アイドルマスターシンデレラガールズワンダフルライフRTA 「解けない魔法」エンド (のんびり芋)
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Day1 キャラクリから1日目終了まで

初RTAなので初投稿です。


 シンデレラガールを目指していくRTAはーじまーるよー

 

 というわけで今回やっていくゲームは『アイドルマスターシンデレラガールズワンダフルライフ』略してデレライです。

 皆様もCMとかで見たことあるのではないでしょうか?あの中○くんが出演していましたから、知名度は結構あると思います。

 

 このゲームはプロデューサーではなくアイドルになってアイドル生活を楽しむものとなっています。

 ちなみにホモの皆様は残念でしょうが、男性アイドルは操作できません。仕方ないね。

  

 今回は王道を征くトップアイドルになってシンデレラガールになる『解けない魔法』エンドを目指します。

 なお、このルートはクリアまでに超長時間かかります。覚悟して臨みましょう。

 

 さてこのゲームは既存のデレマスキャラに加えオリジナルのアイドルも操作できます。今回はオリジナルの方でやっていきます。

 

 早速ニューゲームを選択してはい、よーいスタート(棒読み)

 

 まずはキャラクター設定です。と言っても名前と出身地くらいしか選べません。 あとは自動生成です。

 つまりリセット案件です。(n敗)

 

 名前は入力速度を考慮してホモ...にしません。アイドルなんだから当たり前だよなぁ‥

 ここは『高木 玲奈』と入力。まあここは余程変な名前にしない限りどうしたってRTA的には変わりません。

 

 問題は出身地です。都道府県単位で選べますが、ここでステータス等が変動します。

 例えば田舎の方にすれば若干体力が上がります。

 そのほか福岡なら博多弁アイドルとして売り出すこともできるようになります。

 このように各都道府県の特徴や方言などがそのアイドルに追加されます。

 

 さて今回は東京を選択します。理由はそのうち説明します。

 

 さあRIN姉貴のアイドル生活の始まりです。

 オープニングはスキップで、見たい兄貴は買って、どうぞ。

 

 と、ここは…どこ?ああ、自室です。まあここまではいいです。

 ちなみに、たまに大雪の中外でダンボールの中に全裸で入った状態でスタートすることがあります。一体どこの昆布アイドルなんでしょうね...?

 

 とりあえずその話は置いといて、早速ステータスの確認を…

 ファッ!?全ステ100越え!?うせやろ!?

 これは凄いですよ!通常、初期ステはは2〜9で10を超えたら結構高い方です。つまりRIN姉貴はアイドルの素質が有り余ってます。いいゾ〜これ。

 

 ここで少しステータスの説明をします。ステータスは体力、知力、精神力、魅力、歌唱力の5つです。どれもアイドルとして必要不可欠です。

 各ステは日常生活の様々なところで鍛えることができます。例えばレッスンだったり、学校だったり、自宅でも可能です。ただし上昇率は専用の場所の方がいいです。

 ちなみにトップアイドルは全ステ5000は超えないと絶対になれません。

 例えRIN姉貴が才能の塊であっても、現状では現役アイドルの足元にも及びません。

 ダイヤの原石は磨かないと意味がないってはっきりわかんだね。

 

 話を戻してRIN姉貴の確認をば。

 タイプはクール、スキルは知能上昇、知能はいろんなところで使います。まあいいでしょう。欲を言えば器用大富豪が良かったんですが仕方ありません。

 年齢は17歳、高2ですね。

 ちなみに今は10月第2週の土曜日ですね。(でも季節とかは特に関係)ないです。

 

 さて現在地の確認をします。大体346プロから徒歩で1時間ってところですね。

 後、学校と事務所の距離も見ときます。RIN姉貴は学生なので休日以外は学校から事務所に行くからです。

 徒歩で50分です。まあまあですね。

 徒歩換算で見てますが、実際使うのは自転車です。なのでこれより短縮しますが、まあこんなものでしょう。

 

 何故距離を確認してるかというと、通勤時に徒歩や自転車を使った場合、体力上昇の効果が得られます。わずかですがこの距離なら、1か月で10、1年で120上がります。体力は結構使います。アイドルは力仕事です。これがないとその分トレーニングをしないといけないので大幅ロスです。

 

 ちなみに地方だと女子寮に住むか電車や車での通勤になるので体力は上がりません。

 だから東京を選ぶ必要があったんですね(メガトン構文)

 ただ東京でも346プロから遠いと電車になります。そしたらリセットです(2敗)

 

 さて今日は何をするかと言いますと…何もしません!

 は?あほくさと思う兄貴姉貴もいるでしょうから説明しますと、まず現段階でRIN姉貴はアイドルではありません。

 ここからプロデューサーにスカウトしてもらう必要があります。そのためのイベントが3日目にあります。それまですることがありません。正確にいうとありますが、明日したほうが効率がいいです。

 まあ流石に寝とくだけなのはアレなので、操作の確認も兼ねて散歩でもしますか。

 

「外に行くなら修くんのとこにこれ持っててよ」

 

 外出ようとしたらお母様からなんか言われました。まあ暇ですし素直に聞いときましょう。

 てか修って誰だよ。

 

 えー交友リストを見ると幼馴染とありますね。てことは多分近所ですね。では早速いざ鎌倉

 

 はい、3秒で着きました。隣だったんかい…

 まあいいや、修くんを呼びましょう。

 

 すみませ〜んRINですけど

 

「おう、玲奈か、どうしたんだ?」

 

 これが修くんですね。お、いい身体してんね。何かスポーツはやってんの?

 とりまお母様からのお使いをこなしましょう。

 これお母様から、中身見てないけど

 

「ありがと、…家上がってく?」

 

 どうせ暇ですしお言葉に甘えましょうか。

 オッスお願いしま~す

 

 はえ〜すっごい数のトロフィー、これって……勲章ですよ(ねっとり)

 やっぱりスポーツをしてましたね。どうやらテニスのようです。かなり強そうですね。すごいなあ(小並感)

 てかご両親は?

 

「どっちも仕事だよ」

 

 男女2人が屋根の下、何も起こらないはずはなく...

 はい何も起きませんし起こしません。明後日にはアイドルになるから当たり前だよなぁ?

 

「なあ玲奈、将来の夢とかある?」

 

 お、拓也くんが話しかけてきました。将来の夢?アイドルですが何か?

 

「アイドルか…昔から言ってたもんな」

 

 そうだよ(便乗)お前は修?

 

「俺はテニス一筋できたからな。もちろんテニス選手だよ」

 

 ふーん、頑張ってね(他人事)

 でもこんだけトロフィーとかあるんだから大丈夫だって安心しろよ〜

 

「ゲームでもしないか?マミオとビクミンどっちがいい?」

 

 ここは王道を征くマミオで

 

「あいよ」

 

 カッコいいとこ見せましょ?

 

 この先ただゲームしてるだけなので倍速します。

 

 ぬわああん疲れたもおおおおおおん

 クッバ強すぎひん?あの亀野郎が…

  

「やっぱ玲奈はゲーム弱いなー」

 

 は?本気出してないだけだしお寿司

 おっとそろそろ帰らないといけません。

 じゃあ俺、ギャラ貰って帰るから…

 

「またなー」

 

 さてこの後は家に帰って飯食って風呂入って寝る!終わり!!閉廷!!

 え?お風呂シーン?ねぇよそんなもん

 

 というわけで今回はここまでご視聴ありがとうございました。

 

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 今日玲奈が来た。お母さんのお使いらしい。せっかくだからと家に上がるよう誘ったら意外にも上がってくれた。

 

 小学生の頃はよくお互いの部屋で遊んでいたけれど中学に上がったくらいからあまりそんなことをしなくなった。

 思えば高2になって初めて部屋に入れたかもしれない。

 

 高2にもなると嫌でも進路について考えないといけなくなる。俺は昔からテニスをしていて実力もかなりあると自負している。実際いろんな大会で優勝したし、インターハイでもシングルで準優勝、ダブルスでもベスト4にまで来ることができた。

 これからもテニスをやっていくんだろうと思ってるししたいと思ってる。

 

 玲奈は昔からアイドルになりたいと言っていた。アイドルになってみんなを笑顔にしたいらしい。

 玲奈は可愛いしスタイルも悪くないし可愛いし頭もいいし可愛いし可愛い。

 だから俺は玲奈はいつか本当にアイドルになるだろうと思っていた。

 そしてアイドルになったら物凄いスピードでトップアイドルになりメディアに引っ張りだこになるだろう。

 特に根拠もないがそうなるに違いないと確信していた。

 

 でもアイドルになったら、自分から離れてしまう、そんな気もしていた。

 第一、アイドルなんだから隣に男がいるのはマズいだろう。あまりアイドルを知らない俺でもそのくらいはわかる。

 

 それでも、俺は玲奈と一緒にいられることを願っている。

 もし、玲奈が有名人になったら、自分もなってやる。そんな気持ちでいた。

 

 再来週、試合がある。強豪校との練習試合だ。練習だからといって手を抜いていてはいけない。もっと頑張らなければ。

 

 てかやっぱ玲奈可愛いな……

 

 

 

 

 




他者視点難しいスギィ!
あっそうだ(唐突)
感想、評価オナシャス‼︎


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Day2 アイドルになるまで

初投稿です(鋼の意思)


 未だアイドルのアの字も出てないRTAはーじまーるよー

 

 オッハー!気持ちいい朝ですね。今日もだらだらと過ごしましょう!

 とはいきません。今日はすることがあります。明日プロデューサーに会うためのフラグ立てです。

 やることは簡単、346プロの前を午前11時と午後4時に通るだけ。

 何故この時間かというと、この時間にプロデューサーが346プロに外回りから帰ってきます。つまりプロデューサーが自分のことを認識できるのがこの時間なのです。

 別にしなくてもアイドルになれますが

 これをしとかないとアイドルになるのが2日遅れます。(1敗)

 

 ということで12時まで時間があります。

 そこでみーなーさーまーのーたーめーにー

 

 『解けない魔法』エンドのクリア条件について説明します。

 前回言いましたがこのエンドはトップアイドルかつシンデレラガールになる必要があります。

 

 まずトップアイドルですが、これはファン数を50万人まで増やさないといけません。多いように思いますがまあこれは大したことはありません。

 

 問題はシンデレラガールになることです。これは346プロの全アイドルの中から総選挙で1位になる必要があります。

 デレマスPの皆様にはわかるでしょう。それがいかに大変であるかということを。

 ここはもはや運ゲーです。祈りましょう。(n敗)

 

 10時になりました。そろそろ移動しましょう。せっかくなので下見も兼ねて自転車でいきましょう。

 

「どっか行くの?」

 

 いい天気なので密売人を殺しに

 てのは冗談で買い物に。

 あっそうだ(唐突)お母様お小遣いをプリーズ。

 

「駄目だ」

 

 駄目ぇ!?そんな!もうやだ!今日は厄日だわ!

 

「仕方ないわね...そのうち返してもらうわよ」

 

 やったぜ。返済義務がありますが気にするな!

 ではそろそろ行きましょうか。

 

 ……なんですかねこれ?この娘自分の自転車に名前つけてます。

 しかも「ガーファ」ってどこに米国IT企業要素があるんですかねぇ...(困惑)

 就職したいのかな?まぁまぁええわ

 では早速ガーファに乗ってイクゾー

 デッデッデデデデ!(カーン)

 

 

 はい10分早く着きました。後は時間になるまで待ちます。その間これからについて少しお話しします。

 

 まずRIN姉貴を見たプロデューサーが明日の下校時にスカウトしてきます。ここでok(ズドン)としてもまだアイドルになれません。

 

 次に親の説得をします。まあ多少の反対ありますがアイドルになれないことはありません。なれなかったらこれなんのゲームだよって話ですしね。

 親の承諾を貰ってここでようやくアイドルとなります。

 

 次の日にどんなアイドルとして売り出していくかを決めるためいろんなことを聞かれます。実質ここで個性などが決まるのでかなり重要イベントです。

 その後レッスン開始です。

 アイドルとしてデビューするのはまだまだ先ですね。

 

 おっと、時間になりました。さあ行こうぜ。

 

 

 はい、歩きました。これでフラグ立てはできたでしょう。4時にもう一回します。念には念を入れろってそれ1番言われてるから。

 

 さて暇になりました。時刻は11時10分、昼ごはんにはちょっと早いですね。まあ移動してたらいい頃合いになるでしょう。

 

 というわけでファミレスに来ました。適当にオムライスでも頼みましょう。

 ソースはケチャップで。

 

「おまたせ!オムライスしかなかったんだけどいいかな?」

 

 おっ来ましたね。なるほどここのはしっかりと熱を通したタイプですね、嫌いじゃありません。いいゾ〜これ。

 ではいただきます。

 ハムッ、ハフハフ、ハフッ!!

 

 うまし!

 

 さて腹ごしらえも済んだとこで次に行きましょう。次は買い物です。行きましょう。

 

 ♪買い物のテーマ

 

 さてユニフロに来ました。仮にもアイドルになる女ですので、普段着もちゃんとオシャレしとかないといけません。ゲーム的にはオシャレすると魅力が上がるのでしない手はありません。

 ちなみにユニフロでも島村でも高級ブランドでも魅力上昇には大差ありません。だったら安い方を選ぶのは当たり前だよなぁ?

 

 さて肝心の服ですが正直オシャレについてはよく知らないのでここは店員さんに任せましょう。すいませ〜ん 

 

「いらっしゃいませ!どのようなものをお探しですか?」

 

 とりあえず秋物の服を

 

「かしこまり!こちらへ、どうぞ。

 衣服は日本で生まれました。アメリカの発明品じゃありません。我が国のオリジナルです。しばし遅れを取りましたが、今や巻き返しの時です。」

 

 ワンピースが好きだ

 

「ワンピースがお好き? 結構。ではますます好きになりますよ。さあさどうぞ。ユニフロのニューモデルです。

 オシャレでしょう?んああ仰らないで生産国はベトナム。でも中国製なんて見かけだけで、夏は暑いし、よく破けるわ、すぐボロボロになるわ、ろくなことはない。サイズもたっぷりありますよ、どんな大きさの方でも大丈夫。 どうぞ触ってみて下さい、いい生地でしょう。余裕の触り心地だ、素材が違いますよ」

 

 1番気に入ってるのは

 

「なんです?」

 

 値段だ。

 

 というわけでよくわからないけどそれを買いましょう。ついでにもう何着か選んでもらいましょう。

 

「ありがとうございましたー」

 

 思ったより買っちゃいました。返済どうしよう...まあ出世払いということで。

 

 なんだかんだで3時になりました。そろそろ346プロに向かいましょう。イクゾー

 

 着きました。時刻は3時半、ちょっと早いですね。まあいいy

 

「ちょっとよろしいでしょうか?」

 

 何だこのオッサン!? 

 え?マジなんなんですか?(困惑)

 あの、どちら様?

 

「申し遅れました。私346プロでアイドルプロデューサーをしている高島健司というものです」

 

 ファッ!?え???なんでもうスカウトされてんの?????????????????????????

 

「突然申し訳ありません。あなたを見てピンときました。アイドルになってみる気はありませんか?」

 

 ありますねぇ!でもちょっと早すぎひん?

 おかしいですね、攻略wikiには1、2日目にはスカウトされないとあったのですが……?

 しかし早いに越したことはありません!本来のチャートと違いますがまあ大して変わってないのでヨシ!

 

「改めて自己紹介をします。私346プロのアイドル部門でプロデューサーをしております高島健司と言います。」

 

 RINです(天上天下唯我独尊)

 

「今回声をかけさせていただいたのは是非とも高木さんに我が社のアイドルになってもらいたくさせていただきました。現在我が社ではシンデレラプロジェクトというものを立ち上げています。」

 

 存じ上げています。まあRIN姉貴は知らないですが。

 

「高木さんには是非ともこのプロジェクトの一員になってもらいたいのです。」

 

 ええよ(ニッコリ)

 

「突然なのは承知しておりますが、あなたにはアイドルとしての素質が……え?今なんと?」

 

 いいって言ったんだよ(威圧)

 

「わ、わかりました...ただ保護者さんの同意が必要なので、家にお邪魔してもよろしいでしょうか?」

 

 もろちんええよ。じゃあ7時くらいでええかいな?

 

「はい、問題ありません。何かあったら名刺に書いてあるところにお願いします。」

 

 じゃあこれRIN姉貴の連絡先と住所だから7時に来いよ!

 

「わかりました。ではまたお願いします。」

 

 オナシャス!!

 

 はいこれで両親の同意を得られたら晴れてアイドルになれます。しかし1日早いのはうま味ですね。想定外でしたがRTA的にはプラスです。

 では早速、両親にこのことを言いに行きましょう。

 

 家に到着しました。ちょうどいい、お父様もいるようですね。では早速伝えましょう。

 

 少女説明中…

 

 母「よかったじゃない」

 

 父「頑張れよ、応援してるぞ」

 

 …あっさりokが出ました。

 もっと反対されると思ったのですが....

 

「昔からなりたいて言ってたし、子の夢が叶うなら応援するのが親ってもんだろ?」

 

 親の鑑かよ...毒親は見習って、どうぞ。

 さてあとはプロデューサーが来て書類をパパッと片付けて終わり‼︎閉廷‼︎

 

 はい時間になりました。そろそろくるはずですが...?

 

 ピンポーン

 

 来たわね。はーい

 

「こんばんは、346プロの者ですが」

 

 とんでもねぇ待ってたんだ。

 ささ、こちらへ

 

「お邪魔します」

 

 プロデューサー説明中…

 

「では娘をよろしくお願いします」

 

「必ずや立派なアイドルにして見せます!」

 

 終わりましたね。これでようやくアイドルになりました。

 

「あ、高木さん。明日346プロに来ていただきたいのですが、いつ頃がよろしいでしょうか?」

 

 学校もありますし、放課後の5時くらいでいいんじゃないでしょうか?

 

「ではそのように」

 

 はい、ではプロデューサーをお見送りして今日は風呂に入って寝ましょう。明日から厳しいアイドル生活です。

 

 あっそうだ(唐突)せっかくだからRIN姉貴のお風呂シーンをm

 

 今回はここまでご視聴ありがとうございました。

 

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 最初に彼女を見たとき自分の目を疑った。まさにダイヤの原石というのにふさわしい女性だった。

 

 私は346プロでアイドルプロデューサーとして数々のアイドルを送り出してきた。そしていずれも今や数多くのファンを魅了する立派なアイドルとなった。

 長年積み重ねたアイドルプロデューサーとしての経験と自分の勘が彼女をアイドルにしたらとんでもないものが生まれると感じた。それは日本のみならず世界をも変えるだろう、そう思えた。

 

 午後3時過ぎ、少し早く会社に戻ったらあの女性がいた。最早声をかけずにはいられなかった。

 

 普通良く知りもしない男がアイドルにならないかと誘ったら警戒するものだ。

 実際に私は今まで何度も怒鳴られたし、警察を呼ばれもした。職質されたのも一度や二度ではない。だから今回も警戒されるだろうと思っていた。しかし彼女は驚く程警戒しておらず、むしろ喜んでいた。

 

 話は驚くほど速くまとまった。彼女とそのご両親が二つ返事で承諾したからだ。

 私は困惑したが、それ以上に喜びの方が大きかった。この子をアイドルとしてプロデュースする、この子をトップアイドルにして見せる、私はやる気に満ち溢れていた。

 

 早速彼女のプロデュース計画を練ることとする。細かくは本人から個性や性格などの情報を得なければいけないが、なるべく早くしたい、そんな気持ちで徹夜で考えることにした。

 

 まず初めに考えなければいけないのは他のシンデレラプロジェクトの子らと早く打ち解けなければいけない。

 

 他にもどの子と組み合わせてユニットを作るか考えなければ。

 

 私は期待に胸を膨らませて、自分がこの仕事に就けたことに感謝しつつ、計画を練っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




トップアイドル
 多くの女の子が憧れるアイドル。ファンの数はアイドルの戦闘力であり、トップアイドルは最速のアイドルと言っても過言ではない。

シンデレラガール
 346プロの中で最も人気のアイドル。その社内影響力は常務と互角とも言われる。



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Day3 午前の部 アイドル調査

長かったので2つに分けたので初投稿です。


 ついにアイドルになったRTAはーじまーるよー

 

 さて今日は月曜日です。RIN姉貴は学生なので学校に行かないといけません。

 この学校ですが行くことにより知力と若干ながら体力が上昇します。知力は学校以外には稼ぐところがあまりないのでここでしっかりと稼ぎましょう。怠けていると後で痛い目を見ます(2敗)

 

 あっそうだ(唐突)LIKEでアイドルになったことをみんなに報告しましょう。

 なんで言う必要なんかあるんですか?(疑問)という兄貴に解説すると、アイドルになったことを言うと学校での好感度に応じて自分を応援してくれます。

 例えば好感度MAXだったら学校を挙げて応援してくれます。逆に0だった場合いじめやアイドル活動を妨害してきます。

 人間の屑がこの野郎…

 そんな中RIN姉貴の好感度は9、つまり学年全体と他学年の多くが応援してくれます。

 あと運が良ければファンクラブができます。これができると学校で告白される確率がかなり下がります。告白されるのまあいいのですが、振ると若干女子からの好感度が下がるのでなるべく回避したいのです。

 だから報告する必要があるんですね(メガトン)

 

 とりまクラスLIKEにアイドルになったよーと。

 

 [え!まじ!!おめでとう!!!]

 [すげーな!]

 [高木ぃ!流石ぁ!]

 [後でサインちょうだい!]

 

 なんかお祝いのメッセージが来てますね。ありがとナス!

 ではそろそろ学校に行きましょう。

 

 

 みんなオッハー!アイドルと化したRIN姉貴だよー

 

「おー玲奈、アイドルになったんだって?凄いじゃん!」

「高木!お前凄えーな!」

「いやー俺はいつかなると思ってたぜ!」

「サイン頂戴!サイン!」

 

 なんか凄いですね。いやでも好感度が低いとこうならないので、まあええか(適当)

 

 おっ修兄貴が来ましたね。

 おはよう修くん、今朝は冷えるな、えぇ?

 

「おはよう、アイドルになったんだって?凄いじゃん。」

 

 せやろ?だからもっと褒めてもええんやで(ニッコリ)

 

「調子に乗るんじゃない、まだまだ下っぱだろ?」

 

 痛いとこを突かれましたね...まあそうなんですが。

 

「でもアイドルって何するんだ?」

 

 これは視聴者兄貴も気になることでしょう。その辺の話は後でしましょう。

 

「しっかし、お前がアイドルか〜なんか遠い存在になったな〜」

 

 せやろか?まあ普通はアイドルしかも大手プロダクション所属なんてそういう人たちが行くような学校でなければ一般男子学生は会わないですよね。

 でも学校には毎日来るし、大丈夫だって安心しろよ〜

 

「そうなのか?てっきり休みがちになるかと。」

 

 (知力稼ぎはほぼ学校でしかできないのでそんなこと)ないです。

 まあ下っぱですし、そんなに仕事とかないでしょうから多分大丈夫です(適当)

 

 ……なんて話してたら、もう始まってる!

 

「おー、ホームは始めるぞー、席に着けー」

 

 さてここから放課後まで特に見所さんがないので810倍速です。

 

 そこで、みーなーさーまーのーたーめーにー

 

 さっき言ってたアイドルのすることについて解説します。

 大きく分けて3つあります。

 

  1つ目がレッスンです。

 レッスンには、ダンスレッスンとボーカルレッスンの2種類あります。新人アイドルはほとんどこのレッスンしかしません。新人だし仕方ないね(許容)

 

 2つ目が営業です。枕じゃないですよ(ジト目)

 中堅くらいになると大きなライブやテレビなんかにも出れますが、新人はほとんど出れず、出たとしても小さなライブ会場の賑わせや先輩アイドルの小さなライブのバックダンサーくらいですね。

 

 3つ目がその他です。その他って曖昧すぎるだろ!いい加減にしろ!と思う兄貴、俺もソーナノ。

 というかこのその他の内容がかなり多いんですよね。

 他アイドルとの交流やオフの日、346プロの各施設の利用やアー写の撮影なんかもこれに含まれます。多分多すぎていい感じの名前が思いつかなかったと思うんですけど(名推理)

 

 まあこんな感じでRIN姉貴はアイドル生活を送ります。

 序盤はとにかく学校、事務所、自宅をぐるぐるします。ただ、あまり詰めすぎると倒れるので(10敗)適宜休日を入れていきます。

 息抜きは必要だってそれ1番言われてるから。

 

 

 はい。放課後になりました。では早速346プロへ向かいましょう。

 では諸君っ!サラダバー‼︎

 

「頑張れよー!」

「応援してるぞー!」

「気をつけてねー!」

「サイン頂戴ねー!」

 

 それでは我が愛車ガーファに乗って346プロまでいざ鎌倉。

 

 

 

 はい、到着しました。早速受付に行きましょう。

 すみません、ここのプロデューサーに呼ばれてきたものですけどー。

 

「お名前をよろしいでしょうか?」

 

 RINです(威風堂々)

 

「‥‥はい、高木様ですね。ただいま担当の者が参りますので少々お待ちください。」

 

 ok(ズドン)

 ではその辺に腰掛けて待っときましょう。

 

「お待たせしました。」

 

 ううん、今来たところ!

 

「?ではご案内いたします。」

 

 というわけでついていきましょう。

 

「こちらになります。中に高島Pがおります。」

 

 ありがとナス!では入室。

 

「こんにちは、高島です。今日はよろしくお願いします。」

 

 オナシャス‼︎センセンシャル‼︎

 あれ?高島兄貴疲れてない?

 おっ、大丈夫か大丈夫か?

 

「大丈夫です。問題ありません。ご心配いただきありがとうございます。」

 

 そうなん?ならええわ。

 

「今日は高木さんのプロフィールについてお聞きして今後のアイドル活動の方針を決めたいと思います。これからいくつか質問をしますので、お答え下さい。」

 

 はーい(意気揚々)

 ではこのアイドル調査について説明いたします。プロデューサーが質問した答えを「ランダム」に出る選択肢から選びます。

 ……そうです、ここでは運が勝敗を決めます。一応ステータスに応じてある程度は固定されたり出やすかったりしますが、ほぼほぼランダムになります。

  このアイドル調査は今後のアイドル活動に多大なる影響を及ぼします。選択をミスると、トップアイドルどころか即引退すらあり得ます(1敗)

 そう、リセット案件の祭りです.....

 クソが!!誰だこれ考えたやつ!!

 ウジウジ言っても仕方ありません。全力で祈りましょう。 

 

「じゃあまず、年齢の方を教えてくれるかな?」

 

 1.17歳

 2.24歳

 3.17歳(27歳)

 

 まともなのが1しかねえ! 

 2とか本当に学生なんですか!?あっ(察し)

 3はウサミン星から来てないので違います。

 ここは1を選択。

 ちなみに嘘の年齢を教えると、年齢詐称となり後に痛い目に遭います(1敗)

 みんなは年齢詐称なんて、やめようね!

 

「続いて、利き手はどちらですか?」

 

 1.右手

 2.左手

 3.両手

 

 正直どれでもいいです。

 適当に1で

 

「では、誕生日を教えてください。」

  

  1.4月20日

  2.8月3日

  3.12月27日

  

  出ました。このゲームの謎仕様です。なぜか誕生日はここで決まります。

 まあランダムよりはマシかな?

 春夏冬とありますが、3は年末なのでダメです。誕生日イベントと年末イベントが重なり、どっちかが消滅します。

 1か2ですが、ここはイベントが被らなそうな2でいいですね。

 

「では、アイドルになりたい理由を教えてください。」

 

 1.(特に)ないです。

 2.小さい頃からの夢で、みんなを笑顔にしたいからです。

 3.KBS

 

 1と3が酷スギィ!

 これもう2しかないじゃないか...(困惑)

 2を選択。

 

「ふむ...では尊敬するアイドルは誰ですか?」

 

 1.山口百恵

 2.前田敦子

 3.広末涼子

 

 何故にこの3人!?

 えぇ...誰選べばいいんだ??

 迷いましたがここは大先輩の山口百恵さんをチョイス。

 

「では、好きな歌を教えてください。」

 

 1.BEMYBABY

 2.HOT LIMIT

 3.大迷惑

 

 うせやろ…(絶望)

 確かに全部アイマスだけどさあ…

 てかどれ選べばいいんだこれ…?

 えー、もう1でいいや(諦め)

 

「次に、趣味を教えてください。」

 

 1.ゲーム

 2.漫画

 3.アニメ

 

 陰キャかな?

 しかし、どれを選びましょうか...どれ選んでも大して変わりませんが、アニメだと声優に抜擢されやすくなりますので、ここはアニメですかね。

 

 ……いや、アイドル声優(自称)のウサミンと若干被りますね...

 キャラ被りはなるべく避けたいです。するとすれば、相性がいい人としたいですね。神谷や北条なんかがいいです。

 

 ゲームだと、三好紗南と被りますし、漫画は荒木比奈と被るんですよね...

 荒木は書く側なので、読む側としていけば大丈夫ですかね?

 2を選択。

 

「では、特技を教えてください。」

 

 1.レスバ

 2.早食い

 3.歌(懐メロ)

 

 1は論外です、こんなのありえませんぞwwwww

 2は三村かな子という大先輩がいらっしゃるのでNG

 となると3ですね。てか消去法でしか選んでないな...大丈夫かこれ?

 

「ふむ、では趣味を教えてください。」

 

 1.お菓子作り

 2.アイドルのライブ

 3.シュワちゃん映画鑑賞

 

 これは難しい!1はかな子とかと被りますが、2と3はなかなか魅力的です。

 2はアイドル好きということで他アイドルとの交流に役立てることができます。

 3は一見ネタ枠ですが、これはネット受けがいいんです。多くの港湾労働者組合員がファンになってくれます。

 うーん.....悩み所さんですが、3でいきましょう。

 ネットの評価はかなり大切です。他アイドルとは自力で仲良くなりましょう。

 

「続いて、好きなスポーツを教えてください。」

 

 1カバディ

 2テニス

 3クリケット

 

 うせやろ....(絶望)

 えー、ここの好きなスポーツを選ぶ時は、人気かつ長期間行われるものがベストです。例えばサッカーや野球ですね。

 理由はそっちの方がお仕事が貰えるからです(直球)

 その点1と3はクソです(断言)

 カバディとかルールすら知りませんよ!クリケットも世界的には人気はありますが、日本じゃほとんど知りませんよ!

 テニスは人気ですが、リーグ戦とかはないので、あまり良くはないですね...

 まあ他がクソなので2で。

 

「最後に、得意な教科を教えてください。」

 

 1.家庭科

 2.世界史

 3.化学

 

 これは難しい選択です。RIN姉貴は学生なのでこのような質問が来たのですが、今回はなかなか良い選択肢です。

 1だと五十嵐などの家庭的なアイドルと仲良くなれます。またお料理番組にも呼ばれるようになりますね。

 2はいわゆる歴女ですが、現時点で世界史が好きなアイドルはあまりいないので、結構強い個性になります。

 3はしきにゃんと仲良くなれて、そこ繋がりでLiPPSと仲良くなれます。

 

 うーん、1か2ですね。LiPPSは癖が強いので扱いが難しいのです。不安定要素は排除したいので。

 RIN姉貴は家庭的な感じしないんですよね…2かな。

 

「ありがとうございました。では今から身体測定をしていただきます。別室で着替えてから、またここにお越し下さい。」

 

 はーい。

 では別室にgo。

 

 はい着替えました。

 え?着替えシーン?んなもんねえよ。

 

「お待ちしておりました。では身長と体重、3サイズなどを測ります。では福井さんお願いします。」

 

「はい、では身長から測らせてもらいますね。」

 

 オッスお願いしまーす。

 

「えー、身長は」

 

 1.156cm

 2.180cm

 3.171cm

 

 高2女子の平均身長が157cmくらいなので、そのくらいがいいでしょう。

 1で。

 

「では次に、体重を測りますね。」

 

 1.45kg

 2.110kg

 3.75kg

 

 ここはさっき決めた身長を元にして決めないといけませんが.....

 2と3おかしくない?

 1で。

 

「最後に3サイズを測りますね。」

 

 1.80,52,81

 2.72,55,78

 3.82,53,81

 

 なんか今までと比べると随分まともですね...まあこれが普通なんですけどね!

 どれもいいですが、3で。理由?でかい方がいい気がするから(小並感)

 てか2って...くっ!

 

「はい、ありがとうございましたー。」

 

 ということで地獄のアイドル調査はこれにて終了です!

 結果はまあ.....大丈夫かなこれ?

 大分酷いことになった気がする…

 でもリセットまではいってないと思うので続行です(鋼の意思)

 

「おつかれさまでした。これらの情報はHPなどに記載したいのですが、よろしいでしょうか?」

 

 ええで(寛容)

 

「ありがとうございます。これから、社内を案内します。着替えてからまたここに来てください。」

 

 イエッサー!

 はいではまた着替えます。例の如くそのシーンは本来ないですが、今回だけ特別にm

 

 今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。




失踪しそう(激ウマギャグ)


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Day3 午後の部 高木玲奈ファンクラブ

初の他者視点オンリーなので初投稿です。


 玲奈がアイドルになった。

 

 今朝学校に来たらやけにクラスが騒がしく、なんだろう?と思っていたら本人からアイドルになったと言われた。

 正直そこまで驚かなかった。なんせ、いつかはなるとずっと思ってたんだから。 なんならやっとかとさえ思った。

 

 しかしアイドルになるとは思っていたが俺自身アイドルというものをあまり知らない。

 歌って踊るくらいはわかるが、いかんせんそういったものに疎いので、今活躍しているアイドルの名前とかは全然知らない。

 

 でもアイドルってことは、練習やテレビ収録とかできっと忙しいのだろう。だから学校にはあまり来なくなるのか?とか思っていたら玲奈は

 

「学校には毎日来るよ!勉強しなきゃだし。」

 

 と言った。

 ということは部活みたいなものかと自分で勝手に納得した。

 

 でもアイドルならどうしても会う機会は減るだろうし、減らさないといけないだろう。

 これからは個人的に会うことはあまりないんだろうな、そんなことを思いながら自分の席に着いた。

 今日の授業も眠そうだ。

 

 

 

 ──────────────────

 

 

 

 ①「全員揃ったか?」

 

 ⑤「ええ、7人全員いるわ。」

 

 ①「ではただいまより、高木玲奈ファンクラブ緊急会議を始める。議題は、皆も知っているだろうが、彼女がアイドルになったことだ。」

 

 ④「ついに高木さんの魅力が、アイドル事務所に伝わりましたか。」

 

 ③「やっとって感じだねー」

 

 ⑥「全く一体今までどこを見ていたんだ。」

 

 ⑦「まあまあ、その話は置いといて、今回集まったのはそんなことを話すためじゃないでしょう?」

 

 ①「いかにも、今回集まってもらったのは、ファンクラブ規則第5条のことについてだ。」

 

 ②「あー、やっぱりそこかー」

 

 ③「アイドルになったからどうしてもそこは話し合わなきゃねー」

 

 ①「その通り、場合によってはこれを廃止しなくてはならない。」

 

 ④「しかし会長、アイドルだから廃止というのはいささか早計では?」

 

 ⑦「自分もそう思います。アイドルだからって完全に駄目という訳ではないでしょう。過去にはアイドルでありながらも“あれ”をした方もいます。」

 

 ②「確かに、昭和のアイドルは禁止されて無かったし、なんなら有名どころもしてたって聞いたことがあるし、今もそこそこニュースになるな。」

 

 ⑤「しかしながら、あくまで過去の話であり、今“あれ”をされている方はそんなに若くはありません。それに恋愛発覚でグループを脱退した方もいます。」

 

 ⑥「しかし、海外ではそもそもそういった文化自体がないと聞く。ならば問題ないのではないか?」

 

 ⑦「確かに。日本以外は結構してますよね。」

 

 ⑤「あくまで海外の話です。ここは日本ですよ?そういった話が通じるとでも?」

 

 ④「先ほどから聞いていると貴女は5条を廃止したいのですか?」

 

 ⑤「そんなことは言っていません。私だって残したいですよ。」

 

 ④「しかしながら、貴女の言っていることはそれとは真逆のことばかり言っているではないですか。」

 

 ⑤「私は玲奈ちゃんのことを思って…!」

 

 ①「ストップだ。我々は言い争いをするために集まったのではない。」

 

 ④「僕としたことが少々冷静さを欠いていました。申し訳ありません。」

 

 ⑤「私も少し感情的になりすぎました。すみません。」

 

 ①「我々はあくまで高木さんの幸せを願うために存在している。そこを弁えて発言するように。」

 

 ④⑤「わかりました。」

 

 ①「さて、5条に関してだが私としても残したい。しかしながら、やはり本人の意向と所属事務所の方針が重要だ。まりなくん。彼女の気持ちについて何か変化はあるか?」

 

 ③「うーん、前とあんまり変わって無いと思う。」

 

 ⑥「ということは彼女自身はアイドルになってもしたいのか?」

 

 ③「そこまではわからないかなー。気持ちを奥底に封じるかもしれないし、解放するかもしれないし。」

 

 ②「でも決して関心がなくなったとかそういうことじゃないんだな?」

 

 ③「うん、そういうことはないと思う。」

 

 ①「なるほど。ありがとう、まりなくん。では次に所属事務所としての方針はどうなっている?健斗くん。」

 

 ④「HPを見ましたが、禁止という文言は確認できませんでした。事務所の方にも問い合わせましたが、そのような規則はないとのことでした。」

 

 ⑦「でも実は暗黙の了解で、ということはない?」

 

 ④「僕と会長が持つあらゆる人脈を使って確認しましたが、やはり確認できませんでした。このことから、ないと断言してもいいでしょう。」

 

 ②「意外だな、何かしらはあると思っていたが。しかし、アイドル的にはあまり良いとは言えないんじゃないか?」

 

 ④「そう思って現在所属しているアイドルについても調べたところ、今までに2人がプロデューサーと、3人が一般の方と“あれ”をしておりました。」

 

 ⑥「いたのか!」

 

 ④「さらにどのアイドルも現在活動中もしくは、アイドルとしてはやめているが他業種にジョブチェンジして活動しています。」

 

 ⑤「なるほど……しかしファンは怒るんじゃないの?一般はともかくプロデューサーとなんて。」

 

 ④「それについても調べましたが、ファンにおいては発覚または発表後、一定数減っていることが確認できています。」

 

 ③「やっぱり減っちゃうかー。それなら難しいかもしれないよー」

 

 ⑦「というと?」

 

 ③「玲奈ちゃんはシンデレラガールを目指しているみたいだから、ファンが減っちゃうのはダメかなーって。」

 

 ⑦「シンデレラガールってなんですか?」

 

 ③「えーと、健斗くんパス!」

 

 ④「では僕から、シンデレラガールというのは年に1回行われる346プロ所属アイドル全員の総選挙でトップになったらアイドルのことです。日本最大手であるアイドルプロダクションのトップですから事実上日本一のアイドルということになります。」

 

 ⑥「なるほど…ならばファンが減るのはまずいな……」

 

 ②「確かに…それはまずいですね。」

 

 ①「廃止も視野に入れざる得ないか…」

 

 ④「しかし、前例はあります。廃止とまでいく必要はないのでしょうか?」

 

 ⑥「我らの目的は高木さんの幸せ、その点から考えるにシンデレラガールは極めて重要だ。彼女の熱意がどれほどのものなのか、今一度調べなければ。」

 

 ②「判断材料が乏しいね…現状では決められないかな?」

 

 ⑦「しかし、高木先輩は既にアイドルになっています。事態は一刻を争うのではないでしょうか?」

 

 ①「一理あるな。諸君、いかなる些細なことでもいいから情報はないか?」

 

 ④「申し訳ありませんが、現時点ではこれ以上は…」

 

 ⑤「現在調査中ですが、まだ情報が入ってきておりません。」

 

 ③「うーん、今日も玲奈ちゃんに変わったとこはなかったからなー」

 

 ①「打つ手なしか……」

 

 モブ「会議中失礼します!」

 

 ④「会長、彼女は私の諜報員です。会議への参加の許可を。」

 

 ①「よかろう、許可する。」

 

 ④「ありがとうございます。和子さん、情報を。」

 

 和子「はい、先程入ってきた情報ですが、高木先輩のご友人の話を基に解析した結果、現在先輩はレベル4状態を継続が妥当とのことです。」

 

 ⑦「会長、どうしましょう?」

 

 ①「なるほど、十分に価値のある情報だ。ありがとう。」

 

 和子「お褒めに預かり光栄です。では、失礼します。」

 

 ②「つまりアイドルになっても気持ちに変化なし、と言うことか…」

 

 ④「会長、これは5条存続でもよろしいのでは?彼女の気持ちに変化がないのならば、それを手助けするのが我々の勤め。いかなる状況下でも彼女の願いを叶えるのが我々の使命です。」

 

 ⑤「私も同じ意見です。」

 

 ①「うむ、では採決に移ろうと思うが異議はないか?」

 

「「「異議なし」」」

 

 ①「異議はないものと見て採決に移る。5条存続に賛成にもの挙手を。」

 

 ①〜⑦(手を挙げる)

 

 ①「賛成多数、よって本議案は全員一致で存続とすることに決定した。また会長権限で明後日また集まることを指示する。本日はこれにて解散!」

 

 

 

 高木玲奈ファンクラブ緊急会議

 議題:ファンクラブ規則第5条存続の可否

 結果:存続

 

 

 

 ──────────────────

 

 

 組織紹介

 高木玲奈ファンクラブ

 名の通り玲奈のファンクラブ。会員数現在600人(全校生徒+先生+α)

 玲奈の幸せを第一に考えており、邪魔するものや障害は全力で排除する。

 規則や運営等はG7が決めている。

 

 G7

 グローバルに考えてても最も高木玲奈を愛している7人の略

 ファンクラブの意思決定はここがしている。走者最大の敵であり、ガバの元凶。後に走者のメンタルを苦しめる。 

 一見真面目そうだが、メンバーは全員アホの子である。つまり馬鹿の集まり。

 

 人物紹介

 ①伊藤哲 17歳高2

 生徒会長にしてファンクラブ会長兼G7議長。全生徒と先生から信頼されており、前回選挙(立候補者1人による信任投票)において賛成率100%を達成。

 実は彼のファンクラブもあるが、ファンクラブというより後援会じゃないかと皆思っている。

 玲奈については、入学の合格発表の時見かけて即ファンになった。後に入学初日にファンクラブを設立、現在に至る。

 人の名前を言う時くん付けで呼ぶ癖がある。

 

 ②赤井湊 17歳高2

 一見チャラそうだが、決して他者に対する尊敬や配慮を忘れない紳士。スポーツ万能でサッカー部のキャプテンをやっている。

 玲奈に関しては、入学初日にファンになった。彼女の幸せをいつも願っている。

 実はまりなと幼馴染。

 

 ③結城まりな 17歳高2

 ふわふわした女の子。男女問わず気軽に話しかけるコミュ強。全生徒と先生と友達と考えているし皆そう感じている。

 他人の心を読むのが得意であり、玲奈のメンタル担当となっている。

 玲奈に関しては、湊と同じく入学初日にファンになった。

 実は湊と幼馴染。

 

 ④片淵健斗 18歳高3

 いわゆる真面目眼鏡キャラ(男)。情報収集が得意で、ファンクラブでもその担当になっている。成績優秀で学年1位の座を明け渡したことはない。

 会議ではあんな風だったが、明梨とは仲がいい。

 玲奈に関しては入学式で見てファンになった。

 

 ⑤瀬戸明梨 18歳高3

 いわゆる真面目眼鏡キャラ(女)。情報分析が得意で、ファンクラブでもその担当。成績優秀だが万年学年2位。理由は健斗のせい。でも健斗とは仲がいい。

 玲奈に関しては、健斗と同じく入学式でファンになった。

 

 ⑥武士龍一郎 16歳高2

 名前のまんま武士のような男。剣道主将。また柔道や空手など数多くの武術に精通しており、めちゃくちゃ強い(小並感)

 あまり女子と話したことはないが、実は密かに人気があるとかないとか。

 玲奈に関しては、入学式の時話しかけれ、こんなに可愛い人がいるのかと感動しファンになった。

 

 ⑦酒井新太 16歳高1

 中性的な男子。G7唯一の高1。一見可愛い男の娘枠と思いきや、筋肉の戦士である。でも見た目と声は可愛い。高1会員を任されており、ファンクラブの規則をきっちり教える。違反したら制裁(筋肉)

 玲奈に関しては、自らの入学式の時に見てファンになった。

 




誤字指摘兄貴ありがとナス!
全然気づかなかったゾ……これからは気をつけます。


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Day4 社内案内

5月初なので初投稿です。


 原作キャラが1人も出ていないRTAはーじまーるよー

 もうそろそろ出るんで許してください!お願いします!なんでも(以下略

 

 前回、地獄のアイドル調査が終わりましたが、あれはあくまで下調べ、これからが本番です。

 

 現在高島Pと向かっているのはトレーニングルームです。ここで、トレーナーさんと初対面します。

 また中確率で、アイドルがいることがあります。運が良ければ、同じアイドルとして仲良くなれるので祈りましょう。

 

「ここがトレーニングルームです。どうぞお入りください。」

 

 おっ開いてんじゃーん。

 

「やあ高島Pと‥新人のアイドルさんかな?私は花城、ここでアイドルのトレーナーをしています。」

 

 どうも、RINです(千載一遇)

 

「あぁ!あなたが!今後は私があなたのダンスレッスンを担当するからよろしくね!」

 

 オナシャス‼︎

 

「今日は案内兼ねて寄らせていただきました。これからよろしくお願いします。」

 

「はーい、立派なアイドル目指して頑張りましょうね!」

 

 ok(ズドン)

 さて、アイドルはいませんかね…

 !あれは!?

 

「ちょうど良いわね、せっかくだから同じアイドルの子と会わせておきましょ。卯月ちゃーん!ちょっと来てー」

 

「はーい!」

 

 やったぜ。投稿者:変態(以下略

 

 これは当たりですよ!しまむーはコミュ力ではちゃんみおに劣りますが、持ち前の笑顔で皆友達になる強キャラです。

 しまむーの友達と言ういわば万国共通通行許可書を得られたら、他のアイドルとも打ち解けやすくなります。

 ここは是非とも仲良くしときたいです。

 

「初めてまして!新人アイドルの島村卯月です!」

 

 初めてまして、RINです(天真爛漫)

 

「シンデレラプロジェクトに参加していて、トップアイドル目指して頑張っています!」

 

 え?しまむーもシンデレラプロジェクトなの?奇遇だね!私もだよ!(棒読み)

 

「そうなんですか!?あっじゃあプロデューサーさんが言ってたもう1人のアイドルって玲奈ちゃんのことだったんですね!」

 

 ソーナノ、よろしくね!(ニッコリ)

 

「はい!こちらこそよろしくお願いします!」

 

 <島村卯月と友達になった!>

 

 やったぜ。(以下略

 

 はい、しまむーと友達になりました。これでシンデレラプロジェクト内で孤立して、便所飯を泣きながら食うことはなくなりました。

 

 じゃあねーしまむー!またねー

 

「はい!」

 

「では私たちはこれで失礼します。」

 

「レッスンならいつでも大歓迎よ!」

 

 ん?今いつでもって…

 じゃあお望み通り毎日来てやりますね(ニッコリ)

 

「では、次にレッスンルームに行きます。レッスンルームでは主にボーカルレッスンを行います。」

 

 はーい

 ということで続いてレッスンルームに行きます。

 レッスンってダンスとボーカルどっちだよ!と思いますが、そういうもんです。

 

「到着しました。ここがレッスンルームです。」

 

 おっ開いて……ないですね。

 あれー?おかしいぞー?

 

「あれ?今の時間なら開いてるはずですが…」

 

 まあ知ってましたけどね。

 今はボイストレーナーの香川さん(25歳)が有給を取っていていないんです。でも社内連絡くらい回せよ(困惑)

 明日には復帰するので問題はありません。

 

「仕方ありません。ここはまた今度にして、次に行きましょう。」

 

 仕方ないね。

 

「次はプロジェクトルームに行きます。あそこには、今高木さんと同じシンデレラプロジェクトのアイドルたちが居ます。これから共に頑張っていく仲間ですので仲良くしていただけると幸いです。」

 

 言われなくても仲良くします。

 てかしないと詰みです(4敗)

 

「着きました。ではどうぞ。」

 

 おっ開いてんじゃーん!

 

「あー!Pくんと…誰?」

 

「えー皆さん、今日付で皆さまと同じシンデレラプロジェクトに参加していただきます。高木玲奈さんです。」

 

 どうも、RINです(質実剛健)

 

「あー、この間言ってた娘?」

 

「ほーほー、彼女が…!」

 

 はいそうです。私が新人アイドルです。

 これからよろしゅうな!

 

「私は渋谷凛、よろしく。」

 

「はいはーい!私は城ヶ崎莉嘉だよー!」

 

「はーい!私は」

 

 ちゃんみおやろ?知ってる知ってる。

 

「なに!?既に私の名を知ってるとは…さてはCIAかモサドのスパイだな!」

 

 違います(断言)

 さっきしまむーと会って、そこから聞いたんやで(大嘘)

 

「しまむーと友達だったの!えー、新メンバーとは私が1番最初に会いたかったのに!」

 

 残念だったな、二番煎じだよ。

 

「くー!悔しいー!」

 

「まあまあ、落ち着いて…卯月と会ったってことは、トレーニングルームに行ったの?」

 

 せやで。

 そこでRIN姉貴としまむーはいズッ友になったんやで。

 

「なに!?たかぎんとしまむーがもう!」

 

 はっはっはっ!所詮ちゃんみおなど大事に扱われ、所有者が高齢のために泣く泣く手放した1000万の中古車程度に過ぎんのだよ!

 

「くそー!…あれ?それなら良くない?」

 

「完全にペースに巻き込まれているよ、みお...」

 

「ずるいずるい!私も話に混ぜて!」

 

「えぇ....(困惑)」

 

「さて、高木さんはまだ社内案内が済んでいませんのでこの辺で。」

 

「えー、もっと話したかったー」

 

「私もー」

 

「これから毎日のように会えますから。」

 

「たかぎん!じゃあまたねー」

 

「玲奈ちゃん、またねー!」

 

 I’ll be back

 

 <本田未央、城ヶ崎莉嘉、渋谷凛と友達になった>

 

 あっそうだ(唐突)

 

「なんでしょうか?」

 

 シンデレラプロジェクトのメンバーってあの3人としまむーの計4人だけなんすか?(当然の疑問)

 

「いえ、今日は見えませんでしたが、他にもいらっしゃいますよ。さっき会った方々も含めて14人います。近いうちに、歓迎会のような感じで全員と会う機会を用意しているので楽しみにしていてください。」

 

 へー、ありがとうさん!

 はい、なんで聞いたかと言うと、稀に14人全員いないことがあるからです。

 まあ別にいなくても問題はないですが、いた方が各アイドルの問題なんかを解決しやすいのでいてもらいたいですね。

 今回は全員いたので無問題。

 

「次に、346プロ内の各施設を案内します。カフェやエステなんかがありますが、高木さんもご自由にお使いください。」

 

 はーい。

 まあ今回のチャートでは使う機会は少ないですがね。

 

「ここがカフェです。」

 

「あ!高木さん!お疲れ様です!」

 

「安部さん、お疲れ様です。」

 

「えーと、そちらの方は?」

 

 RINです(説明不要)

 

「シンデレラプロジェクトの新メンバーです。」

 

「あーあなたが!どうも!歌って踊れる声優アイドル!安部奈々です!キャハッ!」

 

 アッハイ。

 流石はウサミンです。熟練したアイドル自己紹介に振り付け、まるでこの道27年って感じがしますね。

 

「私はここでアルバイトをしてるんです!玲奈ちゃんもぜひきてくださいね!」

 

 はーい!

 しかし私と同い年でアイドルとアルバイトの両立なんてすごいなー(棒読み)

 

「えっ!?そ、そんなことないですよ!あはは…」

 

「では高木さん、次に行きましょうか。安部さん、ありがとうございました。」

 

 またねーウサミン。

 

「あっはーい、またー」

 

「さて、次はスタジオに行きます。高木さんは明日、アー写を撮るので覚えておいてください。」

 

 イエッサ。

 

 

「さて、着きました。ここです。」

 

 おーっすお邪魔しまーす。

 カメラなんかがいっぱいあって凄いですね(小並感)

 

「今日は特に用事もないので次に行きましょうか。」

 

 せやな。

 

「次は、サウンドブースに行きます。」

 

 サウンドブースは序盤はあまり使いません。新人アイドルが使うことなんてないですからね。

 

「着きました。ここですね。」

 

 はえ〜すっごい機材、なんかごっついのとかボタンがいっぱいあるのとかがありますね。

 

「ここでは、CDのレコーディングやラジオの収録なんかをします。高木さんも頑張れば、ここでお仕事をできるようになりますよ。」

 

 よーし頑張るぞー。

 まあ数ヶ月は立ち寄りすらしませんけどね。

 

「ということ、346プロ内の各施設を大体は案内しました。まだまだ色々とありますが、地図を渡しておくので暇な時なんかに、見てみるといいですよ。」

 

 ありがとナス!

 

「今日はここまでです。明日はさっき言いました通りアー写の撮影があるので今日は早く寝て、体調を万全にしておいてくださいね。」

 

 大丈夫だって安心しろよ〜

 

「ならよかったです。ロビーまで送ります。」

 

 あざっす!

 

 

「今日はお疲れ様でした。色々と大変なことがあるかもしれませんが、これからよろしくお願いします。」

 

 オナシャス‼︎センセンシャル‼︎

 

「それとこれを。」

 

 なんやろかこれ?

 

「社員証です。次からはこれを受付で見せると通してくれるようになります。」

 

 ありがとナス!

 こいつが欲しかったんだ。

 

「ではお気をつけてお帰りください。」

 

 ほなまたな!

 

 さて、帰りますか。

 ではガーファに乗って、出発おしんこー、ナスのぬか漬けー

 

 

 はい、何事もなく帰ってきました。

 現在時刻は7時過ぎくらいです。

 今日はなにもすることはありません。 Pさんが言っていたようにさっさと、食って風呂に入って、寝ましょう。

 

 ん?スマホに通知が来てますね。RIN姉貴の友達からです。なんやろか?

 

 [アイドルおめでとー!昔からの夢が叶ってよかったね!ところでアイドルになっても、別の夢って追いかける?]

 

 ?変な質問ですね?

 まあアイドルになっても、というかなってこそタイムという夢を追いかけているので、肯定しときましょう。

 

 [答えくれてありがとうー!変な質問でごめんね!アイドル頑張ってね!]

 

 ?なんでしょうね?まあええわ。

 

 では食って、入って、寝ます。

 え?サービスシーン?

 仕方ないですね…ちょっとだけm

 

 今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 

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「シンデレラプロジェクトに新メンバーが追加されました。」

 

 プロデューサーが先日そう言った。

 いきなりの発言に、困惑する者、驚く者、喜ぶ者様々いたが、皆揃ってこう言った。

 

「「「誰!?」」」

 

 当然である。元々シンデレラプロジェクトは14人に固定されていたはずだ。

 私や未央、卯月が飛び入りで参加できたのは、元々のメンバーが脱退したためその穴埋めという名目だったからだ。

 しかし、現在のメンバー数は14人、定員となっている。

 

「今度、親睦を深めるために歓迎会を行います。その時に紹介させていただきます。皆さん仲良くしてあげてください。」

 

 私は思わずちひろさんに尋ねた。

 

「あの、このプロジェクトって14人までじゃなかったんですか?」

 

「ええ、元々はそうだったんだけど…プロデューサーさんがどうしてもって言って上層部に直談判して1人増やしたみたいなんです。」

 

 なるほど、ならば問題はない。

 しかし、プロデューサーにそこまでさせるとは一体どんな娘なのか。

 

 その娘とは歓迎会前に会うことができた。プロデューサーが彼女を案内している時に、プロジェクトルームで偶然会ったのだ。

 

 彼女を見た時の第一印象は、アイドルだった。

 まさにアイドル。圧倒的にアイドル。そう思った。

 

 私のアイドル像というものは、あまり正確ではない。かなりあやふやなものだ。しかし見た瞬間にアイドルだって思える、そんな不思議な娘だった。

 

 彼女は初対面の私たちに気軽に話かけてきた。未央の名前を知っていた時はなんで?と思ったが、先にトレーニングルームで卯月に会ったと聞いて納得した。

 

「えーと、ちゃんみおにしぶりんに妹ヶ崎ね!分かった!」

 

「妹ヶ崎?」

 

「うん、城ヶ崎美嘉の妹だから妹ヶ崎。」

 

「あははー!なにそれ面白い!」

 

 なんかもうあだ名で呼んでいる。

 正直、未央よりもコミュ力が高いかもしれない。

 

「はっはっはっ!所詮ちゃんみおなど大事に扱われ、所有者が高齢のために泣く泣く手放した1000万の中古車程度に過ぎんのだよ!」

 

 なんかよく分からない例えをしている。

 なんかよくわからない娘だが、面白い娘だな。そう感じていた。

 

「あ!いつも無表情のしぶりんが笑っている!私でも苦労したのに!」

 

「え?私ってそんなに無表情?」

 

 不本意である。

 

「我が力はいかなるアイドルにも有効!故にいかにしぶりんと言えども、その氷のマスクを溶かすことなど容易い!」

 

「流石たかぎん!そこにシビれる!あこがれるゥ!」

 

 なんか盛り上がっている…てかたかぎんって、た○じんじゃないんだから…

 

「さて、高木さんはまだ社内案内が済んでいませんのでこの辺で。」

 

「えー、もっと話したかったー」

 

「私もー」

 

「これから毎日のように会えますから。」

 

「たかぎん!じゃあまたねー」

 

「玲奈ちゃん、またねー!」

 

「またね。」

 

「I‘ll be back」

 

 なんか溶鉱炉に親指立てて沈んでいくように去っていった。

 うん自分でもなに言ってるかわからない(困惑)

 

「いやーたかぎん、どんな娘かなって思ってたけど、面白かったね!」

 

「お姉ちゃんのことも知ってたし!」

 

「お疲れ様でーす!」

 

「あ!しまむー!ちょっと遅かったね!」

 

「?何がですか?」

 

「今、玲奈が来てたんだよ。」

 

「あー!レッスンしてる時に会った!」

 

「もー!しまむー!私の名前を先に言っちゃうとかひどいじゃん!」

 

「え!?私言ってませんよ!?」

 

「え!?でもたかぎんは、しまむーから聞いたって…」

 

 ……………。

 

「まあいっか!なんかたかぎんなら知ってそうだし!」

 

「そうだね!」

 

「そうなんですか!?」

 

 まあ確かにあんな娘ならなんか知ってそうな気がする。まあ大方プロデューサーから聞いたのであろう。

 話作りに卯月から聞いたことにでもしたのだろう。

 

 しかし不思議な娘だった。でもアイドルにふさわしい娘だった。

 

「私も頑張らないと。」

 




(次話は)1000年後でどうだ?


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Day5 レッスン開始

久々の投稿なので初投稿です


 やっと原作キャラが出てきたRTAはーじまーるよー

 

 さて今日も元気に学校に行きます。

 でも特になにもなかったので、114倍速です。

 

 この間に今日の予定を説明します。

 今日は、学校が終わった後に事務所に行き、まずボーカルトレーナーの香川さんに挨拶します。

 昨日は居ませんでしたが、今日は居るはずです。これからお世話になるのでちゃんと挨拶しときましょう。。

 

 後はレッスンです。今日はせっかくなのでボイスレッスンです。

 ちなみにレッスンの比率は、ダンス4ボーカル3で行きます。

 ボーカルはやり過ぎると声を枯らすことも稀によくあるので、間隔を空けつつしましょう。

 

 そんなこと言ってたら時間になりました。ではいざ鎌倉。

 

 

 着きました。では昨日貰った社員証を見せて、レッスンルームに行きましょう。

 

 さて、来たわよ。

 おっ開いてんじゃーん。

 

「あら?見ない娘ね?おばちゃんに何か用?」

 

 …………は?(困惑)

 え?なんで?ここにおばちゃんが居るんですか?

 あ!掃除してらっしゃるのかな?

 そうです、そうに違いありません!

 

 いやー、つい先日入った新人アイドルのRINです(天下繚乱)

 あのー、ボーカルトレーナーの方はどちらにいらっしゃいますかね?

 

「あ!あなたが高島さんが言ってた娘ね!私、ボーカルトレーナーの天童よしこって言います。よしこちゃんって気軽に呼んでね!」

 

 うせやろ.....(絶望)

 なんで香川さんじゃないの(憤怒)

 というか天童さんって誰だよ、wikiで調べなきゃ(使命感)

 

「私をただのおばちゃんと甘く見たらいけないわよ〜、なんせこの道40年なんだから。あっはっは!」

 

 えー、調べた結果この方は数十億の一の確率で香川さんに代わってボーカルトレーナーになるようですね。

 そのあまりの珍しさから、存在は確認できてますがどんな方かは全くわかっていないようです。

 しょうがねえなぁ〜俺が後で書いといてやるよ〜

 

 まあ香川さんじゃなくてもいっか!

 続行ですね。

 

「それで今日はレッスンするの?」

 

 はい(即答)

 

「よしきた!じゃあ早速いくわよ!」

 

 ここでボーカルレッスンについて説明します。

 このレッスンでプレイヤーがすることは1つだけです。

 

 それは水分補給です。たった1つだけだと侮ることなかれ、水分ゲージがなくなったら、ぶっ倒れて各ステータスが減少してしまいます。もちろんゲーム的にもRTA的にもマイナスです。

 

 あとは自動でしてくれます。

 ちなみにプレイヤーが実際にボーカルレッスンをするリアリティモードというのもありますが、そっちはタイム的に遅くなるのでNG。

 

 というわけで特に見所さんもないので倍速。

 

 その間、なぜ香川さんじゃなくて残念がっていたのかを説明します。

 

 デレライでは、アイドルでも恋愛が可能です。プレイヤーはもちろん、NPCもできます。

 そうなると、当然の如くプロデューサーと付き合い出すアイドルが出てきます。

 これがファンにバレるとめっちゃ評判が下がります。

 その範囲が、付き合ったアイドルだけでなく、そのプロデューサーが担当するアイドルにまで及びます。

 なんで止めなかったんだ!お前ら知ってただろ!ということでしょうね。

 だから、高島Pとシンデレラプロジェクトの誰かが付き合ってしまったら、大幅ロスになってしまいます(20敗)

 

 これを回避するために、Pにはボーカルかダンストレーナーの方のどちらかとお付き合いしていただく計画でした。

 

 しかし、高島Pが余程の熟女好きじゃない限り、ボーカルトレーナーの方はダメになりました。

 できれば選択肢は多くしたかったですが、仕方ありません。花城さんと否が応でも付き合ってもらいましょう(ゲス顔)

 

 おっと、水分ゲージが真っ赤っかです。急いで水を飲みましょう。

 

「いやー、玲奈ちゃん。なかなか才能があるねー!どこか音楽教室とか通ってたの?」

 

 (通って)ないです。

 天性のものやでこれは(ドヤ顔)

 

「はえ〜、すっごい(小並感)おばちゃんびっくりだよ!」

 

 せやろ?

 

「玲奈ちゃんは教え甲斐があるね!おばちゃんももっとがんばんなきゃね!」

 

 よしこちゃん!そんなに褒めると照れちゃう!

 というわけで、よしこちゃんから褒められたところで、レッスン再開しましょう。

 

「はい、じゃあさっきのとこもう一回行くよ。」

 

 はーい!

 ではまた倍速。

 

 

 ぬわああああん疲れたもおおおおん

 レッスンやめたくなりますよ〜レッスン〜

 

 ということで今日のレッスンは、終わりっ!閉廷!

 

 さてどんくらい成長したかな……ファ!?歌唱力レベルが3上がってる!?なんで!?

 

 えー、通常は初回レッスンでレベルが3上がるなんてあり得ません。よくて1、普通は2レッスンで1レベルってとこです。

 なのに2も上がるってなんで?.....

 あ!よしこちゃん!あの激レアおばちゃんのおかげしか考えられません!

 はえ〜あのおばちゃんすげぇ人だったんですね〜

 さすが、数十億分の一なだけはあります。

 これはボーカルレッスンの比率を減らしてもいいかもしれません。

 いきなりのチャート変更ですが、良いRTA走者は臨機応変に対応するって古事記にも書いてあるので問題ありません。

 

 最初は、ハズレおばちゃん(失礼)と思ってましたが、大当たりでしたね。これはうま味。

 

 さて、そろそろ帰りましょう。

 よしこちゃんまたねー

 

「はい、またね玲奈ちゃん。帰りは気をつけてね。」

 

 大丈夫だ、問題ない。

 では帰宅しましょう。

 

 

 帰ってきたー!行きてるー!

 じゃあ飯‼︎風呂‼︎寝る‼︎

 

 

 

 オッハー!、オッハーーーーー!(爆音)

 1日で終わると思った?残念!今回は2日するよ!

 

 というわけで、学校行って事務所行くまで1919倍速。

 

 今日はダンスレッスンをします。

 あと、花城さんに彼氏がいないかチェックします。もちろん高島Pと付き合ってもらうためです。

 いた場合、高島Pはよしこちゃんと付き合ってもらいます(無慈悲)

 まあ無理だと思うんで、他の女性社員の方を見つけないといけませんね…

 

 はい、事務所に着きました。

 ちなみに学校では何にもなかったです。

 では早速、トレーニングルームへgo。

 

 来たゾ。

 おっ開いてんじゃーん。

 

「!高木さん!来てくれたのね。」

 

 ウッス。

 改めてダンスレッスンをお願いします(謝意を忘れないアイドルの鑑)

 

「はい!こちらこそお願いします!」

 

 いやー、花城さんは元気があるねー。

 じゃあ早速お願いしようかな。

 

「よし!じゃあいきましょう!」

 

 ではここでダンスレッスンの説明をします。

 説明と言ってもほぼボーカルレッスンと変わりません。ただ水分ゲージが減る速さが、ボーカルレッスンよりも少し早いので、そこは注意しないといけません(無敗)

 

 おっと、そんなこと言ってたら水分ゲージがヤバそうです。一旦休みましょう。

 

「よし!じゃあちょっと休憩ね。」

 

 アザース。

 あっそうだ(唐突)

 花城さんって彼氏とか、いらっしゃらないんですか?

 

「え!なによ急に...」

 

 いやー、年頃の女の子ならそういう話もしたくなるでしょ(適当)

 じゃけん恋話しましょうね〜

 

「えぇ(困惑)彼氏なんていないわよ。」

 

 ええ!?そんなに美人なのに!?そんなに美人なのに!?(大事なので以下略)

 

「そ、そんなに言わないでよ//」

 

 照れてる花城さん可愛い(確信)

 そんなことより、彼氏がいないことが確定しました。これで高島Pを熟女好きにするために、好きなアーティストのCDと称して熟女催眠CDを贈らなくて済みます。

 

「さあ!続き始めるわよ。」

 

 はーい(無邪気)

 

 

 

 ぬわああああん疲れたもおおおおん(2回目) 

 ああも今日は、すげえきつかったゾ~ 

 

「お疲れ様、よく頑張ったわね。新人とは思えないキレが良かったわ。」

 

 あっそうだ(唐突)

 さっき言ってた、恋話なんすけど。

 

「まだするの...?(呆れ)」

 

 当たり前だよなぁ?

 高島Pなんてどうすっか?いい男♂ですよ。

 

「ええ!?高島さん!?」

 

 この間花城さんって可愛いって言ってたし(大嘘)脈あるんじゃないですか?(適当)

 

「いやそんな!高島みたいな素敵な方と釣り合わないわよ//」

 

 おや?意外に本当に脈あるかもしれませんね。いいゾ〜これ。

 

「そ、そういう玲奈ちゃんはどうなの?」

 

 アイドルの恋愛は許されないんDA☆

 ファンが激怒することがわかるだろう?

 

「それもそうか…」

 

 あっそろそろ帰らないとヤバ目です。

 では花城さん、サラダバー。

 

「はい、じゃーねー。」

 

 

 はい、何事もなく帰ってきました。

 じゃあいつも通りで、寝ましょう。

 

 

 

 2日すると言ったな、あれは嘘だ。

 オッハー!オッハーーーーー!(2度目)

 今回は一気に3日します。

 

 さて、毎度のことながら学校行って(以下略)なので1919倍速です。

 

 

 

 はい、色々すっ飛ばしました。今日はダンスレッスンです。現在、トレーニングルームの前にいます。

 

 おっ開いてんじゃーん。

 

「あぁ、玲奈ちゃんいらっしゃい。」

 

 よう、やってるな。

 

「今日も頑張りましょうか!」

 

 オッスお願いしま〜す。

 さて水分ゲージを気にしつつ、高島Pと花城さんをどうくっつけるか説明します。

 

 今回は花城さんの高島Pに対する好感度が元から高そうなので、結構やりやすいです。

 

 まず、高島Pの花城さんに対する好感度を調べます。

 

 その後好感度が高かった場合、うまいこと2人が会う機会を増やします。

 低かった場合、催眠CDか花城さんのいいところをさりげなく言ったりして好感度を上げます。

 

 催眠CDはバレたら事務所を解雇されるので(2敗)なるべく使いたくないですが、最悪の場合は躊躇なく使いましょう。

 

 ちなみになんでCDなん?と疑問を持つ兄貴姉貴に説明すると、後で処分が容易だからです。

 

 スマホやパソコンに送るとパスワードとかを入手しなければならないため消すのが難しく、そもそも送るのも容易ではありません。

 

 その点CDは貸すという名目で容易に渡せますし、後で返して貰えば、証拠を隠滅できます。

 だからCDにしないといけなかったんですね(メガトン構文)

 

 おっと、水分補給ゲージが大分減ってます。補給しましょう。

 

「ふう、じゃあ休憩ね!」

 

 イェイ!

 さて目下の課題は高島Pと花城さんですが、もう一つあるのが歓迎会です。

 ここでいかに打ち解けられるかが、今後の円満なアイドル活動への鍵となります。

 てかいつあるか聞いてませんでしたね。レッスンが終わったら、聞きに行きましょうか。

 

「じゃあ、もう一踏ん張りいくよ!」

 

 はーい。

 

 

 ぬわああああん疲れたもおおおおん(3回目) 

 あっそうだ(唐突)

 高島Pは今います?

 

「高島さんなら今プロデューサーオフィスにいると思うけど?」

 

 ありがとナス!

 じゃあどうも!お疲れ様でしたお!

 早速イクゾー

 デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ! 

 

 

 はい到着。

 おっ開いてるじゃーん。

 

「高木さん?どうかしましたか?」

 

 高島Pオッスオッス!

 あのさあ...トレーナーさんのお休みの日とか知らない?

 

「トレーナーさんのですか?ちょっと待っててください。」

 

 オナシャス‼︎

 

「えーとですね、天童さんが日曜と月曜ですね。花城さんは水曜だけですね。」

 

 なるほど、ありがとナス!

 あっそうだ(唐突)

 プロデューサーさんの休みはいつなん?

 

「私はほぼ休みませんから、いつと言われると答えられませんね。」

 

 えっ何それは(ドン引き)

 休まないと身体的にもやばくない?

 

「しかし、私が休んでしまったら皆さんのデビューが遅れてしまいます。」

 

 まあ確かにそうだけど...

 でもそんなんだと私生活大変じゃない?

 彼女とかはいる?

 

「いえ、恥ずかしながら今まで1度も出来たことがなくて...」

 

 あっ...(察し)ふーん。

 じゃあ花城さんとかいいんじゃないっすかね?

 

「花城さんですか...?」

 

 花城さん可愛いしさ、この前聞いたら、いい感じだったし、脈あるんじゃない?(適当)

 

「何してるんですか....」

 

 高島Pはどう思ってるの?好きなの?(直球)

 

「花城さんはいい方だと思いますし、非常に可愛らしい方ですよ。」

 

 うーん、高島Pは感情が読みにくいので、好感度がよくわかりませんね...

 心理学振りたい(TRPG感)

 まあ悪くはないでしょ(適当)

 だから親交を深めるために、食事にでも誘って、どうぞ。

 

「食事ですか...?」

 

 せやで。アイドル育成のためにも、仕事仲間と一緒に食事することが大事なんや(適当)

 私はそう学校で習ったよ(大嘘)

 じゃけん夜行きましょうね〜

 

「え、今日ですか?」

 

 今日じゃなくでもいいけど、早いうちがいいよ。

 善は急げやで。

 早くしないとアイドルに取られてしまいますしね。まあそんなことは言えませんが。

 

「まあそこまで言うなら、今度花城さんと天童さんの3人で行きます。」

 

 やはり天童さんも誘って来ましたね。

 まあこれは想定内です。後で根回しして2人にしましょう。

 

 じゃあ私はこれで、サラダバー

 

 というわけで終わり‼︎閉廷‼︎以上‼︎皆解散‼︎

 

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 —高木玲奈さんについてどう思われましたか?

 

「最初に見た時から可愛い子だと思っていたけれど、歌声を聞いてね天才と思ったね。」

 

 —天才ですか?

 

「私がアイドルをしていた時でもあんな声を持つアイドルはいなかったね。」

 

 —あの時代なら貴女のような歌に特化したアイドルが多かったと思いますが...

 

「確かに多かったよ。言っちゃ悪いけど、今より歌に関しては上手だったね。」

 

 —そんなこと言っちゃいますか(笑)

 

「いやでも今の子も歌上手い子もいるよ。でもあの子は次元が違ったね。」

 

 —そこまでおっしゃいますか。伝説の70年代アイドルである貴女が。

 

「まあでも私が育てたからかもしれないね(笑)」

 

 —師匠の教えが上手かったと(笑)

 

「(笑)しかしあの子を超えるアイドルはなかなか出てこないよ。」

 

 —今はアイドルを目指す子もアイドルの子も多いですが、それでも?

 

「あの子は1万年に1人の逸材だからね。」

 

 —じゃあ次現れるのは1万年後と(笑)

 

「人類がまだ滅亡していなきゃね(笑)」

 

 

 

 

 伝説の70年代アイドル天童よしこのインタビューより抜粋




次話は消去された


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