Fate/GrandOrder IF (ハーメルンのopen)
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もしもオリュンポスで召喚された冠位が○○だったら
「マカリオス!アイテールの起動を!」
「もう第五層まで終了している!後は触媒を・・・」
マカリオスが大召喚器アイテールの最終工程へと進もうとしたそのとき
『小癪な』
「ぐあああああ!」
ゼウスの雷撃がカリギュラに向けられ、カリギュラを正確に射貫く。カリギュラの霊基は瞬時に消滅し、カリギュラの姿は光の粒子となって掻き消える。最後の鍵、冠位のサーヴァントを召喚するための触媒であるカリギュラを失い、マカリオスの顔が絶望に染まる。その時
「マカリオス!これを使ってくれ!」
藤丸立香がマカリオスに向かって投げたのは黄金の腕輪。この腕輪はアトランティスで立香達に助力しオリュンポスまで送り届けてくれた英雄イアソンの物だ。
「これは・・・?」
「それを触媒に召喚を!」
確信はない。だがイアソンの腕輪を触媒に、きっと彼の大英雄が来てくれる。そんな確信めいた思いが立香の中にはあった。
「どうなっても知らないぞ!」
マカリオスが半ば自棄になりながら大召喚器アイテールを起動させる。オリュンポスの各地に描かれた大召喚陣、そして無限結晶の魔力、大気中の真エーテルを際限なく取り込み
そして
そこに現れたのは
「まさかこの私が神に抗うために召喚されるとは。」
2mを超える巌のような巨人。手に持つは弓。無窮の武練を感じさせる筋骨隆々とした身体
「しかし、我が弓の冠位を以て人への愛を失った我が父を撃ち堕として見せよう。」
ゼウスの子。ヘラの栄光。12の試練を乗り越えし大英雄。
「我が真名はグランドアーチャー、ヘラクレス!ヘラの栄光の名を持つ、主神ゼウスの仔ヘラクレスである!」
『き、貴様は・・・』
機神であるゼウスが明らかにたじろいでいる。そんな姿を見たヘラクレスは弓に矢をつがえた。
「この業は我が12の試練より編み出したる奥義」
「射 殺 す 百 頭!!!」
ヘラクレスにより、その一つ一つがホーミングミサイルに匹敵する9本の矢が同時に放たれる。それらは一つも外れることなくゼウスの真体へと命中する。
『そんなもの。全能たる我に・・がっ・・・何だと!!これは・・・』
「そう、我が師ケイローンに苦しみを与え、最後に我が生涯を終わらせる切っ掛けとなったヒュドラの猛毒です。不死の者さえ苦しむ猛毒、とくと味わうが良い。」
ヘラクレスは立香達へと向き直る
「さあ人類最後のマスターよ。今一度主神ゼウスに立ち向かいましょう!」
「ああ、マシュ行こう!」
「はい!」
人類最後のマスターは再び主神へと挑む
この小説が気に入ったのなら幸いです。感想も待ってます。
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もしもオリュンポスで人類最古の英雄王が召喚されたら
FGOの星5配布で舞い上がっていたのもつかの間、対象鯖に山の翁街無かったことにショックを受けて寝込んでいた狂信者です。
今回はオリュンポスで召喚された代わりに人類最古の英雄王を召喚してみました。
マカリオス
「アイテールの起動第五層まで完了。あとは・・・?!」
アデーレ
「どうしたのマカリオス!?」
マカリオス
「おかしい・・・勝手にアイテールが起動している!」
藤丸立香
「なんだって?!一体何が・・・!」
マシュ「先輩!上を!」
藤丸立香
「!!」
ゼウス
『 ヒ ト よ 』
『 さ ら ば 』
機神ゼウスによって幾筋もの巨大な、そして星を破壊するほどの雷が大地に降り注ぎ、星は破壊される
はずだった
???
「まったく、人を愛する神が全ての人を捨て、人が生きた記録だけを残そうとするなんて。」
ゼウスは金色の鎖に絡め取られている。
???
「ギリシャの神々はもう少し人間くさいと聞いていたのだけどね。」
マシュ
「あ、あなたは・・・!」
現れたのは緑色の髪を持つ麗人。メソポタミアの神々が創り上げた美しき兵器。
エルキドゥ
「よく頑張ったね。サーヴァントランサー、エルキドゥ。君の呼び声で起動したよ。」
ゼウス
『 小 癪 な 』
『 汎人類史の神々が創り上げた兵器など! 』
エルキドゥ
「そうだね。僕だけじゃ君を倒すことは出来ない。」
「でも彼ならやってくれる。神々との決別を宣言し、人の時代の始めた彼なら。」
マシュ
「そ、その方はもしや・・・」
???
「ふはははははは!!よくぞ言ったエルキドゥ!そして藤丸立香よ!よくぞ全知全能を名乗る神相手にここまで耐え抜いた!」
藤丸立香
「あ、あなたは・・・」
ギルガメッシュ
「サーヴァントアーチャー、英雄王ギルガメッシュ。傲慢な神がいると聞いて来てやったわ」
マシュ・立香
「「王様!」」
ゼウス
『 き、貴様は、英雄王ギルガメッシュ! 』
『 神と人間の間に生まれたヒトでありながら、神を不要と判断し人の時代を始めた 』
『 人類最古の英雄! 』
ギルガメッシュ
「さて、神を名乗る傲慢な機械よ。貴様は人を愛すといっておきながら人を何一つとして分かっておらぬ」
ゼウス
『 な に 』
ギルガメッシュ
「人とは育ち旅立つ者。しかし貴様は人を鳥籠の中に押し込め、愛玩するだけのガラクタへとなり果てた。」
ゼウス
『 愛するヒトを守るのは最高神たる我の役目 』
『 この星に終末が来ようとも我が愛した民の痕跡だけでも 』
『 せめて神の時代にとどめるのだ 』
ギルガメッシュ
「・・・やはり貴様は何も分かっておらぬようだな」
ギルガメッシュは宝物庫から1つの歪な鍵剣を取り出す。剣の銘は“王律鍵バウ=イル”
ギルガメッシュ王の宝物を収める蔵の鍵である。
ギルガメッシュがバウ=イルを廻した瞬間、幾筋もの赤い光が幾何学上に延び、そして気がついたときにはギルガメッシュの手に形容しがたい剣のような何かが握られていた。
その銘は“乖離剣エア”バビロニア神話で天と地を分けたとされる剣
ゼウス
『 小癪な 』
『 我が全能を以て焼き尽くしてくれる 』
ギルガメッシュ
「さあエアよ!再び神と人とを分かつ時が来た!!これより人は神と決別し、この一撃を以て、人の時代が始まるのだ!」
星を滅ぼすほどの雷。対して放たれるはかつて天と地を裂いた一撃。
「いざ仰げ!『天地乖離す開闢の星』!!!」
オリ小説も描いているので気になる方は是非下記URLよりどうぞ
https://www.alphapolis.co.jp/novel/38556114/95345537
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