Fate/Grand Order〜精霊天使の人理修復〜 (紅桜風月)
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プロローグ 彼の話

どうも紅桜風月です。
又アイディアが出たのでやろうと思います。
それではスタート!


それは大昔の話から始まる

彼は精霊であり、強くあった。

彼はその力を人々の役にたてようとしていた。

彼は人間が好きであり、害をなすことをしなかった。

だが、人々は彼を恐れ、嫌っていた。

しかし、彼は人知れずそこに住む人々を守り続けた。

それでも、人々は好意的にはならず、更に近寄らなかった。

そして、彼の運命が決まるときが来た。

その土地に、餌を求めてやって来た人に害をなす猛獣達。

彼は、全身全霊をかけてその土地を守った。

彼は、これで認められると歓喜した。

だが、現実とは辛いものである。

人々は、自分達では手も足も出ない猛獣を退治した彼に対して好意的になるどころか、もっと嫌っていった。

人とは恐ろしいものである。

自分達とは違う。たったそれだけで迫害し、嫌い、離れていく。

それが自分達を守ったとしてもだ。

そのせいで彼は絶望し、その土地を離れた。

自分を認めてくれる人がどこかにいると信じて。

人々は歓喜した。

それが終わりに向かう選択肢だとは知らずに。

その土地は毎年豊作であり、平和であった。

だが、彼が居なくなってからというもの、不況が続き、猛獣に襲われるようになった。

人々は彼の残した呪いだと言っていたがそれは違う。

彼が猛獣を倒し、雲、雨、風を操りその土地にあった環境にしていた。

作物を献上する国にその様な説明をし、彼の呪いだと騒いだ。

しかし、王は賢く、むしろお前達のせいだと一蹴した。

人々は考えた、その意味を。

そして気づいた時にはもう遅く作物は枯れ、家屋は獣達のせいで崩壊している。

人々は祈った。

彼が戻って来るように。

しかし、彼はすでに他の土地に住み着いており、祈りは届かなかった。

やがて、その土地では他の土地の人々に非難されるようになってきた。

近くの土地にも彼の力が届いており、そのおかげで豊作になっていた。

だが彼はもういない。

本当に大切なものは消えてからわかる。

それから沢山の時が流れた。

彼は更に強くなった。

しかし、彼にも寿命があり、すぐに途絶えようとしていた。

彼は祈った。

もし、叶うなら別の世界でもいい。永遠の命が欲しいと。

そして、彼はその世界から消えていった。

本来ならばここで終わる運命なのだがそうではなかった。

彼の祈りを神と言う存在が叶えたのだ。

だが、それには誓約があった。

もしも彼の身体に埋め込まれた結晶、それを半分でも破壊されると完全に人として生きるようになると。

そして、彼は了承した。

 

彼はいくつもの時を生き頑張ってきた。

ある時は将来英雄王と呼ばれる人物の手助けをし、トロイア戦争において、木馬に兵士を入れるという作戦を考えたり。

他にも皇帝ネロの右腕として生き、ブリテンでは円卓を影ながら守ったりと。

日本においては鬼や人間と仲良くし、戦国時代では良き相談相手などもしていた。

 

更に時が流れた。

その頃に、聖杯戦争と言うものが行行われており、彼の知り合いが多数参加した。

 

彼は聖杯戦争で気に入った人間の味方をした。

そして、彼は第五次聖杯戦争において新しい時代においてとても面白い人間を見つけた。

それは正義の味方を目指している少年だった。

彼は面白い魔術を使い英霊に応戦していた。

だからこそ、彼を鍛えた。

だが、それであったとしても。

昔、面倒を見ていた英雄王の腕を斬った事に関してはひどく驚いた。

英雄王は今まで見た中でも最強と言えるだろう。

だが、それをたった一人の人間が互角の戦いをしたのだ。

それから彼は次元を飛んだ。

彼が他の世界ではどのようにするのかという事に興味を持ち。

他の世界はその世界と違い過ぎていた。

一人の少女が英雄王を食らったのには流石に身の危険をすぐに逃げたが。

他の世界においてクイズやカーレースでの聖杯戦争においては苦笑いしか出なかった。

彼も騎士王がアルバイトをしている姿を見た時は頭を痛めた。

そんな彼でも、とある世界で死んでしまった。

そこは本来ならばバーサーカーを呼ぶはずの少女が何の因果か魔法少女になる世界であった。

彼は別に誰かを庇った訳では無い。むしろ襲われた方だ。

英霊を全て倒しきった後帰ろうとしたらカレイドステッキによる弱点の暴露とそれにより自分の身に起こる事を彼に好意を寄せている少女三人に話してしまい油断しているすきをつかれて結晶を砕かれた。

それから彼は一生をその世界で過ごし、魂をもとの世界に戻した。

だが、彼はやり過ぎた。

本来、英雄と呼ばれる様なものではないが彼のおかげでいくつもの時代において助かったのは事実。

そんな彼は世界に帰ってきた時に英霊として座に登録されてしまった。

そしてこれから始まるのは彼の英霊としての物語。




本格的にやるのは次からなので待っててください。


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