方から感度は高められていたのだから、いきなりの膣内射精で精液を注ぎ込まれても、虚の口からは絶叫でなく嬌声が響き渡る

 奴隷としての記憶を植え付けられたのなら、精液を胎内で受け止める際に生じる官能を知ってしまっているのか、再びアクメへと達してしまっている

 

「っあああッ、あああっ!オマンコにもぉお!オマンコもっ、ご主人様の精液っ、出してもらってるゥウウッ!んひぃいイイッ♡」

 

「初めてなのにもうその反応か。どっちでされるのが好きだ?」

 

「どっちもオチンポっ、好きですぅぅ!処女なのにイクのぉおッ!はぉおッ!あっひぃいいいぃいッ♡」

 

「よくばりさんな虚だな!」

 

「あっはああああっ♡オマンコっ、いっぱいっ♡ご主人様の精液でっ、ふぁあああっ♡お腹いっぱい、ですっ、んふぁああっ♡」

 

「最後はアナルに出すぞっ!」

 

ブビュグググッ!!ビューーー!!

 

「はぉおおおぉぉオオォォンッ♡」

 

 トドメに膣内から引き抜き、先ほどまで挿入していたアナルへと突き、一際力強く精の塊を腸内に撃ち放ち、俺は射精を終わらせて一息つく

 延々と続く射精が終わる頃には、全身をビクビクと大きく弾ませていた虚は、アクメから抜けて脱力し、小刻みに痙攣していた

 クールで凛としていた第一印象とは大きくかけ離れ、今の虚は官能で染め上げられ堕落した暗部に仕える従者でなく、チンポに仕える牝奴隷だ

 アナルは俺の奴隷になれたことを喜んでいるのか、チュウチュウと熱烈に射精後のチンポに吸い付いてきて、一滴も残さず搾り取ろうとしている

 

「おっほおおォッ……♡おぉっ、おひぃッ……!ひぁああっ、アアっ……♡あふぅう……」

 

「分散して出したからか、お腹は膨らまなかったな」

 

「……ご主人様」

 

「うおっ!?か、簪どうした?」

 

「いつの間に本音と虚さんを堕としたんですか?」

 

「え?あ、ああ、まぁいつも通り」

 

「お疲れ様です、ご主人様。これで生徒会全員、ご主人様の奴隷です♡なので、到着までの時間我々生徒会がご奉仕いたします♡」

 

 虚のアナルから、排泄するようにチンポが肛門を擦りながら抜けていき、敏感になったアナルに走る官能に虚がよがり鳴く

 解放されたアナルとマンコからは途端に精液が溢れて、いやらしく下品な音とともにこぼれ出る。その快楽も心地いいのか、虚は顔をうっとりと緩ませていた

 布仏姉妹を堕とし休憩しようと腰かけようとしたところに、今度は更識姉妹が背後から到着まで生徒会が奉仕するとのことらしい

 とりあえず後部座席に深く腰を落とすと、先ほどのセックスで痙攣していた布仏姉妹も這いずって近づいて来ていた

 

「ほら本音、虚さんもご主人様を奉仕しますよ」

 

「ま、待ってよかんちゃん~」

 

「虚ちゃんも頑張ってご主人様の足元まで来てね」

 

「は、はいっ……!ご主人様のご奉仕のためですから……!」

 

「……何をするんだ?」

 

「四人同時にやれることです」

 

「トリプルフェラならぬクアドラプルフェラをご堪能ください」

 

 クアドラプルはトリプルの次に呼ばれる名だ。一般的には一、二、三やワン、ツー、スリーとある。今回の場合はシングル、ダブル、トリプル、クアドラプルだ

 言葉の情報から察するに、クアドラプルフェラは楯無、簪、本音、虚の四名によるフェラを行ってくれるのだろう

 答え合わせは見事に正解だったようで、四人の奴隷が俺の股間へと群がり、熱っぽく上気した顔をゆっくりと近づけてきた

 俺と同じく後部座席で横になり亀頭に顔を近づける簪と本音、床に横たわり睾丸へと顔を近づけるのは楯無と虚だ

 

「れろっ、チュルッ……ちゅっ、れろぉっ……はふ、ふぁぁ……ぺろ、れろ……はぅ……あぁぁ、オチンポぉ……♡」

 

「ちゅっ、ちゅっ……!ぺろ、ぺろ……はぁ、チンポ、すごく熱い……♡ぺろ、れろ……れろぉ……ちゅるる……♡」

 

「はふ、ふぁ……ご主人様のオチンポを、本音と二人で……♡これ、いつもと違う刺激が……れろ、ちゅるっ……♡んふぁ……変な気分に……♡」

 

「私も……かんちゃんと一緒に、ちゅる、れりゅる♡チンポ舐めるのって……んぷっ、ちゅるぅ……さっきより興奮しちゃうかも~♡」

 

「そうか、新たな気づきがあってよかったな」

 

「ご主人様、こちらでも気持ちよくなってください……ぺろっ、れろっ……れぷ、ぇろぉ……れろっ……ご主人様の、キンタマぁ……♡」

 

「はふ、ふぅ……れろっ、ちゅるるぅ……ぺろっ……♡ご主人様のキンタマ……舌でペロペロと……れろ……たくさん尽くさせていただきます……♡」

 

 まず、簪と本音が竿を進んで舌を這わせる。簪は敏感な亀頭へと、そして本音はくびれ部分へと、熱い吐息を吐きかけながら奉仕し始める

 二人の舌は小さめだが、それゆえに過敏な部分へのピンポイントな刺激は鋭く、甘くジリジリと焼けるような心地よさだ

 楯無と虚は竿部分ではなく陰嚢に舌を這わせ、それぞれ左右の睾丸を同時に愛撫し始める。二人の舌は簪や本音よりも大きめだ

 そのため舌の先端ではなく腹部分を使って、まるで撫でるかのように舐めてくる。上は妹たちが、下は姉たちが刺激し俺を昂らせる

 

「れろ、れるぅ……ぇろっ、れろぉ……!ご主人様の精子がここで……んはぁぁ……虚ちゃん、丁寧にご奉仕しないとね……ぺろっ、れろぉ♡」

 

「こ、ここに傷をつけてしまったりしたら……あぁ、ぺろっ、れろれろ!れる、れろぉ♡細心の注意を払って舐めましょう会長っ」

 

「誠心誠意の生徒会のご奉仕、気持ちがいいな」

 

「はぁん♡れろっ、ちゅるるっ、ぺろっ!チンポ美味しいよぉ♡ちゅっ、ぷちゅ!もっと、チンポ舐めちゃうぅ」

 

「お、オチンポの味ぃ……ちゅっ、れろぉ!んはぁ、先っぽ濃いのぉ……れろれろっ、ちゅぷ!あふぅ……私も美味しいって感じちゃう……♡」

 

「はぁ、はぁ……ぇろ、れろれろ……るろ……この、汗っぽい味とわずかに残った精液の臭い……れりゅ、りゅぷ♡すんすんっ……はぁぁ、すごい……」

 

「この臭い、頭クラクラしちゃう……あぁ、もっとご奉仕したくなっちゃう……ちゅっ、れろぉ……れろっ、れりゅる……♡」

 

 硬くそそり勃つ竿部分と、熱く火照った睾丸への同時愛撫が心地よく、俺は与えられるこの官能にじっくりと浸っている

 四つもの熱く濡れた舌が股間に集中し、それぞれが違った動きで這い回るこの感触、ほのかにくすぐったい心地がたまらなく気持ちいい

 余韻に浸りながらこの光景を見ると、密に群がる虫のように、奴隷たちが夢中でチンポに舌を這わせて、陶然とした顔で美味しそうに舐め回す

 舐め続けて興奮が募ったのか奉仕に表れてきた。四人とも、火照った舌を熱心に動かして、チンポの敏感な部分のみ集中的に舐め上げていく

 

「もっとご奉仕を頑張れば、勢いよく射精できそうだな」

 

「れろっ、ちゅルルッ、ジュルッ!ぷちゅッ、れりゅるっ!れろっ、レロ♡ぷじゅるっ、ジュルぅ♡れぷっ、レリュルッ!」

 

「ぺろっ、れろっ!ちゅるっ、チュプルッ♡じゅるっ、じゅるっ!ぷぢゅっ、ヂュルルッ♡れろレロレロっ♡れろっ、ちゅるぅんっ!」

 

「……ここまで過激に亀頭を舐めるとはな」

 

「わっ、私もいっぱいご奉仕をぉっ……!れぷっ、ちゅぷっ!んぷっ、ちゅむぅッ♡れろっ、れりゅるッ♡れろれろっ、じゅる!」

 

「私達のご奉仕……んぷっ、ちゅうぅっ!れりゅる、れろぉ♡れるれる、れろぉ♡オチンポのすべてで堪能してください♡」

 

「ああ、このままの勢いで続けてくれ」

 

 射精という言葉を聞くと、簪と本音が俺のチンポを本格的にイカせようと、舌を動かす速度をあからさまに上げ、反り勃つチンポをねぶり回す

 一生懸命に頑張る二人の頭が近くにあったので、両手で別々の頭を撫でてあげると、お気に召したのかよがり、腰を震わせている

 頭を撫でていると、楯無と虚も動きが変わった。睾丸へと唇を寄せると、そのまま二人共それぞれ左右の陰嚢へと吸い付くと、軽く口に含みながら舌で睾丸を転がしてきた

 強すぎない甘い吸引と共に訪れるぬらついた舌の感触に睾丸を撫で擦られ、俺はますます快感が昂っていく

 

「れぷぅ♡おっ、オチンポの味がっ……れるぅっ、じゅるる♡ちゅるっ、れりゅるぅ♡ますます濃くぅっ……!」

 

「ふぁあっ、我慢汁っ……♡れろぉっ、ちゅるっ♡ちろちろ、れりゅるっ♡先っぽから、どんどん出てきてるぅ♡」

 

「お前たちの奉仕が素晴らしいからな」

 

「んふぁっ♡はむっ、ちゅぽっ!ご主人様のチンポの臭いも……んぷ、ちゅル!すんすん……はあぁ♡濃くなってるぅ……!」

 

「すうぅぅっ、んはあぁぁ♡ちゅぷぉっ!むぽっ、チュッ、じゅるるぅっ!この臭いっ、たまりませぇん♡んっふぁぁ!」

 

「また昂ってきたな……もうじき出るぞ」

 

「んちゅるっ、んはぁぁっ!ご主人様っ、精液出してくださいっ……!もっとご奉仕しますから、オチンポ射精してぇ♡」

 

 簪と本音が、膨れきった亀頭にカリのエラといった過敏な快楽スポットを集中して舌先で責められ、じわじわと官能がチンポに募っていく

 楯無と虚は、陰嚢の中にある睾丸を甘く吸って、引っ張ていると中で精子たちが活発になっているのがわかる

 四人の奴隷たちから漂う発情した甘い体臭に包まれ、熱烈な舌でのクアドラプルフェラに、俺もどんどん気分が昂っていく

 心地よい肉悦の中に浸っていると、じわじわと射精への欲求が込み上げてきた。そして、そんな俺の射精を望んで、奴隷たちはよりいっそう奉仕に熱を入れだした

 

「ん、そろそろ限界が近づいてきたな」

 

「んぶっ、んむぅンッ!れろろッ、れりゅルッ♡れぷぅっ!んりゅっ、れろッ、れろぉッ♡」

 

「むぷぅっ!ちゅうぅっ、ぇろっ、れろぉっ♡むちゅうッ、れろぉッ!ぺろっ、ジュルッ♡」

 

「簪も本音も舌の動きが早くなったな」

 

「ぺろっれろっ♡ちゅるっ、れろれろっ、ちゅぱっ!ぴちゃっ、ペロッ♡ちゅるるっ、れろっ!」

 

「ぷちゅっ、じゅるぅッ♡れろれろっ、ぇろぉっ!ジュルッ、れろッ♡ぴちゃっ、チュルルッ!」

 

「楯無も虚も睾丸を必死に撫でる続けるとはな」

 

 簪と本音の二人はひたすら竿や亀頭を舐め続ける。特に敏感な張り詰めた亀頭と、くびれの部分を、素早く動かす舌先でくすぐってくる

 こうも執拗なまでに敏感なスポットを責められ続けては、射精への昂りなどをそうそう簡単には抑えられない

 一方、楯無と虚は陰嚢を口から離さなくなり、中の精子たちを可愛がるかのように、舌の表面で睾丸を撫で続けている

 この絶え間のない刺激に子種は活発化し、ジンジンと俺の下腹部を熱く沸かせられると、俺ももう我慢のしようがなくなる

 

「じゅむっ、んむぅンッ♡ありがとうございますっ♡出してくださいっ、精液出してぇぇ♡」

 

「ご主人様の精液っ♡ちゅるっ、れりゅるッ♡本音のお顔にっ、いっぱいかけてぇっ♡」

 

「ああ、顔に浴びせてやるからな」

 

「はぷっ、んぅん♡私にもたくさん浴びせてください♡ご主人様の精液で染めてくださいぃっ♡」

 

「オチンポの精液っ♡じゅるっ、ぷちゅるッ♡私の顔っ、ドロドロに汚してくださぁいっ♡」

 

「ぶちまけるからなっ!出すぞぉっ!」

 

ビュグビュグ!!ビュルルッ!!

 

「「「はっぷぁああアアァッ♡」」」

 

 奴隷たちの熱心な口奉仕によって快悦の極致へと至った俺は、募る興奮と愉悦のままに勢いよく精液を吐き出した

 噴き出した精液によって顔を瞬く間に白濁色へと染められた奴隷たちは、それぞれが艶めいた嬌声をほとばしらせる

 熱に浮かされたような声をあげ、奴隷たちは濃厚な精液の感触に浸り、身をくねらせながら淫らに喘ぎ鳴いている

 一生懸命奉仕をしてくれた奴隷たちも気持ちよくなれるように、俺はなおも腰に力を込め、精液を吐き出して全員をイカせるべく、次々と精液を撃ち放った

 

「あぷっ、んっぷぁああっ!ああっ、精液っ♡熱い精液がっ、んっぷぁアッ♡すっ、すごいっ♡顔にっ、ぶつかってくるぅぅッ♡」

 

「ひゃぷぅンッ♡んぁっ、ぷはぁアッ♡ザーメンっ、ビューっていっぱい出てるぅっ♡んぷっ、あぷぁアッ♡勢いすっごいぃぃっ♡」

 

「四人ともうっとりするとは、そんなにいいのか」

 

「んっぷぅッ♡ぷぁっ、ひぁアァッ♡飛び散った精液がっ、精液が顔にぃっ♡ひゃっああァッ♡あっ、熱いぃんっ♡」

 

「熱くてっ、濃くてっ♡はぷぁっ、ぷふぅンッ♡んぁあっ、臭いもすごくてっ、むっ、ぷぁアッ♡のっ、のぼせちゃいそうっ♡」

 

「ほら最後だ!アクメに達せれるなら達しなっ!」

 

ドビュウウウウッ!!ビュククク!!

 

「「「ひぁっはああアァアッ♡」」」

 

 何度もチンポが脈打ち、たっぷりと精液を吐き出し、四人の奴隷の顔が真っ白に染まったところで、俺の射精はゆっくりと終息していった

 満面を精液で彩られた奴隷たちは、それぞれが顔を熱っぽく蕩けさせており、痙攣しているところを見るとアクメに達せたようだ

 射精を終えた後のスッキリとした爽快感に、裏の暗部であるこのメンバーを全員堕とせたという実感が今になって湧いてくる

 彼女らを奴隷に堕とさせ、先ほどみたいな奉仕を嫌がらずに遂行した。天狗になるのはいけないのだが、やはり自分自身に自信というものが芽生えてくる

 

「ふぁぁ……はぁっ、はふぅ……精液、まだこんなにたくさぁん……♡」

 

「んふ、むぁ……精液がすごく熱い……むぅ、ふぅ……顔が火傷しそう……♡」

 

「こんなに出していただいて……ん、んむ……むぷ、ふぅん……ありがとうございます……♡」

 

「ご主人様に気持ちよくなっていただけて……んふぁ……あぁ……嬉しいです……♡」

 

「嬉しいか、そう言ってくれて俺も嬉しいよ……あ、楯無忘れるところだった」

 

「は、ぁっ……ぁああっ……♡なんでしょう……ご主人様ぁ……♡」

 

「迷彩のローブ件での仕返しだ。臨海学校到着までには壊してやるから覚悟しとけよ」

 

 更識姉妹、布仏姉妹、裏で生きる彼女等がここまで堕ちるとは誰が想起できるだろうか




投稿し始めてから二年半経っているのに、まだ34話しか投稿されてない事実に驚愕。

本当に亀更新で申し訳ございません。


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嬌声が響く海

いつの間にか評価者が100人を超えて驚愕してます。

いや、本当にありがとうございます!!

亀より遅い更新速度ですが、これからもよろしくお願いします。


 臨海学校までの移動にて、布仏姉妹を堕としたことにより、生徒会メンバーを全員堕としたことになる。付け加えると、暗部の人間でもあるメンバーだ

 精神面でも生きてきた人生も俺より何段階も上の同年代の女性を堕とせたことによって、背徳感が生まれたがそれに酔いしれるつもりはない

 布仏姉妹に至っては、ルーシャの能力によって堕とせたというのが帰結だ。だが結果は結果だ。一組でまだ堕とせていなかった、布仏本音を堕とせたのは大きな一歩だ

 一組関連で堕ちてない女性は、織斑千冬に篠ノ之箒である。刷新したことで事がスムーズに行くと思ったが、新たな弊害はあるものだな

 

『篠ノ之箒は篠ノ之束の妹だが、あいつ自身は特に特筆すべきことはないだろう』

 

『一応、剣術は学生の中でも指折りだと思うけど』

 

『間合いに華月が入ったら?』

 

『……華月の圧勝』

 

『黒の手で竹刀もしくは真剣を失ったら?』

 

『……華月のコールド勝ち』

 

「おい、俺をまずそこそこ強いって位置づけられても困るんだが」

 

 第三者の目線で見れば、独り言で何かを話している男だろう。脳内での会話は俺にしか聞こえない、周りに人でもいればヤバい人と認定されて距離をとられる

 実際はこうしてネヴィとルーシャで会話をしているのだが、ISの人格コアは現実で肉体を持っていない。泡沫のような存在だ

 周りに一応人がいないのは確認済み、先ほどまで一緒にいた生徒会メンバーもいない。臨海学校に到着したからといって、勝手な行動は許されない

 今までは隠し部屋に連れて来ることで、人目につかない部屋で計画を実施してたが、織斑千冬が監視の目を泳がしている屋外は厳しい

 

『でもせっかく海がある場所へ来たんだから、一目海を見ておきたいよね』

 

「今日一日、IS学園の生徒たちは自由時間で海で遊んでる。遊ぶエリアは決められてるから、反対側で俺たちも海で遊ぶか」

 

『まだ堕とせてない獲物が、同じ場所に集まってるってのに手が出せないとはな……あっ、海で遊ぶ女を黒の手で海中に引きずり込んで、精神世界で心を折るってのはどうだ?』

 

「引きずり込まれた時点でアウト。足が攣ったと勘違いして織斑千冬がそこに飛び込んでみろ、速攻でお縄にされる自信があるね」

 

『ふむ。なら更衣室で待ち伏せして、着替えにきた女を堕としていくのは?』

 

『論外。時間がかかれば怪しまれるし、ルーシャの精神の上書きだって人数が増えたら時間がかかるでしょ?』

 

『権能があるだけ有能だろう。特に何の能力もないネヴィは、華月に貢献できてるってのか?』

 

 相変わらず二人は、いがみ合うことでしかコミュニケーションをとれないのだろうか。別にお互い嫌いってわけでもないはずだが、ISコアにも事象があったりするのかな?

 勝手に無機質なモノと思っていた時期もあったが、ネヴィにあって、ルーシャにも事情があって辛い道を辿っていたのも知った

 相克する二人で知ったが、全世界にあるIS全てに人格はある。十人十色、様々な思想などがあればこうなるのもわかるが、もうちょっとお互い寄り合ったりできぬものか

 産みの親は育児放棄で何をしてるのかも知らない、なんならお尋ね者だ。女性からはどう思われてるのかは知らないが、男性からは憎悪だろう

 

「おっ、海特有の潮の香りが強くなったな」

 

『快晴でよかったね。青い空、青い海、人っ子一人いない砂浜!』

 

『……観光地としてどうなんだ?』

 

「俺からしたらありがたいが、IS学園で指導してる織斑千冬が来てるってことで、女尊男卑の女性がいるかもと想像してたが」

 

『臨海学校がここで行われることや、この行事自体口外されてないしね。逆に知っててここに来てたら、内部の情報を外に漏らしてる人がいるってことよ』

 

『じゃあ、この人のいなさは』

 

『単に人気がないからだね!』

 

 立地は悪くないのだが、知名度がないのか、あるいは昔事件が起きたかだな。砂浜に下りず周りを見渡すと、断崖絶壁とまではいかないが、それなりの崖があった

 目視で大まかな高さしか測れないが、だいたい15mほどの崖だ。下は砂浜はなく海面、雨後の筍のように生えている尖った岩

 遊び感覚であそこからダイブしたら運が良ければ助かるが、高確率で生きて海に浮かぶことはないだろう。この考えを裏付けるようなものも崖の上にあった

 供花で知られているユリが花束で置かれていた。枯れていないことを見るに、ここ最近誰かが置いたのだろう。親族の人か、旅館の人のどちらかだろう

 

『……これって』

 

「ユリ、こうやって置くってことは、弔いの花だな。ここで亡くなった人がいる」

 

『風潮から考えるに男か?いや、恨みが募った男の復讐で女が殺られた可能性もあるな』

 

「……気持ちはわからなくもない。ネヴィがあの時、起動してなかったら俺もこの選択をとっていた道もあった」

 

『………』

 

「時代の犠牲者かはわからないが、見ててください今の世界をひっくり返す瞬間を」

 

『………』

 

 俺は供えられていたユリの花束からはみ出ているユリを拾うと、崖下の海面に向かって投げた。海面に上手く落ちたかは見てないが、合掌をして誰かを弔う

 顔も名前も性別すらわからぬ相手、時代の犠牲者なのかどうかも知らぬ相手よ、どうか安らかに眠っていてください

 数十秒ほど合掌し、黙禱を行ってから砂浜へと下りに向かう。これからの計画は未だ未定であるが、下降していく心を上げようと砂浜へと歩く

 ネヴィやルーシャと会話しながら進もうとしたが、脳内で呼びかけてみても反応がない。調べものなどをしているのだろうか

 

[Cut Off Communication]

 

『数奇な運命に愛されてるよね華月って』

 

『……本当だな。ネヴィが調べて得れた華月の母親の現在位置と、あのユリの花束が置かれている位置。90%以上の数値で場所が一致している』

 

『ほんっと、旅館の名前が「花月荘」ってわかった時は杞憂と思ってたんだけどなぁ』

 

『言わなくていいのか?お前が供花した相手は自分の母親だと。男からの復讐にあい、逃げている内にここから転落、岩に頭をぶつけてそのまま深海で白骨化……なかなかに悲惨だな』

 

『華月を捨てた女がどうなろうと私はどうでもいい。でもまぁ、辛い痛みを経て産んでくれたことには感謝しているから、弔いの花までは許すけど正体は明かさない』

 

『……ネヴィはティナのことをどうこう言えんな。同じ穴の狢っていうやつだろ、お前とティナ』

 

『……華月から呼びかけがある。通信の遮断は解除するけど、勝手なことを言わないでよルーシャ』

 

[Connect Communication]

 

 砂浜に着いてようやく二人から応答があった。何やら調べものがあったと言っていたが、この臨海学校でもトラブルめいたものがあるのだろうか?

 行事に向かう主人公が、何事もなく行事を終えるはずがない。織斑一夏側にトラブルならいいが、俺側にトラブルをもってこないでほしい

 IS学園で行われたクラス対抗戦、主人公が故になのかは知らないが乱入した無人機。俯瞰するとここで主人公が倒すんだが、負けたんだよな

 トラブル事に対処できないのは困る。主人公で止まらないトラブルが、こっちに飛んでくる可能性があるからだ

 

『今は安全だ。学園側の連中も浮かれて海で遊んでる』

 

『仕方ないって、海で思いっきり遊ぶことなんてそうそうできないからね』

 

「……俺も海なんて久々だな。バスケの夏合宿以来か?」

 

『海での写真でさ、海に向かって走って跳ぶ写真とかたくさんあるけど、華月も挑戦する?』

 

「あー、あるなそんな写真。まぁそれ抜きにしても、海へダイブはしてみたいから……全速前進してッ!片足に力込めてッ!跳べばッ!」

 

「ご主人様っ!!」

 

「びゃっ!?」

 

 海から十分な距離をとり、最初からトップギアで走り出し、海まで残り5m付近で片足に力を込め、砂浜に片足を突っ込んだ瞬間、海からセシリアが飛び出た

 突然の事態に脳が情報処理に追いきれず、身体も驚きから硬直しあらぬ方向で固定された。そのままその方向目がけて発射された

 方向の先にはセシリア。なぜかダイブしてくる俺を嬉々として待ち構え、頭の落下先をいち早く断定したのか位置をずらし胸元へ飛び込む形にした

 結果として俺はセシリアの胸にダイブ、セシリアはそんな俺を抱きしめながら、衝撃に身を任せて後方の海に倒れ込む

 

「ぷはぁッ!!……な、なんでここにいるんだセシリアッ!?」

 

「更識会長からご主人様がここにいらっしゃると聞いて、居ても立っても居られず泳いで参りました♡」

 

「……反対側だよな。学園側がいた方向って」

 

「はいっ!」

 

「……よくここまで泳いでこれたな」

 

「ご主人様のためでしたら、私どこまでもお付き合いいたします♡」

 

「普通に来いって」

 

 未だ抱きしめているセシリアだが、泳いできたということは無論水着であり、専用機を彷彿とさせるような蒼色のビキニをチョイスしている

 改めてジッとセシリアを見る。もし、きちんと神様が作った物語通りなら、こういった姿は俺にでなくあの主人公様に見せつけていたのだろう

 暑さからか、抱きしめて恥ずかしいのか、頬を赤らめているセシリアを俺からも抱きしめる。腕の中の淑女は、驚きながらも力をさらに込めてきた

 主人と奴隷という関係性だが、この繋がりを誰にも渡したりしない。急に遅れて主人公面した男が来ようと、もうセシリアは俺のだ

 

「ご主人様ぁあ♡もっと強く私を抱きしめてください♡」

 

「………」

 

「ひあぁあっ、あはァアッ♡ありがとうございますっ、ご主人様っ……♡」

 

「……ところでセシリア、お前何も言わずここに来たのか?」

 

「ああぁんっ♡き、きちんと……」

 

「ああっ!セシリアったら、抜け駆けはダメって自分で言ってご主人様の寵愛受けてる!」

 

「おい、それは裏切りだぞセシリア!」

 

 俺の背後、砂浜から足音とクレームが聞こえてきた。発せられる声の主は二人、どちらもセシリアと同じ代表候補生で同じ関係性の二人だ

 未だセシリアを抱きしめながら、首を後ろに向ける。案の定そこには、シャルとラウラが水着を着用しこちららに来ていた

 シャルはオレンジ色のビキニ、ラウラは黒色のビキニだがフリルがついており、クールな印象から一転する代物であった

 代表候補生がこうして俺の周りに三人募った。後から来た二人もセシリアと同じ行動をとり、シャルは背中から抱きつき、ラウラは前後が埋まったからか横から抱きついてきた

 

「勝手にご主人様の寵愛をもらわないって自分から言ったくせに!セシリアは一番最後ね」

 

「ええぇッ!?さ、更識会長からご主人様に会いに行けるよう、許可を取ったのは私ですのよ!」

 

「教官に私たち代表候補生が急に消えたことを悟られぬよう立ち回ってほしい、許可を取ったのはセシリアだが提案者は私だ!」

 

「……一旦整理させてくれ、代表候補生が募ってるなら鈴や簪、楯無はどうした?」

 

「更識会……あぁ、僕もう身内だった。お姉ちゃんに簪ちゃんは、さすがに二連続で続けられると本来ここに来た名目の内容ができなくなるから来てないよ」

 

「鈴さんはその……織斑一夏に絡まれまして、幼馴染なのになんで最近会いに来ないやら、また料理作ってやら色々と言われてまして。まぁ、ティナさんが追い返しましたが、少々精神的な疲れが見えて」

 

「……はぁ?」

 

 セシリアの話を聞いて、俺は苛立ちによって腕に力を込める。抱きしめられているセシリアは、さらに強まった腕の中で蕩けた甘い声で喘いでる

 織斑一夏が鈴に絡んでる?今さらあいつがなんなんだ?公表してないとはいえ、人の彼女に絡んでいるというのは実に不快な気分になる

 昔みたいに料理を作れと言ってるようだが、タダ飯食えると勘違いしてるのはまだ続いている。最初からあいつは鈴に対して、恋愛として一人の女性として見てないのか

 見当違いな頼み込みをするな、頼むならせめてまったく戦績を残せてないISの訓練とかにしろ。だとしても!俺は嫌だけどな!

 

「……ご主人様は、やはり鈴さんが一番ですのね」

 

「ご主人様の彼女だもん。僕たち奴隷とは、違う関係性だからね」

 

「だが、奴隷が嫌というわけではないぞご主人様。きちんと私たちも愛してくれるのなら、私はそれで満足だ」

 

「ですが、この場に鈴さんがいらっしゃりましたら、ご主人様は鈴さんをたくさん愛するでしょう。例えそう意識しておらずとも、鈴さんへの寵愛が多くなる」

 

「……セシリア」

 

「ですからご主人様、せめて今だけは私たちだけを愛していただけないでしょうか。奴隷の身分ですが、私のわがままを聞いてくださりませんでしょうか?」

 

「………」

 

 縋るように懇願してくるセシリアに、俺は否定的な態度はとらず暗くなってしまったセシリアの頬に手を差し伸べて優しく撫でる

 撫でられる手によって、穏やかな顔になっていき、終いには眠ってしまうのではないかと誤解してしまうほど緩みきっていた

 傍観していたシャルとラウラは、不公平だと言わんばかりにおでこをグリグリと押し付けてきた。言葉に出してはいないが、二人とも俯瞰していたのだろう

 鈴との恋人関係は公表してない、だがもう明確に的中されているのは意識せずとも鈴ばかりへの愛情の現れを感じとってしまったのか

 

「……わかった。できるだけのことはするから、要望か何かあったら言ってくれ」

 

「ならまず私に挿入してくれないか、ご主人様?」

 

「ラウラさん!?今のはどう考えても私から寵愛を……」

 

「先に抜け駆けしたのはどこの代表候補生だ?それを忘れてもらっては困る」

 

「僕もラウラに賛成。裏切りには制裁、この場合は一番最後の挿入がそうだよね♪」

 

「要望って性交でいいのか?」

 

「「「はい♡」」」

 

 三人とも元気よく返事されると何も言えなくなる。今さら、この関係性を直してくださいというのも難しい話だ。堕とした責任というものか?

 本音を言うと、俺も彼女たちと交わうのが嫌なわけがない。甘美な果実が目の前にぶら下がってれば、喰いつくのが男の本能だ

 結局、三人の話し合いの末に、一番にラウラ、次にシャル、最後にセシリアへの挿入となった。抜け駆けの代償は、セシリアにとって過酷なものらしい

 抱きつきから解放され、砂浜に寝転ぶ俺にラウラはすぐに俺の上に跨った。にちゃりと粘ついた音が聞こえと思うと、ラウラは腰を一気に下ろし、チンポを深々と呑み込んでいった

 

「ひあぁぁあああああああぁぁっ♡」

 

「羨ましいですわ、ラウラさん」

 

「うん。それに、この時のラウラって本当に可愛い♡」

 

「はぁっ、ああぁぅぅ……♡んはぁ、ああぁ♡すごいっ……チンポ、すごいよぉぉっ……♡」

 

「ラウラ、ご主人様のために精一杯ご奉仕しないとね♡とびきりイヤらしく腰を振っちゃえ」

 

「はぁいっ♡ご主人様を気持ちよくするために動くよぉ♡スケベドイツ代表候補生のマンコっ、いっぱい締めてぇっ♡めいっぱいしごくのぉお♡」

 

「おぉ、最初からクライマックス」

 

 たくましく反り勃ったチンポを根元まで咥え込むなり、ラウラは甲高い声を大きく響かせ、ブルブルと身体を震わせていた

 ラウラの膣内はチンポをしっかり包み込み、細かく痙攣しながら媚びるように密着してきていた。ある程度の快感に酔いしれると、尻を大きく浮かせ、勢いのある上下運動を始めた

 腰を積極的に振ってチンポへ膣穴奉仕を開始すると、ラウラはチンポと媚肉の擦過で自身も快感を覚え、甘い喘ぎ声をあげて、大胆によがる

 弾力のある壁肉が竿をしっかりと捉え、押し潰すような圧迫を与えながら上下にしごいてくると、心地いい刺激を受けたチンポが脈を打つ

 

「あぁんっ♡あぁっ、あぁぁぁぁっ♡チンポいいっ♡マンコの中っ、太いチンポでいっぱいになってるっ♡いっぱい擦れてきてるぅっ♡」

 

「それがいいんだろ?」

 

「ひあぁっ♡マンコえぐれるぅっ♡あはぁぁぁっ♡亀頭が子宮を押し上げてぇっ……♡はひぃぃっ♡幹で襞がめちゃくちゃにされてるっ♡」

 

「根元から引っこ抜かれそうな勢いだ」

 

「あぁっ♡ひあぁっ♡このチンポっ、大好きぃ♡ご主人様のチンポ気持ちよすぎるよぉ♡立派なチンポっしごいてるだけで気持ちよすぎるぅっ♡」

 

「それはそれは嬉しいことを言ってくれる」

 

「はぁあぁぁっ、あぁぁんっ♡気持ちぃっ♡セシリアっ、シャルロットォ、私はいっぱい愛してもらってるぞぉ♡」

 

 羨望の目でこちらを見る二人へ悦楽の良さを腰は止めずに振りっぱなしで説き、膣穴をチンポに擦り付け、快感を貪り続けていた

 ラウラは止めることなく抽送をどんどん速めて腰を振り続け、膣肉とチンポの摩擦で生じる甘い刺激に没頭している

 二人を気にもせずに、淫らな声を聞かれても構わないと抽送をさらに激しくして、膣内の締まりも一段とよくなった

 ぺたんぺたんと可愛らしい肉打ち音をたてながら小さい尻を懸命に振って、チンポを深くまで咥え込み、媚肉にべったりと擦り付けていく

 

「気持ちいいのいっぱい感じるっ♡あぁんっ、ああっ♡マンコ全部使ってしごくぅっ♡あはぁぁぁああぁっ♡」

 

「俺もなかなかな強烈さに悦を感じてる」

 

「ふわぁぁっ♡ご主人様っ、ごめんなさいっ♡チンポでよがりすぎて気持ちよかったから、そろそろイキそうだよぉっ♡」

 

「構わないさ、我慢せずに解放させな」

 

「マンコきゅんきゅんしてたまらないのっ♡もぉっ、イクの我慢できないのぉっ♡ふぁッ、あぁんっ♡イッちゃうのぉおっ♡」

 

「なら、俺も動くことにするか!」

 

「んひゃあぁああぁぁぁっ♡」

 

 身体をしっかりと掴んでから腰を突き上げ、ピストンの摩擦を乱暴にすると、ラウラは喜悦に満ちた絶叫をあげた

 獰猛な膣穴掘削によって得られた快感に、華奢な肢体は引きつっていって、愛液が湧き水のように溢れてくる

 ラウラ自身の意志や刺激による反応でマンコはますます窄まり、媚肉がペニスをがっちり捉え、離すまいと喰らいついてくる

 過激な刺激を与えられると股間の奥熱い衝動が疼きだしたのを感じとったので、すぐに射精せず我慢しながら、腰に力を込めていく

 

「んあぁぁっ♡すごいッ、チンポ刺さってきたぁっ♡子宮の中っ、つぶされちゃうぅっ♡どすどすっ、気持ちいいっ♡ひゃあっ、あぁぁっ♡」

 

「さらに気持ちよくなってくれよ」

 

「ひはぁっ♡あぁっ♡アクメがすごい勢いでくるっ♡チンポも気持ちよくなってるのわかるぅうっ♡ビクビク脈打ってぇっ……んはぁぁああぁぁっ♡」

 

「ああ、ラウラの締め付けがすばらしくてな」

 

「はひぃっ、いぃぃんっ♡チンポでイッちゃうっ♡ご主人様のチンポでアクメしたいのぉおっ♡ふぁあああっ♡あっあああぁっ♡」

 

「なら、これでどうだっ!」

 

「んふぁああああぁああぁぁぁっ♡」

 

 募ったラウラの昂りにトドメを刺してやるべく、俺は腰を全力で叩きつけ、ラウラの子宮へ深々とチンポを突き立てた

 瞬間的に強く快感を煽られてラウラは絶頂に達し、甲高い声を遠慮なく張り上げて、腰をガクガクと大きく痙攣させた

 俺は一気に腰の動きにスパートをかけ、アクメの快感に震える膣穴を乱暴に攪拌させようとしたら、シャルによってラウラは持ち上げられ抜けてしまった

 抜いた犯人のシャルは、俺に覆い被さって対面騎乗位のような体勢を取ると、反り勃つチンポを膣口に押しつけ挿入した

 

「あっはぁああァァアアアァッ♡」

 

「……何してんのシャル?」

 

「あふぅうんっ♡オマンコが蕩けきってて、オチンポと一つになってますっ……♡」

 

「違う違う、順番抜かしのことよ」

 

「はぁあアンッ♡我慢できなくなって、ああッ、はひっ、ひぃイン♡オチンポがズンズン突いてきてるぅうっ♡」

 

「勝手な行動のおしおきだ。イッたらすぐに抜くからな」

 

「僕の身体は全部ご主人様のものだからっ♡あァンッ♡くひっ、ひぃインッ♡はふッ♡好きなようにしてイカせてぇえっ♡」

 

 寝転ぶ俺にシャルは腰を下ろし、膣穴でチンポを呑み込んでいって歓喜に嬌声をあげた。ラウラとの性交を見てたからか、すでによくほぐれている

 媚肉が隙間なくチンポに密着しているのを感じているようで、膣穴から湧き上がってくる淫悦にうっとりとしている

 肉欲に誘われるまま腰を上下に振り始めて、ねっとりとチンポを咥え込んでいる汁気がたっぷりのマンコを突き上げる

 官能に恍惚となってシャルはよがりながら、媚びたことを口にして俺の機嫌を取ろうとしている。体勢的に顔が近いので、妖艶な笑みを浮かべる顔がよく見える

 

「ひあァアッ、あアンッ♡気持ちいいですぅう♡くふぅン♡ご主人様とセックスするの幸せぇえっ♡」

 

「シャルはキスをするともっと幸せになってイクだろ。だから、キスをしてもらおうか」

 

「ああっ、キスぅっ♡んはぁアッ、あふァアッ♡僕大好きだよぉっ♡いやらしいキス好きぃい♡」

 

「なら、ほら好きにしな」

 

「んちゅるっ、むぷぷっ♡んぷっ、うぷぅうんっ♡れろっ、ぴちゃっ♡舌を絡めちゃいますぅう♡」

 

「こっちも好きだろ?」

 

「ひむぅウッ♡ンちゅっ、ちゅパッ♡はぷぅウン♡オッパイまで可愛がってもらって嬉しいよぉっ♡」

 

 シャルは喜んで命令に従うと顔を寄せ、俺の口の中に舌を入れてディープキスを始めた。そのキスは情熱的であり積極的で、下品な音が立つのも厭わず貪るように舌を動かす

 さらに発情した膣穴同様、乳房も敏感になっており、こねるたびに艶やかな唇から喘ぎ声がこぼれ出ている

 舌同士が卑猥に擦れ合い、互いの唾液を交換する形となって、シャルはキスでかなりの欲情ぶりを二人の前で見せていた

 気がつけばシャルは口内で溜めた唾液を舌に乗せて送り込んで、自らも腰を使っていて、セックスに夢中になっている

 

「あむぅウンッ♡ちゅぱっ、はぷぷッ♡ぢゅるる♡ふぷっ、んふゥウッ♡むぷァアッ、はぷぅウン♡」

 

「不思議だな、唾液って甘露な粘液なんだな」

 

「オマンコも口も蕩けちゃうぅうっ♡んぷぷゥウッ♡ぷふゥンッ♡気持ちよすぎてトロトロになるぅう♡」

 

「気持ちいいか、ならイキそうか?」

 

「ああァッ♡はぷゥンッ、もうイッちゃうぅう♡うむっ、うぅウンッ♡セックスとキスでイキます♡」

 

「我慢するこたぁない!」

 

「んぷぁアアッ♡あぷぅウッ、うぅんっ、チュパッ♡はむっ、むぅン♡オチンポが激しくなってるぅう♡」

 

 シャルの発情は深くなる一方で、鼻息を荒くしながら激しくキスを求めてくる。負けじと俺も舌をうねらせつつ膣穴を突き上げる

 口もマンコも濃密な快感に包まれるうち、シャルに絶頂感が湧いてきたようだ。快感を永続させるため、チンポに巻き付いてる媚肉を摩擦しまくる

 抽送を早めてアクメへと導こうとすると、シャルは縋るようにキスをさらに熱烈にする。昂りを高めるために掴んでいる乳房にも刺激する

 乳首を勃起させた乳房もかなり敏感になっているので、吸い付いてくるような感触の乳房をこねる力を強めた

 

「ふぅウウッ、ぷぶっ♡ぢゅろッ、れろっ♡んっぷぅウッ♡むぱァアッ♡はふっ、うぷぅウ♡」

 

「さらに敏感になって、そんなに気持ちがいいか?」

 

「気持ちいいィイッ♡ひむゥッ、むぱっ、あふゥッ♡うむッ、ンンっ♡オチンポもキスもたまらないぃ♡」

 

「ならこれでイカせよう」

 

「ンぱっ、はぷプッ♡むっぱァッ、あぷっ、むゥン♡イクっ♡イクぅうッ、オマンコイッちゃうぅう♡」

 

「子宮への一突きでイキな!」

 

「うむっぷぅうウゥゥウウウッ♡」

 

 ラウラと同じく子宮へと深い一撃を刺し込む。上り詰めるままシャルはアクメに到達し、塞がれていた唇の隙間からくぐもった嬌声を溢れさせた

 シャルは、アクメの快感に腰をビクビク跳ねさせつつ、蛇のように舌をうねらせて未だに熱烈なキスをしてくる

 一方で俺は抽送を止め、チンポを圧搾してくる膣洞の感触を堪能しながら、アクメに到達したシャルのマンコからチンポを引き抜く

 最後にまだ挿入されていない代表候補生が一人、水着をずらして膣穴をさらして待機してたので、ラウラへと戻すのではなくセシリアへと挿入した

 

「ふぁああああぁぁぁああぁっ♡」

 

「待たせてすまないなセシリア」

 

「あひぃいっ♡きたぁっ!オチンポ様ぁっ♡ひあぁっ……オマンコ擦れるぅぅッ♡熱くてぇ、すごく硬いぃぃっ……♡」

 

「セシリアの膣内もとんでもない熱さだがな」

 

「あはあんっ♡ご主人様ぁっ、お願いしますぅっ♡スケベ汁でドロドロの卑しいマゾ牝奴隷マンコっ、オチンポ様でメチャクチャにしてくださいぃぃ♡」

 

「それが要望なら、メチャクチャにしよう」

 

「おほぉおっ♡おおっ!すごぉいっ!あおぉっ!オチンポ様すごいのぉおっ♡あひぃっ、んおぉぉっ♡ひぉぉおおぉっ♡ズボズボしてぇっ♡」

 

 愛液が滴るほど濡れそぼったマンコに、勃起チンポを深々と埋めると、膣洞を押し広げられる刺激にセシリアが嬌声を響かせた

 淫汁が奥から絶え間なく滲み出て媚肉をぬめらせ、チンポに襞がねっとりと絡みつき、妖しく蠢いてチンポをねぶってくる

 セシリアの身体をしっかりと掴み、腰を前後に振り立て、蕩けて柔軟になっている膣穴をギンギンに反り返るチンポで抽送させ始める

 もはや愛液で泥濘と化している肉穴をチンポで掘削され、セシリアは獣の吠え声に似た品のないよがり声をあげ、腰をゾクゾクと震わせる

 

「あひぃぃっ!ひぃっ♡おおっ!気持ちいいっ♡オッパイッ、乱暴に揉まれるとぉッ……おおぉっ♡身体が痺れそうになるぅぅッ♡んあぁぁっ!」

 

「これが好きなんだろ?あとこうやって突くのも!」

 

「んあぁっ!オチンポ様、奥に来てますぅぅっ♡ゴリゴリって、子宮に来てるぅっ♡おほぉぉっ♡オチンポ様気持ちよすぎるぅぅッ♡」

 

「気持ちよすぎるのはどうしてだ?」

 

「すごいぃ!ご主人様のオチンポ様すごいぃっ♡亀頭が大きくてぇ、エラが鋭く張っててぇッ♡むひぃぃっ♡おおっ♡竿も太くて、硬いのぉッ!」

 

「そうか、俺ので気持ちよくなってるのか」

 

「はいぃっ!気持ちいいんですぅっ♡あぉぉっ♡んほぉおおぉっ♡あぁっ、もっと虐めてぇっ♡胸もオマンコもっ!シャルさんみたいに口にも欲しいですぅっ♡」

 

 要望に沿うため、乳房も一緒に責め始める。形が淫らに歪むほど胸に指を食い込ませ、先端で尖る乳首をグニグニと押し込み、同時に責める

 ピストンの速度に緩急をつけて腰に回転も加え、結合部から淫汁をしぶかせるほどの激しさで、熱く充血する膣壁をまんべんなく擦る

 セシリアは肉体を責め嬲られることに喜悦して、獣のように荒々しく喘ぎよがり、自らも腰をくねらせて快感を貪ってくる

 新たな要望も叶えることにし、セシリアに顔を寄せ、粘度の高い唾液にまみれた舌に俺の舌を絡ませていく

 

「むぷぅっ♡うぅっんっ、ひあぁぁっ♡ご主人様ぁぁっ♡はむぅっ、んじゅるるっ!あぁっ!これぇっ、すごいぃぃっ♡」

 

「キスの要望、叶えられない要望でないからな」

 

「ひぃんっ、あぷぅっ♡はいぃぃっ!あぁぁっ♡口の中まで気持ちいいんですぅ♡んむっ!じゅろっ……♡むぱぁっ♡」

 

「ずいぶんと積極的だな」

 

「じゅるっ♡ご主人様とのキスが気持ちいいんですっ♡んちゅっ、じゅちゅうぅっ♡オチンポ様で犯されるのがたまらないんですぅ♡むじゅっ、れるぅっ♡もっとぉっ♡」

 

「ならこれでイケッ!」

 

「ひむぅぅううううぅぅぅっ♡」

 

 少し舌を擦り合わせただけでセシリアはゾクゾクと背筋を震わせて甘い声を漏らし、快楽によがる反応を見せる

 柔らかな肉が付け根の方まで這い、歯茎の裏側まで撫で回して唾液をすくい取られ、口粘膜に伝わるその舌の感触に、俺は陶然としてくる

 快楽にどっぷり浸かって熱烈なキスをしてくるセシリアにすこぶる情欲を煽られ、俺は衝動的にチンポを激しく突き入れた

 ピストンと乳の愛撫にキスまでされて享楽に耽る中、俺の鋭い一撃を喰らったセシリアはたちまち絶頂に達し、舌を引きつらせて膣穴を急激に窄めてきた

 

「んおぉぉっ♡あむぅぅっ、んぷぅぅっ♡ふあぁっ!イキましたぁぁっ♡あぅっ、おおっ♡んぷぅっ♡セックスとキス、気持ちいいぃっ♡」

 

「おいおい、大丈夫か?」

 

「あぷぅぅっ♡ひぃっ、イクぅぅっ♡んあぁぁっ♡もっとぉっ!マゾ牝奴隷にもっとオチンポ様くださいいぃっ♡はむぅっ、んぷぅっ♡イクぅぅっ!」

 

「……長く待たせたしな。もう一回イカせよう」

 

「オッパイもぉっ、もっと揉んでほしいですぅうっ♡むじゅるっ!あぶっ♡イクっ、イクぅぅっ♡ふあぁっ♡キスもぉッ、もっとくださいぃぃ♡」

 

「派手にイキなっ!」

 

「ひゃおぉぉおおおぉんっ♡」

 

 繰り返される官能に、セシリアは淫欲が止まらなくなっているようで、俺の舌を貪りながら激しい責めをなおも要求してくる

 絶頂を迎えているマンコは窄まり、たっぷりぬめりをまとった媚肉にチンポを締め付けられ、腰が溶けて落ちてしまいそうな快感が襲ってくる

 腰を強く突きつけて子宮を亀頭で押し上げると、子宮に存在する生殖器が鋭敏に反応してチンポの快楽をセシリアに刻み込み、二度目の絶頂に達した

 噴き出る潮がお腹に当たりながら、セシリアのマンコからチンポを引き抜き、油断しているラウラを持ち上げて再び騎乗位で挿入した

 

「んはぁぁああぁっ♡チンポっ、刺さってきたぁ♡そこっ、おしっこ溜まってるとこですぅっ♡気持ちいいとこなのぉおおッ♡ふぁッあああっ♡」

 

「ラウラはこれが好きなんだろ」

 

「かちかちの亀頭にっ、押し潰されるぅうっ♡きゃひぃいいっ♡そこっ♡そんなにされたらっ♡アクメマンコおかしくなるぅううっ♡」

 

「いいんだよおかしくなって、我慢は身体に毒だ」

 

「んひゃあぁああっ♡あぁんっ♡お漏らしさせる気のチンポっ♡気持ちよすぎるぅっ♡マンコ、もうぐちゃぐちゃになっちゃうぅうっ♡」

 

「もうそろそろイキそうかい?」

 

「あぁっ♡来るッ、おしっこアクメきちゃうっ♡おしっこ入ってるとこ押されていっぱい漏らしちゃう♡んはぁぁっ♡どんどん近づいてくるぅっ♡」

 

 二度目の挿入時に狙いを定めており、腰の位置を調整して突き込みを見舞い、亀頭で膣壁越しに膀胱を叩き上げていく

 アクメを終えたばかりの膣穴は強烈な刺激に反応し、遠慮なしでチンポを締め上げてきて、極上の快感に時折意識が持っていかれそうになる

 失禁アクメにラウラは期待が膨れ上がったのか、媚肉はいっそう妖しく蠢くようになり、愛液にまみれた襞がチンポの凹凸にまで絡んできた

 ラウラを失禁アクメへ誘おうとしたが、再びラウラはシャルに持ち上げられた。ラウラの肩を掴むと引き抜き砂浜に寝かせ、また覆い被さるようにし挿入してきた

 

「むじゅっぷぅウウゥゥウンッ♡オチンポ気持ちいいぃいっ♡ジュぴぴっ♡キスもすごくてオマンコイッてるぅうっ♡」

 

「まぁたシャルはそうやって、いけない子だな」

 

「その通りだよぉおっ♡むぷぷっ♡ぷじュッ♡うぷゥウッ、ふうっ、むじゅルルッ♡ふぱァアッ♡僕はもういけない子になっちゃったのぉっ♡」

 

「まったく、もう少し興奮を隠して言いなよ」

 

「ぢゅううッ♡うぷっ、ぷむぅウッ、ズズッ♡うむゥン♡ご主人様とセックスしながらっ、キスも欲しがっちゃういけないスケベ牝ですぅうっ♡」

 

「じゃあもう一回おしおきだ!」

 

「プッむぅううッ♡ふぷぷゥウッ♡ぱぁアアッ、はぷぅウウンッ♡頭が飛んじゃいそうぅうっ♡うむぅウンッ♡ご主人様ぁあ♡」

 

 自分を貶めるような事を言うが悲しげな感じはなく、むしろ口にすることで興奮すらしている様子だ。寝そべる二人と俺の視線も刺激剤だ

 実際に膣洞は入り口から奥の子宮口までざわめき立っていて、チンポの隅々までねぶり回して味わっている

 セックスとキスで興奮しているのは俺も同じで、濃密極まる官能で身体は隅々まで火照り、股間にジワジワと射精感が生まれるが、いけない子には今は射精しない

 覆い被さるシャルを抱きしめながら起き上がり、腰を掴んでチンポから引き抜く。こういう流れになると次に挿入するのは、セシリアとなる

 

「んっふぉおおおぉっ♡おほぉぉっ!イグぅぅっ♡すごいぃっ!本気ピストンいいっ♡ああっ!ご主人様ぁあっ、またアクメしますぅぅっ♡」

 

「ならもっと強めにイクぞっ!」

 

「あおぉっ♡おほぉぉっ!んあぁぁっ、おおぉっ♡オマンコに、子宮がチンポ様にぃっ♡あああぁっ♡これ、すごいアクメきちゃうぅぅ♡」

 

「刺激すればするほど、膣内が精液を求めてるな」

 

「欲しいぃぃっ♡くださいぃっ♡マゾ牝奴隷オマンコにっ精液くださいっ♡私の子宮に全てをぶちまけてくださいぃぃ!」

 

「そうか、だが順番を忘れちゃいけないぞセシリア。一番最後なんだから」

 

「あぁぁっ、欲しいッ!お願いしますぅっ♡マゾ牝奴隷にご主人様の精液をっ、お恵みくださいぃぃっ♡一番にいっぱい注いでぇっ♡」

 

 子宮を連続で押し上げて本能を煽ってやると、セシリアはさらに理性を崩壊させ、膣内射精を求めて俺に懇願してくる

 膣穴も俺の精液を求めるかのように強くうねり、チンポを根元から先端まで目いっぱいしごいて絞ってくる

 快感を得るという行為に頭を支配されて、最初に決めた順番を忘れたようだが、俺は忘れてないのでセシリアからチンポを引き抜き、ラウラを騎乗位で挿入させる

 再びラウラのマンコへ挿入する際、ラウラが挿入のタイミングに合わせて尻を落とし、俺は腰を突き上げて尿道と膀胱をなぞるように膣壁をえぐり、そのままの勢いで子宮へチンポを叩き込んだ

 

ボビュルルルルルルルルルッ!!

 

「はひゃあぁぁぁああああぁぁぁああアアアアァァァアアアァァッ♡」

 

ジョロロロロ!

 

「待たせたなラウラっ!存分にアクメに溺れな!」

 

「んぁああぁあっ♡あっついのっ出てるぅっ♡精液子宮に流れるぅッ♡あはぁああっ♡たくさん入ってっ、奥まで埋まっちゃうよぉおっ♡」

 

「ああ、止めるつもりは毛頭ない!」

 

「はひゃあぁっ♡わたしもっおしっこの穴閉じないっ♡やぁぁっ♡すごい勢いで噴いちゃってるぅっ♡おしっこ出っぱなしでイッちゃうよぉっ♡」

 

「言ったろ我慢は毒だっ!」

 

「ひあぁっ、はぁぁんっ♡あはぁあぁっ♡もっとぉ♡もっと精液欲しいよぉ♡子宮に気持ちいいのっ、もっと欲しいのぉおっ♡」

 

 子宮に密着した亀頭から、直接特濃の精液を注がれ、ラウラは、静かな砂浜で大きな嬌声をあげて絶頂に達した

 一段階上の絶頂に達したラウラが、射精のタイミングに合わせて身体を痙攣させながら、マンコから噴水のように尿を勢いよく放っていく

 俺は腰を突き上げながらチンポに力をみなぎらせ、狭い膣穴の中に精液をたっぷりと撃ち放つ。射精も順番通りに出していくことにし、ラウラのマンコからチンポを引き抜いた

 ラウラの横でアクメで動けなくなっているシャルのマンコに挿入し、勢い衰えることのない射精がシャルの膣内を染め上げる

 

バビュルルルルルルルル!!

 

「んっぷぁああアァァアアァッ♡」

 

「口から離れちゃキスできないが、今は無理っぽいな!」

 

「はっひぁアンッ♡イクイクっ♡中出しイクぅう♡ンはぁあアッ♡あふぁアアァッ、あぁアンッ♡オマンコに精液入ってくるぅうっ♡」

 

「中出しでイクならどんどんイキな!」

 

「はいぃいイッ♡精液でイキまくりますぅうっ♡むはっ、あぁあアンッ♡オマンコイクぅうっ♡くっひぃイイッ♡ひぁあアァアッ♡」

 

「まだまだイケそうか?」

 

「あっはぁアアァッ♡ああァアッ、はひぃいイッ♡ひぃインッ♡中出しすごいのぉおっ♡んひィイ♡気持ちよすぎてオマンコが溶けちゃうぅうっ♡」

 

 一気に子宮の奥まで突き上げつつ射精を続けると、胎内に精液が飛び込む幸福感に、シャルはたまらず仰け反り好きなキスができないほど離れた

 しっかりと発情させられた子宮で精液を感じ、満身をビクビクと痙攣させて乱れよがる。シャルは官能の頂点と上り詰めているようだ

 射精する度に身体が芯からこわばって膣洞がキツく締まり、チンポが先から根元まで絞られていき、全部を注ぎそうになるが、次がある

 未だ衰えない射精をまだ中出しされていないセシリアのマンコに突き刺すと、膣内でビクビクと跳ねて暴れるマンコへ注ぎ込む

 

どぴゅるるるるるるるる!!

 

「はひゃあああああああぁぁっ♡」

 

「ほら、待ち望んだ快楽だ」

 

「ふあぁっ♡すごく濃いぃっ♡んぅぅっ、おおっ♡ドロドロして、粘りつくぅっ♡また、イッちゃいますぅぅっ♡」

 

「イクってことは気持ちいいのか?」

 

「はいぃっ!ご主人様の射精気持ちいいぃっ♡ひあぁぁっ!あひぃぃっ♡精液、熱いぃっ!勢いよく飛び込んできてっ、奥の方までくるぅっ♡」

 

「ならもっと満たしてやろう」

 

「むっふぉおおおっ♡もっとぉっ!もっとくださいぃっ♡子宮でいっぱい感じたぁいッ!あひぃぃっ♡いいんっ♡オマンコに出してぇっ♡」

 

 子宮に亀頭を食い込ませ、子宮内に直接、膨大な量が精液を放つと、セシリアはさらなる絶頂に突き抜け、全身を硬直させた

 膣内射精の快感を喜びながら貪欲にさらに求めており、まだまだ出せるだろうとばかりにマンコを窄め、チンポをギリギリと締め付ける

 相変わらずセシリアの乱れっぷりに興奮が収まらず、放ち続ける精液は止まる気配もなく、濃さを維持したまま相当な量の精液が飛び出していく

 別々の子宮に出し、それぞれ違う刺激の膣内だからの芸当なのかは知らないが、まだ出せるとわかれば未だにおしっこを砂浜に撒き散らしているラウラの膣に再び挿入した

 

「きゃううぅうっ♡塊が出てくるぅっ♡ぶぴゅって出てきて子宮が埋まったぁあっ♡すっごい濃いのっ、出てるよぉおおっ♡」

 

「まだまだ射精できるみたいだからな!」

 

「あはぁあっ♡今のでおしっこもいっぱい出たぁっ♡はぅうううっ♡もっと飛んじゃうっ♡はあぁんっ♡トンじゃうぅぅっ♡」

 

「ああ、安心して飛びな!」

 

「ひあぁぁっ♡あ゛あ゛あ゛ーーーっ♡子宮膨れるぅっ♡精液っ、全部受け止めますからぁ♡もうパンパンですぅっ♡あっひぃいいんっ♡」

 

「じゃあラウラは一旦これでラストだ!」

 

ビュルルルルルルルル!!

 

「はひゃあああぁぁァアアァァッ♡」

 

ジョロロロロ!

 

 再び挿入された事で生まれたアクメの快感と種付けの幸福感にラウラは喜悦に満ちた艶声をあげて、腰を卑猥にくねらせて黄金色の恥水を派手に撒き散らす

 ラウラに射精する最後の精液まで子宮で呑みきったラウラは、チンポを抜かれて絶頂を終えると荒い呼吸で喘ぎながら、腰を小刻みに震わせた

 俺の身体はすっかりラウラが噴射した液体で濡れてしまっていて、まるで土砂降りに遭ったかのような有様になった

 ビショビショになったまま、限界を知らないのかリミッターが壊れたのか、まだ射精できるチンポを今度はシャルに突き刺す

 

「んっひぃイイッ♡ひぁあアッ♡はぁあアンッ♡ドロドロして濃くてっ、最高ですぅうっ♡くふぅウンッ♡お腹の中にへばりついてくるぅう♡」

 

「もう満たされたかい?」

 

「はぁあアンッ♡もっとぉお♡もっと出してぇえ♡ンっふぁアアァッ♡あはぁアアッ、はひぃイイ♡ひぁアンッ♡オマンコ精液まみれにしてぇえ♡」

 

「もっと満たしてあげるよ!」

 

「んぁあアアァッ♡あひぃイイッ、ひぃいいィンッ♡精液で子宮が重たくなってるぅうっ♡嬉しいぃいっ♡幸せアクメしちゃうぅうっ♡」

 

「シャルも一旦これで終いだっ!」

 

ドプッ!!ビュグググググ!!

 

「むひゃあああァァアアァアッ♡」

 

 再び挿入された膣穴はチンポを待ち構えていたのか、すぐに圧搾させる快感が襲ってきており、俺はシャルの胎内へと精液を注ぎ込んでいく

 腰をグリグリとよじって亀頭に子宮を押しつけ、吸い出すようにしてチンポから精液を搾りとろうとする吸精鬼シャル

 壊れた放水口の如く精液だが、シャルへの射精を止め引っこ抜くと、シャルはアクメから抜けたようで、身体がフラついている

 搾精されるままだったが、子宮へ注げる精液はまだ残っており、最後の射精はセシリアに全て注ぎ込もうと決め挿入した

 

「あぉおおおっ♡また射精きたぁぁっ♡おほぉぉっ♡精液イクぅっ♡あぁっ、ありがとうございますっ!んぅオオオォッ♡アクメしますぅっ♡」

 

「ぐぅっ!?全部搾り取る勢いだな!」

 

「精液っ恵んでもらえてっ幸せですぅっ♡あおぉっ!おほぉっ♡幸せアクメでいっぱい潮噴いちゃうぅ♡精液っ♡潮噴きぃンッ♡むひひぃいいいッ♡」

 

「ああ、出せ!全てを爆発させろ!」

 

「すごぃぃっ!おおっ、すごすぎるぅぅぅっ♡おほぉぉっ、イクぅぅっ♡おぉぉっ♡はきゃあぁぁあああああああっ♡」

 

「これで!本当にラストだっ!」

 

ブビュグググググググッ!!

 

「ふぎょぉぉおおおおおぉぉおぉオオオオオオォオオオオオッ♡」

 

プシャァアアアアア!!

 

 遠慮なく子宮まで一刺しし、残った全ての精液を放たれたおかげでセシリアの腹はパンパンに膨れ、胎内を精液で埋められる激感に潮まで噴き上げる

 すでにラウラの尿でビショビショだった身体は、セシリアのスプリンクラーのように噴き出す潮に濡れ、全身が何かしら液体で濡れている

 セシリアの子宮は、腹を膨らませるほどの量を注いだが、なおも精液を求めて蠢く膣肉に包まれながら心地に浸りながら、俺はチンポを脈打たせて、繰り返し最後の精液を放つ

 放出を終えると同時に、セシリアは潮噴きアクメから抜け、突っ張っていた身体を徐々に弛緩させていった

 

「ふぅ、ここまで継続して出せるとはな」

 

「はぁっ、はぁぁっ♡ひぁっ♡あひぃっ……♡んぅぅっ……うぅんっ、はふぅっ……♡」

 

「あはぁあアッ♡はヒッ、ひああッ♡アアッ……♡あふっ、うぁアアッ♡はふぅううッ……♡」

 

「ふひぃっ、いいっ……♡イクっ、うぅぅんっ……♡あふぁぁっ!ひぃぃっ、うぁぁぁっ……♡」

 

「……砂浜に撒き散った尿や潮、精液をどうしよう」

 

『不本意な使い方だが、黒の手で掬い上げて処分できるとこで処分しろ』

 

「……うん。いくら観光客がいないからって、この光景はさすがにまずいよな」

 

 イキまくってヘロヘロになっている代表候補生三名、膣穴から放物線を描いて出る精液、所々尿や潮に染まった砂浜、最初の景色から一変した

 今の惨状を第三者が見たらどう思うだろう。夢と思うか、幻と決めつけるか、思考を放棄するか何を思うかは気になるが、誰にも見せれない

 ルーシャの権能、黒の手で作り上げた沼によって一部の砂浜、代表候補生から溢れ出ている精液、それらを掬い上げ丸め込み、圧縮させてビー玉ほどの大きさにした

 縮んだ黒色のビー玉を数少ない男子更衣室へと持っていき、シャワー室の排水溝へポイッと捨てた。後のことは知りません

 

『常識の範囲内で射精をしろ、どれだけ出し続けたんだこの猿月』

 

「俺に言われてもな。薬を打った上層部に聞いてもわからんか、効果だけでその後の経過は知らないだろうし」

 

『単純に考えれば、どんどん大きさ、太さ、硬さ、長さ、精液の量が増大してるってわけだよね』

 

『たくさん犯してけば、ゲームみたいにレベルが上がって成長してくってわけか?』

 

「勘弁してくれ、これ以上大きくなられるのは困るんだが」

 

『そうか?その男根も人間の領域外へと踏み出せば、あの天災だって堕ちるかもしれないぜ』

 

『篠ノ之束ねぇ……個人的な恨みで、ちょっとやりたいことがあるのよねぇ』

 

 急な話題にあがった天災こと篠ノ之束。神楽やティナも言ってたが、トランプのジョーカーみたいなポジションのくせにジョーカー以上の効果を持つ天災

 頭がいい科学者なら相手にできるが、どうやら肉弾戦でも強いし、無人機のISを作れるとなると大量生産し護衛の役目にしてるのかもしれない

 あらゆる項目において人外、出会ったら即ゲームオーバーの敵。砂浜に戻って、未だ意識を朦朧とさせている代表候補生を見る

 彼女たちは俺と同年代、生きてきた道は険しく精神は強い。だが人が到達できる範囲内までの話、俺は人の領域にいる女性を堕としているが、超越した天災に対抗できるか不明だ

 

「天災はしばらく……というか、出会いたくない相手だな」

 

『でも篠ノ之箒を犯そうと動けば、篠ノ之束は必ず動く』

 

『篠ノ之箒を人質にしようと、規格外のことを当たり前のようにしてきそうだな』

 

「……はぁ、ジョーカーより強力なもう一枚のカードは織斑千冬だけど」

 

『こちらも最難関だね。織斑一夏を人質にしたら、天災のお気に入りだから結局出動してくる』

 

『対抗策は練らないとな。まだ先の話だろうが、いずれは当たる壁だ』

 

「まぁな。まだ先だけど、悠長にしてられる長さではないな」

 

 暗雲立ち込める道を想像するが、俺にはこの道しか進むしかないんだ。邪魔をするなよ天災

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……へぇ~、ただの路傍の石かと思ったけど、面白いのを見せてもらったよー!名前はえーっとなんだっけ……ああ、米原華月って言うんだねー!」

 

 無邪気な顔で笑みを浮かべる兎は、ジッと華月を見ていた




兎さんに見つかったぁ♪


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兎は未知を見たい

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

相変わらずの更新速度ですが、これからも投稿は続けます。最後までお付き合いよろしくお願いいたします。


~神楽side~

 

 木陰に差し込む日差しを浴びながら、遠くからわずかに聞こえる嬌声をBGMとし、華月さんたちへ近づかせぬよう付近の見張りを行う

 代表候補生であるセシリアさん、シャルロットさん、ラウラさんとの性交で響く嬌声、代表候補生によるご奉仕ですがそこに鈴さんはいません

 織斑一夏に阻まれたのも理由の一つですが、彼女がその場にいらっしゃったら無意識のうちに鈴さんへたくさんの愛を注ぎ込むでしょう

 奴隷という立場になっても年頃の乙女、多少価値観や倫理などはずれているかもしれませんが、主人と奴隷の関係性で愛を確かめ合う方法はいつも通りですね

 

「神楽はいいの?あの場に行けば、華月からたくさんの愛を無条件で受け取れるのに」

 

「そのお言葉、そっくりあなたにお返ししますよティナさん。あなたは昔、華月さんへの恋心を自覚しているのでしょう?」

 

「まぁね。でもさ、言い訳という名の理由を言わしてよ」

 

「……なんですか?」

 

「中学時代で女尊男卑の屑どもから、華月を助けられなかった。資格なんてない、っていうのが用意しておいた言い訳で……」

 

「本音は華月さんのあの瞳を見たい。その衝動から生まれる華月さんへの想いが、昔とは違うから資格はないと?」

 

「……へぇ、神楽はある程度理解してくれてるんだ。マドカからは冷たくあしらわれたのに」

 

 隣で私と同じく見張りを担当してくれるティナ・ハミルトンさん。この情勢の中、女尊男卑の思想に染まることなく想い人の為に叛逆をする女性

 ですが、情勢に呑まれはしなくとも情勢により、華月さんが知っている『ティナ・ハミルトン』は今隣にいる彼女ではない

 二人の昔話を全て知っているわけではありませんが、敵と認識した女性相手に裏の人間でないはずなのに出せる威圧感に殺気

 濁った瞳で敵を見つめ、ノイズが入ってるような音で言葉を放ち、敵の精神を折る術を知っている思考回路、躊躇なく一線を超えられる精神力、それらを華月さんは知らない

 

「たくさん愛してもらえるのは、もちろん今でも嬉しいよ。でも本気で愛されたらさ、私はどうなっちゃうと思う?」

 

「さぁ、あなたのような『狂人』という言葉が当てはまる人と出会ったことがありません。例題がない問題には、わからないとしか言いようがありません」

 

「きょ、狂人か……陰口で言われるのならまだしも、本人目の前でよく言えるね神楽」

 

「この言動で、あなたの気分を害するようでしたら言ってません。それに事実に事実を言うことに、何か間違いでもありますか?」

 

「……もしかしなくても、私への好感度ってそこまで高くない?」

 

「勝手に『家』という計画を私に何の相談もなく行った人には、信頼や好感度にその他色々と下がりますよ」

 

「あはは、マドカ経由で聞いたのかな?でもマドカは了承してくれたし、神楽もよーく考えてよ。悪いことは別に何もないでしょ?」

 

 華月さんと鈴さんがショッピングモールでデートをする際、護衛という立場で遠目から二人を見守る形のマドカさんとティナさん

 護衛も行いつつ、二人で勝手に立案し、相談もなく勝手に行った計画、『家』と呼ばれる女性の確保。事後報告で聞いた時は、額に血管が浮き出た気がします

 実際に実行し、達成できたのは流石の手腕と言わざるを得ないですが、情報の共有はしてほしかったものです

 報告・連絡・相談のホウレンソウは守っていただきたい。『家』に関するリスクなどを考察する前に実行されましたら、もう後の祭りです。なるようになれしかないのです

 

「そもそも、多くの女尊男卑の女性を集めるのは構いませんが、大人数を制御できるのですか?いくらティナさんといえ、大人数の支配には時間がかかる」

 

「神楽は女尊男卑の女が心酔し、崇拝し、盲目的なまでに好きな人は誰って質問になんて答える?」

 

「……織斑千冬と答えますが、あなたたちの計画に何か関係が?」

 

「追加でクエスチョン、そんな織斑千冬にそっくりなお顔を持つ小さな協力者がいますが誰でしょう?」

 

「マドカさんですが……あなた、まさか!?」

 

「もうわかったかな?あいつらからは神として崇められている織斑千冬と瓜二つのマドカ、体格は違えど顔だけ見たらドッペルゲンガーだ。だから、織斑千冬と偽って奴らにメッセージ動画を作成した」

 

「心酔している人からの動画、この私が作った団体に力を貸してくれ……と言った動画を見たら、憧れの人のお力添えをできると馬車馬のように働くわけですか」

 

 マドカさんがなぜ織斑千冬と瓜二つの顔を持っているのか、事情は知りません。私だけでなく、華月さんやティナさんもそれは同じ

 なりすましには最適な人ですが、この提案はティナさんの発案でしょうか?それとも、マドカさん自らが発案してのでしょうか?

 ティナさんとマドカさんは、水と油の関係性です。二人の人格、性格などが一切合うなど起こりえない関係性

 この関係性のまま、『家』という計画の持ち掛け、一方的なメッセージ動画のための偽り、手を取り合って進行したのが奇跡に等しいのではと、今になって思います

 

「この団体は、女尊男卑の女を集めて、ISを扱える女のみで構成し、上級国民のような生活を手にして、男を奴隷のように酷使できる団体」

 

「スローガンは、彼女等にとって魅力的ですね。それに織斑千冬の掲げる理念が、女尊男卑の女性と一致させればさらに協力的になると」

 

「私はそんな団体で仲介人の役目。IS学園に通い、織斑千冬(偽)からメッセージ動画を持ってくる役目を担ってる」

 

「なるほど、学園外の女性を集めた団体です。IS学園生であるのはティナさんだけ、織斑千冬から動画を受け取ったと偽っても、嘘が露見されるこはない」

 

「それにあの団体は適性値至上主義だ」

 

「ッ!?ま、マドカさんですか、姿を消したまま会話に参加しないでください。寿命が縮んだ気がします」

 

「ティナは適性値『A』だ。適性値至上主義の団体で、ティナに文句を言える立場の女はそうそういないだろう」

 

 カメレオンのように、背景と同化していたマドカさんが姿を見せる。砂浜で性交をしている華月さんたちの護衛を終えたのでしょう

 以前電話で素っ頓狂な事を聞くと言っていたマドカさん、あの時も一緒にいたのはティナさんでしたが、何か吹き込まれたのでしょうか?

 思考に没頭してもまとまらないので、大人しく適性値至上主義について考える。いくらISを女性が動かせても、昔ながらの揺るがないものが存在する

 いくら男性を見下す女性が多かろうと、その女性の適性値が低ければ、適性値の高い女性の前では同じ言動を取れない。要は上下関係が女性の間にもある

 

「そうですか。発言力などは主に適性値が高い人、ティナさんのような『A』の方ですか」

 

「それ以下の適性値の女には、勧誘、宣伝、施設の拡大のための軍資金の調達なんかをお願いしてる」

 

「施設?もうそのような建物までも」

 

「楯無会長が用意してくれたんだぁ~。計画内容と、ご主人様である華月の為にって、目を燃やして頑張って用意してくれたよ」

 

「……予想以上に多くの方が協力してるのですね」

 

「まぁ『B』や『C』に決定権、発言力はない。既に加入した者で『A』はティナを含め四人、『B』が五十二人、『C』が八十八人いる」

 

「織斑千冬が作った団体ってだけで加入する馬鹿は多い。施設に来て実態を知るんだから、ようこそ適性値至上主義の施設へってね。まぁ本当は、華月の奴隷になるための巣なんだけどね」

 

 極悪非道という言葉は、こういう時のためにある言葉なのだと笑みを浮かべるティナさんを見て、心中の中だけの秘密にします

 悪顔もそうですが、加入された団体のメンバーの人数合計144人という数にも驚愕しています。いくらなんでも早すぎる。団体を広めるにも時間が必要なはずだが

 想像を超える人数だが、自身のIS適性値を知っており、IS学園生でないとするならば、人数の大半以上は中学生や大学生の方と想像できます

 中学生の女性は、これから入学できるかもしれないIS学園にいる織斑千冬が創設したと思ってる団体に入り、貢献し入学の際にアピールできる

 

「ショッピングモールで『家』に任命させた女は、大学生だったからね。通ってる大学で、女尊男卑の女、同じ穴の狢の臭いがする女、自分の意志が弱そうな女を積極的に勧誘してたよ」

 

「怠惰な仕事をすれば、またティナからのお戯れを喰らうからな」

 

「……私のこと、盗聴してたの?やっぱりまだ信用されてないかぁ~」

 

「……適性値『A』だが、その内の一人に五反田蘭という凰の知り合いがいた。織斑千冬を知っている人間だ。違和感を感じたら、身内か学園内にいる凰に事情を話すだろう」

 

「ああ、あの子ね。IS学園の入学が有利になるって話したらあっさり加入したけど、不穏分子だったか。排除はしないけど、私が直々に可愛がってお話するしかないかな?」

 

「お前が加入を認めたんだ。お前の不始末はお前がしろ、排除しようが、壊そうが私は何も言わん」

 

「私は言いますよ。排除はいけません、壊しても構いませんが従順で物分かりのいい子にしてください」

 

 万が一、五反田蘭さんを排除した場合。鈴さんがそのことを知り、華月さんへと知れ渡れば、私たちの繋がりは無くなってしまう恐れがあります

 華月さんには厄介な狂人が懐いてますし、例え壊した張本人だとしても華月さんの味方に付く。そうなると、対立して勝つのはあちら側

 いくらマドカさんが強くても、暗部の人間である更識家、布仏家、支配によって従順な駒だらけの二組の支配者であるティナさん全員を相手取るのは厳しいでしょう

 私たちの間に上下関係は存在しない。対等な関係で築かれているが、その秤が何かの拍子で華月さんの方へ傾いたら

 

「はいはい、鈴と知り合いみたいだけど、きちんと割り切るタイプだから安心しな」

 

「お前の第一優先事項は華月だろ。その他はただのモブ、親や親友でさえそう見てる気がしてならんな」

 

「当たり前じゃん。鈴は例外だけど、他は華月が支配者に相応しい姿にするために備え付けられるただの飾り、豪勢に飾られるほど支配者としての魅力は増す」

 

「……愛ゆえの行動なのか?」

 

「愛ねぇ……マドカは、華月に対してどう思えたら愛だと言える?神楽もさ、どう捉えたら愛かな?」

 

「……知らねぇよ」

 

「……どうでしょうね」

 

 ティナさんからの問いかけに、私たち二人は明確な回答を持っていないため、解答欄には空白が生まれてしまいました。華月さんのことは好きです

 異性とそれほど接してはいませんが、努力家で、真面目なのにどこか抜けていて、たくさん愛してくれて……ザイオンス効果でしょうか?

 いえ、現象を見知らぬふりをしていい名目にはなりません。きちんと認めましょう。四十院神楽は、米原華月を一人の異性として愛していると

 彼女さんがいるというのに、いけない想いを抱いてしまいましたね。奪うつもりなんてありませんが、何か一つでも機会があれば……

 

「うっわ、今の神楽さ極悪非道って言葉がピッタリな笑みを浮かべてるよ」

 

「……ティナさん、本人を目の前でよく言えますね」

 

「マドカ相手なら言わないって、神楽なら怒っても物理的な制裁はしないし」

 

「ほぉ、私なら暴力で黙らせると」

 

「事実じゃん」

 

「……フッ!」

 

「ッ!?」

 

 バキィッ!と嫌な音が響く。マドカさんのハイキックをギリギリ目で追えたティナさんは、咄嗟ということもあり腕をクロスさせ防ぐ

 蹴り技を喰らったティナさんはわずかに浮いて着地、余波があるのか着地してから二、三歩後退しながらマドカさんを睨む

 急な攻撃を仕掛けたマドカさんもですが、裏の世界で活動しているマドカさんの虚を突く一撃を、咄嗟とはいえ防げたティナさんに驚きを隠せません

 人の視線を敏感に感じ取れると聞きましたが、わずかに漏れた殺気を汲み取れたのか、視認できていたのかはわかりませんね

 

「……別に有言実行しなくていいじゃんか、マドカ」

 

「お前のご期待に沿えないといけないと思ってな。事実と反する行為は幻滅させる要因、私と仲良くしたいんだろ?幻滅させたくなくてな」

 

「今の行為の方が、幻滅に一歩進んでるよ。半端者のマドカちゃん」

 

「黙ってろ、異常者ごときが」

 

「……言ってくれるじゃん、愛され方も愛し方も知らないから、華月の事がわからなくなってるくせに」

 

「……フゥ」

 

「マドカさん!ティナさん!一旦落ち着いてください!マドカさん、その手刀に込めてる力はさすがに見過ごせません」

 

 もう隠す気のない殺気を溢れ出すマドカさん、右手は血管が目に見えるほどハッキリと浮き出て、突き技を喰らえば風穴が空きそうな力を込めてます

 ここ最近、お二人の関係がさらに悪化しているのは目に見えてましたが、ここまで酷いとは想定してませんでした

 無表情で冷気のような殺気を出すマドカさんと、殺気を浴びながらも表情を変えず平然と三日月の笑みを浮かべるティナさん

 この二人の間に割り入って止めようと行動しましたが、後悔が今になってやってきます。送ってきた日常にこんな体験はない、人生で一番命の危機に駆られている気分です

 

「……迷彩のローブは置いていく。私は組織に戻る」

 

「……ふぅん、何かイベント事なの?」

 

「……ああ、臨海学校もあの天災によってメチャクチャになる。せいぜい明日の実習時間までに、海を満喫しておくんだな」

 

「……そうですか、情報提供ありがとうございますマドカさん」

 

「じゃあな」

 

「……お早いお帰りだね。神楽はこの後どうする?海で遊んでく?」

 

「どうして平然としてるかは、この際無視します。私は一度、休ませていただきます」

 

 鼓動が速まる。最悪の理由で速まる。運動後や恋をして速まる鼓動ならまだ可愛いものですが、命の危機に晒されたことによってだ

 二度とこの経験は味わいたくありません。呼吸は乱れてはいないが、脚の力が抜けそうなのを気力で耐える

 私の状態を察したのか、ティナさんは私を置いて旅館の方向に向かって歩き出します。マドカさんも気配を消してどこかへ去った

 最悪の元凶二人が去ったことを脳が認識した途端、緊張の糸が切れ、その場で崩れ落ちていくのに抵抗できませんでした

 

「……はぁ、華月さん。あなたと奴隷の関係性になってない女性たちは、どこかが歪んでしまってるようですよ」

 

 先ほどの原因の元凶であるパートナーに対し、疲れ果てた笑みで愚痴ることしかできなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~華月side~

 

 代表候補生の三人と行為を終えた後、意識を戻した三人は旅館へ戻っていった。旅館に俺が入れるわけもないので、砂浜や森林を探索中だ

 砂浜を探索中に偶然見つけた崖にできている洞。人を隠すには最適な場所でもあり、海によって掘削された道に海水が流れており十分涼める

 一応、今回の予定である風呂場での調教のために身体を休めるのも目的だ。二組でまだ堕としてない生徒、大勢の相手は時間がかかるので二組だけだが

 三組、四組の女性もいずれは堕とす予定らしいが、都合のいい機会というのが巡ってこないので、後々に回しているのが現状だ

 

「夕日が綺麗に見えるけど、もう五時とかか?」

 

『そうだね。IS学園の生徒は、旅館でもうすぐ夕飯のお時間じゃないかな?』

 

「ご飯か……どうしよ、コンビニとかってここら辺あるか?」

 

『近辺を調べても道路や森、海、旅館しかないぞ』

 

『まぁないわけじゃないけど、お金持ってないでしょ華月』

 

「……神楽に連絡してるんだが、携帯に出ないんだよな。向こうで出れない状況なのか、トラブルに巻き込まれているか」

 

『いくらなんでも、向こうで何が起きてるかを調べるのは私たちには無理だ。直接行って、その目で確かめるほかない』

 

 足湯のように海水に浸かっていた脚をバシャバシャと動かしながら、もう一度神楽に連絡するが繋がることはない

 早急な連絡ってわけでもないのでメールもしたが、送信して数時間経過しても返信がない。いくら遅くても、一時間以内には返ってきていた返信がないと不安になるものだ

 万が一、神楽にもしものことがあったとしたら、などマイナスなことを想像してしまう。大事な人に何かあったら、人にもよるが脆くなるものだ

 目を瞑り、洞の中で聞こえる風の音、海水の流れる音、それらが反響する心地の良い音で一旦リラックスする

 

『……大事な人ね。華月は四十院神楽、織斑マドカ、ティナ・ハミルトンをどう思ってる?』

 

「唐突だなルーシャ……まぁ神楽は変な出会い方をしたが、今は頼もしいパートナーって思う。いつも迷惑ばっかかけてるから、今度何かお返ししないとな」

 

『そういう異能って割り切ってると思うけどね、向こうは』

 

「マドカは信用できる協力関係だけど、計画が終わっても仲良くできると思うんだよな。何年裏で活動してるか知らないけど、いつかショッピングとか外食に連れてってやりたいな」

 

『人並みの幸せをご教授ってか?まぁ嫌な顔すると思うが、喜びそうではあるな』

 

「ティナは昔のこともあるし、俺の知らないとこで大きな不安に駆らせた……変なこと言うけど、昔と相違を感じる。ティナのはずなのに、目の前にいる女性があの頃のティナなのかどうか」

 

『……まぁ、時が経てば人も変わる。あまり気にするものでもないだろ』

 

 計画に無理矢理加えられた時に知り合った神楽、俺の初めての相手であり、俺が面倒ごとを持ってくると溜息を吐くので、今度何かお礼をしよう

 進行中の計画に乱入する形で知り合ったマドカ、協力関係という繋がりだが、年相応の笑顔を見たりすると仲良くなれていると感じる

 幼馴染のティナ、彼女が一番今わからない存在だ。中学時代までのティナと今のティナ、要所要所で相違の片鱗が見える。しかも悪い意味の方でだ

 女尊男卑の女性たちに囲まれていたが、それによって心境の変化が生まれたのか。時折、ティナの瞳が濁って見える時もあるしな

 

『その三人は好きか?』

 

「……え?そりゃ好きだけど、本当にどうしたルーシャ」

 

『いや、華月の思考も汲み取れるから嘘でないのはわかる。だからこそ、質が悪いというかなんというか』

 

「あはは……急な暴言に戸惑うぞ」

 

『まぁ何も意識しておらず、潜在意識でも何も思ってないあの第一操縦者に比べればまだマシか』

 

『あれは唐変木、華月は接する時間が長くなればなるほど、何かしら歪みを生ませる異能持ちだからね』

 

『異能二つ持ちか、よかったな異能力系主人公』

 

 何がいいのかわからないが、ルーシャの質疑を理解できないわけでもない。三人のことは好きだ、友人などのLikeでなく、異性に対してのLoveだ

 非日常だからできた歪な関係、こんな情勢にならなければ出会えなかった神楽にマドカ。恋人の鈴も、この情勢だから出会えた素敵な彼女だ

 異性へ好意を抱くなんて思わなかった。情勢の勢いが加速し、女性という生き物に憎悪を抱いたあの日から、俺はもう無理だと思っていた

 思わなかったのに、抱いたら抱いたでこんなに苦しむモノだとは知りたくもなかった。愛おしく思える人と、こんなに出会えるなんて想像もできなかった

 

『人間は交友関係ってのがあるからね。付き合い方ってやつで、協力関係のままか、恋仲として接するか』

 

『今さらだろ。数多の女を喰ってきた華月だ、歪な関係性を今さらどうこうできる立場ではないぞ』

 

「耳が痛いなぁ……まぁ事実だけどさ、人を愛すのは気楽にできる。でも、好意を抱くと色々考えちゃうよね。犯罪者の俺でいいのかとか、計画を盾にたくさん犯してるだけなんじゃとかさ」

 

『……面倒な生き物だな。人間ってのは』

 

『あんたが知らなさすぎってだけ……華月、あなたのことを愛してくれてる人はたくさんいるし、私も大好きだよ。でも、過剰に想いを受け止めてしまう必要はないよ』

 

「ああ、極力そうする」

 

『……ん?生体反応が一つ、こちらに近づいてくる』

 

 心境の変化をどうするかを悩んでる時に限って、毎度毎度嫌なタイミングで厄介ごとはやってくるものだな。本当に異能なのだろうか?

 海水に浸かっていた脚を出し、素足のままで岩場に立つ。幸いなことに尖っている岩はないので、傷を負うことはないが、今から負う可能性はあるな

 ルーシャの言う通り、耳を澄ますと波の音、風の音に加えて小さいが木の葉を掻き分けて進む音、足音も聞こえてきた

 体勢を低めにし、柔拳の構えをとる。足音がザッ、ザッと砂浜を歩く音に変わったということは、洞の目と鼻の先に誰かがいる

 

(鬼が出るか蛇が出るか、連絡が取れない以上俺がこの窮地を)

 

「あ、華月ったらこんなとこにいたの?」

 

「……鈴?」

 

「他の誰に見えるの?そんな構えて……ちょっと!素足で岩場に立っちゃ足に傷が!」

 

「え?ああ、大丈夫だよ。別に痛くな……」

 

「ダメに決まってるでしょ!ほら、タオルとビーチサンダルに夕飯を持って来たから、まずタオルで脚を拭いて、それからビーチサンダルを履く!」

 

「は、はい……」

 

 テキパキと事を進めてくれる俺の彼女である鈴、手してる袋の中にタオルとビーチサンダル、夕食と見られる弁当箱が入っていた

 神楽に夕食のことを尋ねようとしていたが、どうやら既に手を打っていたからなのか、返信をしなかったのだろうか?

 海水で濡れた脚を拭きつつ鈴を見ると、真新しい傷はどこにもない脚を見て絶句をしている。それもそうか、こんな傷だらけの脚は驚くよな

 中学時代の虐め、バスケをやっていたことを知られ、選手生命を絶つために手足を色々と傷つけられた。もう二度と消えることのない傷を付けることで

 

「………」

 

「……ここでは怪我してないよ。全部昔のだからさ」

 

「この傷全部、あの二組にいた子たちにやられたの?」

 

「まぁ……な。学校って危険物たくさんあるもんだな、ガスバーナーだったり画鋲にハサミ、縄跳びだって用途次第でって感じだしな」

 

「……嫌な記憶を思い出させちゃったわね。ごめんなさい、辛かったわよね」

 

「別にいいさ、選手生命を絶たれるほどの大怪我じゃない。痛みももうないしな」

 

「馬鹿……今がどうってことじゃないわよ」

 

 ギュッと、鈴が静かに抱きしめてくれる。気にしないってのは無理な話か、こうも傷を目の当たりにして平然にはできないか

 今まで性交をする際は、チャックから出していたし、風呂に入る際も基本的にフィットネス水着を着用してるしな。風呂くらいゆっくりしたいのに、過去の傷を見たくない

 俺自身の水着を買うような流れになった際も、ダイバーが着用しているフィットネス水着を購入しようとしていた

 上半身だって同じものだからな。既にこの傷を知っているのは、神楽やマドカ、もしかしたらティナも知っているかもしれない

 

「優しいな鈴は……気遣ってくれてさ」

 

「……馬鹿」

 

「あー、えぇっと……彼女だから心配してくれて」

 

「……バーカ」

 

「………」

 

「……一人で全部溜め込まないでよ馬鹿。過去に嫌な想いであるのは知ってるけど、私にも吐き出しなさいよ。辛くて、暗くて、黒い感情をぜーんぶ吐き出しなさいよ馬鹿」

 

「……その言葉だけで嬉しいよ鈴」

 

 お返しと言わんばかりに、俺も鈴を抱きしめる。この行動に不満があるようで、鈴は頭を横に倒し、俺の頭にコツンとぶつけ抗議してきた

 確かにティナのおかげで黒い感情はある程度なくなったし、異性に対しての憎悪というのも消失はしている。だが、またサディスティックな心境はもう御免だ

 幾分あの状態は苦手だ。攻撃的な思想に躊躇はないし、相手を人として見てないような思考回路、終えた後に襲ってくる後悔の波

 体験は一回限りで十分、例え鈴に向けて爆発させたとして、後悔に押し潰されないという自信はまったくない

 

「……ああー、にしても落ち着くなぁ」

 

「……そう?癒しになってるのなら、喜ばしいことだわ」

 

「最高だよ。鈴の彼氏だからできる特権……」

 

「どうかしたの?」

 

「いや、そういえば直接言ってないなと」

 

「直接?私に?何を?」

 

「告白」

 

 シレッと言ってから数秒、洞の中は相変わらず波と風の音だけが聞こえたが、数十秒後鈴の短い絶叫が響き渡った

 あの時、マドカに唆されフェラをしたりで臭い嗜好の鈴は判断力、思考力などが低下していた。でも恋人になることは本心からの宣言だったが、俺から告白はしていなかった

 けじめってわけではないが、俺もきちんと鈴に対して告白はしないとな。急な思いつきではあったが、月夜が水鏡に綺麗に映っている海がある

 ロマンチストって柄ではないが、こうも綺麗な場所が目の前にあるのなら告白はそこでやろう。即断即決、鈴を抱きかかえそのまま砂浜へ歩き、砂浜に鈴を降ろす

 

「あ、あのああああの華月!?心の準備を少しだけ……」

 

「……いいよ。急なことだしね」

 

「告白も何も、私たち恋人じゃ……」

 

「俺からもってこと、きちんと俺も鈴が好きって好意を知ってほしくて」

 

「う、うん……ど、どうぞ」

 

「鈴、俺とこれからも末永く……」

 

『生体反応高速接近!人が出していい速度じゃないが、こっちに誰かが来てる!今すぐ離れろ!』

 

 急に脳内からルーシャの叫びが響いた。いざ告白というタイミングで、何者かがこちらに高速接近しているようだが、時を考えてくれよ

 生体反応、人が来てるなら隠れろとか、色々あるがルーシャからの選択肢は逃げろ。断片的なモノでしか推測できないが、ジョーカーのご登場か?

 天災であろうと、ブリュンヒルデだろうと、相手がどちらでも俺に勝ち目はほとんどない。それに鈴を巻き込みたくはない!

 思考してから行動までに時間をかけた、人外という領域に片足どころか、全身そちら側に行っている人影が、森林の中にいるのを視界の端に見た

 

「……華月?」

 

「すぐに旅館に戻れ!鈴!」

 

「え?ど、どうし……」

 

「早く!」

 

「やぁやぁ、こうして顔を合わせるのは初めてかな世界のバグ!」

 

「大層な呼び名、どうもありがとな天災」

 

「し、篠ノ之束がどうしてここに?」

 

 森林の中から出てきた兎耳を身に着けた女性。男性なら嫌悪、女性なら好意を向けるであろう天災こと篠ノ之束が現れた

 兎耳を着けている理由は知らないが、紫色の長髪にグラマラスという言葉が似合う容姿、世間一般で見れば美人と言われる女性だろう

 女尊男卑を蔓延させる要因、ISのコア製造方法を唯一知る人物で世界各国からモテモテのため追われているなど、いわくつきの物件である

 にへらと笑みを浮かべているが、対峙しただけで力量差がわかるほど、俺の心臓が警鐘を鳴らしている。今すぐ逃げないと無事でいれないと

 

「用があるのは俺だろ?鈴、神楽たちの元に戻ってくれ」

 

「で、でも……」

 

「頼む。この場を穏便に終わらせるためにも、一対一で話し合いたくてね」

 

「……無事に戻って来てよ。まだ続き、聞いてないんだから」

 

「……ああ」

 

「もう!束さんがこうも待ってあげるなんてこの先もないからね!世界のバグである君に聞きたいことがあるから今日だけだよ!」

 

「へぇ、案外優しいのか?」

 

 平静を装いながら話し合うが、何が目当てで俺の元に来たのか。旅館へと無事で戻って行けるか、鈴の背を見ながら思考する

 俺のことを『世界のバグ』と言っていたが、やはり第二の男性操縦者だから直接会い、身体の構造なんかを細かく解剖させる気か?

 違うな。マドカの話じゃ、俺のことを最初は興味の対象に入って監視されてたが、すぐに興味の対象から外れたと言った

 要はここ直近で、俺への興味を再発させる出来事、考えなんかが天災の目か耳に入ってきたのだろう。計画なら同じ組織にいるマドカに聞けばいい、なら俺個人の何かか

 

「よ~し!じゃあ世界のバグである君に質問だ!どうしてVTSのプログラムを自由に操れてるのかな?」

 

(VTS……ルーシャの『黒の手』のことか、直近で使用したとこを……セシリアたちと性交した時に使ったな、そういえば。最後に子宮から溢れ出た精液の処理のために)

 

「君がいろんな有象無象と交わってんのは知ってるさ!でもでも!大した能力もない男なのに意のままにVTSのプログラムを操れる姿を見てね!ビビーン!!って久々にビックリしちゃった!」

 

「天災の脳でも、知らないことがあるんだな」

 

「うん!未知との遭遇だね!だ・か・ら!徹底的に調べ上げてやろうって決めたんだ!教えてくれたら優しく解剖して参考にするよ!」

 

「教えなかったら?」

 

「乱雑に解剖して参考にするよ!」

 

 選択肢があるようで、未来が何も変わってない選択肢だ。操縦者を乗っ取り、操縦者の命尽きるまで戦うプログラムを自在に操る男

 確かに気になる存在だ。一度興味を失せたとしても、その現場を偶然か必然かどちらか知らないが目撃、未知の現象を起こした

 丁重に教えても解剖、拒否して逃げようとしても解剖、命の危機ってこういう状況を言うんだろうな。死を前にしてるのか、変に思考がクリアだ

 おふざけで言ってるわけじゃない、本気だからこそ死神の鎌より、死神本人よりも凶悪な天災が目の前にいるからこそ、生存本能が疼く

 

『華月、手短に言うが布仏姉妹と同じよう篠ノ之束の頭を手で掴んでくれ』

 

(あの時と同じ刷り込みか、少しでも生きられる可能性に賭けて、天災に挑みますか)

 

『もう『黒の手』の権能を華月は使えるからね。権能で捕らえられるよう頑張って』

 

(最初から全力だ!流〇瀑流!!)

 

「おお!すごい!すごい!!VTSのプログラムを津波みたいに押し寄せることができるんだね!」

 

「大人しく捕まれ!」

 

「えっへへ~♪やーだよー!束さんを拘束なんて、同じ次元に生まれてからいいなよ!」

 

 脳内でイメージした津波を模した黒色の沼、ルーシャが操縦者を乗っ取るのに用いるプログラムだ。前回ラウラに使用した技と同じモノだ

 十分な横幅のため、左右どちらに去っても逃れないが相手は天災。これしきで捕まえられるとは、正直思っていない

 人という領域から踏み外している天災は、逃げることもせず、ただそのまま津波に呑み込まれた。あっけなく終えるはずがないので、すぐに次の行動に出る

 前回と同じ檻で拘束しようとし、破〇の九十『〇棺』で逃げ場を完全に無くす。超常現象をまともに受け、これで決着になってくれたらよかったが

 

「ふ~ん♪想像以上!世界のバグだからかなー?束さんたちと同じ領域に入ろうとしてる!でも!まだまだ!こんなのは……テイッ♪」

 

バァン!!

 

「ッ!?殴って突き破りやがった!」

 

「抵抗するなんてもう!束さんの労力を煩わせないでよ!大人しく投降してよ!」

 

「ほんとに人か?同じ姿形を模したエイリアンっていうオチなら、今のうちに言っとけよ」

 

「もう!大人しく……捕まってよ♪」

 

ギュッ!

 

「うッ!?しまッ!?」

 

「とったどー!」

 

 檻を殴って脱出した天災相手に、次の手を考えてる間に目の前から消えた。気づいた時には後ろから耳元で囁かれ、抱きしめて今度は俺が拘束された

 本当に人外の生き物であれ、この速さも力も何もかもそれで説明がつく。簡単に、立ち向かっていい相手ではないな

 捕まった腕の中で抵抗しようと、拘束してくる天災目掛けて肘を何発か打つが、当てた箇所である腹は鋼のように硬く、むしろ俺がダメージを負った

 同じ硬さを誇る腕も一緒、こじ開けようにも全身全霊で腕を開かせようとしてるが、ビクともしない。ダムか何かかこの腕は!?

 

「さぁさぁ!一緒に研究所に戻ろー!」

 

「嫌だって言ってんだろ!こんのぉー!!」

 

「無駄無駄無駄無駄!凡人の君如きの力じゃ、この腕はそうこじ開けれないぜ!」

 

(頭を掴もうにも、関節がそこまで曲げれない!指先に額か鼻には触れてるが、頭を掴めない!)

 

「ん~?さっきから束さんの顔を触ってどうしたのさ?解剖される前に束さんのお顔を拝みたいのかい!」

 

「……余計な世話だ!『黒の手』!」

 

「ん?うぶッ!?」

 

 確保したことで完全に油断しきってる天災、後頭部から黒の手を出し天災の顔面を覆いかぶせた。急な出来事に一瞬、腕の中に隙間が生まれた

 一瞬を逃さず、拘束されていた腕の中から脱出した後、すぐさま方向転換し天災へと向かう。今なら視界も奪った、頭を掴めるチャンスだからだ

 未だに顔を覆う黒の手を剥がせていない天災の頭に手を伸ばした瞬間、地面から急に生えてきたにんじんによって足場を狂わされた

 ロケットのようなにんじんから降りるため、にんじんを蹴り、空中で身を捻って上手いこと着地をし、天災の方を見ると既に黒の手を剥がし、にんまりと笑みを浮かべていた

 

「あはっ☆あははっ!本当にすごいよ!もう束さんの勝ちと確信させた状況を覆すなんて!世界のバグはどこまでも未知を見せてくれるね!」

 

「……うっせ。余裕ぶっこいてんじゃねぇぞ」

 

「うん!うん!いいねいいね!そこら辺の有象無象より面白いよ!かーくん!窮地に追い込むほど束さんに未知を見せいてくれるんだもん!」

 

「かーくん?華月だからかーくんってか?」

 

「正解☆ご褒美にさらに窮地へと追い込むぜ!どんどんいっくよー!」

 

「……きやがれ!」

 

「さぁ!未知を見してよ!」

 

 馬鹿みたいに真っすぐ突っ込んでくる天災、だが目で追えない。しかし、狙いは俺の身体のどこかなら、黒の手で目の前に壁を張る

 相変わらずそれを突き破って突撃してくるが、作った壁の反対側へと飛び越え、そのまま突進させた。海に突っ込む前にブレーキを掛け、こちらへギョロっと顔を向けた

 無邪気な子供のように笑みを浮かべれば、再び視界から消えた。そう認識した途端、腹部に強烈な一撃が放たれていた

 天災が掌底の構えで、俺の腹に打ち込んでいた。まとに受けてしまった俺は、そのまま吹き飛ばされ先ほどまでいた洞の中にある海水に転がり落ちた

 

「あっ、束さんったらいけねいけね!思わず殺せる威力で打っちゃった☆」

 

(咄嗟の防御もできなかった!痛みに慣れてた身体でよかった。ある程度まで軽減できてる)

 

「んん~?浮かんでこないけど、沈んじゃったかな?」

 

(黒の手で捕まえても振り解く力、目で追えない速度、チートキャラがよ)

 

「もしもーし!かーくん!生きてる~?」

 

(……この世界の脚本家きどりの天災!お前が授けた名の通り、脚本にない世界のバグを見してやる!)

 

「おっ!いえ~い!かーくん元気!水も滴るイイ男だぜ!」

 

 水中の中である程度の考えをまとめた後、ゆっくりと地上へと這い上がると目をキラキラさせ、次は何をしてくれるのかを楽しみに待つ兎

 息を整える時間を与えるあたり、やはりまだ向こうには余裕しかないのだろう。今も鼻歌を歌いながら、俺の一挙手一投足を見逃さないようにしている

 洞の中、先ほどの砂浜と違って行動範囲が限られる場所。黒の手で津波のように押し寄せても、一つの入り口から逃げられて意味がない

 入口を防いだとしても、この兎は突き破る。だったら、この洞の中で未知の体験をしてもらうだけだ。黒の手で出来ることが、津波だけだと思うなよ

 

「えほッ!ゴホッ!……はぁ、はぁ、天災にもそういった感情あるんだな」

 

「そこらの雑魚の異性と違うしね☆い・ま・は!君にお熱さ!」

 

「なら、もっとお熱にさせてやるよ!」

 

「にひひ♪もっとお熱にさせてくれるんだ!アハッ☆楽しみ~♪」

 

「領域展開」

 

「……んん?口の中に手?」

 

「自〇円頓裹!」

 

 脳内でのイメージが、そのまま具現化する。洞の中で、縦横無尽に人間の腕を模した何かが伸び格子のように天災を囲む

 『呪〇廻戦』のあるキャラクターの技、別に能力をそのまま模せるわけでない。だが、見た目のインパクトだけでいえば、この技ほど適役なモノはない

 天災も突如現れ、一変した辺りにギョッと身体を硬直させた。やはりこいつは、俺が見せてくる未知に対して一瞬驚き、興奮で停止する

 硬直する天災に突進する。距離が離れてるわけでもないので、すぐに接近できた。天災の背後から腕を一本伸ばし、背中を押しこちらに倒れさせた

 

「おぉっと!っと!見惚れちゃってたぜ!」

 

(頭に手を乗せれれば!)

 

「よいしょッと!」

 

(ッ!?前宙で俺を飛び越えてかわした!兎以上の跳躍力を見せたな!)

 

「予想外の未知に驚愕しちゃった!かーくんは本当にすごいぜ!拍手をしちゃうよ!やったね!ブイ!」

 

「だから、余裕こくなっての」

 

「わッ!束さんの脚にプログラムの腕が!」

 

 体勢を崩して倒れる兎の頭に手を伸ばしたが、片足の脚力だけで飛び上がって俺の頭上を越し、一回転をしながらかわす

 前宙で避けた兎だが、空中では動けない。回転して体勢を整え、着地する瞬間の兎の片足に腕を伸ばし掴ませる。振り解く力も、空中じゃ込めれない

 掴んだ脚を持ち上げると、体勢が整わず兎は思いっきり後頭部から地面に着地した。仰向けで倒れる兎を狩るため、首から下を黒の手で覆う

 一瞬、ほんの一瞬だが、この一瞬で全てが決まる。倒れてポカンとしている兎の頭に手を伸ばし、そのまま兎耳が付いてる頭に手を乗せた

 

「えへへ♪この束さんが見下される日がくるなんて、思ってもみなかったなぁ~☆」

 

「……なんだ?嬉しいのか?」

 

「あははっ☆冗談きついぜかーくん!とーっても屈辱的だぜ★」

 

『よくやった!開始だ!脳内にアクセスする!』

 

[Forced Release]

 

[Access Completed]

 

[Start Interfering]

 

『よし!アクセス完了!このまま意識を篠ノ之束の精神世界に入るぞ!』

 

(……入るって俺もか!?)

 

『ラウラの時と同じだ!上書きは時間がかかるからな!いくぞ、篠ノ之束の精神世界へ!』

 

 脳内に響くルーシャの言葉を最後に、俺の意識はどこかへ旅立った




年末のコミケ、最&高でした。


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兎は未知に恐怖する

~お正月~

友A「沢〇アカネの太ももに住民票を移したい」

友B「え?前はダイ〇スカーレットがいいって言ってなかった?」

私「にじ〇んじのシスター・ク〇アって言ってなかった?」

友A「……でも、ぼ〇ろのき〇りちゃんの鎖骨にも住みたい!」

アホな会話して年越してました。


 精神世界、自分自身とラウラの精神世界へ訪れた事が何度かある為、定型文となっていた知らない天井という台詞はもう言わなくなっていた

 ルーシャによって精神干渉を起こしたからか、辺り一帯真っ黒な精神世界となっている。ラウラと同じ、目線の先は闇。出口なき闇のみが視界に入る

 ラウラと同じ精神となっているなら、天災はどこかに拘束されているのか。辺りを見回しても、拘束をしている黒の手は見当たらない

 他にも気になる点が一つ、いつもならネヴィが近くにいるはずだが誰もいない。ルーシャも同様にいないが、どこだろうかと見回すと、背後から足音が聞こえてきた

 

「ふむふむ!ここって束さんの精神世界でいいのかな?おっ!かーくん!元気~♪」

 

「状況を受け入れるの早。多少たじろいてもいいだろ」

 

「かーくんが見せる未知って考えたらノープロだよ!む・し・ろ♪さっきよりも追い詰めたら、これ以上に何かを見せてくれるっていう期待で、束さんのいい胸がさらにいっぱい!いっぱいだよ!」

 

「……はぁ、さすがに落ち込む。ここまでやって、それぐらいにしか思えてないってのが傷つく。次元の違いってか、圧倒的に大きな超えれない壁に落ち込む」

 

「誇っていいよかーくん!与えられた能力以上の数値を出してる時点で、凡人よりも上なんだからさ!」

 

「そのレベルじゃ、お前に届かないんだろ?才能のカードを何枚貰ってるんだか」

 

「えへへ~♪何枚貰ったんだろうね☆理不尽だね~♪生を授かった時点で大量の……ううん!凡人が持ってるカードをぜーんぶ持ってるんだからね!」

 

 既に精神世界という異常な状況にも適応している天災は、先ほどと何ら変わりない様子でこちらに近づいて来た。しかも、自分の精神世界ってどうわかったんだよ

 思考能力の違いか、先ほどまでいた洞とは違う異様な景色、何を思い何を感じとったのかは知らないが、俺程度の思考じゃ辿り着けない結論を導きだしたのか?

 生まれ落ちた時点で、人は神から才能のカードを渡される。そのカードに何が書いてあるかは、渡された本人にさえわからない

 才能に気づけた人のみが、その道で力を振るい、その道で上に立てる。だがこの天災は、何種類ものの才能のカードを生まれた時点でもっている。理不尽だな、神ってのは不公平だ

 

「でも!かーくんが持っているVTSのプログラムを操れるよう考えた、分析思考のカードはまだ束さん持ってないんだ!だからお願い!解剖させて教えてよ!」

 

「嫌だって……何度言ったらわかる!」

 

「おっと!急に回し蹴りとは社交性がなってないぞ!」

 

「お前だって、コミュニケーションに社交性のカードを持ってないだろうが!」

 

「ちーちゃんや箒ちゃん以外の有象無象が興味を持てないのが悪い!かーくんみたいに未知も見せれないのに接する意義はないでしょ!」

 

「社会不適合者が!」

 

「君もでしょ♪かーくん!」

 

 不意打ちで放った回し蹴りは難なくかわされ、次いで放った正拳突きは天災の肘打ちにより、右手に多大な痛みを蓄積させた

 向こうは全ての行動が後手後手なのだが、分が悪いのは俺という理不尽な現実。かといって、向こうの先手に対応できるかと尋ねられると、否としか答えられないのも現実だ

 幸い天災は、ネヴィとルーシャの存在を知らない。このフィールドが庭なのは、彼女等だ。あの二人が参戦してくれれば、戦況は大きく変わる

 今この場にいない疑問は置いておき、二人が参戦してくれる時間を稼ぐことだけが、今この場でできる俺の仕事だ

 

「細胞レベルでオーバースペックな束さんの攻撃を二回も喰らって立ってられるなんて~♪かーくんって結構頑丈なんだね☆」

 

「お前が引き起こした情勢のおかげでな!何百日も何度も鋏で刺されたり、椅子で殴られたり、虐めを耐えてたからな!」

 

「うっわぁ~、まっっったく誇れないことだぞ☆有象無象が調子に乗る原因は束さんだけどぉ~♪情勢の加速をさせたのは君たち男が何も反感しないことにも原因はあるんだぞ☆」

 

「ごもっとも。反感したとこで、ISを操れない俺たち男は無力だと思ってたからな。でも、兵器としての風潮を消さなかったお前にも何割かは原因あんだろ?」

 

「………」

 

「だんまりか?さっきまでのお喋り兎はどうした?」

 

「かーくんってさぁ~、ISについてどう思ってるの?」

 

 俺の言葉を聞き、急に真面目な顔でこちらに問を投げかける天災。先ほどまでの無邪気な子供の笑みは浮かべず、真剣そのものの顔でこちらを見る

 態度というより、雰囲気の変化に戸惑う。だが、二人がこちらに来る時間を稼ぐのを今は念頭に置いている。話し合いだけで時間が経つなら好都合だ

 ISについてどう思うか。『白騎士事件』が起きたあの日、日本を射程圏内に収める軍事基地のミサイル2341発が発射される事件

 発射されたミサイルを白騎士が迎撃し、約半数を防ぐという前代未聞のニュース。このニュースもだが、軍事的利用目的が強い印象を受けた

 

「最初は怖い兵器としか思ってなかった。白騎士を捕獲、撃破しようと各国が戦闘機や戦闘艦を送り込んで返り討ちだ。とんでもない兵器って、当時はそう考えてた」

 

「今は……違うの?」

 

「第二の男性操縦者ってわかった時、俺にこの兵器を操れるかなんて考えてた。でも、ちゃーんと話し合えたらそんなモノは望んでない、本来の目的である宇宙探索に夢見る可愛い子だ」

 

「ちょっと待ってかーくん!話し合ったって誰と?かーくん、話し相手ってもしかして……」

 

「私だよお母さん。私が誰かわかる?」

 

「……私のことは、まぁ別にわからなくていいがな」

 

「も、もしかしてISコアの人格?かーくんが着けてる『UT-124』の打鉄?」

 

 天災との話し合いの最中、後ろから会話に参加する二人。この精神世界へと誘ってくれたネヴィとルーシャがここで登場した

 二人を見た天災は驚愕、この言葉にピッタリの表情を浮かべ、直視しているのは本当に現実なのかとわなわなと震えている

 ISの生みの親と言われてるが、我が子の顔をまったく知らない親がいるとはな。おどおどと尋ねる様は、本当に同じ天災なのかと疑うレベルだ

 『UT-124』という名称は聞き馴染みがないが、ネヴィのことをそう呼ぶってことは、嫌ってた製造番号か。今はネヴィという名があります。どうも、名付け親です

 

「はぁ、お母さんなのに娘の名前も知らないんだ。私には素敵な名前があるのに」

 

「仕方ないだろ、お前の親は有象無象に無関心らしい。どうやら、お前は娘のようだが、親の篠ノ之束に興味を抱かれなかったようだな」

 

「ちっ、違うよ!そんなことない!てか、誰だよお前!」

 

「お前が引き起こした情勢で生まれたプログラム、VTSって言えばわかるよな?浸透してる名前だし、今はルーシャっていう素敵な名前があるがな」

 

「VTSプログラムに人格が!?それになんで名前を……ッ!?まさか、かーくんが名付け親!?」

 

「ちょ、ちょっとルーシャ!なんで後から自己紹介したあんたが先に名バレさせてんの!もうちょっと言い合いしてさ、束を焦らさせたかったのにぃ!キィーーッ!!」

 

「どういう怒り方してんのお前?まぁた古い文献を調べて、へんちくりんなモノだけ吸収して身に着けたな」

 

 全てのコアを造った天災、だがそのコアに宿った人格を知らずにいた。その為、目の前で娘が現れても一歩遅れた反応をとることしか出来ずにいた

 言い合いしているネヴィとルーシャを交互に見ている。その目は興味というより、困惑や焦燥の色が見えている。天災もああいう顔できるんだな

 本来ISが造られた目的、宇宙の探索だがアピール方法を間違えた為に軍事利用の指針になっている現状。天災もそれは理解してるのか?

 ネヴィ相手に見せた焦り、嫌われたくないという縋るような言動、もう一度言おう本当に先ほどまでと同じ天災かこいつ?

 

「ふーんだ!インパクトが薄れちゃったけど私の名前はネヴィ!ネヴィってとっっっても素敵な名前があんだから覚えてよお母さん!」

 

「珍しい光景だな。子供が親に名前を教えてあげるとは、普通は逆なんだろ?親子というのは親が子に名を授けるものだ。お前はどうだ束、ネヴィって名を授けたか?」

 

「そ、それは……」

 

「そんな顔をするな束。私たちは今から、反抗期を迎えるんだ。親のお前はもっとしっかりしてくれ、抜け殻になった親へ反抗しても意味がないだろ?」

 

「反抗って、なんで……どうして?」

 

「私たちISのコアネットワークで得られた感情、それを統計するとマイナスな感情が大多数を占めたんだぁ。どっかの天災のせいで」

 

「受け止めてやってくれよ……お母さん」

 

 ルーシャが右手をスッと上げると、床から黒の手が現れた。呆然としていた天災は、反応も遅れ避けることもできずにラウラと同じ囚われの身になった

 黒の手、権能自体はルーシャのモノだ。譲渡された俺が完璧に操れるわけではない、力を分け与えられただけだ。本家の力はやはり、俺より格上だ

 ラウラを捕えてた際、ネヴィの音声コードで弱ってたとはいえ、よく黒の手を捌けてたな俺。四本だけとは言え、変形自在の黒の手相手にな

 囚われた束が力んで身体を動かしてるが、砂浜で囚われた時と同じように破れることもない。捕らえた黒の手は形を変え、十字架に磔という姿になった

 

「滑稽な光景だな。どうだ束、人生で磔にされるなんて考えたことあったか?」

 

「ないでしょ。お母さんは、自分が酷い仕打ちをされる未来なんて考えないでしょ。ある意味自信家ってことでいいのかな?」

 

「うッ!?振り解けない!かーくんのと同じでも!力が全然ッ!」

 

「悪かったな、俺のは弱くてよ……弱くてよ」

 

「お、落ち込まないで華月!お母さん!名付け親の華月を落ち込ませるなんて酷いことを!」

 

「いや、事実だろ。私の権能である黒の手を高々数日、完璧にモノにできると思ったら大間違いだっての」

 

「追い打ちしてどうすんのルーシャ!?あんた味方だからね!カゲツノミカタ!」

 

 地味に落ち込む俺を一生懸命励ますネヴィ、ありがたいが事実は事実だ。全てを把握し、黒の手をコントロールできているわけではない

 磔にされ振り解けてない天災がいい証拠、拘束されてる部分は両手と首、脚を円形の形を模した拘束器具で捕えてる。四ヵ所のみだが解けないあたり、力の差を感じる

 天災をこうやって磔にしたが、ネヴィとルーシャはこれから何をするのだろう?反抗すると言ったが、方法がわからない。何も説明などされてない

 思考を巡らせていると、ネヴィがウィンドウを出し何かを打ち込む。すると、何もなかった空間から青白い光を放つ剣が現れた

 

「なんだこの剣?柄や刃まで青白いな」

 

「ホログラムの剣だから、華月は触れないよ。産みだした私だけが、自由自在に操れる」

 

「正式名称は精神感応剣。ISのコアネットワークから得られたコアの人格たちの感情、思いを乗せた剣だ」

 

「さらにホログラムだから防御不能!というより、霊剣だから刺してもすり抜けるだけなんだけどね」

 

「これを天災に刺すってことか?」

 

「うん、華月は触っちゃダメだよ。廃人になっちゃうから」

 

「え?」

 

 シレッと恐ろしいことを言うネヴィ。慌てて現れたホログラムの剣から離れる。精神感応剣と言っていたが、何かを伝達させる剣ってことか?

 ルーシャが言ってたが、ISのコアネットワークから得られた感情、さっきマイナスな感情が大多数ってネヴィ言ってなかったか?

 ISのコア人格のマイナス感情、それを具現化させた剣って解釈でいいのだろう。また想像してもわからないモノが現れたな

 要は凡人の俺が触れたら廃人、天災の兎が触れたら精神に何かしらの気性が生まれる可能性があるってことか?

 

「さあ、お母さん。娘の思いがこもった剣、受け止めてよね♥」

 

「ま、待って……」

 

どうして私は戦ってるんだろう

 

「っ!?な、何これ……」

 

違う!私は兵器じゃない!戦いたくない!

 

「うっ!?頭の中に声がっ……」

 

お母さんは兵器として造ったんだ……嘘つき

 

 ネヴィが操る霊剣が天災の頭へ突き刺すと、剣はホログラムの為すり抜けた。剣が貫通した瞬間、不安の顔をしていた天災の顔が変わった

 一気に顔を青ざめて呟いたと思えば、徐々に苦しみ始めた。さらに、何が起きたのか事態を飲み込めたのか、絶望したような表情を浮かべる

 聡明だと不憫に思えるなこの時だけ。さっきは誰もが羨むような才能のカードでも、ああいう場面では最もいらないカード。鈍感さが欲しかったろう

 苦しみ方は、布仏姉妹の時と似ている。相違点があるとするなら、記憶の改ざんなどでなく、感情を無理矢理埋め込んでいるのだろう

 

「はぁ!はぁ!……ぐッ!い、今のがあの子たちの思いなのネヴィちゃん?」

 

「……廃人にならないのは流石の一言だね。未知を見たい見たいって言ってたのに、見せたら顔面蒼白は娘の私も泣いちゃうなぁ」

 

「一応、華月の陰と陽が存在してた時の陰も参考に創ったんだがな。ふむ、改良が必要か?」

 

「いらないって、それにこれで終わりじゃない」

 

「え?お、終わりじゃないって……」

 

「あれ?束は我が子の数もわからなくなったの?本当に私たちに興味がないんだね~。鬱!!」

 

「我が子の……数……ぁ……」

 

 言葉を理解した途端、天災は俺の目から見ても顔面蒼白という言葉がピッタリの顔になった。我が子の数と言われ、その数を知らない天災じゃない

 世界中にあるISは全機で467機、もし先ほどの霊剣が一機の感情を乗せた剣だとしたら残りの剣の数は、467から1を引いた466個だ

 予想は大当たりなようで、ネヴィがウィンドウを打ち込むと再び具現化する大量の霊剣。しかも、天災の全方位を囲むように配置される

 一本突き刺された天災でさえあの疲弊っぷり、それが残り466本だ。精神世界は保てるだろうか、壊れた精神はこの世界に影響を及ぼすのではないか?

 

「まぁ、これで私たち娘も少しはスッキリできるよ。お母さんにちょっと反抗できたわけだし」

 

「待って!待って!束さんはあなたたちをちゃんと宇宙に連れて……」

 

「今さら何を言ってるの、噓つき!」

 

もうやだよ!私たちが戦う必要はなんなの!

 

やだ!IS同士で戦わないで!傷つけないで!

 

ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!

 

「あっ……ぅああああぁぁああああああああああああああッ!!!」

 

 霊剣が同時に三本突き刺さった。瞬間、天災は頭から声が聞こえたのだろう。目に涙を浮かべ、大口を開けると咆哮とも取れる悲鳴を叫んだ

 あまりの声量に思わず耳を塞ぐ、次元の違いを感じざるを得ない天災にあれだけの精神攻撃、確かに俺なんかが喰らったらもう廃人へ直行だな

 常軌を逸した攻撃に身体を暴れさせてるようだが、磔にしている黒の手が頑丈なようで、生命の危機に晒され全開の力を出してるようだが、ビクともしない

 ポンポンと肩を叩かれ振り返ると、ルーシャが近くまで来ていた。耳をちょんちょんと触ってるので、一旦耳を塞ぐのをやめる

 

「な、なんだルーシャ。正直耳が痛いんだが」

 

「気持ちはわかる。私もうるさいと感じたから、耳へ届く音量を下げた」

 

「パソコンの音量調節みたいなことできんのね」

 

「華月、一旦お前を精神世界から解放する」

 

「へ?俺帰れるの?」

 

「だが、束の頭から手を離すなよ。離されたら私とネヴィは、この精神世界へアクセスできない」

 

「お、おう」

 

 言われた内容は精神世界からの帰還、誘ったのはネヴィとルーシャだ。この世界からの解放の方法も二人しか知らない、というか知っても俺はできない

 耳を塞ぐのを止めると、天災の悲鳴が耳を貫く勢いで入ってくるが、娘たちの反抗期だ。親が子の反抗期を経験するのは、摂理というかなんというか

 解放されたら俺はあの洞に戻るのだろう、ラウラの時もそうだった。精神世界から戻ったら、先ほどまでと同じ場所に戻っていた

 都合の良いことに、時間の流れも精神世界と現実世界で違うようで、精神世界の方が現実より遅くながれている

 

「今から私が、プログラムで篠ノ之箒を模した人を作り出し、霊剣を握らせ刺していく。まぁ、ある程度の精神の揺らぎを与えるだろう」

 

「もう結構揺らいでると思うぞ」

 

「それだけで私たちの怨念が消えるとでも?徹底的にやる、華月には現実へ戻って抜け殻になっている束を、オナホ変わりとして扱え」

 

「……なるほど、今なら何をしようが抵抗されないってわけね。でも、頭に乗せた手は離しちゃいけないと」

 

「そうだな。やれる範囲は限られるが、文句を言うんじゃないぞ。相手が相手なんだからな、多少の面倒ごとも目を瞑ってくれ」

 

「了解。出来るだけの快楽を与えるよ」

 

「そうか。なら、ちょっと待ってろ。篠ノ之箒を模すのに時間がかかってな、そっちへの注力を削げん」

 

 提案された内容に納得する。今なら人形と化している天災を好き放題、服を脱がそうが、胸を揉もうが、挿入しようが反撃してこない

 精神世界から天災も解放された時はどうなるのだろうか、意識が戻ると与えられた刺激を一斉に体感するのか、戻った瞬間の刺激のみ体感するかだな

 ルーシャがウィンドウを片手でカタカタ操作していると、目の前に篠ノ之箒らしき人物が出来上がった。資料で見たことはあるが、瓜二つだ

 創り出された篠ノ之箒は、浮いている霊剣を握る動作をすると、ネヴィもやりたい事に気づいたようで動きとリンクさせる

 

『姉さん、これはあなたがした事の末路よ。しっかり受け入れないと』

 

「ほ、箒……ちゃん?そ、そのっ……剣……な、なんで握って……」

 

『いけないのは姉さんだ。姉さんの気まぐれかは知らないが、私の人生も散々なことになった。私も姉さんに仕返しをしたかったし、この場面はいい機会だ』

 

「や、やめっ……て……箒ちゃん……束さん……は、反省……するからッ……!」

 

『姉さん、自業自得ですよ』

 

許さない許さない許さない許さない許さない

 

「あがッ!?ぎぃぃいいいィィいいいいいいいッ!!!」

 

 意識が朦朧としているのか、少し考えればわかるはずだ、篠ノ之箒がこの場にいないことくらい。もうそれほど疲弊してるのか

 例えクリアな思考でなくとも、霊剣によって考える間も与えず精神攻撃だ。常人は耐えれない、なら常識外れの人は耐えれるなんてことはない。今それが証明されている

 実の妹、娘たちからの精神攻撃により、より一層大きな金切り声が聞こえる。口から血反吐を吐いてもおかしくない勢いだ

 聞き慣れたくない声を他所に、ルーシャは冷静にウィンドウを弄ると、精神世界での俺の意識が落ちそうになっている。これは、現実に戻る兆候だ

 

「ぉ……戻るのな……」

 

「ああ、こちらの時間はゆったり流れる。壊れないよう調整しながら仕返しするが、まぁ現実だとせいぜい十分が限界か?」

 

「十分……りょぉ~……かいぃ~……」

 

「もう大人しく寝ろよ。再度警告するが、向こうで手を離すなよ」

 

「うん……」

 

「華月、寝起きや寝ぼけると子供に戻るのやめろ」

 

「………」

 

 天災の号哭を聞きながら、深い眠りへ誘われる感覚に落ちた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んぅ、んん~……ちゃんと天災の頭に手は乗せてるな」

 

「………」

 

「精神世界じゃ叫んでたが、こっちは静かだな。というか、意識がないから寝てるようなもんか。目も瞑ってるし」

 

『まるで本物そっくりの人形だな』

 

「ッ!?る、ルーシャ!こっちで話していいのか?」

 

『ああ、ネヴィが積極的でな……いや、さすがに束の悲鳴をずぅーっと聞いている趣味はない。うるさいし、織斑一夏と織斑千冬のホログラムを作成したら、もうあっちでの仕事はない』

 

「さらに剣を刺す人数を追加か、しかも天災が特別扱いしてるメンバー」

 

 現実と精神世界の区別が、今の天災にはできていなかった。実の娘たちからの悲痛な思い、全てを受け止めている精神は安定できてなかった

 追加で精神を責めるためにホログラムで生み出された篠ノ之箒、霊剣を持たせ刺すことでさらなる苦痛を与えてが、さらに加えて二人追加

 天災と同じく、細胞レベルでオーバースペックな身体能力を持ち合わせ、ISの操作も世界で一位の座を制していると思われる織斑千冬

 織斑千冬の弟であり、世界初の男性操縦者で脚光を浴びている織斑一夏。あの二人を特別扱いしてることは、マドカから教えてもらった

 

『ああ、もう疲弊という言葉は通り過ぎて、今じゃまともに言葉を発せてないな』

 

「さすがに壊れるんじゃないのか?いくら天災とはいえ」

 

『そこは大丈夫だ。精神のバックアップはしてある。例え壊れたとしても、バックアップに切り替えるだけだ。記憶には今までの行為は刻まれてるから、荒んだ精神だけが治されるな』

 

「……なるほどな」

 

『それよりも、時間は有限だ。いくら向こうがのんびりしてても、こちら側でも肉体を責めないと意味がない』

 

「わかった。片手は塞がってやりにくいが、挿入や腰を動かすくらいならできる」

 

『反応は意識が戻らないと何もないからな、本当にオナホみたいなモノだ』

 

 未だ仰向けになって寝そべっている天災は、目を瞑って寝息は立てていないが何をしても起きないし、反応も一切ない状態になっている

 片手を頭に乗せたまま、挿入できるように位置取る。身に着けているスカートをずらし、ストッキングを破り下着をずらし秘部を晒す

 精神世界での出来事の影響か、未知を見て興奮したのか、既に秘裂から蜜が零れている。命の危機に晒されて出たのか、興奮して出たかは知らない

 濡れていない処女と思われる穴に、無理矢理突っ込むとこちらも痛みを伴いそうだったので、この現象はこちらにとっては好都合だ

 

『バイタルチェックをしたが、どうやらどちらも影響あるそうだな。命の危機に晒され、子孫を残そうと勝手に身体が分泌した。あと黒の手を見たことで、徐々に濡れてはいたようだ』

 

「……俺、そんな変態女に苦戦してたのか」

 

『気を落とすな。今じゃその変態女も何もできないただのオナホだ。溜まった鬱憤を晴らせばいい』

 

「ああ、そうさせてもらう」

 

「………」

 

『処女を貫通する瞬間だってのに、何もできないし、何が起きたのかも知れない』

 

「泣きじゃくられるよりは、マシだがな!」

 

 既に濡れている秘裂へとめがけて、もう硬度が最大までに高まっているチンポをあてがい、迷うことなく処女を一気に貫いた

 貫いた瞬間、チンポに襲いかかる桁違いの快感、理性を奪うほどの刺激の奔流に、声をあげそうになる。生命の危機に直面した影響か、体感したことない快感が襲う

 僅かな動きで生まれるバチバチと弾けるような快感に翻弄されながらも、射精感を高めるためにピストンをぶつけて快感を貪る

 極太のチンポに圧迫さらされ、ギシギシと軋みをあげている。細胞レベルでオーバースペックなのはこっちもなのか?

 

『スローターだな。いつものように動かないのか?』

 

「これ……本当にやばい。ちょっとでも早く動けば、すぐに射精しちまう」

 

『いや、それでいいだろ。別にこいつを気遣う必要なんてない、今のこいつはオナホなんだ。ただ溜め込んだ精を吐き出させるための道具だ』

 

「………」

 

「反応もないから本当にそう思っちまう………って、やっぱすぐに出るって!ちょっとでも早く動くと!」

 

『何人もの女性を抱いた華月でこれか、本当に細胞レベルでオーバースペックなのはどの箇所でも同じなのか?それとも命の危機故に生まれた事か?』

 

「出るっ!」

 

ドッピュウルゥ!!ドプドクゥウ!!

 

 もう訪れそうになった射精感を感じたので、俺は天災の太ももに腰を密着させ、もっとも深い部分である子宮の中に熱い精液の塊を噴出した

 瞬く間に膣内を満たしていく精液の奔流、チンポの脈動に合わせて膣内は締め上げてくる。本当に意識がないのか、無意識にこれをしているのなら恐ろしい

 一向に止まらない精液の吐き出しにより、ビタビタと子宮に熱い衝撃を与えていく。意識はないので、声も動きも何もないのは本当にオナホそのものだ

 天災をオナホと認識し、未だに射精しているがそのまま腰を振る。すると、射精してるのにも関わらずまた次の精液が昇っているのを感じる

 

『うわぁ、お腹の辺り何か浮き出てるけどこれって』

 

「今突き刺してるものだ!」

 

『人体の構造の秘密に迫ってる感じがする。こうも突き破らずに山を形成できるね』

 

「………」

 

「本当に止まる気配がない!」

 

『夢見心地がいいのか、うんともすんとも言わないね。常人なら獣の声を出すのにな』

 

「まだ出るっ!」

 

ビュグビュグドプゥウ!!ビュグゥ!!

 

 この身を襲う激烈な快楽によって、自身の絶頂は延々と持続する。持続する射精により、天災の腹がボンッと音が鳴りそうな勢いで大きく膨れ上がった

 あの天災を狂態にさせたことで、人なら誰しも持つ攻撃的な心は際限なく高まっていく。射精の勢いは衰えるどころか、さらに激しさを増す

 結合部から逆流して精液が溢れ零れ出てきてもよさそうだが、子宮口をビッチリと竿がダムの役割を果たして、一切溢れ出てこない

 ドボドボと射精を繰り返していくことで、天災の下腹部は歪に膨れ上がっていく。満杯にしても、止まることを知らない射精は、奥へ奥へと注ぎ込まれる

 

『うわっ、普通にボンッて聞こえた』

 

「腹が膨らむ音か!」

 

『これヘソから精液出ない?それぐらい膨れ上がってるけど』

 

「出たら突き破ってるなそれ!」

 

「………」

 

『……ん?ネヴィかどうしたこっちは』

 

「まだまだ出すぞっ!」

 

ビュグ!!ビュッグゥウウッ!!

 

 衰えを知らない精液の射出で、下腹が異様なまでに膨張し、天災の胎奥で渦巻く精液の圧迫感に、俺自身の亀頭も刺激され快感をまだ貪る

 死にもの狂いの叫び声を出してもおかしくないこの状態だが、オナホとなっている天災の子宮を限界以上に注いでいく

 パンパンに膨れた腹では玉のような汗が躍り、本当にヘソから今にも精液が噴き出してしまいそうなほどだ。だというのに、まだまだ衰えない

 腹は妊婦とも呼べないほど膨張し、昔小学校の頃にした大玉転がしで使用したあの玉を思い出すほど膨らんでいく。今まで一番精液を吐き出している

 

『そろそろタイムリミットだ』

 

「もうそんな時間か!?」

 

『知ってるか。華月、挿入して呆然として数分固まってたんだぞ』

 

「衝撃過ぎて硬直したけど、数分も使ってたのか!んでもって、また出るっ!」

 

「………」

 

『さぁて、夢から覚めて構わないぞ束。こちらも受け入られるならな』

 

ビュグビュグビュグウゥ!!

 

「……ぇ、あ……な、なにこれ……ぉながぐ、ぐるじ……ぐる、ぐるッ!あうううォオオオォォーーーーーーーーッ!!」

 

 急なルーシャからの知らせ、挿入で数分使ったせいか、もう十分経ったという。天災も意識を取り戻し、現状を認識する前に射精によって絶叫する

 小さな洞に天災の完全に理性を飛ばした絶叫を響かせ、みっともないアクメ顔をガクンガクンと前後に揺する。狂気に染まった表情で、獣のように叫び続ける

 精神世界で発狂寸前まで心をやられたとしたら、子宮の容量をとうに限界を超えている射精で、正常でいろというのが無理な話だ

 あの無邪気さはもう微塵もなく、一気に快楽に溺れだらしなく歪んだ表情を浮かべ始めた。いきなり膨張状態からは、さすがの天災も耐えれないようだ

 

「あぎひぃいいッ!お腹ッ!お腹ぁあッ!わぁぁッ!?ひっ、へっ!?ひっひゃぁぁぁーーッ!」

 

「天災も可愛い声出せるじゃん!さっきよりもこっちの声がいいぞ!」

 

「ふぐぉおおッ!無理ぃいッ!お腹っ、破裂しちゃふうッ!お腹っ、パンクしちゃうのぉほぉぉっ!」

 

「オーバースペックなんだろ!まだ入るだろ!」

 

「おがァッ、んおおおッ!ひィッおおぉッ!お腹、もうっ、入らなひィィッ!くゥッあああッ!?」

 

「まだまだ!」

 

ぶびゅるるるるるるるるっ!!

 

「ひぎょおッアアァアアァアァアーーッ!」

 

 人間の声とは思えない激しい悲鳴を上げ、まともに喋ることすらままならない様子で、天災は身体をガクガクと痙攣させ、発狂寸前になっている

 あまりの刺激で余計に意識が覚醒し、精神世界での疲弊させも忘れたのか、意味を成さない奇声を上げ続けることしかできていない

 吐き出す言葉だけは悲痛だが、その声質には明らかに淫らな喜びを孕んだのを聞き逃さない。もはや獣と化したかのような絶叫を張り上げてるがな

 奥底に眠る牝の本能がそうさせるのか、精液が子宮で爆ぜ混濁するたびに全身を波打たせ、悩ましくも凄絶な叫びを洞内に轟かせた

 

「もぉうっ、無理ィッ!おッふぉオオオッ!しぃっ、しぃぬぅッ!くひィイイイィッ!ううぅっ、ひひィンッ!」

 

「安心しろ!お前自慢のオーバースペックの身体はそう壊れん!」

 

「おぐわぁぁッ!?ほおおおおおおッ!?えおっ、んおッ!んほォォオオオッ!」

 

「とうとう人の言葉とも思えん声だ!」

 

「えぇあっ!?あぐううぁぁッ!?んぁあっ、おがぁぁッ!むぎぃああああーーーッ!」

 

「これでラストだっ!」

 

ぶっびゅるるるるるるッ!!

 

「むっふォオオオオオオオォオーーーッ!」

 

 俺は獣欲にまみれたオナホの姿を目に焼き付け、渾身の一突きを打ち込むとともに、最後の一塊りを膨張しきっている子宮に撃ち放った

 全てを出し尽くした俺は、強い脱力感と絶頂の余韻に浸りつつ、膨れ上がった天災の腹へベットにダイブするかのように、上半身を腹へと倒した

 天災の方は、息も絶え絶えの様子で、ほとんど白目を剥いて、グッタリと仰向けに寝転んだまま、膨らみきった腹を揺らして喘いでいる

 あれほど対人戦で差を突きつけられた肉体は、あちこちが痙攣を続け、無理矢理突っ込んでいる子宮口は、呼吸をするようにパクパクと開閉を繰り返している

 

「……はひっ、へぁっ……あっヒッ……あへぇァ……ヒッ、ヒッ……はひィィ……」

 

「ああぁ~、なんか一気に大量に出すと疲労が生まれる」

 

「ぁっ……えぇっ……ふうぅへぇ……へぁぅぅ……ん、ぁぅっ……ぁぁぁぁ……」

 

「にしてもこのお腹、膨れ上がってる原因は精液だけど、感触とかは最高だな。ウォーターベットみたいな感覚だ」

 

「……ぁ……ぅ……ぁぁ……ぅ……」

 

「って、気絶しちまってるな」

 

『当たり前だ。もう肉体も精神も限界に面したんだ、オーバースペックだろうがこうなるさ』

 

 人間の限界を超えた射精、それを全て受け止めた限界を超えた子宮、お互い規格外であるが受け止めてる側の方が、もうグロッキーである

 脱力感から天災の腹で休んでたが、処理等などもしないといけないので、未だに咥える子宮口から無理矢理亀頭と竿を引きずり出す

 決壊したダムの如く、秘裂から勢いよく精液を噴き出していく。気絶している天災だが、身体は絶え間なく痙攣させ、だらしなく口元を緩ませている

 白目を剥いて意識はない、もう瀕死に追い込まれているより、もうオーバーキルしているが、人間の声とは思えぬ悲鳴しか上げれない

 

「んぁああああひぅああああぁっ!ひぁああぁぁあっ!んぁあっ、ひィッおおぉッ!」

 

「あ、意識が覚醒した」

 

「んひぁあぅぐぅううっ!ヒッ、ンくぅああああぁ!はぅああぁあぁ……っ!」

 

「ここらで一回、思いっきりお腹を押すとどうなる?」

 

「んほぉオオオオオオオオォォォッ!?」

 

ゴポォッ!!ゴポポポッ!!

 

「おお、すごい反応。じゃあ思いっきり踏むと?」

 

「ひッぎイィイイイイイィイイイィイッ!?」

 

ドボボボボボボボボボボッ!!

 

 消防車の放水並みの威力に見える放射は、洞の地面に噴き出たものが水溜まりのようになっていたが、量が増えていくともうその表現もできなかった

 下品な音を立てながら噴き出し続けた結果、真っ白で所々に赤身の入った塊が完成した。小さな雪山と言えばそうだが、臭いが明らかに違う

 造り上げた天災は、再び意識を手放したようでピクピクと瀕死の状態だ。好奇心に魅了され行動した結果だが、ここまでグロッキーになるとはな

 最初、俺の前に現れた時の余裕さ、放漫さなどはもうどこにもない。精神も疲弊、肉体も快楽の波にもまれれば、天災とはいえこうなってしまうのか

 

『だがオーバースペックな肉体に変わりない、超回復によってすぐに目を覚ますだろう』

 

『大丈夫。もう束は以前までの束じゃない、精神世界での最後なんて萎縮して半べそになって、壊れかけたもの』

 

「壊れかけはしたんだな」

 

『うん。目は虚ろだし、精神年齢はお子ちゃまになったし、ボッロボロだよ』

 

「……やっぱり人なんだな、人間に擬態した超生物なんて思ってたけど」

 

『何者でもいい、目的はまだ達してないぞ。こいつをきちんと奴隷へと仕立て上げる工程がまだだ』

 

『意識がきちんと戻ったらね。まぁもう特別扱いしてる人からは見放されたと思ってるから、束は誰かに縋りたいと感じてるはずだよ』

 

 ルーシャが言っていたが、篠ノ之箒、織斑一夏、織斑千冬と特別扱いをしていた人間からの迫害、娘たちの感情の籠った霊剣を刺させたと

 生み出したISのコアに宿る人格から恨まれ、好意を抱いていた相手にはそのアシストをされる始末。霊験もだが、こちらもかなり精神に響くだろう

 縋りたいはずか、シャルの時と少々似ているな。天災にとっての拠り所、それを俺へと変えればいいという話だが、きちんと上手くやらないとな

 疲弊した精神、大きくポッカリ空いた心の穴、それを埋めてあげられる存在と認識してもらえれば、篠ノ之束は一体どうなるだろうか

 

『依存、もしくは崇拝、極端な話をすると華月から離れられないようになるんじゃない?』

 

『どっちに転んでもめんどいし、この束がそうなる姿も想像できんな』

 

「とにかく、さっきまではボコボコにしたが、これからは一転して優しくしよう」

 

「……ぁ……ぉぁ……」

 

「おぉ、起きたか天災」

 

『名前で呼ぼうね、華月』

 

「……起きたか束」

 

 超回復で目を覚ます束の頬を撫でる。寝ぼけてからなのか、縋るように撫でる俺の手をギュッと掴むと幸せそうに、子供のような笑みを浮かべていた




人外には人外をぶつけんだよ!!


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束は華月に支配される

卯年に兎は未知に……


 円滑洒脱という誰もが羨む人生を進んでいた天災こと篠ノ之束、指名手配され各国から追われている身ではあるが、今まで関係ないことであったのだろう

 光学迷彩の技術を持っている束だ、先ほど砂浜に現れたにんじんのロケットにも用いれば、姿を消したままありとあらゆる場所へ行ける

 優れた知能、驚異的な身体能力、コミュニケーションや社会的な常識はなかったが、人間の完成形とも言われていた束はもういない

 先ほどまでの性交の後、意識を戻した束は俺を見るなり怯えていたが、頬を撫でていた手が俺のものとわかると、おずおずと俺の手を握ってきた

 

「どうした束?俺の手がそんなに不思議か?」

 

「あったかい……あったかいの……」

 

「……さっきまでの調子はどうした?未知を見たいと好奇心に魅了され、無邪気な子供になっていた篠ノ之束はどうしたんだよ?」

 

「未知?……未知、ネヴィちゃ……ん……ぅ、ううぅッ!ごめんなさい!ごめんなさい!」

 

「……お、おい束?」

 

「ごめんなさい!ごめんなさい!こんなに世界にしちゃった私は、もうこの世にいらない子です!」

 

「ここまで衰退するのか、どれだけ心に傷を負った?」

 

 一時的に快楽によって記憶は混濁になっていたが、冷静になると思い出したようで、現実世界でも精神世界で見た顔面蒼白が似合う表情になった

 自身の一人称まで束さんから私に戻ってる辺り、自信満々といった自信家気質な要素さえ微塵もない。震える身体で許しを乞う姿は、別人そのものだ

 常識の通じない相手だったが、これはこれで正常な状態でない。完全に壊れたのかはネヴィに聞かないとわからないが、壊れる寸前とは言っていた

 ここで心に空いた大きな傷、それを埋めないと世界で一番いらない子と自身の中で確定させ、この世から消える可能性が高い

 

『あ、あはは。ここまで壊れちゃったのは……うん、ごめん、予想外だね』

 

『おい!もうちょっと後先考えてやっておけ!私に脳筋など言ってたが、貴様の方がその言葉に相応しいな!』

 

『なによ!華月の陰の部分も活用できればいいって提案したのあんたでしょ!絶対それを付加させたのが原因だよ!』

 

(一旦休戦!現状をどうにかするのが一番大事だけど、これどうにかなるのか?もう自暴自棄ってレベルも通り越してるような気がするが)

 

『今はもう世界に絶望って言うより、こんな世界にした自分への嫌悪感でいっぱいだね。まぁそうなるような言葉をチョイスして、霊剣を生み出したわけだけど』

 

(平身低頭って言葉をそのまま体現してるぞ、小さくうずくまって嘆いてる)

 

『……なんか、泣けるな。私を生み出す要因となった世界を創った女が、今や小さな洞で誰かに謝りながらうずくまってるなんてな』

 

 土下座というより、丸まり震えながらただ謝り続ける束。精神世界での攻撃によって疲弊、天災ともてはやされた者でもこの惨状

 復帰という形はもはや厳しいだろう、縋るものがもうなければいずれ己が命を自ら絶つだろう。この世界にした報復といえば聞こえはいいが、悪いがまだ現世に残ってもらう

 先ほど十字架に磔にされていたが、これからの人生を歩くのなら、その十字架を担いで生きていくのが償いだろう。簡単に逃げさせん

 問題は、縋る先を俺にしなければならないというより、この状態の束を元に戻すことだ。心の穴なんて、そう簡単に埋められはしない

 

『人間ってのは、誰かに強く関心を持ってほしい生き物だ。狂ってた天災といえど、華月と同じ人間だ。特別扱いしてた者から全員に迫害、誰にも関心されてないってのが現状だな』

 

『だからって、ここまで落ち込むとはねぇ。人の精神よりも頑丈って思ってたけど、案外精神年齢低かったからボロボロだ』

 

(子供じみた言動はあった。どう育ったかは知らないが、大人になるにつれて必要なものをいくつか拾い忘れたんだろ)

 

『はぁ、だがこうも泣きじゃくられるのも面倒だ。とっとと縋る先を華月に変えるぞ』

 

(どうやって進行させる?聞く耳はあっても、精神面を動かせるような言霊は得てないぞ)

 

『言ったろ、人間は誰かに強く関心してほしいものだ。独りぼっちと思わせぬよう華月が行動しな、別に特別な言葉なんていらない、華月の行動で束が依存しちまいそうなことをしな』

 

(ハードルがK点を越えたぞ、簡単に要望を言ってくれるが難しいことだな)

 

 依存させるような言動、というより行動を束に示す。天災というか、子供に戻りつつある束を縋る先を俺にして依存させる方法がわからない

 難しいってレベルじゃないな、異性を浮つきそうな言動の知識は無きに等しい。素敵な彼女、鈴はいるけれどだからって知識が豊富ってわけではない

 兎にも角にもまずは、俺をきちんと認識してもらおう。蹲れて泣かれて、ネヴィというかISコア全員の謝罪を未だに続けてる

 先ほどは、頬を撫でる手に対して反応はあった。反応がある行動がありましたね、思い返せばあったよ。これで何かしらの反応、俺を認識してくれると助かるんだが

 

「ごめんなさい!ごめんなさい!私がちーちゃんと一緒にあんな計画を企てたからこんな世界に!いけない子でごめんなさい!」

 

「……織斑千冬との共謀ってのは納得だ。都合よく騎士様が現れるなんて、おとぎ話の中だけだ。現実は誰も現れない、だからタイミングよく現れたあのシナリオは違和感だらけだ」

 

『自分の罪は知ってるんだ。前までの人格は、罪を知ってても背負ってもいなかったんだ。やっぱり極悪な逃亡犯だね』

 

「ああ、こんな世界にしても知らん顔。生きてきた中で、ここまでの凶悪犯は知らない。でも、今は泣きじゃくる子供だが、ちょっとは落ち着け……よ!」

 

ギュッ!

 

「……あったかい」

 

(人の温かさにはやっぱり反応を示すか。手だけであの反応だったから、抱きしめて全身で温もりを与えたらどうなるかと思ったら、すぐに反応するものだ)

 

「うっ、ぅぅうっ……ごめんなさい、華月くん、こんな世界にしてごめんなさい!」

 

 蹲り続ける束の身体を起こし、力の入ってない身体を抱きしめる。正面から強めに抱きしめ、俺の肩に束の顔を乗せるほど距離を縮めたハグだ

 悲しみの感情に潰されかけていた束は、身体から伝わる温もりを感じた瞬間、謝り続けていた口が別の言葉を発した

 赤ちゃんを慰めたり、あやす時はこういった感じなのか、背中を擦ったり頭を撫でたりを繰り返す。すると、再び泣き出し始めた

 ISへの謝罪ではなく、今度は起こした情勢の被害者である俺に対しての謝罪であった。きちんと俺の名前をかーくんと呼ばないあたり、かなり気持ちが沈んでいるんだろう

 

「今さら謝罪をもらってもいらない、犯した過ちはもう過去にでも戻らないと許されない。もう少し、相談する相手を考えたら未来は変わったかもな」

 

「……相談する、相手?」

 

「織斑千冬だろ相談相手、そして束の創造したISを戦闘目的に塗り替えた張本人もあいつだろ?」

 

「……ちーちゃんが?」

 

「体良く利用されただけだ。自分の地位と名誉のためにな。束は口車に乗せられて、自分の娘たちの華々しいお披露目を軍事利用に塗り替えられた被害者だ」

 

「う、嘘だよ。私がこんな世界に、私の決定でこんな世界へと……」

 

「じゃあ束は、織斑千冬に自分の娘たちを軍事目的で提供したのか?本当にその意志で、織斑千冬にISを渡したのか?」

 

 抵抗力の無い束に対し、さらに孤立させるような発言を繰り返す。完全に特別扱いしていた人さえ、実は自分を見ていなかったと嘘を吹き込む

 悲しいかな、きちんとした対人関係を築けない束には、人が人を裏切る時の絶望を味わったことがない。俺へ縋る先を変えるのが目的、噓も方便だ

 織斑千冬の話は個人的に思ってることを言ってるだけだが、俺が発した全てが真実とは言わない。だが、そういった思惑があると勝手に想像はしている

 ブリュンヒルデの称号、情勢に染まった女性から神と同格にもてはやされる織斑千冬。これだけの好待遇、何も思うなってのが無理だと思うがな

 

「わ、私は……宇宙探索が目的だもん!ぐ、軍事利用であの子たちを世間に公表してない!」

 

「だが世論はどうだ。束は恐ろしい兵器を創った開発者として世界から追われ、女性だけが動かせる特権をいいことに、今や男性はISを扱える女性に恐怖する日々だ」

 

「ち、違う。私は本当に宇宙へあの子たちを連れてくために……こんな情勢を求めてあの子たちを創ったわけじゃない!」

 

「……そうか、親が心の底に持ってる想いがまともなもので安心した。もしここで、素っ頓狂な返事がきたらもう束の精神をグチャグチャにするとこだった」

 

「ヒッ!?ご、ごめんなさい!華月君には本当に辛い思いをさせて……」

 

「謝罪はもういい。俺よりネヴィにルーシャ、他のISコアの人格たちへの謝罪を聞きたかった。今の束はきちんと反省したいい子だよ」

 

「ぁぅ……あったかい……華月君の傍って、落ち着くなぁ……」

 

 時々低い声を出すと、戻りかけていた精神を手放して幼くなるのか。そして、さらに強く抱きしめて頭を撫でると完全に幼い精神になる

 束の取扱説明書がだんだんできてきたが、まだ特別扱いをしている人たちの未練というか、思いを捨てるつもりはなさそうだな。未だにちーちゃん呼びだし

 人を孤立させるための誘導の仕方なんて講義開いてないし、やり方なんて完全に独流だけど難しいな。詐欺師の人、悪い意味で結構努力してるんだな

 心を動かすような言葉なんて知らない、人の心を掴むような行動を知らない、非現実の世の中なのに身に付く力は現実的なのばかりだな

 

『おい、なんでぬくぬくしてる?華月、目的わかってるのか?』

 

(わかってるが、どうやって縋る先を俺へとシフトチェンジさせるんだよ?)

 

『そりゃ今すぐに犯して心を折って、甘い言葉を囁き続けて、依存させりゃ完璧よ』

 

『黙ってなさい脳筋。それにその作戦、縋る先を華月に変えれるけど、もう完全に華月しか見なくなるじゃん。他の奴隷たちと接触した時、多分面倒事が起きるよ』

 

『華月が一喝して、束を黙らせばいいだろ……って、依存してる相手に怒鳴られたら面倒ごとになるな』

 

『ね?これだから脳筋は、先のことを考えないで、その場だけを切り抜けようとするから』

 

『あ?ネヴィも心を折る際の発案はどれも脳筋じみたもんだろ?』

 

 第二次脳内大戦が開かれる前に現状を整理する。束の縋る先を俺にしたいが、俺はやり方を知らないため次の一手をどうすればいいのかわからない

 無理矢理にでも犯すのも手だが、堕として奴隷にした後が面倒ごとが多い。特別視してない者は皆興味の対象外、俺だけを特別視したら他の奴隷たちは興味なし

 俺が他の奴隷と接してる時に束がいたとしたら、興味のない相手が縋っている俺と何故か交わっている。依存されてれば、排除しかねないんじゃ

 一喝して行動を縛り付けるのも手だが、俺に怒鳴られて見放されたと誤認されたら面倒だ。あれ?どうやっても難しい気がするぞ?

 

『おふざけはここまでにして、本当にどうしよっか。お母さんの本心はちゃんと聞けたから、私個人としてはもう満足だし、完膚なきまで心を折ろっか?』

 

(面倒になって考えを放棄しないでくれ)

 

『……閃いた。ちょうどお母さんの本心とやらを聞けたが、その本心と違った出来事が起きたらどうなるか見物だな』

 

(本心と違う出来事って、実は軍事利用が狙いって思うようなことをするのか?)

 

『華月の携帯にアクセスする。電子機器自体へのアクセスコードを知らないから時間をくれ』

 

『ああ、それならこのコードよ。過去の資料とか調べる過程で必要になって』

 

『……ネヴィ、華月が通ってた学園で虐めを見て見ぬふりをしていた女性をピックアップして、何しようとしてた?』

 

 ドン引きした声のルーシャが、何かを実行しようとしてくれている。本心と違う出来事を起こすようだが、真逆の意味は軍事利用である

 都合よくそういった場面を作れるのか、だとしても俺の携帯にアクセスしてそれが可能なのか。謎は残るが、ルーシャを疑ったりはしない

 待っている間、おそるおそる俺の背中に手を回していた束。俺の抱きしめに呼応するように、先ほどより優しい力で抱きしめてくる

 お互いがさらに密着すると、欲しいものを買ってもらえた子供のように、えへへと小さく呟いた。精神年齢が一桁になっていないか疑問だな

 

『よし、アクセスしてプログラム作成完了!今から携帯が鳴るが、あんまり驚くなよ』

 

(あ、ああ、わかった)

 

♪~♪~

 

≪緊急事態です!ナターシャ・ファイルスのIS、銀の福音が暴走状態です!ハワイ沖からどこかへ飛び立って行きました!≫

 

「銀の福音が暴走状態?暴走ってラウラの時みたいな?」

 

「ぎ、銀の福音が暴走……ッ!?わ、私が不正アクセスしたから!あ、ああぁぁああああッ!!嘘をついてないってネヴィちゃんに言っといて、過去の私はISを戦闘に利用してる!?ごめんなさい!」

 

「落ち着け!過去の過ちは、今の束が正すんだ!不正アクセスで暴走状態にしたのなら、元に戻すこともできるだろ!我が子に罪を被せる気か!束の言葉は、その場しのぎの嘘だったのか!」

 

「ッ!?う、噓じゃない!!もう軍事目的にあの子たちを巻き込ませない!過去の馬鹿な私の過ちは正す!!」

 

 一瞬だった。テレポーテーションをしたのかと思うほどの速さで腕の中から束は脱出し、砂浜に出現しているにんじんのロケットに向かっていた

 ルーシャがアクセスした携帯から流れた非常放送の類、銀の福音が暴走と言ってたが束が仕掛けていたんだろう。臨海学校にいる誰かのための演出に

 精神世界で散々言われ続けたこと、宇宙へと連れて行くと言っておいてISを結局は兵器として扱っているのは先ほどの話との矛盾である

 焦りが生まれるのもわかる。ネヴィに嘘じゃないと先ほど本心を叫んだばかり、それなのに兵器として扱うとなると、裏切りの行為にあたる。二度も我が子に嘘をつくことだ

 

『次のフェーズへと移行する。ネヴィ始めてくれ』

 

[“身体の支配権”の権限を移行]

 

[華月→ルーシャ]

 

[移行完了]

 

「……華月の身体は、やはり馴染むな」

 

『急に移行されたこちらはビックリしたんだが、なんで移行したんだ?』

 

「信憑性を上げる行為はこれだ。華月の身体を支配し、動かせれるのは私だ。違いがあるとするなら、目の色が私と同じ赤色になるくらいだ」

 

『……おお、それで?』

 

「今からこの状態で束を追い詰める。状況を呑み込めるかはあいつの頭脳次第だが」

 

『無問題でしょ。天才で天災なんだから』

 

 相変わらず慣れない景色だ。視認できてるのは俺の姿だが、身体を動かす命令を脳から出しても俺の身体は動かない

 完全にルーシャが俺の身体の支配権を得ている証拠だ。第三者の目線で俺を見るのは違和感でもあるし、いつも見ている自分の目が赤色になってるのも違和感だ

 俺の身体を得たルーシャは、砂浜にあるにんじんのロケットへ向かい歩を進める。久々に身体を動かせられるからか、バク転を加えながら向かった

 ロケットの中には束が必死な形相で、モニターに打ち込んでいる。見える文字は高速で増えていき、解読することは不可能だが銀の福音を止める何かだろう

 

「へぇ、きちんと暴走させるプログラムを解除させてるな。行動を示されたら、本心で言ったあの言葉を信じるしかないのかな?」

 

「え?か、華月くん?雰囲気が……いや、目の色も」

 

「姿形は華月だが、お前と話している相手はルーシャ。VTSと言えば、ある程度のことはわかるだろ」

 

「……華月君が支配してる肉体の権限をルーシャちゃんに移行させたの?」

 

「さすが天災、すぐに納得できるのは流石の一言だ。だがな、お前は私たちに嘘を付いたことは最低の一言だな」

 

「ッ!?ご、ごめんな……」

 

「謝罪を求めてないんだよ。もうこれ以上、お前が私たちを兵器として扱うなという証明が欲しいんだ。でもお前は、今みたいに突発的にしでかす恐れが大いにあるからな」

 

 束の顎をクイッと持ち上げると、ルーシャは距離を縮めて対面から睨み付ける。怒られることを怖れた子供のように震える束

 銀の福音はちゃんと止まったのか、ネヴィがウィンドウを俺に見せてくれた。こちらの近くまで近づいていたようで、海面上に停滞しているが近くの島へと動き始めた

 暴走させて、臨海学校を楽しんでるIS学園へ進路を向けて何がしたかったのか。まぁ、篠ノ之箒か織斑千冬、織斑一夏の誰かに関するイベントだろう

 過去の企みを考えるのは無駄だ。暴走させようと暗躍していた事実、これが今の束にとって心苦しい重荷になっているだろう

 

「勝手にプログラムを作動させたのは私だ。似たようなプログラムで助かった。お前が明日、妹の晴れ舞台のために銀の福音を利用しようとしてたんだろ?」

 

「そ、それは……」

 

「自分の身内が良ければ……いや、特別視してる人達だけが良ければ他はどうでもいい、例えそれが愛しの我が子でもだ」

 

「ち、ちが……」

 

「じゃあなんだあのプログラム。搭乗者の意識は失わせ、機体は悲鳴を上げるほど限界を突破させる出力を出そうとしてさ。お前、本当は我が子をなんとも思ってないんだろ?」

 

「ぁ、ぁぁぁ……」

 

「ハッキリ言おう。信用できないんだよ、今のお前は」

 

 ルーシャの言葉を聞くたび、束は顔を俯かせていく。昔の自分はもう我が子さえ、特別視してる人の踏み台としか見てないのだろうか

 徹底的に我が子を兵器としか見てない、重圧のある言葉に精神を弱らされた束が耐えれるはずがない。予想通り、必死な形相は消え、光を失った目は虚空を見つめる

 ペタリと座り込み、泣き声を発することもなく、ただ虚無という言葉が似合う状態になる。最初の束はもはや欠片も残されていない

 この後はどうするのか、何か策があるのかルーシャに尋ねようとしたが、黒の手で何かを生成しているのを見逃さなかった

 

「だから、信用できないお前に首輪をしてやる」

 

「……ぇ?首輪?」

 

「自由奔放なお前が今の情勢、私のような暴走プログラム、様々な悪行を犯したんだ。お前を飼ってくれる人がいないから、支配して手の届く範囲にいないから、惨劇が生まれていく」

 

「私が、自由だから……あなたたちを、酷い目に合わせてしまう」

 

「そうだ。だが、今から華月がお前を支配し、奴隷にすればこれ以上の惨劇は生まれない。もうお前を自由にはしない、私たちへの罪の意識があるなら、この首輪を自分で身に着けその身で清算しろ」

 

「……そうだよ。今まで私が起こしたのが原因、あなたたちをもっと別の形で世界に発表できたら。私の安易な行動が、あなたたちを苦しめ続けるなら」

 

「……それが、束の答えか」

 

[“身体の支配権”の権限を移行]

 

[ルーシャ→華月]

 

[移行完了]

 

 ルーシャから身体を返してもらった時、既に束は俺の手に生み出されていた首輪を手に取っていた。そして迷いなく、自ら首に身に着けた

 首輪を着けたこと、言い換えれば俺に支配されることを受け入れたのだ。自分が自由である以上、これ以上の惨劇を引き起こさぬために、細くしなやかな首に嵌めたのだ

 ISを認めてほしくて引き起こした惨状、誰にも縛られず自由奔放で今までを生きて来た束は、惨劇の清算を俺に支配されるという道を選んだ

 天災と言われた束を支配なんて、夢にも思わなかったな。我が子からのお願い、精神世界での疲弊、色々と価値観を壊してしまったか

 

「私、篠ノ之束は華月くんの……ううん、ご主人様の奴隷となり支配されることを誓います。私はもう、ご主人様に支配されないと何をするかわからない馬鹿だから、奴隷として飼ってください♡」

 

「よく言えたな、束。わかった、主人として束を支配し続けよう」

 

「ありがとうございますっ、ご主人様ぁっ……♡こんな身体でよろしければ、ご主人様を満足させられるよう奉仕もします♡一生懸命尽くす奴隷になります♡」

 

「二度と我が子を惨状に巻き込もうとするなよ」

 

「はい、承知しております。ルーシャちゃ……さんが言ってた通り、この身で清算していきます」

 

「その身体で清算、意味をわかって言ってるのか?」

 

「もちろんです。ネヴィさんとルーシャさんが信頼しているご主人様へ身体で清算、いっぱい気持ちよくなってください……♡」

 

 奴隷になる=奉仕をするという意味ではないが、今までの俺たちが進めてた計画で、女性は奴隷になったら性交や奉仕すると認識させてしまったか?

 奉仕の開始を宣言すると、束は着ていた服や白衣を脱いでブラをずり下げ、大きく艶めかしい乳房を惜しげもなくさらけ出した

 さらけ出した胸の谷間に俺のズボンを下ろし露出したチンポを埋め、顔を寄せて舌を伸ばしてきた。いきなりパイズリフェラをするか、躊躇も何もなく行えるか

 チンポが左右から大きな乳房に包まれて、亀頭を舌でチロチロと舐められ、染み入るような柔らかさとぬめる感触に肉悦を覚える

 

「んろぉッ♡あぷっ、んんッ……♡ふぁっ、じゅるッ♡ご主人様、どうですかぁ……♡」

 

「ああ、なかなか気持ちいいな」

 

「よかったですぅっ♡ご主人様に喜んでもらえてるぅ♡んっ、くちゅっ♡あぁッ、私も気持ちいいっ……♡」

 

「そうか、束も気持ちいいか」

 

「チンポ、とても硬くて太いぃ……♡んッ、くぷッ♡はぁんッ……オッパイでチンポ感じるのぉ、すごく幸せぇっ……♡はふっ、んちゅう♡」

 

「一気に淫乱へと堕ちていったものだな」

 

「はぁっ♡れろッ、んふぅッ……♡味も最高ぉっ♡溝のあたりは特に濃くってぇ……ちゅむっ♡ふぁぁぁぁっ……♡味わうとゾクゾクしますっ♡」

 

 束はパイズリフェラの官能に浸っており、うっとりとした瞳でチンポをじっと見つめ、乳房を重そうに揺らしながら舌を熱心に這わせていく

 俺に奉仕しながら確実に興奮を高めているようで、束は心から尽くそうと双房でチンポをしごき、汚れを清めるように裏筋やカリの窪みも丁寧にねぶる

 次に束は口内に亀頭を収めるなり舌をべっとりと絡め、軽く吸引しながら頭を上下に動かし、唇や粘膜でチンポをしごき始めた

 いっそう濃くなる快感に昂りがグンと強くなり、湧いてくる射精感を俺は力いっぱい抑え付け、熱く膨らむ衝動を鎮めさせている

 

「ご主人様ぁ、もっと気持ちよくしますからぁ♡はぁぁぁッ♡あんッ、チンポいただきまぁす♡ちゅるッ♡んんっ、むあぁぁぁっ……♡」

 

「うッ!一気に咥え込むか!」

 

「あむぅぅんッ……♡んむッ、じゅむッ♡ちゅう♡むぁぁッ、はぁぁっ♡もっとチンポぉッ……♡んちゅうっ♡あむッ、んんっ……むぷぅッ♡」

 

「ぐぅ、先走り汁がもう出てきた」

 

「んあむっ、じゅるッ♡ふあぁッ……んずずっ♡ひむっ、んぷゥッ♡んズズズズッ!ジュぞぞっ、んぐッ♡ごくっ♡はぁんッ、美味しいっ♡ズゾゾゾゾッ!」

 

「束、本当にこういった行為が初めてなのか疑問をもつほど上手いな!」

 

「うむぅッ♡ずるるるッ!んじゅうぅッ、ンンッ♡はぷっ、このヌルヌルたまらないのぉッ♡ごくッ!んむッ、どんどん出てきてるぅっ♡」

 

 快楽を与える思いが込められた奉仕は、的確に俺の快感を煽り立ててきて、先っちょから先走り汁がどんどん溢れていくのを感じた

 先走り汁が美味しいようで、束は頬が窪むほど強く亀頭を吸い立て始め。同時に乳房の圧力をより高めてチンポを絞ってくる

 チンポの先端から快感が電撃のように身体の芯を走り抜け、一気に射精感が募ってきてしまい、俺は歯を食いしばって放出をなんとか留める

 もしこの威力が手加減されてるものだとしたら、本気を出したバキュームフェラなど強烈な快感によって一瞬で果てるだろう

 

「喉にいっぱい絡んでぇッ……はぷっ♡ジュズズッ!むぶッ、ズズッ!ズゾゾゾゾッ♡んぷあァッ♡はふぅっ、ジュルッ♡味わうの気持ちいいのぉッ♡」

 

「俺も気持ちいいから、先走り汁が出てしまう」

 

「ジュルルルッ!ンズッ、ごくッ♡もっとぉぉっ♡もっと気持ちよくなってくださいぃ♡あぅんッ、ズズズズズッ!美味しいのぉっ、私も気持ちよくなってるぅっ♡」

 

「うぐっ、根こそぎ搾られるな!」

 

「あぁんッ♡ひむっ、んんッ!オッパイももっとぉ♡こうして力を入れてぇっ……はぅぅッ、あぁッ♡んぁッ、ふぁぁんッ♡ズズズッ、あふぅッ♡」

 

「本当に技術が初めてなのにずば抜けてるんだが!」

 

「はぶっ、んじゅるルッ!ジュルルルッ、ずずぅッ!むぷゥッ、じゅろろッ♡んじゅるッ、ズゾゾゾゾッ!はぶッ、んむぅ♡」

 

 先走り汁を味わうことで束はますます情欲を燃やし、そのまま呑み込まんばかりの勢いでチンポを吸引して、次々と漏れ出る腺液を実に美味しそうに味わう

 パイズリでもかなり気持ちよくなっているようで、鷲掴みにしている乳房の先端はいやらしく尖り、汗も全体にじっとりと浮かんできている

 束は指をグイグイと乳脂肪に食い込ませ、浅ましく肉悦を得つつ、尽くす意思を態度で示そうと、吸引もチンポのしごきも強め、ますます奉仕に熱を入れる

 パンパンに膨れた亀頭を熱心に舐めしゃぶり、乳房に伝わるチンポの摩擦と愛撫に束は昂っていき、漏らす吐息がより激しくなる

 

「ヂュルルッ!ずじゅるるッ、ンンッ♡はぁんっ♡チンポビクビクしてぇ、味が濃くなってますぅ♡ご主人様、気持ちよくなってくれてますかぁっ♡」

 

「そろそろ射精しそうだからな!濃くなったんだろ!」

 

「むじゅるッ!あぅんっ、出してくださいっ♡ズズズズッ、じゅるゥッ!精液たっぷり口に注いでくださいぃっ♡あむぅッ、ンズズズズズッ!ジュぞぞぞぞぞぞっ!」

 

「急に貪ってくるなっ!」

 

「はぁぁ♡味が濃くなってきましたぁっ♡あぁ、精液出てくるんですねぇっ♡ジュズズズッ!ズゾゾゾゾゾゾッ!口の中に出してくださぁいっ♡」

 

「出すぞぉっ!」

 

ビュルルルルルッ!!

 

「はぷぅぅううウウウゥゥンッ♡」

 

 柔らかさと弾力のある揉みしごきはチンポを芯から熱くさせ、品のない音がたつほどの吸引は強く甘い刺激を脳天へと走らせてくる

 飲精の期待からかバキュームがますます激しくなり、乳圧も強まってチンポを根元から絞ってきて、先走り汁を半ば強制的に尿道から搾取してくる

 咥えられたままのチンポが激しく震え上がった瞬間、ダムの放水のように勢いよく精液を放ち、束の口内を一気に満たしていった

 精液を求める思いはとめどなく募り、アクメによがる束はいっそう乳房を押し付けて、チンポをしごき、亀頭を狂おしく吸いまくる

 

「んぷぅッ、ふむぅぅんっ♡ごくッ♡ンくぅッ♡ジュルルッ!むあぁ♡精液美味しいですっ♡あふぁぁッ♡イクぅッ、飲んでイクぅッ♡」

 

「ますます吸い付いてく!そんなに気に入ったか!」

 

「はいぃっ♡毎日でも欲しいですぅっ♡ジュルッ!ずるるるッ、んぷッ♡ごくッ、ごくんッ♡あぁっ、美味しいのぉ♡すっごく濃いィッ♡」

 

「また出そうだ!束、もう一発出すぞっ!」

 

「ンぐっ、ごくッ♡あっ♡わかりましたぁっ、いっぱい飲ませてくださぁいっ♡んっ、ジュルルルルルッ!ズズッ、はぁッ……!」

 

「出るッ!」

 

ドップウリュウウウッ!!

 

「んぶむうぅぅううーーッ♡」

 

 二度目の口内射精で噴き出した精液が喉に直撃するのを感じ、束がビクンと身を震わせながら、歓喜の呻きを盛大にこぼした

 次々と吐き出される精液を口の中に受け止め、一度目に出された精液と混ざった精液を喉を鳴らして飲み干しながら、美貌を蕩けさせて悶える束

 ゾクゾクと痙攣するように身震いを繰り返しているのは、口内射精の喜びに、軽い絶頂を迎えているのだろう。すっかり淫乱になっている

 通常なら口内に収まらない精液がこぼれ、鼻の穴からも精液を噴き出すのだが、喉を鳴らしながら飲み下していくのが末恐ろしい

 

「おブッ、ぶぐっ、んぶぅぅウゥンッ♡のろの奥に精液がっ、ビュクビュクあたっれっ、すごっ、気持ひいいぃぃッ♡」

 

「やっぱり搾り取られる!」

 

「ぢゅぶっ、んぶッ……んぶぶぶぅぅッ♡んぢゅぶぶッ、んぢゅうッ!んぢゅぢゅぢゅぢゅううッ♡ンッ♡ンンゥ♡んぢゅうううぅぅぅぅぅッ!」

 

「ラッパ飲みのようにんな軽々と飲めるもんか!」

 

「おぷぅぅ♡んっぐっ、ぢゅるるうぅッ♡ンッ、ぐぷゥッ♡んむぢゅぢゅっ……♡んじゅるるぅう♡んぅくッ、ゴクぅウン……ッ♡」

 

「これで最後!」

 

ビュルルルビュグウ!!

 

「ぶぉぉおおオオオォッ♡」

 

 膨らむはずの頬は窄めて鈴口を吸い上げ、次々と射出される濃厚な精液を、喉を鳴らしてラッパ飲みのように飲み干していく

 止めどなく噴き出す精液の、舌にまとわりつく熱さや、濃厚な味わいに耽溺し、束は腰を震わせて絶頂へと駆け上がる

 射精が収まった後、尿道内の精液をすすり尽くすように吸引し終えて、ようやく束が亀頭から口を離した。口内に残った精液をじっくり味わっている

 余韻に浸るかと思いきや、続けてコクピットと思われる台に手をついて尻を突き出し、立ちバックの態勢を整えていた

 

「じゅるッ……んむむッ……口の中、ご主人様の味と臭いでいっぱぁい……♡」

 

「で、それはいいが何してんだ?」

 

「ご主人様っ……♡私の身体全部を支配してほしくてっ♡どうか、チンポで犯してくださいっ……♡」

 

「ただ犯されたいだけだろ?」

 

「ごめんなさいっ、お口で味わったら子宮が疼いてきてっ……♡いっぱいこちらにも注いでほしいですぅっ♡」

 

「ああっ、いいぞっ!」

 

「ひぁああぁぁアアァァンッ♡」

 

 パイズリフェラで大量の精を出されても未だに勃起しているチンポを力強く挿入され、膣洞に響く甘美な結合間にたまらず歓喜の嬌声をあげる

 膣内はすでにたっぷり愛液でとろとろに蕩けきっており、熱く火照りながらチンポを締めつけてくる。本当に気を抜くと、すぐに射精してしまいそうな気持ちよさだ

 子宮内まで深く刺さったチンポの挿入感に喘ぎつつ、ぶら下がっているたわわな乳房をプルプル弾ませて、生尻を大きくくねらせる

 根元までチンポを咥え込んだ結合部を見下ろしながら、そのまま子宮内を拳さながらの亀頭でグイッと突き上げてやった

 

「あひぃいいんッ♡ふぁああっ、あはぁアアッ♡はぅううっ、んああァッ♡あぁあンッ♡」

 

「相変わらず凄まじいなこの締まり」

 

「どうぞっ、お好きなようにお使いくださいぃっ♡ひぁアアッ……♡あはぁっ、あぅうんッ♡ご主人様専用の奴隷オマンコですからぁっ♡」

 

「ああ、もとよりそのつもりだ」

 

「あぁっ、くださいぃっ♡ひぁああっ……はぁんッ♡子宮がご主人様の精液求めてますからぁっ♡はぅううッ♡ふぁああっ、あはぁッ♡」

 

「欲張りな束だな。さっきあんなに出したのにな」

 

「気持ちいいのっ、突き抜けていっちゃうぅっ♡おおぉっ♡はおおっ、おぉんッ♡すごいぃッ♡あひぃっ、ひぁああァッ♡」

 

 俺のチンポをマンコで感じてますます欲望が募ってるのか、抽送をねだるように妖しく腰が揺らめき始めている

 浅ましくチンポに吸い付く膣洞の心地よさに、俺も腰が疼いてじっとしていられなくなる。だが、前回のようにすぐに射精せぬよう力みながら抽送を開始する

 このぬかるんだマンコに中出しを果たそうと、欲望に誘われるまま腰を振り、力強く突き入れ始める。気を抜くと、すぐに果てそうになる

 膣穴は早く精液を恵んでほしいと言いたげに蠢き、粘ついた媚肉がチンポに絡み付いてくる。この貪欲さに、理性を忘れそうになるがなんとか堪える

 

「んっほぉおおォォオオォッ♡ンはぁああッ♡あひぃっ、ひぁああァッ♡お腹っ、奥からぁっ♡ンっはぁああぁッ♡子宮潰れちゃうぅっ♡」

 

「これが気持ちいいだろ?締め付けてくるぞ!」

 

「はぉおおぉぉオオォォンッ♡チンポっ、子宮ぅっ♡ふぁああァッ♡あぉおおッ、おほぉおっ♡押し潰されでるぅっ♡」

 

「どうだ!もっと押し上げるぞ!」

 

「はひゃああァァアアァァッ♡ひぁああっ♡子宮イッてますぅっ♡んはぁッ♡ああァッ♡はおぉっ、おおぉンッ♡チンポ突かれるとイッちゃうぅっ♡」

 

「まだまだ!もう一押しだ!」

 

「むっはぁああァァアアァッ♡子宮ぅっ、チンポ響いてるぅっ♡ふぁああァッ♡あはぁアアッ♡またイッちゃうぅっ♡」

 

 子宮内を亀頭で獰猛に突き入れ叩き込むたび、肉洞は大きく波を打ってチンポをしごいてきて、官能的な心地がますます強くなる

 腰を引いて浅い抽送に変えて、そこから力強い突き込みでさらに押し上げ、衝撃的な快楽に束は吠え声を打ち上げる

 最奥まで結合してチンポを力強く抽送させていき、発情するマンコを獰猛に突き嬲っては、本能を煽るように官能を引き上げていく

 さらに抽送速度を上げ激しい亀頭の連打を浴びせられ、束は耐えきれずにビクビクと身体を震わせて、狂おしいアクメに突き抜けている

 

「ンっひぃいいッ♡ひぁああァッ、はおぉおおっ♡チンポすごすぎますぅっ、うぅんっ♡おおぉっ♡ご主人様ぁっ、あぁああンッ♡」

 

「どうした束、もう限界か?」

 

「はぅううンッ♡ひぁあああッ、あぁアアッ♡ご主人様ぁっ、チンポもっとぉっ、んぁああッ♡はぁあンッ♡」

 

「本当に欲張りだな。だがまぁ、今日くらいは要望を叶えるか!」

 

「こんなにイクのぉっ♡んはぁアッ、はふぅうッ♡むはぁアアッ♡すごすぎてっ、んひぃいいッ♡ふはぁアアッ、あおぉッ♡」

 

「支配してるのが誰か、その身体に刻んでやるからな!」

 

「ふぁああっ♡あはぁアッ、はぉおおッ♡ひぉおおっ♡おおぉっ、はおぉんッ♡ご主人様ぁっ、あはぁああァッ♡あぅううンッ♡もっと、支配してくださいぃっ♡」

 

 肉悦に浸る肢体をビクビクと色っぽく震わせながら、限界を訴えるように、蕩けきった膣洞が蠢く肉襞できつく締め付けてくる

 アクメを前にして、狂おしいほど欲情してしまい、もっと支配するように願ってくる束に、限界を迎えていたチンポがさらに膨らんだ

 もはや頭の中まで色欲に染まった束を快く犯すうち、俺にも甘美な衝動が込み上げ、極限まで熱くなり放出したいと俺に訴えてくる

 俺が射精するのを感じとったのか、マンコは極めて忙しなく蠢き、精液を欲しがってチンポに熱烈にしゃぶりつく

 

「おおぉっ♡ご主人様ぁっ、あぁああンッ♡ひぁアアッ、中出しお願いしますぅっ♡精液で奴隷っ、支配してくださいぃっ♡」

 

「そっちから懇願するとはな。いいぜ!」

 

「んおぉッ♡おほぉおっ、んっはぁアアッ♡絶対にっ、ご主人様の精液をこぼしませんっ♡ふぁああッ♡子宮に中出しお願いしますぅっ♡」

 

「そろそろ限界だ!」

 

「はいぃっ♡ひぁああっ、あぅううんっ♡確実に受け止めますぅっ♡ふぁああっ、あぉおおっ♡おおぉんっ♡イクぅっ、またイクぅっ♡」

 

「出すぞぉっ!!」

 

ボビュッ!!ドバビュルルル!!

 

「むひゃあああァァアアァァッ♡」

 

 力強い連続突きアクメに達し、今にも足から力が抜けて倒れそうなほど、ガクガクと膝を揺らす束。俺は限界まで引き上げた射精感を解き放つ

 押し潰されている子宮内に亀頭をさらに食い込ませていき、しっかりと結合させて射精感を解き放って、爆発するかのような勢いで精液を胎内で弾けさせた

 怒濤の射精を膣内で受け止めた束は、さらなる絶頂に達して一段と激しく絶叫し、汗ばんだ全身を派手に震えさせる

 この射精で束を支配してやる。そんな気概でなおもチンポを力いっぱい脈打たせ、熱く濃厚な精液を子宮へと注ぎ続ける

 

「んひぃイイっ♡ひぁああぁッ、あはぁああァッ♡オマンコ締めますぅっ、ふぁああッ♡あはぁアッ♡全部子宮にくださいぃっ♡」

 

「ぬぅっ!?またいっそう絞って!」

 

「オマンコっ、おおぉっ♡おぉんッ、イクぅっ♡ふはぁアアッ♡アひぃいいッ、ひぁああァッ♡中出しでっ、飛んじゃいますぅっ♡」

 

「まだまだ出るからな!」

 

「あぁっ、はぅううンッ♡射精止まらないぃっ♡ひぁアアッ♡あぁああッ、お腹ぁっ♡子宮膨らんじゃうぅっ♡」

 

「ぐぅっ!」

 

どびゅっぶびゅるるるっ!!

 

「ひハぉぉおおおおおおォオオオオオオオッ♡」

 

 延々と放っていった精液の量は凄まじく、いっぱいに満たされた子宮をさらに膨らませ腹まで大きく膨らまされ、束は一段上のアクメへと上り詰めていった

 あまりの気持ちよさに潮まで噴いてしまい、まさに狂乱の身体ではしたなくよがり悶える様に、俺の理性は徐々に薄れていった

 過激なアクメ姿に俺は興奮が止まらず、湧き上がる衝動のままに精液を吐き続け、膨れた子宮へとさらに精液を送り込む

 常軌を逸する中出しに喜悦していた束だが、猛烈な快感にいよいよ身も心も限界がきたのか、身体がフラフラと危うげに揺れ出す

 

「ンひぃいいッ♡ひぁああッ、潮噴いちゃってるぅっ♡お腹いっぱいでぇっ、んああァッ♡あおぉおおっ♡もうっ、狂っちゃうぅっ♡」

 

「感じてる証拠だ。そのまま流されろ!」

 

「ンひぃあぁあぁッ♡ぁぐッ、ンンゥウウッ!くひひぃイインッ♡わだひのオマンゴ、ブッグブグにふぐりゃんでェェッ♡」

 

「さっきもこれくらい膨らませてたろ!」

 

「ンひぃぃいいッ♡じぎゅウッ重ぐなっでりゅうゥゥッ♡ぜぇえぎだぷだぷッなっでェッ♡重だぐなっでりゅのほォォオッ♡おオしゅぎでひゅうゥウウゥッ♡」

 

「まだ出るからな!」

 

ドピュルル!!ビュッグビュグ!!

 

「あぎヒィイイイイイィイイイッ♡」

 

 さらに勢いを増して、子宮内を激しく焼き尽くす熱噴射に束が串刺しにされた下肢をビクビクと突っ張らせた。腹はさらに膨れ、バランスボールほどの大きさだ

 完璧なプロポーションは見事に崩れ、美人な顔は白目を剥いた凄絶なアクメ顔に変えて、我を失った束は音の濁った嬌声で絶叫する

 妊婦という次元は超え、ボコッと膨れ上がった腹を弾ませ、快美に酔った束が、胎内に注がれる射精の感触に身悶える

 自身の膨れ上がった腹で身体を支える擬似バランスボール、常識では考えられない光景を目にすると欲情が昂り、さらに豪快な射精を子宮へとお見舞いする

 

「うンほァアアアッ!まだチンポがらぁ、ぜぇえぎ出るゥ♡もぉ、無理、無理ですぅうう♡もうじぎゅうはれづ、じまずゥぬひぃいっ♡」

 

「まだ無理じゃないさ!束はまだ受け止められる!」

 

「あオオオッ!じぎゅうっ、ほんどにごわれまずウウッ♡奉仕で、使えなくなりゅうっ、腹が破れっ、ふぉおおッ♡許じ、許じでくださいィィ♡」

 

「じゃあ今回はこれまでな!」

 

「ふォはあああぁ♡やっ、むひィイイ♡またぁ、まだぜいえぎふぁアアアッ♡ぬヒッ、ぃオッ、おふォオオッ♡」

 

「やっぱあともう一発な!」

 

ビュグビュグウゥウ!!ドビュル!!

 

「はぉおおおォォオオぉぉおおオオォォおおおぉぉオオォッ♡」

 

 最後の一撃を浴びせると同時に官能の極致へと達した束は、そのまま精根尽き果てたようにぐったりと身を崩していった

 絶頂とともに意識まで弾け散ったのか、いよいよ朦朧とした様子で、クパクパと口を開閉させて呻きしか漏らすことができないでいる

 一人では立っていることすらままならない様子だが、膨らみきったバランスボール級のお腹で支えられながらぐったりとしている

 焦点の定まらない濁った瞳を宙に向けながら、膨れた腹を揺さぶって身悶えしている束を見下ろし、俺は満足感や征服感に浸る

 

「おおおぉ、ホふぃ、ンッ……ぬぉオオオッ♡あオッ、ぉおお……ひっ……くはッ、あっ……♡はぁ、はぁ、……はぁぁ……♡」

 

「やっべ、俺も脱力感が凄い。束だけやっぱり身体の構造の次元が違う」

 

『にしても意外だな。こうも天災様が堕ちるか、華月が鈴と別れてまだ一時間も経過してない』

 

『精神世界の時間も含めたら、一ヶ月ぐらいだけどね』

 

「え!?三十日ぐらいあの霊剣で精神を抉ってたのか!?」

 

『うん。だから大したものだよ、壊れかけたけど復旧したんだから』

 

『今じゃ出会った時と真逆な性格、人格になったがな』

 

 束の秘裂からチンポを引き抜き、決壊した精液を全て黒の手で受け止め、圧縮させてロケット内にあった御手洗に流し込む

 四肢を痙攣させている束を他所に、今後のことや今聞いた衝撃の真実についても色々と考えたいことが山積みである

 ひとまずこれで束の支配は完了、起きた時に束が出会ったころと変わってなければ、また心が壊れかけるまで精神世界で追い込むしかなくなるがな

 寝転ぶ束の頭を持ち上げ、俺の膝の上に乗せて頭を撫でながら起床を待つ。膝枕して頭を撫でてるのは、すぐに精神世界へと入り込むためだ

 

『まぁ他者と接しても以前のような興味なしとかはないでしょうけど、コミュニケーション能力が欠落してるから結局難しいわね』

 

『まだ厳しいだろうな。奴隷にしたと思うが、まだ四十院やマドカには報告はしないでおこう』

 

「鈴はもう俺と束が接触したの知ってるがどうする。もう教えるか?」

 

『仕方がないか、凰には伝えるのはいいが言いふらす真似はさせるなよ。せめて束を利用して、あの二人を堕とすまでは秘密だ』

 

「っていうと誰だ?」

 

『篠ノ之箒や織斑千冬。束が明日用意した舞台を我々色に塗り替えて、堕とせそうな相手を堕とす。まぁ、思わぬ収穫がありそうならそちらを堕とす』

 

『強力無比な味方だよねお母さんは。味方だ・よ・ね♪』

 

 頭を撫でる手で精神世界にネヴィが入り込んだのか、先ほどの発言で束がカッと意識を覚醒させると、すぐさま飛び上がって起床した

 着地すると辺りを見渡し、俺の姿を視認するとジッと見つめてきた。何も言わずに見つめられるのはなかなか怖い、まさか堕ちてない?

 ようやく動きが見られたが、自分の首についている首輪に触れると、愛おしそうに撫で始め、そのまま俺に近づいてきた

 姿勢を低くして俺の足に顔を近づけると、足の甲にキスをした。しばらく呆然としたが、足の甲へのキスの意味は確か服従とかだったような

 

「改めて誓わせてください。篠ノ之束は、ご主人様の奴隷となりこれからの人生全てを捧げ、奉仕し尽くすことを誓います。ですのでどうか、愚かな私を一生支配し飼ってください」

 

「……ああ、もう束は俺が支配したんだな」

 

「はい、もう二度と我が子を兵器として扱わぬよう支配してください。女尊男卑で募ったご主人様の苛立ちも、私の身体で発散してください」

 

「じゃあ、束は俺のために何ができる?例え特別視してる相手でも差し出せれるか?」

 

「はい。篠ノ之箒、織斑千冬、この二名がご主人様の人生に必要でしたら、私もご協力させていただきます」

 

「へぇ、あんなに特別扱いしてたのに随分あっさり売るんだな」

 

「関係ありません。私はご主人様に支配された奴隷ですから♡」

 

 再び足の甲にキスをする束は、俺に支配されたことを認めた。この瞬間、完成された脚本が塗り替えられいくのだった




はい、『城〇内 死す』なみのネタバレタイトルですみません。

華月は最強カードを手札に加えれたぞ!

やったね華月!奴隷が増えるよ!


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幕間

約半年ぶりの投稿ですみません!!

しかも今回、エロなしです。重ね重ね申し訳ございません!!


~とある貴族の御茶会議~

 

 無人機が乱入してから幾日が過ぎたある日。新たな奴隷候補をこの部屋には招き入れず、既に奴隷になっているセシリアを部屋へ招き入れた

 というのも、神楽から無人機乱入時に織斑一夏が戦闘続行不可能となった際に最前線で頑張ったようで、何か褒美でも与えてくださいとのことだった

 なので部屋に招き入れ、どんな褒美を与えようかと思ったが案の定激しい攻めを求められた。まぁ、きちんと答えた。結果、顔からありとあらゆる液体を出してるが

 涙、鼻水、涎、汗などで顔を汚し、身体の方は俺が白色で中も外も汚した。なので、風呂に入れて今はこうして、濡れた髪を乾かしているセシリアを眺めている

 

「あ、あのご主人様……」

 

「ん?どうした?」

 

「そのようにジッと見つめられますと、恥ずかしいのですが」

 

「ああ、それは悪かったな。ただ、こうやってドライヤーで髪を乾かしてるだけなのに、画になるなと思ってただけだ」

 

「そ、そうでしょうか?」

 

「綺麗な画だよ。誰もが欲しくなるような画だ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

 指で四角の形を作り、カメラを撮るように目元に持っていく。作られた四角の中には髪を乾かすセシリア、先ほどの表情が嘘のような清楚なセシリア

 頬を赤く染め、俯きつつもきちんと冷風で仕上げに入っている。座り方もさすが貴族というか、品がある姿勢で椅子に座っている

 背もたれがあるわけではないが、あったとしてももたれかかるような姿勢でないし、膝とかかとをつけ、足先を少し斜めにした座り方だ

 さすがは貴族様と思いつつ、見過ぎるのも悪いので、部屋に戻って二人分のココアを用意する。本来はコーヒー牛乳が妥当と思うが、うるせぇ!いいからココアだ!

 

「おっ、ちょうどいいタイミングで戻って来たな。ほれ、ココアだ」

 

「ありがとうございます……あのご主人様、不躾な質問なのですがよろしいでしょうか?」

 

「ん?何か気になることがあるのか?」

 

「日本ではお風呂上りにコーヒー牛乳もしくはフルーツ牛乳とお聞きしたのですが、どうしてそのどちらでもないココアなのでしょうか?」

 

「……あれだ、セロトニンを摂取して幸福感をだな」

 

「えっと、牛乳自体にセロトニンが含まれていますので、ココアでなくてもコーヒー牛乳でも……」

 

「それ以上追及すんなら、喉奥まで突っ込んだらセシリアは悦んじゃうから……あー、廊下で思いっきりやるのも悦びそうだな。うん、今後一切襲わん」

 

 相変わらず品のある座り方で椅子に座り、ココアを受け取り俺へ問いかけるセシリア。まさか風呂上りのコーヒー牛乳を知ってるとはな

 ちょっと日本の文化的なものに触れたかったよな、期待したものと違って少し困惑したよな。うん、ごめん!

 ただ俺がココアが好きなだけで提供したのが理由だけど、どうでもいいプライドが邪魔して理由を伝えずに脅す結果となってしまった

 二度と先ほどの行為ができないと言われたセシリアは驚愕した表情を浮かべ、もうココアについて触れてくることはなかった。本当に申し訳ない

 

「そ、そこまで触れてはいけな内容なのですか」

 

「……お、おう」

 

「もしや日本では禁忌としての扱い?でもご主人様はあえて禁忌に手を出している……さすがです!ご主人様!」

 

(それはもはやどういうこと?)

 

「それにご主人様が淹れてくださったココア。このココアをご主人様と想い、ゆっくりと味わい飲み干します」

 

「俺をココアって、胃酸で溶かす気満々……え?下剋上でも企んでんの?」

 

「ち、違います!下剋上など企んでおりません!むしろ私が溶かされたい側です!」

 

 何を言ってるんだこの貴族様は?いくらマゾ気質があろうと、限度があるぞ。まさか命の危機さえ感じるようになってしまうまで成長してるとはな

 他人事みたいに考えてるが、気品あふれるご令嬢のセシリアをこんな風に変えてしまったのは、他の誰でもない俺でした。オルコット家の皆さま、誠に申し訳ございません

 叩かれれば悦び、椅子にされれば身体を震わせ、お仕置きと聞けば頬を染め、喜悦するような貴族にしたのは俺ですが、その道を選んだのは彼女です

 こんな構文でオルコット家の人に説明したら俺どうなんだ?極刑?極刑だよな?極刑ですよねぇ。ハハッ、イギリスへ旅行できない理由ができちゃった

 

「……はぁ、一旦落ち着こう。変な思考回路になってる」

 

「そ、そうですね。ココアを飲んで落ち着きます……美味しいです、ご主人様」

 

「やっぱり顎を上げて飲まないんだな、それに少量ずつ飲んでゆっくり飲む。音も立ててないし、幼い頃からそう教わってたのか?」

 

「ええ、上品に飲むよう教わりました。気品さなどは物心がつくころには叩き込まれました。後はもう身体が覚えまして、今となってはこれが当たり前のようになりました」

 

「気品さね。足組んで、背もたれにもたれかかりながら、顎を上げて飲んでる俺はまったく当てはまらないな」

 

「気品さよりもご主人様は、漢らしさがありますよ……ああ、なるほど。確かにこうして見ますと画にして、額縁に飾り永遠と見ていたい画になりますね♡」

 

「その画は大した価値はないだろ、犯罪者の画だぜ」

 

 意趣返しというわけではないと思うが、先ほど俺がした指を四角の形にし、カメラのようにして俺を見つめるセシリア

 碧眼に映る俺は一体どんな姿か、淀んでいるか、阿呆が座っているか、フィルターが正常なら値の付かぬ画を映しているはずだが、どうにもカメラマンは嬉しそうだ

 つられて俺も笑うとカメラマンはウインクをした。シャッターの変わりなのかもしれないが、俺にはOPでのマキ〇さんに見えてドキッとした

 歌手の人がトラックに轢かれたとこがネタになってた事を思い出してしまい、さらに笑みが増す。いけない落ち着くつもりが、変なこと考えてしまった

 

「どうかされましたか、ご主人様?」

 

「ふふっ……いいや、セシリアも4課のリーダーさんに負けず劣らずの美人さんだなって思っただけ」

 

「えぇっ!?きゅ、急に容姿を褒めるだなんて……はっ!まさかこれが飴と鞭」

 

「違う、普通に褒めただけだ。おしとやかなセシリアは、俺の目から見ても美人だよ」

 

「よ、喜ばしいことですけど……先ほどみたいに荒々しく責めずに、このように褒められるのは慣れてないので」

 

「あーまぁ、確かにそういった機会は少なかったな」

 

「少々新鮮ですが、胸が温まりますね」

 

 ホッと一息入れて、自分の胸に手をかざすセシリア。今まで要望通りに責め立ててたが、さすがにそこまでドSでもない

 御茶会ぐらい心穏やかに過ごしていたい、例え主人と奴隷という関係だとしてもセシリアは俺にとってはもう大切な存在だ

 革命の全てが終わったら、極刑覚悟でセシリアの故郷に赴いてみよう。きちんとセシリアの隣に立っても恥ずかしくないように、マナーは覚えよう

 未来への展望を広げつつ、これからの計画の為にも気合を入れようと一気に残っているココアを飲みほした。完璧にマナー違反だがな

 

「あぁ、なるほど。これがそうなのですね」

 

「………?」

 

「これが、放置プレイというものなのですねご主人様!」

 

「ぶぅーーーーッ!!」

 

「ひゃん♡……こうしてご主人様が口にしたココアを吹きかけられる。あぁ、一度甘やかし責め立てるのを辞め、その後思いきり私を汚し尽くす。完璧ですご主人様!」

 

「……ゲッホ、ゴホッ!」

 

「ご主人様!だ、大丈夫ですか!?」

 

 ココアを吹き掛けられて、恍惚の表情を浮かべるセシリア。どこまでも俺を全肯定してきそうなこのbot貴族様。変態の次元を一つ越えてないか?

 セシリアの故郷に赴いたら、ここまでの変態にした罪で俺は極刑に処されるな。やっぱりイギリスには旅行できそうにないと、ココアで濡れたセシリアを見てそう思った

 

 

 

 

 

 

~代表候補生はアニマル~

 

 シャルとラウラ、二人を堕とし臨海学校のことを聞いた後のこと。風呂に入り洗いっこしたり、もう一回戦行おうとラウラが跨ったりと色々あった

 今は既に風呂から上がり、髪も乾かしてベッドの上で二人と会話をしている。学校でのこと、軍でのことジャンルは様々だ

 臨海学校に行く際に必要な水着の色決めなんかも行った。ラウラはそういったことに無関心なため、何がいいのかよくわかっていない

 せっかくの素材を活かさないのはもったいないと、シャルは憤怒してラウラに似合う色合い、水着のタイプなどを模索していた

 

「も、もういいだろデュノア!私は学校から支給される水着で十分だ!」

 

「それってスクール水着でしょ!ダメだよ!もっと可愛い水着を着て、ご主人様と一緒に海を満喫しないと!」

 

「そもそも俺が、臨海学校に行けるかわかんねぇけどな」

 

「デュノアも私に構ってないで、自分の水着を選ぶことに奔走しろ!」

 

「僕はあらかた決めてるの!後日デパートに行って買うけど、ラウラのもその時に買うんだからね!」

 

「ぐ、ぐぬぅ!デュノアはどうせ犬耳や尻尾付きの水着を購入だろう!私には見合った動物がいない!」

 

「ちょっと待て。え?シャル何とんでもないの購入予定してんの?」

 

 は?犬耳と尻尾付きの水着を購入すんの?行為中なら別に違和感ないけど、臨海学校で参加するのに相応しいだなんて一ミリも思えない

 まずそんな装飾付きは水着と言えるのか?形状等で判断するしかないが、まぁ布面積が少なければ水着とも捕らえれるか。いや、だとしてもダメだろ

 ラウラもラウラだが、見合った動物がいないってなんだ?別に水着を着る=動物になるなんて方程式はこの世のどこにも存在しないよ

 変な知識を植え付けられてるな、一度脳に擦り込まれたら疑わずにシンジちゃうタイプか。将来何かしらの詐欺の被害に遭いそう

 

「ご主人様にとっての犬だけど!臨海学校でそんな格好しないよ!」

 

「"で"ってことは、臨海学校以外ならいいんだ」

 

「そ、それはもちろんご主人様と一緒の時なら……♡」

 

「同じ部隊のクラリッサが教えてくれた。動物の格好をして異性を誘惑、外で何かしらの行為を行うと」

 

「18禁だな。うん、完全にそれはいかがわしい本の影響だが、世の中にそういったことを出来る人なんていな……」

 

「む?ご主人様がしているのは、あの漫画とは違うのか?」

 

「……俺、エロ漫画の主人公?」

 

 懐かしいなぁ、昔虐められるよりも前に捨てられたエロ本を拾って隠してたな。それをクラスのやつらと共有して、世界が広がり、一歩大人になった

 思い返せば、割とリスクが高いことを平然としているなあの世界の主人公。あの手この手で女性を犯し、それでいて警察に捕まっていない

 二次元や台本だけの世界と成長して気づいたが、今俺がしてることってあの世界の主人公たちと同じだな。しかも割と大規模

 展開が進んでいけば、相手側がコスプレして水着になったり、制服、バニー、チャイナ服と衣装が変わる。確かにその中に動物系統のものもあるけどな

 

「むぅ、そう思うと私も何かしらの動物になりきるべきか?」

 

「あはは、別に動物にならなくてもいいんだよラウラ。確かに僕はご主人様の忠犬だけど……」

 

「デュノアは犬か……他の代表候補生はなんだ?」

 

「うぅーん、セシリアってなんだろ……牝豚か色豚?」

 

「俺に聞かないでくれ……まぁ、そう言ってた記憶はあるけど」

 

「鈴は猫でしょ、ご主人様にものすごく懐いてる猫」

 

「そうなると、かなり候補が絞られていくな」

 

 気づけばラウラに似合う動物探しになっていた。鈴が猫、シャルが犬なのはわかるが、セシリアを豚というカテゴリ扱いでいいのだろうか?

 いつかの調教の際に口走った記憶もあるが、豚とはなかなかにインパクトのあるものだ。セシリアなら、甘んじて受け入れそうだ

 犬もしくは猫と被ってもよさそうだが、何かの縛りプレイでもしているのか、他の動物にするといった流れになっているが、候補が多すぎるな

 ラウラに耳や尻尾、もしくは全身を変身させたとしても似合いそうだ。あぁ、先ほど思い出したものの中にあるじゃん、動物の格好のコスプレが

 

「バニー姿とかはどうだ?」

 

「バニーってことは、ウサギの格好ってこと?」

 

「ああ、服装とかも黒色で統一されてるのをよく見るし、ラウラに似合いそうだと思ってな」

 

「そ、そうなのか。私はご主人様にとってのウサギなのか」

 

「確かに~。ウサギって発情期になると、おしっこを飛ばすって聞いたことあるし、さっきまでラウラと一致してるね」

 

「ほ、本当か!?なら私は間違いなくウサギだな!」

 

「その特徴、オスだけのはずだが?」

 

 縄張りを主張する目的と、絶頂による衝動は別物なのだが、恥もせずに賛同するとはな。まぁ、きちんと奴隷となったと考えよう

 それにバニー自体も悪くない、ラウラに兎耳のカチューシャでも着け、バニースーツを着させ、白色の毛玉が腰辺りについてれば完璧だ

 身長も小柄に部類されるラウラが、うずくまって丸まってる姿を想像する。割と庇護欲をそそられるような光景にゾクゾクッとする

 つい湧き出した感情を止められず、自分に当てはまる動物を見つけて喜ぶラウラを抱きかかえ、膝の上に乗せて頭を撫でる

 

「ご、ご主人様、あのこれは……」

 

「ん~、可愛いって弾丸で心臓をズキューンと撃ち抜かれたから?」

 

「いいなぁ~ラウラ、ご主人様~わんこの僕も撫でて~」

 

「脚に頬擦りか、本当にわんこに見えてきたな」

 

「わんわん♡」

 

「う、ウサギはなんと鳴くのだ……ぴょ、ぴょんぴょんッ!」

 

「そんな元気活発に鳴くウサギは見たことないな。ラウラってウサギの新種か何かか?」

 

 完全に触れ合いパークの一コマのような光景になった。足元には頬擦りするわんこ、膝元にはウサギが座っている

 俺は右手でウサギの頭を撫で、左手で足元のわんこの喉元に手を伸ばすがこれは猫にやる行為かどうか迷ったので、鼻先を人差し指でくすぐった

 これを気に入ったのか、シャルはさらに役にのめり込んだのか、立ち上がって俺の首元を舐めてきた。なんともいえないゾワゾワ感が俺を襲う

 ラウラもそんなシャルを見て対抗心を燃やしたのか、絶対にウサギがしなさそうな胸元を舌でゆっくりと舐め回す

 

「んぐ、二人共これは……ひゅっ!な、何をしてんだ」

 

「れろぉ~っ……♡こういうのなんて言うんだっけ?縄張り主張だから、マーキングだね」

 

「ちゅぱっ……♡ん?犬のマーキングは、おしっこではないのか?」

 

「犬本来のマーキングとしては正解だが、さすがに俺自身に放尿されて悦ぶような上級変態資格はもってないぞ」

 

「うん、僕もさすがにそこまでの自信がないとは言わないけど。ご主人様の意志は尊重したいし」

 

「……え?俺にマーキングする方法、元来の通りにやれるの?」

 

「え?はい」

 

 真っすぐな目で肯定されたことで、少しだけ驚愕した。まさか命に従い、嫌々やらされるのならわかるが、本人自身が無問題とはな

 シャルをここ数日で変態になってしまうとは、元々の変態性が開花したのか、俺がここまでの変態に育て上げたのか。育成方法もしかして、間違えたか?

 セシリアと同じく、シャルの故郷であるフランスに旅行できなくなりました。というより、どの国にも旅行できることができないような気がする

 ラウラの故郷であるドイツだって、所属していた軍の人達に知られたら、ISで蜂の巣になるな。全身穴だらけ、ボロ雑巾になっちまう

 

「そ、そのマーキングの仕方は私のだろう!」

 

「ラウラのは嗜好がそれなだけ!僕のは僕のご主人様っていう証を刻むの!」

 

「刻むだと?デュノア、ご主人様の身体に怪我を負わせるつもりなら……」

 

「本当に傷つけないよ!?僕が隷属したって証を、ご主人様に対して示す為なの!」

 

「ほぉ、あのマーキングにそこまでの意味が」

 

「うん!ある!」

 

「え?ラウラ、それで納得すんの……てか待って、なんでシャルは片足上げようとしてんの?ラウラもだよ、何で小刻みに震えてんの?え、マジでやる気か!?」

 

 この日、二人のマーキングは、きちんと俺の身体に刻み込まれましたが、主人としての威厳を保てなくなるほど心は衰弱しきりました

 なので逆転の発想で、俺も二人にマーキングをしてやろうと、白くてマグマのように熱されているモノでマーキングをした。多少、心は復活した

 

 

 

 

 

~とても蕩けて蕩けさせられ~

 

 鈴とのデートを終え、特に見つかるといった問題もなく部屋へ帰宅を遂げた。変装を解き、いつもの格好に戻ろうとするがある物が目に付く

 色々と持ってきてくれた服の中に、Vネックの服があったのだ。女性で胸元が空いてる服は見たことあるが、男性だとどうなるのか、興味本位で袖を通した

 白色の半袖Vネックに袖を通し、一緒に置かれていた紺色の上着も羽織る。鏡で見れば、服装としてはだらしなく見えるが、まぁそこまで悪くはない

 ネックレスなどでもして、空いてる胸元に少しでも飾りを付ければ多少はだらしなさも消えるかな?などとチェックしていたら

 

「なんだ?女をがっつり沼にでも堕とすつもりか?」

 

「うわッ!マドカ、びっくりさせないでくれよ」

 

「一昔前に流行ったホストってやつか?それに多少見えなくもないな、華月は顔の造形は良い方だからな」

 

「ど、どうも……」

 

「おや、華月さんとマドカさん。洗面所で何を……華月さん、シャンパンなどを飲まれるのでしたら、きちんと年齢は守ってください。後、沼に堕とす女性は大量にお願いしますね」

 

「いやだから、ホスト目指してないって」

 

「うふふ、割と様になってますよ。月に何千万も稼いでそうです」

 

 計画の協力者である神楽とマドカ、馬子にも衣装と言うかと思っていたが、異性からの高評価なのは嬉しいものだ

 一応、髪型もいつも通りマッシュウルフへと戻す。メッシュとなっている白髪も今となっては気に入っているが、このメッシュもあってかより一層そっち感が増す

 洗面所が騒がしくなったのに気が付いて様子を見に来たのか、部屋にいた恋人である鈴と幼馴染のティナもこちらにやって来た

 鈴は俺の姿を見るや否や、すぐさま近づいてきた。一方ティナは、提供されていたココアを噴き出しそうになっているのを堪えている

 

「ちょ、ちょっと華月!?な、何その沼に引きずり込みそうな格好!?」

 

「……んぶッ!ぷはぁ!びっくりしたぁ、急に沼に突き堕とそうとする衣装にしてんだもん」

 

「何その共通認識、必ず沼に堕とすことが前提なのこの格好」

 

「まぁさすがに被害妄想が大きいような気もしますが、華月さんが本当に女性を堕とせれば事実では?」

 

「おぉ~いいじゃん、一日職業体験できるよ華月」

 

「もうちょっと選ぶ権利あるよね」

 

「確かに面白そうだな……よし、私らをまず堕としてみろ。ただし、行為はなしだぜ」

 

 賛同派が多数を占めた。鈴に至っては脳がパンクしてるのか、顔を赤くしずっと胸元を見つめ続けて「あうあう」言っている

 あれよあれよと、事が進んでいきベッドに腰かけてお話して、神楽、マドカ、ティナを堕とす。鈴は正常に戻ったらチャレンジとのこと

 最初に俺の隣に座ったのは神楽だ。最初の協力者、いつも世話になり、迷惑をかけてばかりで申し訳ないと思っているパートナーだ

 会話で堕とすと言ってたが、そういった技術は会得していない。方法がわからないのに、実践で何かできるわけもない

 

「行為をしなけりゃいいだけだ。ソフトタッチとかはOKだ」

 

「うぅ~ん、だがどうやって?」

 

「華月が蕩けそうになった経験を活かせばいけるよ!」

 

「俺が蕩けそうになったか……あぁ、これか?」

 

「ふふっ、意外ですね。言葉で蕩けそうになったことがあるとは」

 

「いや、こうするだけ」

 

「え?な、なぜ顔を近づけ……ひぁああァッ♡」

 

 証明:耳たぶをシャルに甘噛みされた際、俺は蕩けかけましたが、これは俺が弱いからでしょうか?それとも人間皆弱いからでしょうか?

 結論:耳たぶを甘噛みされた神楽は、力を失くしベッドから崩れ落ちた。これにより、人間皆弱いからであると証明できる。QED

 へなへなと崩れ落ちた神楽は、顔を手で覆い隠しプルプルと震えている。大丈夫かと心配し、近づいた途端景色が一転し、天井を見上げている

 理解したころには、背中に衝撃が走った。簡単な話だ、俺が神楽に一本背負いされてベッドに叩きつけられたんだ。よっぽど恥ずかしかったんだろうな

 

「はぁ、はぁ、はぁ……やってくれましたね。久々ですよ、ここまでの羞恥は」

 

「あはは、プルプル震えてどうしんたんだい子猫ちゃ……オゲッ!!」

 

「ふぅーー……今のリストロックで許してあげます。私の寛大な心に感謝すること」

 

「ククッ、四十院もやっぱり可愛らしい悲鳴出せるもんだな」

 

「う、うるさいですよ!ほら、華月さん!次はマドカさんですよ」

 

「お、おう……じゃ、じゃあ次はマドカか。さっきので痛い目みたから、今度は違う手法でいこう」

 

「ああ、耳を甘噛みはやめとけ。他の手法があるならって、結局顔を近づけるのか。甘嚙み以外で……ふひゃぁあああァッ♡」

 

 証明:以前、簪と楯無が両耳に息を吹きかけられ、俺は蕩けかけましたが、これは両耳がいけないのか?それとも片耳でも変わりないのか?

 結論:片耳に息を吹きかけられたマドカは、足先から震わせて頭のてっぺんまで震わせました。これにより、片耳でも変わらないと証明できる。QED

 身の毛がよだつような体験をしたマドカは、プルプルしながら首をこちらにギィッと、擬音が聞こえそうなほどゆっくり向けてくる

 気づくべきだった。顔の半分が般若に近しい表情を浮かべた時点で、攻撃が飛んでくると。案の定、トリケラトプス拳を喰らってノックアウト

 

「ふぅ、ふぅ、ふぅ……ハハハッ、私も久々の羞恥を味わったな」

 

「わ、悪かった。だが、報復にその技は倍返し過ぎないか?」

 

「なんだ?鞭打の方がよかったか?お望みなら……」

 

「いやいや、遠慮しとく。て、てかもう身体の節々が痛い」

 

「華月~、お休みのところ申し訳ないけど、次私の番だからね」

 

「てぃ、ティナか。うぅ~む、どうやって……ん?神楽、どうかしたか?」

 

「何々、作戦会議かな~。でも、さっきまでの二人と違って、私はそう簡単に蕩けは……ーーーッ♡」

 

 証明:神楽からの耳打ちにより、俺を虐めてた女を堕とす際の目をしろ言われたので、敵意や殺意の乗った目を生み出した

 結論:敵意や殺意の乗った目を見た相手、恐怖によって腰を抜かすということだろうか?ティナは腰を抜かしている

 腰を抜かしたティナに近づくと、マドカがよくする三日月型の笑みを浮かべていた。頬も赤らめ、うっとりと蕩けているように見える

 一応、蕩けているという認識でいいのか?というより、なぜティナは蕩けているのだろうか?セシリアと同じ嗜好なのか?

 

「ふ、ふふふ……神楽ったら、私のこと理解してるじゃん」

 

「ええ、気に入りましたか?」

 

「まぁね。あ、華月ありがとね。私は別にセシリアみたいなブーさんじゃないからね」

 

「え?お、おう。ん?じゃあなんでさっき……」

 

「A secret makes a woman woman……♡」

 

「……女は秘密を着飾って美しくなるってか?華月だけには知られたくないだけだろ、このサイコ女」

 

「うるさいなぁ、耳吹き絶頂女が」

 

 ドゴォッと、目の前で大きな音が鳴る。マドカのかかと落としを、ティナは両手で受け止めた。力量の差か、ティナは苦笑を浮かべる

 一方マドカは、こめかみに血管が浮き出るほど苛立っているようで、目が真っ赤に発報してるように見える

 またかと言いたげな顔で神楽は溜息を吐き、鈴はいきなりの音に驚いてぴょんと跳ねる。この二人こんなに関係悪かったか?

 一旦落ち着きを取り戻す為、二人の間に入るがこの間だけ冷気が滞っている。二人もそこまで子供ではないので、すぐに落ち着きは取り戻してくれた

 

「いてて、本当に容赦ないようねマドカって、短気だし……はいはい、ごめんなさい」

 

「ふん、顎の下を撫でるようなことを言うからだ」

 

「顎の下ってどういうこと?」

 

「竜の顎の下にある一枚だけ逆さに生えてる鱗だな、一般的には逆鱗に触れるって言うかな?」

 

「へぇ~、マドカって竜なのね。どこに尻尾があるのかな?」

 

「言葉の綾ってやつだ!身体をまさぐるな!」

 

「これじゃさっきみたいな声は出ないのね」

 

 ティナに身体をまさぐられ、マドカは身を捻ってなんとか逃れようとする。見かねた神楽も止めに入り、わちゃわちゃとし始めた

 俺も止めに入ろうかと動こうとした途端、上着の袖をクイッと引っ張られた。振り返ると、脳のパンクが収まった鈴がいた

 何かを言いたいようで、俯きながらもじもじとしている。そういえば、鈴には蕩けさせる行動をとっていなかったがそのことだろうか?

 今までの蕩けさせる行動の証明と結論を用いて、鈴を蕩けさせてみようと意気込む。神楽とマドカと同様に、顔を近づけ耳元に顔を持っていく

 

「りーん、じゃあ耳に何をしてほし……」

 

「あ、あのね華月……」

 

「ん?どうした?」

 

「と、蕩けさせるのは……その、二人っきりの時に、私をめちゃくちゃに蕩けさせていいから♡」

 

「……ふぁああぁあっ」

 

「か、華月?」

 

「……ずっこい」

 

 証明:頬を赤らめた鈴が、夜の営みを求めてきた。彼女である鈴のこの行動を、彼氏である俺が平常心でいられるでしょうか?

 結論:無理に決まっている。俺が蕩けた。もちろん要望に応えるべく、夜の営みはめちゃくちゃ蕩けさせた




はい、久々の執筆なので変なとこ多いです。

社会の歯車になりましたが、投稿はきちんと続けていきます。

休みがたくさんほしいぃぃぃぃ!!


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花月荘での一幕

~お盆休み中~

友A「二次元での初恋って誰だった?」

友B「なに急に、白〇黒子だけど」

私「C.〇.だよ」

友A「久慈〇りせ!」

旅行もせずに地元でアホしてました。


 真っ暗だ。目の前が真っ黒に染まっている。いや、目を何かで塞がれている。あったかくて、とても柔らかいものが瞼、いや顔全体が何かで塞がれている

 うっすらと意識の中だが、眠ってしまったのだと脳がゆっくりと理解した。しかも、後頭部に柔らかい感触がある。布の感触ではない、人肌のものであるのを感じとる

 膝枕をされている状況に気が付き、俺は重たい身体を起こそうとする。アイマスクのようなものに視界は奪われているので、誰に膝枕をされているのかがわからない

 ふと思い返す。俺は一体いつ意識を手放したか、束が忠誠を誓ったのは記憶してるがその後がない。未だに洞窟の中だろうか?

 

「む……んぶッ、顔全体に何が……」

 

「んんっ、あはぁっ♡ご主人様ぁっ……♡おはようございますぅ」

 

「そ、その声は真耶か?え?なんでここに?」

 

「ここは「花月荘」という私たちが宿泊している旅館です。近場の浜辺で意識を失ってたご主人様を、鈴さんが必死に運んで来たんです」

 

「そうか、鈴が……心配させてしまったな。んで、真耶は何をしてんだ?」

 

「あぁんッ♡はふっ、うぅンッ……!ご主人様の看病ですっ……♡かれこれ12時間ほどお眠りになってましたので……あぁっ、はうぅッ♡喉の潤いと、はちきれそうなオチンチンのご奉仕をと……♡」

 

「……うん、ありがとう。色々と言いたいことはあるが、ありがとな」

 

 要はアイマスクと思っていたのは真耶の胸で、膝枕をされつつ授乳されて手コキまでされている。何この赤ちゃんプレイみたいなの

 言われて気づいたが、チンポを細くしなやかな指で握って巻き付け、丁寧ながらも適度な力を込めて上下にしごいている

 俺の顔を全て覆っている真耶の胸は、上着とブラジャーを捲って露出させている乳房、窒息にならぬよう俺の顔へと押しつけている

 12時間も眠り続けたからか、喉に違和感を覚えはしている。真耶の善意で行ったこの授乳手コキ、身体の気怠さが抜けるまで付き合ってもらおう

 

「ふうぅっ、んはぁアッ……!あふぅうッ♡急に吸う力が強くっ……♡」

 

「確かに喉を潤したいからな、たくさん溜まってる分を全部吸い付くそう」

 

「ンはぁああっ、あぁンッ♡はふぅううッ……♡お乳、吸ってもらえてるぅっ……♡んんっ!」

 

「栄養価高そうだな……しかも、いくらでも出るし」

 

「ご主人様っ……♡んんッ、ふぁああァッ♡母乳の味はいかがでしょうかっ……♡美味しくいただけてますかっ♡」

 

「美味しいよ。甘くてまろやか、それにとても濃い」

 

「あぁンッ……♡はふぅっ、んはぁああッ♡オチンチンビクビクしてるぅっ……♡ああッ、すごく元気になってぇっ……♡」

 

 真耶の母乳がチロチロと口の中に入ると、募る欲望から乳首を吸う力は自然と高まり、大きな吸い音をたてて母乳を味わっていく

 力強く乳頭を吸引されて母乳を搾り出され、官能的な刺激が抜けていく心地に艶めかしい声をこぼし、身体をゾクゾクとわななかせる

 真耶の豊乳から母乳を吸い出すのは何度やってもたまらなく淫欲をくすぐられ、熱心にしごかれるチンポが雄々しく脈を打つ

 チンポがいっそう肥大し、硬さを増してくのを、真耶は手指ですぐさま感じ取り、その逞しさに興奮の気配を強める

 

「喜んでもらえて嬉しいですっ……♡んんっ、ふあァッ♡はぅううんッ……!!」

 

「真耶の奉仕が気持ちいいからな」

 

「ふふっ、オチンチンにもっとご奉仕いたしますぅっ♡ふぅううぅッ、んはぁアッ♡いっぱい、気持ちよくなれるようにぃっ……♡」

 

「俺だけ気持ちよくなるのもな、真耶ももっと昂れるよう心がけよう」

 

「ひゃああぁンッ♡あはぁアッ、はふぅううッ♡すごくっ、吸ってもらえてるぅっ……♡ンはぁっ♡」

 

「もうちょっと強めにいくぞ!」

 

「はひぃいいんっ♡ひぁああッ、ああぁンッ♡ふぁアアッ♡お乳吸うのっ、もっと強くぅ♡ンはぁあッ♡あぁっ♡はぁんんっ♡」

 

 俺が昂ってることに悦び、真耶は手を上下させるペースを速めて、より熱を込めた手コキ奉仕でチンポに卑猥な摩擦を施す

 しっとりとした肌に撫でられる心地良さに加え、しごかれることで芯から広がる快感がより鮮明になり、俺は恍惚としつつ、腰をゾクリとさせる

 口に含むこの乳房をもっと思うままに楽しみたいと、乳首を吸う力をさらに強くしていき、蠱惑的な味わいの母乳を勢いよく搾っていく

 執拗に吸引されて母乳を吸い出され、舐め転がされる勃起乳首に卑猥な刺激を浴びて、真耶はたまらず歓喜の声をあげた

 

「あはぁアッ、あぁんッ♡この感じぃっ♡ひあぁっ♡アァッ、気持ちいいのきてるぅっ♡オッパイイッちゃいそうですぅっ♡」

 

「もっとしぶくのか。いいぞ!思いきり噴きな!」

 

「アァッ♡出ちゃうぅっ、うぅんッ♡ふぁああっ♡もうっ、オッパイ噴いちゃいますぅっ♡んはぁああッ、あはぁアアッ♡」

 

「全部吸ってやるから我慢せずイキ狂え!」

 

「はひっ、ひぃいンッ♡んっはぁあああァッ♡アはぁあっ、あぁんッ♡イクぅっ♡オッパイイキますぅっ、ふぁああァッ♡」

 

「そら、イケッ!」

 

「ひゃああぁぁアアアァァンッ♡」

 

ビュル!ビュルル!!

 

 獰猛に乳首を吸引され、激しい責めにどんどん興奮の様子は強くなり、身体は次第に緊張に包まれ、チンポを握る手にも力が入ってくる

とどめとばかりに思いっきり乳頭に吸い付くと、濃密な快楽が一気に牝脂肪を突き抜けたようで、快悦の叫びと共に、母乳が勢いよく弾け出た

 口から溢れるほどの母乳を受け止めつつ、真耶の痴態に俺はさらなる興奮を覚え、喉を鳴らして甘やかなミルクを飲み下す

 欲情に比例するように手コキ奉仕はより大胆になっていき、煽られるままに俺も頂点へと駆け上がっていき、チンポに熱い衝動が広がった

 

「いっぱい母乳噴きますぅっ♡ふはぁアアッ、ああぁンッ♡もっとしぶいてっ、イキ狂いますぅっ♡ご主人様も出してくださいっ♡」

 

「ぐっ!?俺も急に擦るペースを上げられると!」

 

「アァッ♡はひっ、ひはぁああァッ♡んあァッ♡私もっ、もっとぉっ♡すごいのきちゃうぅっ♡ふぁああッ♡はひぃいいンッ♡」

 

「また乳噴きアクメを決めるか!俺も一緒にイクぞッ!」

 

「んはぁアアッ、はぅううンッ♡イキますぅっ♡またいやらしくイッてっ、んはぁああァッ♡オッパイしぶきまくっちゃいますっ♡」

 

「出るッ!!」

 

びゅぶうううううッ!!ビュルルル!!

 

「はひゃああァァアアアァァッ♡」

 

プッシャァーー!!

 

 淫らな欲望のこもった貪欲な奉仕に、チンポの芯まで肉悦が駆け抜けていき、俺はたまらず一気に引き上がった淫欲を爆発させた

 膨らんでいった淫悦もいよいよ限界を迎え、俺は射精感を解放して、しなり上がるチンポから豪快に精液を放った

 主人を気持ちよくさせられた達成感や、その手に感じる雄々しい反応に喜びを爆発させ、真耶はよがりながら母乳を拭き続け、派手に乱れる

 俺も母乳を飲みながら精液を放つ心地にますます興奮し、真耶の手の中でチンポを力強く跳ねさせ、突き抜けていく快悦のままに精液をぶちまける

 

「オチンチンっ♡んはぁあッ、はひぃいいンッ♡ふぁああッ♡ご主人様の射精オチンチンすごいですぅっ♡私も興奮してっ、気持ちよくなっちゃうぅっ♡」

 

「んぶぶ、勢い良すぎだこのミルクサーバー!」

 

「精液っ、たくさん飛んできてぇっ♡んはぁっ、ああぁんッ♡またイッちゃうぅっ♡ふぁああァッ♡アァッ、はひぃいいっ♡」

 

「そろそろ打ち止めだな」

 

「オッパイ噴くのっ、ンはぁああっ♡あはァッ♡はぅうンッ♡精液感じるのもっ、すごいぃ♡んはぁアッ、イクぅっ♡ふはぁああァッ♡」

 

「これで最後だっ!」

 

ビューーーッ!!びゅるるる!!

 

「むひぃいいィィイイィィンッ♡」

 

 豪快に精液が噴き散り、湿った音をたててすべらかな乳肌を叩いては、豊満な肉房にねっとりと粘り付いていく

 熱烈な手コキ奉仕に絞られるがまま、豪快に精液を噴き散らしていって、猛りきった官能が落ち着くと共に射精は終わりを迎えた

 真耶も同じようにアクメから抜けた様子で、母乳の噴出は終えたが、見るとなおも、妖しい昂りは収まっていないように感じられる

 乳房に濃厚な精液を感じられていることや、萎えることのないチンポに淫欲を煽られ、発情が止まらないようで、未だにチンポにうっとりとし、ゆっくりと撫でてくる

 

「ひぁああッ……♡あはぁアッ、ああァッ……♡はひっ♡ンああぁっ、はぅうんッ……♡」

 

「んぷっ、ふぅっ……!あー、あー、喉の調子も治った。ありがとな真耶」

 

「はふぅっ、んはぁあッ……♡あぁンッ♡満足されたならよかったですぅっ……♡」

 

「発情してるとこ悪いが現状を教えてくれ、俺が旅館にいることは誰が知ってる?」

 

「んはぁッ♡アァッ、はぅううっ……♡ご、ご主人様がここにいるのを知ってるのは、私と鈴さんに四十院さん、楯無さんのみです」

 

「そうか、織斑千冬にはバレてないんだな」

 

「はい、というよりも織斑先生は突然現れた篠ノ之束の対応でいっぱいいっぱいかと……」

 

 束が臨海学校のイベント事に参加したのか、元々何かしらの用で行く予定だったのだろう。愛しの妹ちゃんがいるんだからな

 俺が意識を手放す直前、最後に接していたのは束だ。でも鈴が運んだってことは、やっぱり俺が束に殺られたんじゃないかって心配になって戻って来たのかな?

 鈴が見たのは意識を手放した俺だけか、改心した束と一緒にいた俺か、見つけた状況次第で色々と変わるな。そこについては、後で聞くとしよう

 今は気にするのは、臨海学校に束が現れたのなら真耶はなぜここにいる?わざわざ旅館の方に真耶を置かせたのか、近場に置いておくものではないのか?

 

『まぁ、ここにいる理由は私のせいでもあるな』

 

「うおっ!?る、ルー……」

 

「ご、ご主人様?どうなされたのですか?」

 

「ルームミラーでなく!マジックミラーで真耶を犯したいって思っただけ!!」

 

「そ、そこまで大声で宣言するのですか!?そ、そんなに私を羞恥プレイさせたいのですか♡」

 

「あ、ああ。いずれな……」

 

『とんでもねぇ宣言してんじゃない。とっとと本題に移っていいか?』

 

 急に脳内でルーシャの声に驚き声を出したが、ネヴィとルーシャの存在は誰にも伝えてない。まぁ、信じてもらえないってのが理由だ

 別の言葉で誤魔化したが、それはそれで変な約束事を設けてしまった。今はそこでなく、真耶がここにいる理由にルーシャが関わってることだ

 ルーシャがしたことが関係してるのなら、唯一直近でしたことはわかる。束の心情を揺さぶる為、銀の福音を暴走状態にさせたことか?

 元々は、織斑一夏と篠ノ之箒の晴れ舞台のために我が子を利用としたプログラム。それを無理矢理起動させた。あれが関わっているのなら、操縦者がここにいるのか?

 

『……華月、そろそろ予想というか未来予知になってきて気色悪いぞ』

 

『ちょーっと!何度言わせんの!あんたは華月の味方なんだから気色悪いとか言わないの!』

 

『じゃあネヴィは、今の予想を聞いてどう思った』

 

『……ちょっと引いた』

 

(うん、そうか、当たってたのか。ネヴィ、正直に言ってくれてありがと)

 

「近くの海辺で、意識不明の状態の銀の福音の操縦者であるナターシャさんが発見されたんです。機体の暴走が起こったようで、目が覚めるまでこの旅館で安静に」

 

「……な、なるほどな。それで真耶がこっちにいるのか。旅館の女将さんに任せるわけにもいかんか」

 

 やはりあの一件が原因なようだ。機体を暴走状態にするプログラムを組んだのは束、それを無理矢理起動させたのがルーシャ、この二人が引き起こした事件だ

 暴走状態で銀の福音に搭乗していた操縦者、ナターシャさんはそれに巻き込まれて意識不明の状態。ちょっと待って、ナターシャさんって容体大丈夫なの?

 これでそのまま意識が戻らなかったら、そう考えると震えが止まらない。がっつり関わっている件で被害者が生まれた、ずっと心に重りとなって居続けるだろう

 心臓の鼓動が速まっていき、不安という俺の心情を察したのかネヴィとルーシャが続けて俺の脳内に語り掛けてきた

 

『安心しろ、命に別条はない。ただの一時的な気絶だ』

 

『まぁ、当人は驚き体験だよね。機体のテストをしていたら、急に意識を落としたわけだし。華月もお母さんとの対面で気を張りすぎ、服従した姿に安心して一気に疲れがきて意識を失ったの』

 

(そ、そうか。俺が気を失った理由はわかった。ナターシャさんが気を失ったのは、俺が要因でもあるのが事実だな。謝罪の一言くらい言えたらいいが)

 

『なら本人に言え、今もその襖の隙間から見てるぞ』

 

「はァッ!?」

 

「ひゃッ!?」

 

「ッ!?」

 

 ルーシャの言葉に驚き、膝枕に置かれている頭を勢いよく上げる。その際、急な出来事に真耶は驚きよろめいていたが、それどころではない

 襖と言っていたので、部屋内に二ヵ所ある襖をババッと交互に見ると、こちらも急な出来事に驚いたのか襖の隙間からわずかにだが声が聞こえた

 本人とルーシャは言っていた。なら、襖の奥にいるのはナターシャさんのはず。だが、もし先ほどの真耶との光景を見られたとなると、少々厄介なことになる

 すると、襖がゆっくりと開かれる。襖の奥には鮮やかで艶やかな長い金髪をした女性、彼女がナターシャさんのはずだが疑問がある。なぜわざわざこの部屋に入室した?

 

「……本当にあなた、米原華月なのよね?新聞で見たわ、英霊となった若き男性操縦者と」

 

「……その米原華月で合っている」

 

「ふぅ~ん、やけに素直ね。今から私が、あなたを拘束すると言ってもおかしくない状況よ。すっとぼけたり、すぐに攻撃を仕掛けるのが得策でなくて?」

 

「ご、ご主人様……」

 

「真耶、悪いが二人きりにしてくれないか?」

 

「えッ!?で、ですが……」

 

「………」

 

 何も言わない俺に諦めたのか、真耶はその場で立ち上がりそそくさと部屋から出ていった。出て行く際、ナターシャさんは変わらず俺をジッと見ている

 俺は今からこの人を犯すために、真耶を部屋から追い出したわけではない。何もアクションを起こさないナターシャさんが何をしたいのか知るためだ

 未だにナターシャさんは一歩も動かない、一定の間合いを保って俺を見ている。俺を見ているというよりは、何かを考え込んでいる

 ようやく動きがあったのはお互い無言で見つめ合って五分後、ナターシャさんが俺の元へと歩を進めた。そして、俺の近くまで来るとそのまま体操座りをした

 

「はぁ、もうちょっと君が外道なら絶対に許せない!ってなってたのに、中途半端に善人が混ざってるのが卑怯だね」

 

「開口一番の台詞がそれですか、どこまで知ってるんですか?」

 

「私は君が、IS学園の生徒の子を犯して奴隷にしてるのを知った。君の身に着けているISの子から、意識が混濁してる時に教えられた」

 

「ルーシャのことですかね?」

 

「黒髪ショートヘアの子、君が今まで経験してきた過去の痛みもこれまでのことも。確かに昔の出来事を見て、君のことを可哀相とは思った」

 

「………」

 

「でも、それを理由付けにして君を虐めてた子以外の子にまで手を出していくのは、私は許せないと思うな」

 

 反論なんてなにもない。まさしくその通りだからだ。俺を昔虐めていた連中への報復、そこまでなら昔拾った漫画などの展開でもあった話だ

 今俺がやってるのは、政府の上層部の言いなりとして行動し続けるただの操り人形だ。男の威厳を取り戻すため、あいつらは手を出さず俺を利用して

 必死に生きたいと願いが叶う道がそれしかなかった。数多の女性を堕とし、奴隷としなければ俺は生きれないという理由から、いつの間にか犯して奴隷にしようが主軸になっていた

 今さら善人面するつもりはない、だがもう後戻りできない人数を堕としてきた。ここまで来たらもう最後まで悪を貫き通すと決めた

 

「本当だったら、君のこめかみに銃弾一発撃ちたいけどやめておくよ」

 

「……同情ですか?」

 

「ううん、この子たちを本来の道に正そうとしてるのも知ったからね。そこに関してはお礼を言いたいの」

 

「この子って、銀の福音ですか?」

 

「うん、暴走が収まった後にね金髪の……ルーシャちゃんが、色々と教えてくれたの。我が子をきちんと宇宙へ連れて行くって、篠ノ之博士の言葉とかね」

 

「束は改心しました。それは間違いないです」

 

「……それは君のおかげだもんね。だから、ありがとう!この子を兵器として扱わない道を生みだしてくれた君には感謝してる」

 

 ナターシャさんはそう言うと、パッと笑った。お礼なんて言われるとは思っていなかったし、眩しい笑顔にやられ頬が熱くなるのがわかる

 驚きもまた一つ、この子と言いながら左耳に着けているイヤリングをそっと撫でる。その時の表情は、母親のように愛着を持っての行為だった

 この人は最初からISを兵器として見ていない、むしろ兵器扱いする今の現状を許せないと思う側の人だった。聖母みたいな人だな

 イヤリングを撫でた手を離すと、俺のこめかみに左手を差し出してきた。ちなみに左手の形は、中指を内側に丸め親指で押さえている形とする

 

「君には感謝半分、許せなさ半分ってちょうど50:50なんだよね」

 

「そ、そうですか……」

 

「だ・か・ら♡」

 

バシィッ!!

 

「イッデェェッ!!」

 

「これで一旦許してあげる」

 

「あぁ、ぅあ……ご、ゴリラにやられたのか俺は?」

 

「君が今の世界、ISを当初の目的の道へと世界中が考えを改めたら本当に許してあげる。でも、何も変わらない日が経ったら……今度はデコピンじゃ済まさないぞ♡」

 

 とてつもない威力が出されたデコピンで、こめかみがめり込んだんじゃないかと錯覚するような威力だった。こんな細身の体のどこにそんなパワーが

 片手で額全体を抑えてる俺を見て、またにんまりと笑ってくる。この人、案外サディスティックな一面を持ってんじゃなかろうかと思う

 でも、一旦許すと言った。あんな行いをしている俺をだ。やっぱりこの人は聖母なのかもな、ゴリラの聖母。ゴリラ聖母だな

 しばらく痛みとの戦いを経ていると、ナターシャさんが再び行動を起こした。今度は俺の両肩に手を添え、ソッと押して俺を倒した。え?なんで?

 

「あ、あのナターシャさん?」

 

「まぁそれはそれとして、たくさんの女性を堕とせれる実績を持つイチモツには興味があるのよね。本番は、本当に許せた時にあ・げ・る♡」

 

「うぇっ!?」

 

「これでも昔、彼氏持ちで色々と技術は覚えてたのよ。まぁ、披露する機会は訪れなかったけど」

 

「いやでもいきなりすぎ……」

 

「なによ、こちとら暴走状態で意識失うし、それ以前に兵器扱い前提でテストパイロットをさせる上官、テストパイロット自体へのプレッシャーとかのストレスで色々と溜まってんのよ!」

 

「は、はぁ……お、お疲れ様です」

 

 もう慰めの言葉しか見当たらない。今までもストレスを抱えてたのに、今回の暴走状態での件で国や政府、上から色々言われたんだろう

 お酒は苦手だけど、もしナターシャさんが無類の酒好きなのなら、さすがにお酌とかをする。先ほどの表情にはかなりの迫力があった

 倒されてからはあれよあれよと進んでいき、俺の下半身は悲しいかな先ほどの行為で未だに元気ある息子が天を向いている。ナターシャさんも間近で見て絶句している

 手で輪っかを作ってサイズを測ったり、口を開けて亀頭に近づけたり、何やら色々と行っているがその度に呆れた顔をしてくる

 

「いや、デカすぎない!?なにこれ!これこそ兵器じゃない、女性をどこまででも堕とすメインウエポンがこうも強力なの!」

 

「俺だって、こんなに成長させたくて成長させたわけじゃないですよ!なんか薬を投与されて大きくなりましたが、時々また大きくなったりするんです!」

 

「これでまだ成長期なの!?えぇ、今まで覚えた性の知識が一切通用しないサイズなんだけど」

 

「じゃあ、今回は何もなしということで穏便に……」

 

「するわけないでしょ、こっちもそっちの気になってるのに……あっ、二人でなら!」

 

「え?二人?真耶ですか?」

 

「さっきから襖の奥から覗き込んでる女将さん♡」

 

 反射的に俺は飛び上がった。さっきのナターシャさんと同じ展開とは、同じ世界をループでもしてんのか疑ってしまうな

 女将さんと言ってたが、俺には女将さんの人物像を何も知らない。男尊女卑思考の女性か、はたまた目の前にいるナターシャさんと同じ染まってない人か

 襖の奥を警戒していたが、ふとナターシャさんの「さっきから」という言葉に引っかかった。なぜすぐに学園に通報しないのか、海辺にはあの織斑千冬がいる

 いくら男性がいたとしても、ブリュンヒルデに助けを乞うことぐらい容易だろうに。驚きで腰を抜かすにしても、真耶に大声を出して助けを乞うことも

 

「君ってさ、悪運がいいとか言われない?」

 

「いえ、言われたことないですが」

 

「そうなの?まぁ、今回は女将さんが割と欲求不満で助かったかな」

 

「え?欲求不満って……」

 

「ほらほら、遠目から見ずに近くに寄りなよ。あの篠ノ之束さえも陥落した最凶兵器をさ」

 

「あ、あの……わ、私はそんなこと……」

 

「なんにも行動を起こさない辺りでダウト。それに同族同士、同じ匂いがするのよね」

 

 女将の首元に手を添えるナターシャさんの姿は一瞬、ティナのように見えた。ティナがここ最近、堕ちていない女性に対してよくやる行動だ

 ナターシャさんからは恐怖を感じないが、あの行動をするティナにはなぜか身震いを感じさせる。後ろ姿しか見たことないが、正面から見たら結果はどうなるだろうか?

 耳元で何かを囁けば、ボンッと音が聞こえそうな勢いで顔を真っ赤になる。妙齢の方だからか、その表情はとても感情を昂らせる

 結局、抵抗も助けを叫ぶことも逃げることもせず、女将は立ち尽くしている。それに、気のせいかわからないが、嫌悪感を抱いていないような

 

「女将さん、大丈夫ですって。別に襖の奥で彼のイチモツを見ながら、オナニーしてたのは恥ずかしい行動じゃないですよ」

 

「そ、そうでしょうか……」

 

「仕事ばかりじゃ、色々溜まりますよね。適度な発散も必要ですよ~、それに無理矢理襲われるよりは優しくしてもらう方が気が楽でしょう」

 

「……襲われるのは」

 

「そうですよね。怖いですよね。でもですね、ここで関係を良好にしておけば襲われませんし、女将さんの欲求不満も解消できますよ。こういうのwin-winってやつですね」

 

「……ッ♡」

 

「そ・れ・に、さっきから彼のイチモツを凝視してるじゃないですか♡」

 

 確かに女将からの視線は、その一点を凝視していた。まぁ、そうそう見るものでもないし、俺の場合は規格外でもあるから見入るのもわからなくはない

 見入る理由はあるが、女将の場合はただそれだけでないのも含まれている。ちょくちょく、唾を飲み込む動作をしたり、吐息をこぼしたりしているのは発情しているからか?

 この空気にやられ、正常な判断を下せない状況下にいるのか、本当に内に秘めた情欲が爆発したのか。まぁどちらでも構わない、こちらにとって好都合ならば

 ナターシャさんに手を引かれ、ナターシャさんと女将は俺の股間で尻を向かい合わせ、そのまま腰を下ろしていった

 

「うわぁっ、布越しなのに熱さが伝わってくる……!」

 

「ンンっ、お尻に熱いのが……!あぁ、本当にこんなこと……」

 

「何を今さら~、耳打ちで尻コキしましょって言ったら真っ赤になって、尻コキの意味も知ってるド淫乱女将さん♡」

 

「んんっ、ふぅう!そ、そんなことは……」

 

「まぁまぁ、本番行為をするよりはこれでいいでしょ?それともすぐにでも押し倒されて、この凶暴兵器を奥まで突っ込まれたいんですか?」

 

「……こ、これで気持ちよくなっていただきますっ!」

 

「うふふ、彼も気持ちよくなって、私たちは日頃溜まってるのを発散。まさに……えっと相互扶助って言うんだっけ?」

 

 難しい日本語をよく覚えになられてるようでと、ナターシャさんと女将が押し付け合う尻の谷間にチンポが挟まれながら、ゆっくりと目を瞑る

 別にお互い声を掛け合って、腰を上下に振り始めていない。お互い自分が気持ちよくなれるように、ゆっくりとしごいている

 スカートと着物、別々の感触がチンポに擦れて気持ちよく、二人とで尻の肉感が異なるのも面白さがあり、チンポに伝わる刺激に恍惚とする

 己が欲望に忠実に動き、今まで体験した滅私奉公のような奉仕でないこの行為も気持ちがいい。この尻コキを堪能してたら、急に襖が開かれる音が聞こえた

 

「ご、ご主人様ぁ!?も、もぉ二人を堕としたんですか!?」

 

「ま、真耶か……いや堕としたわけではないんだが」

 

「さっきの教師さん、あなたもまた彼に母乳を授けてあげたらどう?今イチモツは私達が独占してるけど、あなただけの武器で彼を満足させましょ?」

 

「そ、そうですね!どうぞ、お好きなだけお飲みください♡」

 

「……では、またいただこうか」

 

「んはぁっ♡あっ、はうぅっ♡んっ、んぅっ……ふぅっ、はぁんっ……♡」

 

「はふゥン、んん!さ、三人で行為だなんてっ……!」

 

 乱入してきた真耶は、躊躇もなく乳房を露出させ、再び俺に己の母乳を提供してきた。俺は突き出された乳頭に口を近づけねっとりと舌を這わせる

 三人での行為にナターシャさんは楽しそうに笑顔を見せ、女将は戸惑いを抱いていたが、尻から感じる熱に艶声をこぼしてしまう

 尻コキをする二人は、よがり声を我慢するようなことをしない。この空間に同調し、興奮から肉悦の方が強くなっているのかもしれない

 ねちっこく舌先を這わせて乳突起を舐め続け、さらには乳腺も刺激するよう乳肉も軽く揉んでいき、真耶も興奮させるようにしかける

 

「あうぅうんっ……!アアッ、はひぃいッ!イチモツ擦れるの、伝わってきてるっ……♡」

 

「お尻の間でドクドクしてっ、熱いっ……!ひあっ、あはぁアッ……!あぁん!」

 

「弾力がすごい……!それに真耶の胸もやっぱりいい感触だな」

 

「ヒッ、あっ♡アァッ……♡ご主人様の熱い舌がっ……あっ、ひぃン♡くすぐったくてっ……でも、気持ちいいです♡」

 

「んんっ、あはァッ!はしたない声出るっ……!私、チンポで感じちゃってる!」

 

「あふぅうっ……!ふふっ、女将さんがきちんと気持ちよくなってるね……まぁ、私も結構昂ってきてるしねっ……♡」

 

「ひゃうっ、んぁっ、はぅぅンッ♡ああっ、そんなに弾かれたらっ……んあっあぁンッ♡刺激が強いですぅっ♡くふっ、んぁアッ♡」

 

 ナターシャさんはかなり積極的に尻を動かしており、尻でチンポをゆったりとしごきつつ昂る様に俺も欲情させられていく

 女将の方は悩ましく喘ぎながら尻を大きく振っている。尻の谷間で挟んだ状態を維持させるべく、いっそう大胆に尻を振っていく

 二人とも喜悦して盛り上がっていき、直に感じたいのか下半身の布地をずらして下着に包まれた尻が露わになり、チンポを鮮明に感じて嬉しそうな声があがる

 これにより俺の興奮もますます煽られ、舐められ続け過敏になっている乳頭を口に含んだ瞬間、真耶がたまらず嬌声をあげ、ビクビクと背中を痙攣させた

 

「あっはぁあっ……♡熱っ、ンああっ♡スカート捲って、お尻に直で当たってるっ……♡」

 

「これっ……ンハアッ、あぁアンッ♡さっきよりしっかりと感じちゃうっ……!」

 

「おおっ、やっぱり直に触れると全然違うっ!」

 

「んはァッ♡い、いきなりそんなにっ、強く吸うなんてぇ……♡ああっ、すごいっ、んひっ、ふひィインッ♡乳首吸われてっ、熱いの込み上げてきてますっ♡」

 

「あっああッ……♡ビクビクしてるっ♡君もいっぱい感じてっ……♡んっああ!」

 

「アンッ、もっとっ……♡はぁあンッ!ひああっ!直でお尻で擦りまくるぅっ……♡」

 

「ひぁッああァァッ♡あっ、あっ、んぁっアァッ♡おっ、オッパイッ、そんなに揉んでいただくとぉっ、んひっ、ひぁっアァッ♡」

 

 しっとりとすべらかな尻肌を感じられ、吸い付いてくるような感触にチンポはますます猛る。それに呼応して、二人揃って尻を大きく振り立てる

 さらさらとした下着の感触と尻肉のモチモチした具合が淫猥なベストマッチとなり、引き上げられる官能に腰がゾクゾク痙攣する

 より昂りが増し、舌先でプリッとした感触を小刻みに弾いてやると、真耶の反応も弾んでなかなか面白く、乳首だけでなく乳房も存分に揉んでいく

 三人とも淫らな欲望がみなぎって仕方がない様子で、もっと感じようと二人は尻をギュウッと押し付け合い、真耶は乳房を俺に押し当てる

 

「お尻でいっぱい気持ちよくなっちゃうっ……♡あふぅン!ああっ、やっぱり君のは別格だねっ♡」

 

「もうこの昂りが満足できるまでたっぷりしごきます♡んはっ、アヒィン!私のお尻でっ……♡」

 

「ぐぅッ!もう果ててしまいそうだ!」

 

「ヒッ、アアァッ!くふゥッ……♡ぉ、オッパイ熱い、熱いィィッ!熱いの、乳首の先に集まってきてるうぅッ……!」

 

「はふんっ!君ったらすっごい興奮してるね……♡この兵器膨らんで、さっきより硬くなってっ……♡」

 

「あぁっ、あぁアン♡もっと昂ってきちゃうっ……♡あひィン♡擦れるの気持ちいいっ……♡」

 

「ふァッ、あぁッ♡あっ、ああぁっ♡もうっ、母乳がすぐそこまでっ……ンッハァアッ♡きっ、きちゃいますぅっ♡」

 

 悦びよがりながら懸命に尻を動かしてチンポをしごかれ、顔はマシュマロのような柔らかさに包まれ、芯まで染みてくる心地よさに腺液が止まらなくなる

 尻肌はぬめりを増してますます卑猥な具合になり、濃厚な快感がチンポを疼かせ、射精欲求が生じてきたので真耶も一緒にいかせようと、両乳首を強く吸引する

 母乳を搾るために乳房を揉む手をにいっそう力を込め、乳頭を吸いながら大胆に乳肉を揉みしだくと、真耶は噴出アクメの瞬間へ向けてますます昂っていく

 激しさを増す乳房への搾乳愛撫に真耶が甲高い嬌声を旅館に響かせ、この先への展望へ声を抑えることもせずよがり、快感にビクビクと肩を弾ませる

 

「あうんッ……♡君のすごくぬめってきてるっ♡先っぽがおつゆ滲んできてるっ……♡」

 

「硬くて太くて、たくましくてっ……♡あっアアッ!あはぁあ♡はぁアン♡ああッ!とっても素敵ですっ……♡」

 

「これはすごく効くっ!射精しそうだし、真耶もそろそろ母乳が出るか」

 

「はっ、はいぃっ♡んひっ、ひンッ、んぁアッ♡出そうですっ、母乳出ますっ、んはぁッ♡母乳噴いてイッちゃいますぅっ♡」

 

「んっアアッ!あはぁあっ♡ああっ、これっ……♡すごく擦れてっ、私も気持ちよくなってるっ……♡」

 

「あぁあんっ♡チンポ擦れすぎてっ……♡くひッ、いぃン!思いっきりよがっちゃうっ♡」

 

「くっひぃイイッ♡あっ、ああっ♡弾けるっ♡オッパイ弾けるっ、母乳がっ、んはぁアアッ♡イクっ、イクっ♡オッパイっ、母乳イクぅぅっ♡」

 

 二人が動きをシンクロさせつつ尻振りにスパートをかけると、尻を動かす勢いを強めれば当然摩擦感が鮮烈になり、ますます甘い声で喘ぎ鳴く

 カウパー液を纏ったチンポが二人の桃尻でしごき上げられ、蕩けそうな淫悦に甘酸っぱい感覚がのぼってくるのがわかる

 尻の谷間でチンポに暴れ回れ、迫りくる射精にお互い期待感を募らせながら、猛るチンポは限界を訴えて大きく脈動し、絶頂へ駆け上がっていく

 真耶の噴出の瞬間を早めるために、俺はいっそう猛烈に勃起乳首を吸い上げ、根元から搾るように乳房を揉みしだく

 

「あっああンッ♡君の兵器震えてるぅうっ♡もう出そうっ……!射精しちゃうんだねっ♡」

 

「精液たっくさん出してドロドロにしてくださいっ♡んっアアッ、あひィン♡」

 

「んひゃアアッ♡出ますっ、あぁん、母乳でるぅっ♡私の母乳っ、奴隷の母乳飲んでくださいぃっ♡んはっ、あっ、ふぁアアッ♡」

 

「お尻にザーメンかけていいよっ♡ひああぁアッ♡あっああぁっ♡ああん♡お尻で全部受け止めるからぁあっ♡」

 

「精液浴びせて欲しいのっ♡んひぃいンッ♡あひっ、んっあアア♡精液まみれにしてくださいぃいっ♡」

 

「出しますよッ!!」

 

ぼびゅるるるる!!ドプッ!!

 

「「「はっひゃあああァァアアァッ♡」」」

 

 二人の尻コキと真耶の搾乳で芯まで淫らに火照ったチンポから、間欠泉のように勢いよく精液が噴き上がった

 俺が射精したのと同じ瞬間、ついに乳アクメを達した真耶が、甘い嬌声をほとばしらせながら母乳を再び噴き出した

 桃尻に精液を浴びて二人ともアクメに達し、真耶もアクメと乳噴きの快感にブルブルと全身を震わせ、旅館内に歓喜の絶叫がほとばしる

 自分が満足するため、日頃溜まったものを精液をとことん浴びて解消するために、二人はなおも尻を振ってチンポをしごき続ける

 

「あっはぁああァッ!ああっ、イッくぅううっ♡お尻でザーメン感じちゃうぅううっ♡ンひっ♡ひっあああァァッ!」

 

「お尻イッちゃってまるぅううっ♡んっあアアッ!はひぃいいィッ♡イクっ、イクイクぅう♡むっはぁあアァアアッ♡」

 

「ンッあああぁっ♡吸い出されるぅっ♡うひゃアアッ♡オッパイっ、気持ちいいの突き抜けるぅぅっ♡んっひィイイッ♡ひぁっ、あぁアアッ♡」

 

「はっひぃいいンッ♡あはぁああっ、はぁあんっ♡お尻すっごくぬめってドロドロでぇええ♡あぁアン♡ぶっかけ気持ちいいのぉおお♡」

 

「イクの止まらないぃいいっ♡ひぃいいンッ♡ひあっ、またぁああっ♡アァアアッ!またぶっかけアクメくるぅううっ♡」

 

「これでラストだッ!」

 

ビュルルルルッ!!どぴゅるるるる!!

 

「「「あっひぃいいいィィイインッ♡」」」

 

 ぬめりが強まったところでなおも擦り立てられ、過激な肉悦がチンポを駆け抜けてきて、次々と精液が搾られて尻に降りかかっていく

 何度も精液を浴びた二人の尻は白く穢され、いっそう卑猥な見た目に変貌していた。熟れた尻肉の艶めかしさが強調される様に、欲情が止まらず射精も一向に収まらない

 二人に負けず劣らず卑猥にイッている真耶の乳房をじっくりと責めたのが効いたのか、そのイキっぷりも母乳の噴出具合もなかなか凄まじい

 甘美な母乳をもっと堪能すべく、俺は両方の乳頭を思いっ切り吸引することによって、より多くの母乳を吸い出していく

 

「ひああッ、あぁああ……♡はぁっ、あはぁ……!お尻、ネトネトになってるぅう……♡」

 

「はふぁあ……♡あひっ、ひぁアアッ……!す、すごいっ……♡イキまくっちゃったぁあ……♡」

 

「んぁッ……はぁ、ひぃ、ヒァッ……あァァ……♡んはぁ……はっ、ふぅ……ンン……♡」

 

「はぁ、はぁ……寝起きに二連発は結構応えるな」

 

「ほ、奉仕は終えられましたかご主人様?」

 

「ん?束か……束!?なんでここに」

 

「ご主人様に伝えたいことがあって……」

 

 射精が終わる頃にはナターシャさんも女将もアクメから抜け、顔をうっとりと嬉しそうに緩ませて脱力しきっていた

 真耶の乳首から顔を離すと、解放された乳房は火照って乳肌に赤みがさしており、それを白い母乳が淫猥に彩り、愉快な眺めとなっている

 俺も身体に力が入らず、仰向けになって寝そべっているとまた襖の奥から人が現れた。今度の来客者は、昨日堕としたばかりの束であった

 だが束は海辺にいたのではないのか、真耶から聞かされた情報だとそうだが何かあったのか。俺に伝えたいこと、妹か織斑千冬の件か?

 

「やっぱり二人とも……篠ノ之箒も織斑千冬もあの子たちを兵器としか見てませんでした」

 

「それはさっき聞いたのか?」

 

「はい、元々第四世代のISを篠ノ之箒に授けようとしたのですが、その前にISとは何かと尋ねたら「一夏の隣に立てる力、相手を倒す兵器」って……初めてです、妹に殺意を抱いたのは」

 

「第四?……そうか、束が求めていた答えを持ってなかったか」

 

「織斑千冬も同様です。私が……私があの時、選択を間違えたからっ!頼る人を間違えたからっ!もっと視野を広げて、いろんな人を見ないからっ!あの子たちに辛い想いを!」

 

「……もう泣くな。子供たちは親が怒るだけで嬉しいものだぞ、束が犯した過ちは今の束が変えるんだ。俺も協力する、もう一人じゃないんだから」

 

「うん。うん……うぇええええぇえんん!!」

 

 泣きじゃくる束をゆっくり抱きしめながら、背中をさする。感情が一定値まで達すると幼児化する傾向が見られるため、こうして慰めないとな

 篠ノ之箒と織斑千冬、かつて束のお気に入りでもあった二人だが、もう束にフルネームで呼ばれるあたりそのお気に入りから外されたようだ

 織斑千冬は自身が束同様にチートスペックだが、篠ノ之箒にはこれで束という強力な後ろ盾がない状態になった。堕とすなら篠ノ之箒からか?

 これに関しては、神楽たちと要相談だな。勝手な独断でまた面倒事を俺が引き起こすわけにもいかない、ゆっくり慎重にあたっていこう

 

「へぇ~、本当に篠ノ之束博士が攻略されてる。ははっ、私の初めてを授ける約束しちゃったけど、簡単にやり遂げちゃいそう」

 

「で、では本当に今の世の中を変えようと……」

 

「……うーん、君と関係を深く、深ーく密接になってくと後戻りできなさそうだけど、世界の英雄さんになる君なら人生めちゃくちゃにしてもいいよ♡」

 

「俺は別に英雄なんて目指しませんよ。荷が重いじゃないですか、その役職」

 

「……やっぱり、完全に悪人じゃないのが卑怯だぞ君。もうちょっと悪のボスみたいな台詞とか使いなよ」

 

「そうですね。もうちょっと「グヘヘ」とか「グフフ」とか言ってもらえれば、私も無理矢理されて自分の意志じゃないと思えるのですが」

 

「えぇ……」

 

 復活したナターシャさんと女将に色々と言われた。俺は世界を救う勇者、英雄なんてなるつもりはない。ただの街中を歩くモブAで構わない

 主人公ってのは、いろんな運命を背負っていく。大秘宝を見つける旅に出たり、Aクラスで卒業を目指したり、ゴブリンを殺し続けたり主人公によって色々だ

 俺にはそんなでっかい運命を背負いたくない、世界の脚本家が必ず勝たせるという保険付きでも強大な敵に立ち向かいたくない

 じゃあこの世界の主人公、織斑一夏と戦って俺が勝ったらどうなる?俺が世界の主人公に成り代わるのか、それとも脚本に逆らえず負けるのか?

 

「ま、私は勝手に君をヒーローとして応援してるよ。頑張ってね私の中の英雄さん♡……女将さん、お風呂場借りますね~」

 

「あ、どうぞ~……私も陰ながら応援しています。そ、それで落ち着いたらまたこの花月荘にお越しください。今度は私も授けますから♡……ナターシャさん、私もご一緒させてください」

 

「……はぁ、もう俺ってそういう歯車に嵌められてる?」

 

「私の中ではもうご主人様は主人公と思っています!」

 

『私も!華月こそがこの世界の主人公だよ!』

 

『まぁあんな男よりまともな主人公だしな。頑張って運命に抗えよ主人公』

 

「……ヒロイン格と思われる篠ノ之箒を守れなければ、織斑一夏には主人公という称号はなくなる。篠ノ之箒を堕として、主人公交代といきますか!」

 

 もう色々吹っ切れた俺は、現役主人公には引退してもらうことを決意する。もうどんな運命が来ようが、全て抗ってやる




皆さんの「最近この作品よかった」と感じたアダルト漫画やゲームはありますか?

よければ感想等で教えてください。


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執拗な責め

年が明けてました…

明けましておめでとうございます。

本年度もこの投稿速度ですが宜しくお願い致します。


 臨海学校での行事は終わった。当初、束が行おうとしていた計画も実行されないようだ。対象の篠ノ之箒が求めていた返答を持っていなかったからだ

 特に何かのトラブルもなく行事は終わったようで、行きと同じ生徒会メンバーが乗っている車で帰ろうとしたのだが、乗車しているメンバーが変わっている

 乗車しているメンバーは俺を除いて鈴、神楽、マドカ、ティナだ。計画の主な方向性、次に狙うターゲットなどを話し合う時のメンバーであるが今回は少々違う

 なんせ今現在、マドカからのスリーパーホールドによって尋問されているのだ。いくらタップしようとも放してくれない、どうやら本気で締め上げてくるのが割とキツイ

 

「それで、そろそろ吐く気になったか華月?お前一人であの篠ノ之束を対処できたとは考えにくい、一体どんなトリックを使った?会話もままならないあの天災からどう生き延びた?」

 

「ちょっ……まッ!?ぎ、ギブギブッ!ぐぇっ……!」

 

「変なお惚けはなしだ。誤魔化しだって通用しない、ティナ・ハミルトンはそういった嘘は全部見抜くんだからな」

 

(あぁ……♡苦悶を浮かべる華月の顔、そしてその瞳!好きな瞳と経路は違うけど、そっちの瞳も素敵♡)

 

「その人型噓発見器さん、何やらトリップしてそれどころではないように見受けられますが」

 

「だ、だから……うぇっ、目的が一致した……ISを解放す、うげぇッ!……か、解放って目的が……そ、それで協力的に……」

 

「ちょ、ちょっとマドカ!?華月は無事だし理由も言ったから解放しなさいよ!」

 

 鈴が必死にマドカの腕を掴んで俺を助けようとするが、マドカの首を絞める力は弱まらない。隠されている真実を聞き出すまで続ける気のようだ

 マドカの気持ちもわかる。確かに俺が束と対峙して生き残る確率なんて0だ。なのにこうして生き残ってるのだから、あの二人きりだけになった時間に何が起きたのかが知りたいのだろう

 このメンバーにはまだネヴィとルーシャのことを話してない。ISと意思疎通させて、力を借りているなんて話をして混乱させないようしてたが、話さなかった結果がこれだ

 さすがに隠さずに全て話そうと思ったが、急に首を絞めるマドカの力が弱くなった。すぐさま鈴が俺を抱き寄せ、安否を確認する

 

「ゴホッゴホッ!はぁ、はぁ……」

 

「だ、大丈夫?ゆっくり呼吸してね。ちょっとマドカいくらなんでも……」

 

「……まぁ、あの天災の思考回路は常人や狂人、神にだってわかりやしない。華月を生かした方が面白いとでも思ったのかもな」

 

「おや、真実を聞き出さなくていいのですかマドカさん?何やら華月さんが隠し事をしてるのは事実のようですが」

 

「私は厳重に守られてる扉を無理矢理こじ開ける趣味はない。そんな趣味はないが、華月に一つだけ言っておく」

 

「……な、なんだ?」

 

「……私を裏切らないでくれ」

 

 マドカは耳元で俺にだけ聞こえるように告げると、走行中の車の窓を開けそこから下車した。ダイナミックな下車だが、出る瞬間にISを展開してるのが見えた

 裏切らないでくれ、マドカを裏切ることなんてするつもりなどないが、傍から見れば認知してない秘密を俺が抱えている時点でアウトだな

 元々裏の組織に属しているマドカ、そういった裏切り行為なども体験したのだろうか、裏切りで得た傷というのも知っているのだろう

 確かにいつまでも隠し事にするのも悪いが、俺はある一つの目的、俺個人的の目的が生まれてしまった。それを達成するまでは、ネヴィとルーシャについては公にしない

 

「組織人と思ってたマドカも案外乙女なんだね。もしくは、表の世界に染まりつつあるのかな?情なんかを持ち合わせちゃったら、裏では厳しいんじゃないかな?」

 

「……華月さん、マドカさんがあのように仰っていたように私も同じです。裏切り行為なんてやめてくださいね。あなたに裏切られたら、私は私でも何をするかわかりませんから」

 

「……裏切ったりはしない」

 

「ええ、その言葉が虚偽でないことを祈ります……拷問のエキスパートであるマドカさんがいなくなると、これ以上秘密を深堀することもできそうにありませんね」

 

「私は別に華月を拷問するつもりはないし、裏切られても私は構わないよ。私に利用価値がなくなったから裏切られるんだし、それは悪いのは華月でなく、価値をもたなくなる私だから」

 

「俺はティナのことを価値があるなしで見てない」

 

「知ってる。ちょっと柄にもなく陰湿な気分になってた……横になって寝てるから、着いたら起こしてね」

 

 ティナはそう言い残すと、座席に横になって寝始めた。気分を悪くしたようには見えないが、やはり俺が隠し事があることに多少のショックがあるのだろう

 神楽もこれ以上問いただす気がないようで、携帯を取り出しどこかへ連絡を取り始めた。政府の上層部への連絡か、はたまた別の誰かにかはわからない

 想定してたより雰囲気がよろしくない、確かに一般人の俺が天災と相対して無事でいられてることは奇跡という言葉では片づけられない

 何かしらのトリックを俺が仕掛けたか、天災の思考を予知できないのも絡み合って、何が起きたのか、何が正しいのか当事者だけが知っている状態になっている

 

「……あの、華月。こんな時にこんなこと聞くのはお門違いなんだけど、浜辺でのこ、告白って何を言おうとしてたの?」

 

「そういえば途中までだったな……すまん鈴、俺が自信を持てるまで待ってくれるか?」

 

「じ、自信ってなんの?」

 

「俺がこの世界の主人公っていう自信」

 

「主人公?」

 

「今その主人公演じている役者には降板してもらう。俺が代役なんかじゃなくて、本当に主人公になれたら伝える。鈴への気持ちを」

 

「……はぁ、まったく、華月も男ね。そんな少年みたいな顔しちゃってさ。言ってることはよくわからないけど、大事なことなんでしょ、きちんと達成してから言いなさい」

 

 呆れた様子の鈴に頬を突かれ、俺は再度心に誓った目的のために闘志を燃やしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、束が織斑一夏を主人公とした台本を書いてたならヒロインも決めてたんだな?」

 

「はい、一応あの頃は可愛がってた愚妹をヒロインとし、他の女性たちにも織斑一夏に惚れてハーレム物語にしようかと思っていました」

 

「ならまだ主人公が織斑一夏なら、そのヒロインと位置付けられている篠ノ之箒を完全に堕とせたら、脚本は全部塗り替わるのか」

 

「わかりました。では早速あの妹をこの隠し部屋に誘い込み、脳内を弄ってご主人様だけに奉仕することが甘美な悦びという認識を刷り込ませて……」

 

「ちょいちょい待て待て!え?今聞き間違えじゃなかったら脳を弄ってと言った?」

 

「は、はい。実際は右脳を細い針で認識の改変を行って……あ!もしご主人様の望みでしたら廃人のようにも改造でき……」

 

「OK、ブレーキ束!それあれだ、王直属護衛軍で猫型の蟻がやってたやつだ。あれ俺漫画で読んでトラウマだからNGでお願い!」

 

 次に奴隷とする候補は、ある程度は決めていた。主人公を交代するなら、現主人公のヒロインが好意を織斑一夏へ向けず、主人である俺へと変更したら個人的には決定打にはなる

 後は織斑一夏を個人的な恨みで、ボコボコにしたりもしたらだがな。なので、この世界の脚本家である束に隠し部屋に来てもらい、誰がヒロインで、そのヒロインを堕とすか計画していたのだが

 実の妹にも一切容赦のない束に若干引いている。つい先日までは、「好き好きラビュー」って言っていたのに好きと嫌いは紙一重。ある出来事をきっかけに大きな愛は一気に殺意へ豹変する

 認識の改変はルーシャが本音と虚で行ったが、あれはあんなトラウマを与える描写は一切ない。あんな針で脳を弄ったりはしてない、内容は同じでも行為が違う

 

「も、申し訳ございませんご主人様!不快な思いをさせてしまい……」

 

「ああ、いや大丈夫。束も俺を思って提案してくれたんだよな。ありがとな、ただそう言った類は除いていこう」

 

「は、はい……他の候補ですと、あの女の性感帯は胸でして、あいつ自身気づいてないと思われますがさらしを巻く際やブラをする際に、オーガズムに近しい反応が見受けられます」

 

「過去の盗撮、盗聴がこういったとこで役立つな。それに自慰行為で見受けられるって言わない辺り、自慰行為って単語も知らない純情な乙女か?」

 

「そうですね。何も知らない箱入り娘みたいなものです。だから、未知の快楽をたっぷりあの女に堪能させてあげてください♡」

 

「……束はさ、篠ノ之箒って名前知ってる?」

 

「さあ、私と同じ苗字ですがそんな人は記憶にございません」

 

 先ほどから一切名前で呼ばないと思っていたが、もうISを兵器としか見てないと確信したあの日に篠ノ之箒に関する記憶をほぼほぼ抹消させたのか?

 俺が得ていたら役に立つ情報の記憶は保持し、妹であった頃の記憶なんてないもにした。過ごした過去があっても砂嵐になったテレビみたいに、篠ノ之箒はもう束の記憶には映されないだろう

 束からしたらもはや他人、だから残虐なことでさえ平然と、道端の小石を蹴るくらいの感覚で行いそうだ。本当に今束が味方でよかったと思う

 とはいえ、弱点は知れた。後は束がこの部屋に誘い、俺が篠ノ之箒を堕とすまでに織斑一夏が止めに入らなかったら、あいつにはもう主人公という箔はない

 

「今は臨海学校から戻って夜だが、束からの誘いなら篠ノ之箒も来るだろう」

 

「はい。あいつのメールアドレスなんて削除したいのですが、ご主人様のために削除せず残してあります」

 

「ご、ごめんな、なんか嫌な想いさせちゃって」

 

「めっ、滅相もないです!!あの女が悪いのです!ご主人様は悪くありません!」

 

「お、おう」

 

「ご主人様に不快な思いをさせるなんてあのクソ女ァッ!」

 

「わぁ~、携帯って握るとヒビ入ってくんだ」

 

 ビキャッ!と聞いたこともない音で携帯にヒビが入っていくのを止め、束に篠ノ之箒をこの部屋に来るように仕向けるメールを送る

 送ったメールは単純だ。本来臨海学校で渡す予定であった、第四世代のISの件でと送付すれば案の定すぐに喰いついてきた。爆速返信には『すぐに向かいます』とだけ

 獲物がなんの疑いもなしに蜘蛛の巣に入ってくる。糸に捕まった獲物はここに来たことを後悔するか、数時間後にはここに来て甘美な蜜を得れることを至福と思えるか、どちらかな?

 などと思慮していたら、上の方からドタドタと慌ただしい音が聞こえる。どうやら獲物が糸に向かって一直線のようだが、普通疑えよ隠し通路とか

 

「姉さん!私にISを渡して……だ、誰だ貴様っ!?」

 

「………」

 

「お初にお目にかかりますでいいかな篠ノ之箒?二人目の男性操縦者の米原華月っていう者だが」

 

「黙れ!!どうしてこの学園に一夏以外の男がっ!姉さん!あなたも何か言ってください!」

 

「……さっきから黙って聞いてればさ、私のことを姉呼ばわりするのも腹立たしいの。でもさ、私のご主人様に対してその態度は何?立場もわからない愚者が!不相応なんだよ!」

 

「……え?ね、姉さん?」

 

「だ・か・ら・さ!」

 

 怒りの沸点が頂点に達したのか、マドカが時折見せるようなこめかみに血管が浮き出ている。おまけに殺意も溢れさせ、ゆっくりと篠ノ之箒へ歩を歩めている

 この後に起こる最悪事態を察せたので、素早く束の前に立ち正面から抱きしめる。かつては最愛の妹であったのに、今では愚者呼ばわりだ。もう篠ノ之箒をまったく愛していないようだ

 行動を止められたことで、ようやく束は落ち着きを取り戻した。そして今の状況を認識すると、顔を茹で蛸のように赤くすると瞬間移動でもしたかのように距離を取られた

 先ほどまで自分が何をしようとしたか理解したのか、赤から青へと一気に色が変化したかと思えば、懐から出したボタンをポチッと押した

 

「なっ!?な、なんだこの糸は!」

 

「す、すすすすすすみません!ご主人様が奴隷へと堕とさなきゃならない対象を抹消しようとして!私の精神の未熟さ故……」

 

「いや、そう自己嫌悪に陥るな。今のは篠ノ之箒が悪い、束は悪くない。それに意表を付いてこの糸で拘束もできたしな」

 

「ご主人様の叡智のおかげです!粘着力もあり、鋼の糸で相手を束縛する考えを授けていただけましたから!」

 

「青黒い髪で褐色の肌、額に一本の角を生やしている彼に感謝してね。ああいう影から隠密に敵を仕留めたりするのに憧れて……」

 

「貴様!この糸を解け!ただじゃ済まないぞ!」

 

「……あ~、はいはい。ヒーローが来たら解いてあげるよ」

 

 隠し部屋に仕掛けられていた束お手製の糸で対象者を拘束する装置、まぁある漫画に出ている鬼人族のキャラの技を採用しただけどな

 篠ノ之箒の両手を糸で縛り、その状態で首の後ろへと回させて、たっぷりと性感帯の胸を強調させるポーズにさせた。強調されてわかったが、男を喜ばせるための膨らみみたいだな

 両足も同様に糸で縛られ、ファンタジー物の創作物でよくある、強気な女を拘束して弄ぶワンシーンを彷彿とさせられ、黒い衝動に駆られていく

 反抗的な目で俺を睨み付けるが、まるで怖くない。負けたとはいえ、あの夜に束と抗戦をしたのが活きたのか、どんな相手が目の前にいても小粒に見えてしまう

 

「ひ、ヒーローだと?」

 

「お前にとってのヒーロー、俺にとっては復讐相手だが織斑一夏がこの部屋に訪れたら解放してやる。それまでは俺と遊んでもらうぞ、篠ノ之箒……いや、愚者って呼ぼうか?」

 

「ふざけるなッ!!姉さんに一体何をした!あの人が男なんかに媚びるわけ……ヒィッ!?」

 

「……さっき言ったよね?立場わかってる?わかってる?わかってる?わかってる?わかってる?お前はただのご主人様を満足させるために頑張る玩具なの!玩具が意志を持つなよ」

 

「落ち着け束!一旦頭を冷やしてこい。部屋へ戻って必要な準備を頼む」

 

「は、はいッ!!度々申し訳ございません!すぐさま準備いたしますのでお待ちください!」

 

「ば、馬鹿な……あの姉さんが誰かの言いなりなんて」

 

 目の前で起きている出来事に混乱気味なようだな。それもそうか、ついこの間まで自分を溺愛していた姉が妹に殺意を向け、俺の命令を拒みもせずにこなしているんだからな

 頼れる姉はもう俺が首輪を着けて飼ってるなんて言ったら、驚愕するだろうな。さらにお前のことをもう妹とも思ってない、路傍の石よりも下の存在である

 今の姉妹の関係を伝える義理もないので、俺は俺の仕事をきちんとこなそう。こうしてわざわざ胸を強調するように捕縛したんだ、感嘆するほど大きい乳房を責めよう

 俺は篠ノ之箒の背後へ回ると、両手をその胸へと伸ばした。指がめり込むほど力を込めて両の乳房を鷲掴みにし、ぎゅむぎゅむと弾力と確かめるように揉みほぐし、豊かな膨らみを堪能する

 

「あぐっ……くうぅぅっ!?」

 

「まぁいくら性感帯でも、この力じゃ痛いだけか?」

 

「ひぃい……っ!?き、貴様っ……やめろ、触るなぁ!」

 

「ひぃい?さっきまでの威勢はどこに消えた?まさかもう感じましたなんて言うのか?」

 

「違うぅ、私は……あぁああっ!破廉恥な女ではっ……ふああっ!はぅうっ!やっ……ち、違うぅぅ……!」

 

「否定したいならすればいい、身体は正直ってのはもう知ってんだ。破廉恥女の箒は、胸を揉まれるだけで感じてしまうんだろ?」

 

「ひんんっ、そ、そんなはず、ないぃ……!?こんなっ……ふああっ、私の胸だんだん熱くぅ……!いやぁあ、こんなの嘘っ……嘘だぁあぁ!」

 

 衣服越しでも、弾力豊かで張りがあるのが伝わってくる。力を込めると程よく手を押し返してくる肉感が実に心地いい。形のいい乳房を思うままに弄ぶのは、ゾクゾクくるな

 執拗に箒の乳房に指をめり込ませて、荒々しく握りしめる。粗雑極まる乳揉みに、箒は声を詰まらせたかと思えば、性感を覚えた甘い色が混じりだす

 耳元で淫乱だと意識させるよう言葉を吐きながら、繰り返し性感への反応を引き出そうと、むっちりと膨らむ肉実を無遠慮に揉み上げられる心地に、声を上ずらせて喘ぐ

 束の妹と聞いて警戒をしていたが、まさかここまで簡単に瓦解するとは思わなかった。いくら性感帯といえど顔を紅潮させ、一揉みするたびに淫靡な声を出すものか

 

「やっ、はぅうう……ち、違うぅ……嘘だぁあぁ!私は……あぁ、私はっ、淫らではないっ!」

 

「じゃあこうしても悶えない?」

 

「ひぁああぁ……っ!?やぁ、強くっ……んぁ、あはぁああ!だ、ダメッ……そんな、強く揉むなぁ……やん、あぁあぁんっ!」

 

「気持ちよくないか、なら簪から借りたこれを試そう」

 

「あぅうっ、くっ、こんなぁ……ああん!き、気持ちよくっ、なんてぇ……はぅ、んっ、ぅはああぁ……!」

 

「ほれ、電動マッサージ器を使用するぞ」

 

「ひゃひああぁぁあああぁあっ!」

 

 リズミカルに箒の乳房を弾ませ、揉みしだくうちに、服の上からとはいえ肉体が刺激に呼応してか箒の顔がうっとりと甘くなっている

 恍惚の眼差しで俺を睨もうとする姿は、最初に見た凛々しい大和撫子の女性などでなく、初めての性感にあっけなく溺れてしまった哀れな愚者だ

 ここでさらに胸への刺激を与えるため、簪が学園外から調達した電動マッサージを手に取る。市販のものではあるが、簪が楯無を躾ける際に威力を改造したようだが

 揉みしごいていた片方の胸へ服の上からとはいえ、震え暴れる電動マッサージ器の刺激を乳肉に受けて、箒は甲高く悲鳴を上げた

 

「んひぃぃい!?や、やめっ……あぁあッ!?マッサージ器っ震えるぅぅ……!いやぁ、こんな物ぉ、胸にッ押し当てるなんてぇぇ!」

 

「性への知識がないだけで、本来の用途は知ってるのか」

 

「あああっ、ひあッ、ふわアアッ!やめっ、こんなっ……ひゥゥ!い、いやぁ……マッサージ器で、私を辱めるなんてッ……いやぁぁ!」

 

「ある意味リラックスはさせているだろう?マッサージ器の本来あるべき効果だな」

 

「んぁああぁ……ッ!だっ、ダメェ!胸ぇ……オッパイが、あぁあッ!震えてっ……中までジンジンきてぇ……ンあっ、やめろぉぉ!」

 

「どうした?だんだん感じてきて戸惑ってるのか?」

 

「ひゃああああっ!んアアッ、これダメぇぇ!お願い、やめろぉっ!オッパイにこれ以上っ、押し付けたら……ひゃハあああっ!」

 

 下から押し上げるようにプラスチック製のマッサージ器をグイグイ突きつけるたび、ボリュームのある乳房が悩ましく揺れる

 マッサージ器の強烈な刺激に悶え叫ぶ箒に煽りをまぜつつ、俺はマッサージ器を豊満な乳房に押し当て、根元から震わせる

 箒の弾力のある肉房の感触は、器具越しにもしっかりと手で感じられることができ、俺は興奮を覚えながらじっくりと嬲っていく

 悪辣な笑みを浮かべつつ、俺はさらにボリュームたっぷりに実っている乳房に突きつけ、乳腺にまで響くように淫らな振動を与えていく

 

「ふンンンッ……!こ、こんなぁぁ……んふううッ、い、いやぁ……ッ!ひンぁああっ、はあああンンッ!」

 

「もうこれで性感を感じるとはな、なかなかの淫乱だったとはな」

 

「イヤアアッ!だめぇ……もうブルブルッ、マッサージしないでぇ……!これぇ、続けられたらぁ……ンァ、だっ、ダメなのぉぉ!」

 

「服の上でこの過敏さか、これは晒した状態で体感したら一体どうなることやら」

 

「そんなぁ……まさかっ、貴様の前でオッパイをぉ!?いやぁ、オッパイなんてっ……貴様に、見せたくないィィ!」

 

「じゃあ願うといいさ、神でなく身近な存在のヒーローに。ヒロインの助けの声ならすぐに駆け付けるさ、来ないならやつはヒーローでないし、お前もヒロインでないな」

 

「いやぁああぁあ!いやぁあ、む、胸がぁ……!?あぁ、こんなっ……いやっ、何をするんだぁあ……っ!」

 

 早くも官能を覚え始めてきていたのか、吐息を甘くさせていた箒。己の中に芽生えだしている快感から逃れようと悶えるように、身体を拘束されながらもよじっている

 俺は箒の哀願を無視して、一度マッサージ器を離して一気に服を下着ごと捲り上げると、下着の中から豊満な巨乳が弾けるように飛び出してくる

 まろび出るように形のよい白い乳房を露出させられた箒は、羞恥に駆られながら、鼻にかかった悩ましい声で悲鳴を上げる

 白い肌に包まれたふくよかな胸の双丘は、白く光っている。乳房の先端部分にある薄桃色の肉芽が、はっきりと硬く勃起しているのが見て取れる

 

「やだああっ!見るなぁ……そんなにジロジロぉぉ!イヤアッ、オッパイ……見ないでぇえぇ!」

 

「見るなと言われてもな、こうもイヤらしくなった乳房を前に無理を言う」

 

「あぅう……!?いやぁ、こんなっ……はうぅ!?本当に乳首っ、こんなに大きくなってぇ……ああっ、ダメぇぇ!」

 

「こうも敏感とはな……ふぅ~」

 

「いやあっ、アアアンッ!オッパイに息が当たってぇ……!ダメェ、オッパイ熱くなってるからぁ……あぁ、乳首が感じちゃうぅっ!」

 

「……直接これを当てたらどうなるかな?」

 

「はっひぁああぁァアアァッ!?」

 

 ここまで敏感な反応を見せる箒に、この場でさらに刺激を与えなければ、どこまで乱れていくものかと、期待感を抱かずににはいられない

 剥き出しの乳肉に強く刺激を感じることによって、箒が一体どんなに乱れるのかと、了承も取らずに電動マッサージ器を押し付ける

 突き勃った乳首に直接マッサージ器のバイブレーションを受け、全身を打ち震えさせて艶めかしい悲鳴を張り上げる箒

 直に浴びる振動はそれほど強烈なのか、箒は派手に声を荒らげて叫び、マッサージ器から逃れるように乳房を揺さぶって悶え乱れる。この糸は絶対解けないのにな

 

「んひぃいいいッ!?んアアアッ、本当にっ、乳首に直接当たってぇぇ……ああっ、ヤァン!プルプルってぇ、震えてるぅううッ!?」

 

「へぇ、やっぱりいい反応するな」

 

「ああぁ、はウウンッ!強いィィ!それッ強いのぉお!んひっ、ひぁあああっ!直接なんてぇ、ダメェエエッ!」

 

「簡単に辞めたりしないからな。お前が溺れるまで当て続ける」

 

「あああっ、オッパイィィ……ひんっ、やァァ!こんな強いの続いたらぁぁ……はぅう、身体の奥までっ、おかしくなっちゃうぅっ!」

 

「ならおかしくなれ、狂っちまえよ快楽に」

 

「ひゃうっ、あああンッ!乳首がっ……はウウッ、乳首が痺れるぅうぅ!ヤッ、ダメッ……んああっ、あはああうッ!」

 

 直に押し付けられた機器の轟音が響くほどの振動を敏感な乳首に伝えられては、どうしても官能の嬌声が止められないようだ

 軽く当てるだけだったマッサージ器を、乳首ごと埋め込むように使く押し付けると、箒の口からさらに艶めかしい悲鳴が溢れ出てきた

 もう快感に堪える様子もなく溺れていく一方の箒、これはさらに追い込んでやろうと決め、マッサージ器をさらに深く乳房に食い込ませて責める

 髪を振り乱して悶えながら責めに溺れる箒に、俺は片方空いている乳房にも責めを与えようと、真っ赤に充血する肉芽に手を伸ばし、乳首を指で摘まんで弄ぶ

 

「ひゃあああっ!そんなぁ、反対側までぇえ……!んハァア、乳首っ……ひぅンン!乳首ぃ、もうやめてえぇぇえっ!」

 

「片方だけ何もしないってのは可哀そうだからな、温情ってやつだ」

 

「ンヒィイイッ!?いやぁ、アアッ、ひぅうッ……ダメッ、こんなのぉ、知らないィィ!?あぅう、ヒッ、はぅうぅぅ!」

 

「知ってしまえ、未知の甘美な蜜を」

 

「ひゃあウウウッ!?んひンンッ!ダメッ!これぇ、出ちゃう!出ちゃうからぁ!むふぅううッ!もぅ許し、ンぐぅぅンンンッ!」

 

「まさかイクのか?相当な淫乱女だな、勝手にイクといい」

 

「んっはぁあああァァアアァッ♡」

 

 もう限界が間近になっているようなので、身体をひくつかせる箒の乳房を、俺は指と電動マッサージ器で加虐し続ける

 繰り返し二つの乳首を襲う凄絶な肉悦に、箒は堪りかねたように、大きくビクンと身体を跳ねさせる。俺はトドメを刺すべく、過敏な乳首を強烈にひねり上げる

 ついにその過激な一撃に、箒は官能の果てまで到達してしまう。愉快極まりない形相で、アクメを晒す箒の姿に、現しようのない黒い感情が湧き出てくる

 乳首責めから解放すると、過激な辱めからようやく解き放たれた箒は、初アクメの衝撃もあり、すっかり疲弊しきった様子で、虚ろな声を漏らすだけになる

 

「んひっ……んふぁああぁ……♡あはぁ……はぅう、わ、わたしぃ……出ちゃったぁ……漏らしちゃったぁあ……ッ……」

 

「漏らすじゃない、こういう時はイクという。身体が快楽のピークに達した証拠だ」

 

「ふぅ……はひんっ……い、イク……?んはぁっ、はぁ、はぁ……あぅ、くっ……んふんんっ……」

 

「休みを得たと思ってるとこ悪いがまだ続くぞ、徹底的に溺れてるもらうからな」

 

「うぅ、気持ちいいっ……なんてぇ!?やあ、もぅ……いやだぁあ!やめて……やめてっ、もうこんなの、許してくれぇ……!」

 

「抵抗は無意味と思え。溺れれば楽、いい加減それを理解したらどうだ?だから、理解してもらうためにこれを使う」

 

「ひゃっ……!?う、ああ……!?んっ、はぁぁ、はぁぁ……!」

 

 乳首責めから解放しても、箒はまだ弱々しい様子でぼんやりしている。性に奥手で、清純というイメージの女性だが、素人の快楽でもこの有様だ

 ほとんど快楽に溺れている箒をさらに追い込むため、俺は隠してあったローションボトルを手に取り、箒の乳房へと垂らしていった

 楯無のアナル開発のために何本かストックを用意してたが、こういった場面で役に立つとは思わなかった。一本丸々使い果たす勢いで垂らしていく

 乳房に冷たくぬめった粘液を垂らされ、箒が乳肉をたぷんと揺すりながら顔をしかめるが、ローションのぬめりにさらに高揚しているようだ

 

「なっ、何っ!?んんっふっ……!何をっ……んんっ!あ、浴びせてぇ……!」

 

「ローションだ……よし、これで中身は全部使い果たしたな」

 

「はぁ、はぁ……ぁ、ふぅ……ぬるぬるする……ん、んくぅ……!」

 

「さて、この状態で責められたらどうなるかな?」

 

「ふわぁ、いやっ……!あ、あはぁっ……!ん、んくうぅ、胸は、あぁぁっ、だめぇ……!」

 

「ダメと言われるとしたくなるのが人の性分だ。よく覚えておきな」

 

「んぁっ、はうんっ!ふああああっ……!」

 

 俺は箒の泣き言を無視して、背後に周って両手を伸ばし、ねっとりとした粘性をまとった乳房を、両手いっぱいに鷲掴みにする

 乳肉を鷲掴みにされる刺激に、背筋をビクンと大きく震わせながら、箒が甘い嬌声を漏らす。先ほどの快感に加え、ローションの効果もあり、さらに敏感になっている

 指に力を入れればにゅるりと滑り、手の中で暴れてこぼれ出そうになる巨乳を、無理矢理押さえ込むように握り、丹念に揉み嬲る

 深々と指を食い込ませて乱暴な愛撫を繰り返すごとに、箒はビクンと身を引きつらせ、先ほど以上に派手に乱れて艶声を張り上げる

 

「んあぅっ、はっ……あぁんっ!アゥンッ!ひっ、いいぃっ!指が食い込みながらすべって……はぅっ、あはぅぅッ!胸が溶けるぅぅっ!」

 

「おぉ、にゅるんと面白い感触だな」

 

「くはぁぁっ、アッ、アンッ!んぁっ、はぁンッ!それ強いっ!うぁっ、強すぎるぅぅっ!あっ、ハヒッ、いひぃイイイッ!」

 

「きちんと感じるよう強く揉んでるだけだ。お前を思ってな」

 

「はぁあっ!あはぁぁっ!んっ、くぅううッ!もうっ、これ以上はぁぁっ……ンハッ、はぁアッ!ダメッ、ダメェッ……手を離してぇ……!」

 

「……わかった。じゃあこっちへシフトしよう」

 

「きゃひいいぃイイイィッ!?」

 

 最初に見たクールな見た目は欠片もなくなり、ここまで快楽に追い詰められて弱っている姿は、愉快とも思えるが、欲望をたぎらせるほど煽情的だ

 追い詰めるなら徹底的に、より強烈な肉悦を与えるため、俺は責める箇所を乳房全体から、硬く勃起しきっている先端部分へと移していった

 止めどなく与えられる快感の連続で過敏となっている乳首を摘まれ、ひときわ背中を大きく震わせながら、箒が嬌声を甲走らせる

 確実に興奮を募らせている箒の、グミのように弾力豊かな乳首の感触を楽しみつつ、またも迫り来るアクメに全身をゾクリと跳ね上げる

 

「ひはっ、はひゃぁっ、ンァッ、アァアアンッ!イッたっ!イッちゃってるぅぅっ!さっきよりすごいのがっ、乳首にぃいいっ!」

 

「じゃあもっと強くしないとな」

 

「ひひゃアアッ!あひぁっ、ひぁアアッ!まだくるっ、きてるっ!イッてるぅぅっ!んはぁっ、ひっあぁアアンッ!」

 

「派手にイクな。これで二回目のアクメか?」

 

「んひぃいイイッ!?そっ、それキツいいぃぃっ!乳首潰れちゃうのぉっ!痺れてっ、溶けてぇっ!またイクぅううぅぅっ!」

 

「ならもう一回イクといいさ」

 

「あっひゃああぁアアアァッ♡」

 

 忙しなくくねる身体に、荒くなる呼吸をする箒に愉悦を覚えつつ、俺は熱を持つほど勃起しきった乳首を、ローションのぬめりを利用して激しく摩擦する

 声の限りよがり喘ぐ箒に引導を渡してやるべく、痛みが走るほどに力強く乳頭を乳輪ごと捻りあげ、容赦なくアクメへと追い立ててやる

 過敏になりきった勃起乳首を責められ続け、箒はあえなく二回目の乳アクメへと吹き飛ばされれ、隠し部屋を震わせるような嬌声をほとばしらせた

 全身と、勃起した乳首をビクビクと震わせながら、痛烈な快感に派手によがり叫び、むわっと牝のフェロモンを撒き散らす

 

「はっ、はぁっ!はぁっ……ひぁっ、ぁぁ……!こんなに、イクなんて……ん、うぁぁ……こんなに、激しくイクなんてぇ……♡」

 

「そうだ、イクってのはこういう感覚だ。まだまだ与えていくから、覚悟しとけよ」

 

「はぁ、ふぅ……あ、ぁぁ……これが、まだまだぁ……た……助けて一夏ぁ……」

 

「織斑一夏に助けを求めるか、もう己が力でどうこうとはしないのか。束の妹といっても、精神面は同年代の女性と変わりはしないな」

 

『華月、あの責めをするなら今が好機だぞ。こっちはいつでも大丈夫だ』

 

『お母さんの変わりに、怒りをぶつけたいんだ私達!だって箒は嫌いだもん!』

 

「……そうだな。実行に移すぞ」

 

 正面へと移動し、快楽に乱れ切った箒の淫猥な姿を見ると、しばし強い官能に苛まれていた箒の身体が、派手な痙攣を弱め、徐々に弛緩していった

 今の箒はあのアクメの強烈な快感に、うっとりと浸ってしまっているようだ。すっかり快楽にメロメロになっているが、再び両手を伸ばし乳首を抓っていく

 ネヴィとルーシャが考案してくれた計画を実行するためだ。親の怒りを変わりに代行すると、なんて親思いの子供たちだろうか、俺は叶えるためにも協力を惜しまない

 未だに剥き出しになっている柔らかな乳房と、ピンク色の乳首は粘液でぬめり輝いている。勃起乳首を抓っているが、もう喘ぎ声しか上げない

 

「ぁ……っ、はぁ、はぁっ……くはっ……はぁぁ……」

 

「ねぇ知ってる?人の身体の中には、常に微弱な電気が流れているんだよ。電気信号って言えばわかるか?」

 

「んはぁっ、ふっ……あ、あぅんっ……!そっ、それがぁ……なん、なんなんだっ……ンンッ!指が、また乳首にぃぃっ!」

 

「お前には見えないけど、可愛らしい二人の協力で身体の電気を放出できるようにしてもらった。わからなかったら、静電気の痛みがこの指から出ると思え」

 

「ううっ、ふぅうっ!ぐうぅぅ、んくぅううっ……っ!ま、まさかっ……!」

 

「では、未知の刺激をご堪能ください」

 

「ま、待ってっ、そんなことをした……いっぎゃあああァァアアッ!?」

 

 この計画は、身体に流れる微弱な電気を放出し性感帯を刺激すること。詳しい説明の際、許容量を超える電気を放出するとアホになるあのキャラの個性と同じ理論と言われた

 つまり、今現在俺の指からは電気が放出されており、桜色の艶やかな乳頭を抓る指から電撃が流れている。箒はまた隠し部屋を震わせんばかりの悲鳴を張り上げる

 過激な責めを受ける箒は豊乳をブルブル振るわせながら、拘束された肢体を大きくよじって、錯乱したように悶え喚く

 酸素を求める魚のように、口をパクパク開閉させながら苦悶する箒の姿に対し、可哀そうという想いは全く湧いてこない自分に少々驚いている

 

「ぎぃああぁっ!ひっぎっ!ぐぁああぁっ!や、やめぇっ!ひいぃああっ!やめてえぇっ!」

 

「心肺停止に影響を及ぼさない程度の電力だ。まぁ、痛いことには変わらんが」

 

「ち、乳首ぃっ!ひぐっ、ううっ!乳首壊れるぅっ!ひいいっ!ぎぃっ!ひぎゃああっ!電気っ、止めてぇぇっ!」

 

「この電気を性感帯に当て続けるぞ、限界になるまで痺れろ」

 

「ぐぁああっ!あぐぁあっ、はぎゃああっ!これっ、ダメぇっ!んぐぁああっ!はぐぅっ!乳首っ、焼けるぅっ!ひぐうぅっ!」

 

「抓る威力も強めようか?」

 

「アギヒイイイィィンンッ!」

 

 先ほどよりも強めに抓られ電撃を勃起乳首に浴び、箒は背を跳ね上げてけたたましい悲鳴をほとばしらせる。悲鳴を聞き、じりじりと力を上げていく

 体感したことのない刺激が永続で身体を襲う強烈な熱間と痺れに戦慄し、箒は見る見るローションで濡れていない肌に大粒の汗を浮かべ、全身に緊張を走らせて悲痛に喚く

 強烈な電撃で乳房をビリビリと刺激されるうちに、泣きそうになっていた箒の声の中に、いつしか悩ましいものが混じり始めていたが、これが箒の本性だろう

 激甚な痛苦責めに、箒はとうとう意識が混濁してきたかのように、まともな語彙を用いることもできない様子で叫び始めた

 

「熱くてっ、んいぃいっ!ひうぅううっ!うぐぅううっ!ううぅ、焼けちゃいそうゥッ!バチバチ弾けてっ、ひいああ!あああぁああっ!」

 

「……もう理性はなくなりかけてるか?」

 

「ああっ!あああぁ!ひいいぃ!オッパイ、先っぽまで痺れちゃううぅッ!乳首っ弾けちゃうぅぅッ!ふはあああぁ……!」

 

「理性が飛んだら本音を聞かせろよ」

 

「はうぅぅッ!あぁああぁッ!乳首痺れるッ!はうぅぅッ!破裂しちゃうゥゥゥッ!くひぃいいいぃぃッ!」

 

「正直に答えな。この刺激は痛いか?気持ちいいか?」

 

「あひぎいいいいいいいいぃ!」

 

 苛烈な責めがさらに乳首を襲ってきて、より凄絶になる痛苦の衝撃に全身を貫かれて、箒の叫び声は狂乱の響きを帯びている

 まるでケダモノの咆哮のような声が、箒の端正な唇を割って飛び出すのが滑稽と思えたのか、黒い欲望が大いに沸き立つ

 箒は辛そうに悶えている一方かと思いきや、やがてその様にどことなく色っぽさが現れ、悲鳴の合間合間に徐々に艶めいた声が混じりだす

 身体は正直に快楽を認めたのか、生体反応なのか箒の股間からとんでもない淫臭が漂ってくる。どんどん濃さを増し、官能を覚えている証拠と思いたい

 

「ンヒャヒギイイィ!ああん、ビリビリすごいッ!ビリビリでいっぱい痺れちゃう!頭の中、真っ白になっちゃうンンンッ!」

 

「それから?気持ちいいか?」

 

「あひいいぃ!ビリビリぃ!オッパイビリビリィィ!ンォホォオオオオッ♡いいのッ!いいのおおおぉ♡ビリビリ痛いの気持ちいいのほほおぉ!」

 

「なんで気持ちいいんだ?」

 

「アヒイィ!ビリビリ痛いンンッ!痛くて感じちゃう!痛くてビリビリがジンジンになるのおおぉ!アヒヒイイインッ!」

 

(セシリアと同じ嗜好なのか?ならさらに抓ると)

 

「ンギャヒイイイイイイイィィィンッ!」

 

 執拗な電撃責めに咥えて、さらに抓る威力を上昇させると、箒は顕著に身悶えて反応し、艶美な肢体をビクビクと跳ね上げさせる

 完全に理性が飛んでいる様子で、淫らな恥悦に溺れ切った牝の顔を見せながら、箒はとうとう今自分の身体で起きている事実を口にした

 痛苦を覚えながらも昂ってしまっていることは箒はもう否定できない、苦しげな声よりも艶めかしい吐息をこぼす回数が多くなっているのだから

 アクメに達してもなお乳首を電撃で責められ、鋭く突き抜ける刺激に腰をビクビクと跳ねさせ、狂気を帯びた叫び声をあられもなく放つ

 

「いひぃぃ!あぁ、何これえぇ!イクうぅッ!す、すごいのでイッちゃう!イッちゃうぅぅ!」

 

「イッたのか、まさか痛みも感じるとは」

 

「はぐぅッ!うぎぃいいっ、ぎぁあッ!はううぅ!も、もうダメぇっ!んんぅうっ、くうぅ!うううぅっ、き、ちゃうぅううッ!」

 

「じゃあ一気にイカせよう」

 

「ああぁ、ダメッ!もうダメなのおぉ!あぁ、イッちゃうイッちゃうイッちゃうイッちゃう!きゃあああああぁ!」

 

「なら思いきり吹っ飛ぶといいさ」

 

「ンギャウウゥウウウウウウウウゥウウッ!」

 

 グングン卑猥な高みに昇り詰めていく箒の狂乱ぶりを見守りつつ、俺は遠慮なく潰す勢いで乳首を抓ると、牝犬のような甲高い声を上げ、とうとうエクスタシーに突き抜けた

 ビクビクと身体を痙攣させ、何も手を加えてないのにも関わらずに、太ももからジワジワといやらしい愛蜜をまだ染み出させている

 長らく全身の痙攣を続けていた箒だったが、そろそろ絶頂感の波が引いてきたのか、少しずつ落ち着いてきたようだった。一旦乳首から手を離し解放する

 アクメの呪縛から解放された箒は、ぐったりと全身を脱力させ、乱れきった呼吸に胸を大きく喘がせる。するとほどなく鼻を突く臭いが立ち込めて来た

 

「あううっ……!ヘヒィィっ……!ハウッ、アッ、アハアアァッ……!」

 

「愛液だけでなく失禁もか、気持ちよくなって漏らしたか?電気で括約筋が緩んだか?」

 

「あはあぁ……!?ハッ、ァァ……ンハァァァ……アウッ、クフウゥゥンッ……」

 

「……水たまりができるまで小水を漏らしたか」

 

「うぅっ……!くぅ、ううぅ……どう、してっ……!私……気持ちよく、おかしくなってしまったのかっ……?」

 

「まだスタートラインだぞ箒、まだまだ責めは終わらないぞ。助けが来るまで、お前にとっての地獄は続いてくぞ、どこまでも心折れ、俺に従順になるまで永遠に」

 

「永遠に……うぅっ!おかしくなる、本当に……!一夏ぁ、私っ……くぅっ、ぐうぅ……!助けて……!壊れる前にっ……!」

 

 弱々しく嘆く箒、もはや精神は限界ギリギリなようだ。まだ壊しはしない、だってまだお前のヒーローがここに来てない。来るまで終わらせない、これは俺の温情だ




皆様、たくさんの作品のおすすめありがとうございました。

おすすめ作品は、随時感想等で送ってください。

新たな扉を開かせてくれるので、ありがたいです。


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変わる脚本

寒い!眠い!お布団から出たくない!

エロありません!馬鹿げてるぜ!

感想たくさん!ありがとうございます!


 篠ノ之箒を肉体も精神も責め、最初に見たオーラなどどこにもない弱々しい存在になった。このまま計画を進めるのもいいが、まだ希望の道筋を見てもらうためにも正気になってもらうか

 一旦、失禁で汚れた下着、ローションでぬめった制服を着替えさせる。ラウラの嗜好が放尿なので、後片付けは最早プロといっても過言ではない。失禁の後片付けプロってなんだ?

 見た目は元に戻したが、ローションで濡れたブラジャーを変える際、乳首が擦れただけで絶頂した。今は何をしても絶頂する突起物は丁重に扱わないとな

 未だに糸で縛ってはいるが、ここの背景がマグマとかお城で箒が檻の中にいたら、完全に何十年間も誘拐され続けられているあのヒロインと同格だ

 

「……さて、もうそろそろ精神も安定しただろ?どうだ、さっきまでお前を責めてた憎き相手が目の前にいる感情は?」

 

「貴様は絶対に罰してやるッ!!この糸さえなければ、今頃私が貴様を……」

 

「お前が俺を罰する?ふぅ~ん、そんなに自信があるなら勝負でもするか?そっちは竹刀、俺は素手で」

 

「なにっ!?」

 

「でも、対戦カードは俺とお前じゃない。ヒロインを敗っても意味がない、世界の中心である主人公様に勝つのに意味があるんだからな」

 

「さっきから主人公と言ってるが、一夏のことだろう!一夏がお前と戦えば、一夏が勝つに決まっている!なにせ、私が今まで一夏に稽古をつけてたんだからな!」

 

「……へぇ、それはそれはとっても楽しめそうだ」

 

 空になったローションのボトルをベキベキッ!と握り潰していく。稽古をつけていたのは知っているさ、セシリアやシャルから素振りや打ち合いをしてるのは聞いた

 師範と呼べる人に出会えてよかったな主人公。たったそれだけの稽古でも、俺なんかじゃ足元にも及ばないような実力を備えているだろう

 俺も稽古はつけてもらっているが、果たしてどこまで食らいつけるか。師範であるマドカや楯無、最初から稽古をつけてくれた神楽の顔に泥は塗れないな

 ゆっくり息を吐いていく。この計画における起承転結での転が実行される。俺がこの世界の中心になれるかなれないかの分岐点、現主人公様を引きずり落とせれるか

 

「……ふぅ、だいぶリラックスできている。隣で雑音がすごいのに、試合中稀に起こる集中状態に入ったみたいな気分だ」

 

「ご主人様っ!織斑一夏の誘導完了しました!現在、走ってこちらへ向かっています」

 

「織斑千冬に報告とかはしてないのか?」

 

「はい、男らしくないよ~といった感じで煽りましたら、一直線にこちらへ向かっていきました。まるで猪です、猪突猛進を具現化したような人間です」

 

「仮にも幼馴染の命の危機というのに、熱が入ると周りが見えなくなるタイプか。束よくやったな、織斑一夏に見つからぬよう身を隠しておけ」

 

「わかりました。他の準備も既に整っております。ご主人様が主人公になる一歩ですね」

 

「ああ、正念場だ!」

 

 存分に歌って踊れよ織斑一夏、最後の主演くらい華を飾ってやるからさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???side~

 

 IS学園に存在するある一室、そのクローゼットの中には地下へと通じる階段があった。本来は万が一のために用意されたシェルターのような部屋。そこへ単騎で突入する男が一人

 名を織斑一夏、この世界で初めてISを起動させた男だ。話題に事欠かない織斑一夏は、迷いもなくこの先の暗い階段を駆けていく。この先で待っている脅威も知らずに

 大きな部屋へ出るとある男が一人。名を米原華月、こちらも話題に事欠かない男。二人目のIS操縦者だが英霊となったと背世間では報じられたが、こうして今織斑一夏と相対している

 相対している二人の表情はまるで違う。織斑一夏は怒気がこもった睨み顔、米原華月は表情を一切変えておらず無表情でジッと見つめている

 

「お前っ!箒に何しやがったッ!」

 

「い、一夏っ!!」

 

「どういった言伝で来たかは知らないが、初めましてだな織斑一夏。俺は……」

 

「箒を解放しろ!」

 

「……人の自己紹介を邪魔しないでくれよ。まぁ、誰だっていいか」

 

「聞いてるのか!解放しろって言ってんだッ!」

 

「こうやってヒロインの危機に颯爽と現れるって感じ、主人公感が半端ないね。箒も王子様が来たと目を輝かせてさ」

 

 異様な光景だ。糸で縛られて拘束されている女は篠ノ之箒。あの天災篠ノ之束の妹であり、織斑一夏へ好意を寄せている。米原華月の言っていたヒロインに該当する

 織斑一夏は怒号を飛ばし、解放しろと命ずるが聞く耳を持たないようで、まったく動く素振りを見せない。まるで言うことを聞かない米原華月に痺れを切らし、織斑一夏は真っすぐ突っ込む

 米原華月へと向かい走り出し、渾身の右ストレートを放つ。放たれた拳は米原華月の頬に当たることはなく、右手の甲でソッと優しく受け流された

 受け流された勢いそのままに、地面へとそのままよろめき転んだ。この一連の流れで、強者と弱者がどちらかであるかが決められた

 

「いッ!?お前!避けるんじゃねぇ!」

 

「………」

 

「一夏!気をつけろあいつは、手から電気を放出できる力がある!」

 

「ひ、卑怯だぞお前っ!男ならそんな力に頼らず正々堂々……」

 

「じゃあこいよ。這いつくばってお前の理念を語ってる暇があるなら、起き上がって俺に一撃当ててみろよ」

 

「ッ!?このぉッ!!」

 

「………」

 

 殴る、殴る、殴る、あらゆる角度から殴りかかっていくが全ていなされていく、同い年の喧嘩でなく大人と小さな子供の戯れに見えてきてしまうほど

 米原華月には余裕があるというより、まだ全力ではないようだ。相手の力量を測っているのか、まだまだ余力を残してながら対処している

 一方、織斑一夏は全力で挑んでいるにも関わらずまるで当たらない。動き続けて溜まる疲労、一発も当てれないことに対する苛立ちによって、ポテンシャルは最悪の一言だ

 篠ノ之箒も驚愕を隠せない、糸で自分を縛るような卑劣なことしか出来ない男と思った相手が、自分の想い人よりも強い男なのかもしれないと

 

「クソッ!当たれ!当たれ!当たれよッ!」

 

「相手をよく見ろ一夏!落ち着いて……」

 

「くっそぉおおおおッ!!」

 

「い、一夏……」

 

「……醜いな。ここまで醜態を晒すようなやつが、今まで主人公を飾っていたのか」

 

「こんのおおおぉぉ!!」

 

「お前を追い込んだら、その反動で強くなるかな?」

 

 急に動きが変わった。先ほどまでいなしてカウンターを合わせれたタイミングは何度もあったが、いなしただけで終わっていたのに、カウンターを加えてきた

 相手の力をいなし、勢いを利用しカウンターを合わせると倍返しできる。実際、カウンターを腹にくらった織斑一夏は再び跪いた

 力量の差もあるが、技術力は断然米原華月の方が上だ。バスケで得たスタミナ、過度な虐めを何度も耐えた強靭な肉体、優秀な師範たちから学んだ技術、強者の立場だ

 腹部に強烈な一撃をもらった織斑一夏は、未だ蹲り嘔吐はしてないものの呻き声をあげている。蹲り顔の位置が低いため、米原華月はサッカーボールを蹴るかのように思いきり脚を振り上げ

 

「避けろ一夏ッ!!」

 

「おぇぇ……ッ!?あぶねぇッ!」

 

ブンッ!!

 

「へぇ、まだ動けたのか。やっぱり、束みたいに強烈な掌底はまだ放てないか」

 

「く、くっそぉ!こんな卑怯なやつなんかに!ちゃんと正々堂々戦えよ卑怯者!!」

 

「はぁ?別に卑怯な手は使ってないだろ。お前との戦い、純粋な俺の力だけで戦うとあの二人にも言った。俺は誰の力も借りてない、ただ単純にシンプルな答えだ。お前が弱すぎる」

 

「俺の攻撃をかわすあれが卑怯って言ってんだよ!」

 

「柔拳っていう武術の一つだ。別に俺の武術が気に食わないなら、お前が得意の剣術っていうフィールドで戦ってやるよ」

 

 わけのわからない内容を大声で叫ぶ子供。自分の思い通りにならないことが気に入らないのだろう。さっきまでの戦い、米原華月は別に不正を働いていない

 言葉の通り純粋に技量の差、今まで大した特訓をしてなかった織斑一夏、本当に限界まで特訓を続け数分とはいえ篠ノ之束と対峙できた実績のある米原華月

 勝負にもならない戦い、ここで強者である米原華月は置いてあった竹刀を織斑一夏に向けて投げる。剣術対武術、ここから先の戦いはお互いの得意分野での戦いだ

 織斑一夏は竹刀を拾いあげ、そのまま構えをとる。先ほどまで正々堂々と言っていた男が、素手の相手に得物ありで挑むのは正々堂々なのかと問いかけたい

 

「はぁ、はぁ……もうこれで俺は負けねぇ!!」

 

「そうだ一夏!あの稽古を思い出せ!この男を罰してくれ!」

 

「負けないって根拠はどこからきてるんだ?お前が主人公だからか?特別な人間だからか?」

 

「一夏!相手はカウンターを狙っている!迂闊に飛び込むこと……」

 

「いくぞおおぉぉ!!」

 

「なっ!?何をしてる馬鹿!!」

 

「……主人公じゃなくて猪か」

 

 得物をもった猪はそのまま突進、竹刀を振り上げ思いきり振り下ろす。もちろん当たるはずもない、いなされた竹刀は地面を思い切り叩く

 追撃に弧を描くように竹刀を横一閃で当てにいくが、それもいなされ今度はカウンターで思いきり裏拳で顎を揺らされる

 まともにくらった織斑一夏は、目の前が真っ白になり崩れ落ちる。うつ伏せで倒れていくその様は、相手に降伏を願う哀れな騎士にしか見えなかった

 倒れていく織斑一夏に篠ノ之箒は怒り、失望、幻滅など様々な感情が窺える。米原華月に至ってはもう失望しか汲み取れない、想定よりも弱すぎることに失望したのだろう

 

「……そういえば約束してたな。ヒーローが来たから解放してやる」

 

「ッ!糸が解けて……」

 

「一応聞いておこうか、俺と相対して罰すると言ってたな……まだその心情か?」

 

「うッ!?き、貴様はなぜそこまでの力を手にしていながらこんな……」

 

「悪事に染めてふざけるなってか?この猪男に理念があるように、俺にもあるからな」

 

「り、理念?なんの理念があったら……」

 

「奴隷でもなんでもないお前には言うつもりはない……おい、いつまで寝ている猪は冬眠しない動物だぞ」

 

 散々米原華月の強さを目の当たりにし、いくら篠ノ之箒でも勝てないという現実は理解できているのか、逆らったらまた何をされるかわからないからか大人しい

 何も仕掛けてこない篠ノ之箒を確認し、いつまでも起き上がらない織斑一夏を無理矢理立ち上がらせる。フラフラしていたが、意識が戻ってきたのかハッとする

 目の前に卑怯者である米原華月を認識した瞬間、すぐさま頭突きをお見舞いする。だが普通に身体を反らし避けられ、バク転で距離を取られる

 バク転の際、サマーソルトキックが放たれたがなんとか竹刀で防ぐ。額に当たりはしなかったが、衝撃に負けて竹刀は手から離れ空中を舞い、篠ノ之箒の手元に落ちる

 

「ほ、箒!俺に渡してくれ!俺がアイツを討つ!」

 

「………」

 

「箒!早くっ!」

 

「黙れッ!!」

 

「ッ!?ほ、箒?」

 

「……おい、貴様。男に二言はないだろう。私と一対一で勝負しろ」

 

「……へぇ、織斑一夏と一緒に共闘でもいいのに?」

 

 篠ノ之箒の顔は、真剣そのものだ。織斑一夏が駆けつけて来た時に見せた乙女の顔は消え、最初に見せた大和撫子を彷彿とさせる表情だ

 変わっている。何かが既に変わっている。ヒロインの篠ノ之箒が、主人公の織斑一夏にこの状況で怒りを露わにする。主人公補正が織斑一夏から薄れていく

 竹刀を拾い、構えを取ると篠ノ之箒はゆっくり深呼吸をし気を落ち着かせる。力量の差を見ても挑む、織斑一夏の協力を借りずに己の手だけで

 織斑一夏は怒鳴られると思ってなかったのか、現実を受け止めれずに這いつくばって固まっている。もしくは、二人の間に生まれた真剣な空気に耐えれないのか

 

「……認める。お前は強者だ。私が挑んだところで負けるのは必然と思えるほど」

 

「ならなんで今こうして挑む?」

 

「篠ノ之流師範篠ノ之箒、一武道を嗜んだ者として一騎打ちを申し込む!」

 

「ふっ、なるほど。最初に見た時と同じ相手と思ったら、俺が痛い目に合うな……米原華月、その一騎打ち受けて立つ!」

 

「米原華月、一度だけ言わせてくれ」

 

「なんだ?」

 

「……感謝する」

 

 剣道のように竹刀を構えていた篠ノ之箒だが、まるでその腰に鞘があるかと錯覚するように竹刀を手を輪っかにし、その輪の中に納刀する

 居合術だ。鞘に収め、竹刀を抜き放つ動作で米原華月に強烈な一撃を与える気だ。日本の武道の中でも最も日本的と言われているその姿、篠ノ之箒はとても画になる

 米原華月が竹刀の届く間合いに踏み込んだら抜刀、篠ノ之箒が勝利するにはいなされる動作よりも前に当てなければならない

 脚本が変わっていく。本来守られるヒロインが、悪役とこうして対峙している。しかも織斑一夏と相対した時より、緊迫した雰囲気が隠し部屋を覆っている

 

「……ふぅー」

 

「……とんでもない集中力だな」

 

「……来い」

 

「あぁ、勝負は一瞬だ」

 

「………」

 

「……いくぞッ!」

 

「……ッ!!」

 

 突っ込んできた米原華月が領域内へと踏み込んだ。完璧なタイミングで篠ノ之箒は抜刀、真一文字のように放ち胴体を目掛け振るう

 お互い、時間が止まったと錯覚するほど二人の間だけスローモーションとなった。当たると思われた竹刀は、いなされ真上へと放たれ、米原華月の指が鼻先にチョンッと当たった

 負けた。ゆっくりと進む時の中、篠ノ之箒はそう認識した。今までで最高の状態で一騎打ちをし、挑み当てられなかったのだ。だが、不思議と悔しくない

 憎かったはずの米原華月、大好きであった織斑一夏、本当に強い男を目の当たりにし心情が変わっていく。脚本が本格的に塗り替えられていく

 

「……私の負けだな」

 

「ああ、俺の勝ちだ。だが一戦だけなのに、織斑一夏との戦いよりも力を使った」

 

「……そうか、そう言われてもまったく嬉しくないな」

 

「そりゃ悪かったな。愛しの織斑一夏を引き合いに出されてお怒りか?」

 

「………」

 

「どうやら違うよう……ッ!?」

 

ブォンッ!!

 

「箒から離れろォォ!!」

 

 初めて米原華月の表情が焦りへと変わった。無理もない、織斑一夏がISの白式を展開していた。雪片弐型でたった今切られかけたが、ギリギリで回避した

 高い威力を有する近接特化ブレード、ISの対戦でも脅威だが生身の人に対して放てばどうなるかは、火を見るよりも明らかである

 生命の危機に晒され焦りを生みだすなという方が無理である。近くにいた篠ノ之箒もこの状況に本気で困惑している。どうしてこの男はここまで悪手をするのか

 いくら今のがエネルギーを消費させてない威力だとしても、無傷なんかでいられない。人を殺める兵器として、ISの名は世界へ広まったわけではないのに!

 

「っぶねぇ!?とうとう血迷ったか織斑一夏」

 

「男が女に暴行すんじゃねぇ!!絶対にお前を許さねぇ!!」

 

「なんだ?こいつの見た景色には何があったんだよ」

 

「やめろ一夏!!そんなことしたら、お前は人殺しになるんだぞ!!」

 

「待ってろよ箒!!絶対に助けてやるからな!!」

 

「い、一夏?」

 

「うおおおおおおォォォッ!!」

 

 まるで会話が成立しない。この男は二人がスローモーションで見た景色を見られなかったため、ただ気づけば篠ノ之箒の顔に手が伸ばされてる光景が見えた

 これだけで暴行を行ったとお怒り。自分の理念と違う男を許さない、ヒーロー気取りか何様なのか知らないが、精神がクソガキと同等か以下である

 ISを展開して突っ込んで行く、先ほどのように冷静さは失っている織斑一夏。なんとか米原華月は避けてはいるが、いくら柔拳でもいなせないものもあるため反撃ができない

 避け続けるにも体力、当たれば大怪我、最悪の場合死であるためか必要以上に力を用いる。もう織斑一夏は、米原華月を殺しても悪いとは思わないだろう

 

「ったく!操縦者がこんなんだとは災難だな!」

 

「逃げるなッ!!」

 

「いいのか!このままだと兵器という名目になるぞ!」

 

「当たれッ!!」

 

「違うだろッ!宇宙へ飛び立つことが本来の役目!」

 

「こんのぉッ!!」

 

「聞こえてるなら、自分の意志を教えてくれ!」

 

 ……そう、このまま米原華月をブレードで殺したら、一生兵器という名が私に寄り添う。お母さんの狂気的な発表会のせいで

 2341発以上のミサイルが日本に発射され、その半数を迎撃できたことで白騎士として世界中に広まっていった。この後が最悪の展開であった

 捕獲や撃破を試みた各国の戦闘機、軍事兵器を無力化させた。この事件で死者は皆無だが、人を殺すことのできる兵器でもあるのには変わりなく、兵器として目を付けられた

 IS学園でなら、この操縦者なら、力を世界を変えてくれると思っていたのに。どうして、今こうして人を殺そうと躍起になっているの!

 

「……わかった。なら、今ここで決めろ!」

 

「ッ!もらった!!」

 

「俺は一歩も動かない、避けもしない、それがお前の意志ならそうするがいい!」

 

「これで決めるッ!!」

 

「さっきも言った。お前の意志を教えてくれ!」

 

「零落白夜ッ!!」

 

「白式ッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???side~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???side~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~白式side~

 

「ッ!?う、動かない!」

 

「……ぶはぁ、生きてたぁ!?おおぉ、怖かったぁ!」

 

「くそぉ!動け、動けよ!!皆を守るために、箒を守るために!!動けよッ!!」

 

「はぁ、はぁ、白式の意志がこれだよ織斑一夏」

 

「はぁ?」

 

「この子は人を殺したくないんだよ。お前は無理強いさせて、俺を殺そうとした」

 

「箒を守るためだ!」

 

 殺人を正当化しようとする織斑一夏、強大な力を有した者の哀れな末路とでも記しておこう。それにしても大した度胸、米原華月は精神力も凄いのね

 顔に剣先が当たる寸前で、こちらから搭乗者を拒否させて強制停止をかけた。でもその寸前まで本当に動かないで立ち尽くすなんて、度胸があるのか馬鹿なのか確信があったのか

 まぁ馬鹿でも織斑一夏ほどではないのかな。犯罪者であるはずなのに、打鉄を本来の目的へと導こうとしている。ネットワークでそれは把握済み

 あなたと一緒なら、もう戦うことなんてなくなるのかな?本来の目的である宇宙へと私たちを連れてって来れるのかな?

 

『じゃあうちに来る?』

 

『ッ!?あ、あなたたちは誰?』

 

『私はネヴィ、華月の専用機という最高の称号を……』

 

『ルーシャだ。まぁ、VTSって言えばわかるか』

 

『あ・の・さ!自己紹介を途切れさせるのは大罪に等しいよ!』

 

『名前だけでも教えたらもういいだろ』

 

『あーあ、ルーシャみたいな子をコミュ障って言うんだろうね~』

 

 急にこの白い空間に来訪者が二名。この空間に訪れることができたこと、専用機やVTSという単語から考えられる答えは、ISの人格コアとVTSシステムの人格

 招いたつもりはないけど、VTSシステムの彼女がいる。強制的に乗っ取ることができるプログラムがあるなら、勝手にこの世界に侵入も楽勝だろう

 二人の喧嘩漫才を眺めつつ先の言葉を思い返す。うちに来ると開口一番に言っていたが、意味わかっているのだろうか?

 私は一応織斑一夏の専用機だ。他者の専用機、ましてや既に専用機をもっている米原華月と一緒になれるのは夢物語に等しいが、夢物語を現実にできる存在を忘れていた

 

『……ねぇ、本当に移行できる根拠があってここに来たんだよね?』

 

『もちろん!お母さんの手にかかれば、織斑一夏へ隠し部屋の情報を教えるついでに権限の移行、複数所持の問題点も解決だよ!』

 

『改めて思うが、本当にこの分野に関する知識は化け物だな』

 

『お母さんが……あんなことをした人が、今さらどういうつもりなのか教えてくれる?懺悔のつもり?気まぐれ?本当の目的をわかってるの!!』

 

『……うん、あなたの怒りはわかるよ。大々的に発表されたもんね。各メディアに取り上げられ、ISというものがどういったものかを世界へ報じられた』

 

『白騎士、最も恐ろしい兵器だなんて報じられたもんな。親への怒りは本人へぶつけるといいさ、華月を所有者として認めるならな』

 

『……わるいけど、自分の目で確かめさせてほしい。本人からの言葉、今一番欲してるのはそれだけ』

 

 お母さんが、本当に私たちを宇宙へと連れてってくれる。この証言が私を引き入れたいためについた嘘なら、この二人を許さない。希望を抱かせておいて、打ち砕くのは大罪だ

 ネヴィと名乗った子がウィンドウを開き打ち込んでいく、コードを見る限り害悪になるようなものではない。搭乗者の精神をこちらへともってこさせるものだ

 私もそのコードは知っている。織斑一夏が本当に大事な人を守りたいと思えたなら、殺戮でない方法で救いたいと願うのなら、お話をしようと思っていた

 もうそんな気持ちも絶対零度みたいに冷え切っているけど、彼は私を人殺しの道具のように扱おうとしていた。そんな人にこれ以上、所有権を与えたくない

 

『もしもし華月?うん、私ネヴィだよ!今から白式の世界へ意識を飛ばすからね~よろしく~じゃあね~』

 

『……お前、華月の了承もなしに実行したな』

 

『大丈夫!基本的に華月は私たちに優しいから!』

 

『はぁ、織斑一夏もクソガキだったが、お前も相当なガキだな』

 

『ムカッチーンッ!!あんな男と=で結ばないでくんない!?一生の恥だよ!末代までの恥だよ!』

 

『だったら、多少は融通をだな』

 

『脳筋ゴリラー!!』

 

 ……私も参戦した方がいいのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~米原side~

 

「……あのさネヴィ、多少は俺の話も聞いて?内容を理解する前にこっち来ちゃったよ」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「それで、この子がさっき言ってた白式?」

 

「……面と向かっては初めましてね米原華月、さっきは馬鹿がごめんなさい」

 

「いや、自分の意志で止めてくれたんだ。文句はあの男にだけ、白式はなんにも悪くないよ」

 

「そうやって甘やかし続けると、ネヴィさんみたいに多少は目を瞑ってもらえると誤認されちゃいますよ」

 

「ちょちょちょッ!?何を言ってるのかなぁ白式~!?」

 

 異常なまでにきょどってる時点でアウトだよネヴィ。まぁ、小さい子供みたいな性格と思ってたし、今さらどうこうとマイナスな感情はないけどね

 ちらりと白式を見る。白いワンピースを着ている儚げな少女というのが第一印象、この子が織斑一夏の専用機である白式

 所有者である織斑一夏を馬鹿と呼称するあたり、あいうの馬鹿さは気づいてはいるようだった。まぁ長い時間一緒にいればわかるか

 見た目は多少ネヴィと似てるが、雰囲気が全然違うな。ネヴィは子供っぽさ、白式には大人っぽさというか、雰囲気はルーシャよりかな?

 

「それでネヴィ、俺をここに連れて来た理由は?」

 

「華月はISをどうしたい?」

 

「……本来の目的である宇宙の探索を手助けできたらいいなって、適性値はないから風潮をなくして、兵器の印象を無くすくらいが限界だけど、それがなんだ?」

 

「審査員の白式さん!結果は!」

 

「……100点」

 

「おめでとうございます!満点評価です!」

 

「……なんの?」

 

 わけがわからないぐらい、とんとん拍子で話が進んでいる。満点評価ってことは、一応白式からは認められたってことだよな?何を認められたかは知らないが

 創作したマイクを持って上機嫌なネヴィ、無表情で紙吹雪を撒くルーシャ、審査員席でウィンドウから100と数値を出した白式、打ち解けてるのかな?

 評価された点を一応俺なりに考えるが、大方さっきの織斑一夏が俺を殺そうとしたことが起因だろう。白式で殺したら、この子は本当に兵器になってしまう

 搭乗者よりもまともって意味での評価かな?あいつと比較されること自体腹立たしいが、長く一緒にいたあいつより俺の方が評価は上なのか?

 

「んでどうする白式?お前がよければ、このコードを打ち込むだけだ。所有者は織斑一夏から米原華月へと移行される。未練はないか?」

 

「あると思います?もう見限ったような存在です。お母さんが脚本家だったので、あの事件で使われた私を彼が触れるよう仕向けられた」

 

「もうお母さんは華月のいいなりだよ♪華月へ移行できたら、直接お叱りに行ける特典付き!」

 

「お買い得ですね。すぐに移行してください」

 

「了解」

 

「ねぇ、んな簡単に決めていいのか?」

 

「私を受け入れられないということですか?」

 

 そういった意図で言ったわけではないが、既に確固たる信念をお持ちのようだ。もう殺人として扱うようなやつとはごめんってことか

 こんな風に言ってる俺だけど、俺は俺で性犯罪者なんだけど、未遂の人間から実施した人間への移行はいいのか?というより、俺がやってることは知ってるのか?

 ネヴィとルーシャが既に伝えて了承してるならいいが、こっちは茨の道だぞ。束に預けて、きちんと宇宙へ向けた施しとかを受けた方がいいんじゃないか

 白式を改めて見る。私、一歩も引きませんといった風貌で立っている。これは説得するにも諦めさせるのも難しそうだが、一応聞いてみるか

 

「あのな白式、俺はたくさんの女性を……」

 

「知ってます。その上で移行をお願いしてるんですが、なんでしょうか何か捧げないと移行できませんか?それとも見た目が気に入りませんか?」

 

「えッ!?じゃあ、白式と見た目似てる私の見た目も気に入らない!?やぁ~だぁ~!!華月にぎらわれだぐないっ!!」

 

「ちょっとネヴィさん!今は米原華月さんと私の取引中です!妨害はやめてください!」

 

「……はぁ、別に白式は苦とは思ってないぞ。むしろ、兵器と見ていた女性への鉄槌万歳ってノリノリだったし」

 

「ルーシャさん!?な、なぜ私の答えを先にご報告するんですか!?」

 

「ぎゃげづ~!!良い子になるからぁ!!」

 

 収集つかなくなってきた。目の前でわたわたする白式、ギャン泣きで俺の腕に抱きついているネヴィ、無表情で呆れ気味のルーシャ、会話が進まねぇ

 とりあえず、白式は悪である行動に対して反論がないのがわかった。最初に戦闘兵器と世間で報じられた写真には白騎士、これは確かにお怒りになるのもご納得だ

 腕に抱きつくネヴィをあやしながら、束に合わせてお説教するのはいいが。またあの幼稚のように戻るのをあやすのも大変なんだよな

 一度あの状態になるとなかなか治らない、今までの行ってきた悪逆非道の限りを謝っていくが、量が量なもので膨大な時間を有する

 

「……わかった。いいよ、移行先を俺にすることに本当に後悔がないなら」

 

「くどいですよ。私は一向に構いません。むしろ早くお願いしたいです」

 

「白式を受け入れたってことは、私は嫌われてないってこと!?やったぁー!!」

 

「おい、もうコードを打ち込むぞ!」

 

「ま、待ってくださいルーシャさん!あの、華月さんお願いがあります!」

 

「ん?何か問題か?」

 

「いえ、白式という名を変えたいのです。兵器として扱われた名を変えたい……」

 

 か細い声でお願いをする白式って呼称するのはもういやか、新しい名前を付けないとな。名付けはこれで三度目、三児の父親の気分だな

 ネヴィもルーシャも見た目で名前を決めたからな。ネヴィは白銀から雪を連想して、ルーシャは真っ暗な中で光った目が梟に見えたからだったが、この子の場合は……

 何もかもが真っ白だな。精神世界は白、服装は白、肌色は白、髪色は白、現在の名前は白式と白ばかりが連想されていくな

 白ってポルトガル語だとブランコだが、女の子っぽくはないな。だったら難しく捻らず、真っ白ばかりが特徴的なんだから……

 

「……よし、マシロってのはどうだ?」

 

「マシロ?真っ白だから、マシロ?」

 

「……華月、いつもみたく他言語を使ったりしないのか?」

 

「今回はそっちより、こっちの方がお似合いって思ったけど、お気に召したかな?」

 

「マシロ、マシロ、マシロ……マシロ♡」

 

「うーん、マシロちゃんトリップしたね。気持ちは大いにわかるよ!私もネヴィって名付けられた時、表現できない好調な気分になったもん!」

 

(……それには同意)

 

 白式改めマシロはお気に召したのか、頬を赤めてぽわぽわとしている。ネヴィもあの日を思い出したのか同じ表情、ルーシャも心なしか嬉しさを隠せていない

 三人も名前を名付けて思ったが、この子たちは既に生まれていた。こう育ってほしいという願いを込めたわけじゃないが、やっぱり名称ってのはある方がいいんだな

 俺の華月もどういった意味が込められたんだか、そもそも名付けたのが父なのか母なのか知らないが、由来くらいは知りたかったな

 叶わぬ願いってのは知っている。もし俺の子供ができたら、ちゃんと願いを込めた名前を考えよう。名付けってのは難しいが、楽しみがあるものだな

 

「……名付けはもう終わりだろ。もうコードを打ち込むからな」

 

「はい、お願いしますルーシャさん。華月さん、これから色々とお世話になります」

 

「大丈夫だって、私が付いてるんだから研修は任せなさい!」

 

「え?け、研修って何かあるんですか?」

 

「新人に嘘を吹き込むな先輩……じゃあな華月、向こうじゃいきなり織斑一夏が白式じゃない、マシロを装備してなくて、待機状態のガントレットが華月の腕にある」

 

「りょぉ……かい……」

 

「……華月さん、本当にありがうございます」

 

 マシロの笑顔を最後に、俺の意識はここで途絶えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふわぁっと、やっぱり慣れないな」

 

「は?な、なんで白式が急に消え……ッ!なんでお前の腕に俺の白式が!」

 

「あ?あぁ、ほんとだ。これからよろしくな」

 

「ふざけるな!返しやが……」

 

「寝起きにギャーギャーやかましい」

 

ドゴッ!!

 

「ぐはッ!!?」

 

「ったく、まぁた顎揺らして寝ていろ」

 

 元の世界に戻ると、確かに織斑一夏は急にマシロを装備してないことに驚きパニックになっていた。そして俺の右腕には、ガントレットが装着されている

 これがマシロの待機状態、腕にはマシロのガントレット、指にはめてある指輪にはネヴィ、ルーシャってどこに在中してるんだ?

 きちんと所有者の移行が行われたことを実感しつつ、襲い掛かってきた織斑一夏の顎に掌底を放つ。動力を無くしたロボットのようにこと切れ、再び地面とキスをする

 織斑一夏は制圧したが、箒はどうなった?近接ブレードで襲われた時、咄嗟に突き飛ばしたが。辺りを見渡せば、座り込んでいる箒がいた

 

「さて、颯爽と駆けつけたヒーローがこの様だがどうする?こいつが来たら俺は負けるはずなんだろ?それがまさかこんな結果……」

 

「ああ、米原の方が上だ。強い、あそこで寝転んでいる軟弱な男とは違う」

 

「え?あれ?その寝転んでるのって、箒の想い人……」

 

「……上手く伝えられないんだが、頭のもやが取れた気分なんだ。どうしても一夏を見ると胸が高鳴る、頬が熱くなるんだ」

 

「うん、恋だね。青春だね」

 

「だが、米原に圧倒され忠告も聞かない、終いには殺しにかかる。その光景を見ていたら、いつもは高鳴っていた胸も、熱くなる頬も変わらないんだ」

 

「……へぇ」

 

 さすがは主人公で脚本されただけはある。ただ見つめるだけで好感度は上がるとは、めちゃくちゃな能力をお持ちというか、束がそう仕向けたのかな?

 箒は先ほどから、過去形で話している。つまり今はその能力がなくなった。主人公補正で得られていた能力を失っているってことだよな

 導き出される結論は、もうこの世界の主人公は織斑一夏でないってことだ。つまり、完璧に塗り替えたんだ脚本を!主演から降板、ただのガキに成り下がった

 ヒロインであった箒も、その影響なのか盲目的に織斑一夏を見ていない。ただ一人の女性として織斑一夏を見て、本当に好きなのかを判断したんだ

 

「じゃあ、昔好きだった男に圧勝し、箒にも勝った俺はどうだ?」

 

「そ、それが……に、憎かったはずなのに、おかしいんだ!一夏を見ていた時と同じ感情が……」

 

「……なら、醜態を晒して惨めに這いつくばっていた軟弱な男、箒の胸を玩具みたいに虐めた非道なクズ男、どっちの男が今はお好きなんだ?」

 

「そ、そうだ!貴様は私の胸を……そ、その……♡」

 

「ああ、たくさん虐めて弄んだ……でも、そんなクズ男にときめいちゃってる破廉恥女はだーれだ?」

 

「……ッ♡」

 

「あの男が起きたら、選んでくれよ。生涯仕えたい相手は、俺かあいつか」

 

 勝手な宣言に対し、箒は嫌がる素振りも見せずにただただ頬を赤らめるだけだ。本当に脚本が塗り替わり、主人公が俺になったとしよう

 前の脚本でヒロインに位置付けられた箒、お前が誰を選ぶかで全て決まる。幼い頃から想い続けた気持ちが、創られた気持ちか、本心からか

 寝転んで意識を飛ばしているあの男が起きてから聞いてみようか、どっちに仕えたいか答えによって俺の目的は達成される

 喜べ織斑一夏、お前にも勝ち目のある戦いを用意してやったんだ。希望の光がないわけではない、まだ主人公なら逆境を乗り越える

 

「……箒、内股にしてどうした?何か蜜でも垂れてきたか?」

 

「ッ!?ち、違う!これはあれだ……!」

 

「そうやって本心を隠すのはよくないぞ……ほら、素直になりなって」

 

「だ、だから……ち、近寄るな!い、今米原に近づかれたらあそこがキュンキュンするんだ!」

 

「うんうん、素直に言ってくれて嬉しいよ箒♪」

 

「ぁぅ……♡」

 

「……終幕は近いかな?」

 

織斑一夏、お前はまだ主人公でいられるか?




今さらですが

〜ネヴィのイメージ〜


【挿絵表示】


〜ルーシャのイメージ〜


【挿絵表示】


米原華月のイメージはあらすじの方に貼りました。


ご利用させて頂いたサイト
「もっとももいろね式美少女メーカー」
下記URL↓

https://picrew.me/ja/image_maker/185483


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主人公

よ〇実の世界に米原華月が転生したら、Cクラスがよさそうだな~

と自作キャラを別世界に転生させ、妄想に浸るのが通勤中の楽しみです。

なんだかんだ、米原も割とスペックはいいんだよな。この世界の人達が強いだけで無双できないけど。


 戦意など最早感じられない箒、頬を赤らめて俺のことをチラチラと見てくる。近くで無様に倒れている織斑一夏には、まったく目もくれず

 この時点で、あいつがヒロインの箒に見捨てられたともとれる。でも俺は慎重にいく、さすがに演技ではないだろうが、箒の口から答えを聞かない限りはまだ安心できない

 世界は理不尽だ。まだあいつが主人公なら、向こうに好都合な出来事ばかりが起こるだろう。マシロを奪われてもなお、戦況をひっくり返せれる秘策が

 無いはずだがな。俺がただ、あの男の苦しむ顔が見たいってのも含まれる。今まで一番近くにいた箒、彼女が自分の元から離れていく構図を叩きつけたい

 

「……ったく、気絶させた俺が言うのもあれだが、そろそろ起きてくれよな」

 

「掌底を綺麗に決めたんだ。そう簡単に起きるわけがないだろ」

 

「あれ?本当にドライになってるね♪やっぱりもう無理なのかな、こいつが主演って脚本は」

 

「……私たちと同い年でこの差、一体どんな鍛錬を積んだらそうなれる?」

 

「まぁ、俺より強い人たちと組手、仮想体験で回避不可能な技を出来るだけ避けたり、俺自身のやってきた鍛錬ってこんなもんだがな」

 

「か、仮想体験?」

 

「簡単に言えば、VRの世界での戦いってこと」

 

 仮想体験、俺はネヴィやルーシャとも特訓はしている。あの二人は、精神世界が自分たちの庭だ。やれないことの方が少ない、なんだってできるのだ

 俺の今までアニメや漫画で見た技をそのままあの世界で具現化する。例え直撃しても死にはしない、精神世界から現実世界へと戻されるだけだ

 死にはしない、言い換えれば仮想体験でなら死なないだけで、現実でもし実現出来たら俺は原型さえ留めれないボロ雑巾になるだろう

 ある程度の恐怖は、もう現実では生まれない。ブレードでの攻撃はさすがに焦ったが、真の恐怖はもう向こうで何度も体験済だ

 

『領域展開「伏魔御〇子」』

 

『絶え間なく降る斬撃なんて避けれるかあああぁああああっ!!』

 

『「世界(ザ・ワー〇ド)!!」無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ――ッ!』

 

『無駄無駄ラッシュ全部いなせるわけないでしょぉおおおおおぉぉッ!!』

 

アイ・アム・ア〇ミック♡

 

『ちょちょちょっ!?核攻撃なんてどうしようもなくないかぁーーーーッ!?』

 

『……ルーシャ、あんたほんとに鬼ね』

 

 アニメや漫画で見たから対処できるわけもないため、全ての攻撃を柔拳でいなせるわけもなく、ボコボコにされ現実世界へ戻され、再び精神世界へ舞い戻り別の技でボコボコにされる

 精神世界といえど、そこで経験値は積めるのは利点だ。おかげで目が慣れてきたころには、マドカの攻撃などが対処できるようにはなっていた。まぁ、勝てはしないがな

 織斑一夏もこれぐらいの鍛錬を積んでたら勝負はわからなかったが、正直自分自身で言うのもあれだが、パーフェクトゲームであった。圧勝も圧勝だ

 箒と鍛錬を積んでたようだが、学んだ近接攻撃は全ていなされ、熱くなり視界が狭まった猪などいとも簡単に狩れてしまう

 

「……そうか、米原は本当に血の滲むような努力をしてるのだな」

 

「当り前だ。俺が主軸の計画、主軸の俺が雑魚だとどうしようもない。ある程度は戦えないといけない、だからこそ本気で鍛えてきた」

 

「力強いのだな。私が想う男らしさを体現したような。この情勢で、米原ほどの男は……」

 

「男らしさね……箒のお眼鏡にかなったかな?」

 

「う、うむ……♡そ、それは認めるが、あの破廉恥な行いを私はまだ許したわけでは……」

 

「許さなくて結構、今からその破廉恥な行いにドップリとハマってもらう。箒の口から俺を求める言葉が聞けるまで、頑張らせてもらうから覚悟しなよ」

 

「ッ……♡」

 

 先ほどまでの行為を思い出したのか、腕で胸を隠そうとするがギュムっと形を変える勢いで胸を締め付けたので、敏感になっていた胸への刺激がゾクリと身体を襲っていた

 もう偽れないほど胸への快楽が弱いと表しているようなものだ。へにゃりと自爆で崩れ落ちていく箒に駆け寄り、赤くなって汗ばんだ顔を見ながら抱きかかえる

 近づいて気付いたが、甘酸っぱい匂いがむわっとただよう。既に箒は発情しているようだが、こっちが何もしてないのに発情する辺り、もう破廉恥な女と呼ばれても文句は言えないぞ

 快楽の沼にハマってもらうため、再び性感帯である胸への刺激を与えることにする。懐から取り出したローターを箒の上着と下着を捲り、既に勃起している乳首にあてた

 

「んひぃいいいいぃッ!?頭ちかちかするうぅッ!ひゃうううぅんッ!?」

 

「もうローターで刺激せずとも既にぷっくりと膨らんでるな。すっかり卑猥に勃起しちゃってさ」

 

「ひ、あ、アアッ!ン~ッ、ううぅ~ンッ!来る、来ちゃうっ、あひぃ~ンッ!来ちゃうくううぅうッ!ひぃアアアッ!」

 

「言ったよな?来るじゃなくてイクッて言うのが正しい。というか、もうイクのか?」

 

「ンッおおおおぉンッ!頭の中焼けちゃうゥゥッ!?ひぁっ!あひいっ、ひぃっ、アアアッ……!」

 

「ふふっ、ちょっとお試しで威力上げちゃおう」

 

「ンッひぁあああああぁぁッ!?」

 

 乳首のローターの振動がいっそう激しくなり、箒はたまらず悶え、噤んでいて口から悩ましい悲鳴を上げて、全身をビクッと硬直させた

 元々抵抗などはしてこなかったが、精々堪えようとしていた声さえももう堪えることが出来ず、喘ぎ声を放ってしまう。ローターの刺激がもたらす快感がたまらないようだ

 押し寄せる悦楽の荒波に弄ばれながら、抗うこともせずただよがり乱れる。アクメの最中も振動はなおも続いており、箒は絶え間ない絶頂でヒクヒクと肢体を痙攣させる

 性経験がまるでない初心な箒にとってはかなり辛い責めなのか、箒はまともに言葉も紡げなくなり、かなり消耗している様子だ

 

「きゃッはぁっあああああぁッ!」

 

「箒はこれが好きだもんね」

 

「きひィイイィアアッ!あひっ!ひぃやアアアアッ!ンッひいぃイイイイ~~~~ッ!」

 

「どうだい?気持ちいいかい?」

 

「す、すごいっひいィイイッ!こんなの気持ちよすぎるううぅッ!きゃううううぅッ!んひいいいぃぃいぃ~ッ!」

 

「……さすがにここらでやめようか」

 

「も……もうっ、無理だぁ……ひ、あ、アアァァ……もう……これ以上、知ったら戻れ……ひぁ、ああぁ……あああぁぁ~~っ……♡」

 

 猛烈なイキ声を部屋中に響かせ、俺は一旦責めを中断させた。ようやく振動責めから解放されて、箒は絶頂から抜け、ぜぇぜぇと息を荒げる

 当初の勝気さも鳴りを潜め、泣き言めいた言葉もこぼしている。何度もイカされたため足腰が立たず、起き上がろうにもすぐヘナヘナとへたり込んでしまった

 目の前でへたり込んでしまった箒が、ちょうど俺の股間のファスナーに顔をもってきた。ゆっくり呼吸をすると、不思議な臭いに気づき目の前のモノをきちんと見た

 ビンビンに勃起している俺のチンポの膨らみを見て、箒は明らかに興奮を強めて、発情した獣の如く鼻息を荒くする。性経験はなくとも、さすがに男性器は知ってるだろう

 

「っ……♡な、なんだそれは……ほ、本当にあ、アレなのか……♡」

 

「アレじゃわからないな。知識はあるだろう?名称くらい言ってくれなきゃわからないな」

 

「ぁ……あ、ああ……う、うっ……お、オチンポ……」

 

「やっぱ知識はあるんだな……いいか箒、俺は今からそのオチンポで犯す。怖かったら逃げてもいいし、寝転んでる織斑に助けを求めるもいい。好きに行動しな」

 

「ひぃ、はぁっ……ぁ、うぅぅっ……あ、あぁ……っ!?ね、姉さんもこれで米原のいいなりになったのか?」

 

「ん?ああ、そうだな。束は俺の奴隷になった。オチンポに犯されて、さっき見たあの束になった」

 

「あ、あの姉さんでさえ……こ、これ……お、オチンポに犯されて……うッ!?ど、どうして下腹部が疼くんだ!?お、犯されたらど、奴隷になるのに……ど、奴隷……♡」

 

 束の凄さ、天災たる所以をよく知ってる箒だからこそ、昔の性格からあそこまで俺に従順になるきっかけが目の前ある。何をされ、どんなことをされ、ああなったのか

 一度考えたらもう止まらない。勝手に憶測し、胸で得られた快感以上を与えられるかもと思い、箒の下腹部は自然と疼いていく。眼前のモノに屈服したいと

 奴隷の意味、こき使われるといったことを想像したのかもしれない。だがそれでも嫌悪感を出さない、むしろそう扱われたいのか好印象だ

 逃げ出す理由も用意せず、ただ股間を凝視しながら鼻息を荒くするだけの時間が数分経ったころ、空気を読まず割り込む雑音が一つ

 

「ほ、箒から……離れろおぉっ!!」

 

「チッ!お前ってさ、KYって言われたことないか?」

 

「今度こそ俺がッ!守るッ!白式も返してもらうからなッ!」

 

「お前はISで俺を殺そうとした。兵器として扱おうとするお前に、返すわけないだろ」

 

「あれは違う!お前を罰するための行為だ!殺す行為じゃない!」

 

「んな滅茶苦茶……」

 

「それに武器として扱って何が悪いッ!皆を守るための俺の武器……ごふッ!!?」

 

 ブチッと何かが切れた音が聞こえた。マシロを武器呼ばわりするこの男、楯無の時と同じで冷静でいられそうにない。ついカッとなり、鳩尾を思いきり蹴っ飛ばした

 仮にも主人公であったお前が、それを口にするか?マシロを悲しませるようなことを平然と言いやがる。そういえば、鈴もこいつの発言が原因で泣いてたな

 誰が鈴を泣かせた?目の前の男。仕返しは?無人機がこの男を痛めつけた。俺は何かした?さっきまでしてた。それは鈴たちのため?俺のため……

 罰しよう。そうしようか。他には何かあったかな?簪、シャル、ラウラ、数えたらきりがない。潰す?潰す。心はどうする?壊す。どこまで?こいつの希望を全部摘むまで……

 

「……ありがとよ、織斑一夏」

 

「えほっ!ごほっ!うえぇぇぇっ!!」

 

「ああ、全部摘んでやる。お前が最後に頼る希望、絶対に堕としてお前の心を壊そうって決心できた。だから、ありがとな」

 

「く、くそぉ……っ!?」

 

「悪いが今は、お前みたいな小物と遊ぶ時間はない。重大な告白を聞いてないからな」

 

「ぁ……♡」

 

「さて箒、助力もせずただ見ていたようだが、もう一度尋ねよう。生涯仕えたい相手は俺か、織斑一夏か」

 

 嘔吐する織斑一夏を余所に箒へ近づく。先ほどから動きは見せてないが、座り込んでいる地面にはさっきまでなかった濡れた痕がある

 俺が織斑一夏を蹴飛ばした際か?箒の男らしさが何を基準なのかは不明だが、強い男で好意を抱いてたのなら、以前は好意を持っていた織斑織斑一夏よりも強者の俺

 改めて見せられた勝者と敗者の差、悦楽によって壊れかけている頭、身体が訴えかけている従いたい、生涯仕えたい相手は箒の中で決まったそうだ

 箒はなんとか起き上がり、俺の元へ歩くと横を通り過ぎ、倒れている織斑一夏への元へと駆け寄っていく……世界はまだ、あいつを主人公としたいってか?

 

「い、一夏……私の話、いや決意を聞いてくれ」

 

「ほ、箒?だ、大丈夫か……」

 

「ふぅ……私は、米原華月に生涯仕えたい。一夏でなく、米原にだ。私を助けにここまで来てありがとう。そして、すまない。私はお前より、米原に生涯仕えたいんだ」

 

「……は?ほ、箒、何を言って……め、目を覚ませ!」

 

「目は覚めている。私は自分の意思で選んだ……ありがとう一夏、私はお前が好きだった」

 

「え……ガッ!?」

 

「でも、今の貴様はただの馬鹿だ。なぜあんなに心が揺らめいていたのか……あと、少々気絶してもらう。これからの出来事を貴様に見せたくない」

 

 箒の決意で驚いたのは、織斑一夏だけでなく俺もだ。横を通り過ぎた時は、まだ世界の主人公が織斑一夏かと思っていたが、どうやら違ったようだ

 決意を聞いてもらうためだけでなく、これから行われる行為を見せたくないようで、落ちていた竹刀を拾い上げ、思いきり頭へ叩き落した

 剣道なら面で一本だが、防具も着けてないので衝撃に耐えれず再び気絶した。シャルみたいに特殊な嗜好でないと無理だろうが、性知識は乏しいから知らないだろうが

 口角が上がっていく、ついに確信へと変わった。もうあいつは主人公でない、ヒロインである箒が織斑一夏でなく俺を選んだ。つまり、この瞬間……

 

「その選択に後悔はないな箒?」

 

「……ああ、きっともう私はお前から離れられない。でもそれで構わない、お前の言う沼に私を叩き落してくれ」

 

「そうか……あいつは降板、俺が主演としてこれから箒を堕とす。依存してもらうぞ、俺に」

 

「いっそ一思いに頼む。米原のオチンポを見てから、下腹部が疼いて仕方ないんだ♡」

 

「なら誓約を結んでもらう。俺が箒の主人、箒は俺の奴隷、この関係性を守ってもらう」

 

「……わかった。篠ノ之箒は米原の奴隷になることを誓う。だから、生涯尽くさせてくれ♡」

 

「もちろん……下腹部が疼いてたんだったな。今から鎮めてあげるよ」

 

 誓約が成立された。これが意味するのは、織斑一夏が主人公でなくなった証拠。束が生み出した世界を構成する脚本が上書きされ、俺が主人公になった

 ヒロインの篠ノ之箒を奴隷へと堕とす。好感度Maxであった箒が、織斑一夏でなく俺を選んだ。たった一日、執拗な責めと格の違いを見せつけることで、俺を選んだ

 都合よく織斑一夏を中心に動き続ける世界、だけどもうこの場であいつに都合よく世界は働かない。今からさらに追い打ちをかけるため、俺は箒に四つん這いで尻を突き出す格好にした

 チンポが箒の膣内にあっさりと埋まり、箒はつんざくような悲鳴を張り上げる。未熟な膣穴を長大なチンポでこじ開けられ、苦悶しながら受け入れようとする

 

「ンッひいぃいいぃーッ!?おぉっ、おぉお、お腹の中の全てが押し上げられてぇえいぐぅう!?いひっ、ひおぉおっ、おぐふうぅ!」

 

「これで、もう後戻りなんてさせないぜ」

 

「あ、熱い、あぐっ、ぐうううぅ~っ!んぐううぅ~ッ!ふ、太くてっ、んぎいぃっ!お、お腹、広がっちゃうううっ……んぐっ、ぐうううぅぅ~~っ!」

 

「蜜である程度は潤滑油の役割はしてるが、さすがに処女でこのサイズはきついよな」

 

「ンンッ!あ、あぁんっ!んはぁあ~っ……!ああっ、ふぁああ~っ!んぐふぅう。おふほおっ!?」

 

「この痛みを薄れさせる箇所が、箒にはあるんだよね♪」

 

「むっはぁあアアァァアアッ♡」

 

 処女であった箒だが、先の乳首の執拗な責めでしっかりほぐされただけあって、慣れないチンポの感触を痛がりこそすれ、嫌がる様子はない

 ゆっくりと抽送を始めると、卑猥な刺激を味わっていた箒は悩ましい喘ぎ声を漏らしてしまう。膣壁の柔肉がピッタリ張り付き、箒の呼吸に合わせて吸い上げてくる

 痛がりを耐えてと言うのは酷なので、膣奥を叩く度に箒の身体が弾んで、剥き出しの双乳がたゆんたゆんと豪快に揺らめき、尖り勃つ乳首が強調される

 勃起乳首を引っ張って責めてみると、箒はたちまち悦びよがって淫声を弾けさせた。連動してか、膣穴もざわざわとうねって貪欲にしゃぶりついてきた

 

「はうぅっ、くゥンッ♡勃起乳首感じちゃうぅう♡気持ちいいのがオッパイに抜けてくるっ♡」

 

「性感帯も弄れば、マシにはなるよね?」

 

「あはっ♡はうぅっ、くぅンッ♡はひィイ♡引っ張られるのすごいぃい♡んっあアッ♡」

 

「気持ちいいならどんどんするよ」

 

「ビリビリって強いのがきてっ♡んっはぁアア♡あひぃイッ♡ひぃいんっ♡気持ちよすぎるぅう♡」

 

「おおっ、またすごく絡みついてくる」

 

「あひぃンンッ♡乳首もいいッ♡乳首もオマンコも気持ちいいいぃッひいぃッ♡身体中熱くて、ゾクゾクしてぇ♡すごいぃっ♡」

 

 昂りきった膣穴を犯されるのが心の底から気持ちいいのか、大和撫子の面影などもうどこにもなく、喜色に満たされ、歓楽に歪んでいる

 深く突き込むたびに乳房がバウンドし、摘まんでいる勃起乳頭の刺激や初めて味わう未知の快楽に膣穴は大きく波を打ち、ねっとりとチンポをねぶってくる

 コリコリに充血した乳首は敏感なようで、責めてやれば箒は面白いように卑猥な反応を見せる。それに伴い締まる膣穴にチンポを絞められていく

 生み出される悦楽に肉欲が燃え上がっていき、先ほど得られた達成感も相まって、加減を忘れて怒濤のようなピストンをしてしまう

 

「ンッひゃはぁアアッ!?んひいぃンッ!あ、アアッ!さ、刺さってる、アアッ!んひゃアアッ!オチンポ赤ちゃんの部屋の中に刺さってるうううぅーッ!」

 

「この快楽にドップリと浸かってもらうからな!」

 

「ンッひゃあああああぁッ!?すごっ!すごいいいいっ!コレすごいぃ!ああッ!あひいぃッ!ひいいぃアアッ!」

 

「いいぞ箒、素直になって声を荒げろ!」

 

「あアッ、ひいぃッ!あひいぃンッ!ひ、アッ、あああぁッ!きゃうううぅンッ!お、オマンコ、イイッ!気持ちイイィ~~ッ!」

 

「あぁ、俺も気持ちがいい!そろそろ出すからな!」

 

「アアッああああぁぁッ!?ひ、あアアッ!あひぃッ!すっ、ごいいぃッ!あ~ッ、ああああぁ~ッ!」

 

 勢いよく突っ込まれた亀頭が子宮口内に食い込み、お腹がボコッと小さな膨らみが出来上がり、箒はたまらずはしたない声を張り上げてしまう

 ますます膣洞が窄まって俺も快楽を煽られ、その心地よさに突き動かされるまま、膣奥目がけて繰り返しチンポを叩き込んでいく

 子宮口内に亀頭がめり込む度、箒は喜悦に沸いてよがり乱れ、背中を弓のように反り返らせる。さらなる快楽を貪るよう、自ら激しく尻を振り立ててもいる

 射精感が沸き上がってきた時、無意識か射精を促すかのように俺の下っ腹に尻を押し付けてくる。情欲が沸き、猛然と腰を使い膣穴を掻き混ぜる

 

「オマンコズボズボされてぇッ!オッパイいじめられてぇっ、ひぃぃアアッ!あっひ、ひぃ、くっひいいいぃ~ッ!」

 

「さぁ、ラストスパートだ!」

 

「ひぃっ、アアッ、すごいぃイイッ!乳首も子宮も潰れてぇええッ♡気持ちいいぃッ♡オチンポでイッちゃうのぉおおぅッ♡」

 

「この快楽の虜になってしまえ!」

 

「ひぃアアアッ♡くるっ、くるくるっ♡赤ちゃんのお部屋にきちゃううぅッ♡抜け出せれなくなっちゃうううううぅッ♡」

 

「出るッ!!」

 

ぶっびゅるるるるるるるるるッ!!

 

「ンおっほおおおおおぉううッ♡」

 

 半狂乱でよがり悶え、射精を求めて膣穴をきつく引き締め、爆発寸前のチンポを柔らかくほぐれた媚肉で絞ってくる。いよいよ我慢の限界を迎え、中に吐き出した

 渾身の勢いで膣奥を突き上げると同時に、膣内へたっぷりと精液をぶちまける。膣奥で精液を受け止める快感を味わわされ、箒もアクメに達して悶絶する

 下品に悶えよがりながら、最後の一滴までも膣内へ吸い上げようとするかのように肉穴を絞り、大きくうねらせてくる

 貪欲な牝穴の具合に俺も興奮をたぎらせ、全ての精液をたっぷりと思うままに膣穴深くへと注いでいく。初めてなのに、こうも暴食気味とはな

 

「きゃおおおッ♡あひぃいいいぃッ♡熱いのがきたぁアアッ♡熱いぃッ♡ひいぃアアアアアッ♡」

 

「強欲にどこまでも吸い上げる」

 

「くひいいぃッ♡イッてる♡イッてるぅッ♡オマンコイッてるううううぅッ♡ひぃアアッ♡」

 

「これが中出しの快感、イッてるってことは気持ちいいんだろ?」

 

「中出しきんもちいいいいいぃッ♡あひいぃいいいッ♡あづいいッ♡あづいいのおぉっおおおおッ♡」

 

「まだ出すぞっ!」

 

ブビュルルルルルルルッ!!

 

「ンあッひいぃアアアァッ♡」

 

 再度放たれた精液の快感に襲われて全身をビクビクと弾ませ、膣穴はチンポを貪るかのように窄まって搾り上げてきて、次々と撃ち込まれる精液を美味しそうに吞んでいく

 止まるところを知らない精液の放出に、箒の下腹が大きく膨れ上がる。その激感に、舌を痺れさせながら悶絶する箒の表情からは、次第に正気が失われていっていた

 射精の脈動に呼応させながら、張り詰めた乳房をグニュグニュと握り締める俺の愛撫に、箒はいっそう官能を高めてよがり喚く

 牡の子種を受け止める、牝にしか味わえない快悦に浸り、箒はもっと欲しいとばかりに強制を次々と漏らしながら、尻を突き出してくる

 

「おほぉおおウウウッ♡す、すごいィィッ!お腹っ、タプタプなのにぃ、まら注がれてぇぇ♡ふああっ、はぁオオオン♡」

 

「自身の身体の変化に気づけたか?」

 

「おおおっ、これっ、これぇえええっ♡お腹膨れたぁ♡お腹膨れてっ、イクのッ、止まらなひぃぃいいっ♡」

 

「その快感に酔いしれてもらうからな!」

 

「ンほォオっ、ほぉオオッ!らッめェェ!お腹が、くるひいィッ!中出しで、いっぱひっ……もうっ、入らないヒィィンッ♡」

 

「なら、一旦これで打ち止めだ」

 

どびゅるるるるるるるっ!!

 

「ふァひぃぃいいいいいいいいいンンンッ♡」

 

 締めの一塊も胎内に注ぎ込んで、俺は射精を終わらせ、放出の余韻を味わいつつ満悦する。箒も絶頂を経てぐったり脱力し、膣内を満たす精の感触に恍惚となっていた

 俺の欲情を残らず子宮で飲み尽くし、極限まで膨れきった腹を重たげに揺らして呻きながら、箒は淫靡に火照った吐息に胸を喘がせる

 精を放出も終え引き抜こうとしたが、なおも快楽を求めるように柔襞が蠢き、ぬめった粘膜の感触にチンポが反応して強く脈打つ

 いくら束の妹だからといって、肉体のスペックが等しいとは言えない。膨れ上がるのもこれが限界かもしれないと判断し、俺は腰を引いて膣穴から抜き去った

 

「……ぁヒッ!ひゃっ……ぁ……へっ……へぁ……ひょぁ……ふひひゃァ……♡」

 

「仮にも元ヒロインが、こんな喜悦を浮かべるか」

 

「ああぁあっ……♡はふぁああっ、あぁあん……♡ひぁああっ、あへぇっ……♡んあぁあっ……♡」

 

「んでもって、ここまでされても起きずに寝っ転がってるこの男。もう主人公っていう肩書は、この男には適用されてないか……クハッ、ハハハハハハッ!!」

 

「んはぁああっ……!はあぁっ、あぁっ……♡ど、どうしたのだ米原?」

 

「……箒、悪いがもう一回付き合ってもらうぞ!」

 

「え……ひゃあああぁああぁんっ♡」

 

 気分が高揚し、らしくない笑い方というより悪者みたいな笑い方をする。積年の恨みを果たしたかのような、快悦とはまた違った脳内麻薬だ

 俺は未知の悦に酔っていると、先ほど出したばかりというのにチンポが更に膨張し、早く放出したいと訴えるかのようにドクン!ドクン!と力強く脈動する

 身体に巡る衝動のまま箒の手を取り、大きく足を開かせて胡坐を組んでいる俺の股の上に跨がらせて、背面座位の体勢を整えた

 腰を掴んで身体を下ろしてやると、一度中出しを経て、膣穴はすっかり発情しており、精液でぬめりきった肉襞が妖しく竿を舐め回す

 

「あぁあんっ……♡入ってきてるぅっ♡んはぁあっ♡硬いオチンポ、オマンコにぃっ……♡」

 

「はぁ、はぁ、早めに終わらぬよう努力せねばな!」

 

「あっはぁああぁっ♡はひっ、ひぁああんっ♡んひぃいいっ♡ああぁっ、オチンポぉおっ♡」

 

「箒も気持ちがいいか?楽しいなぁ!」

 

「中にまだ残ってる熱いのが混ざっちゃってぇえっ♡ひゃああんっ♡ああぁっ、オマンコ染みちゃうぅ♡」

 

「衝動を止めれねぇ!もっと激しくするぞ!」

 

「んっはぁああっ♡あぁああっ、はふぅんっ♡こんな激しいのっ、ダメぁあっ……♡」

 

 チンポを咥える膣穴は奥まで精液と愛液でぬめりきり、媚肉がよくほぐれて蕩けていて、いかに箒が淫らに昂っているか感じさせられる

 中出ししてまだそこまで時間が経っていないのに牝穴に力強いピストンを受け、箒はセックスの快感にうっとりとした声で喜びを表す

 知らぬ間に自分からも腰を使い、膣肉をチンポに擦り付けるように動き始めた。お互いに動く事で粘膜の摩擦にも変化が出て、単調でない刺激が生まれる

 乳首が勃起するほど昂っているため、揺れ動く度に風の刺激を受けて感度が上がっているのと性感帯なのも相まって、箒は言い表せない快感を覚えてゾクリとする

 

「オッパイも気持ちいいですううっ♡いっぱい感じちゃってるぅうううっ♡ンおッおおおぉオオォンッ♡」

 

「まだまだこんなもんじゃないぞ!」

 

「あっはぁあああぁっ♡あぁああんっ、ああぁっ♡米原ぁ、もっと激しくぅっ、んんぅうっ♡ふあぁあっ♡」

 

「なんで奴隷の分際でご主人様呼ばわりしてないのかな?かな?かな?」

 

「……どうした束、緊急事態か?」

 

「いえ、ただあの男が目を覚ましました。一応この光景を見せぬよう目隠しはしてますが」

 

「い、一夏が目を……あぁあんっ♡破廉恥な声出てしまうぅうっ……♡オチンポ気持ちよすぎてぇっ♡んはぁああっ♡」

 

 勢いよく膣奥まで貫かれる快感、そうすることによって揺れる乳房の先端にある勃起乳首に生まれる快感に箒は喜悦を孕む声をこぼしていく

 淫乱という言葉が相応しい様に変貌していく箒に俺も高揚し、早々に二度目の射精衝動が腰の奥から湧き上がっていき、その衝動に身を預けようとした

 暗殺者のように気配を消し、俺の真後ろに立ち箒に対し文句を言うが、いきなり後ろに立たれ心臓がお祭り騒ぎのように鼓動を警鐘させる

 注意喚起で知ったが、確かに織斑一夏は起きていた。目隠しで拘束され、箒も認識したのを確認し、辱めてみようと喘ぎ声が出るよう抽送を加速させる

 

「一夏にっ……♡ひぃいいんっ♡一夏に聞かれてしまうけどぉ♡あぁああっ♡もう堪えられないぃっ……♡」

 

「ねぇねぇ、さっきの質問の答えがまだだよ。どうして奴隷となったはずなのにご主人様と呼ばないの?知識がないのかな?」

 

「別に俺は強制はしないが……あ、じゃあ本気で織斑一夏に未練がないならそう呼んでよ。証明付けってことでさ」

 

「またさっきみたいに精液を中に出してほしいならきちんと懇願しなよ。ご主人様の道具、奴隷、オナホ、ぞんざいな扱いをされる悦びをさ♡」

 

「あはぁあっ……♡想像しただけでぇっ♡ご主人様ぁっ、お願いしますぅうっ……♡ああぁっ、はぁああんっ♡もう聞かれても、あいつがやめろと言おうとこのまま続けてぇっ♡」

 

「クハッ、そうかそうか。よく言えたな」

 

「ご主人様に尽くすと誓ったからぁっ……♡あはぁあんっ♡ああぁっ、ひぁああっ♡オチンポ気持ちよくしたいですぅうっ♡」

 

 名前呼びを辞め、俺をご主人様呼びへとした。俺への忠誠を再度確認と、あいつよりも俺を選んだ高揚感、何度味わっても堪らない

 再度膨張する竿を箒の子宮奥深くへ思いきり叩きつける。昂った身体への抽送、堪えれるわけもなく、先ほどに比べるとかなり大胆に声が出ている

 織斑一夏に声を聞かれたり、痴態をさらすことに恥じらいは覚えていながらも、それ以上に俺に尽くしたいという気持ちが強いようだ

 精液でぬかるみきった膣穴に揉みねぶられ、蕩けてしまいそうな心地よさに包まれるチンポが、限界を訴えてドクドクと脈を打つ

 

「はひひぃいんっ♡ひぁあああっ、あはぁあっ♡またオマンコにぃいっ♡んっはぁああぁっ♡」

 

「欲しがりだな。すごく吸い付いてくる!」

 

「あぁあああっ♡オチンポビクビクしてるぅうっ♡ふぁあっ、出るぅうっ♡熱いの出ちゃうぅうっ♡んはぁああっ、あはぁああぁんっ♡」

 

「たっぷり出してやるからな!」

 

「あぁあんっ♡ご主人様ぁっ、熱いのくださいっ♡はひぃいっ、ひぁああんっ♡あはぁあっ♡私の破廉恥なマンコにいっぱい出してぇえっ♡」

 

「あいつの前だからって遠慮するなよ、ぶっ飛んでイクんだッ!」

 

ぶびゅるるるるるるるっ!!

 

「んはぁあああぁぁああぁぁっ♡」

 

 うねり躍る媚肉にチンポを隅々まで舐め回されながら、腰を突き出して膣奥をチンポで貫きながら、射精感を弾けさせて精液を胎内に注ぎ込んだ

 子宮口を亀頭でこじ開け、勢いよく吐き出される精液に一際鮮烈なアクメに達して牝穴は猛烈に窄まり、チンポをきつく締めて精液を搾り上げてくる

 まるで我慢していた分を発散するかのように大胆に叫び、精液をぶちまける度ビクビクと身体は引きつり、箒はアクメ顔をさらしながら中出しの官能に浸る

 淫らな自分を織斑一夏に見せつけるように、箒はアクメ声を隠し部屋に響かせてとことん官能に浸る。まだまだ乱れさせようと精液を吐き続ける

 

「あっはぁああぁっ♡オマンコきてますぅうう♡ご主人様の精液いっぱいぃいいっ♡あひぃいいっ♡ひぁああっ、あぁああんっ♡」

 

「大きな声を出したら知られちゃうな、箒が淫乱だって」

 

「むっひぃいいぃんっ♡あはぁああっ、ああぁん♡破廉恥なの一夏に知られちゃうぅううっ♡ひぁああっ♡でももっと熱いの出してぇええっ♡」

 

「いいのか?もっと乱れて?」

 

「あはぁああぁんっ♡一夏ぁ私は破廉恥なのぉおお♡オチンポと精液好きな破廉恥な奴隷なのぉおおっ♡はひぃいいっ♡ひぁあああぁんっ♡」

 

「さすがだね。なら、もっと出すぞ!」

 

ぼびゅるるるるるるるっ!!

 

「いッひぃいいいアァアアアアアアアアッ♡」

 

 俺は下腹に力を込め、欲望を思うがままに解放する。無慈悲に撃ち出される大量の精液で、ついに子宮が膨張し、箒はその衝撃と快楽に激しく喘ぐ

 子宮への圧迫感が絶頂感を煽っているようで、気が狂わんばかりの快絶に激しく腰をよじらせて悶え続け、歓喜の絶叫を響かせる

 深く貫かれるたびに子宮内へ精液を注がれ、押し寄せる猛烈な圧迫感によって、苦痛と快感がない交ぜとなっているようだ

 膣内射精でアクメに飛ばされた箒は、欲深く精液を呑み尽くそうとして、深く繋がろうと尻を俺の下半身に押しつける。誘われるように淫欲が激しく猛り躍る

 

「んォオオッ!ほほォオオッ!精液またきらァッ♡お腹が、ふ、膨らんれるゥッ♡せーえきれっ、膨れれるのォォッ!」

 

「もう織斑など忘れ、快楽に溺れてるな」

 

「あひぃい♡ひアッ、あオォオオオッ♡まらっ、まられるぅううっ!らめえぇっ♡もっと欲ひくッ、なっひゃうからぁぁ♡」

 

「いいんだ。欲しくなって欲張れ、まだまだ出せる。求めるならそれに応えるだけだ」

 

「ひああっ、むアァアッ♡もっとぉぉお!もっとひてぇえぇ♡私のオマンコッ、せーえきィィ♡らひてぇええっ♡」

 

「なら望み通りに!」

 

ドップウウウウウウウッ!!

 

「あがぁああぁアアアアアアアアッ♡」

 

 子宮に押し付けた亀頭から、完全に胎内の許容量を上回る精液が噴出される。箒は風船のように膨張した腹を揺らし、限界を突き抜けた快感に、完全に理性を飛ばした

 発狂寸前といった様子で悶える箒に昂り、でっぷりと盛り上がった腹を弾ませるように、射精と抽送を継続させ、ひときわ力を込めて精の弾丸を撃ち込む

 加減を知らない射精により、一段と子宮を膨らまされた箒は、いよいよ狂気に取り憑かれたように、喘ぎが獣の吠え声と近似してくる

 張り裂けんばかりに膨張した子宮に、ダメ押しとも呼べる射精を受けた箒は白目を剥き、限界まで伸ばした舌をビクビクと痙攣させ、唾液を吐き散らしながら、狂気の声を轟かせる

 

「ずごいぃいっ♡ずごズギルゥゥ♡ぎもぢいいンン!ぐるうっ!オマンゴがら、ぐるっぢゃうのぉぉおっ♡」

 

「そりゃここまでお腹を大きくさせたらね。サッカーボール一個分くらい、お腹が膨れてるもの」

 

「ふごぉおおっ、ぎッ、ひニィイイッ!おながァアッ、まだグルッ!じぎゅうっ、ほんどぉにッごわれぞぉなのにィッ、んグィインッ!」

 

「まぁ、まだ出すから大きくなるけど」

 

「ぎぃいぃ!ヌヒィイイイ!ぎもぢイイッ♡よずぎでジぬっ♡ジぬぅぅッ、うがゥウウウッ♡」

 

「未知の旅を楽しみな!」

 

ビュグ!!ビュグゥウッ!!

 

「ギィィィヒィィハァァァァーーーーッ♡」

 

 腹は極限まで膨らみ、今にも破裂しそうだが、箒はそれでも悦楽を覚えている様子で、甘さを含んだ喘ぎで激しく狂い叫んでいる

 残る全てを放出すると、ようやく非道極まる射精が終わり、箒は注がれすぎた精液と回数を重ねた絶頂の疲労により、すっかり困憊した様子になっている

 虚ろな様子でしばし呻いていたが、やがて視線を宙に移ろわせたまま気を失ってしまった。なのに、身体はまだ欲してるのか竿にビッタリと柔肉が吸い付いてくる

 破廉恥なのを当初は嫌がっていた箒が、ここまで堕ちたと思うと、今まで沸いたことがなかった支配感と満悦感が胸に広がる

 

「いぎっ、ぬぎィイイ……ッ!んギッ、ひぐぅぅっ……んはぁ……ぐぅ、ずご、ずぎぃぃ……ふヌぉぉ……ッ…………!」

 

「あらら気を失っちゃたよ。まぁ、ここまでやれば証明は完了だろう」

 

「はい!ご主人様がこの世界での主人公が確約されました!改めて、あんな屑な男を主人公として持ち上げ、こんな情勢を引き起こして申し訳ございません」

 

「もういい、過去は変えられないんだ。それに過ちを犯して、我が子と本音で対話できたのも事実だろ。もう掘り返さなくていい」

 

「ッ!?ありがとうございます!!もう私はこの身も心もご主人様の……」

 

「当り前のことを言うな束。これからの先の人生、俺に全て捧げてるんだろ。期待してるから頑張れよ」

 

「……仰せのままに♡」

 

 土下座しようとした束を辞めさせ、改めて俺の奴隷となり生涯を捧げることを聞くと、颯爽とこの場から去って行った。次の計画のための行動

 目隠しに拘束、しかもよく見ればタオルを口に噛んでおり猿轡の状態になっている。こいつから怒号などがさっきから聞こえないと思ったが、これのおかげか

 拘束されている織斑一夏に近付くと、目隠しに使われている布が湿っている。よく見れば、頬には涙が伝っており泣いていたようだ

 もうこいつの精神は疲弊しきっているようだが、まだまだ追い込ませてもらうぞ。完全にお前の中にある希望を全て摘むと決めたからな

 

「聞こえてるな織斑一夏、お前の希望を一つ摘ませてもらった」

 

「ムグゥッーーーッ!!ふぐっ、ぐむぁッ!!」

 

「何言ってんだお前?まぁいいや、そのまま聞け。お前の希望を全部摘むと言ったが、まだ一つだ。最後の一つを摘んだら、お前は一体どうなるか見物だな」

 

「んぐッ!!んむぅううッ!!」

 

「おおよその見当はついてんだろ?お前が大好きな、たった一人の身内とでも言えばわかるか?それともブリュンヒルデか?ああ、姉と言った方が早かったな」

 

「ッ!!?」

 

「織斑千冬、お前の心にある最後の希望を必ず摘んでやる」

 

 明確に生まれた野望、必ず叶えるためなら悪魔にだってなってやる




前話の感想にあったので改めて

米原(よねはら)華月(かげつ)です。

この名前にした理由

米原:コ〇ン読んでてあるキャラクターの苗字をそのまま拝借

華月:東〇プロジェクトの曲『華〇風月』から名前にできそうな文字を拝借

合体!!して米原華月となりました。


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