TADANO TOLOVる (絆と愛に飢えるシリアス)
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プロローグ 1
今回は前からTOLOVEるを書きたいと思いながらも書くタイミングがなかったので今回書きました!
それではよろしくお願いします
朝の起きる時間に目覚ましい時計が鳴っていたので、俺は寝ぼけながらスイッチを止めた
「ふッあぁあ・・・もう朝かよ・・・。はぁ・・昨日はアホみたいにトレーニングしすぎて体が痛いな・・・っと」
俺は文句を言いながらも起き上がって、高校の制服の袖を通しながら着替えていた。俺の家族は元々海外等で仕事してるため、家に居るのは俺一人だ
「ってか、中学から一人暮らしを経験すると思わなかったし・・親は海外で働いてるのに俺日本だよ?まぁ、振り込みはしてくれてるからまだいいのだけど・・・」
俺は朝御飯を食べて靴を履いて学校へと歩いていた。おっと、俺の名前は
「ん?」
俺は歩いてると目の前に、電柱に隠れている奴が見えたので俺は心の中であきれながらも声を掛けた
「よう、朝から盗撮行為してるのか?警察呼んであげるから安心しろ」
「盗撮してない!!ってか何もしてないのに警察を呼ぶなよ!?」
「そうかそうか・・・ってなるわけないやろ!!」
「いだぁぁぁ!?そのハリセンどこから取り出した!?」
「企業秘密。それにしても・・・」
俺は盗撮してないけど隠れているこの女性と話すのに免疫力がない男の名前を呼び掛けた
「リトよ、いい加減に隠れないで挨拶すればいいのに」
「う!で、でもよ・・・見てみろよ」
リトの見ている方向を俺も見ると、そこには俺達の学年で美人と言われてる西連寺春菜が歩いていた
「ったく、そんなのでいちいち隠れていたらアカンだろ。普通に挨拶したらいいだけの話だろ」
「挨拶するのも緊張するんだよ!!ってか、お前は恥ずかしくならないの!?」
「ならないってか・・・恥ずかしいとはいえ、隠れる必要あるか?」
「う、うるせぇ!」
俺がそう言うとリトは真っ赤にしていた。やれやれ、こいつは本当にいつになったら告白するのやら・・・
「よー!そこのお二人さん、おはよう!」
「この声は・・・朝から元気だな。サル」
「サルって言うな!!サルって!俺には猿山って名字があるの!」
俺達に声を掛けてきたのは俺とリトの共通の友人猿山ケンイチだ。俺はこいつをサルって呼んでる
「で、サル。こいつは何してるかわかるか?」
「だからサルって言うな!!・・・あぁ、いつものやつか」
「そ、いつものやつだ」
俺と猿山はあきれながらそう話すとリトは怪訝な顔をしていた。まぁ、それはいつも通りだし、そろそろ学校行くか
「な、なんだよ!ほら、さっさと学校行くぞ!」
リトは自分の恋心を隠してると思ってるが俺と猿山はそんなのお見通しだ。まぁ、どうせこいつはまたいつもの行動だろうな
俺と猿山とリトは1-Aで同じクラスで当然リトの好きな人、西連寺春菜も同じクラスだ。因みに俺はリトよりイケメンではないからな?リトよりはイケメンではないからな?二回言ったぞ?
「はぁ・・・首が痛い・・・」
昼休みになり俺は首が凝っていたので軽く首を捻っていた。全く・・・前世もそんなに勉強してなかったから今世も苦労するということだな
「「あ」」
俺と遭遇したのは西連寺春菜だった。俺は周りを見てリトが居ないのを確認して話した
「授業お疲れさま。ヒー君」
「お疲れさま。西連寺」
「クスクス・・・昔みたいに春ちゃんって言っていいのよ?言いにくいでしょ?」
「まぁ、そうやな・・。ってか、春ちゃんに聞きたいことがあるのだけど……」
俺は春ちゃんにあることを話した。まぁ、これは春ちゃんに相談されたからな
「秋穂さんは短大行きながらバイトしてるんだよね?」
「うん。お姉ちゃんのバイト先でもう就職の話ももらったみたい」
「すごっ・・・。あ、ちがうちがう。本題を聞くの忘れていた」
「?」
「まだ告白しないの?」
俺がそういうと春ちゃんはものすごい顔を真っ赤にして手をパタパタしていた。まぁ、これをリトが見たら顔を真っ赤にするよな
「あ、いや、その・・・まだ・・しない////」
「そっか。俺でよかったらまた協力するからね」
「うん、ありがとう!」
春ちゃんは俺に笑顔を見せながら教室の方へと歩いた。ってかリトの奴、会話はたぶん聞き取れてないやろうが、殺気を飛ばすのやめろ!!
「お前な・・・もう少し上手いこと気配を隠すなりなんなりしろよ」
「き、気づいてたのかよ!?」
「めちゃくちゃ殺気を飛ばしてるの気づいていたよ。ってか、そんなに嫉妬するなら早く告白しろよ」
「う、わかった!猿山、飛斗!俺は決めた!!」
猿山もいつの間にそこに居たのか、俺は気づかなかった
「なにがだ?サルを弄るなら手伝うぞ」
「なんだ?飛斗がフラれたりする方法考えるなら協力するぞ」
「「・・・・・やんのか?こら!」」
「なんでお前らが喧嘩するんだよ!?」
俺とサルはメンチ切るように胸ぐらを掴み睨んでると、リトが慌てて止めた
「俺は・・・今日告白することを決めた!!」
その時のリトはかっこよく覚悟を決めてるつもりだったが、俺達からしてみれば多分、リトはまた告白できないと予想してる
春ちゃん・・・安心して。こいつも春ちゃんの事が大好きだから待ってあげてね・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます。色々と批判とかもあるかと思いますが、何卒暖かい目で見守っていただければと思います!
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プロローグ 2
学校の授業も終わり、俺は家へ帰って冷蔵庫を確認していた。本日の晩御飯のメニューはどうしたものか考えてると、ちょうどやってみたいメニューを思い出したので買い物に行くことを決めた
「やってみたいメニューもあるし、そうと決まればスーパーへと行くか」
俺は直ぐに靴を履いて近くのスーパーで買い物へと歩いて行った。いつもなら学校行く前に買い物するメニューを決めていたのだが、今日は何故かそんなことしなかったな。そう考えてるとスーパーに着き、食材を次々と取っていた
「今日は割引もあるから混んでいるのか?」
俺が疑問に思っていると、後ろから俺の名前を呼んで声を掛けてきた人が居た
「ヒー君?」
「春ちゃん?」
俺のあだ名を呼ぶのは春ちゃんぐらいだから直ぐに振り向いた。あれ?俺は私服に対して、春ちゃんは制服で帰ってきてる
「今帰り?」
「うん、委員会があってね。ヒー君は帰ったのにすぐ買い物?」
「うん、帰ってすぐに着替えて買い物や。ほんまは学校帰りにすぐ済まそうと思ったけど、材料確認してなくって・・・」
「そうなんだ・・・。ねぇ、ヒー君今日は家にこれる?」
「今日?ってか女性の家に男入れるのはどうかと思うけど・・・」
「ヒー君だからいいの。お姉ちゃんも今日はバイトもないから早いみたいだし、良かったらどうかな?」
「秋穂さんか・・」
秋穂さんは俺から見ても美人だし、モテるし優しい。何より・・春ちゃんとは幼馴染みだったから、秋穂さんには昔からお世話になっていたからな
「じゃ、久しぶりに秋穂さんにも会いたいな」
「うん。じゃあ、一緒に買い物する?」
「あ、いや待って。それじゃ春ちゃんに悪い噂が行くで?」
「悪い噂?」
「ほら、春ちゃんはリトが好きだろ?なのに俺と歩いていたらカップルとか言われたら困るでしょ?」
「カッ・・////だ、大丈夫だよ!もしそうなったらヒー君とは幼馴染みだからと伝えたらいいだけの話だから!そ、それにゆ、結城くんはその・・・///」
春ちゃんは顔を真っ赤にして否定していたが、その顔ではあんまり説得力ないよ・・・。っていうか、幼馴染みが恋をしてるのを見てるとなんか、リトの奴もしも泣かせたら・・・なにかしよう!うん!
「そ、そう言えばヒー君は好きな人居ないの?告白されたこととかは」
「残念ながら生まれて告白したことも、されたこともないね……。さらに好きな人もいないなぁ………」
「そ、そうなんだ・・・。あ、なら三人だから何にするの?」
「そうだな」
秋穂さんは短大で毎日忙しい中、バイトもしてる。っていうか、あれだけハードな生活してるのにしんどくないのは凄いな・・・
「あ、そうだ。秋穂さんは今二十歳で短大なら今年卒業で間違いないよね?」
「うん、お姉ちゃんは今年で卒業かな。四年制の大学に行ってもいいって言われてたのだけど・・早く働きたいからだってさ。それにバイトは休みの時だけだけど雑誌編集で働いてるからね」
「秋穂さんの行動力がすご・・。ってか、そんなバイトあるの知らなかった・・・」
「私もつい最近知ったんだよ。お姉ちゃん、無理してないかな」
「まぁ、秋穂さんはきちんと休む時は休むから大丈夫。あと本日のメニューは決まったよ」
春ちゃんが驚いていたけど、三人だからさらに女性と言うことも考えて・・・
「2品でどうかな?」
「2品?」
「うん。本当は3品なんだけど、そのうち1つはデザートでここで買えばいい。ひとつはメインで作る。もう一品は助手を任せていいかな?」
「わ、わかった!」
俺と春ちゃんは何を買ったらいいのか話し合いしながら、急いでお会計を済ました。因みに荷物はもちろん俺が持っている
「私が持つといったのに・・」
「春ちゃん、こういうときは男に甘えていいんだよ。まぁリトがそれをしたら、喜んで甘えたらいいと思うよ」
「ゆ、結城くんに甘えるのはその・・恥ずかしいよ・・・」
そんなやり取りをしながら春ちゃんの家に着いた。玄関に靴を揃えて手洗い、台所へと立った
「さて、時間がかかるメインを作るか」
さて、次は俺は買った春キャベツの芯を取り出して葉は大きめのざく切りにし、芯の部分は薄切りにする。玉ねぎも薄切りをする。人参は薄い短冊切りにしておく
「慣れているのね」
「まぁ、一人暮らしして色々参考して読んでるからね。漫画とか」
「このヤングコーンとかは水を抜いて切ったらいいの?」
「うん。アスパラもお願いね」
「わかった」
春ちゃんが俺のお願いをしてる間に俺はフライパン取り出して、油を引き温もりを感じたら豚肉を炒める
「肉の色が変わったら、人参、玉ねぎを加える。で、玉ねぎの色が変わったらキャベツを加えてさらに炒める」
「すごい、なんか美味しそうな匂いがしてきた」
「これも漫画で見て作ってみたいと思って作ったら意外と行けたよ。で、キャベツが少ししんなりしたら・・・」
「アスパラとヤングコーンを絡めて軽く炒めるのよね?」
「ばれていた?」
「ここまでの流れならそうなのかな?って思ったの」
「そっか。塩コショウで味付けして、最後に醤油と好みでごま油を回しかけて・・・最後の仕上げとして皿に盛り込むと、粗びきこしょうをかけて完成!」
これでまずは1品完成!
「これで1つ完成だね。デザートは買ったのだけでいいんだよね?」
「うん。次はな・・・」
俺は春ちゃんに実はメインを作る前に新じゃがを頼んでいた。新じゃがは水を洗ってレンジで温める。その間にフライパンでバターを引いておき、レンジで温めた新じゃがをフライパンで焼く
「これを焼いてる間に春ちゃんはこのマヨネーズと鱈子を混ぜといてね」
「わかった。でも、なんか働かせて申し訳ないよ」
「気にしなくっていいよ、料理は嫌いではないしね」
そう言いながら焼いた新じゃがを皿にのせて、そして春ちゃんがしてくれたマヨネーズと鱈子を新じゃがにのせて完成
「お、いい匂いしてるねぇ!」
「お姉ちゃん!?」
「ただいまー。お!」
「どうもお邪魔してます、秋穂さんっ!?」
俺は続きを言う前に秋穂さんに思いきり抱き締められた。ってか、顔を思いっきり胸に押し付けられた
「久しぶりー!うーん、相変わらず可愛い奴め!どれくらいぶり!?」
「っちょ、しまって・・!」
「お、お姉ちゃん!ヒー君がやばいよ!?」
「お・・ごめんごめん!久しぶりだからついね」
いや久しぶりだからってそんな男をおいそれと抱き締めては行けませんよ。胸にダイブしたのは俺の意思ではない・・俺の意思ではないんよ!
「大丈夫です!それよりちょうど御飯が出来たので食べませんか?」
「本当!いやー、いいタイミングに帰ってきたよ」
「お姉ちゃん・・」
秋穂さんが嬉しそうに笑っていて、春ちゃんが頭を抱えていたのはきっと日常振り回されてるのだろう・・・・
その後ごはんは美味しく食べて、春ちゃんはマロンと散歩に行くので途中まで一緒にで、本音は心配だったけど大丈夫と言われたので俺は家に帰った
「さて・・・ん?メール?」
俺は携帯を開いてリトからの電話の着信記録があったり、メールがあったがなんかワケわからないことを送ってきていた
「宇宙人?あいつ、ついに春ちゃん告白できず幻覚でも見たのか?」
まぁ、明日になれば聞けばいいか。それにしても秋穂さんの胸・・・すごかった
「はっ!?いかんいかん!無になれ無になれ!!」
俺は必死に唱えながら落ち着かせていた。兎に角忘れないといけない!
寝れたのは一時間後だった・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回からは原作正式に入る予定なのでよろしくお願いします!
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一年生編
舞い降りる少女と愛の脱出
朝になり、俺は学校に登校し教室に入るとなにかおかしいことに気づいた。ほかの人はいつも通りだが特定の二人の様子がどことなくおかしいの感じた
「(これは、何かあったのか知らんが、まずはあいつの方に聞くとしますか)リトおはよう」
「あ、うんおはよう・・・」
「朝から辛気くさい顔してるなー。そんなに成功できんと悔しかったのか?」
「あ、うん……そうだね」
「やれやれ、まるで失恋したかのように落ち込んでるなー」
「うん……そうだね」
あー……ダメだこりゃ、こいつ重症だわ。朝から何があったのか知らないけどきちんと返事しないし、考えすぎてるのかしらへんけど・・・多分だけど今日こいつの授業大丈夫じゃないような気がするな
俺のその予感は結果的に言えば当たっていた。骨川先生の授業にいきなり叫んだりしていたし、あまり答えれてなかったし、流石にこれはすこし気になるな
「おい、リト」
「あ・・・飛斗か。どうした?」
昼休みになり俺は朝から様子がおかしいリトを呼んだ。しかし、あいつなに落ち込んでるんだ?
「お前朝から何があった?普段なら笑って流せるが、今回はすこし様子がおかしいぞ?」
「あー実は・・・」
リトがなにか言う前にサルが大急ぎで教室に入ってきた
「リト!!」
「サル?なに大慌てしているんだ?」
「飛斗もいるのか!なぁ、リト!!お前どう言うことだよ、おい!!」
「「は?」」
「スッゲーかわいー女の子がオメーのことを探してるぞ!」
次の瞬間、リトは全速力で教室から出て走っていった。あいつあんなにはやかった??
「サル、リトのやつなにがあった?」
「さぁな。とりあえずおいかようぜ!」
「うーん、なんか嫌な予感しかないが面白そうだから行くか。いざっとなれば弄ればいいしな!」
「お前嫌な予感してるわりには、すこしリトの反応楽しんでるだよな?」
「当たり前。面白いことあるなら行く価値あるやろ?」
「それもそうだな。よし、いくぞ!」
俺とサルはなにか面白い予感もあると思いリトを探していた。あいつを探す美少女って誰なんだ??そう思いながらリトの後ろ姿見えるとリトは階段付近でその探してる人の名前を呼んだ
「ララ!!お前なんでこんなところに!!もうイタズラやめて帰れっていっただろ!」
「あ、リト!見ーつけた!」
ララと呼ばれた少女はコスプレみたいな格好をしていたがリトは動揺してない?
「はいこれ!持ってきてあげたよー♪」
「あ…」
「(弁当?どう言うことや?あれ?え?)は?!」
俺が混乱してるとサルが生徒の代表として質問していた
「お…おいリト。誰だよあの子!どういう関係だ!?」
「え…その…(ヤバイ!!宇宙人ってことが知られたら大騒ぎになる!)」
「私?私はリトのお嫁さんでーす」
「んな!!」
「「「「!!?」」」」
「は???!お・・・嫁さん!?!」
ララと呼ばれた少女はリトに抱きつきながらお嫁さん宣言していた。他のみなが驚くがおれはもっと驚いていた
「リト・・・お前は・・・春ちゃんというものがありながら・・・幼馴染みの俺に喧嘩売っているのか・・・!!」
「ひ、飛斗!!違う!違うって!!お前ふざけるのもいい加減にしろよ!!」
「リト…私の事好きだって言ったくせにあれは嘘だったの?」
「!?!」
「「「「・・・そいつを捕まえろ!!!!」」」」
ララさんって子の言葉を聞いた瞬間サル達は叫んでリトはララって呼ばれる子と共に走っていった。俺はというと・・・
「えっと……とりあえずは春ちゃんの様子がおかしかったのはこれのせい??そしてあまりの事で俺は頭が追い付かない…」
俺は一人ぽつんと寂しく感じながら教室に戻りお昼御飯を食べていた。リトが戻ってきたとき頬にビンタされた後があったのはあえて触れないが、夜にでもあいつと話さないといけない事情が増えたな
ただ一言言わせてくれ。幼馴染みが恋してる相手がまさかの結婚宣言されると俺としては複雑だ!
お気に入り登録、また読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
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銀河からの使者
リトとララと呼ばれる少女が学校でとんでもないハプニング起こしたのももう過去の事だ。俺は夜にリトの家へと訪れてインターフォンを鳴らすと出てきたのは・・
「あ、飛斗さん。おひさしぶりです!」
結城リトの妹の結城美柑で小学生ながら家事の事ができるしっかりとした子だ。本当にあいつの妹と思われないくらい確りしてるよなー
「久しぶり。リトはいる?」
「リトですか?いま、出掛けていますけど・・・急ぎの用があるなら伝えましょうか?」
「いや、大丈夫。それより、夜遅くに訪れたお詫びとしてこれよかったら」
俺は一応夜に訪れるのは失礼と思い、ミス○ードー○ツで買ってきたのを持ってきた。これなかなか美味しいのよな
「え?!わざわざそれはどうも・・・でもいいのですか?」
「いいもなにも・・・夜遅くに訪れたお詫びやと思ってくれ。リトのやつはまた明日学校にでも聞くよ」
「あ、はい!」
俺は美柑ちゃんにまた時間あったら料理のおすすめを教えてくれることを約束して帰った。あの子の料理センスはすごいよな
「さて、リトが家にいないとなると・・・」
俺はどこにいるのやらと思って歩いてると後ろからなにか叫び声が聞こえた
「ん?」
「飛斗ーー!!悪い逃げてくれぇぇ!!!」
「逃げる?どういう・・!?」
俺はリトがなぜ必死に走ってるのかわからずに疑問を持つとなんか飛んでくるのが見えた
「うぉ!?!(かすった!?俺の頭今かすったよね?)」
「悪い!!また事情説明するからいまは逃げてくれ!!」
「お前なんかよくわからない通り魔に襲われてるのはどう言うことだよ!?」
「まてーー!!」
後ろには変な鎧して刀を振るっているが見境いないのかいな!っち、いつまでもこうやって追いかけらるのは地味にしんどいな!
「リト!!」
「なんだ!?」
「ボールはないのか!?サッカーボール!ってかなんであんなに血まみれなの!?」
「ボールない!!それとあの血まみれなのはその・・・」
「っち、いまはアホなことも抜かせない状況なのはたしかだな!血まみれに関してはあとで聞く!」
とりあえずはこのふざけた状況を終わらせないとな。ってか、あんなに血まみれに動いていたら出血死になるよ!?
「(力業で押さえて出血とめるのがいいかも!それなら・・)リト、せめて、木刀とか落ちてないか!?あとサッカーボール!」
「両方ない!あと木刀なんてそんな都合いいところに落ちてない!」
「く!本当はサッカーボールで意図的に人を向けたくないがこちらの身の危険感じたら、やむ終えない!良い子の皆は相手に向かって暴力やものを使って攻撃しては行けないよ!」
「だからお前は誰にいってるんだ!?」
「よし、リトを投げれば解決するのか!?」
「俺が死ぬよ!?」
リトと俺がそんなやり取りをしながら逃走していたが通り魔みたいな男が叫んでいた
「ぉぉぉぉ!!!この程度では私は負けぬぞぉぉ!!」
「あんたはバカか!?ここは日本!銃刀法違反って日本語知らんのかいな!?」
「なんだ!?そんなまやかし私が聞くと思ったか!」
「だめだ!人の話し聞かねぇ!?リト!やっぱりお前が代わりに切られろ!」
「嫌だよ!!?」
「はぁぁぁ!」
「やべ!?」
俺達が変な鎧きている男に説得するも聞く耳もたずこのままではやばい!と思ってると・・・・
ゴンッ
「「へ?」」
おれ達は凄い音をした方向に振り向くと変な鎧の男は地面に倒れていて、その横では昼間にリトのお嫁さんって宣言していた子がいた
「な・・なんだ・・・?はぁはぁ・・リト大丈夫か?」
「お、おう・・・」
「何をなさるララ様!」
「卑怯だよ。デビルークNO.1の剣士と言われてるザスティンにリトが勝てるわけないじゃん」
デビルーク??なんだ?なんかのスポーツなんかいな・・いや、そんなのはどうでもいい!
「しかし!!!ララ様と結婚するということはデビルーク王家の後継者としてデビルーク王が治める数多の星々の頂点に立つこと!軟弱なものに勤まるものではありません!!」
「は?星々・・・リト、説明しろ。これはどう考えても俺でもわかるくらい状況がおかしいぞ?」
「それはその・・・」
俺が問い詰めようとするとリトは言い淀むし、ララと呼ばれた少女はザスティンと言い合いになっている。ただ所々聞くには婚約と言うことで揉めてる??
「いい加減にしろ!!!」
「「「!?」」」
俺がこの状況を理解するために、頭を整理するとリトは突然大声あげていた。そんな、俺たちは全員リトの注目していた
「デビルーク星の後継者とか・・・お見合いとか・・・どーでもいいんだよ・・・。普通の生活をさせろよ!!もうこれ以上好きでもねー奴と結婚とか・・・もう帰ってくれ!自由に生活させろよ!!!」
リトが何やらこれまでたまっていたのか大声あげて怒っていた。こいつは普段はヘタレだが強く言うときは言うからな・・・ただ、強くいったあとに罪悪感だくな!
「リト・・・・嬉しい・・・」
「ん?」
「私の事好きじゃないと言いながら・・・ホントはそこまで私の気持ちを理解してくれていたんだ・・」
「んん?」
「リトの言う通り私は自分の好きなように自由にいきたい。まだまだやりたいことたくさんあるし、結婚相手だって自分で決めたい・・・そう思っていた。私はホントは結婚するって言うのは連れ戻されないための口実だったの」
「んんん??(昼間のお嫁さん宣言していたのは連れ戻されない為の宣言だったと言うこと?なんか、怪しい雲の流れが感じる)」
「私リトとなら本当結婚していいと思う・・ううん、結婚したい!!」
は!?!り、リトのやつ!!プロポーズされたと言うこと!?って本人も固まって首を横ふってる!?
「ちょ・・・違うって!!なぁ、あんたもなんとか言ってくれ!!」
「・・・負けたよ地球人」
地球人!?!こいつら宇宙から来たと言うこと!?しかも泣いてる!?
「デビルーク王の名に従うのが私の役目・・・それゆえララ様の気持ち知らず・・いや、知りつつも考えないようにしてきたのだ。それを指摘されては・・・私の敗けだ!!」
「いやなんの勝負してたの!?お前ら!?」
「宇宙に数多くいるララ様の許嫁候補どもが納得するかわからぬがデビルーク王は私から報告しておこう・・・お前なら任せれれると!!ララ様の気持ちをしんに理解できるお前なら・・・!!」
その変な男がマントを羽織ながら背を向けて歩いていた。そして、リトにはララと言う少女が抱きついてきた
リトは大声に否定していたが・・・おれにも分かりやすい説明してくれ・・・
あと、とりあえずは・・・
「俺がいてはお邪魔虫みたいだから帰るわー」
まぁ、明日にでも聞いたらいいやと思うのと幼馴染みの春ちゃんがこれをし知ったらショック受けないか心配になった
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくおねがいします!
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接近 1
あの変なわけわからない夜から一日立ち、俺はリトの家に訪問していた。まぁ、あのやり取りからしてただのお笑いでしたとかコントでしたとかあり得ない
「(これで俺が見たのは幻覚ならまだいいのだけど・・・もしもリアルの話なら・・・)俺の平穏は、別の意味で終わりだな」
インターフォンをならして、出てきたのはリトの妹の美柑ちゃんだった
「はーい。あ、飛斗さんおはようございます」
「おはよう。朝から訪問して悪いな」
「いえいえ。あ、それよりもミ○タードーナ○ありがとうございます。お礼といってなんですが、今日は○○の店の食材が5%割引ですよ」
「○○の店の食材がか。OK、ありがとうね」
「いえいえ、それよりもまだ恋人できないのですか?飛斗さんは」
「小学生の質問じゃないよ、それ?まだいないよ」
「あらら、リトに先行かれるかもしれませんよ?」
「先と言うと?あの先?」
「そうです。あの先です」
誤解の内容に言うが、あの先というのは友達を通り越して、カップルになると言う話だ。まあ、あいつがさきに恋人できたら幸せは喜ぶが・・・
「なんか、腹立つなー。リトに先いかれると・・・肝心なときにはヘタレなのに」
「そうですよねー。リトって肝心なときにヘタレですからね」
「ヘタレで悪かったな!?」
俺と美柑ちゃんのやりとりにリトは突っ込みいれていたが、俺としてはヘタレだと言うことには心当たりあるから認めるんだと思った
「ったく、朝から色々言いやがって!?」
「別にいいだろ?じゃ、美柑ちゃんも気を付けていくんだぞ」
「はい!ふたりともいってらしゃい!」
本当に美柑ちゃんは小学生なのにしっかりしてるなーと思うけどさ、リトの婚約の話し聞いてるのかな?
「で、お前が昨日いっていた婚約の話しはどう言うことだ?嘘偽りなくこれまでの経緯を言ってくれ」
「あー実は・・・・」
リトに説明を求めるとリトは歯切れ悪そうに全部話してくれた。なるほど、それで婚約の話しとかも出てきたと言うわけか
「・・・リトよ」
「な、なんだ?」
「事故とはいえ、ララさんの裸を見たのだろう」
「はっ///ち、ちがう!事故なんだよ!?」
「事故なんだよ・・か。男なら女の子の裸を見たことに責任とれよ。特に婿入りするまえの人には。それとも興奮しすぎて・・・?」
「ちがうんだ!!べ、べつにこうふんしていたわけではないから!!」
俺とリトがそんなやり取りして教室に入っていった。そういえば、きょうの日直は誰なんだ??
「・・・!?!」
「どうした?リト・・なるほどなー。いつもならお前をいじるが、いまのお前にはなんとも言えないがドンマイやな」
本日の日直がリトにとって微妙な気持ちになるのは何となくわかるわ。なぜなら・・・
本日の日直はリトと春ちゃんが日直だった。普段なら恐らくこいつは喜んでいるだろうが状況が状況だし、もし見られてるのなら・・・どうしたものかなー
「(ま、なんとかなるだろう)サル、暇か?」
「サルじゃねぇよ!!リト!本当になんだ!?彼女なのか!?あのこはお前の彼女なのか!??」
「あー落ち着け。とりあえず、そこはおいといて・・サル・・・今日の日直はみたか?」
「は?・・・あー、なるほど。つまり・・・」
「「リトのラッキースケベが起こる可能性は高い」」
「ッちょっと待て!?なんでそうなる!?」
上の空だったリトが俺たちの会話聞いて突っ込みいれてきたが俺たちは肩を組ながらため息ついていた
「嫌々、リトよ。俺たちはたまにお前がわざとやってるのではないか?と思うときがある」
「だよなー。月一回以上は必ず起こってるし、恐らく今日もなにか起こると見た」
「絶対に起こらねぇよ!」
「なら、賭けるか?賭博ではないが、もしもお前がラッキースケベおこらなかったらサルが今度お前のおうちで手料理する。ただし、起きたらリトがサルのために手料理するとか?」
「「野郎の料理なんて誰得だよ!?」」
俺の説明にサルとリトは仲良くハモっていた。まぁ、中学からこの三人でつるんでるが俺とサルは早く春ちゃんに告白してほしいのが本音だ。以前、サルに春ちゃんの事は好きではないのか?と聞くと
『ふ、男ってのはな・・友の恋のためなら地のはてまで協力するってもんだぜ?それにさ、好きって言うても恋的な意味ではないからな』
等といっていた。まぁ、なんだかんだこいつもリトの恋が実ることを見守っているが・・嫉妬はかなり出てるような気がする(主にラッキースケベなところ)
「やれやれ……(賭事なとどいったものの・・・いまの二人は普段よりぎくしゃくしてるからな)」
リトは春ちゃんに何かの誤解を解こうと必死になっているが春ちゃんは避けている。リトは春ちゃんに嫌われてしまったと落ち込んでるが・・・
「なぁ、西連寺・・・昨日のあれは・・」
「次音楽室よね。鍵、私取りに行くから・・」
春ちゃんはそういいながら急いで教室に出ていった。対するリトは春ちゃんに相手してもらえず落ち込んでいたので俺はため息つきながら教室に出ていった
「春ちゃん」
俺は鍵を取りに行く春ちゃんを呼び掛けると春ちゃんの呼び方をするのは俺くらいしかおらないから振り向いてくれた
「ヒー君・・・」
春ちゃんはオレだとわかると安心した顔だったがものすごく不安そうな顔していたのでオレは落ち着かせた
「何があったか知らないけど・・・春ちゃん、リトを信じてあげて?」
「え?」
「春ちゃんはいまものすごくモヤモヤしてるのわかってるけどどうしたらいいのかわからないのでしょ?」
「うん」
「ならさ、春ちゃんなりのペースで話し合ったらいいよ。もしも、困ってるならおれも協力するからさ」
「うん、ありがとう!」
春ちゃんは笑顔になり音楽室の鍵へと取りに行った。やれやれ、リトよ・・あとはお前がどうにかしろよ?放課後はどうなったか知らないけど、夜に春ちゃんからお礼の連絡がありなんとかなったのだとそう思いながらその日は寝た・・・
そして、翌朝になり教室に行くとリトはニマニマしていたので俺は思わず・・・
「おい・・・お前まさかついに手を出したのか?警察呼んでいいか?」
リトのにやにや顔に少し引きながら携帯を取り出そうとしていた
「手を出してねぇよ!?あと携帯だすな!呼ぶな!」
「は!?それか・・いかがわーー」
「言わせねぇよ!?普通に話して嬉しかっただけだよ!」
「ま、まぁいいか。サルがなんか情報持ってきたらしいぞ」
「え?」
俺とリトの会話にサルがこちらに向かいながら話しかけてきた
「なんか、転校生が来るみたい」
「「転校生?」」
この時期に転校生が来るなんて珍しいな・・いや、転校に時期なんてあるものなのかな?
「ふーん?」
「俺もなんとか見ようとしたが、職員室混んでいて見れなかった。なんでも飛びっきりの美女転校生がくるらしい」
「いや、なんで女子とわかるんや?」
「男があそこまで群がるのは女子に決まってる!!あ、先生が来たからわかるだろ?その時に」
サルが言うと共に俺たちも席座り、先生がHRをしながら最終事項に転校生の紹介すると入ってきたのは・・・
「ヤッホーリト―!私も学校にきたよー!」
「ら、ララ!?!」
入ってきた転校生は昨日の婚約騒ぎの女の子だった・・・
あぁ、なんかよくわからないけど俺の平穏がリトによってなくなりそうな気がしたぞ・・・
お腹がいたくなりそうだ・・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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接近 2
ララと呼ばれた例の宇宙人少女が転校してきた。リトはララをつれて屋上へと連れていったが俺はとりあえずは屋上へと着いていった
「なんでお前までついてくるんだよ!?」
「仕方がないだろ?いま、教室にいてもうるさいからな」
「ったく、とりあえずはお前の事を遠い親戚の子とかで話し通してるからな・・・」
リトはララさんに怒りながらもつかれた顔で
この状況をおさめるために遠い親戚とみんなに話したらしいが一緒に住んでるとばれたからとんでもないことになりそうだ
「でもどうやって転入手続きしたんだ?宇宙人なのに」
「あ、それはこの学校のコーチョにお願いしたらOKもらったの」
「あぁ・・あのエロ校長ならかわいいからOKと言いそうやな」
うちの校長はエロ校長で時々あの校長はなんで首にならないのか疑問に思いながらもそれなりにやるときはきちんとしてるのだろう
「でも心配しないで!宇宙人なのは秘密してるから」
「そんなのは当たり前だろ!ばれたら大騒ぎなんだから」
〔そんな次元の話でない!ララ様はデビルーク星のプリンセス!公になれば命に狙われる危険がある!ま、リト殿が本当にそんなに心配しなくっていいのですがねー〕
「なんかトゲのある言い方だなー」
「ってか、俺一応リトに説明聞いていたが、そんなに婚約者狙うものが多いのか?あ、俺の名前は夛田飛斗だ。よろしく」
《はじめまして、私はララ様の仕える者のペケです。飛斗様の質問ですが、多いです》
「そうか・・・。一応念のために言っておくけどさ、ララさんが宇宙人なのは信じるよ」
「信じるの!?」
リトが驚いてるが、まぁあの尻尾はどう考えても海外であると思えない開発する奴はいないと思う。何より、それをする奴いるなら見てみたい
「ララさんやリトがどういう理由であれ婚約者候補に上がったのは俺にとってはどうでもいいが、リトや俺の大切な幼馴染みなどが危険さらした場合は別に・・・宇宙人でも手を出して問題ないだろ?」
〔まぁ、恐らくは大丈夫ですが念のために聞きますけどどうやって撃退するのですか?〕
「木刀か日本刀あれば行けるだろ?あるいは格闘用の手袋とかあればいいけど・・」
〔ふむふむ。リト殿よりも頼りになりそうですね〕
「いや、俺よりもリトの方がしっかりしてるから大丈夫やろ。な?」
「大丈夫だよ、ペケ!リトはいざとなればすごいよ!」
「お前ら俺をハードに持ちあげるなぁ!?!」
リトがなにかいってるがそれは俺には関係ない!とりあえずはまずはリトもそうだけど春ちゃんとか秋穂さんとか他のみんなが巻き込まれないか心配だな
「ってか、明日は体育もあるだろ?体操服とかあるのかよ?」
「ふふん、そこは心配無用!ペケがいるから問題ない!」
それは大丈夫やと言いきっていいことななのか俺にはわからないが・・・とりあえずは体育の時間までなにも起きらなかったらいいな
そんな時間も経って、本日の授業を終えたら、骨川先生が春ちゃんに道案内することを頼んでいた
「あ、そうだ西連寺君」
「はい?」
「君学級委員だよね?ララ君に学校の部活の案内頼みたいのだけどいい?」
「あ・・・はい。ララさん、西連寺春菜です」
「よろしくー!」
俺はちらっとリトの顔を見ると固まっていた。まぁ事情が事情だから心配なのだろうが・・・
「リト俺は先帰るぞ~」
「あ、おい!」
俺はリトの行動はお見通しだが、まぁ今日はいいだろ。そう思いながら俺は学校から帰ろうとすると・・・
「ん?」
俺はなにか違和感感じて振り向いたが気のせいだと分かり、俺は帰りへと歩いた
にしても・・・
悪い予感がするな・・・
まぁ、なにもないことを祈ろう!
少ししたアンケートをとりますのでよろしくお願いします。
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狙われた少女
翌日になり俺達は色々とありながらも体育の時間になり、教室で着替えていた
「サル、今日の体育はなんや?」
「サルって言うな!今日は男子はサッカーで女子は100mだとよ」
「サッカーか・・・。リト久々に本気でサッカー勝負しないか?」
「お、そういえば最近勝負してないな。いいけど、お前中学はサッカーやっていたのになんで高校ではサッカー部入らないんだ?」
「サッカー部入ってもよかったけど・・・ほら、俺怪我をやってしまっただろ?」
「あ、わるい・・・」
リトは俺が怪我したからサッカーできないと言うの話すと気まずそうに話していた。まぁ怪我の理由は色々とあるけどな
「ま、気にするな。これはもう過去の事だしな」
「あ、おう」
「それより、サルもお前も着替え終わったら外行くぞ。メンバー分けはわからないがとりあえずはサルは俺の敵で負けて泣くだろうな」
「はあ?お前が俺に負けて泣くんだろ?」
「「ははは・・・やんのか、こらぁ!?」」
「喧嘩するなよ!?もういいから行こうぜ!!」
俺とサルがいつもの喧嘩のやり取りしながらリトが慌てて止める。これは昔からだし、本気で喧嘩してるわけではないからね
「じゃあ、AとBで分けるなー。Aはビブスきて、Bはそのままな」
体育の教師に言われて俺はBの方に配属されたので軽くストレッチしていた。試合前になり整列してるとサルとリトが顔ひきつっていた
「お、リトと猿はAか」
「ゲ!?おまえがBとか嫌だわ」
「よし、俺がキーパー行く!飛斗のへなちょこシュート止めたるよ!」
「リトが向こうなのは厄介だが……まぁ、どちらにしても俺としては本気で戦えるからいっか。サルは覚悟しとけよ!!」
俺らがそんなやり取りしてると試合は始まりボールはリトのチームからキックオフとなった。因みに俺はMF(ボランチ)で、守備と攻撃をバランスとるように入っていた
「リトは上手いから足で行くなよ!」
俺は仲間に指示出すと、リトの方にチャージしかけに二人いっていたにもリトはあっさりと交わしていた
「ッチ、足でいくなって言ったのに!」
「飛斗!?」
俺はすぐにリトのドリブルを止めるべくカバーへとはいるとリトは慌ててスピード停止させた
「く!」
「(リトの事だ。スピードで交わそうとするなら・・・)右だな!」
「おわ!?」
俺はリトのドリブルコースを読んで先に体をいれてリトのドリブルコースを防いだ。そして、俺はボールを奪い取り前の方を見た
「(このハーフでシュートを打つには少し距離は遠いな)仕方がない。パスだ!」
俺は敵と敵の間にスルーパスを通して、味方にシュートを打ちやすいようにだした
「よし、ナイスパス!」
「思い切り打って!」
「おうーー?!」
味方がシュートを打とうとするとサルが前でてボールを止めた
「サル!?」
「へ!お前とリトとは中学からの付き合いだからお前のやりそうなことは読めるぜ!」
「っへ・・・本当に楽しませてくれるな!」
俺はこの体育の時間でのサッカーは本当に楽しませてくれる。結局この体育の時間は0-0で引き分けに終わった
「はー!くそ、また引き分けかよ!」
「まぁ、楽しかったから文句はないけど・・・飛斗どうした?」
「ん、いや」
俺は授業中に何度か不愉快な視線と言うか、なんか嫌な目線がなんか感じ取れたのは気のせいだよな?
「まぁ気のせいだろうな」
「なにがだ?」
「おまえがいつか女に刺されそうな気がするって予感だよ」
「ひでぇ!?そんな予感外れてくれよ!」
リトが震えてるのを見て俺もサルも笑いあっていた。そもそも、あいつは女に話す免疫もないから心配なところだけどな
1-Aに戻り俺とリトやサルも着替え終わって俺は今日は弁当持っていってなく、購買でもいこうと思っていくと・・
「ん、春ちゃん・・・と、佐清先生?」
二人がどこかあるいていくの不信感に思いながら俺は誰にもばれないようにこっそり追跡した。あの佐清先生が生徒に手を出すと思えないが、もし春ちゃんになにかあったとき俺が秋穂さんに怒られる
ーーウッ!!
「!?」
考え事をしていたら、春ちゃんの声が聞こえた俺は嫌な予感がして声した方向にいくと誰もいなかった・・・
「いない・・・!?消えたのか?」
俺は不振に思いなが数分間辺りを探してると、俺の携帯にリトから連絡がかかってきた
「リトどうした?」
「西連寺が連れ去られた!犯人はララの関係者!」
「な!?」
つまり、西連寺が・・・春ちゃんが連れ去られたと言うことはリトに婚約の手を引けと言うことか!
「すぐに合流するから急ぐぞ!!」
幼馴染みの春ちゃんに手をだした報い・・・必ずしばいて後悔させたる!
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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宇宙からの侵入者
俺は走りながらリトに合流すると、リトはかなり急いで走っていたのだろうか汗がすごかった
「リト!」
「飛斗、わるい!まさか、西連寺が巻き込まれるなんて思わなかった!」
「気にするな。おまえが意図的に巻き込んだけ訳ではないやろ?とりあえずは人の幼馴染みに手をだしたバカを殴らないときがすまねぇ!!」
「(うわ、今の飛斗軽く切れてる・・・)お、おう……」
俺達は急いで部室に春ちゃんがいると思われる場所に向かった。リトは思い切りドアをあけたのと俺は怒りながら叫んだ
「おりゃぁぁぁ!」
「人の幼馴染みに手を出して、先生とは言わないぞ、佐清ぁぁ!!」
「!・・・ほー、なかなか早かったな結城リト。もう少しのんびりしてもよかったのに・・・おまけも来たか」
俺が見た光景には春ちゃんがぐったりとしていて何かに囚われていた。リトと俺はその光景を見て怒りが一気にわいた
「てめぇ!」
「(春ちゃん!?)おまえ・・・人の幼馴染みになにした!!」
「くくく・・・はあぁぁぁ!!」
俺とリトが走り込もうとすると佐清が突然変異して俺達は走るのをやめて警戒した
「いっ!?」
「なんだ!?」
「フシュー・・迂闊に近づくじゃねーぜ。この女を無傷で解放してやりたいならな」
「やはり、宇宙人か・・・というと本物の佐清先生は殺したのか!?」
「そんなやつを殺すかよ!?安心しな、姿を借りただけだぜ。地球人は同族を大事にするんだろ?キヒヒヒヒ」
「おい、てめぇ……俺の幼馴染みの春ちゃんを……その汚い手を離さねぇか!!」
「おっと動くなよ!!てめぇは何者か知らねぇがそこの女がどうなってもいいのか?」
「っぐ……!!」
春ちゃんが人質取られている今、俺もリトも奴のもとで殴ることができない!あんのムカつく顔に殴りたい!
「俺の名はギ・ブリーだ。結城リト、ララとの婚約の手を引け。ララと結婚してデビルーク王の後継者となるのは俺だ」
「は、そんなララさんの後継者と名乗るおまえが女を人質とる屑とはな・・。そんな、お前には一生ララさんがお前に振り向いてくれないだろうな」
「ごちゃごちゃ他人が口挟むな!女がどうなってもいいのか!」
「っ!」
「ふん、それでいい。結城リト・・・おまえがララから手を引かなかったらこの女がどうなると思う?まぁそれは其でアリだがな・・・・ククク」
こいつの要求はリトがララさんの婚約の手を引けということ。応じない場合は春ちゃんが危険だということか
「やっていることが三流のわるい奴だぜ・・・!」
「なんだ?俺がわるいと言うのか?結城リト、引くのか引かないのかどうする?」
「くっ!!」
「俺は気が短いんだよ・・・な!」
「「!!」」
奴がスイッチ押すと春ちゃんの縛ってる触手が服を破った。それのせいで春ちゃんの白のブラジャーの真ん中が裂けた
「春ちゃん!?てめぇ!!!」
「キヒヒ・・・お次はもっと大変になるぜぇ?さぁ、結城リトよ!ララから引くといえ!!」
ギ・ブリーの、問いかけにリトは低く問いかけるように話しかけてきた
「・・・てめぇ・・そんなことしてまでララと結婚したいのかよ」
「あ?」
「関係のない女の子をひどい目に遭わせてそんなのにララが振り向くと思ったのかよ!」
「キヒヒ・・・なにか勘違いしてるみたいだな?ララは俺と結婚すると俺がそう決めたんだよ」
「なんだと?」
リトはギ・ブリーの言葉に怪訝に思ってると、奴は春ちゃんを縛ってる触手できつくしめながら訳を話した
「くくく、ララは性格こそ子供だが、最高に俺好みの人型だ。その上で結婚すればデビルーク王の支配する銀河はすべて俺のもになると来た!こんなチャンス逃す訳ねぇだろ?それに、ララの性格は俺好みに後々教育すればいいからな」
つまりこいつは初めからそんな欲望のためにララさんも春ちゃんも狙われたということかよ
「お前、いい加減に春ちゃんを離さないか!!それに・・・「飛斗少し黙ってくれ」・・リト?」
「お前にとってはララも春菜ちゃんも道具ということかよ・・・!」
「ふはは、まるでその言い方だと俺が最悪みたいじゃねぇか!」
「あぁ!最悪だよ!!」
リトの怒声に奴は少しだけ怯えていたが俺はある違和感を持った。今の怒声だけであんなに怯えるか?と思ってるとララさんがリトに思い切り抱いていた
「リト~!やっと見つけた~こんなところで隠れてー!」
「ぐぼえ!?」
「・・このタイミングでララさんが来るのはいいのかわるいのか・・・・」
俺はこのタイミングで来るララさんに苦笑しながらも目の前のギ・ブリーをにらんだ
「ギ・ブリー・・・!?春菜!?」
「大まかに話すとあの野郎は春ちゃんを人質にしてリトとの婚約やめさせようとしていたらしい」
「なんですって・・・」
「ララ、お前は俺のものだ」
「べーっだ!あなたなんか嫌いって何度もいったでしょ!!!それより、早く春菜を離して!その子は私の大事な友達なんだから」
「・・・だまれ・・・ララ!」
ギ・ブリーは怒りながらやがて変性しはじめた
「な、なんだ!?」
「変身?」
「俺を拒むなら!!全員地獄を見ることになるぞ!!この真の姿でな!!!」
さて、俺の仮説が正しいならあいつは・・・それに春ちゃんを助けないとな・・・
あと、嫁入り前の春ちゃんの体を見たリトにはいつか告白してもらおう
よろしければ感想お気に入りよろしくお願いします!!次回もよろしくお願いします!
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真の姿
ギ・ブリーは自分の婚約者になれとせがんでいたが、ララは大嫌いだからと断った。その結果、ギ・ブリーはあんなでかい姿になった
「ククク・・言っとくが、お得意の発明品で俺をどうにかしょうと考えるなよ?もしおまえがそんな動きを見せたら・・・おまえが大事なお友だちと呼んだこの女がどうなると思う?」
「っ、春菜は関係ないでしょ!離しなさい!」
「嫌なこった。おまえが俺と結婚するなら考えてもいいが・・だが、断ればこの場にいるお前も含めて地獄を見てもらうことになるぞ?」
《な、貴様!ララ様を脅す気か!?》
「キヒヒヒヒその方が手っ取り早いからな」
ギ・ブリーは春ちゃんの体を握ろうとしていてララさんは声あげていた
「春菜っ!!」
「とことん救いようがないな・・・っ!お前みたいなのがララさんの婚約者として名乗りあげるとか・・・「その子から手を離せ」・・リト?」
ララが前を出ようとするとリトが制するように前でてギ・ブリーに警告していた。俺はリトの顔を見てると本気で怒っているのがわかった
「てめぇは・・・俺がぶっ飛ばす」
「おいおい俺とやる気か?言っとくが、いまの俺は地球人の100倍以上のパワーがあるんだぜ!?本気か・・?」
「本気もなにも俺もリトもお前を殴りたくって仕方がないんだよな」
「飛斗!?」
「なにお前だけ格好つけている?こういうときは俺も喧嘩混ざるのが一番やろ?・・・幼馴染みに手をだした報いを受けてもらうで?」
「な、なら!これでどうだ!ぬぅぅぅん!!」
ギ・ブリーはさらに巨大化して威嚇するように叫んでいた
「はははーどうぁ!!ギ・ブリー様の超本気モード!!これなら怖くって手も足も出ないだろぉ!」
「ララ」
「リト?」
「俺があいつを引き付ける。お前は春菜ちゃ・・・西連寺をつれて逃げろ!」
リトがララさんにそう伝えて俺はリトの横に立ちネクタイを緩めた
「リト。お前さ、喧嘩したことないのに殴れるのかよ?」
「できる、できないじゃない。あいつは西連寺に手をだした。それだけで俺はもう許せないんだよ」
「同感だ。人の幼馴染みをあそこまでひどい目をあわしたんだ。なら、俺も手を貸す」
「飛斗・・・」
「友達が困ってるときに助けるのが本当の友達なんだよ。だったら、俺がお前を助けるのには理由はそれだけでいい」
「サンキュ・・・」
「おう。あいつはさっきから強気でいってるがこちらに攻撃しかけていない。だったらこちらから先に仕掛けたらいいだけの話だ!!」
「うぉぉお!!!」
俺の言葉を聞いたリトは覚悟を決めて前に走っていった。俺も手首を軽く降りながらあとに続けて攻撃体制に入った
「え!?ちょ・・本気か!!」
「本気もなにも幼馴染みをそこまで遭わしたのなら殴られる覚悟もしろ!!!おぉお!!」
「だぁぁぁぁ!」
「ひ!!こ、ごめんなさーーーーい!!」
「「・・・・・!?」」
俺とリトは殴る体制を止めて固まっていた。いまこいつ俺らにたいして謝らなかったか?
「・・・今・・・何て言った?」
「え!?ご・ごめんなさいと言ってもも許してやらんぞ!といったのだ」
「・・・おらぁぁ!!」
「うわぁ」
ギ・ブリーの言葉に俺は怪しいと思い威嚇するように叫ぶとそいつは驚いてボールから滑って頭を強打した
「っぎゃーーーー!痛い痛い!!死んじゃう~」
「(こ、こいつ・・・)」
「(もしかって・・)」
「「(ものすごく弱い??)」」
俺たちが疑問に思うとギ・ブリーはさらにロッカーの方に当たり上にあったものが落ちて下敷きになり、気がつくと小さくなっていた
『おや!これはバルケ星人ではないですか?』
「バルケ星人は戦闘的にどうなんだ?」
『優れた擬態能力はありますが、肉体的には極めてひ弱な種族ですぞ』
「つまり、俺やリトが喧嘩しても勝てるということか?」
『実際はわかりませんが恐らくは・・ララ様、こいつはどうします?』
「うーん・・よし!【ジャージャーワープ君】で流して地球外追放しょう!もう二度とこないでね!!えい!」
「「・・・なんつーメカだ」」
そんな追放のされ方されたらたまったものではないな・・・。しかし、これでよくわかった。ララさんの婚約者は俺の幼馴染みまで手をだした奴がいたということはその身内まで危険をさらすことになる・・・少し考えないとな
「なにボーとしてるのリト、飛斗。早く春菜を下ろさないと」
あ・・・確かに春ちゃんをこのまましておくのは衛生上わるいよな
『気持ち悪い触手ですねー』
「ホンット悪趣味な整体メカ!これもあとでながしちゃお。リト、飛斗これ外すから春菜の体を支えて」
「体を支える!?」
「おら、リト。気持ちはわかるが、春ちゃんをこのままにするのな衛生上わるいやろ。俺のブレザーで前をかくすけど、それでいい?」
「OK!んしょ、んしょ・・・あ♪春菜って意外とーー」
「「頼むからなにもいうなぁあー!」」
いくら幼馴染みとはいえそんなの聞いて平然としてられない!暫くして春ちゃんを捉えていた触手は全部とれた
「ペケ破れた服の修理できる?」
『お任せください!この程度の生地など私のシステムを応用すれば簡単に修繕できますよ』
「そっかよかったー」
俺たちはそれを聞いて部室から出ようとした。俺でも恥ずかしいがリトはもっと恥ずかしいみたいで蒸発していた
「ララ・・お、俺達さきに教室に戻るから・・服を直したらお前が西連寺を保健室に連れていってくれ」
「え?」
「保健室いくときにもし、春ちゃんが目を覚ましたりしたら貧血で倒れた西連寺をララが見つけてたすけた事にしてね。あと、保健室の場所わかったら俺に聞いたと言えばいいから・・・間違えてもギ・ブリーのことは言うなよ」
「うん、いいけど・・リトは一緒に行かないの?春菜助けたのは実質リトでしょ?飛斗も」
「俺たちが付き添うのはおかしい話だよ。俺はなにもしてない」
「・・・それに飛斗は別として俺はなに大した事はしてからな・・・じゃ任せたぜっ・・・」
あとの事はララさんに任せて俺はリトと共に部室でた・・・そして、俺は倒れた
「飛斗!?」
「リト・・・俺はいくら幼馴染みでも・・・裸見て耐えるのきつかった・・・」
「鼻血がすごいのだけど!?大丈夫か!?」
「リト・・・あとは頼む・・・」
「え!?ちょー飛斗ぉぉぉ!?」
俺は鼻血が止まらずリトによって保健室へと連れていかれました・・・
締まらないな・・・・
よかったら感想お気に入りお願いします!
これからもよろしくお願いします!
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お手伝い
ララさんとリトと共にギ・ブリーの撃退をし終えて、日曜日を迎えた。幸いというべきか、春ちゃんはあのギ・ブリーのされた記憶はなかったのと佐清先生はきちんと生きていてた。ただし、あの先生は数日間の記憶が飛んでいてたらしい
「とはいったものの・・日曜日か。今日は何をするかだな・・・」
俺が今日の予定を考えてると、机の上においていた携帯がなり、電話相手を見ると秋穂さんからだった。珍しいなと思いながら電話にでると
「はい、夛田飛斗です」
「〈あ、ヒー君!今大丈夫?〉」
「今ですか?予定は大丈夫ですが・・・」
「〈お願いがあるのだけど、いい?〉」
秋穂さんからのお願い?俺は疑問に思いながら次の言葉を待ってると驚き、吹いた
「〈私が今、短大に通ってるのは知ってるよね?あとバイトも〉」
「バイトは確か雑誌の編集アシスタントでしたよね?」
「〈まぁ、ほぼ編集のアシスタントは卒業してるもんだけどねー。で、用件って言うのは私のバイト手伝ってくれない?モデル的な〉」
・・・what?
「秋穂さんや、俺の見た目知ってますよね?俺は男前ではないのも知ってますよね?」
「〈あー、大丈夫、大丈夫。ヒー君は世間のラインの男前ではないかもしれないけど、私からしたら中身も男前で料理もできるからOKなのよ〉」
「いや、それでいいのですか」
「〈ま、私の頼みと思って撮影手伝ってくれない?あとで、ヒー君の大好物の飲み物を買ってあげるから〉」
「行きます」
「〈相変わらずのそれの食いつきはいいねー。そういう決断力の早さ嫌いじゃないよ〉」
因みにモデルの撮影といっても何のモデルの撮影なのか俺にはわからないので、とりあえずは普段着で秋穂さんの家の方までいくことにした
「秋穂さん、おはようございます」
「お、良いタイミング~!鍵を閉めていくから、一緒に移動するよ」
俺は秋穂さんと共に仕事場まで歩いていくことになった。秋穂さんは免許を持っているが基本的には仕事上徒歩で移動するらしい
「秋穂さん、今日の仕事はなんなのですか?俺を頼むなんて」
「いやー、実はね・・・今日の仕事を頼んでいた人が体調不良で仕事できないって話になっていたの。で、その仕事をこなせる人が代わりにいたのを思い出して呼んだわけ。勿論、上の許可ももらったよ♪」
「いや、上もよくオッケーしましたね!?」
「これでも私は結構期待されてるのよ。お、もう少しで仕事場につくから心の用意は良い?」
秋穂さんに言われてその仕事場を見ると確りときれいな場所であり、中に入るとスタッフさん達が多くいた
「おや、秋穂ちゃん。おはよう、モデルさんつれてきたのかな?」
「おっはよー。うん、この子なら代理勤めれると思うから大丈夫だよ」
「そうか。私は今日の現場監督を任されてるのもでね、お願いがあるのだけど良いかな?」
「仕事の内容は聞いてないのですけど何をするのですか?」
「簡単だよ。手料理をつくってほしいの!」
手料理を・・・?訳を聞くと、今日、手料理を作る人が体調ダウンで別日にとろうとしても、締め切りが存在するからこのままでは厳しい。そこで、スタッフとかも考えたが、あまり料理する人がいないので、親交のある秋穂さんに連絡すると一人頼れる子がいると俺になったわけだ
「な、なるほど。分かりました、喜んでやりましょう」
「本当かい!ありがとう!」
「で、手料理をするのはなんの料理ですか?」
「料理は・・・これ!これで、レシピを読んでやってくれないか?」
「あーなるほど。これなら、秋穂さん、監督さん少しだけ良いですか?」
俺はこのレシピを見て、作れることは作れるがどうせなら美味しく作りたいと思い、交渉した結果OKをもらった
「じゃあ、台所から料理してる風景を撮らしてもらうね!」
監督が写真の撮影を始める合図と共に俺は手洗い目の前の材料を説明した
「さて、今日の手料理は漫画でも話題になった手料理だ。必要な材料はご覧の通りだ」
材料
食パン、菜の花、卵、ベーコン
サラダ油 適量、塩 適量
「まずは、お湯を注ぎ塩を加えたら、菜の花を入れて1~2分茹でる。茹で終えた菜の花を氷水にさらし、灰汁、余分な苦味を流しておく。さらしたあとは確りと水分を取る」
菜の花の水分を確りとって、俺は次にベーコンを取り出す前にフライパンに少し油を引いて、ベーコンを入れた
「ベーコンは弱火〜中火でこんがりと焼き、焼き終わったら余計な油はキッチンペーパーなどで取る。で、次に卵は塩で下味を付け、フライパンでスクランブルエッグを作る」
「質問、スクランブルエッグはなんでしょうか?」
「スクランブルエッグはふわふわな卵の状態と思ってください」
「なるほど。次に食パンですか?」
スタッフさんの一人が質問してきたので俺は料理の手を止めずに説明したら納得してくれた。そして、次に食パンを使う前に・・
「順番の段取り忘れていたが、先に食パンを使う前に和辛子とバターを混ぜ合わせ、パンに塗る辛子バターを作る。それと、マスタード・粒マスタード・はちみつ・あらびき胡椒を混ぜ合わせサンドイッチソースを作る」
「ひとつ質問、今日の手料理のメニューでは辛子バターを作ると言う話はなかったのですが?」
「これは俺のアレンジで作りました。勿論、監督に事前に許可はもらってますから」
俺はそれを伝えながら手料理を続けた。今度は食パンを取り出して、片面に和辛子バターを塗り、具材をのせていく
「それをぬり、次に具材をのせていくが、ベーコン、菜の花をのせ、サンドイッチソースをかける」
「「「おぉぉ・・・」」」
「で、その順番をのせてスクランブルエッグをのせ、もう一枚のパンで閉じる。そして、ラップでくるむ様にして、平らなもので軽く5〜10分ほど押さえて、具材同士を馴染ませる」
俺の手際と俺が何を作ってるのかわかってるスタッフは楽しみに待っていた。これもその漫画で習ったが実際にできるまで苦労したよ
「具材を馴染ませたのを確認して、最後に包丁で好みの大きさに切ると・・・春の手料理。春野菜とベーコンのサンドイッチの完成だ」
「「「「おおおおお!!!」」」」
「美味しそう・・・」
俺の完成した料理を見せるとスタッフさん達はまだかまだかと待ち構えていた。秋穂さん達は写真を丁寧にとり、完成したサンドイッチを食べてもらうことに
「ヒー君、頂いていい?」
「どうぞ。皆さんもよかったら食べてください」
「じゃあお言葉に甘えて・・・」
「「「「いただきまーーす!」」」」
俺の作った手料理はスタッフさん達みんな美味しく食べてくれた。秋穂さんも監督さんも満足してくれて手料理した甲斐があった・・
こうして緊急事態の手助けをした俺は秋穂さんと共に監督達と別れて近くの美味しいデサート店で軽く食べていた
「いやー、ヒー君のお陰で皆も私も助かったわ」
「秋穂さんのたのみなら俺はいくらでも協力しますよ」
「本当?じゃあ、今度は私の家の洗濯をーー「却下です!?」冗談よ♪」
本音はどちらなのだろう・・・?そもそも男を家に入れてる時点で秋穂さんも春ちゃんも心配なのだが・・・今更なのか?
「そういえば、もうすぐ臨海学校だったって?」
「あ、はい」
「ま、学生のうちに色々と楽しみなよ!そういえば、ヒー君に聞きたいのだけど」
「なんですか?」
「まだ、恋人いないの?」
「ごぶっ!?」
秋穂さんの予想外の言葉に俺は水分が気管の方に入りかけて咳き込んでいた。秋穂さんはにこにこしながら俺を見ていた
「い、いませんよ」
「なんか、高校生なのに青春してないな~。ま、私は思うのだけどヒー君ってさ、何だかんだでお人好しでしょ?」
「俺がですか?」
「うん。おねーさんはそういう子応援したくなるのよねー。でも私の予感だけど・・・案外、ヒー君は気づかないうちに乙女の心を盗みそう♪」
「なんですか!?そのル○ンみたいにあなたの心を盗みました的な!?」
「ふふ、冗談よ、冗談。ヒー君はまた今日みたいに私たちが困っていたら助けてくれるのでしょ?」
「それは勿論ですよ。そういえば・・・」
「うん?」
俺は秋穂さん達が困っていたらまた助けると約束をすると同時に俺は秋穂さんにある心配していた
「春ちゃんは最近変わったことないですか?」
「変わったこと?うーん・・・大丈夫よ」
「そうですか(よかったー!ララさんの事で心配だったが聞く限り今のところ問題ないみたい!)」
「春菜は大丈夫よ。それより、ここ最近の学校生活教えてよ」
秋穂さんはテーブルに肘をたてて俺の方に優しい目で見てきたので俺は学校生活の事を話した。春ちゃんの事も俺の事も楽しそうに聞いていたし、本当に今日は楽しい一日だったが、また明日からハチャメチャな日常が待ってるのだろうなー
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真夏のパパラチと水中に渦巻く欲望
暑い・・・暑い・・・俺はそんな暑いなか学校でだらけていた。夏は嫌いか?と聞かれるがとんでもない。ものすごく好きやで?けれど、この暑さは・・・
「きついやんか・・・・暑い~・・・」
「よぉ、飛斗・・・って、見事に溶けかけている!?」
「おぉ・・・サルか・・・」
「猿って言うな!ってか、いつもの元気さはどうしたんだよ?昔の部活していたときのお前はこの夏の暑さ大丈夫だったのに・・」
「いやー・・・いくら俺でもこの暑さは・・・風なしはきついぞ・・・」
「あー・・確かにわかるわ・・・風がないときついよなー」
俺と猿はぐったりしながら今日の異常な暑さにぐったりしている
「暑いとこう・・・何て言うだろうな・・涼しい風がほしいよな」
「わかる・・・。けれどそんなのを吹き飛ばすくらいの楽しみがあるぞ!!」
「あ?急になに目を輝かしてる?」
「プールが解放されたじゃないか!!」
確かにこの間からプールが解放された。大方、猿は女子の水着が見れると思い嬉しそうに笑っているが、俺にとっては迷惑なくらい暑い・・・・
「猿よ・・・残念ながら男子は今日はプールではないやろ」
「ぐ・・・ぬぬ、そういえばそうだった。女子の水着を見たかった」
「それなら、小学校行ったら見れるぜ?その代わり通報待ったなしやがな」
「鬼か!?俺を犯罪にする気か!?」
「何を今さら・・・野性動物の猿なだけに」
「上手くねぇよ!?せめて、心を整えて言いやがれ?!」
俺たちがそんなやり取りをしてるとリトが疲れた状態で教室に入ってきた。また、ララさんの発明で振り回されたのか?
「よう、リト。朝から盗撮でもしたのかいな?」
「そ、そんなわけないだろ!!って、お前は・・・あぁ、いつもよりだらけているな・・・」
俺がこんな状況でだらけているのに何でこうなってるのかリトはわかったのか呆れていた
「んで、なにかあったのか?リト」
「は?」
「お前がなんか考え事してるからもしかってララちゃんの裸で見て興奮したのか?」
「な、な、な、ちげぇ!?!」
「違うだろ、猿。こいつはどうせ、ララさんのことを考えていたのは否定してないことから、それはあってるが免疫がないこいつが裸見れると思うか?」
「それもそうだな。それとお前もあんまり免疫ないだろ?飛斗」
「・・・・さて、それより、リトよ!なにかあったのかいな!?」
「「今お前思いきりごまかしただろ!?」」
俺は話を変えるべくリトにいうと、二人から突っ込みが飛んできた。ああ、そうだよ!女子と話すのは大丈夫でも恥ずかしい気持ちはあるんだよ!!
「あ、なぁ、朝から二人は変な男見なかった?」
「「変な男??」」
「あぁ、こう・・・黒いジャージしてサングラスしてるやつ」
「はぁ?・・・俺らは見てないな。少なくともそんなやつがいたらヤバイだろ?」
「そ、そうだよな!?うーん」
こいつもしかってララさんの婚約関係の話と言うことか?まぁ、宇宙人の可能性もあるから神経質になってるのだろう
「ま、リト。そんな不審者みたらさすがに俺も猿も通報してる」
「そーそー。それより、授業あるから切り替えろよ」
「あ・・・あぁ」
俺達が笑いながら否定してるとリトが何か釈然とせずに席に座り込んだ。そんな不審者ならおれも猿も見てるはずだが・・まさか、そんな夏にこんなバカなことしないだろ
「ーーーっであって」
そう思いながら骨川先生の授業を受けていたが、俺は暑くってだらけていた。すると、突然リトが教室のドアをひらっとみて急に立ち上がった
「あ!!?」
「うぉ!?いだだだ頭が・・!?」
俺はリトの叫びにビックリして椅子から思いきり転び頭をうった。あ、あのやろう急に叫びやがった何があった!?
「てめー!授業中まで!!」
リトは怒りながら教室の外を出て何かに追いかけていた。周りは急にリトが叫んでいて驚いてざわざわしていた
「え?なになに、ワシの授業そんなにつまらなかった?!」
「トイレじゃねーすか?」
「いつつつ、急に叫びやがって・・・」
そんな俺が頭を打って痛み苦しんでるのをみた春ちゃんが声かけてきた
「ヒー君、大丈夫?」
「軽く頭を打っただけや・・・・にしてもあいつ急に叫んでどうした?」
「さぁ?保健室いかなくって大丈夫?」
「これくらいは問題ないよ・・・。とりあえずは・・・骨川先生、授業の続きをお願いします。どうせ、あとから戻ってくると思いますので」
「そ、そうか」
あいつが急に叫んで追いかけたのはもしかったら朝いっていた不審者?まぁそんなわけないよな・・・・・。あいつすぐに戻ってくるだろと思っていた自分でしたが・・・
「まだ戻ってこない・・・」
俺はいつまでたっても戻ってこないリトに不審に思い、猿と一緒にリトを探していた。ってか、教師達に頼まれて探していた
「猿、あいつどこ行ったと思う?」
「猿っていうな!・・・あいつのことだから屋上で何かしてるとか?」
「何かって何だ?」
「何ってそりゃあおまえ・・・って言わせるなよ」
俺と猿はもしかったら屋上で昼寝してるのではと思い、上へ上がるとなにか異常な盛り上がりが聞こえて聞き耳をたてていた
「フフ・・・プールで泳ぐララのマル秘映像楽しみだぜ」
「「「「おおおお!さすが先輩!!女子更衣室ではなく、水中でカメラを仕掛ける辺りアニマック!!」」」」
「「(!?)」」
いまこいつら、プールでカメラを仕掛けている?つまり盗撮してると言うことかよ!?
「(猿、俺あの不審者を殴るからお前は教師に盗撮行為があったと告げろ)」
「(覗きをするならまだしも盗撮は・・・犯罪だから止めるか。協力するぜ!)」
「(そうやな・・・っていやいや、覗きも犯罪だからな!?)」
俺は猿と小さい声でそんなやり取りをしながらもとりあえずは二人で不審者を押さえるとするのを決めて、ドアを開けた
「おいこら!!何してるんや!」
「「「「!?」」」」
「どこのどいつかしらないがなんのようだ?盗撮の写真なら5万で売るぞ?」
「断る!!盗撮ではなく本人の許可ある写真なら買うけども!」
「「「「断るの即答!?でもどっちだよ!?」」」」
俺は群がっているこいつらを押し退けてサングラスかけている奴に問い詰めていた。猿も一緒に近づいて怒ってくれた
「飛斗だけではないぞ。俺も先輩に言いたいことがある!先輩とやら大体盗撮とか犯罪だろ!覗きはまだセーフなのに!」
「「「「いや、覗きは犯罪だから!?」」」」
「いや!?お前らも盗撮荷担してるから同罪だろ!?とにかく、サングラス先輩とやら、俺達はこのバカな行為止める!」
俺はサングラス先輩を捕まえようとするとサングラス先輩の後ろになにか飛んでるの見えた
ーーどけどけー!!
「え?!おわぁぁぁぁあ!!!!」
「あーーーー!」
「ごぶっー?!」
「「「先輩ーー!?そして名もない後輩が飛ばされた~!?!よくわからない後輩が何かに衝突したぁぁあ!?」」」
俺と謎の不審者サングラス先輩はどこか見覚えのあるやつと衝突して飛ばされた!俺の方は水面の方に思いきり直撃して、サングラス先輩がプール側じゃない方に落ちた
ドバァァァン!!
「うわなに!?!」
「上から人が水面に思いきり落ちた!?」
「ってあれ・・・?あれ水面落ちたの・・・夛田じゃない?」
「ぶはーーっ!!」
俺は水面から思いきり叩きつけられていたい体を我慢しながらある方向に指差した
「夛田、何で空から?」
「わからん!とりあえずはそいつから離れろ」
「そいつ?」
女子全員は俺の指差した方向に見ると、そこにいたのは野球部の弄光って言う先輩だった。犯人はあの人だったのか・・
「そいつが女子の盗撮していたのを問い詰めたんだよ!」
「またまたー、そんなわけ・・・え?」
俺の言葉に一人の女子が否定すると弄光の懐か女子の盗撮がいっぱい出てきた
「なにこれ!?女子の盗撮がいっぱい!!」
「あら・・・・いやいや俺ではなくこいつがやっているかもしれないだろ!?」
「(あ!?こいつ俺に責任擦り付けた!?俺無罪なのに!?)」
「み、皆まって!」
俺が女子に睨まれていると春ちゃんがみんなを呼び掛けた
「ヒー君・・・夛田くんはそんなことしないと思うよ!」
「うーん・・・でも」
「それに、その人から懐にそんなのが出ていたらどっちの方が信用性高い?」
「・・・・よく考えたら夛田ってそんなことできるわけないか!」
「ということは・・・」
俺を責任擦り付けようとした弄光さんはこっそりと逃げようとしたところ一人の女子に捕まった
「あら?もしかって・・・」
「どーこーに・・・逃げようとしてるのかしら?この・・・」
「「「「女の敵ーー!!!」」」」
「ぎゃぁぁぁぁぁ!?」
弄光は女子に思いきり制裁を加えられていて二週間の停学処分をうけた。尚、俺はリトと猿のお陰で停学処分は下されなかったものの全身痛くその日の授業とかはあまり頭入らなかった・・・
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ドキドキ湯けむり旅情
俺達は現在大型バスをのって有るところへと向かっていた。皆、皆この日を楽しみにしていたからいつも以上に楽しそうに笑いたっていた
「いやー、一時期台風でどうなるかと思ったよな」
猿が安心したように笑っていて、俺も同感だと笑っていた。実は今日は本来台風直撃になって中止になりかねないとなっていたがなんの因果か台風が直撃するのを逸れてしまい、こうして晴れて臨海へと行けることになった
「臨海かー、なんかいいよな!高校生活らしく!」
「まぁな。猿も俺も今日は楽しみにしていたし、いいよな!」
「おう、リトも楽しみだろ!ってリト?なんで台風の話題になると目をそらすんだ?」
「あ、嫌なんでもない・・・」
リトは目をそらしていたがまさかと思うが台風のそれたのはララさんがなにかしたのか?っとまぁ、いくら前世の記憶があってももう遠い昔でここ最近は色々と思い出せなくなってるが、二回目の人生は楽しく過ごさせている
「ってか、こういってはあれなんだがお前大丈夫なのかよ?」
「なにがだ?」
「ほら、海だからはだかになるだろ?女子と話す免疫力がないお前がもし・・・血まみれに倒れていたら俺はお前を鮫の餌にするか猿と共に海に流すかだな」
「こわいよ!?俺が死ぬよ!!」
「ってなんで俺もだよ!!」
「ははは!冗談だ・・一割はな」
「「こいつ・・・・本気だな!?」」
俺とリトがそんなやり取りしてると、猿がリトにお菓子をあげていた
「おらよ、リト、飛斗」
「お、サンキュー」
「ありがとうな。それよりも今回の臨海では場所がどこだった?」
「あーお前そういえばこの間休んでいたんだったな」
そうこの間の全身打撲に近い痛みで俺は思わず動けずその日休むことを断念した。ちなみにリトと猿と俺は同じ部屋だ
「今年の臨海学校での場所はな・・・ーーだよ」
「・・・・まじで?」
「飛斗なんかひきつっていないか?」
「あ、いやなんでもないんやで?な?」
「「明らかに何かあったよな!?そのへんな顔!」」
「気のせいや!!」
俺は今からいく臨海学校の場所は実は心当たりがあると言うより・・・昔行った事があるところだった
そういう話してる間にも目的の旅館につき、俺達は忘れ物ないように荷物をもって校長を先頭に旅館へと入った。出迎えてくれたのは美人女将の高美さんだった
「彩南高校の皆様、遠い所よくぞいらしゃいました~」
「おぉ、美人女将だ!」
「高美ちゃん~!会いたかったよぉぉ~!!」
「・・・・ふん!」
この旅館の女将でもある高美さんが出てきて猿達は興奮していた。そんな高美さんを見た校長は駆け寄るも高美さんは冷静に校長を見るなり一撃顔面に綺麗に殴っていた。そんな殴られた校長は興奮していた
「あ、相変わらずつれないな~、高美ちゃん・・・」
「こちらが大広間ですー」
女将の高見さんは校長を無視して俺たちの方に大広間の案内してくれた。大広間につき、俺達は座り、校長が挨拶していた
「えー、今日から三日間の臨海学校!皆自然と大いにふれあって楽しい思い出を作ってください!」
「(お!珍しくまともに話してる!?)」
「というわけで今夜は早速!恒例の肝試しをしまーーす!お楽しみに!!ねー、高美ちゃん!」
「ふん」
校長が女将の高美さんに抱きつこうとしていたが見事にアッパーで校長をノックダウンさせた。そんな、俺らは・・・
「なぁ、もしかってこの臨海学校の計画ってあの女将に会いたくって企画したのではないか?」
「・・・・ありえるな」
「あの校長ならやりかねないな・・・・」
俺達はその光景を見て呆れていた。さてさて、この三日間の臨海学校はどんな三日間になるか楽しみだな
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ドキドキ湯けむり旅情 ②
俺達は肝試しまでまだ時間があるの分かってるから部屋でだらだらしていた。こんなだらだら出来るのは久しぶりというか何て言うか……、この旅館に来ると思わなかったな・・・
「なぁ、飛斗。お前さっきから様子おかしくねぇか?」
「そうか?」
「気のせいだろ?飛斗はどうせ、女の子ができなくって落ち込んでるのだろ?」
「ほう・・・?」
猿はリトに笑いかけながら俺を挑発していたので、挑発された俺は猿の言葉に少しスイッチ入って、猿を挑発した
「それを言うならお前も女できないのによく言えたな?猿」
「!?今なんていった・・・・」
「猿っていったんだよ。猿はバナナ食って恋するのを待つんだな」
「ほほぅ、それはそれはご丁寧に・・・幼馴染みの西連寺春菜以外に女子のから見たことがないのだけどもしかってお前枯れてるのかな」
「枯れてるとは?そいつは聞き捨てにならない~!」
「お、おい!?おちつけ!?」
リトが俺たちの間に入って止めようとしてるが俺と猿はお互いの胸ぐらを掴んでののしあっていた
「いやー、まさか猿の癖に女の心を言われると思わなかったわ・・・俺より学力低いのに」
「いやーこちらもお前に恋のことを言われると思わなかったわ・・・飛斗は俺より小さいのにな」
「「・・・・・やんのかこらぁ!?」」
俺と猿はお互いに胸ぐらつかみながら怒りあっていた
「大体!俺より身長一センチしかかわらないだろうが!?この点数低い野郎!」
「それを言うならお前も俺より点数の差があるわけじゃないだろ!俺より身長低い癖に!!」
「「ぬぬっ・・・・」」
「・・・・お互いに傷ついて泣くならはじめから悪口言わない方がいいのに・・・」
俺と猿はお互いに涙目になりリトは呆れていた。まぁ、確かに傷つくならやらない方がいいのに・・・やってしまうんだよな
「「っち、今日はこれくらいにしといたるわ」」
俺と猿がこれ以上の不毛な争いは辞めようとしてそういうとリトを含めて部屋にいた男子が全員ずっこけた
「まぁいいや。時間あるなら俺は今から散歩いくがお前らは?」
「俺達はお風呂にいくよ。ってか、飛斗は散歩行くってそんな時間かかるのか?」
「まぁそんなに時間かかるわけないし、大丈夫だよ。あんまり覗きとかするなよー」
おれはそういいながら部屋を出ていった。どうせ、猿が覗きとかするで、リトが巻き込まれる落ちだな。こういうときは俺は巻き込まれたくないし、ゆっくりと休むとするかな
「ん?」
俺は外に出て少し先にある砂浜に歩いてると一人の女性が座り込んでいた。帽子被っていてサングラスしてるから誰かわからないが・・・
「?」
「あ、どうも。決して怪しいものではないのですので……不愉快な視線でしたらすいません」
俺は向こうに気づかれたので一応挨拶した。向こうの女性はクスッと笑いながら座ると聞いてきた
「ふふ、大丈夫だよ。ねぇ、良かったらお隣座っていいよ?一人は少し退屈だし、お話ししたいの」
「あ、じゃあ・・・失礼します」
「君はここでは見たことない子だけど・・・?」
「あ、自分はその・・・学校の行事でここに来たのです。今は自由時間だからここを散歩していたので・・・」
「そうなんだ。私はここの地元の子ではないのだけど、いつも気分転換に来るときがあるの」
「そうなんですか・・・。お一人の時間じゃましてすいません」
「うぅん!じゃあ私は動くね」
女性は体についていた砂浜を払い落として、俺が来た道とは別の方向へと歩いた。あの人は誰か知らないけど・・・なんかまた会いそうな気がする
俺はそう思いながら旅館のほうへと戻ると、高美さんがいた。女将なのに忙しさを見せないのはすごいよな~
「あ」
高美さんはそんな俺を気づいて声かけてきた。そうものすごくいい顔でそれはそれは見事な笑顔でした
「丁度よかったわ。キチンと挨拶したかったわ飛斗君」
「ど、どうもおひさしぶりです……高美さん」
「うふふふ、なに緊張してるのかしら?こんなに綺麗な働くお姉さんを見惚れていたのかしら?」
「いえ、どちらかというと高美さんは早く彼氏をつくったらよろしいかと思ってーぐふぅ!?」
俺が軽く否定すると高美さんの見事な正拳が俺のみぞおちにはいった。こ、この痛みは何年たっても慣れない
「ふふふ、なにかいったかしら?飛斗君」
「す、すいません・・・」
「お姉さんをあまり怒らせないことよ」
「はい・・・高美お姉さん」
「宜しい」
ここで皆は俺と高美さんの関係が気になるだろうから説明する。俺と高美さんは親戚で、俺が一時期この旅館でしごかれたこともある・・・
因みに秋穂さんよりは年齢は上だ
「飛斗君、まだお姉さんの拳受けたいのかしら?なにか女性に大して失礼なこと考えてなかったかしら?」
「滅相もございません」
「はぁ・・・この三日間はリラックスしなさい。で、また時間あるなら料理手伝いなさい」
「え、俺学生なのですが・・・」
「ふふ、時間あるでしょ・・・ね?別に誰かに話しても良いのよ~?例えば幼い頃のーー」
「手伝わせていただきますので俺の黒歴史の事を話さないでください」
この瞬間俺がとる選択は高美お姉さんに言うこと従うしかなかった。その結果、小一時間料理を手伝っていたのはここだけの話だ・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!こうちょくちょくオリジナルな話もありますが暖かい目でみていただければ幸いです!
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運命の肝試し
俺が部屋に戻るとリトを含む男子全員画なんか疲れた顔をしていた。リト達は俺の顔を見るなり驚いていた
「飛斗!?ど、どうしたんだよ!?その疲れた顔は!」
「なにか見たのか!?」
「なにも見てないし、なにも起きてない。強いて言うなら、怒らせてはいけない人が改めているとわかった話や」
「「「???」」」
「俺の事はどうでもいいけど、そんなことよりもお前達は何があったんや?」
俺がその質問するとリト達は下を向いていて震えていた。それを察するにもしかったら女子に制裁食らったのか?
「俺たちが女子覗こうとしたら校長がーー」
「OK。わかった」
「「「わかんのかよ!?」」」
「悲しいかな校長だぞ?」
「あー」
俺の言葉に皆は納得した。あの校長と言えばわかってしまう自分達が嫌になるな・・・。そんなこんなで俺達は夜を迎えていた。まさか本当に肝試しをするとはな・・・
「さて、これから肝試しを始めまーす!各クラスそれぞれでくじ引きを引いて同じ番号同士がペアになってもらいまーす!」
校長先生がボロボロになりながら盛り上げていたが、リトはなんか真面目な顔で決意していた。いったい何があったんだ??
「リト?」
「春菜ちゃんと必ずーーー俺がーー俺が」
「(こわっ!?いったい何を悲壮に決意示してるねん!?)」
リトは目の前のある箱を思いきりなにか祈るように中のつかんだ紙を高くあげていた。あいつは番号を見ると、固まっていたがなにかあった?
「リト悪いが次俺だ。あとをつかえてるから」
「おう・・・」
リトはなにかがっかりするように歩いていき俺はなんでそんなに落ち込んでいるのかわからずくじ引きを引くと・・・
「5番か・・俺のペア相手はというと・・・」
「ひ、ヒー君?」
「・・・・え?」
俺は声した方向に振り向くと俺の相手は春ちゃんだった。そして後ろではリトがものすごくにらんでいたがすまん、番号を変えることはさすがにできない
「春ちゃんとペアか。よろしく」
「う、うん。ヒー君なら大丈夫・・・よね?」
春ちゃんの言葉に俺は疑問に思いながらもとりあえず知り合いとペアってのも変な感じたな
「サルは?」
「俺は四番で相手が・・・」
「私だよ。こうして話すのははじめてかな?」
「たしか、名前は・・・」
「新井紗弥香。よろしく」
強気に腕を組んでいて警戒を露にしていた。なんか、猿は猿でまさかの相手が新井ってのはなんかなー
「ま、肝試しなんてそんなに怖くはないと思うよねー」
「そうそう」
「じゃあ、俺たちの出番だからあとでなー」
俺と猿達は別れて、猿達は先の方向へと歩いた。そして、俺と春ちゃんは猿がいってから数分後にスタートした
「春ちゃん大丈夫だよ」
「う、うん」
俺は春ちゃんを安心させるように歩いていた。たしか俺の記憶が正しければ春ちゃんはホラーは無理だったよな?
「春ちゃん大丈夫?」
「だ、だ、だ大丈夫だよ?」
「(あ、これは大丈夫じゃないな?仕方がない)春ちゃんさ、昔のことをおぼえてる?」
「え?」
俺が春ちゃんに安心させるように昔話をすると春ちゃんが驚くように見ていた
「昔さ、俺が一時的にすごい落ち込んでいたとき秋穂さんや春ちゃんにも心配かけたときあったでしょ?」
「うん・・・たしか怪我の時だったよね?」
「そ。怪我事態は大きく落ち込んだ訳じゃないけど・・・それでも俺があまり元気出てなくって二人に励ましてもらったの覚えてるよ」
そう、昔俺は色々な事情で落ち込んでいたとき本当に秋穂さんと春ちゃんにはお世話になった。そして、そのあとに高美お姉さんにしごかれたときは・・・
「ヒー君顔真っ青になってるけど大丈夫?」
「い、いやなんでもないや。それよりも「いやーーーー!」・・・・」
突然俺より前行っていた人達が大慌てで引き返していた。そのなかには猿と新井さんと一緒に逃げていた
「猿!?」
「やばいやばい!!!」
猿はものすごい勢いで俺の事を引き留めず走り去り、俺はあの二人を見送るしかなかった。そして、俺は春ちゃんの様子が心配になり振り向くと・・・
「あれ?!春ちゃんがいない!?!」
いつの間にか春ちゃんが俺のそばから離れてどこかにいった。まさか、先にいったのか!?それともはぐれた!?
「飛斗ー!!」
「ん、リト!?」
俺は声かけてきた方向に振り向くとリトが走りながら俺を声かけてきた
「お前ペアは!?」
「いつの間にかはぐれてしまった。リトは?」
「ララなんだけどあいついつの間にか消えた!!」
き・・・消えた!?
俺はこのときとてつもない寒気がした・・・先までいた友人がいなくなるなんて言う話は・・・実際にあるらしいから・・・
と、とにかく先に春ちゃんを探さないと!そう思いリトと共に探すことを決めた。リトと合流して俺は春ちゃんがどこにいったのか探していた。まさかあの短時間で春ちゃんがいなくなると思わなかった
「リト、ララさんは?」
「ララは勝手にはぐれた!ってか、あいつ絶対に先いってるだろ!」
「そんなこと言ってる場合か!まずは春ちゃんがどこにいるか・・・」
俺は先にあるくと近くの草むしりががさがさとなりリトが慎重にその音のほうにいくとはぐれた春ちゃんがいた
「春ちゃん!?」
「さ、西連寺だいじょーーー」
「お!?」
俺は目の前の光景を見てビックリした。春ちゃんがリトに抱きついていたのだ。これはもしかってカップル誕生する日もそう遠くない?
そう思ってるとリトがなにか踏んだみたいで俺は春ちゃんのほうにみると・・・
「あ・・・ぁぁぁ」
「(嫌な予感がする・・・)」
「いやぁぁぁぁ!!!!」
「ごふ!?!なんでさぁぁぁぁぁ!?」
「飛斗ぉぉぉおぉ!?」
俺は春ちゃんが叫びながらリトを引っ張り振り回していた。そんな行動を予想してなかった俺はまさかの春ちゃんからの攻撃で吹っ飛ばされた。幼馴染みながら・・・春ちゃんがホラー系弱いのがはじめて知ったよ・・・・
暫くして春ちゃんは落ち着いたが、まさかお化け仕掛ける二人が春ちゃんのスイングで空中に舞っていたリトによって直撃するとは・・・
「ご、ごめんね。ヒー君と結城君。私怖くなると訳わからなくなって・・・」
「い・・・いや大丈夫・・・(鳩尾が本当はいたいけどそれは言わなくって言いよな……)」
「そうだよ。俺はまだ大丈夫だよ」
「そっか・・。でも結城君はララさんとペアのはずだけど・・?」
「あぁ、ララにほったらかしされたんだ」
「・・・・ん?」
俺は足音とする方向をしたの見るとお化け仕掛けていた人達が全力で逃げていた
「ひぃぃぃ!!ででたぁぁーーー!!」
「でた???」
「な・・・?!」
「あ、リトと春菜と飛斗だー」
俺は声した方向に振り向くとララさんがいたが後ろにはなにかいる!!
「わ~リトもお化けのメイクしたの!すごくリアルだよー!」
「ララ・・う・・後ろにいる人たちは?」
「あーこれ?立体映像でお化けを出したの。リトパパの絵でおいてたのを参考にね・・・あれ?どうしたの春菜。真っ青だよ?」
あ・・・この展開はヤバイ!!とおもい、春ちゃんの方をみると春ちゃんは完全に真っ青になり………
「ーーー!?!」
「い!?!」
春ちゃんは声にならない叫びでリトを思いきり投げたが、立体映像のため直撃せずすり抜けてララさんの機械に直撃した
「あーーーっ、でるでるビジョン君がぁぁ!」
それが電気が走り嫌な予感しているとリトはララさんと春ちゃんを抱え込んでいた。俺は何が起こるかわからないが離れよとしたタイミングに爆発が起きた
「なんでさぁぁぁぁぁ!?」
本日2度目の俺の叫びと共に爆発によって吹っ飛んだ・・・
肝試しなんて・・・当分いいわ・・・
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渚の愛の物語
昨日の肝試しを終えて俺達は砂浜に歩いていた。まぁ、今日は臨海学校ってのもあるけど海を自由に泳いでいいとは気前がいいな
「なんか、臨海学校なのに・・・遊んでばかりでいる気が・・」
「いやいや、リトよ……。そんなの気にしても仕方がないだろ。こういう時間は楽しまないと損だぜ」
「そーだぜ。珍しく飛斗と同じ意見だな」
「そうは言うけどな・・・」
リトが俺と猿のことばになにか言おうとするとララさんがリトを呼び掛けた
「リトー猿山、飛斗こっちおいでよー」
「ん?ごふ!?!」
リトは呼ばれた方向に振り向くと春ちゃんとララさんが自前の水着姿で顔真っ赤にしていた
「っっ(ララと春菜ちゃんの水着姿直視できない!)」
「なんでこいつはこんなに初なのか俺にはわからんわ」
「今日はとことん珍しく気が合うな。飛斗と同じくこいつはなんで免疫力がないのか疑問だわ。そして妬ましいわ」
俺と猿がリトの純粋なうぶに首捻りながら呆れていた。本当に何がどうなってこんなうぶな反応に育ったんだ??
「アカン!?」
「うぉ、いきなり声出してどうしたんだよ!?」
「俺は高美さんに頼まれていたことしないとダメだ」
「高美さんって・・・あの美女女将の?なんでお前が頼まれてるんだよ」
「高美さんは俺と親戚でな・・・頼まれてるのは魚釣りだよ。魚釣り」
俺がそういうと高美さんに渡されていた釣りの道具を取り出そうとしていたら猿が俺の頭を殴ってきた
「いだ!?」
「お前ぇ・・・!!あんな美女女将と親戚とかふざけるなぁぁ!」
「はぁ!?いきなり俺の頭を殴った理由がそれか!?年中発病してるのか!?」
「なんだと!?お前こそ年中女がおらず寂しいやつなんだろ!」
「ふざけるな!だからお前は永遠のサブキャラみたいな立ち位置なんだよ!」
「永遠のサブキャラとかいうなぁあぁぁぁぁ!!!」
「きゃぁぁぁ!!水着泥棒よ!!」
「「んん?」」
俺と猿が恒例の取っ組み合いをしょうとすると、女子が叫んでいた。そんな声に俺と猿が取っ組み合いをやめて行動を止めると・・・
「あぶないララさん!」
「「!?」」
「どうした!ララ!西連寺」
「こ・・こないで!!」
春ちゃんの叫びに俺達は振り向くと、リトが慌てて駆け寄ろうとすると、春ちゃんは慌てて海に沈んで叫ぶと、さすがのリトも察したみたいだ。とりあえずはこの状況はあれなので・・・
「リト!春ちゃんに俺のパーカーを着させろ」
俺はリトに来ていたパーカーを渡した。猿はそれをみて慌てて止めていた
「お、おいおい、お前の体は傷が他の人に見られるの嫌だろ・・・?」
「緊急事態だから気にするな。それに傷なんて小さくなってるから問題ない。それよりも、まずは服着させるのが第一優先だろ」
「う、うん。ありがとう………」
俺がそういうと猿とリトと春ちゃんは微妙な顔になりながらも陸に上がった。陸に上がると水着を盗まれた女子はすぐに着替えていて、春ちゃんも着替えたあとに俺の着ていたパーカーを返してくれた。その後女子は物凄い怒りで犯人を探しにいき、俺と猿は海にまだ潜んでいる可能性があると思い泳いでいた
「なぁ、飛斗。犯人が海いるとは限らないのになんで行くんだ?」
「念のためだ。リト達も別のほうにいるがこちらに犯人潜んでる場合があるからな。それに陸のほうは女子が大勢いるしそんな人数割けない方がいい」
「なるほど・・・。ところで、なんか向こうからすごい勢いが来てないか?」
「は?」
すごい勢いでこっちに来ている???俺達はそれをみると何かがララさんと一緒に来ていた。俺はよく見ると・・
「い、イルカ!?!」
「やばい!!止めるぞ!!」
「まて!?飛斗!」
「なんだよ!」
俺は猿がなぜいきなり止めたのかわからず聞き返すと、猿が思い出したようにいった
「たしかイルカって・・・肉食じゃなかったって?」
「・・・・え?それじゃあ食われる可能性がある・・・?」
「逃げるぞぉお!!」
「ぉぉお!?!!」
俺と猿はララさんを止める前に食われるのは避けないといけないと思い全力で泳いだ・・・・泳いで泳いで逃げた先に上がり込んだ
「はぁはぁはぁ・・・」
「き、きついぜ・・・」
俺達はどこかの陸に上がるとまだあのイルカがうろうろしていたが、リトとララさんがいつの間にか合流してた
「ん?な、飛斗・・・崖の近くにイルカいないか?」
「イルカ・・・?あれはでかいから親イルカか?」
俺がそういうとリトとララは親イルカを押し出してその親イルカは海へと流れていった。どうやらなんとかうまくいったみたいだな…
「よし・・とりあえずは泳いで帰るか」
「だな。オーイ、リトとララちゃーん」
俺と猿はリト達と合流して変えることを決めた。後にリトから聞くと水着の真の犯人はイルカだと言うのが驚くのと同時に冤罪でしばかれた校長はドンマイとしか言いようがないが・・・まぁ、普段の行いが悪いから仕方がないよね!?
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!!!
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夜のお風呂
俺達は部屋でぐったりしながら、倒れていた。まさか、イルカが盗んでいた水着は別のところにありそれを発見した校長は興奮していたが女子に見つかり制裁を食らったらしい
「あー、結局何だかんだで校長に振り回されただけの臨海学校だったなー」
「だよなー。って、飛斗どこに行くんだ?」
「お風呂だよ」
「え?!でもこの時間は不味いだろ?あと一時間で寝る時間だろ?」
「軽く温もるだけだから大丈夫だよ。あと、くれぐれもバカな行動して怒られるなよ」
「「「「いやお前に言われたくない。こんな時間にお風呂いくお前に」」」」
俺がそういうと部屋の仲間全員に言われた。仲間が俺に冷たいから俺は寂しくお風呂にいくぜ・・・・男はクールに入る
俺が男湯にいくと、誰もおらず服を脱ぎ温泉へと入った。まずは冷たい水を俺の体を思いきり濡らしてからお湯で体や頭を濡らしてから頭を洗い、そして体を洗いお風呂へと入った
「ふぅぅぅ・・・・」
俺は染みる体を我慢しながらもいいお湯に声出してしまった。奇跡的に生徒指導の先生にも遭遇しなかった。あいつはまだ時間あるのに絶対に文句言うのよなー
「自由時間ならお風呂入るのも自由時間だろうが~・・・」
「大変だな。少年は」
「そうだよなー・・・ん?」
俺は違和感を感じて、横を振り向くとそこにはリトの父親のアシスタントになったララさんの親衛隊の隊長でもあるザスティン
「って、あんたなんでここにいるんだ!?リトの親父さんのところで働いてるのでは!?」
「ん、あぁ。失礼、ララ様に少し頼まれたものをお渡しするものがあってな・・・それのついででお風呂に入らしていただいてる。仕事は一応終わってな・・・なかなか漫画とやら奥深いな」
「いや、もう突っ込まないわ・・・。んで、ララさんが頼んだものってのは?」
「本当なら向こうで渡してもよかったが、私は才培先生のアシスタントをやっているからな」
この人本当は親衛隊という職業なのにこんなことをさせていいのか俺は疑問だがこの際に聞いておきたいことがある
「な、あんたに聞きたいけどさいいか?」
「なんだ?答えれる範囲ならいいぞ」
「そんな大したことじゃないけど、リトはララさんの婚約者候補になっているのだろ?この間のギ・ブリーのことはきいてる?」
「あぁ、その件は聞いていた。いくら、ララ様の婚約者候補とはいえ、すまなかった。地球人も巻き込まれたときいてな」
「謝ってほしい訳ではない。ただ、今回のことがあるから俺はお願いがある」
「お願いだと?」
俺の言葉に向こうは怪訝な顔で俺の方を見ていた。俺はきちんとした理由をはなした
「簡単な話だ。格闘用の手袋を作ってほしい」
「なんだと?」
「本音を言えば刀でもいいが、俺たちの星では・・・いや、日本では銃刀違法になるからダメなんだ。だから頑丈な手袋を用意してほしい」
「ふむ・・・本来ならダメだが王やララ様に掛け合ってみよう。だが、なぜそれを欲する」
「簡単な話だ。リトや幼馴染みが何かあったときに守れるのは俺だけだ。いくら、貴方でもララさんや多くの人をまもりきるにはきつい。それに・・・」
俺はゆっくりと立ち上がるとザスティンも立ち上がり俺を見つめていた
「これからもリトを狙うやつが弱いやつとは限らない上に周りを巻き込む相手に我慢はしたくないんだよ」
「・・・わかった。お前の覚悟しかと受け止めた」い
「じゃあ、上がるよ。因みにララさんは?何を頼んでいたんだ?」
「・・・聞かない方が身のためだと思われる。特にララ様の実験されたくなければ」
ザスティンがものすごく暗い顔で悲痛を漂わせていた。本当にいったい何があったのか知りたいが、ここを触れるのはこくだろう。俺とザスティンは別れて俺は部屋に戻ろうとすると、別の人が声かけてきた
「こら、こんな時間にうろついていたら先生に怒られるわよ、飛斗君」
俺を声かけてきたのは親戚の高美さんだった。お仕事が終わったのかお風呂にはいててスッキリした顔だった
「高美さん、お仕事お疲れさまです」
「クスッ。そういうときは気楽にお姉ちゃんーって甘えたらいいのよ?昔みたいに抱き締めるから」
「いやそれやったら俺がクラスに殺されるよ。主に男子に」
「あらあら、楽しく過ごしてるのね」
高美姉さんが口元を押さえながら楽しそうに笑っていた。俺も完全に気を緩み、少しだけの時間を話し合っていた
「また今年も料理手伝いに来てくれる?料理長がまた教えたがっているわよ」
「時間ができたらまた学ばしてもらうよ。それにしても、肝試し楽しんでいたでしょ?」
「ええ!それはもう若い子が慌てる姿見るの・・・堪らないわ~」
「(相変わらずドSな姉で・・早くこの人に彼氏をー)っ!?」
俺の顔面すれすれに高美姉さんの拳がかすっていた。俺は恐る恐る向くと高美姉さんはニコッと笑っていたが目は笑っていない!
「ごめんなさい!」
俺がとる選択は謝ることしかない。俺ってもしかったら年上の女性には永遠に勝てる気がしないのだけど・・・気のせいやんな?
「じゃあ、そろそろ部屋に戻るよ」
「えぇ。明日で帰るのは寂しいけどまた来てね」
「うん、今度はプライベートでね。おやすみなさい、高美お姉ちゃん」
高美お姉ちゃんに寝る挨拶をして俺は自分の部屋へと戻った
「ふふ、相変わらずかわいい従兄弟ね。今度失礼な発言したらどうしましょうかねー♪」
俺は高美お姉ちゃんがそんな発言知らないで部屋に戻ると誰もいなかった。そんなおれは窓際に座り込み外の景色を見ていた
「・・・・あいつらが笑えるなら俺はどんな大馬鹿でもなってやるさ。アホなりに足掻いてアホなりにあのリトや猿のハッピーエンドを協力したるか」
リトも猿も俺にとっては大切な親友で、あいつらを付き合ってくれるいい人達のためにも俺は協力するとするか。前世の記憶があっても今の俺は今のためでしか生きてない・・・
にしても・・
「猿にも恋が来るのか??そうなったら少し腹たつたな」
こうしておれたちの二泊三日の臨海学校は終わった・・・。リトがなにか遠い目になっていたが触れないでおこう
ちょこちょこオリジナルも入れますが暖かい目で見守っていただければ……!これからもよろしくお願いします!!
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嵐を呼ぶ転校生
臨海学校も終わり、俺達はいつもの日常へと戻ったが俺は教室で猿と喋っていた。因みにリトは今ララさんと話してる
「なんか久々に学校の制服着たような気がするやんな?」
「あー、確かにな。にしてもお前は臨海学校の最終日の夜はまさか生徒指導に追いかけられていたとはな」
「あー流石にやばかったぜ。なんとか逃げ切れたけど怖かった。お前は温泉いくときばれなかったのかの?」
「まぁ、なんでか知らないが、すれ違わなかったんや」
そう本当に奇跡的にばれずに戻れるのはよくよく考えたら何てラッキーな話だというのだろう
「ってか、飛斗。お前は夏休み連絡がつかなかったが何かあったのか?」
「・・・夏休みにな、海外いる親がいきなり帰ってきたと思ったら問答無用で仕事付き合わされた。料理やら何やらなにやら・・ふ、今年の夏は穏やかに過ごせなかったからな……おまけにこの間の臨海学校のところでも手伝いあったよ」
「いやまて!?お前の夏にいったいなにがあった!?それでよく宿題終わらせたな!」
「・・・色々と頑張ったよ。お陰で寝不足だ」
「お、おぉ・・・なんかお疲れさま」
「おう・・・猿の優しさが今本当に助かる・・」
本当にこの夏休みは俺の夏休みというのが存在してなかったし、海外であちらこちら振り回されて親戚にも振り回されて気がつけば終わりを迎えていた・・・
「来年こそ穏やかな夏休みを・・・!」
「本当に切実な悲しさを漂ってるな・・・」
「(秋穂さんにも埋め合わせしないとな。わざわざ夏祭り誘っていただいたのに予定があっていけなかったと・・相手に失礼なことした!!)」
俺が落ち込んでストレスがたまってると丁度、担任の骨川先生が入ってきた。先生が挨拶と同時に大事な話があるとつげた
「えー、転校生が来たので紹介します。レン・エルシ・ジュエリア君です。仲良くするように」
「きゃーー美形!」
転校生?この間ララさんが入ったのに?これでまた宇宙人関係なら警戒しないとな・・・なんてそんなわけ・・・
「やっと見つけたよ。僕の花嫁」
あるんかい!!?しかも今度のはイケメン系でのララさんの婚約者!?リトの方を見るとあいつはあいつで状況ついていけず混乱していた。そしてその転校生が色々と口説いていたが・・・
「えーと貴方誰・・・?」
「・・ま・・まぁいいさ・・。こんなことじゃ僕はへこたれないよ・・・何故なら男だからね。それよりもララちゃん聞いたよ。なんでも悪い男にだまされてるらしいじゃないか」
「(なんかめんどくさいなー。リトのやつはまだ混乱してる猿も猿で固まってる)」
「そう!君のことだよ結城リト!」
レン・エルシ・ジュエリアはその名前と同時に指差したのは・・・
「へ?わし?違うけど・・・」
骨川先生だった。どう考えてその思考になった!?
「失敬、じゃあ君だ!!」
「おれ?そうそう俺が結城リト・・・なわけあるかい!!」
「いた!?」
「俺は夛田飛斗だ。事前に名前知ってるならきちんと相手をさがせ!あと人に向かって指差してはいけません!」
「いたた・・失敬、因みにそれはどこから取り出したんだい?」
「企業秘密や。これは誰でもできる訳じゃないからな?あと、ノリツッコミってのはしてくれる人としてくれない人がいるから何でもかんでもノリツッコミしてくれる人がいると思うなよ……悲しくなってきた」
「「「「なんか愚痴ってる!?そして細かい!」」」」
レン・エルシ・ジュエリアが俺のほうに指差していたが、俺は思わずノリツッコミしてしまいハリ○ンで頭をはたいた
「ごほん・・・結城リト!ボクとララちゃんがどれ程の関係にあるか君に教えよう。見るがいい・・・これを!!」
「あー!これ小さい頃の私だ~!」
「もう一人いるのがお前?何で女の子の格好てるんだ?」
「あー思い出した泣き虫のレンちゃんか!」
「思い出してくれたねララちゃん」
レン・エルシ・ジュエリアはララさんが思い出したというと同時に昔を思い出していた。俺はとりあえずは興味なかったから骨川先生のほうにいき、少し落ち込んでいたので慰めていた
「先生、先生。そう落ち込まないでください」
「なんか・・・ワシはスルーされやすいのかのぉ」
とりあえずはレン・エルシ・ジュエリアが周りかきみだしたこととこのわけわからない時間に俺は頭を痛めた
「本当に・・ララさんが来てからトラブルらしいトラブル多いな・・・」
「あの・・・そろそろ授業始めたいのじゃが・・・」
「どーぞ!結城リト・・・ボクの方が君より優れてると教えてあげよう」
なんか、色々な意味でめんどくさい・・・。結局その日の授業はレンとやらが何でもかんでリトより先にと答えとか競争とかしてたが、俺からしたらアピールしても振り向いてくれると思わない・・・
そして、夜になり俺は現在正座してます。いったいどこで正座してるかだって?それはね・・・
「ヒー君ったら、こんなかわいいお姉さんの誘いをスルーするなんてひどいなー」
秋穂さんがにこにこと笑いながらあっけらかんと俺に話してるが俺は申し訳なさが一杯だ。幼馴染みの姉の誘いをスルーして怒られてる感じだな・・・
「本当にすいません!海外で仕事手伝っていたので連絡も遅くなり・・・」
「うんうん、そこは仕方がないのはわかってるよ?仕事だからね」
「ほっ・・・「けどね・・・」え?」
「海外いくならお土産を買ってほしかったー!私が怒ってるのはそこ!」
「そこぉぉぉ!?」
俺は思わず秋穂さんが怒っている理由がそことは思わずにずっこけていた。因みに春ちゃんはマロンと散歩らしい
「で、お詫びって言うのですが・・・今度よかったら秋穂さんの事1日何でも聞きますよ?」
「うん?何でもっていったかな?何でもって」
「はい」
「そっか、そっか!じゃあ、その時に埋め合わせしてもらいましょう!」
な、なんとか許してもらった・・・しかし、今更ながら何でもって言ってよかったのか?俺はなんか選択を誤った気がする
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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時代はアニマル……の裏のはなし
そして、今回も話飛ばしてしまいますかも………(土下座)!
結局あの転校生が来てからリトも春ちゃんも様子がおかしいというか、何か悩んでる感じがあった。そして色々とあったらしいが俺は細かいことは知らないよ!因みに話は飛ばして申し訳ないが、俺は今回は猿とある話し合いしていた
「んで、俺に話ってのはなんだ?猿」
「猿っていうな。もうすぐ、ほら文化祭だろ?」
「文化祭・・・あぁ、彩南高校学園で実行委員になったのは猿だったよな?それの話し合いか?」
「そうだよ。実はこの間のみんなの提案で感じたのだがあまりにも・・・あまりにも定番過ぎる!!!!」
猿が力説するように机から乗り出して俺に顔近づけてきた
「顔近い!俺はノーマルだぞ。まさかお前ー」
「俺もノーマルだよ!?っと、そこでさお前にあることを頼みたい」
「あることを?」
「そ、喫茶店でなった場合は飲み物だけではつまらないだろ?」
「まさか・・・」
「そう!飲み物とプラスαでお前の手料理を頼みたい!」
まぁ、確かに喫茶店なのに飲み物だけなのは色々と飽きるだろうから・・・か。意見は間違えてないが喫茶店となれば何がいいかだな
「ならば、俺の手料理となると1品だけでいいのか?」
「あぁ!!今回は基本飲み物がメインで、場合によってはおつまみみたいなのがほしい!」
「お摘まみか・・・いいだろ。中々ない機会だし、手料理を振る舞おうとする」
俺が了承すると、猿が嬉しそうに笑っていた。こういうときのこいつの前向きさには参考になるよな
「それでこそ、飛斗だ!!やる手料理を明日発表してほしい!」
「構わないが・・・・お前にひとつ聞きたい」
「なんだ?」
「狩りにそのアニマル喫茶店となるなら、衣装はどこに用意するんだ?」
「ふふふ、中々いい質問だな。それはすでに俺の手元にある!」
猿が立ち上がり、学校の奥の方へと歩くと、色々な道具かおかれていてそのなかにはアニマル用のがあった
「なんでこれがあるねん!?」
「校長の趣味のひとつといえばわかるか?」
「・・・・わかってしまう自分が悲しいわ」
俺と猿は悲哀を漂わせながらもとりあえずは明日のクラスの仲間を納得させる!って言うのに意気投合した
俺は猿がクラスのアニマル喫茶店をするという発表してる間に家庭科室にいた。本来は駄目なのだが、骨川先生にお願いして開けてもらった
「さて、手洗いしたし、包丁の切れ味もいい。食材もオッケー。ガスもオッケー。後は、俺がその材料をいかせる技術次第だな」
俺はとりあえずお試しと言うことで三人くらい食べてもらおうと思い、俺は料理を始めた
「本来であれば菜の花が使いたいところだが、秋と言うのともあって使わないで只の家庭料理でもできる材料でいく。しかし、コストの事も考えたら限定がいいな」
俺は家庭科室の机の上に材料をおき、調理に入った。まずは料理をする前に常温に戻した。そのつぎにマスタード・粒マスタード・はちみつ・あらびき胡椒を混ぜ合わせサンドイッチソースを作る
「さて、ここまでは第一段階完了だ。次はベーコンは少し多めの油を引き、弱火〜中火でこんがりと焼き、焼き終わったら余計な油はキッチンペーパーなどで取る」
これでベーコンはおわり、次に卵を使う。卵は塩で下味を付け、フライパンでスクランブルエッグを作る
「卵でスクランブルエッグをやるときにはあまりボロボロしないようにと漫画でかかれていたな」
俺は食パン二枚を取り出して、一枚に和辛子とバターを混ぜ合わせ、パンに塗る辛子バターを塗る
「その辛子バター上にベーコン、サンドイッチソースをかける。その上にスクランブルエッグをのせ、もう一枚のパンで閉じる」
最後にはラップをかぶせ、平らなもので軽く5〜10分ほど押さえて、具材同士を馴染ませる。で、最後に包丁でお好みの大きさで切り完成だ!
俺は完成した手料理を教室にはいると驚く目の前の光景が賑わっていた
「おおおおおおお!!アニマル喫茶店ばんざーい!」
「さすが猿山だぜ!!」
クラスの仲間が興奮状態になっていて俺は正直引いていた。ま、まさかここまでの盛り上がりを見せるとは・・・
「猿。約束通り、作ったぞ。三人のつもりが四人で作ってしまってな・・・」
「お、ナイス!何を作ったんだ?」
「サンドイッチだ。喫茶店でするとなればあまりコストは抑えたいが、とりあえず食べてくれ。」
「OK!じゃあ、リトと俺と・・・あと誰が食べたい?」
「あ、じゃあ私がたべたーい」
「リトが食べるならボクもだ!」
リトと食べるとなったらレンが手をあげていたが俺はその前に念のために釘をさした
「食べるのは構わないが・・・何でもかんでも早く食えばいいと思ったらあかんで・・・?あと、食べ物を粗末したら許さないからな。いいな、レンとリト・・・」
「「は、はい・・・」」
「はーい!」
俺の手作りの試食はリトとララさんと猿とレンですることに決まった
「「「「じゃあ、いただきます!」」」」
リト達はサンドイッチをしっかりと大きな口を開けて一口かじるとクラスのみんなも静かに見ていた。すると、猿が急に震えながら下を向き・・・
「うまーーい!?なにこれ?サンドイッチだよな!?手作りでここまでうまく作れるのかよ!?」
「いや、大袈裟だろ。本来は菜の花を使いたいところだが、文化祭でそこまでやるのもどうかと思いベーコンと卵に絞った」
「いや、猿山の言う通り美味しいぞ」
「うーん!美味しい!」
「地球でこんな美味しいものが・・・」
美味しく食べてくれるのは嬉しいが、レンよ幸い人に聞かれてなかったからよかったが、ここは宇宙人がいないと思ってる場所だから言葉選べ
「おぉ!?じゃあ、私たちも食べたい食べたい!」
「なぁ、クラスのみんなの分まで作ってくれよ!」
リトたちが美味しく食べてるのを見て他のみんながほしくなっていたが、俺はそれを言われると思って事前に買い込んでいた食パンを家で作っていたから配った
「美味しい!!」
「すげぇな。これをツナとか使うのもありじゃないか?」
「豚カツを使うのもいいよな?」
「残念ながら豚カツは厳しいが。ツナか・・・フム確かにそれもありだな」
「ねぇ、夛田」
「うん?」
俺に声かけてきたのは臨海学校で肝試しの時に猿とペアを組んでいた新井紗弥香だった
「これのレシピってないの?できればこれあるとうちらも助かるのだけど?」
「あぁ。なら、レシピいるやつは今日の放課後に渡すよ」
「ありがとう」
「よし!!サンドイッチも喫茶店のメニューに加えるの賛成か?!」
「「「「賛成!」」」」
「そして、アニマル喫茶店も賛成か!!」
「「「「賛成~!!」」」」
俺たちはこうしてアニマル喫茶店と決まり、クラス一同頑張ること決めた。当日までいろいろと準備をしてるなかリトは何でも2年生の天条院って言う人に目をつけられたとか・・・よくわからんことを抜かしていたな
ここまで読んでいただきありがとうございます!(土下座)
次回もよろしくお願いします!
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彩南祭りは大災難
彩南学園祭当日
俺たちアニマル喫茶店は大忙しだった。まず、俺は調理班で俺と女子の何人かで作ることにして他の男子は紅茶コーヒー等を入れる。で、女子はアニマルの服で注文を聞く側に回ってもらった
「夛田、サンドイッチの注文が入ったよ!コーヒー班は三人分のをつくって!」
「わかった。注文した人はアレルギーはないのだな?」
「もちろん!そこはきちんと確認したよ」
「了解!それ以前に注文してきた人たちのも完成したからそれを運んでくれ。新井さんとかは今できた食パンをサンドイッチに切ってくれ」
「うぅ、軽い気持ちで料理しょうかと考えた自分が甘かった・・・。意外と切るだけでも大変じゃない?!」
「それうちもわかる・・・さらに、一人で彼処までベーコンやら卵を焼くのって大変そうだよ・・・」
俺が卵をスクランブルエッグ状態にしながら別のコンロではベーコンを焼いていた。本当は女子に頼みたいところだが、思いの外アニマル喫茶店が人気でお客さんが並んでるため駆り出されてる
「おーおー、大変だな。飛斗」
「猿、今料理で大変なのはわかるだろ?なんのようだ?」
「いや、実はな飛斗に用があると言う人がいるらしくって・・・めちゃくちゃきれいな人だったぞ?」
「は?」
秋穂さんは今日は仕事でこれないし、いくらあの人でもそういう嘘は言わないはずなんだが・・・??
「わかった。新井さん達は少し料理頼む!」
「えー!?夛田が抜けると今きついのだけど!?」
「少しだけだ。因みにこうなることを見越して、いくつかのスクランブルエッグは出来上がっているからあとの手はずはできるはずだ」
俺がそういい家庭科室に出て猿に案内されるとそこにはどこかの制服を着ていたメガネの女性がたっていた
「あ、ごめんね?いきなり呼び出して」
「あ、いえいえ。あの・・・大変失礼ですが、会ったことあります?」
「割りと最近に会ってるよ?」
割りと最近にあっている?俺それならきちんと名前も名乗っているはずなんだが・・??
「海の砂浜でね、少しだけ話したでしょ?」
「あ!」
それを言われておれも少しだけ思い出した。あのときに確かにしゃべった子だったのを!
「なるほど。しかし、どうやって俺がここの学校通ってるって知ったのですか?」
「私はたまたまこの付近に歩いていたら、落とし物があってね。これ、君のじゃない?」
そういって見せてくれたのは俺の生徒手帳だった。なるほど、俺の生徒手帳が落ちたのを拾ってくれた彼女はわざわざここまで届けてくれたのか
「買い物とかで恐らく俺は生徒手帳落としたのか・・。わざわざここまで届けてくれてありがとうございます!」
「うぅん。じゃ、私は帰るね!」
「あ、そうだ!!すこしまってください!」
俺はこのまま手ぶらで帰らすのももったいないと思い、家庭科室の方へと向かいあるものを渡した
「これは?」
「サンドイッチです。生徒手帳を届けてくれたお礼なのでよかったら受け取ってください」
「うーん・・・断ったら失礼だからもらうね!ありがとう!夛田飛斗君」
その人はサンドイッチをもらい自身の帰路へと歩いていた。俺の名前を知ってるのは恐らく生徒手帳なのだろうが・・・・なんか会ったことあるんだよな・・??
「夛田!そろそろ手伝って~!」
「!すまない、すぐに手伝う」
考えるのをやめて俺は手料理をするのに再開した。今は彩南文化祭のほうに意識を向けないと!
「すまない、遅れを取り戻すために全力でやるから皆も協力してくれ!」
「「「おう!!」」」
結果的にその日は文化祭で一番売り上げよかったのは1-Aだったが、それに至るまで何でも天条院さんたちと勝負が起きたり色々あったが、一年目で楽しい思いをしてるな・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!これからもよしくお願いします!
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女は淑やかに
あの彩南祭も終わり、時は流れた。リトの誕生日の時は春ちゃんと一緒に買い物付き添ったり、色々なことが起こった
「ふぁぁぁ・・・ねーむーい」
俺は押さえきれないあくびを思い切り豪快にしていて、目を擦っていた。なんか、最近は色々ありすぎて、疲れた・・・
「ん?」
「な・・・なぁララさっきは悪かったよ。機嫌なおせって」
「ごめんなさいリト。ただ、恥ずかしくって・・・」
「んんん?」
なにやらいつもの二人のやり取りと思えばなにやら可笑しいぞ??リトも戸惑っているみたいだが・・・
「お、夛田!おはよー」
「おはようー。クラスのお母さん!」
「ん?おお、籾岡さんらか。おはようとあと、沢田さんや、その呼び方はなんだ?」
俺の後ろに声かけてきたのは籾岡と沢田と春ちゃんが歩いていたが、俺の呼び方に異論を持って反論した
「えー、この間の彩南祭で掃除とか細かくしていたし、文化彩終わったあとのデザート料理の振る舞いもよかったからお母さんみたいと私たち話していたんだよ」
「まて!?いくらなんでもおかしいぞ!?それにお母さんといわれる筋合いはない!俺は男や!」
「じゃあ、お兄さんがいい?」
「もっとおかしい!?えぇい!そもそも、同年代とかにそんなあだ名つけるのはどうかと思うぞ!俺はその呼び方認めない!」
「「えー!?ブーブー!」」
「あははは・・でも、料理は確かに凄いよね。一人暮らしとはいえ彼処まで料理できるのはすごいよ」
「春ちゃんもかいな・・・」
三人のやり取りに俺は疲れながら突っ込みはしなかった。そして籾岡はララさんに声かけるが・・・
「ララっちおはよー!」
「おはようございます。飛斗さん、春菜さんリサさん、ミオさん」
「「「え?」」」
「さ、行きましょう。遅刻しちゃいますよ」
「え・・・あ、うん」
ララさんは先に歩き籾岡さんは少し戸惑いながら・・・
「あ・・・あんなノリだったっけ?ララっち・・」
俺達はララさんの様子が普段より違うことに戸惑いながらも俺たちも遅刻したくないから歩いていた。その後の授業でも所々可笑しく、レンとの絡みに至ってはリトの後ろに隠れて
「やだ・・恥ずかしいからやめてください」
と恥ずかしげにいっていた。レンはそれを見て嫌われたと思ったのか泣きながら走っていた。さすがにリトもおかしいと思い屋上につれていって話し合っていた
「なんかおかしいよなー・・・」
俺はとりあえず屋上の壁に持たれながらリトたちのやり取りをきいていたが、リトはララさんのおでこ触り熱があると指摘した
《熱!?そういえばララ様いつもより・・》
「いや!?なんでお前がまず気づかないんや!?それとリト、ララさんの熱は高そうなのか?」
「わ、わからない」
「どうやら彼女は[コロット風邪]のようね」
俺達は振り向くとそこにいたの・・・
「保健の御門先生!?」
「御門先生、コロット風邪ってのは?」
「コロット風邪っていうのはかかると微熱に伴い性格が全く別人に現れる症状なの。珍しい病気だから多分どこかの星で拾ったのでしょうね」
「「宇宙!?」」
なんで感染したのかは気になるが、リトは思い当たる節があるのか思考に浸っていた
「リト心当たりあるのか?」
「あ、あぁ。この間俺の誕生日あっただろ?」
「あぁ、俺と猿でお前にアップルハバネロジュースを飲ませたときか」
「あれお前らのプレゼントだったの!?めちゃくちゃ辛かったのだけど!?」
「そんな過去のことは忘れた!とりあえず、御門先生。いま宇宙っていいませんでした?先生はもしかって・・・」
俺はリトの抗議をながして御門先生の言葉で疑問に思ったのを聞いた
「はっ!?もしかってララの正体知ってるの!?」
「もちろん、尻尾でわかるわ。デヒルーク星でしょ?それとさっきの質問に答えるなら宇宙人よ。でも別に珍しくなんともないの」
御門先生がいうには俺たちが知らないだけで様々な星の人間が生活していて、その治療が裏の仕事らしい
「まじか・・・ウル○ラマンもきてるのか?」
「それは流石にわからないわ。もしかったら別次元にいるかもしれないね」
「そ、そんな・・・いたらサインほしかったわ・・・!!」
「落ち込むなよ!?」
「あと、これあげるわ。私が調合した風邪薬よ。飲めばたちまちよくなるわよ」
「え!?いいの先生!!」
リトは御門先生からの薬を渡されて驚いていたが、御門先生は飄々しながら歩き去ろうとしていた
「本当なら報酬をいただくところだけど、かわいい生徒からお金をもらうわけにはいかないからね。それじゃお大事にね、お嬢様」
御門先生は屋上を去り俺はなんとも言えずにリトともにララさんを見ていた。その日の夜にララさんはよくなったとリトから聞いたが、俺としては宇宙人が潜んでるならまだ、リトの首をねらうやついるのでは?と危機感を抱いた・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
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オコンナイデヨ
俺達は現在体操服き着替えて運動場でストレッチしていたが、リトのやつが何か疲れた顔していた
「どうした?リト、なんかつかれてるな?」
「そうだぜ?せっかくの男女混合授業なのになんでそんなに疲れてるんだ?」
「親父のアシスタントがな、急遽知人の結婚式のために故郷にかえって俺がアシスタントしていたんだけど久しぶりで疲れた・・・」
「そ、そうか・・・。さて、猿少しだけいいか?」
「猿って言うな!なんだよ?」
俺らはリトをいまはそっとしておこうと思い、話を代えた
「今日はマラソンだろ?どちらがいいタイム出せるか勝負しないか?」
「お!いいぜ、なら俺が勝利したらそうだな・・・・よし!!俺がほしかった本をかってもらうぜ!」
「おもしろい。なら、俺が勝ったら俺がいま欲しい包丁を買ってもらおうか!!」
「まてまて!?割にあわないだろ!?しかも包丁って本より高くねぇか!?」
「む、それもそうだな・・・。なら、胸肉を二つ買ってもらおう」
「な、てめぇ!?やっぱり食材かよ!?だからお前は近所のおもしろいお兄さんキャラになるんだよ!」
「俺の何処が面白キャラだ!?そもそもおまえがほしい本はどうせ、野生の本能むき出しの本だろ、猿!!」
「あー!?てめぇ、猿って言うなって言うてるだろ!もう怒った!!そろそろ決着つけるぞ!」
「おう!中学から四年間連続同じクラスだったが中々決着してないから、今日こそお前を負かす!」
俺と猿がいつも通りのつかみ合いになると、リトが止めるのだが、いまのリトは疲れてるので止めないでどこかにいった
「君たちいい加減にしないか!」
「「うるせぇ!?俺とこいつの喧嘩に口挟むな!」」
「あ、はい」
レンが俺たちの言い合いを止めようとしていたが俺達は口揃えて口挟むなというと下がった。対する俺と猿はお互いにおでこをあてながら、睨んでいた
「「ぬぬぬ!!ん?」」
「うわーー!!!」
「「へ!?ちょ何此方に全速力でリトが走ってーー・・・ぎゃぁぁぁぁ!!」」
俺と猿はまさかのリトからの突撃に耐えきれずに吹っ飛ばされた。それを見た女子が叫んでいた
「猿山と夛田がリトによって飛ばされたぁぁぁ!?」
「結城の人でなしぃぃ!!」
「猿山君、ヒー君、結城君!?」
「あららら・・・・」
俺と猿はリトの突撃に耐えきれずにぶっ飛んで負傷したため、マラソンでの決着は着かなかった・・・・。あと女子も男子もノリノリでオチャメ言うな・・・・
ーー理科室ーー
俺と猿は体育がおわり、御門先生により軽い処置していた。御門先生が俺達に若いわねーと上目遣いしていたときに猿が目を回していたのはここだけの話だ
「ったく・・・まだ首が痛む」
「ほんまやな・・・。あー、くそ。まさか、こんな形で決着つかないとか・・・」
「あんたら懲りないね・・・。もう名物のひとつよ?猿山と夛田の喧嘩は」
「見てる側は面白いけどね」
新井さんは、あきれたため息をつきながら指摘していてそのとなりの女子は笑っていた。見てる側は面白いね・・・まぁいいけど、なんか複雑だ
「ってか、不思議なんだよね~。どうやって、結城と猿山とうちのクラスのお母さんはいつ知り合ってなかよくなったのさ?」
「誰がお母さんだ!?全く・・・簡単な話だ。結城と猿は中学の時に同じ学校で同じクラスになり今に至るわけだ」
「そ、そうなんだ(お母さんって呼び方は否定するのに仲良いことは否定しないんだ!?)」
「まぁ、色々と腐れ縁さ。こいつぐらいだぜ?」
新井さんはなにか引きつつていたが俺と猿とリトは確かに中学で仲良くなったな。あれ?そういえば、どういうきっかけで仲良くなったって??まぁいいや
「きゃぁぁぁ!?」
「「ん?」」
沢田さんがなにか叫んでいて俺たちが振り向くとネズミが飛び出していた
「ネズミが箱から飛び出した!?」
「え?いやぁぁぁ?!ちょだれか止めて!」
「っつ!?!」
「ま、まってろ!今すぐとるから!」
新井さんはネズミにスカートしがみつかれて叫んでいた。それを見かねた猿が止めようと動くとネズミは新井さんのスカートから猿の顔へと張りついていた
「いててて!?誰かとってくれ!!」
「猿!?えぇい、このネズミ速いぞ!?」
「ちょちょ!はやくとってくれぇ!?」
「ちよこまかと・・・!!」
俺は猿のからだのあちらこちらに動き回っていたのでネズミを止めるべく、タイミングをみはかると止まって俺は掴もうとすると・・
「またネズミが!?いやぁぁぁー?!」
「ぐぶ!?」
「飛斗ぉぉぉ!?!!」
新井さんのところにまたネズミに移り、新井さんは混乱していたのか手で振り払おうとするとその手が綺麗に俺の頭に直撃して俺は机の方に直撃した
「ご、ごめん!?」
「も、問題ない・・・」
新井さんは謝っていたが俺は問題ないといい、そしてネズミがうろうろとしていたあおってるように見えた俺と猿は・・・
「猿!!」
「おう!こうなったら・・・鼠取りじゃぃぁぁあ」
「ぉおぉぉ!!」
俺と猿はネズミとの仁義なき戦いが始まろうとしていた・・・・・・・
結果的に言えば俺と猿はまたぼろぼろになっていたことはここだけの話だ
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回はオリジナル挟みますのでよろしくお願いします!
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危機一髪!?
俺は軽くネズミとか引っ掛かれた痛みを感じながら家へと歩いていた。春ちゃんは部活だし、リトはなにかモヤモヤとして帰っていた
「いてて、あのネズミがなぜあんなに興奮していたのかわからないが、体が痛い・・・。おのれぇ、ネズミに負けるとか不覚や・・・!!」
「いや、どちらかというとお前がやられたのは新井だろ?」
「あれは痛かった。女の子って本気になったら攻撃は見えないんだよなー。まぁそれに・・・リトのやつなにララさんと喧嘩したんだ??」
「さぁ?っていうか、飛斗は羨ましくないのか?」
突然、猿が俺に羨ましくないのか?と聞いてきたが俺には何が羨ましいわからず、聞き返した
「何が羨ましいんや?」
「決まっているだろ・・・あんな美少女と家おるのだぞ!?嫉妬するなって言うのがおかしいぞ!!」
「まぁ、確かにな。お人好しで純粋でさらにあいつは妹もおるし、お母さんは美人ときた。・・・なんだろ?あいつは本当にいつか多くの女性に好意持たれそう」
「それ本当にそうなったら俺許せるかな・・・嫉妬で狂いそう!」
「アホか。せめて人の幸せを願ってやれよ。それにお前も必ず見てくれる人がいるから問題ない」
「なんだよ?慰めかよ?」
猿がリトの事で不貞腐れてると、俺はあきれながらも気持ちはわからないわけではないと伝えた
「アホか。俺がお前を慰めてもお前は嫌だろ?」
「お前に優しくされると吐くほど嫌だわ」
「よし、その喧嘩はあとでかう!まぁ、あれだ・・・リトはバカがつくほどのお人好しだ。そんなあいつが悪人になるとか絶対無理だろうし、無理に介入してもこじれるだろ?」
「確かにな。そう考えると俺達があいつを支えてやらないとな」
俺と猿はにひひひと笑い合いながら何だかんだで俺も猿もリトには甘いんだよな。まぁ、俺と猿はリトが好意持っている相手のことも知ってるからな。ただし、春ちゃんもリトのことが好きだと言うのは知ってるのか?
「所でさお前は好きな人いないのか?飛斗」
「は?」
「俺は色々な女性とか反応するけどお前さ、同学年とか年下とか告白されたこともないのに告白したこともないの?」
「ない。それに俺を好きになってくれる人はいないだろ」
「なんかお前は人の恋には相談乗ったりするのにお前自身が恋しないなんて勿体無いなー」
猿はやれやれとため息つきながら歩いていた。まぁ、確かに人の恋の相談乗ることはあっても自身の恋は相談したこともないな
「俺はそろそろ俺の方にいくよ」
「おー。そうそう、飛斗さ」
「ん?」
「俺はさ!!!お前が人に幸せを願うように俺もお前の幸せ願うんだよ!早くお前の恋も見つかれよ!」
猿は言うだけいって別の方向へと歩いていった。俺は夕日を背に去っていく猿を見て俺は苦笑しながら
「お前もリトと同じくらいお人好しだな。猿山」
俺は目的の方へと歩いた。人のこと言えないくらい猿もお人好しだというのに自覚してないな。あいつ
俺は目的の食材を買うことができて、ホクホクとして帰っていた。辺りも暗く人通りも少ないなー
そう思ってると・・・
「離してください!!」
「いいから来い!」
「ん??」
俺は歩いてると何やら一通りの少ないところで女性の悲鳴が聞こえた。どうやら穏やかじゃない感じの声だなと思い歩くと
「(あの子は!?)」
俺の生徒手帳を届けてくれた子だった。そんな女の子が連れ去られそうになっていた
「(ワケわからない服きているから宇宙人か?地球人がねらわれているということか!)」
「っち寝ていろ!」
「うっ・・・」
その女の子はもう一人の男に腹パンチされて抵抗する力失いぐったりしていた。これはまずい!
「おい、早く連れ去るぞ!」
「お・・いだぁ!?!」
「(いまだ!!)ふっ!」
俺はトマトで女の子を担ごうとしていた男に思いきり投げると、男は苦しんでいた。その隙に俺は女の子を抱えて男たちを睨んでいた
「一人の女の子をよってたかって襲うって変態だな。ほらよ!」
「めがぁぁ!目が目がぁぁあ……!!きさまぁぁ!」
「お前らのせいでトマトダメになっただろうが・・・覚悟しやがれ!・・・何て言うと思ったか!」
「あ、きさま!!」
俺は気絶した女の子を抱き締めながら宇宙人達と思われる人間から逃げていた。っち、喧嘩でしても隙を見てこの子が連れ去られる可能性がある!ならば!
「全力で逃げる!!」
「あ!!」
俺は最大速度で気絶した女の子を抱き締めて逃げた。宇宙人かと思いながら地球人でヤバイやつらならきついからな!!
「はぁはぁ・・・な、なんとか逃げ切ったな・・・」
結果的になんとか俺の家までついて気絶した女の子を守り抜いた。しかし、今時に女の子を連れ去るバカがいると思わなかった・・・
とりあえずは布団を寝かせておいて、リトに相談するか・・・。それでララさんに頼もう・・・・あ、俺通報されないかな・・・?心配だ・・・
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危機一髪!?②
俺はとりあえずは気絶して助けた女の子を横にさせながら、手料理をすることを決めた。本当なら、警察とか救急とか呼ばないとダメだが・・・女の子の汗をタオルで拭きながらどうするか考えていた
「そんな悠長な状況はないし、俺の生徒手帳を拾ってくれた女の子が連れ去られるのは我慢できない。それ以前にこの子が起きてから警察に連絡するか相談するか」
「んっは・・・ん」
「・・・・ね、寝苦しいのか??と、とりあえずは下手なことしては犯罪と間違われるから煩悩退散!」
「んん・・・」
「……よし、まずは気を取り直して時間帯が悪いが、一人分は作るの問題ないな……リトのやつも連絡繋がらないし、とりあえずはカレーを……」
女の子の寝言というより喘ぎ声に近いの聞こえるが俺は無心になり料理に集中した。今回は緊急時間帯というのもあり、思い付きでカレー料理をすることにした
「まずは、玉ねぎ、じゃがいも、お肉等を切る。これらを切り終えたら、カレーを使うフライパンで油を少量引いてからこれらを炒めておく。ある程度炒めることができたら、水を入れて、カレーのルーを入れる」
今回は段取りは細かく説明しないでもできるくらい簡単だからな。っていうか、昔から作っている一品だ
「次にコンソメとかをつかい、よくかき混ぜて・・・完成だ」
「・・・あの・・・ここは?」
「!?」
俺は後ろを振り向くと気絶していた女の子が目を覚ましこの状況に戸惑っていた。俺は冷や汗をかきながら俺がいまここでさけばれなら誘拐犯と思われる!?
「め、目が覚めましたか?ここは俺の家であなたはその・・・(どういう説明を?もし連れ去られていた事をいって、心の傷が深かったら・・・)」
「眠らされた私を助けてくれたのね?」
「んな!?」
「フフ、顔に出ているよ?どう説明しょうかな?って・・・私を助けてくれてありがとう♪」
「いや、たまたま通りかかっただけで・・・」
そう、俺はなにもしてないしたまたま通りかかったから助けることができただけだ。それにしても、何であんなところに?
「うぅん、それでも助けてくれてありがとう」
「そうですか。目を覚ましたついでにカレーを食べませんか?」
「あの・・・助けてもらった身としては図々しいかと思うか食べていいの?」
「勿論です。そのために作ったのといまはここで気を休めてください。あ、でも親御さんが心配しますよね?」
とりあえずは気絶して怖い思いをしていたのに今すぐに帰すのも可笑しいからこそ、カレーを作った。本当なら紅茶一杯でも用意するものなんだが・・・・な
「親の方は大丈夫よ。元々一人暮らししてるからね。あと、せっかくのお誘いだから食べるよ」
「わかりました。えーと」
「あ、私の自己紹介はこうしてするのが初めてだね?私の名前は霧崎といって、私立真堂女子高等学校2年生」
先輩だったのか。ん、霧崎って名前が気になるがいまは気にしないでおこう
「俺は生徒手帳でも見たかと思いますが、霧崎さんの1つ下の学年の夛田飛斗です。宜しくお願いします!」
「うん!」
霧崎さんは嬉しそうに笑っていてた。お互いに和やかな雰囲気なっていたその時インターフォンになった
「「!」」
インターフォンの音に俺たちの間に警戒が走り、霧崎さんは少し震えていてた
「(霧崎さん、万が一のこともあるからいざっとなったら俺を囮にして逃げて)」
「(え、でも)」
「(大丈夫。俺なら問題ない)」
俺はそういうと霧崎さんは心配しながらも頷いてくれた。さて、こんなじかんにどこのどいつがきたんだ?ゆっくりとドアを開けてもしも突撃されたらけりこむようにしょう
「(1.2…3!!)」
俺はドアを開けてあしを思いきり踏み込み、蹴りこもうとするが目の前にいた相手が誰かわかり踏みとどまった
「っと!秋穂さん?」
「やっほー。仕事帰りに寄り道したよー」
俺は攻撃をするの踏みとどまり、まさかの秋穂さんがこの時間に来て驚いた。秋穂さんは後ろにいる女の子がいるのに気づき少し驚いていた
「おや?おやおや、もしかって夜のデート?それとも………まさか誘拐?」
「ち、ちがいます!!とりあえずは説明しますのでなか入ってください」
「ん?なんか訳ありみたいね」
秋穂さんはなにかを察したのか、中に入り込んだ。そして、俺はこれまでの経緯を話し込んだ
「なるほどねー・・。ヒー君ったら、また危ないことをしたねー」
「う・・・」
「あ・・・あのあまり責めないで下さい。私を助けてくれたので」
「うん?あはは、大丈夫大丈夫。怒ってるわけではなくってむしろさすが男の子って思ってるの」
霧崎さんがあまり責めないであげてというと秋穂さんはあっけらかんと笑っていた。そして、秋穂さんは霧崎さんと自己紹介して連絡交換していた
「じゃ、霧崎さん。またなにか困ったことあったら教えてね。ヒー君もね」
「はい!また困ったら相談します!」
「は、はい!秋穂さん、霧崎さんと二人とも近くまで着いていきましょうか?」
「お!ありがたい気遣いだねー、でもお姉さんは大丈夫。ここから家まで近いからね」
「そうですか」
「お姉さんを心配してくれるなんてヒー君のそういうところ大好きだなー」
「なっ!?か、からかわないで下さい!」
俺は秋穂さんにそういわれて顔真っ赤していた。あんまり男の子に好きっていってはいけないですよ・・・
「じゃあねー!」
秋穂さんは明るい声で俺たちに帰りの挨拶して自宅へと向かった。俺と霧崎さんは二人となりカレーを食べてから霧崎さんを安全な場所まで送ることにした
「しかし、何で襲われていたのですか?」
「んー、何でかわからないけど怖かった事実は変わらないかな」
「うーん、まぁまたなにかあったら俺に任せてください」
「うん、頼りにしてるよ。それにこうして助けられたのはーー」
「ん?」
「うぅん、何でもないよ!あ、そろそろここで大丈夫だから!」
霧崎さんの家付近になり、本人はここまででいいといっていたので俺は本人が安心して家の方にはいるまで一応警戒しとこうとすると
「ありがとうね。一時はどうなるかと思ったけど」
「いやいや、お礼を言われるようなことではないので」
「それでもよ。またね、ヒーちゃん」
「ヒーちゃん!?」
「ふふ、助けてくれた人を名字で呼びたくないし、どうせならね?それに秋穂さんと呼び方がかぶるからね」
「は、はぁ?」
「じゃあね?また会いましょう!」
女の子ってのは俺にはまだまだわからないんだよなー。しかし、ヒーちゃんか・・・これはこれでありだなと思いながら歩くとリトが急いで走っていた
「飛斗ー!」
「リト?どうしたんや?」
「はぁはぁ・・・ララ知らないか?!」
「ララさん?見てないが・・・」
「っそうか!ありがとう!」
リトは俺に礼をいうと走り去った。一体なんやったんや???あと、霧崎さんって何で狙われていたんろ?でもあ・・なんか昔会ったこと会った感じするのは俺の思い違い??
とりあえずは明日の弁当を作るとしますか!
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プレゼントを買いにいこう!
霧崎さんの誘拐未遂事件から時が流れ、時は冬。俺はお昼にある人から呼び出されて俺は公園で待っていた
「文化祭も終わり体育祭終わった。体育祭はなんか記憶が飛んでる気がする。いきなり何?って言われても俺にも何をいってるかわからない」
俺が旗からこんな台詞他の人から聞いたら引かれるだろうが・・・
「お待たせ~。まちくたびれた?」
「なに独り言いってるのかお姉さんにおしえてー」
俺は顔あげるとメガネ姿で私服の霧崎さんと秋穂さんがそこにいた。俺はゆっくりと腰あげて挨拶した
「お二人ともお時間とらしてすいません」
「うぅん!今日はバイトもオフだったし問題ないかな!」
「私も~!」
「秋穂さんはわかるけど、霧崎さんも何かしてるのですか?」
あの日以来俺は霧崎さんとよく連絡したり、秋穂さんの買い物も増えた。というか、買い物した後に手料理をせがまれるけどね
「うん、少し特殊?な仕事かな?」
「すごいですね・・高校でそれをできるのは」
「ふふん、実はね恭子ちゃんのバイトは私ともかかわり合いがあるのよね」
「え、そうなんですか?」
「うん、何の仕事してると思う?」
一応俺は周りがいないことを確認してから秋穂さんの質問を考えた。秋穂さんが雑誌の編集者のバイトしてるから・・・
「モデルさんですか?」
「お、いいところに目をつけたねー!じゃあ、恭子ちゃん解答を!」
「ふふん、聞いておどろないでね?私はね・・・いま話題になってる朝の番組の役でやっている子だよ?名前でピーンと来ないかな?」
「話題の朝の番組の・・・名前で・・はっ・!!」
「「お?なにか気づいたかな?」」
「霧崎恭子さんはマジカルキョーコの・・・?」
「「おぉー、正解正解!良くできました!」」
俺の答えに二人は拍手していた。そして俺は俺で驚き固まっていた。まさか有名人が目の前にいると思わなかった
「・・・」
「おーおー、驚き固まってるね。ねぇ、恭子ちゃん、大成功ね!」
「えぇ、秋穂さん。大成功です!」
固まっていた俺の様子を見て秋穂さんと霧崎さんはハイタッチしていた。ちなみに何でこれを知ってるかと言うとララさんがいつもみているとリトから聞いていた
「えぇ、驚きましたよ・・・本当に、まさか有名人が目の前にいることに・・・」
「っていうか、気づかなかったの?」
「気づいてなかったですよ・・」
「そうなんだ?でも、昔会ったことあるの覚えてる?」
「昔?臨海学校のときですか?」
「ぶぶー。それじゃあ答えはまだおしえませーん(私も最近気づいたんだけどね)」
霧崎さんは可愛らしくウインクしていて俺はますますクエッションだった。秋穂さんはそんな様子を見てなにか思い付いたようにーー
「そーれ♪」
「ぬぁ?!(む、胸が!?!)」
俺の片腕に秋穂さんが抱きついてきたが、その秋穂さんのいい匂いとその女性の特有の・・・!?
「恭子ちゃん、抱きついてみたら?ヒー君かわいい反応してるでしょ?」
「秋穂さんがいうなら、じゃあ私もっと♪」
「(そこは恥じらいをもってくれぇぇぇ!?!二人ともスタイルいいから!!)」
俺の両腕には共に美女が抱きついていた。片方は短大を卒業して現在は雑誌の編集者の助手だが期待の星とまで言われてるらしい西連寺秋穂さんといま人気上昇中のマジカルキョーコで出ている霧崎恭子さんに抱きつかれているが、俺は背後を誰かに刺れないか心配だな・・・
さて、今回俺がお二人にお願いしたのは高校生が喜ぶものだ。本当は俺のおすすめの料理の本とかをプレゼントをするの考えていたのだが・・
『私が言うのもなんだけど、男子や料理しない女子が当たっても喜ばないと思うよ?』
『秋穂さんの意見に同感かな?そのクリスマスパーティでそのプレゼントを喜ぶのはごくわずかな気がする』
と酷評をいただきました・・・。高校生で喜ぶものとはなんだろ??
「ん?げっ!?」
「?どうしたの、ヒー君」
「ヒーちゃんなにか見つけたの?」
「あ、嫌々なんでもないよ!それよりあの店に入りませんか?」
俺は少し離れた先にリトが一人であるいてるがこの場面をみられたり物凄い気まずい!あと、秋穂さんや霧崎さんのためにもあいつのラッキースケベを回避しないとアカン!!
「お、ここはいいねー」
「色々と種類あるね!」
秋穂さんと霧崎さんは中の店をみて評価は上昇だった。ここの店は縫いぐるみからなにまで扱っている
「ねぇねぇ、ヒーちゃん」
「ヒーちゃんって呼び方は確定なのですね・・・。なんですか?」
「これどうかな?」
「これは・・・珈琲?」
「そそ、私も勉強したときに珈琲を頼むのだけどなかなかいいのよねー」
「ちょっと待ったー!それなら紅茶はどう?甘いデサートの後に紅茶一杯もいいでしょ?」
「あ、たしかにそれもいいですね!なら、ヒーちゃん、どうせなら二つ買うのはどう?」
霧崎さんが思い付いたように手を打って名案と言わんばかり目を輝かせていた。そして、秋穂さんもそれいいねー!といっていた
「おー、それいいね!お姉さんたちの提案どうかな?」
「ですよねー!ヒーちゃんどう?!」
「(二つを買うといくらだ?・・・!?)」
おれは二つを買う場合は学生にはプレゼントを買うには予算オーバーしていた。もしこれを買えば・・・3日間はお茶漬けコースに!?
「(だが断ればせっかく選んでくれたのそれは失礼だ・・・)よし、それでいきましょう!」
「あ、でもよく考えたら値段が・・」
秋穂さんが心配したことでこちらをみていたが俺のとるべき選択は・・・
⇒買う
買わない
「大丈夫です!買いますので問題ないです」
「私たちが年上だし買うよ?」
「そうね、働いてる身だから私が買うよ?」
「いやいや 俺の都合で買うのにそれは・・・というわけでおれは自分で買います!」
「「あっ!!」」
そういいながらおれはレジへと向かったが二人は私達が払うのにと少し不機嫌だったが、二人に払わすのもったいないし申し訳ないから・・・
「夜のパーティー楽しんでねー」
「私と秋穂さんは二人で女子会だからね」
「はい、ありがとうございました!」
夜の時間が迫ってきたので俺達は別れる前に二人は女子会をするために別会場へといった。俺はお礼をいってクリスマスパーティの会場へと向かうことにした
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プレゼントをGETせよ!
俺は現在天条院先輩の主催クリスマスパーティに参加していた。今回参加してるメンバーは多く、俺達は楽しく過ごしていた
「いやー、まさか天条院先輩が俺たちみたいな庶民にも招待してくれるとはな。あ、これうまい」
「確かに、天条院先輩も意外と良いところあるよな。別荘でXマスパーティーやるから俺らまで招待してくれるなんて」
「ん~、どうかなぁ?あの人の事だからなーん俺は裏がある気してならないのだけど・・」
「そんなの気にしてはキリがないぞ。こういうとき楽しまないとな」
「お、飛斗に同感。うまい飯もあるし、楽しもーぜ!」
俺と猿がそう話してると春ちゃん達が声かけてきた
「結城君、猿山君、ヒー君」
「春ちゃんと籾岡と沢田?」
「お、呼び捨てにかえたんだねー」
「いや、籾岡達がさん付けやめないとあだ名を広めると言うから止めたんだぞ」
俺が疲れた顔でクラスのお母さんと言うあだ名で呼ばれるのはさすがにきついし、世の中のお母さんに敵を回したくない。あるいはお父さんと呼ばれるのもなんか嫌だな・・・
「残念ながらそれは諦めた方がいいよー。お父さん」
「新井さんや、その不名誉な呼び方はやめろ!?」
「お!なんかいつもと違うな」
「ふふふ、女の子がおしゃれにするのは当たり前だよね。さやか」
「あ、う、うん」
新井さやかと白百合こよみはこちらに近づいてきて、猿は目をキラキラさせていた。猿が目を輝かせていたのは白百合さんが新井さんの胸を密かに触ってるのに気づいて興奮してるのは俺しか気づいてない
「ってか、今さらだけど、夛田」
「ん、なんだ?」
「夛田、二人のきれいなお姉さんと歩いてなかった?」
「そうですねー。なにやら物凄い可愛い人達でしたね」
「何!?!」
「ゴフ!?」
俺は新井さん達の言葉にむせて、猿は可愛い人達と歩いていたと聞いたら俺の方に殺意向けていた
「貴様ぁぁぁ・・!?俺と同盟組んでいただろ!」
「そんな覚えはない!それよりも、先にいっておくが、可愛い人達ってのは間違えてないし、綺麗な人達だったのも否定しない!が!お知り合いで買い物を手伝っただけだ!他意はない!」
「おやおや、さやか。このクラスのお母さんの反応みる限り」
「えぇ、そうですねぇー」
「夛田・・・!」
「えぇい、猿はその怒りを収めろや!!新井さん達は誤解を広めるなや!!そんな勘違いな噂でも流されたら二人が気まずいだけや!」
「もろ関西弁出てる時点で動揺、あるいは怒りまたは素がでたね」
まさかそんなところを観察されているとは!?前世は確かに俺は関西人だったし、関西人の名残も残して普通にしゃべっていたのに!?
「いや、もろ関西弁出てるぞ。割りと日常にも」
「そんなわけないやろ!?」
「ダウト。いまでてる」
「ぐ、猿にマウントされるとか屈辱だ・・・!」
「どういう意味だよ!?」
「ってか、なんで関西弁なのに隠すのよ?」
新井さんが怪訝な顔でこちらをみてたが俺としては前世は関西人で関西弁って話しても信じてくれないしな・・・
「それはな、関西弁しゃべってさ俺の振る舞いのせいで関西人を嫌ってほしくないのや。まぁ、要するに一人の人間を偏見して関西人はこーなんだって誤解してほしくないからや」
「あー、安心しろ。それはない」
「は?」
「うちら別にあんたのふるまいが悪いから関西人は柄悪いとか考えないから」
「そうね。それに時々関西弁出してくれる方が私としてはおもしろいですね」
俺の言葉に3人は偏見しないというのとたまにはその口調でしゃべってほしいと言われた。まぁ、無事にすんだということと話そらして成功!!
「ってか、うちは別にあんたや猿は興味はないからね!」
「新井まで、猿と言うのかよ!?」
「あ、まちがえた。エロモンキー!」
「もっとひどい!?俺の名前は猿山ケンイチ!!」
「「「え?そうなの?」」」
「声揃えて疑問を持つなよ!?泣くぞ!!俺の心はガラスのハートなのに!」
猿は俺たちのやり取りにすごい落ち込んでいたが、ガラスのハートなのに!って言う言葉に異議を唱えたい。なにせ、女性のお風呂に覗き込む度胸があるくらいだかな
「お前が第二の校長にならないことを祈る」
「いくら俺でもあそこまでは嫌だわ!?」
俺の慰めに猿はいくらなんでも校長レベルはさすがに嫌らしく思いきり突っ込み入れていた
「はーい皆さん!!ようこそ、私天条院沙姫のXマスパーティーへ!!今日は思う存分楽しんでいらしんでね!」
天条院沙姫先輩が周りを呼び掛けて今日は楽しんでほしいと宣言していた。その後ろにはたしか、九条凜って言う人とメガネのひとは綾って言うひとか
「珍しく普通の格好だ」
「いやまて、猿よ?あの格好を普通ってどういうことだ?」
俺は猿の言葉に思わず突っ込みをいれていた。いくらなんでもあれが普段では普通ではないと聞こえるぞ
「ふふ、狙い通り。高貴な私がサンタ姿で登場したことに驚きを隠せませんね」
「「さすが沙姫様です!」」
「な?」
「あぁ、納得した」
人間って納得すると思考諦めるときあるよね・・。どうやら俺にはお金持ちの気持ちは一生わからないような気がする・・・
とりあえずはご飯を堪能しておこう!そして、本日のメインXマスプレゼント交換イベントだな・・・
「む?」
「どうしたんだよ?急に」
「この味付けは・・・メモメモっと」
「人に変態とか色々言うけど、お前の場合は料理のバカだな・・・」
「「うんうん」」
等と失礼なことを言われてるのは俺は聞こえてなかった
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プレゼントをGETせよ!②
俺達はそれぞれ思い思いに美味しい料理や会話などを楽しんでいた。そしてそんな楽しい時間もいよいよ、終わりを告げていた。俺達は会話を楽しんでると九条凜さんが、みんなの前に立ち呼び掛けた
「皆さん大分楽しんでいただけて何よりです。では、そろそろ本日のメインイベント!!プレゼント交換を行いたいと思います!!」
「「「「おぉー!」」」」
「ただし!入場の際にもらったクリスマスプレゼントはここにはございません!」
「?」
「どういうことだ?」
「さぁ?ただ、何か楽しませてくれるイベントを考えてくれたのでは?」
俺がそういうと天条院先輩が普通のプレゼント交換ではつまらないでしょ?といってきた
「せっかくのこんな大勢いますので・・この!私が!!楽しいゲームを考えてしました!!名付けプレゼント争奪ゲーム!!」
「プレゼント争奪ゲーム?」
「ルールは簡単!!この私の天条院の別荘で、あちこちに隠されたプレゼントを探し出すことです!見つけたプレゼントはその人のものになります!」
なるほど。確かに大がかりに楽しく考えてくれてるな。さらに言えば、天条院グループならではのか?
「さらにさらに!!数多のあるプレゼントの中には一つだけ私から豪華なプレゼントがあります!それは豪華リゾート3泊4日の旅をご用意してます!」
「な、なに!?」
「さらに!そのプレゼントには高級なホテルで高級な料理が堪能できます!!」
「なんてセレブなプレゼントだ・・・!?」
俺はそのプレゼントに驚き、これが天条院のグループだからできることかもしれないと納得していた
「それと最後に一つ!」
「む?」
天条院先輩が最後に一言言う前に誰かが駆け出していた
「フン!!リゾートの旅は俺がいただく!!」
「「「「さすが弄光先輩ー!まだ話の途中なのにスタートしたぜ!」」」」
「いつかの盗撮変態先輩?」
「お前先輩にシビアすぎない!?」
「当たり前だろ?いくら幼馴染みの盗撮もしていたとわかればシビアになるだろ。幼馴染みを辱しめるやつは徹底的にシビアに対応する」
「俺絶対に西連寺を泣かせないでおこう」
猿は俺の先輩に対応するのがきついと言うと幼馴染みの盗撮してるやつに優しくできないと言うとリトが何かいって震えていた
「ん?」
俺は弄光先輩が駆け出すと同時に地面から穴が開き、落ちた
「へ?ぁぁぁぁ!!!!」
「「「「えー!?先輩!!」」」」
「と、トラップ!?」
「弄光先輩は弄てあそばれて光となった・・・っと」
「誰がうまいこといえといった!?」
「ふふ、このように屋敷のあちらこちらにトラップ仕掛けていますわ。プレゼント探しは慎重に探すのを薦めますわ。それでは・・・スタート!」
天条院先輩の合図と共にみんなは駆け出していた。皆が去るなか俺は質問をしたく、天条院先輩に質問した
「天条院先輩。お初お目にかかる夛田飛斗と申します」
「あら?きちんと挨拶できるものもいますのね。いいでしょ、庶民の質問をきくのも高貴な私の役目」
「ありがとうございます。先輩のそのプレゼントは人数限定されてますか?」
「おや、私のプレゼントを目当てですか?ふふ、気分はいいですから答えましょう。人数限定されてはいますが、それはプレゼントをかくほしたときにみればいいです」
プレゼントを確保したときにか・・なんか気になる言い方だがとりあえずは方向性は決めた!
「あぁ、ひとついい忘れてましたわ。そのプレゼントは他よりも・・・覚悟してとることをおすすめしますわ」
それだけ言うと天条院先輩は九条凜さんと名字は知らないが綾さん?って言う人とこの場を去った。何やら不穏なことをいってるが、それはきにしては仕方がないよね!
「さて、俺も急ぐか」
俺はとりあえずは聞きたいことも聞けたからプレゼントを探すことにした・・・。なんか普通のプレゼント争奪戦ですめばいいなと思うのは俺のエゴかな・・・
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ヘビークリスマス!
俺はとりあえずはこの別荘でのプレゼントがどこにあるのかは把握してないが、トラップある以上警戒しないと思いながら猿と共にプレゼント探していた
「なぁ、飛斗」
「なんだ?猿よ」
「猿っていうな。俺ひとつ思ったのだけどさ天条院先輩が仕掛けた罠が穏やかだとおともうか?」
「うーむ・・あの弄光先輩が落ちるの見ていたら穏やかにすむと思えないよな」
「だろ?」
俺は猿の言葉に納得が行き、ため息をついていた。確かによくよく考えたら、穏やかにすむトラップもあればヤバイトラップもあるかもな
「で、猿は何を狙うんだ?」
「それはもちろん天条院先輩のリゾートのプレゼント!!」
「お、おお・・・」
猿は珍しく目が燃えていてやる気に溢れていた。確かに天条院先輩リゾートのプレゼントは学生の間ではほしくもなる
「というわけで、手伝ってくれ!」
「それは構わないが・・・どこに目星つけている?」
「それはな、ここだよ!」
「そこはなんだ?」
「人付け聞いたら天条院の試練の隠れ場らしい?」
いや、まてまて?そんな試練の隠れ場って教えてる時点でここは・・・
「ま、いざとなったら飛斗が盾になってくれるだろ!」
「猿よ、それをしたらお前の明日はないと思え!?人に盾にするとは悪意あるだろ!?この猿!!」
「また猿っていった!?しかも二回いったな!?この不倫二股野郎が!」
「は!?不倫二股やと!?喧嘩売ってるのか!?あの人達とは他意ないといっただろ!?」
「おう、世の中の彼女できない男を敵に回したお前に喧嘩売ってるんだよ!俺だってナンパ成功したことないのによ!おしえてください!」
「ナンパしてることに驚きだよ!?あと、勝手に俺をナンパしてる前提で話すなよ!?ナンパしてないからな!?」
俺と猿はいつもの取っ組み合いになり、文句言い合っていた。いつもならリトが止めるがいまあいつはララさんといるから止める役目がいない
「おーし!こうなったら、ここにプレゼント潜んでると思われるリゾートを先とった方が勝ちにするぞ!」
「おもしろい!その喧嘩かった!」
俺と猿は言い合いしながらドアを開けるとそこには真っ暗になっていた。すると突然ライトがつき俺達は眩しく感じた
『おーほほほ、よくぞここにリゾートのプレゼントがあるとわかりましたね!お目付け高いことに誉めて差し上げます!』
「これは録音したあとの??」
「恐らくは」
『ここに来たと言うことは常に死ぬ覚悟を持ってきたとお見受けしましょう!ではスタート!』
天条院先輩の録音と思われる合図が始まるのと同時に俺達はとりあえずは歩こうと決めた。あれだけの高級なやつなら仕掛けている量も半端ないのでは!?
「猿」
「わかってる。いまの言葉明らかにおかしい言葉あったぞ!?」
「恐らくは・・!?頭下げろ!!」
「え、おわ!?」
俺の言葉に猿は一瞬固まっていたがすぐに頭を下げると猿の後ろの壁はそこは焦げていた
「「・・・」」
『おっほほほ!第一関門!レーザーを潜り抜けるのです!ちなみに当たると軽くやけどしますがそこは私のプレゼントをとるための知れんと思いなさい!』
「「・・・・こんな試練要らねぇよ!?!」」
どうやら俺と猿の入った場所は天条院先輩のプレゼントがあるみたいだが、これ、明らかに誰かに対しての私怨があるよね?!
「猿!1次休戦だ!」
「おう!」
俺と猿はいがみ合ってる場合ではないと思い、とりあえずはこのレーザーを潜り抜けないと!
「あれをとるまでにかなりの距離があることから3次まであるだろ。一次はこのレーザーを潜り抜けろか・・・行けるか、猿?!」
「おう!」
「猿、右、頭、後ろ!下!!」
「おう、っとと!?飛斗!上」
「上!?あらよ!!」
俺達はお互いに掛け声をしながらこのレーザーを潜り抜けていたが、所々焦げていた
「はぁはぁ・・・」
「き、きつい!短い距離とはいえこんなに仕掛けられているなんて!?」
「数は5のレーザーだったけど・・危なすぎだろ」
「飛斗・・・次は深い攻撃らしいぞ?」
深い攻撃らしい?とりあえずはあるくかとおもうと猿がなにかを踏み込んだ
「あ・・・」
「え?お前何を踏んだ?」
「いま足元にカチッていう音が・・・それに気のせいかな・・・後ろからなにか音が聞こえる・・・」
俺と猿は恐る恐る後ろを振り向くと・・・
「「で、でかい鉄球がこちらにきたー?!!」」
俺たちのほうに鉄球が転がってきて俺達はお互いに全力で走っていた
「な、な・・なんで鉄球があるんだよ!?」
「知るか!?金持ちのトラップは恐ろしすぎだろ!!」
「それは同感だ!!ってかどんどん近づいてない!?やばいやばい!」
「くそ!!このままでは下敷きになるぞ!止めてみるか!?」
「飛斗、俺を殺す気か!?」
俺の提案に猿は大慌てで否定していた。確かにあれを止めるにしてはムズいし、このままでは下敷きに!
「えぇい!こうなったら、ゴールまで走るぞ!」
「死ぬー!!」
俺と猿はとにかく全力で走りゴールとかかれてる場所へと思いきり飛び込んだ。すると、鉄球が別の場所へと落ちて追いかけてこなくなった
「はぁはぁ・・・い、命かけすぎだろ・・・」
「そ、それな・・・お、目の前に!!」
猿は目の前に天条院先輩のプレゼントと思われるのがみえてガラスケースに囲まれていた
「本物か?」
「まちがいねぇ!本物だ!!おし、あとはゴールするだけ!いくぞ、飛斗」
「あ、バカ!?こういうのには最期の仕掛けがある!」
「へ?へぶぅ?!」
猿は俺の言葉に疑問に思い、一瞬動きが止まるといきなり猿の顔面にパンチが飛んできた。そして、猿は落とし穴に・・・
「いかせるかぁぁぁ!!この手を捕まれ、この猿!!」
「ひ、飛斗ぉおぉ!?!」
「ぐぐぐ・・・ま、まったく、最後の最後に罠仕掛ける可能性があると考えなかったのか!」
「っっっ!わ、忘れていた・・・目の前にあることに!!飛斗、俺の手を離していいんだぞ!?」
「バカ野郎!いくらプレゼント争奪とはいえ、ここは協力してとるのが一番いいだろ!?あーー、くそ!重い!」
「重くって悪いか!?っててて!」
俺は猿が落とし穴に落ちそうになってるのを避けるために手を握って耐えていた。まさか仕掛けのパンチがあるとは!!
「ここまできて!お前を見捨てる選択は俺にはない!」
「飛斗・・・サンキュ!」
「おう、いくぞ・・・ファイトォォオ!!」
「いっぱぁぁぁぁぁつ!!!」
あ、これは別に某CMを真似してるわけではなく本当に命がけでやってるからね!?なんとか俺は猿を引き上げてゴールを目の前にした
「や、やっとついたよな・・・」
「き、きつい・・・」
俺達は支えあいながら天条院先輩のチケットを目前に迫っていた
「なぁ、猿・・・少し提案なんだが、これをリトに渡さないか?」
「リトに?」
「あのよ、あいつはいつまでたっても奥手だろ?ほら、春ちゃんにたいして」
「あー、わかるわかる。さっさと告白したらいいのにと思う」
「だからさ、これで二人が縮まってくれたら俺は嬉しいかな」
「飛斗・・・くぅぅ!!お前はやっぱり漢だぜ!おう、おれ達で背中をおしてやろうぜ!なら、さっそくーー」
俺達はそのチケットをとろうとした瞬間に・・・
光が目の前に包み込んだ
「「え?!」」
そしてその光が砲撃のように飲み込み俺達はそれで飛ばされた。
「「なんでさーーーー!?!!」」
結局俺たちの目標としていたチケットは燃え尽きて俺と猿はボロボロになっていた・・・
一体何でこうなるのさ・・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いいたします
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少しした話
活動欄にリクエストがありますのでよかったらどうぞです!
年も越し、俺はある男に呼び出されて神社で待っていたがまぁ、寒い寒い。呼び出した本人が道迷ってるのか?因みに秋穂さんと霧雨さんは忙しいみたいなので年の挨拶を連絡だけいれている
「こんなところで待つぐらいならおれが向かえば早い話だったな」
「すまない、待たせたか?」
おれがぼやくのと同時にその呼び出した本人がやって来た。俺はその本人が来て軽くため息つきながら質問した
「道を迷っていたのか?」
「まぁな。大分この街に慣れてきたとはいえ、まだ迷う」
「だったら、おれがそちらに向かえばいい話だったのでは?ザスティン」
俺は呼び出した本人に苦笑いしながら名前を呟くとザスティンは苦笑しながら遠慮していた
「いや、それはさすがに私が呼び出したので飛斗殿に失礼すぎる」
「そうか。で、ザスティンは何でおれを呼んだの?」
「以前頼まれていたのを持ってきてな」
「!本当か!?」
俺はザスティンの言葉に振り向きザスティンは頷いていた。さすがザスティンはたよりになる!
「王の紹介もあり、その手袋を作ってくれた人はノリノリだったぞ。新たな世界開拓された気分だ!っと」
「あえてそこはなにも言わないが・・・その手袋はどこに?」
「これだ」
「輪?」
「これを手首にはめてほしい」
手首とかにはめる感じのリングがそこにあり、俺は疑問に思いながらもザスティンの言うことをしたがい嵌める
「それで、そのリングで手を前に出してみろ」
「む、こうか?」
俺は右手を前に出すと光みたいなのが集まり、やがてその右手には手袋が出てきた
「おぉ!?手袋がでてきた!?あれ!リングがきえてる!?」
「ララ様に協力してもよかったが、何かあるのは怖いからきちんとした人に頼んだから安心しろ。その手袋でそうだな・・あの岩を思いきり殴りなさい」
「は?」
「安心して思いきりやってみてくれ」
ザスティンの言葉にいまいち疑問があってしかたがないがとりあえずは殴ることに
「ふぅ・・・はぁぁあ!!」
空手とかでいう正拳突きで岩のほうに攻撃すると・・・
「は?」
「おぉ!見事に割れてるな!うむうむ、完成してるな」
「いやいやいや!?おれ地球人なのに何でこんなに綺麗に割れたの!?」
「では、次に・・・」
無視するな!?いくらおれでもこの状況はついていけないぞ!?
「では、次に腕をクロスしてみてくれ。そして、すぐに腕を広げるような感じにしてくれ」
「っ、わかったよ。ふぅぅ・・・は!!」
クロスした腕を広げるとそれは目の前の岩を思いきり切断していた
「・・・・」
「おぉこれも完成だな。よし最後に、これの手袋がどんなのか説明する!これはこの星の特撮を参考につくってね、さすがにビームとか光線みたいなのは私たちではできないが、切断技とか使えるようにしたよ。因みに作り方と原理は私にはわからない!」
「いや、それむちゃくちゃだな!?」
「遅くなったが、私と王からの餞別と思ってくれ。因みにいざとなれば爆発の威力も出せるぞ」
「・・・爆発ってお前・・・」
おれはもはやザスティンに頼み込んだのは間違いではないかと心のなかで反省していた。あくまでも護身みたいなのを習えばよかったのでは・・・まぁいい
「ありがたく使うができれば極力こいつを使う事態避けたいな」
「では、私はチーフの仕事があるので失礼する」
ザスティンは仕事場へと戻っていたが、おれとしてはこんな物騒なことを使うことないのに祈りたい
「とりあえずはこいつの名前は暫くはかんがえておこうか」
まぁ、ララさんにこれを改造頼めばいいかと思いながらもあまりそういうのはしない方がいいのでは自分で思ったのはここだけの話だ
とりあえずは一年目の高校がもう少しで終わるから平穏で終わりますように・・・っと
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いいたします!
後悔は……してない!と思いたい……
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金色の闇
さて、ザスティンからもらったリングは手首につけながら俺は現在、秋穂さんの買い物を付き合っていた
「いやー、ヒー君買い物を手伝ってくれてありがとうねー」
「いえいえ、秋穂さんの頼みなら手伝いますよ。春ちゃんは?」
「今日は家でゆっくりしてるよ。にしても、秋穂さんはもうすぐ卒業式なのですよね?」
「うん。単位はバッチリだし、就職も決まってるからあとは卒業式だけだね!」
秋穂さんは嬉しそうにウインクしていた。そういえば秋穂さんは告白されたことないのだろう?
「秋穂さんは告白されたことないのですか?」
「質問を返すけど、ヒー君は好きな人いないの?」
「好きな人・・・うーん、いまはいないですね」
「そっかー。私は告白されてもあまりタイプじゃないから断ってるかな?好きな人は・・内緒」
秋穂さんはオチャメにウインクしていた。こういうところがあるから秋穂さんはモテるのだよなー。春ちゃんもモテるし、なんか美人姉妹なんだよねー
「あら、貴方は・・・あらあら、デートかしら?」
「み、御門先生!?デートではありませんよ!」
「だれ?」
秋穂さんは御門先生のことをしらないからおれは宇宙人というのを伏せて、学校の保健の先生というと納得して挨拶していた
「初めまして、妹がお世話になっています。西連寺春菜の姉の秋穂ともうします」
「あらご丁寧にありがとうございます。彩南高校の保健をやってます御門です」
「そうですか。今後も妹と幼馴染みの飛斗君をお願いします」
「えぇもちろんです。それでは」
御門先生は会釈して、別の方向へと歩いていた。まさか、休みの日に御門先生とかと遭遇すると思わなかった・・・
「なかなか綺麗な先生だね」
「うちの学校ではかなり人気らしいですからね。そういえば、今さらですが、秋穂さんは元々大学いくときにはもう一人暮らしの予定だったのですか?」
「うん元々大学も近かったのとバイトもしていたから一人暮らしの予定で親からも許されていたのだけどまさか、春菜がわがままいったときは驚いたなー」
「春ちゃんが?」
おれが知る限り春ちゃんがわがままに言うのは確かに珍しいよね。そんな話をしながら春ちゃんと秋穂さんの家についた
「じゃあ、秋穂さん。俺はここで」
「うん、ありがとうね。また、恭子ちゃんと三人で買い物をいこうね」
「まぁ、霧雨さんも忙しくなっているみたいですからね。では、失礼します」
おれは秋穂さんと別れて、この後の予定をどうするか考えていた。そういえば、この間ザスティンに霧雨さんのことは伏せてあることを聞いた
『ララ様がこの星に来てから宇宙では黒い輩がいる組織もある』
『組織?』
『そうだ。中には人型浚い専門の組織もあるが、恐らくはその女性は何らかの理由で狙われていたのだろう。ララ様をはじめとしてご友人が狙われる可能性もあるので我々も念のために調査しておこう』
一応ザスティンに調べてもらってるが、秋穂さんや春ちゃんに霧雨さんが狙われる可能性も考慮しないとな。一応リトの婚約者という立場上狙っている輩はいないとは言えない
「ったく、本当ならリトが戦えるならおれが考えなくってもいいのだが・・・無理だよなぁ」
あいつはお人好しなくせに戦いはできないのよなー。おれも喧嘩はあまりしないけど、リトがなにか巻き込まれそうな気がするからおれがなんとしないとな
「うわぁぁぁぁ!!!」
「ん?うぉぉぉ!?!」
何かの叫び声が聞こえて、おれは振り向くといきなり刀らしいのが飛んできたので俺はなんとか交わした
「飛斗、悪い!!」
「リト?!」
俺はリトが全速力で通りすぎていくのを見て何かあったと悟った
「あいつ・・今度は何があったんだか・・早速このリングが役立つときがきたな。追いかけよう!」
とりあえずはリトを追いかけることを決めて走り抜けた。俺はしばらくして走ると行く先行く先に至るところに破壊の痕があり、これはリトが通った後に何か起きてるのだろうが一体何があったんだ?
「ぉぉぉぉ!!おれの頭が!!!いや、これを前向きに考えるんだ!さらに男前になれると信じよう!」
「「「「さすが、弄光先輩!前向きにそこにしびれる!憧ーー」」」」
「いわせねぇよ!!!」
「「「「いだぁぁぁ!?」」」」
俺は弄光先輩を含む全員に頭を叩いた。このハリセン一号君久しぶりに使ったわ
「いたたっ!おれの頭は女に叩かれたこともないのに!母親にも殴られたことないのに!」
「ネタを使うな!!っと、そんなことはどうでもいいです!!ここでなにがあったのですか?」
「あ、そうだ。目茶苦茶金髪でかわいい子がいたのだけどナンパしたら知らない間にこうなっていた!」
「知らない間に・・?その子はどこに向かったか分かりません??」
「わからないけどあっちいったんじゃねぇか?」
弄光先輩は指差した方向には確かに荒れてる跡があったのだから恐らくその向こうにリトがやられてるのか!?
「先輩ありがとう!っ、間に合えよ!!」
俺は全速力で走りながら、リトの無事を祈って走っていた。大分急いで走るとリトが金髪の女の子にやられそうになっていたので俺は手袋を両手に嵌めてすぐに攻撃へと移った
「はぁぁぁ!!」
「「!?」」
俺はリトと金髪の女の子の間に威嚇するように切断技をだした。リトは顔を覆い、金髪の女の子は後ろに下がって冷静に構えていた
「・・・何者です?」
「ただの地球人でおれの後ろにいるやつの友達だよ」
「(いや、只の地球人なら切断技みたいなの出せないだろ!?ってかそれはセーフなの!?)うわっ!?」
俺は羽織っていたものをリトに投げ捨てていつでも追撃できるように構えた。相手は女の子だかあの荒れ模様から油断はできない!
「なぜリトを狙う?」
「答える必要があるとでも?」
「はぁはぁ・・飛斗!その子は殺し屋だ!」
「殺し屋!?お前ついに殺し屋まで狙われるようになったのかよ!?」
俺はリトの言葉にまさかの殺し屋と思わず、本当にこいつのトラブルメーカーにはすごいと思ったのはここだけの話だ
「ターゲット以外の人間は依頼とされてません。今なら見逃します」
「優しい気遣いありがとうございます。しかし、友達を犠牲にしてまで逃げたくないのでね」
俺は拳を構えながら金髪の少女を警戒していた。宇宙人の殺し屋ということは、リトの抹殺という依頼を受けている可能性が高い!
「今回のリトの抹殺を依頼した人間は誰かまでは分からないが目的ははっきりとわかる。大方婚約者絡みだろうしな」
「……」
「おれとしてはリトを殺さないでほしいとお願いしたいが仕事だから無理なんだろ?」
「えぇ」
「やるしかないってのか・・・!リト、お前は俺を囮にして逃げろ!」
俺の提案にリトは目を見開いていたが、こっちはそんなのスルーして目の前の金髪の少女を警戒していた
「囮って……お前なんでそんなことを言うんだよ!?」
「あのな、どうやら依頼人はお前を抹殺として依頼してる。なら、ここで足止めしてザスティンかララさんに連絡してくれたらいいだけの話だ」
「でも!」
「四の五の言わすなや!お前も男なら覚悟を決めて早く行かんかいな!?安心しろ、お前がすぐに言うてくれたらいいだけの話だ」
「お話は終わりですか?」
「あぁ、待ってくれてありがとう。じゃあ・・いざ尋常に・・」
「では命まではとりませんが・・・やらせていただきます」
俺は下半身に力を目一杯にいれていつでも攻撃を仕掛けようとすると・・
「リト~!」
「ぐぶ!?」
「「!?」」
俺はリトの方を振り向くとララさんがリトを抱きついてきた。いきなりのことで俺も向こうの女の子も動きを止めた
「ララ!?」
「よかった~。あれ、飛斗?」
「ララさん、どうしてここに?」
「あ、そうだ!リト!聞いて!あの人はね私の婚約者候補の1人ラコスポが雇った殺し屋さんなの!」
「へ?!」
やっぱり婚約者候補の絡みか・・・。っていうか、地球人にとってはこんな婚約者候補がいるって大分問題ありだな
「ララ・サタリン・デビルークですね。銀河の覇者の姫・・・邪魔しないでください。
「そうはいかないよ!リトは私の大切な人なんだから!」
「そうですか。では力ずくで・・・」
「させると思うか!」
俺は走りだし、本当は女性に手を出すのは気が引けるが今はそれどころではない!迫る俺に女の子は冷たい目で俺を見て撃退しょうとすると・・・
「よくぞ耐えてくれた。そして、遅れてすまないな、飛斗殿、リト殿」
「!」
金髪少女の背後から刀を振り下ろすが、その少女は冷静に対応して刀を弾いた
「腕を変形させて刀を弾いた!?」
「私が相手だ!!金色の闇!!!」
「「ザスティン!!」」
俺たちの前に助けてくれたのはザスティンだった
そして目の前にいるのは金色の闇っていう名の女の子だと判明したが・・・なぜさっきまでの手が刀に?
一体何者なんだ?彼女は・・・?
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
リクエスト受け付けています
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闇の実力
俺とリトとララさんの目の前にはザスティンが目の前の女の子から守るように立ちふさがっていた。そのザスティンと対峙してるのはリトを殺せと依頼された女の子だ
「遅くなったが間に合ってよかった」
「ザスティン!」
ザスティンが安心したように呟き、ララさんは自身の信頼する者がきて喜んでいた
「ザスティン、あの子はリトを殺そうとしているが何者なんだ?あの子は」
「目の前にいるのは金色の闇。宇宙でもトップクラスの危険人物で全身を自在に武器に変化させる能力があり、伝説の暗殺者だ」
「伝説の暗殺者!?なんでそんな子が俺に狙われないとだめなんだよ・・・」
「リト、泣き言いってる場合か。ザスティン、ほんまに一回まじで婚約者候補を見直しなよ。元々俺たちは宇宙人を知らなかったとはいえ、幼馴染みも手を出す婚約者候補をいるとなればララさんも幸せになるか?」
「・・・本当に面目ない。まさかこうなるとは思いもしなかった」
ザスティンは俺の質問に分かりやすく説明してくれて、リトはそれを知り落ち込んでいた。そんなリトに俺は今の状況で泣き言いってる場合かと伝えて、婚約者候補を一回見直せとクレームいれるとザスティンも少し疲れた顔で頷いていた
「・・・何者です?」
「私か?私はデビルーク王室親衛隊長であり・・・・・そして!!!漫画家・結城才培率いる“スタジオ才培”のチーフアシスタント!!ザスティン!!」
「「(わざわざ名乗る肩書きじゃねぇよ!?)」」
「チーフアシスタ・・・??」
ほら、向こうの女の子も戸惑っているじゃない!?どうしてくれるんだよ、この雰囲気!!
「(えぇい!おれも切り替えて雰囲気変えよう!)なぁ、頼みたいがリトの殺す依頼は無いことに出来ないのか?」
「無理です。それに先程の名乗りはよくわかりませんが、私の依頼を邪魔するなら・・・仕方ありません。いざ・・」
「勝負!!」
おれの頼みに金色の闇さんは拒否して、ザスティンとぶつかり合っていた。俺とリトは二人のぶつかり合いを飛ばされないようにしゃがんでいた
「どわ!?」
「(これが宇宙人との戦闘!?すざましい戦いやんか!?)なんて戦いだ・・・俺はこんなのに挑もうとしていたのか!?」
「は!!!」
ザスティンは金色の闇とぶつかり合い、刀を勢いよく金色の闇を弾き飛ばしていたが、金色の闇は弾き飛ばされながらも地面に着地してすぐに攻撃体制に写った
「(変身)」
「!!」
「髪の毛を龍に変形させて攻撃!?」
ザスティンの体にいくつかの髪の毛の変形した龍に噛みつかれていた。俺はそれをみて、改めて金色の闇ともし情報もなしに戦えばやばかったのではと実感する
「さすが金色の闇・・・全身凶器は噂だけではなかったか」
「それはどうも」
「・・・だが、君は私に勝てない!何故なら・・ここは君の知らない星地球だからだ!この星の地の利!!使わせてもらう!」
「!?電車が!!」
ザスティンが言うと共に電車が二人の場所へと向かっていた。ザスティンはすぐに回避を取り、電車が金色の闇の方に向かっていた
「・・・詰めが甘いです(変身)」
金色の闇は慌てることなく、冷静に対応して空を飛んでいた
「空を飛ぶこともできるのかよ!?」
「!ザスティン、危ないー」
「はっ!?」
俺は空を飛ぶことに驚き、ララさんはなにかを察してザスティンに呼び掛けるとザスティンも電車のクラクションの音が聞こえた
バキッ
綺麗にザスティンに直撃して、ザスティンはこちらの方までふっとび完全にダウンしていた
「ザスティンが死んだ・・・!?」
「飛斗、まだザスティンは死んでないよ!軽く瀕死になっているだけ!」
「お前らこんなときにそんなこといってる場合か!?そして、ザスティンはやっぱりバカなのか!?」
おれの言葉にララさんは少しだけ突っ込みいれていて、リトはさらに俺らとのやり取りで突っ込みいれながらザスティンの残念なところがあると指摘していた
「・・・・」
金色の闇はこちらに着地してリトを見つめていた。どうやらザスティンがダウンした今、俺が戦わないといけないのか!
さて・・・ますます、こんな状況にさせた依頼人を殴りたくなってきたぞ・・・!!
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします
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プリンセンス対暗殺者
正直こんな状況は詰んでいると思うのが本音だ。俺とリト、ララさんは今のところは問題ないが、闘えるザスティンは電車に引かれてダウンで目の前の金色の闇は無傷。
「(はっきりと言えば、リトが殺されるリスクは高い。おれも闘えるわけではない)仕方ない。ララさんはリトをつれて逃げてくれ!」
「「え?!」」
「なんのつもりですか?只の地球人が今の光景を見て私と戦うつもりですか?」
「あぁ、確かに只の地球人で今の光景を見たら俺はなすすべなくやられるだろうね」
「ではなぜ?」
俺はザスティンが落とした刀を拾い、構えた。己の拳でもいいが、不用意に接近してはやられる
「お前刀扱えるのかよ!?ってか、地球人でも持てるの?」
「この安心しろ。この手袋のお陰でこの刀が持てるだけだ」
「・・・引く意思はないと?」
「友達を守るためなら悪魔でも閻魔様でも神様でもこいつを殺そうとするなら立ち向かうまでだ。友達を守るのに理由は不要!!」
俺は両手で刀を持ちながら金色の闇の動きを見ていた。戦闘は完全に素人の俺が二人を守りきれると思えないし、やられる可能性は高い
「やられる可能性が99.9%でも、引く意思はない!俺は0.01%でも抗う!!」
「・・・わかりました。その心意気だけはかいましょう。せめてもの情けで殺さない程度に・・・」
「くる!」
俺は手袋をしっかりとはめてザスティンの刀を構えると金色の闇は金髪を変身させて大きい刀に変えた
「一撃で終わらします」
「飛斗!!」
その迫ってくる刀に俺は交わすことなく・・・刀を構えながら・・・
「ぬぅん!!」
「「え!?」」
「!」
両手でザスティンの刀を使って迫ってきた刀を受け止めた。ザスティンからの受けていた説明では納得しないが、この手袋は力を地球人の10倍引き出すとか・・・
「ぐぐぐ・・・!!(なんて重い攻撃だ・・!たえきるのが背一杯だ!)」
「大したものです。一撃で終わらせるつもりが受け止めるとは・・・ですが・・」
「あっ!?(ザスティンの刀にヒビが!?)」
「終わりです」
「どわぁぁあ!!」
ザスティンの刀が割れて俺は思い切りリトの方へと飛ばされた。ザスティン、刀壊してごめんね?でも、刀が壊れたからって払わないよ・・・
「飛斗!?」
「ぐ・・・ザスティンの刀を割ってしまった・・・俺払わないよ?ターゲットにされていたリトに請求してね」
「そんなこと言ってる場合かよ!?あと俺は刀を使ってないから請求されるのはお前だろ!」
「では、結城リト。覚悟はよろしいですか?」
「く!」
リトはどうしょうと悩んでるとララさんが前に出てきた
「じゃあ、今度は私ねー!」
「ララ・サタリン・デビルーク・・貴方が?」
「駄目だ!!お前に戦わすくらいなら俺が!!」
「大丈夫!!私こう見えても強いんだから!!」
「火傷しますよ・・・?プリンセンス」
ララさんの言葉に金色の闇は冷たく警告していた。俺は俺でさっきの一撃で両腕がしびれて役立たない状態
「(ナニコレ!?なんの漫画!?)」
「リト、メタ発言はやめとけ。消されるぞ」
「消されるって誰にだよ!?あとさりげなく思考読むな」
俺はリトに考えているであろう思考に突っ込みをいれながらリトはリトで真っ青になっていた
「温室育ちのプリンセスが私に戦うというのですか・・・言っときますが私は優しくするのは苦手ですよ」
「別にいいよー。さぁこい!」
「おい、ララ無茶だ!いくらお前でも」
「大丈夫、大丈夫!」
「では行きます」
「「「!」」」
金色の闇がさっきよりも速い速度でララさんに攻撃するとそこは爆発が起こり、俺達は宙を舞っていた
「あぁ、人間ってこんなに空飛べるんだ・・っていってる場合か!?!」
「わー、スゴい!」
俺達はそれぞれ着地してリトは別のところでつくと金色の闇の攻撃がせまり、なんとか回避するが・・・
「あ!?あいつ!!」
あいつが吹き飛ばされたところをみたら俺は嫌な予感しかない。何故なら、あいつが飛ばされたところは俺の記憶が間違いではなかったら・・
「き、きゃーーー!!変態!!!」
「ち、ちがうんだぁぁ!!」
「女湯に覗きとは・・・もう完全なラッキースケベ小僧やん」
あいつこういうときもラッキースケベを発揮していたのを見て俺としてはもうあいつはすべての男が女の子の体をみたいとなっても見れない世界なのにあいつはそれ見てるもんな
「うぅいたた・・・」
「このラッキースケベ王」
「なんだ!?その呼び方!?もが!?」
「リト!?」
俺のとなりのリトがボロボロになり軽くいってリトが突っ込みいれた瞬間お餅みたいなのが顔についていた
「いやいや!?ララさんは戦うっていいながら道具で!?」
「もがー(い、息がぁぁぁ!!)」
「リト、我慢しろよ!今とるから!!」
俺は窒息しかけたリトをなんとかしがみついてるのを取るとリトは荒くなった呼吸を何とか押さえていた
「し、死ぬかと思った・・・」
「こんなところでのんびりとしていては不味いぞ!」
「お、おいていくなよ!」
俺とリトはララさんがいる神社の方に駆けつけた。行く途中で校長がボロボロになっていたが俺達はスルーして神社についた
「依頼されればどんな人物でも始末する・・それが私・・金色の闇です」
「えー!!?そんなのだめだよ!」
金色の闇とララさんがなにか言い合っていたが俺達は途中から来たのでなにも言えない
「温室育ちのプリンセスにはわからないでしょうね。たった一人でこの宇宙をいきる孤独など・・」
「(なんだ?目が冷たくなっている?)」
「そうだね。その通りだね。だから王宮の外の世界を見に来たんだよ!私の知らないことまだまだたくさんあるから!!」
「!」
ララさんの言葉にリトも金色の闇もなにか動きをとめてかんがえていたが、急に風が吹き荒れて俺は違和感を持った
「!?」
『何やってるだもん、金色の闇!!!お前の相手はララたんじゃないだろ~!!』
「ラコスポ!?」
「・・・」
「!!(ララの婚約者候補!?)」
ララたんって・・・声聞くだけで俺なんか弱いキャラって思うのは俺の気のせいか?さてさて、とりあえずは黒幕がお出ましか・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
まリクエストなどありましたら活動欄にありますので是非かいてください!
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闇晴れる
宇宙船から誰かを包み込んだ光がこちらの方に降りてきていた。遠くから見るに身長は俺やリトよりもかなり低いなと思うと同時に金色の闇はなにも攻撃しかけることなく、まっていた
「いえーい!ララたん!愛しの婚約者候補のラコスポただいま参上ーだもん!!」
「ラコスポ!」
「ララたんって・・・・しかも愛しのとか引くわー」
「ひ、飛斗気持ちはわかるけどな?(俺の気持ち代理していってるような気持ちだ。そして弱そうだ~・・・)」
リトは俺の言葉に同感示しながらも弱いと何となく感じたのだろう。俺の言葉に、ラコスポは怒っていた
「むきー!?ひ弱な地球人が偉そうに悪口いうな、というか引くな!!!っと、ララたん迎えに来たよ!!さぁ僕たんと結婚しょー!!」
「やだよ!ラコスポなんて殺し屋さんにリトを殺させようとするなんて最低!」
「さ、サイテー!?!」
「そうだよ!そんなひどい人とは絶対に結婚しないんだから!!」
「ガーン!?!」
「あははは!フラれてるな!!」
おれはララさんの言葉にショック受けているラコスポを笑いながら心えぐるようにいっていた
「笑うな!!それにフラれてない!」
「ひ、飛斗!?おまえそんなキャラだった!?」
「いや、わるいわるい。最低な行為していたと自覚がないから笑っただけだ。あー楽しい!!」
「ぐぐぐ、ララたんにふられたのも笑われたのもあれもこれも全部お前のせいだもん!結城リト!!よくもララたんを唆してー!!」
「いや、人のせいかよ!?」
ラコスポがフラれたことにはリトのせいだと逆恨みもちょうど良いところだとおもい、リトは突っ込みいれていた
「金色の闇!!!予定ではとっくに始末しているのに、なぜ時間かかってる!?あと何で部外者のあのむかつく地球人をいかしてる!?」
「ラコスポ・・・ちょうど良いです。お話があります」
「え?!」
「結城リトの情報・・依頼人から聞いたものとはかなり異なるようですが・・?ターゲットに関する情報は嘘偽りなく話すようにいったはずです・・・まさか、私を騙していたわけではないですよね?」
金色の闇の冷たい眼差しと問い詰める言葉にラコスポは狼狽えて真っ青になっていた。どうやら、かなり嘘をついていたのがまるわかりだ
「それと貴方がいう部外者の地球人を生かしてるのは私の依頼の対象外だからです。・・もう一度聞きます、私を騙していたわけではないですよね?」
「う、うるさい!!結城リトはララたんを騙す悪いやつだ!僕タンが嘘をいうわけないだろー」
「ヤミちゃん!ラコスポのいうことなんて信じちゃダメだよ!!」
『ヤミちゃん?』
「な、なんだもんその目は!?僕たんは依頼主だぞ!」
あぁ、もう聞いてられない。そう思ったおれは手袋をはめているのを確認してゆっくりと深呼吸をした
「飛斗?」
「さっきからごちゃごちゃと・・・」
「ん?なんだおまーー」
「俺の友達、結城リトを悪口いうバカは・・・こうだ!!」
「ぶべ!?」
おれは正拳突きで勢いよくラコスポの顔面に殴るとラコスポは泣きながら怒ってきた
「いたいだもん!?パパにも殴られたことないのによくも殴ったもん!」
「友達の悪口聞いて平気なやつおらんやろうが・・・!!少しおいたが過ぎてるからお仕置きしたるぞ?」
「ひ、飛斗がキレてる?!」
「え?そうなの?」
「あぁ、飛斗は動揺したりキレると関西弁になるんだ」
「関西弁?よく分からないのだけど、とにかく、飛斗は怒ってるんだね?」
ララさんは関西弁とか知らないからあれだけどとりあえずは今俺は軽く苛ついていた
「いいか!?俺が怒ってるのは仕事を頼むときは嘘ついてはいけないんだよ!情報に多きな嘘があるとそれは詐欺と変わらないんだよ!」
「怒るところそれ?!俺のために怒っていたんじゃないの!?」
「ん?それはもちろん怒ってるが俺がもっと怒ってるのは、頼む側が嘘ついたことだ!クライアントがいてはじめて仕事が成り立つのにこいつは何一つわかってない事に怒りたい!!」
「だから怒るところはそこ!?」
俺の言葉にリトはいつもの調子で突っ込み入れていて、俺は腕を組ながらラコスポを睨んでいた
「ぬぬぬ、どいつもこいつもバカにしやがって・・・こうなったら出てこい!!ガマタン!!」
ラコスポが宇宙船に手を掲げると共にそこに降りてきたのは蛙のような動物だったが鳴き声が、「にゃー!」ってないていた
「うぉぉぉ!?カエル!?」
「いや、何で見た目はカエルなのに鳴き声だけ猫やねん?!」
「・・・」
『あれは珍獣イロガーマ!?』
「ペケ、知ってるの?」
『はい・・宇宙図鑑で見たことあります。もし、あれが本物なら・・・私の天敵です!』
天敵?ペケの天敵というのはどういうことだと思っていると、ラコスポは珍獣イロガーマに指示を出した
「いけーガマたん!!お前の恐ろしさを教えてやるもん!!」
「「!?」」
金色の闇と近くにいた俺はなにか液体のが飛んできたと思い、後ろへ回避行動をとったが・・・
「!!服が・・・」
「あ!?俺のお気に入りの服が!」
「ひゃはは!ガマたんの粘液は都合よく服だけとかすんだもん!だーから僕たんのお気に入りのぺっとなんだな!!」
「気持ち悪!?」
「しかし、男の破れた格好見てもなんも喜びないもん。きもい」
「てめぇがそう仕掛けただろが!?」
「さぁ!すっぽんぽんにしてやるもん!金色の闇!」
「無視するな!?絶対に殴ってやる!!」
俺は無視された怒りがわき、手袋をさっきよりもてよくはめて殴ることを決意してると金色の闇が右手に刀を変形させてい
「そんな不条理な生物・・・認めません!」
「俺のお気に入りの服をよくも・・・!!許さん!」
金色の闇が上に仕掛けるのと同時に俺は下の方で走り出した。あんなでかい生物でもこの10倍手袋で一撃殴ればいい!
「そうさせないもんね!」
「っ!?」
俺は走り出して攻めようとすると、あの粘液が飛んできて回避を専念していた。すると、金色の闇がその隙に切りかかったが・・
「!?粘液で切れない!?」
イロガーマの体は粘液で纏っていたのか切れず弾き飛ばされた
「く!」
「え?わわわわ!?」
金色の闇は体制を整えれず、ボーとしていたリトにそのまま直撃していた。俺は二人の心配で呼び掛けた
「二人とも大丈夫・・・・か?」
俺は二人の心配をしていたが、リトの顔面が金色の闇のお尻に直撃していてた。その光景に固まり、なんとも言えない気持ちになった
「・・・・な!?」
「え・・いや!!!」
「うわぶ!?わざとじゃないのに・・・」
「・・・・何でこんなときにラッキースケベ起こるねん?」
俺は二人の光景をあきれながらも、金色の闇がさっきまでの殺し屋とかの目ではなくどこにでもいる見られて恥ずかしい顔になっていた
「あいつとことんラッキースケベの神様に愛されてるな(なんだろ?そう遠くない未来でリトは金色の闇に毎日狙われながらも恋に落ちるとか?まさか、そんなことあるわけないやろ?)」
「隙ありだもん!全裸決定!!」
「「「!」」」
「させない!うわぷ!?」
動けない金色の闇の前にララさんが闇さんをかばい粘液が直撃したが・・・
「い!?」
「・・・俺はなにも見てない、俺はなにも見てない!」
「おぉ、ララたんの服がー!もっと、ララたんの体を裸に~!」
『なんの!!復元!!』
ペケが怒りながらララさんの服を復元していた。さすがだと思うと、ラコスポは怒ってしかけていた
「なに!?ならば、もっと粘液であたれ!!」
ララさんに攻撃仕掛けるが、その粘液は当たることなく回避をしていた
「速い!?」
「な、なに!?どれが本物のララたん!?」
「ラコスポ!!いい加減に・・・」
俺達が気づいたときはララさんはラコスポに接近して拳を構えて
「しなさーーーい!!」
「「「・・!?!」」」
ラコスポとカエル擬きのイロガーマはララさんの無数の攻撃にきれいに星となって飛ばされた
「強いじゃないですか、プリンセス」
「・・・いやいや、強すぎやん?な、リト」
「おぉ・・・」
俺の言葉にリトも頷いていた。まさか、ララさんはメカだけではなく拳での格闘も強いって・・・あれ?おれってリト達を守るためにこの手袋を作ってくれたのになんもやったってない?
「俺なんも役立ってないやん・・・」
「おぉ!?飛斗が落ち込んでる?!」
そんな落ち込んでる俺をよそに金色の闇がララさんに何で助けたのか?と問いかけると・・
「え?だって元々悪いのはラコスポでそれにヤミちゃんみたいにかわいい女の子をひどいことするのに許せないもん」
というのが理由で、金色の闇は真っ赤になり生まれてはじめて言われたかのか顔を背けていた
「なぁ、ララ。さっきからヤミちゃんってなんだよ?」
「え?だって名前が金色の闇なんでしょ?だからヤミちゃん」
「いや、それはどうなの?」
「いいですよ別に・・・名前なんて興味ありませんから」
そこまではよかったんだけどリトが依頼もなくなったことだし宇宙に帰ってくれと言うと金色の闇はララさんの顔を見てから
「いいえ、私は依頼された仕事を途中で投げ出すのは私の主義に反します。なので、結城リト」
「・・・え?」
「私はあなたを殺すまでこの地球にとどまります」
「へ?」
どうやら、リトのやつは今度は純粋に殺し屋に狙われることになったのか。南無南無・・
「あ、改めて俺は夛田飛斗です。ヤミさんかヤミちゃんどちら喚んだらいい?」
「夛田飛斗・・・では、飛斗と呼ばせてもらいます。私のことは折角ですからヤミちゃんと言ってください」
「了解。ところで今度時間あるなら護身術みたいなの教えてー」
「・・・時間があれば引き受けましょう。ですが、報酬は必ずいただきます」
「うーん・・・・また依頼するときに頼みます!」
「分かりました。では」
俺とヤミちゃんがそんなやり取りしていたのは誰も知らない
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弟子入り
金色の闇ことヤミちゃんの襲撃から時は流れて俺は秋穂さんと恭子さんと3人でお出掛けしていた
「ふぅ・・・最近は仕事でものすごく疲れたよー」
「あー、それはすごく同感です・・・。仕事がたくさんあるのは嬉しいですけど、中々気が休めないですもね」
「お二人とも忙しいですね。あ、霧崎さんは最近はあれは大丈夫ですか?」
「うん、あれ以来は大丈夫だよ!あのときはありがとうね」
俺は以前霧崎さんを助けて仲良くなったきっかけのあれで今はあれ以来浚われることなく無事に過ごしてるらしい
「お姉さんも恭子ちゃんからきいてるぞー。ヒー君ったら、そんな無茶をしていつか酷いことになりそうよ」
「いや本当に我ながら無茶をしたのは自覚してますよ。夜だから犯人の服装は分かりにくかったけど・・まぁ、今はなにも起きていないからいいですけど」
「でも、お陰で私は今こうしてヒーちゃんとも秋穂さんとも知り合って出掛けることになったもん。ヒーちゃんありがとうね」
霧崎さんは俺の頭を撫でながらお礼をいっていたが、相手は有名人。よく考えてほしいがもしもこれを他の男に見られたら俺殺されない?
「あんまり男にそう簡単に頭なでない方がいいですよ……」
「お、ヒー君照れてるねー」
「本当だー。ヒーちゃん顔真っ赤にして可愛い!」
「俺男の子なのに・・・年かわらないのに可愛いって……」
「ふふん、ヒーちゃんはなんかこう・・年上にとっては弄りやすいのかな?」
因みに霧崎さんは162cmで俺は160cmで秋穂さんは俺らよりも身長が高い。むむ、なんか悲しくなる・・・
「でも、そのヒー君を介しての知り合ったお陰で私と秋穂さんの仕事はwin-winだよねー」
「そうねー。おかげで卒業後の仕事先で恭子ちゃんとの専属編集者になったからね」
「凄すぎる・・さらに霧崎さんはテレビも出てるのですよね?」
「うん!」
そう、いま霧崎さんはマジカルキョーコの主役としてものすごい人気だ。そういえば、今さらだが人気者なのに堂々とした私服で歩いてるなー
「ふふん、いくら有名人でも堂々としていたら問題ないよ」
「そうだねー。堂々としたら問題にないのよね」
「なるほど」
確かに堂々としたら問題ないな。そういえば、今年は秋穂さんも社会人だったよな。時の流れははやい
「秋穂さんは社会人だし、霧崎さんは?」
「私は今度は高校三年生で卒業後は本格的に芸能界で仕事かな?」
「私は雑誌編集者正式に任されるからこれまでみたいに中々平日とか会えなくなるかな?ヒー君は高校二年生だよね?」
「はい」
俺がうなずくと霧崎さんと秋穂さんがうーんとなにか考えていた。何で二人とも考えてるのだろ?
「ねぇ、ヒー君。一ヶ月後の今日に楽しみにしてほしいことがあるの」
「一ヶ月後・・・?分かりました」
俺はなぜ一ヶ月後のことを指摘されたのかわからないがとりあえず了承しといた
「で、今日はどこに?」
「あ、そうそう。私の行きつけの店があるのだけどそこに行くのだよ。そこのデザートも何でも美味しいのだよ」
「本当!?」
「うん、おすすめはパフェよ!」
「パフェ!?ヒー君!いくよ!」
「え?ちょ!?」
「「じゃあーレッツゴー!」」
俺はなす術なく二人に腕を捕まられてその店へと連れていかれた。歩くことができるのに掴まられるとは・・・
「あはは……(付き合ってもないのに果報な思いしてるなぁー。あ、でも美女にそれされてるのを猿が見たらめんどくさいな)」
とりあえずは身を任すようにそのおすすめの店へ目の前に着いた。見た目はかなり落ち着いた店で歴史を感じる店だ
「やっほー、マスター。今日はお友達ときまきたー」
霧崎さんは慣れているならなのか常連だからなのかまるで友達の家に挨拶するテンションで店に入った
「いらっしゃい、恭子ちゃん。おや?後ろにいるのは?」
「私のお友達です!一人は私より年下で一人は私より年上です」
「初めまして、西連寺秋穂です。今年の四月から社会人になります」
「初めまして。俺は夛田飛斗です」
「初めまして、はじめてのご来店ありがとうございます。俺はここの店のマスターだ」
その喫茶店のマスターはおそらく20代から30代かな?物凄くガタイがいい感じの人だなー
「マスターは元々海外であちこちら回っていて、今は日本のこの店で落ち着いてるんだよ」
「海外いっていたのですか?」
「あぁ、色々と回っていてね」
「因みにマスターは既婚者なんだけど面白いことを教えようか?」
面白いこと?俺と秋穂さんはどういうことだろうと言うとマスターは少し汗がでまくりながら焦っていた
「まさかかそれを話すとなればあまり面白い話ではないだろ・・・」
「えぇー?それはこちらが決めることですよ。実はね、マスターは3人の奥さんがいるのよー」
「「・・・・・えぇ!?!」」
まさか、日本で多重結婚している人がいるとは!?あ、いやでも近年は少子化の問題もあり、条件が厳しいが多重結婚は可能とかなっていたような・・・
「いっておくが、不倫したとかそういうわけではないからな?三人同時に告白されて断れなく、そのな・・・家庭はうまくいってるから問題ない」
「でも多重結婚って日本でできたの?」
「日本の過去の歴史では明治時代に西洋文化を積極的に取り入れ、西洋に学べ追い越せ。いわゆる「脱亜入欧」が叫ばれる時代で本格的に一夫一妻制も導入にかかった。正式的な一夫一妻制は大正時代に取り入れられたときく」
秋穂さんの疑問に俺はたしか昔の日本は多重結婚があったのではないかと前図書館で調べたことがあった。え?何で調べていたのかって?それはとあるラッキースケベのためよ
「何でそんなことを君が知ってるのかはあえて問わないが、あまりおすすめできないぞ?体力も必要とされるからね」
「それに関してはいま俺の恋愛はないので心配無用です。マスター、おすすめのパフェをあと紅茶を」
「畏まりました。他のお二人さんは?」
「じゃあそれでー!あと、コーヒーも!」
「うん。私もそれでお願いします」
マスターはそれを了承すると注文されたのをかかりつけた。そのパフェの作るスピードや盛り付けかたは目を見張るものがあった
「完成だ。イチゴとマンゴーの盛り付けパフェだ」
「はや!?」
「「じゃあ、いただきまーす♪」」
女性のお二人も食べるのはやい!?いや、俺も食べないと!!とおもい、食べると・・
「!?!」
「美味しい!?!!」
「んー♪やっぱりマスターの手料理最高」
俺はマスターの手料理のパフェに夢中になりひたすら食べていた。秋穂さんも霧崎さんも幸せそうに食べていたが、この味は最高だ!!
「「「ご馳走さまでした!」」」
「お粗末様。気に入っていただき何よりだ」
マスターは嬉しそうに笑っていたが俺はこの味を感動してある決意した
「マスター!俺は感動しました!」
「「ヒー君?(ヒーちゃん?)」」
「マスターの弟子入りさせてください!!!」
「「「え?」」」
俺の言葉にマスターを含めて全員が固まっていた・・・なんでさ?
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凶悪バレンタイン
今日は久々に学校を登校するような気がする。多分リトのトラブル巻き込まれてるせいかそんな感じになるのだろう
「あいつといると退屈しないが・・・昨日は猿から明日はバレンタインだな!!って連絡うるさかった・・・」
俺は今日は猿にどういう風に過ごすのか知らないが、リトの方は大方春ちゃんに貰えるかなーと期待してるのだろう。ま、春ちゃんのことだから作ってそう
「ふ、そして俺は今年もバレンタインは0か1か?どちらかだな」
俺はどうせ学校で義理も本命ももらえないと思いながらもとりあえずは平穏に過ごせればいいと思っていた
「でも絶対に平穏に過ごせないよなー」
「なんで平穏に過ごせないと思うの?」
「そりゃ、ここ最近は癖がすごいトラブル巻き込まれてるからだよ。・・・おはよう、春ちゃん」
「うん、おはよう。ヒー君」
俺の後ろには春ちゃんがいて、朝の挨拶をすると春ちゃんも笑顔で挨拶してくれた
「あ、はい。これは義理チョコだよ」
「お?いいの?」
俺は義理チョコとはいえもらえるとは思っていなかった。そういえば、俺過去にもらっていたのはこの姉妹だけだったような気が・・あれ?秋穂さんは今年くれないのかな?とりあえずはお礼をいった
「うん!それと・・結城くんのためのチョコを作ってその・・・ララさんがいるのによくないのかな?」
「あー・・・それは俺にはなんとも言えないよ。でも!渡すだけでも全然違うと思うかな?」
「うん、ありがとう!そういえば、ヒー君」
「うん?」
俺はもらった義理チョコを鞄のなかにいれると春ちゃんが思い出したように手を叩いていた
「今日日直じゃなかった?」
「・・・・・・あ」
俺は言われて完全に忘れていた日直の存在を思いだし、俺は春ちゃんにお礼をいいながら急ぐことにした
「やばい!春ちゃんいくね!」
「うん、また学校でね!」
俺はとりあえずは忘れていたことをやらないと!!そう思い、急いで学校についたら・・・
「おはよー、飛斗ー」
「ララさん?あ、今日の日直はララさんか」
「ねぇねぇ、飛斗。よかったらこれどう?」
ララさんが渡してきたのは普通のチョコみたいなのだが・・・とりあえずは俺はありがたくもらうことにした
「ありがとう。あとでこれをもらう」
「うん!あ、おはよー」
ララさんはあとからきたクラスにもチョコを配っていて俺はその間に今日の授業いるものを整理していた
「あ、リト~」
日直の準備も終わり色々と授業の整理しているとリトと猿が来て猿はララさんのチョコもらえることに喜んでいた
「うひょー、ララちゃんからのチョコをもらったぜー」
「猿は朝から元気だな」
「猿っていうな!まぁ元気だけどな。そんなことよりもお前はもらえたのか?」
「うん、もらったけどあとで食べることにした」
俺がそういうと猿山は呆れたタメ息をつていた
「やれやれ。そういうときはすぐに食べてあげるのが礼儀なんだよ」
「お前に礼儀を教えられると思わなかったわ。本命ももらったことないやつに」
「いや、お前もだろ!?」
「猿山、夛田。相変わらずあさから喧嘩するほど仲いいのね」
「そうですね。できてるのでしょうか?」
「「仲良くない!!そしてできてない!」」
俺と猿のやり取りにいつの間にか新井さんと白百合がきてこの光景に少し呆れていた。なんかこの喧嘩前もしたような気がするよな・・・
「「「ん」」」
すると、急に猿や新井さんと白百合さんが何か急に見つめあっていた
「ねぇ、さやか・・・猿山・・・脱がしていい?」
「は?」
「だ、だめよ。でも体が熱い・・・猿山・・・脱がすよ・・」
「はい?」
「お、俺もなんか二人を見てると脱がしたくなってきた・・・」
「はぁあぁぁ!?!」
俺は三人の急な変貌に戸惑いを隠せずに叫ぶと、リトの方も何か異変あったのか叫んでいた
「これ普通じゃないよな!?」
まったくもって同感だ!そしてこの場にいれば俺も危険だ!
「きやーーー」
「「春ちゃん!(西連寺!?)」」
春ちゃんが大勢のクラスの男に捕まっていて抵抗していた。男達は正気失ってるのかよだれを垂らして襲おうとしていた
「いやっ!離して!!」
「うひひ、委員長って結構かわいいのよね」
俺とリトは駆け出し、春ちゃんを助けることにきめた
「春ちゃんがかわいいのは否定しないが、その行為はさすがに目に余るなっ!」
「いだっ!?」
「ハリセン一号君久々の出番や……リト!」
「お、おう!こっち!飛斗もこい!」
「了解!」
「結城君!!」
俺はリトの指示にしたがい、ハリセンを持ちながら春ちゃんを守りながら逃げることにした
一体この学校に何が起きたんや!?!
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チョコとパブニング
俺は春ちゃんとリトと走りながら後ろから追いかけてくる連中をどうするか考えていた。とりあえずは今は逃げながらどうにかするのが吉だ!
「あぁもう!こういうとき猿がいたら頼りにしていたのに・・・!」
「なんで猿山なんだ?!」
「あいつを囮にしてからあの連中を叩き込めるからだ!」
「お前最低だな!?仲良いのにそんなことするのかよ!?」
「断じて仲良いわけではない!!あいつも逆の立場なら絶対にそうする!」
「嫌な信頼関係だな!?」
俺とリトはそんなやり取りをしながらもリトが手を引いてる春ちゃんの方を見るとものすごく辛そうに走っていた
「はぁはぁ・・・!」
「西連寺・・・」
春ちゃんは体力が今使いきってるのかしんどそうだしリトはリトでなんとか走ってるけどこのままでは不味いよな・・・
「よし、リト!ここで別れて逃げた方がいいぞ」
「別れるってどこに!?」
「俺がこいつらを引き付けるからお前は春ちゃんをつれてどこかに逃げろ!」
「っ・・・わかった!」
「え?!結城君!?」
俺の言葉にリトは迷うことなく、前の方に春ちゃんをつれて逃げた。俺は走るのをやめてハリセン一号君を構えながら目の前に走ってる連中に頭を思いきり叩いた
「「「「まって!委員長!!」」」」
「てい!!」
「「「「いだぁぁ!?」」」」
スパーーーン
良い音がなり連中は頭を押さえていてしゃがんでいた。よし、我ながらなかなか良い攻撃を繰り出せた!!
「よし!良い音で頭はたけた!」
「「「「うぅ・・・」」」」
「これで正気が戻・・・・え?」
俺は頭を叩けば正気に戻ると思い、思い切り男の頭を叩いたのだが・・・
「「「「ぅぅぅ!!好きぃぃぃ!!!」」」」
「えぇ?!!!」
俺は思わずあいつらから戦略的撤退をして、全力で走り逃げた
「やばい、やばい!?なんなん!!頭を思いきり叩いたら正気を戻るどころか・・・」
「「「「まってー!もっと叩いて!罵って!!」」」」
「えぐいわ!?男にこんな迫られたくない!!ってか、俺はノーマルだ!!」
「「「「あぁん、いけずぅぅ!!でもいい!もっと罵って!!」」」」
あかん、あかん!?今本当に俺の全身に寒気が走りヤバイ!!あいつら男なのにあんな言葉を使い本当に嫌だわ!!
「ッチ!上に逃げれればいいだけの話だ!」
俺は全速力で上の方に逃げるとあいつらも上に追いかけてきた
「「「「まってー!!」」」」
「嫌だわ!!って、リト!?」
俺は廊下を曲がるとリト合流した。あいつ一人だけで春ちゃんはいなかった
「リト、春ちゃんは!?」
「飛斗!?西連寺は体育の倉庫とかで待って貰っている!俺はララを問い詰めようと思い探してる!」
「そうか!けれど・・・・」
俺は走りながら後ろを見ると・・・
「「「「「結城君まってー!!」」」」」
「「「「もっと罵って!!叩いて!」」」」
リトを追いかけていた教師達と他の生徒。さらに俺が叩いた生徒たちも合流していてとんでもない人数になっていた
「俺が足止めしていた時間の間になんでこんなことになってるんだ、リト!?」
「しるか!!お前こそ足止めしていたと思ったらいつの間にか女子も増えてるんだ!?」
「それこそもっとしるか!!お前が撒いたのだろ!?」
「冤罪だ!!」
「嘘つけ!?さらにいえばお前はラッキースケベ王がなにかしたのだろ!」
「それこそラッキースケベは冤罪だ!!俺は無実!!」
「「「「「まってー!」」」」」
「「全力で拒否する!!」」
俺達は全力で叫びながら逃げていた本当に平穏な日になってない事に悲しくなるわ!
「「はぁはぁはぁ・・・・なんとか・・逃げ切ったぜ・・・・」」
俺らはなんとか逃げ切り、呼吸を落ち着かしていた。あのあと物凄いことになり、とりあえずはハリセンでまえに塞がっていた人を弾き飛ばした
「お、おまえ・・・それただのハリセンじゃないのか・・・?人が弾き飛ばされるのはじめてみたぞ・・」
「ただのハリセン・・・。ただし、この間のヤミちゃんの時に手袋では色々と困るからただのハリセンを主にメインでな」
「お前は・・・どこの民族だよ・・・」
「はぁはぁ、前世はとある関西人の今世は彩南で生きてる人間や・・・」
「前世なんてあるわけないだろ・・・こんなときまでボケるなよ・・・」
俺達は軽く言い合いながらも呼吸を落ち着かせていると目の前に春ちゃんがいた
「春ちゃん?」
「ゆ、結城君・・・・」
んん?春ちゃんの様子がおかしいと思うと春ちゃんはいきなりチョコを入ってると思う箱をリトにくわえさせていた
「えぇー?!」
「私の・・・チョコを・・・受け取って・・」
「もがー!?(さ、西連寺!?)」
「美味しい?」
「モガモガ(お、美味しいに決まってる!)」
「本当!?嬉しい!!」
二人の会話をよそに俺は呆然としながら突っ込みいれるのも忘れていた。あの春ちゃんがあんなに積極的になってるのに驚いたからだ。その後は時間が経過して全員正気取り戻した
「あー・・・変な一日だった」
俺はあんな出来事のあとに一人で家へと帰っていた。あの後判明したのだが、じつはこのバレンタインで作っていたのはララさんだが御門先生からのアドバイスで惚れ薬みたいなのを混ぜていたらしい・・・あと教室に戻ると新井さんが猿を迫っていたが正気に戻ると思い切りビンタされたらしい
「お、いたいた」
「待っていたよ。ヒーちゃん」
「秋穂さんと霧崎さん?」
俺の家の前には秋穂さんと霧崎さんが待っていた。そして二人は袋からなにかを取り出して俺に渡してくれた
「これは・・・!?」
俺が二人に渡されたのは秋穂さんと霧崎さんの手作りのチョコーレートだった
「義理チョコだけど、よかったらどうかな?」
「お姉さん達の手作りをしっかり味わってね!ホワイトデーはお返し楽しみにしとくからね」
「・・・ありがとうございます!ホワイトデーより早いかもしれませんがせっかくですので俺の手作りのショートケーキを持って帰ってくれませんか?」
「お!いいねー」
「ありがとう。でも、なんでショートケーキがあるの?」
俺はお返しには早すぎるがないよりはましだと思い、ショートケーキを提案すると二人は嬉しそうに笑っていた
「師匠の課題です」
「「あぁ、なるほど」」
「じゃあ、用意しますので待ってください」
「「はーい!」」
俺はこんな日々も悪くないと思い、きっとこれからも二年になってもあいつに振り回されて猿といつもの喧嘩する・・・幸せな時間だな・・・
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告白
俺はいつも通りに学校を向かいながら歩いていた。今日は体育の時間があるし、聞けばサッカーだから楽しくやらないとな
「楽しくはやりたいけど今日こそ猿を降参といわしてやる・・・!!ん?」
俺は今日こそ決着つけようと考えていると前の方にはヤミちゃんがいたので声かけた
「ヤミちゃん」
「飛斗ですか。朝が早いのですね」
「学校だからね。ヤミちゃんは?」
「私はたい焼きを食べに行くところです。それより、結城リトとは一緒にいないのですね?」
ヤミちゃんは依頼を投げ出すのは自身の主義に反するというので地球にとどまっている。いったいどこまで本当のことをいってるのか分からないが・・・ん?
「ヤミちゃんは地球の文字読めるの?」
「毎日本をみたら地球の文字は覚えていけるでしょう」
「そうなんだ。あ、じゃあ俺は学校いくね」
「分かりました。結城リトに私はいつでもあなたの命を刈り取りますのでっと伝えておいてください。それと時間があればあなたが頼んでいたことを教えてあげます」
「了解!ありがとう」
俺はヤミちゃんの言葉にお礼を伝えるのとヤミちゃんはたい焼きを買うために去り俺は学校へと校舎を入った
「む?」
俺は少し曲がり角に後ろ姿で女子なのはわかるが、見たことがない生徒が歩いていた。俺はそれを見て声かけようとしたがやめておいた
「転校生かもしれないしとりあえずは声かけないでおこう」
俺はその子が何者かは知らないがとりあえずは教室に入った。しかし、あんな特徴のあるロングみたら猿辺りが騒ぎそうだな・・・結局HRになってもその転校生とおもわれる子は出てこなかった。それと珍しいことにレンのやつは休みだったみたいだ
「はぁぁ、幻覚でも俺は幻覚でもみてたのか?いかんな、今日は早く寝るとするか」
体育の時間になり俺は着替えながら今日見た子はもしかったら幻覚なのかあるいは上の人なのかどちらにしても気を休めないとな・・
「なんでおまえため息ついてるんだの?」
猿が疑問を抱きながら上の服を脱いでいた。俺も服を脱ぎながら猿の問いかけに答えた
「いや、朝に珍しくな幻覚でも見たのかもしれない」
「幻覚?」
「あぁ。まぁ、気にするな」
俺はそういいながら着替えていた。すると、猿が怪訝な顔で
「おまえ・・・もしかって女に飢・・「言わせねぇよ!!」いだぁ?!」
俺は猿がなにか口走るまえにハリセンで頭を思いきりはたいた。やれやれ、これはやはり良い音を出してくれるわ
「ったく、とりあえずは猿・・今日こそ決着をつけるぞ!」
「いいだろ・・・必ず勝たせてもらうぜ!後猿って言うな!いつか猿山が猿って本名になりそうだわ!」
「知らん!!」
猿の言葉に俺はそんなことはしらないと伝えると猿は悔しそうに怒っていた
「もー我慢ならない!本当に今日こそ勝っておまえを泣かす!」
「上等だ!なら、こうするか!?負けた方がわたしが弱かったですと宣言すると言うのは!?」
「おぉ!?それだとおもろくないな!負けた方が勝った人の一日だけ奢るってのはどうだ!?」
「なら、引き分けならリトにおごってもらうか!」
「おー!それいいな!」
「よくねぇよ!?!巻き添えするな!!」
俺たちのやり取りにリトは着替えを終えたのか俺達に突っ込み入れてきた。
「「やれやれ、この会話の流れでノリを乗るべきだろ?」」
「いやそんな流れでそうならない!?ってかお前ら仲良いな!?」
「「仲いいわけないだろ?この告白できないヘタレめ」」
「やっぱり仲良いじゃないか!?ヘタレって言うな!!」
リトと共に教室を出ながら、出るとリトは突然歩くのをやめて後ろを振り向いていた
「ん?」
「どうした、リト?」
「いや、いま誰かに見られたような気が・・」
「(ヤミちゃんかな?それとも別の人?)まぁ、あれだな。おまえは知らずのうちに周りに恨みをかわれそう」
「物騒だな!?」
俺の言葉にリトは震えていたがあながち間違いでないような気がするな。何せ、こいつはララさんと一緒に住んでるだけでもすごく起こっているもんな
「ま、あれだ。骨は拾う」
「だな」
「なんで俺が殺される前提!?」
「「ほらさっさといくぞ。ヘタレリト」」
「ヘタレリトっていうなー!!」
俺たちは何だかんだで運動場に向かいストレッチして、教師がメンバーを発表した
「リト、おまえは俺と同じAだな。飛斗は?」
「俺も珍しくAだな。はぁ・・決着はお預けだな?」
「確かにな・・・はぁ」
「お前らどれだけ決着つけたいんだよ・・・」
そんな会話をしながらも俺達の体育の授業サッカーは開始されていた。A対Bの試合は0-0で向こうは現役サッカー部もいたので苦戦をしていた
「猿よこせ!!」
「猿って・・・いうな!」
猿は右サイドにいる俺へとパスを繋げると俺は前へと見つめた。リトのやつ前線にはいるが、一人マークされてる!
「夛田!おまえだけは本当に油断できないから二人がかりでいかせてもらうぜ!」
「中学の時に怪我でプレーを断念するまでは俺たちでも知るプレーヤーだったからな!」
「チャレンジ&カバーができてるのは流石サッカー部だけど・・・」
「どこに・・」
俺は横に勢いよくパスのをみた一人だがそのパスを出すと猿が反応した
「ナイス!」
「しまっーー」
「さらに折り返す!」
「!?バカな、ワンツーだと!?」
俺のパスに猿は反応して、一人が慌てて止めにいくも猿はもう一回前に走ってる俺へとパスだした
「カバーする俺がいるのを忘れるなよ!」
「一人ならこれで十分だ」
「!?」
俺はサッカーボールをキープしながら相手の体から反転で交わした
「な!?く、クライフターン!?」
「リト!!」
俺は二人のDFを交わして、クロスボールをあげるとリトは一人を交わしてボールを併せよとしていた
「よし、ナイスボール!!」
リトはそのボールを右足であわせるもーー
「あー!?!」
「どこに蹴ってるねん!?」
「あ、やべ!!あぶなーい!」
リトが叫ぶと共に女の子に思いきりボールが直撃した。俺とリトはすぐに駆け寄るもその子は打ち所が悪かったのか目を回して気絶していた
「・・・この人でなし」
「なんでだよ!?」
とりあえずはシュートをはすしたリトをいじろうと思い話題をそらした。リトと一緒にその子を保健室にとつれていったがこの子は一体だれなんだ??
「なぁ、飛斗。この子は知ってるの?」
「俺が知るわけないだろ?俺はどこぞの物知り博士みたいな感じじゃないからな」
「そりゃあそうだけど・・・」
「ま、とりあえずは制服に着替えてすぐ向かうわ」
俺は保健室から出ていき、とりあえずは早く着替えようと決めた。ってか、リトのやつまさかと思うけどなんかトラブル起こさないよな?そう思いながら急いで教室に戻った
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告白②
俺はすぐに急いで教室に戻り、着替えを終えると着替えを終えた猿がリトの事を聞いてきた
「なー、飛斗」
「わりぃ。急いでるから手短にな」
「あの女の子だれだ?俺みたことないぞ」
「・・・・なに?みたことない?」
俺は猿の言葉に急ごうとしていた足を止めて、猿の方に振り向いたら猿はキョトンとしていた
「猿、見たことがないのか?」
「猿ではない!まぁ、みたことがないな。あんな可愛い子がいたらさすがに噂になってる……って飛斗!?」
俺は急いで教室を出て保健室にいるであろう二人のもとへと急いでいた
「(間抜けか!忘れがちだが、リトは婚約者候補だ!!ついこの間ヤミちゃんは婚約者候補に雇われたとはいえ殺しかけていた!)・・・まさかと思うが・・・間に合ってくれ!」
なんで今の今まで忘れていたんだ!リトはララさんの婚約者候補だと言うことを銀河中のララさんの婚約者候補が知ってる!事実これまではギ・ブリーやラコスポがそうだったのに・・・
「ただこれが杞憂であればすむ話だけど・・もしも本当に暗殺者なら・・俺はリトの妹の美柑ちゃんや春ちゃん達に顔向けできねぇ!」
駆けつけていた俺は保健室が見えてきたので、急いでドアを開けて叫んだ
「リト!!まだ生きて・・・る・・・か?」
駆けつけた俺がみた光景は・・・
「貴方の事が好き!!わたしとつきあって下さい!」
「え」
「・・・・・え?」
俺が入った瞬間に女の子はリトに告白していた。俺は固まり、女の子は顔真っ赤にしてリトに告白していたのと告白されたリトは顔真っ赤にしていた
「・・・・・・あーその・・・お邪魔しました!!」
「え!?ひ、飛斗!?」
俺はとりあえずは告白を邪魔して申し訳ないと思いドアを閉めた。慌てて俺を止めようとしているリトだがドアを閉めて出ていくことに異論は認めない!聞かない!!
「(なんでリトが告白されてる状況に!?落ち着け落ち着け?あいつは何をしたん!?しかもよく考えたら春ちゃんやララちゃんレベル!?いやいや俺はアホか!?何を考えてるねん!?えーと落ち着かすにはヒヒフーヒヒフだったな・・・って、ちがう!!これでもない!)」
俺は冷静でない頭で必死に回転させてなんでこういう状況になっていて、なんで俺があんな状況に蜂合うことに!?
「とりあえず何かあっても良いように保健室のドアできく耳を・・・どれどれ?」
こういう行為は違法ではないと信じながら、ドアの方に耳をたてて保健室の会話を聞き取っていた
「(しかし、あいつが告白される日が来ると思わんかった)」
『ねぇ、キスをしょう?』
アウトォォォ!?!リトのやつ本当に女の子に告白されてキスまで迫られるの!?なんなのあいつ!?春ちゃんらのためにとめるべきか!?いやいや!?
『な、なな!?あ、あのさ・・・キミ・・・』
『分かってる・・・リト君が好きな子いることくらい・・でも・・でも私リト君と交わしたあのキスが忘れられないの』
キス?!あいついつのまにあんな女の子とキスしたん!?!え!?あいつなんなの!?
『ちょ・・・』
『じゃあもう一度キスを・・』
「(え?!え!?)」
俺が聞く耳立てているとララさんがこちらにやって来た
「あれ、飛斗はこんなところで何してるの?」
「(やべ?!いまこの状況をララさんにみられたら修羅場になる!?)い、いやなんでもナイヨ」
「ふーん?まぁいいや、リトー!!」
「あ、ちょ!?」
俺はララさんを止めようとするも空しくちょうどキス迫られていた。そんなリトは不倫ばれたときみたいにあわてて否定すると
「へっくち!!」
「わ!?」
ララさんがその女の子の名前ルンちゃんと、読んだ瞬間にくしゃみして爆発が起きた。そして収まると・・
「うわぁぁぉ!!」
「れ、レン!?お前なんで!?」
「・・・・・え?!まさかお前ら本当はそういう関係!?だとしたらごめん・・」
「「違う!!!!!」」
俺の言葉に二人は必死に否定していてた。そのタイミングで御門先生が戻ってきたが慌てることなく落ち着いていた
「あら・・・あなたたちそういう関係?」
「「誤解です!!誤解なんです!!」」
リトとレンは必死に否定をしていたが俺と御門先生はいじり倒してある程度落ち着いてからさっきの現象がわかった
「レン君はメモルゼ星人という王族の子だったの」
「メモルゼ星人という宇宙人の王族はいったいどんな特徴が??」
「男女変換能力よ。メモルゼ星人特有の力でねあるきっかけて心も体も性別入れ替わるの・・・とはいっても本来くしゃみ程度で変換しないはずだから母星と地球の環境や地場の違いで能力が強まったのかもしれないわね」
はぁ・・・宇宙ってまだまだ知らないことがいっぱいあるねんな?ってことは本当にまだ俺が望んでいた夢の果てがみれるかもしれないと言うこと!?
「夛田くんか何を考えてるのかなんとなくわかるけど、今は私も知らないとしか言いようがないわ」
「っっ!!」
「うわ!?飛斗がガチで凹んでる!?」
俺の夢の果ての望みが叶うまで大分先になりそうや・・・・・その後ララさんがレンを追いかけていたが俺は止めることなく保健室でたが
「そういえばなんで俺急いでいたんだった?」
そんな疑問を残しながら本日の晩御飯のメニューを考えた・・・
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特訓とクルミ
三月六日の早朝に俺はとある場所である人物と対峙していた。俺はザスティンからもらった手袋をはめながら構えていた
「・・・・!」
俺は周りを警戒していると警戒しないと見えにくい距離の方から攻撃が仕掛けられて、俺は横へと転んですぐに起き上がり、攻撃した方向へと構えた
「今の攻撃の先は・・・そこだな!」
両腕をクロスして、攻撃した方向にザスティン曰く切断技とやらを俺は先ほどそこにいると思われる場所へと攻撃したが・・
「!」
その攻撃対象の人間はすでにおらず、俺はすぐに周りを警戒して音をした方向に拳を出すと決めていた
「・・・そこっ!」
俺は正拳の突きをするがあっさりと回避されて、そして気がつけば・・・
「っ・・・!」
背後に俺の首が相手の刀に添えられていて俺は冷や汗をかいて動けずにいた。そして、攻撃しかけていた人はため息つきながら刀を振り下ろさず苦言を呈していた
「攻撃も動きもまだまだムラがありすぎます。こんなのでは相手にどうぞ殺してくださいといってるものですよ」
「そう・・・ですね!」
俺は懐からあるものを取り出してその人に攻撃しかけるも・・
「甘いです」
「いだぁ!?」
「確かにその攻撃なら私の刀を弾いたこともありますが、それではダメです」
「いだだだ」
俺はげんこつ食らったの頭を軽く撫でながら目の前にいる人物にお礼をいった。その人は厳しく評価していた
「最初の頃よりはましですが、まだまだ甘いです。本日の特訓は終わりです」
「ありがとうございました・・・ヤミちゃん」
俺を特訓してくれた人はついこの間、リトを暗殺狙ってた金色の闇ことヤミちゃんだった
「しかし、そのハリセン・・・頑丈ですね?」
「これは本来人の頭を叩くためのものだから戦うようではないのだけどね」
「そのわりには私の攻撃を弾いてましたが、地球人の武器は侮れませんね」
「いっておくけど、これでこんな使い方はあまりおすすめしないから。これは戦い向きではないからね、本来は」
「なるほど」
俺は脱いでいたジャージーを着込みながら、靴の紐を軽く締めてヤミちゃんにあることきいた
「この間リトから聞いたのだけど体調は大丈夫?」
「えぇ。標的に助けられたのは不覚ですが・・・おや、それは?」
「今回の報酬でサンドイッチだ。この国のメニューのひとつだからよかったらどうだと思ってな」
「・・・ありがたくいただきます」
ヤミちゃんは俺が作った手作りを食べると驚き目を見開いていた
「これは・・・!?」
「師匠の指導のもとで手作り改善したサンドイッチだからもっともっていっていいよ」
「ありがとうございます。では」
ヤミちゃん用のサンドイッチをいくつかを渡すとヤミちゃんはお礼を言いその場を去った。俺はヤミちゃんに特訓してもらう代わりに報酬を地球の食べ物や本を要求していたのでそれを飲み込んだ
「しかし、なんとか戦い方を改善したい所だな・・・素人だから少しずつ成長するしかない!」
そんなため息をつきながらも俺は家へ帰り、シャワーを浴びて今日を持っていく材料を抱え込み春ちゃんの家へと向かった
「はーい。お、ヒー君じゃないか?」
「どうも、秋穂さん。お仕事は?」
「午後からだから問題ないよ。春菜からも話聞いてるよ」
「じゃあ台所お借りしますね」
「はいはいー。よかったら、お姉さんも手伝おうか?」
秋穂さんにも手伝ってもらう・・・確かに時間短縮にもなるしありだな
「お願いします」
「うん、まかせて」
俺と秋穂さんはエプロンをつけて、さらに秋穂さんは髪の毛が邪魔にならないように後ろ髪を紐で縛っていた
「さて、何を作るのか教えてね?」
「はい。とりあえずは材料はこちらが全部用意してるのと貰い物もあるのでそれを使った料理します」
「それはクルミ?」
「はい、いまから作るのはケーキも言うよりお菓子ですね。まずはバターを室温に戻して、クルミを160°のオープンで5分くらい空焼きする」
「ほうほう。これは下準備かな?あ、これは私がするね」
俺は秋穂さんの質問に丁寧に答えながら、つぎの作業を考えていた。その間に秋穂さんはクルミを160°のオープンで5分くらい空焼きしてくれていた
「しかし、あれだよねー。ヒー君は」
「ん?」
「良いお母さんキャラみたいになりそうね」
「ごぶっ!?」
「ちょ、ヒー君大丈夫なの!?」
俺が秋穂さんの言葉にむせると秋穂さんは慌てていたが、おれは大丈夫と伝えた
「だ、大丈夫です・・まさか、秋穂さんまでそれを言うと思わなかったです」
「まで・・というと?」
「クラスの仲間に俺をお母さんとか言うやつがいるっっ・・・!料理したらお母さんポジションなのか!?」
「あー、男の子で料理するの中々いないからじゃない?」
猿に至っては面白がってお袋何か作ってくれといった瞬間にノーモーションでハリセンで頭を叩いたのも最近だ
「と、とにかく続きやりましょう」
「えぇ、そうね」
俺の言葉に秋穂さんも気を取り直して目の前の作業をすることに集中した
「さてと、クルミを160°のオープンで5分くらい空焼きしてくれてる間にクッキングシートを切ってください」
「任された!」
「おれはその間に混ぜ用のクルミは包丁で軽く刻み薄力粉と純ココアパウダーは合わせておいて、チョコレートを刻んで湯煎にかけ溶かすので」
「おぉ、手慣れてるねー」
「いいえ、これを作るのは初めてですよ」
秋穂さんの質問におれははじめて作ると伝えると秋穂さんは驚き目を見開いていた
「はじめて作るのに、こんな手際が良いなんて・・・」
「まぁ自分でも驚いてますよ。あ、ボウルにバターを入れ、泡立て器でクリーム状にしたらグラニュー糖を加えてバターが白っぽくなるまで混ぜる」
「それで今度は溶き卵を使ってよく混ぜたら溶かしたチョコレートとヒー君の師匠からもらったラム酒も加えて混ぜるのよね?」
「はい」
秋穂さんは手際よくそれを加えてもらうと俺は薄力粉と純ココアパウダーを混ぜ合わせたものをふるいながら入れて、刻んだクルミを加えたら切るようにサックりと混ぜる
「混ぜるときの注意は?」
「師匠がいうには、硬い食感になるので練らないように混ぜろだって」
俺は混ぜ終えたら、クッキングシートを敷いた型に生地を流し入れ、表面を平らにし、飾り用のクルミを散らす
「ヒー君、もうオーブンは温いから行けるよ」
「わかりました。それを15~20分ほど焼いて串をさして湿った生地が少しつく程度でオーブンから出し余熱で火を通しながら冷まして完成!」
「おぉ!もうこの時点で美味しそうね!」
「本当なら生クリームも作りたいところですけど・・・俺が買い忘れてしまって」
「あらら・・・じゃあ切るのはまかせてね」
秋穂さんは完成したブラウニーを一回一回丁寧に切りながら、さらに盛り付けてくれた。俺はその間にお皿を用意すると秋穂さんが切ってくれたのをさらに盛り付けてくれた
「「かんせーい!」」
俺と秋穂さんは完成したブラウニーをみてハイタッチした。せっかくなので秋穂さんは時間がないから先に食べてもらうことに
「紅茶とブラウニーで美味しく召し上がってください」
「うん!」
秋穂さんは仕事のこともあるので俺は先に使ったものをを片付けることにして秋穂さんはその間にそれを食べてもらうと・・・・
「・・・・ヒー君」
「はい?」
「私をお嫁さんにして!」
「はい!?」
秋穂さんは突然そんなことを言うので俺は驚き、動揺すると秋穂さんも自分が何をいったのか慌てていた
「・・・・は!?ご、ごめん!今のはあまり美味しすぎて変なことをいった!」
「い、いえ!」
「でもこれ美味しいよ。こんど恭子ちゃんにもつくってあげてね?私だけは不公平だから」
「わかりました」
秋穂さんはその後はきれいに完食して仕事の準備をし終えたので出ようとすると、春ちゃんが丁度帰ってきた
「お、春菜ナイスタイミング~!」
「お姉ちゃんいまから仕事?あ、ヒー君来ていたんだね」
「まぁね。あと、ヒー君と一緒に春菜へのプレゼントを作っといたからねー」
「へ?」
秋穂さんは外出すると同時に春ちゃんはキョトンとしながら姉を見送っていた。俺はというと・・
「うー!!」
「毎度ながら俺をにらんでいるかのように見るのはやめろ。俺はなにもしてないからな?」
春ちゃん達のペットのマロンに睨まれていたので俺も軽く睨みながら嗜めていた。さぁて、春ちゃんの祝う会何も起きないようにと祈りながらリト達を待っていた
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ドッキリ バースディ①
俺と春ちゃんはリト達が来るのを待ちながら昔話を咲かせていた
「そういえば、ヒー君の両親はいま何してるの?」
「あー、お父さんとお母さんは夫婦仲良く世界を駆け巡っているから何してるのかは息子の俺もよく知らない。昔気になって聞いてもはぐらかされた」
「そうなんだ。そういえば、ヒー君は恋人作らないの?」
「うーん・・・いまは俺としては春ちゃんがリトと結ばれる未来が見たいからいいかな」
「ゆ、結城君と・・・もう、からかわないでよ//!」
お、春ちゃんがものすごく顔真っ赤にしてるしこれリトが見たらあいつは絶対に可愛いと言うのよな
「まぁまぁ、それと春ちゃんに聞きたいのやけど」
「あ、昔のしゃべり方になった」
「まぁそこは触れたらアカン。・・・秋穂さんや春ちゃんは二人で暮らしてるんやろ?」
「うん。ここなら学校も近いしいいかなーって思ってね」
「本当はリトと離れたくなかったとか?」
「ち、ちがうよ!?」
そこは慌てて否定しなくって良いのに・・・それよりもリトも春ちゃんも本当に両思いなのに結ばれないんだな・・・
「そろそろ来るかな?」
俺が言うと共にインターフォンがなり春ちゃんが迎えていた。すると、やはりリト達が来たみたいで春ちゃんの部屋に案内されると俺がいて驚いていた
「え?飛斗!?」
「ようやく来たか。各自座ったら良いぞ」
「お、おぉ」
俺の言葉に他の連中も驚いていたが、気を取り直して各自座り込んだ。ちなみに席は滅多に追求しないがーー
春ちゃん
ララさん 籾岡さん
リト 沢田さん
俺 猿
となっていた。そして俺たちはクラスカーを鳴らしてある人物に拍手した
「「「「「お誕生日おめでとうー
春菜!!」」」」」
「あ、ありがとう。皆」
そう、今日は春ちゃんの誕生日で皆は集まっていた。因みに秋穂さんは今日は忙しいからこそ午前だけでも誕生日プレゼントとして手作りをやろう!となってこうなったわけ
「さて、全員揃ったところで・・・」
「「「「ん?」」」」
「俺達の手作りをお披露目するとしますか。少し待てよ」
俺は冷蔵庫に寝かしていたブラウニーを取り出して春ちゃんの部屋へ持っていくと皆興味持ってみていた
「ブラウニーだ。ついでに紅茶もしておいたからよかったら食べてくれ」
俺はそれを差し出すと皆目を輝かしていてそれを食べると・・
「「「「おいしいーー!!?」」」」
笑顔になり嬉しそうに食べていた。これだけの嬉しい反応を見てると作った側としては嬉しいな・・・
「おぉ、本当に美味しいよ!」
「夛田っていいお父さーーお母さんになりそう」
「そうだなー」
「おいまて!?なぜ言い直した!?あと、リトも頷くな!!」
「でも本当に女子力あるのじゃないかな?」
「おまえ、本当にクラスのお母さんポジションだな。あと+αとして関西人ポジションだな」
「お母さんー紅茶のおかわり!!」
「だから、まて!?俺はお母さんではないし、男だ!あと関西人ポジションなんていうことばない!!はい、ララさん紅茶のおかわりするなら入れるね!他は!?」
「「「「「やっぱりお母さんキャラだよね・・・」」」」」
全員なんかいってるが俺には関係な!!聞こえないー、聞こえないー!こんなやり取りをしながらもいよいよ楽しみは中盤へと迎えてきた
「さぁいよいよ、盛り上がりもいい感じになってきたところでゲームをしょうぜ!!」
「おぉ何々?」
猿がいきなり立ち上がり、鼻息荒くゲームをしょうと提案してきた。そんな猿の回りはいきなり何をするのだろうと疑問を持っていた
「ジャジャーン!定番ゲーム[カラーツイスト]!!」
「あ、それ知ってるー何気に嵌まるよね」
「え?何々どんなゲーム?」
「このゲームは簡単に言うと倒れないこととルーレットで示された色に手足を置いていくゲームだよ」
「へー面白そう」
そういや、時々忘れるけどララさんは宇宙人だからこういうゲームは宇宙にはないのでは?
「(フフフ、うまくいけば、女の子と絡み合ってドキドキなゲーム!!俺の狙いはもちろんララちゃんだぜ!)よし!まずは俺と!!」
「じゃあ、先に猿山と夛田が勝負してよ」
「え?」
「・・・なんで俺と猿が?」
ララさんのいきなりの名指しに俺も戸惑い、ララさんは首捻りながら答えてきた。そんなララさんの言葉に猿は落ち込んでいた
「いやちょ・・・なんで・・・」
「え?だって二人仲良いから見本見せてもらおうと思って」
「俺と猿が?それにいまこいつものすごく落ち込んでる理由は知らないが、勝負にならないだろ」
「(ピクッ)・・だと・・・」
「ん?」
「勝負にならないだとぉぉ!?」
「「「猿山の後ろに炎が見える・・・!?」」」
俺の言葉に猿は怒りの炎を出していて他の皆はものすごく引いていた
「おう、なにか知らないがうまくいかず凹んでいたらさすがに俺が勝つと思ってな」
「上等だぁぁぁ!!」
「んじゃ、ララさんや。ルーレットを回してくれよ」
「あ、うん!」
「覚悟しろぉぉ・・絶対に泣かす!」
「おまえには俺に勝てねぇよ。このゲームでもな!」
俺と猿の仁義なしなぞの対決へとなって回りは苦笑いだった・・・まぁ、これをすることで理解できるだろうな
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ドッキリ バースディ②
俺は軽く凝っていた首を左右に回しながら俺との勝負で負けた猿に話しかけた
「ふぅ、最期の最後で気を緩めたな。猿」
「猿って言うな・・・・畜生・・・」
「イヤー、さすが男の子って感じの戦い?」
「いや、あれをそう見るのはおかしい。所々蹴りあいになりながらもにらんでいるのも可笑しいからな?」
「あはは・・・」
俺と猿は意地の張り合いしながら時々肘を当てたりしててからだがボロボロだ。そんな光景を見ていたリトは可笑しいと突っ込んでいた
「ま、ルールわかったのなら出来るだろ?」
「うん!じゃあ・・・リトと春菜と三人でやろう!」
「What・・・ちょっと・・・え?」
「じゃあいこー!」
ララさんは無理やりリトと春ちゃん先程俺たちがやったゲームへとすることに決まり、猿はものすごく落ち込んでいた
「ふむふむ、まさしく純粋にやってみたいという気持ちが女の子ときゃきゃしたいと思っていた奴よりも勝った瞬間か?」
「・・・・!?!!」
「さ、猿山がたおれた!?」
「リトほっとけ。どうせあとで復活する」
「おまえはお前でなにやりきった顔してるの!?ある意味とどめさしたよね!?」
リトが猿と俺のやり取りにツッコミので俺は軽くリトの肩に叩き、笑顔で教えた
「もしもあいつが俺の立場なら同じことを言うと言うか、とどめをさしてくるのはまちがいないからな」
「嫌な信頼関係だな!?」
「さ、さっさと春ちゃん達を待たせたりするな」
俺はリトにゲームの方を向かわしながらこれから面白・・・楽しいことが起こると信じて見ていた
「本来は二人でやるゲームだけど三人でやるのも面白そう!」
「ララっち、その案はなかなかいいよー。(あとで春菜の体を確かめれる)」
「っ!?・・・なんか、いま寒気が・・・」
「気のせい気のせい!じゃあ、三人ともシートの上にたってね」
沢田さんが3人にそう指示だして、リトらはシートの上で戸惑っていた
「じゃあ、ルーレットを回すよー。お、最初は右手、黄!」
「はーい、皆右手を黄色のところに置いてー」
「ん」
「はい」
「よっと」
籾岡さんがルーレットを回し、何色かを言うと沢田さんはルールがわかってないと言うかやったことがない三人のために復唱していうと、三人ともその通りにおいた
「いいねー!じゃあ、その調子でいくからねー」
「とりあえず俺は食べた皿を片付けるからね。ほら、猿手伝え」
「・・・・」
俺はいまだに落ち込んでる猿に手伝ってもらおうと思い、呼び掛けるがいまだに立ち直れずらしいのでそっとした
「すぐ戻るからな」
「「はーい、お母さんお願いします!」」
「今すぐ君たちのお母さんに謝ってこい!」
俺は皿を運びながら、沢田さんと籾岡さんの言葉に反論した。俺は台所に立ち皿洗いしていた
「全く・・・・ん?」
俺の懐に携帯がなっていたので誰からの連絡だろうと思い、出てみた
「はい、こちらは夛田の人間です」
〈いや、うまいこと言えてないからね?ヒーちゃん〉
「ごめんなさい、霧崎さん」
〈ま、いいけどねー。こんど学校は春休みでしょ?予定はどうなってるの?〉
春休みの予定か・・・いまのところはなにもないよなー
「いまのところはないですよ」
〈お、じゃあ3月28日にヒーちゃんの家で待ち合わせね?そのときに詳細話すから〉
「わかりました」
俺と霧崎さんとの通話は終わり、俺は春ちゃんの部屋を戻ると・・・
「どういう状況?」
俺が戻るとリトがララさんに怒られていた
「もーー!リトのバカ!!」
「な、なんだよ尻尾さわったくらいで・・」
「私尻尾は特別に敏感なの!だからさわってはダメ!」
「へ・・」
「ララちぃ、どういう事?」
「その尻尾・・・やっぱりアクセサリーじゃないわけ?」
え?そうなのってちがう!リトのアホ!まずお前が尻尾さわったくらいで!とかいうな!?
「え、うん!だってこれはデビルーク人の特徴・・・」
「わー、バカ!!!宇宙人だってばらす気か!?・・・・あ」
「宇宙人・・・・ララさんが・・・?」
春ちゃんは少しだけ驚いていて、猿達は顔を見つめあわせていた。そして・・
「なーんだ。やっぱりそういうことか」
「え?!その程度の反応!?」
「んーだってね」
「納得だんもなー」
籾岡さんたちの反応にリトは愕然としていて、春ちゃんに至っては
「宇宙人と友達なんて・・・素敵!」
という反応だ。さてさて、俺はと言うとリトの方を叩き・・・
「リト」
「飛斗さん?」
「すこーし、お話がある。お前のラッキースケベとかはもう治らないのはわかってるが・・・猿!」
「猿って言うな!了解!」
「え!?ちょ、なにを!?」
猿は鞄の中からクッションを用意して、目標の場所を定めて・・・
「さらっと十分で暴露するな!このばかたれ!!」
「ごぶ!?」
「きまったーー!素人は絶対に真似してはいけないよ!?パイルドライバーがみごとにきまった!!!」
「猿!」
「飛斗!」
「「いえーい!」」
「お前らやっぱり・・・仲良いだろ・・・」
リトはそれを言い残しダウンした。その後、春ちゃん達はララさんに色々と聞いていて驚くことも話していた
あ、もちろんリトも問い詰められていたよ!
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暴走小僧
ララさんがリトのせいで宇宙人だと発覚してしまってからそれなりに時が経過した。ララさんは宇宙人だとわかっても皆の接し方は変わることなく、いままで以上に仲良くなっていた。さて、そんな俺は今日一日の授業がおわり、教室で軽くストレッチしていた
「はぁー、流石に丸一日の体育なしの授業が続くと体が鈍る・・・っと」
俺は日直の仕事も終わり、鍵も返したのだからこの後の家帰ってからの晩飯はどうするかと考えていたら・・・
「!?な、なんだ!?」
突然、外から大きな音が聞こえて俺は慌てて音した方に、窓から顔を出して見るとテニスコートから煙が出て女子が騒いでいた
「まさか・・!?って、あれはリトと春ちゃん!」
俺はリトと春ちゃんがなにか小さい人物から逃げているのが見えたので俺はリト達が逃げると思われる場所に急いで駆けつけた
「リト、春ちゃん!!」
「ヒー君!?」
「飛斗!?」
俺は階段で上に上がっている二人を呼び掛けて二人は驚きの声をあげていた
「状況はわからないが、屋上へ逃げろ!ここは俺が何とかするから!」
「わ、わかった!!」
「ヒー君!」
春ちゃんが慌てて呼ぶがリトはそんな余裕はなく早く上がっていった。俺はいつかの手袋を嵌めながらこちらに歩く音が聞こえたので構えていた
「っっ(なんだ・・・この尋常じゃないプレッシャーは!?)」
「お兄ちゃんどこにいったか知らない?」
そこには小さな男の子らしい人物が嬉々とした顔で歩いていたが見た目に騙されてはいけないと思い俺は構えた
「あぁ、はいあそこにいきました……とかそう話すと思ったか?なんのつもりでここに来た、宇宙人……!」
「ん、なんだ?貧弱な地球人なのによく気づいたな?」
「どうも、貧弱な地球人の一人として、何者かはしらないけど立ち塞がらしてもらうよ」
「おもしれぇ。その心意気買ってやるから攻撃は好きなようにしな。お前ごときが俺に勝てるとでも?」
「(揶揄ではなく本気で事実をいってる。素人の俺でもわかるくらいこいつはヤバイが・・・)友達のために引くわけにはいかねぇんだよ!!はぁぁぁあぁ!!!」
俺は構えながら、小さな男の子・・・いや、宇宙人に駆けつけていた。そいつは腕を組ながら待っていた
「はぁ!!」
「おっと、いい攻撃だが・・・重さが足りねぇな?」
「俺の左手を止めたくらいで・・なめるな!」
俺は右足で頭をめがけて攻撃するとそれをもう片手で受け止めた
「っ!」
「おいおい、これが攻撃かよ?眠たくなるな」
「っくそ!」
俺は捕まれた腕を振り払いながらその宇宙人から距離をとり、学校だからこそ切断技は使いたくないので・・・
「ふぅ・・・ハァァァァ・・・」
「お?なにしてくれる?」
「強者に抗うのが弱者の宿命なら・・俺はその通りに抗おう!」
左腕を前にして右拳をゆっくりと後ろに下げて力をためていた。ぶっちゃけ、これがいまのこの手袋を頼る最大の一撃や
「こい。俺はかわしたりしないから思いきり来な」
「はっ、お言葉通りに俺の全力でお前を叩き込ます・・・・!」
「・・・」
「(中二病みたいに技をつけるなら)・・・くらいやがれ。“エアーハンマー”!!!」
「ほう?」
その宇宙人の男に俺は叫びながら思いきり右足を前に踏み込んでから右拳をつき出すように攻撃した
「はぁはぁ・・・手加減なしの一撃だ・・・!どうだ?」
俺は軽く深呼吸をしながら手応えがあったかのように感じて少し呼吸整えていたが・・・
「やるじゃねぇか。地球人の癖にそんな攻撃を考えるとはな」
「はっはは・・まじかいな・・・冗談きついで?おれは全力で叩き込むつもりで殴ったのに・・・」
「けど、この程度で俺を倒したとはまだまだあめぇな」
「笑っていてしかも無傷とは無意味な攻撃になったか・・」
「いや、無傷だがこの俺を小さい体とはいえ少し後ろに吹き飛ばしたのは大したものだ。遊びはおしまいだ」
「!?」
俺は気がつくと、小さな宇宙人の男の子が目の前に迫り悪い顔で俺の方にゆっくりと歩いていたが俺はそれはヤバイと感じて構え直したが……
「すこしだけ楽しませてくれたお礼だ。うけとりな」
「がふ?!?」
俺は小さな男の子からアッパを見事にくらい、上へと吹き飛ばされた。勢いよく上へと吹き飛ばされる時に突き破るように上っていき・・・
「む、なんーー!?!」
俺が行き着いた上では誰かの股間と俺の頭が思いきり当たり声ならない叫びをしていた
「「「飛斗(ヒー君)!?」」」
「あががが・・・ひ、飛斗殿?なぜ、下から・・」
「ざ、ザスティンか・・・す、すまん」
「き、きにするな・・・中々いたかったが・・・気にするな」
俺とザスティンはお互いの痛みを苦しみながら謝っていた。ザスティンはゆっくりと立ち上がっていたがおれはダメージ受けすぎて寝転がっていた
「飛斗!大丈夫か!?」
「ヒー君!!」
リトと春ちゃんが動けない俺にかけより、俺は顔だけリトに向けていった
「リト・・・・あの子は化け物だ」
「お前があんな小さい子に負けたのか!?」
「ヒー君、大丈夫?」
「おう・・・ってか、俺の制服直してくれ……ボロボロは他の人にみられたらまずい……」
「あ、ペケ!」
『はい、任してください!』
俺がそういうとララさんはペケさんに指示を出していて、リトはララさんに何かあったのか説明しょうとするとーー
「俺から逃げれると思ったか?」
いつの間にか俺を攻撃した小さな宇宙人がリトの背中に張り付いていた。俺は動こうにも体が痛いため起き上がるの一苦労だった
「い、いつの間に!?」
「けけけ。よう、ララ」
「・・・・パパ!?」
「「「え」」」
あの小さい男の子正体はララさんの・・・
お父様!?!!
俺喧嘩売る相手間違えた・・・・?
技に関してはその場のテンションで書いてしまったけど反省も後悔もしてない……多分です!これからもよろしくお願いします
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決意
俺が喧嘩吹っ掛けた宇宙人の正体はララさんのお父様だったということは、ララさんのお父様だということは・・・
「パパ!」
「リト、どうやら俺は責任をとって切腹しないとあかんことになった!!」
「おいおちつけよ!?どう見ても子供だし、まだ本人と決まった訳じゃ・・・」
「いや、リト君。このお方こそ間違いなく我らの銀河を束ねる我らが主・・・ララ様のお父上だ」
ザスティンが膝まずいた瞬間に小さな男の子・・・いや、ララさんのお父様は尻尾をだしていた
「そういうこった。見た目で判断してるようじゃ・・・この宇宙は生きていけねぇぞ?」
「尻尾・・・」
「俺がデビルーク王ギド・ルシオン・デビルークだ。ララ・・・俺がなんのために地球来ているのかザスティンから聞いてるからわかっているよな?お前の婚約者・・・つまり俺の後継者が正式に決まったというわけだ」
「!?」
俺たち全員がギド・ルシオン・デビルーク王の言葉を注意して聞いていた。透き通るようにそして威厳があるようにはっきりと聞こえた
「あいてはこいつ・・・結城リトだ」
「「!?」」
「な、な!?なにをいきなりー!?!」
リトは突然の宣告に驚き飛び上がっていたが、ギド・ルシオン・デビルーク王は冷静に対応していた
「別にいきなりじゃねーさ。ザスティンから常にお前の事を報告受けていてその上での判断だ」
「・・・ザスティンはきちんと仕事していたんだ」
「貧弱な地球人にデビルークの跡を継がせるのは不安もあるが、ララの意思を尊重する事にしたわけだ」
「私の意思?」
「ふはは!そういうわけだ、俺はいい父親だろ?それに結城リトとは別にそこの男の名前は?」
「お初お目にかかる・・俺の名は夛田飛斗だ。ギド・ルシオン・デビルーク王、先程のご無礼お詫び申し上げます!!」
どんな理由であれ俺はララさんの父親に刃向かったわけだ。消されても文句いえねぇ!!とおもっていたが、デビルーク王はあっけらかんとした
「あ?あー、あんなの大して戦いに入らねぇし、問題ねぇよ。むしろ、知らないとはいえこの俺様に刃向かったのは大したものだお思うが鍛練足らねぇな」
「・・・」
「ま、あとザスティンからお前のクレームも届いてるからな」
「あっ・・・」
そういえば、俺は一度きちんと判断してくれとクレームいっていたような気が・・・
「やべ・・・」
「まぁ、いまはそんなことどうでもいい。そんなわけだ。結城リト、そーゆーわけだ。頼むぜ、後継者!」
ギド・ルシオン・デビルーク王の言葉にリトは突然のことで慌てていた
「ちょ!・・ちょっと待って!!俺は・・・」
「・・・・・俺は?まさか嫌だというじゃねぇだろうな?」
「(あのバカ!?なにか地雷踏んだ!?)!?」
ギド・ルシオン・デビルーク王はリトの言葉になにか怒り触れたようで辺りに亀裂が走っていた。俺はヤバイと思いよろけながらもゆっくりと立ち上がった
「前にいったよな?俺の期待を背いたら地球ごと潰すって」
「あいつ、そんなことを言われていたのか!?」
「いまは力を押さえているが、解放すればこんな星簡単に粉々にできる。どうなんだ、結城リト」
リトのやつテンパっていやがる!?あぁもう地球の運命を分けるなら・・・
「ギド・ルシオン・デビルーク王!」
「ん?」
「地球を粉々にされるわけにはいかない・・俺が止めて見せる」
「・・やめとけ。てめぇはさっきのでボロボロだろ?死にてぇなら・・・相手してやるが?」
「く!」
俺はヤバイと思いながらもゆっくりと構えているとララさんがギド・ルシオン・デビルーク王によびかけていた
「パパ!!私リトと結婚しない!」
「ララ!?」
「何だと!?俺がせっかくお前の意思を尊重してるのにーー「違うよ!パパは早く王位を譲って遊びたいだけでしょ!?」・・・うっ!?」
ララさんの指摘にギド・ルシオン・デビルーク王は図星と言わんばかりの反応をしていた
「リトの気持ちを考えずの一方的な結婚は私はしたくない!」
「そいつの気持ち・・・?」
「私ね・・・ずっと気づいていたの。いくらリトに好きといっても振り向いてくれないことに」
「何ぃ!?」
ララさんの言葉にギド・ルシオン・デビルーク王は怒っていてリトは驚いていた。俺はことのなり行きを黙って見届けようと思い我慢していた
「リトは優しいし、地球の生活は楽しいから・・私は今のままでいいやと思っていた。でもやっぱりそれだけじゃダメだよね。私リトを振り向かせたい!振り向いてくれるように努力したい!だから・・結婚のことは少し待って」
「ララ・・・何考えてる!?」
ララさんは携帯で何かを呼び出して寂しげに笑っていた
「やっと・・・これを使う決心がついた」
「それは・・・?」
「バイバイメモリーくん。これで地球のみんなから私の記憶を消す」
「何やと!?」
俺は驚き叫ぶとリトも同様の反応でララさんをよびかけていた
「ララお前!?!」
「婚約者とかプリンセンスとかそんなの関係なく私はリトを振り向かせたい。・・・私の最後のわがままを聞いて、リト」
「ララ!」
「春菜、飛斗。友達になってくれてありがとう。楽しかったよ」
「「ララさん!?」」
「また友達になってくれると嬉しいな・・」
「まてよ、ララ!!そんなことをしなくっても!!」
リトは急いで踏み出すが、ララさんは一歩早くスイッチ押した
「さようなら」
その瞬間光が走った・・・・
翌日・・・
俺は家で学校を休んでいた。リトには休むと頼みながら俺は横になりながら安静していたがメールでリトからとどいていた
「・・・やっぱりララさんの発明はうまくいった試しはないみたいだな」
俺は苦笑いしながらそう呟くと後ろからある声が聞こえた
「おい、夛田飛斗」
「!」
「あなたは・・・ギド・ルシオン・デビルーク王」
「あー長たらしいからギドとか呼べ。それかギド王とか様だな。その反応見る限り昨日の事もララの事も覚えてるみたいだな」
ギド・ルシオン・デビルーク王が確認するように聞いてきたので俺はうなずいた
「そっか。夛田飛斗、お前には先いっとくが、結城リトとあのじゃじゃ馬をしっかり見守ってやれ。それと、この地球は見るからに平穏だが、宇宙では人浚いや戦争とか化け物とか普通にいるからな?俺に刃向かったぐらいなんだからそんなやつらに負けるなよ」
「はい」
「ふん。あとは気がむいたら暇潰しにまた相手してやるから殺されないように強くなれ。じゃーな」
そういいがらギド王はこの場に去り、残ったのは俺だが・・・何で俺の居場所ばれたの??そんな疑問をもちながら俺は安静した
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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思い出す
3月28日に俺は家である人を待ち構えていた。いったいどんな用件で俺を呼んだのだろうか?ピンポーンとインターフォンがなったので俺は出迎えると
「やっほー、ヒーちゃん!お久しぶり~!!」
「モガッ!?!」
俺は出迎えると目の前に豊満な胸が俺の顔に思いきり直撃しておどろいた
「うーん!この触り心地のある感触はヒーちゃんだねー」
「モガモガ!?!(胸が顔に!?!胸が顔に!?!)」
「あら?くるしかったの?ごめんね、ヒーちゃん」
「ぶはっ!!ぜぇぜぇ・・・いいえ・・・」
俺は危うく幸せに死にそうになっていたがなんとか呼吸をして落ち着かせて、相手の方を見た
「霧崎さん、貴方ほどの人がこんな男に抱きつくのはどうかと思うのですが?」
「ごめんね?これはヒーちゃんだけにしかしないのだけど秋穂さんの言う通り面白い反応してくれた~♪体張った甲斐がある~」
「秋穂さんー!?!」
まさかのこれを提案していたのは秋穂さんだった!確かにあの人にもそれをされたことあるけどまさかの霧崎さんもするのかい!!
「さてと、お話があってね。ヒーちゃんは私とあったことがあるのだよって前話したよね?」
「ん、そういえばそうでしたね。もしかしてそれを話に?」
「うん。思い出すのを待ってても良かったのだけどよく考えたらあのときは暗いときだったからわからないかな?」
暗いとき?いやいや、あのとき初めてあったのは浚われるときでは??俺の思案に霧崎さんは優しく否定していた
「うぅん、そうじゃないよ?」
「・・・うーん・・・あ、とりあえずは紅茶かコーヒーどちらを飲みますか?」
「じゃあ、紅茶で」
霧崎さんの注文に俺は紅茶をいれながら座布団を用意して座らせた
「どうぞ、御粗末ですがカステラもあります」
「ありがとう」
俺は紅茶とカステラを置くと、霧崎さんは嬉しそうに笑っていた。ちなみに霧崎さんは今日は私服できていてる
「さてっと・・・ヒーちゃんは2、3年前の事を覚えてるかな?」
「中学の時の・・・ですか?」
「うん、その反応で何となくわかったよ。昔々、一人の少女があることに悩まされていてました」
あれ?なんかいきなり昔話に入りましたけど!?とりあえずはだまってきこう
「一人の少女は小さい時からアイドルを目指していて努力をしてました。そんな少女は努力の結果少しずつ注目されてました。しかしあるとき奇妙な手紙が届きました」
「(奇妙な手紙?)」
「君は僕のものだと・・少女は無視していましたが、そんな手紙が毎日のように少女に届いてました。さすがに気持ち悪くなった少女は精神的にもしんどい日々が出ていました」
その少女はストーカーされていたと言うことか。しかもそんな手紙を送るなんてまた気持ち悪いものを・・・
「やがて、その手紙の送り主はしびれを切らしていたのか夜な夜なその少女が家へ帰るときにストーカーのように追いかけてました」
「(うちの校長じゃないことを祈りたいのだけど!?ってかストーカーっていってるやん!?)」
「そんなある日、ストーカーはさらにしびれを切らしたのかその少女に襲いかかりました。少女は突然の事で抵抗できずどうしょうとおもうと、そのストーカーはいきなり吹っ飛ばれました」
「(いきなり!?)」
「そして、そのストーカーを吹っ飛ばしてくれた人は少女に言いました。ここは自分が逃げろっと、しかし少女は突然教われたことで腰抜けてしまい動けなかった」
「(ん?)」
「ストーカーはいきなり飛ばされてやがてナイフをだして・・・その人の太ももを刺した」
「(この話はひょっとして・・)」
「少女は驚き、叫ぼうとしてるとその人は怒りながら危ないから早く逃げて!といいました。少女は慌てて逃げて警察を呼びました。警察を呼びそのストーカーの場所の方までいくと助けてくれた人はいない代わりにそのストーカーはぼこられたあとがかなりあり逮捕された」
「まってください・・その話って・・・」
「うん。その少女はお礼を言えずに去ってしまった少年をさがしていたのだよ・・・あのときの私を助けてくれた夛田飛斗君」
やっぱりぃぃぃ!!あのときの助けた女の子ってのは霧崎恭子さん!?
「うん、夛田飛斗が思ってる通り君が助けてた相手は私だよ。こうして改めてお礼言いたかったの」
「まじで・・・すか!?」
「まじまじ。あのときといいその前も助けてくれてありがとうね。ヒーちゃん」
霧崎さんは優しい笑顔でおれに頭を下げていたが俺はあわてていた
「いやいや!?いろいろと状況がついていてないのですが・・・つまり、ストーカーはもう起こらず?」
「うん。事務所も厳重に警戒してくれてあれ以降は起きてないの」
「な、なるほど。ってあれ?あのとき浚おうとしていた人はストーカーではないと?」
「うん」
じゃああいつらは何者なんだろ?俺は不信感を覚えながらもとりあえずは霧崎さんとの話を続けた
「それにこの日は君が私を助けてくれた日だもん。どうしても話したくってね」
「なるほど・・・」
「ありがとうね。私だけの騎士さま」
「んな!?」
霧崎さんはお茶目ぽく俺にいった。俺は女性にそれを言われるの慣れていないせいか顔真っ赤になった。その後は楽しく会話して秋穂さんも霧崎さんも本当にいい人だと再確認した日だった
ここまで読んでいただきありがとうございます!
ストックはまだまだありますが、三日間くらい休憩入りたいと思いますのでよろしくお願いします
とりあえずは一年生編は終わりです!!
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二年生編
新たな始まりと委員長決め
4月になり、あんな出来事があってからどれくらいたっただろうか?俺は今日からの一年がどんなクラスになるか楽しみだな
「さてさて、クラスはと・・・・ふむふむ。大半が同じクラスのやつか。お、リトとララさんと春ちゃんと同じクラスか」
俺がそういうと、後ろから声かけてくるやつがいた
「はぁ、またお前と同じクラスかよ」
「この声は・・・・それはこちらの台詞だ。チンパンジー猿山」
「まさかの猿どころがチンパンジー扱い!?高校二年になっても彼女なしの負け犬がそんなこと言うなよ!」
「あ!?おまえもだろうが!?それにお前は結局一年の最後の成績でひとつ負けていたくせによ!?」
「お前も同じだろうがぁぁ!」
俺と猿は胸ぐらをつかみ合いながらメンチきって同じクラスに歩いていった。新学期で俺たちの新しいクラスは2-A組だ
「っけ、本当にお前と中学から同じクラスかよ。おぉ、いやいや、ここまで来たら運命ってやつか?」
「お前いってて寒気ないのか?俺今鳥肌たったわ」
「・・・・ごめん。今のはなしで」
俺は猿の言葉に指摘すると猿も真っ青になりながらなかったことにしょうと話していた。お互いに今のは聞かなかったことにした
「まぁ、授業始まる前だからねるわ」
「は?珍しくお前学校で寝るんだな?」
「いや、師匠の課題をこなしていたら徹夜になってな。始まる前に起きるわ」
「おーう」
猿は離れて俺は授業が始まるまでにとりあえず睡眠をとろうとしていたら、リトが女子にハレンチな~ー!って言われているの聞こえたが俺には関係ない
「えー・・・新クラスでの新学期なので・・・クラスの委員を決めたいと思います」
骨川先生はいつも通りよれよれながらクラスの代表を決めようとしていた。ちなみに俺は一年の時から委員は所属してない
「先生!男子は夛田君がいいです」
「猿、貴様!?」
「お、うちも賛成~」
「私も~!」
「まてまて!?何で俺がやる前提!?リト、お前は止めるよな!?」
「あー、夛田でお願いします!」
なんでこうなる!?猿の一言で大半が否定してない!?誰かこういうの止めろよ!?
「的目あげる!お前は前のクラスでは男子の委員長だったから止めてくれるよな!?」
「・・・先生」
「おや、なんですか?」
「今回は夛田君で僕も賛成です」
「的目ぇぇぇぇ!?!」
俺は師匠の仕事を手伝ったりとかもあるのになんでこうなるぅぅ!?ってか、何でこうなった!?新学期のクラス委員長決めでこうなったのはなぜ!?
「では男子はそれでいきますか・・・?次に女子は・・・?」
「はい!」
あれはたしか元1-Bの古手川唯さんか?たしか一年で委員長もやっていてさらに風紀も厳しく取り締まり、きっちりとしてる子だったよな
「春菜は立候補しないの?」
「うーん、どうしょうかな?テニス部も忙しくなるし・・・」
「はい!私が立候補します!」
女子の委員長にはララさんと古手川さんが対立することになった。ララさんは興味本意だろうが、古手川さんは噂で聞くならかなりの頑固とか・・・
「あと、夛田君は職員室にきてください」
「なんで!?」
「書類を渡しますから・・・では」
なんの書類だよ!?退学の処理とかじゃないよね!とりあえずは女子のはひと悶着ありそうだと思い、疲れたため息をついた。そんな俺は授業が終わり速攻で職員室にいる骨川先生の方へと歩いていた。まさか、本当に俺がクラスの委員をされるとなれば嫌だな・・・
「失礼します、2-Aの夛田飛斗です。骨川先生はいらしゃいますか?」
「おお・・・ここじゃ」
俺は挨拶して骨川先生の方へと歩くと紙を渡されたので俺はキョトンとしてそれを見ていた
「先生、これは?」
「バイト申請・・・じゃ・・・休みの日にちょこちょことバイトしてるのみたからのぅ」
「この学校にバイト申請がいるのはじめて知りましたよ。ここで手続きしますがよろしいでしょうか?」
「うむ・・・名前と住所と何を目的にやるのかだけ書けばもうOKじゃ」
俺は先生の言う通りに名前と住所と目的を書いてあとは先生の判子が押してくれたらもうオッケーだといっていた
「ではもうよろしいのですか?」
「あ、そうじゃ・・・生徒会のとかやらない・・・」
「流石に勘弁してください。胃に穴が開きますので」
「むむ、残念じゃのう・・・」
別の意味でこれ以上今時間とられたら本当に俺がきつい!ここ最近はリトの婚約者狙いは消えたとはいえ、いつまた何が起こるかわからないのだから!
「では失礼します」
俺は職員室から出ていくとそこには腕を組んで睨んでいる人がいた。同じクラスの古手川唯でクラスの委員長の立候補卯をしているこだ
「貴方は元Aクラスの夛田飛斗君よね」
「同じクラスで女子のクラス委員長をめざしてる古手川唯さんか。わざわざ、職員室の前で何でここに?」
「あなたの友人の結城リトに大分辱しめにあったの!それより聞きたいのだけど、貴方はどちらの味方?」
リトのやつ早速、トラブル起こしたのかよ・・・それと、俺は古手川さんの質問に疑問を持って聞き返した
「どちらの味方というと?」
「私かララさんかと言うことよ!あの子に任せてはクラスが崩壊するのよ!?」
「あー、なるほどな。そういうことね」
古手川さんが言いたいことはわかる。確かにララさんはハチャメチャなところがあるし、あの子は宇宙人だから地球の文化は疎い
「まぁ落ち着きや。古手川唯さんや」
「何でフルネーム!?」
「どう呼んだらいいかわからんからな。とりあえずはまずは肩の力抜きなよ」
「は?」
俺の言葉に古手川唯さんはキョトンとしていた。俺は少し落ち着かせるように話した
「古手川唯さんの一年の時はどうだったか知らないから余り否定もしたりもするつもりもないけど、もう少しゆっくり回りを見たらいいのじゃないか?」
「何をいってるのかしら?」
「ま、俺から言えるのは己を知り敵を知り次にどうするか決めたらいいわけ」
「意味わかんないわよ・・」
俺の言葉に古手川唯さんは呆れながらこの場を去ったが俺としてはもっと簡単に言えばそんな毎日肩に力いれていたら人生しんどいぞといいたかったが・・・
「前世でも常に緊張感持ってやり過ぎてどうなったのかいたもんな。・・・・もう何十年前になるんだろうな。俺のあの頃と今の俺は・・・変わったのだろうか?」
前世でも俺には友がいたが・・・今世では会えるかどうかも保証がない世界だし、もしかったら転生してないであの世にいるかもしれない。だが、これまでの経験上では責任感ありすぎるあの子はつぶれるぞ
「ま、他人の俺がいっても説得力はないが・・・この一年であの子も楽しい一年を過ごしてほしいな」
俺は少しつかれたため息をつきながら教室に戻り、先生が来るのを待っていた。とりあえずはこのクラスの委員長がだれになるかだよな
「さて、今から正式にクラスの委員長を発表します。なおこれはクラスの総意と受け止めてください」
あれ、なんかものすげぇ嫌な予感ですけど……俺は
「では、まずはクラスの委員長男子を正式に発表します・・・夛田飛斗君で」
「畜生!!!!何で俺なんだよ!!!」
俺は先生の無情な宣告に机をうつ伏してダウンしていた。畜生、誰かが委員長変わってくれるのをいってくれるの期待していたのに……
「では女子ですが・・・ララさん2票」
「!(ララさんが2票ってことはあとは私!!?)」
「古手川唯さんは・・・・2票」
「・・・・・・・・・・・・え?」
ん?なんか雲行きながれがおかしいぞ?何で立候補していた二人が2票止まりなんだと思うと・・・残りは?
「西連寺さん、30票」
「えーー!!?」
まさかの春ちゃんがクラスの委員長になり回りも賛同していて古手川唯さんは「認めない!認めない!」と悔しがっていたが根はものすごくいい人だと思うのだけどなぁ・・・
「よ、がんばれよ。クラスの委員長」
「不用意な励ましはいらん……ふん!」
「ぶぺ!?」
俺は元のきっかけの猿に思いきりツキ出しの技をすると見事に溝押しくらっていたが俺には関係ない!押し付けた罰だ!!
お久しぶりです。最近なかなか投稿できず申し訳ございません!本日から少しずつ再開します!今後ともよろしくお願いします
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最強のもて男
四月のとある早朝・・・新学期始まってからも俺は変わらず日課のトレーニングをしていた。現在俺は誰もいないとある神社の方まで走り込んでいた
「はぁはぁ・・・・」
「おーおー、朝から元気だね。ヒー君」
「秋穂さんとマロン?」
俺は神社を向かう最中に声かけてきたのは秋穂さんだった。いつもならこの時間は誰もいないはずなのに何故……というか秋穂さんと朝会うの珍しいな
「いやー、今日は春菜が朝練あるから私がマロンの散歩をしていたのよ」
「あぁ、なるほど。マロンの散歩ですか」
「ヒー君が走ってると言うことは・・ふむふむ。ひょっとしてサッカー復帰するのかね?」
「あー、サッカーの復帰はまだしないですけど、ここ最近はいろいろとあったから走り込みたくって(戦うための特訓といっても信じてくれないだろうな)」
「色々・・・ね?ひょっとして、ララちゃんが宇宙人だから何かあって力をつけているのとか」
「ごぶ!?な、なんでララさんのことをしってるのですか?」
「ふふん、お姉さんにはなにもかもお見通しなのだよー(春菜からも聞いていたし、あの子は隠し事へただからねー。あと、ヒー君もまだまだわたしに隠し事はできないね!)」
俺の考えてるのを先に言うとは恐るべき西連寺秋穂さんだ。俺のこれまでの考えも下手したらお見通しなのでは!?
「そうそう、二年生になってどう?」
「まぁまだそんなに時間はたってないですからね。しかもクラス委員を押し付けられたのは予想外ですけど・・・」
「ふふ、お姉さんは応援してるよ」
「まぁ何なりとやってみますよ。ん?」
俺はなにか違和感を感じたので後ろを振り向くと誰もいなかった。今一瞬だれかに見られたような気がしたが、きのせいか?
「どうしたの?」
「あ、いえ何でもないです。じゃあ、秋穂さん気を付けてくださいね?」
「うん。じゃあ、マロンいこうか」
秋穂さんはマロンをつれてその場を去り、ゆっくりといなくなるのを見届けた俺は軽く手袋をはめて気配を感じた視線に警戒したが動く気配はなかった
「・・・・気のせいか。あ!?そろそろ急がねぇとヤバイ!」
俺は気のせいだと思いとりあえずは急いで帰ることにした。何にしてもリトの婚約者の件は凍結したと考えたらいいかな
「しかし、こうして平穏な日々を過ごせるのはいいことだよな」
俺は朝御飯を食べて学校にいつも通りに登校してクラスの仲間の元気な姿を見て安心する。そして俺たちはいつも通りに授業を終えて移動教室から帰るときだった
「あ、あの!!え?」
一人の男がリトと思いきりぶつかり俺は何があったと思っていたが、リトが先に行った
「いたた、お前一年かよ・・」
「すいませんッス」
「ん?」
「「あ」」
俺とリトはその一年に見覚えがあり、またその一年は俺たちのかおを見て驚いていた
「立花!?」
「うわー!結城先輩に夛田先輩!懐かしいです!!」
「おぉ、俺のことはよく覚えていたな・・・途中でやめたのに」
「いえいえ、おぼえてますよ!結城先輩は足が速かったですし、夛田先輩はそれをうまいこと引き出す力があった。特に夛田先輩に至っては怪我さえなかったら僕らの学校はもっと強かったのに・・・!」
「たら、ればは無しだ。怪我したおれが悪かったしあのままおれが残っててもチームの足手まといになるやろ?」
「それはないですよ。それより、夛田先輩は高校サッカーは復帰しないのですか!?」
「すまんが、当時よりはよくなってもまだ出来そうにない。いずれはやるかもしれないがな」
「残念です・・・」
そのメガネをかけてたより無さそうな少年は俺やリトの中学サッカー部の後輩だった。まさか、こいつがこの学校に通うとはな
「リト、夛田。その子は?」
「こいつは立花。リトと俺の部活の後輩でな」
「へぇ、そうなんだ」
「せ、先輩!この美しい方とお知り合いなんですか!?」
「リトのお友だち初めましてー!リトの家で同棲してるララですー!」
あぁ、その自己紹介ではまたリトが苦労するが俺は止めないで?何故なら俺に被害飛ぶ訳じゃないし、あってもとめない。なぜならその方が面白いからな!
「リト先輩のいえで同棲してる!?それって・・うわ!?」
「リトくーん!聞いて聞いて!私ね、校長先生に事情を話して正式にこの学校に斯様ことになったの!」
「話したって宇宙人のことを!?」
「うん!」
あの校長ならかわいかったらなんでもオッケーにしそうだな。リトは女性に抱き締められて動揺しているのでルンさんを弾き飛ばすが・・・
「おーい、そこは地獄の落ちるコースの階段だぞ」
「え?!ぁぁぁぁ!」
「飛斗先輩何で先に止めなかったのですか!?」
「その方があいつの反応楽しめると思ってな」
「忘れていた!!飛斗先輩はたまに悪魔になることを!!」
「誰が悪魔だ、誰が?お前もやってほしいならするけど?」
俺は立花に軽く微笑みながらいうと立花は真っ青にしながら「ごめんなさい!」といっていた
「相変わらず騒がしいですね、結城リト」
「や、闇!?」
「あ、ヤミちゃんだー!久しぶり」
「ぬぁ?!(リト先輩!あんなこと知り合い!?しかも・・・なんてけしからん太もも!!)」
「バカだなー」
「へ、何がっ・・・?!!」
おれは立花が興奮してるのを見て呆れてると立花の髪の毛が軽く切れていた。慌てて髪の毛を確認していたが俺は気にすることなく、ヤミさんに挨拶した
「どうも、ヤミちゃん」
「夛田飛斗。この間のサンドイッチなかなか美味しかったです。今度はたい焼きを要求します」
「了解。約束ごとは守ろう」
俺とヤミちゃんの会話を終えてリトはなにか言ったがヤミちゃんが「貴方は私のターゲットなので」といっていた。あいつは自分がまだ命狙われてるのわかってないのかよ・・・・
「(恋のライバル・・・!そして同棲・・複数の女の子とこんな・・こんな・・)結城先輩すげぇ!!」
「え?なにが?」
「ふぅ・・・はぁ・・・はよ、教室に戻らんか!この鈍感コンビ!!」
俺はハリセンで思いきり頭を叩くと二人とも頭を押さえていた。そして、立花が俺にクレームいれてきた
「先輩!いきなり頭叩かないで下さい!」
「いきなりではない、それより時間を見ろ」
「時間を・・あ!?」
時間を見て、もう少しでチャイムなるとわかったのか少し慌てていた
「結城先輩に夛田先輩!またこんど!!あと、そのハリセン痛いです!」
「いたくしてるから当然や!あと、どうやって出したのか企業秘密!!さ、リトも戻るぞ」
「いたたた・・・お前もう少し手加減してくれよ」
「いいことを教える。あの威力で二割だからな」
「え!?あれで二割!!?じゃあ・・・」
「それをフルでやったらどうなるのか・・・俺も試したことがないな~。フフフ、楽しい予感がするぜ」
「ひ、飛斗。とりあえずは教室にな?」
「おう」
俺がまだフルで人の頭を叩いたことがないと伝えるとリトは真っ青になっていた。しかし、まさか下の学年に立花が入ってきているのは驚いたな・・・
リトside
俺は家に帰ってから美柑と今日あったことを話していた。ララは今お風呂に入っていた
「へぇー、部活の後輩とあったんだ。でも、いいな~、後輩って」
「そうか?」
「だっていろいろ頼めて便利そうじゃん」
「そりゃ、おまえはただパシりたいだけだろ?」
「あはは~、そうとも言う~」
美柑はアイスクリームをしゃぶりながら笑っていた。すると、ララがお風呂から上がってきて聞いてきた
「ねぇ、リトと夛田ってあの子の事を知ってるのよね?それに、中学の時サッカー部だったんだね?」
「まぁな」
「リトはなんでやめたの?」
「そりゃあ、おまえ親父らも家におらないし美柑に負担をかけたくないからな」
「私は別にいいと行ったのだけどねー」
美柑はアイスをしゃぶりながら問題ないというが俺としてはそういう風に負担をかけたくなかった
「飛斗はなんでやめたのかわかる?」
「あー・・・」
その質問に俺は話していいのか悩んだが、美柑が簡単に話した
「飛斗さんは昔怪我したからプレーも満足にできずに辞めたらしいよ」
「怪我で?」
「あぁ。今はましだけど昔は本当にプレーができる状態じゃなかったし本人の意思も固いからやめることになったけどな」
「私としては飛斗さんとリトのコンビプレーはものすごく楽しかったからもったいないな~っておもうけどね」
「まぁ、飛斗がやめたのはもったいなかったけどな」
俺がそう話すとララはなにか考えるようにそして思い付いたように話していた
「ねぇ、飛斗の怪我はまだあるの?」
ララは純粋な疑問なのか他人の怪我の状態を聞いてきた
「いや、たぶんないと思うけど・・・どうしてそんなこと聞くんだ?」
「ほら、御門先生なら死者以外は治すっていっていたでしょ?」
「あ!?」
確かに御門先生ならもしかしたら飛斗の治ってない可能性がある怪我を治すかもしれない!
「でもリト。おもったのだけどさ、飛斗さんってさクラス委員になったのだよね?」
「うん?そうだが?」
「飛斗さんがクラス委員になったのだったら飛斗さんはいろいろな苦労しそうじゃない?主にララさん関係で苦労しそう」
「・・・たぶんだいじょうぶだろ?」
飛斗なら問題ないと思いたいけど、ストレスたまらないか心配だな。まぁ、明日も平穏な日々を過ごしたいなー
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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春菜の好きな人
俺は恒例のランニングとヤミちゃんとの手合わせを終えて、朝御飯を作り食べて学校にいっていつも通りのリトのトラブルを起こしーー
「いや、起こしてないからな!?!」
教室の外でリトがいきなり俺に向かって叫んでいたので、俺は驚き突っ込みいれた
「ビックリした!?いきなりなんやねん!?」
「いや、なんかお前が俺に対してなにか失礼なことをいってるのでは?と思ってな」
「気のせいだろ。失礼なこと考える相手は猿だけと一応決めてるからな」
「そ、そうか・・・・まって、今一応って言わなかった?」
「さー、移動するぞ!」
「まって!?流石に無理やりごまかすのはないだろ!?」
リトがなにかいってるが俺はスルーする事にした。失礼なことを考えるのは一応猿だけといってるが、誰もお前には被害飛ばないとは一言もいってないからね(震え)?そんなことを思いながら、歩こうとすると後ろから声かけてくるやつがいた
「夛田先輩、結城先輩!」
「ん?」
「どうしたんだ、立花?」
移動しょうとしていた俺達を呼び止めたのは昨日再会した一年の立花だった。ちなみに俺は水分を取りながら聞いていた
「はぁはぁ、結城先輩!俺感動したんス!!」
「「は?」」
「だって、結城先輩はララさんを始め多くの美少女の心を鷲掴み!!まさに恋愛の達人!!」
「ぶはっ!?ゲホゲホッ!」
俺はその言葉に思いきり気管に入りかけてむせていた。そんな様子にリトは少し驚いていた
「ど、どうしたんだよ!?飛斗」
「いや、な、なんでもない!(リトのやつあらぬ誤解を受けている・・・)」
俺はとりあえずは落ち着かせながら立花はそれを感銘受けて相談したいことがあるらしい
「俺どうしても気になる人がいるんス!それを恋愛の達人結城先輩にお願いしたくって!!」
「まてまて!なんで、飛斗には頼まないんだよ!」
「え?だって、夛田先輩は明らかに彼女もおらないで結城先輩より枯れてる先輩ですよ?」
「そうそう俺はリトよりも枯れているよねって、じゃかましい!!もう婚期遅れたみたいな言い方やめろ!まだ枯れてない!」
「いた!?でた!!夛田先輩の伝説のハリセンツッコミと関西弁!」
「伝説の扱い!?」
俺が立花の頭を思いきり叩くと立花が興奮しながら嬉しそうに話すとリトが立花の言葉にツッコミ入れていた
「しかし、俺に頼まないのならあとはリトに任すとするか」
俺は後の事はリトに任せて去ろうとすると、立花が思い出したように聞いてきた
「あ、そうだ!先輩はこの間きれいなお二人と買い物をーー」
「立花。それ以上は言わない方が身のためやで?リトも味わってないフルパワーのハリセンを食らいたいならいいけど?」
「すいません、自分先輩を嘗めてましたッス!」
「嘗めていたんかい!?」
立花に警告を出すと立花は俺をなめていたと言う事実がわかり思わず引き返した
「いや、プレーとかではなめてないですけど・・・ほら、先輩は女の子と話すの見たことないので・・・チキンなのかと」
「それはおかしいだろ!?リトの役目だ!」
「何で俺?!」
「はぁ、とりあえずはリト。俺は打ち合わせあるから先に帰ってくれ」
「「打ち合わせ?」」
「猿やお前らに押し付けられた委員長の仕事だよ」
そう伝えるとリトは納得していて、立花は驚いていた
「先輩、クラスの委員長やってるのですか!?」
「押し付けられたがな。ま、すぐに終わると思うが先に帰ってくれ」
俺はそう伝えてクラスの方に早歩きに向かってた。立花は目を輝かせていてリトは?となっていたが、実はクラスの委員の打ち合わせは嘘だ
「(ククク、単純に恋愛の達人といわれてるリトにどういう風に立花にどう指導するのか楽しみだから嘘をついたのだ!)」
俺は影でリトたちにばれないように距離を取りながらゆっくりと追跡していた。すると、俺の後ろに声が聞こえた
「なにしてるの?夛田君」
「ん?同じクラスの古手川唯さんか?」
「長いから古手川でいいわよ!?なんでわざわざフルネーム!?」
「いや、ほら親しき仲にも礼儀ありっていうやん?」
「あなたと私親しくないのだけど!?」
ふむふむ、古手川さんは真面目そうで実はツッコミの体質を持っていると言うことね。ツンデレキャラの匂いがするな
「今、失礼なことを考えなかった?」
「滅相もございません」
どうやら俺の考えが一瞬見抜かれたみたいだな。恐ろしいことですわ
「で、あなたはなにしてるのよ?」
「すこし、人を弄るネタを・・・ゴホンゴホン。弄り倒すネタをね」
「言い直せていないし、それ同じ意味よね!?はぁ、それよりも少しお礼をいいに来たのよ」
「お礼?」
俺はなにか古手川さんにお礼を言われるようなことをしたか?
「この間、貴方が謂ったでしょ?己を知れって」
「あー。確かにいったが?」
「やり方を変えるつもりもないし、私は私のやり方でクラスをよくするわ。ただ、あなたや西連寺さんが困ったときは同じクラスとして協力するわ」
「おぉ、ありがとう」
「じゃ、失礼するね」
古手川さんはきりっ!としてこの場をクールに去ったかま俺からしてみたらやはり、古手川さんはツンデレキャラやな
「だから、なにか失礼なことを考えてるよね?」
滅相もございませんといいながら俺はとりあえずは急いで去った。これ以上しばかれたくないからだ
俺は夜になり、上半身裸になりながら大好物の飲みものを一気のみにしていた
「ふはー!いいお湯だったし、お風呂上がりは最高!」
俺は一気のみにして美味しい物を飲みながらチーズをつまんで料理番組を見ていた。いっておくが、お酒とかではないからな?前世があってもルールはルールよ
「ん?」
俺は机の上においていた携帯になにやらなっていたので画面を見ると春ちゃんからだった
「もしもし、春ちゃんか?」
「<今いいかな・・?>」
「うん、どうしたんや?」
「<今日の帰りに結城君に・・・その好きな人いるのかって聞かれたの>」
ふあ?!!!どういういうことだ!?俺が追跡できない状況になってからそんなことがあったの!?
「春ちゃんは何て答えたの?」
「<恥ずかしくって答えれなかったよ>」
「そっか・・・(リトのやつ普段はそこは聞けないのに大方立花が絡んでるのかもしれんが今回はいきなりすぎだから、お仕置き確定だな)」
「<ねぇ、ヒー君。私は結城君が好きだとすぐに言えばよかったのかな?>」
「うーん・・おれはあぁしろ、こうしろと言えないからさ・・・春ちゃんは春ちゃんのペースがあるよ。必ず春ちゃんも気持ちを固まったら改めていったらいいと思うよ」
「<・・・・うん、ありがとう>」
春ちゃんはお礼を言うと共にスイッチを切り、俺はリトと立花にメールであまり人様を迷惑かけたら覚悟しとけとおくって寝た
翌日二人は一人の男に思いきり頭をはたかれてタンゴブ出来ていたのはここだけの話だ・・・
次回もよろしくお願いします!
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潜入!旧校舎
ある休み時間に俺は猿と今噂になっている事を話していた。リトは他の女子と話してるが、あいつは何を話してるんだ?
「で、猿。その話は本当なのか?」
「あぁ。何でも旧校舎に幽霊が出るらしいんだとよ」
「幽霊が出るなんてそんなのあり得るわけ・・・・・いや、あり得るか」
「あり得るのかよ!?」
「だって、ついこの間までララさんという宇宙人がいないと思っていたのだったら幽霊がいてもおかしくないだろ?」
俺がそういうと猿も唸りながら確かにその可能性はあるよなと納得していた。それによく考えたらこの街って宇宙人がいるのだから幽霊がいてもおかしくないと思うのは俺の神経麻痺してるのか?
「ま、とりあえずは放課後にいくぞ!」
「それはいいが、その前の小テストを俺を勝ってから楽しい気分で放課後行けたらいいな」
サルの提案に俺は特に否定することなく、了承するが、その前にテストの事を忘れてるから先にいっとかないとなと思うとサルは悔しげに指差して言った
「ぐっ、俺と点数変わらないくせに・・・!今日こそ負かす!」
「逆に俺がお前を泣かすぞ。まけたら、俺の大好物の飲み物をおごってな?」
「上等だぁぁ!もし負けたら、おまえの大好物の飲み物をおごったるよ!その代わり、枯れているお前が負けたらどうするんだよ!」
「っちょっとまて!?枯れてないぞ!!大体その台詞はおかしいぞ!あと、今日は俺が勝つに決まってる!」
「なんだと!?その台詞は実現しないと教える!!」
「「「「(また一年からの変わらずの名物喧嘩が起きたよ・・・)」」」」
「はぁぁぁ・・・またなのね。彼はまともと思っていたのに・・・・!!」
俺とサルが胸ぐらつかみ合いながらメンチきりあうと他のみんなは穏やかに見ていて、古手川さんは、頭を抱えていたそんなこんなで放課後になり、俺とサルは旧校舎に歩いていた
「大分痛んでるなー・・・。 」
「そもそもなぜうちの学校に旧校舎が残っているんだろ?」
「さぁな。しかし、とりあえずは一階にうろついてみようか」
「おう、いいな」
俺とサルは回りを警戒しながらもゆっくりと歩いていた。所々出ていけと聞こえるが気のせいだろ
「しかし、この気味悪い声はなんだ?」
「・・・・・・・・え?飛斗も聞こえるの?」
俺の言葉にサルは先までの威勢はなく急に震えるように俺の方を見ていたが、俺はサルにあきれるようにはなした
「気のせいに決まってるだろ?大体この声が聞こえていても俺は驚かないぞ」
「気、気のせいだよな・・・あ、ははは!」
「サル、震えているぞ」
「う、うるせぇ!武者震いだよ!そういう飛斗は怖くないのかよ!」
「大丈夫だよ・・・・大丈夫だよ!」
俺は大丈夫だといいながら大好物の飲み物を飲もうとしていたがいくらたっても飲み物が流れてこない
「もう飲みきったのか?むむむ、まだあると思ったのだがな」
「・・・・なぁ、飛斗」
「ん?」
「お前も実は怖いのじゃ?」
「はぁぁ!?俺が怖いわけないじゃないか?あはは!」
「言葉と行動ともなっていないぞ!?それにペットボトルのギャップが開けてないからお前怖いのでは!?」
おれがこわい!?そ、そんなわけないじゃないか!?
「せっかくだから少しはなそうか!俺は昔さ高美さんのお仕事をお手伝いした時があってね。あ、今も手伝うけど」
「高美さんってあの美女女将?」
「うん。あの人はさ、優しいけどとにかく・・・人をいじるのが大好きな人なんだ・・・・」
「え、そうなのか?」
サルたちは知らないだろうが、あの肝試しのは高美さんたちが毎年楽しみにしてる企画んだよな。俺も後日聞いて驚いたけど、あのノリノリなメンバー見ていたら納得する
「まぁ、そこはおいといて・・・・その話でな俺はまぁ怖い経験したのだよ」
「怖い経験?」
「そう、あれは幼い時の話でな・・・俺は夜中に旅館のロビーをいってたときの話だ。俺は眠気が飛び、夜のロビーはどうなっているんだろ?と思い出歩いていたんだよ」
「待て、親はそのときおらんかったのかよ?」
「親はそんときは俺を預けて仕事でな。高美さんたちのもとでお泊まりしていたんだよ。で、ロビーに歩いていこうとすると夜中遅くに歩く音が聞こえるんだよ」
俺は当時を思い出しながら遠いめで話すとサルも緊張して息を飲んでいた
「最初は気のせいだろうと思い、無視して階段を下りていたのだけど・・・・俺じゃない足音だと気づくと同時にだんだん音が大きくなってきたんだよ」
「え・・・・」
「俺は本気で嫌な汗が止まらずに急いで階段を降りるとその足音もどんどん近づいてきた。俺はとにかく一心不乱に走りなんとか降りきったと思い呼吸を整えた瞬間」
「!!」
「貞○ばりのうつ伏せで俺の足元を掴み・・・『やっと・・・・・ミツケタ』って、血まみれに俺を覗き込んできたんだよ」
「あぁぁぁぁ!?!怖い、怖い!なにそれ!?俺としては想像しただけでこわいのだけど!?」
「そこから記憶がない・・・目覚めたときに高美さんたちが心配そうにみていたのは覚えてるが・・・」
「やめろやめろ!本気でこわいから!!」
今思えば、あれは本当になんだったのか。お陰でホラーはダメになったし、この間の肝試しは幼馴染みとはいえ男としてのプライドで残った・・・今はましになったが後遺症なのか夜の神社とか病院、旅館の人が通らないところは拒絶反応でるのは俺がおかしいのか!?
「ん?」
「え?」
俺達の目の前にはゆっくりと白い少女が廊下を歩いていたのを俺はみた・・・そして、その少女がスーッと消え去った
「「で、出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!」」
俺とサルはお互いに声だして全速力で逃げた・・・・
ゆ、ゆうれいがいた!?!
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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旧校舎の住民達と意外な結末
俺とサルは目の前に通りすぎた少女が明らかに幽霊だと思い、俺達は全速力で駆け抜けていた
「飛斗、お前はあれをどうにかならないのかよ!?あのハリセンで叩くの!」
「無理だ!いくら俺でも、女の人を頭叩くのはできない!」
「なんで、女に優しく男には頭を思い懲り叩くのだよ!?」
「男女平等にやりたいところだけど俺には女の人の頭を叩くのは無理だ!」
「このヘタレが!」
俺とサルは走りながら先程のを叩いて証明できないかと聞かれたが、むり!いくら、俺でもそれは無理なんだよ!
「ヘタレとか言うな!このエロサル!」
「エロサルは認めるが、お前に言われたくない!ってか、男は皆獣なんだよぉぉぉ」
「アホか!とにかく、逃げるぞぉぉぉ!」
「了解ぃぃぃ!」
俺達は急いではしると、離れた方向に幽霊の群れがこちらに駆け寄ってきた
「げ!?向こうの方からも来たぞ!」
「く、こうなったら・・・あっちに逃げるぞ!」
俺とサルは別の道へと駆け抜けると同時になにかが落ちた音が聞こえた
「な、なんだ!?」
「向こうの方からだ!あっちにとりあえずいくぞ!」
「お、おう!」
ーーば、バケモノダぁぁぁ!
「「・・・・・・」」
俺達は向こうの方に走ろうとすると聞きなれた声が聞こえて俺達は会話をやめた。今のは明らかに知ってる声だな。俺達はその声を向かうと、別の化け物がこちらに向かってきた
「げっ?!」
「く!」
俺は手袋を嵌めて、サルの前へおどりでて俺達よりも体格デカイ化け物を見据えていた
「ココヲデテイケェ・・・・」
「く!(エアーハンマーで弾き飛ばすか、切断技でいくか!?しかし、幽霊だからそんなに当たるか保証はない!)」
「飛斗、とにかく逃げるぞ!」
「猿!?」
「幽霊に物理的攻撃が当たる保証はないのに挑んでも仕方がない!とにかくいまは逃げることが優先だ!」
サルの言葉に俺はどうするべきか考えた結果、まずは逃げることを優先した。走り抜けていくとなぜかそこに、リトと古手川さんは化け物に囲まれていて、春ちゃんは気絶していた
「忘れていた!春ちゃんは俺以上にこわいのダメだったことに!」
「そうなのか!?ってか、西連寺があのまま目をさましたらどうなる?」
「・・・・・凄いことになる」
「凄いことに?」
サルは俺の言葉に?となっていたが、つぎの瞬間、春ちゃんは目を覚ましたのかなにかが切れてリトを掴み・・・
「きゃーーーーー!!」
「へ!?うわーーーー!!」
春ちゃんは思い切りリトを掴んでジャイアントスイング並みに化け物たちを次々と飛ばしていた。そんな様子に俺とサルは固まり震えていた
「リ、リト・・・すまない。俺たちでは助けられない!」
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」
「貴方たちは何をしてるのかしら?」
隠れていた俺達の後ろに声をした方向を見るとそこにいたのは保健の御門先生だった。それと同時にあの化け物は春ちゃんがリトを使って撃破した
「・・・向こうの方にいる子達の事情はよくわからないけど、凄いことになってるのね」
「みたいですね・・・」
俺達はひとまず騒ぎが落ち着いたのでそちらにいこうとすると、彼らは宇宙人だったらしくこの住処を守ろうとしていたらしい
「地球だけかと思ったが、まさか宇宙人でもリストラがあるって恐ろしいな・・・・」
「なんていうか・・・あまりにも同情するぜ」
「でも、だいたいの事情はわかったわ。貴方達はリストラされてここに住んでいたのね」
「!御門先生と猿山と飛斗!?」
俺とサルは疲れた顔で挨拶すると御門先生は凛としながら宇宙人たちと話していた。なおそのとき脅かしていた宇宙人達はヤミちゃんとララさんの正体を知り、彼らは震えていたのはここだけの話だ
「しかし、事情はわかるけどここにすむのは不味いわよ。・・・仕方ない、私が貴方達に仕事の紹介してあげましょうか」
「「「え?!」」」
「知り合いに地球で遊園地の経営者やっている宇宙人がいるの。貴方達お化け屋敷ぴったりじゃない?」
「「「本当ですか!?まじですか!?すげーーー!」」」
「・・・もしかしてあの先生も宇宙人?」
「御門先生が宇宙人だったのか?」
「あ、あぁ。実はね・・・」
御門先生と宇宙人のやり取りに知らなかった面子は驚いていたが、俺は少し考え事をしていた
「飛斗はなにか気になることでもあるのかよ?」
「嫌、なんでもない・・・・・って、え?」
「どうしたんだよ、急に固まって・・・え?」
俺が固まってる方向に猿もその方向を見ると固まった。そして他の面子もさっきまで話していたのが急に静かになった
「良かったですね。皆さんの仕事が見つかって・・・これで私も静かに過ごすことが出来ます。どうもありがとう。あ、申し遅れました。私は400年前にこの地で死んだお静といいます♪」
その子は普通にしゃべってるが良く良く足下や服を見ると完全にあれの衣装そのものでリアルな・・・・
「「「「ゆ、幽霊が出たぁぁ!?」」」」
ほ、ホンマに幽霊が出たぁぁぁぁ!!!
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恋人気分で夏祭り
お静ちゃん騒動も収まり、当の本人はいまだに旧校舎にいるみたいだ。そんなこともあった中、もう少しで夏休みが入る間近で俺は今、喫茶店のバイトをしていたが、今日はお客さんが多く店は戦場だった!
「飛斗!これは出来たからつぎの料理を作るの頼む!」
「了解です!」
「マスター、飛斗、喫茶店のホットケーキを6人前とお願いしてるお客様がいます!」
「ホットケーキを六人前!?えぇい!」
「師匠!」
俺はホットケーキをやりながら師匠を呼び掛けて師匠は慌てながらも俺の呼び掛けに答えてくれた
「ここは喫茶店ですよね!?」
「そうだぞ!それがどうした!?」
「なんでこんなにお客さんが多いのですか!?」
「わからない!とにかく、喫茶店のメニューは色々と作っていたからな!」
「マスターの手料理は美味しいですからね。あ、マスター、こんどはオムライスの注文です。こんどは5人前です」
「「なんでさー!!!」」
俺と師匠は止まらぬ注文の嵐に思わず嘆いていた。料理で忙しいのはいいけど、ひとつのメニューにこんだけ忙しいのはつらい!
「先輩!このメニューは私がしますので!」
「わかった!」
「飛斗。私は中華をするからオムライスを願い!」
「はい!!」
「では、私はメニューを聞いてきますので!」
俺達は全員で力を合わせて、お客様を満足にさせるために大急ぎで作ってた。そもそも、こんなにお客さんが多いのはなぜだ!?と思いながらも俺は作業を休むことなく作っていた
「「「「お、おわった・・・・・」」」」
なんとか山を乗りきり俺達はぐったりしていた。喫茶店とはいえ、こんな忙しくなるのは誰も予想してなかったがなぜこうなった・・・?
「なんでこんなに忙しいのさ・・・・」
「今日が祭りだからよ」
「あ、本当ですね!それでお客さん多かったのですね」
「祭り・・・ですか」
「どうしたのですか、飛斗?」
「いえ、昨年の俺は親に海外つれ回されて行けなかったのですよ。それも二回とも」
俺がそういうと四人とも納得していた。本当に昨年はタイミング悪かったのか狙っていたのか親が海外無理矢理つれていったし、秋穂さん達に謝ったのも最近だよなー
カランカラン
「いらっしゃい、と言いたいところだがもう閉める時間・・・あれ?」
師匠は閉店の時間と伝えようとすると、入ってきた人がよほど驚く人たちなのか驚いていた
「師匠どうしたのですか・・・・?what!?」
「やっほー!ヒーちゃん来たよ!」
「やっほー!ヒー君来たよ!」
「霧崎さんと秋穂さん!?しかも浴衣!?」
秋穂さんと霧崎さんの浴衣は同じのを選んでいたが、出るところは出ていてしっかりと締まっていた
「お二人とも今日は仕事では・・・?」
「安心して、今日のために早く終わらせたの!」
「秋穂さんと私はヒーちゃんと今日はお祭りいきたくってね。どう、年上のお姉さん達の浴衣は?」
俺の質問に秋穂さんがウインクしていて、霧崎さんは上目遣いで俺をみるが、俺は顔真っ赤にしながらそむけていた
「・・・・」
「ヒー君、なんで顔を背けているの?ははーん、もしかって・・・」
「!?!」
秋穂さんが面白がるように俺を思い切り抱き締めてきたので俺はさらに声にならない叫びと共に顔真っ赤になっていた
「オー、やっぱりね!恭子ちゃん、ヒー君は見とれていたみたいよ」
「え、ほんとうですか!」
「本当本当。お姉さん達の浴衣に見とれていたみたいよ」
「ヒーちゃんかわいい!秋穂さんと私を見とれていたなんて可愛いんだから!」
「かわいいと言えば、私達の旦那のかわいい一面もあるのよね」
「そうですね。そういえば、この間マスターと飛斗が楽しそうなことをしてましたよ」
「「「「その話詳しく!」」」」
秋穂さんと霧崎さんがキャキャと話すと、いつの間にか師匠の奥さんたちも出てきて楽しそうに話し始めていた。取り残された俺たち男二人は・・・
「・・・師匠、俺はどうしたら良いですか?」
「・・・俺の経験上諦めろとしかいえないな」
俺の問いに師匠は悲しそうに漂わしていた。師匠も、なにやら昔から苦労をしてるのがよくわかる・・・いつの間にか始まった女子会に俺たちは気がすむまで待っていた
「「「じゃあお疲れさまでしたー」」」
俺と秋穂さんと霧崎さんの三人は喫茶店を出ていき、お祭りの会場へと歩いていた。二人ともものすごくスッキリとした顔をしていたが俺は師匠とともに色々と聞いていたら恥ずかしくなるので新しい手料理を話し合っていた
「(この後のお祭りの食べ物でかなりお金使い飛ぶことになるだろうから臨時ボーナスくれたけど、師匠のあの悲哀はなんだろ??)」
「あれー、飛斗?」
俺がなにか考えてると後ろから知り合いの声が聞こえたので俺は振り向くと、わたあめを食べながら歩いていたララさんと美柑ちゃんがそこにいた
「こんばんは、飛斗さん。後ろにいるお二人は?」
「こんばんは、後ろにいるお二人は俺の知り合いの人だよ」
「初めまして。ララちゃんは覚えてると思うけど、西連寺秋穂よ」
「私は霧崎といいます。よろしくね」
秋穂さんは良いとしても霧崎さんはアイドルもやっているから下の名前は伏せているのだろうね
「あ、そうだ。リトはしらない?」
「リト?俺達はあってないけど・・・」
「そっかー。まぁいいや」
「(いいのかい!?)」
俺はララさんのあっけらかんに少し心のなかで突っ込みいれながらもリトのやつ妹とかララさんとかしっかりと見とけよ
「ん?」
俺はこの嗅いだことある臭いに反応して俺はこれはもしかってとおもいながらも念のために二人にも確認とった
「あったのも何かの縁だから四人に食べ物をおごりますよ」
「「「「それ本当!?」」」」
「おわ!?」
俺の言葉を聞き四人は目を輝かして、おれを掴んであちらこちらの店をつれ回された・・。途中の店で秋穂さんと霧崎さんとララさんが商品大量に獲得してるのを見て震えていたのはここだけの話であと何気に美柑ちゃんもちゃっかりと奢りを要求していたな
「いやー、満足満足!」
「うん。ヒーちゃん、ありがとうね」
「あははは、問題ないですよ(働いてる二人よりお金はないけどさ・・・こういうときは付き合ってる付き合ってない関係なく男はやらないとな)」
そして、俺達は美柑ちゃんたちと別れて見晴らしの良いところへと歩いていた。そして良いタイミングで花火が放たれた
「「「おおぉー」」」
その花火は鮮やかで鮮明に脳裏に焼き付けようと俺は空を見ていた
「ねぇ、秋穂さんとヒーちゃん」
「「うん?」」
「また三人でどこかいこうね?」
「うん、そうだね」
「(あのー、お二人は彼氏とか作ってみた方がきっと楽しいですよ?といいたいが言えば、なぜか恐ろしいことになるからやめとこう)そうですね、またですね」
俺達は花火を見ながらこれからも平穏な日々が続くことを祈っていた・・・
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泳げ!イルカ君!
あの楽しかった夏祭りから時が経過して俺は現在、リトの家でリトともにある用意の確認してた。そのある用意を確認しながらリトに呆れた口調ではなしをしていた
「全く、サルからいきなり連絡もらったと思えばリトの提案で沖縄にいこうと聞いたいたのだが……これはどういうこと、リト」
「すまん、ララが「突然暑いし、沖縄にいきたい!」と言っていたんだ。でも、いきなりではないはずだけどな?」
「え?だって、俺がサルから言われたのは昨日だぞ?」
「え、俺は猿に何日か前にメンバーを集めといてくれと頼んだぞ?」
リトの言葉に俺は連絡もらったのは昨日であるが、サルは実は何日か前からリトと話し合っていてメンバーを集めるのは猿に任せていたそうだ
「ほう……あの野郎、何日か前ならなんで俺を最初に誘わなかった!!そうすれば、今日までに美味しい旅行用のメニューを考えてあげたのに!」
「怒るところそこ!?ってか、それは現地で食べた方がいいような気が・・・」
「ま、いいや。さすがに今ここにおるし怒る理由はないが・・・ひとつ聞いて良いか?」
俺はどうしてもツッコミをいれたいことがあり我慢していたがやはりあれは流してはいけないと思いリトに質問した
「はぁ、なんだよ?」
「リトの庭にいるあの生物はなんだ!?!俺は一瞬リトの家は間違えたのかと本気で考えたぞ!!」
「あー、それが正しい反応だよなー。ってか、近所の人はなにも突っ込んでくれないからお前が正しい反応だよな・・・・」
リトがなにか遠い目するように悲哀を漂わしていたが俺はこればかりは何も気休めにも弄ることもやめた。因みに庭の潜んでいる花の生物はセリーヌといい、宇宙にいる花の生物だと聞いた
「リトのおともだちが来たみたいだよー」
「お、ようやく来たみたいだな」
リトはインターフォンの音を聞いて玄関のほうに向かった。それとは入れ違いに美柑ちゃんがリトの部屋に入ってきた
「飛斗さん、こんにちは~・・・」
「こんにちは、美柑ちゃんはくるの?」
「私は今回遠慮します~・・・あ、飛斗さん、リトをお願いします~・・・。私は洗濯ありますのでこれで失礼しまーす・・・」
「了解」
美柑ちゃんが出ていき、俺は改めてリトの部屋で手袋を確認して、釣竿もあるのを確認するとリトたちが来た。そして、その流れでララさんのラボへと入っていった
「ようこそ~、私のラボへ!」
リトに案内されてララさんのラボへと入ると先までとは嘘のように部屋が広く俺達は驚いていた
「すげぇ・・・・」
俺達はララさんの部屋には煎り驚いていたがリトはサルになんで古手川さんやレンがいると言うと計画を聞かれたためらしい。そして、古手川さんは風紀のためだと言うが内輪を持っていては説得力はないと思うのは俺だけではないはず
「そういえば、サルに聞きたいがなんで俺の連絡はギリギリになったんだ?他の子はこんなにはやく知ってるのによ。もし予定はいていたらどうするんだ?」
俺はサルに肩を組ながらなんでギリギリになって予定聞いてきたのかとうとサルも肩を組んできた
「あー、わるいわるい!実はギリギリまで忘れていたんだよ。それにどうせ暇だろうと思っていたのもあるしな」
「そうかそうか、それは仕方がないよなー。サルは本当に脳もサルになりかけていたのかー。ははははは!!」
「いやーごめんごめん。お前にはやく言えばさ、バカだから忘れるのじゃねぇかなとおもってな。ははは!」
「「あはははは・・・やんのかこらぁぁ!?」」
「やめなさい!?遊びに行く前に怪我することになるわよ!?」
俺とサルはお互いに罵倒しあいながら胸ぐらをつかむと古手川さんが慌てて俺たちを止めた。因みに彼女もこの喧嘩の名物を知ってるらしいが、いきすぎたら止める役目の一人なっている
「「命拾いしたな・・ってハモるなよ!?あぁ!?」」
「だから・・・こんなときに喧嘩はやめなさいよ!?」
俺たちが再び喧嘩しそうになると古手川さんはまた止めに入った。えぇい、こいつとの決着は海でつけたる!!
「そういえば、ララちゃん。どうやって移動するの?」
「ふふん。この機械に乗れば良いのだよ」
「それは?」
ルンの疑問にララさんはある機械を指差していた。それをみたルンは疑問持っていて指差すと彼女はご機嫌に説明した
「じゃじゃーん!ぴょんぴょんワープ君DX~!!」
「「「おおぉ!!」」」
「これで沖縄に行くからさぁみんなのってのって!」
ララさんに促されるままに俺達はそのぴょんぴょんワープ君DXに乗り込み、リトはララさんになにか聞いていたがーー
「まぁまぁ、じゃあ行こうー!」
とララさんがリトになにかを押しきるように乗せて全員がそれを乗ってからララさんはスタートさせた
さぁ海へ行こう!!
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泳げ!イルカ君!②
俺達はララさんのラボに合流してから発明されたぴょんぴょんワープ君DXで目的地の海について、みんな目を輝かせていた
「「「海だぁぁぁ!!」」」
俺とサルは肩を組ながら興奮して叫んでた。空は快晴だし、砂浜に誰もいない!楽しめるな!
「そそそそ、そんな・・・先まで部屋にいたのに!?」
「あぁ、俺も流石にこれは驚いたわ。これはまさにどこでもド○だな」
「こら、その発言は止めなさい!?その偉大な産みの親の作者消されるわよ!?」
「海水浴場とか混雑になるから人混み少ないところを選んだよー」
俺と古手川さんとのやり取りをしながらララさんの場所説明を聞いていた。人がいないし、目の前の海は楽園だし、まさに最高の貸しきり状態というわけか!?俺達はそんなことを楽しみにとりあえず海の水着に着替えて砂浜で待っていたらリト達が来た
「あれ?飛斗珍しく上半身裸になるのかよ?」
「ん?あぁ。因みに魚釣りも持ってきているがここにおいとくぞ」
「魚釣り?」
「いや、なんでもってきてるんだよ!?」
俺とサルとレンの会話にリトは驚きツッコミいれていたがそんなの決まっているだろ?
「海に行くときは釣り場もあるはず!だから持ってきた!」
「「「どんなノリだよ!?」」」
俺たちがそんな会話してるとーー
「おーい、リト、猿山、飛斗、レンちゃん!」
ララさんが呼び掛ける声がしたので俺達はそちらに振り向くとそこには女神の春ちゃん達がいた
「ごぶぅ?!!」
「飛斗が血をはいて倒れた!?」
「女子の体がなれてるのになにがあった!?」
「ヒー君!?」
俺の反応にみんなが驚き、春ちゃんに至っては驚きのあまりこちらによっていたが俺は手を制した
「だ、大丈夫だ。熱が頭に上りすぎてな」
「「「「いや、どんな現象よ!?」」」」
そんなこんながありながりも俺たちは海へと泳ぎ始めた。ほどよく冷たく気持ちいい海を泳ぎながら俺はレンとサルとで奥の方に泳いでいた
「はー、気持ちいい~」
「だなー。レン、どうよ」
「いいねー、暑い日に海を泳ぐってこんなに気持ちいいんだね」
リトはなにやら古手川さんと話しているが俺達はとりあえず泳いでいた
「そういえば、気になったのだけど聞いて良いかな?」
「「ん?」」
「ほら、飛斗君の下半身とか上半身にあるその傷は何があったの?」
レンは俺の太ももと腹のとある部分を指摘していた。俺はもうとくに気にすることはないので話した
「まぁ、なんだ?昔は嫌がってる人を助けるために助けた傷だよ。どんな人を助けたかは覚えてないがな」
「おぼえてない?」
「こいつの話を聞いていたら夜のランニングでなんか困ってる人を助けたときにできた傷だとよ。どんな人を助けたかは暗くって見てないということだよ」
「そ、そうなんだ。なんか辺り気軽に聞いて良い話じゃなかったみたいだね」
「まぁ、気にするな。これは別に隠すことではないし今日は海だからオープンしてるんだよ」
俺たちがそう話してると突然なにか聞こえたので振り向くと・・・
「「「はぁ!?!」」」
なにやらリトと古手川さんが機械のイルカを乗っていたがかなりの速度でこちらに向かっている
「きゃぁあぁ!!止めて~」
「い!?飛斗、とめてみてくれ!」
「はぁ!?仕方がない。サルはアフターカバーを頼む!」
古手川さんの叫びに俺達はどうするか迷ったが俺はとりあえず止めようと前屈みになった
「こい!とめてやる!!」
《ははっは!!俺を止めれると思うなよ!誰にも止められないぞ!》
「そりゃあ機械だから喋るよね!?げんこつでとめてやる!!」
俺はゆっくりと頭をめがけて殴ることを決めてゆっくりと構えたがそこで俺はあることに気づいた
「あ・・(グローブしてない!しまった!)」
『止めれるものなら止めてみろぉぉ!』
「畜生が、こうなったらやけに止めてやる!?」
『ひゃっほー!!』
俺が攻撃する体制をするの止まるとイルカはかなりスビードをあげて・・・
『俺の道をはばくんじゃねぇよ!』
「結局、こういうオチかよぉぉ?!!!」
「飛斗が死んだぁぁぁ!?この機械でなし!?」
俺が遠くに飛ばされるとサルが叫んでいた。あいつ俺はまだ死んでないからな!?不吉な事を言いやがって、あとで覚えとけ?!
結局リト達の乗っていたイルカの暴走止めたのは・・くしゃみで入れ替わったルンさんと古手川さんのサンドイッチになったリトの3人で止めた
「り・・リト君しっかり!?」
「もう最悪!!何てものを乗せるのよーーっ!!」
リトはルンさんに心配されていて古手川さんはララさんと話していたが俺の心配は誰もなしかよ・・・・
そんなことがありながりも俺達はそろそろ帰る時間になった
「・・・あ!」
ララさんが突然なにかを思い出したように言うので俺たち全員が注目した
「どうかしたの?ララさん」
「まさかワープ君が故障したとか?」
「もう!猿山くんたらやめてよー」
「流石にそれはないだろ?そんなトラブルはおこるわけないだろ?」
「あはは、ごめん。故障ではないけどワープ君さ……据え置き型で部屋におきっぱなしで・・・つまり・・えーと・・・帰る方法がないや」
「「「・・・・マジ・・?」」」
そんなトラブルは誰も望んでないのに・・・なんでさ!?
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
また、50話いった記念に皆さんのリクエストをお待ちしております!期限は明後日までです!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=240576&uid=213728
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52話
ララさんがワープ君はこの星にはなく、このままでは帰れないと言う事実に古手川さんが怒っていた
「か、帰れないって一体どうするのよ!?」
「いや・・・そういわれても・・」
『ララ様ここはどこのなんという島ですか?』
「えーと沖縄って所のどこかの島だと思うのだけど・・・」
「沖縄?」
「それなら探せばどこかに人がいるのじゃないかな?」
よくよく考えたら沖縄ってわりにはこんなに人はいないものなのか?まぁ今はそんなこと考えてないで、魚釣りの箱とかをもつか
「魚釣りするのはまた今度だな」
「飛斗、その箱の中は何があるんだ?」
「魚釣り用と包丁とまな板とかだな。取れたてで捌くつもりでずっと砂浜においていたのでね」
「あなたなんでそんなにフルにあるのよ・・・」
俺が今のこの状況は仕方がないと思い、箱を持っていこうとすると古手川さんに突っ込まれた
「あれ?」
「どうしたの?」
春ちゃんがなにか戸惑う声が聞こえたので古手川さんが気になり質問していた。するとそこにおいていた荷物がないと言うとーー
「あ!!あれ!」
「あ?・・・はぁ!?猿!?」
俺とサルは猿が俺たちの荷物をもってどこかに行こうとしていたので俺たちは追いかけた。俺は手袋をはめて追いかけた
「(一応箱の中にいれといてよかった!)ってか、サル!猿なんだからなんとかしろ!」
「だからサルじゃなく猿山!ってか、名前とは関係ないだろ!」
「ペケ!反重力ウイング!!」
『あ、はい!ララ様!』
ペケはララさんの指示に従うとララさんの背に羽が映えて俺たちをここで待機してほしいと良いながら猿をおいかけた
「一人で大丈夫かな」
「あいつなら猿とでも仲良くしそうだけど・・・・しかし、この森・・・本当に日本の景色か?」
「全く・・・あなた達が男女で不謹慎な行動を取ろうとするからこんなことになるのよ」
「自分だってついてきたくせに」
古手川さんの呟きにリトがそういうて古手川さんは顔真っ赤にしておこっていた。俺とサルは呆れていた
「ったく、こんなときに喧嘩するなよ」
「まあまあ。にしても腹へったな・・どこかこの辺で上手い木の実でも落ちてねーか?・・・?」
サルが急に黙りこむから俺は不審に思い、そちらを見ると・・・
「ガァァァァァァ!!!」
「「「「うわーー!」」」」
俺たちはお叫びをあげた生物が恐竜と変わらずのサイズが叫んでいたので、俺たちは急いで逃げた
「な、何でこんなところに恐竜がいるのよ!?」
「しるか!」
「結城君男でしょ!?何とかしなさい!」
あれ?男は俺やサルもいるのにリトに頼ると言うことは脈があるのか?まさかな・・・何て考えてる場合じゃねぇよ!?
「サル!近くに登れる様な木は!?」
「サルって言うなと言いたいが、普段通りにやり取りしてる場合じゃない!」
「あの木に登りましょ!高いからやり過ごせるかも」
古手川さんの案にサルと古手川さん、ルンさん、春ちゃんとリトの順に上ってもらうことにして俺は時間稼ごうと決めた
「飛斗!?」
「15秒時間稼ぐから先に上がって!」
「無茶よ!?」
「わかった!全員ツタを使って登れ!」
「猿山くん!!」
「飛斗なら大丈夫だ!あいつが無意味なことで時間稼ぐと言わねぇ!だから急ぐぞ!」
「っ、わかったわよ!」
古手川さんとサルがなにかいいあいしていたがそんなの気にしてる場合じゃねぇ!
「腰をしっかり落として・・・」
「ガァァァァァァ!!!」
「勢いよく拳を前に突き放す!エアハンマー!!!」
「ガァァ!?」
俺の突飛ばしで風圧を重視したエアハンマーを攻撃すると恐竜は後ろによろけた。流石にでかいから倒れないか!
「ならもう一撃・・・うぉ!!?」
俺はもう一度やろうとすると、恐竜はさっきよりも速い速度で頭突きしょうとしたが俺は慌てて回避したが、それがいけなかった
「きゃーーっ」
「うわーーーっ」
リトと春ちゃんが上に上る直前に恐竜の頭突きで木がぐらつき落ちた
「春ちゃん!リト!?」
「結城君!結城君しっかり!」
俺は急いでリト達の前へとかけるとリトは目を回していた
「このばか野郎はなんで気絶してる!?」
「ど、どうしょう!?」
「あ、あかん!?手袋でげんこつしたら目を覚ますかな!?ビンタでめをさますかな?!動物を餌にしたらいいのか!?」
「それはとどめだからだめだよ!?」
そんな話してると恐竜はこちらに近づいていた。俺はそれを見て構えようとしたが、なにか流れてる感じしたので腕をみると
「あれ?いつの間にか腕に傷が!?」
「えぇ!?だ、大丈夫なの!?」
「もしかってさっきの回避した時に・・・!?まずい、手袋で戦えなかったらあとで戦えるのはハリセンしかない!」
おれたちが絶対絶命だと思うとララさんが恐竜にげんこつした
「みんな大丈夫!?」
「ララさん!?」
なんとか、ララさんのおかげでたすかったけど、俺なんもやくたたなかったのは・・・凹む。恐竜をほって砂浜に避難した俺たちはララさんとペケから衝撃の知らせが教えられた
「別の星!?」
『はい。空に浮かぶ二つの星に原始生物・・・私のデータによるとここは地球から200万光年離れた無人の原始惑星“オキワナ”と思われます』
沖縄とオキワナって間違えるものなのか?そんな疑問を持ちながらもとりあえずはこれからどうするかだな。古手川さんがどうするのかと思っていた他も不安がっていたがとりあえずはーー
「ねるか」
「「ねるなぁ!?夢ではないから!!」」
俺が寝ようとするとリト達がツッコミ入れて寝るのを止めようとした
夢じゃないのね・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!!
また明日までリクエスト受け入れてます!書いていただいたかたもありがとうございます!
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生き残るために
俺たちは楽しい沖縄で遊びにいっていたと思ったら、ララさんの開発していたピョンピョンワープ君がないと言うことと、じつはこの場所は沖縄でなく地球外にある原始惑星のオキワナ星というところだった
「まさかこういう事態になるとはな・・」
「まぁ、こればかりは仕方がないだろ。でもよかったな~。雨風をしのげそうな洞窟が見つかって!」
「近くに小川もあるし、ここなら飲み水の心配もないな。ってか、飛斗腕と傷は大丈夫なのかよ?」
「このくらい問題ない。ただ、手袋ではもはや限界だからもうひとつの武器で戦うわ」
俺が手袋の方を見て言うと、サルは疑問に思ったのか質問してきた
「なぁ、そのグローブはどうしてお前が持ってるんだ?」
「どうしてって作ってもらったからに決まってるだろ?ただ、これではもう改良した方がいいか戦い方を変えるかだな・・・」
「飛斗のそれに関してはもはやなにも言うまい。でも、俺達帰れるのか?」
「「さぁ??」」
リトの疑問に関してはいくらなんでも俺もサルもわかるわけがないし、問題ないという保証はない。なんか向こうの方でララさんと古手川さんが話してるが古手川さんはすごい怒ってるな
「(とりあえずは材料を集めてリラックスさせないとな)えーとフライパンと軽く包丁もあるし魚釣りでするか?」
「「おいまて?お前どこでフライパンを持ってきたのだよ?」」
「え?なんで?」
「「いや、なんでちょっとなにいってるか分からないという顔するなよ!!ってかなんであるの?!」」
「いやー、沖縄の魚つってその場でさばいて焼きたかったからやなー」
「「こいつおかしいよ!?」」
俺達がそんなやり取りしながらも春ちゃんがフルーツを見つけてペケが問題ないというとみんな食べて元気出た
「じゃあ、今から班分けをするか!」
「班分け?」
サルの提案に皆が?となっていたが、俺はサルが提案した理由がわかったのでその続きをいった
「サルの考えはな、住む環境を整えるための班を作るということだよ」
「そういうこと。じゃあ、女子は女子で頼むとして飛斗は料理とか色々頼む」
「そういうと思った。まぁ何とかしてみるよ」
そんなこんなで俺はいま一人で海の近くで魚釣りをしてる。ちなみにこの星は地球とは違うから念のために手袋をしてるがーー
「とりあえずはなにか餌になるのを使ってやってるがまず食べれるかが心配だな」
そう、地球とは違うからどんな生物がいるのかわからずにとりあえずは魚釣りして釣ってから考えよう
「釣るまで時間がかかるから塩も考えるか。本当はリト達に頼みたいところだが、探索してもらってるしいいか。む!?」
俺は塩を作るのを考えようとすると、釣りになにか感触感じたので集中するといきなり引っ張られそうになっていた
「む!?お、重い!?!」
想定外の力に俺は下半身を下げて海に引きずられないように我慢していたが、元々力がないので少しずつ海に引き寄せられていた
「大物の予感が・・・っ!!嘗めるなよぉぉ!?!」
どんどん引き寄せられているが俺もこのままではヤバイと思い気合い入れていくと、向こうも抵抗強くなったが時間かけていくと向こうは力が尽きかけているの解っていたので、俺はここだとつり上げるとーー
「んなぁぁぁ!?!なんなんや、あのでかさぁぁ!?」
10メートル級で、重さもそこそこありそうなのがつれて俺は目を大きく見開き大きい声で叫ぶと魚はこのまま落下してきた
「いっだぁぁ!!?」
俺は落下してきた魚が足の方に直撃して叫んだ。地球とは違うのに俺はいつもの感覚で魚を釣ったのは反省だ・・。とりあえずは二日分はいけそうだおもい、戻るとーー
「「・・・・・俺達の苦労って・・・」」
何があったのか知らないが落ち込んでいたリトたちがいたので俺はそっとして魚をとりあえずは置いて野生の猿にとられないように料理を始めようとしたがーー
「とりあえずは塩作りもしないとダメだったな……やることが多いよ……」
とりあえず無人島の知識を生かされるかはこれからだよなー・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!
リクエストをかいていただいたかたありがとうございます!
これからもよろしくお願いします
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54話
オレは現在、一人で塩作りと料理をする用意していた。ちなみにサルたちは温泉を見つけたそうで、春ちゃん達に温泉の場所を案内しているので実質今ここはオレが一人で荷物を見張るために残っている
「とりあえずは塩をつくるか。たしか、海水を沸騰させれば良かったが・・・海水は塩化マグネシウムを大量に含んでいるから苦すぎる塩ができるよな」
俺はフライパンで鍋代わりに煮込もうと決めてまずは海水をフライパンで入れて煮込んだ。本当は鍋がよかったが、魚を焼く名目でフライパンを用意していたからな・・・
「にしても、まさか無人島でこんなる事にとなるとはな……人生わからないものだな」
『おや、飛斗殿一人で何してるのですか?』
「ん、ペケか?」
オレが一人でフライパンに海水をいれて煮込んでるのを見たペケが疑問を持ってきいてきたので俺は塩を作ってると答えた
『塩・・・ですか?たしか、美柑殿も時々手料理で塩を使うの見てましたな』
「まぁ今からするのは手作り塩だが、先にいっておく。塩作りを本業してる人の味とは違うからそこは許してくれよ」
『毒がなければ問題ないかと思われます。しかし、なぜ塩の作り方を知ってるのですか?』
「むかし、両親に無人島の過ごし方を教えられてな、それで塩の作り方を覚えた」
『なるほど。おや?白い結晶がうっすらと出てきましたよ?』
ペケが白い結晶出てきたのを見て俺は次の作業を移った。白い結晶が出ているということはつぎの段階にうつれるということだからな
「白い結晶がうっすら出ているとそこから海水が半分になるまで煮詰める」
『煮詰めて終わりなのですか?
「まさか、煮詰めてからその後火をはずしてフライパンの中にある結晶を取り除き火にかけてどろどろになるまで煮詰める」
『ほうほう』
「どろどろになった液体をなにかで絞れば純度の高い塩の完成だ」
『おぉ!』
俺は塩作りを終えてとりあえずはなにか器みたいなのを作らないとなと思ったが、作る知識はないのでフライパンで保存することにした
「さて、次に仕掛けていた罠はどうなってるかだな」
野生の猿にこんな貴重なの奪われないように俺は洞窟の隠せる方に置いて歩くとペケもついてきた
『罠ですか?魚をとっているのに、ほかにもとっているのですか?』
「フルーツは確かに栄養とれるが、人間は飽きやすいものだからこうして先に手を打たないとな」
俺はゆっくりとその罠仕掛けた方を歩くと、固まっていた
「いやいや、どうしょう・・・・?」
『どうしたのですか?おや、あれは・・・昼間の恐竜ですか?』
「見事に罠に引っ掛かった上に打ち所が悪かったのか死んでるのか?」
『解析完了。見事に死んでますね・・・どうしょう?』
「とりあえずは食べれる部位を取っておくか。無理なところはむりであとはお墓に埋めておこう」
『なかなかグロいこと考えますね』
「仕方があるまい……生きるためだ。しかし、どの部分でさばいたらいいのか不安やな」
『ちゃっかりと関西弁となっているところから動揺が伺われますね。そうですね、腹の部位か尻尾あたりがいいと思います』
ここでやる理由はリトたちには部位をとる瞬間を見せれないのとオレもはじめてのことだから緊張してる。また、ここからの先のことは細かく言えないが、何とか部位を取った
「とりあえずは戻るか。ペケはこの小さいの持つのか?」
『は、はい。しかし、なんでそんなに平気なのですか?』
「ふ、色々と人生経験したら動揺もへったくれもないさ」
『達観してますね』
そもそも、俺は前世の知識や経験もあったから部位をとることができた。しかし、たこ焼きもお好み焼きしたいけど今は無人島だからできないんだよな・・・
「ただいまー・・・ん?お前らどうした?」
「・・・・・え?」
オレが戻るとなにやら古手川さんがリトに怒っていてサルはボロボロになっていた。他の女子は苦笑してみていたが、春ちゃんはオレの方を見て真っ青になった
「ひ、ひ、ひ、ヒー君・・・?」
「ん、どうしたんや春ちゃん?」
「い、いやーーー?!!こないでーー!!!」
「え、えー?!!なんでにげられたんや!?」
俺が驚くと同時に春ちゃんや女性陣らは思いきり逃げていた。ララさんは逃げたみんなを追いかけていたのでペケが慌てて追いかけていた
「なんで逃げられたんや?」
「いや、俺達でも逃げたいよ」
「まてまて?リトやサルはなんでボロボロに?」
「俺は野生の猿にまけて、リトは・・・運悪く女子のはだか見てーー」
「言うなよ!?」
「オッケーわかった。で、なんで逃げられたんや?オレ」
俺はとりあえずはなんで逃げられたんか疑問で仕方がなかったので首捻るとサルがいつもなら「サルって言うな!」って言うのに言わないのは違和感あるな
「お前気づいてないの?」
「何が?」
「「オレらから見たらお前は血まみれになってるんだよ!!」」
あ・・・・そういうことか。オレはさっきまでなれない血抜きとか色々とやっていたから知らない間に返り血になっていたのか
「まぁなんだ・・・・返り血みたいなものだ」
「「さっさと水で体を洗えよ!?」」
そんなこんながあった一日も終わり俺達は必ず迎えが来るのを待ちつづけようときめた。そんな決意も三日も経過していた。なんとか材料も持ったが、恐らくもうあしたのぶんまでは限界だろうな
「ふぅはあ・・・・腰を落として目の前を据えて相手を見て・・・」
オレは一人で海に浸りながら手袋をはめた状態で技の改良を励んでいた。ハリセンをもちながらーー
「はぁ・・・まじでいつまでここの生活続けるんだろ・・・。ん、おーい、飛斗何してるんだ?」
「む、だれだ!?・・・あ!」
「え?どうわぁぁぁ!?!!」
俺が放ったハリセンを振り払うと風圧が起こった。リトは運悪く集中していたオレに気づかずに呟いた直後にオレの改良中の技に食らって砂浜の方へと吹っ飛ばされた
「リト生きてるか?死んでるならイエス!それ以外で死にかけているならイエスで返事しろ!」
「どちらもNOだよ!!!」
「おぉ、生きていたか」
一応リトに当たったときは少しだけ焦ったが普段生き延びてるからなんとかなるだろうと思い大きな心配はしなかった
「ったく、殺す気かよ」
「たまたまだ」
「おーい、リトに飛斗ー」
俺達はララさんの声をしたのでふりむくと、春ちゃんたちも来ていた。なにやらこれから食べ物を探しにいくとか・・・・
「いっておくけど私は結城くんと一緒に行動なんてお断りよ!」
「唯、まだ一昨日のことをおこってるの?」
「当然よ!いくら泥棒ザルを捕まえようとしていたからって、あ・・・あんなの私・・・!!」
「とほほほ・・」
何やら天然温泉でリトは女子の風呂を見てしまったらしいが、本人は否定しないところからなにか見たのは確実だな
「じゃあ、こうするか?くじ引きでながいほうとみじかいのにわけるとか」
「おおーいいね!」
で、メンバー別れの結果、古手川さんとルンさんとララさん三人組とリトは春ちゃんとサルとだった。ララさん達とは別方向に歩くことが決まった。ちなみにオレはリト班だがーー
「なぁ、サル。あの野生のサルがまたでたらめんどくさいやろ」
「オー!確かにな!リト、西連寺と二人で探索してくれ!」
「(この二人ひょっとしてーー)わかった留守番任せるぜ!!」
「「おう!」」
リトは春ちゃんと共に森の方にいくとオレはサルと二人で砂浜に座りながら話していた
「はぁぁ、やっとあいつら二人きりになる時間作れたぜ。飛斗も協力サンキュー」
「幼馴染みが幸せになるならそれでいいさ。にしてもお前のことだからおこるかと思った」
「ふ、なにやらオレはエロの渾身とか言われてるが人の恋愛に奪う趣味はないぜ」
「・・・・」
「いやまてこら?お前嘘言うなと言う顔するなよ!?」
「ベツニナニモイッテマセンヨ」
「片言になってる時点で怪しいだろ!?」
オレとサルはそんなやり取りをしながらも、サルはあきれた口調で話していた
「オレさ、本当にあいつ女たらしにならないか心配だぜ」
「は?いきなりなんだ?」
「あいつ、ララちゃんと婚約関係だろ?さらに西連寺のことがすき。で肝心の二人は恐らくリトの恋をおとしかけている」
「・・・・そうか?」
「そうだろ!?で、おそらくだけどルンちゃんはリトのことがすきで古手川はわからないけどなんかフラグたちそうだよな」
「わかるわかる。知らない間におとされそうやな。まぁ、でもやっぱり・・・あいつもあいつで幸せになってほしいのよなー」
まぁ、あいつの家庭が不幸とかそういうのはないしある意味幸せ家庭だけどな。あいつ恋愛は不器用と言うか
「「リトはヘタレだからな~。はっははは!」」
「誰がヘタレだーー!!!」
「「いだぁぁあ!?!」」
俺達はいかにリトが肝心なときにヘタレなのが何なのかよくわかってるから肩を組んで笑いあっていると後ろからなにかを投げて俺達は痛み苦しんでいた
「さっきから黙って聞いたらヘタレってどこがだよ!?」
「「リト!?ヘタレってどこかだと?それはなお前が…西連ーー」」
「ごめんなさいヘタレでしたのでいわないでください」
オレとサルの言葉にリトは急いで頭を下げていたが、オレらは別にそこまで言うつもりない。ただ、リトの反応が楽しいんだよ!!
「あなたたち相変わらず楽しそうなやり取りしてるわね」
「御門先生?!」
まさかの御門先生がそこにいると思わず俺達は全員おどろきことの説明をするとーー
「なるほどね。機械のミスとはいえこの星に来るなんて驚いたわ」
「先生はなぜここに?」
「貴重な薬草があるから定期的にこの星に来ているのよ。それと地球に帰れないのなら私の宇宙船に乗りなさい」
御門先生の言葉に俺達は喜んで地球行きの宇宙船に乗り込んだ。そういや、まさか生きている間に宇宙船に乗れるなんて幸せだ・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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しっかり者の妹達と料理を教えよう!
なにそつ暖かい目でよろしくお願いします
これはある日の話だ。その日は珍しく秋穂さんや霧崎さんもバイトの話もなく、一人でプライペートな時間を過ごしていた
「……ここもないか」
そんな一人で行動してる俺は手元にあるメモを見てため息をはいていた。全く、こういうのは俺に頼るのはおかしいだろうが………
「ったく……あいつはなんで俺にこういうのを頼むんだよ」
「そこにいるのは飛斗さん?」
「ん……おぉ、久しぶりだな。美柑ちゃん」
「はい、お久しぶりです!」
俺に声かけてきたのは俺とサルの親友でもある結城リトの妹でできる小学生の結城美柑ちゃんだ。この子は同年代の男の子に告白かなりされているが全員振っているそうだ
「こんなところでどうしたのですか?」
「うん、ララさんに相談されてな」
「ララさんにですか?」
「ほら……ララさんはリトのことが好かれているだろ?」
「あー、確かに。でも、それとどう関係が……?」
美柑ちゃんは俺が何が言いたいのかわからずに首を傾けていると俺はララさんに頼まれていた紙を見せると納得していた
「なるほど。つまり、ララさんから地球の料理を教えてほしい言われてできる材料を探していたと?」
「そう。で、普通なら美柑ちゃんに料理を教えてもらったらいいのにと言っていたが、負担をかけたくないらというのが理由で俺に飛んできた」
「全くこういうとき私に頼ればいいのに……」
「大方ララさんはリトの妹にそういうのは負担かけたくないから俺に頼んできたのだろう」
ララさんは普段はあれだが本当にリトに振り向いてほしいからというので、俺に協力を求めてきたというわけだ
「ハンバーグを作るのですか?」
「まぁそれも考えたよ……だが、それだと時間がかかるだろうからーーはどうだ?」
「初心者にですか?ふむふむ……よし、飛斗さん!私も買い物付き合います!」
「ん?いいのか?」
「えぇ!それに飛斗さんが買い物付き合ってくれると重たい荷物運んでくれるから!」
「うわぉ。君は本当にたくましい子だよ………」
本当にリトはいったいどうしたらこんなしっかりした妹ができたのだろうか?まぁ、この子はきっとあれだなぁ……
「となるとそこからのセールを買わないとな」
「はい!」
俺達は店に入り、目玉の商品をみていた。その商品はというと……
「鳥のむね肉が安いな。何人分いる?」
「飛斗さんも私たちの家に来るなら……このサイズにします?」
「お、いいな。で、ついでにバターと醤油も安いかうが、家にあるか?」
「ほうれん草は……まだあるからいいですね。今いっていた二つも大丈夫です。あ、今回は使いませんけど、トマト缶を買ってくださいよ」
「別にいいが、トマト缶というと……あれを作るためか?」
「はい!前に教えてもらったあの料理美味しくって……!」
「そうか、ならまた良い料理あったら教えるよ」
そんな会話をしながら俺達は買い物を済ませてお店を出ていった。かなり買い込んだが、これはこれで良いよな……
「すいません……他のものも買っていただいて……」
「気にしない気にしない。それよりも、早く帰ってララさんに料理を教えないとな」
「はい!」
俺達は荷物を持ちながらリトの家に歩くと、リトの家で爆発起きた。爆発が起きたといっても火事が起こるレベルではない
「「…………」」
だがいきなり爆発起きた身としては一瞬驚き固まるものだ……
「見事にお前はボロボロだな。リト」
「………うるせぇ」
「ララさん、リトの部屋は大丈夫なの?」
「うん!今回試したのは地球の物凄い唐辛子ってのをもとに作った飲み物だよ!」
「まだ舌がピリピリする………」
な、何ておそろしいのを開発しているんだ………唐辛子をのみ物にするって言う発想はないからなんか味が想像できそうでできない……
「あ、それよりも……リト~。お願いがあるの」
「ん、美柑?」
「あのさ、私これから晩御飯作らないといけないからリト一人で買い忘れた買い物をお願いしたいの」
「珍しいミスだけど、まぁいいか。何を買えば良いんだ?」
「ノート五冊分を買ってきてほしいの。場所はーーって言うところだけど知ってるよね?」
「あー、ちょうど良い。わかった買いにいくよ」
リトも反論することなく自分も必要だったらしく、出掛ける用意をしていた。そして、すぐに走っていったので残ってるのは俺たち三人
「さ、ララさん。私たちで料理しましょう」
「え!?美柑知っていたの?」
「ふふ、飛斗さんから相談されたので私も協力します」
「ありがとう~!」
ピンポーンとインタフォーンがなったので美柑ちゃんが出ていくと春ちゃんがリトの家にきたのだ
「え?ヒー君」
「あれ、春ちゃんはなんでここに?」
「元々今日はララさんに料理を教えにいく約束だったのとお姉ちゃんが今日は帰れないみたいだから」
「なるほど。なら、四人でリトに驚かす料理作りますか」
「「「おー!」」」
リトが帰ってくるまでにさっさと料理を完成させようと決めていた。俺達が教えるのは胸肉をつかった料理である
「水と塩をまずは作っておく。これを作ってからむね肉を漬け込む」
「ほうほう?あれ、春菜はなんでむね肉にフォークを刺してるの?」
「あ、これは味がより染み込みやすくするためなの」
「飛斗さん、三十分くらいこれをおいとくのですよね?」
「あぁ。これができるまではララさんは春ちゃんと美柑ちゃんと三人でほうれん草を切ってもらうから」
「OK!」
ララさんは美柑ちゃん達に手ほどきで包丁の切り方を学んでいた。元々は王家の王女だったからこういう時間は貴重なんだろうな……
「さて、三十分くらい浸していたむね肉を……」
「フライパンで焼くのだね!」
俺の言葉にララさんが笑顔で続けるように言うと俺は笑顔でうなずいていた
「そう。今からララさんはそれを焼いてもらいますが、春ちゃんがサポートしてもらうから安心してね」
「うん。えーと、たしか焼くときは皮から焼くのが良いだよね?」
「そうそう、焼き方上手!ララさんは料理できるの?」
「うぅん、あんまり料理したことがないけどほら美坩が料理してるのを見てなんとか覚えようとしていたの」
「え!?全く気づかなかった!」
そんな会話をしてるのを危機ながらも俺たちは料理するのをやめなかった。むね肉が良い感じに焼けるとおさらにのせて、俺は味付けをし始めた
「ヒー君、最後の仕上げいけるよ?」
「OK。では、これの最後の仕上げとしてバターと醤油をフライパンでやってむね肉をかけて……完成!」
「「「いえーい!」」」
俺達は完成させた料理を喜びあってるとリトが帰ってきた
「さ、西連寺!?」
「訳は後で話すから晩御飯できたぞ~」
春ちゃんが家におることに驚いたリトが大きな声あげていたが訳を話すのは後でまずは手荒いうがいをさせてから食卓で全員座ってリトは目の前のお肉に興味津々だった
「これ飛斗が?」
「まぁ食べてみろ」
「お、おう……ってかみんな食べないのかよ?」
「リトが先食べてから食べるわよ。ほら、速く食べなよ」
リトの妹の美柑ちゃんの言葉に疑問を持っていながらもとりあえずは食べようとして、むね肉をうまいこと切って口に運ぶ。最初は沈黙していたがやがて驚くように目を見開いていた
「うまっ!?これうまいのだけど!?」
「うん、美味しい!味もしっかりできているよね」
「ふふ、どうやら成功したみたいだな」
「はい!」
「うん」
「成功?」
俺達の言葉にリトは疑問を持っていたので俺が改めて訳を説明したらリトは大きな声をあげて驚いていた
「ララの手作り!?」
「そうだ。ララさんが地球の料理を教えてほしいというので俺と春ちゃんと美柑ちゃんとで四人で料理を教えていた」
「日頃美柑やリトにお世話になってるからなにかお返ししたいと思って春菜や飛斗に相談してこれにしたの!どう美味しい?」
「あぁ美味しいよ」
ララさんが感想をも止めるとリトは物凄い優しそうな顔で口調も優しく美味しいと伝えるとララさんは嬉しそうに笑っていた
「飛斗さん、西連寺さん……成功ですね!」
「「うん!」」
春ちゃんもララさんもお互い想い人がリトだから振り向いてほしいと思うだろうけどあいつは本当に逸になったらこの二人の想いを受け止めるのだろうか?まぁ気長にみるか
「あ、飛斗さんは早く彼女見つけて紹介してください」
「なんで!?」
そして、美柑ちゃんのからかうその顔は絶対に彼女できたときにかなりいじってくると予想できるのはなぜだろうか……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回リクエストしていただいた方ありがとうございます!
今後ともまたリクエストありましたらよろしく願いします
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まさかのバイト
沖縄とオワナキ星間違い事件から数日たち俺はいつも通り、学校生活を送りながらバイトをしていた。ちなみに料理の腕前も上がっているがまだまだ師匠達には叶わず、師匠の奥さまたちに指導されてる日々だ
「ヒーちゃんー、いる?!」
「おう!?いきなりどうしました!?」
俺は師匠の店でお客さんも来ていないので軽く休憩入っていた。因みに師匠は二人の女性と買い物いって一人の女性は残ってくれた
「あらあら、どうしたのですか?」
「あ、桜姉さん!お久しぶりです!」
「はい、元気に挨拶できて偉いですね」
「えへへへ。って、そうだ!マスターはいますか!?」
桜さんに抱き締められてご満足な霧崎さんだったが、用件を思い出してマスターがいるかと聞かれたが、あいにくく奥さんの二人お今買い物で桜さんと俺だけだと伝えるとがっくりとうなだれていた
「そうかー・・・マスターに許可をもらおうと思ったのだけどな」
「「許可?」」
「うん、じつは私の今出ている番組であるカフェ店の役を探していたの。毎回出るわけではないけどエキストラってやつで」
なるほど、しかしなんでマスターに許可求めることとオレに繋がる??
「じつはそのエキストラ役でヒーちゃんに出てもらおうと思って」
「「はい!?」」
「さらにヒーちゃんが以前料理していて美味しかったのを覚えていたスタッフさんが私の現場に耳入っていたので是非でてもらいたいと・・・」
なるほど、しかしオレが出るのは別に構わないけど・・確かにこれはマスターに聞かないとと思いまっていたらマスター達が帰ってきたので桜さんを含めて聞くとーー
「あぁ、いいぞ」
「賛成です!マスターの味を知り尽くしてる私ですが、あなたの手料理も保証できますので参加していいと思います!」
「同じく賛成ね。桜は?」
「はい、私も賛成です!」
と言う返事で俺はマスター達の許可のもと、霧崎さんが出ている番組に出ることになった。因みに秋穂さんもこの件に耳が入り録画をしとくといっていた・・・・
そんなこんなで撮影当日に迎えて俺は霧崎さんの案内のもとその現場に足を運ぶとスタッフさんらが大勢にいた
「皆、今日は霧崎ちゃんからの紹介でエキストラ役としてでてもらうのは夛田飛斗君です!皆拍手!」
「よろしくお願いします!」
「「「「よろしくお願いします!」」」」
監督の紹介と共に俺は挨拶するとスタッフさん達が挨拶返してくれた。そして監督から本日のオレの役目を説明してくれた
「夛田飛斗君は霧崎ちゃんからすごく料理が美味しいと聞いているから楽しみにしていたよ」
「あはは・・・・」
「さて、本日はとある喫茶店の料理する役目をしてほしいのだけどいいかな?材料はたくさんあるから作るのはなんでもいいけど、基本は演技が良いか悪いかはこちらが判断するからね」
「ふむふむ。では、メニューの注文は霧崎さんに任せてもらいます」
「OK。それでいこう」
監督やスタッフさんとの打ち合わせが終えて、俺は出番待ちをしていた。俺の出番がくるまで待っている間に霧崎さんの演技をみたがすごいの一言だし、炎を出したりとかしていたがなんだろ?マジックにしてはリアルすぎるような・・・・
「さぁ、こんどは霧崎ちゃんがカフェにいって注文をするシーンだよ!料理のシーンもとるから頼むね!」
「わかりました」
監督に言われて俺はエプロン姿に着替えて霧崎さんが入ってくるシーンを待っていた
「マスター!ってあれ?マスターはいないの?」
「いらっしゃい。マスターは本日はぎっくり腰でできないためオレが代役です」
「(ぎっくり腰ってまたリアルな話をいれてきたねー。台本通りにするのは普通すぎるから、ヒーちゃんの演技力を試す意味でもーー)そうですか。じゃあこのオムライスを早速お願いしまーす!」
「(あれ?軽く頼むと聞いていたのにまさかのがちの頼み?!)オムライス・・・承った」
とりあえずは実際のバイトしてるマスターの口調を少し真似をしてやるか
「(あんまり似てないけどそれはそれで指摘しないでおこう)お願いしまーす!」
まずは材料を用意しないとな、マカロンと玉ねぎと豚肉と卵とトマト缶を用意しておこう。それと砕いたコンソメをあらかじめに用意しとこう
「さて、やるか」
まずはトマトソース作りでニンニクは芽を取りみじん切りをする。フライパンにオリーブオイルを引き、中低温でにんにくを炒め香りを出す
「ニンニクを炒めながら今度はトマト缶と砕いたコンソメをフライパンにいれて塩胡椒砂糖を加えて味を調整する」
酸味が強い場合は砂糖で少し多めに調整して最後にバターをいれてとかしかしたらトマトソースの完成だ
「さて玉ねぎを荒い微塵切りをする。マッシュルームは薄切りで鳥の股肉はある程度大きく切る」
「おぉー」
霧崎さんの感心の声を聞きながらも俺は微笑みながら料理を続けた。オリーブオイルを引いたフライパンにお肉を入れてある程度炒めてから今度は玉ねぎとマッシュルームをいれて、さらにそこに塩と粗びき胡椒と砕いたコンソメをいれていく。そしてケチャップをいれて全体を馴染ませていく
「馴染ませてきたら次にご飯を入れる。これをしっかりとする。これでチキンライスの完成で次にオムライスの卵を作る」
俺は卵を割ると、フライパンに軽く油を引いてかき混ぜた卵をフライパンに突入した。卵をかき混ぜながら形を整えていき、先ほど作ったご飯・・チキンライスの上にかき混ぜた卵をのせてトマトソースをかけた
「オムライス完成だ。どうぞお嬢様」
「う、うん///いただきます!!(やばい、ヒーちゃんの料理してる姿が見惚れていたなんて言えない!演技演技!)」
俺は笑顔で作ったオムライスを笑顔でいうと霧崎さんは少しどもりながらもそこはさすが女優というべきなのか気持ち切り返してオムライスを食べるとーー
「おいしい・・・・!凄くとても優しい味がするし、心が落ち着く・・」
俺の作ったオムライスを霧崎さんは嬉しそうに食べていた。演技も忘れて心からの称賛だと俺はわかっているので思わず頬が緩みかけていたが演技として頑張らないとと思い台詞を思い出していたが台詞が思い浮かばないためアレンジしないと無理だと判断したので・・
「作り手としては美味しい・・・その一言を聞くだけでも作りがいがあるものだ」
「ふふ、よーし!これからも頑張るぞ~!」
「はーいカット!!いやー、二人ともなかなかいい演技だったよ!それと夛田飛斗君の手料理はうわさ通りに良かったよ!」
監督さんが凄く満足そうに笑っていて俺と霧崎さんはお互い嬉しく微笑みあっていた。そして後日この放送したときにものすごく反響あったそうで料理コーナーにでないか!?というオファーがあったとかなかったとか・・・
また放送を見た秋穂さんから連絡があり、「私も食べたい!」といわれたので霧崎さんと秋穂さんと三人で手料理して一緒に食べたのはここだけの話だ・・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!
これからもよろしくお願いします
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お泊まり会
バイトもこなしてテレビの時々の出番もこなしながらリトの最近の婚約騒ぎも見られずに俺はおだかやな日常過ごしていた。俺は朝の登校しながら昨日の事を思い出していた
「え?お泊まり?」
[そーそ!ヒー君が良ければ私の家でお泊まりしない?あ、恭子ちゃんもくるからよかったらどうかな?]
「いやよかったらどうかなって俺男ですよ?」
[私たちは気にしないのだけどな~。それとも……なにかいかがわしいこと考えてたのかな?]
「していません!」
本当にお二人ともきれいな女性なのだから、そうほいほいと男を家に入れてはいけないのに……
「とりあえずは寝る部屋だけは本当に隔離でお願いします!」
[うーん……考えとく♪]
これが昨日の会話であったがそれ絶対考えないパターンでは!?と思いながらも、とりあえずはメニューを考えとくとするか
「よう、飛斗!」
「リトと美柑ちゃんか?」
「こんにちは、飛斗さんも買い物ですか?」
「まぁな。二人は何で?」
「今夜西蓮寺とかヤミが泊まりに来るんだ。飛斗も来るか?」
「まじか!?リト……お前暗殺者も家に招くって……いや、まぁいいか。あと誘いの件だけど俺は無理だ。別の件でな」
俺が断るとリトは仕方がないかと諦めていた。今回は別の件で埋め合わせするからまた今度な?といって別れて俺は材料をかって店を出ていった
「しかし、あいつのお人好しはあきれるわ………。いつか、そのお人好しが仇にならないことを願うしかないな」
俺はリトのお人好しがいつか悪いやつに利用されないか心配しながらも帰って、秋穂さんの家に向かっていると
「ヒーちゃん!」
「おわ!?心臓に悪いことしないでくださいよ、霧崎さん」
「ふふ、ヒーちゃんの反応を楽しみたくってね!」
「年頃のしかも人気な方がそれをしてどこぞのマスコミにネタにされますよ?恋人にしてあげてくださいよ」
「大丈夫!マスコミ対策で音声もきっちりと取ってるからね!」
「それはそれで逞しい………」
俺は霧崎さんの笑顔をみてこの人は本当に年上なのにしっかりしてるし尊敬できるよな~。そう思っていると、秋穂さんのマンションに着き俺達はインターフォンをならすと
「おー、よく来たね!二人とも」
「こんばんは、秋穂さん」
「秋穂ちゃん、今晩は」
「ふふ、今晩は。恭子ちゃんはよく会うから久しぶりではないけどヒー君全然顔だしに来なくってお姉さん寂しかったな~」
「いや連絡いつもいれてますよね?!」
そんなわきあいと共に秋穂さんの家に入り、リビングへと入っていた。あ、もちろんきちんと手荒いうがいをしているからな!?
「おー、マロン久しぶりじゃねえか?」
「ばう!!ゥゥゥゥ……!!」
「相変わらず俺が撫でようとすると吠える……!」
「ゥゥゥゥ………!!」
マロンは昔から俺と会うたびに何故か威嚇されるし、その癖秋穂さんや女の子には吠えないと言うことはこいつは男の事が物凄い嫌いなのか?
「今日は、秋穂さんのリクエストで暖かい鍋ってのはどうですか?」
「お、本当にしてくれるの?」
「えぇ。あ、少し電話が入りましたので失礼します」
俺はポケットから電話の知らせがあったのでお断りをいれてから電話に出ると相手はリトだった
「はい?」
〈あ、飛斗。いまいいか?〉
「良いけどどうした?」
〈西連寺が俺の家に泊まることになった……どうしたらいい?〉
「……まて?困ったことはわかったけど何で俺に連絡したの?」
〈ほら、お前幼馴染みだろ?こういうときはどうしたらいのか……〉
リトの話はこうだ。春ちゃんや闇もリトの家に泊まることになったが女の子を家に止めたことがないので、どうしたら良いと言う相談だ
「わかったよ。とりあえずは、春ちゃんは夜暗いところはダメなの知ってるだろ?だから、あまり暗いところはつれていくな」
〈それどういうことだ!?〉
「あと、せっかくの機会なのだから春ちゃんと色々話してみなよ」
〈お、おう。今日はいつになく相談乗ってくれるな?〉
「俺は友達や幼馴染みの幸せを願うが、あまり俺が色々と動いてもお節介だからな。ついでに面白いハプニング期待してるぞ!」
〈しねぇよ!?〉
俺達は会話をここまでにして、部屋にはいると秋穂さんと恭子ちゃんが鍋をしてくれていた
「あ、すいません!俺がやらないといけないのに!」
「いいの、いいの!頼んだのは私だし、元々ヒー君がやろうとしていた鍋はあれでしょ?あったか寄せ鍋!」
「あ、何でわかったのですか?」
「ふふん、材料を見たら何をしたいのかわかったのよー」
秋穂さんは微笑みながら手際よくお鍋の作業をしていた。お邪魔している俺の役目なのに、まさか秋穂さんや霧崎さんにそういうことさせたのは申し訳ない
「いいの、いいの。たまにはこういうことしたいの」
「いや、お仕事でお疲れなのにすいません」
「ふふ、こういうことをしてると楽しいよね?恭子ちゃん」
「はい!あ、そろそろ出来上がるよ」
霧崎さんは鍋の蓋をとると、いい匂いが部屋に飛んでいて俺たちはそのお鍋を食べた
「「「……美味しい~!!」」」
秋穂さんや霧崎さんも美味しそうに食べていて俺もまたその鍋の美味しさに嬉しくゆっくりと食べていた
「お鍋を食べるの久しぶりだけど美味しいね!」
「うん、そういえば、今さらの疑問だけどヒー君は関西弁しゃべるときあるけど生まれは関西?」
「あー、生まれは関西ではなく俺の祖父祖母がしゃべっていて自然に混ざった喋り方なってますね」
「え!?そうなの!?」
「はい。俺って、皆に勘違いされるのですが俺は関西生まれではないのですが祖父祖母の喋りとかで自然とそうなっていて、ノリツッコミも覚えました」
「つまり、にわか関西人?」
「まぁ、そうですね。ですが、あまり関西人を悪く言わないでくださいね」
「いや、言わないよ?でも、そういえば春菜と私が出会ったのも幼稚園か小学生だったわね」
「そうなんですか?」
「そーそー!春菜ったら、初めてのお友だちがヒー君だったの」
そこからは俺の恥ずかしい過去をひたすら暴露されて顔真っ赤になって耐えていた。うぅ、これはまたしばらくは秋穂さんに勝つ未来は遠いな……!
その日の晩御飯は楽しく過ごして寝泊まらせていただきました。あ、皆さんが想像したことは起きていないと伝えておきます……!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
所でストックがなくなってきたのですが、話の展開早すぎないか心配です
これからもよろしくお願いします
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危機
???
宇宙のとある果てに建物らしいのが漂っていてその中にはいかにもがらが悪い連中が話し合っていた
「ボス、例の件とドクター御門の居場所が判明しました」
「場所は?」
「は、太陽系第三惑星でございます」
「ケイズ……お前に任せる」
「はっ!例の依頼もついでに済ませますので朗報をお待ちください」
「必ずドクター御門と……例の人物を今度こそ私の前につれてこい」
その画面に写されていたのは今地球で働いてる御門とまた別の人物の女性も移されていた。まだ誰も魔の手が迫っているのに気づかなかった
飛斗side
早朝に早く起きた俺は一人で街をランニングしながら、今夜のメニューとかどうするか考えていると見覚えのある人達がいた
「やっほー、ヒー君。朝からランニングって精出してるねぇ」
「おはよう、ヒーちゃん」
「おはようございます、秋穂さんに霧崎さん。二人とも朝が早いですがこれから仕事ですか?」
俺が見かけた人は春ちゃんのお姉さんで俺が頭が上がらない人でとっても美人でもある秋穂さんと三年ほど前にストーカーされていたのを助けてさらにこの一年前に何者か(結局捕まってないが、宇宙人疑惑あり)に拉致されそうになっていたのを助けたのをきっかけに今も交遊関係がある霧崎さんだった
「うん、今日は秋穂さんと共にいっしょの仕事でね!私の仕事を秋穂さんがみて雑誌を編集するんだって!」
「で、今回のお相手は初めてだから遅れるのも嫌だし行くね!」
「?いつものお相手ではないんですね?」
「うん、じゃあ頑張ってくるね!」
秋穂さん達は時間が迫ってるのか俺と笑顔でバイバイといって走っていった。いつもの相手ではないというのはまぁもしかったら社会人では良くあるのかもしれないけど……
「まぁ大丈夫か……って俺も学校あるのだから急がないと!」
俺はこのときの不審な車が止まっていることに気づかなかった。そんな俺は急いで家に帰り、制服へと着替えて家を出ていった
「よう、リト、ララさん」
「おう、おはよう、飛斗」
「あ、おはよう。飛斗~!」
結城リトはとある日を境にララさんの婚約者となって、いまでこそは落ち着いてるが、宇宙人の暗殺の依頼までされていたある意味トラブルメーカーだ。そして、ラッキースケベ王でいつも猿の嫉妬を買いまくっている奴でもある
「今、飛斗なんかすげぇ失礼なこと考えてなかった?」
「気のせいだ」
「(関西弁出てないから動揺してないということは気のせいか?)まぁいいけど……」
「あ、そうだ!思い出した」
「「ん?」」
ララさんが何か思い出したようにリアクションしていたので俺たちは振り向きながらも嫌な予感を死ながらも振り向くと………
「あの~ララさんや……それはなんですか?」
「何やらミサイルみたいなのが見えるのですけど……」
「あ、これ?これはね~……リトが空を飛んで楽にしたいと言っていたからよかったら使って!」
「「使わない!」」
俺とリトは全速力で学校の方に逃げながらもララさんはミサイル型をもって追いかけていた。本当にこの世界はミサイルを持っていると国家違反にもなるから気を付けて!……あ、宇宙には関係ないのか!
「む!?あれは!!」
「どうした、飛斗!」
「御門先生だ!」
俺たちが走っていると目の前にこの学校の美女保険医の御門先生が優雅に歩いていた。因みに御門先生は地球人ではなく宇宙人でなぜ地球に来ているのかわからないがうちの学校の校長ならかわいければオッケーとするから別にいいか
「ってそんなこと言ってる場合ではないだろ!」
「あーん、待ってよ飛斗とリト~!せっかくリトのために作った発明品なんだから使ってよぉー!飛斗もよかったら使ってよ!」
「だからエンリョしとくって~!」
「そういう役目はリトの役目!俺はエンリョします!!」
「あ、御門先生おはようございまーす」
ララさんはミサイルを抱えながら御門先生に挨拶していたがなかなか宇宙人と知らなかったらシュールな挨拶だよなぁ……
「朝から賑やかね」
「御門先生もララにいってくださいよ!ララのやつ、ミサイル型の乗り物なんかつくって……」
「だって空を飛べたら学校いくの楽ってリトが言っていたから……」
「なるほど、きっかけはやはりお前かよ。リト」
「俺のせい!?!」
俺がそういうとリトは驚いていたが、本当にどうやらリトの事が好きになっているみたいだし、リトに対する愛は……強いなぁ………
「ふふ、結城くんを喜ばせたかったのね。それならとっておきの薬草をあげるわよ」
「本当!?」
「何を勧めている!?」
「本当に……強いなぁ……」
「なにが!?ねぇ、何が強いの!?」
俺の言葉にリトは慌てていたし、何よりララさんに本当になにかをあげそうで怖いのかリトは焦っていた
「ふふ、あなた達が来てからこの学校はずいぶん賑やかになったわね」
「そういえば、御門先生はどうして地球にきたのですか?」
「あ、私も気になる!」
「………風が……吹いたからな?」
「「……風??」」
「どういう意味?」
「ふふ、深い意味はないわ。気まぐれよ、気まぐれ」
気まぐれ……御門先生はこの星にこられる前はいったい何があったのだろうか?そういえば、秋穂さんや霧崎さんに女性にあんまりそういう詮索はしない方がいいと言われたししないでおこう
この時の俺はまさかこの後とんでもないことになると思わなかった……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
アンケートの結果週一となりましたので、投稿するよう日は決めていませんが次の話は来週投稿させていただきます!
協力ありがとうございます!
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危機2
秋穂side
私と恭子ちゃんは同じ仕事で現場を向かっていって、今日の仕事相手は会社からのメールを通しての連絡だった
「今日の仕事はなんですか?」
「今日は女子高生が今時着るファッション雑誌みたいでその矢先になったのが恭子ちゃんだよ」
「私より良いモデル一杯いるのになー」
「でも今は恭子ちゃんが人気だからその矢先になったのじゃないかな?」
「えへへ、少し恐れ多いかも」
私がそういうと恭子ちゃんも少し嬉しそうに笑っていていた。でも気になるのはいつもなから会社からメールとかよりも電話が多いはずなんだけど……まぁいいか、こういうときもあるはずよね!
「そろそろ迎えの車が来るみたい」
「あ、あれですかね?」
白いワンボックスカーが走ってきて私達の前に停まってきた。一人のサングラスのスーツ姿が降りてきてお辞儀していた
「おはようございます。本日の仕事を依頼したものです」
「はい。今日はよろしくお願いします」
「お願いします!」
「では時間もあれなので車に乗ってください。交通費はこちらが全部負担しますので」
私たちは言われる通りに車を乗り出迎えた人は運転席に乗り発進した。そうそう、今回の仕事相手はなんで私たちを指名したのだろう?
「あの、何で今回私達を指名したのです?」
「あぁ、今話題の霧崎恭子ちゃんを指名したら、より人気になると思ってね。それに……」
「それに?」
「売り物はなるべく新鮮に傷なくとらえるのが一番いいですよね」
運転席に座っている人がなにやら機嫌良さそうに話していたがなにやら嫌な感じが急に感じとり私達は警戒するとーー
「えっ!?」
「前にガラスを張られた?」
私達は嫌な予感がしてドアを開けようとしていたがロックをされていた。さらに、ロックを開けようとしてもあかず私達は焦っていた
「開けれない!?」
「どういうつもりですか!?」
「何も心配要りません……貴方達はしばらく眠ってもらいます」
「え……」
私達はその言葉と共に車の中にガスが噴出去れて私達はなんとか吸わないで耐えようとするも迫る眠気に耐えれず……
「「あっ………」」
横に倒れて徐々に抵抗する力も失い目をつぶりそうになっていたが、なんとか耐えていた。しかし、ガスは止まることなく眠気もだんだん強くなってきた
「ふふ、計画通り。これで……我々の計画の遂行を誰にも邪魔されることはない」
「い………や……」
「もう前のように邪魔されることも逃がすことはない。ゆっくりとお休みなさい……」
「うっ……」
私が最後にみたのは男のスーツはなにやら宇宙服みたいなのに代わり、私達は為す術なく意識が徐々に薄れてきた
「「助けて………ヒー君(ヒーちゃん)……」」
「はい、目標確保しました。次に第2プラン実行します」
なにか聞こえるが、私達はどうすることもできずに完全に意識を失った………
飛斗side
教室で現在俺は、同じクラス委員長の春ちゃんとクラスのことを話し合っていた
「え、お姉ちゃんに朝あったの?」
「うん、今日は専属の人と共になんか依頼あったみたいでそこに仕事とか」
「お姉ちゃんの仕事ってそんなのだったって……?」
「さぁ?」
そういえば、秋穂さんはまだしも霧崎さんは今をときめく有名人だからそれの関係で依頼みたいなのが入ったのかな?いやいや、マネージャーを通じてだよね?
「まぁいいや……ん?」
「ん、どうしたの?」
俺はなんか不愉快な視線というか何かを感じて振り向いたが誰もいなかった
「どうしたのヒー君?」
「いや、なんか今すげぇ視線感じたのだけど……まぁいいか。春ちゃん、この後授業はなんだった?」
「古典だよ」
「げ……古典といえば……ねぇ、この後の授業は休んでいい?」
「だーめ。きちんと受けないと怒られるよ」
「ぐぬぬぬ……(飛斗の奴……春菜ちゃんにあんな笑顔をもらって楽しそうに話すなんて……殺意わいてきた!!)」
リトから何やら殺意わいてるの感じるけど気のせい、気のせい……気のせいだよな?寒気を感じながら俺はこの後の授業を受けた
だがこのときの俺は知らなかった……まさか、あんなことになっているとは誰も思わなかった
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします
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危機3
春菜side
授業が終わり、皆はそれぞれの休み時間を過ごしていたが、私は現在ヒー君を宥めていた……というより励ましていた
「ヒー君大丈夫だよ!また頑張れば良いのだからね?」
「ふふふ、古典での抜き打ち小テストとか最悪だ……あは、あははは」
「た、確かにまさか……いきなり古典の抜き打ち小テストするなんて誰も思わなかったんだもんね」
「おぉー、珍しく落ち込んでるなぁ。普段からきっちりと勉強していたら苦労してなかったのにな」
「グ、正論を言いやがって……猿……お前はできたと言うのかよ……!?」
「ふふ、…そんなの勿論…全くできなかったんだよ!こん畜生ーー!!」
猿山君も心底落ち込んで二人とも今回の抜き打ち小テストは全然駄目だったみたいで凄く落ち込んでいた……
「春ちゃん、少ししてから俺も動くよぉ……」
「同じくぅ」
「あははは……あれ?」
私はチラッと教室の外に出ていく古手川さんが何やら考え事していて出ていったので私は気になり追いかけることにした
「うん、私先に動くね」
「…あー…春ちゃん」
「うん?」
「(リトのラッキースケベには)気をつけて」
「(何が気をつけてなんだろう?)うん、ありがとうね」
私はひょっとしてヒー君が心配してるのは、廊下で怪我しないでと言うことかな?でも、古手川さんはどこにいくのだろ?
「失礼しました」
古手川さんが少し離れた所に大量の紙を抱えて出ていくのを見たので一人では危ないし手伝うことにした
「古手川さん」
「西連寺さん」
大量の紙を抱え込みながら歩くのを見て危ないと思い私は改めて声かけると古手川さんが私の名前を読んで振り向いてくれた
「手伝いましょうか?」
「いいえ、これくらい一人で十分……あ」
「遠慮しない♪」
私は古手川さんが遠慮するまえに資料を一緒に運んでいた。にしてもこれはすごい資料だなぁと思いながら古手川さんに質問した
「これはなんの資料?」
「今度の風紀委員会で提出するものよ。どうすればこの学校を良くできるのか考えないと……」
「私は別に今のまんまで良いと思うけどね」
私は純粋に今のままでも楽しいし、無理に変えすぎないで良いとも思うけどと伝えると古手川さんがいつものお説教が私に向けてきた
「さ、西連寺さん!!困るわ、学級委員の貴方がそれでは!」
「あはは……」
「全く……ふぐぅ!?」
古手川さんが後ろから見慣れない服装の人が襲いかかり古手川さんは口を塞がれていた。私は咄嗟の事で古手川さんの名前を叫んだ
「古手川さ……んっ!?」
「んん!?」
古手川さんが後ろに襲われてるのに気が取られて私もいつの間にか後ろに人がいて口を塞がれた。必死に口を塞がれて体を押さえられた私達は抵抗するが
「ん……」
「(意識が…古手川さん…)」
「第2プラン完了」
私も古手川さんも意識が薄れてきて何者かに抱き抱えられながら会話が聞こえた。必死にまだ抵抗を諦めていないがからだが思うように動かない
「恨むなら御門に恨むのだな」
「(御門先生?)」
「予定通り四人の女収穫完了。合流地点に乗せて去るぞ」
「(いや……助けて………結城………く……)」
口を塞がれた私は声すら出せずに完全に意識をおとした。何かの声に嘲笑うかのように私達はなす術なく囚われた……
猿山side
俺は飛斗と合流するまえにトイレを済ませてさぁ、あいつの方にいこうとしていたら、
「ーー」
「ん?」
俺はなにやら会話が聞こえたのだが、聞きなれない声で学校の先生ではないし、美女の声でもないから不審に思いひそかに隠れていた
「全く、まさか他の人間に覗かれていたとはな」
「放しなさい!」
「(あれは俺たちと同じクラスの新井紗弥香じゃねぇか!?それにあれは明らかにうちの学園じゃない奴!)」
俺は隠れながら同じクラスのやつが謎の集団に襲われていた。これはさすがにヤバイと思いすぐに助けようと動こうとしたが
「っち、見られたのは予定外だが……ふん!」
「うっ……」
「見られたからには仕方がない。連れ浚ってやる」
男の当て身で新井紗弥香はぐったりしてお米様だっこで抱えられた。俺はこのままでは不味いとおもい出た
「おい!人のクラスメイトになにしてる!」
「おい、また目撃者が出たぞ!」
「えぇい!次から次へと!お前が速く二人の女を乗せなかったからこの女に見られたのだろ」
「ッチ文句言い合うのはあとだ!!ばれては仕方がない!おらぁ!」
なにやら爆弾みたいなのがこちらに投げてきたので俺はヤバイと思い頭を下げると辺りは煙りに包まれていた
「ゲホゲホ……あ!?」
俺は煙が収まると先程の男達や新井紗弥香も消えていた。俺はさっきのは夢かと思ったがそんなはずがない……
「さっきのは地球の服じゃない……っ!?ララちゃんに早急に相談だ!」
「おう、猿?」
「飛斗!ララちゃん見なかったか!?」
「は?見てないが……それより屋上で飯を食べにいく……」
「それどころじゃない!!ヤバイことが!!」
俺の言葉に飛斗もなにやらただ事ではないと察知して訳は後ではなすからララちゃんを探すことにした
待っていてくれ、必ず助けるから……!
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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危機4
俺は現在、猿と共にリトとララさんを探していた。そして俺は猿に走りながら急いでいた事情を聴くと表情はあまり変えなかったが、内心は怒り狂いそうになっていた
「同じクラスの新井さんが謎の男達に連れ去られた……!?」
「あぁ!なにやら新井は二人の女を拉致するのを見てしまったから拉致されたららしい………それに気づいた誘拐犯は新井を気絶させて連れ去ろうとしていた。俺は急いで止めようとしたが逃げられた」
「(二人の女まさか……この嫌な胸騒ぎはなんなのだ?!)そんな最悪の事が起きてるのなら、ララさんに探知機があるかどうかで、あったらすぐに助けないと新井さんも含めて拉致された人が何されるかわかったものではない……!」
二人の女をという言葉に俺は言い様のない不安になりまさか、春ちゃん達が巻き込まれてないか不安になっていた
「あれ!?保健室にリト達が入っていくぞ」
「リト、ララさん!!」
猿が二人が保健室はいるのみて俺は大きな声で呼び掛けると二人はなにも知らないのかこちらを見ていた
「あれ、飛斗と猿山~どうしたの?」
「はぁはぁ……二人とも春ちゃんとか見てない!?」
「み、見てないが……?どうしたんだよ、そんなに慌てて」
「どうしたの、猿山君に夛田君も血相変えてきて」
俺たちが急いでるようすに御門先生が何かあったのかと思いこちらに話しかけてきて俺達も話そうと思うと、保健室になにやら映像が写りこんだ
〈やぁ、お久しぶりですね。Dr.ミカド〉
「ケイズ……どうしてここに……!?」
〈ふふ、我々を見くびってもらっては困りますよ〉
「御門先生のお友だち?」
「どう考えても違うだろ……」
「私に何か用かしら?」
ララさんとリトのやりとりは誰も突っ込みはいれずに、御門先生はいつもの優しげな顔ではなく本当に警戒していて尚且つ毅然として映像相手を睨んでいた。俺たちはこれはただ事ではないと思い黙ってみていた
〈ふふ、分かりきったことを今日こそ貴方には来て貰いますよ……何せ、我々ゾルケムは貴方の医学の力を必要としてますからね〉
『ゾルケム!?』
「ペケ、ゾルケムってのは?」
『ゲビルークとは敵対関係のある危険な組織です。殺人の請け負いから武器の密輸・製造……とにかく色々な悪事をしてる組織です』
「お断るするわ。私は何度もいったはずよ、貴方達の考え合わないと……」
〈……大事な生徒や一般を引き換えにしても…ですか?〉
「なんですって……!?」
〈貴方の地球での生活は調査済みなんですよ。御門先生……ご覧いただこう〉
ゾルケムのケイズは画面を切り替わると俺は愕然とした。いくつかの映像のひとつには春ちゃんと古手川と猿が見たという新井がどこかの倉庫に閉じ込められたのか震えていた。そしてその隣の映像では……
「な!?西連寺に古手川に新井!?」
「そんな……秋穂さん達まで……!?」
春ちゃん達とは別の倉庫で閉じ込められてるのか映像が違う。しかし、春ちゃん達と違うのは二人ともぐったりとして気絶してるようだった
〈貴方のこれまで関わっていた人物……そして、この生徒ではない彼女達も貴方と接触をしてるのを確認済みなんですよ。人質を別々に閉じ込めておけばそう簡単に助けに行けない……〉
「てめぇ……!汚い真似を……!」
「飛斗、落ち着け!」
「どうどう!」
俺は映像越しとわかっていても知り合いが連れ去られてひどい真似をされていて黙ってあげるほど俺はお人好しじゃねぇんだよ……!俺を落ち着かせるリトも猿も怒っているのがわかるが、俺が頭に来てるのは俺にとっても大切な人らが手を出されたということに怒りしかないんだよ!
「人の知り合いを連れ去って何が目的なの…!」
〈知れたことを……我々の要求は御門……貴方ですよ〉
「っ!」
〈反抗する目ですか……いいでしょう〉
奴は指をならすと春ちゃん達の方から音声が聞こえた……
『ここは……どこかの倉庫?』
『私達確か学校に……』
『古手川さんに西連寺さんも連れ去られたのよ……変な服装のやつらに……私はそれをみてしまい、私も眠らされたのよ』
『新井さん!?うっ……頭が』
『そういえば私達は確かに誰かに襲われたような気が……それでだんだん眠たくなってきて……』
どうやら二人とも連れ去られるのを見てしまった新井さんは抵抗していたのか成す術なく気絶させられて、春ちゃん達は襲われて気絶か……!
『え………!?キャーッ』
『はぅ!?』
『古手川さん、新井さん!?ヒャッ!?な、何これ!?』
スライムみたいなのが春ちゃん達に襲いかかり、ララさんが声張り上げた
「皆!?」
「な!?なんだありゃあ!?」
〈クク、どうします?御門先生。これは我々が開発した合成生物もので人質の自由を奪い命令一つで窒息させることも可能ですよ〉
「っ」
〈……まだ反抗的な目になりますねぇ。仕方がない〉
さらにべつの映像に囚われていた秋穂さん達の映像に移り変わった
『んはぁっ……ぁっぁっ』
『はあっぁっ……あん……あっっ………』
眠っていた秋穂さん達にもスライムが動いて、卑劣な真似をしていた。俺はそれをみて怒りが湧き、二人の名前を叫んだ
「秋穂さん!霧崎さん!!」
〈貴方の生徒ではないこの二人にも……さっきよりも少しきついのを味わってもらいましょうか。もっとも反抗するのでしたら……今以上に辱しめることも可能なのですよ?〉
「っ………わかったわ。貴方達の言う通りにするわ」
「御門先生!?」
「あんなやつらの言葉を信用して良いのっすか!?あぁいう輩は絶対に返さないつもりだぜ!?」
「大丈夫よ。彼女達は必ず助けるから……任せてね」
御門先生が安心させるように笑いかけて保健室を出ていった。恐らく俺たちが追いかけたら、春ちゃん達や秋穂さん、霧崎さんも危険な目に……!
「くそが!」
壁の方に俺は思いきり悔しさだしながら殴った。大切な幼馴染みにクラスの仲間や秋穂さん、霧崎さんもあんなゲスどもに連れ去られたとは……!
「絶対にあんの組織ぶん殴るっ…そして、許さん……!!」
「飛斗の気持ちはわかるが落ち着け。恐らく……こういう手の輩は俺達の行動も監視されてるし、ばれやすい行動をすればより危険になる」
「……そうだな、猿すまん」
「気にするな!リト、ララちゃん、飛斗!俺に良い案がある!」
猿が真面目な顔しながら良いことを思い付いたといわんばかりに小言で話を聞いて俺達は最初は怪訝だったがだんだん納得してきた
ここまで読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
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逆鱗
猿の提案を聞いて俺達はすぐに受け入れて、その目的のためにその人物を探していたら、学校のとある場所ににいた。因みにサルとララさんは共に俺たちと行動していたら怪しまれるから別々で動いてる
「ヤミちゃん」
金色のヤミ……宇宙では名を果てた暗殺者で、以前、ララさんの婚約者候補がリトと言う存在が目障りで依頼していたのがきっかけ。それで俺達は色々あり、地球にとどまっていた
「夛田飛斗ですか。それに、結城リトもいるのですね。結城リトがここに来ると言うことはついに私に命を奪われる覚悟しましたか?」
「してない!」
「ヤミちゃん、俺からの依頼っていったら引き受けてくれる?」
「………依頼ですか……良いでしょう。内容は?」
「人質の救出とうちの学校の保健医をやつらから守る」
俺の言葉にヤミちゃんはさっきまで読んでいた本を閉じて俺たちのほうを見た。リトは俺に交渉を頼む感じで後ろにたっていて俺はヤミちゃんを見据えていた
「人質の救出……ですか?」
「そう……さっきから不愉快な視線がありうっかつにうごけないのと居場所がわからないので協力を……そして、俺の大切な人も手を出した輩を殴りたいのでね……」
「………良いでしょう。引き受けました」
「ありがとう、依頼料は金なの??」
「……飛斗の依頼ですから、依頼料は金ではありません……結城リトの命でお願いします」
「OK!」
「OK!じゃない!?俺の命で依ーーいっ?!」
俺はでかい声で叫ぶリトに拳骨をしていた。そんなでかい声だと折角の作戦も台無しになるし、春ちゃん達や秋穂さん達がなにされるかわかったものではない
「今感じた確かに不愉快な視線や気配は屋上ですね……。少し、席をはずします」
「頼みます……」
ヤミちゃんが席を離れていて俺はリトと屋上のほうに向かいながら話しかけるリトは頭を押さえながら俺に怒鳴っていた
「いきなり殴るなよ!?」
「アホか。でかい声で依頼というキーワードをでかい声で聞かれたら春ちゃん達の身の危険もあるのに……全く初さというか鈍さというか……ん、猿から屋上に来いってさ」
俺はリトの動揺したときの声を張り上げるのを注意すると、丁度猿からの連絡があったので急いで屋上に行くと……
「遅かったですね。飛斗、あなたの依頼していた仕事は終わりましたよ」
「「はやっ!?」」
「私も手伝ったよー」
「こ、怖かった………」
俺達が屋上につくと、ヤミちゃんとララさんはあっけらかんだったし、猿は震えていた。そして、先程の映像を見ていた組織の服装が二人ボロボロになっていた
「監視の目はこの者達だけです。それと居場所が判明したので今すぐに助けに行けます」
「仕事はやっ!?」
「ですが、二つの倉庫に分けられてるそうです。どうされますか?」
「…うーん…ララさんは御門先生のほうに向かってくれ。あいつらがただで返すと思ってないし、無理矢理連れ去る可能性もある。で、リトは猿と共にヤミちゃんと片方の倉庫を向かってくれ。こいつらからなら聞けばどちらかの倉庫に閉じ込めてるのわかるし……俺は二人の方を助けにいきたい」
「は!?効率悪くねぇか!?お前一人になるだろ?!」
「そうだな……。普通に考えたら、猿かリトかがこちらに来るのが良いが、悪いがリト達は春ちゃん達のほうに頼むで……」
「(飛斗の奴、マジで切れている……ここはこいつの言う通りにしないとダメだよな……)!」
猿はなにか気づいたように俺のほうを見ていたが俺はそれを気づくことなく、目の前のボロボロの男達を見ていた
「さっきから怒りが収まらなくってな………。人様の大切な人たちとクラスの仲間にも手を出した報いを……しかるべきところで受けてもらう」
「……場所はわかっています。この者達はここに置いといては通信される可能性あるので教えてもらった場所まで連れて行きましょう」
「……わかった。ララ!なんかこう、早く行ける方法はあるのか!?」
「うーん……」
「それは無用です。仕留めた連中達の懐に転移装置がありました。ついでに場所も問い詰めているので一気に仕留めに行けるでしょう」
「本当になんでも仕事がはやいよっ!?」
本当に仕事が早すぎてヤミちゃんはやはりすごいというのが改めて実感した。それとこいつらの転移ワープは俺わからないのだけど
「夛田飛斗の要望を考えたら、恐らくこの二つのどちらかでしょう」
「……なら俺はそれを使う。押してくれ」
「……くれぐれもやり過ぎないように」
「了解」
こうして、助ける方向性は決まり俺は転移して到着した方向を回り見ると薄暗い倉庫だった。念のために通信できるものを渡されているが、今は報告しない
「ーー」
「(会話が聞こえる)」
俺は近くに隠れながら声した方向に耳を済まして聞いていた
「全く、今回は御門を引き入れるついでに依頼主のためにこの二人を連れ去るとはな」
「しかし、本当に御門が我々のほうに入ったら別のほうに閉じ込めてる小娘達や我々が連れ去った小娘も解放するのか?」
「まさか、向こうの小娘達も上玉だし、この今閉じ込めてる女達も上等な上玉だから四人セットで依頼主に売り込むさ」
「ふふ、売れなくっても俺たちが可愛がれば良いじゃねぇか?女は殺すの勿体ないしな」
「確かに我々の手元で置いていてば御門が我々に逆らえないようになるし、抜け出すことはない」
………落ち着け、落ち着け。今怒りに囚われてはなかに何人いるのかはわからないのに逃げられる可能性もある
「まぁ……」
グラサンの男一人がドアを開けると、秋穂さん達は目を覚ましていたのか苦しげな声が聞こえた
「ふふ、目を覚まして気分はどうだ?」
「最低ね……っあん……」
「っぁっ……ぁん……良くも私達を騙した……っぁ…」
「ふふ、だんだん目もとろとろになってきて、体の気分も良くなってきているみたいだな。どれどれ……」
「触らないでっ……あっっ!!」
「っ!!」
「うむうむ良い感じか。その強気ももう少しで堕ちるとおもうといいな。喜べ、お前達は依頼主に高く売れる商品になれるぞ」
一人の男が強気に発言していた秋穂さんの胸を触り、さらにもうひとりは霧崎さんの体をさわりこみやがった。ここまで我慢していたがもう限界だ
「(秋穂さんや霧崎さんを辱しめるおまえたちは絶対に許さない……。手を出した後悔を与えてやるが、まずは人数は4人……となったら、やることは変わらずで殴りますか。さぁて…)」
俺は全速力でこちらに気づいてない男の頭を思いきり殴った
「お前達がその人達に触れて良い手ではないぞ。あと、おまえ達みたいなのがその人達を辱しめるのも手を出すのも許さない、ぶっ飛べ」
「ん、ぐきゃあ!?」
「なんだ敵襲か!?」
「な!?貴様なぜここに!?」
俺は一人の男を殴り倒して起きないように背中に足をのせて目の前の三人を睨みながら後ろには秋穂さん達がいるの確認したが苦しそうだった
「「ヒー……君(ちゃん)」」
二人が苦しげに辛そうに俺をの方を見てるの気づいた瞬間俺は何かが切れた気持ちになり、倒れてる一人の男の背中を片足でのせて警告した
「お前ら……ずいぶん好き勝手にしてくれたな?痛い目に合いたくないのなら、警告をする。今すぐその人達を解放しておとなしく捕まれ。………さもないと………」
「さもないとなんだ!?ぐべえ!!?」
「なに!?」
一人の男にボディーブローをすると攻撃された男はよろけていた。その隣にいた男はいつの間にと驚いていたがそんなの関係なく、回し蹴りで頭を蹴り込んだ
「地球人がそんなに早く走れるはずが……!?っあ!?」
「あぁもう、ごちゃごちゃうるさい。俺は今凄く機嫌が悪いから、そちらの言葉なんぞ聞きたくないから下痢で苦しんで倒れとけ」
俺は三人目も倒したのを確認して、冷たく見下ろしていた。いっておくが、俺は大切な人達や友達に手を出したら組織であろう神様であろうが……許さない
「ば、ばかな!?だった一人で三人を倒しただと……!?」
「喧嘩売る相手が悪かったな……俺は周りを助けるために守るために良い師匠の元で指導されたのさ。さァ、残りはおまえだが降参するならある程度の痛みで終わらせるが?」
「っ……えぇい!」
「「きゃっ!?」」
「秋穂さん、霧崎さん!?」
血迷った男は動けない秋穂さんと霧崎さんを自分の方に抱え込んだ。それを見た俺は何かされる前に攻撃しょうとしていたが、男が警告してきた
「おっと、動くなよ!?下手な動きをすればこの女達はスライムで窒息させることも辱しめることもできるんだぞ!!」
「っ……」
「お前が抵抗して女達が辱しめられるのいいなら抵抗しろ!だが、それをした瞬間女達が辱しめられるぞ!そんなのなってほしくないなら手をあげろ!」
く……どうやらこいつは他の打ちのめした三人よりは冷酷か……あるいはめんどくさいタイプか……!
「妙な真似をすればわかってるな」
「ヒー君!お姉さん達のことは気にしなくって良いよ!っあん!」
「うん!っぁん!」
秋穂さん達が口をはさんだ瞬間、男はあろうことか胸をさわっていた。さらにスライムで辱しめているように指示だしていた。俺はその光景を見て目の前にいる奴に対してどんどん殺意出てきた
「人質が、余計な口を挟むな。もっと今以上に辱しめる選択はこちらにあるんだぞ!さぁ、どうする!?」
「本当に二人に手を出さないで解放するのなら手をあげるが……!」
「ふふ、お前が降参すればいいだけの話だからな?さぁ、早く降参しろ!!」
人質されている上にこれ以上二人を辱しめるとなったら殴りたいがやつの手元に……!俺にとる選択は今一つしかないのか……
「っ、調子…のらないで!」
「いだたぁ!?」
「えい!」
秋穂さんが奴の手を思いきり噛み、噛まれたそいつは痛がる声あげていて、霧崎さんが炎を出して奴の頭を包み込んでいた
「え!?炎!?あっつつつつ!!」
「(二人から距離が離れて仕留める)っチャンス!」
「っ!?」
俺は人質になっていた二人が解放されたのを見計らって接近してやつは防ごうとしていたが遅い
「ぶっ飛べ……ゲスやろう!!」
思いきり慈悲なく拳を顔面に当てて地面の方まで振り下ろすとそいつは黒こげの鼻血出してダウンしていた
「二度と俺の大切な……いや、俺達の女神達に手を出すな……。そして学園の通う生徒達にもだ」
俺は冷たく見下ろしながらリト達のほうにも連絡をいれて倒れている男達を縛ろうとしていたが、俺はこのとき気づかなかった……
密かに一人が指動いていることに
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!!
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終息
二人にしがみついていたスライムは、霧崎さんが火で脅すと慌ててスライムは引いていた
「はぁっ……はあっ……」
「うっっ……」
「っ……二人ともこれを着てください」
二人はスライムの影響もあるのだろうか、顔は赤くしていた。特に俺がここに来るでの間にも秋穂さん達はかなり辱しめられていたのか、服は悲惨なことになっていた。秋穂さんは俺のブレザーで露出なってる部分を隠して霧崎さんには俺のジャージを着させた
「いやいや……何でジャージもあるの……?」
「本当は今日この後体育の予定だって、半袖か長袖か悩んでいたら持ってきていたのです。そしたら.二人が囚われたのを知って念のためにと思って……二人とも大丈夫ですか?」
「うん……私達はこの人たちに騙されたのね……」
「…………怖かった……」
「……っっ…いつまでもここにいては二人の悪影響なので移動しましょう。二人ともたてますか?」
二人とも色々とあり精神的な疲れが見られていつまでも、ここにいては二人の悪影響を及ぼしかねないと判断した俺は聞いてみると二人とも動けないみたい
「ごめんなさい。まだ頭が若干ボーとしていて」
「私たち変な薬というかガスで寝かされたの。そのせいなのかあまり力が……」
「そうですか……では……っ!?あぶない!!」
俺の後ろに最初に倒したはずの男が立ち上がり銃を構えていた。声を出しても今の二人は動けないのなら、とるべき方法はひとつ!
「………え………」
「ぐっ………!(くそが、右肩を撃たれたか……!)」
俺は二人を抱え込みながら立ち塞がると右肩に痛みが走ってきた。俺に邪魔されて苛立った声が聞こえるのと後ろで秋穂さん達が心配する声聞こえた
「ヒーちゃん(ヒー君)!?」
「っち、邪魔しやがって!………っへ?」
「……軽く済ませるはずだったけど……もうそれもなしだわ………調子にのるなや、ボケ」
相手が止まってるのを見えた俺は全速力で走り男は銃を構えていたが、腰の重心を下げて左足で転倒させた。そんな転倒した男は後ろに倒れるのと共に俺は追い込んで両足で腕を押さえてマウントをとっていた
「ぐぎやぁぁぁぁ!?いてぇぇ!?」
「足踏まれて痛いか?そうだろうな……だが、お前は俺に喧嘩売っただけではなく、あの人たちにも怖い思いをさせた……歯を食いしばれや」
俺は二発三発も倒れてる相手の顔面を思いきり殴っていた。ここまで我慢していた怒りはさらに爆発していて相手の首を左腕でつかみながら空中にぶら下げていた
「あっが……」
「こっちもいくら仏のように優しくっても……我慢の限界って言うのもあるねん。………なぁ、窒息される恐怖味わうか?彼女達が苦しんでいた恐怖を……味わうか?」
「ひぃ!?」
俺は睨みながら地球人の力をより最大限に出す手袋を使っているから窒息させるのも容易いし、今のこいつにもその倒れてる人間にも……………傷つけた痛みをアジワセテヤル…
「「ダメ!!」」
俺の腕に二つの優しい温もりのある声を感じて俺はその声がきこえて振り向くと秋穂さん達が厳しい顔で見ていた
「それはさすがにダメよ!……そんなことしてしまえば戻れなくなるわ……!」
「今こいつも含めてこの組織は……二人が辱しめるのをしていたのだから、これくらいはしてと…別に構わないはずですよ………!」
「うぅん、私たちはもう大丈夫よ。だって、ヒー君が助けてくれたのだから。……だからね、そんなことで君の優しい手を汚さないで?」
「………っつ……」
「ゆ、ゆるして……」
「っ……ふん!」
俺は男の首を離すと男は呼吸を確保するようにしていたが、抵抗されると困るので一発腹パンチで気絶させてここにいたやつらを縛った
「優しいこの二人に感謝するんだな。……もし次手をだしたら……2度目はない」
俺は冷たく吐き捨てて、リト達のほうに連絡いれた。そして、秋穂さん達に心配されながらお説教食らったのはまた別の話だ
猿山side
俺はリトと共に隠れていた。飛斗が依頼してくれていたヤミちゃんはというと後処理を終えてから追いかけるといっていたのと飛斗は、なにやら俺達とはまた違う知り合いの人が連れ去られて大分機嫌悪かったから今頃その人達に酷い目を合わしたのをぼこぼこにしてそう
「リト、いいか?」
「おう。このでかい木の棒で振りかざして距離をとらして、人質になっている三人を助ける」
「おう、そうだ」
「出入り口の方は安心してください。すでに仕留めましたので」
「「うぉ!?」」
いつの間にかヤミちゃんが来ていたがその手元にはぼこぼこになっていた男達がいた。俺はそれをなにしたのか聞かなかったというか、聞くのが怖かった
「殺し屋となれば、気配消すことも覚えてますので……結城リトは私に殺されるために生きてると言うことを努々それを忘れないでください」
「「(コワッ……)」」
ヤミちゃんの無表情が怖すぎて震えていたのはここだけの話だ。っていうか、リトのやつヤミちゃんに命狙われてるって……覗きでもしたのか?
「出入り口で音をたてずに耳を済まして聞いてみてください」
ヤミちゃんに言われて俺達は耳を済まして中の声を聞いていた
「っは……あっん」
「こ……こんな……っぁ」
「はぁっ……」
3人の声が聞こえていてなおかつ苦しそうな声しているのを聞いていて俺は我慢をしていたが、リトは今にも飛びかかりそうだった
「ふひひひ、いい眺めだなぁ」
「この娘達本当に御門を説得できたら解放するのか?」
「まさか、三人とも上玉だ。商品の価値はあるだろ。それに別の倉庫のほうに閉じ込めてる女達もこの娘達より上だが、商品の価値もある」
こいつらはなっから約束を守るつもりじゃなかったのかよ!!くそ、だんだん俺も我慢できなくなってきた
「っ、最低ね……」
「(新井!?)」
「ほう、なかなか気が強い娘だな。なら、俺達が大人の楽しみを教えてやろうか?」
「遠慮……するわ……あっ!!」
「なら、今からお前だけ先に売り込むのもいいな」
もう我慢できねぇ!!俺はリトと顔を見合わせて男達のほうに飛び込んだ。よくも新井の体をさわりやがって!人のクラスメイトをあそこまでされて我慢できるかよ!
「「ふざけるなぁぁぁぁ!!」」
「なっ!?」
俺達は木の棒を振りかざすと、男達は驚きながら下がっていき、俺達はすぐに三人の前に立ちふさがった
「無事か!?」
「結城君に猿山君……っはぁ……はあっ」
「なんでここに……」
「ここの場所は……彼らが教えてくれました。もちろん別の倉庫に閉じ込められたのも……」
俺達は三人をかばいながら立ちふさがると、ヤミちゃんが校舎で倒した者や出入り口でいたものをみせつけた
「きさまは!?」
「その三人を解放することをおすすめします。さもないと……」
「く!ふざけるなぁぁぁぁ!!」
男達は抵抗するのを見せたのを見たヤミちゃんがため息をつきながら攻撃を始めた
「仕方がありません。反抗の意思ありとして……お仕置きです」
「「へ………ぎやあぁぁぁあぁぁあ!!!」」
男達はヤミちゃんの攻撃にあっけなくやられてしまい、男達が倒れたことでスライム擬きも消えて俺はすぐに近くにいた新井のほうによった
「新井、大丈夫か?!」
「猿山……っはぁ……怖かった……」
「…おう、帰ろうぜ」
俺は新井を慰めながら、六人で一緒に御門先生がいるところへと歩いていった。途中で飛斗が右肩をぎゅうと布とかで押さえていたのは驚いたがもっと驚いたのは二人の女性に支えられながら歩いていたことに驚いた
飛斗side
俺はいいといったのに秋穂さんと霧崎さんに怪我人はおとなしくしなさいと言われて支えられながら歩いていた
「全くもう…無茶をしちゃダメよ!」
「そうよ!ヒーちゃんたら、助けに来てくれたのは嬉しかったけど、ヒーちゃんが怪我したら私たちが心配するよ!」
「いや本当に面目ないです………はい」
二人に支えられながらお説教を食らっていて耳がものすごくいたいです。それ以前に秋穂さんと霧崎さんの精神的なの心配なのに……
「飛斗!」
「お姉ちゃん!?とそちらの方は?」
「俺の知り合い……えーとそれよりも、古手川さんや春ちゃん、新井さんは大丈夫か?」
「私たちも大丈夫といいたいけど…何であんたそんなに血まみれ?」
「返り血とだけつたえておこう」
「「「ひぃ!?」」」
俺の言葉にリトも聞いた新井さん達も何を想像したのか震えていた。そして、御門先生の近くにいくとあのグラサンが倒れていた
「夛田空」
「お、ヤミちゃん。そいつらも回収してくれたの?」
「勿論です。これで全員動けずあとはそちらに任せていいですか?デヒルーク王女」
「勿論!」
ララさんはザスティンに連絡やり取りしてる間に御門先生が秋穂さんと霧崎さん達のほうに謝りに来た
「ごめんなさいね、怖い思いさせたかしら」
「いえ、大丈夫です」
「そうですよ。春菜達もそうでしょ?」
「うん、先生が悪いわけでないから」
「もう二度とごめんですけど」
「同感~……」
御門先生の謝罪にみんなは気にしていないというとヤミちゃんが御門先生に改めて伝えた
「あなたには借りがありましたから返しました」
「金色の闇……」
「あなたにはここがお似合いですよ……御門先生」
「……ありがとう」
ヤミちゃんの言葉に御門先生が微笑んでいて俺達もこの事件はこれで終わりだと安心した。…うーん…なんとか、秋穂さんを含む女性達にこの件を寝させて忘れさせれる薬ないかなぁ……
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事件後の日常
猿山side
今日は飛斗のやつが珍しく休みだった……というよりも怪我の具合も思ってるより酷いのか病院いくので休むと連絡があった
「あー、飛斗が居ないせいなんか張り合いないからやる気でねぇ……」
「そういえばいつもの喧嘩もないし、静かだよな」
「え?俺達そんなにうるさかったか?」
「少なくともクラスの名物と言われるくらいのレベルだから別にいいじゃねぇか?」
机の上でくだぐだしていたら、リトがそんなことを言ってきた。俺達そんなに日常的に喧嘩していたのか?まぁ、あれか……中学からの付き合いで毎日あんな事をやっていたからもの足りねぇのかよ
「そういえば、西連寺や古手川に新井も登校できてよかったよな」
「だな。それに、さすがに昨日のこともあるからみんなで登校したけど何事もなくって良かった」
「まぁな。飛斗がなんとか寝ている間に忘れる方法ないかと聞いていたときは驚いたけど」
「それだけあいつは今回の件は心配してるのだろ?ララちゃんやヤミちゃんや御門先生もそんなのはないといっていたけど、あいつは本当に心配性だよな」
俺は今日休んでる飛斗の事とを思い浮かびながら怪我の具合も心配していた。あいつはあんな怪我するのは二回目だし……
「あ、いたいた。結城に猿山今いい?」
新井が俺の方に歩いてきて、リトと俺に聞こえるくらいの声で話しかけた
「昨日はありがとう」
「おう……その大丈夫かよ?」
「……正直眠らされてワケわからない倉庫で襲われたときは怖かったけど……あんたが身を呈して助けてくれて嬉しかった。だから、ありがとう」
「お、おう……」
新井の笑顔に俺は少し恥ずかしくなり顔を背いて窓をみて落ち着かせた
「(畜生、新井の笑顔が不覚にもかわいいと思ったぜ……!)」
「じゃあ、私は白百合のほうにいくね」
そういいながら新井は去っていった。俺は窓をみながらリトに今の気持ちを話した
「リト」
「ん?なんだ?」
「……素直にお礼を言われるの恥ずかしいよな」
「……はぁ?」
リトがワケわからないという顔してるが俺にしてみたらお前がモテることにワケわからねぇよ!まぁ、飛斗がいない一日は久しぶりに退屈だったと伝えとこう
飛斗side
俺はあの事件で右肩に包帯を巻かれながら腕をつり上げていた。こんな怪我は大袈裟といっていたのだが、秋穂さん達に大袈裟ではないと怒られた……
「病院もいって同じ処置取られて……お陰でバイトも新しい料理の研究もできない……」
「まぁ、それは仕方がないだろ……むしろ今までバイトしながら学業するって簡単なようでなかなか大変なのだから、今は休む期間だと思えばいいだろ」
「そうですね。飛斗君は最近働きすぎですよ」
「働きすぎですっていうか、今さらだけどバイトとか許可されてるの?」
マスターに口をこぼすと桜さんと凜さんが苦笑いしていてマスターの意見に同調していた。さらに凜さんが、バイトとか許可されてるの?と聞いてきたので俺はその問いに苦笑いしていていた
「うちの校長はほら……」
「ごめん、納得した。有名なあの校長ね」
「凜、納得するのですか!?それにしてもその怪我はいつに治るのですか?」
アルトリアさんが呆れながらも俺の怪我がどのくらいで治るのか聞いてきた。というか、マスターは三人の奥さまと結婚していてよく、胃が保つなぁ……
「さぁ、きちんと聞いてなかったです。けどまぁ、これを機会に左腕の練習でもしときますよ」
「なんの練習!?」
「いざというときのためのテープを隠しながら回す練習」
「そういうのはやめなさい、消されるわ」
凜さんにげんこつくらい、さすがにこれ以上のぼけるのは止めて改めて向き合った
「でも、災難よねー。そんな怪我をすることになるなんて」
「そうですね。まさか……」
「はい私も驚きました。まさか……」
「「「くしゃみして階段転んで受け身とれずに右肩を大ケガするなんて」」」
「うっ……」
そう俺はくしゃみしての転んで受け身とれずに大ケガしたと言う設定になっているが、本当は秋穂さん達を守るために大ケガしたと言うことだ
「まぁ怪我が完治するまではバイトも無理に来なくっていいからな」
「はい」
「飛斗、今度は親子丼を私たちに振る舞ってくれる日を楽しみにしてます」
「アルトリアさんの食欲はヤバイので今度はおかわりができないくらい満足させれるように頑張ります」
「受けてたちます!」
アルトリアさんの言葉を聞いた俺は喫茶店をあとにして、家へ帰ろうとしていた。学校は今日は休みをもらっていたし、病院と言う名目の御門先生の診断も受けた
「ヒー君?」
「秋穂さん……仕事は?」
「あはは……お休みいただいたの。昨日私や恭子ちゃんが連絡繋がらなかったのを事務が気にかけていて心配していたの。恭子ちゃんは今日はお仕事で別々なの」
「そうですか……その……」
「ヒー君。その……今からお姉さんとデートしない?」
「……はい?」
俺は私服だし秋穂さんも私服だから問題ないので、二人で彩南より離れた場所へと歩いていた。秋穂さん達にとっては昨日の事件は恐ろしく最悪の場合あいつらに連れ去られた上にひどい目を合わされていたのだから……余り話を出さないようにしていたのだが……
「昨日はありがとうね」
俺達は山の方で彩南町が見える景色を見ていた。そんな、景色を見ているなか秋穂さんが黄昏ながら俺にお礼をいっていた
「私ね、正直言えば怖かったの……仕事で頑張るはずが、罠を嵌められた上にあの男達に眠らされて……」
「秋穂さん……」
「意識を失うとき私も……恭子ちゃんもだと思うけど何をされるのかわからず恐怖を抱いていた……ダメよね……春菜のお姉ちゃんで恭子ちゃんよりも年上なのに守ってあげないと!という気持ちを持たないとダメだったのに……抵抗する力も失われた上に……」
「……」
「でも、私達は意識を失うときそれも思ったのだけど一番はヒー君に助けを心の中で求めたの」
「俺に助けを……?」
秋穂さんの顔を見ると穏やかに俺に笑いかけていた。本当に安心して嬉しそうに笑っていた
「うん。そして私たちを助けてくれてありがとうね……ヒー君」
「……お二人に怪我がなく、無事に帰すことが出来たのが俺にとってはよかったです。でも、余り無理しないで我慢できなかったら色々といってください」
「フフ、ありがとうね」
「そろそろ夕ごはんの作らないといけない時間ですね」
「ヒー君。今日の夜……私達が晩御飯作るのと……泊まっていいかな?」
「あ、いいですよー………え!?」
秋穂さんの何気ない言葉に俺は即答していたが、俺は気になる言葉に引っ掛かり聞き返した
「私達?」
「うん、私と恭子ちゃんよ。あ、本人もきちんと了承してるからなのと今日は私たちが料理するねー」
「え!?いやいや、春ちゃんとかどうするの?!」
「春菜はお友達とお泊まり会するみたいだからいいの。……それとも私たちが来たらいや?」
「全然問題ないです!!」
くそ、上目遣いされたら断れないし元々断るつもりはないけど……あれ?よく考えたら霧崎さんは芸能人だしなんか、どこぞのマナーなっていないやつらにスクープされないか心配になってきたぞ………
まぁそれをした瞬間、俺はそいつを許さないけどな!とりあえず料理考えないと………
「あ、ヒー君は今日は禁止というか当分は禁止ね!」
「なんで!?」
「怪我人だから」
「ごもっともな意見でした………」
確かに怪我していた上に腕をやっているならできないよなぁ……はぁ、申し訳ない………
ここまで読んでいただきありがとうございます
次回もよろしくお願いします!
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狙われた理由
秋穂side
私はヒー君と別れてから、今日の仕事は休みとなっているけど、やはり気になる仕事もあったので少し会社によってやることを終えた
「あー、本日の仕事を終えた~」
「お疲れ様」
「あ、編集長~お疲れ様です」
「昨日は連絡が繋がらなくって心配したが元気そうで良かったよ。今日は休むようにと連絡したのに、なんか気になる仕事もあるから少しだけ来るって……昨日の事もあるから心配したから休みさせたのに大丈夫なのか?」
そう、昨日私達は会社や恭子ちゃんの事務所にも大きな心配をかけてしまった。でも、何事もなく安心したと大きなペナルティーはなかったのでそこは良かったかな
「昨日は何かあったのかは知らないけど、無理してはいけないよ?人間、休めるときは休むのが一番!」
「はい、もちろんです!」
「うむ。じゃあ気を付けて帰るようにー」
「はーい、お先に失礼します」
仕事仲間の人たちに挨拶をして私は出ていくと、丁度電話がなり出ると恭子ちゃんも学校を終えて帰るらしいので近くの場所で迎えいくことにした
「やっほー恭子ちゃん~」
「秋穂さん!」
メガネで制服の恭子ちゃんが時計をみながら待っていたので私は名前を呼ぶと嬉しそうに振り向いていた
「今日もお疲れ様。……大丈夫?」
「はい!秋穂さんは……?」
「私も大丈夫よ。確かに私もひどい目に遭わされたけどヒー君が助けてくれたから心も大丈夫かな」
「秋穂さんもですか?私もヒーちゃんが助けてくれたので大丈夫でした」
私の問いかけに恭子ちゃんは穏やかに笑っていた。そして私も恭子ちゃんの質問に穏やかに答えてお互いに大丈夫と話した
「今日は何を作るのですか?」
「ヒー君の体を早く治してもらいたいし、お礼もかねて……ーーってのはどうですか?」
「おぉ、秋穂さんそれいいね!」
私達は何を作るか決めてから、材料を買いにいっていた
「昨日の今日もまた浚われるってなるのは嫌だから、早く買い物済ませようね」
「はい!」
きっとヒー君はじっとしないのは予想済みだし先手を打って絶対に安静するようにメールをしとけば動かないはず
飛斗side
俺は現在秋穂さんと別れてから家で安静しながら、本来今日勉強するはずだったのを自分なりに学習していた。苦手な科目……古典を何とか理解できるように頑張っていた
「三十分おきに色々な科目やるのきつい………」
俺は机の上で山詰みの科目を置いてぐったりしながら時間みていた。時刻は17時も越えていたし、料理をしたいが…
「ん、メール?」
ーー勝手に料理したらダメよ。怪我人は安静!メッ!
ーーヒーちゃん!料理したらダメよ!安静!
「まさかの二人同時の同じメッセージ!?」
携帯をみて二人似たようなメッセージに俺は震えて、おとなしく安静することにした。何よりも、料理して安静しなかったら……俺が怒られる未来しかない!
「おとなしく安静しますっと……」
メールを返信して時間をみていたが恐らくこっちに来るまで時間はまだまだあるし、なんとも言えない……
「………」
俺は昨日の事を思い出していた。春ちゃんや古手川さん達が帰っていき俺達が残っていた時、霧崎さんと秋穂さんは本当に今にも犯人を殺しかねない勢いだった
『やっぱりこの人達燃やした方が……ヒーちゃんを傷つけたし……』
『ダメですよ!?』
『私も同じ意見よ。恭子ちゃん、燃やしてあげなさい!妹にも手を出したあげく、ヒー君は怪我をしたのだから!』
『たから、ダメです!!』
本当に落ち着いたと思ったらまさかのお二人が犯人を見たのと秋穂さんの場合は妹も危険な目を会わされていたから犯人が許せなかったのだろう……
「………でも……俺は未熟だなぁ……」
二人ともあんな犯罪者にひどい目に遭わされて更に古手川さんや新井もそうだが、リトの想い人で俺の幼馴染みの春ちゃんもひどい目に遭っていた。5人ともなんともないといっているが本当にそうなのか俺にはわからない……
「あーもうやめやめ!考えるのは禁止!」
そう思っているとインターフォンがなり俺は出ていくと秋穂さんと霧崎さんが買い物袋を持っていて俺の家に来た
「お、きちんと安静してるね、偉い偉い!」
「もしも安静してなかったら?」
「どうなっていたと思う?」
「………はい、安静します」
俺は考えるのをやめて二人にキッチンを案内して、二人が何を作るのか聞くと内緒と言われた……。俺は一人で待ってる間にリトと電話をしていたが………
「は、ララさんが?」
〈そうなんだ。今日一日おかしいと思っていたらララのやつ……恋愛の本で〉
「お前を必死にアプローチしていたというわけか」
〈そうなんだ〉
リトの話では今日はララさんが様子おかしくツンデレやら大胆な格好でアプローチするなりしていたらしいが、それもリトに振り向いてもらうためだったらしい
「なるほどなぁ。あ、他の皆は大丈夫なのか?」
〈あぁ〉
「ったく、春ちゃんにアプローチしたらよかったのに」
〈するかよ!?そりゃあ、したいけど、昨日あんなことがあったから……な〉
まぁ、確かにあんなことがあれば誰でも気を使うよなぁ。でも、依頼主とかあいつらいっていたがいったい誰だったのだろ?
「なぁ、ララさんから秋穂さん達を狙った依頼者はわかるか?」
〈いやー、それが……〉
「ギ・ブリー!?」
俺の疑問に答えてくれた内容は少し驚いた相手だった。ギ・ブリーといえば、戦力はあまりないくせに春ちゃん人質とってララさんを嫁に嫁がせようとしていたやつだ!
「ギ・ブリーは確かララさんが追放してくれたはずだが……」
〈いやそれが、あいつは以前ララを自分の婚約者させるために西連寺を拉致しただろ?その際にも色々と調べていて……追放された後も密かに調べていたら西連寺のお姉さんや霧崎さんを見て手に入れたいというので依頼していたみたいだ〉
「っち、変身能力があって密かに狙っていたということかよ。(……霧崎さんに関しては何らかの機会で捕らえたいと思う切っ掛けがあったのか……)」
〈ザスティンが改めてクレームを入れてくれた上に組織と繋がっていたということで宇宙警察かなんかに送り出したそうだ〉
「なるほどな。ならもう襲われる心配はないのか?」
〈あぁ。お前も早く治せよ〉
リトの連絡を終えて俺は軽く左腕だけをグッと伸ばしてそろそろ呼ばれると思い振り返るとあることを思い出した
「そういえば、霧崎さんのあれは……」
「ヒーちゃん、そろそろご飯よー」
「あ、はい!今いきます!」
まぁとりあえずあとで聞けばいいのと秋穂さんと霧崎さんの手料理は何を作ったのだろうか気になる
ここまで読んでいただきありがとうございます!
一年ももう終わろうとしていますが今年は変な感じです……まだまだコロナは終わってないので皆様気を付けましょう!
これからもよろしくお願いします!
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隠していた事実と煩悩退散
現在の俺の状態は右肩を痛めてるので、あんまり激しい運動はできない。そんな怪我人の俺を見かねて秋穂さん達が晩御飯を作ってくれることになった。そして、秋穂さん達に呼ばれて作ってくれた場所に向かうと思わず感嘆の声をあげていた
「おぉ………!」
「ふふ、ヒーちゃんは体を痛めてるからそれを早くなおすために考えたメニューよ」
「怪我のときはこれが一番いいと思ってね」
「私たちを助けてくれたお礼よ」
エプロン姿の秋穂さんと霧崎さんはにこやかに笑いながら目の前の料理を教えてくれた。……やっぱり二人ともエプロン姿も似合っている………
「これは?」
「これはとある所の美味しいお茶よ。のむと治癒力も早くっていいの」
「ふふ、恭子ちゃんが実際に飲んでいてとおいしいやつよ。あ、メインはきちんと作ってるからね」
メインと言うのはどう言うことだろう?と思いながら秋穂さんがどこからボードを取り出して、この料理の説明をしてくれた
「まず実は昨日の段階から出汁を作っていたの」
「まさかの昨日の段階から!?」
「元々、今日はヒーちゃんの状態を見るつもりで作りおきしていたの」
「な、なるほど………」
まさか昨日の段階ですでに俺の家にいく計画していたのは予想外だし、秋穂さんも嬉しそうに笑っていた
「出汁は①水一リットルに昆布を入れて一晩浸け置きする。②浸け置きしていたのを鍋に移して中火で火にかけて、沸騰する直前に昆布を降り除いて、80~100CC程の差し水を入れて温度を下げる」
「③それで一度火を止めて鰹節を全部入れて再び弱火で一煮立ち寸前まで加熱。やがて!灰汁を取り除き火を止める」
「あの二人ともなぜ①とかいうのですか?」
「ふふ、一応ね?では続き言いますね?浮いてる鰹節が鍋そこに沈み始めたら、金網や布巾などをつかってこす」
「こして出汁を鍋に戻し天然塩 醤油 みりん入れて一煮立ちその後よく冷やしておく。これで出汁が完成ね」
な、なるほど……かなり本格的に作ってくれたのはありがたいし、出汁をそれでどうしたのだろう?
「酒は焼いて骨を取り除き、身をほぐしていたの。キュウリは小口切りで生姜とみょうがは細い千切りするの。それときったきゅうりは塩水に塩水にすこしつけたら揉み水で洗ってから水気を軽く絞っておく」
「これで冷やし茶漬けの完成ね。冷ましたご飯に冷たい出汁とかお茶をかけて食べると食欲なくっても食べやすいと思うわ」
目の前におかれたスプーンに俺は目の前におかれていた食べ物の近くの席に座り込んでじっと見ているとお腹がなっていた……
「ふふ、一緒に食べましょうか」
「はい!」
「ヒーちゃんお腹なるなんて相当お腹減っていたのね。じゃあ食べよう!」
「「「いただきまーす!」」」
霧崎さんの言葉をきいて俺達は食べることにした。冷やし茶漬けを口いれると俺は思わず目を見開き叫んだ
「おいしぃぃぃ!?なにこれ美味しいです!!」
「冷やし茶漬けはヒーちゃんが働いてるマスターに教えてもらったの。私も秋穂さんもこれをはじめて食べたとき勢い止まらなかったなぁ……」
「うん。ふふ、慌てなくっても食べ物は逃げないわよ」
俺はもう勢いが止まらずにそれをひたすらおかわりして食べていた。秋穂さんも霧崎さんも優しいかおで俺の食べ具合を見ていた。ちなみに左手でスプーンを使って食べているからあーんというのはないよ?
「ご馳走様でした」
「「ご馳走様でした」」
俺は手を合わせてご馳走様というと秋穂さん達もご馳走様といってた。後片付けをするというと、秋穂さん達がやると言うので俺はお風呂にはいることにした。ってか、いつの間にかお風呂作ってくれたことに驚きましたよ……
「ふー………」
「湯加減はどう?ヒーちゃん」
「あ、はい!この怪我した人でも入れるギブスカバーのお陰で気持ちいいです!」
「ふふ、取り寄せた甲斐があったよ」
俺は頭を洗いながらお礼を言うとドアが空く音したので振り向くと……
「ぶっ、あ、秋穂さん!?霧崎さん!?」
水着姿のお二人が俺のお風呂にはいってきたのだ。いやいや、まってまって!?さすがにお風呂で水着着ているとはいえ俺が恥ずかしい!
「私達が背中を洗うからそのままね」
「いやいや、俺男ですよ!」
「でも、怪我をしてるのだからおとなしく私達に背中を洗われなさい。片腕で背中洗うのは難しいでしょ?」
「…は…はい(なにも考えるな……煩悩退散、煩悩退散、煩悩退散!!!)」
俺はおとなしく背中を洗ってもらうことにして振り向かないように心の中で雑念を消していたら柔らかななにかが俺の背中に感じ取れた
「っ!?(じょ、女性の手!?それも二人の!?)」
「ヒー君の背中……こんなに大きいんだね」
「ま、まぁ鍛えてますから……」
「ふふ、鍛えてるからこんなに背中大きいのかな?あのね、私たちは怖かったの。私たちのせいでヒー君が目の前で撃たれるのを見て真っ白になったの」
「いや、あれは俺の不注意ですよ……」
「うぅん、ヒーちゃんは私たちを守ってくれたけど傷は……その……」
「これは大切な人を守れば安いものですよ……二人に傷がなくってよかった……というか、女性に傷跡は余り作ってほしくないので……ね」
俺が二人が傷つかなくってよかったとそういうと秋穂さんが泣きながら小さな声で否定していた
「うぅん……それでも私達はヒー君が傷つくのみたくなかった……」
「(いう言葉を俺は間違えたかなぁ。俺のせいでまた泣かせてしまってるよ……)」
「ね、ヒーちゃん。私も秋穂さんもヒーちゃんの事が大好きなの。だからあまり無理しないで甘えれるときは甘えて」
「!」
二人のすすり泣きを聞いて俺は二人の顔を見たら泣きそうになっていた。そんなに無茶していたのか………参ったな………たしかに甘えるのがいつの間にかできなく我慢していたのか………
「あー……時々……時々甘えて良いですか?」
「うん!あ、背中洗い終えたよ」
「ありがとうございます!」
俺は背中を洗い落としながら男の大事なところを見られないようにゆっくりとお風呂入って二人は出ていったが俺は顔真っ赤にしながら思った
「大好きなの……って恋愛的な意味………」
俺も二人の事が大好きだし大切な人……それは自覚したのはあの連れ去られたときだ。本当に二人が連れ去られたときは本気で失うのが怖かったし、あぁ自分のなかでは知らない間にこの人達に好意持っていたのだなと気づいた
「リトのこと……笑えねぇな……」
苦笑いしながら俺はお風呂に出ていき、二人もあのあとゆっくりとお風呂に入ってもらい、寝る前に二人の布団を用意し終えてると秋穂さんと霧崎さんが俺を覆い被せるように倒れてきた
「ふにゃ!?い、いきなり何をするのですかぁ!?」
「ふふ、ヒーちゃん私たちと寝よう?」
「いやいや、俺男ですよ!男!」
「ヒー君なら大丈夫!私達が全面的に信頼してるから!」
「その信頼は喜べば良いのですかね……」
「ふふ。あ、その二……人に聞いてほしいのだけど……今いいかな?」
「「??」」
ん?霧崎さんがなにか緊張するように隠していたことを話す声になっていた。そういえばあのときの炎は明らかに本物だった……
「あのね、私はね地球人じゃないの。私の正体はね……フレイム星人と地球人のハーフなの」
「う、宇宙人なの?」
「うん…隠しててごめん…」宇宙人ってやっぱり多くいるのね!!」………へ?あ、秋穂さん?」
「宇宙広いからあんな炎を出せるのか……すげぇ!!」
秋穂さんが嬉しそうに霧崎さんに抱きつくと霧崎さんは驚いていた。そして俺の方も見ておれも目を輝かしているのをみて戸惑っていた
「え、二人とも怖くないの……」
「「全然!」」
「へ………?」
「だって、宇宙から来たお友達いるし、こういうの私好き!!」
「俺もそういうの嫌いじゃないし、霧崎さんは霧崎さんでしょ?」
「っ……ありがとう!二人ともだ~いすき」
「私もよ~!また色々と宇宙のこと教えて!」
「俺もです……じゃあ寝ましょう」
「「はーい……おやすみなさい……」」
「(んー?!胸、胸!!?駄目だ叫んだら駄目だから煩悩退散煩悩退散煩悩退散!!!)」
寝るのはよかったが二人とも俺に抱きついて寝ていたので動けず諦めて寝た……豊満なのが当たっていて寝るのに心の中で煩悩退散煩悩退散いって寝ていたのはここだけの話だ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
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久々の登校
俺は右腕のギブスを巻きながら久しぶりの登校だったが、登校中俺はどうしても頭が離れなかったのはあの二人に対する好意だった
「(あの時……本気で秋穂さんや霧崎さんがあの男達に連れ去られて人質で苦しんでるのを見ていたら本当に許せなかったと同時に……あの二人が他の男達に触られたくないと思ったのは)……ひどい独占欲だ……」
自分の心が二人を守るためなら本当に……自分が彼女達を連れ去って誰も知られないところで守ろうなんて本当に最低だな……
「よう、飛斗!」
「猿!と新井さんと白百合さん?」
「猿っていうな!」
「おはよう。その後はどう……?」
珍しい組み合わせの三人組と思いながら見ると新井さんと猿は俺の怪我の原因を知ってるからなんとも言えない顔してるが……
「おはようございます。聞きましたよ、飛斗さん」
「ん?」
「愛妻……いえ、正妻の取り合いで止めるためにその怪我をしたと聞きました!!」
「そ、そう……って違うからね!!違うよ!?」
白百合さんからの発言は俺にとっては恐怖の発言だ。さらっと恐ろしいことを言わないでほしいよな!?というかいったい同意ったらそんな伝わりになったのか聞かせてもらおうか!?
「冗談です。不運な事故があったからそういう怪我したときいてるから」
「嘘か本当か分かりにくいの言うのやめてくれ……」
「白百合……本当に表情変えずにいうなんてお、恐ろしい子……!」
「さるながら計算高いというか……こえぇ……」
白百合さんの本当か嘘かわからない言葉に少しだけ震えていた。すると、新井さんは気になったのかその怪我を聞いてきた
「まだ治らないの?」
「あーもう少しで治るのだけど……な」
「早く治してくれよ~。お前との張り合いがほしいからな」
まぁ、なんだかんぁこいつも寂しかったのがよくわかるわ。それよりも俺が気になったのはどうしたらそんな冗談思い浮かんだのか聞きたいよ……
「ま、この件はおしまい!!さっさと、学校にいこうぜ!」
そんなこんなで学校を向かいながら学校に向かいリトやララさん春ちゃん、古手川さんも元気そうに学校来て色々話し合っていたがみんな精神的に大丈夫なの安心した……
「うぅ……」
訂正、リトは何やら疲れてる雰囲気を出していたのに気づいた俺は声かけた。何であいつだけは精神的にしんどいオーラ出ている?
「他の皆は精神的に安静してると思ったら、お前だけ異常に疲労があるのはなぜ?」
「………実は……」
俺は昨日の起きた話を聞いて正直驚きと呆れがあったというか……何て言うかこいつはそういう星のもとで生まれた運命になるのかな……
「九条先輩方に要求されてしたのはよかったものの最後の最後でやらかしていたと……?」
「……」
「相変わらずお前のそのトラブルはすごいわ……」
いや本当に皮肉を抜きに真面目にこいつのラッキースケベは本当に凄すぎて……もはやこいつが間違いを起こしても受け入れてしまう自分がいるわ……
「御門先生なら疲れをとれる薬作ってるのじゃねぇか?」
「あー、たしかに…じゃあ保健室行くわ」
「おーそうしろ。……絶対にお前がそこに行くとスリルな事が起きそうだな」
「は?」
「あー、嫌なんでもないからいってこーい」
俺がそういうとリトは不思議そうに見ていたがすぐに切り替えて御門先生の方へと向かっていくのを見届けると猿が俺に小声で話しかけていた
「なぁ、飛斗」
「ん?」
「少し相談なんだが……新井のことで」
猿は目で奥の方に座って白百合さんとしゃべってる新井さんの話題を出してきたので何かあったのかとも思い黙って聞いていた
「新井さんがどうしたんだ?」
「この間のあの件で表面上は何事もないこと振る舞っているけど………」
「精神的な不安定が感じるのか?」
「まぁな」
俺と猿は白百合さんと笑い合っている新井さんを見ていてたが、まぁよく考えてみたら春ちゃんも古手川さんも秋穂さんも霧崎さんもか弱い女の子だしあんなこと巻き込まれて気丈に振る舞えるのは素直にすごい
「とりあえずは猿が注意深く見てあげなよ」
「当たり前だ。さて、とりあえずリトの様子を見に行こうぜ」
「は、なんで?」
「本当は体調悪いかもしれないからな。あと疲れをとれる薬あるなら休める薬もあるはず!」
「あーわかった。いくか」
俺達はリトが御門先生に何をもらうのかわからないがこれだけははっきりと予感してる
「「絶対に面白いことが起こる!!」」
そう信じてリトの方にへと歩いていった
だがこのとき俺は気づくべきだった。リトにいるところにトラブルありだということに……
ここ最近投稿できずすいません。
ストック切れとプライベートが忙しくなり中々いいアイデアが出てきませんでした。
今後も月1は必ず投稿はしますがお許しください
これからも宜しくお願いします
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鳥肌は止まりない
リトが御門先生に薬をもらいにいくといってから数分経過していて俺達はリトの様子を見にいくために保健室に向かってあるいていた
「しかし、お前が新井さんの事を気にかけるとは予想外だったな」
「ふん、正直あんな光景を見せられて心配しないわけないだろ」
「ツンデレみたいなことをいうなや」
「ツンデレではない!!……ツンデレといえば古手川だよな?」
「いきなり話変えた!?」
サルがいきなり話題を変えたことに俺はすかさずに指摘するがサルは動揺することなく、真面目な顔で話はじめた
「ツンデレって……まぁ確かにそのような部分はあるかもしれんが……」
「だろ!?二年は古手川で三年は……九条先輩かな?」
「なぜそう思うんだ??」
「胸がいい人は大抵ツンデレだろ?」
「お前今すぐ全女性に謝ってこい。そして叩かれろ」
「というのは冗談だよ、冗談。でも実際スタイル良いだろ?」
「目が本気とかいてるから冗談には見えないが……まぁ確かにスタイルは良いよなー(でも、秋穂さんも霧崎さんもスタイルが良いのは言わないでおこう)」
「ん?今だれかが通っていたような……お、あれリトじゃねぇか?古手川もいるそ」
サルに言われてその方向に見ると確かにリトだが様子がおかしいな……何であいつ立ち尽くしているのだ?
「なんの騒ぎ?」
立ち尽くしているリトに不審に思っていた俺たちだが、古手川さんがリトに声かけていた
「こ、古手川……」
「へ?!」
「「んな!?」」
リトはゆっくりと古手川さんに歩み寄るといきなり古手川さんの体を触り、古手川さんはいきなりそんなことをされて怒っていた。俺たちはあまりの事で固まっていた
「な……何するの!?」
「怒った君も素敵だけど……君がもっと輝くのは天使のような笑う君の笑顔だ……見せておくれ……僕にだけ……」
「な……なにおかしな事を言ってるの!?あんまり調子に乗らないで!ハレンチだわ!」
「頑固だね……そこがまた素敵だ」
「「………」」
古手川さんは怒りながら違う方向に歩くとリトはナルシストな台詞を噛ましていた。俺達はいきなりの事で固まっていたが、リトがいなくなるとサルが俺に問いかけてきた
「なぁ、飛斗……」
「ん?」
「あれ……だれだ?」
「知らねぇよ……あんなリトは見たことがねぇしあれは誰なのか俺も知りたいよ………」
「だよな……可笑しいなぁ…疲れてるのかな」
俺は今の光景にあんなリトはみたくないというか……あの光景がリトと言うのに信じたくない……
「ちょっと、あなた達!」
「古手川さん?あの件以降もう大丈夫?」
「怪我人のあなたがいっても説得力ないわよ……それより、あの結城君はなに!?また、ララさんの発明!?」
「いや今回は違うと思うし、なにより………リトがあんなのになるのは……俺かなり引いてるからな」
「そ、そう……あなたが引くってよほどあれは……おかしいのね…」
うん、あんなリトはみたくねぇわ……ナルシストなリトはなんか腹立つというか……
「すまん、とりあえずゆっくり休むわ……なんかあんなの見たら頭が痛くなってきた」
「俺も次の授業間に合うようにするからゆっくり休もう……」
「あ、お大事に……」
古手川さんも流石になにも言わなかったが俺は本当にあのリトを見たら別の意味で気持ち保てないと思う
「気分転換に図書室いこうぜ……」
「おう……」
俺達は図書室でなにやら気分転換できるような本とかを読もうとして移動していると、リトに遭遇した
「おや?」
「「ゲェ!?このタイミングで会いたくなかったよ!?」」
「やぁ、猿山に飛斗……ごきげんよう」
「「!?!」」
途方もない鳥肌がたち俺達は震えているとリトは気にすることなく続きを話していた
「ふふ、今日も僕たちの友情は輝いてるね」
「輝いてない、輝いてない!」
「今のお前がおかしすぎて輝くどころが精神的なのが消滅するわ!」
「そんなに照れなくっていいのに」
「「話の会話のキャッチボールしろ!!」」
くそ、こんなにリトに対して突っ込みいれる日が来ると思わなかった……
「ふふ、僕のエンジェルを探してるのだか知らないか?」
「「知らねぇよ!!」」
「そうかい……ありがとう。あぁ待っていて!俺のマイエンジェルたち」
リトはそういいながら別の方向に歩いていっていた。そんなリトと別れた俺達はというと……
「「……ゴホッ…」」
俺達はあまりの寒気に耐えきれずに地面に思いきりうつ伏せで倒れるとその様子を見た人たちが大騒ぎになっていた
「誰か真っ青に倒れてるーー!?だれかよベー!」
「救急車ーー!」
「誰がそんな原始的な呼び方しろと言った!?先生をよべだよ!」
他のクラスメイトたちに助けられて保健室に安静することになった。その後ヤミちゃんがお仕置きしてリトは元通りになったそうだが……うん、訳を聞いて薬の副作用とはいえ……あんなリトは二度とみたくねぇ……
この作品を読むかたお久しぶりです!なんとか、話を組み立てながら書きましたので色々と思うところはあるかもしれませんがこれからもよろしくお願いします!
また当分不定期になりますがよろしくお願いします!
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お遊戯しましょう
俺は怪我も治り久々に早朝に山のランニングを再開していた。正直怪我が長引いていていつになったら日常的なことできるのかそわそわしていたが……
「久々に走れて気持ちいいな。トラブル巻き込まれたり怪我したり……本当にこの1、2年で濃い人生を過ごしてるかもな……」
「朝から精が出ていますね」
「お、ヤミちゃん!おはよう~」
俺はランニングしてると木の方に持たれながら本を読んでいるヤミちゃんに挨拶するとヤミちゃんは本を閉じながら挨拶してきた
「えぇ、おはようございます。ところで、飛斗に聞きたいことがあるのですが」
「うん?」
「恋とは……どんなのですか?」
「恋?」
「はい。私は色々な本を読んでいますが、恋とは私には無縁なのであなたなら知ってるのではと思い聞きました」
「うーん……」
恋な……まぁ、恋というより好意は確実に俺は持っているが……恋とは何て言ったら良いのか説明が難しいよな……
「ごめん、恋はさすがにわからないなぁ……」
「そうですか……」
「だけど、俺が知る限りだけどひょっとしたら、恋はきっと人を……いや、その人の感情も変えることができるかも知れないな」
「恋すると人は変わることがあるのですか?」
「うん。まぁこればかりは個人差かも知れないし俺にはそこまではわからないな……ごめんな」
「えぇお話は終わりです……そろそろ殺り合いましょう」
「あれ?漢字が……」
なにか嫌な予感をしながらも俺は手袋をはめながら構えていた。何やら殺気がさっきから鋭く研ぎ澄まされてるような感じがするのですが……?
「死合……開始」
「ちょまっー!?」
「暗殺する人間はそう簡単に待ってくれません。休んでいた分のトレーニングをしますよ」
「その意見はごもっともだ!!」
ヤミちゃんとの訓練という名の訓練はなんとか生き延びることが出来たが、なんで恋ということを聞いてきたのか分からない。分からないが、恐らくこの間のリトのせいなのか??そう思いながら朝の登校のために帰ろうしていると何やら珍しい動物が歩いていた
「なんだこの動物……?」
そう思いしゃがむと、プシューッといきなり動物のおしりからガスみたいなのが発射されて俺はそれに包み込まれた
「どぅぁ!?!」
ガスがばらまかれているその間に俺が見ていた動物はどこかに逃げていた。やがて煙が収まり咳き込みながら回りを見た
「ゲホゲホ……な、なんだ……あの動物は?………ん?俺の視界なんか……低くなっているような……って……なんじゃこりゃぁぁぁぁ!!!」
俺は自分の体を把握すると共にその状況に対するやるせない叫びを出していた……こんな姿を秋穂さんや霧崎さんに見られたら……恥ずかしい……と言うか、他の面子に見られるのも恥ずかしい
「……ふ、ふふふふ!あんの動物がなんなのか知らないが……このままで済ますと思うなやぁぁ!!!!やられたらやり返せ倍返しじゃぁぁぁ!!」
そう決心俺は急いでかえって子供の時のジャージに着替えて制服は鞄の中に入れてさぁ追いかけようとしたが………
「重たい!?そ、そうか……子供の体格になったから高校の鞄を持つのも一苦労になるのか。こうなったら根性だぁぁぁ!」
とにかく気合い入れて学校を登校してまずは、ララさんか御門先生に相談してあの動物を捕まえるのに協力をしてもらおうと思い必死の思いで学校に歩いていた。あぁからだが小さくなるとこんなに遠く感じるものなのか……
「ーー!」
ん、校門の近くになるとなにか会話が聞こえるが……とりあえずはたった今、事の原因がわかった…………
「事の問題の原因のもとがルンさんや……お前かい!?」
「その声は飛斗!?大変なんだ……って、飛斗がさらに小さくなっていた!?!いや……飛斗にしては……」
「更に小さくなっていたとか余計なお世話だよ!!ふん!」
「ぐぼぉ?この鳩尾の正確な突きと理不尽な攻撃は……間違いなく飛斗だ……」
「分かったか!こらぁ!!」
俺はリトの鳩尾に正確な突きを出すと、俺だと理解してゆっくりと立ち上がりなんでこういう状態になったのか説明した
「ったく……なるほどな。ルンさんが通販で買った動物が逃げたというわけか……。そして、俺とルンさんが被害と……」
「うぅ、面目ない……」
「しかし、こうなっては余計にほっといては不味いよな……。ララさん、その動物を見つける発明はない?それか迷子な動物探知は?」
「うーん、私の発明品ではそういうのはないかな」
「あ、いたぞ!」
「あーまって!私も追いかける!」
リトがその動物を見つけて、ララさんと追いかけようとしていた。捕まえたと思った瞬間にスカンクはガスを吹き………
「あはは…ごめん、私も小さくなった」
「今度はララが小さくなった……!?」
この通りララさんも小さくなってしまった。リトは固まっていたが、俺はスカンクが逃げ込むのを見えて殺意だしながら追いかけた
「学校の方に逃げた!!人様を小さくした動物よ、逃がすかコラぁぁあ!!」
「あ、くそ!ルンとララは安全なところに行ってくれ!俺は飛斗とともに追いかけるから!」
俺は校舎内に逃げた動物……スカンクを追いかけることにした。やられぱなしで終えるのは一番気が悪い!!
「スカンク、勝負だぁ!!!生きるか死ぬかの決闘だぁぁ!」
「いや、捕まえるのが優先だろ!?こわいことを発言するなよ!?」
リトの言葉はごもっともだが、俺がこんな機嫌悪いのはお前の発言も原因だからなぁ!?とにかく絶対につかまえてやる!
お久しぶりです。リアルの試験も無事に終えてようやく投稿再開できるようになりました。
少しずつまたかいて投稿しますので宜しくお願いします!
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お遊戯しましょう 2
前回までのあらすじ……俺はいつも通りのヤミちゃんとの死合という名の特訓をしてもらいその帰りにスカンクという動物に小さくさせられてしまった
「心は大人!体は子供!その名もーー「いわせねぇよ!?」何でそんなに怒るのだよ、リト?」
「いや、お前……その発言は不味いから!!本当に不味いからな!?」
「なんで?」
「え、意味判らないという顔するなぁ!!前回も大概発言アウトなのあったのに今回もアウトな発言するなぁ!本当に訴えられるぞ!」
「訴えられるとかそんなことはどうでもいい!」
俺は走りながらリトの名前を呼び掛けると、リトは俺の方に振り向きながらなんだ!?と聞いてきた
「スカンクのガス食らうと小さくなるから本当に食らうなよ!?」
「わかー……あ、あれは古手川!あそこにスカンクが!」
「え?」
俺は言われた方向に向くと古手川さんに春ちゃんがいて古手川さんはスカンクに近づこうとしていた
「古手川ー!それに近づいたダメだー!!」
リトは大声を出すが、リトの大声に驚いたのかスカンクはガスを噴出してからスカンクは逃げてしまった。ガスに包まれた古手川さんは本来の体から子供になってしたい春ちゃんは驚きの声をあげていた
「こ、古手川さん!?」
「結城くん!またあなたのちわざねーっ!!今日こそ許さないのだからっ」
「ごめん!それどころじゃないんだ!西連寺悪いけど古手川を頼む!!」
「え?……え?!」
リトはそれだけをいうとスカンクを追いかけていき、古手川さんは大号泣していた。そして、春ちゃんはまだ把握できていないのかとりあえず古手川さんを落ち着かせていたがこれは事情話しとこう
「おーい、春ちゃん」
「あ、ヒー君ちょうどいいところに……って、ヒー君も小さくなっているぅぅ!?」
「あーそのリアクションはもういいよ………
とりあえず事情を話すとね、カクカクシカジカ………」
「あーうん、つまり、ルンちゃんが銀河通販とかで買ったのだけど脱走していた。そして、ヒー君はルンちゃんの次に被害受けて小さくなったということね?」
「今のでわかるのぉ!?」
「幼馴染みだからね……」
しかし、さっきの古手川さんが泣いてるのを見てると体だけではなく心も子供になり泣きやすくなったり感情制御できなくなるのか………厄介だなぁ………
「幼児退行になってるのかわからないけどとりあえず、古手川さんを保健室に……んぁ!?!」
「どうしたの?……えぇ!?!」
古手川さんを保健室につれて、御門先生ならもとの体を戻す術知ってるのだろうと思い歩いてると至るところに子供化になっていた
「これは………」
「えぇ………」
「なんで……なんで他のみんなも子供になったりしてる!?リトのやつ捕まえていないのか!?」
このままでは学園が幼稚園と変わらない状態になってしまいかねない!!それ以前に捕まえていないとなり外に行くと…………
「(学校の外に出てしまえば、秋穂さん達の方まで影響が及ぶ!)春ちゃん!スカンクを追いかけるから古手川さん頼むね!」
「え?ひ、ヒー君?」
「やられっぱなしは許せないから!!早く解決してくりゅ!」
俺は春ちゃんに古手川さん達のことを任せてスカンクを追いかけることにして走った。春ちゃんが俺を呼び止める声が聞こえるがやられっぱなしは合わない!
「あ!飛斗ぉぉ!!」
「サル!?お前は小さくなっていないのだな!」
「いったいどういうことだー!?!なんで、回りはこんなに小さくなっているんだ!?」
「恐らく、スカンクにやられたのだろ!あと、スカンクってのはカクカクシカジカ……」
「わかるか!!」
「っち!これだから、サルは………要するにそのスカンクのガスにやられると子供になるということだよ!」
俺の説明に納得した猿はスカンクを捕まえるの協力するとして二人で走っていくとスカンクが階段上がるところにいた
「!?」
「スカンク……ここで神妙にお縄につけ!」
「ここで今!降参するなら………君のご飯は猿がおごるよ!」
「なんで俺!?」
俺の言葉に猿は抗議していたが、そんなの今はどうでもいい!!俺はこいつを捕まえるためにある対策を用意していた
「サル!プランR」
「おう!」
サルは近くに落ちているロープを取り出して、縄を上にくるくる回してタイミングを伺っていた
「!」
「(先に動いた!)そこ!」
サルはロープをうまいことスカンクの動きを捕らえて固定していた。そしてスカンクが再び脱走しないようにサルと二人がかりでかけよってサルはスカンクを持ち上げると……
「こいつのガス食らうと小さくなるのだろ?でも捕まえたし、もう問題ないよな?」
「まぁ、ガスを食らうと小さくなるが、サル気を付けろよ」
「まぁ、これでおしまいだから心配ないだろって……ぶべ!?!」
サルはスカンクを持ち上げて安心しているとスカンクはサルに向かってガスを噴出した。その隙にスカンクは逃げ出して俺はサルの方が心配になり名前を呼ぶもこの展開に嫌な予感を覚えた俺は……
「さ、サル?」
「……お、俺小さくなってるぅぅぅぅ!!」
「何してるねんーーー!!!!」
予想通り好きてサルは幼児の体になってしまいお互いにやるせない叫びを出していた。その後はララさんとルンさんが事態を終息させたが……秋穂さん達にこの姿は見られたくねぇ……!と思ったのはここだけの話だ
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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71話
あのスカンク事件から色々有り、俺もなんとか元の体にもどって落ち着いた日常を送り出していた
「あー……だめだ………」
いつも通りの日常に……というよりも今は俺が体調ダウンして学校の机の上で疲れた声を出していた
「飛斗、大丈夫かよ?サルもこの間色々あって体調崩してしまったみたいで休んでるみたいだし……」
「ふふ、安心しろ……。リアルではとんでもないウィルスが未だに活発だが、この世界はそんなの存在しない。むしろ、この世界には○○ナは無いからただの体調不良だな」
「メタ発言するな!!あと、それは禁句!!」
「別にいいだろー。あ、それよりもこの間はすまなかったな。あの、拉致事件で負傷して帰ってきた時の対応……」
「あー……西連寺とかなんて驚いて固まっていたもんな…。そういえば、あのときに囚われていた二人はもう?」
あの時、春ちゃんは俺の怪我を見て固まっていたし、古手川さんや新井さんは怯えていたもんな。何でも顔に血のあともあったから怖かったらしい。それとリトがあの時の秋穂さん達の事が気になったのか聞いてきた
「うん、PTSDの心配はないよ」
「PTSDってなんた?」
「心的外傷後ストレス障害……まぁこの症状では戦争や性被害とかによって心のトラウマが出来てしまった病気だな」
「そんなのがあるんだな……」
「あぁ、幸いと言うべきかあの時の女性全員はPTSDの心配もないが……俺個人は春ちゃんも含めてだが……あの二人が酷い事をされるのを見て我慢できなかったよ」
俺は本当にあのときよく我慢できたと思うよなぁ。たぶん二人が止めてくれたなかったら俺はもっと殺しかけていたと思う
「あー、駄目だ。御門先生に薬をもらってくる。元気出る栄養剤とかありそうだから」
「飛斗はなんか御門先生に薬の実験されそうにならないか?」
「たぶん大丈夫。御門先生はどちらかというとお前にかなり興味示してそう」
俺がそれだけをいうと、教室の外へ歩いていった。俺の言葉にリトは??となっていたが、俺からしてみたらお前はララさんに春ちゃん、ルンさんに好意出されてる時点で御門先生もお前に興味示してるだろ。というか、あいつの回りにスタイルいい人が集まってるから、周りの男に反感買ってそう
「失礼します~……」
「あら、珍しい子が来たわね」
御門先生は、いつも通りの白衣を羽織ってのの露出が強い服を着ていた。本当にこれ思春期の男には刺激が強いよ……
「栄養剤あります?体調があまりよくならないので………」
「あら、それなら栄養剤はここにあるわよ。きちんと試験もして安全なものよ」
「ふー……ありがとうございます」
御門先生に出された薬を飲みながら俺は御門先生にある話もついでにしとこうとした。御門先生は栄養剤を入れたのを洗い終えて俺がなにかしゃべりたそうなのに気づいて手を止めた
「栄養剤をもらうだけではなく別用件もあったのかしら?」
「えぇ……ゾルケムの件です」
「っ!………私の過去でも知りたいのかしら?」
「いえ、それは俺の役目ではないですしそこはいいですよ。そのゾルケムの件で秋穂さん達は問題なく日常生活送れてます」
「……そう、よかったわ」
御門先生はその報告を聞いて安心していた。ゾルケムの件で秋穂さん達も拉致されていたから御門先生は気にかけていた
「先生に聞きたいことがひとつだけあります」
「なにかしら?」
「……先生は、あのままやつらに連れ去られる可能性考えなかったのですか?」
「………そうねー、正直彼らが約束を守らなかった場合の可能性は考えていたわ。でも、甘かったわ……曲がりなりにもあの組織は卑劣な組織だということにね」
御門先生は苦笑いしながら、コーヒを飲んでいた。あのときに実はリトも気になっていて……捕らえた人を解放する輩ではないというのは誰の目が見てもそうだった
「でも、結果的にあなた達が助けてくれたからこの件は解決したの。ありがとうね」
御門先生はいつもよりも柔い微笑みで百人中百人がその微笑みを見たら骨抜きされそうな笑顔だった
「………っは!」
「あら、先生に惚れていたのかしら?」
「違います!見惚れて……いやいや!なんでもない!」
「ふふ、若いうちは色々知っていくのがいいわよ。栄養剤ものんだしそろそろ戻りなさい」
御門先生に言われておれも時間を見ると流石に、次の時間を迫ってるのなら移動しないとなと思い保健室に出ようとしていた
「あ、そうそう」
「はい?」
「きちんと惚れた女の人がいるなら、手放してはダメよ?」
「んな!?!」
御門先生が悪戯っ子のような顔をしてそう言うと俺は顔真っ赤になった。正直これは……ずるい……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
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お風呂場戦争
最近色々なことに巻き込まれてるが、今日は巻き込まれないことを決心しながら、秋穂さんと俺が今バイトしている喫茶店で話をしていた。霧崎さんは、仕事があるため今日の集まりには行けなかったが、秋穂さんと二人になるのも久しぶりだ
「ヒー君、この間はありがとうね」
秋穂さんは紅茶を一口飲んでから目元を伏せて俺にお礼を言った。秋穂さんの言うこの間のお礼はきっと、あの件だからわかってる
「まぁ二人とも助けれてよかったですよ。あの……二人とも日常的なのに影響は……」
「ふふ、大丈夫よ。恭子ちゃんも、問題なく仕事に取り組めているし……ね」
「そうですか…」
「でも、正直言えば、眠らされたとき本当に怖かったし、あんな事もされたのは……まだ少し怖いわね……それは恭子ちゃんも一緒よ」
俺は口こそは出さなかったが、それはそうだろうと思う。秋穂さんも霧崎さんも俺より年上の女性だが、あんな事されてなんとも思えない訳がない……俺がもっとしっかりしていたら……とかそんな考えはおこがましいし、俺は神様ではないのだから……
「それを気にかけて、私達にオフの日に誘ってくれたのでしょ?それも、ヒー君が働いていて恭子ちゃんもお気に入りの喫茶店で」
「あーまぁ……あと、マスター達が気を効かせてくれて俺たち二人の席を用意してくれましたからね」
「ふふ……ねぇ、ヒー君は私達が囚われてもまた助けてくれる?」
「当然です。むしろ、あんな闇連中達に浚わせるくらいなら、俺が二人を浚って必ず守りますよ」
「ふふ、ヒー君、それ犯罪の台詞に近いよ?」
「はっ!?すいません!」
秋穂さんに指摘されて俺は何て恥ずかしいことを口だしてるのだろうと思い、顔真っ赤にしていた。そして、秋穂さんの顔をみると優しい顔つきで俺に話しかけた
「また私たちを助けてくれるのを期待してるわ。……私たちの王子さま」
「へ?」
俺は秋穂さんが何をいったのか聞き取れなかったので思わず聞き返そうとすると秋穂さんはなんでもないよ?といっていた。まぁ、乙女が何をいったのか聞き返すのは失礼だな……
「じゃあ、そろそろ仕事いくね。そんな心配そうな顔しなくっても私たちは大丈夫よ」
「わかりました。では、また時間があったら連絡を!」
「ええ」
こうこまめに会っているのは、やはり以前の仕事だと思ったら連れ去られた事件があっただけに神経質になっているのだろう……店の外に出て俺達は別れて俺は一人
「さぁて、お風呂でもいきますか……」
家のお風呂で入っていいのだけど、一人で考えるとどうしてもモヤモヤするので温泉入ってゆっくりとするか
「「あ」」
目的の温泉地向かおうとすると、知っている人物が歩いていたので俺は思わず声出してしまった……というか、休みの日も会うって……向こうも同じことを思ったのか肩を竦めながら発言した
「はぁ、飛斗と休みの日にも会うって明日は大雨だな」
「それはこちらの台詞だ。それに、何が悲しくって休みの日にもお前と遭遇しないといけないのだよ……猿」
「うわ、今の台詞で俺の純粋な心がダメージ負わされたわ……後、猿ではない猿山な?」
「それはこちらの台詞だ。というか、お前の心はそんなに純粋ではないだろ……いや、猿で良いやん?」
「おやおや、自分はきれいな心と錯覚してるのですねー。一回脳外科でも見て貰えよ……猿って言うな、年上好き飛斗」
「ははは、その言葉そっくりお返しするぜ。お前のお花畑脳外科行って治して貰えよ……否定はしないがそれはお前が言う台詞ではないな?エロイの好きな猿」
お互いに笑顔で怒濤の言いあいしながら、ゆっくりと歩いていたが、だんだんお互いに腹立ってきたのか
「残念ながら怪我も完治したし、猿の喧嘩のハンデは無くなったな。今のお前相手は左手で十分だな」
「はは、上手いことを言うな。なら、俺は指2本で勝てるな……だから猿って言うな、ヘタレ飛斗」
「「はははは………やんのか、こら?!」」
「こんな道路で殴りあいするのは流石にやめろ!?」
「「うわ、(告白するって言ってなかなかしない)リト!?」」
「まて!?今なにか悪意のある含みの言葉を言わなかったか?!」
「「妄想お疲れさま!なんもいってないよ!」」
「絶対なにかいっていたよな!?」
俺たちの言葉にリトは怒っていたが、嫌でも事実だよね?告白すると言いながらそれをなんかいも聞かされた身としてはね?
「あれ?古手川さんや春ちゃんに美柑ちゃんとララさんとヤミ師匠?」
「飛斗、今はヤミちゃんで良いですよ」
「失礼いたしました、ヤミちゃん」
「ヒー君はなぜここに?」
「気分転換に温泉へいくところ」
春ちゃんが何でここに俺がおるのか聞いてきたので俺はたまには温泉でも入ってリラックスしたいからというと向こうも納得してくれたので全員で温泉の方へと向かった
けれど、リトもおるしララさん達もおるからなにも起きないというパターンは……無いよなぁ…
ここまで読んでいただきありがとうございます!
今日から何日か連続投稿をしますのでよろしくお願いします!
また、察してる人もいるかもしれませんが、現段階でヒロインは二人確定してます!
今後増えるかは……アンケートとるかまた決めます!
これからもよろしくお願いします!
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お風呂場戦争 2
お風呂入る前の更衣室にいたのは俺とリトと猿だけで俺は服を脱ぐとリトは驚いた顔して猿は驚きの声だしていた
「飛斗、お前の体……ムキムキじゃねぇか!?」
「は?そうか?」
「あぁ、お前そんなムキムキだったって?体育の授業前の着替え……いや、あれはお前らが着替え早いからムキムキなの気づかなかったのかな」
「普通に着替えてるぞ。あと、毎日鍛えてるから自然と割れたのだろう」
そう、リト達を悪意のある宇宙人から守ると決めた一年前から鍛えていたし、師匠のヤミちゃんとの特訓もしていたのもあるのだろう
「鍛えてるって……どんな風に?」
リトは、俺が鍛えてると言うのを聞いてどういう風にトレーニングしたらそこまでムキムキになったのだ?と聞きたいのだろうな
「そうだな……腹筋は毎日100回してる。腕立て伏せは30回だな」
「うわ、腹筋だけでもうキツいな……」
「で、ランニングで三キロは走るようにしてるぞ。一人暮らしだからそこまで遠方いくわけにもいかないし、なにかあっては助けてくれないから気を付けている」
「ヤミちゃんとの特訓はどんなのだ?」
「あー……」
猿は師匠のヤミちゃんの特訓がどんなのか気になるみたいで聞いてくるが、これは別に話してもいいのだが……引かれないかな
「ヤミ師匠……ヤミちゃんの特訓はシンプルだ。つまり、ヤミちゃんの攻撃を回避して一撃入れたら勝ちだ」
「なんだそれだけかよ……」
「それだけ……か……そういえるお前が凄いよ……猿」
「悲哀が漂ってる!?」
本当に思い出すだけでシンプルだからこそ大変なんだよな……
「猿、ヤミちゃんのことはどこまで知ってる?」
「宇宙人で可愛い子って言うことくらいしか知らないな」
「そこまで知らねぇか。簡単に言うとリトはヤミちゃんに命狙われてるの」
俺がそういうと猿はリトを見て俺を見てさらにリトを見てそして、整理できたのか俺の耳元で耳打ちしてきた
「あいつ……女たらしになったから命狙われてるのか?」
「そう!」
「ちがう!!飛斗も何その通りという顔してるんだよ!?俺がいつ、女たらしになった!?しかもわざと俺にも聞こえるように言うって耳打ちの意味は!?」
「「だって……ねぇ……」」
よく考えてほしい。リトのやつは二年少し前までは春ちゃんの事が大好きな男だったのに、いつの間にかララさんとの婚約関係になっていたり、ルンちゃんに惚れられたり、古手川さんに……いや、これは無いかな……いや、古手川さんもリトのことは好意いつか持ちそうだし……
「少なくとも、俺は今のお前がそういう存在が妬ましぃぃ……!!」
「なんの存在だよ!?」
「まぁまぁ、猿……リトだぜ?こいつに嫉妬しても……な?」
「それもそうだな。告白さえも踏み出せない男だもんな」
「がふっ!?」
「さらに、何度も何度もそういう雰囲気を作っていったのにチャンスをものにできなかったのも誰だろうな」
「ごふ!?」
「「というわけで、俺達は先にお風呂入りまーす」」
俺と猿が肩を組んでお風呂の方に歩いていくと、リトが正気戻ったように慌てて「まてよ!?」と追いかけていた。別にリトの事が嫌いではないが、早く春ちゃんを告白してあげなよと思うのとこの間の事件で、俺自身も秋穂さんや霧崎さんのことは恋愛的な意味で好きだ……。だからこそ、リトには告白し損ねたとかそういうのはないようにこれからも手助けするか
「それはそうと、猿」
「あ?」
「お前は新井さんのことどう思うのだよ?」
「新井??…うーん…胸が大きい女?」
「思い切り、変態……いや、セクハラ発言じゃねぇか……。本当に質問した俺が間違えだったぜ……」
この間の事件で猿は新井さんのことを好意持ったのか分からないが、気にかけている節はある。だけどら今の発言を聞いたら、さすがに恋心はないみたいだなと判断したのとこれ女子に聞かれていたらリンチ覚悟だぞ……
「さて、シャンプで頭を洗うか」
「っていうか、リト……お前俺が言うのもあれだけど……」
「ん?なんだよ……」
「…いや……なんていうか…お前あんな美女とおんなじ家すんでいてよく耐えてるな~…俺なら我慢できないかもしれない」
「「お巡りさんこいつでーす」」
「やめろ!?飛斗だけではなく、リトもそうするのやめろ!?」
「はいはい、呼びましたか??」
「「「本当に警察いた!?ってか誰?!」」」
「あ、失礼しました。私は警察をしてます者です。温泉入っていた最中聞こえたので、何かありましたか?」
「「「なんでもありません!すいません!」」」
まさか本当の警察働いてる人がお風呂来ているのは驚いた……何でいるのと思ったが、なるほど非番だったからなのか……警察の方はお風呂を出ていき更衣室にいくのみ届けてから俺達はため息ついた
「はぁぁぁ……心臓に悪すぎだろ」
「まさか本当の警察が入るのは驚いた……」
「さっさと入ろうぜ……」
俺たち三人は冷や汗をかく出来事もありながらもとりあえずはお風呂を入って気持ちをリラックスさせようと決めていた
「「「はぁぁぁ……気持ちいい~……」」」
俺達はお風呂の居心地のよさと温もりに感嘆していて、リラックスモードになっていた。やれやれ、こういうときは本当になにも起こらないことを祈るかー
「イヤー、最近色々あったからこういうときはリラックスしたいよなー」
「確かにな~……お風呂最高ー」
「正確には温泉だろー……あぁ気持ちいい~」
俺達は完全に警戒心もなく、気持ちよく入っていたのだが、このときの俺は気づかなかった。すでにトラブルは始まっていたことに……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
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お風呂場戦争 3
非番の警察が介入してきたときは焦ったが、そんな騒ぎもよそに俺達はお風呂に入った。そして、気持ちが落ち着いた俺と猿はサウナに入ろうとするとリトは何やら急に顔真っ赤になっていた
「おい、リト……お前まさかと思うが……」
「向こうの女湯のことを想像して顔真っ赤にしてるのじゃぁないだろうな………?」
「そ、そんなわけないだろ!!!」
「「(あ、図星だ)」」
リトの反応を見てこいつは本当にそういうの隠すことが下手と言うか……まぁ、おそらく春ちゃん達を想像したのだろうな……
「そういえば、飛斗は好きな人はいるのか?」
「ん、おれ?いるよ」
「だよな~お前が好きな人いるわけ……え?」
「は?わ、わるい……お前今なんていった?」
「いるよ。好きな人」
「「は、はぁぁぁぁあぁぁ!?!!」」
俺の言葉に二人とも驚いていたが、おれは知らん振りしてサウナの方に行こうとしていたら、リトが肩を掴んできた
「おい、どうし……た……」
「……貴様ァ…誰が好きなんだ…?まさか妹の美柑じゃないだろうな」
「は……?(シスコン!?リトってシスコンだったか!?)」
「それともぉ……」
「り、リト落ち着け!?」
猿もさすがにリトの様子がおかしいと思ったのか止めに入っていたが、今のリトはなにかにきれてるような感じだった
「まさか西連寺じゃないだろうな……!!」
「ちがう、ちがう!断じて違うから落ち着け!!な!?」
「リト落ち着け!!こいつはいつでも始末はできるから!」
「おいこら、さらっと始末宣言するな!!ったく、本当にどいつもこいつも……」
俺はリトのつかんでいる肩を軽く振り落としながら呆れた口調で指摘した
「大体お前の意中の人を手を出すバカおるか?俺や猿は手を出さないが、お前が本当に早く告白しないといつか誰かに連れ浚われるぞ」
「うぐ!」
「まぁ、飛斗の言う通りだな。それに、俺達はいつもお前に協力してそういうのけしかけているのにお前と来たら、途端にびびるのよな」
「がは!?」
「あと、お前の妹は確かに可愛いが小学生に手を出すほど俺はバカではない。ってかむしろ逮捕されそうだわ……。お前いつか妹が好きな人で来たときいたとき動揺して問い詰めていつかこういわれるぞ…『え、ちょ……ドン引きなんだけど』とか…」
俺はそれを言うとリトは真っ白に燃え尽きていた。まぁ、美柑ちゃんは確かに可愛い子だが恋心はないし、寧ろあの子とはどちらかと言うと主婦同士の会話するのが多いな
「さぁて、話が逸れたがサウナで話し合いいこうぜ」
「サウナでか……よし!!飛斗、久しぶりに勝負しょうぜ?ルールは先にサウナでた方が負けな?」
「お、いいね。他には?」
「飛斗が負けたら好きな人を言え。逆に俺が負けたら…」
「猿が負けたら、お前が可愛いと思う子の名前を10人くらい言えよな?それか…付き合うなら年上か年下か選びな」
「俺がデメリットじゃねぇか!?その返事次第で俺の隠してることも暴露なるようなものじゃねぇか!?」
猿が喚いてるが、俺も負けたら好きな人の名前を言うのだからそこまでのはさすがに言いたくないので、条件をつけるのがいいな
「負けるのが怖いのか?」
「あ?負けるのが怖いだと……?上等だ、今回は俺が勝たせてもらうぞ!!ついでに健康状態悪くしてはいけないので長くっても五分でどうよ!?!」
「乗ったァァ!ついでのついでに温泉上がったら仲良くあれを飲むぞ!じゃあ、勝負だァ!!!」
「おう!!」
俺たちは肩を組ながら仲良くサウナへと入って行った。確かにここ最近の勝負はしていなかったしお互いにこういう戦いはいいな!
ーーサウナーー
高温でのサウナ浴には様々な効果があり、蒸気中のマイナスイオンがリラックス効果を促進。大量の発汗が新陳代謝を高めて美肌効果をもたらす。さらに血行促進による疲労回復やデトックス効果なども期待できる
つまり……
健康にいいのだ!!そんな勝負を俺と猿は現在サウナに入り三分経過していた
「は……はは……いや、飛斗よく粘るなァァ」
「猿こそきつそうだなぁ……ギブアップしていいんだぜ?」
「はは……断る……断るぜぇ……!そういう飛斗さんは出ないのか」
「はは…断るぜ」
そう笑いあいながらも時間は刻々と経過していたが、お互いに負けず嫌いなので勝負を延長していた
「あれ……猿」
「あ?なんだ、ギブアップか?」
「いや、リトのやつが嫌に静かなんだが?」
「いわれてみたら……」
俺達は疑問に思っているとリトが居ないし、外からすごい叫び声が聞こえたので、お互いに中断して出ていくと……
「「はぁぁぁ!?!」」
何やらデカイロボットが俺たち男湯で暴れていた。その場にいたお客さん達は大勢外に出ていき俺と猿はあまりの事で固まっていると、ロボットがこちらをみてきた
「やべ……飛斗……あれ対応できる?」
「残念ながら手袋も今は手元にない…つまり…マル腰です」
「それ詰んでるじゃねぇかよ……」
俺たちがそう話しているとロボットがこちらの方に近寄ってきたので、俺と猿は攻撃される瞬間に横に別れた
「っと、あぶねぇ!!問答無用かよ!!」
「しかし、どんなロボット……っ!?」
俺が疑問に思っているとロボットの攻撃が俺の方に思いきりめがけて飛んできたので回避するには厳しいと思った俺は後ろに飛びながら腕で
体を守り抜くようにガードをするも……
「ぶべぇぇぇ!?!」
ロボットはそんなのおかいまなく俺を思いきり壁の方へと飛ばして俺は衝撃と共に後ろの方へと吹っ飛ばされながら壁が崩壊した
「「「「きやあぁぁぁぁああ!?!」」」」
女性の声が聞こえて俺は完全に女性のお風呂に飛び込んでしまったということが頭で理解したのだ
「(最悪だ……女湯にいってしまったのは社会的抹殺待ったなしだ……とりあえず目を閉じておこう!)」
俺がそう考えてると鳥肌が立って目を開けては今死ぬと判断して震えていた
「飛斗……何をしてるのですか?」
「それは………」
俺はこの冷たい声がヤミちゃんだとわかると俺はものすごい寒気がした。いまでこそ、ヤミちゃんは地球にいるが宇宙では名を馳せた暗殺者……俺殺されるかも
「事故です」
「エッチなのは嫌いです。そんな弟子は死に晒しなさい」
「がぼぉぉ!?!」
ヤミちゃんに問答無用で鳩尾を攻撃されて俺はきを失った……次に目を覚ましたときにはいつの間にか男湯の更衣室でダウンしていた。あとで、春ちゃんに訳を聞くと宇宙人がヤミちゃんを狙っていてその巻き添えに食らったのが俺というわけだ……なんか最近の俺はリトといると色々な事に巻き込まれてるような気がするし、御払いいこうかなぁ……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
明日もまた投稿する予定なのでよろしくお願い致します!
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とらぶるくえすと 1
最近本当に色々ありすぎて精神的に疲れてるな……。それ以前に、リトに至るところにトラブルあり……っか……
「なんか最近お疲れね、ヒーちゃん」
「いやー、最近色々と巻き込まれてるような気がして……いや本当にお祓いいこうか真剣に悩んでますよ」
「秋穂さんも最近仕事忙しいし、ヒーちゃんはヒーちゃんで色々あるみたいね」
「まぁ……もうなんかなれてしまった自分が怖いですよ」
俺は今、霧崎さんとお茶を飲みながら最近の事を話していた。巻き込まれてしまったケースが多いが不思議となれてしまった自分がいるよ……
「あはは……普通はそんなにトラブル巻き込まれないと思うけどなぁ。でも無茶して怪我してないよね?秋穂さんも私もヒーちゃんは無茶して怪我しやすいイメージあるから……」
「無茶してませんよ……。いや、本当に無茶してませんから疑いの目をしないでください」
「どうかしら……昔も私を助けてくれるために傷を負っているのだし……ね」
「それは……うぅ……そういうの言われるときついですねぇ……」
そんな昔を言われるとさすがに反論というか……無茶していることに否定はしない……
「でも、そこがヒーちゃんのいいところ。あまり無茶はしてほしくないけど……ね」
「ほどほどに気を付けます」
霧崎さんの心配そうな顔に俺は無茶はほどほどにしますというと、基本は無茶は禁止!と怒られた……
「じゃあ、私はそろそろあちらに私の学校だから、ここでバイバイだね。ヒーちゃん気を付けてねー」
「霧崎さんも気を付けてください」
俺は霧崎さんと別れて、俺も自分の学校の方へと歩いていった。ちなみに霧崎さんは昨日仕事の疲れもあり俺の家で泊らせて欲しいと言われたので俺はOKといってしまった。だって、秋穂さんや霧崎さんにそれを言われてダメと言えないよ……
「どうか今日は平穏な一日を過ごせますように………」
俺はそうぼやきながら靴をはきかえようとすると奥には手紙が入っていた
「手紙………?」
あて名はないがどうやら俺の方に入っていたみたいなのは間違いないみたいだ。とりあえず教室に荷物おいたら人目つかない方にみてみるか……と決意してすぐに行動を起こした
「しかし、誰からだ……?名前がないからなんとも言えないのだが………」
俺は謎の手紙がなんとも言えない気持ちになりながら開封すると……
「招待状……この紙を開けてください……?って眩しい!!」
俺は開封すると謎の光に包まれて……
「ここは城……?」
「ようこそ~、キョーコのお城へ!」
へ………キョーコのお城へ……?
「って霧崎さん!?え、なんでここに?!」
「ふふ、少し頼まれてここにいるの。私はこの世界でラスボス設定だから私の右腕として戦ってくれない?」
「…なるほど。で、そこの後ろに隠れているやつ出てこいよ」
俺は霧崎さんの言葉に気になり、考えようとすると霧崎さんの後ろにいる存在が気になり、俺は声かけると向こうは普通に出てきた
「……返答次第だが、霧崎さんになにした?」
「なにもしてないよ。安心して、本物は普通に学校にいっているから」
「…本物は……ね…。ところで、ここはなんの世界だ?」
「PRGといえばわかるかな?」
なるほど、どうやらこの世界はPRGというわけか。そして、霧崎さん本物は普通に学校いっているとわかったのならそれはそれで安心だ
「わかった。で、俺はどうすればいいんだ?」
「抵抗しないんだ?」
「偽物とか本物とかどうでもいい。俺にとっては霧崎さんが万が一操られていたとしたら……抵抗していたがな」
「じゃあ協力はしてくれるのね」
俺はその言葉に頷いた。とりあえず、なにもわからない状況に抵抗はしては無意味だからね
「あぁ、どちらにしても本物であろうが偽物であろうが抵抗する意思はない。俺はどうしたらいい?」
「うーん……ラスボスの右腕として戦えばいいじゃない?」
ラスボスの右腕として…ね。にしても、俺がここにいるだけでいったい何が目的だ……?そう疑問に感じてるとマントで覆っている人物がこちらに話しかけてきた
「私たちはあることを確かめたい。そのためにはあなたの協力が必要です」
「なるほどね……まぁ、いい」
「聞かないのですか?」
「聞いたところで今の俺はなにもできないからそちらの意思に従うのみだ。何度も確認はしないでほしい…それとも裏切ると思って疑ってるのか?」
「滅相もないです。それではこの武器をどうぞ」
俺がそういうと向こうは刀を差し出してきた。俺はそれを受けとると共に黒いマントが背中に羽織られた
「おぉ、似合っているねー!やっぱり、ラスボスの右腕として黒いマントとか羽織るといいよ!」
「うむー…なんかマントを羽織るのは嬉しいのと気恥ずかしいのが渦巻くな……。しかし俺の武器は刀か…まぁいいけど……」
刀を何度か振ってから鞘に納めて、俺は霧崎さんの方に片膝ついて決意を示した
「いかなることでも貴方を守り抜きましょう。例え偽物であろうが、本物であろうが…ってこれで良いのですか?PRG風に答えるなら」
「うん、よろしくね」
「それで……俺をこの世界に招待した目的はなんですか?」
「ふふ、結城リトにあることを聞くために起こしたのだよ……」
「リトに……?」
俺の疑問の言葉に霧崎さんがうなずいていた。そして、俺はその次に言われた言葉に驚いてしまった
「私は彼にね……好きな人の事を聞きたいの。その答え次第でこの世界をクリアなるかどうかたよ」
「……………は!?」
霧崎さんの言葉に俺は驚くと共にリトがこの世界のクリアするための最大のターニングポイントになると思わず驚いた……
そして、この世界にリト達が来ていることに俺はまだ気づいてなかった……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願い致します!
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とらぶるくえすと 2
さて、俺は霧崎さんと城で待ち構えているが……リトのやついったい何をどうしたらこういうトラブルを持ち込んでくれるんだよ……
「暇みたいだね」
一人の全身マントに覆い被られてる人物がこちらに歩いてきたので俺はそいつを見つめながら問いかけた
「なぁ、霧崎さんが、この世界にいるのもあれだが……お前達の目的はなんだ?」
「結城リトの本音を聞くため。それ以外の大きな目的はない」
「なら…もしも、あいつが満足いかない答えを言ったらどうするんだ?まさかと思うが…」
「安心して、殺すつもりはない」
「その言葉…一応信用するが、もしもの事があればあいつの友である俺があいつに代わってお前達に反逆する……。それを忘れるな」
俺はそれを伝えるとそいつは別方向に歩いた。なんだか、あの姿は誰かわからないが……信用して良いのか怪しいところだなぁ……
「それともうひとつきくことがある……。あのマジカルキョーコは本物か……偽物かどっちだ?もし本人なら……彼女を操っていたりしていたら…いかなる理由であろうと、俺はお前達を許さんからな」
「安心して、彼女は本物ではないよ。それに、本人は普通に仕事してるよ」
「……そうか」
俺はそれだけを聞くと、こんどこそ俺は別の方向へと歩いていた。たとえ、本人であってもなくっても俺は彼女を傷つけることはしたくない……というか、できない……
「お、みつけーた!」
「むぐっ!?」
警戒することなく俺は普通に歩いてると後ろから思いきりはぐされて俺は驚き、振り向いたら……
「き、マジカルキョーコさん!?」
「えへへへ、びっくりした?」
「ビックリしますよ……。なにか用件があるのですか?」
「うぅん、見かけたから声かけたの~」
あどけない笑顔に俺は毒気抜かれた気持ちになり、とりあえずはこの本人であろうがなかろうがこう後ろから抱き締められるのは心臓が悪い……
「あ、そうだ!用といえば、もう少しで結城リトに会いに行くのだけど…どうする…?」
「うーん…もし貴方が望むのであれば付いていきましょう。ところで……」
「うん?」
「この世界はPRGなら俺はどうやってレベルを上げれば良いのですか?」
「ふふふ、そこはご安心を!!」
マジカルキョーコさんは指ならすとそこにはスライムみたいなのが出てきた。それも無数の数で……
「今からやってもらうのは時間無制限、スライムを百体倒そう!だよ♪」
「百体!?!」
「この子達はレベル低いけど、数が多いから大変だけど倒した分かなりの経験値をかなり詰めれるよ」
「時間無制限でのスライムを……か」
俺は刀が手元にあるのを確認すると共にマジカルキョーコちゃんに声かけた
「じゃあ、やります」
「んー、いいの?結城リトととも戦うことになるのよ?」
「うーん、俺も一度あいつに問いかけたいことがあったから別に良いかなぁと思って…それに」
「それに?」
「それに、マジカルキョーコさんを攻撃するなんて偽物だろうと本物だろうと……俺は出来ないから」
俺はそれだけ言うとスライムの方へと歩いて行った。マジカルキョーコさんがこちらに興味深そうに見ているのを気づかずに……
「うーん……連れていくのは少し待ちましょう。どうせなら、ラスボスの部屋の時に戦ってもらうのがPRG風に盛り上がるかな?」
そんなことを考えてるのを知らずに俺はスライムを相手に戦っていた……。取り囲む無数のスライムをどれだけ経験値を積めるかを考えながら……
リトside
俺達は奇妙な招待状でこの世界に迷い混み、俺は花屋さんとして、春菜ちゃんは戦士。美柑は、魔法使い、古手川は格闘家、ヤミは……遊び人
「にしても……飛斗はこの世界に来ていないのかな?」
「今のところヒー君らしい人物見ていないけど……」
「もしかったら、巻き込まれていないとか?」
「でも、それだと何で私達が巻き込まれてるのかしら?大概彼も巻き込まれてるはずなのに……そこが疑問だわ」
たしかに何で飛斗は巻き込まれていないのだろうか?もしかったら俺の知らないところで巻き込まれてるのか??
「とりあえず俺は廊下で寝るよ」
「そう。……夜絶対に覗いてこないでね」
「覗かねぇよ!!どこまで俺は信用されていないんだよ!」
そんなやり取りをしながら俺は部屋の後へと歩いた……。飛斗が本当にこの世界に来ていないのか疑問だが……それにララもどこにいるのか心配だ。そういえば、飛斗は好きな人がいるっていっていたような気が……?そんなことを考えながら俺は眠りについた……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願い致します!
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とらぶるくえすと 3
リトside
俺は深い眠りに落ちていたが、夢の中でララが泣き叫びながら俺に助けを求める夢を見た。俺は手を伸ばしながらあいつの名前を呼ぶがあいつはいなかった
「夢……か」
「それも悪い夢みたいだったみたいだね。結城リト」
「え……?」
俺は声した方向に振り向くとそこにいたのは……
「んな!?」
「ふふ、驚いた?なんでもかんでも燃やして解決マジカルキョーコ参上!」
「なな、な!?」
マジカルキョーコって、ララがいつも見ているあのマジカルキョーコかよ!?驚いた……
「ってなんだよ!?その格好!?」
「ふふ、これは君のためだよ。ラッキーアイテム“ギリギリの下着”だよ」
「なな、な!」
「ふふ、反応もかわいいなぁ」
マジカルキョーコは俺の反応に楽しむように眺めていた。そして、マジカルキョーコは俺に驚きの事を教えてくれた
「ララちゃんの事知りたい?」
「ら、ララの事を知ってるのか!?」
「勿論~。だって、キョーコは大魔王なの」
「だ、大魔王!?」
「うん。ララちゃんは現在私のお城で囚われのお姫様なの。で魔王の私を倒して助けるのがクリア条件なのだけど…HPが無限で最強の設定だから君たちが私たちを倒すのは難しいよ」
む、無限で最強のラスボスってむちゃくちゃな設定だろ!?それに、ララが囚われのお姫様なのかよ……
「ふふ、本題はね……キョーコはね、君の事を気に入ったの。だからお姫様を見捨てて私の彼氏になるって誓ってくれたら……みんなをもとの世界に戻してあげるよ」
「はぁ!?」
「いますぐは答え求めないよー」
マジカルキョーコは指をならすと壁が爆発して俺は外に吹っ飛ばされた。マジカルキョーコは箒の上に乗り俺に声かけた
「君の答えを期待してるよ。あと置き土産として中ボスをおいていくから、倒せたらすごいアイテムが出るかもね!」
そういいながらマジカルキョーコはとんでもない化け物を置いてここを去っていった。俺はマジカルキョーコの言葉に耳が残りながらも皆と中ボスを戦うことになった……
飛斗side
な、なんとかスライムを倒しまくって経験値を積むことができたけど……つ、つかれたなぁ……
「お疲れ様♪」
「マジカルキョーコさん……どこにいっていたのですか?」
「ふふ、結城リトに会いに行ったの。で、彼に囚われのお姫様を見捨てて、私の彼氏になればもとの世界にもどしてあげると言ったの」
「がぶっ!?」
「わわ、血が出たけど大丈夫?!」
本人は仕事しているから、目の前にいるのは霧崎さん本人ではない台詞とはいえ……ダメだ……心が凹む
「そういえば、君は好きな人いるの?」
「いますよ、俺にとっては大切な人が二人もいますよ」
「二人も!?」
そのうちの一人が霧崎さんだと言いたいが、本人ではないしなんかいうのも恥ずかしい……けれど、俺は二人の事が本当に大切な人だというのは心から誓える
「俺はその人のためなら例え世界中に敵回しても……守り抜く。それが裏切りでもね」
「ふふ、本当に心の底から好きな人がいるんだね。キョーコちゃん的にはそれくらいはっきりと答えてくれるのが好印象!」
「はは、ありがとうございます」
俺はその言葉に笑いながら、いつかは本人に告白するのとその告白に良い返事がもらえるのか不安になったきた……
「そうそう、結城リトが来たとき君は戦えるの?」
「……勿論.せっかくなので俺も問いかけたいのがあるので」
「わかったけどと、あんまりやりすぎないでね?私の出番もほしいから」
俺はそれを聞いて了承すると共にマジカルキョーコさんは奥の方へと歩き俺はここに来るであろうリト達を待ち構えていた
「手加減抜きで……殺しにこい、リト!」
俺は来るべき敵のリトがこちらにやって来るのを待ち構えながら王座の前で座っていた。決してキョーコさんにそんな約束されたあいつに怒りだいてるわけではないからね!……だが、このときの俺は知らなかった……リトの職業が何なのかを……
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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とらぶるくえすと 4
現在俺は王座付近で座りながら、キョーコさんとお話ししていた。本当にたわいのないお話をしながらリト達が来るのをまちかまえた
「ねぇ、さっきからすごい怒っているけど、どうしたの?」
「え?俺そんなに怒っている顔してました?」
「うん、何かいかにも怒ってますって……私が悪いことした?」
「あ、いえいえ、なにもしてません!!むしろ、煮え切らない俺が悪いというか……」
「??」
いや本当にこれは俺が悪いよね……なにせ、俺は先程話したことが頭によぎりながらモヤモヤしていた
『ふふ、結城リトに会いに行ったの。で、彼に囚われのお姫様を見捨てて、私の彼氏になればもとの世界にもどしてあげると言ったの』
あんな言葉を言われて、俺はモヤモヤしていた。いくら本人ではないとはいえ、キョーコさんがリトにその台詞いったのは本当に心へこんでるよ……
「そういえば、君はさっき好きな人が二人いるっていたよね」
「はい、その言葉に偽りはないですよ。(霧崎さんと秋穂さんはいつの間にか俺にとって大切な人になっていた。ま、これはまだ誰も言わないけどね)」
「告白はしないの?」
キョーコさんの純粋な目に俺は思わず答えそうになるので必死にこらえていた。そんな純粋な目で俺を見ないで!!
「まぁいいや。でも、本当に良いの?おともだちと戦うことになるよ?」
「……いえ、俺も問いかけたいことがあったので全然構いません。むしろ……」
「むしろ?」
「あいつのラッキースケベが日に日に進んでいるので、すこーしお灸を添えないと……ね」
本音を言うと、俺はあいつに覚悟を問いたい。あいつが春ちゃんのことが大好きなのは知ってるが……ララさんやルンさんもお前のことが好きなのを気づいてるか?あいつ本当に女泣かせだということを気づいてほしいなぁ…
「ねぇ、君は結城リトのことをどう思うの?」
「親友」
「そ、即答だね……」
「あいつは……まぁ、ほっとけない部分もあるというかお人好しなのですよ。それに、俺はあいつやもう一人の友人は親友と呼べるくらい色々楽しいことをしてましたからね」
「ふーん……ねぇ、君にとって結城リトは親友といっていたけど、彼にどんな魅力があるの?」
「どんな魅力があるかか……うーん、悪く言えば周りを巻き込む奴。よく言えば周りを照らしてくれる太陽かな……?あいつの行動や言葉に嘘はないからな」
そう、あいつはいつも誰かのために助けたりするし、そこにごほうびもあるわけではないからな。まぁ、あいつだからそういう生き方ができるのだろうけど……な
「そろそろ来るかな」
「俺としてはやっとですけどね……」
キョーコさんの言葉に俺もゆっくりと前を見据えると扉があき入ってきたのはリトだった。それに古手川さんや春ちゃん、美柑ちゃんにヤミ師匠…いや、ヤミちゃんもいるのか
「やって来たか」
「ひ、飛斗!?」
俺が待ち構えているのを見てリトを含むみんなは驚いていた。まぁ、俺も今目の前で驚くことがあったけどね……
「他の皆さんも来ているのは驚いたけど………俺がもっと驚いてるのはリト……お前だ」
「おれ?」
「あのな、色々と言いたいことがあるがこれだけは言わせろ…。なぁ、その格好はどう言うことだ!?俺はてっきり戦士かなにか来ると思って死ぬほど鍛えたのになんなのそれ?!」
「知るか!!」
俺の言葉にリトは理不尽と言わんばかりに叫んでいた。すると、横やりにキョーコさんがリトに問いかけた
「ふふ、楽しいお話ししてるところ悪いですけどぉ、答えは決まりましたかぁ?」
「そんなの答えるまでもねぇ!!ララを返してもらう!!」
「…ふーん…それってリト君がララちゃんのことが大好きということだよね?」
キョーコさんからララさんが囚われのお姫様役をしてもらってるのを事前に聞いているけどあってはない。っていうか、さっきまでスライム地獄でたいへんだったのだから……
「な、何の話だよ!?」
「分かりやすく動揺してるな……」
「今はっきりさせようよ?この子の事どう思ってるのかをね」
リトはキョーコさんの言葉に動揺しながら、キョーコさんはキョーコさんでこの場ではっきりすれば元の世界に返すといっていた
「結城リト答える必要はありません」
「ヤミ?!」
「目の前の敵を倒せば良いだけですから」
ヤミちゃんが切り込むのを見えた俺は素早く刀を抜きキョーコさんの前に立ちふさがり攻撃をふせいだ
「飛斗……どういうつもりですか?」
「すいませんね……今の俺はキョーコさんの味方なので仲間を守るのは当然です」
「……良いでしょう。師匠に歯向かったことを後悔しなさい」
「(PRG世界じゃなかったら死んでた!!)勝たせてもらいますよ!それと、せっかくなので俺が全員に相手しますよ。くらえ、メラ!」
俺が唱えるとリトの方に攻撃向かいあいつは慌てていた。すると……
「させないわ!」
「ふせいだか」
美柑ちゃんが、呪文で攻撃を相殺すると辺りに煙が漂って……
「はあぁぁぁぁ!」
「っ!」
古手川さんが煙の中駆け抜けながら、回しけりで攻撃しかけてきたので俺は左腕でガードした。正直なかなか重い攻撃だったけど、甘かったね
「貰った!」
「させない!」
右手に空いてる刀で攻撃をしょうとすると、だれかの刀で俺の攻撃をふせいだ
「っ、春ちゃん!?」
「古手川さんにそう簡単に攻撃させない……!」
「西連寺さん、いくわよ!」
「うん!」
「(何をするつもりだ!まさかこれを弾いて後ろからの攻撃か!?)っっ!」
「「せーの……で!」」
二人は片足で俺のお腹に思いきり突き飛ばすように蹴りあげた。回避するすべがなかった俺はまともに攻撃を受けた
「ぐっっ!!」
「貰いました」
「しまった!」
よろけてた俺の隙を逃さなかったヤミちゃんが、トランクスで俺に攻撃をしょうとすると……
「こらこら、この世界はPRGなのだからその役目をしないと」
「ひやっ!」
キョーコさんが、ヤミちゃんの体を抱きついていた。そして、なにかを耳打ちをするとヤミちゃんが不機嫌そうに胸をさわりながら後ろへと引いていた
「危なかったねー」
「すいません、助かりました。さてと、……リト、お前の答えはどうなんだ?」
「結城リト。先ほども言いましたが、答える必要はありません」
「いや、答える……答えないといけないような気がするんだ」
「「「「「!」」」」」
「……良いでしょう。下がりましょう」
ヤミちゃんは下がり俺も刀を鞘に納めてリトの方を見ていた。そして、ララさんの覆面の謎の人間が前に出てきた
「ララ……俺さお前のことが……好きかもしれない」
「……」
「このゲームでやっと気づいたんだ…ララがいないと落ち着かない自分に……でも……でもこの気持ちが今の俺にはこれが好きなのかわからねぇ」
リトが続きを言おうとすると、ララさんは今のリトの気持ちを聞けてスッキリしていた。だが、春ちゃんは悲しそうに見ているのを俺は気づいていた
「えー、なになに!かもしれないとかキョーコちゃんはそんなはっきりしない返事は嫌!……もーいいや!」
キョーコさんはリト達の回りに炎を発生させていた。俺としては助けたいが今は敵役だしこの人を守ると決めた以上裏切れない!
「あはは、次はワープのアイテムもないから三年かかるかもね!」
「さ、三年!?」
「っ、あなたはキョーコちゃんの偽物ね!本物ならそんなことしないのに!」
いや、まぁ、確かに本人ではないしそういうことはしないと思うが……ないしん複雑だなぁ。ララさんがなお抗議しょうとすると
「ひやっ!?あっ……やっ……し、尻尾は……だめぇ……」
「じっとしていてもう終わるから……」
「その声は……?」
ララさんはその声の主に心当たりあるのか驚いていた。俺はリト達がどうするのか待っていると……
「は?リトのなにかが光ってる?」
花屋の必殺技、ライトシャイニングシャワーと文字が出ると同時に辺りの火が消えていき
「ひゃーー。ありゃ、おしまいか……それなりに楽しめたからいいっか!またねー!」
「あっ……」
キョーコさんは笑顔でてを振りながら消滅して俺はそれを見届けるもものすごく寂しい気持ちで見届けていた
「あなたたちもしかして……」
ララさんが声かけるとその謎の二人の羽織っていたのは消滅していた。そこには二人の少女が出てきた
《あれは!》
「やっぱり!」
「久しぶりだな、姉上」
………………ん、姉上…………?え、どういうことだ……!?!姉上ってのは……ララさんの家族ということか…?
ここまで読んでいただきありがとうございます!
耳介もよろしくお願いします!
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とらぶるくえすと 5
あの謎の覆面の正体はララさんの妹だと?つまりこの世界を招待したのは、この二人の妹だと言うことか……?
「妹って……もしかってララの……」
「うん、双子の妹だよ」
「「「妹!?」」」
「まぁ、言われてみたらララさんの妹かもなぁ。主に髪の毛の色と尻尾があると……」
リト達は妹がいることに驚き、俺は妹の特徴が姉と同じということに感心してるとララさんの妹の二人が自己紹介してくれた
「第二王女、ナナ・アスタ・デビルーク」
「第三王女モモ・ベリア・デビルークです。よろしくお願いします」
「ララに妹いるなんて初耳だぜ……」
「あれー?いってなかった?」
「相変わらず姉上はマイペースだな……」
「ふふ」
「あ、そういえば何で二人はここに?」
ララさんの質問にモモさん達は、ララさんの身近な地球人の特徴を知りたかったといっていた。そして、特殊な状況でその人柄がわかると……理屈はあっているがな……
「しかしこの世界を二人が??」
「いえ、御姉様のラボで作りかけのゲームでやりました」
「イヤー作り上げるの苦労したぜ。一週間くらいかかったかなぁ」
「まぁ、そういいながらプログラム完成させたのは私ですけどね。それにナナは地球に見物していただけではないですか」
「あのキョーコさんのゲームを作り上げたのも?」
「姉上の動きを止めるためさ!」
「それも私のアイデアなのですが……?」
「私すごいでしょ、姉上!」
「……」
ナナさんが勝ち誇って報告すると、モモさんは目付きを鋭くしながらナナさんを捕まえて怒っていた
「あなたがしたのは御姉様の知人に適当に招待状を送り届けたりした事でしょう……」
「うぎぎぎ死ぬ死ぬ!?」
「(やっぱりこの子もデビルークの血筋だぁ!!)」
「コラコラ、喧嘩しない!」
ララさんの質問に元の世界を戻すとあっさりと了承していた。こういうところは何だかんだで姉妹は似ているのかもしれないな……
「そういえば、この世界から戻るときはどうするの?」
「ふふ、そこはご安心を。きちんともとの世界に戻しますので……ナナ」
「あいよ。……あれ?」
ナナさんが何やら反応がおかしくなり、俺達もどうしたのかと思うとなんでも転送するための機械が反応しないといっていた
「え、それはふつうにやばいのでは……?」
ナナさんの言葉を聞いた俺は嫌な予感がして、古手川さんはそれを聞いて真っ青に言った瞬間に城が揺れはじめた
「うわっ!?」
「結城君、危ない!」
リトがよろけたところに柱が倒れてきて、春ちゃんがリトを助けた。俺はまた柱が倒れてきそうになってきたので俺は急いで、二人の方に走って刀で柱を切った
「春ちゃん!!!リト、大丈夫か!?」
「な、なんとか……」
「は、柱を切るってお前規格外かよ……」
「ヤミちゃんにしごかれたお陰でできるようになったよ……まぁ、冗談だけどね!」
俺は二人を守りながら、ララさん達に問いかけてみた。本当は古手川さん達のところ合流しないとダメなのだけど……足場が不安定過ぎて無理!!
「動きたいところだが足場が不安定すぎてさらに上は崩壊……このままではさすがに危ない……!この状況どうにかならない?!」
「刀を支えにしてたっているけど……きつい!」
「ララ、何とか出来ないのか!?」
リトがこの状況を納めるためになんとかできないかと聞いてきた
「プログラムが不完全だったんだ!このままでは異次元に迷い混んでしまうよ!」
「異次元に……!?」
さすがにそれをのみ込まれてしまえばヤバイというのは俺でもわかるしこのままでは……っ!
「俺の刀が!?」
「そうか、この世界はプログラム…って、ララ服が!!」
「え!?!」
ララさんの服が消えかけているのをみて次々と消えているのがわかる。俺はすぐに後ろを振り向くと体に違和感を感じて自分の体を見ると……
「な!?!!」
体の上半身が服消えていた。俺はこれをみてヤバイと思うと同時に、春ちゃんが声かけてきた
「ヒー君、その傷は他の人に見られたら不味いじゃあ……」
「まずい、まずい!どこかに隠れる…_!」
「まだ消えてないマントで上半身隠して!」
春ちゃんがまだ消えてないマントで俺の上半身を隠してくれた。そして、ララさんが妹達とプログラム修正するために走っていっていってくれた
「体が消滅して……!」
「どうやら、もとの世界に戻れそうみたいだが……あ……」
俺はそう考えながらも、あることに気づいた……り俺の言葉にみんなはどうしたのだろうとこちらをみていた
「ヒー君、どうしたの?」
「いや……_俺達現実世界の授業はどうなるのだろうかと思ってます。はい……」
「「「「………あ………」」」」
俺の言葉に学校通ってる皆が真っ青になっていた……えーと、この世界の休んでるのが一日経過してることになるのだろうか………!?そう想いながら俺達はこの世界を脱出した……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
これで連続投稿はおしまいで、また週一とか不定期なりますがよろしくお願い致します
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魔女っ子とお出かけ
あんな大冒険も落ち着いて日常生活に戻った俺たちはいつも通りに過ごしていた。ちなみにあの日の授業は……まぁ察してほしいね…
「ほいよ、春ちゃんの頼んでいたお野菜はこれでいいか?」
「うん、ありがとうね。でもこんなに野菜もやっていいの?」
「いいんだよ。俺のバイト先の店長でもある士郎さんが、知り合いに野菜もらいすぎて、さすがに多いというのでくれたしね」
「そっか」
俺はもらいすぎた野菜をさすがに一人で処理しきれないから春ちゃん達にお野菜いるかと聞くといると返事くれた
「でも、ヒー君ありがとうねー。最近はお野菜も高くなってきたからこうくれると助かるよ」
「いえいえ、そういえば、春ちゃんはこれから部活?」
「うん。テニスの練習でね」
「なるほど」
俺は春ちゃんが制服の姿の理由がわかると、秋穂さんが俺に抱きついてきた
「ふふ、ヒー君暇ならお姉さんとお出掛けする?」
「お姉ちゃん、この後仕事あるでしょ!?っていうか、ヒー君が固まってるよ!」
「ふふ、冗談よ、冗談。そういえば、ヒー君まさかと思うけど無茶してないよね?」
「してません、してません!本当にあの日以来は無茶してません!」
「なら、よろしい。春菜、部活気を付けていくのよ?ヒー君はまた時間あったら私達とお出掛けしてみましょ?」
秋穂さんの言葉に俺は焦りながらも本当にあの日以来は無茶はしていない。それを聞いて安心した秋穂さんは、仕事の方へと向かい俺と春ちゃんはマンションの外へ歩いていた
「そういえば、ヒー君はどういう予定なの?」
「今日は知り合いに会いに行く予定だよ。向こうから昨日の夜に誘いがあってね」
「そうなんだ。そういえば、その服は前はなかったよね?」
「バイト先の凛さんや桜さんにすこし位はおしゃれしなさい!って怒られて買いました……」
いや、本当俺が休みの日の服がないというと、二人はこれでもか!というくらい買い物に出掛けたよな……
「そういう春ちゃんも今は吹っ切れてるね。あの日帰ったときはすこし元気なそうだったけど…」
「うん、結城君とすこし話したけど、私もララさんの事は好きだしね」
「……俺としては春ちゃんもリトに結ばれてほしいのが本音かな。ま!また迷ったら俺が相談のるよ!」
「うん、ありがとうね」
春ちゃんとも別れて俺はようやく目的の人に会いに行くことに歩いていった。目的の人がいる場所に向かうとその人は嬉しそうに俺の方に駆け寄ってきた
「やっほ、ヒーちゃん!」
「久しぶりです、霧崎さん」
俺の目的の人……実は俺は秋穂さんと霧崎さんに好意があるのを気づいたのはあの事件以来で、俺は秋穂さんと霧崎さんが一人の女性として好きなのだ……
「怪我の具合は完全によくなったみたいだね」
「えぇ。しかし、今日はOFFなのにゆっくり休まなくってよかったのですか?」
「ふふ、ヒーちゃんとこうしているのも私にとっては十分休めているよ。ところでこの間急に連絡とれなくなっていたけど大丈夫だった……?」
この間というのはララさんの妹達によってつれていかれたあのPRGにいたキョーコさんは、やはり本人ではなかったそうで、その日霧崎さんは胸騒ぎして俺に連絡していたそうだ
「あー、大丈夫です。あの日携帯の調子が悪かったみたいですが、もう大丈夫です」
「それなら、よかった。ヒーちゃんって、何だかんだで無茶して巻き込まれそうなイメージあるからね」
「………あはは……(否定できない……)」
「(あ、これはまた無茶してるみたいね)本当にヒーちゃん……無理しすぎないことね」
俺は霧崎さんの言葉に目をそらしながら苦笑いしていた。多分、霧崎さんに無茶したことをばれたら怒られるだろうなぁ……
「それよりも、霧崎さんがストーカーもされていないし、仕事も上手いこといってるみたいで安心ですよ」
「うん。あ、そうだ!今日はもともとヒーちゃんが良かったらなのだけど、今から行くところ付き合ってくれる?」
「全然、俺でよろしければ付き合いますよ。でも
霧崎さんは有名人だから俺と歩いてるとスキャンダルおきませんか……?」
「ふふ、そのときはきちんと私が対応するよ。ヒーちゃんはその心配しないでいいからね」
「ではお言葉に甘えて……ううん?」
俺は歩こうと思うと、我が親友の猿山…もとい猿がなにやらお洒落な格好して歩いていくのが見えた。そんな俺に不思議と思ったのか霧崎さんが心配そうな声で聞いてきた
「どうしたの?」
「あ、なんでもないですよー。今日の空は綺麗な青空だなと思いましたよ」
「確かに綺麗な青空だけど、どうして急にそう思ったの?なにか悩みごとなら私や秋穂さんが悩み聞くよ?」
「いや、大丈夫ですよ。それに、こうしては時間も過ぎるの早いので動きましょう!」
「そう?じゃあ、いきましょ!」
霧崎さんは俺を引っ張りながら道を案内してくれていた。だが、俺はひとつ気になったのは猿山…サルがお洒落してるのがまた気になるなぁ……あいつがデートというのにはすこし引っ掛かる気がするがそれはおいとこう……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
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魔女っ子とお出かけ 2
さっき、猿がお洒落しているのに気がかりながらも、俺は霧崎さんと手を繋ぎながら、街を歩いていた
「そういえば、純粋な疑問だけどヒーちゃんって、昔から困っている人が至らず無茶をしてでも助ける子だったの?」
「いきなりなんの質問ですか?」
「だってねー、ヒーちゃんは私たちを助けてくれたときも庇って怪我してるでしょ?それに、昔面識なかったとはいえ、私がストーカーに襲われたときも……」
「あー…昔の俺はどちらかというと…そこまでお人好しではなかったね」
「え、何か意外」
俺の言葉に霧崎さんは驚いていたが、俺は俺で昔は本当に今みたいに誰彼助ける性格ではないというか……
「小さい頃の俺って秋穂さんと春ちゃん……あぁ、秋穂さんの妹の事ね。その二人は本当に小さい頃から色々と接してくれていたからこの二人が何かあったら助けると決めていたの」
「あー、ヒーちゃんは確かに秋穂さんのいるときはものすごく穏やかだね」
「え、俺そんなにいつも不機嫌な顔でした?」
「うぅん。いつものも優しい顔だけど、秋穂さんといるときはこう……気を緩んでる感じがあるかな?もちろん私といるときも何て言うかいつも以上に優しい雰囲気……?」
「え、じぶんはそんな自覚はないですよ……っと、話それましたね。まぁ、転機があったのですよ」
「転機が……?あ、そこに売っているからいかない?」
そこにコーヒーを売っていたので霧崎さんは、寄り道しないかと聞いてきた。もちろん、断る理由はないので俺も一緒に買って飲みながら歩くことにした
「そのさっき言っていた転機って何?」
「俺の友人の話なのですけど、中学で初めて部活で会ったときにそいつは本当にサッカーうまかったのですよ……こいつは上手いと思い俺は負けたくないで勝手にそいつをライバル視してました」
「そういえば、ヒーちゃんはサッカーしていたのだったよね……。ごめんね、私のせいであまりサッカーできなくなったのでしょ?」
「あぁ、それに関して霧崎さんは謝らないで大丈夫ですよ。で、そいつと色々ぶつかり合っていたある日にそいつは俺にある話したのですよ。恋愛相談してほしいって」
「え?!」
俺の言葉に霧崎さんはなぜ恋愛相談に?きいてきそうな顔だったので俺は苦笑しながら教えた
「俺が秋穂さんの妹さんと幼馴染みだったので、そいつはおれに思いきって秋穂さんの妹さんとは付き合ってるのか!?ときいてきたのですよ。もちろん俺は幼馴染みだし彼女ではないよ?と答えたらそいつは、何度も確認してきたのですよ」
「ひょっとして、その子は秋穂さんの妹さんの事を惚れてるの?」
「えぇもう……なんていうか、そいつの人なりも見ていたので、あぁ、こいつは本当にまっすぐなやつだなぁと思いましたよ。こいつなら秋穂さんの妹を安心して任せれるかなぁと思い信頼したのですが、いまだに恋愛結ばれず……見てる側からしたらはやく結ばれてほしいですよ」
「おぉ、なんか苦労してるのだね……でも、本当に、おともだちや幼馴染みが大切なの聞いていてわかるよ」
霧崎さんは優しそうな顔で俺を見ていた。俺はその眩しく優しい笑顔に嬉しく感じながらも、照れを見せないように目をそらしていた
「でも、ヒーちゃん。ヒーちゃんは好きな人いないの?」
「……好きな人…」
さてこの質問は俺はどう答えたらいいのか悩んでいた。正直俺は霧崎さんと秋穂さんのことは本当に心のそこから好きな人だからどちらも大切な人何だが……
「俺は……」
俺は今その質問にどう答えたらいいのか悩んでいた。本当に秋穂さんがいないときにこれを答えていいものか……そう考えてると……
「は?」
「え?」
草むらから女装した友人が目の前に出てきて、俺とそいつは固まっていた。霧崎さんにこの光景は……!と思いすぐに目の前にたって塞ごうと思うも……
「きゅぅぅぅ……」
「あー……たったまま目を回してる……まぁ、こういうのは免疫ないみたいだよねー……」
霧崎さんは目を回しながら気絶していた……それはそうだろう……いきなり女装した人間が出てきたら俺でも驚くよ……
「色々と言いたいことがあるが……とりあえずここから去ってくれ……変態!」
「違う!?ってえぇい、また今度弁明聞いてくれ!」
とりあえず、俺は変態となってしまった友人に辛辣に言うとそいつは走っていった。いや、俺としてはあいつ女装したのをみて弁明として聞いてあげれるのか?
「(あいつまさか女装目覚めたと言われたら、俺は本気で友人として縁を考えないとな……)霧崎さん、大丈夫ですか?」
「はっ!?いまなんか、すごいのを見てしまったような気がするけど……?」
「気のせい、気のせい。なにも見ていませんよ」
「そ、そう?あれ、そういえば私はヒーちゃんになんの質問していたって?」
「えーと、そう!霧崎さんは俺に……」
好きな人の話で霧崎さんや秋穂さんの事が好きだというのは今言うべきか?否!今はその話はおいとこう!!
「?」
「俺に未来の職業の質問をしてましたよ」
「そうだったって……まぁいいや!ヒーちゃん、はやりたいことあるの?」
「うーん……正直これというのはないですね……」
「そっかー。でも、私はヒーちゃんのどんな選択も応援するからね!」
霧崎さんは嬉しそうに俺を手引きして、歩こうと促していた。きっと俺はこの先も霧崎さんに頭が上がらないだろう……
「あ、そうだ!ひーちゃんにひとつお願いがあったの!聞いてくれる?」
「はい、なんでしょうか?」
「また機会があればでいいけど、おすすめの料理教えてくれない?できるなら一般人でもできる料理で!」
「俺でよかったら教えますよ。って言うか、俺も一般人ですよ」
「そうだけど、ほらあの喫茶店の店長士郎さんは時々レベルを越えた料理提供してくれるでしょ?」
「あー、確かに。そういえば、あの店では金銭管理は凛さんと桜さんがやっていて手料理は士郎さん。アルトリアさんは、新作手料理の味見役目って言っていたな……」
「アルトリアさんのそれはどちらかというと、審査役かな?そうそう、ひーちゃんが私達を助けてくれたとき覚えてる?」
「あー…覚えてますよ」
あの事件は俺個人的には二人が深い傷があると思い、触れれなかったがこの話をするということはなんだろ?
「私と秋穂さんがまた同じことがあっては困るからあれだけど……ひーちゃん、時間あったら私達のボディーガードしてくれない?」
「それは構いませんが秋穂さんは今なにを……?」
「秋穂さんは、前の仕事をやめて私の会社の体調管理してくれてるの!勿論、前の会社からのヘッドハンティングだよ」
「え、俺全く知らなかったのですよ!?」
「わりと最近に決まったことだからね。あ、スケジュールもだけど私の勉強を教えてくれてるの。それに、秋穂さんは私の事を知ってるし、会社も信頼できると採用したの」
「その仕事はマネージャーということですか?」
「マネージャーは私がデビューしたときからの人がいるけど、今売れどきで対応する人手が足りないから秋穂さんが私の会社に来てくれたの。秋穂さんは体調管理とか栄養、会社の宣言を考えてくれてるから皆大助かりよ」
秋穂さんは本当に色々なことができるのだなぁ。そういえば、あの人色々な分野を研究していたような気がする……
「私の会社は元々そんな大きい会社ではないし、小さな事務所だけど秋穂さんが来てくれたことで色々な改善できて嬉しいよ」
「秋穂さんすごいなぁ……」
そんな他愛のない話をしながらその日のお出掛けは楽しかったと伝えておこう。そして、いつの日かこの二人に告白できるように俺は覚悟を決めないとと再確認した。ちなみに俺は暫くリトから距離をおいて、その日の夜に春ちゃんを宥めていたのはここだけの話だ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いいします!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=240576&uid=213728
リクエストはいつでも受け付けてますのでもしよかったらどうぞです!
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82話
今日も少し暑いので半袖の姿で歩きながら、自分のクラスへと歩いていた。この間の友人が女装していたのを見て少し憂鬱な気持ちだ……
「(あいつまさか、女装をしていたのは女の気持ちを味わいたいとかではないよな……)うーす……」
憂鬱な気持ちになりながら教室に入ると、籾岡さんとが春ちゃんとなにか話してるの話してる声が聞こえた
「えー、春菜その話本当!?」
「(うん、どうしたのだろう?)」
「秋穂さんが男の人二人に告白されたって!」
「っ!?」
籾岡さんの言葉に俺は座ってその続きを聞くように神経を尖らせていた。秋穂さんは本当にかわいいし、綺麗なのですから……しかし、二人!?どこのどいつだ!?!
「ねぇねぇ、告白された秋穂さんはどうしたの?!どっちか選んだの!?」
「それが……『どっちもつまんないから振ったわ』って……」
「へぇー秋穂さんは大人って感じ!」
告白を断ったと聞いた俺は心の中で安心したと同時にモタモタしていたら、いつか秋穂さんも霧崎さんも俺とは違う男と付き合うかもしれない……
「よう、飛斗」
「…おう…リトか……。俺は本当にお前がすごいと思うよ…いつもいつも叶いそうでなかなか報われない恋してるお前がすごいよ…」
「いきなりどうした!?そして、さりげなく、とぼしめていないか?!」
「うお、飛斗……いつもより闇深くねぇか!?」
「ふふ、どうやら俺も俺で……何時かはら括らないといけないと思うとなぁ…ははは…」
俺の言葉に二人目を見合わしていた。いや本当に俺もモタモタしていたら秋穂さん達がどこの馬の骨に惚れてしまうかもしれない…今本当にどうするか真剣に考えよう…
「結城君、猿山君おはよう」
「おー、西蓮寺おはよー!」
「お、おはよう……!」
相変わらず、リトは西蓮寺の前で上手く振るっているように見えるが俺からしたら緊張してるのが丸分かりだな……
「ヒー君、今日の帰りに話があるのだけどいいかな。この間の相談の件でね……」
「(この間の件ってなんだったかなぁ…_もしかってあれか?)了解ーっと……」
春ちゃんは小声で俺に話しかけてきた。放課後に一緒に帰ることが決まり、とりあえずは今日はトラブルに巻き込まれないと信じて授業を挑んだ。まぁ、相談の件は大方あの件だし予想はつくけど……
「さて、リトの件は落ち着いた?」
結局、今日は学校でトラブルに巻き込まれずにすんで安心したが、よくよく考えたらトラブル巻き込まれてること事態が普通ではないよね。本来これがあるべき姿なのだよなぁ……
「うん、私も結城君の気持ちはわかるから……私はいつか結城君に振り向いてもらってそして、告白できるように頑張るよ」
「うん、春ちゃんならきっと振り向いてくれるよ」
俺は春ちゃんにそう伝えると春ちゃんも嬉しそうに笑っていた。どうやら、この間のあのモモさん達が企画したあのドラクエの時はどうなるか思ったが気持ちの整理は少しできたみたいだね
「そうだ、ヒー君は今朝の時に私たちの会話でお姉ちゃんの話聞いていたでしょ?ものすごい動揺していた顔をしていたの私は気づいていたけど」
「うん、聞いたよ……。でも、そっか……秋穂さんは二人も告白されたのか」
「でも、どちらの男の人も断ったけどね(お姉ちゃんはつまらないからと言ってたけど、お姉ちゃんは実は『私は今本当に心の底から好きな人がいるから興味なかったのよ』っていっていたことは教えるべきかな)」
「うん、どうしたの?」
「うぅん、なんでもないよ。あ、私はあっちの方面だからここでバイバイだね。(たぶん、お姉ちゃんの好きな人はヒー君じゃないかな……いつも以上に家でヒー君を気にかけているし……)」
春ちゃんが何か隠してるのがわかるけど、とりあえず今は触れない方がいいみたいだ。それよりも俺はいつ……あの二人を告白するべきなのだろう………
「はぁ……」
そんな気持ちを抱えながら俺は急いで家に帰りと、バイトへ向かう用意が完了すると俺は鍵をしめて歩いてると……
「飛斗殿、飛斗殿ではございませんか!」
「ん……ザスティン?珍しい時間帯に会うな……」
「お久しぶりです。飛斗殿は今からどこかいかれるのですか?」
「俺はこれからバイト。ザスティンは、リトの親父さんのお手伝い?」
「いえ、今日は少し用事があり休ませていただいてます」
用事?まぁ、ザスティンって今でこそ地球で漫画家のお手伝いで働いてるが元々はデビルーク星親衛隊の隊長で腕はかなりの強者なんだよなぁ……
「なんていうか色々と忙しいみたい…時間あったら是非俺のバイト先に来てくださいよ。美味しい手料理たくさんあるので」
「なんと!?それは楽しみですね…では、私は仕事に戻ります。あぁ、そういえば以前壊れた手袋ですが…」
「うん?」
「申し訳ございませんが、まだかかりそうです……」
「え!?」
「はい……ですが、手袋の特性を少し変えるみたいでご確認をお願いします。文字は地球の文字に変えましたので」
俺はその文字を読みながら目を通していた。なにせ、ザスティンがわざわざこのタイミングで俺に渡してくるなんて狙っていたと言いようがないのだけど?
「つまり、その手袋は……受けた衝撃分を攻撃に切り替えることができるということで宜しいか?」
「はい。それに金色の闇とは師弟関係みたいですからそこを目点にしました。刀はこの国では法律違反なので仕方がありませんが……」
「まてまて…ちなみにこの受けた攻撃を相手に倍返しする仕組みを考えたのは誰?」
「ララ様です。なんでも学校とやらの校長がいつも立ち直りが早いのとリト殿の受けたダメージの後立ちお直り早いのを基準に考えたみたいです」
いや本当にまてまてまて!?あれを基準に考えるのやめてくれるか!?俺はただの一般人だからあいつらみたいに頑丈ではないのだけど!?
「それはそうかもしれませんが、あの学校に通われてる人はみんな強いのではありませんか?」
「……うーん、実際のところはどうなんだろ……っていうか予定は大丈夫なのか?」
「は、そういえばそうでした!では失礼します!!」
ザスティンは当初の目的を思い出して歩いていったが、俺は先ほどのザスティンの言葉に疑問を感じていた
「うーん……この町が特殊なだけな気がするのだけど……?」
そう思いながら俺は家の方へと歩いていた。とりあえずまた手袋の方に関しては意見をお伺いしておこう
此処まで読んでいただきありがとうございます!
最近、リアルが忙しすぎてなかなか更新できずすいません!
これからもよろしくお願い致します!
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家出姉妹
家に帰り、課題も時間かかりながらもなんとか終わったので、今晩の料理を……と思ったが、帰ってから材料もだが、飲み物が不足してるのも冷蔵庫みて、気づいた……。流石に晩御飯抜いて寝るのは難しいので、俺は私服に着替えて出掛けることにした
「あー、まさか俺としたことがそんな初歩的なことをミスしたりするとは……」
いつもなら出る前に材料を確認するか、帰ってからすぐに材料を確認するのだが今日に限って課題が多かったのでそれを集中していたらこんな時間になっていた
「今から買うのは明日の昼御飯のと今日の夜を買うくらいしかないな……」
「あれ、ヒー君?」
俺はどうしたものかと考えてると後ろから俺がよく知ってる人物が声かけてきた
「秋穂さん、今晩は」
「えぇ、こんばんは。こんな遅い時間に出歩くと悪い女に声かけられるわよ?」
「それを言うなら、秋穂さんの方では?怖い男が狙ってくるかもしれませんよ?」
「確かに怖いわね。それならヒー君が守ってくれるでしょ?」
秋穂さんはそういいながら俺に抱きついてきた。今の秋穂さんは可愛らしい私服で歩いていた上にいい匂いが……
「秋穂さん、あんまりそう不用意に抱きつかないでくださいよ……」
「フフ、安心して。こういうのはヒー君だけにしかしたことがないから」
「え……」
俺は今なんて言いましたか?と聞こうと思ったが秋穂さんはてを後ろにして機嫌良さそうに歩いていた
「そうそう、この間私ね……二人の男に告白されたのだけど、つまんないから断ったのよ」
「(この間春ちゃんが言っていたなぁ……改めて聞くと秋穂さんは本当にモテるのだなぁ)断った理由がつまんない……から?」
「うん、私を見た目だけしか判断してない男は好きではないわ。それに、どちらもあんまり信用できそうになかったから断ったの」
「そうですか」
「ちゃんと私を見てくれてるのはヒー君だけね。いやー、それよりも、ヒー君に聞きたいのだけど、うちの妹は好きな人いるの?」
秋穂さんの言葉に俺は何でそう思ったのか聞いた。恐らく春ちゃんはそんなことをたぶん相談していないと思うから
「いやーだってね、春菜ったら少し前に難しい顔で帰ってきてね。部活かな?と思ったけどそんな表情ではなかったからひょっとしてと思って……」
「あーなるほど。でも俺でも春ちゃんが好きな人いるか知らないのでなんとも言えません」
「だよねー。でも、あの子もそういうのに敏感になって少し安心かな?」
秋穂さんのその顔は本当に我が妹を大切にしてると言わん優しい顔だった
「そういえば、秋穂さんは何でこんな時間に??というか、マロンは俺の方見てうねるな…」
「あぁ、少し気分転換にマロンと散歩でね。その散歩も終わったからそろそろ家に帰るけどヒー君は?」
「俺はこのまま買い物ですね。送って帰りましょうか?」
「うぅん、ヒー君は自分の用事を済ましてね。私はマロンがいるし、大丈夫だから」
「わかりました。何かあれば電話してください」
「あははは、ヒー君はすごく心配性ね~。うん、何かあったら頼るからね」
秋穂さんは俺にウインクしながら別れた。いや本当にこんな夜に秋穂さんに会えたのは嬉しいなぁ。明日はいいことがありそう!
「ん?なにか向こう騒がしいなぁ」
俺は少し離れたところの川からどこかで聞いたことがある声が聞き取れたので歩くと……
「ーーーー!!」
「おわ!?猪!?」
猪がこちらに走ってきたので俺は今手袋もないから戦うすべはない!手袋がない状態で戦えば危険だしあんなのいたかなぁ!?
「ーー!」
「おわっ!?」
横に思いきり飛んで地面に転がりながらもすぐに立ち上がって状況を把握しょうとしていたら……
「へ……!?」
俺の体になにか巻き付いたのを感じてその縛ってるのを把握しようと振り向くと……
「でかい木が動いてる!?やべ、普通に縛られたのだけど!?」
「飛斗!?なんでおまえがここにいるの!?」
「飛斗さん!?」
「リト!?それに美柑ちゃん!?」
「何でお前も捕まってるの!?いつもの戦う道具とかは!?」
リトのやつがなにげに失礼なことを俺に聞いてきたがいちいち突っ込む余裕はない!!
「今はない!というか、戦う道具が修理してそんな術がない!」
「うそだろ!?っ!?」
「リト、私のパンツ見ないで助けてよ!!」
「お前……まさか実の妹に……」
「違う!?」
俺の言葉に何を思ったのかリトは大慌てで否定していた。まぁ、今のこの状況はどうしたらいいのだろうか?そう思っていると暴れていた植物と動物か消滅して俺と美柑ちゃんは落下しそうになるが美柑ちゃんはララさんに俺は自力で着地した
「皆さん巻き込んでごめんなさい」
「いやーわるかったな。ザスティンが私達の要求飲み込んでくれたからこれで騒動はおわりだよ」
「あれ、君たちは……ララさんの妹のモモさんとナナさんか。なぜこの星に……?」
「それはね、家出だよ」
俺の疑問にララさんが笑顔で答えていた。俺はその答えに頭がいたくなり、まさか家でこんなことになっているとは……
「私達のことは呼び捨てで構いませんよ。そちらのほうが年上なので」
「あたしも同感」
「あー、わかった。……で、リト。お前本当に一回神社いってお祓いしてもらえ……割りとマジで」
「なんで!?!」
俺の言葉にリトは心底心外といっているが俺にしてみたらララさんが来てから本当にお前は色々な意味でトラブル増えてるよ……
因みに本日の夜ご飯はカップラーメン食べて寝ました……畜生、俺もお祓いいこうかなぁ……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願い致します!
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祭りの準備
いつも通りの朝を迎えていつも通りの登校をして、いつも通りの帰りを歩いていたが……
「最近はいいことが本当にないな……」
「あら、何かありましたか?」
「ありすぎて……って待て?俺は一人で普通にしゃべっていたのに……後ろから……?」
俺は聞き覚えのあるようなないような声だったの俺は恐る恐る後ろを振り向くと……
「こんにちは、夛田飛斗さん」
「君はたしか……ララさんの妹のモモさんか?何でこの星にいるの?」
「はい♪この星で少し学びたいと思いやってきました。飛斗さんは今帰りですか?」
「まぁそうですが……」
デビルーク王女の第三でララさんの実の妹でありしっかりしてる子というのが今の印象だが、実際のところのよくわからない
「地球に学びたいことってそんなにあるかなぁ。ってうか、住む家はどうしてるのですか?」
「別に無理に敬語じゃなくっていいですよ。そうですね、お姉さまがすんでいる家でいま改造してもらっています」
「家を改造って……あぁそれと只単純に俺に声かただけじゃないでしょ?」
「あら、なんでそう思うのですか?」
「ま、簡単な話し……あいつの家の方向が明らかに違うよね?リトの家は俺の家の方角とは違うし、散歩と言うわりにはその隠してるメモもバレバレ」
「あらら……ばれてしましたか。実はあなたにも興味あったのですよ?お姉さまの婚約者の親友だと美柑さんからお聞きになられたので」
「なるほど、リト関係か」
「はい!リトさんと言う人柄をあなたが知っているのではないかと思いまして……」
生き生きと聞きたそうにメモを取り出していたが、本当にリトはあいつ毎日大変なんじゃないか?
「恋愛とかそういうの聞きたいのか?」
「まぁ、そこもありますが飛斗さんはリトさんの事をどう思ってるのですか?」
「元祖トラブルメーカーだな」
「そ、即答ですね……」
俺の即答にモモさんは苦笑いしていた。だけどあいつがいるところに、必ずトラブルが起こるし、ララさんが来てからがそれが多くなったなぁ
「ですが、嫌そうではないですね」
「ん、そりゃあ当たり前。俺にとっては何だかんだであいつは大事な仲間でもあり友でもあるからあいつが困ったら助ける。それはいまも昔も変わらねぇよ」
「ふふ、信頼してるのですね」
「まぁ、それと一つ言っておくよ」
「はい?」
「俺にとって知り合った人間は大切な知人でありるが、特に大切な人達や幼馴染みを傷つける奴は……例えリトでもララさんでも王であろうとも容赦しない…これは絶対の誓いだね」
「あら…どうやらお父様がいっていたのは本当のようですね…」
「ん?何かいった?」
「いえ何でもありませんよ」
俺ははっきりとこの決意だけは例え嫌われていても曲げない決意だ。そして、春ちゃん、秋穂さん、霧崎さん……この三人を傷つける奴は神でも刃向かってやるさ
「っとわるいね。それよりもそろそろ帰った方がいいんじゃない?」
「それもそうですね。またお話しできる機会を楽しみにしてますよ」
モモさんはそれだけを言うと空に飛んでいきリトのいる家へと帰っていった。あの子……見た目以上に聡明で相手を見据えているな
「はぁぁ……しっかり者の妹だねぇ。リトの妹と言い、ララさんの妹といい下の子はしっかりしてるよ」
俺は感心しながら家へと帰ると、バイト先から電話があり明日の休日少し来てほしいと言う話があった
「お疲れ様です。士郎さん、どうしたのですか?」
《わるい、明日予定空いてるなら来てくれないか?》
「人手が必要なのですか?」
《いや、単純に別のことで助けてほしい案件があるんだ》
「……へ?」
士郎さんからの助けてほしい案件に俺はよくわからずに翌日いくことを約束してその日は早く寝た。そして、翌朝になり俺は言われた通りにバイト先にいくと、士郎と凜さんと桜さん、アルトリアさんがいた
「実は、明後日はお祭りなんだ」
「あー、もうそんな時期ですか……」
「そうなんだ。で、今年はうちからも店を出してくれと自治体からの要請なんだ」
「え、そんなことあるのですか!?」
俺はその言葉を聞いて驚くと、士郎さんが苦笑していた
「元々やる店だった人が体調崩して、そのスペースに誰かに代役たのみたいと言われてな」
「で、このお人好しは了承したのよ。でも、祭りがもうすぐと言うことに気づいてどうしたものかと悩んでいたわけ」
「先輩…ではなく、士郎さんはそれを了承してしまったので私たちもアイデアを考えていたのですが……思い浮かばず」
「途方をくれていたときに、学生の飛斗にも意見を聞きたいと思いました。食べ物だけだと定番過ぎるし……」
「なるほど……うーん、それだと射的とかどうですか?ただし、普通の射的ではなく豪華な射的とか……なんて……」
「「「「「それだ!!」」」」」
俺の言葉に士郎さん達は名案と言わんばかりにいっていた。え、俺が考えていた豪華なといえどお金の出費とか色々と重なるのに……?
「え、ですが豪華なと言えど商品を買うと赤字とか……」
「買わないよ。リサイクルを使うのさ」
「リサイクルを……ですか?」
「士郎はこう見えても家電の修理は得意なのよ。もう使えなくなったのを直したりできるから、お金の出費はそんなにかからないと思うわ」
「では、そうと決まれば私と凜と飛斗でこの街で使えなくなった道具を集めてやりましょう!この日本では思い立ったが吉日といいますしね」
「そうですね。それと、念のために自治体と市にも許可をとりましょう。あとで因縁つけられたくないのでそこの話もきちんとしときましょう」
「それなら俺と桜で話をつけるよ。あー……アルトリアもこっちに来てくれ」
「わかりました。では、凛と飛斗は集めるのをお願いします」
俺達は夏祭りの店としてやるものを決めていき、さらに店の宣言も考えとかないといけないと話してい各自の動きをしていた
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願い致します
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祭りの準備2
俺と凜さんは祭までにリサイクルを……つまり使わない家電をこちらが引き取って夏祭りの商品として出そうと決めて歩いていた
「要らないものって言えば…訳ありが思い浮かぶわね。知り合いからも何人かいらないものがあったから頂戴と士郎に頼んでおいたし、お店の方にもあるからそれを交渉するわね」
「えぇ」
「いらっしゃいませ、本日はどうされましたか?」
「要らなくなった家電を貰いにきたのだけど、そういうのは可能ですか?」
「あるのはありますが……どういう風に使われるのですか?」
「夏祭りの射的の商品としてつかわせてほしいの」
俺と凜さんは凜さんの知り合いが働いてるところと言うらしい店の人と話していた。向こうもこちらの要求にいやがることなく聞いていた
「なるほどです……となると、この電子レンジとかどうですか?あと、自転車も豪華な商品として使えますが、訳アリなので…」
「ふむふむ……。これくらいなら士郎は何とかしてくれそうね。じゃあ、それとそれとーーあとそれをお願いね」
「畏まりました」
「突然の訪問なのに悪いね。お金は払った方がいいかしら?」
「いえいえ、こちらとしては処分を困っていたのが多かったので助かります!あ、保証も一応渡しときます」
凜さんの言葉に向こうも売れそうに笑っていた。そして、頼まれた賞品を持ってきてくれて俺は重たいのを持ちながら車の方へと運んでいた
「ふぅ……これで全部です」
「ありがとう。あと、士郎と話していただけど、射的だけではあれだから人数もいるし、空いてるスペースにフランクフルトを焼くことに考えてるけどどう思う?」
「それはいいですね!となると、射的をしてくれたあとにフランクフルトを食べてもらうと言う形ですね」
「えぇ。フランクフルトを焼くのは士郎と桜と私でやるわ。アルトリアと飛斗は、射的の方をお願いね」
「わかりました」
凜さんと喋りながらものを車に積んで士郎さんの店の方へと向かうことにした
「しかし、自転車のほうはまだオイルとかそういうのをすればいけますが……電子レンジは難しくないですか?」
「ところが、士郎はそれを直せるようになったのよ。もらったあれは古い型だし、士郎はあれくらいなら直せるわ」
「ほへー、士郎さんは料理だけではなくそういうのもできるのですね……」
俺の言葉に凜さんが苦笑いしながら士郎さんのことを話してくれた
「あいつ昔から頼まれたら断れない体質でね、だからそういう直すのをよくやっていてたのよ」
「士郎さんは昔から優しい人だったのですね」
「かなり無茶する上に優しすぎるけどね。その結果いつも大変な思いをしていたからほっとけないのよねー……まぁ、あとは惚れた弱味ということかしらね」
凜さんは嬉しそうに話していた。俺の知らない凜さん達の絆があり、俺は羨ましくも思いながらもこの人たちも色々あったのだの思う
「そうそう、飛斗は好きな人できた?」
「…あの…話すことを拒否する権利はあります?」
「ないわよ。私の前でそれが許されるとでも?」
「まぁ、いるのはいますよ。二人も」
「……へぇ…って二人も!?」
俺は凜さんの言葉に二人もいると思わなかったのか驚いていた。そして、すぐにニマニマと笑っていた
「へぇ、色沙汰を全く見せなかったのにずいぶん素直に答えてくれたわね。二人とも飛斗と同じ年なの?」
「いえ、二人とも俺より年上ですね。ただ告白するのは怖いですね……」
「あら、どうして?」
凜さんが運転しながらキョトンとした声で俺に聞いてきた。俺のこの気持ちはリトにも誰にも話したことない気持ちだ
「関係が崩れるのが怖いのですし、ふられるのが怖いのですよだからいまはその勇気が中々……」
「勇気が出ない、告白できないってわけね…。でもその気持ち少しわかるわ」
「え?」
俺の言葉に凜さんが懐かしそうに笑っていた。そして、笑いながら信号のところで停止した
「私も桜もセイ……アルトリアもね、士郎に惚れたのよ。きっかけはバラバラだけど、私達はあいつにしっかり向き合うと決めていたの」
「向き合う?」
「えぇ、私達は生半可な気持ちであいつを惚れた訳ではないし生半可な気持ちで暮らしてるわけではないのよ。結局、私達はあいつのことが大好きで、あいつもわたしたちが大好き…それでいいの」
「お互いが……」
「いい、飛斗?確かに告白するのは怖いけど、飛斗は向こうの二人を信じてあげなさい」
「信じる……」
俺は目をつぶりなが二人のことを思い浮かんでいた。そして、俺は俺で本当の意味で覚悟を決めた
「凜さん、俺覚悟決めました」
「お、良い顔になったわね。それなら夏祭り誘ったらどうなの?」
「……二人とも日程が合わず無理かと……」
「あちゃー!今の流れなら普通は誘いにいくでしょ!?」
凜さんが仰ぎながら、今の流れは確かにそういう流れなのに俺はきちんとこたえなかったなぁ…
「でも、答えを見つけたのならあとはそれに信じて歩きなさい。悩んで悩んでその壁を乗り越えて男の子は成長するのよ」
「はい、頑張ります!」
「(こうなったらこちらも何とかしてあげるとしますか……)よろしい。じゃあ、早く帰ろうー!」
「っちょ凜さんスピードあげーー」
凜さんがテンション上がると同時に車のスピードが上がった……降りるとき少し酔ったのはここだけの話だ………
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夏祭り開始
凛さん達とお祭りまでに回収した商品をしっかり使えるようにやっていき大変な日々だったがなんとか当日にむかえた
「飛斗、約束するといっていた子は今日来てくれるの?」
「それが向こうの予定と上手いこと合わずでして、夏祭りにいくのは厳しいといってました」
「あらら……残念ね」
「ですが、もしお友だちと合流することになったらそちらに優先しても良いのですよ?」
「そうですね、飛斗も友人とゆっくり過ごしても良いかと思います」
凛さんは以前相談したことを気にかけていて聞いてくれたが予定会わないと話すと残念そうに笑っていた。そして、桜さんは心配そうに俺を思っての言葉にアルトリアさんも優しく俺のほうを見ていた
「もう、友人に関しては毎日腐るほど顔を見ていますので大丈夫ですよ。特に特定の友人には毎回会っていますので……」
「はは、そういう問題じゃないだろ?とにかく、友人が一緒に回りたかったら、行っていいからな」
「そこはまた考えますよ。っと……これで十分ですか?」
俺は商品を置いて士郎さんに確認すると士郎さんはすごく満足そうに笑っていた。俺が今おいたのは射的の商品とそのとなりのフランクフルトの予備用を用意していた
「うん、これで販売できるな。夏祭り開始まで少しおつまみ食べるか?」
「おぉ、士郎さんの用意してくれたおつまみですか?」
「はは、おつまみとはいっても簡単なおにぎりだがな。みんなもよかったらどうだ?」
「私は勿論、いただきます」
「あいわからずの食い付きね……いいわ、私ももらうわ」
「私も貰います!」
凛さんとアルトリアさんももらうと俺と桜さんも一緒に食べながら本日の打ち合わせをしていた
「ーー以上だな。一応わからないところが出たらまた教えてくれ」
「大丈夫です!」
「全員問題ないみたいな。じゃあ、フランクフルトは私と桜と士郎でやるから、アルトリアと飛斗は打ち合わせ通りにお願いね」
「はい、アルトリアの名に懸けて必ず結果を出しましょう!飛斗、頑張りましょう!」
「はい、射的の方は任せてください!お菓子のほうも揃えましたよ」
「よし、さぁ……頑張るぞ!!」
「「「「はい!」」」」
士郎さんの言葉と共に俺達は返事すると、タイミングよく夏祭り開始の合図が下された
「うわー、あそこの射的とそこに連帯してるフランクフルトの店員さんはすごい美男美女がいるわね!私やります!!」
「私もしまーす!」
「あ、あの1等をきれいに撃ち落としたら、好きなもの買ってあげるわ!」
「射的したあとのフランクフルト美味しい!しかもこれでセットでーー円って安い!!」
このように口コミと商品の評判で売り上げは上昇で、他の店にももちろん薦めながら売っていた
「いい感じの売り上げですね!」
「あぁ、ここまで売れると思わなかった……」
「フランクフルトあともう少しで切れるわ。予備はあったかしら?」
「まだ、こちらの方に予備あります!あと、射的ももう少しで終わります」
このように忙しすぎて、皆必死に動いていた。射的に関しては一等とかがのこってるが、なかなか当たらない
「ふう…やっぱり一等は当たり落ちないですね」
「そうね、難しくしすぎたかしら?……いや、どちらかと言うと魅力的なのが多すぎたかもしれないわね。なにせ、士郎の張り切りすぎたせいで商品が新品みたいに見えるし、それなりに使えるわけだしねまだ……」
「うーん…もし余るのでしたら、残った遊べるものは子供達の保育園に、大人がつかう商品は介護とかに回してみるのはいかがですか?」
「なるほど、確かにそれは良いかもしれないわね。一応、残った場合はどれくらい残るか次第ではわからないけど、心当たりあるところへと連絡しとくわ」
それは名案と言わんばかりに話してると次のお客さんがやって来たので俺は振り向くと……
「やっほー、ひーちゃん」
「こんばんは、ヒー君」
やって来たのは俺が意中でもあるお二人だった。それも夏祭りの浴衣を着ていて……
「あ、秋穂さんに霧崎さん!?仕事は……」
「元々オフでサプライズに来たのー♪」
「堂々としている上にメガネをかけていても意外飛ばれないものよ?」
「それはそうですが……あ、射的やります?フランクフルトもあるので俺がおごりますよ」
「「うん、やる!」」
俺が言うと二人とも嬉しそうに笑っていて、射的とフランクフルトを美味しく食べていた。お金は少し飛んだけどそれは置いとこう……
「はぁぁあ……美味しいぃ……」
「焼き加減も絶妙でいいよねー」
「それはよかった。あー、飛斗」
「はい?」
俺は射的を対応していると、士郎さんから呼び掛けられた
「もう、射的の対応もだいぶ終わりが見えてきたし、せっかくだ。3人で遊びにいきなよ」
「え、でも……」
「士郎がいいといったので大丈夫ですよ。それにあなたまだまだ子供なのですから楽しまないの損ですよ」
「はい!こちらは任せてもらっていいのですよ?」
「そうね。せっかくなのだから遊びにいきなさい(それに早く覚悟を決めた方が私もいいと思うわよ~?)」
士郎さんや凛さん達が、残りのお祭りの時間を楽しめと言われると共に凛さんから以前相談した覚悟を今日こそ示したらいいと言われた
「じゃあ、遊んできます。あ、片付けは手伝いますから!」
「いいから、いいから遊びに行け。こっちは気にしなくっていいからな」
「秋穂ちゃん達、飛斗君とたっぷり遊んできてくださいね」
「「はい!」」
俺が片付けの時は手伝うと言うと、士郎さんは苦笑いしながら遊びにいけといい、桜さんは秋穂さん達にたっぷりと遊んできてと言うと二人ともうれしそうに笑っていた
凛side
士郎ともに、飛斗たち三人を見送ると桜が私に話しかけてきた
「秋穂ちゃんと恭子ちゃんがきたのは姉さんが動いていたのでしょ?」
「あら、ばれていた?」
「はい。姉さんが動いてるのを私たちみんな知っていましたよ(本当は姉さんのメモが落ちていてこの計画を知ったのだけど姉さんにそれを言えば落ち込むのが目に見えている……)」
桜の言葉に私は妹だけではなく、士郎たちにも気づかれていることにため息をついた。我が妹ながらこういうことも気づくなんてね……
「少し昔を思い出したのよ。あいつに告白する時やその思いを……ね」
「私たちの仕事を手伝いながら、裏で秋穂ちゃん達と交渉して、あの子に内緒で動いていたのですね?姉さんはやっぱり今も昔も変わらず……優しいです」
「士郎……あいつほどお人好しではないわ。でもそうね……かわいい弟分なら面倒を見るのも先輩である私たちの役目じゃないかしら?」
「ふふ、それもそうですね。では仕事を頑張りましょう」
「えぇ」
私は飛斗がいった方向に静かに見つめながら心のなかではしっかりとあいつに驚かせなさいと祈りながら私は桜たちとともに仕事を励んでいた
そういえば、今年は夏祭りできるのでしょうか……?昨年はコロナの影響でできなかったわけですし、今年も……
早くあの頃の楽しい夏祭りの時間が取り戻せるように皆様も健康に過ごしてください
ちなみに私は夏祭りの時にお手伝いでフランクフルトをよく焼いてました……またしたいなぁ……
これからもよろしくお願いします!
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告白
俺は士郎さんの遊びに行って良い許可をもらうと、遊びに来てくれた秋穂さん達と共に歩いていた
「しかし、ビックリしましたよ。今日は予定があると聞いていたので……」
「フフ、ごめんごめん!ヒーちゃんの仕事ぶりを見たくって秋穂さんと内緒でね」
「でも内緒にしたその結果、ヒー君の驚いた顔をゲットできてよかった♪」
「確かにすごいサプライズで驚きましたよ…。あ、そういえば二人とも浴衣似合っていますし可愛さがすごく出ていますよ」
俺は秋穂さんと霧崎さんの浴衣を見て、あってすぐにコメント出さないといけなかったのに、そういうのをすぐに言えなく残念だったが、二人とも喜んでいた
「ふふ、ありがとうね。そういうきちんと誉めてくれるのは嬉しいなぁ♪」
「私達の浴衣を誉めてくれてありがとうね。それと、ヒー君もお仕事お疲れさま」
「いえいえ、お二人の日頃と比べたら忙しくないので……というか、霧崎さんは俺と歩いて本当に問題ないのですか?」
「問題ない、問題ない。言ったでしょ?意外と堂々としていたらばれないということにね」
霧崎さんはメガネをかけながら俺にウインクすると、俺は少しドキッとした。いちいち、この二人の仕草でドキドキさせられてるということにばれないようにしないとね
「でも、こうして三人で歩くの久しぶりだね!私もここ最近は仕事で中々ヒーちゃんに会えなかったし……」
「確かに、ここ最近は三人で会うこともなかなかなかったわね。三人で歩くのは少し前の誘拐事件くらいかしら?」
「正確には誘拐された後に家へと案内して歩いて帰った時以来だね。ヒーちゃんもあの日以降無茶していないみたいだね」
「流石にあれだけ怒られたら今は無茶していないですよ」
「「今は?」」
あの時以来は流石に無茶はしていないという俺の言葉に二人は目を鋭くして聞き返していた。し、しまった……余計な一言をいってしまった
「はぁ……まぁ、ヒー君が無茶するのは昔からだったわね」
「え、そうなのですか?」
「昔、ヒー君が小学生の時に上の人と喧嘩していたのよ」
「あ、ちょ!?その話はー……」
俺はその話を話されるのは不味いと思い、秋穂さんをみると秋穂さんは優しそうに俺を笑っていた
「もう時効だからいいでしょ?ヒー君は昔サッカーをしていたときに、上の先輩相手でも怒鳴っていたの。それは良くあることなのだけど言い方が酷すぎて練習後に殴りあいになった時もあったのよ」
「えー!?それ監督とかに物凄く怒られません!?」
「ふふ、めちゃくちゃ怒られていたね」
「うぅ……いま思い出しても恥ずかしい……。若手の至りとはいえ……あーもう!思い出すと恥ずかしい!!」
「いつも、見ているこちらがはらはらするくらい心配な時があるのよ。本人は自覚してないだろうけどもね」
「えーと……ナンノコトデショウ」
「ヒーちゃん物凄く動揺してるのマル分かりよ?」
秋穂さんがじっとこちらを見ていて俺は目をそらしていた。流石にこれは過去のこととはいえ、色々と恥ずかしい上に霧崎さんの拉致未遂事件で怪我してサッカー断念してるのもあるし……あれ、俺の無茶はあいつから移ったのか?
「まぁ、そういうのも引っ括めてヒー君は昔から私や春菜にも心配かけていることを自覚してほしいなぁ。あと、恭子ちゃんもあの事件以来無茶していないか心配かけているのよ?」
「うぅ……面目ない……」
確かに心配かけているといわれてしまえば、俺としてもすごく申し訳ない……
「ねぇ、ヒーちゃん。花火はもう少しだったよね?」
「うん?そういえば、そうでしたね」
「じゃあ、見晴らしの良いところに行こう!実は秋穂さんと良い場所を見つけて、今そこに向かってあるいているのよ」
え?そんな良い見張らしがあるというのは隠れスポット的なかんじなのですか!?ものすげぇ気になるのだけど……
「のいてくれぇ!」
「「「ん?」」」
声した方向に振り向くと……
「「「え!?」」」
声した方向に振り向くとリトがヤミさんとともに何かから逃げていた。俺はリト達を呼び止める間もなく先の方へと走られていった
「い、今のなに?」
「何かから逃げていたけど……」
「あいつまたなにか面倒なことに巻き込まれてるな!?あぁ、もう!」
俺は助けに行こうにも、今武器はないしこの二人に危険なことを巻き込んでしまうと思いどうしたものかと思っていると……
「飛斗さんが行くくらいなら、私が助けにいきますよ」
「モモさん!?いや、俺がいった方が…」
「今の飛斗さんは武器もありませんし、危ないのでお二人さんと仲良く遊んでいてください。大丈夫です、何かありましたら御姉様に連絡しますから」
それを言うなりモモさんはリトの方へと追いかけていった。秋穂さん達は心配そうにリトに援護向かったモモさんを気にかけていた
「ヒー君、助けにいきたかったら……」
「いや、ひとまず春ちゃんに連絡してみるか。確か、今日はララさんと行動するっていっていたし、ララさんからすぐに武器をもらえば…」
俺は直ぐに春ちゃんに連絡いれると、すぐに返信があった。どうやら、リトのあれは暗殺者に雇われていたが、モモさんとヤミちゃんが撃退してくれた上に雇い主が……
「あいつかー……」
<え、ヒー君知っているの?>
「まぁ、少しねー。それよりもそちらも無事でよかったよ。後は楽しんでね」
<うん!>
ラスポコのやつこりていないのか……というか、この町本当に宇宙人よく出入りしているよなぁ……。リト達の方も大丈夫というと二人ともすごく安心してくれた……
「あ、花火がそろそろうち上がるみたい」
霧崎さんがそういうと花火が1つ1つうち上がっていた。俺たちはその花火を見て心が穏やかになりほっとしていた
「あ、そうだ!ヒーちゃんにどうしても今日話したいことがあったの」
「え?俺にですか……?」
「うん!」
「私も同じ用件で話したいことがあるの。落ち着いてきいてね」
「(過去に無茶他にしたことがばれての説教かな……?)は、はい」
「「私達は貴方のことが大好きです。付き合ってくれませんか?」」
「………え?」
俺は人生では初めて告白するどころが、自分が告白されました……。しかも自分が心底惚れている二人から……
「その返事を今すぐにして良いですか…?」
「「……うん」」
「俺もお二人のことを心のそこから大切ですし、心のそこから守りたい人です。だから……」
俺は目をそらさずに二人の方へとしっかりと見据えてはっきりと意思を伝えた
「俺もお二人のことをお慕い申し上げます。俺の人生を二人に捧げますし、二人を守ります」
「「っ……やったぁーー!!!」」
「うわ!?」
二人は周りの目を気にすることなくこちらに飛び込んできて、俺はしっかり倒れないように支えた。この温もりと幸せは誰にも奪わせやしない……
やっと、飛斗に二人のヒロインが結ばれましたー!!!
ずっと、どのようにどのタイミングで結ばれるようにするか悩んでいましたが、このタイミングしかないと思いました!!
今後ヒロイン増える予定は……読者の意見も聞いとこうか思案中です(苦笑)
飛斗のヒロインは秋穂、恭子の二人です!
これからもよろしくお願いします
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幼馴染みには報告
そして、前回から飛斗は秋穂と恭子の二人と付き合うようになりました!!
あとがきにはアンケートも少し……
それではどうぞ!!
あの夏祭りの日に秋穂さんと恭子さんと付き合うことになった俺は、まだリト達には話しいないが春ちゃんにはこれはきちんと話しておきたい……
「おはよ。春ちゃん」
夏祭り終えて二日後に俺は学校にいく途中で待ち合わせしていた春ちゃんを呼び止めた。部活もないし、リトもいないからこの話を切り込むことにした
「ヒー君今日はどうしたの?いつもなら、そんなの誘わないのに……?」
「うん、春ちゃんに絶対に話さないといけないことがあってね……」
「私に?」
春ちゃんは一体何の話するのか判らないので、キョトンとしていた。まぁ、春ちゃんのそういうしぐさリトの前でするとあいつ絶対に顔真っ赤にしそう……
「(回り誰もいないよね?)これはまだ、リトにも話していないことだけど……少しだけ秘密にしてほしい」
「うん」
「実は……俺、秋穂さんともう一人の女性と付き合うことになった……」
「…………ふへ?」
俺が秋穂さんともう一人の女性と付き合うことになったと話すと、春ちゃんは最初はどう言うこと?と思いながら、だんだん理解すると顔真っ赤にして聞いてきた
「え、それって………」
「うん……二人の女性と俺……付き合うことになった……」
「お、おめでとう!ヒー君!!」
「……へ?」
引かれるかもとおもいながらの話を切り込んだのだが、春ちゃんは目を輝かせながら嬉しそうに笑ってくれた
「なんで驚いてるの?」
「いやー、てっきり二股最低とか言われても仕方がないとか思っていたから……」
「そんなこと言わないよ。お姉ちゃんももう一人の人も本当にヒー君が好きだと言うのがよくわかるし、ヒー君も二人のことがすごく好きなのだと私はわかるよ」
「まぁ、本当に俺を好きになってくれた上に俺も二人のことは本当に大切な人……だから、この愛は俺の中では偽りはない」
「愛って……でも、ヒー君がすごくスッキリした顔になってくれて嬉しいよ」
春ちゃんは優しい顔で俺の方を見ていた。俺はその優しい顔を見て相変わらず優しい子だと思ったのはここだけの話だ
「俺そんなに難しい顔してた?」
「うぅん。でも、本当に嬉しい」
「ありがと……春ちゃんも早くあいつに恋心気づいてほしいよね」
「ゆ、結城くんに……いやその……」
あいつに早く恋心気づいてほしいよねと言うと、春ちゃんが顔真っ赤にして照れていた。やれやれ、本当にあいつは……罪深いと言うかなんと言うか……
「そういっている間に、学校かー」
「この件は内緒なんだよね?」
「うん。しかし、今日は大きなトラブル巻き込まれないことを祈りたいなぁ……」
「あははは……」
俺疲れた表情での言葉に春ちゃんは苦笑いしていた。俺よりも実は春ちゃんが巻き込まれているのだよなぁ……
「でも、もう一人の女性はどんな人?」
「俺よりひとつ上で、芯がしっかりしてる優しい女性。残念ながら学校は違うけども……」
「そうなんだ……」
「向こうも付き合うきっかけに、この学校の転校も考えたらしいけど、俺が止めた。主に校長への被害を受けてほしくないから……」
「あー……確かに校長先生は少し……」
俺の言葉に春ちゃんも納得していると、携帯がなっていたのでメールを見た。因みにうちの学校は授業中さえさわらなかったら多少は目をつぶってくれる
《ヒーちゃんと同じ学校には残念ながらいけないけど、無理しすぎないでね!また、仕事終えたら秋穂さんと三人でデートいこうね!》
「(恭子さん……ありがとうございます!)」
「どうしたの?」
「いや、先ほど話していた人からの連絡で無茶しないようにだって……」
「ふふ、ヒー君嬉しそうだね」
「そう?まぁそうかもね」
俺は春ちゃんの言葉に否定することなく、頬を掻いていた。そして、教室につくといつもの面子が多くいた
「よう、サル!」
「おう、飛斗……」
「なんだ、いつになく元気ないな……?」
「いやもう、おれサルでいいよ……この間ナンパも失敗したし、気になる子も遭遇しなかったしな……」
あのサルが気になる子みつけたのか??さすがにそういうのは揶揄らない方がいいな……
「なにそんなに元気ないのよ?」
「新井さんと白百合さんか?おはよう」
「おはようございます」
「おはよう。それと、聞いていたら猿山がナンパ成功できそうに思えないわ」
「うるせぇよ!?!」
「「あはは……」」
新井さんの言葉にサルが涙目に怒っていて、春ちゃんと白百合さんは苦笑いしていた
「っていうか、あんたにお礼言わないとね。この間ナンパ助けてくれたでしょ?」
「ナンパ??」
「はい。この間の夏祭りで紗弥香さんと遊んでいたらナンパされていて……」
「あーあれは、見ていて強引だから助けただけだ」
「サルにそういう精神あったことに驚きだ……!?」
「喧嘩売ってるのか!?久しぶりに買うぞ!?」
「ヒー君、その発言はさすがに……」
俺が心底驚いてると、サルは心外と言わんばかりに叫んでいて春ちゃんはその発言はさすがに失礼だよと話していた
「あ、いたいたー!おはよー」
「おはよう」
「おはよう、ララさんと結城君」
「よう」
俺達が会話していると、リト達も登校してきた。ララさんは相変わらずの明るさで、リトはぐったりしていた……
「また、なにかあったのかよ……」
「いやまぁな……?」
「あ、そうだ!!みんな今度の休みは予定空いてる??」
「休み……あー、バイトはないな。どうした?」
「じつは、さっき天上院先輩から海にいかないかと誘われて……大勢誘っていいと」
なるほど…それで俺たちに予定を聞いていたのか。その事情を聴いて、新井さん達やサル、春ちゃんもOKだった
「俺もいいが、先輩と同年代だけいくのか?」
「あー、御門先生やお静ちゃん、古手川もいくぞ」
「結構な人数になるが問題ないのか?」
「それが……『どんだけの大勢でもこの天条院家には問題ないですわ!』……らしい」
天上院先輩の心の広さよ……もし、秋穂さんや霧崎さんも誘えるなら……うむー……どうするべきかなぁ………
「ねぇ、御門先生がいいならお姉ちゃんも誘っていいのかな?」
「へ、聞いてみないとわからないけど、たぶんいいと思う」
「ありがとう。帰ったら聞いてみるね」
俺は春ちゃんの方に見ると、春ちゃんは俺が気になっていたことを聞いてくれてウィンクしていた。やれやれ、おそるべき幼馴染み……。とりあえずは夜に三人で話してみるかぁー
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
次回もよろしくお願いします!
次の更新は今月の残り二週のどこかか来月かに投稿する予定です!
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お誘いと人数確認
リトの誘いの後、俺は夜になり、春ちゃんの家に訪れて春ちゃんと秋穂さんと俺の三人で晩御飯を食べていた
「お姉ちゃん、今日ヒー君から聞いて、はじめて知ったのだけど…お姉ちゃんはヒー君と付き合うようになったのだよね?」
「んぐっ!?」
「っちょ!?水を飲んでください!」
春ちゃんが思い出したかのように秋穂さんに聞くと、秋穂さんは顔を真っ赤にして喉を詰めてしまったので俺は背中をさすりながら水を飲んだ
「ぷはー……っちょ!?ヒー君話したの!?」
「幼馴染みには隠したくなかったので……それに、春ちゃんがもう一人付き合っていると言うことに怒るどころが喜んでましたよ」
「でも、お姉ちゃんもようやく恋心を自覚してくれたのだよね」
「「え??」」
マロンの頭を撫でながら、春ちゃんが聞き捨てにならないことをいっていたので俺達は聞き返すと春ちゃんは優しくこちらをみていた
「お姉ちゃんったら、ヒー君の時だけは他の人とは違って優しかったし恋する乙女の顔になっていたよ?」
「え!?私、顔そんなに出ていたの!?」
「うぅん、それはつい最近だけど……」
「って、最近!?」
「うん、お姉ちゃんたら寝言でヒー君の名前を連呼していたよ。それも決まってヒー君に会った日は寂しそうに寝言で『ヒー君会いたいな……』なんてね」
「いやーー!ヒー君、春菜が私をいじめるぅー!」
「あー、春ちゃんいつになく攻めているね……」
秋穂さんに抱きつかれた俺は秋穂さんを宥めながら春ちゃんがいつになくすごく言うので聞くと……
「私もお姉ちゃんに遊ばれているからたまにはいいでしょ?」
「(あー……そういうところは姉妹にている時あるよね~)まぁまぁ……」
「うぅ……春菜も早く彼氏付き合うようになったらいいのに!えーと……リト君だったかしら?春菜も寝言でーー「お姉ちゃん!?」……ふふ、それ以上は言わないわよ」
秋穂さんは仕返しと言わんばかりに春ちゃんにそういうことをいうと、春ちゃんは顔真っ赤にしていた
「それよりも、海か~……どこの海に行くの?」
「一学年上の天上院先輩が金持ちで専用のリゾートに案内してくれるらしい」
「金持ちってそんなこともするのねー。予定はまた見てみるけど、行けるならあの子も交えてね」
「そうですね。あ、あと、俺のバイト先にお世話になっている人達も今予定を聞いてる最中ですよ」
秋穂さんの疑問に春ちゃんが教えてくれて、秋穂さんは驚いたと言わんばかりに言うと共に俺はバイト先の人もせっかくなので誘いたいと話した
「あら、士郎さん達を誘うの?大勢にならないかしら?」
「士郎さん??」
「俺がバイトでお世話になっている人たちだよ。天上院先輩がOKと言うのなら誘っておきたいと思ってな」
「そうなんだ。ってなったら結構な人数になりそうだね」
確かに今聞いてるだけでもかなりの人数の筈だと思う。仮に士郎さんもいくとなって8人+天上院先輩とお付き人で3人。この時点で、11人で、結城兄妹や闇師匠に古手川さん、ララさん三姉妹に、サルやお静ちゃんにルンさんに御門先生にリサミオコンビ……新井さんと白百合さん……15人……合計26人もいるのだけど大丈夫なのか?
「まぁ、大丈夫だろう。なにせ、先輩がいいといったのだったらね」
「ふふ、そうね」
「俺は士郎さん達と連絡を取ってみます。当日全員揃えるかわかりませんが……」
「マロンはどうしとくの?置いていくのはかわいそうだし……」
「あ、それなら大丈夫。もし行くとなったら親が見てくれるみたい」
「用意周到!?」
春ちゃんの心配事に秋穂さんは既に手を打っていたみたいで、俺もさすがの行動と手を打つ早さに驚いていた
「さて、そろそろ帰りますか」
「もう帰るの?」
「えぇ、まだやることがありますし……またわかり次第連絡しますよ」
春ちゃんは俺が帰るというと、俺は頷きながら秋保さんの方もむいて、発言した。俺の言葉に秋穂さんは優しく微笑んでくれていた
「うん、いろいろとありがとうね。気を付けて帰るのよ」
「はい」
俺は秋穂さんの言葉に優しく頷いて返事すると向こうも安心していた。とりあえずはリトに現状俺の知り合いの何人が来るのかを話してどうするのかを聞いておこう……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
アンケートは今週の金曜日までです!
これからもよろしくお願い意思ます!
また活動欄にtroubleるの事を書いてますので参考までの意見をください!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=264025&uid=213728
これからもよろしくお願いいたします!
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海で遊ぼう!
夏特有の空気に澄み渡る青空……そして、夏ならではの暑い日差しときれいな海……そう……俺達は………
「「海に来たよーー!やっほーーー!」」
「いや、ここは山ではないから叫ばなくっていいだろ!?」
俺とサルは、地平線の彼方の向こうに向かって大きな声で叫ぶとリトはたまらずに突っ込みを入れてきた
「山じゃなかったら叫んではいけないと言う決まりはないぞ、リト」
「飛斗の言う通り!!ここは、心のそこから叫んでいくのが一番だ!」
「なんでそんなハイテンションなんだよ……」
「俺はまぁ色々と楽しみでな!」
「俺もだ!とくに女の子の水着を生で見れるなんてまさに青春ではないか!!!」
俺とサルは肩を組ながら、リトに向かって力説するとリトは疲れたようにため息をついていた。そんな俺達はリトの肩を組んで……
「まぁ、お前の場合は春ちゃんの水着楽しみか?」
「ずっと西連寺を想い募っているもんなー。それに、ララちゃんや他の女性陣の水着楽しみなんだろ?」
「ばっ!?!」
俺たちの言葉にリトは顔真っ赤にしていたが、俺達はお互いに顔を見合わせてため息をついた。本当に、こいつは肝心なときに奥手だよなぁ……
「っていうか、飛斗。一緒に来ていた人は、西連寺のお姉ちゃんともう一人はみたことがあるのだけど……?」
「あー、おそらくそれはあの事件で会っているからだろう?ほら、拉致事件」
「「あー……」」
俺の言葉に二人ともあのときのことを思い出したのが苦虫を噛み潰したようしかめていた。まぁ、霧崎さんのことを細かく話す必要はないからあれだけど
「ま、色々とゆっくりとしとけばいいだろ」
「それもそうだな」
「わー、春菜!海だよ!!」
「うん、凄く綺麗だね」
声した方向をみると、春ちゃんとララさんが着替えを終えて海辺へとやって来たのだ。二人ともスタイルはいいし、たぶん野次馬がいたら下品な目でみているだろうな~……
「ヒー君どうしたの?」
「ヒーちゃん?」
「お、ふたりともきた……おう!?」
後ろに振り向くと普段髪の毛を下ろしている秋穂さんが、ポニテールで青色の霧崎さんは黄色の水着を着ていた
「どう、ヒーちゃん?秋穂さんと一緒に選んだのだけど?」
「似合っています!!それはもう!」
「ふふ、選んだ甲斐があったね」
「やべ……俺嬉しくって仕方がない……今ならどんな敵でも刀があったり木刀があれば一撃で切れそう……」
「いや、それは無理だろ!?」
俺の言葉にリトが聞こえたのか大声で叫んできた。あいつさっきまで春ちゃんをみてぽーとしていたのに…… こういうときだけはしっかりと反応するのか……って
「リト、そこでまて!」
「え、なんでそんなに構えてるんだ?」
「お前のラッキースケベでお二人に被害合わしたくないから、今はそこでとどまれ!」
「あー、確かにリトのラッキースケベはヤバイよな」
「ちょっと待て!?ひどいい草じゃねえか!?」
「「逆に聞こう。本当に今までのあれは、ラッキースケベではないといいきれるのか?だとしたら、狙ってやっていたら……どう思う?」」
「うっ……」
俺達の言葉にリトは、目をそらしていた。すると、サルの後ろから声をかけてくる人物がいた
「猿山は何してるの?」
「というか、猿山さんは泳げるのですか?」
「普通に泳げるわ!?っていうか………おぉ……新井……」
「な、何よ?」
サルは、白百合さんと新井さんの姿をみて、驚き特に新井さんは赤い水着を着ていてサルは感心していた
「お前スタイルは良いんだな…性格は55点だけど」
「な、スタイルはってどう言うことよ!?っていうか、性格を点数でつけるなーー!」
「ぶべら!?!」
「あらあら、殿方の台詞と思われないくらい低いコメントですね。ですが、確かに私から見ても羨ましいスタイル……」
「し、白百合……目が据わっているわよ?その、手のワシワシは……ひゃん!?」
「!?!」
向こうは向こうですごい会話をしてる上にサルの反応はあれは少しずれているよなぁ。っていうか、新井さんの反応はなんかこう……恥ずかしがりかたが普通の恥ずかしさではなかったなぁ……そう考えてると、霧崎さんと秋穂さんが声かけてきた
「ねぇ、早速泳ごうよ!」
「そうね、こういうのを楽しまないと損よね!」
「そうですね。あ、ボードを膨らませたので、いつでも使えます」
「流石、ヒーちゃん!」
秋穂さんや霧崎さんと話しながら、ボードを膨らませていた。あんまり膨らませる作業は得意ではないけど惚れた女性達のためなら……!
「っていうか、ヒーちゃんに聞きたいのだけど……」
「はい?」
「あの尻尾出ている人って宇宙人?前見たときも思ったけど……」
霧崎さんが指差した方向を見ると、春ちゃん達と楽しそうに遊んでいるララさんだった。そういえば、秋穂さんと霧崎さんは一度遭遇していたよなぁ
「えぇ、デビルーク星のお姫様らしいです。あの赤毛の顔真っ赤にしている男の婚約者になりかけていたのです」
「え、なにその話。すごく聞きたい!!」
「そういう話はボードを乗りながら聞こう!この話は乙女として聞きたい!!」
「全然構いませんよ。あ、そういえば……」
俺はこの話をする前に一つ思い出した。この二人と俺は付き合っていることを知っているのは今は秋穂さんの妹の春ちゃんぐらいだ
「秋保さんの妹春ちゃんには俺達三人が付き合っていることを話したけど、大丈夫?それにマスコミのことも気にかけないとダメになるけど…」
「え、そんなの大丈夫だよ。それに、もしマスコミに公表してそれで好き勝手に言うのは私がそう決めて信頼して決めたことだから文句言われる筋合いはないよ」
「そうね。それに、誰かのために生きてるお人形さんではないの。もし、推論や好き勝手にかく人がいるのならそれなりの覚悟で書いてもらうつもりよ」
「うん!」
「二人ともそういうことはきっちりしてますね……」
二人の毅然とした態度と言葉に俺はやっぱり凄いまっすぐな女性を惚れたのだなぁと再確認できた……。まぁでも確かに、マスコミの道具として扱われたら……俺は本気で戦争用意すると思ったのはここだけの話だ
更新遅くなりすいません!!
いっぱい書こうと思いながらも気づけばこの時期……
そして緊急事態宣言が出されるので、リアルの海いけないかと……そして、まだ怪我も治っていないのでこうなったら、せめてこの作品だけでも海でいく楽しみをとおもい、ゆっくり書きました!!
これからもよろしくお願いいします
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下の名前を呼ぶのとまたトラブル!
TOLOVEるで、次の話をどういう風に書こうかと考えていたらリアルが忙しくなり気がつけば……です。最低、一ヶ月に一回は更新するように頑張りますのでよろしくお願いします
俺達は、ボートに乗って海で遊んだり、泳いだり兎に角夏らしく……っていうか、夏らしくってなんだろうなぁ……
「夏らしくって言うなら、それは風物詩みたいなのがあるから夏らしくじゃない?」
「へ?」
「ふふ、ヒー君声出ていたわよ。でも、夏らしくというのは語弊あるけど、季節の風物詩みたいなものだから良いじゃない?」
「まぁ、確かにそうですね」
俺は声を出してないと思ったのに、霧崎さんと秋穂さんに指摘されて少し恥ずかしかった……。あ、そういえば夏の風物詩といえば……
「夏の風物詩といえば、スイカ割りもその一つですよね?」
「スイカ割りかー、長いことしてないなぁ」
「あ、そうそう。ヒーちゃんにひとつお願いをしときたいことがあったのだけど聞いてくれない?」
「困り事ですか?」
「うーん、困り事といえば困り事だね。これには、ヒーちゃんがしてくれないとだめ」
俺がしてあげないとだめなことってなんだろうかと思いながら構えていると、霧崎さんはおちゃめにこちらに微笑み……
「私のことを恭子って下の名前で呼んで?出来れば呼び捨てで」
「え、よ、呼び捨ては流石に……」
「あははは。だとおもった!でも、下の名前では呼んでくれるのだよね?」
「恭子ちゃんの言う通り、下の名前呼ぶことは否定しないみたいねー」
「うっ……そ、それは……」
俺は二人に指摘されて恥ずかしかったが、目をキラキラと此方を見ているのだとしたら……こう言うのを答えないと男が廃る!!
「き、恭子……ちゃん」
「お、おぉ………。さん付けよりもそちらが全然良い上になんかこう……嬉しい!」
「ふふ、慣れてきたらあだ名呼びでもしてあげたら?」
「それ以上のハードルを求めないでくれません!?なかなかこれで、答えるのも恥ずかしかったのですよ!?」
これ以上のハードルを求められては、飛斗さん天に昇りますよ!? というか、好き人を呼び捨てにするなんて言うのは暗黙の了解なのかな!?!
「でも、ヒーちゃん雰囲気変わったなぁ。初めて合った時はあんな暗い夜だからわからなかったけど……そのまっすぐな目と心は変わっていないね」
「雰囲気変わったなぁっていいますが、どこも変わっていませんよ?」
「あー、もしかって自覚なし?昔以上に筋肉ついてきたのよ」
「あー、そういうことですか……」
たぶん筋肉ついてきた原因は、ヤミ師匠との特訓で沢山鍛えられているからだろう……にしても、よくそういうところも気づくなぁ……
「そろそろ陸に戻りましょうか」
「そうね、ってあれ?」
「き、恭子さん。どうしました?」
「いえ、なんか人が砂浜の方に飛んでいるような気がして………」
恭子さんの言葉に俺も陸の方でしっかり見ると、リトが空に舞っていた。イヤー、あいつついに空飛べるようになったのか……
「って、殴られて飛ばされたのか!?あいつ何してるの!?ここにきてもトラブルを巻き起こすのか!」
「あれ絶対に誰かにぶつかるよ!?」
「あ、ぶつかった」
俺と恭子さんはリトが空に飛んでいることに驚いていて、誰かにぶつかると恐れがあると危惧していると秋穂さんが冷静に呟いた。そして、そのリトがぶつかった人は天条院先輩だった
「はぁ……とりあえずは戻りますか」
「「うん」」
今度は何をしてそうなったのかわからないけど、とりあえずは戻ろうと話すと二人とも反対することなく一緒に戻った。陸に戻ったのはよかったものの……
「これは、いったいどういう状況??」
びちょびちょの天条院先輩とそれを拭いているお付き人の九条先輩と藤崎先輩。そして、なぜか砂浜に埋まっているリトを助けようとしてる春ちゃんとサル……そして、そんな横にナナさんはモモさんに怒られていた
「えっと、つまり……」
「リトがナナさんに殴られてリトは空にとんでーー」
「天条院さんが用意したスイカに直撃して今に至ると……」
俺達は今のこの状況になんとも言えないと思いながらこの状況は仕方がないと思っていた
「しかし、まぁ……次から次へと見事にトラブルを引き起こすなぁ……お前御払い本当に一回行けよ?ついていくぞ」
「マジで考えとく……」
「あー、でも、これではスイカ割りはできないよな……」
俺はリトに本気で御払いを勧めるとリトもげっそりしながら考えようとしていたり、サルがスイカを見て残念そうに言っていた
「確かにこれじゃあ、スイカ割りできねぇよな……。よし、サルがスイカ割り代わりになったらどうだ?」
「断固否定する!死ぬ未来しかねぇわ!?!」
俺がこれだ!と思い付いた策にサルは、動揺しながら真っ青に叫んでいた。俺としては全然そういうのはありそうだなぁと思うのだがな……
「モモ、スイカ持ってる?」
「あ!」
「ん?どう見てもスイカ持っていないではないですか?」
ララさんの言葉に、モモさんは思い出したように携帯を取り出していた。確かに、先輩の言う通りに、スイカはないのでは……?
「モモはね、宇宙の色々な木の実等を保管したりしてるの」
「へぇ……」
「あ、ありました!うり星の食用スイカです」
転送
モモさんは、携帯を取り出して見つけた食用スイカをこちらに召喚したのだが………俺たち全員が固まった
「えっと……秋穂さん、恭子ちゃん……あれってスイカと言えます?」
「えっと……舌が出ているからアウト……かな?」
「あはは……こう言ってはなんだけど……スイカの……お化けみたい……」
俺たち三人は召喚されたスイカを見て、ものすごく嫌な~予感を覚えたのはここだけの話だ……
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
これからもよろしくお願い致します!
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スイカ割り
モモさんが、召喚したスイカはとんでもなく恐ろしく感じた。いや、あれは……スイカというより……スイカの化け物だよなぁ……
「モモちゃんが、召喚したスイカの見た目がすごいね……」
「あはは……さすがに、これは……少しビックリかな?」
「あれは、本当に美味しいのか……?」
俺達は、それぞれに疑問を思っていると天条院先輩が高笑いして、スイカを見ていた。あ、この人は、無意識に怒らせそうな予感が、するけど大丈夫かな……
「おほほはほ!見た目が良くっても味が不味いと言うのは常識でして?」
「あ、あの!この子は見た目と比べて精細なので言葉を気を付けていただければ!」
「いいえ!ここではっきりと言わないと、天条院家として、許せません!きっと、そのスイカは見た目が良くっても味は不味いに違いありません!」
「そうだよね……。なんか、美味しくなさそう」
「うーん……」
天条院先輩の発言に新井達も否定することなく、はっきりと言うと次々女性達には、不評だった。だんだん、呼び寄せられたスイカの様子が可笑しくなり、そして……
「がぁぁあぁあ!!」
「きゃぁああ!?」
天条院先輩に、スイカの果汁攻撃と思われるのをぶっかけると天条院は、ずぶ濡れになってしまった
「「サキ様!!」」
「……ずぶ濡れですわ……」
護衛の先輩達は、急いで駆け寄っていた。当の被害者の天条院先輩はげっそりしていた
「グゥッッッ……」
「あ、こちらにみた……」
「ァァァアア!!」
「ヤバイ!完全にあの化け物スイカが怒った!!」
「逃げよう!!」
化け物スイカが切れるのをみた俺達は全員、ヤバイと思い逃げることに。俺は秋穂さんと恭子さんが被害いかないように、先に一走ってもらった
「飛斗、あれをどうにかできないか!?」
「そうだ!あの手袋とかあるだろ!?」
「無理だ!!武器もなにもないのに、どう止めろと!!」
「「そんなもんお前なら気合いで止めれる!」」
「ふざけるな!?」
秋穂さん達に被害いかないように、先に走ってもらいながら、サル達と話していたが、何でもかんでも、俺で解決できると思うなよ!?
「大体、俺に言う位ならお前らが止めろ!!」
「「いや、無理です」」
「人にいって自分達は拒否かよ!?サル、今こそお前が輝きを見せるときだろ!!」
「うるせぇ!?今ここで輝きをみせるって、ひかれる落ちしかねぇよ!……あ!?」
「「……あ……」」
サルが、地面につまづくのを見てしまった俺達は思わず、声を出すともにサルが、転がってきている化け物スイカの餌食となった
「ぎやぁぁあぁぁ?!?!」
「サルぅぅ!?!」
「きゃっ!?」
「恭子さん!く!」
俺は先に走ってくれた恭子さんが転んだのをみて、お姫様だっこして駆け出した。恭子さんが恥ずかしがる声がしたが、そんなのは関係ない!!
「まて!」
逃げている俺達の砂浜に、男らしく叫ぶやつがいた。俺は走りながらその声の主をみると、くしゃみをすると性別が変わる人物が…今回は男として出て来たレンだった
「レン!?」
「アイツ、いたんだ……」
「さりげなく、忘れてあげるのはやめてあげて?!後、ヒーちゃん、その……私は走れるから下ろして……?」
「駄目です!あと、秋穂さんも、いざっとなったら背負って三人で逃げますから!」
「はぅぅ…ドラマでもお姫様だっこされたことないのに……はずかしい………」
「っていうか、さすがに私を背負いながら恭子ちゃんをお姫様だっこして逃げるのは無理じゃないかな?!私も助けてくれるのは嬉しいけども!!」
リトは、レンが立ちふさがることに驚いているが、俺は今の今まで本気でレンがいることを忘れていた……そして、恭子ちゃんは恥ずかしそうに顔を覆い被せ、秋穂さんは苦笑いしながら俺の言葉を指摘していた
「っていうか、お前は、あれを止めれるのかよ?!」
「ふ、愚問だね……。それに、ララちゃんに男らしいのを見せるチャンスだ!!!」
「あ、アイツ……負けフラグたったかも……」
俺が言うと共にレンは、スイカに飛び込んでいくがあっさりと弾き飛ばされてしまった。レンは叫んで、攻撃をするがあっさりと弾き飛ばされてしまった
「っち、どうする!」
「私が火で威嚇する?」
「だめよ、それじゃあ何が起こるかわからないわ」
「きゃっっ!?!」
「「「っ!?」」」
俺達は声した方向に振り向くと、リトの妹でもある美柑ちゃんと俺達の同じクラスの新井さんと白百合さんが捕まっていた
「美柑!?くそ!」
「リトがいくなら、俺も助けにいくぞ!!」
「おい、リトとサル!!」
俺は、リトとサルが突撃しにいくのを見えて、武器もないのにどうやって止めるつもりだと思っていると……
「「「へ?」」」
突如、スイカが切り裂かれてゆっくりと倒れていくのを俺達は見て変な声を出した。ララさんかと思ったが、それを攻撃したのはララさんやモモさんや、ナナさんでもなく……
「「「ヤミ(ちゃん)!?」」」
美柑ちゃんを助けたのは、ヤミ師匠でその一太刀はあまりにもきれいな一太刀だった
「スイカ割りという遊び……これでいいのですか?」
「え?」
「流石ヤミ師匠………見事な一太刀……」
「いや、感心するところはそこじゃないよ?」
ヤミ師匠は、どうやら目隠しであれを切り裂いたが流石の一言で感心していると秋穂さんに呆れられながら突っ込まれた……
その後のスイカは色々な人が食べていたが、少し、なんとも言えなかったな……あと、恭子さんに耳打ちで「またお姫様だっこ……お願いね」と恥ずかしそうにいっていたことはここだけの話だ……
ここまで読んでいただきありがとうございます!ゆっくりと更新していますが、いつもありがとうございます!
これからも宜しくお願いいたします!
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敵対心1
あの海のスイカ事件から何日か経過した。その間にも色々なトラブルがあったが、語り出せばきりがないので、そこは省こう……
「今日は、急に誘ってごめんね?どうしても、ヒーちゃんに相談したかったから」
「いえいえ。その困った事っていうのはなんですか?」
「うん、実はね……」
今度の休日に、本人出演のマジカルキョーコの番組で、ギャラリーもありの撮影になるのだが、その警備をする人の一人が体調崩して、急遽補充をしたいというのだ
「そこで、私はヒーちゃんに頼みたいと思ったけど……大丈夫?」
「その日は予定はないですし、問題ないですよ」
「本当!?」
「えぇ、その恭子さんの頼みだったら、いくらでも聞きますよ」
「むぅ……」
すると恭子さんは、むくれるようにこちらを見ていたので、俺はどうしたのだろうかと思い、恭子さんの名前を呼んだ
「あのー、恭子さん?どうされました?」
「恭子ちゃん……でしょ」
「あっ……」
そういえば、あの海の時にしたの名前を読んでほしいとリクエストがあったの忘れていた……。それで、恭子ちゃんは怒っているわけか……
「もう、完全に忘れていたでしょ?」
「申し訳ございません……」
「そんな悪い子にはこうだ~」
「わぷっ!?!」
俺は完全に下の名前でそう呼ぶというのを忘れていて、恭子ちゃんに謝ると恭子ちゃんは嬉しそうに俺の頭を撫でていた
「えへへへ……男の子の頭を撫でるっていう夢叶っちゃった」
「これを、叶えたと言っていいのですかねぇ……」
「良いじゃない?私は、まだまだヒーちゃんにしてあげたいこと、たくさんあるから覚悟しといてね」
「まって?なんか色々と身の危険感じたのですが!?」
思わずそういうと、恭子ちゃんはすごく満足そうに笑っていた。やれやれ、本当に俺は秋穂さんといい、恭子ちゃんといい頭が上がらないよなぁ……
「その頼みたいことなんだけど、護衛をお願いしたいの」
「護衛を?」
「うん、秋穂さんとこの間相談してね………今度やる場所はギャラリーが多いみたい。そこで、ヒーちゃんには私の専属のボディーガードを頼みたいの」
「それくらいなら引き受けますよ」
「本当!?ありがとう!」
恭子ちゃんは嬉しそうに笑ってくれて、当日は現地で会うことを約束にして、その日は別れた。因みに、この件はOKした瞬間にプロデューサーに連絡したそうだ
「いやー、君がキョーコちゃんの言っていた少年だね?!」
当日を迎えると、マジカルキョーコの監督がこちらにやって来て、俺は自己紹介をすると向こうも名乗ってくれて今日の流れを教えてくれた
「基本は、撮影の邪魔されないように止めてほしいのだよ。いざっとなったら力業で止めて良いからね」
「わかりました」
「しかし、君が恭子君のボディーガードか……ふむふむ」
「どうされましたか?」
「いやなに、恭子君が頼んできた子は何だか修羅場を潜り抜けていたのを感じるのだけどなぜかな?」
「はは、流石に気のせいだと思いますよ。そんなこの年で、修羅場あるなんてアニメの世界ではあるまいし……あり得ませんよ(言えない、言えない!!恭子ちゃんが拉致されるのを助けたりとか秋穂さんと恭子ちゃんを助けたりとか、リトとともに助けをしたりとか…)」
「はは、それもそうだね!じゃあ、今日はよろしくね!」
プロデューサーは準備があるので、席をはずすことになり、俺はとりあえずは仕事をと思うと後ろから肩をとんとんされた
「ん?」
「ヤッホー、ヒーちゃん」
「恭子ちゃん。こんにちは」
「うん、こんにちは!急に頼んだお仕事引き受けてくれてありがとうね」
「いえいえ、その……大切な恋人の為なら……」
「っ……!」
俺の言葉に恭子ちゃんも照れ臭そうになっていたが、いった本人の俺ももっと恥ずかしいからね!?!
「もう、そういうのは恥ずかしいよ。でも、そういうことをいってくれるのは嬉しいよ」
「言っている俺も恥ずかしくなりましたよ…でも、その気持ちに偽りはないので」
俺たちがそうやり取りしてると、秋穂さんがこちらにやって来た。そういえば、秋穂さんは今は恭子ちゃんの会社で働いていて、体調管理を担当していたよね
「恭子ちゃん、ヒー君こんにちは」
「秋穂さん、こんにちは」
俺のもう一人の恋人の秋穂さんが仕事着で、こちらに歩み寄ってきた。いつもは会社にいるらしいがなぜ?
「ヒー君に、お給料の件を話しとくの上が忘れていたみたいでね……口座を振り込んだ方がいいか、今度、私にいった方がいいかどっちがいい?」
「え、俺お給料もらうつもりできてないですよ!?」
「うぅん、こちらが頼んだことだから良いの。因みに事務所もOK貰っているから、あとは、ひーちゃんがどうしたいか決めたらいいの」
「あー……「「因みにお給料を貰うのを断るっていうのはなしね!」」……先を読まれた……」
いや、本当にお給料をもらうつもりできたわけではないし、元々恭子ちゃんの頼みもあったから来ていたのだけど……
「恋人をなめないでよね。ヒーちゃんの考えそうなことは私たちにお見通し……って言いたいけど」
「ヒー君なら遠慮するっとおもっていたのよね……」
俺の顔を見て二人とも苦笑していた。どうやら、本当にこの二人には叶わないと悟ると同時に今回はお言葉に甘えてもらうことになったのと、秋穂さんは事務所に戻って手続きをすると帰っていっていた
「あれ?今思えば、事務所から電話で俺に言ってくれても良かったのでは……?」
「ふふ、ヒーちゃんはまだまだね。秋穂さんはヒーちゃんに会いたかったから来たのよ。因みに今日は、特別ゲストも来るみたい」
「ゲスト??」
「おはようございます!ルンです、よろしくお願い致します!」
恭子ちゃんの言葉に俺が疑問に思っていると、撮影班のいるところから声がしたので振り向くと、そこには同じ学校のクラスメートのルンさんがいた
「………なんでさ」
何で休みの日に、クラスメートに会わないといけないといけないのさ……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
活動欄に
TOLOVEるにかんすることを書いてます。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=264025&uid=213728
もうひとつは気が向いたら意見ほしいのですが……
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=270311&uid=213728
皆さんの意見お待ちしています。
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敵対心2
恭子ちゃんの頼みで、護衛のバイトをしていたが、今回の撮影現場には俺と同じ学校の通っているクラスメートがやって来た。その子はルン・エルシ・ジュエリア……男女両方の人格を持つメモルゼ星人という宇宙人の王族でララさんの幼馴染である。因みに、地球の環境に敏感で、くしゃみをすると
「Oh…なんでさ…」
「ヒーちゃん、どうしたの?あ、RUNちゃんだ!」
「知っているのですか?」
「うん、私、RUNちゃんのファンなんだ!ヒーちゃんは、何でそんな反応なの?」
あー、そういえば恭子ちゃんは俺と同じ学校ではないし、ルンさんとは同じ学校でクラスメイトとは言っていなかったよなぁ……
「えっと、同じ学校のクラスメイトです」
「え、そうなんだ!知らなかった!!」
心底驚いたと口を覆っていたが、まさかルンさんが本日の撮影現場に来ると思っていなかったよ!
「あ、そろそろ私は着替えないとダメだから行くけど……ヒーちゃんは?」
「とりあえずは、ギャラリーが変な行動を起こさないように見張ってますよ。まぁ、変な行動をすれば、大抵は武力で止めるようにします」
「あはは、普通は言葉なんだけどね……じゃあ、後でね!」
恭子ちゃんは、撮影現場のほうに向かっていき、俺は警備の仕事+恭子ちゃんに変な輩がいかないように護衛するように気持ち切り替えた
「しかし、まぁ……ついにはドラマデビューか?」
そういえば、サルが『RUNちゃんが、ついにアイドルだけではなく、他のもデビューするんだぜ!!今のうちにまたサインをもらわないと!』と、意気込んでいっていたよなぁ……ばれないように存在感を消そうかなぁ
「あれ、そこにいるのは夛田君?」
神よ、どうして俺にはそんなし受けをするのだ?まるで己が愉悦浸りたいためにはめられた気持ちだが……
「よ、よぅ……ルンさんや……こ、こんなところで会うのは奇遇……」
「物凄い汗出ているけど大丈夫!?っていうか、何でここに……」
「……隠してもあれだが、仕事でな。知り合いに護衛を頼まれて……」
「護衛??」
ルンさんが、疑問に思っていると俺は恭子ちゃんの名前を防ぎながら、事情を話した。大体は、ギャラリーが多いと言うことと警備人数が足りないので俺を呼ばれたと言うわけだ
「なるほどねー……」
「一応、それでここにいるが………たぶん
「え?」
話している最中に見覚えのある姿が見えたのでその方向を教えると、ルンさんも疑問から心底驚愕していた
「げ!?校長?!?」
「一応、ないと思うけど問題行動を起こしたら、なんとか止めるよ……はあぁぁ……。なんか、急に胃が痛くなってきた」
「うん、ありがとう。それとお疲れさま……」
地味に同情されてしまったが、本当に校長がなにもやらかさない事を祈りたいと思うと同時に、恭子ちゃんとルンさんが被害いかないように何とかしないとなぁ……
「はい、じゃあ撮影始めるよー」
「「「「はい!」」」」
色々とありながらも、とりあえずは撮影が始まることになったのだが………
「だから、なぜ!?俺が、急に料理役でないとダメなのだ!?」
「実は監督と恭子ちゃんが……」
『そういえば、一年前に出ていたなんかの本ゲストにそっくりな気がするな』
『なんのですか?』
『ほら、美味しいサンドイッチを作ってくれたモデルさんとかなんか業界で噂聞いたのだけど』
『あー、それはヒーちゃんですね』
『本当かい!?じゃあ……今日の撮影にアレンジを入れたいのだが、いいかな!?』
『え……?』
そういう話に、なぜか話がとんとんと進み、俺は気がつけば、いつの間にか料理を頼まれることになった
「なんでさ!!」
「本当に、ごめんね?監督が急に思い付いたみたいで……あははは……」
「まぁ、いいですけど……やるからには恭子ちゃん達が喜びそうな料理を何か考えますよ」
「本当!!ヒーちゃん大好き!」
「っちょ!?ここで抱きついたら不味いです!」
こんなところにファンでも見られたら俺殺される!……いや、殺されはしないな……返り討ちはするけども!
「とはいえ……あまりにも急だから簡単な料理でやることになったので今回は許してくださいね」
「うぅん!楽しみにしてるからね!」
とりあえずは、今回は簡単な料理といってもなぁ……。できるかぎりじかんはかぎられてるからかんたんな料理は……
「あった。それもさっき渡されたやつで…監督が料理役をやるお礼にって、蕎麦を…」
よし、そうと決まればすぐに作ろうではないか。監督に一言を断ってから、料理をすることに……
「はい、じゃあ……カメラ目線で料理を教えてね!キョーコちゃんはサポートでお願いね」
今回は恭子ちゃんが、サポートしてくれる上に自身の番組だからこういうのもしっかりしときたいのもあるのだろう
「わかりました」
「では3.2.1……」
「皆さんこんにちは。今回は、マジカルキョーコも美味しく食べてくれた料理を教えます。使う材料はご覧の通りです」
・蕎麦粉 一袋 200g
・強力粉 50g
・水120cc
・とり粉(打ち粉)200g
・そばつゆお好み量
このように今回の材料で、フライパンを使わない料理をすることになった。これは、師匠が知っている簡単な料理の一つである
「まずは、ボウルにそば粉と強力粉をよく混ぜあわせます。混ぜ合わせたら、粉の中央にくぼみを作って、ボウルに水がかからないようにして水を少しずつ入れます」
「ここで、キョーコポイントです!
まずは、第一段階はクリアして、この後が蕎麦の美味しく作るためにも、しっかりとしないとね
「これを、まな板に置く前にとり粉をまな板にまぶしておいてください。そして、これを手で押さえながら円形にしていきます」
「おぉ、円形になってきたね」
「(演技忘れてしまってません?)円形に出来たら、伸ばしていきます。表面にもとり粉をまぶしたあとは、折りたたみます」
「折り畳んだあとは、包丁でお好みの太さで切ります」
伸ばし終えると、次に包丁で切らないといけないのでこれは俺がすると決めていたし、やっていると恭子ちゃんが代わりに説明を続けてくれた
「次に、多めの熱湯に麺を少しづつほぐし入れ、強火で約50秒茹でます。茹で追えて冷水で洗い、よく水切りしますと……」
恭子ちゃんの言葉と共に、俺の作った蕎麦をカメラ目線でみせるとみんな空腹になったのか食べたそうに見ていた
「以上、マジカルキョーコのおすすめ料理だよ!」
「はーい、カット!!」
監督の合図と共に、料理のシーンが終わりひと安心した……。できる限り今回は思い付くことをしたが、そう簡単に何度もしたいと思えないよ………
「ヒーちゃん、お疲れさま!」
でもまぁ、自分を惚れてくれている大切な人が喜んでもらえたら俺はいくらでも協力するよ……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!!
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敵対心3
作った料理は、好評で皆が喜んでくれて嬉しかったが、次からは前の段階いってほしいと言うと次も呼ぶかもしれないと……俺、護衛のはずなのだけどなぁ……
「きちんと撮影を終えるまで、警戒していたけど…あの校長はおとなしかったな……」
何もしてこなかったことに安堵しながら、凝り固まった体をほぐすべく、背筋を伸ばしていると、俺にとって大切な人の一人である恭子ちゃんが声かけてきた
「ヒーちゃん、お疲れさま」
「恭子ちゃんもお疲れさま。まさか、後半になってからの、ルンさんの迫力は、凄すぎましたね……」
「うん、後半になるとものすごい迫力だったね」
恭子ちゃんの言う通り、ルンさんの迫力はものすごい怒りだと言わんばかりの演技で前半はカットされていた数を比べると、後半はほぼ0だった
「ヒーちゃん、ひとつ聞いていい?」
「うん?」
「ヒーちゃんって、
「なぜ、そういう流れに!?まぁ……今は考えてないですね」
「そっか、残念」
恭子ちゃんは本当に残念と言うわけではなく、聞いてみたかっただけみたいだ。それに、優しく俺の顔を見てくれているが、そんなじっと見られると照れる……
「そ、そういえば…その手元にあるのはなんですか?」
「あ、これ?ふふ、それはあとで教えてあげるからRUNちゃんを探すの手伝ってくれない?」
「ルンさんを探すの?了解しました」
まぁ、今日は恭子ちゃん専用の護衛であるし、校長がなにもしないとは限らないし、恋人に何かあっては嫌だからなー……
「はぁぁ……」
探していたルンさんは見つかったのは見つかったが何やら落ち込んでいるようだった。恐らく、今日の演技の出来具合で落ち込んでいたのか?
「なんか、RUNちゃんはものすごい自己嫌悪になっているね……?」
「きっと先程の演技が自分のなかであまり納得いってなかった或いは……今日の仕事でうまいこといかなかったとかそんな感じですかね」
「その気持ちわかるなぁ……」
「恭子ちゃん?」
「ヒーちゃん、ここで少し待っててね」
恭子ちゃんは、待ってほしいと言うと共にルンさんのいるところへと向かっていった。俺は静かに待っていることに……
「RUNちゃん、お疲れさま」
「(げ、キョーコ……)お、お疲れ……」
「うん、さっきの演技凄い迫力だったよ!」
「そ、そう……」
恭子ちゃんに誉められても、ルンさんは目をそらしている。これは、気まずいと言うのかさっきの演技が自己嫌悪だったのかなぁ……
「どうしたの?元気ないけど……」
「見ての通り疲れているのよ……」
「じゃあ、ヒーちゃん!」
「へ、ヒーちゃん?」
恭子ちゃんが俺の名前を呼ぶともに、そちらを向かっていると、ルンさんは驚いていた。そりゃあ、あんな呼び方されたら気にはなるよねぇ……
「はい、きちん持ってきました」
「流石♪RUNちゃん、よかったらこれ三人で食べない?」
「あ……みぞら堂のシュークリーム!?」
「うん、RUNちゃんのルンルン日記に書いていたでしょ?お気に入りって」
「私の日記……見ていてくれていたんだ」
「うん、ずっと前からね……」
恭子ちゃんは、ルンさんの隣に座って、優しく笑いかけながら発言すると向こうもビックリしていた。当の俺は、シュークリームを用意して黙っていた
「私ね、RUNちゃんのファンなのよ。デビューしてからCD全部持っているのよ」
「嘘……」
「やだっ、嘘じゃないよー。仕事が上手くいかなくめげていた時に、何度もRUNちゃんの歌に励まされていたのよ。だから……この番組に来てくれるって聞いたときはすごく嬉しかった」
恭子ちゃんの言葉に、ルンさんが何やら罪悪感あると言わんばかりに落ち込んでいたが、芸能界では良くあるあるのあれかなぁ
「お二人とも、シュークリームをどうぞ」
「うん。さ、たべよう!」
「あ、うん…」
二人にシュークリームを渡して、俺は飲み物を買いにいこうと席を離れた。二人にしかわからない何かなんだろうなぁ……
「ん?」
飲み物を購入して、二人の方へと戻るとなにやら離れた方向に全速力で走っているなにかが見えた
「って、あれは!!」
校長が、二人のいる場所へと走っているのが見えて俺は全速力で走っていた
「RUNちゅわーん!!僕の体にサインを書いてー!!」
「校長!?」
「な、なんなんですか!貴方は!」
「うひょ!」
あ、まずい!校長のやつ、恭子ちゃんも視界に入れてターゲットに見定めているなぁ!?
「二人ともかわいいですぞぉ!そぉれ!!」
校長は高く飛び、二人の方へと飛び込んでいた。恭子ちゃんとRUNさんは、固まって動けてない!
「させるかぁー!」
「ヒーちゃん?!」
「え?」
俺は二人の間に入り、校長を殴り飛ばそうと思ったが校長は思っているより早い速度でキスする体制に迫っていて……
ブチュ
「「え?」」
「……」
校長のキスが俺のおでこに直撃して、辺りが静かになってしまった。校長は、おやぁっと思い俺の方を見て……
「おろろろ……」
俺にキスをしたとわかると地面に落ちて、なにかを出して倒れていた。おれはというと、まさかの校長におでこをキスされて……
「………」
「ヒーちゃん!?」
「うわっ……すごく同情する……」
真っ青になり、仰向けに倒れると恭子ちゃんが慌ててこちらに駆け寄っていて、抱き締めていて、ルンさんは校長にされた行為を見て同情していた
「ま、まさか邪魔はいるとは…ですが、こんどこそいただきますぞ~!!」
「よくも………」
「へ?」
「よくも私達の大切なヒーちゃんを!!この……ヘンターーーイ!!!」
ボン!!!
恭子ちゃんは、俺が真っ青になって倒れたあとに、低く怒った声で、炎を校長に向けて攻撃した。そんな校長はまともにくらい真っ黒げになって倒れた……
「ヒーちゃんの仇!!」
「キョ……キョーコ……あ、貴方まさか異星人?」
「あっ!ち、ちがうの!い、今のは手品で……」
「大丈夫。私も異星人で、メモルゼ星人なんだ」
「え!?」
ルンさんの告白に驚き、そこから恭子ちゃんは自身が何者なのか話していた。そして、これを知ってるのは、俺ともう一人の知り合いとプロデューサーが知っているという話になってる
「あ、そうだ!ヒーちゃん、大丈夫?!」
「な、なんとか……うぅ、なにか失った気持ちが強い……」
「私達をあの変態から、守ろうとしてくれたのね……本当ありがとうね」
「どういたしまして…うぅ、本当は投げ飛ばすとかしたらよかった…」
恭子ちゃんが優しく俺を抱き締めてくれてるが、本当に今日の夜は、二人に慰めてもらおう。真面目に俺の心に傷が入ってしまった……
「ねぇ、ずっと聞きたかったのだけど……夛田君とは、どんな関係?」
「うん?ヒーちゃんとは恋人だよ」
「へぇ…って、恋人ぉ!?!って、ごめん……声大きかったね」
恭子ちゃんはあっけらかんにいうと、ルンさんは驚きの声をあげていた。そして、すぐに回りを見て誰もいないのをわかると謝っていた
「うぅん、問題ないよ」
「そ、そう。でも、これ絶対に秘密にするからね!!」
「ありがとう。因みに、もう一人いるのだけど、その人もヒーちゃんの恋人。
「まさかの二人!?」
まぁ、普通の反応ありがとう。っていうか、ルンさんに話したのは流れの中の質問だからだろうなあ…
「夛田君……
「意外と言う意味が気になるが……惚れてくれたからには、俺はきっちりと、大切にするつもりさ」
「ふーん……そうだ!今日のことは私のフログに載せるね!」
「え!?だ、ダメだよ!?その!」
「ちーがーう。二人の事の関係はのせない、キョーコちゃんとお友達になりましたって事!」
ルンさんの言葉に、恭子ちゃんはキョトンとしながら嬉しそうに笑った。因みに二人はこれを機に連絡交換したみたいだ……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!!
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その後の愚痴と料理
恭子ちゃんとルンさんが、仲良く連絡交換して数日。二人が仲良くしてくれて嬉しい反面、あの日の俺はなにかを失った感覚で落ち込んでた
「ーーということがありました……。はい、アルトリアさん専用のカツ丼です!」
「ありがとうございます!……しかし、それは流石に辛すぎますよね……」
「そうよね……その私たちではわかってあげれないと言うか……」
「何て言えばいいですか……」
いつものバイト先で午前の仕事を終えて、アルトリアさんと凛さんに、桜さんの三人の女性に相談しながら。アルトリアさん専用のカツ丼を作っていた
「しかし、俺が言うのもあれなんだが……お前の学校の校長は、本当に……凄いな」
「えぇ……今までよく報道されていませんよね……」
「ま、まぁ!そのあとの夜はどうしていたの?」
「恭子ちゃんと秋穂さんに、慰められてその日は一緒に泊まってくれましたよ……」
「「「!?!」」」
確かに報道されていないのは不思議だけど、そこは触れてはいけないと何となく理解した。その上に、凛さんからの質問に、夜は俺の家に来て三人で寝ていた事を話すと、何故か顔真っ赤にした……
「凛さんたちは、いきなり顔真っ赤にして、どうしました?」
「(きっと、何かをしたと想像したのだろうなぁ……)あ、いや……普通に三人で寝ていたのか?」
「あ、はい。俺は最初遠慮していたのですが……二人に挟まれて寝ていました。……本当に寝れるか不安で大変でしたよ………」
「その気持ち……凄いわかる……」
本当になんとか寝れるか不安になりながら必死に頑張っていたのを話すと、士郎さんは凛さん達の方をみながらなにかを思い出すように遠い目をしていた
「そういえば、気になったのだけど…飛斗は二人とデート行けているの?」
「今のところは、三人で揃ってはデートなかなか無理なのですが、いつも俺の家に来てご飯を食べたりしてますね……」
「まぁ、有名人がいるとなると、なかなかデートがねぇ……」
「本人は気にしてないといってますが、流石に今仕事が良いときなのでね」
本当に大事なときだから、不用意に足を引っ張りたくないと言うか……。それを話すると、秋穂さんと恭子ちゃんは、いつかは発表するからといっていた
「まぁ、無理はしすぎるなよ。そろそろ今日は上がっていいぞ」
「ありがとうございます」
士郎さんの、許可をもらって俺は挙がった。因みに、アルトリアさん達も今度時間あったら稽古をつけてくれることになった……
「さて、暇だしトレーニングの方にでも…「まぅー」…まう?」
声した方にみると、頭に花が咲いてる小さな子供が歩いてるがどうしたのだ?
「あれ、あの子は……?」
「こら、セリーヌ!」
セリーヌが何処かにいこうとしてると、古手川とリトが追いかけてセリーヌを抱き締めていたのだが、リトのやつボロボロだな
「リト、何でそんなボロボロなんだ?あと、古手川もいるのは珍しいな……」
「たまたまね……」
「何があったか知らないが、二人ともお疲れさん……」
「おう……」
「まぅー!」
「しかし、こう改めてみると信じられねぇな。ついこの間お前の家にいたあの大きい生き物がこんな子になるのだからな……」
そう、実は俺が恭子ちゃんの仕事をお手伝いしていた日にリトはセリーヌを助けるために危険な星にいったと師匠から聞いていた
「まぁ、モモもこの変化は予想外すぎてわからないといっていたからな……」
「そうか……あ、古手川」
「うん?」
「もし、帰る最中なら途中までリトに付き添ってもらえ。……あの校長は何してくるかわからないからな……本当に何をしてくるかわからないか歯な………!!」
本当に、あの日の俺にとっては、校長にそれをされたのは屈辱な上に、古手川にはそういうのは逢わないようにリトに途中まで付き添うように促した
「まぁ、そうしてもらうけど……校長との間に何かあったの?」
「……いろいろとな…だめだ……!思い出したらキレそうになってきたな……!」
「そ、そう……じゃあ私たちは動くね」
古手川は、リトとセリーヌと三人で行動することになり、俺は遠目でみて思ったのだが、素直じゃないと言うか……あれ、絶対に密かにリトの事を意識しているよな?
「あれ、まてよ?リトのやつは春ちゃんの事が大好きだろ?春ちゃんは、リトの事が好き……なのに、お互いに告白してない上に、リトの事が大好きなのは……古手川にララさん……ルンさん……すでにあいつ四人の美女に好意を持たれてるじゃねぇか?」
あいつ、本当にどうするつもりなんだ?俺は本当に恭子ちゃんと秋穂さんを大切にする上にいつかは責任をもって結婚をするって決めたが……
「あら、飛斗さん?」
「オー、美柑ちゃん。ひさびさ」
「海の時以来ですものね。飛斗さんにお聞きしたいのですが……リトの事で」
「リト?」
あいつなにかやらかしたのかあるいは心配してしまうようなことが起きたのか、気になり聞くと……
「リトは、本当に大丈夫なんでしょうか?」
「大丈夫というと?」
「ほら、リトは優柔不断だから……現にあいつ2人は確実に好意を持たれてますから」
「あー……なるほど。あいつが、いつか背後刺されないか心配と?」
「そうです」
美柑ちゃんの心配に、否定することなく俺は理解した。確かにあいつが好きと公言していて、うちの学校でリトに対して異常な嫉妬はあるなぁ
「まぁ、俺も警戒しとくけどさ………何で俺に?」
「飛斗さんなら何とかしてくれる上に、信頼してますから!」
「なんとかは出来ないけど………まぁ何とかしてみるよ」
出来る限りそういう被害にならないようにしとくと話すと向こうも安心していた。そして、なぜそういう相談をしたのか気になると、「リトが幸せになってほしいから」と……あいつ本当に幸せ者だよなぁ……
さぁて!俺も二人の恋人と連絡とりたくなってきたなぁ…よし、頑張ろう!!
今年も一年間読んでいただきありがとうございます!
来年は皆様が穏やかな一年を過ごせるように祈っています。
これからもよろしくお願いします!
良いお年を!
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明けましておめでとうございます
朝日が昇り、眩しく感じた俺は目を覚ますと、なぜか温もりが感じてゆっくりと目を覚ますと……
「「ん……」」
「!?!」
俺の両サイドには俺の恋人でもある二人が、横になって寝ていた。一人は今は売れっ子芸能人の恭子ちゃんともう一人の恋人……西蓮寺秋穂さんで、幼馴染みの春ちゃんのお姉さんでもあった
「な、な、な……!?」
「ん……あ、ヒーちゃんおはよう」
「ヒー君起きたのね」
「な、なんでだぁぁ!?!」
新年一発目の一言は衝撃な朝を迎えた上での、叫んでいた。え、俺は昨日一人でゆっくりと年を越すから寝ていたし、家には誰もいなかったはずだろ……?
「ふふ、混乱してるね」
「全く、朝から元気だな」
動揺をしていてまだ頭がまとまっていない俺に対して、ドア超しに声かけてきたのは……
「か、母さん!?!!それに、父さんも!?!え、え!?どういうこと!?」
「実は、少し前に夏美ちゃんから面白い情報を聞いてね。で、お正月にドッキリを仕掛けようと思って秋穂ちゃんに協力してくれたの」
「いやいや、まって!?海外に働いていたはずなのに何で息子より秋穂さん達に連絡を!??そして、二人がなぜ俺の布団に?」
「それは私が許可したからよ!あ、あとお父さんもオッケーしたし、夏美ちゃんもオッケーしていたよ!」
「俺の意思は!?」
「飛斗よ、二人の美女に挟まれた気分はどうだった?」
「最高だった……って、なに言わせているの!?」
くそ、新年早々に親に振り回されると思わなかったし、恭子ちゃんと秋穂さんは嬉しそうに俺にベッタリだし何がどうなっているのやら…!
「ふふ、お義母様にはもう私たち三人が付き合っていることを話したら嬉しそうにオッケーだったよ」
「因みに私の親にもすでにこの件は報告していて、付き合うことも結婚することもオッケーをもらっているよ」
「すでに周囲が公認してる!?」
あれ、おかしいな。これは普通はきちんと俺が責任を斗って挨拶しないとダメなのに、何で用意周到にしかも恋人が先に……?
「まぁ、それよりも新年の挨拶はまだでしょ?」
「あ、そういえば……明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」
「「「「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします!」」」」
取りあえずは新年の挨拶は大切だし、そこはしっかりしたいよ。でもまぁ、俺の布団から挨拶するってなかなかないよな
「そういえば、お仕事は大丈夫なのですか?」
新年の挨拶も終えて、おせち料理も食べたあとに恋人二人と久しぶりの外出していた。秋穂さんと恭子ちゃんは俺の手を握りながら歩いていて、まわりの野郎の殺気がなんかヤバイのですが……?
「今日はオフ!っていうか、無理矢理休みのスケジュールにしてくれたの」
「新年はヒー君と過ごしたいと思っていてね」
「あ、ありがとうございます……!」
本当にこんな嬉しいことをいってくれるなんて俺は彼氏として嬉しく思うと同時にもっとしっかりした男になろうと密かに決心した
「あ、お姉ちゃん!」
「飛斗!」
神社に歩いてると、春ちゃんとリトとララさん達が俺たちに声かけてきた。古手川さんやサルもいるのはビックリしたな。っていうか、まずいな、ララさんはマジカルキョーコのファンだから大声出さないか心配だ
「「飛斗、明けましておめでとう」」
「明けましておめでとう―!」
「ヒー君、明けましておめでとう」
「明けましておめでとう」
「おめでとうございます」
「明けましておめでとう」
「あぁ、明けましておめでとう」
取りあえずは、新年の挨拶は大切だししっかりと挨拶しないといけないよな
「なぁ、飛斗。お二人さんって以前見たことがあるような……っていうか、三人の関係って……?まさか……?」
「あー……」
「初めまして。妹の春菜がお世話になっています、西連寺秋穂よ。ヒー君の恋人よ」
「同じくヒー君の恋人の霧崎恭子です」
「「「「「………へ?」」」」」
「あ、もう一人の恋人がその人なんだ」
春ちゃんは事情を知ってるので、苦笑いしていたがそれ以外は唖然としていて固まっていた。まぁ、それが普通の反応だよな
「「「「「えぇぇぇ!?!」」」」」
「いや嫌々!?え、お前恋人いたの!?洗脳とか脅迫とかしてないよな!?」
「するか!?新年一発目にひどいことを言うなぁ!?!っていうか、惚れてくれた人にそんなことをするか!!」
新年早々に失礼なことを言うサルにげんこつを下すとやつはいたそうに頭を押さえていた。きちんと告白の経緯も話して自信の覚悟も話して回りはなんとか落ち着いた……
「は、ハレンチと言いたいけど……お互いを思いあっているものね」
「っていうか、そんな前から付き合っていたのかよ」
「まぁ……惚れてくれたからには絶対に大切にするし、今朝起きたらもうすでに他の親公認だった……」
「まじかよ!?」
古手川さんは顔真っ赤にしながら驚きながらも納得していたし、ナナさんは納得していた。そして、親公認と言うと周りが驚いたのはまた別の話でお参りを終えるとおみくじをすることに
「そういえば、ここのおみくじは恋愛もよく当たるおみくじだったな」
「え、そうなのか!?」
「あぁ、俺も昨年おみくじ引いたら……色々と振り回される一年になるとか恋愛で進展があるかもとか……色々と当たっていたぞ」
「ま、まじか……」
俺の言葉にリトとサルは苦笑いしていたが、俺自身も当たると思わなかったなぁ。そんなこんなで俺たち三人はおみくじ引くと……
「「色々と苦難のある一年になるって……」」
「お前ら……さて、俺は…………え………」
「どうしたの、ヒーちゃん……ってあら?」
「ヒー君?あー……」
固まっていた俺を見て恋人の二人は後ろから覗いていてかたまった理由がなっとくしたのかにがわらいしていた
「今年も恋人が増えるでしょうって……いやいや、流石に二人を愛してるのにこれ以上恋人増えることは…」
「飛斗……お前は本当に去年から不運だなぁ。でも恋人増えるってなるのなら……殴っていいか!血の海になるように!」
「殴ったら俺もお前を殴ろう……ってリトがいっていた」
「なんで俺に押し付け!?!どう考えてもそれはお前がやることだろ!?」
「「うるせぇ、ハーレム野郎」」
「どこかだよ!?」
「あぁ、なんか久々にあんなやり取りを見たかも……。でも、もし恋人が増えることになったら、お二人はどう思いますか?」
新年一発目の喧嘩をした俺たちを見て呆れながらも美柑ちゃんがさらっと、蠱惑って聞けない内容を聞いていた
「うーん、ヒーちゃんが惚れてくれる人がいるなら私は止めないし、気にしないよ?」
「私も同じ意見かな?それに、私達はヒー君の事が好きだから付き合っているもの」
「うわー、凄いコメント!」
「……ご馳走さまです。見事に惚気られましたね」
「えぇ……」
「お姉ちゃんに惚気られる日が来るなんて……」
「大人だなぁー」
「なるほど……(さすがリトさんのお友達……むむ、なにかヒントになりそうですね……)」
なんか俺的にはすごく恥ずかしく感じると言うか、嬉しく感じると言うか……目一杯二人を大切にしょうと再確認したよなぁ
「そういえば、なんで霧崎さんはリトたちの学校に来ないのですか?」
「ヒーちゃんが……校長の毒牙にかけられないように今の通っている学校が安全!って転校は止められたのよ」
「「「「「あー……」」」」」
恭子ちゃんの説明にみんなは納得していたし、もはや校長=変態と言うイメージを植え付けられたあの校長は自業自得だな
「……さぁ、皆さん!今年ともよろしくお願いします!」
「「「「逃げたな……」」」」
外野がなにかいっているがなにも気にしない!!皆様、今年もよろしくお願いします!
皆様、明けましておめでとうございます!
今年も宜しくお願いします!
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バイトとイチャイチャ
今日もバイトは忙しく、裏方で料理をしながら次々と注文を入っていて大変な一日だった……そんな一日を終えて、俺はマスターと話していた
「士郎さん、お疲れ様です……」
「あぁ、本当に疲れたな。帰ったらゆっくり休む事をすすめるぞ」
「本当にそうします。しかし、不運でしたね……凜さんと桜さんとアルトリアさんが体調ダウンしていて……」
そう、いつもの奥さん三人がダウンしてしまい、今回は本当に大変な一日を過ごすはめになったのだから……
「桜が無理やり出ようとしていたら、寝かせるの大変だったよ……」
「まぁ、確かに桜さんは出そうですよね……サルとリトと新井さん本当に今回助かった」
後ろの方にぐったりとしてる友人とクラスのお友達に今回はバイト代わりに手伝ってくれていた。三人とも不馴れなこともあり、ぐったりしりしていた
「お、おまえ……いきなり連絡があったから来てみたらバイト……しかもこの対応は疲れるぞ……」
「うぅ、手が空いてるから手伝うといったけど……働くって大変なのね……」
「………」
サルは不馴れなこともあり、文句をいいながらもきちんと仕事をこなしてくれていた。新井さんも手伝おうか?と名乗ってくれてやってくれたのは助かる……そして、リトは動けぬ屍になっていた
「はぁ、新井さんとサルはもう上がって大丈夫だが……リト起き上がれるか?」
「体が痛い……」
「まぁまぁ、三人とも本当にありがとうな。臨時として出てれてたすかったよ。はい、バイト代」
「「「あ、ありがとうございます……」」」
不馴れなことがあると本当に疲れるみたいだな……。あの三人はよろけながら家へと帰るのを見届けながら苦笑いしていた。まぁ、俺も確かに昔はこんな感じだったし、あぁいう忙がしかったときのしんどさは否定はしないけどな
「あ、ヒーちゃん今日バイトだったの?」
入れ替わるように入ってきたのは俺の大切な未来の奥さまの一人でもある恭子ちゃんがこちらにやって来た。あれ、そういえば連絡はあったのだろうか?もしあって、連絡見てなかったらこちらはすごく申し訳ない!
「あ、恭子ちゃん!ごめんなさい、今日来るっていう連絡あったのかな?もしあったのなら、俺きちんと見てなかったかもなかったけど、どうしたの?」
「うぅん、仕事を終えて久々にこの店によろうと思ってきたのだけど、ヒーちゃんがいるならもっと早く来たかったなー」
本当にもったいないことをしたと落ち込んでいたけど、それくらいならまたいくらでも見せてあげるのに………
「ねぇ、明日時間空いてる?」
「ん、オフだし問題ないですが……その様子だとデートのお誘いですか?」
「勿論!明日ね、早朝に○○でイベントあるのだけど、そのあとデートしない?」
「俺は構いませんよ」
恭子ちゃんは有名人だけど、堂々としたら言いといっていた上にこういうのはこちらも落ち着いておきたいし冷静にしないと不味いよね!
「じゃあ決まりだね!秋穂さんにはまた私から聞いてみるけど、3人で久々のデートしようよね」
「はい」
そういえば、明日のデートする場所って春ちゃん達もいくところじゃなかったかなぁ。まぁ隠すことはないし、べつにいいか
「あ、それとね……ヒーちゃんがいるのだし、せっかくだからどこかで一緒になにか食べない?私が奢るよ?」
「あ、いやそれは彼氏として自分が出したいかなぁ」
「いいのよ。ヒーちゃんは私より年下!お姉さんに甘えなさい」
「じゃあ、お礼といってなんですが今度のデート+自分が払える範囲で何でも買いますよ」
「本当!?」
恭子ちゃんは嬉しそうに笑っていたのでどうやらこの提案はして良かったみたいだ。それにこの提案を出すのは別にお金がないわけではないし、たくさんあるから問題ないと思っての発言だ
「相変わらず仲いいな」
「マスター!」
「士郎さん、明日は定休日だからいいですけど……今日は早く帰った方がいいのでは?桜さんやアルトリアさんがじっとおとなしくしてると思えないのですが……」
「すぐに帰る!!鍵を閉めるのは頼むぞ!」
士郎さんは、その言葉を聞いてなにか思い当たる節があるのか真っ青になりながら、急いで帰ることになった
「そういえば、桜さん達がいないのだけど、どうしたの?」
「体調崩してしまって……急遽、仕事の予定が増えたのですよ。お陰で、いつも以上の仕事量でくたくたですけどね」
「ふふ、それは本当にお疲れさま」
恭子ちゃんが、優しい顔で俺の頭を撫でてくれてその優しく撫でられるのを俺は嬉しくにやけてしまっていた……
「あの……」
「「はっ!?!」」
声した方向に振り替えるとそこには、すこしだけ申し訳なさそうにこちらに声かけているリトがいた
「ってリトぉ!?お前いつの間に!?」
「今のやりとりを見、見られていたの!?」
「忘れ物があって、あ、いやいや、その……別になにも見ていないからな!?」
いや、そのいいわけは苦しい上にそれはそれでダメだろ……くそが、リトにそれを見られたとなっては……
「フックとアッパとボディーブローのコンボで仕留めるか」
「ちょ!?その殺気収めて!?殴る気満々だろ!!」
「安心しろ、軽く意識飛ぶだけ」
「何一つ安心しねぇよ!?!」
ふふ、安心しろ。本当に意識飛ぶだけの攻撃だから命はとらない……こいつにいまのやり取りを見られるのは死ぬほど恥ずかしいのだからね!!
「こーら、ヒーちゃん。そういう理由での暴力はダメよ」
「うっ……」
「私も恥ずかしかったけどね?でも、内緒にしてくれたら嬉しいかな?」
「は、はい!」
こいつ、恭子ちゃんのたのみに急に顔真っ赤になりやがって…ってそういえば昔なら、女の子に話しかけられるだけでダメだったのに……
「成長……してるのか?」
「え?」
「何でもねぇよ。それより、忘れ物はなんだよ」
「あ、あぁ……家の鍵を忘れていてな。じゃあ、またな!」
あいつはそういいながら大慌て出てでいったが、やっぱりあいつは変わったかもなぁ。昔を知っているだけにな……
「ヒーちゃん?」
「あ、ごめんなさい。もう店を閉めて出ましょうか」
「うん!」
ま、俺も人のこと言えないよなぁ。何せ大切な恋人が二人もいるわけだし…_かたや幼馴染みの姉とかたや芸能人と恋人になるわけだししかも公認…いつまでもこんな幸せが続きますようにと思いながら帰路へと……
ここまで読んでいただきありがとうございます!!次回もよろしくお願いします!
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イベント前のイチャイチャ
バイトの日々も乗り越えて、俺は恭子ちゃんと秋穂さんとの三人であるイベントの方に向かっていた
「実は、今日の仕事はルンちゃんと共演するの!」
「ルンさんと共演ということは、ライブですか?」
「えぇ。ヒー君の言う通り今日はライブで、場所は○○。二人は水着を着てみんなの前で歌うのよ」
「そこで、ヒーちゃんにお願いがあるのだけど……」
ライブでどうしても興奮して乗り込む人もいるから今回はそのお助けということで参加してほしいと。言わば護衛役目でステージの前でたって警備ということね
「お安いご用です。秋穂さんはステージの裏側で待機と?」
「えぇ、この子のマネージャとして裏にいるわね」
「ふふん!今日はヒーちゃんもいるから楽しいライブにするね!!」
恭子ちゃんは嬉しそうに笑っていたし、俺も仕事とはいえ歌を聞けるのは嬉しいな。それに、この仕事を終えたらデートというわけだし……
「秋穂さんと恭子ちゃんと三人でのデートも久しぶりで本当に楽しみです!」
「私もよ。でも、ヒーちゃんはきちんと休めている?」
「問題ないですよ。秋穂さん達の顔も見たら俺はもっと頑張れそうですよ!」
「ふふ。そうそう、私たちの水着楽しみにしている?」
秋穂さんがにこやかに笑って聞くと、俺も否定せずにそれはもちろん!って答えると二人とも胸を体をこちらに当てていた
「ふふ、嬉しい!だったら、今日の仕事はしっかりしないとね!」
「えぇ!」
二人とも嬉しそうなのは良いのですが、その男にとって憧れる胸をこちらに当てるとその……周りの男の嫉妬が怖いのだけど……そう思いながら、歩いていき会場についた
「やぁ、キョーコちゃんから話聞いてますよ!今人気のアイドルですから、どうしてもライブスタッフが足りないので助かります!」
「いえいえ、俺で役立てば有りがたいです。どういうことを俺はやれば良いでしょうか?」
「そうですね……ステージの前に、立って護衛をしてくれたらいいかな?それと、他のスタッフもあちらこちらに配置してくれているから問題ないよ」
ふむふむ、ステージの前なら不審者を叩きのめせるし、問題はないだろ。スタッフさんとお話しし終えたあとは、同じく警備の人たちと打合せして挨拶終えたあとに、恭子ちゃんのいるところへと歩いた
「恭子ちゃん、ルンさん。こんにちは」
恭子ちゃんの様子を見にいくと、そこには同じクラスメイトのルンさんがいた。っていうか、ルンさんはなんか久しぶりにみたような気がする……
「あ、ヒーちゃん。スタッフさんとのお話は終えたの?」
「えぇ。っていうか、ルンさんはなんか久々にみた気がしますよ」
「あはは、こんにちは。まぁ、最近は仕事も多かったからあんまり話す時間はなかったからね」
そう、最近のルンさんは仕事が多く本当に学校でみることは減っていた。ちなみに成績に関しては、課題を出されているから問題ないらしい
「今回のライブの警備員スタッフって夛田君だったのだね」
「うん!ヒーちゃんならあんしんできるし、お客さんがたくさんいるプールに相当な変質者は入ってこれないでしょ」
「それフラグな気が……まぁ、二人が被害いかないようにこれを用意してます」
「「手袋????」」
そう、これはいつかの時につくってれた手袋で、切断技や殴ることができる地球人がつけると威力十倍の力を引き出す道具だと説明した
「あはは、さすがにそれ過激すぎない?」
「まぁそうですけど、ないに越したことないですよ……(なにせ、ラッキースケベ王がくるらしいしな)」
「パーカーを羽織っているけど暑くないの?」
「(あー。太ももに傷跡があるし、少し前の上の軽い傷はあまり見せたくないからパーカーを羽織っていたわけだし……)問題ないです」
そういえば、高美さんは昨年の旅館以来会えていないな。今度落ち着いたら会いに行くか……それにしてもあの人も綺麗な人なのに何で恋人できないのか疑問で仕方がない
「あっ、二人共似合っていますよ。二人の明るさを引き寄せてくれている水着っていう感じですね!」
「ありがとう。よし、今日もライブ頑張ろう!」
「うん!ヒーちゃんが楽しく仕事できるように頑張らないとね!」
「あはは……すごい燃えてらっしゃる」
「はいはい、RUNちゃんと恭子ちゃんー。打ち合わせの時間ですよ」
「「はい!」」
やる気がいつも以上に出ているタイミングで秋穂さんに呼ばれた二人は、後ろで待機していたスタッフと共に出ていった。部屋に残っていた俺のところに、秋穂さんが此方に歩み寄ってきた
「二人共いつも以上にやる気出ているし、今日も盛り上がるの確実ね。それと、この後にステージ開幕だからお願いね?」
黒ビキニーの姿で秋穂さんが此方に来たのだが、あまりにも美しく見惚れていた。そんな秋穂さんがニヤニヤとしながら胸を寄せて此方に見せていた
「なぁに?私の姿に見惚れていたの?」
「っは!?は、は、はい!あまりにも美しくってきれい……」
「っ、ふふ。ありがとう、ヒー君。って、パーカーを羽織っているのは、傷跡を気にしてるのよね?」
「えぇ。まぁ、こればかりはあんまり……ねぇ」
過去の事とはいえ、これあまり見ていい気分な人はいないわけだからねぇ。御門先生なら、傷跡を消す方法知っているかな?
「ま、それは置いといて……3人とも襲われないように警備しときますよ」
「3人?あぁ、RUNちゃんの事も含めてね?」
「えぇ。まぁ、さすがにこんな会場でアイドル襲う人はいないと思いますけどね…宇宙人はわかりませんけど…」
「あはは……確かにそれはないと思うけど……なんとも言えないよね。宇宙人が襲ってきたら大変よね」
何でかトラブルの大半は宇宙人だから、あり得ないと言えない自分達が恐ろしい。そろそろ仕事を再開しないとなぁ……
「よし、仕事を頑張りますか!」
「うん!これを終えたらみんなで遊ぼうね」
きちんと仕事をこなせば問題はないし、そんなに大きな事は起こらないと………このときは本気で思っていた………
ようやく新しいのかけて満足……なかなかアイデアが出てこずに迷走してました。
これからもよろしくお願いします!
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イベント開始!
イベントが始まるのが迫ってくると、先程のふわふわな雰囲気から気持ちが切り替わって、一人一人ができる仕事を集中していた
「はい、そこのあなたは列を乱さない!ファンならルールを守りましょう!」
当然スタッフとして、ステージに上がらせないように厳しく対応していた。なにより、みんなが楽しく過ごせるようにしたいと言うのもあるので…
「飛斗さん、これは?」
「うわー、すごい人だかり」
後ろから声かけられたのは、ララさんの妹で三女だったかな…のモモさんと美柑ちゃんがいて、後ろにはボロボロのリトがいた
「見ての通りアイドルのイベントでね。その護衛なんだ」
「いや、そこは警備員と言うが正解では?というか、バイトの掛け持ちはOKなのですね?」
「一応、店長にも許可もらった上でやっているしね。そちらも時間あったら、リト達も来たらいいぞ」
「お、おう…」
リトのやつどうせラッキースケベ発揮してビンタ食らったのだろうな。まぁ、それはおいといて、リトのやつもいるとなるとなぁ……
「飛斗さんって、確か二人付き合っているのですよね?またそこのお話聞きたいのですが、いいですか?」
「んー、二人に許可をもらってからそういうのを話しますよ。あ、それはそうとモモさん。この間の手袋を持ってきてくれてありがとうございます」
「あはは、お姉様が持っていく予定でしたが色々ありまして私が持っていきましたよ」
そう、ララさんの父親の指示のもとで作ってくれた手袋の修復も終えたからもらう予定だったのだが、なんだかトラブルあったみたいでモモさんがもってきたのだ
「じゃあ仕事に戻るので失礼。って、こらぁ!!列を乱さない!!あと、まだ始まってもないののに興奮しすぎない!!」
「飛斗のやつ……色々な意味で大変だよなぁ」
リトの悲哀込めた言葉聞こえるが、そんなの今は関係ない!!っていうか、警備していたときに校長の姿が見えたような気がしたのだけど気のせいか??
「まぁ、いいや」
とりあえずは、やるべき仕事はこの列の乱れをしっかりとさせないといけないし、もしあの中に校長がいるのなら俺が止めないと……もしまたキスされたら、もう引きこもろうかな
「夛田さん、こちらの最終列は終わりましたので、次の行動を起こしましょう!」
「了解しました!って、どうしたのですか?」
「いえ、なんか先程ある男性がなんか興奮していたので…色々な意味で心配になったのです」
「それってサングラスかけて、かなり横幅と前が出ている巨体の?」
やっぱりそれうちの学長だよな?!それはマジでどうしておこう?二人にライブ前に警戒しとこうというべきか?!
「念のために確認で、有事が起きた場合は観客を避難することと彼女達を守りながら避難ということでいいでしょうか?」
「は、はい。そんなに危険な人なのですか?確かに変態そうなオーラがありましたが、節度は守りそうな……」
「大丈夫と思いますが、とりあえずは確認をしとかないと……ね?」
正直口出さないが、リト達が来ている時点でなにも起きない可能性はないから覚悟しとかないといけない。特に校長関係のは色々と整えておかないと辛い!時間ももう少しだし、ゆっくりするのはあとでよなぁ。本当になにも起きないと思いたいけど、校長がいる時点でむりか……
「お、どうやらそろそろみたいだな」
考え事をしていると、RUNさんと恭子ちゃんのライブが始まるみたいだな。急いで裏の方にいくと、秋穂さんがみていた
「警備問題なく終えました。これからオレはこちらの方で何かあったときに対応します」
「うん、お疲れさま。ところで、なにかぐったりしていない?」
「うちの学長が来ているらしく……」
「あー理解した。一応、ヒー君がいるなら安心かな?それに、恭子ちゃんはヒーちゃんが見ているなら頑張るって燃えていたしね」
あー、そういえばライブ前にも宣言していたし、何事もなければ嬉しいなぁ。それに、秋穂さん達にも害がないようにしないと……
《今日は、RUNとKYOKOのスペシャルイベント!!》
《燃え尽きるまで楽しんでねー!!》
「「「「おぉぉぉぉ!!」」」」
さすが今をときめくアイドルということかな。恭子ちゃん達は女優だけではなく歌もするようになったし、大変だと思う
「うひょぉおぁ!!RUNちゃんとKYOKOちゃんをペロペロしたい~!」
「「(げっ!?)」」
あ、やっぱり校長がいたみたいだし二人とも反応が引いていた。そして、恭子ちゃんがこちらの方をみていた
「(ヒーちゃん、止めれなかったの!?)」
「(ごめんなさい!警備している時に入っているの気づきませんでした!!)」
「(もう……何かあったら助けてね!)」
「(校長相手には絶対に守りますよ!)」
わずか数十秒のアイコンタクトを取りながら、なんとか対応をすると約束した。それにこのライブを終えたら三人でデートだし、ルンさんはリトの方にいきたいと思う
「オレ絶対にこのライブを終えたら、秋穂さんと恭子ちゃんとの三人でのデートをしたい!!」
「ヒー君、それある意味フラグよ?まぁ、私も何かあったら対応するからね?」
秋穂さんが苦笑いしながら指摘するが、それは許してほしい。それ以前に、これはこれで大変なのよねー……
「ん?」
「どうしました、秋穂さん?」
「うぅん、視線を感じたような気がしたのだけど気のせいだった!ごめんね?」
「ストーカーですか?」
「多分違うと思うよ」
秋穂さんの様子からして、何かは感じたのは確かみたいだけど、本人が気にしないでといっていたので、とりあえずは仕事の方に集中した。でも,秋穂さんも大切な恋人だから絶対に守ろう
ここまで読んでいただきありがとうございます!
投稿まで中々いいでき具合とか悩みながらもちょうどリアルでは夏なので載せました。
次の話もよろしくお願いします!
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イベントハプニング
ライブが始まり、今のところは不審者もいないし校長の暴走もないな。せっかくのライブであれを起こして……
「本当に頼むから学校の恥になるような行為はしないでほしい……!」
校長が捕まって不祥事起こしたら、俺は明日から学校通うのが本当に恥ずかしくなるし、秋穂さん達のそばにいるの申し訳なくなる…
「ヒー君、そんなに心配そうな顔をして、どうしたの?」
「うちの校長が来ているのですが、とんでもないことをやらかさないか心配です」
「あはは、流石にそれはないのじゃない?春菜からも聞いてるけど、一応校長先生ならそんな危ないことしないでしょう?」
秋穂さんに言われて、過去の行動を思い浮かばせていたが、服を脱いで裸になって襲ったりして師匠に制裁やられているのは日常だし……あれ、今思えば何であの人はあんなに食らっていても生きているの?って言うか、よく逮捕されていないよな……?
「はっ!?あの人の異常な生命力は、地球人ではなく、宇宙人だったりして……」
「嫌々、流石にそれはないのじゃないかな?」
「ですよねぇ。あはは、恥ずかしい勘違いしましたよ」
流石に校長が宇宙人と言うのはあり得なさすぎ付し、御門先生の例もあるとはいえあの人がその可能性はないよな
「そろそろ歌詞も中盤になってきましたね」
「えぇ、ここからはファンも大盛り上がりになってくるね。盛り上げ方も流石アイドルね」
秋穂さんも恭子ちゃんのマネージャをすることになってから色々と大変になっているけど、二人とも仕事は楽しいといっていたから凄いなぁ
《渚のささやき~♪》
《恋のささやき~♪》
しかし、俺も俺で人生はわからないものだよなぁ。恋人が二人で幼馴染みの姉と昔拉致未遂を助けたきっかけで知り合った人も…今はこうして付き合っているなんて人生わからないものだよなぁ。それに…恋愛するならはっきりと覚悟決めれてよかったなぁと思うときもあるよ
「ふひっひっ!!もう!!もう……もう私の溢れるバトス激情!」
ん、なんかステージ外で大きな声聞こえるのだけど嫌な予感するな。そう思ってみると、校長が空高くとんだ
「もう!ステージに上がっちゃう!!」
「げ!やっぱり!!」
「ステージに上がらないでください!!」
飛び上がろうとしていた校長にルンさんと恭子ちゃんが驚いてるタイミングで俺は前に出て前のようにふたりの盾になって今回はキスされないようにゴミ箱をしめる蓋で止めようとしたら……
「はぐぅ!?!」
「「え?!」」
突如校長は、何者かの攻撃に勢いよく吹っ飛ばされていた。観客も含めて唖然としていると、ステージの後ろから化け物と言えるサイズのスライムが出てきた
「っ!ステージにいるお客様は避難してください!!!」
俺の言葉と共に、警備員達は動いて避難をさせているが混乱して逃げるのに慌てていた。俺が指示だしているタイミングに、スライムはこちらに威嚇攻撃してきたので…
「早速、この手袋の出番とは……おらぁ!!」
迫ってくる鞭のような攻撃に拳で叩きつけるが、ヌチャっとしてあまり手応えが感じない!これは、スライムでまちがいないよなと思いながらも何故ここに?
「ヒーちゃん!」
「お二人は避難して!秋穂さんは、二人と一緒に避難を!!」
「うん!二人ともこっちに……っきゃ!?」
「え!?うわわわ!?」
「な、何これ?!!」
避難をさせようとしていた秋穂さんと避難するルンさんと恭子ちゃんは水着の下からヌチャヌチャと触っていた
「あっ……ん」
「っう……」
「い、いや!」
スライムに触られていた三人は敏感に感じていたので、これは不味いと思い3人に助けようと動いて拳を叩きつけるようにしかけた
「うぉら!」
その攻撃が聞いたのか一瞬、びくついて3人のに纏わり付いていたのがほどかれたが、秋穂さんは上から落とされた
「え、きゃっ!?」
「秋穂さん!」
頭を打たないようにお姫様だっこで助けると、秋穂さんは嬉しそうに俺の方にお礼をいっていた
「ヒー君、助けてくれてありがとう。さすが私たちの彼氏様」
「どういたしまして。恭子ちゃんとルンさんは大丈夫ですか!?」
「うん、ヒーちゃんのお陰でね!逃げるよ、ルン!」
「う、うん!」
今のこのタイミングで逃げれるチャンスなので秋穂さんをお姫様だっこして、恭子ちゃん達と安全な場所に逃げた
「はぁはぁ……み、皆さん大丈夫ですか?」
「う、うん……あれは何?」
「た、たぶん宇宙生命体になります……でもあれは知らない……」
「お、同じく……」
恭子ちゃん達が知らないとなると、あれを知っているのはララさん達なら知っているかもしれない!
「俺はあれを止めにいきます。3人は安全にここでいてください!」
「え、あれを止める方法はあるの?」
「ここに来ている師匠に聞いてみます!3人は絶対に安全な所へ!!」
このままほったらかしにしていてはダメだからまずはあれを止めないといけない!なによりも、恋人達が危険をさらされて何もないわけにいかないだろ
「師匠って?」
「ヤミさん」
「え、えぇぇ!?夛田君ったら……とんでもない人を師匠にしているよ」
ルンさんが驚いてるのは、当然かもしれないけど、とりあえずは時間が惜しい!あれを止めないと春ちゃんも危ないかもしれない!!
「兎に角、急ぎます!」
「わかった!ヒーちゃん、無理しすぎないでね」
「私達は待っているから」
「とりあえずは気を付けてね!?」
三人に見送られて、俺は安全な場所から出ていってリト達の方に急いだ。あれを止めないと、ここの被害もヤバイことになる!!
「絶対に俺の大切な人たちに危険をさらしたあれを叩いてやる!」
急いでまずはあれを止めないと思うとリト達の方へと合流して、ララさんかモモさん、ナナさん、ヤミさんに情報を聞いて止める方法を教えてもらおう!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!!
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協力と撃破
リト達に、あの生物を止めるための協力を求めてどこにいるのか探していた。恭子さんの、火を吹いたときに驚いて逃げていたから、未知の物に弱いのか火に弱いのかどっちだ?!
「リト!モモ!!」
少し離れたところに、ララさんの声が聞こえて全速力で走ると、そこには古手川さんをはじめとする多くの者があのスライムにからめられていた
「っち!……ってえ?」
急いで助けないとと思い、手袋をはめて攻撃すると鋭い攻撃がみんなを助けた。今の攻撃の早さは間違いなく、俺を指導してくれている……
「ヤミ師匠」
「夛田飛斗……どうやらそちらも何かあったみたいですね」
ヤミ師匠が目の前の敵を警戒しながら何があったのか聞いてきたので、どうやら向こうも同じことがあったみたいだ
「えぇ。こちらは被害でないように観客を逃がしながら目の前のあれを追いかけていたのです。地球のものではないのは明らかですが、あれはなんですか?」
「飛斗さん、あれはナナの話によるとアクアン星系の原始生物のミネラルンです!」
「…生物…ナナさんは確か生物と会話できるのですよね?あれと話せることは?」
「確かに出来るけど、あれは無理だ!!知能が低いんだ!」
知能が低く過ぎて話にならないならどうする?!とにかく、今は被害を出さないようにここをどうして……
「きゃっ!!!」
「春ちゃん!?!」
俺が考え事をしていると、春ちゃんが囚われてしまい、原始生物のミネラルンの口へとほりこまれた
「春菜!!!え、きゃっ!!」
春ちゃんを助けにいこうとしたララさんも囚われてやつの体内へと身動きとれない状態になっていた
「不味いですね……」
「今……くそっ!行こうとすると、鞭のような攻撃してきやがって?!」
春ちゃん達を助けにいこうとすると、ミネラルンの液体が鞭のようにこちらに攻撃しかけた来た
「ぐぅ!?ぬぅ!」
「っぅ!」
「飛斗さん、ヤミさん!!」
美柑ちゃんの声に振り向くと、ヤミ師匠も警戒されていたのか動きがとれないようにされていた。このままでは、体内にとらわれている二人とも息がキツくなり危険になる!!
「おぉぉぉおぉ!!」
「結城君、無茶よ!?」
声した方向に振り向くと、リトがなにか覚悟を決めてプールに飛び込んだ。古手川さんの呼び止める声にも関わらず、あいつは二人を助けるために迷わずに飛び込んだ
「リト……!?邪魔だぁ!!!」
力一杯に鞭を弾いて自分に向かっていた鞭の攻撃は収まった。そして、リトのほうをみると、春ちゃん達の手首をつかんで外に投げた
「御姉様!」
「姉上!」
「春ちゃん!!」
外へと投げられた二人は、モモさんとナナさんが自身の姉を助けると、俺は春ちゃんを抱き抱えて助けた
「ごほごほっ……ヒー君……」
「春ちゃん、大丈夫?息苦しくない?」
「うん……」
よかった、これでひとまずは春ちゃん達は無事なのを確保した。あとは、リトを助けてあの生物を止めないと、また誰かが飲み込まれる
「おりゃぁ!!!」
再び閉じ込めようとしていた水分がこちらに迫るのが見えたので、俺は拳を空気を切るように殴るとそれは空気砲のように飛んで、鞭の攻撃を弾いた
「ふぅ……こう何度も連続で防ぐのは厳しい!あれを止める方法は!?」
「んー…あ、ある!たしかあいつの体内のなかに核があるから、あれを衝撃与えたら気絶して収まるかも!!」
「よし……!」
それだけを聞けば次に起こす行動は何をしてあげれば良いのかわかると、ララさんが俺たちに指示を出していた
「ヤミちゃん、飛斗!!」
「飛斗、核は私が破壊しますから守護は任せますよ」
「了解!ララさんはどうする!?」
「私はリトを助ける!」
「よし、なら助ける道を俺は作ります!」
それぞれの方向性が決まり、ララさんは全速力で走り、ヤミ師匠はトランスマーメイド(変身人魚)であの液体に飛び込んだ
「さてっと……おらおらおらおら!!」
「!?!」
鞭のようなのがララさんの方に取り込もうとしていたが、助ける道を邪魔されないように攻撃していた
「万能ツール!」
ララさんが走りながら万能ツールで刀を取り寄せていた。そのタイミングで、ヤミ師匠が核を発見したのかやつの体内にひそんでいる核に衝撃を与えていた
「よし……!今だ!!」
「やーー!!」
弱ったのを見計らい、ララさんは万能ツールで刀を振るうとリトを閉じ込めていた体は切り裂かれて水中の方に落下していき……
「リト!!」
「結城君!」
二人が水中に落ちるリトを助けた。解放されたリトを助けるために飛び込んだ二人とも悲痛な顔でリトの名前を叫んでいた
「二人とも、まずリトを上に連れていかないと」
「う、うん!ララさん!」
「うん!」
ひとまずここにいてはまた暴走する可能性もあるから、陸上を促すと二人ともリトを抱えて上がっていた
「さてっと、ひとまず任務完了ですね」
「えぇ。あとは気絶している生物を回収してDr.御門がこちらに来てもらうようにしてもらいましょう」
「ですね」
とりあえずは、俺もまだ仕事の最中だからこれを陸上にあげてから、秋保さん達の方に戻らないといけないな……
「飛斗」
「はい?」
「貴方の師匠として、貴方の冷静な判断と腕前は上達していることに誇りに思います。今後ともしっかり指導しますからね」
「_はい!」
とりあえずはヤミ師匠は俺を誉めてくれたし、戦闘のプロがそういうのなら少しずつ守れる力がついてると思うと嬉しく感じる……。内心ウキウキとしながら秋穂さん達の方に戻ると、恭子ちゃんが涙目で怪我ないかと確認した来たのは驚いた……
9月末になんとか投稿完了!!
これからもよろしくお願いします!
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ダイスキ
あのスライム生物がいなくなり、プールの運営も無事に再開した。二人のライブも残念ながらトラブルがあったため、今回は早めに切り上げていた
「はぁぁ……まさか、校長が出てきて何かしら起こると思っていたけど……あんなハプニングは予想していないよ……」
ルンさんが疲れたようにため息をつくと、恭子さんと秋穂さんが苦笑いしながらその意見に賛同していた
「あはは……確かにそうだね。でも、お客さんに怪我なくよかったし、私たちも無事だったからね」
「まぁ、普通はあんなことが起こらないけども、もうこの街にすんでいたら、私もなれてきたかなぁ。あ、ヒー君はまた無茶しすぎないように気を付けてよ?」
秋穂さんが苦笑いしながらも、大きな損害は出てなくよかったということ。そして、恭子さんが住んでから慣れたことと俺が無茶しないように釘刺された
「は、はい……」
すこし心当たりがありすぎて、苦笑しながら返事するしかない俺だが、それは心配してくれているからその台詞をいってくれているのだろう
「そういえばさ、あのスライム生物はなんでプールに?」
「御門先生達の話によると、あのスライムは元々患者さんが飼っていたペットらしいけど……」
「あー、わかった。つまり脱走してしまったというわけだね」
「まぁ、意図的ではないのなら仕方がないわよね。それに大惨事になっていないだけ救いよね」
恭子さんの質問に俺は、御門先生から聞いた情報を伝えるとルンさんもなにか理解したのか苦笑しながら答えた。そして、秋穂さんがその経緯を理解するとともに、辺りのプールを見渡すと先程までの大騒ぎが嘘のように落ち着いていた
「そういえば、リト君の容態は?」
「リトに関しては問題はないですよ。怪我もなく、本人いわく問題なしとのことで、念のために御門先生が見てくれましたが問題なしそうです」
「本当!よーし、今から……」
「あ、それに関しては今待った方がいいですよ」
「「「え?」」」
その言葉に、ルンさんは最初はノリノリとアタックしてこようと考えていたらしいが、流石に今はやめておいた方がいいと制止呼び掛けたら向こうは不思議そうにこちらを見ていた
「リトの状態をそっもしといた方がいいと思いますよ。一応飲み込まれていたのもありますから少ししてからこちらに来ると思いますし…」
まぁ、本音はララさんとリトがなにか話し合うかもしれないからしばらくは時間をおくのが懸命だなぁ
「んー…うん!よし、それなら少し甘いもの食べてから泳ごう!」
「あ、甘いもの食べに行くなら付き合うよー!アイスクリームとかどう?」
「いいねーいこう!」
ルンさんと恭子ちゃんはアイスクリームを食べに歩いていった。残っているのは秋穂さんと俺の二人だけになっていた
「本音は?」
「先程様子見に行ったらリトの奴がなにか決断したみたいで、友人として時間をとらせたまでです」
「ふふ、優しいのね」
「どうですかね。まぁ、少なくともこれであいつの時間は作ったので、恭子さん達の方にいきますか」
まぁ、今のあいつなら大丈夫と信じてあるいていくとしますか。それにしても、高校生になってから色々と巻き込まれるようになったなぁ
「まぁ、退屈しないけどさ」
「んっ?なにかいった?」
「いえ、なんでもないですよ」
秋穂さんが気にかけてくれて声かけてくれたが、大したことではないので、問題ないと伝えた
「ヒーちゃん、秋穂さん!アイスクリーム買ってきたよ」
「あ、ありがとうねー!またあとで支払いするから」
「同じくです」
恭子ちゃんが嬉しそうにアイスクリームを持ってきてくれた。自分の分は購入したのか気になり聞くと、すでに食べてその食べ物が美味しかったから、購入したそうだ
「ヒーちゃん、秋穂さん」
「「ん?」」
「これからも三人でたくさん思い出を共有していこうね!」
恭子ちゃんが嬉しそうにその台詞を呟くと俺たちともちろんと答えた。三人の確かな約束をしながら、ルンさん達の方に歩くと…
「好きだ!!!!」
「「「……」」」
あいつは何を言い出すかと思えば、なんとも言えない…いや、あれは真面目にやらかしたのか?
「え?!え?!」
「あ、アタシ!?!」
「あらあら?」
あいつの台詞を聞いたみんなは動揺したり、大人の余裕を持っている人もいれば…そんな光景をみたララさんは
「え~!?リトみんなのことが大好きなの?!じゃあみんなと結婚したらきっと楽しいよね!」
ララさんはリトの告白を聞いて怒るどころが、喜んでいた。そんな光景をみた俺はため息をついた
「ふふ、こういうのを見ていると楽しくっていいね」
「うん!」
「はぁぁ、俺としては、あいつはもう少ししっかりしてほしいかなぁ。それに、きっとこれから、あいつを中心に色々なトラブルを巻き込まれるのだろうなぁ」
けどまぁ…俺に取ってみたらそれはこんな日常を過ごせるだけでも十分幸せなことなんだけどねぇ…
今日も平和なトラブルのある一日だったと…
ここまで読んでいただきありがとうございます!まずは投稿が遅くなりすいません。
9月以降にやることが多く、ようやく一段落しました。
さて、今回で一応troubleるの話はおしまいです。
ダークネース編は読めていないのでかけませんが…もし、ゆっくりでも良いのなら書くかもしれません。
ひとまずはここまで読んでいただきありがとうございました!
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