【更新停止】メイプルちゃん撃破RTA 5時間42分13秒 (東雲 夕凪)
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MIPLちゃん撃破RTA 5時間42分13秒

初投稿です。メイプルちゃんは一回オンゲの厳しさを知ろうか。
感想で指摘された箇所を修正しました。ありがとうございます!


 

 NewWorld Onlineのヤベー奴ことMIPLちゃんをハッ倒すRTA、はっじまーるよー!

 

 このRTAは先駆者様がいないようなので、バグ技を封じる以外フィーリングと速度重視でイクゾー。

 

(デッデッデデデ カーン デデデデ)

 

 ログインと同時に計測開始。名前は(ッスー)メアリー スーで逝きますよー逝く逝く。

 

 メアリー スー

 

 Lv1

 

 HP 40/40

 

 MP 12/12

 

 

 

 【STR 30〈+10〉】

 

 【VIT 0】

 

 【AGI 40】

 

 【DEX 30〈+15〉】

 

 【INT 0】

 

 

 

 装備

 

 頭 【空欄】

 

 体 【空欄】

 

 右手 【初心者の篭手】

 

 左手 【初心者の篭手】

 

 足 【空欄】

 

 靴 【空欄】

 

 装飾品 【空欄】

 

 【空欄】

 

 【空欄】

 

 

 

 スキル

 

 なし

 

 パパパっと決めて、終わり!身長などの変更は…フヨウラ!

 

 

 町に移動しました。

 これから敵を倒して【拳撃の心得II】及び【発勁】の獲得を目指します、が!

 

 皆様の為にぃ……敵と戦う間MIPLちゃんがどんだけヤバいか、そして倒し方をお話しておこうかと思います。

 

 ①MIPLちゃんって誰?

 彼女は現在わたしが走ってるゲーム、NewWorld Onlineでのイベントで"vit極振り"ながらランキング3位になった有名プレイヤーです。第ニ回イベでもやらかしたらしいですねぇ!

 頭で大剣弾くとかこいつヤッバ♡

 まぁ、防御貫通攻撃が実装されてるので硬いことそのものは問題ではないんですけどね、初見さん。

 で•す•がこのMIPLちゃん、即死の範囲攻撃を気軽に使ってきます。

 

 は?(豹変)

 

 なので、先手必勝で防御貫通攻撃を叩き込むのが今回の作戦です。

 MIPLちゃんは割と純粋らしいので、適当に喋って油断を誘いましょう。

 

 はい。欲しいスキルが手に入ったので、一度町に戻って武器を買います。

篭手と弓がそれぞれ一つと【ウォーターボール】【魔力制御】のスクロール、縄、矢は買えるだけ買いましょう。弓矢と縄は保険です。

 

【弓の心得II】と【鎧通し】も一応欲しいので、MPLちゃんがログインするのを待つ間に取りましょう。

 貫通攻撃が手に入る前にログインされた場合リセットです。運要素○ね。

 

 スキルが手に入ったので…おっとMIPLちゃんがログインしたようです。走者の勘がそう言っています。

 彼女のお友達は居ないようですね。ならば今回で決めたい(3敗)

 お友達がPSキチガイのせいでMIPLちゃんを暗殺出来ないんだよァ!!なんで矢を見てから切れるんですか?(ドン引き)

 

 はい。いい感じの森に行ってくれたようなので尾行開始です。エンディングまで泣くんじゃない。

 ある程度奥まで進んだら、迷子の振りをして接触します。大盾は構えてないみたいですね。剥がす手間が省けました。イ"ギダグナ"イ"(本音)いやー怖いっす。

 

「ッスー、スイマセーン」

 

「ん?今誰かの声が…?」

 

 気づきましたね。こ↑こ↓で弓矢を構え、【鎧通し】を真上より僅か前方に発動、射出します。当たるかどうかはお祈りですが念の為です。偏差で墜ちろ!

 街で買った篭手を着けます。一回しか殴らないので買うのは片方だけでいいです。

 

 「た、助けてください!」

 

 ここからはアドリブで上手くMIPLちゃんをこの場に縫い止めます。暴れんなよ…暴れんなよ…。

 

 「どうしたんですか!?」

 

 「実は、迷子になっちゃって…」

 

 明らかに怪しいのに心配するとか聖人かなにか?そんな子を騙そうとか誰が言い出したんですかね(すっとぼけ)

 身長142cmで幼女っぽい演技をすれば、だいたい警戒されません。たぶん。その油断が命取りだ!(NRS兄貴並感)

 

 「そっか、じゃあ一緒に町に帰ろっか。お名前はなんていうのかな?」

 

 「メアリー、です」

 

 「そっか、私はメイプルっていうんだ。よろしくね!」

 

 「うん!【発勁】」

 

 手を差し出されたので、その手を掴んでこちら側に思い切り引き込みます。やっぱSTR低いっすねMIPLちゃん!

 いい感じにバランスを崩してくれたので、拳系貫通スキルで仕留めに逝きます。パァン!(ガチビンタ)

 

 「えっ…」

 

 …そろそろですね。MIPLちゃんの頭、ちょうどアホ毛の付け根に()()()()()()()が刺さりました。やったぜ。万有引力さんありがとー!フラッシュ!

 

 HPを削り切るために、一旦MIPLちゃんを墜とそうと思います。

 未だに驚いているMIPLちゃんの背後に回り、首の頸動脈を絞め上げる。ホラァ墜ちろ!

 

 「あ"…ぎゅあ…?」

 

 ジワジワ顔が赤黒くなるのがセクシー、エロい!ですね。そのまま気絶させます。

 

 「ぃ…ぉ……」

 

 墜ちたな!手足を縛りましょう。油断ダメ、ゼッタイ。STRが無いとはいえ、何されるか分かりません。

 

 亀甲縛りにして、よし!(適当)

 

 このまま窒息させて終わりです。【ウォーターボール】を発動。【魔力制御】と併用することで、弾けさせず球体を維持できます。顔面に叩きつけて、そーれ窒息せよ!一気飲みでもええんやで。一気、一気、一気、フェニックス!

 

 気絶から復活したようでMIPLちゃんの体が暴れようとしてますが問題無し。古き良きキッコー=シバリが押さえてくれてます。

 

 「∼∼∼∼!?がぼっ…」

 

 エフェクトが弾け、MIPLちゃんの体が大きく跳ねた後動かなくなりポリゴンへと還る。最後の一撃は切ない…。

 

 ここでタイマーストップ。記録は5時間42分13秒、普通だな!

 

 という訳で、MIPLちゃんをハッ倒すRTAを乾燥した換装(笑えよ)ですが、

 

 二 度 と や る か こ ん な も ん

 

 運が絡み過ぎるせいでクソRTAと化してます。最初に走るって言った奴誰だよ。私だよ。

記録更新は他の兄貴姉貴がやるでしょう。やろ?やれ(命令)

 

 正直MIPLちゃんにとっていい迷惑でしかないので、このRTAは封印すべきだと思います。マジで。

 

 そういう事で、終わり!閉廷!以上!ほいじゃ解散!!

 

 

 

 




正直、メイプルちゃん以外RTAで倒せる気がしない。
特にサリー。


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MIPLちゃん撃破RTA メイプル視点

RTAでよく分からぬまま死んだメイプルちゃんが、いったい何をしてたのかを補足します。
メイプル虐待=メ虐もっと流行れ。
4月22日、原作との齟齬を修正しました。
気絶→スタンへと変更してます。


「よしログイン!」

 

 第二回イベントも終わり、新たに仲間になった亀のシロップと町に降り立つ。

 今日も今日とてシロップのレベル上げをするつもりだ。ちょうど良い狩場を見つけたので、今度サリーと朧と一緒に行くのもいいかもしれない。

 

 町から少し離れた場所にある森が今回の狩場だ。経験値の割に敵が打たれ弱いので、簡単にレベルが上げられる。

 

「シロップ!【喰らいつき】!」

 

 出現した芋虫型の敵に、シロップが噛み付く。何回か繰り返せば相手はポリゴンになった。レベルを上げることでシロップ達は新たなスキルを得ることができるので、暇な内に多くスキルを覚えさせてあげたい。

 

 「よーし、エライよシロップ〜!」

 

 【悪食】の暴発が怖いので、今は盾はインベントリに仕舞ってある。このエリアの敵からはダメージを受けないので、大丈夫だろう。

 

 「ッスー、スイマセーン」

 

 不意に、遠くから声が聞こえた気がした。

 

 「ん?今誰かの声が…?」

 

 「た、助けてください!」

 

 近くの茂みが蠢いて、中から女の子が飛び出してきた。酷く怯えているようで、着ているのは初心者装備なのできっと初心者なのだろう。

 

 「どうしたんですか!?」

 

 「実は、迷子になっちゃって…」

 

 たしかにこの森は薄暗く視界も悪いので、迷ってしまうのも分かる。実際私も、初めての時は暫く森から出られなかった。

 

 「そっか、じゃあ一緒に町に帰ろっか。お名前はなんていうのかな?」

 

 流石に女の子を一人にはできない。しかも初心者なので、最悪死んでしまうかもしれない。見たところ篭手を片方しか装備してないので、囲まれたらかなりマズそうだ。

 

 「メアリー、です」

 

 「そっか、私はメイプルっていうんだ。よろしくね!」

 

 「うん!」

 

 メアリーちゃんと手をつなぐ為に左手を差し出す。

 その瞬間、恐ろしい力で手を引っ張られた。突然のことだったので体がつんのめり、バランスを崩してしまう。

 

 「【発勁】」 

 

 直後スキルの発動が宣言され、私の頬に不自然に大きな衝撃が伝わる。

 

 「えっ…」

 

 おかしい、私の周りにはメアリーちゃんしかいないはず。見えない敵!?急いでインベントリから盾を出そうとすると、頭のてっぺんに鋭い痛みが奔った。

 

 まさか、嘘だ。目の前のメアリーちゃんは、居ない!?なんでまs

 

 

 

 

 首に、圧迫感。

 

 

 

 

 

 「あ"…ぎゅあ…?」

 

 突然息が、出来なくなる。苦しくない。おかしい。

 

 意識が白く、遠ざかっていく。おかしい。疑問が私の思考を埋め尽くし、埋まった思考はさらに遠ざかる。

 

 

 「ぃ…ぉ……」

 

 

 最後にサリーの顔が、見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 息苦しさを感じて意識が戻る。これは違う。さっきみたいなのじゃない。

 鼻が、痛みを訴える。まるで水が入ったみたいで気持ち悪い。

 

 

 

 え?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ようやく理解できた。理解してしまった。私は今、殺されそうなんだ。水に沈められて。抵抗できずに。

 体が動かない。動こうとすると痛い。縛られているんだ。

 やばい。死んでしまう。息が足りない。酸素を求めて肺が悲鳴をあげる。ダメ、水しか入らない。

 水は酸素と水素の化合物、そんなどうでもいい知識が頭を掠める。

 嫌だ、死にたくない。こんな訳も分からずに。怖い、怖い、こわい。

 限界を迎えたような気がした。体から、力が抜けた。こわい、やだ、しにたくない。視界が暗くなる。ステータスのHPの部分が点滅する。

 うそ、やだ、やだやだ。肺が重く感じた。水が流れ込んだみたいだ。

 

 

「がぼっ…」

 

 

 HPが、0になった。体が跳ねた。意識が真っ黒になった。

 

 

 

  

 

 「やったぜ」

 

 誰かが喜ぶ、声がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  『貴女は死亡しました』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ねぇ、楓?最近NWOやってないみたいだけど、なんかあったの?相談なら乗るよ?」

 

 「…いや、別に。気分じゃないだけ」

 

 「そっか。……分かった、また学校でね」

 

 「うん」

 

 理沙との電話を切って、ベッドに寝転ぶ。肺には何も入ってない。体も縛られてない。

 大丈夫、平気、私は、平気。

 死んだのはゲームのメイプルだ、私じゃない。だから絶対平気

 

 

 

 

 

 

 

 な訳がない。あの時死んで以来、私はずっと息が苦しい。お医者さんには行った。体は健康だと言われた。当たり前だ。死んだのは(メイプル)なんだから。(本条楓)には、関係が無いんだ。そうやって自己暗示をしても、息は苦しかった。

 

 水が怖くなった。気を抜いたら、溺れてしまいそうだから。

 眠れなくなった。意識が消えたら、また殺されそうだから。

 ゲームが怖くなった。(キャラ)が死ぬから。

 

 痛いのが嫌で、防御力に極振りしたいと思った。でも間違ってた。上っ面だけ強くても、中身は痛みに弱いままだった。

 

 痛くて、死んでしまう存在だった。

 

 私は、メイプルは、ゲームを辞めた(撃破された)

 

 




 メアリーちゃんはサリー撃破RTAを走る気は無いです。そう、メアリーちゃん"は"。

 ただRTAを走るだけのはずが、引退にまで追い込んでしまった的な結末。そらこんなんトラウマもんだわ。

 原作の毒とかって、"状態異常 毒"ではなく"毒属性の攻撃"みたいに描写されているため、状態異常として窒息が存在するのか心配です。
 まぁ、きっとあるに違いない。めぃびぃ。
 ちなみにシロップくんちゃんは命令が無いと戦いません。戦えません。記憶の限りでは、指示なしで動いてる場面がないのでこんな感じに。

 今回の状態異常
  スタン→一定時間行動不能、割と目覚めやすい。
  窒息→一定時間罹ってると、強制死亡。だいたい一分くらいで死ぬ。


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MIPLちゃん最小スキル撃破RTA 3時間14分50秒

 みんなメ虐好きすぎぃ!?メイプル視点を楽しみにしてろ(震え声)

 正直書いてて辛いので、これが終わったらしばらくは社会人百合の方を更新しようかなと思います。

 感想で指摘された箇所を修正しました。ありがとうございます!


 

 最小スキルでMIPLちゃん(第二回イベント後)を虐めるプレイ、

はっじまーるよー!!

 

 はい。前回のRTA以降MIPLちゃんがNWOにログインしてないらしいですが、今回走るにあたり世界を『トラウマを少し乗り越え再ログインした』世界線に変更しています。なのでもう一回だけ彼女と戦うことが可能です。やったぜ。

 再走の代償に、MIPLちゃんが森に近づかなくなりました。トラウマ植え付けてめんご(気軽)

 

 前回同様ログインと同時にタイマースタート、MIPLちゃんがポリゴンになった瞬間にストップです。では新しくゲーム内での体を作ります。

 

ストラングル

 

Lv1

 

HP 40/40

 

MP 12/12

 

 

 

【STR 30】

 

【VIT 0】

 

【AGI 40〈+15〉】

 

【DEX 30〈+10〉】

 

【INT 0】

 

 

 

装備

 

頭 【空欄】

 

体 【空欄】

 

右手 【初心者のグローブ】

 

左手 【初心者のグローブ】

 

足 【空欄】

 

靴 【空欄】

 

装飾品 【空欄】

 

【空欄】

 

【空欄】

 

 

 

スキル

 

 なし

 

 はい、名前の通りMIPLちゃんはサクッと絞め殺します。ごめんね…。絞殺するには体にたくさん触れる必要があるので、愛称はホモです。

 今回はグローブを使用します。こいつがあると肌を掴みやすいからね。てなわけでイクゾー!

 

 (デッデッデデデデ カーン デデデデ デッデッデデデデ)

 

 お○んこ〜^(気さくな挨拶)町に着きました。

 やることといったらMIPLちゃんとプロレスすることくらいなので、彼女がログインするまで何もしません。できません。(スキルが手に)入っちゃっ…たぁ!らマズイのでね。

 

 ログインを待つ間、皆様の為にぃ……

 このプレイ内でのVITの解釈について説明します。今現在、VITは骨や筋肉などの『鍛えて硬くできる部分』に関わるとされています。

 なのでリバーブローやチョークスリーパーの他、投げ技など内臓や脳にダメージを与えて状態異常を誘発するのはVITで防ぐことができません。どれだけ数値を上げても血管、内臓は柔軟なままになるわけですね。肌のみ、柔軟なまま切られ難くなるので気をつけてください。

 以上の理由で、対MIPLを想定するプレイではレスリング、プロレスを使いましょう(KBTIT並感)

 関節技も効かなくはないでしょうが、脱臼させて動きを封じたりはできないです。関節だって広義的には骨なんでね、恐ろしく痛いけど痛いだけで済みます(体験済み)

 

 おっとMIPLちゃんがログインしました。…何か雰囲気違くなぁい??

 周囲に敵意を飛ばしてるっていうか、警戒してますね。猫みたいやなお前な。

 移動を開始したので追いかけます。行き先は…湿地みたいですね。背の高い草も生えているので利用しましょう。

 

 

 はい。今ねっとりと尾行してるんですけども、MIPLちゃんてばなかなか警戒を解いてくれません。遅延行為ヤメロォ!そら(あんな目にあったんだから警戒するようになり)そうよ。

 ままええわ、パパパっと絞めます。想定ですとMIPLちゃんを絞めてる間に【絞め技の心得】を獲得予定です。

変に抵抗されなければ、獲得スキル数は二つで終われます。ほーん、ええやん!

 

 「へっやっ、うぁ!」

 

 背後からMIPLちゃんを押し倒しチョークに移行。暴れんなよ…暴れんなよ…

 

 「ふげぅ、やめ、だれ、で、ごめんな、さ」

 

 抵抗が強いせいで上手くかかりませんね。上四方固めに体勢を変えて確実に落と「やっ!」おっぶぇ(スレスレ回避)

 

 盾で殴られそうになったので絞めを崩して離脱。安全の為20mほど離れておきます。MIPLちゃんの盾は触れると即死なのでしっかり避けましょう。

 

 「――ごめん、なさい」

 

 ん?

 

 「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい私が悪かったです調子に乗ってました三位になったのもたまたまだったんですゲームしててごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

 

 ファ!?やっべ、どないしよう。変なスイッチ踏んだみたいですね。MIPLちゃんが震えていらっしゃる、支えて差し上げろ(心配)

 いやこれどう考えても私のせいですね。流石に突然の首絞め*1はやりすぎましたか。ま、やった事は戻って来ないのでMIPLちゃんへの絞殺を続行します(畜生)

 

 「ふっ!」

 

 「ひっ、や、【ヴェノムショット】!」

 

 MIPLちゃんの代名詞とも言える毒攻撃君は回り込むようにして回避しましょう。ある程度AGIがあれば避けるのは簡単です。毒竜はMP的に打てないと思うんで気にしなくて大丈夫です。

 

 「助けてサリ「せいっ」あぎ!?」

 

 お友達に助けを呼ぼうとしましたがタックルで阻止。無理矢理三角絞めをします。メイ×サリてぇてぇなぁ!

 

 「ぉぎ、や"、まっで、たす、けぁ"」

 

 隙が多くて技をかけやすいです。明後日の方向に【ヴェノムショット】を飛ばしてますが、気にしないでオッケーです。ホラァ墜ちろ!

 

 「ゃ、ごめ、さ、ゔあ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」

 

 あ、腕が完全にキマってますね。三角絞めは徐々に意識を奪う技なので、暫くはMIPLちゃんの悲鳴を愉しみましょう。

 

 「や"だ!ゆるじ、ぃあ"、ごべんな"ざ、いぎゅ!」

 

 一回試したので分かりますが、高VITで喰らう関節技ってめちゃくちゃ痛いんですよ。MIPLちゃんマジめんご。

関節外れてくれないのキツイよね、だからはよ墜ちろ。

 

 「な"んで、ごん、なこど」

 

RTA走者だからだよ!

 

 「ひぐ、ゔぇ、あ"ぁ、あ…」

 

 よし堕ちました。顔が涙で凄いことになってますね、涙出るんだこのゲーム。

 

 はい、スキル【絞め技の心得】が手に入りました。同時に【チョークスリーパー】も獲得です。

 早速使用してメイプルちゃんを殺します。酸欠で死ぬが良い。なんか殺し方がワンパターンだけどしょうがないですね、だってこうする以外に殺し方を思いつけないので。

 

 あれ、HPを削りきる前にポリゴンになりましたね。ママエアロ。

 

 はいタイマーストップ。記録は3時間14分50秒、獲得スキル数は二つ。まぁまぁでしょう。スキル上げの手間が無いのでそれなりに速いタイムが出ます。

 

 間奏した完走です。もうしません、終わり!

 

 ぶっちゃけあそこまでトラウマになってるとは思わなかったです。ホントにMIPLちゃんには悪いことをしたと思います。楽しかったけどね。

 

 じゃ、お疲れナス!

 

 

 

*1
詳しくは前話を読んでくれよな!(ダイマ)




 
 オリジナルの仕様について
 VITの解釈、関節技など体の中にダメージを与える攻撃については完全にオリジナルです。本家と違くても許して。

 HPが尽きてないのにポリゴン化したのはなんでですかねぇ…(満面の笑み)


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MIPLちゃん最小スキル撃破RTA+α メイプル視点

 いつか書き直したい話です。どうしても二番煎じ感が拭えず、上手く形にできたか分かりません。
 でもガチ病みメイプルちゃんが書けたからヨシ!


 

 「――よし」

 

 ハードを被ってNWOを始める。ただそれだけの動作が異常に重く感じる。襲われてから一週間、ようやくログインできるくらいに頭が落ち着いた。

 

 視界が切り替わり、見慣れた町に着く。大丈夫、周りの人は私に近寄ってこない。少し興味を示されただけだ。

 歩く度に肺が重く感じる。子供は近くに居ない、首も絞められない。大丈夫、誰にも邪魔されないで()()()()()()()()()()()

 

 私は、このログインを最後にNWOを引退する。誘ってくれたサリーには申し訳ないけど話し合って決めた事だ。これ以上続けていても苦痛だし、もしまた襲われたら、普段の生活にも支障が出るだろう。実際今もログアウトしたくて堪らないが、最後にシロップと遊ぶために我慢する。

 

 「…シロップ、ごめんね」

 

 湿地を通って海に向かう。最後に、シロップとキレイな景色を見たい。運良く周りに人は居ないようだ。それでも怖くて、盾を構えてすぐに【悪食】を使える準備を

 

 

 

 

 ガサリ、と音がした。

 

 

 

 「へっ」

 

 首を掴まれた感触があった。背筋が冷たくなる。

 

 

 「やっ」

 

 首に腕が廻る、あの感触が蘇る。嫌だ。なんでまた私が。

 

 「うぁ!」

 

 息が詰まる。首を絞められた。直感がそう判断する。怖い。やっぱりログインなんてしないほうが良かった。後悔が心を押しつぶしてくる。肺に水が流れ込んだ気がした。違う、気のせいだ。意識が遠くなる。

 

 「ふげぅ、やめ、だれ」

 

 ダメだ、見ちゃいけない。振り向いちゃいけない。知らないほうがいい。そう嫌な予感がしても、反射的に後ろを向いてしまった。そこには

 

 

 

  ―――嘘だ。

 

 

 

 首を絞めていたのは、この前森で会った、メアリーちゃんだった。その瞬間、記憶があふれる。空気が漏れる音がした。頬が痛くなる。また、死ぬ。水に溺れる。

 そうか、全部彼女がやったんだ。ようやく理解した。ずっと怖かった、分からなかった。誰が(メイプル)を殺したのか。

 

 「かへ、ごめんな、さ」

 

 万力のような力で絞められても、頭は冷静だった。体は暴れて、それを遠くで見つめているような気がしている。

 

 

 あ、私だ。ふと、そう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 私が悪いんだ、全部。襲われたのも、水が怖くなったのも、息苦しいのも。何もかもが私のせいだ。

 

 そうだよ、考えてみればおかしい。ただVITに極振りしただけでイベント三位になれるなんておかしい。こんな簡単になれて、悪く思われない訳がない。

 私が悪いんだ。もっと努力している人が据わるべき地位を、私が横から掠めとったんだ。ズルをした罰を今、受けてるんだ。

 

 メアリーちゃんがふり払われて、互いの顔を合わせる形になる。

 

 「――ごめん、なさい」

 

 溢れ落ちる。もうどうにもならないと分かってて、それでも溢れる。私は、このゲームを、やるべきじゃなかった。

 

 「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい私が悪かったです調子に乗ってました三位になったのもたまたまだったんですゲームしててごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

 

 こんな謝罪に意味は無い。分かってる。それでも謝らなくちゃいけないんだ。

 

 メアリーちゃんが近づいてくる。息が出来なくなる。首を絞められていると錯覚するほどの殺意に、卑しく怯える私がいた。

 怖くなってスキルを使った。けど避けられて組付かれる。

 

 だめ、怖い。罰は受け入れなきゃいけない、そう思っても、助けを求めてしまった。

 

 「助けてサリ「せいっ」あぎ!?」

 

 右肘と首にメアリーちゃんが絡みついて、私を殺そうとする。受け入れなきゃ受け入れなきゃ、罰なんだから。私が掠めとったことへの。

 

 「ぉぎ、や"、まっで、たす、けぁ"」

 

 体が求めていない助けを乞う。痛みが、記憶が、私に罰を与える。受け入れなきゃ受け入れなきゃ受け入れ

 

 「ゃ、ごめ、さ、ゔあ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」

 

 腕から致命的に嫌な音がした。メアリーちゃんが私を本気で殺そうとしているのを理解する。

 

 「や"だ!ゆるじ、ぃあ"、ごべんな"ざ、いぎゅ!」

 

 怖い。ただ怖い。痛みが怖い。息苦しさが怖い。死が怖い。ずっと真顔のメアリーちゃんが怖い。怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い!恐怖が狭くなった心を埋める。

 

 「な"んで、ごん、なこど」

 

 恐怖が私を支配して、その果てで生まれたのは疑問だった。二度も私を殺そうとするメアリーちゃんへの純粋な、疑問。

 

 メアリーちゃんは少し首を傾げて、不思議そうに言った。まるで自分の生きる理由を問われたみたいに。

 

 

 「…?RTA走者、だから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――脳が、理解を拒んだ気がした。何か得体のしれない、人ではないナニカがそこにいる。私を殺そうとしてくる。締めつけが強くなった。目の前のナニカが、喜んだような雰囲気になる。

 

 「ひっぐ、ゔぇ、あ"ぁ、あ…」

 

 最後まで恐怖と疑問が、私を埋め尽くして

 

 

 息が、消えた。

 

 

 

 『異常な心拍数を検知。ログアウトします』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「っは、うぇ」

 

 起きると、私の部屋だった。

 汗で服が重くなってる。着替える為にベッドを降りようとして、

 

 

 クローゼットが目に入った。

 

 「――あっ」

 

 子供がひとり隠れられそうだった。例えば、()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 「やだ、うそ」

 

 窓に目がいった。そこから、高い草が見えた。さっきの湿地に生えているような。

 ベッドが視界に入った。私のベッドの下には、隙間があるのを思い出した。

 ドアがゆっくり動いた。物陰があった。隠れる隙間が、あった。

 

 「…う、あ」

 

 メアリーちゃんなら隠れられそうな隙間が、いっぱいあった。

 

 

 「誰か、助けて」

 

 

 メアリーちゃんが、いる。

 

 首が、絞まる。

 

 頭の中で、何かが折れる音がした。

 

 

 

 

 

 

 それから、私は眠れなくなった。隅に座って部屋を見ていた。そうしないとメアリーちゃんに襲われるから。 

 学校には理沙がいないと行けなくなった。理沙がいないとメアリーちゃんに襲われるから。

 

 痛いのは、怖いのは、苦しいのはもう、嫌だから。

 

 

 




 後半ホラー映画じゃね?




 ポケモン剣盾で、ホップとの恋を成就するために『ムゲン団総帥』としてムゲンダイナの力で過去へと戻ろうとするユウリ、ていう幻覚を見ました。百合より先にこっち書くのもいいな…。
 
 社会人百合の方で、現在『旅館で夜通し』と『オメガバース』が同票なんですけどどうしよう。くっつけようか。
 


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SRYちゃん撃破RTAバグ有り魔法ルート①

 感想欄を見て倒し方を思いついたので初投稿です。
 提案兄貴たちありがとナス!!
 ステータスのMPの量を修正しました。原作同様ポイント1当たり20増えてます。
 【過剰充填】と【生命変換】のスキル効果を変更しました。
 カバームーブ式pt解除移動の説明を変更しました。【カバームーブⅠ】の使用に自己解釈を加え、ある程度筋が通るようにしました。


 

 はーい!ヤバい回避の奴を倒すRTA、はっじまーるよー!!!

 

 というわけで今回は、MIPLちゃんのお友達(意味深)であるSRYちゃんを倒すタイムを計測します。メインタイトル無視指摘兄貴たちは許して。

 ログイン…したいのですが、何かダウンロードしてますね。ママエアロ(準備不足)出鼻を挫かれましたが記録には影響ないので無視します。イクゾー!

 前回までと同じく、ログインの瞬間に計測開始。名前は入力速度を考慮して『ホモ』とします。容姿の変更は目元が隠れるくらい前髪を伸ばすのみ。雰囲気を調整する必要があるので、しょうがないね(レ)

 ステータスですが、MPを352にし、最低限足が欲しいのでAGIを装備補正込みで15、同様にDEXも30にします。残りはINTへ突うずるっこみました。それ以外いる?いらんでしょ(自己解決)

 

ホシモ

 

Lv1

 

HP 40/40

 

MP 352/352〈+8〉

 

 

【STR 0】

 

【VIT 0】

 

【AGI 8〈+7〉】

 

【DEX 25〈+5〉】

 

【INT 50〈+12〉】

 

 

装備

 

頭 【空欄】

 

体 【空欄】

 

右手 【初心者の短杖】

 

左手 【初心者のグローブ】

 

足 【空欄】

 

靴 【空欄】

 

装飾品 【空欄】

 

【空欄】

 

【空欄】

 

 

スキル

 

なし

 

 

 あれれーおかしいね名前違うね(語録改変)

 はい。何故かこのゲーム、一部の言葉が禁止されてるようで入力すると修正が入ります。たまげたなぁ…。

 

 おっすお願いしま〜す(気軽な挨拶)という訳で町に着きました。

 まずは最初に持っている三千ゴールドを使って【火魔法Ⅰ】【魔力制御】のスクロールを購入します。はいここO.P.(○蛇ポイント)。初期装備が杖系統の場合、魔法関係のスクロールが二割ほど値引されます。お得すぎて…ハットクになったわね…。

 残ったゴールドは温存して町を出ましょう。外にいる白兎を6羽、大ムカデを8匹倒してレベルを10まで上げます。

 火魔法の習得でついてくる【ファイアボール】は、使うことで様々なスキルに派生してくれます。いっぱい...使おうね!

 獲得したポイントは対SRYを想定しMPへ全ブッコミで。こ↑こ↓重要なんで覚えといて下さい。

 

 

 

 敵と戯れている間、み な さ ま の た め に ぃ…

 

 

 

 SRYちゃんの倒し方と使用武器について説明したいと思います。

 

 ①倒し方

 まず前提として、個人が普通に放った攻撃は

 

 

 

 SRYちゃんにはほぼ当たりません

 

 

 

 そマ?(全ギレ)

 

 マジです。詳しい解説は省きますが、現状彼女は受けた()()()()攻撃を回避していると言われています。しかも人力で、専用スキルも無しに。

 控えめに言って化け物ですがそんな相手をどう倒すのか。答えは単純、『範囲魔法による面での攻撃』で一撃で倒します。

 そんなもん始めたてで使えるかあ ほ く さ、と思った兄貴もいるでしょう。ですが今チャートでは、ある方法を用いることで序盤から高火力な範囲魔法を使えるようにしました。

 その方法は『一定のステータスで特定の魔法を暴走させること』です。これによってとある魔法を習得できるため、こいつを利用したいと思います。具体的な魔法の効果と『暴走』については次パートで説明します。

 

 とはいえ彼女はかなり動きが速く、せっかく範囲魔法があっても範囲外まで逃げられる恐れがあります(3敗)。なので、あるバグ技を使って()()()()()攻撃を当てたいと思います。

 その技とは

 

 カバームーブ式pt解除移動です。

 

 詳しく説明します。【カバームーブⅠ】は、発動すると行っていたあらゆる行動をキャンセルしてパーティーメンバーの下に移動します。発動中は基本何も出来ませんが、何故か()()()()()()()のみ可能です。

 これを利用して移動中にパーティーを抜けると、スキルの効果で移動先の相手に近づきつつ他の行動が出来るようになる*1、というバグ技です。

 移動できる距離は狭いですが、ほぼ確実に接近出来るためSRYちゃんを倒すには必須と言えるでしょう。

 ん?それを使うならSRYちゃんとパーティーを組む必要があるだろ、だって?

 

 …そうだよ。前々回のRTAの様に幼女のフリをすることで、パーティーを組んでもらいます。表向きの組む理由は適当に考えましょう。

 

 

 

 ②使用武器について

 本RTAは魔法を使うのですが、【長杖】系統ではなく【短杖】系統で運用していきます。

 主に、装備欄が片手だけ埋まるため複数のステータス補正を受けられるからです。【長杖】よりINTへの補正は低いですが、もう片方に装備する武器を選べば魔法使いの弱点を埋めることが可能なんですね。

 【グローブ】系統は装備するとDEXとAGIに補正が入るので使っています。通常プレイなら短杖二本持ちがオススメですが、今回はチャート上の理由から使っていません。

 

 

 

 そんな事を話してる間に無事レベルを上げ終わりましたので一旦町へ戻ります。このレベル上げによって【火魔法Ⅲ】と【ファイアウォール】【ファイアランス】を獲得しました。これらは二層へ向かうボス戦で使うため抜かりなく手に入れましょう。

 はい到着。敵を倒して稼いだゴールドで、新たなスクロールと装備、MP回復薬を買います。

 

 さて、撃破の為の用意も殆ど整ってきたところで今回の動画はここまで。次回は範囲魔法を取得し、二層へ向かった後、SRYちゃんに会い次第倒します。

 

 中時間のご視聴、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
パーティーメンバー同士の攻撃ではダメージを受けない、と仮定します




 現在のホシモのステータス(変更部分のみ)

ホシモ

Lv10 ↑9

MP 6/1352 〈+13〉↑1000 〈↑5〉

【INT 50〈+25〉】〈↑13〉


装備

右手 【初心者の短杖】→【紅の短杖】


スキル
【火魔法Ⅲ】【魔力制御】
【ファイアボール】【ファイアウォール】【ファイアランス】

【カバームーブI】new!
AGI値を無視して半径五メートル以内にいるパーティーメンバーの元へ移動できる。
使用後三十秒間被ダメージ二倍。
使用可能回数十回。使用可能回数は一時間毎に回復する。
取得方法
スキルショップで購入すること。

【過剰充填Ⅰ】new!
本来より多くMPを消費することで、魔法のダメージを向上させる。
ダメージを1%向上する度に消費MPが10%増加
取得条件
スキルショップで購入すること。
 
【生命変換Ⅰ】new!
自分のHPをMPに変換する。
現MP1%当たり最大HPを5%消費。
取得条件
スキルショップで購入すること。


この他、【堅木の大盾】 MP回復薬を購入しています。


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