限られた世界を彩る花 (ペットボトルのふた)
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第一章「出会いの時」
プロローグ


バンドリのオリジナルストーリーを書いていきます。
バンド結成も基本はオリジナルにしたいと思います。

よろしくお願いします!




彼は所謂「天才」と呼ばれるだった。一度見たものは忘れない。見たものはほぼすべて出来てしまう。

そしてほかの天才にはないものも彼には備わっていた。それは、

「治癒力」。そう彼は自然治癒力が異常に高いのだ。

擦り傷程度なら目を離した瞬間に、骨折は一日家で寝れば治る。

 

 

 

しかしいいこといばかりではなかった。

彼は知っている。その異常な体の代償を。

それは、「寿命が短い」。本来の人間は100年程度生きることができるが、彼はその五分の一、20年程度しか生きることができない。

 

 

彼は現在16歳、高校2年生だ。通っている高校は羽丘学園高校。

去年迄は女子校で、今年から共学化された。

 

しかし、2年生の男子は彼のみ。なぜここに通っているかというと彼の叔父が理事長と仲がいいかららしい。

 

 

 

彼の名は「時谷未来」。これは彼の最後を彩った高校生活の物語である。

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「じゃあ、そろそろ行くか。」

そういいまだ慣れてない日を通り、初めての学校へ向かう。

学校につくとすぐに教頭と理事長がいて、体育館の袖に通された。

教頭「それじゃ明るく自己紹介をしてくださいね。」

 

未来「はい。わかりました。」

 

 

教頭「----これで全校朝会を終わります。と言いたいところですが今回は2年生に転校生が来ているので全校の前で自己紹介を軽くしてもらいます。じゃあ未来君、おねがいね。」

 

ーーええ!!男の人かな!?--かっこいいのかな!?--などと全校がざわつき始めたときに彼は口を開いた。

 

未来「みなさんこんにちは。時谷未来です。2年生の中で唯一の男子なので仲良くしてくれると嬉しいです。よろしくお願いします。」

 

教頭「はい、ありがとうございました。それではこれで全校朝会を終了します。皆さんお疲れさまでした。」

 

教頭のその合図で生徒たちはざわつきながらも教室へ戻っていった。

 

 

ーー2年A組ーーーー

未来「みなさんこんにちは。全校朝会でも話した通り今日からここのクラスに入りました。時谷未来です。よろしくお願いいたします。」

 

担任「じゃあ席は窓際の一番奥が開いているからそこに座ってね。みんな、仲良くしてあげてね!」

 

クラス一同「はい!」

 

担任「じゃあいったん休憩。つぎは係とか決めるから10分後には座っててね。」

 

先生の号令とともにクラスのみんなは話し出した。

 

リサ「ねね♪アタシは今井リサっていうんだ。これからよろしくね♪席となりだし!」

 

未来「ああ、今井さんね。うん。よろしくね。」

 

リサ「今井さんじゃなくてリサでいいよ♪」

 

未来「わかったよ、リサ。」

 

リサ「うん、それでよし!」

 

未来「ところでリサはさ、何か楽器をやってるの?」

 

リサ「うん、ベースやってたよ。といってももうやめちゃったけどね。どうしてわかったの?」

 

未来「リサと握手したとき、指先がほんの少しだけ堅かったからさ。なにかやってるのかなって。」

 

リサ「そっかー、わかっちゃったかー。もしかして未来も?」

 

未来「いや、ぼくはないよ。ただ、、、」

 

リサ「ただ?」

 

未来「いやなんでもない。忘れてくれていいよ。」

 

リサ「オッケー♪」

 

未来「そろそろ時間だしやめよっか。」

 

リサ「そうだね」

 

 

その後無事に学校が終わり家に帰ろうと席を立った時、

リサ「あ!未来!連絡先交換しよー」

 

未来「ああ、いいよ。はい」

 

リサ「ありがとー♪また明日ねー♪」

 

未来「ああ、また明日。」

 

そういって学校から出た。

未来「ああそういえば今日はバイトの面接があったな。」

 

そう呟き、未来は走り出した。

 

 

 




プロローグなので短めです。
出してほしいキャラ居たら言ってください。
善処します。


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プロローグ続

少なくとも一週間に一話は投稿できるようにします。

本編↓


未来「やばい。間に合うかな、、、。」

未来はそう言葉をこぼしつつ、できる限りの速さで面接先へ向かった。

 

未来「はあ、、はあ、、ふう、、、。」

無事時間ギリギリに到着したようだ。

まだ春先だというのに、走ってきた彼にとっては真夏のような暑さに感じたのは言うまでもない。

息を整えつつ、面接先の建物に入ると冷房のよくきいた心地に良い空気とともにここで働いているであろう女性が優しく迎えてくれた。

 

???「こんにちは。見掛けない顔だけど、今日はどうしたの?」

 

未来「こんにちは。今日はここにバイトの面接に来ました。場所はここで会っていますか?」

 

???「ああ、君が例の子かー!うん、あってるよ。私はこのライブハウス「CIRCLE」で働いてる月島まりなです!「まりなさん」って呼んでくれると嬉しいな!ああ、そこの椅子の座っていいよ。」

 

未来「よかったぁ。わかりました。よろしくお願いします。まりなさん。」

 

まりな「うん。早速で悪いんだけど、履歴書とか持ってる?」

 

未来「はい、持ってきました。どうぞ。」

 

まりな「ありがとう。へえー、羽丘の子なんだね。あれ、羽丘って女子校じゃなかったっけ?」

 

未来「女子校でしたが、今年から共学化したらしいです。でも僕は、2年なんで女子の中に男子一人なんですけどね、、、。」

 

まりな「そうだったんだ。大変だね(笑)。でも年頃の男子高校生にとってはご褒美じゃない?」

 

未来「いやいや、周りを見るとちょっと緊張しちゃって。」

 

まりな「まあ、そうだよね。っと、雑談はこれぐらいにしておいて、バイトの仕事内容について詳しく話そうか。」

 

未来「あれ、志望動機とか聞かないんですか?」

 

まりな「いーよいーよ。今君、、、じゃなかった、未来君と話してて悪い人じゃないってわかったし、もともと採用するつもりだったし。」

 

未来「そうだったんですか。結構考えてきたんですけどね(笑)。ああでも、その下の備考欄のところなんですけど、、、」

 

まりな「ええと、なになに。『20歳までしか働けません』って、あはは(笑)。そんなことかかなくてもいいんだよ?やめたくなったらいってくれればいいよ。」

 

未来「そうですか。わかりました。如何せん、バイト初めてで、」

 

まりな「りょーかい!じゃあとりあえず『CIRCLE』の中を案内するね。あそこがーーー

であっちの部屋がーーーでーーーーーーーって感じなんだけど、どう?覚えられたかな?」

 

未来「はい。大丈夫です。多分覚えられました。」

 

まりな「おお、覚えるの早いねー。お姉さんうらやましいよ。じゃあ次は楽器についてなんだけど、、、楽器触ったことある?」

 

未来「一応一通りの楽器はあります。一応チューニングやメンテナンスの方法も把握していますよ。」

 

まりな「すご!バンド組んでたとか?」

 

未来「いえいえそんなことしたことないですよ。家にあったのを使ったり、楽器屋さんのを弾いたりしていただけですよ。」

 

まりな「そうなんだ。すごいね。ならメンテナンスはおまかせしようかな。」

 

未来「了解です!」

 

まりな「よし、一通り説明も終わったし、今日は終わりにしよっか。近いうちにここでイベントあるから、シフト決めなきゃだし、そうだなぁ、明後日ここに来れる?」

 

未来「大丈夫です。では明後日のこのぐらいの時間に来ますね。これからよろしくお願いします。」

 

まりな「うん、よろしく!」

 

未来「それでは、お先に失礼します。」

まりな「はーい!」

 

まりなとそんな言葉を交わし未来は「CIRCLE」を後にした。

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「ふう、バイト採用してもらえてよかった。今日晩飯何にしようかな。」

 

リサ「あれー、未来じゃん。こんな時間にどうしたの?」

 

未来「実はバイトの面接に行ってたんだよね。」

 

リサ「そうだったんだ。どうだったの?」

 

未来「無事に。」

 

リサ「そっかー!よかった♪。ところで未来って一人でこっち来たの?」

 

未来「うん、そうだよ。親に言ったらいいよって」

 

リサ「いいなー!私もしてみたーい♪」

 

未来「でも結構大変だよ?特にご飯とかさ。こっち来たばかりだけど、結構コンビニとか、レトルトで済ませちゃったりするし。」

 

リサ「それはよくないよ!なんなら私が作りに行こうか?」

 

未来「いやいや、大丈夫だよ。自分でも作れるからさ。」

 

リサ「そっかー。でも今度お家行かせてよ。」

 

未来「わかったよ。いつかね。」

 

リサ「ええー!それぜったいいかせてくれないやつじゃん!」

 

未来「そんなことないから。今度ちゃんと招待するからさ。」

 

リサ「絶対だよ?」

 

未来「うん。絶対。ところでこんな時間だけどリサはなにしていたの?」

 

リサ「ちょっと親に買い物頼まれちゃって。」

 

未来「そうだったんだ。もう暗いし気を付けて帰りなよ?」

 

リサ「えー。ついてきてよ。さみしい。」

 

未来「まあ、ここで会ったのも何かの縁だし。いいよ。」

 

リサ「ありがと♪」

 

その後僕たちは他愛もない会話をしながらリサの家を目指した。

 

リサ「---あ。ついちゃったね。ここがアタシの家だよ。」

 

未来「そうなの?ってだめだよ。あんまり仲良くない人と家に帰るときは近くまでにしないと。」

 

リサ「えー。大丈夫でしょ。だって未来だもん♪」

 

未来「信頼されてるのはうれしいけど気をつけてね。」

 

リサ「はーい♪。送ってくれてありがと!楽しかったよ。」

 

未来「僕も楽しかったよ。また学校でね。おやすみなさい。」

 

リサ「うん。おやすみ~♪」

 

▼▼▼▼▼

 

リサと別れた後僕は家に帰った。

 

未来「さーて、リサに怒られないようにちゃんとご飯作らないと。」

 

その後、作った料理をリサに写真で送ると「おいしそうだなー♪食べてみたい!」

と帰ってきたそうだ。

 




どうしよう、まだ友希那を出せてない、、、
キャラは引き続き募集中です!


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第一話「青薔薇の種」

Ringing Bloom 難しすぎ、、、


評価してくださった方
MinorNovice様 

ありがとうございます! 
評価してくださると主のモチベが上がります。(投稿ペースが上がるとは言ってない)
よろしくお願いします。

本編どうぞー↓


ーーー羽丘学園

 

未来「おはよう。リサ。」

 

リサ「おはよー♪もう今日から授業あるんだよね。いやだなー(笑)。」

 

未来「そうだったっけ?でも授業聞かなくてもテスト取れると思うからあんまり聞かなくてもいいかな。」

 

リサ「あー。実は未来もそっち側の人間だったかー。」

 

未来「そっち側?いったいどういうk「おはよー!リサちー!」え、」

 

リサ「あはは!おはよう日菜♪」

 

日菜「うん!おはよー!あれ?そっちの人が例の人?」

 

リサ「そうだよー。時谷未来君!」

 

日菜「初めまして!私、氷川日菜!なんか君るん♪ってくる!」

 

未来「初めまして。僕はときです。僕のことはお好きなように読んでくださいね。それにしても、るん♪か。面白い表現の仕方をするね。」

 

リサ「え!日菜の言ってることわかるの!?」

 

未来「いや、るん♪はるん♪だろ?」

 

日菜「あははー!そうだよね!やっぱり未来君面白い!」

 

リサ「やっぱり天才たちは怖いよ(笑)。」

 

未来「天才たち?」

 

リサ「そ。知らないと思うけど、日菜は天才なんだよ。ふつう、るん♪っていうのはわからないんだけど未来も天才ぽかったからさ。」

 

未来「天才、、ね。」

 

リサ「未来?ごめんね!もし何か気に食わないことがあったのなら、謝るから。」

 

未来「いや、大丈夫。こっちこそごめんね。気にしないで。ああ、もう先生来ちゃうから座ろう、二人とも。」」

 

日菜「そうだねー!また後で話そうね!」

 

そう言い残し日菜は自分の席へ向かった。」

 

先生の話も終わり、一時限目が始まった。

しかし、未来の目は授業ではなく、何もない窓の外を見つめていた。

クラスでこのことに気付いているには未来の隣に座っているリサだけだった。

 

リサ「(やっぱり、朝のこと気にしてるのかな。アタシ何か傷つけること言ったかな、後で日菜に聞いてみようかな。それより今は授業に集中しなきゃ)」

 

 

未来「(はぁ。いきなり天才って言われて困っちゃったな。もう気にしないで生きていくって決めたはずなんだけどな。昔のことはもう、気にしないって決めたのになぁ)」

 

未来が心の中で考え事をしていると不意に「未来君、ここ何かわかる?」と先生の質問が飛んできた。どうやらばれてしまったようだ。

 

未来「ああ、そこはーーーだと思います。」

 

先生「おお、まじか。これ解けるのか。今回はこの問題解けたから、さっきまでのことは水に流しますが、これからは集中して授業に取り組むように。」

 

未来「はい。すみません。」

そこからはちゃんと受けた。

 

▼▼▼▼▼

時間もお昼になり、昼ご飯のようだ。

リサ「未来ー。一緒にご飯食べない?」

 

未来「ああ、いいけどさ。そのー、リサって友達いないの?」

 

リサ「へ?どうして?」

 

未来「いやだってさ、こんな来たばかりの人とずっと話してるからさ。」

 

リサ「失礼な!アタシにだって友達ぐらいいますから!そんなこと言う未来とは一緒にたべてあげませーん。」

 

未来「いやそうならいいんだけどさ。ってごめんって。リサが優しいから自分のこと削ってまで僕にかまってたらいたたまれないからさ。」

 

リサ「ほんとにそう思ってる?」

 

未来「ほんとだってば。」

 

リサ「そっか。なら許す!その代わり今日家に行かせて?」

 

未来「今日かー。まあそれでリサが許してくれるならいいかな。わかった、いいよ。」

 

リサ「やったー!未来やっさしー!」

 

未来「ほぼ強制だったじゃないか、、」

 

???「あなたたち、何をしているの?」

 

未来「えっとー、どちら様でしょうか。」

 

リサ「ああ、友希那!きてくれたの?」

 

友希那「ええ、いつもリサから来てもらうのは大変かと思って。」

 

リサ「ありがと♪」

 

友希那「ところで彼は誰?」

 

未来「すみません、自己紹介が遅れましたね。時谷未来です。あなたは?」

 

友希那「湊友希那よ。あなただったのね。この学年の転校生って。」

 

未来「はい。あと一つ聞いてもいいですか?」

 

友希那「ええ、かまわないわ。それと早くご飯を食べたいから食べながら話さない?」

 

未来「わかりました。」

 

リサ「よし。話もまとまったっぽいから屋上行こうか。」

 

二人「はい。(ええ)」

 

 

▼▼▼▼▼

屋上

 

友希那「それで、聞きたいことっていうのは?」

 

未来「間違っていたらすみません。あなたは孤高の歌姫ですか?」

 

友希那「、、、なぜあなたがそれを?」

 

未来「昨日、『CIRCLE』でバイトをしていた時に過去の予約表を見た時にあなたの名前が多く入っていたもので。それでまりなさんに聞いたら、そのことを。」

 

友希那「そう。確かに私は、あそこで歌っているわ。人を探すためにね。」

 

未来「誰を探しているんですか?」

 

友希那「私の目標を共に叶えられる、アーティストよ。それと私のことは友希那でいいわ。」

 

リサ「、、、、」

 

未来「ああ、わかった。それで友希那の目標とはなに?」

 

友希那「FWFに出ることよ。」

 

未来「FWF、ですか。」

 

FWF。正式な名前はFuture・World・Fes。音楽の祭典。プロでも簡単にいくことはできないトップレベルの大会だ。

 

未来「なぜ、FWFに?」

 

友希那「それは、、、今度話すわ。」

 

未来「そうか。悪い、いろいろと聞いてしまって。」

 

友希那「いいわ、これから長く付き合っていくことになるだろうし。」

 

未来「わかった。」

 

リサ「ええと、そろそろお昼も終わっちゃうし教室戻ろ?」

 

未来「そうだね。」

 

友希那「じゃあ、私はこっちだから。」

 

リサ「うん。またねー」

 

未来「僕たちも戻ろう。」

 

▼▼▼▼▼

教室

 

リサ「それにしても、びっくりしたよー。」

 

未来「どうしたの?」

 

リサ「実はさ、友希那って、あんまり人と話そうとしないのにあそこまで自分を話すと思わなかったからさ。」

 

未来「そうなんだ。」

 

リサ「そ。打から意外でさ。」

 

未来「なるほど。」

 

リサ「また授業かー。」

 

未来「でも楽な授業ばかりだからいいじゃん。」

 

リサ「そう、、だね。よし!頑張りますか!」

 

▼▼▼▼▼

放課後

 

リサ「じゃあ未来、一緒に帰ろう?」

 

未来「え、家の場所送るから準備してから来てよ。」

 

リサ「ええー。一緒に行こうよー。こんなか弱い女子を一人で歩かせるの?」

 

未来「か弱いって、もう高校生じゃん。」

 

リサ「あんまり気にしちゃダメ!お願いー!」

 

日菜「なに話してるのー?」

 

リサ「(はっ!日菜を使えば!)それがさー、今日未来の家に行くんだけどさ、一緒にいk『えっ!いいな!私も行っていい?るん♪ってする!』、、え。」

 

未来「まあ、日菜ならいいよ。一人も二人も変わらないでしょ。いい?リサ。」

 

リサ「うん。いいよ。その代わり、未来は私と一緒に帰ること!」

 

未来「まあ、仕方ないか。いいよ。」

 

日菜「じゃあ、連絡先交換しよ!お家の場所わからないし!」

 

未来「ああ、いいよ。」

 

連絡先を交換し、家の場所を教え日菜は鬼のようなスピードで帰っていった。

 

リサ「じゃあ帰ろっか。」

 

未来「そうだね。」

 

二人は、まるで幼馴染のような距離感で学校を出るのだった。

 

 




まだ、リサは未来のことを好きではありません。
ただ、からかっているだけです。
次回はお家の中を表現します。「ちょっと仲良すぎじゃね」って思うかもしれませんがそれも彼の才能です。(許してください)

では次回もお楽しみに!


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第二話「2人だけの秘密」

RAS楽しみですね。個人的には六花とパレオは引きたい。

評価してくださった方々
ずんだもっちー様
神威結月様

また、小説のタグの「Roselia」の表記が間違っているとの指摘が入りましたので修正させていただきました。

ありがとうございました。

では本編をどうぞ!↓


ーーー時谷未来の家

 

リサ「お邪魔しまーす!」

 

未来「はい。どうぞ。」

 

リサ「日菜はいつ頃来るんだろうね。それと、料理の準備していい?」

 

未来「日菜はもう少しで家に着くらしいよ。ああ、料理作ってくれるの?」

 

リサ「前言ったじゃん!じゃあ冷蔵庫とか見てもいい?」

 

未来「ああ。いいよ。」

 

パカ、ガサゴソ、、、パタ。

 

リサ「うーん、、これなら、あれがいいかなー。ねね、未来。ちょっと足りないものがあるんだけど買ってきてもいい?」

 

未来「足りないものあったかー。ちなみに何がなかった?」

 

リサ「えっとね、ニンジンとショウガとかなんだけど、、、ある?」

 

未来「昨日使っちゃったな。俺買ってくるよ。」

 

リサ「いやいや、悪いって。私が使いたいんだから私行ってくるよ。」

 

未来「いやいや、もう日も落ちて暗いんだから、危ないよ。それにほかにも準備あるでしょ?」

 

リサ「それはそうだけど、、わかった。お願いしてもいい?」

 

未来「ああ。任せてくれ。その代わり、家をあさったりしないでくれよ?」

 

リサ「わかってるって♪」

 

未来「じゃあ、行ってくるね。」

 

リサ「はーい!いってらっしゃい!」

 

▼▼▼▼▼

 

 

ーーー近くのスーパー

 

未来「ええと、確か必要なのはニンジンとショウガと、、、、」

 

店員「合計779円になります。ありがとうございました。」

 

未来は買ったものを袋に詰めて、スーパーから出た。

 

▼▼▼▼▼

 

未来「にしても何を作るんだろう。」

未来がリサが作っているものを考えていると突然「きゃあー!!!」という女性の悲鳴が聞こえた。

 

未来「あれ、今の声って!まさかっ!」

未来の中でその声の主が判明するころには足が自然と声の方向へ動いていた。

 

 

▼▼▼▼▼

???「やめて!今から行くところがあるの!」

 

男A「そんなところ行くより、俺たちと楽しいことしようよ。」

 

男B「そうそう。ひ・なちゃん?」

 

日菜「どうして私の名前を、、、」

 

男B「学生証を見せてもらいましたー。」チラッ

 

日菜「っ!返してよ!」

 

男C「誰が返すかよ。そろそろ移動しよう。」

男が仲間にそう話すと、日菜の口に布を入れて話せなくした。

日菜「んんんっ!(誰か、助けて!未来っ!)」

 

▼▼▼▼▼

 

未来「確か、このあたりだったと思うんだけど、、、」

 

???「んんんっ!」

 

「おい!静かにしろ!」「おい、あれだしてビビらせろ!」

 

未来「ん?今のは?」

 

未来が道の横にあった路地に目をやると、そこには日菜と3人の男がいた。

 

未来「日菜っ!おい、そこで何をしている!」

 

男A「ばれちまったか。お兄ちゃん、関わらないほうが身のためだぜ?」チラッ

そういい、ナイフを見せてきた。

 

未来「そういわれて引くわけないだろ。その子は僕の連れだ!」

 

男A「そうか。なら悪いな、やれ、お前ら。」

そう、男が言うと二人の男たちが未来へナイフを構えて襲い掛かった。

 

日菜「(未来君!がんばれ!)」

 

未来「どけよ!邪魔だ!」

「こいつ、速ええ!」「うわっ!」

未来は二人をあしらい日菜のもとへ走った。

 

未来「日菜っ!大丈夫か!?」

 

日菜「うん。大丈夫、、」

日菜はそう返すが、足は震えており今にも崩れ落ちそうだ。

 

未来「怖かったよな?もう大丈夫だよ。」

 

日菜「っ!うん、怖かったよぉ。」グスン

 

男A「人の前でイチャイチャしてんじゃねーよ!」

その言葉と同時に未来にナイフを刺した。

 

未来「うっ!ぁぁ。痛ぇ。」

 

男A「やっちまった。おい、お前らずらかるぞ!」

倒れている男たちを起こし、逃げていった。

 

日菜「未来君!大丈夫っ!!」

 

未来「ああ。全然大丈夫だよ。」

 

日菜「絶対大丈夫じゃないよね!ごめんねっ。私のせいで、、、」

 

未来「気にすんなって、ほらもう治っているだろ?」

 

日菜「え、そんなわけないっ。あれ、このあたりに傷あったはず、、、」

 

未来「だから、大丈夫!僕のほうこそ一人で来させるなんてしちゃってごめんね。」

 

日菜「でのなんでここの居るの?リサちーと家にいるはずじゃ。」

 

未来「実は、リサに買い物頼まれてさ。遅くなったらリサに悪いし、早く帰ろう?」

 

日菜「そうだったんだ。うん、わかった。いこっか。あのさ、、手、つないでもいい?」

 

未来「ああ、いいよ。もう家まで離さないからな?(笑)」

 

日菜「うん。私も絶対離れないよ!」

 

 

そういって、二人はまるで初めて付き合った彼氏彼女のように歩いて行った。

 

 

日菜「(でもなんで未来君はあんなに早く治ったんだろう。あんなのありえないはず。しかも、話しそらされちゃったし。でも、未来君かっこよかったなっ。)」

 

▼▼▼▼▼

 

リサ「遅ーい!どこまで行ってきたのさって日菜も一緒にいるの?

 

未来「ごめんごめん。ちょっとした問題があってさ。まあ詳しくは後でにして。はいここれ。」

 

リサ「おっと。まあ後でみっちり聞くからね。」

そう言い残し、リサはキッチンに向かった。

 

未来「日菜、俺がけがしたことはリサには言わないでくれ。」

 

日菜「どうして?」

 

未来「リサにまで心配されたくないからな(笑)」

 

日菜「うん。わかった!二人だけの秘密ね!」:

 

未来「まあ、そうなるな。」

 

日菜「やったー!」

 

未来「やったー?どうして?」

 

日菜「い、いや、何でもないよ?」

 

未来「そうか、ならいいかな。」

 

リサ「できたから二人とも準備手伝ってー。」

 

二人「わかった。(はーい!)」

 

▼▼▼▼▼

 

未来「いやー、おいしかった。」

 

日菜「ね!るん♪ってくる味だった!どうしてリサちーそんなに料理上手なの?」

 

リサ「あはは。ありがとー♪そんなにおいしかったかな?このぐらいなら日菜もできるよ。」

 

日菜「ほんとに!?教えてー!」

 

リサ「いいよ。じゃあまた、ここにきて作るときは一緒に作ろっか。いい?未来」

 

未来「まあ、リサと日菜ならいいよ。」

 

日菜「やったー!ありがと!リサちー!」

 

リサ「お礼を言うなら、未来にも言わないと!」

 

日菜「そうだね。ありがとう!」

 

未来「どういたしまして。さて、二人とも。もうそろそろ帰る時間だろう?送っていくから準備して。」

 

日菜「まだ居たい!」

 

未来「だめ!これ以上迷惑はけられられないからな。」

 

日菜「ぶー。」

 

リサ「いいじゃん。日菜。また来れるよ。」

 

日菜「そうだね。よし帰ろう!」

 

二人「はやっ!!」

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー氷川家前

日菜「ありがとね!未来君!」

 

未来「いいよいいよ。また明日ね。おやすみなさい。」

 

日菜「おやすみー!」

 

ガチャ。

 

日菜「はぁー。(未来君の事を考えるとるん♪ってくるなー。この感情は何だろう。)」

 

 

▼▼▼▼▼

ーーー今井家前

リサ「悪いねー。送ってもらっちゃって。」

 

未来「大丈夫。あんなことあった後だし」

 

リサ「あんなこと?なにそれー!」

 

未来「しまった!はぁ。言うか。実はさーーーーー」

未来は自分がけがをしたことだけを隠してリサに説明した。

 

リサ「そうだったんだ。だからちょっと日菜が来たとき元気なかったんだね。」

 

未来「そ。だから心配でさ。」

 

リサ「アタシは日菜ほどかわいくないから大丈夫だよー(笑)」

 

未来「そんなことないだろ。リサもかわいいよ。」

 

リサ「っっ//もう!そんなこと言っても何も出ないぞー!(びっくりしたー。不意打ち怖いよ//)」

 

未来「あはは。もう遅いからちゃんと寝なよ。おやすみ。」

 

リサ「うん。おやすみ♪」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「日菜にはばれたかな、、、、なるべくばれたくないんだよな。もうあの時のようには、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーなりたくない。」

 

 

 

 




日菜が気付き始めましたね。
未来の過去も少しずつ明かしていきます。
あと、ナイフ刺されてすぐ治るって強すぎましたかね?、、、

ではではまた次回、お会いしましょう。


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第三話「新たな出会い」前編

評価・コメントください(切実)
是非ともよろしくお願いします。


ーーーーーーー

 

未来「やめて!やめてよ!お父さん!」

 

未来父「ふん!恨むのならこんな体を恨め!」パンッ!

 

未来「痛いよ!やめてよぉぉ!お父さん!!」

 

未来母「あなた、今日はそのくらいにしておきなさい。やりすぎて、”これ”が壊れては意味がないわ。」

 

未来父「そうだな。おいお前、もし誰かにこのこと言ったら、わかるよな?」

 

未来「」コクコク

 

未来父「よし、それでいい。」

 

ーーーーーーー

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「はっ、、夢か。嫌なもの思い出しちまったな。外に出て落ち着こう。」

ガラガラ

未来はベランダに出た。朝早く起きたため、まだ高くない日が体に生気を吹き込む。

 

未来「今日は『CIRCLE』に行くんだったな。そうだ、早く起きたし近くにある商店街に行ってみるか。」

 

 

▼▼▼▼▼

ーーー商店街

 

未来「なかなか、栄えている商店街だな。ん?このいい香りは、」

どうやらおいしそうな香りはあそこのパン屋さんから出ているらしい。

 

未来「少し入ってみるか。」

 

???「いらっしゃいませ!」

 

未来「おはようございます。すみません、、、、ここのおすすめを聞いてもいいですか?越してきたばかりでして、、」

 

???「はい!大丈夫ですよ!ここのおすすめは、メロンパンとチョココロネです!(初めて来た人だけど、すごいかっこいい人だな。ってちがうちがう、この制服ってたしか)」

 

未来「なるほど。では、一つずついただいてもいいですか?」

 

???「はい!ありがとうございます!270円になります。ちょうどいただきますね。ええと、すみません、一つ聞いてもいいですか?」

 

未来「はい。僕に答えられることなら、よろこんで。」

 

???「ありがとうございます。もしかして、羽丘学園二年の転校生の方ですか?」

 

未来「はい。そうですよ。申し遅れました、羽丘学園高校2年、時谷未来です。」

 

???「やっぱり!私、近くの花咲川女子学園1年、山吹沙綾です!制服に見覚えがあったのと、SNSでうわさになってて。」

 

未来「ああ、そういうことだったんですね。山吹さんはここでバイトを?」

 

沙綾「沙綾でいいですよ。ここは私の親が経営してるんです。なので朝、学校行く前にこうして手伝っているんです。」

 

未来「確かにお店の名前に『山吹』って入ってるもんね。ああ、あと僕のことも好きなように読んでくれてかまわないよ。」

 

沙綾「わかりました!ありがとうございます、未来先輩!あっ、未来先輩!その、、もう少しで終わるので、一緒の途中まで学校行きませんか?」

 

未来「いいよ。まだ時間はあるし、ゆっくりでも構わないよ。あ、どこかパン食べてもいい場所ある?」

 

沙綾「ありがとうございます。パンなら、そこで食べてもらっていいですよ。」

 

未来「ああ、ならそうさせてもらうね。」

 

沙綾「はい!!少々お待ちください!」

 

未来「(うまっ。これは毎日通うのもありだな。メロンパンは程よい甘さで僕にぴったりだ。これなら朝食べても胃がもたれないぞ。)」

 

沙綾「お待たせしましたー!どうでした?うちのパンは。」

 

未来「最高。毎日買いに来るよ。」

 

沙綾「ありがとございます!お口に合ってよかったです。」

 

未来「じゃあ行こうか。」

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー花咲川学園前

 

沙綾「すみません。学校の前まで話してしまって。」

 

未来「大丈夫だよ。沙綾と話すの楽しかったからさ。」

 

沙綾「じゃあ、失礼します。学校頑張りましょうね!」

 

未来「うん!またね。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー羽丘学園

 

日菜「おはよー!未来君!もう大丈夫?」

 

未来「だから、大丈夫だって。」

 

日菜「よかった。あっ、リサちーおはよー!」

 

リサ「うん。おはよー!あ、そういえばさ二人とも知ってる?」

 

二人「「何が?」」

 

リサ「実は今年から体育祭が秋から春になるんだって。それでね、今日からいろいろ役割を決めるんだって!」

 

日菜「えー!そうなのー!それ、すっごいるん♪ってする!」

 

未来「体育祭か。クラス対抗なのか?」

 

リサ「実はまだわからないんだよね。」

 

日菜「あっ、先生来ちゃった。またね!」

 

担任「-------ってとこかな。あっ!忘れてた。今日の一時限はHRにするから、そのまま待っててくれー。」

 

「え、何か決めることとかあるのかな?」「えー!わからない!」

 

担任「まあすぐわかるからさ、ちょっと待ち。」

 

 

▼▼▼▼▼

 

担任「というわけで今日のこの時間は体育祭について決めたいと思う。」

 

「ええ!体育祭!」「まじか!」「はやくね?」

 

担任「確かに早いな。実は今年から春になったんだよ。それでまずなんだが、実行委員を決めたい。だれかやりたい人はいるか?」

 

「「「「「「「「・・・・・」」」」」」」」

 

担任「まあ、普通そうなるわな。困ったなー。」

 

未来「先生、僕やりますよ。」

 

担任「ほんとか!?おっけー。なら一人は決まったし、もう1人決めたいんだが、誰かいるか?」

 

日菜「じゃあ、私やる!」

 

担任「じゃあ、実行委員は時谷と氷川で決まりだな。」

 

日菜「(やった!未来君と一緒!)」

 

担任「じゃあ次はーーーーーー」

 

担任「ーーーーーーっと。よし、とりあえず決めれることは全部決めれたな。じゃあHRはこれで終わり。次の授業の準備しとけー。あと、時谷と氷川はちょっと決めることがあるから二時限目は生徒会室に来てくれ。」

 

未来「え、授業は、、、」

 

担任「お前たち二人なら受けなくても大丈夫だろう。」

 

未来「そういう問題ですか、、」

 

担任「というわけだ。よろしくな。」

 

日菜「行っちゃったね。とりあえず、未来君よろしく!」

 

未来「ああ、よろしく。僕も知ってる人で良かったよ。」

 

日菜「じゃあ、生徒会室いこっか。」

 

 

 

ーーー生徒会室

 

???「じ、じゃあ、だ、第一回体育祭実行委員会を始めます。私は生徒会長の宮本です、よろしくお願いします。」

 

宮本「まず初めに、この委員会の長を決めたいと思います。だれかやりたい人いらっしゃいますか?」

 

「「「「「「・・・・・・・」」」」」」

 

宮本「(え、どうしよう、ひとがでないよ。ど、どうしよう、、、、、)」

 

未来「(あの会長さん困っているようだ。きっと、こういったことが苦手なのだろう。仕方ない、ここは僕がやりますか。)」

 

未来「僕やります!」

 

宮本「!!わかりました!えっと、、学年とお名前を聞いてもいいですか?」

 

未来「はい。2年A組 時谷未来です。」

 

宮本「わかりました。では、委員長は時谷君にお願いします。では、時谷君、これをどうぞ。」スッ

 

未来「これは?」

 

宮本「今日決めることをまとめてあるリストです。ここからの進行は時谷君にお願いします。」

 

未来「なるほど、わかりました。ええと、まずは皆さん、おはようございます。2年A組の時谷未来です。今と同じようになってしまうのですが、副実行委員長を決めます。どなたか、やっていただける方いませんか?仕事内容は基本的に僕の補佐です。なのでそんなに多くないのですが、、、」

 

???「なら、私やります!」

 

未来「ありがとうございます。学年と名前をお願いします。」

 

???「えっと、1年B組の羽沢つぐみです!」

 

未来「羽沢さんっと。はい。ありがとうございます!では、羽沢さん、この紙を各クラスの方へ配ってください。それでは今から、議論を始めます。議題はーーーーーー」

 

未来「--------。はい。決まりましたね。では、今日の体育祭実行委員会を終了します。次の日程は、担任の先生に話しておきます。お疲れさまでした。」

 

未来「はぁぁぁぁ。疲れたぁ。」

 

日菜「未来君、すごいね!なんか!るん♪ってしたよ!」

 

未来「ありがとう、日菜。僕あんまりこういうこと得意じゃないからさ。」

 

つぐみ「そうなんですか?びっくりです。」

 

未来「羽沢さんこそなんでやってくれたの?」

 

つぐみ「何か私にできることがあれば、って思ってたんですが、さすがに委員長は厳しいかなって思って。」

 

未来「なるほど、じゃあこれからよろしくね。」

 

つぐみ「はい!あ、あと私のことは『つぐみ』って呼んでください!そっちのほうが慣れてるので。」

 

未来「わかった。日菜、それにつぐみ。もう教室に戻っていいよ。」

 

日菜「え?未来君は?」

 

未来「僕はまだやることがあるから。さ、早くしないと次の授業遅れちゃうから!」

 

日菜「え!ちょっと待ってよー!」

未来は半ば強引に二人を廊下に出した。

カチャ

 

未来「ふう、なんかすごいことをしてしまった気がするぞ。ああ、先生にこれ渡さないと。」

 

 

 

ーーー職員室

 

担任「おお、時谷。どうした?」

 

未来「これを渡しに来ました。」

 

担任「おお、実行委員会をやったのか。よくやった!」

 

未来「いえいえ、僕にできることをしたまでです。」

 

担任「そうか。そうだ、なら仕事を渡さないと。これをさ、今日中に作れるか?ああ、授業は出なくていいからさ。」

 

未来「はあ。わかりました。」

 

 

ーーー生徒会室

 

未来「結構多いなー。バイトあるし、終わらなせないと。」

カタカタカタカタカタカタ カタカタカタカタカタカタ カタカタカタカタカタカタ

 

 

ーーー三時間後

 

未来「終わらねえ。ご飯食べに行こ。確か屋上使ってもいいんだよな。」

 

 

ーーー屋上

 

未来「結構高いんだな。いい景色だ。」

モグモグ

 

???「一番乗りー!」

 

???「よく見なよ。人いるよ?」

 

???「ほんとだ!はや!」

 

つぐみ「ほんとに?私たち一番早いと思ったんだけど、って未来先輩!」

 

???「え、つぐみ知り合い?」

 

つぐみ「知り合いっていうかみんな知ってるでしょ!」

 

???「ああ、あの朝会の人か。」

 

未来「えっとー、あなた方は?」

 

???「私、美竹蘭。」

 

???「その親友の~モカちゃんで~す」

 

???「私!上原ひまりです!

 

???「私は宇田川巴って言います!」

 

つぐみ「みんな私の幼馴染なんですよ。」

 

未来「そうなんだ。紹介が遅れました。時谷未来です。では、失礼します。」

 

 

 

ーーー生徒会室

 

未来「さて、終わらせますかー!」

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

 

 

未来「おわったー!疲れたー!」

 

 

ーーー職員室

 

未来「先生、終わりました。」

 

担任「まじ!?終わらないと思ってとりあえず出したのに。あれ一週間分だぞ?」

 

未来「なんでそんなに出してるんですか。」

 

担任「時谷なら、終わるかなって。」

 

担任「じゃあこれ、よろしくね?」

 

未来「、、、、、は。」

 

担任「まだまだやることはあるよ?終わりなんてほぼないんだから、」

 

未来「これはいつまでですか?」

 

担任「四日後ぐらい?」

 

未来「わかりました。もう帰ってもいいですか?」

 

担任「ああ、いいぞ。あと、時谷はこれから体育祭まで授業は出なくていいぞ。」

 

未来「わかりました。(なんか、社畜みたいだなあ。)」

 

未来「帰ろ。」

 

 

 

 




すみません!
体育祭の話に盛り上がってしまい、一話にCIRCLEまでいれられませんでした!
なので前後編とさせてください!
リサを全然出せなくてごめんなさい。
そのうちリサ回作るんで許してください。

ドリフェスで更新遅れるかもです。


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第三話「新たな出会い」後編

ドリフェスは勝ちました。
60連でピックアップのたえ、麻弥、友希那、香澄+その他の星四が5人(新規4)でした。
更新遅れて申し訳ないです。イベントもそこそこやっているのでまた遅れるかもです。
それと、ここからかなりオリジナルになります。具体的にはバンド結成など、、、



ーーーCIRCLE

まりな「こんにちは。未来君!なんか、疲れてない?」

 

未来「まあ、ちょっと学校でやることがありまして、、、」

 

まりな「あはは。そうだったんだね。ちなみにどんなことしてたか聞いてもいいかな?」

 

未来「なんか、成り行きで体育祭の実行委員長になってしまって。それで先生から大量の資料作成が、、、」

 

まりな「それは、、、お疲れさま。でも、バイトはしっかりやってもらうよ。」

 

未来「そこは、当然。」

 

まりな「おお、さすがだね!でもつらくなったらいつでも言ってくれていいからね?」

 

未来「わかりました。ありがとうございます。」

 

まりな「じゃあ、本題に入ろうか。今日来てもらった理由は大きく分けて2つかな。じゃあまずは、軽いほうから。未来君の予定を聞いてもいい?」

 

未来「シフトってことですよね。僕はいつでも入れますよ。特に何かやっているわけでもないので。」

 

まりな「なるほど、週にどれくらい入りたい?」

 

未来「週4か週5ってところですかね。」

 

まりな「結構入るね。了解!ああ、今月はないと思うけど、定期テストとかの時はどうする?」

 

未来「特に考えてもらわなくて大丈夫ですよ。一応しっかり勉強はしているので。」

 

まりな「さっすがー!実は定期テストの時期はちょうど忙しいからすごい助かる!でも学生だしなー。じゃあ、次のテストのときは入ってもらうけど、テストの順位出たら見せてもらえる?一応、心配だからさ。」

 

未来「わかりました。」

 

まりな「あ、あと連絡先交換してくれない?シフト送るときとか、緊急の連絡とかで使う時もあるからさ。」

 

未来「わかりました。交換しておきましょう。

ピロン

 

まりな「ありがとー!じゃあ、1つ目終了!2つ目はね、すごいことになりました。」

 

未来「すごいこと?」

 

まりな「うん!実はオーナーからね、『この辺りは女子校がたくさんあるし、今ガールズバンドが話題沸騰中だから、ガールズバンドを集めてライブでもしよう。』って言われちゃったんだけど、、オーナー頑固で、私の意見あんまり聞いてくれないから、確定しちゃいました、、、、ごめんね?」

 

未来「なるほど。つまり、まりなさんはできそうもないライブを勝手に取り付けてきたってことですよね?」

 

まりな「うぅ、本当にごめんなさい。」

 

未来「別に責めてるわけじゃないですよ(笑)。でも取り付けてしまったのならどうやって解決するかを考えましょう。」

 

まりな「ありがとう!!!!」

 

未来「そんなに大げさに喜ばなくても、、」

 

まりな「いやね?さっきほかのスタッフに言ったら、『まりなさんって、そういうところありますよね(笑)。』って言われたんだよ、、、」

 

未来「、、、、、ご愁傷さまです。」

 

まりな「それでさ、何か解決法ある?」

 

未来「そんなにいきなり言われても、、、なくはないですけど。」

 

まりな「どんな方法?」

 

未来「今度、羽丘で体育祭があるのでそこでバンドを組んで演奏すれば注目度が上がって興味がわく人がたくさんいると思います。さらにそこで、『CIRCLE』でライブしませんかって言えば、人は集まると思います。初心者の子でも僕たちが教えればある程度は弾けるようになると思いますし、、」

 

まりな「なるほど。確かに体育祭はいいイベントだね。羽丘の体育祭ならきっと周りの高校生たちも来るだろうし!でもさ、体育祭でやるとしたら、学校の許可も取らないとらないとだし、何よりバンドを組まないとだよ?」

 

未来「許可に関しては大丈夫です。実行委員長権限でイベント作ります。」

 

まりな「未来君もそういうことするんだね(笑)。」

 

未来「ええ、使えるものは使わないと。」

 

まりな「じゃあ、許可は大丈夫だとしても、バンドのほうは?」

 

未来「学校で知り合いに聞いてみます。最悪僕一人で頑張ります。楽器はほとんどできると思うんで。」

 

まりな「じゃあ、とりあえずその方向で行こうか。ほとんど未来君に仕事行っちゃったね(笑)。私がとってきたことなのにごめんね。」

 

未来「大丈夫ですよ。まりなさんにはこれからいろいろお世話になると思うので。」

 

まりな「わかった。楽器はうちのやつ使っていいからね。よろしくね!」

 

未来「わかりました。今日は以上ですか?」

 

まりな「そうだけど、どうしたの?」

 

未来「体育祭の資料が終わらなくて、家でやりたいなって思いまして。」

 

まりな「そういうことなら早く家に帰ったほうがいいね。」

 

未来「ありがとうございます。失礼します。」

 

まりな「うん。シフトは送っておくね。」

 

▼▼▼▼▼

ーーー道路

 

未来「まりなさんの前ではああいったけど、どうすっかなー。」

 

???「だーれだ?」

 

未来「リサ?」

 

リサ「せいかーい♪」

 

未来「どうしたんだ?」

 

リサ「未来が困ったような顔で、歩いてたから見てられなくって!」

 

未来「僕そんな顔してたんだ。」

 

リサ「どうしたの?」

 

未来「いや実はさーーーーーーってことがあったんだよ」

未来は、『CIRCLE』でのことを話した。

 

リサ「そうだったんだ。てか未来、実行委員長になったんだ。今年の体育祭は楽しそー!」

 

未来「楽しくすいる予定だよ。(そういえば、リサってベースやってたよな。誘ってみようかな。)」

 

未来「リサ。」

 

リサ「ん?」

 

未来「一緒に体育祭でバンドやらないか?」

 

リサ「ああ、さっきのバンドねー、、、って私!?」

 

未来「そう。リサなら友達も多いしベース弾けるし完璧なんだよ。」

 

リサ「ベースやってたっていうけどもうやめてから結構時間たってるしうまく弾けないよ?」

 

未来「いや、いいんだ。今回の目的は楽しんでバンドに興味を持ってもらうことだから。それに少しなら僕も教えるから。」

 

リサ「わかった。やるよ、バンド。」

 

未来「ありがとう!これで一人でやらずに済むよ。」

 

リサ「一人でやる気だったんだ(笑)。でも二人じゃできないでしょ?他はどうするの?」

 

未来「学校で根気よく探すよ。幸い時間はあるから。」

 

リサ「そっか。頑張ろうね!ねね、それって、他校の生徒でもいいの?」

 

未来「まあ、可能っちゃ可能かな。ただ関係者がいいかな。」

 

リサ「そっか。わかった。」

 

未来「よし、帰ろうか。」

 

リサ「そうだね。」

 

 

ーーー今井家前

 

リサ「また学校でね!」

 

未来「ああ、またな。」

 

 

▼▼▼▼▼

ーーー羽岡学園 生徒会室

 

未来「さて、どうしようか。まずはバンドの企画書を作って名前書くだけで出せるようにしておこう。」

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

 

日菜「おーい!未来君ー!」

 

未来「日菜、走ったら危ないよ。」

 

日菜「ごめん!さっきは何してたの?」

 

未来「ああ、資料作りをしてたよ。」

 

日菜「何の資料?」

 

未来「体育祭でやる予定のバンドについてだよ。」

 

日菜「バンド!?面白そう!私のおねーちゃんギター上手なんだよ!」

 

未来「高校生?」

 

日菜「??? そうだよ。」

 

未来「名前を聞いてもいいか?」

 

日菜「氷川紗夜だよ。」

 

未来「!!!今度会いたいんだがいいか!?」

 

日菜「聞いてみるけど、そんなに慌ててどうしたの?」

 

未来「いや、何でもない。(紗夜は日菜の姉だったのか。きっと紗夜ならやるって言ってくれるはず)」

 

未来「ところで、日菜。僕は授業に出なくていいって言われてるけど、日菜は授業でなきゃ。戻らないのか?」

 

日菜「うん。おなか痛いって言ってきた。」

 

未来「ずるいな。僕はまだ作業あるから続けるから。ここにいてもいいけど邪魔はしないでね?」

 

日菜「うん。そこは大丈夫だよ。るん♪ってしないから。」

 

未来「そうだったな。」

 

 

▼▼▼▼▼

キーンコーンカーンコーン 

 

未来「ああ。疲れた。」

 

日菜「お疲れ様!お昼ご飯食べよ!」

 

未来「そうだな。あ、今日パン買ってない。」

 

日菜「パン?」

 

未来「うん。パン。明日沙綾に謝らないとな。」

 

日菜「じゃあ、未来君お昼ご飯ないの?」

 

未来「まあ、そうなるな。」

 

日菜「じゃあ、半分こしよ!はい、あげる!」

 

未来「いや、日菜に悪いよ。あんまりお腹すいてないから大丈夫だよ。」

 

日菜「だめだよ!はい!あーん!」

 

未来「わかったから!食べるから!あーんはやめろ!!」

 

リサ「未来ー。入るよー。え、、、、、オジャマシマシター。」

 

未来「待って!リサ!誤解!」

 

リサ「え?付き合って授業さぼってイチャイチャしてたんじゃないの?」

 

未来「してないから!ほら、日菜も何とか言いなよ。」

 

日菜「未来君、、私を、、、いらないって、、、グスン///」

 

未来「おい、誤解されるだろ!」

 

リサ「あー面白い!知ってるよそんなの。日菜も悪乗りしすぎ(笑)。」

 

日菜「はーい!(笑)未来君反応面白ーい!」

 

▼▼▼▼▼

 

リサ「じゃあお邪魔しましたー。頑張ってね~!」

 

日菜「おねーちゃんから連絡来たら伝えるね!」

 

未来「うん。よろしく。」

 

未来「(それにしても、紗夜か。久しぶりだな、元気かな。もう10年近く前のことだもんな、覚えててくれてるかな。)」

 

 

 

 

 

 




紗夜絡みしたかったので書きました。
後悔はしてません。
隠された過去とは、、、、

アンケートの話は、体育祭→テスト→アンケートで行きます。


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第四話「つながる過去」前編

アンケートはやはり海・プールが人気ですね。募集期間は体育祭編が終わるまでにします。
ぜひぜひ意見をくださるとうれしいです。
ちなみに書いてるときには大体ポピパの曲かRoseliaの曲聞いてます。
Neo-Aspectと二重の虹が好きです。


▼▼▼▼▼

 

ーーー未来side

 

あれは、今から10年ほど前のことだ。

 

未来「ぅぅ、痛いよぉ。だけど早く買い物しないと、また怒られちゃう。行かなきゃ。」

 

僕はこの年で親から、虐待を受けていた。この時は、家事を無理やりやらされていた。

 

未来「たしか、なかったのはこれと、あれとかだったはず。早く帰らないと。」

 

今思えば、逃げられたのかもしれないがこの時は、親がいないと、生きていけないと考えていた。

 

???「ねーねー。あなたのおかあさんはどこ?」

 

未来「君は誰?僕は急いでいるんだ。」

 

???「わたしは、ひかわさよ。あなたはどうしてそんなにケガをしているの?」

 

未来「(ばれてる!隠さなきゃ。)僕はケガなんてしてないよ。それじゃあ、さよなら。」

 

紗夜「まって。ならどうして、そんなに足をいたそうにしてるの?」

 

未来「それは、、荷物が重いからだよ。」

 

紗夜「おかあさんがね、いってたよ。『このせかいにはおかあさんやおとうさんからわるいことしてないのにおこられちゃうかわいそうな子がいる。』って。あなたはそうなの?」

 

未来「君には関係ないことだよ。もういいだろ。じゃあ。」

 

紗夜「まってよ!じゃあ、あなたの名前だけでもおしえてよ。」

 

未来「、、、時谷未来。」

 

紗夜「未来君。頑張ってね。」

それが、初めての紗夜との出会いだった。

 

ーーー四日後

未来「今日は6時まで外にいろ、か。きっと何か僕をいじめる作戦を考えているんだろう。とりあえず、長そでだし外は厚いから図書館に行こう。」

 

ーーー図書館

 

未来「今日は、何を読もうかな。量子力学、熱力学、それとも数学をやろうかな。」

僕はよく親に出ていけと言われるので図書館にはよく来ていた。そして、多くの知識をそこで身につけた。

 

紗夜「未来君。こんにちは。」

 

未来「ああ、紗夜。こんにちは。」

 

紗夜「きょうは何でここにいるの?」

 

未来「そんなの勝手でしょ。それより図書館は静かに使うんだよ。誰かと話すために使うんじゃない。」

 

紗夜「ごめんなさい。未来君がみえたから。」

 

未来「それより何?何か用があるの?ないなら本読みたいんだけど」

 

紗夜「すこしおはなししたくて。だから外ではなしたい。だめ?」ジー

 

未来「、、、少しだけなら、、」

 

紗夜「ありがとう。じゃあ外にいきましょう」

 

ーーー図書館の前の広場

 

未来「それで話したいことっていうのは?」

 

紗夜「未来君はわたしがこのまえ言ったことおぼえていますか?」

 

未来「虐待のやつか。ああ、覚えているよ。それが?」

 

紗夜「未来君は、ぎゃくたいされてるの?」

 

未来「(相手は僕と同い年だし言ってもいいか)うん、されてるよ。でも仕方ないんだ。僕が変なのがおかしいんだから。」

 

???「いいえ、おかしいのはあなたの親よ。」

 

未来「あなたは、誰ですか?」

 

???「これはこれは、失礼しました。私は氷川玲。この子の親です。」

 

未来「それで、紗夜のお母さんが何の用ですか?」

 

玲「じゃあ、簡単に言うね。あなたを内で保護してあげたい。」

 

未来「なんのために?僕は虐待に関して、なんとも思っていないです。だから、大丈夫です。」

 

玲「そういわないで。あなたが今の熱い時期に長そでを着ているのは、傷を隠すためでしょ?」

 

未来「いいえ、違いますよ。なら見ますか?」

僕は、腕をまくって見せた、一部を隠して。僕はすぐに傷は治る体質のため、傷はすぐに消える。しかしこのころはまだ、治癒力が弱かった。そのため、骨折による腫れはすぐには引かなかった。

 

玲「あら、私の勘違いかしら。」

 

未来「そうですよ。だから軽い虐待です。ですから、大丈夫です。」

 

玲「あなた、今何歳?」

 

未来「六歳です。」

 

玲「じゃあ、うちにいきましょうか。」

 

未来「どうしてそんなに僕を家に連れて行こうとするんですか?」

 

玲「どうして、ねぇ。あなたの目の奥に助けてほしいっていう意思があったからかしら?私ね、昔から相手の考えてることがわかるの。相手の目を通じてね。だから、そこの紗夜が私に言ったことがほんとだと信じれた。」

 

未来「、、、(この人なら、僕を助けてくれるのかな、、でも僕のことを全部知ったらきっとこの人もあいつらみたいに。でもこの人に助けてもらえたら僕は自由になれる。賭けてみてもいいのかな。)じゃあ、僕のことを話します。気持ち悪いと少しでも思ったら、帰ってください。」

 

玲「ええ、わかったわ。ごめんね、紗夜。少し向こうに行ってもらえるかしら?」

 

紗夜「うん。わかった。」

テクテク 

 

 

未来「話しますね。まず僕は自分で言うのはあれですが天才です。一度見たことならすべて覚えられます。それに大体は勘でできます。」

 

玲「それなら、うちにも一人同じようなのがいるわ。それだけでは、ないでしょ?」

 

未来「はい。僕はケガをしません。正確に言えばすぐ治ります。ただし、痛いです。それに大きいケガは治るのに時間がかかります。だから服を長そでを着てました。それと僕は20歳で死にます。」

 

玲「そんなことわからないでしょう!どうしてわかるの?」

 

未来「過去に、ある本を読みました。それに似たような人がいるのを見ました。その人は20歳で亡くなりました。それに、僕の叔父が調べてくれました。あ、叔父はいい人です。でも、僕の親がいるので、どうにもできないって言ってました。」

 

玲「、、、、、そう。」

 

未来「だから、虐待はそこまで辛くないです。だって、終わりが見えているんですから。」

 

玲「、、、、、、」ギュッ

 

未来「あの、何してるんですか?」

 

玲「今まで、ずっと我慢してたんだよね。辛かったんだよね。」

 

未来「そんなことないd『強がらなくていいから』、、」

 

玲「泣きたいときは泣いていいんだよ。子供を支えるのは大人の役目だから。大丈夫、私が救ってあげるから。もう強がらなくていいよ。」

 

「強がらなくていい」。その一言で、僕は親からの呪縛から解放された。そこから、涙が流れるまではすぐだった。

 

玲「怖かったよね。辛かったよね。もう大丈夫だから。」

 

未来「ぅぅ、怖かったよぉ。痛かったよぉ!」

 

玲「もう、大丈夫だから。だから、今はゆっくりお休み。」

 

未来「うん。おやすみなさい。スゥ、、スゥ。」

 

玲「紗夜、もう戻ってきていいよ。でも紗夜。盗み聞きはよくないぞ?」

 

紗夜「うん、ごめんなさい。」

 

玲「このことは、誰にも言っちゃだめだからね。お父さんにもだよ。」

 

紗夜「でも、お家に連れていくなら隠せないよ。」

 

玲「大丈夫。お母さんに任せて。」

 

 

 

ーーー氷川家の近く

 

未来「あれ、ここは?」

 

玲「私の家の近くだよ。」

 

未来「すみません、泣くことなんてなかったものなので、寝てしまいました。」

 

玲「いいのいいの。ついたよ。ここが今日からあなたの家。ここにいるのはあなたと私、それからたまに紗夜も来るわ。」

 

未来「わかりました。ありがとうございます。」

 

過去を振り返るのはとりあえずこの辺りまでにしよう。

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー羽岡学園 生徒会室

 

未来「ふうー。おわった。企画のこと、先生に言っておこう。」

スタスタ

 

ーーー職員室

 

未来「失礼します。先生。できました。」

 

担任「相変わらず仕事が早いな。今回は期限をしっかり言っておいたと思うんだが。」

 

未来「ええ、知ってます。しかし、やりたいことが増えたので終わらせてきました。先生、これを見てもらってもいいですか?」

 

担任「これは、、、やりたいのか?」

 

未来「はい。駄目でしょうか。」

 

担任「そうだなー。なるべくやらせてあげたいんだが、この宣伝がネックでな。」

 

未来「厳しいですか?」

 

担任「私から、校長に聞いてみよう。大丈夫、今までの君の働きを見ればきっと了承してくれるはずだ。」

 

未来「ありがとございます。次の仕事はありますか?」

 

担任「じゃあ、これを明日の放課後までに頼む。」

 

未来「わかりました。失礼します。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー時谷未来の家

 

ピロン

未来「ん?何だろう。」

未来が携帯を開くとそこには2人から連絡が来ていた。

まりなさんと日菜からだ。

 

未来「先にまりなさんのほうから見るか。ええと、『CIRCLE』のシフトか。次は、明後日か。それで、日菜のほうは、、、っっ!!」

 

そこには、『明日、おねーちゃんが会いたいって!』の文字があった。

未来『わかった。場所は、僕の家に来てくれないか?って伝えてくれ。場所は、日菜が教えてくれ。』

すぐに返信が来た。

日菜『わかった。またあしたねー!』

 

未来「いよいよか、紗夜。謝らないとな、」

未来の目は、しっかりとしながらも、どこか、さみしそうな色をしていた。




すいません。過去編が長くなりすぎるので次の話で、続き載せます。あと、過去の紗夜はまだこどもなので、簡単な漢字しか使ってません。読みずらかったら申し訳ありません。
あとお母さんの名前は、オリジナルです。合ってないと感じる方がいらっしゃたら申し訳ございません。
体育祭までが、長い!!けど、手を抜くことはしないのでご安心ください。
なぜ、引っ越してきた未来と氷川家が仲良かったのかは次明かします。

評価、感想お待ちしております。


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第四話「つながる過去」後編

評価してくださった方
tk00様

ありがとうございます。とても励みになります。

イベントの順位がどんどん下がっていく、、、
当初は2000位以内を目指してましたが5000位以内を維持しようかな、、、


▼▼▼▼▼

 

ーーーNew未来の家

 

未来「んっ。ゆっくり寝て起きれたのなんていつぶりだろう。」

 

玲「これからは、それが当たり前になるわ。」

 

未来「あ、おはようございます。玲さん。」

 

玲「おはよう、未来。ご飯は出来てるわ。食べましょう?」

 

未来「はい。着替えていきます。」

 

玲「わかったわ。」

ガチャ

 

 

未来「ふぅ。行くか。」

 

ガチャ

 

紗夜「おはよう。未来君。」

 

未来「おはよう、紗夜。」

 

玲「じゃあ、未来もきたし食べよっか。」

 

三人「「「いただきます。」」」

 

玲「おいしい?」

 

未来「はい、今まで食べたことないぐらいおいしいです。」

 

玲「ふふ、大げさよ。いっぱい作ったから、たくさん食べていいわよ。」

 

未来「ありがとうございます。」

 

 

ーーーーー

 

紗夜「じゃあ、いってきます。」

 

未来「行ってらっしゃい。」

 

玲「さて、未来。これからについて、話そうか。」

 

未来「わかりました。」

 

 

 

 

玲「まずは、どこから話そうかな。未来から聞きたいことはある?」

 

未来「いくつか。聞いてもいいですか?」

 

玲「ええ。何でも聞いてちょうだい。」

 

未来「まず、なんで僕を引き取ってくれたんですか?」

 

玲「うちにも一人、同じような子がいるの。あ、安心して、あなたのことは知らないわ。それで、同じ親として許せなかったの。それだけじゃ、だめ?」

 

未来「いえ、大丈夫です。ところで、ここはどこなんですか?」

 

玲「ここは、私の親の家よ。つい先日亡くなったのよ。だからここが空いててあなたをここに住まわせたの。私はほかの家族もいるからここに一緒に住むことはできないけれどなるべくここに来るわ。家も近いから。」

 

未来「なるほど。事情は理解できました。それで、生活費などは、どうすればいいですか?」

 

玲「子供からお金を取る気なんてないわ。あなたが幸せになってくれればいいわ。」

 

未来「、、、ありがとうございます。」

 

玲「あ、あとこれ、持ってなさい。」

渡されたのは、携帯電話だ。

 

未来「これは、携帯電話ですか?」

 

玲「うん。使い方はわかる?」

 

未来「はい。大丈夫です。こんな高価なものまで、、なんとお礼を言えばいいのか。」

 

玲「いいのよ、そんなものは。うちは結構裕福だから気にしないで。」

 

未来「わかりました。」

 

玲「あと、その敬語禁止!もう家族なんだよ?」

 

未来「、、、わかりまs、、わかった。」

 

玲「少しずつ、慣れていこうね。」

 

未来「うん。」

 

それから僕は玲さん、紗夜と過ごしていた。そして、一緒に住んで4年がたったころにはもう自分の本当の親のことはすっかり忘れていた。僕も大きくなり10歳、150cmほどになっていた。

 

 

 

 

 

 

しかし、ある日。それは起きた。

ピンポーン

 

未来「僕が出るよ。なんだろう。」

 

ドアの前に行くと疑問になり、のぞき穴から外を見るとそこには、、

 

未来「なんで。なんで、ここにあいつらがいるんだよ、、、」ガタガタ

 

 

僕は恐怖で足がガタガタと震えていた。そして僕が戻ってくるのが遅いのを不自然に感じたのか玲さんが来た。

 

玲「どうしたのー?っっ!!どうしたの!」

 

未来「そ、そとに、あいつらが、、」ガタガタ

 

玲「まさか、、、わかった。私が対応するから、未来は地下室にいなさい。」

 

未来「ありがとぅ。」

スタスタ ガチャ

 

 

 

 

 

ーーー地下室

 

未来「うう、怖いよ、、どうして、ここに、、」

 

 

ーーー玄関

 

玲「きっと調べたのね。ふう、落ち着いて対応すればきっと大丈夫。今は、、10時過ぎ。紗夜は帰ってこないはず。」

 

ガチャ

 

玲「すいません。お待たせしました。ご用件は何でしょう?」

 

未来父「すみません。ここに息子が来ていませんか?」

 

未来母「学校の友達がよくここにきてると言っていたので。もしかしたら、、と思いまして。」

 

玲「ここには来てませんよ。そもそもここは私の両親が住んでいた場所です。今は私しか住んでませんからその友達の子が場所を間違えたのではないかしら。」

 

未来母「そうかしら?隠すんだったら、あなた?」

 

未来父「ああ。おい、早く隠してないで、あれを出せよ。それともお前もあれを使って遊んでんのか?」

 

玲「何を言ってるの?私もそんなに時間があるわけではないので、失礼します。」

 

ダンッッ

 

 

 

ドアを閉めようとしたときに玲は倒れた。父が首を思いきりたたいたのだ。

 

未来父「安心しろ。殺しちゃいねえ。」

 

ガチャ

未来の親たちは家に入った。

 

未来父「いねえな。仕方ない。脅すか。」

 

未来父「おい!未来!今もどこかにいるんだろ!出てこい!出てこねえとこの女の命はねえぞ!」

 

ーーー地下室

 

「この女の命はねえぞ!」

 

未来「玲さん、、、、僕はどうすれば、、、」

 

未来はわからなくなっていた。

 

 

 

 

 

ーーーリビング

 

未来父「おい!出て来いよ!、、、、チッ。おい、あれ貸せ。」

 

未来母「わかったわ。ガサガサ あったわ。はい。」

 

未来父「よく聞いとけよ?未来。」

 

バアアン!!! カランッ

 

ーーー地下室

 

バアアン!!!

 

未来「ヒッ。僕が行かないと玲さんが、、、玲さんを守らなきゃ。」ガタガタ

立ち上がった時に僕は近くにあった鉄パイプを持っていた。

 

ガチャ

 

ーーーリビング

 

ガチャ

未来父「おお、やっと出てきたか。始めから出てくればいいものを。どこから出てきた。」

 

未来「(あそこなら、、いける!)」

ダッダッ

未来「やあ!」ガンッ カランッ

 

未来父「ウッ、、イッテエ、おまえぇぇぇぇ!」

 

未来「(ダメだった。僕は、またあの場所に、、、)」

 

未来父「くたばれ!」

 

???「やめなさい!」ガンッ

 

未来父「ウアッ!!!」

 

未来父「このやろー!!!」

玲さんに向かって銃を向けた。

 

バアアン!!! 「ウアッ!!!」

 

???「はあ!」ガンッ

 

未来父「うう!」バタッ

 

未来母「あなた!」ガンッ「ウッ」バタッ

 

玲「未来君!」

 

未来「この程度、大丈夫。ほら、治った。」ニコッ

 

玲さんは、泣いていた。

 

 

 

 

 

 

未来「玲、さん。」

 

玲「私があなたの落とした鉄パイプで倒したのよ。」

 

未来「、、、、、、」

 

未来「、、、僕はここを出ていきます。」

 

玲「どこへ行くの?」

 

未来「、、、、、、叔父のところへ。」

 

玲「そう。わかったわ。でも、一つだけ覚えていてほしい。悪いのはあなたではない。」

 

未来「いままで、お世話になりました。必ず、また、、玲さんに会いに行きます!」

 

玲「紗夜が帰ってくる前に荷物をまとめなさい。私が近くまで、送っていくわ。」

 

未来「はい。ところであいつらは、、、」

 

玲「警察へ届ける。今回の件と、今までの虐待で牢屋に入るはずよ。でも、、」

 

未来「叔父に言って了承を得れば玲さんは無罪になります。安心してください。」

 

玲「わかった。ありがとう。彼らは縛っておきましょう。」

 

未来「はい、、、」

 

 

 

ーーーーー

 

未来「では、叔父のところへ行きましょう。○○です。」

 

玲「わかったわ。」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー叔父の家

 

未来叔父「未来!!!こんなところにどうしたんだ!」

 

未来「この人に助けてもらった。」

 

玲「こんにちは。氷川玲です。じつはーーーーーー」

 

玲は事情を話した。

 

 

 

未来叔父「そうでしたか。本当に!ありがとうございます!」ペコッ

 

玲「いえいえ、彼は本来こうあるべきだったんです。」

 

未来「おじさん。玲さんの家にいたことを了承してくれる?」

 

未来叔父「もちろん。こんな素晴らしい方に罪を与えるのは間違っている。」

 

玲「そんな、、ありがとうございます。」

 

未来叔父「それでは、後日そちらの伺います。未来はまだ玲さんのとこにいるか?」

 

未来「いや、問題を起こしたんだ。もうこれ以上お世話にはなれない。それに玲さんたちも引っ越すでしょ?」

 

玲「っっ!!気づいていたのね。」

 

未来「うん。」

 

玲「本当は、まだ一緒にいたいけどいい節目なのかもね。」

 

未来「うん。だから、僕はここに残るよ。紗夜に謝っておいてくれ。」

 

玲「わかったわ。未来、こっちへ来て。」

 

未来「うん?」

 

玲「」ギュッ

玲は涙を流していた。

 

玲「またね、、未来、、あなたに素晴らしい”未来”がありますように、、、」

 

未来「、、、、うん!またね!”お母さん”」

 

これが、時谷未来と氷川家とのかかわりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー山吹ベーカリー

 

沙綾「いらっしゃいませー、って未来さんじゃないですか。」

 

未来「おはよう、沙綾。昨日来れなくて悪かった。」

 

沙綾「いえいえ、大丈夫ですよ。それより、今日もメロンパンとチョココロネでいいですか?」

 

未来「ああ、お願いします。」

 

沙綾「はーい。あと、今日も一緒に行ってもらえませんか?」

 

未来「いいよ。」

 

ーーー五分後

 

未来「行こうか。」

 

沙綾「はい!」

 

そこで未来は沙綾に自分が体育祭委員長であり、バンドメンバーを探していることを話した。

 

未来「だれか、知らないか?」

 

 

 

 

 

沙綾「、、、、わ、わたし!ドラム叩けます!」

 

未来「そうなの!?」

 

沙綾「はい!わ、わたしじゃ、ダメでしょうか、、」

 

未来「大丈夫だよ。沙綾なら僕の知り合いだから!」

 

沙綾「そうですか!よかったです!曲とか決まってるんですか?」

 

未来「いや、まだだよ。」

 

沙綾「わかりました。では、また明日!」

 

未来「うん、また明日。」

 

 

 

 

沙綾「(あんな風に言っちゃったけど、久しぶりだし、できるかな、、)」

 

 

 

 

 




過去編とりあえず書き終えました。
自分でも途中からわからなくなってしまったので、おかしくなってたら申し訳ございません。

今のところ体育祭バンドメンバーは
ボーカル:未定
ギター:紗夜(まだ)
ベース:リサ
ドラム:沙綾
キーボード:未定
です。
未来はどこへ入るのでしょう?

リサがヒロインの予定なのに沙綾と紗夜の小説になりそう。
ここから、リサをどんどん出さないと。(使命感)
次からはちゃんと体育祭編進めます。


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第五話「ガールズバンド」

評価してくださった方
ぼるてる様

ありがとございます。
Roseliaの「Hitze」上映会面白かったですね。やっぱり最後のネオアスの展開は面白いですね。
また、地震などのトラブルもありましたが、皆様大丈夫だったでしょうか?
主の自宅は緊急地震速報は鳴りましたが、大丈夫でした。


▼▼▼▼▼

 

ーーー羽丘学園 生徒会室

 

未来「さて、さっさと仕事を終わらせるか。」

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ  ピロン!

 

未来「ん?だれだろう。」

そこには、はっきりと『リサ』という文字があった。

 

未来「わざわざ連絡で、、何だろう。」

 

リサ『ねーねー!今日一緒に帰らない?バンドのことで聞きたいことがあるんだ!』

 

未来「今日か。まあ、紗夜に会うのは自宅だし、大丈夫だろう。」

 

未来『いいよ。じゃあ、授業終わったら生徒会室に来てもらってもいいか?』

送るとすぐに返信が来た。

 

リサ『オッケー!じゃあ、また放課後!」

 

ーーー3時間後

 

未来「ちょっと早いけど昼ご飯にしよう。屋上に行くか。今の時間なら、誰もいないだろう。」

 

 

ーーー屋上

 

未来「あれ、誰かいる。」

 

そこには、昨日話したであろう人がいた。

確か名前は、、、

 

未来「こんにちは。美竹さん、、、ですよね。」

 

蘭「はい、そうです。あとその話し方やめてください。未来さんのほうが先輩なんで。」

 

未来「ごめんね。蘭さん。「蘭。」わかった。蘭。それにしても、どうしてここに?まだ授業中じゃなかった?」

 

蘭「はい。たしかにまだ授業中ですけどなんか、出たくない気分だったんで。でも、未来さんの授業じゃないんですか?」

 

未来「僕は違うよ。体育祭の資料をまとめてて、授業には出なくていいよって言われてるんだ。いまは、昼ご飯をここに食べに来た。」

 

蘭「そうでしたか、、授業でなくても勉強ついていけるんですか?」

 

未来「一応、予習してるから。」

 

蘭「そうなんですね。あ、すいません。お昼食べに来たんですよね。私がいたら邪魔になっちゃうんでここらで失礼します。」

 

未来「いや、いてくれていいよ。てか、蘭さえよければいてほしいかな。」

 

蘭「どうして私に?」

 

未来「何か、悩みを抱えてる目をしていたから。僕で良ければ相談に乗れるかな、って。」

 

蘭「、、、わかるんですか?」

 

未来「わかるよ。具体的にはわからないけどね。」

 

蘭「そこまでわかったら、エスパーですよ。まあでも確かに悩んではいます。家のことで、、」

 

未来「家、、か。詳しく言うと?」

 

蘭「実は、私の家は華道で有名なんで親が私にそれを強要させて来るんです。私は華道はそこまで好きではないんです。だからほかのことをしようって、何かに手を出すと親に思い切り止められるんです。それで、私は結局何をすればいいんだろう、、、って。いきなりすいません、こんな話をしてしまって。」

 

未来「いや、大丈夫だよ。蘭はさ、「今まで本気でこれをやりたい!」って思ったことはある?」

 

蘭「本気、、ですか。そういわれるとないかもしれないですね。ごめんなさい。」

 

未来「いや、いいんだよ。それに、それを強要するのはよくない。だから、蘭にはそれを自分で見つけてほしい。本気で取り組めるものが見つかれば、目が変わる。そうしたら、きっと親御さんも認めてくれるさ。中途半端ではなく本気で、、自分の命を預けられるよなものをね。」

 

蘭「本気、、わかりました。でも、そんなに簡単に見つかるんですか?」

 

未来「きっと見つかるよ。そうだなぁ、きっと体育祭にでれば見つかるよ。」

 

蘭「それっていったいどうゆうことですか?」

 

未来「それを言っては意味がないだろう?じゃあ、僕は戻るよ。」

 

蘭「はい、、わかりました。聞いてくれて、ありがとうございました。」

 

未来「いいよ、べつに。またね。」

 

 

蘭「(未来さんの言っていた体育祭っていうのは、、、いったい、、、)」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー職員室

 

未来「先生、どうしたんですか?急に呼び出したりして。」

 

担任「いや、すぐに伝えたほうがいいかと思って。校長のほうから許可が出たんだ。しかし、条件付きで。」

 

未来「条件?どんなものなんですか?」

 

担任「それが、私には言ってくれなくてな。校長曰く、未来自身に来てほしいそうだ。だから、今から行ってくれないか?」

 

未来「わかりました。」

 

 

 

ーーー校長室

 

コンコン 「どうぞ。」

 

未来「失礼します。お呼びでしょうか?」

 

校長「おお、来てくれたか。君のことは理事長から聞いてるよ。ああ、座って構わないよ。少し長くなるから。」

 

未来「はあ。失礼します。それで、話とは?」

 

校長「ああ、まずは自己紹介と行こうか。私は、校長の大野だ。」

 

未来「2年A組の時谷未来です。」

 

大野「まずだが、、私は君の過去を知っている。なに、君の親御さんとのかかわりはないに等しい。仲がいいのだよ、私と理事長と君の叔父様がね。」

 

未来「、、、そういうことですか。それで、なにが言いたいんですか?」

 

大野「まあ、それは特に関係ない。そう言っておいたほうが、信頼してくれるかなって。」

 

未来「、、、、わかりました。」

 

大野「まずは体育祭のバンド活動だが、、全面的に認めよう。昨今、ガールズバンドが流行っていることぐらいは私も知っている。だから、きっとバンド活動をすることで体育祭が活性化するだろう。」

 

未来「わかりました。ありがとうございます。」

 

大野「ただな、君一人でバンドができるわけではない。いくら君が天才であっても。」

大野校長は皮肉っぽく言った。

 

 

大野「だから、君には最低5人バンドメンバーを集めてほしい。さらに言うなら流行っているのは、『ガールズバンド』だ。そのため、君が入ったらガールズバンドではなくなる。本校はもともと女子校だ。そのため全員が女子の完璧なガールズバンドを作る。それが条件だ。」

 

 

未来「、、、、なるほど。、、、、、わかりました。その代わり、こちらからの条件も受け入れてくれませんか?」

 

大野「極力受け入れよう。なんだ?」

 

未来「5人中2人を、他の学校の生徒にさせてください。」

 

大野「あくまで、この学校の生徒が過半数ということか。わかった。それは認めよう。」

 

未来「ありがとうございます。ほかに話はありますか?」

 

大野「私からは、、、、、いや、また次回にしよう。ぜひ、体育祭を盛り上げてくれ。応援しているよ。」

 

未来「失礼します」

ガチャ

 

未来「(これは、、困ったな。誘わなければいけない人が増えた。そして、僕はあの人が苦手なんだな。)}

 

 

 

ーーー職員室

 

担任「どうだった?」

 

未来「まあ、大丈夫そうでした。」

 

担任「よかった。そろそろホームルームに時間だから荷物もって帰れよー。」

 

未来「わかりました。」

 

未来「(先生には言わなかったけど、なかなか深刻な問題なんだよな、、、)」

 

未来は考え事をしながらゆっくり生徒会室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

ーーー生徒会室

 

未来「リサはいつ来るかなー。」

 

リサ「もういるよ♪」

 

未来「早くない?」

 

リサ「そんなことないよ。結構待ったんだよ?」

 

未来「それはごめん。とりあえず帰ろうか。」

 

 

 

 

ーーー下校中

リサ「それで、どうしたの?」

 

未来「ああ、実はさーーーーってことがあって。」

未来はリサに校長室での出来事を話した。

 

リサ「まじ?未来出れないのかー(´・ω・`)」

 

未来「でも、別の形で出る予定だし。、リサたちのバンドは指揮するよ。」

 

リサ「よかったー。ところでメンバーはどうなった?」

 

未来「今のとこるリサを入れて2人かな。でも今日多分もう1人増えるよ。」

 

リサ「アタシ含めてって誰?他の学校?」

 

未来「うん。花咲川の山吹沙綾さんだよ。ドラム。」

 

リサ「ああー、沙綾なんだ。」

 

未来「あれ?知り合い?」

 

リサ「パン屋さんの子でしょ?」

 

未来「うん、そうだよ。」

 

リサ「知り合いって程じゃないけど、この辺では有名だから。もう1人っていうのは?」

 

未来「秘密。明日決まったら言うよ。」

 

リサ「わかった。あ、もう家だ。また明日ね。」

 

未来「うん。また明日ね。」

 

 

 

 

ーーー時谷未来の家

 

未来「さて、紗夜はいつ来るだろう。一応部屋もきれいにしたし、、大丈夫だろう。」

 

 

 

ピンポーン

 

未来「来た、、はい。え?日菜?」

未来の頭の中には「困惑」のに文字が浮かんだ。




さて、いよいよ紗夜との対面、となりそうですがなぜか日菜がいます。
なぜでしょう?
あと、日が進むのが遅いのは気のせいです。(白目)


まあ、それはいいとして今のところ未来の「天才・回復力」がいかせてない、、、これじゃ、寿命の無駄遣いじゃねーか!

と思ってる方も多くいると思いますが、安心ください。
これから、親密度が上がったところに絶望を与えていきます。嘘です。そんなにひどくはしませんが、それでも能力使用は多くなると思います。

あと、メインヒロインはリサです。これは揺るぎません。
今は全然違うけど、、、、、、

それではまた次回!


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第六話「揺れ動く気持ち」

今更ですが、未来の住んでいる家は「大きめのマンション」ということでお願いします。

主が生まれてからずっとマンションにしか住んでいないので一軒家の人の暮らしがわからないからです。

あと、さすがに高校生が一人暮らしで一軒家もおかしいのでは?と思ったからです。いきなりですみません。

では、本編をどうぞ。


未来「え?日菜?」

 

日菜『そーだよー!おねーちゃんと一緒に来たんだ!』

 

未来「そうか、じゃあ開けるから上がってきてくれ。」

 

日菜『はーい!』ガチャ

 

 

ピンポーン

未来「(ついにか。)はい。」

 

ガチャ

 

日菜「ひさしぶり!未来君!」

 

未来「久しぶりって程でもないだろう。」

 

日菜「そうかなー?あ、こっちがおねーちゃんだよ!」

 

未来「まあ、そうだろうな。久しぶりだな、

 

 

 

 

 

 

 

 

紗夜。きれいになったな。」

 

紗夜「なっ!//、、まさか、、、本当に、、、、、まさか本当にあなたにもう一度会えるなんて、、、日菜から話を聞いたときは驚きました。、、、、夢のようですね。」ポロポロ

 

未来「泣かなくたっていいだろう。僕だって驚いたんだ。」

 

紗夜「だって、、また未来君に会えると、、思わなかったから、、、」ギュッ

 

未来「おいおい、紗夜。日菜も見てるぞ?」

 

紗夜「でも、、もう少しだけ、、こうさせてください。」

 

未来「、、、仕方ないな。」ギュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

紗夜「すみません、私らしくない行動をしてしまい、、」

 

未来「いや、かまわない。僕ももう一度紗夜に会えるとは思わなかった。玲さんは元気にしている?」

 

紗夜「ええ、今度家に来てください。母も喜ぶと思います。」

 

未来「なら、行かせてもらおうかな。あとさ。」

 

紗夜「なんですか?」

 

未来「あの時は、ごめん!何も言わずに出て行ってしまって。」

 

紗夜「ほんとにあの時は、びっくりしましたよ。急にいなくなるんですから。」

 

未来「玲さんから話は聞いているか?」

 

紗夜「はい、ところで未来君。あなたはまだ、代償は残っているの?」

 

未来「(日菜がいるから、濁してくれたのか。)ああ、あと4年ってところかな。」

 

紗夜「、、、そうですか。またこうして会えたというのに、、」

 

未来「これに関しては、ずっと前から決まっていたことだ。だから、これからを楽しむことにした。」

 

紗夜「、、、、、それがあなたの運命ですものね。」

 

未来「ああ。まあ積もる話は後にして、本題に入ろう。日菜があそこで頭に「???」を浮かべている。」

 

紗夜「そうですね。」

 

日菜「えっと、、おねーちゃん未来君と知り合いだったの!?」

 

紗夜「ええ、だいたい10年ほど前だったかしら?」

 

未来「そうだな、紗夜と玲さんには命を救ってもらったんだ。」

 

日菜「命?」

 

未来「ああ、詳しくは玲さんから聞いてくれると嬉しい。あと紗夜。連絡先を交換してくれないか?」

 

紗夜「はい。わかりました。」

 

日菜「今聞きたかったんだけどなー。」

 

未来「本来は誰にも話さないんだ。だれにも得な話ではないからな。」

 

 

未来「じゃあ、本題に入ろう。紗夜、ギターを弾いてくれないか?」

 

紗夜「はい、いいですよ。」

 

未来「え?もっと詳しく聞かないのか?」

 

紗夜「未来君のことは信頼してますから。おそらくは体育祭関係でしょう?」

 

未来「よくわかったな。勘がいいのは変わってないということか。」

 

紗夜「そうですね。でもそうですね、聞きたいことはいくつかあります。なぜ私に?大体のことならあなたのほうが得意だったではないですか。」

 

未来「確かに得意分野は僕のほうが多かったかもしれない。でもギターだけは紗夜に勝てなかったんだよ。」

 

紗夜「そんなことないです。あなたのほうが譜面通り、正確に弾けていました。」

 

未来「音楽っていうのは譜面を完璧になぞるのが正解とは限らないんだよ。」

 

紗夜「、、、昔から変わりませんね。」

 

未来「僕は僕だから。」

 

紗夜「私が抜擢された理由はわかりました。では2つ目。私のソロではないですよね?」

 

未来「ああ、バンドを組もうとしている。」

 

紗夜「バンド、、ですか。」

 

未来「ガールズバンドが流行っているのは知っているか?」

 

紗夜「はい。それでですか。未来君は出るのですか?」

 

未来「出るつもりだったんだがな。校長から『君がいてはガールズバンドではない』って言われてしまってな。別の形で出ようとは思うが。」

 

紗夜「それは残念でしたね。」

 

未来「まあ、そんなに気にはしていないさ。紗夜、受けてくれるか?」

 

紗夜「もちろんです。私で良ければ。バンドメンバーの方と気が合うといいのですが。」

 

未来「多分あったことないだろうし。一応名前だけは伝えておくね。今井リサと山吹沙綾って子なんだけど、、知ってる?」

 

紗夜「今井さんと山吹さんですか。はい、知っています。大丈夫そうで安心しました。」

 

未来「知り合いだったか、それはよかった。」

 

紗夜「今井さんは日菜と仲良くしてくれていますし、山吹さんは同じ学校ですから。それにしても山吹さんとはどこで知り合ったのですか?」

 

未来「パン屋さんで会ったよ。仲良くなって話したら彼女のほうから私がやりたいって。」

 

紗夜「そうでしたか。わかりました。」

 

未来「ところでさ、紗夜。日菜はどこへ行った?」

 

紗夜「え?あっ、いない!」

 

「これすごーい!」

 

未来「いたな。」

 

ーーー時谷未来の部屋

 

日菜「これすごい!おねーちゃんと未来君が一緒に写ってる!」

 

未来「日菜、それは僕の一番の宝物なんだ。あんまり触らないでくれ。」

 

日菜「ごめんなさい。」

 

未来「紗夜との話は終わった。もう帰るか?」

 

日菜「もう少し居たいなー。」

 

紗夜「こら、日菜。話は終わったのだからもう帰りますよ。あんまり長くいても未来君に迷惑をかけるだけです。」

 

日菜「えぇー!おねーちゃんは未来君と一緒にいたくないの?」

 

紗夜「そ、そういうことではありません!///」

 

未来「いいよ、紗夜。もう少し居てくれても。少し早いが夜ご飯、一緒に食べないか?」

 

紗夜「いいんですか?」

 

未来「いいよ。」

 

紗夜「なら、お言葉に甘えさせてください。」

 

未来「わかったよ。」

 

日菜「やったー!」

 

未来「じゃあ、待ってて。この家の中ならどこにいてもいいから。」

 

 

 

ーーーキッチン

 

未来「さて、何を作ろうかな。あ、そうだ。久しぶりに紗夜に、作ってあげようかな。」

 

サクッ サクッ ジュー

 

 

リビング

 

日菜「ねーねー。おねーちゃん。未来君とはどうやって出会ったの?」

 

紗夜「最初はスーパーだったかしら。あなたが行きたがらなかったお使いのときよ。」

 

日菜「未来君と会えるなら行けばよかったなー。」

 

紗夜「でもあの時の彼は、今とは人が違うわよ。」

 

日菜「え、そうなの?」

 

紗夜「ええ、そうね。まるでw「ご飯できたからその話は後にしてくれ。」、、ええ、そうしましょう。」

 

日菜「何つくったの?」

 

未来「有りもので悪い。チャーハンだ。でもそれだけだと味気ないから紗夜が大好きだったものも作ってきたよ。」

 

紗夜「こ、これは!ポ、ポテト!」

 

未来「紗夜大好きだったもんな。作るとすぐ食べてたし。」

 

紗夜「いえ!そんなことないです!」

 

日菜「まーまー。熱いうちに食べたほうがおいしいし、早く食べよ?」

 

紗夜「ええ、そうね。」

 

三人「「「いただきます!」」」

 

未来「(こうして紗夜とご飯を食べるのなんていつぶりだろうか。この時間がずっと、、、続けばいいのに。)」

 

紗夜「」モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ

 

未来、日菜「「(絶対ポテト好きじゃん。)」」

 

 

 

ーーー30分後

 

紗夜「ごちそうさまでした。」

 

日菜「おいしかった!また作ってね!」

 

未来「お粗末様。ああ、また今度な。皿は後で洗うから流しにおいてくれるか?」

 

紗夜「いえ、私が洗っておきます。」

 

未来「それは、悪いな。気になるなら今洗ってくるよ。」

 

紗夜「いえ、そういうことでは、、、なら二人で洗いませんか?」

 

未来「ああ、そうしよう。」

 

紗夜「日菜は、、何とかするでしょう。」

 

 

 

 

 

ーーーキッチン

 

ジャー

紗夜「未来君、あなたは残りの4年はどうするのですか?」

 

未来「今それを聞くか。」

 

紗夜「気になってしまったので。」

 

未来「そうだな、みんなと同じように過ごすよ。でも人から好かれすぎるのもよくはないよな。僕にとっては。」

 

紗夜「、、、別れが近いから、、、ですか?」

 

未来「ああ。俺はみんなと他の良く過ごしたいがそれよりもみんなに笑っていてほしいんだ。」

 

紗夜「、、、、未来君らしいですね。でも、それは難しいのではないでしょうか?」

 

未来「どうして?」

 

紗夜「あなたが、、、優しすぎるからよ。あなたは自分が思ってるよりずっと周りに影響を及ぼしている。」

 

未来「僕が、、優しいか。昔じゃ考えられないな。」

 

紗夜「あの時は、環境が悪かったんです。」

 

未来「紗夜。」

 

紗夜「なんです?」

 

未来「」ギュッ

 

紗夜「ちょっ///未来君?」

 

未来「ありがとう。紗夜、僕を救ってくれて。」

 

紗夜「大袈裟ですよ。でも今は素直に受け取っておきます。」ギュッ

 

抱き合っている二人はそこに視線があることに気付かなかった。

 

日菜「(未来君はおねーちゃんのことが、好きなのかな、、)」

 

 

 

 

ーーー玄関

 

紗夜「今日はありがとうございました。今度は遊びに来てください。」

 

未来「ああ、行かせてもらうよ。玲さんにもあいさつしないとだから。」

 

紗夜「わかりました。伝えておきます。じゃあ日菜帰るわよ。」

 

日菜「はーい。またね!」

 

未来「うん。帰りは大通りを通って帰るんだよ。2人ともきれいなんだから。」

 

紗夜「///はい。わかりました。」

 

未来「おやすみなさい。」

 

紗夜、日菜「「おやすみなさい。(おやすみ!)」」

 

ガチャ

 

 

 

 

ーーー時谷未来の部屋

 

未来「疲れたな。明日はバイトもあるし寝よう。」

 

 

 

 

 

ーーー氷川日菜の部屋

 

日菜「(もうわからないよ。おねーちゃんも未来君と話してるときは楽しそうだし。お母さんに聞けばわかるのかな、、)」

 

 

ーーー氷川家のリビング

 

日菜「お母さん。話があるの。」

 

玲「いつになく真面目ね。どうしたの?」

 

日菜「今日、おねーちゃんと一緒にね。未来君の家に行ったの。」

 

玲「未来君?えっ!未来君って時谷未来君?」

 

紗夜「ええ、そうです。私とお母さんが小さいころに会ったあの時谷未来君です。」

 

玲「そうなのね。紗夜、会えたのね。」

 

紗夜「はい。元気そうでした。今度こちらにも顔を出してくれるそうです。」

 

玲「よかったわ。それで日菜、話っていうのは?」

 

日菜「未来君とおねーちゃん、それにお母さんが知り合いの理由を教えてほしい。」

 

玲「そうね、、、」

 

紗夜「話してもいいと思います。未来君からもその話が出ていたので。」

 

玲「わかったわ。確かに日菜には知る権利があるわね。私と紗夜が未来と会ったのは今から10年ほど前。・・・・・・・」

 

玲は事の発端から終わりまでしっかりと話した。日菜は途中から泣きながら聞いていた。そして紗夜は泣いている日菜に言葉をかけることができなかった。

 

 

 

 




紗夜と会えましたね。紗夜は未来の運命を知っているというかなり悲しいポジションです。
それにしても紗夜のメインヒロイン感がやばい。
いや、ヒロインの一人であることは間違いないけど!

そして日菜が可愛い!

最近リサが出れてない。出したい、、、、、
というわけでこれからはいろんな女の子との絡みを出していきます。
まあ、このバンド集めは半分くらい過去編だったから仕方ない。

次回は残るバンドメンバーが誰になるかを確定させていきたいと思います。

というわけでまた次回もよろしくお願いします!

評価・感想お待ちしております。



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第七話「動き始めた歯車」

とりあえず体育祭編を終わらせなければ・・・・


ーーー羽丘学園

 

未来「おはよう、リサ。」

 

リサ「おはよう。昨日はどうだった?」

 

未来「うん、受けてもらえたよ。」

 

リサ「よかったー!どんな人?」

 

未来「氷川紗夜。リサも知ってるでしょ?」

 

リサ「あ、紗夜だったんだ。日菜のお家行ったときにたまに見かけるくらいであんまり話したことないけどいい人そうだったし何とかなりそう!」

 

未来「それならよかった。それで残りのメンバーなんだけど、どうしようかな、、」

 

リサ「確か残りのメンバーはこの学校から出さないとなんだよね。」

 

未来「それがバンド活動の条件だからな。もう時間もそんなにないし、」

 

リサ「練習とかもあるもんね。」

 

未来「今日はいろいろ探してみるよ。」

 

リサ「うん。頑張って!またね!」

 

 

 

ーーー羽丘学園 生徒会室

 

未来「さて、どうすっかな。」

 

???「失礼します。」

 

未来「ん?誰だろう。あ、つぐみか。」

 

つぐみ「み、未来先輩。お疲れ様です。」

 

未来「つぐみは今日はどうしたんだ?」

 

つぐみ「ここに取りに来なければいけないものがあって。悩んでる様子でしたが、どうかしたんですか?」

 

未来「それがさ、バンドメンバーが見つからなくって・・・」

 

つぐみ「バ、バンド!?」

 

未来「そういえば、つぐみには言ってなかったな。」

 

つぐみ「未来先輩、バンドするんですか?」

 

未来「正確に言うと俺はやらないよ。今年の体育祭にサプライズイベントでバンド活動するんだよ。最近ガールズバンドが流行っているから。」

 

つぐみ「それでそのメンバーが見つからない、、、ということですね。」

 

未来「ああ、あとはキーボードとボーカルが欲しいんだよ。他は何とか揃ったから。」

 

つぐみ「そうなんですね。(どうしよう、私キーボード弾けるけど、、私じゃきっとダメだよなぁ。)」

 

未来「誰かこの学校でいないか?」

 

つぐみ「あ、あの!実力とかってどうなんですか?」

 

未来「そうだなぁ、これから練習もするし基礎ができてれば問題ないよ。」

 

つぐみ「そうなんですね、、」

 

未来「どうした?もしかして誰かいる?」

 

つぐみ「そ、その、、、私、キーボード弾けるんです。」

 

未来「そうなの!?じ、じゃあつぐみ。お願いできないか?」

 

つぐみ「私、そんなにうまくないですし、」

 

未来「大丈夫。僕が何とかするから!お願い!」

 

つぐみ「わ、わかりました、、、」

 

未来「よかった、、ほかのメンバーは今聞いとく?」

 

つぐみ「できれば聞いておきたいです。」

 

未来「わかった。ギターは氷川日菜の姉、氷川紗夜。ベースはこの学校の2年、今井リサ。ドラムは花咲川の1年、山吹沙綾。そしてキーボードが、ここにいる羽沢つぐみ。あとはボーカルが見つかれば立派なバンドだね。」

 

つぐみ「よかった、、意外とみんな知り合いでした。日菜先輩のお姉さんならしっかりしてそうだし、沙綾ちゃんは商店街の友達だし、今井先輩とはまだあんまり関わりがないけど、、」

 

未来「なら大丈夫。リサは優しいから。」

キーンコーンカーンコーン

 

つぐみ「やば!戻らなきゃ!すいません未来先輩!失礼します!」

 

未来「ごめんね!結構話し込んじゃったね。また今度話そう!」

 

 

 

ーーー羽丘学園 屋上

 

未来「あとは、ボーカルか。」

未来は屋上で独り言をつぶやいていた。

 

蘭「どうしたんですか?」

 

未来「っっ!!蘭か、びっくりさせるなよ。」

 

蘭「すみません。驚かせる気はなかったんですけど、、、」

 

未来「ああ、こっちこそごめん。それにしても聞かれちゃったか。」

 

蘭「ボーカルってバンドとかで歌を歌う人ですよね。それがどうしたんですか?」

 

未来「まぁ、いいか。実はさーーーってことで今探してるんだ。」

未来は蘭に体育祭でバンドをやることを話した。

 

蘭「そうなんですね。」

 

未来「(蘭はきっとバンドをやれば成長できる。体育祭を見てもらって火をつけるつもりだったが誘うのも一つの手ではないだろうか?聞いてみよう。)蘭。少しいいか?」

 

蘭「はい、なんですか?」

 

未来「ボーカルをやる気はないか?」

 

蘭「、、、そんなに困ってたんですか?みんなに声をかけるなんて。」

 

未来「いや、違うよ。ボーカルにならないかって声をかけたのは蘭が初めてだよ。」

 

蘭「、、、どうしてですか?」

 

未来「前に僕が言ったこと、覚えている?」

 

蘭「たしか、『体育祭をみればやりたいことが見つかる』でしたっけ。それがどうしたんですか?」

 

未来「はっきり言おう。僕は君にバンドをやってほしくて君にそう言ったんだ。」

 

蘭「それ、言っちゃダメだったんじゃなかったんですか?」

 

未来「本当はギリギリまで言わないつもりだったんだが予定変更だ。ボーカルはもともと僕がやろうと思ってたんだ。」

 

蘭「それで、なんで私にバンドをやらせようとしたんですか?」

 

未来「蘭がバンドをすることで強くなれるから。」

 

蘭「やってもいないのにわかるんですか?」

 

未来「ああ、わかるよ。ただし、蘭がどうやったら強くなれるかは言わない。」

 

蘭「、、、なるほど。」

 

未来「一緒にやらないか?」

 

蘭「その前にいくつか聞きたいことがあるんですがいいですか?」

 

未来「ああ。」

 

蘭「まずメンバーは誰なんですか?」

 

未来「ギター、氷川紗夜。ベース、今井リサ。ドラム、山吹沙綾。キーボード、羽沢つぐみ。」

 

蘭「っっ!!つぐみが!?」

 

未来「ああ、さっきやりたいって言ってくれたんだ。」

 

蘭「そうなんですね。じゃあ、2つ目。私人の前でなんて歌ったことがないです。できるんですか?」

 

未来「最初はみんな歌ったことがないよ。大丈夫。」

蘭は正直迷っていた。自分にない力を求めて。

 

蘭「、、、、、、わかりましたよ。やりますよ、騙されたと思って。」

 

未来「別に騙してはいないよ。」

 

蘭「ただし、もしこれで私が強くなれなかったら。もう先輩とは関わりません。いいですか?」

 

未来「ああ、かまわない。だって強くなるのは確定してるんだから。」

 

蘭「随分と自信があるんですね。」

 

未来「当然さ。」

 

蘭「でもやるなら本気でやりたいです。」

 

未来「そう言うと思った。だから僕が教えるよ。」

 

蘭「未来先輩が?先輩は歌ったことがあるんですか?」

 

未来「蘭よりはあるかな。」

 

蘭「、、、わかりました。おねがいします。」

 

未来「うん。必ず蘭を変えてあげる。」

 

蘭「っっ!!///よくそんなこと言えますね。」

 

未来「有言実行ってやつだよ。」

 

蘭「まだ実行できてないですよ。」

 

未来「これからするんだからいいだろう。」

 

蘭「そうですね。(この人なら、私を、、)」

蘭は初めて笑顔を見せた。

 

 

未来「じゃあ、僕はそろそろ戻るよ。あ、連絡先教えてもらってもいい?」

 

蘭「別にいいですよ。」

 

ピッ

 

未来「じゃあ、また連絡するね。」

 

蘭「はい。また。」

 

 

 

ーーー生徒会室

 

未来「決まった!決まったぞ。彼女たちが決めてくれたんだ。今度は僕がやらないと。」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

 

 

 

 

ーーー職員室

 

未来「失礼します。先生、メンバーが決まりました。」

 

担任「そうか、よかった。ほうほう、面白いメンバーだ。楽しくなりそうだね。」

 

未来「当然です。僕が選んだメンバーなんですから。」

 

担任「はは、それもそうだな」

 

未来「まとめる資料はありますか?」

 

担任「バンドのことでまとめてほしいものがある。これを頼むよ。」

渡されたのは細かい企画書だった。

 

未来「もちろんやります。いつまでに?」

 

担任「お前のやる気に任せるよ。」

 

未来「わかりました。失礼します。」

 

 

 

未来「バイト行くか。」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーCIRCLE

 

未来「こんにちは、まりなさん。」

 

まりな「おおー早いね未来君。こんにちは。」

 

未来「学校が早く終わったので。」

 

まりな「なるほど。それでバンド集めはどう?」

 

未来「もうメンバーは集まりました。」

 

まりな「もうあつまったの!?はやっ!」

 

未来「それで、いつからここ練習で使っていいですか?」

 

まりな「空いている時ならいつでもいいよ。」

 

未来「わかりました。ありがとうございます。」

 

まりな「気にしないで。これはここの経営にも響くおおきな問題だから!」

 

未来「急に生々しくなりましたね(笑)。あ、あと今のうちに企画書について相談したいんですが、、」

 

まりな「いいよ、今は暇な時間だから。」

 

未来「では、決めてしまいましょう。」

 

まりな「ちょっと見せて。」

 

未来「はい。どうぞ。」

 

まりな「、、、、、、、これ誰が作ったの?」

 

未来「大部分は僕です。少し先生方に直してもらいましたが。」

 

まりな「もうこれでいいんじゃない?ほぼ完ぺきだよ?」

 

未来「そうですかねー?」

 

まりな「あと、未来君は出ないの?」

 

未来「はい。校長に止められてしまって。だから、ソロで出ます。」

 

まりな「ソロなんてかっこいいね!私もやってみたい!」

 

未来「なら一緒に出ませんか?たぶん大丈夫です。」

 

まりな「え!冗談のつもりだったんだけど、、、」

 

未来「でも、面白そうですし。」

 

まりな「じ、じゃあ私のギターの音聞いてみて?」

 

未来「わかりました。」

 

ジャーン

 

はっきり言って今の演奏は下手だった。

 

まりな「どうかな?」

 

未来「、、、、」

 

まりな「あれ、そんなにだめだったかな?」

 

未来「まりなさん、どうしてわざと下手に弾いたんですか?」

 

まりな「え、そ、そんなことないよ?」

 

未来「嘘つかないでくださいよ、、」

 

まりな「、、、、やっぱわかっちゃうか。ごめんね!」

 

未来「いえ、大丈夫ですよ。まりなさん、体育祭に出ますよ。」

 

まりな「ええ!む、無理だよ!高校生に交じって演奏なんて、、、」

 

未来「上手じゃないですか、ギター。大丈夫ですよ。」

 

まりな「いや、そうじゃなくて。高校生と見比べられたら私、おばさんに見えちゃう!」

 

未来「、、、ははは(笑)。そんなことだったんですね。大丈夫ですよ。まりなさん綺麗ですから見比べられることなんてないですよ。」

 

まりな「///お、大人をからかったらいけないんだよ!?」

 

未来「からかってなんかいませんって。まりなさんが綺麗なのは事実です。」

 

まりな「事実ならあんまりたくさん言わないで~」///

 

 

まりな「未来君がそ、そんなに言うなら出てみようかな、、」

 

未来「ええ、出ましょう。学校には明日言っておきます。」

 

まりな「わかった。」

 

その後二人はしっかりと仕事をして未来は家に帰った。

 

 

 

ーーー閉店後のCIRCLE

 

まりな「あんなに正面から言われたらか、勘違いしちゃうよ///最近、色恋なんてしてなかったからドキドキしちゃったよ、、、未来君。」

 




メンバー決まりました。
Vo.美竹蘭
Gt.氷川紗夜
Ba.今井リサ
Dr.山吹沙綾
Key.羽沢つぐみ

その一方で二人組のユニットもできてますね。これは筋書きにはなかったんですが書いている時に「面白そう!」って思い書きました。

バンドはかなり面白いメンバーになったと思います。
これからにご期待ください。
また次回!

評価・感想お待ちしております。


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第八話「女の勘」

全然更新できませんでした。
イベント周回、課題、etc......やることがたくさんあり投稿できませんでした。
申し訳ございません。
これからは極力毎日投稿を心がけていきます。



低評価がついてモチベ下がってたのは内緒。)


ーーー山吹ベーカリー

 

未来「おはよう、沙綾。」

 

沙綾「おはようございます!今日は何にしますか?」

 

未来「いつものを。」

 

沙綾「ありがとうございます。少々お待ちください。」

 

未来「ありがとう。そうだ、話したいことがあるから今日一緒に学校行かない?」

 

沙綾「はい、大丈夫ですよ。何かあったんですか?」

 

未来「バンドについてな。」

 

沙綾「決まったんですね。」

 

未来「うん。詳しくは後で説明するね。」

 

 

 

 

ーーー通学路

 

未来「じゃあ話していこうか。まずはメンバーを紹介するね。」

 

沙綾「はい!おねがいします!」

 

未来「ボーカルが美竹蘭。ギターは氷川紗夜。ベースは今井リサ。キーボードが羽沢つぐみ。そしてドラムが」

 

沙綾「私、、ですよね。つぐみちゃんがいるんですね。」

 

未来「やっぱり友達?」

 

沙綾「はい!商店街が一緒なので。知ってる人がいてよかったです。」

 

未来「誰もいないのは不安だもんね。そうだ、そろそろ練習を始めたいから予定がわかったら教えてくれると嬉しいな。」

 

沙綾「わかりました!後で連絡しておきますね。」

 

未来「ありがとう。またね、沙綾。」

 

沙綾「はい!」

 

 

 

 

 

ーーー羽丘学園 昇降口

 

リサ「おはよ♪」

 

未来「ああ、リサか、おはよう。」

 

リサ「今日も生徒会室にいるの?」

 

未来「そうだね。確か今日は実行委員の会議もあるし。」

 

リサ「あー。そういえば昨日先生が話してた。今日の五限目に体育祭について決めるって。」

 

未来「そうだ、リサ。バンドメンバー、決まったよ。」

 

リサ「そうなの!?だれだれ!教えて!」

 

未来「そう急かすなって。ちゃんと教えるから。えーと、ボーカルが美竹蘭。ギターが氷川紗夜。キーボードが羽沢つぐみ。ドラムは前に教えたよね。」

 

リサ「意外と世界って狭いんだね。意外とみんな知ってる人だった。」

 

未来「へー。そうなんだ。メンバーが決まったことだしそろそろ練習を始めたいんだが、予定を聞いてもいい?」

 

リサ「いいよー。だけど今、全部言うわけにはいかないからあとで連絡するね。」

 

未来「わかった。またな。」

 

 

 

 

 

 

ーーー羽丘学園 職員室

 

未来「失礼します。先生、お話があるのですがよろしいでしょうか。」

 

担任「ああ、大丈夫。なんだい?」

 

未来「実は、、僕もステージに出たいなっていうことを言いたくて。」

 

担任「まあ、確かに元々出る予定だったしいいんじゃないか?でも、時間とかは自分でうまく作れよ?」

 

未来「そこは自分で何とかします。許可がもらえれば大丈夫です。」

 

担任「そうか、頑張れ。あと今日の会議は任せた。」

 

未来「そこはもちろん。」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー羽丘学園 生徒会室

 

未来「お集まりいただきありがとうございます。今日は体育祭についての案が大体まとまったのでそれを確認していただくためにお集まりいただきました。まずは今から配るものを見てください。羽沢さん、お願いします。」

 

つぐみ「はい。どうぞ。」

つぐみは各クラスに資料を配布した。

 

「これは、、、」「いつの間にこんなに、、、」ザワザワザワザワ

 

宮本「これはすべてあなたがやったのですか?」

 

未来「はい。何か問題でもありましたか?」

 

宮本「い、いえ。大丈夫です。(こ、この人は、何者なの?普通この量を一人でできるはずがないのに、、、、)」

 

未来「では上から読み合せていきます。-------」

 

未来は体育祭の競技、進行、時間などを事細かに話した。

 

未来「何か質問のある方はいらっしゃいますか?」

 

宮本「あの、、すいません。」

 

未来「どうされました?」

 

宮本「この、サプライズイベントは何をするんですか?」

 

未来「サプライズですからね、ここでは言えません。ですが計画はしっかりしているので安心してください。」

 

宮本「わかり、ました、、(何をするの、、)」

 

 

その後昼休みの会議は特に問題なく行われた。

 

未来「では、これにて会議を終了させていただきます。お疲れさまでした。

 

「すごかったねー」「これなら今年は盛り上がりそう!」

実行委員たちは驚きながらも和気藹々とした雰囲気のまま生徒会室を出た。

四人の生徒を残して。

 

 

宮本「時谷さん、少しよろしいですか?」

 

未来「はい。悪い日菜、先に戻っておいてくれ。つぐみ、仕事が終わった此処で待っててくれ。」

 

日菜「せっかく未来君と一緒に戻れると思ったのに、、、」

 

未来「ごめんな。また今度な。」

 

宮本「す、すみません。」

 

未来「宮本先輩が謝る必要はないです。では、場所を変えましょう。」

 

 

 

ーーー多目的室

 

未来「それで、話というのは?」

 

宮本「その、、今日の資料のことなのですが、」

 

未来「何か不備でもありましたか?」

 

宮本「い、いえ、そうではなくて、、、その、、」

 

未来「では何か気になる点が?」

 

宮本「そ、その、、、私たちの資料作成の仕事がなかったので、、」

 

未来「そうですね。もしかしてやりたかったんですか?」

 

宮本「いや、そういうわけじゃないんですけど、、毎年実行委員のみんなで協力してやっていたので、、」

 

未来「あー。そういことだったんですね。でも僕一人でできましたし、今年は例年より少なかったのかもしれないですね。」

 

宮本「(この人気付いてない、、今年は共学化したから去年よりも仕事が多かったのに、、、)、、、、、そうかもしれませんね。」

 

未来「それだけですか?」

 

宮本「(ほかにも聞きたいことがあるけど今はいいかな。サプライズも気になるけどいいか、)は、はい。すいません。」

 

未来「いえ、今回の件はこちらの問題でしたので。確認せずに申し訳ありません。」

 

宮本「だ、大丈夫ですよ。むしろ、お疲れ様です。では失礼します。」

 

 

 

ーーー生徒会室

 

未来「つぐみー、いるかー?」

 

つぐみ「はい、お話は終わったんですか?」

 

未来「ああ。もう大丈夫。」

 

つぐみ「それで、私を残したのはやはりバンドのことですか?」

 

未来「うん、練習を始めたいから予定が空いてる日を教えてほしいなって思って。」

 

つぐみ「そういうことでしたか。なら後で連絡しておきます。」

 

未来「わかった。多分近々始まるから。」

 

つぐみ「わかりました。」

 

 

 

 

ーーー教室

 

未来「なんか、ここに来るの久々だなー。」

 

リサ「お、五限目はここにいるの?」

 

未来「さすがにな。競技についていろいろ説明したりしなきゃいけないからな。」

 

リサ「頑張ってね。」

 

未来「これぐらい頑張るようなことじゃないよ。」

 

 

 

未来「これから体育祭について話します。質問ができた方はすぐに手を挙げて聞いてください。では始めます。-----」

 

どうやら今年の二年は騎馬戦(全員参加)、借り物競争(選択)、50m走(選択)があるそうだ。なお未来は2年唯一の男子なので一年男子に交じって参加するそうだ。

 

未来「では最初に騎馬戦の組み分けを決めてください。」

 

「どーするー?」「くじ引きとかでいいんじゃない?」

「いやいや、じゃあ上に乗る人だけきめよーよ!」「それいいね!」

 

 

未来「さて、これが決まったら次は「相変わらず仕事か。」あ、先生。」

 

担任「ここにきても仕事か。お前があそこに入ればすぐに決まるんじゃない?」

 

未来「さすがにあそこには入れませんよ(笑)。」

 

担任「そうか。ところで、バンドのほうは順調か?」

 

未来「バンドのほうはおそらく大丈夫です。練習はこれからですが。」

 

担任「そうか、頑張れよ。」

 

 

 

 

未来「決まったようですね。では次に選択競技についてです。----------------------」

 

 

 

未来「これで教室で決めることはすべて決めましたね。次の体育に授業からは体育祭練習になるので自分の競技、順番を覚えておいてください。」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

リサ「未来ー!一緒に帰ろー。」

 

未来「ああ、いいよ。じゃあ帰ろうか。」

 

 

 

 

ーーー通学路

 

リサ「練習はいつごろからできそう?」

 

未来「そうだなぁ。みんなの予定をまとめると2日後が顔合わせってところかな。」

 

リサ「2日か、、、そうだ!未来!」

 

未来「どうしたの?」

 

リサ「今から家来ない?」

 

未来「???」

 

リサ「だから、アタシの家。来ない?」

 

未来「どうして?」

 

リサ「だって、練習が始まるのは2日後でしょ?だからみんなに会う前に昔の感覚を取り戻したいから。ね!付き合ってよ!」

 

未来「、、、、親の方には許可取ったのか?」

 

リサ「もっちろん!」

 

未来「、、、少しだけならいいよ。」

 

リサ「やった!じゃあ、早く行こ!」

リサは未来の手を取った。

 

 

 

 

 

ーーー今井家

 

ガチャ

リサ「ただいまー!」

 

未来「時谷未来です。お邪魔します、」

 

リサ母「あら、いらっしゃい!リサから聞いてはいたけどまさか本当に男連れてくるなんて!」

 

リサ「お母さん!//いいから!さ、早く行こ!」

 

未来「ちょっと待って、早いって!」

 

リサ母「ごゆっくり~」

 

 

 

ーーーリサの部屋

 

 

 

「ここはこうだよ」

 

「こ、こう?」

 

「違うよ。こう。」

 

「無理だよ、なんでそんなに大きいの?」

 

「頑張ったから。大丈夫。いけるよ。」

 

「無理だって!」

 

「だったら無理やり!」

 

「きゃあ!んっ/い、痛い!」

 

「我慢!」

 

「うぅ、、、」

 

「これでどう?」

 

「あっ!届いた!」

 

「でしょ?」

 

 

 

「でも、こんなに指を開くのは痛いよ!」

 

 

 

 

 

すでに未来による厳しい練習がリサを襲っていた。

 

未来「でももう感覚は取り戻してるんじゃない?」

 

リサ「そうかな、、まだまだな気がする。」

 

未来「これからも練習するんだし大丈夫だよ。それに練習しすぎもよくないし。」

 

リサ「じゃあ、さっきのは何?」

 

未来「それは、、、やる気がすごかったから。」

 

リサ「そんなことないよ!」

 

リサと未来が話していると、、

 

リサ母「、、、あら、夫婦喧嘩かしら?」クスクス

 

リサ「ち、違うから!」///

 

未来「さすがに娘さんが可愛そうですよ。」

 

リサ母「あら?そうかしら?」

 

リサ「もういいから!///ところでお母さん!何の用?」

 

リサ母「もうこんな時間だしご飯よ。未来君のもあるから食べていく?」

 

未来「いや、もう遅いですし帰ります。」

 

リサ母「まぁまぁ、独り暮らしでしょ?それに聞きたいこともいくつかあるから!リサもいいでしょ?」

 

リサ「いいよ」

 

未来「わかりました。いただいてもよろしいですか?」

 

リサ母「ええ、いいわよ。」

 

 

 

 

ーーー食卓

 

「「「いただきます。」」」

 

リサ母「お味はどう?」

 

未来「とっても美味しいです、、、、、」

 

リサ「あれ?どうして未来は泣いてるの?」

 

未来「え?」

未来は自分の目元を触って確かめた。

 

未来「ほんとだ、どうしてだろう。」

 

リサ母「(あの目は、、、)」

 

リサ母「慣れない環境にいるから疲れてしまったのかもしれないわね。少し休んできたら?」

 

未来「食事中にすみません。」

 

リサ母「大丈夫よ。」

 

ガチャ

 

リサ「どうしたんだろう。」

 

リサ母「、、、、きっと大丈夫よ」

 

 

ーーー廊下

 

未来「(まさか涙が出るとは思わなかったな、、久しぶりに親というものを感じたからだろうか。)」

 

 

 

 

 

 

ーーー食卓

ガチャ

 

未来「すみません。もう大丈夫です。」

 

リサ「ならよかったー!」

 

リサ母「そうね。いっぱいあるからたくさん食べてね。」

 

未来「はい。ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

未来「ごちそうさまでした。食器はどちらへ?」

 

リサ母「いいわよ、置いておいて。それよりリサのところへ行ってあげて。あなたが泣いているところを見てかなり心配してたんだから。」

 

未来「そうだったんですね。迷惑かけちゃったな。」

 

リサ母「あなたの過去に何があったかは詳しくはわからないけど、私で良かったら相談におるから。」

 

未来「、、、、、わかるんですか?」

 

リサ母「女の勘よ。」

 

未来「そうですか、、、、、ありがとうございます。」

 

 

 

 

ーーーリサの部屋

 

リサ「あ、戻ってきた~。」

 

未来「悪いな、心配させて。」

 

リサ「、、、さっきのこと?」

 

未来「そう、まさか自分でも泣くとは思わなかったから。」

 

リサ「きっと疲れていたんだよ。最近たくさん仕事してたし?」

 

未来「(やっぱり優しいな。)そうかもな。じゃあ、僕今日は帰るね。」

 

リサ「そっかー。まぁ夜も遅いし仕方ないね。玄関まで送っていくよ。」

 

未来「ありがとう。」

 

 

 

ーーー玄関

 

未来「お邪魔しました。」

 

リサ「またねー!」

 

リサ母「困ったらすぐに来なさい。」

 

リサの母の目は決して冗談を言っている目ではなかった。

 

未来「はい。それでは。」

 

 

 

 

ーーー今井家

 

リサ母「(悲しい出会いもあるのね。

 

 

 

 

 

 

 

 

玲。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー時谷未来の家

 

未来「さて、もう過去のことは必要以上に思い出さないと決めたんだ。気にしないでようにしよう。それにしてもリサのお母さんのごはん、おいしかったな。」

 

彼は、今井家でのことを思い出しながら深い闇に意識を手放した。

 




リサ母の最期のセリフ、いいですねー。
また絡まってる感じが個人的には大好きです。

そして話が全然進まず申し訳ない、、、、次は練習に入るんで許してください。


こんなペースで完結まで行けるのだろうか、、

評価・感想お待ちしております。
ではまた次回!


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第九話「嚆矢濫觴」

感想にて「afterglowは中二で結成してる。」という話をいただいたのですが、この物語の世界線ではまだ結成してないです。
説明不足で申し訳ございません。

タイトルは「こうしらんしょう」です。
意味は物事の始まり・起こりという意味です。


ーーー山吹ベーカリー

未来「おはよう、沙綾。」

 

沙綾「おはようございます!バンドの件、どうなりました?」

 

未来「明日顔合わせかな。」

 

沙綾「そうなんですね。ちょっと緊張してきました(笑)。」

 

未来「みんな優しいから大丈夫だよ。楽しみだね。」

 

沙綾「気の合う人たちだといいなぁ。」

 

未来「えっと時間は17:00だから。15分前ぐらいに迎えに行くね。」

 

沙綾「いいんですか?」

 

未来「うんいいよ。まだスタジオの場所わからないだろうし。」

 

沙綾「そうですね。ならお願いします。」

 

未来「じゃあ、また明日ね。」

 

 

 

 

ーーー羽丘学園 昇降口

 

リサ「お、おはよ、、未来。」

 

未来「おはよう、リサ。どうしたの、元気ないよ。」

 

リサ「い、いや、元気なんだけどさ、昨日のことよく考えたらすごい恥ずかしかったな、、、って。///」

 

未来「そうか?リサが気にすることじゃないでしょ?」

 

リサ「そうだよね、、、、、、よし!復活!」

 

未来「お、いつものリサだ。」

 

リサ「うん!今日は生徒会室?」

 

未来「そうだね、たぶん。それにそろそろ体育祭練習も始まるだろうし、やることも増えるだろうし、、」

 

リサ「大変だね、、、いよいよ明日だね。」

 

未来「顔合わせか。大丈夫だよ。昨日練習したし。」

 

リサ「そうだね。」

 

未来「じゃあ、明日の時間は後で連絡するね。」

 

 

 

 

ーーー生徒会室

 

未来「あ、そうだ。紗夜に明日のこと連絡しないと。」

 

未来『明日の17:00にここに集合!』

 

ーーー五分後

 

紗夜『わかりました。楽器は持っていきますか?」

 

未来『顔合わせだから無くてもいいと思うよ。でも一応スタジオは使えるから練習はできるよ。』

 

紗夜『なら持っていきます。また明日。』

 

未来「よし。」

 

未来「あとはつぐみと蘭か。連絡するより言いに行ったほうが早いかな。」

 

 

 

ーーー1学年の教室

 

未来「つぐみ。」

 

つぐみ「未来先輩!どうしてここに?」

 

未来「顔合わせの時間を伝えに来たんだよ。」

 

つぐみ「わざわざありがとうございます。」

 

未来「時間は17:00。『CIRCLE』っていうところなんだけどわかる?」

 

つぐみ「はい、大丈夫です!」

 

未来「じゃあ、明日。あ、後さ、蘭がどこにいるかわかる?」

 

つぐみ「蘭ちゃんならたぶん屋上だと思います。」

 

未来「ありがとう。」

 

 

ーーー屋上

 

未来「蘭。」

 

蘭「どうしたんですか?」」

 

未来「明日顔合わせだから時間を伝えに来たんだ。」

 

モカ「顔合わせ~?」

 

未来「えっと君は、、青葉さんですよね。」

 

モカ「モカちゃんでいいですよ~。」

 

蘭「未来先輩、モカに言ってもいいですか?」

 

未来「いいよ。」

 

蘭「じつは、今度の体育祭でバンドすることになったんだ。」

 

モカ「つまり~それの顔合わせってことですか~?」

 

未来「そう、じゃあ蘭。時間は17:00で、場所は『CIRCLE』ってところなんだけど、、」

 

蘭「じゃあ、調べていきます。」

 

未来「そっか、わかった。また明日。」

 

蘭「はい。」

 

ガチャ

 

モカ「あの人が蘭のことを助けてくれる人~?」

 

蘭「、、、、たぶんね。」

 

 

 

 

 

 

ーーー放課後の教室

 

未来「リサ。少しいいか?」

 

リサ「あ、未来。どうしたの?」

 

未来「今日さ、一緒に帰らないか?」

 

リサ「いいけど、、未来から言われるのは初めてだね。」

 

未来「話したいことがあったからな。とりあえず帰ろっか。」

 

 

 

ーーー通学路

 

未来「まずは明日のことを言うね。明日の17:00に『CIRCLE』ってところでやるんだけど、、、場所わかる?」

 

リサ「うーん、わからないなぁ。」

 

未来「じゃあ、迎えに行くよ。」

 

リサ「えっ!ほんと?」

 

未来「うん、途中で沙綾のことも迎えに行くけどいい?」

 

リサ「うん、いいよ。」

 

未来「じゃあ明日の16:30ごろに迎えに行くよ。」

 

リサ「わかった。話ってこれのこと?」

 

未来「まあ、そうだね。」

 

リサ「あらま、意外と短かったね。」

 

未来「そうだね。あ、そういえばさ。リサは体育祭の種目どうなったの?」

 

リサ「アタシは騎馬戦では支えるほうで、選択のほうは借り物になったよー。」

 

未来「楽しみ?」

 

リサ「うん!特に借り物競争はね!」

 

未来「どうして?」

 

リサ「なんかね、面白くなりそうだから!」

 

未来「勘?」

 

リサ「そう。女の勘!」

 

未来「当たりそうだね。」

 

リサ「えへへ~、そうかな?」

 

未来「そうこうしてる内についたね。」

 

リサ「はやいよねー。じゃあまた明日ね。」

 

未来「うん、またね。」

 

ガチャ

 

???「ちょっといいかしら?」

 

未来「ん?ああ、友希那か。どうしたの?」

 

友希那「昨日、リサの家にいて何をしているのか気になったから。」

 

未来「あれ、知ってるの?」

 

友希那「当然よ、家が隣なんだから。」

 

未来「そうだったんだ。それで機能何してたかが知りたいんだっけ?」

 

友希那「ええ、教えてくれるかしら?」

 

未来「実は昨日、リサにベースを教えてくれって言われてな。」

 

友希那「リサが?どうしてベースの練習なんか。」

 

未来「実は今度の体育祭でバンド活動をするんだよ。」

 

友希那「っっ!!あなた、どうして私には言わなかったの!?」

 

未来「お、落ち着いて。今回は楽しませるためのバンドを組みたかったからよ。」

 

友希那「楽しませるため?」

 

未来「ああ、そうだ。」

 

友希那「でもなぜ私を誘わなかったの?」

 

未来「孤高の歌姫さまには釣り合わないかなって思いまして。」

 

友希那「、、あんまりからかわないでくれる?」

 

未来「ごめん、別に忘れていたわけじゃない。でも今回のイベントは友希那には見る側でいてほしかったから。」

 

友希那「私に音楽を見る側で?どうして?」

 

未来「きっと成長につながるから。」

 

友希那「成長につながるなら釣り合うのではないかしら?」

 

未来「とにかく、見る側でいてくれ。」

 

友希那「はぁ、わかったわ。それじゃあ。」

 

ガチャ

 

友希那「成長、、ね。」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー時谷未来の家

 

未来「今日はいよいよ顔合わせの日か。僕が出るわけではないけど緊張するな。」

 

未来「まりなさんに一応連絡しておくか。」

 

未来『おはようございます。時谷です。今日の17:00からスタジオを使用してもよろしいでしょうか?』

すぐに返事は帰ってきた。

まりな『うん。いいよ!ついに顔合わせかな?』

 

未来『そんなところです。ではまた後程。』

 

まりな『はーい!お待ちしてます。』

 

ピンポーン

 

未来「ん、誰だろう。」

 

未来『はーい。』

 

リサ『リサでーす。』

 

未来『え、リサ?』

 

リサ『あはは。来ちゃった♪』

 

未来『とりあえず上がってよ。』

 

リサ『はーい!』

 

 

リサ「お邪魔しまーす!」

 

未来「いきなりどうしたの?まだ時間じゃなかったと思うけど。」

 

リサ「いやー待ちきれなくって!」

 

未来「だからって僕のとこに来ても何もできないけど、、まだ午前中だし。」

 

リサ「じゃあ何かしようよ。」

 

未来「何か、って何?」

 

リサ「んんー。とりあえずご飯食べない?私作るから!」

 

未来「そうだな。僕も手伝うよ。」

 

リサ「どうせなら二人で作って、食べ比べしない?」

 

未来「いいよ。じゃあ、作ろう。」

 

 

ーーーキッチン

 

リサ「前から思ってたけどさ、キッチン広いよね。」

 

未来「そうか?」

 

リサ「だって二人で立っても全然動けるし。」

 

未来「気にしたことなかったな。」

 

リサ「まあ、作ろっか。」

 

 

 

未来「リサは何を作ったの?」

 

リサ「アタシは筑前煮!」

 

未来「意外だな。」

 

リサ「なんかみんなに言われるんだよね。」

 

未来「なんかもっと洋食的なのを想像してた。」

 

リサ「アタシだって和食作れまーす。そういう未来は何作ったの?なんかミキサーとか使ってたけど、、」

 

未来「僕は無難にハンバーグ。あとは料理じゃないけどグリーンスムージーも作ったよ。最近毎朝飲んでるんだ。」

 

リサ「ハンバーグか。おいしいよね!グリーンスムージーもおいしそうだね、、、」

 

未来「でしょ。リサの分もあるから飲んでみな!」

 

リサ「い、いやぁ。、、、、私はいいよ。」

 

未来「おいしいから飲んでみなって!」

 

リサ「う、うん。(苦手なんだよな。でも飲まないのも未来に悪いし、、我慢して飲もう。)じゃあ、いただきます。」ゴクッ

 

未来「どう?」

 

リサ「お、おいしい!(何これ!全然苦くない!)」

 

未来「でしょ。苦くないよね。」

 

リサ「アタシ実はね、、、、、、、グリーンスムージー苦手だったんだよね。」

 

未来「だと思った。」

 

リサ「え?どうしてわかったの?」

 

未来「だってグリーンスムージーの話したらビクッってなってたし。」

 

リサ「ばれてたかー。でもほんとにおいしかったよ!これなら毎日飲めそう!」

 

未来「じゃあ、レシピ教えるよ。でもその前に食べよ?」

 

リサ「そうだね。」

 

未来・リサ「「いただきます!」」

 

 

 

 

リサ「未来も料理上手だね。アタシじゃ全然相手にならないよ(笑)。」

 

未来「そんなことないって。リサののほうがおいしいかったよ。」

 

 

リサ「っっ!!そ、そんなことないよ。それよりスムージーの作り方教えて!私昔から飲みたかったんだけど苦手だったんだよ。美容にもいいし、、、」

 

未来「じゃあ教えるね。まずはーーーーーーーー」

 

 

 

 

リサ「そうなんだ!やっぱり料理って面白いね!」

 

未来「そうだね。」

 

リサ「今何時ぐらいだろう。」

 

未来「まだ12:00だよ。」

 

リサ「ご飯作るの早かったね。」

 

未来「そうだな。どうする?」

 

リサ「じゃあさ!二人で出かけない?」

 

未来「いいけど、どこいく?」

 

リサ「じゃあ、ショッピングモール行かない?」

 

未来「あそこか。行ってみたかったんだよね。」

 

リサ「じゃあいこう!」

 

 

▼▼▼▼▼

 

~ショッピングモール~

 

▼▼▼▼▼

 

リサ「あー楽しかった!」

 

未来「それはよかったよ。じゃあ、そろそろ時間だし沙綾を迎えに行こうよ。」

 

リサ「そうだね!」

 

 

 

ーーー山吹ベーカリー

 

???「いらっしゃいませー!」

 

未来「すみません。沙綾さんはいらっしゃいますか?」

 

???「あら、沙綾に用ですか。少し待っててくださいね。」

 

未来「はい!」

 

???「沙綾ー!お客さんよー!」

 

沙綾「もうそんな時間か!わかった!今行く!」

 

???「だそうです。少々待っててもらってもいいですか?、」

 

未来「はい。わかりました。あ、じゃあパン買ってもいいですか?」

 

???「はい。大丈夫ですよ。」

 

未来「じゃあチョココロネとメロンパンを、んー。じゃあ6個ずつください。」

 

???「ありがとうございます。」

 

 

 

沙綾「お待たせしました!未来先輩!」

 

未来「じゃあ行こうか。」

 

沙綾「はい!じゃあお母さん。行ってくる!」

 

沙綾母「ええ、行ってらっしゃい。」

 

 

 

未来「リサ。悪い、待たせた。」

 

リサ「大丈夫だよ。あなたが沙綾ちゃん?私は今井リサ!よろしくね♪」

 

沙綾「はい!山吹沙綾です!よろしくお願いします!」

 

未来「じゃあ自己紹介が終わったところで向かおうか。」

 

 

 

 

ーーーCIRCLE

 

未来「ここが『CIRCLE』。これからの練習場所になるかな。」

 

沙綾「そうなんですね!」

 

リサ「かなり立派なところだね!」

 

 

未来「こんにちは、まりなさん。」

 

まりな「こんにちは。君たちがバンドの子たち?」

 

リサ「はい!今井リサです!」

 

沙綾「山吹沙綾です!」

 

まりな「二人ともよろしくね!」

 

リサ・沙綾「「はい!」」

 

未来「そろそろほかの人たちも来ますよ。」

 

 

 

紗夜「よかった。こんにちは、未来君。」

 

未来「こんにちは、紗夜。早いね。」

 

紗夜「いえ、集合時刻に遅れるのが嫌なので。」

 

未来「まじめな性格だね。」

 

紗夜「こんにちは。私は氷川紗夜。お好きなようにお呼びください。」

 

リサ「よろしくね!紗夜。アタシは今井リサ!」

 

沙綾「私は山吹沙綾です!」

 

紗夜「確か今井さんは日菜と一緒に家に来られていましたね。山吹さんのパン屋さんにはいつも母が行かせてもらってます。」

 

 

 

つぐみ「こんにちは!」

 

蘭「こんにちは。」

 

未来「二人で一緒に来たんだね。」

 

つぐみ「はい!蘭とは家が近いので。」

 

蘭「こんにちは。美竹蘭です。」

 

つぐみ「羽沢つぐみです!」

 

未来「じゃあとりあえずスタジオ入ろうか。まりなさん。スタジオ入りますね。」

 

まりな「はーい!」

 

 

 

ーーースタジオ

 

未来「じゃあまずは担当と自己紹介をしていこう。」

 

リサ「じゃあアタシからいきまーす。今井リサでーす。ベース担当でーす。ブランクあるけど頑張ります!」

 

沙綾「山吹沙綾です!ドラム担当です!頑張りますね!」

 

紗夜「氷川紗夜です。ギター担当です。よろしくお願いします。」

 

つぐみ「羽沢つぐみです!キーボードです!よろしくお願いします!」

 

蘭「美竹蘭です。ボーカルです。よろしくお願いします。」

 

未来「自己紹介も終わったし実際にバンド活動に関してのことを話そうか。」

 

未来「まずやりたい曲を聞きたいんだけど、、、何かある?」

 

 

 

 

 

 

 




大人数を動かすのは難しいですね、、、

リサとのショッピングモールデートは話が長くなりそうだったんで次に特別編としてあげます。(次回)

そして曲は何にしよう。リクエストあったらください。
出せなかったらすみません。

投稿遅れて申し訳ないです!

評価・感想お待ちしております。
ではまた次回!


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第九.五話「恋の始まり」

追加課題が出て泣きそうになってる主です。
頑張ります。

これは第九話「嚆矢濫觴」のショッピングモールのときの話です。
完全にリサ姉とのイチャイチャ回です。
不快になられた方が居られたら申し訳ございません。


ーーー時谷未来の家

 

リサ「じゃあ、ショッピングモール行かない?」

 

未来「あそこか。行ってみたかったんだよね。」

 

リサ「じゃあ行こう!」

 

 

ーーーショッピングモール

 

未来「おー。ここがショッピングモールか。」

 

リサ「そう!結構いろいろ入ってて面白いんだよ!」

 

未来「そうなんだ。リサはどこか行きたいところある?」

 

リサ「そうだなー。じゃあ服とかアクセサリーを見たいな。」

 

未来「いいよ。じゃあ行こう。」

 

リサ「うん!」

 

 

 

 

 

リサ「あっ!これ可愛い!どうこれ?」

 

未来「いいじゃん。似合ってるよ。」

 

リサ「ほんと?じゃあ買っちゃおうかな。」

 

未来「まだやめとけば?これからいろんなところ行くし、結構高いし。」

 

リサ「うーん、そうだね。またあとで来て買おうかな。」

 

未来「じゃあ次のところ行こうか。」

 

 

 

 

リサ「そういえば未来の私服見たの今日が初めてだけどびっくりするぐらいしっくりくるね。」

 

未来「そうか?普通の服じゃない?」

 

リサ「すごいセンスある気がするけど、、」

 

未来「そうかな?あ、そういえば引っ越してきたばっかりだからあんまり服ないんだよなぁ。」

 

リサ「そうなの?じゃあ買いに行こうよ。」

 

未来「わかったよ。」

 

 

 

リサ「あ!ここで買わない?」

 

未来「いいよ。」

 

リサ「ねね!どうせならお互いのことコーディネートしない?」

 

未来「コーディネート?やったことないんだけど、、、」

 

リサ「大丈夫だよ♪未来、センスいいから。」

 

未来「そうだといいんだけど。じゃあやるか。」

 

リサ「やった!じゃあまたあとでね!」

 

 

ーーー未来side

 

未来「さて、リサに似合う服か。さて、、、、どんなのがいいか、、、(リサは清楚なものよりかわいい感じの服のほうが似合いそうだな、、、)」

 

 

未来「お、これいいな。これメインにコーディネートしていこう。」

 

 

未来「結構いい感じかな、、リサ喜んでくれるかな?」

 

 

ーーーリサside

 

リサ「未来に合う服ってどんなものだろう。(未来は素でかっこいいからなー。どうしようかな。)んー。」

 

 

リサ「あっ!これいいいかも!」

 

 

リサ「未来、喜んでくれるといいな。」

 

 

ーーー試着室前

 

リサ「未来ー!」

 

未来「お、リサ決まったの?」

 

リサ「うん!未来も?」

 

未来「うん。一応ね。」

 

リサ「じゃあ着てみようよ!服貸して?」

 

未来「うん。似合うといいんだけど、、、あ、僕のももらえる?」

 

リサ「いいよ!はい!」

 

リサと未来は服を交換した。

 

 

 

ーーー未来side

 

未来「リサはどんな服を選んだろう。おお、かっこいい服だなー。」

 

未来「結構似合うもんだな。これからはリサにコーディネートしてもらおうかな。」

 

 

 

ーーーリサside

 

リサ「未来はどういう服選んだろう。あ、かわいい!私これ似合うかな~。」

 

リサ「あれ、意外と合うな~。未来ほんとにセンスいいな。」

 

 

▼▼▼▼▼

 

二人が試着室から出てきた。

 

リサ「ど、どう?」

 

未来「思った通り似合ってるよ。可愛いよ、リサ。」

 

リサ「あんまり直接言われると恥ずかしいなー///」

 

リサ「(未来直接言いすぎだよ、、、ドキッとしちゃった。)」

 

未来「リサの選んだ服、合ってると思う。いいね。」

 

リサ「で、でしょ!似合ってるよ!」

 

未来「これからはリサに服選んでもらおうかな。」

 

リサ「(えっ!?アタシが服選ぶの!?)え、ほんと?」

 

未来「選んでくれる?」

 

リサ「いいけど、、、、ちょっと照れるかも、、」///

 

未来「そっか、、じゃあ自分で決めるか、リサに迷惑はかけれないし。」

 

リサ「い、いや!私選ぶよ!」

 

未来「無理しなくて大丈夫だよ。」

 

リサ「無理じゃない!むしろ選びたい!」

 

未来「わかった。じゃあこれからよろしくね。」

 

リサ「うん。じゃあこれどうする?」

 

未来「僕はこれ買うけど、リサはどうする?」

 

リサ「私はどうしよう、欲しいけどそんなにお金ないし、、、、」

 

未来「なら僕買うよ。これからコーディネートしてもらう代だよ。」

 

リサ「い、いや、それは悪いよ。」

 

未来「いいからいいから。はい、貸して。」

 

リサ「、、、うん。ありがと。」

 

未来「じゃあ買ってくるから外でちょっと待ってて。」

 

リサ「わかった。待ってるね。」

 

 

ーーーレジ

 

未来「じゃあこれお願いします。」

 

店員「はい。6点で28000円です。」

 

未来「はい。」

 

店員「ちょうどいただきます。お品物です。ありがとうございました。」

 

未来「どうも。」

 

 

ーーー店から少し離れたところにあるベンチ

 

男A「お嬢ちゃん。こんなところで何してるの?」

 

リサ「え?(うそ、ナンパされてるじゃん。しかも結構人数多いし、、怖い、、)えと、人を待ってます。」

 

男B「そんな人といるより俺たちといたほうが楽しいよ。」

 

男C「ほら、行こうよ。」

 

男Cはリサの手をつかんだ。

 

リサ「い、嫌!離してよ!」

 

男A「おい、あんまり声を出すな!」

 

未来が店から出てきたとき、その声を聴いた。

 

リサ「やめて!助けて!未来!」

 

未来「え、リサ?」

 

未来は人混みをかき分けながら、リサの声がするほうへ走った。

 

 

未来「リサ!」

 

男A「チッ、、、、こいつが待ち人か。お兄さん、この子は俺たちと遊ぶことになったからお引き取り願おうか?」

 

未来「リサが泣いてる。手を離せ。」

 

未来は男たちを無視してリサのそばに寄った。

 

未来「リサ、大丈夫か?」

 

リサ「まだなにもされてないよ。大丈夫。」

 

未来「そっか。よかった。」

 

男B「てめえ。俺たちを無視すんじゃねーよ。」

 

未来「さあ、リサ。行こう。」

 

男B「おい!」

 

男Bは殴りかかってきた。リサを狙って。

 

未来「リサ!!」

 

リサ「きゃ!」

 

未来はリサを抱き寄せた。

 

リサ「え////」

 

 

 

 

 

 

 

警備員「おい!君たちそこで何をしている!!」

 

男A「こんな時に!逃げるぞ、」

男たちは警備員から逃げた。

 

警備員「大丈夫かい?君たち。」

 

未来「はい。助かりました。ありがとうございました。」

 

警備員「最近はあーゆー輩が増えて困ってるんだよ。彼氏さんならちゃんと彼女を守ってあげなさい。」

 

未来「そうですね。これからはしっかり守ります(笑)。」

 

警備員「だそうだよ。彼女さん。」

 

リサ「え?//////う、うれしいです。/////」

 

未来「ではこれで。」

 

警備員「はい。お気をつけて。」

 

 

 

 

未来「リサ、ごめんな。彼女って設定しちゃって。」

 

リサ「だ、大丈夫だよ。/////(かっこよかったな。胸のドキドキが止まらないよ。)」ブルブル

 

未来「それより大丈夫か?震えてるけど、、、」

 

リサ「(もう少し甘えてみようかな。)じ、じゃあ手、つないでくれない?」

 

未来「いいよ。とりあえず家に荷物置きにいこう。」

 

リサ「そうだね。(あー、顔の周りが熱いよぉ。きっと顔真っ赤なんだろうな、、、)」

 

 

 

ーーー帰り道

 

リサ「ありがとね。助けてくれて。」

 

未来「当たり前だろ。大事な人なんだから。」

 

リサ「っっ!!もう!」パシッ

 

未来「いた!なにすんだよ(笑)。」

 

リサ「えへへー!」

 

二人は幸せそうに家路についていた。一人の視線に気づかずに。

 

 

 

 

 

 

日菜「え?リサちー?」

 

 

 

ーーー時谷未来の家

 

未来「ついた。今何時だ?」

手元の腕時計は16:15を示していた。

 

未来「リサどうする?まだ少し時間あるけど。」

 

今、未来とリサは手をつないでソファに座っていた。

 

リサ「もう少しこのままがいいな、、、」

 

未来「わかった。」

 

 

 

 

リサ「(アタシは未来のことが、、好きなのかな?アタシそんなにちょろくないと思ってたんだけどな、、でも、、、今日は楽しかったな。)」

 

 

 

リサ「あー!楽しかった!」

 

未来「それはよかったよ。じゃあそろそろ時間だし沙綾を迎えに行こうよ。」

 

リサ「そうだね!」

 

リサ「(またこういう時間、過ごせたらいいな。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来「(なんだろう。この気持ちは、、、)」

 

 

 

 

 




ベタですいません。でもこういう話も書きたかったんです!
許してください!何でもしますから!

リサが可愛いですね。特に照れてるところとか目に浮かびますね。
でもまだ、本気で恋をしてるわけではないです。
もう一話リサとの絡みを書きます。近々。

未来の気持ちに変化が、、、これからどうなるんでしょう。

そして日菜、、、、

By the way.上げて落とすっていいですよね。

これは今後の展開に生かそう。


ではまた次回!

評価・感想お待ちしております。


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第十話「響き渡る美しい色」

投稿遅れてほんとに申し訳ないです。
これからはこのぐらいのペースになってしまうと思います。
ただ、続けては行きますのでこれからも見てくださると幸いです。


お気に入り登録50件ありがとうございます。
励みになります!




未来「ーーー何かある?」

 

蘭「そんなに急に言われても、、」

 

未来「まあそうだよね。じゃあ、次に集まる日までにみんな一曲ずつ考えてこよう。」

 

 

未来「後決めることはあるかな?」

 

リサ「とりあえずさ、みんな連絡先を交換してグループ作ろうよ。」

 

沙綾「いいですね!そうしましょう!」

 

ピッ

 

 

紗夜「ところでバンド名はどうするのですか?」

 

未来「考えてなかったな。どうしようか、、」

 

つぐみ「それも今度までに考えてきたらいいのではないでしょうか?」

 

未来「そうだね。後決めることは特にないから、、、解散?」

 

蘭「、、、次はいつ集まるんですか?」

 

未来「月曜日とかになるかな。」

 

蘭「わかりました。」

 

未来「じゃあ時間とかはグループのほうに送っておくよ。だから今日は解散!」

 

つぐみ「わかりました!蘭ちゃん、一緒に帰ろ!」

 

蘭「うん、」

 

つぐみ「では失礼します!」

 

未来「気を付けてね。」

 

紗夜「では私も失礼します。」

 

沙綾「じゃあ私も!リサ先輩、一緒に帰りませんか?」

 

リサ「うん、いいよ。じゃあ未来。お先♪」

 

未来「ああ、またね。」

 

 

ガチャ

 

未来「さて、みんないなくなったことだし僕は練習でもしようかな。」

 

ジャーン

 

 

ーーー3時間後

 

未来「まりなさん、お疲れさまです。」

 

まりな「未来君。さっきから楽器練習してるけど調子はどう?」

 

未来「まあぼちぼちですね。そういえば体育祭のは何を演奏するんですか?」

 

まりな「未来君の好きなやつで大丈夫だよ。でも希望を言うなら盛り上がる系よりバラード系のほうがいいかな。」

 

未来「わかりました、考えておきます。」

 

まりな「それにしてもみんないい子そうでよかったよー!」

 

未来「どんな人を連れてくると思ってたんですか、、」

 

まりな「まぁまぁ(笑)。あーあ。私にもあんな時代あったなー。」

 

未来「そういえばまりなさんはいつから楽器に触れてたんですか?」

 

まりな「私は高校からだったかな、当時有名だったバンドに心打ちぬかれちゃって!」

 

未来「バンド活動してたんですか?」

 

まりな「やってたよー。結構楽しかったよ。」

 

未来「なんだか想像し難いです(笑)。」

 

まりな「えーほんとに?これでも私結構頑張ってたんだけどね。」

 

未来「それは今度のイベントで見せてもらいますよ。」

 

まりな「久しぶりだからな~。うまく弾けるといいんだけど。」

 

未来「練習もしますから大丈夫ですよ。」

 

まりな「そうだといいんだけど。」

 

未来「ではこの辺で失礼しますね。」

 

まりな「はーい。またね。」

 

 

 

ーーー時谷未来の家

 

未来「あ、リサと買い物したもの家におきっぱだった、、明後日CIRCLEに持っていこう。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー山吹ベーカリー

 

沙綾「いらっしゃいませー。あ、未来先輩!」

 

未来「おはよう沙綾。今日もいつものもらってもいい?」

 

沙綾「はい!確か今日ですよね、集まるの。」

 

未来「うん、緊張してる?」

 

沙綾「ドラムを叩くとなると少しだけ。」

 

未来「大丈夫だよ。これから練習もするんだし。」

 

沙綾「でもあと一か月切ってますよ?」

 

未来「大丈夫。やる気さえ用意してくれればね。」

 

沙綾「やる気は任せてください!」

 

未来「その意気だね。じゃあまたあとでね。」

 

沙綾「はい!ありがとうございましたー!」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーーCIRCLE

 

未来「あっ、来た。」

 

リサ「ごめーん。待った?」

 

未来「少し。」

 

リサ「そこは今来たところって言わないと!」

 

未来「そういうものか?」

 

リサ「そうだよ。ところでみんなは?」

 

未来「まだだよ。リサにだけ少し早い時間を伝えてたんだ。」

 

リサ「へ?アタシだけ?どうして?」

 

未来「この前買い物したもの家に忘れてたから渡そうと思ってさ。」

 

リサ「持ってきてくれたんだ!ありがとう!気づいてはいたんだけどいつ行こうか迷っちゃってさー!」

 

未来「ならよかった。」

 

 

ーーー10分後

 

未来「おっ、みんな集まったね。じゃあスタジオに入ろう。」

 

 

ーーースタジオ

 

未来「どうする?先に希望の曲とか集めたほうがいいかな?」

 

紗夜「ええ、たぶんそちらのほうが効率が良いかと思います。」

 

未来「じゃあ、聞いていこうかな。」

 

 

 

未来「、、、なるほどね。こりゃまたバラバラに分かれているね。」

 

リサ「どうするの?」

 

未来「うまいこと調整するよ。じゃあ次は技量の確認をしよう。」

 

蘭「、、、やっぱりするんですね。」

 

未来「いつかはしないといけないんだからさ。それに差があったとしても埋められるような練習方法はあるから。大丈夫、そんなに緊張しないで。」

 

蘭「、、、はい。」

 

沙綾「誰からやりますか?」

 

紗夜「では私から行きましょう。」

 

ジャーン

 

リサ「すっご。紗夜ってこんなに上手だったんだね。」

 

紗夜「いえ、これぐらいは練習すれば、、」

 

つぐみ「次、私がやってもいいですか?」

 

未来「うん。」

 

タラララララララン

 

蘭「やっぱりつぐみ、上手だね。」

 

つぐみ「そんなことないよ。未来先輩、どうでしたか?」

 

未来「すごく上手だったよ。これなら後は細かいところだけかもね。」

 

つぐみ「よかったです!」

 

リサ「じゃあ次!私行くね!」

 

ブンブンブンブン

 

沙綾「すごいですね!重低音が響き渡ってたというか、」

 

紗夜「ええ。力強い、、、芯のある音でした。」

 

リサ「あはは!ありがとう!」

 

沙綾「なら次は私やります!」

 

バンバンバンジャーン

 

沙綾「どうでしたか?」

 

リサ「すごいね。私ドラム初めて生で聞いたけど力がすごい。」

 

未来「うん。やっぱりドラムはすごいよね。」

 

沙綾「ありがとうございます!」

 

蘭「、、、じゃあ最後私やりますね。」

 

未来「曲はどうする?」

 

蘭「○○で。できれば音源ほしいです。」

 

未来「わかった。ちょっと待ってね。」

 

 

未来「はい。準備できたよ。一番だけで構わないから。」

 

蘭「はい。」

 

~~~~~~~

 

音源の停止とともに静寂が訪れる。

その静寂を破ったの作りだした本人だった。

 

蘭「えっと、、、そんなにひどかったですかね。」

 

紗夜「い、いえ、これは、、、」

 

つぐみ「蘭ちゃん、、」

 

リサ「すっごいね!蘭!」

 

蘭「、、へ?」

 

未来「まさかここまでとは思わなかったよ。」

 

沙綾「蘭、歌上手過ぎない?」

 

つぐみ「昔聞いた時よりずっと上手になってるよ!」

 

蘭「そ、そう?ありがと///」

 

未来「何はともあれみんなの技量がわかったしここからしばらくは個人練習かなぁ。合わせるにしてもある程度できてないとだから。練習メニューは僕が後で個人に送っておくよ。」

 

紗夜「ところで未来君は私たちに演奏を見せてくれないのですか?」

 

未来「ああ、僕のか。見たい?」

 

沙綾「はい!是非!」

 

未来「仕方ないなぁ。どれがいい?」

 

つぐみ「どれがいいというのは?」

 

蘭「もしかして、全部できるんですか?」

 

未来「まぁ、、、、一応ね。」

 

リサ・つぐみ・沙綾・蘭「「「「えぇー!(え。)」」」」

 

リサ「じゃああのもし集まらなかったところに入るっていうのは本気だったの?」

 

未来「本気だよ。」

 

リサ「やっぱり天才、、」

 

未来「とにかく、、、今は見せたほういい。何がいい?」

 

つぐみ「みんなの担当してるやつを見せてもらいたいです!」

 

未来「ってことは5種類?」

 

沙綾「私も見てみたいです。お願いしてもいいですか?」

 

未来「いいよ。じゃあ一曲流すからその中でやるね。」

 

ジャーン  バンバンバン タラララララララン ブンブンブンブン ~~~~~

 

紗夜「(やっぱりあなたは天才なのね、、)」

 

未来「どうだった?」

 

つぐみ「すごいですね。さっき喜んでたのが恥ずかしいです。」

 

沙綾「私もそうかな。」

 

紗夜「やっぱりかないませんね。」

 

リサ「(やっぱり?)、、う、うん!すごかった!」

 

蘭「なにものなんですか?未来先輩は。」

 

未来「普通の人だよ。」

 

リサ「普通じゃできないってー!」

 

その日は全員で帰った。

一人の少女が心の中に一つの疑問を残しながら。

 

▼▼▼▼▼

 

それからの日々は早いものだった。

特に全体練習というものはなく、それぞれがスキルを高めていた。

そして体育祭まで残り一週間となった。

 

ーーーCIRCLE

 

未来「久しぶりだね。こうやってみんな集まるのは。」

 

紗夜「そうですね。」

 

リサ「今日合わせるんでしょ!楽しみだなー!」

 

沙綾「少し緊張しますけどね。」

 

未来「まぁまぁ。とりあえずやってみようよ。」

 

 

合図とともに美しくありながらも力強い音色がスタジオを支配した。

 

==========

 

未来「(これは、、なんと美しいんだろう。全員の音が、色が、、一つになっていく、、、これはなんと表せばいいのだろうか、、、)」

 

==========

 

 

 

未来「素晴らしい。まさかここまで仕上がってるとは思わなかったよ。」

 

リサ「アタシもびっくりしちゃったよ!」

 

紗夜「ええ。初めて合わせたとは思えなかったわ。」

 

沙綾「楽しいですね!」

 

つぐみ「はい!」

 

蘭「、、私も楽しかったです。」

 

未来「それならよかった。みんなちゃんと練習したからだね。」

 

紗夜「ですが後一週間もあります。どうするんですか?」

 

未来「さらにレベルを上げよう。仕上がっているとはいえまだまだ上を目指せる。」

 

リサ「そうしよ!」

 

 

 

ーーー3時間後

 

未来「今日はこの辺で終わりにしようか。」

 

リサ「ふー!疲れた!」

 

紗夜「一人で練習するのとは勝手が違いますからね。」

 

未来「じゃあ解散にしようか。」

 

紗夜「あ、未来君。私、もう少し残っても大丈夫でしょうか?」

 

未来「ああ。かまわないよ。じゃあみんなまたね!」

 

ガチャ

 

紗夜「あれ?未来君は帰らないのですか?」

 

未来「僕はまだ大丈夫。それに紗夜のソロギター。久しぶりに聞きたかったから。」

 

紗夜「そうですか、、」

 

ジャーン ジャーン

 

未来「昔から変わらないね。」

 

紗夜「私ですか?」

 

未来「うん。常に上を目指しているというか。」

 

紗夜「上を目指すのは当然では?」

 

未来「そうなんだけどさ。もう少しゆっくりでもいいんじゃないかって思って。時には立ち止まるぐらいの。じゃないと見えるものも見えなくなってしまう。」

 

紗夜「見えるものも見えなくなる、、ですか。」

 

未来「そうだ、紗夜。久しぶりにセッションしない?」

 

紗夜「セッションですか。、、、わかりました。」

 

ジャーン

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「そろそろ帰ろう。もう遅いし。」

 

紗夜「そうですね。今日は一緒に帰りませんか?」

 

未来「ああ、わかった。」

 

 

ーーー帰り道

 

未来「なあ紗夜。」

 

紗夜「どうしましたか?」

 

未来「なにを悩んでるんだ?」

 

紗夜「っっ!!やっぱり未来君はわかるのですね。」

 

未来「音に迷いがあったから。どうしたの?」

 

紗夜「実は日菜にあなたの過去を話したんです。」

 

未来「、、、寿命や体のこともか?」

 

紗夜「寿命については話していません。体については少しだけ。ただ、」

 

未来「ただ?」

 

紗夜「その、、過去については話しました。どのような経緯で私たちと関わったのか。少し話の内容を変えたりはしましたが、、」

 

未来「その場に玲さんはいた?」

 

紗夜「はい、というより母がすべて話したのです。」

 

未来「そうか。」

 

紗夜「そしたら、日菜が泣き出してしまって、、、それ以来あの子と話せてないんです。」

 

未来「そうだったのか。」

 

紗夜「私はどうすればいいんでしょうか?」

 

未来「難しいよね。そうだな、、、なぁ、紗夜。」

 

紗夜「どうされました?」

 

未来「今から紗夜の家に行ってもいいか?」

 

 




どうだったでしょうか。
体育祭に入るのもあと少しです。
おそらく次々回ぐらいには体育祭編に入るかと思います。


最近リサ紗夜にはまりました。尊いです。

評価・感想お待ちしております。

ではまた次回!


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第十一話「夢の理解者」

やっぱり「すかすか」いいですね。
皆さんもぜひ「終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」
見ましょう。

そして投稿遅れて申し訳ありません。

今回は完全に日菜回です。


ーーー帰り道

 

未来「今から紗夜の家に行ってもいいか?」

 

紗夜「え?今からですか?」

 

未来「うん、ダメか?」

 

紗夜「少しお待ちください、母に聞いてみます。」

 

未来「ああ、ありがとう。」

 

 

 

紗夜「大丈夫だそうです。でもどうして今からなのですか?」

 

未来「紗夜の話を聞いてて、日菜に会いたいと思ったから。それに早めに顔出しとかないと玲さんに怒られそうだし。」

 

紗夜「そうですか。」

 

 

 

ーーー氷川家前

 

紗夜「では少し待っていてください。」

 

未来「わかった。」

 

 

 

紗夜「どうぞ。」

 

未来「お邪魔します。」

 

ガチャ

 

未来「お久しぶりです。玲さん。」

 

玲「、、ええ。本当に久しぶりね。大きくなったわね。」

 

未来「そうですね。もう僕のほうが身長も高いです。」

 

玲「そうね。まさかまた会えるとは私も思わなかったわ。」

 

未来「それは僕もですよ。お元気そうで安心しました。」

 

玲「積もる話もあるけれど、今日は突然どうしたの?」

 

未来「実は、、日菜についてなんですが。」

 

玲「日菜?」

 

未来「話したんですよね。僕の過去について。」

 

玲「紗夜から聞いたのね。ええ、勝手に話してごめんなさい。でもあの子にも知る権利はあったと思うから。」

 

未来「話したことについては大丈夫です。時間がたてば僕からも話そうと思ってたので。ちなみにどこまで話したんですか?」

 

玲「あなたの体、私たちと出会った経緯、寿命については話していないわ。」

 

未来「わかりました。日菜はどこにいますか?会って話がしたいです。」

 

玲「わかったわ。それと未来。私の約束は忘れたの?」

 

未来「約束?、、、ああ、こういうことか、思い出したよ。」

 

玲「ならよかったわ。日菜は二階の自室にいるわ。」

 

未来「わかった。」

 

 

 

ーーー日菜の部屋の前

 

コンコン

 

未来「日菜、起きているか?」

 

日菜「、、、未来君?どうしてここに?」

 

未来「とりあえず中に入れてくれないか?」

 

日菜「、、、わかった。」

ガチャ

 

日菜「どうぞ。」

 

未来「失礼します。」

 

ガチャ

 

日菜「どうしたの?」

 

未来「今日は日菜に話をしに来た。」

 

日菜「話?なんの?」

 

未来「僕について。」

 

日菜「っっ!!」

 

未来「もう玲さんから大体聞いたと思うけど、僕は一時期氷川家にいた。」

 

日菜「うん、、お母さんから聞いたよ。その、、、未来君の家族の問題だよね。」

 

未来「ああ、あの話はすべて事実だ。だから玲さんや紗夜、氷川家の皆さんにはとてつもない恩がある。」

 

日菜「そう、、なんだ。」

 

未来「でもね、日菜。僕の秘密はあれだけじゃないんだ。」

 

日菜「あれだけじゃない?どういうこと?」

 

未来「日菜は『アレス・ノイヤー』という人物を知っているか?」

 

日菜「たしか、、昔の外国の偉人だよね。いろいろな伝説がある。」

 

未来「そう。彼は天才、さらに治癒力も異常に高かった。ただし若くして命を落とした。」

 

日菜「何が言いたいの?」

 

未来「僕は彼と同じだ。」

 

日菜「どう、、、いうこと、、、」

 

未来「そのままさ。僕は彼と同じ運命をたどるんだよ。」

 

日菜「、、、、、それってさ、、、」

 

未来「ああ、僕はあと数年でいなくなる。」

 

日菜「、、、、、」ポロポロ

 

日菜は泣き出してしまった。

 

日菜「やだよ、、、いなくなるなんて!いやだよ!」ポロポロ

 

未来「僕だっていやだった。こんな体じゃなくて普通に生まれたかったよ。でもね、日菜。運命には誰もあらがえないんだ。」

 

日菜「どうしてわかるの、、、」

 

未来「叔父が研究者なんだ。調べてもらってるんだ。医学的にも証明は出来てる。」

 

日菜「嘘だよね、、、嘘って言ってよ!」

 

未来「、、、、、、」

 

日菜「そんな、、、うわぁぁぁぁぁん!!!!!!」ポロポロ

 

ガチャ

 

玲「現実を見なさい、日菜。」

 

日菜「おかあ、、さん、、」

 

紗夜「よかったんですか?未来君。」

 

未来「ああ、これでよかったんだ。」

 

玲「未来、今日は帰りなさい。」

 

未来「うん、わかった。、、、ごめんなさい。」

 

玲「いいの。日菜、、話し合いをしましょう。紗夜、未来を玄関までお見送りしなさい。」

 

紗夜「わかったわ。行きましょう。」

 

ガチャ

 

玲「日菜。寿命について聞いたのね。」

 

日菜「」コクッ

 

玲「あなたはどうしたいの?」

 

日菜「」

 

玲「黙り込んだらわからないでしょ。」

 

日菜「私は、、私は、、未来君を、、、助けてあげたいよぉ、、、」ポロポロ

 

玲「それは私も同じ気持ちよ。でもね、それは出来ないの。」

 

日菜「、、、、」

 

玲「あなたなら、きっと素晴らしい答えを導き出せるわ。考えなさい、、、」

 

日菜「、、、、うん、、、」

 

 

ーーー玄関

 

紗夜「未来君、、、辛くないんですか?」

 

未来「、、、辛いよ。友達の泣くところなんか見たくないさ。」

 

紗夜「ならどうして話したんですか?話せば泣くことぐらいわかっていたことでしょう!」

 

未来「、、日菜には知っててもらいたかった。じゃないと、、彼女は仲間外れだ。」

 

紗夜「だからって、、、、」

 

未来「ごめん、紗夜。」

 

紗夜「、、いえ。こちらこそすみません。」

 

未来「でもさ、、僕はみんなに笑っていてほしいよ。」

 

紗夜「、、、、あなたならきっとできますよ。」

 

未来「紗夜は、、、、、紗夜はさ。別れの時が来たときに笑って見送ってくれるか?」

 

紗夜「、、、難しいかもしれませんね。」

 

未来「そうか、、、」

 

紗夜「でも、、未来君がその時笑っていたら、、、きっと笑っていられます。」

 

未来「それはまた、、難しいね。」

 

紗夜「そうですね、、、、」

 

未来「、、、悪いな。こんなに長くいて、、」

 

紗夜「いいえ、大丈夫です。外も暗いのでお気をつけて。」

 

未来「ああ、またな。」

 

ガチャ

 

紗夜「理想郷、、、あなたにとっての、、、」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー翌日

 

コンコン

 

 

未来「日菜か?」

 

日菜「そうだよ、、、」

 

未来「入ってもいいか?」

 

日菜「うん、、、」

 

 

未来「まだ、、、気にしているのか?」

 

日菜「だって!だって!」

 

未来「まずは落ち着け、日菜。」

 

日菜「どうして未来君は落ち着いていられるの?死んじゃうんだよ!」

 

未来「たしかに、おかしいかもな。でもさ、日菜。」

 

日菜「うん、、、」

 

未来「僕は今、必死で生きてるんだ。だって、慌てて、絶望して、、、逃げて、、、、そんなことをしても運命は僕を離してはくれないんだよ。だったらさ、全力で今を楽しんでやろうって。」

 

日菜「、、、未来君はそれでいいの?」

 

未来「、、、欲を言っていいのなら生きていたいよ。」

 

日菜「じゃあどうして、、、」

 

未来「昔読んだ本に書いてあったんだ。【道草を楽しめ】って」

 

日菜「道草、、?」

 

未来「ああ、道草。要は過程を楽しめってこと。」

 

日菜「、、、未来君は何が言いたいの、、、?」

 

未来「僕は、残りの人生を楽しく生きたいんだ。全力で楽しく生きたいんだよ。」

 

日菜「全力で、、楽しく、、」

 

未来「だって、時間がもったいないだろ?せっかく神様がみんなと出会える運命にしてくれたんだ。だったらこのまま何にもせずただ死んでいくんじゃなくて、せっかくなら過程、残りの人生を有意義に楽しく生きたいんだ。最後まで笑っていたいんだ。それがね、僕の今の夢。」

 

日菜「、、、それが未来君の夢なんだね。」

 

未来「そしてね、それに気付かせてくれたのはリサや紗夜、玲さん、学校のみんな、バンドのみんな、そして、日菜でもあるんだ。」

 

日菜「わ、、たし、、?」

 

未来「そうだ。僕の周りにいてくれる人たちみんなが、、僕を変えてくれたんだよ。だからさ、、日菜。笑っていてくれ。楽しい世界を僕に、、見せてくれ、、」

 

日菜「、、、、私さ、、未来君が長く生きられないって知ったときさ、、なんで未来君なんだろうって、神様をすごく、、すっごく恨んだんだ。でも、、未来君から話を聞いて変わったよ。他でもない未来君が神様に感謝をしてるんだもん。びっくりしたよ。でも、、納得しちゃった。だからさ、、、私も感謝しようと思う。お母さんのもとに生まれたこと、おねーちゃんを産んでくれたこと。たくさんの友達がいること。未来君に出会えたこと。そして、未来君に時間をくれたこと。だからさ、、私、、未来君と同じように道草を楽しむよ、、だって私も笑っていたいから!」

 

未来「うん、そうしたほうがきっとみんな幸せになれるよ。それに日菜はそうやって笑っていたほうが可愛いから。」

 

日菜「/////」

 

未来「日菜、、僕の夢をかなえる作業、、手伝ってくれるか?」

 

日菜「うん!」

 

その屈託のない笑顔にはもう「迷い」はなかった。

 

 

 

玲「まったく、、、大人になっちゃって、」ポロポロ

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

あれから、5日。

日菜もすっかり笑顔で学校に来ている。

 

ーーーCIRCLE

 

未来「いよいよ明日だね。」

 

紗夜「ええ、今の感じなら問題はなさそうね。」

 

リサ「いやー、大変だったね!」

 

沙綾「そういうのって終わってから言うんじゃ、、」

 

リサ「それもそうだねー!」

 

つぐみ「でも、かなり上達しましたね!」

 

蘭「、、うん。」

 

リサ「やっぱり指導者がいいからじゃない?」

 

未来「いや、みんながコツコツ努力したからじゃないか?」

 

沙綾「両方ってことにしておきましょう!」

 

紗夜「ええ、そうしましょう。」

 

未来「じゃあもう一度合わせてみよう。」

 

 

ジャーン

 

 

未来「じゃあ今日は早めに終わろう。」

 

リサ「じゃあどっかみんなで行かない?」

 

沙綾「いいですね!」

 

未来「紗夜とかは大丈夫か?」

 

紗夜「そんなに遅くならないなら大丈夫ですよ。」

 

蘭「私も大丈夫です、、」

 

つぐみ「私も大丈夫です!」

 

未来「じゃあいこうか。どこにする?」

 

リサ「どこがいいかなー?」

 

つぐみ「この辺だったらファミレスとかですか?」

 

未来「じゃあ行くか。」

 

 

 

 

ーーーファミレス

 

紗夜「ポテト、、、、ポテト、、、、、、」

 

5人「「「「「ジー」」」」」

 

紗夜「、、、、、」ハッ!

 

紗夜「なっ、何を頼むんですか?」

 

未来「じゃあ何かおつまみ的なものを頼もう。」

 

ピンポーン

 

店員「ご注文は?」

 

未来「唐揚げを3つとイカリング2つ、後シーザーサラダの大ください。あとドリンクバーを人数分。」トントン

 

未来「ん?」

 

紗夜「ポ、、、テト、、、」

 

未来「後、、ポテトを4つお願いします。」

 

店員「かしこまりました。少々お待ちください。」

 

その後彼らは他愛のない話で盛り上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー翌日

 

 

未来「いよいよ今日か。早めに行かないと。」

 

いつもより急ぎ目で荷物を準備し、自宅を出た。

 

 

 

ーーー羽丘学園

 

未来「先生、おはようございます。」

 

担任「おお、おはよう。いよいよ今日だな。」

 

未来「そうですね。」

 

担任「調子はどうだ?」

 

未来「良い感じです。でもバンドの前にいろいろあるんですけどね。」

 

担任「あれか、実行委員のやつ。」

 

未来「そうですね、まぁ多分大丈夫です。」

 

担任「楽しみにしてるよ。」

 

未来「ハードル上げないでくださいよ。」

 

 

 

 

 

 

 

生徒たちが集まりだした。

いよいよ始まるようだ。

 

 

 

 

 

宮本『それではこれより第1回羽丘学園高校、体育祭開会式を始めます。これより進行は生徒会から体育祭実行委員会へと引き継がれます。』

 

つぐみ「開会のあいさつ、体育祭実行委員長、時谷未来君よろしくお願いします。」

 

未来「ご紹介にあずかりました、実行委員長の時谷未来です。僕はこのような場に立ち話すのがあまり得意ではないので、手身近に3つほどで済ませたいと思います。まずこの一週間、お疲れさまでした。中には勉強するよりつらいと感じた方もいるのではないでしょうか?練習はつらいものだったかもしれませんが今回は本番です。なので、何も考えずただがむしゃらに楽しんでください。2つ目、この学校は今年から共学化されました。なので圧倒的に女子の比率が多いです。男子の皆さんはかっこいいところを見せるチャンスなのではないでしょうか?」

 

男子「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」」」」」

 

未来「また女子の皆さんも奮闘する男子を優しく見守ってあげてください。」

 

女子「「「「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」」

 

未来「では最後に、、、用意はいいか!!!!」

 

全校生徒「「「「「おおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」」

 

未来「戦う準備は出来てるか!!!!!!」

 

全校生徒「「「「「「おおおおおおおおおお!!!!!!」

 

未来「ではここに!!第1回、羽丘学園高校、体育祭の開催を宣言する!!!!!!!」

 

全校生徒「「「「「「「おおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」」」

 

 

「実行委員長かっけーーー!!!!」「これは人気でそうだぞ!!!」

「今年ははしゃぎまくるぞーーーー!!!!」

 

 

 

つぐみ「実行委員長、ありがとうございました。皆様、少しボリュームお下げてください!未来先輩!盛り上げすぎです!!」

 

未来「これぐらいがいいんだよ。体育祭は祭りなんだから盛り上がらないと!」

 

つぐみ「はぁ、、それもそうですね。」

 

どうやら教師陣も盛り上がってしまったらしい。この学校に冷静なやつはつぐみしかいないのか、、、、

 

未来「でも確かにこのままじゃ進行できないな。マイク貸してくれ。」

 

そういい、つぐみからマイクを受け取ると朝礼台に上がった。

 

未来「皆さん!!仲間と楽しみを分かち合うのは止めません!!しかしこのままでは体育祭が進まないのでこちらの指示には従ってください!!!」

 

「実行委員長が言うんならな!!」「一生ついていきやすぜ!旦那!!」

「みんなー!実行委員長の話よ!聞き逃さないように!!!」「ああ、わかった!」

 

蘭「未来先輩、すご、、、、」

 

 

リサ「未来、やっぱり天才だわ、、」

 

日菜「私でも多分あそこまでは、、厳しいかなぁ。」

 

リサ「あれはすごいわ、、、」

 

未来「では全体で!準備体操を行います!全員両手を広げてもぶつからないぐらい間隔を広げてください!」

 

未来「では、屈伸から!1!2!3!4!・・・・・・」

 

 

 

未来「では最初の競技に移ります!皆さんは席にお戻りください!」

 

未来「招集係の皆さん、この暑い中で大変ですけど招集よろしくお願いします。」

 

招集係「はい!お任せください!」「実行委員長に期待されたらやるしかないっすよ!」

 

 

つぐみ「未来先輩、、、これ私要りますか?」

 

未来「何を言っているんだ、つぐみ。必要に決まってるだろ!」

 

つぐみ「なんか未来先輩、、、性格が変わった、、、、」

 

 

 

ーーーついに体育祭が始まった。

     運命を変える体育祭が始まったーーー

 

 

 




ついに始まりました。体育祭。
未来君は騒ぐときは全力になるタイプです。
この体育祭が運命をどのように変えていくのでしょうか?

そして今回は日菜回でしたね。(途中見づらくなってしまい申し訳ありません!)
もうこれはタイトルを変えて氷川家のお話にしたほうがいいんじゃないか?と思い始めてきました。
なので少しラストを変えようかなぁと思いだしているところです。
ただしメインヒロインはリサです。きっと、、、

【道草を楽しめ】はとある漫画からお借りしました。
次回答えでも書こうかな、、


アンケートはおそらく次々回あたりまでとします。

評価・感想お待ちしております。

また次回お会いしましょう。


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第十二話「開幕」

お気に入り登録60件ありがとうございます!

課題が終わらない、、、ピンチです。
今回はオリキャラが二人登場します。また、体育祭編が終わったら一章完結ということでキャラ設定を話とは別に書きたいと思います。

ちなみに前回使用させていただいた言葉は「HU〇TER×HU〇TER」の言葉です。わかった方いらっしゃるかな?早く連載再開してほしいですね。(お体に気をつけながら)

では、どうぞ!


未来「では、最初の競技に入ります。最初の競技は一年女子による『50m走』です!頑張ってください!」

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」「頑張るわよ!!」

 

未来「(なんか、、すごい盛り上がってない?)」

 

 

 

リサ「あれ、なんか未来アイドルみたいになってない?」

 

日菜「多分あれだよ、さっきのスピーチで人気者になったから、、」

 

リサ「あーね、そういうことか、、」

 

リサ・日菜「「(大変だねー)」」

 

 

 

 

未来「お疲れさまでした!続きまして二年生による『障害物借り物競争』です!」

 

「よぉぉぉし!頑張るぞー!」「頑張れ!!るるるるるんっ♪」

 

未来「(今の絶対日菜だよな、、、さて、どうなるかなー。リサは障害物で、日菜はもう一つのほうか。)」

 

 

終盤に差し掛かったその時、、

 

リサ「未来!こっち来て!」

 

未来「え?」

 

ーーーリサside

 

リサ「(よし、頑張って未来にいい所見せるぞ!)」

 

 

リサ「(さて、一番で来たのはいいけど結局カードなんだよなぁ、何かな?)」

 

リサ「は?(いやいや、これはないでしょ!)」

 

そこには「異性の仲いい友達」と書いてあった。

 

リサ「(うーん、迷ってる暇ないよね、、、)」

 

ーーーリサside end

 

未来「え?」

 

リサ「いいから!走るよ!」

 

未来「わかった!」

 

ダッダッ

 

未来「これはどうゆうこと?」

 

リサ「話は後で!最後のカードは、、、」

 

そこには「お姫様抱っこ♡」と書かれていた。

 

リサ「(何これっ!!!)」

 

未来「何だったんだ?」

 

リサ「え、えっと、、これ、、、」チラ

 

未来「、、、まじか。よし、、リサ。恥ずかしいけど我慢してくれ。」スッ

 

リサ「へ?ってきゃあ////」

 

未来はリサを軽々持ちあげお姫様抱っこをしてゴールへ走りだした。

 

「なにあれ!!」「うらやましい!」

 

日菜「リサちー???」

 

 

未来「ちゃんとつかまっててよ?」ダッ

 

リサ「わ、わかってる、、/////(ええ、なにこれ、、かっこよすぎない?)」バクバク

 

 

 

「一着は今井選手だー!!」

 

未来「ふぅ、久々に走った。ほら、ゴールしたぞ。」

 

リサ「う、うん。ありがと、、///」

 

未来「てかリサ。顔赤くないか?熱中症か?」

 

リサ「ちっ、違う!大丈夫だから!」

 

未来「そうか。じゃあまたあとでな。」

 

リサ「う、うん。(終わっちゃった、、残念だなぁ。)ぼ、棒倒し!頑張って!大変だと思うけど、、、、」

 

未来「ん?ああ、ありがとう。頑張るよ。」

 

 

ーーー応援席

 

日菜「お疲れさま、リサちー。ところでさ、、さっきのは何?」

 

リサ「い、いやあれはさ。引いたカードが仲いい異性ってやつでさ。」

 

日菜「そうだったんだー。いいなー、、、、、、」

 

リサ「恥ずかしかった///」

 

日菜「あはは!リサちー顔真っ赤!」

 

リサ「あんまり言わないで!」

 

 

 

ーーー実行委員テント

 

未来「はぁ、疲れたー。」

 

つぐみ「お疲れさまです。突然でしたね。」

 

未来「まさか借り出されるとはね。」

 

つぐみ「でも次の種目、先輩出ますよね。」

 

未来「ああ、そうだった。しかも棒倒し、、、」

 

つぐみ「けがはしちゃダメですよ?絶対ですよ?」

 

未来「うん。わかってる。(それにしてもみんな心配してくるなぁ。棒倒しで何かあるのかな?)」

 

つぐみ「あっ。終わったみたいです。」

 

未来「じゃあそろそろ行ってくるよ。(まぁ、気にすることでもないか。)今日はどっちのチームかな。」

 

つぐみ「頑張ってください!」

 

 

ーーー未来side

 

未来「一年男子のみなさーん。きましたー。」

 

「うぉぉぉぉぉぉ!!」「先輩が来たぞーーー!!!」

「今回はどっちのチームだ!」「俺たちに決まってるだろ!」

 

未来「(なぜか上級生だからチームはその日その日で決まってるんだよなぁ。)あ、今回は平等にコインで決めましょう。」

 

「先輩が言うなら仕方ない!!」「運命は我らにある!」

 

ーーー未来side end

 

つぐみ「続きまして!一年生男子による『棒倒し』です!なお、二年生唯一の男子時谷未来君はコイントスによってチームが決まります!」

 

「おおおおお!!!」「どうなるんだ!!!」

 

つぐみ「では運命のコイントスです!」

 

未来「、、、大げさじゃね?」

 

ピンッ カラン

 

つぐみ「今回はA組、B組チームの紅チームに入ります!」

 

「やはり運命は我らに向いている!」「ちくしょーーーー!!」

 

未来「じゃあ、紅組のみんな!よろしく!本気で行くぞ!」

 

紅組「うおおおおおおおおお!!!先輩に勝利を!!!!!」

 

 

つぐみ「ルールを説明します!7分間の試合を三回行います!始めに2分間作戦会議の時間があります。棒が地面についたら試合終了です。また、特別ルールで相手チームの主将の腰についているハチマキを取った場合も勝利です!では始めます!!よーい、スタート!!!!」

 

 

========

 

未来「みんな!まずは、6つにチームを分けよう。一年生のリーダーは誰だ?」

 

永久「俺です!結城 永久(ゆうき とわ)です!」

 

未来「わかった。じゃあ、結城君。防御チームを三組、攻撃チームを三組作ろう。」

 

永久「わかりました!後俺のことは呼び捨てで構わないですよ。・・・・・・・・・」

 

 

永久「できました!」

 

未来「よくやった!じゃあそれぞれ攻撃チームをA、B、Cとする。防御チームは1、2、3としよう。そろそろ時間だ。攻撃チームの指揮は永久に任せる。」

 

永久「了解しました!」

 

未来「防御チームは僕に指示を聞いてくれ!」

 

1、2、3「「「はい!!!」」」

 

パンッ!!!!!!

 

永久「全員行くぞ!」

 

A、B、C「「「はい!!!」」」

 

未来「(彼は人望が厚い人間だな。優秀だ。)みんな、聞いてくれ。みんなは棒を守れ。」

 

「それでは先輩を守る人が!」

 

未来「大丈夫。僕に任せてくれ。」

 

「先輩が言うなら、、」「一応先輩と棒を両方守れる位置に何人か置きましょう。」

 

未来「そうだな。そうしよう。みんなは棒を守り切るんだ!」

 

「「「「「はい!!!」」」」」

 

 

未来「(さて、相手はどう来るかな?)」

 

白チームの攻撃部隊は大きく分けて2つに分かれているみたいだ。

片方は棒を、片方は未来を狙っているようだ。

 

未来「15人か。よし、かっこいいところでもみんなに見せようかな。」

 

「先輩を捕まえるぞ!」「一年の本気、見せましょう!」

ダッダッ シュッ

 

「くっそ!捕まらない!」「先輩!無駄が!ない!」

 

未来「んっ、よっと!」

 

「早い!」「これは無理かもしれん!」

「あいつが来るまで我慢だ!」

 

未来「(あいつ?)」

 

未来「(棒のほうは大丈夫かな?)」チラッ

 

「よそ見してる場合じゃないですよ!」

スッ

「あっれぇ!」

 

ピッピッピー

 

未来「(1ラウンド目は引き分けか。)よし、、みんな集合。どうだった。」

 

永久「すみません、やつらの防御がなかなか固くて、、、」

 

未来「大丈夫だ。ところで気になったんだがあっちのチームが言っていた『あいつ』とは誰のことだ?」

 

永久「いや、気にしなくてもあいつはきっとこn「遅れましたー。」、、、来ましたね。これはまずいかもです。あいつの名前は新垣 雷(にいがき らい)です。不登校なんですけど、、」

 

ピッピッピー

「スタートします!」

 

未来「作戦はさっきと一緒だ!永久、任せたぞ!」

 

永久「了解!」

 

 

雷「いっくよー。」

 

未来「(全員が棒へ!?)」

 

未来「みんな耐えるんだ!」

 

「はい!」

 

雷「あははははははは!!!!」

 

「まずい!!」「倒れそうだ!」

 

永久「何!?全員棒を守りにいk「その必要はない!」」

 

未来「俺が何とかしよう。」

 

「もうだめだ!」

 

棒はかなり傾いている。下で支えている人たちがどかされれば一瞬で勝負はつくだろう。

 

未来「ふんっ!!」

 

「先輩!」

 

未来は倒れかかっている棒を一人で支えた。

 

雷「チッ。(やっぱり強いな、どうしようか。こうなったら!)」

 

雷「おら!!!」

 

「うあ!!」「いってぇ!」

 

未来「まさか!」

 

雷「おらよ!ふん!」

 

「うっ!」「がはっ!」

 

未来「(まじかよあいつ!防御陣営を本気で攻撃してつぶそうとしてやがる。しかもオーディエンスにはわからないように、、させるか!)おら!」

 

雷「っっ!!こいつ!!!」

 

未来「けがをさせるのは感心しないなぁ!」

 

雷「しらねえよ!俺は勝てさえすればどうだっていいんだ!」

 

未来「くっ!」

 

雷「チッ。これじゃ時間が足りない。攻撃側にしよう。もう防御側の大半はつぶした。」

 

未来「まて!」

 

 

永久「っっ!!」

 

「うわぁ!」「ぐっ!」「いてぇ」

 

雷「おらよ!ほらほら!!」

 

永久「何をしている!!」

 

雷「うるせえな!俺は勝たなきゃならねんだ!」

 

未来「(どうしてそこまで、、)」

 

ピッピッピー

 

未来「みんな!だいじょうぶか!?」

 

「なんとか、、」「いけます!」

 

未来「みんな、ケガが!ケガをしたものは次の試合には出るな。」

 

「でもそれでは!」「勝てません!」

 

未来「これはあくまで、ゲーム。遊びだ。だから大丈夫だって。それに敵は僕がとってくるからさ!(久々にイラっときたし)」

 

永久「俺も行きます!」

 

未来「ってことは、僕含めて4人か。なかなか厳しいな。(本気出すか。)」

 

未来「全員あの、雷ってやつ以外ディフェンスをどかしてくれ。全員攻めていい。」

 

永久「それでは一瞬で!」

 

未来「大丈夫、だって守るものがなくなるんだから。」

 

未来「審判!棒は地面に全部がつかなければいいんですよね?」

 

審判の先生「ああ。かまわないぞ。」

 

未来「よし、あと、先ほどの試合でケガをした人たちは次の試合には出ません。」

 

審判の先生「わかった。救護の先生に診てもらおう。お願いします。」

 

救護の先生「あら、ずいぶん多いのね。」

 

 

未来「よし全員行くぞ!」

 

「よーい、スタート!」

 

未来「んんんん!!!!」

 

未来はなんと棒倒しの棒を持ち上げた。

 

雷「おいおい、、あれ何キロあるかあいつわかってんのかよ。」

 

棒はかなり大きく5mほどあり重さはおそらく100kgは超えているだろう。

 

永久「うそだろ、、、、」

 

未来「いくぞ!」

 

雷「まさか、、あれをこっちへ!!!」

 

未来「おりゃあ!!!!」

 

永久「俺たちも行くぞ!」

 

永久「おさえろ!!」

 

「はい!」

 

未来「これは!耐えきれないだろう!!!」

 

未来は棒を持ったまま高く跳ね上がった。

 

未来「おらああああああああああ!!!!」

 

 

 

ガンッッッ!!!!!

 

なんと丸太を直接丸太にぶつけたのだ。

 

「うそぉ!!!!」「いけええ!!!!」

 

バタン

 

「勝者は!!!!紅チームです!!!!」

 

未来「いててて、ささくれができて刺さってるけどすぐ治るしいいかな。」

 

雷「くそ、、、、」

 

未来「おい君。こんなことしてはいけないだろう。」

 

雷「ふぅーーーー。ドッキリー?」

 

「「「「「大成功!!!!!」」」」」

 

未来「は?え?」

 

永久「すみません、、先輩。」

 

未来「いや、、ドッキリって何が?」

 

雷「今回の棒倒しっすよ。」

 

未来「いったいどうゆうことだってばよ、、、、」

 

永久「説明しますね。実は先輩がどれだけにすごいかっていうのを見たくなって一年男子が協力してやったんですよ。そしてそれを全校に協力してもらったんです。」

 

未来「つまり?」

 

永久「全部、演技です。」

 

未来「、、、、まじかーーーー!!道理で観客が叫ばないのな。」

 

雷「そりゃそうですって。あんなに人殴ったら普通先生来ますって。」

 

未来「そういやそうだな。」

 

雷「マジ殴ってすいません。にしても先輩力強すぎません?」

 

未来「いやいやいいんだ。そんなことないよ。あははは!!」

 

「どうしたんですか?」

 

未来「みんなおもしろいなって!」

 

未来「やっぱり体育祭面白いわ!」

 

未来「雷、永久。これが終わったら話したいことがあるからあとでここまで来てくれ。」

 

永久・雷「「はい!(ういっす)」」

 

未来「一年生のみんな!楽しかったよ!」

 

「「っしゃーーーーー!!!!」」

 

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

 

大量の拍手が学校中に響き渡った。

 

つぐみ「皆さんお疲れさまでした!これより少々休憩時間に入ります!」

 

===========

 

未来「にしても学校側もよく認可したなぁ。だから今日は午前は人が入れないのか。」

 

リサ「みらいー!!」

 

未来「お、リサか。」

 

日菜「私もいるよ!」

 

友希那「私も。」

 

未来「みんな揃ってどうしたんだ?」

 

リサ「いやー。棒倒しのことは知ってたんだけどさ?心配で心配で!」

 

未来「そっか。心配ありがとうな。でもけがもないから大丈夫だよ。」

 

リサ「よかったー!」

 

日菜「(治ったんじゃなくて?)でも未来君すごいね!あんな大きな丸太を持って走るなんて!」

 

友希那「普通じゃ考えられないわね。」

 

未来「あの時は必死だったからね。」

 

日菜「でもかっこよかったよ!」

 

リサ「うんうん!」

 

未来「それならよかったかな。ごめん、この後会う人がいるからさ。またお昼にでも話そうよ。」

 

日菜「うん!またねー!」

 

ーーー

 

未来「おまたせ、二人とも。来てくれたんだね。」

 

永久「大丈夫ですよ。そんなに待ってないですから。」

 

雷「そもそも先輩が言ったことなら聞きますって。」

 

未来「それはうれしいね。それで話なんだけどさ、、」

 

永久「何でしょうか?」

 

未来「どうしてみんな僕の言うこと聞いてくれるんだろうって思ってさ。」

 

雷「あー。そういうことですか。」

 

永久「もともと俺たち一年の男子は先輩のことを尊敬してたんですよ。唯一の男子の先輩でしたし、先輩はとてもやさしいので。」

 

雷「さらに今日のスピーチで人気に火が付いたんすよ。」

 

未来「そういうことだったのか。了解。」

 

永久「困ったことがあったら何でも言ってくださいね。」

 

雷「一応俺たち学年の男子のリーダーポジなんで。」

 

未来「それは見てて伝わったよ。二人とも信頼されてることもね。あ、そうだ。じゃあ二人には僕の連絡先教えておくよ。」

 

永久「いいんですか?」

 

未来「減るものじゃないし。それに男子の中でもきっと問題はいずれ発生する。そういう時に使ってくれてもいいから。」

 

雷「それは心強いっすね。」

 

未来「僕も二人のことは頼りにしてるよ。永久と新垣「あ、俺も呼び捨てで。」雷。これからよろしくな。」

 

永久・雷「「はい!(ういっす。)」」

 

ーーー

 

 

 

つぐみ「では競技を再開しますので皆さん席に戻ってください!」

 

 

 

 

未来「それでは午前の部最後の種目です。二年生の『50m走』です!」

 

「最後だから本気出すぞー!」「私お腹すいたよー!」

 

 

日菜「見ててねー!未来君!」

 

「よーい、」パンッ

 

 

 

 

日菜「やったー!一位!」

 

一位になったひなはそのまま日菜はそのまま実行委員席にいる未来のもとまで走ってきた。

 

日菜「すごくない!?ほめてー!」

 

未来「よく頑張ったな。速かったね。」

 

日菜「でしょでしょ!」

 

未来「でも並ばないと点数入らないぞ。」

 

日菜「そうだった!またねー!」

 

 

 

未来「それではお昼休憩に入ります。1時30分より競技を再開します。」

 

 




棒倒しは今の時代は不可能ですね。(丸太はワ〇ピースの頂上戦争のルフィが持ってきた丸太を想像してました。)
ちょっと暗○教室っぽくなってしまった。
あれ、ジ〇ンプ作品出しすぎじゃね?

ところでやっと男子の味方を出せましたね。

それにしてもバトルシーン書くの難しい!
書ける方、尊敬しますね。
かなり時間がかかりました。下手くそでごめんなさい!
でも次の話は!次はついに!ついに!バンドが動きます!
乞うご期待!
なお次回で体育祭編は終わりとなります。



そのためアンケートも次回でいったん締め切らせていただきます。
たくさんの投票ありがとうございました!
また新しいアンケートもできる限り早めにご用意しますので少々お待ちください!
ではまた次回!

評価・感想お待ちしております。


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第十三話「始まりの時」

評価してくださった方
ご飯ですよ様
ありがとうございます!

投稿はこれから主が忙しくなるため週一投稿となります!
ご報告が遅れたことをお詫びいたします。申し訳ございません!
完結まではなんとしても持っていきますので気長に見ていってくれると幸いです!


ーーー体育館

 

未来「やっと午前の部が終わった。そろそろ皆来てるかな?確か体育館に集合だったと思うんだけど、、、」

 

沙綾「あ、いた!未来先輩!」

 

未来「おっ、沙綾。昼ごはん食べた?」

 

沙綾「いや、まだです。未来先輩は食べましたか?」

 

未来「いや、僕もまだだよ。みんな集まってから食べようかなって思ってたんだけどさ。」

 

沙綾「そうなんですか!じゃあみんなを探しましょう。」

 

未来「そうだな。」

 

 

 

つぐみ「あ、未来先輩!蘭ちゃん連れてきましたよ。」

 

蘭「こんにちは。」

 

未来「紗夜とかリサ、見てない?」

 

リサ「アタシならここにいるよー!」

 

友希那「私もいるわ。」

 

未来「おっ、リサ。それに友希那も。日菜は?」

 

リサ「日菜はおねーちゃんとご飯食べるって。」

 

未来「そっか。じゃあみんなで食べよっか。」

 

つぐみ「そうしましょうか。」

 

リサ「じゃあ、食べようか!」ガサッ

 

蘭「うわ、、すごい、、、」

 

沙綾「おおー!すごいですね!」

 

リサ「そう?ありがとう!」

 

未来「うん、おいしそうだね。」

 

リサ「食べる?」

 

未来「もらってもいいの?」

 

リサ「いいよー。たくさん作ってきたからね。」

 

未来「じゃあいただきます。」

 

友希那「私も食べていいかしら?」

 

リサ「いいよー!皆も食べていいからね!」

 

沙綾「私のパンも食べていいですよ!」

 

つぐみ「ありがとう!」

 

未来「沙綾のところのパンは絶品だからな。」

 

蘭「てか、、未来先輩の弁当もすごいですね。」

 

未来「そうか?」

 

リサ「ほんとだ、すごい!」

 

友希那「ええ、リサにも負けてないわ。」

 

未来「あはは、、ありがとう。」

 

 

 

 

 

 

未来「よし、一通り食べ終わったし僕は先に行くね。」

 

リサ「おっけー♪準備とかあるもんね。」

 

未来「うん、ごめん。先に抜けちゃって。」

 

つぐみ「大丈夫ですよ!私も終わったらすぐに行きますね!」

 

未来「ゆっくりでいいからね。」

 

 

 

 

ーーー校庭

 

未来「そろそろ来てるかな。」

 

まりな「あ!いたいた。未来君!」

 

未来「こんにちはまりなさん。お待たせしちゃいましたか?」

 

まりな「いや、今来たばかりだから。」

 

未来「そうですか、よかったです。」

 

まりな「私できるかな、、、、こんな子たちの前で演奏なんて。」

 

未来「大丈夫ですよ。かなり練習もしたんですから。」

 

まりな「うん、、そうだよね!頑張ろう!」

 

未来「それに、元はといえばまりなさんの責任ですからね?」

 

まりな「そうでした、、、頑張ります。」

 

未来「そんなに落ち込まないでください、ほんの冗談ですから。頑張りましょうね。」

 

担任「お、いたいた。時谷、準備のほうは順調か?」

 

未来「まぁ、おそらく大丈夫です。」

 

担任「そうか、それはよかった。ところで隣にいる方は?」

 

未来「話していたバイト先の先輩ですよ。」

 

まりな「こんにちは!月島まりなです。よろしくお願いします!」

 

担任「思っていたよりずっと若い方だね。」

 

まりな「そんなことないですよ。」

 

担任「演奏楽しみにしてます。」

 

まりな「はい!」

 

担任「じゃあまたな、時谷。何か困ったことがあったらすぐに言うんだぞ。」

 

未来「はい。」

 

 

 

ーーーステージ裏

 

未来「じゃあまりなさんはしばらくここにいてもらってもいいですか?」

 

まりな「うん。」

 

未来「少ししたらみんな来ると思うんで応援してあげてください。」

 

まりな「はーい!」

 

 

ーーーステージ前

 

未来「あ、紗夜。」

 

紗夜「未来君。ここにいたのですね。」

 

未来「ああ。連絡遅れてごめん。こっちの準備は大方終わったからみんなを呼びに行こうかと思っていたんだ。」

 

紗夜「そうでしたか。では皆さんを呼びに行きましょうか。」

 

未来「そうだね。」

 

 

 

ーーー体育館

 

未来「みんなー。そろそろ準備してくれ。」

 

沙綾「あっ、紗夜さん!こんにちは!」

 

リサ「みんな集まったんだね!」

 

未来「ああ。ステージの準備も大体終わったから。」

 

つぐみ「全部お任せしてしまって申し訳ないです。」

 

未来「大丈夫だよ。もともと僕が始めたことだからね。緊張してきた?」

 

蘭「、、、私は少し。」

 

つぐみ「私はも少しだけ、、」

 

未来「そっか。でもみんなならきっと大丈夫だよ。あれだけ練習したし。」

 

リサ「うんうん!がんばろー!」

 

紗夜「そうですね。全力を尽くしましょう。」

 

未来「じゃあ移動しよう。」

 

 

 

ーーーステージ裏

 

 

まりな「あっ、みんな来た!」

 

沙綾「え!ま、まりなさん!」

 

リサ「どうしてここにいるんですか?」

 

まりな「みんなのこと応援しに来たんだ!頑張ってたからね!」

 

紗夜「わざわざありがとうございます。」

 

まりな「いーのいーの!」

 

未来「じゃあみんな衣装に着替えてくれ。僕は外に出てるから。」

 

蘭「わかりました。」

 

 

 

未来「さて、、僕も着替えないと。更衣室ないしトイレで着替えるか。」

 

 

ーーー5分後

 

未来「入っても大丈夫?」

 

リサ「うん、大丈夫だよー!」

 

 

未来「お、やっぱり似合ってるね。あと10分で始まると思うと緊張するね。」

 

沙綾「私ちゃんと叩けるかな、、」

 

未来「うまくいかなくても、みんなが楽しければいいから。楽しんできて!」

 

沙綾「っっ!!はいっ!!」

 

未来「じゃあ僕はアナウンスに行ってくるよ。まりなさん、またあとで。」

 

まりな「うん。」

 

リサ「???」

 

 

 

ーーー実行委員テント

 

未来「校内にいる生徒の皆様に連絡です。午後の開始の10分前となりました。応援席のほうへお戻りください。なお、午後の部最初の種目は実行委員長主催のサプライズイベントとなります。」

 

未来「じゃあ、この後のアナウンスはお願いします。会長。」

 

宮本「わかりました。」

 

 

 

 

ーーー10分後

 

キーンコーンカーンコーン

 

宮本「時間になりましたので午後の部を始めます。諸事情によりこの競技のみ生徒会が進行いたします。」

 

宮本「午後の部最初の種目は『サプライズイベント』です。ステージにご注目ください。」

 

 

バサッ

 

「楽器?」「まさか演奏か?」

 

未来「みなさま、昼食はたくさん食べることができたでしょうか?食べた後いきなり競技というのも疲れてしまう生徒が多くなってしまいそうなので僕から余興を提案させていただきました。どうぞお楽しみください。では、、、、」

 

ーーーステージ裏

 

未来「さあ!みんな頑張って!」

 

5人「「「「「はい!」」」」」

 

 

スタスタ

 

「なんだー?」「知らない子いるぞ?」

「でも可愛いな。」「あ!リサちー!それにおねーちゃんも!」

 

 

・・・夜に駆ける・・・

 

♪沈むように溶けていくように~

 

♪二人だけの空が広がるように~

 

「あ!これ今話題のやつじゃん!」「うまくね?」

「バンドだ!」「今ガールズバンド有名になってきたから便乗じゃない?」

 

 

 

 

 

 

♪二人今夜に駆けだしてく

 

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

 

蘭「ふぅ。みなさん、こんにちは。私たちは実行委員長に誘われて今回バンドとして出させてもらいました。」

 

リサ「頑張って練習したのでしっかり聞いてくれると嬉しいです!」

 

つぐみ「練習は近くのライブハウスのCIRCLEという場所をお借りしました!」

 

紗夜「それでは次の曲です。」

 

沙綾「聞いてください!」

 

5人「「「「「シュガーソングとビターステップ」」」」」

 

「おおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

♪超天変地異みたいな狂騒にも慣れて

 

♪こんな日常を平和と見間違う

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

???「すごい!心が、キラキラドキドキする!まるであの時の、、、、」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

友希那「そう、こういうことだったのね。すごいわ、特にあのギター。あれなら私と、、、」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

???「すごいわ!聞いてるみんなが太陽みたいな笑顔!」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

???「私は、お、音楽から逃げてきた、、、でもあんなに美しい音を出せるなら、も、もう一度やりたい!」

 

 

▼▼▼▼▼

蘭「ありがとうございました。」

 

リサ「次で最後の曲です!」

 

「ええええ!!」

 

紗夜「ありがとうございます。」

 

沙綾「次にやる曲はとてもかっこよく乗りやすくて皆さんが知ってる曲だと思います!」

 

つぐみ「ぜひ一緒に歌ってください!」

 

5人「「「「「千本桜」」」」」

 

「「「「「「おおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」」」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

???「あんなに歌えたんだな。蘭。」

 

???「そうね。もう少し彼女のやりたいことをさせてあげるのもいいかもしれないわ。あなた。」

 

???「ああ。」

 

 

▼▼▼▼▼

 

5人「ありがとうございました!!!」スタスタ

 

「「「「「アンコール!!アンコール!!」」」」」

 

ーーーステージ裏

 

蘭「やっぱり来たね。」

 

リサ「やっちゃう?」

 

未来「あっ!少し待ってて。アンコールはその後さ。いこう。」

 

まりな「いよいよだね。」

 

沙綾「え?まりなさん?どうして楽器を?」

 

まりな「お姉さんもできるところを見せなきゃね。」

 

蘭「もしかして、、、、、」

 

 

 

 

ーーーステージ

 

未来「こんにちは。どうだったでしょうか?」

 

「「「「「さいこーーーーう!!!!!」」」」」

 

未来「でも皆さん、不完全燃焼なのではないですか?」

 

「「「「「そうだ!!!!!」」」」」

 

未来「というわけで、僕もやります。」

 

「「「「「ええええええええ!!!!!!!!!!!」」」」」

 

未来「サポートとして先ほど話に上がっていたCIRCLEのスタッフの方に手伝っていただきます。どうぞ。」

 

まりな「月島まりなです!がんばりまーす!!」

 

「おお!!」「きれいなお姉さんや。」

「あの人きれい!」「私、メイクのやり方とか聞いてみようかな!」

 

未来「早速一曲。天ノ弱。」

 

♪僕がずっと前から思ってることを話そうか

 

♪友達に戻れたらこれ以上はもう望まないさ

 

♪君がそれでいいなら僕だってそれで構わないさ

 

♪嘘つきの僕が吐いた反対言葉の愛の歌

 

「うまい。」「未来先輩何でもできるね!」

「かっこいい!」「彼氏に欲しいな!!」

 

 

 

「あのギタースタッフの人もうまくね?」「綺麗なのにギターもできるとかずるい!」

「私も練習してみようかな。」「俺、ギタリスト目指すわ()。」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「ありがとございました。」

 

 

リサ「まりなさん、上手!」

 

紗夜「悔しいですが勝てませんね。」

 

つぐみ「未来先輩もやっぱり上手!」

 

 

未来「なにかやってほしい曲ある人いますか?」

 

???「はい!!」

 

未来「何でしょうか?」

 

???「私昔!星の鼓動を聞いたことがあるんです!」

 

未来「星の、、、鼓動、、、?」

 

???「それでその時の感じの曲を弾いてほしくて!」

 

未来「なるほど、、、、、(星の鼓動が何かはわからないけれど、、、)即興ですね。ギターだけになってしまいますがいいですか?」

 

???「はい!」

 

未来「ごめん、まりなさん。少しだけ待ってもらえる?」

 

まりな「うん、即興は合わせられないもんね。」

 

未来「じゃあ、行きます。」

 

未来「STARBEAT!」

 

♪Lalalala Lalalala.....

 

 

 

♪幾つもの夢を数えても聞こえないふり続けてきた

 

♪本当はずっと気づいてた

 

♪記憶の底 小さな声 聞こえる

 

 

♪星の鼓動をそっと捕まえたなら

 

♪その手で抱きしめて

 

♪もう離さない ずっと離したくない

 

♪私たちの STARBEAT

 

 

♪走ってた いつも走ってた

 

♪愛と勇気を届けたい

 

♪眠ってた声がいざなった

 

♪風に揺れる君の歌

 

 

♪瞼閉じてあきらめてたこと

 

♪今歌って 今奏でて

 

♪昨日までの日々にサヨナラする

 

 

未来「どうでしょうか?バラードチックになってしまいましたが、、、」

 

???「すごい!すごいです!ありがとうございました!」

 

 

友希那「あの人、、すごい、、、本当にすごい、、、」

 

 

???「私、あの人みたいになるわ!」

 

 

未来「では、時間の都合もありますので先ほどのガールズバンドの子たちも合わせてアンコールと行きましょう。少しお待ちください。」スタスタ

 

 

「すごかったね。」「未来先輩が神ってことがよく分かった。」

「あれは、天才だよね。」「私、ああなりたいな。」

 

 

ーーーステージ裏

 

未来「みんな、いける?」

 

蘭「、、、、うん。」

 

リサ「アタシ、感動しちゃった。」

 

紗夜「私もです。でも話は後にしましょう。観客の皆さんが待っています。」

 

未来「ああ。行こう。」

 

 

 

ーーーステージ

 

未来「バラードで雰囲気下がっちゃったけどみんなならまだ上がれるよなぁ!!」

 

「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」」

 

未来「最後です!蘭、一緒に。」

 

蘭「分かりました。」

 

未来・蘭「「Catch the Moment」」

 

 

♪そっと吐き出すため息を吸い込んだ

 

♪後悔は苦い味残して

 

♪いつも なんで?肝心なこと言えないまま

 

紗夜「(あなたと一緒に始めた音楽。またこうして合わせることができると思わなかった。もう一度あなたと、、、)」

 

♪嫌になった運命を ナイフで切り刻んで

 

♪もう一度やり直したら 君に出会えないかも

 

沙綾「(忘れてたよ、、音楽がこんなに楽しかったことなんて。ずっと隠してきた気落ちが爆発してしまいそう、、、)」

 

♪僕の声が響いた瞬間に始まる

 

♪命のリミット 心臓がカウントしてる

 

♪叶えても叶えても 終わらない願い

 

つぐみ「(みんなと一緒に音を奏でるのはこんなに楽しいんだ!きっとこれならもういちど、、、)」

 

♪汗をかいて走った 世界の秒針は

 

♪いつか止まった僕を置いていく

 

♪あと何回君と笑えるの?

 

♪試してるんだ僕を catch the moment

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

蘭「(もっと歌っていたい!ずっとやめたくない!私もこれを続けていけば見つけられるかな。先生。)」

 

♪僕の声が響いた瞬間に始まる

 

♪命のリミット 心臓がカウントしてる

 

♪叶えても叶えても 終わらない願い

 

リサ「(アタシは一度音楽をやめた人間。でも今はずっと後悔してる、、だってこんなに楽しいって知らなかったから!もういちど、、、もう一度だけ!友希那と、、、、、、未来と!)」

 

 

♪汗をかいて走った 世界の秒針は

 

♪いつか止まった僕を置いていく

 

♪あと何回君と笑えるの?

 

♪試してるんだ僕を catch the moment

 

未来「(やっぱりそうだ。この感じ、、、、、これこそ僕が目指していたもの!彼女たちならきっと、、、、)」

 

▼▼▼▼▼

 

未来「ありがとうございました!」

 

「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」」」

「「「「「さいこーーーーう!!!!!」」」」」

 

ーーーステージ裏

 

未来「みんなお疲れさま。きっとみんな心に何かを抱いたはずだ。今は時間がない、今日の放課後にみんなでCIRCLEに集まろう。その時にいっぱい話そう。」

 

リサ「、、、、うん。」

 

蘭「そうしよう。」

 

沙綾「午後の部、頑張ってください!」

 

つぐみ「お疲れさまでした!」

 

紗夜「素晴らしいものになりましたね。」

 

未来「みんな、本当にお疲れさま!」

 

まりな「(これがきっと青春ってやつなのね。美しい。)」

 

 

▼▼▼▼▼

 

サプライズイベントが終わってからの進行は円滑に進み、体育祭は大成功という形で幕を閉じた。

 

▼▼▼▼▼

 

未来「やっとおわったー。疲れたなぁ。さすがに。」

 

???「あの!ライブで歌ってた方ですよね!」

 

未来「うん、そうだよ。君は、、、、ライブで曲のリクエストをしてくれた子だよね。」

 

???「はい!私、戸山香澄っていいます!花咲川女子学園の1年です!」

 

未来「花咲川の子だったんだね。」

 

香澄「私も先輩みたいに楽器弾けますか?」

 

未来「うん、できるよ。ずっと練習して音楽と真剣に向き合えればね。」

 

香澄「私!音楽やります!」

 

未来「頑張ってね。応援するよ。」

 

香澄「はい!!」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

友希那「少しいいかしら?」

 

未来「ああ。友希那か。ちょっと待ってくれ。」

 

 

未来「よいしょっと。どうした?」

 

友希那「その、、、ライブイベントのことなのだけれど、、、」

 

未来「どうした?」

 

友希那「素晴らしかったわ。悔しいけれど、、今の私ではあなたには勝てない。」

 

未来「そんなに褒められるとは思わなかったな。」

 

友希那「そして楽器を演奏していた彼女たち、、あなたはどのように選んだの?あなたと仲がいいからっていう理由だけではないわよね?」

 

未来「、、、、ばれちゃったか。そうだ、僕は彼女たちを選んだんだ。」

 

友希那「どうして?」

 

未来「みんなが迷いを抱えていたから。きっと彼女たちは音楽をすることで、自分自身の道を作り出せると僕が思ったから。」

 

友希那「あなたの力は絶大ね。きっとあなたではない人が彼女たちを練習させてもあそこまでは伸びなかった。」

 

未来「それは買いかぶりすぎさ。僕の力じゃない、彼女たちが頑張ったからあそこまでできたんだ。」

 

友希那「でもそのやる気を引き出したのはあなたでしょう?」

 

未来「それを言われちゃうとなぁ。友希那、君の探し人は見つかったかい?」

 

友希那「やっぱり私に向けてやっていたのね。あの屋上で話した時から、、、」

 

未来「友希那が悩んでるのも知ってた。自分の実力に見合う人がいない、それは僕も気が付いていた。だから助けたくなったんだ。でも僕が『この人ならあなたとできますよ。』って言ったところできっとうまくはいかない。だから友希那自身に気付いてもらいたかった。」

 

友希那「そう、、」

 

未来「きっと今回のイベントで音楽というものに魅了されて始めたいと思う人間は少なくないだろう。」

 

友希那「さっきは謙遜をしていたのに今はやけに自信にあふれているのね。」

 

未来「ああ。これが僕の今回の目標だったからね。」

 

友希那「明日、CIRCLEに行かせてもらうわ。」

 

未来「きっといろんな人との出会いがあるはずさ。そこでなら最強のバンドグループを作ることだってできるだろう。」

 

友希那「ええ。私はそれを組んで見せるわ。だって私は孤高の歌姫なのだから。」

 

そういうと美しい笑顔を見せながら友希那はその場を後にした。

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーーCIRCLE

 

未来「みんな!あの時も言ったけど本当にお疲れ様!」

 

リサ「お疲れー!まだあの時のことを鮮明に覚えてるよ!」

 

沙綾「あのみんなの音が重なった時の感じはすごかったです!」

 

つぐみ「なんというか、心が晴れるような感じがしました!」

 

未来「そうか、、、みんな、迷いは晴れたかい?」

 

5人「「「「「っっ!!」」」」」

 

未来「実はさ、ここにいるみんなはただ偶然で集まったわけじゃない、紗夜と会えたのは偶然だけれど、、」

 

リサ「どういうこと?」

 

未来「みんな、迷っていたんだよ。出会ったときは。」

 

蘭「、、、、、」

 

つぐみ「わかってたんですね。」

 

未来「見えたからな。でももうみんな、迷ってないみたい。」

 

沙綾「そこまでわかっちゃうんですね。」

 

未来「ああ、見えるからな。」

 

紗夜「やっぱりあなたにはかないませんね。」

 

未来「もう一度聞くよ、迷いは晴れたかい?」

 

5人「「「「「はい!(うん!)」」」」」

 

5人「「「「「ありがとう!(ありがとうございます!)」」」」」

 

まりな「(そういうことだったのね。何か意図があるとは思っていたけど、、)」

 

未来「(これで、よかったんだ。)」

 

 

 

 

 

 

 

未来・まりな「「(ついに始まる。本当のガールズバンド時代が!)」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




体育祭編何とか終わりました!!
長かった!これにて第一章が終わりました!

???で出してる人物はこれから大きなかかわりがある人物のみです。(変更はあるかもしれません!)

最後のほうは駆け足になりました。雑になりすみません!

でもとりあえず物語はここからどんどん進んでいきます。
ぜひ楽しみにしていてください!

ではまた次回!

感想・評価・お待ちしております。


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特別話1

キャラ紹介です。(体育祭編迄)


・時谷未来

この作品の主人公。16歳。羽丘学園高校2年。後輩からは絶対的な信頼を得ている。

天才的な才能をあらゆる方面で持っている。また驚異的な自己治癒力も持っている。

だがしかし、代償として体の細胞分裂のスピードが異常に早く、他人よりも長く生きられない。(治癒力が異常なのはそれが原因)余命はおよそ4年。

一時期、氷川家にいた。

夢は「最後まで笑っていること」

何かを任されると断れない性格。

 

・今井リサ

この作品のメインヒロイン。羽丘学園高校2年。見た目とは裏腹に家庭的で面倒見がよい。

誰にでも積極的に話せるコミュ力の鬼。意外にも怖いものが苦手。

学力は平均。過去にはベースをやっていたが中学の時に一度やめた。

自分の気持ちを理解していない。最近の趣味はグリーンスムージー(未来特製)を飲むこと。

 

・氷川紗夜

この作品のサブヒロイン。花咲川女子学園2年。とてもまじめな性格で努力型。生粋のポテト好き。

幼少期に未来と出会い、高校で再開する。未来とともに始めたギターを今でも練習している。最近は迷いがたくさんなったが体育祭の活動にて迷いに打ち勝つ。

最近の趣味は料理。

 

・氷川日菜

この作品のサブヒロイン。羽丘学園高校2年。天才肌。生粋のポテト好き。

氷川家にいながら未来の存在を知らなかった存在。後先考えずに行動するが結局うまくいくタイプ。未来のこれからを知った時には心を閉ざすが夢を分かち合い現在は心を開くようになった。未来のことが好き。

最近の趣味はいろんなところを練り歩く。

 

・山吹沙綾

この作品のサブヒロイン。花咲川女子学園1年。

「山吹ベーカリー」を営む山吹家の長女。下に二人の兄弟がいる。

頼れるお姉さんポジション。意外と怖いもの知らず。

未来とはパン屋を通じて仲良くなった。

中学校の時にはバンドを組んでいたがある理由で脱退。

それ以降、音楽から離れてきた。しかし未来に誘われもう一度音楽の道を歩き出す。

最近の趣味はペン回し。

 

・美竹蘭

この作品のサブヒロイン。羽丘学園高校1年。

素直じゃない性格。歴史ある華道の家「美竹家」の後継ぎ。

仲いい幼馴染の5人組で基本行動している。

父親とはうまくいっていない。悩んでいる時に未来と出会った。

過去に「先生」に出会って大きく運命を変えられた。

最近の趣味はラーメン屋巡り。

 

・羽沢つぐみ

この作品のサブヒロイン。羽丘学園高校1年。

まじめで努力家。誰にでも尽くすタイプ。自分のことよりも他人のことを考えてしまう。実行委員にはクラスで推薦を受けてなった。責任感が強い。

「羽沢珈琲店」で手伝いもしている。

最近はラテアートにはまっている。

 

・湊友希那

この作品のサブヒロイン。羽丘学園高校2年。猫好き。

クールな性格で興味のあるものにしか手を出さない。

現在はFWF出場を目指している。巷では孤高の歌姫と呼ばれている。

リサとは幼馴染。未来のことは疑っているものの実力は認めている。

最近の趣味は猫探し。

 

・月島まりな

この作品のサブヒロイン。CIRCLEのスタッフ。

優しいお姉さんで誰にでも明るく接する。年齢に触れると激怒する。

高校生の頃にバンドを組んでからギターを始めその実力は紗夜を凌ぐ。

恋愛に関しては初心。最近の趣味はオーナーの経歴を探る。

 

・氷川玲

未来のことを過去に引き取った母親的ポジション。過去には人を半殺しにした。

愛する者のためには方法をいとわない。紗夜と日菜からは信頼されている。。

リサの母とはある関係が、、、

最近の趣味は家の掃除。

 

・結城永久

この作品のオリキャラ。羽丘学園高校1年。

まじめな性格で1年のリーダー。正義感が強く、未来を信頼している。

その場の判断力や身体能力、学力などもかなり高い。

最近の趣味はSNS。

 

・新垣 雷

この作品のオリキャラ。羽丘学園高校1年。

チャラ目の性格をしているが実はかなり優しく仲間思い。その性格から1年男子からは信頼されている。また演技力、身体能力も高い。未来を信頼している。

最近の趣味は裏道探し。

 




とりあえず現在の主要キャラは書きました。
これから出てくるキャラに関してはその都度あとがきに書こうかなと思います。


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第二章「交差する運命」
第一話「青薔薇の芽吹き」


ついに学校が始まりました。
電車の中でスマホで書いているのですがなかなか楽しいですね。
ここから2章の始まりです。


ーーーCIRCLE

未来「おはようございます、まりなさん。」

 

まりな「おはよう!昨日は本当にお疲れ様!朝から入るって言ってたけど本当に大丈夫?」

 

未来「大丈夫ですよ。それに今日はお客様が多いと思いますし。」

 

まりな「そうなの?」

 

未来「まりなさんも分かっているでしょうに、、、」

 

まりな「あはは。でも彼女たちを案内したり説明したりするのは未来くんの仕事だからね。」

 

未来「少しは手伝ってくれませんか?」

 

まりな「でも、彼女たちに火をつけたのは未来君だよ?責任は取らなくちゃ!」

 

未来「分かりましたよ。」

 

まりな「あっ、早速1人目が来たよ?」

 

未来「いらっしゃいませ。早いね、友希那。」

 

友希那「人は沢山見れた方がいいから。」

 

未来「でも眠そうだよ?昨日も疲れてるんだから寝た方がいいって。人来たら起こしてあげるから。」

 

友希那「そう、あなたがそう言うなら従うわ。少し席を借りても?」

 

未来「いいですよね、まりなさん。」

 

まりな「いいよ!どんどん使って!」

 

未来「それはそれで問題なのでは?まぁいいや。だって友希那。って寝てるし、、、」

 

まりな「友希那ちゃんも疲れてたんだよ。無理しちゃう性格なのかな、、、」

 

未来「そうかもしれませんね。」

 

まりな「未来くんも眠たかったら寝てもいいんだよ?ほら、お姉さん膝貸しちゃうよ?」

 

未来「眠くなったら席を借りるのでいいですよ、、、」

 

まりな「もう、照れ屋なんだから!」

 

未来「そういうことは僕ではなくて、彼氏さんとかにするものですよ?」

 

まりな「いないから、、、」

 

未来「あの、なんかすみません。」

 

まりな「未来君がなってくれてもいいんだよ?」

 

未来「僕がそうなったらまりなさんを悲しませてしまうので、、、」

 

まりな「そんなことないよ?」

 

未来「僕の方の事情があるので、、、」

 

まりな「そっか。(そうなんだ、、、どんな事情でも私は受け入れるのになぁ。)」

 

ーーー1時間後

 

未来「いらっしゃいませ。」

 

燐子「こ、こんにちは。あ、あの!昨日、羽丘の体育祭で歌ってた方です、よね?」

 

未来「そうですよ。聞いてくださってたんですね、ありがとうございます。」

 

燐子「す、凄かったです。心に響きました、、、お名前を伺ってもよろしいですか?」

 

未来「それは良かったです。僕は時谷未来です。今日はどうしてこちらへ?」

 

燐子「私、昔ピアノをやっていたんです。でもあまり人前に出るのは苦手で、、、で、でも昨日の時谷さん達のステージを聞いてから、私もやってみたいって思ったのでき、来ました。」

 

未来「そういう事でしたか。では空いているスタジオがあるのでそちらをお使いください。」

 

友希那「そこのあなた。私もご一緒しても宜しいかしら?」

 

燐子「えと、ど、どなたでしょうか?」

 

友希那「自己紹介が遅れて申し訳ないわ。私は湊友希那。」

 

燐子「し、白金燐子です。はい、大丈夫ですよ。」

 

友希那「そう、ありがとう。それと未来、なぜ起こさなかったの?」

 

未来「忘れていたよ、、、ごめん。」

 

友希那「後でちょっと話しましょうか?」

 

未来「ほんとすみません、、、鍵どうぞ。3番スタジオです。」

 

友希那「また誰か来たら呼びなさい。」

 

未来「はい、ごゆっくり、、、」

 

ガチャ

 

まりな「あはは、すっかり尻に敷かれてるね。」

 

未来「そうですね。でも悪くないかも?」

 

まりな「後で友希那ちゃんに言っておくね。」

 

未来「ちょ!ほんとやめてください!」

 

まりな「わかったわかった。冗談だよ。」

 

未来「良かった、、、」

 

 

ーーー3番スタジオ

 

燐子「湊さんは何を弾くんですか?」

 

友希那「私は声よ。」

 

燐子「な、なるほど。そうでしたか。」

 

友希那「早速なのだけれど何か弾いてもらえないかしら?」

 

燐子「わ、分かりました。何か希望はありますか?」

 

友希那「なんでも構わないわ。」

 

燐子「はい。(なんかテストみたい、、、緊張する、、、)」

 

タラララララ ジャーン

 

友希那「(上手い、、、彼女なら、私と、、、)」

 

 

 

燐子「ど、どうでしたか?」

 

友希那「ええ。すごく上手だったわ。」

 

燐子「あ、ありがとうございます。」

 

友希那「燐子、あなた、バンドに興味はない?」

 

燐子「バンド、ですか?」

 

友希那「そう、バンドよ。私はあなたにキーボードを担当して欲しいの。」

 

燐子「私にですか?どうして私なんですか?」

 

友希那「あなたの音は洗練されていた。昔かなり努力したのね。無理にとは言わないわ。」

 

燐子「す、少し考えてもいいですか?」

 

友希那「ええ、構わないわ。」

 

燐子「私、湊さんの歌聞いてみたいです。だ、駄目でしょうか?」

 

友希那「いいわ、聞かせてあげる。」

 

友希那「魂のルフラン。」

 

 

燐子「(この人も、上手、あれ、でもこの人の歌、、、どうして?)」

 

 

友希那「どうだったかしら?」

 

燐子「すごく、お上手でした。」

 

友希那「そう、ありがとう。」

 

 

友希那「1度外へ出ましょう。」

 

燐子「は、はい。」

 

ガチャ

 

未来「お疲れ様でした、2人とも。」

 

友希那「彼女はすごく美しいピアノを弾くわね。」

 

未来「そうなんですね、1度聞いてみたいものです。」

 

燐子「い、いえ、私なんかは、、、湊さんの歌も心に響くものでした、、」

 

リサ「あっ、友希那じゃん!早くない?」

 

友希那「リサ、どうしてここに?」

 

リサ「あはは、この前音楽やった時にまた音楽やりたいなって思っちゃって、、」

 

友希那「そうだったのね。」

 

未来「まだみんな来てないみたいだよ。」

 

リサ「私が一番乗りかー。紗夜とかもっと早く来ると思ってたよ。」

 

未来「確かに珍しい。こういうのは早く来ると思ったけどね。」

 

紗夜「別に時間など決めてないじゃないですか。」

 

未来「なんだ、紗夜。いたんだね。」

 

紗夜「今来たところです。ところでそちらの方は?」

 

友希那「湊友希那よ。よろしく。」

 

燐子「し、白金燐子です。よろしくお願いします。」

 

紗夜「白金さんとは何度も会ってるので覚えてますよ。同じ学校ですし。湊さんですね、よろしくお願いします。」

 

友希那「突然で申し訳ないのだけれど、あなた達バンドに興味はある?」

 

リサ「え?アタシも?」

 

友希那「ええ、そうよ。」

 

リサ「そりゃ興味はあるけど、、、」

 

紗夜「一体なんですか?」

 

友希那「私と一緒にバンドを組まない?」

 

紗夜「いきなりそう言われても、、、」

 

リサ「そもそも、、、、、友希那の力になれるか分からないよ?」

 

友希那「いいえ、あなた達ならきっと出来る。昨日のライブが出来たのだから。」

 

紗夜「1度音を合わせましょう。貴方が私達の音楽を知っていたとしても私達は貴方の音楽を知りませんから。」

 

友希那「そうね、ではそうしましょう。またスタジオを使ってもいいかしら?」

 

未来「うん、構わないよ。」

友希那「ありがとう。さぁ、行きましょう。」

 

リサ「またね!未来。」

 

未来「ああ。」

 

ガチャ

 

未来「白金さん、でしたよね。」

 

燐子「は、はい!」

 

未来「ごめんなさいね、練習しに来てくれたのに、、」

 

燐子「い、いえ。大丈夫です。」

 

未来「良ければ他のスタジオを使ってください。」

 

燐子「良いんですか?」

 

未来「もちろん。そうだ、僕も聞いてもいいですか?」

 

燐子「は、はい。でもお仕事は、だ、大丈夫なんですか?」

 

未来「もう少しで休憩ですから。」

 

 

未来「まりなさん、休憩入りますね。」

 

まりな「わかった、お疲れ様!」

 

 

 

未来「じゃあ、行きましょうか。」

 

燐子「は、はい。」

 

 

ーーー4番スタジオ

 

ガチャ

 

未来「どうします?」

 

燐子「え、えっと、じゃあ、弾きますね。」

 

未来「ありがとうございます。」

 

タラララララ タラララララ ジャーン

 

未来「(上手だなぁ、僕よりもしかしたら、、、でもどうして迷いがあるのだろう。)」

 

 

燐子「どうでしたか?」

 

未来「上手でした。でも、少し気になった点があって、、、」

 

燐子「ど、どこですか?」

 

未来「場所っていうか、音そのものに迷いがあったような気がして、、、」

 

燐子「ど、どうしてですか?」

 

未来「根拠は無いですけど、、僕は感情が見えるんですよ。」

 

燐子「そうですか、、分かってはいたんです。」

 

燐子「私も音を通じて、その人がどんな感情か分かってしまうんです。さ、先程、湊さんの歌声を聞いた時にも分かってしまって、、、」

 

未来「そうだったんですね、どんな音でしたか?」

 

燐子「焦りと不安でした、、、私、湊さんから急ぎで調達されてるのかなって思ってしまって、、、さっきも色んな人をスカウトしてましたし、、、」

 

未来「そんなことないよ。」

 

燐子「えっ?」

 

未来「確かに友希那は焦ってるし、今までよりも不安な気持ちをしていた。でも、音楽に関しては妥協は許さない。彼女のプライドはとてつもなく高い。だから決して白金さんを誘ったのは適当では無い。自分に見合う実力があると判断したからだよ。」

 

燐子「そ、そうなんですか?」

 

未来「ああ。あの二人も相当上手くなってるから友希那が誘うのも無理はないかな。」

 

燐子「そうだったんですね、、、私、勘違いしてた、、」

 

未来「友希那にはなんて言ったの?」

 

燐子「も、もう少し考えさせてくださいと、」

 

未来「なら大丈夫だね。白金さんの気持ちも固まったようだし。」

 

燐子「はい。ありがとうございます。時谷さん。」

 

未来「お役に立てたなら良かったです。」

 

燐子「あの、私、湊さんに気持ち、伝えてきます!」

 

未来「うん。」

 

ガチャ

 

ーーー3番スタジオ

 

リサ「やっぱり友希那上手だね!」

 

友希那「ありがとう、リサ。どうだったかしら、紗夜。」

 

紗夜「ええ、お上手でした。」

 

友希那「どうかしら。私とバンドを組む気は無い?」

 

リサ「アタシは、、、うん、やりたいよ!紗夜は?」

 

紗夜「私は、、、そうですね、やらせていただきますよ。」

 

友希那「そう、ありがとう。」

コンコン

友希那「あら?未来かしら。」

 

燐子「し、失礼します!」

 

友希那「あら、燐子だったのね。どうしたの?」

 

燐子「その、私、バンドやりたいです!」

 

友希那「わかったわ。ありがとう。」

 

紗夜「白金さんも誘われていたのですね。」

 

燐子「はい、、キーボードとしてです。」

 

友希那「あなた達、音楽に全てを賭ける覚悟はある?」

 

紗夜「元より賭けてますよ。」

 

リサ「アタシも、、、、、もう一度!」

 

燐子「私も、時谷さんのようになりたいです!」

 

友希那「あなた達の覚悟はしっかりと受け止めたわ。これからよろしく。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




投稿ペースもなるべくあげて頑張りますので今後ともよろしくお願い致します。

評価・感想お待ちしております。


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第二話「集い」

お気に入り登録70件ありがとうございます!
ついにUAが10000件を突破しました。ここまで伸びるとは思いませんでした!本当にありがとうございます!これからよろしくお願いします!

原作とは全然結成までの道のりが違いましたね、、、

ガルパの今回のガチャの星四率低すぎませんか?
170連で星四1人って言うのはどうかと思いますよ、、、



???「すみませーん。」

 

未来「はい、どうしましたか?」

 

???「あの、これっていくらぐらいしますか?」

そこにあったのは赤色の星型を模したギターだった。

 

未来「これまた珍しいギターですね。お客様のですか?」

 

???「いや、家にあったんですけどあんまり相場が分からないのでここに持ってきたらわかるかなって。」

 

未来「そういう事でしたか。分かりました、お品物を借りてもよろしいですか?」

 

???「はい、どうぞ。(本当にいるんだなぁ、昨日のやつかなり話題になってて気になって来ちゃったよ、、、)」

 

未来「お待たせしました。これはいいギターですね。状態もいいのでかなりいい金額になると思いますよ。そうですね、大体「こんにちはー!!!」えっと、、、」

 

香澄「こんにちは!」

 

未来「こんにちは。えっと、すみません、お名前を伺ってもよろしいですか?」

 

???「あっはい。市ヶ谷です。」

 

未来「市ヶ谷さん、向こうで話しませんか?」

 

有咲「そうですね。」

 

 

ガタッ

 

香澄「あれ?ギターがある!しかも星型!弾いてみようかな。弾いてもいいよね、多分。こうかな?」

 

ーーーーー

 

未来「ギターはどうしますか?こちらで引き取ることも可能ですが、、、」

 

有咲「そうですね、あっすみません。先程聞きそびれてしまったので、値段を聞いてもいいで、、、すか、はぁ!?」

 

未来「どうしました?市ヶ谷さん。」

 

有咲「お前何してんだー!」

 

香澄「うわぁ!」

 

有咲「お前!白昼堂々と泥棒なのか!?しかも店の中!」

 

香澄「泥棒じゃないです!もしかしてこのギター、あなたの?」

 

有咲「そうだよ、泥棒!」

香澄「だから泥棒じゃないです!」

 

有咲「じゃあテメーは誰だよ!」

 

香澄「戸山香澄です!花咲川女子学園1年です!」

 

有咲「私と一緒なのか、、、こんな奴いたんだ、、」

 

香澄「名前はなんて言うの?」

有咲「私か?私は別にいいだろ!」

 

未来「とりあえず2人とも落ち着いてください。」

 

有咲「私は落ち着いてるっつーの!」

 

未来「(落ち着いてないじゃん、、、)はぁ。」

 

香澄「あ!昨日の人だ!」

 

有咲「おそー!」

 

未来「君は確か、、歌を提案してくれた人だよね。」

 

香澄「はい!音楽やりたくて!」

 

未来「早いことはいい事だね。でも勝手に使っちゃダメだろう?」

 

香澄「はい、、、ごめんなさい。」

 

未来「だそうです。彼女も反省してるようですし、許してはいただけませんか?」

 

有咲「そ、そうですか。もういいです。」

 

香澄「ありがとう!」

 

有咲「別にお前を許した訳では無いからな!時谷さんが謝ってくれたから仕方なくだから!」

 

未来「(あーこの子あれか。ツンデレってやつか、珍しい。)それで、市ヶ谷さん楽器どうしますか?」

 

有咲「じゃあ買い取ってください。」

 

未来「はい、分かりました。ではこちらへ。」

 

 

未来「では60万円で大丈夫ですか?」

 

有咲「は、はい。(やべー、めっちゃ儲かっちゃったよ。)」

 

未来「ではどうぞ。」

 

有咲「はい、ありがとうございます。取引しちゃった後ですけど、そんなに高いギターなんですか?」

 

未来「かなりレアなものですからね。」

 

有咲「あとその、、ここって練習として使えますか?」

 

未来「はい、使えますよ。何か楽器弾けるんですか?」

 

有咲「一応キーボードなら、、」

 

未来「そうなんですね。今から弾きますか?」

 

有咲「いや、今日は遠慮しておきます。」

 

未来「分かりました。ではまた次回、お待ちしております。」

 

有咲「はい。ありがとうございました。」

 

香澄「あの!未来先輩!私にギター、教えてください!」

 

未来「僕に?そっかー、ギターか。じゃあ1つ、約束してくれるならいいよ。」

 

香澄「はい!約束ってなんですか?」

 

未来「それは、絶対に音楽を辞めない、だよ。出来る?」

 

香澄「はい!頑張ります!」

 

未来「そっか。(この子は才能がある。何者にも囚われないからこそ無限の可能性を秘めている。)」

 

香澄「でも今日は待ってもらってもいいですか?」

 

未来「どうしてだい?」

 

香澄「その、、教えて貰えるなら仲間も欲しいなって。」

 

未来「(確かに音楽をする上で一番大事なのは楽器じゃない。仲間だ。)そうだね、それがいいよ。」

 

香澄「だから、仲間が集まったらまた来ます!」

 

未来「うん。待ってるよ。」

 

 

 

蘭「おはよう、未来先輩。」

 

未来「蘭か。おはよう、どうしてここに?」

 

蘭「実は、、、」

 

モカ「こんにちはー。謎多き美少女モカちゃんの登場でーす。」

 

未来「あれ?確か、、、青葉さんですよね。」

 

モカ「青葉モカでーす。よろしく〜。モカちゃんって呼んでね〜。」

 

未来「それは厳しいな、、、」

 

モカ「じゃあなんでもいいでーす。でも〜敬語はやめてね〜。」

 

未来「わかった。よろしくな、モカ。」

 

未来「それにしてもどうしてここへ?」

 

蘭「私さ、みんなとバンドやろうと思うんです。」

 

未来「ふぅー。良かった。」

 

蘭「えっ?良かったってどういう事ですか?」

 

未来「蘭をバンドを誘った時に『本気でやりたい事が見つかる』って言ったでしょ?それがバンドだったんだよ。」

 

蘭「、、、そうだったんですね。先輩は全部最初からわかってたんですね。」

 

未来「うん。みんなって言うのは幼馴染の事?つぐみとかの。」

 

蘭「そう。」

 

未来「そっか。頑張れよ。」

 

蘭「っっ!!が、頑張ります//」

 

モカ「あ〜照れてる〜。顔赤い〜。」

 

蘭「うっさいモカ!」

 

モカ「や〜怒らないで〜。助けて〜未来先輩〜。」

 

未来「あんまりモカもからかうなって。蘭にとってはこのことを言うことも大変かもしれないだろ?」

 

モカ「そういうことじゃないんですけどね〜。」

 

蘭「行くよ、モカ!未来先輩、また来ます。その時は客として。」

 

未来「そう、わかった。なんでも聞いていいから。」

 

蘭「ありがとうございます。すごい頼りになります。」

 

モカ「じゃーね〜。」

 

 

友希那「今の子達は?」

 

未来「覚悟が決まった自慢の後輩です。」

 

友希那「そう。ところであなた、ドラムの人に知り合いはいない?ドラムが足りないのだけれど、、、」

 

未来「いなくはないよ。でも自分たちで探した方がいいよ。」

 

友希那「あなたが言うならそうなのかもね。もう少し探してみるわ。」

 

未来「それがいい。練習には僕も付き合える時は付き合うから。」

 

友希那「あら、それは心強いわ。」

 

燐子「あ、あの!時谷さん。」

 

未来「どうしました?白金さん。」

 

燐子「あの、連絡先、、、交換しませんか?後、敬語じゃなくてもいいです、、、」

 

未来「うん、わかった。いいよ、これからよろしくね、白金さん。」

 

燐子「名前で、、、」

 

未来「わかった、燐子。」

ピッ

 

未来「僕のことも名前でいいから。」

 

燐子「はい、、よろしくお願いします。未来君。」

 

リサ「お〜?人気者だね〜未来。もしかして燐子、、、」

 

燐子「ち、違いますよ!確かにカッコイイですけど、、、」

 

リサ「ふーん。そうなんだ〜。」

 

燐子「いやその今のは、、、////」

 

友希那「リサ、あんまりいじめないの。」

 

リサ「はーい。ごめんね、燐子。」

 

燐子「だ、大丈夫です。///」

 

未来「仲良さそうでいいね。」

 

友希那「では今日はこれで失礼するわ。」

 

未来「そうか。気をつけてな。」

 

友希那「ええ。」

 

紗夜「失礼します。未来君。」

 

未来「またな、紗夜。リサと燐子も。」

 

リサ「うん。またね♪」

 

 

 

未来「じゃあ僕もそろそろ帰ろうかな。」

 

まりな「そうだね。今日は午前中だけだったもんね。でもどうしてみんな午前中に来るってわかったの?」

 

未来「本気でやりたいって思った人は行動も早くなるからですよ。じゃあ帰りますね。」

 

まりな「なるほどねー。うん、お疲れ様ー!」

 

 

ーーー帰り道

 

未来「まさか3つもバンドが出来るとはなぁ、、、」

 

???「3つじゃないわ、4つよ!」

 

未来「ん?」

 

???「えい!」

 

未来「うっ、、、」バタッ

 

???「これからよろしくお願いするわ!未来!」

 

未来「、、、、、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は前回と比べるとかなり短めになってしまいました。
各バンドの結成のきっかけは上手く作れたと思います。

評価・感想お待ちしております。


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第三話「平穏な日」

何とかペース維持ができています。
最近は急に暑くなったり、マスクをしての外出が増えているので熱中症にお気をつけてください。
作者も電車移動が多いため、熱中症になり体調を崩しましたので、みなさんもお気をつけください!

ではどうぞ!


未来「うっ、、、ここは、、、どこだ?」

 

???「あら!随分目覚めるのが早いのね!おはよう!未来!」

 

未来「君は誰だ?」

 

???「私は弦巻こころよ!ここは私の家よ!」

 

未来「そうか。それでなんで僕はここに?」

 

こころ「私ね、あなたの音楽にとっても感動したの!だから私、あなたと一緒にいたくなったの!」

 

未来「(この子はすごいな、、、)なるほど、わかったよ。音楽を聴いてくれたんだね、ありがとう。」

 

こころ「みんなを笑顔にしていて凄かったわ!私もあんな演奏、してみたいわ!」

 

未来「きっと出来るよ。ところで今は何時だい?」

 

こころ「今は朝よ!詳しい時間は分からないわ。」

 

未来「家に帰りたいんだけど帰してくれないか?」

 

こころ「わかったわ。でも私、未来に逢いに来て欲しいわ、、、」

 

未来「そうか、じゃあまた来るよ。」

 

こころ「わかったわ!いつ来るの?」

 

未来「そうだなぁ、バンドをやりたいってことは僕に音楽のことを聞きたいの?」

 

こころ「ええ!そうよ!でもほかの話も沢山したいわ!興味深いもの!」

 

未来「わかった。じゃあ明日も休みだから明日来るよ。」

 

こころ「わかったわ!楽しみにしてるわ!」

 

未来「僕、どうやって帰ればいいかな。」

 

黒服「私がお家まで送らせて頂きます。」

 

未来「あっはい。(これ聞いたらやばいやつだ。)」

 

こころ「黒い服の人たち!お願いね!」

 

黒服「お任せを。行きましょう。」

 

 

 

ーーー車の中

 

黒服「このような事をしてしまったこと、大変申し訳ございません。お嬢様が聞かなくて、、、」

 

未来「そうだったんですね。僕は大丈夫ですよ。」

 

黒服「最近のお嬢様はあまり元気がなかったのですが、時谷様の音楽を聴いてから調子が昔のようにお戻りになって、、、本当にありがとうございました。」

 

未来「役に立てたなら良かったです。」

 

 

黒服「着きました。」

 

未来「ありがとうございます‪。」

 

黒服「明日は私がお迎えにあがります。いつ頃がよろしいでしょうか?」

 

未来「そちらの都合の良い時間で大丈夫です。朝も10時以降なら起きてますので。」

 

黒服「わかりました。では失礼します。」

 

 

ガチャ

 

未来「、、、明日、休みでよかったぁ。」

 

未来「さて、どうしようかな。今日。うーん、、、適当に外歩いてみようかな。」

 

ガチャ

 

 

未来「まずはどこに行こうかな。あっ、そうだ。」

 

 

ーーーショッピングモール

 

未来「ここは前にリサと来たなー。この前のことなのに懐かしく感じるな。」

 

未来「いろいろ周ってみるか。」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「いやー、一人でも意外と楽しいものだな。」

 

???「ふぇぇ。ど、どうしよう、、、」

 

未来「ん?あれは、、、どうしたんだろう。」

そこには水色の髪をして困った感じで回りを見ている女の子がいた。

 

未来「どうかしましたか?」

 

???「えっと、、、迷っちゃって、」

 

未来「どこかに行く予定だったのですか?」

 

???「はい、、友達とカフェに行くところだったんです、、」

 

未来「どこのカフェかわかりますか?」

 

???「えっと、、、ここです。」

彼女は未来に店名の書かれている紙を見せた。

 

未来「なるほど、、、少し待ってください。」

未来はスマホをポケットから出して場所を調べ始めた。

 

未来「ここならすぐに行けますよ。案内しましょうか?」

 

???「いいんですか?」

 

未来「暇なので大丈夫ですよ。」

 

???「お願いしてもいいですか?」

 

未来「はい。」

 

???「私、松原花音です。助けていただいてありがとうございます。」

 

未来「時谷未来です。力になれてうれしいです。さぁ、行きましょう。」

 

花音「はい。」

 

ーーー移動中

 

花音「あの、、間違っていたらすいません。この前の羽丘の体育祭で歌っていた方ですか?」

 

未来「はい、合ってますよ。よく知ってましたね。もしかして見に来られていましたか?」

 

花音「はい、、近くの学校なので毎年見に行ってるんです。」

 

未来「そうなんですね。どうでしたか?」

 

花音「すごく上手でした。プロ、、、とかですか?」

 

未来「いえいえ、そんなすごい方達と同じにしないでください。趣味の延長ですよ。」

 

花音「そうなんですね。びっくりしました。」

 

未来「そういっていただけると嬉しいです。」

 

 

 

ーーーカフェ前

 

未来「着きましたよ。」

 

花音「真逆だったんですね、、、、」

 

未来「そうですね、、でも間違いは誰にでもあるので大丈夫ですよ。結果論ですがしっかりカフェにつけてもいますし。」

 

花音「そうですね、、もう来てるかな、、、」

 

???「花音!」

 

花音「あっ、千聖ちゃん。」

 

千聖「また迷っていたの?私がついていくべきだったわ。」

 

花音「でも大丈夫だよ。この人が教えてくれたの。」

 

千聖「この度は私の友人を助けていただきありがとうございます。ん?あら、この人って、、、」

 

花音「そうだよ、羽丘の体育祭の人だよ。」

 

未来「あなたも見てくれたのですか?」

 

千聖「ええ。素晴らしいものだったわ。」

 

未来「ありがとうございます。自己紹介が遅れました、時谷未来です。」

 

千聖「ご丁寧にありがとうございます。。白鷺千聖です。」

 

未来「白鷺、、ってもしかしてあの白鷺千聖ですか?」

 

千聖「多分合っているわ。」

 

未来「なるほど、いつもテレビなどで拝見させていただいています。お綺麗ですね。」

 

千聖「あら、お世辞が上手なのね。ありがとう。」

 

未来「お世辞などではないですよ。こんなところで会えるとは思いませんでした。では僕はこの辺で失礼しますね。」

 

千聖「ええ、ありがとう。助かったわ。」

 

 

 

未来「まさか芸能人に会うとは、、、、しかも演奏を見られているとはね、、、世界は狭いな。あ、そういえば家に何もなかったな。食材でも買いに行くか。」

 

 

ーーー商店街

 

未来「これください。」

 

???「ああ、700円ね。ってあんたは、、」

 

未来「はいどうぞ、、、どうかしましたか?」

 

???「いや、なんでもない。ちょうどで、ありがとうございました。」

 

 

???「さっきのってあの人だよな。」

 

 

ーーー帰り道

 

未来「今日はいろんなことがあったなぁ。って言ってもまだ5時だけど。」

 

「ニャーオ」

 

未来「今日の献立は何にしようかなぁ。」

 

「ニャーオ」

 

未来「んー。あっ」

 

「ニャア!」

 

未来「ん?何だ。どうしたんだ?」

そこには段ボールと一緒に一匹の猫がいた。

 

未来「捨て猫か。可愛そうに、、、」

 

「ニャア、ニャーオ」

 

未来「僕のところに来たいのか?」

 

「ニャア」

 

未来「そうは言ってもなぁ、、家に飼うようのものとかないし、、、」

 

「ニャーオ、、、、、」

 

未来「仕方ない、、、行くか。」

 

 

ーーーペットショップ

 

「ありがとうございましたー。」

 

未来「買っちゃったよ、、あとは健康診断的なやつかな。家でするか。」

 

「ニャア!」

 

 

ーーー時谷未来の家

 

未来「帰ってきたけど、、猫の家どこに置こう。まぁ、この辺でいいか。まずは洗おうか。」

 

「ニャア!」

 

未来「健康診断は、、、こうやればいいのか。おいで。」

 

「ニャー」

 

未来「、、、、、特に異常はなさそうだな。てか連れてきちゃったけど大丈夫かな、、、」

 

ピンポーン

 

未来「だれだろう。はーい。」

 

リサ『こんばんは♪』

 

未来「あれ、リサ。どうしたの?」

 

リサ『楽器教えてもらいに来たよー。』

 

未来「わかった。今開けるね。」

 

 

 

リサ「お邪魔しまーす!」

 

紗夜「お邪魔します。」

 

未来「紗夜もいたんだ。こんばんは。」

 

紗夜「こんばんは。何か問題でもありましたか?」

 

未来「大丈夫だよ。ただ今は落ち着いては見れないかも。」

 

リサ「どうしたの?」

 

未来「それがさ、、、猫飼ったんだよ。」

 

紗夜「猫ですか?」

 

未来「道で捨てられてて、、、可愛そうになって拾ってきちゃった。」

 

リサ「なんか、未来らしいね。どこにいるの?」

 

未来「今は、、、」

 

「ニャア」ヒョ

猫は未来のフードから出てきた。

 

リサ「わっ!可愛い!!」

 

紗夜「そこに入っていたんですね。」

 

未来「ここがお気に入りらしいよ。」

 

紗夜「健康チェックはしましたか?」

 

未来「さっきやったよ。異常はなさそう。」

 

紗夜「そうですか、よかったです。」

 

リサ「ねね!名前は?」

 

未来「まだ決めてないんだよ、、どうしようかなって。」

 

リサ「じゃあ今決めようよ!みんなで!」

 

紗夜「そうですね。決めてからの練習でも大丈夫でしょう。」

 

未来「何がいいかな、、、」

 

リサ「メス?」

 

未来「うん。」

 

リサ「じゃあ、目の色がきれいな色だから、、、レインなんてどうかな。」

 

未来「レインか、、いい名前じゃん。」

 

紗夜「綺麗な名前でいいと思います。」

 

未来「レイン!」

 

「ニャア!」

 

未来「気に入ったんじゃないか?」

 

リサ「じゃあきまりだね!よろしくね!レインちゃん!」

 

「ニャ!」

 

未来「それで、二人は何を聞きに来たんだ?」

 

リサ「えっとねー、、、、、、、」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

リサ「やっぱりすごいね。教え方完璧!」

 

紗夜「わかりやすいですし、、」

 

未来「二人のやる気があるからだよ。もういい時間だけどどうする?」

 

紗夜「そうですね、、、私は帰りますね。今井さんはどうしますか?」

 

リサ「アタシはまだ居ようかな。お母さんにも言ってあるし。」

 

紗夜「わかりました。ではお先に失礼しますね。」

 

未来「お疲れさま。またな。」

 

紗夜「はい、お邪魔しました。」

 

 

未来「お腹すいたな。」

 

リサ「じゃあ、アタシ作るよ。」

 

未来「本当?お願いしてもいい?」

 

リサ「おっけー!」

 

 

リサ「できたよー!」

 

未来「美味しそう。」

 

リサ「ありがとう!じゃ食べよっか!」

 

未来「レインも食事の時ぐらいは降りてくれ。」

 

「ニャ」

 

未来「いい子。じゃあ」

 

未来・リサ「「いただきます!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




日常回ですね。
猫かわいい。

評価・感想お待ちしております。

ではまた次回!


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第四話「笑顔作り」

熱中症辛すぎやしませんかねぇ。
早く涼しくなれ!



黒服「おはようございます。お迎えに上がりました。」

 

未来「おはようございます。どんな格好で行けばいいですか?」

 

黒服「普段の格好で構いません。ご要望であればこちらでご用意しますがどうなさいますか?」

 

未来「じゃあこのままいきますね。」

 

黒服「ではまいりましょう。」

 

未来は住宅街には似合わないリムジンに乗り、弦巻邸へと向かった。

 

 

 

こころ「会いたかったわ!未来!」

 

未来「おはよう、こころ。今日も元気だね。」

 

こころ「ええ!だって元気じゃないとみんなを笑顔にできないでしょう?」

 

未来「それもそうだね。今日は何をするの?」

 

こころ「そうね、、、じゃあ、まずは体を動かしましょう!」

 

未来「うん、いいよ。ところでこころ。楽器はやったことあるの?」

 

こころ「楽器は授業でしか触れたことはないわよ?でも家にたくさん楽器があるの!」

 

未来「そっか。じゃあ行こう。」

 

 

ーーー弦巻邸中庭

 

未来「でかすぎじゃね、、、、」

 

こころ「さあ!遊びましょう!」

 

 

▼▼▼▼▼

 

こころ「すごいわね!私とっても楽しいわ!」

 

未来「こころ、、運動神経よすぎだよ。」

 

こころ「そうかしら?」

 

こころの運動神経は未来の運動神経に並ぶほどのものだった。

 

未来「でも二人だけじゃできることが少なくないか?」

 

こころ「私はそれでもとっっても楽しいわよ?でもそうね、、、みんながいたほうがもっと楽しいかもしれないわね!」

 

未来「じゃあだれか誘うの?」

 

こころ「じゃあ私の友達を誘うわ!」

 

未来「誰が来るんだろう。」

 

こころ「それまではまた遊びましょう!」

 

未来「いいよ。」

 

 

▼▼▼▼▼

 

黒服「こころお嬢様。奥沢様がお越しになりました。」

 

美咲「こんにちはー。こころー、きたよー。」

 

こころ「あら美咲!来たのね!」

 

美咲「呼んだのはこころじゃん。あれ、そこの方は、、、」

 

未来「こんにちは、初めましてですよね。僕は時谷未来です。羽丘学園高校2年です。」

 

美咲「ご丁寧にどうも。私は奥沢美咲です。花咲川女子学園の1年です。」

 

こころ「二人とも仲良くなるのが早いわね!」

 

未来「奥沢さんはこころとよく遊ぶのですか?」

 

美咲「美咲でいいですよ。そうですね、、、連れられてるっていうか、、、」

 

未来「、、、お疲れさまです。(この子は、、苦労してるんだなぁ。)」

 

美咲「あはは、、、それでこころ。これからどうするの?」

 

こころ「もちろんバンドメンバーを探すわよ!」

 

美咲「へ?」

 

未来「こころ、ちゃんと美咲さんには言ったの?」

 

こころ「美咲ならやってくれるって私知ってるもの!」

 

未来「そうなんですか?」

 

美咲「一切聞いてないなぁ。こころ、そういうのは早く言ってほしいなぁ。」

 

こころ「ごめんなさい、、私早く作りたくて、、、」

 

未来「美咲さんはやられるんですか?」

 

美咲「なんやかんや言ってこころのやることは楽しいですからね。騙されたと思ってやってみますよ。」

 

未来「本当にごめんなさい。実はこころがバンドやりたいって言いだしたのは僕が原因なんですよ。」

 

美咲「そうなんですか?」

 

未来「この間の羽丘の体育祭で僕がバンドをしたんですよ。それが心に響いちゃったみたいで、、、」

 

美咲「そうなんですね。ありがとうございます。」

 

未来「どうして感謝を?」

 

美咲「実は少し前のこころは病んでるっていうか悲しそうだったんですよ。ずっと大事にしていたこころのお母さんが病気にかかっちゃて。」

 

未来「重たい病気なんですか?」

 

美咲「、、、、はい。」

 

未来「ごめんなさい、急に聞いてしまって。」

 

美咲「大丈夫です、、って私が言ってもよかったのかっていうのはあるんですけど。だから今ああやって笑っているこころを見るととてもうれしいんです。」

 

未来「そうだったんですね。」

 

こころ「二人とも!行くわよ!」

 

未来「ああ、行こうか。」

 

美咲「未来君、こころのことよろしくお願いします。」

 

未来「できる限りはさせていただきますよ。こちらこそよろしくお願いします。美咲さん。」

 

 

ーーーーーー

 

 

???「彼はは誰だ?」

 

???「お嬢様のご友人でございます。」

 

???「あの子が笑っているのは彼のおかげなのか?」

 

???「恐らくそうでしょう。」

 

???「彼の名は?」

 

???「時谷未来さまでございます。」

 

???「時谷、、そうか、あの時の、、、」

 

 

ーーーーーー

 

▼▼▼▼▼

 

こころ「まずはどこに行こうかしら!」

 

美咲「バンドねぇ。ライブハウスとかがいいんじゃない?」

 

未来「なら僕の勤務先に来ますか?」

 

美咲「あれ、未来君働いているの?」

 

未来「バイトですけどね。」

 

美咲「なんか意外かも。」

 

未来「そうですか?」

 

こころ「そこはどこなの?」

 

未来「ああ、CIRCLEって場所なんだけど、、、」

 

黒服「CIRCLEに着きました。」

 

未来「、、、、何でもありだな。」

 

 

ーーーCIRCLE

 

未来「こんにちは。まりなさん。」

 

まりな「こんにちは!あれ?今日はバイト入ってないよね。」

 

未来「客人と来たので。」

 

まりな「後ろの子たち?どんな要件なのかな?」

 

未来「だいたい昨日と同じですよ。」

 

まりな「そうなんだ。それでどうするの?」

 

こころ「あら、あなたは未来のお友達かしら?」

 

まりな「お友達っていうか同僚かな。名前はなんていうの?私は月島まりなだよ!」

 

こころ「まりなっていうのね!私は弦巻こころよ!よろしくね!」

 

美咲「私はこころの友達の奥沢美咲です。よろしくおねがいします、まりなさん。」

 

未来「バンドのメンバーを探しに来たんだけど、、、今誰もいない感じ?」

 

まりな「うん、、少し歩いていたらいいんじゃないかな?誰か来たら連絡するからさ。」

 

未来「わかりました、ありがとうございます。行こう、二人とも。」

 

まりな「いってらっしゃい!」

 

 

 

ーーー商店街

 

未来「とりあえずここに来てみたけど、、、誰かいるかな?」

 

美咲「そんな都合よく、、、、」

 

こころ「あら?あなたどうしたの?」

 

花音「ふ、ふぇぇ、、、」

 

未来「君は昨日の、、、、たしか松原さんだよね。」

 

花音「ああ、未来君!実は、、、」

 

暇を持て余していたから外に出て適当に歩いていたらここがどこかわからなくなってしまったらしい。

 

こころ「ねえあなた!音楽に興味はない?」

 

花音「わ、私ですか?き、興味はあるけど、、、」

 

こころ「なら行きましょう!」

 

美咲「ちょっとこころ、少し強引すぎだって!すみません!えっと、松原さん?」

 

花音「え、えっと、、ふぇぇ、、、」

 

未来「松原さん、落ち着いて。こころも走りすぎ!もう少しわかりやすく伝えないと、、松原さん。こころが言いたいことはね、一緒にバンドをやりたいってことなんだよ。」

 

花音「バ、バンド?」

 

未来「そう。この前松原さんが見てくれた感じのやつ。ちょっと方向性は違うかもだけど、、、」

 

花音「そ、そういうことだったんだね。」

 

未来「松原さんは楽器は何かやったことある?」

 

花音「私は授業のやつだけで、、だからいきなりバンドなんてできないよぉ。」

 

未来「大丈夫。今こんな風に誘っているこころもなにもやったことないんだって。それに僕も教えられる範囲で教えるからさ、、少しだけ付き合ってくれないかな?もちろん、やってみて向いてないなってかんじたらやめてくれてかまわないからさ。」

 

花音「う、うん。わかった、やってみるよ。」

 

未来「ありがとう!」

 

花音「ところでさ、、未来君。こころちゃんたち、、どっか行っちゃったよ?」

 

未来「え?」

 

周りに金髪少女と帽子をかぶった少女はいなかった。

 

 

ーーーこころside

 

こころ「あら?あれは何かしら?行ってみましょう、美咲!」

 

美咲「ちょっと待って、、、こころ速いよ、、、未来君たち置いてきちゃったし、、、もうなるようになれ、、、」

 

そこには大きめの人だかりができていた。

???「また新しい子猫ちゃんたちが集まってしまったようだね、、、ああ、儚い、、」

 

「きゃあぁぁぁ」「すてきぃぃぃ!」

 

美咲「なにこれ、、」

 

こころ「あなた、そこで何をしているの?」

 

???「気づいたら周りを子猫ちゃんたちが埋め尽くしてしまったのだよ。」

 

こころ「あなた、何て名前なの?」

 

???「私は瀬田薫というものだよ。」

 

こころ「薫って言うのね!あなた、面白いわね!」

 

薫「そうかい?私も君のような面白い子は久しぶりだよ。」

 

こころ「ねぇ薫!あなた、音楽に興味無い?」

 

薫「音楽かい?美しいものである音楽に興味が無いわけないだろう。」

 

こころ「なら私と一緒にバンドしましょう!世界中のみんなを笑顔にするの!」

 

薫「迷える子羊達を手招くということか、、、ああ、儚い。ぜひやらせてもらうよ。」

 

こころ「なら行きましょう!」

 

薫「ああ。そういうわけだ、子猫ちゃんたち!私はこの辺りでこの場を去らせてもらおう。」

 

「きゃああああ」

美咲「もうやだ、、、、」

 

 

 

ーーー未来side

 

未来「こころいなくなっちゃったし、とりあえず僕達だけでもCIRCLEに行っておこう。」

 

花音「CIRCLE?」

 

未来「そう、僕の働いてるライブハウスだよ。練習機材とかあるからとりあえずそこに行って色々やってみようかなって。」

 

花音「そっか。じゃあ行ってみようね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




薫の書き方が分かりませんでした、、、申し訳ない。

そして美咲がひたすらに可哀想、、、
今作は未来がいるから何とかなるかもしれないけど原作はいないから本当に苦労してるんだろうなぁ。

てかキャラ多くてかけない時はどうすればいいのだろうか、、、

評価・感想お待ちしております。

また次回!



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第五話「役割分担」

更新遅れて本当にごめんなさい!
レポートやら課題やらなんやらで遅れてしまいました!
できるだけ次の話は早くあげれるようにしますので許してくださいなんでもしますから。





ーーーCIRCLE

まりな「意外と戻ってくるの早かったね!あれ?その子は?」

 

未来「先程のバンド候補です。」

 

花音「こんにちは。松原花音です。」

 

まりな「こんにちは!月島まりなだよ!ここのスタッフやってるから分からないことあったら聞いてね!」

 

花音「ありがとうございます!」

 

未来「とりあえずスタジオ借りてもいいですか?」

 

まりな「いいよー。こころちゃん達来たらそっちの部屋に行かせるね!」

 

未来「分かりました。ありがとうございます。じゃあ松原さん、行きましょう。」

 

花音「う、うん!」

 

 

ーーースタジオ

 

未来「こころ達が来るまで色々楽器やってみようか。どれやりたい?」

 

花音「え、えっと、、、これ、、、かな。」

花音が指さしたのはドラムだった。

 

未来「ドラムか。じゃあやってみよう。座ってみて。」

 

花音「うん。どうすればいいのかな?」

 

未来「とりあえず色々適当にやってみるのがいいよ。気に入らなかったら別の楽器にしてみよう。」

 

花音「結構楽しいんだね、ドラム叩くの。」

 

未来「そう感じたらならドラムが合ってるんじゃないかな?」

 

花音「えへへ、そうなのかな?」

 

未来「楽しいと感じることはとても大事な事だよ。何事においても。」

 

花音「そっか。、、、そうだよね。」

 

未来「こころ達はまだなのかな?」

 

 

 

まりな「未来君、こころちゃん達来たよー!」

 

未来「噂をすれば来ましたね。」

 

花音「なんか、こころちゃんらしいね。」

こころ「未来!先にここに来てたのね!」

 

未来「勝手にどこかへ行ったのはそっちだろう。どこへ行っていたの?」

 

こころ「面白そうな人がいたから連れてきたの!」

 

未来「それが後ろの人?」

 

薫「ああ。今こころから紹介があったものだよ。名前は瀬田薫。ああ、儚い。」

 

未来「儚いの使い方違う気がするけど、、、まぁいいか。」

 

美咲「ほんとすいません!」

 

未来「別に怒ってる訳では無いので大丈夫ですよ。少し心配になっただけです。」

 

こころ「それはごめんなさい。ところで花音は何をしているの?」

 

花音「今ね、ドラムを試しに叩いていたの。」

 

薫「私も好きな楽器を試してもいいのかい?」

 

未来「ここにあるやつなら大丈夫です。美咲さんもどうぞ。」

 

美咲「何にしようかな、、、」

 

未来「とりあえず色んなのをやってみてこれだと思ったやつをやればいいと思います。松原さんもそうでしたので。」

 

こころ「私は歌が歌いたいわ!」

 

未来「じゃあそこのマイクを使って。歌いたい曲はあるの?」

 

こころ「そうねぇ、何かあるかしら?」

 

未来「こころに聞いてるんだけどね。」

 

こころ「じゃあこの前未来がやっていた曲がいいわ!」

 

未来「わかったよ。」

 

 

 

 

こころ「とっても楽しいわ!やっぱり音楽は楽しいものね!」

 

未来「それは良かったよ。」

 

美咲「すいません、今って何時ですか?」

 

未来「今は6時だけど、、、」

 

美咲「やばっ。私はここで失礼しますね!」

 

こころ「あら?じゃあ私も今日は終わりにしようかしら!」

 

未来「じゃあ今日は解散にしよう。」

 

花音「うん。また今度にしよう。」

 

薫「ああ。そうするべきだろう。」

 

こころ「じゃあまた今度やりましょう!」

 

未来「じゃまた今度呼んでくれ。」

 

花音「あのさ、未来君。一緒に帰らない?」

 

未来「いいですけど、どうしてですか?」

 

花音「私、その、、、方向音痴だからさ、、」

 

未来「分かりました。でも、今だったら地図アプリとかあるじゃないですか。」

 

花音「読めないんだよね、、、」

 

未来「アッハイ」

 

未来「じゃあ僕達も行きましょうか。」

 

花音「ごめんね。迷惑かけて。」

 

未来「全然迷惑でもなんでもないですから。」

 

 

 

ーーー帰り道

 

未来「ドラムはどうですか?」

 

花音「楽しいね。叩いてるととっても気持ちがいいんだ。」

 

未来「それなら良かったです。ところでバンドは、、、どうしますか?」

 

花音「やってみようかなって。私自身が変われるかもしれないからさ。臆病な自分から、、、こんな理由でいいのかな?」

 

未来「とてもいい理由だと思いますよ。」

 

花音「そっか。じゃあ私やるよ!」

 

未来「分かりました。僕も応援しますよ。」

 

花音「時々、教えてくれると嬉しいかな。私初心者だからさ。」

 

未来「全然いいですよ。いくらでも。」

 

花音「ありがとう。じゃあ私、家ここだから。」

 

未来「そうだったんですね。おやすみなさい。」

 

花音「うん。おやすみなさい。あっ!」

 

未来「?どうかしましたか?」

 

花音「そのさ、、、連絡先交換しない?」

 

未来「いいですよ。」

 

花音「あと出来れば、名前で呼んで欲しいな、、なんて。」

 

未来「分かりました。花音さん。」

 

花音「ありがとう。それじゃあまたね。」

 

未来「はい。」

 

 

 

 

ーーー時谷未来の家

 

未来「最近はすごい忙しいな。でも楽しいからいいかな。そろそろ寝よう、来週テストだし。」

 

 

ーーー???

 

未来「ここは、、、どこだ?周りがみえないな、、、」

 

???「待っていたぞ。お前が来るのを。」

 

未来「あなたは、、誰ですか。」

 

???「私はーーーーーーー。お前の運命を教えに来た。」

 

未来「それは一体どういう、、、」

 

???「悪いな。今はここまでのようだ。」

 

未来「ま、待って!なんのために! 」

 

辺りを眩い光が包み込む。

 

 

 

 

未来「夢、、、か。一体さっきのはどういう、、考えてもキリが無い、学校へ行こう。」

 

 

 

ーーー羽丘学園

 

リサ「あっ。未来!おはよう。」

 

未来「リサか。おはよう。」

 

リサ「あれ?未来少し髪色違くない?もしかして、、染めちゃった?」

 

未来「え?染めてないけど、、、どんな風に?」

 

リサ「自分で見た方が早いかも。ほら鏡。」

 

未来「ありがとう。」

未来の髪はいつもの黒い髪から少し薄まっていた。

 

未来「ほんとだ。どうしてだろう。」

 

リサ「なんか変なものでも食べたんじゃないの?」

リサは笑いながら問いかける。

 

未来「そうかもね。しばらくしたらきっと治るよ。」

 

それがある兆候であることを2人はまだ知らなかった。

 

 

担任「そうだ。体育祭が終わったあとすぐだが来週テストだぞー。忘れて赤点とか取るなよー。」

 

「まじかー!」「やばい!忘れてた!」

「試験範囲知らないんですけどぉ。」

 

リサ「未来は大丈夫そう?」

 

未来「テストか?それなら大丈夫。多分。」

 

リサ「羨ましいなー。私も大丈夫って言えるようになりたい。」

 

未来「まぁ、、、頑張ろう。」

 

リサ「やっぱそうだよね。よし、久々に家でペン握ろ。」

 

未来「頑張ってね。」

 

リサ「ええー。ちょっとは教えてよー。」

 

未来「別に教えないとは言ってないから。教えて欲しい所を言ってくれれば教えられたなら教えるよ。」

 

リサ「ほんと!?じゃあ今週末遊びn、、じゃなかった。勉強しに行ってもいい?」

 

未来「テスト前の週末に他人の家で勉強するのもどうかと思うけどね。」

 

リサ「まぁまぁ。いいじゃん?」

 

未来「リサがいいなら僕はいいけど、、」

 

リサ「じゃー決まりね!」

 

未来「わかった。近くなったら連絡するよ。」

 

リサ「やったー!ありがとう!」

 

未来「いいよ、別に。」

 

リサ「ねね!他の人も誘っていい?」

 

未来「いいけど、誰?」

 

リサ「秘密♪でも、未来も知ってる人だよ。」

 

未来「知ってる人ならいいかな。」

 

リサ「んー楽しみ!」

 

未来「それまでも勉強しておきなよ?」

 

リサ「分かってるってー!」

 

 

 

 

ーーー時谷未来の家

 

未来「自分の楽器欲しいよなー。お金いくらぐらいかかるんだろう。」

 

 

 

 

未来「あー。結構するんだね。どうしよ。とりあえず寝ようかな。」

 

 

 

ーーー???

 

???「また会ったな。」

 

未来「あなたは何がしたいんですか?」

 

???「私は運命を伝えに来たんだよ。」

 

未来「どんな運命ですか?」

 

???「お前の運命はーーーーーー、ーーでーーーー。」

 

未来「、、、、、そうか。」

 

???「受け入れろ。それが運命なのだから。」

 

未来「ああ。分かってる。」

 

それが悲しき運命だとしても。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか。
次回はテスト勉強編とテスト編をお送りします!

そして、相談なのですが評価をくださった方の名前を挙げるべきか迷っております。今までは下さった方の名前を挙げていたのですが挙げられたくないという方もいるかもしれませんので希望がありましたら教えていただけると幸いです。

評価・感想お待ちしております。
また次回!


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第六話「テストの攻略法」

いつの間にか評価数が増えててびっくりしました!
芥川ポテト様 (評価10)
daisuke0903様(評価9)
他一名様
評価ありがとうございます!

これからは評価9以上の方のみお名前を載せさせていただこうと思いますのでご了承ください。

ではどうぞ!


あれから謎の人物と会うことは無いままリサと約束をした週末まで時が進んだ。

 

未来「あれは、なんだったんだろう。髪色は変わらないままだけれど、、、」

 

ピンポーン

 

未来「来たかな?」

 

「ニャ?」

 

未来『はーい。』

 

リサ『来ましたー。』

 

未来『じゃあ開けるから上がってきてそのまま入ってくださーい。』

 

リサ『はーい。』

 

 

未来「おはよう、リサ。」

 

リサ「おはよー。今日はわざわざありがとね。」

 

未来「全然いいよ。予定もなかったし、事前に言ってもらえてたから。」

 

紗夜「おはようございます、未来君。」

 

燐子「えと、、おはよう、、ございます。」

 

友希那「ジーーーー」

 

未来「えっと、、おはよう。紗夜、燐子、、あと、、、友希那。」

 

友希那「ジーーー、ハッ。おはよう、未来。その後ろの子は?」

 

未来「猫だよ。友希那には言ってなかったけど、、、」

 

友希那「か、可愛い///」

 

リサ・紗夜「ジーーー」

 

友希那「ふ、二人とも何かしら?」

 

紗夜「いえ、湊さんにも音楽以外にも趣味があることに驚いているのです。」

 

友希那「紗夜。これは、趣味ではないわ。義務なのよ。」

 

リサ「あはは、、紗夜。友希那は猫のことになるとちょっとね、、、あとあれでも猫好きを隠しているつもりだからあんまり言わないであげて?(小声」

 

紗夜「そうでしたか。わかりました。レインちゃん、こちらへいらっしゃい。」

 

「ニャア」

レインは紗夜の胸の中に納まった。

 

友希那「なっ、何をしているの?」

 

紗夜「何もないですよ。前に一度会っているので呼んだら来てくれるかなと思っただけですよ。さあ、勉強を始めましょうか。」

 

友希那「わ、私も!」

 

未来「そうだね、勉強してからにしよう、友希那。」

 

友希那「うう、、」

 

 

 

未来「じゃあ、僕はみんなのわからないところが出たらその都度解説するから呼んで。」

 

燐子「未来君は、、その間何をするの?」

 

未来「僕はテストでも作ろうかな。先生と完全に同じ問題を作るのは難しいけれど同じ難易度ぐらいの問題なら作れると思うから。今日の最後にでも解いてもらおうかな。」

 

リサ「いいね、それ。確認テストみたいな?」

 

未来「まあそんな感じかな。じゃあ始めよう。」

 

 

 

友希那「未来、少しいいかしら?」

 

未来「ん?どうした?」

 

友希那「ここがわからないわ。なぜこうなるのかしら?」

 

未来「ここは基礎なんだが、、、、まあいいか。これはーーーー」

 

 

燐子「未来君、、、少し、、いい?」

 

未来「大丈夫だよ。どこ?」

 

燐子「えっと、、ここ、、なんだけど、、、」

 

未来「確かにこれは難しいよね、、えっとこれは、、、ここが違う値になってるからここからもう一度やってみたらどう?」

 

燐子「うん、わかった。えっと、、、こうなって、、、だからここは、、、できた!ありがとう。」

 

未来「お役に立てたならよかったよ。」

 

 

リサ「ごめーん未来。ここ教えてもらってもいい?」

 

未来「うん、大丈夫。あー、ここは言い換え表現に気を付けてやれば大丈夫。」

 

リサ「なるほどねぇ。やっぱ難しいよー。」

 

未来「まあここはかなり難しいよね。頑張るしかないよ。」

 

リサ「頑張るかー。ありがとう!」

 

 

紗夜「未来君。いいかしら?」

 

未来「お、まさか紗夜から質問が来るとは思わなかったな。」

 

紗夜「私にもわからないことぐらいありますよ。ここなんですが、、、、」

 

未来「もう終わりのほうだね。ここは今回のテストで一番難しいかもしれないところだよ。えっとーーーー」

 

紗夜「なるほど、、だからできなかったのね。」

 

未来「慣れればできるようになるよ。」

 

紗夜「それにしても、何でもできてしまうのね。やっぱりあなたは。」

 

未来「でも今はこの力がみんなの役に立ててむしろ良かったと思ってるよ。」

 

紗夜「そう、、、、ですか。ありがとうございます。」

 

 

 

未来「みんな、そろそろお昼ごはんにしない?」

 

友希那「確かに少しお腹がすいてきたころね。私としたことが勉強で時間を忘れていたわ。」

 

リサ「それはいいことなんじゃないかな。確かにお腹はすいたねー。」

 

紗夜「お昼ご飯はどうしますか?」

 

燐子「何か、食べに行きますか?」

 

未来「それもいいけど、、みんなはどうしたい?」

 

リサ「あ、じゃあアタシ作るよ。」

 

紗夜「今井さんは料理ができるのですか?」

 

友希那「ええ。リサの料理はとてもおいしいわ。」

 

燐子「食べてみたいです、、、」

 

未来「じゃあそうしようか。僕も手伝うよ。」

 

リサ「ありがとー!じゃあキッチン行こ。」

 

未来「ああ。みんなは適当にくつろいでて。あ、紗夜。」

 

紗夜「はい、どうしました?」

 

未来「あれ、、あげといてくれ。」

 

それは、缶詰などが入った袋。俗にいう猫用の餌だ。

 

紗夜「なるほど、一足早いお昼ご飯というわけですね。」

 

未来「うん。ほらレイン。今から僕は火を使うから危ないから降りてくれ」

 

「ニャ」

 

紗夜「じゃあ、レインちゃんは早めのご飯にしましょう。」

 

「ニャア♪」

 

未来「じゃああとはよろしくね。」

 

紗夜「はい。」

 

 

ーーーキッチン

 

リサ「何にする?」

 

未来「そうだなあ。結構人数も多いし簡単に大人数分作れるほうがいいよね。」

 

リサ「そうだね。じゃあ、麻婆豆腐なんかどう?」

 

未来「おお、いいじゃん。確か素は、、あった。はい。」

 

リサ「麻婆豆腐久しぶりだなー!そんなに辛くないほうがいいよね。」

 

未来「まあお昼だしね。」

 

リサ「じゃあ、中辛にしとこう。ん?未来何してるの?」

 

未来「ああ、麻婆豆腐だけじゃ飽きちゃうかと思ってほかにも何品か作ろうかなって。」

 

リサ「じゃあ、ちょっと麻婆豆腐の量少なくしようか。」

 

未来「うん、ありがとう。」

 

ーーーリビング

 

友希那「はぁぁ///なんてかわいいの、、レインちゃん、、、あなたは天才級ね///」

 

 

ーーーキッチン

 

リサ「ん~!いい香り!」

 

未来「そうだね、、そろそろできる?」

 

リサ「うん。そっちはどう?」

 

未来「もう出来てるよー。」

 

リサ「じゃあ盛り付け準備しないと!」

 

未来「急がなくていいからね。」

 

リサ「大丈夫大丈夫!っ、わっっ!」ガタン

 

未来「おっと、危ない。ほら、言わんこっちゃない。」ダッ

 

リサは急ぎすぎて段差に躓き転びそうになっていた。

 

リサ「ご、ごめん!ありがとう。」

 

未来「ここはキッチンなんだから気をつけなよ?」

 

リサ「うん、、、」

 

 

 

ーーーリビング

 

未来「できたよー。」

 

友希那「はぁぁ。おいしいでしゅか~?」

 

リサ「やっぱり友希那、壊れてるよ、、、」

 

友希那「リリ、リサ!?いたのなら言って欲しいのだけど、、、」

 

リサ「呼びかけたんだけどなぁ。」

 

燐子「お昼ご飯、、できた、、のですか?」

 

未来「うん。じゃあ机に並べよう。手伝ってくれない?」

 

燐子「はい、大丈夫ですよ。」

 

 

未来「さあ、食べよう。」

 

全員「「「「「いただきます!」」」」」

 

紗夜「麻婆豆腐ですか。おいしそうですね。それにポテトにこんなに多いソースまで、、、大変ではなかったのですか?」

 

リサ「アタシは麻婆豆腐作っただけだからさ、ポテトとかは未来が作ったんだよ。」

 

未来「やり方覚えておけばポテトなんかは簡単だからすぐだよ。あっ、そうだ。みんな、ちょっと待ってて。」

 

燐子「???」

 

未来はキッチンのほうへ向かった。

 

 

リサ「何か取りに行ったね。」

 

友希那「何か足りないものでもあったかしら。」

 

紗夜「食事ならここ迄多くあればもう必要ないかと思われますが、、」

 

 

未来「ごめん、食事中に立ち歩いちゃって。みんなにも飲んでもらおうと思って。」

そういうと未来は何やら緑色の液体が入った容器を取り出した。

 

リサ「あっ、それってもしかして!」

 

未来「リサは前に飲んだことあったよね。これはグリーンスムージーだよ。」

 

友希那「あら?リサはその手のものは苦手ではなかったかしら。」

 

リサ「そうなんだけどさ、未来の作るこれだけは飲めちゃうんだよね。むしろおいしくて最近は家でも飲んでるよ。」

 

紗夜「なるほど、そういうことでしたか。」

 

燐子「飲んでみたいです、、!」

 

未来「わかった。、、、、、、はい。飲んでみて。」

 

友希那「んっ、、これは、、、」

 

燐子「今までに飲んだことが、、、ないくらい、、、」

 

紗夜「、、、おいしいですね。」

 

リサ「やっぱりおいしいなぁ!」

 

未来「おいしく飲んでもらえたならよかったよ。」

 

 

 

 

 

 

未来「よし、食事も取ったし続きをやろうか。」

 

 

そして、そのまま六時間ほどが経った。

 

 

未来「みんな、お疲れさま。少し休んだらテストをやろう。多分このテストをやれば7割ぐらいがとれると思うよ。」

 

紗夜「そうですか、、、ところで問題はどの程度あるのですか?」

 

未来「一教科につき紙一枚くらいだよ。さすがに今日やるには多いからこの後は苦手なところだけやってもらおうかな。」

 

燐子「残りは、、家でという、、、感じでしょうか?」

 

未来「そう。じゃあやろう。時間もそんなにあるわけではないし。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ「終わったー!」

 

紗夜「ええ。テストもいい問題ばかりでした。やはりすごいですね。」

 

未来「そういってくれると苦労が報われるよ。点数はどうだった?」

 

リサ「えっとー、私は80点だったよ。」

 

紗夜「私は満点取れました。」

 

燐子「私は92点でした。」

 

リサ「みんな結構取れてるなぁ。友希那はどうだった?」

 

友希那「私は、、、70点よ、、、、」

 

リサ「えっ!嘘!あの友希那が!」

 

友希那「どういうことかしら?私も頑張ればこのぐらいは取れるわ。」

 

未来「みんな点数がとれてるようで安心したよ。でも家帰ってからも見直しとか再テストとかはやったほうがいいからね。」

 

紗夜「ええ、わかっています。」

 

燐子「そろそろ、、帰らなきゃ、、」

 

リサ「今何時?」

 

未来「19時半だけど、、、」

 

紗夜「ではそろそろ帰りましょう。」

 

友希那「ええ。今日は助かったわ、未来。」

 

未来「それならよかったよ。外も暗いから送っていこうか?」

 

リサ「みんなそんなに家離れてないから大丈夫かな。一緒に帰るし。」

 

未来「わかった。じゃあ気を付けてね。」

 

燐子「はい、、!お邪魔しました。」

 

友希那「ああ、レインちゃん、、、」

 

リサ「ほら友希那!帰るよ!」

 

紗夜「では失礼します。」

 

未来「うん、またね。」

 

 

 

ーーーテスト当日

 

リサ・燐子・紗夜・未来「((((あれ、この問題全部予想問題と同じじゃん、、、))))」

 

友希那「(確かこの問題は、、、えっと、、、、あぁ、レインちゃん、、、)」

 

 

 

 

後日帰ってきたテストの点数は友希那以外の3人はほぼ満点だったそうだ。(友希那は平均点、未来は全教科満点だった。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか。(テスト編、、、、、)
友希那がかなりキャラ崩壊していた気もしますが許してください。きっと猫を見たらこうなります。

そしてテストの問題を当ててしまう未来君には脱帽ですね。

次回(もしくは次々回)から夏休み編になります。
アンケートの結果より「海・花火編」と「七夕・夏祭り編」で作らせていただきます。
「結局アンケート取ったやつ全部やるのかよ!」と思われる方もいると思いますが票のばらつきこそあれども全部の選択肢の自分の想定以上の票が入ったので書かせていただきます。
(ただし、アンケートの順位によりそのお話の長さを決めさせていただきます。)

新しいアンケートも作るのでよかったら投票していただけると嬉しいです。
また「海編」「祭り編」はまだ制作していないため出してほしいキャラクターがいれば教えてくれると嬉しいです!

ではまた次回!


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第七話「コ・イ・ゴ・コ・ロ」

とあるコラボ全然でない、、、諭吉が消えていきますね、、、

評価してくれた方
鮭ご飯la様(☆9)
ガスロ様(☆9)
ありがとうございます!

そしてあと一人でお気に入り登録百人です!うれしい!
ありがとうございます!

ではどうぞ!


日菜「おはよ!未来君、テストどうだった?」

 

未来「僕は一応全部満点だったよ。日菜はどうだったんだ?」

 

日菜「私も未来君と同じだよ!」

 

未来「おお、すごいな。」

 

日菜「リサちーは?」

 

リサ「アタシは今回すごい良かったよ。まぁ、、、、、二人に比べたらあれだけどね。」

 

未来「予想問題が完璧に当たったもんね。」

 

リサ「うんうん。見た時ちょっと笑っちゃったし!」

 

日菜「予想問題なんて作ってたの?」

 

リサ「そう!テスト前の週末に未来の家に集まって勉強してたんだー。」

 

日菜「そうなの?誘ってよー!」

 

リサ「だって日菜勉強しなくても点数取れちゃうじゃん!」

 

日菜「そうだけどさ~。私も未来君の家行きたかったし、、」

 

未来「別にいつ来てもいいよ。」

 

日菜「ほんと!?じゃあ今日!」

 

未来「今日かー。うーん、いいけど、少し買い物行ってもいい?」

 

日菜「うん!いいよ!ちなみに何を買いに行くの?」

 

未来「自分用の楽器欲しいなって思ったから買う買わないは今決めなくとも、見に行っておきたいなって思ってさ。」

 

日菜「面白そう!私も見る!」

 

未来「日菜ならなんでも出来そうだな。」

 

日菜「そうかな?でもおねーちゃんもやってたし私もやりたいな!」

 

未来「じゃあ行こうか。」

 

リサ「あのー、アタシもいるんですけどー。」

 

日菜「ごめん、リサちー。完全に忘れてたよ!」

 

リサ「そんな元気そうに言われてもなぁ。まぁどっちにしろ今日は私行けないからいいかな。」

 

未来「なにか予定があるのか?」

 

リサ「ちょっとね。友希那とかと集まって話す予定だからさ。 」

 

未来「そうなんだ。」

 

日菜「じゃあ今日は未来君とふたりでデートだね!」

 

未来「デートなのかな?恋人ではないけれど、、、」

 

日菜「男女が2人で出かけたらもうそれはデートだよ!」

 

未来「そうか。じゃあデートってことにしておこう。」

 

リサ「ん、(今、胸の奥がチクってした、、、なんでだろう、、、)」

 

リサ「楽しんできてね!(い、今も!なんで?)」

 

未来「リサも友希那と楽しみなよ。って言っても2人は仲良いから大丈夫か。」

 

リサ「うん。ありがとう。」

 

未来「あっ、そろそろ授業だよ。座ろう。」

 

日菜「うん!(やった!二人で一緒に出かけられるなんて!)」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「じゃあ準備したら日菜の家に行くよ。」

 

日菜「うん!じゃあまた後でね!」

 

リサ「(あれ、もう放課後なの?アタシ、何考えてたんだろう、、、)」

 

日菜「リサちー大丈夫?授業ずっとぼーっとしてたよ。」

 

未来「体調悪いなら言ってよ。ちょっと失礼。」

未来はリサのおでこと自分のおでこをくっつけた。

 

リサ「な、な、なにして、るの?」

 

未来「いや、熱があるか測りたかったから。いきなりやって悪かったな。ん?顔が赤くないか?」

 

リサ「気、気の所為だよ!ほんと大丈夫だからさ。心配ありがとう。ほ、ほら!2人とも今日デートなんだから早く帰りなって!」

 

未来「僕はデートよりリサの方が心配なんだけど、、、」

 

リサ「大丈夫!ほんとに大丈夫!」

 

未来「じゃあまた明日元気に来てね。」

 

リサ「う、うん!任せて。(?)」

 

日菜「またね、リサちー。体調管理しっかりしなきゃダメだよ!」

 

リサ「う、うん。ありがとう、日菜。」

 

 

 

リサ「はぁ、アタシ、、どうしちゃったんだろう。何もしてないのに胸が痛いし、、、それにずっと、、早くみんなに会おう。そしたら治るかもしれないし、、、」

 

 

 

ーーー氷川家

ピンポーン

 

日菜「はいはーい!」

 

未来「来たよ。準備は出来てる?」

 

日菜「うん!もうバッチリ!」

 

未来「さすが日菜。じゃあ行こう。」

 

日菜「あっ、待って!行く前におねーちゃんに出かけること言ってくる!」

 

未来「わかった。じゃあここで待ってるよ。」

 

日菜「うん。ありがとう。すぐ戻ってくる!」

 

 

 

未来「早かったな。」

 

日菜「それがね、おねーちゃんいなかったんだよ。」

 

未来「なら、紗夜もどこかへ出掛けてるんじゃないか?」

 

日菜「そうかも。じゃあ行こっか!」

 

未来「うん。最初は楽器屋行ってもいい?」

 

日菜「うん!」

 

 

ーーー楽器屋

 

店員「いらっしゃいませー。」

 

未来「さすが楽器屋。沢山あるね。」

 

日菜「うん!あっ、これかっこいい!」

 

未来「ギターだね。しかも色も日菜にピッタリだね。」

日菜が指さしたギターは綺麗な水色と白色を兼ね備えた美しいギターであり、まるで日菜の心を映し出したようなものだった。

 

日菜「私楽器やるならあれやりたい!」

 

未来「日菜なら始めたらすぐに覚えそうだね。」

 

日菜「ジャーンってやってドーンってやればるん♪ってきそうだし!」

 

未来「確かに、それで行けばるん♪ってきそうだな。」

 

日菜「でしょでしょー!(すっごく楽しい!やっぱり私は未来君が好きなんだなぁ。)」

 

未来「僕はどれにしようかなー。」

 

日菜「あっ、これなんかどう?」

日菜が選んだのはエクスプローラータイプのギターで色は美しい赤。しかし、未来には悲しげな花のような色に見えた。

 

未来「僕に似合うかな?こんな、、綺麗な色。」

 

日菜「似合うよ!むしろ未来君ぐらいしか似合わない!」

 

未来「そうなんだ。意外と自分じゃ分からないもんだね。」

 

日菜「今日はお金持ってきてるの?」

 

未来「一応持ってきてるけど、買うのは今日はやめておこうかな。ごめん、わざわざ選んでくれたのに、、、」

 

日菜「ううん、大丈夫だよ!私が勝手に選んじゃったんだし。」

 

未来「まだ時間あるけどどこか行きたいところある?」

 

日菜「じゃあ私ショッピングモール行きたい!」

 

未来「いいよ。」

 

日菜「やった!じゃあ早く行こ!」

 

未来「そんなに急がなくても逃げないから。」

 

 

 

ーーーショッピングモール

 

未来「日菜は何か見たいものがあったのか?」

 

日菜「とりあえずお腹すいちゃったから何か食べたいなって。」

 

未来「じゃあポテトでも食べるか?」

 

日菜「うん!」

 

未来「じゃあ買ってくるから少し待ってて。」

 

日菜「わかった!」

 

 

 

ーーーファストフード店

 

???「いらっしゃいませ!ご注文はどうしましゅか?あっ!」

 

未来「えっと、、、注文いいですか?」

 

???「はい!大丈夫です!」

 

未来「じゃあポテトのLサイズを2つください。後は、、、飲み物でアイスティーと、、、じゃあオレンジジュースで。」

 

???「サイズはどうしますか?」

 

未来「両方ともMサイズで。」

 

???「はい!少々お待ちください!えっと、、、こうだから、、、980円になります!」

 

未来「はい、お願いします。」

 

???「ちょうどいただきます!準備するので少々お待ちください!」

 

花音「お願いします!あ、彩ちゃん!」

 

彩「あっ、花音ちゃん!」

 

未来「あ、花音さん。ここで働いているんだ。」

 

花音「あっ、未来君。」

 

彩「あれ?二人とも知り合いなの?」

 

花音「うん、彩ちゃんも未来君のこと知ってると思うよ。」

 

彩「え?ちょっとすみません、、、、あれ?もしかしてさ!花音ちゃん!」

 

花音「うん、羽丘で演奏していた方だよ。」

 

彩「やっぱり!そうだったんですね!」

 

未来「まぁ、、一応そうですね。」

 

彩「私あれ見てすっごい感動したんですよ!私もあんな風に歌ってみたいなぁなんて。」

 

未来「ありがとうございます。」

 

日菜「未来くーん。まだ?」

 

未来「あ、日菜。ごめん、ちょっと話しちゃって。」

 

彩「あっ、すいません!こちらになります。ありがとうごじゃいました!あぅ、、、」

 

日菜「あはは!おもしろい!『ありがとうごじゃいました』だって!」

 

未来「そこは触れちゃダメじゃないか?日菜。」

 

日菜「でもおもしろかったんだもん!」

 

彩「ぅぅ、、またやっちゃったよ、、」

 

花音「大丈夫だよ、彩ちゃん!前より回数減ってるから。」

 

未来「じゃあ失礼します。また今度、花音さん。」

 

花音「うん、またね。」

 

 

 

 

日菜「ねね。さっきの子たちとは知り合いなの?」

 

未来「ピンクの髪の子はしらないよ。でも青いほうの子は知り合いだよ。楽器友達みたいな?」

 

日菜「そうなんだね。(気にしなくてもいっか!それよりも気になるのはやっぱりリサちーだよなぁ。絶対未来君のこと好きだし、、、)」

 

未来「そういえば、日菜はどこに行きたかったの?」

 

日菜「あ、うん!私はね、--------。」

 

 

 

 

 

 

 

 

日菜「あー楽しかった!」

 

未来「それならよかったよ。僕も楽しかったよ。」

 

日菜「また行こうね!」

 

未来「今度は紗夜とかも誘っていきたいね。」

 

日菜「う、うん!でも、、、二人きりでも行きたいな、、、」

 

未来「二人きりで?何か言えないことがあるの?」

 

日菜「まぁ、、、そんなことかなぁ。」

 

未来「ならいつでもいいよ。」

 

日菜「!ありがとう!」

 

未来「僕も日菜には助けてもらってるからね。」

 

日菜「そうかなぁ?あ、もう家に着いちゃったね。」

 

未来「紗夜と玲さんによろしくね。」

 

日菜「うん。わかった。おやすみ!」

 

未来「おやすみ。」

 

 

 

ーーー帰り道

 

未来「ん?あれは、、リサか?」

 

 

未来「リサ。」

 

リサ「っっ!!み、未来!な、なにかな?」

 

未来「いや、いたから声かけたんだけど、、、その様子じゃまだ治ってないみたいだね。」

 

リサ「そ、そんなことないよ?」

 

未来「さすがそれじゃ誰でもわかるよ。」

 

リサ「そうかな?」

 

未来「なにかあったのか?」

 

リサ「いや、、、な、何もないよ。(だって、、アタシもわからないんだもん。)」

 

未来「そうか、、、まあ、家まで送るよ。」

 

リサ「だ、大丈夫だよ?(もうやめてよー!胸の奥が変なんだって!)」

 

未来「心配だから。これだけは譲れないから。」

 

 

 

 

リサ「どうしてさ、、そこまで心配してくれるの?」

 

未来「ん?そんなの簡単だよ。リサが大切だからだよ。」

 

リサ「アタシが大切?どうして?」

 

未来「人を大切に思うことに理由なんているのか?」

 

リサ「そっか、、、そうだよね、、誰かを大切に思うことに理由なんていらないよね。」

 

未来「そうだと僕は思うよ。」

 

リサ「(そっか、、、アタシ、、未来のことが好きなんだ、、、)」

 

リサ「アタシ!もう迷わない!」

 

未来「やっぱり迷っていたんだね。もう迷いは晴れたか?」

 

リサ「うん、ありがとう、未来。」

 

未来「役に立てたならよかったよ。」

 

 

未来「ん?これは何だろう?」

 

リサ「えっと、、、七夕祭り?こんなのこの辺でやってたかな?」

 

未来「あ、下に日程とか書いてある。きっと今年からなんだろうね。」

 

リサ「七夕かー。最近気にしたことなかったなぁ。」

 

未来「七夕か、、、、、、」

 

リサ「(行きたいけど行く人がなぁ、、、、」

 

未来「じゃあ僕と行く?」

 

リサ「へ?え、、ええええええええ!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ついにメインヒロインが恋心に気付きました。
そして次回は夏祭り+七夕→七夕まつりです。
しっかりとした夏祭りを描けなさそうなのでちょろっと海編に入れようかと思います!
そして絶対7月7日に出します!

そして短い期間ですがアンケートをもう一つ用意しようと思います。
大きく話が動くアンケートだと思いますので楽しみにしながら答えていただけると幸いです!

P.S アンケートは2つ同時に表示できなさそうなので今回作ったアンケートは次回投稿日までの期間を設けて表示させていただきます。なお、その間は秋のアンケートは停止します。ご了承ください。その際に秋のアンケートの今までの結果は消えてしまいます。こちらの方で記録は取っておきますがもう一度投票していただけますとこちらが助かります。是非よろしくお願いします。

また次回!


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第八話「星に願いを」

皆さんの思った展開とは違う展開かもしれませんが御容赦ください。

UA15000突破ありがとうございます!!
これからもよろしくお願いします!


リサ「ど、どういうこと!?」

 

未来「そんなに驚くことじゃないでしょ。行く人がいないなら一緒に行けたらなって。」

 

リサ「い、いやでもそれは、、、」

 

未来「僕じゃやっぱりだめ?」

 

リサ「いやそんなことはないんだけどさ、、、なんというかその、、恥ずかしぃ、、」

 

未来「大丈夫でしょ。リサ可愛いし。」

 

リサ「可愛い//、、、、」

 

未来「それで、どうする?あんまり無理強いするのも良くないからさ、、、」

 

リサ「(ここで行かなきゃダメな気がする!)うん。行こ!」

 

未来「わかった。じゃあ当日、リサの家まで行くよ。時間はどうする?」

 

リサ「うーん、5時頃?」

 

未来「わかった。じゃあ帰ろう。」

 

リサ「うん。」

 

 

リサ「(やった!まさか一緒にお祭り行けるなんて、、浴衣着てみようかな。)」

 

 

未来「(お祭りか、、、行くのは久しぶりだなぁ。それにしても、リサが悩みを解決してくれてよかった。)」

 

 

???「(あれは、今井さんと、、、未来君?どうして?どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして)」

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー七夕当日

 

ピンポーン

 

リサ母『はーい。』

 

未来「時谷です。リサさんはいらっしゃいますか?」

 

リサ母『あら、久しぶりね、未来君。まだ時間かかりそうだから上がってもらってもいいかしら?』

 

未来「僕は大丈夫ですが、、、」

 

リサ母『じゃあ今鍵開けるから入って頂戴。』

 

未来「分かりました。」

 

ガチャ

リサ母「いらっしゃい。あんまり綺麗じゃないけれどゆっくりして言ってくれると嬉しいわ。」

 

未来「お邪魔します。」

 

リサ母「それにしてもあの子がまさか男の子を誘うとはねぇ、、、しかも未来君をねぇ、、」

 

未来「かっこいいなんて言葉は僕には釣り合いませんよ。リサさんは男子を誘うのは初めてなのですか?」

 

リサ母「あの見た目だから遊んでそうなイメージが強いんだけど実は意外とビビりで奥手でね。それに中学から女子校だったからさ。まぁ、今は違うんだけど。」

 

未来「出会いがなかったということでしょうかね。」

 

リサ母「まぁそんなところかしら。少し、話を聞いてもらってもいいかしら?流してもらっても構わないから。」

 

未来「大丈夫ですよ。僕でよければ話し相手になりますから。」

 

リサ母「優しいのね。あれは、ちょうど今から10年ぐらい前だったかしら。友希那ちゃんと遊んでた時のことなんだけどね。リサが『わたし、友希那といっしょにえんそうしたい!』って言い出した時があって、、それから彼女は友希那のお父さんに教えて貰いながら楽器をやっていたんだけど、、、小学校の6年生頃かしら。リサはね、音楽を辞めたの。正確には辞めざるを得なかったってところかしら。」

 

未来「どうしてですか?」

 

リサ母「リサは、いじめられていたのよ。」

 

未来「そんな、、、考えられないです。今のリサさんは周りからも慕われていて、頼りにされています。なのにどうして?」

 

リサ母「あの子、昔からお人好しでね。自分から色んな子と遊びに行ってたの。でもそれが周りからは鬱陶しく思われてしまったのかもしれないわね。ずっと笑顔だったからそれもあるかもしれないわ。」

 

未来「、、、、、、」

未来は俯いたまま話を聞いていた。

 

リサ母「中学の時には環境も変わっていじめ自体はなくなったんだけど、リサは家族と一部の親友以外のことを信じなくなっていたの。」

 

未来「それが、、、友希那とかですか?」

 

リサ母「ええ、そうよ。」

 

未来「でも、僕が高校に転入してきた時は優しく、1番早く声をかけてくれましたよ。僕は女子校に迷い込んできた厄介な男子なのに、、、」

 

リサ母「それは、私には分からないから直接聞いてみるといいわ。それでね、何が私は言いたいかと言うとね。私はあなたに感謝しているの。」

 

未来「僕に感謝?僕は何もしてませんよ。会ってまだ日も浅いです。」

 

リサ母「会って何日とか関係ないわ。時間よりも密度が大切なのよ。それに、、最近リサが家でよく笑ってるの。そして楽しそうにあなたのことや友希那ちゃんのこと、それから新しく出来た友達について話してくれるの。それが私は嬉しくて、、、あっ、ごめんなさい。」

リサ母は涙が目から零れていた。

 

未来「そうだったんですね。リサも、、、悩んでいたのか。気づけなかった、、、」

 

リサ母「あなたが気づけなかったのは無理もないわ。中学の頃を知らないのだから。」

 

未来「、、、僕の場合そうもいかないんですよ。きっと何度も疑う余地のある行為はあったはずなんです。なのに気づけなかった、、、」

 

リサ母「あなたが責任を感じる必要は無いわ。むしろ私を含めこの家族の人間はあなたに対して感謝の気持ちがあるわ。」

 

未来「ありがとう、、ございます。」

 

リサ母「さて暗い話もそのぐらいにして、、、そろそろリサを呼びに行こうかしら。」

 

未来「あれ、準備とかって、、、、」

 

リサ母「多分終わってるわ。リサー、未来君来てるわよー!」

 

リサ『わかった!今行く!』

 

リサ母「あんな子だけれど、、これからもよろしくお願いします。」

 

未来「こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

リサ母「そういえば忘れていたわ。私が話したこと、リサには言わないでくれると助かるわ。」

 

未来「分かりました。」

 

リサ「あれ?もう家の中にいたの!?」

 

未来「お邪魔してるよ。リサ。少しお母さんとお話をしていたんだよ。」

 

リサ「なんの話ししてたの?」

 

リサ母「リサがあんなに話してくる子がどんな子か気になってねえ。」

 

リサ「ちょ、ちょっとお母さん//恥ずかしいからやめて!ほら、行くよ!未来!」

 

未来「おっと!わかったから!すみません、リサのお母さん、失礼します。」

 

リサ母「ええ、楽しんでらっしゃい。」

 

リサ「いってきまーす!」

 

未来「お邪魔しました。」

 

 

 

リサ母「、、、優しくていい子じゃない。それだけに、、、残念ね、」

 

 

 

 

ーーーお祭りへの道

 

リサ「お母さんと何話してたの?(浴衣着てきたんだけど、、褒めてくれるかなぁ?)」

 

未来「簡単な質問を受けてただけだよ。例えば、、、生い立ちとか?」

 

リサ「あはは、何それ!あーでも、アタシ未来の出身とか知らないかも。どこ?」

 

未来「僕の出身地は、、、どこだったかな。」

 

リサ「え!未来でも忘れる事ってあるんだ!」

 

未来「あるよ。忘れたい事なら忘れるさ。」

 

リサ「それってどういう、、、」

 

未来「あっ言い忘れてた。リサ。」

 

リサ「ん?」

 

未来「浴衣、似合ってるよ。リサらしい綺麗な色だ。」

 

リサ「あっ、ありがとう。(やった!苦労してきたかいがあったよー!)」

 

未来「おお、賑わってるな。」

 

リサ「そ、そうだね。(生い立ちが忘れたいって、どういうことなんだろう。)」

 

 

未来「結構色々あるんだなぁ。リサは何か食べたいものとかある?」

 

リサ「(まぁ、気にしたらだめか!)私はそうだなぁ。やっぱり祭りと言ったらこれでしょ!」

連れてこられたのはたこ焼き屋だ。

 

未来「なるほど、たこ焼きか。確かに祭りのイメージが強い。」

 

店員「いらっしゃい!」

 

未来「じゃあ8個入りをひとつください。」

 

店員「おう!あっ、そこの彼女さんが可愛いからおまけしといてやるよ!」

 

リサ「彼女///」

 

未来「ありがとうございます。わざわざすみません。」

 

店員「気にすんなよ!若いうちはこういうこと沢山しとけよな!」

 

未来「こういう事?」

 

店員「ほれ!」

 

未来「えっと、、、はい、丁度です。」

 

店員「まいどあり!」

 

リサ「彼女///」

 

未来「どうする?食べながら歩く?それともどこかに座って食べる?」

 

リサ「じゃあ、いくつか買って座って食べよ。」

 

未来「わかった。じゃあ次は何買おうか?」

 

リサ「そうだなぁ。あっ!私

アタシあれ食べたい!」

 

 

巴「あっ、蘭の時の!えっと、、、時谷先輩ですよね!」

 

未来「えっと、、君は確か、、そう、宇田川巴さんだよね。」

 

巴「覚えててくださりありがとうございます。最近実は蘭とバンド始めたんですよ。」

 

未来「やっぱり蘭の言ってたバンドって幼馴染バンドだったんだね。」

 

リサ「蘭の幼馴染の子?あっ、アタシは今井リサ!羽丘の2年だよ。よろしくね!」

 

巴「よろしくお願いします!私は宇田川巴です!あの、2人とも良ければなんですが、、太鼓を見ていただけると嬉しいです。後でやるので。」

 

リサ「太鼓?見たい見たい!」

 

未来「うん、後で見に行かせてもらうよ。」

 

巴「ありがとうございます!じゃあまた!」

 

 

リサ「あ、なにこれ?」

 

未来「短冊に願いを書こう。まぁ、七夕だしそういうのもありそうだな。」

 

リサ「じゃあ書いていこ?」

 

未来「うん、いいよ。なんて書こうかなー。」

 

リサ「アタシもどうしよーかな。あっ♪あれがいい!」

 

未来「僕も決まったよ。」

 

リサ「えーと飾る場所は、、、出口の方なんだね。」

 

未来「じゃあ帰りにかけて帰ろっか。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

 

 

リサ「結構買っちゃったね!」

 

未来「そうだね。じゃあ座って食べよっか。」

 

リサ「うん。あ、あの辺とかどう?人も少ないし座りやすそうだよ!」

 

 

未来「ここなら太鼓もよく見えるね。」

 

リサ「いい場所だったね!」

 

未来「あっ、僕飲み物買ってくるよ。」

 

リサ「わかった!じゃあここで待ってるね。」

 

 

???「あれ?もしかしてリサちゃん?」

 

リサ「???」

リサが後ろをむくとそこにはリサが最も見たくない人物がいた。

 

???「久しぶりじゃーん。元気ー?」

 

リサ「ま、まぁ元気だよ。(何なのこいつら!)」

 

???「そっかー。よかったー。元気じゃないと楽しくないからね。」

 

リサ「それはどういうこと?」

 

???「まだ分からないの?もうー、鈍いなー。こういうことだよ!」

 

リサ「きゃっ!やめてっ!」

 

???「きゃっだってよ!可愛いじゃん。」

 

???「昔から可愛いかったけど今はもっと可愛いねぇ!」

リサ「(昔から?、、、)思い出したっ、、、」

 

???「もしかして今まで気づかなかったの?w」

 

???「久しぶりだねぇ。リサちゃん。」

 

リサ「いやっ!」

 

???「あんまり叫ばれるとこっちも困るからさぁ。ちょっと黙っててくれない?」

 

リサ「ひっ、、、(声が、、、出ない、、、怖い、、、どうして、、、)」

 

???「いい子じゃん。」

 

???「どうする?」

 

???「ここだと人が来るかもしれねぇ。とりあえずあそこに連れていこう。」

 

未来「リサー。飲み物はオレンジジュースでいいk、、、、リサ!」

 

???「誰だこいつ?」

 

???「あっ、もしかしてリサちゃんのこれかな?」

未来は無視して涙目のリサに駆け寄った。

 

未来「リサ、大丈夫?何かされた?」

 

リサ「み、、、らい。こわ、、かった、、」

リサは上手く言葉が発せていない。

 

未来「おい。おまえら何してるんだよ。」

未来は今まで発したこともないような口調と声で話しかけた。

 

リサ「(未来が、、こんな口調した事、、ないのに、、)」

 

???「君はなんの用かな?」

 

???「いきなりお前とかどうなの?w」

 

???「おおーやってんねー。」

そこに男の仲間だと思われる人が4人ほど集まってきた。

 

???「この子の彼氏?かっこいいねぇー。」

 

???「逃げてもいいんだよー?ww」

 

散々と煽られてる中未来はリサの方を向いた。

未来「ごめんね、リサ。さっきはあんな口調で怒鳴っちゃって。もう大丈夫だから。」

 

???「おいおい!見せつけてくれるじゃねぇか!」

 

???「この人数に勝てるのかなぁ?」

 

未来「だからそんな顔しないで。祭りが台無しになっちゃったのは悲しいけれど、また来れるから。きっと、また来れるから。」

 

???「おい!シカトしてんじゃねーよ!」

 

???「これみてもその態度続けられるかなぁ?」

そこにはナイフを持った男と鉄パイプを握りしめた男たちがいた。

 

未来「やれるもんならやってみろよ。」

 

???「こいつ!」

 

???「後で後悔すんじゃねーぞ!」

男たちは鉄パイプで殴り掛かってきた。

 

未来「遅い。」

未来は全部よけていた。

 

???「こいつ!」

 

未来「もうやめろよ!」

未来は鉄パイプを片手で受け止めた。

 

???「なに!?」

 

未来「(僕がここで相手をこれで殴ればリサが怖がるだろう。ここは大人しくリサを連れて逃げよう。幸いにも今は祭り。人が多いから空いても迂闊にもう一度手は出してこないはずだ。)」

 

???「ダメだこいつ!強い!」

 

???「ああ。強いな。でも、強いのはお前だけだ。やれ。」

 

リサ「ひ、、、」

ナイフを持った男はリサの足にナイフを近づけた。

 

???「動くなよォ?動いたらこいつがとうなるかわかってるよなぁ?」

 

未来「お前ら、どこまでクズなんだよ。」

 

???「黙れよ。お前が来なければそれで終わりだったんだよ!」

 

???「馬鹿め!止まったな!」

 

ガンッッッッ!!!!

 

未来「ウッ、、、いってぇ。」

 

???「こいつ、、何もんだよ!鉄パイプで思いっきり殴ったぞ!」

 

リサ「み、らい、、、、!!」

 

未来「大丈夫、、、だよ。リサ。」

 

???「おい、ここは退くぞ。」

 

???「まて、最後にやってからいけ。」

 

???「で、でもそれはさすがに、、、」

 

???「チッ、貸せ!」

 

???「おらぁ!」

 

未来「やめろ!!」

殴られた後だったため反応が少し遅れた。

 

 

 

グサッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナイフがリサの脚に刺さった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ「ああああああああぁぁぁ!!!」

 

未来「てめぇぇぇ!!!!リサに!リサに!!!」

 

???「行くぞ。」

 

未来「待てよ!!!!おい!!!」

リサを傷つけられたことで血が上った未来だったが冷静になるのは早かった。

未来「はっ、リサ!」

 

未来「リサ!大丈夫か!?」

 

リサ「うん、、、いたいけど、、大丈夫、、、」

 

未来「急いで病院に行かないと!(アドレナリンが出てるうちに早くしないと!)」

 

リサ「うん、、連絡、、とか、どうしよう。」

 

未来「僕がするから!リサはとりあえず安静にしよう。ナイフが刺さったままで怖いかもしれないけど抜いたら危ないからそのままにしよう。」

 

未来「それから救急車で、、、」

 

 

 

未来「わかりました。急いでください。」

 

未来「リサ。あと5分ぐらいで来るらしいからとりあえず安静にしてよう。」

リサ「未来。こっちに来て。」

 

未来「どうした?他にもどこか怪我を!?」

 

リサ「ううん違うの。」

リサは未来に抱きついた。

 

リサ「少しだけこうさせて。」

 

未来「ああ。いいよ。」

 

リサ「私さ、、怖かったよ。怖かったよぉ。」

リサは涙を流しながら話し出した。

 

リサ「でも未来が来てくれたから、、、嬉しかった。かっこよかったよ。」

 

未来「僕こそごめん。祭りなんてあんな輩が沢山いるって分かってたのに、、、」

 

リサ「未来のせいじゃないよ。」

 

 

 

 

救急隊員「大丈夫ですか?こ、これは、、」

 

未来「彼女は足を怪我しています。慎重に運んでください。ナイフは抜いてないです。」

 

救急隊員「分かりました。適切な処置をありがとうございます。」

 

救急隊員「では救急車に乗っていただけますか?」

 

未来「分かりました。」

 

 

未来達を乗せた救急車は荒々しいサイレンを鳴らしながら夜の街を走っていった。

 

 

2枚の願いの紙を残して。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

未来『これからずっとみんなが笑って過ごせるように。』

 

 

 

 

リサ『いつかこの気持ちを伝えられますように。』

 

 

 

 

 




???の方々怖すぎ。
てかこの街物騒ですね。色々起きすぎです。もしかしたら未来は名探偵コ〇ンみたいな感じで呼び寄せているのでしょうか?

???の方々は今後も登場していただきます。
救急車来たら騒ぎになると思った方へ
一応裏口に近い感じの場所で人気のない感じを想像してください。あと二次創作だから気にすんな))

それからこれから2週間ほど主が忙しくなるため基本投稿が出来ないと思います。出来ても1話かなぁ。
亀更新で申し訳ありません。

では次回もよろしくお願いします。

感想・評価お待ちしております。


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第九話「激動」

テスト嫌だァァァァ!

そんなことも言ってられないので頑張ります。

そんな合間に書いたものです。
(前回「忙しいのでしばらく更新しない」なんて書いたのに作者が忙しかろうが話を進めたくて書きたくなったのは内緒。)

今回は重い話です。
リサメインです。
書くの辛かったです。
次回も頑張ります。


ーーー救急車内

 

未来「リサ、大丈夫か?」

 

リサ「大丈夫だよ。今はあんまり痛くないよ。どうしてだろう?」

 

救急隊員「恐らくアドレナリンが出ているからだと思います。今は痛くなくてもおそらくそのうち痛みが襲ってくると思います。」

 

リサ「痛いのは、、いや、、だな。」

 

未来「大丈夫。僕がそばにいるから。」

 

リサ「うん、そうだね。ありがと、、未来。」

 

救急隊員「ところで、何があったのですか?ナイフが刺さるなど、、、」

 

未来「リサ、話してもいいか?」

 

リサ「うん。いいよ。」

 

未来「実は、、チンピラ?みたいな人にリサが襲われていて、、人数が多く隙を突かれて、、、、(僕がもっと、、、、もっと注意をしていれば、、、)」

 

救急隊員「なるほど、、わかりました。警察のほうに注意を促しておきます。」

 

未来「ありがとうございます。」

 

リサ「うっ!ぁぁあああああ!!!」ジタバタ

 

未来「リ、リサ!大丈夫か!?」

 

救急隊員「アドレナリンが切れ始めたか、、、鎮静剤を打とう。」

 

リサ「痛い!痛い!ああああ!!」

 

未来「リサ!大丈夫だから!落ち着いて!」

 

救急隊員「鎮静剤打ちます。動きを抑えてください。」プスッ

 

リサ「痛い!うっ、、、」

 

救急隊員「病院まであと少しです。それまで彼女を支えてあげてください。」

 

未来「リサ、頑張れ!あとすこしだから!」

 

 

 

 

ーーー病院

 

救急隊員「着きました!急いで手術室へ!」

 

医師「これは、、、、、聞いていたよりずっと悪い状態だ。緊急手術だ!」

 

未来「お願いします!」

 

リサ「怖いよ、、、未来。」

 

未来「大丈夫。絶対、、大丈夫だから。」

 

リサ「うん、、、」

 

医師「大丈夫ですか?一刻を争うためこの辺で失礼します。」

 

未来「お願いします。」

 

 

 

未来「手術を、、、見ることは出来ますか?」

 

看護師「はい。見られますよ。行きますか?」

 

未来「お願いします。」

 

 

 

看護師「ここからなら見ていて大丈夫です。」

 

未来「わかりました。」

 

看護師「彼女の、、リサさんの情報を教えて頂けますか?」

 

未来「、、、はい。本名は今井リサ。たしか16歳です。この病院からすぐ近くに住んでいます。血液型はO型です。」

 

看護師「わかりました。」

 

看護師「ところで急いでいたので聞けませんでしたが、御家族の方ですか?」

 

未来「いや、家族では無いです。友達、、、ですかね。」

 

看護師「御家族の方に連絡をしていただけますか?」

 

未来「わかりました、、、」

 

 

prrrrrr......

 

ーーー今井家

 

リサ母「あら?こんな時間に何かしら?」

 

リサ母『もしもし、今井です。』

 

未来「リサのお母さんですか?」

 

リサ母『あなたは、、未来くんかしら?』

 

未来「はい、、、急で申し訳ないのですが、都立羽丘病院に来ていただけませんか?大至急です。」

 

リサ母『、、、、分かったわ。(何かあったのね。)』

 

未来「ありがとうございます。」

 

 

未来「僕は、、、僕は、、、何のためにこの力を授かったんだ、、、」

 

 

 

 

看護師「今井リサさんの御家族の方ですか?」

 

リサ母「はい、そうです。何があったのですか?」

 

看護師「実は今井リサさんが、、足にナイフが刺さっています。現在緊急手術を行っています。」

 

リサ母「リ、リサは大丈夫なんですか!?」

 

看護師「落ち着いてください。大丈夫です。」

 

リサ母「あっ、未来君、リサの近くにいた男の子はどこですか!?」

 

看護師「彼なら手術を見守っています。」

 

リサ母「彼の元へ案内してください!」

 

看護師「わかりました。こちらです。」

 

 

看護師「こちらです。」

 

リサ母「ありがとうございます。」

 

 

 

リサ母「、、、、、、何があったのか、教えてもらえるかしら?」

 

未来「本当にごめんなさい!、、、、守れなかった、、、リサを守れなかった、、、」

 

リサ母「そう、、、、」

 

未来「ごめんなさい!、、、、ごめんなさい、、、!」

 

リサ母「、、、こちらこそごめんなさい。あなたがいなかったら事態はもっと悪化していたはずよ。だから、、、そんなに自分を責めないで。」

 

未来「本当は救えたんです。僕がもっと決断を早く決めて、、、、相手を倒していれば、、、」

 

リサ母「、、、それで悔やんだところで過去に戻ることはできないわ。今は未来を見なければならない。」

 

未来「教えてもらえませんか?、、、、、これから僕はどんな風にリサと関わればいいかを、、、、」

 

リサ母「それはあなた自身で考えなさい。でも、、、あなたが出した答えならあの子はきっと受け入れるわ。」

 

未来「、、、はい、、、、、」

 

 

未来「(僕は一体、、、、どうすれば、、、)」

 

 

 

 

 

 

看護師「手術が終わりました。こちらへお願いします。」

 

リサ母「行きましょう。未来君、あなたも。」

 

未来「はい、、、」

 

 

 

リサ母「リサ!」

 

医師「命に別状はありません。ですが、暫くは歩いたりすると痛みが出るかと思いますので車椅子でお願いします。」

 

リサ母「車椅子、、、ですか。」

 

医師「はい。歩いてもいいタイミングはこちらから指示をします。」

 

リサ母「わかりました。ありがとうございます。」

 

医師「今日は入院させましょう。明日、検査をして大丈夫なら退院して大丈夫ですよ。」

 

リサ母「わかりました。」

 

 

 

ーーー病室

 

リサ「スゥ……」

 

リサ母「ほんと、何も無くてよかった。未来君、あなたは怪我をしていないの?」

 

未来「僕は、、、怪我しないので大丈夫です。」

 

リサ母「そう、なら良かったわ。あなたは、今日ここにいる?」

 

未来「居ても、いいのなら。」

 

リサ母「なら、リサをお願いね。きっと私がいるよりあなたがいた方がリサは喜ぶわ。」

 

未来「、、、、、」

 

リサ母「じゃあまた明日来るわ。」

 

ガラッ

 

未来「リサ、僕はこれからどうすればいいんだ、、、、、」

 

 

 

 

 

ーーー???

 

???「悩んでるみたいだな。」

 

未来「、、、またか。なんの用?」

 

???「まあそう邪険にするなよ。お前にいい話と悪い話を持ってきたんだ。」

 

未来「、、、なに?」

 

???「どっちから聞きたい?」

 

未来「、、、どっちでもいいよ。」

 

???「じゃあいい話からにしよう。いい話っていうのはあの子、今井リサといったか。」

 

未来「!!!」

 

???「あの子を刺した相手のことについてだ。あいつは過去にリサをいじめていたやつだ。」

 

未来「やっぱり、、、!!」

 

???「だが迂闊に手出しはしない方がいい。」

 

未来「どうして!?」

 

???「それはまだ言えないな。だが、今手を出せばお前だけに被害は収まらないということだ。」

 

未来「、、、わかった。」

 

???「相手もなかなかに頭が回るやつだ。気をつけておけ。」

 

未来「悪い話というのは?」

 

???「そのー、なんだ。まぁ、お前のことなんだが、、、今を大切にしておけ。」

 

未来「なんだよそれ、、、しっかり言ってくれよ。」

 

???「いい方の話をしすぎたな。まぁまた会えるさ。お前が俺を呼べばな。」

 

未来「教えてくれよ。お前は何なんだ。」

 

???「直にわかるさ。じゃあな。」

 

未来「まて!ぅっ!」

視界を眩い光が包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

未来「これは、、、どこだ?」

未来の周りには見覚えのある風景が広がっていた。

 

未来「たしか僕は病院にいたはず、、、」

周りには人が沢山、、祭りの屋台もある。

 

未来「これは、今日の、、、リサ!!」

 

 

 

未来「いた!リサ!」

 

 

未来「大丈夫か!?リサ!」

 

 

 

バァン!!!!!

 

 

未来「うっ、、」

 

 

 

 

未来の体に銃弾が撃たれた。

 

未来「リ、リサ、大丈夫か!?、うっ、、リ、サ!リサ!リ、サ、、、、」

そこには

 

 

 

 

赤色に染まったリサがいた。

 

 

 

 

 

未来「リサ、、、」

 

???「ふん、来なければいいものを。」

 

???「銃を使っちまったので人が来ると思います。今のうちに離れましょう。」

 

???「ああ。ここは退こう。じゃあな、、、かっこいい彼氏さん。」

 

 

未来「リサ、、リサ、、、ゔぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙」

 

 

 

リサは動かない。

 

 

 

 

未来「リサ、、、リサ!!」

 

 

リサは動かない。

 

 

 

 

未来「だれか、、誰でもいいから、、僕を、、

 

 

 

 

 

 

殺してくれ。」

 

 

 

 

 

 

リサ「み、未来?」

 

未来「リ、リサ。起きたのか。」

 

リサ「未来、大丈夫?凄い唸ってたけど、、、(唸ってるって言うか、、、今、『殺してくれ、、』って。どうしたの?)」

 

未来「ああ。大丈夫。リサこそ足痛くない?」

 

リサ「痛くはないんだけど変な感じがするかな。」

 

未来「そういえば、しばらくリサは車椅子だって。」

 

リサ「うっそ!?どーしよ!」

 

未来「僕が、押すよ。(そうすれば、リサを守れる、、、今度こそ絶対に、、、)」

 

リサ「いやー、悪いよ。」

 

未来「いや、押させてくれ。お願い。」

 

リサ「う、うん。そこまで言うなら押してもらおうかな。」

 

未来「今日は検査して大丈夫そうだったら退院だって。」

 

リサ「そっか。」

 

 

病室には時計の針の音が響いていた。

 

 

 

 

リサ「あの、、、さ。少し、話、聞いてくれる?」

 

未来「うん、いいよ。」

 

リサ「アタシね!、、、昔、虐められてたんだ。幼稚園と小学校の頃ね。」

 

未来「、、、、、」

 

リサ「凄くね、辛かったの。毎日が辛かった。」

 

未来「、、、ごめん、、」

 

リサ「どうして未来が謝るの?きっとアタシが悪かったんだよね。でも中学校に上がってからいじめはなくなったの。まぁ、アタシが私立の中学校に受験したからなんだけどさ。」

未来「うん、、、」

 

リサ「それからいじめは無いまま過ごしてたからきっといじめてる子達のこと、忘れちゃってたんだよね。そしたら昨日さ。」

 

未来「元いじめっ子にやられた、、、」

 

リサ「!、、、うん。最初は、誰かわからなかったんだけど、、、心の奥から怖くなって、、誰か思い出したの。」

 

 

 

リサ「きっと、、未来がいなかったら今ここにアタシ、居ないんだよね。」

 

未来「ちがう!リサはわかっていない!僕がいなければ、、リサはきっと怪我なんてしてなかった!」

 

リサ「分かってないのは未来の方だよ!確かに未来の言う通り、怪我はしなかったかもしれない、でも、もっと深い傷を心に、身体にあった!」

 

リサ「だからさ、、、自分を責めないでよ。殺してくれなんて、、言わないでよ!」

 

未来「、、、ごめん。」

 

リサ「アタシ、未来が来てくれた時、本当に嬉しかった。かっこよかった。」

 

リサ「未来はどうして私を助けてくれたの?」

 

未来「それは、、、リサが大切だから。大切な親友だから。」

 

リサ「アタシには、死んで欲しくないでしょ?」

 

未来「当たり前だ。」

 

リサ「アタシだってそうだよ。未来のことを大切な人だって思ってる。だから死んで欲しくなんかない!だから、殺してくれなんて、、言わないでよ!」

 

未来「、、、、、ごめん。」

 

リサ「私も怒鳴っちゃってごめん。」

 

未来「もう迷わない。ずっと、リサを守るって約束する。」

 

リサ「っっ!!ありがとう!(カッコよすぎるよ、やっぱり//)」

 

 

リサ「少し眠くなっちゃった。寝てもいいのかな?」

 

未来「人が来たら起こすよ。だから寝てていいよ。」

 

リサ「ありがとう。」

 

 

 

リサ母「そういう事だったのね。」

 

未来「!、、、いらしてたのですね。」

 

リサ母「私が入る空気ではなかったから待っていたの。」

 

未来「ありがとうございます。」

 

リサ母「でももう心配ないのね。だって、あなたがついているのだもの。」

 

未来「今度こそ、、必ず。もう二度とあんなことにはさせません。リサの前ではああいったけど、命に変えてでも。」

 

リサ母「あら頼もしい。(玲の言う通りの子ね。クールに見えて実は感情的、すごく優しくて、危うい子。)」

 

 

 

 

 

医師「検査は特に問題ありませんでした。」

 

リサ母「そうですか、、良かった。」

 

リサ「ちょっとお母さん、、心配しすぎだよ。」

 

リサ母「親なんだから心配ぐらいするわ。でも、、、未来君がいてくれて良かったわ。」

 

未来「そんなことないです。でも、助けることが出来て良かったです。」

 

医師「救急隊員の方から聞きましたが、応急処置が完璧だったとか。普通刃物が刺さっていたら焦って抜こうとしちゃう人が多いですから。」

 

未来「知識だけはあったので。」

 

医師「やはり博識な方がいると助かる命も増えるのでしょう。本当にありがとう。」

 

未来「当然のことですから。手術、お疲れ様でした。」

 

リサ「あっ、アタシも。助けて下さり、ありがとうございました!」

 

医師「医者の仕事を全うしたまでだよ。もう怪我しないようにね。」

 

リサ「はい!もう大丈夫です!」

 

医師「おお、こりゃまたすごい自信だね。何かあったのかい?」

 

リサ「ここにいるアタシの『大切な人』がこれからは守ってくれますから!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー???

 

???「なるほど、、時谷未来か。面白いことしてくれるじゃん。」

 

???「どうしますか?」

 

???「俺たちの計画を邪魔したんだ。権力を使ってでも潰してやるよ。」

 

???「でもあいつ、体がすごく丈夫です。鉄パイプで本気で殴っても聞きませんでしたよ!?」

 

???「体が丈夫でも心は脆いだろ?」

 

???「まさか、、、」

 

???「やつの交友関係を調べろ。」

 

???「は、はい!」

 

 

 

???「時谷未来、、、『絶望』を見せてやるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これから未来君には絶望してもらおうかなぁ?( ´﹀` )ニヤニヤ
まぁいいよね!だって絶望するのが主人公の仕事でしょ?

アンケートは次回の投稿日までとさせていただきます。ご了承ください。


これからもよろしくお願いします。
感想・評価お待ちしております。


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第十話「努力と責任」

明日テストなんだよなぁ、、、
まぁいいや。今回はあんまり出せてなかったキャラクターを出しました。



ーーー今井家

リサ「じゃあお母さん、行ってくるね。」

 

未来「失礼します。」

 

リサ母「リサのことお願いね。」

 

未来「安全に行きますから安心してください。」

 

リサ「じゃあ未来、行こ!」

 

 

 

 

 

ーーー羽丘学園

 

日菜「ええー!!リサちーどうしたの!?」

 

リサ「あははー。ちょっとねぇー、足怪我しちゃって。」

 

未来「しばらくは車椅子ってこと。」

 

日菜「でもどうして未来君が押してるの?」

 

リサ「そ、それはね。」

 

未来「僕が押したいって言ったんだ。」

 

日菜「どうして?」

 

未来「こうなったのは僕のせいでもあるから。」

 

日菜「それってどういうこと?」

 

リサ「ま、まぁまぁ。未来がいたからこのぐらいで済んだんだからさ!落ち着いてよ。」

 

日菜「、、、理由は聞かない方がいいんだよね?」

 

未来「そうしてくれると助かる。ごめん、日菜。」

 

日菜「ううん、いいの。私も追求しちゃってごめんね。リサちーもごめん。」

 

リサ「いいよいいよ!気になっちゃうもんね、そりゃ。」

 

日菜「夏休み近いのに残念。あんまり遊びに行けないよね。」

 

リサ「海とかは行けないかなぁー。あーあー、行きたかったー!!」

 

未来「なら行く?海。」

 

リサ・日菜「「へ?」」

 

リサ「ちょっとちょっとー。話聞いてたー?」

 

未来「ああ。でも海は入って遊ぶことだけじゃないってこと。」

 

リサ「なるほどねぇー。どうする?日菜。」

 

日菜「わ、私?まぁ、行きたいかなぁ。でも行くならおねーちゃんとかも一緒に行きたい!」

 

未来「いいんじゃないか?声掛けてみなよ。」

 

日菜「うん!楽しみー!」

 

リサ「じゃあアタシも友希那とか燐子とか誘ってみようかな。」

 

未来「バンドメンバーだね。でもそれだと日菜が1人じゃないか?」

 

日菜「私は未来君といるから大丈夫!」

 

リサ「(そうじゃん!そういえば日菜多分だけど未来のこと好きじゃん!2人きりとか羨ましすぎるんですけどー!)」

 

未来「そうか。まぁ誘いたい人いたら誘ってもいいから。」

 

日菜「うん。ありがとう!(リサちーに付き合ってる分、私にも付き合ってもらおー!!)」

 

 

 

担任「もう一学期も残り数日でーす。夏休みにはいるけどあんまり遊びすぎないように。警察のお世話には絶対ならないで。お願いだから!先生の首飛んじゃうから。」

 

日菜「ほんとに?先生。」

 

担任「ほんとだよ。この学校そういうのには厳しいからさ。」

 

日菜「じゃあやめておこーっと!」

 

担任「何をする気だったかは知らんがやめてね!?」

 

 

 

 

友希那「あら、リサ?それに未来も。」

 

リサ「おはよー、友希那。」

 

友希那「ちょっとリサ、どうしたの?」

 

リサ「あー、これ?ちょっと足怪我しちゃって、、」

 

友希那「練習はできるのかしら?」

 

リサ「激しいのはあれだけど、、指とかならできるよ。怪我したのは足だけだから。」

 

友希那「そう、ならいいわ。でもリサ、これからは気をつけるのよ。」

 

リサ「う、うん。ごめん、、、」

 

友希那「別に、怒っている訳では無いわ。ただ、その、、少し心配なったから、、」

 

リサ「ありがとう、友希那。」

 

 

 

友希那「そう、未来。少しいいかしら。」

 

未来「何か用でも?」

 

友希那「ええ。悪いけどリサ、少しだけ席を外してくれないかしら。」

 

リサ「うん、わかっ「悪いがそれは出来ない。」、、え?」

 

未来「こればかりは譲れないんだ。ごめん。」

 

友希那「どうしてかしら?私はリサに聞いたはずよ。」

 

未来「、、、リサがこうなったのは僕のせいでもあるんだ。」

 

友希那「どういうことかしら?しっかりと説明してもらえる?」

 

未来「、、、リサ。話してもいいか?」

 

リサ「友希那なら、、いいよ。」

 

未来「実は、、ーーーーーーーーー」

未来は一昨日の出来事をしっかりと話した。

 

友希那「そんな事が、、、リサ、大丈夫なの?」

 

リサ「怖かったけど、、、もう大丈夫だよ。」

 

未来「だからリサの近くを離れられないんだ。」

 

友希那「わかったわ。じゃあこのまま話を聞いてちょうだい。あなた、私のバンドに入らないかしら?」

 

リサ「え!?」

 

未来「僕が入ったらガールズバンドじゃないんじゃない?」

 

友希那「別に私はガールズバンドをしたい訳ではないわ。」

 

未来「うーん。出演は無理かな。」

 

友希那「どうして?」

 

未来「有名になりたくはないんだよ。だから、裏方としてサポートとかならいいよ。」

 

友希那「なら、お願いしようかしら。でも、その前にひとつ。」

 

未来「何だ?」

 

友希那「あなた、私たちに全てをかける覚悟はある?」

 

未来「ああ。当たり前だよ。」

 

友希那「そう。わかったわ、ありがとう。」

 

 

 

???「けへへへへっ。あいつは良さそうだなぁ。」

 

 

 

 

 

リサ「今日バイトだっけ?」

 

未来「うん。久しぶりにcircleに顔出せるよ。」

 

リサ「文化祭の後日以来?」

 

未来「そう。まりなさんが「頑張ってくれたからお休みにしといたよ!」と言ってくれたからね。」

 

リサ「そうなんだ。頑張ってね。」

 

未来「うん。リサも無理しちゃダメだからね。」

 

リサ「分かってるって♪」

 

未来「そろそろ家だね。」

 

リサ「うん、、、」

 

ピンポーン

 

リサ母「はーい。」

 

リサ「おかあさーん。ただいまー。」

 

リサ母「おかえり。未来君、ありがとう。」

 

未来「いえ。じゃあ僕はこれで。」

 

リサ母「もう少し居てくれてもいいのよ?」

 

未来「今日は生憎バイトでして。」

 

リサ母「あら、残念。リサのことよろしくお願いします。」

 

未来「こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

 

 

 

ーーーcircle

 

未来「こんにちはー。」

 

まりな「あっ、未来君!こんにちは、久しぶりだね!」

 

未来「休みにしたのはまりなさんですよ。」

 

まりな「まぁまぁ。休みはどうだった?」

 

未来「うーん。あんまり良くはなかったですけど、、まぁ楽しむことも出来ました。」

 

まりな「そっか。あっそうだ。未来君、テストは?」ニヤニヤ

 

未来「言うと思って持っきました。どうぞ。」

 

まりな「どれどれ〜?えっ、うそっ、、、未来君、、、全部、、、満点?」

 

未来「だからテストは心配無いって言ったんですよ。」

 

まりな「すっごい。私満点のテストとか初めて見たかも。」

 

未来「まぁそこは小学生の時にやったし、、、(ボソッ)」

 

まりな「どうかした??」

 

未来「いえ、なんでもないです。」

 

まりな「あっ、蘭ちゃん達だ。」

 

 

蘭「こんにちは、まりなさん。あっ、今日はいるんですね。未来先輩。」

 

未来「久しぶりだね、蘭。それと後ろの人達は確か、モカとつぐみと、、上原さんと宇田川さんだよね。」

 

モカ「覚えてて〜くれたんですね〜。ありがとうございます〜。」

 

未来「みんなここに来たって事はバンド?」

 

蘭「そう。私たち、「Afterglow」ってバンド作ったの。」

 

未来「楽器の方はどうなんだ?」

 

蘭「それがさ、、、まぁ、見てくれた方がいいかな。」

 

未来「???」

 

 

 

一言で言えば「バラバラ」だった。

未来「なるほど。蘭は歌に集中しすぎて始めたギターが追いつかない、上原さんはテンポが早すぎてついていけてない、宇田川さんは強く叩きすぎ、つぐみは緊張か分からないけど手がプルプルしてる、、、、」

 

蘭「結構グサグサ言いますね。」

 

巴「今のは私も心にグッときた、、、」

 

ひまり「やっぱり私向いてないのかなぁー。」

 

モカ「未来センパーイ。モカちゃんは〜どうでしたか〜?」

 

未来「モカは上手かったな。もしかしてやってた?」

 

モカ「モカちゃんはギターなんて触れたこと無かったので〜。やっぱりモカちゃん天才〜?」

 

未来「かもな。」

 

モカ「やった〜。」

 

つぐみ「み、未来先輩!教えてください!」

 

蘭「わ、私も。」

 

ひまり「ずるい!私も教えてもらいたい!いいですか?」

 

巴「私も教えてもらいたい、、、です!」

 

モカ「じゃ〜モカちゃんも〜。」

 

未来「良いよ。」

 

つぐみ「ありがとうございます!」

 

未来「じゃあみんな個別で練習していこう。それで最後にもう一回合わせてみれば変化がわかるはずだよ。」

 

蘭「わかった。」

 

未来「じゃあもう一部屋借りてくるよ。料金は気にしなくていいからね。」

 

巴「いや、そういうわけには!」

 

未来「大丈夫だから。今人もいないから。」

 

モカ「ここは~奢ってもらおうよ~。」

 

ひまり「でも、本当にいいんですか?」

 

未来「うん。大丈夫だよ。じゃあ行ってくるね。」

 

 

未来「まりなさん。もう一部屋使ってもいいですか?」

 

まりな「すっかりコーチみたいになってるね。いいよ。」

 

未来「ありがとうございます。」

 

 

 

未来「じゃあ、蘭とつぐみとモカは隣の部屋を使おう。」

 

蘭「わかった。」

 

モカ「りょ~か~い。」

 

未来「先に宇田川さんと上原さんを教えるから3人は個人練習してて。よく考えて練習してみて。」

 

蘭「はい。」

 

つぐみ「分かりました!」

 

モカ「よ〜し。頑張っちゃうぞ〜。」

 

 

ガチャ

 

未来「じゃあ練習始めようか。一応もう一度自己紹介しておくね。僕は時谷未来。楽器はほとんどできるけど1番はギターかな。好きなように呼んでもらって構わないから。よろしくお願いします。」

 

ひまり「はい!私は上原ひまりです!ベースやってます!ひまりって呼んでください!未来先輩!」

 

未来「わかった。(なんか、すごいグイグイくるなぁ。)」

 

巴「私は宇田川巴です。ドラムやってます、って言っても始めたばかりですけどね。呼び方は未来先輩が呼びやすいようにお願いします。」

 

未来「よろしく、巴。」

巴「はい!」

 

未来「じゃあまずはひまりから行こう。準備はいい?」

 

ひまり「は、はい!」

 

巴「私は自主練で大丈夫ですか?」

 

未来「うん、すぐに行くから少し待ってて。」

 

巴「はい!」

 

未来「じゃあ、やろうか。まずはゆっくりーーーーーーー。」

 

 

 

 

ひまり「やっぱり楽器って難しいですねー!」

 

未来「でも楽しいでしょ?」

 

ひまり「はい!、でもどうして分かったんですか?」

 

未来「あんなに楽しそうに弾いてたら誰でもわかるよ。僕は今から別の子のところに行くからもう見れないけどさっき言った練習毎日やったら上手になると思うよ。」

 

ひまり「はい!ありがとうございました!」

 

 

未来「じゃあ巴。軽く叩いてみてくれる?」

 

巴「え、何叩けばいいですか?」

 

未来「なんでもいいよ。自分の好きな曲で。」

 

巴「分かりました。」

 

 

 

巴「どうでしたか?」

 

未来「やっぱりそうだ。巴はさ、強く叩きすぎなんだよね。」

 

巴「強く叩きすぎですか。」

 

未来「最初も言ったけど本当にそれだけだね。リズムキープも悪くないし、そこさえ直せれば上手くなると思うよ。あとは、、、周りを見てって感じかな。」

 

巴「周りを見たってことは周りに合わせてって感じですか?」

 

未来「そんな感じに近いかな。今は巴が合わせちゃうと曲がバラバラになっちゃうからやらなくていいけどみんなが成長してきたら合わせるようにした方がいいかな。でも、ドラムは引っ張る感じだから。うーん、難しいけど引っ張るけど後ろを見ながらって感じ?」

 

巴「なるほど。難しいですね。」

 

未来「まぁ、このバンドの仲ならきっとできるよ。頑張って。」

 

巴「はい!ありがとうございました!あ、未来先輩。少しいいですか?」

 

未来「まだ何かあったか?」

 

巴「いや、そうでは無いんですけど、、、モカの事なんですけど、、、」

 

 

 

 

 

ガチャ

 

蘭「あっ、きた。」

 

未来「蘭は最後でもいい?」

 

蘭「いいですけど、、、」

 

未来「ありがとう。じゃああんまりいい事が無さそうなモカから行こう。」

 

モカ「は〜い。」

 

未来「少し外へ出れる?」

 

モカ「んんー?いいですよ〜。」

 

ガチャ

 

 

廊下

 

未来「モカ、実はすごい練習したでしょ?」

 

モカ「いや〜そんなこと〜ないですよ〜。」

 

未来「僕が分からないとでも思う?」

 

モカ「、、、やっぱりバレちゃいますか〜。いや〜いい感じだったと思うですけどね〜。」

 

未来「本当に頑張ったんだと思う。すごい上手だった。」

 

モカ「でもこうして話してるってことはダメなところがあったってことですよね〜。」

 

未来「うん。でもそれは僕がモカの立場でも直せないところかな。」

 

モカ「それはモカちゃんじゃ直せないですよ〜。」

 

未来「いや、直せるよ。モカがちょっと意識するだけで。」

 

モカ「なんですか〜?」

 

未来「もっと仲間を信じてみなよ。」

 

モカ「、、、、、、、」

 

未来「みんなモカの事信じてるから頑張らなきゃって必死なんだと思う。でもバンドっていうのは1人では絶対にできない。お互いがお互いのことを信じないと出来ないんだよ。だからさ、モカもみんなのことをもっと信じてみなよ。」

 

モカ「でも、でも!あたしが頑張らないと、みんなが安心して弾けないから!」

 

未来「本音。やっと出たね。」

 

モカ「え、、、、?」

 

未来「根詰めすぎなんだよ。人間は完璧なんかより少し欠けてたほうがいいんだよ。」

 

モカ「でも、あたしが頑張ってみんなを支えないと、、、」

 

未来「もうみんな、分かってると思うよ。モカが頑張って支えてくれてるって。むしろ巴はモカのことを心配してた。」

 

モカ「トモちんが?」

 

未来「ああ。だからもう少し、糸を緩めてもいいんじゃないか?蘭やつぐみ、ひまりに巴。今も必死に練習している仲間がいるんだ。」

 

モカ「、、、、うん。」

 

未来「今のモカならさっきよりいい演奏ができるはずだよ。」

 

モカ「未来先輩。ありがとうございました。」

 

未来「ああ。また後でな。」

 

 

ガチャ

 

蘭「次は私?」

 

未来「いや、つぐみ。」

 

蘭「、、、、、」

 

未来「また後でな。」

 

 

つぐみ「私はどうすればいいですか!?」

 

未来「、、、元気だね。」

 

つぐみ「未来先輩に教えていただけるのは久しぶりなので!」

 

未来「じゃあ厳しい方がいい?」

 

つぐみ「おまかせで!」

 

未来「わかった。じゃあ早速いってみよう。まずはーーーーーー。」

 

 

 

 

 

 

 

未来「どう?」

 

つぐみ「指が痛いです。」

 

未来「まぁ厳しめに行ったからね。」

 

つぐみ「やっぱり容赦ないですね。」

 

未来「でもこれで、さっきより楽に弾けるはずだよ。あとは、リラックスかな。」

 

つぐみ「ほんとですか?まぁ、未来先輩の言うことなんで信じてやって見ます!」

 

未来「じゃあまた後で。練習の成果見せてもらうね。」

 

つぐみ「はい!」

 

 

蘭「やっときた。ちゃんと教えてくださいよ。」

 

未来「分かってるよ。でも正直ボーカルの方で教えることはほとんどないよ。体育祭の時にほとんど教えたからね。」

 

蘭「じゃあギターの方教えてください。」

 

未来「分かってるよ。まずはーーーーーー。」

 

 

 

蘭「なるほど。でも、私今日じゃないんで両方同時にとかきついんですけど。」

 

未来「じゃあボーカルに専念すれば良かったのに。ギターならいるんだし。」

 

蘭「でもそれは、、、ちょっと違う。未来先輩、両方やってたじゃないですか。」

 

未来「え、もしかして僕がギターとボーカルやってたから蘭もやったの?」

 

蘭「、、、悪いですか?」

 

未来「いや、そうじゃなくて。嬉しいなって思ってさ。」

 

蘭「と、とにかく!//どうやれば2つ出来ますか!」

 

未来「そうだな、、、蘭は歌うのが得意なんだからそっちはもう無意識でできるようにして、ギターにのみ意識を向ける、、、とか?」

 

蘭「分かりました。」

 

 

 

蘭「どうでしたか?」

 

未来「歌はさっきよりも荒くなってるけどギターは弾けるようになってたね。あとは練習するだけだよ。」

 

蘭「やった)ボソッ、、、、ありがとうございます。」

 

未来「じゃあみんなで合わせてみる?」

 

蘭「はい。分かりました。」

 

未来「モカ、つぐみ。合わせるよー。」

 

モカ・つぐみ「「はい!(は〜い。)」」

 

 

 

ひまり「あっ!みんな戻ってきた!」

 

巴「合わせるんですか?」

 

未来「うん。みんなに教えたからきっと上手になってるよ。」

 

蘭「じゃあみんな、やろう。」

 

モカ「お〜。やろ〜。」

 

 

蘭「じゃあ行くよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蘭「これ、私たちなの?」

 

巴「なんか、凄かったな。」

 

ひまり「私、ドキドキしちゃったよ!」

 

モカ「最高でした〜。」

 

つぐみ「あの時みたいに、、楽しかった!」

 

未来「うん。最初よりも数倍凄かったよ。」

 

蘭「やっぱり未来先輩は、、、凄いですね。」

 

未来「みんなが頑張ったからだよ。」

 

ひまり「やったよぉぉぉぉ!!!」

 

モカ「ひ〜ちゃん泣いてるよ〜。」

 

コンコン

 

まりな「みんな〜。もうそろそろ時間だけどどうかな?」

 

蘭「まりなさん。もう出ます。」

 

まりな「そっか〜!分かった!ってひまりちゃん!?どうして泣いてるの?もしかして未来君???」

 

未来「いや、違いますから。」

 

モカ「ひ〜ちゃんの事は〜気にしなくていいですよ〜。」

 

まりな「あっそうなんだ。」

 

巴「ひまり!泣いてないで帰るぞ!」

 

未来「うん、もう夜だから帰った方がいいよ。」

 

モカ「じゃ〜かえりましょ〜。」

 

 

 

 

 

 

蘭「今日はありがとうございました。」

 

未来「いいよいいよ。蘭も頑張ってるだね。」

 

蘭「はい。」

 

未来「あれから家の問題は解決したのか?」

 

蘭「ちゃんと向き合って話してみました。」

 

未来「そっか。」

 

蘭「本当にありがとうございました。」

 

未来「また困ったら相談してくれて構わないから。僕がいる間はね。」

 

蘭「ありがとうございます。じゃあみんな待ってるんで今日はこれで。」

 

未来「うん。気をつけてね。」

 

蘭「はい。じゃあまた今度。」

 

 

 

まりな「みんな上手だよね。」

 

未来「そうですね。みんな初心者だとは思えないくらい上手ですね。」

 

まりな「きっと努力を沢山したんだろうなぁ。」

 

未来「努力のし過ぎも良くないですけどね。」

 

まりな「それって、、モカちゃんのこと?」

 

未来「さぁ?どうでしょう?」

 

まりな「教えてくれてもいいじゃーん!」

 

 

 

 

???「バンド、、、CIRCLE、、、花咲川、、羽丘、、、これだけあれば十分だな。待っていろ、、時谷未来。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




モカってかっこいいですよね。
Afterglowの支柱だと思います。

:アンケートはヤンデレ派が多いので出したいと思いますが、反対意見もかなりあったため出す人数や頻度は少なめにさせていただきます。ご了承ください。:

感想・評価よろしくお願いします!
次回もよろしくお願いします!


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第十一話「友人関係」

テストが終わりました。
投稿遅れて誠に申し訳ございませんでした!

テスト自体はもう少し早く終わってたんですけど、話が思いつかなかったんです、、
(モチベが上がらなったわけじゃないよ!、、、、、)

これからは夏休みなので頑張ります。
久々に描いたものなのでめちゃめちゃな文かもしれませんがどうか優しい温かい目で見てください、、、


学校が夏休みに入ってまだ間もない頃

 

▼▼▼▼▼

 

プルルルルル

 

未来「誰だろう?」

 

リサ『あ、出た!もしもーし!』

 

未来『おはよう、リサ。どうしたの?』

 

リサ『おはよう!今日さ、、日菜と一緒にショッピングモールに行こうかなって思うんだけど、、一緒に行かない?』

 

未来『今日?ちょっと待って、、、、、うん。いいよ。』

 

リサ『ほんと!?ありがとう!時間どうする?』

 

未来「見たい場所があるなら早めのほうがいいんじゃないか?』

 

リサ『そうだね、、、じゃあ10時でどう?』

 

未来『わかった。じゃあ10時にリサの家に迎えに行くよ。』

 

リサ『うん、、ありがとう。あ、後さ!ほかにも誘ってもいい?』

 

未来『うん、、いいけど、、、、誰か聞いてもいい?』

 

リサ『秘密じゃダメ?ほら、、どうせすぐわかるからさ!』

 

未来『まあ別に大丈夫だよ。じゃあまたあとでね。』

 

リサ『うん。またね。』

 

 

未来「さて、、、日菜もいるんだよね。何買いに行くんだろう?」

 

 

 

 

ーーー今井家

 

未来「ちょっと早く着いちゃったかなぁ。」

 

シャッ

 

リサ「おーい!」

 

リサが自室である二階から窓を開け話しかけてきた。

 

未来「あっ、リサ。ちょっと早く来ちゃった。」

 

リサ「私も準備出来てるから今そっちに行くね。」

 

未来「わかった。」

 

 

 

リサ「ちょっと手伝ってくれない?」

 

未来「うん。今行くよ、そっちに。」

 

 

リサ「少しはさ、、、歩けるようになったから家の中は松葉杖をして歩いてるんだ。」

 

未来「そっか。治ってきてるならよかった。楽器の練習は出来てる?」

 

リサ「前のようにはいかないけれどできる限りやってるよ。」

 

未来「そっか。じゃあ、行こうか。押すね。」

 

リサ「うん。ありがとう。日菜とほかの人たちとは現地集合にしちゃってるからそのまま向かっていいよ。」

 

未来「わかった。気持ち悪くなったりしたら直ぐに言ってね。」

 

リサ「わかった。」

 

 

リサ「未来はさ、、、夏休みの課題やった?」

 

未来「半分くらいは終わらせたよ。まあ、予定がたくさんってわけでもないから急がなくてもいいんだけどね。」

 

リサ「やっぱり早めにやっといたほうがいいよね。アタシもやろーと!」

 

未来「手伝おうか?」

 

リサ「うーん、、、じゃあ詰まったら聞いてもいい?」

 

未来「いいよ。」

 

リサ「これ言うの遅いかもしれないけどさ、、私重くない?」

 

未来「全然重くないよ。押すのだって疲れることじゃないから気にしないで。」

 

リサ「そっか、、ありがとう。(よかった~~~!)」

 

未来「あっ、見えてきたね。」

 

リサ「もう皆来てるかな?」

 

未来「何時に集まる約束だったの?」

 

リサ「みんなとは10時半頃集まる予定だったよ。」

 

未来「ならちょうどいいぐらいじゃない?」

 

リサ「そうだね。」

 

 

 

未来「やっぱり中は涼しいね。外歩いてきたし汗もかいてるよね。」

 

リサ「そうだね~。そうだ!みんなまだ来てないみたいだから何か飲みに行かない?」

 

未来「いいよ。どこがいい?」

 

リサ「じゃあ、ス〇バかな。今期間限定メニューもあるみたいだし、飲んでみたかったんだよね!」

 

未来「じゃあ行こう。」

 

 

ーーース〇バ

 

店員「ご注文は何いたしますか?」

 

リサ「じゃあ、この期間限定のやつを、、未来もこれでいい?」

 

未来「リサに任せるよ。こういうのはわからないからさ。」

 

リサ「わかった。じゃあそれを二つで。サイズは、、、tallで。」

 

店員「かしこまりました。少々お待ちください。」

 

 

 

店員「お待たせしました。」

 

リサ「すごっ、、おいしそう!」

 

未来「ありがとうございます。ごめんリサ、僕の分も少し持っててくれない?」

 

リサ「いいよ!」

 

店員「ありがとうございました。」

 

 

 

未来「皆来てるかもしれないから入り口の近くにいたほうがいいよね。」

 

リサ「そうだね。んんっ!これすっごくおいしいよ!」

 

未来「そうなんだ。僕も飲もうかな。もらってもいい?」

 

リサ「はい。どう?」

 

未来「うん、おいしいね。」

 

リサ「だね!」

 

 

日菜「あっ!リサちー!それに未来君!」

 

リサ「日菜だ。おーい!」

 

 

未来「おはよう。日菜。」

 

日菜「うん!おはよ!」

 

リサ「ほかのみんなはまだかな?」

 

日菜「多分まだじゃないかな?ところでリサちー足はもう大丈夫なの?」

 

リサ「うん。まだ外は歩けないけど少しづつ回復してるよ。心配してくれてありがとうね。」

 

日菜「ううん!大丈夫ならよかった!誘ってくれた時は心配でどうしようかと思っちゃった!」

 

リサ「あははっ!そっか!」

 

日菜「そうだよ!あっそれ、未来君。なに飲んでるの?」

 

未来「これか?これはス〇バで買ったドリンクだよ。日菜も飲む?」

 

日菜「いいの!?」

 

未来「いいよ。はい。」

 

日菜「ありがとう!」

 

リサ「(あっ!いいなぁーー!)」

 

日菜「これおいしいね!(間接キスしちゃったよ、、、うれしいけどちょっと恥ずかしいかな///)」

 

未来「口にあったならよかった。」

 

 

ひまり「あっ!リサ先輩!」

 

リサ「おっ、ひまり!来たね!」

 

つぐみ「ちょっと待って、ひまりちゃん!」

 

未来「つぐみもいるんだね。」

 

つぐみ「あっ、未来先輩!こんにちは!」

 

未来「こんにちは。リサ、これで全員?」

 

リサ「そうだね。」

 

未来「それにしても珍しいメンバーじゃない?」

 

日菜「今度ここにいるメンバーで海にいくの!」

 

未来「あー。この前話していたやつね。」

 

リサ「まぁ、もう一人いるんだけどね。今日は予定が合わなくてさ、来れないみたいでさ。」

 

未来「そうだったんだね。ちなみにその子のこと、僕は知ってる?」

 

リサ「うーん、たぶん知らないかな、、」

 

未来「そっか。ところで海に行くメンバーで今日はどこに行くの?」

 

日菜「それはね!」

 

日菜・ひまり・リサ「「「水着を買いに行くの!!!」」」

 

未来「、、、え?」

 

つぐみ「すみません、、、」

 

リサ「やっぱり海に行くなら水着でしょ!泳げなくても着ておきたいっていう感じ?」

 

ひまり「それにやっぱり殿方の意見も大事ですから!」

 

日菜「私は未来君に選んでもらいたいから!」

 

未来「そうか。わかった。じゃあいこうか。」

 

つぐみ「あれ?未来先輩、、、大丈夫なんですか?」

 

未来「大丈夫って何が?選んでほしいなら選ぶよ。」

 

リサ「(やっぱり未来ってこういうところあるよねえ。優しいんだけど、、)」

 

日菜「じゃあいこ!」

 

 

 

ーーー水着売り場

 

日菜「ねーねー!これどうかな?」

 

未来「いいんじゃないか?でも日菜にはもう少し明るい色も似合いそうだけどね。」

 

日菜「じゃあそうしようかな!」

 

リサ「アタシはこれにしようかな。」

 

未来「いいね。似合ってると思うよ。」

 

リサ「そう?ありがとう!」

 

ひまり「先輩!私のはどうですか?」

 

未来「それは、、、派手すぎるんじゃないか?」

 

ひまり「そうですかね?」

 

つぐみ「あ、あの!未来先輩!わたし、、、これ似合いますかね?」

 

未来「ああ。似合うと思うよ。」

 

つぐみ「ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

未来「みんな買えてよかったね。」

 

リサ「そうだね♪」

 

つぐみ「わざわざありがとうございます!」

 

未来「いいよ全然。リサが動くなら僕も付き合うし、何よりみんなと居た方が楽しいからね。」

 

ひまり「これからどうしますか?」

 

リサ「んー。未来、どうする?」

 

未来「そうだなー。日菜、どうする?」

 

日菜「、、、、、、」

 

未来「日菜?」

 

日菜「、、あぁ。うん、ごめん。ちょっとボーとしてた。何かな?」

 

未来「今からどうしようか決めようとしてたんだけど、、、日菜はどうしたいかなって。」

 

日菜「そうだなー。あっ!私未来君の家行きたい!」

 

未来「僕の家に?」

 

日菜「そう!ほら!外暑いし!」

 

未来「僕は構わないけど、、、家に行って何するの?」

 

リサ「それは、行ってから考えればいいんじゃない?」

 

ひまり「私も行ってみたいです!」

つぐみ「私も、先輩がいいのなら行きたいです!」

 

未来「じゃあとりあえず行こうか。」

 

 

 

 

未来「(さっきからなんだろう。どこからか視線を感じる。)」

 

日菜「(さっきから何かわからないけど見られてる気がするんだよね。誰かな?)」

 

 

 

 

未来「着いたよ。ここが僕の家。」

 

日菜「お邪魔しまーす!!」

 

ひまり「私も!お邪魔します!」

 

つぐみ「ちょっとひまりちゃん!もう!ごめんなさい、先輩。」

 

未来「いいよいいよ。リサ、肩貸すからとりあえずリビングまで行こうか。」

 

リサ「ごめんね。ありがとう。」

 

つぐみ「荷物持ちますよ!」

 

未来「ありがとう、つぐみ。」

 

つぐみ「気にしないでください!」

 

 

 

リサ「(やっぱり近くで未来のこと見るとかっこよくてドキドキしちゃうよ、、、)」

 

未来「リサ、ここでいいか?」

 

リサ「う、うん!」

 

 

日菜「(リサちー、いいなぁ。私もあんな風に見てもらいたいなぁ。もしかして私もあんな風に怪我したら見てくれるのかな、、、、)」

 

 

 

未来「よいしょっと。リサ、しっかり座れた?」

 

リサ「うん、大丈夫だよ。ありがとうね。」

 

未来「気にしないで。さて、何する?」

 

 

ひまり「はいはーい!私、王様ゲームやりたいです!」

 

未来・日菜「「王様ゲーム??」」

 

 

リサ「2人とも知らない?王様ゲーム。」

 

未来「うん。」

 

日菜「私も聞いたことないかなー。」

 

ひまり「えっと、王様ゲームっていうのはくじが人数分あって、それぞれに王様、もしくは番号が振ってあるんです!それをみんなが1つずつ引いて王様が『〇番の人が〇番の人に○○。』みたいな感じで命令を出せるんです!基本的には王様の命令は絶対聞かなきゃいけないですよ。」

 

日菜「おもしろそう!やってみたい!」

 

リサ「じゃあやってみる?」

 

つぐみ「未来先輩!やりますか?」

 

未来「うん、いいよ。やってみようか。」

 

ひまり「じゃあ何か書くものと棒みたいなのをもらってもいいですか?」

 

未来「うん、ちょっと待っててね。」

 

 

 

未来「これでいいかな?」

未来は割り箸とサインペンを持ってきた。

 

ひまり「はい!ありがとうございます!」

 

 

 

ひまり「できました!早速やりましょう!」

 

 

 

ひまり・リサ・つぐみ「「「王様だーれだ!」」」

 

日菜・未来「「ん?」」

 

つぐみ「最初に王様を決めるときは掛け声をするんです!」

 

リサ「まぁローカルルールだけどね。」

 

ひまり「二人もやりましょう!」

 

日菜「うん!いいよ!」

 

未来「じゃあやろうか。」

 

ひまり「行きますよー!せーの!」

 

全員「「「「「王様だーれだ!!」」」」」

 

 

日菜「あっ、私だ!」

 

リサ「日菜か~。こわいな~。」

 

日菜「じゃあ!2番の人と3番の人がお昼ご飯作る!」

 

リサ「あっアタシだ。」

 

つぐみ「私もです!」

 

リサ「つぐみとか~。おいしいの作ろうね。」

 

つぐみ「はい!」

 

日菜「いやーお腹減っちゃって!」

 

リサ「わかった。じゃあ作りに行こう!って言ってもアタシそんなに手伝えないかもしれないけどね。」

 

つぐみ「大丈夫ですよ!基本的には私やりますから!」

 

リサ「ほんとごめんね。」

 

 

 

 

ーーーキッチン

 

リサ「ねえねえつぐみ。」

 

つぐみ「どうしましたか?リサ先輩。」

 

リサ「つぐみはさ、、、好きな人とかできたこと、、ある?」

 

つぐみ「そうですね、、、片思いとかならありますよ。現在進行形ですけどね(笑)もしかして、、、」

 

リサ「、、アタシ、あんまり男の子と関わることなくってさ、、中学校から女子校だったし、、、」

 

つぐみ「確かにあんまり出会いがないですよね。」

 

リサ「うん。本とかは読むからさ、、なんとなくはわかるんだけどさ。」

 

つぐみ「そうですね、、、私もあんまり言えないんですけどね。」

 

リサ「どうしようかな、、、、」

 

つぐみ「告白ですか?」

 

リサ「初恋ってやつだからさ、、大事にしたいなって!」

 

つぐみ「そうですね!私も大切にします!」

 

リサ「実は好きな人が一緒だったりして?」

 

つぐみ「あはは!でもそうだったら私負けませんよ!」

 

リサ「アタシも負けないよー!」

 

 

 

 

つぐみ「できました!」

 

日菜「やった!何作ったのー?」

 

つぐみ「簡単ですけどオムライスです!」

 

ひまり「おいしそう!」

 

未来「じゃあ食べようか。日菜姫様。」

 

日菜「そういえば私王様だった!」

 

リサ「あはは!アタシもお腹すいてきちゃった!」

 

つぐみ「じゃあ温かいうちに食べましょう!」

 

 

 

未来「おいしいな。」

 

ひまり「うん!やっぱりつぐとリサ先輩料理上手です!」

 

リサ「今日アタシ何もやってないよ。全部つぐみだよ♪」

 

日菜「さっすが!」

 

つぐみ「あんまり褒められると照れちゃいますから、、、」

 

日菜「また作ってね!」

 

つぐみ「わかりました!」

 

 

 

 

 

日菜「じゃあまたやろ!」

 

ひまり「今度こそ!」

 

全員「「「「「王様だーれだ!」」」」」

 

リサ「あっ、アタシじゃん!どうしよーかな、、、、、、、」

 

つぐみ「リサ先輩、、顔が悪い人の顔になってます!」

 

リサ「じゃあ、1番と3番が次の番の命令が終わるまで手をつなごう!」

 

つぐみ「また私かぁ。三番は誰ですか?」

 

未来「僕だね。じゃあ繋ごうか。」

 

つぐみ「は、はい//」

 

リサ「(もしかして、、つぐみの好きな人って、、)」

 

つぐみ「(は、恥ずかしぃ、、、、)」

 

リサ「じゃあ次行こう!」

 

全員「「「「「王様だーれだ!(だ、だーれだ、)」」」」」

 

ひまり「私だ!じゃあリサ先輩ぐらい攻めちゃおうかな!」

 

ひまり「じゃあ!1番と4番がハグしよう!」

 

リサ「ええ!!」

 

未来「また僕か、、、いい?リサ。」

 

リサ「う、うん!」

 

未来「じゃあ失礼して、、」

 

つぐみ「わっ!」

 

 

 

ギュ

 

 

リサ「(これやばい!死んじゃうよぉ!!)」

 

日菜「(いいなぁぁぁぁ!!!!!!!)」

 

つぐみ「(自分と手をつないでる人がほかの人とハグしてるのなんか複雑だなぁ。)」

 

ひまり「(あれ、これ私もしかしてやっちゃったかな、、、)」

 

 

未来「えっと、、、いつまですればいいのかな?」

 

リサ「そ、、、そろそろいいんじゃない?(これ以上しちゃったらアタシの心臓やばい!)」

 

日菜「(私もやりたい!誰か!)」

 

 

 

 

 

ひまり「じゃあ次行きましょう!」

 

全員「「「「「王様だーれだ!」」」」」

 

 

つぐみ「私です!じゃあ、、、そうですね、、、、3番の人はこれから猫の真似をしていきましょうか!」

 

日菜・リサ・ひまり・未来「「「「ええ!!((え?)」」」」

 

リサ「三番誰!?」

 

未来「また僕だよ、、、確率やばくない?」

 

つぐみ「未来先輩!レインちゃんの真似ですよ!」

 

未来「に、ミャア」

 

リサ・日菜・つぐみ「「「可愛い!!!!!」」」

 

「ミャア」

 

リサ「あっ、レインちゃんだ!起きたんだね。」

 

日菜「どっちもかわいい!」

 

 

つぐみ「次行きましょう!」

 

 

ひまり「3番の人、モノマネ!」

 

未来「に、に、ニャアアアアアアアアア」

 

日菜・つぐみ・ひまり・リサ「「「「かわいい!!!」」」」

 

 

 

 

 

つぐみ「2番の人!4番の人に膝枕!」

 

ひまり「どうですか?未来先輩!」

 

未来「ニャア、、、、、」

 

 

 

 

 

 

リサ「4番の人が1番の人に壁ドン!」

 

未来「ニャア!」

 

日菜「っっ!!(かっこよすぎ!)」

 

 

 

 

 

未来「もう猫やめていい?」

 

つぐみ「いいですよ!面白い!」

 

リサ「なんか未来がこんなにいじられるの意外で面白い!」

 

日菜「未来君可愛かったなぁ!」

 

未来「は、恥ずかしいな、、、」

 

 

 

全員「「「「「王様だーれだ!」」」」」

 

未来「やっと僕が王様だ、、、」

 

リサ「怖いなぁ、、なににするの?」

 

未来「1番、2番、3番の人たちで協力して寸劇。4番は感想を400字以上で書く。」

 

ひまり・日菜・つぐみ「「「「、、、、、、」」」」

 

未来「はやく!」

 

リサ「アタシ感想かぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひまり「いやー!楽しかった!」

 

日菜「これなかなか新鮮で楽しいかも!」

 

リサ「まさかあの未来がこんなにいじられるとはね。」

 

未来「なんか僕ばかり当たったなぁ。みんな狙った?」

 

つぐみ「たまたまですよ。」

 

未来「まぁ、そうだよね。でも寸劇してたみんなは面白かったよ。」

 

つぐみ「黒歴史ですね、、、」

 

日菜「リサちーは笑いすぎだったよ!」

 

リサ「だって、面白かったんだもん!、、、フッ、、だめだ、思い出し笑いが、、」

 

 

 

未来「みんなこの後どうする?今18時だけど、、、」

 

ひまり「私はそろそろ帰ろうかな。つぐはどうする?」

 

つぐみ「私もそうしようかな。」

 

日菜「リサちーは?」

 

リサ「じゃあ私も帰ろうかな。」

 

未来「みんな、送っていくよ。」

 

つぐみ「いや大丈夫ですよ!一応大人数ですし。」

 

ひまり「もう高校生なんですから!わたしも!」

 

日菜「いや、お願いしよ?」

 

つぐみ「え?どうしてですか?」

 

日菜「今日、午前中の買い物の時ずーっと私たちのこと、追いかけてくる人いたし。」

 

未来「その通りだ。これだけ遊んだが、外で待っているかのせいも0じゃない。だから送らせてくれ。」

 

リサ「そうだったんだ。じゃあお願いしようかな。」

 

つぐみ「先輩がそういうならお願いしてもいいですか?」

 

未来「うん、いいよ。じゃあみんな、帰る準備しておいて。」

 

ひまり「わかりました。」

 

 

 

 

ーーー時谷未来の部屋

 

未来「(一応、、、持っておくか。)」

 

 

 

 

 

 

未来「みんな大丈夫そう?」

 

日菜「うん!まぁ、忘れたとしてもまたくればいいから大丈夫!」

 

リサ「そうだね。」

 

未来「じゃあ行こうか。リサ、後ろごめんね。」

 

リサ「大丈夫だよ。んっ、、」

 

 

 

 

未来「よいしょ、、、っと。大丈夫?リサ。」

 

リサ「うん、ありがとう。」

 

ひまり「じゃあ帰りましょうか!」

 

 

 

 

ーーー帰り道

 

未来「この中で一番近い家の人は?」

 

ひまり「この中だったらつぐじゃない?」

 

つぐみ「うん、そうかも。」

 

ひまり「じゃあつぐのところからですね!」

 

日菜「よーし!出発!」

 

 

 

 

 

 

 

無事につぐみとひまりを送り届けて、日菜とリサを送り届ける途中、、、

 

日菜「、、、ねぇ、、未来君。」

 

未来「やっぱり日菜も気づいてるか。ああ、、つけられてるね。」

 

日菜「どうする?」

 

未来「何が目的かわからない以上、手は出さないほうがいいけど、、、やることはやっておこう。」

 

日菜「どうするの?」

 

未来「、、、、僕はもう一人じゃない、、仲間を使うのさ。」

 

 

 

【RINE】

未来『永久。今大丈夫か?』

 

永久『はい!大丈夫ですけどどうかしましたか?』

 

未来『実は分け合って手を借りたい。いいか?』

 

永久『もちろんです。雷にも声かけますか?』

 

未来『いや、今回はなるべく人数が少ないほうがいい。一人で行けるか?』

 

永久『わかりました。要件は何ですか?』

 

未来『実は今、後をつけられているんだ。』

 

永久『本当ですか!?』

 

未来『今友人を家に送り届けてるんだが、、、相手に手を出すわけにはいかない。しかも相手は一日近くつけてきている人間だ。確信犯だろう。』

 

永久『なるほど、、、わかりました。相手のことをこっそり撮ればいいんですね。』

 

未来『ああ、頼む。今はーーーーーにいる。そこからーーーーーへ向かう道を通る。撮れそうか?』

 

永久『お任せください。必ず。』

 

未来『ごめん、助かる。』

 

 

未来「リサ、日菜。少し遠回りになっちゃうけどいい?」

 

リサ「私は構わないよ。未来に任せる。」

 

日菜「私もいいよ。」

 

未来「じゃあ行こう。」

 

 

 

 

 

 

【RINE】

未来『どうだ?』

 

永久『見えます。この先はどうしますか?』

 

未来『できるだけ相手をカメラに抑えてくれ。僕は日菜を家に送りに行く。』

 

永久『わかりました。』

 

 

 

 

 

ーーー氷川家

 

未来「じゃあまたね、日菜。」

 

日菜「うん、またね。気を付けてね。」

 

未来「うん。じゃあまた。」

 

 

 

【RINE】

 

未来『画像送れるか?』

 

永久『はい。送りますね。』

 

 

 

未来「これは、、、、まさか、」

 

リサ「どうしたの?」

 

未来「こりゃまずいな、、、どうしようか、、、」

 

 

未来「リサ、今日から僕の家に泊まろう。」

 

リサ「え?」

 

「ええええええ!!!!?????」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




つぐみってゲームとかすごいことしてきそうだよね!(偏見)

そして久々の登場結城君。まじめな性格のキャラクターは使いやすいなぁ。
てか、バンドまだ3つしか組めてないっていうね。
これめっちゃ時間かかる気がしてきたなぁ、、、

完結までは持っていくので安心してね!

感想・評価お待ちしております。(モチベ維持のために下さると幸いです。)

では次回!


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第十二話「初めて」

投稿遅れてすみません!!!




「えええええええ!!!!?????」

 

 

リサ「ど、どういうこと!?」

 

未来「あんまり大声出さないで、、、とりあえず僕の家に戻ろう。詳しい話はそれからでいい?」

 

リサ「う、うん。わかった。」

 

未来「いきなりごめんね。」

 

リサ「未来のことだからきっと何か考えがあるんでしょ?」

 

未来「うん。」

 

リサ「なら、、いいよ。」

 

 

 

ーーー未来の家

 

未来「ふぅ、、、久々に疲れたな。」

 

リサ「でも、何事もなく戻ってこれたね。」

 

未来「まぁよかったよ。」

 

リサ「じゃあさ、、、教えてくれない?その、、、さっきのこと。」

 

未来「うん。まずはこれを見てほしいんだけど、、、リサはきっと思い出したくないことを思い出すかもしれない。どうする?」

 

リサ「いや、見るよ。きっと大事なことでしょ?」

 

未来「わかった。これを見てみて。」

 

リサ「っっ!!ちょっと、、、、ごめん。」

リサは俯いた。

 

未来「ごめんね。大丈夫?」

 

リサ「はぁ、、、、、はぁ、、、うん。ごめん、もう大丈夫。」

 

未来「いや、まだ顔色が悪い。リサが落ち着いてから話すことにしよう。」

 

リサ「、、、わかった。ありがとう。」

 

未来「リサのお母さんに電話してくるね。」

 

リサ「うん、わかった。」

 

未来「そうだ、その前に夜ご飯食べる?」

 

リサ「そうだね。お腹もすいたし食べたいかな。」

 

未来「じゃあ先に作るよ。何か希望ある?」

 

リサ「、、、、、筑前煮、とか食べてみたいかな。」

 

未来「材料も多分あると思うから作ってみるよ。」

 

リサ「ありがとう。そういえばつぐみがね、『未来先輩の冷蔵庫すごっ!なんでもある!』って言ってたよ。」

 

未来「そうかな?でも買っといてよかったよ。こういうときにも対応できるからね。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーーリビング

 

リサ「日菜もそうだけど、、どうしてあんなにわかるんだろう、、、やっぱり天才だからかな、、、アタシ全然わからなかったなぁ。、、、、しかもまさかのあいつか、、、、はぁ。」

 

 

ーーーベランダ

 

prrrrr

 

未来『もしもし、今井リサ様のお母様でしょうか?』

 

リサの母『はい。そうですが、、、どちら様でしょうか?』

 

未来『夜分遅くに失礼いたします。時谷未来です。』

 

リサの母『あら、未来君。こんばんわ、どうしたのかしら?』

 

未来『こんばんわ。実は今日、リサと出かけていたんです。友人と一緒にショッピングモールまで。』

 

リサの母『あら、そうだったのね。帰りはまだかかりそうってことかしら?』

 

未来『いや、違います。今から言うことは事実です。信じていただけますか?』

 

リサの母『??ええ。まぁ、聞いてみないことにはわからないけれど、、、何か起きたのかしら?』

 

未来『はい。実はショッピングモールをまわってから僕の家にみんなできて遊んでいたんです。その時にはっきりと気が付いたのですが、、、実は前にリサのことを傷つけた連中に後をつけられていたんです。』

 

リサの母『、、、、、そう。証拠はあるかしら?』

 

未来『写真なら。現在リサは僕の家にいます。そこで、一つ。お願いしたいことがあるのですが、、、』

 

リサの母『なるほど、、、、わかったわ。何かしら?』

 

未来『リサが一時的に僕の家に泊まることを許可していただけませんか?』

 

リサの母『、、、理由を聞こうかしら?』

 

未来『はい。まずはリサの身の安全です。おそらくあちらの狙いはリサです。そのため、僕の家にいたほうが安全かと思います。』

 

リサの母『それなら泊める必要はないんじゃないかしら?』

 

未来『それだけならないです。しかし、こちらで泊めたほうがいい理由はまだあります。それはリサ以外の身の安全の確保のためです。たしか、、、リサの家の隣は湊さんの家ですよね。』

 

リサの母『ええ。そうよ。』

 

未来『だからです。相手がリサだけを狙っているとは限らないということです。もしかしたら湊さんを使って、、、という可能性もあります。または、リサのご両親が狙われないとも限りません。その点、僕の家には僕以外の人はいませんしマンションですので入りにくいと思います。、、、、どうでしょうか?』

 

リサの母『、、、、なるほど、わかったわ。今回は未来君、あなたの意見を飲むわ。』

 

未来『わかりました。ありがとうございます。』

 

リサの母『でもその代わり約束があるわ。2つほど。それを守ってくれるかしら?』

 

未来『はい。』

 

リサの母『1つ目、リサのことを守ってあげて。物理的にも、、、精神的にも。』

 

未来『はい。任せてください。僕の、、、命に代えても。』

 

リサの母『2つ目は、、、あなたもリサも無事にまた私のもとに帰ってくること。』

 

未来『僕もですか?』

 

リサの母『ええ。もちろんよ。リサもそっちのほうがきっと喜ぶはずよ。』

 

未来『、、わかりました。必ず。』

 

リサの母『なら、リサのことは任せたわ。洋服とかはどうするの?』

 

未来『明日、僕が取りに行きます。』

 

リサの母『わかったわ。リサに代われるかしら?』

 

未来『 はい。今代わりますね。少々お待ちください。』

 

 

 

ーーーリビング

 

未来「リサ、お母さんから。」

 

リサ「わかった。ありがとう。」

 

未来「僕は、夜ご飯作ってくるね。」

 

リサ「わかった。ありがとう。」

 

 

 

ーーーベランダ

 

リサ『お母さん。アタシだよ。』

 

リサのお母さん『リサ。事情は聞いたわ。未来君の所に泊まるのはいいわ。』

 

リサ『わかった!ありがとう!』

 

リサのお母さん『上手くやりなさいよ?せっかくのチャンスなんだから。』

 

リサ『ど、どういうこと?』

 

リサのお母さん『お母さんわかってるから。未来君の事、好きなんでしょ?』

 

リサ『い、いや違うから!』

 

リサのお母さん『あら違うの?てっきりリサは初恋してるのかと思ってたわ。綺麗になったから。 』

 

リサ『いや、違うってわけでもないんだけど、、、』

 

リサのお母さん『そうなら頑張りなさい。彼はかっこいいし、頭もいいんでしょ?なら早くしないと取られちゃうわよ?』

 

リサ『わ、わかってる!もう!またね!』

 

リサのお母さん『ええ。頑張りなさいな。またね。』

 

 

 

 

ーーーキッチン

 

リサ「携帯ありがと。机に置いておくね。」

 

未来「うん。お母さんとはしっかり話せた?」

 

リサ「う、うん!もちろん!」

 

未来「それなら良かった。こんな状況になる人なんてきっとそうそう居ないからさ。」

 

リサ「そう、だよね。」

 

未来「大丈夫。リサは僕が必ず守るから。」

 

リサ「、ありがとう!頼りにしてるね!」

 

未来「うん。あっ。」

 

リサ「ん?どうしたの?」

 

未来「これからさ。しばらく一緒に住むからリサはここは家のようにしていいから。一応空いてる部屋もあるから自室として使っていいよ。」

 

リサ「いや、いいよ!悪い悪い!」

 

未来「余ってるからいいんだよ。それに、女の子は秘密が多い方が魅力的なんでしょ?」

 

リサ「どこでそんな知識入れてくるの?未来が言うセリフには感じられないんだけど、、」

 

未来「本かなー。小さい頃は結構本読んでたからさ。」

 

リサ「そうなんだ。わかった。じゃあ借りてもいい?」

 

未来「うん。」

 

リサ「じゃあちょっとソファにかけてるね。」

 

未来「出来たら呼ぶね。」

 

リサ「うん。わかった。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「リサー。できたからリビングに来れる?」

 

リサ「うん!今行くね!」

 

 

 

リサ「美味しそう!早く食べよ?」

 

未来「そうだね。暖かいほうがおいしいしね。」

 

リサ「じゃあいただきます!」

 

未来「召し上がれ。どう?」

 

リサ「んんー!美味しい!やっぱりアタシより上手だよ、、、悔しいなー。」

 

未来「そうかな?今度足が治ったらリサの筑前煮、食べさせてよ。」

 

リサ「もちろん!それまでにレシピ研究しないと!」

 

未来「楽しみにしてるよ。」

 

リサ「約束だよ?」

 

未来「うん、約束。」

 

 

 

 

 

リサ「ふぅぅ。ご馳走様。おいしかったよ!」

 

未来「お粗末様。口にあったならよかったよ。」

 

 

未来「そうだ、お風呂入れてくるね。」

 

リサ「うん。わかった。」

 

 

 

ーーーキッチン

 

リサ「アタシも何かしたほうがいいよね、、、、」

 

ジャアー

 

 

未来「リサ?どうしたの?」

 

リサ「いや、、アタシも何かできることはしたほうがいいかなって思って。」

 

未来「リサは何もしなくて大丈夫だよ。僕がやるから休んでて。」

 

リサ「いや!これはやらせて!お願い!」

 

未来「、、、、わかった。でも無理はしないこと。いい?」

 

リサ「うん。ありがとう。」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーリビング

 

未来「皿洗い、ありがとう。」

 

リサ「ううん、気にしないで。一応座ってもできたから。」

 

未来「きつくなったらすぐに言ってね。」

 

リサ「わかった。」

 

未来「この後どうする?もう寝る?」

 

リサ「課題やろうかな。持ってきてないけど一応できることはあるし。」

 

未来「僕もやろうかな。あ、でも先にお風呂入ってきたらどうかな?」

 

リサ「じゃそうしようかな。あ、でも洋服どうしよ。」

 

未来「僕ので良かったら来ていいよ。でも、下着はないから、、」

 

リサ「そこはまぁ大丈夫かな。とりあえず上だけ借りてもいい?」

 

未来「うん。今持ってくるね。」

 

 

未来「これでもいい?」

 

リサ「全然いいよ。ありがとう。(なんかさらっと話し進んでるけど今から未来の服着るの!?ちょっとやばいかも、、、、)」

 

リサ「じ、じゃあお風呂入ってくるね。」

 

未来「うん。何かあったらすぐ呼んで。」

 

リサ「わかった。」

 

 

 

ーーーお風呂場

 

リサ「なんかノリでここまで来ちゃったけど、、アタシ、男の子の家にお泊りとか初めてなんだけど、、、や、やっぱり化粧とかしたほうがいいのかな、、、、んんもー!わかんないよ!お母さんもあんなこと言うし、、、」

 

 

 

 

 

 

ーーーリビング

 

未来「勉強道具用意しておくか。、、、、、一応ネットで調べておくか。」

 

 

 

ーーー脱衣所

 

リサ「ふぅ、、、なんかドキドキする!」

 

 

 

ーーーリビング

 

リサ「上がったよー。」

 

未来「お湯加減どうだった?」

 

リサ「ちょうどよかったよ。それに広くて!」

 

未来「シャンプーとか市販のやつだけど大丈夫?」

 

リサ「そんなに気にしなくても大丈夫だって!」

 

未来「そっか。じゃあ僕も入ってこようかな。」

 

リサ「うん、あっ、筆記用具用意してくれてありがと。私早めに始めておくね。」

 

未来「わかった。」

 

 

 

 

ーーーお風呂場

 

未来「やっぱり他の人が入った後のお風呂って違うんだなぁ。」

 

 

ーーーリビング

 

未来「勉強どう?」

 

リサ「うん、まぁなんと、、か、、、、」

 

未来「どうしたの?」

 

リサ「い、いやなんでもないよ!(やばっ!カッコよすぎなんだけど!!!)」

 

未来「わからないところとか出た?」

 

リサ「ううん、大丈夫!(こんな状態じゃ集中できないよ!未来には悪いけど先に寝よう!)」

 

リサ「ごめん、未来。私先に寝てもいい?」

 

未来「全然いいよ。じゃあ僕も寝ようかな。今日一日動いて疲れちゃったし。」

 

リサ「そっか。」

 

未来「じゃあ寝よっか。」

 

リサ「ま、待って!(ここで攻めなきゃ、、、、女が廃るってもんでしょ!)」

 

未来「どうした?」

 

リサ「今日さ、、一緒に寝ない?」

 

未来「どうして?」

 

リサ「なんか、いろいろあって怖いってのもあるし、、、、未来といると安心するから。」

 

未来「そっか。リサはいいの?」

 

リサ「え?」

 

未来「一応僕もそこら辺の知識もあるよ。」

 

リサ「うん。未来ならいいよ。」

 

未来「じゃあ寝ようか。特に何するってわけでもないけどね。」

 

リサ「未来がするってちょっと想像できないかも。」

 

未来「僕も男だからね。」

 

リサ「Σ(゚∀゚ノ)ノキャー襲われるー。」

 

未来「棒読みじゃん。」

 

リサ「あはは!」

 

 

 

 

ーーー寝室

 

未来「じゃ電気消すね。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

ーーー5分後

 

リサ「ねね。起きてる?」

 

未来「起きてるよ。」

 

 

 

ーーーさらに5分後

 

リサ「未来、、起きてる?」

 

未来「うん、起きてるよ。」

 

 

 

ーーーさらに5分後

 

リサ「アタシさ、、、ほんとは怖かったんだ。未来から写真見せてもらったとき、怖くて怖くて。きっと誰もいなかったらアタシ、、」

 

未来「でもそこには僕がいた。僕だけじゃない、日菜だって。それ以外にもリサの仲間はいる。だから、もう大丈夫だよ。」

 

リサ「そうだよね、、、そうだよね。、、、、私もう大丈夫だよね、、、」

 

未来「僕がリサを守るよ。だからもう大丈夫。」

 

リサ「未来、、、、ありがとう。、、、、、ねぇ、こっち向ける?」

 

未来「うん。どうしたn」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサは未来の頬にキスをした。

 

 

リサ「私のことを守って見せてよ。王子さま。、、、、、お、おやすみ!」

 

未来「う、うん。おやすみ、リサ。」

 

 

 

リサ「(やばいやばいやばいやばい!!い、今アタシ!キ、、、キスしちゃった!!!明日どんな顔で会えばいいの!!!!)」

 

 

未来「(今のは、、、、、、、リサ、、、、どうして?、、でももし、リサがそうならば、、、彼女を傷つけないためにも言わなければならないだろう。、、、、たとえそれで、、彼女が泣こうとも。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーNFO

 

???「えー!!RinRinバンド始めたの!?」

 

RinRin「うん。(ง ˙-˙ )ง確かに入ったけどまだドラムがいないしメンバーも今一人ケガしちゃってて、、、あんまりバンドらしいこと出来てないんだ。(´;ω;`)」

 

???「そうなんだ!メンバー早く見つかるといいね!」

 

RinRin「うん!ありがとう(ˊo̶̶̷ᴗo̶̶̷`)੭✧」

 

???「そういえばおねーちゃんも最近ドラムはじめてたよ!」

 

RinRin「そうなんだ。あこちゃんはやらないの?(-ω-?)」

 

???「やってみたいけどやる場所が、、、、あ!そっか!」

 

RinRin「どうしたの?|ω・`)」

 

???「私!RinRinのところでドラムやる!




恋に進展あり!そして未来君はそっち系の知識もちゃんと持ち合わせているっていうね。
これはこの関係をどうするか楽しみになってきました。

そしていい加減バンド進めないとどこからか怒られそうなので動かします。
まさかの逆展開です!




リサ姉可愛すぎかよ、、、、、


評価・感想お待ちしております!

また次回!


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第十三話「星型少女」

祝!20000UAありがとうございます!!

今回短いです!すみません!


未来「んん、、、ん?(ああ、そうか。昨日からリサと一緒に住み始めたのか。)」

 

リサ「んんん、、、、、」

 

未来「まだ寝てるし、無理に起こすのもよくないよな。朝ごはん作ろう。」

 

 

 

 

リサ「んん、、ん?ここどこだっけ。」

 

リサ「ああ、そっか。未来の家に泊まったんだった。それでアタシが一緒に寝ようって言って、、、その後に、、、、ああああああ///////き、きき、、!!!」

 

 

未来「起きたんだ。おはよう、リサ。」

 

リサ「おおおおお、おはよう!!!」

 

未来「朝からリサは元気だね。朝ごはん出来てるよ。」

 

リサ「そ、そうなんだ~。楽しみだな~。」

 

未来「、、、リサ。調子悪い?」

 

リサ「い、いや!?そんなことないよ!」

 

未来「隠さなくていいから。何かあった?」

 

リサ「、、、やっぱりわかっちゃう?」

 

未来「うん。わかりやすいからね、リサは。」

 

リサ「あはは、、、昨日のことをさ、、思い出しちゃって。」

 

未来「そっか。まぁ、気にするなって言われてもなかなか難しいことだもんね。」

 

リサ「いきなり本当にごめんね?未来も困っちゃったでしょ?」

 

未来「そんなこと、、、いやまぁちょっとは疑問に感じたけど今は何も感じてないよ。」

 

リサ「そっか。でも、、、ちょっとは気にしていてほしかったな

 

未来「とりあえず、朝ごはん食べない?そのあとでも話せるんだからさ。」

 

リサ「うん。じゃあそうしよっか。」

 

 

 

未来・リサ「「いただきます。」」

 

リサ「おいしい、、、」

 

未来「今日は何をしたい?」

 

リサ「そうだなー、、、、んーーー。未来は何かある?」

 

未来「とりあえず、、リサの家に行って服とかをもらってこようかな。」

 

リサ「私も行ったほうがいい?」

 

未来「いや、リサはむやみに外に出ないほうがいいかも。家で退屈かもしれないけど、、、ごめん。」

 

リサ「ううん、大丈夫だよ。気にしないで。」

 

未来「あと、、僕がいないときにはインターホンとかでなくていいからね。」

 

リサ「わかった。」

 

未来「じゃあ、ご飯食べ終わったら行ってくるね。」

 

リサ「うん。」

 

未来「何か欲しいものある?遠慮しなくていいからね。」

 

リサ「そうだなー、、、基本家にあるから家に着いたらビデオ通話してくれたらいいかな。」

 

未来「わかった。」

 

 

 

 

リサ「ご馳走様。」

 

未来「お粗末様。じゃあ準備したら行くね。」

 

リサ「うん。気を付けてね。」

 

未来「うん。」

 

 

 

 

未来「じゃあ行ってきます。」

 

リサ「行ってらっしゃい。」

 

 

 

リサ「(待って、今のやり取りすっごいナチュラルにやってたけど、、、新婚みたいじゃん!////)」

 

 

 

 

ーーー今井家

 

ピンポーン

 

リサの母『はーい。』

 

未来「時谷未来です。」

 

リサの母『今開けるわね。』

 

未来「ありがとうございます。」

 

 

リサの母「わざわざごめんね。」

 

未来「全然大丈夫ですよ。今はつけられてないので心配しなくて大丈夫です。」

 

リサの母「よかった。今リサの部屋へ案内するわね。」

 

未来「じゃあ、リサに電話しないと。」

 

prrrr

 

ーーー未来の家

 

リサ「あっ、電話だ!」

 

 

 

未来「もしもし。リサ、今大丈夫?」

 

リサ『うん。大丈夫だよ!』

 

未来「じゃあビデオ通話に変えるね。持って行って欲しいものあったら言ってね。」

 

リサ『わかった。』

 

 

 

 

 

リサ『とりあえずはそれで大丈夫かな。結構たくさんになっちゃったね。』

 

未来「でも生活には必要なものでしょ?僕の方は大丈夫だよ。」

 

リサ『ありがとう。』

 

リサのお母さん「リサの服は予めこちらで用意しといたわ。未来君に選んでもらっても良かったけどリサが恥ずかしいかなって思って。」

 

未来「ありがとうございます。凄く助かります。」

 

リサ『良かったー!ありがとう、お母さん。』

 

リサのお母さん「リサの部屋結構散らかってたから片すの大変だったな〜。」

 

リサ『ご、ごめん。だって、こんなことになるとは思わなかったからさ。』

 

リサのお母さん「別にそのぐらいいいわよ。」

 

リサ『ありがとう、お母さん。』

 

未来「それじゃ、僕はここら辺で失礼しますね。」

 

リサのお母さん「ええ。今日はありがとうね。そして、これからよろしくお願いします。」

 

未来「こちらこそよろしくお願い致します。」

 

 

 

 

 

ーーー帰り道

 

香澄「あっ!未来先輩!」

 

未来「おお。えっと、、、戸山さんだよね。」

 

香澄「覚えててくれたんですね!ありがとうございます!」

 

未来「そんな簡単に忘れないよ。戸山さん個性的だからね。」

 

香澄「えへへー。そうですかねー?」

 

未来「うん。」

 

香澄「あっそうだ!未来先輩!ギター教えてください!」

 

未来「まだ諦めてなかったんだね。」

 

香澄「当然です!それに学校にギター教えてくれる友達がいたんです!」

 

未来「それなら、その子に習った方がいいんじゃないか?」

 

香澄「いや!それもそうなんですけど、、、先輩にも教えてもらいたいなって思って!」

 

未来「そっか。うーん、ちょっと待って貰ってもいい?」

 

香澄「はい!」

 

 

 

prrrr

 

リサ『もしもーし。』

 

未来「もしもし、未来だけど今大丈夫?」

 

リサ『大丈夫だよ。どうしたの?』

 

未来「実はさ、今日っていうかこれから時々人が来るかもしれないんだけど大丈夫?戸山香澄って女の子なんだけど、、、」

 

リサ『(え!女の子!?)え、えっと、、私は構わないけど、私そこにいていいやつ?』

 

未来「もしかしたらなにか勘違いをしてるかもしれないけど、、戸山さんとはそういう関係じゃないよ。彼女が僕にギターを習いたいんだって。」

 

リサ『なるほど、、、、《small》よかったぁ、、、、、《small/》』

 

未来「それで、、いいかな?」

 

リサ『CIRCLEじゃダメなのかな?あそこなら防音だし、、人の目も気にせずにできるんじゃない?』

 

未来「何言ってんの。リサの近くにいないとだろう、今の僕は。」

 

リサ『さすがに未来の家だし大丈夫だよ。』

 

未来「いや、心配だから。今度は何かあってからでは遅いんだから。」

 

リサ『、、、、、わかった。』

 

未来「そんなに遅くまでいてもらう気もないからね。」

 

リサ『わかった。じゃあ待ってる。』

 

未来「わかった。」

 

 

 

未来「戸山さん、じゃあ今から大丈夫?」

 

香澄「はい!それでどこに行くんですか?」

 

未来「僕の家だよ。一人同居人がいるけどいい?」

 

香澄「全然大丈夫です!やったー!」

 

 

 

 

ガチャ

 

未来「ただいま。」

 

リサ「おかえりー。おっ。」

 

香澄「こんにちは!花咲川女子学園1年の戸山香澄です!」

 

リサ「こんにちは。羽丘の2年、今井リサだよ。よろしくね、香澄!」

 

香澄「はい!えっと、、、なんてお呼びすればいいですか?」

 

リサ「なんでもいいよー!」

 

香澄「じゃあリサ先輩でお願いします!」

 

リサ「は~い。」

 

未来「挨拶も済んだみたいだし、とりあえずリビング行こうか。」

 

香澄「はい!」

 

 

未来「みんなお腹すいてる?」

 

香澄「はい!」

 

リサ「アタシもお腹はすいてるかなぁ。」

 

未来「じゃあ今作ってくるよ。二人は何か話しててくれると嬉しいな。」

 

香澄・リサ「「は~い!」」

 

 

 

 

香澄「おいしかったー!ご馳走様でした!」

 

未来「お粗末様。リサはどうだった?」

 

リサ「おいしかったよ。さすがだね。」

 

未来「リサにそう言ってもらえると嬉しいな。」

 

リサ「あはは。そうかな?」

 

 

 

 

 

 

未来「リサ、はいこれ荷物。」

 

リサ「ごめん、ありがとう。けっこう重かったよね。」

 

未来「大丈夫だよ。いつかは使うものだし、」

 

香澄「未来先輩、それなんですか?」

 

未来「これはリサの荷物だよ。」

 

リサ「そう。今私の家に行ってもらって荷物を持ってきてもらってたんだ。昨日からこの家に住まうことになったんだ。事情があってね。」

 

香澄「え、えええええ!!!わ、私!帰ったほうがいいですよね!?」

 

リサ「大丈夫、大丈夫!」

 

未来「戸山さん、今リサは足を怪我してるんだ。だからきっと座ってることが多いが多いと思うけど気にしないでね。」

 

香澄「そうだったんですか!?大丈夫ですか?」

 

リサ「最近はだいぶ治ってきたから大丈夫だよ。」

 

未来「そういって無理しないでね。」

 

リサ「大丈夫だって!」

 

香澄「リサ先輩!無理しないでくださいね!」

 

リサ「は~い。」

 

 

未来「そういえば戸山さんはギター持ってるの?」

 

香澄「それが持ってないんです!だから今はギターのアプリを使って練習してます!あ、でも、おたえがいるときはギター借りたりして練習してます!」

 

未来「おたえ?」

 

香澄「あっ!おたえって言うのは私の学校の友達で、花園たえっていうんですけど!」

 

リサ「花園さん?あっ!もしかして!」

 

未来「ん?リサ、知り合い?」

 

リサ「いや、知り合いってわけじゃないんだけど、、、聞いたことあるなって。」

 

未来「そうなんだ。」

 

香澄「おたえすごいんですよ!ギターすごい上手なんです!」

 

未来「そうなんだ、一度会ってみたいね。」

 

香澄「今度おたえに聞いてみます!」

 

未来「僕は今家に一本しかギターないからそれでもいい?」

 

香澄「もしかしてそのギターって!」

 

未来「今持ってくるね。」

 

香澄「はい!」

 

 

 

リサ「ねぇねぇ香澄。」

 

香澄「どうかしましたか?」

 

リサ「香澄は未来のことどう思う?」

 

香澄「未来先輩はとってもかっこいいですよね!あんなにすごい演奏をしていて!昔見た星の鼓動のようなキラキラドキドキがしました!」

 

リサ「それだけじゃないんだよ。未来のすごいところは。」

 

香澄「そうなんですか?」

 

リサ「うん、未来は頭がとっても良くて定期試験一位だったんだよ!」

 

香澄「ほんとですか!?かっこいい!!」

 

リサ「それに、試験問題も当てちゃったんだよ。そのおかげで一緒に勉強してたアタシもすごい順位上がっちゃって!」

 

香澄「私も今度聞いてみよう!」

 

リサ「ほかにもね!、、、、、」

 

 

 

 

未来「持ってきたよ。」

 

香澄「ありがとうございます!リサ先輩、続きは後で話しましょう!」

 

リサ「うん、いいよ♪」

 

未来「何の話をしていたの?」

 

リサ「何でもないよ!」

 

未来「そっか。じゃあ、戸山さん。練習始めようか。」

 

香澄「はい!あと、、、香澄って呼んでもらってもいいですか?」

 

未来「わかった。じゃあ香澄、練習始めるよ。」

 

香澄「はい!」

 

 

 

 

ーーー少女練習中ーーー

 

 

 

 

 

 

香澄「疲れたー!」

 

リサ「あはは、、お疲れさま。」

 

未来「ごめんね、、早かったよね。《small》昔の紗夜みたいにはいかないか、、、《small/》」

 

リサ「紗夜?」

 

未来「あ、いや。何でもないない。」

 

リサ「、、、、、」

 

 

 

香澄「あ、もうこんな時間だ!私帰らないと!」

 

未来「帰れる?」

 

香澄「はい、大丈夫です!遅くまですみません!」

 

未来「また来れる日があったら連絡して。これ僕の連絡先だから。」

 

香澄「はい!わかりました!ありがとうございます!」

 

 

 

 

香澄「お邪魔しました!」

 

未来「またね。」

 

リサ「後でいっぱい話そうね!」

 

香澄「はい!」

 

 

 

 

未来「お腹すいたよね。ご飯作るよ。」

 

リサ「まって、未来。聞きたいことがあるの。」

 

未来「どうした?」

 

リサ「その、、、、さっきのこと。」

 

未来「さっきのって?」

 

リサ「誤魔化さないで、、、、紗夜のことだよ。」

 

未来「、、、、、うーーん、、、どうしよう、、、、」

 

リサ「きっと何か昔にあったんだよね、、、、教えてほしいな、、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ついにリサが過去に迫るか!?(今まで気づかなかったのは気にしないで、、、、、、きっとうまく隠してたんだよ、、、)

香澄の性格可愛いな。

次回は頑張って文章量上げます。


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第十四話「青薔薇が花開く時(前編)」

投稿がんばろ、、

追記:8月29日にタイトル変更させていただきました。


リサ「教えてほしいな、、、」

 

未来「、、、、、わかった。でもその前に夜ご飯を食べないか?」

 

リサ「、、、わかった。」

 

未来「じゃあ用意してくるね。」

 

リサ「、、、うん、待ってる。」

 

 

 

ーーーキッチン

 

未来「(さて、、、どうしようか、、、真実を伝えればきっとリサは受け止めてくれるだろう。しかし、、、彼女の心に動揺が起こることは目に見えている。もしかしたら深い傷ができてしまうかもしれない、、、どうすれば、、、、、、)」

 

 

 

 

ーーーリビング

 

リサ「(確かに紗夜とは仲良さげに見えたけど、、、、きっと日菜つながりだろうと思っていた。性格も似てるし、、、、でもさっきの会話の感じそれだけじゃないんだろう、、、、、きっと過去に未来と紗夜は会っていて何かしらの関係を持っていたに違いない、、、、、、それを聞いたら、、、アタシは今のままでいられるんだろうか、、、、、)」

 

 

 

 

未来「できたよ。食べよっか。」

 

リサ「うん、、いただきます。」

 

未来「召し上がれ。」

 

 

 

ご飯を食べている間、リサと未来は一切言葉を話さず、部屋に響く音は食器の奏でる金属音とすやすやと眠るレインの寝息だけだった。

 

 

 

 

 

 

リサ「ごちそうさまでした。おいしかったよ。」

 

未来「ならよかった。」

 

リサ「、、、、、、」

 

未来「話すよ。僕と紗夜の関係について。」

 

リサ「うん、、、」

 

 

 

 

未来「じゃあ話すよ。(ごめん、、、リサ。少しでだけ嘘を混ぜて話すことを許してくれ、、)」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

 

 

 

未来「まず、、僕はもう親がいないんだ。」

 

リサ「!!!」

 

未来「だいたい幼稚園ぐらいだったかな。その時にはもう親はいなかった。だから、図書館に行って本を読んでいろんな知識を手に入れた。家事とか生活に必要な知識とかあとは趣味で勉強とかしてたかな。その時に紗夜とは出会ったんだ。」

 

リサ「そう、、だったんだ、、、」

 

未来「紗夜は小さい時からあんな感じでね、その時は彼女から話しかけてくれたんだ。当時の僕は人との付き合いをほとんど0にしていたからとてもうれしかった。話していくうちに紗夜とは仲良くなっていってね、ある時彼女がギターをもって来たんだ。ああ、お母さんと一緒にね。その時に彼女がギターを貸してくれて僕も初めて弾いたんだよ。知識はあったから弾くことはできたんだ。それに僕には、、、、、才能もあったんだと思う、紗夜よりも上手に弾けてしまったんだ。」

 

リサ「ちょっと待って、、未来は小さいときにどうやってお金を手に入れていたの?」

 

未来「ああ、たまたま両親が置いて行った家にへそくりがたくさんあったんだ。きっとへそくりなんかではないと思うけど、、、大体小さめの家が買えるぐらい。」

 

リサ「そんなに!!」

 

未来「つづけるね。紗夜はそれから僕にギターを教えてって来てくれたんだ。それで教えていた。」

 

リサ「そうだったんだ、、、、」

 

未来「だいたい小学3年生位までだったかな。ちょうどその時、紗夜が引っ越したんだ。」

 

リサ「うん。」

 

未来「それで、、、僕と紗夜の関係は切れた、、、はずだったんだ。」

 

リサ「そしたら奇跡的に会えたってこと、、、?」

 

未来「うん。僕もびっくりしたよ。」

 

リサ「そうだったんだ。(なんだ、、、私、、そんなことがあったのに疑ったりしてたんだ。最低だな、、、)」

 

リサ「ごめん、、、そんなこと話させて、、、」

 

未来「いいんだ。いずれは話さなければいけない問題ではあった。たまたまそれが今日だっただけだから。」

 

リサ「うん、、、」

 

未来「さ、今日はもう寝よう。」

 

リサ「そうだね。こんな話しちゃったあとはもう何する気にもなれないしね。」

 

未来「うん、じゃあ寝よっか。」

 

リサ「お休み、、、未来。また明日。」

 

未来「うん、おやすみ。また明日。」

 

 

 

 

 

 

未来「ごめんな、、、リサ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来「おはよう、リサ。朝早いね。」

 

リサ「うん、目が覚めちゃって。」

 

未来「そうなんだ。僕、シャワー浴びてくるね。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

 

ーーー風呂

 

未来「ふぅ、、、、、これで、、、よかったんだよな。」

 

 

 

 

 

リサ「ん?なんだろう、友希那からだ。」

 

友希那『今日、CIRCLEに来れるかしら?』

 

リサ「なんだろう、、、とりあえず未来に伝えて聞いてみよう。」

 

 

 

 

未来「いい湯だった、、、、朝ごはん作ろう。」

 

リサ「ねぇねぇ、未来。今いいかな?」

 

未来「ん?どうした?」

 

リサ「実はさっきさ、こんなものが友希那から送られてきたんだけど、、、」

 

リサは携帯に友希那からきたRINEを見せた。

 

 

未来「なるほど、、、いいよ。僕と行こう。午後にでも。」

 

リサ「いいの?」

 

未来「うん。実は僕今日、バイトあったし、、、」

 

リサ「わかった。ありがとう。友希那に伝えておくね。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「じゃあそろそろCIRCLEに向かおうか。」

 

リサ「うん。じゃあまたあとでね、レインちゃん。」

 

「ニャア」

 

 

 

 

 

 

ーーーCIRCLEに向かう道

 

未来「リサ、久しぶりじゃない?外に出るの。」

 

リサ「そうだね。友希那とかに会うのも久々だね。」

 

未来「楽しみだね。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

ーーーCIRCLE

 

未来「こんにちは。」

 

リサ「こんにちは。」

 

まりな「あれ?リサちゃん、どこかケガしてるの?」

 

リサ「実は少し前に足を怪我してしまって、、、」

 

まりな「そうだったんだね。でもどうして未来君が押してるの?」

 

未来「今は僕の家にリサがいるからですよ。」

 

まりな「そ、そうなんだ~。(えっと、、、、どういうこと?)」

 

リサ「あはは、、、あっ、友希那来てますか?」

 

まりな「友希那ちゃん?まだ来てないけど、、、、」

 

リサ「そうですか。じゃあ待ってようかな。」

 

未来「僕は着替えてきますね。じゃあリサ、少し待ってて。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

友希那「あら、リサ。先についていたのね。事情はお母さんから聞いてきたわ。最近リサの部屋に明かりがつかないのはそういうことだったのね。」

 

リサ「そう。ごめんね、急に決まったことで友希那に伝えられなかったね。」

 

友希那「それは別に構わないわ。ところで、今日は何を伝えに来たかわかるかしら?」

 

リサ「うーん、、、何だろう?」

 

友希那「今日リサを呼び出した理由は大きく2つあるわ。1つは私たちのバンドの名前が決まったわ。あなたに何も聞かずに決めてしまってごめんなさい。」

 

リサ「そうだったんだ!全然大丈夫だよ!」

 

友希那「ありがとう。2つ目は、、、新しいバンドメンバーが加入するかもしれないということよ。今日はその人のオーディションよ。」

 

リサ「なるほどね。」

 

友希那「もう少ししたら紗夜や燐子も来るはずよ。先にスタジオに入りましょうか。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

 

 

ーーースタジオ

 

リサ「でもどうやって、新しいメンバー候補なんて見つけたの?」

 

友希那「実はね、、、」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーーーー

???「私!RinRinのところでドラムやる!」

 

RinRin「え、、、、」

 

「ええええええ!!!!!!!!!!」

 

RinRin「ほんとに!?あこちゃん!」

 

???「うん!今から練習する!おねーちゃんに聞いて!」

 

RinRin「頑張って!私、友希那さんに聞いてみるね。」

 

???「ありがとう!あこ、必ずRinRinのバンドに入るよ!」

ーーーーー

 

燐子「ってことがあって、、、、」

 

紗夜「彼女は初心者なんですよね?」

 

友希那「そんな人が私たちについていけるのかしら?」

 

燐子「そ、、それは、、」

 

紗夜「さすがに無理があります。時間だってかかってしまいます。」

 

友希那「ええ。私たちの目標はFWFよ。そんな人に合わせて練習していたんじゃ到底達成できる目標ではないわ。」

 

燐子「はい、、、、そう、、ですよね、、、、」

 

友希那「悪いけど、、、断っといてもらえるかしら?」

 

燐子「わかり、、、、ました。」

 

▼▼▼▼▼

 

 

友希那「ということがあったのよ。」

 

リサ「そうだったんだ。あれ?でも今日はその子のオーディションなんだよね。」

 

友希那「ええ。そうよ。」

 

リサ「もしかして続きある?」

 

友希那「もちろん。今から話すわ。」

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーーーー

RinRin「ごめんね、、あこちゃん。」

 

???「そっか、、、でもね!あこもっと頑張ってみる!」

 

 

 

ーーー3週間後

 

???「ねぇねぇ!RinRin!」

 

RinRin「どうしたの?」

 

???「あこね!結構叩けるようになったの!」

 

RinRin「そうなの?」

 

???「うん!今送るね!」

 

RinRin「うん!」

 

 

燐子「(すごい、、がんばったんだね。あこちゃん!)」

 

RinRin「すごいね!あこちゃん!」

 

???「えへへー!すごいでしょー!おねーちゃんにたくさん教えてもらったんだ!」

 

RinRin「これならオーディション受かるかもしれない!私、友希那さんに聞いてみるね!」

 

???「ありがとう!RinRin!」

ーーーーー

 

燐子「お願いします!あこちゃんのドラム、一度だけでも見てあげてください!」

 

友希那「、、、私たちにそんなことしている時間はないわ。」

 

紗夜「では一度だけ見ましょうか。」

 

友希那「何を言っているの?紗夜。私たちには時間が、」

 

紗夜「確かに私たちには時間がありません。しかしそれは一人の演奏も見れないほどなのですか?もしかしたら新しいメンバーを迎え、私たちはさらにレベルの高いバンドになることができるかもしれません。」

 

友希那「それは、、、そうだけど、、、、、、」

 

燐子「お願いします!」

 

紗夜「どうするんですか?湊さん。」

 

友希那「、、、、、わかったわ。」

 

▼▼▼▼▼

 

リサ「なるほどね、、、、それでその子を見るのが今日ってことね。」

 

友希那「ええ。できれば、、彼も呼びたいのだけど。」

 

リサ「未来のこと?呼べば来てくれると思うけど、、、」

 

紗夜「ええ。未来君はとてもやさしいですし、、、何より教えることに長けています。」

 

リサ「紗夜!」

 

紗夜「今井さん。お久しぶりです。足の具合はどうですか?」

 

リサ「まぁ、、だいぶ楽にはなってきたかな。ただずっと立ってたりすると痛いんだけどね。」

 

紗夜「無理はしないでくださいね。」

 

リサ「うん。ありがと!」

 

 

 

 

燐子「お待たせ、、、しました!」

 

友希那「それで、オーディションの子は?」

 

あこ「はい!」

 

紗夜「この子ですか?」

 

リサ「あっ、あこじゃーん!」

 

あこ「あっ!リサさーん!どうしてここにいるんですか!?」

 

リサ「私、このバンドのベース担当だよ〜。」

 

あこ「そうだったんですか!?」

 

紗夜「今井さん、この子とはどういう関係なんですか?」

 

リサ「あことは同じ部活なんだ〜。」

 

あこ「あこ、リサさん足怪我したって聞いて心配だったんです!大丈夫ですか?」

 

リサ「うん、大丈夫だよ〜。心配してくれてありがとうね。」

 

友希那「どういう関係だろうと贔屓はしないわ。早速オーディションに移りましょう。」

 

紗夜「ええ。そうしましょうか。」

 

燐子「あこちゃん、準備しなきゃ、、」

 

あこ「うん!あこ頑張る!」

 

リサ「頑張ってね!」

 

紗夜「私は未来君を呼んできます。」

 

友希那「ええ。お願い。」

 

 

 

ーーーロビー

 

紗夜「未来君、少しだけスタジオに顔を出してくれませんか?」

 

未来「うん。いいけど、、、何かするの?」

 

紗夜「今からオーディションをするんです。」

 

未来「オーディション、、、さっき燐子が連れてきてた子かな?」

 

紗夜「はい。未来君にも見てもらいたくて、、」

 

未来「わかった。じゃあ行こうか。」

 

 

 

 

ーーースタジオ

 

紗夜「連れてきました。」

 

未来「紗夜から話は聞いたよ。オーディションするんでしょ?」

 

友希那「ええ。あなたにも見てもらいたくて。」

 

未来「じゃあ早速やろう。僕も一応バイト中だからね。」

 

リサ「バイト中にごめんね。」

 

未来「大丈夫、少しならね。」

 

あこ「じゃあいきます!」

 

 

 

 

 

燐子・未来「「(惜しい(な))」」

 

 

 

友希那「なるほど、、、、」

 

あこ「どう、、、でしたか?」

 

友希那「紗夜はどう思ったかしら?」

 

紗夜「努力は感じられました。初めて少しでこれだけ叩けるのは素晴らしいと思います。ですが、、、」

 

友希那「ええ、私も紗夜と同じ意見よ。あなたの実力ではここでは通用しない。」

 

あこ「そう、、、、、ですか、、、」

 

未来「少しいいか?」

 

友希那「そうね。あなたにも聞いておくおかしら。」

 

未来「確かに今の演奏では紗夜や友希那には到底及ばない。」

 

友希那「なら、、」

 

未来「でもこの子には才能がある。これは僕と、、、、燐子にしかわからないだろうけどね。」

 

燐子「っっ!!」

 

友希那「どういうことかしら?」

 

未来「君、名前はなんていうの?」

 

あこ「宇田川あこです。」

 

未来「宇田川さんね、、、ん?まあいいや。宇田川さんのドラムはまだまだ発展途上のレベルだけど、経験を積み練習をしていくことでとてつもないレベルのドラマーになることが僕にはわかる。」

 

友希那「なるほど。確かにあなたが言うのならそうかもしれないけれど燐子はどうしてかしら?」

 

燐子「私、、、音楽している人の感情とかその、、、才能とかがわかってしまうんです。この前未来君に言われたのは感情だけで、ばれてないって、、、、思ってたんですけど、、、、」

 

未来「でもきっとそれだけでは友希那は納得しないよね。」

 

友希那「そんな言葉だけに流されるわけにはいかないもの。」

 

未来「だから、二日。時間をくれ。」

 

友希那「なぜかしら?」

 

未来「二日あれば友希那の納得するレベルまであげられるから。」

 

友希那「そんなこと出来るわけないでしょう?そもそもさっきあなたは『経験をつみ、練習をしていくことで』といったわ。二日やった程度で上がるならそういう風に言わなくてもいいんじゃないか?」

 

未来「ああ。確かにそう僕は言った。でもそれは宇田川さんが一人で歩んでいく場合だ。」

 

紗夜「なるほど。そういうことですか。湊さん、ここは未来君に任せましょう。」

 

友希那「紗夜まで何を言い出すの?」

 

未来「宇田川さんは本気でこのバンドに入りたい?」

 

あこ「も、もちろんです!」

 

未来「なら僕と練習に付き合ってくれないか?必ず二日後にはこのバンドに入れることを約束するよ。」

 

あこ「本当ですか!?やります!」

 

友希那「何を言っているの?私が許可した覚えはないし許可をするつもりもないわ。」

 

未来「いいや。友希那は許可せざるを得ない。」

 

友希那「、、、、、、、まぁ、いいわ。二日後にまた会いましょう。宇田川さん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ようやくバンドストーリーが進むぞ!

なんか燐子がチートキャラ化している気がしてるなぁ。


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第十四話「青薔薇が花開く時(中編)」

短めですみません!


友希那「、、、、、、、まぁ、いいわ。二日後にまた会いましょう。宇田川さん。」

 

 

そういうと友希那はスタジオから出ていった。

 

リサ「ちょっと待ってよ!友希那!」

 

紗夜「今の湊さんを振り向かせるには宇田川さんの技量が上がらなければ無理でしょう。まぁ、未来君ならできるでしょう。」

 

リサ「やっぱりそうか、、、、本当にできるの?未来。」

 

未来「大丈夫。じゃあ、僕はまりなさんに言ってくるわ。」

 

 

 

ーーーロビー

 

未来「まりなさん。」

 

まりな「あっ、未来君。どうだった?」

 

未来君「それが、、、、、、」

 

 

 

まりな「なるほどねぇ、、、、うん。いいよ!」

 

未来「よかった、、ありがとうございます。」

 

まりな「あの子たちがきっとCIRCLEでライブしてくれると思うからね。投資ってやつだよ。」

 

未来「なるほど、、、」

 

まりな「じゃあそう言うことだから行ってきな!」

 

未来「わかりました。」

 

 

 

 

 

ーーースタジオ

 

未来「許可取れたんで早速やろうか。宇田川さん。」

 

あこ「はい!」

 

紗夜「私たちも練習しましょうか。」

 

リサ「座りながらで悪いけど私もやろうかな。」

 

燐子「じ、じゃあ、私も!」

 

 

 

 

未来「まずは僕が叩くね。さすがにどんな実力を持っているかも分からない人から教えていもらうのは嫌だろうからね。」

 

あこ「じゃあお願いします!」

 

 

 

 

あこ「(こ、、こんなのって!)」

 

 

 

未来「ふぅ。どうだった?」

 

あこ「えぇ、えっと!なんかすごいバーンってしててあこの心がドーンってして!」

 

未来「伝わったみたいだね。じゃあ練習を始めようか。」

 

あこ「えっと、名前聞いてもいいですか?」

 

未来「そういえば自己紹介まだだったね。僕は時谷未来です。羽丘の2年。大体の楽器は弾けるかな。よろしくね。」

 

あこ「はい!じゃあ、、みら兄だね!」

 

未来「みら兄?」

 

リサ「あはは!いいじゃんそれ!」

 

燐子「、似合ってますよ?」

 

紗夜「確かに頼れるお兄さんではありますね。」

 

あこ「そう!だからみら兄だね!」

 

未来「まあ、、いいか。じゃあ早速行くよ。」

 

あこ「はーい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサ「(すごい、、、、あこ、、見るたびにうまくなってる!やっぱりすごいなぁ、、未来は。)」

 

 

紗夜「(、、、、素晴らしいですね、、、また私もお願いしてみようかしら。、、、、)」

 

 

燐子「(すごい、、、、かっこいい、、、あこちゃんも頑張ってるけど、、未来君、、、///)」

 

 

 

 

 

未来「いったん休憩しようか。」

 

あこ「でもあこまだまだ出来ますよ!」

 

未来「いや休憩にしよう。詰めすぎもよくない。」

 

燐子「うん。やりすぎも体に良くないから、、、」

 

あこ「はーい、、、でもみら兄の練習楽しいからずっとできるよ!」

 

リサ「確かに練習してるときのあこの表情すっごく良かったよ!」

 

紗夜「ええ。こちらから見ても楽しそうでした。」

 

あこ「そうなんです!でも、、これであこうまくなってるんですか?」

 

リサ「なってると思うよ!見るたびうまくなってたからね!」

 

あこ「やった!じゃああこもっと頑張ります!」

 

未来「じゃあ練習に戻ろうか。」

 

 

ーーー3時間後

 

 

燐子「そ、そろそろ終わりにしませんか?」

 

紗夜「あら、もうこんな時間なのね。気付かなかったわ。」

 

リサ「久々の練習で集中しちゃったなぁ。」

 

あこ「もう終わりー?」

 

未来「時間だからね。」

 

あこ「でも!あこ合格したいです!」

 

未来「宇田川さん。君は勘違いを一つしているよ。」

 

あこ「へ?」

 

未来「宇田川さんはもうオーディションに合格できるだけの実力は今日の練習でついたはずだよ。」

 

あこ「ほんとですか!?」

 

未来「うん。でもきっとこのままじゃ友希那は思い切り合格とは言わないだろう。考え抜いて合格を出すと思う。」

 

あこ「じゃああこまだ練習します!」

 

未来「でもここからは僕の指導だけではだめだろう。」

 

あこ「そうなんですか?」

 

未来「ここからは宇田川さんが自分自身の音を出さなければだめなんだ。」

 

紗夜「」ビクッ

 

燐子「(氷川さん?)」

 

あこ「自分自身の音?」

 

未来「うん。個性ともいうかな。」

 

あこ「その個性を見つけられたら大丈夫なんですか?」

 

未来「でも個性を見つけるのは簡単なことじゃない。だから少しだけヒントをあげるよ。」

 

あこ「なんですか?」

 

未来「もう一度自分という存在を見つめなおすんだ。」

 

あこ「見つめなおす、、、」

 

未来「あとは宇田川さん次第だ。次の練習までに見つけてとは言わない。無理やり見つけたものは幻想、偽物にすげない。妥協はせずに納得するものを見つけるんだ。」

 

紗夜「(妥協せずに、、、納得のいくものを見つける、、、)」

 

あこ「はい!ありがとう!みら兄!」

 

 

 

 

 

 

未来「リサ、帰ろう。」

 

リサ「そうだね。今帰る準備する!」

 

未来「僕はまりなさんに言ってくるね。」

 

リサ「わかった。」

 

 

 

ーーーロビー

 

未来「まりなさん、今日はすみませんでした。」

 

まりな「全然大丈夫だよ。そもそもあんまり人来てないからなぁ

 

未来「最近はあんまり来ないですもんね。」

 

まりな「まだまだ暑いからねー。」

 

未来「確かに暑いと外に出たくなくなりますからね。」

 

まりな「でももう少しすれば涼しくなるからそこまで待つかなぁ。」

 

未来「そうですね。」

 

 

リサ「未来ー!」

 

未来「リサが来たのでそろそろ失礼しますね。」

 

まりな「はーい!またね!」

 

未来「じゃあ帰ろうか。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

未来「だいぶここの生活にも慣れてきたね。」

 

リサ「そうだね~。」

 

未来「家がさみしい?」

 

リサ「ううん。未来もレインもいてくれるからね。」

 

未来「そっか。」

 

リサ「そうだ。そういえばこの前買い物行ったときに一人来てないって言ってたじゃん。」

 

未来「そうだね。」

 

リサ「それ実はあこのことなんだよね。」

 

未来「そうだったんだね。」

 

リサ「海、楽しみだね!」

 

未来「うん。でもその前に宇田川さんの合否を見てからだね。」

 

リサ「そうだね。、、、ねぇねぇ。アタシにもさ、、、アタシだけの音ってある?」

 

未来「あるよ。リサだけの、特別な音。その音はね、僕にも出せないんだよ。」

 

リサ「そっか。どんな音?」

 

未来「リサの音はすべてを包み込み支えるような、優しい音だよ。もので例えるなら、、、、どんなものでも受け入れてくれる暖かい陽だまりのような感じかな。」

 

リサ「陽だまり、、か。」

 

未来「うん。紗夜や燐子、それに友希那にも音があるんだ。」

 

リサ「そうなんだ。アタシにわかるかな?」

 

未来「そうだなぁ、、、歌ってるときにすごい雰囲気とかオーラとか感じることない?」

 

リサ「あー!感じるときあるよ!」

 

未来「それだよ。」

 

リサ「そうなんだ。」

 

未来「うん。宇田川さんは見つけられるかな、、、」

 

リサ「でもアタシ、どうして持っているんだろう。」

 

未来「正直に言っちゃえばね、巡り合わせのようなものなんだよ。」

 

リサ「巡り合わせ?」

 

未来「そう。人間関係や環境、性格など関わってきたすべてのもの。それらが自分のものとなって音になる。だからきっとリサは優しい性格の両親に育てられたから優しい音になったんだね。」

 

リサ「そう、、なのかな///」

 

未来「うん。」

 

リサ「アタシも、、わかるようになれるかな。」

 

未来「リサならきっと大丈夫だよ。」

 

リサ「ねぇ。、、、ううん。なんでもないや。寝よっか。」

 

未来「そうだね。明日はどうなるかな。」

 

リサ「楽しみ?」

 

未来「もちろん。」

 

 

 

 

 

ーーー宇田川家

 

あこ「ねぇねぇ、おねーちゃん!」

 

巴「どうした、あこ。」

 

あこ「あこってさ。どんな人?」

 

巴「そうだなー。元気いっぱいで可愛い私の最高の妹だよ!」

 

あこ「えへへー!そっかー。」

 

巴「ああ!でもどうしてそんなこと聞くんだ?」

 

あこ「みら兄が『自分自身の音を見つけて』って言われたから!」

 

巴「みら兄?」

 

あこ「うん!すっごく楽器が上手でかっこいいの!今日教えてもらったんだ!」

 

巴「もしかして未来先輩のことか?」

 

あこ「うん!どうしておねーちゃん知ってるの?」

 

巴「未来先輩には私も教えてもらっているからな!」

 

あこ「そうだったんだ!」

 

巴「ああ!あの人はすごいよな!」

 

あこ「うん!」

 

巴「自分の音かぁ。」

 

あこ「うん。あこにしかない音が必要なんだって!」

 

巴「そうなんだ。ごめんな、私にもわからないけど、、あこはみんなにとっての何かかを考えてみるのはどうなんだ?」

 

あこ「うん、考えてみる!」

 

 

 

 

 

ーーーあこの部屋

 

 

 

あこ「あこって何なんだろう、、、、」

 

 

 

 

 

ーーースタジオ

 

未来「どうだった、、宇田川さん。見つけられた?」

 

あこ「なんとなくは、、、でもまだわからないんです。」

 

未来「まだ不完全、、、ってところか。」

 

あこ「叩けば見つかりますか?」

 

未来「わからない。でも、闇雲に叩いたって何も得るものはないよ。昨日していないことをやってみたらいいんじゃないか?友達と遊んだり、、勉強したり、、買い物に行ったり。大丈夫、宇田川さん。なら見つけられる。」

 

あこ「じゃああこ!行ってきます!」

 

未来「うん。次に会うのはオーディションの時だね。」

 

あこ「はい!え、えええええ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

ーーー次の日

 

 

 

友希那「どうやら、準備はできたのね。」

 

あこ「はい!」

 

紗夜「どうなったのか、気になりますね。」

 

リサ「あこの音、どうなったんだろう!楽しみ!」

 

友希那「じゃあ、時間がもったいないから見せてもらえる?」

 

あこ「はい!いきます!」

 

 

 

 

 

 

友希那「(これは、、、、まさか、、)」

 

 

 

 

紗夜「(あれが、、宇田川さんの音、、、)」

 

 

 

 

リサ「(雰囲気、、感覚、、、、、、、あこの音に、、集中して、、、)」

 

 

 

 

燐子「(あこちゃんの音が、、、色が、、、、伝わってくる!)」

 

 

 

 

 

未来「(見つけられたんだ、、、宇田川さんだけの、音。)」

 

 

 

 

 

あこ「はぁ、、、、、はぁ、、どうでしたか?」

 

友希那「、、、未来。あなた、本当に何者?」

 

未来「僕は何もしていないさ。宇田川さんが見つけたんだよ。音を。」

 

友希那「そう。」

 

あこ「あの、、、あこどうでしたか!?」

 

友希那「合格よ。これからよろしく。あこ。」

 

あこ「はい!」

 

 

燐子「やったね、、!!あこちゃん!」

 

リサ「おめでとー!あこ!」

 

紗夜「今の演奏は素晴らしいものでした。」

 

あこ「はい!ありがとうございます!」

 

 

友希那「そういえば、、伝えるのを忘れていたわ。私たちの名前よ。」

 

リサ「決まったの?」

 

友希那「ええ。私たちの名前は、、、」

 

 

 

 

 

 

 

「Roseliaよ。」

 

 

 

 

 

 

 

紗夜「Roselia?聞いたことのない単語ですね。どこの言葉ですか?」

 

友希那「これは造語よ。由来は薔薇の「Rose」と椿の「Camellia」を合わせた造語。 巧みに薔薇は青薔薇からとったわ。、花言葉は「不可能を成し遂げる」という意味。」

 

燐子「不可能を、、成し遂げる。」

 

あこ「かっこいいです!」

 

リサ「いいじゃん!!」

 

紗夜「ええ。私たちらしいです。」

 

友希那「じゃあみんな。Roseliaにすべてをかける覚悟はあるかしら?」

 

紗夜・リサ・燐子・あこ「「「「はい!(ええ。)」」」」

 

友希那「あなたはどうなのかしら?未来。」

 

未来「ああ。覚悟ならすでにできているよ。限られた時間、賭けてやるさ。」

 

友希那「そう。なら行くわよ!」

 

 

 

 

 

 

まりな「え?ライブをしたい?」

 

友希那「はい。できますか?」

 

まりな「もちろんだよ!宣伝たくさんしなくちゃ、、、

 

友希那「いつ頃にしますか?」

 

まりな「そうだなぁ、一週間後とかなら大丈夫だけど、、どうする?」

 

友希那「じゃあそこでお願いします。」

 

まりな「はーい!」

 

 

 

 

 

リサ「どうだった?」

 

友希那「ええ。できたわ。一週間後だそうよ。」

 

紗夜「わかったわ。」

 

あこ「練習しましょう!」

 

友希那「ええ。そうね。」

 

燐子「今井さん、、足は大丈夫ですか?」

 

リサ「うん、、大丈夫だよ。心配してくれてありがとね!」

 

友希那「リサ、くれぐれも気を付けて。」

 

リサ「はーい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

未来「よかったな。」

 

リサ「ん?何が?」

 

未来「宇田川さんが無事は入れて。」

 

リサ「そうだね!それにRoseliaっていう綺麗なバンド名も決まっちゃったし!」

 

未来「うん。みんなにとっても合っていたよね。」

 

リサ「ね!」

 

未来「明後日、、海だっけ?」

 

リサ「うん!最近はいいことばかりだね!」

 

未来「このままいけるといいね。」

 

リサ「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回はライブ編になります!海編はその後になります!時系列バラバラですみません!

現在の楽器のレベル

Vo.未来>>>友希那>蘭

Gt.未来>>紗夜>たえ>日菜=モカ>>>香澄

Ba.未来>>>リサ>>ひまり

Dr.未来>>>>巴=あこ=沙綾

Key.未来>燐子>>つぐみ=有咲

個人的序列ですみません!

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第十四話「青薔薇が花開く時(後編)」

遅くなりました!


友希那「あこ、少し遅れているわ。」

 

あこ「すみません!」

 

リサ「友希那~。少し休憩にしよ?休まないといい練習もできないよ。」

 

紗夜「そうですね。もう3時間も続けているのでそろそろ休憩したほうがいいですね。」

 

友希那「、、、そうね。では、30分ほど休みにしましょう。」

 

燐子「、、、はい、、!」

 

あこ「あこ、何か食べたいです!」

 

リサ「未来に何かあるか聞いてみる?」

 

あこ「みら兄、ご飯作れるの!?」

 

紗夜「ええ。彼の料理は素晴らしくおいしいですよ。」

 

燐子「でもお邪魔になりませんかね、、」

 

リサ「とりあえず、、聞いてみる?」

 

友希那「ええ、そうしましょう。」

 

 

 

ーーーロビー

 

香澄「ええっと、、こうですか?」

 

未来「そうそう。じゃあここまでやってみて。」

 

 

リサ「ごめん、今少しいい?未来。」

 

未来「ん?ああ、リサ。どうしたの?」

 

リサ「いやー、、非常に言いにくいんだけど、、、お腹すいちゃったなって、、」

 

未来「なるほどね、、、いいよ。作ってくるよ。戸山さん、少しだけ休憩にしようか。」

 

香澄「はい!」

 

 

 

リサ「ごめんね!香澄。」

 

香澄「いえいえ!全然大丈夫ですよ!」

 

リサ「そうだ、みんなと話す?」

 

香澄「みんなっていうのは、、」

 

リサ「うん、Roseliaのメンバーだよ。多分今ならみんないいって言うんじゃないかな。」

 

香澄「いいんですか!?」

 

リサ「うん。じゃあ行こっか!」

 

香澄「はい!」

 

 

 

 

ーーースタジオ

 

リサ「未来作ってくれるって!」

 

友希那「そう、よかったわ。あら?」

 

紗夜「あなたは、、」

 

香澄「はい!戸山香澄です!」

 

燐子「こんにちは、、。」

 

リサ「香澄は今ね、未来にギター、教えてもらってるんだよ!」

 

香澄「まだあんまり上手には弾けないけど、、、頑張ってます!」

 

紗夜「彼の教えならきっと上達も早いでしょう。」

 

あこ「みら兄超教えるの上手だもんね!」

 

燐子「うん、、!」

 

香澄「皆さんは今度のライブ出るんですよね!?」

 

友希那「ええ。私たちの、初めてのライブよ。」

 

香澄「わぁー!すごいです!私も早くステージに立ちたいなぁ!」

 

友希那「戸山さんならすぐにステージに立てると思うわ。」

 

リサ「うんうん!ライブするときは声、かけてね!」

 

紗夜「私たちも見に行かせてもらうわ。」

 

あこ「うんうん!あこみたい!」

 

 

 

 

未来「みんな、、できたよー。」

 

リサ「おお!早いね!」

 

未来「あんまり材料なかったから簡単なものだけど、、、いいかな?」

 

あこ「うん!」

 

燐子「とてもおいしそうな匂いがします、、!」

 

紗夜「この匂い、、ハッ‼‼(覚醒)」

 

友希那「これは、、ポテトかしら?」

 

未来「うん、イモはお腹にたまるし、、何より簡単だからね。飲み物もあるよ。」

 

リサ「さっすがー!」

 

紗夜(ポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテトポテト)」

 

友希那・リサ・あこ・燐子・香澄「(あれ、紗夜(氷川さん)の目が変わった?)」

 

 

未来「どうぞ。」

 

あこ「いただきます!」

 

燐子「おいしい、、、」

 

友希那「ただのポテトなのに、、」

 

紗夜「これです!やっぱりこれなんです!!

 

 

 

 

 

 

未来「どうだったかな?」

 

リサ「やっぱりおいしいねぇ!」

 

紗夜「はぁ、、ポテト、、」

 

あこ「どうしたんですか?紗夜さん!」

 

燐子「あこちゃん、、聞いちゃいけないこともあるんだよ、、!」

 

友希那「ええ。おいしかったわ。また頼もうかしら。」

 

未来「うん。僕がいて時間がある時ならいいよ。」

 

香澄「やっぱり未来先輩はすごいですね!」

 

未来「そうか?」

 

香澄「こんなにおいしい料理も作れて、、、楽器も弾けて、、頭もいいんですもん!」

 

未来「、、、、そうかな。僕からしたら戸山さんのほうがすごいと思うよ。」

 

香澄「そんなことないですよ!」

 

未来「いや、本当にすごいよ。じゃあ、練習始めよう。」

 

香澄「はい!」

 

 

 

ーーースタジオ

 

友希那「、、、、みんな、すこしいいかしら?」

 

リサ「ん?どうしたの?友希那。」

 

友希那「実は、、みんなに聞いてもらいたい曲があって。」

 

紗夜「どんな曲なんですか?」

 

友希那「、、、、私たちの曲よ。」

 

燐子「それって、、、」

 

あこ「オリジナル曲ですか!?」

 

友希那「まぁ、そうなるわね。」

 

リサ「すごいじゃん!聞かせて聞かせて!」

 

友希那「リサ、落ち着いて。今流すから。」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「戸山さんは仲間集まってきた?」

 

香澄「うーん、、おたえは一緒にやろうって言ってくれたんですけど、、、」

 

未来「まぁそんなにうまくはいかないよね。」

 

香澄「うーん、、、このままじゃギター二人になっちゃいます!」

 

未来「沙綾はどうなんだ?確か、、同じ学校だよね。」

 

香澄「、、、、そっか!」

 

未来「忘れてたんだ、、、、沙綾なら引き受けてくれるんじゃないか?」

 

香澄「じゃあ今度聞かなきゃ!」

 

未来「じゃあ沙綾に見合うギターにしないとね。沙綾のドラムはレベルが高いからね。」

 

香澄「はい!よーし!沙綾に追いつくぞー!」

 

 

 

 

???「すいませーん。」

 

未来「はい。戸山さん、少し待っててもらえる?」

 

香澄「はい!」

 

未来「どちら様でしょうか?(あれ、まりなさん何処行ったんだ?)」

 

???「私、牛込ゆりといいます。えっと、、、ここでライブしたいんですけど、、」

 

未来「なるほど、ライブですね。わかりました。」

 

ゆり「ところで、、まりなさんってまだいらっしゃいますか?」

 

未来「いますよ。今はどこかに行ってますけど、、、しばらくしたら帰ってくると思いますよ。」

 

ゆり「そうなんですね。よかった、、」

 

未来「まりなさんのお知り合いの方ですか?」

 

ゆり「まぁ、一応そうですね。」

 

未来「そうだったんですね。」

 

 

まりな「あっ!ゆりちゃん!」

 

ゆり「あっ、まりなさん。お久しぶりです。」

 

まりな「そうだね!もうどれくらいになるっけ?」

 

ゆり「そうですね、、、、3年くらいでしょうか?」

 

まりな「あの時はびっくりしたなぁ。いきなり海外だなんていうんだから!」

 

ゆり「まぁまぁ。でもとても楽しかったです。」

 

まりな「今日はどうしたの?」

 

ゆり「実は、、、ライブしようかなって思って。また、、グリグリで。」

 

まりな「そっか!みんなとはもう会ったの?」

 

ゆり「はい。さっきみんなと会って、話してたら無性にライブがしたくなって!」

 

まりな「うちはいつでもオッケーだよ!ああそうそう!彼が新しいバイト君!ああ見えて超すごいんだよ!」

 

未来「時谷未来です。まりなさん、あんまり話し盛らないでください。」

 

まりな「いやいや、全然盛ってないから!未来君にはすっごく助けてもらったんだよ!」

 

ゆり「そうなんですか?」

 

まりな「うん!昔と違って今、大ガールズバンド時代って呼ばれるぐらい栄えててそれにオーナーが便乗してライブしようって言ってきたんだけど、、、この辺もライブハウスたくさんあるからそっちにみんな行っちゃってね。」

 

ゆり「あはは、、昔からオーナー。そういうところありますよね。でも、できたんですよね?」

 

まりな「うーん、正確に言うとまだなんだけど、、でも未来君の力によってライブができるようになりました!」

 

ゆり「おお!誰が出るんですか?」

 

まりな「Roseliaだよ。」

 

ゆり「Roselia?」

 

まりな「そう。今回が初ライブ。でも、レベルはすっごく高いよ。」

 

ゆり「へー。ちょっと気になるなぁ。」

 

まりな「そうだ!グリグリも同じ日に出ない?」

 

ゆり「え?」

 

未来「いいと思いますよ。Roseliaだけでは少々時間が余りますし、人も集まらないかもしれませんし。」

 

まりな「うんうん!まぁ、未来君が出てくれれば人は来ると思うんだけどねぇ。」

 

未来「僕は出ませんから。」

 

まりな「まぁそうだよね。」

 

ゆり「でも、、いいんですか?勝手に決めてしまっても。」

 

まりな「それもそうか、、、あっ!じゃあ話に行こうよ。」

 

未来「今ちょうどいますからね。友希那呼んできます。」

 

まりな「うん!」

 

ゆり「あちょっと!」

 

 

 

ゆり「あの、、、彼、、未来君でしたっけ。彼が出たら人が集まるってどういうことなんですか?確かにかっこいい顔立ちですけど、、、」

 

まりな「いやー、ちょっとこれ見てみて。」

 

ゆり「??はい。」

 

 

ゆり「これって、、、うそ、、ええ?」

 

 

 

まりな「これで分かった?」

 

ゆり「今のって、、学祭ですよね。どうして彼が、、、」

 

まりな「実はね、羽丘今共学になってるんだけど、、」

 

ゆり「あー、聞きました。びっくりしましたよ。」

 

まりな「それで、、ライブすることになったんだけど、、その時のやつ。」

 

ゆり「そりゃ、、、人気出ますね。」

 

まりな「今や、ここに覗きにくる子もいるし。(入ってはくれないけど、、、)」

 

ゆり「だから、集まるってことですね。納得です。」

 

 

友希那「未来。いきなり何かしら?いくらあなたでも中途半端なことだったら許さないわよ?」

 

未来「ごめん。でもRoseliaにとって大事なことだから。連れてきました。」

 

まりな「あ、きたきた。ゆりちゃん。彼女がRoseliaのリーダー。湊友希那ちゃんだよ。」

 

友希那「ええ。ところで貴方は誰かしら?」

 

ゆり「ええっと、、、牛込りみです。Glitter☆Greenのギターボーカルです。」

 

友希那「Glitter☆Green、、、確か3年ほど前に休止を発表したバンドだったかしら?」

 

ゆり「うん。まさか知ってる人がいるとは、、、」

 

友希那「あれだけ人気があったバンドなのだからこの辺に住んでいた人は耳にしたことぐらいあるわ。それで、何の用かしら?私たちは練習があるのだけれど、、」

 

ゆり「えっと、、じゃあ単刀直入に言うね。今度貴方たちが出るライブに私たちも出させてほしいの。」

 

友希那「、、、復帰ライブということかしら?」

 

ゆり「うん。復帰ライブするときはここって決めてたから。」

 

友希那「、、、わかった。いいわ。」

 

ゆり「ありがとう。」

 

友希那「お互い、いいライブにできるといいわね。」

 

ゆり「うん。そうだね。」

 

友希那「これで終わりかしら?」

 

未来「うん。練習中にごめんね。」

 

友希那「、、、別にいいわ。」

 

 

 

 

 

 

 

まりな「いやー、それにしてもグリグリがライブかぁ。」

 

未来「Glitter☆Greenってどんなバンドなんですか?」

 

まりな「グリグリは、ゆりちゃんたちが中学生の時に作ったバンドでね、みんな上手で当時すごい人気があったんだよ。」

 

未来「そうなんですね。楽しみです。」

 

ゆり「ありがとう。」

 

未来「でも、Roseliaも負けてませんよ。」

 

ゆり「私たちにもプライドがあるから簡単には負けないよ。」

 

まりな「いいねいいね!これでCIRCLEも人気のライブハウスに、、、」

 

ゆり「まりなさん、本音漏れてますよ。」

 

まりな「あれ?聞こえてた?」

 

未来「ばっちり。」

 

まりな「あはは。まぁまぁ!じゃあ、グリグリ、ライブ入れておくね。」

 

ゆり「はい!ライブ近くなったら今度はみんなで来ますね。」

 

まりな「うん。楽しみにしてるよ。」

 

ゆり「じゃあこの辺で失礼します。またね、未来君!」

 

未来「はい。楽しみにしてます。」

 

 

 

 

未来「ごめんね、戸山さん。思いのほか長くなっちゃった。」

 

香澄「全然大丈夫ですよ!それより、聞いてください!ここ、弾けるようになりましたよ!」

 

未来「ほんとに?じゃあ、一回弾いてみて。」

 

香澄「はい!いきますよ!」

 

 

 

 

まりな「それにしても、、、グリグリがライブかぁ。懐かしいなぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

未来「練習はどう?」

 

リサ「うん、いい感じかなー。足もだいぶ良くなってきたからあんまり気にならないし。」

 

未来「そっか。よかったよ。」

 

リサ「うん。グリグリさんってすごい上手なんだよね、、、、」

 

未来「らしいよ。でも、Roseliaも上手なんだからあんまり気にしなくていいと思うよ。」

 

リサ「うん、、、大丈夫だよね、、、」

 

未来「大丈夫、リサは。大丈夫だよ。」

 

リサ「そうだよね、、、、」

 

 

 

 

 

ーーーライブ2日前

 

ゆり・七菜・リィ・ひなこ「「「「よろしくお願いします!(よろしくぅぅ!!!!!)」」」」

 

まりな「みんな久しぶりだね!」

 

七菜「本当に、、久しぶりですね。」

 

まりな「うん!みんながまたライブしてくれるなんて本当に夢みたいだよ!」

 

ゆり「うん。またこうしてライブができるなんてね。」

 

リィ「あの時はまさかゆりが海外に行くなんて想像もできなかったからね。」

 

ひなこ「うんうん!」

 

まりな「とりあえず先にライブの詳細決めちゃおっか。」

 

ゆり「はい!」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

友希那「-----。じゃあ、そんな感じで頼めるかしら。」

 

まりな「うん。わかったよー。」

 

友希那「じゃあ、当日もよろしくお願いします。」

 

まりな「はーい!」

 

 

 

 

ーーーライブ前日

 

未来「チケット、すごい売れ行きですね。」

 

まりな「うん!明日、大変そうだね。」

 

未来「そうですね。」

 

まりな「頑張ろうね。」

 

未来「はい。」

 

prrrr

 

未来「すいません、電話出ますね。」

 

まりな「うん。」

 

 

未来「リサから、、?」

 

未来『もしもし。どうしたんだ?』

 

リサ『未来!?あのさ!今!インターホンが鳴って!知らない人がいるの!何度も何度も鳴らしてきて!』

 

未来『今か、、リサ、落ち着いて。今すぐ戻る。待ってて。』

 

リサ『うん、、』

 

未来『いないふりを続けて。何があっても絶対行動を起こしちゃだめだからね。』

 

リサ『うん、、、、』

 

リサは泣きそうな口調だった。

 

 

未来「まりなさん、すみません。急用ができました、今日はここで失礼します。」

 

まりな「うん、緊急事態なんだよね。時間とかは後で連絡するから。早く行ってあげて。」

 

未来「、、、はい!」

 

 

未来「(待ってて、、リサ!)」

 

 

 

 

 

ーーー五分後

 

未来「まだ居るのか?」

 

マンションのエントランスには誰もいなかった。

 

未来「リサ、、、大丈夫だよな。」

 

 

ーーー玄関の前

 

未来「あれ、、誰だ?

 

未来「すみません。僕に何か用ですか?」

 

???「、、、、、ああ。間違えた。」

 

未来「そうですか。インターホンは押したんですか?」

 

???「、、、、、、ああ。」

 

未来「なら、部屋違いだと思いますよ。」

 

???「、、、、、、ああ。」

 

 

ガチャ

 

未来「では。」

 

ガチャ カチッ

 

 

 

未来「、、、リサ。」

 

リサ「っっ!!未来っ!」ガッ

 

未来「リサ、、、、怖かったよな。」

 

リサ「うん、、、うん、、、」

 

未来「リサが無事でよかった、、、」

 

リサ「みらいぃ、、、、」

 

 

 

 

 

未来「大丈夫か、、、?」

 

リサ「う、ん、、、」

 

未来「さっき少し話した。あいつからは嘘しか感じられなかった。それに荷物もやけに多かった。」

 

リサ「、、、うん、、、」

 

未来「多分、ドアを無理やり開ける気だったんだと思う。」

 

リサ「っっ!!」ビクッ

 

未来「大丈夫、、もう僕がいるから。」

 

リサ「、、、うん、、」

 

未来「ごめん、、僕が甘かった。まさか相手が突撃してくるとは思わなかった。」

 

 

未来「明日のライブ、、大丈夫?」

 

リサ「怖いけど、、、行かなきゃ。友希那や紗夜、燐子にあこ。みんなに迷惑をかけないように、、」

 

未来「そっか、、、無理はしちゃダメだよ。絶対に。」

 

リサ「うん、、、、」

 

 

 

 

ーーーライブ当日

 

未来「リサ。CIRCLEまでは、一緒に行こう。下向いててもいいから。」

 

リサ「うん、、、」

 

未来「ライブ中もできるだけリサの近くにいるから。」

 

リサ「、、ありがとう、、、、」

 

未来「紗夜には一応伝えておくよ。他のみんなには伝えないでおく。特にあこには刺激が強いと思うから。」

 

リサ「、、、どうして紗夜に?」

 

未来「紗夜なら大丈夫だって知っているから。燐子にはバレちゃうと思うけど。」

 

リサ「、、、どうして?」

 

未来「燐子ならわずかな音から出る心の状況も感じ取れると思うから。」

 

リサ「、、、そっか。」

 

 

 

ーーーCIRCLE

 

未来「こんにちは。」

 

リサ「こんにちは、、、」

 

まりな「こんにちは!皆来てるよー!」

 

未来「そっか。じゃあ行こうか、リサ。」

 

リサ「、、、うん。、、、よし。頑張る!」

 

 

ーーースタジオ

 

友希那「来たわね。リサ、それに未来。」

 

リサ「うん!遅れてごめんね!」

 

未来「紗夜。少しいいか?」

 

紗夜「、、、ええ。どうしましたか?」

 

未来「ちょっとな。」

 

 

ーーー廊下

 

未来「少し、、話をしていいか?」

 

紗夜「ええ。どうしたんですか?」

 

未来「リサのことなんだ。------」

 

未来はリサに関することをすべて伝えた。

 

 

紗夜「昨日、、、今井さんは大丈夫なんですか?」

 

未来「わからない、、本人は大丈夫といっているがきっと大丈夫じゃないと思う。」

 

紗夜「なら!」

 

未来「いや、、彼女がやりたいと言っているんだ。なら、やらせてあげたい。」

 

紗夜「、、、はぁ。変わらないですね。」

 

未来「、、、それで紗夜に一つお願いがあるんだ。」

 

紗夜「、、、、いいですよ。」

 

未来「まだ何も言ってないんだけど、、、」

 

紗夜「あなたが人のために動くんです。頼まれて断れるわけないじゃないですか。あなたのそういうところが、、、

 

未来「、、、ありがとう。紗夜には、、近くでリサのことを支えてほしいんだ。近くにいるといってもステージには上がれない。脇にしかいることはできないんだ。だから、、、紗夜に支えてあげてほしんだ。」

 

紗夜「いいですよ。それぐらいならいくらでもしますよ。大事な仲間ですから。」

 

未来「、、、たぶん燐子もこのことに気が付くと思う。」

 

紗夜「白金さんが?」

 

未来「燐子は注意力深い。それに音で心まで見れる。だからきっと気が付くだろう。」

 

紗夜「その時は伝えたほうがいいですか?」

 

未来「いや、伝えなくていい。ライブに集中してほしいから。」

 

紗夜「なら、、なぜ私には伝えたんですか?」

 

未来「紗夜のことは信頼しているからね。」

 

紗夜「、、、そうですか。うれしいですね。」

 

未来「紗夜もライブ頑張ってね。」

 

紗夜「、、、ええ。あなたを感動させて見せますよ。」

 

未来「そりゃ、、、、、、楽しみだ。」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

まりな「すーごいお客さんの数!」

 

未来「さすがですね。これならRoseliaの知名度もすぐに広まりそうだ。」

 

まりな「そうだね!」

 

 

 

 

 

ーーーそしてライブが始まったーーー

 

 

 

ゆり「CIRCLE!盛り上がってる!?」

 

観客「はーい!!!」

 

ゆり「じゃあ早速行くよー!『Don't be afraid!』

 

 

 ♪探してた ハジけた色の夢

 

 予感がしたのは 君がソコにいたから

 

 届いてた 果てしなく輝く

 

 あの光と はしゃぐ声が 僕を呼ぶ

 

 ♪出会った日から

 

 走り出した音 大事にして

 

 こわさないで(今を)

 

 見つけたもの(二度と)

 

 離したくない 離れたくないから…!

 

 

香澄「(すごい!あの時みたいなキラキラドキドキが!)」

 

???「(やっぱりすごいな、、)おねーちゃん!」

 

香澄「(あれ、、この子確か、、)」

 

 

 ♪Don’t be afraid!掴め!掴め!強く!

 

 初めての この高鳴りは

 

ゆり「(懐かしいなぁ、、この感覚。みんなと私が溶け合っていくような、、、)」

 

 追いかけ追いついて 感じてたい 熱を

 

 Don’t be afraid!駆けて!駆けて!高く!

 

 叫ぶよう 胸をたたく

 

 いつまでも 冷めない「恋」をしたみたいだ…

 

 

ゆり「まだまだ行くよー!CIRCLE!」

 

観客「いぇーい!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

リサ「すごいね、、、」

 

友希那「ええ。」

 

紗夜「やはり舞台慣れしています。」

 

あこ「かっこいい!あこたちもあんな風にできるかな!?」

 

燐子「できると、、、思うよ。あこちゃん。」

 

友希那「あなたたち、、、行くわよ。」

 

Roselia「うん!(はい!)」

 

 

 

ゆり「ありがとう!CIRCLE!また来るねー!」

 

観客「いぇーい!!!!!」

 

ゆり「次は~!Roselia!」

 

 

 

友希那「皆さんこんにちは。Roseliaです。早速だけど、行くわよ!」

 

 

「BLACKSHOUT」

 

 

 

リサ「(この歌はアタシの覚悟の歌だよ。もう、迷わない。もう、怯えない!)」

 

 

 

暗い夜も(fighting)

 

怯えずに今(smiling)

 

信じた道(running)

 

迷わず進もう 

 

黒でもいい(all right)

 

白じゃなくても(ok)

 

不条理を壊し

 

私は此処に今 生きているから

 

『SHOUT!』

 

 

 

未来「(この曲は、、、聞いたことがない曲だ。友希那が、、、作ったのか?)」

 

 

 

『BLACK SHOUT』

 

(BLACK)不安に溢れた

 

(SHOUT)世の中のイロハ

 

(BLACK)苛立ちと共に

 

  自由を奪ってく

 

 

紗夜「(見ていますか、聞いていますか、未来君。あなたは、、、、、)」

 

 

(BLACK)モノクロの雨が

 

(SHOUT)世界を隠して

 

(BLACK)空は嘲笑い沈んだ

 

 

邪魔するもの(嫉妬)

 

振り落として(衝動)

 

私の色(本能)

 

取り戻したいから...!

 

 

 

燐子「(、、、この歌は、、私の心の、歌。でも、、、昔の私だ、、!今は、、もう、迷わない!、私は、私を奏でてみせるよ、、!)」

 

 

 

例え明日が(missing)

 

行き止まりでも(going)

 

自分の手で(breaking)

 

切り開くんだ

 

 

あこ「(今まで、、おねーちゃんの後をずっとついて行ってた。でも、、みら兄に言われてからそれはいけないことだって気づけた。だから、これからは自分で切り開くんだ!)」

 

 

すくむ身体(get up)

 

強く抱いて(stacking)

 

覚悟で踏み出し

 

叶えたい夢 勝ち取れ今すぐに!

 

 

友希那「(やっと、、、私はスタートラインに立てたんだ。この思い、必ず叶えて、、、)」

 

 

【SHOUT!】

 

 

 

 

 

 

観客「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

ゆり「すごいね、、Roselia。」

 

七菜「うん、、すごいね。」

 

リィ「想像以上だったなぁ。」

 

ひなこ「最高だねぇ!」

 

 

 

Roselia「「「「「(私は(あこは)もう迷わない!)」」」」」

 

 

 

友希那「まだまだ行くわよ!」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

友希那「ありがとう、、、CIRCLE。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

ーーー楽屋

 

未来「みんな、本当にお疲れさま。とってもいいライブだった。」

 

友希那「そう感じてもらえたならよかったわ。」

 

紗夜「そうですね。」

 

リサ「あ!BLACKSHOUT!どうだった!?」

 

未来「すごく、よかった。それぞれの思いがよく伝わってきたんだ。」

 

燐子「よ、よかった、、です。」

 

あこ「うん!たくさん練習してきてよかった!」

 

友希那「ええ、そうね。」

 

リサ「でもあこ?まだまだアタシたちは始まったばかりなんだから練習、どんどん増えるよ?」

 

あこ「そうだけど、、、頑張る!」

 

燐子「わ、わたしも!」

 

紗夜「、、、ええ。そね。いつまでも浮いていられないわ。」

 

友希那「そうね、未来。早速次の予約なのだけれど、、、、」

 

紗夜「湊さん。」

 

友希那「何かしら、紗夜。」

 

紗夜「先ほど、いつまでも浮いていられないと言いましたが、、今日ぐらいは、楽しんでもいいんじゃないでしょうか?」

 

リサ「うん、そうだよ友希那!詰め込みすぎもよくないから!」

 

未来「じゃあどこか行くか?」

 

リサ「うーん、、、あっ!未来の家にみんなで行こ!」

 

未来「僕の家に?」

 

あこ「あこ、みら兄の家に行ってみたい!」

 

燐子「私も行ってみたいです、!」

 

紗夜「ではいきましょうか。」

 

友希那「ちょっとあなたたち、練習の予定ぐらい入れておかないと、、!」

 

リサ猫、、未来の家にいるよ。

 

友希那「し、、仕方ないわね。なら早く行きましょう。時間を無駄にするわけにはいかないわ。」

 

リサ「そうだね。じゃあ帰ろっか!」

 

紗夜「ええ。」

 

 

 

ーーーロビー

 

まりな「お疲れさまー!みんな!」

 

友希那「ええ。また、お願いするわ。」

 

まりな「うん!お客さんもすっごい喜んでてよかったよ!」

 

友希那「それならよかったわ。」

 

リサ「じゃあ、まりなさん!また今度!」

 

まりな「うん。みんなも体、気を付けてね!」

 

紗夜「ええ。そうしますよ。」

 

友希那「では。」

 

 

 

 

ーーー帰り道

 

未来「そうだ、みんな何食べたい?」

 

あこ「あこ、ポテト食べたい!ね!紗夜さん!」

 

紗夜「ポテト、、、い、いえ!私は別に、、、」

 

あこ「えー!食べましょうよ!あこ一人じゃ食べきれないかもしれませんし!」

 

紗夜「そういうことでしたら。」

 

燐子「、、ふっ、あはは!」

 

リサ「あははは!やっぱり紗夜。面白い!」

 

紗夜「///うれしくありません!」

 

未来「賑やかだなぁ。」

 

ゆきな「ニャーンチャン、、、マッテテ、、、」




次回は海編書きます!(あと気が向けばRoseliaのライブ後の場面も!)

感想・評価お待ちしております!

紗夜可愛い・・・

追記:アンケートは9月6日23時59分に締め切らせていただきます


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特別話1-今井リサの誕生日2020-

なんとしても今日あげたかったので短いです、、、
さらに駄文です!すみません!


8月25日 

例年に比べ暑かった夏が少しずつ終わりの合図を見せ始めたころ、、、

 

リサ「え?どこか行かないかって?」

 

未来「うん。せっかくの夏休みもあまり遊べなかったからね。たまには遠出してみようかなって思ってさ。」

 

リサ「うん。いいよ!課題ももう終わってるからね。」

 

未来「うん。どこに行きたい?」

 

リサ「そうだなー、、、足もだいぶ良くなってきたし、、、どこでも大丈夫だよ!未来となら!」

 

未来「じゃあ、あそこに行こうかな。」

 

リサ「どこどこ?」

 

未来「着いてからのお楽しみだよ。」

 

 

 

 

 

 

リサ「ここって!」

 

未来「一度、来てみたかったんだ。」

 

そう、、、、遊園地である。

 

 

 

 

未来「高校生二枚で。」

 

スタッフ「かしこまりました。」

 

リサ「一人いくら?」

 

未来「そういうのは後でにしよう。今は遊園地を楽しもう。」

 

リサ「うん、そうだね!」

 

 

 

 

 

 

リサ「うわー!遊園地とか来たの久しぶりかも!」

 

未来「僕も来たことはなかったなぁ。」

 

リサ「ねぇねぇ!まず何から乗る?」

 

未来「リサに任せようかな。」

 

リサ「おっけー♪じゃあまずはあれから乗ろ!」

 

 

未来「なるほど、、これがジェットコースターか。」

 

リサ「久々で超どきどきする!未来は乗るの初めてでしょ?どきどきしない?」

 

未来「どちらかというとわくわくかな。」

 

リサ「いいねいいね!早く順番来ないかなー!」

 

 

ーーー5分後

 

スタッフ「それではご案内いたします。」

 

リサ「おお!ついに来たね!」

 

未来「楽しみだね。でも、足が痛くなったら直ぐに言ってね。」

 

リサ「うん。ありがと!」

 

 

 

 

スタッフ「それではいってらっしゃいませ!」

 

 

リサ「見てみて!すっごく高い!」

 

未来「景色もきれいだね。晴れていてよかったね。」

 

リサ「うん!あ、頂上にもうすぐ着くね。」

 

未来「ちょっと緊張してきたかも。」

 

リサ「あはは!未来が緊張するってちょっと意外k、、」

 

 

 

 

 

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

未来「あはは!これ楽しい!」

 

リサ「(未来、、楽しそう。こんなに笑ってる未来、初めて見たかも!)」

 

 

 

 

 

 

リサ「あー楽しかった!」

 

未来「僕これ好きかも。」

 

リサ「乗ってるときの未来、すっごく楽しそうだったよ!」

 

未来「今までにない感覚だったからね。」

 

リサ「また後で乗る?」

 

未来「時間があったら乗ろうかな。」

 

リサ「そうだね!じゃあ次は、、、、、」

 

 

 

 

 

ーーーコーヒーカップ

 

未来「これって自分で回していいの?」

 

リサ「いいんじゃないかな?本気で回しちゃう?」

 

未来「いいの?酔っちゃうかもよ?」

 

リサ「大丈夫。私もこういうの本気で回すタイプだから。」

 

未来「じゃあ行くよ?」

 

リサ「どんとこい!」

 

 

 

 

 

「きゃああああああああああ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

リサ「死ぬかと思った、、、、」

 

未来「楽しかったね。」

 

リサ「レベルが違ったよ、、、、」

 

未来「あはは。でもたのしかったでしょ?」

 

リサ「まぁそうだね!」

 

 

未来「ちょっと早めだけどご飯にする?」

 

リサ「そうだね。フードコート的な場所にいく?」

 

未来「うん。今なら空いてると思うし。」

 

リサ「じゃあいこっか。」

 

 

 

ーーーフードコート

 

未来「何食べたい?」

 

リサ「うーん。見てみないとわからないからアタシも行こうかな。」

 

未来「じゃあ見に行こうか。」

 

 

 

未来「どれがいい?」

 

リサ「これにしようかな。未来は?」

 

未来「僕は、、、これかな。」

 

リサ「じゃあアタシ買ってくるね。」

 

未来「わかった。席取っておくね。」

 

 

蘭「あれ、未来先輩。」

 

未来「蘭か。こんなところにどうしたんだ?」

 

蘭「こっちのセリフですよ。未来先輩こんなところにいるとは思いませんから。」

 

未来「今日はリサと一緒に来たんだ。」

 

蘭「、、、二人でですか?」

 

未来「うん。実はさ、今日、、、リサの誕生日なんだよ。」

 

蘭「、、、そうなんですね。(、、、私も祝ってもらえるかな。)」

 

未来「蘭はどうしてここにいるんだ?」

 

蘭「、、、モカとひまりが行きたいって。」

 

未来「言いそうだね。みんなは?」

 

蘭「ご飯買ってくるって。だから私は席取り係です。」

 

未来「僕と一緒だね。」

 

蘭「///」

 

モカ「あー、未来先輩じゃないですかー。」

 

ひまり「ほんとだ!どうしてここにいるんですか?」

 

未来「今日はリサと来てるんだ。」

 

モカ「そうなんですねー。」

 

ひまり「リサ先輩はどこにいるんですか?」

 

未来「リサなら、、、」

 

 

リサ「あれ?モカたちどうしたの?」

 

つぐみ「実は五人で来ていたんです。」

 

ひまり「夏の思い出作りです!」

 

リサ「いいねー!楽しそう!」

 

ひまり「リサ先輩はどうしてここに来たんですか?」

 

リサ「私は未来に行こうって誘われたからだよ。」

 

ひまり「そうなんですね!(いいなー!私も誘われたい!)」

 

巴「とりあえず、、、、食べませんか?」

 

 

 

 

 

 

ひまり「おいしかった!」

 

つぐみ「そうだね!」

 

ひまり「これからどうしますか?」

 

リサ「未来、どうする?」

 

未来「そうだなぁ、、、」

 

リサ「、、、、」チラッ

 

モカ「、、、、、、」

 

蘭「??、、、、はぁ。」

 

モカ「なるほどー、、そういうことですかーー。」

 

ひまり「へ?どういうこと、モカちゃん。」

 

蘭「ご飯食べたし、私たちはもう行きますね。リサ先輩と未来先輩の邪魔になるわけにもいきませんから。」

 

未来「そっか。じゃあまた今度だね。」

 

ひまり「そうですよね、、、今度一緒に来ましょうね!」

 

モカ「今度パン買ってくださいねー。」

 

未来「気が向いたらね。」

 

巴「じゃあ失礼します!」

 

リサ「うん。またね!」

 

モカ「頑張ってくださいね~。」

 

リサ「!!!」//

 

 

 

 

 

未来「じゃあ次はどこへ行こうか。」

 

リサ「、、、お化け屋敷、、、とか?」

 

未来「いいじゃん。行く?」

 

リサ「う、うん!」

 

 

ーーーお化け屋敷

 

リサ「ね、ねぇ。やっぱり帰らない?」

 

未来「もしかしてリサ、、、、お化け怖い?」

 

リサ「こ、ここ、、怖くないから!」

 

未来「じゃあ行こう。大丈夫だから、僕がいるから。」

 

リサ「う、うん。」

 

 

 

 

リサ「う、ううぅ、、」

 

未来「すごいリアルだなぁ。」

 

 

???「うわぁ!!」

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

???「おおぁぁぁぁ!!!」

 

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

 

 

バァン!!!

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

リサ「はぁ、はぁ、はぁ。」

 

未来「お、お疲れさま、、」

 

リサ「疲れた、、、、」

 

未来「汗だくだね、、、」

 

リサ「きつかった、、、」

 

未来「やっぱりリサ、、、」

 

リサ「怖くない!!」

 

未来「(リサ、、、、もういいんじゃない?)」

 

 

 

 

 

ーーー観覧車

 

未来「落ち着いた?」

 

リサ「うん。ごめんね。」

 

未来「怖いなら言ってくれればよかったのに。」

 

リサ「いや、怖くないから。」

 

未来「あはは、、、ところで今日どうしてここに来たかわかる?」

 

リサ「なんでだろう。どうして?」

 

未来「今日、、、リサの誕生日でしょ?」

 

リサ「あ、そっか。忘れてたよ。」

 

未来「だから、、、今日ここに来たんだ。」

 

リサ「そうなんだ。うれしいなぁ。」

 

未来「よかったよ。あとさ、、、これ。誕生日プレゼントなんだけど、、、受け取ってもらえるか?」

 

リサ「、、、ほんとに!?」

 

未来「うん。リサのことをしっかり考えて買ったんだけど、、どうかな。」

 

リサ「見てもいい?」

 

未来「もちろん。」

 

リサ「、、、、これはもしかして!?」

 

未来「リサに似合うかなって思って買ったんだ。」

 

リサ「ありがとう!大事に使うね!」

 

未来「喜んでもらえたならうれしいな。でも、、、それだけじゃないんだ。」

 

リサ「ん??」

 

未来「帰りにわかるかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

未来「じゃあ、ここで少し待ってて。」

 

リサ「わかった。」

 

 

 

 

 

未来「黒服さん。」

 

黒服「はい。ご用意できています。」

 

未来「ありがとうございます。受け取りに来ました。」

 

黒服「こちらですね。」

 

未来「はい。今回は本当にありがとうございました。」

 

黒服「我々も協力出来てうれしいです。大事にお使いください。」

 

未来「また改めてお屋敷のほうへ顔を出させていただきますね。」

 

黒服「それは楽しみです。では。」

 

 

 

 

 

未来「ただいま。」

 

リサ「何処行ってたの?」

 

未来「誕生日プレゼントを取りに行ってたんだ。」

 

リサ「でもさっきもらったよ?」

 

未来「ううん。あれはどちらかといえば付属品かな。」

 

リサ「付属品?」

 

未来「これが僕からの本当のプレゼントだよ。」

 

リサ「これって、、」

 

未来「リサのために特注した、、ベースだよ。」

 

リサ「、、、、、」

 

未来「リサ?」

 

リサ「、、、、、」

 

未来「もしかして、、、要らなかった?」

 

リサ「そんなことない、、、

 

未来「リサ?」

 

リサ「そんなことないよ。うれしくて、、、うれしすぎて、、、泣いちゃったんだ。」

 

未来「リサ、、、、」

 

 

ギュ

 

 

リサ「ううぅぅぅぅぅ、、、、ぁりがとぉ、、、」

 

 

未来「よかった、、、」

 

リサ「でもこれ、、、高かったよね、、、」

 

未来「リサのためなら安いもんだよ。」

 

リサ「、、ほんとにありがとぉ、、、」

 

 

 

 

 

未来「落ち着けた?」

 

リサ「落ち着けたよ、、本当にいいの?」

 

未来「うん。使ってくれると、、うれしいな。」

 

リサ「大事に、、大事に使う!」

 

未来「そうしてくれるならうれしいよ。」

 

リサ「ねね、、こっち向いて。」

 

未来「重かったか?」

 

リサ「ううん、、、違う。えいっ//」

 

未来「んんっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

リサ「これはアタシからのせめてものお礼!二回目になっちゃったけど、、、ありがとう!これからもよろしくね!未来!」

 

 

 

 

 

 

 




未来君の財源はどこから、、、、、?????


リサ、誕生日おめでとう!
これからも推していきます!


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特別話2ー海でのひと時ー

投稿遅れて申し訳ありませんでした!!!
今週は必ずもう一本上げますので許してください!


ひまり「海だー!」

 

つぐみ「ひまりちゃん!とりあえず着替えちゃお!」

 

ひまり「うん!そうだね!」

 

あこ「あこ、海に来るの久しぶりです!」

ひまり「私も!」

 

日菜「リサちー!足は大丈夫?」

 

リサ「うん!今日はすこぶる足の調子いいから海、入っちゃおうかな!」

 

未来「入るなら気を付けて入ってね?一応見てるけど、、、」

 

リサ「大丈夫だって!」

 

日菜「そうだよ!私見てるし!」

 

ひまり「リサ先輩、日菜先輩!着替えに行きましょう!」

 

日菜「そうだね、ひまりちゃん!じゃあまた後でね!未来君!」

 

リサ「すぐ戻ってくるね!」

 

未来「うん。気を付けてね。」

 

 

 

未来「僕も行こうかな。」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「さて、、、、パラソルでも立てるか。」

 

 

 

リサ「あ、いたいた!」

 

ひまり「未来先輩!」

 

未来「おお、来たか。パラソル立てておいたから荷物置いて行ってきな。」

 

つぐみ「ありがとうございます!」

 

日菜「えー!未来君行かないの?」

 

未来「しばらくしたら行くから。」

 

リサ「ねぇねぇ未来。何か言うことないの?」

 

未来「何か言うこと?」

 

ひまり「そうですそうです!」

 

未来「そうか、そういうことか。」

 

日菜「わかっちゃった?」

 

未来「うん。みんな似合ってるよ。買った時とはまた違ったイメージで似合っているよ。宇田川さんも。」

 

リサ「えへへー!そっかぁ!」///

 

ひまり「あ、ありがとうございます//」

 

つぐみ「ひまりちゃん!泳ぎに行こ!//」

 

ひまり「う、うん!」

 

 

日菜「行っちゃったね。」

 

未来「うん。そうだね。」

 

あこ「リサ姉はどうするの?」

 

リサ「うーん。どうしようかな。」

 

未来「ライブも近いんだ。あんまり無理はしないほうがいい。」

 

日菜「でも、よくおねーちゃん許可してくれたね!」

 

リサ「たしかに。紗夜なら止めてくると思ったんだけど。それに友希那も。」

 

未来「紗夜には僕から話しておいた。紗夜は厳しい性格だけど、ちゃんと話せばわかってくれるからね。まぁ、友希那には、、、ちょっと渡してみたんだよ。そしたらすぐに許してくれたよ。」

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー湊家

 

友希那「はぁ、、、、、可愛いわ。レインちゃん。」

 

レイン「ニャー」

 

友希那「はぅん!!」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

リサ「あー、なんとなく理解したわ、、、(買収されたんだ、、友希那。)」

 

未来「じゃあ、僕が行くタイミングで一緒に行こうか。」

 

リサ「うん。そうする。」

 

日菜「私どうしようかなー。」

 

あこ「じゃあ、ひなちん!遊ぼ!」

 

日菜「うん!じゃあいこっか!」

 

 

 

未来「リサ、、、ライブはいけそう?」

 

リサ「まぁ、、何とかなりそうかな。」

 

未来「そっか。よかったよ。」

 

リサ「でも、、、失敗したらどうしようって思うようになって最近、夜あんまり寝られないんだよね。」

 

未来「そっか、、、、確かに初めてのライブだもんね。緊張するよね。仕方ないさ。」

 

リサ「、、、あとね、、もう一つ、わかったことがあるの。」

 

未来「どうした?」

 

リサ「私、、、男の人が、、、その、、苦手になっちゃったの、、かな。」

 

未来「やっぱり、、そうか。」

 

リサ「、、気づいてたの?」

 

未来「うん。CIRCLEから帰るときにサラリーマンの人とかとすれ違う時に少し、、隠れていたから。」

 

リサ「、、、やっぱり、未来には隠し事、できないね。」

 

未来「、、、でも、今だって周りに男の人結構いるよ?」

 

リサ「その、、、話したりとか、、近づかれたりすると、、怖くて、、足がすくむっていうか、、動かなくなるんだ、、」

 

未来「(トラウマか、、、きっとそう簡単には治らないだろう。幸いなのは学年に男子がいないことだな。)僕は大丈夫なのか?」

 

リサ「うん、未来は大丈夫だよ。むしろ一緒にいて、、安心するっていうか、、、なんていうか。」

 

未来「よかった、、、少しずつ、治していこう。大丈夫、、僕も一緒に頑張っていくから。」

 

リサ「うん、ありがとね、、、、本当に。」

 

未来「、、、そろそろ泳ごっか。少しだけね。」

 

リサ「うん。あんまり暗い話ばっかりでもあれだし。」

 

未来「よし、行こう。」

 

リサ「うん!」

 

 

 

未来「気をつけていこうね。」

 

リサ「うん。近くにいてくれると嬉しいな。」

 

未来「わかった。」

 

 

ひまり「あ!リサ先輩!」

 

つぐみ「来たんですね!一緒に遊びましょう!」

 

未来「あんまりはしゃがないようにね。」

 

リサ「そうだね。よーし!遊ぼう!」

 

日菜「あっ、リサちー海に入ってたんだ!」

 

あこ「じゃあみんなで何かしましょう!」

 

リサ「いいねー!」

 

ひまり「じゃあ、ビーチボールとかどうですか!?」

 

リサ「おっ、いいね!みんなでやろっか!」

 

未来「僕も?」

 

つぐみ「もちろんですよ!」

 

日菜「じゃあ、チーム分けしよー!!」

 

 

 

 

リサ「どうしてこうなった、、、、」

 

チーム分けは「リサ・未来チーム」VS「あこ・日菜・つぐみ・ひまりチーム」となった。

チーム分けした日菜によると、「未来君強すぎるから仕方ないね!」とのことです。

 

 

未来「まぁ、、、リサ、頑張ろう。僕も頑張るから。」

 

リサ「う、うん!」

 

日菜「じゃあ、いっくよー!」バンッ

 

未来「おお、リサ。」

 

リサ「うん!はいっ!」

 

未来「くらえ。はっ!」バンッ!!

 

つぐみ「きゃっ!」

 

リサ「さっすが未来!」

 

未来「大丈夫か?つぐみ。」

 

つぐみ「はい!大丈夫ですよ!」

 

ひまり「やっぱり、未来先輩強すぎませんか?」

 

あこ「みら兄運動神経良すぎですよ!」

 

未来「まぁ、まぁ。こっちのチーム二人だし、本気出してもいいでしょ?」

 

日菜「そうだけどさー!」

 

リサ「次アタシ、打とうかな。」

 

未来「わかった。」

 

 

あこ「よーし!わらわの闇の力が、、、えっと、、、バ、バーン!」

 

リサ「未来!」

 

未来「リサ、いけ!」

 

リサ「うん!くらえー!」

 

ひまり「これぐらいなら!」

 

つぐみ「日菜先輩!」

 

日菜「いっくよー!」

 

リサ「うわっと!」ガサッ

 

未来「リサ!大丈夫?」

 

リサ「大丈夫だよー。っっ!!」

 

未来「、、、、ごめん、みんな。僕、少し休もうかな。リサ、一緒にどう?」

 

リサ「(やっぱり気づいたのかな?今ので足、痛めちゃったの。それにアタシだけが休まないように一緒に、、、)うん、ちょっと休もうかな。」

 

日菜「じゃあ、私とつぐちゃんチーム、あこちゃんとひまりちゃんチームでやろ!」

 

未来「後でまた来るね。」

 

つぐみ「はい!しっかり休んでくださいね。」

 

 

 

未来「リサ、足、無理してるでしょ?」

 

リサ「うん。さっきので、痛めちゃった。ライブに影響しなければいいけど、、、」

 

未来「安静にしようか。後冷やそう。」

 

リサ「でも、、、ここに冷やすところないよ。何で冷やすの?」

 

未来「これ。瞬間冷却パックだよ。」

 

リサ「あー。持ってるんだ。さすがだね。」

 

未来「じゃあ、冷やそうか。」

 

リサ「これ結構痛いんだね。ヒリヒリするって言うか、、」

 

未来「仕方ない。痛いのが無くなるぐらいまで冷やさないとだから我慢ね。少し待っててくれる?僕、みんなを呼んでくるよ。昼ごはんにした方がいいからね。」

 

リサ「うん。すぐ戻ってきてくれる?」

 

未来「勿論。」

 

 

 

 

ーーービーチ

 

未来「みんな、そろそろお昼にしよう。」

 

日菜「そうだね!」

 

つぐみ「あっ!もうこんな時間!」

 

ひまり「お腹すいちゃいました!」

 

あこ「何食べるの!?」

 

未来「何にしようか。まぁでも、まずはリサのところに戻ろうか。」

 

つぐみ「そうですね!」

 

あこ「リサ姉多分待ってるもんね!」

 

 

 

 

未来「リサー。」

 

あこ「あれ?リサ姉どこにいるの?」

 

未来「さっきまでこの辺にいたんだけどなぁ。どこに行ったんだろう?」

 

日菜「あ!あれじゃない?」

 

未来「そういうことか、、、みんな待ってて。」

 

 

 

男A「さっきから黙ってばっかでつまらないじゃん。一緒に遊ぶんだから、話さないと何もできないじゃーん。」

 

リサ「、、、、、、、」

 

男B「こいつマジで話さないな。見た目はギャルなんだけどな。」

 

リサ「(やっぱり、、、男の人たち、怖いよ、、未来、、、)」

 

男C「でもこんなやつ一人でいるわけなくないか?」

 

 

 

 

 

 

未来「そうだよ。彼女は僕の連れだ。勝手にどこかへ連れていかれると困るんだが。」

 

 

 

 

 

 

 

 

男A「誰だよお前。今からいいところだっていうのに。」

 

未来「いいから彼女を返してもらってもいい?」

 

男B「カッコつけてんじゃねーよ!」

 

男C「三対一だけど、、大丈夫w?」

 

未来「リサ、身構えといて。」

 

男A「あ?」

 

 

ヒュンッ

 

 

リサ「え?」

 

未来「さ、逃げよっか。むやみに戦うことはしないからね。」

 

リサ「でも今未来、どうやって?」

 

未来「ちょっと走っただけだよ。」

 

リサ「(えっと、、、、どう考えても瞬間移動だったんだけど、、、)でも、、ありがとう。」

 

未来「僕も馬鹿だったよ。同じ過ちを二度もしてしまうなんて。少し考えればリサが声かけられるぐらいわかるのに。」

 

リサ「え?どうして?」

 

未来「だってリサ、とっても綺麗だから。声かけない人は少ないにしても、みんなリサには注目しちゃうぐらいに。」

 

リサ「そ、そんなことないよ////」

 

未来「さ、みんなが待ってる。戻ろっか。」

 

 

 

日菜「あ!」

 

あこ「すごい!リサ姉をお姫様抱っこしながら走ってる!」

 

つぐみ・ひまり「「((いいなぁ、、、、、))」」

 

未来「ごめん、遅くなった。」

 

リサ「ちょっと未来、、降ろして!」

 

未来「ああ、ごめん。」

 

リサ「はぁ(恥ずかしかったけど、、、楽しかったな。)」

 

あこ「あんなに走って疲れないの?」

 

未来「リサは軽いからね。」

 

リサ「なっ!///」

 

日菜「未来君!女の子に体重の話題はNGだよ!」

 

未来「そっか。ごめん、リサ。」

 

リサ「い、いいよ!?///」

 

 

未来「じゃあ昼食にしよう。」

 

日菜「はーい!」

 

 

 

つぐみ「おいしいです!」

 

ひまり「やっぱり海といったら海の家での昼ご飯に限る!」

 

あこ「この後はどうするんですか?」

 

未来「そうだな、、、行きたいところ、ある?」

 

リサ「私は髪を洗いに行きたいかな。髪がギシギシになっちゃった。」

 

日菜「あー私も!」

 

未来「じゃあ銭湯でも帰りに行こうか。」

 

つぐみ「はい!」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

あこ「あー楽しかった!」

 

ひまり「また来年も行きましょう!」

 

リサ「そうだね!」

 

未来「みんなが楽しかったならよかったよ。」

 

つぐみ「今日はありがとうございました!」

 

未来「まだ終わってないよ。今から銭湯に行くんだから。」

 

つぐみ「あ、そうでした!」

 

 

 

ーーー旭湯

 

未来「大人5人と子供1人で。」

 

???「えっと、、2200円です!」

 

未来「はい。じゃあこれで。」

 

???「ちょうどですね!ありがとうございます!」

 

未来「じゃあまた後でね。」

 

日菜「うん!」

 

 

 

 

ーーー男湯

 

未来「今日は疲れたなぁ、、、それにもうすぐみんなのライブか。楽しみだな、、、でもその前に、、、、」

 

 

 

 

ーーー女湯

 

リサ「今日は疲れたねー。」

 

日菜「うんー。しばらく動かなくてもいいかなー。」

 

つぐみ「でももう少ししたら学校始まりますよ?」

 

日菜「そうだったー!」

 

ひまり「あっ!私宿題終わってない!」

 

つぐみ「やらなきゃまずいよ!」

 

リサ「あはは!ひまりらしいね!」

 

ひまり「それどうゆうことですか!?」

 

全員「「「「あはは!!!」」」」

 

 

 

 

リサ「おまたせー!」

 

未来「意外と早かったんだね。」

 

つぐみ「ついお話が盛り上がっちゃって!」

 

未来「全然大丈夫だよ。」

 

ひまり「未来先輩!勉強おしえてくださーい!」

 

未来「どうしたの?」

 

日菜「実はひまりちゃん、宿題やってなかったんだって。」

 

未来「なるほどね、、、、」

 

ひまり「助けてください!」

 

未来「いいけど、、、ここで大きな声出すのは困るなぁ。」

 

ひまり「ごめんなさい!」

 

リサ「じゃあ帰ろっか!」

 

あこ「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第十五話「想いよ届け」

yuty様(☆8)、評価ありがとうございます!
赤バーになった!


最近更新が乱れて申し訳ありません!

アンケート新しいの作ったのでよかったら投票してください!


ピンポーン

 

リサ「未来ー。香澄じゃない?」

 

未来「ああ。今出る。」

 

 

未来「はい?」

 

たえ『花園たえです。』

 

未来「、、、えっと、、、、」

 

たえ『花園たえです。』

 

未来「、、、部屋間違えてませんか?」

 

たえ『、、花園たえです?』

 

未来「どうして疑問形なんだ、、、、あっ、もしかして戸山さんのお知り合い?」

 

たえ『うん。そうです。』

 

未来「先にそっちを言ってほしかったな。今開けるね。」

 

たえ『ありがとうございます。』

 

 

 

たえ「こんにちは。花園たえです。」

 

未来「こんにちは。」

 

リサ「こんにちは。今日はどうしたの?」

 

たえ「えっと、、香澄が遅れるから先に行っていいよって言ってたので来ちゃいました。」

 

未来「なるほど。じゃあ戸山さんを待とうか。どれくらい遅れるとか聞いてる?」

 

たえ「わからないです。」

 

リサ「えっと、、、たえちゃんだよね。」

 

たえ「はい。」

 

リサ「ギター弾けるんだよね。未来、見せてもらえば?」

 

未来「そうだね。じゃあ、見せてもらってもいいか?」

 

たえ「はい。じゃあ準備しますね。」

 

 

たえ「じゃあ行きます。」

 

 

 

 

リサ「(すごい、、、)」

 

 

 

未来「(これは、、、紗夜にも劣らないレベルだ。でもまだ紗夜には届かない。それは、、、、、)」

 

 

 

 

たえ「どうでしたか?」

 

未来「とても上手だね。独学?」

 

たえ「んーまぁ。今はそうです。昔は師がいたんですけどね。」

 

リサ「、、そっか。とっても上手だね。香澄にはどうやって教えているの?」

 

たえ「香澄は結構覚えがいいので見せながら教えてます。」

 

未来「確かに戸山さんはすごいと思う。教えていてこっちも楽しくなってくるからね。(きっと彼女には、、、)」

 

 

ピンポーン

 

未来「来たかな?」

 

香澄『戸山香澄です!』

 

未来「今開けるね。」

 

 

香澄「こんにちは!」

 

リサ「こんにちは。先にたえちゃん来てるよ。」

 

たえ「おはよう、香澄。」

 

香澄「あー!おたえ!おはよう!」

 

未来「花園さんはとてもギターが上手だね。戸山さんから聞いた通りだ。」

 

香澄「ですよね!おたえはとっても上手なんですよ。」

 

たえ「いつもどうやって練習してるんですか?」

 

未来「僕の家にあるギターで練習してるよ。」

 

たえ「みたいです!」

 

未来「いいよ、今持ってくるね。」

 

 

未来「これだよ。」

 

たえ「、、、変態だ、、」

 

香澄「ええ!?どうゆうこと?おたえ!」

 

たえ「ランダムスターだから変態。」

 

リサ「あはは!でも合ってるかも。」

 

未来「嘘でしょ?本当に?」

 

リサ「多分たえちゃんも未来のギターとか見たらわかると思うよ。」

 

たえ「いや、見たことありますよ。体育祭で。だから変態です。」

 

未来「そっか、、、まぁいいや。戸山さん、今日はどうして花園さんと来たの?」

 

香澄「えっと、、、おたえを紹介したいなって思って、、、」

 

リサ「まぁ、、そうだよね。」

 

未来「まぁいいか、じゃあ練習しようか。花園さんもする?」

 

たえ「はい。お願いします!」

 

未来「じゃあ始めようか。」

 

 

 

 

 

香澄「疲れた~。」

 

リサ「そういうと思って、お菓子!作っておいたよ!」

 

香澄「あー!ありがとうございます!リサさん大好きー!」

 

リサ「あはは!ありがとう。」

 

たえ「うん、おいしい!」

 

リサ「もう食べてるんだ。」

 

未来「早い、、」

 

香澄「食べていいですか!?」

 

リサ「うん、いいよ♪未来も食べていいからね。」

 

未来「ありがとう。」

 

ブーブー

リサ「あっ、誰からだろう。っっ!!」

 

未来「リサ、どうした?」

 

リサ「ううん、、、なんでもない、、未来、今日の夜さ、行きたいところあるんだけど、、、一緒に来てくれない?」

 

未来「うん、いいよ。」

 

たえ「告白ですか?」

 

リサ「ち、ちがうから!//」

 

香澄「でも、お二人ってすっごい仲いいですよね!」

 

未来「リサが優しいからね。」

 

リサ「未来がいつもアタシを楽しませてくれるから、、、」

 

たえ「本当に仲良しなんですね。でも高校生で同棲はすごいですね。」

 

未来「今だけだよ。」

 

リサ「、、、、、、、、」

 

香澄「あっ、リサ先輩、、、

 

未来「さ、休憩はこのぐらいにして練習始めようか。」

 

たえ「はい!香澄!やろう!」

 

香澄「あっ、うん!」

香澄は意味ありげにリサを見ながら練習を再開した。

 

 

 

香澄「そうだ、未来先輩。私、バンド組むことにしたんです。」

 

未来「そうなんだ、メンバーは集まったのか?」

 

香澄「えーと、私とおたえとりみりんとさーや!」

 

未来「楽器はどんな感じなんだ?」

 

香澄「私がギターとボーカルで、りみりんはベース!さーやがドラムで、」

 

たえ「私がリードギター。」

 

未来「ツインギターはかっこいいな。後は、キーボードとかか?」

 

香澄「でもいなくて、、、」

 

未来「まぁ、大丈夫だよ。呼んでくれれば僕も行けるし、キーボードがないバンドもあるから。」

 

たえ「香澄、がんばろう!」

 

香澄「うん!」

 

たえ「あっ、私そろそろ帰らないとオッちゃんが。」

 

香澄「えっ!おたえ彼氏いたの!?」

 

たえ「オッドアイのオッちゃんだよ。ウサギだよ。」

 

香澄「何だ、、ウサギかぁ。」

 

たえ「うん。じゃあ帰ります。」

 

未来「うん。またね。」

 

リサ「、、またね!」

 

香澄「また来ますね!」

 

 

 

 

 

リサ「じゃあ、行こ?」

 

未来「うん。いいよ。それでどこに行くの?」

 

リサ「お楽しみ、、かな。」

 

未来「わかった。」

 

 

 

 

未来「ここは、、、たしか。」

 

リサ「うん。私が、、襲われた場所だよ。」

 

未来「大丈夫か?」

 

リサ「うん。未来がそばにいてくれてるから。」

 

未来「そっか、、よかった。それで、、どうしてここへ?」

 

リサ「そろそろ大丈夫なんじゃないかって思い始めてさ、、、」

 

未来「ああ。」

 

リサ「家に、、戻ろうかなって。」

 

未来「、、それはリサの意志なのか?」

 

リサ「っっ!!そ、そうだよ。うん。アタシの、、意志。」

 

未来「嘘だな。前から思っていたがリサって人がいいからさ、嘘をつけないんだな。ものすごい違和感があるんだよ。」

 

リサ「う、嘘じゃないよ!」

 

未来「誤魔化せないって。そうだな、、、どうせ相手から連絡が来たとかじゃないのか?」

 

リサ「ち、ちがっ!」

 

未来「僕について何か書かれたんでしょ?」

 

リサ「、、うん。私、、未来がいなくなっちゃうのが、、怖くて、、、」

 

未来「僕は、、、いなくならないさ。大丈夫、安心して。」

 

リサ「未来、、未来はほんとにいなくならない?」

 

未来「、、、、、ああ。いなくならない、約束するよ。」

 

 

未来「リサはどうしたいんだ?」

 

リサ「私は、、まだ一緒にいたい。」

 

未来「じゃあそうしよう。相手も仕掛けてきたんだからおそらく直接手を出してくるのも時間の問題だろう。それまでは一緒の居よう。」

 

リサ「もしも、、、問題が解決したら、、アタシは未来のそばにいちゃダメ?」

 

未来「、、一緒にいたいのならいいよ。」

 

リサ「あ、ありがとう!」

 

未来「今日はそれだけか?」

 

リサ「ううん、、、今日実はね、」

 

未来「ん?」

 

リサ「ついてきて!」

 

 

 

ーーーCIRCLE

 

未来「ここは、、どうしてCIRCLEに?」

 

リサ「とりあえず中に入ろ♪」

 

未来「うん。」

 

 

 

まりな「あ!きたきた!」

 

未来「お疲れさまです、まりなさん。」

 

まりな「とりあえず奥に行ってあげて。」

 

未来「はい。」

 

 

 

 

未来「あれ、、電気が消えてる。つけよう。」

 

 

 

そこにはAfterglowがいた。

 

 

未来「え、、、蘭。それにみんなも、、」

 

蘭「こんばんわ。未来先輩。」

 

モカ「実は明日~。デビューライブなんです~。」

 

未来「おお、ついにか。」

 

つぐみ「だから最後に未来先輩に聞いてもらおうと思いましてリサ先輩に連絡して呼んでもらったんです!」

 

ひまり「まりなさんにも言って未来先輩にはバレないようにしてましたからね!」

 

未来「そうだったんだ。」

 

巴「あこにずっと負けっぱなしって言うのも性に合わないので!」

 

蘭「だからこれは、私たちの最初のライブ。先輩しか知らない、最初のライブ。」

 

未来「なるほど、、そういうことか。」

 

モカ「よく聞いていてくださいね~。」

 

ひまり「みんなー!いくよー!えいえいおー!」

 

蘭・モカ・つぐみ・巴「「「「、、、、、、」」」」

 

ひまり「ちょっとー!」

 

蘭「、、、、いくよ。『That Is How I Roll!』」

 

 

未来「(That Is How I Roll、、なるほど、、蘭らしい、、というかAfterglowらしいな。)」

 

 

♪なんでも言うコト聞くイイ子ちゃんはいらない

 

♪従う(従う)必要ないから

 

♪猫なで声 蹴散らせ

 

♪マネなんかしなくていい

 

♪そんな世の中 捨てちゃって

 

♪僕を生きる 身勝手な言葉を浴びて

 

♪不満を抱え込み市議る日々にウジウジしていたら

 

♪地面に這いつくばって何も見えずにダメになる

 

♪Why don't you know?

 

蘭「(ありがとう、、、未来先輩。先輩のおかげで、、、またみんなと“一つ”になれた。)」

 

♪Cry,cry out!

 

♪Cry,cry out!

 

♪不器用でも足掻いて一ミリも無駄なんてない

 

♪足跡残すから(そうさ)

 

♪Cry,cry out!

 

♪Cry,cry out!

 

♪とにかくこの先信じて

 

♪僕は僕(僕で)

 

♪君は君(君で)

 

♪生きよう

 

♪Say!“That Is How I Roll!”

 

モカ「(先輩は最初からこうなること、、わかってたのかな、、、先輩はまるで()()()()()()()ような感じで私たちに、、、、)」

 

♪馬鹿にする態度ほど

 

♪くだらないもので

 

♪つまり(つまり)

 

♪モヤモヤの正体

 

ひまり「(最初はかっこいいだけで誰だかわからないような人だったけど、、、思っていたよりもずっと蘭や私たちのことを考えてたんだ、、、、、またみんなと一緒になれてよかった、、、)」

 

♪答えは何だ いつも

 

♪手探りで もがきながら

 

♪ネガティブはポジティブへと

 

♪今変えたい

 

♪座り込んでいるようなら

 

♪いつまでたっても何も届かない

 

♪立ち上がれ 腰を上げて

 

♪目を開いて違う景色を見たいんだ

 

♪Wake up right now!

 

つぐみ「(体育祭で初めて話して、、、一緒にライブした時から先輩のこと、、ありがとうございました!これからも、、、、)

 

♪Cry,cry out!

 

♪Cry,cry out!

 

♪他人の声は気にしないで

 

♪真実は この両目で

 

♪見つけるんだ きっと(すぐに)

 

巴「(あこもそうだし、、私も、感謝してもしきれないほどのものを、、、だからこれから私は先輩に感謝し続けます。ずっとついていきます!)」

 

♪Cry out!

 

♪Cry,cry out!

 

♪価値観なんてどうでもいいさ

 

♪僕は僕、、、、

 

蘭「(ありがとう、、、未来先輩、、これからも私たちは先輩が作ってくださった“いつも通り”を生きていきます。)」

 

 

 

 

未来「、、、、」

 

蘭「どうでしたか?」

 

未来「とてもいい歌だった。みんなの思いもしっかり伝わってきた。」

 

蘭「よかった、、、」

 

未来「明日のライブも、楽しませてくれるか?」

 

蘭「うん。任せて。」

 

リサ「すごかったよ。みんなの想いがこもってて熱がすごかった。」

 

ひまり「ありがとうございます!」

 

つぐみ「緊張したー!」

 

巴「明日はもっと緊張するぞ。」

 

ひまり「ええー!やばいかも!」

 

モカ「ひーちゃんはいつでもひーちゃんだから大丈夫だよ~。」

 

ひまり「ちょっとモカ!どういうこと!?」

 

モカ「そんなに怒らないでよ~。」

 

蘭「、、、心配。」

 

未来「でもこれが蘭たちの“いつも通り”なんでしょ?」

 

蘭「っっ!!うん!」

 

未来「それならいいじゃないか。」

 

蘭「そうだね。」

 

 

 

未来「じゃリサ。また明日も来ようか。」

 

リサ「うん!一緒に行こ!」

 

未来「じゃあ帰ろう。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

未来「でも、、、そろそろ頃合いか。」

 

リサ「何の?」

 

未来「そのうちわかるよ。」

 

リサ「今日さ、、、一緒に寝てくれない?」

 

未来「来た人一緒だね。うん、いいよ。」

 

リサ「ありがとう。」

 

 

 

リサ「私って、、いろんな人に支えられてるんだって最近よく思うんだ。辛いときは必ず誰かがそばにいてくれる、、、私は幸せ者なんだね。」

 

未来「、、、それは、、、、きっとリサが招いた幸せだと思うよ。」

 

リサ「私が?」

 

未来「うん。リサは自分ではわかってないと思うけど、、周りのみんなを幸せにしているんだ。僕だって幸せになってるから。」

 

リサ「、、、、そうかな。」

 

未来「うん。リサが誰かを支えているからリサは誰かに支えてもらえるんだ。」

 

リサ「、、、そっか。」

 

未来「うん。」

 

 

 

 

 

リサ「そうそう、、友希那がね。未来にはものすごく感謝してるって言ってたよ。」

 

未来「僕に?どうして?」

 

リサ「アタシひとりじゃここまでは出来なかったって。」

 

未来「友希那ならきっと僕がいなくてもできたさ。」

 

リサ「でも、未来がいなかったらRoseliaは出来なかった。きっとメンバーだって違ったよ。」

 

未来「いや、そんなことない。みんなは集まるべくして集まったんだ。僕がいなくても完成したはず。もしも別の世界線が存在して、僕がいないとしてもRoseliaは出来たはずだよ。」

 

リサ「、、、未来はRoseliaのメンバー、全員覚えてる?」

 

未来「もちろん。湊友希那、氷川紗夜、今井リサ、宇田川あこ、白金燐子でしょ?」

 

リサ「ざんね~ん。違うよ。」

 

未来「え、本当に?」

 

リサ「うん。世間からはきっとRoseliaはガールズバンドでメンバーの人数は5人だと思われてると思う。でも本当の人数は6人。友希那、紗夜、アタシ、あこ、燐子、そして、、未来だよ。」

 

未来「僕が?」

 

リサ「きっと友希那も紗夜もあこも燐子も未来のことはRoseliaのメンバーだって思ってるはずだよ。アタシだって当然そう思ってる。」

 

未来「僕も、、、そっか。うれしいな。」

 

リサ「よかった、、、未来もRoseliaのメンバーだよ。立ち位置は、、、そうだなぁ。コーチとか?」

 

未来「確かにそのポジションかも。」

 

リサ「でも未来は全部出来ちゃうからポジション多そうだね。」

 

未来「僕はコーチでいいよ。それに表向きに出すわけじゃないんだから。」

 

リサ「わかんないよー。もしかしたら出てもらうかもよ?」

 

未来「ガールズバンドに僕は入れないよ。」

 

リサ「じゃあ女装かな。」

 

未来「まじか。僕は似合わないと思うんだけどな。」

 

リサ「その時は私がコーディネートしてあげる。」

 

未来「リサがコーディネートしてくれるなら大丈夫そうだね。」

 

リサ「でしょ?」

 

 

 

 

 

リサ「ねぇ、未来。未来は夢ってある?」

 

未来「夢か。(僕とは程遠いものだな。)あるよ。」

 

リサ「そうなんだ。どんな夢?」

 

未来「最後まで、笑っていられる人生を歩む、、、かな。」

 

リサ「最後まで、、笑っていられる、、、」

 

未来「簡単そうに言えてこの夢はきっと叶えるのが難しいよね。」

 

リサ「そうだ、、、ね。(未来の見てる最後に、、、アタシはいるのかなぁ。)」

 

未来「リサは夢はあるの?」

 

リサ「、、あ、うん。あるよ。」

 

未来「どんな夢?」

 

リサ「アタシはね、、先生になりたいんだ。」

 

未来「先生か、、リサ先生は優しくて人気がありそうだね。」

 

リサ「そうかな。でもアタシ、、あんまり怒れないかも。」

 

未来「そういう先生のほうが人気は出るだろうけど。」

 

リサ「周りの先生からの目が怖いなぁ。」

 

未来「確かに。」

 

リサ「未来も先生になる?」

 

未来「僕は先生にはなれないよ。」

 

リサ「どうして?未来は全部の先生になれるでしょ?」

 

未来「僕はそんなことないよ。リサとかのほうが先生には向いてるよ。」

 

リサ「えーそうかな?」

 

未来「リサのほうが相手の気持ちを汲み取って上げれるから。」

 

リサ「未来はアタシの気持ちをいつもくみ取ってくれてるよ?」

 

未来「じゃあ僕はリサの先生かもね。」

 

リサ「それ、うれしいかも。」

 

未来「じゃあ僕はリサだけの先生だね。」

 

リサ「友希那とかのは?」

 

未来「あれはコーチだよ。」

 

リサ「一緒じゃない?」

 

未来「物は言いようだよ。」

 

リサ「あはは。そうだね。」

 

 

 

 

 

未来「リサ。」

 

リサ「、、、、、、」

 

未来「リサ?」

 

リサ「、、、、、、」

 

未来「やっぱりリサのほうが早く寝たんだね。」

 

 

 

未来「この時間が

 

 

 

 

 

永遠に続けばいいのに、、、、」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

日菜「、、、、、。うーん!これるんってきた!」

 

???「お忙しい中失礼します。私こういうものです。」

 

日菜「芸能プロダクション?」

 

???「はい。お時間があるときで構いませんのでこちらのほうに来ていただけると幸いです。」

 

日菜「もしかしてこれってスカウトってやつ!?」

 

???「まぁ、、そうですね。」

 

日菜「おお!うれしい!今度行くね!」

 

???「ありがとうございます。では失礼します。」

 

 

 

 

 

 

日菜「うーん!楽しみ!るんっ♪ってきた!」

 

 

 

         

 




リサ、、、、未来の真実に気づいたらどうなっちゃうんだろう、、


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第十六話「目的」

「聞いてください。That Is How I Roll!」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

リサ「すごかったね。」

 

未来「Roseliaも負けてられないね。」

 

リサ「うん。またみんなと会えるし、練習もきっとできるよね。」

 

未来「うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

 

 

「はぁっ!、、、、はぁ、、ふっ、はぁ、、」

 

 

 

 

リサはまだ日も出ていないような早朝に目を覚ましていた。

 

リサ「はぁ、、、はぁ、、」

 

未来「んっ、、」

 

リサ「み、未来、、、」

 

未来「リサ!どうした、大丈夫か?とりあえず落ち着こう。」

 

未来は台所へ向かい、水をリサに差し出した。

 

リサ「はぁ、、、んっ、、はぁ、、、」

 

未来「大丈夫?落ち着いた?」

 

リサ「う、うん。ごめん、起こしちゃった、、、」

 

未来「僕は大丈夫。どうした?何かあった?」

 

リサ「夢に、、出てきて、、怖くて、、アタシ、アタシ、、、」

 

未来「もう大丈夫。僕がそばにいるから。」

 

リサ「うん、うん、、、」

 

 

 

 

 

 

 

未来「そろそろ学校が始まるけど大丈夫?調子が優れないなら休むように学校に言うよ。僕から言えばある程度はなんとかなるから。」

 

リサ「大丈夫、、、かどうかはわかんない、、、けど行くよ。」

 

未来「分かった。でも、基本的には僕の近くにいてくれるとありがたいな。」

 

リサ「うん。わかった。」

 

 

 

 

 

 

ーーーーー今井家

 

未来「ーーーと言った感じです。一応リサは学校に行くそうです。」

 

リサ母「わかったわ。学校には私が説明しておくわ。」

 

未来「ありがとうございます。」

 

リサ母「でも、未来君に沢山迷惑をかけてしまって本当に悪いわね。」

 

未来「いえいえ、大丈夫です。それに元はと言えば、、、」

 

リサ父「いや、君は悪くない。」

 

玄関先で話していると後ろから聞きなれない男の人の声がした。

 

リサ母「あら、おかえりなさい。あなた。」

 

リサ父「ああ。ただいま。」

 

未来「朝早くにすみません。時谷未来です。」

 

リサ父「君の事は妻から聞いている。リサを助けてくれて本当にありがとう。」

そういうとリサ父は深々と礼をした。

 

未来「いやいや!頭を上げてください!」

 

リサ父「君は冗談抜きでリサの命の恩人だ。」

 

未来「そんな、、、」

 

リサ母「もう少し未来君も誇っていいと思うのだけれどね。」

 

未来「なら、この問題を解決出来たら誇りにさせてもらいます。」

 

リサ父「あはは!こりゃ大したものだな。聞いてたより君はずっと強いようだ。」

 

リサ母「いい事ですから。」

 

未来「、、、今度は必ず守ります。」

 

リサ父「そうか、、、、、君でよかった。」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

校長「長かった夏休みも終わり、今日から二学期が始まります。高校三年生は、いよいよ受験が近づいてきましたね。二年生は、、、、、、、」

 

 

リサ「学校、久しぶりだね。」

 

未来「リサとは久しぶりって感じがしないけどね。」

 

リサ「そりゃそうでしょ。ずっと一緒にいたんだから。」

 

未来「まぁ、そうだね。」

 

日菜「私は久しぶりだよ!」

 

リサ「ちょっ!日菜!声大きいよ!(小声)」

 

日菜「あははー!」

 

 

校長「とまぁ、話はこれぐらいにして、、、今日は一人紹介するべき人がいます。ではお願いします。」

 

 

 

 

???「みなさん、おはようございます。」

 

「ざわ、、、ざわ、、、」

 

 

???「今日からこの学校で働く教師の一人です。名前は、黒川魁人(かいと)です。主に担当する教科は国語です。2年A組の副担任も務めますのでA組の方々。よろしくおねがいしますね。」

 

「カッコよくない?」「だよねー!」

 

 

 

リサ「あれ、、アタシ、、、前にどこかであの人に会った、、、?

 

日菜「どうしたのー?」

 

リサ「ううん!なんでもないよ。」

 

未来「僕たちのクラスだね。いい先生だといいね。」

 

日菜「でも、、未来君より頭いい先生なんていないし、大丈夫でしょ!」

 

リサ「そうだね。未来より頭よかったらもうそれは人間じゃないかも。」

 

未来「そうかな、、、」

 

日菜「だって未来君天才だもん!」

 

 

校長「そこの方、お静かに。」

 

日菜「はーい。ごめんなさーい。怒られちゃった。」

 

リサ「今は静かにしておこうか。」

 

未来「ああ、そっちのほうがいいな。」

 

 

 

 

ーーー2年A組

 

魁人「というわけで、副担任になりました。黒川です。簡単に自己紹介すると、、、勉強はそこそこできたほうだと思います。なので分からないところがあれば聞いていただければおそらく答えられると思うので何かあれば聞いてください。」

 

「やっば、すっごくイケメン!」「だよねだよね!」

「頭いいってどれくらいなんだろう?」「氷川さんとか、時谷君ぐらいかな?」

 

魁人「何か質問のある方、いればある程度なら答えますが、、、」

 

日菜「はーい。」

 

魁人「はい、じゃあそこの水色髪の子。どうぞ。」

 

日菜「先生は、どうしてここに来たんですか?一応普通科高校って名目になってるけど、うちほとんど女子高だし。」

 

魁人「そうですね、、、、()()()()()()()()()()()()()()()って感じですかね。」

 

未来・リサ・日菜「っっ!!」ゾワッ

 

未来、リサ、日菜は今まで感じたことのないような感覚に襲われた。

 

未来「(今のは、、、なんだ。)」

 

 

リサ「(こ、こわい、、、今の感覚は、、、、どこかで、、、)」

 

 

日菜「(今、、私何かされたかな?すごく嫌な感じがしたんだけど、、、)」

 

 

 

魁人「これでいいですか?、、えっと、氷川さん。」

 

日菜「は、はい。ありがとうござい、、ま、す、、」

 

「日菜ちゃん珍しー!」「もしかして、、、!」

 

 

担任「じゃあ、今度はみんなが自己紹介をしていこう。」

 

 

 

 

リサ「今井リサです。最近は楽器弾くのが趣味です。ベース弾いてます。勉強は、、、最近得意になってきたのですがまだ苦手な部分もあるので、その時はよろしくお願いします。」

 

魁人「、、、、、、、はい。よろしくね、今井さん。」

 

リサ「っっ!!」

 

 

「----です。よろしくお願いします。」

 

未来「時谷未来です。一応この学年で唯一の男子です。最近の趣味は、、、猫と遊ぶことと、、音楽を聴くことですかね。」

 

リサ「(も、もしかして!アタシたちのかな!?)」ニヤ

 

魁人「、、、、、、」

 

未来「、、、、、よろしくお願いします。」

 

担任「じゃあ次の人ー。」

 

 

日菜「はーい。氷川日菜です。んー、最近るんってすることないからまた探してまーす。よろしくお願いしまーす。」

 

 

魁人「、、、、、、はい。よろしくね。」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

担任「じゃあ、今日は解散かな。初日だからといって遊んで帰るなよー。」

 

「はーい。」

 

担任「じゃあ、さよならー。」

 

 

 

 

魁人「、、、、、」

 

担任「何処見てるんですか?黒川先生。」

 

魁人「、、、いえ、何もありませんよ。」

 

担任「面白そうな人はいましたか?」

 

魁人「そうですね、、、、時谷君。彼は面白そうですね。」

 

担任「彼は、、、すごい子ですよ。成績は学年一位。みんなを束ねるリーダーシップもある。運動神経だって抜群だ。」

 

魁人「、、、まさに神の子ですね。()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「(あの時、、、自己紹介の時ですら敵意を感じた。彼はいったい、、、、、)」

 

リサ「みーらい!そんな顔してどうしたの?」

 

未来「リサ。うーん、少し考え事をね。」

 

リサ「そうなんだ。、、、今日来た先生、なんだか不思議な人だったね。:

 

未来「不思議、、、まぁ、不思議ではあったね。」

 

リサ「アタシ、前に多分、あの人と会ったほうがあると思うんだ。」

 

未来「リサが?」

 

リさ「うん。いつかはわからないんだけど、、、、どっかであったことあると思うんだよね。」

 

未来「、、、まぁ。きっとそのうちわかるよ。」

 

リサ「そうだよね。さ、帰ろ!」

 

未来「うん。そうだね。」

 

リサ「今日は、、、、筑前煮が食べたいなー!」

 

未来「じゃあ、僕が腕を存分に使って作ろうかな。」

 

リサ「ほんとに!?楽しみだなー!」

 

 

 

 

 

ーーーCIRCLE

 

まりな「あっ!未来君!それにリサちゃんも!急に呼び出しちゃってごめんね!」

 

未来「お疲れさまです、まりなさん。大丈夫ですよ。」

 

香澄「こんにちは!」

 

リサ「久しぶりだね!香澄!」

 

香澄「はい!」

 

まりな「実はね、未来君。香澄ちゃんから重大発表があるんだって!」

 

未来・リサ「「重大発表?」」

 

香澄「はい!実は私たち!」

 

たえ「ライブをするんです!」

 

 

 

未来「えっと、、、、」

 

香澄「もうおたえ!いいとこ持ってかないでよー!」

 

たえ「言いたくなっちゃった。」

 

リサ「来てたんだね。」

 

たえ「香澄が呼んでくれたんです。」

 

未来「でも、キーボードは見つかったのか?」

 

香澄「それが、、、、見つからないから、、、未来先輩に頼もうと思いまして!」

 

未来「そういうことか。うん、いいよ。」

 

香澄・たえ「「やったぁ!」」

 

香澄「いいんですか?」

 

未来「もちろん。むしろ頼ってくれって頼んだのは僕のほうだからね。」

 

リサ「ライブはいつにするの?」

 

まりな「予約なら今は大丈夫だよ。」

 

香澄「うーん、どうしよっか。」

 

たえ「わかんない。」

 

未来「ま、まさか決めてないのか?」

 

香澄「えへへー。気持ちが早まりすぎちゃって!」

 

リサ「あははー、、、まぁ、香澄らしいね。どうするの?未来。」

 

未来「まずはみんなのレベルを把握して、何をやるか決めて、それからかな。」

 

香澄「じゃあ、集合だね!」

 

 

 

ーーー30分後

 

沙綾「えっと、、、なんで私たち呼ばれたの?」

 

香澄「ライブをします。」

 

りみ「えっと、、、ライブってあの舞台に立って演奏するライブ?」

 

香澄「はい!」

 

 

 

沙綾・りみ「「ええぇぇ!!!!!」」

 

 

沙綾「いつ!?」

 

香澄「わかんない!」

 

りみ「ええ、、!」

 

たえ「でも大丈夫。私たちには、、、」

 

香澄・たえ「「未来先輩がいるから!」」

 

 

沙綾「なら安心だね。」

 

りみ「ええっ!」

 

リサ「沙綾の未来に対する信頼がすごい、、、、、、」

 

沙綾「まぁ、、未来先輩なんで。何とかなるかなって!」

 

未来「なるかな、、、じゃなくて何とかするんだよ。」

 

香澄「さすがです!」

 

沙綾「なら香澄も決めてよー!」

 

香澄「う、頭がっ!」

 

たえ「あははは!」

 

まりな「(若いって、、、すごいなぁ。)」

 

 

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

 

未来「で、まずはやりたい曲なんだけど、、、何をやりたいの?」

 

香澄「みんな、、ある?」

 

りみ「私、、、これやりたい!」

 

たえ「これ何?」

 

沙綾「『私の心はチョココロネ』、、、、、もしかしてりみ!?」

 

りみ「うん。お姉ちゃんに教えてもらって自分で作ったんだ。よかったら、、これ、ライブでやりたいなって。」

 

 

香澄「採用!」

 

 

りみ「ふぇ?」

 

香澄「やろう!『私の心はチョココロネ』!」

 

未来「でも一曲じゃ足りないな。せめてもう一曲ぐらい。」

 

たえ「あるかなー?」

 

沙綾「私は、、、みんなと演奏出来ればなんでもいいかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

香澄「、、、なら私やりたい曲があるんです。」

 

 

 

 

 

 

未来「なんだ?」

 

香澄「、、、体育祭で私が言ったことを具現化してくれた曲、、、あの曲をやりたいんです!」

 

沙綾「香澄、、、」

 

香澄「あの曲は私が音楽をやるきっかけになった曲で、、こうしてみんなと会えて楽しく練習したりして!それから昔見た『星の鼓動』を感じられた曲で!それから、それから!」

 

未来「うん。わかった。いいよ。」

 

香澄「本当ですか!?」

 

未来「歌っていいよ。いや、この表現は違うな。」

 

たえ「歌っちゃダメなんですか?」

 

未来「そうじゃないよ。戸山さん、あの曲の題名は

 

 

 

 

 

 

『STARBEAT~ホシノコドウ~』」

 

 

 

 

 

りみ「『STARBEAT、、、、」

 

香澄「~ホシノコドウ~、、、!」

 

未来「その曲を、、戸山香澄。君に託す。今日からあの曲は君のものだ。」

 

香澄「え!?」

 

未来「もうあの曲は戸山さんの許可なく歌うことはできない。だって香澄のものだから。」

 

香澄「ど、どどどうしよう!」

 

たえ「落ち着いて!香澄!」

 

香澄「おたえ、、、、」

 

たえ「私、、歌いたい!」

 

沙綾「私も!」

 

りみ「わ、私も!」

 

未来「どうするんだい?」

 

香澄「う、歌います!」

 

未来「よく言ったね。」

 

香澄「ありがとうございます!未来先輩!」

 

未来「簡単な送り物だよ。それにあの曲は僕が持ってるよりも戸山さんが持っていたほうがきっと輝ける。きっと、完成する。」

 

香澄「っっ!!はい!あの曲を、、『STARBEAT~ホシノコドウ~』は、私たちが完成させます!」

 

 

 

 

リサ「いい感じのところ悪いんだけどさ、、、香澄たちのグループ名、、なんていうの?」

 

香澄・たえ・沙綾・りみ「「「「、、、、、、あ。」」」」

 

未来「、、、大丈夫かな、、、」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

まりな「またあの曲を聞けるんだね。」

 

未来「僕はもう歌いませんよ。歌うのは戸山さんたちです。」

 

まりな「それでもあの曲をもう一度聞けるのは嬉しいんだよ。」

 

未来「そうなんですか?」

 

まりな「あの曲聴いて、私感動しちゃったんだから。」

 

未来「そうなんですね。なら、良かったです。」

 

まりな「香澄ちゃんたち、どう?」

 

未来「まだまだ荒削りです。でも、あの、花園さんは凄い上手です。沙綾も僕が一時は教えてたのでかなりレベル高いと思うですけど、、、」

 

まりな「たえちゃん、本当に上手だよね。私負けちゃうかも。」

 

未来「あんなに凄い演奏した人が何を言ってるんですか?僕だって必死だったのに。」

 

まりな「あはは。まぁ、たえちゃんが未来君に教えて貰ったら凄いことになりそうだね。」

 

未来「いつの間にかまりなさんは抜かれてたりして。」

 

まりな「その時は私が未来君に教えてもらうから大丈夫。」

 

未来「、、、、、」

 

まりな「ええー!教えてよ!」

 

未来「冗談ですよ。僕でよければ。」

 

まりな「良かったー!この歳になると1人の練習は寂しくって!」

 

未来「ならそろそろ結婚とかどうなんですか?」

 

まりな「私が?無理無理。彼氏だって居ないんだから。」

 

未来「、、、すいません。てっきりいるものかと。」

 

まりな「え、居そう?」

 

未来「はい。」

 

まりな「なら、そろそろ本気で探してみようかなー。」

 

未来「いいと思いますよ。まりなさんは綺麗ですからすぐに見つかりますよ。」

 

まりな「っっ!!そ、そうかな!?」

 

未来「はい。」

 

まりな「じゃあ、私頑張っちゃおうかな!」

 

未来「きっとできますよ。」

 

 

 

 

まりな「よし、、、私も頑張っちゃおうかな。

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー未来の家

 

リサ「いやー、今日はびっくりしちゃったね。」

 

未来「まさか戸山さんたちがライブをするとはね。」

 

リサ「未来も出るんでしょ?超楽しみ!」

 

未来「あくまで主役は彼女たちであり、僕じゃないからね。」

 

リサ「でも楽しみなの!」

 

未来「久しぶりに僕も練習しようかな。」

 

リサ「あ、じゃあアタシもする!」

 

 

リサ「こうやって二人で練習するの、久しぶりじゃない?」

 

未来「そうだね。リサと二人きりって言うのはね。」

 

リサ「うれしいなぁ。」

 

未来「そう?でも、僕もうれしいな。」

 

リサ「やった。じゃあ、始めよっか。」

 

未来「あ、そのベース、、、」

 

リサ「そう!未来からもらったやつだよ!」

 

未来「使ってくれてるんだね。」

 

リサ「もちろんだよ!」

 

未来「じゃあ、はじめよう。」

 

リサ「うん!」

 

 

 

未来「(これは、リサの音。こんな音を奏でられたら、、、僕も答えたくなるよ。)」

 

 

 

 

 

リサ「(これって、、、未来の音、、なのかな?アタシにも、、わかるのかな?確か、、燐子はわかるって、、未来は言ってたな。後で、聞いてみようかな。)」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーーRINE

 

リサ『燐子って確か、音を聞くとその人の心がわかるんだよね。』

 

燐子『はい。一応わかりますね(((´∀`*)))」

 

リサ『それってさ、どんな感じなの?』

 

燐子『私のはその人が今、どんな気持ちで弾いていて、何を思っているのかとかです。』

 

リサ『そうなんだ、、、アタシもね。この間、未来と2人で練習している時にちょっとだけ、未来の気持ちがわかったような気がしてさ。』

 

燐子『そうだったんですね!∑(°口°๑)意外です!Σ(゚д゚;)』

 

リサ『でも、他の人のは分からないんだよね。』

 

燐子『今度あった時、色々試して見ませんか?(-ω-?)』

 

リサ『うん!ありがとう!燐子に相談できて良かったー!』

 

燐子『お役に立てたなら嬉しいです(o´ω`o)』

 

 

リサ「燐子って、、、メールすごいなぁ。」

 

 

 

燐子「未来君と、2人きりで練習、、、いいな。

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「戸山さん、お疲れさま。そのギターは?」

 

香澄「これはまりなさんに借りました!お古だから好きに使っていいよ!って。」

 

未来「そうだったんだ。自分のギターは買いたい?」

 

香澄「欲しいです!」

 

未来「じゃあ、楽器屋に行ってみるかい?」

 

香澄「行ってみたいです!」

 

未来「じゃあ今から行く?」

 

香澄「行きます!」

 

 

 

ーーー楽器屋

 

未来「ギターはあっちだね。」

 

香澄「かっこいい!」

 

 

香澄「でもやっぱり高いなぁ。」

 

未来「まぁ、いいものが多いからね。」

 

香澄「お母さんに聞いてみないと、、、」

 

未来「ライブには間に合わせたいね。」

 

香澄「私!聞いてみます!」

 

 

 

 

 

 

未来「いつ渡そうかな、、、、」

 

 

 

 

ーーー戸山家

 

香澄「お母さん!私ギター欲しい!」

 

香澄母「ギターね、、いくらぐらいなの?」

 

香澄「えっとー、、、たしかこれぐらい!」

 

香澄母「結構するのね、、、、もう少し考えるわ。お父さんとも話してみる。」

 

香澄「わかった!ありがとう!」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

リサ「今日は未来が予定があって後で来るらしいよ。」

 

香澄「そうなんですね!」

 

リサ「うん。だから今日はアタシが教えてあげる。あんまりギターは上手じゃないんだけどね。」

 

香澄「お願いします!リサ先生!」

 

リサ「リサ先生、、、、うん!」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

ーーー商店街

 

 

未来「さて、、どうやって渡そうかな、、、」

 

燐子「あっ、み、未来君。」

 

未来「燐子か。久しぶりだね。」

 

燐子「う、うん!ひさしぶりだね。」

 

未来「今日はどうしてここへ?」

 

燐子「私は、、欲しい本が、、あったから、」

 

未来「買えた?」

 

燐子「うん、、!」

 

未来「それならよかった。」

 

燐子「っ!、、み、未来君はどうしてここへ?」

 

未来「ある人に贈り物をするためにきたんだ。」

 

燐子「贈り物?」

 

未来「うん。贈るものも決めてもう家に物はあるんだけど、、、どうやって渡そうかなって思って。」

 

燐子「そっか、、、どんなものを贈るの?」

 

未来「ギターだよ。」

 

燐子「すごい、、!」

 

未来「その子は本気でやってるから、応援してあげたいんだ。」

 

燐子「でも、特別な贈り方はいらないんじゃ、、ないかな。」

 

未来「そうかな。」

 

燐子「私は、、そうやってもらったら、、うれしいな。」

 

未来「じゃあ、そうしてみるよ。ありがとう、、、燐子。」

 

燐子「い、いや、、気にしないで。」

 

未来「じゃあ、僕は行くね。」

 

燐子「うん、がん、、ばってね!」

 

 

 

燐子「かっこいいなぁ、、、、私も、、欲しいなぁ、、

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーーCIRCLE

 

リサ「あ、未来来た!」

 

香澄「こんにちは!」

 

未来「こんにちは。リサ、ありがとう。急に行けないとか言っちゃってごめん。」

 

リサ「大丈夫だよ。」

 

香澄「未来先輩!聞いてください!私、ここまで弾けるようになったんです!」

 

未来「待って、、戸山さん。」

 

香澄「へ?」

 

未来「君に、、、渡すものがあるんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は更新遅れるかもしれません!(主の都合です、、、)
今度は順位、上の方にしたいなぁ。

今回のアフグロのイベントの話、エモ、、、、


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第十七話「星のきらめき」

書きながら泣きそうになってました。()


未来「君に、、、、渡す物がある。」

 

香澄「え、、?私に?」

 

未来「うん。これも僕が持つより戸山さんが持っていた方がいい。」

 

香澄「???」

 

未来「これだよ。」

未来は香澄にギターを差し出した。

 

香澄「これって、、、」

 

未来「戸山さんも何度か使ったことがあるはずだよ。これはもう、 ()()()()()()だよ。」

 

香澄「そんな!受け取れませんよ!こんな高いもの私買えません!」

 

未来「これは押し売りじゃないからお金は取らないよ。僕が贈りたいから贈るんだよ。」

 

香澄「で、でも!」

 

リサ「受け取りなよ。香澄。」

 

香澄「リサ先輩まで、、、」

 

リサ「香澄はどうして受け取らないの?あんまり未来の前で言うのもあれだけど、、香澄は凄い得をするんだよ?」

 

香澄「だって、、、私まだ未来先輩と会ったばかりだしリサ先輩みたいに親しくないし、それにそのギター、、、えっと、市ヶ谷さんから未来先輩が買い取ったんですよね。しかも、すごい高くて、、、」

 

未来「そうだ、ひとつ言い忘れていたよ。僕が市ヶ谷さんからこのギターを買い取った理由は僕が使いたいからじゃないよ。」

 

香澄「え?」

 

未来「君に、戸山香澄にあげたかったからだよ。」

 

香澄「え!?」

 

リサ「、、、、、、、(だと思った、、、全く、、)」

 

香澄「どうしてですか!?」

 

未来「どうして、、か。そうだね、、君が星に憧れていたから。」

 

香澄「私が、、星に、、、」

 

未来「戸山さんの印象は出会った頃と少しだけ変わったんだよ。最初にまさかあんなことを言われるとは思わなかったけどね。」

 

香澄「それって、、、体育祭の時のことですか?」

 

未来「うん。最初はとっても面白い子だなって思った。だって、いきなり星について聞いてくるからね。」

 

香澄「す、すみません、、」

 

未来「全然謝ることじゃないよ。でも、ただの面白い子じゃなかった。戸山さんは僕の想像を毎回超えてきた。例えば体育祭終わった当日にギター習いたいとかね。」

 

リサ「意外とすぐに行動に移すことって出来ないんだよ。」

 

未来「そう。そして、それだけじゃない。戸山さん、君は何を思ってギターを弾いてきた?」

 

香澄「何を思って、、、うーん、、、なんかこう、、聞いてくれる人にキラキラドキドキして貰えるように想いを込めて弾いてます!」

 

未来「それだよ。僕は君のその音に惹かれたんだ。」

 

香澄「私の、、、音に、、、」

 

未来「そう。だから、これを受け取って欲しい。これを使って、君の音を奏でて欲しい。」

 

香澄「、、、、、はい。分かりました!」

 

未来「良かった。これから頑張ってね。戸山さん。」

 

香澄「はい!未来先輩!本当にありがとうございます!私、頑張ります!」

 

未来「じゃあ練習しようか。そのギターを使ってね。」

 

香澄「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

ーーーライブ当日

 

たえ「りみ、大丈夫?」

 

りみ「うぅー、緊張してきたぁ、、、、」

 

沙綾「大丈夫だよ。チョココロネ、食べる?」

 

りみ「ありがとう、沙綾ちゃん。いただきます。」

 

香澄「あードキドキしてきたー!」

 

未来「昂りすぎてミス、しないようにね。」

 

香澄「はい!」

 

 

 

 

まりな「みんな、準備はいい?」

 

香澄・たえ・沙綾・りみ「「「「はい!」」」」

 

まりな「君は?」

 

未来「僕ですか?」

 

まりな「そうだよ。準備は?」

 

未来「ふぅ、、、いいですよ。いつでも!」

 

香澄「行こ!」

 

 

 

 

香澄「こんにちは!Poppin'Partyです!今日初ライブです!楽しんでいってください!」

 

「おおーー!」「あれってあの人だよね!」

「体育祭のバケモンか!」「あの子もだよ!」

 

 

りみ「今から歌う曲は私が作った曲です。、、、、えっと、、、

 

沙綾「彼女はチョココロネが大好きなんです!だからその思いを載せて書いたそうです!だよね、りみりん!(落ち着いて!りみ!)」

 

りみ「う、うん!(ありがとう、沙綾ちゃん。)」

 

香澄「じゃあ行くよー!」

 

香澄・りみ「「私の心はチョココロネ!」」

 

 

 

 

♪そっと耳にあてると

 

♪聞こえるココロの波音

 

♪ときめきに甘い香りが

 

♪胸をざわざわ騒がせるの

 

♪ぎゅっと詰まった私の想い

 

♪君は知ってる?(You know?)

 

♪ちょっぴり苦い日もあるけれど

 

♪どうか私を受け入れて…?

 

 

りみ「(わたし、、、ここでずっと弾いていたい!みんなと楽しく過ごしていたいよ!おねーちゃん!)」

 

 

♪私の心はチョココロネ

 

♪一口かじればあふれちゃう!

 

♪いろんなキモチがはじけちゃう!

 

♪私の心はドキドキね

 

♪ビタースイートにウラハラな

 

♪君と奏でるコルネットは

 

♪ゆっくり大切に感じたの

 

 

 

ゆり「(頑張ってるじゃん。りみ。)」

 

 

 

♪そっと唱える君の

 

♪名前が吐息で滲んだ

 

♪うるうると揺らぐ瞳が

 

♪止まらないまま こぼれ落ちて

 

♪もっと呼んでよ 私のことを

 

♪君の笑顔で(Want you!)

 

♪なんとかヘコまないよう強く

 

♪どうか答えて「イエス」と…!

 

 

???「すげー!あれ、アタシもやりたい!」

 

 

♪私の心はチョココロネ

 

♪一口かじればとろけちゃう!

 

♪愛しいオモイがとまらない!

 

♪私の心はグルグルね

 

♪目が回りそうな迷路みたい

 

♪君と味わうひとときは

 

♪いつか終わってしまう切なさで

 

???「あのキーボード、それにギタリスト!Parfect!Beautiful!Wonderful!素晴らしい!あれがあれば私はこの時代の頂点に立てるわ!」

 

♪(Love!Love!)

 

♪大好きなんだもん!(Love!Love!)

 

♪抑えきれないよ

 

♪苦さと甘さ

 

♪ふわふわ愛で包んで

 

♪ふたりでひとつ…

 

 

 

???「あれ、花ちゃん?」

 

 

 

♪私の心はチョココロネ

 

♪一口かじればあふれちゃう!

 

♪いろんなキモチがはじけちゃう!

 

♪私の心はドキドキね

 

♪ビタースイートにウラハラな

 

♪君と奏でるコルネットは

 

♪ゆっくり大切に感じたの

 

 

 

 

 

香澄「ありがとうございました!」

 

「おおー!」「可愛かったよ!」

「まだあるよね!?」

 

香澄「はい!でも、次で最後の曲です!」

 

「ええー!」

 

香澄「この曲は私の先生が作ってくれた曲です!ライブをするって言ったら先生が私にくれました!なので、本気で!気持ちを込めて歌いたいと思います!聞いてください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜』!」

 

 

♪Lalalala Lalalala...

 

♪Lalalala Lalalala...

 

 

 

 

♪いくつもの夢を数えても 

 

♪聞こえないふり続けてきた

 

♪(ねえキミ 聞こえる?)

 

♪本当はずっと気付いてた 記憶の底 小さな声 聞こえる

 

♪(その声 聞こえる 聞こえてくるから ねえ)

 

♪星のコドウを (そっと)

 

♪つかまえたなら (その手で)

 

♪だきしめて

 

♪ねえ もう離さない ずっと離したくない

 

♪わたしたちの 「STAR BEAT!」

 

 

 

 

 

♪走ってた いつも走ってた

 

♪愛と勇気を届けたい(あふれる思いで)

 

♪眠ってた声がいざなった

 

♪風にゆれるキミの歌(夢見るココロと)

 

♪まぶた閉じて あきらめてたこと

 

♪いま歌って いま奏でて

 

♪昨日までの日々にサヨナラする

 

沙綾「(私、、またこうやって楽しくドラム叩けてる!やっぱりみんなで楽しくバンドやるのって楽しいな!)」

 

 

♪あの日から聞こえ続けてる

 

♪こぎだす舟 さえずる風

 

♪(ねえキミ 聞こえる?)

 

♪懐かしい記憶をたぐって 星がめぐり届ける声 聞こえる

 

♪(その声 聞こえる 聞こえてくるから ねえ)

 

♪キミのコドウに (そっと)

 

♪歩幅を合わせ 明日を夢みてる(夢見てる)

 

♪ねえ ひとつの気持ち ずっとかかげ進もう

 

♪声をあわせ 「STAR BEAT!」

 

たえ「(楽しいなぁ。やっぱりあの時ギターを選んでよかった!また会いに行きたいなぁ。()()()()()()()()()()

 

 

 

 

♪走りだす 今日も走りだす

 

♪愛と勇気を届けたい(高なるココロで)

 

♪眠ってる声が聞こえたら

 

♪意志と勇気が切なくて(途切れる思いで)

 

♪まぶた閉じて あきらめてたこと

 

♪いま笑って いま赦して

 

♪昨日までの日々にサヨナラする

 

♪Lalalala Lalalala...

 

♪Lalalala Lalalala...

 

りみ「(おねーちゃんにあこがれて、、はじめたベースだったけど、、やっててよかったって、、今日、やっと思えたよ。ありがとう、香澄ちゃん!ありがとう、おねーちゃん!)」

 

 

♪遠くひとり 願うだけだった

 

♪夢のかけら まもること(ねえキミ 聞こえる?)

 

♪ずっとひとり 祈るだけだった

 

♪キミと一緒に歌うこと(その声 聞こえる)

 

 

 

♪走りだす いつか走りだす

 

♪風にゆれるキミの歌(ねえキミ 聞こえる?)

 

♪走りだす いつか走りだす

 

♪届けたい歌 キミの声(その声 聞こえる)

 

 

 

♪指をつなぎ 始まったすべて

 

♪いま歌って いま奏でて

 

♪昨日までの日々にサヨナラする

 

香澄「(私はこれから、、どこまで行くんだろう、、、、何をするんだろう、、、知りたい!まだわからない未来を見たい!)」

 

♪Lalalala Lalalala...

 

♪Lalalala Lalalala...

 

???「なんだよ、、、、あいつ、、結構出来てるじゃんか、、、、

 

 

 

???「この輝きは、、、、私もこの輝きを届けたい!

 

 

 

香澄「ありがとうございました!」

 

 

ーーー楽屋

 

未来「お疲れ様。いいライブだったよ。」

 

香澄「ありがとうございます!」

 

たえ「ん~疲れた!」

 

沙綾「私も~。早く家に帰って横になりたいな。」

 

りみ「じゃあ、帰る準備しよ?」

 

未来「みんな着替えとかあるでしょ?僕はまりなさんとかに話付けてくるからその間に着替えていいよ。」

 

香澄「わかりました!」

 

 

 

沙綾「でも香澄すごいね!歌いながらギターも弾けるなんて!」

 

りみ「うん!香澄ちゃんの歌、とっても素敵だったよ。」

 

香澄「ありがとー!」

 

たえ「香澄、キラキラできた?」

 

香澄「うん!すっごいキラキラドキドキした!」

 

たえ「私も!」

 

 

 

 

ーーー裏

 

まりな「あっ、未来君!」

 

未来「まりなさん、お疲れさまでした。」

 

まりな「未来君もお疲れさま!どうだった?」

 

未来「楽しかったですよ。お客さんの反応もなかなかでしたし。」

 

まりな「そうだね!みんな上手だったよ!」

 

未来「それはみんなに言ってあげてください。彼女たちは喜んでくれますよ、きっと。」

 

まりな「じゃあ言いに行こうかな。未来君も戻る?」

 

未来「荷物もあるので、戻りますよ。着替え、、、はしなくてもいいかなぁ。」

 

まりな「空いてたら着替えなよ?」

 

 

 

ーーー楽屋

 

まりな「みんなー!お疲れさまー!」

 

未来「まりなさんがみんなのこと褒めたい、、、、って、、、、」

 

そこには着替え中のPoppin'Partyがいた。

 

沙綾「ん、っと、、、、、、、///////」

 

りみ「はぁう、、、/////」

 

未来「失礼しました。」

 

香澄・たえ「「ん??」」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「さっきはごめん。確認してから入るべきだった。」

 

まりな「私からも謝るね。ごめんね!」

 

沙綾「いや、そんなに頭下げないでください!私たちが着替え遅かったのもありますから!」

 

りみ「う、うん!恥ずかしかったけど、、、

 

未来「本当にごめん。何かできることがあれば、、、、、何かするよ。」

 

まりな「私もそうしようかな。大人として、責任は取らないと。」

 

香澄「そんなに大事なことかな?おたえ。

 

たえ「別に減るものじゃないし。別にいいかな。

 

沙綾「、、、、、(香澄、おたえ、、それでいいのか、、、、)」

 

りみ「どうする?沙綾ちゃん。」

 

沙綾「私としては、、もういいんだけどなぁ。じゃあ、未来先輩には今度一つ言う事を聞いてもらいます。まりなさんは、、、何もしなくていいですよ。同性ですし。」

 

未来「わかった。」

 

まりな「本当にごめんね!」

 

 

香澄「そうだ、まりなさん!」

 

まりな「ん?」

 

香澄「私たちどうでしたか?」

 

まりな「みんなすごかったよ。たくさん練習したんだね。」

 

香澄「はい!ありがとうございます!」

 

たえ「頑張ってよかったね!香澄!沙綾!りみりん!」

 

沙綾「うん。そうだね!」

 

りみ「でも、、また私ライブしたい!」

 

香澄「私も!」

 

未来「なら、また練習しないとね。」

 

たえ「うん。またたくさん練習しようね!」

 

沙綾「うん。あ、そうだ。香澄、あれ、今言おう。」

 

香澄「うん!」

 

香澄・たえ・沙綾・りみ「「「「未来先輩!ありがとうございました!」」」」

 

未来「っ!、、、うん。こちらこそ、ありがとう。とっても楽しかったよ。」

 

香澄「また、お願いしてもいいですか?」

 

未来「うん。いいよ。でも、もう君たちと一緒に舞台に立つことはないと思うよ。」

 

香澄「え!?」

 

沙綾「どうしてですか!?」

 

未来「そのうちわかるよ。今日はもう、帰ろう。みんな送っていくから。」

 

まりな「、、、、じゃあ私もお店閉めるから準備してね。」

 

香澄「、、、、はい。」

 

たえ「(、、、、未来先輩、、どうして?)」

 

 

 

 

未来『リサ、悪いけれど、帰りはタクシーを使ってくれないか?戸山さんたちと話があるんだ。』

 

リサ『うん。わかった。大事な話なんだよね。』

 

未来『うん。』

 

リサ『ならいいよ。ちゃんとタクシーで帰るよ。感想は家に帰ってから言うね♪』

 

未来『楽しみにしてるよ。』

 

 

 

ーーー帰り道

 

香澄「、、、、、どうして、、ですか?」グスッ

 

沙綾「何か私たちに問題があるなら言ってください!」

 

未来「、、、違うよ。問題は君たちのはないよ。むしろ事をうまく運べなかった僕に責任がある。」

 

たえ「、、、事って何ですか?」

 

未来「まだ言えない。でも君たちは必ず近いうちに、大きな出会いをするだろう。」

 

りみ「大きな出会い?」

 

未来「うん。()()()()()()()()()()()()()()()をするよ。」

 

香澄「でも、だからといって!未来先輩とステージに立てないのは嫌です!」

 

沙綾「人生を変える出会いなら、、もうしてるよ、、、

 

未来「大丈夫。戸山さんたちがしたいと言えば必ず舞台には立つ。それは、約束する。だから、、、そんなに泣かないで。香澄。」

 

香澄「っっ!!今、、、名前で、、!」

 

未来「ごめん、、いやだった?」

 

香澄「全然!むしろうれしかったです!これからも呼んでください!」

 

たえ「じゃあわたしもー。」

 

未来「わかった。たえd「おたえ。」、、、おたえ。」

 

たえ「うん。」

 

りみ「じゃあ、わ、私も!」

 

未来「りみ。これでいいか?」

 

りみ「うん!、、じゃなかった!はい!」

 

未来「沙綾もそんなに泣かないで。一緒に立たないだけであって、これからも教えてあげるから。」

 

沙綾「、、、はい、、」

 

未来「、、、、みんな、、もう帰れる?」

 

香澄・たえ・りみ「「「はい。」」」

 

未来「じゃあ、みんな気をつけて帰ってね。一人じゃなくて、みんなで行動して、危ないと思ったらすぐ僕に連絡して。」

 

香澄「わかりました。」

 

たえ「じゃあ、さようなら!またね、沙綾。」

 

沙綾「うん、、、またね、、、」グスッ

 

 

未来「公園に行こう。」

 

沙綾「、、はい。」

 

 

 

 

ーーー公園

 

未来「、、、、、」

 

沙綾「、、、私、、昔バンドを組んでいたんです。そこで、ドラムやってて、、だからドラムが叩けるんです。」

 

未来「そうだったんだね。」

 

沙綾「それで、、初ライブに時に、、、お母さんが倒れたんです。」

 

未来「、、お母さんは何だったの?」

 

沙綾「特に、、病気とかではないんです。昔から体が弱くて、、、弟や妹の様子も見て、きっと体に負担がかかってたんです。」

 

未来「、、、、、」

 

沙綾「それから、、私心配で、、、バンドの練習にも、、、あんまり、、、、で、、れなくて、、」グスッ

 

未来「大丈夫、、、落ち着いて、、、沙綾。大丈夫、、、」

 

沙綾「そ、れか、、ら、、、、ドラムが、、、こわく、、、っ、、て、」

 

沙綾「でも、、、、また、、未来、、、先輩が、、つなげて、、くれたんで、す。」

 

未来「、、、あの時、、、」

 

沙綾「、、、うれしかった、、、、また、、きょう、、みんなで、、らい、、ぶできて」

 

未来「うん。」

 

沙綾「でも、、、また、、、音楽、が、、、、私の、、大事な人、、を遠くに、、、」

 

 

未来「沙綾。」

 

沙綾「ん、、何、、、ですか、、」ギュ

 

未来「僕は、、、確かに、もう一度一緒に()()()()()()()()で、も舞台には立てないと思う。でも、、、沙綾の目の前からはいなくならないよ。」

 

沙綾「でも、、、でもぉ!」

 

未来「大丈夫。だから、、もう泣かないで。また、笑って、、みんなで音楽を奏でよう。リサや友希那、まりなさんに、Poppin'Partyのみんなと。」

 

沙綾「うん、、、、うん、」

 

 

 

 

 

沙綾「スゥ、、、スゥ、、、」

 

未来「泣き疲れちゃったか。沙綾の家に行かないとな。」

 

 

 

 

ーーー帰り道

 

 

未来「~♪」

 

 

沙綾「(あれ、、私、、寝ちゃってた?ここは、、、未来先輩の背中かな。)」

 

 

 

 

 

 

 

沙綾「(心地がいい。ずっとここにいたい。これは、、未来先輩の鼻歌かな。鼻歌も上手だなぁ。)」

 

 

 

 

 

 

 

沙綾「(いつか、、、この気持ちを伝えられる日が来るのかなぁ。伝えたいな。伝えられるといいな。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

沙綾「(私もいつか、、あの星みたいに、輝けるといいな。)」

 

 

 

 

 

 

ーーー山吹ベーカリー

 

ピンポーン

 

「はーい。」

 

 

未来「夜分遅くにすみません。沙綾さんを送りに来ました。」

 

沙綾父「これはこれは、、、ごめんね。未来君。」

 

紗南「あ、おねーちゃんねてる!」

 

未来「しー。おねーちゃんは疲れてるんだ。起こさないようにしなきゃ。

 

紗南「はーい。

 

沙綾父「本当に悪いね。よければ部屋まで案内するから、寝かせてあげてくれ。」

 

未来「わかりました。お邪魔します。」

 

 

 

ーーー沙綾の部屋

 

未来「ゆっくりお休み、沙綾。」

 

ベッドに置かれた沙綾の表情は笑顔だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

未来「ただいま。リサ。」

 

リサ「おかえり。」

 

 

 

リサ「話は出来た?」

 

未来「うん。」

 

リサ「よかった。ご飯できてるから一緒に食べよ?」

 

未来「うん。」

 

 

 

リサ「今日のライブ、すごかったね。」

 

未来「そうだね。みんなすっごい練習したんだ。成功してよかったよ。」

 

リサ「特に香澄。よくあそこまで仕上げたね。」

 

未来「うん。彼女があきらめなくてよかったよ。」

 

リサ「未来は教えるときは鬼畜だもんね。」

 

未来「そんなことないと思うんだけどなぁ。」

 

リサ「いやいや!結構きついよ?」

 

未来「でも、できるって信じてるから。」

 

 

 

 

 

ーーー二日前

 

「ごめんくださーい。」

 

有咲「はーい。どうしましたかー。あ、こないだの、、、」

 

未来「こんにちは。」

 

有咲「こんにちは。どうされましたか?」

 

未来「これを渡しに来たんです。どうぞ。」

 

有咲「えっと、、、、これは?」

 

未来「ライブのチケットです。この間の猫耳の子が出るんです。僕も出ますけど。」

 

有咲「えっと、、、、それで?」

 

未来「来ていただきたくって。」

 

有咲「なんでだ!、、、ですか?」

 

未来「あの猫耳の子、、戸山さんは本気で頑張りました。あの時はあんな感じでしたが今は素晴らしいギタリストです。それにあのギターも今では彼女のものです。」

 

有咲「どうして?」

 

未来「僕が渡しました。」

 

有咲「あんなに高いものを!?」

 

未来「それぐらい彼女は真剣に向き合いました。」

 

有咲「(あいつが、、、、)、、わかりました。行きます。」

 

未来「よかった。市ヶ谷さんなら来てくれるって信じてましたよ。」

 

有咲「はいはい。行きますよー。」

 

未来「じゃあ失礼します。」

 

有咲「はいはーい。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーーライブ後

 

有咲「久しぶりに弾いてみるか、、、べ、別に!感化されたわけじゃないし!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




沙綾、、、メインヒロインの予感!

追記:リサの口調を「私」から「アタシ」に変更しました。全ての話において変えたと思うのですが、変わってない部分がありましたら教えていただけると嬉しいです。(10月24日)


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第十八話「いつか煌めくもの」

最近投稿が遅れています!申し訳ございません!
少しずつ投稿スペースを戻せるように頑張ります!


まだ、日も登らない時間帯、、、、、早朝、4時。

 

 

 

 

 

リサ「おはよー、未来。」

 

未来「おはよう。朝早いね。」

 

リサ「なんか起きれたんだよね。」

 

未来「いいことだよ。散歩でも行く?」

 

リサ「面白そう。行こうかな。」

 

未来「じゃあ行こうか。リサは何か準備ある?」

 

リサ「アタシは大丈夫だよ。持っていくものもスマホぐらいだし。」

 

未来「そっか。じゃあ行こう。」

 

 

 

ーーー散歩

 

リサ「でもこうして朝早くに誰かと散歩するなんて初めてだよ。結構わくわくしてるんだよね。」

 

未来「僕は散歩することはあるけど、誰かとは初めてだなぁ。」

 

リサ「未来はこういうこと、よくしてそう。どこか行くの?」

 

未来「じゃあ僕のいつものコースをリサに教えてあげようかな。」

 

リサ「ほんと!?うれしいなぁ。」

 

未来「リサが回ってて楽しいかどうかはわからないけれど、、、、」

 

リサ「全然いいよ♪それに、未来とだったらどこでも楽しいもん。」

 

未来「そっか。リサ、うれしいこと言ってくれるね。」

 

リサ「えーそうかな?」

 

未来「うん。じゃあ行こうか。」

 

 

 

 

 

 

ーーー森林公園

 

リサ「こんなところあったんだね。」

 

未来「みんな知らないけど、この辺は意外と自然があるんだよね。」

 

リサ「昔から住んでたけど知らなかったなぁ。」

 

未来「朝のここは心地がいいんだ。」

 

リサ「森林浴だね。この時期はあんまり虫もいないし結構アタシここ好きかも。」

 

未来「それはよかった。ここは考え事をするのに最適なんだ。人もあまりいないし、鳥の声なんかが気持ちいいからね。」

 

リサ「未来はいいところを知ってるね。」

 

未来「じゃあ、次の場所に行こうか。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

ーーー河川敷

 

 

リサ「ここ昔、友希那と来たなぁ。」

 

未来「そうなの?」

 

リサ「うん。友希那がすっごく落ち込んじゃった時があってね?その時に友希那と二人で話したんだ。」

 

未来「そうだったんだね。」

 

リサ「、、、理由は聞かないんだね。」

 

未来「当事者が一人しかいないからね。それに、、そう言う事は本人から聞きたいからね。」

 

リサ「そうだね。」

 

未来「最近、予定がたくさん入ってたからこうやって落ち着ける時間は取れなかったんだよね。」

 

リサ「忙しかったね。本当にお疲れさま。」

 

未来「ありがとう。でも、忙しかったけれど、、楽しかったな。なんというか、、、充実してた?って感じ?」

 

リサ「そうだね。最近は笑顔が多く見れてたかも。」

 

未来「リサは最近どう?」

 

リサ「アタシは、、、、、うん。楽しいよ。」

 

未来「それはよかった。じゃあ、そろそろ帰ろっか。あ、でも、最後にもう一か所だけ、寄ってもいい?」

 

リサ「うん、いいよ。」

 

 

 

 

 

ーーー商店街

 

リサ「来たかったのって商店街だったんだ。朝の商店街ってこんな感じなんだね。なんか新鮮。」

 

未来「そうでしょ?朝は人が少なくて静かで好きなんだよね。」

 

リサ「なんかわかるかも。」

 

 

 

未来「いつもここであれを買うんだよね。」

未来があるものを指さした。

 

 

 

未来「すみません。二つください。」

 

節子「あら、未来君じゃない。おはよう。お隣の子は彼女かい?」

 

リサ「おはようございます。そんな関係じゃないですよ。」

 

節子「あら、そうだったのね。はいどうぞ。熱いから気を付けてね。」

 

リサ「ありがとうございます。」

 

未来「ありがとうございます。はい、お願いします。」

 

節子「いつもありがとうね。」

 

リサ「あ、おいしい。」

未来が指さしたものは豚汁だった。

 

節子「そう、よかったわ。」

 

未来「いつも、朝早くから出してくださってるんだ。」

 

節子「健康になるからいいのよ。」

 

リサ「おいしい。とっても落ち着く味です。」

 

節子「よかったわ。今から学校かしら?」

 

未来「はい。そうです。」

 

節子「気を付けてね。」

 

リサ「はい。ありがとうございます。」

 

未来「ごちそうさまでした。」

 

リサ「ごちそうさまでした!」

 

節子「はい。また来てね。」

 

未来・リサ「「はい!」」

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

リサ「楽しかった!」

 

未来「ならよかったよ。さぁ、時間もいい感じだ。学校に行こっか。」

 

リサ「うん!」

 

 

 

 

 

ーーーCIRCLE

 

未来「友希那。調子悪い?」

 

友希那「いえ、大丈夫よ。ごめんなさい。」

 

リサ「ねえ、未来。いったん休憩にしよ?」

 

未来「うん。そうだね。じゃあ、少し休憩にしよう。」

 

リサ「ねぇ未来。そういえば、いつまであこたちのこと、名字で呼ぶの?」

 

あこ「確かに!おねーちゃんとも仲良いなら同じ『宇田川さん』じゃわからないとき出てくるかもですし!」

 

未来「じゃあ、あこ、、、でいい?」

 

あこ「はい!」

 

燐子「あの、、、私も、、、」

 

リサ「だって!呼んであげなよ!」

 

未来「えっと、、、燐子。」

 

燐子「は、はい/////」

 

リサ「よし!未来がみんなのこと名前で呼んだところで、練習戻ろっか!」

 

未来「そうだね。よし、がんばろっか。」

 

あこ「うん!」

 

 

 

ーーー帰り道

 

リサ「いやー疲れたねー!」

 

燐子「そう、、ですね。」

 

友希那「でも、今日の練習はとても身についたわ。」

 

紗夜「ええ。心なしか未来君もいつもよりエンジンが回っているように感じました。」

 

未来「そうかな?自分ではあんまりそう感じなかったんだけど、、、」

 

あこ「みら兄今日すごかったよ!」

 

燐子「はい、、!音も、、すごく、、綺麗でした、、!」

 

未来「二人ともありがとう。僕も楽しかったよ。今日の練習。」

 

リサ「今日このままさ!みんなでどこか行かない?」

 

紗夜「いいですね。ではどこへ?」

 

あこ「じゃああこはみら兄のご飯が食べたい!」

 

リサ「ってことは未来の家ってこと?」

 

あこ「うん!」

 

未来「いや、今日はまだ日が昇っているしこのまま僕の家に行くのはもったいないしみんなでどこかへ行くのはどうかな?」

 

燐子「いい、、ですね、、!」

 

友希那「ええ。いきましょう。」

 

リサ「おっ!友希那乗り気じゃん!」

 

紗夜「私も楽しそうなので行きましょうかね。」

 

あこ「じゃあみんなで行きましょう!」

 

リサ「、、、、、どこ行こっか?」

 

未来「うーん。どこにしようか。」

 

燐子「ど、どうしましょう。」

 

紗夜「私、行きたいところがあるのですがよろしいでしょうか。」

 

リサ「紗夜が行きたいところは気になるなぁ。どこ?」

 

紗夜「今日の練習でみんなのきずなが深まったと、、思ったので、みんなで写真でも、、と思い、、まして、、///」

 

未来「そんなに恥ずかしがらなくてもいいと思うよ。」

 

燐子「はい、、!皆さんで、、行きましょう、、!」

 

友希那「ええ。これもRoseliaの活動の一環ね。」

 

あこ「楽しそう!」

 

リサ「うん!絶対撮ったほうがいいと思う!」

 

紗夜「ではいきましょう////」

 

リサ「なんだか紗夜可愛いね!」

 

紗夜「あ、あんまりいじらないでください!」

 

燐子「ふふ、、、氷川さん、とっても、、かわいいですよ?」

 

紗夜「白金さん迄、、、もう行きましょう!//」

 

友希那「紗夜、、可愛いわね。」

 

紗夜「っもう知りません!///」

 

 

 

ーーーショッピングモール内のカメラ屋

 

店員「今日はどのような予定でしょうか!?」

 

未来「全員で写真を撮ろうかと思って。」

 

店員「かしこまりました!」

 

店員「よければ貸し出しの衣装がありますが着られますか?」

 

リサ「アタシ着たいかも!」

 

紗夜「せっかくの写真撮影なんですから着させてもらいましょう。」

 

 

 

ーーー更衣室

 

リサ「写真撮るのめっちゃ久しぶりかも!」

 

あこ「あこも!」

 

燐子「そう、、ですね!」

 

友希那「私こんな服、来たことないわ。」

 

紗夜「私もですよ。こんなに立派なドレスが無料だなんて、素晴らしいですね。」

 

リサ「それにしても、、、燐子ってスタイルいいよね。

 

燐子「や、やめてくだ、、さい。

 

リサ「あはは。ごめんね、燐子。女子としてうらやましいなぁって思ったからさ。」

 

燐子「今井さんも、、、綺麗ですよ。」

 

リサ「ありがとう。燐子はこういう服、よく着るの?」

 

燐子「昔、、ピアノの、、コンクールに、、、よく、、出てたので、、、」

 

リサ「最近は出てないの?」

 

燐子「はい、、、」

 

リサ「、、、どうして最近は出てないの?」

 

燐子「、、、この理由は、、未来君にも、、相談したくて、、、だから、、、今度、、未来君の家に、、一人で行かせていただきます、、、その時に、、話しますね、、!」

 

リサ「うん。わかった。じゃあ今は写真撮ろっか!」

 

燐子「はい、、、!」

 

 

 

ーーーーー

 

一方そのころ男子更衣室では、、、、、

 

老店員「少しいいか、、そこの君。」

 

未来「僕ですか?(あれ?こんな人いたっけ。)」

 

老店員「ああ、そうだ。」

 

未来「何かありましたか?」

 

老店員「あの五人組の子たちとはどういう関係なんだ?」

 

未来「バンドメンバーですよ。僕はマネージャーですけどね。」

 

老店員「ほうほう。最近はバンドが流行っておるからなぁ。」

 

未来「そうですね。今日は一人のバンドメンバーの写真が撮りたいといったのでここに来させていただきました。」

 

老店員「そうかそうか。やはりバンドか。」

 

未来「どうしてですか?」

 

老店員「いやいや、、君には何か特別なものを感じるよ。」

 

未来「そうですか?」

 

老店員「うむ。実は私も昔、バンドをやっていてな。その時に仲間に天才がいたんだよ。まぁ、天才がゆえにつぶれたのだが。」

 

未来「、、、どういうことですか?」

 

老店員「あいつは、、、すごくいい奴だった。優しくて、かっこよくて、何でもできたんだ。だけど、ある日事件が起きた。」

 

老店員「メンバーの一人がライブで、、大けがをしたんだ。」

 

未来「ライブで大けがを?」

 

老店員「ああ。あれは仕方ない事なんだがその事で彼は音楽から遠ざかってしまったんだよ。そのまま解散して私はこうして趣味だったカメラを職業にしたのさ。」

 

未来「そうだったんですね。でも、どうしてその話を?」

 

老店員「君も音楽から遠ざかって欲しくなかったからね。なんだか、バンドっぽい雰囲気を感じ取ったからね。」

 

未来「そうだったんですね。わざわざありがとうございます。」

 

老店員「いいんだよ。むしろあんまり気にせずに君は君で楽しんでいってくれ。」

 

未来「はい。」

 

老店員「そうだ、一つ気になっていたんだが、、、」

 

未来「なんですか?」

 

老店員「君の子は誰なんだい?」

 

未来「???」

 

老店員「だから、君の子だよ!ガールフレンド、彼女だよ。」

 

未来「僕にはいませんよ。彼女たちには僕は相応しくないですから。」

 

老店員「、、、謙遜もいいがあまり謙遜しすぎるのも良くないぞ?」

 

未来「本当ですって。」

 

老店員「なら、君が好きなのは誰なんだ?年頃の男子なんだから1人ぐらいいるだろ?」

 

未来「いやいや、いないですよ。みんな大事です。」

 

老店員「、、、まぁ君がそれでいいならいいんだが。さて、彼女たちも準備が終わりそうらしい。行ってらっしゃい。」

 

未来「はい。色々、ありがとうございます。」

 

老店員「こんな老いぼれに感謝などせんでもいいわい。むしろ久しぶりに楽しい話をできて嬉しかったわ。娘の様子も見れたし安心したよ。」

 

未来「僕もです。娘さんはどちらに?」

 

老店員「ここで働いているよ。小さい頃からカメラ屋さんを引き継ぐって言ってきかなかったんだ。でも、この店を娘に継がせて正解だったよ。 ああ。そうだ、最後に君の名前を教えてくれないか?」

 

未来「僕のですか?僕は時谷未来です。Roseliaのマネージャーです。」

 

老店員「そうか。未来か。活躍を楽しみにしているよ。」

 

未来「はい。楽しみにしていてください。ところであなたは、、、」

 

老店員「私か?私は上野敦彦。まぁ、覚えてくれなくていいよ。」

 

未来「いえいえ。しっかり覚えましたよ。上野さん。」

 

 

 

 

 

 

ーーー

 

リサ「あっ、未来きた!」

 

未来「悪い、遅れた。」

 

紗夜「私達も今来たばかりなので大丈夫ですよ。でも、珍しいですね、未来君が遅れるなんて。」

 

未来「少し、楽しい話を店員さんとしていたんだ。」

 

あこ「そうなんだ!ねぇねぇ!どう!あこ達の服!」

 

未来「うん。可愛いよ。特に燐子、すごく似合ってるよ。様になってるというか。」

 

燐子「そ、そうですか、、、?」

 

リサ「だよねだよね!」

 

友希那「ええ。燐子、とても似合っているわ。」

 

燐子「あ、ありがとう、、ございます、!」

 

店員「じゃあ、写真撮りましょっか!まずは1人ずつ行きますよ!」

 

 

 

ーーー

 

友希那「悪くないわね。」

 

あこ「友希那さんかっこいいー!」

 

リサ「友希那、すっごく可愛いよ!」

 

友希那「その、、、そこまで言われると照れるわ///」

 

店員「今の顔!いいですね!」

 

 

 

 

ーーー

 

紗夜「どうでしょうか?」

 

店員「ちょっと固いかもですねー。もっとこうニコッっと!」

 

紗夜「難しいですね、、、」

 

未来「紗夜、いつも通りいけば大丈夫だよ。緊張しないで。」

 

紗夜「は、はい!」

 

店員「今の決まってたよ!」

 

紗夜「へ?」

 

 

 

 

ーーー

 

リサ「いやー、緊張しちゃうなぁ。」

 

友希那「リサ。あなた、すごいのね。」

 

リサ「どういうこと!?」

 

店員「表情豊かでいいですね!こちら側も楽しいです!」」

 

未来「だって。よかったね、リサ。」

 

リサ「うん!」

 

 

 

ーーー

 

あこ「バーン!」

 

店員「、、、、、」

 

あこ「ドーン!、、、あれ?」

 

未来「店員さん、気にしないでください。

 

店員「は、はい!」

 

 

 

 

ーーー

 

燐子「え、、、、と、、」

 

店員「リラックスだよ!」

 

燐子「落ち着いて、、、落ち着いて、、、」

 

未来「燐子。」

 

燐子「は、はい!」

 

未来「いつも通りで大丈夫だよ。」

 

燐子「は、はい!」

 

 

店員「お!雰囲気変わったね!じゃあそのまま笑顔!」

 

燐子「えっと、、、、」

 

燐子「」ニコッ

 

 

リサ「ウッ!」

 

あこ「りんりん超かわいい!」

 

燐子「ありがとう、あこちゃん。」

 

 

 

ーーー

 

店員「じゃあ撮りますよー!」

 

リサ・燐子・紗夜「「「」」」ジーーーーー

 

未来「そうですね。撮りましょうか。」

 

リサ・燐子・紗夜「「「」」」ジーーーーー

 

未来「、、、、、」

 

リサ・燐子・紗夜「「「」」」ジーーーーー

 

 

友希那「ねぇ、あこ。あれは何をしているのかしら?

 

あこ「あこにもわかりませんよ、、、

 

 

 

 

店員「じゃあ最後に皆さんで撮りましょうか!」

 

リサ「お、ついに来たね!」

 

紗夜「ええ。今までのはただの余興ですから。」

 

未来「気合入ってるね。」

 

紗夜「もちろんです。これも、、、あなたとの()()()()()()ですから。」

 

未来「、、、、うん。そうだね。」

 

燐子「(今のって、、、)」

 

 

店員「じゃあ撮りますよー!(見た感じ、あの茶色の髪の子と黒の髪の子は男の子が好きみたいねー!よし、ここは私の腕の見せ所でしょ!)」

立ち位置は|あこ 紗夜 友希那 リサ 燐子 未来|という並びだった。

 

リサ「(燐子いいなぁ!アタシも未来の隣がよかった!カメラマンさんが順番変えるって言ってくれないかなぁ。)」

 

燐子「(やった!未来君の、、、隣だ、、!)」

 

 

 

店員「あ、順番変えてもいいかな?」

 

リサ「(よしっ!きた!)」

 

友希那「ええ。かまわないわ。」

 

店員「じゃあこうしよっか。」

 

新立ち位置|あこ 紗夜 友希那 リサ 未来 燐子|となった。

 

リサ「(やったー!となりキター!)」

 

燐子「(よかった、、隣のままで、、)」

 

 

店員「それじゃあ取りますね!はい、チーズ!」

 

 

 

 

ーーー

 

未来「今日はありがとうございました。」

 

店員「いえいえ。」

 

未来「そういえば上野さんはどちらにいますか?」

 

店員「上野さん?私のことですか?」

 

未来「いや、男性の方です。」

 

店員「うちに、男性の上野さんはいませんよ。」

 

未来「じゃあ、さっきのは、、、」

 

店員「名前は聞かれましたか?」

 

未来「確か、、、敦彦さんでした。」

 

店員「本当に!?」

 

未来「はい。」

 

店員「お父さん、、、()()()()()()()()。」

 

未来「(そうか、、さっきのはやっぱり、、)」

 

店員「お父さん、何か言ってましたか?」

 

未来「『娘を久しぶりに見れて安心したよ。娘に継がせて正解だった。』って言ってましたよ。」

 

店員「そっか、、、そっか、、、、」

 

未来「とても元気な人でしたよ。()()()()()()()といいですね。」

 

店員「、、、っはい!」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

未来「そういえば、リサと燐子は最後に店員さんと話していたけど、どうしたの?」

 

リサ「い、いやー!?何でもないよー!?」

 

燐子「そ、そうです!そうです!、、何でも、、ないんです、、!」

 

未来「まぁ、二人のことだからあんまり気にはしないけど、つくならもう少しましな嘘のつき方を覚えたほうが、、いいと思う。」

 

リサ・燐子「あはは、、、、」

 

 

 

 

 

 

ーーー数分前

 

 

 

店員「あら?どうされましたか?」

 

リサ「さっきの、、男の子の写真、もらってもいいですか?」

 

店員「うん、やっぱりそう来ると思ってたわ。はい、これ。」

 

リサ「ありがとうございます!ってなんでわかったんですか!?」

 

店員「目が、恋する乙女だったからねぇ。だからこれあげる。お金はいらないわ。」

 

リサ「いや、それは悪いです!」

 

店員「いいのいいの。あの子が来てくれたおかげで、久しぶりに逢えたから。」

 

リサ「???」

 

店員「ああ、気にしないで。とにかくそれは私からのプレゼントよ。お礼は、、、今度二人で撮りに来てくれることでいいわよ。

 

リサ「!!あ、ありがとうございます!」

 

 

店員「ほら、そこにいる子も。」

 

燐子「ひゃっ!み、見つかって、、いたんですね、、、」

 

店員「もちろん!(丸見えだったなんて言えない、、、、)」

 

店員「はいこれ。さっきのこと一緒でいいよ。」

 

燐子「あの、、ありがとう、、ございます、、、///」

 

店員「そうだ!ちょこっとだけ年上のお姉さんから助言を一つ。」

 

燐子「???」

 

店員「あなた、可愛いんだからもっと大胆に責めたほうがいいわよ?じゃないと、、、、あの茶髪の子に取られちゃうわよ?

 

燐子「っっ!!が、頑張ります!」

 

店員「さ、みんなとはぐれちゃいけないから早く戻りな。」

 

燐子「あの、、ありがとうございました。」

 

店員「またね!」

 

燐子「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー帰り道

 

あこ「いい写真たくさんとれたね!あこ、集合写真部屋に飾って一生の宝物にする!」

 

リサ「アタシもそうしようかな!」

 

紗夜「ええ。とてもいいものを撮ってもらいましたからね。」

 

未来「僕もそうしようかな。」

 

友希那「ええ。Roseliaが高みに行けたらその時、もう一度撮りに行きましょう。」

 

燐子「それ、、、いいですね、、!」

 

リサ「うん!絶対撮りに行こ!」

 

未来「うん。そうだね。」

 

あこ「じゃあこのままみら兄の家に出発だね!」

 

紗夜「そうですね。」

 

友希那「ええ。(ニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャンニャーンチャン)」

 

 

紗夜・リサ・あこ・燐子・未来「「「「「(どうしてだろう、今寒気を感じた、、、、)」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

友希那「はぁ、、、、、なんてかわいいのかしら、、、」

 

リサ「友希那、あんまり構いすぎちゃだめだよ?」

 

友希那「わかっているわ、、、ああ、、、」

 

紗夜「そういえば近々文化祭がありますね。何か話は進んでいますか?」

 

未来「羽丘はまだかな。でも、リサ。今回もやりたいんでしょ?」

 

リサ「うん。今度はこの五人で、、いや、六人で出たいなって。舞台に上がるのも含めてね。」

 

未来「僕も演奏をするの?」

 

あこ「あこ!みら兄と一緒に演奏したい!」

 

燐子「はい、、!私も、、、、一緒に、、やりたい、、です!」

 

紗夜「だそうですよ。湊さんとのツインボーカルも面白そうですね。」

 

友希那「私たちはあなたが出ることに関してはウェルカムよ。楽器の腕だって誰にも劣らないわ。」

 

未来「そうか、、、うーん、、、」

 

紗夜「何か気がかりなことでも?」

 

未来「実はさ、、前にこころに誘われているんだ。」

 

友希那「弦巻さんに?」

 

リサ「でも、未来ならできそうだけど、、、」

 

未来「僕もやるのは簡単なんだけど、、、」

 

あこ「けど?」

 

未来「これ。」

未来は携帯に送られてきていたメールを見せた。

 

ーーーーーーーー

 

未来様へ

 

急な連絡申し訳ありません。今回は今度行われる文化祭についてのご相談のために連絡させていただきました。そのため10月1日、朝8時ごろにお迎えに上がらせていただきます。

 

弦巻家

 

ーーーーーーーー

 

 

燐子「、、、、、、、、」

 

リサ「10月1日って、、、、、、」

 

あこ「明日じゃん!」

 

紗夜「なるほど、、それで何が起きるかわからないからまだ何とも言えないってことですね。」

 

未来「うん。こころから『文化祭で楽しいことしたいわね!』って言われたから多分音楽のことなんだろうけど、、、」

 

友希那「なるほど、、、事情は分かったわ。なら未來。」

 

未来「どうした?」

 

友希那「その話し合い、私も行っていいかしら?」

 

 

 

 

 




リサの私癖がいまいち抜けない、、、、
続き、すぐに出します!

評価バーがオレンジになっちゃった、、、、(投稿ペース戻していない自分が悪い、)


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第十九話「想いの確認」

今回短めです!


友希那「その話し合い、私も行っていいかしら?」

 

リサ「ええー!友希那、本気!?」

 

友希那「ええ。当然でしょう?」

 

紗夜「どうしてですか?」

 

友希那「Roseliaの活動に支障の出るようなことはさせられないからよ。」

 

あこ「でもでも!みら兄ならなんとかできるんじゃ、、、」

 

未来「いや、あちら側が本気になれば僕なんて何もできないよ。弦巻家は世界でもトップクラスの財閥、人一人なんてどうとでも出来てしまうからね。」

 

燐子「じ、じゃあ、私も、、行きたいです、、!」

 

リサ「燐子まで、、いったん落ち着こ?」

 

友希那「リサ、私は落ち着いているわ。」

 

未来「いいんじゃないかな。」

 

リサ「ええ!?」

 

未来「Roseliaが今回は絡んできたから僕一人では決められないことだしね。友希那と燐子がいてくれるなら心強い。」

 

紗夜「私も行きます。明日は予定も特にないですし、湊さんと白金さんにできないこともあるでしょうから。」

 

 

友希那「ウッ」←あんまり頭よくない

燐子「、、、、」←人前に出ると固まる

 

 

あこ「じゃあこも行く!楽しそう!」

 

未来「あこ、遊びに行くわけじゃないよ。」

 

あこ「わかってますよー!でも、みら兄が心配なんです!どっかに行っちゃわないか、、、」

 

リサ「紗夜にあこまで、、、うー、、、もう!じゃあ私も行く!」

 

未来「結局全員になっちゃったね。今、あちら側に連絡してみるよ。」

 

 

未来「あっ、返信来た。」

 

リサ「はやっ。」

 

未来「流石。大丈夫だって。でも朝8時だけど、、、みんなここに来れる?」

 

紗夜「私は大丈夫ですが。」

 

友希那「だ、大丈夫よ。」

 

あこ「そ、そうですよ!」

 

リサ「友希那とあこ、心配だなぁ。」ジーーーーー

 

燐子「わ、私も、、大丈夫、、、です。」

 

リサ「じゃあさ!友希那とあこ、泊まっていけば?」

 

紗夜「なっ!」

 

未来「いいんじゃないかな。僕が言うのもあれだけどね。」

 

紗夜「そんな、破廉恥です!」

 

リサ「今更じゃない?」

 

紗夜「へ?」

 

リサ「だって、アタシもうここに結構住んでるし。」

 

紗夜「そ、そうでした、、、」

 

あこ「あこ泊まりたい!」

 

未来「僕は全然いいよ。親の方に連絡居して許可が下りたらだけどね。」

 

あこ「やってみます!」

 

燐子「わ、私も、、泊まりたいです、、!」

 

リサ「燐子も?いいんじゃない?広いし!」

 

紗夜「なら私も泊まります!」

 

リサ「あれー?紗夜、破廉恥とか言わなかった?」

 

紗夜「未来君ならいいんです。」

 

リサ「暴論だなぁ。」

 

未来「いいよいいよ。紗夜が一番反応で正しいんだから。普通、女子高校生が男子高校生の家に泊まることなんてないし。」

 

紗夜「そうですよ!」

 

リサ「Roseliaでお泊り会になっちゃったね。」

 

友希那「私としては予想してなかったのだけれど、、、、」

 

あこ「あこ楽しみです!あっ、みら兄。お母さんが話したいって!」

 

未来「ああ。今代わる。電話、借りてもいい?」

 

あこ「はい!」

 

 

 

未来『もしもし、お電話代わりました。時谷未来です。』

 

宇田川母『もしもし。いつも娘達がお世話になってます。宇田川あこ、巴の母でございます。』

 

未来『こんばんは。僕のほうこそ、巴さんやあこさんにたくさんのことを教えていただいています。』

 

宇田川母『迷惑をかけていないようでよかったです。今日は、あこをそちらのほうに泊めていただくという話だったのですが、、、』

 

未来『何か不都合でもございましたか?』

 

宇田川母『いえいえ。むしろ逆です。そこまで仲良くしてくださる方があこの周りにいらっしゃってよかったと思うばかりです。あこをよろしくお願いします。』

 

未来『わかりました。ありがとうございます。何かあれば僕から連絡しますので。』

 

宇田川母『ありがとうございます。あこに代わってもらってもいいですか?』

 

未来『わかりました。今代わりますね。』

 

 

 

 

未来「燐子は親に連絡を取らなくてもいいのか?」

 

燐子「私は、、もう、、とってあるから、、」

 

未来「そうか。何か言われたか?」

 

燐子「ううん、、特に、、、ないかな、、迷惑だけはかけるな、、って。」

 

未来「わかった。」

 

友希那「私も大丈夫になったわ。」

 

リサ「よかった~!紗夜は?」

 

紗夜「私も大丈夫でしたが日菜がうるさかったです。」

 

リサ「確かに日菜も来たがるに決まってるよね~!」

 

未来「今回は仕方ない。遊びじゃないからね。」

 

リサ「うん。」

 

未来「じゃあ料理してくるよ。みんなは楽にしてて。何かあればリサに聞いてね。」

 

紗夜「ええ。わかりました。」

 

 

 

 

紗夜「それにしても、本当に広いですよね。この家。」

 

友希那「ええ。6人いても狭く感じないわ。」

 

あこ「リサ姉いつもここに住んでるんでしょ?いいなぁ!」

 

燐子「確かにうらやましいです、、!」

 

リサ「あはは。もう足は治ったんだけどね、、、、ちょっと事情が、、、、」

 

紗夜「まぁ、あまり深くは追及しないでおきましょう。そういえば今日は誰がどこで寝るのですか?」

 

あこ「お部屋はどれくらいあるの?」

 

リサ「んーと、まず未来の部屋でしょ?それから私ので、リビングと、もう一部屋かな。」

 

友希那「では、四部屋分という事ね。」

 

紗夜「そうですね、、、2、2、1、1ですかね。」

 

燐子「どうしましょうか、、?」

 

あこ「あこ、みんなで一緒に寝たいです!」

 

リサ「確かに、リビングならみんな入りそうだね。そうする?」

 

紗夜「未来君に聞いてみないとわからないですね。」

 

燐子「、、はい、、、!」

 

 

 

 

未来「はい、できたよー。」

 

リサ「いつ見てもやっぱりおいしそうだね!」

 

あこ「うん!食べてもいい?」

 

未来「もちろん。おかわりもあるからね。」

 

あこ「やったー!いただきます!」

 

 

 

ーーー食後

 

紗夜「未来君、今日の睡眠場所に関してなのですが、、、」

 

未来「ああ、どうかしたか?」

 

紗夜「先ほど5人で話し合っていたのですが、、みんなでリビングで寝ようという案が出たのですが、、、、どう思いますか?」

 

未来「僕は別に構わないよ。みんなの好きなようにしてくれたら。」

 

リサ「やった!ありがとう!」

 

あこ「じゃあこ!どこにしようかな!」

 

燐子「私は、、、未来君、、の横、、がいいな、、、」

 

リサ「ちょ、燐子!」

 

未来「ああ、いいよ。じゃあ僕は端にしようかな。」

 

燐子「やった、、!ありがとう、、!」

 

リサ「ええぇーー!」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーー|

  紗  友  あ  |

  夜  希  こ  |

     那     |

           |

  未  燐  リ  |

  来  子  サ  |

           |

ーーーーーーーーーーー|

という順番になった。

 

 

 

 

 

未来「そういえば、みんな着替えとかあるの?」

 

燐子「ない、、です、、」

 

あこ「あこも今日泊まると思わなかったからないよー!」

 

友希那「ないわね。」

 

紗夜「私もさすがに着替えの替えまでは普段持ちませんね、、、」

 

リサ「とりあえず今日のところはアタシ宇の使う?」

 

紗夜「そうですね、、、そうさせていただきましょうか。」

 

燐子「でも、明日の服は、、、」

 

未来「それに関しては多分大丈夫。」

 

あこ「え?どうゆうこと!?」

 

未来「まぁ、明日になってのお楽しみだよ。」

 

あこ「ええー!おしえてよー!」

 

友希那「まぁいいじゃない。あこ。」

 

あこ「はーい、、、」

 

リサ「じゃあ、お風呂入ろっか!」

 

燐子「誰から、、入りますか?」

 

未来「僕、先に入ってくるよ。」

 

リサ「おっけー。じゃあアタシたちは準備してよっか!」

 

 

 

紗夜「そういえば、お風呂は広いんですか?」

 

リサ「うん。めっちゃでかい。」

 

あこ「じゃあ、二人とかでは入れる!?」

 

リサ「多分大丈夫だと思うよ。」

 

あこ「じゃああこ、りんりんと一緒に入りたい!」

 

燐子「え、ええ!?」

 

リサ「いいんじゃない?」

 

友希那「なら私は久しぶりにリサ、あなたと入りたいわ。」

 

リサ「アタシはいいけど、、紗夜、一人になっちゃうけどいい?」

 

紗夜「ええ。かまいませんよ。」

 

リサ「ごめんね!」

 

紗夜「気にしないでください、、」

 

 

 

 

 

 

未来「上がったよ。次は誰が入るの?」

 

リサ「じゃあアタシと友希那が入るよ。行こ!友希那。」

 

友希那「ええ。わかったわ。」

 

 

 

 

ーーーお風呂

 

 

リサ「久しぶりだね、こうやって二人で入るのって。」

 

友希那「ええ、そうね。」

 

リサ「なんか懐かしいなぁ。」

 

友希那「リサは昔と変わらないけれどね。」

 

リサ「友希那も変わらないよ。」

 

友希那「そうかしら?」

 

リサ「うん。ずっと前を見ているからね。」

 

友希那「リサの目には私はそう映っているのね。」

 

リサ「そうだよ。」

 

友希那「さっき、リサは変わってないって言ったけれど、変わっているところが少しだけあったわ。」

 

リサ「え?なになに!?」

 

友希那「あなたが、恋をしているところかしら。」

 

リサ「ええ!?」

 

友希那「あなたは隠すのが上手だけど、長くいた私ならわかるわよ。未来のこと、好きなのでしょう?」

 

リサ「、、、、、やっぱり、友希那には隠せないかぁ。//」

 

友希那「ええ。」

 

リサ「、、うん、、、好きなんだよね、未来のこと。」

 

友希那「確かに、彼、かっこいいものね。何でもできるし、」

 

リサ「うんうん、、、私さ、、未来にずっと甘えてるんだよね、、」

 

友希那「そういうこともいいんじゃないかしら?」

 

リサ「どうして?」

 

友希那「未来はとても素晴らしい人間だわ。きっと、ほかにも好意を抱いている人間はいるはずよ。」

 

リサ「まぁ、、、そうだよね。」

 

友希那「でもあなたは未来に一番近く存在なのよ。そんなこと気にせずに猛アタックしたほうがいいんじゃないかしら?」

 

リサ「うん、、、そうだけどさ、、、」

 

友希那「あんまりもたもたしていると私が取っちゃうわよ?」

 

リサ「え!?」

 

友希那「冗談よ。」

 

リサ「本当に!?びっくりした~。」

 

友希那「そろそろ出ましょう。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

 

リサ「上がったよー!」

 

あこ「じゃあ入ろ!りんりん!」

 

燐子「うん、!」

 

 

 

 

 

ーーーお風呂

 

燐子「本当に、、、広いね、、!」

 

あこ「うん!これならみんなで入れそうだね!」

 

燐子「うん、、!」

 

あこ「最近、りんりんすごい可愛くなったよね!」

 

燐子「、、え、、?」

 

あこ「なんかキラキラしてるっていうか!」

 

燐子「そう、、、かな、、?」

 

あこ「うん!好きな人とかできたのかなーって!」

 

燐子「え、、!?////」

 

あこ「あれ!?当たっちゃった?」

 

燐子「、、、、、うん。」

 

あこ「みら兄?」

 

燐子「、、、そうだよ。」

 

あこ「やっぱり!」

 

燐子「、、、どうして、、わかったの?」

 

あこ「なんか、、みら兄のことをりんりんよく目で追ってるなぁと思って!」

 

燐子「、、、そんなに、、追ってた、、かな、、?」

 

あこ「うん!告白しないの?」

 

燐子「私じゃ、、ダメ、、だと思うから、、、」

 

あこ「えー!そうかな?」

 

燐子「うん、、、」

 

あこ「でも、、、りんりんすっごく可愛いよ?」

 

燐子「ううん、そんなこと、、ないよ?あこちゃんのほうが、、かわいらしいよ、、?」

 

あこ「やった!りんりんに褒められちゃった!」

 

燐子「それに、、、未来君には、、もっとふさわしい人がいるから、、、」

 

あこ「でも、だからといってあきらめるのはあこ、違うと思うよ。」

 

燐子「、、、うん。」

 

あこ「りんりんは超可愛いから猛アピールしてこうよ!」

 

燐子「うん、、、そうだね、!やって、、みるよ、!あこちゃん!」

 

あこ「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

燐子「お風呂、、ありがとうございました、、!とても、気持ちよかったです、、、」

 

あこ「ほんとに広かった!」

 

紗夜「では、最後に入らせていただきますね。」

 

未来「うん。」

 

 

 

 

 

ーーーお風呂

 

 

紗夜「(最近、よく考えてしまう、、彼がいない生活を。、、、、、あの時、彼と別れた時から無意識的に彼を追い求めていたんだと今になって考えてしまう。未来君、、、あなたは本当にいなくなってしまうのですか?、、、、私の前からまた消えてしまうのですか、、、?、、、またあなたがいなくなってしまったら私はどうなってしまうのでしょうか、、、)」

 

 

 

 

リサ「紗夜ー!大丈夫!?」

 

紗夜「、、、、、すみません、、、ぼーっとしていました。今上がります。」

 

リサ「ううん、ゆっくりしていて大丈夫だよ。」

 

紗夜「ありがとうございます、、、」

 

 

 

 

 

紗夜「お風呂、ありがとうございました。」

 

あこ「はいはーい!あこ、みんなでゲームしたいです!」

 

友希那「もう、夜遅いわよ。」

 

リサ「でも、たまにはいいんじゃない?」

 

燐子「面白そう、、、ですね。」

 

友希那「なら、少しだけね。」

 

未来「じゃ、買ってくるよ。」

 

リサ「あ、もしかしてない感じ?」

 

未来「うん。」

 

紗夜「でしたら私も行きますよ。」

 

未来「ありがとう、紗夜。じゃあ二人で行ってくるから。」

 

リサ「わざわざごめんね!」

 

未来「気にしないで。じゃあね。」

 

 

 

 

ーーー道

 

紗夜「まさかこんな時間にあなたと出かけるとは思いませんでしたよ。」

 

未来「それは僕もだよ。こうやって二人で歩くの、かなり久しぶりだよね。」

 

紗夜「ええ。昔は私のほうが高かった身長も気づいたら抜かされてますし。」

 

未来「まぁ、あれからもう十年近く経つんだから。」

 

紗夜「そうですね。、、、さっき、お風呂であなたがいない未来のことを考えてしまいました。」

 

未来「、、どうだった?」

 

紗夜「とても寂しいものですね。私の人生においてあなたはなくてはならない存在です。」

 

未来「、、、、うれしいね。」

 

紗夜「あなたは、、本当にいなくなってしまうのですか?」

 

未来「確証は、、ないけれど、、きっとそうなんだって最近思い始めたんだ。」

 

紗夜「私は、、あなたが大好きです。家族に抱く家族愛とは似たようで少し違う、、、そうですね、、、、この感情は、、、、」

 

 

紗夜・未来「「兄弟愛、、、、」」

 

 

 

未来「僕も、、、紗夜のことは大好きだよ。」

 

紗夜「でも、私はあなたと男女の関係を結びたいとは、思わないんです、、、、いや、思えないんです。だって、もしもあなたと結ばれてしまったのなら私はあなたから離れられなくなってしまうから、、、」

 

未来「、、、僕も紗夜のことは大好きだ。信頼だって抱いてる。でも、僕のは家族愛に、、近いのかな。友情とかを超越しているんだ。」

 

紗夜「そうですか、、、」

 

未来「うん。」

 

紗夜「未来君がそういった気持ちを私に持っていてくれてとてもうれしいです。」

 

未来「僕も、、紗夜の気持ちを知れてうれしかったよ。」

 

紗夜「よかったです。さあ、早く買ってみんなの待つ場所へ帰りましょう。」

 

未来「うん、そうだね。」

 

 

 

 

ーーー未来の家の前

 

未来「やっと着いたね。」

 

紗夜「ええ。少し遠くの場所まで行きましたからね。でも、不思議と長くは感じませんでした。これも、きっとあなたのおかげなんでしょう。」

 

未来「僕も、長く感じなかったよ。むしろ、近いと感じてしまうほどにね。」

 

紗夜「あはは、、、本当に私たち、お互いに『愛』し会えてるんですね。」

 

未来「うん、、、、、、そうだね。」

 

紗夜「(世間とは少しだけ違う愛、、、普通ならあり得ない、、、でも、不思議と私たちはつながりあえてる、、、お母さん、、、私はこれから何があっても彼を支えていこうと思います、、、、)」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

リサ「あ!帰ってきた!」

 

あこ「おかえりなさい!」

 

未来「うん、ただいま。」

 

紗夜「さ、夜が深くなる前にやってしまいましょう。」

 

友希那「ええ。そうね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

無事、ゲーム大会(?)も終了し、みんなが布団に入った頃、、、

 

燐子「未来君、、どこにも行きませんよね、、?

 

未来「何処にも行かないよ。明日が楽しみ?

 

燐子「少しだけ、、、ダメですよね、、、

 

未来「いいんじゃない?僕も燐子と同じ気持ちだよ。

 

燐子「うう、、、(その言い方はずるい、、、です。)」

 

未来「さ、明日は朝早いし、もう寝よっか。

 

燐子「そうですね、、、おやすみなさい、、、未来君。

 

未来「うん、、、おやすみ、、、

 

 

 

未来「寝られないの?」

 

燐子「友達とこうやって寝るの、、、初めてで、、緊張しちゃって、、、手を、、、握ってくれませんか

 

未来「うん。いいよ。、、、はい、これで寝られる?

 

燐子「は、はい!(むしろ緊張しちゃったかも、、でも、安心する、、)」

 

未来「次こそおやすみ、だね。

 

燐子「はい、、!おやすみなさい、、

 

 

 

 

 

 




燐子可愛い()


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第二十話「信頼」

ちょっと短いですが番外編出すんで許してください!


チュンチュン、、、、

 

未来「ん、、、(ああ、そうか。昨日はRoseliaのみんなで泊ったんだった。)」

時計の短針はまだ、「4」の文字を少し越えたくらいだった。

 

燐子「んん、、、、あれ?

 

未来「起こしちゃったかな、、ごめんね。まだ寝ていてもいいよ。

 

燐子「いえ、、もう、、起きてしまったので、、大丈夫です、、早起きなんですね。」

 

未来「今日はたまたまだよ。ここで話していてもほかの人を起こしてしまいそうだし、僕の部屋で何かしてよっか。」

 

燐子「、、はい、!」

 

 

 

燐子「失礼します、、」

 

未来「ホットミルクでいいよね?今持ってくるよ。」

 

燐子「、、、ありがとうございます。」

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来の部屋は実に簡素なものであるものは本当に生活に必要なものばかりだった。

燐子「綺麗な部屋だなぁ、、、あっ、」

そこにあったものは二つの写真だった。

 

燐子「(こっちの綺麗な方は、、昨日みんなで撮ったやつだ、、、こっちの古いほうは、、、)」

 

未来「、、、びっくりした?」

 

燐子「」ビクッ

 

未来「ごめんね、脅かせるつもりはなかったんだ。」

 

燐子「だ、大丈夫です、、それより、、勝手に見てしまって、、、ごめんなさい、、、」

 

未来「大丈夫だよ。置いておいた僕のほうが悪いんだから。」

 

燐子「この写真、、、氷川さん、、、ですよね?」

 

未来「うん、、、、そうだよ。」

 

燐子「、、、幼馴染、、何ですか?」

 

未来「ううん、、、違うよ。僕と紗夜は、なんていえばいいかな、、、兄弟みたいなものだよ。」

 

燐子「え!?」

 

未来「まぁ、驚くよね。実は昔、氷川家に僕がいたんだ。とある事情でね。」

 

燐子「そう、、だったんですね。(どんな、、、事情なんだろう、、でも、なんとなく、、聴いちゃいけない気がする、、)」

 

未来「まぁ、、、僕の話はいいんだ。実は聞きたいことがあったんだ。」

 

燐子「な、なんですか?」

 

未来「燐子は今、何で困っているの?」

 

燐子「、、、実は今、家族が家にいないんです。」

 

未来「どうして?」

 

燐子「わからないんです、、、でも、私は確実に嫌われているって言う事だけはわかるんです。」

 

未来「どうしてそこだけはわかるの?」

 

燐子「、、、、」

燐子はそっと自分のスマホを見せた。

 

未来「これは、、、」

 

そこには親だと思われる人からのメールがあった。

 

 

燐子「それから、、私、お母さんが怖くて、、、」

 

未来「そっか、、、、昔は違ったの?」

 

燐子「はい、、、昔は両親とも仲良かったんです、、、でも、、お父さんが他界してから、、、お母さんは変わってしまったんです。」

 

未来「ごめん、、、答えたくないようなら構わないんだけど、、、お父さんは、、、いつ頃他界されたの?」

 

燐子「いえ、、気にしないでください。、、私が、、、10歳になった時です、、、」

 

未来「そっか、、、、」

 

燐子「ごめんなさい、、、朝からこんなこと、、聞かせてしまって、、、」

 

未来「ううん、大丈夫だよ。相談してくれてありがとう。僕も何かできないか考えてみるから。」

 

燐子「ありがとう、、ございます、、、やっぱり、、未来君は優しいですね、、、」

 

未来「僕にできることはしておきたいだけだよ。さ、みんなを起こそっか。」

 

燐子「うん、、、そうですね。」

 

 

 

紗夜「あら、二人とも起きていたのですね。おはようございます。」

 

未来「紗夜。おはよう、早起きなんだね。」

 

紗夜「自然と目が覚めてしまうんです。昔からそうでしたから。」

 

未来「確かに、紗夜は昔から早起きだったね。」

 

紗夜「皆さんを起こしますか?」

 

未来「そうだね。女の子だし、することも多いだろうからね。」

 

紗夜「そうですね。」

 

 

紗夜「みなさん、起きてください。もう朝です。」

 

リサ「んん、、、んぁ、紗夜かぁ。おはよぉ。」

 

紗夜「ええ。おはようございます、今井さん。顔、洗ってきたほうがいいですよ。」

 

リサ「うん、、今行く、、、」

 

 

燐子「あこちゃん、、起きて、、、」ユサユサ

 

あこ「うーん、、、あと五分、、、」

 

燐子「だ、だめだよ、、!あこちゃん、、、迷惑かかっちゃうから、、、!」

 

あこ「んー。」

 

未来「手こずってるね。まだ少しくらいなら寝ていても構わないよ。」

 

燐子「なら、、あとは、、、友希那さん、、、ですね。」

 

リサ「ん、、友希那起こすの?友希那なかなか起きないよ、、」ムニャムニャ

 

紗夜「大丈夫です。私に策があります。」

 

燐子・リサ「「???」」

 

 

友希那「この感じ、、、ニャーンちゃん!」

 

リサ「うっそ、、、起きたんだけど。」

 

燐子「氷川さん、、、すごいです、、!」

 

紗夜「起きてよかったです。ね、レインちゃん。」

紗夜が考えた策とは簡単なことで友希那のおなかあたりにレインを置くという簡単なものだったがどうやら友希那には効果抜群なようだ。

 

 

友希那「もう、朝なのね、、」

 

リサ「昔から友希那、朝弱いよね~。」

 

友希那「朝から散歩をするなど、考えられないわ。」

 

リサ「あはは、、そっか!でも、散歩も気持ちいんだよ?」

 

友希那「リサ、行ったことあるのかしら?」

 

リサ「うん!この前、未来と一緒にね!」

 

燐子「」ビクッ

 

未来「そうだね。気持ちよかったね。」

 

リサ「うん!また行こうね!」

 

未来「うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒服「お待たせいたしました。皆様、ご乗車ください。」

 

リサ「うわ、、、すご、、、」

 

燐子「初めて、、、見ました、、、」

 

あこ「かっこいい~!」

 

友希那「さあ、行きましょう。」

 

未来「うん。」

 

 

リサ「ここからどれくらいなの?」

 

未来「そんなに遠くないよ。」

 

紗夜「なんだか、緊張しますね。」

 

あこ「そうですか?あこはなんだかわくわくしてきました!」

 

燐子「私も、、少しだけ、、、」

 

リサ「燐子もなんだ!どんな場所なんだろう!」

 

 

 

 

 

黒服「着きましたので、お降りください。」

 

リサ「私こんなVIP待遇人生で初めてだよ!」

 

紗夜「私もです。」

 

黒服「皆様、まずは私についてきてください。衣装室に案内させていただきます。」

 

あこ「衣装室!?」

 

友希那「どういうことかしら。説明してくれるかしら?未来。」

 

未来「みんな昨日と同じ格好は嫌かと思って弦巻家のほうで衣装を用意してもらったんだ。」

 

リサ「まじ!?」

 

未来「うん。みんな着替えてきなよ。僕は先にこころに会っておくから。」

 

黒服「いえ、未来様の分もありますよ。」

 

未来「僕のもですか?」

 

黒服「はい。こちらへどうぞ。」

 

未来「わかりました。」

 

 

 

 

ーーー女子の衣裳部屋

 

リサ「うっわ、この服たかそ、、、」

 

紗夜「幾らするんでしょうか、、、」

 

友希那「このドレスとか、、ライブで着れそうね。」

 

リサ「ちょっと友希那!高そうだよ?」

 

燐子「私、、作れるかもしれません、、、」

 

あこ「ええ!?」

 

リサ「本当に!?」

 

燐子「はい、、、やってみないと、、、わからないですが、、、」

 

紗夜「では今度、やってみますか。私たちも手伝いますし。」

 

あこ「楽しそー!」

 

友希那「頼めるかしら?燐子。」

 

燐子「はい、、!やって、、みます!」

 

リサ「とりあえず着て行こっか!未来も待っているだろうし!」

 

紗夜「そうですね。」

 

 

 

 

リサ「お待たせ~!」

 

未来「みんな似合っているね。うん。いい感じ。」

 

紗夜「今度のライブで衣装を作ろうという話になったんですが、、、」

 

未来「誰か器用な人でもいるのか?」

 

燐子「私です、、ここまでのものを、、作ることは難しいと思いますが、、、」

 

未来「それでもやってみようか、僕も手伝うから。」

 

黒服「準備は出来たでしょうか?」

 

未来「はい。大丈夫です。」

 

黒服「ではこころお嬢様のもとに案内させていただきます。」

 

 

 

コンコン

黒服「こころお嬢様、時谷未来様をお連れしました。」

 

ガチャ

 

こころ「会いたかったわ!未来!」

こころは未来に飛び抱き着いた。

 

リサ「ぁ、、、、、、」

燐子「ぁ、、、、、、」

 

未来「久しぶりだね。こころ。」

 

こころ「ええ!あれからもみんなで練習しているのよ!」

 

未来「それはいいことだね。」

 

こころ「文化祭にもらいぶがしたいの!未来も出てくれるかしら?」

 

未来「こころ、今日はその話をしに来たんだ。」

 

友希那「話をしても、よろしいかしら?」

 

こころ「あら?あなたは誰かしら?」

 

友希那「湊友希那。Roseliaのボーカルよ。」

 

こころ「あなたも歌を歌っているのね!」

 

友希那「ええ。彼に指導されながらね。」

 

こころ「未来、大変ね!体は大丈夫かしら?」

 

未来「僕は大丈夫だよ。」

 

こころ「それはよかったわ!それで友希那は今日は何をしに来たの?」

 

友希那「未来の文化祭についてよ。」

 

リサ「いったん座ろっか。こころもその体制だと未来が辛そうだから離れな?」

 

燐子「(今井さん、、顔が笑ってない、、)」

 

こころ「ええ。わかったわ!」

 

 

 

紗夜「ひとまず、自己紹介しましょうか。私は氷川紗夜です。Roseliaのギタリストです。」

 

リサ「今井リサです。Roseliaのベーシストだよ。」

 

あこ「宇田川あこです!Roseliaのドラマーだよ!」

 

燐子「白金、、燐子です。、、、キーボード、、です。」

 

こころ「私は弦巻こころ!よろしくお願いするわ!」

 

 

 

こころ「それでどうすればいいのかしら?」

 

友希那「はっきりというなら、未来は私たちと一緒に出したいといったところかしら。」

 

こころ「私たちとも一緒に出てほしいわ!でも、、、未来はそれじゃあ辛いでしょう?」

 

未来「僕は別に大丈夫だよ。」

 

こころ「そうかしら?」

 

未来「うん。ただ、あんまり練習に顔を出せなくなっちゃうかもだけど、、」

 

こころ「私は別に構わないわよ!」

 

友希那「私たちもずっと頼っていくわけにはいかないわ。だから少しくらいなら大丈夫。」

 

未来「じゃあそうしようか。」

 

リサ「ねぇねぇ、ちょっと思ったことあるんだけどいい?」

 

未来「どうしたの?」

 

リサ「こころって花咲川だよね?」

 

こころ「ええ!そうよ!」

 

 

 

 

 

 

 

リサ「確か今年の文化祭って同じ日程じゃなかった?」

 

友希那「そうなの?リサ。」

 

リサ「たしかね、、、たまたま年間予定表見たらそうだった気がする。」

 

 

 

 

こころ「なら、合同でやりましょう!」

 

リサ「それができれば楽しいだろうけど、、、」

 

 

 

 

 

 

こころ「できたわ!」

 

リサ「えぇ、、、」

 

紗夜「なんでもありですね、、、、」

 

友希那「でも、合同でやるならスケジュールをしっかり決めましょう。」

 

未来「2つに出るにはそれが必要だろうからね。」

 

リサ「じゃあ決めよっか!」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

こころ「今日は楽しかったわ!」

 

リサ「アタシも楽しかったよ!」

 

あこ「あこも~!あんなにかっこいい服なかなか着られないもん!」

 

燐子「すごい、、衣装でした、、!」

 

友希那「では文化祭でまた会いましょう。弦巻さん。」

 

こころ「ええ!わかったわ!またね!みんな!」

 

 

 

黒服「家までお送りいたします。」

 

未来「いえ、大丈夫です。今日はみんなで歩いて帰りますから。」

 

黒服「かしこまりました。気を付けてお帰りください。」

 

未来「ではまた。失礼します。」

 

 

 

リサ「なんだか、嵐のような日だったね。」

 

紗夜「ええ。現実ではないように感じました。」

 

あこ「また行きたいなぁ!」

 

リサ「また行く機会もあるんじゃない?」

 

あこ「やったー!」

 

友希那「それより未来。あなた本当に大丈夫なの?」

 

未来「僕は大丈夫だよ。任せて。」

 

友希那「あなたのことは信頼しているわ。だからこそ、体には気を付けて。」

 

未来「うん。ありがとう。友希那も気を付けてね。また新曲、書いているんでしょ?」

 

友希那「ええ。あなたのソロパートもあるわよ?」

 

未来「それなら失敗できないね。」

 

友希那「あなたを驚かせるような曲、書いて見せるわ。」

 

未来「楽しみにしてるよ。」

 

紗夜「何の話をしているんですか?」

 

友希那「何でもないわよ。文化祭、頑張りましょう、ということよ。」

 

紗夜「そうでしたか。頑張りましょう。」

 

未来「うん。」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーーみんなを無事に家まで送った後の帰り道

 

 

 

リサ「ずっとみんなといたから静かになると寂しいもんだね。」

 

未来「うん。人が恋しくなるって言うのかな?」

 

リサ「きっとそうだよ。」

 

 

リサ「こころ、、いい子だね。ちょっと元気すぎるところもあるけど、、」

 

未来「そうだね。みんなを笑顔にしたいんだって。」

 

リサ「とってもいいことだね。」

 

未来「そうだね。彼女ならきっとできるよね。」

 

リサ「そうだね。あって間もないけどアタシも笑顔になったからね。」

 

未来「よかった。」

 

リサ「帰ろっか。」

 

未来「そうだね。」

 

リサ「ねぇねぇ、、未来って恋愛的に好きな人っている?」

 

未来「恋愛的には、、、いないのかな。恋愛的にって言うのがよくわからないけど、、、」

 

リサ「そっか、、、、」

 

未来「ねぇ、リサ。恋ってなんだろう?」

 

リサ「恋、、、、うーん、、、アタシもうまく伝えられないけれど、、その人のことを、、無意識的に思うとかかな、、、(これ本人の前で言うのすっごい照れるんだけどぉ!////)」

 

未来「そっか、、、」

 

リサ「難しいよね。」

 

未来「うん。」

 

 

 

 

 

ーーー羽丘

 

ーーー放送

 

宮本「今月行われる文化祭についてですが、花咲川女子と合同で行われることになりました。そのため、文化祭実行委員は花咲川女子に本日の放課後、向かってください。」

 

 

ーーー

 

 

リサ「あれ、未来って文化祭の実行委員じゃなかった?」

 

未来「そうだね、今日行かないと。リサはどうする?」

 

リサ「うーん、ベースの練習したいんだよね。」

 

日菜「じゃあ、リサちー、私と一緒に帰ろ!私そのまま未来君の家にいる!」

 

未来「日菜が一緒にいるなら安心だね。じゃあ、それでいい?リサ。」

 

リサ「うん。がんばってきてね。」

 

未来「わかった。よろしくね、日菜。」

 

日菜「はーい!」

 

 

魁人「なるほど、、、、

 

 

 

 

リサ「じゃあね、また後で。」

 

未来「うん。なるべく早く戻るから。」

 

 

 

ーーーーー

 

 

魁人「おや、氷川さんと今井さん。こんにちは、」

 

日菜「こんにちはー。」

 

リサ「こんにちは、、」

 

魁人「今日はこの後二人でどこかへ行くのですか?」

 

日菜「いやー?一緒に帰るだけでーす。」

 

魁人「少し時間をいただいてもいいですか?」

 

日菜「私のほう?」

 

魁人「どっちもです。大丈夫ですか?直ぐに終わるんですけど、、、」

 

リサ「少しなら大丈夫じゃない?」

 

日菜「まぁ、リサちーがそういうならちゃちゃっと終わらせて帰ろー!」

 

魁人「ありがとうございます。こっちです。」

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

ーーー花咲川

 

香澄「あれ!?未来先輩!」

 

未来「香澄か。こんにちは。」

 

香澄「こんにちは!今日はリサ先輩と一緒じゃないんですね!」

 

未来「今日はそうだね。僕も今日は仕事で来たからね。」

 

香澄「そうなんですか?」

 

未来「うん。多分聞いてると思うけど文化祭が合同になったでしょ?それで係としてね。」

 

香澄「実は私もなんです!」

 

未来「そうなのかい?」

 

香澄「はい!」

 

未来「そうだ、花咲川の生徒会室はどこかな?用事があるんだけど、、、」

 

香澄「あ!有咲のところだ!」

 

未来「案内してもらっても大丈夫?」

 

香澄「はい!」

 

 

 

ーーー生徒会室

 

香澄「有咲~!」

 

有咲「おまっ!何でここにきてんだよ!」

 

香澄「未来先輩案内しに来た~!」

 

有咲「じゃあ用事終わったらさっさと帰れよー。」

 

未来「ありがとう香澄。」

 

香澄「いえいえ~。」

 

有咲「それで、時谷さんは何しに来たんですか?」

 

未来「文化祭のプログラムについてね。一応羽丘の代表なので。」

 

有咲「じゃあ、うちの代表も呼んできますね。」

 

香澄「私も行く~。」

 

有咲「ついてくんなよ!」

 

香澄「ええ~!」

 

 

七菜「久しぶりだね。未来君。」

 

未来「こんにちは。お久しぶりですね。七菜さん。」

 

七菜「今日は文化祭の件だよね。」

 

未来「はい。急でしたよね。」

 

七菜「そうだね。私も知ったのかなり最近だからね。」

 

未来「僕もこうなるとは思いませんだったよ。」

 

七菜「そうだよね。まぁ楽しそうだから構わないんだけどね。」

 

未来「僕もです。どこから決めましょうか。」

 

七菜「そうだね、、、いったん競技からかな。」

 

未来「わかりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




燐子推しになってきた件


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特別話「とある秋の日~旅行の旅~」

よっしゃー!ゆっきーのサイン会取れたぞー!


ーーー10月某日のCIRCLE

 

 

 

 

香澄「未来先輩!この旅行行きませんか!?」

 

未来「えっと、、、、どうしてだい?」

 

香澄「行きたくなったからです!」

 

リサ「いいんじゃない!?楽しそう!」

 

未来「誰と行くの?僕たちだけかい?」

 

香澄「今は、、、まだ、、」

 

リサ「じゃあ、何人か誘おうよ!」

 

香澄「そうですね!誰がいいかな、、、、」

 

モカ「それ~行きたいです~。」

 

未来「じゃあ、いこうか。他には誰がいいかな、、、」

 

リサ「(モカに関しては気にしないんだ、、、)Roseliaのだれか誘わない?」

 

未来「なら、、、、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

燐子「旅行、、、ですか?」

 

未来「うん。一緒にどうかと思って。」

 

燐子「(一緒に、、、)い、行きます!」

 

未来「わかった。時間とか場所とかは後で連絡するね。」

 

燐子「わかりました。」

 

 

 

 

 

ーーー旅行当日

 

香澄「わー!広ーい!」

 

リサ「うん!しかもきれいだよね!」

 

燐子「紅葉、、綺麗ですね。」

 

モカ「うーん、お芋のいい香り、、、、」

 

未来「とりあえずご飯食べよっか。」

 

香澄「はーい!」

 

 

 

 

未来「ごめんね、燐子。」

 

燐子「ど、どうしてですか?」

 

未来「いきなりでびっくりしちゃったよね?」

 

燐子「大丈夫ですよ、、?」

 

未来「楽しくできればいいんだけど、、、」

 

燐子「わ、私は、、未来君の、、近くにいられれば、、楽しい、、ですよ?///」

 

未来「そう言ってくれてうれしいよ。」

 

燐子「み、みんなに遅れてしまうので、、早く行きましょう?」

 

未来「そうだね。行こっか。」

 

 

 

 

ーーー料理屋

 

香澄「たくさん食べるぞー!」

 

モカ「おー。」

 

リサ「アタシどれにしようかな、、、」

 

燐子「どれも、、おいしそうですね、、、」

 

未来「僕は、、これかな。」

 

リサ「それもおいしそうだよね!ねね!来たら一口ちょうだい!」

 

未来「いいよ。」

 

燐子「(いいなぁ、、、)」

 

モカ「(、、なるほど、燐子先輩も悩んでるんですねぇ~。ここはモカ様がサポートしてあげようではないかー。)」

 

ツンツン

 

燐子「」ビクッ

 

モカ「攻めるなら今ですよ~。」ニヤ

 

燐子「え、ええ!わ、私は、、、

 

モカ「じゃないとリサさんに取られちゃいますよー。

 

燐子「」ビクッ

 

 

燐子「み、未来君!」

 

未来「どうしたの?燐子。」

 

燐子「私も、、、食べたい、、です、、」

 

未来「そうだったんだね。うん、いいよ。一緒に食べよっか。」

 

燐子「は、はい!」

 

リサ「(ふーん、、やるじゃん、燐子。、、、ん?あのモカの顔はもしかして、、、)」

 

モカ「(リサさんも~頑張ってください~。)」(・∀・)ニヤニヤ

 

リサ「(モカ、、、////)」

 

 

 

未来「みんな料理来たね。食べよっか。」

 

香澄「はい!美味しそうです!」

 

燐子「そうですね、、」

 

モカ「いただきま~す。」

 

リサ「モカ早っ!」

 

 

 

リサ「未来、私のと少し交換して食べない?」

 

未来「うんいいよ。」

 

リサ「んー。」

 

未来「え?」

 

リサ「食べさせてほしいなって。」

 

未来「そういうことね。いいよ。はい、あーん。」

 

リサ「あーん///、、、うん、おいしい!」

 

燐子「(今井さん、、すごい、、、)」

 

モカ「(意外とリサさん、攻めるなー。)」

 

リサ「じゃあアタシからも未来に。はい、あーん♪」

 

未来「あーん、、うん。リサのもおいしいね。ありがとう。」

 

リサ「アタシも未来のやつ好きだった!」

 

未来「よかった。あ、そういえば燐子も食べたいんだよね。はい、あーん。」

 

燐子「えっ、、!(き、急に、、!)」

 

未来「あ、ごめん。嫌だった?」

 

燐子「いえ、!いただきます、、、!」ハムッ

 

燐子「(き、緊張して、、、味がわからない、、、)」

 

未来「どう?おいしい?」

 

燐子「き、緊張で、、あんまり味がわからなかった、、、です、、、」

 

未来「そっか、ごめんね。普通に食べてみる?」

 

燐子「いいん、、ですか?」

 

未来「うん、大丈夫だよ。」

 

燐子「ごめんなさい、、いただきます、、、あっ、おいしい、、!」

 

未来「よかった。燐子のももらってもいい?」

 

燐子「はい、、!ど、、どうぞ、!」

 

未来「ん、、、うん、燐子のもおいしいね。」

 

燐子「ですよね、、!」

 

 

 

 

 

香澄「あー!美味しかった!」

 

モカ「モカちゃん大満足~。」

 

リサ「次はどこに行くの?」

 

未来「そうだね、、みんなはどうしたい?」

 

燐子「私は、、どこでも大丈夫、、ですよ。」

 

リサ「せっかく遠くに来たからいつもじゃできないことしたいよね!」

 

香澄「そうですね!」

 

モカ「うーん、、、何も思い浮かばないですー。」

 

燐子「山のほうに来たので、、紅葉を見に行くのは、、どうでしょうか?」

 

リサ「それだ!」

 

 

 

未来「紅葉ならここから登ってみるときれいらしいよ。」

 

リサ「そうなんだ。登ってみる?」

 

香澄「行きましょう!」

 

モカ「れっつご~。」

 

燐子「(私、、登り切れるかな、、、)」

 

未来「じゃあ行こうか。」

 

 

 

リサ「わー!もう綺麗だよ!」

 

香澄「本当ですね!」

 

 

燐子「はぁ、、、はぁ、、」

 

未来「、、燐子、大丈夫?」

 

燐子「だ、大丈夫です、、、はぁ、、、」

 

未来「ごめんね、ペース早かったよね。ちょっとここで休んでいこうか。」

 

燐子「い、いえ、大丈夫です、、行きましょう、、」

 

未来「ううん、休もうよ。時間は気にしなくていいから。香澄!」

 

香澄「どうしましたか?」

 

未来「先に3人で行ってもらってもいい?」

 

香澄「わかりました!」

 

 

燐子「未来君は行かなくてよかったんですか?」

 

未来「いったん休憩してから行くよ。燐子と一緒にね。」

 

燐子「、、私こんなに外で、、動いたのが、、久しぶりで、、、」

 

未来「そうだったんだね。ごめんね、もっと気遣うべきだった。」

 

燐子「いえ、そうじゃなくて、、、、私、もっと動こうと思いました、、!」

 

未来「朝、散歩でも行く?」

 

燐子「行ってみたいです、、、!」

 

未来「じゃあ、今度行こうか。」

 

燐子「はい、、!」

 

未来「よし、、あと少しだから頑張っていこっか。」

 

燐子「そうですね、、!」

 

 

 

ーーー頂上

 

未来「ついたよ、燐子。」

 

燐子「やっと、、着きましたね、、!」

 

未来「うん。」

 

燐子「、、、わぁ、、!」

 

眼前には永遠と広がっているかの世に見える美しい紅葉が見えた。

 

リサ「あ、きたきた!」

 

モカ「お疲れ様です~。」

 

香澄「ここ!すっごく綺麗ですね!」

 

未来「そうだね。僕もここまでだとは思わなかったよ。」

 

リサ「でも、よく知ってたね、こんなにいい場所。」

 

未来「実はまりなさんが教えてくれたんだ。」

 

燐子「、、そうなんですか?」

 

未来「うん。まりなさんは旅行が好きなんだって。」

 

リサ「初めて知ったよ。」

 

モカ「流石ですね~。」

 

燐子「今度、、お礼を言いに行きましょうか。」

 

リサ「そうだね!」

 

香澄「せっかくですしここで写真撮りませんか?」

 

リサ「そうだね!撮ろっか!」

 

モカ「賛成~。」

 

未来「じゃあ写真撮ろっか。」

 

リサ「じゃあアタシ撮るね!みんな!寄って寄って!はい、チーズ!」

 

 

 

 

 

 

 

香澄「あー!楽しかったです!」

 

未来「それならよかったね。僕も楽しかったよ。」

 

リサ「久々にああいう旅行したから新鮮だったなぁ。」

 

燐子「紅葉、、とてもきれいでしたね。」

 

モカ「ご飯も美味しかったです~。」

 

未来「満足で来てもらえたならよかったよ。香澄、旅行提案してくれてありがとうね。」

 

香澄「いえいえ!またみんなで行きましょう!」

 

リサ「そうだね!」

 

 

 

 

 

 




明日、出します!


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第二十一話「熱中できるものーー前編ーー」

キリがいいので短いです!


未来「わかりました。こんな感じで大丈夫ですか?」

 

七菜「ええ。そうですね。あらかた決まりましたし、もう外も暗くなりましたから今日はお開きにしましょう。」

 

未来「わかりました。」

 

七菜「まさか今日一日でここまで決まるとは思いませんでしたよ。」

 

未来「そうですね。後は許可取りぐらいですね。」

 

七菜「そこに関してはおそらく問題はないです。未来君は羽丘のほうに伝えてください。」

 

未来「わかりました。では帰りましょうか。」

 

七菜「そうですね。」

 

 

 

 

ーーー帰り道

 

七菜「あら、送ってくれるのかしら?」

 

未来「もう暗いですからね。」

 

七菜「ありがとう。なら行きましょうか。」

 

未来「どうして七菜さんは生徒会長になったんですか?」

 

七菜「どうして、、そうね、、、やりたかったからかしら。」

 

未来「そうなんですね。」

 

七菜「どうしてそんなこと聞くの?」

 

未来「生徒会に入ろうかと思って。」

 

七菜「未来君ならきっとできるよ。やってみたらいいんじゃない?」

 

未来「そうですかね?」

 

七菜「テスト満点で生徒の信頼を完璧に持ってるあなた以外に逆にいるのかしら?」

 

未来「何処で聞いたんですかそんなこと、、」

 

七菜「え?有名な話だよ?」

 

未来「そうなんですね。」

 

七菜「うん。だからやってみたらいいと思うよ。花咲川現生徒会長が推薦してあげるよ。なんなら推薦状でも書く?」

 

未来「そこまで七菜さんが言うならやってみますよ。」

 

七菜「おお。やった。」

 

未来「でも、生徒会長って何やればいいんですか?」

 

七菜「何もしなくていいんじゃない?」

 

未来「え?」

 

七菜「みんな立候補するときに『学校を変えます。』とか『より良い学校に、、』とか言ってるけど実際何もしてないんだよ。」

 

未来「そうなんですね。」

 

七菜「私もこんな感じで生徒会長してるけど何かしたって聞かれると何もして無いし、、、、、まぁ、そんなに重く考えなくていいんじゃない?」

 

未来「そうなんですね、、、参考にさせていただきますね。」

 

七菜「うん。まぁ、また何かあったら学校に来てくれれば多分いるから。あ、それか私の家でも構わないから。」

 

未来「わかりました。でも、僕七菜さんの家知りませんし。」

 

七菜「ここだよ。」

 

未来「あ、近いんですね。」

 

七菜「そうなの?」

 

未来「僕の家はあそこですから。」

 

未来と七菜の家およそ50mほどの距離にあった。

 

七菜「そうなんだ。いいこと聞いちゃったね。」

 

未来「別に僕の家に何かあるわけじゃありませんから。」

 

七菜「でも頼りにはさせてもらうね。」

 

未来「僕もです。では、今日はありがとうございました。」

 

七菜「うん。おやすみなさい。」

 

未来「はい、おやすみなさい。」

 

 

 

 

未来「ただいま、、リサ。」

 

未来「リサ、、?」

返事が返ってこなかった。

 

未来「リサ。なんだ、リビングにいたんだね。遅れてごめんね。」

 

リサ「、、、あぁ、ごめん。ボーっとしてた。お帰り、」

 

未来「リサ、疲れてるんじゃない?先に休んでも大丈夫だよ。」

 

リサ「ううん、、、大丈夫だよ。」

 

 

 

ーーー数時間前の羽丘

 

魁人「ここです。少々資料が多くて、、」

 

日菜「そうなんだー。大変だね、リサちー。」

 

リサ「うん。お疲れ様です。」

 

魁人「本当は僕一人でやらないとなんだけど、、ごめんね。」

 

リサ「いいですよ、全然。」

 

日菜「ちゃっちゃと終わらせちゃお!」

 

魁人「ええ。そうですね。」

 

 

 

 

 

魁人「ありがとうございました。二人のおかげで早く終わりました。」

 

日菜「じゃあ帰ろ!リサちー!」

 

リサ「うん。そうだね。」

 

魁人「すみません二人とも、最後に一つだけいいですか?」

 

日菜「ん?なに?」

 

リサ「何ですか?」

 

魁人「これを見てください。」

 

日菜・リサ「「んんっ!!」」

 

 

 

 

リサ「(今のは、、何だったんだろう、、、あれ、、なんだっけ?)

 

日菜「(今の変な感じ、、何?、、、、あれ、、何で悩んでたんだっけ?でもなんかるんってこないなぁ。)」

 

 

魁人「すみません。もう大丈夫ですよ。」

 

リサ「わ、わかりました。帰ろ?日菜。」

 

日菜「そうだね。帰ろっか。」

 

リサ「では、失礼します。」

 

魁人「お気をつけて。」

 

 

 

 

 

日菜「ねぇねぇ。リサちー帰ったら何する?(なんだか喉に魚の小骨が刺さってるみたいでいやだなぁ、、、なんだろ、、、)」

 

リサ「アタシ?アタシは、、、、ベースの練習でもしようかな。今度またライブすることになったからね。」

 

日菜「そうなんだ!見に行くよ!」

 

リサ「ありがと!」

 

日菜「あ!ライブで思い出したんだった!」

 

リサ「どうしたの?」

 

日菜「この間、なんか芸能事務所?の人に声かけられてたんだった!」

 

リサ「それほんと!?すごいじゃん!」

 

日菜「連絡返してないけど!」

 

リサ「返したほうがいいんじゃない?」

 

日菜「でもなー何するんだろ。」

 

リサ「いったん聞いてみるのもいいんじゃない?未来がいる時なら、、、、(あれ、、?)」

 

日菜「どうしたの?」

 

リサ「ううん、、なんでもないなんでもない、、、」

 

日菜「じゃあ、未来君がいるときに連絡してみよーっと!」

 

リサ「そうだね。それがいいと思う。」

 

日菜「あー!楽しみー!」

 

 

 

 

 

 

 

日菜「未来君、帰り遅いね。何かあったのかな?」

 

リサ「文化祭のやつが長引いてるんじゃない?」

 

日菜「じゃあ仕方ないかー!ねね!楽器ってどこにあるの?」

 

リサ「アタシのは部屋だけど、、、」

 

日菜「弾かせて!」

 

リサ「うん、いいけど、、、どうして?」

 

日菜「やってみたいから!」

 

 

 

 

日菜「一回リサちー弾いて見せてよ!」

 

リサ「わかった。見ててねー!」

 

 

ブンブンブンブン

 

 

リサ「どう?」

 

日菜「なんか、、、ズーンって感じ?」

 

リサ「???」

 

日菜「でも、、前の体育祭の時より音が変だったかも?」

 

リサ「えーほんと?チューニングずれてるかな?」

 

日菜「なんか、、気持ちが前と違うって感じ?」

 

リサ「そっかー、、日菜もかー。」

 

日菜「え?私も?」

 

リサ「うん。前に未来と話した時、そういう感覚を持ってる人がいるんだって。音から気持ちを汲み取れる人。」

 

日菜「私もそうなのかな?」

 

リサ「多分そうだと思うよ。」

 

日菜「そっかー!なんか不思議だね!リサちーはあるの?」

 

リサ「うーん、、、前に未来にちょっとあるみたいな話はされたんだよね。」

 

日菜「そっか!お揃いだね!」

 

リサ「うん!そうだ、ベースやる?」

 

日菜「やってみようかな。」

 

ブーンブンブンブンブン

 

 

 

リサ「うそ、、!」

 

日菜「え?」

 

リサ「超上手じゃん!」

 

日菜「本当!?」

 

リサ「うん!私より上手なんじゃない?」

 

日菜「えーそうかな?」

 

リサ「うん!」

 

 

prrrrrrr

 

日菜「ん?」

 

リサ「日菜、携帯なってるよ?」

 

日菜「今出るー。」

 

 

日菜「あっ!おねーちゃんからだ!」

 

 

紗夜『日菜!今どこにいるのかしら?』

 

日菜「今ねー!未来君の家にいるの!」

 

紗夜『もうそろそろ帰ってきなさい!』

 

日菜「はーい。仕方ないかー。」

 

紗夜『仕方ないじゃありません!』

 

日菜「じゃあ今から帰りまーす。」

 

 

 

日菜「おねーちゃんに帰って来いって言われちゃった!」

 

リサ「仕方ないね。電話は今度にしようか。」

 

日菜「うん。」

 

リサ「未来にも伝えておいたほうがいい?」

 

日菜「うん!まぁ私も電話しようかな!」

 

リサ「じゃあ帰ったら言っておくよ。」

 

日菜「はーい!」

 

 

 

日菜「じゃーねー!」

 

リサ「うん。また明日。」

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

リサ「ううん、大丈夫だよ。」

 

リサ「ああ、そうだ未来。実は日菜に頼まれたことがあって。」

 

未来「どうしたの?」

 

リサ「実はさ、日菜が芸能事務所の人に声かけられてたんだって。」

 

未来「そうなの?」

 

リサ「うん。そうらしいよ。これ名刺の写真。」

 

未来「なるほど、、、聞いたことある事務所だね。」

 

リサ「だから今度未来がいるときに連絡したいんだって。」

 

未来「じゃあ、明日してみようか。」

 

リサ「学校で?」

 

未来「いや、放課後にしよう。」

 

リサ「わかった。」

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

日菜「おっはよー!」

 

未来「おはよう、日菜。話は聞いてるよ。」

 

リサ「おはよう。未来が放課後しようって。」

 

日菜「わかった!んんー!楽しみ!」

 

 

 

 

魁人「さすがにまだ駄目か、、、

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

 

日菜「じゃあ電話するよ?いい!?」

 

未来「うん。いいよ。」

 

リサ「ちょっとアタシが緊張してきた、、、」

 

日菜「なんでリサちーが緊張してるの?あはは!おもしろい!」

 

リサ「からかわないでよー!」

 

日菜「あはは!」

 

未来「かけるよ。」

 

日菜「はーい!」

 

 

 

prrrrrrrrrr

 

 

prrrrrrrrrr

 

 

prrrrrrrrrr

 

ガチャ

 

 

 

???『はい、こちら芸能プロダクション【GP】でございます。』

 

日菜「あのー、前に町で声かけられたんですけどー。」

 

???『わかりました。その際に名刺を渡されませんでしたか?』

 

日菜「うん、もらったよ!」

 

???『そこに書いてある担当者の名前を教えてもらってもいいですか?』

 

日菜「えーと、、紡木って書いてありまーす。」

 

???『了解しました。あなたの名前を教えてもらってもいいですか?』

 

日菜「氷川日菜でーす。」

 

???『では11月24日に我々の事務所に来ていただくことは可能でしょうか?』

 

日菜「24って何もないよね?」

 

未来「うん。特に何もなかったと思うよ。」

 

日菜「大丈夫でーす!」

 

???『わかりました。では11月24日にお待ちしております。』

 

日菜「はーい。」

 

???『失礼します。』

 

 

 

日菜「なんか普通に終わっちゃったね。」

 

未来「ああ。今調べてみたけど、11月24日にはオーディションがあるらしい。」

 

リサ「なんの?」

 

未来「アイドル、、かな?」

 

日菜「えー!私アイドルになるの!?」

 

リサ「でも日菜ならできちゃいそうだね。」

 

未来「そうだね。まぁ、とにかく行ってみよう。僕もその日は一緒に行くから。」

 

日菜「わかった!ありがとう!」

 

リサ「でも、日菜が本当にアイドルになっちゃったらどうしよう!」

 

日菜「何も変わらないよ!」

 

リサ「だよね、、!」

 

日菜「うん!」

 

未来「紗夜には言ったのか?」

 

日菜「ううん、、言ってないよ。」

 

未来「言ったほうがいいよ。なんなら玲さんとかにもね。」

 

日菜「じゃあ、今から家来てよ!」

 

リサ・未来「「え?」」

 

 

 

 

 

ーーー氷川家

 

日菜「ただいまー!」

 

紗夜「あら、日菜。お帰りなさい。今日は早かったのね。」

 

日菜「うん!まぁ、未来君とリサちー連れてきちゃったけど!」

 

紗夜「ええ!?」

 

未来「こんにちは、紗夜。お邪魔しても大丈夫かな?」

 

紗夜「家に上がっていただくことは可能ですが、、、、今家には特に何もありませんし、、、」

 

リサ「大丈夫大丈夫!」

 

未来「うん。あんまり気を使わないで大丈夫。それより、玲さんいる?」

 

紗夜「いえ。今はいないですね。しばらくしたら帰ってくると思いますが、、、」

 

リサ「アタシも会ってみたいなぁ。」

 

紗夜「でしたら帰ってくるまで過ごしていてください。」

 

日菜「やった!あーそうだおねーちゃん!」

 

紗夜「なにかしら?」

 

日菜「私ね!芸能事務所に入るかもしれないの!」

 

紗夜「芸能事務所?」

 

日菜「うん!前にね!」

 

紗夜「そういうのは早く言いなさいよ!」

 

日菜「ごめーん!」

 

未来「まぁまぁ。とにかく、今度オーディションらしいんだ。」

 

紗夜「怪しい場所ではないの?」

 

未来「ああ。調べた感じしっかりしている。 」

 

紗夜「まぁ、あなたがそう言うなら大丈夫でしょう。お母さんには言ったの?」

 

日菜「んー?まだだよー?」

 

リサ「あはは、、、、」

 

紗夜「帰ってきたらしっかり言いなさいよ。」

 

日菜「分かってるー!」

 

 

 

 

 

玲「ただいまー。」

 

紗夜「帰ってきましたね。おかえりなさい。」

 

玲「ただいま、紗夜。あら?お客さん?」

 

紗夜「ええ。日菜が連れてきたの。」

 

玲「ならタイミングをずらせば良かったかしら。」

 

紗夜「いえ、大丈夫だと思いますよ。」

 

玲「え?」

 

 

未来「お久しぶり。」

 

リサ「こんにちは!」

 

玲「あら、未来なのね。それそちらは、、リサちゃんよね?」

 

リサ「はい!」

 

未来「今日は日菜の話をしに来たんだ。」

 

玲「私に様なの?」

 

日菜「そう!」

 

玲「とりあえず座りましょうか。」

 

 

玲「紗夜、お茶を出してくれる?」

 

未来「いや、大丈夫。僕やるよ。」

 

玲「じゃあ未来に任せようかな。お願いできる?」

 

未来「うん。」

 

 

リサ「仲、良いんですね。」

 

玲「勿論。家族だもの。」

 

 

 

未来「はい。」

 

玲「ありがとう、、、、うん、やっぱり上手ね。」

 

未来「良かった。」

 

 

玲「それで、話っていうのは?」

 

日菜「えっとね!私がアイドルになるかもしれないの!」

 

玲「詳しく説明してもらえる?」

 

日菜「なんかこの間ね!芸能事務所?の人に声かけられて今日電話したら今度のオーディションに来てくださいって!」

 

未来「調べてみたらそれがアイドルオーディションだったんだよ。」

 

玲「なるほどね。いいんじゃない?」

 

日菜「ほんと!?」

 

玲「ええ。いいと思うわよ。紗夜も熱中できるものを見つけたみたいだしそろそろ日菜も見つけてもいいんじゃないかしら?」

 

日菜「やった!」

 

 

 

未来「よかったね。日菜。」

 

日菜「うん!」

 

リサ「楽しみだね!」

 

日菜「早く来ないかなー!」

 

 

 

 



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第二十一話「熱中できるものーー後編ーー」

なんか作者的に話がこんがらがっちゃったのであとがきに解説載せますね!(語彙力無くてすみません!)


未来「----、という感じで決まっていってます。というわけで各クラスやりたいものが決まり次第生徒会室の前においてある箱の中に入れておいてください。詳細などは決まっていなくても構いません。もしお困りのクラスがあれば相談していただければこちらも協力させていただきますので。」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

宮本「少しいいかな?」

 

未来「何でしょうか?」

 

宮本「君は生徒会に入るつもりはあるかい?」

 

未来「はい。会長の枠に立候補しようと思ってます。」

 

宮本「そっか。よかった。」

 

未来「どうしてですか?」

 

宮本「今まで君の行動を見てきて、私にはないものをたくさん持っていたから。君ならこの学校を変えられそうだから。」

 

未来「先に言っておきますが僕はこの学校を変えようなんて全く思ってませんよ。僕は会長の枠に就いたら安定を求めます。もちろん生徒から指摘があれば改善していきますし僕にできることはしっかりしていきます。ただし、率先して変えようとは思いません。それでもあなたは僕を支持するのですか?」

 

宮本「、、、、私はそんな会長になりたかったんだよ。もともと私は内気な性格でね、変えようと思ってこの役に就いたんだ。」

 

未来「そうだったんですね。変えられましたか?」

 

宮本「どうだろうか、、、変わったところもあれば変わっていないところもあるといったところだろうか。君のような人に私はなりたかったのかもしれない、、」

 

未来「僕は人に憧れられるような人ではありませんよ。」

 

宮本「来年、、、私、ここに来るよ。その時に、、君の作った学校を見せてよ。」

 

未来「僕は学校を変えるつもりはありませんけどね。」

 

宮本「それでも、見てみたいんだ。」

 

未来「わかりました。」

 

宮本「楽しみにしてるね。」

 

未来「はい。」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

日菜「文化祭何するー!?」

 

「やっぱり喫茶店とか?」「お化け屋敷なんかも面白いかもよ!」

 

リサ「どれも楽しそうだねー。」

 

未来「僕はみんなに任せるけど、、何をみんなやりたいんだろう。」

 

日菜「未来君はやりたいのないの?」

 

未来「僕は特にかな。」

 

日菜「そっかー。」

 

リサ「まぁまだ期限はあるし、しっかり考えようっか。」

 

「そうだねー!」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

未来「----、という感じになりました。」

 

七菜「そうなんだ。うちはもう決めたよ。」

 

未来「そうなんですね。何にしたんですか?」

 

七菜「秘密だよ。文化祭で家に来た時のお楽しみ。」

 

未来「そうですか、、、楽しみにしてますね。」

 

七菜「私も羽丘の、楽しみにしてるね。」

 

未来「楽しみにしていてくださいね。」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「リサ。最近少し変じゃない?」

 

リサ「え?そ、そうかなぁ?」

 

未来「うん。今までと少し違うと思うんだよね。」

 

リサ「でも、、、何かあったかな?」

 

未来「まぁ、気にしすぎてもね。僕の勘違いかもしれないし、、、」

 

リサ「アタシもちょっと考えてみるよ。」

 

未来「話変わるけど、、リサは文化祭、何をやりたい?」

 

リサ「そうだなぁ、、、、メイド喫茶とかは楽しそうだね。」

 

未来「まぁ確かに女子が多いからね。喫茶店っていう案はとてもいいと思う。」

 

リサ「だよね!案も出てるし、いけそうじゃない?」

 

未来「そうだね。次回、クラスで話してみようか。」

 

リサ「ありがと!」

 

未来「僕も案に困ってたからね。」

 

リサ「未来が悩んでるの、なんか新鮮かも。」

 

未来「そうかな。」

 

リサ「そうだよ。」

 

未来「そっか。」

 

リサ「うん。」

 

 

リサ「未来はさ、、、昔、紗夜と一緒に暮らしてたんでしょ?」

 

未来「うん。玲さんにはとってもお世話になったんだ。」

 

リサ「そうなんだ、、、楽しかった?」

 

未来「うん。玲さんは本当の子供じゃない僕を本当の子のように育ててくれたんだ。学校には行けなかったけど勉強はしていたから大丈夫だったからね。紗夜とはよく買い物を一緒にしに行っていたよ。」

 

リサ「そうなの?」

 

未来「うん。意外と紗夜、怖がりなんだよ。」

 

リサ「えー!想像できない!」

 

未来「それに、意外とかわいいものが好きで嫌いなものも多くて、、、」

 

リサ「兄弟みたいだね。」

 

未来「僕と紗夜は、姉弟だよ。血は確かにつながってないけれど、、、、互いに互いのことを家族だと思ってる。」

 

リサ「うらやましいなぁ。」

 

未来「え?」

 

リサ「ほら、アタシって一人っ子じゃん?だから、そういう年齢の近い家族のような存在がいないなぁって。」

 

未来「僕は違うの?」

 

リサ「え?」

 

未来「、、、、僕はリサのことを家族だと思ってる。一緒に暮らして互いのことを考えて行動して、何より僕は、「リサ」を大事に思えるから。」

 

リサ「っっ!!」

 

 

リサ「(あぁ、、アタシってバカだなぁ、、ほんと、、、こんなにも未来から思われていたのに、、、気づかなかったなんて、、、)」

 

未来「嫌、、だった?」

 

リサ「そんなことない、、むしろ、、すっごくうれしいよ、、!」

 

未来「よかった、、、」

 

リサ「アタシも、、、未来のこと、、家族だって思う、、思わせてほしい、、!」

 

未来「うん、、、僕たちは、、、家族だね。」

 

リサ「、、うん!」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

未来「というわけで今回の文化祭で僕たちのクラスは、『喫茶店』をやりたいと思います。何か意見のある方はいらっしゃいますか?」

 

 

未来「いないみたいなので、次にコンセプトを決めたいと思います。メジャーなものでも構いませんし、特別なものでも構わないです。何か案がある方、いらっしゃいますか?」

 

「喫茶店って言ったらメイド喫茶?」「ネットカフェ的なのもいいんじゃない?」

「いっそシックな感じも悪くないと思う!」

 

 

 

 

未来「結構な数の案が出たので、次回にしようと思います。次回までにどのコンセプトがいいかを決めておいてください。何でもいいという方はそう言った枠も用意するので無理に決めなくて結構です。では今日はこの辺で終わりにします。」

 

 

 

リサ「通っちゃったね!」

 

未来「そうだね。」

 

日菜「もしかして喫茶店ってリサちーのアイデア?」

 

リサ「うん。メイド喫茶とか面白そうだなぁって思って。」

 

日菜「うん!面白そう!何がいいかなぁ?」

 

未来「みんなが真剣に考えてくれたからかなりの数の案が出たね。これは次回、数がばらけそうだ。」

 

日菜「何が人気なんだろう、、、未来君は何がいいの?」

 

未来「僕は、、、そうだなぁ、、、シックな感じもいいけれど、ここは特別なことをしてみたいよね。」

 

リサ「確かに!一度きりの文化祭だもんね!」

 

日菜「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

友希那「そう、、あなたたちのクラスは喫茶店になったのね。」

 

リサ「うん。友希那のほうはどうなの?」

 

友希那「私たちは、、、、なんだったかしら?」

 

リサ「あはは、、、覚えておきなよー!」

 

友希那「ごめんなさい、、ライブのことで頭がいっぱいになってしまって。」

 

リサ「あー、、こころのやつ?」

 

友希那「ええ。もう時間もそんなにないもの。」

 

リサ「そうだね。」

 

友希那「たまには私たちの姿も見てもらわないといけないから。」

 

リサ「未来、すごいもんね。」

 

友希那「何処であんな経験したのかしら、、、とても興味深いわ。」

 

リサ「確かに、、、、(幼いころに勉強したとはいえ、、、誰かに教えてもらわないと楽器なんてできないと思うんだけど、、、)」

 

友希那「今度聞いてみようかしら。」

 

リサ「アタシ聞いてみようかな。わかったら教えるよ。」

 

友希那「ええ。わかったわ。あら、もうこんな時間なのね。」

 

リサ「ほんとじゃん!授業戻らなきゃ!またね、友希那!」

 

友希那「ええ。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

リサ「そういえばさ、未来って誰にが楽器とか教えてもらったの?」

 

未来「楽器は、、、近くの楽器店のものを弾かせてもらってたよ。だから師匠的な人はいないのかなぁ、、、」

 

リサ「そうなんだ。」

 

未来「あ、でも、、」

 

リサ「???」

 

未来「おじいちゃんに少しだけ教えてもらったことはあったかな。とても上手なんだ。」

 

リサ「未来が上手っていうなら相当なんだね。」

 

未来「リサも上手だよ。」

 

リサ「ありがと♪」

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「(最近、何かがおかしい気がする、、、、まぁ、気にしなくてもいいか、、、)」

 

 

リサ「おーい、未来!」

 

未来「ああ、リサか。どうした?」

 

リサ「いやー、結局メイド喫茶になったなぁって思って。」

 

未来「うん、そうだね。どういう感じで回したらいいんだろうか、、、、」

 

リサ「そうだなぁ、、、アタシも本物のメイド喫茶とか行ったことないからわからないんだよね。」

 

未来「リサでもないのか、、、、なら、行ってみる?」

 

リサ「ふぇ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーメイド喫茶

 

「お帰りなさいませ!ご主人様!お嬢様!」

 

リサ「お、お嬢様!?」

 

未来「なるほど、、、」

 

「ただ今案内させていただきますね!」

 

 

 

 

「お食事はどうなさいますか?」

 

リサ「どうしようか!?(やばい、、、楽しくなってきちゃった!)」

 

未来「リサはどうする?」

 

リサ「おすすめはありますか?」

 

「本日のおすすめはこちらのオムライスになります!」

 

未来「じゃあ僕はそれにしようかな。リサは?」

 

リサ「じゃあアタシもそれにする!」

 

「かしこまりました!」

 

 

「ご主人さま方は本日、どうしてお越しになられたのですか?」

 

未来「今度文化祭でメイド喫茶をやることになったので本物にきてみたって感じです。」

 

「そうだったのですね!高校生の方ですか?」

 

リサ「そうです!」

 

「そうだったんですね!」

 

リサ「でも、入る前はちょっと不安だったけど今、とっても楽しいよ!」

 

未来「そうだね。やっぱりどんなこともやってみないとわからないものだね。」

 

「ご主人様とお嬢様はお付き合いなされてるんですか?」

 

リサ「ち、ちがいますよ!」

 

「そうでらしたのですね!とても距離が近いため勘違いしてしまいました!申し訳ございません。ご主人様、お嬢様!」

 

 

未来「気にしないでください。」

 

 

「お待たせしましたー!」

 

 

「ケチャップをおかけしてもよろしいですか?」

 

未来「大丈夫ですよ。お願いします。」

 

「ではいきますね。おいしくなーれ!萌え萌えキュン!」

 

リサ「おー、、これが本物、、、!」

 

未来「(なるほど、、、これを再現するのか、、、僕は裏方だろうなぁ、、、、)」

 

リサ「食べてもいいのかな?」

 

「大丈夫ですよ!それとお嬢様、それにご主人様!」

 

未来・リサ「「???」」

 

「ここは確かにお店かもしれませんがここでの私たちはご主人様方のメイドでございます。そのため私たちと話される場合は敬語はなしでお願いします♪」

 

未来「、、、わかった。じゃあ、オムライス、いただくね。」

 

「はい!ごゆっくりお食べになってください!」

 

 

リサ「(よし、、)」

 

 

 

 

 

未来「今日はありがとう。これ、お会計。」

 

「ありがとうございます。ご主人様、お嬢様!、、、文化祭の参考にはなりましたか?」

 

リサ「うん。とっても参考になったよ!ありがとう!」

 

「それならよかったです!」

 

未来「僕らはここの近くの羽丘学園高校なんだ。よかったら文化祭、来てみてくれ。」

 

「羽丘の方なんですね!僭越ながら私も羽丘女子出身なんです!」

 

リサ「先輩なんだ!、、、なんだか敬語に戻っちゃいそう、、、」

 

「では、行かせていただきます。ぜひ見掛けた際は声をかけてくださいませ!」

 

未来「その時は先輩と後輩で話しましょう。」

 

「はい!かしこまりました!」

 

 

「ご主人様、お嬢様のお出かけです!いってらっしゃいませ!」

 

未来・リサ「「行ってきます。(行ってきます!)」」

 

 

 

 

 

 

 

リサ「いやー、すごかったね!」

 

未来「うん、プロを感じたよ。」

 

リサ「それにあのメイドさん、羽丘だったとはね!」

 

未来「せっかく見に来てくれるんだ、しっかりやらないとだね。」

 

リサ「うん!そうだね!」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー11月24日

 

 

 

 

日菜「うー、緊張してきたよー!」

 

リサ「おー!日菜が緊張してるの珍しい!」

 

未来「そうだね。どうして緊張してるの?」

 

日菜「だって今までのは私だけだったけど今回のやつはいろんな人が考えてくれてるから、、、」

 

リサ「日菜なら大丈夫だよ!」

 

未来「うん。僕も日菜なら大丈夫だと思う。」

 

日菜「よーし!いこうよ!」

 

未来「うん。行こうか。」

 

 

 

 

 

 

ーーー芸能プロダクション【GP】

 

 

日菜「氷川日菜でーす!紡木さんっていらっしゃいますか?」

 

「ただ今呼びますのでこちらでお待ちください。」

 

 

 

紡木「こんにちは。氷川さん、そちらの方は、、?」

 

未来「こんにちは、時谷未来です。こちらの氷川さんの付き添いです。」

 

リサ「同じく今井リサです。」

 

紡木「そうでしたか。オーディションはご覧になれるのでお二人は後でご案内させていただきます。」

 

日菜「ねーねー。」

 

紡木「どうされましたか?」

 

日菜「今日って何のオーディションなの?」

 

紡木「電話で話されませんでしたか?」

 

日菜「ううん、全然。オーディションって言うのも未来君が調べてくれなかったら知らなかったし。」

 

紡木「それは本当ですか!?」

 

未来「ええ。電話の際、僕もいましたが確かに話されませんでした。」

 

紡木「大変申し訳ありません!実は今日は新しく結成されるアイドルバンドのオーディションなんです!」

 

日菜「アイドルバンド!?」

 

リサ「アイドルなバンド?」

 

紡木「昨今のバンドブームを社長が聞きつけまして、わが事務所でも作ろうという話になりまして、、、」

 

日菜「それで今日は何するの?」

 

紡木「一応アイドルという仕事もありますからお芝居とバンドの面での簡単な演奏などですね。」

 

リサ「それ言われてなきゃ絶対できないじゃん!」

 

紡木「本当に申し訳ありません!」

 

リサ「申し訳ありませんじゃすまないでしょ!」

 

 

 

 

未来「どうする、日菜。今ならまだ戻れるよ。」

 

 

 

 

 

 

日菜「、、、やるよ。台本、頂戴。」

 

紡木「わ、わかりました。どうぞ!」

 

リサ「でも、今から覚えたって、、、」

 

未来「紡木さん、オーディションは何時からですか?」

 

紡木「7時からです、、氷川さんは特別推薦枠なのでほかの方と時間が違うんです、、、まさか時間もですか!?」

 

未来「ええ。なるほど、、、あと三十分か、、、、」

 

日菜「大丈夫、、、、三十分あれば大丈夫!」

 

リサ「ほ、本当に?」

 

日菜「うん!それからリサちー!Roseliaの何かしらの楽譜、頂戴!」

 

リサ「ちょっと待って、、今アタシ持ってたかなぁ、、、」

 

未来「僕が持ってる。楽器は何がいい?」

 

リサ「それならこの間触ったし、、べーs「ギター!」、、え?」

 

日菜「ギターがいい!」

 

未来「わかった。これ、、BLACK SHOUTの楽譜。」

 

リサ「どうして持ってるの?」

 

未来「こうなるかもって思ったから。詳しくは後で話すよ。」

 

リサ「わ、わかった!」

 

 

 

 

 

ーーー三十分後

 

 

紡木「本当に大丈夫ですか?」

 

日菜「任せて!」

 

紡木「今回は本当に申し訳ありませんでした!担当のものにも私から言っておきます!」

 

未来「日菜、焦らなくて大丈夫だからね。」

 

日菜「わかってる。見てて、『私を』。」

 

未来「うん。」

 

 

 

紡木「氷川日菜さん、入ります。」

 

日菜「お願いします。」

 

 

審査員「(氷川、、、?どこかで聞いたことのある、、、)ほう、、この子は紡木君が連れてきた子かい?」

 

紡木「はい。」

 

審査員「楽しみだ。ではまずは芝居のほうから行こうか。」

 

日菜「わかりました。」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

審査員「ほう、、素晴らしい。逸材だ。では、演奏のほうも見せてもらえるかな。」

 

日菜「わかりました。」

 

 

 

日菜「BLACK SHOUT、、」

 

審査員「(そうか、、思い出した。氷川ってのは確かあのギタリストか。)」

 

 

 

リサ「(日菜、、、)」

 

 

未来「(そっか、、、、日菜、、自分だけ何もないことが、、、嫌だったんだな、、、)」

 

 

 

日菜「(ここで、、やらなきゃ、、、、あっ!、、、間違えちゃった、、、、)」

 

 

 

審査員「素晴らしい!君!どれくらいギターをやってきたんだい?」

 

日菜「30分です。」

 

審査員「嘘はよくないなぁ。本当のことを教えてくれ。」

 

日菜「30分です。本当に。」

 

審査員「本当かい?紡木君。」

 

紡木「はい。実は、、、、、」

 

 

審査員「なるほど、、、それは本当にすまなかった。」

 

日菜「そうですか、、、、」

 

審査員「今日は疲れただろう、また後日連絡するから電話の番号だけ教えてもらってもいいかい?」

 

日菜「はい。」

 

審査員「今日はお疲れさま。」

 

日菜「ありがとうございました、、、」

 

 

 

リサ「日菜ー!」

 

日菜「わっ、リサちー、、」

 

リサ「お疲れ!日菜!」

 

未来「やっぱりすごいな、日菜。」

 

日菜「ありがとう、、、」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

日菜「最近、おねーちゃん、ギター弾いてるとき笑ってるね!」

 

紗夜「そうかしら?」

 

日菜「うん!楽しそうにズガガーン!って!」

 

紗夜「それは、笑っているのかしら、、?まぁ、、前よりは楽しいわよ。」

 

日菜「どうして?」

 

紗夜「そうね、、、、弾く理由を明確に見つけられたからかしら。」

 

日菜「弾く理由?」

 

紗夜「ええ。今まではただひたすらに弾いてきたわ。でも今の私はRoseliaのギタリストなのだから、同じように切磋琢磨する仲間がいるから真剣に練習しているのかもしれないわね。」

 

日菜「Roseliaのギタリスト、、、」

 

紗夜「そう。Roseliaのギタリストはこの世界に一人しかいないもの。それくらいプライドを持っている。もしもRoseliaを馬鹿にする人が現れたのなら私はその人を許せないと思うほどに、、、」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

日菜「私なんかがおねーちゃんの曲を弾くには早かったんだ、、、

 

未来「だから浮かない顔をしているのか?」

 

 

未来「日菜。紗夜に今日のことを話してね。さ、帰ろう。」

 

日菜「、、、うん、、」

 

 

 

ーーー氷川家

 

日菜「おねーちゃん、、、、ただいま。」

 

紗夜「お帰りなさい、日菜。どうだったの?」

 

日菜「ごめんなさい、おねーちゃん。」

 

紗夜「???、、どうして謝るのかしら?」

 

日菜「今日ね、、、バンドのオーディションだったんだ。」

 

紗夜「バンドの?そう、、、楽器でもやったのかしら?」

 

日菜「うん、、ギターやったの。」

 

紗夜「っ!」

 

日菜「Roseliaのね、BLACK SHOUTを、、やったの。」

 

紗夜「あなた、、弾けたの!?」

 

日菜「ううん、、未来君に楽譜もらったの。ちょっと練習して、、頑張ったの。でも、、弾けなかった。間違えちゃった。」

 

紗夜「そう、、、(私は、、、ひどい女ね、、、妹が間違えてしまったことに対して安堵してしまうなんて、、、、)」

 

日菜「、、、、、」

 

紗夜「、、、、、どうして、あなたが泣くの?」

 

日菜「だって、、、おねーちゃんがやってること、、、おねーちゃんがプライドを持ってることを、、、、、馬鹿にしちゃった、、、」

 

紗夜「日菜。」

 

日菜「なに、、、?」

 

紗夜「あなたは天才なのか馬鹿なのかよくわからないわね。」

 

日菜「え、、?」

 

紗夜「あなたは今日Roseliaの曲を弾いたんでしょう?」

 

日菜「うん。」

 

紗夜「そのギターを弾いたのよね。」

 

日菜「うん。」

 

紗夜「そして間違えてしまった、、と。」

 

日菜「うん、、、、」

 

紗夜「それは果たして馬鹿にしたというの?」

 

日菜「、、、」

 

紗夜「むしろRoseliaに対して愛を持ってくれてると私は思うわ。今まであなたは私がやることをまねてはすべて完璧にこなしてきた。だからきっとそれがあなたにとっての当たり前になっていたのだと思う。だからこそ今回のミスを相手、まぁ私を馬鹿にしてしまったと思うのも不思議ではないわ。」

 

紗夜「でもそれはあなたが思うことであって、私は全く馬鹿にされたとは感じないわ。むしろうれしいもの。」

 

日菜「、、、、、、」

 

紗夜「あなたは全知全能の神ではないの。これからは自分のことだけでなく相手のことを考えていくのも大切にしないとね。」

 

日菜「うん、、、」

 

紗夜「だから、気にしないの。それに、、」

 

日菜「、、、それに、、?」

 

紗夜「私は何があってもあなたのことを恨むことなんてないわ。だって、私はあなたが大好きなんだから。」

 

日菜「っっ!!、、、私も、、おねーちゃんのこと大好き!」

 

紗夜「ありがとう、、、いつまでもこんなところにいては風邪をひいてしまいます。早くご飯にしましょう。」

 

日菜「うん!」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

日菜「おはよー!」

 

リサ「おー!おはよー!」

 

未来「日菜、おはよう。元気だね。」

 

日菜「うん!もう今までの私とは違うんだよ!みててね!『氷川日菜』を!」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

prrrrrrr

 

日菜「ん?」

 

未来「事務所からじゃないか?」

 

日菜「そうかも!」

 

日菜『もしもし!』

 

紡木『もしもし、氷川日菜様のお電話で間違いありませんか?』

 

日菜『そうでーす。もしかして結果?』

 

紡木「はい、そうです。氷川様は厳正な審査を無事通られましたので、今回の企画に選ばれました!合格です!』

 

日菜『やったー!』

 

紡木『おめでとうございます!そのため今度、12月ごろに行われる企画会議にご出席していただきます。日程は次回、もう少し近づいてからお伝えしますね。』

 

日菜『はーい!』

 

紡木『では失礼します。』

 

 

日菜「やったー!」

 

未来「おめでとう、日菜。」

 

リサ「うん!おめでとう!」

 

日菜「ありがとう!」

 

 

 




日菜にとっての尊敬・リスペクトは「完璧にマネること」であったためマネをした時に完璧でないと相手を「馬鹿にしてしまっている」と思うようになってしまっていた。(だいぶ自分のことを過大に評価してますがまぁ、、日菜なんで許してください。)

日菜→相手を尊敬し、マネをするなら「完璧」にしないといけない(完璧以外はその人の価値を下げてしまうから。)

という感じで日菜の価値観に違いから生まれたものでした、、、
なんか、違うんだよなぁ、、、

ちなみにメイド喫茶には行ったことがないのでネットを見ながら書きましたので本物とは違う点が多々あるとは思いますがご了承ください!


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第二十二話「カンチガイ」

年内投稿できた。


いやあの、、、投稿、、、遅れて、、、すみませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!


ーーーとある日の朝

 

燐子「おはよう、ございます、、」

 

未来「おはよう。朝早いけれど、大丈夫?」

 

燐子「は、はい。」

 

未来「良かった。じゃあ早速だけれど少し歩こうか。」

 

燐子「はい、、、!」

 

 

 

ーーー森林公園

 

燐子「すごい、、、こんなところ、、あったんですね。」

 

未来「うん。ここは落ち着けて好きなんだ。」

 

燐子「そうですね、、私も、とても落ち着きます。」

 

未来「少し冷えるけど、、、寒くない?大丈夫?」

 

燐子「大丈夫ですよ。お気遣い、、、ありがとう、、ございます。」

 

 

燐子「今日はどうして私をここへ?」

 

未来「燐子が、、困っているように見えてしまったからかな、、、、余計なお世話だったかな、、、、」

 

燐子「いえ、、余計なお世話だなんて、そんな、、、ありがとうございます、、、!」

 

未来「そっか、、、良かった。」

 

燐子「私も、、未来君に相談、、したかったんです。」

 

未来「なら、タイミング良かったね。この前の朝、僕の家で、そうそう、少し話したよね。」

 

燐子「そうですね、、氷川さんが来るまでの間、、ですよね。」

 

未来「うん。あれから僕も考えてみたんだ。」

 

燐子「わざわざ、、ありがとうございます、、」

 

未来「気にしないで。」

 

燐子「えっと、、、、」

 

未来「、、、、燐子は、お母さんともう一度仲良くなりたい?」

 

燐子「は、はい、、、できるのなら、ですが、、、」

 

未来「なら、原因をしっかり見つけないとだね。」

 

燐子「でも、、、滅多にお母さん、帰ってきませんし、、、」

 

未来「お母さんとは、、、いつ頃から関係が崩れてしまったの?あんまり、こういうことは聞きたくないんだけれど、、」

 

燐子「お父さんが、他界してから少ししたあたりからです。ちょうど中学に入ったぐらい、、からでしょうか。」

 

未来「そうか、、、(中学、、お父さん、、、他界、、、)」

 

未来「その頃、燐子は何かしていた?」

 

燐子「、、、、ピアノのコンクールとかは、、出てましたよ。」

 

未来「ピアノのコンクール、、、12歳、、、」

 

燐子「どうかしましたか?」

 

未来「もしかして、燐子って、最年少で東日本ピアノコンクールで金賞を取った?」

 

燐子「は、はい、、、昔は、、ずっとピアノに触れてました、、から、、」

 

未来「なるほど、、、(あの天才ピアノ少女のニュースは、、燐子だったのか。)、、、、僕の見立てならもう大丈夫だと思うよ。」

 

燐子「え?、、、ど、どういうことですか?」

 

未来「もう一度燐子はお母さんと仲良くなれるよ。」

 

燐子「えぇ、、?ど、どうすればいいんですか?」

 

未来「燐子はお母さんを待っていればいいんだ。」

 

燐子「は、はぁ、、(どういう、ことなんだろう、、)」

 

未来「さ、戻ろっか。」

 

燐子「はい、、、」

 

 

 

ーーー白金家

 

 

燐子は今朝の会話を思い出しながら考えていた。

 

燐子「どういうことなんだろう、、」

 

 

 

 

 

未来『すみません、、○○という方に連絡取れますか?ええ、そうです、、、、わかりました。ありがとうございます。、、、はい、、、ではまた。』

 

 

未来「よし、これで何とかなる、、かな。」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

日菜「喫茶店って何が準備でいるんだろー?」

 

リサ「うーん、、、机とかは教室のものでいいよね。後は、、調理場?」

 

未来「そうだね。調理場はどうしようか。調理するものにもよるよね。何を作る?」

 

「やっぱりコーヒーとかはマストだよね!」「食べ物は何だろー、、、、パンケーキとか?」

「オムライスとかもいいかも!」「洋風なものは雰囲気に合ってるよね!メイド喫茶とかもやってるだろうし!」

 

リサ「なら火使うし、調理室とか借りよっか!」

 

日菜「うん!それがいい!」

 

未来「じゃあそうしよう。それから、役割を分けよう。主に調理場、受付、案内、掃除、配膳かな。それぞれのやりたいものをなるべく尊重したいからやりたいものに入れてくれ。」

 

「はーい。」「わかったー。」

 

 

リサ「未来はどこにするのー?」

 

未来「僕は調理場かな。元々ここは女子高だったから、きっと僕みたいな男子がいたら気を悪くする方もいるだろうし、料理するのが好きだからかな。」

 

リサ「女子狙いの人なんて来るのかな?」

 

未来「来ると思うよ。リサや日菜、それにほかのみんなもかわいいんだからね。」

 

リサ「かわっ//」

 

 

リサ「ま、まぁ、アタシも未来のご飯好きだから?いいと思うなぁー///」

 

未来「期待以上のものを作れないかもしれないけど。」

 

日菜「私も食べたーい!」

 

リサ「ひ、日菜!?」

 

未来「日菜は客じゃないから文化祭の時はダメかな。」

 

日菜「ええー!」

 

未来「文化祭の時じゃなければいつでもいいから。その時は我慢だよ。」

 

リサ「そうそう!」

 

日菜「はーい。」

 

「えー!未来君のご飯そんなにおいしいの?」「私も食べてみたーい!」

 

リサ「ちょ、ちょっとみんな!」

 

未来「じゃあ、試しに僕、今から作ってくるよ。」

 

リサ「未来!?」

 

「ほんとに!?楽しみー!」「はいはーい!あたしオムライス食べたい!」

「えー、じゃあ私何がいいかなー!」

 

未来「じゃあ、軽く作ってくるよ。役職について話し合っててくれると嬉しいな。」

 

「はーい!」

 

リサ「はぁ、、、(未来の手料理、、、アタシだけのものだと思ってたんだけどなぁ、、、)」

 

 

 

 

 

ーーー調理室

 

未来「そんなに時間があるわけじゃないし、急ぎ目で作ろう。」

 

 

未来「(確か頼まれてたのは、、、、オムライスだったかな。でもそれだけじゃ人数分ないし、、、、さて、どうしようか。)」

 

 

 

 

ーーー30分後

 

未来「一応できたよ。」

「本当!?」「んんー!いい香り!」

「早く頂戴!!」

 

未来「うん。多めに作ったから残さず食べてね。」

「「「はーい!」」」

 

未来「(あれ、そういえばリサの姿が見えないなぁ。どこへ行ったんだろう、、、)、、日菜。」

 

日菜「ん?あーこっちも美味しい!」モグモグ

 

未来「リサはどこへ行ったの?」

 

日菜「え?リサちー調理室に来なかった?」

 

未来「うん。僕、ちょっと探してくるよ。もしかしたら入れ違いになってるかもしれないから。」

 

日菜「わかったー!んー!美味しい!」モグモグ

 

 

 

ーーー数分前

 

リサ「アタシちょっと未来のところ行ってくるね。」

 

日菜「わかったー!」

 

 

 

 

リサは誰も通らないような廊下に座っていた。

リサ「はぁ、、(ああは言ったけど、、、、アタシって嫌な女だなぁ、、、未来のこと独り占めしたいって思っちゃう、、、、)」

 

魁人「深いため息は幸運が逃げますよ。」

 

リサ「あ、、、黒川先生、、、こんにちは。」

 

魁人「こんにちは。どうしたの?何か悩みでも?」

 

リサ「、、、いや、違うんです。ただ、、自分が少し、嫌になるっていうか。」

 

魁人「そうですか、、、、自己嫌悪はよくないですよ。僕が思うに、今井さんは悪くないと思いますよ。」

 

リサ「どうして、、、そう思うんですか?」

 

魁人「今井さんの目は()()死んでないから。」

 

リサ「目が、、死んでない?」

 

魁人「ええ。今井さんの目にはまだ光がありました。きっと今井さんを繋ぎ止めているものがあるのでしょうね。そしてそれは、、、、恋、、かな?」

 

リサ「ち、違いますよ!?」

 

魁人「ははは、、冗談だよ。でも、明るくなったね。」

 

リサ「そ、、そうですね。ありがとうございます。」

 

魁人「いいんですよ。教師の仕事はこういったことも含まれていると僕は思いますから。」

 

リサ「ありがとうございます、、、」

 

魁人「また何かあれば言ってくださいね。基本僕、暇なので。」

 

リサ「そうなんですね、、、わかりました。よし、、じゃあアタシ、行きますね。」

 

魁人「はい。行ってらっしゃい。」

 

リサ「行ってきます。」

 

 

 

魁人「いやぁ、、いいですねぇ、、、もっと欲しくなりましたよ、、、、」

 

 

 

ーーー調理室

 

未来「リサー。いるなら教えてくれ。」

 

 

 

未来「あれ、どこ行ったんだろう、、、何もなければいいんだけど、、、」

 

リサ「あ、未来!」

 

未来「リサ!よかった、どこへ?」

 

リサ「あはは、、ちょっとね、」

 

未来「そっか。料理できたからさ、戻ろう?」

 

リサ「うん、、、、」

 

 

 

ーーー教室

 

日菜「あ!戻ってきた!」

 

未来「ただいま。」

 

「おかえりー!おいしかったよー!」「うん!これ文化祭レベルじゃないよ!」

「うんうん!」

 

未来「よかった。」

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

リサ「今日、ごめん。」

 

未来「ん?いきなりどうしたの?」

 

リサ「いや、、未来に迷惑かけちゃって、、、」

 

未来「迷惑なんかじゃないから気にしないで。それよりもご飯にしよう?」

 

リサ「うん、、、、、」

 

 

 

未来「できたよ。さ、食べよ?」

 

リサ「うん。」

 

 

リサ「これって、、、、」

 

食卓に並んでいたのはリサの好物ばかりだった。

 

未来「今日のリサ、なんだか落ち込んでいるように見えたから、、、」

 

リサ「、、、やっぱり分かっちゃったか、、」

 

未来「どうしてリサが落ち込んでいるかは僕はわからなかった。だから、僕にできることをしようって思ったんだ。もしも、ほかにできることがあるならば言ってほしい。」

 

リサ「じゃあさ、、、ハグ、、してほしいな、、ギュッ、、って、、」

 

未来「うん。いいよ。」

 

リサ「え、ちょっと待って!心の準備が////」

 

未来「じゃあ先にご飯食べよっか。」

 

リサ「うん、、!」

 

 

 

リサ「(おいしい、、、、なんでだろう、、何だか涙が、、、、、)」ポロポロ

 

未来「リサ、、、」

 

リサ「あれ、、、どうしちゃったんだろ、、、アタシ、、、こんな、、変だよ、、、」

 

未来「リサ。」

 

リサ「ん、、、?」

 

 

 

チュ

 

 

 

リサ「、、、、え、、?」

 

未来「前に、リサ、僕にしてくれたよね。だから、お返しだよ。」

 

リサ「そ、、そっか///」

 

未来「もう、一人で抱え込まないで、リサ。」

 

リサ「うん、、、(アタシは、、なんでこんなこと、考えてたんだろう、、、自分が想ってる人を困らせたら、、意味ないじゃん、、!)」

 

リサ「ありがと、、!未来!」

 

 

 

 

 

 

リサ「ねね、未来。」

 

未来「ん?どうしたの、リサ。」

 

リサ「今日からアタシ、未来の横で寝るね。」

 

未来「それは、、構わないけれど、、どうしたの?」

 

リサ「んー?特に何でもないよ?でも、未来と一緒にいたいって思ったの。」

 

未来「そっか。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

未来「じゃあ、、、おやすみ。リサ。」

 

リサ「おやすみ、未来。また、、明日ね。」

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー???

 

???「久しぶりだな。」

 

未来「うん、そうだね。」

 

???「随分と丸くなったな。」

 

未来「そうかな?」

 

???「ほら、私に対する口の利き方も違うからな。」

 

未来「それは、、、みんなのおかげかな。」

 

???「いい方向に向かっていて私はうれしいよ。」

 

未来「、、、何のこと?」

 

???「何でもないさ。時期にわかる。」

 

未来「そうか。きっとあなたが僕のもとに来たということは何かがあるんだろう?」

 

???「そうだな。悪い報告といい報告がある。どっちから聞きたい?」

 

未来「じゃあ、、、いい報告。」

 

???「わかった。いい報告は、お前が他の人間を救えるかもしれないということだ。」

 

未来「どういうこと?」

 

???「お前の力を他人に使えるって言う事。」

 

未来「、、、あれは他の人には使わない。再生能力や暗記のことでしょ?」

 

???「ああ、そうだ。まぁ、参考程度にってことだ。じゃあ、悪いほうね。」

 

未来「何があるの?」

 

???「思い出は作っとけよってこと。」

 

未来「、、、誰かの身に何か起きるのか?」

 

???「まぁ、そういうことだな。」

 

未来「誰かはわからないのか?」

 

???「そこまではわからないなぁ。でも、間違いなく何かが起きるだろう。」

 

未来「わかった。気を付けるよ。」

 

???「それから、、、これは個人的に感じることなんだが、、、老けた?」

 

未来「やっぱり、、?」

 

 

 

 

 

???『もしもし、、、こちら白金様ですか?、、、、ええ、、---------------。』

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ピンポーン

 

未来「こんにちは。白金琴音さん。」

 

琴音「、、、あなたはどなたですか?」

 

未来「失礼しました。僕は羽丘学園高校2年、時谷未来といいます。」

 

琴音「はぁ、、、それで、、ご用件は?」

 

未来「あなたの、娘様についてです。」

 

琴音「っっ!!、、、とりあえず、中へどうぞ。」

 

未来「はい、ありがとうございます。」

 

 

 

琴音「あなたは、、、その、、、娘、、燐子のなんですか?」

 

未来「そうですね、、、、バンド仲間でしょうか。」

 

琴音「バンド?、、、、あの子が?」

 

未来「はい。Roseliaというバンドのキーボードとして活動されています。」

 

琴音「そう、、、、、よかった、、、、」

 

未来「やっぱり、、、僕の思った通り、あなたはお優しい方だった。」

 

琴音「、、、どういうこと?」

 

未来「燐子さんから、相談されたんです。」

 

琴音「どのようなことを?」

 

未来「『もう一度お母さんと仲良くなりたい』と。」

 

琴音「、、、、、」

 

未来「あまり家族間の会話に口をはさむのは違うと思っていたんです。でも、彼女が僕を頼ってくれたんです。だから僕はあなたに会いに来たんです。」

 

琴音「そう、、、あの子、、まだ私を思ってくれていたのね、、、」

 

未来「あなたはきっと、今でも燐子さんのことを愛しておられるのでしょう。メールも彼女から見せていただきました。」

 

琴音「、、、あのメールを、、燐子は、、悲しんでいたでしょう、、、」

 

未来「、、、確かに悲しんではいました。でも、、、喜んでいるようにも見えましたよ。」

 

琴音「え、、?」

 

未来「燐子さんはあなたのことを大好きなんです。そんな方からのメールであればうれしいに決まっているではないですか。」

 

琴音「あんなに、、、ひどいことをしたのに、、、ですか?」

 

未来「僕は、、その時の燐子さんを知りませんから、どんなことをなさっていたのかは存じ上げません。ですが、、、それでも今の彼女はお母さま、あなたを愛しています。ぜひ、、、会ってあげてください、、、」

 

琴音「、、、、私は、小さい頃からピアノに触れてきました。私は音大に進んでました。ええ、、、ピアノ学科です。東日本ではなく別の、、、ショパンコンクールなどでは勝ってたんです、、、でも、東日本では勝てませんでした、、、、」

 

琴音「私はそのまま勝てないまま結婚し、ピアニストを引退しました。それから月日は立ち、、、燐子が生まれました、、、、燐子は小さい頃から才能を見せ始めました。小学校に入るころには大学の時の私ぐらいには弾けるようになってました。、、、そんなときです、、夫が亡くなったのは、、、」

 

未来「そうだったんですね、、長年連れ添ったご主人様とのお別れ、お辛いことと心中お察しします。」

 

琴音「、、、、私にとっては大きな事件でした、、、、そんなときです、、燐子が東日本で優勝したのは、、、」

 

琴音「私から旦那だけなく、、、娘までも遠くに行ってしまったような、、、それから私は、、彼女と距離を置きました。」

 

琴音「距離を置いただけならまだしも、、、私は、、、人としてしてはいけないことを、、、」

 

未来「きっと、、空白になってしまった心を埋めたかったのですね、、、」

 

琴音「でも、、、よかった、、、あの子がまだ、、ピアノを、、好きでいてくれて、、、」

 

 

???「、、、私は嫌いにならないよ。ピアノも、、、お母さんも、、!」

 

 

 

未来「え、、、?(どうしてここに、、、)」

 

琴音「り、、燐子、、なのね、、、」

 

燐子「久しぶり、、、お母さん、、」

 

琴音「燐子、、、本当にごめんなさい、、ずっと、、謝りたかった、」

 

燐子「お母さんは、、、謝る必要、、ないよ、、?、、、誰も悪くないの、、悪かったのはタイミング、、だから、、!」

 

琴音「でも、、私、、、、あなたになんてことを、、、」

 

燐子「もう、、、なんとも思ってないよ、、、それに、、、お母さんがいてくれたから、、、お母さんがピアノを、、教えてくれたから、、、今、、みんなと一緒に、、いれるんだよ、、、だから、、」

 

燐子「ありがとう、、、お母さん、、、!」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

それから燐子と琴音は仲直りし、琴音は現在燐子が住まう家に帰ってくることが決まった。

 

 

未来「(もう僕はここには必要ないし、帰ろう。でも、なぜ燐子がここに、、、後で聞いておくとしよう。)」

 

 

琴音「時谷君。」

 

未来「何かありましたか?」

 

琴音「ありがとう。君のおかげで、、、もう一度、、、、」

 

未来「双方が会いたいと望んでいるのがわかりましたからね。それに僕は特別なことはしていませんから。燐子さんの気持ちをお伝えしたまでです。」

 

琴音「それでもいいの、、、ありがとう。」

 

未来「喜んでいただけてうれしいです。」

 

琴音「これかも、、燐子を、、よろしくお願いします。」

 

未来「こちらこそ、、、よろしくお願いします。」

 

 

燐子「(い、今のよろしくお願いしますって、、、もしかして、、、!!////)」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

ーーー文化祭一週間前

 

未来「(本格的な準備に入るはじめた、、、、前に聞いたあれは、、、いつ起きるのだろうか、、)」

 

リサ「なーに難しい顔してるの?」

 

未来「、、いや、何でもないよ。」

 

リサ「そっかそっか。」

 

未来「うん。」

 

 

蘭「未来先輩。」

 

未来「蘭か。どうかしたのか?」

 

蘭「今度の文化祭、Afterglowも出ます。見ててください。」

 

未来「わかった。今日はそのリスト提出?」

 

蘭「はい。お願いします。」

 

未来「、、、、わかった。資料は大丈夫だね。練習頑張って。」

 

蘭「ありがとう、、ございます、、///」

 

 

リサ「(あれ、、、?)」

 

 

 

七菜「あ!未来君。」

 

未来「七菜さん。こんにちは。今日は何用でこちらに?」

 

七菜「今日は視察って名目で遊びに来た感じかな。ちょっと疲れちゃって。」

 

未来「仕事が多い感じですか?」

 

七菜「まぁ、そんなところ。」

 

リサ「アタシここにいないほうがいい感じ?」

 

七菜「ううん、大丈夫だよ。リサちゃん。」

 

 

 

七菜「あ、そうだ、香澄ちゃんだったかな。ライブ出たいって言ってたよ。」

 

未来「そうなんですか?実はこっちも結構出るバンドあるんですよ。」

 

七菜「じゃあ私たちも出ちゃおうかな。」

 

リサ「失礼ながら、、受験とかは大丈夫なんですか?確か今年でしたよね。」

 

七菜「私は大丈夫だと思うだけど、、、ああ、、、心配かも、、」

 

未来「出られるんですか?」

 

七菜「うん。多分。ゆりが出るって言ったら多分出ちゃうし、、、」

 

未来「確かに、、、」

 

リサ「なら結構な数になるね。」

 

七菜「羽丘はどれくらいでるの?」

 

未来「まぁ、3つです。」

 

七菜「なら5つかな?合計で。」

 

リサ「多いなぁ、、、なんか緊張してきたかも、、、」

 

七菜「あはは、、大丈夫だと思うよ?Roseliaなら。」

 

リサ「そうですかね、、、」

 

未来「僕もいるし大丈夫だよ。」

 

七菜「え?Roseliaに未来君出るの?」

 

未来「今回だけ、ですけどね。」

 

七菜「ええー!楽しみ!」

 

未来「期待しててください。」

 

リサ「ちょっと未来!そんなこと言ったらハードル上がっちゃうじゃん!」

 

七菜「あははは!!」

 

 

 

 

 

 

七菜「じゃあ未来君、また前日にね。」

 

未来「はい。わかりました。」

 

七菜「またね、二人とも。」

 

リサ「はい!」

 

 

 

 

 




直ぐ出しますね。続き。


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第二十三話「文化祭」

正月ってまったりしちゃいますね


ーーー文化祭前々日・弦巻邸

 

花音「いよいよ、明後日になっちゃったね。」

 

美咲「そうですねー。いつの間にかメンバーも増えてますし、、、まぁみんな楽器できてるから大丈夫だとは思うんですけど、、、、」

 

未来「心配?」

 

美咲「まぁ、、、これ見ちゃったら、、、」

 

目の前には別世界が広がっていた。

 

こころ「さぁ、歌うわよ!薫!」

 

薫「ああ、こころ。共に歌おうではないか!」

 

はぐみ「はぐみも歌う!」

 

こころ「ええ!一緒に歌いましょう!美咲たちも一緒に歌いましょう!」

 

美咲「スゥー、、、どうします?

 

花音「歌う?でも、、何を歌えば、、いいかな?

 

未来「じゃあ、僕たちも歌おうか。いったい何を歌うんだ?」

 

こころ「そうね、、、文化祭で歌うあれにしましょう!」

 

美咲「でもそれならみんなで演奏したほうがいいんじゃない?」

 

こころ「そうね!ならそうしましょう!」

 

花音「じ、じゃあ、楽器準備しないとだね!」

 

黒服「すでに準備してありますのでご安心を。」

 

未来「流石、、早いですね。」

 

黒服「いえ。失礼します。」シュッ

 

花音「早、、、、(忍者、、、なのかな?)」

 

 

 

 

こころ「未来!あなたは本当にこの役でいいのかしら?」

 

未来「うん。むしろこの役がこのバンドには合っているからね。」

 

こころ「ええ!未来がいてくれるから私も安心して歌えるわ!」

 

未来「そっか。それならよかったよ。」

 

薫「未来、ここのフレーズなんだが教えてもらっても構わないか?」

 

未来「うん。今教える。こころ、また後でね。」

 

こころ「ええ!」

 

ミッシェル(美咲)「(ほんとに器用な人だなぁ。何でもできるし、、、、そりゃ黒服の人たちにも認められるよね、、、、、)」

 

 

 

こころ「みんなー!集まってー!」

 

はぐみ「どうしたの?こころん!」

 

美咲「何か問題でもあったの?」

 

こころ「いえ違うわ!」

 

花音「なら、、何か言いたいこと?」

 

こころ「ええそうよ!明後日は私たちの初めてのライブでしょ?」

 

薫「ああ。そうだね。」

 

こころ「やっぱりはじめは肝心だと思うの!だから円陣を組みましょう!」

 

美咲「まぁ、、、確かに始めは肝心ですね。」

 

花音「明日は未来君いないから今日やって置こうってこと?」

 

こころ「ええ!そうよ!円陣をしましょう!」

 

はぐみ「いいと思う!やろうやろう!」

 

花音「掛け声とかってあるの?」

 

こころ「そうねー、、、何かあるかしら?」

 

薫「ここはかの有名なシェイクスピアの名言から「はいはいそういうのいいですから~。」、、ああ、、、儚い、、、」

 

はぐみ「それよりコロッケ食べない!?はぐみお腹すいちゃった!」

 

美咲「先食べてていいですよ。私もあとで食べますから。」

 

花音「えっと、、、何がいいかなぁ、、、ふぇ、、、」

 

美咲「花音さんはいいですから、、、、未来君は何かありますか?」ハァハァ

 

未来「やっぱりこころが考えるべきだと思うよ。このバンドのリーダーはこころなんだから。」

 

こころ「そうね、、、ならそうしましょう!私が考えるわ!」

 

美咲「(なんかとんでもないの来そうだなぁ、、、、)」

 

こころ「うーん、、、難しいわね、、、未来!何かヒントはないかしら?」

 

未来「そうだなぁ、、、これに関しては正解はないから僕から何か言うのはあれだけれど、、、こころはどうしてこのバンドを作ったんだ?」

 

こころ「世界中を笑顔にするためよ!」

 

未来「なら、まずは自分たちが笑顔にならなきゃなんだから笑顔になれるような掛け声がいいんじゃないか?」

 

こころ「そうねぇ、、、、、わかったわ!」

 

 

こころ「いくわよー!ハッピー!ラッキー!スマイル!イェーイ!」

 

はぐみ「ハッピー!ラッキー!スマイル!イェーイ!あれ?みー君、かのちゃん先輩やらないの?」

 

花音「やろっか。美咲ちゃん、薫さん、未来君。」

 

薫「ああ、そうしよう。」

 

美咲「そうですね。一緒にやりましょうか。」

 

こころ「じゃあもう一度行くわよ!せーの!」

 

全員「「「「「「ハッピー!ラッキー!スマイル!イェーイ!」」」」」」

 

 

 

 

ーーー文化祭前日・CIRCLE

 

友希那「いい?本番は明日よ。今までやってきたことをすべて出し切りましょう。」

 

リサ「そうだねー!せっかくここまでやったんだもん!やり切っちゃおう!」

 

紗夜「そうですね。では、明日に備え早めに上がりましょう。」

 

あこ「楽しみだなー!」

 

燐子「そう、、だね、、、!

 

リサ「燐子のところは何やるの?」

 

燐子「私のところは、、、お化け屋敷を、、やります、、!」

 

紗夜「かなり演出も凝ったんです。よろしければお越しになってください。」

 

あこ「あこ行きたい!楽しそう!」

 

未来「そうだね。みんなで行ってみようか。」

 

リサ「ほほ、、、本当に!????」

 

友希那「ええ。せっかくなのだし行ってみましょう。」

 

リサ「じ、、時間会うかなぁ、、、」

 

未来「僕たちは午前中から正午ごろまでだし午後はいけるんじゃないか?」

 

友希那「そうね。私もライブの前なら空いているわ。」

 

あこ「ならそうしましょう!」

 

リサ「ウン、、、、ソウシヨッカ、、、」

 

燐子「(あれ、、?今井さんの様子が、、、もしかして、、怖いの苦手、、なのかな?、、、、、、ふふっ、、後で少しだけ改良、、しておこうかな、、)」

 

未来「(どうしてだろう、、、、燐子がすっごく悪いこと考えてる顔してる、、、まぁ、、いいか。)」

 

 

 

未来「楽しむことも大事だけど、ライブも頑張ろう。」

 

燐子「は、はい!」

 

あこ「あこたちなら大丈夫!」

 

リサ「そうだね!アタシ達なら!」

 

紗夜「大事なのは練習のように、、緊張してはRoseliaの音色は出せませんから。」

 

友希那「ええ。私たちはRoselia。誇りをもってライブへ臨みましょう。でも未来、あなたはハロハピの方もあるのでしょう?」

 

未来「うん。」

 

友希那「私たちの活動も大事だけれど、ハロハピのほうの活動も蔑ろにはしないで頂戴。あなたもRoseliaのメンバーなのだから。」

 

未来「わかってる。両バンドとも完璧にこなしてみせるよ。」

 

友希那「期待しているわ。」

 

紗夜「なら今日はもう終わりにしましょう。」

 

リサ「しっかり体休めて行こうね。」

 

あこ「でもあこ、ドキドキで眠れないかも!」

 

燐子「あたたかいものを、、飲むといいよ、、、」

 

あこ「ほんと!?じゃああこ今日そうしてみる!ありがと!りんりん!」

 

友希那「じゃあまた明日会いましょう。」

 

未来「うん。また明日。」

 

 

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

未来「いよいよ明日だね。」

 

リサ「うん。ライブもあるし、喫茶店もあるから頑張らないとね。」

 

未来「二日間あるとはいえ僕たちのとったら初日を終わらせればほぼ終わりだね。」

 

リサ「ライブが初日でよかったよ。調整してくれてありがとうね。」

 

未来「大丈夫。それよりも今日は早めに寝よう。明日は早く学校に行かなきゃいけないからね。本当は僕だけでいいんだけど、、、わざわざごめんね。リサ。」

 

リサ「ううん、、気にしないで。」

 

未来「、、、、男性はもう大丈夫?」

 

リサ「多分、、、、絶対とは言えない、、かな、、」

 

未来「僕はおそらくホールにいられないから何かあったら日菜にすぐに言ってね。」

 

リサ「わかった。ありがと、じゃあ寝よっか。」

 

未来「おやすみ、リサ。」

 

リサ「おやすみ、未来。」

 

 

 

 

 

ーーー文化祭当日

 

未来「放送関係は大丈夫そうですか?」

 

放送部「はい、大丈夫です。予定通り出来そうです。」

 

未来「今日は混雑することが予想されますから、迷子などもあり得るかもしれません。その時はショッピングモールで流れているような感じで放送してあげてください。」

 

放送部「わかりました。」

 

未来「ではお願いします。」

 

 

 

 

リサ「あ!未来!」

 

日菜「おっはよー!」

 

未来「見に来たけど大丈夫そうだね。」

 

日菜「うん!」

 

リサ「未来は見回り?」

 

未来「いや、各場所に最終チェックかな。」

 

リサ「そっかそっか。順調?」

 

未来「うん。また後で来るね。」

 

日菜「待ってるよー!」

 

 

 

永久「あっ!未来先輩!」

 

未来「久しぶりだね。この前は助かったよ。改めてお礼を言うよ。ありがとう。」

 

永久「お役に立てたならよかったです。今日はどうしてこちらへ?」

 

未来「最終チェックだよ。何か不備があれば言ってもらいたいんだけど、、、何かある?」

 

永久「今のところないですね。わざわざありがとうございます。」

 

未来「これが仕事だからね。確か永久や雷は警備員係だよね。」

 

永久「はい。この学校はもともと女子高ですからよからぬことを考えている人も少なからずいるでしょうから立候補させていただきました。」

 

未来「はっきり言うとすごく助かるよ。生徒会側から申し出があった時はびっくりした。」

 

永久「一年男子がかなり喜んでやってまして。多分今の話も聞いたらきっと喜びますよ。」

 

未来「そっか。ならまた話しかけようかな。雷にもよろしく言っておいてくれると嬉しい。」

 

永久「わかりました。」

 

 

 

 

未来「おはようございます。」

 

宮本「、、おはようございます。」

 

未来「今日はよろしくお願いします。」

 

宮本「はい、、よろしくお願いします。」

 

未来「大変だと思いますが頑張ってください。」

 

宮本「そうですね。この文化祭が終われば生徒会も解散になります。次の会長はお願いしますね。」

 

未来「まだ今は違いますから。それになれるとも限りませんしそれを言うのはまだ早いです。」

 

宮本「時谷君ならなれるよ。」

 

未来「、、、ありがとうございます。朝のスピーチ頑張ってください。」

 

宮本「あれは、、スピーチって言わないよ。時谷君も、、頑張って。」

 

未来「はい。ありがとうございます。失礼します。」

 

 

 

 

未来「さて、、大体仕事も終わったし、一度クラスに戻ろう。今日の流れなんかも確認しておいたほうがいいし。」

 

 

 

未来「リサ、、今のところどう?」

 

リサ「さっきの感じで順調順調!」

 

未来「よかった。僕も準備に入るよ。」

 

リサ「あ、アタシも手伝う!」

 

未来「ありがとう。」

 

 

 

 

リサ「ああは言ったけど、、、ほとんど終わっちゃってるよね。」

 

未来「そうだね、、、、待ちか。」

 

リサ「そうだね。ライブのイメトレとかしてようかな。」

 

未来「大事だね。僕もしようかな。」

 

リサ「知ってる人に見られるのって少し不思議な気分だよね。」

 

未来「そっか。今回が初めてだもんね。」

 

リサ「うん。いつもより緊張するかも。」

 

未来「大丈夫だよ。たくさん練習してきたんだから。」

 

リサ「そうだね。(それよりもお化け屋敷が怖いなんて、、、言えない)」

 

未来「仕事早めに終わらせて早めにみんなと合流できるといいね。」

 

リサ「そうだね。紗夜とか時間に厳しそうだし。」

 

未来「そうだねー、紗夜は結構厳しいね。でも、優しいからなんだかんだ許してくれるんだよ。」

 

リサ「確かに紗夜は優しそう!今度遅刻してみようかな。」

 

未来「、、、、それは起こられるんじゃない?」

 

リサ「あはは、、、そうだね。」

 

 

 

未来「そろそろスピーチの時間だ。僕、行ってくるね。」

 

リサ「なるべく早く戻ってきてね。」

 

未来「わかってる。」

 

 

 

 

 

宮本『本日は、、羽丘学園高校の文化祭に来てくださりありがとうございます。生徒会長の宮本です。ここからの進行は文化祭実行委員会に引き継がれます。』

 

未来『皆様、おはようございます。今年度の文化祭実行委員会委員長を務めさせていただきます、時谷です。今年度の文化祭は近隣の学校である花咲川女子学園と合同で行います。そのため日程も二日間あります。距離もそこまでありませんのでぜひ両校の文化祭を楽しんでいってください。何かあればお近くの係にお声がけください。また本日はここ羽丘の体育館にて午後2時ごろよりライブを行います。参加費などはありませんのでご自由にご覧下さい。』

 

 

 

未来「ふぅ、、、」

 

宮本「お疲れさま。やっぱり上手だね。」

 

未来「ありがとうございます。」

 

宮本「確か、、、時谷君もライブ出るんだよね。」

 

未来「はい。よければ身に来てください。」

 

宮本「もともと行く予定でしたから。」

 

未来「そうでしたか。楽しんでくださいね。」

 

宮本「はい。」

 

 

 

 

リサ「あ!戻ってきた!」

 

未来「人の入りはどう?」

 

リサ「結構入ってるよー!でもまだメニューで迷ってそう。」

 

未来「なら間に合ったね。僕もすぐに準備に入る。」

 

リサ「頑張って!」

 

 

▼▼▼▼▼

 

「オムライス2つとコーヒー3杯!えっとそれから、、、」

 

日菜「パスタだよ!おすすめが2皿でペペロンチーノが1皿!」

 

未来「わかった。すぐ作る。誰かコーヒー頼めるか。」

 

「私やるよー。」

 

未来「助かる。」

 

 

「ありがとね、日菜ちゃん!」

 

日菜「うん!」

 

 

 

 

未来「よし、できた。パスタ運んでくれ。」

 

リサ「はーい。」

 

 

未来「(だいぶ人が来てるな。想定していたよりもかなり食材の消費が早いな。」

 

日菜「次!パスタまた入ったよ!ペペロンチーノ3皿。それからパフェが3つ!」

 

未来「わかった。すぐ作る。(お昼まで持つかなぁ、、、)」

 

 

 

「未来君!そろそろストックきれそう!」

 

未来「やっぱりこうなるか、、、仕方ない。買い出しに出よう。」

 

日菜「私行くよ!」

 

未来「日菜。助かる。今メモに書く。」

 

日菜「未来君が言ってくれれば大丈夫!覚えられるから。」

 

「それは無茶なんじゃ、、、」

 

未来「わかった。よく聞いてね。--------------。」

 

 

 

日菜「わかった。お金はこれで払えばいいんだね。」

 

未来「きっと量も多くなる。誰か連れて行ったほうがいいかもしれない。」

 

日菜「わかった!行ってくるねー!」

 

 

 

未来「よし、あと数十分だ。頑張ろう。」

 

「はーい!」

 

 

 

未来「日菜、、遅いなぁ、、、何かあったのか?」

 

リサ「受付終了したよー!」

 

「日菜ちゃん、大丈夫かな?」

 

未来「何かあったんじゃないか、、、?(妙に胸騒ぎがする。嫌な予感が、、、)」

 

リサ「最後の注文だよー!」

 

未来「あ、ああ。なんだ?」

 

リサ「えっとねー。------。」

 

未来「これは残業コースか、、、、」

 

リサ「そうだね。」

 

 

 

リサ「おつかれー!大変だったね。」

 

未来「ああ、おつかれ、、、ごめんリサ。僕日菜を探してくる。」

 

リサ「確かに遅いよね。携帯に連絡はした?」

 

未来「したが、、出ないんだ。」

 

リサ「出たのはだいたい一時間前、、、確かに遅いね。」

 

未来「ライブには必ず間に合わせるから先に準備だけしておいてくれ。」

 

リサ「わかった。こころ達にも伝えておくよ。」

 

未来「ありがとう。」

 

 

 

 

ーーー学校外

 

未来「(日菜はおそらく一番近い業務スーパーに向かったはずだ。となると、、、あっちか。)」

 

 

ーーー10分後

 

未来「いない、、、仕方ない。」

 

 

prrrrrrr

 

未来『すまない。今大丈夫?』

 

永久『大丈夫ですよ。どうかしましたか?』

 

未来『人探しを頼みたい。氷川日菜って言ってわかるか?』

 

永久『わかりますよ。あの水色髪の方ですよね。』

 

未来『ああ。実はな、、、』

 

 

永久『それは心配ですね。わかりました。すぐに探します。』

 

未来『私的用事でごめん。』

 

永久『気にしないでください。見つけたら連絡します。』

 

未来『ありがとう。』

 

 

未来「何処にいるんだ、、、日菜。」

 

 

 

 

 

 

ーーー5分後

 

prrrrrrr

 

未来『どうした?見つかったか?』

 

永久『大変です!すぐに来てください!』

 

未来『っっ!!わかった。場所はどこ。』

 

永久『裏門から10分ほどまっすぐ行った場所の路地です!地図送っておきます!急いでください!』

 

未来『わかった!』

 

 

未来「(永久のあの慌てよう、、、何かあったに違いない。急がなきゃ!」

 

 

 

 

ーーー永久side

 

永久「(氷川先輩、、、どこにいるんだろう、、、)ごめん、、人手が必要だから来てくれるか。」

 

一年男子「わかった。」

 

 

ーーー5分後

 

一年男子『永久!急いできてくれ!』

僕は電話に答える前に走り出していた。

 

永久「これは、、、、まずは救急車だ!連絡頼む!」

 

一年男子「わかってる。もうしてるよ!」

 

永久「先に、、、未来先輩に電話か!」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

永久「こっちです!」

 

未来「っっ!!日菜っ!」

 

日菜「、、、、、、」

 

そこには買い物袋を持っている日菜が倒れていた。

 

未来「日菜!、、、永久、救急車は?」

 

永久「もう連絡しました。幸い病院が近くにあるため3分程度で来れるそうです。」

 

未来「わかった。(日菜の容態からして、、、、轢かれたか、、、でもおかしい、、道路に痕がない、、、、どうしてだ、、?いや、、、それよりも今は日菜だ。)」

 

未来「日菜、大丈夫か!?、、、とりあえずできることをしておこう。永久、リサに連絡してくr(いや、、、今言えば確実にリサは弾けなくなる、、、それに紗夜だって、、、どうするべきなんだ、、、今回のライブは、、Roseliaにとって、、、大事なものだ、、、)」

 

未来「永久、日菜を頼む。僕は日菜の親に連絡する。」

 

永久「わかりました。」

 

 

 

prrrrrr

 

未来『もしもし。玲さん?』

 

玲『ええ。あなたからの連絡は珍しいわね。何かあったのでしょう?』

 

未来『うん、、!日菜が来るまで轢かれた。かなりの重傷。救急車で病院まで運ぶから病院に言ってくれ。』

 

玲『日菜が!?あの子、、わかったわ。すぐに向かうわ。紗夜には連絡した?』

 

未来『いやまだ。今からライブなんだ。』

 

玲『あなたもでしょう?直ぐに向かいなさい。私情があれどオーディエンスを待たせることだけはしてはいけない。紗夜にもライブ後に伝えなさい。何か言われても私があなたをかばうわ。』

 

未来『、、、、わかった。ごめんなさい。』

 

玲『あなたは悪くないわ。日菜の息はあるかしら?』

 

未来『弱いけどあるよ。』

 

玲『わかった。救急車にはあなたが信頼できる人を乗せてちょうだい。いないならいいわ。』

 

未来『わかった。ライブが終わったらすぐに行くよ。』

 

玲『待ってるわ。』

 

 

未来「永久。救急車が来たら一緒に乗ってくれ。お母さんが病院にいるはず。」

 

永久「わかりました。未来先輩は、、、、ライブに行くんですよね。」

 

未来「()()()にそう言われちゃったからね。、、、日菜は頼んだ。」

 

永久「はい。任せてください。信頼と信用にかけて。」

 

 

 

 

未来「(もうライブ開始時間に近い、、間に合うか?)」

 

 

 

あこ「あ!みら兄きたよ!」

 

燐子「汗だくですね、、、、何かあったんですか?」

 

未来「いや、、、何でもないから気にしないでくれ。」

 

リサ「そういえば日菜はいた?」

 

未来「あ、ああ。いた。今は調理場に向かってるって。ライブだから先に行ってって言われたよ。」

 

紗夜「そうですか。行きましょうか。お化け屋敷には行けなかったけれどもライブは成功させますよ。」

 

友希那「ええ。もちろんよ。未来、行けるかしら。」

 

未来「、、、、、ああ。、、行こう。ステージへ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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第二十四話「突然」

未来「、、行こう。、、ステージへ。」

 

 

 

 

友希那「皆さん、こんにちは。Roseliaです。今日は私たちのライブ、楽しんでいってちょうだい。」

 

リサ「今日は6人で演奏するよー!」

 

あこ「みんな!あこたちのすごいところ見ていってね!」

 

「おおおおおお!!!!」

 

友希那「早速だけれど一曲目いくわよ。私たちのオリジナル曲、『BLACK SHOUT』」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「はぁ、、はぁ、、、ふぅ、、、(心を落ち着かせて、、、心配していた僕が落ち着かないでどうするんだ、、、)

 

 

燐子「(あれ、、?、、、未来君の音、、いつもより乱れてる、、、、焦ってる、、?のかな、、、、)」

 

 

 

友希那「(あら、、?、、、未来、、どうしたのかしら、、、、いつもよりも演奏が荒いわ。落ち着きなさい、、あなたらしくないわ。)」

 

 

リサ「(ん、、、、、これ、、、のことだよね、、前に、話したやつ、、、、未来、、落ち着いて!)」

 

 

 

 

 

友希那「ありがとう。次の曲に行くわ。次の曲は『魂のルフラン』」

 

 

燐子「(未来君の一番近くにいるのは、、、私、、!何とか、、しないと、、!)、、未来君、、、大丈夫、、?、、焦らなくても、、大丈夫、、だよ。

 

未来「ふぅ、、、ごめん、、燐子。ありがとう、、、もう、、大丈夫。

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

友希那「ありがとう。」

 

 

「おおおおおお!!!!!」「レベル高いよね!」

「私ファンになった!」「俺も俺も!」「ライブいこーぜ!」

 

 

 

紗夜「なかなか良かったですね。」

 

リサ「うん!私も練習したところしっかりできたし!」

 

あこ「あこもあこも!」

 

友希那「お疲れさま。言いたいことはあるけれど、次はハロハピ。あなたは出るんだから私たちのライブのことはいったん忘れていってきなさい。」

 

未来「、、、、ああ。わかった。(やっぱり、、、わかっていたか、、、、)」

 

 

 

こころ「準備はいいかしら!?未来!」

 

リサ「あ!こころん!」

 

こころ「リサ!それにみんな!お疲れ様!私たちのライブも見ていって頂戴!」

 

友希那「ええ。楽しみにしているわ。」

 

こころ「いくわよ!未来!」

 

 

 

 

友希那「やっぱり、、未来。演奏中おかしかったわよね。」

 

リサ「うん、、、なんとなくだけど、、、焦ってる?って感じがしたかも。」

 

紗夜「そうですね。ただいまは反省会ではなく次の演奏を見ましょう。」

 

燐子「そ、そうですね。」

 

 

 

こころ「こんにちはー!私たちの曲を聞いて行って笑顔になって行ってね!」

 

「イェーイ!」「あの子可愛い!」

 

 

こころ「いくわよー!シルエット!」

 

 

♪いっせーのーせで踏み込むゴールライン

 

♪僕らは何も何もまだ知らぬ

 

♪一線超えて振り返るともうない

 

♪僕らは何も何もまだ知らぬ

 

♪うだってうだってうだってく

 

♪煌めく汗がこぼれるのさ

 

こころ「いっくよー!」

 

♪覚えてないこともたくさんあっただろう

 

♪誰も彼もシルエット

 

♪大事にしたいもの持って大人になるんだ

 

♪どんな時も離さずに守り続けよう

 

♪そしたらいつの日にか

 

♪なにもかもを笑えるさ

 

♪ひらりとひらりと舞ってる

 

♪木の葉が飛んでゆく

 

 

こころ「ありがとー!あら?未来!もっと笑顔じゃなきゃダメよ!」

 

未来「、、、うん!ありがとう、こころ。(落ち着くんだ、、、今は、、演奏に集中しろ、、!)」」

 

こころ「気にしないで頂戴!次の曲いっくわよー!」

 

こころ「『笑顔のオーケストラっ!』」

 

 

 

リサ「こころ達、上手だね!」

 

友希那「ええ。たくさん練習したのでしょう。」

 

紗夜「そうですね。特に歌っている彼女はとても上手です。」

 

燐子「友希那さんとは、、ジャンルが違うから、、、わからないけど、、とっても上手です、、!」

 

あこ「はい!見ているあこたちも元気になります!」

 

友希那「そうね。それに未来のほうも、、、」

 

リサ「うん。演奏が落ち着いてるね。(でも、、さっきはどうしてあんなに、、焦ってたんだろう。)」

 

紗夜「いつも通りの演奏ですね。さすがです。」

 

 

 

 

花音「(ふぇぇ、、やっぱり未来君、、、すごいなぁ、、私も、、見習わないと、、、!)」

 

 

ミッシェル(美咲)「(こころ、、、はしゃぎすぎじゃない、、、?、、、でも、未来さん、、すごいなぁ、、こころに合わせてる。周りを見て、、演奏を変えてるんだ、、、私も見習わなきゃ。)」

 

 

 

 

こころ「みんなー!ありがとうー!」

 

「可愛かったよー!」「もっと聞きたいー!」

 

 

こころ「未来!あなたはやるべきことがあるのでしょう?」

 

未来「、、、ああ。でも、、どうしてわかったんだ?」

 

こころ「演奏中、いつもと未来が違ったから!」

 

未来「、、いつも通り接してくれてありがとう。」

 

こころ「全然かまわないわ!また今度、一緒に演奏しましょう!」

 

未来「うん。じゃあ、また今度、、(Roseliaのみんなには悪いけど、、、、見つからないように、、!」

 

未来は走り出した。

 

 

 

リサ「あれ、、?」

 

紗夜「???今井さん、どうかしましたか?」

 

リサ「今真剣な表情で未来が走っていったように見えたんだけど、、、」

 

紗夜「私には何も見えませんでしたが、、、」

 

リサ「じゃあアタシの勘違いかも。気にしないで、紗夜。」

 

紗夜「ええ、、、」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

ーーー病院

 

医師「これは、、、ひどいな、、、すぐに手術を始める。準備してくれ!」

 

看護師「はい!」

 

 

救急隊員「こちらでお待ちになってください。」

 

永久「はい。ありがとうございます。」

 

 

玲「あなたが未来が信用している方かしら?」

 

永久「恐らくそうです。こんにちは。羽丘学園高校1年、結城永久といいます。」

 

玲「いきなり嫌な言い方してしまってごめんなさいね。私は氷川玲。あの子、日菜の親よ。」

 

 

玲「まずは、あの子を助けてくれてありがとう。あなたがいなければ発見が遅れていたでしょうし、あの子も助からなかった。」

 

永久「い、いえ!お顔を上げてください!、、でも、日菜先輩がご無事でよかったです。まだ、、、どうなるかはわかりませんが。」

 

玲「そうね、、、今私たちにできることは、、待つことのみ。信じて待ちましょう、、、あなた、、永久君。」

 

永久「はい、、どうかしましたか?」

 

玲「学校へ戻っても構わないのよ。もう私がいるから。」

 

永久「いえ、、ここにいさ居させてください。少なくとも先輩がこちらに戻るまでは居させてください!お願いします。」

 

玲「、、、本当にいい子なのね。あなたをあの子が信用するのも納得できるわ。ええ。むしろ私からお願いするわ。彼が来るまで一緒にいてくれる?」

 

永久「はい!」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「(日菜!、、、日菜!)」

 

 

 

 

 

ーーー病院

 

未来「(ついた、、!玲さんは、、、)」

 

 

玲「未来。」

 

未来「玲さん。」

 

玲「お疲れ様。日菜は今手術中。」

 

未来「そう、、、」

 

玲「日菜ならきっと大丈夫よ。」

 

未来「うん、、、、」

 

玲「紗夜には伝えた?」

 

未来「いや、、、伝える前にこっちに来ちゃった、、」

 

玲「わかったわ。私から連絡しておくわ。」

 

未来「ありがとう。」

 

玲「気にしないで。あなたは日菜を見ていてくれる?」

 

未来「わかった。」

 

 

 

玲『紗夜?今大丈夫かしら?』

 

紗夜『はい。大丈夫ですが、、、なにかありましたか?』

 

玲『実は、、、日菜が轢かれて今手術中なの。』

 

紗夜『え、、、、、。』

 

リサ「どーしたの?紗夜。」

 

紗夜「いえ、、なんでも、、」

 

リサ「顔色悪いよ。電話の相手は、、、玲さんか。アタシ代わるよ?」

 

紗夜「すみません、、、、お願いします、、」

 

リサ「うん。ちょっと休みな、、、」

 

リサ『もしもし、今井リサです。紗夜が顔色悪かったので電話代わったんですけど、、、どうしたんですか?』

 

玲『あら、リサちゃん。ありがとう、、あなたにも後で同じことを伝えようと思っていたから手間が省けてよかったわ。』

 

リサ『何か、、、、あったんですか?』

 

玲『実はね、、、日菜が今手術中なの。車に轢かれてしまって。』

 

リサ『え、、、、う、嘘じゃないんですか!?』

 

玲『嘘じゃないわ。』

 

リサ「で、でもさっき未来が、、日菜は調理場に向かってるって、、、』

 

玲『未来も今ここいるわ。ごめんなさい、、、私が嘘をつくように言ったの。』

 

リサ『え、、、、(さっき走ってたのはやっぱり未来だったんだ。)ど、、どうしてですか?』

 

玲『あなたたち、ライブだったんでしょう?オーディエンスを待たせてはいけないから。』

 

リサ『、、、今から行きます。紗夜も連れて。』

 

玲『わかったわ。』

 

 

 

リサ「友希那、ごめんね。用事ができちゃった。」

 

友希那「紗夜も連れてくのでしょう?」

 

リサ「うん。午後、一緒に回る予定だったのに、、ごめん。」

 

友希那「気にしないで頂戴。早く行きなさい。」

 

リサ「ありがとう。紗夜、行くよ。」

 

紗夜「ありがとう、、ございます、、、今井さん、、、」

 

 

 

あこ「紗夜さん、、どうしたんだろう?」

 

燐子「わからないけど、、、きっとよくないことだよね、、」

 

友希那「でも、私たちから聞く気にはなれないわ。リサや紗夜から話してくれるのを待ちましょう。」

 

燐子「そう、、ですね、、」

 

あこ「友希那さん!午後、一緒に回りませんか!?」

 

友希那「ええ。そうね、一緒に回りましょう。リサもいなくなってしまってちょうど回る相手がいなかったの。」

 

燐子「ふふっ、、ちょうどよかったです、、!」

 

友希那「燐子たちはどこへ行くの?」

 

あこ「まだ決めてないです!」

 

友希那「そう。一か所行きたい場所があるのだけれど、、構わないかしら?」

 

燐子「大丈夫ですよ、、、そうだよね、?あこちゃん。」

 

あこ「うん!友希那さんがどこに行きたいのか気になりますし!」

 

友希那「そ、そんなに期待しないで頂戴、、、」

 

燐子「とりあえず、、行って、みましょう。」

 

あこ「レッツゴー!」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

リサ「紗夜、、大丈夫?」

 

紗夜「、、今井さん、、ごめんなさい、、、」

 

リサ「なんであたしに謝るの?」

 

紗夜「、、、、、、」

 

リサ「紗夜は何も悪くないよ。、、、日菜なら、、きっと大丈夫だよ、、、」

 

紗夜「、、、そうですね、、、日菜は、、大丈夫、、ですよね、」

 

リサ「(未来、、、焦っていたのって、、そういうことだったんだ、、、、着いたら、、なんて声、かけようかな、、)」

 

紗夜「、、、、」

 

紗夜は足を止めた。

 

リサ「紗夜?、、どうしたの?」

 

紗夜「、、病院に、、行きたくないんです、、、」

 

リサ「そっか、、、うーん、、、、(未来、、、今電話して大丈夫かな、、、、)」

 

 

prrrrrrr

 

未来『、、もしもし、、リサ?』

 

リサ『うん、、、、今電話して大丈夫だった?』

 

未来『大丈夫だよ。何かあった?』

 

リサ「実はさ、、紗夜が病院に行きたくないって、、、』

 

未来『紗夜が、、?そっか、、、、いまどこ?』

 

リサ『もうちょっとで病院に着くんだけど、、、』

 

未来『そっちに僕行くよ。待ってて。』

 

リサ『うん、、わかった。待ってるね。』

 

 

リサ「紗夜。未来がこっちに来てくれるって。」

 

紗夜「未来君まで、、、ごめんなさい、、、ごめんなさい、、、!」

 

リサ「紗夜、、一回落ち着いて。ほら、深呼吸深呼吸!」

 

紗夜「、、、ふぅ、、ふぅ、、、ありがとう、、今井さん、、少し、、落ち着きました、、」

 

リサ「よかった、、、でも紗夜。顔真っ白だよ?大丈夫?」

 

紗夜「、、、大丈夫といえば嘘に、、なるかもしれませんね、、」

 

リサ「何かあったの?」

 

紗夜「、、話したく、、、ありません、、、、ごめんなさい、、、」

 

リサ「紗夜は謝らないで、、でも、、、そっか、、、(きっと、、悪いことでも、、見えて、連想しちゃったんだろうな、、)」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「永久、玲さん、紗夜のところに行ってきます。」

 

玲「もう大丈夫なのね。」

 

未来「、、、僕は、ですが。」

 

玲「わかったわ。日菜は見ているから安心して。」

 

未来「ありがとう、、行ってくる。」

 

 

 

 

 

未来「(確かリサが言ってた場所までは、、、5分くらいか、、急ごう。)」

 

 

 

 

 

 

未来「いた、、リサ!紗夜!」

 

リサ「あ!未来!」

 

紗夜「、、、未来君?」

 

未来「紗夜!、、大丈夫か?」

 

紗夜「、、はい、、すみません、、、」

 

未来「何があったの?」

 

リサ「未来、、ちょっと、、」

 

未来「、、どうしたの?リサ。

 

リサ「未来が来る前にね、アタシも紗夜に聞いたんだけど、、答えてくれなかった。多分、、、嫌なことを連想しちゃったんだと思う、、、

 

未来「そっか、、、、わかった、、ごめん、、紗夜。答えなくて大丈夫。」

 

紗夜「すみません、、、、」

 

未来「、、、まだ病院には行きたくない?」

 

紗夜「、、、怖い、、です、、」

 

未来「わかった、、、なら病院には行かない。」

 

リサ「じゃあどこに行くの?」

 

未来「、、、、家に戻ろう。」

 

リサ「そう、、、だね。わかった、そうしよっか。」

 

未来「うん。紗夜、歩ける?ここから僕の家まではそんなに遠くないけど、、、」

 

紗夜「はい、、、歩けます。大丈夫です。」

 

未来「じゃあ行こうか。」

 

 

 

 

 

未来「(あの現場、、、おかしい点がいくつかある、、、きっと日菜は撥ねられた、、、でも誰に?、、)」

 

リサ「、、い、、未来!」

 

未来「犯人捜しはしたほうがいいのだろうか、、でも、、、見た人がいない以上、日菜に聞くしかない、、、とりあえず日菜が目覚めるのを待つか、、、)」

 

リサ「未来!」

 

未来「ああ、、ごめんリサ。考え事してた。」

 

リサ「何を考えてたの?」

 

未来「いや、、、何でもないよ。」

 

リサ「そっか。(日菜のこと、、だよね。)」

 

 

 

 

ーーー未来の家

 

 

未来「着いたよ。さ、入ろう。」

 

リサ「そうだねー。おー、ただいま。レイン!」

 

レイン「ニャア」

 

レインはそのまま紗夜のもとへ歩いて行った。

 

レイン「ニャア?」

 

紗夜「、、、こんにちは。レイン。」

 

未来「いつまでも外にいては寒いし、中に入ろう。」

 

紗夜「はい、、、」

 

 

未来「二人ともくつろいでて。」

 

リサ「わかった。何かする?紗夜。」

 

紗夜「、、、ごめんなさい、、何もする気に、、なれないの、、」

 

リサ「紗夜、、少し横になったほうがいいよ。顔色もさっきより悪いよ。」

 

紗夜「いえ、、大丈夫ですから、、」

 

リサ「だーめ。寝室に行くよ。」

 

紗夜「、、今井さん、、!」

 

 

ーーー寝室

 

リサ「紗夜が寝るまでアタシも横にいるからね。」

 

紗夜「、、、わかりました、、、では、少しだけ寝させていただきます、、、」

 

リサ「うん。しっかり休んでね。」

 

 

紗夜「スゥ、、、、スゥ、、、」

 

リサ「(紗夜、、すぐ寝ちゃったな、、、疲れてたんだろうな、、、なんだか、寝ている紗夜を見たらアタシも眠たくなっちゃったなぁ、、、布団も二つあるし、、、アタシも寝ちゃおうかな。きっと未来が起こしてくれるよね。)」

 

 

 

 

 

未来『玲さん、、紗夜は病院に行けそうにないから僕の家に連れてきたけど大丈夫?』

 

玲『ええ。大丈夫よ。日菜が戻るまではそこにいるかもしれないけどいいかしら?』

 

未来『僕は大丈夫だよ。明日の文化祭系も僕から伝えておくよ。』

 

玲『お願いするわ。』

 

未来『、、、日菜の手術はどう、、?』

 

玲『まだ続いているわ。』

 

未来『そう、、だよね。うん、わかった。』

 

玲『、、、紗夜のこと、よろしくね。』

 

未来『うん。もちろん。』

 

玲『手術、終わったら連絡するわ。』

 

未来『わかった。長引くようだったらその都度連絡してほしい。』

 

玲『ええ。わかったわ。それじゃあね。』

 

未来『うん。またね。』

 

 

 

 

未来「きっと紗夜が病院に行けない理由、玲さんは知っているんだな、、、よし、、料理でも使用、、紗夜とリサは今は寝てるから、、起きたときに食べれるようにしておこう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

prrrrrrr

 

 

未来『玲さん?』

 

玲『ええそうよ。今手術が終わったわ。』

 

未来『、、どうだった?』

 

玲『手術は無事成功したわ。』

 

未来『そう、、、よかった、』

 

玲『でも、、』

 

未来『でも?』

 

玲『後遺症が残ってる可能性が高いって、、、』

 

未来『、、、わかった。』

 

玲『詳しいことは日菜が起きてからじゃないとわからないから、、まだ何とも言えないけど、、』

 

未来『わかった、、後で僕も行くよ。』

 

玲『いえ。あなたは紗夜と一緒にいてちょうだい。紗夜が自分から日菜のもとへ向かったときにあなたも来て頂戴。』

 

未来『、、わかった。』

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

紗夜「ん、、、」

 

リサ「ん、、、未来、、、紗夜、、

 

紗夜「(寝言、、かしら?、、、今井さんらしい可愛らしい寝言、、幸せそうだわ、、どんな夢を見ているのかしら?)」

 

リサ「ん、、、日菜、、、むにゃ、、

 

紗夜「っっ!!(日菜、、、)」

 

 

 

 

ガチャ

 

 

未来「あ、起きたんだね。おはよう。」

 

紗夜「おはよう、、ございます。」

 

未来「リサはまだ寝てる?」

 

紗夜「ええ。、、幸せそうに寝ています。」

 

未来「なら、、起こすのは後にしようか。自分で起きるのを待とう。」

 

紗夜「ええ、、そうですね。」

 

未来「ご飯食べよう。二人が寝ている間に作っておいたんだ。」

 

紗夜「ありがとうございます。」

 

未来「今準備するね。」

 

紗夜「手伝います。」

 

未来「いいよいいよ、紗夜は座ってて。」

 

紗夜「わかりました。ありがとうございます。」

 

 

 

未来「さ、食べよっか。」

 

ガチャ

 

未来「ん?」

 

リサ「んー。いい匂い。」

 

未来「あはは、おはよう。リサ。」

 

リサ「うん、、おはようー。」

 

紗夜「食事の匂いに引き付けられて起きたんですか?」

 

リサ「多分ー。あ、美味しそう!」

 

未来「よかった。できるだけ二人の好きなもの、作ったんだ。」

 

紗夜「わざわざありがとうございます。」

 

リサ「紗夜、食べよ!」

 

紗夜「わかっています。いただきます。」

 

リサ「いただきますー!」

 

 

 

 

紗夜「、、、日菜は、、」

 

未来・リサ「「っっ!!」」

 

紗夜「日菜は、、、どうですか?」

 

未来「日菜は、、、」

 

紗夜「お気遣い、、ありがとうございます。日菜のこと、教えてくれませんか?」

 

未来「、、、、わかった。」

 

 

未来「日菜の手術は無事に終わった。」

 

紗夜「よかった、、!!!」

 

リサ「紗夜、、!!」

 

泣き崩れる紗夜をリサは優しく抱きしめた。

 

未来「でも、、後遺症の可能性が高いそう。詳しくは日菜が目覚めるまでわからない。」

 

リサ「、、、後遺症って、、、どんなのがあるの、、?」

 

未来「後遺症は、いろいろある。軽度なものであれば倦怠感や頭痛、耳鳴りなど。重度なものだと、麻痺や記憶障害、歩行障害、知覚障害なんかがある、、」

 

リサ「、、、日菜は、、まだわからない、、よね、、」

 

未来「日菜が起きないことには、、」

 

紗夜「、、そんな、、、」

 

 

 

紗夜「日菜に、、、日菜に会わせてください。」

 

未来「、、、紗夜、大丈夫なの?」

 

紗夜「、、、私は、日菜の姉です。あの子が目覚めたときにすぐそばに、一番近くに私がいてあげたい。」

 

未来「、、、わかった。病院に行こう。」

 

リサ「アタシもいく。」

 

未来「分かってる。僕もいく。今すぐに準備をしよう。」

 

 

 

 

未来「準備は出来た?」

 

紗夜「はい、、」

 

リサ「うん。大丈夫だよ。」

 

未来「じゃあ行こう。下にタクシー呼んであるからそれで行こう。紗夜も早く着いたほうがいいでしょ?」

 

紗夜「、、はい。あの子がいつ目覚めるか、わかりませんから。」

 

 

 

未来「都立病院までお願いします。」

 

タクシードライバー「わかりました。」

 

 

 

 

 

 

タクシードライバー「1020円です。」

 

未来「はい、、ちょうどです。」

 

タクシードライバー「どうも。お気を付けて。」

 

未来「ありがとうございます。さあ、行こう。」

 

紗夜「あの、未来君。お金は、、」

 

未来「後でいいから、、今は日菜のもとへ急ごう。」

 

紗夜「、、、ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

玲「思ったよりも早かったわね。紗夜。」

 

紗夜「お母さん、、日菜は、、」

 

玲「まだ寝ているわ。」

 

紗夜「そう、、ですか、、、」

 

永久「未来先輩。」

 

未来「今までいてくれたんだね。ありがとう。」

 

永久「いえ。僕がしたくてやったことなので。日菜先輩がご無事でよかったです。」

 

未来「僕だけじゃこうはいかなかった。本当にありがとう。」

 

永久「お役に立ててよかったです。」

 

紗夜「あなたが日菜を、、?、、、本当にありがとうございます、、、!」

 

永久「本当によかったです。」

 

 

未来「紗夜、僕たちは帰るよ。」

 

紗夜「、、、え、、?」

 

未来「日菜が起きるまで紗夜と玲さんが近くにいたほうがいいよ。家族なのだから。」

 

紗夜「、、、、、わかりました。」

 

玲「日菜が起きたらすぐに連絡するわ。」

 

未来「わかった。じゃあリサ。永久。帰ろう。、、、日菜、あんまり小夜に心配かけちゃだめだよ。、、また来るからね。」

 

リサ「、、、うん。わかった。、、またね、日菜。また来るよ。」

 

永久「では、、失礼します。」

 

 

 

 

紗夜「日菜、、、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんだかルート分岐したくなってきてしまった、、、、
(happy√&bad√)
ルート分岐アンケート作るのでぜひ投票お願いします
(happyの複数ヒロイン√欲しい方、感想で教えていただけると嬉しいです。)

求)感想

P.S)アンケートご協力ありがとうございました。1日という短い間ではありましたがたくさんの方にご投票頂きました。アンケート結果に基づき、ルート分岐ありとさせていただきます。分岐なしに投票してくださった方、ご要望に添えず申し訳ありません。
ですが分岐したからと言って決して雑に作ったりはしないのでご了承ください。ルード分岐回はしっかりと明記して投稿させていただきます。しばらくお待ちください!


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第二十五話「交差する運命」(ルート分岐)

共通√終了します。これ以降、ルート分岐が発生します。

また、今後に関するかなり重要なアンケートがございます。ぜひ投票してくださるとありがたいです。


ーーー???

 

 

日菜「あれ、、?ここどこ、、、、?」

 

 

日菜「何もない、、、それに、、暗い、、、、みんなは、、、?」

 

 

日菜「なにあれ、、、あ、、!待って、、!」

 

日菜は何もない場所に現れたたった一つの光を追い求める。

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

リサ「いらっしゃいませ。あ、先生。」

 

魁人「やぁ、今井さん。」

 

リサ「こんにちは。こちらへどうぞ。」

 

魁人「ここは学生が作ったとは思えないクオリティのカフェだね。」

 

リサ「そういってもらえてうれしいです。」

 

魁人「そうだな、、、これをお願いします。」

 

リサ「かしこまりました。」

 

 

リサ「未来ー。えっとー、、、」

 

 

 

 

魁人「(様子を見に来てみたけど、、やはりいないか、、、仕方ない、、()()が、、ね。」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

ーーー路地

 

 

 

未来「(やはりおかしい、、、、痕跡がない、、となると、、、轢かれた後に運ばれたのか、、?でも、、どうして、、、、)」

 

永久「どうしたんですか、、先輩。」

 

未来「、、永久か。」

 

永久「はい。少し気になってきてみたんです。」

 

未来「何が気になった?教えてくれ。」

 

永久「僕はただ何となくって感じです。すいません、、お役に立てなくて。」

 

未来「いや、大丈夫。」

 

永久「先輩はどうしてここに?」

 

未来「日菜の現場を最初に見たときに違和感を覚えたんだ。」

 

永久「違和感、、、、ですか?」

 

未来「うん。普通、車で通行人を撥ねそうになったら急ブレーキを踏んだろう?間に合わなかったとしても。」

 

永久「そう、、ですね。まだ車を運転したことはないですが、、自転車なんかでも確かにブレーキは踏みますね。」

 

未来「そう。しかも日菜の容態はかなり悪い。徐行程度のスピードなら彼女ならよけることだって出来たはずだ。法定速度ほどならわからないが、、」

 

永久「そうですね、、、」

 

未来「つまり日菜にぶつかったとき、スピードはかなり出ていたはずだ。そんな状態で急ブレーキをしたらどうなる?」

 

永久「そうですね、、、タイヤが空回りして道路に痕が、、あ!」

 

未来「そう。でもこの道には痕は一つもない。このことから二つのことが予想できる。一つは明確な意思思って轢いた。そして二つ目は、、」

 

永久「ここではない場所で轢かれて移動させられた、、ですか?」

 

未来「そう。今のところどちらかどうかはわからない。」

 

永久「そうですね、、、僕、このあたりの道路全部調べますよ!」

 

未来「さすがに永久でも調べきれないんじゃないか?住宅街も合わせ、かなりの本数あるぞ。」

 

永久「僕だけでは確かに無理でしょうけど、、僕には仲間がいるので。」

 

未来「一年生か、、」

 

永久「はい。彼らなら必ず手伝ってくれますから。」

 

未来「、、でも、いいのか?」

 

永久「はい。今回の事件、手伝わせてください。」

 

未来「僕からしたら願ったりかなったりだよ。本当にありがとう。」

 

永久「すぐに行動を始めます。」

 

未来「くれぐれも気を付けて。犯人だって分からないんだ。いつ狙われてもおかしくはない。」

 

永久「わかりました。」

 

未来「何かあればすぐに連絡をくれ。必要なものがあれば僕が用意する。」

 

永久「わかりました。ありがとうございます。」

 

未来「それじゃあ僕は行くよ。」

 

永久「はい。未来先輩も気を付けて。」

 

未来「うん。」

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

リサ「----だったんだ、、」

 

リサはRoseliaのメンバーに日菜のことを話した。

 

友希那「そう、、、だからだったのね。」

 

燐子「そんな、、、日菜さんが、、、」

 

あこ「ひ、ひなちんは大丈夫なんだよね、、!?」

 

リサ「うん、、、でお、、起きた後にどんな後遺症が残るかわからないって、、、未来も言ってた。」

 

あこ「こういしょう、、、って何?りんりん。」

 

燐子「後遺症っていうのは、、ケガとか病気の後に体に残る症状のことで、、障害とか、、傷跡とかが残る、、事、、だよ。」

 

友希那「まだ目覚めてないのかしら?」

 

リサ「うん、、、」

 

燐子「あの、、氷川さんは、、?」

 

リサ「紗夜は、、今も日菜の隣にいると思う。昨日からずっと病院にいるよ。」

 

あこ「お見舞い、、行ったほうがいいのかな?」

 

リサ「日菜が、、目覚めてからのほうがいいと思う、、」

 

友希那「なら、その時にみんなで行きましょう。」

 

あこ「早く、、起きてほしいね、」

 

燐子「うん、、、」

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーー学校

 

 

 

蘭「あっ、、先輩、、私のライブ、どうでした?」

 

未来「、、ごめん、ライブ、見れなかったんだ。」

 

蘭「え、、?どういうことですか、、?」

 

未来「ごめん、、、実はさ、今日菜が入院してるんだ。」

 

蘭「え、、?日菜さんが入院?」

 

未来「まだ、目が覚めないんだ。」

 

蘭「ち、ちょっと待ってください、、!頭こんがらがってきた、、、」

 

未来「文化祭の買い出しの帰りにおそらく車に撥ねられたんだ。」

 

蘭「、、、そん、、、な、、、」

 

未来「でもライブは、生徒会に録画があるから見るよ。生で見られないのは残念だけど、、見て必ず感想を伝える。」

 

蘭「うん、、、私も大変な時に人の気持ちを考えないで、、ごめんなさい、、、」

 

未来「知らなかったんだ。仕方ない。なるべく早く感想を伝えるよ。」

 

蘭「わかりました、、、ありがとうございます。」

 

 

 

 

未来「(早めに見に行ったほうがいいよな、、、、、ポピパやグリグリのも見ておきたいし、、)」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

 

 

ピンポーン

 

香澄「こんにちは!」

 

未来「こんにちは。香澄。」

 

リサ「こんにちは。元気だね!」

 

香澄「もう元気百倍です!」

 

未来「どうして?」

 

香澄「文化祭でポピパで最高のライブができたので!」

 

未来「うん。いいライブだったね。録画だったけどとてもいいライブだった。」

 

リサ「アタシは生で見てたけどすっごいよかったよ!」

 

香澄「ほんとですか!?ありがとうございます!」

 

未来「特にキーボードを弾いていた市ヶ谷さん。とても楽しそうに弾いていてよかったよ。」

 

香澄「有咲に伝えときます!きっと喜ぶだろうなぁ、、」

 

リサ「もう香澄たちも立派なバンドガールだね!」

 

香澄「はい!本当に教えていただきありがとうございました!」」

 

リサ「アタシもうかうかしてられないなぁ。」

 

未来「そうだね。また練習しないと。」

 

香澄「Roseliaすっごくかっこよかったです!」

 

リサ「そういってくれると嬉しいよ!」

 

香澄「いつか一緒にライブとかしたいです!」

 

リサ「うん!楽しそうだね。」

 

未来「できると思うよ。」

 

香澄「なら私、もっと練習します!それから、できる曲も増やしたいです!」

 

未来「なら、作詞や作曲をしてみたらいいんじゃないか?」

 

香澄「作詞ってあれですよね!えっと、、、前に未来先輩が私に即興でしてくれたあれですよね!」

 

未来「うん。」

 

リサ「普通は出来ないんだけどね(笑)。」

 

香澄「私に、、できるかなぁ、、」

 

未来「香澄ならできるよ。できなくても僕が教えるから。」

 

リサ「いいなー。アタシにも教えてよ。」

 

未来「いいよ。じゃあ一緒に考えてみよっか。」

 

香澄・リサ「「はい!(うん!)」」

 

 

 

未来「じゃあまず、僕のやり方を先に教えるね。僕はまずジャンルを決めるかな。」

 

リサ「ジャンル?」

 

未来「うん。STARBEATを考えたときは香澄がジャンルをくれたからとても考えやすかったよ。」

 

香澄「『星』ですか?」

 

未来「うん。だからまずはジャンルを決めてみるといいと思うよ。」

 

リサ「うーん、、、、香澄は決まった?」

 

香澄「そうですね、、、なんとなく、、ですけど決まりました!」

 

未来「何にしたの?」

 

香澄「『絆』、、、です。」

 

リサ「どうしてそれにしたの?」

 

香澄「やっとみんなで集まって走り始めることができたんです!だから、、みんなで一緒に絆を深められる曲がいいなって思って!」

 

未来「うん、、いいと思う。とっても素敵だよ。」

 

香澄「ありがとうございます!」

 

未来「リサはどう?」

 

リサ「うん、、、なんとなくだけど、、、浮かんだかな。」

 

香澄「何ですか?」

 

リサ「香澄のをまねしたみたいになっちゃったけど、、、アタシも『絆』、、かな。ごめんね!香澄。」

 

香澄「全然!一緒に頑張りましょう!」

 

リサ「うん、そうだね!」

 

未来「二人とも決まったのなら次はキーワードを上げようか。二人とももう、書きたい人物については決まっているようだからね。」

 

リサ「キーワードって言ってもどんな感じの?」

 

未来「歌詞にしたい言葉なら何でもいいんだよ。使いたい言葉とか好きな言葉とか。」

 

香澄「わかりました!」

 

未来「これは時間をかけたほうがいいから自分が一番リラックスできる場所でやったほうがいいよ。」

 

香澄「なるほどー。」

 

リサ「リラックスできる場所か~。」

 

未来「うん。この続きは今度にしよう。書けたらメモに残して今度また持ってきて。」

 

香澄「わかりました!」

 

リサ「アタシも考えないと。」

 

未来「焦ったらいい歌詞はきっと出てこないよ。」

 

リサ「、、、、うん。」

 

香澄「じゃあ私帰ります!」

 

未来「うん。気を付けてね。」

 

香澄「はい!お邪魔しました!」

 

 

 

 

 

未来「、、、日菜と紗夜にでしょ?」

 

リサ「、、え、、?」

 

未来「曲を書きたい人たち。」

 

リサ「、、、わかってたんだ。」

 

未来「もちろん。」

 

リサ「、、、、今の紗夜はね、、脆すぎるんだよ。きっと何か簡単なことで壊れちゃう、、、だから、、、アタシが、、支えて、、あげたくて、、」ポロポロ

リサは涙ながらに語った。

 

未来「うん、、、そうだね、、こういう時こそ、、仲間が必要だからね。」

 

リサ「、、、アタシに書ける、、かな、、」

 

未来「、、、、僕には書けないよ。」

 

リサ「え、?、、、どういうこと、、?」

 

未来「いや、僕だけじゃない。友希那もかけない。あこも燐子も、、香澄にも書けないよ。」

 

リサ「、、じゃあアタシにも、」

 

未来「違うよ、リサ。リサにしか書けないんだよ。」

 

リサ「、、アタシにしか、、?」

 

未来「うん。リサにしか書けない言葉はあるはずだ。リサは書けるよ。絶対。」

 

リサ「、、、うん、、!、、アタシ、、頑張って書くよ、、!」

 

未来「リサは歌詞を。僕は曲を作るから。」

 

リサ「、、曲、、作ってくれるの?」

 

未来「もちろん。任せて。二人で一緒に作ろう。」

 

リサ「うん、、!ありがと、、、未来。」

 

未来「うん。じゃあ、お互いに作業をしようか。」

 

リサ「うん、、!」

 

 

 

 

 

ーーー1週間後

 

 

リサ「できた、、、できたよ、、、!」

 

未来「見せてもらってもいい?」

 

リサ「もちろん。どうぞ。」

 

未来「(、、、、握る手、、、離れても、、終わらない、、、、、絆がある、、)、、、うん、、すごい、、すごいよ、、リサ。、、、心にすごく、、響いた。」

 

リサ「そう、、かな、、」

 

 

未来「すぐに曲を合わせるよ。今日中には作るよ。リサは少し、、寝たほうがいいと思う。ずっと作ってたでしょ?」

 

リサ「うん、、、少し眠たくなっちゃった。」

 

未来「リサが起きたときには曲は完成させるから。リサの素晴らしい歌詞を台無しにしないように。」

 

リサ「わかった。じゃあ、、おやすみ。」

 

未来「うん、おやすみ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

日菜「ねぇ、、待ってよ、、!」

 

 

日菜「はぁ、、はぁ、、」

 

 

日菜「ここ、、、ほんとにどこ、、?、、、早く、、おねーちゃんに会いたいよ、、」

 

 

日菜は、迷い続ける。終わりのない暗闇を迷い続ける。

 

 

 

 

ーーー病院

 

紗夜「日菜、、、あなたは、、、いつまで、、眠っているの、、?」

 

 

 

 

 

玲「紗夜、交代の時間よ。ずっと寝てないでしょ?それにお風呂だって。病院の方が貸してくださるから入ってきなさい。」

 

紗夜「、、、はい、、わかりました。」

 

 

ガチャ

 

 

玲「日菜、、、」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

 

未来「できた、、、、、みんなを呼ぼう。」

 

 

 

友希那「いきなり呼んでどうしたのかしら?」

 

あこ「うん。何かあったの?」

 

未来「悪いニュースではないよ。実は、、リサと僕で曲を作ったんだ。」

 

燐子「そうなんですか、、?」

 

未来「うん。紗夜と、、日菜に向けて。」

 

あこ「っっ!!それって、、!」

 

未来「聞いてくれるか?」

 

友希那「ええ。聞かせてちょうだい。でもその前に一つ聞かせてくれるかしら?」

 

未来「どうした?」

 

友希那「リサは、、、リサはどこかしら?」

 

未来「リサは今寝てるよ。ここ一週間ぐらい、碌に寝てなかったんだ。ずっと歌詞を書いていた。」

 

友希那「そう、、」

 

未来「今は起きてくるまでそっとしてあげてくれるか?」

 

友希那「ええ、わかったわ。」

 

燐子「では、、聞きましょう。」

 

あこ「、、うん。」

 

 

 

友希那「(リサ、、、、あなたは、、、、、)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか。なんだか楽しげな雰囲気の文化祭かと思ったら一気にシリアスな展開に、、、
アンケートの投票をよろしくお願いします。

詳細を書かせていただきます。
1.「分岐ルート1完結後分岐ルート2を投稿」
読んで字のごとく物語を一度完結させてから2章25話の続きを別ルートで書くものです。
2.「分岐ルートを1話ずつ交互に投稿」
ルート1→ルート2→ルート1→、、、って感じです。
3.「各ルートを章ごと交互に投稿」
少し複雑なのですがルート1の1章(書き方は違うかも知れません)をすべて投稿した後にルート2の1章を投稿。それが終わったらルート1の2章を投稿、、、という感じです。
4.「ランダム投稿」
作者の気分でどちらのルートを書くか決めます。気分次第なので片方のルートが進まない可能性もございますがご了承ください。
何か質問があれば感想を通じてご連絡ください。
長文失礼しました。


ーーーーー
☆9評価 「☆そら☆」様ありがとうございます!
とても励みになります!


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第三章①「過去と未来」
第一話「別れ」


何度も書き直して何度も泣きました。
自分で書いた文章で泣くのってどうなんですかね…


未来「紗夜。久しぶりだね。」

 

紗夜「、、、未来君、、ですか。それに、、皆さんも、、こんにちは、、」

 

あこ「こんにちは、、、!紗夜さん、、」

 

リサ「紗夜、、、大丈夫、、?」

 

紗夜「私は、、大丈夫ですよ。」

 

燐子「(大丈夫じゃなさそう、、、、酷い隈、、それに、、元気が、、、ない、、)」

 

紗夜「それより皆さん、、なぜ来られたのですか、、?まだ、日菜は、、眠っていますよ、、」

 

未来「、、、、、、もう、、紗夜も気づいているんじゃないか、、?」

 

紗夜「何に、、ですか、、、」

 

未来「日菜のこと、、」

 

紗夜「、、、、何を言っているのか、、私にはわかりません、、」

 

紗夜「用が無いのなら、、帰っていただけると、、うれしいのですが、、、」

 

友希那「今日来たのは紗夜。あなたに曲を聴かせるために来たの。聴いてくれるかしら。」

 

紗夜「Roseliaの、、、新曲ですか?」

 

友希那「これを私たちの曲にするかはわからないわ。でも、あなたには聴いてほしい。」

 

紗夜「、、、わかりました。」

 

友希那「ここでは曲は流せない。屋上へ行きたいのだけど、、」

 

紗夜「、、、、未来君。日菜を、、見ていてくれますか?」

 

未来「わかった、、」

 

 

 

ーーー屋上

 

紗夜「、、、どんな曲を作ったんですか?湊さん、、、」

 

友希那「この曲を作ったのは私じゃないわ。この曲を作ったのはリサと未来よ。」

 

紗夜「今井さんが、、?それに未来君も、、、どうして、、ですか?」

 

リサ「今の紗夜が、、、見てられないからだよ、、、」

 

紗夜「どういうことですか、、、今井さん、、、!」

 

あこ「お、落ち着いて、、!紗夜さん、、!」

 

リサ「、、、今の紗夜は簡単に崩れちゃう。だから支えてあげたいと思ったの!でも、、、アタシは医者じゃないから日菜のことは助けられない!、、何をしたらいいかわからなかった」ポロポロ

 

あこ「リサ姉、、、」

 

リサ「、、、でもその時、香澄が家に来たの。」

 

紗夜「、、戸山さんが?」

 

リサ「、、香澄は未来に『曲を作りたい』って言ってた、、、曲を作ることならアタシのもできるかもしれないって思った、、だから、、紗夜のことを思って、、作ったの、、」

 

紗夜「、、、先ほどは、、ごめんなさい、、」

 

リサ「ううん、、、アタシも言葉選びが悪かった、、、、ごめん、、、」

 

友希那「話はまとまったかしら?」

 

紗夜「はい、、」

 

友希那「なら流すわよ。よく聞いてちょうだい、、、」

 

 

 

ーーー病室

 

未来「日菜、、、いったい君は今どこにいるんだい?」

 

 

 

 

ーーー???

 

 

「--な、、、いったい君は今どこにいるんだい?」

 

 

日菜「今のって、、、ここだよ!ここにいるよ!(お願い、、!聞こえて!)」

 

 

 

ーーー病室

 

「、、だよ!ここにいるよ!」

 

 

 

未来「今のは、、、(確かに聞こえた、、、日菜の声、!)」

 

未来「日菜、、聞こえているのか、、?」

 

 

 

ーーー???

 

「、、な、、聞こえているのか、、?」

 

 

 

日菜「うん、、聞こえてる!聞こえてるよ!未来君!」

 

 

ーーー病室

 

「、、てるよ!未来君!」

 

 

未来「なんで、、、でも今はそんなことなんだっていい、、」

 

未来「日菜、、今君はどこにいるんだ?」

 

 

 

ーーー???

 

「日菜、、今君はどこにいるんだ?」

 

 

日菜「わからないんだよ!ここがどこだか、、、!」

 

???「-------。」

 

日菜「え、、、、、私が、、、、、」

 

 

ーーー病室

 

「え、、、、、私が、、、、、」

 

未来「どうしたんだ、日菜。」

 

 

ーーー???

 

日菜「そっか、、、うん、、、そんな気は、、してたんだけどね、、、」

 

???「--------。-----。」

 

日菜「うん。わかった、、、」

 

 

ーーー病室

 

「うん。わかった、、、」

 

未来「何がわかったんだ、日菜!」

 

 

玲「未来、、?」

 

 

ーーー???

 

日菜「えっと、、ね。あんまり私もわかってないんだけど、、、私ね、死んじゃったみたい。」

 

 

ーーー病室

 

「ーーー私ね、死んじゃったみたい。」

 

 

未来「何を、、、何言ってるんだよ、、日菜、、、」

 

 

 

玲「どうしたの、未来。」

 

未来「玲さん、、、、日菜の声が、、、」

 

玲「日菜の声、、?私には聞こえないけど、、」

 

未来「どうして、、、、」

 

 

 

 

ーーー???

 

 

日菜「まさか私も死んじゃってるなんて思わなかったよ。まだやりたいこと、、たくさんあったのになぁ、、」

 

 

ーーー病室

 

 

 

未来「なんで、、もう諦めるんだ、、、(確かに嫌な予感はずっとしてた、、、当たらないでほしいと思っていた、、、でも、、当たってしまった、、)」

 

 

 

ーーー???

 

 

日菜「でもね、私。やりたいことはたくさんあったけど後悔はしてないよ!毎日、お母さんや、お父さん。おねーちゃんにリサちー。未来君もそうだよ。それに、たくさんの友達。みんなと楽しく過ごせたから、、私後悔はないよ。あ、でも、、二つだけ、、やり残したこと、あるんだ。」

 

ーーー病室

 

未来「待って、、待ってよ、、日菜!」

 

 

ーーー???

 

日菜「ううん、、、待てないの。、、あんもりね、時間もないみたいだから、ごめんね。」

 

 

ーーー病室

 

未来「、、、そっか、、、、日菜が、、、やり残したことって、、、、何なんだ?」

 

 

ーーー???

 

日菜「、、聞いてくれるんだね。よかった。一つはね、、未来君に告白したかった。」

 

 

ーーー病室

 

 

未来「、、僕に、、告白?」

 

ーーー???

 

日菜「うん、、私ね、未来君のこと好きだったの!ちゃんと男の子として。」

 

 

ーーー病室

 

未来「、、、僕は何をするべきなんだ?」

 

 

ーーー???

 

日菜「もー!こういうことに関しては未来君鈍いんだから。そうだなぁ、、、じゃあ、私のことずっと、覚えてくれる?」

 

 

ーーー病室

 

未来「そんなの、、、忘れるわけ、、ないだろ、、!大好きな日菜のことなんて忘れられるわけないだろ、、!」

 

 

ーーー???

 

日菜「っっ!!、、よかった、!、、もう一つ、聞いてくれる?」

 

 

ーーー病室

 

未来「もちろんさ、、、何個でも何百個でも、、!」

 

---???

 

 

日菜「そんなには言えないよ、、だって、、言ったら行きたくなくなっちゃう。だから後、一つだけ。」

 

 

ーーー病室

 

未来「うん、、、、わかった、、」

 

 

ーーー???

 

 

日菜「今から言う事を伝えてくれる?」

 

 

ーーー病室

 

未来「、、、わかった。」

 

 

ーーー???

 

日菜「未来君、、ありがとう、、まずはお母さんとお父さんに。『お母さん、お父さん。産んでくれて、ここまで育ててくれて本当に、、、本当に!ありがとう!もっとお母さんたちにいい所見せたかったけど、、、仕方ない、、よね。先に行くのはちょっと怖いけど、、私ずっと待ってる!お母さんたちがしてくれたこと、全部振り返ってるから!また会えたら、、、その時はもう一度、思い出作ろうね!』それから、、おねーちゃんに、、、」

 

 

 

ーーー病室

 

紗夜「(今のは、、、)、、、日菜?日菜なの!?」

 

未来「、、、紗夜。紗夜には、、聞こえる?」

 

紗夜「今のは、、間違いない、、日菜の声よ、、!」

 

 

 

ーーー???

 

日菜「おねーちゃん?、、、、おねーちゃん!聞こえる!?」

 

 

 

ーーー病室

 

紗夜「日菜、、、日菜!!」

 

 

ーーー???

 

日菜「おねーちゃんだ、、、、おねーちゃん!おねーちゃん!」

 

 

ーーー病室

 

紗夜「日菜!話せるのなら早く戻ってきて、」

 

 

ーーー???

 

日菜「私ね、、、もうダメなんだ。」

 

日菜「だから、、、未来君に、、言いたいこと伝えてもらおうとしてたんだ。」

 

ーーー病室

 

紗夜「え、、、、嘘よ、、、、嘘って言って!日菜!」

 

 

ーーー???

 

日菜「嘘じゃないよ、、おねーちゃん。」

 

日菜「おねーちゃんだって、、、少しずつ、気づいてたでしょ?」

 

 

 

ーーー病室

 

紗夜「そんな、、、、」

 

 

ーーー???

 

 

日菜「おねーちゃん、もしも私についてこようとしてたのならダメだよ?おねーちゃんがいなくなったらお母さんやお父さんの近くに誰もいなくなっちゃうから、、、」

 

日菜「私ね、おねーちゃんと姉妹で居られてよかった。」

 

 

ーーー病室

 

紗夜「、、、私だって、とっても幸せだった!日菜、、がいてくれて本当によかった、、!」

 

 

ーーー???

 

日菜「私ね!おねーちゃん!」

 

ーーー病室

 

日菜「どうしたの、日菜。」

 

ーーー???

 

日菜「叫びたいくらいに誇れること、あるんだよ!それはね!世界で一番幸せな妹だったこと!」

 

 

ーーー病室

 

紗夜「それなら私だって、、世界で一番幸せな姉だったこと、、誇りに思えるわ、、!」

 

ガラガラ

 

リサ「(どういう状況、、?)」

 

 

紗夜「日菜、、私はあなたにとって良い所、、見せられたかしら、、?」

 

 

ーーー???

 

日菜「たくさん見られたよ!()()()()はね!この世で一番優しくて、妹思いで、努力家で、いつも頑張ってて、ポテトが大好きで、まじめで、でも意外と雑なところもあって、、私にとって最高のおねーちゃんだよ!」

 

 

ーーー病室

 

紗夜「日菜、、、あなたもこの世界で一番素敵な妹よ!」

 

 

 

リサ「(そっか、、、紗夜は日菜と話しているんだね、、、)」

 

紗夜「日菜、、これからもずっと、、、私はあなたの姉で、、あなたは私の妹よ!」

 

ーーー???

 

日菜「、、、うん!これからもずっとおねーちゃんは私の、、氷川日菜のおねーちゃんだよね!」

 

 

ーーー病室

 

紗夜「ええ、、もちろんよ、!」

 

 

友希那「紗夜、日菜と話しているのならあの曲を弾きましょう。」

 

リサ「ちょ、友希那!」

 

紗夜「、、、ええ。わかったわ。日菜、今から私が奏でる曲、聴いてくれるかしら?」

 

 

---???

 

日菜「うん!私、おねーちゃんの音大好きだから!ずっと聴いていたいよ!」

 

 

ーーー病室

 

紗夜「あなたに直接聞かせることはできないけれど、、、きっと届けて見せるから、、しっかり聴くいていて。」

 

 

ーーー???

 

日菜「うん!」

 

 

ーーー病室

 

リサ「でも、、どこでやるの?ここ病院だよ?」

 

友希那「いいえ、、弾くべき場所なら紗夜が知っているわよ。そうでしょう?紗夜。」

 

紗夜「、、、湊さんにはすべてお見通しのようですね。行きましょう、、、」

 

紗夜「お母さん、、、一緒に行きましょう。」

 

玲「わかった。行きましょうか。」

 

 

 

 

 

 

ーーー病院の外

 

外はすでに暗闇に包まれていた。

 

 

黒服「お待ちしておりました。準備は済ませてありますので、お乗りください。」

 

未来「行こう。」

 

紗夜「ええ。」

 

あこ・燐子「「((なんだか、、黒服の人たちが怖くなってきたなぁ、、、))」」

 

 

 

 

ーーーとある山の上

 

 

玲「ここって、、、」

 

紗夜「昔日菜と一緒に来て、、初めて日菜と一緒に星を見た場所です。」

 

玲「ええ。覚えているわ。家族でキャンプしていた時よね。」

 

未来「僕も紗夜から聞いたよ。」

 

紗夜「ここで日菜と私はある約束をしたんです。」

 

リサ「約束って、、?」

 

紗夜「『二人でずっと一緒に歩いていこう』っていう約束です。」

 

友希那「素敵な約束ね。」

 

紗夜「この約束があったから私と日菜はずっとつながっていられたんです。これまでも()()()()も。」

 

燐子「そうですね、、!」

 

あこ「はい、、!紗夜さんとひなちんはこれからもずっと一緒です!」

 

リサ「うん。一心同体ってやつ!」

 

紗夜「、、、日菜。聞こえているかしら?」

 

 

ーーー???

 

日菜「うん!聞こえてるよ!」

 

 

 

ーーー山

 

紗夜「聞こえているみたい。よかったわ。」

 

友希那「、、、ならこの空に響かせましょう。私たちの曲を。」

 

紗夜「はい。そうですね。」

 

 

 

 

 

友希那「いきましょう。みんな準備は出来ているかしら?」

 

リサ「うん、任せて!」

 

燐子「はい、、!」

 

あこ「わらわたちの音色、、いざこの夜空に響かせようぞ!」

 

紗夜「いくわよ、、日菜、、」

 

未来「聞いていてくれ、、日菜、、僕らが捧げる『鎮魂歌(レクイエム)』を、、、」

 

 

 

友希那「『軌跡』」

 

 

靴紐が解ければ 結び直すように

 

別れても途切れても

 

また繋がる為に出逢うべく

 

人は歩んでゆく

 

 

哀しみで 胸の中溺れそうならば

 

瞼閉じ迎えよう いつも変わらず

 

笑う貴方の瞳が ほらね…ただ綺麗で

 

 

 

 

“ありがとう”

 

巡り逢うよう 命は繰り返してく

 

始まりという名の道

 

振り向かず前を見つめ

 

 

“ありがとう”

 

廻る地球 貴方と私は進む

 

握る手離れても

 

終わらない絆がある

 

 

 

 

 

明日もまた来ることが 当たり前のように

 

振る舞うのを疑わず

 

保証もない日々の儚さ

 

人は抱いてる

 

 

 

振り返る 優しさに満ちた毎日は

 

大切なものたちを残してくれた

 

柔く心地よい色は ほらね…ただ綺麗で

 

 

 

 

“ありがとう”

 

歌をうたい ひたすら愛しさを告げ

 

溢れ出す想いは

 

ずっと星のように瞬くから

 

 

 

“ありがとう”

 

廻る地球 貴方と私は進む

 

目指す場所違っても

 

変わらない景色がある

 

 

紗夜「(あれは、、、日菜?)」

 

ふと甦る(甦る)

 

紗夜「(日菜のことが見える、、、)」

 

あの姿(あの姿)

 

紗夜「(日菜、、、走っていかないで、、、!)」

 

心はさざめき出す

 

紗夜「(そう、、、行ってしまうのね、、、)」

 

辛くないのは(誰だって) 嘘だけど

 

紗夜「(でも、私は幸せだったわ、、貴方と過ごせて、、)」

 

きっと覚束(おぼつか)ない言葉でも伝えたい…

 

紗夜「(本当に、、、)」

 

 

 

“ありがとう”

 

此処で逢えた 貴方と私の軌跡

 

一つだって忘れないわ いつまでも熱いままで

 

 

 

“ありがとう”

 

廻る地球 貴方と私は進む

 

握る手離れても

 

終わらない絆がある

 

 

 

幾千も 永遠を重ね

 

 

紗夜「(これまでも、、、これからも、、、)」

 

 

 

 

日菜「、、、すごい、、、すごいよ、、、、おねーちゃん、、!、、涙が、、あふれてきちゃうよ、、、こんな曲聞いたら、、、もっと、、おねーちゃんのそばにいたくなっちゃうよ、、、」

 

紗夜「、、、日菜、、貴方の心は私が継ぐわ、、だから、、また会う時まで、、少しのお別れだけれど、、、会った時には、、、一緒に、、星を見ましょう、、、!」

 

日菜「うん、、、、私も、、元気にしてるから、、おねーちゃんも元気でね、、!遠い空からだけれど、、みんなのこと、、ずっと、、見ているから、、!」

 

紗夜「今までありがとう、、、日菜。」

 

日菜「今までありがとう!紗夜おねーちゃん!」

 

紗夜「これからも、、よろしく頼むわよ、、日菜!」

 

日菜「うん!お願いします!紗夜おねーちゃん!」

 

 

紗夜・日菜「「バイバイ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

 

 

一本の煙が空へと旅立っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




短いけれど濃い話を書けた気がしないでもないです。
日菜推しの方、大変申し訳ございません。

求)感想
出)感謝


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第二話「変わりゆく日常」

ちょっとだけ日常回です。



ーーー都内ー某ビル

 

 

???「いない、、、いないわ!どこにいるのかしら!パレオ!」

 

???「すみませんチュチュ様!探しているのですが最近Roseliaが活動している様子がなくて、、、」

 

???「言い訳は聞いてないの!まったく、、、どこにいるのかしら、、」

 

???「ならそいつらの学校に行ってみればいいじゃねーか。」

 

???「えぇー、、、絶対迷惑だって。やめときなよ、チュチュ。」

 

???「NO!えーと、、虎穴に入らずんば、、」

 

???「『虎児を得ず』ですね!」

 

???「そう!それよパレオ!さぁ、善は急げよ!彼女たちの学校に行くわよ!」

 

???「私は反対したってことだけ言っておくよ。」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

Roseliaはあれから『準備期間』と評し、一時的な活動休止をしていた。もちろん何もしていないわけではなく、各自毎日楽器に触り、練習はしている。今までと違うのは集まらない、、、ということだけ。

 

 

ーーー羽丘学園

 

リサ「えー!英語の小テストって今日なの!?」

 

友希那「ええ。そうみたいよ。私はちなみに三時間目。」

 

リサ「未来!アタシ達は!?」

 

未来「一時間目だったと思うけど、、、」

 

リサ「まじかぁ、、、、、」

 

未来「うん。もしかしてリサ、、、」

 

リサ「やばい、、、勉強してない、、、」

 

未来「じゃあ今から一緒にやろっか。」

 

リサ「うん!」

 

友希那「私も一緒にいいかしら?」

 

未来「もちろん。」

 

 

 

ーーー花咲川女子学園

 

 

紗夜「白金さん、おはようございます。」

 

燐子「お、おはようございます、、!氷川さん、、、」

 

紗夜「白金さん、今日なのですが、、」

 

燐子「はい、、!放課後に、、イベント周回ですよね、、」

 

紗夜「はい。どうも今回のイベント『神器物語』の装備の素材が落ちなくて、、、」

 

燐子「ソロだと、、厳しいものもありますもんね、、」

 

紗夜「私の職《》ジョブ《》ではソロ戦闘は火力面で厳しいので、、」

 

燐子「なら、、あこちゃんも誘いましょう、、!火力面で言えば三人の中でトップクラスですから、、、!」

 

紗夜「その反面、耐久値は低い『諸刃の剣』のような感じですよね、、ふふっ、、宇田川さんらしいですね。」

 

燐子「ふふっ、、そうですね、、!」

 

紗夜「あら、もうこんな時間ですか、、」

 

燐子「次は移動教室で巣から、、移動しましょう。」

 

紗夜「ええ。そうしましょうか。」

 

 

 

 

 

ーーーボウリング場

 

 

リサ「よーし、、えい!」

 

ゴロゴロゴロ   パーン!!

 

リサ「やった!ストライク!」

 

あこ「リサ姉上手!」

 

紗夜「今井さんは本当に器用ですね。」

 

リサ「いやー、たまたまだって。次、友希那だよ!」

 

友希那「ええ、わかったわ。」

 

 

あこ「あれ、、?あのボール確か小学生用だった気が、、、」

 

燐子「しっ、あこちゃん!

 

 

友希那「いくわよ、、それっ!」

 

ガラガラガラ  ガシャン

 

 

・・・

 

 

リサ「ど、どんまいどんまい!」

 

友希那「、、、、」

 

紗夜「み、湊さん!まだ一回目ですから!」

 

あこ「そうですよ!あれ、、りんりん?」

 

燐子「ふふっ、、、、ふっ、、、な、何でも、、ないよ、、?ふっ、、」

 

未来「(さすがに笑いすぎだよ、、燐子。)」

 

友希那「、、、」(燐子を睨む)

 

燐子「ふふっ、、、ヒッ!」

 

未来「友希那。そんなに睨まなくてもいいんじゃないか?」

 

友希那「いいえ未来。私は睨んでないわ。ただ燐子がなぜあんなにも笑っているのかを知りたいだけよ?」

 

燐子「いえ、、何でもないですから、、、ふふっ、、、

 

紗夜・リサ・あこ「「「(((あ、また笑った。)))」」」

 

友希那「燐子ー!」

 

燐子「ごめんなさいぃぃぃ!!」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

ーーー始まりの村

 

 

 

 

 

 

あこ『皆さんできましたか!?」

 

リサ『なんとかできたよー!』

 

友希那『watasimonanntoka,,,,』

 

燐子『友希那さん!どうしましたか?(・・?』

 

未来『リサ、きっと日本語入力切替になってないと思うから変えてあげてくれ。』

 

リサ『わかった!』

 

紗夜『皆さんはどんな役職にしたんですか?』

 

あこ『あこはネクロマンサーです!』

 

燐子『私はウィザードです!』

 

リサ『アタシはえーと、、ヒーラーだったかな?』

 

あこ『リサ姉すっごく可愛いよ!似合ってる!』

 

燐子『はい!素敵です!』

 

紗夜『私はタンクですので皆さんのお役に立てればと思います。』

 

未来『紗夜らしいね。』

 

友希那『ええ。とても似合っているわ。』

 

紗夜『湊さん、日本語入力できるようになったんですね。ありがとうございます。』

 

友希那『あれは忘れてちょうだい。私は、、、詩人というやつにしたわ。何ができるかわからないけれど、、、』

 

燐子『吟遊詩人ですね!吟遊詩人は音楽を奏でて味方をサポートする職業です!自身はあんまり攻撃ができないんですがパーティー戦だと真価を発揮します!とっても便利な能力ですし回復技能もヒーラーに並ぶぐらい強いんです!でも耐久がヒーラーより低いんですけど速さは吟遊詩人のほうが早いのでどちらも甲乙つけがたいんです!(ノ・ω・)ノオオオォォォ-ー』

 

リサ『やっぱり燐子すごいなぁ。』

 

燐子「えっと、、それから、、、」

 

ツンツン

 

燐子「ヒャッ!」

 

未来「燐子。落ち着いて。」

 

燐子「あ、ありがとうございます、、///」

 

友希那『とりあえず、味方をサポートすればいいのね。ありがとう、燐子。』

 

燐子『はい!』

 

あこ『それで、、、みら兄は、、、』

 

未来『僕は賢者にしたよ。』

 

あこ『え!賢者って、、、』

 

リサ『どうしたの?』

 

燐子『賢者は全役職の中で最難関の役職なんです!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル』

 

紗夜『まぁ、、、未来君なら何とかなると思いますよ。』

 

友希那『全員の役職が分かったから、行きましょう。』

 

リサ『うん!』

 

 

 

 

 

燐子『この先から敵が出てくるので気を付けてください!』

 

紗夜『私が前に出ます。』

 

未来『僕は支援魔法でも使おうかな。』

 

紗夜『ありがとうございます。』

 

リサ『それにしても燐子とあこの格好すごいね!かっこいいね!』

 

あこ『これ集めるの大変だったんだー!りんりんの服もね!』

 

燐子『そうだねあこちゃん!٩(ˊᗜˋ*)وそれに紗夜さんの装備もかっこいいよくてとても似合ってますよね!(๑•̀ㅂ•́)و グッ!』

 

紗夜『ありがとうございます。白金さんと宇田川さんが手伝ってくださったのでかなり早めに入手することができました。』

 

あこ『なんかこう紗夜さんに合ってるっていう感じがしていてすごくいいです!』

 

友希那『それに紗夜とあこと燐子はかなりレベル?が高いわね。』

 

リサ『うんうん。紗夜がやってるのはなんだか意外!』

 

燐子『氷川さん、ゲームのほうもとても堅実で真面目なプレイなのですぐに上達してすごいと思います!╭( ・ㅂ・)و ̑̑レベルももう私とほぼ同じですし!』

 

紗夜『褒められても困ります!いきましょう!』

 

リサ『紗夜かわいー!』

 

紗夜『今井さん!』

 

 

 

あこ『えい!ドーン!』

 

リサ『すごーい!超派手じゃん!』

 

紗夜『ええ。とてもかっこよかったですよ。宇田川さん。』

 

あこ『やった!紗夜さんに褒められちゃった!』

 

未来「あの魔法、、使えそうだなぁ。

 

燐子「え?」

 

 

ーーーボス戦

 

 

リサ『ねぇねぇ!なんかこの雰囲気ちょっとまずくない?』

 

友希那『ええ。嫌な予感がするw。』

 

燐子『(えっと、、、友希那さんのは、、打ち間違えだよね、、)あれは、、、ただのボスじゃないです!(((;°Д°;))))』

 

あこ『あれ!超レアな裏ボスだー!』

 

リサ『まじ!?超ラッキーじゃん!』

 

燐子『ラッキーですけどアンラッキーでもあります!でも、裏ボスは通常より強いらしいです!私も戦ったことないのでわかりません!』

 

未来『油断しないで行こう。』

 

友希那『わかったわ。』

 

 

燐子『【ハイ・ブースト】!』

 

紗夜『白金さん、ありがとうございます。では私も【デコイ】!』

 

あこ『あこも飛ばしていきますよー!【アビス・フルオーラ】!』

 

リサ「すごい!どんどん体力が減っていくし、攻撃も全部紗夜に!よーし、アタシも紗夜に!【ハイ・ヒール】!』

 

友希那『私は何を、、、、』

 

未来『友希那はこのスキル使うといいよ。【戦いの詩・魔】!』

 

あこ『わー!そのスキルすごい!魔力消費量が半分になってる!』

 

燐子『ってことは友希那さんも使えば四分の一です!Σ(๑°ㅁ°๑)!?』

 

友希那『わかったわ。【戦いの詩・真】!』

 

リサ『あれ?そのスキル違くない!?』

 

燐子『それにどんどん友希那さんのライフが減っていってます:((((;´・ω・`)))』

 

燐子・リサ『『、、、、』』

 

紗夜『ボスの体力が一気に減り始めてます!』

 

リサ『もしかして、、友希那、、』

 

友希那『、、、そのまさかのようね。』

 

 

ーーーyukinaが倒れました。

ーーー<エルドラド>が倒されました。

 

燐子・あこ・紗夜・リサ「「「「ええええええ!!!!!!」」」」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

リサ「あー面白かった!」

 

友希那「なんで私はあのスキル使えたのかしら。」

 

燐子「隠しスキル、、ではないでしょうか、、」

 

友希那「隠しスキル?」

 

紗夜「はい。公式には発表されてないスキルのことです。今のところ見つかっているものはあまりないんです。」

 

燐子「それに条件も見つかっていなくて、、」

 

未来「友希那はすごくラッキーだったのかもしれないね。」

 

リサ「うんうん!また今度みんなでやろ!」

 

あこ「はい!大賛成です!」

 

 

 

 

 

ーーー次の日の羽丘

 

 

『2年A組、今井リサさん、時谷未来さん。2年B組、湊友希那さん。応接室まで来てください。」

 

リサ「なんだろう、友希那まで」

 

未来「とりあえず行ってみようか。」

 

リサ「うん。」

 

 

友希那「あらリサ。今から行くところかしら?」

 

リサ「まぁ放送で呼ばれちゃったしね。何だろう?」

 

友希那「私も身に覚えがないわ。何かしたかしら?」

 

未来「最近はライブも特にしてないから特にRoseliaとしてはないと思うけど、、、」

 

リサ「まぁ、行ってみればわかるよ。」

 

 

 

ーーー応接室の前

 

リサ「あ、先生。」

 

担任「どうやら君たちに用があるそうだよ。私は外にいるから何かあったら言ってちょうだい。」

 

未来「わかりました。」

 

友希那「いきましょう。」

 

 

ガチャ

 

未来「失礼します。」

 

 

チュチュ「お待ちしていましたわ。Roseliaの皆さん。」

 

 

 

リサ「えっと、、君は?」

 

チュチュ「これは失礼。私、RAISE A SUILENのCHU^2と申します。以後お見知りおきを。」

 

未来「これは丁寧にどうも。僕は」

 

チュチュ「時谷未来。横のあなたは今井リサ。銀髪のあなたは湊友希那。」

 

友希那「私たちのこと、調べたようね。」

 

チュチュ「ええ。もちろん。」

 

未来「今日は何をするためにこちらへ?」

 

チュチュ「簡潔に言わせていただくと、私にあなたたちを『プロデュース』させていただきたくここまで来ましたの。」

 

友希那「プロデュース?」

 

チュチュ「ええ。あなたたちRoseliaのライブは見させていただきました。」

 

リサ「それで、どうしてアタシたちをプロデュース?」

 

チュチュ「あなたたちの演奏技術は素晴らしいもの。でも今のままだと宝の持ち腐れ。」

 

友希那「、、、どういうことかしら?」

 

チュチュ「だから宝を有効に使うために私があなたたちをプロデュースして最高のバンドにしてあげます。ということです。」

 

リサ「え、、、、」

 

友希那「そういうことだったのね。それなら結構。私たちはあなたにプロデュースしてもらわなくてもFWFに出るわ。悪いけど帰ってもらえるかしら?」

 

チュチュ「Why!?どうして!?私がプロデュースすればあなたたちはすぐに出られるのよ!?」

 

未来「君はRAISE A SUILENというグループを作っているのだろう?」

 

チュチュ「ええ。私が作った最強のバンドよ!」

 

未来「ならどうしてRoseliaをプロデュースしたいんだい?」

 

チュチュ「あなたたちなら私の作った最高の音楽を奏でられるからよ!」

 

未来「ならそれを君のバンドでやればいいじゃないか。」

 

友希那「そうね。未来の言うとおりだわ。」

 

リサ「そうだね。」

 

チュチュ「何なのよ貴方たち、、!自分たちの夢がすぐに叶うっていうのにそれを捨てるの!?」

 

友希那「私は前とは違う。昔は頂点にさえたどり着ければいいと思ってた。でもそれは違った。頂点に立つには自分自身が信じた仲間たちとじゃなければいけないということを知ることができた。仲間たちのおかげで。」

 

チュチュ「ならいいわ!私はあなたたちRoseliaに対バンを申し込むわ!」

 

リサ「対バン?」

 

チュチュ「ええ。もしRASが勝ったらあなたたちは私のプロデュースを受けなさい!」

 

友希那「なぜ受けなければいけないのかしら?」

 

リサ「確かに。アタシたちにメリットないよね。」

 

チュチュ「あら?Roseliaは勝ち目のない戦いはしないのかしら?」

 

友希那「何かしら?挑発?」

 

未来「チュチュとか言ったか。君。」

 

チュチュ「ええ。そうよ。何かしら?」

 

未来「君はレベルが99レベルまで達した状態で最初のダンジョンに向かうとどんな気持ちになる?」

 

チュチュ「What's?何を言っているのかわからないわ。」

 

未来「なら君にもわかるように話そうか。負けるはずのない、100%勝てる戦いに巻き込まれたとき、君はどんな気持ちになる?」

 

チュチュ「、、言ってくれるわね!こうなったら絶対に対バンしてもらうわ!」

 

未来「別に構わないさ。そうだろう、友希那。」

 

友希那「ええ。よく考えたら勧誘が来なくなるだけで私たちからしたらとても大きなメリットだものね。」

 

チュチュ「っっ!!場所はEXPスタジオ!日程はそこのスタッフに聞いてちょうだい!逃げるんじゃないわよ!」

 

友希那「あなたこそこんなに吠えておいて逃げるなんてつまらないこと、しないで頂戴ね。」

 

チュチュ「ええ、もちろん!」

 

 

 

 

リサ「なんだか台風みたいな子だったね。」

 

友希那「ええ。そうね。」

 

未来「流石に頭に来ちゃったよ。」

 

リサ「アタシも少しイラっとしちゃったな。」

 

友希那「でもRASとやらがどれだけ強かろうと関係ないわ。だってRoseliaは」

 

 

 

友希那・リサ・未来「「「進化したから。」」」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

紗夜「なるほど。そういうことでしたか。」

 

燐子「いよいよ、、ですね。」

 

あこ「みんなで音合わせるのなんだか久しぶりですね!」

 

友希那「ええ。本当に久しぶりね、、」

 

リサ「でも今のみんなとならいける気がする!」

 

友希那「ええ。未来も舞台には立たないけれど心は一つに。」

 

未来「もちろん。」

 

友希那「みんな準備は、、、聞くまでもないわね。行くわよ、『Determination Symphony』」

 

紗夜「(行くわよ、、、日菜、、)」

 

 

 

 

あこ「すごかったです!」

 

友希那「今までで、本当に一番よかったわ。」

 

リサ「うん。みんなの音が一つになって、、これが本当のRoseliaって感じ!」

 

燐子「弾いていると皆さんの心の音が聞こえてきて、、すごく素敵な音が体中に響きました、、!」

 

紗夜「音に厚みも出ていてよかったです。」

 

未来「うん、本当に素晴らしい音だったよ。みんなの音から本当の『Detemination』が感じられた。」

 

友希那「見せてあげましょう。RASに本当のRoseliaを。」

 

紗夜・リサ・あこ・燐子「「「「はい!(うん!)」」」」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

チュチュ「もう!なんなのよ湊友希那!それに時谷未来!」

 

パレオ「落ち着いてくださいチュチュ様!」

 

マスキング「うるせーな。何があったんだよ。」

 

チュチュ「いい!?あなたたちは必ずRoseliaに勝つのよ!」

 

レイヤ「はぁ、、(これじゃ勝てるものも勝てないよ、、、)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




日常回の書き方がわからなくなってきてしまった、、、
見たい人いたら書くかも、、、(コメントください)



求)感想
出)感謝


次回もよろしくお願いします。


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第三話「もう恐れない」

台本のキャラ名のところをこだわりました。注目していただけると嬉しいです。


ーーー都内・某ビル

 

チュチュ「No!もう一度。Agein!」

 

パレオ「チュチュ様!一度休憩にしましょう!」

 

チュチュ「いえ、まだ駄目よ!このままじゃRoseliaに勝てないわ!」

 

レイヤ「でもこのまま闇雲にやっていてもだめだと思うよ。」

 

チュチュ「それでも、、、それでもやらなくちゃいけないの!」

 

マスキング「、、、でも、このままじゃダメだろ。」

 

ロック「そう、、ですよね、、」

 

チュチュ「なら、、なら、どうしろって言うのよ!」

 

 

レイヤ「今日はもう練習やめよう。」

 

マスキング「そうだなー。」

 

チュチュ「、、、マスキングまで、、、、、わかったわ、、」

 

パレオ「チュチュ様、、、」

 

チュチュ「しばらく一人にして頂戴。」

 

パレオ「わかりました、、」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

マスキング「おい。」

 

レイヤ「ん?」

 

マスキング「本当に会う気か?」

 

レイヤ「うん。今のRASを変えられるのは()しかいないんだ。」

 

マスキング「、、、わかった。」

 

レイヤ「みんなに言わないでくれてありがとね。」

 

マスキング「口が裂けてもチュチュには言えねーよ。」

 

レイヤ「うん、、そうだね。じゃあまたね。」

 

マスキング「ああ。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

レイ「時谷さんですか?」

 

未来「はい。あなたは、、」

 

レイ「和奏レイです。RASのベースボーカルです。」

 

未来「僕は時谷未来です。とりあえずここで話すのもあれなので何処か入りませんか?」

 

レイ「そうですね。」

 

 

 

ーーー喫茶店

 

 

未来「まさか花園さんとお知り合いだったとは思いませんでしたよ。」

 

レイ「私も花ちゃ、、、たえちゃんと仲がいいのは知りませんでした。」

 

未来「それで、、今日はどうして僕を?」

 

レイ「こういうことを対バンの相手に聞いていいのかわからないんですけど、、、今のRASを元に戻すにはどうすればいいかを聞きたくて、、、」

 

未来「なるほど。」

 

レイ「チュチュとは前に会いましたよね?」

 

未来「うん。いきなり学校に来られてびっくりしちゃったけどね。」

 

レイ「本当にすみません、、、私が止められなかったばっかりに、、」

 

未来「ううん。特に何かをされたわけじゃないから。それに彼女の音楽に対する情熱を見れたから。」

 

レイ「RASは、、チュチュが作ったんです。『最強のバンド』を目標に。」

 

未来「彼女は『最強』をやけに追及していたね。理由は何かあるの?」

 

レイ「、、、ここでは話せない、、、です。すみません。」

 

未来「ううん。大丈夫。誰にだって話せないことに一つや二つはあるからね。それが他人に関することとなればもっと。」

 

レイ「、、、、今の、、今の崩れそうなRASを助けていただけますか?」

 

未来「ここまで話を聞いておいてこんなことを言うのは非常に申し訳ないんだけど、、僕はRASを助けることはできない。」

 

レイ「そう、、ですよね、、すみません。こんなことにためにお時間取っちゃって。」

 

未来「でも」

 

レイ「、でも?」

 

未来「()()()()を助けることはできる。」

 

レイ「それってどういう、、」

 

未来「百聞は一見に如かず。とりあえずついてきてもらってもいいかい?」

 

 

 

 

 

ーーーCIRCLE

 

 

ますき「お。レイ。」

 

レイ「あ、ますき。どうしてここに?」

 

ますき「ああ。レイのことが気になって、チュチュが行った学校の人に聞いたんだ。」

 

レイ「、、、怖がられなかった?」

 

ますき「大丈夫。笑顔で答えてくれたから。それより横のは?」

 

レイ「(笑顔だったのって、、変な事したら何かされると思っていたからじゃないかな、、?)」

 

未来「時谷未来です。Roseliaのマネージャーです。」

 

ますき「私は佐藤ますき。RASでドラム叩いてる。よろしく。」

 

未来「よろしくお願いします。ますきさん。」

 

レイ「あ、私も名前呼びで構わないよ。」

 

未来「わかりました。レイさん。」

 

ますき「でも、どうしてレイと一緒にいるんだ?」

 

レイ「それが教えてもらえなくて、、」

 

未来「でしたらますきさんも一緒に来ていただけませんか?」

 

ますき「あ?どうして私も?」

 

未来「必要なことを伝えられると思うので。」

 

ますき「、、、まあ暇だしいいぜ。」

 

レイ「じゃあ行こっか。」

 

 

 

ーーースタジオ

 

 

未来「レイさん。ここに来る前に言ったこと、覚えてますか?」

 

レイ「うん。見ててもらうだけって。」

 

未来「そう。今から僕がやることを見ててください。そうすればきっとあなたたちなら求めている物を得られるはずです。」

 

ますき「やることって?」

 

 

 

未来「それでは、、RAISE A SUILENより、『R・I・O・T』」

 

レイ・ますき「「っっ!!」」

 

 

 

レイ「(すごい、、、私やますき、ううん、、、、RASのだれよりも演奏がうまい、、、それに、、)」

 

 

 

ますき「(なんだよ、、、こいつ。レベルが私たちと違う、、、Roseliaはこんなやつと一緒に練習しているのか、、、、こいつのうまさは、、、そうか、、)」

 

 

 

 

 

未来「どうでしたか?」

 

レイ「すごかったよ、、チュチュにも見せてあげたかった。」

 

ますき「そうだな。あいつが見たら喉から手が出るくらい欲しがるんじゃないか?お前のこと。」

 

未来「でも、チュチュさんは僕の演奏を聞くよりも成長した皆さんの演奏を聴くほうが嬉しいと思いますよ。」

 

未来「あなたもそう感じているんですよね、、()()()さん。」

 

 

ますき・レイ「「えっ!!」」

 

令王那「、、、やはり、、ばれていたのですね。」

 

 

 

 

未来「演奏に集中しているとはいえ見えたからね。」

 

令王那「そうでしたか、、、素晴らしい演奏でした。」

 

未来「そう言ってもらえてよかったよ。」

 

ますき「ちょっと待てよ。どうしてお前はパレオのこと知ってるんだよ。」

 

未来「、、先日たまたま彼女と出会い、話す機会があったんです。」

 

レイ「そうだったの?」

 

令王那「はい、、ようやく見つけることができた私の居場所、、それが崩れていくのが、、怖かったんです、、、私はとても迷いました、、でもその時、、未来さんが公園で泣いていた私に話しかけてくれたんです。」

 

ーーーーー

 

未来「君。大丈夫かい?」

 

令王那「はい、、ありがとうございます。、、もう少しだけ、、、ここにいてくださいませんか、?」

 

未来「うん。わかった。君が落ち着くまで僕はここにいるから、、、」

 

 

令王那「すみません、、お恥ずかしいところをお見せしてしまいました、、」

 

未来「何かあったのかい?」

 

令王那「私、鳰原 令王那と申します。私は今、、RAISE A SUILENというバンドに所属しています、、キーボード担当です、、」

 

未来「そうか、、君はRASの方なんだね。」

 

令王那「RASをご存じなのですか?」

 

未来「うん。何せ僕は今度君たちとライブをするRoseliaの一人だからね。」

 

令王那「え、、」

 

未来「驚かせちゃってごめんね。泣いている君を見ていたらいてもたってもいられなくて。」

 

令王那「お優しいのですね。本当にありがとうございます。」

 

未来「警察とかに通報されなくてよかったよ。」

 

令王那「いえ、そんなことしませんよ。」

 

未来「よかった。また今度会うんだよね。僕たちはステージの上で。」

 

令王那「そうですね。でも、、会うことがないかもしれません。」

 

未来「、、どうしてだい?」

 

令王那「私の話を、、聞いてくださいませんか?」

 

ーーーーー

 

令王那「私はすべて話しました。私がRASであることも、私がどんな人間であるかも、、、RASが今どんな状況にあるかも、、、なぜ話したのかは私にもよく、、わかりません。でも、未来さんには相談したい、、話したいって、、その時、思ったんです。」

 

未来「僕が彼女を見たときには彼女は限界を超えていました。でも彼女は僕が話しかけたときに拒絶することなくすぐに信じて、すべてを打ち明けてくれた。そんな優しくて素直な子を僕は見捨てられなかった。」

 

令王那「私のあの時の感覚は正しいものだったと、今日、改めて知ることができました。」

 

レイ「そうだったんだ。、、、、気付けなくてごめんね。」

 

令王那「いえ、、悪いのは相談をできなかった私ですからレイさんは気にしないでください。」

 

未来「それはそうとして、今のRASの方々なら今の状態をすぐに解消できるはずです。ライブの日を楽しみにしていますね。」

 

ますき「随分とRoseliaは余裕なんだな。敵に向かって助言をくれるくらいに。」

 

未来「敵?違いますよ。音楽に敵なんてものは存在しません。存在するのは切磋琢磨するライバルだけですから。」

 

 

 

 

レイ「Roseliaってすごいんだね。」

 

ますき「ああ。今までのRASじゃ絶対にかなわなかった。」

 

レイ「でも今なら勝てるかもしれないね。」

 

令王那「、、、、、」

 

レイ「パレオ?」

 

令王那「、、、あ、はい!そうですね。」

 

ますき「どうした、ぼーっとして。」

 

令王那「なな、何でもありませんよ!」

 

レイ「えーほんと?」

 

ますき「もしかしてパレオ、お前未来(あいつ)に惚れたのか?」ニヤニヤ

 

令王那「ち、違いますよ!」

 

レイ「あはは。可愛いね、パレオ。」

 

令王那「だから違いますってば!」

 

ますき「いいんじゃないか?あいつと話してるときのお前の顔、すごい生き生きしてたぜ。」

 

令王那「そ、そんな、、、」

 

レイ「応援するよ。」

 

パレオ「うー、、、、チュチュ様のところにいきますよ!」

 

マスキング「はいはい(笑)」

 

レイヤ「ますき、あんまりいじめちゃだめだよ?」

 

ますき「分かってるって。」

 

 

 

 

 

友希那「そう。わかったわ。」

 

未来「勝手に行動してごめん。」

 

友希那「構わないわ。私たちにしたら相手が強いほうがいいでしょう?」

 

未来「うん。そうだね。」

 

友希那「それにしてもRASがあそこまで追い込まれているとは思わなかったわ。」

 

未来「余裕があるようには感じられなかったけど、、僕もまさかあそこまでとは思わなかった。少し言いすぎちゃったかな。」

 

友希那「そんなことないわ。きっと大丈夫よ。それよりも、今は自分たちのことに専念しましょう。」

 

未来「うん。そうだね。どんな相手だろうと手を抜くわけにはいかないからね。」

 

友希那「ええ。私たちが目指す場所はここよりもずっと遠くにある。それに届くまで私たちは進み続けるわよ。」

 

未来「できる限りサポートしていくよ。」

 

友希那「頼もしい限りだわ。これからもよろしく、未来。」

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーー都内・某ビル

 

パレオ「チュチュ様!チュチュ様!」

 

チュチュ「What,,,,何かしらパレオ。私は今忙しいの。何もないのならどこかへ行ってくれるかしら?」

 

パレオ「待ってくださいチュチュ様!」

 

チュチュ「何かしら。パレオ。」

 

マスキング「なぁ、チュチュ。もう一度演奏させてくれよ。」

 

レイヤ「うん。今ならきっとチュチュの納得の演奏ができると思う。」

 

チュチュ「それは本当かしら?」

 

マスキング「ああ。任せろ。」

 

ロック「(皆さんの雰囲気が今までと違う、、、あわせずに本気で行かなきゃ、、私も飲まれてまう!)」

 

 

チュチュ「曲は?」

 

レイヤ「『R・I・O・T』で。」

 

チュチュ「わかったわ。じゃあ始めてちょうだい。」

 

 

 

♪Come into the world

 

♪響き渡るのは絶妙な 存在意義の concerto

 

♪分厚い rule は破り捨てて

 

♪Let's shake it down!さあ声高く

 

♪聴こえたのなら…

 

♪Just follow me, and trust me

 

 

チュチュ「(Wait,,,,,Wait!何よ、、何よこれ!、、、数日前とは何もかも違うじゃない、、、でも、、悪くなっていない、、むしろ良くなってる、、、いったい、、どこで、、何をしてきたのよ!)」

 

 

 

♪勝利の女神から always 熱視線受けて

 

♪passions run R・I・O・T passions run R・I・O・T

 

♪無敵な flavor を纏わす

 

♪さっさと白旗を振って降参しなと

 

♪passions run R・I・O・T passions run R・I・O・T

 

♪無駄な争いには get tired

 

 

 

♪小細工は要らない 正面から go ahead

 

♪逆らえない衝撃で Bang!

 

 

「Don't waste your breath.」

 

 

♪Come into the world

 

♪降り立つ姿は 絶大な輝きの fantastic art

 

♪至高の音楽を味わえと

 

♪Let me show you 酔いしれればいい

 

♪僕らの音は 世界へと憑依する

 

 

チュチュ「(Good,,,Exciting,,,,これなら、、Roseliaにだって負けやしない、、!)」

 

 

♪声色に中毒性 too many 混ぜて

 

♪passions run R・I・O・T passions run R・I・O・T

 

♪高揚感に身を委ねては

 

♪序破急全てひっくるめ 脅威を孕む

 

♪passions run R・I・O・T passions run R・I・O・T

 

♪賞味期限切れは get away

 

 

♪お喋りは必要ない 聴覚だけ please give me

 

♪心強く揺さぶって Bye!

 

 

♪Come into the world

 

♪魅せて魅せられた 情熱で炙り出す鮮やか

 

♪僕らの周波数に tuning して

 

♪All of you 浴びれば最後

 

♪離れられずに 溺れてしまうだろう

 

 

 

マスキング「(演奏ってこんなに楽しいものだったんだな、、)」

 

ロック「(よーし、みんながその気なら私も、、、、どえれーもん見せたる!)」

 

パレオ「(どうかこの思いが、、皆さんに、、届きますように、、!)」

 

 

 

「There's nothing to worry.」

 

 

♪Come into the world

 

♪響き渡るのは絶妙な 存在意義の concerto

 

♪分厚い rule は破り捨てて

 

♪Let's shake it down!…さあ声上げろ!

 

 

 

♪Come into the world

 

♪降り立つ姿は 絶大な

 

♪輝きの fantastic art

 

♪至高の音楽を味わえと

 

♪Let me show you 酔いしれればいい

 

♪僕らの音は 世界へと憑依する

 

 

レイヤ「(大切なのは、、仲間を信じること。それと、、、真剣に向き合い、、恐れないこと!)」

 

 

 

 

 

レイヤ「どうだった、チュチュ。」

 

チュチュ「Excitingよ!Perfect!これならどんなバンドにも負けやしない!」

 

マスキング「それは、、、わからないけどな。」

 

チュチュ「あら?今日は弱気ねマスキング。何かあったの?」

 

マスキング「なんもねーよ。ただ、、、、この世界にはまだまだ上がいるってことを知っただけ。」

 

チュチュ「まあ今はそれでもかまわないわ。いずれRAISE A SUILENはこの時代の覇者となるんだから!」

 

パレオ「はいー!チュチュ様!」

 

 

 

 

 

 

レイヤ「それにしてもロックはすごいね。」

 

ロック「へ!?ど、どうしてですか!」

 

レイヤ「私たちが気付く前からずっと正解に気付いていたから。」

 

ロック「正解なんてそんな!私はただ、このRASっていうバンドが好きで、、音楽が好きだっただけです。真剣に向き合えたのは皆さんと一緒に演奏ができていたからです。」

 

レイヤ「そっか。やっぱりロックはすごいよ。」

 

ロック「レイヤさんもすごかったですよ。特に今日の演奏は今までとは一線を画すほどの演奏でした!」

 

レイヤ「ありがとうロック。一緒にこれからも頑張っていこうね。」

 

ロック「はい!」

 

 

 

パレオ「(もう、、パレオも令王那も、、何も恐れない!仲間を信じて、、)」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

チュチュ「どうやら逃げずに来たようね!Roseliaの皆さん。」

 

友希那「あなたたちこそ。今日は楽しませてくれるのかしら?」

 

チュチュ「ええ。もちろん。perfectなライブをあなたたちに見せてあげる。楽しみにしていて頂戴。」

 

友希那「ええ。楽しみにしているわ。」

 

 

 

 

ーーー客席

 

香澄「うー、ドキドキする!」

 

有咲「落ち着けよ、香澄。見てるだけじゃんか。」

 

香澄「でもでも!ドキドキするじゃん!」

 

有咲「まぁ、、しなくもねーけど、、、」

 

 

モカ「蘭ー。そんなに楽しみなのー?」

 

蘭「どうして?」

 

モカ「モカちゃんにはー蘭の口角が上がってるように見えてるんだけどー。」

 

蘭「、、、仕方ないじゃん。」

 

モカ「それもそうだねー。」

 

 

 

???「(また来ちゃった、、、あの時見せてもらったものを、、もう一度見たくて、、、!)」

 

 

 




書いててパレオのことが3倍好きになりました。

そしていよいよ新しいバンドが、、、、



求)感想・評価
出)感謝


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第四話「Change」

投稿遅れて本当に!本当に申し訳ありませんでした!

学校が終わったので必死に書いていくので許してください何でもしますか)



チュチュ「今日はRAISE A SUILENのライブに来てくれてありがとう。進化した私たちの曲、とくとご覧なさい!」

 

レイヤ「じゃあ早速行くよ。『EXPOSE 'Burn out!!!'』」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

チュチュ「そんな、、、」

 

レイヤ「負けちゃったか。Roselia、すごかったもんね。」

 

マスキング「ああ。」

 

パレオ「あの技量、パレオほれぼれしちゃいましたー!」

 

チュチュ「あなたたち、、どうしてそんなに気楽でいられるの!?今、負けたのよ!?私たちはRoseliaに負けたのよ!?」

 

マスキング「ああ、そうだな。」

 

チュチュ「『ああ、そうだな。』って、、悔しくないの!?」

 

マスキング「悔しいさ。でもあれが今日私が出せた全部だ。だから後悔はない。チュチュは全力じゃなかったのか?」

 

チュチュ「それは、、、」

 

マスキング「確かに今は負け。Roseliaのほうが上手だった。でも、今日だけが勝負ってわけじゃない。これから変わっていけばいい。そうじゃないのか?」

 

レイヤ「そうだね。それに今回の対バンだって無意味じゃなかったでしょ?」

 

チュチュ「、、、わかったわ。」ガチャ

 

マスキング「おい、チュチュ!どこに行くんだよ。」

 

 

 

 

コンコン

 

友希那「誰かしら?」

 

チュチュ「私よ。」

 

友希那「いったい何の用かしら?」

 

チュチュ「、、今回、RASはRoseliaに負けたわ。」

 

友希那「ええ。そうね。」

 

リサ「ちょっと友希那、、少しはオブラートに、、、

 

友希那「でも、あなたたちの演奏は素晴らしかったわ。きっとあなたたちもわかっているんじゃないかしら。」

 

チュチュ「、、!!」

 

友希那「それであなたは何を言いに来たのかしら?まさかそれだけじゃないでしょう?」

 

チュチュ「、、ええ。そうよ。」

 

 

マスキング「おいチュチュ!え、ここって、、」

 

リサ「えっと、、、あなたは、、」

 

マスキング「あ、、RASのマスキングだ。おいチュチュ、どうしてここに。」

 

チュチュ「少し静かにしてて、マスキング。」

 

マスキング「あ、ああ。」

 

チュチュ「今回、RASはRoseliaに負けたわ。でも、、これで終わりじゃないわ。またRoseliaに、、いつか対バンを申し込むわ。その時は受けてくれるかしら、、、?」

 

友希那「そんなの決まってるわ。受けて立つわ。いつでもかかってきなさい、勝てると思うのならば。」

 

チュチュ「、、、Thank you、、、湊友希那。、、、帰るわよ、マスキング。」

 

マスキング「ああ、、チュチュが世話かけたな。」

 

 

 

 

リサ「友希那~。かっこいい!」

 

あこ「はい!ほんとにかっこよかったです!」

 

紗夜「そうですね。湊さんらしくて、素敵でした。」

 

友希那「そんなに言われても困るわ。でも、この意見はRoselia全員が持っている物でしょう?」

 

燐子「そ、そうですね、、、!」

 

未来「それなら、日々の練習を忘れないようにしないとね。彼女たちはこれからもっともっとうまくなるよ。」

 

友希那「ええ。そうね。今日のライブでも個人個人、課題は見つかったはず。私たちもそれを克服できるように練習していきましょう。」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「あ、そういえば、、」

 

リサ「ん?どうしたの?」

 

未来「叔父に会いに行かなきゃいけない時期だなぁ、、って思って。」

 

リサ「そうなの?」

 

未来「一応毎年、冬に帰省するように言われてるんだ。いつ行こうかな、、、」

 

リサ「そういえば、未来ってどこから来たの?」

 

未来「あれ、言ってなかった?僕は新潟からだよ。」

 

リサ「えー!そうなの?」

 

未来「うん、、、一週間後にでも行こうかな。」

 

リサ「あー、確かに。連休あるもんね。」

 

未来「うん。」

 

リサ「何かするの?」

 

未来「うーん、、、、特に大事なことは、、しないよ。叔父と話すだけだよ。他には、、スキーとか?」

 

リサ「スキー!?いいなぁ、、、アタシしたこと無いんだよね。」

 

未来「スキーは楽しいよ。」

 

リサ「アタシも行きたいなぁ。」

 

未来「それなら、、行く?」

 

リサ「いいの!?」

 

未来「そっちのほうが安全だし、、、でも行くとしたらとりあえずリサの両親に聞かなきゃだね。」

 

リサ「うん、聞いてくるー。」

 

 

 

リサ「いいってー。楽しんできて、だってさ。」

 

未来「いっそ、Roseliaで行く?」

 

リサ「え!友希那とか、紗夜とかも!?」

 

未来「行ければだけど、、、そっちのほうが楽しいだろうし。」

 

リサ「誘う誘う!早速友希那に連絡しよーっと。」

 

ーーー

 

リサ『もしもーし。友希那?』

 

友希那『そうだけど、、なにかしら?』

 

リサ『今度さー。スキー行かない!?』

 

友希那『どうして?』

 

リサ『実はねー、未来が実家に帰るんだけど、スキーができるらしくて!誘われたんだー!それでRoseliaで行くのはどうかって話になって!』

 

友希那『あら、楽しそうね。紗夜や燐子、あこはどうなのかしら?』

 

リサ『今未来が連絡してると思うんだけど、、』

 

友希那『彼女たちが行くのなら私も行こうかしら。寒い所は苦手だけど。』

 

リサ『ほんとー!やったー!寒い所にいても一緒にいれば温かいよー!』

 

友希那『ええ。そうね。』

 

ーーー

 

 

リサ「未来ー。友希那行けるってー!」

 

未来「そうなんだ。よかったね。紗夜も、、」

 

 

 

ーーー

 

紗夜『スキーですか?』

 

未来『うん。叔父に会いに行くんだけど、、』

 

紗夜『懐かしいですね。前に何度かお会いしたことがありますよね。』

 

未来『うん。紗夜には言うけど、、会いに行くっていうか定期検査なんだよね。』

 

紗夜『そうなんですね。今井さんも行くのですよね?』

 

未来『うん。僕が検査している間、リサが暇になっちゃうと思って。』

 

紗夜『なら、私も行かせていただきますよ。ぜひ。』

 

未来『わかった。リサに伝えておくよ。また日時は追って連絡するね。』

 

紗夜『はい。わかりました。』

 

ーーー

 

 

未来「紗夜も行けるって。」

 

リサ「やったー!燐子とかはいけるかな!?」

 

未来「聞いてみないとね。あこに聞いてもらえる?」

 

リサ「オッケー!」

 

未来「じゃあ僕は燐子に電話してみるよ。」

 

 

ーーー

 

 

未来『もしもし、、突然電話してごめん。今大丈夫?』

 

燐子『ひゃ、だ、大丈夫です、、!』

 

未来『突然ごめんね。実はさ、今度スキーにリサと行くんだけど、、』

 

燐子『二人ですか。』

 

未来『ん?』

 

燐子『今井さんと二人ですか?』

 

未来『最初はそうだったんだけどRoseliaで行こうって話になったんだ。』

 

燐子『そうですか、、(よかったぁ、、、)』

 

未来『何か問題でもあった?』

 

燐子『え、い、いえ!何もないです、、!』

 

未来『そっか。(なんだか今、、燐子がとても怖く感じた、、、)』

 

燐子『それで、、、今日は、、』

 

未来『Roseliaで行きたいから燐子を誘いに電話したんだけど、、どうかな?』

 

燐子『行きます!』

 

未来『おお、、、わかった。そう伝えておくね。』

 

燐子『は、はい!』

 

 

ーーー

 

未来「あこ、どうだった?」

 

リサ「まだわからないって。でも行けるなら行きたいって言ってたよ!燐子は?」

 

未来「行けるって。でもなんだか今日の燐子はなんだか変だったな。」

 

リサ「どうして?」

 

未来「なんか、聞いたらすぐに普段は出さない大声を出したり、ちょっと心が感じられないくらい怖い時もあったし。」

 

リサ「今度会ったら何か聞いてみる?」

 

未来「僕から聞いてみるよ。」

 

リサ「おっけー。」

 

 

 

リサ「んー!楽しみ!」

 

未来「スキーの道具、準備しないと。みんなで一緒に買いに行く?」

 

リサ「それたのしそう!行きたい行きたい!」

 

未来「じゃあ明日とかあたりに行こうか。あこはいつごろ分かるんだろう。」

 

リサ「今はお母さんがいないらしいから明日居なったらわかると思うって言ってたよ。」

 

未来「じゃあ明日か明後日だね。」

 

リサ「うん!」

 

 

リサ「ねね、お母さんがお金くれるらしいから明日買いに行くまでに一回家に帰りたいんだけど、、」

 

未来「わかった。じゃあ今日、今から行く?」

 

リサ「明日でも大丈夫だよ?」

 

未来「明日焦っていくよりはいいでしょ?」

 

リサ「そうだね。じゃあ、アタシ準備してくる!」

 

未来「うん。わかった。(さて、僕も久しぶりにリサの家に行くし何か用意しておいたほうがいいかな。)」

 

 

 

リサ「準備できたよー。」

 

未来「わかった、今行く。」

 

リサ「それは何?」

 

未来「流石に何も持たずに行くのはあれかと思って。家に何かあったかなって思ってね。一応それらしいものがあったから持っていこうと思ってね。」

 

リサ「まじめだね~。別に持っていかなくてもいいと思うんだけど、、」

 

未来「いやいや、そういうわけにはいかないからね。じゃあ行こうか。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

 

ピンポーン

 

リサ母「あら、二人とも。お帰りなさい。」

 

リサ「ただいまー!」

 

未来「お口に合うかわかりませんがこちら、どうぞ。」

 

リサ母「あら、ご丁寧にどうもね。さ、二人とも上がって。」

 

リサ「うん。行こ、未来!」

 

未来「行くってどこへ?」

 

リサ「アタシの部屋!」

 

 

ーーーリサの部屋

 

リサ「久しぶりー、ここに帰ってくるの。」

 

未来「もうかれこれ、半年くらい?」

 

リサ「そうだね。このベッドも久しぶりだなぁ。」

 

未来「リサは戻りたくないの?この家に。」

 

リサ「うーん、、、両方かな。戻りたいっていう気持ちもあるし、戻りたくないっていう気持ちもあるよ。」

 

未来「そうなんだね、、」

 

リサ「あれだよ?未来の家の生活が嫌だってわけじゃないからね!」

 

未来「うん。」

 

リサ「未来といるのは楽しくて、、好き、、だから。」

 

未来「僕もリサと一緒にいるととても楽しいよ。一人でいるときよりもずっとね。」

 

リサ「よかった、、、下行ってお母さんからお金、もらいに行こ。」

 

未来「うん。(早く、、リサがここに戻れるようにしなきゃ、、)」

 

 

 

リサ母「はいこれね。で、こっちは未来君の叔父様に渡して頂戴。」

 

リサ「うん。わかった。ありがとね。」

 

リサ母「全然いいのよ。久しぶり貴方を見られてうれしいわ。」

 

リサ「アタシも。お母さんが元気そうでよかった。」

 

リサ母「今度お父さんにも顔、見せてあげてね。」

 

リサ「うん。あっちに着いたら、連絡するね。写真も送るよ。」

 

リサ母「楽しみにしているわ。」

 

 

リサ「じゃあ帰ろっか。未来。」

 

未来「うん、そうだね。」

 

リサ母「そうだ、もうそろそろご飯できるし、食べて行かない?」

 

リサ「いいの!?」

 

リサ母「もちろんよ。未来君も食べていって。」

 

未来「ありがとうございます。」

 

 

 

未来「僕までいただいてしまってすみません。」

 

リサ母「全然かまわないわよ。」

 

リサ「また来るね。お母さん。」

 

リサ母「いつでも帰ってきていいからね。」

 

リサ「うん。」

 

未来「失礼します。」

 

 

 

リサ「明日、何時に行くの?」

 

未来「そうだね、13時くらい?」

 

リサ「おっけー。」

 

未来「帰ったらみんなに連絡しないとね。」

 

リサ「うん。んー!超楽しみ!」

 

未来「初めてなんだっけ、スキー。」

 

リサ「そうなの!アタシできるかなぁ、、」

 

未来「リサは運動神経いいし、きっとできるよ。不安なのは友希那と燐子かな。」

 

リサ「あー、確かに、、、紗夜はなんだかんだ出来そうだもんね。」

 

未来「うん。あこもできそうだね。」

 

リサ「そうだね。部活だと結構動いてるし!」

 

未来「楽しみだね。」

 

リサ「うん!」

 

 

ーーー未来の家

 

紗夜『わかりました。では明日の12時ごろにそちらに向かいますね。』

 

未来『うん。じゃあまた明日。』

 

紗夜『はい、おやすみなさい。』

 

未来『おやすみなさい。』

 

 

未来『----なんだけど大丈夫?』

 

燐子『はい、、では明日の12時に未来君の家に、、、向かいますね。』

 

未来『うん、気を付けてね。』

 

燐子『はい、、!で、では、、!』

 

未来『おやすみ、燐子。』

 

燐子『はい、、おやすみなさい。』

 

 

リサ『よかったー!行けるんだね!』

 

あこ『うん!あこもみんなと行けてうれしい!』

 

リサ『アタシもあこと行けてよかったよ!楽しみだね!』

 

あこ『うん!それで明日って、、』

 

リサ『スキー道具買いに行くらしいよ。12時って言ってたかな。」

 

あこ『じゃああこ、その時間に行くね!』

 

リサ『うん。待ってる!』

 

あこ『あ、おねーちゃんに呼ばれちゃった!またね、リサ姉。また明日!』

 

リサ『うん。また明日!』

 

 

 

リサ『友希那、大丈夫そう?』

 

友希那『ええ。わかったわ。』

 

リサ『でもやっぱり友希那が行くのは珍しいよね。』

 

友希那『私も昔とは違うってことよ。きっとあなたたちと触れ合うことで生まれてくるものもきっとあると思うから。』

 

リサ『そうだね、、うん、そうだね!』

 

友希那『じゃあまた明日、おやすみ、リサ。』

 

リサ『うん。おやすみ、友希那。』

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

紗夜「あら、まだ誰も来てないようですね。」

 

未来「うん。そういえば紗夜はスキーしたことあるの?」

 

紗夜「小さい頃、未来君と別れた後すぐに一度だけ。家族で行きましたね。」

 

未来「ならできそうだね。」

 

紗夜「もう昔のことですからできないかもしれませんよ?」

 

未来「紗夜ならできると思うよ。」

 

紗夜「そうだといいのですが、、、」

 

リサ「あ、紗夜!来てたなら言ってくれればよかったのに!」

 

紗夜「すみません。レインちゃんに招かれてしまったので。」

 

リサ「なら仕方ないね。」

 

リサ「そうだ、気になったんだけど、レインはどうするの?」

 

未来「こころの家が預かってくれるって。」

 

紗夜「弦巻さんが預かってくださるのなら安心ですね。」

 

未来「うん。」

 

ピンポーン

 

リサ「あ、来たんじゃない!?」

 

未来「出てくるね。」

 

 

あこ「こんにちは!」

 

燐子「あこちゃんと、一緒に来ました、、!」

 

未来「こんにちは。みんな揃うまで中で話そうか。」

 

あこ「はーい!あ、みら兄!」

 

未来「ん?どうかした?」

 

あこ「喉かわいちゃったんですけど、、何かありませんか?」

 

未来「あるよ。リンゴジュースでいい?」

 

あこ「うん!」

 

 

燐子「あ、レインちゃん、、!」

 

紗夜「こんにちは、白金さん、宇田川さん。」

 

リサ「あとは友希那だけだね。」

 

あこ「でもみんなでこうして旅行行けるとは思いませんでした!」

 

燐子「わ、私もです、、!」

 

リサ「確かに。」

 

紗夜「ええ。それにあの湊さんが一緒に行くとは思いませんでした。」

 

 

友希那「悪かったわね。」

 

リサ「友希那~!」

 

紗夜「わ、み、湊さん!いらっしゃったのなら一言言ってください!」

 

あこ「でもいつ来たんですか?」

 

友希那「ちょうど今よ。入り方がわかんなくて未来に連絡したら開けてくれたわ。」

 

燐子「それで呼び鈴が、、、ならなかったんですね、、」

 

リサ「なるほどー。」

 

友希那「それで紗夜。今のはどういう意味かしら?」

 

紗夜「、、、出会った当初は音楽以外のことに無関心だったあなたがこういったことに参加するとは思わなかったんですよ。すみません、、」

 

友希那「、、、そうね。私も変わったのね。あなたたちと出会って。昨日、リサとも話したわね、この話。そんなに私が参加するのは意外だったかしら?」

 

あこ「はい!」

 

燐子「あこちゃん、、!、、ストレートに、言い過ぎじゃない、、かな?」

 

リサ「あはは!確かに!」

 

友希那「ま、まぁいいわ。未来、今日はこれからどうするの?」

 

未来「今日はこの後みんなでショッピングモールに行ってスキーに必要な道具とか買おうかな。まぁ、みんなは泊まるわけだからその時に必要な道具なんかも。」

 

リサ「おっけー。あ、でも道具結構多くなっちゃうんじゃない?」

 

未来「スキーの道具はそのまま叔父の家に送ろうと思ってる。」

 

紗夜「確かにそれなら持って帰るときも大丈夫そうですね。」

 

あこ「もう楽しみ!早く行きましょう!」

 

友希那「ま、待って!もう少しレインちゃんと、、!」

 

リサ「友希那~行くよー。友希那のその『もう少し』は30分とか1時間と平気でたっちゃうから。」

 

友希那「な、ならあと五分だけ!」

 

紗夜「ならその間に私たちは準備しましょうか。」

 

燐子「そ、そうですね。」

 

 




ガルパ4周年特別回書こうかな、、、悩む、、


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第5話「準備」

あれ、気づいたら二週間たってる、、、


ーーースポーツ店

 

 

 

あこ「りんりん!あれかっこよくない!?」

 

燐子「そうだね、、あこちゃん、!」

 

リサ「確かにあこに似合いそうだね。でも、もうちょっと見てからのほうがいいんじゃない?」

 

紗夜「そうですよ。お金は無限にあるわけではないんですから。」

 

あこ「はーい。」

 

友希那「でも、どれを買えばいいかわからないわね。」

 

リサ「柄とかでいいんじゃない?」

 

未来「確かに柄も大切だけどまずは長さを決めてからだね。」

 

燐子「長さ、、、ですか?」

 

未来「うん。みんなぐらいの身長だったら身長−10㎝ってところかな。後は板の柔らかさとかかな。」

 

あこ「柔らかいのと固いので何か違うんですか?」

 

未来「最初はうまく板を扱えないから柔らかいほうが操作しやすいんだよ。それにあまり脚力がない場合、固いものを選んでしまうとうまくできないと思うからね。後は重さも多少気にしたほうがいいと思うよ。」

 

友希那「なるほど、わかったわ。ではそれに合ったものを各々見つけてくればいいのね。」

 

未来「そうだね。」

 

あこ「じゃありんりん!探しに行こ!」

 

燐子「う、うん、、!」

 

 

リサ「じゃあアタシたちも見に行こっか。友希那。」

 

友希那「ええ、そうね。」

 

 

未来「じゃあ紗夜は僕と行こうか。」

 

紗夜「そうですね。」

 

 

 

燐子「あこちゃん、、!これなんか、、どうかな、、?」

 

あこ「すっごい似合ってるよ!可愛い!」

 

燐子「そう、、かな、、?ありがとう、、!」

 

あこ「うん!あ、でもこっちもりんりんに合うなぁー。迷うよー!」

 

燐子「ふふっ、、ゆっくり決めよっか。」

 

あこ「うん!」

 

 

 

リサ「あ、この柄可愛い!」

 

友希那「そうね。リサにとっても合っているわ。」

 

リサ「友希那がそう言ってくれるならこれにしようかな。うん、、、未来が言ってたことも大丈夫そうだし!」

 

友希那「私はどうしようかしら。」

 

リサ「友希那にも合うやつ、あると思うよ!」

 

友希那「ならもう少し探してみましょうか。」

 

リサ「そうだね!」

 

 

紗夜「未来君は買わないのですか?」

 

未来「僕は向こうに自分のがあるからね。紗夜は持ってるの?」

 

紗夜「あることはあるのですが、、買っていいと言われたので選ぼうかと。それに持っている物ももう古いものですから。」

 

未来「そうだね。紗夜にはどんなのが似合うかな、、、」

 

紗夜「私ですか?」

 

未来「紗夜には、、、これかな。」

 

紗夜「これですか、、?」

 

未来「どう?」

 

紗夜「、、、これにします。」

 

未来「別に他のやつでも大丈夫だよ?」

 

紗夜「これがいいんです。」

 

未来「そっか。」

 

紗夜「はい。」

 

 

 

 

未来「みんな決まったみたいだね。そういえばウェアも買わないとね。」

 

紗夜「そうですね。」

 

あこ「うぇあ、、って何ですか?」

 

燐子「スキーをするときに着る服だよ、、!」

 

友希那「それも買わないといけないのね。」

 

未来「うん。これは好きなものでいいから決めちゃおっか。」

 

リサ「おっけー。」

 

 

 

 

未来「じゃあ買おうか。すみません。これ、全部お願いします。」

 

リサ「お金はどうすればいい?」

 

未来「後で大丈夫だよ。一回僕が全部払っちゃうから。」

 

紗夜「では買い物が終わった後にもう一度未来君の家に行きましょうか。」

 

友希那「」ピクッ

 

燐子「そう、、ですね、、」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

リサ「だいたい物買えたし、帰ろっか。」

 

未来「他に買いたいものある人いる?」

 

友希那「私は特にないわ。」

 

紗夜「私も特には、、」

 

あこ「あこもでーす。りんりんは?」

 

燐子「私も、、、大丈夫、、です、、」

 

未来「なら帰ろうか。」

 

リサ「そうだねー。」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

紗夜「それでは先程の買い物の精算を済ませましょうか。」

 

未来「それなんだけどさ。」

 

友希那「何か問題でもあるのかしら?」

 

未来「実は叔父がみんなの分も払っていいとの事だったからみんなからお金は頂けないかな。」

 

リサ「え!?それはさすがに悪いよー!すっごい高かったよ!?」

 

あこ「そうですそうです!」

 

友希那「5人分で相当の金額だったけれど本当に大丈夫なの?」

 

未来「うん。なんなら、移動費もって。」

 

リサ「ほ、本当に大丈夫なの?」

 

未来「うん。でも、あっちに行った時に叔父に挨拶してあげて欲しい。」

 

紗夜「それぐらいはお金を頂かなくてもしますよ。泊まらせていただくのですから。」

 

友希那「そうね。」

 

あこ「じゃああこ、お母さんから貰ったお金でお土産買ってくー!」

 

リサ「あ、それいいね!アタシも買おうかな!」

 

紗夜「ではみんなで買いましょうか。」

 

友希那「ええ。そうね。」

 

燐子「何とか出発までに用意しましょう、!」

 

リサ「うん!」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

リサ「いよいよ明日だねー。」

 

未来「うん。準備出来てる?」

 

リサ「完璧!」

 

未来「なら今日は早めに寝ようか。」

 

リサ「そうだね。朝も早いからね。」

 

未来「じゃあおやすみ、リサ。」

 

リサ「うん。おやすみ、未来。」

 

 

リサ「(明日、、楽しみだなぁ、、、それに未来の叔父さんにも会うのか、、、、緊張してきたー!)」

 

 

 

 

リサ「おはよ!」

 

未来「おはよう。みんなとの集合まであと3時間くらいあるからそんなに焦らなくていいと思うよ。」

 

リサ「そっか。じゃあゆっくり準備するね。」

 

未来「うん。今朝ごはん作ってるから出来たら食べようか。」

 

リサ「うん。アタシちょっと着替えてくるね。」

 

未来「はーい。」

 

 

 

ピンポーン

 

未来「誰だろう、こんな朝早く、、、」

 

覗き窓から玄関先を見るとそこには

 

あこ「こんにちは!いや、、おはようございますかな?」

 

未来「おはよう。集合よりもだいぶ早いけど、、どうしたの?」

 

あこ「あこ、もう待ちきれなくて来ちゃいました!」

 

リサ「あれ、あこじゃん!」

 

あこ「リサ姉!おはよう!」

 

リサ「おはよー!もしかして待ちきれなかった?」

 

あこ「うん!もう昨日の夜からドキドキしてたんだー!」

 

リサ「そっかそっか!じゃあここで時間まで待とっか!」

 

あこ「うん!入ってもいいですか?」

 

未来「うん、大丈夫だよ。そうだあこ。」

 

あこ「何ですか?」

 

未来「今朝ごはん作ってるんだけど、、朝ごはん食べる?」

 

あこ「食べますー!」

 

未来「なら席について待ってて。もう出来ると思うから。」

 

あこ「はーい!」

 

 

 

あこ「美味しそう!」

 

リサ「じゃあ食べよっか!」

 

未来・リサ・あこ「「「いただきます!」」」

 

あこ「おいしい!」

 

未来「口に合ったようで何よりだよ。」

 

リサ「本当に未来のご飯美味しいよね。」

 

あこ「いいなぁー!リサ姉毎日食べてるんでしょ?」

 

リサ「まぁそうだねー。」

 

未来「食べたくなったらいつ来ても大丈夫だからね。」

 

あこ「やったー!」

 

 

 

 

未来「じゃあそろそろ向かおうか。」

 

リサ「そうだね。あこ、忘れ物ない?」

 

あこ「うん!多分大丈夫!」

 

未来「じゃあ行こうか。」

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

紗夜「おはようございます。」

 

未来「おはよう、紗夜。やっぱり早いね。」

 

リサ「何時に来てたの?」

 

紗夜「そんなに早くは来ていませんよ。そうですね、、、20分前には着いていたかったので8分前とかですかね。」

 

あこ「紗夜さん早いですね!」

 

紗夜「遅れるよりは早めに来ていたいですからね。」

 

燐子「遅れてすみません、、、!」

 

未来「おはよう、燐子。」

 

リサ「大丈夫だよー。まだ集合時間前だから遅れてないよ!」

 

紗夜「湊さんもまだ来ていませんし、そんなに焦らなくてもよかったですよ。」

 

燐子「間に合って、、よかったです、、」

 

友希那「あら、みんな早いのね。」

 

あこ「友希那さん!」

 

友希那「おはよう、みんな早いのね。」

 

リサ「でもそういう友希那だって早くない?」

 

友希那「みんなで移動するのに遅れては申し訳ないでしょう?」

 

リサ「そうだね。ちょっと予定より早いけどみんな集まったしもう移動しちゃう?」

 

紗夜「そうしましょうか。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

あこ「新幹線乗るの久しぶり!」

 

燐子「私も、、最近どこか遠くに行く機会、、なかったから、、」

 

リサ「いつになってもやっぱり楽しいよねー。」

 

紗夜「意外と早く着くのですね。」

 

未来「でも新潟についてからも時間かかるからね。1時間くらい?」

 

友希那「まぁ電車に乗っているだけでしょう?」

 

未来「そうだね。」

 

あこ「スキー楽しみだなぁ、、」

 

リサ「でもスキーできるのは明日だよ?」

 

あこ「え!?そうなの!?」

 

リサ「うん。だよね、未来。」

 

未来「うん。今日は着いてから移動しても暗くなっちゃってるからね。」

 

あこ「そっか、、、」

 

未来「でも、スキー以外にも楽しいことはあるから。」

 

あこ「じゃああこ、それ楽しみにしてよーっと!」

 

燐子「そうだね、、!」

 

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

紗夜「そろそろ到着ですね。」

 

未来「うん。本を読んでいればすぐだったね。」

 

紗夜「そうですね。最初のほうは宇田川さんや今井さんもはしゃいでいましたが、、、、」

 

未来「二人とも楽しみにしていたから昨日寝れなかったんじゃないかな?」

 

紗夜「それでしたら仕方がありませんね。」

 

未来「でも起こさないとね。」

 

紗夜「そうですね。起こしましょうか。」

 

未来「リサ、起きて。燐子も。もう着くから。」

 

リサ「んん、、、あれ、、寝ちゃってた?」

 

未来「思いっきり寝てたよ。」

 

リサ「あはは、、、恥ずかしいなぁ、、」

 

燐子「んん、、」

 

リサ「」ジー

 

燐子「(*゜0゜)ハッ」

 

未来「おはよう、燐子。」

 

燐子「お、おはよう、ございます、、、」///

 

リサ「あはは!燐子照れてる!」

 

燐子「うぅ、、、」////

 

 

紗夜「ほら、宇田川さん。起きてください。湊さんも。」

 

友希那「、、、あら、ごめんなさい。寝てしまったみたいね。リサの寝顔見ていたら私もつい眠たくなってしまって。」

 

紗夜「別に咎めているわけではありませんから。宇田川さん、起きてください。」

 

あこ「、、もう、、ちょっと、、、」

 

紗夜「はぁ、、、では置いていきますよ。皆さん、降りる準備しましょうか。」

 

あこ「ま、待ってください!」

 

紗夜「最初から起きればよかったんですよ。さぁ、準備しましょう。」

 

あこ「はーい。」

 

 

 

 

リサ「んー。東京とは空気が違うねー。」

 

紗夜「そうですね。そしてやはり寒いですね。」

 

友希那「ええ。厚めの服を持ってきてよかったわ。」

 

あこ「次はどこに行くんですか?」

 

未来「こっちの電車に乗るよ。」

 

 

 

燐子「なんというか、、、」

 

リサ「すごい歴史を感じるね。」

 

未来「だよね。でもあとは乗るだけだから。」

 

リサ「そうなんだ。楽しみだなぁ。」

 

紗夜「久しぶりですね、ここに来るのは。」

 

リサ「紗夜は新潟に住んでたんだっけ?」

 

紗夜「かなり前の話ですけどね。未来君の叔父様に会うのもとても久しぶりですね。」

 

未来「多分紗夜のことは覚えてると思うよ。」

 

紗夜「そうでしたらうれしいですね。」

 

リサ「アタシも会うの楽しみだなぁ。」

 

あこ「あこもあこも!」

 

友希那「確かにどんな方かは気になるわね。」

 

紗夜「昔の印象だととてもやさしい方でしたよね。」

 

未来「今もその印象のままだと思うよ。」

 

紗夜「何はともあれ早く会いたいものですね。」

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

未来「着いたよ。最寄り駅。」

 

燐子「結構、、乗りましたね。」

 

リサ「でもたまにはこういうのも悪くないかも!」

 

あこ「うん!」

 

友希那「そうね、いい歌詞も浮かびそうだわ。」

 

未来「家までは近いから歩こうか。」

 

紗夜「そうですね。行きましょうか。」

 

 

 

リサ「でっか!」

 

あこ「お屋敷みたい!」

 

燐子「これは、、大きいですね、、、」

 

未来「さ、みんな中に入ろうか。」

 

 

未来「ただいま、じいちゃん。」

 

叔父「久しぶりだね、未来。後ろの子たちが?」

 

未来「うん。バンドの仲間。」

 

叔父「そうか。こんにちは。私は未来の叔父の時谷茂。今日はわざわざこんな遠くに来てくれてありがとう。」

 

紗夜「こんにちは。茂さん。私のことを覚えていますか?」

 

茂「もちろん。紗夜ちゃんだろう、氷川さんのところの。」

 

紗夜「覚えててくださったんですね。ありがとうございます。」

 

茂「忘れるはずがないよ。何せ、未来の初めての友達なんだから。さ、玄関では寒いだろう、中に入ってくつろいで。話はそれからにしよう。」

 

未来「じゃあみんな、荷物部屋に運んでおくからじいちゃんについていって。」

 

リサ「アタシも運ぶよ。」

 

未来「大丈夫大丈夫。みんな長旅で疲れてるだろうから。」

 

リサ「じゃあお願いしてもいい?」

 

未来「うん。」

 

 

 

茂「何もないけどここにいる間はこの家を自宅のように使ってくれてかまわないからね。」

 

リサ「ありがとうございます!あ、アタシは今井リサです。」

 

あこ「えっと、宇田川あこです!」

 

燐子「し、白金燐子です、、!」

 

友希那「湊友希那です。」

 

紗夜「氷川紗夜です。これ、つまらないものですが。」

 

茂「おお、わざわざありがとう。」

 

紗夜「こちらこそ旅費を出していただき、ありがとうございます。かなり高いと思うのですが、、本当に大丈夫なのですか?」

 

茂「構わないよ。こんなおいぼれには使い道はあまりないからね。君たちに使ってもらったほうがいいってものよ。それに未来の友達だからね。こんな形で言うのもあれだけどこれからも未来をよろしく頼むよ。」

 

茂「そうだ、みんなはバンドなんだよね。」

 

友希那「はい。Roseliaというバンドを組んでます。」

 

茂「みんなの音を聞かせてくれないかい?」

 

友希那「わかりました。」

 

あこ「友希那さん!」

 

友希那「どうしたのあこ。」

 

あこ「ドラムないです!」

 

リサ「そっか!アタシ達は持ち運びできる楽器だから持ってきたけど、、、」

 

未来「古いものだけどあるから大丈夫だよ。」

 

あこ「そっか!よかった~!」

 

茂「いやぁ、久しぶりだなぁ。」

 

未来「その前にご飯にしない?」

 

茂「そうだなぁ。何にしようか。」

 

未来「まぁ適当に何か作ってくるよ。」

 

 

 

茂「あいつも変わったなぁ。」

 

リサ「そうなんですか?」

 

茂「紗夜ちゃんと別れた後のアイツは今では想像できないほどに暗かったよ。でもまたこうしてあんな風に笑ってくれるてるのはうれしいよ。みんな、本当にありがとう。」

 

リサ「でもあたしたちもたくさん未来に助けてもらってるもんね。」

 

燐子「はい、、!テストのことやRoseliaのこと、、それから家族のことまで、、!」

 

あこ「みら兄いなかったらあこRoseliaに入れてないもん!」

 

友希那「Roseliaがここまでこれたのも彼のおかげですから。」

 

茂「本当にいい仲間に会えたもんだ。あいつもついてるなぁ。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

茂「それでみんなは明日、スキーをするんだろう?」

 

あこ「はい!スキーしたいです!」

 

未来「なら午前中に先に向かっててくれないか?」

 

リサ「え?どうして?」

 

未来「僕はちょっと午前中用事があるからさ。午後にはそっちに行けると思うから。」

 

友希那「あら、そうなの?」

 

紗夜「なら私たちも午後からにしましょうか。」

 

未来「いいの?」

 

紗夜「あなたがいないと意味がないでしょう?いいですか、宇田川さん。」

 

あこ「うん!確かにスキーも楽しみだけどあこはRoseliaみんなで行きたいです!」

 

リサ「決まりだね。じゃあアタシたちは午前中何してようか。」

 

燐子「せっかく時間があるので、、外で雪だるまでも、、作りませんか?」

 

あこ「それ楽しそう!あこやりたいです!」

 

友希那「まぁ、たまにはいいんじゃないかしら。」

 

紗夜「そうですね。ですから未来君、午前中は私たちのことは気にせずに用事を済ませてください。」

 

未来「わかった。みんな、ありがとう。」

 

茂「なら、用事もなるべく早く済ませないとな。」

 

未来「うん。そうだね。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

あこ「わー!広いー!」

 

リサ「ほんとだね!アタシこんなに広い所で寝たことないかも!」

 

紗夜「そうですね。まさかここまで広いとは、、、」

 

友希那「、、、声も響きそうね。」

 

燐子「はい、、そうですね、、それにおいてある物も高そうです、、!」

 

リサ「あこー、触らないようにね。」

 

あこ「はーい!」

 

友希那「でも、こんなに広い所に5人というのも怖いわね。」

 

リサ「」ギクッ

 

紗夜「大丈夫ですよ。()()()何もありませんから。」

 

リサ「ちょ、ちょっと紗夜!怖いこと言わないでよ!」

 

燐子「もしかしたら今井さんが夜起きたときに隣にいるのは、、、ふふっ。」

 

リサ「り、燐子~!」

 

あこ「あはは!大丈夫だよリサ姉!何かあったらあこが守ってあげるから!」

 

リサ「ありがと~あこ~!」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「じゃあみんな、また明日ね。」

 

紗夜「はい、おやすみなさい。」

 

未来「じゃあ用事が終わったら連絡するよ。」

 

リサ「おっけー。それまでにおっきな雪だるま作って未来を驚かせちゃおうか!」

 

あこ「うん!楽しみにしててね!みら兄!」

 

未来「うん。楽しみにしてるよ。」

 

 

 

 

ーーー???

 

未来「じゃあじいちゃん。始めようか。」

 

茂「そうだな。彼女たちを待たせるわけにはいかないからね。」

 

 

 

 

 

 

 




スキーの知識は浅浅なので間違ってたらすみません。


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