新訳・転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション移設版 (うさぎたるもの)
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シュヴァルツェスマーケン編
設定集1


ベクトラ級機動空母×五隻

 

全長 1500m

 

全幅 400m

 

全高 150m

 

全備重量 300,000t

 

出力 300,00,510kW 【700,00,510kW】 最大出力であるためこれをやりすぎるオーバーロードをして最後には自爆をするために 普通は使われないように安全マージンを色々と入れている。 

 

 

ジェネレーターは 超大型のミノスキードライブ型 十二基を搭載することで この超大型級の母艦でありながら ありえない加速能力と回避能力を持っている。

 

 

また空母呼べるほどの積載量を有しているために無補給でも単艦でも一年間は十分に活動できるほどの補給物資などを持てるために、地球を調べるために向かわさせられた空母でもあった。

 

 

 

武装 連装メガ粒子砲×50(前方三割、後方一割 それぞれの両翼に三割という形で配備されている。)

 

艦首防衛用のミサイルランチャー×300

 

対空機銃銃座×それぞれの場所にあるために合計で500は存在しているがそのほとんどは収納型であった。

 

これは収納型の方がメリットがあるために修理にも色々と簡単にできるように設計段階からこのような形へとなっている。

 

 

そして最大の目玉が全体を覆い被せるほどの出力を持ったビームシールドである。 

 

これはクロスボーンガンダムの時代にはすでに艦艇丸ごとを包み込む技術は存在はしていたがその時代ではジェネレーターの問題もあり、数分間程度しか全てを包み込むはできなかったが

 

この艦艇の能力によって 最低でも丸々一日は普通に全体にシールドを張れるためにシールド展開中の間は外部からの接触は事実上不可能となっている。

 

搭載MSの量は最大で120機である 無論これはむりをすればの話であるので 基本は100機を常にその艦艇の中に配備されているのだ。

 

 

 

式番号 FA-78-2 量産型の上にスペックの関係所はガンダムMkーⅡに匹敵するほどの性能を有している。

 

フルアーマーガンダムパワードカーディガン装備型

 

所属 火星軍

開発 火星

生産形態 量産型

全高 18.0m

本体重量 32.5t

全備重量 53.1t

装甲材質 ジェガンと同じ材質

出力 2,500kw

推力 160,500kg

センサー7,210m

有効半径 7,210m

武装 60mmバルカン砲×2

2連装ビームライフル×2 シールド×4

ミサイル・ベイ

360mmロケット砲またはレールガンを選択できる

ビームサーベル×2 ハイパーバズーカ ビームガトリング砲×2問

 

パイロットが乗る場所はあるのだが基本モビルドールシステムを使っている為に無人機扱いで戦場に出されることとなる これさすがに人口が多いと言っても火星側としてもある程度の人材はだせるが、結局は足りない数合わせとして地球到着後に作られた機体である。 

 

またバックパックは換装システムを搭載しているために、ジムパワードカーディガンタイプに使われるバックパック型を装備しているために型番や名前も一部変更されている

 

バックパックを外せば通常のガンダムタイプになる。

 

 

量産型F91の設定です

 

分類:汎用量産型モビルスーツ

装甲材質:ガンダリウム合金セラミック複合材

全高:15.2m

本体重量:7.8t

全備重量:19.9t

主動力:熱核融合炉

ジェネレーター出力:5,250kw

スラスター総推力:88,400kg

アポジモーター数:51(8)

開発組織:サナリィ

所属:火星軍

主なパイロット:火星軍の一般兵

 

 

武装選択としてはバックキャノン装着型とツイン・ヴェスバー装着型のいずれかを選択式で再現できるようにしているために実質原型機であるガンダムF91よりも安定性や出力などは圧倒的に上がっている

 

冷却システムも大幅に改造されているために、一番の課題は問題ではなくっている。

 

 

武装は

バルカン砲頭部2門内蔵。

 

メガマシンキャノン胸部2門内蔵。

 

ビームライフル

 

ビームサーベル右腰に2本携帯。

 

ビームランチャー

 

V.S.B.R.(ヴェスバー)×Ⅱ ツインパックによって最大4まで可能

 

ビームシールド×Ⅱ

 

ビームガトリング砲4門 バックパックの変更で可能になっている武装であり、主に面攻撃に対してはよくつかわれる武装となっている 威力は弱いがその分ビームの弾幕を1分間に最大で一門で500は発射できる能力を持っている 4門合わせて最大で1000は可能ということでかなり厄介な武装になっている。

 

 

10年間も量産されているおかげで余剰パーツを含めてもかなりの数になっている実質火星軍の主力量産型МSである。 

 

 

ハイレゾリューションモデル ウイングガンダム EW

 

転生者でのる主力МSの一つである。 元々の世界でガンプラなどを打っている魂系で買ったガンプラと同じようにするためにガンダムウイングを最初に作り出した後に、ドクターJ達を呼び出した後、改造などをさせた、

 

 

色も前世の世界にあったタイプと同じにはしているが動力関係も含めて、ウイングガンダムゼロよも若干性能は上である、

 

ゼロシステムは搭載されてはいないが、量産型ガンダムF91に搭載されているバイオセンサーシステムとサイコミュ関連を詰め込んでいる、これによってニュータイプレベルが低い人間でもある程度は機体側がリミッターをしてくれるために色々と便利なМSとなっているが

 

基本的には可変機能を有しているために、大気圏も突破並びに突入が可能な機体になっている

 

 

またバスターライフルは二種類あり、通常のウイングガンダムが持っているタイプとエネルギー・カートリッジ・ポッド方式タイプが存在しているが、圧倒的に高いのはエネルギー・カートリッジ・ポッド方式である。

 

一つのエネルギー・カートリッジ・ポッドで最大五発までは打てるが、それを一発にすることで小規模コロニー程度は簡単に消滅できる威力を持っている 今回は世界に見せるためにこちら側を出したことで 戦場にある程度はばらまく結果につながった。 

 

基本カラーは変わってはいないが、左側にはロンド・ベル隊の鈴のマークがちゃんと描かれている

 

ビームサーベル×二本 シールドも新規になっているがそれでも十分すぎるほど防御力が上がっている。

 

 

 

 

作業用МSジェガンR型 

 

元々はジェガン最終量産型ではあったが、機体の大きさなどはコロニーや宇宙要塞などを作業するための作業用のМSとしてなっているが、その数は量産型F91よりも二倍以上の数がある。

 

これは作業用としても宇宙空間で長く活動できるために多くのバリエーション機が存在する、

 

武装もすぐにできるために戦力としては二級品戦力として位置づけられてはいるが、可変機も活動しているために火力や性能を含めても 民間用として作られているのがほとんどである。

 

 

今回は地球に向かうコロニー群に作業用としてジェガンが十万機程度は配備はされているが。そのほとんどは民間用に色々とカスタマイズされている。

 

 

 

 



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設定 マークとルール

転生者 マーク・ギュンター中将

 

元々神様によって転生するかしないかを選んだ結果、マブラヴオルタシリーズに色々な特典をもって転生した元青年である。

 

マブラヴシリーズ【柴犬】は存在は知っているが録画は基本的には一挙見派であるために、柴犬がマブラヴシリーズであるという理由でテレビの深夜にやっている時刻に合わせて、デッキで録画していた模様、その時の話数はまだ四話程度までしかやっていなかった。

 

ソフトのルール説明

 

 

また神様から渡されたソフトは基本的にGジェネシリーズの歴史の追体験モードが基本であるために、下手な作品を選ぶと一話でガンダムと戦い死亡することが多い。

 

現在クリアした世界は【新機動戦記ガンダムW】の世界のみで二番目にソフトで追体験中なのが【ガンダムSEED】の世界である。

 

現在の地位は火星軍地球派遣部隊司令官の内の一人である、階級が中将なのに下の階級が総司令官では話にならないからだ。

 

 

また追体験する世界によっては、一機のMSを倒す事にその世界で作られたMSの元の原価と資源の半分を入手することができる。 MSの値段が五億であれば、その半分の二億と五千万がキャピタルとして手に入る仕組みである。

 

戦艦等の大型艦艇や小型艦艇も同じ法則で、主人公の手で倒す上に、基本的に量産型の軍艦などは、一度倒しても生産登録はされない仕組みである。

 

その世界を全てを追体験する必要があるからだ。 ラー・カイラム級を仮に生産登録する必要があるならば最低でも同じ艦艇を百隻を主人公の手によって沈めなければいけないからだ。

 

 

逆に一機しか生産されていない機体や専用機または、実験艦などワンオフ機などは、その場で倒せれば、自動的に生産登録される仕組みである。

 

 

また味方になって戦う陣営に限っては、ワンオフ機は自動的に生産登録される。

 

ニューガンダムやサザビー等がこれに該当するルールになっている。

 

 

スカウトする人材は基本的にはその世界できちんと対面した上で、こちらの事を話したうえで、向こう側がそれで仲間になると言えばスカウト可能になる。

 

特に敵側に回った人材の多くは自動的になるが、スカウト後に大いに暴れる、これは無理やり人材はをこちら側に引っ張てくるからである、特にその世界の主人公やライバル機によって落とされた敵側の人材にしてみれば一度は死亡しているのに、スカウトした瞬間に自分が復活することで記憶の混乱によってなることが暴れること多い。

 

 

 

資源 オリジナル兵器やその世界特有の特殊な技術を作る機械等を呼び出すためにマークが支払う代価、 こちらも同じくマークが敵を倒したことで発生する資源ポイントをためて色々と買うことになる。

 

今はウイングガンダム一機と火星の衛星軌道上に残しているピースミリオン級一隻を呼び出したために地球側に来た時は資源ポイントはすっからかんになっていた。

 

 

現在はマブラヴ側の地球でベータを倒したことで若干そのポイント資金が手に入った。

 

 



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キャピタルルールと資源ルール

地球側に存在しているBETAや戦術機などを倒す自動的に資源と資金のポイント化する

 

 

 

BETA編

 

要撃級  一体 五百ポイント

 

別名ぐらっぶ級と呼べる存在で戦場には必ずいるが、突撃級よりも生産の数は少ないが

巨大な二つの大きな腕によって多くの戦術機や戦車部隊を倒すために、やはり一体のポイントは多く設定されている。

 

 

突撃級 一体 千ポイント 

 

戦場には必ずいる存在である、そしてそのスピードと耐久度によって地球側の多くのパイロットがこれで死亡しているためにこのポイントになる

 

 

戦車級 一体 百ポイント 

 

戦場には必ずいる存在で、その数で大量の地球側のパイロットを最も殺しているそんざい。だからこそこのやすさである、量産型は基本的に安い存在

 

 

レーザー級 一体 五十万ポイント

 

戦場に見かける存在ではあるが、その数が少ないが一撃で戦術機のパイロットを殺せるまた戦艦も同じ射線であれば倒せるためにこのポイントになっている。

 

 

要塞級 一体 五百万ポイント

 

戦場で見れるのが一体いればいい方であり、レーザー種の運び役である

その体格や大きさからも戦場に居れば最優先で倒される存在である、

 

 

地球側のポイント

 

 

新型の戦術機バラライカ 一機 一億ポイント

 

東ドイツ側の第一世代機の戦術機であり、東ドイツと言えばこの戦術機であり量産機の代表でもある。

工場で生産されてパイロットが乗っていない状態の機体限定のポイントのために、このポイントはめったに手に入ることはできない。

 

東ドイツ製戦車 一機 二千ポイント 

普通に戦車部隊に配備されている当たり前の戦車である、BETA戦においても砲撃能力はある程度あるために、生産配備されている、そもそも戦術機適正を持った人間があまりにも少ないためにこちらの戦車に配備されることが当たり前である。

 

壊れた東ドイツ製戦車 五ポイント BETA戦で戦車級や突撃級によって壊された戦車の名残ではあるが。

それでもポイント化は可能であるが、ただし本来貰えるはずのポイントよりも圧倒的に少ない

 

壊れた戦術機 一機 大破 五十ポイント

 

戦術機として無残にも壊れており、修理も何もかもできないただのオブジェと化しているものである。

こちらもポイント化は可能であるが、戦車よりもも多少はポイントがあるだけで、本来の一機と比べるとあまりにも少ないポイントになっている

 

中破した戦術機 一機 五百ポイント

 

両腕と両足が壊れた状態の戦術機であり、修理、改修すれば使えるために、ある程度のポイントを貰えるようになっている、だが完全に新品の戦術機よりも圧倒的に少ないポイントしかもらえない

 

 

小破した戦術機 一機 千ポイント

 

片手か片足しか壊れていない状態の戦術機であり、普通に戦場に見られるタイプが主にこれである、その為か腕ならば腕のパーツを新たに取り付けて整備し、誤差を修復したら普通に戦場で戦えるために、結構な値段なポイントを貰えるようになる。

 

 

中古の戦術機 一機 五千ポイント 

 

合計十回以上戦場に出て、機体も多少の部品の交換で済ました機体、第666中隊の機体が主にこれである。新型戦術機よりもポイントは圧倒的に少ないが、それでも新品よりももらえるポイントは二倍しか減っていないことも大きい。

 

 

 



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人物紹介二と軍事力

マークが地球方面担当として火星と火星の衛星軌道上の要塞とコロニーから人材と部隊を呼び出したの以下の通りである

 

ロンデニオン所属のロンド・ベル隊 ラーカイラム×500隻 アーガマ級30隻 ネェル・アーガマ50隻 クラップ級×5000隻 ベクトラ級10隻中【4隻がルナツーの工房に入った後に修理・補充などを済ませた後に、コロニー防衛用艦隊の旗艦として動く予定】

 

ピースミリオン級【原作と同じ性能艦」1隻 

 

残りの3隻は地球の衛星軌道艦隊のそれぞれの旗艦として動く予定

 

ジェガン×50000機【戦闘用としては半分以下のジェガンが20000機が活動中】ギラ・ドーガ50000機【民間用としてジオン系軍人が使っている、残りの機体は戦闘用として同じく20000機が活動中】

 

νガンダム一機 Zガンダム系列×500機 ZZガンダム系列×100機

 

ガンダムMKーⅡ×500機【エース機仕様】 百式系列30機 デルタプラス系列30機 

 

ウイングガンダム3機「2機は再設計機」トールギスⅡ×Ⅰ機【再設計機】トールギスⅢ×一機「再設計機」 ユニコーンガンダム系列5機 サザビー2機 ギラ・ドーガ×50000機

 

フルアーマーガンダム×550機【地球側の契約者向けに使われる機体であり、契約者の資質より様々なガンダムタイプへと換装と改造がされる機体である】

 

戦艦製造ライン500 戦艦補修・改造ライン共に5000 MS用製造ライン10000 補給ライン100000

 

以上が大量のコロニーによって支えられているのが地球方面軍である、無論色々と物資などは足りなくなる予定ばあるがそのためのルナツー要塞の移動であった。

 

次に主だった主力メンバー達の紹介

 

ブライト・ノア大佐【ロンド・ベルト隊の総令官】 アムロ・レイ大尉【MS機動部隊隊長】

 

ケーラ・スゥ中尉【MSのパイロット】 チェーン・アギ 准尉【技術士官】

 

アストナージ・メドッソ少尉【ロンド・ベルト隊の整備班長】

 

ハサウェイ・ノア少尉【MSのパイロット】リュウ・ホセイ中尉【MSのパイロット】

 

カツ・コバヤシ少尉 【MSのパイロット】 エマ・シーン中尉【MSのパイロット】

 

ハヤト・コバヤシ少佐【MS兼戦艦の艦長】ウッディ・マルデン大尉【補給担当・技術仕官】

 

ジョブ・ジョン中尉【メカニック兼・技術仕官】セイラ・マス中尉【MSのパイロット】

 

カイ・シデン大尉【情報部所属兼MSのパイロット】スレッガー・ロウ少佐【MS・戦闘機乗りを兼任】

 

ゼクスマーキス中佐【トールギスⅢ専用機所属のパイロット兼指揮官】

 

トレーズ・クシュリナーダ中佐【トールギスⅡ専用機パイロット兼司令官】

 

バナージ・リンクス中尉【ユニコーンガンダム1号機専属パイロット】

 

リディ・マーセナス大尉【ユニコーン2号機専属パイロット】

 

シャア・アズナブル大佐【MSのパイロットと司令官を兼任している】

 

ララァ・スン中尉MA・MSの兼任パイロット】ドレン大尉【戦艦の司令官】

 

アカハナ大尉【水陸専用МS担当と情報部に所属している】 ランバ・ラル隊 黒い3連星、深紅の稲妻・白狼・ドズル・ザビ中将・ガルマ・ザビ少将 闇夜のフェンリル隊

 

MSイグルー部隊・ガンダム戦記の部隊・ガンダム戦記【PS3用のキャラ達】ミッシング・リング部隊 スターダストメモリー部隊 OZ部隊【トレーズ派閥】OZ「ゼクス派閥】

 

Gジェネオリジナルキャラクター達総勢100人程度も呼びだれて色々としている

数が多いので、自己紹介は省略しています。

 

次に宇宙要塞ルナツー所属の人材と部隊内容

 

ラーカイラム級×50隻 ベクトラ級4隻【配備予定】 グラップ級200隻

 

陸上戦艦ビック・トレー×5隻 陸上打撃戦艦ヘビィー・フォーク×50隻の二隻の陸上戦艦は地球上での拠点防衛用並びに支援目的や地球上の国家に売りに出す予定の船として作られている。

 

 

ジェガン×5000 ジムトレーナー1000機 ジムパワードカーディナル化キッド×1000

 

Zガンダム30機 戦艦製造ライン×30 武器弾薬ライン×1000 MS開発ライン×20

 

生産中ではあるが量産型ガンタンク×3000両 量産型ガンキャノン×2000機も同じく地上拠点防衛用のためのМSであり、地球上の政府・国家に売りに出す予定の機体であったただし、粒子兵器を排除した形ではあったが。これは火星政府と軍隊の取り決めでもあった。 

 

地球側の技術レベル等を考慮して売りに出す予定の品物である

 

ミディア輸送機を生産する予定の数は3000機で 61戦車は100000両以上であった、大気圏突入用キッド1000000個【バリュートシステム】【大型艦バリュートシステム】

 

【輸送機型バリュートシステム】など含めた数であった、HLV×10000 コロンブス級×10000

 

これは主に地上へ物資輸送と戦力強化として戦車を含めた一部の武装は輸送目的で作られているだけであった。  

 

 

マクファティ・ティアンム大将【ルナツー艦隊の総司令官】

 

パオロ・カシアス中佐【ルナツー艦隊司令】 

 

モスク・ハン中尉【技術仕官兼・技術開発部所属】

 

ヴォルフガング・ワッケイン少佐【ルナツー司令官】エレドア・マシス伍長【オペレーター】

 

シロー・アマダ中尉【MS隊の1小隊隊長】カレン・ジョシュワ少尉【MSのパイロット】

 

コジマ中佐【地球方面軍所属機械化混成大隊(コジマ大隊)の大隊長の一人】

 

ジダン・ニッカード少佐【地球方面軍の補給中隊長】テリー・サンダースJr少尉【MSのパイロット】

 

アイナ・サハリン特殊少尉【MSのテストパイロット兼技術部所属の軍属】

 

ノリス・パッカード大佐【MS隊の隊長兼エースパイロット】

 

エイガー大尉【砲術のエキスパート兼MSの開発技術部所属】

 

ルナツー所属のMS特殊部隊第3小隊(実験部隊 / デルタチーム)人材

マット・ヒーリィ少佐 【実験小隊を指揮する指揮官】

 

アニー・ブレビック少尉【実験部隊の整備班長】

 

アニッシュ・ロフマン少尉【実験部隊のMSのパイロット】

 

ジョン・コーウェン准将 【特殊部隊と実験部隊を設立した司令官】

 

ノエル・アンダーソン少尉【オペレーター兼MSの新規の戦術論を実施するために配属される】

 

ラリー・ラドリー中尉【実験部隊のMSのパイロット】

 

レーチェル・ミルスティーン少佐【コーウェン准将の補佐役兼補給部隊指揮官】

 

マチルダ・アジャン少佐【ルナツーの補給部隊指揮官】

 

主だったメンバーを書いてみました、結構多いですが、ほとんどが0083のシリーズまでの人物が地球側にやってきています。一部のキャラだけは年代的には違いますが。

 

ユニコーンは強力ですが 専用のパイロットがいないと使えない機体なので。 

 

ルナツーの巨大な工房も動いて初めて色々とできるようになります、現在はコロニー側の工房で作業はしていますが。

 

警察側もコロニー会社も基本はジェガンタイプとギラ・ドーガタイプを動かしています、だからあれほどの数があるわけでほとんどが民間用MS用になっています。 

 

互換性のパーツは軍用と民間用も一緒なので結構ジェガンとギラ・ドーガの使い勝手がいいです。元々のコンセプトも作った会社も同じなので。パーツの共通化もできます

 

結構コロニーがたくさんある状態なので、戦艦と巡洋艦とかも基本コロニーのベイエリアに出向状態で待機中です。 

 



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機体設定

量産型ガンタンク改

型式番号 RX-75

所属 火星軍

生産形態 量産機

全高 15.6m

本体重量 56.0t

全備重量 80.0t

装甲材質 チタン・セラミック複合材

出力 878kw【高性能バッテリー搭載型機】

センサー有効半径 6,000m

武装 120mm低反動キャノン砲×2

40mm4連装ボップミサイルランチャー×2

【換装により腕はガトリングタイプと通常のMSタイプの腕を装備することが出来るようになっている】腕の部分は完全に量産型ジムの腕になっている。

 

追加武装 バズーカ×ニ ジムライフル×ニ ビームライフル×ニ ビームサーベル×ニ

完全にガンタンクからの量産型であり、V作戦時に作られたガンタンクよりかは一部の性能が落ちてはいるが量産型であり、砲撃に特化しているために多少の問題は切り捨てられた機体である。

 

後にロトやガンタンクR型が出るまでは・・・事実上のタンク系の最終量産型の改造機になっている、また接近用のためにビームサーベルが装備されているが、売るときには通常のナイフが二つ付くことになっていることや、ビーム兵器発生装置がない上になった腕とセットで販売される予定である。

 

 

 

 

量産型ガンキャノン改

型式番号 RX-77D

所属 地球連邦軍

生産形態 量産機・改造機

全高 18.1m

頭頂高 17.5m

本体重量 51.0t

全備重量 70.2t

装甲材質 チタン合金セラミック複合材

出力 1,410kw【高性能バッテリー搭載機】

推力 7,000kg×2(背部中央)

26,500kg×2(背部外側)

26,500kg×1(後腰部) 93,500kg

センサー有効半径 7,300m

武装 240mmキャノン砲×2

60mmバルカン砲×2

90mmマシンガン

ビーム・サーベル×二本

ナイフ×二本 

 

こちらは完全に支援機と作られたタイプではあるが、砲撃力も十分なためにタンクと共に戦場で活躍する可能性が高い機体である。

 

ただし足が遅いせいもあり、ジム系とは編隊を組めるが、ジェガンシリーズとは基本的には組めなくなっている。

 

またマブラヴ世界ではナイフを搭載してない、機体は売れないようになっていることもおおきいためか

接近性用の防御用として装備している、こちらも機体は売ること全体なのでビーム兵器はすべて排除されているタイプである。

 

通常タイプはビーム兵器の使用が可能になっている。

 

 

TGM-79 (RGM-79T) ジム・トレーナー

 

ジムの量産型をただ単に訓練用として使っているだけであり、一部性能がリミッターによってロックがかかっているためにビーム兵器の仕様が一切仕様禁止となっているが、それでも武装は普通に実弾系が使えるために、火星側の戦力とは二級品以下ではあるが、MSを動かす訓練用の機体として優秀な機体となっている。

 

マフラヴ側では普通に一級品扱いで戦闘でも戦えるレベルになっている、トレーナーという名前の通り比較的に通常タイプのジムよりも頑丈にできているほか、複座になっていることも挙げられる

これは指導官が一緒に乗って操縦を教えるということを前提にした機体なために、複座機はあまり見かけられない機体になっている。

 

 

 

パワードジムカーディガン

型式番号 RGM-79改

所属 火星軍

生産形態 試作機

頭頂高 18.0m

本体重量 60・0t

全備重量 80.2t

装甲材質 チタン・セラミック複合材

ジェネレーター出力 4,650kW

推力 62,000 kg×2(背部)

1,870 kg×4(足部裏側)

太ももに 3,000kg×2

(総推力)72・000kg

武装 ブルパップ・マシンガン×2

ハイパーバズーカ×2

ビームサーベル×2

60mmバルカン砲 ×2

専用ビームライフル×1

 

バックパック装備型ビームキャノン×2

 

バックパック装備型ガトリング砲×2

 

メインアーム×2

シールド×最大で四枚装備可能

両腕にガトリング砲×2

 

全身の火力を増強、背部の大型キャノン砲(ガトリングガン等への付け替えも可能、パイロットにより選択)が特徴的。

 

また腕の部部にはアーム部には引出式のガトリングガンを装備していることでより実弾の弾幕を使えるようにしている。

 

これの為に機体重量がパワード時よりさらに重くなったが同時にその分足にも推力を底上げする強化パーツを装備している。 

 

 

これによりその重量によって本来ならば、鈍い動きではあるが・・・その推力を使うことで擬似的なホバー能力を得る為に、地上・宇宙での移動力・機動力がパワード化よりさらに上がっているが・・・

 

同時に扱いづらい機体になってしまったじゃじゃ馬の的に機体である。

 

 

 

基本ジムのバリエーションキッドの一部として生産ラインに登録されている為に、ジム系列をカーディガン化にすることは可能に成っている。

 

 

ただし試作機であるために ジム系列で低コスト機の支援機も使えるのではないということで作られた

試作機体である、 

 

そもそもジムキャノンⅡが量産型機と存在はしているが製造コスト的にも考えるとどうしてもジムキャノンや量産型ガンキヤノン・タンクの方が圧倒的に安いのだ。 だからこそのジムパワードをどうにかして支援機して使えないかとして改造した機体これなのだ。

 

 

パワード・ジェガン・カーディガン機

 

型式番号 RGM-89R

本体重量 35.5t

全備重量 55.9t

装甲材質 チタン合金セラミック複合材

出力 5,730kw

推力 57,160kg×1(バックパック・メインスラスター)

12,320kg×4(バックパック・サブスラスター)12,320kg×4(脚部)

カーディガンキッド化プラスα―の(総推力)355,720kg

 

基本武装 バルカン・ポッド・システム×1

4連ロケットランチャー×2

ビーム・サーベル×2

ビーム・ライフル×1

2連グレネード・ランチャー×1

シールド×1「最大で四枚】

ハイパーバズーカ×2

ブルパップ・マシンガン×2

バックパック装備型ビームキャノン×2

バックパック装備型ガトリング砲×2【使い捨て可能】

メインアーム×4

 

 

トルネードガンダム指揮官用・カーディガンタイプ

 

元々はトルネードガンダムを指揮官用として通信能力などを挙げていたが、手数の問題性からもカーディガンのキッドをバックパックごと装備・換装させることで火力と推力が大幅に上がったことで様々な問題がすべてなくなっていたガンダムタイプとなっている

 

契約者の指揮官系を中心に渡すことで、部隊との連携がとりやすくなっている。

 

本来ならばテオドールに渡される予定であった【GP01フルバーニアン】の製造は却下されることになったために、頑丈で問題ガンダムタイプということでトルネードが選ばれることとなった。

 

装甲素材はさすがに整備性の問題からもジェガンタイプに使われている装甲素材が選ばれる結果になった。

 

 

Gジェネと同じ武装にはなっているが、腹部の拡散メガ粒子砲は廃止されている、これはギミックやメガ粒子砲を内蔵することによって、機体の整備の複雑化や整備性の問題もあるために、外されてしまった武装である。

 

その分エネルギー効率や整備性が効率化された機体のためにトルネードガンダム単体でもある程度の空を飛べる推力を得ている機体となった。 

 

 

 



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機体設定「火星」

火星軍本土、防衛用量産型МS「量産型F91」

 

300,000機の内280,000機は火星軍の本土防衛用に割り当てられている。のこり20,000機機は木星圏のコロニー群とアクシズの防衛用にまわされている。

 

ZZガンダム、1000機の内700機は木星圏仕様として、ジュピトリス級とアクシズとコロニー群の防衛用と振り分けられている。

 

そのためか火力重視のZZガンダム系列の200機は火星軍の本土防衛軍にまわされている。

 

そして地球に運び込まれているZZガンダム系列は100機しか確認されてはいないのだ。「火星軍が最初に威力偵察した段階での話」 

 

Zガンダム3,000機は逆に木星から火星の間のジュピトリス系列の船に大量に配備されている、また火星軍も早期警戒仕様として、ゼータプラス系列を多く火星の周辺のコロニーと要塞に配備しているのだ。

 

結果として、地球に送られたゼータガンダム系列は500機ほどしか存在していないが、その大半がルナツー要塞とコロニー群の防衛用に回されている。

 

ジュピトリス級 

元々は宇宙世紀の時代で木星公社が地球に対してヘリウム3を大量に資源として送り出していた超巨大輸送船である。火星軍も木星からヘリウム3などを資源を大量に運び出すために。五〇〇隻を有している、このほとんどにゼータ部隊とZZ部隊がいるのは、高出力と高い機動性を有しているからである、通常のタイプのモビルスーツでは一度ジュピトリスの周りから離れてしまうと、宇宙の迷子になりかねないほどの、ジュピトリス級と高出力エンジンについてこれないことも考えられるために。

結果として、この二機が護衛として、常に火星から木星の間の補給路をつなげている大事な船である。

 

 

ゼータガンダム早期警戒機仕様「ルナツー仕様機」

元々のゼータガンダムの量産型である、ゼータプラスを近代化改修をしたものであり。

結果として、無補給でも4日間は警戒任務に就けるほどのペイロードを有している。

これはプラス特有の翼の部分を台木のプロペラント・タンクを増設させることで、大幅に警戒地域を広げることにつながったタイプである。 

 

ちなみに通常のゼータガンダムタイプでも近代化改修後は翼の部分にタンクを増設できるようになっている、ジュピトリス級にほとんどが配備されていることが多いために、ロンド・ベル隊やルナツー要塞に配備されたこと自体が奇跡に近いことでもあった。

 

20話以降はルナツー要塞やコロニーサイドでも量産が開始されているために合計合わせると500機程度はこの仕様になっている。ロンド・ベル隊に配備されているタイプは大気圏突破&突入ができるタイプになっているためにこちらは合計合わせて120機までは生産と配備が進んでいる機体でもあった。

 

 

ギラ・ドーガ系列

 

コロニーなどで民間で使われている機体の一部を戦闘用に変えた物、ジオン系モビルスーツパイロットが乗りこんでいる、地球上では佐渡島・硫黄島・マダガスタル島の三島を中心配備が進んでおり、現在はアンバール地方に三百機程度の配備が確認されている。

 

また一部のベテラン用の機体としてギラ・ドーガの機体の装備やベース機をいじっている機体が地球上ではよく見かけられている。

 

 

シナンジュ・ジオン系列のエースパイロット専用機 

 

元々はユニコーン計画にテスト機ではあったが、ネオジオン軍によって奪われた上に、ジオン系列の技術で改修された機体ではあったがそのデータをもとにジオン系列のエースパイロット用に新たに作られたエース専用機となっている。

 

サイコフレームを外した上でガンダムF91にも搭載されているバイオコンピューターを代わりに搭載していることで、そのエースの実力によっては機体に装備されているリミッターが段階的に外れるようになっている。

 

結果として、ジオンのエースパイロットの多くがこれに乗ることとなったために、量産化で結果現在は100機以上が存在している。「23話時点段階で」

 

ちなみにエース機は深紅の稲妻と赤い彗星だけはその色で時々間違われることが多いが、それ以外では色によってどのエースかは判断ができるようになっている。

 

「ネオジオング」再設計機

分類:拠点攻略用モビルアーマー

装甲材質:ガンダリウム合金 ウイングガンダム世界の技術装甲

全高:150.0m

全幅:58.0m

本体重量:85.8t

全備重量:124.3t

主動力:熱核融合炉→最新型の中型のミノスキードライブ一機

ジェネレーター出力:35,680kW~計測不能

スラスター総推力:28,827,500kg~計測不能 装甲の軽量化による推進力を上げる結果につながった。

 

開発組織:元袖付き(ハルユニット)、アナハイム・エレクトロニクス社(シナンジュ)火星政府並びにジオン系技術者達

 

所属:ネオ・ジオン軍(袖付き)→火星軍

主なパイロット:シャア・アズナブル他

 

肩部大型メガ粒子砲両肩部の前面に2門ずつ、後面に1門ずつの計6門を内蔵。収束と拡散の選択が可能である、特に対BETA対策用が行われている

 

大口径ハイメガ粒子砲腹部に1門内蔵されているビーム砲。

ミノスキードライブから得られるパワーにより、本機の武装の中でも最大級の火力を誇る。反面、連射はほとんど出来ない。実際に最大威力でコロニーレーザー砲の3分の2大火力が出るようになった、ただしこれをフルパワー状態で使うと十分間の間は機能停止になる欠陥装備となっている。 ジオン系技術者達がZZガンダム以上威力を単騎で求めた結果である。

 

有線式大型ファンネル・ビット

 

アームユニットの先端部に5基ずつ、計30基以上が装備されている。先端部はビーム砲を1門内蔵、有線誘導によるオールレンジ攻撃が可能なだけでなく、分離せずに通常のビーム砲としても使用できる。また、これ自体が巨大マニピュレーターとしても機能する。そのサイズは指先だけでMSの頭部を粉砕できる程。

 

砲身にはワイヤーが内蔵されており、これを敵機に打ち込んでその操作系統を強制的に自身の制御下に置き戦力とする「ジャック」機能が存在する、ただし現在はBETA大戦用にしているために、戦術機に使う予定はほぼない装備になってしまっている。

 

ちなみに、アームユニットは最低でも1セット以上の予備が背中に格納されている

これの重量もあるために、基本的に地上では予備の一セットのみで出ることが多い機体である。

 

シールド バズーカ ビームライフルの3点セットは基本としてネオジオングの武装コンテナの一つにしまわれている。分離後も単独である程度戦えるようにネオ・ジオング本体に仕込まれている。

 

使い捨て用のマイクロミサイルコンテナポッド×12以上 合計で600発以上

 

地上用のネオジオングに両足部分にそれぞれに6個づづ装備されており、一つのマイクロミサイルポッドに60発以上のマイクロミサイルが仕込まれている。

 

これは地上用のザクから装備していたジオン系のモビルスーツでは当たり前の足部のミサイルポッドの技術を発展させたものである。

 

今回は敵の量があまりにも多いために、継続戦闘能力と意味で装備が追加された代物である。元々戦艦用や巡洋艦物のマイクロミサイルポッド系列をいじって装備させた代物であった。

 

FAZZ 再設計型 射撃系の汎用機 型式番号 FA-010AR「リファイン」

頭頂高 19.86m  全高 22.11m  本体重量 45.4t  全備重量 74.6t

主動力 新型熱核融合炉  新型ジェネレーター出力 15,070kW

新型スラスター総推力 158,800kg 新型装甲材質ガンダリウム・コンポジット多重装甲 新型センサー有効半径 20,200m

 

コア・ファイターなどの装備は完全に外されており、完全に非可変機になっている。

白い装甲を外せば、灰色のボディーのZZガンダムが現れるようになっているが。

機体強度はこちらの方が上になっている。

 

またF91にも使われているバイオ系技術が使われているために操縦系統は意外と誰でも使える汎用機として生まれ変わっている。

 

また装甲素材や新型炉を乗せることで、推力や出力が宇宙世紀の物よりかは上がっている、現状は25話までに60機が量産されている。ハイヴ攻略用にさらに追加で60機の生産が確認されている機体である。

 

頭部バルカン砲二門

 

ハイパー・メガ・カノン本機の主武装。出力はハイ・メガ・キャノンの60%増しであり、同時期に運用されていた標準的な艦艇の主砲クラスの威力を有するとされる。インターバルを数秒置けば連射も行える。装備時には右側の18連装2段階ミサイル・ランチャーと換装し、ベルト状のパーツをリアスカートに接続する。

 

18連装2段階ミサイル・ランチャー×Ⅱ

バックパックに装備されているミサイルランチャーであり、ハイメガカノンを装備する時はどちらか一方は外して装備するために、メンテの時や通常形態では普通に装備されている

 

ダブル・ビーム・ライフル

ダブルゼータガンダムのダブル・ビーム・ライフルをそのまま量産したタイプである、その為か片手装備も行けるが普通に手持ちとして装備していけるように変更されている

 

ダブル・ビームキャノン×Ⅱ バックパックに装備されているビームサーベルを射撃用に使えばそのままビームキャノンになるようにしているこれは再設計したときに手直しした部分である。

 

ハイパービーム・サーベル×二

 

バックパックの横に装備されている棒状のものではある、本来ならばダミーとして作られていたが、再設計の時に最初から手直した部分の一つ

 

腹部ハイメガ砲1門

 

ハイメガ砲を腹部に持ってきたタイプである、再設計前はただのダミーであり使えないようになっていたが、再設計時に手直しして使えるように変更されているが威力はZZガンダムのハイメガ砲の三分の1程度にわざとリミッターで抑えられている。

 

頭部ハイメガ砲1門

 

ZZガンダムに装備されているタイプと同じではあるが、こちらはリミッターがかけられており、3分の2ほどの威力は出せるようになっている、これにより機体のパワーダウンする恐れを防ぐようにテム・レイ達の連邦系技術者達が必死になって作り上げた装備の一つ。 

 

 

 

 

 



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日本の戦術機紹介 改修編

小説のネタバレが含まれています 戦術機の開発経緯が書かれていたりします。

ネタバレが嫌な方は見ないでください。

不知火機の正式量産時期を1994年から 1987年頃に変更しています 地味に日本帝国の技術力が大幅に上がっています、平時でありながら、火星政府がわざと流した技術力アップの情報のおかげです。

ちなみに世界中の国家が同じ効果を受けています。 


82式戦術歩行戦闘機 (TSF-TYPE82/F-4J改)巌谷

 

生産形態 量産機 【試作性能実験機】 ユニットコスト:5億円以上

頭頂高 18.0m

本体重量 41.2t

全備重量 58.8t

レーダー・センサー有効半径 6,000m

【技術が足りないためにジムと同じになっている。本来はガンキャノンのレーダーとセンサーを使っている】

最低速度 102km/機体分解速度/600km

翼幅: 11.71m 翼面積: 49.2m2

アフターバーナー×六基 ジェットエンジン搭載×4機

出力面 火星軍量産型ガンキャノンの大型バッテリー搭載型 

OS面など複数の部品は量産型ガンキャノンのパーツを使っており、事実上の性能実験機となっている。

 

武装は基本的に戦術機の武装は全て使えるようになっているまた火星軍から仕入れたモビルスーツ用の武装も普通に装備して使えるようになっている、機体強度もモビルスーツジムと同じになっていることが原因である。

 

ビーム兵器やレールガンなどの技術は一切使われていなかった。

 

1982年に日本に配備が開始された77式戦術歩行戦闘機 撃震(F-4J:ライセンス生産機)の改造機でありすでに近衛軍には正式量産機として量産は開始されており1985年時においては国内生産数はすでに100機ほど生産されていた。

 

アメリカ軍は近衛軍にもアメリカ製の戦術機の購入を求めたために、半年ほど前に契約者チームとして巌谷大尉達を日本に戻すためにも火星政府に頼み込んで、世界で初めてのハイヴ攻略から外れてもらった上で、所属を一時的な近衛軍に編入してまで模擬戦をやったのである。

 

ちなみに量産型ガンキャノンをばらして必要な部品を多く使っているために実質的には世界で初めての戦術機とモビルスーツとキメラ機として火星政府と軍隊は確認している。

 

またこれは極秘事項に当たるために、アメリカ軍のトライアウト部隊の機体データには普通にJ型の改造として機体データが登録されているために、あの戦いにおいてもアメリカ軍は簡単に倒せると思った結果。敗北してしまった

 

また日本側の機体のパイロットは契約者であるために過去の経歴が一切極秘となっていた、その為か通常のデータではこの機体の開発主任兼テストパイロットと表示されている程度で有った。

 

契約者のデータはどの国でも完全な極秘扱いであり、事実上は普通の整備兵の経歴や戦術機のテストパイロットだったり当たり前のことが書かれている事は多い、特にこれは他国のスパイが関係者を誘拐や恐喝紛いの事わして火星軍の軍事関係のデータを入手を阻止するためであった。

 

またこの時の両軍の戦闘データや半年に及びテスト運用によって、日本帝国と近衛軍では後にモビルスーツ技術と戦術機技術の融合機の最初として純国産で日本帝国軍所属の第三世代機の不知火機と同じく近衛軍所属のプロトタイプ武者ガンダムのトライアウト戦が開始されるはしばらく先の事である。

 

日本としてもすでに第一次BETA大戦は終わっているために、月の奪還計画為や日本の完全な主力機として量産をどちらかを決める戦いの機体システムや機体技術の最初のプロトタイプ機が82式戦術歩行戦闘機 (TSF-TYPE82/F-4J改巌谷専用機)である。

 

 

ブルーフレームサード【外見上は瑞鶴の改造機】

 

分類 火星軍の試作型モビルスーツ日本に極秘譲渡された【試作型不知火】

型式番号 火星側不明 日本側【プロトタイプ不知火機】

全高 18.32m

本体重量 62.7t

主動力 量産型ガンキャノン型大型バッテリー

装甲材質 発泡金属装甲

 

 

基本スペックはSEEDオリジナル型ガンダムアストレイブルーフレームではあったが、OSを含めて日本帝国に極秘に譲渡された時に色々と変更されている。

 

粒子兵器並びに超電磁砲の技術を持つ武装並びに技術すらも抹消されている機体である。

だが元々の機体スペックはマブラヴ側を基準にすれば普通に第八世代機に相当する機体である。

 

機体の換装機構によって若干の機体側の手直しで普通に宇宙空間で活動できるからだ。

日本帝国が現在極秘プロジェクトして進行している第三世代機を作る計画となんとか技術的に合わせられるかどうか議論中の機体だったりする。

 

 

94式の名の通りに不知火機は94年に開発・生産されるはすが1988年頃に世界初の第三世代機のプロトタイプ機お披露目になるがそれが純国産派閥が作った機体かまたはマーク達から送られた機体なのはいまだに一切極秘扱いであり、映像では分別が一切つかないようにされていた。

 

日本帝国の次期主力兵装として第三世代機の不知火の量産と配備をしたことを94年に正式に発表したが、日本国内のごたごたにより・・・若干配備数が遅れる結果に繋がる。

 

武装は基本的にブルーフレームが使ってい兵装は基本的に使えるために、日本帝国部と近衛軍の技術力はすごいと世界中に知らしめる結果に繋がる。

 

正式量産機は基本的に武装と推力がのどちらかが選べるタクティカルアームズ装備型が基本形態となっている、これはいざというときの武器とまたタクティカルアームズに装備されているガトリング砲の一発の威力で突撃級の装甲すらも簡単に貫ける威力をもつ。

 

故にこの機体を大量に戦線に並べてガトリング砲を発射することで最低でも突撃級はほぼ倒せる計算となっている。

 

バリエーション機に 不知火三型が存在しているが、これはどちらかというと海軍に配備される機体である、海軍もいつまでも旧型機では海からの強襲はできるが、その後の推力や機動力が全くないために、ただの的になるのはごめんだと言った結果、水中専用装備を元に本格的な水中専用機として活動している。

 

不知火一型 帝国陸軍の主力戦術機、第三世代機である、この機体の裏には火星側の技術の関与が疑われるほど日本単独では作れないほど高性能型量産機になっている

一年で平均して千機は作れるほどの量産型第三世代機である。

ちなみにこれのデュチューン機を日本が売りに出すことで日本は外貨を稼いでいる。

 

 

不知火Ⅱ型 元々は火星政府主導の元で火星政府と地球各国の技術を合わせて新たな新型戦術機開発の元で色々な各国の技術をベースにロンデニオン・コロニーで作られた機体である【正史ではトータル・イクリプスでアメリカと日本主導で開発された機体番号で有ったが】【こちらでは逆に日本では宇宙用として初めての戦術機として型番となる】

 

不知火三型 教導隊専用機として、複数の換装装備を当たり前のように装備できる性能を持っているが同時に教導隊用のために色々なリミッターが解除されている

 

不知火四型は不知火機の機体性能向上型機の型式番号である、主にエース機専用機として活躍している。

 

不知火五型、現在の日本帝国陸軍の主力となっている、性能的には正史の紫の武御雷と同じ性能になっているが、こちらは量産機である。

 

 

分類 近衛軍主力量産兵器 近衛機バージョン不知火【日本帝国近衛軍実験機】

型式番号 94式改

全高 18.32m

本体重量62.7t

主動力 バッテリー

装甲材質 発泡金属装甲 装飾や色によって機体性能が変わる

 

帝国軍に配備されているのはブルーフレーム機の模擬機体であるのにも関わらず、こちらは逆に近衛軍並びに帝国陸軍の持てる技術によって作られた性能向上機バージョンである

 

姿形はどちらかといえばブルーフレームサードの機体に近づいている、頭部やスラスターなどの変更はあるが、それでもあの手についていた巨大なソード二本は完全に外しており、逆に刀はふくらはぎのスペースに装備した上で槍は背中のウェポンラックに装備している。

 

そのうえで帝国陸軍と変化させるために、近衛軍専用の色に機体を塗っていたりする。

また機体の色によって、機体性能すらも変化している事して上に整備士泣かせの機体となっているが、それでも通常機で一機 七百万 紫色ならば一億円もする機体になっているが、それと同じ金額と言えるほど優秀な性能になっている。

 

主だった兵装は帝国陸軍と同じにしているは兵站に負担をあまりかけないようにするためではあったが、逆に近衛軍の不知火の専用パーツの開発だけでも日本帝国には結構な負担になっていたりするが。

 

近衛軍の現在の性質上は他国の新型機開発の実験部隊と同じであるためにある程度の独自開発は許されていたりする。

 

これの技術の一部が帝国軍にわたり不知火Ⅱ型や三型など、元々の不知火機をより改造並びに改装することで、帝国陸軍の戦力も上げることにもつながっている。

 

基本性能は正史の武御雷赤と同じである、これが基本性能になっている。

 

 

 

不知火 戦術機道仕様機

 

ベース機は完全に不知火一型を採用している、軍部としては旧式になった不知火の在庫整理並びに、後に軍隊に入るための採用基準とされている。

 

主に戦術機道である程度の成績を上げた高校生以上のパイロット達の多くは各国の軍隊から直接スカウトがくる、中にはテストパイロット候補生やエース候補生になる連中がおおいが、

 

一般分門とプロ部門と分けられているのがこの戦術機道である、ちなみにプロ分門は完全に各国の軍隊が戦うことになっている、これは各国の軍隊の戦術機の戦闘での感を鈍らせない処置でもある。

 

不知火一型XM3搭載機 第四計画チームの切り札であり、主だった開発は香月博士と社と武の三人で作り上げた特殊OSである。

 

主に白銀武の三次元移動や戦闘を戦術機で可能したことで、優秀確定と言われていた、日本の武家のみで結成されていた優勝チームすらも撃破したことでそのプログラムや機体データを奪う目的の輩が多く武達が入学している学園に入ろとしたが、そこは近衛軍の護衛によって未然に防がれている。

 

 

プロチームにはチーム名が【トータル・イクリプス】と呼ばれる様々な国際色豊かなチームとなっているが、このチームは最近アメリカの元テストパロットのエースが参加したが、特に日本と火星を敵視する男性がいる。同じチームメイトの【篁唯依】とは事あるごとにケンカをすることが確認されている。

 

 

 

 

吹雪型 87式 「訓練用」

全高 18.32m

本体重量62.7t

主動力 大型バッテリー

装甲材質 発泡金属装甲 

 

元々は不知火機から余計なパーツを取り除いた練習機であるが、作られた年代が比較的に新しい特に1987年にはすでに試作機が作られているほどあり、1989年に近衛軍や帝国軍に練習機として一年間に合計で100機まで生産されているほど、生産効率は非常に高い戦術機で有った。

 

 

それに開発生産されて配備が遅れている最新鋭機の不知火機と違って、こちらの方は純粋に第三世代機の訓練機として、富士教導部隊にも使われているほど信頼性が高い機体でもある。

 

また整備性も最新機の不知火と同じパーツを使っているために、基本的には共食い修理もできるほど、互換性がすぐれているが、逆にこれによって最新鋭機の不知火機の配備がなかなか進まないことになっている。

 

主に不知火の修理用として注文したパーツを吹雪の修理用に使うなど、修理現場において、使い勝手のいいパーツとして色々と重宝されている。

 

結果として2重3重の予備パーツが必要となり、本当に必要な不知火機の機体生産部門に影響を与えてしまった機体になっている

 

実際に換装機能や一部の戦闘用のパーツを不知火から外せば、吹雪と同じ性能になってしまう。

 

 

吹雪型1式 87式改 「戦闘用」

全高 18.32m

本体重量62.7t

主動力 大型バッテリー

装甲材質 発泡金属装甲 

 

 

元々は訓練用の機体である第三世代機の吹雪を戦闘用に戻した仕様機である。

不知火についてきた換装機能はオミットされているが、吹雪のパイロットの判断によってさまざまな装備を付けた状態で戦場に出撃することがある。

 

実際に装備換装システムは優秀であるが、同時に機体のプログラムシステムもそれに合わせて変更する時間がもったいないと生まれた機体である。

 

そのため同じ機体であってもパイロットによっては高機動型にするタイプもいれば射撃タイプのまま戦場で活躍する帝国兵士の姿が確認されている。

 

そのためか一式の後に高機動型や射撃型 指揮官型などが付いた機体が戦場で目撃された上にハイヴからBETAの間引き作戦でも十分な戦果も出しているが基本的に活動時間が短いの欠点でもある

 

元々訓練用として不知火機から戦闘用の必要な様々なパーツを引き抜いてコストダウンした機体であり、それを戦闘用として調整して不知火の換装用の機体パーツなどを独自に加えた異端の機体である。 結果内部の大型バッテリーや推進剤を多く使ってしまうために

 

従来の不知火機よりも戦闘時間が半分になっている機体である、【マブラヴ トータル・イクリプスに出ていた壬生朗部隊が使っていた機体と似た欠点をもったままである】

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後のチーム名のトータル・イクリプスの名前は、間違いなく原作メンバーが全てそろっています、ソ連の双子はいませんよ だってソ連は・・・プロチームでもやはりソ連独自で頑張ると言っていますから、

新統一中華も同じです、 不知火を買っている上にそれを改造した中華版の不知火改に乗って、プロチームとして戦っています。 



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プロローグ

突然の出来ごとではあったが、青年は、ただなにもない 部屋に一人だけでいた。

 

「ここはどこだ 俺は死んだのか?」

 

 

それに答えるようにして、何もない部屋から全体に向かって声が聞こえてきたのだ。

 

「いいえ あなたはまだ死んではいません、私の力によってこの部屋に精神だけが呼ばれただけです」

 

 

実際に青年の体はまだちゃんと地球に存在しており、今も普通に生きているのだ、その人にしてみれば夢を見ているという感じでしかないのだから。

 

これには色々とわけが有るのだが・・・・・・一般的な理由としても神である存在としても、むやみに生命活動を勝手に停止させてはいけないという独自のルールが存在していた。

 

これが存在する前では、普通に神様連中が好き勝手に自分が作った宇宙の星のひとつに地球人の転生者を何かしらの能力やチートと呼ばれる物を与えて、その後の活躍を見ていたりして遊んではいたが【中にはより凶悪な化け物を生み出した神様もいる】だがそんなことをすれば、世界運営に重大な亀裂を与えて最後には何もかも消える件数が一億以上発生していたのだ。

 

これには流石にその世界を作って運営している、絶対神を含む上級神達も頭にきたようで、それまで好き勝手に人を使って転生をさせていた神様連中の全てを見せしめとして、力も何もかもなくした状態で、自らが転生させた転生者がいる世界にすべて送り込んだのだ。その後、その神様連中は当然のごとく、送り込まれた世界で死亡しているのだ。

 

ファンタジー世界にいきなり宇宙戦艦ヤマトやSF系の技術をたんまりもっていく転生者が後を絶たない世界で、何も力を持たない神様ではどうあがいても死亡するしかないのだ。

 

これを見ていた他の神々連中のトップ達が導き出したことで、新しいルールが作られたのだ、新たな転生や能力を与えて異世界や別の地球に送り出すということをしていたが

 

多少の能力制限が加えられた状態でもあったがそれは仕方がないことでもあったが。だがやはり自分たちに害がなければ、またそのような転生勢力は復活するわけで…。

 

神々にしてみれば娯楽がない状態で仕事をしろと言われれているために、どうしても転生勢力が生まれる土台があるのは仕方がないことでもあった。

 

結果としては、それを無視したごく一部の神様が、その力を奪われて、自ら作った世界に落とされて悲惨な末路を迎える。だいたい、一兆周期ごとに勝手に湧いて消えていく傍迷惑な神々なのだ。

 

 

だからこそ色々とまた新しい独自のルールが生まれたことで、転生者という神様のある意味での娯楽作品が誕生したのだから。

 

無論娯楽にもルールがある。それは新しく、いくつか決められたルール内で、神々がやることでその娯楽をより楽しめるという、ルールで色々と転生者を生み出してはいたのだ。

 

この神もまたそのうちの1神でしかないのだから。

 

無論この青年にコンタクトしてきた神様もこのルールによってちゃんとした手順で今は青年に話かけているのだ、このことを青年にその神は話すと。

 

「なるほど つまりは、自分を転生または能力を持たせていかせる世界があると・・・もしもこの話を断ったら自分を殺しますか?」

 

よくあるネットに転がっている神様転生の一部には転生することを断ったら問答無用で殺して自らの管理する世界に飛ばすという強引な方法があるが、それは大昔に使われた手段で、今の神々のルールでは厳格な処罰の対象になる。

 

神々も普通にできるわけないのだ。

 

「いいえ、それは規約に違反しますので、貴方の記憶を消してただ眠っているだけの状態で貴方の部屋に精神が戻るだけです、人間・・・いいえ1生命体の命を奪うのは、神であってもその人が生み出す未来の可能性によって世界が変わることがありますから、それを壊さない処置だとおもってください」

 

実際にそうである、幕末で活躍した坂本竜馬にしても最初の段階で暗殺されていれば、いまだに幕府が日本に残っていた可能が高いのだ、それを神の一方的な都合で排除し続けていれば、世界という歴史に重大な歪みを発生させて・・・世界滅亡というありえないことが起きてしまうために神はむやみに世界には干渉はできないようになっているこれも新しいルールの一つである。

 

昔はよく魔法の世界であれば大魔王や魔王等の特殊な存在を神が直接世界に干渉させて作らせて転生者と対峙させていた。

 

普通にこの程度のマッチポンプは神々が新たに作ったルールで廃止されたルールの一つである。無論転生者を用意する時は一時的にでもこの制限が有る程度解除されるので、転生する世界を壊さない程度ならば・・・十分に力を発揮できるというわけなのだ。

 

だだしそれは一度だけの力の行使であり、転生者を送った神様はその後に再び新しい転生者を使えるまで一兆年という途方もない時間制限がある。 

 

これも転生者の乱発を抑える処置の一つなのだ。これがない過去は同じ世界に転生者を大量投入によって転生先の世界が壊れるのはあたり前であったから。

 

だからこそ現在のルールによって極力なくしている処置の一つである。

 

昔はそんな制約もないために一時的に大量の転生者が生まれたのだ、それを絶対神は色々と調べた結果このようなルールが出来上がったのだ。

 

一つの世界に神々が選び送るのは一人まである、これを破った神々は転生者と共に一緒にその世界に送られる、無論どうなるかなんて結果はだれだれってわかる。

 

 

「では自分は転生をお願いします 行き先は何処でしようか?」

 

青年にしてみてもチャンスなのだ、確かにこのまま普通に生きるという選択肢もあるのだが・・・だが青年はそれを選ばなかった転生というチャンスにかけてみたかった、ただそれだけである。

 

 

「いいでしょう、では貴方の転生先は・・・そうですね、現状ではこれしか残っていないようです」

 

 

そうして現れたのは 転生先は【マブラヴオルタネイティヴシリーズの世界】と書かれている文字が部屋に浮かび上がっただけである。

 

 

実際には他にも転生先が有ったのだが、それは他の神が選んだ転生者によって選ばれてしまって全くのこってはいなかったのである。

 

他にもドラゴンボール・ガンダム・ワンピース・ヒカルの碁・魔法少女系の世界など100近くは残っていたが、それは他の神が全ての説明が面倒になっており、実質、転生したいと思っているまだ生きている人間達の意識をこの部屋に呼び出した結果、簡単な説明をして次々と能力の付与と転生を繰り返して残ったのはこれだけだったのだ。

 

「うげ・・・なるほど・・・確かに他の転生者達にしてみれば・・・これはひどい世界だから行きたくなくなりますね 実際に柴犬というアニメも今も放送中だしな、あれはマブラヴ本編より10年以上前だと、公式で発表してたっけ」

 

 

そうなのである、マブラヴオルタネイティヴシリーズの世界に行く人間は限りなく少ないと言っていい、誰だってあれぼとの残酷な世界を行きたいとは思わないのだから。

 

最も特典としてはほぼチートと呼べる能力や力を与えられる、それは世界の危険度によってランク付けで、分けられているのはあたり前である。

 

神々もこの娯楽をより長く楽しむために、そのまま状態で送り出して即座に死亡してしまえば、次の転生まで娯楽が1個なくなるのだ。

 

平和な世界やギャグマンガの世界に転生する、転生者達の多くは実際に記憶持ちか多少の運が向上する程度の能力と力を与えられる。

 

基本、人が死なない世界で戦闘能力や四次元ポケットなど不必要なのだ。これも神々の新ルールの中に入れている制限の一つでしかない。

 

逆に言えばバトルマンガで死亡者が出るが、簡単に能力やアイテムで死亡をなかったことにする世界もやはり、限界突破や無限にアイテムが入るボックスなどが能力として付属される。ドラゴンボールやドラクエとFFシリーズ、FGОもこちらに該当するのだ。

 

そして最後に人類の絶滅が確定している世界をどのようにひっくり返すしか生存できない世界に転生する者達は、あり得ない技術力や能力を付与される。

 

天地無用シリーズ、GA【ギャラクシーエンジェル】ゲッターシリーズ、マジンガーシリーズの世界がこれに当たる、一歩でも選択を誤ると即座に人類が滅亡しかけないほど難しい世界なのだ。 

 

その為か神としても行き成り転生先で転生者が死亡するのを避けるためにも有る程度の力の開放が許可されていた。

 

つまり難しい世界程神々の力の解放が許される仕組みになっていたが、それを教えないまた面倒だと思った神々や転生者達は聞かずに、自分達がよく知る世界へ転生する、中には小説や漫画でしか描かれていない世界もあるが、実際にはちゃんとそのような世界は存在しており。その存在を夢や何かで感じた作家達が地球で自らの作品として書いて世に送り出しただけでしかない。

 

つまりマブラヴシリーズの世界もまた存在はしていたのだ。

 

そして転生者が望んだのは以下の通りであり。

一つ目は 拠点である。しかも それは火星であって【1968年頃】を頼んでいた。

無論BETAやハイヴは排除済みであり、人がちゃんと住めるようにした【火星】を

 

二つ目はガンダムシリーズの作品に出てくる全ての技術力と技術などそっち方面であった。確かに相手はBETAであるのだ普通に考えればそれに対抗できる機体や力が必須だった。

 

三番目がある一定の人口を得ているということであった、これには転生者としても一人で人の住める火星に放りだせても、技術などをどう扱っていいか、わからないことが挙げられたのだ。

 

最後に自分を不老不死にしてほしいと頼んできたのだ、これもある意味では間違ってはいない、実際に基地などは神様が作ってくれるが中身やMSのなどの機体の開発と量産に時間がかかるのは仕方がないのだ。 ただし二つ目の願いによって機体データなどが有るのでそれを機械に打ち込むだけで事実上直ぐにでも量産が出来る体制にはなっている。

 

通称Gジェネレーションシステムと呼ばれており、今までGジェネシリーズのように即戦力が欲しい時は【生産登録】している機体のみしかお金と資源を使って呼び出すという方法である。

 

 

この特典は実際に神様としてもマブラヴシリーズの世界を知っており、どう考えても普通の転生者程度では生き残れないと考えていたのだ。

 

何気に白銀武がループし続けている特殊すぎる世界なのだ、神々も気になって監視ぐらいはするのはあたり前でしかない、しかもそれが神々が転生者を送り出してない世界で人々が勝手に作り出した自然発生型のループ世界、監視はあたり前なのだ。

 

 

「いいでしょう、確かにあの世界では力が必須、また地球を開放しても月に他の惑星からも移動型ハイヴが飛んでくる可能性も有りますからね、この程度の当たり前でしょう、そして少しだけでは有りますが、向こう側に付いたら 私からの贈り物があります ぜひそれを有効に使ってマブラヴの世界をどうか救ってください。」

 

 

「わかりました」

 

青年の返事と共に 青年の体は徐々に光に飲まれて消えていく…そして全てが消えた後にはその部屋しか残ってはいなかった また元の世界では青年が若くして緊急性の心臓発作によってなくなったことが、二日後には一地方のニュースで静に報じられた。

 

こうして神様と契約を結んだ 転生者の青年は無事に新たな拠点となるマブラヴの世界の火星へと送り込まれていった。



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2

転生者の青年が無事に火星の中心都市オリンポスに送り込まれたが全くのゴーストタウンでしかなかった。ほかの都市も同じでしかなく、これには流石の転生者も驚くしかなかったが、

 

そこに一つの紙が落ちてきたのだ。青年はそれを拾い上げて黙って最後まで読むとその紙にはこう書かれていた。

 

「火星と火星に存在しているコロニー五万機以上は三年間は神の力によってハイヴや他勢力から見つからないようにバリアが発生していると。そして人口に関しては……スカウトシステムで一度だけ呼び出した勢力の人口になると、こちら側の知識も一緒に付属すると」

 

ガンダムシリーズでもそうだが、さまざまな時代や世界が舞台になっていることが多い。

 

つまり宇宙世紀・新世紀・新機動戦記等色々とある内の一つの世界を選べと、そしてその世界の住人の殆どが火星の住人として、この世界で戦ってくれるというわけである。

 

 

これにはさすがに青年も悩むしかない、おまけにこんなことも書かれているならば余計にだ。

 

「追伸・最初に選んだ勢力以外の人材と兵器などはこのソフトで追体験してあなた自身がステージをクリアしなければ【生産登録】はできません――」

 

そうなのだ、つまりガンダムOOの世界を選べば、ほかの世界の技術はGジェネのように本人が一から歴史を追体験して攻略しなければいけないのだ。

 

実際にこれには訳があった、いくら不死身の能力持ちであったとしても、身体能力やMSの操縦技術を欲しいと彼は一切、彼を転生させた神様に頼んでいないのだ。

 

だからこそ神様としては指揮官のスキルやMSの戦闘技術や操縦技術を学ぶ方法として、ジェネレーションシステムを採用したのだから。

 

 

つまりはGジェネのように選ばなかった他の勢力の人材も同じであった。ソフトを彼自身が攻略していくのだ。作品によってはゲリラの勢力とか普通に存在していたりする。

 

そいつらも仲間に入れたければ、そのステージを全て終えなければ、仲間にはできないようにロックがかかっているのだが……それを知るのはずいぶん先の話である。

 

 

「つまり技術優先で選ぶとしたらガンダムOOの世界だろうな、ただしそれをすれば宇宙世紀やGガンの世界は当然ソフトで追体験して、全てを終えないと無理という事か」

 

 

当たり前だが、神々にも当然のごとくルールがある、昔はそれがなかったためにターンエーガンダムクラスを一億とか平然と作れていたが、それは流石に世界崩壊が待ったなしに進む機体でしかない。

 

だからこそ色々なルール縛りがあるのだ、人口も同じであった。

 

結果転生の青年が選んだのは自らがよく知っている上に、一番好きな宇宙世紀の時代であった。

 

 

これによって宇宙世紀つまりはVガンダムまでの人材と人口の殆どが火星と火星の周辺のコロニー五万機以上に一斉に現れたのだ、無論こちら側の世界つまりはマブラヴシリーズの一部の知識と状勢がある程度分かったことで、混乱が少なくなってはいるが。

 

 

「ふむ……君が我々を別の世界の火星に呼び出した張本人というわけだね」

 

「そうです……」

 

「では……付いてきなさい、なにとってはくわんよ、君の事は色々とこの世界に来た時に知ったのでな、神々のおもちゃというか……被害者同士というべき存在だ」

 

実際にゴップの周りにはSPなどおり、青年をどうあっても捕まえるつもりなのは、誰の目から見ても明らかであった。

 

結果青年はゴップと共に首都オリンポスの国会議事堂の一つの部屋で、色々と今後の事で話をしていたのだ。

 

「つまりだ、君が持っているそのソフトで君が色々な世界で戦争や紛争または戦いを習得できるように、神様が授けてくれたアイテムというわけか」

 

「はい・・・・・・そうです、またこの紙の説明によれば、このようなことは一回こっきりであり、普通に人口を増やすには結婚して子供が生まれるとかしないと無理なようです」

 

「つまりだスカウトする人材というのは」

 

 

「はい、一人ずつスカウトするようにシステムが変更されています」

 

あたり前ではあるが、ただでさえ宇宙世紀の丸々五百億近くの人口を養っていくほどの体力は、この火星とその周辺に漂っているコロニー群でも百年間持てばいいほどでしか残っていない。

 

これは最初のコロニーなどははっきりと言えば神様からの特別の送り物なのだ。入れ物の中身が漏れたとしても自動的に増え続けるコロニーは、ただしこの効果は一度きりである。

 

中身が呼び出された人口がいっぱいになったとしても若干予備としてある程度は増えるがやはりそれでも一億人が新しく入る程度のコロニーが生まれる程度で終わる。

 

これは農業用コロニーと工業用コロニーにも同様と言える処置が行われていた。

だからこそ、青年に呼ばれてすぐに勢力同士の争いはなくならないが、それでもさすがに色々と足りない物が出てくるのは当然でしかない。

 

特に物資が色々と足りてないことは明らかである、つまりゴップ達は青年に呼ばれてそうそう、身内で内戦をする可能性が秘めていたのだから。

 

それに加えて無限に人材が呼び足せてしまうのは、連邦軍の時に補給・兵站を担当していたゴップにしてみれば流石にその数の面倒は見切れないというのが本音であった。

 

 

「つまりだ、今のうちに木星圏まで開拓をしてしまおうと思うんだよ。人を運ぶ乗り物としてはコロニーがたくさんあるからね、少しは移動させたうえで、整理もしなくてはいけないからね。今の地球に介入するにせよ、しないにせよ、どのみち補給や様々なことは必須だからね」

 

 

実際にそうなのだ、MSの工場に宇宙世紀限定の全ての機体のデータが入っていたのだから、生産ラインも整える必要もある、戦闘艦の配備にしてもそうなのだから忙しくなるのはあたり前であった。

 

「その辺はお願いします、自分は完全に素人であり、この年なので」

 

「あいわかった、だが君の自身の価値も踏まえると軍での階級は良くて中将だろうね、そのように手配する」

 

実際に中将も高い位の階級はあるにはあるが、階級社会の軍隊においては、中将より上の階級は本当に一握りの人物しかいないのだ。

 

つまりこの青年に命令できる階級を減らすリスクも考えた上で、ゴップは色々と手をまわす算段をはじめていた。

 

実際にVガンダムの時代の人材が呼び出されているのだ。マリア勢力、ティターンズ勢力、エゥーゴ勢力、地球連邦政府と軍隊の勢力、ネオジオン勢力、ジオン勢力など一斉に呼び出されているのだから。

 

こうして火星は一度的に地球と月から外からみれば赤い惑星に見えるが、だが本当の火星は水の惑星になっており、コロニー住む住人たちは流石に地球の大きさや地球特有の大地がないことでそれぞれの勢力が争う事を一時的にやめただけであった。

 

ハイヴやベータという謎の敵対生命体がいることも状勢的に味方をしただけであった。

 

おまけにだ、補給の問題もあった宇宙世紀時代のMSは全て木星圏のヘリウム3を燃料にして動いているのだ。

 

つまりどの道、今の火星圏から木星圏までの長い道のりを拠点として自らいるコロニーを使うことが火星政府【元地球連邦政府】から正式発表されてしまった、実際に発表されている内容からも、色々と問題があり、主戦力としてのモビルスーツの動力炉の補給も必須とだれもがわかっていたから。

 

結果としてマリア勢力の一部とジオンの勢力一部が自らがいたコロニーを少しだけ改造するのに1か月後月日が流れた。

 

そしてマリア勢力とジオンの一部の勢力は改造したコロニーの動力部分に核の火で点火させて。そのまま火星からゆっくりと確実に木星に行く進路に向かっていく。

 

 

それと同時に残ったコロニーで火星の周辺に展開してサイド40までの区画整理が終わった、一つのサイドに人口として十億人が住む巨大なサイドであった、当然番地数もとんでもないことになってしまうが、それは仕方がないことでもあった。

 

 

そしてここからが大変であった、まずは火星周辺に回っている小さい惑星や中くらいの惑星全てを管理課に置いて、ルナツー要塞やソロモン要塞ゼダンの門の要塞を作っていたのだから。

 

 

次に選定艦艇の選定が入ったが、やはり大きくもめたのは言うまでもなかった、ジオン側にしてみれば自らの艦艇を使いたいだ、エゥーゴもアーガマなど艦艇を使いたい。ベスパ側もティターンズ側もクロスボーン勢力も同じであった。

 

確かに性能面で考えればベスパの戦艦が一番いいのは違いないが・・・だがその見た目と作戦で使われたことで他勢力が拒否権を発動したのも痛いところであった。

 

バイク戦艦やバイク巡洋艦は優秀ではあるが・・・やったことは他勢力からしてみればただの虐殺行為でしかないのだ。

 

で結局選ばれたのは戦艦はラーカイラム級とクラップ級と一部の特殊な艦艇でしかなかった。  

 

モビルスーツも最初はベストセラー機であるジェガンで決定していたが、ここで大問題が発生したのだ、それは火力不足という事であった。

 

ベータの侵略速度や常に大軍で来るという情報だけはあったために、大火力機と可変機の量産化がここで決まった、そして本来ならば量産化する予定ではなかったF91の量産化に踏み切った、

 

その結果があの量産型F91である。実際に機体性能もそうだが、火力としても十分であったからだ、量産機のF91はバックパック機能持ちで、ヴェスバーかビームガトリング砲×四門を選べるようになっていたのだ。

 

これはサナリ―がいざというときF91のサブプラン用に作っておいた予備武装なのだ。ヴェスパーの開発に難航していたために、大火力を用意する他のプランを用意するのは開発者としてみれば当たり前でしかない。

 

こうして非武装用のMSとしてジェガンとギラ・ドーガの量産も決定していた。実際に作業用MSとしてみれば優秀な機体であるのだ。しかも二機ともが同じコンセプトで作られているために、実質機体のガワの違いでしかないからだ。

 

 

 

こうして数年の月日が流れることになった。

 



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3修正版

誤字脱字の指摘をうけたので 色々と変更させています 修正版です


ガンダムの名前と共に転生者である青年がマブラヴの世界に転生して十年の月日が流れた。

 

火星の本拠地も何もかもできないために、少しづつではあるが色々と改造や火星全体にエネルギーシールドを張れるように設置した。その為かこちら側が色々とやっている内に地球ではBETA種と呼ばれる謎の生命体との生存競争を巡った戦争が繰り広げられてはいたが。

 

火星周辺区画では、火星コロニーがすでに十万機も動いており、そのほとんどがステルス効果を持っているために、地球の科学技術では発見できないレベルで様々な物資を作り出していた。

 

さすがに十年以上もかけて火星周辺どころではなくて、木星圏内までは開発をしながら、今後のマブラヴ世界に対しての軍事行動をとるための下準備に十年近くの歳月がかかったのは仕方がない。

 

ただでさえ火星軌道艦隊と呼べる十万隻を超す、大艦隊のほとんどはラー・カイラム級と呼ばれる戦艦とクラップ級と呼べる巡洋艦の集まりでしかないのだから。

 

МSも地球連邦軍で量産化された歴史があった特に【量産型F91】以外の機体も高出力МSも存在はしているが、本当に一部に配備という感じである。

 

これはなぜ大量に配備できたかという、本来であればジェガンと呼ばれるМSにするはずが、これでは単体で地上では空が飛べないというデメリットがあったのだ、確かにほかの物で補えば簡単ではあったが主にゲタと呼ばれるMS用に作られた空を飛ぶ移動兵器の略称【サブフライトシステム】でしかない。

 

Ζ部隊からはレーザー級などがすでに存在している可能性が高いために、余計な荷物をもって地球の空を飛びたくはないというのが本音ではあった。それでは小型化したヘビーガンの方ではどうだといえば火力不足が挙げられたのだ。

 

結局ジェガンを小型化した機体でしかないヘビーガンでは意味がないといわれてしまえば、小型機で火力がある機体といえばFシリーズに存在していたのだが、F90は性能試験機、F91は完成しているが量産には向かないために、色々と改良が加えられた量産型F91にようやく落ち着いたのだ。

 

 

 

 

それが十年間かけて作られたのだ、そのためか量産型F91の数は三十万機と呼べるほど多くなっている。一部ではZZガンダムとZガンダムもそれぞれで三万機程度は作られている、これは主に活動する場所が場所なだけに大出力のМSが好まれたのが、木星という場所であった。

 

そして地球へ向かう部隊として、その一部と言っても千機が預けられている。これは大気圏を突入できる、Zガンダム部隊は地球上では必須である。 

 

 

ZZガンダムも五百機という数ではあるが、地球に向かう艦隊と護衛する千機ほどのコロニー群を守るために使われている。無論、今の情勢下で地球側には見つからないように、千機のコロニー群はステルス仕様、地球への派遣艦隊も基本この中に存在している。

 

 

そうしないと地球上での補給を含めて色々と足りないものが必ず存在するということで、資源コロニー、食料コロニー、軍事コロニーなどにまとめての数だ。

 

そしてそのコロニー群がついに地球圏に到着したのが地球歴1980年頃であり、この2年後には地球側ではすでに【欧州戦線】が勃発していた時期であった。そのためか宇宙に関心がある地球側の存在はほぼ皆無でしかない。

 

火星軍並びに政府としても、即座に行動をとるわけでもなく、火星側のステルス型の人工衛星の配備や地球側の人工衛星をハッキングしてある程度の情報を入手するのに1年の月日が流れたのだ。

 

戦術機大隊第666戦術機中隊がレーザーヤークトを開始して見事に成功していたが・・・東ドイツ国家人民軍 第666中隊「黒の宣告」(シュヴァルツェスマーケン)は東ドイツの人間達にしてみれば煙たがられた存在であった。

 

 

実際に戦場に出る時には戦略目的であるレーザー種のみを駆る為に味方の歩兵大隊の救援を見捨てて、いやそれすらも囮として使い他のBETA種をひきつける材料としてしか見ていないのだから・・・・

 

つまり味方にしてみればこいつらに戦場で会うということは、自分達ですら戦場を有利にするには問答無用で殺すということであった。

 

 

そして現在もレーザーヤークトを開始する前に発信されていた歩兵科の救難信号すら見捨ててこの戦場に居るのだから・・・当然といえば当然であった。

 

 

そして6番機アネット・ホーゼンフェルト少尉も同じ666中隊に属してはいるが、最近戦場で同じ中隊に所属しているメンバーが逝ったばかりであった・・・・そのためか・・・

 

 

戦場でも無駄玉が一番多くてまた同時に一番BETAを倒してはいるが精神に若干の問題があった。

だからこそ、メンバーの中で比較的に仲が良い7番機イングヒルト・ブロニコフスキー少尉が6番機に続く。テオドールはそれを見て舌打ちをすると同時に隊長機であるアイリスディーナ機からも二人を援護しろという通信と命令が入っているのだ。 

 

 

レーザー種を片付けたはいいが、まだ戦場には他の種が沢山居るのだからさっさと離脱したいのがテオドールの本音であった。実際にあと十分もしないうちにこの戦場には弾丸の雨霰が降ってくるのだから・・・一秒でも長くは居たくないと考えていると・・・

 

アネット機とイングヒルト機の隙間が若干開いた瞬間・・・

 

本来ならばアネット機に向かっている突撃級BETAの突進を受けようとしてそれをいち早く察知したイングヒルト機がアネット機の進路上に入ろうとした瞬間に・・・

 

ジュギューーーーーーーーーーーーーーーーー

 

まるで何かの音が聞こえたと同時にその突撃級の【真上】に強大な熱量によって大きな溶解したような大穴が開きその突撃級は動くことなく・・・その場に倒れこんでしまった。

 

 

同時に第666中隊の殆ど同時に一瞬ではあったが・・・戦術機の操作すら忘れてしまった・・・

 

そう、その発射音を出した機体はなんと空を飛んでいたのである。しかも全身が武器庫のようにシールドも赤と白をベースに両手にもシールドを装備している上に、その間にはその巨大な熱量を発射したと思われる巨砲が両手にそれぞれ二門づつ付いていたのである。

 

 

また機体の色はトリコロールカラーであったが戦術機は何処と無く違う上に顔には角も二本付いておりその角はVのように見えた上にシールドには【フルアーマーガンダム】という明記がされていたが・・・

 

 

 

同時にその機体は他の戦線でも最低でも100機以上確認されている上にあの突撃級の装甲を正面からその火力によって穴を開けて・・・次々と戦場を制圧していたのだ。

 

他の機体にもガトリング砲のような物を大量に装備した同じ機体が各戦線にその存在を確認されていたのである。同時に地球側のレーダー網に映らない距離高度3,000メートル付近にこの戦線に投入されたベクトラ級一番艦ベクトラのカタパルト部分から次々とガンダムと呼ばれる機体が発進していたのだ。

 

そしてそれを見送る艦長シートの隣には青年の姿……いや、姿形はGジェネに出てきたマーク・ギルダーと同じになっていた。名前も同じであり、火星政府と軍隊から貰った中将の階級章が首の襟側にしっかりと張り付けている。

 

だがそんなことを知らない、地上にいる東ドイツ側の戦術機部隊や戦車部隊そして司令官も何もかも驚くしかなかったのだ。無論国連軍側も同じであった。

 

いや国連軍側の方がもっとかわいそうであった、ヨーロッパ戦線や中華戦線でも超ド級大型母艦か戦艦が空を飛んでいる上に、ビーム兵器やミサイル兵器、そして何よりも搭載兵器に唖然としていたのだから。

 

「なんだあれは・・・」

 

テオドールが驚くのも無理はない・・・その巨砲から放たれるピンクの色をした線が突撃級の群に当たるごとにその後ろまで貫通した上に・・・テオドール達の周りにもいつの間にか・・・同じ機体であるが・・・ガトリング砲を大量に抱えた機体が10数機存在していたのだ。戦術機のレーダーにもほぼ映らない状態でだ・・・

 

 

つまりそれほどまでのステルス性能を有している機体であったが、これは仕方がない、そもそも宇宙世紀の第一世代機の代表というファーストガンダムもステルス系の計器を普通に積んでいるのだ。そして今の時代の戦術機のレーダーなどの出力差を考えると、どうあがいてもすぐ隣にいないと映らないレベルのステルス性能を有していたからだ。

 

 

しかもそれも同じくこの雪が降っている中での、あの貫通性能とそしてなによりもあの運動性能と機動力であった。

 

確かに火力はすごいがガンダムと記名されている機体が戦闘を始めて・・・早五分ほど経過した・・・

もはや周りにはBETAの死骸しか残っては居なかった・・・いや砲弾も飛んではこない・・・

 

当たり前である。もはやこの戦場にいや戦線には動いているBETAはほぼ存在はしなかった・・・

謎の機体軍の戦場の乱入によって・・・主導権はその謎の軍隊と呼べる機体を操る者達によって支配されていたのであった。

 

これはヨーロッパ戦線や中華戦線も同じであった、きれいさっぱりBETAの軍勢およそ十万がたったの百機の所属不明機の活躍によって戦闘を終わらせてしまったのだ。これは東ドイツ側の戦線も同じであった。

 

だからこそすぐ近くにいる東ドイツ最強と言われる部隊を動かすために、軍の司令部がアイリスディーナに極秘回線を使って、無理やりでもいいから確実に近くの拠点に一機でもいいから連れてこいと命令したのは無理からぬことであった。

 

 

 

「・・・おい・・・そこの謎の機体を扱うパイロットに告ぐ・・・今すぐに我々と行動を共にしてもうぞ・・・貴殿達の行動によってシュバルツ6と7が助かったのは事実だが・・・ここは我々の領土なのだ・・・無断侵入したために・・・貴殿を一時的ではあるが・・・我が方の基地で色々と調べる必要があるのだが・・・同行できるだろうか?」

 

事実アイリスデーナもこんな事を言っても、無駄であるとわかっているが・・・だが言わずにはいられないのである。

 

事実軍の上層部からはなんとしてもこの機体とパイロットの情報等を持ち帰れという極秘命令が降りて来ているのだ。同時に政治将校である者も存在しているためにオープン回線で話しているが・・・

 

「チッ・・・どうせ聞いてないでしょうね相手としても俺達を偶々助けたってとこでしょうね、アイスリデーナ隊長」

 

 

テオドールのその言葉とほぼ同時にその機体群が戦場を離脱していく中、別の戦場では黒い戦術機の中隊がその離脱していく機体の武装でもなんでも奪おうとして努力するが・・・

 

「なんだあのでたらめな機動力と回避能力、そして・・・あれは見間違いが無ければ高出力のエネルギーで作られたサーベルだと」

 

 

そうこの黒い戦術機中隊こそ国家保安省シュタージと呼ばれる者達が使う専用機で有ると同時に最新鋭機の戦術機でもあった。

 

 

故にパイロットも優秀であり腕もいいはずなのだが・・・だが戦術機の両腕もそのサーベルで切られてしまっている以上攻撃の手段が限られる上に・・・機体を直す事も考えると今回は見逃す以外はなにも無かったが・・・その行き先がその機体全て北極へ向かってそして途中でその全てがレーザーにも衛星にも移らなくなっていた。

 

元々はこの【フルアーマーガンダム】は宇宙世紀世界で使われたガンダムの改造機程度しかない性能だが・・・だがBETA戦線で十分に通用する機体であったのだ。

 

 

そしてなによりもこの機体全てはAIで動かされている、つまり無人機で動いている、幾ら通信をしても無駄であった。またガンダム世界の技術力であれば火星と地球をつなぐ間の日程すらも最低で一週間もあれば往復できる技術力があったりするのだ。 

 

一部のガンダム世界ではワープが可能になっていたりするが、さすがに青年はその世界を最初には選ばなかったのだ。そのためか、火力重視のガンダムを選ぶために神様から渡されたソフトを使ったなんとか五年月日をかけてウイングガンダムの世界を追体験でようやく終わらせたばかりであった。

 

だからこそガンダムウイングと呼ばれる世界で使われていたモビルドールシステムを試験運用していたがシステムに人殺しは厳禁としてしている為にシュタージュの機体も無力しているだけでその場から離脱を選んでいた。

 

また母艦ではあるがフルアーマーガンダムを数百機整備などできる船など限られてくるのだ、そこでやはりベクトラ級機動空母が母艦としても最適であるし

 

なによりも若干の改造でたったの一隻で百機を入れておけるスペースがあるのだから元々外宇宙用として作られた船の名前は伊達ではないのだ、皮肉にも戦争によってMSの母艦のキャパとしても優秀で有った為にこのような使い方をされてはいるが・・・

 

また改造されたベクトラ級機動空母は単独でも大気圏突入・離脱能力を有しているために、物資の枯渇前に地球から離脱も可能である船に変わっていた。

 

 

これは元々宇宙世紀の時代においてシャアの反乱が長引いた時の用の為に地球連邦政府がルナツーの造船ドックにって作られていたものであったが、軍縮やさまざまな理由によって本来の性能をフルに発揮できない船ではあった。しかし、この世界では普通にフルスペックで作られている。 

 

これにより、地球に先行艦隊として派遣されたベクトラ級機動空母は予備艦を含めても合計10隻による遠征であった。

 

また先行艦隊はこの地球の反応を見るためにわざとすでに第一世代機のガンダムを大量生産した上で母艦に乗せているのだ。

 

 

第一世代はどう頑張っても量産型F91シリーズに性能差で負けているために、1機でも奪われたりしても問題ない戦力が既に地球圏に到着したコロニー群からも通信が送られていたのだ。

 

 

そのためにこの船団はここの戦場と他の戦線や戦場にも姿を現した。

 

また転生者を含めて元地球連邦軍の士官や司令官など整備が多数のっているのだ。

火星もそうだが火星の周りに存在している衛星などはすでに無人機による開拓が始まっていることからも、転生者青年とスカウトシステムで呼ばれた者達はようやく別の世界とはいえ地球に戻ってきたのだ 

 

 

そのために色々と交渉するためにもベクトラ級機動空母を複数で地球に来ているのだ。

 

「ただやはり、戦場後は無人機のガンダムを奪おうとして反撃を食らった部隊があるようです」

 

「確かに、やはりレビル総大将やゴップ大将があらかじめ予言したとおりに行動するとはなんともここの地球側の人類は色々とおされているようだ。」

 

 

こうしてガンダムの名前と共にそのいかれた性能を世界中の人間に一時的に知らしめることに成功したのである。ベクトラ級機動空母も同じく分厚い雲の中に消えていく、そして向かった場所は北極である、そのためにすべてのベクトラ級はわざわざ完全に北極と同じ色をベースに塗装されているのだから。

 

その後ステルス効果などで地球側の軍隊も人工衛星も何もかも見つからないまま1週間を迎えたのだ。元々ハッキングもしているのだ、地球側の人工衛星に直接接触して、色々といじって降下してきたのは言うまでもない。

 

下手すれば核ミサイルを搭載している人工衛星から核攻撃を大量に受ける危険性があったからだ。いくらビームシールドを張れるといってもエネルギーの問題もある。無用な争いを避けるように降りてきたのだから。



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混乱する世界修正版

あまたの戦場で見られた【ガンダム】と書かれたシールドを持った機種不明機の存在と【空飛ぶ超ド級大型空母か戦艦】共に世界は大混乱になってしまった。

 

 

あの兵器群は何処で作られたのか?、はっきりいえば最初にアメリカが疑われたが、どんなに逆立ちしても戦場で見られたエネルギー兵器の運用・開発はできないのだ、空飛ぶ超ド級大型空母か戦艦も同じ手ある。

 

それをきっぱりとアメリカが否定したのだ。

 

だが実際にちゃんと考えるとこれはアメリカの謀略だ策謀だと考えたがそれでは現在派遣されているジョリーロジャーの戦術機集団と母艦は全く必要がないのだ。

 

超ド級の空飛ぶ空母または戦艦の威力を見ている欧州連合と中華連合にしてみれば、あり得ないと即断はできるだけの判断材料が残っていたことも大きかった。

 

だが東ドイツ戦線ではこの空飛ぶ超ド級の大型空母または戦艦を目視で確認もデータすら残っていなかった、あくまでも目撃された機体の多くは【フルアーマーガンダム】と呼ばれる謎の機体でなかったからだ。

 

また戦術機で一番儲けているは確実にアメリカである、確かに一機や二機程度ならばコスト度外視で作られた試作機と思えるのだ。

 

だがそれが数百機という数を運用するのには大規模な工場も施設も普通にその物量を可能にする巨大な生産拠点はという地球上では限られることになる。

 

それゆえに世界の情報部は必死になってガンダムの技術またはその機体、作った施設と工場を探す為に必死に動いていた。

 

 

 

そのころ北極点では10隻の超大型の母艦が北極の大地に着陸していた。

 

実際に無人機とはいえ、整備士は普通に乗っているのだ。今回初の地球上の戦闘データをガンダムから抜き取って、色々な装備や機体の整備を行う必要があったからだ。

 

そしてその母艦の一隻の内で今も火星とコロニー群の二つと通信を行っていた、これも普通に地球側の人口衛星をハッキングならびに自分達が用意した衛星を介して火星とコロニーに今までの戦闘データの纏めとそしてなによりもこれからのことで話し合いをしていた。

 

 

「データはそちらに送りました、確かにあの物量そのものは脅威となりえますが・・・ただ突撃してくるだけの的なんで、ビームガトリング砲、メガ・バズーカ砲など戦略級の兵器であれば問題なく倒せますね、ただしこちら側で用意した寒冷地仕様よりも色々とデータがおかしいのでビーム兵器の収支率が30%ほど地球の大気で低下しているのを、こちらの整備士の人達によって修正と整備をしている最中ですが」

 

そのデータを受け取ったドクターJ率いる科学班にそのデータを渡していた。

 

そもそも本来であればマーク一人だけであったはずが、転生をした神様の特典でジェネレーションシステム同じでガンダムシリーズ出てきた全てのキャラクター達をスカウトすることができるようになっていた。

 

ただし渡されたソフトでウイングならばウイングガンダム世界とその裏で戦った物語などを全て終わらせないと、実質キャラ達はロックされている状態であり、技術も同じなのだ。

 

ウイングガンダムをマークが使うために、5年の月日もかけて一つの世界を終わらせて技術とキャラクター達も一人づつではあるが、呼び出せるようになっているのだから。

 

このために転生者のマークは今の所ウイング勢で呼び出したのは、ガンダムを作ったドクター勢力とピースミリオンを運用したハワード達とトレーズとゼクス等OZの一部人材しか呼び出せなかった。 

 

人材を呼び出すための資金が底をついたからだ、ソフトで追体験して、資金と資源を手に入れることはできるが、これはシステム的にはGジェネと同じであり、今回のBETA戦でもある程度の資金と資源をようやく手に入ったのだ。

 

ただし手に入った資金は五億であり資源は五億程度しかない、ニュータイプやエースベテラン等転生者のマークであってもニュータイプを一人呼ぶだけでも、最低ランクでも三億はかかるのだ、つまりあのカツ・コバヤシレベルであっても三億の値段がついているのだ。 

 

本当に内々尽くしではあったが、それでも同時に物資不足も懸念されていたこともあり、超大型の【分子分解機】と【分子製造機】が合計で20機Gジェネのソフトを起動させるとダウンロードコンテンツのプレゼントアイテムのように置かれていたのだ。

 

ただし転生者のマークがソフトを起動をさせないと現れなかったことからも、下手したら色々と大変なことになっていたこともあるが。

 

 

これのおかげで【100の鉄】を分解機に入れて【鉄の精製素材の分子Lv】までばらばらに出来るようになっている。

 

そして逆に製造機に同じく【鉄100】分子を入れると鉄が100個できるというチートな製造機そうでなければ 火星の周りに存在する衛星や隕石群だけではどうがんばっても基地や都市などは製造が出来ないのだ。

 

 

 

「ひょひよひょ・・・なるほど、なるほど こいつらはモビルドールと特性は一緒というわけか、ただ違いがあるとすれば・・・モビルドールほど賢くもない、やはり命令されたことに忠実な機体か生体兵器じゃな」

 

 

さすがである だてにウイングガンダムをほぼ一人で作った科学者は伊達ではない、その頭脳によって敵の弱点も特性も簡単に割り出してしまったのだ。

 

 

「はい・・・ただ一つだけ、懸念があるのは地球側で・・・こちらの機体を鹵獲するために向かってきた機体もいるということですね、」

 

 

「それは仕方なかろうて、あれだけ戦場で大暴れしおって、会話もせずに逃げるなんてことをすれば誰だっておいかけるじゃろうて、最もモビルドールのプログラムによって動いているためか通信もなにも出来ない上に、妨害されれば追いかけることが出来ないようにするまではインプットされているのじゃから、相手もかわいそうとおもうぞ」

 

 

 

そうなのである、実際にシュタージの機体は全機ともビームサーベルによって切られており、修理するにも大量の修理パーツが必須な上に、露骨にも自軍を助けてくれた機体を問答無用で捕まえようとする映像も残っているために、現在は多少の権限と予算が減らされている。

 

 

これがドイツ国内であれば揉み消しも可能ではあるが、普通に国連も参加している作戦でこんなまねをしているのだ。 

 

 

自国の映像は消せるが、他国の人間しかも国連に属している人間を簡単にシュタージの権限で捕まえて、処刑や拷問してスパイにするなど、国際社会を考えると出来ないのだ。

 

特にこの時期のドイツはソ連には逆らえない国になっていることもあり、ソ連がそれを止めろと命じたらたとえシュタージでも止めるしかないのが現状であった。

 

 

 

 

ただシュタージ側も黙ってやられるほど馬鹿ではなかったのだ。その時の切られた時のデータをちゃんと持っており自分達の研究機関にそのデータを渡して解析を頼んでいたのだ。

 

 

「本当にあれは粒子兵器なのかしら・・・今対戦ではBETAのレーザー種しか持っていなかったはず・・・アメリカやソ連でもまだ開発中の代物が・・・あれ程量産されてしかも機体に配備できるとなると・・・例の計画・・・いいえそれは有り得ないわ・・・・ソ連のスパイを吐かした情報と我々が手に入れた情報ではあの計画は人工的な人間を作る計画よ・・・だとしたら・・・何処の国の機体なのかしらね」

 

 

ベアトリクス・ブレーメ少佐の言葉に今ではシュタージュの忠実な人間になっている【リィズ・ホーエンシュタイン】が

 

 

「わかりませんが・・・ただ言えることがあります、今はあの機体の情報は他の情報機関に任せて、今は国内のスパイや反乱分子の排除を考えるべきでは」

 

 

確かにそうである、シュタージといってもその権限が使えるのは国内だけである、イギリス・フランス・日本・中国・ソ連・アメリカといった早々たる国々があの機体の情報を探す為に動いているのだ。

 

それならば国内の反乱分子の排除などしてシュタージに逆らえる勢力をなくすことで、今後のその機体の情報をいち早く手に入れるべきと発言しているのだ。

 

 

 

「そうね、確かに私たちは所詮国に飼われた犬かもしれないわ、そして私たちの使命は反乱分子ならびにあのドイツと密かにつながっていると思われる人間の排除しかないわね」

 

 

実際にあの戦闘の後にも普通にベルンハルト達はもう一つのドイツと繋がっている人間や反乱分子を尋問した後に普通に鉱山跡に連れ込んで銃殺刑にしている。

 

 

 

「ならば私が命じます【リィズ・ホーエンシュタイン】は東ドイツ陸軍第666戦術機中隊【黒の宣告】に配属を命じます、表向きは人材の提供よ、アイリスディーナ隊が、がんばってくれているおかけでわれわれは仕事がしやすくなっているけど・・・隊の損耗率と隊員の中には戦場には出れないということが今回の戦場でわかったから、そいつの代わりよ、ただし裏では今回もう一つのドイツから亡命してきた女性カティア・ヴァルトハイムの全てを調べることよ、そいつがもし煽動や反乱を企てるようならば」

 

 

その後は言わなくてもわかっているのだ。このドイツでは反乱した者達の末路は決まっているからだ。

 

 

「はい、わかりました」

 

 

 

こうして裏と表を使い分ける任務としてリィズ・ホーエンシュタインが黒の宣告に配属となることが決まった。

 

この間の火星軍先遣隊により、BETA殲滅戦がBETAに効いたのか、さすがに全ての戦場の、戦線のベータ合計合わせて五十万も一気に火星軍先遣隊によって消滅させられた結果。

 

ハイヴ内でのそれぞれのBETAを新しく作り出す時間もあるために、史実では起きていた要塞消失が、ここでは起きなかったのだ。

 

だからこそ一週間の時間もかけて、666中隊の二人の新人を徹底的にしごきあげて、何とか使えるレベルまでもっていくことができたのだから。

 

 

そして一週間が経過して・・・その間は世界は様々な情報が飛び交っては消えていたのだ。

 

その間にもベクトラ級10隻は、コロニーの艦隊にも連絡を入れており、また同時に最初のテストで手に入れた地球の環境のデータに合わせて一週間と短い間ではあったが、整備班達が忙しそうに色々とガンダムの設定をいじったり、ビーム兵器の環境の設定も再度設定を直していた。

 

 

北極点と利点を使えたことも大きい、この地球の北極点はBETA戦に合わせた気温上昇や気候変化によって、人間がたどり着くことが不可能になるほどの常にマイナス五十度以上の環境でさらには吹雪が吹雪くことで、ベクトラ級の姿形も自然の雪が覆い隠すほどでかかったのだ。

 

その為に毎日三回の除雪行為で、搭載しているモビルスーツを動かして雪や氷の除雪などを行っていたことで、手直しが早くなっていたのだから。

 

その為に初期のBETA戦時ではビーム兵器は確かに有効ではあったが、ビームライフルとビームガトリング砲、キャノン等の距離が離れれば離れるほど威力が吹雪によって減衰している率があまりにも高すぎた。

 

これはBETAによって占領された地域が全てにおいて山も水も何もないことからも、想像以上の気温や気圧によって起こったことでもあった。

 

おまけにパイロット達も当然ベクトラにも配備されているために、一部の機体を残して無人機設定から有人機設定に変更していたのも災いした。

 

転生者であるマークも階級的には中将であるのにも関わらず、ウイングガンダムを船に乗せているのだから次の戦いではウイングの大火力などを使う戦いになると考えれば。

 

ウイングガンダムにも寒冷地仕様の対策など盛り込まれる整備が入って当たり前である。

 

ここで可変機を持ってこなかったのは 可変機は環境によっては使えないことがあるのだ。可変する部分に雪など砂や海の真水などが入れば機械はだめになる可能性が高い上に、全身を整備するためにフルメンテナンスで多くの時間がとられるからだ。

 

ウイングも可変機ではあるが可変する部分が限定的であるために色々と改造や修復用のパーツを持ち込めるということであった。

 

 

こうして火星軍側もようやく準備を終えて、再びステルス性能を有したベクトラ級10隻が北極の大地から飛び立っていく。



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戦いの連鎖 修正版

リィズが666部隊に配属されてから一週間が経過したある日、BETAの軍団十万は再び東ドイツの国境線に向かって進軍を開始していた。

 

これには流石の東ドイツといえども、徐々に戦線の撤退を随時行っていたがそれぞれの戦線で最もBETA群が多いDルートに配備されたのが第666中隊であった。

 

なにせ東ドイツ最強の戦術機部隊なのだ、そのように宣伝しているからだ。実際に赫々たる戦果も上げているために、士気向上を含めた戦術を取る為に送り出していた。

 

無論多少の援護はする、流石にたったの八機程度で戦場を守れるはずもないことは上もわかってい

るが、ある程度の時間を出来るだけ多く稼いでもらって、その後は他の戦線を支えている他の戦術機中隊と一緒になって徐々にすでに迎撃戦線が構築した所へとBETAを引き込む為の餌件囮として生きてもらわないといけないのだから。

 

やはり徐々に【第666中隊】もたったの八機程度は、やれることは限られてくるのだ。現に一週間前にアネットの変わりに配属された二人をテオドールに預けるという判断をしたアイリスディーナ隊長の考えを分からないままではあるが、

 

実際にアネットの精神は回復という意味では、第666中隊の基地の病棟で精神回復させている最中であった、さすがに原作のように目の前で仲間が庇って死亡したことで吹っ切れて戦うまで回復はしていなかった。

 

だからこそ基地内部からアネットは中隊全員の無事の帰還だけを祈っている事しかできなかった。

また基地防衛用の戦術機としても一機だけは残しているのは、ある意味では隊長のアイリスの考えでもあった、ただしそれを知らないアネットだけは真剣に仲間の帰還を祈るしかできなかった。

 

「みんな無事に帰ってくれよ」

 

そんなアネットの願いもむなしく、戦場ではテオドールはカティアとリィズの新人二人のお守りをしながら、なんとかまだ戦場に踏ん張っていた。

 

「チッ・・・まさか生きていたとは・・・シュタージに連れて行かれたからてっきり死んでいると思っていたが・・・」

 

「うん、私もお兄ちゃんが死んでいると思ったから・・・流石にあの尋問は・・・」

 

二人ともやはり脱走した為に一度はシュタージによって尋問や拷問を受けているのだ、ただ妹の方はよりひどくなっている為に、実質的には一度は精神が壊れてしまった、だが逆にシュタージ的には扱いやすい駒として、再び再利用ができるのでは?そんなことも含めて命が助かったリィズだが。

 

一方のテオドールも軍に入ることでなんとか見逃されているのだ、そうでないと脱走した家族ごと今頃は処刑されている。

 

だがこんな会話をしながらも二人はあてがわれた戦術機に乗って突撃級・戦車級を次々と倒しているのだ。

 

この間にもDルートの戦いで、ある程度の推進剤や弾薬を消費した中隊の一部が補給コンテナに戻って補給をして戦場に戻ってきているのだから、実際にテオドールもカティアもリィズもすでに補給は四回目を終えていた。

 

第一世代機では戦術機用の弾を持つのにも限りがあるからだ、推進剤も無限ではない、当然飛行やジャンプで各戦術機で使用されているパーツの耐久値がすり減っていくのはあたり前である。

 

補給コンテナから補給では戦術機の簡易式のメンテナンスもできないのだから、だからこそ・・・、今この戦場には何百発・何千発も銃弾が戦術機が持つ銃から打ち出されては、突撃級・戦車級を倒している、それでもまだまだ数の上ではBETAの数が圧倒的に上である。

 

ただでさえ、この方面では1万以上の進行である、たった八機で抑えられるBETAの数なんてたかが知れている、要塞方面からの要塞砲並びに戦車大隊からの支援砲撃によってなんとか支えられているそんなレベルの戦場である。

 

他の戦線でも優秀な戦術機乗りが同じく時間稼ぎをしているが・・・流石にまだ時間稼ぎを開始してからようやく一時間程度しかたってはいない。

 

最もその一時間という時間を稼ぐにも死を覚悟した時間稼ぎなのだが、実際には第一世代の戦術機程度は戦える時間は限界値が存在しているが、それを可能にしているのが無人の補給物資が入っている武器コンテナとここまで本来あったはずの防衛ライン上に埋められていた、地雷原やその物流を使ってBETAの進行を若干停滞させながらゆっくりと後退しつつ防衛戦をしているのだ。

 

これには他の小隊や中隊にも含まれている、実際にこれほどの大規模なBETAの進行に流石に第一防衛ラインのほとんどはBETAの進行で食われてしまったが、その防衛ラインにも元々は戦術機を戦場で簡単に直せる施設程度は存在していた。 

 

そこを囮にしながらそこにある一定の数のBETAが入れば自動的に自爆するようにセットされていた、他にも前の戦いで修理できてない戦車などは回りに大量の火薬と燃料を置いて、それを戦術機側でいつでも自爆できるように置き土産が大量に作られていた。

 

スクラップになった戦車やヘリ、戦術機も囮である、中には大量の爆薬が仕掛けられている、だからこそ戦場で大きな爆発が連続で起きているのは、そのような仕掛けで遅延行為をしてようやく互角なのだ、いいやおされているといってもいいほどであった。

 

そもそもこれほどの急激な進行では直ぐに防衛ラインが瓦解するのは明白なために最終防衛ラインの一つ手前に最大戦力を今も集めている最中なのだ。

 

実際にBETA側のハイヴからもこの1週間で大量に作られた突撃級や戦車級が大量に吐き出されていた、これは他の中華戦線や欧州戦線でも同じような現象が起きていたのだ。

 

火星軍の介入によってBETA側近くのハイヴが先の戦いで失われた大量の突撃級と戦車級の量産を指示していたのだ、これはBETA側が火星軍の力を過大評価したのか、それとも地球側の力を過大評価したのかは不明ではあるが。それでも大量のBETA群がハイヴから大量に出てきたのは間違いではないのだから。

 

 

 

そうこうしているうちにも他の戦線で戦っている戦術機部隊も補給に戻ったりまた補給から戻ってきた部隊の戦術機も徐々にではあるが消耗が激しくなっている。

 

命がけの撤退線であるのだから仕方がない、それに元々第一世代機は装甲が厚くしている分激しく動くとその分関節など骨格部部にダメージが徐々にではあるが蓄積される。だからこそ一時間も激しく戦えばどのようになるか・・・。

 

最もそれを防ぐ為にも最前線には戦術機メンテナンスをする倉庫、基地もあるのだがすでに第一防衛ラインの殆どのは置き土産の自爆で基地ごと吹き飛んでいるために修理などできるわけではない。

 

 

つまり多少でもBETAの攻撃を受けた機体はそのフル性能がさらに二分の一、悪ければもっと性能が低下する中で行われている時間稼ぎである。

 

666中隊も損傷らしい損傷はないが、それでもBETAの圧力によってただでさえその精神と肉体に心労が重なっていた。

 

それゆえに誰もがその存在に気づかなかった、東ドイツの全ての人間もまた西ドイツの連中もだ。

 

この戦線に近づいてくる火星軍の存在をだ、ほかの欧州戦線や中華戦線もまたマークが呼び出した元OZに属していたゼクス隊とトレーズ隊がベクトラ級五番艦と八番艦として分かれて乗り込んでおり。

 

欧州側はトレーズ隊が指揮の元五番艦から七番艦まで預かり。ゼクス隊は八番艦から十番艦まで同じく指揮官として預かって、中華戦線側でBETAの軍勢と戦う予定である。

 

ちなみにゼクスとトレーズの愛機は二人とも姿かたちは完全にトールギスⅡとⅢである、ただし、オリジナル機体ではない、宇宙世紀の技術を使って作られた再設計機である、ウイング世界よりも宇宙世紀の技術力が圧倒的に上であったからだ。

 

対G性能や360度のモニターやミノスキークラフト技術でMSも空を飛べるのだから、巨大バーニアで無理やり飛ばす必要はなかったのだ。

 

そして残りの残存艦艇をマークが指揮することになっていたがそんなことを知らない東ドイツや欧州側、中華戦線においては、今が踏ん張りどころであった。

 

無論シュタージュにしてもここが踏ん張りどころである、流石に母体である祖国がなくなるほどの大事である、自らの力を温存するなんてことは流石に出来なかった。 

 

また西側も同様である壁のおかげでまだ難民もBETAも西側には来てはいないが東が滅ぶ=東側に面している側の街等は確実に壊滅するのだ。 

 

また国連軍もこの時点で東も西もドイツが滅ぶことになれば、次はソ連か中国・ベトナム・インドあたりまで勢力圏が一気にBETA側に偏ってしまう、これでは何の為に大量の金や資源を投じて、最前線国の東ドイツや西ドイツに援助をしているのか?わからなくなるのだ。

 

彼らにはこのまま最前線でBETAを封じ込めしてもらわなければならないのだ。

たとえその結果東・西ドイツが滅んだとしてもだ、元々ドイツは第二次大戦中やりすぎたのだ。日本も同じくらい勝ってはいたが最終的には日本はアメリカと和睦した、そして原爆の矛先がドイツに変わった・・・

 

 

あとはソ連がドイツを解体した後に東と西に分けてアメリカなど他の国と共同で管理する予定だったがBETA大戦でその役割が大きく変わってしまったのが、今のドイツである、そして戦闘から一時間30分が経過した瞬間にそれは起きてしまった。

 

 

そうBETAの進行速度が急に0になってしまった、全く動かなくなってしまったという方が正しいのだが……

 

この余りの異常さに、戦場にいる誰もが一度は戦術機の動きを止めてしまった・・・

 

だがそれは正解でもあった、次の瞬間雪が降っている雪雲からピンク色の何かが戦場次々と打ち込まれていくのだ。

 

そしてのピンク色に触れたBETAの大群はそこに何も無いように雪が溶けるようにその装甲すら解かしていたのだ。

 

「「「「「「「「「「「「「・・・・・なんだあれは・・・・」」」」」」」」」」」」

 

ようやく戦術機のレーダーに映ったのはその余りにも大きすぎる空に浮いている超弩級戦艦らしき船が2隻、ピンクの幕のようなものを全体に広げていながら高度5000ほどのままでBETAの大群を次々と片付けていく・・・

 

他のマーク指揮下の二隻は他の東ドイツ側の戦線に堂々と戦闘に介入して戦っていた。

そしてなにやら光ったとおもったらーーー

 

ドキューーーーンーーー ドキューーーン ドキューーーン ドキューーーーン

 

すさまじい音共に今までに見たことがないピンク色のでかすぎる何かが戦場を駆けるだけで・・・一気にレーダーで写るだけでも数百のBETAが一気に消えたのだ・・・反応すら消滅してしまった。

 

合計ベクトラ級4隻から発射されるメガ粒子砲の一斉発射である、ミサイルも同じく大量にばらまいているのだ、ではなぜレーザー級はすべての戦場に存在してないといえば簡単である。

 

 

前回の戦いでレーザー級は在庫がなくなっていたからである、本来ならばレーザー種の30体程度はどこのハイヴでも新たに生み出すことはできるが、それでも突撃級と戦車級の生産数を考えればだれだれってわかる、だからこそ要塞からの支援砲撃が今まで効いていたのだから。

 

 

 

テオドールがガンダムと一瞬だけ思ったのは無理からぬことではあったが、実際には違っていた、その機体は確かに所属不明機と似たような顔立ちではあったが色が完全にトリコロールカラーではなかった。

 

「なんだあの白と赤の混じったような戦術機・・・見たことがない・・・」

 

それもそのはずこいつは【色違いのウイングガンダム】オリジナル機は火星に置いて技術研究所で色々と使っているのだ。

 

そしてただでさえ高いバスターライフルの威力は普通にビームライフルのカートリッジ1個丸々使って一発に威力を底上げしたのだ。

 

その為にウイングガンダムのパイロットはカートリッジ方式のタイプのバスターライフルをもってきた、威力は掠めただけでも普通のMSでは撃破される代物である、それを寒冷地用にあわせたセッティングをしているのだ、大気圏内の現象も数値内程度に収まっているのだ。

 

「・・・BETAはこれで終わりか、ベクトラ」

 

「はい・・・レーダーに映る限りはではそれで終わりです、マーク中将」

 

「了解では・・地上の討ち漏らしがないか、調べるためにBETA群の残骸側に侵入する」

 

「了解です、ただしわかっていると思いますが、現地勢力との交渉のためにこのように堂々と我々が姿を現したこともお忘れなく、危険な状態になればフルアーマーガンダム部隊がマーク中将を助けるために動き出します」

 

「了解だ、それでは通信を終える」

 

こうしてベクトラと通信を入れたマークが乗るウイングはそれを自ら打ち漏らしがないかとBETAの群の残骸の中へと向かっている、流石にこの時点になると上からの援護は終わっている。

 

マークが載るウイングガンダムは戦場を一機で支配できるように作られた【一騎当千型MS】でもある。

 

これにはマークが乗っている。それにだ無人の艦艇は人に攻められると弱いというデータがガンダムシリーズの世界からもある、無人機なりに活躍はできるが。

 

ダメージコントロールができないために簡単に落ちやすいことも大きい、せいぜい使い捨ての盾として使い勝手がいい程度でしかない。

 

また同時刻、ほかの戦場や戦線でも数多くのフルアーマーガンダムの手によって今回ドイツと中華と欧州側に進撃してきたBETAは一匹残らず完全消滅していた。

 

 

現在はビームシールドを張ること前提に命令をくだしていた。これは補給のためにМSのほとんどが戻っているためにほかの所属の戦闘部隊などを母艦の中に入らないようにするためでもあった。

 

 

国によっては戦術機で乗り込むやつらだっているかもしれないからだ。

 

「・・・もうこの戦場にBETAの生き残りは・・・居ないか・・・ いれば流石に戦艦4隻のレーダーやこちらにも反応するからな・・・」

 

そうアレだけのBETAの侵攻軍をたったの五分で消滅させれるほどの軍事力にこの戦場にいる全ての戦術機乗りは恐れを抱くと同時に素直に感謝を言えない自分達に悔しさも有った。

 

「なんなんだよあれは・・・あれもガンダムというやつか・・・」

 

「テオドール今は周りを集中しろ、他の各機もだ、いいなシュバルツ各機に再度通達する、我々の部隊は軍部から正式な命令でここの戦線の維持を任されているんだ」

 

 

「ですが・・・アイリスディーナ隊長」

 

 

「カティアだったな・・意見は受け付けていない、これは命令だ、いいな」

 

「はい」

 

他のメンバーもなんだがやり切れない思いではあるが、それでも最悪の事態だけは免れたのだ、そう最悪東ドイツがなくなるという最悪の事態だけは。

 

それにだ、こいつらの会話は全て現在も東ドイツの司令部に繋がったままである。 

 

そうでないと流石にどの戦場から補給を開始していい部隊が、悪いのか現場だけでは判断が出来ない状態ではあった。 

 

だが逆に脅威が去ってしまった今、なにも動くことは出来なかった、誰もが疲れていた、そしてまともに動く戦術機中隊・小隊は本当に数が少なかった。

 

一部の戦術機は腕がもげたり左足がなくなっていたりまた両足が無い機体もあった。

それでも生きているためにその感動をかみ締めていたが。 

 

流石に一番早い動きをしたのはシュタージの連中であった、こいつらは戦いの準備をすでに完了している上になによりも他の戦術機小隊・中隊よりも一段階良い性能を持った戦術機を使っていたのだ。

 

そしてシュタージの秘密基地では戦術機中隊が動き出そうとしていた。

 

「これよりシュタージ各機へ、あの謎の機体と母艦群に接触を試みるわ、今回は武装を外した私だけがやってるわよ、前回の戦闘データを見る限りでは鹵獲しようとしたら、武装全てを壊されてさらには動けなくしただけですからね、相当な優しい坊ちゃんかお嬢ちゃん達が乗っている可能性はあるからね」

 

実際にこの秘密基地は第666中隊が戦った戦場より西に10キロほど離れた森林地帯に作られた基地であり、そこからベアトリクス大隊がゆっくりと発進していく。

 

 

 

だがそんなことは知らない戦場ではウイングガンダムは戦闘行動を終えており、一息をついていたのだ、BETAの死体だらけの戦場でだ。

 

「やはり反応はなしか・・・この機体は戦場に出ている戦術機よりも優秀で有り、ベクトラよりも離れているから、それにBETAの習性を利用すれば隠れているBETAも見つけられると考えていたが・・・・」

 

だからこそ一機だけで十分以上もBETAの死骸まみれの中で動いていたのだから。

そして何よりもだこのウイングガンダムにはサイコミュ等バイオセンサーが搭載されているタイプなのだ。だからこそわかってしまう、黒い感情の何かが戦場に近づい来るのがわかったために。

 

 

「うん・・・ この戦場跡に・・・何か黒い・・・感情を持った人達が・・・来るな」

 

 

それは艦艇のレーダーからも捉えられておりその情報は即座にウイングガンダムに渡されてしまった。

 

 

「合計で30機以上か・・・しかも速度は速い新型機かまたはブースターでも取り付けたかな」

 

 

そうなのだマークは確かにマブラヴの情報を持っているがそれはオルタからの話であり柴犬の話は持っていなかった、これは仕事が忙しいために録画で溜め撮りした奴を一気に見るという方法をとっていたからだ。

 

つまり、だれが主役かヒロインなのかはこの時点ではこいつも知らないまま、この世界にやってきたのだ、もう一つの東ドイツ最強といわれる大隊がこの戦場後に向かっていた。だからこそ撃墜は可能なのだがそろそろ情報がほしいのだ実際にオリジナルハイヴは確実に壊すのは当たり前だ

 

進化させずに倒すにはこれしかないのだが、だからこそオリジナルハイヴ攻略中に核兵器などハイヴ内で使われてしまうと流石にMSといえども大破するか消滅するかもしれないからだ 

 

下手すると核の連鎖爆発が起きる可能性が残っているのだ、宇宙世紀シリーズのMSは一部の例外を除いて核融合炉を搭載しているのだから。

 

それに問題なのはフルアーマーガンダムの機体に施されたマグネット・コーティングなどの効果がある技術の為にどうしてもその整備時間が大幅に取られることが上げられる

 

幾ら一部だけ無人機を使おうが結局の所、機体が整備できていなければ使い物にならないのだ。このためにウイング系の技術で作られたモビルドールが配備されているのだから

 

そして何よりも、モビルドールの技術で応用で作られた、オートマトンが存在する無人制圧兵器の略称である、戦闘艦に確実に配備されている、主にハロの形をしているが、ハロの中に大量の重火器が装備されているタイプが存在している。

 

ただしこれは本当に緊急性が高い時に使われる兵装である。マブラヴを知っていると、どうしてもこのような兵器が必要だとマークは言って上層部の人たちから許可を得たが、簡単には使えないように機能にロックがかかっているのだ。 

 

 

最もバイオセンサーによっては反応性・機動性・俊敏性などを上げる代わりに技術が豊富に使われている、量産型F91もそれ代表例一つである、そのためか寒冷地作業もわりと時間がかかったほうなのだ。

 

またウイングの足元には今までに使い捨てたバスターライフルの弾の代わりのエネルギーパックが散乱しているのだ。

 

これは仕方がなかった戦場ではいちいちエネルギーパックの確認なんてことはできる時間が足りなかった、結果としてはかなりの数のエネルギーパックが散乱してしまったのだ。

 

それにマークには今のオリジナルハイヴを潰す程度ならば、切り札としてもってきたウイングガンダムカスタム機で十分だと思っている。ベクトラ級に配備されているハイメガ粒子砲もあるそれで、ハイヴ上層部を確実に吹き飛ばし。

 

その開いた穴にバスターライフルを数発もお見舞してやれば、ハイヴに残っている戦力は根こそぎなくなるだろうと考えている、その後はウイングの補給が完了後は、ウイングガンダムとフルアーマーガンダム300機と共にハイヴ内に突入して ハイヴそのものを制圧する予定だ オリジナルなど対話はそもそも無理だとわかっているために内部に入らないままで門ごとバスターライフルの最大威力共に吹き飛ばすのだ、 

 

普通にオルタでも荷電粒子砲でも吹き飛ばせた、それの上位版よりさらに上の威力を持っているウイングの火力・・・ 防げるはずも無いと考えている。

 

オルタ側でオリジナルがバリアを使用したのはあくまでも情報が漏れたことも大きいのだから。

 

そのような考えをしているうちにどうやら・・・黒色一色で統一された戦術機大隊の内一機だけが堂々とこちらに近づいてくるのだ。ベアトリクスの専用機体である赤色はべつの戦線で使って現在修理中であり、今ベアトリクスが載っているのは予備機扱いのために黒一色のカラーなのだ。 

 

しかも武装などは一切なしにである、流石に部下である機体の方は武装はしてあるが・・・

 

「・・・やっぱり・・・それも人が乗っているようね・・・」

 

ベアト機からしてみれば所属不明機の身振りによって、有人機か無人機か一瞬で判断したのだ、それほどまでの時間を戦術機を乗っている証拠でもあったからだ。

 

 

またマークからすればずいぶんと聞きなれた声でも有ったそう前の世界で声優さんつまりは、あの声でそっくりであったが・・・同時にウイングガンダムのシートに座っているとそこから感じられる声と感で・・・

 

むやみにコクピットをあけて返事をするべきではないということを訴えている・・・が

やはり情報がほしいのだ、ハッキングでも情報は得られるのだが・・・最終的には人材がほしいのだ

 

マークが呼び出せる人物達も一人から複数人も一緒に呼び出せるシステムがある。

これは流石にGジェネシステムと同じだけの人数では普通に社会や経済・交渉・軍人など数が圧倒的に足りない為の処置であった。

 

こうして二人は機体越しではあるがファーストコンタクトと後に呼ばれる歴史の分岐点と呼ばれる大事になっていく 

 

現状では地球連邦軍系を呼び出しているのだ、これは宇宙世界記の時代が最も人材が豊富なためである。

 

現状ではジオンも連邦も関係ではないからだ、火星という惑星にひとくくりにされているために色々な人材がいる軍隊が火星軍となっているのだ。

 

 



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見せつけられた 火星軍所属の力の一端 修正版

≪≫を入れるのを忘れました 事前交渉や相手に誤解を与える情報戦は当たり前だと思って入れたのに

確認したら 前のままだったので修正いれました ≪≫は偽情報を与えるためについた嘘です 

ですので修正はいれません 入れるのはカッコを入れ忘れただけなので。

色々と修正しています 時にはセリフなども削っています 時間が空いたらどんどん修正をいれていきます 


外は段々と雪が積もりだしている・・・・・・元々は一時的にウイングガンダムのバスターライフルの威力によって雪雲や雪がなくなっていたが・・・

 

それでも自然はやはり強大であった、黒い戦術機が一機で先ほどまで戦場であった場所に堂々と武装もなしにウイングガンダムに近づいているのだ、しかも堂々と外に聞こえるようにスピーカーモードでベアトリクスは通信をしているのだから。

 

これには訳がある、他国のしかも所属不明機の通信の周波集は違っていて当たり前である。だからこそ、スピーカーモードで通信をしているのだか。

 

「聞こえるかしらね、そこの所属不明機さん」

 

「・・・・・・・・」

 

確かにマークにはその通信は届いているが、たがうかつにも答えるわけにはいかないのだ。実際に実際に吹雪いていた雪すらも何もかも蒸発させた威力を持つライフルに似たなにかの兵器を持ったモビルスーツに近づいてくるのだから。

 

その度胸は買う必要はあるだろうと、また交渉の手段の一つとしては、使えるのではないかと考えているだけである。

 

「こちらは・・・」

 

「そう・・・やはり人が乗っているようね、私は東ドイツ所属の武装警察軍の戦術機大隊「ヴェアヴォルフ(人狼)」を率いる大隊長、ベアトリクス・ブレーメ少佐よ、そちらはだれかしらね?」

 

実際に誰でも拾える通信で返事をしていたのだ、だからこそ白い機体から音声通信のみで返事が返ってきた、これは仕方がない幾ら通信が拾えるからといって相手と直接通信と映像をの配信は誰だって避けたいのだから。

 

 

『実際にウイルス系を通信の電波に乗せて送られてくると・・・しゃれにならないし、交渉というか相手も名乗っているから、名乗るか・・・それにこれは』

 

「こちらは火星軍所属、地球圏先行偵察隊に所属している指揮官の一人マーク・ギュンター中将だ」

 

流石にMSの音声通信だけでは何かと今後に問題があるので、この通信と映像はすでに上に待機中のべクトラ級4隻が同時に録音・録画を開始している。

 

他の地域、欧州戦線と中華戦線でも同じようにこの通信を世界中に発信できるように、地球側の人工衛星を全てハッキングして、こちら側の通信と映像を写せるようにしていたのだから。

 

「トレーズ、いよいよだな」

 

「そうだな、ゼクス・・・この世界の人々がどのような対応をしてくるかで、色々と我々もやる必要が出てくる、マーク司令もお人がわるいな」

 

「そうだな、あの時の戦争前に我々にスカウトシステムの事を話してくれたおかげで」

 

「多少の心残りは解消されたからな、元ホワイトファング総司令官のミリアルド・ピースクラフト殿」

 

「それを言うならはトレーズは最後の地球軍の総司令官だっただろう」

 

「確かにそれは今も変わらないが、それでもエレガントに事が運べばいいと思っているさ」

 

「私もそれを願っている」

 

こうしてトレーズとゼクスの会話をしつつ、地球上では、謎の勢力との接触の映像と通信があり得ないほどの巨大な通信能力と発信能力でありとあらゆるところで見れるようになっていたからだ。

 

その為か、マークが母艦としているベクトラ級一番艦、ベクトラで宇宙世紀0083の時に元アルビオン級の艦長であった、エイパー・シナプス艦長が現在この艦艇のトップである、無論元部下たちもこの艦に配属されている。

 

不死身の第4小隊やコウ・ウラキとチャック・キースの二人も今はフルアーマーガンダムのパイロットしてこの船に配備されて、それぞれのガンダムに乗って待機中だ。

 

そしてベクトラの戦闘ブリッジではシナプス艦長がオペレーターに色々と指示していたのだ。

 

「今・・・・・・現地の勢力と交渉に入りました」

 

「ようしーーーーオペレーター諸君しっかりと録音並びに映像もとっておけよ、せっかくミノフスキー粒子をまかずに戦闘をしているのだ、これが最初の交渉記録になるいいな」

 

 

実際にマークは転生者として年齢も若いために、元々地球連邦軍である程度軍艦などで扱っていた人たちをそのままのポストなどに若干移動をさせながら、火星軍という軍隊の中にいる状態だ。

それゆえに上の船で何かをされているのか気づかないが・・・なによりも一番相手が驚いたのは。

 

「か・・・か・・・火星軍・・・それはなに・・・あなたはあの火星からやってきた?」

 

ベアトリクス・ブレーメも流石に驚いたが、この会話自体もこの戦場や中華戦線、欧州戦線でも同じような反応がところどころに見受けられていた。

 

それは無理も無い、なんせあの火星である、地球側も初めてBETAと接触した因縁の場所でもあった。そんなところから、こんな機体や上に存在する超ド級の空飛ぶ空母か戦艦の母星であるというのだ。

 

驚くなという方がどうかしているのだ、それにだ……もし仮に火星軍という存在が火星にいるならば火星にいたBETAの全てはどうなったのか?全てのハイヴを占領した意味をもつ言葉であった。

 

だからこそ、ベアトリクス・ブレーメも流石に自分の想像を超える場所からやってきたという人間がいるなんて思わないし、なによりも向こう側と通信するにはこちら側が通信を常にオープン回線で話さないといけないのだから。

 

 

実際に前回の接触の時の戦闘データからもしかしたらこちら側の通信装置や能力が規格が違っているため、相手が通信を返さなかった可能性も高いという予想が実際に有った、だからこそわざわざベアトリクスも今も通信は戦術機に装備されているスピーカーモードで通信を飛ばしてなんとか相手の通信も拾えている状態にすぎないのだ。

 

それに、ベアトリクスの考えではどこかの国の秘匿兵器の実験機を実戦に参加させる程度と考えていたのだから無理もない。実際にそのようなテスト機や秘匿兵器はソ連側かもしくは国連ルートで依頼をすればいいだけである、だがそれができなかった、極秘部隊ならばここまで戦場に大々的に姿を見せないだろうという結論に至っていたからだ。

 

『あり得ないわよ・・・火星よ火星、BETAが初めて我々人類側で確認された惑星よ、それがすでに落ちている・・・仮に話の半分程度が嘘だとしても、あれほどの兵器や母艦を我々がつかんでいる情報で開発できるのはアメリカしかないが・・・だがそれは否定されている。本当にどこなのかしらね』

 

こんな事をベアトリクスは考えながらもそれでもマーク中将が載っている謎の正体不明の戦術機のデータを必死に取っていたのだ。

 

だが実際にはMSと戦術機は姿形は多少は似ているが性能も違えば通信機器も何もかも違って当たり前なのだ、事前に登録した通信番号さえ知らないのであれば、本来は通信ができるわけではない。

 

一部としてМSにも【お肌のふれあい回線】という名目で機体そのものを接触させるか、話す相手がワイヤーガンと呼ばれる通信装置も内蔵込みのワイヤーを指から出すしかないのだから、それをМS本体のどこかにそれを当てて初めて回線が開けるということである。

 

今回は最初からマークもウイングガンダムのオープン回線を開いて話してはいるが、機体の出力の違いで色々とドイツ側が不利な状態になっていたりする。

 

普通に直接通信を何てことをすれば、第二世代機の新型機であっても、通信機その物が壊れるほどの通信能力と出力によって壊される可能性があったからだ。

 

だからこそマーク側も色々と通信出力を抑えて、通信をしていたのだ。それほどまでに核融合炉とバッテリー機の出力は圧倒的に核融合炉が上である、だからこその性能を出力を抑えてオープン回線をして通信をしている。

 

「そうだ・・・実際に火星に存在していた全てのハイヴは攻略している、残る月とここ地球と呼ばれる惑星に存在している、ハイヴぐらいしかない」

 

「そんな馬鹿なことがあるなんて・・・」

 

誰もが何度も何度も思っている言葉である、火星のハイヴは本当に攻略されたという情報にだ。

 

これには欧州戦線、中華戦線、ドイツ戦線に存在している全ての兵士がいや後方に存在している基地司令部の兵士達もこの通信は伝わっていた、元々マークにしてもこの通信が何処まで向こうが側が拾えているか、それが謎である以上、どうしても10隻のべクトラ級のスペックをフルに活用しながらこの話をしているのだ、

 

そのためにこの会話は東ドイツ・西ドイツ・国連軍・ソ連・フランス・イギリス・中国・日本・アメリカ・エジプトまで普通に10隻もあれば通信能力と発振能力その物はカバーできる出力は十分にあった。

 

 

十分の沈黙の後にようやく、ベアトリクスがしゃべりだしたのだ。

 

「ばかな・・・そんな話は・・・聞いたことがない・・・仮にだそうだとしてもだ、なぜ我々を助けるような行動を取った、本来の貴官の任務であれば偵察が主目的のはずだ・・・だとすれば地球の情勢や勢力を騒がせるようなことは普通は起こさないはずではないか?」

 

実際にベアトリクスの言っていることはなにも間違いではない、ガンダムやベクトラ級が戦場や戦線に出たことで、さまざまな機関が情報収集の為に動き出したのだ。

 

はっきりといえば偵察の域を普通は超えているとこの通信を聞いている人間達が、誰もが思っていたが、次の瞬間それは見事に砕かれた、マークの言葉によってだ。

 

「確かに地球の情勢を知るだけであれば。ここまでの強大な兵器など必要ではないが、自分の主な目的は二つあるので」

 

「それはなんだ?マーク中将様」

 

多少の会話をして数十分程度ではあるがベアトリクス・ブレーメ少佐は十分に慎重に言葉を選びながら話していた、実際に彼らの戦闘データを見ると、明らかに前回の戦いではこちら側の戦術機を全てを破壊することも出来たが・・・それを全くしないで戦闘不能にするだけ能力を持った戦術機擬きの機体と粒子兵器。

 

そしてなによりも現在も自分達の頭上に堂々と存在している、【超度級飛行する大型戦艦】を簡単に作れる技術力・・・誰だって敵には回したくないのだ。

 

「ひとつは、地球に存在しているBETAの戦闘能力ならびに火星に存在していた個体種とどれが違うのかそれのデータ収集目的と地球での戦闘データ収集が一つ目だ」

 

「では二つ目は・・・地球圏の支配ではありませんよね、それだけの武力がありながら一週間も雲隠れできるほどの技術力を持っているならば・・・現状の地球圏ほど簡単に支配できるでしょうね」

 

確かにそうなのだが、実際には違うのだマーク自身が地球に行きたかったのはこの二つ目と自身が不老不死で仮に殺されても火星のベース基地に肉体と魂が復活・再生するのだ。

 

「そうですね 二つ目は地球の方々に対しては厳しいことを言いますが、自分はリトマス試験紙のようなものです」

 

「仮に交渉がうまくいき、自分が有している機動兵器ならびに機動艦隊を動かす人材を育成中に殺されても、また今から一日後に定期通信を火星本部に入れないと・・・火星政府は地球を見捨てます」

 

「これは地球の科学技術を大きく越えている技術力と軍事力を持っている火星政府が決めたことです、そのために≪自分は火星からたった一人でやってきましたからね、先日の機動兵器は全て無人機であり、上に存在している先行偵察艦隊はさすがに人はいますがね≫」

 

「それを仮に手に入れた地球人達がなにをどうしようが・・・われわれは関係ありませんということですね、実際に交渉しようとする相手を殺すか洗脳するかしりませんが・・・暴力で奪い取る・・・そんな相手だれが助ける必要があるのか・・・それが火星政府の悩みどころです」

 

この通信を聞いた全ての人間のうち一割程度は直ぐにこの艦隊を奪うための計画を練り始めた。

また第3計画の連中もこの通信は当然拾えるのだ、だからこそ自らの計画を方向転換するかどうか悩んでいた。

 

「どうする・・・やつが言うとおりならば・・・やつを消せばあの超技術力が我々ソ連が手に入れることになるぞ、どうせ両ドイツは我々の言うとおりにしなければ・・・どの道直ぐに消える国なのだ」

 

「だが・・・奴のいっていることが正しければ・・・仮に超技術が手に入っても、それの使い方が全くといっていいほど我々にはわからないぞ・・・しかも機械だ・・・修理の必要だってある」

 

「おまけに・・・火星軍と政府が我々を見捨てるとここまで堂々と言われると・・・下手すると我々の上に核兵器が大量に落ちてくるぞ・・・アメリカがやりそうなことだ」

 

こうして第3計画の連中も頭を抱えるしかなかった、実際に他の国々も反応は似たりよったりである。

実際にあそこまで超兵器ならびに戦術機もどきの母艦も戦闘能力があることが衛星から届いた映像からも確認が取れている。

 

おまけに自分を殺したら火星軍と政府からの援軍はもう二度と望めない・・・しかも洗脳や催眠も下手すると相手にばれたら・・・あのような兵器が自分達の国に降りてきて報復攻撃が開始されるかもしれない。

 

ただでさえ地球人類は現在BETAの激しい攻勢をかろうじて凌ぎゆっくりと防衛ラインを徐々に下げているだけで大量の戦死者を出しているのに・・・

 

仮に奪ってもまた習っている最中に殺しても援軍ならびに援助がないというのは最前線国家ならびに前線国家の首脳達や軍のトップには十分すぎるほどの打撃だ。

 

しかも仮に今超技術を手に入れたとしてもだ……その所有権でまた揉めるだろうし、なによりもその扱い方も知れないままでは下手をすると何十年と解析に時間がかかるかも知れない。

 

そうだれもが思っている中で・・・

 

「チッ・・・ふざけるな、火星から来たなんて・・・・・・なんて嘘が下手な奴だ、冗談にもほどがある」

 

それは今まで会話をしていた相手ではない、迷彩色で肩に666とドクロのマークが入った戦術機がこの戦場に後にいきなりやってきて、マークとブレーメの間の通信をジャマしたどころか逆に通信に割り込んできたのだ。

 

「あんたはだれだ・・・今はこのブレーメ少佐と話していたんだが?」

 

マークにしてもそうだ、行き成り通信に横入りしてきた男性の声もまたガンダムシリーズの主人公の声を担当していた声優さんと一緒だったからだ。 

 

『こんどはシン・アスカかよ・・・つまりこいつが主人公かな いや魔法少女なのはの声をしていたブレーメ少佐もいた・・・主役級が多いな・・・もしかして、ヒロイン枠はむしろこいつか・・・逆パターンもあるかな』

 

そう考えいたら・・・また別の通信が横入りしてきた。

 

「貴様!!!!ーーーー テオドール、テオドール・エーベルバッハ少尉・・・貴殿なんて事をしてくれたんだ!!!」

 

またまたドクロと666と書かれた戦術機が複数飛んできたが・・・そのうちの一機だけが突出してきた上に、そのテオドールと呼ばれた人間が乗っている戦術機を問答無用で捕まえた。

 

「すまない、折角の会話に水を差す様な真似をうちの部下がしてしまった、本当にすまなかった」

 

『また女性の声か・・・しかもこれはガルパンのナカジマの中の人かよ・・・おいおいどうなっている・・・主役級が多いぞ声の判断はもうしないほうがいいかも知れない・・・だって武はフリーダムのパイロットだからな・・・』

 

「いいえ・・・行き成り火星軍や火星政府なんて言われては戸惑う人がいてもおかしくはありませんが、実際にこうして・・・いいえ、そしてあなたは一体・・・・・・誰でしょうか、名乗りもせずにいきなり謝るのはどうか思いますよ」

 

「これは失礼をしていたな、私の名前はアイリスディーナ・ベルンハルト大尉だ、先ほどは部下が本当にすまなかった、それと前回の戦場では、私の部下をそちらに救ってもらった恩があったが・・・この馬鹿が本当に申し訳ない」

 

実際に謝っているのだろう、申し訳ないないような声が通信で聞こえてくる中で。

 

「本当にそうよね、しかも世界の運命を握っているかも知れない人間相手にそんな言葉を放つなんて・・・本当に貴方の所・・・碌な人材はいないようね、ベルンハルト大尉」

 

 

「そうだとしてもだ・・・今の今まで後方でなにもしない大隊の隊長殿に言われたくは無いのだが、こちらは今の今までBETAの激しい攻撃を幾度と無く防いでいたのだから少しは目を瞑ってくれてもいいとは思わないか?ベアトリクス少佐殿」

 

「確かにそうかもしれないわね、でもそれとことは話が別よベルンハルト大尉。部下の手綱すら握れない様ならば・・・どうなるかわかるわよね」

 

「・・・・・・ええ・・・わかるわ・・・ちゃんと・・・部下の手綱ぐらいは握れるわよ」

 

二人の会話も録音ならびに通信で世界中に発進されているのだが・・・それを知るのは少し後である。

 

「すまないが・・・ここで話していても埒が明かないから・・家の船に来るか? ベアトリクス少佐・アイリスディーナ大尉とテオドール少尉の三人限定ではあるが」

 

この提案に流石の三人も黙るしかないが、それでもやはり三人とも考えは一緒である。

 

「チッ・・・仕方がない・・・隊長も行くからな護衛として付いて行くしかない」

 

「無論かまわないわ、でも部下に通信を入れさせてもらえるかしら、流石に私も現場を離れるとなると部隊の引継ぎとか色々とあるから」

 

「私も同じだ・・・私の部隊の副官に連絡を入れさせてもらってもいいだろうか?」

 

「問題ない、ただ、船に入るからには武器類は勘弁してくれ・・・偵察艦隊なんだから当然艦内制圧用の部隊が貴様らを見張ることとなる下手な行動をすれば即座に蜂の巣にされるぞ」

 

これは仕方がない、さすがにマークが転生者だとしても今は軍隊という枠組みにいるのだ。それに今までのことは、船にいる交渉役の人たちと元々台本を作り、それをもとに色々と交渉パターンを作っていただけである。

 

今後はこちらで用意してたゲストカードのIDによって問題なく艦内をある程度限定で動けるようにする予定ではあるが、今すぐにと言うことではない。

 

さすがに色々と手続きが必要なこともあるのだ。そもそも補給の問題も出てくる、

 

戦術機とМSは形だけは似ているが全くの別系統の技術で作られた戦闘用兵器である、そのために色々と仕込みをする必要が出てきたのだ、最初にやったことは母艦であるベクトラに連絡を入れて、物資運搬用のシャトルを一台用意することであった。

 

 

そして三機にたいして、マークはすぐにベクトラに通信をいれると、オペレーターから地形データや戦闘をしていたところに転がっているバスターライフルのエネルギーカードリッヂの場所もまでもウイングガンダムの最後の大仕事が残っているからである。

 

「了解だ、シナプス艦長、地球側には今の所はこちら側の技術を残さないようにするのと同時に、この機体の力を地球側にも見せる必要があるかなら」

 

「そうだ、マーク中将、我々も必死に通信や映像を地球すべてに今も流してはいるが、それはあくまでも交渉が始まった段階の少し前からだ」

 

「だからこそ・・・ちゃんときちんと力を見せつけると」

 

 

「これは一週間の間に作られた台本の規定路線に過ぎないからな」

 

「了解しました」

 

そして再びオープン通信でしゃべり始めたのだ、

 

「この機体よりも前に出ている機体は今すぐに下がれ十分程度は待ってやる」

 

それを以降通信は途切れたが、同時にウイングガンダムのライフルを今まで戦場であった場所にたいして向けており。

 

周りからもそのライフルからとてつもないほどエネルギー量が出ているを第666中隊とシュタージ部隊もそして基地司令部も確認できるほどの巨大すぎる出力が確認が取れると、ウイングガンダムの周辺からも部隊は撤退していく、どのようになるかどんなことが起きるは大体が検討が付くからだ。

 

「シュタージ各機へ、ベアトリクスが命じます、死にたくないのならばマーク中将が言ったラインよりも下がった方がいいわよ、私の機体の計器もおかしな数値を出しているのよ」

 

「「「「「「「「「「「「「「ㇵッ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

「こちらはシュバルツ各機に命令する、持ち場を離れてもいいから、三キロは下がれ、そして機体各所の計器を落とせ、計器類が全て壊れてもしらないぞ」

 

「「「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」

 

シュタージュ大隊も666中隊も同じくウイングガンダムから三キロほど離れていく、それほど離れないと、危ないほどの膨大すぎるエネルギーが今もウイングガンダムが持っているバスターライフルにフル充電されているのだ。

 

それをわざと世界中に見せるために10分という時間がマーク達がわざわざ待っているのは地球側の人口衛星でも確認が取れるように、見せつけるようにするためでもあった。

 

 

そして警告の時間である、十分が過ぎて、部隊のほとんどがいなくなったが、それでも最初に接触してきた部隊と666とナンバーを付けた部隊だけは何かを待っているように、また666の部隊だけは一部だけコンテナを拾ってきた上に通信を入れた機体となにをしている様子がベクトラにも映像として伝わっているのだ。

 

 

「警告の時間だ・・・バスターライフル発射」

 

そして戦場であった場所はウイングガンダムの自らの位置がずれることなく、フル充電のバスターライフルで180度徐々に横にずらしていき。

 

巨大な光のエネルギーが過ぎ去ると・・・BETAの死骸もエネルギーカードリッジも何もかもが完全に消滅しており、地面も少しではあるが、ガラス化が発生している場所が500キロにもわたり広がっていた。

 

 

それを強制的に見せられてしまった各国と軍部と政治家連中は完全に固まってしまった仕方がないことであった、それだけのエネルギーを十分とはいえたった一機が作り出したのだから。

 

「なんなのよ・・・あの威力は・・・十分という時間もあればドイツは消滅する可能性が高いというの」

 

「チッ…嘘だろう、あれほどの威力を放てるライフルを本当に火星軍が・・・」

 

「これでは…火星軍との交渉になにを差し出せばいいのやら…666部隊だけでは手札が足りないわね、外の国の情報かそれとも私たちの部隊が握っている情報を渡さないと、無理かもしれないわね」

 

上から順にアイリス・テオドール・ベアトリクスの会話ではあったが、あながち間違いではない。

 

666部隊はレーザーヤークトが得意であり、東ドイツ中では精鋭かもしれないが、交渉というところでは価値たったの1枚の札でしかない、むしろベアトリクスの方が色々と出し入れ中の札はたくさんがあるのだが。

 

それを切れる地位にはいないのだ。逆にそれを切ってしまえば、自分が粛清の立場に追い込まれるのだが、だが今のように自体であれば、ある程度の独断は許されるが、実際にどこまで使える情報なのか

 

それがわからないために最悪の事態を想定しながら動くしかないのがベアトリクスの立場なのだ。

 

そうしてマークが通信が再び入ると。3人の機体は文句をいう必要がないためにマーク機の後ろをつきながら飛んでいくしかない状態になっていた。

 

 

そしてそれを黙って見守るシュタージ機と第666中隊のメンバーがその元戦場にはいた。

 

 

 



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ようこそベクトラへ 修正版です

一部のセリフを削って修正しました。 結構色々と変更しています。


元々ウイングガンダムの方が出力や推進力も圧倒的に上なために、マークは客人達を確実に母艦にたどり着くように案内するために推進用のスロットル若干さげつつゆっくりと進んでいる。

 

「なるほど、ゲームでは戦術機は空をある程度は飛べるとノベルで読んだりもしたが、実物でここまで自由に飛べるのはウイング世界のエアリーズと同じぐらいの性能を有していると考えればいいか」

 

そんなことを考えてのゆっくりめの推力でウイングガンダムはこの地球の空を飛んでいるのだ、無論『小型化したミノフスキークラフト』をウイング本来に装備させているために、MSの推進力ではここまでの自由な飛行能力を得ることはできない、ウイングガンダムも自機の推力で空を飛ぶことを得意としていたモビルスーツで有った。

 

実際に可変機能を使っていないのだ。今もこの瞬間に三機の戦術機から自分の機体の実働データなどは取られているのは、わかっている状態で自らの母艦に案内している最中だった。

 

だがモビルスーツと戦術機は圧倒的に違う・・・特に激戦区で戦っていたテオドール機とアイリスディーナ機に関しては、確かにあの補給コンテナで補給はしていたが、ウイングと一緒に飛ぶのにやはり多くの推進剤をつかっていた。

 

これはシュタージ側も一緒ではあるが、それは同じ機体であればという意味である。

 

彼らが載る戦術機は第一世代機でありながら、【最新鋭機のMiG-23チボラシュカ】が使える立場に居る為に、推進剤の燃料消費や推進剤の減りと減少をある程度済ませており、また推力上昇や向上もあり、多くの戦場で戦えるように作られている機体である。

 

そのためか、彼らの位置は当然ウイングが先頭に立ち、その後にベアトリクス機が真ん中に入り最後に666中隊の二機が後ろで何とか付いてきた。

 

「うーーん、それにしても・・・ここまで性能差が違うとな・・・こいつらは第一世代機かそれとも第二世代機か情報が限られているからな、国連もそうだけど、こいつらの国は冷戦中のドイツの関係と思っていたらいいか、シュタージなんて普通にいるし」

 

 

そうなのだ、マークのいた世界ではドイツは吸収合併されており、その時に出てきたさまざまなファイルや関係書類によって、分裂していたドイツの関係は最悪だとわかりきっていた。

 

実際に転生する前のマークのドイツではかなりの死者や犠牲者が多く出たのが通称【シュタージ・ファイル】といえる血塗られたファイルであった、これは日本にいてもある程度の歴史で学ぶことができたのだ。

 

最もこの言葉は三人は聞こえてはいない為に問題ではない、そもそも母艦に案内するのだ、それに普通に戦術機側の通信は入らない、ウイング側は安全のためにわざと通信は切ってはいるが元々の規格が違う。

 

母艦群のレーダーから目を放さないようにしながら自らの母艦であるベクトラ級1番艦・ベクトラに帰還信号と同時に暗号通信を送っていたのだ。

 

 

「通信がマーク中将機から入りました、通信は【青】ですシナプス艦長」

 

「よし、かねてよりの手はず通りにガイドビーコンを後部位置から出すんだ。それと制圧部隊にも実弾仕様の携帯許可並びにすべての艦内クルーも同じく拳銃の許可と発砲の許可を与える」

 

「後部格納エリアは万が一に備えて、必要最低限の整備兵以外は別のところで待機並びにガンダムにも制圧のために、パイロットは各々振り分けられた機体内部で待機だ」

 

「了解、これよりデフコンⅡを発動します、通信は青ですが、交渉役のパイロット達が暴れる可能性が高いためにこのような処置です、各々割り振りされた場所で待機をお願いします」

 

実際に宇宙世紀の世界を知っている人物達は基本的にガンダムや試作機は盗まれるものだと分かっているからだ、特にここにいるのはあのアルビオンのクルーである、ガトーにGP02Aを盗まれた経験を生かして、色々と対策を立てていたとしても不思議ではない。

 

これによりベクトラ側も暗号通信を受信した上で色々と仕込みを入れて後部格納庫エリアから延びるカタパルトデッキからガイドビーコンが点滅し始める。

 

これは誰もがわかりやすく着陸・帰還する為に母艦に備わっている機能ではあるが、実際の所はあんまり使われることがない機能である。

 

これにはちゃんと訳がある、確かに戦闘訓練・母艦からの発進・着陸の訓練ではこの機能は必須ではあるが、戦闘になれば事実上不要になる機能でもある。

 

これを使うと母艦の位置が常に戦場で絶対にばれる為に、殆どの軍隊が使わない機能に成り下がっていた。

だが地上でしかも雪が降っている中での視界も悪くなっている最中では、これほど頼もしい機能はないのだから。

 

そのためにマークは再び通信を入れたのだ、向こうが驚かないようにまた迷わないようにだ。

 

「今、ついたのはガイドビーコンというものです、これを頼りに付いてきてください、その先に自分の母艦があるので」

 

「「「了解」」」

 

三人とも最早なにもいう元気が無いのか、それとも何かを企むのかはわからないが、それでも返事だけはしてくれた。

 

マークはウイングガンダムのペダルに少し力を入れて、ガイドビーコンがあるカタパルトデッキから入っていく、このときにはこの部分のビームシールドは一時的に解除されているが他の部分はまだ維持されたままである。

 

「マーク機後部カタパルトデッキに着艦しました、現在収容作業中です」

 

「次が本命というわけか・・お客人達がくるぞしっかりエスコートするんだいいな」

 

シナプスはさらにブリッジ全体に響く声で激を飛ばしていた、オペレーター達はそれぞれの部署にその艦長の激を正確に伝えていく、そんなさなかピンク色の幕に包まれた超大型の空中戦艦として三人の目に映っていたが。

 

「なるほど・・・あれも粒子兵器・・・しかも防御用なのか・・・船を守るように展開されている、私たちが持っているミサイル程度ではあの幕は流石に剥がれないわ、私が載っているこの機体の計器でも壊れるほどのエネルギーを放っているんだもの」

 

 

確かにベアトリクスが指摘したことはあっている、核兵器程度ではベクトラ級に搭載されている艦艇用のビームシールドはすでに破壊できないほど防御力が上がっていた、これはベクトラ級の搭載されているジェネレーター出力に物を言わせた結果でもある。

 

実際に物理兵器とビーム兵器の殆どを防いでくれるビームシールド装備の艦艇は火星軍にとってしてみれば当たり前の装備になっている、維持費もあるにはあるが、その維持費はすでに神様からの贈り物によって解消されているのだ。

 

物資が幾らでも作れる機械がある以上コストはすでに無いにも等しい。ただし無から有は作り出すことはできないために、壊れたビームシールド発生装置ごとこの装置に入れると、ビームシールド発生装置が作られたそれぞれ素材が実質に出てくるので、コストの必要がほとんどないといえるだけなのだ。

 

 

「なんだよ・・・このピンク色の幕は・・・さっきから雪が降っている中、風で艦艇にも当たっているはずなのにそれが・・・雪まみれにならず・・・この幕が存在しているってどういうことなんだ」

 

 

テオドールが驚くのは無理は無い、実際にテオドールの通信はシュタージュの連中は一切繋がっていないのだから、だが当然隊長である、アリスディーナ機には繋がっていた。

 

「この馬鹿が・・・見ればわかるだろう? この幕がレーザー種の攻撃どころか雪すらも溶かしてしまっているということだ、防御系に特化しているマーク中将の母艦なのだろう、それにその技術の一端でも手に入れることができれば・・・我々はより多くの戦場に出ても生き残ることが出来るんだぞ・・」

 

「それは・・・確かそうだが・・・その技術が回ってくる保障でもあるのか? はっきり言って乗っ取った方が早いと思うんだが」

 

実際にテオドールにしてもだ、直ぐにそんな技術が自分達に回ってくるなんてうぬぼれても居ない事で自分達は捨て駒にされる部隊の一つなのだから。

 

「確かにそうだが・・・たが相手は仮にも軍を名乗っている・・・しかも火星軍とな・・・それに政府もあるとすれば・・・確かにマーク中将の言うことを素直に受ければ・・・なにも間違いではないだろう火星と地球は違う惑星だ、地球に有った兵器の運用やそれに情勢下の情報等も欲しいと思っているだろうな」

 

アイリスディーナにしてみれば、仮にマーク中将の言うことが間違いではなければ、おそらくは……

 

【私の部隊か・・・それとも東ドイツの中から腕が【良い衛士】がテストパイロットして選ばれることになる・・・また技術を教えるといっても人材を広く広げればスパイが入り込む結果になりえないが・・・それすらも見通してのあの宣言か・・・それならば・・・納得はする】

 

 

【とかアイリスも考えているでしょうね・・・実際に交渉にならなければ・・・殺せば終わりだけど、それではシュタージ……いいえ、ひいては東ドイツそのものが国連からの支援が受けられない・・・今の東ドイツはさまざまな国家の支援の下にあるのだから、だとしてもよそのテストパイロットになんとか私か・・・それともあの子を入れることができるならば・・・シュタージの権力も発言力も上がるわ】

 

そのような考えをしている間にも三機は無事にその超弩級大型戦艦へ着艦できたが、同時にそのピンク色の幕が外への出口すらも防いでしまった。これにはさすがに3人とも驚くしかないのだ。

 

実際にテオドールやアイリスが戦場で目撃したガンダムと呼ばれる機体の多くがこの格納庫で待機していたのだから。

 

「なにも心配はありませんよ、今は貴方達三人以外をこの船に招待したくは無いので、外部との接触できる場所をふさいだだけです」

 

実際にマークもウイングガンダムに乗った状態でカタパルトデッキに待機しており、格納庫に案内する為にも待っていた。

 

「・・・いいえ・・・・・・・なにも、問題はないわ、そうよ問題ではないはずよ」

 

「オレもだ・・・さっさと案内をしてほしい」

 

「私もだ」

 

三機ともそろってスピーカーモードで通信を返してきた、そしてそのままウイングガンダムの後ろに付くように戦術機の足を使って歩いていくとカタパルトデッキから格納庫に直結していることもあるために。

 

何やら複数機分ほど空いたスペースがそこにはあった、実際に最悪の事を考えて、わざと開けられたスペースであった、実際にマークが知っているマブラヴシリーズでは、戦術機の中にSー11という高性能爆弾が入っており、自爆すれば洒落にならないほどの被害が出るために、この格納庫部分はブロックごと切り離した上で、そのブロックごと外に捨てるように設計されていた。

 

これは艦隊での砲撃戦やモビルスーツ戦でこの艦艇がダメージを受けた時に。ダメージコントロールシステムとしてはじめっから採用されている機構の一部である、これはペガサス級のダメージコントロール技術の応用でもあった。

 

だからこそ、必要最低限のメンテナンスベットしか置いてはいなかった。切り離し前提のブロックだからこその荒業でもある。

 

そしてマークが3機の戦術機に通信が聞こえるように通信を開始する。

 

「このメンテナンスベットは三機分用意させているその開いた場所を使ってくれ」

 

ウイングの指がさす場所にはちょうど三機分のメンテナンスベットが用意されていたがそれは大きさがフリーな奴である、この大きさの母艦になるとMSだけではなくて、大型機タイプのMSや一部のMAすらも収容可能なタイプなのだ、それゆえにフリータイプのベットは特にクインマンサ級も実際に運用は可能だったりする。

 

三機ともそれぞれ左端にベルンハルト機・中央にアイリスディーナ機・右端にはテオドール機が入ると・・・直ぐにそれぞれの機に合わせたサイズ調整が行われていく。

 

「なるほど・・・だからなにも問題はないというわけか」

 

他の二人の女性はすでに機体から降りる準備をしていた、流石にMS用の推進剤は戦術機には合わない、技術のマッチングもなにもしてないので、そのため電力の補給も当然行えない。MSも核融合炉で動いていたが、その補給にはやはり機械を動かす為に電力なども当然必要になる。だが戦術機のバッテリーの規格がわからなければ充電用のケーブルも合うはずもない。だがもっとも帰りはなにも問題はないのだがそれは今話すことではないだろう。

 

 

「三人とも降りる前に言っておくが武装関係は外してもらうぞ・・・ナイフも拳銃も駄目だ・・・貴方達にも見えているだろうが制圧部隊がすでにいる状態で・・・それにマシンガンを装備させている・・・警備体制の関係上このような形をとらせてもらっている」

 

実際に彼らのコクピットブロックからでも500人の警備兵士が火星軍で正式採用されている制圧用のサブマシンガンを肩に担いで、堂々と彼等にもわかるように待機していた。

 

「ちっ・・・なるほどな・・・道理で簡単に入れるわけだ・・・下手なことをすれば一瞬の内に蜂の巣かよ」

 

「そうだな、後はここには君たち用の補給物資もないからな そもそもお互いの機体の開発条件すらも違っている・・・こちらの物資で補給はできないが・・・無事に帰すことだけは約束できるぞ、なにも起きなければな」

 

「まあっ……そうでしょうね、私としてもさっさと交渉なり、情報でもいいから話をしたいのよ。そろそろ降りてもいいかしら」

 

ベルンハルトから会話でマーク自身もウイングの補給の開始と戦闘データのまとめをまた火星に送る為に色々と作業をしていたのだから。

 

「なにも問題ではないと繰り返し言っているが・・・武器類は機体内において置けよ」

 

「「了解」」

 

「チッ わかった」

 

男性にしてみればこれは不服なのだろうが・・・実際には命を守る為には必要な条件なのだ、こうして三人は戦術機その物である主電源を落として、戦術機の胸のコクピット部分が開くことでようやく表れることができた。

 

マークも今回の戦闘データのまとめも終わっており、残りは戦闘データを火星に送るだけだったのでその姿を三人の前に現した。

 

「まだ青年だと・・・しかも強化服すら着ていない」

 

「なるほど若い声だと思っていたら・・・」

 

「へーー確かに、こちらの反応を見るのはうってつけの人材かしらね」

 

三人とも反応はばらばらではあるが、ただ一ついえることは、シュタージュの属している人間にしてみれば、たったの一人でスパイのアジトや人脈などを暴けるのであれば、そいつ自身も使い捨てるのが当たり前であった。

 

こうして三人は無事にマークの母艦であるベクトラの格納に入り、自らの戦術機からなんとか降りれることになった、このあたりは基本ハンガーの隣についているクレーンか梯子によって下りられるので、三人は梯子を使ってハンガーから降りていく。

 

 

マークも自らの機体の最終調整をするためにも整備士達にも後を任せるためにもウイングガンダムのより強化プランを検討するデータを打ち込んで、こちらはハンガーについているクレーンによって降りてくる。

 

実際に今回の戦いで十分間もバスターライフルをチャージしていたのだ、どこかに無理がかかっている可能性も十分あるために、余計に整備士達にも、この事は報告してから降りているのだ。

 

こうして戦術機に載っていたパイロット三人とマークは生身で出会いそのまま会議室に向かって歩いていく。

 

「こうして顔を合わせて話すのは、初めてなので、このまま自分の後に付いてきてください。そこで色々と情報交換や今後の話し合いがあるので」

 

マークに言われると流石に三人ともなにも言わないが、特に赤毛の男性パイロットだけはなぜか黒髪長い女性に敵意を表した、目でにらみつつ、その後ろには金髪の長い髪の女性が後についてくる。

 

「まあっ・・・私を憎むのはわかるけど・・・ここではそういうことはやめたほうがいいわよ、ちゃんと隊長を守るのが貴方の仕事でしょう? テオドール少尉殿」

 

「そうだ・・・テオドール、今はいいが、ついた所でその顔や表情などは止めろ・・・交渉ができないまま私たちは帰らされてしまうぞ」

 

「ちっ・・・わかっていますよ、隊長様・・・でもこいつだけは・・・シュタージュの連中だけは」

 

 

実際にテオドールにしてみれば、この場においてはたとえこいつを殺してもなにも問題はないと考えているが・・・実際にはその通りで有ったりするのだ。

 

東ドイツのシュタージュのトップはソ連と繋がっている、これは明白の真実である、それと同時に確かに今一緒に来ているシュタージュの隊長にしてもだ、東ドイツの繁栄をもたらす為ならば。

 

ここで死亡しても問題ではない、逆に相手に政治的取引でそのことを持ちかけて東ドイツが有利になるように交渉するように仕掛けることも出来るのだ。

 

だからこそ・・・・シュタージュの隊長であるベルハルト少佐を殺してもだ。

 

「そうね、私もある意味では祖国の思惑によっては、私はここで殺されても仕方がないわ、現に最新鋭機の戦術機をこの戦艦に持ち込んでしまっているから、その点だけをとっても・・・最新鋭機の情報を売った、ために殺されるというシナリオをデッチ上げられるわ・・・でもこの交渉を成功されば話は別よ・・・ 何処の国もまだ開発できていない粒子兵器の一部だろうが技術を手に入れることができれば・・・それは十分すぎるほど祖国に対してのメリットが生まれるのよ」

 

 

確かにそうなのだ、実際にベルンハルト以外の戦術機はすでに打ち合わせウイングガンダムがバスターライフルを使った戦場の正確なデータ回収を部下たちに命じて作業を行わせていた。

 

実際に一部の地面がガラス化しているのだ、どう頑張っても隠せない証拠はいくらでも出てくることになるがそれでもライフルのあのカートリッジだけは見事に消滅していたためにどうしても現場での回収はできなかった、それはべトリクスがシュタージに戻った後に知らされる事であった。

 

今もシュタージュの戦術機大隊が現場にいる、それを行うために。

元々ベルンハルトは自分にも、そして部隊にもちゃんと保険をかけた上で行動している。

 

無論アイリスディーナの第666中隊も同じようにやっているが・・・部隊の質も違う上に下手に逆らうと国家反逆罪で部隊ごと処刑させられる可能性が高い、だからこそあくまでも可能性があれば極秘に回収を頼んでいる程度であるために、こちらはあんまり期待をしてはいない。

 

それに実際にアイリス達が乗っている機体はやはり若干というべきかパイロットと兵器を運用する国側にあわせたチューニングをしている程度の第一世代機の中古であり、この世代の機体は大量に世界中に存在している戦術機のデータであるために情報流失によっての処刑はまずないと隊長だけは踏んでいる。

 

それにだ、このこの船の中に入った最初の人間を処刑するなんて政治的にも失点があまりにも大きいのだから、だからこそアイリスは堂々としながらこの船の内部を自らの目で見ながら、自らの頭に記憶させていた。

 

ベルンハルトも同じである、彼女の着ている強化服にもある程度の仕掛けはあるが、それでもカメラ機能などはぎりぎりまではオフにはしない予定である。

 

隠し撮りがばれた時の東ドイツの政治的な被害を信頼も含めると下手な手は打てないのが実情であった。

それにだ、この三人が無事にあの超弩級戦艦の内部に入れたのを地球側の人工衛衛星でなんとか確認した上にしてみれば・・・使えるならば何処まででも使ってやるという思想と思いが大半をしめていた。

 

さすがにあれだけの超威力を見せたライフル持ちの戦術機もどきやそれの母艦なのだから。

中には最新鋭機のデータが相手側つまりは【火星軍】と呼べる所に流出するのではないかという懸念があったが・・・そもそもシュタージュが使っている機体はソ連からの渡されたものであるとこの司令室にいる連中は知っていたし。

 

 

一方その頃、東ドイツの高官達がいる会議室内では・・・・

 

「だが相手側にも通信しようにも、相手の通信ナンバーや規格がわからないことでは手を打ちようがないぞ、そのことをわかっているのか? それにだ、君たちは先ほどの通信で一人だといっていたがそれも本当のことだといえるのかね?嘘の情報を我々に与えると事も相手は可能なんだが」

 

 

「そうだ、それに確かにシュタージ隊長が部下に命じて、あの粒子兵器が撃ち終わったら出ていた謎物質の回収も順調なのだろう。なにが問題なのかわからないのならば、はっきり言ってやろうか?」

 

 

「なにがだ!!!!」

 

 

「つまりだ、やつらは堂々と通信で火星軍と名乗った上にだ、機動兵器や軍隊が使っている科学技術力は我々よりも上だということだ、それを認めなければ・・・・われわれは第二次戦争の二の舞になるぞ・・・アメリカがまさか核兵器を作れるとは当事の我々では知ることではなかったはずだろう。たとえそのような情報が入ってきてもだ・・・」

 

 

「ぐぬぬぬぬ・・・・確かに・・・我々ここに居るトップはその情報を無視した結果・・・原子爆弾をしかも二発・・・落とされたのだから・・・」

 

 

「そうだ・・・だからこそ今は情報がほしいのだ、たとえそれが第666中隊の隊長と問題児だったとしてもな・・・いざとなれば・・・そいつらの隊ごと相手にくれてやればよい・・・・向こう側の通信が確かならばな」

 

「だがしかし・・・まってくれ・・・なぜ第666中隊なんだ、もっと他にも良い腕のやつらは居るだろうが、それにシュタージュのあの隊長もそうだ・・・」

 

 

まだ若いの為に全てを知らないが、それでも・・・ここで発言できているということは実際には未来を約束されたエリート幹部か、またはその子供のどちらかであるが・・・

 

 

「残念だが・・・君はまだ若すぎるな・・・確かに腕のいいやつらは居るだろうが、だがそいつらよりもだ、プロパガンダで使って諸外国にも知られている中隊の方が、イザ選ばれたとしても周りが勝手に納得してくれる」

 

 

「・・・・・・・・・・それはそうですが・・・」

 

 

「君の言わんとしていることもわかるが・・・まずは国連もそうだが・・・他の国とも足並みをそろえなければ成らない・・・今は第二次大戦時のドイツではないのだ、国力も物資もほとんどが諸外国からの輸入でまかなっている我々では・・・な」

 

 

実際にその通りなのだから仕方が無い、諸外国から援助が無ければ東ドイツという国は世界地図からとっくの昔に消えていたはずだった、こうして東ドイツのトップ連中の会話が話し合われている最中にも時間は・・・ゆっくりではあるが進んでいく・・・

 

二十台後半の政治家連中は黙るしかないのが現状であった、ここまで来てしまった以上は現場の三人に交渉を任せるしかないのだ、こうしてほかの戦線でも見られていた、ガンダムと呼ばれる戦術機もどきが母艦へと戻った後の出来事である。

 

 

さすがにウイングガンダム一機では支えられる戦線は限られていたからだ、666中隊やシュタージ連中がいる戦線以外もガンダムと呼ばれる機体は五百機以上は確認されていたのだから、中華戦線や欧州戦線やここ東ドイツ戦線でもだ。

 

 

 

 



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契約開始 そしてガンダムのパイロットに 修正版

結構色々と手を加えました 修正版ですが
 ここが間違っている こっちの表現方法がいいと 感想版や修正の指摘方でも書いてくれると作者もこっちがいいのかとなって どんどんと 修正していきます

読みにくい小説を読みやすい方に変更すには莫大な量なので、結構大変です

 


こうして格納庫で収容されているそれぞれの戦術機から降りてきた三人はマークの後ろについて格納庫から直接エレベータに乗って上の階へ向かって移動していた。

 

実際にこうして直中のエレベーターを使って移動するにも、マークが持っている認証コードとカードキーを使わないと動かない仕組みになっているのだ。

 

これは外部の人達を招いて、この船を奪われないようにするためのある種のセーフティ機能の一端であった。

だからこそマークは三人に色々とこのエレベータの中で話しているのだから。

 

「ここは結構でかい母艦ですからどうしても移動はエレベータになってしまうんですよ、この船だけでも本来ならば10万人程度は普通に入りますからね・・・ この巨体ですから、色々な課があるので」

 

そうなのだ、このエレベータだけでも地球側では普通に物資運搬用と考えられるほどでかい・・・だがそれも仕方はない、元々の宇宙世紀の世界では地球上の衛星軌道に浮かべて・・・各コロニーや宇宙要塞などの連絡用として使われる予定の船であったのだ。

 

それを普通に十隻も地球に配備して、今の戦線に堂々と投入しているのだから、火星軍と政府の財政は豊かな証拠でもあった。

 

無論それらの事情を知らない三人の反応は驚くしかない、ただでさえ十万人も近い人間をたったの三人で制圧をしたこの母艦を奪えるかというか・・・

 

「やはり、嘘かよ・・・あの通信は」

 

「・・・当たり前でしょうね、あれはいわばブラフよブラフ、見せ札程度と考えるのが当たり前よ、最もと私たちの上層部はまんまとその罠にはまったようだけどね」

 

「それは私達の上層部も同じだ」

 

実際にアイリスと、ベアトリクスの二人には極秘で船を一部でもいいから、奪えるならば奪ってこいというあり得る極秘命令が下っていたのだから。

 

最もとその命令も、格納庫に入った時にある程度の人数を見たことで、若干はあきらめてはいたが、その数の多さにベアトリクスとアイリスは本当にあきらめるしかなかった。

 

そして、マブラヴ側の人間にしてみればありえない人数ではあるが・・・機体の整備など警備部など色々と存在してるのだからこの人数は規定人数なのだ、だからこそ原作の地球連邦軍もこの船を一隻作った上に色々と仕様そのものを禁止にするとかして船のクルーの人数を極力は抑えていたが、それでもΖ部隊、ZZ部隊やジェガン部隊を配備していたのだ、整備士は多く見えても当然整備にかかる部隊の機体を大量に抱えているので、どうしても足りないほどだった。

 

最もそれを知らない人たちにしてみれば驚きの数字でしかないのは仕方がないが。

 

「なるほどね、だからこそ、今この話をしているわけですね」

 

アイリスはなんとかマークに話しかけるとマークも、その声と美人のアイリスに声をかけられたという事で少しだけ言葉に煮詰まりながらも。

 

「・・・ええ・・・そういうことです、実際に降りる階にはすでにフル装備の制圧部隊がいますから、自分を人質として使っても意味はあまりないといえます」

 

「・・・・・・ああ、そうだろうな、あれだけの機動兵器を揃えられる母艦が無防備なわけないだろうしな」

 

「こらテオドール、お前はその口調を極力なくせ、相手は通信であった中将様だ、我々の階級よりも圧倒的に上の立場が現場に来ているということは、それ相応の立場の人たちも交渉現場にいると考え方がいい」

 

アイリスにしても、腕がいい方に決まっているが、だがさすがに交渉の前でもこんな態度をしているとは、アイリスも頭を抱えるしかなかった。

 

それを見ていたベアトリクスは問答無用にバッサリと脅迫の言葉を普通にいう、それが当たり前のことだからだ。

 

「・・・そうね、テオドール・エーベルバッハ少尉、あまりうるさいとこの母艦から無事に戻れた上で元の部隊に戻ってもすぐに私たちが直々に逮捕するわよ」

 

それはある意味テオドールにたいしての脅しにもとれる発言ではあったが、だがテオドールの上官もその発言にはなにもいわないまま、降りる階に四人乗せたエレベータが到着したのだ。

 

チーーン

 

そしてゆっくりとエレベータの扉が開き、待っていたのはフル装備をしている兵士たちおおよそ五百名以上がサブマシンガンやナイフを携帯所持していたのだ、さすがの三人も、もはや黙るしかないのだ。

 

そもそもこれだけの巨体の船だ、制圧部隊が人数が格納庫にいた連中だけは足りないのだ、そしてその部隊と一緒にマークの後についていくしかない、先ほどまでの言葉や言動は黙るしかない。

 

その途中のフロアには普通に一般人が入れるエリアも存在しているし、コンビニなども扱っているブロックも存在しているのだ、それを見れるようにゆっくりとマークが交渉用に用意している部屋まで歩くのたが。

 

周りのコンビニなど娯楽施設が普通に存在している軍艦はほとんどないのだ、このマブラヴの世界では一般的な豪華客船と言っても、この時代である、そのほとんどの船は今では難民用が住むための館員施設となり果てているのだ、そのためか三人の口から様々な声が聞こえるのは仕方がなかった。

 

 

「・・・なるほど・・・」

 

 

「本当にすごいわね、この船は・・・いいえ母艦は、軍艦にここまでの機能を持たせるなんて」

 

 

「ちっ・・・なんだよ・・・その人数は」

 

三人ともそれらがやはり気になるのか、周りをみていた、実際にSPも交渉用の部屋の前に十人ほどいるのだ、そのためにテオドールは愚痴を言っているのは、ある意味で仕方がない、ただでさえフル装備の人間が五百名近く自分達の周りにいるのだから、どうしたって愚痴はでる。

 

「気になるのはわかるけど ついたぞ・・・」

 

実際にコンビニなど店がある場所からは結構近い場所に今回使う会議場は存在していたのだ。

本来の、この場所は・・・いってみればこの船の中で店を出すときに店の順番などでよく会議が使われる場所ではある。

 

本当の交渉部屋はまた別の所ではあるが、それよりも、このような豪華な娯楽施設が存在する部屋の近くの会議室で交渉をした方が、いいとマークが言い出したことでもあった、実際に地球側の現在の状況をハッキングで手に入れた情報で基づいて調べると軍艦艇の殆どは移住性が悪い上に、母艦もこのような娯楽施設がないと分かったからこそ。

 

交渉事で使うにはうってつけだと、火星政府も軍上層部も太鼓判を押したのだ。

 

それに本来の使い方はコンビニや娯楽施設のなどの物資をいれる順番にも使う会議場だからこそ、今回の交渉にはうってつけなのだ、長い交渉になるとトイレや食べ物を用意する必要があるために、コンビニが近くにある所は本当に良かった。

 

 

ただし今回は三人とも強化服を着て、その上にフライトジャケットを羽織っているが、それでも女性二人はマーク以外からも目を向けられてしまうほどにスタイルの良い女性なのだ。護衛のSP達や兵士達も色々と目が泳いでいたのはどうしようもなかったが。

 

そしてマークは議会場に入りそのまま議会の中央に座ると、三人は中央の椅子と机があるところになんとか座ると。そこでゆっくりマーク本人がしゃべりだした。

 

「それじゃあ、まずは交渉を当たりにちゃんと自己紹介を始めます火星軍の地球偵察機動部隊のトップで指揮官のマーク・ギュンター中将です」

 

するとマークの自己紹介が終わると黒いパイロットスーツを着ている黒髪のストレートの女性が話し始めた。

 

「ならばこちらもちゃんと自己紹介をしましょうか? 武装警察軍の戦術機大隊「ヴェアヴォルフ(人狼)」を率いる大隊長ベアトリクス・ブレーメ少佐」

 

次に金髪のこちらは黒とは違う薄い紫色のパイロットスーツをきた女性もやはり

 

「私は東ドイツ陸軍第666戦術機中隊の中隊長アイリスディーナ・ベルンハルト大尉だ、マーク中将」

 

最後には赤い髪をした男性で・・・なんだが不良っぽい感じをしていたが。

 

「・・・東ドイツ陸軍第666戦術機中隊の隊員のテオドール・エーベルバッハ少尉だ」

 

こうして三人は機体越しではなくて・・・ちゃんとした生身で自己紹介を終えると。

 

マークは当初から予定していたように三人に対して色々と話を始めた。

 

「そうですね、最初に火星軍といっても こんな・・・まだ20歳の中将が地球にたいして派遣しているのである程度の権限はあります、ここでなにかしらの行動をとらなければという条件付きですが、あなたたちの身側は大丈夫だといえますが」

 

「それに貴方達には地球の一般常識と情報の提供をしてくれるならば・・・そうですね・・・今の所貴方達三人限定の専用機として・・・あれを三機渡しましょう・・・アレはこちら側ではいえば第一世代機ですが・・・こちらにしてみれば・・・無論・・・メリットもありますが・・・それはこの書類にそれぞれがサインしてくれたらの話ですね」

 

そういうとマークが座っているすぐそばの扉が開き、そこから現れたのは緑色のまん丸の球体が出てきたのだから驚くなという方が色々とおかしいのだ。

 

「ハロハロ、マーク、ゲンキナイ・・・ドウシタマークイッショニアソボウ」

 

「ハロ・・・今は大事なお仕事の最中だからな、少し黙ってくれないか」

 

「リョウカイ・・・リョウカイ ハロ ダマル」 

 

言語能力や認識能力もあり、移動もできるロボットが三人の前に現れたのだから、これで驚くなという方がどうかしているのだ。

 

 

「「「!!!!!」」」

 

実際に驚くのは無理は無いが、ハロシリーズはその役割が決められており、基本的な色、グリーンタイプはバランス重視である程度のことは何でもやってくれるのだ、これにはクルー達の暇つぶしの相手にもなっていることが多いからだ。

 

他のタイプは一芸特化タイプで、ブラックハロとタイプがいて封印が外されない限りは人を殺傷する能力を持つ武器は出せないが、それでも口からはゴム弾が大量にばらまかれる仕組みである。封印解除になると、ゴム弾からサブマシンガンの銃弾が一分で千発は飛び出してくるのだ、弾の補給はハロの両方のミミか両足にマシンガンの弾が入っている箱をそのまま、ブラックハロは補充できるほど賢いのだから。

 

 

「驚くのは無理はないがアレはハロというロボットだ。ハロは汎用性が高いためにさまざまなタイプがいるぞ。それに機動兵器すら動かせる」

 

実際にパイロット達の愚痴を聞いたりして一時的なカウンセリングマシーンとなっているのがハロである。

パイロットごとにハロを振り分けられているために、当然パイロットごとにそれぞれの個性が出ていたりするのは仕方がない。

 

これにはさすがに三人とも黙るしかない、自立型のロボットを見るのは初めてなのだから。

 

そして彼らが驚いている間にも、彼らにはマークが言っていた契約書を他の兵士達が三名に一冊丁寧にその契約書を渡しているのだから。

 

「確かに・・・それで渡された・・・この契約書を読んで・・・サインすればいいのよね」

 

ベアトリクスはこの渡れた契約書見て・・・驚くしかなかった。

 

またテオドールもアイリスディーナも一緒であった。

 

「なによこの契約書は・・・いい この内容は!!!」

 

「チッ・・・いったいなんだよこの内容は」

 

二人とも怒るのは無理は無いが・・・それでも仕方が無いのだ。

 

契約書の内容は以下の通りである

 

 

一【火星軍ならびに政府に地球上の一般常識の情報を提供すること】

 

 

ニ【この契約書を持っているものは・・・火星軍が有している一部の機動兵器の情報と兵器が与えられるが・・・それはあくまでも貸し出すだけであり、解析・改造・解体をしてはならない】

 

 

三【契約が完了した者にはそのニで渡される情報と兵器が与えられるが・・・同時にその情報は地球上の国家または一般人にも与えられるようにしなければならない・・・一部の国家が独占的に独裁することは認められない】

 

 

四【機体・兵器の情報を独裁した国家は・・・または団体には今後は火星軍・政府は一切援助ならびに・・・その国、団体に属している人間は問答無用で排除される、これは同じ国家の契約者にも影響される】

 

五【契約者は問題行動を起こさないこと、起こすと四条に引っかかり強制排除する】

 

 

六【契約者は各国の階級に縛るが、人権またはその国家の中での上下関係など・・・国家の厄介ごとを持ち込まないこと】

 

七【契約者が入手したこちらの情報すべては一度こちらが解析したうえで、各国に平等に配ること】

 

八【粒子兵器の情報を入手をしてもいいが、それを外に持ち出すことは厳禁である、これを破った国と契約者は即座に契約を打ち切られることとなる】

 

九【契約者は契約中はこちらの指揮系統に組み込まれるために、仮に元の階級があったとしても、腕が悪ければパイロット養成場に送り込むことがある】

 

十【契約者の搭乗する機体はこちら側で適正を見て決めるため上にそのデータは基本所属している国にも一切非公開になる】

 

十一【契約者は以上の契約を守る義務が生まれる、祖国から命令で契約者が載る機体をそのまま国に持ち帰ることは基本出来ない、するとしても専属の整備士などがついてくるが、危害などを加えるその国は二度と情報も技術も与えないこととする】

 

十二【契約者がいる国・臨時政府に対しては通常物資であればある程度の値段によって売ることができる、逆に契約者自身の給料で物資などを買い取ることができる】【ただし火星軍の機動兵器は一部を除いて売ることが一切できないが】【通常兵器は売買可能になる】

 

つまりだ四はたとえば東ドイツが情報を秘匿すれば東ドイツという国は今後火星政府ならびに軍隊からの援助は一切ない、また契約している人間も同時に排除するといっているのだ。

 

また六番が一番厄介でもあった・・・

 

当たり前だが・・・シュタージュにしてみれはこれが一番厄介でもあった。

下手をすると・・・東ドイツのパイロット達が集まるかもしれない・・・だがそいつらがシュタージュに従順とか普通に無いのだ、だからこそ家族や部隊などにスパイを入れているが。

 

この条件を飲めば、堂々とスパイ活動は出来ない下手すると、東ドイツだけが他の国においていかれると事もありえるのだ。

 

「私は・・・問題ない・・・地球の一般常識や情報等は・・・どの道手に入るからな、それならば早いうちに契約を済ませて火星側に色々と話しておいて損はないはすだ」

 

こうしてアイリスディーナは自らに渡された契約書にサインすると同時に、その文面は消えて【RXー79ー2フルアーマーガンダム】の情報がアイリスの契約書に現れたのだ、そうこの契約書は電子書籍であり、火星側では当たり前の契約書であったが、そして何よりも問題なのはこのガンダムの機体の動力炉の部分であった。

 

「なんだこれは・・・この数値は・・・それに・・・この武装と動力炉は、だからこそのあの威力なのか」

 

アイリスが驚くのも無理は無い・・・動力源すら普通に核融合炉なのだ、この世界にはまだ存在してない机上の設計図の核融合炉が・・・モビルスーツと呼ばれる機動兵器の動力になっていた。

 

「・・・いやだからなのか・・・マーク中将・・・なるほど・・・確かに勝手に解体されたら・・・これは危ないな・・・危なすぎるから、だからこれほどの契約書と制約がついているわけか」

 

 

「そうですね・・・実際に動力が動力ですからね・・・この船の名前も出てると思いますよ、動力源もMSより強力な物なので・・・整備には細心の注意を払っていますが」

 

「なんてものを・・・動力に」

 

「こんなものじゃあ・・・確かに契約は必須かよ・・・歩く核兵器だったなんて・・・冗談にもほどがある」

 

そうアイリスが驚くほどの何かが有るのか、それを知るために契約書にテオドールもベアトリクスもサインするとやはり自らの与えられる兵器の情報に見て驚くしかなかった。

 

「確かにこれは・・・・・・いいえ・・・地球上どの国家・・・団体・・・組織を捜しても・・・これは作れないわ・・・核融合炉なんて代物は」

 

「核兵器だと・・・」

 

ドイツ国民にしてみれば核兵器は禁忌に近い言葉を持っていたが・・・同時に恨んでいる兵器類の名前でもあった。だか現状МSの動力としては当たり前の技術なのだから、そこは我慢してもらうしかない、バッテリーシステムもあるにはあるのだが、そっちは別ルートで出す予定であったからだ、そのように最初の内から交渉内容は火星政府と軍隊の議会によってきめられていたことだ。

 

いくら転生者としてもだ、火星政府はすでにマークの手から離れているのだから、政府がこうしろと決めればこうするしかないのが現状である。

 

実際に転生する前までは普通に一般企業に勤めていた、一般のサラリーマンの青年である、政治も軍隊の事もほとんど知らない、軍事プロや政治家のプロに任せるのはあたり前であった、特に転生物の小説やコミックスやアニメ化されたものを見ても、転生者は確かに力は持っていても政治力は圧倒的に劣っていたシーンが描かれている。

 

だからこそマークは一指揮官としてこうして現場に出ているのだ。

 

「実際に宇宙空間などでは、バッテリー方式では使えないから核融合炉タイプに変更されたんだが、その様子では何かあったのか?」

 

実際にマークにしてみれば、核兵器はカナダを不毛の大地にしてしまった兵器の名前として知っているだけなのだ、【マブラヴ】【マブラヴオルタ】【トータルイクリプス】しかプレイしていない為に知識の偏りがあるマークはどうしてもちゃんとした知識がほしかった。

 

それからマークは東ドイツの三人組から世界情勢から一般的に常識などを聴いて、それを電子帳にメモしたり録音などをして、後から他の国家から情報を得て完全に情報の知り合わせ刷るようするためだ。

 

ちなみにハロはこの時もいて実際にこの交渉を全てこっそりと録音、録画もしていたのだ。

 

「わかった・・・つまり国連という組織もあると・・・そしてBETAによって滅ばされた・・・国家・・・亡命政権を他国で受け入れていると」

 

「おおむね・・・問題は無いわ・・・そして私は・・・警察側に属しているの・・・こんなときにも・・・ヒトは犯罪を犯すから」

 

『ちっ・・・嘘だろう・・それは・・・』

 

そんなテオドールの小さな思いは今は言葉にはできない、なんせ先ほどエレベータで脅しをかけられたばかりである、またこの制度もきちんと自分達が祖国に戻らないことには伝わらないシステムである。

 

つまりだ、帰る途中に拘束されて、それで殺されるという可能性もまだテオドールは残っている。アイリスは逆に有名である第666中隊の隊長なのだ、普通に部下を捕まえるほうがはるかにリスクは小さくて済む。

 

さまざまな話をして・・・再びテオドール・アイリスディーナ・ベアトリクスの三人はマークに連れられて、再び格納庫にやってきたが・・・そこには堂々と・・・ガンダムと書いてあったモビルスーツと呼ばれる機動兵器が30機だけ存在していたのだ。

 

最初に来た後部格納なのに、シャトルらしい姿をしているものが後部格納庫には存在していた。

それをみたテオドールはさすがに切れたようで、マークにたいしてつかみかかろうとしたが周りにいるSPによってとめられてしまった。

 

「おいマーク中将殿・・・俺たちの戦術機どこだ、なんでなくなっている!!!!!」

 

テオドールが切れるのも無理ではなかった 3時間以上会議場で拘束された上に、彼らの戦術機が見当たらないのだ、怒って当然だとおもってしまうが、マークは3人に向かってゆっくりと話始めた、

 

「まず最初に君たちの戦術機はあの大型貨物用のシャトルに格納している、ここでは推進剤の補給など色々とできないためだ、すまないがあれで帰ってくれ、三機ともきっちりとハンガーで固定しているから大丈夫なはずだ、無理に動かそうとしなければな」

 

それを聞いたテオドールは黙るしかないが、残り二人も帰りはどうするのか気になっていたところではあった、ここは高度5,000メートル以上の空中母艦の中である、アイリス機とテオドール機の推進剤の残りはここにくる頃には100メートルも飛べるかどうか怪しい状態であった。

 

逆に最新機のベアト機も重装を装備しているおかげでなんとかここにはこれたが、帰り道が危ない残り2機と大差ないほどの残量しか残っていなかった、さすがにシュタージュの最新鋭機でも五千メートル上空まで上がる事は想定して作られてはいなかったのだ、それに、どのみちテオドールもSP達からの拘束は離された上に黙っているしかないのが現状であった。

 

そうしているうちに彼らが見えてきたのは・・・戦術機とは全くの別系統で作られた機体、そう……契約書に現れたガンダムというМS3機が、コクピットブロックが空いた状態でそこにあり、その周りには整備員の人たちがいる。

 

「それぞれの契約書は同時に機体の番号や扱い方が載っているから・・・三人ともリフトを使ってコクピットブロックをあけているから・・・ガンダムに乗ってみるか」

 

「何ですって・・・」

 

「おいおいおい」

 

「なるほど・・・これが貸し出される兵器というわけね」

 

三人とも・・・それぞれの反応をしながら、三人とも結局はガンダムというMSの魅力には抗えないまま、三人とも自分達の契約書の書かれた番号が振られた機体へとコクピットが空いているのを確認した上に乗ってみたのだ。

 

無論動かせないように起動プログラムはマークの命令により整備士達によって厳重にロックされている為にメンテナンスベットから動けないようになってはいるが・・・

 

それでも仮想戦闘プログラムなどは普通に入っているためにマークは三人が乗り込んだ機体に対して近くにあった通信施設から三機に対して通信を送っていた。

 

「三人とも仮想モードの立ち上げは契約書の書いてあるからわかるだろう、それで機体の動かし方を覚えるのもいいぞ」

 

こんな事をいえばやはり三人とも・・・直ぐに契約書の中身を見て早速仮想モードを立ち上げた瞬間に自分達はまるで空中に放りだされるような感じをしてしまった。

 

これには訳がある、第一世代機のガンダムは確かに性能はいいがカメラの死角があまりにも多い。元々はコアブロック搭載機ではあったが、第二世代型のMSとの修理や整備などの面でパーツを共通規格にするために、第二世代機に標準装備されているシートや360度によるカメラ映像がコクピットに映る技術なども普通に使われている。この2つの技術のおかげで色々な角度が移るために戦闘行動がだいぶ楽になっているのだ。

 

「これは・・・すごいわ・・・それに対G性能が・・・ここまですごいなんて・・・」

 

「なるほど道理で・・・中将は・・・普段着で動かせるわけです」

 

「こんな加速性能・・・・すごすぎる・・・それに思い描いたように・・・機体を動かせるなんて・・・本当にバラライカと同じ第一世代機かよ・・・これがモビルスーツ」

 

テオドールにしてみれば第一世代機にしか乗っていない・・・しかも自分が思い描くように動くのだ、これは本来・・・試作機の一機の一つでしないが、この世界では普通に量産されている。

 

ジムタイプよりもさまざまな性能が上であり、最もテオドール・ベアトリクス・アイリスの三人は知らないが・・・ガンダムは元々エース仕様機で、扱える人間が少ないために高いコストを払うならば低コストで大量生産できる機体のほうが色々とお得なのだから。

 

こうしてアイリス・テオドール・ベアトリクスの三人がそれぞれ思うように割り当てられたガンダムを仮想空間内で・・・移動力・・・攻撃力・・・防御力・・・なによりも兵装のバリエーションの多さに驚いていた。

 

ハイパーバズーカなんて弾数が少ないがそれでも当たれば、突撃級を十体はまとめて倒せる威力を有していたし、散弾方式ならば、レーザー級・タンク級すらも簡単に倒せる威力なのだ。

 

「道理で・・・すごいはずよね、アイリス・ディーナ」

 

「そういう事ね・・・確かにすごい機体ではあるけど・・・腕が悪ければ・・・意味を成さないわよ」

 

「確かにね・・・でも粒子兵器・・・いいえビーム兵器類は・・・本当に冗談では済まさない威力ね、サーベルもそうだけど・・・ダガーも便利ね」

 

「私は・・・持ち運びができる・・・ヒート系も行けると思うんだが・・・それはパイロット次第と思いたいな」

 

確かにそうなのだ、ビーム兵器は確かに強力ではあるが・・・それでも整備施設が必要なことを考えると・・・前線のパイロット達にしてみればヒート系がかなり使いやすいと考えるのは自然であったりする、それにヒート系でも十分に戦えるのだから別に問題ではない、むしろビームサーベル系が厄介なのだ、間合いなど新たに考えなければいけないのだから・・・。

 

実際にヒート系は実体剣にヒート発生装置を組み込んだだけではあったが、その熱電力を上げれば普通にガンダムタイプの装甲すら簡単に切れるようになる、元ジオン系のMSの多くがヒート系を使ったのは整備性や調達コストの安さにも向けられていたのだ。

 

こうして三人が自分達に分けられて与えられたガンダムに乗って、仮想空間でさまざまなことをためしていた。

 

 

 



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報告会修正版

修正版です 結構色々と変更しています 


仮想戦闘シミュレーターを五時間ほど終えてようやく三人ともそれぞれの宛がわれた機体から休憩所で休憩をおこなっていた。

 

そのためかそのデータを見たケイをはじめとするアストナージを頂点とした整備班のメンバーで三人が動かした後の様々なデータを調べていたのだ。

 

「ふーーん、なるほどねも確かに三人とも十分にガンダムに乗せる資格はあるね、特に女性二人は指揮官としても十分だよ、ただし男性の方が色々と突撃型のタイプのパイロットだな」

 

「確かにな、ここまで機体を酷使するほど使うなんて、結構頑丈に作られているガンダムタイプを」

 

「突撃級相手に足蹴りしたり、ビームサーベルも二刀流、バックパックの方のついているサブアームは結構使われているね、これじゃあ一戦するごとに色々と補給など整備が必要なタイプだな」

 

 

など様々な整備士が三人が残した仮装戦闘データを見ているが、結構真剣にパイロットデータを見ていたのだ。流石に三時間も船の中にいるためか、そろそろ戻る準備も必要ではないかと思っていた。

 

すでに用意している貨物用のシャトルにマークは色々な仕込みをした、さすがにこんな状態でこんな船から戻ってくる、お土産の一つか二つぐらいは用意しないと、せっかくの契約者という存在も消える可能性が高いからだ。

 

だからこそ休んでいる彼らには話をしている。 

 

「現在あの貨物用のシャトルに君たちが乗ってきた機動兵器三機とこちら側で用意した、モビルスーツ用の武装の一部をお土産として乗せている、だがこれもあくまで契約者としての仕事だ、実物は君たちの国で調べるのはいいがその一部の武装のデータは最初に君たちに紙の資料としてあの貨物用のシャトルに積んでいるから、そのデータをきちんと国連やほかの国々渡すのも仕事の内だとおもってくれ」

 

 

「それは・・・契約者としてのテストという形でいいんですね」

 

「そういう事だ、そしてこのテストで失敗したら、残念だが東ドイツという国は取引が一切できないと思ってくれ、これは地球規模で起きる可能性が高いぞ」

 

「わかっています」

 

「・・・・・・・」

 

そうして、三人がようやく休憩所でマークと色々と話して、一時間がさらに経過する。

 

「そろそろ時間か・・・」

 

とマークがつぶやいて、彼らのもとに近づいていくと何やら色々としゃべっている様子がみてとれた。

 

誰だってこれがテストという事は分かっていたからだ、あのテオドールでさえ何も言わないのは仕方がない、補給が完全に途切れる事をマークに直接言われてしまった、この契約を遂行する事が契約者として初めての仕事ともいえた。

 

一方で三人も三人が着ている強化服にはガンダムの仮想戦闘データが登録されていた、これは彼女たちのスリーサイズがわからないために通常のパイロットスーツを貸してもいいかわからなかった。

 

こちらはマークもあえて何も言ってはいなかったが、アイリスもベアトリクスもテストだと言われた後のために、どのようにするのか大体は分かってしまった。

 

「それにしてもすごいわ、あのような機体が有るなんてしかも戦闘能力は折り紙つき」

 

「そうね、でもあくまでもガンダムは火星軍が貸してくれる機体よ、下手なことをすれば確実に東ドイツは見限られるわよ」

 

確かにそうなのだ、アイリスディーナが言っている事は間違いではない、そもそも火星軍にしてみればどの国と交渉してもいいのだ、 

 

今回は戦場にマークが出て、たまたま戦場にいた三人と情報を交換する為にこの船に呼ばれたにすぎない、事実テオドールもそのことを十分に知っていた、だからこそ今も黙ったまま何かを考えていた、そのためか休憩所から出ている彼女らにマークが言葉をかけると。

 

「そろそろ君たちを地上に帰す準備が出来たから、ついてきてくれ」

 

「わかった」

 

「「了解」」

 

格納庫に休憩所がある為に 貨物用シャトルが準備されている場所に非常に近かった、これはベクトラ級の元々の作られている目的によってこのような作りになっている。

 

これは宇宙世紀の世界においては宇宙側での地球圏プラットホームという位置づけで開発されていた名残である、地球からの大型貨物やシャトルを一時的にこのベクトラで回収して、それぞれのサイドへと荷物を運ぶ役割を得ていた。

 

だからこそ可能な施設も色々と整っていた。

 

「これが君たちが帰るための足だ、そして君達が乗ってきた戦術機の三機はすでに入っているからこのシャトルを使って帰ってくれてかまわないが、その後は東ドイツ側が手順に乗っ取ってこの大型貨物シャトルをバラしてくれよ、そのためのハロを操縦席においているから」

 

「「「それは・・・・・・・・・・・・・わかった」」」

 

実際に仕方がないことでもあった、そもそもこの貨物用のシャトルの技術でも地球側にしてみれば十分すぎるほどのオーバーテクノロジーである、三機が丸々入る貨物用のシャトルは地球上ではいまだに作られては居ない よくて二機や一機である。しかも一部とはいえモビルスーツの武装や弾薬が詰め込まれているのだ。

 

それに、マークが元の世界でやっていたマブラヴオルタ世界で白銀武が来る時間軸においては普通にハイヴ攻略に必要に応じて作られた特殊なシャトルタイプがあるが、今はまだそれは存在はしていない。

 

プロトタイプ程度は作られてはいるが、それもアメリカが作っている最中であり、極秘中の極秘技術であった、東ドイツ側にこの情報が流れるわけなかった。

 

そして三人共にシャトルに入り、操縦席に移ると三人が座れるように作られた席と計器類の中央にはハロが埋め込まれており、自動操縦が可能になっていた。これは万が一にも操縦がわからないための処置であったが、三人にしてみれば十分すぎるほどのサポート体制がとられていた。そうしている間にもマークは格納庫についている管制室に移り、貨物シャトルとの通信を開く。

 

「そのシャトルについている、ハロは自動操縦用です。ただしそちらの認識コードは知らないので、ハロに言えばそちら側の友軍識別用の認識コードを確認するので、安全にそちら側の基地につけるでしょう、では再び会えることを祈って」

 

 

「なにからなにまでありがとう、マーク中将」

 

「あぁ・・・・・・そうだな、次も会えるといいな」

 

「そうね、私も警察だから、次はだれか別の人がくるかも知れないわよ」

 

こうして三人が載るシャトルが無事にベクトラから発進していくのを確認したマークは、再びベクトラのビームシールドを張りなおすと、この戦場から4隻のベクトラが離れていく

 

中華戦線も欧州戦線も同じくベクトラ級が徐々に高度を上げて、大気圏の近くまで上がっていく、しかもこれはわざとゆっくりに上昇していたために、これを各国の衛星も見ていたが、だれもまだ、手はださないままその船団は大気圏を離脱していく、地球の軌道衛星上から離れていく。途中で急遽本来ならばそこにはなにもなかった。そう……地球側の観測結果では何も存在しなかった筈の空間に、突如大量に表れた超大型のシリンダー型の筒状がおおよそで500機以上も一気に現れたのだから

 

これによって余計に地球側は混乱するしかなかった、本当に火星軍か政府が存在するならば彼らの母艦10隻を観測し続ければ、絶対に母港と呼ばれるところがわかるはずだと思っていたのだから。そう、特にアメリカという国は、だがその予想を全面的に覆してしまった。

 

 

またこの船団の性能と母港と呼ばれる筒状の何かを目視で観測した上で、地球上の誰もが火星軍ならびに火星政府は存在するのではないかと確認がとれる程度までは認識された。

 

だが同時に次に問題が発生した、それは交渉する国家の順番など、各国家の力関係が国連で大きく問題化していたからだ。一方その頃、マークはすでにブリッジに戻って、火星とコロニーに同時に通信を行っていた。

 

 

「レビル総司令官にゴップ提督、これが今手に入れた地球の情報です。最も現地の人達の情報とこちらがハックで手に入れた情報は若干違いますが。おおむねはあっていますね」

 

これは仕方がない、誰だって情報の刷り合わせをするときには、すでにある程度の情報を手に入れてからその情報の真意を探す為にさまざまな方面で集めた情報を一つに纏めた上で情報を精査して行動するのだから。

 

「しかし、これはなんというか……ここまでひどいとは……なんでマーク殿が我々をスカウトしたのがなんとなくではあるが納得はしている」

 

所詮は知識や地球の情報をハッキングして得られた情報だけしかない。現地の生の生きた声を、今回はようやく拾えた程度なのだ。だからこそゴップもまた火星軍や政府の幕僚と政治家達と共に頭を抱えるしかなかった。

 

「ゴップ提督それは仕方が無いことでは? 貴方の政治的手腕は連邦随一であることは歴史が証明していますから。ティターンズ・エゥーゴなど連邦内の紛争にも無視をしたまま、無事に残った貴方の派閥は十分にすごすぎますからね」

 

事実、ゴップは逆シャアまでは普通に連邦内の最大派閥ではあったことは間違いない。実際にさまざまな連邦内勢力が滅んだのに最後まで生き残った派閥は伊達ではない。

 

「それはそうだが……しかし第3計画か、我々の世界にもネオ・ジオンが作り出したプルシリーズ計画という似たようなクローン計画があると。十分に注意が必要になるのは仕方がないと思うが……」

 

「だからこそです、自分が後から呼び出す人達の思考や感情などを読まれてそれを利用されてはたまりません」

 

確かにマークの言っていることは間違いではない、事実第3計画はこの時期にはすでにスタートしているし、ある程度の成果としていくつかの人造人間が生まれているのだから

 

「それに寿命で亡くなるなら、せめて地球と月のごたごたが完全に無くなるまでは生きて欲しいのです、自分は確かに人材は呼び出せます。ですが政治家、または軍属としてはまだまだ未熟なのですよ」

 

確かにそうなのだ、マークは前世を含めても合計で30年も生きていればいい方である。しかも民間人なのだからどう考えても役割が違うのは当たり前であった。

 

「ふむーー確かに、今回の外交は相手が気づかないことでなんとかぎりぎりの綱渡りだったからな、だからこそ地球圏にこれとロンデニオンコロニー群を、今この瞬間にステルスを解除させたわけか」

 

「はい」

 

マークが二人に出した計画書は、新しい要塞とさらに新しいコロニーを地球圏にもって来ることで補給や後々にかかる政治などの拠点にするための考えた計画書であったが、余計に色々と面倒なので【第五計画派閥】をつぶす意味も含めて色々と考えられた計画は最終的には地球の人口の全てをこちら側で作ったコロニーに移民させるという計画も入っているのだ。

 

いざとなればコロニーに穴をあけてしまえばその借りている国家はコロニー事消滅するというわけでもあったからだ。最もそんなことはしないようにしたいが、非常に有効的な手札であるのは仕方がない。

 

これは計画初期段階から火星政府と軍で決められている結果でもあった。

 

「レビルよ・・・これは、確かに問題ではあるが、我々の力を地球の連中に見せるのも必要だと私は考えるがね、仮にも私達がいた地球ではないが、それでも地球を救えるのは違いないだろう」

 

「確かにな、だがどうする? 人材はルナツーならばワッケイン司令を据え置けばいい。現状の地球圏にあるロンデニオンコロニー群もロンド・ベル隊の拠点だ、部隊の総指揮官であるブライト司令にあとで辞令を含めて色々とやるためにこちら側で改めて通信で呼び出す必要があるが、他の火星軍の本拠地並びに惑星軌道上にいる者達を一部だが呼び出す部隊の人材は色々と考えさせられるな」

 

今の火星政府はジオン・ネオジオン派閥と連邦軍派閥・ティターンズ派閥・エゥーゴ派閥など結構派閥が多いのだ、これはマークが宇宙世紀の世界を呼び出した結果でもあった。本来ならば死亡していた者達や、病気を持っていた者達もここでは綺麗に治った健康体でよみがえっている。

 

 

だからこそ、一部ではギラ・ドーガ系の部隊やサザビーなど一部の人間にしか使えない機体も作っている状態なのだ。無論そのおかげでベクトラ級の建造が早まった、元々ベクトラ級はジオン側ネームシップと連邦系の造船技術を融合された作られた母艦であった。

 

だからこそスカウトする時に色々とためらったパイロット達が多くいたのは仕方がないことではあった。

 

ジオン系船舶技術を持つ者達と連邦系船技術を持つ者達にベクトラ級のデータを見せて作らせた、そして当然火星に存在するベクトラ級もジオンカラーの母艦も何隻かは存在している。

 

それゆえか実質火星の周りに存在する小惑星はさまざまな勢力の要塞タイプが作られているために、地球連邦軍が元々持っていたルナツーと同じ大きさの石っころは簡単に見つけられた上に、結果的には火星の防衛用に宇宙要塞が複数も出来上がっていた。

 

 

また同時に幾つかのコロニーも火星の軌道上に幾つか作られていた、これは要塞を作る為に火星の衛星軌道上に無造作に浮かんでいる小惑星の幾つかを整理すると、当然今までアステロイドベルト地帯であった場所が開けたスペースになる。

 

それと同時にミノフスキー粒子によってデブリはその場にとどまり続けるという変な空間が生まれてしまったために簡単にコロニーなどを製作できたのだが・・・

 

「以上が、自分が呼び出す人材のリストですが・・・・・・どうでしょうか?」

 

「このリストはなるほど確かに連邦軍でまともな軍人、軍属達が多いな一部ティターンズやエゥーゴのメンバーも含まれてはいるが」

 

 

「はい・・・流石に地球の契約者達の連中にMSの操縦などを教え込むと同時に実戦部隊が必要と考えますと、この辺が妥当だと考えます」

 

実際にガンダムやモビルスーツを貸し出すとしてもだ、操縦技術がなければ意味がない。また整備技術も同じであった。どのみち地球側の人材を育てる必要があるのだから。

 

「では機体はどうするのかね流石に最新鋭機は駄目だと思うが」

 

 

「それはやはり訓練は地球連邦軍に習ってザク、ジムシリーズとガンタンクシリーズ・ガンキャノンシリーズが中心となりますが、一先ずは、ジムトレーナーとザクトレーナーのMSの動かし方を学んでほしいと考えています」

 

 

確かにジムシリーズとザクシリーズの2機種は優秀なのだ、後にジェガンシリーズまで作られるまで連邦軍を支えた量産型MS機である。これはジェガンの基礎技術にザクシリーズ、つまりはジオン系の技術が使われた結果でもあったからだ。

 

 

「連邦と同じにするわけか、当然ハイローミックス機か」

 

 

「はい、そこはノウハウが一番ある地球連邦軍の伝統にのっとって、練習機でモビルスーツの動かす訓練を実質するつもりです」

 

 

「レビルよ、いいのではないのかね、所詮第一世代機だ、しかもほとんどがV作戦で生まれた機体である以上。当然モンキーモデルで作るつもりだが、反乱の可能性も含めてのこれだ」

 

「確かにこれならば問題は有るまい、だが今から人材の呼び出しとならびに機体と戦艦の作成でどうしてもそちらに送るのは一週間程度はかかるぞ、それは覚悟してもらう必要があるが、問題は無いだろうな」

 

 

「はい、そこは問題はないです、どの道ルナツーもMSも艦艇なども作れますからこちらで作るということも考えても問題ではないと思いますが」

 

 

「そうだな、それを含めての一週間だ、流石に機体データがある分作りやすいことは作りやすいが、それでも時間は多少かかるぞ」

 

 

それは仕方がないのだ、実質ノウハウがある戦艦作りでも十分な時間が必要なのだが。

 

それを一週間でできるというのはマブラヴ世界の住人が聞けば驚きを通り越して製造スピードが異常すぎると誰もが思うだろう、だがこれが火星の実情なのだから仕方がない、こうして、マークは火星から呼び出す人材をリストアップした上で合流する部隊と編成にブライト達上層部とともに話をするのだか、それはまたこの時ではない、もう少し先のお話である。

 

 

そして何よりもスカウトシステムでマークが呼び出した人材のほとんどは、人工生命体「クローニングされた」状態で現れるのは仕方がないことだ。そうしないと色々と大変なことになるからだ。ただしクローン体では子供ができないとかそんなことはない、普通に子供もできるし何よりも寿命でちゃんと死ぬこともできる一般的な体でしかないのだから。

 

 

そして部隊を作り地球に向かってルナツー要塞は地球圏に存在しているロンド・ベル隊の総本部があるコロニー群に向けて補給物資などを積んて要塞ごと地球へ移動を開始していく、当然だがルナツー要塞の住民は普通に五万人はいる、だからこそ色々と食べ物系が中心となって物資が運ばれている。

 

地球圏につけば補充要因としてとロンデニオンコロニー群と合流した上で休憩が取れるようになるのだから、ちなみにだが原作再現と同じようにコロニーは最大で普通に人々が生活できる場所が作られているのだが、どうしても5千人しか収容はできないようになっているのだ、これでも、まだマシな方である。

 

それになにも問題だらけではない、そもそもの話に10隻のベクトラ級はあくまでも地球側の勢力になめられない為だけに作られた船団だ、ルナツーが来ればドックに10隻が入り、3隻だけ運用していくということが決められていた。

 

大量のМSを動かすにはそれ相応の物資がいるからだ。あとはコロニー防衛用の艦隊司令部の旗艦として4隻は必要なのだから。

 

そして残りの3隻は地球圏のプラットホームとして運用することが決まっている、月から地球へハイヴが落とされるのはこの一年間の間で、かなりの数が確認されている。

 

つまり地球へハイヴを落とさせないように、地球の衛星軌道上にベクトラ級とラーカイラム級とクラップ級から連なる50隻の艦艇で【第一機動艦隊】を作り、【第二機動艦隊】【第三機動艦隊】に分けて、地球の衛星軌道上から月以外からも飛んでくるハイヴを打ち落として【ハイヴから地球】を守る役目を担っていた。

 

この役目は主にティターンズ派閥に属している者達とエゥーゴ派閥に属している者達で守る予定であった。

 

元々は同じ連邦軍で生まれた派閥なのだ、地球を守るという1点においては同意してくれるために、このような艦編成になっていたりする。



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ルナツー要塞地球へ到着修正版

現在のルナツー要塞は最大限の動かせる人数が火星から地球へ向かっていく途中であった、だが核パルスエンジンが要塞側にも装備されている為に、事実上一週間ほどで地球圏に到着するために、マーク達もあせらずに、ゆっくりと地球の衛星軌道上でルナツーとコロニーの両方と合流できるように準備を行っていた。

 

実際にこの核パルスエンジンがなければ、これほどの質量が大きいルナツー要塞を火星からもってくるということはできなかったのだ。

 

また移動中は最新の注意を払って移動はしていたが、それでも地球圏に到着してからというもの、コロニー業者などが使っている民間用のモビルスーツである【ジェガン】と【ギラ・ドーガ】を大量に使って、さまざまな検査や修繕などをブライト達が行っている。

 

そこへマーク達がようやくベクトラ級を10隻を率いて、地球から戻ってきたのだ。

ただし、北極で一週間ほどいたことで、すべての艦艇の【ベクトラ級】の腹部装甲や側面装甲などをルナツーの専用ドック内でようやくフルメンテナンスをしている最中なのだ。

 

大気圏突破の時に北極ではがれていなかった(氷や雪は全て大気圏突破時の熱で無事に溶けて蒸発はしていたが)だからと言ってメンテナンスをしないという訳にはいかないのだ。

 

だからこそ、ブライト達、複数の司令官はマーク達からの現地の報告を受けて頭を抱えていた。

 

「なんだこれは、これほどとは、ベクトラ二番艦の物資はあるが、三番艦もある、四番艦・五番艦共に問題なし、フルアーマーガンダムの整備も問題ないと」

 

実際にメガ粒子砲で戦線を砲撃していた程度である、ミサイル発射管も同じく大量のミサイル発射によって、砲塔やミサイル発射管にはある程度の汚れが出ていたがそれは仕方がないことでもあった、この手の兵器発射口では当たり前のように、こうした汚れが出てしまうのは実弾も粒子兵器も同じようになってしまう。

 

だからか欧州戦線や中華戦線においてはベクトラ級は別の意味で双方の戦線の気候などの情報を徹底的に調査していた、現地の気候等を入手しないと色々な面で大変だからだ。

 

特に地球連邦軍が持っていた、【宇宙世紀の地球のデータ】はある程度は役に立つが、それも参考程度であり、【オルタ側の地球の気候データ】を現地で調べる事は、本当に大変なことになった。

 

兵器は現地の気候によってさまざまな威力左右されるために、どうしてもその現地気候に合わせた整備が必要だからだ、だからこそ司令官達は頭を抱えているのだ。

 

「ただし、次の介入も可能です、ですが・・・地球圏の情報を見ると、これ以上の地球への混乱は避けた方がいいと思いまして戻ってきました、ブライト総司令」

 

実際にマークが持ち込んだ【貨物用のシャトル】は、東ドイツ側の軍部と警察側の二つで管理して、そのデータを積まれた武装も国連などの国々に渡している、強化服に刻まれたガンダムのデータすらも色々な対価を条件に渡したのだ。

 

これによって、シュタージ側はソ連派閥と東ドイツ派閥さらには火星派閥の三派閥が生まれてしまった、特に最後の火星派閥は東ドイツ側の軍部の3分の2が入っている。

 

更には【ベアトリクス大隊の派閥】は火星派閥に参加している、実際にあれだけの武装や技術力等を直接見せつけられたベアトリクスにしてみれば、火星軍に逆らう=国の滅亡とわかっていた。おまけに自身も契約者として火星軍にすでに登録されていることもわかったうえで、大隊事新しい派閥を作り出したわけである。

 

だからこそ、今はシュタージ側もソ連派閥は壊滅的な被害を受けていた、ソ連という国よりも火星という惑星と、それの派遣部隊の母体群である宇宙に浮かぶ謎のシリンダーの様なもの。

 

はっきりと言えば、これだけの勢力だ、地球の事実上のトップであるアメリカ合衆国に並ぶ巨大な国だった、ソ連とどちらの取引をしたらいいのか、誰だってわかっていた。

 

東ドイツ派閥にしても、この派閥は東ドイツという国をこの大戦中に残すという意味も入った、元々はベアトリクスがいた派閥だった、アイリスディーナもこの派閥に入っているが、ある意味では別の目的でこの派閥を利用していたが、それが完全にご破算になっているのは仕方がない。

 

ただしその辺の地球上の派閥争いの情報は全く知らないマーク達はブライト達と話していた。

 

「確かに、ベクトラ級ほどの母艦は火星軍、並びに政府も、もう作りたくはないと公式発表で言っているからな、今はマークがGジェネシステムで作り出した、【オリジナルのピースミリオン級】を火星で調べている最中だからな」

 

確かにそうなのだ、ベクトラ級の一隻作るためのコストそのものが、【ラー・カイラム級10隻分】と匹敵するほどの高コスト母艦。それにビームシールドを含めた絶対に落ちない母艦として作られているために、ここまでコストが膨れ上がってしまった。

 

また現在は【オリジナルのピースミリオン級】を調べてその技術を使って何が出来るのか調べている最中である、艦艇としても一番大きいのはピースミリオン級であり、今も火星と木星の間はジュピトリス級船団を複数航行させて、モビルスーツの動力炉の補給物資を確保するためにも現役で活動している艦艇である。

 

しかもピースミリオン級の方が色々と設備も整った船であるために、こちらに変更するか色々と議会でもまとまっていなかった。宇宙世紀で長年使い慣れた艦艇を利用したいと言う事も大きいからだ。ウイング世界の技術は一部が特化している程度も議会では本当に使っていいのか?、など議員が色々とヤジを入れていく元凶で有ったのは仕方がない。

 

 

それに現状はマブラヴ世界はコロニー側からも十分すぎるほど地球側の情報が一部を除いて手に入るのだ。実際に火星軍が地球の衛星軌道上に置いている人工衛星からもある程度の情報は得れる、その結果、今は地球側が大混乱している事を【ブライト達上層部は知っている】

 

「それで【例の契約者候補生の三人】はどうだった」

 

ブライトに三人のデータと印象などを報告すると。

 

「なるほど、確かにいきなり第1.5世代機のガンダムタイプをシミュレーターでも使って問題がないが、男性パイロットはとことん機体の限界値を調べるために、ここまで無茶をするのか?」

 

「はい・・・そうです、特にテオドール機は反応速度と判断力はガンダム乗りにしてもおかしくはありませんが、機体の方が持つかどうか……そこでテオドール機にこいつを想定しております。この機体ならばある程度頑丈に作られている機体ですから」

 

マークはブライトに見せた機体は

 

「これは本当にいいのか?、確かに第二世代機は無理だといったが、下手をすれば確実に君が上に怒られるぞ」

 

そうなのだ、マークがブライト達に見せた機体は【GP01フルバーニアン】と呼ばれる機体であった、確かにGP計画の機体は実質的に第一世代機の部類には入るがそれでも第二世代機にタメを張るレベルの高性能MSなのだから。

 

「それは実際に突撃系の要素が高い者が、今の所この3人の中ではテオドールがトップなので……他の二人は部隊の司令官としてやっていけるほどの腕前です」

 

アイリスとベアトリクスの二人は指揮官として動くように冷静に機体の限界値を見ながらシミュレーター機で動いている。

 

「それは知っているが……しかし我々の知る歴史通りならば、シュタージにもガンダムを渡すことにはなるがいいのか? 粛清がより強くなるようならば、こちら側で色々と対処することになるがそれでも本当にいいのか?マーク中将どの」

 

「はいそれで構いません、実際にこの世界でマンパワーが必要な時期に粛清で大量の人材がいなくなるのは火星軍と政府としてもお断りです」

 

確かにそうだ、地球上の復興作業や防衛施設の建設、火星軍の補給基地建設や地球本部設立など多くにわたり人材が必要であった。 

 

それなのに勝手に粛清やテロで人材がいなくなるのは火星政府も軍隊も困るという意見で一致していた。

 

 

時はブライト達がマークと話す1日前の時間軸まで戻る。

 

先の契約書は東ドイツの三人達に持ち帰らせている、つまり契約書の内容も東ドイツはわかっている。いや知ってしまった以上、絶対に動くしかない。

 

「現にハロからの応答は……何々」

 

結局シャトルについていたハロを持ち帰ったのは、第666中隊の部隊であるアイリスディーナ隊長であった。

 

確かに疑問視される機械であるのは誰だってわかる。特にハロにはマークがスパイ用としてわざと【ハロがいる場所】や【それを持っている人物】が、今は何をしているのかも全てわかるように告するよう設定されている。

 

その為か、アイリスディーナにしてもハロは普通に人の対応にも反応する、なによりも人と会話もできる機械を無造作に放置は出来ない為に、東ドイツ上訴部側もたいそう困っていたのだ。

 

「なるほどね、確かにシュタージ側もトップ側もいやよね、火星軍と言われる人物から只でもらった自立型ロボットを解体するなんて、下手をすれば今後の交渉の影響がでるし、この会話ももしかしたら火星軍側に伝わっている恐れもあると、考えれば私が預かるしかないわね」

 

確かにアイリスの考えは間違いでもなかった、現状ハロはある程度の期間を置いて、コロニー側に自ら集めたデータを極秘通信で【火星軍が用意した人工衛星】にこっそり送っている。

 

それこそがシュタージ側も恐れたことでもあった、実際に東ドイツ側もハロを解析してその人工知能と呼べる機械部品を調べたいが、三人が契約した内容にどこまでやっってもいいのか全く書かれてはいなかった為に結局解体案そのものがなくなり……

 

アイリスの手元に預けられているという現状がある、だが逆にいえば東ドイツ側としても、貨物シャトルの方は手引書のデータをハロから貰ってなんとかゆっくりとではあるが・・・解体作業を行っている。

 

実際にこのシャトルのエンジンは小型とはいえ核エンジンを搭載しているシャトルである、下手に弄るとそのまま臨界点を突破して核爆発が起きる可能性が一番高いために、東ドイツ側でも今では使われてはいない旧軍事施設内で最新鋭の機材を投じてシャトルの外壁を剥がしてゆっくりと解体はしていたが、それでも時間はまだまだかかっている。

 

火星軍と名乗ったところで作られた完全に未知の技術がふんだんに使われているシャトル、その技術的価値は戦術機3機分のデータよりも、あまりある報酬でもあった。

 

またシュタージ所属のベアトリクス・ブレーメ少佐にしても一時期は最新鋭機の機体情報漏洩が疑われた上で、一度は死刑の判決も出かかったが、シュタージ側がそれを白紙にした。

 

実際にもって帰ってきたシャトルよりも、契約書に書かれている武器の販売や物資の販売並びに提供の文字によってベアトリクス少佐は重要な位置になってしまったから。

 

これは東ドイツ政府の意向であり、そのバックにあるソ連側や国連側の意向で決まったことである、これによりベアトリクス少佐率いる部隊は事実上シュタージュ側から完全に外されることになったこれが後に火星軍派閥の母体になる。

 

だが東ドイツ側のトップ連中と政治家連中にしてみれば【契約者が粛清部隊】を率いているという汚点を残しておくと事はできないために、【東ドイツ政府直轄の警察部隊】として再編制される運びになった、【シュタージュ・秘密警察】とはまた別の組織の誕生である。

 

これによりシュタージに在籍していたという記録そのものが抹消されたために、ベアトリクス少佐の罪が事実上抹消してしまった。

 

それにベアトリクスが【警察】と名乗ってしまったことも、色々とまずいことになった。特にそのことが世界中に映像で録音録画されており、結局の所は政府直轄の警察組織として、【唯一戦術機を持っている部隊】と東ドイツの表向きの公式放送で発表している。

 

ベアトリクス達一派が去ったシュタージは、とある部隊を率いている男によって完全に掌握されるが……。

 

同時に世界中に【契約者の契約した書類の内容に関する情報】が出回っているために、契約者達の親族や血縁者・部隊を脅迫や洗脳など非合法な手段が取れない様にされたシュタージは東ドイツ政府から一時的な組織の停止を言われることにつながる結果になった。

 

逆に第666中隊のテオドールとアイリスディーナは階級がそれぞれ1階級のみ昇進した、これは契約書に書かれている、【階級の事があった為に】一時的に契約者と呼べる存在を三人も東ドイツは国内に抱えていることが大きい、海外の軍隊にある程度は階級が上であるように政府が配慮した結果であった。

 

 

また契約者に見合った階級を与えたことで、外と内からも余計に厳しい監視体制が取れるようにしているだけであった。

 

 

だがシュヴァルツェスマーケンにとってみれば十分すぎるほどのリターンでもあった。

中隊全ての戦術機が今まであれば第一世代機のバラライカしかなかったが、流石に東ドイツのトップ連中にしても契約者が同時に二人もいる中隊であり、また今までの戦果を上げていることも理由となり。

 

生存性と戦闘能力の向上させた【MiG-23 チボラシュカ】を中隊のみではあるが配備することが決まり、シュヴァルツェスマーケンが今まで使っていた、バラライカは他の中隊へ配備されることが決まった。

 

「これで少しは隊の生存率が上がるか……だがいきなりの最新鋭機の配備……機種転換訓練や機種に合わせた整備も今まで以上に忙しくなりそうだな」

 

 

「ああ確かにな、でもなんだってこんな最新鋭機がこんな中隊に送られて来るんだよ」

 

 

「本当に馬鹿か貴様は、貴様と私は契約者だろうが!!! 上としては戦場では失いたくはないが、今の所我が中隊しかレーザーヤクトをまともに成功させられる中隊はいないであろう。だから上は苦肉の策として最新鋭機の配備という手段しか取れないわけだ。少しは自分で頭を使え、テオドール中尉どの」

 

「それは二機だけでもよかったじゃないか? なにも中隊分最新鋭機なんて回す余裕があるのかよ」

 

「確かに今までならばな、だがな、中隊で集団行動をするとなると機体性能ならびに戦力は統一されたほうが私は使いやすい」

 

確かにテオドールの言っていることは間違いではない、そのためにこの中隊にも一機だけバラライカより性能が優れている戦術機が配備されているが、それも腕は決していいとはいえない政治将校が使っている為に、中隊として戦力を見てみると……

 

確かにバラライカで統一された戦術機中隊ではあるが、その戦術機を扱う腕前がエース級が多い為に多少の戦場では問題ないことが多いのだ。

 

「それに、現状我々は東ドイツの表部隊で最強と呼ばれている戦術機部隊である。今後他国との交流が有る中で中古の、しかもいつ壊れるか知れない戦術機しか乗っていないとあれば……」

 

 

「東ドイツという国の面子は一気に世界的信用を失ってしまう、我々が上げた戦果は全ては偽物だったのではないかという疑念もありえる。だから上は最新鋭機の配備もしたのだと私は思うが、最新鋭機を配備するというのであれば黙って貰ってしまえばいい」

 

確かに表では東ドイツ最強という名目でシュヴァルツェスマーケンの名前が各国で響いているわけではあるが、実際に東ドイツ最強部隊というば【シュタージ】なのだ。

 

どんなにがんばってもシュタージが最新鋭機の配備権をいの一番に奪ってしまった上に、前線に回るものはほとんどが中古のバラライカや第一世代機の戦術機が殆どである。

 

だからこそアイリスディーナの言っている事は、何も間違いではなかった、貰える戦力は貰っておく、これが東ドイツ陸軍の内情であった。

 

 

こうして東ドイツ最強といわれるシュヴァルツェスマーケン中隊には【MiG-23 チボラシュカ】が配備されて、一週間ほど機種転換作業を行っていた頃……

 

ようやく国連側では大規模な作戦を行うためと東ドイツ側が契約後に手に入れた情報の殆どを国連議会に提出した、すると議会は大混乱の最中であった。

 

ただでさえ近々の大規模の作戦が控えているというのに、火星政府が送り出した偵察艦隊の情報はどう考えても第五計画派閥に大きなダメージを与えていた。同時に第四計画側も色々と考えさせられる内容であった。

 

 

「以上が我々東ドイツの契約者ベアトリクス・ブレーメ少佐・アイリスディーナ・ベルンハルト少佐・テオドール・エーベルバッハ中尉の三名が交渉した結果得られた情報です」

 

議会に提出したのはガンダムの機体情報やガンダムに3名が搭乗してシミュレーターに乗って戦った時の記録データや、マークがお土産として渡したモビルスーツの一部の兵装であった。

 

だからこそ地球の国連軍本部に、こんな時期なのにも関わらず全ての国家が集まってこのデータを共通する事となっていた。これは契約者の契約内容に入っているためである。

 

後に契約者となった時、自国が見捨てられないようにするために、この瞬間だけではあったが地球に存在している国々が一つの目的に向かって話をしていた。

 

それほどまでにガンダムの性能は圧倒的であった。

 

 

「これほどの、しかもガンダムという機体全てが核融合炉だと……ありえんよ」

 

「ですが、そうでないとあの粒子兵器のエネルギーの供給源が考えられませんね」

 

「しかしこれほどの軍事技術がある火星軍と政府と呼ばれる謎の組織は本当に地球上にはないのかね、一番怪しいのはアメリカなのだが、【ガンダムという名前】は最もアメリカらしい名前ではないかね」

 

 

確かにアメリカが疑われるは仕方が無いのだ、ソ連も同じような疑われ方をしているが、扱っている技術が全く違うということで見逃されている。

 

事実ソ連は今第3計画を進行している最中なのだ、それに加えて粒子兵器の開発など、どう考えても無理があると判断された。

 

ちなみにこの場所にはオルタ計画を知る人間しか出席していない。そのために多少計画内容が知られても何も問題は無いが、やはりアメリカ側も黙っているわけではなかった。そもそも会議が行われているのは、マークが地球の衛星軌道で待機してから一週間が経過していた頃である。

 

 

「いいえ、我々アメリカは関与していません。現に火星方面からこのような物体などが地球に向かってきています」

 

 

アメリカの高官が見せたのは 巨大な隕石に巨大な人工物がともに地球に向かって移動をしている写真で有った、そもそもルナツーとコロニーの大きさを考えれば、地球に近づけは近づくほど発見されやすいのは明白であった。

 

しかもそのような写真が次々と出て巨大な隕石と人工物はともに加工された後があり、一種の宇宙要塞ではないかというのが、アメリカ軍のトップが出した結論であった。

 

 

「これ程とは……本当にこの写真は事実なのか」

 

 

「事実だ、嘘でこのような捏造写真をここへ持ってくるほどアメリカは落ちぶれていないぞ。どの道ばれる事だからいうが、こちらの巨大な隕石は恐らく偵察艦隊の母港だろう。それと人工物の方は多分だが人が住めるように作られた物だろう」

 

「なんだと、それは本当なのか」

 

「わからんが、近々また契約者と接触があるだろう。その時になればいずれわかると思うが、その時まで我々側も交渉する席や代表を決めないと危ないぞ」

 

「だが契約の内容を見る限り、国連で契約しても全ての国に得た情報を渡さないとガンダムが使えなくなる可能性が高いぞ、だだでさえガンダムが使っている粒子兵器の開発などどう考えても我々には3世紀先の技術だ」

 

 

「そうだ、一部の国が独断でやってしまえば国連加盟国全てに情報が行き渡らない可能性が高い!!」

 

こうして、いまだ国連では会議が終わらないまま ルナツーはようやくロンデニオンコロニー群のところまでやってきたのだ。

 

地球圏に到着したにルナツー要塞は自らの艦隊を出したうえで宇宙世紀の時代でルナツーがあった場所まで巨大な要塞をゆっくりと進めていく。

 

どこで地球側の邪魔が入るかわからないからだ。核兵器による特攻などをやられては流石にルナツーでもまずいの。だからこそきちんと要塞から艦艇を出した上で進路の確認をさせている。

 

 

ちなみにこの時の映像はきっちり地球上の全ての国で天体観測機器を使って録画されていた。これによって地球側の国連議会がよりさらに荒れる結果となってしまう。

 

 

これにより地球の歴史も強制的に動くはめになった。

 

 



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海王星【ネプトゥーン】作戦の危機 前編修正版

欧州、海王星(ネプトゥーン)作戦とは

ポーランドに展開するBETAの誘出撃滅と、それによる欧州の戦況好転を目的とした国連軍、米国軍、欧州連合軍、ワルシャワ条約機構軍による4軍合同の一大反攻作戦。
投入兵力の総計は、艦艇300隻、戦術機500機、ヘリ400機、総員兵数30万人以上

これはあくまでも忠実の戦力表示です 最低でもこれの三倍で戦っています

火星軍の介入によってこうなりました。 かなりの軍隊です。地球側も 



ルナツーとロンデニオンコロニー群、ベクトラ級10隻と合流してからすでに三ヶ月が経過していた。

 

この間にもルナツー要塞内部では元々地球連邦軍が溜めてあった膨大な戦闘データや季節のデータとマブラヴ側の地球のデータを使い、主にミサイルバギーやガトリングバギーそして61戦車と量産型ガンタンクの大量生産をおこなっていたのだ。

 

千機を超すフルアーマーガンダムも今回のマークが接触した戦術機の部隊のデータ等で色々と解析した結果、フルアーマーガンダムの改修プランの一つである【トルネードガンダム】に改修することになった。

 

機体色も性能も歴代のGジェネで使われていたトルネードガンダムと同じになった。

 

ただしバックパックの換装技術を組み込まれているために、パワードジムの強化改修用のプランの【カーディガン】を基本的に装備できるようにしていた。

 

腹部にある拡散メガ粒子砲はエネルギーの問題上のために、廃棄されてしまったが、

その分機体強度が十分に上がっていた。

 

そしてなにより、マブラヴ側の地球の環境に合わせた再セッティングを施した【ベクトラ級一番艦ベクトラ】一隻の最終調整がようやく終わりを迎えていた。

 

特にこのベクトラ級一番艦にはハイメガ砲が搭載されていることも大きかった、

これで直接地上のハイヴを狙い撃つ予定なのだ。

 

またこれが失敗しても切り札は何枚もあった、その為にアプサラス計画でアプサラスⅢの再設計と開発と生産をおこなっていたのだ。

 

あの火力は十分すぎるほど強力であったのだ、一年戦争時でジャブローを一撃で落とせるほどの大火力はハイヴ攻略戦においては十分すぎる活躍をみせるからだ。

 

またマークも整備士のトップであるアストナージと色々と話をしていた。

次から地球で活動することが圧倒的に多いからだ。

 

「なるほど、これはこうして、大体は元の地球と環境データが一緒だったから、モビルスーツにも合わせておけるが……やはり契約者用のトルネードガンダム1000機程の整備は難しいぞ。それにどんなにシミュレーションしてもだ、バナージ機のユニコーンガンダムは一回の出撃でフルメンテナンスが必須だな、フルアーマー装備はどうしても機体に色々と負荷がかかっちまうからな」

 

実際にユニコーンのフルアーマー状態は元々は宇宙限定の装備であった。それを重力下仕様に変更するので色々と負荷が大きくなるのは当たり前である。

 

「それしてもよくこれだけの整備士達で、どうしようもない場所や機体データの最適化も済ませていたな。ただそれでも戦闘はここまで激化していたのか……この戦闘データは本当にすごいぞマーク」

 

実際に欧州戦線や中華戦線でもそれぞれのフルアーマーガンダムとトールギスを筆頭に戦っていた。特にトールギス系の高機動系モビルスーツは駆動部分や関節部分に色々な負荷がかかっていた。

 

これはゼクスとトレーズが大量のBETAを一人で相手にしていた証拠でもある。

 

一機で10000以上も相手にできるエースは早々いないのだから。

 

 

ゼクス達とトレーズ達の整備士連中達にとっては、地球で戦ったフルアーマーガンダム600機の戦闘データは本当に貴重な情報源となっていた。

 

それぞれ別の環境で戦っていた戦闘データだからである。

 

だがそれでもやはり最後は人の手によるメンテナンスが行われないと、MSも戦艦もまともに動かなくなるのは仕方がない。中華戦線や欧州戦線のあの広大な戦線を、一部を除いてガンダムタイプだったとはいえ、たったの600機というМSで戦っていたのだ。

 

支援砲撃でベクトラ級からも砲撃はされていたが、それでも実際にはところどころBETAとの戦闘で機体に相当な負荷があったらしい。だがそのおかげで色々と地球上でのデータを得たのだから、必要経費と言えるほどのコストでもあった。

 

もっともそのおかげでルナツーの内部の工房では、現在フルアーマーガンダム1000機の改修が行われていた。やはり十万を超すBETAの軍勢相手に、たったの六百機と六艦では無謀に近かったようで、また色違いのウイングガンダムのフルメンテ中でもあった。

 

最後に十分間のバスターライフルのフルチャージの反動があまりにも大きかった。

フルチャージで打てるのは、あくまでもプロトタイプウイングガンダムZERO系統のモビルスーツに限るのだと散々マークは整備士達に怒られていた。

 

その為か現状マークが使えるMSはガンダムタイプを除けばほとんどがジムシリーズかガンキャノン・タンク、そしてジェガン程度のMSに分けられている。

 

今後地球へ降りる可能性が高いとすればロンド・ベル隊の分艦隊に出番が回ってくる可能性が一番高かったりする。だが、元々独立部隊として元の地球連邦政府でも使われていた部隊だ。そして、ルナツーという拠点と人が住めるロンデニオンのコロニーが500基以上ある。

 

しかし、本格的に行動するには、地球と交渉して地上にも火星軍の生産拠点と軍事拠点を持たないといけない。

 

またベクトラ級の大きさであれば、モビルスーツを全てなくせばある程度の生産ライン等を詰めるようになっている。

 

だからこそ今ルナツーの船の工房ではベクトラ級母艦の1番艦以降のベクトラ級を使えるようにメンテナンスを行っており。後数日中にはロンド・ベル隊の新たな旗艦ベクトラ級一番艦ベクトラが使われる予定であった。

 

他の艦艇にはそれぞれの役割が降られているためにすでに十番艦 九番艦 八番艦を含めた合計で150隻からなる、【衛星軌道大艦隊】は地球の衛星軌道上で月から地球へ向かって落ちてくるハイヴを迎撃する任務に就いていた。

 

 

また地球への大気圏突入能力ならびに離脱能力を有しているベクトラ級は、ロンド・ベル隊の部隊を配備させて地球圏の動向などを調べてもらうために唯一現状で動かせる戦力であった。

 

それに地球に降下する艦隊のほとんどが、ラーカイラム級とクラップ級などMSが多く、機体を乗せられる戦艦合計250隻を含めての1大船団で地球に降りる予定なのだから。

 

火星政府と軍隊は地球側に巨大な艦隊と軍事力を見せて、地球側である程度のフリーハンドを得ようとしていた。

 

ベクトラ級10隻程度の戦力では地球側との同盟の時に不利な条件でこちら側の戦力がすり減らされてしまうかもしれないからだ。

 

だからこそ、他の戦力はやはりルナツーの防衛戦力として元々配備されているラーカイラム級を中心としてルナツーの宙域に配備されている上に、ラーカイラム級のミサイルは全て核ミサイルというとんでもない仕様になっている。

 

ただしあくまでもこの仕様は宇宙空間限定である。地球では通常弾に加えて色々な弾頭を複数用しているのだから。

 

それにどう考えても月面からのハイヴがルナツー方面に向かって飛んでくる可能性があるために、それの迎撃用として艦隊の核ミサイルを普通に配備していた。

 

しかもプロト・スタークジェガン【核武装タイプ】が普通に配備されているのだから、火星軍の力の入れようが窺える、普通に宇宙世紀の技術で作られた核兵器で、マブラヴ側の核兵器とは普通に核の威力が桁違いなうえで、UCの技術で作った核は一発で1個艦隊が消滅してしまうほどの威力を有していた。

 

普通にルナツー内部に核兵器を置いておけるスペースがあること自体驚きなのだが。

それに加えて、普通にメガ粒子砲を配備した攻撃衛星や探知のみ特化した探知衛星がルナツーとロンデニオン・コロニーの回りに最大で三十万基は普通に飛んでいる。

 

地球連邦軍の物量と配備は驚くしかないのだ、最も監視衛星や攻撃衛星は比較的に楽に作れるためにこのように大量に作られているが、それでもこの量の多さにはやはり地球側がこちら側に向かって核兵器を撃つかもしれないという怖さの裏返しであった。

 

実際に、今は軍事同盟も政治的な同盟も何も組んでいない、火星側も地球側もつまり今の時期なら何をしてもいいと地球側がとらえても仕方がないと言った士官や政治家の殆どは

0083の時代で観艦式の時にいた連中であった、ガトーに核を打たれて戦死した奴らの殆どが、軍事同盟や軍事条約がない時期は圧倒的に危険だと議会でも言っていたのだ。

 

その為の政治的な意味も込めてこの物量での配備数でもある。

 

そして一週間が経過した時にはベクトラ級1番艦の修理と補修と改修が無事に終わり。ブライト率いる、ロンド・ベル隊の旗艦として配備されて、部隊の再編制をしつつ。完熟訓練もかねて地球の衛星軌道上へやってきた。

 

 

 

一方の地球側の国連軍ならびに、国連に加盟している国の主導作戦がようやく開始されようとしていた、三ヶ月も前に国連の会議を得てようやく三ヶ月の準備を入念に行った作戦名。

 

通称【オペレーション・ネプトゥーン】国連軍、米軍、欧州連合軍ワルシャワ条約機構軍の4軍による、BETAの大規模漸減作戦へと参加する事になった第666戦術機中隊だが、

ブリーフィング後にカティアとシルヴィアのすれ違いが再発する。

 

さらにはテオドールが属する第2小隊は揚陸艇を含めた、海軍の戦術機との共に戦場に出ていたが、やはりなれない最新鋭機ということもあり、ファムがカティアをかばってここで負傷してしまったのだ。

 

本来の負傷はとある東ドイツの要塞ではあったが、それが時系列的にはなくなってしまった、結果的に臨時で指揮を執るグレーテルが、現状では一番厄介でもあった。

 

ただでさえ、中隊に配属されたばかりのテオドールの妹のリィズという不安要素を抱えていた上に、指揮をするグレーテルは、はっきりいえば。

 

「チッ、最新鋭機を得たからといってこんな激戦区に一小隊のみだなんて冗談はきついぞ」

 

海岸から戦艦や巡洋艦によって、自分達の上から平然と砲撃が普通に飛んでくる中で戦えというのだ。冗談ではない、しかも位置的に色々とおかしいとテオドールは感じていた。

 

だがきっちりと補給などの時間には戻れるために、捨て駒扱いにされてはいなかった。むしろその逆と言ってもいいほどの歓迎ぶりであったのだから仕方がない。

 

そんなテオドールの気分や思いを、BETAの軍勢は尊重してくれない。ただ単に、国連軍と協力して対BETAの戦力としてBETAを撃破するしかないのだから。

 

そして、今回で三回目の補給だ、十分補給が受けられているし、無駄口をたたく位は許されている。それはテオドールがやはり特別扱いされている証拠だったするが、それを本人が気づかないまま戦場で戦っている。

 

アイリスディーナ隊も別の戦場で戦っていたが、やはり国連の意図にはある程度気づきながらでも戦っていた。それが国連によって、第666中隊用に作られた戦場であってもだ。

 

『テオドール達の隊はまだ気づかないか・・・ここが作られた戦場で・・・いいや自ら気づかないと・・・いつまでも操り人形のままであるというのに』

 

アイスリディーナ隊も補給をしながらこの後の展開を色々と考えてはいたのだ。

また十分な指揮に不安を抱える小隊長、秘密警察のスパイ疑惑が晴れぬままの義妹とともに、カティアを守らなければならない。

 

そんな思いを抱えながら戦っているテオドール、だがグレーテルには上から別の指令が存在していた。

 

それは、この作戦が始まる少し前まで時間はさかのぼる。

 

 

「いいか同士グレーテルよ、契約者となっている同士テオドールと同士アイリスディーナの存在は、我々東ドイツ陸軍の期待の星である。いざとなれば部隊の損害率は気にするな、契約者二人の命と部隊のどちらを優先すべきか同士にもわかるだろう」

 

 

「それはつまり……いざという時は私にもテオドールやアイリスディーナの盾となって二人を最優先で生き残らせろという命令でしょうか?」

 

グレーテルもわかっているのだ。現在の東ドイツ側の経済と戦力・補給物資が、どんなに逆立ちしても外国側から援助に頼らざる負えないという事を……だからこそ、今回の大規模の作戦で東ドイツも西ドイツも強制参加だ。

 

おまけに日本もアメリカも欧州やドイツ、イギリス、インド、中華戦線もこの間引きにあり得ないほどの物資を吐き出していたりする。戦力も同様だ。

 

忠実の戦線よりも圧倒的に、三倍も多い戦力で戦っていた。だからこそ戦術機の補給も十分にできたのである、それを知らない東ドイツ・西ドイツは自由意志で参加したといっても、ソ連や国連によって物資や戦術機などを輸入している時点でどう考えてもほぼ強制的参加の状態であった。

 

こうした会話を受けていたグレーテルにしてみれば自分達の存在意義を見出さなければ

また使い捨ての部隊にされるという懸念がある為に、砲撃が飛んできている中でも一歩も引かずにただ単に近くにいるBETAを殲滅するという命令を出すしかなかったのだ。

 

 

『こんな命令しか出せないなんて……でも私は契約者達の盾ではない、ちゃんと存在意義を見せないと』

 

そんなことを思いながらグレーテルは指揮をしていたのだ、そしてなによりも同志としてアイリスディーナが独自に命令していたことでようやくテオドールは覚悟を決める。

 

 

そんな時である、国連太平洋方面第1軍東方遠征軍の全部隊に作戦発動が達せられる。

艦隊からの砲弾、光線級のレーザー照射が飛び交い、重金属雲と爆炎が巻き起こる中、次々と揚陸部隊が展開していく、その中には戦術機揚陸艦ペーネミュンデから戦術機中隊の姿があった、元々は第666中隊を運ぶ船であったが

 

政治的判断もあり、第666中隊は最初揚陸地点の一つの周りに存在しているBETA群を排除して補給を済ませて内陸に進めていた。これもグレーテルの小隊のみが突出した形で現状も戦っているのだから西も国連軍も頭を抱えている。確かに戦果をたたき出してはいたが……その居場所が問題でもあった。

 

 

「なるほど確かに東ドイツ最強の部隊といわれる第666中隊の一角だな1小隊で揚陸地点の一つを手に入れたあとは補給後これほどの戦果を出すとはさすがというべきか」

 

 

旗艦の戦艦ペンシルバニアの艦橋では戦場から若干外れた場所でこの戦いを観測して明確な指揮をどんどん出していた。

 

その片割れには、揚陸地点を手に入れた時に負傷したファムが、頭と左側に包帯を巻きながらこの艦橋に普通にいる。それ自体が破格の扱いだろう。

 

だがやはりというべきか、衛星からのBETAの増援が一万と出ていたために、ゆっくりとではあるが国連軍、米軍、欧州連合軍、そして中華戦線からも砲撃を休めるどころか逆に砲撃の雨霰という形でどんどん撃ち込んでいた。

 

これには訳がある。確かに前回の二回とも、でかい進行は火星軍の偵察艦隊により防がれていた。それどころか少しではあるが絶対防衛ラインをBETAが支配している地域に対して押し込んだ。

 

これは絶対にありえなかったことではあったが、どう計算してもやはり500mほど防衛ラインが押し上げられた真実は地球側も衝撃を受けていた。実際にBETA側としても500000以上の損害が出ているためか、突撃級を含めて多くの量産がされている時期だったからこそ、防衛ラインを引き上げた理由だったりするが。

 

これは地球側もBETA側も規定外の損害によって色々と時期がずれた結果、このような戦いの作戦が行われているのだ。

 

地球側としても次の交渉の時までに、体裁として自分達がこれだけ頑張れるという戦果を見せておかなければ火星側との交渉も色々と自分達が不利になってしまうと考えた、結果定期に史実より3倍以上の戦力と戦略物資を運ぶ補給艦隊や戦艦があった事で、この砲撃の物量が成功していたのだが……

 

 

「チッ、おい・・・グレーテル小隊長、そろそろ戦線から離脱したいんだが砲撃の中動くのもそろそろ限界が来ている」

 

 

それは事実であった、幾ら最新鋭機を得られたといえ、やはり戦場での稼動時間が問題になっている。実際に最前線で彼らは戦っているのだが、補給に戻るにはどのみち下がる必要があった。だが、グレーテルとしてみれば、やはりというか……

 

彼女の目的のためには、ここが踏ん張りどころでもあったからだ。

 

「駄目だ同士テオドール中尉、まだ我々がやるべきことが多く残っている。最新鋭機を与えられながらこの程度の戦果で帰ってみろ、東ドイツ最強部隊はやはり嘘であったかと基地連中に言われてしまうぞ。それにまだ戦えるだろう」

 

確かにそうではある、だがそれはここで戦死しろといっているようなものである。

 

「確かにそうだけど、基地に戻るまで・・・ええいBETAどもめうっとうしい。それにこのままだと撤退しながらこいつらと戦う羽目になる。その余力が無ければ無事に戻れる訳無いだろうが」

 

 

テオドールの言っていることは間違いではない、現にすでに突撃砲の残弾は5,000発を切っており、その後はとつりかれた時用に装備されたナイフが二本しかない状態だ。

 

 

他のシュバルツも似たり寄ったりであったが、それでも残って戦うのはやはり指揮官として器が少々低いといわざる得ない中。

 

「黙っていろ、テオドール中尉まだ残弾は残っているだろうそれが無くなったら泣き言をいえ」

 

これはある意味暴論に近いが、グレーテルにしてみればここで頑張って存在感を出さなければ……という焦りがあった。そこを戦場の死神は見抜いてしまう。そこで突撃級のBETAが、20体も一気にグレーテル機に襲いかかってきた。

 

「しまった!!!!」

 

だがグレーテル機は本来ならば突撃級によって突撃されて爆発するはずが……

 

ドドド ドドド ドドド ドドド ドドド ドドド ドドド ドドド ドドド ドドドドドド ドドド ブシャツーー

 

突撃級は大量の戦術機から放たれる銃弾を一斉に受けてしまったことで倒されてしまう。

 

「グレーテル中尉、貴殿はなにを考えている。すでに撤退命令は出されているぞ、もうこのあたりには我々しか残っていないぞ」

 

別の所で戦っていた第666中隊の1小隊を率いていたアイリスディーナ率いる隊長達と、他の国の戦術機中隊がわざわざテオドール達を助けに来てくれたのだ。

 

「貴方は馬鹿なの? 戦場は簡単に移動する生き物のようなものですよ、この場にとどまり続ける貴方の指揮の為に、私達はある程度犠牲を出したんです」

 

そう西ドイツの戦術機やアメリカの戦術機などを含めた50機の支援砲撃によって、なんとかこの窮地をグレーテルは脱することが出来た。国連軍や他の軍隊に迷惑をかけたが、こうして無事に撤退を果たした瞬間にその場所にも普通に流弾が雨霰の様に大量に降ってくる。結果、この戦場を完全に支配したのは人類側であった。

 

 

衛星軌道上のベクトラの艦橋から、地上の戦闘の映像をブライト達は確認していた。この時地球上の衛星軌道上に集まっていた火星軍の艦艇は、ベクトラを中心におおよそ戦艦だけで、300隻が集まっていたが、ハイヴを一つ落とす程度の勢力といえば、これでもギリギリなのだ。

 

その為3か月の時間をかけて作られたモビルアーマーアプサラスⅢの姿が存在していた。再設計機のために、ジェネレーター出力炉はZZガンダムの動力炉を2つ装備した上で、ミノスキークラフトも最新型に換装、さらには大型メガ粒子砲も大出力のハイメガ砲に換装を行ったり、大気圏突入用と防御用としてビームシールド発生装置などを付けた最新型に生まれ変わっていた。

 

宇宙で現在はテスト中であった機体を急遽マークの権限で呼び出した。また、ロンド・ベル隊はベクトラを入れた後再編成されてから1週間も経過してないのだ。

 

だからこそ緊急時においては、今はルナツー方面軍や衛星機動艦隊から艦艇を一部借りている状態なのだ。

 

指揮系統も地球上の戦いを見ながら、ブライトとマークを含めた複数の人物で再構築中でもあった。一部のエースパイロット達は、自ら乗っている機動兵器ごと一緒来てもらっていたりする。

 

補給物資は後からいくらでも持ってこれるからである。その為か、この状態でもアプサラスⅢのテストパイロットとしてはアイナ・サハリンと部隊指揮官としてシロー・アマダの二人が乗って、状況によってはハイヴの上層部を完全に破壊する砲撃用のモビルアーマーとして活躍が期待されているのだ。

 

だからこそ、この機体に色々と複雑な思いがあるようで、やはりアイナの気分は優れないでいた。

 

「アイナ、大丈夫か、宇宙世紀では」

 

「大丈夫です、シロー、それに今回のこのアプサラスⅢはBETA大戦限定に使われる兵器です。それに人類を天災としてしか見てない生体兵器相手には問答無用でこの引き金を打てます」

 

 

「そうか、ならば俺は自分の役割に徹する。戦場によってはこの機体の主砲を使う予定だから、危なくなったら08特殊小隊で絶対に守るからな」

 

「はい、それはマーク中将によって確約されていますが、いざとなったら機体事・・・自爆させます、あの時のように鹵獲させないように」

 

「なら、この機体の最終確認をしないとな、色々と機体のアップデート等をしているおかげで、この機体が耐えられるかどうかわからないらしいから。一応装甲も最新鋭機と同様にしていると聞いているが」

 

「はい、それで問題はありませんが、兄のギニアスが病がないだけであそこまで落ち付いた性格になるとは思いませんでした」

 

呼び出された人物の大半は、元々宇宙世紀の時代によっては病持ちとか、強化人間で薬物汚染されている者など色々といたが、こちらの世界に来た時点で基本それがなくなっている。科学者の一部の人間は狂気に走る必要性がなくなったといえる。

 

こうして静かに宇宙空間では色々とやるべきことをしながら、それでも地上でのBETA戦の戦いを見守っていた。もし危なくなったら問答無用で戦闘に入るために、今のうちにそれぞれの部隊は大気圏突入の準備の最終確認を行っていた。

 

 

 



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海王星【ネプトゥーン】作戦の危機 後編修正版

ラー・カイラム級の搭載は基本的に20機+αで合計24機までは搭載できます。

実際にゲタやベースジャバ―とか搭載していなければかなりの搭載数が乗せれます。

クラップ級は12機位と過程しています 巡洋艦でかなりのスペースが搭載できるので。

コロンブス級は大型の輸送艦です こいつがなければ 火星軍も補給はできませんから結構な数が存在しています。 

民間用として結構普及している船の一つです 


地球上の戦いもひと段落して、1日が経過していた、それでもマーク達、火星軍は地球の衛星軌道上に集結した大艦隊にルナツー要塞から大艦隊の補給のためのコロンブス級等を呼んで本格的に地球降下する最終段階に入っていた。

 

現在は地球の衛星軌道上にいるロンド・ベル大艦隊に物資補給用に、一部の艦艇を残した上で【補給艦隊を護衛】するために【三百隻の内】【コロンブス級は五十隻】であり、護衛艦隊として五十隻のラー・カイラム級が守るように大気圏に突入準備をする1大艦隊の様子を静かに見守っていたのだ。

 

 

「それにしてもだ、ブライト、ここまでの艦艇の数は俺たちが宇宙世紀で戦ったシャアとの戦いより戦力が充実しているのはうれしいが、指揮系統も大雑把になって大変だと思うが、そこは総司令官なのだから我慢してほしい」

 

 

「アムロ、できるならば変わってほしいところだぞ、実際にこれほどの艦隊はソロモン攻略戦ほどではないが、それなりの大艦隊だからな」

 

 

そうしてブライトが見ているのはマークが振り分けた【大艦隊の戦力表】ではあった、確かに理にかなっている【戦力を振りわけて】いるのだから、ある意味すごいことだと素直にブライトもアムロも思っていたのだ。

 

 

「それにしてもだ、なんとか間に合ったようだな、量産ガンタンク改を700機も載せるとはな、砲撃特化だから、ラー・カイラム級やクラップ級などの前方カタパルトに乗せて砲撃する予定か」

 

 

「ああ、確かに砲撃能力は圧倒的に高いからな、地上でも打ち下ろしができる機体が欲しいというのはわかるがモビルスーツ部隊の補給はやはり、後部ハッチの予定か、発進も艦載機であるジェガン部隊を出してからというのもわかるが」

 

「えらく具体的だか、確かにホワイトベース時代でも砲撃力があったガンダンクは地上では使い勝手が良かったからな、弾幕を張るのも問題はないということか」

 

 

「あぁ・・・そのためか今回はゲタも載せているからな、気合の入れようが違うようだ」

 

「それにしても下の戦場はようやくひと段落したところか、だが現状BETA側はどう動くかわからないために待機中というわけか、歯がゆいな」

 

「そう言うなよ、ブライト、俺たちだってすぐに戦場に行きたいと思うが、地球側も頑張っているんだ、今回のこの大艦隊も地球側になめられないための戦力だということを忘れないといけないだろう」

 

そうなのだ、ここまで大きい艦隊を組んでいるのは地球側に堂々とこれほどの戦力を出してもまだコロニー防衛艦隊とルナツー防衛艦隊の戦力も十分であると知らしめる艦隊行動であった。

 

その戦術オプションの中に地上の戦場の降下作戦がある、そんなことを知らずにただ地球側もBETA大戦としての作戦の1段階目がようやく終了した程度でしかない。

 

だからこそ、東ドイツ軍ならびに政府としては、ノイェンハーゲン要塞陣地からもかなりの兵力を引き抜いていた、オペレーション【海王星】作戦の為に、本来の歴史であれば、ノイェンハーゲン要塞陣地辺りもBETA梯団によって壊滅した上に、基地も跡形も無く爆発消滅するはずが。

 

 

三ヶ月前のウイングガンダムならびに、火星軍の介入によって、逆にBETA師団を完全に跳ね除けた上にノイェンハーゲン要塞陣地辺りは今現在は東ドイツ陸軍が完全に掌握している支配地域になっていた。

 

忠実の歴史よりも東ドイツ側はかなりの戦力をこのオペレーション【海王星】作戦の為にさまざまな戦線から引き抜いていた、その引き抜かれた小隊の中に戦術機の適性検査に落ちた元要塞の兵士の一人、少女兵士ヴィヴィエン・シュバインシュタイガーの姿とその兄貴分役のクルト・グリーベル曹長達の姿が昨日奪還したてのうちの一つである。

 

上陸拠点の整備などに借り出されていた、実際に戦闘地域よりも離れてはいるが、それでも戦車隊やミサイル車を普通に配備していることからも、この強襲地点はすでにオペレーション【海王星】作戦成功の為の軍事拠点化を目指す為にも撃破された戦術機と戦車等の残骸の中で活動していた。

 

 

戦車の残骸またはAー6の特殊な戦術機、水陸専用機の残骸がまだこの地点に多数置かれている状態、だからこそ、彼らにも最低限度の武装は持たされてはいるが、これで戦車級・突撃級を倒せるかという微妙である武装、上からは、ここを今後の反抗拠点の1つにしたい為に、

 

そのためであれば戦術機に乗れない人間は幾らでも昨日の戦いのBETAの生き残りがいるかも知れない、場所へ平気で出せるのが東ドイツ軍の上層部であった、それに忠実と違うのは東ドイツ軍があまり消耗していなかった。

 

だからこそ予備戦力としても、ここまでの作戦にこれほどの戦力を出せるのだから東ドイツ側を見下す国連側ならびに西側もいないだろう。

 

ただし、歩兵の連中にしてみれば死んで来いと言って言われる戦場でもあった、実際にまだ奪還作戦から1日も経過してない所で戦術機も戦車の護衛もなしでBETAの死骸の中で歩いているのだか。

 

「それにしてもだ、 おい・・・第1484偵察部隊の連中はまだ、BETAの生き残りとは出会っていないんだな??」

 

クルトの質問にヴィヴィは簡単に答えたのだ、 

 

「はい、問題はありませんここまで海岸から…200は離れましたが…まだあってはいませんやはり、昨日のわが軍最強といわれるあの戦術機中隊の1小隊と海軍の強襲部隊によって全て排除されたと見るべきではないでしょうか?」

 

確かに昨日のアレだけの攻勢に出た人類側にBETAもあわてたのか多少の援軍を出してきたが、結局はその中隊が引き上げた直後に作戦にかかわっていた全艦艇の砲撃によって援軍は綺麗さっぱり地図の上から消えていたのだ。

 

それを裏付けるように周辺地域も被弾もなにもしてない戦術機大隊や他の国々の中隊なとがその砲撃後を飛び回り、残存BETAの発見は無かったのだ。

 

だからこそ、その彼らが今朝になるまで間に寝ないで作り上げた海王星作戦の第2段階で採用された、欧州連合軍とアメリカ軍が来るべき西欧諸国での決戦に備えて構想していた、対BETA戦ドクトリン「アクティヴ・ディフェンス」

 

それはBETA師団を引き込み、包囲し、同時かつ多方から攻撃を仕掛けることで進撃を遅滞させるとともに、集団を分割させ、その隙に地上部隊と戦術機部隊を中心に機動打撃攻撃を行うことでBETAの各個撃破するというものであったがやはり圧倒的に時間が足りない。

 

陣形や戦術をするしてもだ、敵を待ち受ける陣形は基本的に1か月以上も前にきちんとその陣形を完成させていなければ、意味がない、当然現状の各国の指揮系統の命令はぐちゃぐちゃである。

 

確かに戦力だけは忠実の歴史と比べると3倍以上あるがそれでも自走砲や戦車隊・ミサイル隊などの配置転換さらには補給物資を集積する場所に確保に圧倒的に時間が足りない中、何とか1日で形はとりあえず完成はした、だが後方の支援体制は、はっきりといえば何もかも足りない状態であった。

 

本来ならばこの作戦で使用される戦車隊は有に一万は軽く超えている、ミサイル隊でも3万両はあり、自走砲にいたっては五万を超えるはずだったが、だが蓋を開けてみれば 戦車の配備は3000がいいとこである、ミサイル隊は2000であり、とどめに自走砲にいたっては1000しか配備されてはいないという事情があったりする。

 

これは各国にしてみても、なにも戦いはこの一線で決まるわけではない、当然この強襲地点の確保の為の戦力も運んできている、つまり今の段階で全戦力をBETAの撃退のみに使うのは得策ではないと政治的に判断された。

 

だからこそ、ヴィヴィとクルトのように多少の武装を運べる軽車両に兵士を乗せて、このような戦場の後地に送り出して、一種のバロメーターにしようとしているわけである。

 

実際に兵士と兵器ではコスト的な問題も絡むためにどうしても兵器優先になりやすいが。

戦場を知っている兵士に言わせれば

 

「兵器なんて幾らでも作れるだろう? どうせ壊れる為に作られている兵器だ、それよりもそれを扱う兵士がいなくなれば 兵器なんて無用の長物となるぞ」

 

という考えで行動しているのだから、整備泣かせなのは間違いではないが、だがこの考えもなにも間違えではない、実際に優秀な兵士がいなければどんなに優秀な兵器であってもその性能を生かせずに撃破、または死亡してしまうのだから。

 

だがこうしている間にも、ヴィヴィとクルトがいる部隊が調べた半径に生き残りのBETAがいないとわかると大型の母艦や工作船団が海岸に近づいて空母の護衛である、戦術機大隊も合流していく。

 

無事にこの強襲地点の基地化を開始していく中、平行して、物資を地上に下ろしていくのだ。

 

この現状卸艇る物資のほとんどは、現作戦によって使われる戦略物資だ、実質弾薬関係がたんまり入っているために、人が食べるものなんてものは基本的に母艦か工作船団の中に存在している調理場を利用して、食べ物を食べているが、すでに第二プランの作戦が進行している前戦の戦場にいる兵士達は普通に軍用のレーションを食べては戦術機や戦車・ミサイル・自走砲など乗ったり、そばに張り付いていたりする。

 

また第666戦術機中隊は昨日の事もあり後方に配置転換されていた、幾ら優秀であったとしても上の命令もまともに聞かない兵士は前戦には要らない。

 

これは第二プランに移ったときに隊長のアイリスが他の隊長達の会議によって正式通達された時に聞かされた言葉であったが、実際には違っていた、すでに十分すぎるほどの戦果を第666戦術機中隊は最新鋭機で行っており、この戦闘データは十分すぎるほど東ドイツ側は様々な利用価値があった、

 

 

実際的には国連に加盟しているほかの国々がこれ以上は第666戦術機中隊に戦果を上げないように上から圧力がかかった結果の政治的配置転換でもあった、そうでなければ下手すると今回の戦場はレーザー種がいるかも知れないのだ、それなのにレーザーヤクトを一番得意とする部隊を後方に待機させている意味は、はっきりといえば無いに等しい行為であることは。

 

隊長のアイリスと政治将校のグレーテル等は普通に察してはいたが、やはりテオドールや一部の部下達にしてみれば、自分達の力を過小評価されているのではないかと思えるほどの扱いであったからだ。

 

すでにテオドールたちがいる戦場よりさらに前戦と呼べる場所では他の国の戦術機がBETA旅団の周りを飛び回り、突撃級を中心に各個撃破していく、現状は足の遅い戦車級は普通に戦車砲やミサイルそして自走砲の砲撃などで撃破できているからこその戦い方であったが

 

だが、一時間後その均衡が一気にBETA側に傾いたのだ、レーザー級30体ほどと平行して要塞級一体が戦場に一気に現れてしまったのだ。

 

当然今までの砲撃を可能にしていたミサイル・砲撃などがレーザー種の攻撃によって打ち落とされていく中でも支援砲撃をやめるわけにはいかないまま、いまだに海岸側の拠点設営から支援砲撃はいまだに続いていた。

 

だが当然軍事関連ではこれは予想外の行動であったために、さらには援軍として突撃級が一万追加で現れた、ただでさえ、何とか均衡にしていた戦力が一気にBETA側傾いたことで、少しづづではあるが、戦線が押し戻されていくこうなってしまうと、戦場そのものが大混乱していた。

 

この時になっても多少の支援攻撃はされてはいたが、それでも今までの砲撃よりも弱い感じになっていたのは仕方がないことでもあった、砲弾を補給する艦艇はすでに海上に避難するために回避行動をとっていたからだ。

 

さすがに弾丸の補充などが、なければ支援砲撃はだんだんと減らしていくは仕方がないことではあったが。

 

そうこの時に至っては地球の軌道上にいた大艦隊の存在をこの戦場にいた全ての人間は忘れていた。

 

しかもだ、かつての地球連邦軍で最強といわれた第13独立部隊・・・通称ロンド・ベル隊のエースと司令官がこの戦場を黙って見過ごすはずは無かった。

 

元々上に書いたように独立した部隊だ、つまり地球に勝手に降下するのも問題ないということで簡単に降下する為に全体にビームシールドをはる指示を出すブライト総司令官の命令で一気に艦隊が動いた。

 

 

「現時刻を持って、ロンド・ベル隊は地球に降下して、BETAとの戦いに本格参戦する、大気圏突入用意しろよ、全体にビームシールドを張ることを忘れるなよ、張り忘れをしたら、船体のダメージ等を個人で調べてもらうぞいいな」

 

 

「ならブライト、俺は先にハンガーまで降りてνガンダムかホワイトゼータを戦場の戦況を見極めて使うとする」

 

 

アムロ・レイはこの部隊の中ではトップクラスの腕前である、しかもニュータイプの素質も併せ持っているのだから、敵にしてみれば、たまったものではないだろう。

 

それに、このベクトラ級はイザという時の為に、Zガンダムが30機 ZZガンダムは60機、νガンダムが2機となっているのだ残りは予備パーツや補充パーツなどが備わっている、

 

これは今回のことで、戦艦主にラーカイラム級が50隻も参加するために完全に扱う戦力を振り分けた結果である。残りの艦艇は全てクラップ級の一大艦隊であったからだ。

 

そしてラー・カイラム級はジェガンタイプが16機と量産型ガンタンク改4機と編成で組まれておりそれが50隻ある状態で組まれている。

 

またクラップ級も同じようにジェガンタイプと量産型ガンタンク改の編成で組まれていた、後はモビルスーツを戦場に運ぶ為にもドダイタイプや換装によってMSの基本性能の向上や武装の充実を行っていた、特にジェガンタイプはその数と換装のバリエーションは多いために、今の換装タイプは完全に一つになっていた、それは【パワード・ジェガン・カーディガンタイプ】に換装が済まされていた。

 

この装備は3か月前に散々BETAとの戦いの戦闘データがあり、通常タイプでは弾薬やエネルギーが足りない可能性が高いために、元々はパワードジムの戦力化用と作られていた、

 

近代化のアップグレード化キッドを使っていた。伊達にルナツー要塞が合流してから三ヶ月の間、マーク達はなにもしていないわけではなかった。 

 

 

それに、宇宙世紀の時代ではZガンダムやZZガンダム等のガンダムタイプは整備性や製造コストが色々とジャマになっていた、だがそれは作られた当時であった、現在の火星軍の軍事技術力であれば、可変機の整備製も殆ど量産機と大差ないほどに抑えられて作られた機体であった。

 

これは可変機を3000機以上も大量生産した結果、可変機の本格的な量産化につながった、元々可変機と言ってもある程度のコストはするが、それが大量生産特有の【1,000機】以上すれば大量の予備パーツや修復パーツなど作られるために、結果的に一機当たりの値段が安くなる。

 

宇宙世紀の時代ではせいぜい量産するとしても20機程度も量産化しているといっているほどなのだから、特にZガンダム部隊などは本来ならば500機程度は作られてその性質から空軍に大量配備のための量産型ゼータプラスA型など量産型が配備される予定ではあったが、結果としてそこまでは配備できなかったという政治的な背景がある。

 

だが世界では、それはないのだ、BETA大戦で火力がない機体を大量生産しても意味はないからだ、火星軍も、火星政府もそれがわかっているために、ここまでの戦力を地球側に送り込んでいる。

 

もっとも、いまだにコスト的には多少厄介なのは、サイコミュなど特殊パーツを使った機体だったのだが、これには仕方がないことではあった、その辺も三ヶ月もあれば十分に消耗パーツも含めて、ルナツー並びに、ロンデニオンコロニーでも作れる生産ラインはあるので、問題にはならなかった。

 

さらには契約者用のフルアーマーガンダムにいたっては本来ならばルナツーとロンデニオンに半分づづ分けられて、元々第一世代機として作られた上に、機種転換訓練用の限定量産機として量産された背景があった。

 

それを【契約者達専用のМS専用機】として、結果的に【モビルスーツ工房】があるルナツーで一気に改造と改修をするために1000機すべてが集められて上に元々は【第一世代のガンダム】をベースにしているために多少の改造でほかのガンダムタイプに変更は可能になっていたのだ。

 

フルアーマーガンダムもコア・ブロックシステムの廃止の代わりに全天周モニターとリニアシートを入れたコクピットブロックの改造など、【マブラヴ側の地球上のデータ】を入れたり、色々と最適化を行っていた。

 

本来ならば【フルアーマーガンダム7号機】としてすべて生まれ変わる予定ではあったが、さすがにそれは過剰戦力になる可能性が高いということで。【トルネードガンダム・カーディガンタイプ】を装備しているのが【標準タイプ】となっている、これで戦力的にも指揮能力的にも、問題ではなくなった。

 

これに関しては、そもそも地上のハイヴを攻略をしたら自動的に月面が戦いの舞台になるためにどうしても宇宙空間でも【戦える汎用機体の方】が、火星軍にしてみれば、圧倒的に需要があったのだ。

 

実際に地上戦用機として量産型ガンタンク改も量産計画に含まれてはいたが、だがそれならばロトの量産化計画の方がまだましではないかということも上げられるからだ。

 

事実ロトはガンタンクの用に通常は戦車モードで移動できるが、宇宙空間でも人型に変形できる上に宇宙空間でも普通に戦えることからも、結果的にはロトの量産化計画が今ではルナツー内部では開始されていた。

 

元々ロトは兵士をその内部に五人以上は運べることを主目的として作られた、モビルスーツと戦車の間の子供なのだから、 確かに陸上限定ならば量産型ガンタンク系列が優秀ではあったが、それは積載量などを含めた結果であった。

 

だが逆にコロニーや小惑星などに潜入して破壊工作する為の機体としてはその巨体がジャマをして使い勝手が悪かったために、一時期は特殊部隊用にジェガン等を改造して配備もしていたが、結局はコストの問題もあり、結果的に、ガンタンクのコンセプトを小型化にした上に兵士まで乗せれるロトシリーズが特殊部隊には人気が出ている。

 

だからロトも基本はルナツーのMSの製造ラインで量産型ガンタンク改と共に平衡して作られており、三ヶ月で両方とも合計で1500車両がようやく量産された。今回はその半数を持ち出していたのだ。量産されたガンタンク改のすべての機体を、ロトは宇宙にも適応可能なためにルナツーの主要な場所には配備されることが決定済み。

 

これは一年戦争時にシャアの部隊によってルナツーの電源部分に爆弾を取り付けられて、爆破されたことで一時期はルナツーの主要部分が使えなくなったことからも。

 

それを阻止する為に緊急時以外も普通に配備されていた、また陸上で活動する為にも陸上戦艦ビックトレー級やヘビートレー級がそれぞれ3隻づつ量産化はされていた。

 

実際にMSの母艦はベクトラ級がある、だが陸上での活動を考えると、やはり陸上で動ける戦艦は必須とレビルを含めた上層部が決定していのだ。

 

事実オデッサ作戦においてはかなりの数のビックトレー級とヘビートレー級が配備されてジオン軍と戦っていたのだから無理はない、砲撃能力と指揮能力を含めても十分現役で戦える陸上戦艦だった、1年戦争時以降は陸上戦艦は作られてはいなかったために、今回作られている陸上戦艦は主砲部分はラー・カイラム級の砲身に変更されているほか。

 

1年戦争時よりも、より指揮能力、通信能力が強化・発展されたタイプを使っているために何も問題ではなくなっていた、地球側に売るタイプとしては、1年戦争時に使われていた陸上戦艦を売る予定だ、現状ではそれをルナツーの戦艦の工場で作っている最中なのだから。 

 

そしてなによりも全てのガンダムタイプは基本的に量産型のジェガンタイプよりも扱いにくい、だがそれでもジュネレーターを含めたすべてが量産機よりも性能が上であるために、エースにはガンダムタイプの配備を火星軍は行っていた。

 

そのためかジェガンタイプやジムシリーズ、支援機のロト改・ガンキャノン改・ガンタンク改の性能は殆ど忠実と同じ性能差になっていた、それでもマブラヴ側のどの兵器においても圧倒的に上で有った。

 

それに拠点の防衛の意味もこめてやはりガンダムタイプのような重火力タイプは魅力的なのだ、こうしてロンド・ベル隊が地球へ降下している間にも、海王星作戦は十分に危機的状況に陥っていた、また地球に降下しているのを黙って見つめているのは。

 

第08特殊小隊のメンバーであった、さすがにアプサラスⅢも大気圏に突入する予定ではあったが、防御用のビームシールドの負荷もあるために、肝心の砲撃ができない可能が高いために、地上に存在しているレーザー種の排除が確認されたのちに、そのままハイヴにたいして襲撃並びに砲撃をする予定に変更させられた。

 

相手と交渉するにも、敵の拠点が近いのであれば、危険度が高くなる可能性が高くなるために、そのまま降下した上で、ハイヴ戦を行う予定に変わっていた、だかあくまでも予定であり、地上で混乱がひどかった時は、アプサラスⅢの地球への降下はなしになる、そして大艦隊を降下しているのを、火星軍ルナツー所属の補給艦隊も見つめていた。

 

 

「頼むぞ、ロンド・ベル隊、俺たちの地球ではないが、地球には変わりはないから、あのむかつくBETAども倒してくれ」

 

とロンド・ベルに急遽組み込まれた、補給艦隊の司令官達もつぶやいていた、別の地球で軍属となった者が多い。こんな地球でも守りたいという意識があったのは仕方がないことでもあった。

 

 

 



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戦いの終わり そして 修正版

撃破ポイントを改めて計算した結果 こうなりましたあとがきの方に撃破ポイントを書いています

掲載の間違いがあれば書いてください 修正します 


海王星作戦そのものが危機的状況には陥っていた、だが普通ならば国連軍総旗艦ペンシルバニアにいる連中にしてみれば国連軍や西ドイツ側が幾らでも消耗してほしいと考えていた忠実の歴史通りなら。

 

 

だがこの旗艦の指揮官は本来ならば東ドイツ側から輩出されるはずであったが、だが現実は違っていた。

 

パウル・ラダビノッド准将閣下が陣頭指揮を指揮っていたからだ、彼の年連は軍隊でいえばまだ若い

 

実際に39歳のインド人でありながらすでにある程度の激戦区を指揮していた歴戦の司令官であった、だが彼の年齢にしては准将という地位に上がるには余りにも早すぎる。

 

 

だが火星軍との交渉並びに対話まで持っていくには基本イギリス・フランス・ソ連・両ドイツ・アメリカ・日本などが国連で一斉に手を上げたが、下手な人材を当てて、

 

その人物が仮に自国の繁栄を優先される交渉官や指揮官であれば、確実に火星軍並びに政府との交渉は決裂するのは明白だった。

 

故に人格者であり指揮官として優秀な人材を当時として異例の速さでこの階級まで上げた、彼の年齢を考えると普通に少佐か中佐位が良い所だろう、実際に彼の指揮の下で部隊損耗率は国連軍、ドイツ軍が考えていた程の部隊の消耗率が普通の指揮官よりも低かった。 

 

これは彼がただ単に現実主義であり、普通に自分が属している派閥外の戦力を大幅に削るなど、また前線の情報や補給を意図的に遅らせるなど一切のことをしなかった、たとえ敵対派閥の連中でも彼の指揮下ならばまともに戦えるといえるほど信頼できる指揮官で有った。

 

これが後に本来の正史ではオルタ4計画の表の横浜基地の司令官として位置になるのだから、この世界では、忠実よりも早く【ラビット総司令】が早く誕生しただけであった。

 

だからこそ、今回の大規模作戦にあわせてインド軍から国連軍に出張という形で国連が用意した准将の地位と発言権並びに、作戦の立案件などその場にあわせた作戦の変更が可能になっていた、だからこそオペレーター達に直ぐに命令を出せたのだ。

 

レーザー種の出現によって大きく戦線が崩れた結果的に。

 

「直ぐに後方待機中の第666中隊に連絡をとれ、観測班、レーザー種がいる場所は予測でもいいから割り出せたのか」

 

 

艦橋の指揮官は国連軍から派遣されたパウル・ラダビノッド准将で有った、またこれには色々と複雑な理由があるために、国連総会の合意の下に派遣されている准将閣下でもあった。

 

 

だからこそ、特別に旗艦の艦橋にいるファム中尉はラダビノッド司令に異議申し立てをしなければならない、この船も当然東の軍人や西側の軍人等、数多くの国連側の人間が入り乱れていたのだから。

 

ファムがここで司令に異議申し立てしなければ、西側、または国連側に通じているスパイだと、シュタージュ側に密告者達から連絡が入るため、どうしても言わなければいけない状態になっていた。

 

 

「なぜです・・・・・・確かに戦線は多少混乱はしていますが、西の戦力を大幅に削れるチャンスなんです、だから向こうからの救援を持って・・・行動を開始したほうがいいと思いますが」

 

確かに東ドイツ側の思想や考えでは、ファム中尉の言っていることは正しのだが、実際にラダビノッド司令も東側の事情も事前に調べているからこそ、ファム中尉の意見をちゃんと聞いているのだ。

 

そのうえで、その意見を問答無用で握りつぶさないといけないわけもある、西側も国連側もここで足の引っ張りあいをして貴重な戦力を失うわけにはいかない。

 

ここは第五ハイヴに近い場所に存在している戦場だ、上からのお客さんが静かに待っているという保証もない、実際に昨日の夜の司令部会議では本当に大荒が起きていたのだ。

 

宇宙のしかも地球の衛星軌道上に最低でも三百隻以上の宇宙船が軍艦が、この戦場の高みの見物状態で待機中であることは、分かっていた、だからこそこんな争いは、基本的にはやりたくはないのだが・・・

 

東側も西側の事情が分かっているからこそ、こんな茶番にも付き合う必要が出てきた、昨日の夜の打ち合わせで、東側も西側も何かしらのアクションをすることは会議で決まっていた。

 

そうしないと、東側はシュタージュによって粛清される可能性が高いと判断したことでもあった。

 

 

「君は東ドイツ側の人間なのだから、確かにその発言は間違いではないが・・・・・・だがなファム中尉、君の言っていることは大いに間違っている、確かに本来の司令官は東ドイツ側が出す予定ではあったが」

 

「国連総会並びに議会の承認を持って連合軍の指揮官は国連側がいいだろうと決まった、特に今回のような上から我々の戦いを見ているはずの火星軍と名乗った国連が認めていない武装組織との交渉にはね、国連の創意が間違っても、東だ西だの言っている程度の指揮官を使っているようではな、火星軍に我々がなめられる」

 

確かにそうだ、だからこそ、この旗艦にはたくさんの情報武官や交渉官が多く乗り込んでいた、おまけに日本側も別に戦力の派遣はしている、虎の子の戦艦大和系列や戦術機空母に改造したタンカーなども出していた。

 

この辺の、戦力提出は日本帝国内部も議論が起きていたが、結局は火星軍との交渉ができる可能性にかけて、佐渡島の軍港に待機している戦力を中心した、【日本帝国軍派遣艦隊】で有った。

 

アメリカだって同じであった、戦艦以外にも正規空母や巡洋艦など一番数が多い、これにも交渉官や情報分析官が多く乗っているのは仕方がない。

 

中には観測機器を多く乗せている船が多数あったり工作艦も複数ある、これは火星軍のモビルスーツと呼べる機体の破片や装甲の一部、また武装の一部でもこの戦場で手に入れる可能性が高いと踏んで、独断でアメリカ軍の上層部の一部が用意した艦艇だ。

 

他の国々も同じであるが、国連の名のもとに行われている作戦である、だからこそ旗艦はあくまでもこの船であるという印象を残すために、総旗艦の旗等を立てていたのだから。

 

「だからこそだ、君のような一国だけの不利益を考えて行動するような指揮官には強制的に外れてもらった、それにだ」

 

そうなのだ、この話をしている間にもロンド・べル隊が大気圏突入の準備とそして大気圏内での戦いの準備を行っていのだから、そこへ宇宙の大艦艇を観測しているチームから、観測結果がラダビノッド指揮官宛てにある情報が届けられた。

 

その情報武官は息も上がっているのは仕方がない、この戦い地球の国家いいや国連の名のもとに作られた作戦ではあったが、まさかの横やりが最悪な形で入ろうとしていたのだから。

 

「ふむーーーどうやら、第666中隊へのレーザーヤクトの命令を最優先事項で実行しろ・・・どうやら下手すると上のお客さんが全てを奪い取ってしまうぞ、今は入った情報が正しければな、上で見ていた、はずのお客さんが大気圏突入準備をしていると情報部から情報が降りてきたぞ」

 

 

そういうとオペレーターは直ぐに第666中隊にレーザーヤクトを開始するために命令を発したのだ、この時点で一刻の猶予もないのはあたり前であった、前回あの超大型母艦ベクトラが高度五千メートルに浮かぶことができる軍艦である。

 

しかもその搭載兵器は地球がいまだに開発してない、粒子兵器が搭載されている、つまり急がなくては本当に全てを持っていかれる、そんな考えを司令部の連中が考えていた時は、すでにほぼ同時にレーザーヤクトを成功させる為に、サポート体制も確立させるべく、温存していたミサイル部隊と自走砲部隊や戦艦の砲撃も今以上過激に砲撃を開始していた。

 

 

「なぜです、上が・・・・・・火星軍と名乗る軍隊か武装組織が来るというならば・・・後は任せれば、いいだけではないですが!!!」

 

確かにファム中尉の言い分にも間違いではないが、今回は違っていた。

 

「違うのだよ、ファム中尉、今回の作戦の成功を持って火星軍並びに政府と交渉するためにもこのような1大戦力を投入する作戦に国連軍並びに国連に加盟している全ての国々の総意なのだよ、だからこそだ、今次作戦は必ず我々の力で成功させなければならない、そうでなければ、折角BETAどもの占領地を強襲して手に入れた三箇所の土地を拠点化するための戦力も物資も持ってきているのだよ」

 

 

「我々独自戦力でここまでの基地化並びに戦力があると、そして何とか交渉ごとで対等に持っていけるようにするためにも、今次作戦が有るのだよ、それをだ上の連中に手助けしてもらった上に、なんとか撃退しましたなんて交渉ごとや今後の力関係にどれだけ影響があるか、君はその時になって責任を取れると思うのかね、それにだ」

 

 

「君達の中隊、特に火星軍との独自に契約した契約者がいるだろう、本来ならば戦場にすら出したくは無いんだ、これは国連の総意である、下手すると君たちの東側の国の状況すらも危険にさらすのは決定的だ、だが君達の東側の強い意見を受けて君たちの中隊を前戦である程度戦わせた後は我々の援護が出来る安全圏で待機することを条件に東側が我々との契約を飲んだために実現した」

 

 

「そうでなければ昨日の作戦時においてさっさと全艦による砲撃によって跡形も無くなくっているだろう、だが契約者が戦わずにいるなんて事は交渉ごとにも影響する為にこうして戦場にも影響する、ぎりぎりの作戦に参加させているのだよ」

 

 

 

確かにそうだ、実際に現在の地球側に置いて、火星側との契約している人間はたったの三人しかいない、そのうちの二人はあのレーザーヤクトの成功率が最もと高くて有名な部隊に所属しているのが二人もいる、それに東ドイツ側で作られた最新鋭機も受領している上に、完熟訓練も三ヶ月も行っていると司令部は聴いていた、

 

それに加えて彼らのレーザーヤクトを成功させる為に、近くにいる中隊や小隊さらには一機だけや二機だけの戦術機もかれらを成功させる為に、BETAの要撃級・突撃級・要撃級・戦車級を相手にしていくしかないのだから。

 

それが今の最前線だ、今まで戸惑っていた全ての前戦も少しづつではあるが混乱は収まり、なんとしてもこのレーザーヤクトを成功させる為にも次々とBETA群の中に突入していく戦術機小隊や個人機だがそれらが確実に道をつないでいく。

 

「みらいを・・・たのむーー第666中隊の連中・・・アメリカに栄光をーーー」

 

「俺達が道をつくるぞ 頼む絶対成功せさ・・・ぐふ」

 

「こんなやつらに・・・私達が・・・私達がーーー・・ぎあ・・・」

 

「親友をよくもーーー早くレーザーヤクトを成・・・い・・・」

 

戦術機の通信機から流れてくる阿鼻叫喚地獄絵ではあったが、だか一つだけ言えることはこのレーザーヤクトを成功させるために、ほかの国の軍隊や戦術機小隊が次々と第666中隊のために盾となり道をあけつつ犠牲になっていたのだ。

 

特に個人機などは補給コンテナごともってきて、そのまま自爆などをして強引に道を作っているのだ、それなのに西側の戦力が削れるという理由で今頃になって作戦をやめる必要なんてどこにもなかった、それにどのみちレーザー種を倒さないと戦場の安全が確保できない、

 

それを知っているからこそのアイリスディーナを隊長とした第666中隊は一気にフルブーストをしつつ、レーザーヤクトする予想地域に入りつつあった、その頃ロンド・ベル隊の旗艦、ベクトラを旗艦として合計合わせて200隻の一大艦隊が大気圏を突破して無事に戦場へと降り立っていた。

 

と同時に二百隻から連なる一大艦隊からも大量のメガ粒子砲が援護射撃という形で三十秒づつ発射している、一度は砲塔を休ませるようにしているが、それでも援軍に来ているBETA群に対してメガ粒子砲を大量に発射していた。

 

この時点で地球側の射撃も一時的には止まっていた、そもそも高度三千メートル上空でいきなりこの大艦隊が現れたからこそだ、もうレーザーヤクトはほぼ成功という情報を司令部に入っていたことも大きかった。

 

「よし、直ちにモビルスーツ隊を発進させろ、弾幕などはモビルスーツ隊の発進のジャマにならないように砲撃を再度開始しつつ・・・地上にいるBETA群に対しての攻撃を開始する」

 

 

また歴戦の司令官であるブライト・ノアが率いる一大艦艇、味方の砲撃が一定のリズムで大量のメガ粒子砲が撃たれている中でモビルスーツ部隊が次々とクラップ級やラー・カイラム級からゲタに乗って発進していく中で。

 

旗艦ベクトラのMSのハンガーからアムロを含めた名だたるエース達は各自に振り分けられた自分のMSに登場して発進の準備命令をコクピット内で待っていた。

 

「ブライトからの命令が降りた、現時刻を持って地上の戦場に武力介入するぞ、我々の目的はBETAの殲滅だけだ、それを忘れるなよ、アムロ・レイ一番機・・・・・・フルアーマーνガンダムでる!!!」

 

今回は戦闘地域が地域なので補給ができないことも考えてνガンダムの2機の内一機はフルアーマー状態にとしてカタパルトから発進されていく中、フルアーマー化されたνガンダムの機体が発進した後に・・・

 

「エマ・シーン、フルアーマーZZガンダム出ます、ZZ小隊、各機はそれぞれの部隊長の命令を聞くように」

 

「ケーラ・スゥ中尉、Zガンダムでるよ Z中隊は私につづけよ」

 

元々高機動戦で得意とするZガンダムの武装は今回に限り、ビームガトリング一門とビームライフルを装備して次々とベクトラから発進されていく、元々このベクトラはZチームを運用を前提に作られている、その為か楽に発進できる上に、専用の整備施設も完備されてる軍艦であった。

 

 

また残り艦艇も機体はほとんどがジェガンタイプを中心にしているために、ジェガンタイプも武装はたくさんあるために、換装も簡単にできる上にさまざまなタイプでこの戦場に降り立った。

 

だが普通にここで疑問がでるMSはレーザーを受けて大丈夫なのかということであるが、基本的には問題なかったりする、これは一年戦争時のMSもそうだが、一年戦争時にはすでにエネルギーCAPによって縮退寸前の高エネルギー状態で保持されたミノフスキー粒子(一説にはメガ粒子)をIフィールドによって収束し、ビーム状の刀身にしたり打ち出したりする技術が確立していたのだ。

 

つまりそれの防御対策として各陣営が作ったの【対ビームコーティング技術】なのだ。

これによりビームの直撃を受けても、ビームの出力によって、MSにダメージが発生しにくいようになっていた、つまりレーザーとビームどちらが出力が上かといえば、普通にビーム兵器である。

 

そのために現在は全てのMSや艦艇にも【対ビームコーティング仕様】が当たり前になっていることからもレーザー種の攻撃を受けても撃破はないというのがデータ上の話である、だが、データ上はわかっているとはいえ、それを試すパイロットは普通に存在しない、だからこそ、MSのパイロットは基本ビーム攻撃を避ける訓練をしている。

 

しかもレーザー種の攻撃は一方通行だけ、ビーム兵器のように弾丸が戦場ではばらけてしまうとか、オールレンジ攻撃とか当たり前に存在している、宇宙世紀やガンダムシリーズの世界の住人にしてみれば、レーザー照射の警告が出ても、簡単に避けれてしまうパイロットが当たり前。

 

つまりレーザー種は自分達に近づいてくる戦術機中隊を無視して後方に存在しているベクトラ級や艦艇など、MS部隊などにレーザーを当てているが一部を除いては全てを回避されている。

 

「今の内だ、シュバルツ各機、レーザー種の入れ食い放題だ、レーザーは火星軍が囮となってくれているからな」

 

「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」

 

そのさなかに当然のように次々とレーザー種は、第666中隊によって全て狩られてしまったが、ここで問題が発生した、その活躍は確かに目覚ましいものではあったが、地球側の旗艦など戦艦・空母などはその戦果よりも火星軍のМSと呼ばれる戦場の活躍に目を奪われていた。

 

 

いきなり上空に現れた1大艦隊は発進してきた火星軍の機動兵器の武装やその機体性能に圧倒させられてはいた、それでも地球の国連軍所属やまたは各国所属の各艦にいたオペレーター達は必死にその戦闘データさえ記録をして撮り続けていたのだから。

 

「データ収集いそげーーー これほどすごいデータはないんだぞ」

 

「わかっているのか・・・火星軍と名乗る軍隊の機動兵器が使っている兵器のデータを措置からでもいい、戦術機のデータでも残しておけー」

 

「日本に負けるな!!! アメリカにも!!! データ収集は負けるんじゃないぞ、分かっているだろうが!!!」

 

「なんで・・・あんな戦艦・・空母擬きが空を飛んでいるだ・・・」

 

「しるかよ、それよりもデータだ データを取るんだよ・・・わかるだろう・・・ええ」

 

はっきりと言えば国連軍やそれぞれの軍隊はその船のレーダー機能や情報収集能力を完全に火星軍の船や機動兵器のデータ収集に回していたのだ。

 

だからこそだ、そんな中に一番戦場では出会いたくない存在要塞級がそれも五体と突撃級・戦車級、要撃級が総勢合わせて30万以上も現れた、本来の歴史ならば一体しか要塞級は出て来なかったはずが、やはりBETA側もガンダムの存在を感知したのか?

 

それはだれにもわからないが、たが近くのハイヴの戦力が空になるまで出し尽くした、事態は現れた要塞級5体の相手もしようと第666中隊も動こうとしたが次の瞬間、戦闘機、いや・・・・・・ブルーと白を機体色にしている戦闘機などしかもそれがビーム兵器を普通に使って、要塞級を5体さっさと倒してしまったのだ。

 

綺麗く流れるように簡単に要塞級を倒した、戦闘機から人型になる機動兵器を見てしまった、アイリスディーナは即座に答えを出してしまった。

 

「なんだ・・・まさか・・・ビーム兵器を・・・使っている、火星軍!!!」

 

流石の第666中隊の隊長である、頭がよくなければ、やっていけないのだ。

 

「チッ・・・しかも人型に変形した・・・なんだよそのでたらめな性能は」

 

テオドールも今の戦場ではある程度活躍はしたが、だが直ぐに現れた戦闘機から人型に変形するモビルスーツと呼べるかどうかわからないが。

 

「だが・・・あれはガンダムの顔だ・・・ならアレもガンダムという名前なのか」

 

実際にZガンダムの顔は若干ファーストガンダムの顔よりはシャープになってしまうが、それでもガンダムとわかってしまう顔だちだ、そしてさらに・・・巨砲のような物を持ったブルーと白のずんぐりむっくなガンダム顔のモビルスーツの圧倒的な威力と砲撃能力並びに化け物過ぎるほどの大火力をさらに強化された感じだ。

 

元々フルアーマーZZガンダムの最大火力は多量のミサイルポッドや簡易型のハイメガキャノンに加え、FAZZの主兵装であったハイパー・メガ・カノンの搭載しており、それを撃つ事で頭部に存在している、ハイメガキャノン砲を使うことなく、弾数に制限があるが。それでもパワーダウンや性能が一時的に落ちるなんて事はなくなっているからこそ、火力は圧倒的に強いのだ、それになにを言ってもパージすることで戦闘継続時間を延ばせる。

 

事実アムロ・レイが使っているフルアーマーνガンダムも同じ思想で作られているために、重たい装甲は直ぐに取り外しできるようにしている。

 

しかもアムロはZ・ZZチームが降り立った場所よりさらに北上してたった一機で、次々と要塞級や突撃級・要撃級などをすでに10000近く撃破していた、たった一機のモビルスーツが。

 

だが当然それ以外でも普通に取りこぼしがあるために、Z・ZZチームの場所に残りのBETAが集まった形になってはいる、だがそろそろ残存BETA軍勢は在庫が切れたのか。

 

ロンド・ベル隊が戦場に介入してからすでに三時間後、戦場にはもはや動くBETAが存在していなかった、本来ならば重レーザー級が現れるはずが、アムロがその全てを片付けてしまった上にBETA側も全滅してしまったことも含めて、普通ならば、その戦闘データなどがBETA側の生き残りがハイヴに持ち帰るはずが全滅してしまった為に、新たに試した重レーザー種とその種類の製造は一時的にオリジナルハイヴの決定により凍結されてしまう。

 

そもそもレーザー種・重レーザー種は製造にコストが余りにも高いために、中々BETA側もたくさん作れるというわけではない、だからこそ実験的にこの戦場の近くのハイヴに命令を出して作り出した新種は、使い勝手が悪い上に一匹も戻ってこないために、製造が凍結された。

 

 

本当の歴史ならば十分に人類側の脅威となる重レーザー級ではあったが、だがアムロ・レイというニュータイプとνガンダムの性能をフルに活用することで、未然に防ぐことが出来た、こうして戦争は人類側の勝利で幕が下りたが、同時に問題も発生してしまった。

 

あそこまでちゃんとした作戦で戦場を固定してもBETA側、しかもだハイヴ付近で戦うとなれば、あれだけの数が増援として出てくるということが人類側にも判明してしまった。

 

そして現状の地球側の戦力では、どうあがいてもあれだけの物量を跳ね返す力はないと決定づけしてしまった。作戦となった、そう本来ならば、だがそれを火星軍が戦場に戦力を投入した結果、人類側が勝っただけ。

 

だからこそ、地球側は今からの交渉に頭を抱えながら、支配できたこの地域一体の軍事基地化の整備に忙しく命令をだしていた。

 

せっかく確保できた場所である、そのまま放置するなんてことは今の地球側には到底許されない事情もはらんでいた、そして旗艦ペンシルバニアに高官や政治家、交渉官などは頭を抱えていた、あれほどの戦力を、見せつけられた後に地球側を有利にする交渉なんて、どのようにするか。

 

 

そんな時に火星軍も旗艦ベクトラを中心に緑色の閃光弾と白色の閃光弾の弾を白を4発緑色を三発という感じに打ち上げ続けていた。

 

 

これは緑色はモビルスーツ各機はこの戦線に散らばっている自分達の武装やパージした武装を持ち帰るか、または規定通りにビームライフルで破壊しろという命令が目視でわかるように打ち上げられていた。

 

実際に緑色が艦隊から打ち上げられると、ロンド・ベル隊の多くの機体はミサイルコンテナ等の比較的持ち帰れるものは、持ち帰るようにするが、さすがに戦場が入り乱れていたこともあり。

 

 

一番戦場で多い突撃級・要撃級・戦車級に踏まれたり、一部は食べられていたりする、原型がないパーツも複数転がっている、特にビームライフルのエネルギーパックは一番流失してはいけない技術であった。

 

だからこそもって帰れないと分かるとジェガンの多くがビームサーベルやビームライフで徹底的に破壊をおこなっていた。

 

そんな中でも次の閃光弾は白色を打ち上げていたのだ、これはハイヴ攻略戦はする必要はないとブライト達もマークも思ったためにハイヴ戦は中止であると、それを衛星軌道上の待機している08小隊にわからせるために信号弾をうちあげていた、またこの後には地球側と交渉をあると見越してだ、

 

仕方がなかった、確かに最悪のプランでは第五ハイヴを落としたうえでの地球側との交渉があるが、今は問題ないと判断された。

 

流石に三十万以上のBETAの軍勢をつぶした火星軍の実力を知らしめたことにもつながるからだ。だからそ、ある程度の時間は稼げるとブライト達も思ってしまっても不思議ではない、それにマークだけは佐渡島ハイヴの事や母艦級の存在も知ってはいたが。

 

だがあれも佐渡島ハイヴの近くのハイヴに母艦級やほかのBETAが通れる道がすでに存在していたからこそ、あれほどの軍勢が佐渡島ハイヴから出てきたと考えていた。

 

 

こうして複数の考えが入り乱れる中でも、今はこの戦場は確かに三十万以上のBETAの軍勢は消えたという真実だけは残っていた。

 

 

 

 

 

 




要塞級の撃破数×五体 2,500万ポイント 

突撃級の撃破数×二十万 二億ポイント

戦車級の撃破数×九万 九百万ポイント

要撃級の撃破数一万 五百万ポイント 

新種のレーザー種 一匹 百万ポイント ×五体なので 五百万ポイントが入ります

主に増援のベータのポイントがマークに入っています、それでも結構な数のキャピタルと資金が手に入りました。 うまうまです 

ハイヴをどのぐらいするか 今は悩んでいます ポイント的には一億でいいと思いますが、ハイヴの大きさによって、やはり変化しないといけませんからね。





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戦闘終結そして、火星軍との交渉にむけての準備段階 修正版

色々といじりました リメイク版だから しっかりと地球側の勢力の背景とか書いていたらこんなになりました。




時間は本当少しだけ戻り、 マブラヴ側に視点を戻して物語は再開する。

 

旗艦ペンシル・バニアにいたパウル・ラダビノッド司令官は完全に頭を抱えるしかなかった、なぜならば、確かに現状の戦力も侵攻してきたBETA軍の三分の1程度は地球軍・・・いや国連軍主体の大規模な今次作戦で撃退することは出来ていた。

 

 

作戦のほぼ終盤に出てきたレーザー級を初めとする、要塞級5体を含む30万以上の数とそしてなによりも戦場に突如として現れた、未確認の新型種と思える中型種のBETAの残骸は火星軍側のМSの部隊の手によってすべてが彼らの母艦に収容されている。

 

戦場には戦闘で戦った戦術機などの多くの兵器の残骸が散らばっている、そのさなかでもやはり一番目立つのは、モビルスーツがパージした部品やエネルギーパックの多くはジェガン部隊によってビームサーベルで一つ残らずビーム・サーベルの熱量で消滅させられていた。

 

そんな戦場のさなかに戦術機部隊を出して、その破片を地球側が回収したいと言っても、それは火星軍に対しての宣戦布告をするようなものであるは、誰だってわかっていた。

 

だからこそ、各国の戦術機部隊の多くは一部の極秘の命令によって火星軍の機動兵器通称【モビルスーツ部隊】の近くまでは行くが、一定の距離で武装はロックした上で、戦場の地面に戦術機の足をつけて、その場で待機していることが多かった、実際にその戦術機はそのビーム・サーベルの熱量やエネルギーや緑色のモビルスーツの表面的な機体の情報を入手していた。

 

無論これらの行動をとることがわかっている、ロンド・ベル隊も事前にある程度の情報を地球側に渡すことを認めていた。

 

そうでなければ戦場を実質支配している、火星軍の一大艦隊も面倒であれば今もジェガンの大部隊やガンダムチーム等を出していなかった、艦隊に装備されている大量のメガ粒子砲の一斉砲撃で全てを消し飛ばせるほどの大火力がこの場には存在している、伊達に200隻の大艦隊を率いているわけではない。

 

「本当に・・・頭が痛いぞ・・・こんなことではどうやっても火星軍と政府との交渉が・・・」

 

 

現在はラダビノット総司令が頭を抱えるのは仕方がない、契約者達が持ち帰った情報の一部にあった空に浮いている超巨大型母艦ベクトラ級1番艦と戦艦らしき機影とそれと新たに現れた戦艦と巡洋艦を合計しても200隻も空を浮いているのだ。

 

もちろん旗艦と思える軍艦はベクトラと呼ばれる船であろうことは間違いない、だが問題はベクトラと呼べる軍艦が出している強力すぎる識別信号や発光信号で海にいる国連軍やそれぞれの軍艦はようやくわかる程度である。

 

地球側と火星側では通信規格が違うのは仕方がない 一般の電話機を改造した上で【軍用無線】や【警察無線】相手側と会話と通信の、二つができないレベルの技術力の格差がそこには明確に存在していた。一方的に相手の会話は聴くことができる程度である。

 

またそこから出てきた艦載機と思える、向こう側の戦術機いやモビルスーツと呼ばれる機動兵器の実力と軍事技術力の差・・・これで余計に頭を抱えるなという方が無謀であった。

 

「あああ、またまた頭が痛くなってくるぞ、緑のモビルスーツと白と黒を中心とした重火力機に飛行機から人型に変形するなど・・・最後には夢か現実かそれすからもわからないが・・・同じく白と黒の色を中心とした、たった一機で最前線を最後まで支え続けた化け物と呼べる機体とエースを有する・・・火星軍との交渉をいったい全体どうしろというのだね」

 

確かに実際問題、最後のジェガン・フルアーマーZZ・Zガンダム、そしてとどめにフルアーマーνガンダムの戦力、この戦いは地球上に存在している、地球側の軍事衛星全て監視した上にさらにはその生の映像が、先ほどまでの戦いをしっかりと、国連の会議にて各国の代表やそれに伴う実力者の多くがその映像を黙ってみていた、同じようのそれぞれの軍事部門や各国の議会の議員連中も頭を抱えていたのは言うまでもない。

 

特に隊長機と思える人物【アムロ】が乗る 隊長機の戦いを見ているのだ、その圧倒的な戦力と殲滅力を持った機体の活動を生放送で見ていたのだから、ただし火星軍もただでフルアーマーνガンダム機を少しだけ細工をしており、ミサイルから小型のミサイルが発射されるような仕組みや、一部試作品ではあるが、

 

ベアリング弾を詰め込んだミサイル弾槍を大量に詰め込んだミサイルとなどがフルアーマー装甲のミサイルポッドには装備されていた、一部では気化弾頭の入っているミサイルポッドを両足のウェポンラックの部分に装備させていた。

 

特に気化弾頭は宇宙世紀で作られた技術である、はっきりと言えば一発で500~1,000の間のBETA軍勢を倒せるほどの威力を持ったミサイルの弾頭であるのだから、ただし当人のアムロにしてみれば折角のフルアーマーを新種の武装用のテスト武装で出撃したのだから、愚痴を言っても仕方がない。

 

 

最もそれに伴いνガンダムのフィン・ファンネルも使い捨て方式ではなく充電方式になっているために【空を飛ぶ板がなんで粒子兵器を使えるか】、しかも確実に人が乗っているとわかる動きがされている、モビルスーツしかも五分間充電をすればまた使えるために、この映像を見ていた【第3計画者の連中】や【第五計画の連中】にしてみれば、わけがわからない技術ではあった。

 

だが現実問題として実際に人が使っている軍事技術だけしか、わかってはいなかった、おまけにその板が戦場BETAによって破壊されたのならば、こちらもその残骸を回収とかできるチャンスがあると思っていたが実際にはジェガン隊の一部によって。

 

その【武装類の強化パーツ】等などは、回収に無理な物は、問答無用で火星軍のモビルスーツが、【ビーム・ライフル】や【ビーム・サーベル】の【圧倒的な熱量】を使ったことで【原型もなにもなくした状態】でいる、特に戦術機側では確かに色々とデータはとれたが実物のほとんどはこうして消滅してしまったことが大きい。

 

これは火星軍も政府もこの扱いは一致している、現状は無駄に、地球側に技術を与えるよりも、こちら側がコントロールできるぎりぎり技術を与えるとことが最も効果的に作用するこがわかっている火星政府と軍上層部なのだから。

 

またその板【フィン・ファンネル】がまるっきり、被弾どころか壊れずに全て白色を基準としたモビルスーツと呼ばれる機動兵器に戻ってしまった上に母艦に戻っている、関係上どう考えても、後は普通に交渉を重ねて、火星軍から色々な技術などを引き出すことが決まった、それには現状の作戦が戦闘終了した事でどうするか困惑していたのだ。

 

今後はその防衛できた新しい三箇所を中心として湾岸部一帯として基地化を目指していた、実際にポーランド側のBETAは影の形も存在はなくなっていた、だからこそ湾岸基地建設資材を運び込んでいる国連側の艦艇群の確認をきっちりと地球側の軍事衛星の映像を見て確認を取れた後は、

 

どこが貧乏クジを引くかで地球の国際連盟の議会では盛大にもめていた。

 

「今こそポーランドの復活を・・・ポーランド領内には・・・BETAが存在しない、今こそ祖国を復活させる時だ」

 

「我々も協力しようじゃないか、東ドイツよ」

 

「そうですね、西ドイツもいいですよ」

 

「なら我々ソ連もポーランドの復興に支援しようじゃないか?」

 

「我々は支援・・・」

 

実際に最後に三十万というBETA群の増援が来た時には誰もが作戦の失敗を考えていたが、だがそれは、火星軍の参加というジョーカーによって作戦は大成功した上で、ポーランドの領地全てもBETA群がいないのだ、今こそポーランドの奪還を、強く発言しているのは、亡命ポーランド政府の連中であった、実際に衛星軌道上からも見てもBETAの軍勢が完全にない、つまりポーランド近くのハイヴから今回の三十万以上のBETAの大軍勢が出ているのを確認しているのだ。

 

つまり奪還できるチャンスは今しかなかった、またこれには東ドイツ側も西ドイツ側もソ連も同じく奪還を強く望んでいた。

 

これは東ドイツ側や西ドイツ側にしてみれば、ポーランドいう新しい盾が出来上がることで、だいぶ楽になるからでもあった。

 

ソ連側も同じであった、ポーランドの復興には途方ないほどの資源や資金が当然動くのだ、今ならばポーランドという国が丸々手に手に入るチャンスともいえた。

 

そして、アメリカも最初にその支援に手を上げると誰もが思っていたが、普通に考えるとそれはありえなかった、ソ連が主導で復興させる国というのは、逆に【ソ連という国の国力の低下】を望む一派がいたからだ、元々アメリカとソ連は敵対していた。【冷戦】と言われていた、時期もあるのだから。つまり今はBETA大戦と呼ばれているが、

 

今後は火星軍のモビルスーツが地球の地上で活躍の場所が増えると、予想されると、同時に戦術機や支援物資を大量に売っている、アメリカ政府と国にしてみれば、火星軍と政府は商売敵以外なにものでもなかった。

 

「我々は現在も他の戦線を支援している状態である、ポーランド一国の復興に支援する余裕がない。我々アメリカという国は」

 

「日本としても、日米同盟がありますので、ポーランドにもある程度は支援はしますが」

 

「中華戦線も同じだ、現状我々も自らの戦場で戦うだけでもつらい状態である」

 

など色々と、国連議会は荒れていたのだ。

 

また火星側と交渉が成功しても、一国で全ての技術が独占できるわけでもなかった、逆に契約を結ばないと、その技術が得られないようになっていた、つまりアメリカ本土で仮に火星軍の一部を受け入れて、彼らと共にモビルスーツの技術協力並びにテストパイロットや整備師や技術武官の配備、またそれ専用の基地も必須である。

 

それだけやっても、アメリカが契約を守っていないと判断させられたら、それら全てを失った上で他の外国から火星軍の兵器技術や情報を高いお金を出して手に入れなければ成らない。

 

しかも下手に軍隊の力を見せた外交なんてしたら、その国が火星軍に報告してしまう可能性が出てくるのだ。

 

そのようなことになればどのみち、アメリカ合衆国という国は終わってしまうのだ、どう考えもアメリカはどんな戦略・戦術を取ろうとしても。

 

世界的信用を失った国の言うこと話を誰が信じてくれるだろうか、おまけに相手は粒子兵器を標準装備化している、つまりアメリカが出遅れたり、また世界からおいていかれる間にも他の国々は独自の粒子兵器の開発に成功する可能性が高いと、アメリカ軍の戦略情報部からの情報が上がってきていた。

 

また仮に、火星軍が地球に置ける活動拠点を作ったとしても、基本彼らの本来の拠点は宇宙空間にあるあの巨大な隕石を改造した軍事基地であるとアメリカ側はわかっていた。

 

そして補給の問題も解決していると判断されていた、あの筒状の巨大な建造物が大量に存在しているのだ。

 

巨大な望遠鏡で宇宙を監視してる国々にしてみれば、人も住めるし、なによりも様々な食べ物を作っていると判断してもなにもおかしくはなかった。

 

そして第五計画の企画段階で宇宙空間で巨大な船を作ると言っても、すでに宇宙空間の殆どは火星軍の支配下にある、逆に火星軍の要塞やあの巨大な筒状の建造物に侵入するとしても何もかも無駄に終わる可能性が高い。

 

そこまで苦労して宇宙に上がれたとしてもだ、宇宙空間での戦いは確実に向こう側が圧倒的に有利であるのは明白だ、彼らの母艦以外にも戦艦の機影もアメリカ軍が持っている巨大な天体望遠鏡に確認がされている。

 

今回の戦場に現れた数を数えてもおおよそ200隻の軍艦を揃えている上に、まだ衛星軌道上に同じような艦艇が待機している、情報が入っているのだから、火星軍に戦いを仕掛けるのは無謀以外の何物ではない。

 

しかも、宇宙から降下しているのにも関わらず、普通に地球上でも戦えている性能を有しているその艦艇の数が確認が取れた数だけでも、200以上は軽く超えていたのだから。

 

つまり最低でも200以上の宇宙戦艦群とモビルスーツと呼ばれる宇宙で活動が出来るように作られたと思える機体と戦う、一部では核ミサイルを大量に撃ち込めば解決するというバカな連中もアメリカの第五派閥の中にはいるが、そのような者たちは基本的に現実を見なかった、今日という日によって確実にほとんどの連中が現実に引き戻された。

 

また第五計画が企画段階している【特殊新型爆弾】は確かに強いかも知れないが、それは相手がその爆発の中にいるときだけである、宇宙空間であれば普通に爆弾程度は迎撃されて終わりであると軍部からの厚い支持が取り付けられていた。

 

「違う我々の計算では絶対に打ち落とされないんだ・・・だからこの新型爆弾さえ 作れば火星軍や政府に対しての明確な切り札になる」

 

「なにを言っている・・・現実を見ろ・・・・・お前達科学者のいう事は確かに間違いではない・・・だかなその新型爆弾を積んだシャトルが無事に地球の大気圏突破ができたのならば」

 

「絶対にできる、性能はあるんだ」

 

確かにそうである、そうでなければ核兵器搭載型の人工衛星を大量に宇宙空間においておけるはずはないが、同時にその科学者たちはすっかり忘れていたのだ。

 

そう火星軍の化学技術の力を

 

「そうだなシャトルが無事に大気圏を超えればな・・・下手な真似をしたら地球の軌道上に存在している火星軍の艦隊による攻撃で、シャトルは簡単に沈められるだろうな」

 

「「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」

 

研究者達にしてみれば、一種のバリアみたいなものが爆弾周辺に張られる為に、迎撃の可能性は低いといっているが、それはそこまで持っていけたらの話である、つまり宇宙空間に出て直ぐにスペースシャトルが破壊されてしまえばそこで爆弾が爆発すると軍部連中が言っている、実際にペンタゴンでシュミレーション結果をした上でこの会議に出ている軍人達なのだ、

 

実際に、もしそのようなものが、ルナツーやコロニーに向かってきたら、普通に迎撃機や遠くから迎撃するのは当たり前である、ルナツーにいる司令官クラスは指揮力も状況把握能力が以上に高いのだ、だからこそ、ルナツー周辺に迎撃用の衛星や監視衛星が集団で配備運用されているのだから。

 

それを知らない地球側の第五計画派閥の連中は現実に戻された上で火星軍の実力を知ってしまったことで、今後の世界情勢を考えなければいけなかった。

 

莫大な資源や資金が、かかる、宇宙船団を火星側に知らせずに作るのは不可能である、ばれた上で知らないといえば当然、そのような建造物は火星軍が全て持って行ってしまうのは明白であるからだ。

 

つまり未だにおとぎ話と言っている第四計画に支援するか新しい第五計画を作るかで現状の第五計画派閥の連中は、もめにもめていた。

 

そうしている間にも。戦場では3時間という時間が流れてはいたが、流石に両軍とも今戦いが終わったばかりで直ぐに交渉などは出来ないとわかっていた。

 

そこは火星軍もわかっていた事もあり、すぐに前回と同じく通信回線だけでベクトラの出力でフルオープン回線で通信を始めたのだ。

 

「こちらは火星軍第13独立戦隊、ロンド・ベル隊の総指揮官である、ブライト・ノア大将であります、現状のわれわれはそちらと交渉するために、地上に降りてきましたが」

 

すぐに火星軍の通信を受け取った旗艦ペンシルパニアにいる司令官たちもすぐには交渉ができないことを知っていたために、今回の交渉を見送り、何とか通信で色々と情報を引き出そうとしていた。

 

「BETA群との戦いもあり、またその直後という事もありますので、一週間後再びこの時間帯でこの場所で合って交渉を開始しようと思いますが・・・どうでしょうか? 指揮官どの」

 

ブライトにしてみれば、通信規格のわからない相手であるためにマークとシナプス艦長が前に使っていた、オープン通信の回線を開いて、ブライトの言葉を今戦場にいる全ての人間に聴こえるように通信を度していたのだ。

 

そのためか旗艦ペンシルバニア側としても、この提案は十分すぎるほど助かっていた、なんせ今から交渉になると、ただでさえ戦後直後である、各部隊長から補給申請や、基地を作る工作隊の命令など、戦い始めるより戦いの後の方が、色々とやることが多い。

 

どう頑張っても時間が足りないのだ。ただでさえ規格外のことが多すぎて、これから国連にも報告を入れないといけないこともあり、結局は双方が落ち着いて交渉をつける時間が必要ということもあり。

 

一週間後に再びこの時間でしかもこの場所にて交渉を開始するというブライト・ノア大将の言葉はパウル・ラダビノッド准将にしてみれば十分すぎるほど助かっていた。

 

また基地の周辺が完全に安全ともいえない状態での交渉ごとなんて後の禍根になるとパウル・ラダビノッド准将は考えていた、そのため旗艦ペンシルバニアでもやはりオープン通信の用の回線を開いて直ぐにブライト・ノア大将に向けて返事をしていた。

 

 

「現状の我々も今の戦いでかなり消耗をしましたからな、それにまだこの周辺一帯が安全とも確認が取れたわけでもありませんから、ブライト・ノア大将、こちらはこの作戦を指揮していた私はパウル・ラダビノッド准将であります、その提案を受け入れます」

 

そのように返答すると、向こうからもやはり、予想していた通りの返信するしかなかった。

 

「わかりました、パウル・ラダビノッド准将閣下、我々も一度拠点に戻り提督達と話あった上で・・・・・・再び一週間後にこの場所にて交渉を開始しましょう、それまでお元気で」

 

「なにそちらこそ、よき船旅を・・・再びあえることを祖国や国連に誓って祈っています」

 

その言葉を聴いたブライトは少しだけ会話をした後に再びベクトラを含めて総勢200隻の一大艦隊は大気圏を離脱していく、このときにはすでにベクトラを含めたすべての艦艇に艦載機が戻っていた事で、ブライトは普通に各艦艇に対して、大気圏離脱を命令していたのだ。

 

さすがに一機でも損傷した機体を地上に残したまま、コロニー群やルナツーに戻るわけにはいかないからだ、結局はなにもなかった、それに加えて今回は彼らが戦ったBETA軍の戦闘データは確実に持ち帰る必要があった、前回の戦場では確認がされてはいなかった、新型の中型種のデータと実物と共にアムロ機の戦闘データに大量に残っていたからだ。

 

新種も調べる必要がある、現在はコンテナに一体づづ、残骸のBETAをぶち込んでいる状態だ、あまりにも死臭が臭いことも大きかった。

 

こうして、ベクトラを含めた一大艦隊はロンド・ベル隊と名乗って始めての地球へ降下、そしてBETA軍との戦いに参戦したのである、確かにマークがガンダムに乗っていた時期も踏まえるとなにをいまさらと思えるが、あの時はまだ本格的なベクトラ級の運用ではなかった為にある程度の性能や機能は封印されていた。

 

またブライトの指揮の元で、始めて実戦投入したのだから、何かあってはたまったものではなかった、地上つまりは地球側には宇宙艦艇を作る技術は、一部の国家がほぼ独占しているために、もしも艦艇の修理などで技術の流失がある可能性が高い。

 

「なんとか火星軍との交渉する場は提供ができるが、それまでが大変だな」

 

ラダビノット司令のつぶやきに、誰も文句は言わなかった、言えるはずないのだ、あれだけの戦力を見せられた後である、それに地球側も交渉で地上のどこかの島・国の中に火星軍の補給施設、または最前線基地を、その物を作りたいといっても、簡単に通るとは思っていなかった。だからこそ今回の戦闘を見せたことで、地球側は交渉で火星側の戦力や技術が欲しいと感じていた、どうすればいいのかを、ある程度は察してはいた、そうでなければ、最初からこのような古びた作戦に莫大な資金や労力を出す国は少ない。

 

だからこそ交渉官は大量に乗っていたが、このような大規模すぎる戦闘の後では、すぐに交渉は十分にできないと、判断した司令官の現状を見に来ていた、ついでに色々と罵倒を言っているが、

 

本当の意味では、何も言ってはいなかった、一歩間違えれば交渉官達が載っている船はレーザー種のレーザー攻撃によって、撃沈している可能性が高いのだから。

 

だからこそ地球側は今は少しでもいいから、それぞれの国が出撃させた戦術機小隊、中隊、大隊から現場のデータを早くよこすように通信で命令をだしている、ラダビノット司令は、現場が混乱しないように、湾岸施設並びに軍事拠点を作るように命令を旗艦から各艦に向かって飛ばしていた。

 

そのころ、火星軍側にも新たな問題もあったために、それの解決作を考えるために一路母港に向て帰路についていた、特に一番問題だったのは、モビルアーマーアプサラスⅢの戦闘テストができなかったことである。

 

機動テストと移動テストなど様々なデータは取れたが、それでも実戦でもまともに使えるかという問題が大きかった、あとは損傷したジェガンタイプのデータなども問題があるのか、それを色々と調べる必要もあったからだ。

 

特に対レーザー種用のレーザ用の対レーザー用の【臨界半透膜技術】は普通に存在していた、それの下に対ビームコーティング技術をモビルスーツ全身に塗っていたのだ、2幕で対応していたが、わざとレーザー種の攻撃を受けたジェガンは複数あったが、対レーザー用の【臨界半透膜技術】で防げていたと報告が上がっていた、ただし、レーザー種のレーザーの照射時間と威力によっては貫通する可能性があるという報告書もついでに上がっていたのだから、マーク達上層部は頭を抱えるしかなかった。

 

「これはまた、一部のジェガンのパイロット達にはある意味で実験をしてくれたのだから、何かしらの褒賞を上げるべきか・・・それとも」

 

「危険な事には違いないからな、レーザーを防げると意味では実戦で成功をおさめたが」

 

「それに引き換えて・・・量産型ガンタンク改の砲撃能力と支援能力はすごいといえるが」

 

「宇宙世紀のグリプス戦役後はすたれたモビルスーツだからな、ドダイや可変機構やホワイトベースの様な空飛ぶ戦艦や母艦が当たり前、防衛戦で用意される程度の代物だ」

 

アムロの言っている事は何も間違いではない、実際にガンタンク系列はその後の開発を見ればわかるが、グリプス戦役まではなんとか使える機体で有ったが、ドダイや空飛ぶ船が作られると、敵基地を強襲するためには可変モビルスーツが当たり前の時代になった。

 

ジャブロー基地防衛戦でも目立った活躍はしないまま、ジャブロー基地もろとも核兵器で吹き飛ばされている。

 

それなのに、打砲撃特化の量産型ガンタンク改部隊はその支援能力によって、300000の数の三分の1以下まで減らしていたのだから十分すぎる支援能力と砲撃能力があると再確認がとれた、ただし補給の手間が若干浮彫となったためにその課題が今後の課題となっている。

 

量産型ガンタンク改部隊はいい意味でその存在意義を示す結果となった、宇宙世紀ではすたれた技術の一つであったが、この大戦において十分使えると判断されたのだ。

 

 




ぶっちゃけると G弾が撃たれるのは あくまでもアメリカが地球の制空権を支配しているおかげでもありますが、

この世界では地球の軌道艦隊にはすでに火星軍が配備されています、ハイヴの迎撃も彼らが独自にやっていますからね。

やらないと地球が余計に地獄なりますし、色々と大変です、その結果第五計画の大本が狂いましたが。

 


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交渉前夜 修正版

火星政府と火星軍は根本的に違います 

政府という国家を守るために軍隊を作ったわけなので。

アニメの様なエゥーゴの代表としてクワトロがネオ・ジオンの実質代表のハマーンと簡単に口訳して軍隊を動かせるのは あれは代表という立場だからです。 

マークは1中将でしかありませんからね。 独立部隊も他勢力と戦うにしても交渉するにしてもだ。 やはりある程度の背広組等 交渉専門の政治家さん達がいてもおかしくはありませんから。

ルナツーにいる幕僚たちが 地球との交渉がメインになります 火星まで連れまわす予定は今の所はないので。 地球のハイヴを全て落とさないといけないので。




実際に火星と地球側の間で交渉時間が決まったことで一時的に、ブライト達が地球から母港である、ロンデニオンコロニー群やルナツー要塞にそれぞれの戦艦や巡洋艦が寄港していた時も、

 

火星側のオリンポス都市では、ロンデ二オン・コロニー群やルナツー要塞に交渉のために用意していた、火星政府代表の議員団などが色々と地球側と【様々な交渉するためのプラン】を向けて話し合っていた。

 

実際にブライト達の船にも幕僚や参謀達、通称【背広組】はいる、本来ならばその者達に地球側との交渉を任せる予定ではあった、だがあれだけの戦場だ、さすがに場を改める方が地球側も火星側もいいと判断した結果でしかない。

 

実際に火星軍と政府とではそもそも役割が違っている、交渉するのは火星政府の役目であって、その護衛などに火星軍が付くだけである。

 

火星政府が色々と予算とか決めて軍縮や軍備拡大など、新規の技術開発等を決定を有している。

 

軍事国家で有ったとしても、政治交渉する役人はいる、火星にも党はあるのだ、ただしエゥーゴ党・ティターンズ党など、ジオン党などで派閥を作っているだけである。

 

その為かブライト達、ロンド・ベル隊のメンバーはルナツーの会議室でマークを加えて、火星に通信を入れて火星側の議会メンバーを加えて議会は進んでいた。

 

その中にはアムロはもらっていたBETAのデータにない、新型種を血祭りにあげている戦闘データがあった、それらの検証と同時にジェガン隊による、機体の損傷率などを、議会上で見ていたのだ。

 

 

「先ほどのアムロ大尉のνガンダムの戦闘データにあった、新型種の攻撃方法はレーザー種をより強力にした物です、ただし一方方向にしか撃てない上にインターバルが圧倒的に長いこともあり、向こうも側も多少の防御力を上げたのでしょう?、事実レーザー種よりは巨大化しているために、狙いがつけやすいことも弱点の1つです」

 

「小型種から中型種に限っては、テスト用の気化弾頭の一発である程度の数は削れるから随分楽をさせてもらった」

 

「なるほど、確かに気化弾頭を搭載したミサイルポッドの残弾は六発だったはずだ、六発で六千程度は削れると考えれば随分と楽な相手だと言えるが」

 

「そうだ、ただし戦場は広い所に限られる、ハイヴというBETAの拠点内では、その威力が逆に我々のモビルスーツにダメージを与える結果になるか」

 

実際に気化弾頭装備型のミサイルはハイヴの様な場所ほど与えるダメージは大きい、大気中の酸素を大量に消費して、一定空間に場所に高密度の衝撃波と空間圧縮や大量の熱量によって、小規模の三千人が務めている程度の基地位ならば一発で壊滅できるほどの威力を持っている。

 

実際に一年戦争時に地球連政府と軍隊の一部の官僚がオーストラリア大陸のジオンに占領された一部の拠点に対して、この気化弾頭型ミサイルを一発撃って、壊滅させる予定でいた。

 

最も同じ連邦軍の戦闘機のパイロットと潜水艦の艦長達の尽力によって事前に阻止されたが。

 

つまりモビルスーツは対処すれば問題ないが、戦術機と呼べる戦闘機呼べるモビルスーツ擬きの機体強度では耐えられないと、火星軍も合計三回の地球で戦った戦場で戦術機と呼べるデータを表面的にはデータを入手していた、さらにはベクトラ内部に収納した上で、テオドール機・ベアトリクス機・アイリス機の合計三機を貨物シャトルに入れるときに、【精密な戦術機のデータ】は極秘裏に入手していたのだから。

 

ただし東ドイツ軍が使っている戦術機のデータには限られるが、それでも確実にバラライカは完全に火星軍も作れるほどのデータは入手している。その結果を踏まえた上で、

 

そんな会話をしながらマークはとあるBETA側の情報を一部ではあるがブライト達に説明するどのみち、歴史が狂い始めている、マークにしてみればいい傾向とも取れたからだ。

 

どのみち一番マークが出したくない兵士級を現代から未来に続く歴史の中に出したくないだけである、これは完全にマーク個人の願いでしかない、が同時に【マブラヴオルタ・神宮司まりもトラウマ】はマブラヴファンにはとても大きい出来事で有ったからだ。

 

「そしてなによりも、一番重要なことは、今後この新型種は戦場にはほぼ出てこないでしょう」

 

「それはなぜと聴いて、いいのか、マーク中将?????」

 

アムロの質問は最もとであったが、ここでマークがさらなる爆弾を落とした。

 

「はい、確かにこのデータを見る限りこの新種は本来であれば、これ以降の地球の歴史においては【重レーザー種】はすべてのハイヴで生産されて余計に地球側を苦しめましたが、アムロ大尉が戦場に出てきたすべてのBETAの殲滅したおかげで」

 

「BETA側に一切の情報が渡らないまま、この【重レーザー種】と呼べる【新型中型種】は生まれる可能性はほぼないでしょうね、ほかの戦場でいたら話はべつですけど」

 

「それに重レーザー級が出たのは、ロンド・ベル隊が戦場に出たのが初めてのはずです、それを踏まえると、BETA側にしてみれば実験的に作られた新種であり」

 

多少話すと言葉をきり、言葉の続きを話し出した。

 

「これがもし戦場で活躍した上で、生き残りが近くのハイヴに戦闘データを持ち帰れば多少量産化されたでしょうが、アムロ大尉が戦場にて重レーザー種を全て狩ってしまったために、向こう側としても高いコストを払ってまでこの種を作るというのは・・・・・・中々ないと思います。」

 

マーク以外でBETAの基本情報は神となるの人物からある程度の情報しかもらっていなかったりするのが【今の火星側の実情】である。

 

最もゴップやレビルを始めとした一部の政府と軍部の最上級高官には、ハイヴがどのような位置にあるのかまた、オリジナルハイヴをなぜ落とす必要があるのかを、マークはすべての情報を教えている。

 

つまりは最高機密の情報を今この会議でマークがブライト達一部に話している、この後の胸糞悪い一番最悪の兵士級の素材も何もかもだ。

 

「それになによりも、先ほどですが、自分の知識はこの世界の本来のBETA進化種も含めて知っているので、それを紹介しますが、実際に出てくる奴といまだに作られていないので、出てこない奴がいるので、それを忘れないようにしてください」

 

そしてマークはあらかじめ作られたCGアニメを見せるために、マーク自身の自らのコードを入力して、色々と最高機密のデータをルナツーの会議室で見せることになった。

 

「そして特に注意してほしい種がいますが・・・こいつの確認が、この世界では1995年に初めて確認された、小型種の1種、にして8種中最小の種戦闘中に捕獲もしくは、捕食した人類を再利用して生成されます、それが兵士級です」

 

兵士級と呼ぶ映像は白い何かと人間の一部らしい姿をしている感じで作られているその小型種はあまりも多くて悲惨な末路しかアニメでは写していない。

 

そう地球側の兵士を兵士級が貪り食っているのだ、それがハイヴの巣に戻って食われた人間を材料に生み出される兵士級の姿にさすがにブライト達も顔面が真っ青になってしまうのはあたり前のことでしかない。

 

そして

 

「だからこそ、・・・対人探知能力は最も高い。闘士級程ではないが動きは素早く、腕力は人間の数倍、顎の力は、たとえ強化装備を着ていても食い破れるほどの力がある、だが油断さえしていなければ機械化強化歩兵で十分対処可能だ」

 

「つまり現在急ピッチで作ってもらっている【プチモビルスーツ】でも、武装化すれば十分に対処は可能だが…。はっきりといえば、今の君たちの表情を見てもわかるが…、確かにこいつの素材が人間だからな、しかも戦場で死んだ人間を使ってのいるから余計に質が悪いと来ている」

 

ここで置いてあった水をマークはなんとか飲んだが。この兵士級の映像をマークの知識と生前の絵を頼りに作っただけのバーチャルアニメCGでしかないがそれでも、会議室にいるだれもが、その兵士級の作り方や・・・また存在意義に怒っていたのだ。

 

「なるほど・・・だからこそ、あれだけ地球人類側の被害を抑えるように最初の指令書が入っていたのか?」

 

アムロの問いにマークも素直にうなずくと、誰もが黙ってしまうが・・・・・・・・・。

 

「それにまだあります、こいつは・・・すでに存在している種では有りますが・・・だれもが知らないの種です」

 

そうして次のCGを会議室に映像として投影されたのだ。

 

「胴体直径170mの巨大BETA尚、「母艦級」の命名、はこの世界の未来で行われた、オリジナルハイヴ攻略作戦時桜花作戦時に、ハイヴ内部に現れたのを確認されて、それ以前は変わらず未確認大型種と呼称している、要塞級を含む多数のBETAを体内から吐き出す能力を有しています」

 

「音紋解析によると、BETAが大深度地下を侵攻してくる際には、このBETAが動くこともありますが基本的にほぼないでしょう、実質的に母艦のような役割を持っている巨大BETAとして確認されている」

 

「なによりもその巨体が問題だ、通常の兵器では攻撃が殆どが効かないために、レールガンがまたは口が開いたときに自決用に持っているSー11を放り込んでなんとか倒せるLvらしいが」

 

だから火星側にしてみれば この程度の障害は何も問題ではなかった、確かに地球側にしてみれば絶望以外何者でもない存在だろうが火星側にしてみれば・・・。

 

「それは地球側の話でしかない、我々の武装では普通にビームライフルがあるからな、接近戦用としてもヒート系でもビーム系も、普通に倒せるから問題ではないが、こいつの腹の中には普通にレーザー種が入っているから、地中からの奇襲攻撃によってペガサス級、我々の母艦も多少は、ダメージが入る可能性が高い巨大BETAだ」

 

その巨大なミミズのような形は、だれもが驚いたが同時に対応策が取れるのであれば、ロンド・ベル隊でも十分に対処は可能な巨大BETAであった、射撃の的が余にもでかすぎるために戦艦のメガ粒子砲でも、十分に倒せるために、あんまり悲観するようなものでもない新型種ではあった。

 

「そして問題なのはこの二つだ。一つは、超重光線級こいつは、自分が知っている知識でも、一回か二回しか出てきてはいないが、それでも絵と性能はなんとか知っているために、CG映像として動かすが、こいつが出てくれば、流石に損害がでかいといえる」

 

そしてCG映像として作れた【超重光線級】の動くシーンや攻撃シーンを見せる、

 

「以上が攻撃方法だが、こいつの体内にはレーザー種と重レーザー種のインターバルを短くする機能があるために、ほとんどが今のようにハリネズミのようなレーザー攻撃になってしまうが」

 

「一番厄介なのはやはり【超重光線級】の攻撃だろう、味方すら攻撃に巻き込んでも敵を倒すという、スタンスが有る以上厄介なのは違いないが、いざとなれば、ZZガンダムなどの大火力機によって一斉砲撃によって沈黙させるしかない」

 

実際問題としては砲撃戦となれば圧倒的な大火力で薙ぎ払うしかないのが火星軍の実情でしかない、ただ要塞級の二倍以上の大きさであり、動きがのろいのだ。あくまでも大型の固定砲台として役目でしかないのは実情だったりする。

 

「そして最後は、月と地球に存在している、オリジナルハイヴにしか存在しない【重頭脳級】と呼ばれるオリジナルハイヴの中央部、4つの大広間に囲まれた空間に存在する固着型超大型頭脳種」

 

「BETAにとっての地上では総司令官にあたり、自らを「上位存在」と称する帝国軍作戦呼称は「あ号標的」「コア」とも呼ばれる。各ハイヴの反応炉と通信を行い、BETAにとっての災害に対して対処行動を決定する、上位存在に対し、その他のBETAは「存在」と呼ばれる、自己防衛能力も備えており、画像に見える触手で攻撃(災害に対する対処を)する。」

 

その映像を見ていたロンド・ベルのメンバーは一気に飲み物などを吹き出してしまう。

 

「確かに男性のアレに似ているのは仕方がない、だがこいつが考えたことが各地に存在する、ハイヴの中にある地球側が呼んでいる反応炉に伝達して、新しい種を試作で作り、戦場で試して成功ならば、そのまま各地のハイヴで一斉に量産化されるために、相手を進化させないためには事実上こいつを倒さなければ、BETAは無限に進化し続けるという恐ろしい相手だ」

 

こいつの映像もやはり前世で見たあの桜花作戦の映像を出来るだけ再現させた、映像であった。

 

「つまりだ、今後地球の陸上で戦える兵器を作れるが、それに対抗される処置を取られなければ、敵を全滅させるしかない、我々は現在地上での拠点がない、このあたりは、ブライト司令と共に地球へ降りる時に一緒に、ベクトラ級二番艦でプチモビの生産ラインや船体を直すラインをばらして一緒に降りるから、その時までに地上での仮拠点はどこが良いのか、それを決める会議も後ですることになる、制服組や政府関係者との話し合いを頑張ってくれ、お飾りの中将ではこの位しか出せる情報はないからな」

 

「了解です」

 

「それにしてもだ、ブライト、これはあまりにもひどすぎる、この兵士級は中将の記憶が頼りならば出てくる時期も時期だが」

 

「ああ、分かっている、アムロ、確かにこれはひどい、実際に戦った戦士たちの魂と肉体などの尊厳が失われる種か、確かに中将が急ぐわけだ」

 

「これは確かにひどい、ですがルナツー拠点としても、地球も重要なのですが、それならば月もいったいいつ攻略作戦を提案するのでしょうか? 我々の本拠地である、火星圏は確かに大丈夫でしょうが、我々にいつ向かってくるハイヴを見つけて落とすのは結構厄介な仕事です」

 

確かにティアンム中将の言うことも間違いではない、実際にコロニー群の周りとルナツー要塞からも早期警戒隊としてラーカイラム級にゼータ隊やダブルゼータ隊を搭載させた上で、200以上の艦隊に月から時々飛んでくるハイヴを打ち落とすことをさせている。

 

 

実際にハイヴは宇宙空間にいるときは、隕石と同じで、ゼータやダブルゼータ隊によって次々とハイメガ砲など、強力なビーム砲や核兵器搭載型のミサイルで、撃破していく、さすがに宇宙空間では、BETAも宇宙空間では動けない。

 

無重力空間対応型のBETAは存在が確認されていないからだ。

 

結果ハイヴの中に入っている増殖する前のBETAは本当に百も満たないほど少ないこれは大気圏突破後の、着地の影響も含めて、BETA側も数が少ないほど地球や惑星についた時にそのハイヴの中にある資源を使ってレーザー級等を生産している。

 

それに宇宙空間では仮に大量のBETAがハイヴ内から現れたとしても、無重力空間に対応していなければ、艦隊の砲撃などに簡単に倒せる。

 

スペースデブリを艦隊の砲撃で落とすのと同じ手方法を使っている、だがそれが逆に火星軍にも若干の負担はなっているのは確かであった。

 

だがさすがにコロニーやルナツー要塞をBETAの増殖場所にできないため、自分たちの足元を固めるためにも、迎撃任務は必須、だがそれも火星軍の負担になるのだから、さっさと月を攻略したいと思っている。

 

「確かにティアンム中将の言うことも間違いではない、月を我々が取ってしまうと、地球人類が暴走してしまう可能性が否定はできない、事実攻撃衛星に核兵器を搭載して地球に向かってくるハイヴを迎撃しているのだから」

 

「それは確かに、そうですが、つまり下手に月を攻略してしまうと、核兵器の矛先がルナツーかコロニー群、または奪い返した月の基地にもここの人類は核兵器を使うとお思いですか?」

 

 

ティアンム中将の言葉にただマークは黙ってうなずくしかなかった、元々マブラヴ側の情報を知っているマークにしてみれば、普通にやりそうな国があるのだから仕方がないと月の攻略はあきらめていた。

 

月の攻略はあくまでも地球の件が全て終わった上で、宇宙で戦える人材を有る程度育てて、そいつらを自分達の母艦やモビルスーツに乗せて、戦わせることで地球人類のストレス等を下げるように仕向ける事も含めて色々と会議を行った、それから二日後、会談まだ残り4日ほど、時間は残っていた、その為か、ルナツーでは元々要塞やコロニーを整備する為に作られた上に、ある程度の配備が進んでいた。

 

プチモビルスーツと呼ばれる【重機】はマークの指示で売りに出される予定のモビルスーツや一部の核で動くタイプからバッテリー機へ、大幅なデチューン機を仕上げていた、大方3,000機はなんとか生産された上に、それらの補修パーツや武装なども作られていた。

 

特に量産型ガンタンク改とガンキャノン部隊はバッテリー機の変更を行うようになる、支援砲撃が有効と認められたおかげもあるのだから仕方がない、特にガンキャノン部隊の多くはビーム兵器の使用制限がかけられたОSを普段は使っていく予定だ。Eパック式のビームライフルやビームガトリング砲が存在していることも大きかった。

 

そのためか、火星政府も自らの軍隊が使っている、武装をそのまま売りに出すほど無能な奴らは基本いない。

 

実際にプチモビルスーツはコロニー内の暴徒鎮圧用として側面もあるために、警備用の武装が普通に存在していた、今回はそれを大量生産していただけであった。

 

「それのおかげもあってロンデニオン・コロニーは、現在で6期の内二期はコロニーを新たに建設途中なんだけどね、最終目標は宇宙世紀にあったサイド計画だからな、数百期も作れる資材が取れるルナツーたせからこその力技だ、追加で作っている三期はすでに作り終えて、農業プラントして活動中か、食べ物がないからこそ、【トータルイクリプス】のテロの温床にもなったわけだし」

 

「それに今回手に入れた資源と資金は十億程度しかない・・・そのうち資源とお金を使って新規コロニー計画で作るための資源を出したからな・・・残りは一億しか手元にない」

 

これは事実であった、資源と資金合計九億も使って、食べる物や最悪人が住める土地を用意するしかない、それに、トータルイクリプスのアニメを見ているマークにしてみれば、人は少しの食べ物のだけでも、普通に奪い合ってなんとか食べている。

 

「あんな悲劇はやめてほしいな・・・トータルイクリプスの話の舞台であるあの基地も残したいし・・・面倒ならば火星政府と地球側の交渉で・・・・・・入れてしまった方が・・・後々」

 

マークが自らの部屋に戻ってつぶやいている傍らで、【難民支援計画書】もしっかりと火星側でも作られてはいるが、それが成功するのはやはり、あと一年間はかかる見込みである、実際に追加で作っているコロニー全ては農業用コロニーであった、つまり一部の人たちを除いて、火星軍の兵士は現在は新規コロニーを作っているのだから、笑えない冗談でもあった。

 

「だがな、この農業用コロニー全て作り終えないと、最低でも5億人程度の食い扶持は常に作っておかないと、その後は軍事用のコロニーの建設、やることが多すぎるな」

 

当たり前だが、食べ物が多くある事は地球側に対しての有効なカードになる、人工物で食べている地球側に天然ものとして色々と切り札として出せる。

 

こうしてマーク達は残り4日を含めて火星にいるレビルやゴップなどの人材にも連絡を入れてどのような交渉をしたらいいのか? 【様々な企画提案書】が何度も何度もゴップやレビル達によって、ダメだしされながら、なんとか書き上げたおかげで、ようやくまともな交渉の計画書やそしてなにより地球側に渡すための契約書も作り終えたのだ。

 

そのようなことをしながら、一週間が経過していた。

 

 

一方の地球側も色々と大変な目に合っていた。

特に日本は国産次世代機開発研究機構発足と82式開発の純国産開発挫折を受け、対米技術格差を埋めるべく、官民一体の国産次世代機開発の統合研究が開始されてから半年しか経過してはいなかった。

 

一方の米国も同じくF-14 トムキャットの生産配備も半年前にようやく本格的な第二世代戦術機の実戦配備が始まったばかりであった。

 

それなのに、米国側は第二世代型の戦術機の大量生産を一気に踏み出した、1週間という短い間ではあるが、米軍の本気で1週間で100機を生産して、交渉するためにもジョリ・ロジャー部隊を筆頭に、米軍は大量の戦術機母艦を引き連れて、アメリカ大陸を離れて巨大なアメリカ船団は、パナマ運河を理由してイギリス方面に船団を向かわしていた。

 

 

 

 



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地球側と交渉する 修正版

時系列は火星軍がルナツー要塞とコロニー群で交渉のために、色々と準備をしている時

 

 

地球側では、なんとか海王星作戦後から一週間が経過したが、バルト海方面の湾岸部分には、すでに湾岸基地と呼べるほどの大規模な基地化が行われていた。

 

これは補給地点として【ボーンホルム島】を使った為に事もあり、なんとかではあるが、本当に形だけは整いつつあった、ここでの交渉をすることは国連側は考えてはいなかった、そもそもBETA側の元支配領域から、何とか奪い返した地域とはいえは、BETAの軍勢を一週間前におびき出して、火星軍の協力の元に撃退したばかりの土地なのだ。

 

迎撃システムすらまともに機能してない状態で、交渉相手をここに呼ぶのは無謀以外の何物ではないが、それでも、一週間後と言っている以上は、相手も最初にここに来る可能性が高いために、連絡のつなぎとして、複数の艦や工業部隊が今はいるだけであった。

 

しかも最終的には火星軍の力も借りて、なおかつBETA側の新種と思える、新型種のサンプルが手に入った、ただし余りの熱量を持った出力兵器によって、大半は消し飛んでいたりしたが、新型の中型種の五体の内まともに残った一体は火星軍が今後の研究用に持ち帰ったために、残りの四体を集めてようやく一体分のパーツがそろうか、そろわないか程度の新型の中型種を地球側も入手した程度である。

 

それでも新型種は調べられる程度はあった、だがいつまたこんな新種が出てくるか分からない場所で火星政府と交渉など、国連側としては考えられなかった。

 

火星をホームにしている以上は惑星国家かまた統一政府のどちらかではないかと、いう感じで国連では議論されていたからだ。

 

地球側では一大勢力としてBETA側と地球側の持てる技術と人材を使えば普通に勝てるはずだと、誰もがわかっていたからだ。

 

そんな議論の結果として、地球側の交渉側の場所としてイギリス方面での補給地点として使っている、【ボーンホルム島】を使うことに国連側としても問題ではなかった。

この場所は周りを海で囲われているほか、いまだに健在している国々からのバックアップとして、本土防衛軍の戦術機大隊や海軍の援護もあり、ボーンホルム島はBETAからの侵略は全くといっていいほど無かった事があげられる。

 

それも海軍側が踏ん張っているおかげでもあったからだ、だからこそ、ここでの会合する場所に選んだ国連側としても、流石に最前線の士気向上をするためにどうしても必要だと考えたからだ。

 

またアメリカ側もこれには同意した、だからこそ虎の子の量産化した第二世代機の百機以上の戦術機大隊を乗せた船団がこの島に向かっている、それ以外にも元々一部のアメリカの勢力は大いに反対した、だがあの空飛ぶ超弩級母艦のベクトラをアメリカの空に堂々と表すことと、また一部の勢力が早まった結果をしてしまえば。

 

その搭載されている戦力が確実にアメリカ本土に対して攻撃を仕掛けてくると、合衆国の戦略情報上層部が結果を出したのだ、その戦術機との戦力差を含めるとしても、現状のアメリカ軍の損害が圧倒的に高いことが分かった、実質アメリカ軍は第二世代型戦術機の開発には成功していたが、その生産コストが第一世代機に、比べると第一世代機を三機作るのに対して第二世代型は二機しか作れない上に、運動性や機動力を向上させた代わりに装甲を大幅に下げた機体であった。

 

それに伴い操縦方法が若干違うために、どうしてもその機種転換訓練を行う時間が必須であり、火星軍の戦闘映像のデータを見た以上【緑色のモビルスーツ】と呼ばれる戦術機もどきの機動兵器ではあるが、普通に解析しただけでも、第二世代機戦術機よりも大幅に性能が上であることはだれの目にも明らかである以上。

 

それをわざわざ、交渉する時にアメリカの一部の勢力が武力蜂起する可能性も含めても、アメリカ本土の攻撃の可能性を消した上で、安全策を考えた結果。

 

「ならば・・・補給基地としているボーンホルム島ではどうだ、あそこならば・・・なにも問題ではないだろう」

 

「「「「「「おお確かに」」」」」」」」」

 

こうしてアメリカ政府の意向は国連側に伝わった結果、交渉場所はボーンホルム島となったわけだが、やはり交渉するには自分達も混ぜてくれと言ってくるアメリカの高官達も多数だがやってくることと成っていた、派閥問わずだ。

 

だがソ連・ドイツ側にはこれを押さえるほどの力や発言力はこの時代ではすでになくなっていた、確かにソ連としても第二世代もどきの戦術機の開発には成功していた、

 

日本側も巌谷 榮二率いる第二世代型戦術機開発計画によって【F-4J・改 瑞鶴の開発】の成功をさせた立役者であった、それも含めて日本側も交渉団の一員としてこの開発者を交渉団の一員として送り出すことが決まっていた。

 

実際にさらには同じく親友であった上に、戦術機開発に大いに貢献した【篁裕唯】も一緒に連れて行くことに日本側も許可したのだ、元々この男に関しては日本側としても、色々な複雑な事情があった事で人材を少しだけ持て余していたのだ、

 

相手はただの家ではない、日本の武装関係を作ってきたトップの家柄の一つであるからだ、官職に回すとしてもそんな人物をどこの官職に送り込むのか、色々と悩んでいた時期でもあった。

 

三か月後には日本は国内向けに【耀光計画始動】する予定なのだ、【アメリカのATSF計画始動】を受け、国産次世代機開発研究機構は目標を第3世代機開発へと方針転換している最中なのだ、戦術機の開発に大いに貢献した篁家をこのプロジェクトから外すのはなかなかに大変でもあった。

 

 

だからこそだ、日本側にしてみれば、渡りに船という感じで、一部の日本政府の高官の護衛兼軍事的視点のオブザーバー的な立ち位置にいた。

 

「火星軍に・・・その上には当然火星政府がある、当たり前だ、軍事国家としても大統領や議会制度等がなければ完全な軍事的な独裁国家ではあるが・・・契約者達からの情報によるとそれらしい雰囲気は火星軍になかったという情報がある程度は回っているが、要はアメリカと似たような感じてあれば多少の駆け引きはできるが、果たして我々日本はどこまで火星政府と契約や同盟ができるか、それが問題か」

 

多少の事はアメリカの地に飛んだ篁にもわかるが、それでもあの時は篁は日本用に作るための戦術機のテストパイロットの一人であった、主に武家代表としてだ。

 

その結果武家用に作られた・・・いいや近衛用に作られた戦術機ができたわけでもあるが、日本の所属の大和級の一番艦大和の甲板に出て、篁はそんなことをつぶやきながらも、あるアメリカで同じくテストパイロットだった戦術機の女性を思い出していた。

 

『・・・彼女は突然と私の目の前から消えた・・・後に調査でもその行方は不明とされているが・・・おそらくは・・・彼女は・・・・いいや多分、おそらくはそうだと思いたいが・・・彼女と私の子供ができたために・・・彼女は私の前から突然と消えたと考えれば、頭では納得するが、アメリカとしても近衛側と武家代表としてきた私との間の子供だ、日本帝国そして武家や近衛に対する取引材料にする切り札には十分すぎる材料だな、だからこそか・・・』

 

篁もバカではない、篁家という家を守らないといけないのだ、篁家で日本帝国引いては武家や近衛にダメージを与える材料は与えるのはだめだと判断するしかない。

 

こうして日本帝国も大和級や戦術機母艦など船団を引き連れて、一路火星政府との会談場所に向かって船足を進めていた。

 

また地球側の各国も国連側が唯一入手している火星軍の戦術機もどき【モビルスーツ】と呼ばれる、【フルアーマーガンダムの機動兵器】のある程度の情報を入手していたのだ。

 

だからこそ、ほかの国々も似たような感じて、自国の現状で最も腕がいいパイロット達を会談の場所に向かって戦術機を含めてパイロット達を送り込んでいた。

 

これは東ドイツ側が契約者という形でガンダムのパイロットになっているのだ、会談後はそれに呼ばれる可能性が圧倒的に高いために、第666中隊は今も会談場所で一週間近くもタンカーの中で缶詰状態になっていたのは仕方がない。

 

 

それに、各国の思惑もわかっていたのだ、この契約者制度で仮ににでもいいからガンダムなどの火星側の機動兵器のテストパイロットになってくれた方が色々と都合がよかったのは言うまでもない。

 

その為か日本陸軍側としても自分達を無視されない程度の戦力として戦術機部隊を送っている、近衛軍はそれも分かっていると判断したのか、日本帝国側の政府は今回はもめることはなかった、乗り遅れたらどうなるかさすがにわかったことも大きかった。

 

 

そしてアメリカ側から目的地であるボーンホルム島にアメリカの船団が一日をかけてゆっくりと到着をしていた。パナマ運河さえ抜ければあとは天候次第でイギリスの近くまでは行けるのがアメリカ大陸のメリットの一つであった。

 

 

そうしている間にも今回は地球側と交渉するためにわざわざ火星軍よりもどちらかという政府職を強めた感じで、多くの幕僚や議員が乗り込んでいた。それがベクトラ級二番艦【ジェネラル】であった、あとはそれと同時に今後必要になるかも知れない、地上用装備や地上用に作られた機体が多く積まれていた。

 

そもそも二番艦を動かしたのは、1番艦だけでは、地上での拠点製作などに、物資の問題があるかも知れない上に、妨害や地球側へのお土産も入れているのは実は二番艦の方なのだ。

 

実際に61式戦車12車両それにホバー車両の【ファンファン】24車両【ホバートラック】30車両、有線ミサイルカー、六輪ミサイルバギーを含めてそれぞれあわせて20車両などそしてとどめにミディアを三機パーツ状態でばらしてベクトラ二番艦に収容されていた。

 

流石に巨大なベクトラ級でもミディア型輸送機を三機を丸々収納できるスペースは無かった、そのため、パーツ上にばらしている。これならば場所も出来るだけ取らない上に、護衛のモビルスーツも配備できるからだ。

 

こうして交渉するために言っていた一週間が過ぎようとしていた、だからこそベクトラ1番艦と二番艦は地球降下の準備に入っていた、無論その周辺にはラーカイラム級だけでも150隻の軍艦が護衛艦隊として守りをかためつつ、地球の周回軌道に待機していた、

 

これは地球側がいまだに核兵器搭載型の人工衛星もあるうえに、前回のことも踏まえた上で、すぐにこの護衛艦隊が地球に降下できるようにする意味もあったから。

無論ベクトラ級の艦長としては二度目であるが、マークも自ら地球へ降りることとなっていた、そもそも中将といっても火星軍の中では階級は低いのだ。

 

実際に転生者として能力は【ガンダムシリーズの人々を呼び出せる力しか持っていない人物】なのだ、他のガンダムシリーズに出てくる技術などソフトでゲームをクリアしないと使えないからだ、ただし科学者系列は逆で普通に科学技術を発達させていくことができたのだ。

 

つまりだ【Gジェネシステム】も基本的にはその新しい機体の見本となるベース機が三機ほどあれば、それで十分生産ラインや、その機体を作るのにどれだけ必要な技術がいるか、それは科学者や、技術者がいれば、簡単に複製機体はいくらでも作り出せる。

 

それが今火星の衛星軌道上にいる、ピースミリオン級とウイングガンダム【オリジナル機】の二機種である。

 

 

なにもオリジナル技術のみに頼る必要はないということだ、そのためか、現状は軍部方面ではレビル将軍など、有名な人材に軍隊のことを教えてもらっている最中でもある。

また政治的な判断などはゴップ提督など政治的に優秀な人材に教えをこいて、ようやくまともな指揮を取れる程度しかない。

 

またソフトによってはゲリラ勢力で協力して敵を倒すミッションや士官として頑張って戦って選んだ世界を終えるとか、つまり色々と選んだソフトによってマーク自身もいつの間にか成長していた。

 

だからこそ今回は、流石に交渉するためには中将という階級も必要だと思っているためにも、ベクトラ級、二番艦にマークが自らが乗艦しているが、艦長はシナプス艦長になっている、1番艦にはブライト総司令が乗っているために、実質マークは階級ではブライトの下でしかない、指揮権もブライトに一括されているのだから、何も問題ではなくなっていた。

 

実際にブライトはガンダム世界では屈指の指揮官であり、単艦での作戦行動も交渉もある程度は可能な指揮官であるために、経験がものをいう世界においてはどうがんばっても、マークはブライト達の後釜になるしかないというのが本音であった。

 

こうしている間にもベクトラ2隻は大気圏を突破した上で、先の戦いの戦場の跡地では近くで待っていた、旗艦ペンシルバニアからの通信を受け取っていた。

 

またこの通信もどの国も簡単に拾えるようにオール通信でおこなっていた。

実際に相手の通信機器の規格がはっきりとしていない為に、無理やり合わせることも可能ではあったが、それをすると相手との印象もあると考えた末に、パウル・ラダビノッド准将の指揮の下に連合軍は、その巨大な戦力を【ボーンホルム島】と、海王星作戦に出来た新たな拠点に振り分けて防衛体制を整えていたのだ。

 

本来であれば、そのままソ連やドイツ側に基地の防衛戦力を出してもらって、連合側はかき集めた戦力を元の場所に戻すはずだったが、火星軍との初の本格的な交渉になるために事実上海王星作戦の戦力をそのまま使っている。

 

だからこそ東ドイツの戦力も大幅に残っているために、第666戦術機中隊も整備達と共に現地にて軽い哨戒任務をあてがわれていたが実際にはファム中尉がけがから治ってようやく合流した時に、本部からの意図的に教えられた軽い哨戒任務は、本当に拠点周りの哨戒任務しかあてがわれなかった、これは契約者を失うのを恐れとのことである。

と同時にこのことが東ドイツ側としては歴史の分岐路となっていた、そもそも忠実の歴史では、この一週間の間にシュタージュによって起きたクーデタ政権を倒すために、この中隊が動いているはずが。

 

実際にはソ連や国連の圧倒的な圧力によって一時的とはいえ、シュタージュによるクーデタはなくなっていた、そもそも興そうとしているやつは、ソ連からアメリカに飼い主を切り替え中の人物達ではあったが、同時にアメリカ政府としても、火星政府の交渉が始まる段階で勝手に、そんなことを起こされると・・・・・・

 

「いいかね、確かに君達シュタージュが保有している。機密ファイルは我々もほしい所ではあるが、火星政府の交渉中に、そんなことを起こされるわけにはいかないのだよ」

 

「実際にシュタージュに所属している。契約者が仮にクーデタの中で死亡してしまうと、東ドイツ側が抱えている契約者二人も巻き込まれて、死亡する可能性も高いのだよ。そんなことを勝手にするのであれば、この話をソ連に持ち込んでもいいのだよ君」

 

「それは・・・・・・ですが・・・・・・例の計画が決まれば・・・・・・我々は・・・・・・・・・・・・、だからこそ、今のうちにこのファイルの機密ごと貴方達に・・・・・・・・・・・・」

 

アクスマンはどこの誰とも知らない相手と会って話していたが、実際にこの内容はすでにアメリカからわざとソ連のトップにも知らされていたことであった。

 

反乱がおきる事も何もかもだ、元々その準備をしていたのはアメリカ側ではあったが、その計画を一時的にやめようとしてこうして、シュタージュを実質支配したアクスマン総長に話していた、前総長はソ連側もアメリカ側もジャマでしかないのだから。

 

東ドイツには戦術機部隊を持っているのは警察組織であると国連側も認めていたのだから、もう一人の契約者の部隊と取引した結果としてもいえるが。

 

だからこそ物理的に消されたのだ、ソ連としてもあの火星と名乗る勢力相手にはさすがにケンカを売るわけにはいかないからだ。

 

「・・・・・・・・・・分かっている・・・ならば・・・少しは・・・・世界情勢を・・・・・・読むことも大事だぞ・・・・・戦闘データを見て知っている思うが・・・・火星軍は我々では作り出せないはずの【粒子兵器】を搭載した、機動兵器を配備・生産しているのだ」

 

「そんな相手と戦うことになれば、われわれは東ドイツを見捨てる覚悟は十分にある、これは他の国々の一部からも承認を得た答えでもある、しばらくはなりを潜めるしかないだろうな・・・」

 

アクスマンの派閥はこの一方的な話を黙って飲むしかない、白服を着た坊主頭の男性がベルリンの首都のど真ん中で体中はマシンガンを食らったように、そこら中に穴が開いており、遺体の身元も来ている服でようやく判断がつくレベルだったのだ。

 

それをだれがやったのか知っているアクスマン達はもはやその使者相手には何も言えなくなっていた。

 

「わかりました」

 

こうした会話も海王星作戦の直後に行われていたために、クーデタの話も一時的に中止となっていた、そのためか武装警察軍の戦術機大隊「ヴェアヴォルフ(人狼)」を率いる、大隊長ベアトリクス・ブレーメ少佐率いる大隊には当然最新鋭機の【MiG-23 チボラシュカ】が配備・運用されていたが、これも歴史通りならば東ドイツで使われているはずが、こちらでは今回の交渉場所となる。

 

【ボーンホルム島】の警備任務を与えられていたが、契約者である以上は火星軍と政府との交渉次第では事実上隊長という任務を解かれることは、すでに本人に通達済みであった。

 

こうしている間にも大気圏を突破してきた。2隻のベクトラと旗艦ペンシルバニアが、

ゆっくりとボーンホルム島の軍港に近づき、一番巨大な軍港に2隻は一度海に着水した上で・・・。

 

湾岸部に船は寄せたのだ、このときほど、他の国々から呼ばれている技術者や仕官の連中が驚いたのは無理は無かった、なんせ映像はあるが、それは本当にとられたものか? 合成ではないのか? 疑ってはいたが・・・。

 

現実問題として、彼らの目の前に堂々と存在してしまっている以上、否定なんてことは出来なかった、こうして、ボーンホルム島にベクトラ級2隻と連合側の旗艦ペンシルバニアが軍港に入ると、ブライト・ノア司令官とマーク中将とアムロ・レイ大尉の三人は軍的な視点のアドバイスで一緒に来ているだけである。

 

本命の火星政府の交渉団の多くは、ちゃんとした護衛の車や自ら乗る車で堂々とベクトラから降りてきているのだ。

 

それを日本人風の黒くて長い髪をした女性【ベアトリクス・ブレーメ少佐】と【パウル・ラダビノッド准将】も乗艦から降りてブライト達三人を出迎えていた。

 

他の交渉団の多くは地球側が用意した国連側の使節団と色々と話をしているからだ。

ただし交渉に向けての周りに集まってくる、人物のほとんどは、マークの容姿を見て、驚いてはいたが。だか胸についている階級所を見て、周りは黙るしかなかった、ブライトやアムロの容姿もみていたが。

 

そちらの方はなにも、ざわついてはいなかったのは。やはり異常なまでの若さが原因だろうと。アムロもブライトもそして、マーク自らも考えながら、交渉のする場所まで車で送ってもらい、最後に会場内にマーク達が三人が入ることで、ようやく火星政府と呼ばれる人物達の交渉がようやく始まろうとしていた。

 

 

 




地球側と交渉するために使節団の派遣はあたり前の行動でしかありません。

ガンダムでも南極条約が作られるジオン側と連邦側として 軍人や政府高官が入り乱れて、話し合った結果、あんな感じの条約になりましたからね。 

それをするために色々と必要な手は打たないとね。

アメリカのATSF計画始動は三年頃です この小説ではポーランドの作戦後に発動したと書いています。

それの情報を事前に手に入れていた日本としても戦術機の開発はしなくてはならないので、結果色々と複座になっています 篁家はね ユウヤの年齢とユイの年齢を考えると大隊はこの位に仕込まないと・・・無理かなと思っています。

間違っていたら指摘お願いします キャラの年齢はユイは19才程度で ユウヤは二十歳位と考えています 

 


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交渉 そして新しい時代へ 修正版

色々と抜けていた部分を補正しました


ボーンホルム島での会談には、世界中の名だたるメンバーが、交渉の場にはせ参じていた、クラウス・ハルトウィック少佐も、同じく西独陸軍側として参加していた。

 

特に第666中隊のメンバー達は会場の護衛としてそれぞれの戦術機でアイリスディーナとテオドールの二名だけは【火星軍の契約者】として立場として、戦術機に乗らずにこの会議場の中に普通にいるこれが地球側の最初の切り札と言っていいからだ。

 

それにだ東ドイツ側の軍隊も、シュタージュによる反乱がなくなり歴史が変わったために、まだ現状では第666中隊は東ドイツ最強の部隊ではあった、隊員が本来の歴史では大量に死にすぎたりして、実質解散するしかないほどの残っていなかったのだ。

 

それが歴史が変わったことで、部隊ごと全員参加を果たしていたのだ。実際に発言権を与えられていたのは、隊長のアイリスディーナとテオドールの二人でしかない。

 

これはこの二人が契約者という立場があるからでしかない、そうでなければだれが嫌われ者の中隊をこの会議に呼ぶかという思いが東側の思惑でしかない、またそんな情報を入手していた、独陸軍クラウス・ハルトウィック少佐も思っていたのだから仕方がない。

 

そもそも東ドイツと西ドイツは冷戦中は分けられているのだ、情報操作がされているために、第666中隊の情報もレーザーヤクトを成功させるためには、味方すら殺すという情報が普通に西の軍隊では回っている情報でもあった。

 

またソ連からはジャール大隊を指揮する【ジャール大佐】の指揮の下にソ連陸軍【フィカーツィア・ラトロワ少尉】を含む、ジャール大隊長も部隊ごと参加していたのだ。

 

後の歴史では、ジャール大佐がドジをして、物理的に首が飛び結果的には【フィカーツィア・ラトロワ大尉】が、ジャール隊長を引き継ぐようになったが、現在では、ソ連陸軍はそこまでの消耗らしい消耗はしていない為に、ラトロアもあくまでも1隊員の少尉の立場で参加しているのだ。

 

だがこの部隊にはソ連が開発した最新鋭機の戦術機装備されている唯一の大隊であった、他国も最新鋭機の開発部隊やエース部隊を引き抜いてこちらに来ているのだ。

 

ソ連側もそのぐらいの情報は簡単に手に入るために、このソ連でも広告塔に使われている、ジャール大隊を会議の護衛に戦術機タンカー数隻と護衛の空母群を引き連れていたのだから。

 

 

これはソ連が入手した、モビルスーツと呼ばれる機動兵器の戦闘データの一部がわざと、削除されているがそれでも分かりきっている情報だけでも、火星側にケンカを売れないのがソ連の実情なのだ、また実際の性能データもそれはさすがにほぼわからなかった、だが戦場でのデータはさすがに取られてはいたが、ただそれだけの情報でも十分であったからだ、それも分かっていたソ連上層部としては、【戦術機大隊の中】でも【戦術機特性】が最も高いメンバーを集めた特別部隊の作成において、部隊長の名前を取ってジャール大隊、と名づけられた部隊がこの交渉の場所にやってきているのだ。

 

彼らにしても分かっているのだ、火星軍と名乗っている軍隊は火星政府と名乗る政府も地球上に補給拠点も軍事拠点なども存在していないことを、これは地球上の各国首脳部が、分かりきった答えを出していた為に、たとえここで優秀な人材を、火星政府との取引で【火星軍】と名乗る軍隊に渡したとしても、最終的にはその得られる、軍事技術力などの方が圧倒的に有利となると。

 

実戦経験豊富なトルコ共和国陸軍、イブラヒム・ドーゥル大尉の部隊も、同じくここに参加していた、トルコ政府としても、この男の扱いには困っていたからだ、実際に実戦経験があり、またBETA戦においては、部下と共に戦い続けた上に、部隊の消耗率が余りにも低いために、最初の内は祖国の英雄だと、国挙げての宣伝で持ち上げてはいたが・・・。

 

だが彼にしてみれば難民や国民をより多く助ける事が優先されることもあって、その発言力を使って、トルコ政府が切り捨てていた、難民達に食べる所、働く所、住む所を提供させてはいた。

 

だがその結果としてはトルコ政府としても彼の行った慈善行動によって、国内の犯罪が減るなど、国内の支持が上昇していたのだ、つまりこの国難の生まれた【民衆の英雄】と持ち上げまくっていたのだから、ある意味では自業自得ともいえる。

 

そのために民間からは、【民衆の英雄】扱いされてはいたが、軍部としては、色々と扱いが困った男ではあったが、今回の話にもトルコ政府はこの男に色々と条件をつけたうえに一部の部下と共にこの場所に送り出したのだ。

 

「やはり私は・・・トルコ政府・・・祖国からは嫌われているようだな・・・だが私は英雄なのではない・・・自分にできる事をやっただけなんだがな」

 

イブラヒム・ドーゥル大尉も会場の護衛の1部隊と駆り出されいた、戦術機があまりにも多くなりすぎるために、国連側で基本的には会場警備は【一国1部隊】と決められていた。

 

そうでないど、アメリカが作った第二世代型の戦術機が大量に会場を警備するだけになりそうであったからだ、国連も確かに本部はアメリカの大地にあるが、それでも今回の会議はあまりにも重要度が違いすぎるのだ。だがこそ一国1部隊で会場を警備する戦術機部隊はそれでも多かった。

 

 

特にアメリカ政府としても、ボーイング社の連中や、アメリカ軍の政府の高官達や軍の関係者が、多く出席していた中で彼らもわかっていたのだ、火星軍が今後この地球に、なにを求めているのかを、だからこそ、各国も、えりすぐりとは言わないが、そこそこ優秀な人材を、実質火星軍と政府に対して、生贄にする予定ではあった。

 

その人物達がすでに会議場で今か今かと待っているのだ、火星軍との交渉を、そして・・・、一時間後、ようやく会場まで火星軍の交渉メンバーが到着したと、連絡が入ったばかりであった。

 

そして交渉の場となった、ボーンホルム島のレネ軍港にある、レネ軍事都市の大型の会議室に通された。

 

ブライトとアムロ・マークの三人は、各国が選んで送り出した軍事側のメンバーと、ここで初めて顔合わせをすることとなった、一見、会議室に入ってきた、彼らを見た地球側としては・・・、なにも言うことは無かった。

 

宇宙人とはいえ・・・、言葉もあり、人間と大差ないほどである、と契約者の三人からも情報、ということで教えては貰っていたが・・・。だが現実は違っていた。

 

「私は火星軍先遣隊旗艦、ロンド・ベル隊・総司令官 ベクトラ艦長のブライト・ノア大将です」

 

「火星軍先遣隊旗艦、ロンド・ベル隊の機動部隊長のアムロ・レイ大尉だ」

 

「そして最後に、同じく火星軍先遣隊、ロンド・ベル隊に属している、ベクトラ級二番艦ジェネラル所属、マーク・ギュンター中将です、この中では最も歳が若いため、主だった交渉はブライト総司令官が行います、自分は主に機動兵器側の説明です」

 

日本から極秘裏に派遣されている、鎧衣 左近達は、情報部のトップとして、この場所に誰よりも早く潜入していたが・・・、だが三人とも確かに日系と呼べる人種をベースにしているが・・・。だがノア家・レイ家・ギュンター家など・・・。特に最後のギュンター家は、ドイツの契約者達から、そこまでの情報を入手していなかった。

 

これはさすがにドイツ側としても、名前だけしかわからない上に、自分たちの船の中でも、フルネームを出していなかった、マークの方に、政治的にも軍配が、上がっても仕方がない。その辺はゴップ提督が入れ知恵をしている、ために起きたことでもあった。

 

実際に【マーク】という名のは一見聞くと日本風の名前かと思われるために、各国も色々と手を尽くして。探してはいたのだ、もしかして実際には、自分たちはどこかの組織と、国家にペテンにかけられているのでは、ないかということで。

 

だから日本は日本人の血を入れた各国特に、ドイツ系、またはソ連、欧州系の人種は探せるだけ探したが、結果はだれもいないのだ、当たり前の話である、確かに日本人はあったが、それは別の並行世界での日本で生まれた、人物ということであった。

 

特に上にアムロ・レイとブライト・ノアの二人の名前に驚く地球側の軍人達も多いまさか交渉の場所に組織のトップである【総司令官】がいるなんて地球側の人間は知らなかった。

 

だれもが安全な船の中で交渉の結果を知るのもであると誰もが思っていたからだ。

 

それに、階級にも目を向けしまいそうになるのが軍人達ではあるが、二番艦の方が階級は下ではあった、元々あのような超大型の戦艦などを、任せられる人物となると、軍隊でもこんな配置はよくあるために、実質的にブライトが交渉の相手となった。

 

実際に戦争では旗艦を狙われることはまずないと思うが、それでも指揮系統の混乱を考えると、やはり指揮を即座に取れる階級が、いなければ意味が無い為に、マークの階級は、そのため、この会議に出席したと誰もが考えていた。

 

それに、テオドール・アイリスディーナ達も、やはりブライトとアムロの二人の名前と、二人が出す連戦の勇士が出す独特の存在感に圧倒されていた。それは仕方がないとマークは考えてはいた。

 

実際に、ブライトもアムロも圧倒的な経験値がある、しかもある程度の政治も簡単にこなせてしまうほどだだからこそ、二人がいるのだから、こうして、軍事方面での交渉会議が始まったところであった。

 

政治側は政治側と別の会場で、背広組など火星政府を代表した議員の人達が同じく地球側を代表している国連側や各国との交渉に入っていた。

 

実際に火星政府、現地の火星軍からの要求というのは、余りにも分かりきった答えであったからだ、地球側に火星軍が使える補給基地または拠点が欲しいという事であった、実際に補給物資をコロニーとルナツー要塞で作り出しているのは、現在の火星軍である。

 

それを地上側に用意することがどれほど今後につながるかは、政府や軍の上層部以外でも誰だってわかっていたからだ。

 

「つまり我々火星政府は、火星軍が地球上での活動拠点並びに、それに伴い各国へ、一部ではありますが・・・、火星軍の軍事技術と、地球側とも、技術交換になります、これはこちら側のみ技術提供では、人材もなにも育たない上に」

 

「地球上のBETA拠点ハイヴ攻略作戦にも、当然参加してもらうこと条件にも、含まれますが。まずは我々が持ち込んだ技術に触れて、それを使いこなせる人材の育成は、こちらに任せてもらいます、ですから契約書に書かれている、各国に対しの文面が初めて、ここで活かせるというわけであります」

 

ブライトが地球側の軍人関係に話しをしている間にも、同じく火星政府の政治側の交渉団が地球側の同じく国連の議員や各国の議員にも今日の為に用意された、ぶ厚い書類を読みながら一方で話を聴いていたのだ。

 

「そして何よりですが、ハイヴ攻略戦は地球側も行っていると情報を集めた時に聴いていますが、我々火星政府の力を知っている、地球側の交渉団の方々はまさか・・・我々をこの地球側のハイヴ攻略戦の同盟条約に加えるつもりではありませんよね」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「それは」」」」」」」」」」」」」」」」

 

「我々の方はいつでもハイヴ程度は落とせます、実際に宇宙空間に漂っている程度のハイヴならば皆さまは言っている粒子兵器を搭載した【一隻の巡洋艦の艦砲射撃】で簡単に消滅させられるのです、地球側の環境データも3回の機動兵器の実戦で手に入りましたからね」

 

 

もはや政治側としても切り札である対BETA戦略の要であるハイヴ攻略戦の同盟関係がないのが一番痛かった、仮に地上の拠点を火星政府が手に入れたとしても、軍事拠点や生産施設の拠点を作るのに時間がかかるのだ。

 

 

3年か5年ぐらいは必要と考えていた、地球側はその間の時間に火星政府から契約者という制度を使って、一部でもいいから火星側の技術を手に入れる方法を考えていたのだから。最悪強奪するぐらいは考えていた国は結構あったりする。

 

そしてなによりもハイヴの中にはG元素と呼ばれる謎の元素が眠っている、それを国連の名の下で手に入れるには、火星側にもこの軍事並びに政治的な同盟をしてもらわないと困るのだ。

 

 

特にアメリカという国は・・・この新型元素によって、空中要塞と呼べる新技術で作られた、戦術機用の母艦が作れそうなのだから、実際にはプロジェクトはほぼ凍結しかかっていた。テストパイロット3人をスープにしてしまうほど危ない技術で有ったからだ。だかこれが火星側の技術で修復、改造できたとしたら。大量生産も夢ではないのだ。

 

ただしG元素があればの話である、それを火星側が全てを奪ってしまう可能性が高い、だからこそ政治的な会議室では今も国連側の議員とアメリカ側の議員が猛反対していたが。

 

残りの国々の議員はべつにどうでもいい、そもそもG元素と言われても何かに使える程度の新種の元素でしかない、アメリカに取引材料として大量の物資と食料と資産で売れる材料程度でしか今のところはないのだから。

 

後にアメリカによってG弾が作られるまでは、本当にただの取引材料でしかないのが実情だったりする。

 

そんなことよりも、軍事側の議会では色々と話が盛り上がっていた、特に一部のジェガン隊のおかげて貴重なレーザー種のレーザーを受けても問題ないと実戦データからもわかった様に。

 

それの一部のデータを今はモビルスーツ部隊の指揮官であるアムロがそのデータを見ながら、各国の戦術機部隊のパイロット達や軍事顧問達にその時の映像付きで色々と話をしていた。

 

「また我々には、この戦場で戦ったレーザーを放つ種類の敵に対しては、普通に戦って倒せるのですが、一部の部隊がレーザー種の攻撃をわざと盾や腕や足などで受けましたが、装甲も焼かれてはいません、これは我々が独自に開発した対レーザー用の技術で完全にレーザーを無効できるわけです」

 

「「「「「「「「「「「「「「「そんなばかな・・・・・レーザー種の攻撃を受けて無傷だと・・・・・・・」」」」」

 

「「「「「あんな技術があれば・・・・・・・・・・戦術機部隊は・・・いいや戦艦や巡洋艦も・・・」」」」」」」

 

軍事側もアムロが説明の一区切りをする前から、すでにこの対レーザー用の技術の説明に注目度が集まっていたのは無理はない、これが地球側に軍事転用されるだけでも戦場は一気に人類側優勢になる。

 

実際に戦闘機・・・いいや爆撃機にこの対レーザー用の技術を使えば・・・どれだけ戦場が楽になるのか、誰だってわかっていたからだ。

 

この辺の映像もなにもかも最初からマークが元々マブラヴオルタとトータルイクリプスの歴史に詳しいために、この技術だけでも十分に地球側の切り札になると言っていたが。

 

『マークの言っていたことは本当か・・・爆撃機が使えないために、あれだけの物量作戦は流石に限定的な地上戦力では無理があるというわけか・・・なかなかの策士といえるかマークは』

 

こんな事を考えながらもアムロの説明は続いていく。

 

「そろそろ静まってほしい、確かに今の地球独自のやり方があるようなので、その戦術なども、当然この技術交流の、一端に含まれますがいかがかな」

 

言ってみればそれは地球側が作り上げた対BETA戦の戦術等をこの技術と交換と言っている様なものではあったが、軍事側にしてみれば十分なメリットでしかない、どのみち政府側と交渉が終わり、契約者制度がスタートしてしまえば、最初に教える情報でしかない。

 

技術の使い道は今しかない、そんなことを地球側の軍人達が思っていた所にアムロは地球側に説明するためにもってきた映像資料は、実際にV作戦で説明用に、用意された、ガンダム・ガンキャノン・ガンタンクの、紹介映像が開示用に流れ始めた後に・・・・・・。

 

ガンダムが動き、ビームライフルからビームを放つ映像、ビーム・サーベルを抜き、ビーム・サーベルを発生させたうえで、コンピューターで作られた、映像の中の、BETAを簡単に切り刻んでいる、映像などは。

 

その場の会場すべての、人間を驚かせていた。またガンキャノンとガンタンクの砲撃能力と、支援能力はちゃんと現場を知っている、軍人や指揮官などに、大いに喜んでいた。

 

「あれがあればアウトレンジ攻撃ができるぞ」「いやいやタンクの方がいい、検査に落ちた戦車兵を再び戦力化できる」「なにをいうタンクはな、二人以上乗れると聞くぞ、ならば色々とできることが増えるだろう」

 

「キャノンだって支援砲撃だって・・・色々とできるはずだ」「そうだな射撃適性が高い連中に使わせるのもありだろうな」

 

 

などど軍人側の会場は一層にぎわっていた、一部ではビーム兵器だという声も聞こえてはいたが、それは圧倒的に少なかったのだ、他には、陸上で動く兵器類の紹介映像も見せられていた。

 

この兵器はすでに二番艦のジェネラルに搭載されているために、ある程度の現物は見せることは可能にはなっていた。

 

特に61式戦車・ホバークラフト・指揮車両、輸送機のミディア等を見せられた上でも、その説明映像には載せてはいなかった、動力炉の精細な出力、さらにはバリエーションが多い武装の紹介も見せられては。

 

地球側としても、この交渉は当然成功させるぞという、雰囲気になっても仕方が無かったが、問題はその設置場所で合った、一番の候補は当然アメリカの内陸ではあったがこれには他の国々からも、当然猛反発があった上にアメリカ側もすぐに折れてしまった。

 

超兵器の生産施設並びにそれを扱う多くの他国の軍人達の教育が火星政府に貸した土地で行われる、条約破りや約束を破ったりすればどうなるか、またアメリカ国内は多数の派閥で今も分かれているのだ。

 

そんなさなかにベクトラ級をはじめとする工作艦が宇宙から降りてきて、基地を作ってしまえば、アメリカ国民や軍人それに政治家の連中がどのように動くか全くわからないことでもあった。

 

結局はアメリカと言っても地球で一番国力が大きい程度の国でしかない、惑星を丸々支配している惑星国家と相手してしまえば、確実に負ける戦になるの明白であった。

 

つまり交渉に来ていたアメリカ側はさっさとあきらめたのは火中の栗を拾いたくはなかった、ただそれだけであった。

 

それならばアメリカ大陸と欧州連合の、近くて比較的、安全な場所はどこかといえば。

 

ひとつはインド洋の【マダガスカル島】と、そして日本側としても【硫黄島】と【佐渡島】の2つを候補には上げたが、実際にあそこは今の大戦でおいては、普通に軍島となっているほか、第二次世界大戦から、すでに要塞化していた島のひとつであったからだ。

 

つまり、そこの三箇所には直ぐにでも、火星軍の拠点になりえるベースが整っていたが、ソ連も欧州もやはり手を上げてはいたが、いつBETAの進撃が開始されるかも、知れない場所に、作るなんて事は出来ないといわれたために。

 

ソ連側としてはBETA戦線での盾が欲しくて、火星政府に土地を上げると言っていたようなものであった。

 

それにアメリカ大陸の次に大きくて無傷のオーストラリア大陸やなどは手を上げなかった、いいや上げることは、できなかったといえる、これはいまだに白人主上主義が残っている地域であり、さらにはアメリカ側としても、戦術機開発のおひざもとと、さらには現地の軍や現地の政府、下手すると、企業側も何かしらの、アクションがとられると判断したために、結果ほかの国々任せるしかなかったという思惑もあった。

 

オーストラリアの軍備は貧しいものでしかない、そのほとんどはアメリカ軍からのおさがりなのだ、食料などもオーストラリアの大陸を生かして作っているが、そのほとんど取引先はアメリカ企業が9割も占めていたのだから、火星政府をオーストラリア大陸に呼ぶことはできなかったといえる。

 

それに、BETAの進撃スピードによっては、また火星軍の補給拠点と、呼べる貸し出している島を、変更するということで落ち着いたのである。

 

元々この三箇所は海に囲まれた島であった、つまり島の周りの海を警戒していればBETAからの進撃も簡単に出来る上に海の中でBETA群を倒すのは比較的楽なために、このような場所にしたのであった、こうして色々と会議が行われて、三日間が過ぎて火星政府は新たに、地球上に三箇所の火星軍が活動できる拠点を、手に入れることができたのだ。

 

だからこそ、同時に火星軍が地球に持ち込んだ、機動兵器など調べる為にも、各国からの選りすぐりが契約者として、手を上げてはいたが、結果としては、その地球の候補生達は、結局として、火星軍と政府で色々とテストをしたうえで、契約者として、【テストパイロット達】と【整備兵士達など】多くを採用した、

 

一つの基地に契約者は大体5,000人程度である、これは整備士や基地の守備隊等を含めた数であるが、実際にこれでは佐渡島を丸ごと基地化した時には、圧倒的に人数が足りないのだ。

 

結局は火星軍も一つの基地に十万人を超える人数が入れる一大拠点を作っていたのだ。

実際にベクトラ級の一隻の人数が十万人で動かしている、地上ではラー・カイラム級やクラップ級も当然使われるが、ビックトレー級も最前線に配備して使う予定なのだ。

 

船の整備士だけでも多くの人材を使う上にだ、生産工場も完備している、いくら機械化した生産施設や工場があったとしても、それらの生産ラインの整備は結局の所人の手を使うしかないのが実情なのだから。

 

 

後にその者達は、火星政府と契約していることからも、地球側でも契約者とこの日から、正式に呼ばれることと成った、また各国の契約者の扱いは、完全にその国々では独立した部隊のエリート集団と呼ばれること事となっていく。

 

 

そのためか各国に元々存在していたエリート集団はまたは自称エリートと呼ばれる連中からしてみれば、非常に疎ましい存在になっていくが、だが国にしてみれは貴重な存在であるために。

 

契約者達を持つ国々は色々と派閥争いや、またその契約者達の血縁者や身内に護衛をつけるようになっていく、誘拐騒ぎなとが起きれば、その国の信頼度と信用度がどうなるか分かった者ではないからだ。

 

その間に火星軍は3か所の島を正式にそれぞれの国が領土しているために、借地として、借り受けるために、一時的には早いが、ジェネラルに乗せていた、さまざまな物資や戦車などを、インドと日本帝国の2つで分けた上で、のちに様々な国が欲しいとして兵器のデータのみだが、その2国は売りさばくことで、政治的にも経済的にも、ある程度楽にはなっていた。

 

また日本とインドの両方には国連に早く入ってもらい、火星側を援護する勢力の土台としてかんばってほしいという火星側の狙いもあった。宇宙世紀側では日本とインドの二つは人口の多さと技術力の高さがあったからだ。

 

そうでないと連邦軍の一大拠点の一つでインド方面軍司令なんて存在は生まれない、おまけに激戦区で有った場所でもある、陸ガンや陸ジムを陸軍が大量に生産して使い潰した場所で有ったのだから。

 

東ドイツ側いいやシュタージュ側にしてみれば、第666戦術機中隊は、元々粛清の対象部隊ではあったが、あの火星政府との交渉から一ヵ月後東ドイツ最強といわれる、第666戦術機中隊はその部隊ごと全て契約者となっていた。

 

これには最前線で戦った戦果も有る上に契約者が元から二人いるために、二人だけを抜いて、新しい隊長を入れた状態では恐らくまともに戦えないと東ドイツ上層部側が判断した結果でもある、実際に祖国いるだけでも色々と問題が色々とあるために。

 

せめて祖国の為に役立ってもらうとして、レーザーヤクトの戦術などを教える教官部隊「アグレッサー」として、三個の部隊に分けて一番近いマダガスカル島に送られることとなった、残り2部隊は佐渡島と硫黄島のそれぞれに飛ばれる結果となってしまった。

 

 

それと同時に元シュータジュ所属のベアトリクス・ブレーメ少佐所属部隊も同じく部隊全員が契約者になっていた、彼女達も契約者であるために、第666中隊と共に、マダガスカル島に送られることになった、彼女達の戦術機の整備する、整備師達も引き連れての参加であり、むしろこっちが本命なのだから仕方がない。

 

ドイツという国は、国の中に二つ軍隊を持っているために、シュタージュの独自の戦略としても、確かに情報はほしいが、だがその情報はあくまでも、各国が全てを知ることが、前提の情報。

 

だが彼女達にも、知らないことがあった、地球の各国にもまさか陸上を走って動く大型戦艦などが、すでにマダガスカル島・硫黄島などに運び込まれて試作稼働中であることを。

 

これはすでにルナツー要塞内部で生産されて一部だけ組まれていたのを、支援物資の名目で、地球に降下させた、さすがにあの陸上戦艦の大きさは、一気に降下させるとばれるために組み立て方式として。

 

バラバラの状態で、降下させた上で、生産ラインなどを、ベクトラ級をピストン輸送を使って色々と物資を運びこむ、ついでに極秘裏に運び込まれた上に、生産ラインは完全に作られたのだ。

 

また量産型ガンタンクや、61式戦車なども、普通に火星軍は配備していたのである、

この分の生産ラインもしっかりと三島に運び込まれた上にすでに生産ラインは動いていたのだ、これは61式戦車は、その圧倒的な火力と機動力、そして防御力が、BETAへの進撃を圧倒的に遅くさせていたのだ。

 

ドイツ側もこれを大量買いこんでいた、砲弾もその補修パーツもだ、そうでなければ戦車といえでもしっかりと整備しなければ動かないからだ。

 

あとは量産型ガンタンクと量産型ガンキャノンも、売りには出されていたが、この売りに出されているすべてのМSは基本的に、動力炉はバッテリータイプに交換されている、これは地球側と協議した結果である。

 

地球側としても、今はまだ核融合炉は、自分たちの手に余ると、いうのはわかっていたから、だからこそ、バッテリータイプに、変更されている。そのおかげで各国の一部ではあるが、

 

量産型ガンキャノンと量産型タンクの二機種限定はあるが、アメリカもそれぞれ60機ほどは数をそろえられた、こうしてあの、交渉事から三か月という月日が経過しながら。火星軍は無事に、地球上での三箇所の軍事拠点を確保できたのだ。

 

特に一大拠点となっているのは佐渡島である、これはマークが徹底的にあの未来を変えるために、佐渡島全てを巨大な軍事拠点並びに生産拠点に仕上げたのだ。

 

そのためか火星軍は、早速に兵器の生産ラインや船舶の生産ライン等を、ルナツーの工廠から多数持ってきており、ベクトラ級の整備もようやく普通に出来るようになっていた。

 

これは最低でもベクトラ級は一隻は確実に地球に降下することが決まっているために、補修用や整備用などに必要な施設が整ったのだ。

 

だからこそ、地球上に存在する各国は、余計に自国のテロや宗教テロに、一層おびえることとなった。

 

また冥王作戦から3か月以上も経過していたために、ポーランド付近のハイヴから大量のBETAが現れたが、それも火星軍と地球側が協力した最初の作戦で圧倒的な戦力を再び地球側の軍人達にも見せることになった。

 

この時は一部とはいえ、契約者達が乗る【トルネードガンダム・カーディガンタイプ】が三百機程の機体改修に間に合ったのだ結果として、日本の契約者の一人である篁や東ドイツ側の契約者である第666中隊も機体を乗り換えてこの戦いに参加していた。

 

 




篁さん 早速最前線へ・・・日本としてみれば 使える手ごまになりましたが同時に厄介なことが増えました、なので火星側で契約者としてパイロットして戦って早く死んでほしいから最前線で戦うことになっています。

彼も自分がやったことは知っているのでどうしてもね・・・最前線に行くしかないと考えてガンダムに乗っています。



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アメリカの思惑

海王星作戦の開示時刻は一月程度と考えています 交渉やら何やらで時間的には五か月程度は経過した世界です。




 

1983年六月一日、その日、アメリカ軍と政府並びに各企業のトップ達は火星政府が火星軍に装備させている、火星軍の装備の一部ではあったが正式に取引をして入手した、量産型ガンタンク・量産型ガンキヤノンと61式戦車、ミディア級輸送機などの性能実験を始めようとしていたのだ。

 

確かに売りに出されている性能表を見る限りでも十分すぎるほど支援能力、砲撃能力もさらには輸送能力や戦車すらも圧倒的に火星側の技術で作った機体は圧倒的に戦術機すらも凌駕はしていたが。

 

だが結局は所詮はデータでしかないのだ、保守派の軍人や政治家、財界連中にしてみれば、あり得ない性能表は嘘だと思い込んでいたが、そう現実を見るまでは。

 

「試験評価開始します・・・量産型ガンキャノン標的の攻撃・・・飛距離・・・命中率・・・攻撃精度・・・」

 

「すご・・・これが・・・火星軍の・・・装備の力・・・」

 

「バッテリー機でこれほどの力・・・圧倒的火力・・・」

 

「キャノン型で、これほどの武装を持てるとは・・・」

 

実際に陸ガンの砲撃用の装備も普通にガンキャノンはその機体に装備されているレーダーなどを使って、五千メートル先の攻撃目標を普通に狙撃できる性能で有った。

 

それにだ、ガンキャノンの砲撃能力は圧倒的だった、特に武装で両肩についている240mmキャノン砲2門の攻撃能力はBETAの死骸である突撃級や要塞級をたった一撃で倒せる威力であると証明してしまったのだ、射程の普通に六千メート以上先を狙いウチできるほどだ、実弾兵装という事もあり、実弾系の強みである、一度砲撃してしまえば、あとは落ちるだけの質量兵器という側面もあったからだ。

 

そして両手に装備している、マシンガン系統は戦術機のマシンガンでも装備は可能であった、実際にМS用のマシンガンは威力は強いが、弾の段数としてはたったの両方合わせて 2000発しかない、確かに中距離用として、使われるМSとしては優秀であったが、さすがに数をそろえないと使えないとアメリカ側は判断するしかなった。

 

戦術機側のマガジンはとにかくばらまくことが目的とされていたからだ、おまけに五千発以上はあたり前であった、とにかく戦場を圧倒的火力で支配するアメリカのドクトリンに近いモビルスーツの一つともいえた。

 

ガンタンクもその設計思想から、支援砲撃用として作られているのは誰の目からも明らかであったし、なによりもタンクの武装も、120mm低反動キャノン砲2門が普通に装備させているのだ。

 

下手すると戦艦クラスの砲撃能力を持ったタンクが弾が切れるまでは支援できるということであったしかも弾の数は両肩合わせて60発もあるのだ、

 

たたしこれには若干のテコ入れが入っていた、火星軍が最初に使っていた時は両方合わせても量産型ガンタンクの弾数は30発しか打てなかったことも大きかった。

 

これを1週間以内にテコ入れができるのは、やはりガンタンク系は色々と手が入れやすいという機体と一面もあったのだ。 

 

 

腕は完全に小型級を想定しているのか、二通りあり、一つは完全に腕までも武装しているパターンと、もう一つは戦術機らしき腕を装備したタイプであった、逆にいえば、戦術機らしきの腕を装備していたタンクタイプは、同じくもMSタイプと戦術機タイプの武装も扱えるということでもあった。

 

粒子系統の技術を全てなくしたジム系統の腕で有ったとしてもだ、その腕の強度など射撃時に出る、射撃の反動などを抑える機能を持っていたからだ。

 

しかもだ、タンクに搭載されているセンサーの有効半径は【6,000m】なのだ、 普通に丘に上がった巡洋艦と同じか、それ以上のセンサーとレーダーを有している支援砲撃用のМSと言えた。

 

「ガンタンク・・・射撃位地固定・・・射撃開始します・・・打ち方始めます」

 

「なんだあれは・・・あれほどの精密な射撃を・・・60発も撃てるのか・・・補給なしでか・・・」

 

「タンクなど・・・戦車など・・・もはや・・・新しい時代では不要と思っていたが・・・」

 

「だが・・・・撃破された戦術機や中破した戦術機の新しい使い道はできるぞ、タンク型にすれば、基地防衛の戦力にできるぞ・・・つまりタンク型は売りに出せる」

 

 

実際にガンタンクの砲撃能力は本当に圧倒的で要塞級も突撃級もタンク級も何もかも粉砕できるほどの威力を有している、砲撃能力がアメリカ側にしてみても火星軍隊と政府に対して、契約を破るとかそのような裏工作ができる状況ではないとようやく身に染みて分かったのだ。

 

 

ただしだ、タンク型の発想は現場にはあったが、これを実現するには色々と面倒だと思っていたが、砲撃支援型専用の戦術機擬きの誕生のきっかけとなる瞬間でもあった。

 

実際に陸地や大陸内部になると海側に用意している戦艦や重巡洋艦型から砲撃戦である程度の数は減らせるがそれでも、大陸内部になればなるほど支援砲撃が届きにくいという実情があったが、このような再利用型の兵器がアメリカの技術であれば何とか作れるのだ。

 

無論ガンタンク並みの砲撃能力はないと言えるが、それでも・・・巡洋艦クラスの大砲は積み込めるはずと開発部の連中は鼻息を立てていた。

 

当たり前であった、兵器の見本という量産型ガンタンク改、量産型ガンキャノンがアメリカは取引で60機も有しているのだ。

 

それらの火星側の技術を吸収すれば、アメリカという軍事技術が世界一と呼ぶ連中の巣窟が多くいたのだから。

 

しかもださらに悪いように日本式の名前61式戦車は既存のアメリカ陸軍が保有しているどの戦車よりも圧倒的にスペックが上でありたった3人で扱えることや既存の戦車兵をそのまま機種転換の時間が大幅に削減されるというメリットも存在していたのだ。

 

「61戦車・・・試射の開始します・・・射撃能力・・・移動能力・・・機動性・・・」

 

「わが方の戦車が・・・戦車が・・・」

 

「同じ戦車同士であれば・・・勝てると思っていたが・・・ここまでとは」

 

そもそもモビルスーツができるまでは普通に陸の王者と言われるほどの高性能戦車で有った、あの忌まわしい粒子が戦場で巻かれない限りは衛星を使ってのデータリンクなどの機能を有した戦車なのだ、つまりだ今のアメリカの戦車程度の技術ではどうあがいても、打ち抜けない装甲等が普通に装備されているのがこの61戦車であった。

 

 

あとはミディア級輸送機ではあったがアメリカ軍が有している輸送機よりも圧倒的にペイロードがありこれ3機分で1軌道艦隊の補給が一度にできる量を運べるうえにコンテナ式の特融で軍隊としてはどのような場所でも補給物資を運べるという最大限の利点が存在していたのだ。

 

これほどの技術で作られた兵器であったが火星政府とこれらを取引する時には実質型落ち機であり、戦車に至ってはすでに戦車の最新機種があるためにこの古い機種は大量生産した上で性能もモンキーモデルタイプで地球側の国家すべてに売ることが決まっていると取引の時にマーク中将の口から出た言葉であった。 

 

さすがにМS系統はすべてがモンキータイプにはなっている、どの国にも粒子兵器の技術は元から入ってはいないのだ。

 

だからこそアメリカはその資金と今まで開発していた戦術機のデータと最新型の戦術機のすべてと引き換えにガンキャノン30機・ガンタンク30機・61式戦車100両・ミディア輸送機12機となんとか交換したのだから、だか当然そんなことを、すればアメリカ国内で反発があるのは分かりきっていたのだ。

 

だからこそ大手の戦術機メイカーと軍事部門と政治部門の連中も呼び出した上でエリア88で試射などを何度も繰り返し行っていたのだから。

 

今回で10回目のテストなのだから、より多くの上層部の連中に現実を見せる必要があると、火星派閥の人間達は考えていたのだ。

 

「あああ、こんな砲撃力を持たせた支援型や中距離型がいる、戦場では我々が開発している次世代型のステルス機の戦術機など無駄でしょう」

 

アメリカ軍や政府としては、いち早くステルス機を作りたいと思っているが、今は違っていた、このようなレーダーなどを普通に持つのがMSなのだ、つまりいくら自国でステルス機を作ったとしても、火星軍や政府の施設を襲撃した上で軍事技術や人を拉致監禁などは実質できないと思ってしまった。

 

 

そうして、アメリカ側のオルタ5計画側は一度は頓挫してしまった、あのバカでかい鉄の要塞再計画までも含めて色々とアメリカ内部で、さまざまな派閥が生まれてはいた。

 

実際に火星政府は、このアメリカの混乱は狙って行ったことでもあった、そうでなければ、だれが好き好んで、【G弾の開発を進める可能性が高い技術が含まれる】МSなどを政治的判断としても好き好んでアメリカに売る必要性がなかったからだ。

 

だが現状の地球のBETAの勢力は本当の歴史ではとっくに西ドイツ側国境付でBETAの軍勢と東西の双方のドイツの戦術機がベルリン陥落後に戦っていたのだから。

 

だが先の戦いでBETA側も消耗が激しいのか、近くハイヴからは一向にBETAの軍勢が出てこなかったのだ。

 

ポーランド政府の復興準備が着々と進んでいたのだから、火星軍はその護衛として、ラー・カイラム級10隻とクラップ級30隻を用意していた、これは1か月以上前に一度ポーランド付近のハイヴから大量のBETA群が出ていたことや、近くの東ドイツ側にも火星政府は色々と話をする必要があったからだ。

 

これにより、ĒU各国は火星政府に借金をしてもガンタンクと61式戦車の大量購入が入っていた、双方合わせて500機は超える量の数ではあったが元々ルナツー要塞で生産していた物資もあったために最前線では特に戦車や戦車に近い感覚で使えるガンタンクに乗り換える戦車兵士が後をたたなかった。

 

61式戦車も既存の戦車大隊に大いに喜ばれたのだ、戦場に大量投入される戦車部隊の切り札的な存在としてだ。

 

 

これは地球連邦軍の時代でもいえたことであったが、ガンタンクは量産化が成功してしまえば戦車兵をそこに機種転換作業の時間が一番かからないほど簡単なタイプとなっていた、こうして火星政府のテコ入れで地球側の最前線部隊や前線部隊の装備はある程度の物資の備蓄を含めて戦力の回復を果たしていたのだ。

 

一方では火星軍と政府に最初に協力した、日本とインド側の戦力はある意味では色々と充実はしていたのだ。

 

【火星の地球本部佐渡島要塞】【火星の地球支部硫黄島軍事基地】【インド支部マダガスタル島拠点】の生産施設や軍事施設が火星側は徐々に充実していくのだ。

 

 

時間をかければかけるほど火星側の装備の生産ラインがどんどん地球側にこの3島に配備されて今の地球に必要な装備限定として、大量に量産型ガンタンク改と61戦車やミサイル車両、ガトリング車両、ホバークラフト、ミディア輸送機の生産ラインが作られるは自然の事であった。

 

 

 

 



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その頃火星側の技術者の戦いでは

基本的には交渉後に三島を貰った火星側の話になります。


アメリカサイドのお話は前の話でやりましたので今回は火星サイドです

他にも同じ時間の話を色々と書く予定です。

六月まで 火星側はなにをしていたのか アメリカはなにをしていたのか 日本は インドは・・・色々と書かないといけませんからね。





地球側で様々な政治的判断などで契約者達が基地建設などでМSの運用や扱いに慣れるための訓練中の時にもルナツー要塞の中ではサイコフレームの開発者であるナナイを筆頭に、オリジナル機としてGジェネシステムで作られた【ネオジオング】を地上用として、作り直すという一大プロジェクトを開始していた。

 

元々フルフロンタルが率いていた袖付きと呼べるネオジオン軍が【MSN-06S シナンジュ】をより強化発展させるために一騎当千型のモビルアーマーとして作られていたことも大きい。

 

だからこそだ、色々とマークが宇宙世紀で呼び出したジオン系技術者達も集まって色々な【ネオ・ジオング】の弱点などを上げていたのだから。

 

「待ったくこんなものを戦後のネオジオンが作っていたとはな。確かにこのシステムがあればモビルスーツは軒並み格闘のみで戦うしかないから負けないだろうが」

 

ナナイたちは、そんな戦後のネオジオンの台所事情を無視してため息とともにだした、言葉はその場で消えて、現実問題として今はこんな兵器を地上で戦えるようにするにはこのネオジオングに両足を装備させないといけないのだ。

 

ただし、あまりにも巨大になりすぎるためか、結局はサイコガンダム系列のデータを使用して、両足は折り畳み方式にしたうえで、整備性も量産性も、火力も向上させる方向でいくのだ。

 

地上で戦うとこになれば、当然足部分にも何かしらの防御兵装を入れておかなければいかないからだ。だからこそ余計に設計図に手を入れる所から入る。

 

 

実際にサイコシャドーは確かに装備の無効化は大きいが、それはあくまでも敵との攻防戦においては圧倒的になるけど、今の戦いにおいてはそれは不要の装備であった。 

 

装備の外しも色々と大変なのだ、サイコシャードは。それにだ【BETA大戦】では、武装の使用不可などは致命的な欠陥でしかなかったからだ。

 

敵側に有利を与えてしまう結果になることはがわかるからだ、幸いジェガン部隊がレーザー種の攻撃を受けたデータを貰っているのだ、その為か色々とやることが多すぎるのだ、

 

また相手の機体そのものを奪う機能も使えないことはないがそれよりも普通に火力を上げて、BETAの軍勢にたいして大量のメガ粒子砲を盛大にお見舞いをした方がいいと判断されたのだ。

 

結果としては、サイコシャードの排除並びに、大出力のミノスキークラフト二基を装備させるということに落ち着いたのだ。元々サイコガンダム系列の技術や、データは残っているために、【現在のネオジオングの改修作業はせいぜい30%】しか成功していないのだ。

 

特に問題なのはコアとなる、【MSN-06S シナンジュ】という機体をどこまで量産化するのかであった、フルサイコミュ搭載機なのだ。

 

歴史では二機作られたが、あれは実験機という意味合いも込めて作られたのがそのまま盗まれただけであり、今回はジオン側のエースパイロットやベテランパイロットの多くから、嘆願書が大量に出されたのだ、ガンダム系ばかり作るなと、ジオン系MSも作ってほしいと、確かにギラ・ドーガ系統は民間用として作られているが、戦力という意味ではFAZZの量産化を目指しているのだから。

 

 

だからこそジオン系のエースパイロットはいまだに、【ギラ・ドーガ系】と呼ばれる、ジオン系列の最新鋭機には載っているがそれはあくまでも量産型であり、

 

エース用には調整されてはいないために、ジオン系のエースパイロット達から、色々と不満が来ているのは事実だったからだ、逆に連邦系出身の人間のエースパイロット達は基本的には、ガンダムタイプに乗っているのが多かった。

 

これは生前の因縁もあるうえにジオン・連邦の双方のパイロット達は自分たちの国の技術が一番と考えている人たちが多かったことも大きい。

 

だからこそ地球圏にはガンダムタイプと呼べるMSは三千機程度ほどしかなかったからだ、これは地球圏に来てからの月と地球からのハイヴから打ち上げられる、ハイヴがルナツー要塞やコロニー群にたびたび向かってくることからも、早期警戒仕様と偵察機仕様のゼータ部隊の多くは、防衛活動のために常に、コロニー群やルナツー要塞の周りをパトロールする必然性が高まっていたのだ。

 

おまけにジェガンの大半もいざというときのためにコロニー群とルナツー要塞に戦力として張り付ける必要があるために、実際に動かせる戦力は、現状のロンド・ベル隊しかないのだ。

 

これはロンド・ベル隊は前の世界と同じく、エースパイロット達やベテランパイロットの多くを持った。独立部隊であったことも大きい。

 

それに装備面では、宇宙世紀よりもはるかに優遇されているのだ、事実ジオン系パイロットの多くは量産型ギラ・ドーガ系に乗っていることも確認はされているが、それでもいまだに不満なのだ。

 

 

確かに、ギラ・ドーガは性能的にも十分すぎるほど、いいのは間違いではないが、だがエース達の要望をみなしているのは、間違いなく、【MSN-06S シナンジュ】と呼べる機体であったのは事実であった。

 

これはエースのパイロットの多くが、高機動戦闘を得意とするために集団戦闘用に作られている機体よりもより突出した機体を求めるは仕方がなかった。

 

双方の合意の結果として、ジオン系エースパイロットには、【MSN-06S シナンジュ】を与えることになった、これにより、機体の機種転換作業はある程度の時間はかかるが、それでもやはりエースなのだろう、

 

それぞれの色を持った【MSN-06S シナンジュ】がBETA大戦においては様々な戦場や三島で見られることとなっていく。

 

これの量産化計画主任もナナイが主導で行ってあり、ガンダム系列はテム・レイなどフランクリン・ビタンなどをはじめとする連邦系が主体となって切磋していたのであった。

 

実際には量産型ガンダムF91もあるが九割ほど火星の防衛用に取られているのだ。

 

またジオン系もやはり確かに小型機で圧倒的に高機動型のF91は魅力ではあったが、だが、ジオンの人たちにしてみればやはりガンダムは敵なのだ。

 

小型モビルスーツはクロスボーン系もあるにはあるが、ジオンの人々はあくまでもジオン系列のモビルスーツに乗ることが信条にしていることがおおいのだ。

 

ゆえにいくら良い機体があってもジオン系のエースはほぼ乗らないのだ。

 

こんな複雑な事情もあってか、多くのガンダムタイプの活動の場所は自然と決まったのだ、基本的には連邦系もジオン系も量産型のジェガンか、またはギラ・ドーガタイプとなるのは必然に近かった。

 

また対BETA大戦用のモビルスーツとモビルアーマーの試作に連邦系技術者、ジオン系技術者、サナリィ系技術者、アナハイム系技術者という、技術者たちが寄り集まって、さまざまな技術力でなにをどうしたらいいのかを作りこんでいた。

 

前に登場した【再設計型のアプサラスⅢ】もジオン系技術者がハイヴを大主力のハイメガ砲で砲撃するモビルアーマーの位置付けの【再設計型の試作兵器】の一つなのだから。

 

実際に地上限定ではあるが、【拠点防衛型件指揮者型ライノサラス型】なんても化け物があったりする、搭載火器はバーストライナー砲を装備させている上に、動力部はZZガンダムの動力炉をいじって乗せているのだ。冷却システムも最新型に代わっている。

 

迎撃用のザクマシンガンも変更されて、ジェネレーター直結型のビームマシンガン型二門になっている、このような試作型の兵器が、地上の火星本部の佐渡島要塞で作られた上で、地上の激戦区で火星政府が交渉して新たに手に入れた拠点の一つで【地球のインド方面軍】の激戦区の近くに合計で20車も配備されて。

 

 

対BETAインド側の防衛線に多大なる戦果を挙げていたのだ、特にだ【ライノサラス型】の主砲【バーストライナー砲】は圧倒的な制圧力とその莫大な威力を有しているおかげて、BETA群が三万以下ならばライノサラスが5車があればそれだけでBETA残存勢力すら残らずたったの一発で消し炭にできるほどの威力をインド方面軍に地球と火星の交渉が終わり火星側が佐渡島の拠点を手に入れた時から、1か月後にはこのライノサラス型がインド方面の守護者として降臨していた。

 

実際にインド全てをBETA側に抑えられると、海上輸送に致命的な問題が発生するために、火星側もこれを見捨てていい問題ではなく、1年戦争の終わりかけの時にオーストラリア戦線で使われたライノサラス型をモデルに再設計並びに再生産した程度であった。

 

またテム・レイ側もある意味では大変であった、元々射撃専用として特化していたFAZZの再設計並びに大量生産の命令が下りてきていたからだ。

 

 

ジオン系は現在シュナンジ系のエースパイロット用にするために色々と試走錯誤を繰り返していると、ルナツーの工廠メンバーからも聞いてはいたが、まさか連邦系も同じく

 

アナハイムがZZのテスト用に作ったFAZZを量産化しろというのは無茶があったのだ。

元々あの機体はZZガンダムには装備されているビームサーベルの2本すらダミーであり、ビームサーベルを射撃にすればビームキャノンもダミーである始末だ。

 

腹部のハイメガもダミー頭部のハイメガもダミーであり、武装の半分以上がダミーであり、使えないものが圧倒的に多い中で、頭部のハイメガ砲はなしでそれ以外の武装はあり、ただし可変機能はオミットするという形で作れというのだ。

 

確かにFAZZは機体の設計図もあれば、戦闘データも色々と残してはいるが、それでもダミー装備が圧倒的に多いのだ、ビームサーベルを使えるようにするだけでも色々と手直しが必要なのはわかっていたが。

 

マークからの計画書にはハイヴ突入組用のモビルスーツの一つの候補だというのだ。

 

 

実際にオリジナルハイヴの物量をゲームで知っているマークにしてみれば、それを消し飛ばせるほどの大火力を持っている機体はなんだといえば、FAZZやFAーZZになるのは仕方がないが、それをちゃんとするのは面倒でありながら、テム・レイ達の連邦サイドの技術者達もこうして量産型計画に沿って色々なモビルスーツやモビルアーマー系統の機体を再設計しつつ量産化に向けて動いていた。

 

こうして火星政府も軍隊も様々な技術者が出す開発、再設計、改造、改修プランに従って、試作品や試作機を作り出していく中にも地球側に売る支援物資なども当然大量に作り、三島に送り出しては行く。

 

 

こうして3年の6月までゆっくりと時間は進んでいく中でもBETA群の迎撃は日に日に出撃の頻度はましていたが、だが退却のための時間稼ぎではなくて、確実に防衛ができるほどまで地球側の戦力などを一時的にだが回復させようと、火星側は必死に色々と動いていた。

 

 

 



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日本では大変なことになっていました

日本政府は結構大変なことになります 

ぶっちゃけていえば 佐渡島と硫黄島の二つを火星政府に渡す結果になりましたからね

そらー日本国内は荒れるしかないだろうなと思って書いたものです 


火星政府との国連などが話をして、一週間の間には、すでに佐渡島と硫黄島の二つが火星側に渡す島になっていたから。

 

これにはさすがに国内で紛糾したと言ってもいいほどであった、戻ってきた交渉団を皆殺しにしろや、売国奴ども等が平然と交渉団の家々にペンキや張り紙がされていたのだ。

 

無論武家の篁家等一部の家側は日本帝国側や近衛側がなんとか張り紙やペンキをする一般人を捕まえる程度で有った、実際に日本帝国は未だにオルタのように軍隊の人達に文句を言っても、すぐに捕まるとかそれほど切羽詰まった状態の国ではない。

 

ただし国連の位置づけはあくまで後方国家であり、前線国や最前線国を支援するために色々な物資を一時的に国連に日本帝国名で補給物資などを送っている程度でしかない。

 

つまりだそんな国内事情でいきなり軍事的にも日本的にも重要な佐渡島と硫黄島の二つをよくわからない火星政府と軍隊を名乗る謎の武装組織との交渉で簡単に明け渡すなんて、そんな怒りしかなかった。

 

日本帝国が送り出した、戦術機のパイロットや整備の多くが契約者という立場になって、また一部ではあるが、火星政府と軍部が認めた一部の火星軍が使っている軍備の装備品やモビルスーツ等を日本帝国へお土産として量産型ガンタンク改や量産型ガンキャノンと61戦車、ミディア輸送機とそれに紛れてモビルスーツの一部の武装を日本帝国に渡してから二週間が経過していた。

 

1983年3月20日、日本帝国内モビルスーツ解析部門からある程度の情報が日本帝国内存在すべての軍部にあげられていた。

 

どのみちこれ以上の情報は嫌でも火星政府からの発表で送られてくる可能性があるのだ、ただしだ、あまりにもあり得ない性能差とそして装甲素材や武装の威力などを見てると、軍部の連中はどんどん表情を真っ青になっていた。

 

日本帝国は色々とシミュレートしてみたが結果として第一世代型の戦術機程度では問題にはならないということであった。

 

「開発中のプロジェクトは第三世代型の戦術機を作り出すプロジェクトです・・・ですがこれはこれはタンク擬きでさえ・・・擬きでさえ」

 

「そうです、量産型ガンタンクと呼べる砲撃能力そして量産型ガンキャノンは人型ですが、この装甲を見る限りでは劣化ウラン弾程度では装甲すら貫通はしないでしょうね」

 

「これほどバカげたレーダー機能が標準装備だと・・・どうやって接近して倒せばいいんだこんな性能に」

 

「おまけに接近してもだ、戦術機の武器では装甲にかすり傷程度がつくのは関の山だな」

 

「これほどの相手に・・・軍事力を持っている相手に・・・佐渡島や硫黄島を売り渡したと・・・国内を終わってしまったのか我々は」

 

「どうするんだ・・・国内は反火星勢力が多いぞ・・・我々よりも圧倒的に軍事力等が強い勢力相手にどうするんだ」

 

「そうだ第二次世界大戦では・・・我々は辛くもアメリカと停戦などして戦力もなくさずにすんだが、今回は我々日本という国が火星政府の手足である火星軍に占領されるぞ」

 

議会は混乱していたのは無理はない、結果日本帝国側でも火星勢力を積極的に受け入れるという事をして、どんどん日本国内ではありとあらゆるところで火星政府と軍隊の戦った映像やガンキャノンとガンタンクの機体の映像をテレビや街頭テレビにガンガン流すほかなかった。

 

現在の戦術機の弾の大きさは補給の問題から色々と種類はあるがそれでも120㎜は未だに開発段階の代物でしかない、特にこれは大物サイズに効くのではないかという程度で国連の名前で共同開発している代物であった。

 

その弾丸ですら、効かないのがモビルスーツなのだ、そもそも宇宙で戦えるほどの空間戦闘能力が圧倒的に戦術機側には備わっていなかったのだ。

 

モビルスーツは宇宙で戦うことも含まれている、つまりデブリなどで簡単に壊れてしまう程度の性能を持つ装甲素材では話にならないのだ、おまけにモビルスーツ用の盾も存在していたのだ。

 

これは元々戦術機の基礎は確かに月面で運用していたものが元にはなっているがそれは月での戦いですべて無駄になっているのだ。

 

結果として地球限定として戦術機は発展してきたのだそれでもハイヴすらも攻略できない地球側の戦力と技術力では宇宙空間限定の戦術機の開発には力を入れるわけにはいかないのだ。

 

宇宙用の戦術機は、いまだに需要がないのだから、どのように作るのかすら基礎技術がないのが地球側であるのだから。

 

そして現状はロンド・ベル隊もその持てる戦力の一部だけではあるが、地球側の三島に張り付けているのだから、これは火星軍の戦力を知らしめることも含まれているために、

 

マダガスカル島に戦艦10隻、巡洋艦15隻、ようやく作れたミディア級20隻となっている、ミディア級はそこまで地球側にしてみれば優秀な輸送機として見られる側面を持っていたのだ。

 

そして硫黄島には戦艦5隻、巡洋艦20隻、ミディア級3隻なのだ、これは島のその物が狭いから仕方がない配備数とも言えた。

 

 

そして最後に佐渡島には、火星政府の地球本部として兼ね合いもあるからベクトラ級一隻、戦艦10隻、巡洋艦20隻、作り終えたばかりの陸上戦艦5隻を配備していた、

 

この陸上戦艦はルナツーからパーツをばらして持ってきたものであり、それを佐渡島の工廠で作り上げたものであった、だからこそ慎重になって様々な耐久テストを行っていた。

 

そしてなによりもだ契約者達がのる【改ペガサス級】は全部で12隻存在しているが、この船の位置づけは基本的に原作と同じで、【強襲揚陸艦】となっていることもあり、また契約者達しか火星軍は乗せてはいないために、

 

地球側では基本【契約者の船】と呼ばれることが戦場や様々な国々では多くなることになる、これは【改ペガサス級】などは様々な場所や国に補給物資を運んだりしているのだ、これは改ペガサス級からの発進訓練や、それぞれの戦術機からトルネードガンダムへ乗り換えによる完熟訓練などをさせて契約者達にモビルスーツの動かし方に慣れさせる意味もあるのだから、

 

 

特に改ペガサス級は完熟訓練としてそうして、日本にも一か月近くは滞在することになっていた、これにより篁率いる日本の契約者サイドの1チームは久々の日本への帰国へとなることになっていた。

 

 

実際に改ペガサス級は東ドイツや西ドイツそしてソ連の付近の上空も普通に飛んでいたのだ。

 

主に火星政府は新しく契約した契約者達に亡命ポーランド政府が新しく作った基地護衛任務と基地周辺の偵察任務として称して、ここ1か月近く改ペガサス級5隻を入れたロンド・ベル隊の編成として活動していたのだから。

 

 

だからこそ補給と休息を兼ねて日本へ寄る結果となる、これが1983年の5月1日の出来事であった。

 

 

 



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インド方面の戦線は大変なことになっていた

火星政府と地球が交渉して、インド側も火星側の戦力を手に入れるために虎の子のインド支部マダガスタル島拠点を提供していた。

 

確かに歴史的に見ればマダガスタル島はインド洋に存在はしているがどちらかというと、エジプトなどの大陸側に近い島である。

 

ただしここの時間軸では、スリランカ程度島の大きさでは、火星側の要求が足りないと分かったために、アフリカ大陸側とインド側での交渉によって、マダガスタル島を火星側が使える拠点にしたのだ。

 

これにより所在地:イラン領ホラーサーン州マシュハド帝国呼称:甲2号目標、1974年10月発見されたハイヴから定期的に来てしまう圧倒的なBETAの物量と光線属種の攻撃力を無力化するまで大きく犠牲を払っているインド側もアフリカ側も協力したのは仕方がないことではあった。

 

 

実際にアフリカ大陸もインド大陸も同じくBETAの物量をはねのける体力はぎりぎりでしかなかった、だからこそマダガスタル島を素直に明け渡したのだ。

 

それにだ現在までのハイヴの数は8であり最新のハイヴの所在地はフィンランド領ラッピ州ロヴァニエミ、帝国呼称甲8号目標そしてなによりだ【1981年建設】に作られているのだ。

 

 

しかもオリジナルや二番目に近いインドやアフリカ大陸にしてみれば、防衛戦に使える戦力は何でもいいという感じで有ったのだ、この辺は中華側や日本そしてアメリカよりも、自分達の国を滅ぼされてはならないという、強い意地があったのだ。

 

 

その為かマダガスタル島にある程度の火星側が軍事や生産拠点を使うために様々なライン等を運んでいると1983年の三月頃にはイラク領アンバールの周辺にBETAの集団が大量に押し込んでいたのだ。

 

 

そもそもイラク側も【アンバール・ナジャフ・ムンタナ】は後方の戦線ではあったそもそも【クート・アマーラ・バグダット】三つの地名は最前線であり、それ以上のBETAの進行を抑えるために、大量の軍事力を展開していたのだ。

 

だからこそ 火星側も【アンバール・ナジャフ・ムンタナ】のどれかに改ペガサス級十隻とその中に積まれているパーツ事に分解されている【ライノサラス型】十機を運んでいたのだ。

 

無論HLVも輸送に使って、一時的な拠点にすることで、三百機以上の量産型ガンタンク改がピストン輸送で【アンバール・ナジャフ・ムンタナ】火星側がイラクと交渉して手に入れたそれぞれの拠点に百機づづ送られた上で、61式戦車三千両やミサイル車両など話ラーカイラム級やクラップ級で同じく宇宙で作られた機体の多くはこうしてピストン輸送で最前線の【クート・アマーラ・バグダット】に大量に展開していたのだ。

 

この時初めて、火星側と契約した者達がトルネードガンダムを積み込んだ、第二次用改ペガサス級でトルネードガンダムという機体とカーディガンと呼ばれるバックパックと共にこの激戦区に運び込まれていた。

 

元東ドイツの第666中隊の一部隊 テオドール・カティア・ファムの三人はここに配属されている、篁やソ連の大隊の連中も一緒で配属された改ペガサス級の中に入るそれぞれの士官用の部屋に小物や様々な物を置いて。

 

改ペガサス級一番艦、リア・ディーアという艦内にある、会議室で現在の危険性やイラク方面が落ちれば、もっと危険になる事や【アンバール・ナジャフ・ムンタナ】で地方で火星政府が一時的に借りた拠点で「ライノサラス」と呼ぶ巨大なモビルアーマーを現在は建造中である事や一週間のの間に【ライノサラス】と呼ぶモビルアーマーが完成するためにそれまでは最前線で火星軍として戦うことなどが丁寧に【闇夜のフェンリル隊】のトップであるゲラート司令兼ここのリア・ディーアの艦長としても色々な戦術等を説明をしていたからだ。

 

 

特に地球組はライノサラスの性能を詳しく見せると驚きの表情と質問の声がなかったのだ、無理はないライノサラスの巨体は言ってみれば 陸に巡洋艦クラスの軍艦を上げて使うという無茶な設計であったからだ。

 

それにホバー機能にも驚いていた。

 

「そんな機能がついている機体・・・いいや・・・あまりにも巨大すぎる船だこれは」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「なんて物を火星側は作っているんだ・・・日本帝国もこれと同じような物が佐渡島や硫黄島で同じタイプが作られていると分かれば・・・我国は」

 

「ソ連も・・・・・・ソ連としては・・・」

 

 

実際に第一便としてこの地にやってきた改ペガサス級十隻の中にはライノサラスは一機づづしか入ってはいなかった、たとえパーツ事に分解してもだ、本体のあの巨体の重量が重すぎたのだ、確かに技術革新で重量は本来の三分の一にはなっているが、

 

だがそれでもそれ以外の補修パーツや修復パーツ等を詰め込めば、改ペガサス級に一機分しか詰め込めないのだ。その結果HLVというポッドを使った一時的な補給物資の大量投下なのだ。

 

 

実際にアンバール地方にハイヴが出来れば、色々と海と陸と空の補給路がやばいことになるからだ、これもマークの情報を元にここにハイヴを立てることは危険だと火星上層部もわかっているからこそ。

 

ラー・カイラム級20隻 クラップ級30隻 ベクトラ級一隻 HLV2,000機というあり得ないほどの軍事力を展開されていた。

 

 

だからこそインド方面でもラーシコートとパキスタンという国もカラチ地方の軍事拠点の一部を火星側に貸して、ここには量産型ガンタンク改200機、量産型ガンキャノン200機 61戦車千台でありラー・カイラム級二隻 クラップ級六隻という平凡な戦力配備であった。

 

少しでも第二ハイヴの圧力をイラク地方に向かわせないために、ここでもガンタンクやガンキャノンの砲撃能力や支援能力は大活躍していた。

 

 

こうしてライノサラス型がアンバール地方攻防戦から一週間が経過したとき、ライノサラス型十機によるバーストライナー砲の一斉砲撃によって、アンバール地方は無事に人類が防衛に成功していた。

 

そしてここからが火星側は徐々にイラン側に入ってきているBETAの軍勢十万をライノサラス機を中心に部隊を分けて、イランの「ホッラマーバート・ケルマーンシャー・マスジェドソレイマーン】合わせて三個の地方まで押し返したのだ。

 

 

これによってイラク側も多少の時間の猶予は得たことになった、ただし最前線のイラン側の三個の仮拠点は火星側に貸し出していた。

 

これはライノサラスを中心とした防衛体制に移行したことも大きかった。実際にライノサラスはジェネレーターにZZガンダムの動力炉を使っており、冷却炉も最新型に換装している化け物兵器である、確かにホバー機能も付いてはいるが。

 

それで奪われるエネルギーは微々たる物でしかなかった。しかもイラン、イラクの方面は闇夜のフェンリル隊が持つことになっていた、これは彼らの適正によるものでしかない、

 

そんなBETAの激戦区においても改ペガサス級の存在は地球側にしてみれば大きかった、そもそも現状はイラン側の三か所を無事に奪還できたはいいが、やはり第二ハイヴやオリジナルの近くなのだ、BETAの一回に来る量は最低でも十万を超えているのだ。

 

当然ラー・カイラム級もクラップ級もベクトラ級も出撃はするが、同時に三か所を防ぐには手が足りないのだ、結果改ペガサス級が戦場で漏れたしまったBETAの残存勢力をトルネードガンダムの完熟訓練として称して、契約者達を出撃させていたのだ。

 

無論ジェガン部隊やギラ・ドーガ部隊も護衛としてゲタに乗って一緒の戦場で戦っている。

 

だからこそ今の所は契約者サイドでは戦死は一人も出なかった、こうしているうちにも日本帝国側やアメリカ側は国内での政治や世論などをなんとかしていたのだ。

 

そして改ペガサス級の乗組員達も疲弊が出たために、五月で一度戦場を離れることになった、その行き先は日本帝国の領内に存在する火星本部の佐渡島要塞であった。

 

 

こうして時間は経過していた。

 

 

 

 

 

 

  

 

 




アンバールは流石に見過ごせないので、ハイヴができる前にその元凶をつぶしています。



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アンバールハイヴ・・・・・ハイヴ設立ならず そして歴史は動き出す

1983年12月20日

 

欧州側では海王星作戦が1月中旬付近に終わりその1週間後に火星政府との交渉が終わった1か月も経たないうちから、世界は流動的にではあるがそれでも加速度的に代わりつつあったのだ。

 

 

1983年1月20日過ぎには米国はようやく、企業側と政府側がともに重い腰を【ATSF計画】を始動し始めたのだ、実際にBETA大戦後の世界を見越した【次世代戦術機の開発】が米国内で極秘裏に開始されることになる。

 

後にステルス戦闘機のご先祖と言える戦術機も登場するはずだった、そう火星政府が地球側に商品としてMSと呼ばれる機動兵器の存在があり特に火星軍が力を入れていた兵器もあったからだ。

 

それをアメリカ側が技術の検証機や様々なことに必要だと言って結局は【中距離専用機】の【量産型ガンキャノン】や、【長距離支援用】の【量産型ガンタンク】を合計合わせて60機をまとめ買いしたのだ。

 

そのためか、さまざまな国を相手にする予定であったステルス機の開発計画、も【新規戦術機開発計画】の中にはあったが、どんなにステルスの性能を上げようとしても、現状は火星軍の量産型の支援型中距離機のレーダーですらも、簡単に居場所がわかるのでは意味がないと判断はされた。

 

だかそれでも研究する価値は、あると再評価された結果、新型戦術機計画の一端に、盛り込まれる結果となっていく。

 

言ってみれば確かに火星側のレーダーには効かないかもしれないがそれ以外の国々の戦術機や研究施設のレーザーから姿を見られないようにする技術検証機は必須であるというのだ。

 

 

実際にMSの技術はガンキャノンとタンクとはいえ第二世代型の戦術機より高性能で有りながら大量生産品で量産型可能なチタン系の合金を使われている為に防弾性も戦術機より格段に上であり、とどめにアメリカが開発していた、【ステルス技術】を普通に破れるほどの出力を持った量産型であるのだ、そのためにエース機や、限定生産機などの性能は考えるだけでも、頭が痛いことになっていた。

 

事実アメリカは戦後においては戦闘機がまた戦場の花になると思って開発に力を入れていたがだが現実は違っていた、確かにMSは強いが戦術機と、違って空をを飛べない弱点があるがだがそれに有り余るほどの、特性があったそれは、陸上においては、MSの方が、拠点攻撃・防衛に対しては圧倒的に有利になっていることであった。

 

確かに戦術機は、空を自由に飛べるように作られている為に、軽い上に装甲も撃たれ弱く戦闘機や下手おすれば戦車の砲撃、ですら倒せる機体ですらないのだが。

 

だがMSは戦車の砲撃を食らっても、倒れないどころか逆に、建物のを遮蔽物として使って確実に迫ってくるのだ、しかもだ、レーダー系が発達しているおかげもあり。

 

この時点で作られた【試作型の試作型さらには試作型タイプのステルス機】の戦術機実験小隊の機体は元々は【ソ連製のレーダーに映らないようにソ連の一部のレーダー周波等映らない特別仕様の機体】でそれなりのコストがかかっていたそれが、足の遅い支援機【ガンタンク】と中距離機【ガンキャノン】の砲撃によって一方的に敗れたのも痛かった。

 

故にアメリカは、戦術機とMSの技術の融合機を作るのか、またはMS機と戦術機は別々に開発部門を分けて独自開発するのかで色々ともめていたのだが結局は表向きは【ATSF計画】の計画を発動させつつ、アメリカ製のMS機の開発計画も同時にスタートさせることで決まった。

 

この時はようやく6月1日まで議論が長引いてしまった、それほどまでにステルス機の原型機が出した元々成果は大きかったのだから。

 

この結果アメリカ国内で世論が3分割したのだ、当たり前であった、アメリカの多くは軍人である、アフリカ大陸やインド方面にも普通に売り物の戦術機部隊や補給物資をタンカーや輸送機で売りに出しているのは民間人や企業人である。

 

つまり現場に補給物資や商品を売りに行ったら、火星軍と名乗る勢力が今まで物資を降ろしていた基地施設全てを使っており、ここにいた兵士達は故郷に一時帰国している事やほかの戦線に回されていることなど。

 

その時ガンダムを含めたモビルスーツ大部隊やクラップ級、ラーカイラム級の戦いを見てしまったことも大きかった、無論そのそれらのデータは一部の閲覧不可能にして、アメリカの企業の人間達に渡したうえで本土に無事に帰らせているのだ。

 

だからこそアメリカの民間人たちも火星勢力がどれほどの技術力を持っているのか軍事力を知っているのだ。

 

これが後にアメリカの中に【アメリカを中心に世界動かす派閥】や【火星派閥】【反火星派閥】と三大派閥の出来上がりの瞬間で有った。

 

実際にアメリカの威信をかけた巨大なプロジェクト中なのだ、それなりの派閥構成が出来上がるのは無理はなかった。

 

 

 

一方の日本も耀光計画始動するしかなかったアメリカの【ATSF計画始動】を受け、国産次世代機開発研究機構は目標を第3世代機開発へと方針転換したが。

 

こちら側もやはり今まで日本が作った戦術機と、その戦術機のデータと交換で特別に硫黄島からMSの武装品として称して【ガンダム大将軍リアルタイプ等身仕様】が火星政府の極秘命令で日本に渡ったのだ。

 

これが1983年の三月末の出来事で有った、これにより日本帝国の近衛や天皇家等一部の勢力の取り込みが火星政府の目的でしかない、そもそも火星本部の近くに日本帝国が存在する、どうしても良い隣人として付き合うために必要な処置でもあった。

 

これにより日本の一部の近衛軍と一部の天皇家の周辺に政治的な味方を作るように火星政府も動いていた。

 

そしてこの結果はのちの日本帝国にMSの技術力と戦術機の技術力の融合型として、第三世代機の集大成として【武御雷】が誕生するのだがその姿形はどちらかというと【武者ガンダム】であった、これはある意味では仕方がないことであった。

 

日本の戦術機思考が接近戦になることや近衛機などに多いことからも【ガンダム大将軍】のデータを元に日本政府と近衛軍ができうる限りの技術力で再現したのが【武者ガンダム】で有ったが。これのテストパイロットになったのは【譜代武家である篁家の当主】のチーム達で有った、結局の所日本側と火星側が政治的取引があったのは言うまでもない。

 

そのような結果ではあったとしても結果としては日本側は元々は白兵戦を主体として作られたはずの、ガンダムの設計思想を出来うるかぎり受け継いだのが、武者ガンダムの誕生秘話であった、実際にプロトタイプ武者ガンダムの登場は1999年6月までずれ込むのだから。

 

それはまだずいぶん先の話であるがすでに【譜代武家である篁家の当主】率いる、1チームは佐渡島の軍港に入っており、最初の契約者は佐渡島に来るように集められた【アイリスディーナとベアトリクス・ブレーメ両少佐】と共に配属されたそれぞれの国の契約者達も同じく要塞内部に設置された大会議室でアンバール方面の戦い等の説明を映像付きで情報共有とアイリスもまたベアトリクスも同じ場所には配属されてはいなかった。

 

【最初の契約者】と称号があるからだ、テオドール・アイリス・ベアトリクスは、つまり硫黄島にはベアトリクス、佐渡島にはアイスリとテオドールは少々変わった配属で今はアンバール地方の基地となっていた、本来はマダガスタル島の基地に配備されている所ではあったが、上が決めた戦場だったのだから仕方がないことともいえた。

 

 

一方の欧州側も仮EU本部をロンドンへ移転作戦中の時期でもあった。

EU側は仮の本部機能をブリュッセルからロンドンへ移転、ベルファストの本部が完成するまでの一時的措置にしたのだ。

 

確かに海王星作戦は成功を収めたがそれはあくまでも一地方の戦略が成功しただけであり、あの時は火星軍が戦場に介入しなければどうなっていたか・・・それがわからない無能は流石に欧州側にはいないだけであった。

 

いまだにBETA大戦は、欧州側が徐々にだが、BETAの大群によって、徐々に戦線が押されているのは仕方がないのだが、今回のBETA側が出した損害は普通に30万~500万以上とも言われており。

 

その数の補填をするまでは、アンバール方面では、いまだに一ヶ月が経過したのにも、かかわらずBETA側の進撃が無かったのであった。東ドイツ側もベルリンが落ちてはいなかった、十分欧州側の盾として機能していたのだ。

 

だからこそ、今のうちにロンドンへと、本部機能の移転が決まったのだ、欧州側もやはり火星政府との取引によって欧州側が作った戦術機のデータや戦術機と物々交換などで、【量産型ガンタンク】と【量産型ガンキャノン】と【粒子兵器】と【電磁砲の技術】除く武装などを技術交換したのである。

 

これにより欧州側もMSの技術力を解析した上で戦術機にどのように組み込むかそれを調べる部署が設立されて上に、戦術機の第二世代型の技術のスピンオフ計画が開始された。

 

元々MSの武装は一部を除けば、戦術機でもある程度の改造さえすめば、普通に使用することが可能になっていたからだ、特にジムの【100mmマシンガン】と【90mmマシンガン】と【380mmハイパーバズーカ】の三種類は対BETA戦戦において貢献できるのは、戦術機大隊に装備させた上にBETAとの実戦を通して使用した結果、この三種類は本当に使い勝手が良かったのだ。

 

 

特に380mmハイパーバズーカは反動が大きいがそれでも一撃で要塞級に大ダメージを与えられる上に当たり所が良ければ一撃で倒せるほどの威力を持っていたからだ。

 

残りの二つにしてみても、戦術機の元々の装備とあんまり大差ないために多少の反動と衝撃を抑える改修と射撃システムの変更によって簡単に扱えることも大きかった。

 

あとは一番欧州側に喜ばれたのは、【グフのヒートソード系の武装であった】この装備によって、要塞級でも、一撃で倒せる利点があるが、同時に戦術機のバッテリーの消耗率が大きく跳ね上がるために。

 

これの対策が必須であると欧州側の政府は考えていた事実ヒートホーク系もずいぶんと使い勝手が良くて小型種と中型種程度ならばある程度は簡単に戦術機でも倒せるようにはなっていた。

 

 

1984年 二月すでに火星政府が地球側と接触を持ってから半年以上が経過していた。

そのためかマダガスカル島はようやく完全に火星軍が軍事基地化の終わらせていたのだ、アンバール地方にBETAの拠点の一つである、ハイヴを作らせるわけにはいかないのだ。

 

だからこそ12月20日のアンバール地方には「陸上戦艦ヘビィーフォーク級」が20隻も置かれて、臨時の戦前基地と化していたのだから。

 

「まったくマーク中将のおかげで連邦で作られて使用していた陸上戦艦の指揮も我々フェンリル隊に任せるとは」

 

ゲラートは確かに部隊を率いていたが、基本的には三小隊程度でしかないのが、それがロンメル部隊や青の部隊の複数の地上系のジオン側のエース部隊の纏めの司令官としてアンバール地方で司令官としてこの地で踏ん張っていた。

 

やはりギラ・ドーガ系統のモビルスーツとゲタの組み合わせは十分に強かったのだから。

 

「ニッキやシャルにもそれぞれの部下に契約者達が入るようにしているが」

 

そんな考えをヘビィーフォーク級の司令官室で色々と紙の資料や報告書に目を通していると、乱暴にその扉を開けてきたのはニッキとシャルの二人であった。

 

彼と彼女は元々同僚であり、一年戦争も無事に終えたベテランモビルスーツ載りなのだから。

 

「またニッキの部隊の契約者のメンバーがケンカをしました」

 

「そっちこそ、シャルの部隊の契約者がケンカをおこしたんだろうが?」

 

二人とも同期であるためか、指揮官としてここでの部下を持った時も一緒であった、つまりはライバル同士でありながら、同僚である。

 

おまけにニッキの部隊の契約者の部隊はソ連部隊であり、シャルの部隊は東ドイツ側のテオドール達と篁とインド側の契約者がまぜこぜで入っていたのだ。

 

つまりこのケンカはある意味では必然でもあった、ゲラードは頭を抱えるようにニッキとシャルの言い訳を聞くことになった、これが結構な頻度で起きているのだから、ゲラードの悩みの種でしかないのは仕方がない。

 

「だってそうじゃないか・・・契約には国々の揉め事を持ち込まないと書かれているじゃないか」

 

ニッキの部隊はソ連の部隊で構成されているのだ、つまりだ東ドイツや日本そしてインドの混合部隊である、シャルの部隊に対して、何かしらの言葉や態度に示していたのだから。

 

「そっちこそ・・・ソ連の契約者達を全然抑えてないじゃないの? 日本の契約者やインドの契約者そして東ドイツの契約者対して態度や言葉がおかしいのよ」

 

「それは分かっているけど・・・ソ連の連中にも言ってなんとか言動は抑えてもらっているけどさ」

 

「だからって・・・連携の訓練でソ連の盾になれとか平然でいうかな、ニッキ小隊長殿」

 

「それは・・・悪いと思って、今はソ連の連中を中心にトルネードガンダムの機体の磨きをやってもらっている最中だ」

 

「だといいですけどね、ニッキも本当に部隊の人々の手綱をしっかりしてほしいですよ」

 

「そっちこそ・・・混合部隊でよくやっているな・・・どうせ篁少尉に頼んでなんとかしてもらっているだけだろうが」

 

「なによそっちこそ」

 

「なにを・・・・・」

 

 

こんな会話がほぼ毎日続くのだから・・・ゲラート司令は本当に大変である

 

『私の育てた部下が一応部下を得ているが、その者達に手綱をちゃんとできる経験はまだまだ先か』

 

こんな事を考えつつゲラートはニッキとシャルの口喧嘩を止めて、それぞれ必要な事を言って帰ってもらっていた。

 

「ふぅ・・・マーク中将からはエコーズと呼ばれる情報専門の部隊が送られてくるとこの資料には書かれているが・・・これらの部隊も私が責任を持つという事か」

 

そしてマークが新たにルナツー要塞から呼び出した【特殊治安部隊エコーズ】が駐留するアンバール地方には最大で1個大隊が派遣されていた。これは技術の等を盗もうとするする奴が後を絶たないからだ。主に一般人であるために誰が命令したのかそれすらもわからない状態になっていたのだ。

 

 

またマダガスカル島にはベクトラ級の代わりにロンド・ベル隊の元旗艦であった、【ネェル・アーガマ級機動戦艦】一番艦【ネェル・アーガマ】が配備運用されること成っていた。

 

ベクトラ級も整備が必要だからだ、アンバール地方の激戦のために一時的に宇宙に帰えるためにその間の旗艦としてルナツー要塞から来たのが、ネェル・アーガマだったのだ。

 

これは後のハイヴ攻略戦や地上の戦いにおいても、こちらの方が面を攻撃する能力が圧倒的に高い為に配備されたのだ、そしてベクトラ級に関しては元々は地球連邦軍が地球の衛星軌道上に配備運用する為に作った巨大な空母であり、その運用の為にも、二番艦の【ジェネラル】と三番艦【グランブルー】四番艦【エバーグリーン】の3隻は共に地球上の衛星軌道上に待機しながら月面から来るハイヴを地球上から打ち上げられるハイヴを打ち落とす迎撃任務をこなしていた。

 

これにより地球側の経済負担や宇宙からくるハイヴの迎撃の予算などまたは核兵器以上の戦略衛星の配備の阻止を意図的に地球側がするように色々と政治的にも軍事的にも火星側は動いていたのだから。

 

 

この迎撃任務には基本Zシリーズを配備・運用されているためにこのメガビームランチャー/ハイパー・メガ・ランチャーを装備したウェイブライダー形態で収納されている。

 

時たま地上のハイヴから時々何かが撃ちあがってくるためにその確保が出来るときは確保しできないときはそのまま艦隊の砲撃やZシリーズの攻撃によって問答無用で破壊しているのである。

 

さすがに突撃級、戦車級・レーザー種も、無重力空間ではなにもできないからだ、実際に打ち上げてくる物の中に、BETA種はいるが、あくまでも重力内で動くために作られたものたちは、どんなに頑張っても、無重力空間では、簡単におぼれてしまう。

 

そして、倒された残骸の多くはコンテナに収容された上で、ルナツー要塞にある、【空中元素固定装置】にもっていき、さまざまな資源に変換をしているのだ。

 

 

そのためか、この地球の近くには、【ラビアンローズ型】の補給地点が最大で、10か所の浮ドック艦として、存在しているために、ここにはZZガンダムを中核して、ようやく試作品として先行量産型として、作られたFAZZファッツシリーズも、100機程度が当然のごとく配備されていた。

 

これはドック艦の防衛が主な目的であり、たとえハイヴが近づこうが、超長距離射撃の特化した、FAZZ(ファッツ)集団の武装によって、簡単に宇宙空間に漂うハイヴ如きは簡単に消し炭に出来る。

 

宇宙空間ではこのような戦いを火星軍が引き受けている為に地球上の各国は迎撃予算を割かなくて済むようになっていた、実はこれが結構な負担になっていた国々もあったからだ。

 

最もそれに伴い地上では火星軍はホバークラフトシステムで動く【ビックトレー級陸上戦艦を3艦】【ヘビィ・フォーク級 陸上戦艦を10艦】をアンバール地方に配備しているのだ。

 

これは元々ルナツー内部で部品ごとで作り上げた物をベクトラ級で地上に輸送した上で3島の軍港の製造ドッグで作り上げたため事でより地球側の警戒度を上げてしまったが、これが次の配備場所とされている硫黄島などはなにも問題ではなかったがその砲撃力などはBETAの群れ相手に砲撃したことでその力を証明されたことで地球上の各国では、特にBETA側の激しい戦いが行っている国ほどこの砲撃戦艦をほしがっていた。

 

実際に大陸側ではなかなか戦艦からの支援砲撃が届かない場所が圧倒的に多いからだ。おまけに【ビック・トレー

級】のホバーであり、レーザー級からの攻撃も効かないと分かれば、前線の移動司令部や最前線の移動司令部などに使えるとどの国も思っていたことも大きい。

 

実際に火星政府としてもだ、幾ら別世界の地球連邦軍での活躍があったとはいえだ、こちらは完全に怪獣相手であるからどうしてもその実戦データもほしいことからも激戦区のインド方面軍【アンバール方面】にヘビィ・フォーク級 陸上戦艦を合計で10艦を配備・運用された結果、BETA側進撃速度が飛躍的に落ちたのだ、火星軍からの61式戦車などを配備・運用されていることからも、戦車程度の技術の流失することは、火星政府としても、織り込み済みであった。

 

元々戦車の役目は、MSに変わっているために、事実上この程度の技術が漏れたとしても、火星側はなにも痛くは無かった、こうして1984年 二月~六月まで間は何事も無く過ぎていった。

 

本来の歴史では奮闘も、虚しくベルリンが陥落が、陥落する予定ではあったが、だがこの歴史では、ベルリンは陥落すらしていなかった、またアンバール地方にもハイヴは立たないどころか、逆に第二ハイヴの攻略戦をいつやるのか・・・それを考えるための火星政府を巻き込んでの国連の議会が開かれようとしていた。こうして歴史はどんどん変わっていく火星軍と政府の介入によって。

 

 

実際にハイヴの戦利品などは火星側は全て破棄を目的として動いていた、そもそもマーク達にしてみればこれ以上のG元素をアメリカという国に渡す必要はないと判断するほどであった。

 

それほどまでにG弾の危険性を火星政府や軍の上層部や技術者達に伝えて地球でももしG弾が使われたらというシミュレーション結果をしたら十発も同時に使えば地球の軸が崩壊して、海が塩の大地になってしまう可能性が90パーセントであると出てしまったのだ。

 

だからこそ火星政府は、ハイヴ戦後の戦利品はなしと決めていた。G元素は今の人類には過ぎた元素であると火星側の上層部の決断であった。

 




ガンダム大将軍は武者ガンダムでも出てくる機体です リアルタイプとかあったはず

モデル的には初代ガンダム大将軍をリアルタイプにしただけです、 武者ガンダムもリアルにしたら結構カッコよかったので、日本に使わせようとして、こうなりました

実際に日本に送られた武装【大将軍】のやり方はアナハイムが宇宙世紀でテロリストや敵対勢力にMSを流す方法を使っています。足元がぐらついていると さすがに佐渡島も硫黄島も色々と大変なことになりますから。

 


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火星議会では

今回の話はハイヴ戦と火星サイドのお話です 

色々と変更しています 話を読んでおかしい思ったところは多少変えています。



1984年2月10日火星の議会においてジオン派閥のトップである、デキン・ソド・ザビが出席を果たしていた、無論ガルマ・ザビとドズル・ザビやミネバ・ザビもここには参加している、当然ハマーン・カーンなども政治的には参加しているのだ。

 

ギレン・ザビとキシリア・ザビの二人は現状では出番がないためか、自ら冷凍睡眠装置に入って眠っていた、全ての宇宙世紀の人材を呼び出しているのだ、自分達が現状の戦いにはふさわしくない程度は、ギレンもキシリアもわかっていたのだ。

 

そして連邦系のトップはレビルやゴップという重鎮であるのは間違いではない、その中にエゥーゴ系のトップが基本的にはブレックス准将になっている。ティターンズ派閥のトップはジャミトフもいるのだ、ティターンズ系もエゥーゴ系も共に母体は連邦軍であるのは間違いなかった。

 

特にバスク・オム等正史で暴走していた連邦軍士官も兵士もいるにはいるが、だが基本的には火星よりも外れた木星圏に配備される形になっていた。

 

 

そして最後に、特にややこしいのがネオ・ジオン派閥であった、元々ハマーンがネオ・ジオンと名乗っていることからも、組織名として使われているために、実質ハマーンでいいのではないかと思えるが、ここにシャアの勢力も入ってくるのだから、勢力としては面倒になってくる

 

クロスボーン系列、ベスパ系も新規に入っているOZ系も議会には参加しているが、彼等の一部の指導者たちも同じく木星圏に飛ばされているのだ、

 

特に鉄仮面やカガチ党の一部は問答無用で冷凍睡眠装置で眠らされている、二度と眠りから覚めないように厳重にするほどだ、流石に【無人虐殺兵器バグ】を使ったVガンダム世界のベスパと鉄仮面率いる特殊部隊の多くは殺されないだけでもまだましであった。

 

だからこそだ、指揮官クラスの人材不足のために、経歴や人材で真面な連中だけでも冷凍睡眠から解放するか、また木星配備の人材を持ってくるのかを火星政府は軍の上層部と共に話し合っていた。

 

 

「ですが、相変らず、兄上と姉上の二人が、未だに冷凍睡眠のままです、あとジオン派閥にも呼ばれてない連中も多いのですよ」

 

ガルマの言うことはなにも間違いではない、実際に組織力という意味では、ギレンやキシリアを冷凍睡眠から呼び覚ますのはアリだと思っている連中は、ジオン派閥の中にけっこういたりする。

 

元々一年戦争時においてジオンという国が連邦とまともに戦えていたのは、ギレンの手腕とキシリアの情報機関の成果のおかげでもあったからだ。

 

だかそこはデキンがガルマを何とか抑えるために声をあげる

 

「だがな、ガルマよ、ギレンもキシリアもな、この状況で呼び出せば、どうなるか、分からぬお前ではあるまい、現にギレンやキシリアは呼び出すと、確実に地球の一部の勢力とつながって、第三勢力して、こちらに牙をむいてくることは、間違いないのだ」

 

実際にギレンにしてみれば、ただでさえ、多い人口問題を戦争によって減らして、その後の人口管理も地球の管理もなにもかも、一人でやろうとしていた計画書がギレン死亡後に発覚されていることからも。

 

今次大戦では絶対に呼ばれることはないと、デキン自らが語っているのだから仕方がない、ギレンもキシリアもガルマやデキンがいる事がわかっている上に、もう一度チャンスがあるとすればBETA大戦後であるのは、火星政府の上層部もそれは分かっていた。

 

つまりだ、ギレンもキシリアも二人が冷凍睡眠に入ったのは、ほかの部下たちに任せても問題ないと判断したのだ、だからこそ今も木星圏内で静かに冷凍睡眠で眠っているのだから。

 

だかそれを知らないガルマにしてみれば、ザビ家が一斉に集まるのであれば、問題ないのではと議会で発言はしているが、やはりいまだにガルマは精神的にも幼いのは仕方がない、イセリナと結婚して若干精神的にも安定はしているが。

 

結果は人生経験が多いほど、この手の議会はやりやすかったりする

 

「では、ならば姉上は、どうですが、姉上のキシリアならば、政治的にはなにも問題ではありませんか?」

 

だがキシリア・ザビにしても、ニュータイプの世の中づくりを目指しているのだから、それなのにニュータイプと思える被験者を実験施設に送り込んで兵士に使えるようにするとかまたキシリア・ザビの配下の殆どは良い噂を聞かない連中がほとんどであった。

 

特にマッチ・モード隊やエグザムの奪還部隊やグールズなどはキシリアの配下ということで散々現場でめちゃくちゃにした経歴を持つ人たちがほとんどであった。

 

つまり当然キシリアにしてみれば冷凍睡眠から覚めたら確実に元配下も一緒に呼び寄せる程度は言うだろうという事で、同じく彼らも冷凍睡眠で強制的に眠らせているのだ。

 

バスクもジャマイカン等一部のティターンズ兵士やエゥーゴ兵士達もこうして強制的に冷凍睡眠装置で眠っている連中は多かったりする。

 

いくら政治力があっても、危なすぎる連中は木星から呼び出せるわけではなかった。

そこへ、ガルマをたしなめるようにドズルは自らが話す。

 

「確かに兄上や姉キシリアが呼び出せない理由はわかるだろう。宇宙世紀のジオン軍時代でやりすぎた連中を多く抱えているのが、姉のキシリアと兄のギレンなのだ、実際にソロモンが落ちる前提で作られた作戦など、あとでどう考えてもだめだと分かっていたがな ははははは」

 

確かにドズルの言うことは間違いではなかった、実際に宇宙世紀の時代では、ジオン側は絶対にソロモンが落とされるわけにはいかないのに捨て駒にされたのだ本来ならば助かるはずの増援も出さずにだ。

 

ガルマとしては頭ではわかっているがだがやはり十年過ぎてもいまだにザビ家全員が呼び出されるわけはないと、その辺は割り切っているほかの勢力もいるのだ、特にティターンズ勢力は本当に表には出せないレベル荒事を問答無用でもみ消しているのだ。 

 

それがグリプス戦後の軍事裁判で暴かれるのが嫌なために敵対しているネオ・ジオン側に装備丸ごと投降している部隊が数多くいるのだ、一部はテロリストになった部隊もある、これはハマーンが地球にあれほど早く侵攻できた、裏側であった。

 

実際にサイド3にいたジオン共和国軍の全ては地球連邦軍との約束でグリプス戦役に参加できずにいたのだから。

 

それにサイド3が完全にネオ・ジオン軍に譲渡されたのはダブリンにコロニーが落ちた後であり、それ以降、旧公国軍の残党や、サイド3の防衛軍なとが吸収された上に、再編されている間に、グレミー達が反乱を起こしたのだ。そしてガンダムチームにトップ連中や幹部連中が落とされて、組織が空中分解している時に、シャアがそのまま組織を乗っ取ったのが、シャア側のネオジオン派閥となっているのだ。

 

このようにジオン側でも色々な派閥に分かれているうえに、また余計に他の爆弾をいれる余裕は火星軍や政府にはないのが実情なのだ。

 

だからこそゴップは冷静に判断をしつつ冷凍睡眠から呼び出せる人材もすでにリストアップされてはいたが、それでもそのリストはガルマには渡されてはいなかった。

 

「それに、ギレンやキシリアを呼び出して、なにをさせるといのうだ、現状火星政府が支配している地域の総人数は50億人しかいないのだ、そのうちに地球側には10億人も出した後なのだよ、ガルマ君」

 

確かにゴップの言うことは間違いではないさらにだ木星~火星の間の補給路や木星圏の人間も合わせるとここから、十億人が引かれるのだ。

 

「それにだ、木星側にも要塞やコロニー群を派遣しているのだよ、十億人もの人間が行って我々の補給路を確保してくれているのだ。」

 

確かにその通りであり、大量の艦艇やモビルスーツを作っても、乗れる人間がいなければ、ただの箱でしかないのだ、また宇宙世紀の技術のためにいまだに核融合炉には【へリュウム】3が必要なのだ。船団の護衛用のモビルスーツの開発や護衛船の開発も必須なのだから。

 

「そうだな、モビルドールプログラムは確かにドクターJ達の技術者が作って地球では試作運用されたが、たったの2回程度の実戦データしかなければな、そうは思わないかねジャミトフ君」

 

「はい・・・ゴップ議長のいう事は分かりますが、無人機の扱いであそこまで変わるとは、技術者という存在は少し厄介ではありますな」

 

ジャミトフもゴップにそう言ってうなずくしかない、確かに無人機はどの派閥も望み、その結果それを作れる人材をマークによってスカウトしてもらったが、だがドクター達は、どんなにこちらが望んでもそれ以上のモビルドール化の技術は出さない上に、

 

二回の運用データや戦闘データ諸々どこかに隠したのだ、これによってさまざまな勢力は事実上独自に無人機の製作の目入れは出しているがやはり何かしらの無人機の試作機を作り出すとドクター勢が確実に邪魔をしたうえでその設計データや試作機のデータごとを完全に消去しているのだから。

 

「本当に厄介だよ、あの科学者たちはね・・・だが無人化の配備がなければ地球のアンバール地方の味方の疲労度がたまるからね」

 

「確かにそうだが、ジオンだってこうして、連邦側と技術協力してなんとか作り出そうとしているが、あのドクター達の技術で技術で」

 

ガルマだって腹立たしいのだ、無人機の開発は本当に鼬ごっこだったりするのだ。

だが火星側にしてみれは五十億人しか存在していないのだ、いまだにモビルスーツの武器性能が圧倒的に上だから助かってはいるが。

 

それが将来的にも絶対性があるとは言いにくいのが地球や月の現状であり、そのために無人機による完全なモビルスーツ部隊を作り月面のハイヴなどに突入させるなどの計画があるのにもは関わらずだ。

 

どうもウイング世界の人間の多くは、モビルドール計画に嫌な思い出しかないらしいが、このマブラヴの世界ば必須の計画であるのは間違いではないのだ、だからこそ、なんとか手持ちの札で彼らを説得できないかという、会議を今も行っている最中なのだ。

 

こうして火星側の議会はいまだに答えを出さずに、議会は進んでいく、無人機計画以外にも様々な計画書があるのだから、一つに絞っている状態ではなかったりするのだ。

 

 

「さて・・・諸君第二ハイヴかまたはもう一つのハイヴの攻略戦のための会議をしようじゃないか、実際にアンバールの近くのハイヴは我々の負担の一端となっているからねジャマでしかないそれに・・・地球側にも火星軍の力のみでハイヴを攻略したという成果を見せないといけない頃だからね」

 

実査にゴップが言っている事は間違いではない、だからこそアプサラスⅢやライノサラスなどジオン系のモビルアーマー系を再設計と量産の体制をようやく整いつつあったのだ。

 

皆の手元にはアプサラスⅢの実験データや様々なデータがちゃんと入っており、宇宙空間でのアプサラスⅢのハイメガ砲の試射データなど月から飛んでるハイヴを打ち落とすデータも存在はしていた。

 

ライノサラス機は地上のアンバール地方に配備されているために、それらの実戦データもゴップ達はこの議会で確認している、これらの兵器を持って量産化するのか、それとも・・・FAZZ機の大量生産なども火星政府が承認してようやく量産化がするのだから色々とやることが多いのだ。

 

「ジオンが一発逆転を目指して作られたジャブロー攻略する予定のアプサラスⅢの大火力が今ではハイヴを攻略するために必要な大火力となるか皮肉だな」

 

「そういうなよ、ガルマよ、我々のジオン側の技術や作られたモビルアーマーが優秀なのだからな」

 

実際にこのハイヴ攻略戦に間に合わせるように「ネオ・ジオング」の一機だけがあと三か月以内で完全に調整したうえで、使えるレベルまでもっていくというのがシャアやガルマに現場からの報告書として上がっていたのだから。

 

実際にシャアはこのために自分用に調整された「赤いシナンジュ」とそれに合わせるように作られた「ネオ・ジオング」に搭乗したことで開発スピードもわかっていた。

 

重量なども最新式のミノスキードライブを搭載することで、地球上でも空が飛べるうえにジェネレーター出力も大幅なアップにもつなげていた、また装甲素材もウイングガンダムで使われていたガンダリュウム合金を使うことで大幅な重量を削減することに成功していた。

 

この辺はウイングガンダムの技術者達の協力もあってなんとか装甲素材は作られている、実際にモビルアーマー系などはウイング側の技術者たちは何とも思ってはいなかったようで、無事に技術革新した機体の一つでもあった。

 

こうして火星政府初めての地球で行うハイヴ攻略戦のために、どのハイヴを攻略するかで火星の議会は議論を進めていく。

 

 

 



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機体開発側

少しだけ時は戻り火星時間1984年一月10日には火星政府と軍隊並びに研究施設のメンバーが議会場であつまり【ガンダムTR-6[インレ]】の扱いが木星船団からの戦力化の要求が何度もあったがさすがに火星軍としても政府としても実質六人でのれる船擬きを超ド級の大型MSサイズで再現するのは色々とデータがたりなかったのだ。

 

元々ティターンズ側のTR計画の最終計画で作られる予定のМS開発計画の集大成であったのは間違いではなかったが。

 

だか仕組まれたコンペイトウ攻略作戦の時にTRの開発チームが連邦軍に無断に開発・戦闘データを消去してしまったことが大きかった。

 

実際にそのデータをアスワン組がジオンや連邦に戻ったり寝返ったりした時に土産として最終的に手に入れて運用したのは火星ジオンと呼べる勢力だったのだから。

 

無論その勢力が連邦軍に勝利したという歴史的真実はないのだが・・・。

 

いくらオリジナル機を作れるGジェネシステムとはいえ、機体の運用データや、戦闘データはないのだ。

 

本当に元の設計図通りにその機体や戦艦などの船などを作るだけの機械なのだ。

故にマッチング技術やリバーシブルをしたりまた宇宙世紀の技術者達によって、別世界の技術で作られた機体や船を調べて、それを今の技術と融合させたり色々とするのだから

 

だかにこそ色々と大変だったりするのはテストパイロットや技術者の多くは火星に残っていたりする、それはニナ・パープルトンやコウ・ウラキ、クリスチーナ・マッケンジー等テストパイロットして優秀な人材が火星の技術開発部所属となっていた。

 

そんな彼らが一番面倒だと言っているのはやりは【ガンダムTRー6】が面倒だった、先に述べたように、グリプス戦役ではこれを専属に扱っていた、アスワンと呼ぶ船が爆発した上に、オプションパーツなどの専用データは火星ジオン側に持ち込んだ。

 

元アスワンのクルー達が手土産に火星ジオンに渡したのだ、では火星ジオンのデータがあるはずと、だれもが考えるが、実際に歴史の闇に消えた火星ジオン側のデータまではさすがにGジェネシステムでも把握しきれてはいなかった。

 

 

だからこそ今の火星の議会は、一からティターンズ派閥の技術者とアナハイムの技術者を中心にして、もう一度、【TRシリーズの再開発】を行うことではあったが。

 

「またアスワンのチームで、TRシリーズの再開発できるなんて俺はうれしいぜ」

 

「ボクもだよ、グリプス戦役後は、裁判や何やらがいっぱいあったからね」

 

「そうねそれに私もヘイズルは乗れるのよ、忘れたのかしらカールにエリアルドはグリプス戦役では確かに二人ともガンダムは載っていたけど、私も乗れるのよ」

 

「げっ・・・オードリー・・・わかっているよ、シールドブースター三枚積みでいきなり助けに来た時の操縦技術は知っているよ」

 

「ならいいですけど、マーク中将にしてみれば、TR計画は歴史的には後継機とか様々な機体が火星ジオンで作られたらしいけど、今のように新しい技術で再設計した機体を本当にテストした上で、上層部の判断で量産化のメドもつくらしいわよ」

 

「げっ・・・それって俺のアウスラやダンディライアンも再設計されて生産されるのかよ」

 

「そうらしいわよ、実際にオリジナル機体はあのGジェネレーションシステムで完全に再現されるけど、それはあの宇宙世紀で私達がもと完成させられた機体という条件もつくからね」

 

「つまり・・・ガンダムヘイズルを二機作って、それでデータをとりつつ最終的にTR-6にするということなのか?」

 

「そういうことよ、ただし今回はいろいろと時間的に足りないから、ヘイズルだけでも機体換装の数は多いでしょう? だから一番機から4機まで作って、それで一斉にテストをやるみたいよ」

 

「一番機から4番機って・・・おいまさか・・・じゃあ・・・隊長が」

 

「そうらしいわ、マーフィー隊長達もこのプロジェクトに参加することが決まったらしいわ」

 

「やったな!!エリアルド、俺達の隊長が戻ってくるぞ」

 

「やったぜカール」

 

と二人は嬉しそうにしていた、ここにウサギのマークをエンブレムにしたティターンズ実験小隊が再び誕生したのだ。

 

 

だがそれだけで喜んでいられるわけでもない一番の問題はやはりTR-6なのだ、こいつは下手するとバリエーションだけで十は超えるオプションパーツを装備することで、さまざまな戦場を制圧可能な、戦略兵器という位置付けて、元々ティターンズが作り出していたものだったのだから。

 

それがグリプス中盤以降、連邦政府並びに軍にも見放されたティターンズはTR計画だけに集中するだけの資金や資源が圧倒的に足りなかった。

 

だか、ここではいくらでも資源は作り出せるのだ、月からくるハイヴの迎撃で、ある一定の資源を無事に確保できるのだから、それでも運用実績がないモビルスーツをどうやって運用するのか。また戦力として本当に使えるのか?

 

そんなことが、今までは議会でもだされてはいたが、その為かスペアープランとして火星側の戦力増加として一度は運用実績がある【GP03デンドロビウム】の再設計と量産化計画も今の火星議会には上がっていた。

 

これは本当にコスト面がほぼなくなったことで、このような莫大なコストをかけたモビルスーツを誕生させようという、気運が火星側にも木星側にも高まっていたのだ。

 

火星周辺の艦隊防衛は万全ではあったが、だがより軽微装備のパトロール隊の設立として、一機や2機を運ぶ、ベスパ側で使っていたパトロール船はリガ・ミリィティアの組織では【魚の骨】と呼ばれるほど実際に魚の骨の様船であった。

 

これにモビルスーツ2機を詰め込んでパトロール隊を1,000部隊まで作り上げていたが、だがある意味で略式で作られているために、パトロール隊の多くは、通常の巡洋艦を多く望んでいたことも、だからこそ、それに代わるような代替機として超大型モビルスーツの開発がスタートしたのだ。

 

元々デンドロはどちらかというと、核となるMSは通常サイズではあったが強化パーツがあまりにもコストが高すぎる上に、使いずらいということもあったのだ。

 

だが火星から木星の補給路の護衛とパトロール任務であれば、デントロのような巨大なМSは使い勝手がいいのではないかという提案が、あちらこちらからも上がっていたのだ。

 

そもそも木星圏で外宇宙でМSを動かすとなると高い出力と推力を持つMSが必須なのだ。

だからこそ、デンドロというМSに木星側や火星側も目を付けたのは、いざとなれば、デンドロ部分はパージが可能に作られているМSであるそしてコアとなるMSもある程度の出力と推力があれば別にガンダムタイプでもなければ問題ではない。ジェガンでもいいのだ。

 

だからといって、ありのままに作るのは普通過ぎたのだ。技術革新で色々と変わってきているのだ、それにだ、アナハイム側の技術者達の一強になってしまうこともあり得たことであった。

 

だからこそティターンズ派閥の技術者達も巻き込んだ形で作られた計画書がTRシリーズの再設計と量産化計画であった。

 

 

それから3か月の時間が経過したときに、さまざまな情報が実験部隊にも入るようになっていた

 

「つまりオードリーが入手した情報じゃ・・・GPシリーズ03計画が失敗するかもしれないから、俺達が再集結されたのかよ」

 

「そうらしいわよ、アナハイムの技術者であるニーナさんとテストパイロットのコウさんから話は聞いたからね、間違いじゃないらしいわよ」

 

「それに私達の機体はTR-6の最終巡洋形態は主にパトロール部隊が使う予定になるらしいわよ、もちろんちゃんとそれぞれのTRシリーズで様々なデータを取ったうえでよ」

 

「へいへい、わかっていますよ」

 

これにより、TRシリーズのオリジナル機はGジェネシステムで作られたが、だが同時に、試作機という意味も込めて同じ機体がオリジナル機をもとに再設計機が合計で4機が製造されたが、同時にその補修用パーツや修理用パーツなどの生産ラインを作るので、火星政府と軍隊も手がいっぱいになってしまった。

 

だがそのうちのオリジナル機とそれを直すための補修用パーツと修理用パーツ並びに、オプションパーツを詰め込んだ、ジュピトリス級は火星圏を離れる時から、【ガンダムTR-6インレ】を惑星間航行形態を装備した上で、ジュピトリス級の横についた上で護衛並びにテスト運用が今始まったところであった。

 

 

またG03デントロビウムも同じくインレと同じオプションを追加で装備させられている、元々作られた年代も近い上に、設計思想も似ていることからも木星圏のアクシズや軍事コロニーなどで運用実績の結果よかったらそのまま二機とも量産化させる予定であるのだ。

 

パチン パチン パチン パチン パチン パチン 

 

「しかし、本当にいいのかニナ、モニカは地球側でかんばっていると聞いているけど」

 

 

「コウ、これは私の償いなの、宇宙世紀の時はこれによって多くの悲劇が始まったわ、だからこそ、このGP計画の再設計に手を上げたのよ」

 

「そうだけど、今のデンドロは完全に船擬きだからな、武装コンテナも今では移住コンテナや食料が大量に入っている程度に代わっている、バランスも色々と変わっているから、技術者同伴は仕方ないけど」

 

「だからこそよ、ちゃんとメンテナンスをしないとだめでしょう」

 

こんな会話をデンドロの複座式のコクピットで言いながらコウは連邦軍パイロットが着るパイロットスーツにはアルビオン隊所属のマークが書かれていた、そしてニーナはそれに付き合う通常のパイロットスーツも再設計されたGP03デンドロビウムのコクピットブロックは複座方式になっており、強化パーツ系のコンテナ部分にも人が載れるようになっており最大で5人が乗り込めるように変わっていたのだ。

 

実際にレーダー要因や操舵システム等様々な要因で人が乗り込んでいるのだから。

こうして、火星側は政府としてもきちんと対策をとるために色々と奔走をしていたのだ。

 

実際にデントロのミサイルコンテナの部分は完全に推進剤や食べ物用や酸素、トイレ、睡眠施設等を入れるようにできるために火星から木星に行くまでの間は武装はあくまでもデントロに元々装備させていた。

 

メガ・ビーム砲一門ではあったが、さすがにそれでは防衛力や攻撃力がたりないということで一門から4門に変更されている、これは左右両方二門づつあった方が、メガ粒子砲のチャージなどを込めて安定性がましたからだ。

 

動力炉も最新のミノスキードライブ搭載機に代わっている、またIフィールド搭載も外れており。逆にレーダー系統が充実した結果につながっていた。

 

言ってみればこれで一機でパトロール艦の代わりをするのだ、移住性などを含めて変更点は多い、しかもだ砲門すらも変更されている、この砲門もラーカイラム級と同じ主力威力の砲撃力を持ったタイプに代わっているのだ。

 

メガアームからのメガ・ビームサーベルも二つに変更させられていることである。

これによりも大量の推進剤や食べ物があることで一時的な巡洋艦扱いになっていることも大きいのだ。

 

そしてTR-6側も武装もほとんど装備されてはいないのだ。今回は試験運用と意味もかねて、推進剤や、食べ物を多く乗せている。実際に武装はデンドロと近いものに代わっているためにパーツの共通は可能になっているタイプであった。 

 

本来は無人機のアシュマーを左右に合計で6機乗せているが、通常のモビルスーツを6機搭載してしかもパトロール艦の真似もちゃんともできるのか? それを調べるための実験でもあった。

 

こうして、元々地球圏で戦うことを想定して作られた二機の二つのデータはルナツーの工房にも届けられはいたが。現状のルナツーの工房やコロニー群の工場での量産化や、または試作機は夢のまた夢でしかなかったのだ。

 

実際に現在はネオ・ジオングの改修と補修パーツの製造を行っているルナツーでは、ほかのМSの生産ラインや補修ラインの切り替え作業はそのまま地球側にダメージを与えると分かっていたからだ。

 

特にガンタンク系統のパーツや砲弾は大量生産されていたのだ。それほどまでに人気が出たシリーズなのだから。防衛線や射撃用として優秀で有ったのだ、ガンタンクは。

 

またコロニー群の工場や工場も同じであった、現状は新しいコロニーの開発の作業用としていまだにジェガンタイプや一部ではギラシリーズも活動中なのだ。

 

その補修用のパーツも当然、作れないとだめなのだ、そこに新しいMSを作れというは、コロニー側の技術者を過労死させるほどの重労働でしかないのだ。

 

結果として、現状ではTRシリーズは、火星本土かまたは木星圏でしかその姿形をみたものはいなかった。

 

こうして二月に入るころには、地球側でようやく火星軍の地球拠点と呼べる三島の施設や軍事拠点が完成していた。

 



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ハイヴ攻略に向けて

時系列は少しだけ戻り、火星政府がいまだに地球のBETA大戦に参加するためにさまざまな機体や補給パーツや物資などを大量生産してコロニーやルナツー要塞に貯めていた頃に地球側では【1981年】スカンジナビア半島に侵入したBETA群が【フィンランド領ロヴァニエミにハイヴの建設を開始した】事で、欧州側は【ダンケルク作戦発動】したのだ、BETAの西欧州進攻を受け、欧州各国は文明・民間人をアフリカ、南米、東南アジア、日本、アメリカなどの国々に脱出させる作戦であった。

 

本来の作戦である【ダンケルク作戦】は以降、正史の歴史ならば1984年まで継続していた。それが火星軍との協力の下になんとか民間人などは殆どは救出には成功していたが同時にその避難場所の軍港はあり得ないほどの人々が集まっていた。

 

なんといってもここにはすでに生産配備されたばかりの【ヘビィ・フォーク級・陸上戦艦3隻】と火星政府と様々な交渉した結果、地球側に許された一部の兵器のみ限定で各国ではライセンス契約生産され始めた61式戦車3個大隊や自走砲三個師団が平然とその腹に抱え込めるほどの巨大な陸上戦艦が堂々と軍港に居座っていたのだから。

 

それを上げる難民キャンプの人々は何かしらの言葉や相談をはじめていた。

 

「これが・・・火星軍の船か」

 

「しかもこれ陸上も走れるらしいぞ、姪のいとこが入ったフィンランド軍隊の戦車乗りが言っていたぞ、なんでもあの巨砲を大量に打つことでなんでも最前戦でも支援砲撃が届くらしいぞ」

 

「ほんとか・・それは・・・だとしたらここに俺たちの祖国に堂々とあんなものを立てたにっくきBETAどもはここにはこられないというわけか」

 

「そうらしいぞ、俺達が最近安全でちゃんとテントで寝れたり食料が届けられるのも、火星政府がああしてこんな所に軍隊を送ってくれることで、国連の野郎が横暴するのを未然に防いでいるっていう噂を聞いたことがあるぞ」

 

「それは本当だぞ、ここにいた奴から聞いた話じゃ前の難民キャンプは三日に一度は食えればいいらしい程度だったが、しかも一食だと聞いたけど、今のように三食毎日食べれるなんてありえなかったらしいぞ、それに大量の餓死者も出ていると言われてあの丘にはそれの死体を埋めるために大量に難民が墓ほりための穴を掘っていたからな」

 

「そういえば・・・お前はここでのキャンプの一番の古株だっだよな」

 

「そうだぜ、それに情報に疎くないとこんな所じゃあ・・・すぐに死ぬからな、俺はいとこが軍人だから、まだ飯は食えていたが、それも隠れて食っていたほどだ・・・わかるだろうそれの理由すらはよ」

 

「・・・・・・戦術機に乗っているのかお前のいとこは・・・だから・・・多少のお目こぼしが効くという事か」

 

「そういうことだ・・・戦術機のパイロットになった家族や一族は今の時代は手厚く保護されるからな、一族から優秀なエースやベテランが出てみろ、その血族を何としても国は守るだろうが」

 

「確かにな」

 

実際にそれほどまでに戦術機のパイロットの適性は1,000分の1と言われるほど難関な狭き門であった、だからこそ国側としても戦術機のパイロットの家族や恋人または親戚筋をまもるということは、今より後にその一族から戦術機パイロットの適正を持った子供などが生まれる可能性が高いからだ。

 

実際に東ドイツや西ドイツもBETAの最前線国や前線国ではこのような対処が撮られることが多かったのだか、そこまでして守る血族の多くは実際に未来の世界においては、多くが戦術機のパイロットになれた連中が多かったりする。

 

だからこそ自国の難民をよその国に逃がすのは実際に最終手段ともいえたのだ。

だがハイヴが作られている以上はどうしようもないために、こうして難民キャンプが脱出地点の軍港や基地沿いに大量のテントが作られるのも仕方がないのだ。

 

そんなさなか噂になっている【火星政府の難民救済作戦】の参戦は本当に避難民や難民に対する火星政府だからこそ、避難民と難民の多くはこの軍港近くが一番安全と分かっているために次々とやってくる避難船や避難民を乗せるためにやってくる輸送に特化したミディア級の輸送部隊を待っていたのだ。

 

海からはヒラヤマ級と呼べる宇宙世紀で地球連邦軍の海軍が使っていた、超ド級の大型空母も佐渡島、硫黄島、マダガスタル島の三島でようやく量産化された4隻をフル活用して、難民や避難民の多くを抱えて、海側を使って色々と手伝っているのだから。

 

そして空からは低空飛行ではあるがこちらも火星政府が手に入れた三島から生産され始めた【ミディア級輸送機】が30機の編隊で空から軍港の近くに次々と降りていくことが出来た、時々はレーザー級の照射を何度も受けてはいるが、そもそも対レーザー用の技術を付与されたミディア級にの装甲に傷すらつけれないのが実情だったりする。

 

護衛として【改ペガサス級】トロイホース級に契約者達のガンダムタイプのみを乗せて護衛をさせているのだちなみに下駄の装備と実戦訓練は忘れずに契約者達も戦っているのだから。

 

実際にBETAの10,000程度の軍勢であれば、改ペガサス級二隻の戦力がいれば、簡単に倒せるレベルになりつつあるのが、今のBETA大戦で有った。

 

実際にゲタと呼べるモビルスーツを運ぶ飛行機擬きを使うのは契約者の多くは嫌がるのは無理はなかった、だが対レーザー用の技術が付与されていると聞いて、恐る恐る乗って、実戦で一度のレーザーヤクトでレーザー級のレーザーを防げるようになるどころが、即時の展開力が違ってくるのだからそれは仕方がない。

 

最初は嫌がられたがそもそもレーザーヤクトのように迅速にその場所で行くとしたら、第一世代のモビルスーツではどうあがいても無理なのだいくら若干の改修などで総重量が減っているとはいえ基本的にはバックパック装備型が当たり前なのだ。

 

推進力で飛ばし続けることも第一世代機では無理なのだから、だからこそゲタである

そしてなによりもだ、ミディアは旅客機としても使えるように変更は可能なのだ、実際にコンテナ部分を変更するだけで旅客機にも化け物じみたペイロード160tとかなりの物資を輸送することが可能であるその上にさらにVTOL機能も持つため滑走路の未整備な最前線への補給活動には最適であった。

 

結果として補給も避難民も難民も併せて、比較的に輸送任務の作業はほとんど完了していたのだ。

 

さすがにこの間にも何度かBETA側の襲撃はあったが一回の襲撃に出てくるBETAの数も3万程度しかないわけでそうなってくると護衛任務として就いている契約者達は必然的に何度が拠点防衛用や整備のために拠点で整備が終わり次第そのままゲタをはいたまま、BETA戦へ突入はしていくがその部隊のマーキングは地球側にもわかるように元々契約者達がいた部隊やその契約者のパーソナル・マークが書かれるのが基本事項となっていたのだ。

 

つまり4回目の襲撃は元東ドイツ最強の666中隊のマークが入ったガンダム中隊と陸上戦艦からの砲撃支援や地上にされたばかりの量産型ガンタンク改60機の砲撃を食らってしまてはいかにBETA側とは支援砲撃を打ち落とすレーザー種が発見されると、髑髏のマークが入ったトルネードガンダム3機が突貫してバックパックのビームガトリング砲やビームキャノン砲や手持ちのビームライフルをバーストショットモードでその場にいたレーザー種はビームの弾幕によって簡単に消滅してしまった。

 

それ以降は続いている戦車級、要塞級、突撃級も完全に地球側の気温や気候に調整された弾幕を張ることに特化したビーム・ガトリング砲の威力を前にすれば、たったの一機ですら500程度は軽く倒せる威力を持っているのだ。

 

それが契約者が載っているトルネードガンダムというモビルスーツは、その機体性能を戦場で見てしまった以上は地球側としても、いち早くこの機体の独自生産の許可がほしかった。

 

さすがにガンダムタイプは第一世代としても、十分地球側に交渉の材料使えたのだから、早々に渡すことはできなかった、日本帝国は足元になるために色々と便宜を多少は図った程度である。

 

それ以外では地球側が切実に欲しかったのはミディア級輸送機であった。

あの化け物ペイロードはどの国にしても魅力的なのだ、モビルスーツを3機以上運べるうえに、それ以外でも十分に前線基地や最前線基地にもあり得ないほどの補給物資を迅速に運べるのだから、だからと言って現状のミディア級の生産ラインはすでに地球側にできた火星軍の補給基地並びに施設でしか作られてはいないのだ。

 

だがそれでも、ほかの国々は、その火星軍が現状使っているミディア級までも売りに出してくれと早く売ってほしいと火星政府と軍隊に打診し続けていたのだ。

 

「われわれ火星側が地球での補給路を完全に抑えるにはミディア級やガルダ級が必須なのは我々もわかるが、地球側も欲しいのは当然だろうな、だからこそいまだにミディア級の販売は地球側にはやめているのだからな、戦車とガンタンク程度の技術漏れは問題ではない、あれはあくまでも支援砲撃に特化したものだからな」

 

実際に戦車やミサイルバギーやホバートラック程度は、火星側も地球側に技術を売りに出していいと判断していた、実際にこれ以外でもモビルスーツの武装程度はそれぞれの国で大量に買われているのだから。

 

火星政府の上層部と軍の上層部もこれ以上の地球上にハイヴが増えるのを阻止してハイヴを攻略することで動いているのだから、だからこそのライセンス契約であり販売だ、流石の火星政府の政府側の重鎮である。

 

ゴップ提督すらも、これには黙って要られなかった、そもそもこの輸送機を一時的に貸したのはあくまでも人道的立場によって【避難民】と【難民】を戦争地域から逃がすことであり。

 

それを地球上の実質1つの国が独自生産しその販売を認めるということは、物流や補給という点においても火星政府側としてはどうしても我慢が出来なかった。

 

だからこそ次の地球と火星の議会【1984年八月の国連の緊急総会】にて火星軍が使っている【軍事兵器の生産】という話においてゴップ提督自ら地球に下りて、色々と議会工作をしたことで比較的に安くこちらが決めた値段にて【ガンペリー】と【61式戦車】二つだけではあったがことがことだげに各国にこちらが用意した、生産ラインをその場所まで護衛として【契約者達の船】で守り【ガンペリーの生産ライン】の場所をはっきり分かるようにすることが条件であった。

 

ミディア級よりも輸送能力は落ちるがそれでもモビルスーツや物資を前線基地に運べる能力は十分すぎるほど持っているのがガンペリーと呼ばれる大型のヘリコプターである。

 

実際に火星政府としてもこちら側でミディア級を作り続ける負担は輸送機部門に多大なる、負荷をかけていたのだから、それを減少するのであれば、ミディア級の代わりにガンペリーの量産体制を地球側の各国の特定の場所に限定させたうえで作ってもらったほうがその分技術者や製造部をほかの部署に人材を回せるのだから。

 

 

しかも【ガンペリー輸送機の一機あたりの値段は1000万円】であった、61式戦車の方も現状の地球側が使っている戦車よりも圧倒的に、高性能の部品が色々と多い為に多少高くなったが、それでも【一両100万】という値段であったからだ。

 

また1年近く火星政府と契約した契約者達の給料の大半は自国の国々ために自らの給料を使って量産型のガンタンク改か、または量産型ガンキャノン改を1機程度は仕入れていた、国によっては契約者の役割などが違うためでもあった、世界中からパイロットを集めたり他には整備兵や警備兵や基地の維持管理側などに地球の人材を使っているのだから、給料によって違いが出てもおかしくはなかった。

 

それに契約者達の給料も基本は階級分けで決まっている、中にはBETAの撃破数によってボーナスが増えたり減ったりするが、それはマークのポケットマネーから出されている物であった。

 

契約者や火星軍がBETAを撃破しても資金や資源は入るようになっているのだ、これはマークが軍隊という一つの大きなシステムに入ったことで、Gジェネシステムもそれに合わせて変化したと判断したのが火星政府の見解なのだ。

 

つまり今は資金と資源を無限に生み出せるマークが契約者のボーナスや給料を支払うようになっていた。

 

「金は天下の周り物というじゃないか、マーク君、資源も資金も君の中で止めるのはいいが使ってある程度の流れを生み出さないと、経済というシステムは維持できないからね」

 

ゴップの言っている事はなにも間違いではない、大量に生み出し資金と資源をマークが持っていてもそれは使わなければたたの無駄でしかないと言っているだけなのだ。

 

そんなこともあり、今はマダガスカル島・硫黄島・佐渡島方面の三島で地球側の契約者の技術者や整備士を育ててはいるが、いまだにモビルスーツ等を触ってようやく半年程度しか育てていなかったからである。

 

だからこそ前線国家や最前線国家の整備士達は整備マニュアル通りにガンキャノンやタンクの動力炉は高性能バッテリーで動いていると分かっているために、各国はまず最初に他の部分は一機か二機は問答無用で、完全にばらばらにばらしており装甲素材・衝撃吸収素材など、さまざまな新しい技術が詰め込まれていたのが【量産型ガンキャノン、ガンタンク】であった。

 

また各国はバラバラにはしていない新品同様のガンキャノンやガンタンクはある程度の編成にまとめられた、そしてどの程度の武装を使って既存の第一世代型の戦術機と戦ってもどの程度の戦力で勝てるかとか色々と実験する、【極秘実験部隊】が極秘裏に各国の肝いりで作られていた、こうして1か月が経過したある日。

 

1984年 7月20日 佐渡島のMS訓練場の会議室でロンド・ベル隊所属のマーク中将から呼び出しを受けた契約者のメンバーが集まってた。

 

中には歩兵から異例すぎるほどの抜擢を受けた、東ドイツの歩兵【ヴィヴィ・シュバインシュタイガー少尉】もその中にいたのだ。

 

この子は元々基地の警備兵として契約者と政府と契約した者であったが、マークの遊び半分の提案によってモビルスーツのシミュレーションでやったところ、戦術機の乗り手としては素質はなかったが、モビルスーツの操縦する素質は持っていたようで、その日のうちに警備兵からパイロットに変更された異色の経歴を持っていたりする。

 

ちなみに同じ警備兵のクルトは戦術機とモビルスーツの素質は両方持っていないために、今は佐渡島の一つの警備部隊を纏める警備隊長のポストに入っていた。

 

その為かヴィヴィは初の戦場は1か月以上前に火星政府主導で行われたダンケルク作戦時において、難民達を助けるために改ペガサス級グレーファントムに配属されてトルネードガンダムに乗って10,000のBETAの軍勢の中でなんとか生き延びた程度の実力でしかない、彼女の機体は佐渡島で大破中で修理が行われている最中でもある。実際にこれだけでも十分な戦果でもいえるが。

 

だからこそヴィヴィだけはこの500人以上の契約者の中で顔をしたに向けて、マーク中将閣下からの呼び出しで顔面が真っ青になっていた。

 

『私・・・降格されるのかな・・・それとも・・・・・・契約者すらやめてきっとBETAの餌として・・・最前線の戦場で武器もなしで放り出されるのかな』

 

とヴィヴィは思いつつ、顔をしたに向けていたのだから。

 

そんなさなか、ヴィヴィが現在恐れているマーク中将閣下が大会議室に現れていたのだから。

 

「契約者の皆、すまない、折角の機体の訓練中に呼び出したのは、色々とまずいと思っているが、これは火星政府と君達地球側の国連が決めた、決定事項だ」

 

 

そしてとある地方の地図を契約者達に見せる、そしてその地図にはとある記号が書かれているのだ、そしてその記号は軍人では誰もが知っている記号なのだ。

 

つまりハイヴの記号である、そこの場所にハイヴが立っているという地図上の記号を契約者達になぜ今頃見せるのかという、意見や考えがこの大会議場に呼ばれた連中の頭の中では考えられていた。

 

だがアイリスやベアトリクスやそれ以外の一部の士官達の多くは、まさかという感じでマークをにらんでいたのは仕方がないことでもあった。

 

「我々ロンド・ベル隊第二分隊は、10月25日にフィンランド領ロヴァニエミ存在するハイヴ攻略するための作戦に投入されることが決まった、よって君達は現状の母艦のまま待機だ、第二隊の旗艦の【ネェル・アーガマ】と共に戦場を移動することになる、たがハイヴ攻略時に連れていける契約者の数は120人が限度だ、改ペガサス級の搭載量は一隻当たり12機だからな、お前達言っている意味は分かるな、お前たちの母艦は今日からドック入り中だが、それぞれのパイロット達の交代要員達がそれぞれの母艦に乗っていた者達が多くいるだろうが、席は決まっている8月20日までにハイヴ攻略戦時のメンバーは決めておきたい、連携も必要だからな」

 

「寝るところは、現状は佐渡島になるからな、また、わかっていると思うが、地球側の君たち専用の整備兵達も一緒に改ペガサス級に乗って戦場に来てもらうぞ、我々でも十分に整備は可能だが、今後の戦局によっては、君達がMSを運用する立場になるからな」

 

マークの言葉にこの島に集められたメンバーの中では一番驚いたのはやはり【テオドール・エーベルバッハ中尉】であり、【アイリスディーナ・ベルンハルト少佐】【ベアトリクス・ブレーメ少佐】【カティア・バルトハイム少尉】の3名は冷静にこの説明を聞いて自分達なりに必死に感情を抑えていた。

 

この3名は元シュタージュが2名そしてそれにあらがう物が1名いるのだ、この位の事では驚かないようにポーカーフェイスが当たり前になっていた。

 

だが【イブラヒム・ドーゥル中尉】【フィカーツィア・ラトロワ少尉】【篁裕唯大尉】等多くのベテランパイロット達は黙るしかない、戦術機とは違うモビルスーツしかもガンダムを任されるほどの腕前である。

1名は若干強制的にガンダムに任されたことで大破させているが、だからこそ

 

「確かに機体性能はあのアメリカが作った第二戦術機よりも圧倒的に上だ、それは分かるが、あのハイヴを攻略するだと」

 

「あの数をどうにかすることが出来るのか・・・火星軍は・・・いやできるからこそのハイヴ攻略戦か」

 

「上官は私になにを期待しているんだろうか? 私はまだ少尉どまりです」

 

実際にそれ以外でも様々な声が議会中に響きわたるのは無理はない、ハイヴの攻略は地球側では挫折したのだから、第3計画に付き合わされて、確かにハイヴの中の一部のデータは手に入れたが、今回攻略するのはそのデータがあるハイヴではない、つまりノーデータでハイヴ攻略戦に挑めという事であった。

 

実際にここ以外でもアンバール地方に近いハイヴを落とす計画が上がっていたが、それは国連によって却下されている、確実にG元素があると思えるハイヴだから作られて新しいハイヴならばいくらでも壊してほしいと思っているのがアメリカという国である。

 

だからこそテオドールの態度も悪くなるのは仕方がない。

 

「チッ・・・、どういうことなんだ、上は、俺達に死んで来いとでもいうのか」

 

「落ち着け、テオドール中尉、確かに我々中隊は一度は三箇所に分断されてしまったが、その結果ある程度の安全地帯で今まであの機体の実戦訓練等がある程度まではできたのだ!!!」

 

アイリスの言っている事は何も間違いではない、実際に1か月程度の訓練機関やその後の実戦訓練等でトルネードガンダムをうまく扱えるようになっていたのだから。

 

「そうね、やっぱり、アイリスの所は馬鹿なのかしら、自分で考えようともしないなんて、地理的に見ても、戦術的に見ても、あそこの奪還は利にかなっているわ、それに火星軍の戦力とここにある機体ならば」

 

 

そんな会話に割り込んできたのがさっきまで顔面が真っ青になっていたヴィヴィであった。

 

「確かにそうです、私は、今まで歩兵でしかも戦術機の適性検査で落ちてしまいましたが、結果的にガンダムのパイロットになれたんです、クルトさんにはお礼をいわないと私と一緒に警備兵の契約者になれたのはクルトさんがいたおかげです」

 

クルトという面倒見がいい警備兵が色々と持っているコネや人材をフルに使って契約者の試験の枠に自分とヴィヴィを押し込めたのだから、本当にすごい人材と言えるのだ。あの東ドイツという国では。

 

そしてソ連のパイロットである、ラトロア少尉も同じく、さまざまな意見を言っていたのだ。

 

「確かにあそこを取れば戦術的にも、多少は欧州戦線が楽になるから、ソ連としても戦略、戦術的には大いに助かりますが」

 

 

「日本としても世界初めてのハイヴ攻略作戦に参加できるのはうれしい限りではありますが」

 

篁家として武家の地位は日本国内ではかなり高くなっている、実際に日本の上層部では篁家の嫁として迎え入れられた娘の面倒も日本政府と近衛が護衛を張り付かせてみているのだから。

 

契約者と言っても国には1か月のうちに10日程度は休みが取れるシステムになっている、ブラック企業ではないのだから、だからこその情報漏洩や家族などが人質に取られる事を防ぐためにそれぞれの国は色々な対策を立てているのだから。

 

「こちらもだ、ハイヴを攻略するとは上は本当になにを考えている、確かに火星軍のおかげで若干ではあるが、こちらには天秤が傾きつつあるのだが」

 

実際にこんな事を言われて戸惑うのは仕方がないが、事実ネェル・アーガマとアプサラスⅢが無ければだれもやらない作戦である、それほどまでに、無謀すぎる作戦でもあった。

 

無論この作戦の為に硫黄島側で契約者達の訓練用機として使っていた【ジムトトレーナー】をパワーアップキッドを使って【ジムパワードカーディナル】1個大隊、また射撃能力が圧倒的に高いが戦術機やモビルスーツの適正を持たない一部の契約者達の殆どは【量産型ガンタンク三個師団】に回すなど、色々とほかの島でも、やっていることはやっているのだ。

 

 

また、ブライト・ノア総司令が率いるロンド・ベル隊の本体も合流して行われる一大軍事作戦であった。

そのために予備戦力として、ルナツーやロンデニオンコロニー群からはラー級が10隻・クラップ級は20隻も多すぎる艦隊が地球上にて終結しつつあった、これは後詰艦隊として扱われる予定なのだから。

 

またこの艦隊の補給は当然のごとく、ドック艦のラビアンローズ級が行っているために作戦が発動されると同時に、この艦隊は大気圏をビームシールドによって突破して現場にて合流する予定がくまれていた。

 

そしてなによりも旗艦【ネェル・アーガマ】には、今も厳重に封印処置されている、モビルスーツ【ウイングガンダム改】と呼ばれる一騎当千型のMSであり、主兵装はバスターライフルであり、一撃で主要基地を破壊できるほどの火力がある。

 

なぜ封印かいえば簡単でマークが載りこんで単騎でBETAの100000の軍勢を一度バスターライフルの射撃3連発をして倒した実績がある、ただしまたフルメンテを行う必要があり、結果封印処理中という落ちがついていたりする。

 

つまりはこれを、今回の戦いでは使う予定なのだ、しかもマークが自ら乗ることで、元々はネェル・アーガマの運用はすでにオットー艦長に任せてあり分艦隊としても、ロンド・ベル隊内で、十分に艦長職を行えると程の実績が宇宙世紀には存在していた。

 

後の【ラプラス事件】と呼ばれる時は最後まで艦を持たせた上で、事実上連邦にも追われても最後には、ロンド・ベル隊の第二艦隊のトップになった人物であった、それに今回はユニコーンガンダムは本来の乗り手に渡して宇宙空間で最中調整中なのだ、現状はこの場所にもいないが、ルナツーでの改造が本格的に終わるころ合いなのだ、

 

このハイヴ攻略戦にはなんとか間に合うようにスケジュール管理されているために現在はルナツーの最後の出発予定便の【補給艦隊】の中に配属される予定であり、バナージ達にあえないのがマーク的には悔しかったりする。

 

実際に宇宙世紀の主力メンバーや主役級のキャラ達は火星から呼び出してルナツー要塞に配属されて、コロニー群の補充要員として火星からやってきていた、ジュドー・アーシタ率いるシャングリア・メンバー達は現在はコロニーの警備とアングレッサーチームに分かれてもらっているのだ。

 

シャングリラチームは、元ともはジャンク屋をしていた経緯があるためにそのようにパイロットや経営者としても活躍しているのがイーノと呼べる青年であった。彼はいろいろなところに気遣いができる青年でもあったので、現在は社長としても活躍しているのだ。

 

【カミーユ・ビダン】と【ファ・ユイリィ】と【フォウ・ムラサメ】など結構なパイロット達も呼び出して地球側のMSの訓練教員やロンド・ベル隊の隊員として色々と活躍してもらっていた。

 

特に教官役は、だれでもが務まるわけではなかったのだ、また上につまりは宇宙空間でもこれほどの大艦隊を動かしていることや、フィンランド側ではすでにここに配属されていたビックトレー級なども動かして、大部隊が動けるように今のうちに準備段階が行われていることも

 

この大会議所でマークが皆に見せている映像によって、段々とこのハイヴ攻略戦が本当に捨石のような作戦ではないことを会議室のメンバー自覚しつつあった。

 

「それでは、今までのようにこちら側は貸した機体は契約者達の愛機となっている、契約者の機体の整備はこの会議が始まった時点で開始されているから」

 

「すでに格納庫には君達の愛機は存在しないが、その分は基地の自らのロッカー整理やまた祖国に残してきた親友や家族などに通信が可能となっているために明日の起床時間までは君達は現時刻を持って自由待機とする以上」

 

実際に契約者達といっても、下手すると、そのままハイヴ中で戦うことになりえる為に、家族や友人などに別れの時間を作ってあげるのも、ある意味では上官として勤めであった、これはマークが火星軍に入った時に色々と学ばされた仕事の一つでもあった。

 

どのみちハイヴ攻略作戦はすでに国連を通して各国の伝わっているのだ今更機密もなにもあったものではないのだから、心残りがないようにするのも指揮官として勤めであるのは言うまでもなかった。

 

たたじ500人以上集められた契約者の多くはこれからはライバル関係となってしまうのだ、ハイヴ攻略戦の連れていける人間は立ったの120人しか無理なのだから。

 

それ以上は三島やアンバール地方など他の戦線にも影響ができると判断されたためでもあった。

 

こうしてマークは佐渡島の大会議室から出ると、旗艦であるネェル・アーガマのオットー艦長との会議に向けて歩いていた、そして契約者達は、各国にいる親友や家族または知人などにハイヴの攻略作戦に火星軍が出ることを伝えるために三島の通信施設がだんだんと混雑しつつあった。

 

こうして世界は火星政府と軍隊がただの野蛮なだけの集団ではないことや軍隊として本当にハイヴを攻略できるのかも心配しつつ、その日が来る前に、火星側と地球側の8月の議会が始まろうとしていた。

 

 

 

 

 



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契約者達の動き

篁唯依の年齢を逆算した結果 この時期にはすでに生まれていると判断しました。



1984年 7月20日 佐渡島の大会議室からマークが出ていくと、ほかの契約者も我先に通信室施設の部屋に我先に向かって歩きだしていたが、たが一部の国々やすでに一族や友人、親友、恋人、妻、子供がいない契約者のパイロット達は、国元の外務省などにやはり電話をかける事が多いが、それでもそのような人々が同じ国ならば、まとめて代表がテレビ電話で連絡をしていることが多かった。

 

実際にこのテレビ電話のシステムの多くは火星政府が地球側に提供したシステムの一つだ、特に国や重要施設、または契約者の家族がいる家などに機材を火星軍が持ち込んで、家の中に設置しているのだから、このテレビ電話のシステムも契約者に貸し出している機械の一つに入っているために、それぞれの国が問答無用で破壊したり、ばらしたりできる代物ではなかった。

 

その為か火星政府側は地球側の国々にライセンス契約として一部の技術は提供はしているのだから、そんなさなかにも篁家にはやはりテレビ電話が取り付けられていた。

 

じりりりり じりりりり じりりりり じりりりり じりりりりり じりりりりり

じりりりり

 

「はい・・・もしもし篁家です、元気にしていましたかしら貴方」

 

そう黒電話風に発信音が変えられているテレビ電話の前に正座で座って話しているのは、今はこの家を守っている【篁 栴納(たかむら せんな)】という女性であった。

 

そしてその女性が抱っこしている赤ん坊こそが【篁 唯依】という名前を付けられた元気な女の子がすやすやと眠っていたのだから。

 

 

「すまないな、このような機会でもなければ、私は日本や君に通信など送れないからね」

 

その表情はなんだが、おかしいのかテレビ電話は相手の顔の表情もしっかりと映してしまう、栴納が抱いている唯依ですらはっきりとわかるのだ、だからこそ何かしらの重大なことが発表される事かもしれないと黙って栴納はテレビ電話の前で正座をしつつ唯依をあやしていた。

 

「君には本当につらいことになるかもしれないが・・・実は火星政府が地球側と交渉した結果【とある場所のハイヴ攻略戦】を十月にはする予定になってしまった」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

その時通信を黙って聞いてしまった篁栴納はこの情報が本当であると自らの旦那の言葉や表情で完全にわかってしまったのだ。

 

 

「・・・・・・・・・・・・そうですか・・・・武家の篁家として名誉なことなんでしょうが・・・・私としては・・・この子に父親を合わせてられない可能性があるということなんですね、貴方」

 

 

「あああ・・・そういうことだ、すまない、栴納・・・日本側としてもう一つのチーム・・・あいつ等は確実に不参加するらしい・・・日本としても契約者のチームは二チームしかいないからな、このような危ない賭け事で二チームごと失うわけにはいかないだろう」

 

「それは・・・そうですが・・・あの方は・・・」

 

「それは言ってやるな、あいつも苦渋の決断なんだ、あいつは日本帝国側で俺は近衛側の代表という形で契約者になっている、だからこそ余計に日本の近衛がある程度戦えるということを他の国々に示さないと意味はないしな」

 

実際に篁の言っていることは何も間違いではない、実際に他の国々も二チーム以上いるならば確実にどちらかを残す選択はするのだから、だからこそテレビ通信部屋の小部屋が今は大渋滞をしているのは、国によっては全員参加もありえるからだ。

 

だがリスク管理の利点からもそれは流石に危なすぎると、どの軍人や国の上層部も思っていた、だからこそマークが言った120席という数は現実可能な数では丁度良かったのだ。

 

 

ハイヴ攻略戦はどの国々もやりたいと思っているが、もし失敗したら、全滅したらあり得ないほどのリスクを抱えるているのだ、今回の契約者達も本当ではハイヴ攻略戦はやりたくはない、確かに天秤は人類側に戻ってきているがそれでもやりたくないものはやりたくないのだ。

 

 

だが彼らは軍人である、つまりはマーク中将という契約者のトップから命令を受けてしまえば、それがどんな命令で有ろうともやるしかないのだらか。

 

 

「それで、遺書は九月中旬頃にはそちらに郵送してもらえるように手配は済むようにする予定ではあるが・・・・・・・娘の唯依が成長した姿を見れないのは残念ではあるが・・・あいつに全てを任している、最悪の事態を考えて栴納も篁という家を守ってくれ」

 

「はい・・・・・・わかりました・・・・・・・・・・あなたこそ・・・生きて必ずかえってくださいこの子にも私も・・・またあなたの姿を見たいと思いますから」

 

「ああわかっている・・・栴納を未亡人にはしない予定だ、火星軍の機体は我々が作って乗っている戦術機よりも何世代も上の性能を有している、だからこそ大丈夫だと思っている」

 

 

実際に武具などを作り出してきた譜代の家柄である当主の篁が言っているのだ、彼は戦術機のテストパイロットや開発部門を任されるほどの腕前であり、技術者の一人でもあったのだ。

 

 

故に技術者やパイロットの視点からみればいかにトルネードガンダムカーディガンタイプが化け物モビルスーツなのかよくわかっていたのだから。

 

「それにこちらの機体はすべてにおいて粒子兵器が搭載されている、BETAの数だけのごり押し程度ではこちら側がキルスコアを沢山稼がせてもらっている」

 

 

「そうですが・・・・・・ですがわかっていると思いますが・・・私もまだ体が弱いままです、そして唯依もまだ生まれて間もないんですよ、だからこそちゃんと戦場から生きて帰ってきてください」

 

 

「それは分かっている・・・そろそろ時間がくるからな今は佐渡島いる契約者の多くが故郷や様々な人々にこうして私のように君のような人々にテレビ電話をするからね、制限は一時間と限られているんだ」

 

「そうでしたか・・・では今度のこちらに帰ってくる時は必ず言ってくださいね、手料理の肉じゃがを沢山作ってあなたの帰りを待っていますから」

 

「あぁ・・・君の肉じゃがを食べるのを楽しみにするよ、栴納」

 

「はい、貴方様も息災でお元気で」

 

「君もな」

 

こうして契約者の篁のテレビ電話が終わる頃には、ほかの国々からやってきた契約者のメンバーの多くも一時間という制約の下で、テレビ電話越しで今回のハイヴの場所や正確な時間などは教えないようにうまく会話をする契約者の姿が通信施設の小部屋から出る人間や逆に入る人々によってかなりの時間、通信施設の小部屋の前に契約者達の行列が並んでいた。

 

こうして一週間の間に契約者達が祖国や大事な人々に教えたハイヴ攻略戦の情報は静かに民間人のコミュニティや軍隊のコミュニティに広がっていく。

 

ただし、いつどこのハイヴを攻略するかは、まだ火星政府も地球側の国々も発表はしていなかった、これはテロ組織のキリスト派閥を警戒しての事であった。

 

難民救援組織という組織は存在はしているがテロリストの温床にはならずにすんでいた、確かに火星政府が地球側に介入する前は難民組織の中にも一部の過激派テロリスト思考持ちが多くいたが、火星政府と軍隊が難民キャンプのテコ入れ等に積極的な支援をしてしまえば、彼等の本来の目的は自分達の食べる所や仕事や住居が欲しいであった。

 

特に食べ物が悲惨であったは間違いではない、だがその食べ物事情が火星政府と軍隊の行動でほぼ解消されてしまったのだ、つまり過激派の殆どは目的が消滅したために空中分解したことも大きかった。

 

 

だがキリスト派閥だけは完全に別物であった、彼等は完全に宗教の聖書に人々に試練を与える存在がこのBETAであると完全に信じた存在が多いのだ。

 

実際に火星政府と軍隊はなんとがキリスト派閥のテロリストの行動に悩まされたこともあった、結果作戦が行われる時期や時間を完全に外部に言うということは契約者達もできなくなってしまった。

 

 

 

 



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契約者達の会議

マークが言ったとあるハイヴ攻略戦ために少しで心残りがないようにそれぞれの国では親友や知人も、親戚、血縁者がいる連中は祖国にテレビ電話をしていた頃。

 

東ドイツ側のメンバーが急遽マーク中将からのダイレクトメールで盗聴や録音ができない特別な会議室に呼ばれたのは、以下のとおりである。

【テオドール・エーベルバッハ】【アイリスディーナ・ベルンハルト】【カティア・ヴァルトハイム】【グレーテル・イェッケルン】【アネット・ホーゼンフェルト】

 

【シルヴィア・クシャシンスカ】【ファム・ティ・ラン】【イングヒルト・ブロニコフスキー】【ヴァルター・クリューガー】そして整備兵士達代表の【オットー・シュトラウス】は驚きを隠せなかった、実際に整備士代表以外は東ドイツ陸軍が用意した強化服を着た状態でいるが、普通に国籍を考えればいるはずのメンバーがここにはいなかったのだ。

 

実際にこの第666中隊のメンバーは純粋に東ドイツ国籍の連中を探すのが面倒になるほど少ないのだ、それなのに義理の妹の【リィズ・ホーエンシュタイン】がいないのだ、だからこそテオドールはその怒りの感情を表に出していた。

 

 

「なんでだ、リィズは俺たちの仲間だろうが、なんで呼ばれてないんだ?」

 

「それは分からないがマーク中将閣下から集まれてメールという機能で手紙が来たのは我々だけという事ではないか?」

 

「それにね、テオドール君、本来ならば東ドイツは反乱とかさせる可能性があるから絶対に同じ部隊に血縁者とか知っている人はいれないのよ、それが貴方が契約者になる前にここに配属されたあなたの妹は今でもここにいるみんなは【シュタージュ】の手先かまたはそこに所属したままここに来たのではないかと思っているのよ」

 

「ファム姉のいう事もわかるが俺の妹リィズは絶対にシュタージュなんかじゃない」

 

そんな口ケンカをしている時に呼び出した本人であるマークと【ベアトリクス・ブレーメ】【リィズ・ホーエンシュタイン】が黒い強化服を着てマークと一緒に歩いてこの会議出に入ってきたのだ。

 

「遅くなってすまない、色々と雑務をして、この二人に資料を見せて説得するのに時間がかかったからな」

 

そしてマークが持っているA5サイズの500以上はある分厚い本を2冊持っていた。

ベアトリクスとリィズも同じくマークが持っている本よりかは薄いが、それでもある程度の資料を持っているのだ。

 

だがそれだけではここにいるみんなは驚かない、その強化服の色と所属を現すマークが問題であった。

 

「な・・・・・・・・なんで・・・なんで・・・リィズが・・・そんな強化服着ているんだよ・・・俺たちの強化服はどうしたんだよ・・・なぁ!!!!!!!!!」

 

 

テオドールは一番精神的にダメージが大きいとマークは予想はするが、テオドールの言葉を無視して、話を進めるしかない、この話は火星政府と東ドイツ政府との間ですでに政治的に決められた話でもあった。

 

「つまりだ、リィズ・ホーエンシュタインは君たちに新たに配属された、カティア・バルトハイム並びに君たちの内部調査をする二重スパイの意味も込めて、第666中隊に配備されたと、元シュタージュでリィズを配備した上官であるベアトリクス少佐から話を色々と聞いた結果、火星政府と東ドイツ政府との間で、色々と政治的な取引があった」

 

「そういうことだよ、兄ちゃん、それにさ、兄ちゃん・・・私たちは西ドイツに亡命しようとして失敗した家族だよ、シュタージュに拷問とか受けたのに、そんな人物がいきなり東ドイツ陸軍きってのエース部隊の補充要因として、配属されると思うかな?」

 

リィズ・ホーエンシュタインのその無邪気な表情とは裏側に、その言葉は真剣であった。

 

「だったらなんで・・・なんで・・・」

 

「そこで考えが止まっちゃうのは兄ちゃんの悪い癖だよ・・・本当は分かっていたのに、考えないようにしていたとか・・・私が・・・私がシュタージュ入りする条件に兄ちゃんを助けるようにたのんだのよ、それに私のシュタージュの仕事は、表に出れば東ドイツ政府が転覆するほど問題な事を多いのよ」

 

実際にリィズ・ホーエンシュタインは一部の政治家連中や軍の上層部と自らの体を使って寝たり、疑似的な恋人同士や、結婚擬きなどを色々とやっていたのだ。

 

それはリィズ・ホーエンシュタインのスタイルがあまりにもよかったことや一度心が完全に破壊されたことで、シュタージュの人形となっていることも大きかった。

 

無邪気にこんな事を喋っているリィズの表情は全然変わってはいなかった、むしろをそれを当たり前だと思っている感じである。

 

「なんでだよ・・・・・なんで・・・・・・なんで・・・こんなことに・・・」

 

「だって・・・私は兄ちゃんがいればそれでいいんだもの・・・それ以外ならばこの体を使って東ドイツのいいえシュタージュの有利なることは何でもやってきたわ」

 

「だからね・・・今・・・私は怒っているんだよ・・・だってせっかく再会した兄ちゃんの周りにはたくさんの泥棒猫がいっぱいするんだもの」

 

流石にこれ以上はだめだと判断したのか、強化服に元々用意されている鎮静剤の注射がベアトリクスの判断によって問答無用で注射されたのだ。

 

「少しは落ち着きなさい・・・全く・・・この辺の暴走は・・・まだ収まっていないようね」

 

「どういうことだ・・・ベアトリクス・・・こんな茶番を見せるために・・・・マーク中将閣下を巻き込んだのか?」

 

「そうはおもわないわよ・・・だって、今の私の経歴は東ドイツ唯一の警察組織が用意した戦術機部隊の隊長だもの、それの部下にたまたまたこの子がいたという感じよ」

 

実際にベアトリクスは最初の契約者という位置づけである、それは世界的に見ても仕方がないことでもあった、火星政府がそれを積極的に宣伝しているのだから。

 

テオドール・ベアトリクス・アイスリの3人は最初の契約者として火星政府と軍隊がしっかりと宣伝に使っているのだ、東ドイツ政府もそれを受け入れる形で、事後承諾してしまったのだ。

 

 

「つまりは・・・今回火星軍がとある場所のハイヴを攻略する時は私達3人は絶対に呼ばれるのよ、それがどういうことなのかはアイリスもわかるわよね」

 

つまりハイヴ攻略戦の前の日ぐらいには正式な場所が発表されることになっているのだ、それにだもアイリスディーナもテオドールも最近は自分達の周りに他国のスパイや情報収集を目的として新聞記者が多く着ているのは知っているのだ。

 

 

「・・・・つまりは・・・そういうことなのかしら・・・」

 

「ええ、簡単にいえばテオドールの妹、つまりはリィズ・ホーエンシュタインの最初の配属先は最初から第666中隊に配備されたのが初めてとなる予定よ、履歴も何もかも関わったすべてのシュタージュ案件は完全に闇に消えるわ、すでに東ドイツ政府も要求を呑んでシュタージュが集めた機密情報は今頃・・全てどうなっている事かしらね」

 

 

「それは・・・いいのか?」

 

 

「それは仕方がないでしようね、世界が東ドイツと西ドイツの国をなくそうと動き出しているのよ、西ドイツ側も今頃はべつの会議室に呼ばれて、その話をしているでしょうね」

 

 

つまりは東西のドイツを吸収合併して、一つのドイツにしてしまえという感じに西も東も動き出しているのだ、この動きを作り出したのは確実に、火星政府と軍隊で有った。

 

当たり前の事ではあるが、すでにBETA大戦の戦後を考える国々も現れているのだ、つまり火星軍がBETAごとに負けるわけないと考えている後方国家が多かったが、一部の最前線国家や前線国家もこの考えであった。

 

そしてドイツと言う国も今の時期に一つにまとめてしまえばいいのではないかという考えが国連議会や国連に参加している国々も思っていたのだ。実際にドイツという国は国民が2つに分離してしまった、そしてBETA大戦で結構ダメージを受けているのだ。それを立て直すために支援する資金や物資の量を考えると、どうやっても2つの国を一つにしてしまった方が安上がりなるのだから。

 

 

それの第一段階としては英雄を作ってしまえばいいが、その英雄の過去があまりにもひどければどうすればいいのか、簡単である、過去全てを消してしまえばいいそれだけであった。

 

「そういうことだから、元シュタージュのリィズ・ホーエンシュタインの資料はすでに火星政府に存在してないわよ、今はあなたたちにはこの資料を渡すから、彼女のカバーするための履歴よ、しっかり読んで頭に叩き込んで頂戴ね」

 

「・・・本当に茶番だな、それでいいのかベアトリクス・・・貴様の理想は・・・」

 

「わかっているけど、私の理想よりも確実にドイツという国が誕生するのよ、それにケチをつけるほど私は壊れてなわよ」

 

「・・・そうだったな、ベアトリクスは貴様はそのような感じだったな、だが前よりもとげがいいや・・・なんでないだろうきっと気のせいだ」

 

「そうかしらね・・・アイリスディーナの考える事は当たっているわよ、だって政府の連中や一部の軍のいうことを聞くよりましでしょう」

 

 

「そうだが・・・ならライバルだな・・・ベアトリクス・・・」

 

「そうだけといいけど・・・彼は、私に強い敵意を示しているからそれが大変だわ」

 

「それはあきらめてくれ・・・だがベアトリクスのタイプが彼だったとはな」

 

「それは私が思っている事よ、アイリスディーナ、まだシスコンは治っていないようね・・・兄を好きになるのはいいけど・・・ちゃんとしなさいよ」

 

「ふふふ それはこちらの言い分だろう、もしシュタージュなんて組織がなければ、私の姉か妹になっていた存在なんだしな、ベアトリクスは」

 

「「こんなのと・・・家族なんて・・・・」」

 

こんな会話をとベアトリクスの二人は近くで話しているが、その会話にだれも話をついていなかった、それは仕方がない、今は一秒でも早く新たなリィズ・ホーエンシュタインの履歴を頭の中に入れる必要があるからだ。

 

実際にマークが持ってい分厚い資料はリィズによって直接配られた資料中には外に持ち出し厳禁な危険な情報が多く書かれていたのだから、特にハイヴ戦やその後のドイツと言う国の立て直しや看板部隊の設立など、色々と書かれていたのだ。

 

「わかったと思うが、君たちの部隊も新しくできるドイツの名の国で看板部隊の一つになる予定だ、つまりは政治的な意味も込めてハイヴ攻略戦には第666中隊と警察部隊の2つは確実に席はあると考えてほしいが、同時に1か月以上もあるんだ、腕を上げていなければ名前だけで席はあってもハイヴ内は連れていけないからな」

 

「「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」

 

「では解散してもいい、自分はまだ会議があるからな、ただしアイリスディーナ、テオドール、ベルンハルトの3名は資料の回収並びに、その資料を作戦室まで運ぶこといいな」

 

「「「了解です」」」

 

こうして結局東ドイツ側の多くは深夜の2時までこの会議室を使うことになった、主にリィズ・ホーエンシュタインの事や新たにできるドイツという国をそれぞれ思い浮かべながら、その考えを会議室内で話すことしかできなかった。

 

こうして東ドイツ側は色々と話し合いで自らの考えを出していく、またベアトリクスもなんでシュタージュという組織に入ったのかその理想をこの会議室内で話していたのだか、それは遅くなって仕方がない。

 

 

 

 

 



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訓練する契約者達の日常

1984年 7月20日 佐渡島のMS訓練場の会議室でロンド・ベル隊所属のマーク中将から呼び出しを受けた契約者のメンバーが集まってた頃より一か月ほど前、

 

 

6月25日のアメリカ合衆国ではマクダエル・ドグラム社のF-15C イーグルがアメリカ軍すべてに量産配備されていた、元々はF-4更新機として開発され遠近共に高い対BETA戦性能を誇る汎用第2世代戦術機として本来ならば世界各国で採用される予定ではあったが、火星政府が火星軍に作らせたモビルスーツの機体性能等を調べると第二世代型の戦術機の武装程度ではモビルスーツの装甲にかすり傷をつける程度でしかないのだから。

 

だからこそ各国にうる予定の戦術機業界もまずはアメリカ本土のみに新型戦術機の配備を完了させているのは仕方がない、

 

だが今回の火星軍主体のハイヴ攻略作戦においては戦術機の数が圧倒的に足りないのだ、また後続戦闘能力も何もかも足りない状態であった。

 

実際に世界中に配備する為に大量生産はしていたが、何処の国もMSの技術の解析に力を入れているために、現場での殆どの国はいまだに第一世代型の戦術機の改造機が多く出回っていた。

 

確かにアメリカの生産力はすごいが、それでも戦術機イーグルの生産量は一ヶ月通して、たったの100機しか作れないのだ。

 

これはアメリカが第一世代機を作るのに多くの力を回している為に、新型機は作ったとしても売れるとは限らないのは当たり前であった。

 

だからこそ10月の中旬頃のハイヴ攻略にある程度の数をまとめて第二世代型戦術機を運用することで戦場での実績を残そうという魂胆でもあった。

 

「わかっているだろうが、わが社の最新鋭機の戦術機もハイヴ攻略戦に出すしかない、どんな犠牲も払っても、ハイヴを攻略した戦術機というブランドをてにいれないと わが社は」

 

 

「わかっておりますが・・・今までのように国連側に賄賂等を送って、作戦に干渉するというのは無理です、火星軍は火星政府の下に存在組織です、我々地球側が下手に干渉してしまえば、契約者達の契約内容に触れかねません」

 

「ちっ・・・・・いまいましい火星との契約だ」

 

なんだかんだで、アメリカ軍も政府も第二世代型の戦術機の強さを見せるための戦場を欲しがっていたのは仕方がない、第一世代型の戦術機は本当によく売れたのだ。

 

重装甲でありながらある程度の生存性がある戦術機なのだ、おまけに大量の戦場で使われている信用性も信頼性もある戦術機なのだ、新型戦術機をアメリカが作った最新機を他国が使いたいと言ってもその国の特性に合わせる仕様でやはり時間もかかったりする。

 

だからこそ各国は独自に第一世代型の戦術機を開発用ベース機にして色々と自国の特性に合わせて色々とカスタマイズ機や第一世代型より性能が強いが第二世代機ではない1・5世代型などが多く作られることになっている。

 

ベルンハルト機は後者の1・5世代機になる、バラライカはカスタマイズ機の部類になるのだ。

 

そのようなこともありソ連側も同じくMFPTI計画始動したのだ。

 

これは第二世代型と呼ばれているが【MiG-23/27】の失敗を挽回すべく、米国のATSF計画に対抗する多機能前線戦術機計画(MFPTI=МФПТИ)が開始していた、火星軍のガンダムやモビルスーツの力を恐れた上層部が開発部に命じたのだ、第3計画によって作られた子供達が乗る特別な戦術機の開発もスタートしていた。

 

むしろこっち側がソ連として本命といえたのだ、確かに第3計画の作られた子供達の高い能力を秘めているが、それを戦場に出せるほどの安全な戦術機はまだソ連側には存在はしていなかったから。

 

 

だからこそモビルスーツガンキャノンの技術を解体した上でそれを出来うる限り詰め込んだ特殊機を作ろうといえるのだから恐ろしいとさえいえたのだ。

 

「ええいまたか・・・また失敗機が増えたのではないか? 同士よ、実験体が生存できる上に戦力化の戦術機の開発はわが党の・・・いいやソ連という国の命運をかけているプロジェクトだ!!!」

 

 

「わかっていますが・・・特殊な戦術機の開発は余計に時間がかかるんです、いくらベースが最新機で有ろう共です、そのベース機をただ発展させるだけならば我々もできますが、モビルスーツなんて火星側が作っている機動兵器の技術を応用して作るなんて無理ですよ、あと5年はかかります、下手すれば10年の長い開発スパンが必要です」

 

「なんだと・・・わが党の技術力はあのアメリカと同等かそれ以上なんだぞ・・・それなのに10年はかかるだと・・貴様まさか・・・資本主義者か・・・」

 

「なんでそうなるんですか? いいですか技術は日々の蓄積です、ガンキャノンやガンタンクという支援機を手に入れて解体したはいいが、装甲素材のチタン系素材を作り出す技術だって我々にはないんですよ、戦術機の装甲と同じ手あれば、新型機のアップデート機でごまかせますが・・・それでは上層部は納得しないんでしょう」

 

「当たり前だーーー欠陥機を直した程度でソ連の技術力を世界中に見せるなんてことができるか? いいから早く機体をつくれよいいな」

 

 

「無茶だ・・無茶苦茶だ・・・ただでさえ欠陥機のアップデート機を作らなきゃいけないんだそ・・・上層部はなにを考えているんだ・・・全く」

 

こんな会話をソ連側の上層部の軍人と技術者達は常に行っていた、そもそもこの計画で作られる戦術機は表の戦術機部隊用の開発でもあるのだ、おおびらに開発部の予算を表から抜き取って本命を隠す為のダミー計画は計画を遂行する一部の人間しか伝わっていない真実であった。

 

 

故に大量に予算を使えるが、それで弱い戦術機・・・欠陥機を本気で手直ししないままで騙しでやりくりするのは無理があるのだから

 

火星政府が売りに題してガンキャノンとガンタンクの2種類だけでも支援砲撃機とは優秀すぎたのだ、なんせ戦術機のパイロットに落ちた兵士達でも簡単に動かせるのだから。

 

つまり今のころ戦術機の利点は空を自由に飛び回れることでしかない、ただし火星軍が使っているゲタの性能を見ている各国の軍隊や上層部にしてみれば空飛ぶ母艦や契約者の船を落とすか鹵獲するにはやはりある程度の性能を有した戦術機部隊の運用が必須だと考えていた。

 

そのような一部戦後を見据えた動きを各国がしながら、人類は初めてのハイヴ攻略戦に向けて着々と準備を続けていたのだ。

 

そして時間は1984年 7月25日、8月の火星と地球側の国連会議まで、契約者達も佐渡島で休養を取りつつ、各国の契約者達が入り乱れる中でもしっかり自らの腕やある程度の連携を仕上げていた。

 

あのハイヴ攻略するという宣言から五日ほどしかたってはいないがそれでも佐渡島要塞の大食堂や大会議室やシミュレーション室では今まで以上の活気がそこにはあった同時に色々と厄介事があるはずか、それが一切ないのだから不思議に思う連中もいたが、

 

食堂で休憩をしている篁は目の前の光景を見て、驚くしかないのだから。

 

「やはり・・・・マーク中将閣下の狙いはこれか、ソ連とアメリカのチームが合同で訓練をする日が来るとはな、東ドイツと西ドイツも同じか」

 

日本人チームの一人である篁チームもまた別の国と他の国と合同でチーム等を組んで自らの腕を鍛えていたのだから、気づかない方がおかしいのだ。

 

無論契約者達の中でも元の国がすでになく亡命国家になったり、一部の国と同盟を組んだり属国の様な扱いになった国々の契約者達がこの場にいるが。

 

ここではケンカはほぼない、また一部の国の契約者達が実質支配している国や亡命国家の契約者達にいじめまくるという事もすでにない、そのような性格や人格が破綻している連中達は最初から契約者の制度によって一部弾かれたり、弾かれなかったりする。

 

テオドールの妹であるリィズも本来ならば契約者になってないな人物である、性格や人格が最初から壊れていたからだ、だが【最初の契約者】の一人の妹という事で、人質や国によって何かしらの枷がくわえられるという事で、契約者の一人になっている人間もいるが、そいつらはちゃんと契約者になる時点で契約書と一緒に理由も言われており。

 

問題とかが起きれば自動的に問題が起きた契約者全てが契約を打ち切られて祖国に戻されるという相当なリスクを負っているのだから、だからこそリィズは元シュタージの職場でやっていたハニトラ系も色々なことも封印して純粋にパイロットの腕を上げてたのだ。

 

「よっ・・・篁・・・お前も気づいたようだな、マーク中将閣下のやり方を・・・・いやらしいやり方ではあるが高い成果が色々な場所出ているぞ」

 

「やはりか・・・我ら日本人は和の生活は慣れているが・・・海外の国々は基本自国のパイロット同時の連携しかやっていないからな」

 

実際にBETA大戦では自国と国連軍の力を合わせてなんとか防衛線を構築していたのが、当たり前であった、つまり日本もそれはあたり前であった、近衛部隊や帝国軍を大陸に派遣なんてとんでもないと言われる時代なのだ。

 

後方国家の国々の契約者は特にこの系統が多くいたが、どのみちトルネードガンダムを乗せたトロイホース級で最前線で何度も戦えば、いやでもその考えは変更するしかないのだ。

 

ただしあくまでも考えを変更するだけで、下手すれば高性能モビルスーツのおかけで簡単にBETA群を倒せることからも、上から発言する契約者も中にはいる。

 

 

それがたったの五日でその考えを言う連中がほぼ消え去ったのだ。

 

「当たり前だが・・・ハイヴ攻略戦だ・・・しかもだ確実に勝てるハイヴ攻略戦だ・・・勝てば自国の英雄どころではない、人類の英雄と言われるほどの称号が得られる戦いだ・・・席は少ない、篁あとは分かるな」

 

「大体な、分からない契約者達も何にはいるが、ハイヴの攻略戦の席もある程度はマーク中将閣下がすでに決めているだろうな」

 

「だろうな・・・こんな事を考える方が・・・決めてない方がおかしいだろうな」

 

「やはり・・・二十位の席は埋められていると考えて行動した方がいいな」

 

「そうだろうな・・・最初の契約者達をつれていかない理由はないからな、火星政府も軍隊もだ」

 

「そうだな、お前もこんな時期に日本に向かうとか・・・わかっているのか・・・それがどんな意味を持つのかは」

 

「わかっているが、ここでは言えないことだ」

 

「わかった行って来い親友」

 

「ああ、お前の嫁と娘は俺が命を懸けてもまってやる、だから無理はするなよ」

 

「わかっているさ、だが親友が日本にいてくれるからこそ俺は頑張れるんだ、そこは分かってくれるだろう」

 

 

「ではな」

 

「達者でな」

 

こうして【契約者巌谷 榮二】はこの時期に日本にわたり、しばらくの間火星の契約者という側面と日本の戦術機開発者兼テストパイロットとして日本で活躍をすることとなる。

 

後に日本の国産化を決めた試合1986年に北海道・矢臼別演習場で実施された模擬戦で当時の最新鋭機であるアメリカ軍のF-15C「イーグル」を相手に「瑞鶴」で勝利したほどの腕前で【国産戦術機開発の礎を築いた伝説の開発衛士】としても名高い名声を貰うことになるが。

 

本人曰くトルネードガンダムよりも反応速度があまりにも遅すぎたらしいとぼやく姿が試合後の強化服で言っていたのを目撃した整備兵が多くいたという伝説も残している。

 

 

こうして八月までそれぞれの事情を抱えた契約者達は佐渡島要塞でその腕をさらに鍛えまた連携等を取れるようになっていく。

 

 

 



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ハイウ攻略戦準備段階

ゴップ達が火星政府と軍隊の一部の幕僚達が地球の国連議会で色々と会議して、ようやく十月のハイヴ攻略戦の正式な許可が地球側から貰えたのだ。

 

火星側はむしろ十月にやとる地球側に通行して、火星軍の軍事力の力で三個ぐらいのハイヴ同時に落とす作戦もあったのだから。

 

核汚染がない核兵器搭載型モビルスーツの極秘開発計画通称GP02Āを作って、ハイヴ内のフロワーで問答無用で核兵器をぶっばするという無謀すぎる作戦にも思えたが、これは無人機で突入させる自爆特攻兵器の位置づけであった。

 

だがウイング勢の老人たちにジャマをされた結果、無人機の開発は中止になったという理由が存在していた。

 

だからこそ代わりの再設計型FAZZ量産計画とネオ・ジオング再設計計画なのだから。

 

八月二十日 時刻は十二時を過ぎたあたり、佐渡島要塞の上空に複数の船が飛んでいた。そして作戦の開始時刻が決まったとはいえ、事実上二か月もない状態から契約者達はペガサス級のカタパルト発進の訓練が普通に開始されようとしていた。

 

だが護衛任務や前線基地に物資を運ぶ護衛任務で改ペガサス級に乗っていたメンバー達や一部は新規でアンバール基地防衛任務の人達もいたのだ。

 

多少の慣れは必要のためにこうして必死に訓練はさせているがそれでも改ペガサス級のカタパルト発進の訓練は本当に大変であった。

 

そのためか、佐渡島の訓練上空ではかなりの色々と面倒なことになってはいた。

実際にモビルスーツの整備士達や技術者達が悲鳴上げるほど着艦の時発進訓練が本当に難しすぎるのだ。

 

いくら戦術機である程度のカタパルト発進をやっていたとしてもモビルスーツは全く違う身体にかかる対Gが圧倒的に違うのだ、だからこそ本番までに習得することが必須となっていた。

 

「すみませんオットー艦長、こちらに配属されたのはまだ自らの機体を扱えないヒョッコ達ですが、事実上こいつらをハイヴ攻略戦に連れて行くことで地球の国連議会からこの作戦の承認の得られたので」

 

十月のハイヴ攻略戦において地球側の契約者達を本来ならば誰一人連れていく必要はないが、それでは地球側が納得しないということで、連れていくことになった経緯が存在する。

 

オットーとして困っていたのは当たり前であったがだが元々地球連邦軍の軍として戦った記憶があるために、別の世界とはいえ地球が異星人からの侵略が行われているということがわかると。

 

「なに、このオットーに任せてください、ラプラス事件を活躍に導いた艦長ですよ」

 

「全く、この艦長はなにをいっているのでしょうね、正確には私達が力を合わせたおかげでしょうに」

 

「あははは 違いない」

 

「でも、そろそろ彼らの腕が見れますよ、ここは佐渡島要塞の上空ですし、訓練場にしるしの地点に下りるだけだから、大丈夫だと思いますが、いざと言う時の為に救出部隊は配備ずみです」

 

 

マークのその言葉がネェル・アーガマのブリッチに響くと同時にオットー艦長がブリッチから他の船に向けて無線を使い始めた。

 

 

「私は旗艦ネェル・アーガマの艦長を任されているオットー艦長だ、君達のことはよくマーク中将から聞かされているが、その腕を見せてもらう為にこの発進訓練を行っていくつもりである」

 

「また各国から来た整備兵士の諸君達もこの後のパイロット達がこき使った機体の整備を頼みたい、君達の腕次第で、パイロット達の生還率がかかっているといっても過言ではない、それではこれよりカタパルト訓練を開始する」

 

 

するとネェル・アーガマ以外のペガサス級グレーファントム級の十隻の二個のカタパルトのハッチが開き、各国のパイロット達は自分達に割り当てられた機体に乗ってカタパルトデッキに近づいていた。

 

「なら私が一番ね、ベアトリクス・ブレーメ機 フルアーマートルネードガンダム一番機出るわ!!!」

 

高い声がブリッチに鳴り響くと同時に真っ黒に染められたガンダムがカタパルト発進していくが、推力強化やバックパックの推進剤の使用燃料低下によってより高性能になって戻ってきた、つまりバックパックのブーストも同時に使用すると、当然のごとく

 

「くっ・・・これは・・・中々難しいわね・・・シミュレーションでは分かっていたけど」

 

そう実際にベアトリクス・ブレーメ機はカタパルト発進後に今まで以上にかかる急激なGによって一時期は機体バランスを崩してしまったが・・・

 

すぐさま戦術機のようにスロットルを上げて機体の足のバーニアとランドセルと呼ばれる部分を多少吹かしただけでなんとか訓練場の着地点に強引に着陸したというほどであり。

 

ズドン 

 

「くっ・・・・・・、これほどのGがかかるなんて、強化服を着ていても、これほどなんて、シミュレートだけでは分からないわ、でも次はもっと旨くしてみせる」

 

それを地上班が確認すると、ベアトリクス・ブレーメ機はその場所から離れた場所まで歩かされた上にベアトリクス機もその場所に着くと流石につらい為にすぐにガンダムから降りてきた。

 

「この加速や推力増加・・・運動性能増加はいいけど、私たちのようにベテランかエースじゃないと扱えない仕様になっているわね、これが1ヶ月のメンテに戻ってきた私の愛機ね」

 

ベアトリクスは自らの愛機を見ながら、そのように色々とつぶやきながらも地上班に自ら使いやすいように機体の変更を整備班と共に話し合っていた。

 

「ええ・・・そうね・・・もう少し重量が減れば扱いやすいわ、それにマイン系も外してくれると助かるんだけど・・・無理でしょうね」

 

「無理ですよ・・・あれは小型種専用に開発された特殊な兵装です、マイン系は小型種を簡単に倒せるようにベアリング弾を大量に仕込んでいるんです」

 

「食われないためよね、それは」

 

「ええそうです、いくら、火星軍の装備だとしても大破させた新人もいますからね、あれは救援が間に合ったから、よかったけど間に合わなければ契約者から最初の犠牲者が出ていたんですよ」

 

「なるほどだから・・・マイン系の装備が付け加えられたというわけね」

 

「ええ・・・エースやベテランても戦場では絶対ではないので、特にハイヴ内部では小型種が多いと予想されます、いちいちガトリング系で掃除するためけでも機体側がオーバーヒートしますよ」

 

「そうなのよね、核エネルギーでビーム兵器が使えるとしても、オーバーヒートしてしまえばそれで終わりだしね」

 

「ええだから、カーディガン装備に色々とつけることでフルアーマー化しているですよ」

 

「わかったわよ、でもいらない装備はあるからそれは減らしてもらいたわ」

 

「わかりますが、それは今後のデータ次第ですね八月でメンバーが決まって最初の訓練なんですよ」

 

すると次には、多少のカタパルト発進でももたついても大丈夫だが、それでも問題がないわけでもないのだ、ちゃんとしたすんなりとカタパルト発進するした方がハイヴ攻略戦での出撃は楽なのだから。

 

「次は私ですね、ヴィヴィ・シュバインシュタイガー機 フルアーマートルネードガンダム改出ます。わっ、これは」

 

ヴィヴィ機はトルネードガンダムの機体は大破していたのだ、つまりは完全に新規か元の機体をベースに改造した改造機のどちらかにするしかない、その結果改造機にしてしまった結果、その分スペックも高くなっているがそれを扱えるセンスが元々ヴィヴィには備わっていたこともあり。

 

ベアト機よりも圧倒的にバーニアをフルに使いながらもなんとか目的地にたどり着けたが改機は機体についているバーニアをフルに使ってしまうのだ、この辺はベテランと素人の違いでもある、素人は推進剤が他の機体よりも圧倒的に早くなくなってしまうという弱点があったからだ、これは元々戦術機などを全く載っていなかったヴィヴィには当たりのことであった、実際にほかの連中は基本として戦術機を使っている期間がベテランやエースという圧倒的な連中なのだ。

 

「あれ・・・目標は・・・こちですよね・・あれ・・うわーーースピード出しすぎました・・止まりませんどうすれば・・あ・・・こうすれば・・・うぎゃ」

 

 

トルネードガンダム改機のコクピットの中のパイロットは悲惨目に合ったりするのは仕方がない、推力も運動性能も上がってしまったのだ。普通はベテランかエース機仕様を新人に扱わせている時点でマークも相当ヴィヴィに何かは期待をしているようにも見うる。

 

実際にヴィヴィは素質だけでいえばSランククラスなのだ、それだけでガンダムに乗っているという状態なのだからその辺は仕方がない、だがそれはいくら本人にいってもこうして、本人はコクピットの中で散々わめき散らすという本当に初心者という感じを出すのが多かったりする。

 

「わーーん また、推進力を使いすぎました、これじゃあ、また整備師の人たちに怒られます」

 

そうなのだ改機はスラスターやバーニアを使うのが圧倒的に多い為に整備師泣かせの機体となっていたから。

 

それでもちゃんと訓練場の目標まで機体を墜落させずに運べたのは大きいのだが本人はそれに気づいてはいなかった。

 

その辺は本当にセンスがあるのだが、周りは認めてもやはり自身はほとんどないといえるのは戦場と呼べる場所でまともに戦ったことではないからだ。

 

実際に最初の実戦においてトルネードガンダムを大破させたのは後にも先にもヴィヴイだけで有ったからだ、元が警備兵では仕方がない。

 

そして三番目のカタパルトにはやけに異質すぎる機体があったそれはMSなのになぜか黄色鎧を着ている風なMSであったからだおかしいといえばおかしいのだが、パイロットはなにも問題ではなかった。

 

「篁裕唯大尉 武者ガンダム出る」

 

そう日本人が乗るということでマークの提案によってトルネード・ガンダムを改造パーツを使って【真・武者ガンダム】に仕上げたのだから。

 

機体色は本来ならば赤色か紫に近い青色の二色を選べるようになっていたが、篁家として自らの家のパーソナルカラーが存在しているために、黄色をベースとして武者ガンダムとして塗装されなおしてトルネードガンダムから武者へと生まれ変わったのだ。

 

だがこの機体は長くは飛べないのだ。実際にスラスターやバーニアは有る程度改造されてはいるが、武者として鎧兜などの機体重量を支えきれるほどの推力は無かった。

 

逆に長刀や日本刀など実剣と呼ばれる兵装を装備している為に実弾がメインとなる機体になっているが、これは火星軍の技術でどこまで実弾系統で戦えるかという技術的なテスト機という意味も含まれていたからだ、無論ビームサーベル系もビーム薙刀系にしたり、またビームサーベルも普通に予備兵装として装備しているのはあたり前である。

 

ハイヴの中で戦いを行うのだから、補給面や継続能力から言っても予備兵装は必須である、だからこそ日本でテストパイロットなどを行っていた篁裕唯大尉に白羽の矢を立てていたのだ。

 

「これは流石にきついが、この程度で根は上げられん。私はこのような機体になってしまったが親友は無事に日本で国産の戦術機の開発並びのテストパイロットをしている時期だろうな」

 

そのようなことをつぶやきながらも篁大尉の腕前は確かであった、しかも搭乗機はトルネードガンダムから変更になって今は武者ガンダムであるのだ、確実に日本帝国に向けた何かしらのプロパガンダと言えるほどの機体の殆どきちんとした日本風の鎧で包まれているガンダムで有ったのだ。

 

それをすぐさまに自分を適応させるあたりはやはり開発部のテストパイロット上がりといえた自らの機体の限界性能すらも徐々に熟知しながら普通に目的地につける腕はさすがの一言であった。

 

そして三番機までもが、ちゃんとカタパルト発進できたのを、ブリッチ側も確認すると直ぐに、再び一番カタパルトで待っている、相手に向かって、発信可能のボタンを押させたのであった。

 

「私の機体はこれか、機体変更は仕方がないのはわかるが・・・フィカーツィア・ラトロワ少尉、ナイトガンダム機出る」

 

この機体の兵装もやはり接近戦を主体として作られており電磁ランスと呼ばれる槍型の兵装を背中に持っている、これはグフ系の電磁ムチ系統の技術を応用して作られたものであり。

 

相手の電子系統を、完全に麻痺させる為に作られていたが、それを対BETA用の仕上げており、使える兵装になっていた。

 

またサーベルは【炎の剣】と書かれていたが実際にグフのヒートサーベルを改造したタイプとナイトガンダム専用の盾と一緒に装備していた。

 

射撃武器といえば事実上気化弾頭が付いているアローと呼ばれる弓矢タイプがオプションであるがビーム兵器を一切禁じた異例のガンダムと呼ばれる1つであった。

 

トルネードガンダムをベースに機体改造した機体の一つがナイトガンダムである。

 

たがその分機動力・移動力が圧倒的に上でありこの部隊の中では一番高い機体でもあった。そのためかすんなりと目的地に着陸しており待機場所までゆっくり歩いていた。

 

実際にビーム兵器などを一切使用しないとその分のエネルギー配分を機体の制御やバーニアなどにエネルギーを回せるために推力や総出力などは本当に桁違いになっていた。

 

これはジオンの技術を入れた試作型兵器の一つとしてアナハイム系列が作り出したガンダムであったからだ。

 

一応予備としてはこの機体もビームサーベルは一応は使えるようにしているがそれでもこの機体には予備装備してある程度ある大部分は機動力や推力に全振りしただけであった。

 

 

「ちっ・・・・・・、次はオレの番かよ、テオドール・エーベルバッハ中尉 フルアーマートルネードガンダム二号機出るぞ」

 

やはり、フルアーマーの機体であるが、それでもテオドール・エーベルバッハ中尉の才能はガンダムタイプに乗り換えたことで余計にその才能が開花したのだ。

 

「これでいいだろうが!!!」

 

だか、やはり才能だけで簡単に目的地に到着できる腕は誇っていいのだがいかせん、性格が悪すぎるために操縦にもその性格が出ることが多いために荒っぽい運転が多くなっているのがたまに傷であったりする。

 

 

「そして次は私の番ですか? イブラヒム・ドーゥル中尉 カーディガン・トルネード・ガンダム五号機出るぞ!!!」

 

元々エースだったこともあり、トルネードガンダムの扱いは訓練場でも問題はなかったが、この機体は足の部分が、若干ホバー仕様になっていた、独特の動きを行うために、多少訓練が必要ではあったが、そこは激戦区のエースで有るのだろう。

 

このようにハイヴ攻略を見据えたことで同じトルネードガンダムで有ったとしても若干のカスタマイズ機が生まれていた逆に実験機として使われていたりもする。

 

「なるほど、確かに強化服の対G機能だけではつらいようですが、モビルスーツの対G性能のおかげでカタパルト発進の衝撃がだいぶ楽になっているように感じる」

 

冷静に判断しつつその腕前で目的にホバー移動していたのだから驚くしかないだろう。

 

「ラスト機は私か。アイリスディーナ・ベルンハルト機、フルアーマー・トルネードガンダム三号機出る」

 

 

やはり第666中隊を率いていた実力であった、ベアトリクスと同じように機体を扱って無事に目標地点に到着できたのだから、十分すごいといえる、一部の部隊は今回のハイヴ攻略戦のために一か月の徹底的なフルメンテナンスと機体改修や装備の改造によって機体のバランスが大きく変わっていた。

 

特に対小型種用に装備された、元々は対人用に作られたクレイモア系装備をいじり機体十か所に装備されているのだ。これはある程度まで距離を打ち上げられる同時にそこで爆発して大量の鉄の屑や鉄でできたベアリング弾をモビルスーツの一定の周辺のばらまくという非人道兵器に当たるモノであった。

 

この装備は一年戦争時に地上で配備されていた。ジオン系モビルスーツに多く見かけた装備であった、元々連邦軍のゲリラ部隊やコマンド部隊など人中心の部隊にザク等を撃破されていたことも大きく、結果それを倒すために開発装備された物を火星軍は引っ張りだしてきたのだ。

 

あとは弾薬庫や推進剤をより多く積めるようにカーディガン系装備も一部推進剤や弾薬を多くしたタイプフルアーマー形態にした物にもこれは積まれていた。

 

 

実際に地球連邦軍でもこの訓練は三ヶ月ほどかかることがあるがそれをシミュレーター訓練だけとはいえ一か月ほどかかったがそれでもこの腕前は十分にベテランクラスといえたのだ。

 

「なるほど、確かにいい腕をしているようですな、これなら上の連中と合流しても大丈夫といえますな」

 

 

そのようにいうと、ネェル・アーガマと共にグレーファントム級十隻をゆっりと高度を下げて発進させたそれぞれの艦載機の回収を行っていた。

 

八月後半時点は現状ではイラク領やインド領などはすでに量産型ガンタンク、量産型ガンキャノン、61式戦車、陸上戦艦の砲撃特化の機体のおかげと契約者達が載っている契約者の船の護衛のおかげでイラクやインド方面軍の最前線基地は元の基地の跡地にそのまま作られている間も、陸上戦艦や砲撃特化のモビルスーツの影響でBETAのハイヴ通称【アンバールハイヴ】(H09:甲9号目標)、建設開始の阻止とアフリカ側への進行も防衛線のおかげでしっかり防がれていた。

 

またほぼ同時期に作られるはずだったBETAのハイヴ通称【ノギンスクハイヴ】(H10:甲10号目標)建設開始も阻止をしたのだ、これにも火星軍の陸上戦艦や砲撃特化の、モビルスーツや61式戦車隊を使ってこちらも同じくハイヴから現れた三百万ほどのBETA群を地球側の戦術機部隊など協力してたがなんとか撃退したのだ。この時は契約者達は佐渡島で訓練中であった事で、火星軍の本来の力を様々に現地の新聞など報道されたために各国や国連も驚くしかなかった。

 

三百万を無事に味方の損耗もない状態でBETAを撃破したは地球上の歴史ではありえなかった。特にライノサラス型の配備と搭載されているハイメガ砲の巨砲の威力は絶大で有ったからだ。

 

そしてなによりも、火星軍の軍隊の兵器が圧倒的でありそれを知ったからこそ火星軍がほぼ独自ハイヴを攻略するといってもどの勢力もまたどの国々も国連すらも言えなかったのだ。

 

過去の作戦【ネプチューン作戦】があまりにも、国連や各国に圧倒的な戦力を見せたからだ。三十万以上のBETA群を火星軍はあれだけの数だけで撃破してしまったのだ一匹も残らずだ。

 

新型種と呼ばれる種も確認はされた場所ではあったがのちの戦場に出ていないことからも試作種ではないとか呼ばれる存在となっていたのだ。

 

ここ地球の歴史では本来ではある程度は量産化されていた重レーザー種がこの世界では消えてしまったのだ。

 

だからこそレーザー種さえ押さえれば簡単に倒せる戦場になってしまったことが、地球側にしてみれば圧倒的助かっていることも大きい。

 

飽和作戦が取れるからだ、しかも陸上戦艦では指揮官が載って最前線から後方までの、すべての戦場をレーダーや宇宙に打ち上げている衛星から戦場の情報も簡単に取れることからも最前線基地ではこの陸上戦艦の配備が求められるほど性能差が圧倒的に大きかったのだ。

 

特にだ陸上戦艦はホバー移動が可能になっているためにその場で固定砲台や移動しながら攻撃や指揮もできることからも対BETA大戦ではこれほど頼りになる戦艦はいなかったのだ。

 

おまけに、日本の大和以上の砲門があり、さらには追加武装で付け加えられた対地用バルカン砲が50門以上装備されているのだこれで仮に戦車級などが取り付こうとしても、その前にこの大量にバルカン砲があるために十分に対処できることが実戦で判明しているのも大きかった。

 

 

こうしてハイヴ攻略戦に向けて準備がゆっくりと進んでいく。

 

 

 



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超兵器誕生の秘話

大体この辺りぐらいだと思って 書いています スサノウの原型は・・・歴史を見たらこの辺で予算とプロジェクトの解散と凍結がしていたはず。

まちがっていたらすみません


八月二十日 地球上ではとあるハイヴを火星軍が主力として攻略するために、さまざまな地球の勢力が、自らの国家などが、自国で開発した第一世代機の改修機やカスタム機そして第二世代型と言える戦術機の三十機程度の部隊を出す予定であった。

 

だがアメリカだけは話は違っていた、元々第二世代型戦術機イーグルを開発して、それを各国に売りに出す計画が火星政府の下に存在する火星軍の圧倒的な軍事力等を見てあきらめるしかなかったのが本音である。

 

実際に日本には日米同盟の事もあり、無理やりイーグルを売りつけるという方法を企画立案の中身を考えている最中で有ったのだ。

 

 

それに火星軍が売っている61式戦車とアメリカ軍が売りに出している戦車では圧倒的な性能差で61式戦車が有利なのだ、流石に戦術機大隊相手にするは無理だったようだが。

 

それでも61式戦車を12両も並べてレーダーリンクで一斉砲撃すれば同じ数の戦術機ではギリギリの勝利でしかなかった。

 

ガンタンクとガンキャノンでは第二世代型戦術機を1ダース以上を用意しても無駄であると分かっていた、そもそも装甲の硬さによって守られているコクピットブロック周辺をどうやっても戦術機の持ち武器程度手は破壊できないのだ。

 

同じモビルスーツ用に武装であればヒートサーベルやヒートホークなどで接近戦で倒せるが、射撃戦用でくくるとしたら、アメリカ政府が威信をかけて軍と企業に作らせた第二世代型の戦術機イーグルでは無謀すぎると判断された。

 

「当たり前です・・・イーグルはあくまでも移動しつつ攻撃ができる程度の戦術機です、モビルスーツに乗っている連中の多くは元戦術機のパイロットですが、特にガンキャノンとガンタンクの総合リンク状態で撃たれる火力と射程の長さはわが軍の戦艦や巡洋艦に匹敵するほど正確な砲撃を飛ばせるんです」

 

 

「だから・・・それを上回る戦術機の開発が我々アメリカ軍には必須なのはわかるだろうが、あの戦術空母計画もいいが、あれはテストパイロット達がどうなったが、君達でもわかるだろう」

 

「あれは・・まだ制御系のプログラムがうまくいかないだけです、実際にカタログスペックでは・・・火星軍が契約者達に貸しているトルネードガンダムよりは性能は上です」

 

「もっとそれはアメリカ軍が使えると判断したらだ、3名以上のテストパイロット達をあんな状態にした、君たちの戦術空母計画はいずれはなくなるだろうな」

 

「だから絶対にそうはなりませんよ・・・仮想敵はBETAではなく今はどの国も火星軍が相手なんですよ」

 

「だがそれは分かっているが・・・だからと言って、今のBETA大戦で我らアメリカ軍が一つでもあるハイヴを自国のみで攻略しなければ・・・国際的にも国内的にもこれ以上火星派閥なる組織はいらないのだよ」

 

「・・・・・・・・・・・ええ・・・だからこそ元・・・第五派閥トップの・・・トラップ社長様が直々にこんな辺鄙な片田舎に来ているんですからね」

 

実際にトラップ社長と呼ばれた男性は白人であり、アメリカの主要な土地やビルなど経営や転売名で巨万の富や力を得ている男である、この白人の男性は自らの資金力のおかげで、様々な派閥にある程度の資金を支援しているのだ、その為かアメリカの三分の1の総資産を有しているのではないかと言われるほどの大富豪でもある。

 

 

ビジネスチャンスには自ら飛び込んでいくほど、積極的に行動するのだ、今次BETA大戦も軍関係者や技術者達に積極的に協力しているために、新しい新型爆弾の開発の協力も行っていた。

 

 

「それに見ろ新型爆弾の説明を・・・いいじゃないか・・・我が国以外は重力異変で済めない土地が増えるという事は・・・住める土地を持っているわが社や地主の奴らが喜びそうな話ではないか・・・ソ連を永久的に人が住めない土地にしてしまえば・・・米ソ冷戦と言われる戦いは2度と起きないだろう・・・結局は国力がものをいう時代がくるのだ」

 

 

実際にこのような最新鋭の軍事機密情報を入手できる地位にいる男がトラップという白人男性でもあった、ではなぜわざわざこんなアメリカの片田舎のアメリカ軍の実験基地にこの男性が来たのは簡単であった、いち早くこの爆弾を作るためにはこの目の前にいる技術者をこの戦術空母計画から引き抜く必要があったのだから。

 

 

「だから私が来たのだよ・・・へリック技術者よ・・・君のもつ 天才的な技術力があれば3年後とは言わずに1年後にこの新型爆弾が開発できるだろうな・・・そうすれば国連の名のもとにハイヴにこの新型爆弾を落として、アメリカ軍と国連軍がそのハイヴを攻略してしまえば・・・アメリカ軍に逆らう者達はいなくなるのだ」

 

 

「けっ・・・・・・だからってあんたのスカウトに乗りませんよ・・・人が住めないほど土地を汚染する新型爆弾なんていらないだろうが・・・現に火星軍は核兵器も使っていないのに、アンバール地方以外にもBETA群に襲われてそのままハイヴになりそうな場所を未然に防いでいるんだぜ、それにこの解体中の61戦車やガンタンクやガンキャノンも実弾しか打てないが、それでも十分な性能だ・・・アメリカの全ての技術者達が今は必死にこれの解体と解析の最中に、そんな新型爆弾なんてものに手を出すバカはいませんよ」

 

 

へリックの言って事はなにも間違いではない、火星軍の力を借りて地球の国家群や組織等は対BETA大戦の終結に終わりが近づいてきているのがわかりきっていたからだ。

 

 

火星軍の空飛ぶ母艦や地上と海を走るホバー走行の陸上戦艦シリーズ、そして宇宙に地球の惑星軌道上に存在する火星軍の地球を守るために用意された惑星軌道艦隊合計で150隻がいるために月から地球に目指してくるすべてのハイヴユニットは全て艦隊によって迎撃されて地球へ落ちては来ないことが、へリックでさえ知っている情報で有った。

 

 

つまり、そんな化物艦隊が地球の衛星軌道に居座っている時点で、どのように新型爆弾をハイヴにめがけて落とすというのだろうが? 

 

そのへんはトラップは知ったことではない、ただ単に新型爆弾の性能とその技術に彼は投資するだけなのだから。

 

 

先をみる能力はトラップには確かにあるが、同時にそれはあくまでもこのアメリカという国内限定の話でしかないのだ、他国でしかも制空権も火星側に取られている状態で、宇宙から落とすとしても、スペースシャトルで打ち上げるのはいいかもしれないが、その中身を確実に火星軍が臨検する可能性をトラップは考えてはいなかった。

 

普通に考えれば、いきなり地球から宇宙空間に上がってくるスペースシャトルに疑問を持つ人間はあたり前だが出る、しかも軍事衛星を修理しないどころか、おかしな行動をとっているとなれば・・・火星軍は確実に臨検&拿捕する位はあたり前である。

 

 

アメリカ軍の内部でも実際に新型爆弾を開発しても、それをどのように戦場までもっていくのか? 新型爆弾の搭載する飛行機もいるのではないかという意見まである。

 

第二世代型の戦術機に持たせようとしても、そもそも初期型の新型爆弾の大きさと重さは大体リトルボーイと呼ばれる核爆弾と同じであるとデータなどからも出ていたのだ。

 

 

これは実際にG元素を使った新型爆弾なのだ、それをうまく爆発させるには核兵器よりより緻密で正確な演算能力などが必須であった、しかも初期型なのだ、爆発の際のデータが必須という事もあり、最低限の大きさがいまだにわからないのが新型爆弾でもあった。

 

 

「君の言いたいこは分かるがね、だが君の技術力が必要なんだよ・・・まぁ、いいさ、君が私のスカウトに応じなかったことを10月にわかるようになるさ、どうせ火星軍がハイヴを攻略なんてできないと踏んでいるからな あははははは」

 

こうして笑いながらトラップ社長は自らの護衛と共に基地の外に止めている高級車に乗ってそのまま帰っていく、そしてそれを見ながらへリックは黙りながらも、黙々と自らの作業に戻っていく。

 

 

『ばかが・・・やはり所詮は土地ころがしで築いただけの男か・・・世界を見据えてないな、確かにアメリカ一強の時代では国連側にあんたの協力者はたくさんいたさ、だがな火星軍の兵器の解体と解析を進めている上の連中はバカな爆弾の開発なんて興味はないさ・・・本命はこいつだろうな』

 

 

実際にアメリカ軍のトップ連中が考えているのは、戦術機を空母化したこの巨体にガンキャノンやガンタンクや火星軍の技術を解析して、投入することで今BETA大戦で地上の支配者と言われている【ライノサラス】と呼ばれる火星軍が戦場に投入した巨大な兵器を超える兵器を作り出すことであったのだ。

 

 

「ライノサラスか・・・・・・ホバー機能に巨砲といえる粒子兵器か・・・・こいつコンセプトは似ているが・・・向こうは試作機じゃない・・・限定量産型の兵器だ・・しかもだ戦場でしっかりとコンバートされていやがる・・・たった一射するだけで十万を超すBETAの群を消滅させるだけのエネルギーをどうやって確保しやがる・・・しかもあれは指揮車としても使えると火星軍が宣伝までしやがった」

 

 

実際に技術者のへリックはライノサラスの活躍を戦場で一度は目にした戦場に出たことがある技術者でもあったが、言ってみれば上がライノサラスと同じコンセプトを持っている戦術機空母の開発中の技術者達の一部を戦場に送り込むという方が、ある意味ではおかしかったりするが。

 

 

だが、技術者達が自らの目で見てそれで感じた違和感やなにかは流石に火星政府も契約の対象には入れてはいなかった、目で見て考えた程度ではわからない技術が多いからだ。

 

 

これでライノラスに乗り込んで技術を盗もうとしたら・・・その国は火星側の支援や契約者達も一気に失う事にはなった、だからこそライノサラスが戦場で戦っている映像は火星側が意図的にすべての国CМや配布した戦場の映像をそれぞれの国のトップや軍人や技術者達の多くが見て、驚きを隠せなかった存在であるのだ。

 

 

「絶対にこの欠陥機を・・・・作り直してアメリカ軍の・・・軍の・・・」

 

こうしてへリックはまだ解体や解析が途中のガンキャノンとガンタンクを徹底的に調べるために技術者のチームの中に入っていく。

 

 

本来ならばこの欠陥機と呼ばれる代物は後に第四計画で作られる予定の00ユニット専用機であるスサノウになる予定ではあったが、この時代では予算が打ち切られるどころか、どの国も火星軍が使っていた、ライノサラスのような超兵器を持ちたいと思って一部の軍部や技術者達は必死に作ることになる。

 

 

それが日本帝国では武者ガンダム系列と呼ばれたり、アメリカ軍では・・・ルシファーと呼ばれる超兵器のひな型機や新技術につながる旧技術の誕生がこの頃から生まれるようになっていく。

 

 

 

 



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ついに目的地発表フィンランドハイヴ周辺地域を火星軍よ制圧しろ

注意書き

米印 オルタ計画の一部は作者によって変更されています 

第三計画までは普通に存在意義は分かりますが、BETAとの意思疎通がある意味では成功した段階で第三計画のうまみは終わっています。

それ以降も第三を維持させる意味はあまりなかったと思って考えたのが、第四計画と第五計画は自分達が良くゲームでしる第四計画と第五計画は新たに作り直した計画ではないかと思って初期案の第四計画と第五計画はこんな形ではないかと思って書きました。

こんな計画ではないと作者オリジナル計画を止めろと見たくないという人達はそのまま戻るボタンで戻ってください。

本当に読み手を選ぶ話になっています。 今回の話は。 




1984年8月20日頃から10月のハイヴ攻略戦時の戦力として、火星軍は続々とフィンランド領内に存在する【ロヴァニエミハイヴ】を攻略する為の戦力を終結しつつあった。

 

実際にハイヴ攻略戦までの間に、多くのフィンランド国内に存在するBETA群を火星軍の戦力によって消滅させたうえで、簡単な補給施設や基地などを国連軍や各国の軍隊に任せていたのだ。

 

そして徐々にフィンランド領内に存在するハイヴ以外からはほぼBETAを火星軍の力によって駆逐できたのだから、これの情報を手に入れたトラップ社長は悔しそうにそばにあるゴミ箱を力強く蹴り上げることしかできなかった。

 

「畜生めが・・・・・・忌々しい火星軍め、フィンランドハイヴ攻略などできるわけがないはずなのに、ハイヴから出てくる忌々しいBETAどもが不甲斐ないばかりで、火星よりの派閥がでかい顔をしやがって」

 

 

実際に彼のようにいまだに第五派閥、つまり新型爆弾を開発して、アメリカ以外の国土に人が住めないようになる方が良いというアメリカ人はこの大戦が起きてからは実際に増えていたりする、冷戦時代になると思われていた時代は一国も多くの同盟国が必要であった。

 

通称中華と呼ばれる国は実質ソ連と蜜月な関係をしており、人の数だけでいえば米ソ時時代でも中華をアメリカにつけるかそれともソ連と共につぶしてしまうかという極論があったほどだ。

 

実際にソ連と中華の思想は根っこでは同じであるためにアメリカの様な資本主義とは基本的に水と油であるほど合わないのだ。

 

だからこそBETAの巣であるハイヴが中華側に落ちた時はアメリカは最初からあまり手を出す予定はなかった、いざとなれば核兵器で化け物どもの巣事その周辺を核汚染で人が住めない大地に変える計画もあったからだ。

 

 

つまり第五計画とは核兵器に代わるG元素と呼ばれる未知の元素を使った核より圧倒的な破壊力をもつ爆弾でハイヴを消し去るという簡単な計画であった、無論巣の中に突入する可能性が高いために戦術機という今次大戦のみ必要な新型機を作っているわけではあるが。

 

 

ではアメリカで1975年に始まったHI-MAERF計画が生み出した、戦略航空機動要塞の試作2号機、オルタネイティヴ計画内部ではWS-110Aと呼称されている化け物機体はなにかというと元々は第四計画ではハイヴを単騎で攻略できる化物を作り、アメリカ軍が主導で各地に存在するハイヴをこの化け物で落とすというコンセプトで有った。

 

だか技術的な問題もあり、複数のテストパイロットが動かした瞬間にミンチよりもひどい状態になっており、また動力炉のエネルギーは貴重なG元素を使うために、ほぼお蔵入りしかかっていた超兵器で有った。

 

つまり火星軍が地球にやってきたことで、地上で暴れまわるアメリカ側が作ろうとしたコンセプト機まんまの機体、火星軍の「ライノサラス機」の圧倒的なその火力と指揮能力によって今ではどこの国々でも【BETA大戦の防衛戦の女神】と呼ばれるほど有名な機体となっていた。

 

 

 

しかもそのような機体がフィンランド地方には現在はマダガスタル島から作られて契約者の船によって戦場近くに運ばれて作られてそして、戦場を支配する機体になっているのだ。フィンランド地域だけでもライノサラス型は合計で50機以上は存在していた、ライノサラス型は元々広すぎる戦場を自らで動き回るのだ、ハイヴ周辺を制圧するにも使われた機体であり、各国にもライノサラス型は一番危険でありながら一番各国で有名な機体になっている。

 

 

実際に火星軍はすでにフィンランドハイヴとのおおよその距離はこのハイヴを円の中心としておいて大体は2万キロm内に戦力をそれぞれの陸上戦艦ビックトレー級を中心に4か所に分断して集めるほどハイヴ攻略戦まであとは時間が解決するというほどまで火星軍と国連軍は攻勢をしていた。

 

闇夜のフェンリル大隊に配備されたビックトレー級には大きく闇夜のフェンリル隊のマークがビックトレーの胴体にでかでかとイラストが描かれていた。

 

そしてその指揮官室では、ゲラート司令官がニッキとシャルロットが上げた報告書を読んでいた

 

「今日もBETAの群勢はハイヴから来なかったか・・・・・・戦闘はしなくてもいいとしても、ここまでフィンランド地方に存在するハイヴ周辺以外を全て押さえたことが効いたか・・・相手も突撃級やレーザー級や要塞級なども生産しなくては戦力がなくなるのは分かるが・・・だか我らがハイヴ周辺を抑えてすでに1か月近く・・・残り1か月で正式にハイヴ攻略戦が開始されるんだぞ!!!」

 

 

実際に今までのBETAは狂ったように1週間に一度のタイミングで一万以上のBETA群勢がフィンランドハイヴや周辺のハイヴからは大量に送られてきたのだ、それが1か月もないというのは歴戦のゲラート司令にしても何かあると思っても仕方はないほどであった。

 

 

また選ばれなかった契約者達はそれぞれの硫黄島とマダガスタル島に戻されている、アンバール地方などの激戦区にはロンド・ベル隊やキマイラ隊等元宇宙世紀で優秀な部隊を大隊にして地上の母艦として多くの部隊には陸上戦艦を二隻以上を配備させている。

 

 

これは彼らの母艦にしていることも大きいが、動く司令部として使ってもらった方がいいのだ。

 

それにライノサラス型で問題がなにも何も無いために、マダガスタル島はほぼライノサラス型の生産施設になっていた、1か月に50機も生産できるのだ、ただし他の陸上戦艦の補給パーツや補修パーツ、それにペガサス級のパーツやモビルスーツの生産なども行っているために、ライノサラス型全てに生産ラインを振り向けるという方法はできなかった。

 

 

実際に激戦区であるアンバール地方やインド方面軍などでは、ライノサラス型もさすがにタンク級に取りつかれたりすることはある、その為にマイン系で自らに取りついたタンク級を取り払ってそのまま戦線に復帰する機体も何は存在するが、そんなことをすればいくら装甲が分厚いライノサラス型と言っても小破程度はあたり前だったりする。

 

中には中破レベルがあったりして、そのような機体は硫黄島や佐渡島に機体事持ってこさせてドッグ入りする機体も中には存在するのだから。

 

 

それを当たり前のように見ているゲラート司令は何かを考えると一時間ほどするとおもむろにマーク中将につながるホットラインで電話をかけるのであった。

 

「ああ夜分にすみません、マーク中将・・・・実際にニッキたちから報告書によると」

 

 

「ふむ・・・なるほどBETAどもが知恵をつけて・・・戦力の温存をしている可能性があると」

 

「ええ・・・・他の地方のハイヴはいつも通りに1週間程度になると一万以上のBETAの群勢がハイヴから進行すると上がってきていますが・・・これで我々がハイヴ周辺を取り戻したとしても・・・」

 

 

「なるほど・・・では上には私も報告書をあげておきますが・・・ゲラート司令もその報告書は」

 

 

「はい・・・上にあげます・・・いざハイヴ攻略戦の時になって戦力が足りませんでは・・・」

 

「こちらがつかんでいる第五計画派閥の新型爆弾でハイヴを一層する計画が発動するかもしれないというわけか」

 

「はい・・・我々現場にいる者としては・・・戦いのさなかにそんな化物爆弾が上から落ちてくるのが厄介です」

 

 

「わかった・・・こらちもうてる手は全て打つ・・・それにアプサラスⅢのテストも完全に終わって調整も済んだと報告がついさっきアマダ中尉から報告書も上がっていたからな」

 

「あの化け物火力が使えるというわけですね・・・マーク中将」

 

 

「ああ・・・元々ライノサラス型の限定生産はアプサラスⅢ用が地上で使うための実験用の機体であったが、まさかここまで使い勝手のいい機体になって限定生産から今では毎月量産をしないといけないほど人気な機体だからな」

 

「確かにライノサラス型の化け物火力と移動性・・・そして指揮官がのる機体としては優秀ですからね、ビックトレーをコンパクトにした感じの車両ですよあれは」

 

 

「確かに」

 

 

実際にライノサラス型は指揮官を合わせると最大で十名以上が載る特殊なモビルアーマーで有った。

 

レーダー技師を三人 エンジン系で三人 通信系で三人 運転する者二人 射撃する者二人 そして指揮者が一人だ、つまりこの機体を戦場のあちこちに配備するだけでレーダー担当の三人がしっかりとライノサラスのレーダー半径内の戦場を確認しているのだ。

 

そしてその整理した情報を通信係が無線や口で司令官に伝達する、それをもらった司令官が戦場の動きを考えて作戦を練った者をそれぞれの部隊に通信係に銘じて、情報の伝達を部隊間でやり取りするのだ。

 

おまけにライノサラスが戦場を移動するのも、運転手が二名おり、一名が動かしている時はもう一人が休憩をして疲労具合を見て交代交代で運転をするのだ。射撃も二人いた方が安定感が増すのだ。

 

 

そのような形をしているために、最初は限定生産に踏み切った火星側にも納得がいくのだ、これほどまでの人材をこのようなモビルアーマー1機のために人材を集中するならば量産型ガンタンクを同じだけ配備した方が効率はいいのだ。

 

だがそのようなことは起きずに、結局はライノサラス型が量産型になって生産もされているのは仕方がないことでもあった。

 

火星軍が考える小さい戦場などでは、ビックトレー級やペガサス級やガルダ級を動かすよりも、小回りが利きやすいライノサラス型の方がいいのだ、おまけに指揮車としても使えるのだから複数の部隊共に戦場に行かすのが今では火星軍のセオリーとなっていた。

 

ただしだそれは火星軍限定であり、地球側にしてみれば小さな戦場はどこにもない、火星側が呼んでいるBETAの群勢の数の多さが三万以下が小さな戦場なのだから。

 

地球側にしてみればそれは戦場ではない国の存亡にかかわるほど大きな数である、それを踏まえて、ゲラートもマークもあらゆる手段を残り一か月の間、色々と他の現場の司令官クラスなどとやり取りをしたりフィンランドハイヴ攻略戦まで時間は進んでく。

 



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始まるハイヴ攻略戦

十月ハイヴ攻略戦開始二日前までハイヴ周辺地域を火星軍は完全に戦力を【ラヌア】【ポシオ】【テルボラ】【ケミ川のロバ二エミ】の四か所に分けて完全にハイヴ周辺を抑えていたが、それでもその攻略目的のハイヴからは一匹もBETAが現れてはいなかった。

 

 

そう一日おきに火星側が誘導ミサイル十発を四か所から発射したのにも関わらず、レーザー種の攻撃もない状態で、そのままハイヴに当たりハイヴにはダメージは出なかったが、それでも飛行体を感知すれば確実に九月まではレーザー種のレーザーが飛んできて迎撃していたのが、九月に入ってからはぱたりとそのような攻撃が一切ないのだから、地球側も不振がってしまって、せっかくのハイヴ攻略後のお宝があるかもしれないハイヴ戦にもアメリカを除いては士官や上官クラスの何名かを戦場に送ってそれでハイヴ戦を見るという方法に切り替えるほど不気味であったのだ。

 

 

ちなみにアメリカ軍にしてみれば、ここで少しでも自国で開発した第二世代型イーグルがハイヴ攻略戦において活躍したという実績が欲しいために、ここにイーグル機のみで編成させれた大部隊が合計で120機も存在していた、この120機は4か所にそれぞれ30機に分けて配置されていた。

 

 

国連軍も戦術機200機ほど配備していた、戦車部隊や後方支援も合わせると合計で30000人ほどの1個師団レベルの人数をこの作戦には投入していたほとだ。

 

 

しかも地球側には分からないがすでに、地球上の衛星軌道には秘密兵器を搭載した古びたHLVが十二機も存在していた、元々このHLV機はアンバール地方等激戦で戦う友軍への補給のために30回以上も使われたHLV機であった、つまり後2回ほど打ち上げと大気圏突入に使えば、その時点でそのまま解体するほどのダメージを受けている機体でもあった。

 

その最後の一仕事をするために、この古びたHLV機の中身に今回用の極秘兵器が色々と搭載されているのだから

その為に護衛としてマークは軌道艦隊の1個艦隊を護衛につかせているほど最重要機密に指定されているほど。

 

このハイヴ攻略戦においては本当に必要な秘密兵器で有った、そしてその周りにはモビルスーツ部隊や軌道艦隊と降下艦隊がともに護衛をしているうえに降下艦隊のモビルスーツの総数は合計で100を超えているのだ、そしてその中にはバナージ・リンクス名前とハサウェイ・ノアの名前もあったのだ。

 

彼らの専用機は元々圧倒的につよいのだ、性能だけではなくパイロットも超が付く一流なのだから、そしてなによりもこの艦隊の殆どは大量生産された【FAZZ】が60機も配備されているのだから、火力にしても十分すぎるほどのモビルスーツが存在していたのだ。

 

そして、フィンランド領内のロヴァニエミの近くにあるオウル軍事基地と軍港にはヘビーフォーク級が5隻と量産型ガンタンクが500両、61式戦車が3000両は地球上に存在しているすべてのミディア輸送機300機の内50機が配備されていたまた欧州側からは元から基地に配備されていた。

 

欧州連合所属の戦術機の第一世代型の1個大隊という戦力があるために何とか持っていた。

そしてなによりも欧州側も火星軍から購入したガンキャノンとガンタンクの実戦データを捕るために虎の子のМS部隊として配備運用される予定なのだ。

 

しかも合計で12機しかないのにも関わらずだそのすべてを投入するというこは本気で欧州側は火星よりの勢力となるという意味も込めた戦力配置であったことは言うまでもないのだ。

 

そもそもこの作戦が発動される前からこの1個大隊は欧州側が作り出した、【欧州仕様ガンペリー輸送機】の護衛として張り付いていたのだ、だからこそ、そこからそのまま戦力をそのまま使っているだけであった。実際に運用データなどは十分に取れたのだ。

 

そう、難民保護という目的の為にだからこそ、一時的にはあったが大量の物資保管庫や戦力を整備する巨大な軍港や、巨大な基地が存在していたからこそ、なんとかBETAの支配地域を広げる行動を抑止し続けることが出来ていたのだが。

 

だがハイヴを直接攻撃するまでの戦力はいまだになかったのだ。そもそもその戦力大半は火星軍であり難民や避難民の保護を目的として新たに基地の拡大や施設の拡大で難民や避難民を受け入れたりしていた。

 

とても間引きするほどの戦力が集まってはいなかった、いいや仮に集まっても火星軍の勢力を地球側がそのままの指揮系統で使えるわけではない。

 

完全に別の勢力の軍隊なのに勝手に地球側が使いその戦力を消耗させたり使いつぶしたりしたらどうなるか。

それはわかりきっていたことでもあった、だが逆にこの最前線基地や施設がいまだに現役で活動していたことで、今回のハイヴ攻略戦のためのハイヴ攻略戦力を集める後方拠点の一つにはなっていた。

 

また同じく、フィンランド側北部にある、ラッピ州ラッピ県の【エペルトーネオー軍事都市】では、【スウェーデン側】としても、またここが【スウェーデン】と【フィンランド】の間の国境付近でもあったが、現在は最前線基地としてBETAをスウェーデン側に来ないように何とか踏みとどまっている場所でもあった。

 

現在はラヌアまで押し込んでいることで、前線基地の一つになっている、これも火星軍がもつ圧倒的な戦力のおかげでもあった、逆にここから徐々にフィンランド側に火星軍は大量の戦力を展開できた起点の一つでもあるのだから。

 

現にスウェーデン側が作り出した最大級の巨大な軍港と軍事基地を持っていたために火星軍の旗艦ネェル・アーガマ隊の仮拠点として使っている状態なのだから。そのためかミディア級輸送機が50機も入り順調に戦略的にも戦術的にも補給拠点は申し分ないほどの成長していた。

 

 

また硫黄島にいた、ブライト率いるロンド・ベル隊の旗艦ベクトラはすでにフィンランド領のクーサモ地区に到着しており現状はこの地区の周辺の安全と補給物資の受け取りを行っていた。

 

「やはりこの地域も完全に安全か・・・ポシオまでは友軍が支配下に置いているとは聞いていたがここまでBETAの抵抗がないと・・・かえって危ない気がするぞブライト・・・どうする」

 

 

「どうすると言っても・・・アムロ、お前でも感じられないんだろうが、だったら現地で合流してハイヴ攻略作戦の時まで我慢するしかないだろうな」

 

 

「やはり・・・この不安定な感じは・・・かなり厄介だぞ・・・」

 

「わかった・・・お前がそういうならば・・・覚悟をするようにみんなに伝えてくれ」

 

「わかったが・・・マークの奴も・・・上に掛け合って戦力の殆どを出すように頼んでいるようだ、アプサラスⅢ以外にも秘匿兵器があるらしいが・・・」

 

「なるほど・・・だがそれが作戦開始までに我々に知らされていなければ・・・使えないもしくは上層部が圧力をかけたと我々が判断するかしないか」

 

「そういうことだな」

 

 

こうしてアムロという火星軍のエースを中心に作られた切り札的な存在のベクトラはゆっくりと合流予定時点のポシオに船の進路を向けていた。

 

確かにベクトラは1艦でも十分に強い戦力は有しているが、それを十分に使えるとほどの補給などを行うための仮拠点もまた必要としていたのだから。

 

この4箇所をBETAの拠点であるハイヴを攻略する為の戦力が続々と最後の集結していた。

地球人側としても分かっていたのだ。このまま戦術機を、新規開発するまでの時間が足りないことを。

 

特にソ連の上層部は焦りに焦っていた、肝心の第二世代型の新型がいまだに作られていなかった、確かに元になった機体を今はテストベット機としてようやく作ろうとしている最中なのだ、第3計画で生まれた子供達を乗せる戦術機は技術も時間も何もかも足りなかった。

 

だからこそソ連の上層部達は会議室に集まって相談していたのだ、過去のソ連主導で行ったハイヴ戦のようにBETAの情報を入手する代わりに今回は火星軍のパイロットや整備士達の思考を読んで、技術などを盗んでしまえばいいというのが主だった会議の中身であったが。

 

 

「確かに火星軍の実力は・・・あの海王星作戦で分かっているが、だがその当時は、まだ先遣艦隊程度の戦力しかなかったはずだ、だか今では半年以上も時間をかけて地球上に拠点を3か所も作りあの宇宙に存在する軍事基地やコロニーと呼ばれる拠点などの戦力や補給が整えれば」

 

 

「このままでは我々の意見を無視してでもハイヴ攻略戦を彼らだけでもするというわけか」

 

 

「はい、ですからここで我々も第3計画の戦力投入などの計画類は無くしたほうがよろしいでしょう?」

 

 

「なぜだ・・・わがソ連で国連主導の極秘計画作戦の成功体を使えばいいだろうが、やつらは ヒトの思考や考えも読めるんだぞ」

 

この質問にはソ連以外のメンバー分かっていたのだ。

 

「ソ連の君、本当に馬鹿なのか? 実際に火星軍の本隊が動くのだぞ、つまり火星側にも我々の情報が残るのだ、その時に戦場でただなにもせずに動かない【最新鋭機の戦術機】に載っているパイロット達がいると火星軍から連絡があればわれわれはどういう対応をとればいいのかね?」

 

確かにそうなのだ、第3計画はあくまでもその主目的はハイヴの中に入りそしてBETAの意思疎通を果たすという目的があったのだが、それは一度、「ヴォールクデータ」と呼ばれることとなった、地球側の勢力でやった、ハイヴ攻略作戦のことであった、確かにあれ失敗でソ連はかなりの戦力や政治力が一気に失ったことでも有名であった。

 

 

それをもう一度やろうというのがこの会議の題名ではあったが、ほかのオルタ3の計画を進めている国連メンバーはもはやオルタ3は時代遅れだと思っているのが、大半であった。

 

実際に火星軍のあの戦力を見ているだけでも誰だって思ってしまう、しかもだ3で作られる人工生命体は、人の思考能力を読み取ることを特化したある種の超能力者なのだ。

 

だからこそ、そんな危険なことはできないと誰だって判断してしまったのだ。

 

「だが、そんなことを戦場でやれば今後、火星政府並びに軍隊としての関係性に大いに亀裂を生むぞ、その問題がソ連一国だけで解決できると思っているのか」

 

確かにそうなのだ、ソ連側主体の国連の極秘計画であっても他の国々からも融資を受けたりしている計画であった、それを国連に無断で使用して、しかも火星軍の頭の中を覗いて超技術を奪う事を目的にしているとなれば。

 

ハイヴ攻略戦後にそのことが火星側にばれてしまえば、ソ連側の契約者は契約に反したことで打ち切れるか、または火星軍がソ連に対して戦争を仕掛けてくる可能性が圧倒的に高いと誰だってわかってしまうからだ。

 

 

「それは・・・・・ですが・・・・・・・・」

 

もはや何もいえないのはソ連の20代の士官で有った、確かにいまだに第3計画は進行しているが、実戦で使うのはあまりにもリスクが高すぎるのだ。

 

実際にスパイ等はエコーズが始末していることはソ連側も極秘に入手している情報でもあるのだ、ある程度の情報のやり取りまではいいがそれ以上でスパイ活動するとなれば、エコーズ以上の部隊がソ連側に投入されるのは目にみえていたからだ。

 

 

「つまりだ、第3計画は確かに我々には必須ではあるが、今の火星側の技術力、特にあの粒子兵器や核融合炉などはまだ我々には開発も出来なければ分析すらも出来ない分類だぞ」

 

「だからこそ、今の段階では中止とするのは当たり前だろう、それよりも各国から出せる程度の戦力を出してハイヴ攻略戦がどのようなものなのか? その情報を得るのも必要だと我々は思っているのだよ」

 

ソ連側としてもなにも出来なかった、前回の国連の緊急会議にて全ての準備が終わる10月25日を持って、地球人類側としては火星軍との共同でハイヴの攻略戦の開始することが決まっていたのだから。

 

実際に火星政府も頭の中を覗く超能力者はマークから教えられているのだ。彼は元々マブラヴオルタをやっているのだ、トータルイクリプスもだ、第三計画がどんなものか知っていて教えないは軍人としても政治としても火星側にマイナスになるのはわかっている。

 

 

その為に火星政府として、もしそんなことが起きれば地球側ともめごとを起こしても、その研究施設ごと破壊する計画ぐらいは、当たり前に作られたりする。

 

それを知らないのが、現状の地球側と一部以外の火星政府連中と軍の関係者だけである。この手の秘密は知らない人数が少ないほど秘密が漏れるとどこから漏れたのか簡単に分かるメリットとデメリットが存在していた。

 

 

それから数日が経過して・・・・・・運命の10月25日 朝の7時ジャスト。

 

ベクトラ艦橋内では、他の部隊にも伝わるように最大出力によって通信を開始していた。

 

「これより我々ロンド・ベル隊は地球軍と協力して所在地のフィンランド領ラッピ州ロヴァニエミに存在する【ロヴァニエミハイヴ】を攻略することとなる、我々初めとなる、地球側との戦力と、あわせてのハイヴ攻略戦ではあるが、戦力的には十分すぎるほどの戦力があるために、作戦参加者達は十分に日ごろの訓練成果を思う存分に示してくれればいい、では作戦フェイズ第一段階へ入る」

 

 

こうしてブライト総司令の言葉と共に地球人類史に残るはじめてのハイヴ攻略戦が開始されようとしていた。

またベクトラ周辺には20機のライノサラス型も地上に配備されていたのだ。

 

BETAはその性質上は最も高性能なマシーンに反応して向かってくるという性質を持っていたのだ。それを逆に利用することでネェル・アーガマ部隊にとある秘匿兵器を安全に打たせるようにしていたのだから。

 

その頃肝心のネェル・アーガマ隊はエペルトーネオー軍事都市から出て、国境付近の川を渡りきった所でネェル・アーガマは自らが持っている最大火力である【ハイパー・メガ粒子砲】の発射準備に入っていた。

 

 

「艦長のオットーであり、皆も聞いたとおり、ブライト総指令からの通信を受けたが、われわれは先の会議おいて決まったハイヴへの最初の先行打撃艦隊としての側面を持つ為に、これより我が艦が持っている秘匿兵器であるハイパー・メガ粒子砲にてハイヴを直接攻撃する」

 

 

 

「ハイパー・メガ粒子砲準備よし、時間あわせ・・・十秒前・・・ 5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・0・・・」

 

 

「よーーし ハイパー・メガ粒子砲発射ーーーーーーーー」

 

 

オットー艦長の発射命令によって発射されたハイパー・メガ粒子砲の威力は本来よりも低くて50%程度しかなかったがそれでも十分であった、ただハイパー・メガ粒子砲から放たれた巨大すぎるビームエネルギーは一直線にハイヴへと突き進む。

 

 

周りにはもはやなにもないために、地上ではハイパー・メガ粒子砲が過ぎ去った場所ではその周辺が完全にガラスと化していたほどの現象が起きていたが、フェイズ3ほどのハイヴにハイパー・メガ粒子砲が直撃した瞬間にその周辺は巨大なキノコ雲や塵や爆発が起きた後・・・。

 

 

 

「うそ、よね」

 

 

「本当かよ、たったの…戦艦の一撃で、ハイヴが…、ハイヴが…、」

 

 

「これは祖国、いいえ東ドイツとしても、脅威以外何者ではないわ」

 

 

「すごいです、ハイパー・メガ粒子砲って本当にすごいですよ」

 

 

「確かにハイヴが、あの忌まわしきハイヴが、ああも簡単に落ちるとは」

 

 

「ソ連としてもぜひともほしい兵器ではありますが」

 

「こちらもだ、だが貸してくれるほど、火星政府や軍隊は甘くはないか」

 

 

この映像は世界中全ての人間が見れたのだが、だが【ネェル・アーガマ】と呼ばれる1艦に装備されている【ハイパー・メガ粒子砲】という超絶兵器は、地球人類には圧倒的過ぎる兵器となっていた。

 

そしてそのままハイヴが吹き飛んだ跡地からはBETA軍約500万程度が小型種・中型種・大型種を含めて向こう側も混乱しているのか、突撃級が出てきているが戦場を良く見ると戦車級が中核となっている戦力が多かったのだ。

 

その直後大気圏から突破してきたのは宇宙空間で待機していたHLVが3機が戦場にしかもハイヴの真上に堂々と、降下してきたが・・・・

 

だかやはりハイヴ内部からのレーザー照射を受けて、そのままその3機は本来ならば爆発四散しないが今回は対レーザー塗装をしてないために簡単に爆発四散したがそれすらも火星軍の戦略の一つであった。

 

その爆発した位置が問題であったからだ、つまり成層圏の30,000以上からHLV一機に大量に搭載していた、鉄の槍が10000万本それが3機爆発したのだ、あとは地球の重力に引っ張られる形で大量の鉄の槍が空から降ってくるのだ。

 

いくらレーザー種が生き残っているとは、基本的にこれだけの数は迎撃は不可能であったさらには高度30,000以上から落ちていることもあり、地球の重力の影響もあってかダイヤモンドの強度なみの装甲をもつ突撃級にしてみれば死の雨が空から大量に降ってきて、

 

どどどどどどどどどどどどとととととととととととーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

どどどどどどどどどどどどとととととととととととーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

どどどどどどどどどどどどとととととととととととーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

どどどどどどどどどどどどとととととととととととーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

どどどどどどどどどどどどとととととととととととーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

どどどどどどどどどどどどとととととととととととーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 

要塞級、戦車級は元々装甲はない生身の部分が圧倒的に多い種類だ、しかもだレーザー種も当然この派手すぎる、攻撃に巻き込まれてたり消し飛んだハイヴから現れた合計で50,000程度のBETAは一気に倒すことができたのだ。

これを見ていた契約者達や各国の政府や軍事の連中は、もはや黙るしかなかった、

確かにレーザーをかく乱するミサイルを打たないと最初は言っていたが、まさかこんな方法があるなんて誰も思わなかった。

 

これが後に地球側では開発された戦術機を搭載して、惑星の軌道上からハイヴ周辺に対して直接落下させてその質量すらも爆弾に変える戦法を思いつかせるのであった。

 

後に彼らの部隊はこう呼ばれることとなる【オービットダイバーズ】と

 

この光景にソ連側もアメリカ側も黙るしかなかった、もし火星軍の機嫌を損ねたら確実にこれが自分達の頭の上から降ってくるのだから、

 

しかも迎撃が不可能な位置からばらまかれる鉄の槍の攻撃力というか貫通力はトンデモないことになっているのだ。いまだにハイヴからはまたBETA側が戦力として、100万ほどを再び出してしまったが2度目のHLVの投下作戦で今度は80万の戦力を一気に削ったのだ。

 

3度目の正直かBETA側も再び今度は200万の数を出してきたがレーザー種は在庫切れのようなのか、すでにレーザー照射はないのに3度目のHLVはやはり一定の高度で爆発四散した。元々ある一定の高度に達すれば、自動的に爆発するように爆弾が仕掛けられていたのだ。

 

また大量の鉄の槍が空から、降ってきたのだ。レーザーがなければ、もはやBETA側に空からの攻撃を防げる余裕はなかった。つまり15万の戦力が一気に削れはしたが、いまだに生き残っているBETAはいるが体中に鉄の槍が入っているために、ほぼ運動機能が完全にやられてしまったBETAしか戦場にはいなかった。

 

もはやなにもできないBETA側に対して、火星軍と地球側との連合軍は攻撃を開始することなっていた。

 

そしてなによりも、レーザー級のレーザー攻撃がないのだから旗艦ベクトラからは

 

「全砲塔を開け、続いてミサイル攻撃をモビルスーツ隊の発進の援護の為に、約30秒だけ援護射撃。後は作戦に従って艦隊は移動しつつ、攻撃を再開しろ」

 

「後方砲撃部隊に伝達して、その位置に対して、砲撃支援を30秒だけ行えと伝えろ、いいな」

 

「はい繰り返します、 ポイントチャーリーα―プラス5から、ポイントデルタ、セブン7までの地域にたいして、後方の砲撃部隊は全力砲撃をお願いします、 ハイヴ突入部隊が突入するまでの30秒間だけお願いします。データはそちらに回します。」

 

「「「「「「「「「「了解、確かに砲撃座標を受け取った、特大のプレゼントをBETAのくそ野郎どもに大量の鉛玉をプレゼントしてやるぞーー 砲撃開始」

 

どん・・・どんーーー どーーかんーーー 陸上戦艦からの砲撃や量産型ガンタンクやガンキャノンからの正確無比な砲撃が次々と飛んでいく、4か所に配備されたライノサラス型50機以上も同じく攻撃を介していた。

 

BETAの大量の死骸は軍隊がハイヴに進行するためにはジャマでしかない、つまりライノサラス型のハイメガ砲によってその死骸その物を消滅させまくっていた、中には生きているBETAもいたはずだが、そんなものは関係なしに消滅させまくっていた。

 

空からはベクトラをはじめとするクラップ級20隻が一斉に砲撃を開始している中でこちらも砲撃をしつつモビルスーツ部隊発進をしているのだから、その部隊練度は圧倒的に高いことがうかがえるのだ。

 

実際にブライトの厚い激励が飛び交う中モビルスーツデッキではアムロ達がモビルスーツに乗って順番に発進していく。

 

「アムロ・レイ、νガンダム 出ますーーー】

 

アムロが乗るνガンダムがベクトラから発進していく続いては改ペガサス級からは地球側からこの船に乗り込んできている人々か次々に割り当てられた、トルネードガンダムの強化型や改造機に乗ってはカタパルト発進していく。

 

地球側との戦術機では、普通に性能差が有りすぎるために、戦術機は戦術機で一まとめにして、運用する方式が取られている為に、ラヌア軍事基地とテルボラ軍事拠点から次々とハイヴへ向かっていく、またこの日の目に配備されている量産型ガンタンクやヘビーフォーク級陸上戦艦5隻が共にいるために戦術機の指揮や補給問題なく進んでいた。

 

 

そして止めとして、宇宙からはようやく待たされていた、ラー級とクラップ級から編成された1個艦隊はハイヴ上空へ降りる為に降下準備を行っていた。

 

 

「よしビームシールドを展開させつつ、降下にはいるぞ、そしてハイヴへ降下する部隊とハイヴ周辺を殲滅する部隊合流する部隊はコクピットに待機しておけよ」

 

 

ジンネマン率いる艦隊は直ぐにハイヴの真上に降りる為に大気圏の中に降下していく。

 

その船体の色は赤く中っているが、だがビームシールドによって守られる艦隊にはその熱は何事もなく降下していった。

 

 

ハイヴ戦が開始されてすでに一時間が経過していたが・・・だが地球側の全ての国家・・・いいやすべての人々はこの光景を黙って最後まで見ている事しかできなかったのだ。

 

こうしてハイヴへ終結していくロンド・ベル隊の戦力と地球側の戦力との戦いはすでに始まっていたが、またハイヴから10万程度のBETA群はそのほとんどがベクトラの第一遊撃部隊によって殲滅させられていた。

 

「ウジ虫どもめ・・・・一か月ほど大量に増えたからいってもこのフルアーマーZZの部隊の大火力には、手も足も出せないかあははははは」

 

「隊長・・・・・笑うのはいいですが・・・・まだ残っていますよ そこーーー」

 

「そうですよ・・・いっけーーーーーーー」

 

「わかってて・・・残しているんだよ、お前達も功績が必要だろうが がはははは」

 

「まったくこの隊長の尻拭いはね」

 

 

「本当に嫌になるけどね・・・」

 

そもそもベクトラにはフルアーマーZZガンダムがかなりの数が配備・運用されているために、実質このような数で押すタイプに非常に相性が良すぎた為に最初のハイメガカノン砲の一斉射によって何とか砲撃から免れた上に運よく生き残っていたBETA群は3万から五万程度は再び消し飛んでいた。

 

そしてその間にハイヴを攻略する突入部隊はハイヴの跡地から突入していく部隊が数多く存在はしていたが、

だからこそハイヴ跡からは、別のゲートがあったのかそれか新たに作ったのかはしれないが続々と10万が追加で出ていたがその全てが戦車級10万という編成であった為に、ネェル・アーガマ部隊・ベクトラの部隊と陸上戦艦部隊の砲撃戦・艦砲射撃によって次々とBETAの戦力が消えていった。

 

後方から安心して、大量の砲撃を打てる部隊が普通に、活動できるのだ、おまけに補給部隊は、護衛部隊に完全に守られているのだから、どう頑張っても、BETA側が逆転できる要素はほとんどなかった。

 

これが火星軍の本気の力を地球側に見せたハイヴ攻略戦中であった、未だにハイヴ攻略戦は続いているのだ。

 

突入部隊がハイヴ内部を攻略するまでは外の部隊は頑張ってハイヴ内部のBETAの群勢を出して少しでも突入部隊の疲労を減らす必要があったからだ。

 

 

 

 

 



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フィンランド領ロヴァニエミにハイヴ攻略終了

時はアムロ達、ロンド・ベル隊の本体がハイヴに突入する前に話は戻り、

 

フィンランド領ロヴァニエミにハイヴ攻略作戦開始が開始されてまだたった30分経過していなかった。

 

それでも火星軍のモビルスーツの性能差とまた艦艇の性能によって、まったく新しい作戦内容によって、事実上BETAの巣と呼ばれるハイヴを吹き飛ばすわ、HLV降下作戦によって、その巣穴から出てきた、300万以上のBETA軍団すらも最終的には消し炭にしていたのである。

 

だかここで誤算が発生した、それは火星軍の突入部隊がハイヴ内部に入ろうとゲタなどを使って、ハイヴの真ん中に空いた大穴から入ろとした瞬間・・・

 

ごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごご

 

地上部隊にも伝わっているほど巨大な地震の発生源の源がハイヴの大穴からミミズの様な巨大な何かが張って出てきた。

 

「なんだあれは・・・あんなものがハイヴに・・・ハイヴにいたのかよ」

 

テオドールは驚くしかない、せっかくここまで順調にBETAの軍勢を地上で倒していたのだから、もっともHLVから降ってきた鉄の槍の爆撃作戦によってほぼすべてのBETA群の運動神経などがやられたことで、動いているBETA並びに死体にも死んでいるかどうか確認するために。

 

 

トルネードガンダムのビームガトリング砲2門を使って、テオドール機もBETAの軍勢を倒していた所だったのだ。

 

他の国々の戦術機部隊も一緒であった、彼等は司令部付であり、ビックトレー級など近くに配備されている状態で、周囲の護衛として部隊を動かしていたこともあり、そのデータは戦術機部隊にもきちんとデータを残すことになる。

 

 

そしてこの巨大のミミズが合計五匹がハイヴ跡地から出てきたは火星軍にしてみればわかっていたBETA級であった、その為かブライトは即座に命令をだす。

 

 

「地上班と空中班に再度命令をしろ、ハイヴから現れた新型BETAを母艦級と呼ぶと、そしてそのまま地上班と合流後、周辺残敵掃討。確実に敵殲滅後に、突入部隊を送り出すための我々の新兵器を投入するということもだ」

 

「「「「「「了解です 各部隊のリーダー機へ・・・地上部隊と空中部隊は引き続きBETAの死体並びに瀕死になっているBETAを消滅させてください、こちらの新兵器の投入後にハイヴへ突入するように」」」」」

 

その命令を聴いた多くの火星軍の部隊の空中部隊がまずは母艦級へジェガンのビームライフルで攻撃してみると。

 

ジュウ

 

確かに母艦級にはビームライフルは効いていると思われたが、その傷はすぐに修復していく。確かにBETAは自らの傷を治す自己修復能力は持っていたが、だがあまりにも早いほど治っていくのだ。

 

「ちっ・・・だめです・・・ジェガン一機の一発のビームライフル程度では・・・新型BETAへ表面的な傷をつけれますが、すぐに修復するほど修復能力とタフさがあります」

 

これでもこのジェガンのパイロットは圧倒的にベテランである、すぐにどの武装の攻撃が一番効くか、色々と仕掛けていく、無論今度は12機編成で仕掛けるが。

 

「だめですね・・・実弾系はほぼ効きません、対艦艇用の巨大ミサイル4発ですら・・・ダメージなしですよ・・・ユニコーンなどのビームライフルを持ってこないと無理なタイプですかね・・・」

 

「ただ動きがあまりにも鈍いのが救いだろうな・・・これで1分で100メートルも進むとなると地上では大変だろうな・・・」

 

実際にこの母艦級のようにビーム兵器に耐性を持ち自己修復能力も高いタイプは、普通はいない。つまりここ2か月近く、ハイヴから一切のBETAが出てこなかったのは、これを作っていたからだと誰もが思い知った。

 

「ちっ・・・各機の母艦に連絡をしろ・・・・ノロマは通常のモビルスーツの通常火器では全く効かないということをな・・・ビームサーベルを最大出力で切ったとしても・・・10分程度で修復が完了してしまうタイプだ・・・ちっ 厄介だな」

 

「了解です・・・隊長」

 

そのためかその通信を貰った後詰の分艦隊が早々と大気圏を突破してきた、ジンネマン率いるロンド・ベル隊の分艦隊が、ハイヴが有った上空1万メールトから次々とメガ粒子砲とミサイルの弾幕を必死になってハイヴ周辺に叩き込んでいた。

 

この時間を使ってすべてのモビルスーツは一度各々の母艦へと武装やモビルスーツへの補給をするために戻っていたのだから。 

 

流石に上からの攻撃が開始されると【母艦級の改良型か試作機】なのかはわからないが、戦艦や巡洋艦クラスの動力炉が出す大出力によって放たれるメガ粒子砲の攻撃は確かに大気圏内でビームは減圧して威力も弱くなるが、それでもモビルスーツよりも圧倒的な砲撃力によって、母艦級が次々と沈黙していくが中には修復能力が強かったのかそれとも砲撃からうまく避けた生き残りもいたが。

 

「まだだ まだモビルスーツ隊はまだ出すな、ぎりぎりまで粘ってBETAを巣穴から全て吐き出すまでは踏みとどまれ、モビルスーツ隊も援護ができるならカタパルト上から援護射撃を開始しろ」

 

実際にラー級が10隻・クラップ級は20隻もいるためか、その搭載モビルスーツの装備も、地上戦をするために持ってきたモビルスーツではあったが、ここには一番火力があるモビルスーツ、ユニコーンガンダム、ユニコーンガンダム2号機「バンシィ」が共に並んで、ビームマグナムの一斉射も行っていたのだから、ハイヴ跡から出てこようとする、BETA師団もビームマグナムの一斉射には、流石にかなわないようで。

 

「本当に気持ち悪いですね、リディ少尉」

 

「確かにな。だがなバナージ、地上では戦っている味方の援護が先だ。それにまだフェイズ2の段階だ。フェイズ3の段階に上で待機している秘密兵器で砲撃してから艦隊に残っている。殆どのモビルスーツ隊もハイヴ跡に降下してハイヴ内にもぐって最深部を叩く任務があるからな、出来うる限りここで敵の兵力がそいでおく必要があるんだが」

 

「でも流石に多いですよ、ビームマグナムでハイヴ内を直接狙っていますけど、まだ出てくるなんて」

 

実際にユニコーンやバンシィの二機の火力は、十分すごすぎるが、ビームマグナムはその性質上、一発撃つだけでもエネルギーパックを1個丸ごと消費するためにラー級のカタパルトデッキにはすでに合計あわせて20個のエネルギーパックが散乱していたが、おかげで母艦級の中から現れる小型種や中型種なども軒並み消滅することになった。

 

だが同時に、ユニコーン2機ともすでにビームマグナムのエネルギーパックは完全にカラになってしまったのだ、予備もカタパルトに置いておいたがそれすらも使って射撃したのだから、なくなって当たり前と言えた。

 

「リディ少尉、そろそろ補給が必要ですよ」

 

「分かっている、こちらバンシィとユニコーンは一度補給の為に艦へ戻る後は頼む」

 

「了解だ、こちらは百式のメガ・バズーカ・ランチャーがあるから 十分に補給を行ってこいよ」

 

「「了解です」」

 

こうして、バンシィとユニコーンガンダムは、ラー・カイラム級に戻っていく。またカタパルトデッキに散乱したエネルギーパックも回収しつつ行っているために若干遅れる。だが代わりとしてメガ・バズーカ・ランチャーの火力も十分なのでやはりハイヴの穴からは出てくるBETAは徐々にだが減っていた。

 

 

この時点ですでにハイヴ側の損失は、三百万以上と新型種も入っていたこれが歴史が正史通りに、進めばここのハイヴのBETAの数は二十万以下であったのは間違いではなかったのだ。

 

そもそも話BETAは資源採掘用の機械なのだ、つまりだある一定の領地かまたは地域を抑えているのであれば、要塞級も突撃級も戦車級もレーザー級もそれほど必要ではないために、

 

オリジナルハイヴの命令で、BETAを作る資源があれば、それを宇宙へ打ち上げるために使うのが当たり前の指揮命令系統であったのは言うまでもない。

 

しかもすべての種は、リサイクルが可能なために、そのほとんどが無駄にはならない構図となっているのがハイヴではあったが現状の歴史ではハイヴ側としてはあまりにも強い自然災害を何とかするために、既存の種の改造種をハイヴ独自に作り出そうとしていたが、結果二度目の失敗してしまった。一度目は重レーザー級であった。

 

確かに国連と各国の共同軍のみで戦うことになったら、G弾が必須だと思われる案件であったが、今のこの戦場は圧倒的に火星軍有利に進んでいた。

 

ハイヴ内に蓄えられていたほとんどの資材などをこうして突撃級や戦車級、要塞級・レーザー級などに作っていたが、そのほとんどが現状の火星軍の圧倒的な攻撃力でどんどんと戦力が解けているのだ。

 

 

そしてそれを黙ってみているのが今の国連や各国のテレビ中継で見ている市民や軍事関係者の連中ではあったが、確かに新型種がハイヴから出てきたときは世界中の人間は

 

「もうだめだ・・・あんなのがハイヴ内にいるのでは・・・どうあがいても戦術機部隊の身でハイヴ攻略なんて・・・夢のまた夢だ」

 

と一部の技術者は騒いでいたが、結局は宇宙から降りてきた後詰の艦隊の砲撃で全て新型種が消滅したことで、再び地球中の人類は大きな歓声を上げていた。

 

そしてそれぞれの国民達が最初のハイヴが消し飛んだ映像がやはり一番の衝撃で有ったのは言うまでもないがそれでも戦場の映像は流れ続けていたのだ。

 

そんな時に、ヘビーフォーク級に量産型ガンタンク部隊を守っている地球の国連軍の戦術機は一部を除いてはアメリカ政府が威信をこめて作り上げた第二世代機の戦術機大隊で構成されていたが。

 

 

「なんだよ、こちらブラボー1。BETAなんて 赤いクソやろうの姿も見えないぞ」

 

 

「こちらはアルファー1。量産型ガンタンクの護衛についているが、こちらも同じく異常はないな」

 

 

「ベータ1。同じく、それにしてもあの艦隊の攻撃は反則だろう、ハイヴの上空からの直接攻撃か、しかも全て粒子兵器かミサイル攻撃だぜ、忌々しいBETAも姿形も綺麗に消えている、からこそ来ないだろうな」

 

「こちらはイエロー1。確かに、それにしてみても、あれほどのハイヴを簡単に吹き飛ばして、300000以上はくだらないほどの数を簡単に倒せるなんて上はデータを集めて来いといっているけど・・・」

 

「こちらブラボー1。無理だろう、あんな中に入れば幾ら最新鋭機の戦術機といえども消えてなくなるぞ、自殺はごめんだ」

 

「確かにな、実際にほとんど動かずにあの忌々しいハイヴが攻略できるなんてなんだが複雑だが」

 

実際にヘビーフォーク級の周辺に集まっているが各国の戦術機大隊や中隊も実際には火星軍の戦闘データをほしがってはいたが、まさかあんなビーム兵器やミサイル兵器が飛び交っている中に突入するほど現場が見えていない指揮官はだれもいなかった。

 

そんなさなかに再び大気圏を突破してくる緑色の巨大な大きな物体がハイヴの大穴めがけて落ちてきた、そのサイズはHLVよりも大きくまた大気圏を突破してきた爆弾か何かと考えていた各国の首脳部と軍部の上層府は次の映像に驚くしかない。

 

それは火星軍ではアプサラスⅢと呼ばれる拠点強襲用モビルアーマーの改造機であり、その火力は一機でアメリカの最大軍事拠点も落とせるレベルの威力の砲撃を打てるモビルアーマーであるのだ。

 

それの威力を今ハイヴの中に発射しようとしていた。

 

「いいのか、アイナ・・・確かにアプサラスⅢの砲撃命令はマーク閣下から出されていたが・・・」

 

「わかっていますシローですが、あのような母艦級が出た以上は中のハイヴがどのように新種がいるかわかりません・・・ならばこれで少しでも突入部隊の障害を排除するためにこの一撃を打ちます」

 

「わかった・・・ならば・・・修正ポイントは デルタ・・・四マイナス・・・ブラボー四だ・・・」

 

「了解です」

 

ぱちぱちとアイナが射撃用に作られた射撃修正補正用のパソコンに今の修正ポイントを打ち込んでシローは機動修正も同時に行っていた。

 

「打ちます・・・シロー・・・」

 

「了解だ・・・こちらアプサラスⅢよりハイヴを攻めている各部隊へ・・・・射撃後の様々な被害予想地点を送る・・・現状から離れるように・・・」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」」

 

 

そして十分が経過した次の瞬間空中に止まっているアプサラスⅢの砲撃ユニットがゆっくりと開き・・・巨大な光がもれつつ、そのままその巨大すぎる光はハイヴの跡地・・・母艦級が現れた穴に向かって一気に放たれていく。

 

そして次の瞬間・・・地震かそれとも地鳴りのように大地が揺れていく、当たり前だがアプサラスⅢは元々ジャブロー攻略兵器で有った。

 

戦術機部隊の装備している震度計や様々な計器類はうち一部計器が壊れるほどのあり得ないほどのエネルギー量とこの大地が揺れるほどのエネルギー量はこの戦場にいる者達にしてみればあり得ないことであった。

 

つまりその射撃能力をZZのジェネレーターに取り換えるとどうなるか・・・

 

ハイヴの中に残っていたBETAや広場など呼ばれているほとんどが消滅していく、そして反応炉を守っている扉などもアプサラスⅢの砲撃に発生した衝撃波に確実にダメージが残っていくのは仕方がない。

 

スリーピングドリフトの中にいた小型種の多くもこの衝撃波によって消滅していく。

 

そして、アプサラスⅢの砲撃後五分後ネェル・アーガマから一機の可変機が飛び立っていた、これこそが火星軍の事実上の切り札であるウイングガンダムであったがすぐにバートモードから人型に変形するとハイヴ内に一気に突入を開始すると同時に上空で待機していた艦隊が次々と高度を下げて3,000ほどになるとジェガン部隊を筆頭にモビルスーツ部隊を発進させていく。

 

「第一波モビルスーツ部隊は出ろ、続いて補給が完了した、ユニコーンガンダムとバンシィーの二機はフルアーマーの状態で出せ、あとは直営のモビルスーツ部隊は、母艦の警護並びに、地上ハイヴ跡の警戒警護だ、地上にはもうBETAは残っていないとおもうが、それでもハイヴからの隠しの入り口ぐらいはあるはずだ、そこから漏れ出たBETAの始末を頼むぞ」

 

「了解です。フルアーマーユニコーンガンダム、バナージ・リンクス、出ます」

 

「いくぞ。フルアーマーバンシィ、リディ・マーセナス少尉、出る」

 

次々と発進していくモビルスーツ部隊を見て、ネェル・アーガマ部隊に配備されたペガサス級に補給として戻っていた契約者達のガンダムチームも慌てて発進していくが、すでにハイヴ内はモビルスーツ100機とユニコーンガンダムやバンシィがいる中では遅すぎる再出撃で有ったのは言うまでもない。

 

 

「これがハイヴの中なのか。たが上層部は完全に沈黙している、しかも撃破されたモビルスーツの姿は一機もないが、センサーに反応しているだけでも動いているBETAはいないぞ」

 

「テオドール、愚痴を言わずにさっさと奥に進むぞ。我々の機体は戦術機と違っているがそれでも飛べないわけではないからな」

 

「そういうことよ。それにここからさらに50メールト奥にマーク中将が乗っているモビルスーツの反応があるわ。それを目指して進みましょう」

 

「確かにな。全くあの中将!あんな化け物機をもっているなんて、あの時の交渉では分からなかったぞ!さすがにな」

 

実際にテオドール達は、一度はウイングガンダムとは遭遇はしているが、それでも地球側に侮れないようにするための戦力ではないと勝手に予想はしていたが、実際には違っていたのだ。

 

元々ウインクガンダムの別の人物の機体ではあったが、同時に今はマークが自らの、専用機とするためにフル改造してしまった機体でもあったのだから。

 

今回はチャージ方式のバスターライフルを装備してさっさとハイヴ内にアムロ達と一緒に突入してしまったのだ、契約者達も愚痴の一つでも言いたいのが本音だったりするが。

 

それでもちゃんとハイヴ内部を進んでいるのだから、地球側としては、それでも十分すぎるほどの戦果ではあるのたが。

 

「仕方がないですよ。そもそも火星軍の中将様です。それに彼がいなかったら私はガンダムにすら乗れませんでしたから」

 

「確かにそうだな。幾ら英雄といわれようが、同じくモビルスーツに乗れたか、どうが、微妙だったからな」

 

「それにソ連としても、ここの奪還は是非とも行ってほしいと思っています、ここさえ奪還すれば欧州側から色々とできることが広がります」

 

 

「日本としても、そうだ、この武者ガンダムの装備の一部でもいいから、日本は欲しがってはいるが難しそうだな」

 

こうして武者ガンダム、ナイトガンダム、フルアーマートルネードガンダムの編成は一路ウイングガンダムの反応がある地点に向かって進んでいくが。

 

道中は殆ど抵抗らしい抵抗はないために五分もかからずウイングガンダムが出している。電波の集合場所に集まることができていた。

 

それほどまでにアプサラスⅢの砲撃能力が優秀で有ると分かってしまった瞬間でもあった。ところどころがガラス化していたりするのだから仕方がない。

 

他の所は、ジェガン率いる100機のモビルスーツや、フルアーマーユニコーンガンダム・バンシィの部隊に引き寄せられて巣の中に残っていたBETAのほとんどはそちらに向かっていた、またFAZZ60機も同じくフル武装でハイヴ内に入り、徹底的にハイヴ内部の様々な場所をその大火力で破壊しながらマッピングを繰り返しているのだ。

 

これらの結果、契約者達は戦闘らしい戦闘もなくてついにはハイヴの最深部に到着していた。

 

アムロ率いるνガンダムがいる部隊も周辺の警戒をしているのだから、どれほど簡単にハイヴの最深部にだどりつけたのかが、分かるようになっていた。

 

「ようやく来たか・・・遅かったな」

 

「ここがハイヴの最深部か」

 

「本当に到達したんですね、私は・・・いいえ私達は」

 

「確かにな、機体性能のおかげとこれが火星軍の実力かよ」

 

「まったく、ソ連もそうだけど東ドイツ軍もこの事態にもう少し慎重になるわね」

 

「アイリスディーナ、分かっているわね?もしここで功績を挙げたら祖国としても・・・いいえ、地球人類として、はじめてのハイヴ攻略部隊の一人となるのよ」

 

「祖国の英雄といわれた自分が、まさかハイヴを攻略できるなどとは・・・・・・次の攻略作戦は、やはり火星軍の力を借りなければ駄目だろうな」

 

ようやくそろったか、ではこれよりハイヴの最深部にあるあの巨大な青い物体に対して、これを使用する」

 

するとウイングガンダムが持っていたバスターライフルから光がたまっていき。

 

「これで終わりだーーーー バスターーーライフル発射ーーーー!!!!」

 

ウイングガンダムの持っているバスターライフルから放たれた巨大すぎる光の大きさは、巨大な青い物体ごと巻き込んでさらには周りをガラス化するほどの高熱を放っていたことが判明したのだ。

 

さすがに契約者達のガンダムチームからも十分に観測できていたがなによりもその熱量が恐ろしかった。

 

「なんだよ、この熱量は・・・ネェル・アーガマの主砲といい勝負じゃないか」

 

「これほどの火力をモビルスーツに搭載したというの火星軍は」

 

「すごいです、トルネードガンダムの改修機でもここまでの火力は出せませんよ」

 

「トルネードガンダム六号機もだな、ただの実験機であり強襲型がコンセプトらしいからな」

 

「武者ガンダムも同じだなコンセプトの違いだ」

 

「ナイトガンダムも一緒よ。ほとんどが実弾件や実剣とかしかないわ」

 

それから一時間は最深部においてネェル・アーガマ部隊のガンダムチームは、生き残りのBETAを別のハイヴに移動する前に残敵と呼べる30程度の数しか倒せてはいなかった。

 

ほかのBETAはすでにアムロや歴代のモビルスーツのパイロット達がここに来る前に大量に片付け後だったからだ。

 

「これでラストです」

 

そして、ヴィヴィ機のビームライフルオート連射十二発によって最後の一匹である戦車級はさんざん打ち抜かれてそのまま死亡してしまった。

 

ヴィヴィにしてみれば一度の出撃で死にかけたBETA級の種類と同じなのだ、保険として何発もぶつ混むのは仕方がないことでもあった。

 

これによりフィンランド領ロヴァニエミハイヴ攻略作戦が事実上の終了を迎えることになった、無論まだハイヴ周辺が完全にクリアとなっていないがだがBETA側の拠点をつぶせたことはこの放送を見ていたすべての地球人の心に深く刻まれる歴史的な1ページとなっていく。

 

そして、フィンランド領ロヴァニエミの周辺地域の安定化にはまだまだ時間がかかっていのである。

 

それは近くにヴェリスクハイヴとミンスクハイヴが存在している為に直ぐに旧ハイヴ周辺の軍事基地化とまた欧州側にしてみても、絶対防衛ラインを新たに構築しなおす時間が与えられた。

 

国連軍の殆ども、またこのハイヴ跡を軍事基地化に最初は戸惑っていたが、だが時間がない上に、ハイヴ周辺は綺麗に平地されている為に、大部隊のミディア級のピストン輸送ができることも、基地化を促したのは言うまでもなったが・・・

 

そして月日が流れて、1984年十二月20日頃には旧ロヴァニエミハイヴ周辺に一大軍事拠点と施設が誕生していた。

 

またこの軍事拠点にはへビィフォーク級が5隻。量産型ガンタンクが300 61式戦車が3,000両 ミサイル砲台3,000などが整っていたが同時にアメリカの意思もまた存在していたために・・・。

 

最新鋭機のイーグルが160機ほど配備されており、ハイヴの攻略に参加した戦術機、というブランド名を地球上でほしいままにしていた。

 

これはさすがに、第二次戦術機の生産ラインがととのいつつある、結果でもあったが・・・。

 

さすがに第一次戦術機の時代は、すでに性能的以外ではハイヴを攻略するという戦略上や戦術上の意味でも利用価値が失っていたのだ。

 

現に火星軍の巨砲さえあればハイヴの上層部が消し飛ぶことが分かっているために問題の定義としては、戦力となるための新しい戦術機の開発とそのデータ撮りようにこうして大量に元ハイヴ基地に配備されてはいる状態なのだ。

 

このような大量配備も後々戦術機の大量運用のデータや整備データにも生かせることが、分かっているために、こうして配備されているだけなのだ。

 

また一部ではあるが、ロンド・ベル隊の艦隊の一部からラー・カイラム級3隻クラップ級7隻から伴う艦隊とモビルスーツも配備されていた。

 

これは、国連側がさすがに自らの防衛力で守り切れる自信がないために火星政府と軍隊にハイヴの戦いの後に色々と交渉した結果こうして配備させているだけなのだ。

 

それでも、地球上では火星軍と合同という名目で初めてハイヴを落とすことに成功していたことで、欧州側の人間は大いに、最初の一ヶ月近く喜んではいた。

 

なんせ欧州軍としても最大級のジャマだと思っていたハイヴが陥落して、そこが現状では、欧州軍の最前線基地と同時に最終防衛ラインとなっているからであった。

 

 

こうしてさらに時間は経過していく。



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ハイヴ戦の後に

地方の名前とか 間違っていたら 指摘お願いします 地図を見ながら書いているので間違て書いている可能性もあります。


1985年2月20日頃には旧ロヴァニエミハイヴ周辺に一大軍事拠点と施設が国連軍主体で火星軍の力も借りて無事に作り終わっていた。

 

施設や軍事拠点等、物資は多くは火星軍が持っているミディア大輸送部隊とその指揮用に用意されたガルダ級三隻も投入していたのだから、終わって当然なのだ。

 

そしてフィンランド周辺の地域の防衛力は火星軍今や地上の主力として配備が進んでしまったライノサラスと陸上戦艦とガルダ級が配備されてる基地は完全にフィンランド亡命政府が火星軍の戦力をあてにしたために土地ごと貸し出したのだ。

 

ソ連領アルハンゲリスク州ヴェリスクハイヴから出てくるBETA群勢を倒すのも火星軍と国連軍の両方に使われていたのだ。実際にフィンランドとソ連は地続きであるために、十万規模のBETAが一週間おきにやってくるのだ。

 

その間には妨害用の地雷などは存在してない。半年もBETAの勢力系内で有ったのだ。地雷や植物も何もかも綺麗に消え去ってしまったただ広いだけの大地しか残っていなかった。

 

ロヴァニエミハイヴ跡地は国連軍の管理の元、一大軍事施設と拠点になっていた。これは少しでもハイヴ跡地から火星軍の使った兵器の一部やデータの入手並びとハイヴ内部の正確なデータが欲しかったこともある。

 

また地理的にも旧ロヴァニエミハイヴの近くにソ連領アルハンゲリスク州ヴェリスクハイヴとソ連領ベラルーシ州ミンスクハイヴの二つも存在している事で、火星軍もネプチューン作戦後からポーランドに色々と支援や戦力を振り分けていたこともありミンクスハイヴに近くの最前線国家となってしまったのが復興中のポーランド政府にそのような資金も資源も出せるわけなく。

 

ポーランドは【ビャウィストク地域】【ブレスト地域】【オルシャティン地域】の3か所の火星軍が一時的に軍事拠点として使ってもいいと許していた。そもそも国土の8割をBETAに奪われてしまったことで自国の軍隊の予算すらも国連に頼るのが実情の国だったのだ。

 

フィンランド方面軍がミンクスハイヴからでるBETAの軍勢を火星軍の力なしでは無理であるのは誰もがわかっていた。特にライノサラスの整備にはそれなりの規模の施設や軍事拠点が必須であった。

 

 

結果この3か所をポーランド政府から渡された火星軍はあの最初のハイヴ攻略戦時にもきっちりと仕事をしており、フィンランド地方に向かわないようにわざわざミンクスハイヴに攻撃を仕掛けて、BETA群の間引きをおこなっていたのだからすごいと言うほかなかったのだ。

 

 

また旧リトアニア国もミンクスハイヴから出たBETAによって一度は滅んでいる。亡命政府が国連内部にひっそりと残っている程度であるが、そこからもきっちりと火星政府は交渉をすることで、【ビリニュス地方】【ウテナ地方】そしてラトビア国もほぼ同じであるミンクスハイヴの近くにあるために、ソ連と欧州の支援によってなんとか踏みとどまっていた国だった。バルト海がBETA側に落ちればノルウェー側もよりつらい戦いをしなくてはいけないからだ。

 

 

ここで火星軍の力を借りるためには、【ダウガフピルス地方】と【ダグダ地方】にも火星軍の戦力を振り分けないと守れないほど戦力がなくなっていたのだから・・・。

 

この時のソ連は自らの国境を守る国々への支援を徐々に減らしていた時期でもあった、ソ連にしても自らの領土に2個以上のハイヴが乱立している上に第三計画のスピンオフ計画も始動していたのだから、資金が足りなくなるのはあたり前であった。

 

 

つまりこれによってラトビア国も実質BETAの勢力に飲まれそうになりかけたが、ロヴァニエミハイヴ陥落並びにその周辺のBETAも排除に成功した火星軍の実力を頼ってしまうのは仕方がない。

 

またロヴァニエミハイヴ攻略のために国連軍主体で集められた各国の軍隊の大戦力も無傷なのだ。ハイヴ内部に確かに入ってはいるが、その入ったのは火星軍が完全に制圧した事を発表した1週間後なのだから、仕方がない。

 

この間の火星軍はハイヴ内部に存在する火星軍の技術などにつながるモビルスーツの破損した武装や装甲の一部またはエネルギーパックを見つけては地道に処理をしていた経緯も存在していたのだ。

 

この時ハイヴ奥地にある反応炉跡地に徹底的にユニコーンガンダムのビームマグナムやウイングガンダムのバスターライフルによって破壊され尽くした後であった。

 

マーク曰く。

 

「あんなものを残して置ければ人類は、確実に第4計画を主導させますよ、香月博士がいなくても、今から第4計画が始まれば、BETA側との情報のやり取り位は可能になるほどの技術は蓄えますし、作れますよ」

 

「実際に俺達が並行世界から来たという証拠を今の地球の人類は確実に手に入れていますからね。ガンタンクやガンキャノン等モビルスーツや戦車などはこちらの技術では作れないものです」

 

確かに言われてみればそうなのだ。地球人類と似たヒューマノイド生命体しかもBETAを倒すだけの技術や戦力を有しているほか、交渉もできるのだ。どうせ地球側ではDNA検査技術もあるかもしれないと踏めば。

 

火星軍のDNAマップが地球人類と完全に同じであると分かってしまうのは、誰だってわかっていたことであった。

 

後に並行世界という単語も生まれるかもしれないと考えれば、当たり前の処置でしかない。

 

特に00ユニットなんて凶悪な物なんて生まれない方がいいと火星政府と軍上層部の判断であった。

 

あんなものが作れられる組織、また基地があるならば火星軍の全戦力を投入すると地球へ偵察する前に火星の議会で決められた決定事項で有った。

 

 

そんなわけでロンド・ベル隊は本隊も含めて佐渡島要塞の軍港に一部の艦隊を除いて集合していたのだ。

 

これには仕方がない、主に火星側の事情が入っていたりするのだ。いくらハイヴをハイメガ砲で吹き飛ばしたとはいえ、3百万以上のBETAを相手にしていたのだ。艦艇の物資もモビルスーツの武装も機体も小破・中破をした機体もそこそこの数存在していた。

 

それらのデータを捕るために機体や破壊された武装なども一緒にもっていくしかなかったのだ。だからこそここまで厳重に警備をするために集まっているのだが。

 

実際にこの軍港には宇宙へ艦艇が行くためのブースター施設があるために艦隊へ装備させる為に集まっていたこともあり、インド方面軍とポーランド方面軍とアンバール方面軍に回された契約者達以外が会議室に集合させられていた。

 

 

 

また一時期は50機以上を超えていたがライノサラスは【ポーランド方面軍】【インド方面軍】【アンバール方面軍】の3方面に再配備されていた。

 

あの陸上戦艦も同じく再配備に伴い分散されることになってしまったが、地球側では戦力の分散と言われているほどされていたのだ。

 

簡単にいえばウテナ地方には陸上戦艦2隻、ライノサラス型5機である。他には量産型ガンタンクも200機配備されている。

 

火星軍が作った仮の基地施設も陸上戦艦やライノサラス型を整備できる程度の申し訳ないレベルの基地施設である、レーダー装置はあるが基地には砲台が一切ないのだから、地球側が心配するのは無理はない。

 

その分飛行場や格納庫が多く作られていたりもした。特にゲタ系は頻繁にモビルスーツを乗せるために、その整備が大変であったり、飛行や着陸には最低でも十二機はゲタ装備型モビルスーツが着陸できるほどの広さがなければ話にならないのだから。

 

砲台がなくなったのは仕方がない。むしろ大量に配備されたガンタンク部隊が砲台の変わりをしている程度なのだ。

 

このような基地がポーランド方面軍には多くみられていた。また地球側も近くに国連軍主体で本格的な軍事拠点を作り、ポーランド軍を主体として一部の国連部隊が入ることでせっかくBETA側から取り返したポーランド地方の防衛力を高めている最中であった。

 

フィンランド方面軍はラー級とクラップ級はそのまま配備中であった。モビルスーツジェガンに多くのバリエーション機が存在しているために、大火力機などに装備の換装は簡単にできるようになっていた。

 

特にスターク・ジェガン機はフィンランド地方軍に多く配備されたジェガンが選んだ換装装備であったのは言うまでもない、スタークジェガンに搭載されている核兵器に匹敵する巨大ミサイル四発には対レーザー塗装をしているためにレーザー種のレーザー攻撃では巨大ミサイル四発を迎撃されないようにしているのだ。

 

 

このフィンランド方面軍が投入されている戦場でもスターク・ジェガン十二機編成による、両肩に装備されている巨大ミサイル四発が十万以上のBETA群に向かって飛んでいく。

 

 

「今回の出撃でもまた一緒の工程ですか・・・ジェス隊長」

 

「仕方ないだろう・・・我々はロンド・ベル隊に入っている上に火星軍としてきちんと地球を救うための戦いだ・・・こんなまっすぐに動くしかない脳がない化け物相手でもだ」

 

「でも暇っすよ・・・・・うちらは元々アングレッサーチームっす・・・・特に格闘戦用にチューンしたこのジェガンタイプをわざわざスタークにしてミサイルを化け物にたいしてぶっ放すだけ帰るだけの任務なんて」

 

「そうです・・・格闘戦がやりたいですよ 隊長ーーーーーーーーーーー」

 

そんなつまらない会話をしつつも、しっかりと巨大ミサイルはBETAを目視すると・・・そのまま先頭を走っている突撃級百匹の中心に行くとミサイル一発が自動的に爆発する。

 

そのミサイルの爆発を最後まで確認するのがこの部隊の連中の任務であった、最初のBETAの群勢の多くは下駄ばき装備でありなおかつ大火力装備持ちのジェガン部隊が担当するのだから。

 

そしてその映像はジェガンから衛星に送られて、彼等の現在の本部があるフィンランド基地に戦闘データが送られてそれらのデータが陸上戦艦や砲撃部隊のガンダンクが受信して、一斉砲撃をするというある種のルーチンワークがこの戦場では作られていた。

 

地球側に配慮していまだにミノスキー粒子の情報も散布も行っていない戦場であるのだ。

 

 

そしてその巨大ミサイルの威力は地球側が持つ核兵器と同じではあるが、だか核を積まないままこの圧倒的な威力をだせるのだ。

 

この巨大ミサイル一発で突撃級の群れの三分の二は消滅するのだ、たった一発でBETAを三千以上を巻き込んで倒すのだ。それが十二機に四発つづ塔載されているのだ。

 

40発を超す巨大ミサイルの威力によって十万近くのBETAは五万以下まで一気に削れ、残りは簡単である。砲撃部隊を中心に衛星のデータリンクをしたガンタンク部隊の一斉砲撃や陸上戦艦の砲撃によって十万は綺麗に削れてしまう。

 

無論始末としてライノサラスが投入され、BETAの十万以上の死体を全てハイメガ砲によって消し飛ばしている。これはここがBETA側と人類側との戦場になっていることからもBETA側に火星軍が使用している兵器類の情報を一切渡さないようにするための処置でもあった。

 

この時は小型種もいると考えて護衛のモビルスーツ小隊も何部隊にわけてライノサラスを守っているのだから火星軍の力の入れようがはっきりとわかる瞬間でもあった。

 

こうしてフィンランド方面軍は今日も決まったノルマを達したモビルスーツパイロット達を出迎えに行くのがフィンランド方面軍では恒例行事となりつつあった。

 

実際にフィンランドをBETA側から奪還して二か月以上も経過していた。

 

 

 



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集められた契約者達・・・そして マークの次なる一手とは

シャアの戦争とは 二手先や三手先まで読むのが当たり前だと言っていたので

今回の話はそれの最初の一手となります


 

1985年2月20日頃 激戦区がいまだに地球上はあるのはわかっていたが、マークは次の一手を打つべくすでに行動を開始するために、わざわざ佐渡島要塞に一部の契約者達をハイヴ戦後が終わった後も部隊を解散させずに手元にのこしていたのだから。

 

マークが片手に何かしらの資料を持って佐渡島要塞にある一大会議室に現れたのだ。

 

今まではマークは十月に行ったハイヴ戦の後処理や書類整理に追われていた、確かに火星軍の大本を呼び出したのはマークであるのは間違いないが、今の彼はただの火星政府の軍事組織の中に存在する一介の中将という立場の佐官クラスの人間なのだ。

 

当然軍隊もお役所仕事のために、色々と書類整理が大変なのだ、特に今回のような次の一手を打つ時は色々と火星政府にも軍隊にもこの次の一手のための計画書を作る必要があるからだ。

 

マークがいまだに火星軍や政府に重要人物として扱われているのは、倒したBETAの全てをマークにしか使えないポイントに変更されて、それを使用すると物資やモビルスーツや艦艇などがGジェネシステムによって作られることが大きい。

 

実際に地球上に存在している火星軍の三分の二の戦略物資をある程度のコストを払うことで作り出せる存在である、だからこそある程度の作戦は政府や軍部の上訴部の承認なしでできてしまうが、流石にハイヴ戦や世界に影響を与えてしまう作戦などは、火星政府や軍部などにきちんと書類や計画書を出さないといけないのだ。

 

 

そして今回の出来事は後者に当たる、つまりマークが独自の権限で動けないレベルの話になる。

 

「今回初めて我々火星軍を中心として行った、ハイヴ攻略戦からかなりの時間が経過したことでようやくその戦闘データを纏めて国連に所属している全ての国々に平等に渡すように国連に指示してきたが、交渉団のやつら結構嫌な顔をしていたな特にアメリカ人はな、それにしてもだハイヴがない国々もハイヴ内の戦闘データは欲しいようだからな」

 

これには集められた契約者達は苦笑いをするしかない、実質国連はアメリカに支配されているようなものである、それを火星軍が集めたハイヴ戦のデータを国連所属の全ての国々平等で渡せと言って実質命令してきたのだこのマーク中将閣下は。

 

 

実際に日本やアメリカや様々な国々の軍事機関の多くは国連を通してこのハイヴ戦の戦闘データを入手していたのだ、これにはアメリカ側も本来ならばこれほど重要な戦闘データを、ただ同然の値段で各国に配布するのはいやなのだが。

 

だがそのハイヴ内部の戦闘データを持ってきた相手との契約は絶対に守るしかなかった、戦力差は圧倒的であったのだから。アメリカの軍事力程度を背景に火星側に脅しをかけるバカな交渉団はこの地球上には存在していなかった。

 

 

 

特にオルタ計画関係者も、またアメリカ主義者達も、なにも出来なかったのだ戦闘データの一部改善やブラックボックス化などはやりたいのだが、それをしてしまうと火星政府との契約によって。

 

アメリカは契約の対象外とされてしまう為に今後の火星政府からの技術の入手なとが出来なくなってしまうために、結果的に出来ないという方法しか取れないわけである。

 

アメリカお得意の相手に契約書を見てないから悪いというせこい戦法は取れなくなっていた。

 

これは他の国も一緒であり、そのためか契約者が手に入れた情報はまず最初は現地にいるロンド・ベル隊のトップ達に機体のデータ全てが渡されてそこからそのデータを確認した上で色々と話し合いその結果はその手に入れた情報を開示していいかどうか? 

 

 

そんなことを決めている、現在の所は超電子砲または粒子兵器も火星軍と政府は地球側の各国には技術情報も渡さないと決めていた、そもそも粒子兵器の技術を地球側に渡してしまえば、それをBETA側が鹵獲する可能性があるのだ。

 

未だに技術レベルが低いこの地球で粒子兵器の砲台やビームサーベルまたはビームライフルなどのエネルギーの源は核かまたはG元素程度しかないのがこの地球の科学技術の現状である。

 

だからこそ、地球側の意識や意見を黙らせるという意味もこめて先のハイヴ攻略作戦も実は作戦の一端には含まれていたのだが、現場LVではそれを知っている人間は限られていた。

 

今回もそのような会議だと一部の切れ者の契約者達は思っていたが・・・・・・

 

ある意味で間違ってもいなかったりする、その証拠にマークがテレビに映像を流し始めた、それは地球上よりはるか上に存在する宇宙空間にいくつもシリンダーのような筒状の形をした巨大なスペースコロニーが映像に流れていたのだ。

 

コロニーの映像が流れて、コロニー内部にはいくつもの自然や家なとが普通に存在する映像をここにいる契約者達だけに見せているのだ、それだけコロニーなどの情報は火星側でも地球側に気楽に教えていいレベルの話ではない。

 

そんな中でもマークは普通に持ってきた資料に目を通し始めて映像の解説をはじめている。

 

「実際にはここにいる契約者の人達には、あと数日程度時間が経過すれば艦隊の修繕やメンテナンスを含めて一度我々の宇宙に存在する拠点に戻るために君達契約者達もその際宇宙へ連れて行くことになる、なお全ての艦隊のメンテおよび、君達が宇宙空間である程度戦える腕前になるまでは地上へと戻ってこないことになっている」

 

 

「それに加えて現状君達が作っている強化服は宇宙空間でははっきりといえば使えないためにこちらで用意したこの映像を見てもらえば分かるが」

 

 

そうして会場のスクリーンに移った火星軍が普通に使っているパイロットスーツとノーマルスーツの映像が現れてそこからさらにその映像の説明をマークは続ける。

 

「見てもらえば分かるが、この白を基準として大きいタイプがノーマルスーツだこれは主に整備兵が着ることと成っている、分かっていると思うが整備兵士も宇宙へ連れて行くぞ、宇宙ではノーマルスーツを脱ぐ=死亡するということだからな」

 

実際に間違ってもいない彼らが乗る改ペガサス級はカタパルトハッチ兼モビルスーツの格納庫が一緒に存在しているのだ、その為か部隊の出撃前には必ず格納庫のエアーを全てを抜くことが一般常識となっているが、契約者達の多くはそれがよくわかっていない連中もいる。

 

だからこそマークはきつい言葉を契約者達に言っているのだ。宇宙空間で死なないようにだ。

 

「また強化服を着ているパイロットの諸君も同じだ、こちらのパイロットスーツを着てもらうこととなるが、男性用と女性用がある上に、サイズもさまざまなタイプがあるからな、わかっていると思うが自分に遭わないサイズを着ていると即座に死亡する可能性が高いからな、スリーサイズなどを知られたくないということでぼかすと自分達の首を絞めることになるからな」

 

そうして見せられたパイロットスーツはロンド・ベル隊で使われている専用のパイロットスーツだった。

 

これには各国から選ばれた契約者達も驚くしかなかった。

実際には現在の地球の状況下では宇宙へ行く経験があるのは戦術機に乗っていた連中にはいなかったのだ。

 

昔はいたかもしれないが多くは戦場で散ったか、または軍部や政治家の上層部になっている可能性が高いために、宇宙へ行くことが契約者達は初めてなのだから。

 

また整備兵士の中にもまずは宇宙へはいける人間はいない、そんな人間ほど秘密計画に所属している連中が殆どで遭った為に、火星政府との契約者として派遣できなかった。地球側のこの機密計画に影響も合ったりしていた。

 

だからこそ会議室ではさまざまな連中が喜んでいた、がだれもそれをとがめる連中はいなかった。

むしろ喜んでいたほどであった。

 

「テオドールさん 私達は 私達は宇宙へ あのお月様がある場所へいけるんですよね」

 

「そうですよ テオドール本当に私は 私は・・・でもテオドールの周りにはなんだが・・・女の影が多いですね」

 

「ああ・・・そうだな カティアにリィズ」

 

実際にリィズはテオドールは別の組で有ったが今はハイヴ後は佐渡島で訓練を行っていたために、こうしてテオドールとまともに顔を合わせて話すほど仲良しになっていた。

 

だからだろうがテオドールにしてみればなぜか義理の妹であるリィズの性格や言動が若干黒くなっているように感じてしまったのだ。

 

実際にはリィズにしてみれば幾ら信頼している上司がテオドールの近くにいるとしても、その前に契約者として火星政府と契約しているために、実質東ドイツ側も権力を振るうなんてことは出来なくなっていた。

 

だからこそリィズはあせっていたのだ、自らの兄であり恋心を抱いている自分としては半年以上も兄と年が離れているのだかしかたがないのだ。

 

特に上司もそうだが、一番の恋敵になりそうな【アイリスディーナ】の体のスタイルを見た時と雰囲気を現状見ていると、如何しても二人に嫉妬しているは仕方がないのだ。

 

 

テオドールもここ訓練中もそうだが、半年という時間もあり、ロンド・ベル隊に入っているためにシュタージュに属しているベアトリクス・ブレーメ相手でも堂々と色々と聴くことが出来たのだ。

 

当たり前だがシュタージュに色々と聞くのは東ドイツしてみれはタブー中のタブーで有ったが、ここは火星軍の最大拠点である佐渡島要塞である、文句や悪口、しかも本人から色々と情報を聴いても、それだけで処罰=死亡することはない、契約で決まっていたのだから。

 

またベアトリクスとリィズの二人の経歴は一度抹消されているのだ、シュタージュに入っていたという記録がそもそも消滅しているのだから。

 

この時ほどベアトリクス・ブレーメはテオドール対して自分が思っていること、またなんでシュタージュに属している理由もベアトリクス・ブレーメは自らの感情や意識を押さえきれずにテオドールにばらしてしまった。

 

この二人の話声も周りの契約者達の歓声や叫び声で周りの連中にも聞き取れないほどであった。

 

またテオドールも恐怖の対象で遭ったシュタージュ所属のベアトリクス・ブレーメ少佐がこんな考えをしていたなんて、思っていないためと、その考えはある程度テオドールも同意できたとこも遭った上にラッキーが重なったのか、ベアトリクス・ブレーメがなぜかこけたためにそれをテオドールが支えようとして

 

「あっ・・・すまねえ」

 

「いいいえ、私もこけたのが悪いんだし、どうせこんな性格の女を抱きしめた程度、いやなことはないでしょうね」

 

二人とも偶然が重なりテオドールがベアトリクス・ブレーメを抱きしめていたのだ。

 

そして一時間もたたないうちにもちろんアイリスディーナも同じようにテオドールに自分の考えや意見を言って、その後なぜか抱き合って二人は和解してしまったが同時にその時を神様の悪戯のようにベアトリクス・ブレーメに見られてしまったのだ。

 

その後はテオドールを入れて三人が修羅場になったのは当たり前のことである。

そのためか、実はリィズのある種の感はある意味で当たっていたのだ、実の上司である、ベアトリクス・ブレーメすらも恋愛のフラグを出してしまったテオドールにしてみれば、針の筵に近いほどの修羅場が発生していた。

 

「なによ・・・私にはあんな表情してないくせに、義理の妹との会話は本当に楽しそうね」

 

「そうね、本当にテオドールも最初の内よりも表情も含めて色々と軟化しているけど、まさかシュタージュの所属のベアトリクス・ブレーメ少佐もテオドールの事を好きになっていたなんて、私としてはそっちの方が驚きよ、昔の貴方に戻ったような感じがしてどうにもね」

 

「ふん、好きでこんな性格になったわけではないのよ、私の最初の恋愛の対象の貴方の兄の意思をついでここまでかんばってきたら、こうなっただけよ、昔の私を知っている貴方なら別に驚く必要はないとおもうけど」

 

「それはそうだけど、なんだが、ベアトとこんな話が出来るなんて・・・本当に昔のように戻った感じね、それにしてもテオドールか、人の気持ちは本当どうにもできないけど、それでもね」

 

「ええ本当に、そうね」

 

ベアトリクスとアイリスディーナはちゃんと会議の内容を考えつつ、今の状況に十分すぎるほど満足していたのだ。

 

現状の東ドイツという国はシュタージュが表立って動けなくなっている、これは派手に動けば確実に契約者として資格も何もかも失うと上層部も分かっている為に本来のシュタージュが東ドイツの運営をするという計画もつぶれてしまっていることをベアトは知っているためにこのように恋愛にうつつを抜かすことも出来ていた。

 

「本当に昔に戻ったようね、それに宇宙へ行く準備もしないといけないわね」

 

「ええそうね、そのためにはそろそろテオドールを回収する必要があるわね、今の所だれもかれもが宇宙へいけることへと喜んでいるけど、本当に意味を分かっているのかしらね」

 

「さぁね・・・でも中将もいっていたけど、宇宙で戦えるようにするということはなにも損でもないわよ、いずれ10年以内には人類は再び宇宙へ出て月面に残っているハイヴも火星軍と共に排除することを予定に入れると、確かに今のうちに宇宙での戦いを教えておいてもいいと思うわよ」

 

「そうよね、実際にハイヴは・・・あの一撃で破壊されたものの」

 

「ええ それに加えてハイヴを攻略してしまったことを、私達は深く刻み付けなければいけないわね」

 

こうしてアイリスとベアトリクス・ブレーメが話している間もマークは現状地球に残しておくメンバーや艦艇などを話している。

 

 

またテオドールもリィズとカティアの二人からは両腕をつかまれた上で、左側にはカティア、右側にはリィズが堂々と自らの体をその腕に当てながら三人ともなにやらはなしていた。

 

「そうだよ お兄ちゃん、せっかく妹が、久しぶりあったというのに、あんな女性と抱き着いているんだもん」

 

「そうですよ、 ベアトリクスさんは、あのシュタージにいたんですよ、もっとしっかりしてください、テオドールさん、それに私とも久しぶりですよ」

 

「だから、なんで二人して、そんなに怒っているんだ、ただ仲間がこけたのを助けただけ、だろうが、」

 

だが二人の女性としても、その言葉だけはで、さすがに我慢できなかったようで、よりきつく、テオドールにたいして、二人の女性が、もっと体をくっけて、テオドールにたいして、色々とアピールをしていたが、

 

 

テオドール本人にしてみれば、妹と手のかかる後輩程度しか、思っていなかったのが、それが大きかったようで。そんなこんなこともありつつ宇宙へ行くための会議が過ぎていく。

 

 

当たり前だが、こんな修羅場よりも宇宙へ行けることが契約者達の喜びやまた。人の修羅場を割って入って止めることは誰だってやりたくはないからだ。

 

修羅場の女は怖い、これは戦争に出ている男性達が誰もが思ったことでもあった。



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宇宙へ そして

感想掲示板で誤字脱字が多いですと 言われます

実際に結構誤字脱字がある部分は作者が見つけ次第直していますが、それでもわからない所があるので、掲示板でもいいから ここの文章がおかしいとか言っていくれないと

結構書いているので、一部だけが間違っていたら さすがに文章全てを見るのに時間がかかりすぎます。

協力お願いします 自分もよりいい小説が書きたいので。 



現在、地球から続々と護衛部隊であったラー・ライラム級10隻とクラップ級の20隻が、先行して大気圏突破を果たしており、そのあとに契約者達とそれぞれ機体を搭載した改ペガサス級十隻がつづき、大気圏を無事に脱出していた。

 

 

またロンド・ベル隊の旗艦である、ブライト率いるベクトラ級機動空母ベクトラもその巨大すぎる大きさでありながら、元々備わっていた大気圏離脱能力があるために、無事に大気圏を突破した上で他の艦隊との地球圏でのランデブーポイントで、ラビアンローズ級のドック艦3艦によるローテーションを組んで大気圏を突破してきた各艦艇に対して堂々と補給などを行っていた。

 

実際に宇宙空間で襲ってくる勢力はマブラヴの世界ではいないために、ゆっくりと補給作業ができることも大きかった。

 

確かに大気圏離脱能力を持っているとはいえ、離脱の際に燃料はある程度使ってしまう為に事実上の補給が必要になっていた。

 

次にその穴埋めとして火星軍の領土の一島である、硫黄島にはラーカイラム級五隻とクラップ級10席が配備されることが決まっていたのだ、つまり先のハイヴ戦で比較的に消耗がない艦艇を選んで続々と三島に配備が開始されていたのだ。

 

次に本来ならば契約者達や火星軍が介入するあまり必要はない【中華方面軍】であったが、オリジナルハイヴも近い上にここをBETA側にとられまくると史実のように日本までハイヴが作られる可能性があったのだ。

 

特に火星軍と中華軍は仲の悪さは国連軍や各国では当たり前になるほど険悪で有ったのだ。

 

中華は特に色々と問題を起こしすぎたのだ、だからこそ中華系の契約者は十人程度しかいない、これが火星政府が中華政府に対して出したペナルティーである。

 

またガンタンクやガンキャノンを始めとした多くの火星側が地球向けに売りに出している多くの機体や物資の購入も大幅に制限がかけられるほど色々とやらかしたのだから無理はない。

 

実際に中華政府はモビルスーツの所在確認などで、ガンキャノンは一機 ガンタンクも一機、戦車は6台しか購入もできなかった、またガンペリーの開発も生産も不可能である。

 

では機体をばらすことで増えると思っている連中もいるが、基本的に一機しか持てないのだ、つまりばらしてもそれは一機としてカウントされる、そのような制限がある。

 

他の国から機体を手に入れる方法もあるが、それも禁止されているのが中華政府という国であった。

 

 

またアンバール地方やフィンランド地方など、人類側の総激戦区にはさらに追加ラー・ライラム級が5隻とクラップ級10席が配備されることになる。

 

そして新たに配備されることになるラー・カイラム三隻とクラップ級10隻はいざというときの戦力として、アンバール地方の近くにあるマダガスカル島に配備されることになった。

 

 

最後の佐渡島はいえば、比較的にもハイヴからも離れているために、打ち上げ施設を護衛するために、地上に残る契約者組と火星軍の残りの艦艇はすべて集まっているのだ。

 

これは宇宙に向かって大規模のロケットですでに打ち上げされてしまった【ネェル・アーガマ級機動戦艦】の穴埋めもかねていた。

 

確かにこの船にも大気圏離脱能力は持っているが、実際には一度も使われたためしがなかったこともあり、確実性を使って大型ロケット施設で戦艦を打ち上げることになっていた。

 

元々はクラップ級を打ち上げるために使う予定だったロケットブースターを使って、リニアカタパルトも使って打ち上げる方式で空に打ち上げたばかりなのだから。

 

 

これは連邦軍時代では過去、ジャブローで大型戦艦を打ち上げていた経験を使って、マダガスカル島と佐渡島に意図的に試験的に設置したものであったが。

 

今回はハイヴの位置的に最も遠い佐渡島を使っているだけであった。

 

ネェル・アーガマ級機動戦艦・ネェル・アーガマは無事に宇宙へ上がり、宇宙でベクトラと護衛艦隊と共に合流できたのだ。

 

ただし同時に改ペガサス級の艦内では地球出身者の人間は地球から離れた瞬間から無重力状態に慣れていないものが多い為に。

 

改ペガサス級の艦内のブルーフィングルーム内やまた整備兵の多くは待機ボックスから出た瞬間に、阿鼻叫喚の状況が起きていたのは仕方がない。

 

無重量空間に慣れてない契約者の人々は必ず、無重力空間での体の動かし方や移動の仕方で本当に大変なことになっている。

 

 

「わった・・・これは難しそうです、あっ 違います・・・こちらじゃないです・・・あああ動きがつかめません」

 

 

「くっ・・・まさか こんなにも難しいとは・・・それにしてもロンド・ベル隊のメンバーは皆なれたものね」

 

 

「ちっ・・・イスからようやく解放されたと思ったら・・・なんで、カティアの尻がオレの顔の前にあるんだよ、しかも動けないぞ・・・どうやって動くんだ」

 

「ベアトもやはり難しいそうね、私もそうだけど、宇宙空間になれる時間が必要というわけね」

 

「これは・・・確かにどうにも・・・重力がないというのも考え物だな」

 

「確かに、だが・・・これは本当に下手に動くと大変なことになりそうだな」

 

「これは・・・あわわわ 本当に大丈夫でしょうか?」

 

「動かないほうがいいですね、カティアさんの姿を見る限りは」

 

実際にカティアは宇宙に上がってしまったことや地球から出たことをうれしがって、勝手にイスのシートベルトをさっさと外してしまった結果無重力に慣れていないことも含めて。

 

その後ろに座っていたテオドールの顔にカティアは自らの尻を押し付けてしまった、しかも他のメンバーは、こんな事になったのを見てしまった以上容易に自らのシートベルトを外すという猛者はいなかった。

 

 

格納庫側では、ロンド・ベル隊の整備師達がすでに宇宙用に変更する為にMSのシステムを一部弄ると同時に宇宙用のバーニアの調節をするために整備を開始していたのだ。

 

確かにガンダムは汎用性ではあるが、それでもシステム的には色々と手を加えないと宇宙では使えないほどではないが、それでも動きがボールレベルまで運動能力や機動力が落ちるために整備するほうも必須であるのだ。

 

一つの整備ミスで簡単に死亡するのが宇宙という場所であるからだ。

 

警備の兵士達だけは多少は暇なために宇宙での移動を慣れていない人間の面倒をみるとことなってしまった。

 

そもそも戦術機のパイロットや整備士達は宇宙なれしてないのだから仕方がない。運動能力や適応能力が高い人間ほど教えれば教えると簡単に適応してしまうのは、どの世界でも一緒であった。

 

 

 

 

そしてその頃マークは、多少困ったことが起きていたそれは無重力空間になれた人類は重力下では三か月もリハビリしないとまともに地上に歩けないことであった。

 

それがこの世界でも適応される可能性が高いと報告書を読んでいたからこそ、マークは頭を抱えるしかない。

 

またスカウトシステムや一部のシステムが急に使えなくなっていたのも大きかった。

 

それを調べているとシステム画面にとある文字が出ていたのだ緊急という文字が。

 

「とりあえずは、ほかには、うん・・・スカウトシステムがあのロックがかかっていた、システムが一シリーズ限定とはいえ、解放された、またはロックされているだと・・・俺がやったことといえば、地上のハイヴを一つ落としたことぐらいだったが、またはGジェネシステムのように、ハイヴを確実に一つ落とすとスカウトシステムの条件を無視して出せるという事なのか・・・わからん」

 

「あとで火星に戻って、スカウトシステムのことで色々とやらないと、1シリーズ限定ということは、仮にダブルオーのメンバーを呼び出せば、また再びシステムにロックがかかるということだろうな」

 

そうしている間にもネェル・アーガマとベクトラと契約者達を乗せた、改ペガサス級と共に1個艦隊としてルナツー要塞に入っていく、元々巨体のベクトラを修理・改修などをするための設備が整っているは地球圏ではルナツーしかないのだ。

 

ネェル・アーガマも一緒である、ハイメガ砲を地球上で撃ったことにより何かしらの歪みがあるかも知れないということで、艦の検査という意味でルナツーで修理や点検を半年間ほど受けるのだ

 

そして最後に契約者達が載っている改ペガサス級10隻は契約者達が載るために地球と火星との契約が結ばれてすぐに作られた新造艦の部類なのだが、だが激戦区や護衛などで半年以上も酷使され続けられた結果、艦も半年以上は船用のドックに入ってフルメンテナンスをする予定になっていた。

 

元々改ペガサス級には重量の重いライノサラス型のパーツを運んだりライノサラス本体を運んだり色々と船にダメージを与えていたのだ、確かに地上の施設でも直せるが、地上よりもより安全性の高いルナツー要塞のドックで改ペガサス級を直す決断をしたのも、やはり火星軍で有ったのは間違いではない。

 

下手に地上で改ペガサス級を直すとしても、それ専用の技術等が地上のスパイ達によって奪われる可能性が当たったからだ。

 

ペガサス級専用の修復&改修ドックを作るとしても色々と技術がいるからだ。

結果火星側も今の地球にこんな危ない技術提供はできないためにルナツー要塞のドックでフルメンテナンスをするのだから。

 

 

またその間は契約者達のモビルスーツのパイロットメンバーはロンド・ベル隊の本拠地である、ロンデニオンコロニー群でさまざまな訓練を受ける予定と成っていた。

 

これは地球側にも配慮していることもあった、なんせただでさえ無重力地帯になれていないメンバーが多いのだ、ちゃんと体を宇宙に適応させるにもコロニーで生活しつつコロニーの外で訓練用のモビルスーツを動かすという訓練をしないと戦力として使えないのだ。

 

そのためか、寄港したルナツー要塞で契約者達500名の登録カードの更新やまた行き先のコロニーの中の説明などを、行っていたのだ。

 

 

「だからこそ、だ、君たちが、住むコロニーはロンデ二オンコロニー、108番地に行くことになるが、わかっているとが、コロニー内での戦闘は絶対に厳禁だ、МSが一機でも爆発したら、それだけでコロニーに穴が開くし、下手すれば、コロニーそのものが壊れてしまうほどもある、また地球の重力に合わせているので、宇宙病などの人体の免疫システム低下や、骨などが弱くなってしまうことも防げるようになるのも大きい」

 

そんなこんなの話をしながら、パイロット50名、専属のメカニック300名、技術者150名を合わせた契約者達が、無事にコロニー向かう【改ペガサス級】トロイホースⅢによって運ばれていく、彼らの乗っている機体はさすがに数が数だけに、ルナツー要塞での宇宙用の調整を火星軍側が行っているのだ。

 

 

さすがに、今まで地上用のセッティングで合わせている機体ではあったが、その大半が訓練や実戦経験もある機体なのだ。それでも契約者達の整備班のメンバーの成長のために、火星軍の整備士達が指導をしながら色々と、やっては来ていたが、それでも今回のことで再びオーバーホールをする機体もちらほらあったことが大きかったのだ。

 

トルネードガンダムは改修機や改造機または実験機と地上ではいじられていたのも大きかった、開発データや修理用データはあるにはあるが、そんなものは宇宙用にする際には参考データぐらいしかならなかったことも大きかった。

 

とにかく地上用のモビルスーツを宇宙用に変更するのは本当に時間がかかるのだ、だからこそ整備班達は愚痴も言いながらトルネードガンダムの中身を見ながら、新たに作る必要な新造パーツも技術部と生産部と補給部の3か所以上に頼む必要が出てきたからだ。

 

「まったく、ここまでガンダムタイプをそれも50機分も完全にほぼ新規のパーツと入れ替えないとだめになるなんて、地上戦用に特化しすぎですよ」

 

この契約者達のガンダムの整備士達のチーフの一人である、マリー・アリスン技術少尉がこんな事を言うのも納得である、確かに第一世代モビルスーツの改造機であるのは間違いないが、それを地上用に特化させたのならば、なんでその機体をわざわざ宇宙にもって来る必要があるんだと。

 

地上に置いておけよ、生産部に負担をかけてもいいから、宇宙用の練習機体50機程度は調達できるだろうと誰もが思っていたことでもあった。

 

「仕方ないだろう・・・・なんたって・・トルネードガンダムは今では地球上の国家の殆どでは契約者のエース機体と認識されているんだよ、マリーよ」

 

「ですが主任・・・宇宙用の練習機体なんて、我々では【ジェガン】か【ギラ・ドーガ】系列ですよ、あっちの方が機体パーツも予備機体も多いんですよ」

 

「確かにな、ジェガンもギラ・ドーガも2年前までは普通にコロニーで一般人も使えるように大量生産された非軍事機体だからな」

 

「そうですよ・・・現にジェガンもギラ・ドーガもコンセプトは同じです、非武装機でも今では軍が武装して使っているだけの第二級以下の機体ですよ・・・それを・・・」

 

「確かに俺達火星側な・・・だか今ルナツーに来ているお客さん達は地球側の人間だ・・・この意味はお前もさすがにわかるよな」

 

「それは・・・そうですが・・・・・・でもやっぱり整備士泣かせですよこれ・・・足のスラスターをドム系統にして地上では疑似ホバーができる機体なんですよね・・・このトルネードガンダムは・・・でも宇宙空間では・・・この装備よりもアポジ系増やしたり姿勢制御系バーニーを増やした方が・・・」

 

「だから俺達がいろいろと、機体内部と外もいじるんだろうが、まったく」

 

このような会話がありつつも、契約者達は無事に住居用のコロニーに着くと同時に空港の役目をもった職員に自らのカードを渡して、コロニーに住民登録をしたうえで、自らの住む場所にバスで集団的に運ばれていく。

 

そして、一ヵ月後・・・マークも火星に戻ってレビルとゴップという名将達にそのGジェネシステムの使い方も危険性もわかっていたからだ。

 

特にGジェネシステムは1シリーズをクリアしてないのに、呼び出せるというあり得ないシステムのバグなのかそれとも・・・・訳が分からないために、マークはこうして火星に一度戻って火星政府の議員や軍のトップと話す必要があるは仕方がない。

 

 

それにしても、このBETA大戦でようやくスカウトシステムで1シリーズのガンダムキャラ達を呼び出せるといっても、下手すると完全に艦隊に回される予定になるかもしれないのだ。

 

だがこそ、下手な人材を呼び出すわけにはいかなかった。

 

結局のところ・・・呼び出すシリーズは、いまだに決まっていなかったのだ。

 

実際に諜報系統に優れているのは、ガンダムウイングか、ダブルオーガンダム系で呼び出せばいいと思ってしまっているのだが、だか戦略や戦術面とか、色々と調べて初めて呼び出すメンバーを議会で決めないことには、すでにマーク一人では、呼び出すシリーズも満足には決めれなかったのだ。

 

実際に呼び出すシリーズによっては、こちら側に圧倒的に有利になる人材が多くいるのは確定なのたが、逆に足を引っ張る可能性も高いために、軍上層部と政府上層部の共同議会で決めることとなったのだ。

 

この決定は無論、政治班チームの代表格のゴップも納得していた、それは軍事をつかさどるトップを代表するレビルも同じで意見で遭った。

 

 

そしてマークはジェネレーションシステムを使って、【黄金の騎士】と呼べる機体を無事に作り出すことは成功していた、議会連中からもウイングガンダムよりももっと安全な機体を作ってそれを乗って戦場に出るのは許してくれたのだ。

 

つまりだあのSDガンダムでは最強と言われている【リアルタイプ・スペリオルドラゴン・ガンダム】をオリジナル機能を持ったまま作り出したのだから、これでマークが持っていたキャピタルと資源ポイントは完全に0になっていた。

 

ハイウを一つ落としたことで百兆のポイントをゲットしても、それ以上のポイントがかかってようやくできたのだ、【黄金の騎士・スペリオルドラゴン・ガンダム】は特に一番あり得ない機能はやはり【攻撃を完全に吸収する能力】【浸食能力無効化】【フル・ナノスキン装甲】【超小型縮退炉×十機搭載】だろう・・・つまりこれでオリジナルハイヴすら簡単に落とせる戦力になった。

 

しかし・・・このリアルタイプ・スペリオルドラゴン・ガンダムにはあの神様の意識は存在はしてなかった。それをマークは確認しつつ、機体性能を確認するためにコクピット部分を開けて、コクピット内部に入り色々と調べていた。

 

 

「なるほど・・・・・基本的にはターンタイプの発展豪華版と言ったところか・・・・光の剣や光の弓矢そして光の盾が基本装備だけど・・・・光の剣は・・・実剣タイプとエネルギータイプに分けれる上に・・・最高で地球上から太陽までの射程を持っていると・・・・・・・うんこれ完全にイデオンじゃないか・・・ 光の弓矢も・・・最大射程&マルチロックオンは最低で一億同時ロックオンはあたり前で・・・最大でロックオン数は百億か・・・BETAの数を考える性能は仕方がないが・・・そして最後に光の盾は・・・ビームシールド兼実体弾用のシールドになるし、機体全体のバリアを張れる上に、最大まで上げれば月や地球すらもバリアで守れるって・・・化け物性能だよこれは」

 

 

しかもすでにマーク専用機とスペリオルドラゴンガンダムのコンピューターに自動的に登録がされているのをマークが知るのは後二か月も先の事であった。

 

こうしてマークは新しい機体をゲットしたが、ほぼ使い道がないほどあり得ないほど強力な化け物兵器がここに誕生したのであるが、火星政府もこの機体のスペックを見て頭を抱えるしかない。

 

このスペックを見た火星軍と火星政府は問答無用で【光の剣】と【光の弓矢】封印処置を決定した、では光の盾や本体は封印処置しなくていいのかと言われると、逆で有った。

 

 

光の盾は防御能力が圧倒的に優秀なのだ、マーク自身を守る事には一番特化していた。

更に機体そのもの能力も十分であり、オリジナルハイヴの同化能力はマークからすでに聞いていることもあり、どうしても接近戦で倒す必要が出る時にはこのスペリオルドラゴンガンダムでマークが出撃するという手はずになってしまった。

 

武装のエネルギーなどは縮退炉からエネルギーを引っ張ってこれる上にさらにはバスターライフルの発射後の反動エネルギーで腕が関節が一部壊れたとしてもフル・ナノマシン能力と縮退炉のエネルギーで自己修復が可能という化け物機体で有った。

 

 

ただしパイロットの復元などは機能はついていなかったが、だが大幅にいえばターンタイプの発展版か豪華版に近い能力持ちのマーク専用モビルスーツの完成なのだ。

 

そしてこれによってマークの今までの専用機と使っていたウイングガンダムカスタム機は完全にマークの手から離れることになった、ほかにも可変機のパイロットは多くいるし何よりも火星軍にはウイングガンダムカスタム機を唯一扱えるパイロットがすでにスカウトされて地球の戦場も戦っていたのだから。

 

そうゼクス・マーキスと呼ばれる男がこのウイングガンダムカスタム機を受領した上に機体の一部や武装面の大幅な改修を施すことになった。 

 




スペリオルドラゴン様を出してみましたけど 性能差があまりにも高すぎて・・・実質封印処理されます・・・・ こいつは本気を出せばすべてのハイヴを一撃で消滅させられるほどの威力を持っています・・・

ただし このような機体を持っていないと G弾を処理できないので・・・出してしまいました。


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火星政治の問題そして・・・・発覚したオルタ第五計画の内容

基本的にこんなふうになりました 主に火星サイドの話ですね。




1985年四月一日、火星時刻 昼の一時すぎに火星の議会において、今回はマークが作り出してしまった化け物級機体の地球への即時投入と、呼び出す人材たちについての話し合いが、行われていたのだ。

 

 

実際に呼び出す人材【シリーズ】は、3シリーズに絞られていたのだ。

 

一つはドクターJ達がいた、ウイング世界である、実際にガンダムウイングをはじめする、多くの新規技術があり、人材も多くいるのだ、特に指導する人材はОZの組織でもいいのだから、彼らは元々地球連合軍でもトップクラスの腕前を持つ人材が多くいた連合内部では特殊な立場の独立系組織で有ったのだ、ОZは一部の人格破綻者もいるが、そいつらは呼ばなければ解決するために、問題はほぼなくなっていたがやはりドクターJ達にしてみれば自分達の世界の組織連中や幹部連中の一部を呼び出すことは反対であった。

 

だがこのマブラヴ世界ではすでにマークがクリアしたことでいつでも呼び出せるためにトレーズをはじめとするOZの一部の幹部連中はという組織的に組まれており現在は激戦区の欧州戦線に火消しや、防衛戦力として配備されているのだ。

 

それゆえにわざわざポイントを貯めればいつでも呼び出せる人材達に対して、このような特殊な処置を使ってまで呼び出す人材はいるかというと・・・それが一番の問題で有った。

 

 

リリーナ・ドリアンを筆頭に、OZの上層部やスポンサーは元々欧州貴族で構成されていたのだから、つまり今のマブラヴ側に対して火星側がこれ以上の戦力または政治力を欧州方面に向けることは本当にいいことなのか・・・またそれで火星技術や火星側の物資を貧困で苦労している欧州側に流さない火星側はいないのか?

 

それがわからないために士官や武官などの多くてもOZの組織の人数は合計で百万人近くになっていた、実際にベクトラ級二隻以上を多方面の戦場でトレーズ総指揮の元でゼクスやノインと言った常識的な指揮官クラスをあの二度目の地球のBETA威力偵察任務で使っているのだ。

 

ベクトラ級はフル機能を使うためにも十万人が必須な超ド級の大型母艦である。モビルスーツの搭載も、OZ派閥の連中は、基本的にはモビルドールシステムは使わずに戦場で今も戦っているのだ。

 

トレーズもゼクスもノインを筆頭する武闘派指揮官がモビルドールシステムを使った戦争は否定しているのだが仕方がない、また前世「ウイング世界」ではモビルドールビルゴ系やトーラス系にやられたOZの兵士達も同じで考えで有った。

 

「戦争とは・・・人と人が戦ってこそ美しい、その美学を忘れてしまった戦場は、旧世紀のボタン戦争と何が違う、人形同士が戦う戦場に意味はあるのか?」

 

こんな演説を平然と言えるのがトレーズという男でもある。

 

また元テロリスト達や反乱部隊であった、ガンダムチームもスカウトが可能になっていたことも大きかった、トロワやカトルなどウイング世界に未練が残っているスカウトは実際に成功が難しいことも大きかった。

 

トロワはサーカスの人達が家族であり、その人々や動物たちも一緒にスカウトする必要がある、カトルはカトルを慕うラシード達やそれの乗騎であるマグアナック大隊も用意しなくていけないからだ。

 

実際にカトルの家は複数のコロニーを有していた実業家であり、ウイング世界においてもサンドロックを中心としたモビルスーツ大隊の運搬と運用が平然とできていた資金力と資源力を色々とこちらの世界に持ってくる必要があったからだ。

 

つまりだコロニー複数を用意しなくてはいけなくなる、それが火星政府も腰が引けている案件でもあった。

次に残りのガンダムチームも似たようなものであった唯一の単独のディオとヒイロは呼び出せることは呼び出せるが・・・色々と大変になるのは目に見えていたからだ。

 

 

そのためか同じくOO世界も一緒であった、多くの人材という意味ではいい人材は確かに多いが同時に少しややこしい人材も多く存在している世界でもあったのだ。一部の連中は確実に呼べないからだ。

 

はっきりといえばティターンズよりも非道な行動したアローズの組織メンバーを流石に呼ぶのはマークも気が引けるからだ

 

 

そして最後にはGガンダムの世界だ、この世界では、ガンダムファイターという一騎当千型の人材が多くいるのだ、それにだ、格闘系に特化している、超人サイドの世界でもあった、

 

つまり裏での争いが激化する世界では、このファイターが一番いいのだ、生身で特殊部隊を制圧てぎるほどの、強さを秘めているからだ、ただし【ガンダムファイター】があまりにも強いためか、火星政府の言うことをちゃんと聞いてくれるか、それが心配のことであったのだ。

 

ドモンや一部の武闘家連中はガチでハイヴに入る可能性が高かったからだ、ゴットガンダムやマスターガンダム一機あればマスターアジアとドモン・カッシュの二人がいれば地球上のハイヴは簡単に落ちるだろう。

 

なんせ二人には超必殺技があるからだ、だがそれをされると地球の状勢は大混乱になる上にそのまま地球上で人間同士の戦争になる可能性があるからこそ、呼べない最高の人材であるのにも関わらず呼べない人材の一人となっていたのだから。

 

マークが頭を抱えるのは無理はない、ちなみにガンダムエイジをはじめとする多くの別作品も同じではあるが、結局呼び出す人材に問題があるのでは、呼び出す必要性がなくなるからだ。

 

「というわけですゴップ提督にレビル総司令官・・・・現在はスカウトシステムは完全に機能が停止しています、逆に機体生産能力は失われておらずにあの機体を作ってしまいましたが」

 

「仕方があるまい・・・・我々の技術でマーク君を守れるならば問題ではなかったが、現状ではあの【光の騎士】という機体性能のおかげで、我々が絶対にBETA側に敗北する未来はなくなったのだからな」

 

「それはありがとうございますゴップ提督・・・それにあの武装は流石に」

 

「うむ、確かにそうだな・・・・光の剣と光の弓矢の二つの武装は厳重に封印処置はさせてもらっているよ、化け物過ぎる兵器は人々にいらぬ不安を生んでしまうが、ただの機体性能であれば、地球側はこのように思うだろうな、補給さえなくなればあの化け物機体は動かないと」

 

 

「では・・・・・・動力炉などの偽装はすると」

 

「当たり前だ・・・・・まさか縮退炉を搭載している兵器ですと馬鹿正直に公式発表でもするつもりかね。マーク君はまだ若い、政治の事は我々に任せればいい。今の君は、軍人として…、中将として…、地球側の信頼を得る時間だよ」

 

「確かにそうですね、実際に契約者の一部とはいえ、宇宙空間で一か月も訓練をしていると公式に発表していますから、ついでにコロニーに住居をもって住んでいることも」

 

「それでいいんだよ、現に我々の出島になっている三島に地球側の多くの政治家や交渉官が火星政府にこのような要望書をだしているんだよ」

 

ゴップはマークに地球上にある国々が火星政府に出した嘆願書や要望書の多くを見ることになったが一番驚いたのはやはりこれである。

 

【オルタ計画予備プランである第五計画に地球上の国家が火星政府のコロニーを買う事や技術の購入によって、地球の汚染がなくなるまでの間の仮住まいの土地としてほしいと】

 

実際に地球の汚染がひどかったのは、BETA大戦によって普通の何倍もの拍車がかかっていたからだ。BETAを倒すために劣化ウラン弾を多く使ったり、対レーザー弾による重金属汚染で、地球の大地や海の自浄能力が追いつかないのが原因の一つである。

 

今は火星軍は主だった兵装はビーム兵器であり、実弾も実際にジェガンが使った大型ミサイル程度である。

火星側の技術でレーザーを完全に無効化できるために、対レーザー弾は戦場では完全に使わない兵装の一つであった。

 

BETAのレーザー種も火星軍のモビルスーツや戦艦にレーザーを当ててくるために、わざわざBETAを制圧できる火力を減らしても戦艦やミサイル発射台に搭載する意味が徐々に各国でも作る意味を失っていたのだ。

 

特にハイヴ内部ではレーザー種はレーザーを打たないことが火星軍が地球側に流したハイヴ戦の映像で分かったしまったのだ、ただし劣化ウラン弾は未だに戦場でも必須なために各国でも生産はされていた。

 

「これは・・・・マブラヴという世界の歴史が完全に崩壊したのか・・・第五計画は確かG弾を作った他の惑星に移住する計画が・・・これではコロニーを作ってそこに移り住む計画に代わっている」

 

「そうだ。確かに、地球上のハイヴの一個は我々が通常戦力でつぶしたのだ。あれが決め手だったといえるだろう。わざわざ重力異常や、その土地で二度と作物などが取れない新型爆弾を作る意味がなくなったのだ。おまけにだ、コロニーのトップになれば一国の主ともいえるな、ジオン公国が独立戦争を仕掛けたように…。」

 

 

「レビルよ・・・それは確かにそうだが・・・今の地球でその余力はアメリカ以外の国では難しいだろうな、だがアメリカとて今すぐにこの計画を進められるわけではない」

 

実際に色々とやることもあるのだ、国連議会の力関係も火星政府の介入で色々と変更されているのだから。

 

「ですが、アメリカはG弾の開発を止めたわけではありませんね・・・第六計画として地球上にG弾を落として人が住めない惑星にしたうえで、コロニーに住めばいいだけですし、原作では似たようなことをやったのがアメリカです」

 

そのことを含めて、ゴップとしても流石にこのままもしマークの言うことが本当の事であればまた戦力を地球に振り分ける必要があるからだ。

 

新しいコロニーの建設やそれにかかわる技術は火星政府は秘匿技術の部類に当たる存在であるもこれを地球の周りの宇宙世紀と同じ規模以上で建設はしているが、それでも戦略物資や補給品つまりは食べ物系のコロニーの開発は火星政府としても軍隊としても急務で有ったからだ。

 

食べ物の多くが生産可能になれば、それだけで今の地球に対して政治的な発言は大きくなる、医療物資も同じであるのだ、だからこそ。

 

今は予備戦力もほぼない状態が火星政府と軍隊の在り方であった、だからと言って、護衛艦隊を送らないわけにはいかないために、なんとか予備戦力から呼び出せる、戦力を編成するたったの50隻程度の艦隊でしかなかったからだ、

 

 

実際にマブラヴの世界では、火星軍が一個のハイヴを落としたことで、確かにBETAの進撃速度は大幅に遅れてはいるが、それでも地球側としては戦力の回復する為の時間稼ぎにもならなかったのだ。

 

これはマブラヴの世界では大戦初期においては多くの将兵が失われたことでその戦力を回復する為の時間が一年や二年では効かないことも含まれていた。

 

実際に五年や10年先ならば話は別ではあるが、だがまだ火星政府と軍隊の協力を得て、反攻作戦が開始されてから、まだ一年も時間は経過していなかった。

 

 

地球側は、新型機の開発や生産、それに伴う機体への完熟訓練や兵士の補充、インフラの回復などやることが多すぎる、軍事力だけではないのだ、人が住んでいるために当然必要な生活物資も火星軍との取引材料に使われている。

 

この生活物資はようやく新規に完成したロンデニオンコロニー群、50期からなる農業用コロニーや畜産コロニーなどで取れた食材を地球へ売り出したりして外貨をそれで儲けているのだ。

 

だからこそ人工素材という食材は徐々に消えている、戦場ですらロンデニオンコロニーが作った肉やパンなどが軍人の食材として使われて食べられているのだから。

 

そしてある程度の補給が可能になってくると、兵士たちは当然、休暇などを、取るようになるのは当たり前の、行動であった。

 

そして新しい新兵の交代要員や、ベテランの交代要員などが交代で故郷に戻ったりすると当然のごとくこの休暇をもたらした火星軍や政府のことを色々と家族に教えたりするのだ。

 

それは友人、知人、親族、家族、子供に兵士達が色々としゃべったりするのだ、激戦区であった事やなぜ自分達が生きて戻ってこれるのかを。

 

そうなれば、口づてに、火星政府と軍隊を応援や支援や援護をしようよ、という思いが、どんどん出てくるは、人間としては、当たり前すぎていたのだ。

 

こうして火星政府と軍隊は徐々にだが地球に自分たちの協力者達や支援者達を自然に増やしていったのだ。

 

これをよく思わない国家もたくさんあったが同時に火星軍の力を見せつけられたことで、さまざまな勢力は自国の火星勢力の排除などができなくなっていた。

 

これは中華をはじめとする一部の国家でも同じであった、独裁国家ほど情報の排除や喋る事を禁止していたが、火星軍と一度は軍隊して肩を並べて戦ったことがある連中は堂々としゃべる。

 

それによって国の情報部から自らが消されるという考えはこの者達はなかった、言ってみれば戦術機部隊の多くをいきなり消すなんてできないし、戦後を考えれば確実に火星との政治的付き合いが見えてくるからだ。

 

ようは火星側の情報が今国内に広まるのを阻止したところで、戦後に情報が広まれば独裁国家は色々な意味で終わってしまう、また戦場の兵士達を殺してしまうという事は、そのまま国力が減るということもつながるのだ。

 

ようやく地球側は火星側の力添えで、国力の回復などを行っている最中なのだ、それに自ら減らす行動は誰だっていやであるのだ。

 

こうして地球側に少しでも余力ができたことで、色々と考える結果につながってしまった。

 

それが火星側の戦略的な意味を持っていたとしてもこの時の流れはどの勢力にも留める事は出来なかった。

 

 

 



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番外編契約者達の日常

時系列にこの番外編をいれるのをわすれていました これでなんとかなる予定です

実際にコロニーでの生活をしらない地球の人達に知ってもらうための計画です

犠牲者がでるけど仕方ないよねゲス顔 だってハーレム男だし。


1985年2月22日 

 

そのころ地球上の各国では様々な対策がそれぞれの国で独自に話していた時は契約者達は無事に1か月以上宇宙で生活しているのだ、本来ではあれば人間は無重力空間に長くはいられない生物である、火星政府を覗けば、つまりだ契約者達にも多少の変化があった、体調の変化ではないが逆に感情面が表に出やすくなっていたのだ。

 

それにだ契約者達は基本的コロニーで生活はできるているが一部の生活以外の映像は基本的に地球側に垂れ流すと決まっていたからだ。

 

これはコロニーの内部の生活をきちんと地球側にみせる意味も兼ねていたからだ。

 

実際に彼らがいるコロニーは、ロンデ二オン第108番地と呼ばれる、ところであった。

 

つまり同じようなコロニーが最低でも108基以上あるということなのだ、おまけに完全に地上では、契約者達が借り受けていた、借地に近い形の三島でも、スパイやそれに近い人物の、確認が取れているのだから。

 

 

それに引き換え、完全にコロニー内部となると話は、違って当たり前なのだ、このコロニーには契約者達と火星軍に所属している、船のクルーや軍人や軍属などが多く住んでいるのだ。

 

地上から、やってくることは可能ではあるが、そもそも、火星政府としても、軍隊としても、コロニー内部で地球側と交渉するなんてことは今のところは考えていないのだ。

 

その為の影の護衛して火星政府の交渉官を守るために派遣されているのがエコーズであり、表の武力は未だにロンド・ベル隊であるのだから。

 

そのためか特にベアトリクスを含む第666中隊のメンバー達は地上よりも、より自由にできることもあってか。

 

「なによ、テオドール、私とのデートは、どうでもいいの?、そんなに妹と過ごす、時間が大事だというの?」

 

と言って、現在そのスタイルの良さを最大限に利用して、テオドールとのデートを取り付けようとしている、ベアトリクスの姿を堂々と見せていられるのは、地上にいたころには、考えられないほど、大胆になっていた。

 

それはやはり、コロニー内部ということも大きいのだ、実際にコロニーから、地上に向けて通信する装置や放送する機械はある。基本的には、その通信や放送は火星政府と軍隊に完全に情報が筒抜け状態で話すこととなるのだ。

 

それらのことも踏まえてか、ベアトリクスは自らの黒髪のロングと赤い瞳に、合わせるように服をコーディネートした上で、テオドールの左腕を自らの両胸の中にグイっと挟みこもうとするが。

 

「ちよっと、ベアトリクスさん、宇宙に上がってから、兄ちゃんを誘惑する、回数が多くなっていますよ、それに兄ちゃんも、鼻のしたを伸ばさないよう」

 

「ちっ、なにをいっているのかしらね、この子は、あなたはテオドールの妹なのよ、いくらテオドールが好きだからといって、将来の姉になるかもしれない、時間を奪うなんて、いい度胸をしているわね」

 

 

そうなのだ、常に義理の妹のリィズ・ホーエンシュタインが兄のテオドールと一緒いるおかげで、ベアトリクスは実質恋敵である、アイリスディーナと共闘してまで、テオドールを一緒に落とそうと考えているのだから。

 

実際にアイリスディーナにしてみれば、今での部隊長としての感情もあったりしたが、それは部隊を運用するためには、切り離す必要があったが、ここにきて火星政府と軍隊の協力によって。

 

自分達の身柄が、完全に安全になったと、分かれば話は違っていたのだ、今まで封印していた感情を解き放ったとしてもだ。

 

いまの隊長としての態度が態度である、そう簡単にテオドールと仲良くなれないと思っていたが、地上からコロニーに上がり同じ思いを抱いている旧友との一緒になって色々と話した結果。

 

「私もテオドールと結婚したいが、義理の妹である、リィズ・ホーエンシュタインが一番の敵だからな、そのためには、あなたとも、再び組んでもいいわよ、ベアトリクス」

 

 

「それはむしろ私のセリフだ、それにどのみち統合されるドイツ政府は、おそらくだが、我々には確実に子供を作れや、結婚しろと言ってくるからな、ならば、気心が知れている上に、戦術機の腕もいい、なおかつ将来性も高い、テオドールにこの体を任せるのもいいと考えているのだ、アイリスディーナ」

 

 

二人とも、十分すぎるほどの美貌とスタイルを秘めているのだ、しかもだ、BETA大戦では今までの戦場では、常に負け戦であったが。

 

今では火星政府と軍隊の介入で確実にBETA大戦の終わりは、見ているのだから、結婚も将来のことについても考えていいと、アイリとベアトリクスの二人の女性は考えていた。

 

 

そして、自分達に合うかもしれない男性といえば、今のところ契約者のうちに、同じドイツという国の中でいえば、テオドールぐらいしか、思いつかなかったのだ。

 

 

実際にベアトリクスとアイリスディーナの二人にしてみれば自分たちの祖国が、契約者になってしまったから、確実に、契約者を他の国に奪われるということも、したくはない上に、またそのできた子供の親権に様々な問題が発生してしまう可能性が、高いと二人とも、そこまで読んでいるからこそ

 

 

同じ国出身で同じ契約者同時で結婚してしまえば、さすがに国も、文句は言わないと考えているのは、

他の連中も一緒であったが、だが国によっては、それを外交によって、のちに有利になるように色々と動いていたりするのたが。

 

 

だからこそ、ベアトリクスは本気でテオドールを落とすために、ここ契約者となってからの合計年数でいえば一年近くの年数を過ごしているのだ。だからこそコロニー内でテオドールとデートを繰り返しならが時にはそのままテオドールとベアトリクスの二人でホテルに泊まって。

 

朝帰りをやったことも何度もあったりするのだ。 だからこそ、本気で邪魔をしているのが、リィズなのだ。

 

「兄ちゃんはわたしと結婚するんだよ・・・だから二人には譲るなんてしたくない、年増なんかにくれてやる必要なんてないんだから」

 

リィズの発言はある意味で二人に火をつける結果になったはいうまでない、二人とも確かに・・年は20台後半になりそうだが・・・たが年増とだけは女性ならばだれだれって言われたくない言葉なのだ、しかもそれをテオドールに近い若い女性に言われるのが二人には一番心に答えることでもある。

 

それに彼女は義理とは戸籍上はいえテオドールの妹なのだ、だからこそ兄であるテオドールとの結婚はできるがそれでも色々とやることが多いのはリィズの方である。

 

義理とはいえ妹であり、同じ契約者であるのだ。ドイツがそれを利用しないわけにはいかなかったという理由もあれば彼女の元々の部隊の出身が一番の問題であった。

 

つまり地球人類の力でBETA戦をなんとか押し上げている、英雄の一人であれば、多少の無茶は政治的にも、可能ではあったが、だが彼女がいた元々の部隊はいわば、粛清部隊出身なのだ。

 

それが旧部隊のベアトリクス隊長の人事によって、スパイとして、第666中隊に編入していたという真実は、外に漏れるだけでも、東ドイツ政府は大きすぎる汚点でしかなかった。経歴は抹消したが他国に彼女に貢いだ男性がいないとも限らないからだ、しかも生きている可能性もたかいとわかれば結婚のハードルが高くなるのはあたり前でしかない。

 

 

逆にベアトリクス隊長は、最初に警察と名乗って接触していたために、そのまま警察組織唯一の戦術機部隊の隊長であるという真実のみを前面に押して世界中に宣伝をしているのだ。

 

つまり二人の女性には、元々は影であり、部隊長であった存在は、火星政府と軍隊と介入で、表の存在となったが、裏からスパイ活動のみをしている、1隊員では国としてもそいつを表にいるリスクよりも、そのまま裏の方が、同じ契約者である、テオドールの弱点を逃げれると考えた政治家連中の苦肉の策でしかないのだが。

 

だが現状は、それがピタリとはまっているめに、リィズにしてみても、今のデートを阻止するしか方法はなかっのだ。

 

おまけにだ、物理的に止めようとしたら、色々とまずい、結果になりかねないのは、一番リィズがわかっているのだ。

 

「ならば、ここは ベアトリクスがリィズを止めている間に、私と一緒にデートをしないか、テオドール」

 

そこへ現れたのは、テオドールとデートをするために着飾った、アイリスディーナであった。

 

「「なにをいっているよ アイリス」さん」

 

「だって、どのみち、テオドールとデートするには、リィズを止めておかないと、できないでしょう?ならば、その役目は現在ベアトがやっているんだから、テオドールとのデートはわかってくれてもいいわよね」

 

 

「だめだよ」「そうよ、アイリスあなたは今日は・・・私の記憶が間違いでなければ・・・」

 

そこから先の言葉をいう間にテオドールは逃げ出していた、またそれを追いかけるようにアイリスも一緒に走っていく姿を、ベアトリクスとリィズの二人の女性は、ただそれを見守るしかなかった。

 

 

実際に二人とも、現役の軍人であり、下手すると、このこと自体が事前に二人によって仕組まれた罠であった可能性も、あったのだ。

 

 

こうして、アイリスディーナとテオドールの二人は、ベアトリスとリィズの二人が考えていた通りに、どこかのホテルに泊まった上で、朝帰りをするはめになってしまった。

 

ただし、テオドールとアイリスディーナの二人が朝帰りをしていることで、リィズの中で徐々にだが、

黒くなっていく存在が確かに、存在しているのだ。

 

元々リィズが、連れていかれた秘密警察の拷問を12歳程度の少女が耐えられるはずもなく。

 

結果として、リィズは元々の元気な性格と、同時に、どんなこともしても必ず、目的を達する性格の二つがリィズの心の中には存在はしていたが、だが最近の火星軍などの宇宙戦の連日の訓練によって。

 

その性格も感情もふうじこめられていたが、今ここにその感情と性格の封印が、解かれてしまったのは、

 

アイリスどころか、元上官のベアトリクスも知らないまま、のちに黒リィズと呼ばれる存在が誕生した瞬間であった。

 

 

これから色々と後に映像に残る大修羅場が始まる切っ掛けとなる、そしてハーレム野郎の称号を得る世界で第1号の男になった話のきっかけでしかなかった。

 



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地球議会・・・・・オルタ計画内容変更

時系列は前の話よりも少しだけ時が戻ります。

これ書かないと 火星側でマークがなんで第五計画を知ったのかわからなくなるので。


間違えていました 12月ではなくて 3月でした 同じ年の12月と3月では大きな差がありますので。

前の話で4月で火星にオルタ計画がばれているのに、それを同じ月の12月にするなんて うっかりしていました。 時系列を見直して色々とやるつもりです。




時間軸は少しだけ戻り・・・・・・・・時は1985年3月20日 国連総会義室の某部屋にて

 

実際に地球の情勢下としては、有る意味で一番色々と問題を抱えることと成っていた。

特に欧州戦線側として、幾ら救援要請やちゃんとした国際支援を国連に訴えても、アメリカの影響化にあるために国連による会議の内容は実に意味のない会議であった。

 

「だから火星軍が絶対防衛ラインをフィンランド付近に基地や施設を作っているんです、それなのに国連は・・・国連はようやく戦線が落ち着きを見せ始めた欧州戦線になぜ支援をしないんですか?」

 

「アメリカ国としましても、今は他の戦線にも戦力を出しており、特に激戦区のアンバール地方やインド地方がBETA勢力に落ちるのは、アメリカ側としましても、海軍や空軍を使った補給路が使えなくなる可能性が高いので、欧州側はぜひとも現状の戦力で戦ってほしいと・・・・」

 

 

「お前ふざけるなよ・・・・・・火星軍に・・・政府にこれ以上の戦力を・・・借りを我々欧州連合は借り続けるのか? この戦いが終われば・・・世界はどうあがいても・・・火星側と地球側につく国々が生まれるだろうが・・・それを知っていて欧州全土全て火星側につけというのか・・・アメリカ代表のキリント議員よ」

 

確かにそうである、すでにこの時に東と西ドイツ側にはひそかに、火星側の政治家の一人護衛のエコーズ部隊が1個大隊ついており、7年か8年頃の初頭には東ドイツと西ドイツの統合して一つのドイツにする計画がひそかに火星側が考えていたのだ。

 

この情報はイギリスの現トップであるチャーチル卿息子であるjuniorもチャーチル卿と同じほどの政治力を持っており、火星政府の交渉官とひそかに色々と密約を結んでいたのだ。

 

無論これはイギリス王家にもこの密約の内容は伝わっていたことでBETA大戦の戦後の話でイギリス王家の所有の城の会議室でひそかに密約の内容など王家の連中は教えられていた。

 

 

だからこそ欧州側の議員であるjuniorもアメリカの議員に対して色々とこうしていえたわけである。

 

密約内容は欧州連合のトップにイギリスを持ってくるだけである、統合するドイツ国周辺までが同じく欧州連合側に確実には入ることになるのだ、あとは政治力で頑張ってくれとだけ火星側の政治家は言っていたが、これにはイギリス王家やイギリスの一部の政治家たちにしてみれば、あの【大英帝国の復活】が叶う可能性があるのだから、やりがいがあって当たり前であった。

 

 

だがいくら欧州側の議員がこの12月の議会で欧州側の内情を訴えたとしても、無駄であった、アメリカ側にしてみれば、欧州側は色々と面倒な国々の集まりであった、特にイギリスなど元アメリカの支配していた国々があるのだ、それをようやく第二次世界大戦後の世界の秩序でアメリカとソ連を中心とした米ソ冷戦時代から今はBETA大戦に世界の秩序は変わっているのだ。

 

 

また火星側につけばいいだろうという勢力がアメリカ本土内にも、徐々にだが増えつつあるのだ、しかもそれは戦場帰りの将兵達が圧倒的に多かったことがアメリカにしてみれば一番の大問題で有った。

 

アメリカの軍事力をつかさどる海軍・陸軍・空軍の三軍の役三分の2の勢力が火星側と戦争するのは絶対に嫌だと政治家連中もまたホワイトハウス勤めの三軍のトップ連中もペンタゴンも同じ考えで有ったのだから。

 

そう特に1年前までは火星軍と火星政府との接触、そしてなによりもその軍事技術力となによりも、単独で1個のハイヴを落としていることは、どれほどの言い訳であったとしても、現状、国連に属している各国の単独の戦力ではハイヴ攻略はできないと各国の上層部ですら思っていたのだから無理はなかった。

 

だからこその今は欧州側の議員がなにを言ったとしても問題にはならなかった、今日の本題は【本命の第五計画】プランではあったがその莫大な予算の使い道すらも完全に不明にしていたのだから、特にトラップ社長の息がかかっている派閥連中は未だに【G弾開発をあきらめていなかったのだから】今回の会議においてはそれが必要に会議で取り上げられていた。

 

 

当たり前である火星軍の助力があるからこそ今は最前線国や前線国や亡命政府の多くの各国は今はようやく一息付けた所であり、インフラの回復や政治、経済の回復に資源や資金を回さないといけないのに、未だに極秘計画で予算の扱いを教えない極秘計画の詳細票は完全に黒塗りであり、何に使った資金や資源は分からずに、また企業も黒塗りで唾されていた、

 

これでいくら資料も議会を公表したとしても・・・各国の議員が切れるのは無理はなかった。

 

「それではアメリカの言うとおりに、第五計画が仮に完成するかも知れないが、今だ作れてはいない新型爆弾を、基に戦術を作っているのはいいでしょう、それはアメリカという国の独自の戦力だ、なにもいいわけは出ないが、だが現状を見てほしいとアメリカ政府に強く言っている」

 

確かに欧州側の代表の言っていることは、何も間違いではないのだ、実際にガンペリー級の買い入れと、それに伴う絶対防衛ラインの構築作業は確かに元ハイヴ周辺地区は完了はしているが。

 

だがそれは、同時にハイヴ以外の場所の地区についてはまだ復興すら行ってはいないのだ。

 

あそこは最前線であるが為に、補給基地や生産ラインなど、拠点も幾つか作っておく必要があるために地球脱出計画の第五計画に今までどおりの予算を欧州側が出す余裕がなくなっているのだ。

 

 

これは特に火星軍が1個のハイヴを落としたことでそこに防衛拠点並びに施設も作られているうえに、ライノ級やビックトレー級などが配備させていることからも十分な防衛戦力が整いつつあるのだ。 護衛してさらにラー・カイラム級とクラップ級も配備しているのだ。

 

おまけに欧州側としては、この絶対防衛ラインがあるために、本来ならば陥落してもおかしくはない、パリ周辺の辺りは、いまだに無傷で残っているのだからそのための予算は新型戦術機開発や火星政府から売り出される戦車やガンタンク部隊の買い取りをしているためにどう頑張っても第五計画の予算はもはや必要がなくなっているのだ。

 

そのために今回欧州側がこの連合の会議にやってきたのは第五計画の物理的な凍結か、または別の計画に変更をするためでしかないのだ。

 

それは日本としても同じでことであった。

 

すでに日本側を通して、極秘裏に【ガンダム大将軍】を渡された上にモビルスーツと呼ばれる新技術のロボット兵器も存在しているのだから、ガンキャノンとガンタンクも無論日本も購入しているのだ。

 

特にガンタンクの存在は、日本側としても十分に参考になる技術がたくさんあったのだ。

そのためか古い戦術機で戦闘行動に耐えられない第一世代機はガンタンクのような射撃用に下半身を交換したタイプの試作品を日本の工場で極秘裏に作っている最中なのだ。

 

実際に日本以外にもガンタンク系の機体技術を開発を行っているが一番技術的に開発速度が速いのは日本と言う落ちである、アメリカはわざわざこんな戦車と戦術機の合いの子を作る必要がないほど戦術機開発の母国である。

 

他の国は機体開発に回す資源や資金の余裕がないだけであった。

つまりこれが完成すれば、戦場で破壊された戦術機をこのタンクタイプに換装強化キッドで日本は外貨を得る作戦であるのだ。

 

そのためか、やはり日本もこのような交渉では本来ならば、アメリカ側に味方として、支援の言葉を投げるところが、逆の言葉をアメリカの交渉官に持ち掛けていたのだ。

 

「それはわが日本帝国も同じです、実際に第3計画も順調には進んではいません、確かに報告では初期ロット分は【対BETA陽動効果の実証実験作戦】と【ヴォールクデータ】を残してくれましたが、それゆえに未だにこうして各国は資金を提供しているのですよ、しかもだ火星政府との交渉や技術交換によって戦術機の各部の性能が向上したという事実に目を背けるのはいかがなものかと」

 

 

実際に火星軍だけで地球上の全てのハイヴを簡単に排除することは出来る、だがその後が色々と大変になるのだから火星政府としても慎重に事を進めていくつもりである。

 

だからこそ、現状は火星軍は、自分達の武器のお下がりの一部の兵器のライセンス生産を認めているのだ。特に物理兵装の多くや61式戦車も地球側にライセンス生産を任せていたりする、少しでも補給や生産の負担を減らしたいのは火星側も一緒であった。

 

そしてこの生産された戦車の多くが現在の多くの戦線で見かけるほどのベストセラー機になっているのは仕方がない、戦車兵は育てるためのノウハウが地球側にもあるのだ。

 

多少性能が落ちている61式戦車でもあっても突撃級までの装甲を正面から砲撃で打ち抜ける砲撃力があるのが61式戦車なのだから。人気物にならない方がどうかしている。

 

そして、なによりも実際にハイヴを消し飛ばせるほどの威力を持っている、巨砲を有している浮遊戦艦もあるのだから、現在のアメリカが極秘に作っているという、噂の新型爆弾の威力に頼る必要はないと考えても仕方がないのだ。

 

ここにアプサラスとライノサラスが入らないのは、それは最初に威力として見せたのが、戦艦による一撃の砲撃よって消し飛んだハイヴ上層部を世界中の人間が目撃してしまったのだ。

 

だからこそ、それが基準となっているのだ。実際にアプサラスも最大火力であればハイヴ上層部を消し飛ばせるがそれをすると戦場で一時的に身動きが取れなくなるほどの大きすぎる隙が生まれる シミュレーションデータは主力ジェネレーターの冷却等を含めると最低で十分間は無謀になってしまうのがアプサラスⅢという兵器で有った。

 

だからこその特務部隊が護衛についているのだ、最もといざとなればラー・カイラム級に配備されているFAZZ大隊にアプサラスⅢのパイロットと司令官の2名を回収したのちにFAZZの大火力で完全に機体事消滅させるプランがあるのはこの議員たちは知らないままであった。

 

「だが、いつ彼らが我々の敵になるかも知れないのですよ、だからこそ我々は独自に兵器を開発して彼らに対して対等の交渉に持っていけるように努力はするべきでしょう!!!!」

 

このアメリカの台詞には、会場にいる殆どの、議員連中が大笑いをしてしまった。

 

「なにを、ふざけたことを言っているのですか?そこは“我々”ではなくて、“アメリカ”という国がでしょう」

 

「確かに、今まではアメリカに頼るしか戦術機の新型機開発は出来なかった上に戦略物資なども頼っていたが、現状は火星軍と政府という途方もない力が出てきた上に、彼らを脅せる兵器の開発の中止を我々が願っているのだから、アメリカとしては仕方がないだろう」

 

 

「そうだな、アメリカが仮にその新型爆弾を開発に成功したとしてもだ、我々にはどうせ、その開発データや実物は渡さないつもりだろうな、逆に人がいないハイヴしかない場所に同等、その新型爆弾の実験場にしたいから無茶な作戦を作って、国連主体という言い訳をするのだろう」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・違います。・・・わが国は・・・そんな馬鹿な真似はいたしません」

 

だが彼の言っていることはある意味で間違っているのだ、火星軍がいなければ現状では普通に各国から巻き上げた資金などで実際に新型爆弾【G弾】を作った上に、その実験場を日本の横浜ハイヴ攻略戦時に無断で二個も落としているのだ。

 

しかもその言い訳がなんとも見苦しい上に、そもそもその時点でアメリカとの同盟は切れているのにもかかわらず、アメリカは同盟国日本の救援の為だとかの国連の会議でほざいたのだ。

 

だれもが、わかっていたのだ。横浜は、G弾という新型爆弾の実験場にされたということを…。そもそもそれをするならば、最初から作戦として入れておけば、何も問題ではなかったのだが、問答無用ということもあり、

 

日本側に大量の被害が出てしまったのだ。それすらも、補填はほとんどしていないのだから、日本人から嫌われるのは仕方がない。

 

だがこの歴史では、ハイヴは既に一つ落ちている上に、インド戦線をはじめとする多くの戦線を維持できる戦力を火星軍と政府から回してもらっていた。

 

さすがにインド方面にハイヴが乱立することは、火星軍にしても地球側にしても色々と困ったことになるのだ。特にインド洋が一切使えなくなるために、補給路の問題もあったからだ。

 

そのためか火星軍も政府も、アプサラスⅢを含む、特殊08小隊も配備しているのだ。

つまり火星軍により防衛線が成り立っているのだ。欧州連合とインド方面はここに来て日本も無理やり同盟条約に追加された恨みがあるためにわざわざアメリカが有利になる展開に持っていくほどインド代表の議員は馬鹿ではなかった。

 

ただし中華戦線だけは別であった。確かに火星軍や政府からも支援は貰っているが、実際には政府関係者を通さずに、現場に直接補給物資などをラー級やクラップ級の護衛の下、ミディア級とガルダ級が隊列を組んで堂々と輸送作業をしているのだから途中で中抜きしにくいのだ。

 

 

今まではあれば、国連を通すことで補給物資などを援助してもらってきた中華戦線ではあったが、実際に彼らがやっていたことはその補給物資の中抜きをしたうえで横流しをやりまくっていたのだ。

 

もちろん売る先はソ連やドイツという国である。しかも極秘に、裏ルートを使って中抜きしていた奴らからしてみれば火星軍の支援は本当に金と価値が変わらず、笑いが止まらないはずだったが、

 

そんなことは、火星軍と政府とすれば過去の地球連邦時代より、前の時代の中華思想等や関係を知っている連中が多い為に、軍事物資は直接現場に渡すこととなっていた。

 

またこの中華戦線にも【ヘビィ・フォーク級陸上戦艦20席】と【陸上戦艦ビッグトレー級が10隻】配備されていのだ。

 

 

これは戦線によっては、兵士達の休むところがないという、場所もあるために、またそれと同時に確実に、どの物資が足りていないか、ということも把握する為、にも配備されているのだ。

 

 

この戦艦が配備されている為に、実際に砲撃力は比較的に上がっている為に、砲撃を免れた残りのBETA軍の、残党程度は中華戦線が持っている、戦術機大隊でも、十分に片付けることが出来ていたのだ。

 

 

これは中華戦線の前戦の将兵達が、まともであるという証拠を示していた。彼らに物資を直接渡せば十分にその能力を遺憾なく発揮してくれるという、具体的な証拠を出してしまったのだ。

 

 

つまりは中華戦線の、上層部の連中は、これ以上賄賂や物資の横流しで、太ることが出来なくなっていたのだ。

 

特に最前線に送られている中華側の兵士たちは、基本として、まともな人間が多いのだ、賄賂、補給物資の中抜きなど、上官や党によって、命じられていてもだ、それをすれば、軍そのものが機能不全を起こすと、分かっている将校や兵士達が、邪魔だと思っているうえに、同時に最前線に送れば今までは勝手にBETA軍勢の足止めに作戦によって次々とそうしたものたちが死んでいたが。

 

今では違っていたのだ。環境が変わったことや出撃命令を出したとしても、その前にほとんどのBETA軍勢は陸上戦艦の砲撃やガンタンク部隊の砲撃に一方的に消滅しているだ。

 

その砲撃中のさなかに、中華の党のトップ達が通信で突撃命令を出したとしてもだ。火星軍が現在砲撃しているさなかに、その中に突撃していけという、バカな命令は当然、同じ戦場にいる火星軍にも通信は傍受されるのだ。

 

 

これによって最初のうちは中華のトップ達がふざけた命令を出してはいたが、火星軍にも傍受された上で通信に割り込みをされた上でなんでその命令を実行しなければならないのか?

 

 

折角有利な戦場をなんで崩す必要があるのかを火星軍の上級士官たちに最初から説明をする必要が出てきたのだ。

 

 

特に補給物資の横流しをおこなわない部隊を、物理的に処刑するために砲撃中に突入させるとか言った命令を出した中華の党の一部の政治家連中や、軍の関係者は次の日には完全に死体となっていたのだ。

 

しかもだ、そいつと関係が深かった奴ら全員が、何かしらの原因で死亡するのが最低でも四回以上起きれば、火星軍も政府も当然色々と国連の場で追及した結果。

 

国ぐるみで補給物資の中抜きをやっていたことを白状はしたが、すでにその者たちは死亡しており、真実は闇の中という感じになっていた。

 

その結果が火星軍や政府としては“直接現場に支援物資を渡す“という回答であったが、

 

実際に彼らの言い分はなにも間違ってはいない。中華としてはなんとしても権力という蜜を吸いたいが為に、今は表向きアメリカに従っているだけであったから。

 

 

ソ連とドイツとしても立場的には中立であるのだ、そもそもその新型爆弾が開発に成功したとしてもその実験場の提供場所としてソ連かドイツかまたは中華側しかないのだ。

 

現状のハイヴの数は本来の歴史よりもハイヴの数が圧倒的に少ないためにそんな危ない爆弾を使わずとも、火星軍に協力してもらえれば一番楽ではないかという意見が上層部に圧倒的に多いのだ。

 

 

また、なによりも、一番アメリカが頭を抱えているのは火星軍が地球上で作り上げたスペースコロニーと呼ばれる人口の大地であった。

 

これは流石に大きさが大きさなので、地球側から普通に分かってしまうほどの大きさであった。

 

つまりは地球が仮にだハイヴだらけとなってしまったとしてもだ、この人口の大地にいればいのではないかという意見が多いのだ。

 

その意見もアメリカとして馬鹿には出来なかった、彼らが作ろうとしているものは地球を脱出する為の宇宙船なのだ、しかも大きさが大きさなのだが・・・

 

「それにだ、第五計画の新型爆弾やまた地球を見捨てる計画よりもだ、アメリカは火星政府に頭を下げてあの人口の大地の作り方の教えをこうほうが先ではないか?」

 

 

「そうだ、プライドよりもだ、このままでいけば仮にBETA大戦が終結してもだ地球の環境が色々とまずいだろう、特に対レーザー用の弾頭によって環境が破壊されているのだ、移住先としては悪くはないと思うがね、これこそが新しい第五計画にふさわしいとは思わないか各国の議員よ」

 

 

「「「「「「「おおおおおおお」」」」」」

 

 

確かにそうなのだ、実際に彼らにしてもだ、仮に地球に残ったとしてもだ、その環境下で暮すよりかは

 

契約者達からの連絡で、ロンデニオン・コロニー群の中の、ひとつのコロニーは、とても環境が良い上に、人が住める環境下であるというのだ、さらには1G下で有るというもの色々と大きいのだ。

 

彼らにしてみれば、無重力になれると、人間の骨や筋力が低下するのは、昔から分かっていたからこそ、宇宙に出るのは最後の手段と考えていたのだが、こんな手段が近くにあるのに、それを使わない手はないと考えるのは普通であった。

 

またそれに同時にコロニーということは、いざというときに自分達が作ってきた財産や歴史的な価値が有るものを丸ごと持っていけるということもある。

 

 

さらには一部の勢力ではあるが、同時に独裁者になれることにも気づいたのだ。

 

周りは真空の宇宙空間であるのだ、人が生きる為には酸素がいるのだ、それを握っている上に自分達の政策その物が外に出ないのだ、物理的なやり取りをしなければだ。

 

つまりだ、中華戦線やソ連にしてもだ、自分達に従う連中だけこのコロニーに一緒に避難させて暮せるようにするとか普通に考えていたりするのだ。

 

 

現状では地球上では、そのような考えは無理ではある、手段によっては、自分達の政策が必ず外へばれてしまうからだ、だがコロニーは別であると分かりきってしまう。

 

そのためか、第五計画の根本の見直しが叫ばれていのだが、もはやアメリカ以外は、全て敵状態の議会においてはなにを言っても無理だということを悟ってしまったのか

 

 

これによってアメリカが主体で進めていたほかの惑星への移住する為の計画そのものが書き換えられたのだ。

 

 

「地球の国連主導により火星軍並びに政府から技術支援によって宇宙空間に人口の大地を作る計画】

 

これが第五計画の根本となっている、第四計画はそのまま第3計画の後を告ぐためにも【対BETAの情報収集】という名目でなんとか生き残ることが出来たのだ。

 

だが実際には第四計画を何処を招致して主体的に動かすと成れば話は別となってくる。

 

確かに対BETA戦戦は、大きな役割をなすことは間違いないのだか、大戦後には人類の役に立つかどうか微妙になっている。

 

超能力者なんて使わずに普通に自国の諜報部隊がいるからだ、火星側には使えないがそれでも他の国では普通に使えるために、本当に必要な計画なのか・・・それが第4計画である。

 

だからこそ、第五計画を主導する国家はどこだと議会が奮闘してそのまま終ってしまう。

 

実際にハイヴ攻略は、未だに人類の力だけでは出来ないのと分かってる、だからこそ情報がほしいと考えるのは当たり前であるのだが、火星軍から売りに出している【モビルスーツ】の技術の応用機などの開発も有るのだ。

 

だが資金と資材と人材の提供はあんまりしたくはないというの各国の本音であった。

 

だが同時に攻略されたハイヴの探索においても情報を持っているであろう、反応炉は綺麗さっぱりなくなっているのだ、これは火星軍の攻撃によってなくなったためでもあった。

 

つまり欠片でも残っていれば調査もできのたが、マークの勅命でロンド・ベル隊のメンバーはハイヴ攻略後においてはハイヴ内に生き残っているBETAを皆殺しにしろと勅命が下っているのだ。

 

これは映画やアニメでもこの手の怪獣物では、欠片1つからでも再生するかもしれない、または情報がもれてしまうのではないかということでハイウ攻略のシミュレーターでも反応炉付近は最低でもビームマグナム五発はぶち込んでいるのだ。

 

 

ハイヴ攻略後にも反応炉は綺麗に吹き飛んでいるために心配ではなかったが、ウイングガンダムほどの大火力を有している機体は実際にあの時のロンド・ベル隊には少なかったのだ。

 

だが今では違う火星側は地球側に残した戦力でも十分に対処できるとほど大丈夫なのだ。

 

こうして国連の会議は奮闘していく中3か月後アメリカの議員の代表が代わっていたのだ、これはG弾派閥の連中がトップになったことからも。

 

とりあえずは新型爆弾を作りその威力と性能を確かめることで仮に危なかったとしても、アメリカ側は問題ないと判断されたのだすでに核の嵐でカナダを汚染しているのだ。

 

それにだ、新型爆弾の汚染が仮にあったとしてもだ一生続くわけでもないのだ。

 

いざと言う時の、スペースコロニー計画もあるのだから一部の軍部やアメリカの上層部はこうして納得していたのだ。

 

また一時的にでも、スペースコロニーの建造の、ノウハウがもし手に入るのならば、そこに住めばいいのではないかという意見もあったのだ。つまり地球を見捨ててもいいという勢力が過半数を超えてしまったのだ

 

元々新型爆弾の派閥は、地球から逃げる派閥と、なんとか新型爆弾ですべてのハイヴを消滅した上で、地球の覇権を捕るという、アメリカらしい思想の持主で、構成させていたのだから。

 

このようの結果になるのは、無理はないことであった、実際にトラップ社長の一声でこの議員は切り替わってしまったのだ。

 

また前の代表はなぜかは知らないが、国連の外交官として最前線の元ハイヴ基地に飛ばされてしまった。

 

激戦区のフィンランド地方にだ、

 

 

こうして地球の情勢もまた動き始めていた、そうしている間にも一ヶ月も立たないうちに火星から【ゼタンの門】と呼ばれる宇宙要塞が新たに地球圏に到着してしまった。

 

これもアメリカの元代表が飛ばされた原因のひとつであったのだ、アメリカとしてもBETA大戦後は地球圏の覇者として君臨する予定が見事に壊れていくのだから、

 

それの仕返しとして下げたくない頭とプライドを下げてまで火星政府との交渉を現在も続けてはいるのだから、無理はなかった。

 

 

それによって3月頃の火星会議ではマーク達の手元に第五計画の内容が完全に漏れてしまったは仕方がないことであった。

 

地球上の国家が人口の大地をコロニーを作る技術を欲していたのだから。

 

こうして4月まで時間の針は進むことになるさすがに【ゼダンの門】を地球と月の間に置くとしてもだ色々と計算をしておく必要があるのだから無理はなかった。

 

これはルナツー要塞だけでは色々と足りなくなるために火星政府が重い腰を上げた結果「ゼタンの門」を地球まで運んできたのだ。

 

 



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その頃・・・・巌谷大尉は

巌谷大尉を中心とした話です・・・これださないと 近衛部隊が色々とまずいし 帝国の技術力も上がらないからね。


1985年六月20日 昼の一時 日本帝国内部でも確かに欧州側の絶対防衛ラインは、絶対的なものであると確信していたのだ。

 

欧州戦線やアンバール方面軍とインド方面軍とソ連戦線や中華戦線の多くでは火星制の砲撃戦特化型モビルスーツ【量産型ガンタンク】が一つの戦線に200機以上は投入されていたのだ。

 

それと同時に【ミサイルバギー】【61式戦車】等の陸上戦力も整い始めたことも大きかった。

 

だが一部の戦線以外ではライノサラス型やFAZZ機や陸上戦艦も配備されるほどBETAユーラシア絶対包囲網がこの1年近くで完成したことが日本帝国軍も近衛軍も驚くしかなかった。

 

実際に本来の歴史通りであれば、インド側の防衛ラインが崩壊して、そこに新たなハイヴが誕生するのだが、今では逆に完全な膠着状態となっている為に、多少の設備投資は、欧州連合としても可能となったのだ。

 

この欧州の施設投資などの資金や資源の放出によって本来のオルタ計画に流れる欧州側の資本などが徐々に減っていたのは言うまでもない。

 

3月以上前に国連の秘密会議でオルタ計画の内容も大きく変わったことも大きかったが、それよりも【生きている人間が死んでいる人間の数を再び越え出したことも大きかったのだ】これは防衛線の構築並びに、その防衛戦で戦死がほぼゼロに抑えられている結果にもつながっていた。

 

またこの時点を持ってアジア側も中国と台湾と韓国などの国々が集まった結果対BETA共闘条約に調印した【統一中華戦線】が誕生したのであった、これには流石に台湾や韓国などの国も中華の旗の下で幾ら火星軍の支援のがあるとしてもだ、なんとか戦線は構築されて踏ん張っている程度なのだ。

 

統一中華戦線のトップである【李政権】はすでに瀕死の状態であったのだから無理はない、さまざまな軍機違反や命令違反や物資の中抜きをおこなっていた政治家達の多くは物理的に粛清されてしまった後に生まれた政権であり、中華思想や毛沢西【もうたくせい】など

今までの政権の多くを担っていた政治家と甘い汁を吸っていた者達は統一中華の調印式の裏側で処刑されていたのだ。

 

 

それほどまでに経済的にも色々と旧中華は追い詰められていた、一時的と将来性を見越して、台湾や周辺国の乗っ取りを画策する為に組まれた旧政権時代に生まれたのが今の同盟で有ったが。

 

 

火星軍の力を見てしまった後では・・・どうあがいても旧中華政権の多くの腐敗しすぎた官僚と政治家全てを現政権は生贄にするしか手はなかった、当事者たちは、抵抗したが粛々と処刑されていったのだ。

 

腐っていても中華はやはり中華でしかないということであるが、それでも火星政府に自らの政権すら色々と条件などを付けて、火星軍の増援を引っ張てこれたが同時にそれは火星軍が統一中華の施設や土地を防衛のために使う必要が出てくるのだ。

 

そんな身売りする統一中華戦線の同盟を危険と判断した、日本は多少無茶ではあったが、火星軍から【裏取引で手に入れたガンダム大将軍】の解析がようやく終わった本当に一部の技術を応用して作る【日本の次期主力戦術機選定】をはじめていたのだ。

 

それと同時に今度は国外で戦うための準備として【日米合同演習】を実施することになっていた。

 

日本帝国の次期主力戦術機選定に向けた日米合同の異機種間戦闘訓練(DACT)が、矢臼別演習場で行われることになるがそれは日本側が開発して間もない機体Fー4J改で有ったのは言うまでもない、そもそも本来の歴史よりも1年以上も早く表れた戦術機である、普通に考えれば何かのカラクリがあるのはあたり前である。

 

本演習に於いて【帝国斯衛軍の巌谷大尉】はF-4j改でしかも試作型長刀一丁と武装はライフル2丁で簡単にF-15を破るとい快挙を成し遂げたが実際にはこの機体に使っている技術的な物がほぼ一緒アメリカ軍と日本軍はあまり大した技術差はなかった。

 

あるとすれば日本は日本の風土や日本人用に扱いやすくするために色々と改造した機体とアメリカ式の機体で格闘戦においては圧倒的な違いを見せるのは仕方がない。

 

 

しかも日本は絶対に負けたくないのか、【契約者としての巌谷大尉】として火星軍に出張していたのだ、それをわざわざ日本という国の事情のために引き戻した上に同時に整備師達もやはり契約者で固めていたのだからやらせの為の模擬戦でしかなかったのであったが。

 

「本土の連中はこんな機体で・・・アメリカ軍機と模擬戦をするのか・・・おいおい冗談じゃない」

 

「仕方がないだろう・・・だから俺達が呼び戻されて・・・半年以上もかけて・・機体をいじくりまわした結果」

 

「あああ・・・・・俺達やテストパイロットの巌谷大尉はつらいだろうな・・・」

 

「日本という国が威信をかけて作った機体が俺達がテコ入れしないと・・・そもそもOSすらも・・・ジム以下だぜ」

 

「仕方がない戦術機とモビルスーツは違うんだよ・・・整備すらもな」

 

こんな会話をしながら契約者の整備達は日々の改造や改良をしていたのだ、その結果がこれである。

 

実際にそれを可能としたは、火星政府側も日本側からの交渉によって色々なメリットやデメリットを引いた上での結果でしかなかったのだ。

 

マークも不知火Ⅱ型系列かまたは武御雷系列が生まれるためには必要なことである、上層部に進言したことも大きかった。

 

こんな真実は日本国民には知らされてはいない、アメリカ軍も同じである。

 

それよりも火星軍で最前線でトルネードガンダムを扱っていた巌谷大尉にしてみれば自分のチームごとハイヴ攻略前から引き戻して、この日本とアメリカの茶番劇のために引っ張りだされたのかという思いが巌谷大尉の言葉としてつい出てしまった。

 

「やはりなこの機動性にこの即座に反応するものは【ガンキャノン系列のOS】を使ったというわけか、わが祖国はだが、つまり【ガンキャノン系列のOS】を入れても止まらないほどの高性能のコンピューターを作り出したというわけか?」

 

「いや違うな・・・コクピット部分は今までの戦術機何一つとして変わらないが、だとしたら・・・まさか・・・・・・・」

 

巌谷大尉の考えは当たっていた、なぜ契約者の整備士達も一緒に日本本土にいなくてはならないのか、それが巌谷大尉の頭の片隅は残っていたが。

 

『なるほど・・・・量産型ガンキャノンの高性能コンピューター周辺を、この機体のハードディスク事取り換えた上に、バッテリーなども量産型ガンキャノンの周辺パーツで入れ替えていたな』

 

 

巌谷大尉はそのように考えてしまうのは仕方がないことである、ロンド・ベル隊の中にすでに一年以上いるのだ、さまざまな機密指定の技術に触れているのだ単独で国に報告するなんて猛者はだれもいないのだ。

 

契約者という制度そのものがすでに地球すべての国家に無意識に足かせをはめていたのだ。

 

特に巌谷大尉のチームは、最初は訓練用のジムからスタートした上に次にパワードジムに乗っているのだ、現在はガンダムタイプを任せられるほどの腕前と技量を有しているパイロットなのだ。

 

アメリカ側にしてみれば本当に詐欺行為にしか見えなかったはすだ。

 

「くそあのジャップのパイロット・・・なんだあの動きは・・機動性も格闘性の同じ戦術機から生まれた物かよ、ちくしょう!!!!」

 

こんなことを今でも彼はテスト機のコクピットの中でつぶやいていたが、だがそれは仕方がない彼はあくまでもテストパイロット専用であり、実戦には一度も出なかった。

 

そしてなによりも彼の不幸は彼の基地の周辺地域ではいまだにアメリカナンバー1が信じられている上に彼も白人パイロットである、そして更なる不幸は日本側が指名したパイロットの経歴が一切機密に指定されていたことである。

 

火星政府と契約したパイロットや整備士達の経歴はどの国でも基本は非公開情報となる、しかもだ機密指定のランクが一番高いSSSランクであるのだ。

 

つまり一介のテストパイロットごときでは、契約者である巌谷大尉の経歴は分からなくて当たり前。

 

また火星側は火星軍の部隊から離れた整備士やパイロット達にも厳格に【ビーム兵器と超電磁砲系列の技術系統】は未だに火星側は完全解禁はしてないがそれでもだ

 

「やはり一年以上あの場所にいると、ビーム兵器の理論やレールガンの理論はわかっているのだが、それを上層部に報告をすれば、契約によって火星政府にも見捨てられるか」

 

確かにそうなのだ、だからこそ量産型ガンタンクや量産型ガンキャノンは火星軍側では普通に量産化して地上の激戦区に次々と配備しているほどなのだ。

 

量産型ガンキャノンはビーム兵器が使えるのはロンド・ベル隊に入っている連中かまたは契約者の連中に限られる、だがそれ以外にも普通にモビルスーツ用の武装はたくさんあるために、

 

さほど重要視されるほどではない次に核融合炉に関しては各国の技術者をコロニー内部で育てている最中であるのだ。

 

これは核兵器は使えるが融合炉タイプは未だに技術的にも無理なことが多い為にどの国も触ってはいなかったが逆に61戦車の大型バッテリーはこの世界の住人にはたいそう喜ばれていた。

 

なんせ戦術機の活動時間が大幅に増えるのだ、実際にこの大型バッテリーは簡単に作れるのが多いこともあり、

 

第一世代型戦術機初期型以外のタイプには普通に少しの改造で装備されている、これにはヒートサーベルやヒートソードなど接近専用の武器の使用回数の為に使われる事が多い為に必要に迫られて加えられたのだ。

 

 

だがこの火星軍から回された接近専用の武器が特に中華戦線に大いに助かっていたのである、中華の連中にしてみれば【中華刀】に姿形が似ているグフのヒートソードは大変に使い勝手が良かったからである。

 

旧政権を生贄にした上で法律よりも党が上であるというおかしな法律の消滅や独裁政権誕生阻止や選挙活動の妨害工作等様々な事を統一中華守ることで、このように支援物資や戦術機の武装の一部が中華政府に徐々に様子を見るように火星側から送られていた。

 

逆に日本はこれに大いに手間取っていた、確かに日本としても接近戦は得意な分野では遭ったが、それを戦術機の仕様にあわせて作るとなると如何しても色々と問題が発生していたのであった。

 

だがこれも火星軍が有る意味では解決したようなものであった、元々現在はロンデニオンコロニー群にいる篁がパイロットをしていた武者ガンダムの機体についていた刀や長刀の開発データやまたは実物がほしいと日本帝国政府が火星政府に交渉してきたのだ。

 

 

それを受け取ったレビルやゴップにそしてマークも現在はどの人材を呼び出すとか、色々と問題があったために現状問題として

 

「なに、問題ではなかろうと特に日本という国は刀と長刀の開発データと実物がほしいのだろう、ビーム兵器や母艦などの開発データではあれば多少の問題にはしていたが、実体剣でBETAは倒せてもモビルスーツは倒せないだろう、実際にガンダリュウム合金や特殊な金属を使わない限りは問題ではあるまい」

 

 

 

ゴップの意見も最もとであったのだ、元々補給部出身でありながら政治的には抜群なバランス感覚を有している人材で遭った。

 

 

「私も問題ではない、実際に渡すデータや実物はこちらで用意するが、それでもだファーストガンダムの装甲すらも貫通できないだろう」

 

 

確かにルナチタを貫通させたり、溶かしたり、切ったりできたのはあくまでもヒートサーベルやヒートソードの威力があるからこそ出来た芸当なのだ。

 

 

つまり核融合炉が完成できていない上にバッテリー機でヒート系攻撃は幾らがんばってもガンダリュウム系の合金を破壊することは出来ないとすでに実証済みである。

 

そうでなればだれが危ない橋を渡ってヒート系の武器まで地球側に渡す政府がいるというのか不思議な位であった。

 

「分かりました、ではロンド・ベルにこのことを報告して、武者ガンダムの予備の武装と武装の開発データを日本に輸出用として送り出します」

 

 

こうして一部の日本帝国の政府高官達や技術者達は火星側から送られてきた物資の輸送の中にしっかりと地球上の金属で作れる武者ガンダムの刀や薙刀の100セットが送られてきたのだ。

 

しかもだ、開発データ入りでだ、これによって試作型長刀はより完成を増すことになる。

後に日本の長刀や薙刀系列は各国が欲しがるほど人気商品の一つとなる。

 

 




絶対にやる国家はいっぱいあると思って書きました ガンキャノンとガンタンクは結構売りに出されています 機体解体や機体のOSなどを解析するだろうと思って書きました。


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サイド再建計画始動

色々と考えた結果サイド計画を今やらないと増えすぎたコロニーの維持管理が色々と大変なことになりますので。 

最低限でも宇宙世紀79年時のジオンと連邦軍が戦争をする前までのサイドを作りたいと思っています。




1985年七月10日 

 

実際に火星政府としても純粋に戦力として動かせるだけ戦力は地球に完全に送り出してしまったのだ。

 

特に最後の戦力の意味も込めてゼタンの門が地球と月の間に配備されていたのだから。

そしてゼタンの門周辺地域にはすでに地球圏で作られていた新型コロニー群サイド5が多く配備されていたのだ。

 

この図式は宇宙世紀のルウム開戦前と同じほどのコロニー群が存在している事で本来ならばサイド1~サイド7までは各コロニーの間隔をあけておく予定ではあったが、定期的に来る月からの移動ハイヴや地球から打ちあげられる移動ハイヴや地球側もまた宇宙にスペースシャトルを使えば上がってこれるために、防犯的な意味も込めて1か所に集めていたが。

 

だがゼタンの門が地球圏に到着した後ならば、ルナツー要塞とゼタンの門の2つの宇宙要塞の周辺地域にコロニーを移動させても問題はないと判断されて実行に移っている。

 

ちなみに今の地球圏にルナツー要塞と近くのサイド7空域そしてサイド5とゼタンの門並びにサイド1空域とサイド4空域まではコロニー群の輸送は完了していた。

 

サイド3、サイド2、サイド6は3か所のサイドのいまだに火星軍側も戦力不足であり、特にサイド3は完全に月側に近いサイドであり、月のハイヴや月に存在するBETAを刺激して進化させる行動はとらない方がいいとされたために、サイド3の移動は今の情勢下では難しかったりする。

 

これは木星~火星の間の補給路の確立と護衛、木星圏のコロニーと宇宙要塞アクシズなどを含めた要塞の護衛任務などに戦艦や巡洋艦МSの多くを火星政府が配備していたからだ。

 

また火星にコンペイトウをはじめとする、多くの要塞もまたも火星圏に存在している、コロニー群の護衛にも、やはり大量の艦艇やМSが必須になるために、その結果として地球にはもはや追加の戦力を送る予定すらないのが、火星政府と軍隊の見解ではあった、

 

移動要塞の代わりに現在はピースミリオン系の巨大空母の建造を開始するかしないかで火星政府の議会がもめるほどである。

 

 

「まだ分からないのか・・・・・予算が足りないんだよ・・・いくら無限に使えると言っても、それは製造コストがほぼタダになる装置であって、一から新しい物をつくるときには意味をなさないことはお前だって知っているだろう」

 

 

「わかっているが・・・・・・ゼタンの門と同じかそれ以上の機動要塞の建造ならば・・・ピースミリオン級を10隻を生産したほうが・・・色々と使い勝手があるだろう」

 

 

「お前は・・・・・・・ベクトラ級2隻分でピースミリオン級一隻の製造コストが同じなんだぞ・・・それを10隻も作るなんて ばかか・・・」

 

「ばかじゃない・・・・・ピースミリオン級の大きさを考えろ・・・3,000mクラスは大きくと隕石などをくりぬいて作る要塞よりも圧倒的にコストは安いだろうが・・・」

 

 

「お前こそーーーーー頭で考えるばかりで・・・少しは現場の」

 

「お前こそ現場をなにを」

 

こんな会議をしているのが今の火星政府の実情だったりする、マークはすでにゼタンの門が地球に移動する時に一緒に新しい専用機体である黄金の騎士と一緒に乗せてもらって上で地球に帰ってきていたのだ。

 

だからこそ余計に議会が荒れていても仕方がない、無限に物資を出せる人物が火星から離れているのだから。

 

それは地球側に、いまだに知らてない情報であり、仮に知られていたとしても、地球の衛星軌道上などを支配しているは火星軍であり、どのみち地球側から得た戦術機と呼べる機体のデータや実機の一部をルナツー経緯でもらっていた。

 

そうあの日本とアメリカがトライアウトをした機体以外はほぼ入手していたのだ。

実際に国連にほぼ入っている国家でも経済はボロボロな国が多い、特に前線国家や最前線国家や亡命政府にしてみれば、自国の戦術機のデータ【第一世代機】の情報を渡すだけでも火星政府は対価として大量の物資や食料や衣料品関係を与えてくれるのだ。

 

日本側もガンキャノンやガンタンクの購入代金に自国でライセンス生産した日本製のイーグルの機体情報等多くを火星政府と取引をするのに使っていた。

 

その為か火星側が大量の戦術機のデータをシミュレートした結果、戦術機程度では問題にはならなかった。

この結果によって現在はモビルスーツの武装などが地球側に少しではあるが売られる結果につながっている。

 

そしてロンド・ベル隊もその持てる戦力の一部だけではあるが、地球側の主だった三島に張り付けているのだから。

 

これは火星軍の戦力の底力を世界中に知らしめることにつながるのだから、実際にゼタンの門の守備隊の一部の艦艇とコロニー防衛軍やルナツーの守備隊の一部の予備部隊を再編制したのが以下のとおりである。

 

マダガスカル島に戦艦5隻、巡洋艦5隻、陸上戦艦2隻となっている。

 

硫黄島には戦艦5隻、巡洋艦5隻、アウドムラ級3隻 

 

佐渡島には、戦艦3隻、巡洋艦5隻、陸上戦艦5隻を追加で配備しているだけなのだ。

 

これにようやくフルメンテから終わった契約者達がのる【改ペガサス級】は全部で12隻を三島に配備した上で、トルネードガンダムの予備パーツ等改修パーツなどを運ぶことが主目的になっている。

 

宇宙に上がった契約者の多くはロンデ二オン・コロニーの一部で訓練中であるのを、わざと火星軍が地上すべての国家に【契約者になった地球の人々の暮らし】と言う題名のテレビ番組が毎日必ず夜の七時頃に流れるようになっていた。

 

 

これの番組視聴率はほぼ100パーセントであり、軍人も政府要人も官僚達も見るしかない番組で有った。

 

これは火星政府が火星軍に頼んだイメージ戦略である、地球の政治家達の多くは自国の人々が契約者になった事でのメリットとデメリットは分かるが自国民の多くは【契約者】という言葉のイメージは火星軍に出稼ぎに行く程度で有ったのだから、無理はない。

 

そしてこれらのテレビ放送によって第五計画も大きくないようが変化したのは仕方がない、彼等がいるのは人口の大地であり、普通に人が住める大地なのだから。

 

そして、次のハイヴ攻略戦開始までに少しでも地上戦力の底上げが今の火星軍の目的であるからだ。

イメージが悪ければ悪いほどテロリストがテロをするための口述に使う可能性が高かったことも大きかった。

 

結局のところは火星軍も政府も地球側からしてみれば迷惑なお客ではない程度のイメージで有ったのだ、フィンランド方面のハイヴを攻略するまでは。

 

ちなみに【FA-010A FAZZ】は地球のハイヴ攻略用モビルスーツとしてゼタンの門で120機は追加で生産されており、三島にそれぞれ40機ずつ配備されることになった。

 

これはBETAを相手にあるためには、あの戦いではフルアーマーダブルゼータやダブルゼータガンダムを投入してなんとかその大火力によって、十万以上の数を仕留めたが、

 

だがハイウ内部に入り、戦ったり、重力下で戦うとなれば、下手な可変機能が整備性の邪魔になる可能性が圧倒的に高かったのだ。

 

また元の支援機として作ったとしても、結局はハイヴ内部で戦うことになるうえに、接近戦用の武装もないのであれば、戦車級に食われる可能性が、あると火星軍と政府も再認識しているのだ。

 

 

そのためかルナツー内部の連邦系技術者達とアナハイム者達技術者が協力して、その欠陥部分であった、接近戦用の武装を追加や、頭部と腹部のハイメガ砲のエネルギー調整の配分を行っている最中であった。

 

フィンランド方面に存在するハイヴ攻略後のFAーZZガンダム FAZZの多く実戦データを見た上で、再度の調整が行われることになった。

 

その筆頭がテム・レイ主任やニーナ・パープルトン主任と呼べるガンダムを一度でも作った人が、色々と再設計機の量産機のエネルギー分配をやり直していた。

 

実戦データを元に微調整するのはどこの世界でも一緒である、特にエネルギーの特に大量に使ってしまう武装だらけがZZ系列なのだから、ハイヴの中で核融合炉の火が落ちて、一からの立ち上げなんてそんな隙を見逃してくれるほど甘い連中ではないのがBETAである。

 

 

そして可変機の代表であった、追加生産されたゼータガンダムやゼータプラス部隊のほとんどは、大気圏用にツバサなどを再調整しているところであった。

 

これはゼータガンダムは確かに汎用性では圧倒的に高いが、だがそれでもやはり専用機として再調整した、ゼータタイプと模擬戦をしたら、確実に再調整を施したタイプが、圧倒的に有利になるのだから、やらない意味はなかった。

 

こうして、火星軍も着々とロンド・ベル隊に送る戦力や地球上で使える兵器の量産をおこなっていた。

 

 

 



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日本の議会・・・・そして近衛軍

そのころ日本帝国本土内の国会会議において、アメリカがようやく開発した上で量産化をしている、第二世代型戦術機の会議が日本帝国所属の近衛軍が無理やり、予算と時間と技術を使って、作り上げた瑞鶴の話で本来ならば、盛り上がっているところであった、

 

機体のテストパイロットを含めて機体全てをすでに戦術機とモビルスーツの技術で抱き込んで合わせた試作実験でなければだ。

 

1985年 巌谷大尉がテスト機で勝利をおさめた翌日、日本帝国内の瑞鶴【ずいかく】と呼ばれる戦術機の更なる魔改造が施されていた、特に日本の武家にも家柄ごとにランクが存在していた、それを12の色で分けた上で、なおかつ機体性能もいじれと言ってきたのだから無茶ぶりにもほどがある。

 

確かに将軍家を守る事を筆頭にした武家達の戦術機のアップデード機や新型機への開発並びに配備は必須だろう、だがそれでも戦術機元々対BETA大戦用に作られた兵器であるのだ。

 

実際に日本が作り出した瑞鶴は優秀な機体性能を有していた、それこそ忠実の近衛軍の瑞鶴よりも基本性能は通常機で二倍以上、武家用にカスタムされた機体は下手すれば五倍・・・忠実の近衛軍の武御雷と同じかそれ以上の性能をすでに有しているのだ。

 

元々は1982年に配備が開始された77式戦術歩行戦闘機 撃震(F-4J:ライセンス生産機)の改造機程度しかないが、裏取引で入手した【ガンダム大将軍】の一部技術を試験的に導入している機体でもあったからだ。

 

特にフレーム技術や瑞鶴の装甲素材や大型バッテリーなど、火星政府からの色々な取引によって得られたガンキャノンとガンタンクの技術を応用して作っているのから、このくらいの性能は、出して当然である。

 

また技術者達は特にガンキャノンの機体制御技術のコンピーターシステム、つまりはOSに深く注目することになる、これはガンタンクと同じで、あれだけの精密射撃や高い補正をたった一人のパイロットが行っていると知ったからだ、そもそも艦砲射撃の真似事は確かに戦術機にもできるが、それはあくまでも周りのバックアップがあればこそである。

 

だからこそ余計に日本帝国の技術者達はそれを可能にしているモビルスーツのOSや周辺機器を調べるは無理はなかった。

 

実際に今までも戦術機のosは規格品がすでに決まっているものが、多かったが一部の国や軍隊では自分達の戦術機のosに独自の設定などを加えた上で戦術機と一緒にソフト側も作られているのだが。

 

今回はすでに配備・運用されている瑞鶴部隊の一部を作った、テストベット機部隊であり、【火星軍のMSのOSなどを組み込んだ戦術機がどのような動きや戦闘や機動データを残すかの実験部隊の話であったのだ】

 

 

 

そしてその結果が、先のアメリカ側との合同訓練の結果であった、今までの戦術機のosはあまりにも硬直時間が長すぎるのだ、実際にそれでもなんとか戦えてはいたが、だかそれをなくす努力は各国が独実におこなっていたが、現実問題として、そのようなことよりもだ、戦術機や支援火器を作ってBETAをユーラシア大陸に封じ込めるほうがもっともと、大事なことであったのだ。

 

一部の裕福な国々以外は、現状与えられているもので、戦場を対処するしかないと思われていたが。火星軍の登場で一気にBETA大戦の天秤は人類側に大きく変わっていくこととなったのだ。

 

そうなると、日本帝国側として戦後を考える必要が出てきたのだ、だが問題は戦闘で十分と思える人間が、もはや日本帝国側にも存在はしていなかったのだ。

 

フィンランド方面のハイヴを落とした後でも火星軍が主力として使っているのは戦闘機に絶対にかなわないロボット兵器だとだれもが思っていたが。ミノスキー粒子の影響のためにいまだに散布はしてないがそれでもミノスキークラフトを応用している多くの兵器の周りは流石に電波障害やかく乱が当たり前になっていたからだ。

 

火星政府が売り出しているロボット兵器を日本帝国側も購入した上で、技術的にも貴重なために、色々と技術研究所で調べているが、ロボットの装甲がチタニュウム合金製よりも、圧倒的に強い金属でできているとだけ、分かっているのだ。

 

しかもタンク型は確かに量産型で後ろから打つことに、特化しているために、劣化ウラン弾を千発ほど同じところに撃ち続けることで撃破することが可能になるとデータ上はわかっているが。

 

では戦闘機のミサイルではどうだという実験も日本帝国側もやってはいたが、結果としてろくなことにならないのだ、相手はモビルスーツと呼ばれるロボット兵器であり、その場に固定しているものではないからだ。

 

タンク型以外では、量産型ガンキャノン改と呼べる機体は、対空砲もいける上に頭部バルカン砲や手に持っているマシンガンでミサイルを簡単に撃破できる能力を有していると、テスト部隊からの報告も上がっているのだ。

 

だからこそ、現状の日本帝国側としても、アメリカに負けないように、自らの国で国産の第二世代型の戦術機を作る必要があるのだが、一番の問題はやはり現状の戦術機のosでは簡単に硬直するということであった。 

 

だからこそ、ガンキャノンと呼べるモビルスーツのOSのすべてを移植しただけでは、稼働時間の問題も出てくるわけで、さまざまな問題的が発生した、特に一番の大きな違いは処理堕ちである、ガンキャノンのOSだけを入れた戦術機を機動させた瞬間に即座に戦術機が動かなくなったのだ。

 

その後整備連中が調べたところ戦術機のハード処理機能を完全にオーバーするほどのOSが乗せられていたことが原因である、実際にそれでどこまで行けるのかそれ専用に特化した戦術機も予備で作られたが、やはりまともに動くことができないほど酷いバクがハードとソフト同時に起きていた、これは後に契約者の巌谷大尉チームによって解決するまで二か月以上現場の整備士達は色々な技術を使って頑張っていた。

 

巌谷大尉率いる契約者チームはその契約者の特権をフルに使って一機のガンキャノンを完全に分解した上で、ガンキャノン側のハードとソフト面を完全に交換したのだ。またこれによって発生する莫大な熱利用の処理をするためにガンキャノンについている換気ダクトの機構すらも使っているのだから、そしてガンキャノンの大型バッテリーや頭部に合ったガンキャノンのレーダー&センサーをまるごと 瑞鶴の頭部に移植したのだ。

 

あとは換気ダクト部分を少し改造して、通常の瑞鶴機に見せる努力も行っているのだ、本当ならば頭部もガンキャノンの頭部の方がちゃんとした性能が出せるが・・・瑞鶴機の頭部に入れ込んだために性能がダウンしたのだ。結果ジムレベルの性能しか出せなくなったのは言うまでもない。

 

しかも相手はそれを知らないでトライアウト戦で戦って敗北したのだから、逆に相手側が哀れになるほどの技術レベル差であったがこれには仕方がない現状の日本帝国の国内事情によるものが大きいのだ。

 

「アメリカ機から勝利をもぎ取った瑞鶴の量産・配備をいぞぐのはあたり前だろう」

 

「なにをいうか・・・・・現状我々日本はまだ準国連同盟国であり、国連内部での発言などをするために、日本帝国軍の若者の命を犠牲にして、ようやく手に入れた時間を・・・お前達古臭い武家連中の矜持を守るために、わざわざ日本帝国国民から納税してもらった税を使って、これ以上は作る予算はない」

 

「帝国陸軍としましても・・・・近衛軍の今年度の振り分け予算がすでに限界に来ています、例のアメリカ軍機をつぶすためにわざわざ【契約者達】を引っ張り出した上で貴重のガンキャノンを一機丸ごとパーツにばらしてそれを使用した瑞鶴のキメラ機を作る予算はどこから来たんでしょうね?」

 

 

「これ一機のために瑞鶴十機は作れるほどの予算ですよ、無論フル武装込みでね」

 

確かにそうであり、瑞鶴はすでに近衛軍の生産ラインに乗っており、一機作るために一億は余裕でかかる機体である、それをさらに魔改造しまくった、巌谷大尉専用の瑞鶴機をフルスペックを再現しようとしたら、十億以上の資金と資源が簡単に吹き飛んでしまうほどの機体なのだから。

 

「だが仕方ないだろう・・・・我々は近衛軍だ・・・・・・その機体を・・・、あのアメリカ軍から提供される機体に乗るなんて、どんなトラップが仕込まれていかわからないんだぞ」

 

確かにそのとおりである、実際にアメリカ軍はこの取引に成功したら、近衛軍の勢力を衰退させるために十億で一機という途方もない機体値段をつける予定ではあったのだから。

 

つまり一機で一億で買える機体をつぶして十億で一機にすると、近衛軍の戦力拡大の阻止並びに補給や改造にも横やりをアメリカは入れられるのだ。契約に違う改造したから賠償金を支払えと・・・

 

それで日本の近衛軍を弱体化する予定が瑞鶴という機体によってその計画は阻止されたのだ。

 

実際に瑞鶴の開発元は日本帝国陸軍ではなくて【将軍家の守護を主任務】とする【斯衛軍専用の機体】として運動性の強化と軽量化を主眼に開発されたであったからだ。

 

そのために整備性や生産性を犠牲にした性能の向上が図られている、撃震よりも日本製パーツの割合が増しており、日本独自のレーザー警戒装置により光線属種からの初期照射レーザー感知能力が向上している機体出力も向上しているが本来ならば稼働時間が低下するはずが。

 

火星軍の【61式戦車の大型バッテリー】の技術を使った為に活動時間は撃震よりも大幅に上がっていた。

 

これにより実質的には第二世代機として、比較的に優秀な戦術機となっていたが、だがやはりというべきか近衛軍のプライドも遭ったのか、日本軍が作っている更なる【次世代機プロジェクト機】通称【第二世代戦術機開発計画】にも割り込みをしてきたのだ。

 

 

確かに近衛軍も最新鋭機がほしいというのは分かるが、だが現実問題として、瑞鶴が近衛軍に生産・配備されている中でこの発言をしているのだ。

 

いまだに瑞鶴のコストがあまりにも高いのだ、おまけに一部ではあるが、そのまま訓練校用に貸し出すための訓練機として、使われるためにやはり生産台数はいまだに100機は行かないのだから。

 

訓練機と配備されると同時に色々な所にリミッターがかけられて上で、さらには近衛軍から訓練学校所属になってしまうために、近衛軍として配備数が少なくなっても仕方がない。

 

また火星軍がハイヴ攻略した時に一緒にいたアメリカ製の第二世代機ということで戦術機の機体は売り出しているが、それも日本側はすでに三機は購入しているのだ。日本側の気候や地形に合わるように、

 

だか本格的な第二世代機の改造機の量産化はアメリカ側からちゃんとライセンスの許可が必要なのだ。

 

たとえ許可が、下りたとしてもだ、製造ラインなど、さまざまなことで再び、予算や、資産が日本から飛んでいくのだから、日本帝国としても、最低でも12機さえ自国で生産すれば、そのまま次の戦術機の開発・生産する予定なのだ、そのための議会なのに、ここで近衛軍の説得に時間がかかれば、かかるほど、最終目的の日本独自の戦術機の開発が、遅れに遅れるのが、議会に参加した近衛軍のこの若い連中には分からないようであった。

 

 

「だがやはり無理だ日本にはすでにそのような予算は殆どない、実際に近衛軍が新たに作り出した【第二世代機の瑞鶴機】だけでも完全に近衛軍に生産・配備が整っていないのだ」

 

この発言をしたのは日本の予算をつかさどる財務省の一人が言っているが実際には間違いではないのだ。

 

ただでさえ、陸軍にも第一世代型の改造型の戦術機を生産・配備している、さなかでさらに、予算を奪い取る計画には賛同できないのだ。

 

「だが我々近衛軍は日本を将軍を守る為の軍隊だ、他の軍隊と同じ装備では海外に笑われてしまうぞ」

 

「ですが、実際に最前線で戦うのは一般の兵士達です、貴方達近衛軍はその最前線で戦ってくれるというならば予算の融通も幾らでも都合がつくでしょうが無理ですよね?」

 

一部の期待を込めてこの発言した辻岡予算大臣の言葉に近衛の若い部隊の多くは当然、

 

「それは・・・・・・・我々が・・・・・近衛の本来守る対象が将軍家の方々だ、最前線の事はそのために作られた陸軍や海軍に任せればよろしいと思うが」

 

「「「「「「「そうだ!!!!そうだ!!!!」」」」」

 

他の国会議員達は完全に頭を抱えるレベルでしかない、この若い近衛連中はまともに現実を向き合う事をしなかったのだ。

 

近衛所属でも確かに国会議員はいるが、こいつらはまともである、いくら近衛の部隊が強いと言っても十万を超すBETAを相手にたったの百機程度の戦術機で全てのBETAを倒すのは無理であると、誰だって知っている。

 

たがこの近衛のやつらはなにもわかっていない、そもそもその一般の兵士達が戦えなければ、自動的に自分達が、最前線で戦うということを、そのために最前線には、優秀な機体を回すというのは、戦略上・戦術面でも何も間違っていないのだが。

 

『『『『『『『『『『『『『第三世代の近衛家はバカの集まりか・・・・・・・二代目と一代目はまだ政治的にマシであり、第二次世界大戦時でもしっかりこちらと連携したおかげて天皇陛下や宮家が守れたというのに・・・』』』』』』』』』』

 

そもそも、ここにいる、近衛達は戦後生まれた、武家の位が高い連中しかいないのだ、前戦からの生き残りである、近衛軍のトップ達もいるために、ある程度の予算や権限が、近衛軍に回されたのは、実際には近衛部隊の老人達の持っている権力や人脈のおかげでもあった。

 

だが若い連中は、自分達の権力が圧倒的に上であると、勘違いしている連中が多いのだ、だからこそだ

 

日本主体の【第二世代の戦術機を作る】計画には、元から近衛軍は入っていないのだ、これは近衛の老人達のおかげでもあった。

 

彼らとしても、近衛軍は確かに、最新鋭機の方が性能も、良いと分かっているために、財務省と防衛省のトップ連中と極秘裏に話をつけたことで、瑞鶴という戦術機に彼らは乗る事が出来るのだ。

 

「馬鹿どもが・・・・・せっかく・・・・瑞鶴という十分な性能実験機が作れたのだ、今はそれの技術を完熟させたより強い第三世代機の戦術機を作り出すための時間を稼ぐだけでいいのだ」

 

「あほだな・・・あとで内閣に頼んで・・・調べるか・・・奴らの家柄と品性を・・無用な混乱を出す家柄には消えてもらわないと」

 

「馬鹿どもはこれで一掃される予定か・・・近衛部隊の膿を出すためには仕方がないが・・・・あ奴らの家柄を拾ってやらねばな・・・武家の一員なのだから・・・・最後ぐらいは」

 

こんな事を一部のまったく騒いでいない近衛議員の連中は自らの言葉を出しつつも、しっかりと自らを護衛している部隊に連絡を入れて、処分対象者の家柄の吟味に始まっていた。

 

実際に近衛軍という性質上は日本国内から殆ど出ることは出来ないために新型技術を一時的に導入した実験機のテストという事も含まれていたが、それを知らない【一部の膿の連中の近衛軍】に所属している連中は未だに議員会場で自分達にもとにかく最新鋭機を回せとうるさく言っている。

 

 

【防衛省】が【外務省】と【財務省】と協力して、ようやく手に入れたあの刀と長刀の製造技術を【技術部門】が、ようやく解析した上で、日本本土で極秘裏に作られた最初の【プロトタイプ仕様】を切り札として近衛に提示したのだ。

 

 

「これは・・・いったい、どういうことだ、」

 

 

「この武装は確かに、武者ガンダムと呼ばれる、火星軍が使っている、機体の主力武装に、使われているタイプ、とほぼ素材以外は一緒に形に、出来ることが出来たのだ、わざわざ、日本の外務省が日本の、全ての軍隊の為に使いたいと、むこう側に頭を下げて交渉した結果、製造データと実物を数刀を火星政府が軍隊に頼んで渡してもらっていたのだよ」

 

「ならばこそ近衛が使うべき、武装ではないか?」

 

確かに、近衛は殆ど接近戦仕様の戦術機に作られてはいるが、それは日本製の戦術機にも、いえることであり、瑞鶴だけではないのだ日本の戦術機は。

 

「君こそ馬鹿なのか、近衛軍がそんなにも、ほしければ、なぜ自分達で交渉などしないのだ? 何でもかんでも、自分達が一番、新しくて、強い物がほしいなど、ということは、それは駄々をこねる子供と一緒ではないか?」

 

 

その言葉に、流石に近衛の一部からも、大きなブーイングが議会中に起こってしまったが、逆にいえば、それは自分達の未熟さを、日本の国民にさらしたことでもあったのだ。

 

 

「実際にこのようなときでさえ、議会中にそちら側からブーイングの嵐とは、近衛軍の質は落ちたとしか思えませんね、実際に近衛軍としてちゃんとした交渉も出来たのですから、いまさら日本が作った日本刀や長刀をまさかただでよこせとは、言いませんよね、これを作るのも、莫大な予算が、かかるわけですから」

 

確かに、なにを作るにしてもだ、資金や予算が必要になってくる、これは軍隊が動くときにも一緒であった、だからこそだこの後の、近衛の議員の連中は何も、いえなくて、そのまま無言で議会を後にするしかなかったのだ。

 

そして議会が終わると同時に、正式に発表されたのが、日本陸軍、海軍の戦術機の正式装備として、【戦術機用の日本刀】と【戦術機用の長刀】が、新たに戦術機の武装に追加された。

 

また、これに伴い、戦術機の扱い方も変わってきているのだ、実際に長刀と日本刀ではリーチに明確な差が出来るが、それでも、両方とも使いこなせれば、確かに優秀な戦力となっている。

 

それになによりも、火星軍から武装一式を貰っている、日本軍もハイパーバズーカという、新しい用途を持った武装の開発に入っていた、確かに火星軍のバズーカは、第一世代機と第二世代機の戦術機を弄ればバズーカの反動にも耐えれるし、なによりも確実性が高いのだ、

 

確かに、今までの戦場ではレーザー級がいるために小型種や中型種に対してのミサイル攻撃や爆撃攻撃がほとんど、出来ないでいるために人類側がこうして追い詰められていたが、

 

ここに来て、バズーカは弾頭さえ替えてやれば、どの種に対しても明確な戦果が挙げられることが、欧州戦線でも確認済みであったのだ。

 

これは、欧州側の軍隊が特別に用意した第一世代機の改造機による特殊部隊の成果でもあったのだ、だからこそ、日本政府としても軍備に力を入れると手段をとるしかなかったが問題も発生していたのだ。

 

それはBETA大戦の終結後の世界勢力図の想像が容易に出来てしまうことであった。

 

確かに地球はあと何年もしない内に確実に火星軍の力によって【BETA】から救われるだろうがその後が色々と大変なのだ。

 

実際に現状でも、BETAによって滅ばされた国家や奪われた領土はある程度あるのだ、つまり火星軍の力を借りればその領地と国土は事実上火星軍の支配下に納まってしまうのだ。

 

だが地球側のみ力では未だにハイヴ1つすらも落とせてはいない上にBETA群の侵略速度も減少していたのかどうか計算してみると、普通に無理であると誰だって分かっていたのだ。

 

 

つまり、欧州連合側は確実にBETA大戦後は火星政府と軍に大きな借りが有る上に、ハイヴが立っている場所の元の持ち主であるソ連側も、この大戦で事実上大きく勢力をそがれているのだ。

 

特にソ連は早くハイヴを落としてくれと火星側に泣きついていたりする、その代わりにハイヴを落としたらソ連がすべての物資を使ってそこに防衛線を張るための軍事施設や基地をつくるから、火星軍は二日以内に出ていけとほざいているのが現状のソ連の言い分である。

 

またドイツ側も一緒であった、彼らは二つに分断されたままで、国土もBETA側に蹂躙されていたのだから、大戦が終ればその国土を返せというトップは、まずいないと考えるのは、日本だけではなかった。

 

日本も、本来ならば冷戦時代に入っていると、考えていたのだがそれすらBETAの出現で大きく壊れてしまった。

 

つまり、忌々しいアメリカとの同盟をBETA大戦後も、後生大事に守っていくのか? また破棄して火星側の勢力と合流するのか? それを考える議会の場所でもあったのだが。

 

だが結局は近衛軍が突然の議会にも参加するという迷惑によってお流れになってしまった、新統一中華戦線のトップ連中も、やはり戦後を見据えての旧体制を一新した上での台湾との和睦と吸収合併なのだから笑うしかない

 

すでに世界情勢は、地球上でのBETA大戦後の話にすり替わっていた。

 

そのための、後の地球側での戦いでの主力兵器といえば、自ら開発している、戦術機以外は見当たらないのだ。

 

確かに今のうちに、大量のモビルスーツを購入することは、できるだろうが、その補修パーツなどは、どの国も自国のみで開発できるかといえば、できないのが現状であったのだから。

 

結局、空を自由に飛べるうえに、ペイロードも自由に変更できる、ロボット兵器の出番になると考えての日本帝国は、こうして国会議事堂でさまざまな会議を行っていたのだ。

 

また佐渡島と硫黄島の二つの島に関しては、日本帝国はすでにあきらめているのだ。のちに火星政府からの返還は期待すらしていないのだ。

 

これは当たり前といえば、当たり前であった。火星側の地球上の拠点はインド方面側と日本側の合計三個しか、今は存在していないのだから。

 

ハイヴの跡地は共同管理ということで国連側と火星政府の合意によって、運用されている状態なのだ、アンバール地方やインド方面軍や統一中華方面軍も確かに火星軍の戦力を投入した上でBETAの封じ込め作戦中であるのだ。

 

それを現場の戦いを知らない一部の近衛が国会が閉幕したのにまだ一方的にしゃべり散らすだけで時間だけが過ぎていくこととなった。

 

すでに他の議員も議会は解散しているためにさっさといないのだが・・・だから彼らは知る由もなかった、この後に彼らの身に待ち受けていることがあるということを。

 

 

実際にこの気に近衛部隊と日本帝国は極秘裏に共謀して、近衛軍の軍備の拡大に阻止を図っていた、これは本来の歴史では逆に拡大に舵が切り替わっていたが。逆に【ガンダム大将軍】という特大の切り札を得ている日本帝国政府と近衛軍にしてみれば、

 

 

日本製のガンダム大将軍を作るのを目指すことの一点で近衛軍と日本帝国軍は合意を果たしていた、そもそも戦後でもし仮に日本がソ連や統一中華と戦争するとなったら最初に戦うのは一般の兵士達である。

 

彼等の武装をなんとかしたいのが近衛と帝国の合意でもある、つまりは近衛軍は今後戦術機の高性能化を図る実験部隊に成り下がるが、それの一部の成果を帝国軍に戦術機に反映させることで、日本製の第二世代機の量産化した戦術機をベースにさらなる改造をし、より強い戦術機を生み出すというサイクルを得たのだ。

 

 

ただしこれをするには近衛軍ではある程度の邪魔ものがいた、それは帝国軍を格下やまたは自分達のために使い走りにするというあほな思想を持つ連中が一定数近衛軍にいたからだ。

 

結局軍隊は階級制度である。近衛軍でいくら中尉という立場であっても、帝国軍の少佐に対して、文句や格下扱いをしてしまったら、普通に上官侮辱罪が適用されるのは仕方がない。

 

家柄が上であっても、それは関係はない、それをしてしまえば軍隊の規律が崩壊してしまう恐れがあったのだ。

 

だが今の日本帝国や近衛軍は余裕が存在していた、そもそも帝国軍も近衛軍も軍にはいるか入らないかを自らの意思で決めれる余裕がたっぷりとあったのだから、わざわざ軍に入る年齢ラインを下げる意味もないのが実情である。

 

 

だからこそどうしようもない近衛軍の膿を一掃するための開かれたのが今回の議会の全貌であった。

こうしてこの議会後一週間の間に多くの近衛部隊から五百名近くの人間達の中でさらに一部の人達限定は役職を逐われて近衛軍から事実上格下と呼んでいた帝国陸軍送りとなる、 

 

残りの四百名近くの人材は近衛部隊からの除名並びに、最前戦国家、つまりはフィンランドや激戦区のアンバール地方などに【日本特別部隊】として送られることが決定していた、しかも戦術機の近衛軍で使っていた第一世代機で装備は戦術機用のみである。

 

第一世代機のそれぞれ国の独自のカスタム機はすでに存在している上に、最近登場した第二世代機でなければ1・5世代機でないのだから、それぞれの国は日本のカスタム機の情報はあまり興味はなかったのは仕方がない。

 

こうして彼らは彼らなりに最前戦で戦う羽目になった、それは自らの慢心したツケや家柄によって培った変なプライドを捨て去るには十分な地獄すら生ぬるい戦場で有ったのは仕方がない。

 

 

 

 

 

 



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日本と交渉そして・・・・・

1985年五月過ぎに火星圏から【とある組織】が無事に宇宙要塞ルナツーに合流を果たしていた。

 

この【とある組織】ついに火星政府としても色々と協議をしたうえで決めた呼び出した新しい人材を元に作られた【新組織】であった、そしてようやく地上のハイヴ攻略作戦の為の切り札として、このルナツーの工房で作られた【とあるMS60機分】を一度パーツにばらした上で、佐渡島要塞にゆっくり送り出していた。

 

これを見ていたナナイ現場監督であり、このチームのプロジェクトリーダーでもあったからだ。

ちなみに色は赤い彗星が搭乗するために当然真っ赤な色になっていた。

 

「まったく・・・・・・これで大佐にも地球で活躍はできると思いたいが・・・・・地上におろした機体の微調整を始めとした多くの課題を残している機体ではあるが・・・・・・アメリカがアプサラス擬きを作っているとなるとこれは必須か」

 

ナナイが頭を抱えているのは無理はない、確かにあの機体はようやく作り終えたばかりである、しかも再設計をしたうえで重力下仕様にちゃんと作り替えた物をあまりにも重い荷物のために、一度ばらす必要が出てきたというのだから、その大きさには脱帽するしかないのが実情だった。

 

 

 

佐渡島要塞にできた大型の軍事基地内部で、静かに地下の工房で再度組み立て作業を複数のチームに分かれて開始していたのだ。

 

モビルスーツの腕のサイズだけでもあの大きさである、予備機も入れれば一つの場所でつくれるはずもない。

またとうぜん整備士の人数が足りないために、契約者達の中で比較的腕のいい整備士達がこの地下の組み立て上でなにかを組み立てていた最中であった。

 

「それにしてもでかいな、このMSは、確かにこれぐらいの大きさが有れば、ハイヴは簡単に攻略できるだろうな」

 

「だけどよ、これ・・・ほとんどが粒子兵器を搭載しているんだろう、物理攻撃はあんまり聞かないという装甲だろう、こいつの装甲は」

 

実際にウイング世界で技術で作られたガンダリュウム合金製技術はモビルアーマーやモビルスーツの耐久値を大幅に上げてくれた上に、実弾兵装やグリプス戦役程度のビームライフルの威力でも簡単に破壊できないほど装甲値を得ているのだ。

 

ただし赤い彗星が載るために赤い色を装甲で塗っている、日本人の契約者の多くは

 

「12の色は特別だと」文句をいう連中は多かった、篁家も色を得ているがだが火星の契約者になった時は自らのチームのメンバーを説得したのだ、紫色のモビルスーツや紫に近い色のモビルスーツはジオン系のエースパイロット専用機に使われていたこともあったからだ。

 

νガンダムも主に白と黒ではあるが上位機種版は紫色を使っているのだから、アムロと契約者達どっちが大切といえば・・・やはりアムロ達を取るのが火星政府であるのは仕方がない。

 

 

こんなことがあるために、多少の愚痴は見逃してもらっていたりする。

 

「まあっな、でもこいつの技術だけでも、外部に漏らせば、俺達技術者の契約者達でも簡単に切り捨てられるわ、祖国まで切り捨てられるという恐ろしい契約だからな」

 

「わかっていますが、それでもこいつの技術があれば祖国で戦っている連中が少しでも楽ができると思うと」

 

「それは俺達の仕事じゃないだろうな、ただでさえ契約者として火星政府と契約している身だぞ、しかもそれのおかげで、あのハイヴも落としているという連中なんだぞ」

 

「わかっていますよ、俺達の持っている技術や物量作戦が効かないBETAどもを簡単に倒せる連中だぞ、その恩恵を受けている俺達が変なことをして祖国に面倒をかけれるか、ホラ仕事に戻れよこいつが完成しないと、何時までたっても地上のハイヴが減らないんだぞ」

 

「わかっていますよチーフ、でもねそれでも・・・俺達のやっていることは本当に・・・意味があるんでしょうかね」

 

そんな会話をしながら、この機体を組み上げて完成するという工程を任せられるという位置にいることは大変な信頼を得ているのだが、それを知らないのは一部の技術者達だろう

 

だがそんな奴らでも契約者のメリットが大きすぎる上に、BETAの巣ともいえる地上のハイヴを一個潰している軍隊と政府の実績には誰も文句は言えなかった。

 

そしてその一方ではマークは【新しい組織ソレスタルビーイング】のメンバーと共に日本入りを果たしていた。

 

「それにしてもだ、日本かよ、全く俺達がいた日本よりおかしな歴史の歩み方をしているけどよ、マークのやつの護衛でオレや刹那をつけるか普通」

 

「ロックオン、それは問題ではないだろう いくら契約者制度でこちらの身元や身柄が守られているとはいえ、向こう側としてはこちらはただの異邦人でしかないんだからな」

 

「確かに、刹那の言うことも正しいな、この京都に入ってから、確実にこちらを見張っている日本の裏の人間が多くなっていやがるからな」

 

実際問題としては日本としてもだ、すでにハイヴ跡の軍事基地にはある程度の人材も派遣しているのだ。

特にあの近衛軍の膿だけの軍隊ではなくて、ちゃんとした「日本帝国軍フィンランド方面軍」の位置づけで日本帝国の戦術機二百機と支援兵器多数の一個師団をフィンランド方面軍に送っていたりする

 

これは世界的にも見ても日本が未だに国連理事国入りを果たしたい為とまたそれと同時に現地の対BETA戦の実戦データと実戦経験を積む為に、日本の軍隊もある程度はやはり送り出しているのだ。

 

その最中に【日本側のスパイが意図的に】手に入れた、佐渡島基地内部の地下で作られている【巨大なMS】があるという情報は日本以外も他の各国も情報は手に入れられることができていたのだ。

 

火星政府にしてみれば日本を火星側に巻き込むき満々で、エコーズの手引きでとあるスパイが巨大なМSの腕の写真と組み立て現場を堂々と見せていたりもする。

 

「わかっていると思うが・・・・・・これは貴国(日本)だけに見せている、他の国に見せれば・・我々の貴国に対する信用と信頼は一気になくなるからな」

 

「・・・・わかっています・・・・・そういえば・・・私に果て男性かなそれとも女性のように可愛い子供が生まれましてね」

 

「茶化すのはいいが・・・・・後で・・・・この付近を完全に掃除するかな・・・盗聴器の部類やそのモアイ像が見つかれば・・・・・お前の首が物理的に飛ぶか・・・それとも・・・日本がどのような立場になるのか考えてからやれよ」

 

 

そう言い残してエコーズ隊員は一時間この部屋には戻ってこなかった、それはこの日本人男性のスパイに対して一時間の猶予を与えるという意味でもあったのだから。

 

「やれやれ折角の土産を台無しにするとは・・・・・・でずか・・・・日本がどのようになるか」

 

 

もはやその男性は何も言わずにたっぷり一時間を使って色々の写真を撮ることはできたが・・・だが重要な機密の部分やモビルスーツの機械むき出している部品を奪っていくなんてことはしなかった。

 

やろうと思えばできたが・・・・それをしてしまったら契約者制度に確実に引っ掛かるとこのスパイもわかっていたからだ。

 

そして巨大なモビルスーツの機体性能と武装データや設計図などはやはり条約に引っかかるために事実上はその機体の作りかけの状態ではあるが【機体の写真】が数百枚を手に入れられることができたのだ。

 

カメラのフィルムを大量に使用してしまったがそれは仕方がないことでもあるとこのスパイも完全にあきらめていたが、なにも身の検査をしないまままたエコーズに連れられて佐渡島から出ている日本行きの飛行に乗せられてしまったのだ。

 

飛行機は爆破もなにもしないまま彼は無事にトップにこの写真を現像したうえで、情報も色々とばらすしかなかった、彼がもつ情報がどこからか漏れたのがエコーズが確認したが最後・・・日本は信頼を失ってしまうと考えてしまうのは仕方がない。

 

 

だからこそ、たった一週間後に日本側としてもマーク達がなぜ今の時期に日本にやって来て交渉をしたいという真偽を測りかねていた、そのために事実上はマーク達の行動をジャマされないようにするために、護衛の意味もこめて京都の町に護衛の者達を潜ませているのだから。

 

またこの情報は各国もつかんではいたが、元々重要度は【火星軍が佐渡島で作っている新型モビルスーツの完成】という重要度に比べると余りにも低かった、マークは確かに火星軍では中将と地位にいるが、ただそれだけの前線指揮官タイプと各国は判断したのだ。

 

おまけに、日本に入ったのもただの観光目的と誰もが思っていた、そう当事国の日本帝国以外は。

確かに各国はマーク本人に直接聞けば色々と答えてくれるかも知れないが、だがその代わりにそれに見合った対価を支払うのは分かりきっているために、中々手が出せなかったのだ。

 

実際にジャーナリスト達もスパイも火星軍や関係者、そして契約者達を誘拐して自白剤を使うなんてもってのほかだ・・・特に各国で独自の諜報機関で調べられた屑のジャーナリスト達、その人生すらもなくなっているほど徹底的につぶされていた。

 

特にこんな事を言っている一部のジャーナリストの連中は

 

「知る権利があるから・・・だから答えてください・・・あのモビルスーツはどうやって・・・ハイヴを吹き飛ばした兵器の詳細な情報教えてその技術を地球の全ての人々に伝えるのが私たちの使命です」

 

とかほざいている連中は確実に消えている、各国にしてみれば今はBETAの封じ込めもぎりぎりであるのだから無理はない。

 

現にフランス政府は一時期に戦術機用の中距離武装として【巨大な槍】を開発していたが、それも試作品として実験部隊に回されて使ったが。確かに槍はフランス政府にしてみれば使いやすい性能では有ったが、だが同時に問題も発生していたのだ。

 

元々戦術機は戦闘機から発生・開発した物であり、アメリカの思想があるために元々は長距離の武装を装備して戦う為の機体である、

 

つまり試験部隊の機体は色々と元になった機体をさらにいじっている機体であるために、槍を持って戦えてはいたが、だが普通の部隊の戦術機にそれを持たせて戦えば、確かに戦えるが、槍の反動によって腕のジョイント部分が壊れたり、下手をすると手の部分が壊れてしまうという結果になりえたのだ。

 

そのためか日本が火星政府と軍隊と取引したという情報を持っているフランスはかつての試作した槍の兵器に近い物を火星政府と軍に頼んだ結果、F91のコスモバビロニア軍が使っていた、槍型の武装のデータと実物を渡してくれたのだ、地上で生成できる金属データ付きではあったが。

 

無論それに伴うある程度の情報や軍隊が使っていた最新鋭機の情報も渡す羽目になってしまったが。

だがフランス政府にしてみれば、この武装は自分達の理想の形であった上に、ガンキャノンの解析もある程度進んでいた為に、1・5世代機以降の戦術機の各パーツの強度も上がっているためにこの渡された武装をデータを元に戦術機用のランスが開発・生産されて現在ではフランス政府の主力武装となっているのだ。

 

 

 

日本帝国側としてその情報が入っているからこの重要な警戒で合ったのだが。

 

だがマーク達は先鋒との待ち合わせ場所の山城・二条城にようやく着いたのである、元々京都の市内は交通の便も行き届いてはいるが、流石にエレカーを使うのはありえないためにマーク達は久々にゆっくりと自分達の足で歩いて、ここまでやってきたのだ。

 

「流石だ、もっとも今も政治の中枢として使われているなんて・・・俺達では考えられないけど」

 

「確かにな、でもよ、それも時代というかこんな歴史もあるという感じに受け止めればいいと思うぞ」

 

「ロックオン、しゃべりすぎだ、ここはすでに相手の内側だ、盗聴などの考慮すべきだぞ」

 

「へいへい、お堅いな、でも流石に手は出してこないだろうな契約者制度のおかげで俺達に何かあれば事実上日本は世界中から敵として扱われるからな」

 

実際に確かにそうなのだ、どんなにがんばっても日本としてもいや、現状各国は火星軍と政府の手助けなしには立ち行かないほどの厳しい状況に陥っているのだ。

 

そして交渉相手である、近衛軍中将紅蓮 醍三郎とまだ【若い外交官の榊是親】の二人がふすまを開けてマーク達がいる居間に入ってきた。

 

「どうも近衛軍の代表として着ました、紅蓮 醍三郎中将です」

 

「そして私は日本側の外交官としてやってきました榊是親よろしくお願いします」

 

二人ともやんわりとした感じの挨拶をしているが、実際には二人がなにかをしてしまった結果日本は事実上火星軍と政府の色々な支援を受けれなくなってしまう為に、実際に命がけの交渉といえるのだ。

 

「今日はわざわざ日本側にこの話を持ってきたのは、火星政府としても軍としてもやはり地球全体のパワーバランスを考えた結果、このような話を持ってきたのです」

 

二人にはすでにこの話をしている間にも紙で出来た説明書や報告書やさまざまなデータを見せているのだ。

 

実際にこの話が外へ漏れるだけでも色々と危ない為にこうして紙を使っているのだから重要な話は筆談で行われているのため、外で盗聴などしている連中にしてみれば、話の内容が分からなくなっている。

 

『これは……ですが、この機体は本当に我々日本側に流してよろしいのでしょうか?』

 

『問題ではありません、実際に粒子兵器・超電磁砲の技術は抜いてあります、バッテリー内臓機なので稼動限界時間は存在しますが、それでもそちらの二つの軍部を抑えることは出来るでしょう』

 

『確かに、現状は帝国軍と近衛軍の二つの軍隊が日本内部に存在している上に、機体開発もばらばらですからな』

 

『はい、それも火星軍も政府も把握していることからも、できれば帝国軍と近衛軍が両方使える機体としてはこれがいいのではないかということで出させてもらいました』

 

『ですが、機体色は…』

 

『それはブルーフレームの性能もそうですが、我々の間ではアストレイ系列と呼ばれる機体です、つまり王道ではないという意味をこめられた機体です』

 

『それは分かります、確かに我々近衛軍も帝国軍も王では有りません実際に王を守る為の軍という意味もこめると…なるほど…確かに王道ではありませんな』

 

『はいですから、基本アストレイ系列は生産パーツもそうですが、整備コストも生産コストも安上がりです、実際に機体色が違うだけでどの機体も同じパーツを使いますから一部特殊な生産も行いますが』

 

それはブルーフレームサード以降の話である、実際にブルーフレームは戦場にあわせてその装備や武装すらも変更できるモビルスーツであり拡張性が大きすぎるモビルスーツなのだ。

 

だがらこそジャングル用・水中用・要塞攻略用などさまざまな物があるのだ。つまりアストレイ系列はマブラヴの世界観や戦場で使われる用途に優れているモビルスーツともいえる。

 

『確かに、ですがこれほどのモビルスーツの開発と生産は流石にまずいと思えます、ですから』

 

『わかっています、だからこそ最初のうちは機体の外側の装甲などをいじって日本製の戦術機と思えるように外装も変えますので、そうですね正式発表と同時に、この機体は帝国軍も近衛軍も両方使える機体だといえるように足場を整えるのが貴方達の仕事です』

 

『なるほど・・・確かに外装も変えてしまえば、モビルスーツとは思えませんな』

 

実際にこれは【GP04ガーベラ】で使われた手段でありこれを今回はマーク達は使ったのだ、それにだモビルスーツと戦術機基本的にも外見は結構似ていることもあるために瑞鶴をベース機にして新型機を作ったといってもばれないからだ。

 

『試作型不知火【しらぬい】94式戦術歩行戦闘機 (TSF-TYPE94)という型式番号を与えています、無論正式発表は・・・日本式に合わせる。つまりです、我々が極秘で持ってきた機体をベースにするもよし、しなくてもいいということです』

 

実際にマークとしては不知火の開発プロジェクトの時期が近いためにそれより早める意味もこめてこのようなことで第三世代型を作ってはどうかというのだ。

 

またこの不知火機は基本的には装備変更可能にしていることからも、ブルーフレームの様にさまざまな装備形態が取れる上に、戦術機ではもろかった両足と両腕の部分がどう見てもアストレイ系列であるために、将来の拡張性や汎用も高い機体となっていたのである。

 

現在の軍部で設計図として作られてるはずの不知火のように拡張性も汎用も殆どない状態の戦術機とは全く違っているために、近衛軍の紅蓮としてこの機体は申し分ないほどの性能であった。

 

ナイフの入れる場所や現在生産中の刀の装備をする場所も最初から作られているからだ、

 

外交官としてこの場所に来ている榊是親はその生産コストや整備コストに驚いていたが、だが元々はガンダムSEEDという世界でオーブという島国が防衛用のモビルスーツとして作ったのだ、またマークは火星にいた時は積極的にSEED系のステージをようやく全部クリアしたことで、新しい機体を作ることになったが。

 

だか施策にアストレイ系統を呼び出した時の宇宙世紀の技術者たちの落胆の顔は忘れられなかった。

 

「こんなろくでもない技術と大型バッテリー技術でなんでこれだけのモビルスーツを動かせるんだ?」

 

「だがよ・・・・これって使えないか・・・地球の勢力を火星側に完全に引き込むために餌としてはむしろ上物じゃないか」

 

「うーん確かにそうだけど・・・こいつらもビーム兵器は使えるぞ・・・レールガンの技術の応用の兵器もあるけど・・・これは大丈夫か?」

 

「心配するな・・・・それは弄れば良いし・・・ビーム兵器につながる分は全て抜け・・・レールガンが使われている兵装もだ・・・それで戦術機擬きで極秘に相手に渡せばいい、ОSはまともにしてな」

 

「いいなそれ・・・、ちよっと 上に報告してくるぜ」

 

「おお頼むよ」

 

こんな会話があって無事にアストレイの一機、換装機構が多いブルー・フレームが選ばれることになった。無論ОSはジム系統のやつをぶち込んでマッチングもしているために、ちゃんと動くのは確認済みである。

 

 

そんなわけでSEED系のモビルスーツで唯一ここに登場したのは、生産性と整備製の中でアストレイ系と呼ばれるモビルスーツだ。元の製造コストも安くて当たり前、一機何十億という機体を作る余裕は原作のオーブという島国には当然ない、この辺は日本と一緒で有ったのだから、逆にマークは色々と喜んでこの交渉にいたる。

 

だからこそチタン合金よりも圧倒的に低い地位にいる【発泡金属】を装甲にしているために色々と安く済む上に機動力も上がっているが、その分装甲が強度が下がってしまったのは仕方がないのだが。ちなみに一機作るのにあたりブルーフレームのみでは五百万程度で作れたりする。言ってみればこいつはプチモビの延長性に当たる機体と言ってよいほど安いのだ。

 

『なるほど、確かに安い上に機動力もある、また攻撃力も武装の変更でなんとかなるか』

 

『はい、問題は技術者達ですね、現在のプロジェクトチームをそのまま抱えて、この機体の分解や技術応用で作らないこれはこの短い期間では・・・・・・第三世代機の誕生は』

 

一般機のオリジナル不知火よりも全体的にブルーフレームサードの後ろに後部スラスターをつけた程度はあるが、それでも十分に現行機のどの国の第二世代型よりも性能が圧倒的に上で有ったからだ。

 

同時に日本機仕様に変更する為にはそれなりの時間がかかるのだ、色々とデータ集めをして少しづつ日本人が使いやすい用に改造して、それを後の生産ラインにあわせるしかない。

 

『わかりました、では外交官の私が、説得を試みてみましょう色々と時間がかかりますが、それでもなんとかしなければ、火星軍と政府に現状見捨てられると困りますから』

 

確かに日本の現状は色々と迷っていたのだ、アメリカによって結ばれたあの条約を破棄する勢力、火星政府を頼る勢力、そして一番厄介なのは日本国内いる日本の完全独自の勢力である。

 

完全独立勢力派閥は日本帝国も手をもてあましている勢力であるのだ、実際にこの勢力の一部には軍の上層部や近衛軍の一部。政治の一部も入っており、第二次世界大戦時の栄光を忘れられない大人の人たちの子供達も入っているから余計にややこしいことになっている。近衛軍の一部はアンバール地域やインド方面軍で現在は地獄を見ている最中である。

 

一週間連続出撃はあたり前だったりするが、アンバール地域とインド方面軍であるのだから、彼等にしてみれば火星政府の力は借りたいが、これ以上の助力をし続けしまえば、いざ独立国と復帰したとしても、それは国連側から火星側に移動しただけであり、自らの領土を自らの手で守れない国に自国民は果たして着いてきてくれるのか?

 

それが心配の種であり、政治的な配慮からもアンジール地方やインド方面軍ではまずは砲撃部隊は当然ガンタンクや支援砲撃をする、レーザー種の確認も忘れてはいなかったりする。

 

あれらの標的は基本的に空を飛んでいるラー・カイラム級でそこから発射されているメガ粒子砲の威力にレーザー級が完全に沈黙した上で戦術機部隊をイエローラインからレッドラインの間に配備して戦わせている。

 

当然戦術機側にも犠牲も出てしまうのは仕方がないが、それをしてまでも彼は踏ん張っているのだ。

 

実際に戦術機の開発・生産の一本化を日本帝国も軍部もそれは望んではいたが、この純国産勢力によって日本の戦術機、外国の戦術機の輸入ではなくて、日本独自で作り上げるのだとか叫んでいるのだから。

 

しかもそれのおかげで現在も難しいことになっているのは仕方がなかった、あの瑞鶴もさえもトライアル機はガンキャノンの技術を大量に使っているのだ、今の瑞鶴もモビルスーツの技術は多少は入っている、特に機体全体の骨組みや格闘戦をするために腕の強度をあげたり、大型バッテリーの交換もやっているのだから、純国産派閥がどれだけ迷惑なのは誰だってわかっていたのだ。

 

こうしてマーク達は盗聴できない筆談しながら会合を続けていた。この談合が後に生まれる94式戦術歩行戦闘機不知火のきっかけになる。

 

日本もすでに瑞鶴とアメリカの第二世代機の技術を使った、日本陸軍の第二世代機か第三世代機を作ろうと現場は必至であるのだ。

 

それの完成形の見本をマークはあらかじめ渡す程度であった。

 

 

 



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ワープシステム・・・・・そしてソレスタルビーング誕生

こいつらの担当は ロンド・ベル隊と同じです・・・そうしないという事をきいてくれないので。




マークからの報告を受けた火星政府の人間は大いに喜びを隠せなかった、実際にこれによってある程度のスケジュールに色々と前倒しできるからだ。

 

実際に地球側の認識では火星政府の正式な出島とされているは、佐渡島、硫黄島、マダガスタル島の三島であり、

元ハイヴ跡地や現在の激戦区のアンバール地方、インド方面、新統一中華方面軍はあくまでも仮設基地であり。

 

現在のBETA戦線の最終目的である、オリジナルハイヴ以外のハイヴを落としてそこから確実にオリジナルハイヴを攻略する方向に今の火星の戦略目的は切り替わっていた。

 

実際にフィンランド方面のハイウ攻略戦時の詳細なデータもあるためか、いざとなれば地球におろした赤い彗星用の巨大モビルスーツでオリジナルハイヴを一気に蹴散らす目的で用意したのだ。

 

あの機体はアプサラスⅢやアーガマの砲撃よりも圧倒的に強い威力のハイメガ砲を搭載しているのだから。

ハイヴの上層部の簡単にネェル・アーガマによるハイメガ砲で簡単に吹き飛ばせしまったことが、火星上層部を安心させてしまった結果である。

 

 

確かにハイヴ攻略時に出てきた母艦級の改造擬きは気になるが、だかそのデータもオリジナルに送られてないことが決定的に火星軍の戦略を大幅に変える事にもつながり、現地勢力の国連側に敵対する上に火星側に味方をする勢力を作るのと同時に足元を揺らぐ必要性がないほどに、火星よりにしなくてはいけなかったのだ。

 

そのためには火星の上層部は【初期ジムビーム兵器搭載済み】の兵器すら日本帝国に極秘に一機だけ譲渡する予定ではあったが、ここにきてマークが火星に戻っている間にSEED系をクリアしたおかげで、アストレイシリーズの一機ブルーフレームを多少外見をいじり日本帝国の瑞鶴のカスタム機の一つと他の国誤認させることにもつながっていた。

 

だからこそだレビル達もそれは分かってために、新たに呼び出した人物たちの【半独立拠点移動要塞】とされる【ソレスタルビーング号】の建造もしている最中なのだ。

 

結局この移動要塞をまともに扱える人材が、OO世界の人材が適しているのだ、そのためか結局OO世界のシリーズを呼び出した上に、色々と調査などを、するために色々と話をする予定になっていた。

 

そして、呼び出す人々を決める議会から1週間が経過した上に、すでにガンダムダブルオー世界の住人でまともな人材は、今回のことに納得してもらった上に、ソレスタルビーング号の建設にも協力してもらっているのだ。

 

無論彼らの機体の多くは太陽炉搭載機になることが決定はしていた。これは彼らにもロンド・ベル隊と同じ独立治安維持部隊の責務を背負うことが条件であった。さすがにooの世界のように世界を一つにまとめるために現在の戦場に勝手に入るのは人類側に大きなダメージしか残らないからだ。

 

またせっかく育てている火星派閥を全て反火星派閥にされてはかなわないという意味も込めて、火星政府が暴走したときの戦力と勢力を保てるほど力を得るためにはどうしても太陽炉や疑似太陽炉が必須であったが同時にそれが

一番の問題であったのは、その太陽炉建設に時間が必要であったからだ、オリジナルエクシア機などのガンダムタイプには、すでにGジェネシステムによってオリジナルの太陽炉が作られていたからだ。

 

このシステムを使えば手っ取り早く大量にオリジナル太陽炉は作れるがそれはあくまでもソレスタルビーングが有していたガンダムタイプに合う太陽炉が搭載されるだけであり、それを引っこ抜いて別の機体にも搭載できるが。

 

それを作るならば一から木星圏でオリジナル太陽炉を作った方が出力も何もかも決められるのだから、またコスト問題もあったのだ。Gジェネシステムを使えるのはマークしかいなかったのだから。

 

結果としては人に害がないタイプの疑似太陽炉の建設もすでに一ヶ月で100個という数を量産化しているのだ。

だがまだ移動要塞を動かすには足りないのだ、実際に物資などは十分ではあるが、問題はワープ機能なのだ。

 

オリジナル建設の時間は一機につき4年以上もかかるために、どうしても、建造するには、オリジナル機を作れるジェネレーションシステムを使ったうえで、必要な数はなんとかこのシステムを使ってオリジナル機として、20機程度は作れているのだ。

 

これはオリジナル太陽炉タイプであれば50個程度あればある程度のワープは連続で可能としているが逆に通常の太陽炉であれば数が最大で500は必須なのだそれも一回のワープで使う数が、これはオリジナルとの性能さであるために、逆に量産ができる太陽炉はこうして数で補う方法の方がなにかと都合がいいために、こうして今も量産化している最中なのだ。

 

最もワープ機能を有しているは最初の方である、ワープゲートを作り設置する間の時間は基本的に火星の宇宙空間でブロック工法で作られている。実際にピースミリオン級が二隻も同時に入れる巨大なゲードである。

 

輪っかの形をしているが中心部は完全に空洞になっていた。その輪っかの部分は宇宙世紀が作った昔取った杵柄つまりは、エンジェルハイロウ計画のあの輪っかのように一万m級の大きさであり。ワープ機能や護衛のモビルスーツの搭載機能 護衛艦隊がとどまれる機能など、色々と盛り込んでいくことがあったからだ。

 

だかそれでもワープ機能は火星側にしてみても十分魅力的な機能であった、結果この輪っかが火星本土の宇宙空間で三個も作られることになる。

 

「だがワープ機能も持たせるとなるとやはり後は五ヶ月はかかるぞしかもだ、これはあくまでも護衛のモビルスーツ等に搭載しなかったことを含めた数だ」

 

レビルとしてもだ如何しても準備不足で有るということが分かっているが、それでもなんとか製造するように軍に言っているのだ。

 

 

「レビルよワープ機能は宇宙世紀側の技術では無理だ。OO世界の技術を使って初めてできる代物だ、しかも途方もない大きさになるのだから。建造期間は三年ほど考えた方がいい」

 

「それもわかるが・・・・だがいざ火星と地球の間の補給が足りませんでした・・・戦力が足りない状態になったとしてもだ。すぐにこの機能で大量の戦力を地球に送れるほどあると見せつけなければ」

 

 

「だからこそ・・・マーク君が日本の中核をになっている政治家や軍部の半分を抱き込むほどの【アレ】を送ったばかりだ、今の日本ならば本当に94年程度には【アレ】の模写機を作り出してもおかしくはないぞ、それほどの軍事力も技術力も持っているはずだ」

 

 

「確かに・・・たがそれでも日本の保守派や独立一派がいるだろうあれはどうする」

 

「あれは・・・・・・時期を見て・・・エコーズと共に日本帝国の暗部の協力を元に始末する予定だ」

 

「そうか・・・・・・・」

 

「足元が不安定ならばしっかりと固める必要がある。新統一中華は確実に戦後は元の体制に戻る可能性が高い、あいつらの上の国はソ連だからな」

 

確かにその通りである、ソ連と中華戦線は共に一緒に戦っているのだから、ソ連側の思想が入ってきてもおかしくはない、今は火星側の力が強い上にBETA大戦で足の引っ張り合いはやめて確実に勝つ方の馬に乗っている程度に過ぎないのだから。

 

「ソ連がまともに約束を守るのはこちらが強い時だけだ、我々の歴史にもそう書かれているからな」

 

「ではワープ用のコストは・・・やはり高いな」

 

「だが火星本土には製造コストをなくしてくれる魔法の機械があるが・・・いつまでもつか・・・」

 

確かに製造コストは事実上なくなったように見えるだけで、実際には資源を再利用しているだけなのだ。

実際に月や他の惑星から、BETA側の移動用と呼べるハイヴらしきものが火星に向かっているのでそれの中身ごと再利用してもらっているのだ、

 

奴らの死体やハイヴの構造素材はなにかとおいしい素材へと生まれ変わるが同時に地球圏ではそのようなバカなことは出来ないために出来うる限り打ち落とすという方法を取っているのだ火星軍は

 

だが本音としては無償でハイヴの打ち落としはしたくないが実情だったりする、ルナツー要塞とゼタンの門には元素装置が配備されているのだから。

 

 

 

佐渡島要塞に戻ってきたロックオンとマークそして影の護衛してマーク達をひそかに護衛していたエコーズの部隊もようやく安心しきっていた、それは無理もなかった、あの機体の譲渡をした後に一時的に瑞鶴の訓練をマークは見せてもらっていたからだ。

 

これは後に出てくる瑞鶴の姿形をした【あの機体】のカモフージュ作戦の一巻である、マーク達が日本帝国にやってきたのはあくまでも観光と近衛軍が開発した新型戦術機のお披露目を見るためと周りの国々錯覚させるためもあり。

 

その為かマーク達が泊まる部屋の周辺は日本帝国が用意した護衛官が多くいたのはあたり前である、そんな中で本音でしゃべるのは頭がお花畑でできている人間であった。

 

 

マークにしてみれば盗撮されている可能性もあるためにダミー情報の下に本物の情報が載るようにしたタブレットを見ていたのだ、その結果色々な指示や決済事、書類整理も行っていた中にワーププロジェクトの進行具合が乗せていたのだから。驚くなという方が本音である。

 

 

結果としては無事に観光などを終わらせたマーク達は無事に佐渡島に戻れたのがついさっきである。日本時間でいえば、夜の七時である。佐渡島周辺は強力な電波妨害が発生していた【ミノスキ粒子によって】これによって全ての国家は事実上盗撮や録音などが 出来なくなっていた、できたとしてもばれてしまえばどれだけのリスクがあるか考えれば・・・やめるのが賢明である。

 

「ようやく自分のデスクか・・・・・ベットも恋しいけど・・・いまはやっぱりワープの開発が成功してしまえば・・・物流も何もかも火星側が有利になるか・・・・」

 

「ただし、ソレスタルビーングが直接介入することもあるんだよな、BETA大戦後は・・・・それが気がかりとはいえば気がかりだよな」

 

 

こうしてマーク達は火星軍や政府の連中と火星と地球と木星圏をつなぐワープゲート開発プロジェクトチームについて色々と振り分ける作業も行うことと成った。

 

「まったくガンダムOO世界の技術も入手できたのはうれしいけど・・・その結果・・・オリジナル太陽炉がなくてはワープができないか・・・疑似では無理と・・・なるほど・・・結構きつい枷をしたままでやっていたのか」

 

確かにワープ機構は人類の半分がイノベイターになった後も、色々と紛争などがあったりした世界ではあったが、その為か船や要塞そして一部の機体限定で単独でワープをする技術をoo世界の政府は意図的にに扱う人々を固定していたのだ。

 

技術漏れがわかったとしたらだれが漏らしたか? それを判明するための処置でもある。

 

また太陽炉の製作はソレスタルビーング以外でも可能ではあるが製造時間や製造コストがかかるのだから製造番号などか刻まれるは無理はなかった。

 

 

それは今も火星本土でちゃくちゃくと作られている、今はまだ補給の心配はないがそれでも火星と木星の間のジュピトリス級の護衛任務とは火星政府の結構な負担になっていたからだ。

 

だからこそ逆にその負担を極力減らすシステムがあるのならば導入するはあたり前である、その為のワープシステムの開発であり。それを使った物理システムの開発だ。

 

これによって火星と地球と木星の間はワープシステムを使えばものの一分でワープシステムがある惑星の衛星軌道に出れるのだから。

 

このワープシステムの開発は木星側も期待を寄せていたのだ、彼等だって一部の問題ある連中以外は基本的に家族や友人が住んでいるのは、火星側のコロニーかまたは火星本土内の都市なのだから。

 

またソレスタルビーングから派遣されたロックオンも同じく火星側と自らの組織にあてた報告書を作っていた。

 

「これでよしと・・・・・・・・・アニューは元気にしているかな・・・・・まったく兄さんは生き返っても無茶をするな、せっかく生き返ってもう一度人生のやり直しができるというのに・・・・妹も母も父もマークによって生き返っているんたぜ・・・それなのになんでこんな組織に入っているのかね」

 

 

実際にこのロックオンはソレスタルビーングではいえば二代目である、一代目は当然生きており、スカウトシステムのおかけでよみがえっているのだ、マークは親や親戚筋も普通にスカウトできるために、こうしてできうる限りoo世界のメンバーの要求を呑んではいるが同時にこの力を恐れているのがソレスタルビーングでもある。

 

彼等にしてみればこの力でワンマンアーミーができるほどの戦力を呼び出すことができるのだから。ビルゴ系のモビルドール系を知ってしまえば・・・だれだれってマークを危険視するは無理はない。

 

 

またマークが最近自らの専用機にした【黄金の騎士】のスペックを見てしまった彼らにしてみも、当たり前の対応策である、だからこそロックオンを地球へ派遣してマークの人となりを知るのが彼に託された最初のミッションである。

 

 

しかもこのミッションは時間制約がほぼないのが特徴である、実際にマークに呼ばれて一週間もたっていないのだ、彼等も忙しかったがマークも忙しかったのだ。

 

マークが手土産として【とある機体をもって】地球へ戻るために、その為ソレスタルビーングの組織の中でサポートに回れる人数は結構限られている、その人達が普通にロンデニオンコロニーに住んで、ロンド・ベル隊を観察するのも、ロックオン以外のメンバーに与えられている時間制限はないミッションである。

 

 

ヒトと人はすぐに出会って仲良くはなるのは無理だ、当然一年以上時間をかけて仲良くなっていくのが基本である、ミッションとしたのが今のソレスタルビーングという組織の実情である。

 

 

管理コンピューターヴェータ―も今はないのだから、ソレスタルビーング号は搭載される予定ではあるがそれがいつになるかも不明なのだ。

 

こうして五月は過ぎ去っていく。

 



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外伝94式戦術歩行戦闘機不知火の歴史

彼女 彼の設定は色々と変更されています だって日本帝国は余裕がありますし・・・


これのネタは分かる人は分かるネタです・・・


「これが我々日本帝国軍が世界に誇れる第三世代機の94式戦術歩行戦闘機不知火を作った技術者達の発言を元に映像化されたものだ、どうしたお前達」

 

 

2001年の日本帝国のとある高校の授業内容であった、言ってみれば散々テレビの特番で昔から見られている不知火機の映像を高校の授業で見ているのだから、だらけるのも仕方がないが。

 

だかこの彼らの担当の先生こそ狂犬として恐れられていた不知火機の元パイロットであるとはだれもがわからないは仕方がない、彼女が軍人からやめてすでに五年は経過しているのだから。

 

「それから白銀・・・・・お前はこんなにもこの授業が面白くないか? うん?」

 

 

「はえ・・・・・すみません・・まりもちゃん・・・だって・・・昨日はちょっと・・・スミカ達と色々とありまして」

 

「はあ・・・・・だからって・・・・お前は・・・・・・今日の授業は重要な意味を持っているのは分かっているだろう・・・この高校戦術機道代表選手の一人か?」

 

実際に白銀武と呼ばれる男子生徒は昔であったのならば確実にBETA大戦で戦術機の載って最前線で戦うほどの腕前であるのだ、高校一年生であるのにも関わらず、ベテランやエースが教官として指導している強豪校相手に、【白銀率いる第四計画チーム】が使っている不知火機をベースとした専用ОSを搭載したXM3機を使って日本の代表選手になっているのだから。多少の成績の悪さは無視されたりする。

 

 

海外でも人材の発掘並びに、第三世代機までの戦術機を使ったオリンピックが開催されるほど人気なのだ。戦術機道【せんじゅつきどう】は実際にすでに地球上からは完全にBETAが排除されているために、戦術機も各国は軍縮の標的に入っていたが。

 

だか同時にいまだに月のハイヴは排除してないために、再び地上にハイヴが落下した時に備えての予備兵力も必須であった、そこで考えられたのが、娯楽やスポーツにこの戦術機を使うという火星側の提案であった。

 

確かに過去に各国の代表選手が普通にスポーツのオリンピック選手を決めて、金メダルや銀メダル、銅メダルなどを手に入れていたことでさえ・・・ほぼ記憶の彼方に押しやっていたのが、今の地球の情勢下で有った。

 

それに各国にしてみれば戦術機で模擬戦をする程度のシステムはすでに構築されていた、これも火星軍が使っているモビルスーツのシミュレーション機械を参考して開発された。

 

そこからは簡単である、それぞれが開発した戦術機でオリンピックを開始したのである。

しかも四年に一度にしたのはオリンピック精神やまた戦術機の技術開発は簡単にはいかないことも含まれていた。

 

 

結果今のようにすべての国において、戦術機道として基本的には高校から戦術機に乗れたりできるようになるが、それでも一部の国のベテランや地位の高い連中は子供の時から極秘に戦術機に乗せて動き方や戦い方を教えていたりしたのだ。

 

 

だからこそ白銀武率いるチーム第四計画は確かにメンバーをみればおかしな人材ではあった、なぜか将軍家の双子が武と一緒にいたり、国連事務次官の娘がいたり、スパイの娘がいたり、軍の中将閣下で焼きそばが大好きな娘や総理大臣の娘、最後には武と同じ平民の出身のスミカがいるのだ。

 

ОSをいじったのは科学者で異端児扱いされている香月博士である、並行世界の存在は知らしめた論文を書いて一時期は神宮寺先生と一緒に部署でなにやら働いていたらしいが、今では白銀武がいる学校で戦術機道の顧問兼学校の理事長として動いていた。

 

彼女曰く

 

「この位のОSは問題なく作れたわよ・・・全く火星軍だっけ・・・・彼らのおかげで本来ならば私たちが絶滅するまでの時間は十年少しだったはずなのに今では・・こんな遊びができるまで人類側は回復しているなんてね」

 

しかも第四計画という名前も香月博士にはある種の因縁めいた名前らしい。

 

「私の秘書は社とあの子だけよ・・・それに白銀の戦闘力をフルに発揮するには第三世代機のバカだ高い無駄なコスト機の武御雷かそれか第四世代機の【武者ガンダム】をよこしなさいよ・・・パーツ事ばらしてもいいから」

 

こんな事を平然と将軍家の双子に言っているのだから、あきれるしかない。

 

「いい 不正なんてばれなきゃいいいのよ・・・純正品のパーツよりも多少いじってしまえばばれるわけないでしょうが?」

 

 

「ですが・・・・・香月理事長、オリンピックにおいては登録した機体性能がはっきりとわかります、当然機体構造をいじる事やテスト機を持ってくることはできますが、オリンピックの枠内では第三世代機までという決まりがあります」

 

「そうですわ・・・・・・・・それにわたくしの妹の言っている通りに、整備士の多くは契約者です、つまり不正をしてしまえば、今の日本帝国の地位すらも失いますよ」

 

 

「わかっているわよ・・・本来ならば双子なんて・・・生まれたらすぐに分けられるはずの姉妹のはずかこうして将軍家として育てられている状態の日本帝国の余裕もね」

 

「武家では確かに双子はある種の忌子とされていますが、でずか実際には本当に双子のどちらかを殺すなんて真似は致しませんわ」

 

「そうよね・・・・だってカビの生えた武家の連中だっけ、普通に三つ子以上の子供を平気で生んで育てているのに、なんで双子だけが忌子なんておかしいわよ、権力争いなんて普通に考えれば、子供の数が多ければ多いほど厄介になるもんでしょう?」

 

実際に香月博士の言っている事はなにも間違いではない、欧州の貴族達も普通に四人ぐらいの跡継ぎは用意しているが、それでも上の家を継ぐ二人の長男と次男が死亡したときに三男坊が家を継ぐのだ。

 

 

日本だって普通に武家の家柄でも権力争いで毒殺や暗殺はあたり前である、これがたったの二人しか跡継ぎがいなければ両方を殺して血の近しい人間がそのまま暗殺した家を乗っ取りすらも可能なのだ。

 

 

五家連中も同じで有った、下手に一人の身にすればかえって危険で普通に二人以上の跡継ぎを残しているそれを将軍家だけ特例で双子が生まれたら危険はおかしいということで法律が変更になった。

 

「武家の特殊法律によって双子の時はどちらかを最初の跡継ぎにするかまたは予備にするかをうまれた瞬間に決める事」

 

この法律によって二人は最初から双子として生活もできているのだから、ほかの武家連中も一緒であった、双子を意図的に禁忌としてしているおかけで、一門系に養子に出したりしていたのだから、それが無効化したそのためか武家連中では跡継ぎ問題はほぼなくなっていたことも大きい。

 

日本では一人っ子や三つ子は多くいるが双子は武家の連中は問答無用で嫌う性質があるからた。最もとそのおかげで篁家も上からは【篁唯依】もさっさと結婚して血筋を残せと上からの圧力がかかっていたりする。

 

一部ではいまだに旧体制の武家独自の法律を守ろうとする勢力もいたりするが、だが今ではこの特殊法律によって結果として、武家の連中はほぼ自由恋愛も許されているのだから。

 

この結果、双子は最初から将軍家の双子として家をどちらかがついでもいいように、色々な勉強をしている最中である、つまり武家連中が通っている高校があるのにも関わらずなぜか白銀武がいるこの普通の家柄が通う学校に通っているのだからまわりにしてみればふしぎに思われても仕方がない。

 

 

とある武家の男性は

 

「なにも問題はない・・・彼女達にも休養が必要だろうね・・・家でも学校でも武家連中と顔を合わせるよりかは・・・民たちが通っている学校に行く方が下手すると安全性が増す」

 

と言っているほど、武家の学校は色々と家柄や自らの立場によっては、本当に自らの家をピンチにしてしまうほど危ないのだ。

 

無論彼女達もそれは知っているがどうしても幼き頃に白銀武と出会ってそして約束したある事に決着をつけるためにこの学校に通っていたりするが。

 

「それにしても・・・白銀武ね・・・・・あいつは今では日本中の期待を背負っている戦術機道のチームのエースパイロットなのよね・・・それで貴方達も当然団体戦では活躍を見せるわよね」

 

「むろんです」

 

「もちろん」

 

「そう・・・・・・・・それを聞いて安心したわ、未だに私のプロテクトは破られてないから、不知火機でも十分に優勝は狙えると思うけど・・・本当ならば試作型の不知火機を団体の人数を同じ数だけ用意してほしかったわよ、日本帝国は」

 

「「それは・・・・・・・・・」」

 

「いいわよ別に・・・試作型機はどんな機体か私は知っているから・・・当然あなた達も知っているわよね、あんな偽装までされた上で火星政府から送られた機体なんだから」

 

 

もやは香月博士にしてみれば一時極秘計画にいたおかげで日本帝国でもそれなりの権力を持っていた、そこですでに用済みとなっていたはずの試作型不知火機が厳重に封印処置されていたのに気づいて、その結果権限を使って試作型不知火を調べ尽くした結果、真相にたどり着いたのだ。

 

「日本がいまだに主力としている第三世代機の不知火五型ね・・・正確には不知火をベースとして装備の換装機構で機体名を呼び変えているけど・・・元々はアレの模写機ね」

 

「香月博士・・・その件は・・・日本帝国の完全なる極秘扱いです・・・もし外の国々これがばれてしまったら」

 

「私だってわかっているわよ・・・これで火星政府を脅したって何の意味もないわよ、すでに過去の話だし、不知火機の登場のおかけでいまでは 日本の輸出用の商品として扱われている兵器だからね」

 

 

実際に日本としても第三世代機の不知火機の量産配備はこの2,000年近くになっても日本全土でいまだに1,000機程度しかない、訓練機の吹雪を始めとした多くの純国産機もあるにはあるが、その辺は近衛専門学校の連中がいまだに機体を放出していなかったりする。

 

近衛側も武御雷と【武者ガンダム】の2つの機体を開発生産していたのだ。それの予算を日本帝国は用意しなくてはいけなかった、だからこそデチューンした不知火機の海外版を売り出していた。ちなみに本来の歴史で登場した武御雷も近衛軍で作られているが。

 

あまりの高コスト機であるのは間違いではない、これは日本の純正品派閥を満足させるために作られた機体であるといえるまた同時に日本の戦術機開発技術力の限界に試した機体である。

 

格闘能力も機体性能も圧倒的に武者ガンダムに劣っているが一部の近衛部隊や純国産派閥を暴走させないために作られて配備されてる機体なのだ。その分生産台数はたったの四十機ていどでしかない。 武者ガンダムは近衛軍に主力として三百機は配備運用されているのだから。

 

ちなみに将軍家専用の武者ガンダム、ガンダム大将軍機も存在しているが。これは火星軍が送られたものではない、むしろ日本が必死になって作り上げた第四世代機の特別機であるのだから仕方がない。

 

新統一中華政府もこの日本の不知火機を結構買っており、日本の技術を応用するために統一中華用の不知火機として色々と魔改造していたりする。

 

実際に不知火機のベースはあいつなの、忠実の不知火よりもよほど汎用性がある、しかも装備換装でいくらでも機体の性能を向上できるために、アメリカが出しているラプターよりも実際に国際市場では人気の機体であるのだ。

 

 

 

 




武御雷 正史で作られた武御雷機ほぼ同じスペックを有しているが、第四世代機の武者ガンダムには性能差では圧倒的に勝てないのが実情ではあるが、日本純正派閥にしてみれば関係ない事実だったりする。

火星側やアメリカ製の技術を全て抜いて作った近衛軍第三世代型格闘専用特化型戦術機武御雷である。不知火の換装機構はできない、不知火の装備は普通に装備可能であるが。

火星軍の各国に売りに出している武器などは仕様不可能になっている。 


戦術機との互換性はほぼないために、修理用の専用パーツも値段的には高いために、今でも日本帝国側の予算委員会は頭を抱えている元凶の一つである。 



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WS-110Aの行方・・・・そして新たなる役目

佐渡島で作られていた極秘計画の新型モビルスーツの計画は地球上の国々も伝えられていたが、その性能も何もかも日本以外は教えていなかったのだ。

 

主に赤い彗星のシュナンジュ用に合わせるために、当然シャアも佐渡島要塞にあの専用機としてパイロットとして機体データなどの微調整などをおこなっていた、無論あんなデカ物を地上に運び出すのも一苦労であるのはあたり前である、

 

ゆえにシミュレーターで化け物機を扱っているがどうもシャアにしてみれば慣れたサザビーやシュナンジュの方が機体を扱いやすいようだった。

 

「確かに・・・アムロのνガンダムとこちらのサザビーの技術の融合機体として優秀だな・・・シュナンジュは。だがファンネル系が使えないのは・・・痛いな」

 

実際にシャアはサザビーを地上用にしており、ハイヴからくるBETAに対して戦っているのだ、無論ファンネルも地上で飛ばしながらだ。

 

だからこそあり得ない火力を持っているモビルアーマー擬きは優秀だと、シャアは思っている、次のはハイヴを攻略する時はきっと最初に使われる可能性が高いと思っているからこそ、佐渡島に配備されてシャアも呼んで一か月の間シミュレーターで散々機体の調整を行っていたのだから。

 

だかやはり、シャアにしてみれば確かに指揮官であるが、彼は前線指揮官タイプであり、戦って味方を鼓舞するのは慣れているが、後ろに下がって味方に指示するは慣れていないのか本音なのだ。

 

つまりこの手のタイプは当然後方からハイヴを討つために作られている機体であるしかも無駄に指揮系も圧倒的に高かったりするのだから、やりきれないのが実情であるが、だからと言ってこの機体を戦場に置いてくることなんてしたらシャアにしてみたらどうなるかわかっているのだから。

 

 

頭を抱えるしかないのが本音だったりする。

 

「まったくマーク中将閣下もお人が悪い・・・・私は前線で戦ってこそ・・・花があるのに・・・このようなモビルアーマーを私に持ってくるとは」

 

シャアにしてみればララァやシャリアブルなどシャア以外にもニュータイプがいるのになんで自分専用機を持ってくるのか・・・だがシャアだってマークの言いたいこともわかっているからこそ、こんな愚痴しかできないのが本音である。

 

彼はネオジオン軍の総帥の立場である、これは絶対の立場であるジオン派閥の中に確かに彼の派閥が存在しているのだから、だからこそ彼が確実に戦場から戻ってこれる機体を選んで共に作らせたのがマークと派閥の連中である。

 

 

ちなみに宇宙用としてはすでにルナツーやゼタンの門で二番機と三番機の開発がスタートしていたりする。

こちらは基本的に足はいらないのだ。月のハイヴを攻略するのはまだ時間がかかるという判断から、今は宇宙用データ集めをするためにも、機体開発を行っている最中である。

 

動力部分は多少の手入れが行われている、サブ動力も完備しているために結構な化け物になっている。

武装も接近戦用として巨大なビームサーベルを二本以上装備しているのは、サイコシリーズやまた巨大なモビルアーマー系は接近戦に弱いという弱点があるために、それをカバーするために装備しているものであるが、その威力も十分でもあったが、同時にそれは射撃用の指のビーム砲と兼用しているこも大きかった。

 

近づけは巨大なビームサーベル10本が飛んでるく大型の腕である、当たり前だが物理攻撃やビーム攻撃もほぼ効かなくなっているのはウイング側の技術で作られたガンダリュウム合金製の素材と対ビーム用の塗料をたっぷりと塗っているおかげでもあった。

 

 

そしてついに・・・・1985年6月19日の昼過ぎに佐渡島要塞の地下格格納庫からゆっくりと巨大な赤い機体が一機地上に現れてしまった。そして当然その巨大なモビルスーツの存在は地球上のすべての国家が注目をしてしまうのも無理はない。

 

 

飛行可能で砲撃ができるのはアプサラスⅢと世界中が認識していた常識を問答無用でそれをぶち破ったのが、ネオ・ジオングと呼ばれる全長100mを超す超ド級の大型モビルスーツで有ったからだ、しかも真っ赤の色の機体で、お腹の部分からは武装の試射とおこがましいほどの巨大な粒子兵器のエネルギー体が上空に向かって撃たれたのだ。

 

 

この時の映像もまた地球中、全ての国々にへ発進されていったのである、当たり前だが、わざと火星側は放出させた映像で有ったがやはり地上でしっかりと一度は武装の試射を行っていないとシャアにしても不安でしかなかったが・・・

 

「やはりか・・・・・多少のエネルギー現象がみられるか・・・・・佐渡島近辺でこれだ・・・・ライノサラス型の情報を元に修正したとしてもやはり何度かの試射をしたうえで、微調整を繰り返さなければ使い物にならないぞ」

 

 

確かにシャアの言っているこは間違いではない、地上で初めてだした上に武装の試射も何度かやる予定なのだ。もはやこの辺り変になると、どの道バレるのは時間の問題でしかない、結果それならばさっさと地上でのテストをやった方がいいとシャア自ら整備士達に進言したのだ。

 

これの完成がハイヴ攻略につながると思っている地球側の契約者達はその言葉に同意するしかなく、また火星サイドのやはり、地上での動かしたデータは欲しかったりするので、結果としてこの日時になってしまった。

 

また映像を見たアメリカ軍の一部の設計開発者と軍事産業によって片田舎で堀がかぶっているはずのアメリカで1975年に始まったHI-MAERF計画が生み出した、戦略航空機動要塞オルタネイティヴ計画内部ではWS-110Aと呼称されている機体を再び日の目をみることとなった。

 

この辺もアメリカに潜入しているエコーズあたりから情報が挙げられており、G弾をつくる材料全てこちら側に回してしまえと、火星側がこんな超兵器を作ったと知れたら、きっとアメリカは無理押してでもあの欠陥兵器の再開発するだろうと予想はしていたが。

 

 

だか一部の技術者達によってガンキャノンやガンタンクや61式戦車をはじめとする火星側の機体を分解したことで売られた一部のOSによってなんとか動かせるレベルまで開発がされていたのを知った、火星政府としてもいざという見せ札としても必須として、ナナイに用意させたのがシャアが乗るネオ・ジオングである。

 

 

だかこの機体は元々テストパイロットが動かしたときも同じではあったが、直ぐに使えないようになり。

次にAI制御を試してみたが、特殊なフィールドをはるとやはり旗艦や近くの部隊からの通信も不可能になるわの欠陥品ではあったが、その持っている威力はすさまじいものでは有ったのだが・・・

 

学習型OSに目を付けた一部の科学者によって多少のAi制御で無人機のままハイヴに特攻ぐらいはできるようになっていたのだから、アメリカの一部の技術力は結構火星側の予想を超えていたが、やはり問題も反省はするそれは。

 

武器弾薬の節約が一切できなかったという弱点である、つまりこのでか物は確かにすごい防御能力を持っているが同時に最大でレーザーを30秒も受け続けることも判明した。

 

未熟なAIシステムにしてみれば、機体に存在している武装を使ってコンピューターにインプットされている標的をいかに早く倒すかしか存在してない。つまり電力のバカ食いの砲を一度使えばバリアも発生しないがそんなことはお構いなしだ、あるだけのミサイルやガトリング砲などを使って標的を撃破するしかないのだから。

 

 

だか人を乗せればどうする・・・答えは決まっている、無理であるとまたスープ上にしたくないためにわざわざアメリカも死刑囚など選んで機体に拘束した上でこの機体を動かしたが、結果はスープ上の何かになってしまうだけである。

 

だからこそだ現在も未だに【ハイヴへの単独侵攻・単独制圧が要求仕様】ということもあり技術面等の問題もあり、結果プロジェクトの完全な打ち切りが決まっていた矢先にだ。

 

火星側が要したのは化け物級のサイズの大きさと人が載っても安心な兵器で有ったのだから、アメリカの技術者達の多くが懇願したのがあの化け物を超える兵器を作りたいであった。

 

そこに来て逆に今度はアメリカの宇宙方面軍の指揮官が別の提案を示したのだ。それは宇宙空間用や月面へ安全に核兵器を運べる機体はといえばアメリカ軍内部でもこれの存在の利用価値を作り出すのは簡単なことではあった。

 

確かに本来の歴史ではこの後はモノポール化されて後に〇〇ユニットの専用機として生まれ変わるのだが、元々の開発コンセプトはハイヴを単独でも攻略できる兵器の開発なのたがら。

 

なにも間違ってはいなかったのだ、それに現在レーザー級の脅威は殆どないに等しいのだ、確かにレーザーや物理的にも機体を守れるバリアがあればいうことはないが、

 

それの開発に時間がかかるのであれば、普通に戦術機の開発に努めたほうが利益がでると判断されて、本来の歴史では使われなくなったしまったが。

 

だが現状ではレーザー級によって戦場で死亡する兵士が確認できる戦場は殆どない、たとえ100匹のレーザー級がいたとしても現在は火星軍が持ってきた散弾の効果やまた気化弾頭弾の影響やメガ粒子砲によって倒されている。

 

それにだレーザー級を含めて、BETAが狩られていく戦場しかないのだ。またレーザー級はその性質上防御力が圧倒的に弱いために気化弾頭の爆風でも簡単に倒せるぐらい弱いのだ。

 

つまり最前線で使うことを考えなければ現状の性能でも十分に使いこなせるとアメリカ軍は考えていたが、やはりその燃料部分としてるBETA由来の特別性物資を確保する為にも最前線でアメリカが戦う必要があると考えている勢力もいるためにも事実上この開発計画の機体は宇宙用として生まれ変わることとなってしまったのだ。

 

だがこれにより、この機体をテストベットにするためにバリア機能や飛行能力をどうすればいいのか?

その問題が浮き彫りとなってしまった機体ではあるが、だか宇宙空間と場所ではどのようにすればいいか? 

 

 

「よく考えてください・・・地球の重力があるからこそ・・・パイロット達は酷いことになりましたが宇宙空間は無重力です・・・つまり・・・加速性能さえちゃんとすれば・・・宇宙空間で使える機体になるんですよ、この機体は」

 

 

「それにだ・・・いつまでも・・・火星政府に月や地上から上がってくるハイヴの迎撃を任せるほどアメリカのプライドな」

 

「我々が前までしていた、核兵器の在庫処理という名前の核兵器搭載型の人工衛星も今では、無駄になりましたからね逆にデブリをまき散らすとな、火星軍や政府からもやりの催促が飛んできていますよ、外務省は」

 

 

「確かに・・・・・今までは気にはなっていなかったが・・・・宇宙空間でのデブリは・・・」

 

「はいデブリに当たれば即座に宇宙飛行士をはじめとする人々は死亡します、デブリは減速を知りませんからね、宇宙空間は減速するはずの空気が元から存在しません、加速したら最後どこまでも加速しづけます」

 

「やはりか・・・・ならば・・・・我々が開発している戦術機が2機搭載できるスペースシャトルも」

 

「デブリに当たれば・・・新しいデブリになってくれますね、戦術機はそもそも宇宙空間では活動できないでしょう、地上用に合わせているんですから」

 

「つまりそれを火星軍が拾ってしまえば、最新鋭機の情報やシャトルの情報もなにもかもが・・・向こう側にわたるということか」

 

「はいしかも向こうは救援信号すらも無視できますからね、彼等の任務はあくまでもハイヴの迎撃任務が主目的です」

 

「だからこそ・・・このWS-110Aをベース機にするわけですが」

 

「はいバリア機能があればデブリは問題なく通過できます、自爆目的であれば・・・月のハイヴにそのまま落として自爆もできますからね」

 

そのような会議がホワイトハウスで10時間以上も続いたその結果・・・試作機の機体の巨大化という方法でパイロット達の安全性が高まるということにも繋がるためにどの用に改造をするべきかという方向性に収まっていく。

 

こうしてアメリカ軍のWS-110A型機は宇宙型戦術機のテストベット機に進化していく方向性になった。

 

これによってまたもや切れたのはトラップ社長で有った、ムダ金で無駄にでかい機体を一掃する予定が、宇宙軍の横やりのおかげで。貴重なG元素を使っても宇宙用の戦術機を作る必要が出てきたのだから。

 

「大体宇宙空間は・・・・・やつらが・・・火星軍がほぼ占拠しているだろうが・・・それよりもだ・・・なぜ第五計画をさっさとアメリカの指導元でやらないんだ。人口のコロニーだぞ・・・大量の土地ができるんだぞ・・・それの権利を手に入れて・・・アメリカに寄生している連中の多くをコロニーに追い込めば・・・アメリカの土地はアメリカ人の物になるというのに・・・・そうすれば・・・・いくらでも」

 

 

実際にトラップタワーの最上階でこんなこを言いながらしっかりとトラップ社長は次の手を打とうとしているほどやはりビジネスマンとしては優秀ではあるが・・・同時に巨大な政府や権力や軍事力相手ではこの行為は無駄であるといつかは気づくだろうが・・・それはまだまだ先の話である。

 

 

 



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ネオ・ジオングの影響

ぶっちゃけて 影響が出ない方がどうかしています・・・ 確実に色々と影響は発生しますからね。

日本やソ連 統一中華が佐渡島から一番近い場所ですし・・・


1985年七月一日・・・ 朝の九時過ぎには すでに横浜基地は通常道理にその要塞の機能をフルに発揮していたが、今回だけはべつであった昨日の昼過ぎからネオ・ジオングの地上の試験作業を行っていたために。

 

マークを含めてここの佐渡島の周辺には各国のスパイが堂々と自らの各国の船を使って、佐渡島要塞を監視していたのだから、

 

流石にあんな化け物兵器が佐渡島から出てしまえば、どの国でも火星軍の出島の一つである、佐渡島を集中監視するために監視用の船を使ってくるのは仕方がない。

 

ただしマークしてみれば本当に【ブルーフレーム】を日本に極秘で送った後も色々と後悔はしていたのだ。そもそも原作の日本帝国を知っていれば、誰だって不安になるのはあたり前である、あの12月の反乱の後に佐渡島ハイウを攻略しているのだ。

 

その後に桜花作戦と続いているのだから、日本の総戦力はほぼないといってほど消えている、それの無駄が特に多かったのは反乱で散った熟練のパイロット達だろう。

 

「でもなこれがないと、流石に日本帝国は危ないからな、特に武御雷【たけみかづち】00式戦術歩行戦闘機 「TSF-TYPE00」の開発にも影響してくれないと困る、確かに地上専用機として位置づけの戦術機ならば最強クラスかも知れないけど、月面を取り戻す為にも、日本帝国でも宇宙で使える戦術機が作られてほしいからな、ブルーフレームを渡した条件としては・・・あれ位しかないかな」

 

実際に日本帝国にさっさと第三世代機を作ってほしいというのが火星側の本音である、そして国連理事国入りまでは無事に果たしてほしいと思っていても不思議ではない。

 

現に今も日本帝国はアメリカと軍事同盟を結んでいるが、それはあくまでも日米同盟であり、国際連盟にはいまだに準加盟国入りしている状態で、国連の中では発言権や議長などの役員は未だに回ってこない国であるのだ。

 

もっと日本の国連を入り邪魔しているのはアメリカ側であり、ほかの国はもういいのではといういうほどあいまいになっている。日本が国連入りできない最大理由はアメリカの面子というふざけた理由である。

 

第二次世界大戦時にアメリカと日本は和睦をする羽目になった、しかも航空機や空母の重要性を知らしめたのはアメリカ海軍ではない、むしろ日本海軍や空軍であった。おまけにインド方面軍に奇襲を仕掛けたりハワイ方面軍の戦力をズタズタにした結果がアメリカには残っているのだ。

 

本来ならば原爆が完成したら日本に落とす予定が、和睦を成立させてしまった以上は、今度はアメリカがその約束を破れば世界中や自国民が正義ではない、悪だといって、第二次世界大戦時の政権すらも吹っ飛んでいた可能性があるのだから。

 

 

結果ドイツに原爆が落とされて、世界大戦が終わった、それはいいが、その結果が米ソ冷戦時である、その後は宇宙開発などを急いだこともあり、その結果、政治的な問題や現実的な問題があり、月面を全て火星軍がやってもいいがそれでは今度は火星軍対地球連合軍という図式になりかねないのが、この世界であるのだ。

 

だからこそ、日本帝国に多少のてこ入れをしないと、地球のパワーバランスが色々と厄介なことになっていると地上から報告で受け取っている最中なのだから。

 

「本当にこれで・・・・少しは日本が国連に早い段階で入ってほしいよ、確かマブラヴの歴史では・・・日本が入るのはもっと先・・・・・7年頃か8年頃だったはず、あれは日本の戦力を欲しているために緊急に組まれた会議だったはずだけど・・・今は、人類側に天秤が向いてきているからな、原作通りに日本が国連に入るのが遅れると・・・タマパパの活躍がな、あの人は結構なやり手だしな」

 

エコーズをはじめとする多くの情報部門から上がっている情報を見たマークはこんな愚痴も言いながらしっかりと自らのディスクでシャア専用のネオ・ジオングの調整報告書を貰っていた。

 

「やはりか・・・・ミノスキークラフト発生装置を積んでいるけど・・・サイコガンダム系列だからな、空を飛ぶときは足は折り畳み式か・・・シールドはなしでも安定するほどのスピードは出せるが・・・時速300が限界か・・・」

 

確かにモビルアーマーとしては圧倒的に遅い足回りではあるが、だが普通に考えれば十分すぎるほど早いスピードなのだから十分すぎるが・・・だが火星側にしてみれば当初の設計段階よりも2倍遅いだけのスピードあった。

 

「つまりだ・・・空気抵抗や重量などを考えると・・・机の上の計算はだめというわけか・・・サイコガンダムよりも早いから別にいいけど・・・」

 

そんなことを考えながら、マークはその報告書を読んだうえで、自らのサインをして、ブライト達が現在いる宇宙の拠点にいくつかの書類のデータを送信していた。

 

その内容は主にこれであった・・・派閥の情報が一番火星側には重要であるのだから仕方がない。

 

今の地球上では三つの派閥が存在しているらしい、ひとつは火星寄りの派閥だ、これは特にBETAの進行によって壊滅的なダメージを受けた国やまたは1個の地球上のハイヴを落としたことで、そこのハイヴが存在していた地域や国家がこの派閥を占めているということであった。

 

報告書の中でもマークが驚いたのはこの火星派閥の中に、東ドイツと西ドイツが存在していることや一部ではあるが、ソ連連邦内部の元国家の人たちもここ入っているのだ。またイギリス方面もすでに裏取引をしているために欧州の約五割近くがこの派閥に入っているために、多少は問題はないと思えるのだが。

 

問題は残りの派閥であった、ひとつはオルタ派と呼ばれる派閥であり、国連の名の元に集まった派閥である、そのためか未だに影響力は上の派閥よりも大きいために、色々と問題も発生しているらしいと特にコロニーの建造技術やコロニーそのものを売ってほしいといまだに火星支部の佐渡島や硫黄島やマダガスタル島に外交官が来ているという情報が上がっていた。

 

最後には反火星派閥である、こいつらは火星軍や政府を利用するだけ、利用したら、さっさと地球や月も返してもらう、または実力でBETA領土を分捕ると派閥であったりするのだ。【現実問題できないとしても関係ない派閥】

 

この中には【新統一中華】が入っているのは当たり前であり、そして次にアメリカも一部ではあるが入っているのだ、ソ連も一緒に入っているが、全盛期ほどの勢力も力もないのが現状であったりする。

 

特に統一中華戦線では補給が無事に行われているためもあり?、前戦や最前線では戦いが楽になっているが、だが後方や司令部がおかれている本部クラスにいる連中にしてみれば、物資の横流しができない自分達の富が増えないという理由でこちらに入っているのだ、未だに一定数の指揮官や上級幹部はこのような考えをしている者達が多かったりする。

 

粛清を免れたのは多くの現場指揮官やコネを持っている連中なのだから仕方がない、いきなり今までのやり方と完全に変えろと言われたとしても、分かりましたと言っていうことをきく人類ではないのだから、統一中華は。

 

ソ連が入っているのは保険のようなものなのだ、彼らとしても現在の戦力で火星軍を追い出せるとは誰も思ってはいないが、たが火星軍や政府からもたらされたガンキャノンやガンタンク、61式戦車に詰め込まれている新技術の数々を物にして、その技術でいつかはアメリカに変わって世界の主導者になった上で、火星軍を追い出したいと思っているのだ。

 

その為に第三計画で作られたデザインベイビー専用機を現在のソ連は作っているのだから、彼女達の思考を読む力によって火星側の技術や行動を読んで、それで極秘に火星政府との戦いに備えるためにも今は反火星サイドやオルタ計画派閥にいた方が安全とソ連の上層部達は考えていた。

 

そして最後にアメリカの一部の連中とオルタ派閥は繋がっており、彼らとしては新型の開発中の爆弾さえあれば、後の【G弾】であるが、それが手元にあれば火星軍と政府を脅して、元ハイヴの場所を手に入れられるという打算があったのだ。

 

他の国としてもアメリカほど戦力を持っている国はいないと考えた為に実際に戦後に向けた戦略を今から練っている派閥がここに入っているのだ。

 

 

彼らとしては実際に火星派閥はジャマでしかないのたが、今は火星軍や政府の力を借りなければ事実上BETAの進撃すら止められないと国連では陰口が呼ばれている国なのだが、実際にはその通りでしかない。

 

「だからこそ日本にこの機体と開発データを渡したし、日本が反アメリカ側になってくれれば中華としては動きにくくはなるな、ソ連も同じだ、人類同士の戦いで核を打ち込むという行為はその土地を二度と使えないようにすると分かっているからこそ、その手は使わない」

 

こうしてマークは次の火星から地球への便に対してもう1つのすることが出来ていたからだ、ソレスタルビーング号を地球のどこに配備するかの問題が少しだけ残っていたが、これは簡単に片付いた、ソロモン宙域が丸々残っていたのだ、つまりそこにソレスタルビーング号を置いて、彼等の拠点にするという提案をブライト達にも再びパソコンを開いたブライト達そのデータを送るだけである。

 

後は勝手に火星政府が決めてくれると考えていたのがマークである。

 

「あの日本だからな、足の引っ張りあいで、不知火の機体も本当に94年に量産して配備されるかも怪しいか?」

 

マークの心配も分からないわけではないのだ、実際に近衛軍と陸軍は別々の機体を作っているのだから心配の種がなくならないのだ。

 

「本当に再び交渉でなんとかするか?、イザとなれば天皇にでもこの機体を上げればいいだけだし、そうすれば日本では基本近衛であろうとも事実上の許可が必要になるからな、機体のデータを取るとか、接収するとかいえば絶対に日本が内乱確定だからな」

 

そうなのだ、どの世界でも日本は天皇を象徴として祭り上げている、つまりは天皇家の物を勝手に触ったり、奪ったりするということは日本という国では最悪の罪であり、一族郎党皆殺しに合う覚悟もあったりする。

 

 

近衛軍にしてみれば一番大変でもある、彼等が本来守るのは将軍家ではなくて天皇家であるのだ、将軍家に選ばれた家は、まずは天皇家に挨拶をして、征夷大将軍の地位を得るのだ。これは軍事をつかさどると意味も込めているが。今の日本帝国は帝国軍が日本を守る軍隊とて存在しているために、近衛軍は本当に天皇家を守るために必要とされている程度の軍隊なのだ。

 

 

ただしその軍の規模が問題であり、第二次世界大戦時には近衛軍と帝国軍が協力したからこそ、アメリカと和睦を結べたのだ、その事実を知っている軍部は未だに近衛用の戦術機を作ろうとするは許可するが、だがその技術の一部でも日本帝国内部に戻ってきたことは殆どないのだから、だからこそ日本国内はある種の問題を抱えたままで、第三世代機の開発をスタートしているのだから、マークの心配事が増えるのは仕方がない。

 

 

 



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余裕が出た人類会議の話・・・そして宇宙では

1985年7月頃 再び議会が騒がしくなっていた、それは火星軍が後のオリジナルハイヴ攻略の為に国連に見せた計画書の内容が一部だけ変更はされたが、同時に火星軍の切り札と呼ばれる超大型機体による

 

オリジナルハイヴの近くにあるハイヴにたいして対しての間引きが行われてしまったのだが、普通ならばインド方面軍も手伝ってやる仕事をたった一機の【ネオ・ジオング】と呼ばれる超大型機体の砲撃によって。

 

「なるほどこれが・・・BETAをたった一撃で滅ぼした機体ですか」

 

「うむーーーーーこれぼとの火力は・・・なるほど・・・」

 

「ライノサラス機よりも・・・・・より火力が強化されていますね」

 

「赤色の巨大人型兵器で一人で扱える超大型機体だと・・・」

 

「確かにインド方面軍に通達がありましたが・・・あれほどの機体を・・・」

 

 

ハイヴと呼ばれる巣が出てきた30万を越すBETAの軍団すらもたったの一撃によって全て消滅してしまったのだから国連議会が荒れるのは仕方がないといえた。

 

「どういうことだ、あれほどの超兵器が火星軍にあるとは聞いていないぞ、地球のBETA大戦後の勢力図や戦力バランスというものを超えているぞ」

 

アメリカの議員が文句を言うのも仕方がないのだ。

ただでさえあの圧倒的な砲撃力がある【ネェル・アーガマ】と呼ばれる戦艦もあるというのにもかかわらず、

それを単体でしかも人、一人が動かせる機体にあれ程の過剰火力は流石にありえなかった。

 

「だからといって アメリカ側が開発しているという新型の戦術機母艦と呼べる機体も十分といえるほどの過剰火力がつんでいると聞きますが、いかがかな?」

 

確かにそうなのである、アメリカ側が現状開発に力を入れている戦術機母艦と呼べる機体は確かにバリア機能がいらなければすでに一部とは荷電粒子砲と呼べる砲撃能力を有しているのだか。

 

 

だがそれは現在のアメリカの技術LVでも荷電粒子砲は確かに撃てるのだが、その必要電力が小型の核発電施設の最大発電でたったの一発でしか撃てないのだ。

 

しかもこれはアメリカの広い広大な土地を使った実験結果でしかない、アメリカが極秘裏に隠している。

BETA由来の元素関連は元々持っているがその物資その物が少量でしかない為に元々開発の為に極少量使われた為に程度あり、確かに発電力は圧倒的に上ではあるが、同時に現在のアメリカでは補充が効かない貴重物資なので、将来的には火星政府から習っている途中の核融合炉仕様にするのか? 悩んでいると途中であるのだから仕方がない。

 

現状では【裏の第五計画の最新鋭爆弾の開発】にも極小に使われているために手持ちが残り少ないために、基本的には火星軍や政府が現在核融合炉の技術を教えてほしいと独自にアメリカは交渉をしているが。

実際にはアメリカ一国には教えられるほどの技術ではない上に、世界中では核発電システムがあるために事実上はこの手の交渉は無視されている。

 

確かに技術者系の契約者達にはしっかりと基礎は叩き込まれているが、そうでなければMSの整備も支障をきたす為に、教えている程度である。

 

またその技術を他国・自国に教えるのは契約違反と書かれている事からも力関係が火星に有利な状態なままでは、基本動かないだろうというのが火星政府のトップ連中が出した答えである。

 

「それはあくまでも我々が月を奪還する為の母艦が必要であると判断した為に作られている開発中の機体だ、地球上での運用は考えてはいない!!!!」

 

確かにアメリカの言うこともまちがいではない、現状月はどの勢力の物でもないのだから。

だからこそアメリカは戦後の地球の発言力を考えた時に、月の奪還に大いに役立つであろう母艦の開発に力を入れているのだ。

 

月面のハイヴを単体で攻略できる戦術機母艦と呼ばれる機体を開発すれば、火星軍にも政府にも多大なる発言力が認められる上に、なによりもだ、そのような機体と圧倒的な火力を前にすれば。

 

戦後世界の地球統一という夢も実現できるのではないかという意見がアメリカ内部でもちらほらといわれているのだ。

 

そのためか第五計画派閥はこの派閥にも大してさまざまな工作をしているのだが、実際にまだ完成していない新型爆弾よりも、すでに完成しているが、機体の更なるスペック向上を目指して作られる現存の機体をベースにした、新しい計画書、どちらを優先させるのかは、誰だってわかっていた。

 

またここにきて【第五計画の表の計画はコロニー開発計画なのだから】

 

それをここに来てそのアメリカが作る予定であった開発機体の思想を丸々コピーされたような火星軍の秘匿兵器のあの威力。

 

しかも防御力も並外れているのはレーザー級の照査されている数の多さではあったがその全てが秘匿兵器が展開した強力なバリアシステムによって、事実上無力化されているのだ。

 

「それにこの戦闘映像でも分かると思うが火星軍の艦艇などに標準装備されている、あのバリアシステムを搭載していると考えるとやはり戦後の地球でも火星軍や政府との協力関係は継続されるでしょう」

 

日本の議員の言葉では有ったが、同時にそれは真実の言葉でもあったのだ、確かにアメリカは世界1で後方支援能力も圧倒的に上であり、国家でも戦術機の開発もしているが、だが問題として色々な派閥が存在しているのだ。

 

未だに日本は準同盟国で扱いで国連に入っている程度である、発言はできるが、だが正式に国連に入っている国はその言葉を無視できる、または提案されても無視ができる立場にいる、それだけ日本と国連に正式に入っている国との立場は大きく違うのだ。

 

だがその言葉にアメリカ以外の国の議員の連中は首を縦に振るしかできなかった、現在の大戦後の話は普通に火星政府の協力なしはあり得ない世界であるからだ。

 

 

「だが、確かに我々の計画でもそうでしたが、本来ならばこの過剰火力はオリジナルハイヴ攻略前の前哨戦として残りのハイヴ攻略として使われる予定でしたが、流石にそれは我々火星側としては今後や戦後の発言力や影響力を考えてね」

 

この火星議員のいう事も間違いではない、むしろネオジオング一機で残りのハイヴ全て消滅させるだけの威力を持つのだから、それをわざとしないというのは・・・火星側の恩情でしかない。

 

「地球の国家事で現在新型戦術機の開発・生産を行い我々の力だけで【次のハイヴを攻略するためにも】オリジナルハイヴを火星軍に全て任せる代わりに残りのハイヴ全ての攻略は我々国連側が主導で行うという条件を半年も前に出したばかりでしょうが!!!」

 

確かにそうなのであるが、実際に第二世代型新型機を配備しているのはアメリカという国でしかない。

 

だか現状では未だに【試作機の不知火プロトタイプ】からさまざまなデータを引き出してようやく試作段階を作り始めるという段階でしかないのが日本であるのだから、あの極秘に火星側に渡された瑞鶴擬きを。

 

つまり日本側は未だに瑞鶴のプロトタイプ機の12機を未だに使い続けているのだ、あれだけ資金や資源をかけて作り出した瑞鶴である、しかもプロトタイプ機は火星側の技術を色々と使っているのだから、そのデータを取り続けるのにも日本は時間が欲しいのだ、せめて後五年は普通にほしいと考えているのだから。

 

その為か色々と本来のハイヴ攻略作戦も何もかもやめているのだから、火星側にしてみればそろそろ次のハイウを攻略したいのだ、特にフィンランド方面軍の戦力をいつまでも張り付けておくほどの余裕は火星軍にはないのだから。

 

フィンランド方面に存在している目とサキにあるハイヴ二つを攻略したいのだが・・・・それをしてしまうは欧州側のオルタ計画派閥や、反火星派閥は完全に息の根が止まるほどの政治的なダメージを受けてしまう。

 

それをわかっているからこそ、未だに火星側はハイヴ攻略戦をやっていなだけで、いつでもやれる準備はすでに整いつつあった。

 

その為か火星議員の一人が国連の会議でこんな事を言ってしまうのは仕方がない。

 

「ですが、我々火星軍はオリジナルハイヴ攻略作戦の時期はまだ明確にも決めていませんからな」

 

これは事実である、火星軍の戦力と実力があれば簡単にオリジナルハイヴを直ぐにでも攻略できるのだが、流石にそれは色々とまずいのだその上に他の国々も自分達の祖国が開発した最新鋭機を、ある程度量産させた上に、【オリジナルハイヴ攻略作戦】に義勇軍として参加させる予定なのだ。

 

たとえそれが第一・五世代機で有ったとしてもだ。如何してもアル程度の時間は必要と判断されたのだ、日本側も量産型の瑞鶴をベースとした新型機30機か瑞鶴機を参加させる予定なので、その数を生産するまでの時間も必要と判断された。

 

 

海外で使われる以上は機密の処理もしなくてはいけないからだ。一時的に帝国軍扱いにしなくてはならないために、帝国軍で使われる瑞鶴機と色々な処理も必要になるのはあたり前である。

 

「つまり現状のオリジナルハイヴへ攻撃してもいいがそれはあくまでも間引き行為限定行動は認めるが、ハイヴその物を攻略されるのは待ってほしいのだ」

 

 

「我々もいまだにオリジナルハイヴ攻略戦にもっていくほどの戦術機はありませんね」

 

 

「我が国もだ、インド方面軍はなんとか火星軍が援軍として活躍はしてもらっているが、未だに我等だけでは防衛戦を維持するはの不可能だ」

 

「エジプト方面も同じです・・・インパール地方がBETAどもの勢力に落ちれば・・・海を越えてエジプト方面にくるのは誰だって分かる計算です」

 

「そうだ・・・それにアンバール地方が落ちるのはアメリカとしても痛い・・・あそこはインド方面軍に補給や物資を送るための重要な航路の一つだ・・・いざとなれば核兵器を使っても・・・」

 

「わかっているが・・・だが・・・なら条件の緩和を火星側に示す方がいいんじゃないか?」

 

 

「なにをバカな事を・・・いいか最初のハイヴ攻略時のハイヴの大きさは我々が示したⅢ以下だったんだ・・・つまりG元素が高確率でないために、ハイヴ攻略戦を任せたんだ・・・だか他の今の地球上にあるハイヴの全ては最低でもⅢか四になりつつあるハイヴだ・・・G元素が根こそぎ・・・火星側に手に落ちるぞ、それでもいいのか??」

 

結果議会はやはりあれまくった、一部の国家はG元素の結果を知っているために、それが確実に手に入る方法はただ一つ・・・自分達の手によってハイウを攻略することだけである、火星軍の手によってフィンランド方面のハイヴの中に存在するBETAの施設も何もかも・・・粒子兵器によって綺麗に消えているのだから。

 

それにだ今はフィンランド方面の地域の復興にも力を入れる必要が出てくるために、火星政府にもその旨を伝えるしかない。それが結果として今回のようなことが会議で足の引っ張りあいが現実的に起きていた。

 

これも地球側に余裕が生まれた結果である。

 

それは同時に宇宙に上がっている契約者達にも伝えられたのだ。

 

「以上が火星軍並びに政府が地球側に提案した上で決められた経緯であるが、実質的には地球側としてもだ、一時的にBETA大戦で現状は膠着状態になっている、そのためか回りの復興や戦略的物資の備蓄並びに現在使われている戦術機対しての現行機はバージョンアップを行いつつ 最新鋭機の開発・生産・配備をつなげていく予定ではある」

 

「だが現状は宇宙に上がった契約者達にはすでに知っているが、自分達が乗っていた戦術機が現行機使用機のままで宇宙で活動できると本気で思っているか?」

 

この質問にはここに集められた全ての契約者達が黙るしかない、実際に宇宙服をきた状態で現状の戦術機に載せられたが、宇宙空間という新たな場所では戦術機は慣性でしか移動が出来ないという自体になっていた。

 

これは戦術機のメインエンジンやサブエンジン・さらには既存のОSにいたっても宇宙で行動するようはできていなかった、確かに宇宙空間で使えるように改造したタイプがあるにはあるが。

 

推進剤が足りない上にレーダーの感度が悪い上に圧倒的に行動半径すらも低かったのだ。

 

実際に【訓練用のジム】よりも性能がありとあらゆる面で低いのだ、おまけにスペースデブリの反応もないとなれば誰が好き好んで現状の戦術機に乗るかという契約者の声が多かったのだ。

 

彼等が載るトルネードガンダムの専用部品の製造時間はあんまり時間はかからなかったが、逆に機体の微調整が色々と大変であったのは仕方がない、初めて宇宙に出た人々が宇宙用に合わせて作られた自分用の機体に乗るのだから。だがなぜ宇宙用にしなくてはいけないかというと。

 

これはMSにもいえることだが 確かにMSは汎用性を重視しているためにある程度のOSの書き換えも必要なのだ、流石にエンジン周りやアポジ関連は宇宙用に適用される改造は施している。

 

これをしなければ宇宙ではただおぼれてしまい 全く動いても・・・その場で動くという行動しかとれなくなるからだ。

 

「現状君達、契約者達が宇宙に連れてこられて二か月以上は経過しているために殆どの者達は宇宙での活動がなれたと思うが、同時に問題も発生しているのだ、最低でも半年以内にはハイヴ攻略作戦が開始されるだろう、これは火星軍の参謀本部が確実なデータを元に予想した結果ではあるが」

 

 

「そのために君達契約者もこのハイヴ攻略作戦へ志願者だけ連れて行くようにと上から命令が着ている、これは君達が経験したことを後世の人々に伝える為にも志願制度にしている、宇宙空間に適応している契約者の君達がハイヴ内で全滅してしまえば また1から別の人間を連れてきて訓練をする必要が出てくるからだ、そのあたりを考えて志願するものは志願してくれ、たとえガンダムタイプであったとしても戦場では落とされるということを考えてくれ、では一日の考える時間を与える。みなのもの解散」

 

こうしてブライトの説明だけが終わり、会議室には契約者達だけが残されることになる、参加するかしないかを自らが決めるために。

 

「どうしましょう? テオドールさん、私達は・・・本来ならば祖国から絶対に参加しろと通達が来るでしょうが、今の私達は契約者という立場ですから、色々と考えないと」

 

「そんなことはわかっている、だが、確かにこれはチャンスでもあるか」

 

実際にテオドールはあせっていたのだ、宇宙に出てコロニーと呼ばれる場所での生活つまりどう考えても祖国からの監視もシュタージュからも事実上監視は無力化されている場所に二か月以上いたのだ。

 

妹の真実を知ってしまったテオドールとしては、何でシュタージュに入ったのか、なんで自分のいいや自分達の所属している中隊に着任したのか、そんな理由をリィズとベアトリクスから聞かされてしまえば誰だって混乱するのは当たり前である。

 

しかもベアトリクスにしてみても、もはやベアトリクスが理想とした祖国の建国はありえないのだ、

火星軍や政府としてもいい加減にドイツが東と西に分かれている状態は何とかしたいと考えていたのだ

 

それは自分達の古い過去の歴史からもわかっているために、ベアトリクスに独断で接触した上に色々と取引を持ちかけた結果、事実上ベアトリクス側としても今のシュタージュの組織では駄目だと判断した上で。

 

「いいですわ、ブライト司令、ですが本当にこんな取引をして大丈夫なんでしょうか? 確かに我々もドイツの統合は望んではいますが、ですがこの計画書通りでは・・・シュータジュやそれを含む関連組織は」

 

「あぁそうだな、実質なくなったことにして新たな組織として立ち上げる、その際にシュタージュが記録した協力者の情報や企業のデータは全て抹消してもらうのが条件ではあるが、実際にこんなデータが表に出てみろ」

 

「シュタージュに協力していたというだけでそいつが自殺をしたり殺されたりする、こちらは地球の人口が戦争で減るのは勘弁してほしい、未だに復興にはマンパワーが必要だというのに人が人を殺すなんてことはな」

 

これは火星軍・政府の歴史的資料館に収められている悲劇としての語り継がれている一部ではあった。

転生する前の地球側では本当にこのファイルが表に出たことでドイツ中に悲劇が起こり続けたのだから。

 

ならばせめてこちら側では全ての関連データがなくなれば、幾らでも嘘はつき続けられるのだ。

 

ブライトをはじめとする火星政府の連中は元々は地球連邦軍をはじめとする多くの敵対組織もちゃんと地球の歴史は学んでいたりする、一部の例外を除いては。

 

つまりブライト達もドイツが統合されたとしても、それによって多くの血が流れてしまえば・・・結果と統合前の方がいいと政府の連中に言うだろう、それは火星政府が求む回答ではない。

 

 

それにベアトリクスという立場があるのだ、彼女は東ドイツの政府直轄の警察組織中で唯一戦術機部隊を持っている組織であると・・・これを火星側も理由するのだ。統合された時の警察代表の一人としてベアトリクスは候補に挙がっていたりするが。

 

ブライトはわざとこの情報をベアトリクス本人もまた契約者の部隊の連中にも言ってはない、確定情報ではないからだ。

 

だかもし確定情報になれば、同時に今の東ドイツのシュタージュを掌握しているアックスマン達の部隊を生贄るするだけでいいのだから、それをするのもエコーズの部隊がやってくれる予定である。

 

最終的にはベアトリクス率いるトルネードガンダム部隊と戦術機部隊の混合でシュタージュ部隊を壊滅させる計画は用意されているのだから、このことを映像として世界中に流すことで、ベアトリクス達の行動を正当化させる予定なのだ。

 

こうして複数の思惑が存在しているために、ブライト司令はベアトリクスと話した後に、自らの胃が少しだけ痛くなった。

 

「まったく私は・・・政治的にも勘弁してほしい。確かに司令という立場ではあるが・・・私は前線指揮官として経歴が長いだけだぞ」

 

 

ブライトの経歴は確かにそうなのだ、ZZガンダム以降の歴史はロンド・ベル隊の総司令官という立場でありながら、戦艦ラー・カイラムに乗って逆シャアの時代では最前線で戦っていただけなのだ。

 

ゆえに政治的な経験は確かにあるが・・・それでも色々とやれるほどの経験は持っていないのがブライト司令の立場でしかない。

 

そのためか、テオドールは第666戦術機中隊の暴露された妹の秘密によって未だにテオドールだけ見えない鎖で引き止めていた。

 

 

そう過去という名前の見えない鎖がぎっちりとテオドールにがんじがらめにされていたのだ。

 

 

 



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東ドイツと西ドイツ・・ついに統一への道へ・・・

1985年9月一日 ついに東ドイツと西ドイツを再統合させた上で、元のドイツという国に戻す極秘計画で火星政府からの嘆願書と計画書を元に作られた上で、実行するための最後の会議をはじめていた。

 

 

「アンバール地方に配備されている、ネオジオングという機体の火力・・・だが我々の東ドイツ側の最深の防衛ラインは・・・・まさか・・・あのハイヴがある国の国境線まで押し返せるとはな」

 

 

「はい・・・・・・火星政府としましても・・・・・そろそろいいころ合いではないかと思いますからね、我々の力を借りてハイヴを攻略したいと思っている国々は多いと聞き及んでいます」

 

 

「だが・・・・・アメリカとソ連がな」

 

「はいその二大国家の影響で国連がまともに機能をしませんからね、いつになったらハイヴを攻略するのやら・・・あなたたちは確か第二次世界大戦で多くの国から恨みを貰っていますからな・・・今だに国連内部でも貴方達には消えてもらいたいと思っている国が多いようですな」

 

 

「わかっているからこそ・・・・・こうしてあなたたちの力を借りて・・・統一ドイツにする予定ですが・・・本当にこの予定で・・・・・・」

 

 

「はい、フィンランドの方もそろそろ我慢の限界がきそうですよ、アメリカにしてみれば・・・あの地方で戦ってくれた方が・・・色々といいと判断したのでしょうね」

 

 

「あの極秘計画か・・・確かコロニーを我々が作るというバカげた計画か」

 

「はい・・・・・確かに我々のコロニーならば・・・汚染はありませんが・・・その技術を独占したいのは」

 

 

「ああアメリカとソ連か・・・・ちっ・・・我々は体のいい生贄か」

 

そんな話をしつつ、火星政府の議員達と東ドイツと西ドイツの政府官僚が極秘に出会って日が暮れるまで極秘会議が行われることになる、実際に邪魔なシュタージュを排除してもだ、スパイ狩りを目的とした諜報部員を統一ドイツは用意しなくてはいけないのだから。

 

そのためか本来歴史では西側・東側と未だにパワーバランスで争っているはずが、ここに来て、急に火星より勢力が台頭し始めたことが一番大きかったりする、

 

 

特にこの派閥と勢力は東西の勢力にも普通に存在していることからも、すでにこの地球上のBETAは駆逐される可能性が高いのだ、残りのハイヴの攻略も地球上の勢力限定の戦力で攻略したいという思惑が国連の各国の代表にも存在している、特にG元素が欲しいソ連とアメリカの二大国家の考えはこの時点で一致しているのだは余計に達が悪いのだ。

 

それに一番大きなオリジナルハイヴの脅威がなくなれば残りのハイヴ地球上ではたった四個程度しか残っていないのだ。近いうちにミンスクハイヴを火星軍が攻略することが決定しているのだから。

 

 

つまり今一番大変な、インド方面軍の戦力がオリジナルハイヴ周辺に火星側の戦力移動させられることで残りのハイヴを含めて四方から完全に封じ込めにする戦略もあるのだ。地球側はある程度の戦力は体裁として出すが、完全に戦力を出す国家はほとんどいなかった。

 

ただしその戦略で一番のアキレス腱がこのドイツの統合案であった、本来ならばドイツという国はハイヴから出てきたBETAの軍団によって時間を稼ぎながら滅んでいてもいいといわれている国だからだ

 

それが生き残った上に戦略上如何しても重要な国になってしまうと国連側も東ドイツと西ドイツの扱いに困っていたのは事実だったのだ。元々は戦後国連【自分達】側が彼らの都合で東と西に分けた国。

 

如何しても再び国連が介入して1つの国にまとめても色々と歪みやしこりが確実に残ってしまう、それほどまで歪んだ国が東ドイツと西ドイツだ。

 

だがここで圧倒的に立場が上である、火星政府と軍の介入によってドイツという国が再統合されるとなれば、両方のドイツ国民も不満は出ないのだ。

 

自国の英雄である第666中隊や警察組織が契約者としているのだから、それにだ一般人が食べる物や着る服の物資も天然物を簡単に安く売ってくれる相手である。

 

これのおかげで難民を抱えていた両方のドイツ政府からも文句は言えなくなっていたのだ。

 

 

「これは・・・だがこれでは折角我々が作ったシュタージュという組織が組織がまたそれに繋がる関連組織もまた」

 

 

 

「だがこれは受け入れるしかないだろう、特にシュタージュは東と西だけではなくほかの国にもスパイ活動をしていたという事実もあるのだから、それを無くした上で新たな諜報活動組織をドイツという名前で作れということなんだろう 火星政府の連中は」

 

 

 

「だか仕方がないだろう、それとも火星政府に対して東側限定で戦争行為でも売ってみるか? 我々西側は手助けもなにもしないからな、逆にそれを機会に東側と戦争をするぞ」

 

 

 

確かに西が言っていることはなにもまちがいではない、実際に東側も西側も戦力は余りにも乏しいのだから、物資も殆どないないづくしだったが、今では火星政府と軍のおかげで国の内側の経済も物資もようやく回り始めた所である。

 

 

 

未だに最前線国に入っている両ドイツ国にしてみれば、軍隊への物資補給は最優先事項であるし、防衛拠点の復興も始めている最中なのだ。

 

 

そんな中に自分達の都合だけで、圧倒的上の国にケンカを吹っかける同胞がいる国を保護するのも援護するのもばかばかしいのだ。

 

 

「分かっている、だがな如何してもシュタージュという組織の解散に伴いトップの一部連中だけは処刑しなければならないだろうが、あいつらは色々とスケープゴートに得ってつけの連中だ、

 

だだし【ベアトリクス】と【リィズ】の二人は契約者であるために除外ではあるが、必要経費の犠牲と考えればいいだろう」

 

確かにそうなのだ、極秘組織は解散またはなくしたといっても、ある程度の必要な犠牲は必須なのだそれも国民にも見える形でだ、

 

 

「分かっている、ただしだ、こちら側も契約者として火星軍に出張しているメンバーもいるのだ再統合の力関係や組織の再編成は・・・わかっていると思うが軍の組織内部は統合後はこの火星軍と政府からわたされた計画書の通りにしてもらうぞ、元東の軍人が軍内部で最優先に守られるとか、よくされるのは勘弁だ」

 

実際に火星政府もその辺は分かっている為にロンド・ベル隊と同じようにカラバや旧エゥーゴのメンバーを吸収した手腕で連邦軍人に復帰させた上で元の官職に極力戻そうとした努力した

 

ジョン・バウワー達をドイツの再統合案を持たせた上で有る程度のドイツの再統合が整うまでの権力を持たせているのだ。

 

だからこそここでの発言力で東と西のドイツの政治家達は黙るしかなかった、確かに戦争という物事は出来るだろうが、実際に直ぐに火星軍に鎮圧させられるLvしかないのは誰の目からも明白であった。

 

 

「それに両ドイツ政府の皆様は忘れているからも知れませんが、確かにアンバール方面に【ネオ・ジオング】が戦線維持に送られましたが」

 

「未だに旧ハイヴ跡に出来た一大軍事拠点に我々の戦力はある程度置いています、また防衛戦力もある程度地球上に戦力を配備していますし、なによりも衛星軌道上から大気圏が突入できる戦艦が宇宙空間にいることをお忘れでしょうか?」

 

 

ジョンの言うことは半ば脅しのようなものではあったが、現実問題として地球上もハイヴから漏れ出たBETAやBETAの軍団の進行を阻止する為の戦力は普通に各自拠点に貼り付けているのだ。

 

 

「「「「「それは」」」」」

 

 

「ならば戦後というよりも、現状で再統合案が出たのは後に攻略する予定のオリジナルハイヴを我々の軍隊が攻略するための準備期間に他なりません、貴方達も分かるでしょうが一番巨大なハイヴほど沢山のBETAがいるのは明白では」

 

実際にオリジナルハイヴ戦後の地球側の軍隊はこの大量のBETAによって滅んだ国が多いのは地球側の常識である、ただし今ではその常識を火星側が完全に破壊してしまったが。

 

「事実そうなのだが、国連からも同じ事を言われているのは分かっているのだが」

 

「だが我々を二分したのもまた国連という組織なのだ」

 

「だがこそ我々の言葉であれば信じるのでは? 火星政府は今まで嘘の契約をして相手を騙したことはありましたかな」

 

確かにそうなのだ、火星政府としても地球上の一国家を騙すなんてまどろっこしいことは別にしなくてもいいのだ、国連という場で盛大に嘘を言って、その国を世界中から爪弾きにできるほどの発言力もあるのだから。

 

「分かりました、では我々も協力はしましょう」

 

 

「お互いの今後の為にも」

 

 

「そうですな、我々火星政府としても交渉の窓口は1つの方が好ましいですから」

 

こうして始まったドイツという国の再統合はあっけなく進んでいく、これは再統合を望むのは火星政府と国連の連盟で出したからだ。

 

 

それから三ヵ月間に火星軍と政府が極秘の特殊部隊であるエコーズが大量に3個師団を投入してスミからスミまで調べつくしたのだ、またその時には反抗的な一部のシュタージュメンバーは拘束されるか死亡させられていく、後に死体は使い道はあるので、冷凍保存とかされるが。

 

1986年一月一日午前零時・・・いきなり東ドイツと西ドイツが同時に両ドイツ国民に対して、テレビで生放送を開始してた、それは・・・その壁は・・・ドイツ国民であるならば誰もが知っている壁であったが。

 

そう・・・・・・・・・東ベルリンの壁・・・・西ベルリンの壁の破壊である、これは両国から出された戦術機部隊によって早々に次々と撤去されていくのだから、

 

 

両国民にしてみれば本当にドイツの再統合はなったと目に見えるほど始まっていたが……。

 

 

だが裏ではシュタージュを初めとする東と西の裏の組織が集めたデータと紙でまとめられた報告書など大量に破壊または炎をつけられて大量にもえていた。

 

 

この巨大な炎は何処の場所でもしっかりと見えていたが、それが戦場の場所であるために一度は索敵部隊を出されたが、ただ炎がもえているだけであり、その周りにはいくつかの歩兵部隊がいることからも

 

 

物資の破棄を行っている部隊と判断したために、直ぐに戦術機部隊は引き返していくが実際には大量の機密資料を燃やしているのだから、

 

見られたら密かに潜んでいたエコーズ部隊のスナイパーによって撃破されて可能性があったのだが。

 

 

こうして後に都市伝説として語られるシュタージュファイルと呼べるものは地球上ありとあらゆる場所から消滅することとなった、また同時にいくつかのシュタージュの部隊とその代表が統合された新しいドイツが成った三ヶ月後に旧ベルリンの壁の後に貼り付けにされた上で公開処刑として銃殺刑にさせられた、これは堂々とドイツにある全てのテレビ局によって生中継された

 

「なぜアイリスやベアトリクスが生き残って・・・・私が・・・・・なぜ・・なぜ・・・・」

 

「・・・・・・・・処刑を始めろ」

 

それはちょうど1986年三月の末であったが、処刑された中には本当ならばアイリスと共に銃で打ち合い死亡した人間も混じっていた。または拷問もかけていたメンバーも大半は公開処刑にされていたのだ。

 

乾いた銃声が何発もすると・・・もはや言葉を喋る人間はその場には存在しなかった。

 

つまり旧ドイツの汚点をこのメンバーに全て押し付けた形では合ったが、だが現状の統合されたばかりのドイツ政府としては地盤すら弱体化して上に、またいつクーデターが起きてもいい地盤がしっかりと残っているために、

どうしてもシュタージュの捕まえたという真実と処刑されたという真実が如何しても一般人向けにも外向けにもほしかったのだ。

 

これで過去シュタージュに協力していた協力者メンバーは黙るしかなかった、真実を言えばどうなるかこのことではっきりとしたのだから。

 

これを見たテオドールは黙っているしかなかったが、同時にベアトリクスとリィズの二人にしてみればある程度の秘密を守るだけで今後の自由があるのだから言うことはなにもなかったといえる。

 



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フィンランド宣言そして歴史は動き出す・・・・・・

時は少しだけ戻り・・・・統一ドイツが設立する一か月ほど前に【旧ロヴァニエミハイヴ】の一大軍事拠点が完成したから一年間が過ぎていた。

 

 

1986年2月20日にハイヴ奪還1年記念としてフィンランド領ラッピ州ロヴァニエミ軍事拠点式典が開始されていたのだから。

 

 

この式典は多くの国々から政府高官が集められており、火星軍が主体となって攻略したハイヴではあったがその後の膨大な土地の管理はフィンランド政府に任されおり。

 

結果ここには国連と火星の資本と資源を大量に使って作られた地球ではありえないほど巨大な規模の基地が建設されていた。

 

これはビックトレー級をはじめとする一部のモビルスーツ等を格納する格納庫が必要なために、火星側もハイヴ後の巨大軍事基地化も認めていた。

 

これによってH4:ヴェリスクハイヴ H5:ミンスクハイヴのBETAの両方に睨みをきかせるためにここにもラー・カイラム級戦艦5隻とクラップ級10隻にジェガン部隊はギラ・ドーガ部隊で合計で200機配備されているほど、火星側もここの重要は分かっていたことであった。

 

またここには赤い彗星や黒い3連星やキマイラ隊の多くのエース級パイロット達が配備されていた、同時に様々な色をしたシナンジュのエース機専用機は地球の欧州戦線に参加している各国の戦術機のパイロットを喜ばしていた。

 

 

しかもそれがこの奪還記念式典で一堂に式典用としてモビルスーツもビックトレーも、ラーカイラムをはじめとする多くの火星軍の主力がこの式典に出ていたのだから、世界各国もこの重大なニュース並びに喜びは流石の情報統制なんてしている国はなかった。

 

あれは後に国連軍として戦うときに確実に話題が出るからだ。それを知らないというとさすがにまずいのは目に見えていたのだ。

 

 

おまけに国連側も盛大に広めたいのか、祝砲を上げるほどの気合の入れようがうかがえていた。

 

「本日このような重大な記念式典において、我々フィンランド政府の代表として、この旧ロヴァニエミハイヴを奪還してくれた火星軍並びに政府に大いなる感謝を、我々の救世主は火星政府並びに軍である事もここに宣言いたします」

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

当たり前である、フィンランド政府の代表がこんな重大な発表を国連に無視して独自に発表したことが国連に参加している多くの国々は驚くしかない、やっていることはただのサプライズ程度の発表ではあるが、だがそれはフィンランドという国を丸ごと飲み込むほど巨大な発表で有ったのはいうまでもない。

 

「実際に我々フィンランド政府は多くの支援を国連に強く言っておりましたが、実際に国連側は多少の援助はした程度であり、我々祖国にこの忌々しいハイヴが立つとあっという間に戦力を引いて逃げ帰る事しかしませんでした」

 

 

確かにそのとおりである、実際に核兵器が無理であってもだ、ハイヴ内には確実に突入した実績があるのだ、つまりフィンランド政府はさんざん特攻紛いの計画を国連にあげていた。

 

それは戦術機大隊に核兵器をそのままハイヴの内部に運び、自爆させるという方法である、これならば確かにハイヴの外部は核兵器も耐えれる強度をもっているが、だが内部は違うはずである、実際に国連主導したハイヴ攻略時にある程度のハイヴ内部のデータを国連は持ち帰っている。

 

 

つまり自爆特攻の核兵器で戦術機一個大隊で自国のハイヴを落とせるとなると・・・どの国だってやりたがるだか、この時にはすでに国連の全てがアメリカ合衆国に支配されているために、アメリカが欲しいG元素を完全に吹き飛ばす攻略作戦なんて提案されたところで、それを握りつぶせばいいだけである。

 

 

つまりこのフィンランド国代表はそれを言い続けた派閥に入っており、世界中が見ているこの時をもって国連に対してケンカを吹っ掛けたのだ。

 

これで国連軍がフィンランドから支援や国連軍など問答無用で引き抜いたり、また火星軍と国連軍の共同戦線においてフィンランド軍への情報提供をおこなったりすれば・・・

 

 

世間的にはどのように思われるか・・・特に国連の後ろで糸を引いているアメリカという国は間違いなく信頼などが失うのは確定する。

 

 

また今の演説をフィンランド代表が薬や身内なとが誘拐されて仕方なくいったとしても、それが本当であるか当然火星政府も現地に調べるのを得意とする者達を派遣するは誰だってわかっていた。

 

 

「しかもです・・・フィンランドの八割大地をBETAの勢力下になったとしても、国連は我々に滅べと言う感じに防衛戦力は出してくれましたが、だが亡命政権でも死者の数を数えるのをやめたほどの人数が出ていたのです、しっかりと国連が主導が支援してくれれば」

 

「言い合いや仲違いが国連の中で行われ、BETA共に有利なるしかない人類の派閥争い、それによって多くの戦場で我が国の無意味な犠牲があった事は言うまでない、だがそれを我が祖国の土地を全てBETAの手から奪還してくれたのは国連ではない、火星政府とその軍隊である」

 

 

 

実際に確かにそうである、フィンランド政府にしてみもだ第三派閥からさらに純国連派閥など反国連派閥など国連の名のもとに多くの派閥がいかに国連という莫大な権力を得るために自ら以外の国が早々にBETAに侵略されても逆に敵対派閥や元派閥にしてみれば最終的に争う席の取り合うかもしれない国が勝手に滅んでくれるのだ。

 

BETAという存在と勝手に戦ってだ、だからこそある程度の戦力や支援はするが本格的な支援や軍事開発しないのはこれが本音である。

 

未だに人類はBETAにたいして舐めた態度で有ったのだ、この時点では実際に1995年まではアメリカすらも新型爆弾でハイヴごと消し去ることができると考えていたほど、地球に与えるダメージを無視してもだ。

 

その結果がオルタ後の地球の殆どが塩の大地になった世界であり、一部の大地はそのまま水の底に沈んだほど、それでもBETAは生きている、その世界の武も近衛に入って頑張っているが結果死亡してループ世界に突入するのだから救われないどころではない。

 

 

火星軍が持ってきたハイヴすら吹き飛ばす艦載砲【ハイメガ砲】の威力とその後のモビルスーツの威力を目にしたフィンランド政府は国連に加盟しながら火星派閥になるとこの記念式典世界中に大々的に発表したのだから。

 

当然アメリカ政府や国連の極秘計画にいた中枢部にいた連中に慌てふためいたのは言うまでもない、特にソ連にしてみれば第三計画の初期ロットがうまくいったから今も膨大な資金や資源などを国連から貰ってなんとかソ連を維持しているほどであった。

 

 

だがまだフィンランド政府の言葉は続いていた、これを無理やり止めたとなると、国際連合の名前に確実に傷がつくのである、無論それを止めた国も一緒に。

 

 

「だからこそ我々フィンランド基地の防衛を一手に引き受けている火星軍に大いなる拍手を。また、これから我らは火星軍や政府が我らを見捨てない限りは、永続的にフィンランド政府は火星政府のよりよき隣人になれるでしょう、以上我々からの演説は終わります」

 

 

ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち

 

ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち

 

 

ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち

 

ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち

 

 

 

盛大なる拍手がその場からなりやむことはなかった、国連側も同じく拍手するしかない、それは各国も同じである、ここで拍手をしない国があればそれは同時になにか含むことがあると態度で示したようなものである。

 

しかもだこの演説は当然火星政府の協力で、ベクトラや現地にあるラー・カイラム級などを通信基地局にして各国に届くリレー拠点に使っているのだ、宇宙空間にはこの日のために用意されたベクトラ3隻が衛星軌道上に配備されているほか、通信衛星などの多くも使って各国に放送しているのだから、今の時代は各国は勝手に自国が危ないことになると勝手にその放送自体がはいれなくなるような仕組みは未だに存在してはしない。

 

しかもその仕組みを作るはずだった統一中華連合の汚職や共産党の一党独裁を企んでいる者達は物理的に粛清されたあとである、そのあとの政権が見本として一党独裁政権を作るはずはなかった。

 

選挙妨害なんてもってのほかである、つまり結果その仕組みが作られていないためにテレビ局はそのまま嫣然を各国のお茶の間に垂れ流ししたのである。

 

そう国連のおひざ元のアメリカ大陸の連中も全てこの放送をみてしまった、そして意図的に消していた情報で有ったという認識が後の世界中の教科書にのる【フィンランド宣言】の始まりであった。

 

 

その後に火星政府代表として、マークこの時初めて、自らの愛機になった【黄金の騎士】を世界中に見せることになった

 

「俺がマーク・ギュンター中将である。この度のフィンランドの演説を聞いたことで、我々もなにかこの世界にしなくてはならないと痛感した、ゆえに本来ではもっと後に見せる予定ではあった、火星政府と軍が共同で開発した最新鋭機であり、また俺専用機のスペリオル・ドラゴン・ガンダムである武装やスペックなどは後で公式に発表する予定であるが」

 

「ここにきて今年度の8月までドイツ側かソ連側のどちらかのハイヴを落とす計画を準備していることを、この放送で世界中に発表する、まだどちらかのハイヴかまた別のハイヴはわからないが、だが欧州戦線をこれ以上圧迫する元凶を少しでも取り除くのが今の火星軍の主目的である」

 

 

この発表は世界中に大きな波紋を示すことになる、確かにソ連側のハイヴは世界で唯一ハイヴ攻略時のデータが残っているのだ、またソ連としてもここを取り戻せば大きな前進にもつながることには誰だってわかっていた。

 

 

またドイツ側も一緒である、つまり統一ドイツの旗揚げの意味も込めて、近くのハイヴを攻略するは理にかなっているからだ。

 

ここを統一ドイツと言う名前で軍隊も再編成された状態でたたかえば東ドイツ西ドイツなど言っている兵士達の目を一気に覚まさせることができるからだ。おまけに、人類側でハイヴを攻略した部隊がある東ドイツの部隊を前面に押し出すことも可能であるのだから。

 

 

しかもフィンランドを完全に取り戻した1年の記念会場でマーク中将が自ら専用機体で乗り付けて堂々世界中に言っていることも信用性や信頼性にもつながっていた。

 

実際に東ドイツ付近の国境は完全にラーカイラム級5隻と砲撃戦用の陸上戦艦ヘビィー・ホーク級10隻とガンタンク部隊500という途方ない戦力で完全にBETAの進行跳ね返しているほどだ。

 

つまりそれがハイヴ攻略のための準備段階とも東ドイツ側の政府はそれを解釈することができたのだ、だからこそ余計に今まで好き勝手してくれた【シュタージュ】という組織の正式な解体と【スケープゴード部隊】が必要である。

 

ベアトリクス部隊は政府直轄の由緒駄々しい戦術機部隊をもっている警察組織であると火星政府との裏取引で、今は世界中に宣伝していたのだ、これによって一部の国々も戦術機部隊を政府直轄警察組織にも持たせるべきという意見が日本やアメリカなど比較的後方の国々で声が上がるほどの人気者になっているのが今のベアトリクスの部隊である。

 

ただし隊長ともう一人の部下は現在ロンデニオン・コロニーで生活をしており、その訓練の一部だけであるが、世界中の人々に見られている、ベアトリクスのスタイルとそのバッサリとした性格とハイヴ攻略した実績に契約者である。同じ部隊のテオドールという中尉に対して恋人になってほしいと猛アタックする一部も流れているのだから、これで人気が出ない方がどうかしている。

 

 

しかも確実に修羅場であるのだ、人はパンだけは生きられないつまりサーカスの部分が必要なのだ、そのサーカスの部分が火星政府が地球に向けて流しているあの放送なのだ、今回の放送はその回線を使っている。

 

 

同時刻ベルリンの壁内部に設置された極秘会議室において、この放送をみている連中がいた、周りには当然火星軍特殊部隊専門のエコーズが1個大隊ロトを含むモビルスーツを持ち込んでいた。

 

 

それを知る者は誰もいなかった、実際に光学迷彩使用中のロトシリーズのステルス技術はこの世界の技術はまず発見が不可能なほど高性能であるためである。

 

 

しかも西ドイツ政府の上層部の多くは東ドイツの上層府と結託しており、【ベルリンの壁】も徐々にだが一部だけ解除するなど、統一政府に向けて裏では動いていたが【今のシュタージを掌握したアックスマン】がそれを阻むのだから、排除するしかないのが実情なのだ。それに丁度いいスケーブ・ゴードができたと両政府とも喜んでいるのを彼らは知らないのだから、あきれるしかなかった。

 

 

「丁度マーク閣下・・・演説がはじまりしまたね・・・・東ドイツ政府と西ドイツ政府の皆様・・・」

 

「ええ・・・・・・我らの目先のハイヴを落とす・・・・・それをもって統一ドイツの旗揚げですな」

 

「まったくジョン・バウアー様の手腕はすさまじいですな」

 

「いえいえ・・・火星軍外郭独立地球方面軍ロンド・ベル大艦隊の設立をした方ですな、政治的にも優れております」

 

「ははは、昔取った杵柄ですよ、元々はエース部隊や愚連隊や軍隊の鼻つまみ者で構成されている部隊ではありましたが、我々も皆様の国連と同じで火星政府にもいくつかの派閥がありましてね、圧倒的武力で地球全てを制圧して素早くハイヴも攻略しろという10年以上前にそのような勢力がいましたからな・・・」

 

「「「「「「!!!!!!!!!!!!」」」」」

 

 

「なるほど・・・・それらを押さえつけるために・・急遽権力に真っ向から立ち向かえる独立な大艦隊が必要なだったわけですか・・・ジョン様」

 

「えええそういうことです・・・・その結果我々が勝ち、色々と準備をした結果も今に至りますその時の独立した大艦隊がロンド・ベルであり、彼等はいざとなるとその独立の権利をもって、地球上にのこっているすべてのハイヴすらも落とせる権限が今の火星政府からも軍隊からも与えられていますな」

 

 

実際にこのようなブラフや有ったかもしれない勢力の話をすることでジョン・バウワー議員達は宇宙世紀の事を引き合いにして両ドイツ政府の高官達を手玉に取っていた。

 

また自白剤や指向性タンパク質がこの時代では禁忌の部類になっており、基礎研究すらも行われてはいなかった、実際に論文は作られたり、学界では発表はされていたが、人類の天秤が確実に人類側に向かっている事や、火星政府の実力を見てしまった後ではこのような人の意思すらゆがめる技術は必要ないと政治的に判断されていた。

 

 

これも火星政府が地球に早めに介入したことでマブラヴ本来の歴史よりも大きく変わる結果に繋がっていく。

 

 

 

 

 



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統一ドイツ軍として戦い そして軍の再編中

1986年二月のフィンランド宣言より、三ヶ月が経過した頃統一ドイツ軍と火星軍は事実上大慌てで、軍隊の再編成を行っていた。

 

確かにこれまでのH4:ヴェリスクハイヴ H5:ミンスクハイヴのどちらかの攻略の為にBETAの間引き作戦を一週間の間三回もハイペースで行っていた統一ドイツ軍と火星軍の両軍ではあったが。

 

だがやはりというか主に統一ドイツ軍の機体の整備や機体状態、パイロットの士気問題があるために。

 

どちらかのハイヴ攻略作戦は参加できない地球側の唯一の点数稼ぎの場所として、大量の物資や地球上の国連に参加している殆どの人間や各国の人々が集まり、ローテーションを組んで間引き作戦をやっていたのだから。

 

「ちっ・・・またか・・・国連軍奴ら・・・ジャマばかりしやがってなにが統一ドイツ軍の力を見せてもらおうだ・・・俺たちはやつらの盾はないぞ」

 

「そうだな・・・後ろから打ちたいが・・・・国連軍が祖国にいるのではな」

 

こんな会話が統一ドイツ軍の間では当たり前である、フィンランド宣言後に統一されたドイツの軍事行動に【契約者の第666中隊】や【警察部隊】も大体的に統一ドイツの式典に出た上で、しかも式典用装備に換装された【トルネードガンダム】が大々的に東ドイツと西ドイツの戦術機共に歩いていたのだから。

 

ゆえにこれを気に入らない国連側の国々は邪魔をするためだけに、大量の国連軍の部隊をわざと統一ドイツ軍と共にドイツ近くのハイヴの間引きをおこなっているのだが。

 

戦力になっているが、たが正直ジャマでという感じでしかないのがドイツ軍の本音であった。

 

このようにして統一ドイツ軍隊の再編成はやはり仕方がないといえるのだ、さまざまな国の主義主張が現場にまで回っているのだから、

 

 

それでもハイヴの圧力に負けていないのはライノサラス機二機の強大な火力と防御力としてもBETA側にも鬼門とも言える能力でしかなかった。

 

対レーザー用の技術で作られた塗料を塗るだけで、レーザーを防げるのだからレーザー種にとっては鬼門なのだから仕方がない。

 

それに加えて地上用にセッティングを施した【バーストライナー砲】二門の砲撃を食らえば3万程度のBETAなど簡単に消し飛ぶのは当たり前である。

 

またここに配備されている戦術機のほとんどは第二世代型機しかなく、実験的に第三世代機並みに性能を持った機体を配備して実戦経験を得るということを行っていのだ。

 

そのためか日本が開発した【瑞鶴】六十機や日本帝国ガンタンク部隊も併せて一個大隊が統一ドイツ方面軍に回されていた、日本帝国もドイツ付近の環境のデータは流石にもっていなかった為に、それに近い北海道辺りの寒冷地装備で出てしまったことで、瑞鶴は多少の機体不備が出てしまったが、それでも十分にBETAとの戦いに勝利はできた。

 

モビルスーツの技術も使っているおかげで、本来のマブラヴの瑞鶴機よりもスペックが三十%向上しているのが、こちら側の瑞鶴なのだ、おまけにジェガン部隊やギラ・ドーガ部隊も戦場にいるためか、戦死するほどの危機は訪れなかった。

 

 

神宮司まりも12歳 死の八分間を無事に突破をすることと成った、これは日本政府としても本来ならば、兵士の年齢を下げる必要はなかったのだが、だが火星軍のMSのパイロット達の年齢達は一桁台の人達が普通にMSを操縦するは当たり前であった。

 

モビルスーツは子供でも扱えるレベルのosと機体レベルの技術を有していることもあったが、その為か日本帝国としてもそれに習うように今回は日本帝国内で軍学校にすでに入学している人達を対象にした結果【神宮寺まりも】の適正も含めて問題ではなかった為に、今回のドイツ方面軍に特別に配備されている。

 

それにあわせて瑞鶴の量産型機の一機を任されたのだ、これは本来の歴史の日本帝国ではありえないことではあったが。だがこちら側では火星軍のおかげで地球上のハイヴは残り5個までしかない、つまり人類側に圧倒的に天秤が傾いてるのだ、

 

他のハイヴを立てようとする場所もすでに火星軍と国連軍のとの協力の元に、BETA封じ込めは完全であったからだ。

 

そのためか、人類側の新型機体開発のスピードは忠実の歴史よりも若干早くなっているおかげで多少の性能向上や第二世代機の登場も早まっていたのだ。

 

そんな中、ようやく日本も常任理事国入りしたとはいえ、拒否権発動の権限が凍結されている以上、今回の間引き作戦で如何しても日本帝国はある程度の戦果が必要となっていた。

 

フィンランド宣言によって国連側では少しでも味方が欲しいと考えった結果、日本とオーストラリアの理事国入りを正式に認めた結果でもあった。このためか日本帝国は少しでも戦力を出すためと、火星軍のパイロット達が子供達がいたための特例でもある。

 

 

「今日も陽炎によって・・・BETAを倒せたけど・・・火星軍のおかげかな」

 

【神宮寺まりも特別少尉】は自らの機体陽炎を若干12歳で動かして死の八分間も余裕で終わらせているのだ、彼女のBETAの成績は突撃級三十 戦車級100 要撃級 500であるこれはまりもの戦術機を動かす才能もあるが同時に戦術機の性能と武装の影響も大きいのだから。

 

「だからって・・・あれだけの数に突貫するか、まりも特別少尉どの?」

 

「!!!!!・・・マーク中将閣下・・・すみませんまた・・・私を守って貰って」

 

「いい若干12歳でこいつを動かせる・・・それを日本帝国が世界に対して見せたいのは分かるが・・・だがそれで死亡していいほど、人類は追い詰められてないはずだ」

 

 

「それなのに・・・君たちを戦場に出したのは、日本帝国の見栄と国家のプライドでしかないからな、そんなことで君たちを戦場で死亡させるほど、火星側が甘くはない」

 

確かにマークの言っていることは間違いではない、実際に【神宮寺まりも】の名前を見た瞬間にマークは即座に契約者制度で縛るつもりだった、特例を使ってもだ。

 

だがそれは流石に危ない橋であると分かったために、こうしてマーク達の部隊はできる限り日本と統一ドイツの軍事力の消耗を抑えるために、戦場では3部隊の護衛をつけているのだ。

 

こうしてマークも光の騎士の性能を地球上の国家にも見せつつ、頑張っているのだ。

 

そして原作キャラがあまりにも幼いこともあり、ついにマークは自らの手をまりもの頭をなでて話していたのだから、それに気が付いているのはまりもや周りの人間達であり、マークのこの行いは癖の様なものである、子供をあやすようにまりにもの頭をなでているのだから。

 

「だからな・・・もう少しでいいから大人を信用しろよ、それか俺達を信用してくれないか? 神宮寺まりも特別少尉」

 

「それは・・・・・・マーク閣下・・・」

 

なぜか神宮寺まりもの顔は真っ赤になって、その場で構ってしまったが、これは仕方がない、元々まりも達の部隊はマークの直轄である部隊と一緒に戦場に出て戦っているのだから。

 

「だから頑張ってもいいが、まりも達はまだ子供だ、わがままを言ってもいい立場だとは忘れるなよ、今のこの特別編成その物がおかしいものだと思ってくれ」

 

「・・・・・・・・・・・はい・・・・・」

 

神宮寺まりもの感情にもとある変化が訪れても仕方がないのだ、この世界では指向性タンパク質などの人を洗脳する技術は封印されているのだから。

 

またこのような戦果は世界に対しての発言力を上げる為に如何しても必須なために、また本当に瑞鶴が戦場で使えるのか? という疑問を解消する為にも

 

日本帝国は量産された【瑞鶴機】を国内に配備したが殆どをドイツ方面軍に配備していたのだから、その力の入れようは他の国々にしても文句は言えなくなっている。

 

「日本帝国のあの第2戦術機の瑞鶴か、なるほど確かに優秀な戦術機といえるな」

 

「ジャップのクセに、我々よりも高性能戦術機の開発に成功するなんて!!!!」

 

「抑えろ、アメリカの指揮官よ、現状のドイツ方面軍の戦力は確かに圧倒的だろう、これほどの戦力が集まったのは一番初期段階のハイヴ攻略作戦以来だろう」

 

「確かにな、ドイツの司令官よ、だがなあの瑞鶴という機体は我々でも現状は手出しできないというではないか? 指揮系統も未だに組まれていないのだ」

 

確かにアメリカの司令官の言うとおりかも知れないが実際に日本側としても第2世代機という戦術機という最新鋭機のデータ等を簡単に他の国々渡すことは出来ないために。

 

「やはり、このコンテナ船を大量に持ってきて良かったということか、事実さまざまな国々の密偵達が現にこの最新鋭機の機体データを得ようとこちら側に色々と接触しようとしていると報告が上がっているが」

 

確かに紅蓮の言うことはまちがいではなかった、実際に日本が第2世代機を作ったという情報はあの会場から時間差が殆どないほどに世界中に広まっていたのだ。

 

それからある程度時間もたった上で量産型機も生産ラインに乗せて現状も量産型機は本国で作られているのだ。瑞鶴の帝国軍仕様機【陽炎/かげろう】である、

 

またこれは忠実では日本帝国側が作ったということで近衛側が殆ど使っていなかったが、だが現状の日本帝国は様々な火星政府との取引により、日本帝国の技術力なども大幅に上がっているために、近衛軍が使っていた瑞鶴をなんとか帝国軍仕様機にすることで使わせてもらっている程度である。

 

ゆえに陽炎の名前が与えられている、これで近衛軍はある程度は納得したのだから。

 

「近衛軍が光で、帝国軍は影か・・・いいではないか」

 

「そうですね・・・帝国軍にも少しは良い目を与えておかないとね」

 

こんな感じで無事に帝国軍が瑞鶴を使えるようなったのはつい最近の事である、だからこそ今回の出張に近衛のトップ側にある、紅蓮が日本側の総指揮官としてドイツ方面軍にやってきたのだ。

 

近衛の一部の勢力では今回の瑞鶴の開発データから元に新たな近衛専用機体を作るという勢力がいるために、それを一時的に封じるために今回の瑞鶴の実戦配備と出張ということになったのだ。

 

実際に日本帝国は確かに戦術機開発では頭を一歩でたように思えるが、それは軍事技術力のみであり、日本の総合資金と資源においては、軍隊の装備の統一は昔から悩まされてきたことでもあったが。

 

今回の瑞鶴は日本側にしてみれば日本という国で使える戦術機といえたのだ、またこれを一部の性能をダウンさせた、タイプの発売も考えているのだから、中々商魂たくましいといえる。

 

つまり日本帝国側としても今回の近衛の勢力はジャマでしかないのだ、確かに瑞鶴より圧倒的上の機体を開発するのはいいだろう、でもそれを近衛軍のみ限定であるのならば、日本帝国側としてはいらぬ軍事負担でしかないのだ。

 

 

それを知っている紅蓮は今回は日本の政府の要求を呑む形で【神宮司まりも】を含む五名ほどは未だに14歳未満の子供を戦場に狩り出すのは大人として恥ずかしいのだが。

 

「だがな、あの火星軍のユニコーンのパイロット、バナージ・リンクスもジュドー・アーシアなども少年兵士といえる年齢ではないか、それでいて間引き作戦では最前線で立って我々よりも多くのBETAを倒しているのだから」

 

確かに紅蓮の言うことはまちがいではないが、それは二人がニュータイプといえる存在である上に二人が乗っている機体も二人用に専用機化されているのだから、仕方がないのだが。

 

実際にガンダムタイプの殆どはパイロットの専用機となってしまっているのは仕方がないのだ。

 

それほどまでにガンダムタイプは扱うパイロットの腕に大きく影響される為に、そのパイロット用に合わせて専用化するのは当たり前である。

 

こうしている間にも間引きが行われているのだが、今回は欧州同盟が主役としてがんばっているのだ。

つまり日本帝国側も戦力は持っているが、それを使う機会は欧州同盟側の指揮官が救援を求めてくるまで待つ必要が出てくるのだが。

 

実際には火星軍もこの戦場に参加しているために、間引きされているBETA側の被害が時間を過ぎるほど圧倒的に多くなっていく。

 

こうして間引きか完全に終了したのは四月一日の深夜を回ったときであった。

 

これほど長い間間引きをしてるのにもかかわらず欧州同盟側の被害というば戦術機が20撃破されただけであった、無論パイロットは死亡した者達もいるが、機体から脱出して無事に生き残った連中もいるために。

 

実戦経験を積むいい場所になっているために中々ハイヴ攻略作戦ということには移れない事情がこうしてドイツ方面軍の司令部にうずまっていた。

 

それから半年の期間が過ぎてーーーーーーーーー徐々にだが、統一ドイツ軍の練度も上がってきているのだ。

流石に戦場に出て、東だ西だと言っている戦術機パイロットや戦車兵士はことごとくBETAと戦って死亡しているのだから、その辺はなかなかシビアに判断しているのが、統一ドイツ政府の思惑である、それに統一ドイツの戦い方も戦場の人々からも受け入れられるようになってきたのだから。

 

この戦いは無駄ではなかった。

 

 




近衛軍の戦術機の呼び名と 帝国軍の呼び名はべつです 同じ機体ですけど、そうしないと国内で色々と問題が発生するので。 



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マブラヴオルタ編開始 
ミンスクハイヴ攻略作戦前夜


そろそろ落としたいハイヴの一つであるミンスクハイヴを落とします

ここはソ連領内でしたが・・・欧州勢力や火星勢力が近くにあるので、なんとかソ連を抑えられるので・・・


1987年一月一日 午前零時 ポーランド地区の【フロドゥナ】と【ブレスト】周辺では統一ドイツ軍と火星軍そして国連軍によって、なんとかH5:ミンスクハイヴの周辺を徐々に制圧と共に押し込んでいたのだから、今までの人類側の劣勢は何だと言いたいほどの戦力を火星政府はこのH5ミンスクハイヴを攻略に対しても色々と戦略を考えていたのだから。

 

 

実際にウクライナ国でも【キエフ】と【ルチク】【リブネ】【ジトミル】からも火星軍の戦力を配置していた。

 

 

また北側からはリトアニア国では【ビリニュス地域】ラドビア国では【ダウガフビルス地域】にも火星軍と国連軍とそれぞれの国の軍隊の攻撃によって、なんとか第五ハイヴがあるミンクス周辺までBETAを押し返していたのだから。

 

 

その為に、ラー・カイラム級やクラップ級そしてビックトレー級やライノサラス級も総動員していたのは、マーク達上層部が色々と焦っていたことも上げられていた。

 

実際にG弾の開発時期が今年度であるのだ、無論マークはそこまで正確な開発時期を覚えているわけではない、あくまでも試作型が作られたのが、この時期であるとしか覚えていなかったのも、火星政府や軍のトップがもう一個のハイヴを落とす決断をしたのも大きかった。

 

 

その為か契約者の船と呼ばれている改ペガサス級も十二隻全てが投入されており、その中にはやはり、第666中隊・・・いいや別の名前で今は呼ばれている、そう統一ドイツ軍第666大隊と、前のメンバーは変わっていないが、同時に旧西ドイツの戦術機のエース部隊で契約者となっている者達を一纏めした結果大隊レベルまで部隊が膨れ上がったのだ。

 

 

それにだ元々火星政府が意図的に流しているコロニー内の映像や訓練映像によって、第666中隊の間違ったうわさなどは全て払拭された、それと伴い、統一ドイツ軍の象徴としても統一ドイツ側も考えていたようで、【警察組織のベアトリクス隊】はまた別の組織として統一ドイツ側の印象操作として使われるために、戦場でベアトリクス達が契約者として戦うのは仕方がないのだ。

 

また今回は統一間もないドイツの旗揚げや、亡命ポーランド政府の軍隊も実戦で鍛え上げるようにしているために、一年という時間がかかっているが。

 

 

今回もやはり旧型化し始めているHLV機二十基をすでにミンクスハイヴの上空に待機済みである、ハイヴを吹き飛ばした後でハイヴ内から出てくるBEТAどもは数だけ多いのだ。

 

また前回の大量の槍は結果としてはBETAどもに大損害を与える事を成功しているのだから、火星政府も軍隊も今回の作戦を太鼓判を押しているのだから。

 

 

また衛星軌道上にはアプサラスⅢや火力重視機が今回が初登場のピースミリオン級に待機しているのだ、また今回の大気圏突入と突破に伴いピースミリオン級のエンジン部分や各ブロックにも手が入っており、重力下でも十分な速度が出せるようになっていた。

 

 

ちなみにアプサラスⅢはピースミリオン級の甲板部分に直接ガンダリュウム合金製のワイヤーで固定されているほどである。

 

 

これは大気圏突入リスクをできうる限り減らすために考えられた作戦の一環である。

大気圏突破後はそのまま温めていたアプサラスⅢのミノスキクラフトによってピースミリオンから出撃をして、その大火力を地上部隊が吹き飛ばしたハイヴ内の竪穴に直接大規模メガ粒子砲をぶち込む戦法である。

 

 

この辺は作戦はあんまり変わっていないが、それでもミンクスハイヴ突入部隊には各国の選りすぐりの部隊が火星軍と共にハイヴに突入するのだから、また日本帝国からは特別部隊もハイヴに突入させると言っているのだから。

 

 

それこそ火星軍も焦るのは仕方がない、日本帝国の特別部隊はたったの12才から15才の間の少年少女達を集めた、通常ではありえない戦術機部隊なのだから、これが地上班のマーク達から火星政府や軍に伝わった時の火星サイドの慌てようは仕方がない。

 

「マーク中将・・・・・・・わかっていると思うが、君たちの部隊は・・・」

 

「わかっていますよ、ブライト司令・・・・・・・日本帝国の特別部隊を守れでしょう、その代わりハイヴの中にある反応炉やG元素製造などは全てFAZZの火力で全て粉砕してください」

 

 

「わかっているが・・・・・・まさか・・・日本帝国か・・・少年兵士まで使うとはな」

 

「仕方がありませんよ・・・ジュドー達をはじめとするガンダムパイロットの多くはまだ若い人達です、全盛期で姿形で呼び出されるのが、スカウトシステムですからね」

 

 

「それは・・そうだが・・・だがこそνガンダム時代の我々ではなくて・・・一年戦争時の容姿だったのか・・・」

 

「スカウトで呼び出してもいいですが・・・十年間はなにもできませんでしたからね、30才で呼び出せばプラス十年で介入する時は40才ですよ、それを考えるとね」

 

 

「相手にしてみれば・・・我々が十年間の間しっかりと準備してきたと、地球側には告知してきたが、それがあだとなったか」

 

「はい・・・そうなりますね・・・」

 

 

 

そんな会話をしつつ、ブライト司令は宇宙側でミンクスハイヴ攻略の準備の最終段階に入っていた。

 

またマークも同じく地上班として最終段階の仕上げを用意するために、ようやく佐渡島に再配備された【ネェル・アーガマ】を統一ドイツ周辺に配備するために、統一ドイツや国連側との交渉をやっていたのだから仕方がない。

 

 

国連としても唯一ハイヴのデータが取れているミンクスハイヴを攻略するは理にかなっていたのだから、気合の入れようが違っていた。

 

 

アメリカ軍も最新鋭の第二世代機戦術機三百機をドイツ方面に配備するのは、ある意味で統一ドイツに対しての保険の様なものでしかない。

 

 

第二次世界大戦時にアメリカとドイツは戦争をしていたのだから、その後東と西に分かれた国が今の時期に統一ドイツとして復活したのだから、アメリカにしてみれば注意するには十分な理由である。

 

 

 

 

ミンスクハイヴ攻略作戦の開始時刻はすでに決まっていた、1987年1月10日に作戦が開始されるが、やはりどんな作戦内容がわからない者達が多いために、今回は特別に会議場ではなくて、それぞれの国の者達にもわかりやすくするために。

 

それぞれの格納庫で同時にハイヴ攻略作戦の内容が火星軍のメンバーが堂々と説明をしていたのだから。

 

「以上が・・・ハイヴ攻略までの順序だ・・・わかっていると思うが、我々と共にハイヴに突入しないのであれば、どうなっても知らないぞ、新型BETAが我々がハイヴ攻略したときに現れた母艦級と名付けた化け物が出ないとも限らないかな」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

「確かにあれは・・・後に調べるために火星軍の協力の元で残骸を調べたが・・・・皮膚の硬度も、生きている時の映像を見たがあれの再生能力は・・・」

 

 

「そうだ火星軍も調べたが・・・我々の通常部隊が装備している粒子兵器すら母艦級の皮膚にはあまり効果がなかったことも上げられる、結果こちらが用意した特務部隊の大火力でなんとか倒せたが」

 

 

そうなのだ、実際にマーク達でもあの母艦級にはてこずるレベルなのだ、つまり次のハイヴ攻略作戦時に新たなBETAが生まれて出てくる可能性もあるのだから、その辺の情報共通もしっかりとしないと、ハイヴ攻略戦が失敗する可能性も秘めていた。

 

 

「はい・・・・マーク閣下でも大気圏から突入する部隊はレーザー級にやられるのではないでしょうか?」

 

「・・・ああいい質問だな、神宮司まりも少尉は、だが問題ない、君たちは知らないと思うが、元々大気圏に突入させる部隊は無人だ、・・・いいや人すら乗ってはいない、HLVは確かに物資や人を宇宙や地上に運べるが・・・」

 

 

「今回もこいつを使う・・・・例の物を出してくれ・・・そのために格納庫で作戦会議をしているわけだからな」

 

マークの言葉と共に、それぞれの格納庫から整備士達がカートでもって現れたのはただの鉄の槍でしかない、ただしが縦10m、横五センチと途方もないデカさの鉄の槍が現れたのだ。

 

 

「これを今静止衛星軌道上の待機中のHLV一機の中に一千万弱入っている計算だ、これが大気圏突破後にレーザー級にHLVが落とされてもいい、爆発四散後に、大量の鉄の槍が高度三千万以上からBETAの大部隊めがけて自由落下するからな、HLV一機では命中率もなにもかもだめだが、作戦では二十基が待機中だ、これを四度が五度にわけて落下させる」

 

「いくらレーザー級が多いとはいえ、戦場には最大で二十体程度しか現れてはいない、しかも一機に搭載されている鉄の槍の死の雨を果たして無事に回避できると思うか?」

 

「いいそれは・・・」

 

「そうだ・・・HLVの一回の投下時は最大で四機同時に大気圏突破をする・・・その後爆散したとしても、爆発程度で壊れない鉄の槍だ、一回で四千万程度の面攻撃である、これに対処する方法は今の所のBETAは迎撃手段はないからな」

 

 

「次にハイヴに突入する部隊も同じだ、これが四度か五度行われた後にも衛星軌道上に待機している、我々の部隊が大気圏突入後にハイヴの上層部が立っていた部分に対して、アプサラスⅢの砲撃並びに艦隊から攻撃によって内部に残っているはずのBEТAどものを殲滅する、それが完了した上で、我々と共にハイヴ内に入ることになるいいな」

 

 

「「「「「「「「「「「「「「了解です」」」」」」」」」」」」

 

 

「わかっていると思うが・・・地上のハイヴの出入り口は多い、そこから勝手に入るのはいいが、我々が攻撃中でも勝手に入って、我々の攻撃に巻き込まれて死亡したとしても、君たちの祖国はただの命令無視違反の戦死として登録するらしい、ハイヴを無事に攻略した戦士達となるか・・・それとも無謀にハイヴ内に突入した無能者として軍部や祖国で語られるかどっちがいいかよく考えるように」

 

 

「それと我々マーク部隊の直轄として日本の特務部隊が臨時に編入させるからな、その事も各国は良くわかるようにいいな」

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「はっ」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

 

こうしてマーク達のハイヴ攻略作戦の全貌がそれぞれの格納庫で作戦内容が話されて、それから各国のパイロット達の多くは国連側が持っている、ミンスクハイヴの一部のデータを元に必死にハイヴ攻略作戦のシュミレーションで腕を磨きあげていた。

 

 

こうしてついにハイヴ攻略時の一月10の日を迎えることになる・・・・



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外伝 地上で模擬戦をする契約者達

1987年一月一日統一ドイツ軍の一大軍事基地において、一部の部隊がたった一機のMSに手も足も出さずに敗北しかかっていたのだ。

 

 

フルアーマートルネードガンダムのビームライフルから訓練用のビームが連射されているがそれを紙一重で次々と交わしていく強化型zzガンダム相手には、すでに撃墜されたパイロット達からも見てありえないほどの速度と反射で交わしていたのだから。

 

 

「チッ、うそだろう、こんな子供相手にも関らず全く手も足も出せないとかふざけているのか!!!!」

 

テオドールの言い訳は最もではあったが、現実問題としてもアイリス機・ベアト機はすでに機能が停止した状態でこの惨状を見ているのだから、テオドール以上の屈辱を味わっているが。

 

「でもねテオドールさん、そんなに殺気だっていると、何処から攻撃するのか? 簡単にわかるよ」

 

子供のような声では有ったが実際にはまだ子供である、強化型zzガンダムに乗っているのはジュドー・アーシタと呼ばれる最強のニュータイプの一角であるのだから、どんなにがんばっても無理なものはむりなのだ。

 

だがそこは流石にあきらめきれないテオドールはフルアーマーに残されているミサイルとレールガンを一斉射撃後に、次に避けて出てくる場所に予想して手持ちのビームライフルをフルモードで連射し続けたのだ。

 

確かにエースと呼ばれるだけはあるが、だが現実問題として・・・それだけではニュータイプパイロット達を倒すことはできない、さらにその上を予想しなければ勝てない相手なのだから。

 

実際にミサイルは直前でzzガンダムに装備されているダブルバルカンで爆破された上にレールガンも直ぐに飛行モードに可変した上で空に上がったのだ、

 

テオドールは流石に最初の攻撃は避けれると思っていたがミサイルの一斉攻撃により出来た爆炎と大量の煙によって視界が殆ど見えなくなっているが、それでも感を頼りにビームライフルをフルモードで撃つしか強化型zzガンダムを倒すのは無理だと思っていたが、だがすでにテオドールはこの時点で敗北をしていたのだ。

 

「危ないな、流石にエース級の腕はあるけど周りをちゃんと見てないな」

 

 

強化型zzガンダムは空中で飛行モードからモビルスーツモードに可変して直ぐにテオドール機に対して引き金を引いたのだ。

 

すると強化型zzガンダムが持つ2連装ビームライフルが数発発射されてそのままテオドール機をビームが貫いて演習が終了となった。

 

流石にニュータイプの実力とあわせた射撃能力であった、テオドール機が避けることを前提としてそこにビームを打ち込んだのだから、流石にテオドールも回避は不可能であった。

 

「ちっくしょう、あんな子供にもMSのパイロットとして腕も負けるということかよ!!!」

 

 

テオドールは自分が乗っているガンダムのシートに対して何度も腕を得るっていた。

 

そこへマークがインカムから通して通信を入れてきたのだ。

 

「そこまでだ、全機訓練モードから通常モードに変更して格納庫へ集合だ、模擬弾といえどもペイント弾やら足蹴りや格闘戦も行ったのだ、機体のメンテとデータ取りが必要だろう、後はここ半年間では有るがコロニーから地上に戻って大分地上戦の戦い方を取り戻しつつあるな」

 

確かにそうなのだ、実際にコロニーでいままで生活していたとは、地上でMSを動かしたわけではない

むしろその逆で宇宙空間限定でMSを散々動かしていたメンバーであった。

 

だからこそハイヴ攻略目前を前に地上の重力と地上戦の戦い方を取り戻す必要があったが。

元も地上に戻ってきているのは契約者の中でもエース級の腕を持つ連中も訓練にも身が入るのは仕方がない。

 

そのためか今まで地上で戦っていた火星軍のメンバーの中で同じくエース級かまたは小隊戦を限定にして実機を用いて訓練をやっているのだから如何してもあまるメンバーは個人でこのような戦いを独自訓練としてやるのが殆どであった。

 

そうこうしている間にもテオドール・アイリス・ベアト三機はたったの一機になすすべもなく敗北したのが大きいが。

 

元々あいての機体は第4世代の最高機体の1つである上に同時にニュータイプが乗って動かしている機体なのだ。

さらにテオドール達の機体もスペック的には第二世代型と同等のMSではあるが、性能差が圧倒的に違う上にさらには搭乗者まで違うとなれば、どう考えても敗北は必須ではあったが。

 

だかそれでも敗北までの総合時間は10分というのはある意味ではすごいといえるのだ。

ニュータイプ相手に10分も相手に出来る腕を持っているエースは早々いない。

 

「まあまあ、テオドールさん達もよくやっているほうだと思うよ、ただもう少し常識とか固定観念とか色々と捨てたほうがもっと強くなれるよ」

 

確かにジュドーの言っていることは間違いではない、今回ジュドーが相手にした三名は確かに飛行はしていたが、飛行限界コードが体に染み付いている為に、できるだけ低空で飛び戦うことを選んだが。

 

だが強化型zzガンダム相手ではそれでは駄目なのだ、確かに空戦ではテオドール達が有利ではあるが、だが現実問題として可変機能がついている機体に低空で戦うのは無謀ともいえる。

 

常に相手に自分の頭を抑えられて飛行するのだから、どう考えも打ち落としてくださいといっているようなものではあったが。

 

確かに統一ドイツ軍も軍隊の質や連帯を上げるためにも間引きが行われているが、それでもレーザー種の数は相変わらず毎度のごとく20程度の数でハイヴから出てくるのだ。

 

それを知っているマブラヴの住人にしてみればハイヴが近い場所で限界コードを越えてそれを飛ぶなんて事は普通に出来ないのだ。

 

結果してジュドー相手に負けてしまったというわけである、これがさらに可変機系MSと模擬戦することとなると、どう考えても最初の一撃で模擬戦が終ってしまう結果となりえるのだ。

 

だからこそジュドーは自らの経験を元にテオドール達にこうしてアドバイスをしつつ、地上での完熟訓練を行っていた。

 

「分かっているがよ、長年のクセは中々体からはぬけないんだよ」

 

「こちらもよ、確かに推力や飛行能力を考えるとフルアーマー形態は理想とも言えるけど、レーザー種は我々には未だに脅威といえる存在だ」

 

「アイリスと同じくよ、火星軍のように皆が皆、普通にレーザーやビームが見てから避けれるという錬度や度胸はこちらにはないのよ」

 

「だからこうして、ジュドー、カミーユ、エマ、アムロさん達に頼んで訓練相手をしてもらっているんですよ、もう1小隊は別のチームが担当していますが、彼らも同じく錬度を高めている最中と聞きます」

 

 

確かにそうであり、もう1つのチームはヴィヴィ機・タカムラ機・ラトロア機というバランス的にも色々と不安定なチームであったが、だがそこはタカムラ機をリーダー機にすることで何とかチーム内の結束もようやくまともになりつつあったのだ。

 

 

これは最初として仕方がないのだ、ドイツの軍人・日本の軍人・ソ連の軍人が1チームとしてちゃんとしろというのは半年以内でよく出来たといえるのだ。

 

実際にラトロアでも言いかと思っていたマークではあったが、確かに指揮官として優秀な部類に入るだろうが、TEの世界では自分の部隊がなにをしているという事を知りながら無視をしていたこともある少し癖の強い指揮官ではあった。

 

またヴィヴィは元々が歩兵出身であり、指揮官として適正が全くの未知数である、結果的に消去方として残ったタカムラに任せたというのが現実問題であった。

 

実際に武家出身ということからも指揮官適正は十分にあり、またチームをまとめるということにおいても十分に機能を果たしてくれた。

 

 

だからこそ08小隊・デルタチーム・ホワイト・ファング隊などの部隊で行動するチームを中心に模擬戦を行っていた。

 

「わーん、また負けちゃいました、強すぎますよ」

 

「確かにでもそれは私達のチーム力にまだまだ問題があると思う」

 

 

「ラトロアの言うとおりだと思うぞ、ヴィヴィよ、未だに我々は確かに契約者としての括りとしてならば強いが、地球に下りてきてしまった以上、自分達が属する国家間の問題もあるのだがな」

 

 

確かにそうなのたが、テオドール達は事実上統合されたドイツの陸軍の仕官として契約者としてこちらに来ているのだか、

 

ここはチームだけでも三国に属している人達がいるのだから整備兵も色々と気を使ってしまうことで有名なのだ。

 

ドイツ語・ソ連語・日本語の言葉が格納庫で飛び交っているのだから、さらに加えるとインド語や英語やフランス語など時々混ざってしまうとこからも。

 

統一ドイツ方面軍の総司令部よりもこちらの方がよほど混沌としているのは仕方がない。

こうして宇宙から戻ってきた契約者達が完全に地上に慣れるまでは期間はハイヴの間引きが現状も繰り返し行われているが、

 

中には欧州連合ではミラージュ2000の強化キットにより姿形は完全に後に出てくる【タイフーン】と呼ぶ2・5世代機並の性能を持った戦術機大隊が間引き作戦に参加した上でさまざまな戦闘データを得てより強い次世代型の量産型戦術機の開発に入ろうとしていたのだ。

 

これは欧州連合も【量産型ガンキャノン・量産型ガンタンク】から技術を吸収した結果ある程度のブレイクスルーが発生していた、本来ならば欧州連合はタイフーンの開発はECTSF計画の中に含まれてはいたが。

 

だがここに来て、火星軍やMSと呼べる兵器の手本がある以上、ある程度の技術革新があってもなにもおかしくはなかったが、実際にはこの裏にはすでに第二世代機を開発していた唯一の国アメリカからの技術支援が行われていたが、だが実際にアメリカも唯で技術を欧州側に渡すことはしなかった、

 

そう次のオルタ計画、第五計画の主導権と理不尽といえる日本とアメリカと間の安保理条約を何とかするという条件着きでこの技術が渡されたのだ。

 

アメリカ政府やオルタ計画を知っている者達にしてみれば、保険の様なものである、欧州側が完全に火星勢力に繋がってしまうと、色々と政治的にもパワーバランス的にも面倒なことになるからだ。

 

このようなことが起きなければ実際にタイフーンに近い姿形や性能を持った機体へと生まれ変わることは未だに欧州側として出来なかったからだ。

 

確かにハイヴが幾つか火星軍の手によって陥落した上に軍事基地化しているが、周りの地域は未だに復興途中であり、難民の受け入れなどさまざまな事に資金や人材が持っていかれるために、欧州側としても本当の歴史と同じ程度の軍事力と技術力しかなかったのだ。

 

こうして第三世代機並みまで性能を向上させたミラージュの強化キットは欧州連合側の財政を担う一旦と成りえる主力商品として成った。

 

現状では第二世代機の販売は未だに行っていないアメリカとしても量産型の開発と生産と配備並びにそれによって生まれた余剰戦力や予備戦力の第一世代機と第二世代機の戦術機は一部は性能向上用のテストベット機やまたは特殊部隊用の専用機などに分けられた後いらない残った戦術機の多くは第一世代機がいまだに戦場で残っている

 

その戦術機の輸出先は如何してもアメリカに友好的な国々販売されていくのだ、商売で味方を増やす作戦ともいえる。だがこのお金が結果として第三世代機の開発の資金になるのだから、現在のアメリカ側としても全くとめる必要はなかった。

 

実際に日本帝国としても近衛軍が独自に作った戦術機にしてみれば流石に他の国に売りに出すことは出来なかったが日本帝国が作った第一世代機の戦術機程度ならばすでに何も問題ではなくなっていのだから。

 

多少は売りに出していた、その資金を元手に日本帝国も戦術機の開発や配備をおこなっているのだ。

 

こうしてさまざまな国々が力をつけてハイヴ攻略作戦に向けて実験機や試作機などの大隊を統一ドイツ方面軍に派遣していたのだ。

 

 

 



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外伝神宮寺まりもの活躍そして・・・

1987年一月一日統一ドイツ方面軍は日本近衛軍と帝国軍が借りている演習地域では現在日本帝国によって【量産された瑞鶴型】は多少のモビルスーツの技術を使っているために、次世代機のテストベット機の意味もかねて色々な武装を実戦データを取るために、この統一ドイツ方面軍に日本帝国は試作武装などを送っていた。

 

そのためか瑞鶴のバージョンアップキットの【セカンドL】と呼ばれる機体にしているのは試作型を任されているメンバーでも有ったが、実際にはドイツ方面との間引き作戦においては【セカンドL】と呼ばれる形が一番戦果がよかったのだ、

 

これは火星軍から極秘に送られたブルーフレームセカンドタイプの一部を瑞鶴のバージョンアップキットにするために日本帝国の技術者達の多くが寝る魔も惜しんで、このバージョンアップキッドを完成させたのだ。

その試作量産型で合計で12セットが統一ドイツ方面軍に補給物資として送られていた。

 

本当に実戦で使えるのか? また戦力はどのぐらい上がるのかを正確に見極める必要があるからだ。

 

実際に瑞鶴のバックパックはガトリング砲にも成っており、また巨大な実剣も含まれているタクティカルアームズと呼ばれる装備は非常に現場の整備には嫌われた装備ではあったが、だが点ではなくて面を制圧するには一番良いと呼ばれるほどの兵器なのだから。

 

実際に突撃級のほとんどはすでに火星軍によって間引きされている為に、今まで豆鉄砲や戦車級には攻撃が効くアサルトライフル系統などが現状の兵器開発では一番力を入れていたのだが、

 

ここに来て大剣モードでも十分な攻撃力を持ったタクティカルアームズは現場のパイロット達から喜ばれたが、実際に左右両肩にもバーニーアもついているために、機動性と運動性が向上しており、さらにはタクティカルアームズは基本的にはバックパックに装備されるブースターと一緒の扱いなために、戦術機のさらなる継続能力が上がっていたのだ。

 

実際にこの特殊な機体に乗せているのは神宮寺まりも他日本帝国特別編成で作られた部隊である。大人の軍人よりも比較的に子供の方が新しいものになれるのは比較的に早いからだ。

 

だからこそ、機体毎に個性が出てきてしまう、特に神宮寺まりもが搭乗している機体は接近戦をBETA相手にもよくしてしまうために、整備士達も愚痴が出てしまうのは仕方がない。

 

だがその分他の特別編成の部隊よりも接近戦の実戦データが多く取れるのも、うれしい悲鳴である。

射撃系は他のパイロット達のデータを元に最適化すればいいだけであるが。接近戦のデータはべつである。

 

 

「またかよ、確かに試作タイプは性能が良いのは認めるけど、だけどよ元は瑞鶴タイプをここまで変化しちまうほどのバージョンアップキットなんて良く本国の連中も戦場にもってくるのを認めたな」

 

「確かにそうですね、整備班長殿、実際に戦場で撃破されるか。または他国に機体を奪われる可能性もあるというのに」

 

「ばかやろうが!!!! 火星軍のあの戦力がドイツ方面軍の指揮官達や上の連中に無用な事は出来ないようにしているんだよ、第一よ戦場でもしそんなことをしてみろよ、火星軍の目がある最中でだ!!!」

 

確かにそうなのだ、実際にそんなことをしている連中がいれば、火星軍からの抗議がその部隊が属している国に連絡が行くに決まっている。

 

つまりだどの道、今まで通りに国連だから、他国の国の最新鋭兵器を戦場で奪うとか出来なくなっているのだ。

実際に火星軍の人口衛星も大量に地球上に浮いているのだ、どうがんばっても無理な話である。

 

「わかっていますが、げっ こいつまた接近戦をしたな、こいつは徹底的にばらして整備ですよ、班長殿」

 

「確かになBETAの血しぶきや肉片がこんな所にもあるのか? 本当に何百回斬りやがったんだこいつのパイロットはよ」

 

「それは確か…確か【神宮寺まりも】と呼べるパイロットですよ、こいつは量産型機ですが、パイロットの適正やら見て急遽余分に持ってきたセカンドLのバージョンアップキットでアップデードさせた現地改修機タイプですからね、おかげで色々と余計な手間がかかりますよ」

 

 

確かにそうなのだが、だが逆に言えば量産型タイプの瑞鶴型でもバージョンアップが可能といえたのだ。

 

だからか知らないが姿形は本当にセカンドLと一緒になっているのだ、ただし頭部だけは瑞鶴型であるために少しだけ違和感があるが、それでも性能的にはドイツ方面軍に配備されている戦術機タイプという括りにしてみれば。

日本側のみ限定ではあるが、圧倒的上になっているのだ、しかもだ、色々と装備が変更できる為に戦場にばら撒かれている補給コンテナから武器をそれぞれ補給した上で戦えるのだ。

 

 

「分かっているが、しかもレーザー級まで簡単に避けれるんだろうその【神宮時まりも】とパいうイロットはよ」

 

「確かにそうですが、まだまだ餓鬼ですよ、実際に火星軍のパイロット連中に年齢を合わせた為に戦場に送られてきましたからな、だから現在もトップからエースや熟練兵士によって色々としごかれていると聞きますよ」

 

確かにそうなのだ、年齢とパイロット特性のみを考えて 早期育成したのがまりもを含めて六名なのだからその足りてない所をエースパイロットや指揮官としての適正も持っていた【神宮寺まりも】だけ紅蓮大将や帝国のトップ連中が現在指揮官としての心構えとして色々としごいているのだ。

 

本来ならば訓練校でそのような事を教えている日本側ではあったが、早期育成した六名は当然如何してもパイロットしての腕を上げるしかなかったともいえた。

 

「最も他の連中も確かに接近戦はしていますが、それはあくまでも消耗品の日本刀ですよ、だからこそ消耗度が越えていれば破棄も出来ますが、タクティカルアームズは移動力や機動力もある武器扱いですからね」

 

「お前も分かってるじゃねいか、だったら他の連中も整備が終ったのならばこいつをばらすのを手伝えよパーツの洗浄だけでも大変なのだぞ、しかもだパイロットに合わせたセッティングもしているからな余計に手間がかかりやがる」

 

 

「「「「「「「「「「「「「へい」」」」」」」」」」」」」

 

 

「お前達わかっていると思うが、次はいよいよハイヴ攻略戦だ、日本帝国の意地もプライドも賭けて絶対に半パンなメンテはするんじゃないぞ、いいな」

 

「わかっていますよ班長・・・ですけど・・・・このタクティカルアームズ・・・・複合武装は・・・結構整備が大変ですよ、試作品でこれです、近衛軍限定で使うならばわかりますが・・・帝国軍も使うとなると・・・」

 

 

「わかっている・・・その辺も俺がきっちり上に報告を上げているが・・・どうなるか・・・それもわからん」

 

 

「やっぱり・・・でも仕方がない・・・きっちりメンテナンスはします・・・まりも少尉の機体を含めて六機はハイヴに突入する部隊なんでしょう?」

 

 

「ああそうだ・・・だからこそ・・・こんな贅沢な武装が回されているんだからな」

 

こうして日本側もようやくではあったがドイツ方面軍と正式に色々と交渉して指揮系統などをしっかりした上で、こうして一部の演習場とその軍事基地を借りて、今までコンテナ船で過ごしていた兵士達やパイロット達・指揮官・整備師などは地に足をつけて、せっせと今まで使っていた機体のフルメンテナンスを行っていたのだ。

 

それは同時に次の戦いが統一ドイツ方面軍で戦うことを終わりにするほどの激戦であるのは誰でも知っているそう次はいよいよハイヴ攻略作戦が始まるのだから。整備士達は気の抜けない戦いが今始まるのであった。

 

 




セカンドLになるためのパワーアップキッド等は一通り日本帝国に極秘物扱いで、取引が完了しています。

戦場に持ってきたのは・・・・瑞鶴でもこれが使えるか如何か? 色々と試すために魔改造されました。

現在日本帝国の本土のどこかの秘密工場でプロトタイプ不知火機の完成をするために色々と日本帝国は動いています。

設定見ている人は分かりますが・・・・色々と物には順番がありますから。 不知火出すとしても・・・


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ミンクスハイヴ攻略開始

少し間違えてました、指摘がアリ、色々と変えてみました。


ようやくハイヴ攻略作戦が開始されていた。リトアニア国では【ビリニュス地域】ラドビア国では【ダウガフビルス地域】の戦力、特に砲撃部隊や戦術機部隊が堂々とミンクスハイヴに向けて進撃していた。

 

 

「いけーーーー今こそ・・・ミンクス周辺を・・・BETAどもから取り戻すんだーーー」

 

「憎たらしいやつらを・・・今こそ倒すチャンスだーーーーー」

 

こうしてついに始まったミンクスハイヴ攻略作戦で、ようやくそれぞれの国からは自らの国境を越えて、ミンクスハイヴがある場所へ向かって進軍はしていたが、だがその進行はゆっくりと進んでいくのは仕方がない。

 

宇宙から大気圏突破してくるものがあるためにどうしてもゆっくりと進軍するしかないのが現状である。

 

また火星軍は囮としてそれぞれの地球の軍隊を無駄に消耗させないためにも、ラーカイラム級をはじめとする艦隊で、すでにミンクスハイヴのハイヴの周辺まで近づいており、ミンクスハイヴに攻撃をしかけて、ハイヴ内にいるBETAを一万ほど引きずり出していた。

 

 

そして当然のごとくその対応として、契約者達が載っているガンダム系が戦場で姿を見せていた。

 

特に統一ドイツ軍の旗印としてある意味象徴部隊の第666大隊もこの戦いをおこなっているのだからある意味では仕方がない。

 

世界中に統一ドイツ軍の実力を見せつけないといけないからだ、だからこそ最前線である程度戦う事を火星軍は認めている。

 

 

この時間にもネェル・アーガマに搭載されているハイメガ砲のエネルギーチャージの時間を稼ぐまで、戦場で頑張るのだから。

 

 

 

「テオドールにアイリスディーナ・ベアトリクスは左翼を頼む、そのフルアーマーならば火力は十分だろう」

 

 

「チッ分かっているけどよ、なんだよこの多さは、最前線に入ってからすでに倒した数を数えきれないほど倒しているぞ」

 

「分かっているけど、さすがは最前戦ねということかしら」

 

「だけどこの数は多すぎるぞ」

 

 

「泣き言は言わないの、現に私達契約者はそれ相応の期待と機体に乗せてもらって無理を言って最前線で戦わせてもらっている立場よ」

 

実際にそうなのだ、実弾系の補給やカートリッジの補給の為にマブラヴ側の補給システムを火星側でも採用している為に、その補給物資を大量に最前線に運ぶ為にも現状最後方では各国の戦術機大隊とロンド・ベル隊のメンバーが協力して、補給路を確保しているのだから 

 

それで文句を言うのは場違いでもあった。

 

「ヴィヴィ・タカムラ・ドーゥルの三人は右翼を頼む 特にヴィヴィの大火力を中心にして対処してくれよ」

 

「了解です。そのためのフルアーマー7号機ですよ。がんばります」

 

「武者ガンダムは完全に接近用ですが、この程度であれば大丈夫です」

 

「ドーゥル機は問題ない特にこのホバーシステムに関してはこの隊の誰よりも扱いは上だと自負しているからな」

 

実際にドーゥル機は本来の性能程度ではあればこの中では一番劣っているが、だがそれも近代化をしている為に実質Zガンダムと殆ど同等な性能を有している為に肩に担いでいる大砲もビームカノンに変更されているために本体のジェネレーターが壊れない限りは無限に近い形で撃てるのだ、それにビームライフルも同じくカードリッジ方式であるが。

 

同時にガンダム本体から供給されるエネルギーで撃てるようにシステム面もライフル本体も改造済みである。

 

そしてマークが乗っている機体は本来ならばこの場所にあってはならない機体、そうスペリオル・ドラゴンガンダムと呼ばれる機体である。

 

バスターライフルをガンダムの本体でエネルギーをチャージできるようにしているために、スペリオルドラゴンガンダム本体が壊れない限りは、何十発も撃てるのだ、これもウイングチームの技術者達に無理を言って、ウイングガンダムのライフルを改造したのだ。

 

ビームサーベルも普通に装備されている、ただしこのビームサーベルは出力によって変化できるタイプであり、クロスボーンガンダムのあのビームザンバーを改造して使っているのだから。

 

BETA一万相手でも一機で十分もあれば全滅できるほどの大火力と高機動力を有している機体なのだから。

 

その為かフルアーマーユニコーンを率いるチームユニコーンの部隊やシャングリラチルドレン率いるチーム【ガンダムチーム】または【カミーユが隊長のZチーム】アムロが率いるロンド・ベル第一部隊の中にはケーラやエマ中尉など早々たるメンバーがいる。

 

そんなさなか、ようやく広大な戦場にいた全てのBETAを倒しきることに成功した流石に元から戦場にいたのは合計で三万以上下手すれば数万といえる量のBETAを倒したのだ。

 

そのためか一時とはいえ、一時的な休憩を取ることとなった、特にフルアーマー系統の機体は実弾系統を全て使い切ると残りはデットウエイトしか成らない為にパージすることが多い為に続々とフルアーマーがいた部隊のすべてが一度地上にいるロンド・ベル隊の旗艦や付属艦艇に戻っていく、

 

 

これはベアトリクス達も同じであり、唯一の例外はマークのガンダムである。元々カードリッジで撃つビームライフル系統の発展版しかないために。実弾系統は元々頭部バルカンや腹部についているバルカンしか使っていないからだ。だからこそ引き換えに第二陣の大部隊のジェガン部隊が次々戦場に集結していった。

 

その時・・・ネェル・アーガマから通信が入ってくる、

 

 

「我々ネェル・アーガマ隊は、主砲のチャージに成功した、直ちにすべて部隊は母艦に戻り、十分な補給をうけてほしい、約一時間後にはハイヴ内部に突入する部隊による、ハイヴ内部への突入を開始する以上」

 

「ハイメガ発射します、各味方は軸戦場から離れてください、繰り返します・・・これからハイメガ砲を・・・」

 

「ハイメガ砲、発射!!!!!!!!!」

 

各部隊が軸戦場から撤退を確認したのに艦長からの号令の下にハイメガ砲が発射されると、その威力によって当然ミンクスハイヴのハイヴにハイメガ粒子砲が直撃すると・・・大規模なキノコ雲が現れると同時に、その威力に再び世界中はおびえてしまう。

 

 

今の所この巨砲はネェル・アーガマだけしか搭載されていないのが、地球側の救いであるが実際には違っている、いくらでもラーカイラム級に搭載できる戦略兵器でしかない。

 

だがそれでは、地球側に余計な圧力をかけてしまうということからも、表向きはこの艦にしか搭載できない兵器にしているのだ。

 

 

そうして当然ミンクスハイヴは見事に消滅した、そしてその消滅した場所からは当然のように、大量のBETAが現れたと思ったら、火星軍の第二陣の攻撃、つまりはHLVを大気圏外から突入させて、大量のBETAをHLVからの物量攻撃作戦によって仕留める作品が・・・

 

 

これは二度目であるために、各国の戦術機部隊も黙ってこの様子を見ている、また補給に戻っている火星軍の各部位のエース達も一時間という時間をゆっくりと自らの体を休める時間に充てていた。

 

 

「よし、推進剤とビーム関係の補給完了っと、アムロさんそっちはどう」

 

「こっちは何も問題はない、装甲もなにもかもなジュドーの方こそ・・・強化型ZZガンダムだけど大丈夫か?」

 

「問題ないよ長年付き合ってきた相棒なんだぜ」

 

こんな会話をジュドーとアムロは話しながら、νガンダムも近代化しているために実質Vガンダム以上の性能を有しているためにそれほどの消耗らしい消耗は元々していなかった。

 

強化型ZZガンダムも今日のために消耗品などもしっかり用意されているために、一時間以内に補給も完了する予定である。

 

もとより現状は補給で戻したのは火星政府が地球側と契約した契約者がのる機体が全てであり、改ペガサス級の艦内では契約者の機体は残って補給中で有った。

 

武者ガンダムなどは消耗らしい消耗もしていなかったが、だが母艦に戻るには当然護衛をつける必要が出てくるために、必然的に全ての契約者が戻ったのだけあり。

 

現状契約者達はそれぞれ割り当てられた戦艦に戻って自らの機体の補給申請や整備為のチェックリストなどの作業が待っているために、実質早くても三時間程度は戦場に戻ってくることは出来なかった。

 

これはフルアーマー化した機体の宿命でもある、機体にかかる負担はガンダムクラスであっても重力化と無重力化の違いで色々と整備の問題も出てくるのだ。 

 

無重力はデブリ問題や機体全体のメンテをやってようやく再度の出撃が可能なのだ。

地上で整備するメンバーはそのほとんどが契約者達なのだ。 当然MSの整備のノウハウが一年以上経過しても遅い者は遅いといえた。

 

結果として再度の出撃が出来ないまま、一時間という時間を余らしたテオドール達は今のうちに自分達に割り当てられた部屋で死んだように眠るだけであった。

 

 

流石ハイヴに五時間以上戦い続けた上に戦い続けた体も精神も疲弊してしまった状態であったために戦場に出ていた契約者は一部を除き眠り込んでいた。

 

「ベアトリクス、どう思う、マーク提督のあの指揮は、実際に確かに補給は必須だけと、フルアーマー形態を解除すればまだまだ戦える状態ではあったわ」

 

「分かっている、だが契約者といっても所詮はそれぞれの国に縛られている状態よ、おまけに契約者の誰かがもしもしハイヴ攻略中に戦死なんて事になればそれは火星軍のひいては火星政府の責任問題へと発展しかねないわ、だからこそ、私達には補給と称してそれぞれの母艦に戻させたのでしょうね」

 

 

「やはりか」

 

実際にベアトリクスとアイスリディーナの二人にしてみればこの位の戦いは当たり前であり、体力的にも精神的に問題なくいけたが、さすが元部下の連中は簡単に今では部屋で眠っているのだから無理強いは出来ないと判断しても無理からぬ事であった。

 

「分かっているけど、後一時間ね、果たしてそれだけミンクスハイヴが持つかどうか微妙な時間ね」

 

「確かに、あれだけの数を出したハイヴの中には殆どBETAの残り数は少ないと思うわよ」

 

確かにこのミンクスハイヴに入る前にもすでに30万以上も出していたが、それはHLVによって引き起こされた大火力によってほぼ消滅させられている、そして出来る限り突入組みに負担が少ないようにするためにラーカイラム級やネェル・アーガマなどからミサイルが発射してその振動によって再び四十万近くのBETAが出てきたがやはり二度目のHLVの大気圏突入作戦によってふたたびの大火力によって事実上消滅してしまったのだ。

 

 

やはり鉄の槍でも高度によっては十分すぎるほどの威力を出すことがこの作戦で世界中ははっきりと確認したのだ。

 

それは同時にアメリカが作っている新型爆弾はいらないというほどである事を示すように。

 

それにだまだHLVは三回目と四回目の作戦に使うために地球の衛星軌道上に待機しているのだ。護衛艦隊も引き連れて。

 

そしてBETAどのも残骸を消滅させるために再び空中で待機している火星軍艦隊の一斉射撃によって綺麗にさっぱりBETAは消滅した。

 

この映像を各国は黙ってみているしかない、火星軍がわざとこの戦いを地球中に流すことで、火星軍の実力を知らしめているのだから。

 

国連軍は未だに動かない。ようやく足並み揃えて、各国の選りすぐりの戦術機部隊が戦場に到着して、補給をはじめとする多くの事を行っている最中で有った。

 

 

「アイスリディーナ、分かっていると思うけど私達が使っている現状の機体は地球側に確認が取れたのは1983年よ、そして私達の今は1987年、4年間も使われているガンダムタイプだけど、整備などしているけど未だに私達が作り上げた戦術機では恐らく第五世代か第6世代と呼ばれるタイプよ」

 

 

そのあたりはアイリスも分かっていた、元々彼らが使っていたのは第一世代機の改造型機であり、フルアーマートルネードガンダムとの性能差は日々使っている彼らが分かるほど圧倒的なのだから。

 

 

「そうね、私達が使っていた戦術機では一つ一つのコマンド入力が終了するまでは次のコマンドを入力できなかったけど、ガンダムはいいえ、MSと呼ばれる機体は」

 

「ありとあらゆるコマンドを次々と入力で切る上に、その運動性能も機動力、火力も圧倒的だけど、でもそれでも私達が使っているガンダムタイプは第一世代型と呼ばれるMSよ、幾らあの提督でも私達が機体の持ち逃げや反乱をした時を考えると妥当でしょうね、それでも戦術機との差歴然だけどね」

 

 

確かにそうなのだ、特にガンダムと呼ばれるMSは当然高スペックであり、装甲も量産型のガンダリュウムを使っていることもあり、戦術機が持てる武器程度では全くガンダムやMSの装甲にダメージを与えることは出来ないのだ。 

 

 

実際にパワードジム系は装甲が分厚くなっているために、MS用の武装を使っても簡単には撃破できないようになっているために、問題も余り発生はしていなかった。

 

「それにベアト貴方に言われることもないけど、4年以上も使っている相棒と呼べる機体よ、こちらでは老朽化または旧型化している機体といわれても、十分すぎるほど戦えるのならば私達は特になにもないわ」

 

 

「それにベアトは契約者でなくなれば、どうなるか、現在の祖国である統一されたドイツという国を見れば分かるでしょう」

 

確かにそうなのだ、実際に統一されたドイツは東と西の軍隊の扱い方が余りにも違いすぎたのだ、特に東は陸軍に最優先で最新鋭機が回されるということは限りなくない、

 

実際に相当なコネがない部隊は基本的には東ドイツでは第一世代機の改修型や改造型しかまわされていなかったのが実情である、これは陸軍がシュタージュ相手に戦いを挑めないようにわざとしていたのだから酷いを通り越していたのだ。

 

だかこれが東ドイツならば話は別であった、西はアメリカと同じような軍隊が存在している為に、できるだけ軍隊として装備は統一されていたのだ、つまり第二世代機を西ドイツが購入してそれを量産化すれば、最前線のパイロット達も普通にそれが乗れるようになるということであった、故に西と東の陸軍の装備の扱いや一新が本当に大変なのだ。

 

現状の統一ドイツ陸軍の戦術機は全て第二世代機となっている、第一世代機のバラライカなどは練習機に回されて、訓練兵士達に使われていることが多いのが今のドイツの内情であった。

 

だが特にそれでやはり問題を起こしていたのは旧東側でしかなかった、彼らはコネで何でもできると思っているが中々頭から抜けてないのだ、それが結果現場や政治などに色々と影響が出ているが、元シュタージュ出身者はその部隊そのものを秘密にしなければならなかった、

 

複数の人間が酒の席で元シュタージュであるとばらした兵士は最終的には死体となって次の日になってから海や川や道路にあるのが民間人に見つかっているという報告もベアトリクスは受けているのだから

 

それは決して他人事ではないのだ、現状ベアトリクスを守っているのは契約者という身分だけで有ったからだ。

 

 

「分かっているわよ。私も伊達にあそこにいたわけではないわ。この程度の修羅場はなれたものよそれに私達もそろそろ寝ないと体力を取り戻せないわよ。幾らミンクスハイヴが陥落してもオリジナルハイヴ周辺から漏れて出てくるBETAの始末もあるのだから」

 

確かにベアトの言っていることはなにも間違いではなかった。現状必死に整備士達が汗水たらして機体を整備しているのだ。パイロット達はその間は出来うる限り次の出撃に向けて体力・気力・精神を戻す責任があるのだから。

 

こうしてハイヴ攻略戦が続く中 ベアトリクスとアイリスディーナの二人は割り当てられた部屋に入りシャワーを浴びて服を着たままの状態でそのまま眠ってしまった。

 

その間にもミンクスハイヴの攻略作戦は続いていく。

 

 



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アプサラスⅢの砲撃

ミンクスハイヴといっても ハイヴの大きさはレベル4であり、ハイヴの大きさによって中はとてつもなく巨大で広い空間が続いているのだ。

 

 

つまりだ。ー時間でようやく百万を超すBETAの軍勢を倒したとしてもだ、未だにどれほどの数がハイウ内に残っているか、火星軍も地球側もわからずにいた。

 

その為か最後のダメ押し手として、大気圏を突破してきた巨大な白すぎる三角型三千mを超す超大型母艦「ピースミリオン」が現れたと思ったら、

 

「アイナ・・・・ピースミリオンからの固定用のワイヤー解除を確認した、いつでも発進できる」

 

シローは複座式のコクピットで固定ワイヤーがちゃんと解除されたか本当に確認した上で、色々とコクピット内の計器をいじっていた。

 

パチン、パチン パチン パチン パチン

 

「了解です、シロー・・・これで二度目とはいえ・・・安心して大気圏を突破できるのは嬉しいことです」

 

アイナの方も同じである、砲撃特化しているアプサラスⅢのエネルギー関係の計器類をしっかりとチェックしているアイナとシローである、今回はべつの方法で大気圏を突破してきたのだ、だからこそ慎重になっても仕方がない。

 

「そうだな・・・ではミノスキークラフト出力は・・・良好・・・エネルギーシステムのチェックも良好だ、アプサラスⅢの発進をする、ピースミリオンへ」

 

「こちらはピースミリオン管制室です・・・了解です・・・いつでも発進してください」

 

 

「了解だ・・・それではアプサラスⅢは発進する」

 

「発進します」

 

 

こうしてシローとアイナが載ったアプサラスⅢは静かにピースミリオンの甲板部分から発進していく。

それを黙って地上いる国連軍も黙ってみているしかない、あんなあまりにもデカすぎる火星軍の新しき母艦らしきものからは、一つの飛行物体が発進していくのもしっかりと世界中に放送されていた、

 

世界中の軍部の人々にしてみれば、その飛行物体がなにであるか? それは分かりきっていたことである。

 

そう地上のハイヴ跡地の大穴を砲撃するために作られたアプサラスⅢの砲撃能力は最初のハイヴ攻撃の時にはっきりとわかっていたことである。

 

 

つまりアプサラスⅢが出てきた時点で、次の作戦のフェイズが始まったとだれもが思う、そして・・・

 

アプサラスⅢの砲撃がミンクスハイヴの大穴に向けられて発射されようとしていた。

 

「地上部隊は砲撃予想地点からは一キロははなれているようだ。アイナ、いつでもハイメガ砲が打てる」

 

そしてアイナに地上や空中にいる火星軍の母艦からは正確な天気や気温などが逐一、アプサラスⅢに最新の情報が送られている、いくら大規模のエネルギーを有しているアプサラスⅢとはいえ、正確な情報がなければ砲撃の誤差が生まれてしまう、だからこそしっかりとその情報をシローが確認して、いる情報といらない情報にわけて、最適化をしたうえで砲撃手のアイナに渡すのはあたり前である。

 

 

 

「情報の最適化を確認しましたシロー・・・大穴の大きさもある程度はわかります、撃ちます」

 

「了解した・・・各部隊へ・・・これからアプサラスⅢの砲撃が開始される・・・地上部隊は絶対に砲撃予想情報内の一キロには入るなよ」

 

こうしてシロー・アマダは地上部隊や空中にいる母艦にもしっかりと情報を提供する、その後はスピードが命なのだ。

 

一分後にアプサラスⅢから最初の砲撃がミンクスハイヴ跡地の大穴に向かって、砲撃が開始される。

 

「撃ち終わりました、二度目のチャージを開始します」

 

「了解だ。大気圏内で二度目の砲撃ではあるが、各部チェック・・・・よし問題ではない、クラフトへのエネルギー供給率は50%でエネルギーシステムチェック・・・・チャージ率は20%か・・・」

 

これでは本当に空に浮いているだけではあるが、それでもアプサラスⅢは地上に落ちてない時点で十分に優秀で有る。

 

 

その一方で、ミンクスハイヴ跡地は十メートル以上の巨大なキノコ雲がきれいに上がっていた。

 

これを見ていた国連軍は黙るしかない。またアメリカ軍も同じである、さっさとハイヴに入りたいと思っていた国々も黙るしかない威力なのだ。

 

 

しかもだ。ハイヴ内部に残っているBETAを含めてスリーパードリフトも今回のアプサラスⅢの砲撃で見事消滅しているのだ。ハイヴ最深部では、周辺は十キロにもわたるガラス化していた。また砲撃によって出てしまった衝撃波によってBETAの小型種と中型種はほぼ壊滅するのだった。

 

それからやはり十分の時間が経過した後に最後の止めとという形で、再びミンクスハイヴ跡地の大穴をさらに広くさせるために、アプサラスⅢの砲撃二度目に開始される。

 

「これでラストだ。アイナ、三度目はない、ピースミリオンへ、この二度目の砲撃後は予定通りに」

 

「了解です・・・ピースミリオン所属部隊へ・・・アプサラスⅢの砲撃終了後に一分後にハイヴ突入大部隊は準備をしてください、あとは直轄部隊でピースミリオンを護衛します、繰り返します・・・」

 

 

「こうしていると・・・宇宙世紀での出来事が嘘のようです・・・アプサラスⅢがまさか・・・・人々のいいえ、世界のために使われる兵器に生まれ変わるなんて、思いもよりませんでした」

 

アイナにしてみればアプサラスⅢは忌むべき兵器でしかない、それは四年もたったとしても、それは未だに変わらない思い出もある。

 

実際に宇宙世紀のギニアス・サハリンの恐惶や妄執で作られた兵器がアプサラスⅢなのだ。おまけにシローと確かに夫婦となったがシローは色々な意味で五体満足ではいられなかった。その兵器を今では夫のシローと共に乗って、こうしてハイヴを砲撃する役目を得ているのだから。

 

本当に人生は分からないものである。

 

そして時間になったとたんに、いよいよい、アプサラスⅢの砲撃のための再びハイメガ砲をふさいでいた巨大なカバーが四方八方に分かれて収容されると、その部分にもすでにハイメガ砲の光が漏れ出していたのだから。

 

 

「アイナ・・・・修正誤差・・・上コンマ五・・・左舷マイナス四・・・下プラス2度、修正を頼む」

 

シローから言われた補正データを入力することで、アイナもより正確に砲撃ができるようにするのだから。

 

「それにしても・・・母艦級は・・・・いまだに出てきませんね。最初のハイヴにはあれだけ出てきたのに」

 

 

「それはBETA側だからな。我々にしてみれば、母艦級は出てこない方が面倒だ・・・出てくれば艦隊の艦砲射撃で攻撃する手はずなんだが・・・」

 

「ハイヴ内で・・・・突入部隊が遭遇しないことを祈るしかありませんね」

 

「そうだな・・・チャージ率・・・100パーセントだ・・・アイナ、何時でもアプサラスⅢのハイメガ砲が撃てるぞ」

 

 

「わかりました・・・では・・・2度目のハイメガ砲を打ちます」

 

 

「了解だ」

 

こうして二度目のアプサラスⅢの砲撃によって、アプサラスⅢの巨大すぎ光の本流がハイヴ後地の大穴に向かって入っていく、生き残りのBETA側もハイヴ跡地からは出てこようとしているようではあったが、それも無駄であった。

 

アプサラスⅢのハイメガ砲の砲撃に巻き込まれて綺麗に消滅していくのだから。そして再び巨大なキノコ雲がミンクスハイヴの戦場に上がったのだ。

 

 

「よしアイナ・・・ピースミリオンに戻るぞ。クラフトへのエネルギー供給システムが残り30%を切っている。回復はできるが・・・もうアプサラスⅢの砲撃が必要がないからな、あとは後詰の部隊に任せよう」

 

 

「はい・・・シロー・・・ですが・・・これが本来のアプサラスⅢの砲撃の威力だとすると・・・・あの時はやはり未完成状態で出撃をして敗北したということですね」

 

 

「ああ、あれは仕方がない・・・ジムスナイパーによる射撃で2つあるクラフトシステムの内、一つが破壊されて、復旧もしたが・・・・・それでも急造品が否めない状態だったからな」

 

 

実際にアプサラスⅢのジェネレーターはドムのジェネレーターを2つ積んでいる本当に急造品でしかないものである。逆にこちら側で作られ物は全て最新鋭の技術などですべてが新しくなったアプサラスⅢだ。当然こちらの方が性能も何もかも違って仕方がない。

 

 

「ほら・・・ピースミリオンから続々とハイヴ突入大部隊であるFAZZチームが発進していくぞ」

 

 

「本当ですね・・・・そろそろ着艦許可がもらえるようなので着艦しますね、シロー」

 

「ああ、頼む」

 

 

こうしてピースミリオンの甲板に着艦した後は、再び固定ワイヤーによって、アプサラスⅢの機体を固定してアイナとシローはアプサラスⅢが得た色々な新しい実戦データを整理しているのであった。

 

 

そして続々と火星軍の出撃に合わせて、国連軍もミンクスハイヴに突入していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ミンクスハイヴ攻略完了

同時刻 アプサラスⅢからの二発目のハイメガ砲がミンクスハイヴ跡地の大穴に中に入り、再びキノコ雲があがり一分もしないうちにピースミリオンから続々とFAZZ大隊がハイヴ跡地に突入していくのだ。

 

しかも出撃していくFAZZの数が多かったのだ。その数五百機以上がピースミリオンから発進しているのだから。

 

この映像を見ている国連軍、各国の全ての人々が黙るしかない。しかもこの後に直轄部隊としてジェガン・ギラ・ドーガ部隊が二百機を超すレベルでいまだに出撃しているのだ。

 

 

あきれるほどの格納数であるが元々ピースミリオン級はモビルスーツの母艦としてウイングガンダムの世界で作られた超巨大な移動母艦である。最大の横幅が三千mもあるのだから、その格納数は最大で二千機は入るのだ。

 

だからこそウイングガンダムのガンダムチームもあの母艦だけで、ゲリラ活動ができるほどの物資と工場が入っているのだから。

 

ただし大気圏内で使うとなると一部の内部機構などをオミットした結果この格納数なのだ、だからこそ量産型のFAZZを大量に運搬できるほどの物資などもしっかりある。

 

 

そして火星軍の突入部隊がハイヴに突入するのを確認したそれぞれの各国の軍隊や国連軍は即座に命令を下す。

 

「ハイヴへ突入せよ。今こそ、ミンクスハイヴを占領するんだーーーーーーー」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

 

こうして、各国の特別編成されたハイヴ突入部隊が次々と補給コンテナや様々な物資をもってハイヴに潜っていく。

 

 

契約者の多くが載っている船もすぐさま出撃準備させているが大抵のトルネードガンダムは未だに補給完了はしていなかった。モビルスーツも乗り手によってその人物の癖があるためにそれ用にいじっているのだから、色々と補給作業が大変になるのは仕方がない。

 

また火星軍・政府の肝いりで多少は技術提供された上で強化された第二世代戦術機程度性能しかない。戦術機集団にしてみれば、実際に武装の補給や戦術機の本体への補給の物資をもってハイヴ内部を移動するのは自殺行為以外何者ではないのだ。

 

そのためか、一部の部隊は特殊部隊と称して地球上で集められた戦力の大半はハイヴ内にあるG元素の確保に向かっていたが、実際にそのハイヴ内に存在しているほとんどの建造施設類は火星軍にしてみれば。

 

未知のものでしかないのだ。確かにマーク提督から原作知識しては与えられているが、たがそのG元素から生まれてくる新型爆弾の威力は火星軍にしてみてもとてもじゃないが、容認できる代物ではなかったのだ。

 

だからこそ火星軍はその軍隊の力をもって現在制圧中のハイヴ内はビーム兵器・気化弾道弾などを使ってはドリフトと呼ばれる物もまたG元素が保存・作り出す施設も関係なく、ことごとく消滅させていくのだ。

 

だからこそ それを見たアメリカ軍のロイ・エイカー少尉は咄嗟にその火星軍の機体に通信を入れたのだが。

 

「なにをしているんだ、火星軍の機体、ハイヴ内で攻撃兵器の武装の使用は認められているが、そこまで徹底的にやる必要はないだろう、後で調べてどのような機能を持った施設か調べる必要があるんだぞ」

 

確かにその通りではあるが実際にG元素の施設なんて残しておくことは火星軍には元々なかったのだ。

 

「ふん、そんなことを言っても我々の任務はハイヴ内に存在している全てを破壊することだ。この施設を後で調べるのはかまわないが、敵の細胞が我々の機体についた上にそれが増殖した上で我々と同じ武装や機能をもった新たな新種が生まれてはかまわないというのか、アメリカ軍よ。このような敵は全てを塵ひとつない状態まで破壊するしか、安全は確認できないのだ」

 

 

「それは・・・」

 

 

確かにその通りなのだ未だにBETAのその全容を解読したものはいないのだ。だからこそ死体となっているBETAを調べたりするがそれも調べ終わったら即座に廃棄という名の完全に消滅させるまで死体は廃棄とはされていないのだ。

 

新種も勝手にハイヴから出てきていることも確認されている中、どこに新種を生み出す装置があるのかもわからないのだ。だからこそ火星軍の言っていることはなにも間違いではない。

 

現在も進行形でビーム兵器や気化弾頭弾によって1フロワーを丸々処理を確認した上で、じっくりと進めているのだから仕方がないのだ。

 

 

また特別部隊の中から黙っていなくなるいくつかの戦術機部隊もいるのだが、このような部隊から後に救援要請があったとしても火星軍の部隊は全て無視してゆっくりと作業を進めているのだ。

 

「隊長またですか・・・SОSが入っていますが・・・」

 

「無視しろ・・・我々はハイヴを攻略するために確実にハイヴ内全てを消滅させるために我々の機体はFAZZなんだ」

 

「そっすか・・・・あっまたアメリカ軍の機体識別反応が消えましたね」

 

 

「これで四度目の部隊か・・・記録は取っているな」

 

「もちろんです・・・そもそも我々のレーダーから逃れられると思っているすか あいつらは」

 

「それがわかっていないんだろうな。あれも撒かれていなければ・・・機体は最大限の能力を出せるからなモビルスーツのレーダーはな」

 

「確かに・・・そうっすけど・・・・・・アプサラスⅢの砲撃でもまだこんなに残っているんすか」

 

 

「おそらくだが・・・マーク閣下から資料は読まされただろう・・・母艦級が地下深くに隠れていた可能がある」

 

「あああいつっすか・・・それに確か母艦級はある意味ではシールドマシーンの役目も持っていましたよね」

 

 

「そうだ・・・・つまりだ近くのハイヴから増援が出されて類可能性もある・・・地下の奥深くでつながっている隠し通路があるんだろうな」

 

 

「そうすっね・・・」

 

 

こんな会話しながらも確実にFAZZチームの多くはゆっくりとハイヴの攻略を進めていた。急いで進めるよりかはゆっくりと確実に進め方が火星側としても安心だからだ。

 

だからこそ時折いなくなる地球側の部隊がいるのだがそこからの救援信号は全て無視している。そもそも最初のハイヴ攻略時の契約の中にも含まれているのだ。勝手な行動をするならばそいつらの自己責任であって火星軍は助ける戦力を割く余裕はない上に、見捨てるという契約も入っているこれが一番地球側ともめた原因でもある。

 

地球側としてはハイヴに入りさえすれば、G元素を手に入れても自分達を追ってくるBETA集団を火星軍になすりつけようとしていたのたがその目的が外れたのだから。

 

現状このフロワーでも複数の戦術機部隊の残骸がある中でも平気で火星軍はその兵器を使って残骸もろとも消滅させているのだから、文句の1つも出るのは当たり前では有ったが。

 

「待ってください。せめて・・・部隊が残したなにかしらの情報や物資を・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

「だがなこのように残骸となっている戦術機も敵にこちら側のデータをよこさないようにするにはこうして消滅させるしかない。ここはハイヴ内部で未だに制圧は済んでいないのだ」

 

実際にその通りでその戦術機部隊の残骸目指して1個師団の数のBETAが地下から這い上がっているのだ。

 

「このようにこの残骸はBETAをひきつける何かを持っているのだ。それを消すためにビーム兵器や気化弾道弾を使ってなにが悪い。それとも貴殿はこの状態を何とかする手段を持っているというのか?」

 

 

「それは・・・だが・・・友軍を見捨てていいわけではない」

 

 

「確かにな。だがな、それならばなぜ特殊部隊の規約を貴殿らは守らない。そして勝手にハイヴに潜って全滅する部隊を作戦の邪魔と考えてなにが悪いというのだ?現状、我々の部隊にFAZZ、ファッツが配備されていなければさっさと撤退を選んでいる戦場だ」

 

 

 

確かにダブルゼーダ系の機体がなければとうに誰だって逃げている場面ではあるのだ。だからこそアメリカ軍のロイにはなにも言い返せなかった。

 

 

彼らが持っているのは実弾形であり、ビーム兵器を使っている部隊は存在していなかったらだ。確かにヒート系を装備している部隊はいるがアメリカ軍にしてみれば接近戦用の武器なんて使う必要がないと考えている部隊が多い為に現状この部隊でも誰も接近戦用の武装は持っていなかったが。

 

 

だが現状は違うのだ。ハイヴには無数に沸いて出てくるBETAがいる。それこそ地上の支援火器がそもそも聞いていないのだから、弾の補給も推進剤も持てる量は限られていたのだ。戦術機は所詮支援が万全の戦場でしか活躍が出来ない機体なのだ。

 

 

特に接近戦用の武装を有していない機体はなんでハイヴに入ってくるのという状態になっていたのは仕方がないのだ。

 

このロイ少尉の機体もマシンガンを入れても残り段数は3000発をきっていた。つまりどんなに言い分けてしても結局は火星軍の力を借りないとまだまだ人類側がハイヴ1つも満足に攻略できないということが証明されていたのだ。

 

これは現状ハイヴに潜っている各部隊にいる特別部隊の戦術機部隊にもいえたことであった。

 

「ホラ、おしゃべりをしている間にも下から報告が上がったぞ。我々が現状地下にあった敵の反応炉とそれを守る扉ごと破壊したそうだ。現状はその反応炉を完全に消滅させたことを確認しているから、後はこのゴミどもの掃除が待っているだけだぞ」

 

実際にマーク達率いるハイヴ攻略部隊は完全にウイングガンダムのバスターライフルを使って粉々に破壊しているのだ。

 

バスターライフルの大火力に耐えられた物や施設は存在していなかった。だからこその最終確認として反応炉がある場所にアムロ達を向かわせたが、ニュータイプの彼らにしても何も感じ取れないどころか、反応炉そのものが消滅していると報告を受けたのだ。

 

 

無論その反応炉があった場所は厳重ビーム攻撃をした。その上で隠された反応炉もあったとしても消滅できるほどの火力をぶち当てていたのだから、問題はなくなっていた。

 

 

それと同時に地上へと逃げるようにハイヴ内に残っていたBETA軍団は即座に近場にハイヴへと向かって進行を開始する。そんな中でG元素を持っていた戦術機部隊の残骸に一部が引き寄せられたという結果となった。

 

 

無論作戦も最終段階へ着ているために、ミンクスハイヴを封鎖しているモビルスーツ部隊は大火力の武装に変更したり、制圧が可能な武装へ切り替えていたのだ。

 

 

それからようやく三時間が経過した頃に、契約者達が乗っているモビルスーツの整備も終わり、ようやく契約者達も戦場に舞い戻ることが出来たが、

 

やっていることはハイヴから逃げ出るBETA軍団の残り者をもぐら叩きの様に、現れた場所の近くにいる部隊がそれを逃げるBETAをビーム兵器や実弾を使い倒しているだけであった。

 

 

もやはこの光景を世界中の人間が国家が見ている中で誰も文句は言わないだろう。なんせハイヴからBETAが逃げるというのはそのハイヴが機能を完全に停止したことは情報として分かっていた。現実的に映像として見せられているのは誰だって受け入れられないかった。だがこれで残りハイヴはたったの数個でしかなかった。

 

これを見ていた香月 夕呼博士にしてみれば、なにも言えるはずがなかった、実際に国連ではオルタ第四計画を表の計画として日本に押し付けようとしていた。だからこそ一月末の国連議会で、正確に第四計画が決まると事が決定していたのだから。

 

そのトップで決まっていたのが、十代では大天才と言われている、香月 夕呼に博士号を取らせたうえで、第四計画の責任者にさせるために色々な計画も香月 夕呼博士の耳には入っていたが、だが・・・それでもこの映像をみてしまえば。

 

 

国連や日本の陰謀があるとしてもだ。愚痴の一つは言いたい気分である。

 

「なによ、これは確かに情報では逃げると分かっていたけど、火星軍の戦力であるモビルスーツも無視して別のハイヴへ逃げようとしているけど、BETAどもが殲滅させられているわ。確実にミンクスハイヴは火星軍の戦力によって落とされたということなのよね」

 

 

『こんなふざけた戦力を持っている相手にどうやって準備段階の第四計画の新技術を開発してそれを使って火星側の科学技術を盗むのよ!下手したら、その施設ごと彼らの手によって消滅させられるかもしれないのよ?それを分かっているのかしらあの莫迦達は』

 

 

実際にそんなことが起きれば確実に火星軍としても施設破壊の為にガンダムウイングの射撃武器を普通に使うのを許可するのは当たり前であった。

 

 

軍事技術が簡単に盗める兵器が存在しているなんて誰だって嫌なのだ。だからこそマークにしてみれば00ユニット候補やその素材を相手の手元に残しておくバカな真似はしない。

 

 

現在もミンクスハイヴに残った施設は全て破壊するように徹底していることからも後に軍事拠点化するときにここだけは火星軍がなにが何でも守る為にダブルゼータガンダムの亜種、または突然丙種と呼ばれる【ジークフリート級】と呼ばれる全長40以上の化け物可変モビルスーツを基地防衛任務として

 

最低でも5機以上は量産・配備する予定ではある。これは火星軍も政府も公認している元ミンクスハイヴの軍事拠点化の作業工程の1つで有った。

 

 

こうして今日という日が暮れそうになる時間までミンクスハイヴから逃げようとするBETAの集団までもロンド・ベル隊の本体の戦力に掃討されることとなった。

 

 

 

この日、日付が変わる前に深夜零時前にミンクスハイヴは完全に攻略したという情報が地球上に流れることとなった。これにより統一ドイツ方面軍と一部のフィンランド方面軍はミンクスハイヴからの圧力が消滅した。

 

そしてミンクスハイヴが陥落してから一ヶ月が経過したときには、すでに元ミンクスハイヴ周辺は完全に火星軍の支配下に納まった。

 

 

これには地球の一部というか、ソ連の連中は文句を国連の中で発表したが同時に他の国々からはこの発表を潰されてしまった。

 

 

いってみれば簡単であった。ミンクスハイヴをソ連に明け渡せである。確かに間違ってはいない言葉ではあったが、それは力を持っていればの話であった。

 

ソ連にしてみれば元々ソ連領であり、ハイヴ内に残っているG元素を回収するつもりでいたが、火星軍はそんな施設どころかG元素すらも手持ちのカードリッジシステムのハイメガ砲で吹き飛ばしているのだから。

 

だかそれを知らないソ連やアメリカにしてみれば・・・どうあがいてもG元素が欲しかったのだが。

 

だが他の国々からはちゃんとソ連で元ミンクスハイヴを防衛できる戦力はあるのか?また火星軍並びに政府にそんなことを言うのならば火星軍の力を借りないで一国で管理と防衛を出来るならば明け渡すと火星の政府からも軍からも地球上の国々からも同じ事を言われたソ連にしてみれば。

 

 

結果としてはなにも出来なかったとしか言いようがない。実際にほぼ終りかけているBETA大戦よりも今は復興や滅ばされた国々は今だ健在な国々から支援を貰って、復興を始めようとしてしている最中なのだ。

 

 

そんな中、国連という場であの発言をしたソ連を誰もかばう余地はなかった。また戦術機にしてもだ。本当ならば戦術機から戦闘機へ戻るはずが実際には各国では戻っていないのは。

 

それは仮想敵国の相手こそが火星軍であり政府だからだ、実際に可変するモビルスーツやまた通常のモビルスーツにビーム兵器や電磁砲も装備しているとなると空からの一方的な攻撃は出来なくなったといっていいほどだ。

 

 

確かにモビルスーツの弱点は空中から攻撃であり、物量を持って攻撃されるとモビルスーツも倒せると長年の研究では分かっているが、だがその前に空飛ぶ艦艇もあり、また防御も攻撃も出来る圧倒的なジークフリートという存在を知っている地球上の各国にしてみれば。

 

結局は自分達が作り上げている戦術機をより進化させるしか対抗手段はないと考えているのだ。

 

 

それにだ、ここ一ヶ月で火星軍や政府の発表で宇宙では戦術機は使い物にならないという発表があったばかりであった。確かに戦術機基本地球上で活動するように作られている為に宇宙で活動できるように作る機体も必要だと考える国が出てきても不思議ではなかった。

 

 

なんせ奪還するのはあの月面であり月なのだから、火星軍は今後の地球上でのハイヴの攻略には力は貸さない代わりに、逆に月の奪還に協力すると国連の議会で発表したばかりなのだ。

 

だがこれはあらかじめ決められていたことでもあった。地球側としてもこれ以上地球側の各国の戦力でハイヴする落とせないのであれば、今後の地球の情勢が色々とまずいことになりかねない。

 

 

それと同時に月にもハイヴが複数存在していることからも宇宙で活動する戦術機が必要と判断したわけであった。この情報は特にアメリカの戦術機メイカーの社長達には重大な情報であった。

 

今後戦術機の活躍する場所が限定されることになれば現状の戦術機だけを作るわけにはいかない会社も沢山あったからだ。だが同時に今度は宇宙でもつかえる戦術機の開発ははっきりといえば困難すぎたのだ。

 

結局この宣言以降、旧ミンクスハイヴの管轄や土地の占領の権利方面一切合財全て火星軍と政府に押し付けたのが今の地球の情勢であった。

 

 

それに残りハイヴ数個の封じ込めには結局は火星軍の力も借りなければ物資も資源もないないづくしの地球側では強く言うことも出来なかった。

 

 

これによって火星軍は迎撃拠点といえる場所を確保したのだ。逆に言えばオリジナルハイヴ周辺の土地を軍事拠点は当たり前すぎて、火星軍も政府もあと半年以内には立派な一大軍事拠点が完成する予定である。

 

 

オリジナルハイヴ周辺に睨みをきかせるためにはミンクスハイヴは絶対に必要な場所であるのだから仕方がない。

 

またこれによって確実にアメリカの新型爆弾派閥は確実に今以上に追い詰められる結果になっている。

アプサラスⅢの砲撃力と大気圏を突破してくるピースミリオン級の戦力に恐怖した結果でもある。

 

 

 

 

 




ジークフリートは 実際にどこかのコミックスで登場したZZガンダムの亜種です、 スーパーロボットを作ろうとした結果ですね。 こいつのスペックは色々とおかしいので。 



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香月夕呼は逆行者か? 

謎を残した感じにしています。 


1987年一月のミンクスハイヴ攻略完了した1か月後に行われた、国連議会においてソ連が自爆のような発言をしたために、なんとか試作型で作り上げていた新型戦術機ソ連機、【MiG-25 スピオトフォズ】正式量産を決定して一部の部隊だけではあるが、配備を開始していたのだ。そうしないとソ連国内の結束が危なくなっていたのもある。

 

また一方のアメリカも同じく米国、F-18 ホーネットを正式に量産配備が開始されていた、最初に開発して量産配備している第二世代機よりも性能などが向上している戦術機となっていた。

 

そしてEU、実質的な単独開発国となっていた英が、ECTSFの要求仕様を、近接機動格闘戦能力を重視した第三世代水準機へ転換すると世界中に発表したのだ。これは忠実よりも欧州側の国力低下がないことや、技術力なども上がっていたことも大きな原因の一つである。

 

 

そして最後に日本帝国も同じく他の国よりもさらに一歩リードことで【戦術機の第三世代機プロトタイプ不知火機の製造完了】が正式に日本帝国が発表したのだ、それは火星軍との裏取引からようやく二年越し越しの第三世代機開発のプロジェクト開始が実った結果でもある。

 

それに伴って、火星軍が用意した【偽装したブルーフレーム】をプロトタイプ不知火と発表しているが、換装パーツ等もすでに一部の生産ラインで作られるようなった日本帝国の科学技術は称賛に値するが、同時その接近戦用のデータや射撃用のデータや機動データの殆どは神宮寺をはじめとする、特別部隊が使用した、特殊兵装で改造した機体が元になっていた。

 

 

今後は二番機や三番機が作られるようになると日本帝国は堂々と国内や国外にも発表しないと、政治的には危ない位置にいたのだ、

 

誰もがオルタ計画の第四計画をやりたくはない国々が多かったのだ、だがそのババアを無理やり引かされたのが日本帝国で有った。

 

「アメリカをついに抜かしたぞーーーーーーー第三世代機を開発したんだ俺達は」

 

 

「米国なんて所産は・・・俺達の科学技術をビビったんだよ」

 

「戦術機の開発は日本帝国がトップだーーーーーーーーーー」

 

こんな事を日本帝国中の国民が言っているのも無理はない、日米同盟といえば聞こえばいいが、この同盟もアメリカ側に無理やり日本側が結ぶことになった同盟でもあるのだから。

 

 

そんな日本帝国内では、香月夕呼13歳、飛び級で帝国大学・応用量子物理研究室に編入弱冠13歳の学徒が説いた独自理論【因果律量子論】の論文がオルタネイティヴ計画招致委員会の目に止り、次期計画案の基礎研究を進める帝国大学・応用量子物理研究室への編入が認められたのだ

 

だが実際には火星軍と呼ばれる現状の科学技術力に置いてはどうがんばっても一世紀以上先を進んでいる相手の存在と火星の状況を考えると、この学生が出した【因果律量子論】論文が一番解釈も出来ると判断されただけであったが。

 

「全く、もう…頭でっかちの老人達もそうだけどなによこの火星軍ってしかも本拠地は火星よ火星」

 

香月夕呼は荒れていたのだ、なぜならば。

 

「まったくまりもを弄り倒そうとしても本人は火星軍と最前線基地に出向いているし、どうしたらいいのよ?」

 

確かにそうなのだ、普通の歴史通りであれば神宮寺まりもは香月夕呼と一緒の年齢であり、学校も色々と一緒だったのだ、だがこの歴史では神宮寺まりもは【量産型瑞鶴】とはいえ最新鋭機を乗って戦場で戦っているのだからどうがんばっても無理なものは無理であるが。

 

「でもそれも今月までよね、日本としてもハイヴを攻略に一役買った戦術機の販売も考えていてもおかしくはないわね」

 

 

 

なぜならばソ連が第3計画の子供達を使ってスパイ活動をしているは裏の者達からしてみれば当たり前であったからだ、しかも情報を遮断する物を開発したことでまた香月夕呼の価値はオルタ勢力からしてみれば非常に上がり続けていたのだ。

 

その為か三月の国連のオルタ勢力の集まりにおいて、香月夕呼博士は日本帝国の護衛の下にオルタネィティブ計画4の承認を得るためにはるばる国連でやってきたのだから。

 

それから一週間後無事に、国連、オルタネイティヴ4に日本案の採用を決定した、言ってみれば第四計画を完全に囮にした計画書である、火星側の情報が盗めればそれでいいが、盗めなくても別にいいということである。

 

もし火星側の情報を盗めたとしたら?、火星側はどんな報復をするのか? それを確認するための第四計画はあるのだから。 

 

ソ連主導のオルタネイティヴ3を接収へ、この時ソ連が本来ならば隠し通すはずだった元第3計画の子供達、イーニャ・クリスカを含めた数名と研究者と研究データを日本帝国側が全て接収したのだ。

 

囮としても十分な研究をしていると各国に表の意味も込めてアピールする必要があるからだ。

結果としてはオルタネイティヴ第四計画は帝国大学に所属する香月夕呼博士の案が採用され、即時本計画に格上げされる。急な決定に本部施設の建設が間に合わず、仮説本部を帝国大学・応用量子物理研究等に設置。

 

香月博士はオルタネイティヴ4の総責任者に就任。ソ連は本来ならば隠すはずの機密が見つかったためにより一時的に国連側から追加で制裁を受けることとなった。

 

だが本来のオルタ計画よりも時期的に早かったために、部隊の設立や研究施設も手付かずだったが選定候補者の受け皿として、接収を予定していた帝国陸軍白陵基地に計画直属の衛士訓練学校を設立。日本帝国、オルタネイティヴ4の招致決定に伴い、更に多くの帝国軍施設を国連軍に開放、同時にこの4計画は国連加盟国その者達も期待をしていたのだ、

 

確かに00ユニットを使ってハイヴにある反応炉と呼ばれる所から直接情報を得るのはいいだろう。

だが同時にその技術を応用すれば、もしかして火星軍が使っている基地から色々なデータを抜き取れるのでは?ないかという者達もいるために。

 

これにより表の理由はオルタネイティヴ3をシェイプさせた、【対BETA諜報員育成計画】量子脳搭載の00ユニットによる情報入手を目的である、

 

逆に裏の目的はその00ユニットを使って火星軍の使っている基地からさまざまなデータを奪う事を目的とされたのだ。

 

これにはアメリカの元オルタ五計画の技術者が中心となっていたのは、仕方がないことでもある、自分達が作り上げているG弾と呼ばれる兵器は実は欠陥兵器であると火星軍と政府からこの一週間前に世界中に向けて発表されたのだ。

 

その影響はとてつもなく大きかったが、元々G弾を使わずにすでにハイヴを攻略できている状態なのに、なぜここでG弾なんて物を使う必要があるという反オルタ勢力や反G弾勢力によってその情報が火星軍の手に入り。

 

それを調べた結果、シミュレーション上とはいえ、G弾を大量に使うと地球その物が氷河期のようになってしまう、一部の大陸は完全に水没するなど、ありえない結果が持たされたのだから。

 

アメリカがこの件によって世界から一時的に信用をなくしたとはいえ、その影響力は大きく、結果オルタ4計画はアメリカが妨害もせずに逆に日本に対してプッシュするように応援したことも大きかった。

 

 

「ちくしょう 火星政府め・・・・・私が資金援助している新型爆弾が使い物にならないだと・・・また地球に甚大な悪影響がでるだと・・・アメリカ以外の土地が使用不能になるとしたら・・・アメリカの土地を持ってる私が一番影響力が上がるというのに」

 

トラップ社長にしてみれば、新型爆弾の影響はある程度は知っているのだ、それでも開発の資金を出しているのは、アメリカ主義であるためだ、かれは 土地ころがしで財を成しているのだから、他国の土地が一切使えないと分かると・・・・とうぜん人が住める土地の価値がバク上がりするのは誰だって予想できるのだ。

 

だからこそトラップは第五計画新型爆弾開発に資金を流していたが、主流派閥は実際にコロニー建設派閥でしかない、戦術機母艦開発計画は未だに色々な技術が未発達なために、さまざまなブレイクスルーが発生しない限りはまともに運用ができない兵器が出来上がっているだから。

 

「アプサラスⅢか・・・・・・お前も・・・きっと・・・・・あんな風に活躍できる機会があるといいな」

 

そういいながらもしっかりと戦術機母艦開発チームは今回のアプサラスⅢが戦場で活躍したデータなどを米軍の戦術機のデータからしっかりともらっており、色々とそのデータを解析などを行っているのだから。

 

 

これはアメリカ政府も何時なんどき、日米の協定が日本側から破られるかも知れないという状態にあったからだ、だからこそこの計画で日本に貸しを与えることで、4の主導権を日本側に与えたのだが。ちゃっかりしていた、アメリカはそのまま第五計画も国連に承認させたのだ、第五計画は大きく内容も変わっているために、宇宙に人口の大地コロニーを作ることで人類という種を残そうという計画に生まれ変わっていた。

 

こうして世界側歴史の修正という名の介入が少しづつ始まっていたのだが、

 

火星軍としても未だにオリジナルハイヴ攻略作戦が開始されない為に、未だにソ連側や欧州側やインド側や中華戦線側のハイヴの間引き作戦をおこなっていたのだ。

 

 

ジークフリート呼ばれる40メールを超える超ド級大型ZZガンダム系モビルスーツを5機をそれぞれの戦線に防衛戦用機として1機づづ配備しているのだから、ネオ・ジオングの火力にも迫る一機で戦線を支えられる機体だ。

 

その大威力を堂々と見せつけられているのは、各戦線にいる将兵達である、こうして多少の防衛戦構築を行っているのが現在の世界状況である。

 

 

 



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旧ミンスクハイヴは現在は・・・巨大な基地化

ハイヴの数を数えると、 時系列的にはアンバールを阻止すると、それ以降のハイヴが作られないことになっています、火星軍の力で、よって調べると・・・・いまだにこれだけのハイヴが残っていました、 八個のうちたったの二個しか攻略してない、結構しんどいな。


1987年 三月三日 二か月もかけてようやく地球の旧ミンクスハイヴ跡地を元に地球連邦軍時代で作られていた

 

【地球連邦軍オデッサ基地】と同じ規模に匹敵するほどの地下基地と地上施設をようやく作り上げることに出来たのだ、実際にこのオデッサ基地があるのとないのでは地上における火星軍の足かせは大きすぎるのだ。

 

 

 

だがこれによってはオデッサ基地で出来ていたことのほぼ全てができるために、造船ドック・製造ライン・宇宙船ドック・地上艦ドックなどなどが作られているのだ。

 

この生産ラインを運んできたのはあのピースミリオン級である、先のハイヴ戦で活躍を見せた超ド級大型母艦である、三千mもある巨大な船の中には色々と物資を運びこめるために、その為にこの元ハイヴ跡に作られる防衛用の基地のための物資等様々な物が一気に宇宙から地上に運び込めることもある。

 

 

また【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】【H2マシュハドハイヴ】【H1喀什カシュガルハイヴ】【H6エキバストゥズハイヴ】【H7スルグートハイヴ】が残っているためにそれらの進行を防ぐ意味も込めて火星軍がここに防衛拠点を作れたのも地球側の政治的配慮があるからこそである。 

 

またこのようなピストン輸送が可能になったのは、主にコロンブス改級が三百以上の船団を組んで宇宙空間のドック艦の周辺に補給艦隊を有しているからである、二か月ほど防衛拠点が完成したのだ。

 

おまけに防衛拠点であるからこそ、補給物資などは無補給で三年は持つようにしっかりと用意されていたのだ。

 

さらに防衛部隊の全てはZZガンダム系列になってしまったのは仕方がない、ここは一番ハイヴと設置している事や次のハイヴの攻略ための橋頭保を確保するためである。

 

 

結果量産されたFAZZが六百機が配備されており、最終防衛用としてジークフリートが一機配備されている。

特にミノスキー粒子の散布は対BETA戦においては火星軍は一切していないのだ、これは地球側の戦術機を含めた通信機器に影響がでると判断されたためである。

 

おかげで射撃も格闘も行けるようなったFAZZのレーダーセンサーや射撃範囲内のBETAは主武装のハイメガカノン砲の一斉射によって消し炭になるのだから、無論戦場に行くためのベースジャバ―一機にFAZZが一機と言う形で出撃するために、二個大隊数であれば、二十万程度のBETAは消滅していくのだ。

 

 

だからこそソ連方面と欧州方面やオリジナルハイヴ方面からのBETAが一回の戦いで二十万程度は一週間のうち三回ほどは来るのだから、大火力特化の機体でなければBETAの軍勢を相手にするのは無理と言えた、おまけに完全にこの施設や基地に入れるのは地球上の国家では契約者と呼ばれる人間達と国家クラスかまたは交渉役程度に限られている。

 

スパイは同然は、入れると断言できている人間はいたが実際にそんなやつらは基本的には基地配備されている無人機に見つかって蜂の巣にされているのだ。

 

あたり前ではあるが、スパイ発見用の無人機は普通に闘士級と戦車級は簡単に殺せる程度の火力は積まれているのだ、だからこそ地球側のスパイの侵入は未だに成功すらしていない状態である。

 

またこのオデッサ基地は普通に地上にヘビィ・フォーク級陸上戦艦が20両も生産・配備されているのだ、これはこのオデッサ基地で作られた陸上戦艦であり、生産場所あるということは、もはや火星軍に地球上でしてみれば足かせにはなりえない状態であった。

 

また未だに吹雪が時々ふぶく為に、全ての機体と車両も寒冷地仕様に合わせて作られているのだから、その生産力も地球側は完全に驚くしかないのだ。

 

 

それにだ宇宙船ドックには最低でもラー・カイラム級が5隻が待機状態でいるのだ、戦艦でこれである巡洋艦クラス・教習用・強襲用も含め最大で50隻は優に地下のドックに待機させれる状態にあるのだ。

 

 

これに加えてさらにはミディアのフルメンテ用ドックも存在している、これは流石にミディア級が幾らある程度頑丈に作られているとは、流石にメンテは必須であり、その修繕用のパーツも現在も作られているのだ。

 

これは外貨を稼ぐ為に必要なコストであり、またミディア級も火星軍としても補給線を維持する為に今穣いると考えられている為に、より多くのミディア級が作られては各国に売られているが、だからこそ大人気の商品の1つであった。

 

次に大人気はなはやはりプチモビと呼ばれる作業用モビルスーツと呼ばれる物であった、

これには火星軍も驚いたが、実際には現場でも基地建設・復興工事にはこの手の土木用の機械は大歓迎で有った。

 

また充電式はあるが、バッテリー式を採用している為に、最前線の基地では戦車級までは簡単に倒せるぐらいの武装を施して戦わせている部隊もある、これは後にその姿、形を見た人々から【機械化混生部隊】と呼ばれることとなる

 

実際に歩兵や戦術機の適正がなかった、またははじかれた者達にとっては誰にも簡単に動かせる機械であり、武装さえすれば戦場で十分な働きをできるとなれば誰だって使うのは当たり前であった、

 

特に戦場でしかも小破した程度の戦術機を一時的に直すのにも、このプチモビの馬力は十分であり、整備師達にも受けがいいために何処の国は今では普通に火星軍から買うための1つの主力商品としてあり続けていたのだ。

 

だからこそオデッサ基地にもプチモビが3万以上も量産・配備された上にそれを使ってここまでの基地を作り上げたのだから、現在はそのプチモビの数も一万機に減っているがこれは二万機以上はすでに各国へと売りに出されて減っているのだ。

 

そして最後にやはり砲撃力が一番であるのは言うまでもないのだ、特にBETAの軍団を相手にするにはそうなるとやはり量産型ガンダンクや61式戦車が多く売れている商品ではあるが、現状では地球側もガンタンクの真似をして第一世代機の殆どをタンク型に改修して砲撃特化にしているがやはり基本的には戦術機でしかない。

 

後に戦術機から戦車型は火星軍のガンタンクから言葉をあやかって、【戦術機機動砲撃用特殊戦車ガンヘッド】と呼ばれて、各国では第一世代機はアップデードされたり、関節部部などを強化したタイプが多く出回っている所や戦場によっては撃破された戦術機の足を外してキャタピラ走行にすることでガンタンクに近い形になっている。

 

 

これも地球側が学んだことであり、確かに残りハイヴ六個とはいえ、油断すればまた新たに新しいハイヴが作られる所もあるのだ、だからこそ量産型ガンタンクと戦術機タンクと呼ばれる二つの砲撃特化した機体がよくハイヴを抱えている地域の国家には売れているのだ。

 

61式戦車にもしてもだ、各国の戦車部隊に配備された後に一週間の機種転換作業で簡単に動かせるために、やはり多くの国々では量産型ガンタンクよりも売れている商品である。

 

それにだ幾ら圧倒的砲撃力があっても、現状その国独自で対処するよかも国連も参加している国々が参加してBETAの進撃をなんとか止めている状態なのだ。

 

 

 

実際に残り6個のハイヴから一ヶ月ごとに出てくるBETA軍団の九割は旧ミンクスルハイヴに向かっていく、残りの一割がその6個を包囲している国連軍と各国が協力して撃破してる状態でも有った。

 

ミンクスハイヴはその立地的にも重要な拠点であるのは誰の目から見ても明らかである、ソ連側に行くか、欧州側に行くか、それともオリジナルハイヴを狙える位置なのだから、だからこその過剰すぎる防衛力が要求されているのは仕方がない。

 

 

これは残りハイヴが6個になったことで、同時に一年前に攻略に参加したハイヴ経験者が語るハイヴ内部の戦いは、

 

各国の想像を大幅に超えていたのだ、確かに第三世代機のプロトタイプを開発した日本帝国でもあれほどの物量を殲滅しつつハイヴ内部に侵入するのは実質不可能であると断言したからであった。

 

量産型の不知火の製造ラインや様々な問題を残しているために実質正式量産をするためにはやはりそれなりの時間がかかってしまうのは仕方がない。

 

 

実際にオリジナルハイヴ内部にとどまっていたBETAの数は後に五十万以上といえる数であったのだ。

 

つまり戦術機側の性能をどれだけ上げようとも剣・弾・推進剤などの補給が整わない限りはハイヴ攻略は不可能ということが判明したのだ。

 

火星軍がハイヴを攻略可能にしているのはあくまでも彼らが使える粒子兵器やガンダムなどの性能が圧倒的であるということであった、

 

実際に粒子兵器は触れるだけでも一撃でどのBETAも死亡させれる威力を持っているつまり最もと厄介な突撃級の皮も簡単に貫ける威力と補給を作り上げないことにはハイヴ攻略は無駄であるということが決まっていたのだ。

 

ならば人類側が次にすることは簡単であった、まずは戦力の強化である、特に戦術機の戦闘持続能力を大幅に上げることが第三世代機の宿命であるとさえいえた、

 

つまり日本帝国が現状で作っていた【プロトタイプ不知火】といえる第三世代機は分類的には第三世代機といえたが、実質には第二世代機の最上位機とされる位置つげとなっていた。

 

 

だがこれはあくまでも外国から見た不知火機であり、日本国内では違っていたのだ、確かに戦闘持続能力が乏しいが、それは不知火単機であり、オプションパーツによっては普通に現行機にどの世代によりも十分に戦えるだけの機体を作り上げていたのだ。

 

だからこそ近衛軍がそろそろ自分達用の戦術機がほしいといっていたが、そもそも不知火の表の開発しか知らない人間が言えることであり。

 

裏を知っている人間は、これは火星軍が態々日本帝国軍の為に開発・生産したガンダムタイプなのだから、機体のガワを殆ど変更している上に日本でも生産可能なラインに落としこんだアストレイの機体は元々オーブで作られたアストレイよりも性能は劣っていたが、それでもバージョンアップキッドがあるために忠実のオーブ軍が使っていた程度の性能を有してながら粒子兵器類は外されてる為にぎりぎりなんとか日本でも生産が可能なのだ。

 

またこの機体のおかげで本来ならばより多くの機体を開発・生産などをしていた日本の戦術機生産部門も兵站部門もうれしいのだ、作る機体が今後一機に絞られる上に水陸用の機体は海外でも使っている機体を買えばいいだけである。また乗り手の育成も楽になったのだ。

 

一機種に絞られるのは後々に機種変更するときにも混乱が最もと起きなくなるというメリットもあるのだから。

 

こうして5月三日という時間が過ぎていく中、世界中の特に日本帝国ではオルタ計画4の本格的な始動がようやく始まっていた。

 

実際に実働部隊が必須であるために、激戦の大陸戦線を生き抜き、ミンクスハイヴ攻略作戦に特別部隊として参加した経験を買われて13歳で富士教導団に抜擢された上に衛士訓練学校創設にあたり、香月夕呼に招かれて帝国軍より赴任した。国連軍に出向する際、教官職である軍曹に便宜上降格していた、神宮司 まりもは今ようやく元帝国陸軍白陵基地に到着したのだ。

 

 

実際には国連軍によって基地名が横浜という基地名に変わっているが、これは指令が権限をもって変えさせたのだ。だからこそ元帝国陸軍基地となっていた。

 

住民たちは普通に住んでおり、その中には白銀タケルと鑑スミカという名前も確認できているのだ、それでも第4の計画を進めているのは香月博士自身と各国の思惑が存在しているからであり、その部隊も秘匿性の高い部位と最初の内は計画に決められていたが、だか火星軍と戦場を共にすればいくら秘匿部隊や特務部隊と言ってもその所在を後で国連の場で言われるのは、色々とまずいということで第4計画に伴い【実験部隊】として戦場に投入される部隊という名目で1個師団規模を考えているのだ。

 

これは契約達を簡単にひっぱてこれない各国がせめて実戦も出来てエース級と呼べる人材を作る為の部隊と表向きには作られている、そのために香月博士の理論によって集められた【将来各国では確実にエース級】になりえる素材の人材が集まっていた。 

 

その中には【ステラ】などトータルイクリプスで不知火ニ型などを作ったチームに入っていたエース級の人材も多く取り入れていたのだ。

 

だが今の段階ではそいつらは実戦経験もない上に戦術機にも載ったことがない素人なのだ、だからこそ香月博士は神宮寺まりもをよんだのだが、二人には接点がほぼまるでなかったが、それでもやはり何処の世界も一緒ということである、二人は親友であることは違いはなかった。

 



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国連議会

1987年 5月21日 国連の会議では、次のハイヴ攻略の場所と作戦について火星側と色々と話をしていたが、

 

実際問題としては早々に火星軍もすぐにハイヴを攻略するということはできないでいた。

 

火星軍もちゃんとした軍隊であり、兵士達も普通に疲弊するからである、またちゃんとした作戦を元に火星側も色々とシミュレートをしているからこそ、今まで犠牲者を出さずに無事に戦死者はゼロという奇跡を出しているのだから。

 

 

だかそれは地球側の国々してみれば関係ない話であるが、だかさすがにすぐにハイヴを攻略してくれという無茶を言う国は殆どいなかった。

 

特にミンクスハイヴの重要性は地球側もいやというほど知っているからである。

 

「だからこそ我々ソ連側にある、【H4ヴェリスクハイヴ】を三か月以内に落とせば、フィンランド方面は完全に安全な地域になるんだぞ」

 

確かにソ連の言っていることは ある意味で間違いではない、今もフィンランド方面には五万程度のBETA軍勢がフィンランドの国境に近づこうとするが、大型ミサイル四発を装備したスタークジェガン四個大部隊の大火力によって、完全消滅しているためにきちんと防衛戦は機能していたのだ。

 

 

むしろ欧州側の方が色々と危険と言えたのだから。

 

「なにをいう、【H2マシュハドハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】からそれぞれ十万を超すBETAが出てくるんだぞ、絶対防衛戦でなんとかしのいでいるが、それも火星軍の力があってのことだ、だからこそ早くこの二つのハイヴを落とさなければいけないんだぞ!!!」

 

実際に欧州連合軍にしてみれば、本当に火星軍の力を借りないと今の戦線は維持できないのだ、確かに欧州側にしてみればいまだに少しの余裕はあるかもしれないが、それでもいつ、アンバール地方のようにBETAの軍勢に欧州側の地域の国々が落とされて、その結果新しいハイヴが出来上がるのは恐怖以外何もでもなかったのだから。

 

実際にこの世界の歴史では防衛はできているが、アンバールハイヴが出来上がった本来の世界では、欧州戦線は次々と突破させられた上で【H11ブダペストハイヴ】と【H12リヨンハイヴ】が出来上がっているのだから、欧州戦線のトップや政治家たちはきちんと政治的にも戦力的にも自らの立ち位置を把握しているのだから。

 

 

「ふざけるな!! 我々ソ連の方が領土的にも、ハイヴの数は多いんだぞ、だからこそ今こそ、早くハイヴをハイヴを火星軍につぶしてほしいだ」

 

確かにソ連の主張は分かるが、だがそれでも色々と頼み方も存在はしているのだ、ソ連が頼んでくる時は必ずハイヴの戦利品はソ連が全てもらうというあほすぎる条件が付いていたほどなのだから。

 

だからこそ火星政府としても、どちらかという欧州戦線の負担を軽くする意味も込めて、【H2マシュハドハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】のどちらかを攻略する予定で作られた作戦内容を今日の会議で情報開示をする予定ではあったが、ここまでひどい会議なっているとはだれもが思わなかった。

 

 

アメリカだけはたた黙って沈黙を続けていたが、またアメリカ派閥に入っている国々も同じであった、

 

「静粛にしてほしいです、いくら地球側の勢力が我々にハイヴを早く攻略してほしいと言ったとしても、我々はあなたたちの奴隷ではありません、あまりにもひどい内容であれば、契約者達の契約も全て打ち切って、地球を見捨ててもよいという事は、すでに火星政府の決定で決まっています」

 

「そんな横暴だ」

 

「我々だけで・・・ハイヴを・・・・BETAの物量・・をはねのけろというのか」

 

「無茶苦茶だ」

 

 

「無茶で結構・・・特に先のハイヴの作戦においては我々と随伴する各国の部隊は必ず我々指揮系統に入って従ってくれと契約で結んでいるのにも関わらず、我々が貴方達にあげたデータでもわかりますが、多くの戦術機部隊はハイヴ内に入ると勝手な行動をとる部隊が多かったようですな」

 

 

「それは・・・・・・・」

 

「ええ救難信号も出されていましたが、また撃破されている部隊も全て残骸含めて我々部隊できれいに消滅させましたからな」

 

「なんだってそんなことを」

 

「わかりませんか? あなたたちの戦術機とわれわれのモビルスーツでは圧倒的にモビルスーツの方が性能も技術力も使っている兵装も圧倒的に上です、なのに、救援信号を出して撃破されている部隊の多くはなぜかBETAの集団と戦っていた、これがあまりにもおかしかったのでな、予想は後でもいくらでも立てる、だかもしその撃破された戦術機部隊の多くが火星軍よりも確実にBETAを引き付ける何かハイヴ内で奪っていたとしてら?」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「憶測だろうが」

 

「憶測で結構です・・・でずか、契約の通りにハイヴ内で進行した際に我々と勝手にとる部隊が何かしらを奪って逃走中にBETAに返り討ちに合っていたら、そして撃破された戦術機のデータ全てを攻略してないすべてのハイヴに送り付けることができるならば?」

 

 

「それは・・・・・・あまりにも危険な行動では・・・」

 

「我々の戦術機といえば、ハイヴに突入するために最新鋭機で固めた我々の戦術機のデータが全てBETAにわたっていたら?」

 

「そうです、今後戦術機型のBETAが出てきてもおかしくはないと断言できます、それを阻止するためには撃破された機体事、消滅させるのになにを躊躇する必要があるんですからね、おまけにBETA側の施設を調べたいから無傷での残せね・・・そこから我々のデータがハイヴ側に流れるとか考えないのか、地球側は」

 

 

実際にその際に施設を破壊している時の部隊とそれを止めに入るアメリカ軍の映像と音声が国連議会で映像としてきちんと流れたのだ。

 

 

しかも施設を破壊すると言っている戦術機のパイロットは確かにハイヴ攻略作戦においては生き残り、アメリカでは英雄とされている人物の一人なのだから、たまったものではない。

 

「実際にミンクスハイヴは過去に地球側が一度攻略に失敗していますが、ある程度のハイヴ内のデータがあると聴きますからな、それを使って何かしら我々を欺いた作戦を擁しておいても十分に納得できますよ」

 

 

これにはほとんどの各国は黙るしかない、一部の国々は元からハイヴ内に入ることが目的であり、実際に統一ドイツや日本帝国にしてみれば、ここでちゃんとした実績を残したいからこそ、G元素というある意味では戦略級の物資の回収をあきらめていたほどだ。

 

ドイツ側にしてみれば、統一されたばかりであり、火星政府と軍隊の力を借りなければいまだに国内が不安定になるほどの情勢下であるのだ、いらん色気を出す余裕がないのが実情だったりするが。

 

また日本帝国にしてみれば、佐渡島と硫黄島の二つが火星軍の主だった基地化で色々な政治的にも影響を受けているのだ、ここでG元素回収よりも、神宮司まりも達つまりは【ハイヴ突入部隊の特別部隊の帰還】が第一目標とされているのだから。

 

またここで活躍すれば元々は近衛軍の戦術機で瑞鶴のさらなる量産化計画も可能と踏んでいるのだから、それを考えれば、G元素よりも確実性を選んでいるのは日本帝国の民族の特性ともいえた。

 

実際に今回の活躍で海外版に輸出する瑞鶴の正式量産機が日本帝国側でもすでに決まっていた、流石にカスタムパーツやカスタムされた機体を売る我にはいかないが、それでも帝国軍機となって、そこからさらに瑞鶴の性能をデチューンされた機体ならば各国に売っても問題はないとされていた。

 

 

これはプロトタイプ不知火の開発が完了した上で、今後はこの機体一機のみで量産化並びに配備計画があるというのだ、。貨を稼ぐチャンスなのだから稼がないバカは日本帝国や近衛軍でもいなかった。

 

若干一部の近衛軍からは抗議があった。それは瑞鶴をデチューンした上に陽炎の名前で売り出すのは良いが元々は近衛軍の技術が使われている、技術の流失が懸念されるとか、売国奴とか言うやつらはいたが、いつの間にかそのような奴らは近衛軍の部隊から姿を消すということが多かった。

 

流石に近衛軍も稼げるチャンスを不意にするバカはいらなかったようだ。またプロトタイプ不知火機の登場もそうだが近衛軍内と帝国軍部の間ですでに取引が完了していることも大きかったのだ。

 

それを知らない者達は帝国軍に尻尾を振った馬鹿どもと罵倒を言っていたが、その罵倒していた連中も特別部隊として編制されて、現在は無理やり火星軍に頼み込んで、オデッサの防衛拠点に配備させてもらっていた。

 

日本近衛軍がここで特別部隊として編制したはおおよその数五百人であり、それほどまでに現在の情勢下を知らない馬鹿どもがまだ近衛軍にいたという証拠でもある。

 

 

そんな取引が火星政府と日本の間で起きていたために日本はこの国連会議では火星よりもどちらかという中立側に陣どっていた。アメリカ側にはよるはずが、実際にはアメリカとの条約を本気でどうするか考えている最中の日本なのだ。

 

だからこそ中立の立場である。統一ドイツは完全に火星軍よりであり、現在オデッサの防衛拠点が落ちればどうなるか亡命ポーランド政府や統一ドイツはいやというほど知っている。欧州連合も同じであった。

 

故に議会はまだまだ荒れていくのは仕方がない、次の攻撃目標はどうするとか、補給の物資の順番どうするとか、火星政府が売りに出す武器弾薬を買う順番などが、今回の国連議会で色々と決まるかどうかは未だに謎ではあるが。

 

だが一週間ほどはゆっくりとこのような会議が行われるは通例行事になっていく、それほどまでに、火星政府が売りに出す商品は地球側にしてみれば、ぜひ欲しいといえるのだ。

 

このようにして地球側の民間問わず技術力を上げるのは火星政府としても一つの課題としているのは仕方がない。特にパソコン関係は未だに軍事が優先であり、民間に降りてくるのはなかなか難しいのだから。

 

未だに民間の飛行機会社や戦車会社などは手引きで戦車や飛行機の線を作って、色々とテストをするの繰り返しである。民間会社にもパソコン関係が普及すれば、パソコンの中で色々とテストができるのに、それが難しいのが今の地球の状態であり、その歪みを整えるのも火星政府の裏の目的と言えた。

 

 

 

 

こうして一週間という期間は過ぎていき色々と国連議会で決定したこともあった。そしてこの国連議会の裏では第四計画が正式に承認されることになったのだ。今までは本決まりではなかったのは、いわばお試し期間という感じである。 

 

 



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日本のお話 修正版

色々とあって時間がありませんでした。 

近衛軍や帝国軍の会話とか色々と追加しています。 


第四計画の拠点にも日本製の戦術機【120機】愚連隊規模を第四計画の名前において日本帝国から【陽炎】を提供されることとなっている特に【A-01部隊が一個連隊(108機)編成であった】つまり予備機等を確保するために多少多く注文するは軍隊としてはあたり前である。

 

 

この結果ではあるが、陽炎の大量生産と国連側に売り買いしたことで、日本帝国はかなり多くの外貨を稼ぐことができたことで、臨時収入によって色々な予算が付いたために一気に、

 

日本の特に琵琶湖運河の浚渫工事が始まる、琵琶湖運河にも再び脚光が浴びせられ、浚渫工事を着工、大阪湾・伊勢湾-琵琶湖-敦賀湾を結び、帝国海軍が保有する紀伊級戦艦(基準排水量70,000t級50サンチ砲戦艦)や30万tクラスのタンカーも通行可能とするため再整備された。

 

このバブル景気によって、一時的に日本帝国国民は国連憎しの感情を一時的にだが、忘れてしまうほど、景気が向上しているのだ、特に軍事産業は嬉しい悲鳴であるが、同時に近衛軍から送られてきたテストパイロットの内三人がいきなり行動を起こしてしまったのだ。

 

「うるさいぞ、帝国軍、これは我々近衛軍が使うに等しい性能を持った戦術機だ、それを帝国軍と近衛軍の共同開発だと、我々は許していないぞ」

 

「そうだそうだ」

 

「ええいじゃまた、われわれ近衛軍がこの試作機の機体をせっかく使ってやるという栄誉なのだ、黙って明け渡せ」

 

 

「むりですよ、ようやく昨日ロールアウトしたばかりですよ」

 

「知った事か・・・だからこそだろう」

 

「そんな無茶な・・・せっかく帝国軍と近衛軍からまだ送られてくる開発専用のパイロットがいるのに」

 

「この三機は我々、近衛軍が大事に使ってやるさ・・ではな」

 

こんな会話をした瞬間に、試作機が置いてある格納庫から試作プロトタイプ不知火三機がいきなりフル武装をいきなり装備した上で、格納庫を破壊した上で、時速七百キロを出して日本の大空を飛んでいく、それを黙ってみているのは、ここの開発整備主任で有ったが。ほかの整備士達は頭を抱えて、色々と大声て近衛軍の文句を言い始めていた。

 

「しまった・・・やられた・・・今まで近衛軍が大人しかったので、問題はないと思っていたが」

 

 

「しかもせっかくようやく第三世代型不知火量産化の試作型を作ったのに、あの機体だってまだあらさがしすら行っていないんだぞ」

 

 

「わかっているさ・・・だからさ・・・近衛軍でやってもらおうじゃないか・・・そのあらさがしをさ」

 

実際に日本は【耀光計画始動】していたが、かなりの間時間をかけて技術的な意味も込めて頑張っていたが、実際に第三世代機を準国産で作るのは難しかったと言えた、実際に多くの火星政府の技術を盛り込んで作られたのが、このプロトタイプ不知火であるのだ、

 

だからこそ試作量産機で散々試作のだめだしをやる予定で12機を試作量産したと言えたが、近衛軍も瑞鶴よりも性能がある次の戦術機の開発をするためにどうしても試作機が欲しかったのだ。

 

 

「もっとも、たった三機でしかも予備パーツもある程度は近衛軍も作るだろうが、瑞鶴の量産もあるのにそれはできるというのかね」

 

 

実際に確かにそれは言えていた、瑞鶴をベースとした陽炎は今では世界中で人気になっているほど有名な機体である、あのハイヴを攻略した機体の一つであり、12才から15才の間の少年少女が簡単に戦場で扱える機体と思われていることも大きかった。

 

 

でもそんなことは関係なく、帝国軍と一部の近衛軍と協力として、試作量産機の完全なあらさがしを始めることになった、いくらこの量産機のベースが、極秘で渡された【ブルーフレーム】で有ったとしても、火星軍と地球の一国日本との技術力の差があるために、どこまで正確に機体性能の再現や換装ギミックの再現が出来るのかを調べることを目指して、今ここに試作量産機の不知火機を正式量産機の開発チームが作られた上で、ようやくスタートし始めた。

 

 

「やっぱり九機もありますからね、色々な所で開発されていた瑞鶴用の換装パーツ類もこの試作機に合うとはね・・・・本当にすごい開発ですよこの機体は不知火機は」

 

一人の整備に不知火の試作量産機に対して絶大なる信頼や信用で機体を褒めていた。

ただし元々この機体の開発に最初から関わっている開発チームはただ黙っていた。

 

当たり前である、元の機体はギミックも全て知っているのだから、どうあがいてもそれに近い性能をなんとか出そうと必死になって作り出したのが不知火機なのだ。

 

『この機体のプロトタイプは・・・・・・・・・・・・どう考えても火星軍で使われているモビルスーツだろう、それを日本帝国に・・・極秘に提供した人物がいるか』

 

この戦術機の開発主任にしてみても、機体性能を含めて、機体内部も整備していれば、分かってしまうのだ、この機体は・・・どうあがいても日本帝国の技術ではいまだに作られないパーツが多いという事もだ。

 

 

 

だがそんなことを喋ってしまえば自分はいいいやチームはどうなるか主任クラスはわかっているからこそ黙るしかない。

 

そうして試作量産型の不知火は様々な装備換装システムで機体のマッチングをおこなっていた。

 

その頃近衛軍は奪っていた三機の不知火機を徹底的に調べて最新型の戦術機開発の【飛燕計画】にこの成果を使うつもりでいた。

 

無論奪っていた三機の近衛軍のパイロット三人は後に軍事裁判によって、近衛軍の戸籍をはく奪させれた上で、極刑になっている。

 

当たり前の話ではあるが、不知火の開発は近衛軍と帝国軍の二つの軍隊が共同が開発したものである、それを問答無用で奪っていたということは今後も他の国にスパイに頼まれたら自国の軍事関係を相手の国に流す可能性があったのだから当然の処置といえた。

 

「そんなばかな・・・・我々は近衛軍と当然の・・・」

 

「そうだ・・・・だってこの機体を奪ってくれば・・・我々は近衛軍でより上にあの方に」

 

 

「そうだあの方に・・・あの方に・・・合わせてください・・・だってあの方に命令されたから・・・」

 

 

そんなことを言っていた、実際にあの方と言われる五大武家の一つの家名をだしていたが、その家も確かに三人とは上司と部下と言う関係であり、そんな命令をした覚えはないとはっきりと言われたのだ、

 

実際に極秘命令や口調で言ったとしても証拠がなければ、結果的にこの者達はトカゲのしっぽ切りのように切られるだけである。

 

「・・・・なるほど・・・確かにすごい性能だ・・・不知火か」

 

こんな会話を死刑囚の三人にする程度であった、結果部下が犯した失態により多少の経歴に傷がついた程度あり、本人も問題ないし判断していた。

 

一方で、日本帝国から譲渡された、横浜基地は世界中から集められた未来のエース候補生達が今日も今日とて、基地内部でシミュレーションを使って火星軍が攻略を終えたハイヴ内部の情報を元に色々と魔改造したハイヴシミュレーションで、徹底的にいじめられていた。

 

 

また香月博士もいまだに13才から14才の間である、学者肌なので、とうぜん基地副指令の立場にいるが、国連軍からはこの度正式にここの基地司令官が就任することになっていた、また、それに伴い多くの人事異動が起きたりもしていた。

 

 

各国にしてみれば将来のエース候補生を作るプロジェクトに参加しているのだから、指導教官もきっちりとした人材を派遣していたりしていた。

 

将来的には実戦で火星軍と共に戦う部隊であるのだ、だからこそ、火星軍も契約を結んで火星軍のアングレッサー部隊の派遣を日本の国連軍基地にしているほどであるのだから。

 

 

こうして徐々にだが、世界の天秤はBETA側ではなくて人類側に傾いていた、今までは圧倒的に人類側は不利であったところが、今では人類が若干有利になっているのだから、火星政府の介入時期と交渉などは今の地球の世論ではあの時やっておいて正解であったと、いわれるほど、世界中の景気も好景気になっているのだから。

 

 

 

 

 

 



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アメリカの動向・・・・・・・

1987年五月20日アメリカ大陸のデトロイト市のアメリカ軍の軍事基地内に置いて、アメリカ軍兵士達にしてみればようやく待ちに待った、戦術機を2・5世代機にアップデードするためのパーツが納品されてきたのだ。

 

「これでようやく俺たちの基地にも・・・イーグルCが配備されるのか」

 

「まったくだぜ・・・最前線でハイヴに潜った奴らが自慢していただろう・・・こいつは対人戦やBETA戦に特化するほどの使える性能になるんだぜ」

 

「まったくなんて本土の俺達が・・・いつまでもイーグルAを使っていたんだよ」

 

「あああ、それは簡単なはずだ、上層部の奴らがまともに戦術機の開発なんてしてなかっただけ」

 

 

「まじか・・・・・・だとするあの情報は本当のか?」

 

「そうらしいぞ・・・・上層部の奴ら核兵器より圧倒的に強い新型爆弾を使ってすべてのハイヴを落とす作戦だったらしいな、その土地の汚染とか関係なくて」

 

 

それを聴いたデトロイト軍事基地に配属されている兵士達にしてみれば頭を抱えるレベルでしかない。

 

「本当かよ・・・・・だってよ・・・それだって今では・・・火星政府が情報を出したんだろう?」

 

「らしいな・・・・しかも他の国々もその新型爆弾の結果を色々と資料で調べてみたら・・・土地が汚染されるのは確実だと分かってな」

 

「あああ・・・・・だからか・・・最近俺たちの上官の一部がいきなり・・・僻地に飛ばれることになったは」

 

「そうらしいぜ・・・・まぁっ・・・俺達整備兵達は関係ないけどな、さて・・・C型にアップデードするために色々とパーツをいじるぞいいなお前達」

 

 

「「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」

 

こうしてようやくデトロイトに配備されたいた三十機のF-15Ā型は初期の第二世代型の量産型である、訓練で使っている正規のパイロット達もようやくC型になっていくのだ、感無量と言った感じてある、実際にF-15シリーズの中で最も機数が多い生産型のバージョンアップ機でしかないのだから。だからこそ現地基地で独自に改造されたり、パイロット専用機に合わせていたりした機体もあったが全てC型になっているのだ。

 

実際にアメリカ側にしてみれば、火星軍によって否定された新型爆弾を使用した地球へのダメージの事も含めて、ようやく戦術機開発を真剣に考え始めていた所である。

 

「トラップさん・・・いい加減に・・・新型爆弾は・・・」

 

 

「ええいなにをいう・・・いいか我々アメリカこそに新型爆弾が必要なんだ、君は分からないのかね、第五計画で作られるコロニーと呼ばれる人工の大地が宇宙空間に大量に作られるようになってみろ、折角BETA大戦で上がった土地の価値が一気に下がってしまうぞ」

 

だからこそ第二世代機として量産性に優れた優秀なF-15機を大量生産していた、アメリカ軍にしてみれば最新型86年8月当時の跳躍ユニットプラッツ&ウィットニーF100-PW-100型エンジン搭載、対人類戦闘を視野に入れた米軍仕様ルックダウン機能強化型レーダーをようやく装備した機体が1984年のハイヴ戦後に配備が開始されてはいたが。

 

やはりアメリカの思想は新型爆弾により、ハイヴの殲滅であるためか、C型に変更されるA型の機体は生産されているA型機体はたったの三十機程度でしかなったのだ。

 

実際に火星軍がBETAとの戦いは基本的に大火力機による、長距離射撃機や支援機による一方的な射撃戦である。

確かにジェガン部隊やギラドーガ部隊によって大型ミサイル装備型でBETA軍勢の近くまで接近してぶっ放す部隊もいるが。

 

彼等も大火力が多いのが当たり前である、だからこそアメリカ軍やアメリカの上層部の軍部達の殆どは、火星軍の戦術をなんとか真似しようとしているのが新型爆弾開発なのだ。

 

 

核兵器は確かに使い勝手がいいかもしれない兵器ではあるが、だが地上の汚染があまりにもひどすぎる上に、高いコストの問題や政治的な問題もあり、現状はなかなか使い勝手が悪い兵器になっている。

 

火星政府が売りに出している、量産型ガンタンクと61式戦車はどこの国でも欲しいがっていたほどの戦力であったからだ。

 

砲撃能力も圧倒的なうえに、突撃級の装甲すらも簡単に貫いてしまう、射撃能力を持っているのが量産型ガンタンクと61式戦車と量産型ガンキャノンの砲撃なのだから。

 

 

特に欧州戦線や統一中華戦線やインド戦線なとばガンタンク部隊が多く配備されている、一つの戦線だけでも二百機は超えるほどの機体が配備されているのだから、その砲撃能力によってBETAの絶対防衛戦が成り立っているのだ。

 

 

つまり戦術機を他国に大量に売っていたアメリカの面子などが木っ端みじんに吹き飛んでいたのだ、だからこそ余計に新型爆弾にのめりこむ軍人派閥や政治派閥もいたが、87年の五月においては、アメリカにいた新型爆弾派閥はすでに三十人をきるほど弱小派閥に成り下がっていた。

 

 

一方で、戦術機母艦開発派閥や新型戦術機開発派閥は逆に三百人を超す大規模派閥に生まれ変わっていたのだから、トラップタワーの社長室にするトラップ社長にしてみれば非常に腹正しい思いである。

 

 

「なんであいつら、私が・・・・・・多くの投資をしてきたからこそ、さまざまな派閥が生まれることができたんだぞ、それなのに・・・・・・それなのに・・・もう新型爆弾はいらないだど・・・・ふざけるな!!!」

 

 

「ですから社長・・・・・・実際に火星軍が二度もハイヴを攻略作戦を成功させて、二つのハイヴを軍事基地化をしている現状では・・・・いくら我々が他派閥に対してマネーで動かそうとしても・・・・」

 

 

「ええいわかっている・・・・だからこそ火星軍を・・・・火星軍を消滅させることができる新型爆弾がいるんだろうが・・・あれさえ完成すれば・・・次のハイヴの攻略時にでもやつらの頭の上に直接落としてやれば」

 

 

「社長・・・・・それは・・・・」

 

 

もはやトラップにしてみれば、なりふり構っていられない事情があった、いってみれば最近の土地の売り買いによって昔のように大量の資金などが手に入らないようになっていた。

 

これは火星軍が二度も通常兵器のみでハイヴを攻略したことが影響していたのだ、実際にBETAに侵略された土地はなぜか真っ平になっている、おまけに戦場に指定された場所は対レーザー弾を使われることで余計に人が住めない土地になっていた、おまけに戦術機の武装の弾は大抵が劣化ウラン弾が当たり前である。

 

 

つまり放射線まみれの土地が多く、仮に奪還が成功しても人がまともに住めるのは百年以上先と言われていたが、だが、火星軍の武装の大半は粒子兵器がほとんどであり、また土地の汚染もない通常の弾でしかないのだ。

 

そんなわけで、火星軍がどんどんハイヴを落としてすべての土地を奪還してしまえば、もしかして火星政府と軍隊の技術力によって人が住める大地になるのではないかと、そんな淡い予想と期待があるために、未だにBETAに侵略されていない土地やアメリカなどの土地の物価が今までだったら【1ヘクタールで百億ドル】もしていたが、今では【1ヘクタールは一億ドル】まで一気に土地の値段が下がっているのだから、トラップ社長が焦るのは仕方がない。

 

 

彼の総資産が一気に下がっているのだから、そして資金がなくなれば、当然大抵の派閥の連中はどんどん彼から離れていくのは仕方がない、結局は圧倒的な資金力でつないでいただけの関係がほとんどであったのだから。

 

 

一方ではアメリカ軍もようやく五百機を超すF-15A型をC型に全てバージョンアップできたのだ、これは先のハイヴ戦の戦闘データを徹底定期に調べたことで、色々と足りない部分があった事も上げられる。

 

 

またトラップ派閥の影響力低下も上げられる、実際に彼らにしてみれば戦術機の開発は二の次である、新型爆弾をハイヴに落として、そのあとに制圧を考えているのだから、戦術機の性能はほどほどでよかったのだ。

 

 

だが今では戦術機不要論派閥は力をうしないつつあるのだ、だからこそ、A型のバージョンアップでC型になる戦術機よりもより強力な新型戦術機開発チームが結成されることになる。

 

これが後の新型戦術機並びに新型戦術機量産機開発生産並びに母艦の開発経過【通称ルシファー計画】の始まりである。

 

 

 

 

 

 

 



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ゲート完成そして・・・地球の会議

1987年7月には実際にゲートは無事に完成することはできたが、同時に色々な問題も発生していた、

 

それはどの順番でゲートを作るかという事でもある、ゲートの開発資材などは、やはりソレスタルビーング号で運ぶしかないのが今の火星政府の実情である、だからこそ主にガンダムOOの世界の住人で、こちら側の説得で火星軍入りしている元ソレスタルビーング側の戦力と地球連邦側の戦力を中心に行っていく予定であり。

 

そのためか量産機はジンクスⅣであり、エースパイロットや専用機持ちは、それぞれの専用機がオリジナルシステムで作られたものを渡している。

 

現在のゲートは主に二つであり、火星と地球の間に二つだけが存在している状態なのだ、

特に一番厄介なのはゲート用のオリジナル太陽炉の製作にはとにかく、時間がかかりすぎるために、このようなことが行われている最中であり、その数はオリジナル機は500機であった、このほとんどはオリジナル太陽炉搭載型のガンダムタイプであったのは間違いないが、実際にその大半のオリジナル太陽炉は問答無用で外されている。

 

これをゲートの機動エネルギーに使うのだから、なかなか生産できないのもうなずけるわけである。

 

 

だからこそかジンクスⅣは元から量産機であった事も含めても、現在の生産数は五千機という感じであった。これは移動要塞ソレスタルビーング号の防衛にも量産型太陽炉は必要な数であるが、同時に戦艦や母艦なども収納できる巨大なスペースが存在しているのもまたゲートの特徴でもある。

 

一種の宇宙要塞と似た性能があるためか、火星側でもやはり必要の物資を使って戦力を作っている最中だったりするのだ。

 

 

 

だからこそ機密レベルはAAAクラスであり、その防衛戦力も含まれるのだから、仮にゲートを使うために地球側が火星政府と直接交渉するとしても、武装等は一切持ち込めないほど徹底的に検査されるレベルであるのだから。

 

火星政府にしても最重要拠点の一つなのだ、警備が厳重になるのは仕方がない、

 

また輪っかの形をしているが中心部は完全に空洞になっていた、あまりにも巨大な建造物である、一万m級の大きさであり。これが火星側と地球側の二か所である。

 

 

地球側にもさすがにばれているがそれでもある程度の説明はしているが、火星側にしてみれば地球側には一切使わせる予定はないのだ。

 

 

このゲートシステムは現在火星と地球の間を一時間で移動できる画期的な技術革新である、特に地球のコロニーに住んでいる火星出身者の多くは、火星コロニーに家族や恋人がいる状態で地球に来ているのだから、それがゲートを使うだけで一時間で会えるようになると分かれば。当然人気ができるのは仕方がない。

 

 

またこれによって火星と地球の間の補給が最低でも一時間もあれば済むようになったことや、火星周辺のコロニーや軍事要塞などでゲートの開通に合わせて新型機の開発や装備がスタートされるのことになった。

 

 

確かに今までは火星軍は火星周辺で火星軍が使う機体や新造パーツ等を作っていたが、だが地球向けに機体も作られるが、それが地球に届くのは最低でも一週間程度の時間がかかってしまう。

 

 

それが一気に時間の短縮化ができるとなると火星側で作って地球側で最終調節ができるようになるのだから、これで地球側に派遣しているロンド・ベルの多くの負担がある程度は解消されることになった。

 

 

そして地上のオデッサ基地においては、何度も何度もピースミリオンが補給物資を運んだり、交代要員を運ぶ作業をしているのだ。あれだけの巨体の母艦であり、三千mというバカでかい空飛ぶ母艦はどこの国も欲しいと思うのは軍事関係者では当たり前である。

 

 

また頻繁に地上に降りれていることもアリ、七月の国連議会では、やはり次のハイヴ攻略戦はどこでやるのか?それの会議が白熱するは仕方がない

 

 

 

「だから言っているだろう火星軍と協力するしか、未だにハイヴを攻略できないんだぞ!!!」

 

 

欧州側は完全に火星勢力側である、統一したドイツも同じである、だからこそこんな発言をできるのだか、それに待ったをかけるのはソ連やアメリカサイドのついた弱小国である。

 

 

「わかっているが、だがな、火星軍と協力したときは、火星軍はハイヴの中にある全てを粒子兵器で消滅させて進めるんだぞ」

 

 

「そうだ、そうだ、それにG元素はどうするんだ、ハイヴを攻略したらG元素などは全て国連が管理するとなっているんだぞ」

 

最終的にアメリカにG元素の殆どをもっていかれるかもしれないが、それでも自国の手元には三分の一程度は残る計算であるだからこそ、それによって生まれる特別な技術特権を確保しようとする集団はどこの国にもいるが、今では通常戦力で倒せる火星軍の実力を見てしまうと、【新型爆弾派閥】も含めてその派閥も力もほぼ消滅するのは仕方がない。

 

 

「だが、G元素も結局はハイヴを攻略しなければ手に入らない代物だ、しかも生かしたままだ、その意味をお前たちは全くわかっていない」

 

確かにヨーロッパ系の人が発言したこの言葉一度でもBETAによって国が蹂躙された事がある経験を持つ国々もさすがにG元素にそこまで執着するものでは なくなっていたのだから。

 

 

「だからこそだ、今は火星軍がオデッサ基地で次なるハイヴ攻略戦の準備をしているかもしれないだろうが、あれだけ頻繁にあの超大型母艦が宇宙と地上を行き来しているんだぞ、補給なども完了している可能性も否定できないだろうが」

 

 

「では・・・・・火星軍と協力してハイヴを我々地球側の戦力だけで攻略するということですかね」

 

ここで声をあげたのは日本帝国の外交官である、後に総理大事になって白銀武と恋人になる娘の父親でもあった。

今はまだ経験等様々なことが足りないために外交官に地位にいるが、だが、今回の会議を含めて日本帝国に少しでも有利になるように交渉をつつけてきて、その結果を反映させてきた実力者でもあったのだ。

 

だからこそなのかいきなりこの言葉で、会場中の全ての外交官などは黙ってしまうほど仕方がないのだ。

 

「確かにいまだに日本帝国は第三世代機を世界中に作り出したと発表してもあれは試作機であり、量産機に至ってない代物です、同盟国のアメリカもようやく第二世代機のイーグルA型を全てC型に変更している最中とか」

 

 

「あああ、そういえば中華は火星側の手入れで生まれ変わっている最中ですね、ドイツも統一がされて間もないころですし、仮にハイヴ攻略の戦力としてまともに使えるのはアメリカ軍やソ連軍と日本帝国軍程度しか残っていませんよ、ほかの国々はBETAの封じ込めでまともにハイヴ攻略の戦力をかき集めるのも難しいでしょね」

 

 

「・・・・・・だが集めることはできる」

 

「確かにアメリカ代表の言っている事は最もではありますが・・・ですが、ハイヴを攻略するためにはハイヴ内部での補給などはどうしますか? ただでさえ、母艦級と火星軍が名付けたあのような化け物がハイヴ内部にいて、その内部には要塞級を含めた一個師団クラスを抱えているんですよ」

 

「武装はある、火星政府が大量に売りさばいているモビルスーツ用に武装があるだからいけるはずだ」

 

「いけるはずですか・・・ですが、粒子兵器や電磁砲等の技術関係は未だに火星政府は我々に解禁していませんよ、母艦級のデータを見たはずです、火星軍が標準装備している粒子兵器や電磁砲が一切聞かない皮膚を持っていましたよ、ああ再生能力もありましたね、あれがハイヴ内に出ないという保証はあるんですよね、アメリカ代表は」

 

 

「それは・・・・・・・わからないが・・・・・・だが地上で弾幕張る程度ならば【量産型ガンタンク】【六一式戦車】の存在がある、我々はBETAに対抗するだけの戦力が出に入ったのだ、何時までも・・・火星軍にでかい顔をされてはかなわん」

 

 

「それが本音ですか・・・では自殺行為をするのはアメリカ軍だけでいいというわけですな、日本帝国はそんな自殺行為に戦力を割くことはできませんな」

 

「それは欧州側も同じだ、戦力がようやくBETAとの初期開戦時と同じ戦力までようやく回復しつつある時に貴重な戦力を無駄に減らすことはできない」

 

「統一ドイツも同じです、今は統一して間もない状態です、国内警備や政治的な不安などがいまだに残っている状態でもあります、戦術機部隊も確かに統一部隊として活躍はできましたが、それでもいまだに東と西の意識は兵士たちの間に残っているのは間違いありませんからな」

 

 

「フィンランドも同じです、ようやくひと段落が終わり、汚れてない土地や穢れた土地の選定も終わり、人々が住めるように再び開拓などをする必要があります、第一産業を踏めて全てが壊滅的なダメージを受けています、今の我々には時間が必要です、最低限でもあと五年は必要です、国の地盤固めはこれからです」

 

 

「そうだ第二世代機に量産と配備が順調なのは今では日本帝国とアメリカ合衆国ぐらいなものだ、他国では第二世代機を中隊規模で持てるだけでもその部隊は完全にその国の切り札的な存在だ、我々は未だに第一世代機のカスタム機やバージョンアップ機で戦っている程度しかない」

 

 

 

確かにそのとおりである、現在はソ連は色々とペナルティーを食らって政治的にも経済的にも大ダメージであるが、それでもこれ以上のハイヴが生まれていないのは、ちゃんと火星軍と現場の国連軍やソ連軍が協力してBETAを撃破して絶対防衛戦を構築しているおかげである。

 

 

だからこそ無傷のアメリカと日本帝国だけが性能面でいえば第三世代機擬きの開発などを時間をかけて作れるのだ。

 

 

おまけに今は火星軍の本拠地があるのは硫黄島と佐渡島の近くにある日本帝国の経済はアメリカ経済の次に巨大な経済市場と生まれ変わっているのだ。

 

その莫大な資金と資材を使って、日本帝国は琵琶湖をはじめとする各町や県道や道路をはじめとする多くの場所では日本帝国の軍事拠点を新たに増やす計画をスタートしているほどである、火星軍の本拠地が近くにあるのだ。

 

日本帝国はBETAの戦後を含めた新たな戦後の世界に適応させるために日本本土を必死に工事中であるのだから。

トンネル内部に爆発物を最初から仕掛けるように開発されている、これは味方の戦術機が通れるが敵の戦術機が通った瞬間にトンネル事爆発させてそのトンネルを使えなくさせる戦法でもある。

 

 

つまり日本帝国も将来有望になる兵士達を無謀すぎる戦いに参加させるのは表立っていやではあるが、日米同盟のおかげで、アメリカ軍が出兵する時はからなずある程度の兵力を日本帝国も一緒に戦地に派遣させる必要があったからである。

 

 

この世界の日本帝国は憲法によって軍隊の行動をある程度は縛れるがそれでも武力を完全に捨てる法律はない、日本とアメリカはさっさと和睦したために日本に原爆や大空襲が起きていない日本帝国である。

 

だからこそ戦艦大和と武蔵と現役で活動しているのだ、戦艦のあの大火力はBETA戦でも十分火力支援として申し訳ないほどである。だからこか火星軍が持っている陸上戦艦の技術はどの国々も欲しがっている。

 

 

大陸内部に存在している、ハイヴを落とすには大火力の支援火力は必須で有ったが、だかそれを今までの戦いでは用意できなかったが、今では火星軍が用意した陸上戦艦や量産型ガンタンクをはじめとする多くの支援火器の有効性が認められているのだから。

 

 

だからこそか元々アメリカの戦略の要である大火力でBETAを制圧する方法は今まともに取れているのは、どう客観的に見ても火星軍と政府の圧倒的な支援によるものでしかない。

 

 

つまりアメリカの主張は確かに間違っていないが、同時にそれするだけの戦力はまだ地球側には存在してないことが大きかった。

 

確かに戦力は整いつつある、だがそれはやはり初期段階で大量に失った戦力が戻った程度であり、ベテランやエースも今ではそれぞれの国に戻って今では教官職でしっかりと後任の戦術機部隊の士官達を指導して、増やしている最中なのだ。

 

 

日本帝国もいまは余裕があるが、それでも油断できないほどに軍部の人口の減り方が大きかったのは事実である。

戦術機の実戦データなどを手に入れるために一個師団で戦場に向かって、2小隊ほど残ればいいほどである。

 

だがそれを変えたのは火星軍であり、火星軍の超兵器の力や支援などによってBETAどもに食われる戦術機部隊や支援車両部隊が大幅に減ったのはまず間違いないのだから。

 

こんな会話をしつつ国連議会ではようやく火星軍と共に攻略するハイヴの会議でなんとか3個まで絞ることができた。

 

 

やはり欧州側にしてみれば統一ドイツも含めて、欧州圏内に存在2つのハイヴは目障りであるのは仕方がない、ソ連も同じくフィンランド方面に残っている1個のハイヴをいい加減に落としてほしいのだ、あそこが落ちればソ連側にしてみればオリジナルハイヴ包囲するにも色々と楽であるのは事実ではあったのだから。 

 

 

そんなわけで会議はやはり荒れていく、欧州側にしてみれば残り2個のハイヴの中身はどうでもいいのだ、ハイヴが落ちればそれでいいと思っている、もうBETA由来の技術などはいらないと思っているのだ。

 

特にG元素関係の技術はG元素がなければ話にならないのだが、それが取れるハイヴを残すという事は同時にそこまで成長しているハイヴを必ず一つは残して人類側で管理するという事でもある。

 

 

「ですから欧州側は・・・G元素なんて危険な物にはもはや興味はありませんな・・・ハイヴを生殺しすると言っても、どのように生殺しにするんでしょうね、実際にハイヴから出てくるBETAどの集団を相手にする必要もありますし 、そこまでの物資を確保できるだけの量がいまだに地球に埋蔵されていると思いますか?」

 

 

確かに欧州側の言っている事はなにも間違いではない、実際にBETAは人類側の鉱物が眠っている所にハイヴを乱立させており、確実にその物資からBETAが生み出されている可能性が高いのだ、それがハイヴという場所である。

 

「それにやつらを押し込められているのも火星軍の粒子兵器が主だった武装です、物理兵器もありますが、それでもアプサラスやライノサラスを含む大型兵器の砲撃能力は無視できませんよ」

 

 

これはどこの軍部同じ解析結果を生み出しているほどである、確かに火星軍の主だった兵装はビームライフルやビームマシンガンである、大量のBETAを倒すにはこれほど向いている兵装はないからだ。

 

 

中には気化弾頭弾を搭載しているジェガン部隊やギラ・ドーガ部隊もいるが、それは戦場を綺麗に片付けるためでもある。

 

それに火星軍が今もBETA相手に戦えているのは10年前からコツコツと戦争の準備をしていたと交渉の時に言っているのだ、だからこそ物資切れを起こさないと地球側は思っているが、マークの存在を知ればどうなるか・・・

 

 

だからこそマークが持っている特殊能力は火星政府でも軍隊でも上層府の本当の一部の人間達にしか情報は見れないように最大限のプロテクトがされているのだ。

 

 

 

こうして地球側の会議は未だに続いていく、次のハイヴの攻略は本当に地球側にしてみれば重要な会議でしかないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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動き出す世界 

結構時間がかかりました 欧州連合側の戦術機の開発の歴史を調べると色々と問題しかなかったので。


欧州連合の戦術機の開発は複数の国が同時に一機種に絞って開発と生産しているので、それを考えると、こんな感じになりました 




イギリス、西ドイツ、フランスを始めとするNATO加盟各国は、その主力戦術機であるF-4、或いはトーネードやミラージュといったF-5改修機の後継機となる新型戦術機の共同開発に合意し、1980年よりECTSF(European Combat Tactical Surface Fighter)計画の名称の元で開発が始まった。

 

欧州連合の次期主力第三世代戦術機【ECTSF計画】ではあったが、本来の歴史でにおいては85年に戦線の悪化や様々な政治的な目的もあったために、結果として、一つの国しか残らない寒い計画となってしました。

 

だがこの歴史においては、火星軍と火星政府の尽力によってBETAによる領土拡大はおこらないばかりか、二つもハイヴを落としているのだ、つまり、ECTSF計画にも十分回い予算と時間が存在していた。

 

 

特に西ドイツと東ドイツは統一ドイツ政府になったことで、ようやくドイツという国の予算も人材も資金もこの計画に投入していたのだ。その結果が欧州連合側がミンクスハイヴ攻略作戦に何とか間に合わせた形で作られた新型戦術機がタイフーン機であるのだから。

 

 

【EF-2000 タイフーン】の海外と欧州連合に加盟しているすべての国々対して正式採用機の第二世代型戦術機の量産機の発表会である

 

確かにミンクスハイヴ攻略時に欧州側が見せた戦術機大隊の正体は実践データを取るための新型機量産機の最終テスト部隊で有ったのだ。

 

 

姿形が似ているはあたり前である、欧州側には十分な余力があるし、なおかつ戦術機の開発レースは欧州側も降りてはいないのだから、普通に考えれば、先行試作量産機の集団であるのは分かっていた

 

ではなんでそんな危なすぎる部隊を最前線特にハイヴ攻略戦時に配備していたかというと、やはりBETAの狙いが火星軍のモビルスーツかまたは空中戦艦などに限られるからだ。

 

 

最前戦とはいえ安全が確保されているほか、確実にハイヴ攻略時の実戦データが取れるのだから、テスト部隊の派遣はどこの軍隊も行っている事である。

 

 

実際に日本帝国軍は近衛部隊が作った一部の新型換装武器や強化パーツの実戦テストをやっていたのだから。

 

 

「・・・・・・・やはり量産性も整備性もタイフーン型はまともだな」

 

 

フランスの軍人が自国に配備されるフランス用に合わせたタイフーン型の性能などを書かれた説明書を読んでいたが、それでも無改造で火星政府が売り出しているモビルスーツの武装の殆どを使えると書かれていること時点で十分第二世代機型では最優秀機と言える。

 

 

確かにミラージュ2000系列やトルネード系列という戦術機も欧州連合がなんとか作り出したがただしこれは元々第一世代機の発展型やアップデード機がほとんどであった、だからこそ、その合計値や様々な技術進化などによって、タイフーン型が欧州連合仕様機として、主だった五か国仕様機と量産配備されようとしているのだ。

 

 

それに合わせて日本帝国から多少の技術協力があった事もうかがわせる、スーパーカーボン製のブレード装甲の技術提供は、今の日本においてはこの技術を使わずとも、【第三世代機の不知火】の継続能力や総合能力を見て欧州側を味方につけるように、欧州側に渡されているのだ。

 

最もこの技術提供は一部の近衛は嫌がったが、逆に日本帝国や近衛にしてみれば欧州側がスーパーカーボン製のブレード装甲は実戦に耐えれるのか、また机の上だけで作られた妄想なのか? 

 

そのような試験的な技術提供の一面もあるのだ、日本帝国だけではBETA大戦の戦後は勝ち抜けないのだ。

 

確かに火星政府の出島として日本は自らの領土を二つも渡しているが、だがBETA大戦が終了してしまえば、そのような約束はどうなるか・・・または火星側との契約がどうなるか、だれもわからないのだ。

 

だからこそ欧州側に色々と借りを作るために、日本帝国も頑張っていた。

 

イギリスの軍人も自国用に合わせたロイヤルガード専用機のタイフーンの装備を見ているのだ。

 

それはクロスボーンバンガードで使われていたあのモビルスーツ用の槍のデータをベースに戦術機用に大幅改修することで、なんとか戦術機にも使えるようになったのがロイヤルガード用の槍であるが、同時にこの槍にはギミックが存在しており大量の電気を相手に流すことで敵戦術機のパイロットを感電死や気絶させる用途を持っているスピアである。

 

 

これは襲撃者の背景を調べることや同時に襲撃に使われた機体をほぼ無傷で鹵獲するために用意された専用武装であるのだ。

 

またイギリスは欧州連合のトップとして君臨していた、実際に他の四か国もある程度はBETAに自国の領土を襲われたりした、だが火星政府の助力もあり、なんとか欧州の絶対防衛ラインは二つのハイヴが立っている元国の国境付近に防衛用に特化した軍事施設などを用意していた。

 

 

この基地にも欧州側に派遣されている契約者達とその契約者達の船と呼ばれる改ペガサス級グレイファントム級二隻が二つのハイヴに睨みをきかせる意味もある、またモビルスーツの母艦としても優秀であり、トルネードガンダムのバージョン違いを主戦力として搭載していることも大きかった。

 

だからこそ欧州連合側はある程度のリソースを一気に開発に振り込むことができたのだから。

 

 

「我々も問題はありませんな・・・現行の第二世代型機より強い新型機を開発、配備できたことは嬉しいことではあります」

 

 

「本来ならば第三世代機相当の機体が2000年までに開発、量産する計画が、まさか火星政府が大量に流した基礎技術力やガンタンクやガンキャノンや61式戦車のバッテリー等多くの技術で、我々の計画がだいぶ前に進みましたが」

 

 

「ああ、第三世代機の開発はしばらく間は無理だな、この第二世代機の上位機を開発できただけでも十分ではあるが・・・アメリカやソ連が大人しいのが気がかりではあるな」

 

「確かに我々が新型機を開発してしまえば・・・アメリカの新型機がうれなくなりますが・・・ソ連も同じではありますが、あまりにも大人しすぎます、スパイ関係の動きが一切なくなっています」

 

確かにそうである、あの国連総会以降はアメリカとソ連のスパイ活動はほぼ沈下してしまった、他国に散々いやがらせをしていたはずの二代国家のスパイ達がほとんど一斉に自国に戻ってしまったのだ、残っている連中も自国の大使館連中を使うだけの外交的な話し合いだけになってしまっていた。

 

これはG弾派閥が大幅に減ったことも上げられていた、元々スパイどもの多くは第五計画派閥に属する者達が多かったのだ、それが第五計画の中身も変わり、今では火星政府に頭を下げてでもコロニーという人口の大地をつくる技術をアメリカとソ連の二代国家は欲しがっていた。

 

それにだ二国ともオルタ計画の他にも様々な計画が水面下で動いていたのだ、アメリカをトップとした同盟国で作るBETA大戦後の戦後は当然地球の主導権はアメリカが主導すると思っている派閥がG弾派閥よりも多いのは仕方がない。

 

 

元々G弾派閥にはアメリカをトップした地球の戦後のリーダーという図式で動いていた多くの軍人関係者や企業の関連の派閥、そして政治家達の多くはG弾こそアメリカの真の切り札になるとおもっていたからこそ。

 

第五計画は絶対にアメリカが主導すると強く今までの国連の会議で言っていたが、今はそのうまみがほぼ無くなっているのは仕方がない。

 

 

新たにできている火星派閥は主に欧州連合付近の国々が参加をしている一大派閥である、日本帝国は今の所は火星政府の出先機関が二つも自国にあるために、国連での立場は中立派閥に属しているが、これに気に食わないのがソ連と統一中華の国も大きければ態度もでかい国である。

 

 

ソ連にしてみれば、火星政府を利用するだけ利用すれば、地球の覇権争いには参加してほしくはない、むしろソ連が地球の覇権を取ると考えている人間達がソ連の上層部にいるだけである。

 

 

統一中華にしてみても、火星政府のその実働部隊である、火星軍の力は恐れている、どうあがいても統一中華側が作っている新型戦術機の性能などを比較しても無理であると判断しているからだ。

 

また共産主義の連中も今回のBETA大戦を長引かせたという理由だけで、今の統一中華の人間達には完全に毛嫌いされている政党である、下っ端の幹部連中はなんとか生き残っているが、たが主だった幹部連中や党のトップや理念しか求めていない人間は全て粛清されているが、だが歴史的に見てもいつ共産主義が復活してもおかしくはないのが実情である。

 

 

なんせ中華の国の上はソ連である、そこからいくらでも共産主義者が共産主義を布教する可能性があるのだから。

 

つまりスパイ活動などをして、BETA大戦後に味方になってくれそうな他国にケンカを売って、軍事同盟などができなくなるはアメリカもソ連も痛手以外の何物ではない。

 

では日本帝国はなぜ無視されているのかというと、火星政府の出島が硫黄島と佐渡島に存在しており、仮にアメリカが日本帝国に物理的に攻めようとした時、まず邪魔になるのが硫黄島である、ハワイ方面から七つの艦隊を動かそうとしても、必ず火星政府の邪魔が入るのは間違いではない。

 

ソ連も統一中華も同じである、日本帝国に攻めようとしたら今度は佐渡島の周辺にいる火星軍が邪魔になるが、そこに駐留している火星軍を撃破することはソ連も統一中華も今の戦力ではできないのだ。

 

仮に核兵器を使えばアメリカもソ連も統一中華も自国の最後であるはあたり前である、火星軍の本拠地は火星である、宇宙空間は完全に火星軍が抑えているのだ、つまり二度のハイヴ攻略時に見せた、HLVの投下を自国にされる可能性がある。

 

 

しかも高度二万以上の高さで自爆するHLVの中に搭載されて物はミサイルではない、ただの物理兵器である、その為か高高度迎撃なんてものはできないと軍上層部は結論を出していた。

 

 

十万本以上の鉄の槍が大量にプレゼントされるのだ一個のHLVだけで、それが大量に降ってくれば軍事基地も施設も民間施設も関係なく全てが破壊されてしまうのは、分かっている事であるのだから。

 

 

だからこそ日本帝国はソ連もアメリカも統一中華も政治的な話し合いで解決する方向にもっていこうとしているのだ、これにはオルタ計画も含まれていた、つまりオルタ計画4が失敗するか、火星軍によって日本の施設などが破壊されたら、それに便乗して、日本帝国側に一気に自国側に有利になるように交渉するために、アメリカもソ連も統一中華も動いていた。

 

 

その為か欧州連合にスパイを入れる余裕はどの国も余裕はないのだ、ただでさえ自国でさらなる最新型の戦術機を作る必要が出てきたのだから。

 

これにはこの情報を独自の情報網で入手していたトラップ社長も激怒はしていたが、戦後の事を考えれば納得するしかなかった。

 

「ジャップに頭を下げなければいけないというのか・・・・なぜだ・・・・・・火星政府がなければアメリカの第五計画で今頃はハイヴなんぞは簡単に消滅できる新型爆弾を作れるだけの予算も資金もあったはずだ」

 

 

トラップ社長は自分のオフィスビルでこの情報を見ながらなんどもなんども、火星軍憎し、火星政府憎しとつぶやいていた。

 

 

こうして1987年の9月は過ぎていく、本来ならばG弾が作られている予定ではあったが、今の人類にしてみれば通常兵器でハイヴも砕けるのだ、デメリットしか生まない新型兵器に対する予算や人材は縮小されるのは仕方がない。

 

 

「絶対・・・・・・・絶対に逆転してやる・・・・・・・今は火星軍に花を持たせてやるが・・・だがBETA大戦が終われば・・・火星政府との契約が切れる可能性が高いのだ・・・・・・その時は・・・共産どもがいるソ連の地に確実に新型爆弾の実験場所にしてやる、ハイヴに無理だったら・・・邪魔な共産ども倒す新型兵器にしてやるぞふははははははは」

 

 

こうした笑声が聞こえたと思ったら、トラップ社長は今の人脈や昔の人脈を使って、軍部や政治家どもに電話を使って共産党の本拠地であるソ連を物理的に消滅させる、極秘作戦を提案する

 

 

そしてそれは見事受け入れられた、実際にアメリカとソ連はBETA大戦中はあくまでもBETAという外敵に対抗するために一時的に停戦並びに協力しているに過ぎない。

 

 

BETA大戦が終われば第3時世界大戦もあり得る世界だから、こうして時間だけが過ぎていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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新生カナダ政府樹立

書くのに結構な時間がかかりました、 今回はあの時の裏話です、これ書かないとなんであいつら急に大人しくなったのかはわからないので。


1987年 5月21日国連議会があった時には、すでには火星政府の次なる一手は撃たれていた、

 

 

そうカナダの土地の復活作戦である、元々宇宙世紀をはじめとするガンダムシリーズでは何気に放射能除去装置や無毒化装置が存在していた。

 

これには宇宙戦艦や艦艇内部がモビルスーツやモビルアーマーや資材を宇宙空間に運び出した後にとうぜん宇宙船の中には宇宙に存在する放射能が宇宙艦艇に存在する。

 

 

つまりそれを除去する装置がなければ宇宙艦艇はまともに整備を含めて、色々と危ないのだ、また宇宙要塞やコロニーにも当然この装置が普通に装備されている、だからこそ要塞やコロニーに宇宙艦艇が入ってきた後の中に溜まっている放射能を宇宙空間に出すかまたは無毒化する必要がある。

 

 

アニメでは簡単にパイロットスーツなどを装備してない整備士達がコロニー内部に入っている艦艇を修理するシーンがあったりするが、あれは今の現代科学ではありえないことである。

 

宇宙空間の方が原子炉内部よりもさらにひどい被爆が待っているのだから、常に宇宙線という名の放射能が飛び交っているのだ、それを除去する装置は当然火星政府は元から持っているのだ。

 

 

 

それを今回カナダのあの大規模の土地を復活させれば、当然現状存在する亡命カナダ政府やカナダ人の多くが今のアメリカ政府の庇護下にあるが、それが一気にカナダ政府が復活しまえばどうなるか? 

 

 

どうなるか誰だってわかる話であった、それを火星政府は復活させようとしていたのだ、実際にハイヴ攻略後にアメリカをトップとした派閥やソ連をトップとした派閥が色々とジャマをしているのは事実であったからだ。

 

確かにハイヴ攻略後は基本的には火星政府の契約はあくまでも目的地に存在しているBETAの拠点であるハイヴをつぶすことである、その後のハイヴ攻略時の戦力は通常のBETAの防衛任務に戻るのだ。

 

特にG元素系統の技術や素材を火星政府は取る必要もない、その為かBETA由来の技術なんて火星政府も軍隊も必要はしてないのだ、補給物資、レア資源をはじめとする多く物資、火星をはじめとする装置でいくらでも手に入るのだ。

 

おまけにだ重力兵器もガンダムシリーズは何気に存在する可能性があるのだ、特に鉄血系統やダブルオーシリーズは確実に重力その物を変化させる装置なとが存在する、ワープ技術も普通に存在するのだ。

 

つまりG元素は本当に火星政府にしてみれば意味を持たない資源であるが、だが地球側にしてみれば逆である、重力兵器をはじめとする様々な物が作れる可能性がある、特殊な資源であるのは間違いではない、だかそれが取れる場所が問題である、ハイヴの第四フェイズ以降の大きさでないと、G元素が取れる可能性がほぼゼロになるのだから。

 

つまり勝ち馬に乗った後のご褒美が欲しくなった地球人類は色々と裏で暗躍をする結果となった、それが前回のハイヴ戦で勝手に部隊を離れていった戦術機部隊の内容である。

 

火星政府としてみれば諜報関係は勝手にしてくれと言う感じで完全に放置はしているが、だがさすがにハイヴ攻略作戦中に勝手に動かれるのであれば、話はべつである。だからこそアメリカとソ連の足元で火だねをわざと起こそうとしていた。

 

それを今回は手の空いているソレスタルビーングに火星政府は今通信を開いて頼んでいるのだ。

 

 

「つまり我々ソレスタルビーングという組織の活動は・・・」

 

 

「ええ・・・そう・・・です、カナダの膨大なあの土地が復活さえすれば、特にアメリカとソ連の諜報能力は当然カナダ政府をどちらを味方につけるかに力を注ぐ必要がありますからね」

 

 

実際に地理的に考えるとソ連とアメリカと間に存在する大地がカナダの大地である、ここをもし仮にソ連側に取られてしまうとアメリカ合衆国の立場になって考えれば、ここをソ連にとられたままでBETA大戦の戦後を迎えれば確実にソ連軍が大量の軍隊を率いて、アメリカと言う大地を蹂躙する考えて、必ずカナダの土地をアメリカはどんなことをしても取り返すだろう。

 

 

逆にアメリカ側にカナダが取られていると、ソ連側の動きは簡単である、カナダ方面で攻めるか、それとも日本の北方四島を取って、さらには北海道まで取ってそこから、太平洋側を南下してハワイやカナダを海を渡って攻める必要が出てくるのだ。

 

 

つまりソ連側もカナダの土地の重要を十分理解している事はガンダムOO世界の住人も自分達の世界の歴史を知っているのだから、どのようにすればいいかなんてわかっている事でもあった。

 

 

「それにだ、このBETA大戦が終わった後に、人が住めない土地のままにするのは流石にまずいからな、地球その物の汚染も自然の復興もしないと、火星政府の内部にいる地球を大事にしている派閥の人達が暴走する可能性もある」

 

実際にティターンズをはじめとする多くの派閥は実際に地球を大事にしている組織が元である、あのエゥーゴであっても、地球という大地を休ませろ、地球にいる人類はコロニーに移ってそこで住むべきだと主張している一定数の組織もまた存在する。

 

だからこそ火星政府は今回永久的に人が住めないと言われているカナダの広大な大地から放射能をはじめとする毒物を削除することで、人が住めるようになるという発表をして、火星政府内部にいる地球を信奉している組織や人物達に一定数の成果を示して、大人しくすることが目的である。

 

 

「わかりますが・・・でずか、逆に火星にはそんな装置があると地球側の国家に知られてしまうと、下手すると核戦争につながるのでは」

 

「・・・・・・・・・・そこまで愚かではないと思いたいが、マーク君が示した、資料によると愚かすぎるのがこの世界の人類らしいが・・・いざとなればシード世界の核分裂制御装置を地球の全てにまくか設置をするしかないだろうね」

 

 

「・・・・・・あれは・・・・・それは確かに強力な抑止のカードにはなりますが、地球の復興という意味では逆に・・・・」

 

 

確かにニュートロンジャマ―は核分裂方式は問答無用で停止させる、力を持った装置ではあるが、同時に核融合式をはじめとする、火星軍の主力兵器に搭載されている動力炉は厳密には核融合式に何かしらのプラス方程式を組み込んだ、新しいタイプであり、このジャマ―の影響は全く受けなかったりする。

 

 

 

それに実際にソ連とアメリカをトップにしたそれぞれの国々は結果として、ハイヴ攻略に対しての足を引っ張っている事にもつながっているのは間違いではない、それにだ色々な情報を元にソレスタルビーングでガンダムマイスターを率いている彼女の頭の中ではすでにいろいろな計算が終わっていたのは仕方がないことでもある。

 

 

「わかりました・・・プトレマイオスⅡ級を六隻使って、カナダの大地から放射能の除去並びに有害物資の取り除きのミッションをマイスター各機並びに、これを支援してくれる彼女達にも伝えますが、よろしいでしょうか?」

 

 

「ああ・・・頼むよ、実際に君たちにしかできない任務と言って差し支えはない、それにだ、あの装置は今回はコロニーに設置されている大型除去装置を使ってもらうつもりだからね、護衛も相当数が必要なはずだよ」

 

 

「ええ・・・二か月もあれば、カナダの大地は完全に除染作業が完了しますが、やはりその後の・・・政治的な交渉は・・・」

 

 

「あぁぁ、そうだね、そちらの元世界で大統領をしていた女性達に任せるよ、我々火星政府が行くよりかは、そちらの方が早いだろう」

 

 

「ええ・・・実際にあの方たちはもしっかりとした意思もあります、それに世界をきちんと治めた人達ですから」

 

 

「だからこそだ、ブライト君達は今も次のハイヴ攻略をどこにするか、考えているそれの交渉も含めて交渉官や政治家達も手が足りないのだ、今は君たちの手が空いていると報告を受けたことで、こうしてなんとか次の任務を頼めるのだよ」

 

 

実際にカナダの土地を復活させた後に亡命カナダ政府をカナダの土地に戻す必要がある、おまけにアメリカで職を手にしているカナダ人も含めてだ、実際アメリカの核兵器の飽和攻撃によってハイヴユニットを地上で撃破しているのだ。

 

 

今後五百年以上は人が住めない大地になってしまったのは仕方がないことでもある、それを元に戻したうえでカナダ政府を火星側の味方につける作業があるのだから、今地球に来ているロンド・ベル側にも政治家達はいるが、だがそれでも十分すぎる案件を有しているのだ。

 

 

火星政府もまた火星の案件があり、政治家達を多く地球に派遣することができなくなった、だからこそOO世界の住人に頼んでいるのはあたり前のことでしかない。

 

こうして亡命カナダ政府とコンタクトしたソレスタルビーングという組織は、一か月の短い間ではあったが、なんとか亡命カナダ政府の連中を説得したのだ。

 

 

彼等だって亡命カナダ政府と名前ではあったが、実際に亡命政権の殆どはアメリカという養い親からの命令は絶対であり、何時の日か必ず、祖国を取り戻したいという亡命政権がほとんどであった、実際にフィンランドのあの宣言によって、亡命政権の独立機運が高まっていたのは間違いではない。

 

 

結果として・・・六月の二十五日の午前五時に宇宙から六隻の船がカナダの大地に大気圏を突入して、作戦通りに六芒星のような配置で、さっそく近場の放射能を除去を開始し始めていた。

 

 

これは地球中の全ての国家には対して大々的に火星政府が発表したのだ、カナダの不毛の大地を人が住めるようにするための作業を開始していると。

 

こんな事をしなければ下手をするとソ連側とアメリカ側の双方から確実に戦術機部隊が刺客として送りだされていたのは間違いではない、当然戦術機はテロ組織に奪われたとか言い訳をしてだ。

 

 

実際にテロ組織としてキリスト派閥の福音派閥がいまだに健在で有ったのは言うまでもない、つまりだ、そいつらを動かすだけで、ソ連側もアメリカ側も被害者ヅラができるのだから、やらない方がどうかしている、それがこの世界である。

 

 

それを阻止するためには大々的になにも火星側がやましいことはないと正式発表をすればいいだけの話でしかない。

 

 

結果九月10日までにはカナダの大地は無事に完全に放射能を含めて毒素も完全に消滅した、綺麗な大地に生まれ変わった、当然亡命カナダ政府にしてみれば亡命の破棄を国連に通達した上で、【新生カナダ政権】の樹立を宣言したのだ。

 

これは旧カナダ政権を払拭すると同時に亡命政権でもない証拠を世界中に示す必要があった事も大きかった。この演説には当然【新生カナダ政府】の力を世界中に見せるためにも、今までの亡命カナダ政権時の現有戦力全てをこの式典式のために、呼び戻していたりする。

 

その為か海軍は新生カナダ政府の力を見せるために一個艦隊を世界中に見せつけるように海軍力をアピールしている映像が流されている、同時に空軍も新生カナダ軍の戦闘機や戦闘ヘリも同じく航空ショーをして、世界中から集まった政府筋の関係者達にもきっちりと、空軍の力を見せつけている、無論こんな無謀なことができるのも、ソ連や中華大陸がBETAの勢力下になっていないことも大きかった。

 

実際にレーザー級の射角に航空が入っていなければ恐怖の対象ではない、実際に航空ショー程度は後方の国々では普通にできている事でもある。

 

 

そして最後に陸軍は新生カナダ軍の力を見せるためにも、新生カナダ政府が旧政権時からアメリカの庇護下でもらっていた戦術機の新生カナダ軍のバージョンアップ機と仕上げて

 

戦術機大隊の行進や、戦車やミサイル車などの陸戦で戦う者達も、公開練習をきっちりと世界中に示した後で、堂々と新生カナダ政府のトップが演説を開始したのである。

 

無論演説中に暗殺された多くのトップが歴史を紐解けばわかるためか、当然演説会場では戦術機中隊が武装した状態で護衛をしていたりもする。

 

 

指揮車よりも、近くで護衛する戦術機のレーダーは十分使い物になるからだ、そうして新生カナダ政府の大統領は安全を確保されている中で、建国宣言並びに演説をしているのだから。

 

 

 

「我々は今日この日・・・・すべてのカナダ人の懇願・・・・いいえ悲願といえる、祖国であるカナダの大地に再び足を入れることが出来ました、しかもです、あの忌まわしき放射能は全て除去された上に、毒素など綺麗に消滅しています」

 

 

「我々の地球の技術力は無理であった悲願を・・・・・・・火星政府は喜んで我々に力を貸してくれました、放射能を除去する機材もです。流石に・・・機密の塊である為に、ソレスタルビーングという組織がこの装置を始めとする多くの事に協力してくれました、復興したカナダの首都をはじめとする多くの都市機能の回復・・・・インフラにも協力的でした、我々は多くの借りを彼らに借りてしまった、だからこそ誠実にこの借りを返すことが、彼らに対する正当な対価だと【新生カナダ政府】の大統領である、私・・・・・・エデット・ブランケ・ジュニアが今ここで正式に宣言いたします」

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお新生カナダ政府に祝福を」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

 

新生カナダ政府の誕生を誰よりも喜んでいるのはカナダ人であるのは間違いではない、実際にカナダの大地はアメリカ大陸の上にあるし、なによりもだ、火星政府の介入や支援によって、一次産業をはじめとした多くの職業が自国内部に復活したのだ、確かに今は第一産業を中心としたことで経済を回す必要があるが、そのうちにカナダは第二次産業や第三次産業まで復興するのは時間の問題である。

 

 

 

しかもだ、これによって新生カナダ政府は完全に火星よりなったと世界中に発表したようなものではある、それをよく思わないのはソ連とアメリカの二つの大国である、中立程度に思っていた二国ではあったが、まさか火星よりになってしまうとは、思わなかったのだ。

 

 

これによってソ連もアメリカ側も海外で頑張っている諜報部員たちを一斉に自国に戻したり、新生カナダ政府を中立側に戻すか、それとも自国側に引き入れるための諜報合戦が静かに始まっていた。

 

これによって欧州やアフリカやインド等は一気に国連の横暴した態度がこの時期から減ってしまったのは仕方がないことでもある、国連の人間としてアメリカとソ連が諜報部員をそれぞれの国に入れていたのが一気にいなくなったのだから。

 

 

その国々の秘密の情報は何度も使える情報ではない、常に新しい情報が必要なのだ、だがそれを仕入れる諜報組織がほぼいなくなったとしてしまったら、それに頼っていただけの指揮官やそれを頼りにしていた文官の多くは一気に弱くなるのは仕方がない。

 

 

これが欧州がアメリカとソ連の目に見えない圧力が減ったと感じた真実である。

 

 

 



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HLVの使い方 前編

色々と考えて 今回は補給の話や政治の話を書いてみました。

実際にこのままで地上のハイヴを全て火星軍が潰したら、色々な問題が出てくると考えたので。


これを考えるだけで 結構な時間がかかりました、政治的な話は書くのに神経や色々な力を使って結構大変です。




1987年㋈25日、火星政府が地上に主に補給物資や戦略物資を送るの使っているのはHLVと呼ばれる球体型の巨大なロケット型であり、ペイロードは100tというあり得ないほど巨大な搭載量を有していた、

 

 

実際にザク三機と支援用機材や武装など兵員も入れたりすると、この位は軽く入らないとジオンの地球降下作戦は成功しないレベルである。

 

つまりそれだけの物資を今では新生カナダ政府とHLVの発射台と整備する土地を一時的に火星政府は借りているだけである、実際に新生カナダ政府にしても、いつかは宇宙空間へ行くための足掛かりはほしいのだ、その利害が一致しただけであり。

 

 

しかも新生カナダ政府はこのHLVの発射台付近から復興が再開されているのだ、確かにソレスタルビーングという組織によってもたらされた放射能除去装置のおかけで、死の大地は綺麗に消えているが、だが人々が住まなくなった建物や整備をしてない舗装された道路などは朽ち果てており、一からその何もかもが再建することになる、

 

 

確かにソレスタルビーングは復興の手伝いを火星政府に命令されており、数多くのイノベイド達も使って六隻の船で何とかやっている程度に過ぎない、しかもプトレマイオスⅡは確かにモビルスーツ搭載能力もあるが、物資運搬専門だけでやるには地球の情勢下が不安定すぎるのだ。

 

 

 

確かにミディア級も使えば問題ではないと思うが、だが今ではミディア級を含めて一部の輸送機の殆どはピストン輸送で各地の戦線に物資を運んでいる存在である、つまり輸送のスケジュールは圧倒的に足りてないのだ、確かに新たにミディア級かそれともガルダ級でも製造してしまえばいいと思う人が多いと思うが、

 

 

そもそも戦略物資すらも運べるガルダ級は未だに秘匿されているのだ、あれは無補給で地球を何周もできる性能を有している、もしもその技術が一部でも地球側に流れてしまえば色々と大変なことになるのは目に見えていたからだ。

 

 

特に第三計画で生まれた特殊な子供達がいるのがわかっているのだ、それをスパイにされてしまえば、火星軍や政府の頭の中を覗くなんて、無論実行するのは簡単ではないが、だが成功してしまえば、ハイリターンが用意されているのだ。

 

 

故に地球側にはガンペリー程度を生産させて満足させているのだから、ミディア級は未だに火星軍のみ有する特殊な輸送機扱いである。

 

 

確かに各国にはある程度はミディア級は売られているが、だがそれは修理やコンテナ部分のパーツのみであり、ミディア級本体の修理や補修用のパーツは売られていない、これによって各国はミディア級を壊してしまった時は、火星政府に頼んで、新しいミディア級と壊れたミディア級との一機と一機の交換か、それとも壊れたミディア級は火星軍の出島がある三島で持ち込まれて修理などが今までは行われている。

 

 

逆にライセンス契約や生産が可能な戦車をはじめとする一部の機体はきちんと説明さえすれば、いくらでも補修パーツや修理用のパーツは作りたい放題である、ただしライセンス生産であるためか、それなりの金額が飛んでしまうために仕方がないことでもある。

 

 

こうして火星政府が地球の外貨を稼いでいるのだから、それを止める権利はどこにもない、実際にアメリカだって戦術機のライセンス生産でお金や権力を得ているのだ、それを相手がしてくることを止めるのは自分にも跳ね返ってくることでもある。

 

 

 

だからこそ、現在も宇宙空間においては、HLVの大量の物資輸送は未だに有効な手段として火星政府も軍隊も残している。

 

そしてそのHLVは地球側の大気圏離脱用のロケットとして違って、無人機でも大気圏の離脱と突破が可能になっているのだ。

 

これはジオン公国が地球降下作戦時に大量の物資だけを詰め込んだHLVを地球に降下させたことからも明らかである、だか地球に降下するためのポイントは決められているために、そこまでは当然艦艇でHLVを大量の引っ張て来て、そこから先はモビルスーツなどで最終調整がくわえられるのだ。

 

 

つまり今回のHLV百機の大気圏突入にも当然モビルスーツが必要になってくる、そのためか、宇宙に残している契約者と火星軍が共同で、最中調整を行っているのだ。

 

 

「こらーーーーそこのトルネードガンダム20番機・・・そこじゃない、しっかりと決められた宇宙域図を確認しろ、そのHLVは新生カナダ行だ、だれが欧州側に運べといった」

 

 

「・・・・すみませんまだ・・・こうして物資を運ぶのは慣れないもので」

 

「ばかやろうが、慣れるんだよ、一年間も宇宙にいるのにいい加減にモビルスーツの慣れろよ、自分の愛機だろうが」

 

 

「わかっていますが・・・なかなか・・・宇宙空間での作業は・・・」

 

ラビアンローズの艦長もわかっているが、これも訓練の一部である、宇宙に残った契約者達にしっかりと宇宙での戦いや体の動かし方、モビルスーツの動かし方を教えなければいけないのだから。

 

 

「あれでいっちょ前にガンダム乗りかよ、確かにコロニー内部での戦闘訓練は良い成績を出しているが、空間把握能力がこれほどまでに低いとは・・・」

 

 

愚痴の一つも言いたくもなる、実際に連邦系ではガンダム系に乗れるのは一種のステータスであり、軍隊での象徴部隊に配置されることでもあるのだから、当然エリートコースを歩く結果となる。

 

一方でジオン系などの多くの連邦側に敵対する勢力にしてみればガンダムを落とせば大勲章が必ずゲットできるほどの大物であり、ガンダム系を倒したパイロットはそれだけで一生安泰で暮らせるほどの権力や資金などを手に入れられる。

 

 

それが契約者達は一部とはいえ、第一世代機の改造機のトルネードガンダムを愛機として使いこなせるのだ、無論それだけの数のガンダムが作られることにもつながるが。

 

それがこんなにも腕がお粗末すぎるパイロットしか乗っていないとなれば火星軍のパイロット達にしてみれば、地上に降りた一部のパイロット達の方がまだエース級と言えるほどの腕前も順応性も持っていたと口々に言うほどでもあるが。

 

それは仕方がない、実際にマークが地上におろしたガンダム乗りは本当にエース位やベテランクラスの実力を有しているのだから、つまりここに残っているのはベテランかそれ以下のパイロット達である、確かに地球側で上から数えたら強いパイロット達かもしれないが、宇宙空間に順応できる適正があまりにも低いがそれでも、

 

モビルスーツパイロットして育てるのが今の火星軍の役目である、将来の事を考えれば、こいつらが無事に部隊を持ち、指揮官として優秀になり、月のハイヴを攻略してほしいと考えているのだから。

 

 

実際に月のハイヴ攻略は火星軍も政府もあきらめているのだ、色々と政治的な面倒な事が起きるからだ、それならば地球側勢力だけできちんと月のハイヴ全てを攻略してほしいと思っている。

 

 

無論戦艦や補給艦が休憩できるコロニーの一部だけはお金を取って貸し出す程度であり、コロニーの技術を全て渡すことなんて火星政府は考えていない、あくまでも地球の環境を回復できる程度の技術力は渡す程度でしかない。

 

この地球環境を回復させる人工島を作る技術や、それに備わっている海の汚染などを除去する装置はいずれ地球側の全ての国家に教えるつもりである、これは宇宙世紀やウイング世界やOO世界にもちゃんとある技術であり、戦争によって地球の汚染が減る技術は開発している、そうでなければどの世界の地球は火星と同じく赤い星になって人類どころか生物すらも住めない惑星になっていた所である。

 

 

だからこそOO世界ではソレスタルビーングの技術力や組織力そして資金力は湯水のごとく有ったのは、環境系のパテントの収入や太陽電池や人口塔などの収入も何気に大きい、あの世界の新技術やアイディアの殆どはソレスタルビーングの生みの親のパテント収集で組織を運営していたのだから。

 

 

宇宙世紀も同じである、環境系の新技術や特許の殆どは一部の会社が抑えていたが、それは元連邦政府や退役軍人達が就職や運営している会社であり、確かに環境系で地球環境を復興させていたり、コロニーの環境装置にも同じ技術が使われているために、連邦政府の腐敗の温床となっていたのは事実である。

 

だが同時に宇宙空間ではきちんとこの装置が動かなければ、人々は生きていけないのだから、多少高い税金であっても払うしかないのが実情で有った、地球に残った人々も同じである、ある程度の税を環境税として払っていたのだ。

 

 

結果儲けているのは連邦政府にいる一部の上層部位である、だが同時に地球環境の復興を果たしていたのもまた事実である、そんなわけで地球でのBETA大戦が終わり次第、この装置を地球全土に人工島として浮かべてフル稼働する予定なのだ。

 

 

それの警備員もまた火星側から出す必要が出てくるのだ、確かに今の戦力の一部でもそちらに回せば警備ぐらいは なんとかなると思っている人々が一部ではいるが、だか歴史をみればわかるが確実に領土問題や色々な問題が地球でのBETA戦後になって噴出するのは目に見えていたのだ。

 

 

その為か火星政府も軍もこの世界ではアメリカの代わりにある時期までは世界の警察として火星軍が動く必要が出てくるのではないかと、そのような話し合いが今も火星政府で行われている。

 

 

彼等にしてみれば自分達の教科書をみれば米ソ後の世界がどうなったが、大抵の事は書かれているのだ、つまりそれを阻止するには、今の体制のままで火星軍を地球のそれぞれの軍事基地化させた所に戦力を張り付けておく必要が出てくるが、それがいつまでやるのかで今の火星政府の上層部はもめていた。

 

 

だからこそ地球側に月の奪還はやってほしいのだ、どれほどの犠牲が出たとしてもだ、事前にモビルスーツの技術や一部の技術を地球側に渡しているのは、戦術機が宇宙空間できっちりと動かせるほど新型機体を地球側に作ってほしいからだ。

 

 

そんな面倒な事を考えながら、ラビアンローズを任された艦長はジェガン部隊やギラ・ドーガ部隊やトルネード部隊に通信や指令を飛ばしつつ、火星政府の予定に組まれている、地上への補給物資の投下作戦の最終準備に取り掛かっていた。

 

 

 

 



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HLVの使い方 中編

一口にHLVと言っても、実際にかなりの大きさがある、ドム・ゲルググ・ザク・グフ、ジム系も簡単に三機は余裕で収納できるスペースがあるのだから、

 

 

つまり横幅だけでも最低でも六十mは無ければいけないのだ、それ以下であればモビルスーツ三機プラス必要な戦略物資や人材を地球に運べないのだから。

 

 

そんなものが地球の衛星軌道上に百個はあるのだ、このうちの半分は欧州側つまりオデッサ基地へ補給物資や試作兵器が満載されているが、同時に対レーザー種用対レーザー防御用の塗料によってレーザーを無効化しているのだ。

 

 

新生カナダ政府への大量の物資はこの塗料はされてはいない、実際にレーザー種の攻撃がカナダやアメリカ付近の上空までは届かないからだ。

 

 

だからこそ、それぞれの降下ポイントに集合させるHLVの数と行き先をちゃんとしなければ、例えば欧州側のHLV側にカナダ付近に降下させるHLVが一機でも交っていたら。

 

当然レーザー種の攻撃によってそのHLVは爆発四散する可能性が高い、一気にHLVを大気圏突入させるのだしかも五十機を降下させる。

 

そんなさなか、空中で爆発四散したHLVの残った破片が他のHLVに刺さればそれによって引火して他のHLVが爆発するそれが大量に起きる可能性があるのだから。

 

 

地球の衛星軌道上にいる補給部隊の味方艦隊も緊張が走るのは仕方がない、確かにベクトラ級やピースミリオン級やペガサス級など一部の艦艇は大気圏を離脱や突入ができる性能を持っているが。

 

 

だがそれでも一部の艦艇を除けば軍艦であり、戦闘艦艇なのだ、補給物資をいくらでも詰め込めるわけではない、その為か今でもこのようにして火星軍では必要な補給物資はHLVを使って宇宙空間から地上に向かって降下させている。

 

 

 

そうしてオデッサ基地のHLV発射基地近くに大量に降下してくる、それをオデッサ基地はモビルスーツや物資運搬車などを使って、五十機のHLVの中から色々な物資や試作兵器などを取り出していくのだ。

 

その後は護衛付きのミディア輸送部隊やオデッサ基地で開発が終わったばかりのガルダ級四隻を使って激戦区や三島の出島に物資を運んでいく部隊がオデッサ基地から発進していくのだから。

 

当然カラになったHLVはモビルスーツ部隊やミディア部隊【コンテナ部分をなくしたタイプ】で一機づづ、HLVの発射工まできちんと運び、そこで修理や保全をおこなった上で、地上では廃棄できない様々な物資を入れて逆に今度は、宇宙空間に運び出すのだ。

 

 

主にこれはモビルスーツ部品やビームライフルの修理パーツや修繕した後にでる壊れた部品ではあるが、地上の科学技術をフルに使えば、普通に解析できる可能性があるために、このような対処をしているのだ。

 

 

だからこそ、きちんとした処理をするためには宇宙へ上げる必要が出てくるのだ、それをまたHLVを使っているのだ、こうして十回もHLVを使えば、修理してもガタつくところが出てくるのだ、そんな割れで今までは火星政府ではあれば、それを資源回収機にぶち込んで資源にしたうえで新しいHLVを大量生産していたが、二度のハイヴ攻略の実績によって、壊れかけたHLVでも最後の仕事ができるようになったのだ。

 

 

特に鉄の槍程度であれば大量生産が可能であり、いざとなければマークの取得しているポイントを使えば物資をほぼ無限に沸いてくることからもあり、次のハイヴ攻略作戦においても主役のポジションを取っていた。

 

 

「そろそろ定刻の時間か・・・オペレーター達へ、達する、現時刻をもって新生カナダ政府付近にあるわが軍への基地に対する補給物資投下作戦を開始する、降下させるHLVの信号は問題ではないな、間違っていたら、大変なことになるぞ、分かっているのか?」

 

「問題ありません・・・・ナンバー1からナンバー50までは新生カナダ政府付近に降下させるHLVです、信号もきちんと反応しています」

 

 

「無人プログラム機動・・・あと30秒以内に次々とHLVは新生カナダ政府付近に降下を開始します」

 

 

「よろしい、これで友軍や新生カナダ政府への義理は果たせるな」

 

「そうですね、これで5回目です、HLVの降下作戦は」

 

「ああ新生カナダ政府にも降下時間は伝えてある、国連を通しても各国に通達が届いているはずだ」

 

 

「実際に新生カナダ政府のライフラインの建設は今が真っ盛りですからね、失業している業者や元カナダ人の多くが就職につけて、きちんとした食べ物を食べていると地上軍から報告があがっています」

 

「あああ、それは知っているが、しばらくはこの作業が続くだろうが、しっかりと新生カナダ政府の援助をしておかなければ、今次大戦が終了する前に、我々火星側の味方をする国が一つでも増える努力をしないとな」

 

 

「そうですね、現状ではフィンランド政府に欧州側、統一ドイツに新生カナダ政府からよりよい返事がもらえていますが・・・日本帝国は・・・・」

 

「帝国はな保守派とアメリカ派閥に火星派閥が出来上がっているようだ、現状では日本帝国政府のトップや政治家たちは我々火星政府や軍達の力を知って大人しくするしかないのが現状であると分かっているようだが」

 

「日本帝国ですか、我々火星政府の元になった地球連邦軍や様々な勢力の中にも日系人は多くいますが、連邦制度が出来上がっても裏の8か国が前の世界では政権を牛耳っていましたからね」

 

 

「あああれのおかげで我々はムーン・クライシス計画を教えた後でも、奴らは保身しか考えていなかったからな」

 

 

実際に月の連邦軍基地を人口地震で壊滅させる計画が旧ジオン系で一度は作られていたが、月の核などがあまりにも弱いことで月もろともサイド3も崩壊してしまうと気づいたザビ家によって、いったんは計画が闇に消えた計画であったが。

 

それをタオ・リンという革命家によって、本気で月を破壊される一歩手前まで行きかけた大作戦があったのだ、それを阻止した准将達は行動によってベクトラ級を一隻廃艦にするまでのダメージを受けてしまったがそれでも。

 

ムーンクライシス計画は完全に阻止された事は大きいが、同時に准将達は政府官僚や一部の政治家たちに疎まれる結果に繋がったは仕方がないが、それでも月の崩壊を止めた大成果がある、軍隊としても政府官僚としても。

 

しばらく間はベクトラを修復した上で、それを連邦軍の衛星軌道艦隊の象徴として使っていた。

 

クルムキン指令とロウ・シン艦長達も共にマークによって呼び出されており、現在では地球の衛星軌道艦隊の司令官としてハイヴの打ち落とし任務や補給部隊の護衛などをやってくれているのだ。

 

 

ちなみに彼らの乗艦は無論ベクトラ級一番艦ベクトラである、マークにしてみれば月の崩壊する作戦を防いだことやテロ等多くの事案を解決したちゃんとした経歴がある信頼が持てる人物であるのだ。

 

 

任せない方がどうかしている。

 

 

「それで彼・・・・アンダーソンはまた・・・妻のラナフとケンカをしているのか?」

 

「そうらしいですね、どうもマーク中将が呼び出したミネバ・ザビが・・・アンダーソン少尉が知っているミネバ・ザビではなかったようで」

 

「我々の歴史もまた複雑だからな、ユニコーン計画がなく、衛星軌道艦隊の再計画の歴史があるのが、我々の知る歴史だ」

 

「だがユニコーン計画があり、衛星軌道艦隊の再建計画もある歴史がバナージ・リンクが知る、ミネバ・ザビ王女というわけですね」

 

 

「そういうことらしい、ゴールドマン大統領も火星のトップにはいるが、母親もいるしなによりもだ、火星本土で出会った女性と結婚した今では二児の父親らしい、マーク中将が呼び足した時には被爆を含めて感知されているかな我々が知っている人物であったが、強硬派ではないむしろ中立派閥よりだな」

 

 

「ははは、あそこまで性格が変わる人物も結構いるらしいですよ、特に軍隊では元ティターンズのジェリド中尉なんて、最低でも三人の女性と関係を今でも続けているらしいですよ、修羅場ですよ、修羅場ですよ」

 

「そうだな、だからこそ我々はきちんと仕事をしなくてはならないぞ、いいかシン大佐」

 

「わかっていますよ、我々がこうしてもう一度、ベクトラ級一番艦、ベクトラを任せられるのは偶然でもありません」

 

「艦長に司令、そろそろ時間です、HLVが地球に向かって降下していきます」

 

「うむ・・・確認した、ぎりぎりまでΖ部隊に護衛をさせろ、もしかしたら地上から攻撃があるかもしれないからな、なお地上に降りてしまったΖ部隊は次までにきちんと地上の基地からHLVを借りて大気圏離脱を果たし合流せよいいな」

 

 

「了解です、オペレーターより各機へ、司令部より通達、護衛のΖ部隊各機はぎりぎりまで護衛任務を続けよ、地上に降下したときは次の作戦までにHLVを借りて、地上から宇宙に上がれという事です」

 

「「「「「「「「「「「「「「了解だ」」」」」」」」」」」」」」」

 

 

実際にΖ部隊の多くはΖプラスの機体ではなくて、大量生産されたΖガンダムに乗っていたりする、その分腕を買われているが、きっちりと仕事は果たしている。

 

 

こうして大気圏を次々とこうして行くHLVの様子は地上からみれば大量の流れ星が地上に落ちているように感じる者がおおいらしい、実際に地球の人々が夜空や昼間の空や朝の空を見上げる行為はBETA大戦中は最も忘れられている行為の一つではあったが、そこまでの余裕が人類側にはなかったが。

 

 

今は違う、火星軍の協力によって物資をはじめとする多くの事で地球人類は無事に余裕を取り戻しつつあったのだ、だからこそ夜空や星空を見れる行為が世界中では当たり前になりつつあった。

 

 

その為か火星軍が行っているこのHLVの降下作戦は地上から見たら流れ星が地球に落ちていく様子が各国の天文ショーになりつつあった。

 

 

こうしてまずは五十機のHLVを新生カナダ政府に降下させたのを無事に確認すると、次はいよいよ大本命のオデッサ基地に降下されるHLV機の最終確認を戻ってきた護衛のΖ部隊で行うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ムーンクライシスの人物を一部出してみました 実際にこの人物は結構優秀だったりするので。ベクトラを一隻任せてみました。 



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HLVの使い方 後編

実際にHLVの大軍をオデッサ基地周辺に補給物資として、送るのはやはり周辺のハイヴ【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】からくるBETAの大軍が火星軍にしてみれば一番邪魔になるのは仕方がないことでもある。

 

 

実際にレーザー級の排除を含めて、【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】の二つのハイヴから時々やってくる、大量のHLVに満載している補給物資や試作兵器のはっきり言えば、BETA側にしてみれば、大量の資源が宇宙から降ってくるのだ、つまり資源回収用と作られているBETAの習性を利用した、火星軍と政府が用意した、一種の対BETA用の【間引き作戦と囮作戦】を兼ねているのだ。

 

 

つまり今回ばかりはオデッサ基地に基地司令部としっかりとした段取りなどを踏まえて地上軍と宇宙軍の連携作戦であるのだから。

 

 

つまり今は現在は衛星軌道上の旗艦「ベクトラ」と周辺艦隊による【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】の二つのハイヴ周辺地域をちゃんと衛星軌道艦隊が自らの艦隊にる観測結果をしっかりとオデッサ基地にも通信を送っており。

 

この辺は観測結果などは普段は衛星でしっかりと確認する程度ではあるが、たが地球上での戦闘になると話はべつである、確かにラビアンローズを含む一部の艦隊は地球の衛星軌道を守るために配備されているが、それでも人の手が足りない所が出てくるために、

 

地球の衛星軌道には無人の偵察用衛星や気象観測用の衛星も地球衛星軌道に200機は配備されているのだ、普段の気象観測や地上の観測は主にこれらを使っているが、だが戦闘行動になれば話はべつである。

 

つねに衛星軌道艦隊からのサポートがあれば、正確な戦場のデータが手に入り主に射撃戦闘部隊「FAZZ」「量産型ガンタンク」やオデッサ基地からの正確な砲撃能力によって今までの囮苦戦や間引き作戦に大きな成果を上げていたりする。

 

 

その為か今回もしっかりと地上軍と連絡は密にする、特にミノスキ粒子が散布されていない世界での戦いは、はっきりといえば宇宙世紀に登場する第一世代機のモビルスーツ程度でも十分戦える程度の相手なのだ。

 

特にガンタンク部隊の射程やザクキャノンの射程距離等はマブラヴの世界では十分に反則的な射程距離であるのは言うまでもない。

 

そんな化物砲が大量に装備されているのが、オデッサ基地であり、無論ビーム砲も装備はされているが、現状の物理の射撃兵器でも十分戦えるのだ。

 

特にFAZZの量産部隊がすでに200機以上も配備などされているのだ、特にこのFAZZが一番厄介なモビルスーツであるともいえた、確かに元はZZガンダムの試作型であり射撃兵装を確認するために10数機は作られたが、だがハイメガカノン砲の威力は戦艦の主砲クラスであり、さらにはアーガマクラスか戦艦クラスとほぼ同じ射撃性能、つまりレーダー機能を含めあり得ないほど射程が一番高い機体であるのだ。

 

 

それが大量にオデッサ基地に配備されているのだ、つまり上空からBETA軍団を一方的に狙い撃ちできる機体がすでにあるのだ。

 

 

確かにジェガンやギラ・ドーガなどの機体が基本的には配備されているが、これらの機体の多くは汎用機であり、戦場での役目といえば歩兵の扱いでしかない。

 

装備の変更によっては歩兵以外扱いもできるが、それでもその役割に特化した機体群には勝てないのは無理はない。

 

それに加えて、オデッサ基地の一角では火星軍と契約した契約者達の一部を連れてきた対BETA戦に参加させて、実戦を何度もさせているのだ、これは火星軍も同じである実戦経験が多ければ多いほど、後に敵対する国々や軍部の参加人数を減らせるという狙いもあるからだ。

 

その為か旗艦ベクトラでは多くの衛星機動艦隊から得た地上の様子や周辺の気候を常に最適化したデータをベクトラを含むドック艦ラビアンローズもきっちとその役目をおこなっていた。

 

だからこそベクトラのブリッジではさっきのカナダ政府の物資提供任務よりも忙しくなるのは仕方がないことでもある。

 

 

「地上軍の展開はどうだ、オペレーター諸君」

 

 

「現在は・・・地上軍の展開速度は・・・・おおよそ70%です、やはり地上部隊の疲労度はかなりの様子だと、オデッサの地上軍マ・クベ司令からも報告が上がっています」

 

「やはりか・・・それで今回の補給後はやはり、上も考えているようで再びハイヴ攻略をやるつもりだそうだ」

 

 

「それは・・・【H4ヴェリスクハイヴ】と【H3ウラリスクハイヴ】の2つ同時作戦というわけですか?」

 

 

「そういう事になるな、オデッサ基地の負担を考えると、あそこは最前線基地にするのでなくて、後方基地並びに補給や生産拠点にするそうだ、上の考えではな」

 

実際に【H4ヴェリスクハイヴ】と【H3ウラリスクハイヴ】の2つのハイヴを火星軍が落とせば、オデッサ基地の最大能力を早く生かしたいのが、火星政府の本音である。

 

 

その為のモビルスーツや通常兵器の生産ラインや船舶や航空機の生産ラインなどを大量に用意しているのだ。

 

 

おまけに100機のHLVを一斉発射できる場所も施設もあるが、それがまともにフル稼働ができてないのが実情である、哀しいことにレーザー級が邪魔になっているのは火星軍も政府も頭を抱えている事の一つである。

 

 

これはHLVを大量にオデッサ基地から打ち上げるときも間引きや囮作戦を使用しているのだから、地上軍の疲弊が大きくなるのは仕方がない。

 

 

実際にオデッサ基地に存在している陸軍や空軍によって【H4ヴェリスクハイヴ】と【H3ウラリスクハイヴ】にたして量産型ガンタンク部隊やオデッサ基地に配備されている長期射撃能力に二つのハイヴを砲撃並び射撃した上で二つのハイヴから大量のBETA師団規模を引きずり出して、その後火星軍の戦闘によってBETAの複数の師団規模を消滅させた後に、ゆっくりと安全になったオデッサのHLV発射基地に五十機のHLVを大気圏から降下させるのだから。

 

しっかりとBETAの複数の師団規模の間引きなどすることでオデッサ方面やフィンランド方面が後にBETAの圧力を抑える意味も踏めている作戦である。

 

 

実際に一週間規模で宇宙空間と地上の行き来をするHLVによる補給作戦程度であれば、こんな大規模作戦はしなくても済むのだ。

 

ただし今回はべつである、一か月以上も二つのハイヴを放置してしまったことが大きな原因であるが、それは同時に新生カナダ政府を火星政府も火星軍隊も重要視したことも含まれていた。

 

 

その間の補給物資の行き来は無論ピースミリオン級で宇宙と地上を行き来していたのだ、あれだけの超巨大すぎる大きさの母艦クラスである、大気圏から地球に降下するとしても基本的には欧州側のイギリス側の北海ルート付近の近くまで自動的に降下することが多い。

 

アフリカ大陸地近くの大西洋付近に降下することもある、そこからオデッサ基地に向かっていくのだ、実際に大型のミノスキドライブシステムを複数つんでいるとしても、あの超巨体を大気圏内部で飛行するのは艦長達ブリッチクルー達の神経が持たないのだ。

 

 

三千mを超す大気圏を飛行する母艦クラスはやや扱いずらいと現場からは上がっていたりする、実際に逆にベクトラ級で十分であるという意見もちらほらと上がっていたりする。

 

あれでもベクトラ級はラー・ライラム級の三倍はあるが、それでもピース・ミリオン級よりもまだましであるのは事実であるのだから。

 

 

こうしてHLVの降下作戦に向けていよいよ【H4ヴェリスクハイヴ】と【H3ウラリスクハイヴ】火星軍主体よる間引き作戦が始まろうとしていた。

 

 

無論宇宙軍もこの作戦を知っており、宇宙軍に配備されているフルアーマーZZガンダムは元々重武装化しているが、機動特化しているZガンダムも基本武装はビームガトリング砲二門とビームライフルを装備した機体が合計で百機選ばれていたりする。

 

 

この間引き作戦は火星軍としても失敗は許されていないのだ、いざとなれば、軌道艦隊の旗艦ベクトラが一隻で地上に向けて降下作戦をする予定も複数の作戦プランの中に組み込まれていたりする。

 

 

実際にアンバール地方にあるネオ・ジオングも動かそうという意見もあるが、あれこそがアンバール地方の切り札であり、抑えの守護神であるのは言うまでもない、アプサラスⅢを含めた特殊小隊は今は佐渡島方面に回されており、主な任務は中華とソ連の領土内存在するハイヴから漏れたBETAを消滅させることが任務となっている。

 

 

火星軍も火星政府もさすがに、信用がないソ連やいつ裏切るかもしれない新しくなった中華という国に地上の抑えの切り札である、ライノサラスは配備していなかったりする。

 

逆にビックトレー級は複数配備はしているが、主に動く司令部という扱いで、今はまだ新しくなった中華はきちんと増援要請や救援要請などを国連を通す形で、佐渡島や硫黄島に連絡を入れてくるが。

 

 

ソ連の方も確かに救援要請は入れてくるが、それは明らかにソ連軍が完全にいなくなった戦場を含めて色々ときな臭い戦場の後始末を火星軍がBETAを倒しているのだ。

 

 

インド方面は逆に火星軍ときっちりと連携を取れているのはあたり前である、ライノサラス級を含めて多くの砲撃部隊が配備されいることからもきちんと火星軍と信頼関係を結べているのである。

 

 

最も彼らにしてみれば火星軍がインド方面軍から撤退してしまったら、最悪自分達の領土の上に大量に核兵器が降ってくると現状認識をはっきりとわかっていることも大きかった。

 

 

だからこそゆっくりではあるが、確実に地球側は原状回復をおこなっている途中であり、いきなり火星軍を裏切ることや洗脳に近い事はしないのは、したら最後であるという事はきっちりとわかっている証拠でもあった。

 

 

 

そしてついにHLV五十個をオデッサ基地に降下させるために、二つのハイヴに仕掛ける間引き作戦がいよいよ開始されようとしていた。 

 

 

 

 

 



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【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】の二大ハイヴに対しての間引き作戦

【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】の二大ハイヴにちょっかいというか・・・間引きしないといけないので、それを書いていました。

如何描写するのか迷っています、砲撃の音入れるか 入れないかで 文字数も時間もかかるので。






【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】の二大ハイヴに対して、火星軍の一大拠点である、オデッサ基地に大量に配備されている量産型ガンタンク500両と戦場の指揮車といえる、巨大戦艦ビック・トレー級の亜種機、ヘビィー・フォーク級と呼ばれる打撃戦艦級が合計で50艦が配備されていた。

 

それに加えて、オデッサ基地には大量の実弾系装備が配備されている、確かに宇宙世紀由来の装備もオデッサ基地に装備しているが、粒子兵器など一部などは完全にオデッサ基地のイエローゾーンからレッドゾーンといえるし周辺でしか使えないようにしている。

 

 

確かにブルー・ゾーンで使えば圧倒的に戦果を得られるが同時にハイヴに直接そんなものを当てれば、BETA側が粒子兵器を解析した上で進化してしまう可能性が高いと火星軍の上層部でも判断されていたことである。

 

120mm低反動キャノン砲は結局の所古臭い技術であり地球側でも使われている実弾による砲撃特化でハイヴの間引き作戦を火星軍が行われることになっていた。

 

特に120mm低反動キャノン砲×500門以上が無人砲撃陣地に普通に配備させているのだ、そしてオデッサ基地や指揮車から命令によって簡単に砲撃可能になってしまっている。

 

その為かオデッサ基地のマ・クベ司令官もそれがわかっているために、元地球連邦軍制の兵器であっても優秀な兵器であれば使うのは戦術では当たり前すぎた。

 

確かに弾道兵器やミサイル兵器があるとはいえ、それをハイヴに直接使うのはBETAに対応して進化を促す可能性があるからだ。

 

だからこそ、マ・クベ指令にしてみても、火星の司令部から命令を黙って受け取っているのは仕方がない。

 

マ・クベもそれなりの軍事トップである、宇宙世紀の時代で初代ガンダムの時代のみに優秀な軍人は圧倒的にマ・クベである。

 

実際に連邦軍のオデッサ基地と周辺地域をうまくまとめ上げていたのだ、その手腕は優秀で有ったのは間違いではない。

 

だからここんな言葉も言ってしまうのは仕方がない。

 

「やはり・・・長距離射撃能力兵器は・・・元地球連邦軍制の技術で作られた兵器が優秀か・・・・当たり前であると分かっていてもつらいな」

 

「はっ・・・やはり連邦軍は長年の間、地球の治安すらも守っていましたからね、統合戦争時でノウハウが大きいようです」

 

副官も言っている通りに通常兵器のノウハウがあまりにも大きいのだ。今回はそれが助かっているのが大きかった

実際にマ・クベ司令も元はジオン軍であり、高濃度のミノフスキー粒子散布状態での戦いに慣れてしまった人である、逆にミノフスキー粒子の散布がなければ地球連邦軍の技術力で普通に長距離射撃特化の機体やデータリンク機体が多いために、ジオン軍がモビルスーツを開発しなければ、地球連邦軍として戦争には絶対には勝利はできなかった要因の一つである。

 

 

しかも現在の地球では当然のごとく高濃度のミノフスキー粒子は地球上では散布はしてないのだ、低濃度はミノスキードライブ搭載機やクラフト機が移動する際にはどうしても自動的に散布してしまうものではあるが、低濃度程度あれば、一時間以内に消滅する程度の濃度でしかない。

 

だからこそオデッサ基地には大量の量産型ガンタンクが配備されているのだ、そして今・・・その砲撃能力が真価を発揮する時間であるのだ。

 

砲撃陣地に設置している120mm低反動キャノン砲×500門以上からも同時に大量の砲撃が2つのハイヴめがけて、少しの時間さで砲撃が開始されている。

 

「砲撃開始だ・・・砲撃は三度合わせて合計で十二万発の鉛玉を【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】の両方のハイヴに大量にくらわせてやれ、どうせ間引き部隊はFAZZやギラ・ドーガ部隊やジェガン部隊が務めるのだから」

 

「はっ」

 

ミノスキー粒子散布下では量産型ガンタンクの射程距離は260キロメートルでしかないが、衛星や艦艇とのデータリンクをすれば普通に射撃能力が二倍以上に跳ね上がるのだ、つまり優に500キロメートルは余裕で射撃できる。

 

そのためかオデッサ基地から指令によって二大ハイヴに対して、三度の砲撃をくらわすことで、合計で十二万の砲撃がハイヴに直接攻撃をおこなえるほど正確な射撃能力を見せているのは、やはり宇宙空間に待機している艦隊やラビアンローズ級からの秒数後に更新される、正確すぎる射撃予想データをオデッサ基地が受け取り、それをガンタンク部隊やヘビィー・フォーク級の打撃部隊に射撃データとして送り、そのデータ通りに砲撃を加えているだけでしかない。

 

当然砲撃部隊が配属されている場所では人間の耳の鼓膜が破れて当然レベルの砲撃の音が響いていくが、ガンタンクやヘビィー・フォーク級の砲撃中の外には人は誰もいない、また砲撃の音も防音対策されている機体や戦艦の中にいる人々にはなにも問題ではないのだから。

 

 

「まったくマ・クベ司令の作戦は本当に大変だな」

 

「まったくです・・・ですが、あそこまで諜報活動や政治活動もできる高官クラスはなかなかいませんからね、ジオン側にしてみれば惜しい人材ですよ」

 

 

「確かにな・・・よし砲撃部隊に通達・・・通常弾から散弾に変更しろとな」

 

「「「「「「はっ」」」」」」」」」

 

これが地球連邦軍が元々得意としていた戦法であり、それを今回は使っているだけである、ミノスキー粒子がない状態でしか使えない戦法でしかないのだ、だがこの正確無比な射撃能力は当然地球各国にも映像として生放送としてテレビの特番で垂れ流し状態である。

 

 

自分達がどのようにハイヴ内部に引きこもっているBETAどもを引き出すか、それの戦法を堂々とみせているだけであるが、同時に地球各国はこの戦法に驚くしかないのが実情である。

 

 

この程度は火星軍にしてみれば当たり前のことでしかないが、地球側にしてみれば二大ハイヴの距離を考えれば、火星軍の軍事拠点近くで戦争や紛争をしようとすれば今回のような正確無比な砲撃大量に飛んでくると分かってしまったからだ。

 

 

実際に二大ハイヴは十二万発も砲撃を食らえば、流石にハイヴ内部に貯めこんでいる大量にBETAを出して元を叩くように送り出すしかないが・・・だがやはりそれも宇宙空間から観測されているために、当然ガンタンク部隊やヘビー・フォーク級はすぐに散弾に変更して、再び砲撃を開始する、この散弾の砲撃でレーザー級を含む小型種の多くを殲滅する予定なのだ。

 

 

中型種や大型種の多くは散弾程度では多少の傷がつくが、それでも生き残る個体が多くいるが、どのみちそれを処理部隊つまりはFAZZ部隊を含むビーム兵器搭載型の機体が残りのBETAを狩り尽くす作戦でしかない。

 

ブルーゾーンまでの間は砲撃部隊が担当することになっている、小型種やレーザー種が消滅してしまえば、わざわざ散弾を使用する必要性がないからだ。

 

結果オデッサ基地に向かってきているBETAの群生は多くて二十万程度まで減り続けている。

 

 

そしていよいよブルーゾーンの砲撃陣地から大量に抜けてくるBETAの大半は大型種や突撃種が基本であり、装甲が柔らかい種は普通に散弾の嵐の前に力尽きているのだから、仕方がないことでもある。

 

「よし・・・砲撃を抜けてきたな・・・ようやくか・・・行くぞFAZZ部隊」

 

「「「「「「「「「「おーーーーー」」」」」」」」」」」」」」

 

 

「こちらもだ・・・ジオン魂を見せてやれ・・・いいな折角のギラ・ドーガ部隊だ・・・わかっているな」

 

「「「「「「「「「「「「「「ジークジオン」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

「連邦軍も負けてられないぞ、スターク・ジェガンがつけている大型ミサイルはハリボテではないことをみせてやれ」

 

 

「「「「「「「「「「了解です、大隊長」」」」」」」」」」」」」

 

こうしてイエローゾーンに入ってくるBETA師団クラスの数を迎撃するために、それぞれの部隊が持ち場に向かって出撃していく。

 

 



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【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】の二大ハイヴに対しての間引き作戦 終わりそして

色々とあって投稿が遅れました。 次の投稿がだいぶ遅れます


【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】から出てきた多くのBETAは火星軍が地球上で使っているオデッサ基地から大量に打たれる砲撃の嵐によって小型種の多くが消滅しているのだ。

 

 

中型種や大型種の一部もダメージを受けながら、ようやく砲撃がやんだエリアに到着したと思ったら、巨大なエネルギーの塊や大型ミサイルそして、ビームの嵐によって、BETAの軍勢に対しての完全なキルゾーンが出来上がっていたのだから。

 

 

ではBETA得意の地中からの進行作戦もあるのではないと思われるが、それも不可能だな、特にモビルスーツと呼ばれる機動兵器は戦術機のそれとは比べ物にならないほどの高性能すぎるコンピューターや新技術で作られている装甲などはBETAホイホイといえるほど、BETAからしてみれば絶対に手に入れたい物資と思われているが、それは同時に、BETAの戦略の一つを完全につぶしているのだから。

 

 

無論大型ミサイルやエネルギーパックが戦場に散乱してしまうのは仕方がない、特にギラ・ドーガ系やジェガン系は汎用機であり、ビームライフルのエネルギーパックはすぐに取り換えられるシステム、Eパックシステムを採用している機体がほとんどである。

 

 

唯一の例外はFAZZ位である、こちらは逆に機体動力から直接エネルギーを使ってビーム兵器などを使っている、無論カートリッジ式のハイメガ砲も使ってはいるが、その使い切ったカードリッジやEパックは仮にBETAに奪われてしまえば、進化を促す結果に繋がるために。

 

戦場では主にFAZZのチームが後始末として戦場に残ってしまった多くの物資を一気に消滅させながら戦っていたのだ。

 

 

そもそもこれだけの大火力機を大量に配備してしまえば、いくら二大ハイヴから間引き作戦で大量に引っ張て来たBETAの複数の軍団規模であっても、ビーム兵器を無効化または抵抗能力がなければ、簡単に溶けてしまうのだ。

 

 

「ようやく終わりか・・・大隊長・・・・・そろそろ、この辺の我々が戦った証拠は綺麗に消滅しています」

 

「・・・・・確かにな、だがもう一度しっかり確認後、我々は基地に帰島する、いいな一つ、いいや一かけらでも戦場にのこしていれば、BETAが回収するかもしれないぞ、そうなれば、我々の兵器ですら効かなくなる可能性もあるわかっているな」

 

 

「「「「「「「「「「「ㇵッ」」」」」」」」

 

 

実際にFAZZを預かっている多くの将兵達はどのようにBETAが進化するのかを事前に知らされているほど重要な位置にいたりもする。

 

だからこそ余計にレーダーや視覚に頼って徹底的に、今の戦場の端から端までしっかり調べては新たに見つかった、モビルスーツ関係のパーツをビームサーベルやビームライフで確実に物理的に消滅させているほど丁寧に戦場を綺麗にしているのだ。

 

これは火星軍が再設計した上で量産したFAZZに多く見られる光景である、実際に宇宙世紀の仕様のままであれば、多くの兵装がダミー兵装であり、ここまでの戦闘においても持続能力が向上はしていなかったのだ。

 

実際に再設計してないFAZZはつねに母艦と一緒にセットで運用しなければならないほど燃費も運用方法も高コスト機体で有ったのは間違いではない。

 

確かに母艦と同じ場所から射撃できるのは優秀な機体ではあるが、だがそれでもハイメガ砲の残弾がなくなればすぐに補給しなければならないほど無駄で有ったのは仕方がない。

 

ダブルビームライフルも確かに使えたが、だがあれはあくまでもメイン兵装ではないサブ兵装扱いである、ミサイルパックも同じであるために、今のような使い方は絶対にできない運用方法である。

 

 

 

こうしてオデッサ基地は世界中に火星軍らしいやり方で、ハイヴの間引き作戦を終了したのであった、その後には当然地上が安全になった事を確認した、衛星軌道艦隊は、オデッサ基地への補給物資として、残りの大量のHLVを投下させていく、しっかりと対レーザー塗料を塗った機体である。

 

 

それを指令室が黙ってみている人物・・・マ・クベ司令にしてみれば、周りの人材にもはっきりわかるように今後の戦いの行方を語っていく。

 

「ふん・・・やはり旧地球連邦軍の物量作戦のやり方は、スマートではないが、その分あのような忌々しい化け物相手にはうってつけの戦術ではあるな、それに今では月以外の惑星ではすでに冥王星まで我々が開発したワープゲートによって、すでに太陽系の端まで地球のゲートからも行けるようになっている」

 

「これによって、木星よりもより遠くな惑星などにある特殊な鉱物も簡単に手に入るようになったことも大きい、さらにだ火星本星との補給ラインがわが軍ではもはや枯渇することはないといえる、本来ならば惑星内にも設置したいところではあるが、それはあまりにも危険なために惑星上に配置していることも上げられるが」

 

確かにマ・クベ司令の言っている間違いではない、実際にワープゲートは地上にも設置はできるが、そのワープ先にも色々と制約がある上に、補給がすぐにできるとしても、他勢力の目や耳を気にして結局は設置はほぼできなくなっている。

 

人類がいない惑星であれば、問答無用で設置もできるが、その惑星のウイルスや空気を対になる設置場所から漏れてしまう恐れもあるのだ、つまりはバイオハザードを気にするは仕方がない。

 

 

その点宇宙空間同士であれば、同じ宇宙空間であるために、たとえつなげても意味はない。それに安全が確保できなければ、片方のゲードを自爆させる手段も最初からワープゲードにつけられているのだ。

 

だからこそ今回の補給物資であるHLVの中身もこのような手段で本星や木星をはじめとした多くのコロニー等で作られた食べ物やモビルスーツ関連のパーツも定期的に送られてくるのだから。

 

だがこんなワープゲード技術は地球側には当然知らせていないために、地球の衛星軌道上あるコロニーや宇宙要塞から送られてくる補給物資で火星軍は戦えると地球側は勝手に思っているのだ。

 

だからこそ、それを知っているマ・クベ司令はわざとそれを利用して戦局を有利に進めていたのだ。

 

これでまたオデッサ基地は補給も潤沢となっていく、この光景までを地球上の各国はしっかりと衛星を使った映像を見るしかない、一部の国家にしてみればあり得ないというほど頭を掻きむしって、テレビが置いてある、会議室から何名かの高官達も一緒に出ていく。

 

 

無理もない、量産型ガンタンクの砲撃の威力やビックトレーの亜種であり砲撃戦用の陸上戦艦の威力やオデッサ基地の無人砲台による、あの砲撃力は圧倒的過ぎたのだ。

 

 

ミサイルや一部の兵装は使われていなかったが、だがどの国もわかりきっていているために黙っている程度である、ミサイルなんて使わずとも、火星軍はあれだけの大量の物資を消耗しても、なにも問題はないと言わせるほど贅沢すぎるほどの圧倒的な砲撃力の嵐。

 

戦術機部隊がいかに早いと言っても人が乗る限りは出せる速度もおのずとわかってしまう、では戦闘機はという疑問も意味を成さない、戦闘機程度に詰めれる爆弾の量などを考えると一撃離脱した程度でオデッサ基地の基地能力をなくすことは不可能に近いのだ。

 

 

「無理だオデッサ基地・・・・・・は難攻不落だ、火星軍の技術力で作られたレーダー網を含めてどうやってあそこまでたどりつけというんだね」

 

 

「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」

 

どこの国の軍人の高官達や政府の高官達の一部は未だに火星軍を仮想的にしている所が多い、BETA大戦後はしばらくして、国の戦争の主役は主に我々が無理と決めていた戦術機同士の戦いが当たり前になるというのに、その時に火星軍側につく勢力とつかない勢力が当然出てくるのは誰だってわかっていたのだ。

 

 

だからこそ少しでも今回の映像でオデッサ基地の弱点などを調べるために徹底的に映像を見ていた連中はもはや黙るしかないのだ。

 

こうして二大ハイヴの間引き作戦と各国の上層部には確実に火星軍を絶対に敵に回すなという認識を植え付ける結果になった。

 

 

今までは確かにハイヴ攻略戦を二回続けてやって、ある程度の認識は分かっていたが、だが一部の国ではハイヴ攻略は核兵器アリならば簡単に攻略できるんだと一部の高官達や政治家連中もいたがすっかりその認識は無くなってしまった。

 

間引きという、地球の国家が当たり前にしていることを火星軍がして見せればこんなにも簡単に早く終わって、そして圧倒的な大火力でBETAを始末できると分かってしまったのだ。

 

 

こうして時間はゆっくりと進んでいく、次のハイヴ攻略作戦のために。



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ルシファー計画始動

新年あけましておめでとうございます 


すみません色々とありましてかなり投稿が遅れました、


今回はアメリカ側で色々と動きがあります。


全高は戦術機の約6.5倍(130m超)と非常に巨大である。

アメリカで1975年に始まったHI-MAERF計画が生み出した、戦略航空機動要塞の試作2号機。

オルタネイティヴ計画内部ではWS-110Aと呼称されている。

 

今ではアメリカ軍の内部では名称は正確にはXG-70b仮となっているは皮肉でしかない。

実際に二年前から反トラップ社長の派閥やこの計画を主導していた会社や整備士や科学者達がなんとか自国のみの技術革新でやろうとしていたが。

 

トラップ社長の派閥の多くがG弾【新型爆弾】の影響をはっきりと火星政府によって世界中にばれてしまった以上は、第五計画の内容の変更に合わせた結果。

 

 

戦略航空機動要塞再設計及び戦力化計画通称【ルシファー計画】が本格始動したのだ。

 

主に火星軍が地上に使っているライノサラス級と呼ばれる陸上砲撃兵器と浮遊射撃兵器と呼ばれているアプサラスの二つの切り札を見てしまったアメリカ政府と軍隊にしてみれば。

 

自分達が一度失敗兵器と呼んでいた超兵器の完成形であり、火星軍が作り上げた量産兵器が対BETA大戦においては圧倒的な戦果をだしているのだ。

 

 

その為かアメリカ軍も政府も失敗作と呼んでいた兵器を何とかして開発してアメリカもそのぐらいの兵器は開発できる実力があると火星やほかの国々対して開発力を示さないと、のちの戦後になればアメリカという国はどうなるか。

 

アメリカ軍の上層部や政府上層府もなんとかする必要があるのだ。だが既に【WS-110A型機】は【戦略宇宙機動要塞】として三機ある内二機はすでに再開発中であり、本命といえるほど宇宙機として二機が仕上がった後に様々な実験データを取った時こそ、残りの一機である、WS-110A型機をさらにバージョンアップした機体で月の奪還を目論んでいるのが、元第五計画の一派の連中である。

 

 

それに対して今回動いている派閥は同じ派閥であるが、こちらは地上のハイヴを攻撃するために作られたWS-110A型機の本来の使い方をする派閥である。

 

 

だからこそか、秘匿エリアといえるエリア51と言われる最高軍事エリアでは、WS-110A型機を六機新たに新規製造していたのだ。

 

「やはりか・・・・量産型ガンキャノン十機と量産型ガンタンク十機の突然の配置換え・・・しかもあのエリア51だと・・・」

 

 

「はいそうです、我々と同じ派閥で今では宇宙用にWS-110A型機を再設計している最中であるのにも関わらず、何名かの技術者達と設計者達がやはり軍上層部・・・通称ペンタゴンとアメリカ合衆国のホワイトハウス経緯の命令書が届いています」

 

 

「チッ・・・・・あいつら・・・・・・戦術機部隊の被害の大きさをハイヴ攻略作戦のシュミレーション結果で知ったからっと言って・・・・やり方を変えやがった」

 

 

この二人は最古組であり、元々このWS-110A型機の開発計画の初期段階からいた猛者である、ほかの派閥から新型爆弾開発や新型戦術機開発に引き抜かれた技術者仲間もいたが、だが最後まで抵抗してなんとか開発した結果はあのパイロットがスープになったのだから。ある意味では悲惨であり同時に悲劇でもあった。

 

 

つまり二人はWS-110A型機の開発計画の主任にあの悲劇が起きた後にプロジェクトメンバーリーダーに開発会社と軍関係者によって命令されてリーダーになった男達である。

 

 

つまり最後までほぼ凍結されたプロジェクトの責任を取れと言う感じで有ったが、実際にそうなる予定で有ったが、火星軍の登場と火星軍が持っていたライノサラスやアプサラスと超ド級の砲撃や戦艦によって難攻不落とされたハイヴが陥落したことで、WS-110A型機が再び日の目を見たのだから、人生は何が起きるかわからないのだ。

 

「だめですね、命令書は偽造ではなくて本物です・・・・トラップ一派の殆どが我々かそれとも新たなオルタ5計画派閥になっているために、このような命令書が送られてきているようです」

 

 

そういうとサブリーダーが手に入れた一部の者達への転属が書かれた命令書をプロジェクトリーダーに見せていたのだ。

 

 

「畜生が・・・・・あいつら・・・・我々がせっかく火星軍の技術で多少は使えるようになった、WS-110A型機の今までのデータすらもよこせと、この命令書には書いてあるぞ!!!!!」

 

ドン!!!!!!!!!!!!

 

プロジャクトリーダーが悔しそうに自らの拳を机にたたきつける音であるが、それをだれもが咎める必要はなかった、折角日の目を見たプロジェクトの成果ほぼ全てを勝手に命令書一つで奪われるのだから、誰だっていらだちを隠せないでいた。

 

またそうである言い切るとプロジェクトリーダーの彼はいらだちを覚えながらもきちんとした命令書である上とアメリカ合衆国という国を相手にする事は誰だってわかりきっていた。

 

またこのプロジェクトは極秘とはいえ、大量のアメリカの資産と物資を使って軍と政府の承認によってきめられていたのだ。

 

たかだが1軍事企業のプロジェクトリーダーの彼らだけでは圧倒的な権力差と軍事力の差は覆されなかった、しかも今はBETA大戦中である。

 

 

確かに平和の時では政府も軍隊も民間企業の顔色を疑うが、だが今は戦時であり、少しでも優秀な技術力や軍事力が少しでも必要な時であるのだ。

 

つまりだ、結果的にはこの命令書の命令は無事に実行されるしかなかったのだ、後にこの今までの改良済みのデータ込みでWS-110A型機の開発データも設計データも全て政府によって回収されることになる。

 

アメリカ政府も軍隊も焦っているのだ、なんせ戦後の事を考えれば、確実にアメリカの実力を世界中に知らしめないといけないからだ。

 

こうして、無事に配置換えになったガンキャノンとガンタンクはそのままエリア51に配置された後は、そのまま全機解体させられることになる

 

当たり前だが、今までの報告書や接収した、WS-110A型機のデータを全て新規設計と開発によって、新しいWS-110A型機の機体を通常の3倍の大きさで無事に4機を完成する予定である。

 

実際に今は完全に量産型ガンキャノン十機と量産型ガンタンク十機の合計二十機を慎重にしかも確実にエリア51でばらしている最中である。

 

 

 

「ようやくきたけどさ・・・・・・なんだよ・・・タンク型にもチタン合金製の装甲だぜ、流石は火星軍様様だぜ」

 

 

そういいつつ、無駄口を他叩きながら、しっかりと自らの仕事をきちんとしている時点で有能の整備士達である。

 

「だけどよ・・・これほどの高性能品だぜ、ただのタンク型にここまでの性能のコンピューターや精密射撃補正を積んでいるぞ」

 

 

実際にこのマブラヴの世界では、後方からの射撃は基本的に戦艦や要塞砲など、固定砲台で大量の砲弾を戦場に向かってばらまくだけである、なんたって数だけはいるBETAだ、一万以上の軍勢に好き勝手に砲撃しても基本的にどの種にも当たる可能性が存在するからだ。

 

 

戦車も同じである、基本的に量産型であり、ここまで高性能品をのせる必要はほほぼないからだ。戦車は正面から大量の砲撃をBETAに対してぶち込むだけであり、囮役が今の戦車や固定砲台にいえる存在であった。

 

 

逆にガンキャノン型はアメリカ軍も整備士達もなんとか理解できる代物である。

 

「けど・・・・・・・このガンキャノンという機体もここまで射撃特化にするなんてよ、戦術機でもタンクキラーは存在するけど、それとコンセプトは一緒だけど・・・」

 

 

「あああタンクキラーよりも生存率は上だな、中距離型と聞いてるが、射程距離はどの戦術機よりも上だぜ、流石にタンク型よりも射程は短いが・・・」

 

 

「ああそうだな、このエリア51の施設全てのエリア地域をたった一機のガンキャノンのレーダー半径内だぜ」

 

 

「・・・・・・・・・・・本当にな、俺なんてこの前フロリダの小さな軍事基地にいたんだけど、いきなり上から通達がきてよ、正式な命令書だからよ、最新鋭機を扱っているここへ来たけどな、まさかこんな代物をいじれるとはな」

 

 

実際に彼らは、今は火星軍から買った一機を確実に整備士達が火星軍が用意した整備の手引書を見ながら、ゆっくりとガンタンクの装甲と両腕のガトリング部分をねじ一本に至るまでばらしている最中である。

 

 

本当にすぐに手に入る機体とは違いガンタンクとガンキャノンの二機はあくまでも火星政府が売っている商品ではあるが、それでも簡単に手に入る機体ではない、それを新品の二十機を新たに作るWS-110A型機用にほぼすべての部品やパーツを流用する予定であるのだから、慎重すぎるばらしは仕方がないことでもある。

 

 

そうして一か月がなんとか過ぎると、ガンキャノンもガンタンクもすべてのフレームさえも綺麗にばらされていた、この辺はアメリカ中の全ての優秀な整備士達を無理やりエリア51に集めた軍上層部の結果であるともいえる。

 

 

 

 

 

 

 

 



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カリフォルニア州での出来事

時系列などをきめて、各パイロットの子供の時代を考えならがやってみました。


今回はユウヤ編です、 また色々と時間をかけてしまいました、お仕事の関係上1か月以上も時間を空けました、まことにすみませんでした。 コロナが落ち着けばある程度の書き始めることができるんですが、時間を取ってちまちま書いている程度です。 


現在、ミラ・ブリッジスは祖父実家であるカリフォルニア州付近で唯一カリフォルニア州の州軍の戦術機のテストパイロットとの仕事で実家にもお金を入れていたが、

 

 

やはり西側のアメリカ風土によっては混ざりも特に海外のハーフの人種差別が酷いところでもあるのだ、いかに母親が州軍のテストパイロットの仕事をもらっていると言っても、それで息子であるユウヤ・ブリッジス六歳を守れる環境ではなかったはずである。

 

 

そう本来の西アメリカの風土の差別によっては、だが、そんな差別主義者達の多くは火星軍が地球にやってきたうえで、未だにアメリカ単独でさえ落とせなかった、BETAの巣を火星軍単体の力で、落とした衝撃の映像はここ西アメリカ大陸の住人達は十分な衝撃であったのだ。

 

 

いくら田舎とはいえ、BETA大戦ぐらいは誰だって知っているからである、

今まで人類の持てる力でも遅延行為がやっとの相手それがBETAであるのだ、それを正面切って戦いBETAのその物量と巣を一瞬のうちで倒せる超兵器を有している国家相手には、流石のアメリカ人であっても文句のいうことはできなかった。

 

 

いいや確かに当時のアメリカ大統領がアメリカの領土のどれかを火星政府に提供することで、火星側の超兵器や超技術を手に入れる予定ではあったが、それが実行されることはなかった。

 

 

当たり前であるが、アメリカ大統領はトップではあるが、たがそれに従うほどアメリカ人やアメリカのそれぞれの州知事や選挙に選ばれた議員達も猛反対したのだ。

 

 

「大統領はアメリカを・・・世界のアメリカという地位を投げ捨てるおつもりか、我々は第二次世界大戦でせっかく手に入れた世界1という名誉さえも捨て去るのか」

 

 

「だが・・・・火星軍の実力は軍人の方々は分かるだろう、あれと戦って勝つ自信があるのか? また核兵器は確かにアメリカ軍が持っているが、そのボタンを押したとしてもどこに撃つ? かれらは地上の拠点は未だにない状態だ、先の会議でようやく火星側が我々に贈り物というか、これほどの技術力があるのだと、我々にもわからせるためにも用意した兵器だろうあれは」

 

 

確かに先の会談において、火星側にはすでに旧式となっていた六一式戦車やミサイルバギーやプチモビなどをわかりやすく展示させたうえで、各国に六一式戦車1両だけをエサとして与えていたのだ。

 

 

また地上に拠点を構える国はべつの贈り物を渡すと会議でも発表していたのだから、アメリカ政府としても乗り遅れるわけにはいかなかったのだ。

 

 

だがやはり自国内に別の軍隊が堂々とわがままに好き放題することはアメリカ国民としてはそれは嫌がったのだ。

 

 

「無理な物はむりなのだ、大統領・・・たとえハワイを渡そうとしてもだ、ハワイのわが軍がどのような行動を起こすかは、大統領も考えなくてもわかるはずです」

 

 

確かにそうなのだ、地球上ではアメリカが圧倒的に強かったが、今では違うのだその上が火星という惑星から軍隊を派遣してやってきているのだから。

 

 

 

おまけにアメリカ軍でも作られていない超電磁砲や粒子兵器を機動兵器が簡単に使っている時点で技術力の差は歴然としているのだ。

 

だがアメリカという国は自国内に他国の軍隊が演習目的で入ってくるのは多少我慢はできるが、それがどこかの州丸ごと相手に渡すのでは話のレベルが違ってくるのだ。

 

 

「では・・・・・・・・・仕方がないか」

 

 

「そうですな、我々も暇ではありません、ほかの事に時間を取りたいものです、大統領」

 

 

 

そんな会話があったとは知らないが、だが6年もたてば今ではアメリカがナンバーワンだ、アメリカ人が絶対に優れているとか、口が裂けても言えない状態になっているのだ。

 

 

おまけに契約者の事もあった、そう今回の事でミラがなんで軍に復帰してテストパイロットの仕事がもらえているのか、それは簡単であった、確かにこの世界のミラと篁とのあいだでは結婚は成立してはいないだが、確かに二人の間には子供がいるのだ、それがユウヤで有った。

 

 

つまり火星軍の契約者の中に篁がいると分かったアメリカ側の反応は早かった、即座にCSIなど諜報部を動かしたうえで、ミラ・ブリックスの身柄とユウヤ・ブリックスの身柄の確保に全力を注いだのだ。

 

 

これは他の契約者達がいる国でも起きた当たり前の事である。

 

特にアメリカは今は日本帝国と日米協定を条約で結んでいるが、何時までこの条約が有効なのか、それがあいまいになっている所てある。

 

 

実際に日本帝国は佐渡島と硫黄島の2つを火星側に渡しているのだ、それを火星側も地上の拠点としてしっかりと使っている、つまりいつまでもアメリカとの条約を結ぶ必要はない状態まで、日本帝国は国力と戦力はアメリカさえも抜いている可能性が高いのだ。

 

 

現にもしBETA大戦が終了して、第3次世界大戦が起きたとしたら、日本帝国はアメリカ側にはほぼ100パーセントつかないだろうという判断がペンタゴンではっきりと確定情報として存在しているのだ。

 

 

これが今のアメリカの悩み所であり、アメリカの急所でもあった、ソ連と中華の二大国家相手にアメリカは多くの味方をつけないと確実に次の戦争には敗北する、特に日本はその二大国家を相手する時には最初の壁として役目を果たしてほしいと思っていたのだ。

 

 

それが佐渡島と硫黄島の2つが火星軍の領土扱いである、中華はソ連ルートから進行しかなくなっているのだ、日本へ思考するとしても日本海へのルートは佐渡島がジャマであるが、そこに砲撃や戦争をしかけるのは 自殺行為であるのは誰だって知っている。

 

では遠回りして太平洋に出ようとしても今度は硫黄島がジャマであるのだ。その前に沖縄が存在している、たとえ沖縄あたりを潜水艦隊で仮に抜けたとしても、硫黄島周辺を通る必要が出てくるのだ。

 

 

燃料の問題で、つまりはアメリカもその逆をいえる、ハワイ方面軍があるとしてもやはり硫黄島がネックであるあそこを取らずに進行したとしたら、沖縄近海あたりで、後ろから火星軍の攻撃が始まるのだ。

 

 

北海道付近から入るルートも存在はしているが、だがそこはソ連や中華と日本帝国の三つ巴が行われている戦場でもあった、そこにアメリカ軍が横入りするは無謀以外何もでもないだろう。

 

 

 

つまり日本帝国と同盟を維持するためにも日本帝国がアメリカと政治的に交渉する材料が必要なのだそれが今アメリカ生まれの日系人のユウヤ・ブリッジスで有った。

 

 

そんなわけで、ミラの過去は過去であり、その辺はアメリカの政治力で完全に極秘扱いとされてテストパイロットして現場に復帰している、元々天才テストパイロットの名前で有名であったミラの名前が再びテストパイロットして現役で復帰したのだ。

 

実際にミラが現場に復帰してから、テストされた第二世代戦術機の多くはよりいい結果を残していたのだ。

 

 

これによってミラの祖父はなにも言えなかったいや、文句さえいう事は出来なかったのだ、ミラが仕事場にユウヤを連れて行った直後にアメリカの情報部関係がミラの祖父にたいして、ユウヤの血筋の事やミラが誰と付き合って子供が生まれたのか全て報告したのだ。

 

 

「ふざけるな卑怯なジャップの血筋で、しかも相手はあの武家という連中だと・・・忌々しい・・・今すぐにユウヤを殺す」

 

「おじさん・・・・僕達はね・・・ガキの使いじゃないんだよ、アメリカの国を背負ってきているんだよ、だからね、アメリカと日本との同盟に仕える手札は一つでも多い方がいいわかるよね・・・・さすがにさ・・・・・・・・わからないならば今日ここであんたは死ぬだけ」

 

 

「なにをわしわ・・・・生粋のアメリカ人じゃ・・・貴様らの様なまじりものなんぞのいうことをだれがきくか・・・・それにアメリカを背負っているじゃと・・・・ふげ」

ふげ」

 

 

バっゴ

 

鈍い音が部屋自由に響き渡ると同時に、ミラの祖父は問答無用で左ほほをなぐられていた。

 

 

「いい加減にするは君の方だ・・・西の方は差別が酷いときいていたが、ここまでとはな・・・・いいかお前がもっている価値観はどうでもいいんだよじじい・・・・俺達はアメリカ合衆国の情報部だ・・・・そしてなによりも大統領命令さえもあるんだよほらな」

 

 

そういうと情報部の一人がミラの祖父に対して正式にアメリカ大統領が署名した正式公文書をみせたのだ。

 

 

「・・・・・・・なんじゃと・・・・あの大統領が・・・・わしの殺害依頼まで入っているとは・・・・アメリカはわしの知っているアメリカは・・・・・」

 

 

 

「爺さんどうでもいいんだよ・・・・爺さんが知っているアメリカはどうせ第二次世界大戦までの記憶だろう、爺さんの記録をみたけどな、ブリッジス家は名門で特に技術系部門だって、あんたが作ったトムキャットは確かにいい出来だったけどね、今は対BETA大戦中だ、国家の邪魔になる人間を飼ってやる余裕はアメリカにもないんだよ、それをわかっているのか? ああ」

 

 

確かに情報部の連中は全て混じり物つまりはハーフ系が多いは仕方がない、彼等は自分達のもう一つの祖国に行って、そこで情報を入手する自分達の命と引き換えにだ。

 

つまりだ純粋のアメリカ人だとそんな変なプライドは彼等にはない、ハーフだからこそ日陰の仕事で色々と国家のために尽くしてきた実力と実績が彼らのプライドであるからだ。

 

 

それをミラの祖父は否定したの、実際にここには日系人のアメリカ人もいるのだ、あれらは最初のアメリカ政府と日本政府によって植民された日本人の息子や娘たちでもある。

 

 

第二次世界大戦時では、自分達の父親と母親達と親戚も1か所の収容所に集められた上に軍隊に志願兵として参加してドイツやソ連相手に戦い続けた猛者の何人かは戦後に軍をやめて暗部側に入っているのだ。

 

 

もはやミラの祖父として祖国が自分たして暗殺指令を出しているとは思っていなかったのだ。

 

「つまりだミラさんとユウヤという餓鬼のお守りは俺達の別動隊がきちんと行っている最近変わったこと有ったろう、ここ付近でさ、ユウヤをいじめている餓鬼の連中の親が別の場所に急に引っ越したり、新しい人が入ってきてもユウヤをいじめてない上に育児の現場もいじめは急激に減っているなんでか、もうわるよな、くそジジイが」

 

 

「・・・・・・・あいつら・・・・周りがみんないなくなったのは・・・・育児の現場であいつに対してのいじめがなくなったのも・・・まさか・・・まさか」

 

 

「そうだよ俺達政府側が力づくで解決した、俺達のいう事を聴いてくれる家族はべつの所を用意したが、聞いてくれない家族はな・・・今頃は死体置き場だ・・・・警察も動かんよ、子供を育てる場所の多くで偏見を持っている免許持ちのやつらも同じく上が働いて飛ばして、同じくそれでもいうことを効かない連中は・・・・今頃はサメの餌だな・・・・」

 

 

「な・・・・・じいさんよ・・・・日本帝国のコトワザには・・・・沈黙は金なりという言葉があるんだぜ・・・・爺さん・・・自分の命が欲しかったら・・・・とれる行動は2つだけだ・・・・わかるな・・・・あんたが他に引っ越すかそれとも、黙り続けるかの二択だ、簡単だろうさっ・・・どうするか選べよ、じいさん」

 

 

 

情報部の連中は基本的に相手の殺害はあたり前である、相手の国で活動するのだ、民間人に見られて通報される可能性も含めると、本当に相手の国の民間人相手でも暗殺するはあたり前である。

 

 

それが自国民であっても同じだ、今回は急を要する事案で有ったために、こうして直接情報部の連中がわざわざ、爺の家の中で話しているのだ。ちなみに殺した後も綺麗にする予定もすでに入っているために、本当にどうでもいいのだ。

 

 

ちなみに警察に行方不明者として届けても意味はない、確かに警察官は動くことは動くがそれはほぼパフォーマンス的な扱いである、大統領命令で実はエリア51で軍事部門で働いているために、軍事機密もあるために一般的には失踪人扱いにするがすでに決まっている。

 

もっともそんな人物は働いていないが、嘘でも働いているように見せかけるためにも名簿も作成済みだっりするのだ。

 

 

ジジイを殺した時は問答無用でサメの餌である、こちらの方が問題ない上に証拠は海が勝手に綺麗にしてくれるのだから。

 

 

 

こうして当時ユウヤが4歳児に上がる前には、ミラの祖父は黙り込んでしまった、当たり前である、ブリッジス家の隣は普通の一般家庭が住んでいると見せかけているが、実は情報部の連中が家族に仕事の内容は黙って、お引越しを済ませていた。

 

 

これはミラとユウヤを守るための処置であり、とうぜん爺さんの生死はどうでもいいことになっている、当たり前であるが、ブリッジス家は周辺1区画はほぼ政府関係者で埋められている。

 

これによってユウヤは6歳になったころは普通に日系人でいじめられることはなくなっていた、確かに陰口を言う家もあったが、なぜか翌日にはその家族ごと別の州へ引っ越しが決定するほど、おかしなことが起きていたが、だが子供のユウヤにしてみれば。

 

友達付き合いができるまで心の傷はある程度は回復していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




火星軍が来たことで色々所のミリタリーバランスが崩壊しています

差別やって構わんけど 国益に影響するならば殺されるのはあたり前です

結果人種差別は事実上消滅しました、 黒人だ 白人だと言っている時ではないので、優秀な人材が多くいる国が次の世界大戦後の世界を生きられると誰もがわかっている状態なので。 


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契約者達の休暇とそして機体のメンテ

色々と仕事や身内でたくさんありました、その為に色々と遅れました。

今回はメンテの話です そういえば機体のメンテの話はまだ書いてないと思って書きました。

軍艦とはいえ、1年に一度はドック各自にドックに入っては修理や補修をしていますからね。

戦闘艦も同じなので、今回はそれの話になります。


地球上の契約者の数は合計で15000人しかいないのだ、おまけにモビルスーツのパイロットになれるのはたったの200名弱でしかない。つまり10分の1の確率でしかない。

 

おまけに元々各国から選ばれた戦術機のパイロット達が普通にモビルスーツのパイロットとして選ばれていたりもする。ヴィヴィの例はマークが超法規的に無理やり人事権を行使した結果にすぎないのだ。

 

残りの者達の多くは普通に基地守備隊として三島を警備する形で雇われたり、モビルスーツを整備するために一人でも多くのモビルスーツの整備士として教育とか色々としているのだから。

 

だからこそ地上の出島三島はある意味でスパイ天国ともいえる、三島には各国の人材交流として、さまざまな人種を入り乱れて配備しているのだ。

 

 

原作で言えばトータルイクリプスのユーコン基地のような形になっているが、それでも火星軍に所属している基地司令官や軍人も多くいるのは仕方がない。

 

また、ここには普通にオートマトンが表向きは警備ロボットとして佐渡島基地だけでも十万機が配備されているのだ、これはマークがトータルイクリプスを知っているために、無論普通に契約者達に警備を佐渡島なども任せているが、それでもいざというときに身内からテロリストが発生したりするのもあるのだ、

 

だからこそ、ガンダムOOの世界で虐殺用に使われていたオートマトンの対人用のセンサーは圧倒的にテロリストやスパイ狩りにはうってつけであるのだ、当たり前だがオートマトンは機械である、つまり普通に佐渡島に正規手段で入るための許可書が必要なのだ、それが契約者達や火星軍では当たり前の本人用のIDカードであり、ゲスト用のカードもあるにはあるが、それを入手する手段は色々と限られていたりする。

 

 

つまりトータルイクリプスのようにテロリストがコンテナ内部に忍び込んだまま基地内部に入ろとしたら、火星軍の基地内部ではまずはそのコンテナ車に対して様々なセンサーで調べられた上で許可書が本物でなければ、基本的には出入りができない、しようとしたスパイ達はそのままオートマトン100機からの機関銃の攻撃を一斉に受けてスパイやテロリストたちはそのまま人としての無事に残っていた方がいいレベルの攻撃を受けるのだから。

 

実際に佐渡島、硫黄島、マダガスタル島の三島に火星軍の基地が建設された直後に各国のスパイ達が多く火星軍の基地内部に入ろとしたが、オートマトン達に容赦なく殺されているのだ。

 

これは裏社会では当たり前の真実ではあるが、同時に表社会に出せない情報でもある、つまりそれぞれの基地守備隊の契約者達の多く表の世界の人間達にわかりやすく、この基地はここまで厳重に警備しているんだというある意味での見せ札である。

 

ただし警備兵士達も火星軍の基地であっても、最前線と同じぐらいの士気と意識を持った兵士達でないと、問答無用で契約者として切り捨てられるこがあるのはあたり前である。

 

火星軍にしてみても地球はある種の最前線であるのは変わりないのだから、それを契約者達だけは後方勤務の意識や士気を持っているのは、はっきりと言ってジャマ以外何者でもない。

 

 

だからこそ、契約者達もそれを察しているのか、きっちりと意識が高い上に色々と学んでいるのだから。

 

そんな中一番厄介な出来事が近々攻めっていたのだ、それは今では地球上の国々や人々で【契約者の船】と呼ばれているグレイファントム級の改修作業と修復作業が迫っている時期であったのだ。

 

元々グレイファントム級は合計で15機分入る格納庫兼カタパルトがあるからこそ、船体へのダメージの蓄積率が結構たまってきてるのだ、

 

地球上の大空をゆっくりと飛ぶ、巨大なペガサスの様な姿は地球側に大きな衝撃を与える結果に繋がっている、実際にあのレーザー級の攻撃ですら、グレイファントム級にはダメージを与えられないほど、問題ではない、だが偏向型連装メガ粒子砲塔×2がついているおかげで戦闘中のメガ粒子砲の連続発射など、ミサイル発射管から連続発射のおかげで。

 

色々と船体にもダメージがあるのは事実ではあるが、特に一番のダメージはやはりモビルスーツの重量である、トルネードガンダムは確かに本体重量33.4tであり武装を全て装備すれば最大で全備重量54.1tまで重くなるのだ。

 

つまり、それが出撃したり、戦場から補給にたまに戻ってくる事や、無重力では確かにあまりダメージは発生しないが、これが重力下では別である、予備機も含め12機は普通に搭載しているが、つまり約55t×12機が船体にも負担がかかる、おまけに予備の武装や推進剤等やトルネードガンダムの予備パーツや補修用のパーツも入れているのだ、

 

だからこそ、三島に契約者の船がそれぞれ出撃しない時は各契約者のトルネードガンダムの機体は普通にそれぞれの基地に設置しているモビルスーツのハンガーに置かれている。

 

これによって船付きの契約者の整備士も普通に基地内に存在している、契約者の整備士達と技術者同士の交流会をおこなっている。

 

船付きの整備士もやはり一年中船の中にいるは誰だって精神が参ってしまう、ゆえに、こうして地上に降りて、休憩をするわけではあるが、今回は全く意味が違う、グレイファントム級ほぼ同時に全艦をドック入りさせている最中なのだ。

 

今までのBETA戦の戦闘データを含めての大改修なのだ、実際にモビルスーツの発進のための周辺は本来は敵の攻撃によってミサイル発射口に存在しているミサイルの誘爆を恐れて今まではオリジナルのグレイファントムで頑張っていたが、たが圧倒的に武装が足りないために、ミサイル発射口を合計で16門をカタパルトデッキ付近に改修でつけたり。

 

 

カタパルトの部分の上部分は基本なにも装備はしていなかったが、やはり火力の低さに問題があるために連装メガ粒子砲×4【左右にそれぞれ2基づづ】改修するためにも大規模改修するのだ。

 

これによって連装メガ粒子砲をグレイファントムに近づいてくる大量のBETAに対して連続発射することができるようになったのは良いが同時にオリジナルのグレイファントムのスペックではここまで連射するようには動力炉が作られてはいなかったことが大きかった。

 

結果としてカイラム級の動力炉を使うことになったが、今度はそれに耐える装甲板や放熱板が必要なる羽目になり、結果として大規模な改修作業に繋がっていた。

 

この報告書を見ているマーク達火星軍の上層部は頭を抱えるしかなかった。

 

「確かにそうですね、【ヘビィーホーク級】もオリジナル版の武装ではBETAどの数の暴力にかないませんからね、大量の地上用の機関銃を両側面に配備しているほどですから、しかも重量の増加で機動力など低下する恐れがあるので、装甲板も動力も何もかも新造でしたからね、強襲揚陸艦としては優秀な部類でしたからね、アルビオン級は優秀ですけどGPシリーズの運用に特化していましたから、アーガマ級は論外ですからね」

 

 

「それに・・・最終的に契約者の船は・・・契約者達で運用できるように簡単にしている、実際に艦長以外は全て契約者で絞めていますからね、副艦長以下の契約が共闘したときは・・・簡単に乗っ取られるようにはしていますよ、無論問答無用で撃破する手段はありますからね」

 

マークが言っている事は火星軍の上層部の連中はあたり前の事である。宇宙世紀をはじめとする多くの世界では第二次世界大戦後の世界の歴史は若干違っているが、どのみち統一政府が出来上がる歴史では大国と小国、中立国など様々な国が統合戦争で反統合連合と統合軍側との間で地球を滅ぼすほどの戦争をやっていたりもする。

 

 

その中でもアメリカ、中国、オーストラリア、ロシア、日本、EU連合など、歴史書を見ても、マブラヴの歴史を見ても必ずどこかの国がそれとも同時に複数の国が契約者の船と搭載している機体や補給物資事奪ってしまうのはシュミレーションで火星軍と政府の下ですでに作られた非常時にマニュアルを用意していたりする。

 

そんなこんなこともあり、一時的に契約者の多くに最低で1か月の休暇を最高で半年ほどの休暇を与える事を火星側の上層部が判断したのだ、実際にこの降ってわいた契約者達の休暇は地上にいる多くの契約者は祖国に戻って新聞などの取材を受けていた。

 

当たり前であるが、契約者でいるということが、祖国の英雄の証であり、またハイヴ攻略戦も普通に戦死者なしで攻略している超が付くほどのエリート集団であるのだ。

 

「これで良しっと・・・次はパイロット達か・・・第666大隊と近衛軍が出張中の篁家のメンバーも休暇を承認

っと・・・それでお次の休暇の申請書は・・・アメリカの連中ね・・・まあっいいか、許可と」

 

こうしてマークもしっかりと契約者達の上司として、どこまで休暇させるかそれともさせないメンバーを選んで休暇の申請書類にマークは己のハンコをその書類に押していた、このような書類仕事もマークの仕事の一つであるが、マークにしてみれば切った張ったするよりも書類仕事の方がマーク的に精神的にも楽であった。

 

確かに神様によって転生したが、彼は元々争いのない日本で生まれた、ただの一介の社会人である、つまり外回りや書類仕事はサラリーマン時代に彼が通った道なのだ、いくら10年間かけて、モビルスーツのパイロットや指揮官として色々と教わったとしても、それだけで一流のパイロットや指揮官に簡単になれるわけではない。

 

また無限に物資をポイントを引き換えにして出せるとしても、世界を混乱させるほどの物資を出してしまえば、余計に大変になるのは仕方がない、だからこそ、ゴップ提督をはじめとする背広組に指令を守って出せる物資の量をコントロールをしているのだ。

 

そんなことをマークは自らの仕事用に用意されたロンデニオン・コロニーの執務室で色々と書類にハンコを押していたのだ。次のハイヴ攻略戦を行うためにも地球の力を蓄える時期とマークも火星側の上層部が考えているのだ。

 

その為の休暇である、トルネードガンダムも久々のフルメンテの時期もあったからだ、重力下でモビルスーツを使用すると色々と機体全体にダメージが蓄積するのだから、本当に整備士達もメンテをしているが、所詮それは簡易メンテあり、機体全体のパーツを全てばらして、一から組みなおす作業はやはり時間も手間も色々とかかるのだ、

 

だからこそパイロットも含めての休暇で有った、色々と英気を養ってほしいと火星側も考えているのだ、

 

 

そしてそれは日本の篁家もまた当然武家で近衛軍に自らの席は残しているが、やはり火星軍の契約者であり、あの武者ガンダムのパイロットであると、世界中に知られているのだ。

 

 

「ぱぱーーーおかえりなさい」

 

 

「今帰ったよ、ユイ・・・それに千奈よ、よく家を待ってくれた本当にありがとう」

 

「いえいえ、あなた様がしっかりとと契約者として勤めを果たしているおかげで、今ではだいぶ篁家の風当たりが良くなりました」

 

実際にいままでの篁家は近衛部門の武具や防具を開発する家柄の一つでしかない上に戦術機の開発をアメリカと共同でするために日本帝国と近衛軍の命令で。

 

アメリカ大陸のとある場所の戦術機開発基地で篁も家柄や日本を代表するという意志の下で色々と日本の戦術機をなんとか開発した経緯が存在が、やはり、日本人とアメリカ人が付き合っているという情報が日本内部にも伝わっていたために。

 

火星軍に出張させて日本や近衛にはダメージが少ない家柄で決めたのが今では、契約者として世界中に知られているモビルスーツのパイロットの一人であるのだ。

 

だからこそ急遽的にも日本帝国も近衛軍も色々と国内と軍部の情報統制を開始する必要があったのは仕方がない、これによってさまざまな家側が篁家に群がってきたのだ。

 

没落したはずの家名や今まで見下していた家柄や御家柄を気にするはずの五代家すらも、篁家を中心とした政治をする羽目になったのはなんとも皮肉でしかない。

 

ではもう一人いたはずとだれもが思ったが、彼はあくまでも在籍しているのは帝国軍であり、近衛軍ではない、所属している場所が場所であり、近衛側がそこに手を出せばどうなるか、色々と大変なことにもつながるのだ。

 

例のアメリカと日本の戦術機同士のトライアル戦だけは別である、近衛側が妥協した結果で生まれたのだ、瑞鶴をどうしても近衛軍に生産配備したかったのだ。

 

そして第三世代機の不知火機は帝国軍と近衛軍が一緒に使うために同時開発という名目で作られた最新の戦術機であり、これによって生産部門の生産ラインの負担は極力減っているのは間違いない。

 

それでもやはり近衛軍は未だに一部の連中があきらめないようで、近衛軍専用の機体として【近衛軍新型第三世代機開発プロジェクト】が進行している最中である。

 

 

だからこそ日本帝国も近衛軍もなんとか篁家と入れ替えで、彼に次のハイヴ攻略作戦に加わってほしかったのだ。

 

その為の交渉は佐渡島の火星軍基地の交渉部屋で今も火星軍の交渉官と日本政府の交渉官が色々と話をしている最中である。

 

どのみち今回のグレイファントムの大改修は普通に半年から1年ほどかかる大仕事であるのだ。すぐに動かせるようにはできないのだ。トルネードガンダムも訓練用のジムも同じである、メンテ中であるのだから。

 

 

 

 



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誕生日会 そして 秘密の共有

色々とあって結構遅れました 


1989年5月25日 日本帝国の五家の跡取りの一人がようやく満16歳を迎えたことで、五家を含めた、それにつながる多くの家も呼ばれての誕生日を迎えていたがその誕生日の主役はすでに訓練校の同期であり、篁家に連なる家柄で同じ年になっている女性をとある部屋に呼んで、秘密の会話をおこなおうとしていた、それは後に戦場での戦いで【鬼姫】と呼ばれることになる女性であった。

 

 

「それにしても、今日の主役がこんな所で、私と油を売っていてよろしいのでしょうか?」

 

青い瞳で青い髪をしたうえで青い着物をきてこの呼ばれた男性にしっかりとした意見をいっていたのだ。

 

 

そう、斑鳩崇継という男性にだ。

 

「君もわかっていると思うが、こんな日でもなければ今の君とはなかなか会うことができないからね、なんせ君は篁栴納の従姉妹にあたる人物であり、血もある程度つながっているとなればなおさらだと思わないか?」

 

「・・・・・・・・それは・・・・確かにそうです、ですが、それとこれとは関係があるのでしょうか?」

 

実際に斑鳩崇継は今まで読んでいたと思われる本らしき物を黙って【崇宰恭子】の前に差し出しているのだ。

 

今にもお前も呼んでみろと言う事を無言の表情と言ってるのだから、質が悪いどころではない、また崇宰恭子もどのみちこの差し出された本らしき物を読まなければ帰れないと分かったために、しぶしぶとその差し出された本を手に取って、黙って読んでしまう。

 

「・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!・・・・・・・これは・・・わかっているのですか!!!! あなたが差し出した本は本は・・・・」

 

 

「ああ 第三世代戦術機不知火の最高機密がタップリ詰まった本であるということはね、ただね僕にも簡単に手に入れられる程度の本でしかないということもわかっているはずだ」

 

実際に崇宰恭子がみた本の内容は実にシンプルにしか書かれていなかった。

 

高機動型試作機不知火【通称レッドフレーム】汎用試作機不知火【通称ブルーフレーム】

 

指揮官機専用試作機不知火【通称ゴールドフレーム】の三機とあとは訓練機の吹雪のスペック表や武装を含めた内容しか書かれてなかったが、それでもようやく第三世代機の不知火機を量産配備している程度でしか日本帝国にしてみれば、このスペックが主に出てしかも海外のスパイなどに手に落ちてしまえば、今の日本帝国の戦力の優位性は一瞬で消えてしまうの誰だってわかっている事である。

 

 

五摂家が一つ斑鳩家の若き当主候補の斑鳩崇継の手にこの手の情報が入っているのは彼があくまでも筆頭候補の一人であり、情報を簡単に手に入る地位にいるおかげである。

 

無論彼女も五摂家の一角である崇宰家の血縁者の一人であり、近衛軍の訓練校に入っている事からも十分筆頭候補のうちの一人ではあるが、だがここまでの情報は未だに手に入れていないのは、それは単に国内の派閥の問題でしかない。

 

今では契約者の家柄になった篁家に連なる崇宰恭子にこの手の情報が下りてこないは崇宰派閥や中立派閥、反対派閥の多くがあまりにも崇宰家に連なる家柄に後の日本帝国の派閥のパワーバランスを崩されたくないと思った派閥達が一時協力してまでも、この手の情報をあげなかったのだ。

 

 

「みれば見るほど・・・・わかると思うが、我々近衛に連なる者達と日本帝国側との技術協力で作られた、戦術機ではないと、分かるほど明らかに第二世代型より性能が圧倒的に上であるのは、この手の本を持っている奴は誰だって知っている・・・・我々が訓練機として使っている吹雪でさえ、不知火とのパーツ共通率は驚きの九割越えだ」

 

 

「君だって僕だってそうだ・・・吹雪を近衛は訓練機として使っているけど・・・・あれだって不知火から実戦用のパーツを抜いて作り上げた機体だ、確かに我々が作ったと言えるが・・・本当は火星軍と火星政府からの技術協力かもしくは、不知火の機体を丸々作ってもらって、それを裏取引などして、我々日本側に渡されたということがしっくりくる内容だと思わないか?」

 

斑鳩崇継の説明の言葉に・・・・ただ黙って聞いているしかないのが、崇宰恭子の立場である、彼女だって訓練機の戦術機である吹雪を昨日も実機訓練で乗って動かしてきたばかりである。

 

 

それに斑鳩崇継から渡された、極秘機密の本の内容は試作機の不知火と現在日本帝国と近衛側が協力して量産配備している、不知火のフルスペックよりも圧倒的に試作機の不知火の方が性能すらも上であった、確かに量産効率を考えれば、ある程度のスペックダウンは仕方がないが、だかここまで圧倒的にスペックが違っていれば、正解は一つでしかない。

 

 

「・・・・・・・・・なにも言えません・・・・ただし斑鳩崇継の言ったことが正しいのかは、それは分からない方が良いと思います」

 

 

「そうだね・・・・確かにそうかもしれないが・・・僕的には分からないままよりも、分かった方がいいと思って君を呼んだんだけど・・・君の考えと僕の考えは一緒ということで良いと思っていいのかな・・・」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

「沈黙が答えになることもある・・・確かに・・・この手の情報を流してしまえば、日本帝国は・・・世界中からそれとも火星側からも見捨てられる可能性が高いからね」

 

 

確かにそうなのだ、この手の裏取引は政治的な意味も持っていて当たり前である、それを表に暴露したら、日本も火星も共に傷ついてしまうのは誰だってわかるのだ。

 

 

「しかもだ、おそらく・・・火星軍が渡したと思うのはこのブルーフレームだと僕は思うよ、だって今では日本帝国の主力量産機になっているんだ、汎用性が圧倒的に高い第三戦術機は偵察型、射撃型、そして高機動型や重武装型にいくつも装備と機体の両方を換装することで、高い汎用性と量産性をだしているんだ」

 

 

「おまけに近衛軍が使っていた第一世代機のカスタム機である瑞鶴のフレーム技術、アクチュエーター技術なおかつバッテリー技術は、日本近衛軍お抱えの技術会社でようやく作れた代物だ、それが主力量産機不知火や訓練機吹雪の機体性能をはじめとして、同じ瑞鶴でさえも十割以上性能差だ、この技術力が近衛軍お抱えの軍事産業や日本帝国のお抱えの軍事産業がたった三年の間に作り出せると?」

 

 

その表情は確かに十六歳になったばかりの男性の表情ではあったが同時に頭の切れ味は切れすぎていたのは無理はない、実際に政治的に簡単に手に入ると言っても彼も今では近衛軍の訓練校の訓練兵であるのは間違いではないのだ、

 

それが自分の誕生日までの間に、この手の機密書類を簡単に手に入れられる情報網やコネを含めた政治力を見せつけられた、崇宰恭子はただ黙って自らの手にある機密書類の本を持つことしかできなかった。

 

「それで君も・・・僕と同じ共犯になれたと思いたいけどね、最も君がその本を持っていると知らったら篁家に連なる一族やその周りによって来た武家連中に余計な火種を与える結果にしかならないからね、この部屋をでるときはきちんと君一人で出てってくれよ」

 

「・・・・・・わかっています・・・・こんな物騒な火種は今の篁家の周りに武家連中にはいい取引材料になるでしょうね」

 

「そうだね・・・君だって他人ごとでは済まない、これは分かるはずだ・・・・だけど、僕はね、君だけはいつまでも政治的な意味で、置き去りにするのはいけないと思ってね」

 

 

「それも理解はしていますが・・・・私が他国に攫われたりしたら・・・・この手の秘密はその国に流れると思います」

 

「大丈夫さ・・・・君だって知っているだろう・・・君は篁家とは血のつながりがある人間だ、僕のように家柄で守られているわけではない、日本帝国や近衛軍のトップの両方がきちんと守っているさ」

 

実際に崇宰恭子と篁家に婿入りした千奈とのはある意味で血のつながりがあったりするは事実だ、ゆえに生まれている篁唯依の血の六分の1ぐらいのつながりは確かに存在している。

 

それに近衛軍代表として篁家の当主が火星軍の契約者になっているのも近衛軍的には色々と助かっている状態でもあるのだから。

 

こうしてこの誕生の夜を境に崇宰恭子と斑鳩崇継はある種の秘密を有した友人となっていく。

 

 



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佐渡島

アニメマブラウで佐渡島に出ていた謎の少女の年齢を考えれば この位ではないかと思って書きました。 


また島の学校とか普通に考えると 日本本土にある学校よりも過疎化が進んでいるためにこのようになりました 


元々は佐渡島は日本帝国軍や政府にしてみれば来るべき戦争、対ソ連と対中華の海の重要軍事拠点の一つとして第二次世界大戦後からも普通に佐渡島の三分の2以上の土地に軍用滑走路や軍艦用の専用ドックをはじめとする数多くの対空砲台などを準備していたのだ。

 

 

 

それがBETA大戦勃発後にはその佐渡島要塞は役割も大きく変わっていくことになる、後方支援用の物資集積所または各戦線へ補給物資や各戦線で中破した戦術機の回収後、佐渡島などの後方にある島の要塞に送ることで、戦術機の修復などを大規模に行う施設が存在していたのである。

 

 

実際に各国の艦艇の修理もこのような安全な場所で行うことで、船のクルー達も一時的な休養ができるようにしていたのが、日本帝国である、実際の出島機関があることで、日本帝国は外貨を多く稼ぐことになる上に、各戦線から戻ってくる軍人と日本本土の切り離しをおこなっていたのである。

 

 

日本帝国にしてみれば対BETA大戦は対岸の火であり、ある程度の義務させ行えばいいという風潮が火星軍が来る前の日本帝国には確かにあった、だからこそ日本帝国側はアメリカが作った戦術機の導入さえも一時的には嫌がったが、前線国家や最前線国家や一部の後方支援国さえ戦術機を持っていることを疑問視した結果、仕方なく持った経緯が存在していたのだから。

 

 

それが火星軍と世界中を巻き込んだ第一回議会において、日本帝国は外部の圧力と色々な取引によって、お金が振ってわいてくる打ち出の小づちの出島機関の2つを火星軍というわけがわからない組織に渡してしまった結果、今でも日本帝国内部に一定数の数だけ対火星軍派閥が存在するのは仕方がないことでもあった。

 

 

だが同時に佐渡島に元からすんでいる住民にしてみれば火星軍という未知の軍隊が佐渡島の事実上の支配者となった後は、日本本土に問答無用で追い出されると思った住民が大勢いたのは仕方がない。

 

だが、結果としては元々佐渡島はある程度の軍港などの整備があったおかげで、その佐渡島の軍港や戦術機の整備するための場所など、司令部も含めて、火星軍が持ってきた新しい物資などでより設備などをアップグレードしているだけで有った。

 

 

一方元々佐渡島に住んでいる住民に対しては、宇宙世紀では当たり前のマイナンバーシステムの導入などて、元々日本帝国内にある戸籍と合わせて、一軒一軒丁寧に、その人物が本人であるという証明カードの発行と同時に本人のDNAや指紋、網膜の動脈の登録が火星軍の手によって進められたのいうまでもなかった。

 

 

これが後にスパイ狩りに一役を担うシステムの一つである。

 

実際にそれから時は流れて1989年5月25日 火星軍の地球支部日本帝国領内に存在する佐渡島でも一つの物語が始まろうとしていた。

 

 

マークにして何時も佐渡島司令部内部生活をしているわけではない、次の作戦に向けてできうる限りの準備も済ませたために、暇つぶしを兼ねて、とある場所で最近仲良くなった島の少女と秘密の場所で待ち合わせをしていたのだ。

 

 

「今日は・・・これを持ってきたからな・・・それに話を聞く限りあの子の世代的には佐渡島に少ないようだし」

 

 

実際に佐渡島で済んでいる小学生の子は実は結構少なかったりする、前までは普通に本土にいる技術者や軍人関係者の人々が家族ごと定期的に移り住んではいたが、現状の佐渡島は火星軍の地球支部であり、許可書がない人物はよほどの大物ではない限りは基本佐渡島は入れないようになっていたのだ。

 

 

つまり島の中で生まれた子供達もまた当然と言えば当然であるが、年齢の世代が現れても仕方がないと言えた。

 

 

マークは何度もその話を聞いていたからこそ、丁度売店で余っていた、ハロを一機かって、わざわざ持ってきたのだ。サプライズのプレゼントして。

 

 

「まったーーー、遅くなってごめん・・・家の仕事や学校から出ている宿題を終わらせてきたんだ」

 

元気いっぱいの声で近づいてくる少女は丁度外見上は6歳位の年齢である、つまり小学生一年生になった程度である。

 

「いいやまってないさ・・・それに今日は仕事が早く終わったからな、そのまま休憩をしていただけなんだ」

 

 

「・・・そうなんだ、マークにぃ・・・」

 

マークとしても民間人との交流と言っているが、本音としては、結構なストレスを抱えていたのは仕方がない。

 

一般人がいきなり転生した上で軍や政治にどっぷりつかりさらには、戦場でモビルスーツに乗って戦うのだ、だからこそマークは時間をみつけては、自然がまだ残っている佐渡島でゆっくりとこうしたストレスをなくす時間を増やしていたのだ。

 

 

これは火星側も認めている事でもあった、彼等も色々とストレスをどうやって抜くかはそれぞれの本人たちに任されている事であった。

 

ただしマークは今も秘密裏に護衛がたくさんついているのはあたり前であった。もしマークに対してこの少女が爆弾やナイフや拳銃などを使うとしたら、一瞬のうちに少女は狙撃されるように常に狙撃手が少女の頭に標準をセットしていたりする。

 

 

マークと少女の命の価値は圧倒的に違うのだから仕方がない。

 

もっとも少女にしてみれば本当に仕事が終わったのか?ずる休みしてないかの? そのような表情をしているのはある意味仕方がないと言える。

 

 

「本当に本当に・・・仕事終わったの・・・だって、私のお父さんやお母さんは火星軍の基地内でまだ仕事中だよ、それなのに、なんでマークにぃは仕事が終わっているの?」

 

 

6歳の少女のしてみれば当たり前の事である、佐渡島に現在住んでいるほとんどの住民は漁師か商店街かまたは火星軍の基地内部で民間人にも任せていい仕事を振って、佐渡島の経済をまわす努力をしているのは火星側の政策の一つである。

 

 

住民をいなくさせると、日本帝国側にすごく印象が悪くなるしなによりも仕事がないままに、資金のばらまきなんてやってもやはり住民たちは気分を良くはしない、逆に悪くなると意見が多かったのは仕方がない。

 

 

そのような政治的なやり取りもあるために、少女の家族は火星軍の基地内部で食堂や清掃の仕事を振られている。

 

だからこそマークが昼の三時過ぎにこんな場所でのんびりしていることが、少女にしてみればおかしい思っているのは仕方がない。

 

 

「仕事は終わったさ、だからこそこうしてのんびりしているし、それに連絡も取れただろう」

 

 

「確かにそうだけどさ・・・」

 

少女にしてみればこの携帯電話と呼ばれるマークにぃと連絡がとれる持ち運びがとれる電話を常に身に着けているのはマークにぃと一番最初に出会って、自らがマークにぃとの色々と子供でも遊べる遊び 剣玉、手毬、縄跳び ヨーヨーなどで遊んだ結果、二人とも自らの年すらも忘れて、このように友達になったのだ、ただし、基本マークも少女も自分達の仕事があるために、こうして互いが呼び出しても時間的に無理だったら、ちゃんと無理だと断りを入れるようにそのような約束事が生まれているのは仕方がない。

 

 

実際にマークはここ仕事で忙しくて半年間ほど、まともに遊べる機会はなかったのだ、これは次のハイヴ攻略戦をどこにするかで、国連でももめまくった結果と言える、実際に第三世代機の量産が進む日本帝国でも不知火と吹雪のパーツ共通率は約九割を超えているために、普通に訓練機の吹雪だいいや実戦配備機の不知火だと予算の食い合いをしているのが今の日本である、

 

結果日本はまだ不知火も吹雪も正式配備数は両方合わせた数は【三十機】というお粗末な結果である、これに近衛側が先に配備させろや帝国軍がうちが先だと、議会中である、その為に、不知火と吹雪の生産ラインは未だにほぼ稼働していなは正式な予算が下りてないことが大きかった。

 

 

また各国も自らの戦術機のバージョンアップや第二世代機の配備にも資金が資源がかかるためになかなか普及していなかったのが実情なのだ、つまり今後国連軍のみでハイヴを攻略する約束も水の泡となっている。

 

 

その約束の撤回なども含めて色々とマーク自身が国会に行ったりして、調整作業をしていたのだから、疲れるどころではないのは仕方がない。

 

 

少女にしてみても学校では同じ学年の子は佐渡島にはいないために、小学一年生から六年生の子供達が一つの教室に集まって、それぞれの子達や国語・社会・数学等を教える先生達も一緒に教えていたりするのだから、それは島という小さな学校では当たり前の姿ではあった。

 

 

逆にマークのような大人の人との接点は買い物などでしか会わないために、どうしても一人でできる遊びが中心となるのは仕方がないことでもあったが、結果としてはこうしてマークと出会った結果、少女も元気になっていった。

 

「それでマークにぃは今日はどんな遊びをするの?」

 

 

「そうだな・・・それよりも今日は君にプレゼントだ、一人で遊ぶよりも友達がいた方が良いだろう」

 

 

「そうだけど・・・私が住んでいる佐渡島には友達があんまりいないよ」

 

「だからこそだ」

 

「??????」

 

マークがごそごそとでかい段ボールの箱を茂みから出すと、そこにはカタカナででかでかとハロという名前と球体のイラストが描いてあったのだ。

 

 

「これはペットロボットだ、火星では当たり前に使われているロボットだから、問題はないけど、使用者登録がだくだからな・・・・」

 

「えっとなにその緑の球体は・・・・・」

 

 

少女にしてみてもハロと呼ばれるロボットは見るのは初めてはないが、だがこんな球体上ではないもどちらかといえば動く箱のロボットの名前だと佐渡島の学校では教えられている、実際に動く箱も佐渡島の至る所に普通にあり、これが警備ロボットの役目として日夜活動をしているのだ。

 

そしてゴミが落ちていると拾って回収するシステムもあるのだ、これによって佐渡島は基本ポイ捨てのゴミがない街中となっている。

 

それなのにその動く箱と同じ名前っと言われても六歳の少女の頭ではわからないのは仕方がない。

 

 

そして球体上のハロをマークは二つに割ってしまった、だがこれでいいのだ、ハロの球体の中には鑑見たいな場所が二つあって、それをマークが弄っていると、急に少女にたいして、マークこんなことを言ったのだ。

 

 

「ほら登録済ませるから、このガラスみたいな所に君に両手を少しの間乗せるように」

 

「はーい、なにか楽しいことが起きるのかな」

 

これで元気いっぱいに返事した少女はきちんとハロの中にある鏡のような場所に両手をついていると、

 

ビー------------という音ともハロから何かしらの光が手に当たると同時にハロから変な声が聞こえてきたのだ。

 

「登録管理用・・・登録完了 登録管理用 ハロ ハロ ハロ 名前教えて 名前教えて」

 

 

「いいよもう大丈夫・・・手を放してくれても問題はない」

 

「そうなんだ・・・なんか光と音が出たけど、何なんだろう」

 

「これで君の登録が済んだことを言っているんだよ、だからあとは名前を教えれば、君と友達になるハロが完成する」

 

 

「そうなんだ、私の名前はヒミコだよ、よろしくね ハロ」

 

 

「ハロ 覚えた ヒミコ 覚えた ハロこちらこそよろしく」

 

そういうと緑の球体に戻ったハロは球体にある四個の部分から両手と両足を出して、ヒミコをなにして遊ぶとか、ヒミコの体に乗ったり、頭に乗ったり色々とやんちゃをはじめていた。

 

「これ楽しい・・・なに・・・これ」

 

「だからこそこれが君と遊ぶ友達だ、俺も明日から仕事が忙しくなるからな、そうなると一緒に遊ぶことがなかなかなできないから、ハロで遊んでくれないか」

 

「いいよなんか楽しそうだし、マークにぃも仕事があるんだし」

 

こうしてマークはヒミコにハロのことを託し上でハロ専用の充電方法を簡単に教えて、その場を去っていく。

 

後にこのハロによって色々と問題が起きてしまうことになった。

 

 

 

 

 

 

 




ハロを渡す少女はアニメオリジナルキャラクターの六歳児ぐらいの時だと思ってください

実際にハロを一般人に渡すのも色々と問題がありますが、それはおいおいわかります 




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新型戦闘旗艦の開発物語

新型艦を作ってみました 実際に母艦となりえる船の話は出来ていたのですが 母艦の名前が決まっていなかったので スパロボ30で使われていた母艦の名前を使っています




マークが佐渡島の火星軍司令部の一つの通信部屋で宇宙にいるブライト・ノア司令官からの新しい最新鋭の旗艦用の戦闘艦の最終実働テストを行ってもらっていた。

 

 

「どうですが・・・ブライト司令・・・火星にいる旧連邦勢力の要求で作られた旗艦用の新型艦艇は」

 

 

マークのこの話にブライトはある程度は納得のいく答えを出していく。

 

「問題はないこの新型旗艦用に作られたドライストレーガー級は設計ベースはラーカイラムをベースに発展させたようだからな、実際に2,000m級と聞いていたが、あれほどの搭載量はベクトラ級とピースミリオン級を除けば我々が持っていない艦艇ではあったが」

 

 

「ええ・・・・・そうなんですよ、実際にベクトラ級は元々の設計ベースはジオン艦艇のグワジン級をはじめとするジオン軍のある意味での旗艦級をモデルにしていましたからね、連邦派閥の人達にしてみれば、よほど嫌だったようで」

 

 

「だがピースミリオン級は世界が違っても地球連合の名前で開発がスタートした経緯があったが」

 

 

「ですが、ピースミリオンはあくまでも母艦の意味合いが強い艦艇です、戦闘にも耐えれる艦艇ではないんですよ」

 

 

確かにそうなのだ、ガンダム世界においては地球と名のつく組織は大抵が、汎用性が高い戦闘艦や量産性が優れている艦艇が多いのだ、それに引き換え、敵側の艦艇は一芸特化している船などが多かったりするのは仕方がないことでもいえる。

 

 

「だかドライストレーガーの艦首内部まさか、ハイメガ砲を超える重力砲と呼べる物を二門用意するとはな、マーク・・・まさかと思うが、重力系の動力は・・・」

 

 

ブライト司令官の頭の中にはあの【スペリオル・ドラゴンガンダム】の姿が思い出されるのも仕方がない、実際にこの機体のみだけが、縮退炉と呼ばれている重力系の技術がふんだんに使われている動力炉であるのだから。

 

だがそれをマークは否定する、当たり前だが、マークが最前線で戦える条件にこの機体に乗って戦う事が火星軍としても戦う条件の最大の譲歩であるのだから。

 

実際にドライストレーガーの武装は艦首重力砲二門 副砲の連装メガ粒子砲×24もあるちなみに副砲はオリジナルの方に合った中央部分の格納庫兼カタパルトシステムはこちらでは存在していない、ラーカイラム級を2000メール級で大きくさせた上で対空砲や武装の見直しなどが行われていたりする つまり、副砲は収納式になっているために船体の下部部も12門は装備されているのだ。

 

また連装機関砲×1800【計3600門】もあるがこれもエネルギーや補給の問題があるためにレーザー機関砲にすべてが変わっている、最後に船主ミサイルランチャー×400【前部240門、後部160門】がある、これによって対モビルスーツ用やもしも戦術機部隊がこちらの船を接収するために強奪部隊を向かわせたとしても誘導ミサイルなどに換装して攻撃ができるようになっている。

 

 

最後に主砲は合計で4門しかないがそれでもこの主砲は重力砲を打てるようになっているために、対BETAにも十分戦力になることがわかっていたのだ。

 

それに防御面でも十分と言える、重力炉搭載の恩恵により、本艦の重量が約三分の一まで減っている、さらにはサブ動力炉の大型ミノスキードライブの恩恵によって二千メートル越えの船体も優に貼るほどのビームシールドの発展型の【エネルギー・フィールド】を装備している上に、ガンダリュウム合金製の装甲板である、これほど圧倒的な性能を持つ新しい母艦になりえるからこそ、

 

 

司令官のブライトはさんざん動力炉の心配をしていたわけである。

 

 

「違います確かに、例のシステムで呼び出すこともできましたが、ここ十数年の開発技術の結果です、特に火星側の技術力も十分に上がっているんですよ、確かに色々とここ十数年程色々な物を呼び出しましたが、その機体や技術を十分に吸収しました、それに自分の専用機体の動力炉の機動データや戦闘データなども十分に役立ってくれましたから」

 

 

実際に宇宙世紀技術とガンダムウイング技術とガンダムOOの技術があるのだ、しかもそれぞれの世界ではある程度の重力系の技術も育っている、流石にターンエーガンダムやスモウなども同じく縮退炉を搭載しているが、だがあの世界また別のガンダム世界とシステムは認識しているために、現在のマークの進捗状況では、まだまだ先の事でもあった。

 

 

だからこそ、オリジナル新型母艦や戦艦などをつくる必要性があるのだから仕方がない。

 

確かに契約者船として有名なペガサス級でもあっても、作って五年以上は経過しているのだ、確かに改造や修復などもしているが、フルメンテナンスをしても戦闘に十分に耐えれる新しい船がそろそろ必要ではないかと火星側の上層部は考えていたのだ。

 

 

 

「だからこそ火星軍も新しい船戦闘艦艇開発プロジェクトの一環として、この船が建造されたのか」

 

 

「そうですね、実際に今佐渡島や硫黄島やオデッサ方面でもペガサス級の改修は大詰めで、性能も上がっていますが・・・やはり・・・」

 

 

マークが黙ってしまうのも仕方がない、激戦区を五年間メンテなどして常にBETAとの戦いで最前線で戦い抜いた船はいくらフルメンテナンスや船体その物を改造やぜんとっかえしたとしても、それはある意味では船としての寿命が縮まるのは仕方がない

 

 

これはどんなもので一緒である、当然劣化もするし 消耗もするのだから、当然契約者が載っているガンダムの各機も同じではあるが、だがこの機体はある程度のテコ入れなどされているために劣化したパーツは当然取り換えて新しいパーツを入れるなど色々とやっているのだ。

 

 

「そうか・・・つまりだ現在契約者が載っている船は・・・」

 

 

「はいそうです、次の新しい契約者の船になるためにテストベット艦になる予定です、しかもそれぞれの艦艇はこの世界の地球の環境により適応するためのデータとりもしていますが、五年前よりも地球の環境が安定しつつありますね」

 

 

マークが見ている地球の環境データは確かにそうなのだ、あの時マーク達が地球に介入してからどんな時も常に地球の環境データは取り続けている、このデータのおかげでよりその環境に適した状態でモビルスーツや艦艇やビーム兵器をつねに使い続けられているのだから。

 

 

「それはそうだな・・・やはりBETAが歴史通りにハイヴを立てていなかったことや、我々が来たことで完全にBETAの足止めやハイヴを落としたことも大きいな」

 

ブライトもロンデニオンコロニーにいながらこの地球の環境データには目を通していたのだ。

 

 

「はい・・・それで旗艦級として作られた船を動かすのに最低でも五万人は用意していましたが」

 

実際にこれほどのでかい規模の船を運用するとなれば、それ相応の人数が必要なのは仕方がない、実際に最新のスパロボでは少数精鋭で動かせるようになっているが、保守点検や、物資保管や警備の人材、また修理などの多くが機械に任せていることが多いのが実情なのだ。

 

確かに少数精鋭で動かせる船として魅力ではあるが、だが白兵戦など、一部の戦いはやっぱり少数精鋭は無理があるのはガンダムチームが運用したネィル・アーガマの実戦データからも証明されていたりする

 

過去にハマーンの作戦で、一時期はガチで鹵獲されそうになったのだから、そこに力を注ぐのは軍隊としてはあたり前である。

 

「問題がないわけでもないが、実際にモビルスーツだけでも千機も搭載することができる容量や修理を含めた要因はやはり、人数がそろわなければ難しいな、これらを旗艦用として作り配備するのはいいが、訓練等で最低でも一年は必要だ、実戦で使えるようにするには」

 

 

「そうですが・・・やはりそのぐらいの時間はかかりますよね、ベクトラ級でもよかったのに、それよりも巨大の船を作れとは、連邦派閥も無茶を言いますよ」

 

 

ここはマークでなくとも頭を抱えるのは仕方がない、本当に連邦派閥のプライドや政治的な思惑で作られた船であるのだ、ある意味でアーガマ級と似ていると言えるのは仕方がない。

 

 

「ただ、あれほどの物資を積載することができる旗艦はかなり優秀であるのは否めないな、実際にベクトラ級の三倍の性能を有しているのだから」

 

 

「それには同意しますよ、ベクトラ級はあくまでも宇宙世紀の技術のみで作られた船で対して、今の旗艦用に作られている船は、動力源が縮退炉であり、サブエンジンが大型のミノスキードライブ六基搭載ですからね、おかけであの巨体でありながらベクトラ級よりも推進力や出力が上がっているために、機動力と移動力は巡洋艦クラスの動きを出せますからね、それだけの資金と資材を投入しましたけど失敗作でしたは・・・さすがにね」

 

 

「ああそれは分かっているが、本当にこの一番艦は・・・我々が使ってもいいのか? 本来ならばソレスタルビーング側に流すほどの性能ではないのか?」

 

 

「確かに我々を監視する組織に力をつけるのはあたり前ですが、向こう側にも向こう側の仕事がありますからね、ステルス機能が優秀で、小回りが利く母艦をベースに色々と新型艦や改修艦があるようで、そちらを使われています」

 

こんな話をブライトとマークは話をしながら、各艦艇の開発や現在の地球の環境に合わせた武器などの開発なども行っているのが、火星軍である、なにもかもビーム兵器でごり押しはできないのだ。それが可能になるのはあくまでも宇宙空間など一部の環境データがきちんとそろっている時だけである。

 

特に地球側も無駄に時間を費やしていたわけではないのだ、宇宙世紀のバズーカなどで使われている弾頭の火薬や砲撃力を地球側の技術で色々と調べった結果ようやく、【S-11】という核兵器並みの威力を持つ一撃必殺の兵器が完成したが、同時にあまりにも高コストであるのは違いなかった。

 

 

特にこのあまりの高コスト爆弾兵器は最前戦で戦う戦術機に一時期は搭載予定で有ったが、当然そんな無駄なような塔載は却下されている。

 

 

レーザー級や貫かれたしたときやタンク級にむしられたり、突撃級の突撃によってもし強い衝撃で誤作動でも飽きてしまえば、その周辺は確実に核兵器と同じ威力の衝撃と威力が広がるのだ。

 

 

つまり自爆兵器を搭載して戦えと言っても戦術機のパイロット側もそんな兵器を搭載してまともに戦えるわけではない、それに今では火星軍も一緒に常に最前線で戦っているのだ。

 

 

それを誤作動で火星軍の戦力を減らしてしまえば、確実に世界中からつまはじきされることは必須である。

 

 

結果としては基地・要塞・橋・ドック等に自爆用として採用している国がほとんどで有った、わざわざ弾頭に加工して戦術機が現在使っているハイパーバズーカの特殊な弾頭にして最前線に使う必要性が薄れているのが実情である。

 

 

無論この情報もマークもブライト達もきちんと地球の国連議会から正式に対価として入手した実物と製造データや実験データもきちんと存在していたのだ。

 

 

「それにさ・・・このS-11は火星軍が使っている気化弾頭弾や大型ミサイルなど一部に近い爆発力を持つために、ハイヴ内や戦場ではなかなか使えないと地球側が言っているのは仕方がないな」

 

 

「確かに現在我々がハイヴからの間引きもなども常に最前線で戦っていることで、この手の破壊兵器はなかなか地球側の国家は使いづらいか・・・」

 

 

「そうだね、特にオデッサ基地独自で行ったあの間引きが世界中の国々に響いたらしい、あれだけの防衛力や戦力があるのにも関わらず、このような兵器を使って我々の兵器と共に自爆擬きをするようであれば、その国の印象や発言力は一瞬でガタガタになるだろうからな」

 

 

確かにそうなのだ、ここの世界においては未だにハイヴが二十個以上も作られていないのだ、おまけに火星軍の戦力によって、各国はようやく初期のBETA戦よりも継続戦闘能力や国家間の戦力が徐々に回復している最中である

 

 

おまけに色々と面倒である一時しのぎで作られた各国の軍隊の指揮権や命令の順番や補給の順番など色々と整理できる時間が増えたこともこの戦力が回復する一端であった。

 

 

こんな情勢下で、本来の自爆特攻兵器または遅延用として作られた【S-11】は本来の目的で使われのでは無くて、別の意味を目指して現在は使用変更として威力等変えて生産されつつあった。

 

 

当たり前だが、この世界の【S-11】は山に作った要塞や軍港に二か所だけかけられている、たったこれだけでいいのだ、一発一発の威力が核兵器の爆発の間から水爆爆発近い威力になっているのだ。

 

 

つまりBETAが大量に要塞に入ってきても二発で問答無用で吹っ飛ばせる威力を目的として開発目的が変更されてもなにもおかしくはなかった。

 

 

結果として地球側で最前線や前線付近の要塞や前線基地、最前線基地にこの自爆兵器が全て設置されることになった、この自爆兵器のスイッチは自動的であり、BETAが一定数基地内に入れば自動的に自爆するようにシステムに加えられていた。

 

 

また手動で自爆できるようになっていることも大きかった、いくら自動プログラムが入っていると言っても、あくまでも基地内の電力やシステムのケーブルがこのシステムに繋がっていなければやはり自爆しないのだ、結果人の手によって最終的に自爆するように作られているのは仕方がない。

 

 

こうして 少しだけ時間が進んでいく、どの勢力もこの五年以上の戦いで色々と変更する所があってもおかしくないからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ミラとハイネマンのお仕事開始

色々と考えた結果結構な文字数になりました  普通に考えれば大量の予算と人材があればこうなるだろうなと予想して アメリカという国をマブラヴの世界で予想した結果です。


第二次世界大戦時で月間空母とか言われるほど バカみたいな生産能力と開発能力がある超大国ですからね。それを考えるとこの位が妥当かなとおもいました。 

アメリカの開発力が本格的に使われた結果の話です では 


1990年、一月一日、国連所属の各国は共同開発を名目上に、次世代のHi-Low-Mix構想の「Hi」を担う「ATSF計画」の終了を受け、「Lo」を担うF-16、F-18を将来的に代替するステルス性能をもつ次世代戦術機を開発するために、「統合打撃戦術機計画(JSTSF)」がスタートした。

 

 

実際に第二世代機の開発や、ライセンス生産によって各国の戦力はある程度は回復していた、特に火星軍共にする地球に残っているハイヴはすでに少数てあり、ハイヴ間の間引き戦力としては各国の第二世代機は十分すぎるほどの性能を持っていたが、だが同時にハイヴ内で戦うことになったら、やはり補給の問題や戦闘能力の継続力などが世界各国では大問題であるのは言うまでもないことであった、

 

 

ではなぜ最新型にはステルス性能が必要であるというと、それはやはり国連に所属しているすべての国家にしてみれば、戦後を考えて通常の第三世代機よりもステルス機の戦術機の方が、戦後国家の主力になるのではないかと、そんな思惑があったのは言うまでもない。

 

 

だからこそ、去年アメリカがなんとか第三世代機の次世代機の時期コンペにおいて試作機のN-22YXと1年間に渡る厳しい比較試験の結果、PAV-1【YF-23】を退け正式採用が決定したが、米国議会のYF-22懐疑論に押された、実際に火星軍のガンキャノンやガンタンクをはじめとする、指揮車を含めてする通常兵器にも簡単にばれてしまう程度のステルス機で有ったからだ。

 

主に射撃戦特化にしているは元々アメリカ軍の戦略ドクトリンに合っているのは間違いではないが、同時にハイヴ攻略戦においては、そのドクトリンがあまりにも合わないことがすでに各国の一般人にも触れられる一般資料として火星軍のハイヴ攻略作戦の資料映像が誰の目にも見れるようになっていたからだ。

 

確かに火星軍のハイヴ攻略においては大火力機や空中戦艦や空中空母や陸上戦艦やアプサラスやライノサラスによって、ハイヴ並びにハイヴ周辺に出てきた、BETA群の五十万以上が消し飛んだり、ハイヴ内部においてはFAZZ機の大火力によってBETAの集団を粒子兵器によってまとめて消滅させたりもしていた。

 

実弾兵器はを火星軍はほぼ使っていなかったことも大きかったのだ、確かにハイヴ内の天井やスリーパードリフトに対してはマイクロミサイルの集中運用を使ってBETAの集団を倒しいるが同時にその死骸を粒子兵器でまとめて消し飛ばしているのは、やはり大量の死骸があればあるほど、味方の戦術機の機動力や戦術機による実弾の攻撃がBETAが邪魔になっていることも大きかったのだ。

 

逆に粒子兵器を一纏めにした粒子兵器による粒子のサーベルは死骸を含めても生きている個体もまとめて消しているのだ、つまりハイヴ内に突入する部隊に必要になるのは戦術機の継続能力を維持するために格闘戦能力をつける必要が出てきたのだ。

 

だからこそ開発予算が大幅に増税された結果、量産化含めた改修が遅れに遅れ、実戦配備は2001年3月となる予定であるそれと同時に正式採用されることになるために【N-22YX】という名前を正式採用のYF-22に変更並びにアメリカ軍の国防省通称ペンタゴンに登録させることになった、量産機と試作機の外観上の相違箇所は頭部小翼のサイズのみである。

 

 

「やはり決め手になったのは旧第五計画派閥からの流れてきた多くの人材や予算の影響が我々戦術部門に多大な影響を与えましたか・・・やはり私が思った通り、火星軍との接触と共に与えられ火星軍の機体技術が大きく我々の戦略に影響を与えましたか」

 

 

戦術機の天才と言われるハイネマンがアメリカのホワイトハウスで決めている極秘の議会によってつぶやいた言葉でもある。

 

確かに第五計画の多く修正を迎えることになった、特に第五計画派閥筆頭と言われていたトラップ社長の巨大すぎる衰退は第五計画派閥にしてみれば第五計画から逃げれるチャンスとも思えたのだ。

 

火星軍のハイメガ砲の威力を目のあたりにしている戦場帰りの将校建ちペンタゴンの上級階級の軍師達も似たような考えであるのは仕方がない。だからこそBETA大戦の戦後地球の派遣を握る努力を今から始めようとしているのは、アメリカという巨大な国家戦略としては正しい判断でもあった。

 

 

だからこそこの極秘会議では色々なことが【後のアメリカの戦略決定会議】として基本決定事項として話が進められていた、その会話の中で今回のコンペにて敗北したPAV-1後に【YF-23】の名前を貰う第三世代機の戦術機も実は、アメリカ軍として別の予備計画機として使う予定である、それが今回の国連軍用の輸出用の機体である第三世代機になっている。

 

 

 

「ですが大統領・・・やはり同盟国にここまで第三世代機をしかもモンキーモデルを売り出すとは正気ではありません・・・この技術が漏れてしまえば戦後我々アメリカの優位がなくなります」

 

 

「そうです・・・・・・・大統領閣下、確かに我々陸軍と海軍は海外遠征で使える戦術機があればいいと思っていましたが、ここまでの戦術機を用意するとは・・・大統領もお人はがわるいですな」

 

海軍と陸軍で最前線で戦う将校たちにしてみれば確かに現行のイーグルでも性能は強いが、所詮は付け焼刃でしかない、アメリカ軍の開発部から【ストライクイーグル】と呼ばれている最新鋭機でハイヴの間引きを火星軍と共に行ってその実戦データを本国のアメリカに色々と送り届けていたのだ。

 

また現場の物にしてみればストライクイーグルとイーグルの機体の違いはほぼなかったりする、これは機体の内面の色々といじって、なんとか火星軍のハイヴ間引き作戦に間に合わせの機体だからだ。 

 

だが戦術機の第二世代機の中では他の国々が第二世代機をバージョンアップした2・5世代機中では最高峰で性能も整備性も優秀で有ったこともうかがえる、これはイーグルの拡張性能が優秀で有ったことが一番の原因である。

 

 

つまり結果的にアメリカ本土の開発部で作られた拡張パーツでバージョンアップしたイーグル機でハイヴの間引き作戦において多大なる戦果を挙げたことで、この機体の正式量産機を決めた上でラプターとブラックウィンドⅡをはじめとする複数の新型戦術機の開発並びに現行機のバージョンアップ機の量産化である。

 

つまり大量の生産ラインや大量の資金が必要な大規模事業と言えたのだ。

その為に、大量のラプターの開発生産が決まったのだから、そうでなければ、ラプターの性能よりも圧倒的に高いが、同時に対BETA近接格闘戦能力に於いてはN-22YX後に正式採用されるYF-22ラプターを上回り、総合性能でも【YF-23ブラックウィドウⅡ】が優位とも囁かれていた【模擬戦闘の結果は14対18、ドロー5、無効3でYF-23が勝利している】

 

これは双方共にステルス機である場合は近接戦闘比率が上がるため、白兵戦装備を充実させたPAV-1の方が有利であったため。

 

また試作機のN-22YXと同じく、搭載エンジンの違う2機が試作されており、「ジネラルエレクトロニクス・YF120」を積んだ1号機には「スパイダー(Spider)」、「プラッツ&ウィットニー・YF119」を積んだ2号機には「グレイゴースト(Gray Ghost)」の愛称が与えられているほど、アメリカ合衆国は本気でこのコンペを望んでいたのだ。

 

ではなぜブラックウィンドⅡよりも性能が劣るラプターをアメリカ合衆国が正式作用したのかは、それはアメリカの戦術などを含めて、結局はアメリカ議会の保守派が勝利した結果ともいえるが、同時に、アメリカの同盟国や属国に近い国に対しては、第三世代機の輸出も考えてことも含めて、結局はこのブラックウィンドⅡをベースに新規に開発した戦術機を国連軍向けと同盟国向けてに対して、売り出すことが決め手になったのだ。

 

その為かノースロック社が開発した試作第3世代戦術機は確かに世界貢献するのである、本来の歴史では世界一高い鉄くずと言わしめたアメリカが開発した無駄すぎる戦術機とアメリカ国内以外にも言われていたが、

 

 

この世界においては逆である、対ハイヴ攻略用専用戦術機という触れ込みになっているのだ、当たり前であるが、

アクティブステルスの性能はラプターと同じ程度なっているのにも関わらず、それが海外に漏れてもかなわないと思われている一番の要因はやはり、アメリカのBETA戦後戦略構想において、アメリカより同盟国を一国でも多く持つことが戦後世界においては有利働くと思われている。

 

 

その為のある程度の投資と決めると納得で有ったからだ、実際に正式採用されたラプターにしてみても第三世代機のくくりに言わせてもらえれば、砲撃船特化しているために、アメリカ軍らしいやり方のラプターの機体性能や設計にかなりの拡張能力を持たせていたのだ。逆にブラックウィドウⅡも同じくある程度の拡張能力を有してはいたが、すでに格闘戦能力と射撃能力の二つを取り入れているために、どうしても最終的な拡張能力値においてはラプターよりも少しだけ性能差が下がる程度である。

 

 

これも議会受けしなかった理由の一つであった、最初は良くても戦争が終われば、戦術機は本来は大部分を残して通常兵装に予算が咲かれる予定であった、人間同士の戦争であれば戦術機はいらない子である。

 

逆に戦闘機が日の目を見る予定ではあったが、その戦後戦略を火星軍のモビルスーツという化け物兵器によってひっくり返されたことが大きかった。

 

 

故に元々は米ロックウィード・マーディン社・ボーニング社を二社を中心として、欧州連合、アフリカ連合と共に国際共同開発が進められている最新鋭第3世代戦術機である。後のPAV-1後に【YF-23】の開発で培われた対人戦用の高いステルス(アクティヴ/パッシヴ)技術と、大出力跳躍ユニット主機による高速巡航能力は継承されている、当初この仕様にはアメリカ議会おいても、かなりの反発が見られたが、だが折角作られたPAV-1後の【YF-23】の会社も巻き込んでロックウィード・マーディン社、ボーニング社・ノースロック社のブラックウィンドⅡ開発技術者達も巻き込んでいたのだ。

 

 

【F-35 ライトニングⅡ Lightning II開発計画】の名前で実行されようとしていた。

その為かボーニング社のX-32試作型戦術機と、ロックウィード・マーディン社のX-35試作型戦術機という2つの設計画案が同時に進められていた、ノースロック社のブラックウィンドⅡ開発技術者達はというと、すでに他国へとモンキーモデルとして売りに出すことが決まっていた、ブラックウィンドⅡの数々の設計データや実験機のデータXー32試作戦術機とXー35試作戦術機を一気に実験機を作るためのテストベット機と運命が待っていた。

 

 

「このブラックウィンドⅡの様々なデータによってXー32機とXー35機の設計段階や開発段階を1年以上の開発設計の納期を短縮してここまで試作機をそれも2機を同時に作り上げることができるとか私は思ってはいませんでしたよ、ミラさん」

 

 

「それは私も同じです、まさか戦術機の天才と言われるハイネマンが作り出したYF-23用に開発した装備も含まれるとは思いませんでした」

 

 

実際に目をつけたアメリカと国連側の議会にて元々の装備を補給システムを装備していたYF-23搭載していたものを設計段階で組み込む指示があったのだから、驚くなという方がどうかしていた。

 

 

「ですが、本来のこの補給システムは画期的ではありましたが、おそらくはラプターのみに装備されて、アメリカ軍機のみの装備になってはずですが、火星軍のハイヴ攻略の一般人にもわかる資料映像などによってハイヴ内にはBETAは100,000を超す軍勢が残っていると分かりましたからね」

 

 

ミラとハイネマンは元々は別の戦術機の開発で共にしていた経緯があった、それに加えて、今では火星軍の契約者としてまたエースパイロット兼ハイヴ攻略部隊の勲章持ちの篁とに日本とアメリカ軍の戦術機開発計画において3人ともいつの間にか親友になっていたのだ、一時は篁家とミラの問題でミラがその問題で姿を消した結果ユウヤという子供をミラは身ごもって出産した上で、ユウヤが5歳児になった時にアメリカの上層部の思惑によって。

 

 

ミラは現役復帰して、そう最高のテストパイロットとして現場復帰したわけである、すでにこの時は火星軍は通常兵器でハイヴを攻略を済ませていたために、G弾派閥はごく少数となっていた、それに加えて、火星軍から通常兵器やモビルスーツを多く輸入した結果、それの技術解析を含めたアメリカ議会においてG弾派閥が力を失い逆に戦術機派閥が大きく力を持ったことで、大量の予算が投下された結果、忠実よりも早い形で技術が進化していく、

 

本来ならば93年で量産された配備されていた機体も今の時代においては90年代には試作機がすでにあり、残りは試作機同士のテストパイロット達が頑張って多くのデータを手に入れて、その結果度の機体を量産するのか、また配備するのかを決める段階まで進められていた。

 

 

だからこそ、本来ならばテストする必要もないハイヴ攻略用のモンキーモデルのブラックウィンドⅡと新型機の陸軍型と海軍型のパーツ共通性や先進性においてはX-32が勝るものの、コストパフォーマンスや機体のコンパクトさ、運用上の安定性からX-35が有利と判断一部では判断されつつあった。

 

これはいくら戦術機を大型機にしてもそれはそれで問題ではないが、同時に製造するコストの問題や配備の問題そして海外勢の予算オーバーにもつながるからだ、いくら元はハイヴ用として作られていたブラックウィンドⅡの基礎設計を取り入れて作られた新型機とは、値段によっては、アメリカが戦術機を売る海外の国々にしてみれば。

 

購入予算も整備性も含め色々と問題があるのは仕方がない。

 

 

 

「やはり元がブラックウィンドⅡの設計データを入れているために、パーツの共通性が整備性が大事なのは仕方がないですね」

 

ハイネマンは格納庫にあるブラックウインドⅡとその設計データを元に作られたXー32とXー35の3機をハンガーで待機状態にしているのを眺めていたのだ。

 

 

ミラにしてみれば3機とも自らが載って徹底的に機体のネガティブ部分を潰したことで自らの子と言えるほど、この3機に愛着を持っていたのだから。

 

 

「それにしてもラプターが正式採用されるところまでは、私も読んでいましたがまさか、祖国のアメリカがここまで同盟国に対して、アメリカの最新技術を使って輸出用の機体を作るとは思いませんでした」

 

 

ミラのいう事はハイネマンにしてみれば分かるのだ、そうでなければすでに仮想敵のソ連に対して、一部の技術をアメリカの上層部の思惑と共にそれに完全な形で流す意味はほぼなかったはずだからだ。

 

逆にアメリカは日本帝国の第三戦術機不知火に高い注目をしていたのは仕方がない、実際に不知火の一部のデータをアメリカ軍は手に入れていたが、そのキルレートはラプターですら、10対1と不知火機一機落とすのに対して、アメリカ軍の最新技術で作られた戦術機ラプター10機が必要とペンタゴンではすでにはじき出されていた。

 

 

これは不知火機の元々のベース機がブルーアストレイであることが大きかった、しかも換装機構が元からついている戦術機であり、ノーマルの不知火よりも換装パーツをつけた不知火の方が圧倒的にラプター100機を犠牲にしてようやく勝てるかどうか微妙であると判断されているのだ。

 

 

これはセカンドタイプと呼ばれる不知火は元からラプターよりも圧倒的に高い対ステルス機能を有しており、ある程度のステルス機の位置すらも簡単に割り出せる出力を持った頭部センサーを含めた各種機体に装備されているセンサーが優秀すぎたのだ。

 

だからこそようやく日本帝国国内のゴタゴタが片付き始めており、90年3月上旬から不知火の正式量産化がきまり、日本帝国内存在するすべての戦術機の生産ラインがフル稼働する予定も入っていた。

 

だからこそアメリカ国内の議会も慌てていたのだ。

 

「だからこそ、ここまでの機体を日本帝国を含めて他の同盟国を含めて巻き込んだうえで、アメリカが作った第三世代機を販売する計画があるといえるが、それでもここまで計画を進められたのは間違いなくミラの実力のおかげだ」

 

 

ミラにしてみれば、ハイネマンに呼ばれてハイネマンが作った3機ともテストパイロットする条件でかなりの立場を有していた、実際にミラの階級をみればわかるが。

 

「今のミラの立場はミラ少佐か、かなり出世したといえるが、国連向けの機体開発衛士だからな」

 

実際にハイネマンのお気に入りと現場では言われたこともミラ自身は結構あったが、それは現場復帰した3年まであり、今ではミラのその実力によって他のテストパイロット達に一目置かれる存在となっていた。

 

 

また階級が高いのも、ミラ自身の立場とその子供ユウヤに流れる血が大いに関係していた、それは火星軍の契約者である武者ガンダムのパイロットである篁の子供だとアメリカの一部のトップは正確に把握していたからだ。

 

 

つまり日本帝国をつなげるときに中尉程度までの階級ではミラの扱いが軽くみられるとおそれがあるために、どうしても階級を上げるしかないかった、つまりは【今はまだミラ少佐どまり】ではあるが、後の関係を考えればミラの最終的な軍の階級は大佐か准将ぐらいに落ち着くレベルになる予定であるのだ。

 

 

ミラにしてもXナンバーの2機は十分テストする機体だと思っている、最初のテストが陸軍用と海軍用のパーツ共通作業であり、そのパーツを入れたブラックウィンドⅡが戦場で戦えるか、それの確認作業を今から行うのだから。

 

 

真剣に最終作業プログラムを含めて技術者や整備士達と共にミラは強化服を着ながら、その説明を真剣に聞いていたのだ。

 

 

「わかった・・・・つまりだ、テスト予定のXー32の予備パーツをこのブラックウィンドⅡに入れて、整備したわけか、実際にハイヴ内に潜るブラックウィンドⅡとそれを元に開発している機体のパーツの互換性や整備性ね」

 

 

「はい・・・確かに必要だと思われますが、実際に共食い整備で動くのもこの二機のXナンバー機体特徴の一つだと本国は売り込みするらしいです」

 

 

「らしいね・・・確かに最前線基地や前線基地では戦術機は共食いする整備する可能性があると報告書では読んだことがあるけど、それは火星軍が来る前の戦場では、今は火星軍の力によってハイヴの間引き作戦を含めてBETAの軍勢が最終防衛戦に届いていないほど、最前線で決着がついて、国連軍も各国も戦力の回復を務めていると報告書で読んだわ」

 

 

確かにミラの言っている事は間違いではない、火星軍と共にハイヴの間引き作戦に従事している国連軍を含めた各国の軍隊の指揮系統や補給線の整理などが終わっていなかったときは、確かに戦術機同士の共食いがあったが、

 

今ではBETAの戦場で大破する戦術機を探す方が大変なレベルになっている、実際に小破する戦術機部隊は多くいるが同時に戦術機衛士の死亡が火星軍と同じ戦場ないでは、戦死は全くいないレベルになっている。

 

 

これは量産型ガンタンクとミサイルバギーを含めた射撃特化した陸上戦艦やライノサラス級のおかげで、間引き作戦やBETAの進行程度では戦術機の衛士になれなかった者達が普通にガンタンクのパイロッとやミサイルバギーのパイロット61式戦車のパイロットになってBETAと戦っているのだ。

 

歩兵科の多くは最前線に回されることはない、火星軍にしてみれば折角世界各国の戦力回復に努めてほしいために基本歩兵科は陸上戦艦付近や前線基地や最前線基地に配備される程度しかない。

 

つまり今ブラックウィンドⅡで行われる共通パーツや整備性能をテストはほぼ無駄になりつつ存在であったといえるが、だか戦争に確かに絶対ではないので、必要だと思える能力ともいえたのだ。

 

 

だからこそミラは整備士達や技術者と会議をしつつ、ブラックウィンドⅡの機体特製が変わってしまう事や性能がここまで変わってしまうことに納得しつつ、話をすすめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




普通に考えれば G弾派閥の資金力と開発能力が大幅にへりました、その資金力と開発能力が本来の戦術機開発部門に大幅に投資されたら、忠実よりも早い形でラプターやブラックウィンドⅡなど アメリカが開発してる多くの戦術機が誕生するのではないかと思ってかきました


結構時間がかかっておもしわけありません でも火星軍のテコ入れのおかげでここまでアメリカその物基礎技術力が大幅に上がればそれは可能だと思いました 


また各国ともに戦力の回復期間中です つまりは新しい戦術機を作りだしたり、旧型機のバージョンアップ機とか 旧型機の在庫一掃など 様々なことが世界中の国で行われても不思議ではありません 


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アメリカの本気

1990年 3月2日アメリカ合衆国内では

 

 

現在のアメリカは第三世代戦術機開発専用のエリア58通称国連向け&海外向け用の戦術機の開発チームがようやくXナンバー機体で六チーム以上のテストを行うことになっていた。

 

 

確かにミラというとてつもないほどの優秀なテストパイロットによって徹底的にXナンバーの元々設計開発元のブラックウィンドⅡの開発時にネガを潰されていたが、それはあくまでもブラックウィンドⅡと呼べる物であり、Xナンバーとはまた別の機体であるのは間違いではない

 

 

ただしミラも同じくXナンバーの試作機の二機ともすでにテストパイロットして登場して、ありとあらゆる方向の分析とこの部分が弱点であるというレポートをすでに開発部に提出している

 

でばなぜ再びそのXナンバー数機をテストするかというと、この複数のXナンバー新しく新造されたタイプである、つまりミラの報告によってネガを潰したタイプとなる。

 

果たしてミラ少佐の開発レポートは正しいのか、間違っているのか、また新しいこのタイプの性能はどこまでミラ少佐が載った試作機のXナンバー2機とも色々と違うのか、それらを調べるために当たらな複数のチームのテストパイロット達がこの開発基地に召集されていたのだ。

 

「ようやくか・・・これが新しくアメリカ合衆国が諸外国向けに作った第三戦術機か・・・」

 

 

「へへ俺なんてあの火星軍のハイヴの間引きの戦場で第一世代機の改修機に乗って一緒に戦っていた所だったんだぜ」

 

 

「まったくだ、今はハイヴの中のくそBETAどもをすりつぶす時間の方が大事だというのに」

 

 

「でもいいじゃないか、このテストパイロットで優秀な結果を出したチームはいち早く試作量産型タイプのXナンバーの機体か、ブラックウィンドⅡの正式量産配備前の初期ロットタイプがチームにまとめて配備されることを聴いているわ」

 

実際にこのような確約をそれぞれのチームはアメリカ合衆国に約束を取り付けていたりする

 

 

その約束がなくても、アメリカ合衆国の軍部としては折角開発量産海外向け用の第三戦術機の性能や整備性能、購入コストや維持コストなど様々なプレゼンをするためにどうしても火星軍のハイヴの間引き作戦や国連軍主体のハイヴの間引き作戦に実戦に投入する予定があっただけである。

 

 

不慣れな衛士が載るよりも、テストパイロットチームがそのまま実戦で戦ってしかも生き残った時は確実に対BETAの戦闘データが豊富に手に入る算段であった。

 

 

実際に国連軍主体のハイヴの間引き作戦も火星軍が援軍として当然ライノサラス級やラー・カイラム級や陸上戦艦や砲撃特化型の陸上戦艦や量産型ガンタンク300機や艦艇は最低でも十隻以上は参戦してくれるのだ。

 

 

また契約者達の船のようやくフル改修が終了しており、一部の武装がバージョンアップしている事からもかなりの戦力が投入されていたりする。

 

特にレーザー級の多くは間引きの戦場でも五十近くの個体が確認されるが火星軍の砲撃能力にほぼ駆逐されていたりする。

 

では仮に生き残った個体はどうなるかそれはレーザーヤクトを得意とする火星軍と契約者した多くのガンダムというモビルスーツを与えられたエースパイロット達が確実に仕留めていくことになる

 

 

これは初期頃に火星軍が第666戦術機中隊のレーザーヤクトの戦術を他の契約となった各国の衛士【当時呼ばれていたパイロットの名称】に散々後のトルネードガンダムの機体で教え込んだ結果でもあった。

 

一部武者鎧をきたガンダムやナイトの鎧を着こんだガンダムタイプもあったが、このパイロット達も普通にレーザーヤクトは出来たりする。

 

つまりほぼ火星軍からのダメージを食らった状態のBETAの大軍を各国の戦術機部隊がそれぞれの戦術機の武装を使ってBETAども平らげていくのだ。

 

だからこそここまでの戦力を地球側は回復できたともいえるが。

 

そんな中で色々な愚痴を垂れ流しながら六チームの戦術機部隊が各々に振り分けられた番禺の格納庫に向かっていく 

 

 

「ここか俺達がテストする予定の最新鋭の戦術機が置いてあるのは・・・」

 

 

「なるほどデータで見るのと実機では全く違うな・・・ここまで我々の開発力は上がっていたのか」

 

「隊長ーー見てくださいここのフラット部分・・・空力も考えられています・・・凄いですよこれは、我々が乗っていた第一世代機の改良機とは全く違う化け物です」

 

「ここまでスピードが出せるのか何々時速八百キロだと・・・」

 

「まじかよ・・・確かあの日本でも不知火という第三世代機は・・・最大加速は時速七百五十だったはすだ、公式発表のカタログスペックを信じればな」

 

 

「それに引き換え・・・我々がテストするXー32機体は・・・通常加速で八百キロが出せるとかクレージーだろうが・・・下手するとマッハ1まで出せるとか・・・」

 

 

「ばかやろうが・・・そんなもの出せば戦術機ばらばらになるぞ・・・理論上は出せるらしいが・・・誰もやらないだろうな」

 

「だよなシミュレーターでは出せると息巻いていた開発部の連中実戦をまるでわかっていませんよ」

 

 

「だよな・・・・ただしこのカタログスペックが当たり前だとすると・・・確かに我々の期待が大いにあるのは間違いなさそうだな」

 

「そうですね あの不知火すらも簡単に出し抜けるスペックです・・・つまり戦後日本帝国の一人勝ちはさせないというアメリカ合衆国の意地が見えますよ」

 

「ほら・・格納庫でぼやくな・・・これようの専用の新型強化服が合ったはずだ・・・今の我々が来ている強化服では対G性能が弱いらしいからな」

 

 

確かにそうである、普通に時速800キロが当たり前の速度の戦いになればそれ専用の強化服が作られなければ、この機体にのる衛士の身体能力がいくら頑丈でとはいえ、持たないのである。

 

 

そうこうしている間にも、Xー32の機体テストパイロットに任された彼は今まで来ている強化服から新しく作られることになった専用の強化服に今まで己のデータを入れる事で、よりフィット感をました新しい新型強化服をきて、再びハンガーに集結した上で。おのおの振り分けられたXー32機に搭乗していた。

 

 

これはストームバンガード用からBETA戦におて必要なポジション用の装備を各戦術機が装備しているのはあたり前であった。

 

「各機これより振り分けられた新しいコードを入力すること、これはリーダー機がEー00で最終機はE-12だいいな」

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」」」」

 

 

こうしてゆっくりと各格納庫の最新機の電磁カタパルトによって第三世代機のXナンバーたちが射出されいく、各コックピットを守る慣性制御装置でも殺しきれないGが俺達テストパイロットチームを襲ったのだ。

 

 

「ぐっ・・・・これは確かにつらいです・・・・緊急発進プログラムだけでねもこの辛さとは・・・最新型の強化服を着ていなければ今頃は・・・失神どこではすみませんよEー00」

 

「確かになEー05のいうとうりだ・・・我々ベテランでさえ・・・ここまでつらいとはなだが緊急発進能力は戦術機には必要な能力だ・・・それに加えて・・・ここまでの加速能力を維持できてる点は大いに納得できる・・・早く戦場に持ち帰って実戦でこの性能を披露したいとおもう」

 

隊長機がこんな事をつぶやいてしまうのは仕方がないほど、優秀な機体に仕上がっているのは元々ブラックウィンドⅡの時点で最高速度が時速700キロオーバーで有ったからだ。

 

それをより安定させるためにXナンバーを設計開発する2社にこの機体のデータ事提供したのだから、提供元の機体よりも強い性能が出来上がってしまっても不思議ではなかった。

 

 

アメリカの軍事産業の者達にしてみれば、ラプター1強よりも、より強い戦術機がアメリカ祖国で開発された方が安全だと思うのは軍事産業の者達にしてみれば当たり前の思考であった。

 

つまり今回すでにアメリカ議会で正式量産機と決められたラプターで有ったが、それの生産数は最終的には600機程度もあれば十分である、バージョンアップを含めると妥当な数値であるからだ。

 

今このXナンバー2機を作っている会社にしてみれば、後の第4世代機の開発スタートのための先行投資という意味合いもあるからだ。

 

無論ブラックウィンドⅡを作った会社も同じである、この機体もモンキーモデルで1000機程量産されて売られる予定であるのだ。 元々がハイヴに潜るように作られた機体である。

 

陸軍と海軍と海外に売りに出す用の必要なXナンバーの機体とまた別の開発量産ルートであるのはもはや疑いもない事実であった。

 

 

こうしてアメリカ合衆国はより戦術機の開発に多くの資金と資材を投資していく。

 

それは日本帝国を含めた複数の国家と火星政府の親密さに嫉妬しているのは誰の目に明らかであった。

 

だがこれの行動によって世界は三色に分けられることになる つまり火星派閥と対火星派閥、そしてアメリカ派閥【国連派閥】である。

 

ソ連を始めとする一部の国々は基本対火星派閥の入っているのは誰の目にも明らかであったし、そもそも共産党をトップする国々と資本主義や帝国主義とは水と油といえるほど相性が悪すぎたことも元凶の一つであった。

 

 

こうして世界は加速していく。

 

 



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飛縁計画の全貌・・・そして作られる武御雷とは

時系列的に何とか出来上がりました ぶっちゃけて言えば このようなグタグタな日本帝国が出来上がるだろうなと思います 実際にBETAの圧力は大陸内部で押しとどめられている状態であり。


とうぜん原作のように日本が危ないという感じではありませんから 内ゲバする体力があればねそらーやりますよ 日本帝国は 高度経済中通称バブル経済ですからね 日本帝国は

予算がたくさんあり、さまざまな事へ投資ができるとなれば 軍隊としても装備の一新を含めて 色々とやりたい事か多いと思いますから 


その近衛の戦術機開発計画すでに、通称【飛縁計画】は1987年 5月21日の不知火のプロトタイプが少数だけ開発・量産されたことで極秘裏に近衛軍内部で決定されたのだ。

 

実際に日本帝国軍の組織と将軍家直属である斯衛軍が、表向きの開発理由としては、F-4J改瑞鶴後継機として開発させた。

 

【純国産の第3世代戦術機94式戦術歩行戦闘機不知火の開発】によって培われた技術を応用した【上位互換機開発】である。

 

だからこそ、河﨑・光菱が、F-15の量産と補修パーツや、改造パーツ等またデータとりようのプロトタイプ不知火の数機の開発と同時に行われていた不知火正式採用型の生産ラインの開発などで負担が重く、開発に回すリソースが無かったため。実際に近衛軍の余計なジャマさなければ開発のリソースは企業としてより負担が減っていたのは間違いではない。

 

実際に奪われたプロトタイプ不知火三機は後に開発現場に半年間もかけて近衛と帝国軍の調整後になんとか戻ってきているが、それまで間は、やはりテスト機の三機分が足りなければとうぜん、現場から不知火を作った会社に予備パーツや補修パーツを含めてスケジュールが前倒し手になった、このことが原因で、不知火の正式量産化などが90年代まで遅れる原因の一つである。

 

 

また2社のバックアップを受けつつ跳躍ユニットの製造を主に行い、比較的に生産ラインの負担が比較的軽かった、富嶽重工と独自技術を多く持っていた遠田技術によって基幹部分を共同設計と開発されたのが、のちの【第三世代機練習機の吹雪】である。

 

 

こちらも元々は不知火開発に関わっている会社であり、国と軍部からは不知火の調達ができない時のための予備計画の代案として、不知火の製造コストと整備コストを安くしながら性能は不知火のワンランク下程度であり、また整備性能向上等をしろというあほすぎる無茶ぶりであったが。

 

そもそもの話国主導での不知火の大量生産はすることが決まっていたために、先に製造ラインなどに力を入れていたこの二社だけが比較的不知火の製造するある程度のパーツを流用などして作り上げたのが【訓練機の吹雪】で有った。

 

 

ベースの不知火よりも出力など、一部の性能を若干落としたことで、不知火とこの吹雪の二機のパーツ共通率は八割を超えていたのだ。

 

これが後の日本帝国の第三世代機量産化につながる悲劇を生むきかっけたとなった。

 

 

つまりコスト的には不知火一機と吹雪が三機以上という同じ第三世代機であっても、多少の性能差をつぶれば、吹雪の方がコスト的にも性能的にも十分優れた機体が出来上がったのだ。

 

これによって軍部内でエースやベテランには不知火をベテラン未満の衛士達に吹雪で戦場に出てもらうようにすればいいという二大派閥が誕生したのは、この時の日本帝国内部ではあまりにも致命的な弱点といえた。

 

 

量産に優れた吹雪かそれともエースやベテラン向けの機体の不知火機の一機を正式量産機と認めてすべての帝国軍に配備するのだから、もめるのは仕方がなかった。

 

「なにをいう貴様はバカ・・・物理戦に特化しているBETAども相手に多少性能が優れている不知火程度よりも、整備性も生産コストも安い上に、一個大隊クラスを簡単に揃えられる吹雪の方がいいに決まっている」

 

 

「貴様こそバカではないか・・・相手が物理用に頼るからこそ、我々日本帝国軍は質を高めなければならない、過去の第二次世界大戦時においても飛行機のパイロットの量よりも質で戦い勝利したではないか?」

 

 

「それは確かにそうだが・・・だがその結果があのアメリカ政府とのある程度の条件を飲んだうえでの和睦だ・・・」

 

 

「そうだ、だからこそだ。聞けば不知火の機体は通常タイプ以外にも換装機構によって機体性能を大幅に向上させることができるらしいぞ、確かに一機当たりの調達コストや整備性能は吹雪三機分よりも高いが、だがそれなりに戦場で戦えるようになっている」

 

 

「それに、火星軍と共に戦場で戦うのだ。弱い上に数しか揃えられない量産機よりもエースやベテランが初めからのるように作られる不知火の方が圧倒的に海外向けや国内向けの良いニュースにはなるだろうな」

 

こんな話があり、足の引っ張り合いをしている者達が日本帝国軍部と政府の中にはいるおかげで、正式量産機という名前を与えられている不知火と吹雪の総数は合計で30機程度しかないのは仕方がない、

 

戦術機を生産するための予算がなければいくら優れた戦術機を作ったところでも軍部には納品という形で売ることはできなかっただからこそか。

 

 

近衛軍の内部で不知火よりもさらに進んだ第3世代戦術機である、通称“零式”主だった会社は河崎重工が取り仕切っている、不知火のプロトタイプの内部構造と一部設計と一部の部品を可能な限り流用しつつも外装はほぼ新規設計、材質に至るまで一切の妥協を許されていない。

 

近衛軍のみしか使わない飛縁計画に複数の会社が開発に参加するようになっていく。

 

実際に量産化可能な不知火の製造ラインや吹雪の製造ラインがあったとしても、生産ラインの維持費は基本的に国内に配備されている30機程度の消耗品などの補修用や整備パーツを軍部売ることでなんとか黒字化している程度である。

 

 

つまり、日本帝国内部にある様々な企業にしてみれば新しい戦術機開発計画は自社をより発展させてくれる可能性がある計画であるのは間違いではない。

 

無論日本の企業もこれでは食べていけないために、自分達が親密にしている軍の将校や近衛のお偉方や政府の役人に対して、賄賂を贈ったりして、当然規定外の戦術機を合計100機ほど吹雪を量産は配備はしていたりする。

 

ただし、公式に日本帝国が量産化を議会で認めたわではないために、帝国軍部の補給物資の資料に【乙式戦術機補給物資一式】近衛軍にしてみれば近衛軍訓練校に【丙型戦術機補給物資一式】という形に書類をでっちあげている。

 

このようにして吹雪89年代には近衛軍と帝国軍の練習機として合計で100機前後は量産配備されているが、正式配備ではないために、近衛軍側の補給物資の支払いはと帝国軍の補給物資の支払いは極秘の決算報告予算扱いにして、内閣庁が当然のように極秘の資金現とて使っているお金は実にこれだけでも200億円を超えていたりする。

 

これの資金源は使途不明金扱いになっているのは旧知の真実だったりする。

 

 

そして1990年一月25日通称ラプターショックが世界中を巡ることになる、

 

アメリカ合衆国が次世代戦術機の開発を終えて、その次世代機、第三世代機を正式にアメリカ軍の時期主力量産機として認定した上で、91年の三月までにアメリカ国内の需要を満たすために、最低数の数が整うまで発表した正式配備機はなんと驚きの【600機】である。

 

 

ただでさえアメリカは他国にいまだに第一世代機から第二世代機までの部品や新造された機体などを量産・販売している戦術機の開発・量産の世界最大国で有ったからだ。

 

これに伴い、ようやく日本帝国軍もハイ・ローミックスとして、当初の量産化予定の機体【不知火】と【吹雪】の二種機を同時に生産開始させることをようやく長い期間をかけた日本帝国議会で決定された。

 

「2年以上も不知火機と吹雪機の予算の都合や様々な既得権益の都合が・・・アメリカのラプター発表でここまで一纏めになるとは、だがこれをアメリカのラプターを利用させてもらうぞ」

 

こんな事をつぶやいたのは後の内閣総理大臣となる予定であり現役の内閣に官房長長官を指名された、【榊是親(さかき これちか)】長官であった、彼は今の内閣をなんとかまとめるバランサーとして必死になって頑張っていたのだ。

 

特に軍部からの要求の第三世代機の練習機である吹雪の極秘量産化は彼の手腕によるものが圧倒的に高いのは言うまでもない、その為か軍事関係の派閥は彼に大いに感謝しているのだ。

 

 

おまけに近衛軍にもきちんと生産した50機を無事に丙型補給物資一式として売り渡しているのだから、こちらも近衛軍内部やその派閥に対しては大いに貸を与えることを成功している。

 

「なんとか・・・ここまでは行けるが・・・ようやく不知火の量産化がめどがついたと思ったら・・・魔女からの託か・・・アメリカは第4計画用にコンペに負けて敗北した【ブラックウィドウⅡ】を連隊規模を量産化して提供する用意があるか」

 

 

この報告は彼の頭を抱えるのに充分であったのは、間違いではない、アメリカにしてみれば日本にとられた第4計画の表の内容つまりエースパイロットの育成を済ませたエース予定の衛士に対して第三世代機を渡すことで国連軍の内部でのアメリカ寄りの派閥を増やす予定であるのは誰が考えてもわかる事であった。

 

「日本帝国内部で動いてくれるのならば・・・第三世代機の不知火のみを配備する手はずは整えられるが・・・この予定表を見る限りは第五期生の卒業生までは各国のエースと思える予想をもつ人物を日本帝国内部の基地で育てた上で、国連軍内部での日本帝国の派閥や発言力を上げる計画が」

 

ここで一呼吸口から息を出したうえで、再びその極秘と書かれた報告書を読み愚痴をいうことでしかない。

 

「だが基本国外のハイヴの間引きをする部隊であるのは間違いではな・・・その者達に最新鋭機を渡すとなればやはり国民感情や軍部も納得はしないだろうが・・・やるしかあるまいな・・・このアメリカが発表したラプターの性能をみれば、これに負けた戦術機であってもそれ相当の性能を持つと考えなければいけないことでもある」

 

 

「また最新鋭機の配備となれば当然わが方の技術が国連からアメリカへいいや他の国々も流れる可能性があるが・・・だがモンキーモデルで売るとしても・・・・やはりこの問題は慎重に扱う必要があるか」

 

 

こうして・・・官房室から彼は一人で出ていく、当然護衛をつけてはいるが、国会議事堂の中に強引に暗殺をする人間は基本いないのだ。

 

そしてついに日本帝国内部でも量産化が決まった不知火と吹雪を予定数をフル生産しているが、それでも色々な問題があるのは間違いではない

 

特に高性能コスト機である不知火機は日本帝国と近衛軍に所属している。エースかまたはベテランクラスの腕を持つ衛士達に順次量産された機体を近衛軍にも帝国軍にも量産化するメーカーが降ろす予定であった。

 

これに伴い日本帝国軍内部で残っていた第一世代機の訓練やそれまでバージョンアップで使っていた、機体の多くは第二級品の軍機や第三世代機【吹雪】訓練機の訓練の的などに使われるようになっていくが表に出せなかった吹雪の練習機が普通に正式配備されたことになるように。

 

それぞれの基地司令部が書類整理をするのは仕方がないことでもある、規定外の戦術機を抱えるよりかは正式配備する日時をメーカーと決めた方が色々と楽であるからだ。

 

このように書類整理することですでに中規模と小規模の基地には訓練機の吹雪が規定数【24機】配備されるようになる、元々規定外で四機持っている所は残り二十機をメーカー降ろされるなど、色々とやりようはある、こうして早く量産配備させる手腕の凄さが内閣官房長の手腕である。

 

大規模基地に合計で五十機程配備される、不知火に至っては正規規模で完全に配備されるように量産配備する予定である、つまり日本経済はここまで潤っているのだ。

 

そんな書類仕事とはまた別に近衛軍の極秘計画【飛縁計画】作られている最新鋭の戦術機は主に日本製戦術機の特徴として、長刀による攻撃を重視していた。

 

後の世では【武御雷】と呼ばれることになる一部の近衛軍が使う戦術機は特にその能力に秀でている、加えて固定兵装として、前腕外側部に隠し爪的な00式近接戦闘用短刀を手首側1、肘側2、左右合計6振装備し、前頭部大型センサーマスト・肩部装甲ブロック両端外縁部・前腕外側部外縁・前腰部稼働装甲外縁などの他、マニュピレータ指部先端、足部先端、踵部先端といった全身をスーパーカーボン製ブレードエッジ装甲により鎧っており、これらにより近接密集戦において圧倒的な攻撃力を誇り、究極の近接戦戦術機とも言える性能を獲得した。

 

ただし同時に不知火で培った技術の一部しか使われていない、いいや使えなかったが正しい表現である、実際にこの武御雷も普通に不知火機の換装機構をはじめとするモビルスーツの武装などが使えるようにそれられの技術をふんだんに使われる予定ではあったが。

 

【純日本製戦術機派閥】と【近衛軍のより強硬派閥の勢力】がくっついたことで生まれた計画で有ったからだ、ただし近衛軍上層部にしてみれば、これより良い戦術機ができればそれでいいと思っていた。

 

「どのみち、火星軍との裏取引によって帝国軍と近衛軍は同じ戦術機不知火を乗ることになる」

 

と紅蓮大将自らの自宅で一人つぶやいたのだ。

 

だからこそ少しは近衛軍全体や一部の派閥にしてみれば、いつの間か完成していた第三世代機を近衛軍の戦術機にはしたくはないと思っていた輩が一定数いたことも紅蓮大将の派閥にしてみれば頭が痛い出来事なのだ。

 

 

これによって後に誕生する戦術機武御雷という名前も模した機体は日本帝国や近衛軍の技術力をコスト度外視で作られた計画機のはずであったからだ。【近衛全体と日本帝国の一部のガス抜きが含まれていた】

 

実際にある意味では傑作機と呼べるほどの格闘戦に特化しすぎる上に、なにをとちくるう事をしたのか、冠位十二階と同じく濃淡6色の12色が存在する。地位の高い順から、紫(将軍)・青(五摂家)・赤(五摂家に近い有力武家)・山吹(譜代武家)・白(武家)・黒(武家以外の一般衛士)と色分けされている。また紫から山吹色まではグロス、白黒はマットに塗装されている将軍専用機の武御雷をはじめとする機体の量産化計画まであるのだから

 

 

紅蓮大将以外にもほかの近衛の軍事部門や生産部門からもあきれられるほどである、実際に不知火は近衛軍で調達したら、火星軍から極秘裏に渡された換装機構を最大限まで生かす換装用の装備類もすでに近衛軍は発注しており。

 

その試作型は【神宮寺まりも】を含めて日本側がハイヴ攻略戦においてハイヴ内部に突入させた、まりも機を含めた合計六機にもキチンと換装装備はさせて瑞鶴の性能を第三世代機相当まで引き上げているのだから。

 

その換装パーツを装備させたうえで、近衛軍の搭乗衛士達の操縦技術や癖などに合わせた実質専用を与える予定であるのだ、こちらの不知火の機体は換装装備をつけた上で、赤の譜代の人物であれば赤色系に機体色を変更させたりしているのだ。

 

 

つまりある程度の予算も近衛軍は出す予定で計画を組んでいる上で、それ以上の計画書を出してくるのだから頭が悪いのかはたまた現実を見ないようにしているだけなのかはわからないが、それでもこの計画書をどうするのか?

 

予算はなんとかあったりする、近衛軍で使っている瑞鶴をモンキーモデルとして帝国軍が海外に売り出しているおかげで、日本の経済は十分すぎるほど潤っているのだ、また火星軍からは借地の金額として【50兆円程度】の金額が毎月日本帝国に振り込まれいる。

 

これは日本帝国の出島を2つも火星軍が本拠地として使っている迷惑料の物である。

 

だからこそか本来の日本帝国の予算では絶対に量産機はできないと思えるほどの【第三世代機不知火】の最終量産計画は1000機【第三世代機訓練機吹雪】の量産計画も3000機とアメリカ軍のラプターの量産計画よりも圧倒的に上の量産化計画であったからだ。

 

だからこそ、アメリカ国内では必死に第三世代機の海外に売るための量産機開発計画が進められていることをいまだに日本帝国はしらなかったりする。

 

 

確かにアメリカ合衆国の第三世代機の一部の量産化の情報はとある筋からとある家柄を通して日本帝国に伝わっている程度である、そこまでしてがっちりと固められている計画なのだ。

 

また日本帝国の量産計画書はすでにアメリカ上院議員の連中は全て知っており、ペンタゴンも当然把握している情報であった、だからこそのラプター量産化計画であり、海外に売りに出す第三世代機の開発だったり、それ以外にも多くのアメリカ合衆国が戦後を見据えた動きを始めている

 

 

無論トラップ社長をはじめとするG弾派閥にしてみれば仮想敵であるソ連を滅ぼすためにいまだにG弾開発をやめてはいなかった、史実の歴史ではこの辺りからG弾派閥が多くなり、一気にG弾開発まで開発の針を進められるが、だがこの世界においてはすでにG弾は無用の長物となりつつあった。

 

 

「くそ・・・火星政府の連中が・・・・95年頃には地球上の国家から受け入れていた科学者達が作り出した、核融合炉をお披露目会をするとか言ってやがった・・・しかも放射能の漏れによる事故や炉心崩壊により事故率は極端に少ない核融合炉を使った原発だぞ・・・どこに置くかによってまた土地の・・値段も跳ね上がる可能性があるというのに・・・」

 

 

またもやいらだつは、仕方がないただでさえG弾開発には多額の費用が掛かる上に、その材料もトラップ社長率いる派閥が手に入れたの物は、アメリカ合衆国が抑えていた量の三分の1程度しかないのだから。

 

「おまけに火星軍奴らめ・・・せっかくハイヴを攻略したというのに・・・目に映るBETAの施設ごとご自慢の粒子兵器で全て塵にしやがって・・・G元素を回収した部隊も見捨てた上で、そのまま塵だぞ・・・調査部隊の報告では綺麗にG元素をつくるための施設も何もかもがなくなっていやがった、まったく火星軍は疫病神だ」

 

 

こんなことを言っていつものように近くにあったこみ箱を盛大に蹴り上げる事しか彼のたまりにたまったストレスを解消することはできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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新型トルネードガンダム開発開始? 

実際に1990年5月に入ってもいまだに地球上のハイヴの合計数はたったの6個しかない

 

本来の歴史であれば【H13ボパールハイヴ、所在地インド領マッディヤ・プラデーシュ州ボパール】までハイウが立てられていたが、こちらでは逆である火星軍と国連軍の共同遅延作戦でいまだに対BETA大戦の主だった地域は。

 

 

【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】【H2マシュハドハイヴ】【H1喀什カシュガルハイヴ】【H6エキバストゥズハイヴ】【H7スルグートハイヴ】までしかBETAの進撃を完全に停止させていたのだ。

 

 

これほどまでに火星軍のライノサラス級やオデッサ基地と出島の三島を中心にBETAを犠牲者もなく倒しているのだから、国連軍にしてみれば、本当に頭を抱えたく状況であった。

 

 

確かにライノサラス級をはじめとする、量産型ガンタンクを中心を支援砲撃部隊やビックトレーを砲撃打撃特化にしている、化け物陸上戦艦の砲撃力は圧倒的である。

 

しかもレーザー級の攻撃すらも、陸上戦艦やライノサラス級は食らってもレーザー級からのダメージはゼロなのだ、仮に1年戦争時の重装甲の時であれば、色々と危なかったが、今では量産化された普通に普及している【装甲材質ガンダリウム合金セラミック複合材】と【対ビームコーティング】と【対レーザーコーティング】の三重構造で仕上がっているために、どうあがいてもベータ程度の攻撃力ではむりなのだ。

 

 

だからこそか、トルネードガンダムの装甲素材も基本この素材を使用しているために、基本壊れることはないが、それでも大破するレベルまで持っていた、ヴィヴイは未だに火星軍の中ではある種の伝説を残しているのだからその辺は仕方がない。

 

 

だからこそか、トルネードガンダムも実際に5年以上も最前線で常に契約者として戦っている機体である、いくら何度もフルメンテやパーツも含め色々と新しいパーツに入れ替えたとしても、やはり第一世代機であり、代表機の名機といえる【RX-78-2ガンダム】のセミ・モノコック構造は【コア・ファイター部】を中心にして上下に二分割された特徴的なもので、これはルナチタニウム中空フレームと高強度プラスティックの異種融合成型から成る「フレームヒューズドモノコック」とも呼ばれ、十二分の強度と軽量さを実現している。

 

しかも最新型に装甲素材がバージョンアップしているのだ、その分浮いた重量分は基本空を飛ぶための燃料に使われているのだ。

 

その為か現在の契約者が使っている【トルネードガンダム】の多くはそろそろフレームの部分の限界年数に達する部品が多くなっているのは仕方がない、それほどまでに最前線で酷使すれば仕方がない。

 

「だからこそ・・・より激しくする第666大隊とテストチームに新しいトルネードガンダムの開発するためのテストパイロットになってもらう予定だ、だからこそハイヴ間の間引きを終えた上で休息日の次の日である今日に佐渡島に呼んだのだからな」

 

 

「またこのテスト結果によっては、すべての契約者に対して、新型のトルネードガンダムを開発・量産並びに配備が決定している火星軍の一大プロジェクトでもある、そのことをわかったうえで、この開発テストの任務に従事してほしい俺からの報告は以上だ、なにか質問はあるか?」

 

 

そのマークの言葉に対して、テオドール少佐はきちんと自らの言葉で発言する。

 

「マーク閣下・・・この渡された資料からも自分達の部隊がなぜ、ここで契約者用の新型機の開発をするんでしょうが?」

 

「こらテオドール少佐・・・貴様はこの渡された資料をみてまだ分からないというのか?」

 

「ですが、アイリス大佐、主に統一ドイツ軍のドクトリンの多くは基本BETA大戦です、自分達は契約者としても統一ドイツ軍が派遣されている戦場で戦っていますが、今のままの機体でも十分です、現状の戦術機よりもいまだに三世代以上の性能差を有しています、今ここで【契約者用の新型機の開発任務】をするよりも・・・」

 

 

テオドールの言っている事はなにも完全には間違いではない、ただしそれは一つの戦場を見れる程度の視野しかない下級士官まで言える発言しかない。

 

たがらこそテオドールの発言にアイリスディーナ大佐はため息をつくしかない、カティア大尉もグレーテル少佐も同じである、グレーテルに至っては頭を抱えているレベルでしかない。

 

カティアも大尉となるための昇進試験は受けている、それに契約者になった時点で一階級があがり、ハイヴも二つも落としている上に、間引き作戦や防衛作戦に一〇〇回以上出撃をしているのだから、普通に二階級特進+αで国連や所属している国々からは普通に【ハイヴ攻略作戦に参加したもの用の勲章】と【ハイヴ攻略実働部隊用の勲章】と【ハイヴ内部に入ってハイヴ攻略戦を成功させた用の勲章】三個をテオドール達はあの火星軍を主体に一回のハイヴ攻略後にきちんと勲章の授与式を終えていたが、未だにあの時は東ドイツと西ドイツに分かれていた時代でもあった。

 

その後、再び二度目のハイヴ攻略後に統一ドイツ軍部から貰った、二度目の勲章共に階級が二階級上がったのだ、ただし階級を上げる順番があるために、順番待ちが存在する者達が多くいるが、契約者の一番低い階級者の多くは、大尉レベルが多くいるのは無理もない

 

モビルスーツのパイロットでさえこれだ、整備士達や技術者系も同じく大尉が多いのは、他国の軍隊やまたは自国が所属している軍隊から、いまだに間引き戦線の時には整備士達や技術者達にたいして命令をする、常識がない連中も中にはいる、この手のやからは軍部では大佐や准将などに階級持ちが背景にいることがおおいからだ。

 

だからこそか一度は契約者の身分のままでそれぞれの祖国できちんと高級左官用に上がるための一度左官用の学校に入りなおしていたりする。

 

契約者として身分がなくなったとしても、その分元の軍隊で働けるように、一時的に日本帝国の2人の契約者のようにどうしても日本帝国内部で使う戦術機の開発に必要な人材がいるときなど、重要な要件に火星軍や政府は限っているが

 

このようなやり方で、実際に火星政府は多くの国々に対して、色々の政治的な貸しを与え与えることに成功している。

 

そのためか、テオドールも左官用の学校での成績は悪くはないが、やはり元々は現場からのたたき上げコースタイプであり、人でが足りない時の東ドイツの戦術機の学校を卒業した程度であり、ちゃんとした指揮官としての意識や覚悟などは未だに曖昧であるのは仕方がない。

 

 

逆カティアはきちんと西側の教育を受けた軍隊に入った人物であり、その後、統一ドイツ側の左官用の学校に入って無事に卒業している、学校にいるときは学校に入る前に持っている階級は学校が預かっているために、一時的に軍部での階級が消滅している。

 

 

これの行動は軍隊用語では基本再教育期間とよばれている、基本殆どの国々の佐官は単独で短期間の作戦を実施できることが期待される典型的な部隊(大隊及び連隊、大型軍艦、飛行戦隊)を指揮する上級士官である。佐官は一般的には参謀の職務もつとめる。

 

典型的な佐官の階級には大佐、中佐、少佐が含まれる。多くの国々は一般的な階級として普及しているためにほとんどがイギリス連邦方式である。

 

最上級の佐官(Brigadier)が旅団長 をつとめる。准将(Brigadier General)がその職務をつとめる国もある。

 

つまりだ、統一ドイツ軍では契約者になっている、多く軍人主に戦術機や歩兵など通常火器などを使う者達もどんどんと上の階級にあげるために、火星政府と国連が会議を行って昇進させる予定の軍人の資料を各国から提出してもらった上で。

 

火星政府の軍事部門の人々と、地球側の軍事部門担当部署の人が、国連会議できちんと情報交換をしたうえで、その人物を昇格させていたりする。

 

これは火星軍に入った多くの地球人は、基本的には対BETA大戦の間引きや、遅延作戦に確実に投入される戦力であるために、彼ら、ひとり、ひとり、がどれほどのBETAを倒したのか? またどれだけ多くの作戦成功率を上げていたのか?

 

その辺の戦果は、トルネードガンダムを整備する時にきちんと機体側に登録されているBETAの倒した数や作戦を成功に導いた行動をとったとか、またガンダムのパイロット達も期限までに一戦ごとの報告書をきちんと上げている

 

こうした積み重ねの結果、今彼らは階級を大幅に上げてこの場所にいるのだから。

 

 

「テオドール少佐、頭をちゃんと使いましょう、栄えあるトルネードガンダムの新型機開発に関われるほど我々は火星軍や政府に信頼されている証拠です、今までの機体よりもより高性能な機体を開発した上で我々契約者達にきちんと量産配備してくれるのです、多少の時間を取られるぐらい問題はありません、今はオリジナルハイヴを含めたハイヴ攻略戦を見据えた新型機開発だと私は思っていますが・・・・」

 

 

グレーテルの言葉にテオドールは黙るしかない、五年以上も一緒の部隊にいる、しかもすでにグレーテル・カティア・リィズ・アイリス・アネット・ベアトリクス・キルケと重婚している身である。

 

ヴァルター・クリューガー中佐も同じく重婚者である、シルヴィア・クシャシンスカ大尉とイングヒルト・ブロニコフスキー少佐とファム・ティ・ラン中佐と結婚しているほどだ。

 

 

「大体はグレーテル少佐が言っていることはあっているからな、今からの二年間近くは君たちの時間を拘束する、今の状態のBETAどもでは十分ではあると火星軍と政府の上層部の戦略はあっているが、万が一にも新種が生まれる可能性がある、特に新種に対しては、ハイヴ内部では一部の火器類の武装しか効かないのでは、このままハイヴに契約者達を連れていくはいかなくなる、その前に向こうが新種を生み出すのが先か、それともこちらが新型機を開発生産するのが先か・・・そういう事でもある」

 

 

 

確かにそうである、原作のマブラヴオルタシリーズをやったことがある人達は兵士級や重レーザー級をはじめとする数多くの新型種が生まれるのは確定なのだ。

 

 

ただし現在は火星軍が地球と交渉したことで、間引き作戦や遅延作戦においては、両軍の死者数は驚きの三人弱程度である。

 

しかも一戦ごと戦術機の消耗率や通常科の戦死者は無くなっているために、未来で生まれる予定の兵士級の素材は足りなくなっている、兵士級の材料が元々は戦死した人間を再利用して生まれた存在であるからだ。

 

同じくレーザー級の新規開発も中止となっているのは基本的に火星軍や国連軍主体の遅延作戦によって全ての師団以上の数のBETAを一匹も残さずに包囲殲滅しているほどの大火力があるのだから。

 

多少の時間が取れたとしても不思議ではない。

 

「それにだ、テオドール・・・ちゃんと左官になったのだから、きちんと左官用の勉強はしてきたんだろう? 作戦の立案力も乏しいのであれば、流石にこれ以上の階級は上げられないぞ・・・いくら契約者やハイヴ攻略者とはいえ・・・・・それに私の旦那様になのだから、ちゃんと階級は上げておくこといいわね、しまいには他のテオドールあんたと結婚した嫁の方が軍隊での階級は高くなるわよ、それでもいいのからし」

 

アイリス大佐に指摘されるとほぼ何も言えなくなるテオドールは仕方がない、結婚してもアイリスに頭が上がらないのはテオドールの宿命である。

 

 

「・・・・・・・・うっ・・・・うっ・・・・・それは・・・・・だけど」

 

 

「だけどじゃない、いい・・・確かにアイリスやベアトリクスの方が階級は今はまだ上かもしれないけど、私達だっていつまでも現役でいられるわけじゃないの、現に私たちはすでに二年前までは妊娠出産のために一年以上の休暇を貰っているのをわすれているわけじゃないでしょう?」

 

アネット少佐の言葉にテオドールはたじたじである。

 

「それは・・・そうだけどさ」

 

「私だって・・・国からの命令じゃないの? きちんと納得した上でテオドール・・・、アンタと結婚したんだけど、そうじゃないと今頃は別の統一ドイツの政治家の上層部かまたは軍上層部のだれかと結婚していたわよ、契約者はあんたが考えているほど軽い称号や呼び名ではないんだけど!!!!」

 

随分と性格が丸くなったベアトリクス大佐も同じくテオドールにたいして、きちんと意見をいっているが、その彼女もテオドールと結婚後一年たった後に一人の女の子を出産しているのだ。

 

 

「わかっている・・・だけど、やっぱり不安なんだよ、半年間みっちり戦場に出てたたかったけど、それで火星軍のや政府の信頼を得て、新型機の開発をする部隊に同じ部隊事丸ごと配属されるなんて、おかしいだろうが」

 

「だけど兄ちゃん・・・他のお嫁さんからも言われているけど、ちゃんとしてよ、私たちは祖国の実家と呼べるところに赤ん坊を預けているんだよ、祖国はきっちりと面倒みると言っているけど、洗脳教育されるのかわからないから、だから最終テスト地はオデッサ基地と書かれてるいるのを見てないの?」

 

「それは・・・・・・・・・・・」

 

実際に火星軍も政府もマークの勧めもあり、統一ドイツの状勢などは結構心配している事柄でもある、カナダ政府も同じである。

 

テオドールは書類整理は未だに苦手であるのは間違いない、逆に他の女性陣の多くは書類整理は得意な方なのだ。

 

だからこそか、多少の新型機開発計画の書類をみた程度のテオドールのいっていることは何も間違いではない、新型機の開発はそれ専用の部隊が図手にいるときは大抵は、その部隊に開発を任せたうえで、その新型機が部隊に量産化並びに配備さて、ガンダムに乗って戦うのがテオドール達に求められている仕事であるのは間違いではない。

 

ただし今回は違っている、この【トルネードガンダム開発計画】においてはGP計画で使われていた初期型のムーバレル・フレームまでの技術を使っていいのかそれともファーストガンダムやジムなどで大量に使われた技術を使って、より高性能なトルネードガンダムを作るのか。その線引きがいまだに曖昧であるのは間違いではない。

 

だからこそ、マークは今後の戦いを見据えた時も含めて、トルネードガンダムを1・5世代機バージョンにするかそれとも第二世代機バージョンまでも持っていくかで予算も規模も色々と変わるのは仕方がない。

 

こうして新型機開発計画に予備として第666大隊と篁大佐とラトロア大尉をはじめとする初期メンバーといえる人達が、今回のプロジェクト内容の書類に書かれている、多くの事を呼んでいる。

 

基本この2パータンの機種を作るためにもある程度のテストパイロットは必要なのだから。

 

こうして一部がパイロット達がうるさく夫婦ケンカをしているのを無視しているのは、やはりここに集まった初期契約者メンバーの大半は重婚されたり、した者達が多かったことも含まれている。

 

 

確かに地球の戦力はBETAの初期の戦力まで回復したが、それだけで攻勢をかけれるほど戦争は甘くはない、結局は契約者達の血を引いた子供達が多く生まれるのは契約者の国元や区数の国家が融合して誕生した国などは、それだけでは人口回復はできないために、世界規模で重婚を認めている、火星軍が介入した時期でもすでに30億人近くの人類が死亡しているのだから、

 

 

その為に人口の回復を急がせる国々が多いのは仕方がないのはあたり前の事案でしかなかった。

 

こうして時間は過ぎていく 

 

 

 

 



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外伝 エースとベテランの呼び名の変化 そして白銀武は

未来の話です 外伝シリーズ二話目です 一話目は 不知火開発秘話の方です 

ヒロインの数はこの位でいいかなと思っています もう二人ほどは増える予定ですが、

現状ではこれで終わりです 外伝話を作りつつ、本編も書いているので結構疲れました 

ちなみに今回の話は17禁以上の話です この話はだめだったら 普通に外伝を作って

18禁版の小説の方を新たに立ち上げる予定です どこまで書いていいのかせんびきがわからないので すみません 

クリスカとイーニャと社の三人は基本的に裏の縛りが強すぎるので、なかなか話の中には出せません ファンの方々は すみません 

基本この武と鑑の家は マブラヴオルタのファンディスクの方にある、スキー編や南の島編や一番難しいと言われているスイカ割やビーチバレーがある方をイメージしてもらえばわかりやすいです 


 


時代はすでに2001年 六月中旬頃に入っていた。

 

 

日本帝国高校生部門の戦術機道、【第四計画】チーム代表として、白銀武の写真とプロフィールが、各種の雑誌に乗っていた頃、

 

 

その雑誌にも乗った白銀武はなんと、【白陵柊学園の理事長の香月夕呼】とその高校で武の先生をしている、神宮司まりもの2人に夏休み中に呼び出されたのだ。

 

「いいからし、白銀、あんたの写真と全てを勝手にマスコミ関係に流したは、悪かったけどね・・・そうでもしないと、同じチーム内いるメンバーの【鑑 純夏】か【柏木 晴子】の情報をながしていたわよ」

 

 

この学校の理事室に神宮寺まりも共にやってきた白銀武に問答無用に言い放ったのだ。

 

「ですけど・・・・・これは酷いですよ、なんですか、この記事は第四計画のチームメンバー白銀武と付き合っているハーレムメンバーであり、いずれは重婚予定で本人も相手も両親もそろって納得した上で婚約済みって」

 

 

「ユウコ・・・・あんたは・・・」

 

 

まりもは自分の悪友の理事長である香月夕呼がどんな思いでこんな事な情報を出したのか?、裏の事を含めて知っているまりもにしてみれば白銀武は哀れでしかない。

 

「ですけど・・・これはないですよ、だってチームメンバーと付き合ってないですし、いきなり婚約者とかいわれても、おかげで朝早くにスミカのドリルミルキィパンチを食らってふっとんだんですよ!!!!」

 

 

白銀にしてみれば朝早くにスミカに起こされたのはまだいい方だ。夏休み前までは普通にスミカによって起こされていたりするのだ。

 

 

ただしだ、日にちによっては榊 千鶴 珠瀬 壬姫 彩峰 慧 鎧衣 美琴 柏木 晴子  煌武院 悠陽 煌武院 【御剣】冥夜の姉妹が武の布団の中に入って一緒に寝ていたりする。

 

 

武の両親はすでに諦めているのは無理はない、白銀武が普通に幼馴染で一般家庭の鏡家と結婚してくれたら、何も問題はないが、【柏木 晴子】を除けば様々な分野で活躍している親や家柄があり得ない娘たちが、なぜか白銀武の第3婦人の座を狙って、白銀武にたいして、高校に入った時点で色々とアピール合戦をしていたのだから。

 

ちなみに不動の1と2番目の奥さんは煌武院 悠陽と冥夜の姉妹だったりする、すでに次世代将軍を輩出する家柄の娘たちが白銀武と結婚するのは確定事項であった、実際に白銀武が高校に入った時点で白銀武の実家周辺は、近衛軍の赤や白の服をきる煌武院家によって、土地と家などを抑えられた上で、そこに元から住んでいる住人は別の場所へ引っ越しをしている、無論、このような手段を使っているのは悠陽と冥夜の姉妹を外敵から守るためでもある。

 

結果白銀家と鑑家の以外の住宅は綺麗にアスファルトになっている遮蔽物もなにもない状態が楕円形で約50m以上は無人のアスファルトの道路になっている

 

 

無論この2つの家もきちんといつの間にか手が加えられているために、戦術機によるバズーカ砲の直撃でも食らわない限りは、白銀家と鑑家の住宅は無傷という特殊な装甲素材を使用しているのだから。

 

つまりだ裏の住人や表の住人にしても、将軍家の情報を流すバカはいない、国連のトップや日本帝国の総理大臣の娘の写真、情報部の娘の写真などなど、結果まともな情報を流せる人物は限られているのだ。

 

 

そんな裏を知らない白銀武はただ、新聞やテレビのニュースによって知って色々と困惑していたのだ

 

「いい、世界中が・・・高校生の部門の戦術機道しかもほぼド素人のチームが優勝確定の近衛部隊や帝国部隊を倒して日本帝国代表になっているのよ、それなりの情報を渡さないと、白銀の家は明日からマスコミ関係者が300人以上詰めかけるけどそれでもいいの?」

 

「・・・・・・・えっとそれは・・・・・・・・・・」

 

「しかもよ、同じチームで鑑も柏木 晴子の家にもマスコミ関係者が突撃するわよ」

 

 

もはや白銀武は黙るしかない、チームメンバーにここまで面倒をかけるとなると、流石に白銀もユウコ理事長に対して、なにもいうことはできなかった。

 

「それに・・・・私がいるこの学校にも取材とか色々な方面がさっさと許可をだせと言っているのに、だからあんたの情報を売り渡したのよ」

 

 

無論売り渡した情報は意図的に情報をなくしている部分が存在する、それが情報部の人や近衛軍の将軍家を警護する家柄に伝えて、色々と別ルートから世界中のマスコミに対して圧力をかけてもらっている所でもある。

 

 

「それとまりもを呼んだのは戦術機道の成績が良くても、歴史の成績が白銀あんたは赤点だから、今日まりもを特別につけるからまりもが白銀にたいして勉強を教えなさい、戦術機道の【未来のエース候補】が学校の赤点で落第なんて洒落にもならないわよ、いいわね・・・・まりも・・・あとは戦術機道の世界大会に向けての色々と教えなさい、分かったわよね、二人とも」

 

 

 

「わかったわ・・・色々と歴史についても教えるから、問題はないわよ」

 

 

「うっ・・・・戦術機道のプロリーグ、一本で食べていく予定が・・・学校の歴史の成績が赤点なんて・・・、まりもちゃんーーー一緒に勉強しましょう今すぐに」

 

 

「はいはい・・・白銀もわかったから、ユウコに教えられた勉強部屋に先に行きなさい、私は色々と白銀君に歴史を教えるための教材が必要だからね」

 

 

「はい、では先に行きますね、まりもちゃん」

 

こうして白銀が二人が残っている理事長室から出ていくと、まりもはユウコにたいして、最終確認をする必要があるからだ、白銀武に対して色々と教えることについて。

 

「いいのかしら・・・・あんな純粋そうな子をだますようなことをして・・・・しかもユウコ、色々ということは」

 

「そういうことよ・・・海外の選手団の関係者が白銀武に対してハニートラップを仕掛ける可能性が出てきたわよ、新型ОSの真の発案者ということはまだ分からないようだけど、女性関係とかで、もしやられたら、いくら白銀武に対してのこのような記事を世界中に題して、ある程度の抑止力になるでしょうね、だからこそ、初手でハーレムまたは帝国内部で重婚すると世界中に知らしめる必要があったわけよ」

 

 

「それはわかるけど・・・ユウコ本当にいいのね・・・・白銀武を私が食べても・・・・へたすると私が白銀の性を名乗ることになるけど・・・それでもいいの? ちゃんとあの方々には許可出してもらったわよね」

 

 

「大丈夫よ・・・・ちゃんと許可はもらったわよ・・・後ろ盾の将軍家を出している家に対して、下手な真似は出来ないわよ、これも白銀武のあの鈍感を直すためとようやく・・・姉妹と家柄が折れてくれたわよ」

 

 

「わかったわよ・・・・確かに私もユウコもいい年だけど・・・・お互いの履歴が履歴だからね、一般家庭も含めても結婚相手を探すのは難しかったわよ・・・・それに引き換え・・・・プロリーグのAー01のヴァルキリーズのメンバーはすでにメンバー同士で重婚しているなんて、教え子の結婚式に出るのはいいけど、二人目の母親ですとか・・・早く結婚してくださいと言われたりしたのよ」

 

 

実際に神宮寺まりもの経歴は色々と公式、非公式を含めるとまともな恋愛なんてできるわけがない、同じくユウコも同じ理由でまともな結婚相手がいないだけである、そのようなやり取りをして、一時間が経過してようやく神宮寺まりも先生は白銀武がいる特別教室に入って1から歴史の勉強が始まっていく。

 

 

 

 

 

すでに対BETA大戦と呼べる戦いは人類がBETAと呼べる敵性の宇宙外生命体と接触したは1967年。

 

通称、月面、サクロボスコ事件である。

 

 

特に国際恒久月面基地「プラトー1」の地質探査チームが、サクロボスコクレーターを調査中に、火星の生命体と同種の存在を発見、その後接触を持ったがそのまま消息を絶つ。第一次月面戦争勃発

 

 

人類史上、初の地球外生物と人類との接触及び戦争の始まり。

異星起源種がBETA:Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race――『人類に敵対的な地球外起源生命』と命名される。

 

つまり 二十年以上人類はBETAと戦い続けていたのだ、その為か世界共通の軍隊内部でのエースとベテランの呼び名が変更されるのは仕方がない。

 

最初のエースやベテランの多くの呼び名は、第二次世界大戦まで間に、どれだけの戦場に無事に出たのか、大抵は五回以上軍隊内部にとどまっていたら、普通にベテランと呼ばれるほど、ベテランの呼びの名前が変わっているほどだ。

 

 

当たり前だか、第二次世界大戦中は普通に重火器や戦車や飛行や軍艦等が当たり前に存在している戦場なのだ、そこで最初に生き残れる兵士はひよっ子のケツの殻がとれたと呼ばれる程度でしかな。

 

どれだけ軍隊に入ったとしても、普通にどれだけ血反吐を吐く訓練を一年間したとしても最初の実戦を生き残っていないやつらは基本新兵で呼ばれることが多いのはどこの軍隊でも当たり前であった。

 

 

逆にエースと呼べる、人物の多くは海軍所属の飛行機パイロットや空軍所属の飛行機のパイロットだつたりしたのだ。

 

今ではどこの軍隊も空軍は空軍にもトップを置いていたが、第二次世界大戦の時では、日本帝国軍が空軍をまともに戦力化していなかったときは、普通に空軍はどの国の軍隊でも、基本は偵察部隊として使われていた。

 

当たり前だが、飛行機に爆弾を乗せて飛ばしても、精々ほとんどの国の飛行機の能力は第一次世界大戦レベルの双発機と呼べる飛行機に機銃を装備させたうえで使っていた程度だ、戦艦や巡洋艦の艦隊のために砲撃支援や戦場ではどれだけ飛ばしても結局は戦場偵察どまりであったからだ。

 

また戦闘機乗りの多くは戦闘機に機銃を装備して、戦争している相手国の敵戦闘機を撃破することで、制空権を得て味方に敵側がどこにいるか? 敵の戦場の情報を伝える偵察機などか飛ぶ、それが第一次世界大戦までの飛行機の在り方であった。

 

それが日本帝国の空母と戦闘に気も大量の爆弾を持たせることができる専用機機体の開発などで戦略も戦術も何もかも変化した。 

 

 

そして今1990年においては【戦術機の衛士】のエースの呼び名はがらり変わってしまったのだ。

 

確かに火星軍が来るまではBETAがいる戦場にどれだけ多く戦術機にのって出撃したのか? でエース・ベテラン・新人の呼び名があるのだから。

 

実際に戦車や歩兵でも倒せるレベルのBETAよりも突撃級と要撃級を最低でも両方の撃破数がそれぞれで500を超えたラインでさらに戦術機での出撃回数が5回を超えて初めて【ベテラン】と呼ばれることが多い。

 

これは突撃級と要撃級の数が戦場ではあまりにも多く同時に人類側の衛士が戦って死亡する確率が多いためでもある。

 

しかもこのベテラン呼びの最初の条件としては新人が戦場で死の8分間を超えたら、普通に満たせるほどBETAの数が多いのだから。

 

ではエースと呼ばれる戦術機の衛士はどれほどの条件が厳しいかといえば実際の所は簡単である。

 

要塞級一体以上の撃破か またはレーザー級を十体以上の撃破で、あとは突撃級を2,000体撃破 要撃級を3,000体以上の撃破 戦車級の撃破数が5,000体以上を超えた上で戦術機の出撃回数が20回を超えている事である。

 

ふざけた回数であるとだれもが思う事でもあった、だが最前線の国家ほどBETAでの戦いは慣れているために、戦術機の衛士の多くの実はエースかまたはベテランクラスが多くいたのも事実である。

 

 

つまり東ドイツにも普通に第666戦術機中隊以外にも普通にエースやベテランが多くいたが、それはシュタージュの策謀によって中古の機体や新型の機体であってもなぜか戦闘の途中で戦術機そのものが動かなくなったり、部隊全体に裏切られてたり、などなど色々とあったために、火星軍が介入する戦場前ではすでに、東ドイツ側の正規軍の戦術機の保有数はたったの60機を切ろうとしていたのだ。

 

本来の東ドイツ軍の正規の戦術機の数は300機を超えていたはずなのに、それがあそこまで減っていたのはシュタージュにより補給の物資の横取りや、本来であれば手に入る新型戦術機やバージョンアップ機の多くがシュタージュによって確保されたことで、ここまでの数が減ったのだ。

 

 

だが火星軍の介入後は、世界全体が火星政府と交渉に入り、火星軍は国連軍と共同で、BETAの軍勢に対して遅延作戦を行った上で、火星軍主体によるハイヴの攻略作戦後によって、世界中でエースの認識が変わったのは無理はなかった。

 

 

特に各国ともにベテランクラスかまたはエースクラスの実力を持つ衛士を火星政府と軍隊との契約書に、火星軍所属の契約者という身分が確立した上で、火星政府と軍隊は契約者用の専用のモビルスーツを主に戦術機衛士の契約者に専用機が配備されたそれが【トルネード・ガンダム】と呼ばれる機体であり、戦術機とは比べ物にならないほどの高性能技術力の塊で作られた、機動兵器であり、さらに契約者達用の専用の空飛ぶ強襲揚陸艦の配備まで行ったのだ。

 

 

またマブラヴ世界の技術力より火星側の技術力が上であり、その結果生まれた陸上戦艦や砲撃特化のモビルスーツ呼ばれる量産型ガンタンクによって、火星軍の圧倒的な砲撃力やまたモビルスーツと呼ばれる機動兵器によって、

 

BETAの戦いが随分変わってしまった、実際に出撃回数は多い戦術機の衛士は多くいるが、だが実際にBETAと数時間戦い続けた戦術機小隊や中隊、大隊はほぼいなくなっていた。

 

これは砲撃支援能力が上がることで、突撃級や要撃級は陸上戦艦による大量の砲撃能力によってほぼ壊滅するからだ、残りの戦車級をはじめとする小型種の多くはすでにこの時になった時点で契約者の船からの粒子砲撃やミサイル攻撃や主砲によって簡単に一つの戦場にいるレーザー級を倒してしまっていることが多い、

 

それに加えて一番でかい的の要塞級に至っては普通に契約者の船の粒子砲撃の一撃で簡単に倒されることが多い。

また契約者達が自らの与えられた機体、トルネードガンダムで最前線で戦っているのだ。

 

 

つまり最後方にはBETAの軍勢は届く前に、火星軍の圧倒的な科学技術力によって作られた、機動兵器などの攻撃で国連側が用意した地球側の戦力の殆どは戦闘には参加しないまま、終わることが多くなっている。

 

また逆に国連軍は事前の話し合いで、戦術機部隊にBETAとの戦いをするとなったら、まずは突撃級をはじめとする大型種と中型種は10体前後まで減らしたうえで、小型種の多くは基本殲滅する方針である。

 

戦車級にも取りつかれてしまえば、いくら第二世代機の戦術機であっても、かなりの被害がでるのだ、この被害は主に戦術機の衛士が多いために、せっかく初期のBETA大戦勃発レベルまで人類側が初期戦力を回復しているさなかで、こんなつまらないことで、戦力の低下を見過ごすほど、火星軍や火星政府の上層部は甘くはない。

 

またハイヴの間引き作戦でも同じく規定数まで減らしたBETA以外は基本殲滅及び、モビルスーツ部隊を戦術機部隊に張り付けて戦術機部隊のミスが起きればそれのカバーが即座にできるような体制で地球側が戦っているのだ。

 

 

だからこそ1990年1月に入った時からは、ほぼ地球側のエース並びにベテラン衛士の殆どは、似非エースや似非ベテランと呼ばれることが多いが、古参さんでエースやベテランクラスになった者達だけは別であった。

 

 

こうした差別もまた火星軍の登場によって地球側が変わってしまった出来事の一つであった。

 

 

そうして歴史の重大事件など様々な出来事をきっちりと、白銀武に丁寧に教えるのはやはり元軍人であり、教導隊に入ったうえで他の軍人を指導する立場にいたのだから、この位は朝飯前という事である。

 

 

そしていよいよ歴史の勉強が終わり、白銀武と神宮司まりもはユウコが用意した昼飯を食べたとたん・・・

 

「あれ・・・急に眠気が・・・ごめんまりもちゃん・・・ちょっとねる・・・・・」

 

それわ確認した神宮司まりもは、その今まで使っていた特別教室に隠されているとあるボタンを押すと今まで机などが置いてあった場所がいつの間にかラブホテルのようにベットや何もかもがそろってしまった。

 

 

「すまない・・・白銀武でも次に目覚めた時は・・・大丈夫なはずだ・・・」

 

 

こうして神宮司まりもは寝ている白銀武の衣服を脱がしてベットに運びこむ、この辺も軍隊で救護の時に男性と女性交互にさせられたことが染みついているために、ほぼなにも感じないまま、まりもは作業のように白銀武をベットに寝かしつけたまま、自らも服を脱ぎ・・・そして・・・5時間が経過した。

 

夕方の6時を過ぎた時・・・白銀武と神宮司まりもの2人はラブホテルの様なベットの中で裸のまま抱き合って寝ていたのである。

 

「うーーーんーーーメロンーーーがメロンがーーー」

 

「まったくなんて夢を見ているんだ、武は、確かに私の胸は標準よりも大きい方だが、メロンとか言われるとかな、だがこの胸にある私の感情は、悪友のユウコに言われただけではない、学校で教壇を取っている時も、普通に白銀が毎日、毎日、起こす騒がしい日々は本当にうれしかったんだぞ、軍隊に入った後に、色々とここまで来るのに本当に大変だったから、余計にだ、教え子達のヴァルキリーズも二人の男性を中心に重婚しているメンバーだからな、私も女性としてだれも教え子の2人の男性は見てくれなかったからな、武、先生とはいえ、私の事をまりもちゃんと呼んで普通の女性扱いしてくれるのは嬉しかった、多分ユウコの手の上で踊っている感じではあるけど、行き遅れの私がしっかりと旦那を使えるチャンスは逃したくはないからな」

 

 

そんなことを言いながら、神宮司まりもは未だに悪友が作った薬で眠っている状態の武にたいして、また色々とするために、一度まりもだけは備え付けのお風呂に入って、体を綺麗にしたり、体力などを回復させて、まりもは再びベットで寝ている武にそばにまりもは全裸のまま、布団に入り、今度は白銀武と共に朝帰りをする時間までベットで寝てしまった。

 

 

それは同時に幼馴染のスミカが白銀武を毎日起こすために家に行く時間になってもだ、それは同時に神宮寺まりもと鑑スミカを中心に白銀を狙っている女性達との修羅場が確定しているとも知れずに・・・・

 

 

無論武家の間姉妹はこのことに納得はしているが、やはり納得はしていても、感情面ではやり切れる思い出はないのが現状である。

 

実際に妹の方は刀を持って神宮司まりもと白銀武がいる特別な教室に向かって突撃をしようとするほどであるからだ。

 

「なぜです・・・姉様・・・確かに、武の貞操は仕方は有りませんが、子供までつくる行為を許すとは・・・ことと次第によってはいくら姉上であっても・・・ゆるしませんぞ」

 

 

「おほほほほ、仕方ありません、私達が妊娠をする行為をすることは、流石に近衛の者達やほかの武家の人々に対しても武様を攻撃する明確な理由ができますよ、それに神宮司様はあの紅蓮やマーク様に指南を受けた存在です、現在の不知火が出来上がるプロトタイプの武装を最初のハイヴ攻略戦で使った経歴を持つお方です、その方と武様が付き合うようになれば、私たちにも利点があります、それに武様のあの女性が向けている好意をちやんと受け取るようにできるように多少の荒療治が必要なんです」

 

 

「でずか、それは武の美徳です・・・いくら鈍感と言われていてもそれを私達が治すことで・・・・・」

 

「確かにそれもありましたが、高校生分の代表選手になった上に、各国の代表選手と戦うまでの時間が一か月を切っています、ハニートラップを防ぐという意味でも、武様の周りは確実に武様とした女性が必要なんです、それは冥夜もしっているはずでは」

 

 

「確かに戦術機の世代を確実に上昇させる新型ОSの開発者は・・・武ですが、それを他国が知ったとしてもすでに遅いはずです」

 

 

「そうですね、確かに遅いと言えますが、それは今の代表戦であって、次の代表戦は、またオリンピックやプロリーグの方々や軍隊にもその情報が漏れてしまえばどうなるかわからないとはいわせませんよ」

 

 

確かにそうなのだ、今の時期の代表戦で間に合わないが、ほかにも戦術機が使われている所があり、白銀武が提唱した、新規の画期的な機動や運動性のやコンボなどが使える新型ОSは確かにユウコ博士と社とイーニャの協力を得て完成をみた、画期的な代物だからだ。

 

それゆえにこのОSを使っているチームは今の所ユウコ博士の直轄専属のチームでヴァルキリーズと呼ばれていたりする、彼女達もプロリーグで三回連続優勝しているチームであるのだ。

 

それゆえに、その優秀さに気づいた他の国々の諜報部などが裏や表で諜報合戦をしている最中なのだ、そこに一般家庭の白銀武という男性がいるチームなど、どうぞ標的にしてくださいと言っているようなものである。

 

だからこそうして事前に、白銀武を神宮司まりもに食わせることで、色々とガードをすることを決定したのが白銀武が現在も神宮司まりもに食われている三日前の出来事だったりする。

 

 

白銀武に関する情報も一緒に流すこともこの時正式に決まった事である。

 

本当に白銀武は何も知らないまま、後に数年後には狂犬の二つ名を貰う白銀まりもを妻にもつ 一人の男性に身に起きた出来事であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




白銀には犠牲になってもらった・・・・まりもちゃんが救われる未来があってもいいと思った

なお白銀はある意味では救われているけど それを知らないのは本人だけです

ちなみにヴァルキリーズのメンバーは基本 イスミさんを中心に1チーム

遥・水月を中心に1チームが出来上がっています 要は君望チームと輝くチームと考えてくれたらわかりやすいです 彼女達も普通に重婚可能になっているので、二人の男性を中心にハーレムが完成していますが、男性二人は武の事を知ったら ユウコ博士による犠牲者の回を立ち上げるかな、そんなレベルです 


ユウコ先生の性格は基本 マブラヴオルタとマブラヴの2人の性格をたした感じです

しっかりする時はしっかりしますし ふざけるときはとことんふざけます 原作よりもこの世界は人類が追い詰められていないので、地球奪還宣言しているので、あとは月奪還宣言いつするんだろうか? そんな感じです


まりもちゃんも 軍属を外れましたが 過去が過去なので、それなりの厳しいことになっていますが、教師にはなっています 戦術機道の顧問として一流の腕です、監督としても人材を育てるのも、 だから軍隊としては復帰して、富士教導隊に入ってよとラブコールを確実に送るレベルです でも彼女の目標はあくまでも学校の教師なので、そこはぶれてないです。 最初は将軍家の姉妹の学校内部での表のボディーガード役としても十分であると判断されました。 そうでなければ姉妹が学校に通っていても、ツクヨミさん達が普通に動きますからね、ツクヨミさんはあくまでも裏側です、学校内でいますが、主に危険物やそっち系の排除をしています。 


  


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新型トルネードガンダム開発中

新年あけましておめでとうございすま 本年もよろしくお願いします

なんとか書き上げれました 実際に結構難しかったです ミッションパックの数が多すぎて性格の数値が出ているパックのみ調べてなんとか落とし込む作業が続いていました


 


本体重量 9.5t 全備重量 22.5t 全長18メートル

推力 74,760kg(本体)66,540kg(バックパック装着時)

武装 3連装マリン・ロケットパック×2 ホーミング・ピドー×46連装アロー・シューター×1 ヒート・コンバットナイフ

 

これらが現在開発中のトルネードガンダムマリンタイプ装備の基本装備として、二十セットは佐渡島基地で作られて、そのまま佐渡島周辺できちんと海に入ってテストをしている。

 

こればかりは仕方がないのだ、当たり前であるが、確かに元々はガンダムF90の大量にある換装装備の一つであるが、だがやはりというか、現在の地球ではBETAが海中の中に進んで別の大陸に行くことはないが、それでも本来の歴史を知っているマークを含めた火星の上層部の決定によって、急遽作られた換装装備でもあった。

 

 

実際にこの手の換装装備は換装する機体とセットで量産・生産するのが、正しいのだ、実際に宇宙世紀の実戦データや運用データは膨大な量があるのだ、それ専用の機体であれば、たとえその機体で一部壊れたとしても、運用データなどからどこが壊れたか、大体の見当がつくのだが、これが全く別の新しい機体でその機体用に調整した換装装備であれば、余計に新規に運用データや整備データが新しく必要になるのは仕方がない。

 

 

結果として開発中のトルネードガンダムのテストパイロット達に対して、このテスト装備をトルネードガンダムに換装装備させて、第666大隊と篁率いる大隊のメンバーが問答無用で佐渡島付近の海中に機体を潜らせていた。

 

「こちらテストチームβー4、テオドール機・・・現在の深度は500を超えましたが、機体と装備に問題ありません、水中用での機動力も水中用の武器も共に試験しましたが、エラーは起きていません」

 

 

「了解です・・・次はβー4は270のテストケースに進んでください、これで一通りのテストは終了します」

 

「了解だ、270のテストケースに進むとする」

 

 

テオドールの乗っている水中用の装備をしたトルネードガンダムは次のテスト場所に進むと、モビルスーツ用のサスマタ用と同じく水中用の槍を装備している、カチィア機とアネット機が深度500の場所に待機していたのだ。

 

 

「テオドール機配置完了しました、これより近距離武器を持ったテオドール機が中距離用装備機二機相手に一定時間の間に二機とも撃破するかまたは制限時間内の間テオドール機が撃破されたと判断するほどのダメージを食らえばそこで、このテストは終了です」

 

 

「「「了解」」」

 

テオドールもアネットもカティアも三人ともそれぞれが同じ水中用の装備であり、唯一の例外はナイフか槍かサスマタを装備している程度であった。

 

 

これは火星軍も戦後の地球の情勢下を見据えての、水中用のモビルスーツの開発かまたは、換装機構を導入した新型機を量産した上で、その換装装備を新たに生産ラインに登録した上で、大量生産するのか、色々と決めることが複数あるために、丁度【契約者の新型機の開発テスト】の中にこうした、戦後を見据えた換装装備の実験テストや運用テストなどテストデータを大量に入手することが、今回の火星軍の目的でもあった。

 

 

またそれに伴い、五年間も改修に改修を重ねたRXシリーズのガンダムタイプを1からトルネードガンダムとして火星軍も今回のテスト結果が良好であれば、500機程度は作る予定であった。

 

実際に火星軍がベクトラに搭載していたのはフルアーマーガンダムであり、この機体を大量生産した上で、契約者用の特別仕様機として意味合いも込めて、フルアーマーガンダムをベースに開発したのが今のトルネードガンダムであり。

 

フルアーマー形態やバックパックに無反動砲2門装備タイプや足部周辺がホバータイプや、ナイトタイプ、武者タイプなどのトルネードガンダムの素体をベースに5年間のBETAと最前線で戦ってきた戦闘データなどがあるために、その運用データや戦闘データを元に特別なPCにすべてのトルネードガンダムの設計データを解析した上で、新規に設計・開発のデータする時間はたったの3日もあれば無事に作れたりする。

 

 

これが宇宙世紀のガンダム世界で、1年戦争時に両陣営が新型機を大量に作り出せた超高性能PCであるのだから、それを使わない理由はないのだから。

 

 

それを元に1か月後にはすでに新型機のトルネードガンダムの先行試作機実験機が、佐渡島基地で予備パーツも含めて50機以上作られていたりする、当たり前だが、大隊2個分のモビルスーツの数が必要であり、また修理パーツも含めればこの2倍は生産されるのは仕方がないことでもある。

 

 

だが逆にこの数のおかげで、換装機構がついた新しいトルネードガンダムは2個大隊の数に物を言わせた形で、ほぼガンダムF90に使われていた、一部の特殊な換装装備のテストは無事に終了している。

 

ちなみにトルネードガンダムとガンダムF90の2つの設計図を取り込んで新規に作られている新造機体である。

 

これによって現在のトルネードガンダムと新規に作られたトルネードガンダムには多少の造形の変化がみられるのは仕方がない、基本的に換装機構がついた新しいトルネードガンダムの機体の一部にはガンダムF90と同じで胴体部分や腕や両足などに武装を換装する際に取り付ける専用の穴が開いていたりするが。

 

流石にこの穴が開いている部分はマブラヴ世界の住人にしてみれば、小型種が問答無用で入ってくる可能性があると言われて、現在は必要に応じて、武装の換装のみ、その穴の部分が戦艦のハンガーや基地のハンガーの特殊な機械によって開けられるようになっていたりする。

 

無論戦場で換装した装備一式をパージしてしまえば、その換装機構の穴も機体側が用意している緊急用のシャッターで一応は防げるが、それでも装甲が薄っぺらいことには違いない、この緊急用のシャッターは基本折り畳み式になっており、機体側にコンパクトに収納されていることがほとんどで有った。

 

 

ちなみにこの緊急用のシャッターも一度機体を3機程設計図通りに生産したが、契約者側にしてみれば

 

「いくら強力な武装が装備できるとしても、これほどの穴がコクピット部分の近くに開いていれば、そこからBETAどもが入ってくる可能性もある、それに機体はMSの平均全高は17-18メートル程度だ、性能は十分であったとしても、乗りなれた旧型機のトルネードガンダムの方にやはり我々契約者は乗るだろうな」

 

実際にF90のミッションパックの中では一番戦術機の延長上に似た形になっている、Aタイプは、長時間の移動および戦闘を想定し、敵陣深くに侵攻して重要拠点にピンポイント攻撃を加える、バックパックにミノフスキー・クラフトを応用した大推力の増加機動ユニットを装備し航続距離延長のため腕部に各6トン、脚部に各17トンのプロペラント・タンクを装備して大量の推進剤を貯える。

 

安定飛行のために両肩は固定されAMBAC機動は下肢のみでおこなう。また、大気圏内での姿勢制御は機動ユニットの主翼でおこなう。浮力自体はミノフスキー・クラフトで得ているため、翼面積は小さく済んでいる。速度面ではF91を凌駕するとされるものの、防御力で不安を残している。

 

実際にΖガンダムのように可変機でマッハ三以上出せる機体は火星軍の中でもなかなかない、だがこのトルネードガンダムはAタイプの長期型の飛行ユニットがあれば、本来のトルネードガンダムの飛行能力並びにその推力を使う事で、最高でマッハ2まで出せる換装装備でもあるのだから。

 

 

だからこそ余計にトルネードガンダムには対G能力が高めに設定されていたりする、これもコクピット周りを含めての設計変更された開発された、一つでもある。

 

 

それをアイリスディーナとベアトリクスの2機が佐渡島の上空で堂々と模擬戦をしていたのだ。

 

「やはり、貴方ねアイリス、このAタイプの模擬戦の戦い相手は・・・・それにわかっているでしょう、この戦いは私たちにしてみれば」

 

 

「ええそうね・・・・・・1週間のテオドールとの色々とをする権利をかけて戦っている事はね」

 

実際に二人の新型機のトルネードガンダムのAタイプの一部の装備はGタイプの装備である。実剣を使っていたりするが同時にこれはグリップが回転することで、ソード形態とライフル形態に切り替えが可能な大型のマルチプル・ビーム・ウェポンであり、本来であれば右肩に専用のマウントラッチを装備するが、腰のランチ部分に装備できるようになっている。

 

 

当たり前だがさすがにビーム・サーベル同士で切り合いをしてもいいが、それでもし契約者のコクピット部分などに直撃してしまえば、色々とまずいことになるのはあたり前である、確かに低出力のシュミレーションモードで有ったとしても、危ないものは危ないのだから。

 

結果実剣の方がまだましであると判断された、それに伴い大型のシールドも用意されている上にこの大型のシールドは空力などを考えて少しだけゲルググ等で使われていた丸型に統一されている。

 

 

だがこそか、アイリスもベアトリクスも本気になっているおかげか、盾同士を問答無用でぶつけ合った上で、すぐさまにベアトリクス機の装備されていた右手の実剣を振り被ってアイリス機が盾の反動をどのようにいなしたうえで攻撃するのかも、分かったうえで右手の実剣すらも囮にして、頭部に装備されたバルカン砲で攻撃するという方法を取っていたりするが。

 

 

やはりアイリス機も同じく、そのバルカン攻撃を食らいつつも、重要な部分へのダメージを減らしつつ、両肩に装備されているメガ・マシンガン砲2門を使いながら、ベアトリスク機にきっちりとダメージを与えてはいるが。やはりこちらも致命的なダメージはほぼないほど、2機の練度は十分すぎるほどエースパイロットと呼べるほどの技量を有している。

 

 

「ちっ・・・・左足のプロペラントタンクに6発は当てているとはね・・・これは両方ともパージするしかないわね。やるわねアイリス」

 

では左足付近のプロペラントタンクのみパージすればいいと思う方がいると思うが、そんなことをするのは基本的にドが頭につく素人だけである、プロペラントタンクは推進剤タンクであり、当然現在も飛行するための燃料として使われている、これは両方少しづつ消費されるようにプログラミングで設定されていたりする。

 

あたり前ではあるが左右の足側脚部に各17トンのプロペラント・タンクを装備して大量の推進剤を貯えているのだ、つまり片方の燃料だけ先に使ってしまえばもう片方の17トンの推進剤の重さによって機体の左右のバランスが一気に崩れてしまう、それをベアトリクスは嫌って今すぐにパージをしたと言う事でもあるが同時にアイリス側に耐久戦を選択選ばれてしまうとベアトリクス機は確実に推進剤切れを起こしてしまうことにつながる。

 

確かにトルネードガンダム本体だけでも空を飛べるように設計開発されてはいるが、やはりオプションパーツ込みの性能で戦えばAタイプを装備しているアイリス機に勝利の軍配は上がるのだ。

 

だからこそより勝利を確実にな物にするためにもベアトリクス機は覚悟を決めるためにも、残りの推進剤などをチェックに余念は無かったりする。

 

それは同時にアイリス機にも言えることではあるが、両腕に装備されていたプロペラントタンクと一体化している2連装ミサイルポッドを捨てているが、左右の両腕のプロペラントタンクの燃料は合わせてたったの10トン程度しかない。 ミサイル発射機能やミサイルの本体の重さによって結果的に上半身のバランスをうまくとっていただけであり。

 

若干バランスが崩れる程度ではあるが、それも機体側の学習型のコンピューターが治す誤差程度であったのだから、だからと言って近距離・中距離用対策のミサイルが使えないことはアイリスも弱体化しているのは間違いではない。ただしこちらはまだ両足についているプロペラントタンクが無事であるために、長期戦を選べるが。

 

 

「そちらこそ、こちらもおかげで両腕に2連装ミサイル・ポッドを打つ前に捨てることになったわよ」

 

『と言っても・・・・ベアトリクスにしてみれば、予定調和という感じね、私も同じようにタンクに狙いを定めて運が良ければそれで終了と考えていけど、まさかあそこまで本命のメガ・マシンガンを避けられるとはね』

 

 

『アイリスも私としての対決が最初から短期決戦と呼んだうえで、誘爆しやすいプロペラントタンクに攻撃を仕掛けるためにミサイルを犠牲にするとわね・・・』

 

 

当たり前だが2機のAタイプの装甲にもきちんと最新型の装甲素材が使われているが、それでも近距離において、メガ・マシンガンや頭部バルカンを同じ場所に5発以上食らえば、簡単に壊れてしまうが、それでも高機動中の相手に同じ場所を立て続けに攻撃できる腕は流石である。

 

だが2機も投下した装備の中身は全て模擬弾であり、ミサイルもやっぱり、トルネードガンダム側のコクピット部分のコンピューターによって相手がきちんとミサイルを打ちました、またバルカンを打ってここに当たりましたなど。

 

自動的にパイロット側に報告が入りも同時に機体側にも制限が入ったりするがやはり盾と剣の2つだけはどれだけ乱暴に扱ったら壊れるかなど、理由で数多くの装備のストックがある。

 

結果的にアイリスもベアトリクスの2機も接近戦で戦うことになってしまうのは仕方がない、ここまで二人の機体はバズーカ砲やビームライフはテストが始まったすぐに、2機とも接近戦に入り、バズーカ砲やビームライフルを打たせないように戦場を作っているのだ。

 

 

だからこそか、とっくにビームライフとバズーカ砲はアイリス機もベアトリクス機もデットウェートになるために、パージしているために、地上のテスト上に無残にその残骸を残している。

 

 

当たり前であるが、上空1,000メートルから落ちた物がまともな形で残っているわけではない、だがなぜ2機とも上空での機体装備のパージが許されているというと、一番の理由は武装の耐久テストの一環も入っている事だ。

 

当たり前だが、この程度のテスト期間で壊れてしまう、テスト武装であれば、いくら優秀な成績を残したミッションパックから再現した換装装備で有ったとしても、不採用になる可能性がある。

 

 

相手はBETAであり、その軍勢は一回の戦場だけでも30,000は余裕で超えてくるのがBETAである、ハイヴの中で戦えば同然100,000は軽く超えてくることは今までのデータでわかりきっていたからだ。

 

 

だからこそある程度の耐久値がなければとうぜんハイヴ攻略用の武装として使えないからだ。

 

「やはりお互い考えている事は分かり切った手で戦うとはね」

 

 

「それはベアトリクスも同じでしょう・・・・空中戦はさんざん戦術機でやりこんだもの」

 

2人とも飛び道具は牽制程度しか使っていない、頭部バルカンも肩についているビームキャノンもメガ・マシンガンも牽制と本命と混ぜて打っているが、腕前が同じであり、また東ドイツの頃はいつかはぶつかり合って戦場で決着をつけるとアイリスも、ベアトリクスも考えていたために、相手の癖を散々研究していたのは、分かりきっていた。

 

 

そして契約者となってしまえば、ガンダムに乗るための厳しいパイロット選抜のための訓練などで、国の所属を超えて普通に日本・ソ連・アメリカ・ブラジル・オーストラリア・イギリス・西ドイツなど、さまざまな火星軍の契約者となった元戦術機のベテランクラスかエースクラスの衛士達の模擬戦を戦ったり、戦場でトルネードガンダムに乗って戦ったりして腕を上げていたが、やはりベアトリクスとアイリスはお互いの事をいまだに好敵手の関係に落ち着いている。

 

 

「それでこそよ・・・・アイリスディーナ・・・・私が私が一番最初に愛した男性の妹ね、その腕は契約者となってもまだ上がるというわけね」

 

「そちらこそ・・・・・・・シュタージュがもっと過激でなかったら・・・今頃は・・・あなたの事を義理の姉と呼んでいたでしょうね・・・そして・・・あなたが生んだ兄の子供の世話をしていたと思うわでも今は・・・」

 

 

「そう今は・・・それは過去の話・・・今の私の旦那様の・・・・テオドールがいるそして、子供も授かったわ」

 

「それは私もだ、だからこそ・・・1週間のデート権をかけての勝負はベアトリクス、貴方には負けはしない」

 

 

2人とも空中戦でやはり巨大な実剣と盾を使って、時にはアイリスの剣をベアトリクスの盾が防ぎ、またベアトリクスの剣をアイリスは同じく剣で受けていたりもする、盾も立派な武装であり、盾同士でぶつけ合っていたりもする。

 

結果的に2機これ以上の戦いは新型機とテスト用で余計に頑丈に作っているミッションパックとはいえ、そのすべてのデータを取れないことを危惧した、マークによって一時間後に問答無用でテストは中断になってしまたが。

 

逆にサナリィ系と連邦系の技術者は、たいそうこの壊れたミッションパックからのデータ取りや、機体側がどこまでAタイプとの相性が良かったとか、ここまでテスト用のミッションパックをぶっ壊してくれてありがとう等。

 

 

技術者達にしてみれば、ここまでテスト機を酷使してくれて、大量のデータを手に入った事は普通にうれしいことであり、宇宙世紀の時代とは違い、こちらは軍事にある程度の予算が大量にふりわけられているために、宇宙世紀でもVタイプのミッションパックは少数限定生産品になったが、ここでは違っていた、F91の攻撃力不足もあり、ツインヴェスヴ―タイプも数に合わせて合計で1,000以上も作られていたのだ。

 

逆にツインメガ・マシンガン砲タイプも存在する、こっちは実弾とビーム砲を二門づつ系4問を装備できるミッションタイプであり、これならば逆に新型のトルネードガンダムタイプ搭載してもいいのではないかと等色々と使い分けできる、ミッションタイプの換装装備の大量生産ラインが現在佐渡島の拠点とオデッサの拠点2つでどれを製造するかの決定待ちまで進んでいるのだから。

 

 

あたりまえだが、BETAの拠点ハイヴに内に進行する部隊は当然ビーム兵器が主体となるが、それでも実弾などの一部の兵装はきちんと持っていたりする、特に気化弾頭弾やSー11弾頭はハイヴ内で3発以上同時に使えば、BETAを10,000程度は簡単に問答無用で倒すことはできる、ただし死体の処理の関係上ハイメガ砲や・メガ・バズーカ・ランチャーなど一部の大火力兵器でBETAの死体の処理をしていくのも忘れてはいない。

 

 

だからこそ、FAZZであるのだから、だがこの機体も大量生産はしているが、それでも使えるパーツの耐久値の年齢は決まっているために、どうしても無駄な消耗を避けたいためにも数多くのライノサラス級が各自の戦線で配備されているのは、こういう火星軍の兵器事情もあったりする。

 

 

オデッサ基地は逆に大量生産と大量開発もできる上に、大量配備された量産型ガンタンクを筆頭に巨大陸上戦艦を含むミサイル発射能力など、未だに基地周辺に配備、使われていない、ネェルアーガマ級に装備されていた大型のハイメガ砲を100門以上あり、その大型ハイメガ砲の動力炉は大型ハイメガ砲の近くにあり、基地からのエネルギー供給で打てるが、緊急時には大型ハイメガ砲のみの動力炉のエネルギーで100パーセントチャージ率で六回はうてる計算で作られていたりする。

 

 

これはマークがこの世界のマブラヴ・オルタの作品で横浜基地防衛戦において、BETAの数に言わせた戦法と人類側の戦法を模倣した戦いによって、横浜基地が壊滅的なダメージを受けたことを知ったからだ。

 

 

だからこそオデッサ基地は徹底的に魔改造したのは言うまでもない、ここを任されているマクベ指令も頭を抱えるレベルで有ったのだから。

 

 

「まさか・・・・・マーク閣下からのオデッサ基地の魔改造プランは連邦軍本部ジャブロー基地の防衛能力や対MS専用の攻撃手段など、さまざまな防衛能力を総合させた結果・・・・こうなるとは、これでは完全にここはジオン公国が作り出した宇宙要塞ア・バオア・クーをより発展させた基地になるとは」

 

 

宇宙要塞ア・バオア・クーの様な弱点はわざと残していたりもする、当たり前だが、弱点が存在しない要塞か軍事拠点などは人類史においては存在していなかったりする。

 

地球側の歴史も同じであり、それを知っているからこそ火星政府の上層部も軍の上層部もわざと弱点があるように見せているだけであり、そこが一番のキルゾーンであるのは言うまでもない。

 

 

地球側にしてみればミサイル発射基地や砲撃戦用に特化しているMSや砲撃要塞があるだけで、もう無理だと思っているのだ、現に補給の時にわざとマクベに頼んでオデッサ基地の防衛能力を世界中に生映像付きで垂れ流していたのだから。

 

 

だからこそ本当の秘匿兵器や切り札や奥の手は一枚も出してはいない、通常火力だけでBETAの大軍を潰したのだから。

 

 

こうして半年が過ぎていく、そして二か月間の間に、出来得る限り取った多種多様なデータと新型のトルネードガンダムをオデッサ基地に移動して、最終テストを迎えようとしていた。

 

 

そうハイヴの間引き作戦にいまだに新型兵器と認められていないために、テスト機の対BETAの実戦データを残すだけであった、元の設計データ優秀で有ったために、三年ほど予想していた開発期間も一年以内になんとか最新型機の開発も大詰めを迎えていた。

 

 

 



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ドライストレーガー地球での運用開始 そして予期せぬ出来事が・・・

色々と遅くなりました こんな時期なので作者も色々と厄介なことになりました。

小説の執筆もだいぶ遅れましたすみません その分色々と増やすようにしています

今後のフラグとかもちょくちょく入れるようにしています。




1990年5月には火星軍が作った、最新鋭戦艦のドライストレーガー級がようやく宇宙空間での一年の熟練訓練を終えて、今度は地球上での最終完熟訓練を含めて、最終調整などはオデッサ基地にて行うために、【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】の二大ハイヴに対しての火星軍と国連軍が共同で行う、【間引き作戦】にも参加するために、必要なことでもあった。

 

 

だからこそ佐渡島で地上用の各地の観測データを含めた、補給物資や地上の重力になれるためにも一週間程度の時間を要求するのは仕方がないことでもあった。

 

いくら宇宙世紀の人間達の身体能力であったとしても、宇宙空間から降りて即座に戦える者達は普通にいる、だがそれでも身体能力や精神的にも、多少のストレスがかかるのは仕方がない、その多少のストレスや披露の蓄積が、後々の戦闘にも影響があるとなれば、一週間程度の休暇をマークを含めた、軍の上層部が、出すのはあたり前でしかない。

 

 

また宇宙空間と地上で運用する機体も含めて色々と調整が必須である。

 

だからこそ佐渡島にいる、艦艇の整備士達やモビルスーツの整備士達はあわただしく、仕事をしていた。

 

格納庫もドックも含めて整備班の怒号などが飛び交うのはあたり前の光景である。

 

「いいかてめーら、次はいよいよ【H4ヴェリスクハイヴ】と【H3ウラリスクハイヴ】のどちらかの間引きをこの艦一隻で行うことになっている、気合いれて整備しろよ、後方からの支援なんてないからな」

 

 

「「「「「「「「「「「「「「へい」」」」」」」」」」」」」」」」

 

『まったくマーク閣下もお人が悪い、このままどちらかのハイヴを間引き作戦中につぶすことを目的として考えているとはな』

 

 

実際にオデッサ基地の負担もあるのだ、二つのハイヴから出てくるBETAの数合計で、五十万以上を一か月のうちに三回以上は、確実に出撃を繰り返されているのだ。

 

 

当然その分の負担は大きいのだ、いくらマークがその分の物資を、大量に作り出せる能力を、持っていたとしてだ。

 

オデッサ基地で働いている、人々の負担はやはり大きくなっていると、きちんとマクベ指令から報告書からも、分かっていたのだから。

 

だからこそ、赤い彗星が率いる火星軍が国連軍に一時的に借りているマレー基地にも補給物資を送ることを目的としているのだ、

 

確かに火星軍の出島があるマダガスカル島からも補給物資がインド方面に配られている、ここもBETA大戦によってインド側が作っていた基地施設などを、そのままインド政府と交渉した上で、火星軍が出島として借り受けていたりする。

 

 

これによってインド政府も日本帝国と同じく一か月【五十億円】の資金を貰っているのだ、この火星軍の資金力によってインド政府はきっちりとインド方面の最前線の防衛力に十分すぎるほどの財源と資材などを使える、財源を手に入れたことで。

 

 

インド政府も内需の景気は十分すぎるほど、上がっていたのだ、問題も色々と上がっているのは仕方がない、元々マダガスカル島はインド政府は日本帝国とは違いきっちりと、戦術機の工廠や軍艦の修理など様々な、仕事を任せられていた所でもあったからだ。

 

つまり日本帝国とき違いきっちりとインド政府は自国の役割を全うしていた時に、火星軍にその施設ごと島ごと無期限に近い形で貸し出していた。

 

この負い目もあるために火星軍は補給の順番の多少はインド政府側に協力的になっている、これが後々BETAがマレーにおいて、ハイヴを作ろうとした時に、赤い彗星率いる、ネオジオングを含むネオジオン系列の人材で固められている、ネオジオン勢力で今でもインド周辺に新しくハイヴを作らないようにきちんと作戦を継続中であったからだ。

 

シャア率いるネオ・ジオン一派の拠点が、マダガスカル島できちんと、ネオ・ジオン製のモビルスーツなど整備と補修を行っていることが多い、連邦軍系の工廠も確かにあるが、それはミディア級やガンペリー級の様な物資を様々な国に対して、送るための輸送機の修理パーツ等が、作られているのだから。

 

 

確かにオデッサ基地もマクベを司令官にいれていることで、普通にジオン系と思われることも多いが、彼は参謀系出身の司令官であり、あの地域のバランサーのためにどうしても、オデッサ基地の司令官の地位が必要でもあった。

 

ヨーロッパ地域の諸外国の多くは未だにBETAとの戦いで最前線である国家が多いのは、仕方がない、現に統一ドイツ軍もいまだに最前線国と国連では位置づけられている、オデッサ基地がある程度のBETAの間引きをしたとしても、当然他のBETAの侵略するための、地域に対しての戦力は、地球側では十分に整っていないのだ、だからこそ、ソ連の戦線付近は未だに契約者の船と火星軍の軍艦が多数配備されているのだ。

 

BETAの進行が始まれば、即座に最前線で戦えるように。

 

 

中華戦線も前まではソ連と似たような感じではあったが、現状では違っている、すでに中華思想を持った人物の粛清は済ませているし、共産主義者も同じである、法律が主義より下に置かれることは無くなったし、最前線に対してもきちんと補給物資が送られるようになっている等。

 

実際に佐渡島付近から火星軍が緊急発進しなくなっているのは、ここ三年ほどしかたっていないのだから、どれほど中華戦線や中華という国が自国のハイヴに対して、まともな戦力で対抗しなかったか、分かるほどである。

 

 

今回のブライト・ノアが直接乗って、指揮する最新鋭戦艦のドライストレーガー1艦と護衛艦のラー級20隻と補給物資がたんまり入っている補給隊のミディア級100機が佐渡島から中国大陸に入り、そこで中国大陸からソ連側に向かって飛ぶルートになっている、目的地がオデッサ基地ではあるが、その前にいくつかの火星軍が借り受けている間借りしている中規模程度の軍事施設や拠点に対して、補給物資を運ぶ仕事があるのだ、それを今回最新鋭戦艦のドライストレーガーの地球上での運用テストの一環にする予定でもある。

 

寒冷地仕様のデータを貰っていても、その場所で正式な運用できるか、それの確認が必須でもあるからだ。

 

つまりドライストレーガーで寒冷地のデータの収集を目的としていた、また一方でソ連と中華にたいして、いらないちょっかいなどを出すなということを、彼られの領土を堂々とこの大艦隊で通過することで、外交的にも軍事的にも、危ない国々対して、釘をさす目的があるのだ。

 

 

無論この事は事前にしっかりと中華とソ連に通達されている、国連側にもフライトプランやその時刻にたいして、どこを通るかも事前告知しているのだ。こうすることでソ連も中華もその通過ルートにたいして、火星軍の戦力を調べるためにソ連や中華の監視部隊が当然、そのデータをしっかりととる予定も火星軍は分かっているが、それを含めて、わざと取らせてることで、火星軍の戦力はここまで動かせること等、様々な交渉がやりやすくなる予定であるのだ。

 

 

それもブライト達は分かったうえで、ここまでの護衛船団を組んであるのだから、無論ゲタなどに乗ったモビルスーツも護衛機としてミディア級の周りをしっかり飛ぶことが義務付けられている。

 

年々寒冷地のデータは刻々と変わるのが地球の天気であるのだ、だが対BETA大戦で対レーザー弾を大量に使った結果で、通常の寒冷地のデータよりもよりひどい寒冷地のデータを毎日とる、必要がでてくるのだ、その資材や補給物資をミディア級に5隻に搭載しているのだから。

 

 

実際に一番最初に北極でピースミリオン級を隠していたが、通常の地球よりもあまりにも寒すぎで、外気温があり得ないほどマイナス50度が当たり前で、これが夜の時間になればマイナス200度以上も差があるために、この時代の地球の各国はすでに基地などは北極点の近くには作られて無く、逆に北極の一番の近くの出入り口の大陸に3か所しか置いていなかったほどだ。

 

 

しかも無人の設置拠点で有ったために、火星軍も1週間の間は地球全体を騙せる事につながった、未だに地球の環境が多少落ち着きを取り戻すようになっても、地球人類にはいまだに北極の中央地点近くには、未到達でもあった。

 

つまり、このことを利用して火星軍は極秘の基地を北極の中央区の近くに、北極の観測基地として名目として作っており、ここでは積極的に観測データを取りつつも地球の大気汚染のデータや大気中の様々なデータを取りつつも、しっかりと地下深くには、すでに、火星軍の極秘の大型軍事拠点ができており、その補給物資もミディア級の30隻以上に補給物資が満載されている、これはあくまでも北極基地で働いている、火星軍の観測部隊への補給であり、さまざまな物資がしっかりと満載されている。

 

同時に観測員の交代要員の500人もいる、1年に一度交代要員として派遣される、これは火星軍が地球側と交渉したときに、地球の寒さ対策として、一定の寒さが常にある場所として、言ったのが北極であった。

 

 

これにはどこの勢力も文句は言わなかった、すでに北極は各国にとってあまり魅力的な大陸ではなくなっていたからだ、そもそも人が全くと言って住めないほど、氷に覆われた大陸であり、観測データによってつねに物資が必要とわかる大陸は国連側との交渉でも、今までも火星軍がちゃんと観測隊を派遣することで、北極の生のデータを常に地球の各国は国連を通じて手に入れていた。

 

これによって本当に北極は本当にどこの国も欲しくは無くなっているほどだ、火星軍が観測隊が置いている拠点も外に1日いるだけで装備ナシ状態の人間であれば問答無用で死亡するほどのマイナス地帯でもある、強化服の装備であっても、一時間が活動限界であり、火星軍だけは別でしっかりとしたコンテナハウスであり、このコンテナの多くはミディア級が補給物資を満載になっており、コンテナを利用しているだけである。

 

 

モビルスーツを使ってようやく観測基地を作れるようなほどの寒冷地であり、色々と大変な手間と時間がかかっているのだ、コンテナもこんな所で使っていれば下手すれば1年でコンテナその物が使えなくなることがおおい、寒冷地仕様のコンテナと言ってもやはり限度があるのだ。

 

それの入れ替え時期とちょうど最新鋭戦艦のドライストレーガーの地球上で運用時期がたまたまかぶっただけであった。

 

こうして最新鋭戦艦のドライストレーガーはとうぜん地球の各国に大きな影響を与えるきっかけになるのは仕方がない。

 

特に日本帝国は火星軍のおかげで内外の仕事がはかどっている、軍隊の装備も最新鋭機に簡単に代えれるほどの資金と資材持ちの超大国の仲間入りになっていたが、だが島国であるためにどうしても、海外の事よりも自国の内部の政権や日本帝国内部のみで、色々と政治的な問題や人材の取り合いが行われている時に、この火星軍の最新鋭戦艦のドライストレーガーが大気圏を突破して出島になっている佐渡島の軍港にいるのだ。

 

おまけに硫黄島に合ったミディア級の一部や各国にたいして火星軍から買った補給物資を運ぶミディア級の一部もこの大艦隊に使われているのだから、その為に大量のミディア級の出入りが激しいのが日本帝国民にしっかりと見られてしまうのは仕方がない。

 

 

世界中で活動しているミディア級の3分の1を佐渡島に集めるのだから、それだけの大仕事を現在の佐渡島で行っているために多少の身元確認は甘くなるのは仕方がない、これが後の大変なことなるのはマークを含めていまだに佐渡にいる軍人達は知らないままであったりする。

 

 

 

確かにガルダ級のアウドムラもオデッサ基地に生産配備はされているが、基本あの巨体な空飛ぶ空母を使えばより簡単に補給もできるはずだが、だがそれは出ない、現在の地球側に察知できないように、ゆっくりと北極基地とオデッサ基地の補給やまた北極基地の地下に作られている巨大基地の格納庫に入るように設計されている。

 

 

それに北極圏で活動できるようにしっかりとした、白を基準とした迷彩色であり、しかも深夜にオデッサ基地から飛ぶようにしている、ガルダ級の搭載量ならば一回の飛行で十分北極の基地に補給物資を持って行けるのだから。

 

 

ただ今回の火星軍が作った最新鋭艦の地球圏内の運用試験という名目次用、北極基地への補給物資を送る役目をドライストレーガーに渡しているのは、ガルダ級の存在を隠す火星軍の戦略目的としては納得で有ったからだ。

 

また地下深くに作っている北極基地の存在も秘匿したいために、どうしてもガルダ級を使う事を止めるのは仕方がないことでもあった、無論ガルダ級のお披露目会も用意しているために、それに向けて色々と頑張っている所でもあった。

 




北極の地下基地ですが 普通に作れると思って書いています マブラヴの世界ではすでに天候が柴犬のころから普通にドイツ両方まで雪が吹雪いていたほど、地球全土の気温低下の主な元凶は対レーザー弾ですから あれは太陽からくる熱のエネルギーも宇宙空間にある程度は跳ね返していたようなので。

結果マブラヴ世界の北極は氷の大陸ではあるけど、ガチでその氷がほぼ解けてない状態です
常にマイナス百度ほどの天候であり、下手するとマイナス二百度なので、氷の大陸と言われています

南極もある程度は開発は進んでいます 南極の少しの土地もここの世界の人間達には必須だったようです この辺はこちら側の歴史とは逆パターンです。人が少しでも住める土地は殆どが開拓に力を入れてます 難民が発生していますから。  


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ソ連の動きそして・・・密航者は・・・

1990年5月20日に佐渡島を出発したドライストレイガ-を中心とした大艦隊は中国からソ連に行き、そこから北極の基地に補給物資を渡した後、統一ドイツを超えたルートを進み、

 

ようやくマ・クベ司令がいるオデッサ基地に無事に二か月の旅を終えていたがここで大問題が発生していた、それは北極の補給物資の一部を使ってハロ達がなんと、佐渡島から一人の少女を連れ込んでいたのだ。

 

 

ハロ達にしてみれば、軍艦に乗っているために、モビルスーツの修理をするのも、また軍艦の警備にも使われているのは分かっているが、それでもハロ達独自に進化しているAI達にしてみれば、自らの遊び相手が欲しいと思ってしまって不思議ではない。

 

そもそもハロの人工知能の進化はアムロ・レイとテム・レイの2人の技術力によって宇宙世紀の時代より、より進んでいる、だからこそか・・・軍艦に配備されているハロ達は時々、暇になっているパイロット達や、整備士達と遊んでいるが、それでもその遊びが慣れてしまえば、つまらないと思ってしまうのは無理もない。

 

そこにだ、ヒミコ専用のハロが毎日、毎日たくさんの子供達と一緒になって遊ぶ映像と記憶がハロ達を統一している、ホストコンピューターにハロ達のバックアップ記憶共に送られているのだから、ほかのハロ達にしてみればたまったものではなかった。

 

 

結果今回の佐渡島でハロと一緒に遊んでいる少女は火星軍の最新鋭艦に極秘で密航者として最新鋭艦に乗せてしまったのだ。

 

 

では食べ物などはどうしたのかは簡単であった、北極に渡す物資から少しづつ出していたのだから、七歳の少女の食べる量なんてたかが知れている、つまりだ、あとは寝る所や風呂トイレがあれば充分であった。

 

 

ではそんな所は軍艦には存在しないと普通は思うが、捕虜を入れておく捕虜室や独房などがどこの軍艦にはついている、おまけにドライストレイガ-の大きさは全長二千メートル級である。

 

 

軍隊の規定通りに、捕虜を閉じ込めておく部屋を50室用意してもだ、そもそも最新鋭艦に捕虜として乗る人物はほぼ限られている可能性が高いのだ、

 

では独房はどうだろうか、軍艦の航行中で軍紀違反した者達を一時的に閉じ込めておく部屋が必要であったりするために、同じく300以上の部屋が用意されている。

 

ではどちらの部屋に一人少女が密航しても見つからないと思うか、それは・・・どちらの部屋には普通に監視カメラがあるために、それに細工をしない限りは基本一発でばれるように作られているが。

 

実際にMP達や整備士達が時々は見回りをしているのだ、その時に部屋の中のトイレなどはわざと使用する、これは本当に使用可能かどうか不具合が発生しないかどうか、目視で確認する必要もあるからだ。

 

それなのにここまで一人の少女が見つからなかったことは結局はハロ達が全面的に味方をしたのだ、つまり監視カメラなどの細工はあたり前に行われていた、結果複数の部屋を使用しながら1か月も見つからなかったわけだが、流石に、補給物資の減り方によって治安維持部隊やパイロット達、整備士達がドライストレイガ-の隅々まで調べた結果、ハロ達が一人の少女を密航させていたことが判明したのだ。

 

 

これにはさすがにマークをはじめとする、火星軍の上層部は頭を抱えるレベルであった。

 

 

「結局は・・・ホワイトベースやアーガマ・・・ネィル・アーガマ・・・ラー・カイラムのように少年・少女プラスα―でハロがついてくるのがお約束というわけかな・・・あははははははは」

 

 

ブライトもアムロも1年戦争やグリプス戦争、ネオ・ジオン抗争やシャアの反乱などでは普通に軍艦に子供とハロがセットで当たり前であったからだ。

 

 

「確かにマーク閣下のいうことは最もであるけど・・・今はこの子の処分の行方が大変だ、この船は最高軍事機密だ・・・俺達で言えばホワイトベースを民間人だけほぼ運用しているようなものだからな」

 

 

「確かに・・・しかもハロ達が協力的とはいえ・・・1か月も最新鋭艦に寝泊まりをしている時点で、この情報が漏れた時は・・・」

 

ブライトも頭を抱えるレベルである、この子の両親は行方不明届を1か月前にきちんと佐渡島の警察と軍の関係施設に出しているのだから、当たり前だが、このことはすでに日本帝国政府の耳に入れるしかないのが実情で有った。

 

 

しかも彼らがいるのはあの地球側から難攻不落オデッサ基地と呼ばれている場所だ、

 

既にドライストレイガ-を含めたラー級の艦隊は、次のBETAの間引き作戦に参加するつもりであった、だからこそ新型のトルネードガンダム開発チームもすでに2週間前にオデッサ基地に入っており、すでにこの地で4度目の間引き作戦を終えているのだ。

 

 

彼らテストチームの2個大隊の戦力はやはりガンダムといえるほど十分すぎる大戦果を叩きだすほどだ。

 

一回の間引き作戦で50,000のBETAの2個大隊のみの戦力で倒しているほどだ。こうして戦闘データや実戦後の機体の整備データ等を含めて、火星軍の上部部はかなり優秀な新戦力になると戦略パソコンの最新鋭の分析データからもわかっている事であった。

 

 

つまり最後の大詰めであり、あと一回出撃することで、テストチームは晴れて、この最新鋭のトルネードガンダムをそのまま受領した上で、テストパイロット達の腕や好みの戦い方によってはより機体を調整させていく、無論そのデータもきちんと【火星軍の契約者本部】に報告があがるシステムが作られている。

 

このようなシステムがあるからこそ、契約者の戦果と給料などは常に火星政府から契約者本部にマークがポイントで出した多くの物資や資金を提供しているが、その運用は主にゴップ提督をはじめとする背広組の多くがきちんと戦果と階級に見合った、給料分を常に【火星の契約者本部】で契約者達の査定や人事をきっちりと行っていたのだから。

 

 

それに対して、1990年8月20日までは本当にゆっくりしていたのだ、ドライストレイガ-に密航者がいるということが判明するまでは。

 

 

またそれと時を同じくして、ソ連は自国の科学技術力を世界に証明するためにも、ソ連は【第2・5世代戦術機MiG-31ブラーミャリサ】を正式に量産配備を開始するのであった。

 

元々はあの無茶ぶりを言われていた【ミヤコム・グルビッチ設計局】によるMig-25の強化改修型の第2世代機Mig-31の実戦配備が開始される。

 

実際に火星政府の戦力とハイヴつぶしのおかげで、ソ連は基礎技術の開発時間がかなりの時間を取られることになったのは言うまでもない、確かに元戦術機の売り場市場であったが、現状はその市場の開発は無理であった、特に統一ドイツや新しくなった中華国家などの後ろ側には確実に火星政府が存在していたのだから。

 

昔のようにスパイを送ってその国のトップや周辺を脅してソ連側に無理やり入れるようなことができなくなっていた、当たり前だが、ラトロア大尉達率いる契約者チーム達によって【量産型ガンキャノン】や【量産型ガンタンク】をはじめとする火星軍の軍事技術力をある程度入手することができた、ただし、航空輸送機である【ミディア級】は未だに火星軍は政治的な問題により、各国には貸し出してはいるが、売りには出していない。

 

つまり黙ってミディア級を分解することも、事故に見せかけて墜落した後に、そのミディア級の技術の一端のパーツを持って帰ることはできなくなっている。

 

当たり前だが、ミディア級も所詮は機械であり、故障することある、修理しなければ空を飛ぶこともできないだからこそ、一週間に一度は定期的にやってくる、佐渡島からやってくる護衛のラーカイラム級一隻に率いられたミディア輸送機三機に積んでいる予備パーツや修理パーツが運ばれて貸し出されているミディア級の修理を行っているのだ。

 

 

ではその壊れたパーツはどうするのか、佐渡島にそのまま持って帰り、きちんと処分するためにわざわざHLVに入れて地上から宇宙へと持って帰ることになる。

 

そして時は同じくして別の開発チームがソ連製の全く新しいハイヴ内戦闘を視野に入れて作られた開発が終わっていたのが、この同じく【第二・五世代機Su-27】であった、高い運動性と近接格闘能力が最大の特徴である。地上あるいはハイヴ内での密集戦を想定した上で、肩部装甲ブロック両端のベーン(×2)の他、膝及び下腿前縁、前腕部モーターブレード外縁の各所にスーパーカーボン製ブレードエッジを装備している。

 

この画期的な固定武装は実戦に於いて非常に有効であったため、以降ソビエト製の標準仕様となった。その反面、無茶な要求仕様を力業で実現させたため、配備当初はトラブルが絶えず、前線の衛士には不評であった。

 

実際にソ連には複数の開発チームが存在しているのはあたり前である、日本やアメリカも同じなのだから、工業的にも産業的に同じ土台の企業に技術開発力を高めるためにも同じ商品【新型戦術機の開発】を命じていたのだ。

 

特にソ連は命がけである、開発に失敗すればどんなペナルティーが発生するか・・・下手すれば物理手的に首が飛ぶ国であるのは言うまでもなかった。

 

 

イゴーリ・ベリャーエフ技術開発部主任【表の所属部隊】に配備されている研究者はようやく、極秘裏に第三計画の技術で作られた最新鋭の戦術機の試作機の選定作業に入るところであった、そこへ現れたのこの開発計画をソ連の中央部に認められた男、イェージー・サンダーク上級中尉であるのだから、彼のわかるだけの経歴は簡単であった。

 

ソ連の上級士官育成計画に参加しており、その一環で特殊部隊の訓練を受けその非常に過酷な訓練を眉一つ動かさず完遂した男である、確かに年齢的には若いが、そこはBEAT大戦では当たり前の年齢であったからだ。

十代であれば、普通に今の世界情勢下であれば、よほどのことがなければ軍隊に入りはしない。

 

当たり前だが、火星政府と国連側の取り決めによって、多くの医療系物資や食料関係の物資、資材が大量に火星政府の三島の出島を通して、物資の売買が行われているのだ。しかもそのほとんどの物資をマークがBETA大戦で手に入れたポイントをゴップ率いる背広組の指示の下で行われている。

 

つまり火星政府にしてみれば物資切れはほぼ起きないのだから、余った物資を地球側に大量に配ることで各国の体力等を回復させる目論見がほぼ達成されつつあった。

 

つまり正史の世界のマブラヴオルタの世界よりもはるかに大量の物資は手に入りやすい、難民の受け入れ先にも、同じく物資の提供が滞る事は無くなっているほどであった。

 

 

そんな中で軍隊のエリート部隊を結成する計画が作られるのはどこの国でも不思議ではない、本来であれば三か月も経たないうちに衛士を育てる訓練のために大量の専門の薬などを使用するが、今ではそれをおこなっている国はほぼなくなっているのだ。

 

 

当たり前であるが、薬や条件付けでスパイ活動をされるとさすがに火星軍もその国に対して何かしらの軍事行動を起こしたうえでのペナルティーを与える必然が生まれる、火星政府は未だに地球の全ての人々に対して認められた組織ではない、火星軍は軍隊として認めるがその力を利用する者達や物資だけを手に入れるために一時的には火星政府として認めるが、本質的には認めてない国もある。

 

その後者がここソ連である、しかもソ連は普通に国連組織に対して、ソ連の国力を背景に一部の国やテロ組織等を吸収して、反火星派閥のまとめるトップ国として堂々としているのだ。

 

 

だからこそ、この男イェージー・サンダーク中尉は底知れぬ何かが各自に合ったのは間違いではない。

 

「同士・・・・・・ベリャーエフ主任・・・わかっていると思うが、この程度の戦術機では我々の領土を悠々と旅をした大艦隊を奇襲で倒せるほどではないぞ、彼等が売り出している、モビルスーツと呼ばれる機動兵器・・・遠距離射撃に特化した量産型ガンタンクは、わが軍には十分驚異以外の何物でもない、私も量産型ガンタンクの試射をさせてもらったが、あの射程力と砲撃力はわが軍の最新鋭の要塞砲と同等であるのは間違いではない」

 

「おまけにだ、その威力は・・・たった一人で行える代物だ、あのレーダー半径や射撃補正能力等の情報処理能力の化け物はな、おまけに量産型ガンタンクの一機を完全に解体した上で、装甲素材も不明であると、おまけに防弾仕様はけた違いにわが軍の全ての兵器の装甲よりも強い、よって格闘戦で倒せる保証もない」

 

「中距離専用の量産型ガンキャノンの方もより厄介なのは間違いではない、キャノン砲の射程は確かに量産型ガンタンクよりも短いが、キャノン砲その物の威力や、また相手が量産型ガンタンクよりも普通に動けるのが一番厄介なのだ、確かに移動速度はわが軍の戦術機よりも遅いが、同じくレーダー機器をはじめとする多くの性能か圧倒的に負けている」

 

 

この程度の言葉言われなくても戦術機の開発チームはこの手のデータをすでに入手しているのだ、だが淡々としゃべる声やまたなにを考えているかわからないことを含めても、ベリャーエフ主任はサンダーク中尉を恐れていたのは間違いではない。

 

 

また確かに日本帝国にすべての第三計画の何から何まで全て奪われたソ連であったが、この程度は予想済みである、日本帝国に渡したすべてのデータのコピーを持っており、それをほとぼりが冷めたこの時期に堂々と計画を開始するのだから、流石ソ連というべきかもしれない。

 

 

「・・・わかっているが、だが今から素体を作るにしても時間がかかる、すべての生きている素体は全部第四計画を主導した日本帝国に奪われてしまったんだ、確かに素体以外・・・例えば機材の開発十分できるが、素体の開発はまだまだ時間がかかるぞ」

 

 

確かにそうだ、一度ソ連に存在する全ての研究ができる場所は国連軍が入って検査をして、機材を含めて素体も何もかも奪っていったのだから、流石に人材までは奪えなかった、その辺も影響して、ソ連は一時的に国連にペナルティーを支払った時期があった。

 

だからこそ、その時期を知っている研究者たちはサンダーク中尉に言葉で訴えるしかない、実力はそもそも違うのだ、相手は殺しのスペシャリスト、こっちは研究をする者達のスペシャリストなのだから。

 

「わかっている・・・・だからこそ戦術機の選定にはいれと言っている、素体は時間をかけるしかないが、今は最新鋭の戦術機の開発にソ連が開発競争で負けることがあれば、貴様たちはどうなるかわかるな」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

サンダーク中尉の脅ともとれる、その異常すぎる殺気は十分すぎるほど、研究者たちに発破をかけるには十分であった。

 

これが後にソ連で生まれる特別の戦術機【Su-37 チェルミナートル】が生まれる切っ掛けでもあった。

 

実際にベース機である、ソビエト連邦軍の第二・五世代機Su-27を第三世代仕様にするための開発時間は十分にあった。

 

 

実際にアメリカはラプターをはじめとする多くの第三世代機の開発と量産を終えようとしているのだから、ソ連が焦るのは仕方がないことでもあった、おまけに一番最初に第三世代機を作り出したのは日本帝国で有ったのだから、ただしソ連をはじめとする多く工作や日本帝国その物の内ゲバの権力争いなとで、量産配備の時間はだいぶ遅れているが。

 

それでもソ連にしてみれば日本帝国はいつかは戦う日が来るために日本帝国の領土内付近にも軍隊をある程度は張り付けているのは仕方がない、つまり今戦争になってしまったら・・・日本とソ連だけならばなんとかソ連の方は国力が上なのだ、ただし軍事力は違う、日本帝国は軍事力であればアメリカの次にこの世界では二番手である。

 

第三世代機不知火と同じく第三世代機の練習機である吹雪の大量生産と配備が完了する時期はソ連のスパイ活動で簡単に情報は手に入るが、肝心の要の第三世代機の不知火と吹雪のデータはほぼ手に入らない。

 

国連にも売ってくれるのであれば、そこから情報が漏れる可能性があるが、そんな可能性はほぼないことがわかっているだからこそ第三世代機の開発という世界が動き出している時に、火星軍もようやく新型のトルネードガンダムの開発が終わろうとしていたのだ。

 

 

後はハイヴ内に突入させて、それでハイヴを攻略した部隊が使っていた開発中の最新鋭機という名誉と大儀が必要なのだ。

 

世界は未だに混乱中であるのは間違いではない、BETA大戦で一時的に世界は結託していると外から見れば思うが実は内側では全然結託などしていなかった、それで複数の国がBETAの軍勢によって滅びたのは皮肉でしかないが。

 

それがようやく火星軍と政府の絶妙のバランスによって、BETA大戦より前の各国家間の戦力の回復をさせている最中であるのだから。

 

 

 

 

 

 

 



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ある日の広報番組にて、

遅れてすみません 現在は現在書いているマブラヴの作品の修正版を作っている最中です それと並行してつくりました、

ここのルールでは曲名だけであればジャスラック登録はいらないということなので、曲名だけは書きました。


結構おかしい曲名ですけど、その辺は本編を読んでみればわかるようにしています。 


1990年8月頃にはすでに火星政府と火星軍が協力して、数多くの広報番組が存在していた。

 

あたり前ではあるが、契約者達が一部がいまだに宇宙で作業している事や、元東ドイツ軍と警察の戦術機の女性衛士達が一部の男性衛士を手に入れるか、そのようなふざけた番組も作り放送はしていたが、すでにこの放送は終わっている、結婚してしまったことで、番組が終了してしまうことがあるからだ。

 

ちなみにその結婚式も大々的に地球圏、各国に生放送されているが、【新郎と神父と花嫁達】の一番の安全為に宇宙に存在している、ロンデニオン・コロニー群の一部で大々的に結婚式を挙げていたのだから。

 

 

ただし結婚式までの間に数多くの試練があった事はテオドール達を含めて仕方がないことではあるが、一番の元気の元は何かといえば、テオドールは自分を好きになってくれている女性達と会食後、意識を失った上で、問答無用でテオドールをみんなで夜這いを実行した、女性陣は妊娠をする薬を各自飲んでおり、一週間以内には女性陣全員がテオドールの子供を妊娠する形で、テオドールはあきらめるしかなかった。

 

「おにーちゃん、ほら、私あの日から一週間たったよ、妊娠検査薬でも私はおにーちゃんの赤ちゃんを妊娠しているとわかるよね」

 

「私もだ、テオドール、私達が結託した日から一週間・・・妊娠検査薬で貴様の子供ができたと判明した」

 

 

「私もだよ、テオドール、あんたの事が好きなんだからね、だからこうして妊娠して、あんたの子供をさ・・・」

 

 

「私もだ、テオドール、この中では胸が小さいかもしれないし、政治将校なんて嫌っているだろうが、だがお前のことが好きになったのは事実なんだ、特に契約者となって、数多くの戦場共にかけた上で、いつの間にかお前のことが気になっていたのは事実だそれが好きになる感情になるのはさほど時間がかからなかったぞ」

 

 

「そうよ、私もただ私のライバルである【アイリス】が育ている優秀な衛士候補はどのような人材なのかは調べていたけどね、けど私も契約者となり、特に戦場で戦ったり、モビルスーツでの戦術の運用方法の違いなど、さまざまなことでぶつかり合ったわ、その結果結婚してもいい、子供を作ってもいいと思っただけよ」

 

「私も似たようなものね・・・・元西側の戦術機の衛士だったけど、部隊長と共に一緒に契約者となったのはいいけど、元祖国からは早く結婚しろなど政治的な問題とかあったけど、戦場で第666大隊の戦いを一緒にするようになってからは、いつの間にかテオドール、アンタの事が好きになっていたのよ、だから妊娠もしたのわかっている」

 

「そうですよ、テオドールさん、私だって最初にテオドールさんと組まされて、その後にリィズさんと一緒になってネプチューン作戦を行いました、その後火星軍の契約者となって、やっぱりテオドールさんと組んで【契約者の船】で【佐渡島】でアジアの方々や、火星軍の方々にレーザーヤクトを教えたり、逆に戦術など様々な事を教え合いました、そのうちに、私の本当の秘密を知ってもなお、テオドールさんは私を捨てたりしませんでした。だからこそ私はカティアは・・・・・カティアは【本当の名前】を使わないまま、テオドールさんと結婚してもいいと思ったんです、同時に赤ちゃんも欲しかったから」

 

 

ここまで言われてなおテオドールもついには観念するしかない、すでにグレーテル・カティア・リィズ・アイリス・アネット・ベアトリクス・キルケをどのような手段で有れ、テオドールは彼女達を妊娠させているのだから。

 

「・・・・・・・・あははははははは、そうだよな・・・・俺がきちんと責任を取るしかないよな・・・・・」

 

もはやこの位の言葉しか、テオドールは言う事は出来なかった、その後彼女たちは妊娠三か月程度で結婚式を挙げているやっぱり彼女達もウエディングドレスは着たいと思ってしまうの仕方がない、ただし妊婦用の特別使用であるのは言うまでもない、彼女達、妊婦のお腹を引き締めるようなドレスづくりはしていないむしろゆっくりめでつくられている。

 

 

 

こんな事があった事で【テオドール】が観念したことも大きかった、つまり【ハーレム男の一人目】として地球圏に認識されている、オデッサ基地でもテオドールことをハーレム野郎と呼ぶ契約者達や火星軍の関係者もいるほどである。

 

 

「うるせぇーーーーーーあんたたちにわかるかよ、結婚して一年以上は経過した今でも、ハーレム野郎や、義理の妹と結婚した男、上司と結婚した男や、年上の女性と結婚した男や、長刀使いと結婚した男なんて言われるんだぞーーーーー」

 

ある意味でテオドールが一番の被害者かもしれないが、同時に祖国である統一ドイツ政府も軍隊も大々的に、テオドール達の事をプロパガンタとして利用しているのだ。これによってソ連の政治的介入や国連側の政治的な介入を弱めている事にもつながっていた。

 

当たり前である、あそこまで火星政府が協力して、結婚式を挙げたのだ、テオドール達の後ろには火星政府が火星軍がスポンサーとして存在していると堂々と言っているようなものである。それに統一ドイツ政府は未だに乗っかて利用し続けている形になる。

 

だからこそ、テオドール達もある種の我慢をしながら、ここオデッサ基地にて、テスト機の最終試験であるBETAとの間引き作戦に参加して、【各換装装備の実戦データの収集任務】をおこなっている最中である。

 

 

 

現在は主にBETA戦を【特に殲滅戦やハイヴ付近への攻撃作戦などの軍事行動】五時間の枠の中で生放送及び、確実にその枠内で火星軍と国連軍の圧倒的な力を地球全土の国々対して、見せつけている放送でもあった。

 

そんな中で、最近新しく作られた番組が【トータルイクリプス】と呼ばれる番組であり、主に【佐渡島】と【オデッサ基地】にて【最新鋭の試作機である、トルネードガンダムの一部の戦闘データなど機体運用などが普通に編集済みも放送もあったが、整備風景は完全にアウトだったりする、特にコクピット周りは普通に撮影されていない。

 

 

それでもこの番組の視聴率はおおよそ各国のテレビ放送中でも視聴率は80パーセントで有った、それほどまでにしっかりと作られている番組でもある、特に番組初めのOP曲と映像はマークが知っている限りのマブラヴ曲を再現した楽曲であり、エンディングも同じように作られていた、ただし いくつかの楽曲などは流石にマークも忘れているために、なんでこの曲がエンディング曲になっているとか オープニング曲になっているとかは有ったが、それでも、曲がついている事や一つの番組として見れることもあり、地球の各国ではおおむね受け入れられていた。

 

ちなみに楽曲は以下のとおりである、

 

 

初代オープニング【マブラヴ】初代エンディング【I will】二代目エンディング【遙かなる地球(ふるさと)の歌】二代目オープニング【divergence】三代目オープニング【first pain】四代目オープニング【LOVE STEP】三代目エンディング【桜の花が咲くまえに】五代目オープニング【未来への咆哮】四代目エンディングリメイク曲【マブラヴ】

 

六代目オープニング【翼】五代目エンディング【Carry on】七代目オープニング【Name〜君の名は〜】八代目オープニング【Metamorphose】九代目オープニング【0-GRAVITY】十代目オープニング【Go to the top】十一代目オープニング曲【Doubt the World】六代目エンディング【signs 〜朔月一夜〜】七代目エンディング【Revise the World】十二代目オープニング【white forces】八代目エンディング【TOTAL ECLIPSE】十三代目オープニング【最後のエデン】十四代目オープニング【calling】

 

とあり得ないほど、オープニング曲が多い番組になっている特に一部の曲をリメイクすることで、エンディング曲に使用するほどであったからだ。これはマークが書いた曲の多くがオープニング曲に使用するしかないために起きた出来事であったが、同時に、一部の国々ではこのオープニング曲とエンディング曲を使用して、BETA大戦のテレビ番組を作っているほど、各国ではマークが作った曲が当たり外れが大きいために、ある意味では助かっているオープニング曲とエンディング曲でもあった。

 

 

実際に1週間に3回の割合で流されているこの【トータルイクリプス】の番組は各国の子供たちには普通に受けが良かった、実際にBATAの姿形は、火星軍が最初に垂れ流した放送以外から、常に火星軍が戦場で戦うことになればなるほど、対BATA戦の放送が火星軍によって問答無用で流れていたのを、国連の議会によって、きっちりと各国で生放送の放送時間が決まったことで、軍事や技術者や企業関係も普通に火星軍が戦っている映像をきっちりと見れるようになっていた。

 

 

またこの放送時間決定によって、何が変わったというと、地球人全体でBETAの正体をきちんと認識したことも大きかった、一部の国では普通に民間人にいまだにこのBETAの個体の映像を見せてない国々が存在していたからだ。

 

軍隊に入ってから見せる国も存在している、情報統制という事でもあったが、火星軍と火星政府の戦略目的にはそれがどうにも面倒であった、

 

結果このような大規模な形になったが、それがかえって各国の技術者が軍事産業に戦術機の開発競争力をより加速させることにもつながったのだ。

 

特に第一世代機で戦線を抑えている国々は国内から第二世代機の調達や自国開発など議会で取り上げられるようになったからだ。

 

だからこそユーロ圏内はいち早くユーロ圏内で作られる第二世代戦術機の開発計画に技術と資金が正史よりも多く投入されることになった、また最前線がこのような形で維持されていると分かれば、人は色々と動き出す特に日本帝国も含めた後方国家の政治家達も軍人達も色々とより多くの突き上げを食らっていたのだから。

 

実際問題として、火星軍の正体がわからないままであればあるほど、第二のBETAの軍勢と呼ぶ勢力がいつ現れるかわからないからだ。

 

各国の情報操作されてしまうと、ハイヴを落とした功績等を含めて、各国や国連が奪ってしまうことも上げられていた。

 

これはマークが散々【マブラウオルタ】と【トータルイクリプス】と【帝都燃え】【マブラヴシリーズの外伝作品】等をしていれば、いやというほどわかっていたからである。

 

それにガンダムシリーズでも当たり前に、情報操作を含めて数多く作品があるからだ。これをゴップを含めた制服組に聴いたところ、

 

「マークどの・・・・なにを当たり前のことを言っている、我々は政府だ、それに自国の軍隊の活躍を宣伝しなければ軍隊が活動するための予算も議会ではなかなか通らないようになるぞ、世論を民衆を味方にすれば、賊軍やテロリストと呼ばれている組織や者達も民衆を味方にした結果、ティターンズをはじめとする数多くの組織はどうなった、またエゥーゴをはじめとする反連邦組織がいつの間にか正規軍扱いになったことも忘れてもらってはこまるよ」

 

 

確かにそうである、宇宙世紀も別のガンダム世界でも結局は民衆を味方にした組織が敵対組織との戦いに勝利を果たしている。

 

だからこそ、ここまで火星軍も政府も広報組織がどんどんと力を入れて、地球圏においては色々と宣伝活動を果たしていた。

 

民間人にも【契約者の船】と呼ばれている【改ペガサス級】の多くはこうして、地球の元ベテランクラスやエースクラスの衛士や整備士達の多くが【契約者】と呼ばれている事、また契約者達にパイロットに貸し出している【トルネードガンダムタイプ】の戦場での活躍を見ていることも各国の多くの一般人は、この宣伝効果によって、原作でも当たり前で有ったテロ組織の活動に入る事を未然に防ぐ結果に繋がっていた。

 

 

それと同時に大量の医療物資や資材、食べ物の多くが火星政府が持っている地球の周りに存在している、一部のスペースコロニー群で作られて、それを地球へ定期便の形で、数多く各国へ売りに出していることも、宣伝に力を入れて類部分で有った。

 

実査にマブラヴ世界の一部の国家ではもはや天然物と呼ばれている食材を含めた食料類は人口製品に切り替わっていたが、火星政府テコ入れによって、難民組織や移民系組織に対しての大量の物資提供をしていることも生放送で宣伝をしているのだ、

 

 

こうした地道の広報の力の入れようで、火星政府は7年以上もかけて【地球の民間組織】や【難民組織】から数多くの信頼を得られるようになっていた。

 

これに困ったのは一部の主教の過激派である、とある宗教の過激派はBETAを神が人類に与えた試練や使者であるとある意味すごい勘違いの方向に思考が切り替わっていることもあり、国連軍や軍家系や民間組織に対して、テロ行為を行って、そのまま死亡したり、中には一部の軍隊のトップであったりして、味方を攻撃する命令を出す信者も居たのだから。

 

 

だが多くの過激派支援団体や母体はこの組織を見切っており、火星軍特殊鎮圧組織【エコーズ】によって、6年間かけてほぼこの地球からこの過激派の宗教家達の多くはエコーズによって殺されている。

 

 

これは各国がいる状態で国連の別の場所で決まった裏の決まり事のようなものである、まだ過激派が多く存在している時期に自国の部隊を動かせば当然つながっている団体や個人によってその過激派の組織に連絡が行く可能性があったからだ。

 

これを組織するためにはどうしても過激派が全くいない別の組織の力を借りる必要があった結果、エコーズの派遣が決まった、これは統一されたドイツ政府を含めて、数多くの極秘ファイルが存在する時には確実にそのファイルや機密を処分するためには必要なことされていた。

 

結果シュタージュファイルは表や裏に噂として情報は今も流れているが、統一ドイツ政府はこれの存在を完全否定している、当たり前だが、ファイルを別の場所に移したうえで燃やしたのだから、アクスマン率いる部隊が隠し持っていたコピーの情報すらもエコーズは隠し場所に対してビーム兵器を使用してこの世から物理的に消滅させているほど忌まわしきものでもある。

 

 

こうして極秘部隊の活躍もあり、今の地球圏での火星軍の地位はなんとか維持されていた。

 

そして一方では、そろそろ火星軍も国連側と調整しつつ、主にユーロ圏内で指定されていた2つのハイヴの攻略準備の最終段階まで近づいていた、ドライストレイガ-もオデッサ基地の付近で、気候のデータなど寒冷地に合わせた最終調整を行っていたのだから。

 

 

当たり前ではあるが、当日は吹雪もあれば雪も積もっている状態で、ハイヴ攻略作戦が始まる可能性があるのだ、いかに最新鋭艦のドライストレイガ-であっても、気候に合わせた戦いをしなければ100パーセントの力を戦闘で出すことはできないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 



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【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】の攻略の準備期間

【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】を攻略するために、現在の地図でいろいろと 確認したら、ここに軍事拠点とか作れそうだなと思って作りました

ハイヴの位置が間違っていなければこの辺りではないかと思っています そのためにここまで地図で調べるのに苦労しました これだけ執筆時間に遅れました 




【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】を攻略するための一大作戦を実行するためにまず火星政府と火星軍隊がやったことは、国連側との最後のすり合わせである。

 

実際に火星軍の一大軍事拠点のオデッサ基地をはやく火星政府も火星軍もさっさと後方の補給基地にしたいと思っていることであるからだ、

 

当たり前だが、先のハイヴ攻略作戦時において、攻略したハイヴ跡地の基地化で一番多くの土地を手に入れたのが、ここオデッサ基地で有ったからだ。

 

 

当時の地球側の国連軍も含めて、各国の軍隊はこの落としたハイヴの軍事基地化はもろ手を挙げて喜んでいたが、同時にすぐ近くに【H4ヴェリスクハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】が存在している以上、大量のBETAの軍勢が一か月もしないうちにやってくるのは確実であるからだ。

 

つまりハイヴを火星軍共に落としたはいいが、その元ハイヴ軍事基地化及び、維持費を含めた物資の消費量を計算すると、【当時の各国の軍事予算五年分相当】が一か月で飛ぶほどだと判明したからだ、

 

それでもソ連は第三計画があるためか、国連から予算を引っ張れると思ってあの発言をしたのだと言われている。

 

この時にはすでに、火星軍がオデッサ基地として、ほぼ基地施設など様々な完成な形で存在していたからだ。

基地施設を含めた火星軍が作り上げた基地施設などを【火星軍の軍事技術力等】をソ連は無料で手に入れれると思っていたが、その後の防衛予算等、含めた戦術機や防衛部隊などは、火星軍と国連軍に任せようと、思っていたが、

 

 

だが結果として、国連に属しているすべての国々にしてみればこれほど防衛予算や戦術機部隊など派遣はあり得なかった。

 

 

当たり前だが、ソ連領地にある基地に自国の最新鋭機の戦術機部隊や通常戦力の防衛部隊を置くと言う事は、できなかった確かに国連軍所属にはなるが、基地の持ち主はソ連であり、補給や命令系統などを考えれば、どの国も二の足を踏むのは仕方がない。

 

結果ソ連は国連会議での、発言した者を含めて、結果的に元ミンクスハイヴは現在のオデッサ基地に火星軍の最前線基地に代わっていたが、それも三か月前までの話である。

 

 

十二月一日には三か月前から、コツコツとオデッサ基地から【H4ヴェリスクハイヴ】と【H3ウラリスクハイヴ】の距離的に中間地点に存在する地域を、火星軍の物量作戦によって、BETA群を追い出した上に、そこに10個以上の軍事拠点を作っていたのだ。

 

特に【ビック・トレー級を五隻】【ミディア級20機】を【プレセツク】【オネガ】【ニャンドマ】【BeIoye】にもきちんと同じ数の陸上戦艦とミディア級を配備した上で軍事拠点化した上で【H4ヴェリスクハイヴ】までに距離を徐々包囲するようにして火星軍の最前線基地が存在している。

 

特に白海周辺は一度はBĒTAによって制圧されていることからも、それの排除した上で、火星軍の海軍を白海周辺に配備している事で、海からわたってくるBETAの軍勢を海の藻屑にするほど、水陸専用モビルスーツやモビルアーマーを大量に投入するほどの力の入れようである。

 

特に【シャンブロ】を改修した上で大量の魚雷発射装置や大型クローなどの強化発展をおこなっているほどである。そしてここには契約者の一部の機体【トルネードガンダム水中専用装備】をしたうえで、白海の最終防衛ラインを火星軍が守っているほどである、確かに国連軍も一部の戦力を出すことで協力しているが、それでも水中専用機なんてものはない、国連軍も用意した陸上の基地から戦術機部隊を出して、火星軍協力して、【H4ヴェリスクハイヴ】周辺のBĒTAの軍勢を殲滅することで、ベテランやエース衛士を大量に生み出そうとしていた。

 

 

 

また【H3ウラリスクハイヴ】の近くにも同じく火星軍は進軍速度は速く、カスピ海の【アティウラ湾岸地帯】と【エルショフ】【アレクセエフカ】も【ビック・トレー級五隻】【ミディア級五十機】を最前線基地に同じ数を配備した上で、砲撃特化のガンタンク500部隊 ミサイル発射基300機 ジークフリート3機、ジェガン部隊100機ギラドーガ部隊100機をそれぞれのハイヴ最前線基地に配備しているほどである。

 

特に【カスピ海】の奪回、【ソ連領のモスクワ】 【ウクライナ】 【白海】地球側にしてみても、重要な意味も持つ、ここまで火星軍と共に奪還作戦を協力した一部の国連軍がいるが、それでも一部である、それ以外は殆ど火星軍の実力で3か月程度でここまでBETAの支配地域から取り戻したうえで、10個以上の軍事拠点化しているのたがら、火星軍の軍事力は恐ろしいと思える。

 

 

またウクライナも亡命政権から外れているが、国としての基盤が弱いと言えた、おまけにウクライナ周辺は未だに残留放射能があるが、それも少しづづではあるが、火星軍の特別部隊によって、徐々に奪還した地域の放射能徐機は完ぺきに終わっている。

 

ただし建物などは全てはBETAの集団によって、食われて消滅しているために、第一産業と第二産業と並行して、復興支援を現在は補給基地として最大限の物資を生み出しているのは、火星軍のオデッサ基地であった。

 

 

最早オデッサ基地は最前線ではない、最後方地域に当たる、元々はミンクスハイヴがあったが場所ではあるが、今ではオデッサ基地の防衛力は3分の1まで落ち込んでいるが、それでも特に、基地守備用のロボット兵器の存在があるために、FAZZ機やジークフリートの新規生産分や、防衛力の大半は現在は【H4ヴェリスクハイヴ】と【H3ウラリスクハイヴ】を同時につぶすための二大作戦をするためにも最前線基地に分散配備されている。

 

更にはビックトレー級をはじめとする、数多くのミディア級の新規生産を含めた補給物資の輸送作戦をユーロ圏内に存在する国々に様々な取引として、色々な物資を渡す役目もある。

 

 

「だからと言って、ウクライナのインフラなどを支援物資までここで行うとはな、だからこれで、ユーロ圏内は大半は我々火星軍と火星政府側になびくように、小細工もする必要があると、マーク閣下もお人が悪いな」

 

 

マ・クベ司令官としても、確かにウクライナ付近まで取り戻せたことはありがたいが、だからといってここまでこのオデッサ基地の防衛能力を下げる必要があるといわれると疑問が残るのは仕方がない。

 

実際にオデッサ基地周辺地区以外では、普通に各国や国連の部隊がオデッサ基地を超えて、復興中のウクライナ周辺に、国連軍をはじめとするウクライナ軍も要塞陣地をはじめとする数多くの軍事施設の建設を始めているのだから。

 

 

その状況下で防衛力を3分の1まで減らされている基地の司令官になっている人物の心境は計り知れないと言える。

 

「だからこそ、地球の後方部隊と同じ部隊数まで減らしたと言う事か、最もそろそろ契約者達の新しい母艦も完成する頃合いか・・・次のハイヴ攻略戦はこの新型の母艦を使って、【新しい契約者の船】と印象付ける事にもつながるか・・・・マーク閣下もようやく政治という物事をわかってきたようで、ただし・・・このオデッサ基地を落とされないように、極秘にこのような【新型モビルスーツの開発計画書】と【新型モビルアーマー開発計画書】か・・・なるほど、確かにこれは両方とも我々ジオン向きの仕事か」

 

 

マクベは特に【新型モビルアーマー開発計画書】を見て、なるほど思ってしまう、これならばいざというときに役には立つ、モビルスーツの方は確かに納得と言える代物ではあるが、これを扱えるパイロットの選定も含めて色々と準備が必要なのだ。

 

 

こうしてマクベは最前線基地に向けての補給計画や人材の入れ替え計画や周辺国に対して、物資の提供など、やることが多いのだからそれでもこの程度の仕事はマ・クベ指令を含めて彼の元に集っている元オデッサの鉱山基地司令部の連中は手慣れた物であった、この辺は1年戦争時の経験が生かされている。

 

 

「やれやれ折角死んだというのに・・・キシリア様を含めて我々を呼び出した、マーク閣下はある意味では大物だな、しかも私の趣味もちゃんと理解した上で、こうして壺集め地球の美術品の収集も認めてくれているのだから」

 

実際にマ・クベは地球の歴史は敬意を払っている、今次大戦で失われるつつある様々な国の美術品を、ここオデッサ基地に一角を美術館として使って、亡命政権や裏取引によって手に入れた、消滅した国々の美術品などを展示している。

 

 

この展示品を見るためにわざわざオデッサ基地に各国はアポを取り付けて、火星軍のミディア輸送機特別仕様機を使って、オデッサ基地に入ってこの美術館を見に来るのだから、その時にマ・クベは様々な交渉をしたり、色々と政治的にも動いてくれている、これによって火星軍はだいぶ欧州国家からは味方として扱われるようになっている。

 

 

 

 

 

 

 



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火星軍の最新鋭艦登場その名は【ラ・グランパ】

【ラ・グランパ級】と呼ばれるウクライナ方面軍に配備されている超大型航空母艦で有った、特にこの大型航空母艦のデザインはどちらかというと、ターンエーガンダムの母艦に近いイメージがあり、トリマラン型(三胴船)ただし全体の見かけは白い城塞のようだが、優美な外見にそぐわず戦闘能力は非常に高く、前面滑走路だけでも、普通に二百メートルは存在している、これが後方に存在しているのだ、そして白い要塞のようだが、その左右両方にはラーカイラム級が二隻多少手直しされた状態で合体しているように見えるが、一つの艦艇としてオデッサの複数の開発ドックを埋めていたのだから。

 

これが新しい契約者の船である、海・陸・空・宇宙にも行ける万能艦として、作られた船であった。全長合わせて千メートがある船である。大気圏突入性能や突破性能があるように作られている。全備重量674,000tを誇る船なのだから。

 

無論ミノスキークラフトや最新鋭の核融合炉よりワンランク型落ちした大型タイプを複数動力炉にしているためでもある。 それに上空から見れば中央部分だけが円形型になっており、そこから左右にラー・カイラム級と似た船が存在している、その為か【H】の形を成しており、水中部分にはしっかりとソナーや魚雷発射管などが大量に搭載されている。

 

こことは別の世界のガンダム世界においてゴップ提督が乗った旗艦を多少手直した感じである、つまりその分格納庫に大量のモビルスーツを搭載可能であり、航空機も飛ばせる海の要塞と言える代物である。

 

さらには新型の換装システムを搭載した【新しいトルネードガンダム】がオデッサ基地に合計千機ほど量産・開発されていた、これは予備機を含めた数であり、一部の新型【トルネードガンダムМkーⅡ】はすでにルナツー要塞に向けて打ちあげられていた。

 

 

実際に【ラ・グランパ級】がここまで大きくなったのは、アークエンジェル級の自動換装システムを積極的に取り入れた特殊な立ち位置の船で有ったからだ。 

 

だからこそ換装装備など、【トルネードガンダムМkーⅡ】の置き場など防衛能力など、さまざまなことを踏まえた結果、生まれたのがこの【ラ・グランパ級】で有った。

 

 

実際に化け物艦艇ではあったことは間違いではない、現に今は処女航海として、わざと空を飛ばずに【太平洋】【大西洋】【カスピ海】【白海】【赤道付近】【北極】【南極】などに表向きは火星軍の海軍用の超大型航空母艦と各国や国連の情報関係は誤認をしている状態である。

 

 

これは来るべきハイヴ攻略戦において、きちんと新しくなった契約者の船の完熟訓練を行いつつ、各国にたいして補給物資を送る船としても活躍していた。

 

実際にこれだけの巨体である、補給物資を満載した、ミディア輸送機2機とガンペリー10機程度ならば余裕でこの巨艦で運べる船であった。

 

 

だからこそ護衛に契約者達が乗り込んでいると体裁で新型になった【トルネードガンダムМkーⅡ】の完熟訓練を第666大隊のメンバーがオーストラリア大陸に火星政府と取引した補給物資・支援物資・取引した兵器の一覧がこの一番艦【ラ・グランパ】に大量に積まれていたのだから。

 

 

「まったく・・・我々も確かに、新型になった【トルネードガンダムМkーⅡ】の換装システムや完熟訓練は確かにありがたいが・・・まさか・・・オーストラリア大陸まで護衛とはな」

 

 

「いいじゃないの、折角マーク閣下のご配慮なんだしね、この最新鋭艦は私達専用の船だそうよ、実際に艦長も前と同じだけで、それでも発進システムや換装システムはいざというときに、慣れておかないと大変なことになるわよ」

 

 

アイリスもまたそれは分かっているベアトリクスもそれを感じ取っている、流石に二人とも長年の間、戦術機部でトップレベル隊長をしていた、人材である。

 

この船の完熟訓練の意味、折角量産開発した、【トルネードガンダムМkーⅡ】の性能を生かそうとしている。発言でもある。

 

 

テオドールにしても今までも各地を転々とはしていたが、オーストラリア大陸や、アメリカ大陸までは足を延ばしてはいない。そこまで火星軍の拠点がないからだ。

 

実際にはオーストラリア政府の大半は火星軍の軍事拠点を作るのは許可していたが、

アメリカ政府の強い意向と力関係や利権によってこれができなかった。

 

またアメリカ大陸の近くに火星軍の拠点が出来ない様に、議会で法改正をしているのだから、結果的にミディア級の護衛が必要となったりする、ラー・カイラム級やクラップ級の護衛は完全に否定。アメリカの領空侵犯が発生すると何度も、国連議会で火星政府の役人が言われたことでもあったが、だがあくまでも国連に参加する時は護衛は必須であるとゴップ率いる背広組がなんとか国連やアメリカ政府を説き伏せたのも大きい。

 

実際に地球側も国連で会議をする時は自国の代表を送るためにある程度の軍艦を護衛として一緒に送り出していたりする、それと一緒の事だと、ゴップ達も同じことをしているだけであると。

 

これに対して国連の本部があるアメリカはなにも言い出せない、この提案を潰すこともできたが、結局は火星政府以外が普通に護衛の者達を連れているのに火星政府は護衛はなしでは、道理的にもまかり通らなかった、それに当時の戦いにおいて、契約者達が誕生した上で、火星政府が売り出した物資や軍事物資の一部などが魅力的で、アメリカや一部の国以外は全て議会において賛成に回ったこともでかかったようだ。

 

だからこそ苦肉の策で、アメリカ本土には火星政府や軍にまつわる施設を建てるのを阻止する法案が可決されて満場一致ですべての議会が通したのが、ある意味では驚きでもあったようだ。

 

 

逆に火星軍の出先機関や拠点がある、インド方面や日本本土に様々な契約者達が空港から堂々と入国しては、色々と見て回ったりして、心の傷や精神をいやすことにつながることになっている。

 

実際に統一ドイツではいまだに他国へ旅行するなんてことは一部の特権階級か外交官ぐらいしかできない、特別な行為である、だからこそドイツ国民である第666大隊が属するこのラ・グランパに乗って、1日も経てばオーストラリアにつく距離まで、船で旅行するなんてことはあり得ないことでもあった。

 

 

これは他の国でも同じである、BETA大戦がはじまったと同時にほぼ民間人が他国に旅行することは、ほぼ無くなっている、火星軍の支援があり、国連と協力しても今もまだ一般人が他国に行けないのは、それは簡単な理由である、レーザー級がいるからである。

 

航空機が使えないのだ、では海を使えばいいだろうと思えるが、海はタンカーや軍事優先で次の優先事項は漁師関係者だけであった、つまり、それほどまでに民間人が船を使って旅行するなんてことはできない。

 

 

 

その為か、海洋をゆっくりと進む優雅で巨大すぎる船体はどこの国でもニュースになるほどである。しかも、それがオーストラリア大陸の玄関口と呼べる、パース湾岸地区に接近しているのであれば当たり前だ、オーストラリア大陸にも一応は戦術機部隊は存在しているが、同時に大陸のとして食糧庫として機能を持っている場所でもある。

 

火星軍が地球にやってくる前でも緑地化プロジェクトによって、人の科学技術によって、オーストラリア大陸の約五十パーセント程度は緑地化が進んでいたが、それが、一気に百パーセント近くなっているはここ五年以上かけて、火星政府とのオーストラリア政府と間で色々と交渉した結果、宇宙世紀の技術を一部使ったオーストラリア大陸のアマゾンに近い湿地帯を人工的に作り出すことに成功していた。

 

特に人口の雨雲製造機、これはコロニーでよく使われる人工の雨を降らせる装置を改造した結果である。その為か三か月の一回のペースで特別な薬剤を補給する必要がある、またそれと同時に、麦を筆頭に様々な作物の種等をオーストラリア大陸にもっていっていたのが、ミディア級二機のお仕事であり、それの護衛としてゲタに乗ったモビルスーツの随伴があったが。

 

 

今回はそれをなくした上で、新型兵器の完熟訓練並びに、一種の精神的に肉体的にもリフレッシュするために、簡単なお使い任務をこの第666大隊と新型艦の訓練に時間があてがわれている。

 

最もこれを知っているは一部の士官クラスや左官クラスであり、間違ってもテオドールやカティアなどには教えてはいない、確かに原作ではカティアは政治家を目指すルートがあり、なんとか東と西を纏めようとする世界もあるが。

 

だが彼女がそこまで精神的にも肉体的にも成長したのは、ドイツの内戦を第666中隊のメンバーに多大な犠牲者を出したうえで、行われた成長だ、この世界のカティアではない、確かに色々と成長は確かにしている、特に精神的にはだいぶ大人びている、これはカティア自身が母親となった結果と契約者で、ほかの母親達にはカティアは自らの出生の事をちゃんと話している、これは火星軍でも政府でもトップクラスの機密事項であり、

 

テオドールにきちんとその事は教えている、実際に当時カティア自身が持っていたペンダントの中身の写真を燃やす前に、契約者になっていることが挙げられている、

 

 

これはシュタージュをはじめとする、当時の人民解放軍が亡命してきたカティアの身辺を洗う事は出来なかったことも大きかった、確かに一部のシュタージュ【リィズ】は調べようとしていたが、今では捕まって公開処刑された元シュータジュトップのアクスマン長官に命令で中途半端に調べるのは出来なかった。

 

これはベアトリクスが契約者となったことが一番の原因であり、同時に火星軍が世界中の垂れ流した放送で、ベアトリクスを含む部下達を日の当たる場所へ配置転換する必要があったからだ。

 

これはベアトリクス派閥とアクスマン派閥が当時シュタージュの内部抗争する前に自然にベアトリクス派閥が消滅してしまった結果、このようになっている。

 

とうぜんリィズの第666中隊の新メンバーを調べる極秘命令も撤回されたわけで、その後まとめて第666中隊の人材は丸ごと契約者となっている、無論整備員等部隊を動かすメンバー含めた上である。

 

これによってカティアはペンダントの中身を燃やす必要性が皆無となった、その後は統一ドイツ政府の誕生に伴い、負の遺産であった、シュタージュ人材の一部は公開処刑されている、残りの一部は統一ドイツのスパイの部門に編入されて、今も監視付きで仕事をしているが、だが彼らにしてみれば統一ドイツの監視体制は甘すぎる

 

 

旧体制では互いが監視していたが ここでは違うと発言している旧メンバーがちらほらいるらしい、特にシュタージュファイルが消滅していることも大きいと彼らは後に語っている。

 

 

こうして彼らは目的地であるパースの湾岸地区の近くに堂々と自らの船を止めるがさすがにここまで巨大すぎる船を止めるための湾岸施設はどこの国にも存在はしていない、一部例外の土地を除いては。

 

その為、ミディア輸送機が二機ラ・グランパのカタパルトから堂々と発進していく、前方と後方についているカタパルトがアキ、ミディア輸送機二機も高度二千メートで待機すると、次に発進するは同じく補給物資を積んだガンペリー部隊である、このガンペリーは少々特殊なガンペリーであり、物資を大量に運べるように改造されたコンテナを持つ。そのため防衛力は皆無である。それが10機も格納庫にあり、カタパルトから発進してく、

 

これを見ているは第666大隊のメンバーである。

 

 

「これより我々の大隊は3部隊に分かれて各自ミィーティングで話した通り、アイリス隊、ベアトリクス隊、そしてテオドール隊に分かれて、護衛をする、いいか絶対に向こうから打たれるまではこちらが一切反撃をするなわかっているな」

 

 

「「「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」」

 

 

こうして3部隊に分かれて、それぞれの護衛対象であるミディア輸送機1番機や2番機、そしてガンペリー部隊に分かれて特に今回のような護衛部隊は【長距離移動専用の換装装備】を装備した【トルネードガンダムМkーⅡ】をラ・グランパの格納庫からカタパルト発信させていくその換装装備は主に長距離移動を主目的とした、タイプA型ではあるが、それ以外に他のタイプの装備を換装させているメンバーもちらほらと存在する、実際に専用のシールドもあるが、この専用シールドは元々はガンダムF90が使う専用のシールドでもある、その為か生産ラインに手をくわえる必要はほぼなかった、実際に多くの他のガンダム作品のシールドは武装なとがついていることが多く、一部は可変機システムに組み込まれている物さえあるのだ、また虎の子のビーム・シールドは契約者がもし機体を持ち逃げをしてしまったら最後、色々と厄介なことになると理由だけで塔載は見送られている。

 

だからこそ一部の換装装備Vタイプなどを筆頭に、使用そのものが禁止されている換装装備が多数あるのだ。

 

 

これは今の契約者達をなにも信頼や信用してないわけでもない、信用や信頼をしているからこそ、地球側の出方で色々と厄介が発生するために、それの対処として仕方がないと今回の完熟任務のミーティングの時に、きちんとオデッサ基地にいる契約者達を全て集めてこの手の話をしているのだから。

 

 

だからこそテオドールの機嫌がいまだに直ってないのは仕方がないことでもある、テスト期間では使われていた一部の換装タイプ装備が、正式採用になった瞬間に、使えないのは誰だって腹正しいと思うのは仕方がない。

 

 

テストパイロットを任せれていた、テオドール自身の感情でもあった。

 

 

実際にVタイプとAタイプを合わせた装備、VAタイプは実に高機動でありながら、高加速や・高火力が整っている万能型で有ったのは間違いではない。大量生産されたSー11マイクロミサイルポッドを装備しているのだから、またマシンキャノンも装備可能である、稼働時間や放熱の処理などは、技術力が上がれば、その程度の問題は大体クリアできるのだ。

 

 

しかも燃料タンクやエネルギーコンデンサーも搭載できるために、肩に装備されているメガ・ビームキャノン2連装は良く中型種を始末するのにはうってつけの武装で有った。

 

ただしビームシールドの代わりにF90で使われていたシールドに一部の陸戦用ガンダムで使われていたシールドの内側に大型のナイフ等を隠して使ったり、シールドその物を武器として使うために、色々とアドバイスを聞いて取り入れたのが今のテオドールが持っているシールドである。

 

表はバラライカのシールドと同じくパイロットによって即座に爆発させられるタイプの爆弾をシールドの下の部分に取り入れたり、色々とある程度の改造をしつつ、空力を考えて作られているのがこのシールドで有った。

 

 

こうして第666大隊は各自に任された護衛対象と合流して、オーストラリア大陸の大空をゆうゆうと飛んでいく、当然オーストラリア軍も戦術機を3部隊に分けて発進させて、ミディアの護衛部隊と合流していく。

 

この位はしないと後で、国民からは軍隊は無駄飯ぐらいとか言われるためでもある。それほどまでオーストラリア大陸は平和である証とも言えた。

 

 

 

 

 

 

 

 




【ラ・グランパ】はドアンの島で登場するあのゴップ提督が乗っている巨大な船をイメージしてください、 公式にも出ているのでわかりやすいです それを万能戦艦に作り替えただけです ただし火力など搭載量や武装は今のところは不明です 映像や公式で発表されている程度しかわからないので。 



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火星政府の活動記録

結構時間がかかりました、すみませんでした 色々とやることがあったので。

外伝の話と時間軸は合わせる予定なので、ここから先は色々なハイヴを攻略する予定です。

ただし火星政府としてもオリンピックを再開するにしても、色々と目的を作らないとできないので、それを含めての政治的な話し合いや、腹の探り合いとか色々と考えている最中です。


 

グラン・ザム。元々はクロスボーンが地球連邦軍に対して武装蜂起するためにも少しでも地球連邦軍の戦力を削るために、オールズ・モビル軍と協力して作る予定であった機体名である、F90とF91をオールズモビルスーツ軍に対して、対オールズモビルスーツ軍に対する。中心戦力となり、連邦軍も艦隊戦のためにある程度の数の大艦隊を集めた結果、

 

この機体が開発した上で、ある程度の戦力を削ってくれるまでの時間を稼いでもらうはずだったが、結果として。

 

クロスボーン軍の上層部は連邦艦隊をオールズ・モビルスーツ軍も早くも瓦解するほどのガンダムの戦力を甘く見た結果であった。

 

本来であれば、一年戦争時のドズル・ザビが登場して、地球連邦軍のソロモン攻略艦隊に対して大ダメージを与えた機体であるからだ。

 

 

このグラン・ザムは、当時の機体をベースに陸上用に再設計された超大型MA。本来の歴史では実戦配備されていないがオデッサ基地のマ・クベ指令にマークが渡した、命令書の内容がこの機体の開発であった、

 

実際にハイヴ戦では重要な大火力なのは間違いではないからだ、特に地上戦における圧倒的な大火力と移動指令所を兼ねている新型機体でもあった。

 

実際にはビグ・ザムの胴体部に巨大なホバーユニットを接続したような形状となっている、その為か本来の足の部分は排除されているが、その分重量が増したのか、ミノスキークラフトよりも進化させた大型のミノスキードライブを採用されている。

 

またサブジェネレーターには、グワジン級の動力炉が二基搭載されている。

 

 

頭頂高 46.1m 本体重量 1,215.2t 全長250m 武装 大型ハイパーメガ粒子砲一門 メガ粒子砲多数 クロー・アーム×2 ミサイルランチャー×50門 

 

そしてなによりも対レーザーコーティングを装甲に塗っていた、おまけに基本装甲はガンダムリュウム合金で何重にもしているために、この重さになってしまったが。

 

 

それでもオデッサ基地にこのグラン・ザムが20機も量産・配備されているのだ。そのうちの4機は次のハイヴ同時攻略作戦において、同時攻略予定のハイヴ周辺に配備されている火星軍の地上部隊の総合指揮官になる予定である。

 

 

つまり同時にハイヴを攻略するためには地上に存在するハイヴから出で来る大量のBETAの軍団を相手する必要がある、またハイヴの上層部を確実に吹き飛ばすためにはアプサラスやネェル・アーガマや新型艦のあの艦艇に搭載されている重力砲も打つことになるが。それでも確実に成功するとは限らないのだ。

 

 

だからこそ地上軍が確実にハイヴ上層部を吹き飛ばせる上に、ある程度のBETA師団や軍団も吹き飛ばせる大火力を考えると、行きつく先は、元から決まっている

 

 

つまりグラン・ザムの配備ではあったが、流石にビグ・ザムをそのまま使うわけにはいかない為、オールズモビルスーツ軍が開発した。

 

グラン・ザムを1からオデッサ基地で作り上げることになった、実際に元々はビグ・ザム

再設計機であったために、その辺は楽に作り上げることはできたが、問題が発生したのだ。

 

 

それはホバー走行で本当に大丈夫なのかという点である。動力炉や装甲素材は最新鋭の物にするだけでも十分であった、センサー類を含めて色々と問題もあったが、それら簡単に解決する問題であった。

 

 

BETAは地下にトンネルを掘り、そこから大量のBETAが出てくる映像は、地球からの軍事情報の一環で火星政府との取引は成功していた。

 

だからこそ、ホバータイプの多くは護衛モビルスーツが近くに連隊規模でいるし、ビックトレー系も大量の近距離防衛用に大量の兵装をつけている。

 

 

実際にはミサイルも搭載されている、中身はクラスター弾で、これらは条約で禁止されてはいない、

 

実際に火星軍の一部派閥の声では大量の鉄の槍を装備したミサイルをBETAに対して撃てば良いというが、

 

あれは高度があり、また100,000本近くの鉄の槍が高高度から落ちてくることの衝撃波によってBETAを壊滅させるほどの高い破壊力があるだけである。

 

つまり、たった100本程度を一つのミサイルの中に搭載した程度では、レーザー級に打ち落とされたその時点で鉄の槍はほぼ消滅する。

 

 

そもそも使い捨ての兵器にまで対コーティングを施す軍隊はいない。例外はHLVにコーティングしてハイヴの高高度の上空で爆発させる程度である。

 

最近の研究で、自爆用の爆弾によって吹き飛んだ方が、レーザー級以外のBETA軍団を倒せると分かったことも大きかった。

 

 

散弾型のミサイルもあるにはあるが、それはやはり地球の各国に対して軍事物資として、大量生産されて火星政府が販売している商品の一つである。

 

実際に散弾方式のミサイルや弾道は迎撃される前に自動的に発射するシステムが搭載されている、つまり戦車級等を簡単に狩れる兵器として、一番人気商品の一つなのだ。

 

オデッサ基地も同じく大量生産はしているが、それでも需要と供給のバランスがとてもシビアである。

 

 

だからこそオデッサ基地には大量にFAZZが大量に配備されており、ハイメガカノン砲やライノサラス級の砲撃が使われているのは、こんな理由である。

 

 

だからこそ、一か月に一度はオデッサ方面に大量のHLVが補給の物資満載で大気圏から降下しているのはこんな理由であった。

 

 

グラン・ザムも似たようなものである、一度はオデッサ基地で作ったが、そのデータなどはルナツー要塞に送られてそこで、開発生産された試作型を三か月ほど弄り回した結果、地上用のグラン・ザムが誕生した経緯が存在する。

 

ちなみに宇宙用のグラン・ザムを作られており、月面奪還用として色々な試作機が作られている、宇宙用と地上用と機体のセッティングや機体各部のスラスターやバーニアや武装の変更は当然で、むしろこっちこそが本命である。

 

 

アプサラスⅢはどこまで行っても結局は砲撃機体でしかないために、月面に存在するハイヴの内部には侵攻が出来ないようになっている、これは機体コンセプトの違いであり。どうしようもない理由である。

 

 

 

また、当然アフリカ大陸付近も、火星政府と取引によって、緑地化プロジェクトが進行している最中でもある、特にエジプト付近は色々と大変なことも多かったのは、なにも間違いではない。

 

 

特にエジプト付近の砂漠を緑地化する前に、砂漠の地下にある、太古のエジプトの遺産やピラミッド等を砂漠から発掘する作業があるからだ。

 

ではこの発掘作業はどうするかと言えば、モビルスーツを使って巨大な砂をとるだけの掃除機の様なものを作って、それをモビルスーツに搭載することで、大量の砂漠の地帯の砂を次々と五十トンほどの大きさの巨大な缶に封じ込めていく、

 

この作業をすでにエジプト政府と共に、やり始めて五年は経過していたが、そろそろ砂漠と呼んでいた砂の大半を巨大な缶に封じ込めていたのだ。

 

 

これによって太古の遺跡や、都市・ピラミッド等が発掘されていく中、残り土地には緑地化で植えられている植物によって、アフリカ大陸は緑地化は大体50%ほどは完了していたのだから。

 

 

これは宇宙世紀の時代など、ガンダム世界の緑地化専用の技術の発達が十分あった事の裏付けである。

 

ではなぜその技術で地球を直さないのかと言われると答えは簡単である。

統一政府にしてみてもそんな、莫大なコストをかけた割には見返りが乏しい再開発事業は誰もやりたくはないのだから。

 

 

 

ではそんなにコストをかけて開発するどこのガンダム世界もなかったりする、マブラヴ世界においては十分すぎるほどの政治的な切り札となるのは言うまでもない、そのためか、アフリカ大陸やオーストラリア大陸は火星側寄りの勢力になりつつあるのだから。

 

 

 

これは今次大戦時BETAによって滅ばされた国を追われた勢力達がやはり自国の復興のためには必要な技術であり、結果としては火星政府と火星軍も五年間以上の時間を徐々に、地球中に認められるほど、努力していく。

 

 

こうして、間引き作戦以外にも、火星政府と軍隊はきちんとした統一目標を持って地球上で活動をしていた。

 

 

 

 

 



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鉄と弾丸の地獄の戦場 前編

だいぶ投稿が遅れましたすみません


【H4ヴェリスクハイヴ】の周辺地域すでに鉄と弾丸の地獄の戦場になっていたのは言うまでもない、

 

特に【ビック・トレー級を五隻】【ミディア級20機】を【プレセツク】【オネガ】【ニャンドマ】【BeIoye】を周辺地域に配備しており、後方の補給基地と化した、火星軍のオデッサ基地から大量の弾丸と補給物資が一週間のうちに三回は定期的に補給隊としてそれぞれの基地に所属しているミディア輸送機がピストン輸送で、補給物資などを運んでくるためでもある。

 

 

その為か、常に【H4ヴェリスクハイヴ】BĒTAの死体がハイヴ周辺に積みあがっているは言うまでもない、確かにレーザー級もハイヴからでてくるが、同時に火星軍の全ての砲撃によって、BETAの十万規模の大軍勢を倒せるわけではない、

 

ただし同時にそれは、BETAの死体と生きたBETAが共に存在するために、レーザー級は主に砲撃を迎撃するために使われることが多い、実際に火星軍の砲撃場所に対するレーザー攻撃をすることが中々できずに、火星軍の死の砲弾が降り注ぐ結果に繋がっているのだから。

 

 

一部のBETAは地下を進んでビックトレー級や量産型ガンタンク三百機が配備されている場所や、自走砲などの近くに出現しようするが、その前に契約者達が乗っている開発配備されている【トルネードガンダムМkーⅡ】や【ペガサス級】に惹かれて、砲撃拠点や火星軍の基地よりも大体、50~100kmの前の前線で戦えるようにしている。

 

 

その周辺はライノサラス級も10機もいるために、砲撃拠点や補給拠点を確実に守るように、火星軍のギラドーガ・ジェガンも重武装で待機しているのだから、当然FAZZ部隊もジークフリートも配備されている事かも、このような拠点を落とされない準備をしっかりと火星軍はしていた。

 

実際にトンネルを掘るBETAは大体は突撃級ではあるが、一度目のその地下からのトンネル攻撃を防ぎきればあとはいくらでも、トンネルからやってくる、BETAの大軍を問答無用で、倒せる装備や、技術力を持っているのだから一体の大きさは、18mであるが、シールドマシーンのように合体して土の中を掘ることが最近になって確認されている。

 

そのためか一度掘られた、トンネルの大きさは普通に、60mほどあるために、主にこの手の穴にはバーストライナー砲をトンネル内に用意する準備期間はある、またビームガトリング砲を複数バーストライナー砲の近くに近接専用装備として、配備しているのだから。

 

この手のトンネルからBETAの軍勢が現れることは無くなっている、いいや地上に現れる前に、メガ粒子砲の威力によって、自分達が作ったトンネルから二度と地上に出ることなく、消滅してくのだから。

 

 

だだしこの方法も色々と問題がある、特に、エネルギーのチャージ率やそのエネルギーをどこから持ってくるのかも色々とあるが、その辺はきっちりと色々と準備している特にミノスキー型核融合炉を近くに置くだけで、ある程度のエネルギーを生み出すことができるが、やはり冷却期間や砲身を冷やす冷却材など、またバーストライナー砲もビームガトリング砲もやはり、砲身の寿命が存在するのは仕方がないことでもある。

 

 

手動でやるときは大出力である、FAZZ一機を使って、その中のパイロットがトリガーを引くことになる。

 

この手の作業や工程を残している事から、プチモビルスーツの手作業などで、修理や修繕なとが行われていたが、当然修理の時も護衛の兵士達がついている。

 

 

 

「今日で・・・・・このバーストライナー砲№100番があと3発このトンネルで打てば終わりか、1週間前に変えたばかりの新品が、ここまで、酷使されて、ボロボロになるとはな」

 

 

「確かにそうですが、・・・でずかそのおかげで、トンネル内部に、わざわざ毎回毎回、我々が、気化弾頭弾を打つ必要がなくなりましたからね」

 

 

「確かに・・・・・あれは一歩間違えれば我々も危ない武器であるのは違いないからな」

 

実際に帰化弾道弾はトンネル等、閉鎖空間で使う方が威力が増す仕組みになっている、その為か一時期はコロニー内部で気化弾頭弾を使うテロリストが宇宙世紀には存在していたのも、また事実である。

 

だからこそ、いくら最新鋭の機材と装甲素材で作られたモビルスーツといえども、それを中破させるだけの威力を持った弾頭をわざわざバズーカ砲でBETAに向けて撃つ心配がなくなったのもありがたい。

 

確かにトンネル内部にトラップとして仕掛けることもできるが、この一戦一戦がおわればどのみちFAZZ部隊のハイメガランチャー砲で根こそぎ、トンネル内部のBETAをビーム兵器で消滅させるのだから、その後に再びわざわざトラップを仕掛けるよりも、来ることがわかっているならば、待つ戦法が使えるために、結果としてライノサラス級に搭載されている、バーストライナー砲を外して、トラップとして現在は使われている。

 

 

小型種の排除のために、ビームガトリング砲や、ミサイル兵器などの近接防衛用の兵器が色々と合計合わせて20個近くのトンネル内部で実験中である、どれが一番コストもかからずにBETAの軍勢を地下で倒せるか。

 

ただしこれは潤沢な補給線が可能な軍隊が行える戦場での実験で行動でしかない、今も昔も地球側にこれほどの余裕は未だに生まれていないのだから。

 

「ちっ・・・・・・もう1射できればいい方だな、おい・・・・№101番を持ってこい、現状の砲身事取り換えた方が安全だ」

 

「「「「「「「了解です」」」」」」」

 

整備長の言う事はなにも間違いではない、実際にバーストライナー砲は固定砲台として使われることがあるために、その砲身を交換するのが一番簡単な方法でもあるが、時には固定している部分もまとめて交換する時もある、それは結局のところモビルスーツの重量や重力など、様々な要因があるために仕方がないことでもいえる。

 

 

だが同時にここまで交換している砲身部分はオデッサ基地に運ばれて最後はHLVの中に運ばれてルナツー基地で解体されることになる。

 

 

 

そして時を同じくして、【H3ウラリスクハイヴ】周辺地域も砲弾の地獄になっていた、当たり前だが火星軍が作り出した砲撃拠点や補給拠点や最前線基地なども含めると5つ以上あるために。

 

そこから同時に集中砲撃されてしまえば、いくらハイヴが無限に近い数のBĒTAの軍勢を生み出せると時間も物資がいるのはあたり前である、つまり、ここ3か月の間常にこの2つのハイヴは昼夜問わずに火星軍の陣地から砲撃されているために、レーザー級はほぼ品切れになっていた。

 

確かに近くにハイヴから母艦級が増援として大量のBETAを運んでくるが、それでも数に限りがある、実際にオリジナルハイヴから増援が一番近いが、それでもオリジナルハイヴは自らの防衛力をゼロにする方法は基本取れないようになっている。

 

 

これは地球に来ているBĒTAが工作機械として作られているためでもある、もしも戦闘用に作られたタイプであれば話は別であったが、だが今地球にいるのはあくまでも工作機械であるのは間違いではない、人類を災害程度として認識しているために、多少の災害を潰すために戦力の駆逐投入という愚策に出ているのが現状であった。

 

実際に他のハイヴ当然1か月のうちに3回程度は間引き作戦を火星軍と国連軍が共同作戦として行っているが、だがここまで圧倒的な数の暴力を使った作戦は地球側で行われない作戦であった。

 

現に今も地球側はコツコツと開戦当時の戦力や国力を回復させるために、一生懸命であったからだ。

 

 

だからこそ、火星軍のここまでの2つのハイヴに同時に砲撃をし続ける、補給物資など作れる戦争継続能力に驚きを隠せないでいた。

 

 

 

「ここまでの火星軍の砲撃によってほぼこの2つのハイヴは無力化しつつありますな」

 

「左様で・・・・・・・、ですが、ここまでは火星政府との我々国連によって元から契約していた内容のままです、火星政府としてもある程度のハイヴは自力で攻略すると宣言していましたからね、あの当時は・・・」

 

 

「確かにそうだったな」

 

 

実際に火星政府と火星軍の勢力がきちんと地球各国の国々に認められたのはやはり単独でハイヴを攻略して、しまった瞬間で有ろう、分かりきっていると思うが、地球各国の戦力を集めても、ハイヴの上層部すらも破壊するほどの威力の兵器は用意できなかった、一部アメリカだけは用意できたが、欠陥兵器であった事は間違いではなかったことも大きかった。

 

それ以外にも国連に投資や、各国にそのものに大量の補給物資や支援物資をあの初めて火星政府と軍隊と接触した一年のうちにあり得ないほどの物資をそれぞれの各国はもらっていたのだから、驚くしかない。

 

 

だがそのほとんどはマークの特殊能力である、BETAを倒せば倒すほど、ポイントが手に入るシステムによって、ほぼ無尽蔵に近い形で、簡単に補給物資や支援物資を作り出すことができていた。

 

 

「だがそれでも・・・・ハイヴを連日攻撃し続けるほどの兵器の開発できないと言う事か」

 

この会議室に集まっている面子たちは、黙って量産型ガンタンクの使いすぎた砲身の取り換え作業の映像や、ビック・トレー級やヘビィー・フォーク級の大型砲門の取り換え作業の映像を黙ってみていたのだから。

 

 

この辺は仕方がない、量産型ガンタンクの最大射点による連続砲撃をし続けるとやはり砲身の寿命やそれに伴う、砲撃システムや補給システムが悲鳴を上げてしまうのだからな。

 

大体の目安ではあるが、量産型ガンタンク一機の砲身の寿命は二千発を打てば終わってしまう程度である、これは地球側の加工技術と宇宙世紀の加工技術や装甲素材の違いにも大きく差を開けているのは仕方がない。

 

 

逆にその使い潰された砲身はミディア輸送部隊に専門のコンテナに次々と収まり、今では補給基地になっているオデッサ基地に運ばれて、そこで加工されてほとんどの素材はリサイクルされて、新しい砲身になるかそれとも弾丸に代わるか、色々であるが、だがこの使い潰された砲身は基本的に宇宙空間に運ぶこと、ほとんどない。

 

極秘にするほどの技術が使われているわけではないからだ、逆にレールガンやビーム兵器類の多くは地上では絶対に加工する行為は禁止されている。

 

 

これは内部構造だけでも、地球側に十分すぎる開発のヒントを与えてしまう結果に繋がるからだ。

 

逆に実弾兵器はほぼ製造方法は知られているのだから、その程度の技術流失は火星軍も火星政府も認めている程度の損失でしかない。

 

 

120mm低反動キャノン砲

本機の主武装。両肩部に2門装備されている。艦砲射撃と混同されるほどの威力を持ち、長い飛距離と高い命中精度を誇るために十分限るほどの大火力をたたき出すことができる上に、色々と低コストで作れる機体としてやはり量産型ガンタンクの注目度は、地球側にしてみれば圧倒的に欲しい商品の一つであるのは仕方がない。

 

 

いくら火星軍と火星政府によって、地球側にある程度の技術を特許を出して、低コストとして使えるようにしてはいるが、それでも戦術機の衛士になるために資質は年々下がっているが、それでも千分の一から百分の1程度まで下がった程度でしかない。

 

 

またどこの国もBETA大戦の戦後を見据えてくるために、必要以上の戦術機開発をするために開発資金を出し渋る国々が徐々に世界中に蔓延しつつあるのは仕方がない。

 

 

現にこの2つのハイヴを3か月もほぼ連続で砲撃しつつ、攻撃する映像を生放送で世界中の国々生放送として、堂々と火星政府も火星軍も流すことは許可していたのだ。

 

 

そうでなくては、戦後の世界情勢を見据えた、一手・二手を打つのは政治の世界では当たり前であった。

 

それに【新型のトルネードガンダム】実戦戦える映像も見せる必要性があるのも事実であった。

 

既に世界中の人々が契約者の機体と認識されている【トルネードガンダム】の機体の活躍は、地球側にしてみれば、火星軍の機体を借りてだが、自国の衛士があのBETA軍勢がいる戦場で大活躍する、映像はどこの国でも、その機体の契約者を【英雄】にしているほど、アピール合戦がある意味では激しかったりするのは仕方がない。

 

 

 

 

 

 

 

 



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鉄と弾丸の地獄の戦場 中編

遅くなってすみませんでした ・・・リアルで色々とゴタゴタしていたので、結果としてこのような遅い投稿になりました、結構文字数は書いています


また色々とあるのでこのようになりました、


パウル・ラダビノッド准将、インド亜大陸方面軍、元欧州、海王星(ネプトゥーン)作戦国連軍総司令官であり、激戦を生き抜いた猛者でもあった。

 

元々は一時的に、その性格とバランサーとして、火星軍と政府との最初の交渉の時に用意された、ある意味政治的な生贄でもあったが、彼は、その後インド方面軍の国連軍の総司令官として、火星軍も同じくインド方面軍に配備された、軍隊と共に共同作戦を何度も成功させた実績があった。

 

 

この程度の実績であれば国連軍の総司令官に抜擢はされないが、パウル・ラダビノッド、インド方面軍総司令官の下で戦った国連軍の損害率は、あまりにも低いのだ、実際に火星軍と共同で戦場に出ていることもあるが、この辺は他の方面軍司令官とは決定的に違っていた。

 

他の方面軍司令官は大抵は、戦果を火星軍に渡さないように、なるべく火星軍の力を使いつつ、戦術機大部隊の多くの戦場に投入して、BETAの集団を倒していたが、同時に戦術機部隊の撃破数もある程度の被害を出していたからだ。

 

だが逆にインド方面軍は明確な連絡網の確率と火星軍と連携を元にしっかりとした戦術を作っていたことで、戦術機大隊の多くは、基本的に量産型ガンタンク部隊やガンキャノン部隊の砲撃や要塞からの砲撃を抜けて、レッドゾーン付近で戦う事を前提に戦術を組んでいたことも大きかった。

 

特に量産型ガンタンクの120mm低反動キャノン砲×2 40発装填済みで(最大で20連射が可能で、射程距離は260キロメートルと240キロメートルの二通りが存在するが、これは天候など様々な状況下で行われるものであった。

 

つまりだ、国連のインド方面軍やインド軍が買った、量産型ガンタンクは合計で四十機程度であった、初期の状態はもっと少ない、最初は五機程度であり、残りは61式戦車やミサイル兵器が大半であった。

 

逆に火星軍がインド戦線に持ち込んだ、量産型ガンタンクは200機ほどであり、40発装填済みの方であった、初期生産ラインで作られた初期型量産型ガンタンクであり、一部の設計変更や段数変更が間に合わなかったタイプであった。

 

いわば在庫処分品の様なものである、無論量産型ガンタンクの予備パーツや修理パーツは生産されているために、それほど問題ではない、実際に中期型は六十発も装填できるタイプ、後期型は80発を装填できるタイプと分かれているが、実際に火星軍と国連軍、各国の軍隊と連携がまともにできるまでは基本的には初期量産型ガンタンクタイプの多くが半年後から使われ始めていた。

 

これはいくら火星軍が優秀な機体を持っていても、国連軍や各国の軍隊にしてみれば、見慣れた兵器や物資を選んでしまうのはあたり前である、まともにBETAの軍勢に使えるか、分からない兵器に大金を払う国家はなかったが、複数の実戦を火星軍共に戦った各国の軍隊や国連軍の多くは結局の所、【120mm低反動キャノン砲の連続砲撃】で合計で8000発は楽に放てる上に、補給も簡単に済ませられる、量産型ガンタンクの威力を見てしまったら、国連もインド軍も、当然その機体を欲しいと思ってしまうのは仕方がない状態であった。

 

無論砲身の冷却機能もあり、本弾の段数を込める作業もすべては機械仕掛けであり、二発入れるだけでも五秒程度あれば、また打てるようになっているのが、この量産型ガンタンクの特徴であった。

 

それにだ、戦術機の適正に落ちた兵士や戦車の兵士、歩兵ですら、簡単に扱えるほど操縦方法が簡単になっているのだから、つまり国連軍や各国の軍隊の総戦力を簡単に上げれるほど、後方支援機として優秀であり、砲撃を最前線に大量に送り込むという意味では十分役に立っている機体である、グリプス戦役になれば使い物にならなくなっていたが、それでもこの手の砲撃能力はマブラヴ世界では優秀な部類の砲撃支援機となる。

 

だからこそ、イエローゾーンやブルーゾーンの多くは火星軍がラーカイラム級のパールバティ―艦・ラーカイラム級シヴァ・ラーカイラム級マハーカーラ等のその地方に神様の名前が取り入れられた戦艦からの攻撃やジェガン部隊やギラドーガ部隊などの艦載機の攻撃で、基本的に残りのBETA主に突撃級五百程度をわざと残して火星軍が守っている守備エリアを素通りさせている、国連軍や各国の軍隊の守備エリアで戦わせるためでもある。

 

 

これは火星軍のみで殲滅できるが、それではインド方面軍の軍隊が全くBETAとの戦い為に存在している軍隊の価値が一気に暴落する可能性もある、最悪国連軍もインドの正規軍も軍隊の規模を小規模にする軍縮計画を発動するバカがいつ現れるか、分からないのが、地球の現在の状況であった。

 

 

 

そして再びの時はようやく二大ハイヴ攻略作戦に向けて、色々とすり合わせもようやく終わり。パウル・ラダビノッド総司令官が自ら、演説することで国連軍ひいては、各国の軍隊に対しても、本格的に二大ハイヴ攻略する意識を植え付ける事を成功するのだから。

 

 

ただし二大ハイヴのうち一つのハイヴは、火星軍が新造開発した超大型戦艦【グランサイファー】のみで攻略することが決定事項と存在している。

 

 

無論こんな事を知っているのは、あくまでも国連軍の上層部と火星軍の一部の上層部だけである。

 

 

こうして二大ハイヴを攻略するために用意された最前線基地で今日も攻略予定のハイヴに対して、量産型ガンタンクの砲撃部隊から砲弾が雨あられと飛んでいる、ミサイル兵器よりも、安価で大量に揃えられる鉄の砲弾の方が何倍もコスト的に安いからだ。

 

 

そしてその状況も、わざと、国連軍・各国の首脳部・火星政府の上層部が考えた、間引き作戦及び、そのまま二大ハイヴを攻略するというとんでもない作戦である、確かに、この方法が一番理にかなっている事は間違いではない。

 

実際に毎日、毎日、攻略予定の二大ハイヴに対して砲撃の弾丸が1日中やまずに、飛んでいれば、いくらBETAの生産能力といえども、その限界が見えてくるのは仕方がない、現にここ1週間のBETAが二大ハイヴから出てくる量が1日50000程度に抑えられているのだ。しかも戦車級と呼ばれるタイプしか現れてはいない。

 

突撃級の大半は、彼等が掘り進めた巨大な穴のトラップで文字通りメガ粒子砲の餌食できれいさっぱり消滅しているのだから。

 

要塞級は生産コストが重いのか、それともハイヴ内部で新たなBETAが作り出されているのかそれはハイヴ内部に潜るまでは、だれもわからないと言う事でもある。

 

 

その為か、今回の二大ハイヴ攻略作戦の指揮をとる国連軍総司令官のパウル・ラダビノッド司令官と副官と参謀達と共に停泊中のドライストレーガーの中にある巨大な会議室で、ブライト達と共に作戦の最終確認を行っていたのだから。

 

 

「やはり現状では・・・このまま間引きをおこないつつ、一万以下になった時に、二大ハイヴを同時攻略戦を開始するとやり方が、安全ではありますが・・・」

 

 

国連軍側にしてみれば、ようやく回復しつつある、各国の戦力や国連軍の戦力なども考えると、やはり、もっと時間が欲しいと思ってしまうが、同時に他のハイヴの間引きは、火星軍の力を借りていても、あくまで通常の間引き作戦を行っているだけでしかない。

 

 

一か月のうちに二回程度はハイヴからの間引きをするが、その間引きするコストもやはり莫大であるが、それでもハイヴの間引きをすることで、これ以上のBETAの勢力拡大を防ぐ意味もあったからだ、

 

だからこそ、地球側の要求を受け続けることは火星政府にしてみても、色々な意味で、さっさと二大ハイヴをアプサラスなどの拠点攻略兵器を使って一日も早くつぶしたいと思っているのだから。

 

だが政治的な問題もあるために仕方なく、火星側が地球側の国家や国連に仕方なく付き合っている状態でもある、

 

だからこそ、この会議室では、あくまでも今回の二大ハイヴ攻略作戦に抜擢された総司令官のパウル・ラダビノッドを含めた作戦策謀達も案内された場所で、黙って作戦内容に書かれた作戦書を一枚一枚丁寧に読んでいる途中である。

 

本来はもっと早く地球側に渡せという輩もいるだろうが、ここで配られる作戦書の多くは完全に機密情報が大量に書かれているために、地球側はこの作戦書を持ち帰ることもできないようになっている。

 

 

特にライノサラス級の配備予定数や、アプサラスⅢをいつ投入するか、またモビルスーツ部隊や艦艇などの攻撃手段までも書かれているのだから。

 

 

これは未だに火星側が地球側のテロ行為や妨害行為があるという前提で進めていることもでかい、実際にこの後に配られる持ち帰れる、作戦資料や作戦書などは後に国連軍から世界中の各国にこのスケジュールで作戦を開始するという程度しか書かれていないが、それでもある程度の作戦進行が書かれているために、なにも問題ではなくなっていた。

 

 

特にパウル・ラダビノッド司令官はこの作戦書を見て、色々と驚いていたが、同時に納得もしている。

 

実際にこの作戦書には、各国の軍事バランス、回復力、各国が持っている軍事力や、国連の部隊数など、今回の作戦に参加する、各国の部隊数の打ち分けや、国連軍の主力【第二世代型量産型戦術機】【第三世代量産型戦術機】などが細かく書かれている、

 

 

特に指揮命令系統もきちんと書かれている、火星軍が来る前は国連軍と体裁の元各国が独自に得た情報は一部例外を除いて、ほとんどの部隊に提供されなかった実績があったが、今では、それがなくなっている。

 

 

特にそんなことをしていれば、火星軍のモビルスーツ部隊の大火力によってBETAの大軍が簡単に消滅するからだ。

 

しかもその戦いの処理の時に、その場の司令官、国連軍や各国の部隊の隊長クラスが呼ばれて、火星軍から様々な情報を与えているのにかかわらず

 

 【なぜ戦場の情報を定時的に各国の部隊にまともに提供していないのか?】

 

と火星軍の司令官に言われるからだ、それが国連の議会においても各自に各国の大臣や外交官に対して、火星政府がその資料とデータを各自に提供して、真実だと分かられるために、今ではきっちりと、部隊間の情報提供はまともに行われている。

 

それと同時に火星軍と国連軍の連合軍においてはだれが総司令官になって全体の指揮をするか、また次席をだれにするかできちんと国連と各国と火星軍の間の条約で決められている事でもあるからだ。

 

 

結果として、このような形で作戦の大ずめをおこなっているのだから。

 

「なるほど、あのハイヴはこのグランサイファー1隻で落とすわけですね、それ以外の全ての戦力を持ってあのハイヴの国連軍と火星軍と各国の義勇軍に連合軍で落とすと・・・」

 

パウル・ラダビノッド総司令官はこの作戦資料には納得をしていた、当たり前である。

 

だが彼に付き従っている今回の作戦参謀達は納得はしているが、それでも納得はしていないのだ。

かれらもこの作戦の意味はわかる、実際に今も各国は未だに国力の回復中であり、戦術機の新型機の開発・量産なんてことは、一握りの国家でしか行われていない事業であるからだ。

 

 

それに今回国連軍所属の戦力の大半はアメリカ政府が売り込んできた、第二世代機であるのだから、確かに優秀な戦術機であり、ハイヴ内でも戦えるように色々とバージョンアップはしているらしい、

 

実際に義勇軍のアメリカ軍は第三世代機のラプターをはじめとする一部の実験機をすでに、二大ハイヴ間引き作戦にも使って、実戦を勝ち抜いたことを示している、ただしハイヴ戦の実績がないためにそれを作ろうとして、この作戦参謀達の中にアメリカ出身の参謀達がいるのだから。

 

 

そんな彼らにしてみれば、二大ハイヴを攻略実績を確実に手に入ると考えていたが、それは泡のように確実に消えている、しかもだ、今回の作戦書に書かれているが、やはりハイヴ内部で勝手に司令部から命令違反したり、所属の部隊から離脱した、【戦術機部隊がハイヴ内部で見つけても助けていけない、またはその部隊の持っている人物またはデータは確実に火星軍所属のFAZZ部隊によって消滅させる】と書かれているからだ。

 

 

またかれらの部隊はハイヴ内部に存在するすべてのBETAの施設やドリフトなどを大火力兵器で消滅させて後続部隊や補給部隊の安全を確保すると書かれていた。

 

 

だからこそアメリカの参謀達は焦っているが、それを無視して、二大ハイヴの攻略フェイズについてマークは作戦内容すべての説明を終えていた。

 

 

「以上だ、分かっているが、BETAの施設は未だに謎である、確から稼働中の施設を鹵獲して我々の技術で調べる事も検討してみたが、BETAの指揮命令系統が不明なことや、どのようにしてたくさんの種類のBETAが生み出されているのかも、不明であるからだ」

 

 

「いざとなったらその鹵獲した施設から、我々の技術がBETA側に漏れた上で、モビルスーツ級、戦術機級、モビルアーマー級などが、作られる可能性を減らすにはこのような手段でしかないからである」

 

 

実際にマークが言っていることはなにも間違いではない、現にアメリカが手に入れた半壊したハイヴ施設などを調べた上でも、どこでBETAが製造しているのか、どこから資源を作り出しているのかは一切不明であったことも大きかった。

 

唯一調べて手に入れたのは新型元素ぐらいなものである、ただしその元素も色々と欠陥があり、どのハイヴで作り出されているのかは不明であり、今まで火星軍と共に攻略したハイヴでは一部のデータ以外は基本消滅していることからも、ある一定数の大きさのハイヴに必ず存在しているが、どのぐらいの積載量があるかは一切不明の新型元素であった。

 

それを戦略目標にしていたアメリカではあったが、すでに、火星政府との取引によって、通常の技術のレベルアップが著しく早いために、本来ならば2005年までの基礎技術や戦術機関係、軍事関係など幅広い技術が向上中であった。

 

 

ルシファー計画も実際にこの手の新型技術を生み出す雛型計画に組み込まれているために、G弾派閥はほぼ消滅している上に、G元素で無限のエネルギーをという研究者もその手の元素を人類が生み出せないと分かれば、ほぼ別の研究に移行している、これは研究資金や研究の環境も大きく変わったことが言えている。

 

 

実際にユーラシア大陸の三分の一程度までBETAの封じ込めをしている上に、侵略も許さないようにしているためでもあった、今更G元素を手にいるために多大な犠牲を軍部に出す命令を下す軍人もほぼいなくなっている。

 

これはトラップ一派と呼ばれている派閥であり、彼等の真の目的はソ連をG弾で消滅させるという戦略があるためにそれに残っているアメリカ派閥の一部の連中がまだいる程度である、彼らアメリカは結局はソ連と今の段階では戦争状態にしたくないだけである。いつかは・・・ソ連という国を潰したいと、虎視眈々と狙っている。

 

 

トラップ社長達にしてみてもソ連は敵なのだ、それを殲滅する道具が欲しいと思って動いている、今回のこの会議に参加している一部のアメリカ派閥はこのソ連を仮想敵にしているために、火星軍主体のこの作戦に苦虫をかんでしまった、顔をしつつ、会議を聞くしかなかった、ここでごねるだけでも彼の派閥は確実に二大ハイヴ攻略作戦に参加できないと分かっているからである。

 

 

「それとアメリカ・日本・ソ連・ĒU連合など一部ではすでに開発・量産している第三世代機の実戦部隊や第四計画の特殊部隊がグランサイファーと共に、このハイヴ攻略戦に参加予定である、これは後の世界情勢を考えた結果、彼等の戦術機がある程度ハイヴ攻略戦でどこまで戦えるか、それを実戦参加で調べる意味も込められている、なお契約者達は連合軍側で共に戦ってもらう予定である」

 

 

このような会議がマーク主体で話し合われていく、そして時間は経過して・・・・グランサイファーの会議室で会議をおこなった一週間後・・・・・・二大ハイヴの攻略作戦がついに実行される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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鉄と弾丸の地獄の戦場 後編

色々と忙しかったのでこのようになりました 色々と新型機も出したいと思っていたので。

こうなりました 実際に五十メートル程度は宇宙世紀の時代でも作られていましたからね

サイコ系とか ネオ・ジオング系も普通にでかい機体でしたから。 




1990年8月10日にはドライストレイガ-の中で決まった二大ハイヴ攻略作戦の全貌で国連も各国も色々と動き出していたのは事実である。

 

実際に補給や予備パーツやハイヴ投入組など、一か月以内に決める必要が出てきたからだ、本来ならば、これほど早くハイヴ攻略を決める必要でなかったが、最近の地球の気候変動によって、九月末頃にはユーラシア大陸全体特に、ソ連付近は【冬将軍】の寒波が圧倒的に強くなり、二大ハイヴに砲撃している四割はほどの基地からの砲撃が届かない可能が出てくると火星側の気象衛星の分析で分かった結果である

 

 

だから冬将軍が始まる前、九月一日は二大ハイヴを砲撃しつつ、そのまま攻略作戦を発動することが決まっていた。

 

これ以上の日程を伸ばしても意味がないからだ、それに火星側もわざわざ時間をかけてまで、作った新造艦以外にもこの日のために作り上げた、新型のモビルスーツがあったのだから。

 

これは以前にマ・クベに任せているオデッサ基地において頼んでいた最新兵器であったからだ。

 

その名は【デュラクシール】元々はマークがこの世界に来る前に遊んでいたゲームでガンダムタイプを元に開発設計したというラスボスが乗るにふさわしい機体が出来上がっていた。旧の方は色々と味方が強くてワンターンで倒れるほど弱い敵ではあったが、新作の方では味方の機体になったり、ラスボスにふさわしい強さを持った機体に生まれ変わっていたからだ。

 

 

だからこそマーク自らデュラクシールの設計に力を何とか設計図は出来たが、同時に様々な問題も発生していた。

一番の重要要素の武装である、【タオーステイル】ゲームではマップ兵器扱いであった武装である。

 

特に両肩と背面部を覆うように搭載された羽のような部品(18枚のバインダー)の名称。根元の輝くクリアパーツ(青玉)から光弾を発射する。武器名の「タオース」は孔雀のギリシャ語。直訳すれば「孔雀の尾羽」だろうか。自機を中心に一斉に発射して打突によるオールレンジ攻撃を仕掛けるその姿は、確かに羽根を広げた孔雀の猛々しさを彷彿とさせる。旧シリーズではガンダム顔が特徴的な本機だが、この攻撃方法にνガンダムのフィン・ファンネルを連想したプレイヤーもいまは本機の代名詞となった感のある主力兵器であるが、同時にいろいろと問題も発生している

 

サイコミュ関係を含めたバイオセンサーを導入して、突撃級や要塞級、レーザー級の攻撃にもびくともしない装甲及び操作性能が求められた結果、ジオン関係者に開発を任せていたわけである。

 

実際にファンネル関係は確かに連邦側も作っていたが、ジオン側がより色々と開発していた実績はマークも認めいる事であるからだ。

 

さらにはエネルギーチャージシステム搭載をしており、バスターモードになれば、タオーステイル全てを重ねて巨大な砲身にしたうえで、専用のビームライフに合体して、ビームライフルの威力をフルチャージまでもっていけばコロニーレーザー砲と同等の威力を出せるほどある、これはこの機体の動力炉は【スペリオルドラゴン】の機体を火星側が解析した結果生み出された【縮退炉】を搭載している、実際にターンタイプやスモウをGシステムで量産・解析・開発することもマークは考えたが、火星の上層部は危ない機体は流石に生み出すなと釘を刺されたばかりであったからだ。

 

実際にナノマシン関係は火星側も扱いには困っている代物である、つい最近マークがGガンダム・ターンエーガンダムを追体験で終わらせたばかりである、その歴史を火星知っているからこそ、デビルガンダムや月光蝶システムを禁忌の技術と指定して、絶対に作られないように、手を尽くしているほどである。

 

 

だからこそか、その機体の全長は50.1 m重量39.0 t総重量75.5t【フル装備時】実際にタオーステイルの装甲はガンダムウイングの世界で使われていたガンダリュウム合金製であり、装甲値でいえばサウンドロックエンドレスワルツ版と同じ装甲素材で作られていた、その為にコア・ジェネレイターを仕込んだり・チャージシステム搭載などで色々とやっても、1枚の羽根の重さはなんと驚異の1トン程度に収まっている。

 

これが通常装備で18枚、ニュータイプ能力が高い人物であれば、36枚などつけたりすることができる、

 

メガバスター砲と開発では位置づけられているが実際にはディラクシール専用のビームライフルと作られている、ただしディラクシールの縮退炉の出力によって、ウイングガンダムゼロのバスターライフルと同等の威力を持っているのだから、その為にハイヴ攻略戦においては、重要な位置づけになる機体として、完全に極秘で作られていた。

 

 

これもマークが載る専用の機である【スペリオルドラゴン】の機体性能がとんでもないことからも、地球側のG弾勢はほぼ駆逐されている事は火星側も知っているが、それでもその勢力を復活させるほどの強大すぎる機体をわざわざ見せつける必要はないと、火星政府上層部や火星軍上層部は思っていた。それに対して、ディラクシールはモビルスーツという位置づけで大きさは、クインマンサと似たような大型モビルスーツの位置づけであり、その程度ならばなにも問題ではないと踏んでいた。

 

 

実際にハイメガビームサーベルもZZガンダムより若干高性能の位置づけであるのは仕方がない、だからこそ似たような名前が武器につけられている。ちなみにビームガンも兼用しているサーベルであるために真上からの奇襲も対処しやすいように射角も色々と変更されている。

 

超振動クロー二機、両前腕部に装備している大型の爪。「ハイパープラズマソード」の代用として提案されたが、縮退炉が使えないこともあり、通常ジェネレイタータイプで動く武装の名残である、格闘で敵を倒すことを目的としており、BETAよりも、戦術機など地球側の兵器に対する武装といえる存在である。

 

ただし、格闘兵装でBETAの突撃級をなぐったり、要塞級をなぐったりすることで、簡単に倒せるようになる。

小型種などは逆に簡単に倒せる武器となっている。

 

 

このようなこともあり、ガンダム系・サザビー系・ジェガン系・ギラ系のヘッドタイプがこの機体が量産化される事路にはヘッドタイプの方が逆に多くなることになるが。

 

主に火星軍のエース級に配備されるために、そのエース用に色々とチューンされることになる、特に機体色はアムロならば白と黒を中心にしたガンダムヘッドタイプであり、パーソナルマークも肩とシールドについている。

 

シャアも彼のパーソナルカラーとエンブレムとサザビータイプの頭部のデュラクシールに乗って今回のハイヴ攻略戦用に機体の完熟を完了させている。

 

 

そんな感じで、作戦開始時刻となった。ドライストレイガ-は重力砲の発射までの間は若干時間がかかっているがそれでも、五分程度で終わらせてしまっている、その間【H4ヴェリスクハイヴ】大量のBETAがあふれてくるが、それはいつもの定期便とかたちの大量の基地からの砲撃部隊にハイヴからのBETAはいつも通りにその弾丸の雨嵐の前に消えていく。

 

実際に【H4ヴェリスクハイヴ】から最も近い基地の場所でドライストレイガ-は重力砲の準備が完了していたのだから、これはわざわざ戦場に行って、そこでチャージするよりかも、戦場より近い場所でチャージをしたうえで、その後、発射体制までもっていき、戦場でぶっ放すつもりでいるからだ。

 

 

ネェル・アーガマのハイメガ砲も同じく【H3ウラリスクハイヴ】の近くの軍事基地の上空で待機中の時に殆ど済ませている。今回の二大ハイヴ攻略作戦はある意味では初めての二面方面作戦であり、なるべく早いうちに攻略作戦を終わらせたいのが、火星側と地球側の上層部に決定事項でもあった。

 

 

当たり前である、二大ハイヴを攻略し終えても、その後その周辺を軍事基地化する必要があるからだ。近くにハイヴがある上に確実にBETAが複数の師団規模をつれてオリジナル付近から現れるのではないかと。色々と予想が立てられるからだ。

 

 

それを防ぐために、火星軍は契約者達の新しい船と新規開発したトルネードガンダムМkーⅡを正式発表する予定なのだから、いかに民間に情報が漏れていたとしても、火星軍がトルネードガンダムの新型機の正式発表は未だに行っていないのだ、つまり実験機や試作機扱いの位置づけである、

 

 

そうしているうちに作戦時間になった時にドライストレイガ-とネェル・アーガマの二隻からそれぞれの艦首搭載されているハイメガ砲と重力砲がほぼ同時に発射される。

 

「今だハイメガ砲発射ーーーーーー!!!!!!!!」

 

 

「ドライストレイガ-、艦首重力砲発射!!!!」

 

 

発射時間も正確に決められているために、作戦タイムがそれぞれのブリッジのスクリーンに【00・45】という文字が浮かんでいるがすぐに消えていく中、ブライトは艦首重力砲が確実に当たった【H4ヴェリスクハイヴ】は半径五百メートルを中心として円状になって黒い球体が現れて、それはある意味でマイクロブラックホールでもある、ハイヴ上層部があっという間に消えていく、そしてハイヴに中に残っている、BETAやスタブ・ドリフトも問答無用で消滅していく、吸引力も健在であり、ハイヴ周辺に溜まっていた、多くのBETAの死骸もどんどんと消えていく、要塞級もレーザー級も関係なく、火星軍が撃ち込んだ砲弾もなにもかもだ、実際に母艦級もスタブ内に残っていたが、それも吸引力に引っ張られて、黒い球体に触れると消滅していく。

 

 

その時間わずか五分・・・・・その結果・・・・土煙も何もかもない状態できれいな円状だけがハイヴを中心に残っているだけである。

 

ただし、最下層部までいまだにBETAが残っている可能性があるのか、アムロとシャアに与えられたの専用機として作られたディラクシールのバスターライフルモードで、ハイヴの跡地の真上までタオー・ステイルを合体した巨大なライフル携帯のチャージのアムロとシャアの二回連射で【H4ヴェリスクハイヴ】はほぼ陥落していた、残り残存BETAとハイヴ内部の構造物の消滅部隊として、二百機以上のFAZZ部隊がハイメガ砲をもってドライストレイガ-の格納庫ハッチからつづくカタパルトから出撃していく。

 

 

そして30分後・・・・こうして、最も早い歴史上は記録で【H4ヴェリスクハイヴ】はこうして落ちたのであった。

後はこのハイヴ跡地を軍事基地化をするために火星軍専用の工作部隊を入れるために、近くの軍事基地やドライストレイガ-など多数の艦艇がこの後に居残り続けることになる。

 

 

この一方的にハイヴを攻略した映像は当然地球上の各国に生放送として流れている、当たり前であるが、この部分だけを削除して放送するなんてことは、火星政府との取り決めによって、禁止事項になっている。

 

これを見ていた各国の軍事トップや大統領などはより頭を抱える結果になった。

 

当たり前である、重力砲に続いて火星軍の新型機のお披露目をしてもらえたのは嬉しいが、その圧倒的な性能と攻撃力・機動力がわかってしまったからだ。

 

 

「「「「「「「「「あんな機体がある火星軍にどうやって戦争して、勝つんだ・・・・BETA大戦後は火星軍を相手にはできないぞ」」」」」」

 

 

実際にコロニーレーザー砲と同等の威力より二分の一程度に抑えた威力でハイヴの真上から砲撃したアムロとシャアのバスターの二回の砲撃は、反応炉はあっという間に消滅していたのだから、

 

三回もハイヴを攻略している火星軍である、どこに反応炉があるか・・・大体は構造的にわかるようになっていたことも大きい。

 

 

その為か火星軍の工作班が反応炉周辺は問答無用で高熱にさらされた結果ほとんどの地面や周辺がガラス化していたことも上げられている。

 

反応炉はやはり消滅しているために、色々と工作班が軍事基地化の作業に入っている時にも【H3ウラリスクハイヴ】は前と同じようなやり方でハイヴ攻略戦を対処していた。

 

 

それは艦艇のハイメガ砲の次に周辺の軍事基地から再び砲撃の嵐をしている間にも宇宙空間で待機している使い古されたHLV合計12機が待機していたこの機体はそのまま今回の作戦で廃棄処分のついでに使われる機体であり、この機体の中には大量の鉄の槍が当たり前のように満載していた。

 

そして第二フェイズが入ったところで、このHLVが三機一組で、ハイヴ上層部跡地に落下させていく、レーザー種がここで生き残っていれば、攻撃されてある程度持ったところで高度二万メートルの上空で三機HLVがバラバラになっていく、そして大量の鉄の槍が地上周辺にいるBETAの集団に向かって地球の重力と落下速度・質量によってとんでもない威力として、ハイヴ跡地から現れた二万規模のBETAが消滅していく。

 

これを後二回繰り返したうえで、とどめにアプサラスⅢの砲撃を三度繰り返し、ハイヴ内部のスタブやドリフトを問答無用で破壊・消滅させていく。

 

これで少しは国連軍や各国の義勇軍の戦術機部隊の安全を確保するのだから。

 

その後ハイヴを突入する組は、火星軍のモビルスーツ部隊と共に突入していく、そして三時間後。

 

義勇軍の一部の戦術機部隊は全滅したが、【特殊部隊でG元素やBETA由来の元素を運び出す最中にBETAに襲われた上で、FAZZ部隊によって部隊事消滅】それ以外の国連軍の戦術機部隊や契約者の部隊・義勇軍は無事に【H3ウラリスクハイヴ】の攻略を終えることになる。その後BETAの死体はライノサラス級を中心した、部隊でハイメガ砲によって塵一つ残さないように消滅させた。

 

【ラ・グランパ級】新造した契約者達の船のお披露目を兼ねており、ハイヴ跡地は軍事基地化も火星軍が中心となって行う事は事前に決まっていた、元々リッチ的にはいまだ健在のハイヴと場所が近いこともある、オリジナルハイヴから複数の師団規模をどうやって犠牲を出さずに倒せるか、とか補給の問題も、また今回で活躍した衛士達の経験はどこの国にしても容易に捨て駒として最前線に送り出せる余裕はどの国も残っていない。

 

その為か、【ラ・グランパ級】五隻、搭載の契約者用の新型モビルスーツ250機旧型機のトルネードガンダム同じく250機、合計で500機分も警備につくことが決まっている、これは火星側もより契約者達に多くの実戦経験や実戦データを積む機会を与えることにつながるからだ。

 

それになによりも、二大ハイヴによって掘られていた合計で十個ほどのバーストライナー砲が置いてあるトラップ場所は大規模な改修作業がはいる予定である、あそこは大規模作業の結果艦艇類が地下の大型艦艇用のドックに入る出入り口にする予定でもある、これは同時にそこからの緊急用の出入り口にする意味合いも込めて。

 

色々と大規模工事をするために、陸上戦艦や護衛のモビルスーツなとが待機はつつ工作部隊の護衛任務をおこなっていた。

 

契約者達の多くはハイヴ戦後の跡地の護衛任務がある、これをすることで、地球各国に対するある種の牽制を行っている。

ソ連は未だにこの地をよこせと、大きな声で一部の官僚や軍人達がソ連領内で派閥を作り上げている。

 

これにはわざとソ連側も放置している、これはソ連領地内部のガス抜きの意味を込めてわざと結成させた意味もある。

 

そんな中で契約者達の戦闘データは火星軍が閲覧した上で、地球側に公開されているが、パイロット達から指導を受けることはほぼない、その為かハイヴ戦はどうやったのか、どのぐらい自国の戦術機部隊が戦えていたのか、補給の必然性は必要など、色々な経験を各国の戦術機の衛士は自らの国に戻ってそれにそれに自国の衛士に対して指導する教導部隊として任務があるからだ。

 

今回はアメリカもラプターやブラック・ウインドも共に出していたが、ハイヴ内部ではブラック・ウインドの方が活躍できるという実戦データが大量に取れたことで、ラプターの戦略的価値はアメリカ軍部の中ではどんどん下がっていくのは目に見えていたからだ。

 

 

実際に今後オリジナルハイヴ戦の時にアメリカ軍だけが各国の戦術機部隊より足並みが遅れたり、戦力外になったりした時は、確実にアメリカの大戦後の戦略に大きなダメージを受けることは目に見えていたからだ。

 

 

こうしてアメリカ軍部は接近戦用の戦術機部隊の開発に力を入れるようになっていく、ラプターは対人戦闘や特殊部隊用に専用機化していくことになる。ステルス戦はあくまでも火星軍相手には効かないが、戦術機相手にはいまだに十分通用する性能をもっていたからだ。

 

 

こうして二大ハイヴは簡単に攻略したことを、世界は再び認識していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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マブラヴオルタ外伝 アニメ世界に飛ばされた火星軍1話

アニメマブラヴオタを見て書いていた奴です 完全に外伝扱いとして登場させています。

時間軸はこの位しないと、色々と戦力不足が確定するので。

残り2話でおわりそうですが 作者はアニメを楽しく見ています スサノウの荷電粒子砲はすごかったなと思いました。


輪数が多くなるので名前変更しています


2001年 11月22日(木)国連軍の戦術機適正検査を合格した白銀武達、207B分隊はようやく、横浜基地に戻ってきたが、同時に日本帝国軍のレーダー網と横浜基地のレーダー網に、巨大すぎるなにかが大気圏を突破して、日本の横浜基地に対して、落ちてきていることが判明したのだ。

 

 

当然、一週目の白銀武の記憶を聞いていた、ユウコ副指令は、事務次官が来る前に、問答無用でいよいよ第五計画派閥がなりふり構わなくなったのかと思って、試作型の1200㎜超水平線砲の整備をさっさと格納庫の整備士達に対して最優先命令で行うほど横浜基地は危機感を感じるほどである。

 

 

「だめです副指令・・・・・このままではレーダーの大きさから最大で三千m級の何かが確実にあと五分以内確実に横浜基地に到着します・・・・被害湯予測は・・・・地上施設壊滅・・・・地下ブロックも・・・大破するレベルの威力です」

 

 

「ちっ・・・・まさか・・・第五計画のやつら・・・私がバカンスに行っている間に、こんなものを落とすなんて・・・わかっているの・・・あいつら・・・この大きさの建造物なんて、あいつらが作っている貴重な移民船団の一隻のはず・・・いいえそこまでして・・・私の計画を邪魔したい派閥が暴走したということ・・・あいつの記憶にもあったから邪魔をしたのに・・・・まさかこんな手を使うなんて」

 

 

「ちっ・・・・総員退避命令・・・基地内部の人員は全て基地の地下10階層まで退避することを許可するわ・・・イスミ達は第90番格納庫に退避命令・・・試作1200㎜超水平線砲ももっていって頂戴、整備員の一緒に、地上の戦術機部隊は被害区画より全力退避命令、想定被害地区と衝突の衝撃波の半径を調べて、半径外がわかったら即座にその場所に退避するように通告した上で、そのまま観測データを流し続けて私達も避難するわよ」

 

 

「いいだろう、私達も避難するかしないようだな、五分間の間にどこまで将兵を助けられるかわからないが、だがやる事をしなければ、日本の国連軍基地は、大変なことになるのは目に見えている」

 

 

BーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBー

BーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBーBー

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基地内全体に避難命令と共にこの音が鳴り響いていく、それと伴い戦術機部隊が一斉に動き出す、整備達も同じくあわただしく動いているが、同時に武達は未だに訓練兵の位置づけてあり、同時に最重要人物達でもあり、結果的には彼女たちは副指令がいる第19階層に護衛共に、なんとかいる状態である。

 

涼宮遥のオペレーションの声が誰もいなくなった地上基地にむなしく響き渡る。

 

「巨大な物体が基地に落ちるまで残り時間一分・・・・・・・40秒・・・20秒・・・・10秒・・・・激突・・・しません・・・・・・おかしいです副指令・・・巨大物体・・・横浜基地上空高度1,000メートルで完全に停止しています・・・この巨大物体の・・・姿形は・・・まるで船です・・・」

 

 

未だに昨日している、地上基地のレーダー網の情報によると全長3,000m級の浮遊している巨大すぎる船が堂々空中で静止している様子が、はっきりと、香月副指令も自らのパソコンでその巨大な大きさや飛んでいる船の性能や、動力源はなにかとつい、自らの頭で考えてしまうのは、やはり生粋の科学者であるのは間違いではないが同時に、色々とおかしい矛盾にも気が付いてしまう。

 

 

そんな中でその巨大な船から現れた白と黒のカラーがついた全長50m級の機動兵器らしきものと同じ赤と黒を中心として、同じ機体ではあるが、それでもその2機ともあり得ないほどのエネルギー量をだしていたのだから。

 

 

そしてそれは、香月副指令は・・・いいやこの世界の各国首脳部や多くの人々は強制的に見てしまう、なぜならば、この映像は火星軍が地球側の全ての所に強制的にハッキングした上て、この映像を生放送しているからだ。

 

 

「まったく・・・マーク閣下もお人が悪い」

 

「そういうなよ、シャア・・・俺達もこの世界に飛ばされて1週間しかたってないんだぞ、それで情報収集した上でこの方法が最善だと分かっただろう」

 

「確かな、我々用に作られたこのデュラクシールの威力をもってすれば佐渡島ハイヴは一時間もしないうちに陥落するが・・・」

 

「それでは意味がない・・・日本帝国にも各国にもある程度の力を見せないと俺達がこの地球と交渉できないぞ」

 

「だからこそだ、アムロ・・・佐渡島を落とした上で交渉すればいいと思うが・・・前の世界であった後方支援国や最前線国などという位置づけが厄介であると言う事か」

 

 

「そういうことらしい・・・・それにだ、前の世界では日本帝国の一部の将校たちが反乱をする計画があっただろう」

 

「あれか・・・・お粗末すぎる計画で、結局はハイヴの間引きのために最前線基地に送り込まれた帝国一部いたが・・・まさかな」

 

 

「そのまさからしい・・・調べた結果・・・・下手すると反乱がおきるらしい、我々だけで佐渡島ハイヴを攻略してしまうとな」

 

「だからこそ・・・マーク閣下はこれの力で力づくでの外交か、やれやれ仕方がないな」

 

「では行くぞシャア」

 

「わかっているさ、アムロ」

 

 

こうして二人のディラクシールのチャージ射撃が一時間も佐渡島ハイヴに直接行われた、その結果最初に一撃で佐渡島ハイヴ上層部が完全に吹き飛んだ、その中にいたBETAも同じくだ、そして二射目で佐渡島ハイヴ跡地から現れた三万規模以上のBETAを同じくたったの一射で消し飛ばしたのだ。

 

 

「なんなよ・・・あれは・・・最初はアメリカが開発したラザフィールド搭載型の戦艦だと思っていたけど・・・あんなふざけた性能を持った機動兵器なんて・・・アメリカすらも作れないわよ」

 

 

ここまで香月副指令が慌てるのは仕方がないが、それと同時にこれを見ていた多くの各国は驚きと同時に感動すらも与えていた、

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「「ハイヴがハイヴが一瞬で消え去った・・・・おまけに次の一射で三万規模のBĒTAが消滅しただと」」」」」」」」」」」

 

 

それからは次々と佐渡島ハイヴ跡地からどんどんと現れるBETA合計百万を超えたが、約一時間後・・・・佐渡島ハイヴからの増援は二度と現れるとこは無くなったが、同時に日本帝国は厄介なことになっている、つまり通常戦力であの数を倒すとなれば、相当な被害がでるとだれもが予想したからだ、それなのに、一時間の間に行われたあの二機よる、ハイヴ跡地に対する高出力のエネルギーによる射撃兵装は、確かに今第四計画で行われている最終実験のためにアメリカ本土から日本の横浜に対して送れといっていた、あの兵器に搭載されている荷電粒子砲の威力や射程を圧倒的に超えているのだ。

 

 

そしてその二機の機体がゆっくりと無人となっている横浜基地に降りると同時に機体からオールバンド通信が行われる、

 

「こちらはロンドベル隊、先見艦隊旗艦所属、アムロ大佐だ、この基地に司令官か副司令官と話がしたい、応答を求む繰り返す・・・」

 

 

もはや打つ手がない、確かに今のうちに衝突外に逃がした、戦術機部隊や第90番格納にいるイスミ達をけしかけることはできるが、だがそれが一体なんの気休めになるのか、香月副指令だけは冷静にこの場で分析を終えるしかない」

 

「ちっ・・・・・仕方がないわ、訓練兵の貴方達はここで待機してなさい」

 

 

「「「「「「了解」」」」」」」」

 

「でも先生・・・・俺は・・・」

 

「あなたもよ白銀・・・確かに特別かもしれないけど、今回の事は別よ、はっきり言って邪魔でしかないわ、まりもは私の警備のために一緒に来てもらうよ、ついでにイリーナは秘書官としてついてくるしね」

 

 

 

「それにどのみちハイヴを簡単にこの位置から射撃して、簡単に消滅できるほどの威力を持った兵器が相手よ、下手な交渉は逆効果と考えるわ、イスミ達・・・あなたたちは戦術機から武装を外して、格納庫から出てきて地上で待機してなさい、分かるはずよね、あれほどの威力がこの横浜基地に向けられたら、私たちは抵抗する間もなく消滅するわよ」

 

 

「了解です、副指令・・・でずか、ハイヴがハイヴがたったの1射で消滅したのを目の当たりにして・・・どうしても涙が・・・敵か味方は不明ですが、それでも」

 

 

これは日本中の殆どの国民にも伝わることでもある、確かに佐渡島ハイヴの攻略は間違いなく日本の悲願ではあるが同時に、たったの1射で佐渡島ハイヴ上層部を吹き飛ばす威力も持った兵器に同時に感動してしまった国民や軍人は多い、これは世界規模でも起こっていた、奇跡でもある、うれし涙を流す行為は中々ないのだから。

 

 

そうして、いよいよ香月博士と神宮司まりも臨時大尉とイリーナ・ピアティフ中尉3人で無人になった横浜基地の地上部分の出口から、堂々とアムロがのるデュラクシールの機体に違づいていく。

 

 

同時に上空に待機している、シャアのデュラクシールはいつでも、非武装の不知火1個中隊を問答無用で射撃できる準備を行っている、彼等だって信じたいが同時に宇宙世紀では交渉役が一番危険なのは彼等だって色々と身に染みて体験していることでもあったからだ。

 

 

実際に機体を奪われることも考慮するほどなのだ、シャアは。

 

そしてアムロは自らの機体近くに3人の女性がいるのを確認すると同時にコクピット内部に存在しているアムロ専用ハロに操縦の委任を頼んでいた。

 

「ハロ頼むよ・・・機体制御まかせたぞ」

 

「がんばれがんばれ・・・ハロまかされたぞ アムロアムロ」

 

こうしてアムロは彼女達3人たいしてコクピットブロックを開き生身をさらして、コクピットブロックからラダーを引っ張り出して、それにつかまり地上に送りくる、この辺の仕様は宇宙空間であれば必要はないが、地上では必須な専用装備となっている、

 

「初めまして、交渉役をまかされました、アムロ・レイ大佐です、そちらは」

 

 

「初めまして、アムロ大佐・・・私はこの基地の副指令の香月ユウコです、現在司令官は色々とやることがあるので、私が臨時できました、こちらは私の護衛役の神宮司まりも大尉と、秘書のイリーナ・ピアティフ中尉です」

 

 

「香月副指令から紹介されました、神宮司まりも大尉です、よろしくお願いしますアムロ大佐」

 

「同じく香月副指令の秘書をしています、イリーナ・ピアティフ中尉です、アムロ大佐」

 

「よろしく頼む、では早速交渉となるわけだが、我々と最初に交渉したいと言ってもだれも信じてはくれないだろうから、マーク閣下からぜひに【佐渡島ハイヴ】を我々の機体で射撃した上で力を見せて、交渉しろといわれたのでな、その辺は許してほしい」

 

 

こうしてアムロは3人に対して、なぜそうなったのかきちんと説明した上で頭を下げて謝ったのだ。

 

当たり前だが、もし力を見せて居なかったら、確実に色々な組織や香月副指令に対してなにしからの借りを作ってしまう可能性は否定できなかったが、だが力を見せてしまった後では逆である、佐渡島ハイヴを簡単にいつでも攻略できる力を持った謎の武装組織に対して、香月副指令は殆どの手持ちの札がブタになった、いいやそもそも交渉を一度は拒否するなど色々なテクニックが使えなくなった。

 

 

あの威力の砲がいつでも横浜基地に向かうとは限らないからだ、現に残りの赤いカラーリングの機体は空中待機中であり、いつでも香月博士達か、それとも・・・基地か・・・戦術機部隊を狙っているのか、それすらもわからない状態であるのだから。

 

だからこそか、社を使ってない、当たり前だが、もし仮に相手にリーティングをしていることがばれたら最後だとはっきりと認識はしている、それに司令官のラダビノット司令官は本当に手が離せない、

 

未だに、基地外にいる戦術機部隊に対して命令している他、日本政府にも連絡を入れたり、国連軍上層部にも報告をいれることが大いにあるからだ。現にオペレーター各員はすでに元の配置場所に戻っており基地も通常運行できるほど機能は回復しているが、それでも誰一人SPなどは交渉している周辺に誰一人近づけていない、

 

 

「では、1日たった後に・・・再び我々の船から連絡船が来ますので、日本政府と香月副指令が一緒に連れて行きたいと思える人材をこの場で待機させてください、時間は・・・大体明日の午前9時ごろを予定しています」

 

「ありがとうございます・・・アムロ大佐、まさか火星政府に火星軍・・・・それに契約者制度に補給物資の配慮など多々にのぼりますが、本当によろしいのでしょうが?」

 

「問題ではありません、現に我々の本拠地はこの世界にやってくる前から、医療物資・食材・軍事物資の多くは十分すぎるほど余っていますからね、特に200億人程度を一年間ほど無償で食べれるほどの食料があります、そのうちたったの300,000,000人程度の物資を日本帝国に交渉準備段階して渡すだけです、当然横浜基地に対しては、軍事物資も含めて100,000,000人分程度の補給物資の予定降下ポイントは丁度、横浜湾になりますね、大気圏突破後にそのまま来るのでかなりの大きさの物資搭載型補給船です、そのまま土産として二隻とも差し上げる予定となっています」

 

 

「それは・・・・・ありがとうございます」

 

 

「では我々はこのまま場所より若干下がった位置、そうあの廃棄されたビル群の上空に我々の旗艦を含めた護衛艦隊が下りてきます、数は戦艦が30隻となっています」

 

「・・・・・・・わかりました・・・情報をありがとうございます」

 

 

こうしてアムロは香月副指令とある程度の情報共有した後に、契約者制度の説明文が書いてある、Aサイズの50ページも書かれた一冊のブックを渡して、自らの機体にのるとそのままシャアのデュラクシールと合流して、廃墟のビル群に向かって飛んでいく、それと同時にドライストレイガ-も同じく向かってすぐに合流したのちに一時間も経てばアムロ大佐が言っていた通りの時間に帝国当てと横浜基地当てにコロンブス級改【500m】が二隻横浜湾に降下していた、当然その中身はアムロが言っていた通りのかなり多めの物資が満載されていたのだから。

 

 

またそれと同時にラー・カイラム級が30隻が護衛艦隊とドライストレイガ-の周りを固めるように布陣していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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マブラヴオルタ外伝 アニメ世界に飛ばされた火星軍 2話

色々と設定を見てこうなりました クーデター編で死亡した方々は何名かいたはずですがその人達がわからないので、護衛役としてのこしました 




香月副指令がアムロ大佐から貰った、A5サイズのブックの中身に書かれている契約書の内容は以下の通りである

 

一【火星軍ならびに政府に地球上の一般常識の情報を提供すること】

 

ニ【この契約書を持っているものは・・・火星軍が有している一部の機動兵器の情報と兵器が与えられるが・・・それはあくまでも貸し出すだけであり、解析・改造・解体をしてはならない】

 

三【契約が完了した者にはそのニで渡される情報と兵器が与えられるが・・・同時にその情報は地球上の国家または一般人にも与えられるようにしなければならない・・・一部の国家が独占的に独裁することは認められない】

 

四【機体・兵器の情報を独裁した国家は・・・または団体には今後は火星軍・政府は一切援助ならびに・・・その国、団体に属している人間は問答無用で排除される、これは同じ国家の契約者にも影響される】

 

五【契約者は問題行動を起こさないこと、起こすと四条に引っかかり強制排除する】

 

 

六【契約者は各国の階級に縛るが、人権またはその国家の中での上下関係など・・・国家の厄介ごとを持ち込まないこと】

 

七【契約者が入手したこちらの情報すべては一度こちらが解析したうえで、各国に平等に配ること】

 

八【粒子兵器の情報を入手をしてもいいが、それを外に持ち出すことは厳禁である、これを破った国と契約者は即座に契約を打ち切られることとなる】

 

 

九【契約者は契約中はこちらの指揮系統に組み込まれるために、仮に元の階級があったとしても、腕が悪ければパイロット養成場に送り込むことがある】

 

十【契約者の搭乗する機体はこちら側で適正を見て決めるため上にそのデータは基本所属している国にも一切非公開になる】

 

十一【契約者は以上の契約を守る義務が生まれる、祖国から命令で契約者が載る機体をそのまま国に持ち帰ることは基本出来ない、するとしても専属の整備士などがついてくるが、危害などを加えるその国は二度と情報も技術も与えないこととする】

 

十二【契約者がいる国・臨時政府に対しては通常物資であればある程度の値段によって売ることができる、逆に契約者自身の給料で物資などを買い取ることができる】【ただし火星軍の機動兵器は一部を除いて売ることが一切できないが】【通常兵器は売買可能になる】

 

 

これを読み終えた時に、香月夕呼は頭を抱えるしかない、それ以前に明確にあの化け物過ぎる粒子兵器を何回も佐渡島ハイヴに射撃した機体性能など動力源など、色々と仮説は立てられるが、ただ一ついえることは、香月夕呼は自らの子飼いであるヴァルキリーズ達と白銀武を含めた訓練兵と親友の神宮司まりもをここ19階層に呼び出すことにする、

 

当然冥夜の護衛をしている月詠 真那中尉達にも呼び出す連絡を入れるしかない。

 

一手でも間違えれば即座に、日本は・・・・世界中は火星軍の支配下になるのは目に見えている。もはやBETA大戦なんて、眼中にはない、戦後の話になってくるのは明白であるからだ。

 

 

当然日本帝国側にはさっさと極秘通信やいつものつてで呼び出した、とある人物にこの資料をコピーした物をそのまま届られるように手配する。

 

そして10分後、【白銀 武】【御剣 冥夜】【榊 千鶴】【彩峰 慧】【珠瀬 壬姫】【鎧衣 美琴】【神宮司 まりも】【月詠 真那】【神代 巽】【巴 雪乃】【戎 美凪】【伊隅 みちる】【宗像 美冴】【風間 祷子】【涼宮 遙】【速瀬 水月】【涼宮 茜】【柏木 晴子】【築地 多恵】【臼杵 咲良(うすき さくら)】【イリーナ・ピアティフ】以上のメンバーがここに集まっている他のメンバーもいるにはいるが、流石にすべての手ごまを契約者にするリスクは、香月夕呼にないと言える、

 

 

「以上がアムロ大佐から貰った資料よ、大体の事は、コピーにも書いてあるけど、明日はあなたたちは私共に演習場に待機している火星軍の船から連絡船がくるらしいから、それに乗って向こうで交渉することになるわよ」

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」」」」」

 

「わかっていると思うけど、表向きは護衛となるわ、当然イスミ達は護衛用の武装はしてもらうけど、銃弾や火薬類は一切持ち込めないから、見せかけの【ハリボテ】装備をしてもらうわよ」

 

 

「それは・・・・・わかりますが、・・・・・交渉事にも、護衛が武装をもちこめないとは」

 

「わかっていると思うけど、軍事力も科学力もなにもかも、圧倒的に向こうが上よ、その手の相手に武装して交渉した結果なんて、歴史書を調べればどうなるか、散々書かれているでしょう」

 

 

実際に武力も・国力も何もかも上の国とそれを下回っている国が交渉する際には、強い国は護衛を置かないことが多い。これは交渉役が仮に死んだとしたら、その交渉する国はこちらとは一切交渉する必要がない国と判断された上で、宣戦布告された上で、力の限り蹂躙された上で占領される。

 

 

だからこそ交渉役は可能な限り、護衛にも極力武装はない状態にしたうえで色々と交渉する。

 

 

そして月読達近衛所属になんでこんなものをみせたのかというと簡単であった。

 

「わかっていると思うけど、【御剣 冥夜】を【日本帝国全権代理政威大将軍煌武院 悠陽殿下】の影武者として使うなんて愚策はないから、いくら血を分けた姉妹といえ、選択を間違ったらなにもかもおわりよ、今は国連軍の訓練兵なんだから、今回の事を最大限生かすわよ」

 

「ですか・・・・・これを今、ここで言う必要はなかったと思いますが」

 

「どのみち、明日の交渉は私達だけではないわよ、当然日本側も参加してくるわよ、その時に同じ人間が二人もいれば、向こう側にしてみれば、騙されたという印象が残るわよ、それで満足かしら、近衛としてみれば」

 

 

「それは・・・・・」

 

もはや月読中尉は黙るしかない。そしてそんな重大なことを暴露されたメンバーも同じく言葉にすることはできない、なんでここで会議をすると言ったのか、ようやくこの場にいるメンバーは納得するしかない。

 

「というわけで、昼の一時に降りてきた、向こう側の土産品の船のスペックも次のページに乗せているわよ、これで【量産可能なただの輸送船】なんて火星軍の軍事力、私たちを300年以上先を言っているわね、なによ量産型の艦艇に普通にこれほどの大型の動力炉でおまけに【核融合炉】ね、確かに無理に解体しない方がいいわね、おまけにこれの発電能力は2艦で帝都とここ横浜基地を養えるほどよ」

 

 

確かにそうなのだ、普通に宇宙世紀の時代で作られているコロンブス級改を若干手直しした程度あり、動力炉は殆どいじっていない、装甲素材もこの世界では圧倒的に上であり、対レーザー塗料もバッチと塗っているために、理論上重レーザー級の最大照射×30まで余裕で持つようにできていた。

 

 

つまりこのコロンブス級改を多少手直しすれば戦術機は余裕で200機程度は一度に戦場に運べる巨大空母に早変わりする

 

そんなものを迷惑をかけたことや、明日の交渉を火星側が有利にするために、相手側に送り出したプレゼントでしかない。

 

 

それを知って、余計にここにいるメンバーはなにも言えない。

 

「わかったわね、明日の向こうの出方次第だけど、貴方達は契約者となって、向こう側は渡す予定の機動兵器に乗ることになるわよ、イリーナは引き続き私と向こうのパイプ役になってもらうから、場合によっては遥もはいるから、その辺は明日まであなた達個人で決めなさい、どのみちこれが私から最後になるかもしれない命令になるから」

 

確かにそうであった契約者となれば、事実上彼女達の軍籍は火星側に移ることになる、つまり国連軍に所属している者達が彼女達に対して命令をすることは一切できなくなる。

 

指揮権も何もかも火星側に移るのだから当たり前であった、だが同時にそれで香月夕呼はあきらめたわけではない、向こう側がら流れてくる科学技術や様々な物を使って、国連軍や各国にたして、ブラフとしての手札を使って彼女自身が第4計画を進めるきっかけになると考えていたからだ。

 

「日本側が300,000,000人分の物資と横浜基地は100,000,000人の物資を手に入れたわ、これで日本側は色々と政策もできることが増えるでしょうね、私はこの物資を使って色々と交渉もできる、つまりはAー01部隊を再び連隊規模にすることもできる」

 

 

確かにそうとらえることもできる、だからこそ今うちに火星側に恩を売るために、エースを含めた最新鋭部隊の人材の大半を契約者にすると判断がついた、

 

 

こうして香月夕呼副指令が話された真実を知ったメンバーは黙ったまま、自らの部屋に戻り何かしらの決意をすることになる、そして次の日火星側との交渉が無事に終わると、香月夕呼副指令の元には、「207B分隊」の人材が丸々残ってしまった、

 

元々ヴァルキリーズは特殊任務の性質上、香月副指令の命令は絶対であった、つまり、いくら自分達の部屋に戻ったとしても、その話を聞いてしまったら、ヴァルキリーズのメンバーも集めて、散々深夜の一時まで話し合った結果、呼ばれてないメンバーを副指令の護衛に残した上で、火星軍に出張という形に落ち着いた。

 

本体重量 9.5t 全備重量 22.5t 全長18メートル

 

推力 74,760kg(本体)66,540kg(バックパック装着時)これがトルネードガンダムМkーⅡのフルスペックであり、換装システムは元々戦術機側にもあったが、ヴァルキリーズの不知火よりも圧倒的にスペックも何もかも上であり、操縦性も整備性も優れていた。

 

だからこそ、特にとある青髪の女性はこんなことをつぶやいていた。

 

 

「あれが、あれば・・・・弟達が戦場に出なくて済む、それに火星軍に出張すれば逆に弟達にいい生活が送れるように色々と仕送りもできるからね」

 

「私も同じです・・・・・・イスミ大尉にある意味で助けてもらいました、それに故郷の佐渡島に建ったあのハイヴが砕けたことを見て、もし可能ならばあの兵器を扱った機動兵器に乗って、今度こそ私の手で佐渡島を奪還したいです」

 

 

「まったく・・・・そろいもそろって・・・・私についてくるとは、この部隊はあくまでも私の名前がついているが、私だって、移動してしまうこともあるというに、残った部下たちは全く」

 

 

「それはしかたがありません、イスミ大尉に鍛えてもらいましたから」

 

「そうですよ、この部隊の中心はイスミ大尉ですよ」

 

「私はヴァルキリーズのオペレーターですよ、私がいないと部隊に情報を伝達する人がいませんよ」

 

「だがな、それは残った者達もいえることではないか、残った方がヴァルキリーズのトップにも色々となれたというのに、早瀬お前は」

 

 

「だって、残ったメンバーで一番になったとしても、それは大尉を実力で倒したうえで№が変わるわけではないんですから、それにどのみちこんな地獄はさっさと終わらせたいですから」

 

確かにそうである、ある種の地獄が今の地球の状態である。

 

特に交渉の時に火星側は近衛軍と日本側と横浜基地にそれぞれ火星側に【戦術機】技術提供すれば、代わりに火星側が作った【戦術機】を無償で2,000機譲渡すると言っているのだから。

 

実際にこれほどまでに作れる生産ラインは火星側に存在している、だからこそ余裕で6,000機程度は無償で作ってもなにも問題ではない、実際に佐渡島ハイヴをほぼ攻略したときのマークが持っているポイントは十兆ほど稼げたのだ。

 

戦術機の生産ラインをふくめた専用のコロニーや軍事物資程度はたったの一兆で賄えてしまう、これはマークが昨日ドライストレイガーの自分の部屋に戻って色々と計算した結果である。

 

その後ゴップを含めた上層部と話し合った結果、このような形になった、日本帝国へのテコ入れはすでに決定事項であった、また横浜基地の隣に存在している莫大な廃墟を火星側に一時的に貸し出すことを日本側は飲んだ。

 

 

また国連側も本来であれば演習場を含めた様々な基地周辺が火星側に行くことになるがそれは、香月副指令との交渉術によって無事に解決した。

 

 

そして一週間が経過した、横浜基地周辺は綺麗に再開発された上に、ドライストレイガーを簡単に地下ドックにしまえるほどの巨大な軍事施設が誕生する。

 

この軍事施設が誕生することで、日本側は様々なメリットが受けられた、特に一番大きすぎるのが、日本の復興財源の確保と火星側に渡した戦術機が本当に2000機となって戻ってくるとは思わなかった、特に【不知火】は普通に火星側で作られているために、ОSなどもヴァルキリーズが使っているタイプXM3に元から換装されている。

 

それと同時に新型ОSになれるために火星側の不知火は機体でふつうにシュミレーションができるようになっている、またこの火星側の不知火は全てコクピット周辺が球体で作られており、360度モニターやそれ専用の椅子を合わせた技術【全天周囲リニアシート】のおかげでもあり、機動性が重視の第三世代機がより機動力が優れた物になっている。

 

それに伴い、戦術機試験に本来ならば落ちていた兵士の大半のこの戦術機であれば動かせることが判明した、旧式のコクピットよりも揺れがなく、2G程度までの加速や衝撃を打ち消す新型の技術であるからだ。

 

そしてなによりも不知火の拡張性も日本側が作った不知火よりも圧倒的に優れた物になっていた、この辺技術力の差でしかない。

 

これは近衛側にも言える事であり、月読中尉の武御雷が火星側に渡り、それを解析した上で、火星側の技術で拡張性や整備性・生産力に優れた上、渡された2,000機の性能は原型機より性能が上がっていた、どのぐらい上がっているというと、将軍専用機の武御雷より2割ほど性能が優れていたのだから。

 

 

結果として、近衛もまた決断をしたうえで、この新しい武御雷の導入を決定している。

ОSもXM3搭載していた、これは月読中尉が試験機に選ばれていたことも大きかった。

 

 

止めに横浜の国連軍でもXM3搭載型の火星制の不知火2,000機が無事に納入されている最中であった。

 

そんなこともあり、日本側と火星側の色々と交渉のすえに日本の再開発を火星側が主導で行っている最中であった。

 

現在の日本で人が住める場所は限られているが、それをどんどんと火星側の建築技術ですでに九州地方まで再開発が『ほぼ』終わっていた。

 

ここでミソなのは『ほぼ』であった、本来ならば三百メートル以上の建築物などは作れるが、未だに佐渡島にBETAが存在しているために、それの排除が完了したら、建築が始まる予定である。

 

また近畿付近の近くには、日本帝国が新たに作った軍事施設があり、その場所の警備は戦術機部隊が二百機以上存在していた、これはなぜかというと、火星側が渡された量産型ガンタンクの飛距離とその破壊力を日本側が目にしたことも大きい。

 

結果的に量産型ガンタンクは日本側に緊急に配備する必要性があるたに、三千機が日本に送られた、この機体性能はなんといってもその飛距離である、近畿地方から普通に佐渡島ハイヴを射撃できる高性能すぎる後方支援機である。

 

実際に佐渡島ハイヴは再びどこから集まったのかしれないBETA一万の手によって、ハイヴ上層部が再びつくり始めている最中であるために、日本政府としてもそれの阻止用として火星側に交渉した経緯がある。

 

 

そして【イスミヴァルキリーズ】は契約者として契約して、現在は火星軍横浜基地において、【トルネードガンダムМkーⅡ】の完熟訓練を行っている。

 

 

この完熟訓練においても、マークは一切手を抜いてはいなかった、彼女達が原作ではどのような扱いになるか知っているからでもある。

 

 

それに伴い、207B訓練兵達は基本的には白銀武を中心とした、新型ОSを搭載した戦術機の訓練を行っていた、多少ではあるが、ヴァルキリーズが残したMX3を搭載した戦術機のデータがあるために、それらの機動データや実戦データを統一した新型ОSではあったが。

 

 

白銀武の変態機動がより優れることになる、国連軍の格納庫に置かれたイスミ達の不知火を訓練用に使った方と、火星側が作った不知火では、共に同じОSを搭載しているが、移動や戦闘にかかる負荷が圧倒的に火星側の方がなくなっていることも大きかった。

 

 

 

とある某所の会議室では青年将校達の実質トップが集まり会議をおこなっていた。

 

 

実際に12月5日にはマブラヴオルタ二週目の世界では、帝国軍の一部の将兵達が反乱を起こす準備も行っていたが、それは急遽取りやめになるほどの衝撃を受けているのは、彼等とて同じである。

 

 

「同士諸君よ、しばしの我慢だ、本来ならば我々がすでにクーデターを起こして閣下の全権を不詳の政府から取り戻す予定が、火星軍がきてから一週間の間に殿下回りの権力も大きく変わっている、その為に我々が行動を起こすのは閣下の為にはならないのだ」

 

「すでに火山の避難の件も帝国軍と近衛軍のみで火山が噴火する前に強制的に行われてしまったが、だが・・・・殿下も現場にいたことは我々も知っている、そして強制疎開された者達の多くは火星軍が都市開発計画で再開発した日本の各地に巨大航空輸送船で運び、そこで人らしい生活をおこなわれている事は我々が護衛と共に運んだことからも明らかである」

 

 

「この強制疎開が難民キャンプにも行われた上で、日本帝国内部にはすでに難民キャンプは存在してない、これも火星軍の力を日本の復興に尽力するように手配した、殿下の采配であるとはっきりと政府が認めている事からも、我々の力と組織力は、いずれ来るであろう・・・佐渡島ハイヴ攻略作戦に向けて、より精進するしかないのだ!!!!!!!!」

 

 

「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」」」

 

『これでは道化ではないか・・・・・・・日本の膿を出すために用意した組織ではあるが、建前が消えてしまい、大義名分が消滅してしまったことでは、力を振りかざしても意味はない』

 

 

「それにだ仮に、我々がクーデターを起こしたとしても殿下は火星軍の旗艦ドライストレイガーに入るだろう、そうなってしまえば、我々の組織力や戦術機部隊ではあの旗艦は絶対に落とせはしない、海軍の力があれば別だが、同志たちの多くは陸軍であるのは周知の事実であるのは間違いではないからな」

 

会議室のみんなが黙る中、一人の女性将校が手をあげて質問をする、それを冷静に代えるこの会議のトップはみんなに聞こえるように、また冷静に説明をしてくれる。

 

 

 

「それは・・・・そうでずか、果たしてそこまで火星軍は我々のクーデターに介入してくるでしょうか?」

 

 

「してくるだろうな、量産型ガンタンクの無償譲渡がそれだ、現在陸軍の戦車部隊の多くが量産型ガンタンクのパイロットになって、今も佐渡島ハイヴに向けて全力射撃中なのはここにいる者達も知っているはずだ」

 

 

「それに、同盟国に開発した機体をわざと弱くして、送るのはあたり前でないか、その武器を防げる自信もあるだろうが、その程度の武器や・武装で浮遊艦隊や旗艦は落ちない装甲をしているのだろう」

 

「そしてなによりもだ、佐渡島ハイヴをたった二機よる射撃をするだけ事実上佐渡島ハイヴをほぼ攻略した映像は未だに残っている、我らも見たはずだ、あの強力すぎる粒子兵装は・・・射撃能力は圧倒的に量産型ガンタンクよりも上であるのは間違いではない」

 

 

「では・・・・かの部隊が我等の同士になったとしたら・・・その砲すべてが彼らに向いたとしたら」

 

「あの粒子兵器の射撃で終わりだろうな・・・・富士教導部隊のエアボーン部隊も射撃されて終わりだろう」

 

 

こうして青年将校たちの会議は続いていく、それと同時に本来起きるはずのクーデターは未然に防がれることになる。

 

また同時刻、アメリカの第七艦隊に護衛されて巨大な補給艦隊を引き連れて、【珠瀬 壬姫】の父親も、同乗していたのだから、当然本来ならば、クーデターを阻止するために戦力としてラプターを一個中隊を運ぶ予定ではあったが、今ではこの艦隊には連隊規模まで膨れ上がっていた。

 

 

これはアメリカの力を見せることで、火星軍と火星政府との交渉をおこなえるように色々と準備をしていたのだ。

 

この補給艦隊はには香月副指令が第四計画のトップとして、命令していた極秘兵器の兵器が完全にばらした状態で最大で三機分作れる量を運んでいたのだから。

 

この辺はアメリカらしいといえることでもある、第四計画に恩を売ることで、火星側にも手見上げにするために一機分は火星側に技術的にプレゼントする予定である。

 

火星政府が日本側に六千機ほどの戦術機を無償で作りプレゼントしたことはすでに情報で入っていたが、それよりもだ、最初の火星政府が日本帝国側に送った、補給物資の方が目的である。

 

 

アメリカ側もすでに国内の難民や他国への支援で、政治的にも国内的にも結構限界に来ていたが、火星側がもしこの一機程度で、十億人程度の支援が引き出せるのであれば、ある程度は地球側が落ち着きを見せることになる。

 

 

現に火星政府も補給物資を地球側に無償でプレゼントするよりかは各国との交渉でこの位の補給物資を送る準備などはすでに終えている。

 

実際にラビアンローズ級二十隻やコロンブス級改千機ほど衛星軌道上に待機している。

 

これはアメリカも各国も確認している事でもある、ちなみにコロニーもルナツー要塞なども普通に見えていることもあり、だからこそ各国の上層部はより一層、火星側との交渉の場を用意してほしいと日本帝国や、横浜の国連軍基地に対して、色々な手札等を用意して交渉をしていたのだから。

 

 

ちなみに香月博士が元々用意していた捕獲済みのBETAはすでに極秘裏に火星軍の協力の元に完全に排除されている、これは火星側が作る巨大な横浜基地の一部の場所に捕縛済みのBETAを隠していたが、それが火星側にしてみれば、ジャマでしかない上に、変な誤解を日本側に与える印象や、火星側の誤解もあるために、香月博士がきちんと話したうえで、排除された。

 

 

 

これによりトライアルの日に神宮寺まりもを含めた多くの横浜基地の人材が失われることは無くなったが同時にやはり基地内部の緩んだ空気があるのは真実ではあったがその辺は火星軍と横浜基地の国連軍との足並みをそろえるために。

 

軍事演習がここ一週間の間ほぼ毎日行われていた。特に国連軍の横浜基地の襲撃ミッションは【イスミヴァルキリーズ】のメンバーが【トルネードガンダムМkーⅡ】の部隊運用や完熟訓練の並行して行われることになる。

 

つまりヴァルキリーズは自分達がいた基地に対して、最大で七回以上は襲撃している事にもなる、それが朝方・昼型・夜型・深夜なのかは不明ではあるがそれでも襲撃ミッションでおかけで12月8日までには完全に国連軍横浜基地は最前線の雰囲気になっている。

 

それどころか、火星制の不知火機にのる、207B分隊は正史よりも早い形で完熟訓練を終えるほどになっていた。

 

 

だからこそ、12月9日は207B分隊の解散式も行われることになっていた、これは207B分隊の政治的な利用もそうだが、やはり火星側のと軍事演習等を考えると、やはり、戦力の強化をはじめとする、正式な任官式後、神宮司まりもは同時に少佐になることが確定していたからだ。

 

新しいヴァルキリーズを作るとなるとどうしても指揮官とその部隊内部で部隊を鍛えられる人材は香月博士の中ではたった一人しかいなかった、その部隊名も【神宮司ヴァルキリーズ】となる予定が決定していた。

 

 

イスミヴァルキリーズは今では火星側に出張している、日本側の代表格となっている。

この辺は政治的な意味合いもある、近衛軍の中で比較的に移動しやすい、【白い牙中隊】

も契約者として火星側に登録されているが、近衛軍から出張になる。

 

イスミ達の戸籍は日本帝国軍から出張して、国連軍の教導隊へ、そして一度帝国軍に戸籍が戻ったうえで、火星側に契約者として出張していることになる。

 

これは非常にややこしいことではあるが、国連軍の教導部隊と位置づけが色々と危ないために、日本側の地位向上は同時に第四計画を誘致した国に力をつけてほしい、香月博士の思惑もある、それに殿下や日本政府としても日本国の代表として位置づけをするしかなかったのが現状である、

 

これはとある情報筋から、青年将校達の組織も名前があがったり、富士教導隊もいたが、クーデター同志をさすがに、契約者にするのはあり得なかった、こうして、日本帝国は色々と内外に対して、強国として地位を確保しつつあった。

 

 

 

 

 

 

 




こんなふうになりました 大体二千機程あれば、なんとかなるかなと思って書きました 

佐渡島ハイヴを攻略するためにはこの位の前金が必須ですから。


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マブラヴオルタ外伝 アニメ世界に飛ばされた火星軍 三話

アニメ23話 承継よかった・・・・・・・本当によかったですよ では続きを書いていきます

特殊エンディングもよかったぞ――――― 色々と考えった結果こうなりました 

他の作品の方ではすでに使われている方法だったので変化球にしてみました。




時間は少しだけ戻り 12月1日午前三時頃、横浜基地地下19階にいた香月博士は頭を抱えるしかない、オルタネイティブ計画第四計画、第五計画はすでにつんでいることを理解していた、それに伴い、自らの研究すらも色々とまずいことがわかってしまった。

 

だからこそ自らの部屋で、こんな事をつぶやいて必死に、頭の中の考えを纏めようとしていた。

 

「生体反応ゼロ、生物的根拠ゼロ――だから00ユニットと呼ばれているのよ、それが本来の鑑 純夏のだったはずなんだけどね」

 

実際にこんなものを作れば火星軍によって確実に破壊されるのは目に見えている、実質理論上すべてのコンピューターに許可なくハッキングをする上に、情報を獲得する可能性が出てきてしまったのだから。

 

 

これは、白銀武に【元の世界】に数式を取りに行かせたうえで、火星側が香月副指令のポケットマネーで手に入れた、【スーパーパソコン希望】はスペックは地球側のペンタゴンよりも優れているコンピューターであり、そこで時間が許す限り、徹底的にこの理論が書かれているレポートが正しいか、計算し尽くした結果。

 

「まさか・・・・・ゼロゼロユニットの設計には間違いないけど、情報を限界を知らずに集めることができるスペックで、その判断が元になった人間の性格や感情などでどこまで情報を収集するか、それを決めるとはね・・・・」

 

 

「つまり・・・鑑 純夏が火星軍に興味を持ってしまえば、そのスペックを使ってフルに調べようとするわよね、コンピューター関係にハッキングできるということは、完全にセキュリティ関係も意味はないだろうし、下手すれば、デュラクシールを勝手に動かしてしまう可能性も出てくると」

 

これは頭が痛いレベルではない、折角ゼロゼロユニットを作れそうと思っているが、その素材も材料も火星側が流れてくる関係上より、香月博士自らが集めた素材物資よりも、百年以上技術力が上のもので作られていることも上げられていた。

 

だからこそ極秘裏にマーク閣下と連絡を取るために、こんな夜明けでにもかかわらず、元秘書官に対して極秘の連絡を入れたのだ。

 

「・・・・ええそうよ、イリーナ中尉、マーク閣下に至急来てほしいと頼んでほしいの、そう・・・私が進めていた、極秘にプロジェクトで重大なことが判明したといってくれればいいわ」

 

 

 

こうしてイリーナ中尉に橋渡しを頼んだ結果。

 

12月1日昼の一時頃国連軍の横浜基地にマークは護衛の人物1人案内人のイリーナ中尉と共に香月博士がいる、地下の19階層に入っていく、このへんは仕方がない、いくら何でも簡単に他国の軍隊、それも火星軍の地球派遣艦隊のトップとの会談が簡単にうまくいくわけがないが、それはマーク側も火星政府の上層部がこの世界の物語を知っていることからも、なんとかマーク側に極秘裏にゼロゼロユニット開発の阻止命令が出ていたのだから。

 

そんなことを知らない香月副指令は、今は案内人のイリーナ中尉と共にここ19階層の部屋で、香月博士と色々と話をしていた。

 

一方のマーク側の護衛役がなんと、【イノベイターとELS両者の特性を併せ持った存在となったハイブリットの存在刹那・F・セイエイ】であった。

 

彼は元々劇場版では完全に金属生命体に成り代わっていたが、この世界では擬態の意味も込めて、人間体の方の肌色とあの金属の独独の音が消えていたが、彼の本質は全く変わっていない。

 

同じくマークも護衛役と色々と話をしている、そして社はこの階層にはいないようであり、今は白銀武と共に部屋で寝ていた。この辺は仕方がない、社の存在はある意味で火星側を怒らせる理由になるからだ、その辺のリスク管理は香月副指令にもある。

 

社の特殊能力は色々と危なすぎるために、今は火星側との交渉に使えるわけではなかった、最大の理由が国力も軍事力も何もかも相手側が上であることである。

 

 

 

「なるほど・・・・・・マーク閣下はこの素体とあの部屋のシリンダーにある脳髄として存在していた存在と俺の中になるĒLSの一部で融合をさればいいんだな」

 

 

「そういうことだ、これは刹那しか頼めない、極秘任務だ、実際にゼロゼロユニットの方は色々と危ないからな、この理論などをみると」

 

「確かに・・・火星側の技術どころか、地球側にも即座にハッキングが可能なのは危なすぎる、だからこその俺か」

 

「そうなる、ハイブリット体になれば、とりあえずはこちらが預かることになる、そしてしばらくの間は刹那が力の使い方を教えてやってほしい」

 

 

「・・・・・・了解した・・・・・・刹那・F・セイエイこの極秘ミッションを開始する」

 

 

こうして刹那は、自らの手を、完全に機能停止している、鑑 純夏の機械の体にまずは、刹那の体の中に存在する、ELSの一部を与えると同時に、ゼロゼロユニット本人でも絶対に破れないように、ハッキング操作能力、情報収集能力を刹那の力で封印していく、この封印解除の方法は刹那とマークの2人しか解除できないように権限が与えられている。

 

 

こうして、一度ELSが鑑 純夏の機械の体に同化する時は、香月博士も目に見える形で、銀色の物体に徐々に浸食されて、最終的に鑑 純夏の体は完全に銀色の体になった、そしてまるで何かの意思を持ってその銀色の体が動き出して、脳髄の部屋に自ら歩き出していく。

 

 

これをゆっくり見ている、香月博士とイリーナ中尉はただ黙ってそれを見守るしかない、次はいよいよ鑑 純夏の脳髄とゼロゼロユニットの両手がそれに触れると同時に、脳髄部分と、両手が徐々に生きている金属のように、全体が銀色になって、徐々に脳髄周辺を全て銀色にしていく、その様子を見ている、香月博士とイリーナ中尉はあきれるしかない、確かに刹那と呼ばれる自分がなにをして、ゼロゼロユニットを問題ないようにするとは言っていたが、ここまであり得ない方法だとは思わなかったからだ。

 

 

そして一分が経過したとき、脳髄があった場所は綺麗になくなっていた、代わりに、ゼロゼロユニットはまるで人間らしい表情をした瞬間に、まるで呪詛にように。

 

「BETA・・・・・殺す・・・・・・・武ちゃん・・・・・BĒTA殺す・・・・・・武ちゃん」

 

これの繰り返しであった、ただ言えることは、これでゼロゼロユニットはひとまずの完成をしている事である。

 

 

ただし原作であった、反応炉につないで、回復する行為は基本的にしなくてもいい、代わりとしてELSが演算装置をはじめとする、鑑 純夏の遺伝子情報を元に普通に子供が残せるハイブリット型に生まれ変わっているからだ。

 

またいざとなれば、こちらで用意した、モビルスーツやモビルアーマーや戦術機とELSの同化能力で直接操ることができる上に、多少の破損は近くにある別の何かと同化することで即座に回復することもできるようになっていたりもするが。

 

その辺の特殊能力は基本的に権限が上の刹那側に封印してもらっている、そうでなければ同化した瞬間に、イスミ達が残した不知火の機体複数と同化する可能性もあるからだ、それによって暴走して、佐渡島ハイヴに単騎で向かってしまう最悪のケースもまた覚悟する必要がある。

 

それを防ぐためには、刹那側が権限を有している方がなにかと都合がいいのだ。

 

 

こうして、復活した鑑 純夏は、すぐに気絶をしたまま、刹那とマークによって、誰の目にも映らないようにして、ドライストレイガ-の中に入っていく。

 

 

 

 

そして12月15日、朝九時に世界中に対して火星軍と横浜基地の一部のメンバーが合流して、突然の生放送をしていた。

 

最初挨拶をしたマーク閣下の言葉の後にすぐに横浜基地所属の神宮司ヴァルキリーズのメンバーの紹介が【白銀 武】【御剣 冥夜】【榊 千鶴】【彩峰 慧】【珠瀬 壬姫】【鎧衣 美琴】【神宮司 まりも】以上ほか旧A-01メンバーを含めて、合計13人であったが、特になぜ元207B部隊が表に出てきたか、それはもう人質の意味はほぼなくっていたからだ。

 

その為に日本側と横浜側と火星側との極秘裏の会話で、辻褄合わせをおこなっていたのだから。

 

「特に私、【御剣 冥夜】いいえ日本帝国全権代理政威大将軍煌武院 悠陽殿下】に姿形が似ているのは無理はありません、私は元々日本政府と国連軍の元で極秘裏に政治的な判断をした結果【煌武院家】から戸籍を外して、御剣家に養子に行くことで、日本側は横浜ハイヴ攻略作戦後からの国連側の支援などを受けていました」

 

ここで一息おいて。再び【御剣 冥夜】が話し始める。

 

「この中には、私を含めた日本の重要なメンバー、日本の総理大事の娘、事務次官の娘、元帝国軍中将の娘、城内省御用達の貿易商の娘達がここ横浜基地に政治的な目的でいました、ですが、火星軍の接触においても日本帝国の政治的な意味合いも、国連側の政治的な意味を込めてこうして変更になりましたそれを伝えることと同時に、私達は未だ国連軍にいる理由は日本政府と国連側との橋渡し的な意味合いも含まれますが、佐渡島ハイヴ攻略作戦には当然このヴァルキリーズとして共に日本帝国軍と近衛軍、国連軍、火星軍と協力して、BETAどもを倒す所存であります」

 

 

「また、それに伴い、佐渡島ハイヴ攻略作戦が成功した暁には、【御剣 冥夜】は

再び【煌武院冥夜】として名乗る所存であります、これは日本政府、近衛軍、国連側、火星側とも政治的な交渉をすでに終えております」

 

 

こうして、無事に【御剣 冥夜】の演説が終わると、マークが次に色々と話をする。

 

「では火星政府が今は日本側と協議の末に契約した契約者達の自己紹介を始めよう」

 

そうして、カメラが別の場所を写したら、そこには、表向きは日本帝国軍所属の【伊隅 みちる少佐】【宗像 美冴大尉】【風間 祷子大尉】【涼宮 遙大尉】【速瀬 水月大尉】【涼宮 茜中尉】【柏木 晴子中尉】【築地 多恵中尉】【臼杵 咲良中尉(うすき さくら)】通称教導部隊【伊隅・ヴァルキリーズ】達である。

 

 

そこでヴァルキリーズの代表として【伊隅 みちる少佐】が色々と説明をしてくれた。

 

「我々の部隊は元々は日本帝国と国連側との協議の末に二年前から、国連側に教導部隊として参加して、教導訓練を行っていました、ですが、このたび帝国軍の上層部と国連軍の上層部との話し合いの結果、一度我々教導部隊が帝国所属に戻り、そのまま火星軍に出張という形になりました、つきましては、今後は地球側の出身の衛士を含めた、契約者の組織名の名前はこれなります」

 

「それは【外郭新興部隊/火星軍独立機動艦隊・教導部隊所属】となります」

 

当たり前だが、火星軍の契約者だけでは軍隊ではやっていけない、だからこそロンドベルと同じように契約者達のみで集めた、艦隊を作る予定である。

 

ただしこれはあくまで今のままでは日本帝国側がだした人材のみであるが、それでも元々ヴァルキリーズの整備士達も近衛の整備士達も出張していたりする。

 

いざというときに相手側の国の戦術機の修理や改造もする必要が出てくるかもしれないからだ。海外で活動する時に、それを踏まえた結果と言える。

 

「やえに我々本来の階級一階級全員低いはずだか、帝国側と火星側との協議の末、帝国側は我々の階級全員一階級昇進した上で、火星側に送り出してくれたのだ、本当にありがたい話である、なお富士教導部隊をはじめとベテランの方々は現在帝国、国内の部隊の教導で手がいっぱい為に、我々に出張したということを世界中の方々には納得してほしい、日本帝国国民も同じであるといいたい」

 

 

また国連軍側は秘書官的な意味で【イリーナ・ピアティフ大尉】それと、もう一人今まで散々極秘にされていた、【鑑 純夏特別少佐】と近衛軍からの出張は【篁唯依大尉】率いる【白い牙中隊】であった。

 

近衛軍もまた似たいような同じの演説であった、元々篁唯依はユーコン基地に一時出張したこともある、つまり二度目の出張であり、その手の役割を与えた方が色々と帝国軍も近衛軍の上層部も納得はしている。

 

武達は同じ部屋で一緒に生放送しているわけではない、テレビ局のように第10スタジオなどの番号で分けられた部屋で専属のカメラクルーと生放送をしていたのだから。

 

だからこそ、白銀武は驚きを隠せないでいる、元々この世界には【鑑 純夏】はいないと香月副指令に言われていたからだ。

 

だが実際に存在していた、それも火星軍と契約している立場で、自分達よりも階級は上の立場で。

 

「なんでだよ・・・スミカ・・・おかしいだろう・・・・なんでなんで契約者になっている・・・それに先生は・・・いないって・・・いっていたはずなのに」

 

 

こんな姿を見せた白銀武にたいして、神宮司・ヴァルキリーズのメンバーは驚きを隠せないでいるが、この辺は生放送されてない、そもそも現在はこのようなこともあると予想しているために、放送すらもできないようしていたのは、マークと香月副指令がさっさと手段を講じている間にも。

 

なんで鑑 純夏が特別少佐なのか、それに伴う乗騎も火星軍横浜基地に地下ドッグからゆっくりとスサノウ四型を乗せた【超大型リフト】が地上に向かって上がっていく。

 

そして10分後、姿形は完全にスサノウ四型であり、装甲素材は全てガンダリュウム合金製、動力炉はミノスキドライブ一機と大型核融合炉三基の合計四基搭載済みであること。

 

この機体を使って佐渡島ハイヴ攻略作戦を行うことも、ちなみに攻略作戦の日時は12月25日と決定したことをマークは発表している。

 

 

そして契約者達の乗騎も同じく火星軍の横浜基地の地下格納庫から合計で二十機前後がそれぞれの換装装備をした状態でゆっくりと上がっていく。

 

この機体でスサノウ四型の護衛任務をするとも伝えられる。

 

そして最後にマークは爆弾を投入する、これは火星政府上層部も納得している事である。

 

それは量産型ディラクシール二機を使って一機は天皇陛下専用として、アマテラス名前を使用した上で、三種の神器の名前を使った装備及び、ディラクシールの姿かたち及び、色の変更・専用機化に伴う本人しか動かせないようにするプロテクノ方法など色々としたうえで作り出したことを。

 

そしてもう一機は日本の将軍専用機と作り上げたと、色指定の変更それに伴い、名前も変更された、【ガンダム大将軍】と名前に姿に、ちなみに初代をイメージしている。あとは装備の名前も武装も色々と変更されてはいるが、その火力は十分すぎるほど強い、流石に動力は量産型であるために、ミノスキドライブ一期と核融合炉二基あわせて合計二基に変更している、これは縮退炉の方は流石に渡せない意味も込めて、こうなっているがそれでもマブラヴ世界においては圧倒的に何もかも凌駕している機体となっている。

 

この二つの機体は両方とも特別に装甲素材は【ガンダリュウム合金改】となっており、通常のガンダリュウム合金よりも五倍以上の性能を有していた。

 

この処置は色々と仕方がないことでもいえる、そうでもしないと日本側と近衛側が色々とまずいことになる可能性があったからだ。

 

 

この機体にはそれぞれ粒子兵器系の武器防具などが搭載されているが、基本的に旗頭的な意味合いを込めた機体であり、それぞれの機体がまともに実戦で参加するどころか、戦闘訓練等も参加する必要はない機体である。

 

日本帝国用の専用の式典用機体といえたからだ。特に天皇陛下専用機は、それ自体が、ほかの者達が触ることも、また技術的に奪いこともはばかられる機体になっている。

 

大将軍も同じ意味でもある、その手もあるために今回は神宮司ヴァルキリーズを正式に表の部隊として訓練兵達を任官させたうえで、特殊部隊として運用する予定であるのだから。

 

 

この手段を使えば、いくら将軍の双子の妹といえども、大将軍機を使う事は基本的にできなくなる、政治的な意味合いもあるために。

 

 

こうして佐渡島ハイヴ攻略作戦の正式発表が決定した、それと同時に日本政府も近衛側の一部は【御剣 冥夜】を政治的な意味合いとしての神輿として担ぐことがほぼできなくなった。

 

 

 

そうして時間だけが過ぎていく・・・・

 

 



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マブラヴオルタ外伝 アニメ世界に飛ばされた火星軍 四話

今回は色々とキャラを出してみました 実際に原作を知っていたら、助けてしまいたくなるほどのキャラクター達だったので、その為にほぼ説明会になってしまいました


あとその人達はこんな機体に乗せたら強いのではないかという感じに乗せています。




12月15日、ゲシュペンスト・コロニー3番地において、この放送を見て納得しているメンバーとしてないメンバーがいた、それがこの男である。

 

 

ユウヤ・ブリッジス元中尉 『XFJ計画』の首席開発衛士として不知火・弐型に搭乗。初の実戦では99型電磁投射砲で驚異的な戦果を挙げたが同時に、結果的にクリスカとイーニャを助けるために、所属吉であるユーコン基地から不知火弐型フェイズ3に乗り込んで逃走する。

 

結果的に仲間と別れた上に、篁唯依から【だめな男を頼むとクリスカとイーニャの2人に頼んでいるが、心の中ではダメな兄を頼んでいる、これを知っているのクリスカとイーニャの2人である】 専用機はクリスカ達と同じ専用機体の一つとして開発された【GAT-X105EストライクĒ】の換装機能を使って戦場に合わせた装備をして戦う予定である。

 

この機体になった経緯は主に不知火・弐型・フェイズ3の操縦技術や戦闘データを火星側が調べった結果、決まった機体である。

 

 

「まったく・・・・・、なるほど、だからあんな条件を出した問うのかマーク閣下は、お人が悪いけど、まさか・・・妹が戦う同じ戦場で戦う予定になるとはな」

 

「でもそれは・・・・仕方がないことでもある」

 

「イーニャも、ユイが姉になるのは嬉しい、だからもう一度一緒に戦いたいけど、大丈夫かなユウヤ」

 

確かにそうではある、ユウヤ・クリスカ・イーニャの3人はとある場所に隠れる予定ではあったが、それが大きく変更した結果ユウヤが愛する二人が助かったのはいいが。

 

同時に厄介事も発生した・・・それは篁唯依とユウヤ・ブリッジスは父親が一緒である異母兄弟となること言う、マークが調べて3人に教えた、これは後の政治的な意味合いも込めてだ。

 

 

かられ3人はすでに火星側亡命しており、火星側の技術で治った二人、クリスカ・ビャーチェノワ元少尉、社霞と同じく人工授精と人工子宮、それに多数の薬物などで生み出されたソ連の人工生命体であり、他国への脱走や機密漏洩の防止の為に特殊な蛋白の供給を定期的に受けなければ、全身の細胞が壊死して死亡するよう創られているが、この辺は原作を知っているマークによってソレスタルビーングを動かして、無事に治療の回の元に、現在は人口イノベイド化している、ユウヤと同じくゲッシュ・ペンストコロニー3番地で3人の生活および、不知火弐型フェイズ3のデータを元に火星側が作り出した、イーニャと同じ機体を専用機として搭乗機としている。

 

 

イーニァ・シェスチナ元少尉

 

クリスカとマーティカ同様、ソ連軍に生み出された人工生命体だが、2人よりも希少価値の高い存在らしい、また延命の為に特殊な蛋白は必要としないものの、彼女の「管理者」に相当する者が一定期間傍にいなければ精神が暴走ように設定されている、その対象者はクリスカ→サンダーク→ユウヤ。シェスチナは第6世代の意。

 

同じく火星軍の治療を受けて無事に回復している。結果的に人工的なイノベイドのなった上に、【GAT-X105EストライクĒイーニャ専用機】としてクリスカ機としては別の意味で開発された上で専用機に乗っている。

 

 

だからこそ、二人のイノベイドとして強さ、Ēの専用装備のドラグーンの運用方法を必死に訓練している、これはあの物量に対して考えた結果の一つでもある、佐渡島ハイヴ攻略作戦の時に、佐渡島ハイヴ攻略する時に、Cポイント付近で戦う予定になっている。

 

これは原作の砲撃地点がBポイントと予定しているために、Cポイントはハイヴ付近で師団規模が現れたルート上にラーカイラム級を含めた艦艇と護衛機でBETAの師団規模を粉砕するために、用意された機体でもある。

 

 

 

 

そして一方ではフィカーツィア・ラトロワ元中佐を含むジャール大隊を指揮する、ソ連陸軍元中佐。ロシア人でありながら大隊の衛士達には母親のように慕われている。ユウヤに対しては侮蔑的な態度で接するが、その実彼には、部下に対するものと同様の想いを抱いている。

 

彼等も火星側が極秘裏に接触して、ソ連に見捨てられた、大隊丸ごと所属させることに成功している、現在の居場所はゲッシュペンスト・コロニー3番地に大隊丸ごと過ごしている。

 

大隊の乗騎基本【GAT-X105EストライクĒ】を中心として運用している、これにより大隊クラスの運用データを入手する予定であり、佐渡島ハイヴ攻略作戦においては、日本帝国軍のウイスキー隊が上陸する前に、上陸地点を確保する予定になっている、これは原作の佐渡島ハイヴ攻略時において、撤退作戦の時にどうしても退路の確保が必要になると思ったマークが選んだ結果でもある。

 

また本機は再設計機となっている、その為に宇宙世紀の技術で使われている【360度モニター】【マグネット・コーティング】をはじめとする数々の技術が使われている結果的に、【バッテリー機】ではなく【核融合炉】の方になっているために装甲素材は【ヴァリアブルフェイズシフト装甲】にしていることもあり、基本的には問題ではない、BETAの物理攻撃は基本的にダメージを受けることは無くなっている。

 

だからこそストライカーパックの様々な換装システムの方が今回の戦場には十分すぎるほどに合っている装備と言えた。

 

だからこそラトロアは実質自らの部屋でそのストライクĒのフルスペックや換装システムをなんでも見てはため息をついて、マークについて愚痴を言うしかない。

 

ただの亡命者である、ソ連人のラトロアにここまでの高性能モビルスーツを与えるのは普通に可笑しいと誰だって思っているからだ。

 

「まったく・・・・・・・マーク閣下に拾われた結果・・・このような高性能機体を授けてくれたのはいいが・・・撤退線も含めたAポイント・・・つまり上陸付近の制圧か・・・」

 

 

「でずか、我々大隊はレールガンや粒子兵器も使える上に、ほかの部隊よりも優遇されたと思います」

 

「それはそうなんだけどね・・・・契約者達が乗る【トルネードガンダムМk―Ⅱ】のスペックを見ても結構優秀な機体といえる、それとは別の機体を用意するとは、おまけに3番地コロニーという人口の大地で軍事訓練までさせてもらって、本当に我々がまとまってソ連にこの技術を持ち帰るという裏切る行為がないと判断したんだよ、あの腹黒閣下は」

 

 

「それは・・・・・・・・・・・・・」

 

確かにそうである、彼等は、一度ソ連、祖国によって裏切りをされた、結果として多くの大隊のメンバーを失いつつ、レーザーヤクトを成功させたりしたが、その後にクリスカ達に抹殺されそうになるが、政治的な結果で、クリスカ達の部隊長と裏取引をしたこともあり、とある場所で秘匿戦力として、かくまわれていたことも大きいが、結果的に火星軍の登場及び、佐渡島ハイヴがほぼ陥落しかけた結果になどで、ソ連側からとある場所に対しての補給がなくなったことも大きい、また情報部も彼女達に構う余裕がないことも大きかった。

 

 

 

無論マークがそのように仕向けた結果にもつながっている、確かにソ連領のとある基地が陥落したときに、BETA達によって、レールガンの技術が一部だけ鹵獲された上に、【今はそれをBETA側がレーザー級と要塞級を融合させた特殊な個体を作ろうとしている最中でもある】

 

つまりマークしてみれば原作トータルイクリプスを知っていることもあり、さっさと特殊個体を潰したいが、それをするには、まずは佐渡島ハイヴ攻略並びに横浜基地防衛線を無事に終える必要がある。

 

この二つの真実と実力を世界中に見せることで、次のハイヴ戦の場所を固定させることや、より世界規模で火星軍が戦えるようにする準備の段階まで来ていた。

 

 

その為か量産型デュラクシールが五十機も作られており、歴代のガンダムのパイロットまたは敵方のエースパイロットに優先して、配備されている。

 

この先行試作型の二機が【初代ガンダム大将軍リアルタイプ】と同じように改修された上で近衛軍に渡されている、もう一機は同じく三種の神器をモデルにした武装の改修作業や、天皇陛下が乗るための機体であるから、余計に生存性が高いように大改修及び【日本の象徴機】の意味合いもあるために、天皇家に譲渡されていた。

 

 

だからこそ、今日本艦隊や近衛部隊、そして日本に存在する国連軍も火星軍がなんとか政治的な取引で、佐渡島ハイヴ攻略作戦が決定していたが、それの時期の発表がまさか、未だとは、流石にラトロアも疑問に思っていた。

 

「確かに我々の部隊やあの坊や達は、火星政府に亡命した手前だ、ここまで待遇が良いのは気分が悪いけどね、でもくれるものは、もらっておいた方がいい」

 

「ですが、だからと言って我々の戦術機部隊の戦術機を使わせないなんて、おかしいですよ」

 

「・・・・・なにもおかしくはないさ、我々は公的にはレーザーヤクトの成功後、戦って戦死したことになっているさ、ソ連側ではね、だからこそんな部隊が火星政府が拾って軍隊に入れていたとなれば、色々と大変なことになるのはあたり前だろう、だからこそ今は我々もあの坊やも火星軍から配備されたモビルスーツと呼ばれる機動兵器の完熟訓練をこのコロニーで行っているんだ」

 

 

「それは、わかります、でもたった三週間程度の訓練で佐渡島ハイヴの攻略作戦しかも一番損耗率が高い場所に配備なんておかしいですよ」

 

 

ラトロアの副官はヒステリックのように叫ぶが、ここはラトロアの自宅であり、盗聴器も何もかもついていないため、ここまでしっかりと批判もできていたが。

 

 

「だからと言って、このまま何もせずに次のハイヴ攻略作戦時に初陣を果たすか?」

 

 

「初陣って、我々は一年以上もあのBETAと戦っています、それを新兵のように初陣なんて言葉は」

 

「だが事実だ、我々が乗っている戦術機と火星軍のモビルスーツと呼ばれる機動兵器は姿達は似ているが、性能が全く違う、それに今後はモビルスーツで戦うのだ、それとも貴様は一年間同じく完熟訓練をしたいというのか?」

 

 

ここまでラトロアに言われて副官の方もようやく落ち着きを出してきたのか。

ある程度までは納得している。

 

 

これはマークが彼らを火星側に亡命させた後に徹底的にモビルスーツの機種変更訓練において、原作同様の腐った性格を直させるように、教導部隊に指導してもらっている最中でもある。

 

 

これはクリスカやイーニャの様な人材が同じ軍の中でいじめにあう事を阻止する目的も含まれていた。

 

 

 

こうしてコロニー内部では佐渡島ハイヴに向けたモビルスーツの完熟訓練がより一層厳しい指導が行われていた。

 

 

そしてまた地上でも【神宮寺ヴァルキリーズ】と【イスミ・ヴァルキリーズ】と【白き牙】の三部隊は、今回の佐渡島ハイヴ攻略作戦時には母艦として用意している船。

 

【火星軍地球方面軍総旗艦ドライストレイガー】に一時的にだが、配備されることになる、これは契約者の船がいまだに決まっていないことも大きかった。

 

飛ばされる前の世界では、ペガサス級でもいけたが、今の世の中では、重レーザー級が普通にいるために、それの対策して、せめてアーガマ級クラスが必要ではないか、それか・・・・とある戦艦を母艦にするにしても現状は作っている最中であるのだから。

 

 

結果として、三部隊はドライストレイガ-に一時配備されることになるが、それと同時に【神宮寺・ヴァルキリーズ】の部隊の戦術機の性能が余にも弱いために、【ブルーフレーム・セカンド・リヴィ】の部品を一部組み込むことで【不知火改火星軍仕様機】と生まれ変わっている。

 

 

この機体の最大の利点はストライクパックオオトリ装備を基本装備できることである、これと地上に降りてきたロウ達の技術協力の下で、戦術機の使われている、隠し腕四本がオオトリ装備に干渉しないで、実戦でふつうに使えるように改造されていた。

 

またこれに伴い不知火改側にも手が加えられているが、これによって、トルネードガンダムМkーⅡと同じ推進力と機動性が得られる結果となった。

 

 

こうして、三部隊はしっかりと、ドライストレイガーからの出撃訓練や、横浜基地で合同で、完熟訓練を行い、佐渡島ハイヴ攻略作戦一日前まで時は進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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マブラヴオルタ外伝 アニメ世界に飛ばされた火星軍 五話

色々と書いていたらこうなりました 実際に前の世界で有効的な方法があるのでそれを使用しました。



佐渡島付近の日本海 12月25日 00:00時 栗島から姫崎の間の海上に日本艦隊と国連軍の混合艦隊、通称エコー艦隊と火星軍地球方面軍所属SEED艦隊が静かに作戦開始時刻まで静かに、新潟付近から佐渡島全体に対して砲撃されている量産型ガンタンクの威力を目の当たりにしていた。

 

 

帝国連合艦隊第3戦隊戦艦 大和・田所艦長はこのようにつぶやくしかない。

 

「あと八時間は・・・・新潟付近から砲撃が繰り返されるというのか、これでも火星軍の物資は有り余るというのか、なぜもっと早く火星軍が来てくれたら我々日本帝国は、BETAの国土は侵略されることはなかったはずだ」

 

両津湾沖に、戦艦 武蔵・井口艦長も同じくそのような思いはあるが、それでもしっかりと艦隊の佐渡島に向かっている。

 

実際に艦隊が集結ポイトンに達する時間は朝の05:00時とはっきりと決まっていた、これは佐渡島ハイヴを完全に攻略する予定時間は夜の20:00時までに決着がつくからだ。

 

だからこそ、朝日が昇り、人類側がきちんと戦える状況にもっていくことが、指揮官の役目である。

 

 

特にSEED艦隊アークエンジェルの搭載機以下のとおりである。

 

【ビルドストライクガンダム フルパッケージ ムウ・ラ・フラガ少佐】

【ヴェルデバスター ディアッカ・エルスマン】

【ブルデュエル イザーク・ジュール】

【ストライクĒ ユウヤ・ブリッジス】

【ストライクĒ クリスカ・ビャーチェノワ】

【スイトライクĒ イーニァ・シェスチナ】

六機しか搭載してないが、これでも十分すぎる搭載機であり、動力部は全て核融合炉に変えているために、エネルギー切れやフェイズシフト装甲がダウンすることは基本的になくなっていた。

 

ドミニオンは完全にファントムペインに所属していた者達で集められていた。

その中にはガイア・アビス・カオスの三基もきちんと搭載機として乗っていた。

 

最期にミネルヴァはインパルスガンダム・デスティニーガンダム・レジェンドガンダムの三機しか搭載されてはいなかった。

 

あとはクサナギ改とエターナル改も存在していたが、この二艦は火星軍によって技術的にも改修を受けており、特に地球上で空も飛べない両艦はミノスキークラフトを装備した上で、ミーティアをそれぞれの艦艇に装備されている。

 

 

特にエターナル改はフリーダム・ストライク・フリーダム・ジャスティスガンダム・インフィニットジャスティスガンダムの合計四機が乗っている。

ミーティア2機も搭載しているが、ミサイル関係の補給地上では難しいために、基本的に一度の出撃で使い切ってしまえば、ミーティアのエンジン部部近くに存在しているミサイル発射装置付近以外補給は無理になっている。

 

逆にエンジン部分の近くはミサイルを全て使い切れば、弾倉のように、下の部分が開き、そこからミサイルを使い切ったコンテナを捨てるようにできていた、これにより、戦闘中より機体を軽くする方法が取られていたが、逆にこれによって、1機づづであれば、ミーティアをエターナル改で補給することが出るようになっている、これは推進剤を含めた諸々の補給が含まれていた。

 

 

 

一方のクサナギ改は逆に艦載機は全て【量産型暁】となっていた、これは火星軍で再設計されたものであり、アストレイ系やムラマサ系は今回のBETAの大軍勢に対して圧倒的に力不足が指摘された結果このような結果になっている。

 

特にこの量産型暁は火星軍の技術力で作られているために、コストが余にも高いヤタノカガミを装甲素材にするのをやめており、コクピット部分はラミネート装甲でそれ以外はF91などに使われてる装甲素材になっており、それに加えて、核融合炉などバッテリーを外したことや、マグネット・コーティング・360度モニターなどが使われている、それ以外は普通に換装システムがあるために、色々な換装装備でこの戦場でも戦えるようになっている。

 

 

 

そして一方の同じ時刻、真野湾付近に近海には全長600m 全高150m 全幅250m 全備重量105,500t、ネームシップであるドゴス・ギアから大幅な設計変更が行われており、乗組員数1500人強に登る大型艦となった。モビルスーツの搭載数も4個大隊の計48機と非常に多く、元連邦史上最大級の宇宙戦艦として数えられている武装のメガ粒子砲は正面に向いている物だけでも50門、その他ミサイルランチャーなど多数の火器を搭載している。

 

これは対BETA対策として、より多くの火力が必要ということもあり、上下合わせて結果50門のメガ粒子砲があり、対空火器も二百門用意されている。

 

そしてなによりも、この巨大な船を動かすのは、佐渡島ハイヴでも生き残った安倍艦長率いる、【戦艦大和級・信濃】のクルー達も日本政府側と取引によって、極秘裏に契約者となった、これは原作知識、佐渡島ハイヴの近くで戦いきったことからも優秀な人材であるのは間違いではない。

 

 

その為か、ドゴス・ギア級弐番艦の名前は【アマテラス】となっていた、三番艦は【シヴァ】四番艦は【サンダルフォン】五番艦は【ポセイドン】の五艦の巨大な大きさもあり、艦載数もあるためか、基本的に佐渡島ハイヴ攻略作戦時にX艦隊として、佐渡島より千メートル離れた所で待機していた。

 

その下には陸上戦艦ヘビィフォーク級改が五隻、同じく横一文字でならんでいた、この改の艦艇の砲すべてがバストライナー砲に変更されていた。

 

これは12月1日から新潟付近に新たに火星側が用意した、量産型ガンタンク三千機からも佐渡島全てに対して砲撃をおこなっていたことも大きい。

 

これにより、大阪・名古屋・京都に合計で三千配備されている量産型ガンタンク部隊との交合の砲撃が出るようになっていた。

 

つまり、近畿付近の部隊が砲撃終了して、補給作業に二時間かかるとなると、その瞬間から、新潟付近からガンタンク部隊が佐渡島に対して砲撃を仕掛ける。

 

 

これの繰り返しが、佐渡島ハイヴ攻略作戦が開始されても、フェイズ2が発動するまで繰り返し砲弾の雨あられが佐渡島に落ちてくる。

 

 

つまり今までBETAの死体はある程度の砲撃で原型がとどめないよなるが、それでも3週間以上も砲撃の雨にさらされていると、どうしても取りこぼしが出てくる。

 

それでも近くの19・18・16ハイヴから母艦級がある程度は運んでくるが。それでも数に限りがあるのは仕方がない。

 

佐渡島ハイヴだけでもすでに500万を超えるBETAを量産型ガンタンク部隊の砲撃の実で処理しているのだから。

 

 

だからこそウイスキー艦隊やエコー艦隊の上陸地点を完全に綺麗にするためにもライノサラスよりも、強大で連射も可能にするには、陸上戦艦を使っただけであった。

 

 

それプラス当然大火力のFAZZ部隊合計で500機が佐野湾周辺を綺麗にする予定である、当然X艦隊に配備されているラトロア大隊もブラスタトシルエット装備ある程度の掃除を現状手伝っていた。

 

 

「ラトロア隊長・・・・このブラストは・・・使い勝手がいいですけど」

 

「わかっているか・・・・我々の機体で使えるのは最大で30連射が限度ではあるが、それでも十分だ、今はな」

 

 

 

これほどまでの火星軍の大規模の支援を受けて国連軍と日本帝国軍と近衛軍は戦術機輸送艦隊を中心に編成しつつ、それ以外にも海軍の軍艦全て集めた大艦隊打撃部隊を用意していた。 

 

これほど割り切った編成にできたのは、露払いは全て火星軍がしてくれることが前提になっていたからだ。

 

そして50の無人戦術機艦隊には無人の戦術機不知火が予備機として用意されていた。

 

これは火星軍が2,000機も不知火を作って、日本に無償譲渡していたこともあり、佐渡島ハイヴ攻略戦時に小破した瞬間に、日本帝国軍の衛士は予備機がある、艦隊に戻り、そこで不知火に乗り換えて、戦闘データなどを移植した上で、再び出撃することになる。

 

 

また火星軍が用意したのはなにも戦術機だけではない、【新型の87式突撃砲改】120㎜砲2000発入りが今の日本帝国軍不知火や近衛軍の武御雷の標準装備になっていたが、国連軍側の補給コンテナ、帝国軍の補給コンテナは全く中身が別物となっていた、国連軍側のコンテナには通常の突撃砲が入っていたが、帝国軍の補給コンテナは全て新型の突撃砲改である、

 

戦車級・要撃級・要塞級も大量にばらまくだけで、簡単に仕留められるようになっていた。 

 

そんなこともあり、すでにX艦隊とヘビィフォーク艦隊は真野湾へ突入、ヘビィフォーク艦のバーストライナー砲の大量射撃にて旧八幡~旧高野・旧坊ヶ浦一体を完全制圧、同時に帝国海軍第17戦術機甲戦隊が無傷で戦術機輸送艦隊を維持しつつ、完全上陸していく、雪の高浜から橋頭堡を確保、続いてウィスキー部隊を順次揚陸して戦線を維持しつつ旧沢根へ西進、敵増援を引き付ける、役目を持っていた、この役目は当然FAZZ部隊が100機シヴァとヘビィフォーク二隻が共についてくることになる。

 

残りの艦隊は未だに上陸ポイントの完全確保を目的として動いていた。

実際に無人戦術母艦艦隊は真野湾内部に入り、小破した戦術機部隊3部隊が補給を済ませて、再び発信していくのをアマテラス以下X艦隊は確認していく。

 

 

同時刻別の場所ではすでに上陸していた、ドライストレイガーは一気に艦艇を進めて、【佐渡島旧新穂ダム付近】を確保していた。これはドライストレイガーの動力、縮退炉など数多くのこの世界ではロストテクノロジーで作られた旗艦がエンジン出力を常に80%でキープしていることで、BETAを大量に釣るための餌として、機能していた、またそのためにドライストレイガーの艦首砲撃を封印していることもあり、砲撃を連続して続けても艦の動力低下を防いでいる。

 

だからこそ、より一層、たった一人の【不知火改火星軍仕様機】の無双が目に映るようになっていた、

 

ロウ・ギュールが白銀武とこの出撃前に色々と話した結果、より高機動により早く敵を倒せるように、無理やり改造された不知火改火星軍仕様機である。

 

確かにこの機体のバックパックはストライクパックオオトリ装備であった。

 

この時の白銀武は原作よりも精神的に弱いままである、多少の覚悟はあるが、それが中途半端な存在であった、本来では反乱部隊と戦い、トライアルに元の世界で恩師の死亡や友人恋人が記憶を失う事や元の世界のスミカの意識不明など。

 

そのようなこともあり、あそこまで精神的にも強くなったが、この世界の白銀武は、そこまで精神的につよくない、その結果、トライアル事件のように、白銀機だけは五千以上いるBETAの群全のなかで、たった一機で戦っていた。

 

その周りにはすでにビームガトリングシールドとビームブーメランとシールドは最初の攻撃の時にビームブーメランを投げた直後に、突撃級五十以上の数にそのままビームガトリングガンをガンガン使い、内臓バッテリーを全て使い切ったらそのままシールド事完全にその場でパージしたまま、大型対艦刀オオトリ上面右左舷に装備されている二振りの対艦刀、ソードストライカーのシュベルトゲベールと似た実体剣とビームサーベルの複合兵装を二振り、取り出して左右の手に装備させる。

 

この時にはまだビームの波は出してはいない、バッテリー機であるために無駄にできないからだ、この辺は二振り装備はロウに頼んで改造してもらった結果でもある。

 

次に3連小型ミサイル翼下ハードポイントに計4基装備されているミサイルを要塞級五体以上に向けて全弾発射した後に残ったデット装備になった殻になった、ミサイルポッドをパージする、これでさらに機動性が上がるようになっている。

 

こうして、武はまるで元の世界で散々使った自らのゲーム時代のコンボを使って、小型種を含めておおよそ三千体まで片付けることになる。

 

その際元々装備している戦術機87式突撃砲改120㎜砲2000発の装弾数を誇る砲弾倉である、この辺の技術は宇宙世紀のジムやザクにも使われた実弾兵装を多少弄った程度であった。

 

だからこそ、白銀機だけも圧倒的な攻撃力を出せるようになるが、たった一機のために、武はすぐに87式突撃砲改を一丁たま切れになる音がコクピットに響き渡ると同時に。

 

「っち・・・・パージ・・・87式突撃砲改二番目右四番目から腕から、もらって、左手は【大型対艦刀・草薙の剣】を装備、まだ戦える、残り腕二個に二丁装備しているからな・・・左側の要塞級の首の下から・・・このまま入ってビーム刃をだして下から上に切り飛ばす」

 

 

この時反対側右側に集まってくる、BETAにたいして、87式突撃砲改120㎜砲2000発をけん制と同時に攻撃しまくる、当たれば儲けもの程度でいい、元々大きい弾丸である。

 

突撃級も三発以上食らえばその時点で正面装甲がぶち抜かれて、その次の弾丸を食らえば、終わりである、戦車級は弾がかすれば、それだけで終わるか、体を半分を持っていかれるほどの威力がある。

 

だが白銀武個人よる奮戦はなにも無駄ではない、20分間戦い続けた結果この時点でA-01は旧上新穂を目標として移動をしていた。

 

A-02【スサノオ四型】の砲撃ラインを維持をするために、一時的に白銀武機を囮にしていたが、だかそれでも限度があり・・・

 

「イスミ隊長・・・・・・白銀機のバッテリーが武装が限界です、支援に向かわせてください」

 

「却下だ・・・・今は白銀機が取りこぼしたBEТAを全て倒しつつ、砲撃地点の確保を急ぐ必要がある、残り五〇〇メートルだ、それが終われば支援に向かわせるが、今は無理だ」

 

実際にイスミ達の機体もこの優秀で有るのは間違いではない、また旗艦の動力の事もあり、未だに一〇〇〇〇弱のBETAが旗艦に向かってダム地後の地形に向かってくるのだから。

 

「ええいジャマよ」

 

「そこです」

 

「これで終わりだーーーーー」

 

五分程度戦いづけたヴァルキリーズと白い牙中隊は一部の武装を除いてまだまだ戦える、実際によく使うのは突撃砲改であり、一機にたいして、四丁装備されていた。

 

その武装の弾奏四個はシールドの後ろに装備されていた、これはオオトリ装備型にも普通にあるが、白銀はガトリングシールドを捨てていたこともあり、弾倉補給ができないでいた、だからこそ突撃砲その物を捨てる選択しかないが。

 

ヴァルキリーズと白い牙中隊はきちんと連隊しており、弾倉の補給もきちんとして、BETAの処理を完了して、白銀が強制的にBETAの群全に対して切り込んで穴をあけている後ろや横からどんどんと白銀機を抜かしていた。

 

殿は白い牙中隊がいたが、それも白銀機を抜けるのは本当に五百メートルもなかった、ヴァルキリーズは白銀機の隣を抜けてもきっちりと、BETAの群全に対して、攻撃をしつつ、白銀機がBETAの群全の中で完全に孤立しないように、援護をしていたが、その辺は白銀武は知らないまま、BETAの軍勢の中で戦っていた。

 

 

「まだだーーーーーーまだ俺は死ねないんだーーーーーーーーーーースミカにまだちゃんとあってはいない、だから今回の作戦で功績を立てて会うんだーーー」

 

白銀は自らのコクピットでこんなことを叫びながら三次元移動やバク天など多様しつつ、要塞級をすでに五十体以上、草薙の剣二本で倒していた。

 

最期の突撃砲も弾薬が切れると、それを戦車級に群れに向けて投げつける、それだけでも十分な質量があり、ある一定の速度で投げつけられてしまえば、数匹の戦車級は突撃級の重さだけでつぶれてしまうがそれでも一時しのぎでしかないことは白銀もわかっていたが、それでもやるしかなかった。

 

 

最早孤立無援のために、オオトリのバックパックに搭載されているすべてのバッテリーがなくなりつあった。

 

その為に、バッテリーが切れる音が、白銀武が乗っている【不知火改火星軍仕様】のコクピット部分に警告音や警告文が常に出ていたのだから。

 

それを邪魔に思ってしまう、白銀武である、この戦術機擬きは網膜投射方法ではない、360度モニターで外の様子も普通に見れるタイプとなっているために、この警告音や文章を外すためにもコクピットの方部分につけられている、小型モニターとキーボードに武自らとあるコードを打ち込み、オオトリ装備をとっさに切り捨てる。

 

 

これで残りは不知火改火星軍仕様の本体のみの推進剤が切れてしまえばあとは歩くだけに状態になる、それを避ける事や、またオオトリのバックパックにはとある秘密のコードを本体側から受け取った瞬間に、三十秒後自爆できるように、Sー11が普通に4発分搭載されていた。

 

 

これはレールガンなど様々な技術がBETA側に鹵獲されるのを阻止するための名目でオオトリのバックパックの装備本体に搭載されていた、無論武もブリーフィングで聞いており、その自爆コードを打ち込んで、オオトリ装備を置き土産にしたうえで、その場から離れたが。

 

たったの30秒程度は・・・4発分のSー11の爆発と衝撃波の影響で、先ほどまで神宮司寺付近で戦っていた、白銀武はいつの間にか、旧新穂ダムに入る出入り口付近まで自分の機体こど衝撃波と爆風で吹き飛ばされていた。

 

そして壁付近機体が激突して、白銀機はその衝撃の影響で自らがどの程度状況的に危ないかそれをパイロットに知らせる音がコクピットで散々鳴り響いていた。

 

機体全体はもやは赤・黄色であり、なにも問題では青を示す、表示は何一つなかった、これは正史でのトライアルの時と白銀機と同じ所にダメージを食らっていた。

 

もはや機体そのものは大破より中破である、そうそうにベイルアウトするしかないほど、機体はボロボロであったが、それでもBETAの数は100を下らないほど残っていた。

 

 

それが白銀機に向かって一斉に進み始める、先の自爆の影響を受けてない、BETAの残りではあったが、動かない不知火機では、もはやBETAの餌食になるのは時間の問題であったが・・・・

 

 

だがそれをさせるほど、マークは甘くはない、神宮司ヴァルキリーズ・白い牙中隊・ドライストレイガーの専属の部隊に対して、白銀機の救助任務をオオトリ装備の自爆を見た時から、命令していた。

 

 

「まったく・・・・・一機で20分近く、戦線を支えるのはいいと思うけど、それでも援護なしでは この程度かしらね」

 

香月副指令は今回は色々と事情があり、このドライストレイガーのブリッジのゲスト席に座り、オペレーターの遥から状況を聞いて確認していた。

 

マークもまた、その状況をきいていたこともあり、白銀武を助けようとしていた、これは香月副指令も、エルス化したスミカによって、この世界がループしていること、しかもそれが白銀武がスミカに合った上で、スミカと恋人状態になって、子供をつくる行為をしたうえで、白銀武が生き残る事がループが消える前提条件であることが、12月12日の深夜に3時頃にマーク達よって極秘回線で聞かされたこの世界の真実であった。

 

逆に白銀武が今の状態で死亡すれば、再び世界はループする。しかも火星軍なんてありえない、軍隊や科学力も何もかもがない状態になると聞けば、色々と手配してしまうのは仕方がないことでもある。

 

そして結果的に白銀機は【白い牙中隊】によって助けられたが、白銀機はたった20分程度で大破してしまったことで、この機体をドライストレイガーに運ぶために、各部隊が一時的に補給に戻るためにドライストレイガ-に【A-01】及び、【白い牙中隊】が白銀機に護衛されて、格納庫に戻ってきた。

 

ちなみにヴァルキリーズの編成は以下のとおりである、

 

A小隊

トルネードガンダムМkⅡアサルトタイプ:ヴァルキリー1:A09a-00:伊隅みちる

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー10:A09a-01:榊 千鶴

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー11:A09a-02:鎧衣 美琴

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー12:A09a-03:珠瀬 壬姫

 

B小隊

トルネードガンダムМkⅡアサルトタイプ:ヴァルキリー2:A09b-00:速瀬 水月

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー13:A09b-01:白銀 武

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー14:A09b-02:御剣 冥夜

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー15:A09b-03:彩峰 慧

 

C小隊

トルネードガンダムМkⅡアサルトタイプ:ヴァルキリー3:A09c-00:宗像 美冴

トルネードガンダムМkⅡDタイプ:ヴァルキリー4:A09c-01:風間 祷子

トルネードガンダムМkⅡアサルトタイプ:ヴァルキリー5:A09c-02:涼宮 茜

トルネードガンダムМkⅡサポートタイプ:ヴァルキリー6:A09c-03:臼杵 咲良

D小隊

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー0:A09d-00:神宮司まりも

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー7:A09d-01:築地 多恵

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー8:A09d-02:高原 少尉

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー9:A09d-03:麻倉 少尉

 

Ē小隊

トルネードガンダムМkⅡサポートタイプ:ヴァルキリー:A09e-00:柏木 晴子

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー:A09e-01:七瀬 凛

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー:A09e-02:星乃文緒

不知火改・火星軍仕様機オオトリ装備型:ヴァルキリー:A09e-03:天野原 翠子

原作よりもヴァルキリーズが残っているのは、当たり前であった、本来ならば戦死している人物や病院に移動している人物達が普通に戦えるのだから。

 

だがヴァルキリーズと白い牙の戦力が当時目標としている場所を確保していた戦力が消えれば再びBETAの軍勢がやってくるのは仕方がないが、それを消滅できるほどの機体がドライストレイガーには配備されていた。

 

それがフルアーマーユニコーンであった、本来のファンネルシールドは三枚程度しかないが、バナージのニュータイプ能力やフルサイコフレーム搭載機とのリンクも慣れたためか、結果ファンネルシールドは戦場では12枚空を自由に飛び回り、要塞級や突撃級などをたった一機で、先ほどまでヴァルキリーズが抑えていた戦場を支配していた、戦車級や小型種の多くはユニコーンから発射される、ビームマグナムの一射でユニコーンに近づいてくる多くのBETAはビームマグナムの威力で消滅していく。かすっただけでもギラ・ズールを撃破するとほどのビームマグナムの余波は大きい、それに加えて、バンシィ・ノルンも同じく戦場にいるのだから、たまったものではない。

 

またその後ろにはガンダムチーム特にフルアーマーZZ【ジュドー機】ライトニングΖガンダム【ルールカ】フルアーマーガンダムМk-III【エル機】フルアーマー百式改【ビーチャ機】メガライダー【イーノ機】ライトニングガンダム【モンド機】が小隊として控えていた。

 

また不死身の第4小隊は基本的には量産型F91の使ってガンダムチームと同じくヴァルキリーズが守っていた射撃ポイントを守備するようになっている

 

一部の武装はツインビームガトリング砲を装備していたり、ツインヴェスバーを射撃用に装備するなど、小隊として連隊はこちらがガンダムチームよりも上であった。

 

だか一方ではドライストレイガ-の格納庫では、ヴァルキリーズ及び白い牙中隊が補給作業をおこなっていた、彼女達の機体の多くは、戦場に散らばっている補給コンテナでは補給できない特殊装備だからけなので仕方がない。

 

だが白銀機だけは別である、もはや大破しており整備兵はもはや、コクピット周りから白銀武の戦闘データを抜き取っている作業を行っていた。

 

これはマークがロウに頼み込んで、とある機体を神宮司ヴァルキリーズ分だけ特別に用意してもらったうちの一機に、今は白銀武の戦闘データ等機体の癖を移植している最中であるからだ。

 

だからこその機体がある第二格納庫にヴァルキリーズと白い牙中隊を呼び出して、マークは相変らず、ブリッジで戦闘の状況を見てよい指揮官として戦っていた。

 

その最中に第二格納に集まったヴァルキリーズ並びに、白い牙中隊にたいして、パイロット達が休憩するボックスの一つにたいして通信映像を送って話していた。

 

「白銀機のおかけである程度の戦闘データは取れたが、まさか戦闘開始直後たった20分程度で不知火改を壊すとは・・・バックパックも壊れけてしまっては仕方がない、予備機で出てもらうことになる、その説明をロウに頼んでいるから、あとは任せた」

 

「というわけでマークから説明があったジャンク屋のロウだ、ヴァルキリーズのメンバーもよろしくな、武あんたの機体はこの俺様が特別にチューアップした機体だけど、ここまで機体が破壊されたら、予備機で出てもらうけど、怪我はいいのか?」

 

「問題はありません、多少衝撃で機体がシェイクされた程度で、壁に激突した時にも、不知火改が守ってくれましたから」

 

「そうか・・・・あの機体はあんちゃんを無事に守ってくれたのか、ならば、この機体に乗りな、【不知火弐式・アウトフレーム改】

 

こうしてロウが巨大なスクリーンで見せた姿形は、多少変更されているが、それは篁唯依がユーコン基地で作り上げた、機体【不知火弐型】をベースにもう一つの機体【アウトフレームD】と呼ばれる機体と融合した結果生まれた新しい機体になっている

 

 

「それでこいつの装甲はヴァリアブルフェイズ装甲だ、電力が続く限り物理攻撃をほぼ無効にしてくれる強力な装甲になっている、そして換装機能もちゃんとあるぞ、ストライカーパックやシルエットなど数多くが装備可能になっている、メイン動力は【核融合炉】だから十分扱いに気をつけてくれよな」

 

それと共にロウの解説は続いていくなんでこの機体がここにあるのかも丁寧に、

 

「ようは、戦術機を作っているアメリカの会社が国連軍の横浜基地にこの新しい不知火弐型を大隊クラスで持っていく予定ではあったけど、時間や色々な問題て゛結局は9機分しか作れなかったらしい、そのうちの三機をスサノオを持ってきた時に、パーツ状態になっていたけど、その分、簡単にこちら側で渡されたことで、今まで色々と俺が色々といじっていたわけだ、それにもしかしたら神宮司達の予備機として必要な数もいる分苦労したぜ」

 

 

実際にここにあるのは全部で神宮司ヴァルキリーズの分だけ存在していた。

これは不知火改がもし壊れた時に一度旗艦に戻ってドクターなどに見てもらった結果出撃が可能であれば、そのまま戦えるようにマークが考えた結果でもある。

 

原作では予備機がなかった不知火ではあったが、外伝作品などをみると、もしかしたら、横浜基地に予備機として三機程度は運ばれていたと考えるのは不思議ではない。

 

実際に武は二つの戦いで不知火をある意味で大破まで持っていた実力者であったからだ。

 

 

こうして色々と説明が終わり、次の出撃まで三時間の猶予があるとロウの口から言われたことで逆にみんなが驚いている中でもドライストレイガーの中央部分の格納庫ハッチが開きついに、今回のために用意されたハイヴ攻略兵器、スサノオ四型が徐々に姿を現していた。

 

ただし、武装の問題は若干残っていた、そもそも横浜基地から死地されていた、【試作1200㎜超水平線砲】を火星軍が一部の物資と共に交換したことで、火星側の技術でこの【試作1200㎜超水平線砲】をスサノウ四型の外付け武装として、復活させようとするために、色々と魔改造をした結果。

 

無事に完成させることには成功した、その為か、スサノオ四型の両肩部分にはこの武装がついていると同時に上の部分は一つの【S-11ミサイル×50発入り】コンテナが合計で四個あるのだから、

 

同時に腕の部分や足の部分は主に艦艇用の大型核融合炉が三機搭載された上で、ほかには推進剤があるだけである。

 

胴体部分にはハイパーメガ粒子砲が装備されている、これはアプサラスⅢのデータから持ってきたために比較的に元々装備されていた荷電粒子砲から変更されている。

 

最期に飛行できるように艦艇のミノスキクラフトが装備されていることもあり、浮遊要塞としてある種の完成をみせていた。

 

それがほぼドライストレイガーから一部エネルギーをもっているが、それでもその機体の専属パイロットであるスミカはスサノオ四型のコクピットで四機の核融合炉のエネルギー上昇率を数えて、旗艦にその事を通信で伝えていた。

 

 

 

 

 

 

 



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マブラヴオルタ外伝 アニメ世界に飛ばされた火星軍 六話

新年あけましておめでとうございます 今年度もよろしくお願いします

そしてこの話でアニメ版は終わりです 横浜基地攻防戦はまだ描かれていないので、アニメの方はどのように変わるかわからないので、こうなりました 

こちらでは佐渡島は・・・どうなるかそれをぜひ読んで、こんな結末もあるんだとおもってください。




 

【試作1200㎜超水平線砲】をスサノウ四型の外付け武装はそのままつけると格納庫など場所を取るために、砲身その物が変化するようになっている、特に一番大きな変更点はやはり、PS装甲で作られた、砲身であり、その為横浜基地から送られた砲身の三分の1程度に収まるようになっている、そしてなによりも弾薬を打ち出す方式からレールガン方式に代わっているために、その巨大な弾丸を佐渡島ハイヴに対して、攻撃をして、BETAに対してどの程度被害を与えられるとか、色々と実戦で調べる必要があるために、このような形になっていた。

 

 

そしてスサノオ4型は今もドライストレイガーの格納庫部分から一部の電源を貰っている状態である、これは核融合炉の主力を安定地域にまでもっていく呼び水として、また補助バッテリーに電力を貯める意味もある、そしてレールガンの予定射線を全軍に伝えた上で、スサノオ4型付近からとてつもない音と共に【試作1200㎜超水平線砲】をスサノウ四型の外付け武装レールガンが火を噴いた、1射で両肩合わせて2発しか打てないがそれでも問題ではない。

 

 

目標は佐渡島ハイウの出入り口付近であったからだ、丁度その辺から40,000近くのBETAが現れたことも大きかったが・・・

 

音速の巨大な砲弾はそのままハイヴの出入り口から現れた40,000規模のBETAを完全に消滅させたうえに、ハイヴの出入り口を500メートルほど広げる結果になった、そして2射目も発射される。

 

 

これはハイヴの入口が予想以上に広がった結果、佐渡島ハイヴの中に残っていた、BETAが再び40,000程度現れたことも大きかったが、それは主に戦車級や突撃級が中心の個体軍であったが、それすらも消滅させていく、そしてその映像がしっかりと世界中に配信されている。

 

 

これはこのような兵器がきちんと運用されるだけで、40,000程度のBETAが消滅できるほどの威力があると世界中に知らしめることで、レールガン方式でないが、それでも通常弾薬を使ったタイプでも20,000程度は消滅できる威力であると世界中の兵器会社に訴えることで、防衛戦時にこの手の兵器をより火星側が地球側に売りやすくするアピール合戦の場でもあった。

 

 

もはやハイヴ攻略戦は火星側にしてみればいつでも落とせるために新兵器や、試作機や新人達によりBETAの戦いを完全に戦闘データの収集等に使われる程度になっていた。

 

それが約一時間近くハイヴ周辺地域、または島全体に現れたBETAの軍団や師団に対しても、このスサノオのレールガンは問答無用でBETAの集団・軍団・師団に中心に打たれ、その後に肩部に装備されている、Sー11ミサイルコンテナから約10発程度が発射されて、生き残りや、死体処理にも使われている、このスサノオ一機に攻撃は、やはり地球上様々な場所でこれがテレビなどの画面で生放送されているのだ。

 

もはやこの佐渡島ハイウ攻略作戦は完全に娯楽に近い感じになってしまっているが、この一時間は日本帝国軍・国連軍・近衛軍と火星軍には、佐渡島の上陸地点または制圧した、地点で完全に補給や休憩の時間に充てる事が出来ていた。

 

やはり帝国軍や国連軍は百機近くのベールアウトが確認されているが、これらは衛士は誰一人、死亡ない、この最新式のベールアウト方式は第二世代型モビルスーツ以降標準装備されている、脱出ポッドを多少手直し、した程度でありながら、不知火の手に収まるように作られていたこともあり、機体を捨ててまでも生き残る事が出来た衛士が多くいたが、それでも多少の休憩時間もあるために。

 

軍隊として伸びきった最前線戦力を部隊事再編制することで、まだまだ戦えるようにするようになっている。

 

 

そして昼の一時頃、ようやくフェイズ4が発令された、これはスサノオの大型ハイメガ粒子砲による佐渡島ハイヴを直接攻撃する時間が来たと言う事でもある。

 

そして、その時間は同時に佐渡島ハイヴ内部に入る、帝国軍、国連軍・火星軍・近衛軍の一部がハイヴ制圧部隊として突入する意味も持っていたが。

 

その為にハイヴ上層部部分を含む周辺を消し飛ばすことも含めた作戦名であった。

 

「エネルギー重点率100%、いつでも打てます」

 

スミカから通信が入り、それらをモニターしていた、ドライストレイガーのブリッジもそれを確認すると、マークは黙って、香月副指令に発射の合図を送った。

 

「スミカ、いくわよ、大型ハイパーメガ粒子砲・・・発射!!!!」

 

香月副指令の命令と共に、スサノオ4型はドライストレイガーの格納庫より500メートル上がった状態で、ダム湖跡地より佐渡島ハイヴに向かって、大型ハイパーメガ粒子砲の発射ボタンをおした。

 

「発射」

 

するとスサノオ4型の中央部分が開き、徐々にエネルギーがもれたとだれがも確認するほど巨大な光の粒子が、そのまま佐渡島ハイヴに向かって一直線に向かって 佐渡島ハイヴは再び光に飲まれた、そして・・・

 

一分もしないうちに、完全にもう一発スサノオ四型から発射されていた、大型ハイメガ粒子砲の合計二射で完全に砕け散った佐渡島ハイヴ上層部から完全になくなっていた。

 

 

これを見た佐渡島ハイヴ作戦に参加している国連軍・帝国軍・近衛軍はもはや軍の通信は関係なく、将兵達は喜びあっていた。

 

確かに佐渡島ハイヴが砕けるのは二度目であるが、一度目はあくまでも、火星軍がその実力を見せるために【デュラクシール二機】の射撃を使って破壊した程度しかない。

 

 

その映像も火星軍が流したものであり、この作戦に参加した者は、一応佐渡島ハイヴが一度は破壊された映像や、本当に破壊されているのか? それを一日後の衛星写真で確認はとれているが、戦場のど真ん中で、ここまで安全に全将兵が確認できるのは普通はありえないからだ。

 

そして旗艦ドライストレイガーの格納庫では色々と説明が終わりそれぞれのパイロットが自らの機体の状態などを整備班と共に色々と話を聞いてはいたが。

 

特に白銀武だけは自分の機体になる、不知火弐式・アウトフレームの換装装備の説明を聞いて納得はしてなかった。

 

Gフライトは元々アウトフレーム用の専用の換装装備ではあったが、サクハ家が独立したときにアメノミハシラを手に入れた上で、そこに向かっている最中に連合の部隊の攻撃で背部ユニットが壊れたために、結果的にその装備を廃棄した上でエール装備を奪って、アメノミハシラにジャーナリストと傭兵が無事に到着したが、結果的にその装備が再び登場したのは定かではないが、今回の佐渡島ハイヴ攻略作戦においては、この装備が用意されて、【不知火弐式・アウトフレーム】に装備されていた、この装備主に背部と脚部のブースターと大型シールドで構成され、アウトフレームに飛行形態への可変機能を付加するしかない装備ではあったが。

 

 

今回はそれが役に立った、元々【特別製の補給コンテナ】を大量にヴァルキリーズや白き牙中隊も持ったうえで、ハイヴに潜るのだから、だからこそトルネードガンダムは今まで装備から全てA型タイプに統一された上で、プロペラントタンク二個がバックパックにそうびされた上で、その間に補給コンテナ一個が必ず装備されている。

 

不知火改火星軍仕様機も同じく二機で一個を持つようにしているが、やはり機動性や戦闘力も考えた結果、このアウトフレームの装備には背中に四個も特殊コンテナを装備できるように改造しているのだから。

 

 

ちなみに白銀はこれを見た時に上官やロウに対して、文句をいっていた。

 

「なんで、凄い機体なのに・・・補給機扱いになるんですが、これからハイヴを潜るんですよ、強い機体ならば強い装備で戦えるでしょう」

 

「貴様は・・・・白銀お前は確かに【特別】かもしれないが、貴様はこの機体を託された瞬間に増長したのか」

 

ドゴ

 

変な音共に神宮司まりもは、白銀武にたいして修正を問答無用でしたのであった。

 

「なんで、なぐるんですが・・・実際に本当の事でしょう、核融合炉搭載機ですよ、武器のエネルギーを気にせず戦えるのに、補給機扱いされたらだれだって怒りますよ」

 

 

「白銀まだ、分からないのか・・・貴様は【特別】されるが当たり前だろうが、ロウさんが、お前に渡してくれたと本気で思っているのか、先ほどの説明でも言われただろう、予備機だと、これは我々ヴァルキリーズ全員分あるに決まっているだろう、だがな我々は貴様のように与えられた機体を大破まで行ってはいないんだ、多少の整備と補給とすぐに戦えるが、貴様はどうだ・・・機体を失って予備機を与えられたそれで特別扱いだと思っているならば、次の作戦はお前は抜きで作戦は開始される、この機体に乗るのは私が乗ってヴァルキリーズのメンバーに対しての補給機となってハイヴ内を一緒に潜って隊員全機無事で帰還するように努力はするがお前はしないというのか」

 

 

これは神宮司まりもが一番トラウマになっている出来事でもある、自分を残して全滅して、大陸から戻ってきたと言う事は、未だに神宮司まりもの心に大きなトラウマを残しているのだから。

 

だからこそ補給機として活躍してもなお部隊を生き残らせることができるのであれば、神宮司まりもはその役目をやるだろう。

 

「それにお前にも兵站や補給の大事さは授業でおしえたはずだ、特に佐渡島ハイヴに潜る部隊は我々だけではないが、だがな、我々の部隊だけしか使わない補給物資が多い上に、その補給も通常の補給コンテナでは補給が出来なよう機体が多いのは白銀も知っているだろう」

 

 

確かにヴァルキリーズの乗っている機体の多くはガンダム系であり、補給は推進剤程度しかない、武装の大半はエネルギー兵器で構成されているために、本体の核融合炉が無事であるならば、ビーム兵器は使用可能であるのは間違いではないからだ。

 

逆に神宮司ヴァルキリーズの方は、不知火をこちらで多少手直しした程度であり、換装装備でストライクパックやシュルエットが使えるが、それも本体のバッテリーや武器に内蔵されているバッテリーが切れてしまえば、使い物にならないために、それ用のバッテリー回復装置がいるが、これは特殊なコネクトなどが必須なこともあり、特別なコンテナが必要であるのは変わりなかった。

 

そのを踏まえると、白銀機が補給コンテナを運ぶのはあたり前のことでしかないがその辺のこをまだ考えるには白銀武には経験が色々と不足していた。

 

こうして出撃時間が過ぎて、いよいよヴァルキリーズと白き牙中隊が出撃していく、その多くは特殊なコンテナをもって出撃などしていく中、予備機を与えられた白銀はたった二時間という時間の中で、機体特性などをなんとか把握しつつ、今回の特殊装備に納得しつつ、出撃することになった。

 

その間にも神宮司まりもから十回以上の修正を食らったのは仕方がないことでもある。

 

彼の特性は最前線でできうる限り暴れる事であり、ストームバンガード系であるのは間違いではなかったが、その装備が使えないのは自分が壊したことでもあるのだから。

 

 

 

 

そして別の場所ではアークエンジェルに補給で戻っていた、ユウヤ達も自分達の装備の補給の再確認など、食べ物など色々と食べて休憩をおこなっていたからだ。

 

 

「ユウヤさんたちは、このままゲイルパックのストライクĒで発進してください、あくまでもエコー艦隊や戦術機大隊の護衛任務が目的です」

 

アークエンジェルのマリュー艦長からブリッジ通信からユウヤ達がいる、パイロット達が休憩する休憩所で色々と説明を受けていた特に【佐渡島ハイヴ攻略部隊】が国連軍・帝国軍・近衛軍と火星軍の合計四軍で結成される連合軍であり、

 

その露払いの意味も含めて、主力は旧羽吉からタダラ峰跡を経由し旧鷲崎を完全制圧しているが、それでもいまだに佐渡島ハイヴ跡地からのBETA増援が三万以上の数が出てくるのだから。

 

その為に、その数をハイヴ攻略部隊が戦闘もほぼしないようにしつつ、アークエンジェルを含む、エコー艦隊やドライストレイガーの部隊で陽動の意味も込めて、引き受けて間引く作戦の中に、ユウヤ達アークエンジェル隊が組み込まれていた。

 

これはユウヤが乗るゲイルストライクはオリジナルゲイルストライクの強化パーツなど大半をストライカーパック化した換装装備出ある、だからこそストライクĒ型にも合うが、両腕のパーツや足の冷却パーツは完全に外付けになってしまった、これは肩アーマーも同じである、だからこそか戦術機が持っている、武装変更システム特に隠し腕四本をゲイルストライクがシールドを装備している部分を少し変更した上で、ビームライフル二丁ウイングソード二振りが装備されることになった。

 

これでストライクĒが元々持っている腰のビームガン二丁のマウント部分の武器ラックがつぶれることは無くなったことで、接近戦でもビームガン二丁でBETAを要塞級を除けば三発もぶち込めば簡単に倒せる必殺の武器である。

 

これをユウヤが今まで佐渡島ハイヴの戦場で戦って、ユウヤ側もこの仕様は合っていたようで、よりユウヤ用に合わせたセッティングなどが行われることになった。

 

 

特にユウヤから提案で実体弾兵装やプロペラントタンクの増加など色々と元のゲイルストライクよりもより汎用性に特化させた、機体に仕上がっている。

 

そしてイーニャとクリスカの2人はレジェンドシュルエットと呼ばれるレジェンドガンダムのドラグーンシステムのみをシュルエット化した、換装装備をストライクĒの二機装備して、戦場で同じく大量のBETAを大量のドラグーンのビーム攻撃によって倒すことで、三機で連携しつつ、二時間も佐渡島ハイヴのエコー部隊が数えただけでもユウヤ・イーニャ・クリスカの三人だけでBETAを四万以上倒していることが判明していた。

 

 

ただやはり問題もあった、それはユウヤが二度目の補給の時に機体の推進剤のなくなりの速さが疑問視されたことも大きかった、元々はエールパックの改造機であるためか、大規模主力によるストライクなど連合側も機体を自由に空に飛んでザフト側のモビルスーツを倒すという目的があった、結果的に一部の部隊しか扱いきれないほどエールの出力が大きく、推進力もあったパックである。

 

元テストパイロットであったユウヤはなんとか一か月近く機体に触れて色々と機体特性が何とか分かったことで、ここまで戦えているが、これで佐渡島ハイヴの中で戦えと言われるとさすがにユウヤも自らの不利を知っているために、意見をラミアス艦長にいうぐらいの事はする。

 

 

「以上よ、特にあなた達三人はまだ、モビルスーツに乗って日が浅い、だからこそ補給もできるアークエンジェル近くで戦ってもらえるように配備しました」

 

「「「了解です」」」

 

実際にユウヤは休憩所でゲイルストライクとなった乗騎の特性をより詳しく聴くために整備士達と色々と意見を言っていたり、聞くことでゲイルストライクの性能を引き出せるようになる。

 

イーニャとクリスカの2人はドラグーンシステムを使って戦場をひたすら射撃していた程度であり、BETAに対して接近戦はほぼしてないために、それほど二人の乗騎に対しては今回もほぼ改修は入っていない、これは第三世代機のドラグーンであったり、サイコミュやバイオセンサー等宇宙世紀の技術が使われている事で、二人の空間把握能力によって、特にνガンダムかレジェンドの頭部をストライクĒの頭部と変更で十分能力を引き出せるようになるためか、現場でも機体面でも問題ではなかった。

 

その為か二人の機体は同じストライクĒの機体でありながら頭部ユニットだけは違うために、それでクリスカの機体かイーニャの機体かはわかるようになっていた。

 

こうして、時間が過ぎていき三度目の佐渡島ハイヴ跡地に対してスサノオ四型の大型のパイパーメガ粒子砲が当たり、キノコ雲が佐渡島ハイヴの跡地から現れると同時にドライストレイガーからは、ヴァルキリーズと白い牙中隊がカタパルト出撃していく。

 

またウィスキー部隊にいた、完全に補給が完了したFAZZ部隊の百機程がハイヴ跡地に向かって突撃していく、それについてくるのは、同じく帝国軍と近衛軍と国連軍の四軍の連合軍であった。

 

この連合軍が無傷で、佐渡島ハイヴの一番奥にある反応炉を確保かまたは破壊を目的とした部隊であった。

 

だからこそユウヤ達などエコー艦隊の部隊は囮部隊としてアークエンジェルから発進していく。

 

そし一時間後・・・・・無事に佐渡島ハイヴは陥落した、本来ならば佐渡島ハイヴの下層部で十万規模のBETAに出会って、ハイヴ攻略部隊がこの物量で敗北する運命ではあったが、FAZZのハイメガカノンで大規模部隊を消し飛ばすことで攻略部隊は消耗らしい消耗は無くなっていた。

 

 

また同じく佐渡島ハイヴ内部に入ったヴァルキリーズの高性能機体に引き寄せられたBETA数五万も通常の不知火であれば、犠牲なしには突破できなかったはずが。

 

トルネードガンダムや不知火改の機体性能や武器性能によって、何とか五万の規模を処理することに成功する。

 

第四計画はあくまでもハイヴ内部の情報収集であり、戦闘行為もできうる限りしないように命令はされていたが、結果的に二つの目的をヴァルキリーズや白い牙中隊は無事に果たせていたのだから。

 

 

こうして佐渡島ハイヴが陥落した時間はくしくも、原作では佐渡島ハイヴごと佐渡島が消滅した時間であったのは運命のいたずらであるのは違いなかった。

 

その後すぐに火星軍が衛星軌道上に待機していた大量の物資満載のHLV合計五百機が佐渡島と新潟の付近の日本海に落下していくが、レーザー種や重レーザー種の攻撃が中国大陸付近のハイヴ三個から発射されたため、アムロとシャアがのるデュラクシールの射撃でハイヴごと消滅させていく。

 

しかも三個のハイヴをほぼ同時に消滅させたのだから、当然そこから現れるBETA合計一千万近くはたったの十分程度で消滅していくのを世界中の人間が目撃することになる。

 

ただし、その後すぐに三個のハイヴを攻略する時間がないためか一時的に放置されることになる、今回はあくまでも佐渡島ハイヴ攻略作戦であるためだ。

 

【H20:鉄原チョルウォンハイヴ】【H19:ブラゴエスチェンスクハイヴ】【H26:エヴェンスクハイヴ】は上層部がきれいに吹き飛んでいる事も大きかった。

 

だからこそかソ連や中華は火星軍にさっさと制圧してほしいと思っていたが今回の攻撃はあくまでも佐渡島付近がレーザー級に狙われたからこそ、その大本を排除する行動を火星側が示した程度でしかない。

 

そして日本大陸全体は三百メートル以上の高層ビル群をはじめとする電波塔の多くが復興目的として立てられることになる。

 

東京ではスカイツリーと呼ばれる用途は電波塔・展望台を作られることになる大体の高さは934mであり、かなりの大きさになるが、これが復興目的として作られている誰の目にも明らかであった。

 

 

モビルスーツや戦術機を使って建造しているために建造日数も少なく、約一年程度にも完成すると火星政府が正式発表で世界中に伝えていたのだから。

 

 

ただし横浜基地ではあわただしい、迎撃準備を始めていた、これは原作知識を知っているために、佐渡島のBETAが横浜基地に向かってくることは確定しているからだ。

 

 

これはハイブリッドイノベイターになったスミカが横浜基地の反応炉から色々と情報を抜き取っているために、オリジナルハイヴから指令もあり、佐渡島近辺に残っていたBETAおおよそ、二十万近くが地下からやってくる予定である。

 

ただし、三個のハイヴの上層部が消し飛んでいるために、それの修復作業の為に逆に佐渡島ハイヴの生き残りがそのまま行く可能性もあるために一応の準備を火星軍は行っていた。

 

 

こうして時間だはけすぎていく。

 

 

 

 

 

 

 



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ハイヴ戦後・・・そして軍事基地の建築中とアメリカの動き開始

遅れましたが 色々と書いてこのような結果になりました 

次の投稿は仕事の関係で結構遅くなります。 まことに申し訳ありません 


【H3ウラリスクハイヴ】の跡地には契約者の船と堂々と火星政府と軍隊が発表した【ラ・グランパ級】が五隻駐留していた、おまけに、その周辺にラー・カイラム級二十隻・ビックトレー級三十隻、ミディア級三百という形で、せっせっと跡地を軍事基地化を進めているほどである。

 

あの激戦からたったの一日しか経過してないが、それでも地球側の殆どの義勇軍と国連軍は今回のハイヴ戦の戦闘データが最重要と位置付けているために、それぞれの国戻っていくのは仕方がないが、それでも一部の国連軍や義勇軍は未だにこのハイヴ跡地に残って、火星軍の工作隊と共にハイヴ跡地の詳細なデータを一週間かけて取る予定である、

 

その為にどうして地上付近の片づけは、ハイヴ戦後に、ライノサラス部隊やFAZZ部隊のハイメガ砲に完全に一掃しており、その後残存放射能系も綺麗に除染作業は終えている。

 

実際にそれぞれのハイヴの周辺はBETAの進行によって山も山脈も川や運河なども綺麗に平になってしまった、人々が建築した建物は全てBETAによって資源として回収されてしまった結果、このまま基地を作るとしても、レーザー級の攻撃を遮るものがないことが挙げられた。

 

だからこそか、中国大陸のあの万里の長城のように、縦百メートル、横幅二百メートルの巨大な壁を全長二千メートルとしてレッドゾーン・イエローゾーン・ブルーゾーンとしてわかるように対レーザーコーティング剤を生コンクリートの素材の一部として、大量に使っている。これによって、コンクリートが乾いた瞬間に、対レーザーコーティング塗らなくても、レーザーに耐えきる能力を持つ、素材へと生まれ変わっている。

 

ただし同時に、この横幅の二百メートルの中は空洞になっており、その中にはモビルスーツ等を整備する施設があり、同時にこの二千メートルの巨大な横壁の上の部分は当然開閉システムのギミック付きであり、BETAこの壁に周辺に近づけば、上層部分が開き、中から大量の量産型ガンタンクの主砲合計一万機が現れて、大量の砲弾を近づいてくるBETAの軍団に浴びせること目的として作られている。

 

当然モビルスーツの発進する場所はこの横壁の裏口であり、そこから地下からエレベータを使って地上の出入り口から一気に戦力の大量展開が可能になっている、

 

また、この機構は同じ横壁二千mの地下と全てつながっている、最終的には現在ハイヴ跡地に一大軍事拠点と合流することになっている。

 

これは今後も地球のこの地域の天候不良によっては【最前線の横壁の砦】【前線の横壁の砦】【後方の横壁の砦】に対して、補給が難しくなることを懸念された結果、このような機構とシステムが作られることになった。

 

だが逆に迅速にほこうが可能である点や、最前線から撤退する時に使うこともできるために、その後Sー11要塞消滅用を百個以上使い完全に地下の通路や要塞周辺も巻き込んで爆破消滅させるプランも当然あるし、それがあることを前提に三個の【横壁の砦】は現在も進行中で作られている最中である。

 

その護衛として、大量の艦艇や契約者の船などが大規模戦力がこの地域にとどまっている、

 

一週間が経過して、今ではミディア級が自らのコンテナ部分をハイヴ跡地周辺にどんどんとおいて、コンテナその物が自走して、いくつかのコンテナがそのまま合体すると、略式の格納庫になっていく、実際にこのようにコンテナが格納庫になっているのは、やはり寒冷地仕様のジェガン部隊やギラドーガ部隊がハイヴ跡地の周辺をパトロールする時の整備拠点が必要であると意見や、そのコンテナの中に様々な補給物資があり、対地レーダ-や周辺用のレーダーサイトなど、様々な品物が入っている。

 

 

これをギラドーガ部隊やジェガン部隊や契約者達が直接自らの機体にレーダーサイトのコンテナや対地レーダー用機材をもって、パトロール地区に設置したり、徐々にレーダーサイトが感知できる所を増やしている。

 

 

その間は基本それぞれの母艦が機体整備の拠点になったりする、特に新しい契約者の船はその大きさもあり、物資の豊富さもあるためか、母艦内部に普通に男女分かれた、巨大な風呂場が設置されている。

 

 

これは戦闘の時は流石に水は抜かれているが、今のような使い方であれば、普通にこの風呂場がそれぞれのパイロットの憩い場として使われている。

 

 

だからこそか、黒髪でスタイルがいい【ベアトリクス・ブレーメ】の胸の大きさはある意味でこの隊の中ではおそらくアイリスと同じかファムより若干上程度でしかないが、それでも同じ隊の胸が特に小さいカティア・ヴァルトハイム、アネット・ホーゼンフェルト、キルケ・シュタインホフはテオドールの子供を産んだ影響で若干、胸のサイズがワンサイズ上がっているが、それでも彼女らの胸の大きさは現在もCプラスカップ程度しかない。

 

 

その為か普通に彼女達三人以外は胸が風呂場で浮いているのだ、だからこそか余計に三人組は嫉妬してしまう、

 

「私も・・・・・もう少し胸があれば・・・・旦那様は・・・・もっと・・・・」

 

「私も、もう少しあれば・・・・テオドールに色々とできるのに」

 

 

「私だって・・・・スタイルはいいのに・・・・それでもこの人たちは胸が大きいわよ、なによこの大きさは」

 

 

上からカティア・アネット・最後にキルケである、グレーテルは何気にDカップ程度は有ったりする。

 

彼女も元はCカップ程度しかないが、それでも子供を産んだ影響でやはり胸のサイズがDカップになった事だろう。

 

「なにをいうお前達・・・・・私もこのサイズの胸になったが・・・・アイリスたちの胸の大きさの利点等を踏まえるとやはり、前と同じ胸のサイズがいいぞ、ブラのサイズも色々と合わせるために新しいのをかわないと いけないからな、それにつまらないブラのサイズや色や柄を着ているとテオドールとデートの時に色々と困るだろう」

 

 

グレーテルは何気に冷静になつているが、これは火星軍がまだ来てない時に自らの基地内で、ビールを飲んで酔っ払った上で、散々アイリスたちの胸のネタとか愚痴で言っていた人物とはとても思えないが、それでもやはり年齢を重ねたぶん精神的にも色々と落ち着いている、特にテオドールと結婚しているために、本当に精神的にも肉体的に成長しているのはグレーテルと言える。

 

 

アイリスも自らの胸の大きさとかたちの良さ、ある意味で納得はしているが、同時にここまで同性に言われるとはしかも同じ男性を好きになって結婚した上で、同じ男の娘も生んでいる。本当に充実している人生であると思っている。

 

 

『こんなにも平和になっているなんてね・・・・マーク閣下も一年間ほどは、この場で待機といっているから、多分寒冷地などの運用データや戦闘データが欲しいでしょうね・・・・どのみち残りハイヴは両手に数える程度しかないから・・・・本当は私は・・・あの時死ぬはずだった・・・統一ドイツには私の様な過去の遺物は・・・いらないと思ってたんだけどね』

 

 

ベアトリクスにしてみても似たような考えである、このような風呂の中でも次の戦いに向けて、色々と考える事をしている、これは彼女が今でも統一ドイツ政府で唯一の警察部隊出身という位置づけである為である。

 

 

『シュタージは滅んで結構な時間は立ったけど・・・・私がが継いだ・・・夢は叶った・・・・しかもBĒTA大戦もそろそろ終わりを見せるとなると・・・・契約者制度がどこまで続くかどうか・・・』

 

 

当たり前であるが、リィズとベアトリクスの2人はシュタージ出身である、彼女の部下も丸ごと契約者となっているために、統一ドイツは過去の彼女たちの経歴を抹消している、罪の執行など超法規的にやめている程度に過ぎない。

 

だからこそか、彼女達の部下はよりハイヴ攻略戦やハイヴから出てくるBETAの軍団規模を新型機でどんどんと駆逐している。これによって火星側に自分達の利用価値を示したうえで、なんとかこの制度を続けてほしいと何度も何度もマークが佐渡島にいるときに交渉をしているが、そもそもマークや火星側の上層部はわざわざこの契約者制度を止めるメリットが少なすぎるのだ。

 

 

月のハイヴ攻略戦がいまだに残っているために、契約者制度を早々に打ち切ると言う事はしないが、それを一部の現場の人間達には言わないようにしているのだ。その方がいい戦闘データがとれると思われるためである。

 

残りのハイヴは【H2マシュハドハイヴ】【H1喀什カシュガルハイヴ】【H6エキバストゥズハイヴ】【H7スルグートハイヴ】の四個だけになっているためもある。 

 

 

実際に6と7をさっさと落とせばいいと思っている国々もあると思うが、地形上など様々なことも含めて無理になっているが。

 

それでも今回の事で6と7のハイヴ攻略作戦のメドはほぼ立ち始めているといえる国際情勢になりつつある。

 

いい加減に各国もそろそろBETA大戦を終結を目指して動いている時期でもある、すでに戦術機から一部の各国の軍部は、戦闘機に兵器更新などを行っている、またルシファー計画も大詰めになっており。

 

本来の世界ではスサノウ系列と呼ばれている機体になっている、超大型戦術機空母も米軍では開発が三年以内に終わる予定であるとはっきりと軍事関係者が戦術機開発部門にたいして、情報をもらしているのだから。

 

 

実際にエリア51ではすでに最終段階までは調整がおわっているが、やはり、元が量産型ガンタンクや量産型ガンキャノンについていた、通常のコンピューターを四個繋げて、無理やり処理速度など多くの問題点を一時的に克服しているのに過ぎないのだから。

 

だからこそより高性能コンピューターの開発が目下の課題であるのがアメリカ合衆国という国の本命である。

 

ゼロゼロユニットに匹敵する処理速度を持つコンピューターがあれば、地球限定で限れば、どこの国コンピューターなどハッキングなどをしたうえで、様々な情報を抜き取れると上層部は思っている。

 

現に、火星側の量産型ガンタンクとガンキヤノンのコンピューターをモデルに現実世界の2000年程度のスパコンレベルのコンピューターの開発にアメリカは成功しているのだから。

 

 

本来のマブラヴの歴史では、これほどのコンピュータを作れたのは白銀武が来た時点の一週目や二週目でもあったが、後に処理速度や様々な問題もあり、後にMX3専用のハードとソフトの一緒のパッケージとして売り出されハードコンピュータとほぼ同じ性能を有しているといえば、凄いことでもある。

 

 

G弾開発は確かに極秘に進んではいるが、その進行速度や派閥の大きさ、開発の力の入れ具合など、忠実より圧倒的に少ないことも影響していた、

 

さらには各国への支援物資や戦線への物資提供など多くが、火星政府の政策であり、アメリカ合衆国はその体力や物資提供能力を国外に使わずに済む分、より戦術機の開発やベース技術の開発に力を回せることもあり、止めに、火星政府が、ある程度の時代に合わせた技術をどんどんとノーリスクで技術提供していることで、このような結果に繋がっている。

 

 

どこの国も戦後を見据えており、それに向けた行動をとっている最中といえるのだから、だからこそか、戦術機の第一世代機の多くはすでに戦場からは完全に退役しており、予備パーツを含めて、生産は完全に中止、新規製造パーツなど作っていた生産ラインは完全に準第三世代機をベースに量産体制などがどんどんとアメリカ合衆国でも決められていた。

 

 

元々戦術機BĒTA対戦が終われば、無用の産物となる予定が、火星軍のモビルスーツの活躍で、どこの国の軍隊もある一定数は戦術機を確保した上で、運用など、数多くの戦術に組み込む予定になっているのだ。

 

つまり大軍縮を一気にやるのではなく、少しづづ明確にそれでいて、戦局に影響が出ない部分から徐々に、戦術機の生産も・開発も部隊数もへらしていくのだから。

 

それの一環で、ルシファー計画も含まれているが、同時にこの機体は300メートルを超えている上に、宇宙空間限定で使って戦える機体といえたのだから、ある程度の部隊数や戦術機の開発を中止にしてでも、開発は続投されることが、アメリカ合衆国の最高議会にて正式決定された。

 

ただしスピンオフ技術などについては特許を取ったうえで、一般大衆に流しても問題ないレベルに落としたうえで、初期投資分の資金回収を熾烈と企ているあたりは、流石アメリカという事でもあった。

 

 

戦後復興も戦後にテロを起こすやからは一定数いるとFBIなどの諜報部からも情報も上がっているのだから、ラプターを含めて今開発が終わり量産体制が整いつつある、第三世代機部隊を作り上げて、対テロユニットとして、アメリカ側や同盟国に派遣する予定になっていた。

 

その為かあと3年以内にはアメリカが作っている一部の戦術機【第二世代機】の生産も完全に終わらせたうえで、整備部品をはじめとする一部パーツのみは2000年までは行うが、それ以降は一切行わないと、アメリカ合衆国は国連議会をはじめとする、各国の記者を集めてわざわざ報告するほとでもあったからだ。

 

確かに最終的な運用面や整備面などのコスト面で言えば、第一世代機・第二世代機は完全に生産をしなくて、第三世代機を中心に量産配備した上で、多少の性能を落とした、第三世代機を各国の売りつけるだけでいいのだから、むしろそっちの方が色々とアメリカとしては一番やりやすいのであるが。

 

それが今までできなかったのは、ハイヴやBETAと戦っている最前線基地や国家などでは、高い調達コストの戦術機の機体よりも安くて1ダース分同じ値段で買える第一世代や、カスタム機の方が安上がりといえたからだ。

 

 

だが、それでは今後の戦局を考えると色々と限界に近いことはアメリカは良く知っていた、それに時間も一年間以上は猶予はあるとわかれば、そろそろ本格的に色々と切り替えるのは仕方がないことでもいえた。

 

 

 

 

 



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外伝トータルイクリプスの世界に飛ばされた火星軍1話

この作品はもしもし柴犬の世界ではなくトータルイクリプスの火星に初めて飛ばされてしまったら、そのような妄想で描いています、 その為後に出てくるオリジナル機体をはじめとする多くの機体などは一部登場しません。


作者の復帰作となります 時間が多少できたので、書いていた物を投降します。 




1998 1月1日 日本、朝鮮半島撤退支援作戦・光州作戦発動を開始する、同時刻、日本帝国軍は近衛軍の一部も実戦経験が欲しい目的もあり、この作戦に投入することを決定する。

 

国連軍と大東亜連合軍の朝鮮半島撤退支援作戦に。

 

その為か、近衛軍では急遽武家に属している一定年齢に属している、男性女性問わず、近衛軍訓練校高校に入学することになる。

 

 

その中には篁家等多くの武家では名前が通った家柄も当然参加していたのは言うまでもない。

 

 

そして光州作戦開始から半年後、地球圏において、宇宙空間で大量のコロニーを含めた宇宙要塞そして艦艇がステルス仕様で、地球のBETA及び、現状の国家間の情報を入手した上で。

 

地球方面軍を三軍に分けて、降ろすことが決定していた。

 

まずは、OZ系統とクロスボーン系統は欧州方面軍として総司令官はトレーズで政治・文官はロナ家やOZの中でも貴族のメンバーが多くいるために貴族の扱いは貴族という感じに任せている。

 

用意されている船は以下の以下の通りである、

 

ピースミリオン級五隻、グランシャリオン級20隻 ザムス・ガル級10隻 

 

モビルスーツは【Gユニット】【サーペント】【ビギナ・ゼラ】 【ベルガ・バルス】 【ダギ・イルス】の五機を中心にモビルスーツ部隊が合計30万機ほど大量生産されることになった。

 

特にGユニットの武装の一部にはウイングガンダムのバスターライフルを装備した上で5発撃ってもその威力や反動で機体が壊れないほどの機体強度があるのは、ある意味これを作り出した某博士の技術力が強いと言えたが。

 

一部で【トールギス系統】や【ガンダムエピオン】をはじめするガンダム系統や専用機も作られているが、それは主に2つ名付きのパイロットやトレーズをはじめとする原作パイロット達が求められた結果作られたことが大きい。

 

 

次にインド方面軍はジオン系統に統一した方が色々と好ましいことが火星議会内部でも決まっており、火星政府の威光によって、多くのジオン系が合流することになった。

 

 

これによってジオン派閥は色々とややこしいことになっているが、それでも補給の心配がないのが、火星政府の力量とも言えていた。

 

同じくベクトラ級五隻 サダラーン級20隻 ムサカ級50隻となっていた。 

 

次にモビルスーツの大半はギラドーガ系統であり、 エースパイロットには【シュナンジュ系統】をニュータイプに【サザビー系】かまたは【クインマンサ系統】か【キュベレー系統】のいずれかになっていた。

 

量産総数はやはり五十万機程度あり、大半がギラドーガ系統にまとめられているは仕方がないことでもある。

 

 

最期にアジア方面軍はロンドベルに一任されていた、ここは連邦系でまとめられているために、

 

艦艇の数はシンプルであり、主に2種類で運用されていた、 戦艦級は【ラー・カイラム級】500隻 巡洋艦クラスには【クラップ級】1000隻と完全に分かれている。

 

一部の規格外艦艇として、【ドゴスギア級10隻】と【ネェル・アーガマ級10隻】【リーンホースJr級10隻】は生産されていた。

 

これは後に一部の艦艇は契約者の船として利用するために追加生産された艦艇数も含まれていたからだ。

 

補給艦艇は一律として、【コロンブス級改50万隻】 【ドック艦ラビアンローズ級30隻】となっていた。

 

ここまで量産した艦艇の多くは【各コロニー】や【宇宙要塞】または地球方面軍に対する補給物資を運ぶための船であるからだ。

 

そして量産型モビルスーツは【FAZZ】 【ガンダムF90】 【Zガンダム】 【ジェガン】の4機種を中心に量産体制が取られていた。

 

主に大量のBEATを早く倒すために、大火力が必要という事もあり、【FAZZ】が五万機 エース系にはガンダムF90を同じく2万機 Ζガンダムは主に宇宙警戒用であるために、パトロールシフトも含めると十万機 【ジェガン】は50万機ととんでもないほどの数になっていたのは仕方がない。

 

 

元々は連邦系モビルスーツパイロットの数が数なのでどうしてもこの数になってしまうのは仕方がない。Vガンダム時代までの連邦系が集約しているのだから。 

 

一部の特殊なパイロット達にそれぞれの当時の時代で活躍した専用機をそのままV時代の技術力で再設計した上で、特殊量産機の位置づけで、【アムロ・レイ】【カミーユ・ビタン】【ジュドー・ア―シタ】をはじめとするガンダムパイロット達はそれぞれの専用機を貰って完熟訓練を行っていたりもする。

 

 

また契約者用に機体を用意したのは、マーク総司令官がおなじみの機体であり、【トルネードガンダムのバージョンアップ機】を千機程度用意していた。

 

それはこれが初めのBĒTAとの戦いであるからだ、確かに映像として見ていたが、まさか自分がマブラヴ世界にしかもと時系列的にはトータルイクリプスの帝都燃えの少し前の時系列から地球介入すると想像しなかったしな。

 

だからこそか、本編では10年間という準備期間が与えられていたが、この世界では違っていた文官より、制服組の一部トップとしてゴップをはじめとする政治をつかさどる連中が色々と教育をしている最中でもあった。

 

またこの契約者制度は何気に火星制としても受け入れやすい方向でもあった、やり火星軍と名乗って地球のBĒTA大戦参加する予定である、信頼や実績作りとして、色々とやるとしても結局は自分達はよそ者でしかないことは、火星政府も火星軍もわかっている、だからこそ、地球側と色々と交渉して、一部の戦術機のパイロット達や訓練兵や適性試験に落ちた兵士達を【火星軍の特殊教導育成軍】として、主に地球側の戦術機との模擬戦をはじめする多くの目的やBĒTAとの戦闘に参戦など色々と役割がある軍隊として誕生する予定でもあった。

 

 

「てっきり、本編のマブラヴオルタだと思っていたからな、日本を含めて、各国に恩を売るように編成した結果、ここまで時間がかかり、半年間も準備に時間がかかるとはな」

 

「だが仕方がないか、・・・今からでも確か、中華戦線を含む数多くの戦術機のパイロットを助けられると各国に恩が売れるか・・・ただし戦術機のОSはこちらで色々と改造しないとだめか、原作見る限りでも二週目の白銀武がきて 作られた新型ОSとCPUユニットの変更など色々とあるけど、その程度ならば、第一世代機のジムかザクのОSを含めた周辺サポート機材一切を含めて、多少作り替えるだけでいいしな」

 

 

「確か地球連邦軍はアムロのガンダム戦闘データを元にジムのОSにサポートシステムを搭載したり、様々な戦闘経験を移植して、より高性能ОSに進化したからな、つまり日本で始まるあの戦術機計画で作られる【不知火弐型】を中心にこちらでより高性能に仕上げる方がいいか」

 

 

「だとすると・・・契約者システムで縛ったうえで、日本政府並びに国連を通して、こちらが主導の戦術機開発基地を作るか・・・・ちょうどいくつかのハイヴを落としたうえで、外交交渉に入るように火星政府との指針ともあっているからな」

 

 

こうしてマークは地球方面軍総司令官としての立場として、ルナツー内部における総司令官の部屋で悩みつつ、三軍方面軍のトップや火星政府と火星軍と共に色々と協力して、より具体的にこのマブラヴの世界も政治的に立てつつも、こちらの意見を通そうとする計画書を複数の所に出していた。

 

 

それから一週間後・・・六月19日 世界中は驚いていた、当たり前である、いきなり超ド級大型の空飛ぶ艦艇から大量の戦術機擬きをふくめた軍隊が欧州側のハイヴ四個【H12リヨンハイヴ】【H11ブダペストハイヴ】 【H8ロヴァニエミハイヴ】【H5ミンスクハイヴ】をたったの三時間以内で完全に墜としてしまったのだ。

 

この辺は流石に欧州方面軍総司令官であるトレーズの手際の良さともいえた。

 

「ことはエレガンにはこばないといけないからね、それにBETAは人としての尊厳も魂すらも消滅させてしまうものだ、モビルドールをより悪質といえるからね」

 

このようなことをいいつつ、やはりウイングガンダムバスターライフルが使えるのGユニットは色々と拠点攻略や大軍相手には使い勝手が良かったうえに、【ZEROシステム】使えるエピオンがあるのだから、もはやBĒTA側があわれというほどしかない。

 

 

そしてインド方面軍のジオン勢力も同じく【H17マンダレーハイヴ】【H16重慶チョンチンハイヴ】【H13ボパールハイヴ】【H9アンバールハイヴ】【H2マシュハドハイヴ】を3時間以内に落としていた、これには極秘決選兵器である、ビグザムを50機ほど5個のハイヴ戦線にそれぞれ10機づづ振り分けた結果でもあった。

 

ハイヴ上層部をはじめとする最初にハイヴからBETAを纏めてビグザムのハイメガ砲によって一撃で吹き飛ばすなど、色々とやっていることが大きかった、ハイヴ内部は基本的にギラドーガの大隊を複数に分けて潜っていくそのためにハイヴ内部に残っているBETAは雑魚掃除程度しかないレベルまで数が減っていたが、それでもそれぞれのハイヴでは最大で100,000程度は載っていたが、ビーム兵器を主体する多くのモビルスーツの火力の前ではその数も意味をなさなかった。

 

 

次にアジア方面軍のロンドベルは、【H19ブラゴエスチェンスクハイヴ】【H18ウランバートルハイヴ】【H16重慶チョンチンハイヴ】【H15クラスノヤルスクハイヴ】【H15クラスノヤルスクハイヴ】【H14敦煌ドゥンファンハイヴ】【H10ノギンスクハイヴ】を3時間で落としたのだ、主にネィル・アーガマ級をそれぞれのハイヴ攻略用に主に艦艇部に装備されているハイパーメガ粒子砲でハイヴ上層部をはじめとする数多くのBETAを纏めて倒すために。

 

 

支援砲撃はラー・カイラム級やクラップ級をはじめとする、数多くの艦艇からの砲撃でなんとかなった、レーザー級や重レーザー級がいなければ、空から砲撃でなんとかなるのがBETAでしかない、それに数多くのFAZZ機も投入されてその火力でハイヴ内部は綺麗に消滅していくのだから、G元素をはじめとするすべてのBETA由来の施設も含めてきれいに消滅した。

 

そしてそれを同時生放送としてすべての地球圏の電子機器を一時的にジャックしたうえで生中継をしていたのだから、世界中の人間達は同時に恐れを感じた上で、その後に出てきたそれぞれの方面軍が地球全体の外交問題に発生していく。

 

 

当然日本も例外ではない、確かに国連極秘の第4計画によって、日本の発言権や一時的に戦力が増えたことにはいいことではあったが同時に、ロンドベルが最初の交渉として位置データを世界中にしめしたのが佐渡島であったことが、日本帝国や近衛軍にも色々と悪影響を及ぼすことになった。

 

 

そして色々な交渉から3年の月日が経過した、結果としては、ここ3年間の間に火星軍と協力として【オリジンルハイヴ】と【H6エキバストゥズハイヴ】のハイヴ以外は全て攻略されて、ここにきて、対BETAの最戦線の場所がどこなのか、火星軍の協力下で、現在は新国家樹立をする国々もあれば復興中の国々もあるが、やはり一番大きいのは

 

【H15クラスノヤルスクハイヴ】【H14敦煌ドゥンファンハイヴ】【H13ボパールハイヴ】【H2マシュハドハイヴ】【H3ウラリスクハイヴ】【H7スルグートハイヴ】の6個の元ハイヴ跡地には現在火星軍の地球方面軍は一大軍事拠点として作り上げて、それぞれの基地から5キロm前進したところを中心として、巨大な万里頂上擬きを建設して、そこを絶対防衛ラインにしていたのだから。

 

 

いくら火星側の技術で一大拠点を作ったとしても、レーザー級がいるために、簡単に狙撃されてしまうおそれがある、それの対処策として、古代中国で作られた万里の頂上という巨大な城壁を横作り続くて国境線と同時に最前線の防衛ラインとして作り上げたこと、それを習って【オリジナルハイヴ】と第6ハイヴを六角形の形で封じるように三年の間コツコツと作り上げている

 

 

波にこれだけではない、同じような城壁が三キロメートル地点 一キロm地点にそれぞれ間をあけて作られており、その間にはビックトレー級を中心として砲撃打撃軍が展開している主に量産型ガンタンクを90万両としてきれいにそれぞれの間に30万両を配備した上で、定期的にオリジナルハイヴや第六ハイヴに対して定期砲撃をおこないつつ、BETAの間引きをおこなっているが今の火星軍の現状であり。

 

 

これは火星政府が地球側のそれぞれの国が抱えている難民問題な滅んだ国の再建などそっち方面に力を入れていることがうかがえる、これはマークがトータルイクリプスの世界を知っているために、難民問題をいち早くテコ入れした上で補給物資をはじめとする様々な物で人が餓死や病気で死亡しないように、しなければ【キリスト派閥】と呼ばれるテロ組織が色々と邪魔をしてくると分かっていたことも大きかった。

 

 

また契約者としてなった者達の中には洗脳や薬漬けや、条件づけによって簡単に火星軍に対して色々とテロ工作する可能性が高いために、契約者となった者達はもれなく、一か月間の間は宇宙世紀の科学技術を使ってほとんどのマブラヴ世界側の隠し工作員の排除をおこなっていたりもする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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外伝トータルイクリプスの世界に飛ばされた火星軍2話

篁唯依中尉の階級が大きく違っていますが、それは色々とあった結果です、また本編の部隊名を使っていますが、部隊の人事も結構変更なっています。

この日本帝国は一回もBETAに本土を蹂躙された歴史がありません、そのため世界人口として結構大きいです 大体 一億三千万人は普通に佐渡島を含めた日本人の総人口です。




【篁 唯依少佐】【山城 上総大尉】【雨宮大尉】【甲斐 志摩子中尉】【石見 安芸中尉】 【能登 和泉中尉】 以上のメンバーが本来の日本近衛軍戦術機開発部門に所属している一部の中隊である【白い牙中隊】であったが、三年前の火星軍の介入によって世界中の戦後戦略構想が大きく変わったことが、大きかった

 

特に戦術機基本的には、地球上で活動するために作られている物であり、月や火星の奪還にはまた別の手段を用いようと考えていたりする、一部の各国は必要最低限の戦術機大隊以外は全て通常兵器に置き換えるのは仕方がないことでもあった。

 

それは主にG弾の運用でハイヴを吹き飛ばしたうえで、勝利した結果だとしてもだ。

 

それが今では火星軍の介入でオリジナルと第六ハイヴ以外は全て土地の奪還に成功した上に、放射能徐機装置や重金属関係の汚染も火星政府が何事もなくきれいに徐機したした上でコロニー開発技術で色々と緑化プロジェクトなどが行われていたが同時に、色々と厄介事もあった。

 

 

それが戦術機の第一世代機や一部の第二世代機までの大半が性能の不足が露呈化した事が大きかった、また契約者制度によって契約者の明確な立ち位置【外郭新興部隊/火星軍独立機動艦隊・教導部隊所属】という立場が政治的にも色々とバランス感覚が火星政府と火星軍の方が一枚も二枚も上であった。

 

 

つまり彼らが乗っている機動戦艦の大半が、【リーンホースJr級10隻】と【ドゴス・ギア級10隻】の混成艦隊であったからだ。

 

特に主に三部隊に分かれて行動することが多い、実際にこの部隊に近衛軍に入る前から契約者として訓練校を卒業した篁唯依達が【日本帝国政府】と【近衛軍】との間の政治的なバランスの結果三年前から、契約者として最前線でそれぞれの専用機と化した【トルネードガンダム武家の色付きタイプ】に搭乗して今日もオリジナルハイヴからのBETAを【元H14敦煌ドゥンファンハイヴ】現在では火星軍最前線一大軍事拠点【敦煌軍事拠点】を中心に【旗艦リーンホースJr級一隻とドゴス・ギア級二隻】で間引き作戦を終了して、旗艦の格納で自らの愛機をよりよくするために整備士等に篁唯依はなにかしらの意見をいっていることが多かった。

 

 

「ですから・・・確かにトルネード・ガンダムの武装は強いのは分かりますが、現状では中隊規模で当たらないと五万規模を三時間以内倒すのは難しいです、できればハイメガ砲や点では面制圧がより可能な武装の配備を」

 

 

それはだれもがわかっている事ではあったが、なにげに難しいこともある、特にトルネード・ガンダムはVガンダムと同じ程度を有してはいるが、それでも色々と問題を抱えている機体でもあったからだ。

 

「わかっていますよ篁少佐・・・俺達整備士達でもハイメガ砲やFシリーズの換装装備のビーム・ガトリング砲二門を装備させたいんですよ、ですけどね、時間とか色々と取れないですよ、実戦で使うわけにもいきませんし、テスト部隊を使ってその成果をもって他の契約者達にも反映させるトルネードガンダム強化プランは有りますけど」

 

整備達もわかっている事ではあるが、彼等としてもここにいるのは日本帝国軍・近衛軍から選りすぐりの人選で選ばれた整備士達でもある、つまりかられも契約者として火星政府として契約してガンダムタイプの整備をするために必死になって色々と勉強しつ現場に出て白い牙中隊の機体の整備を担当しているのだから。

 

だからこそ時間も人材も足りないことは分かっているが、それでも外から人材を入れることはできない、元々整備士連中を入れるのにもしても一国の人数が整備士含めて、五百人と明確に決められているのだから。

 

それをわかっているが、やはり篁唯依にしてみても歯がゆいのは仕方がないだからこそこうして整備士達に色々と現場の不満や自分のやるせなさをぶつけるしかないのが実情であったが。

 

 

「それは・・・・・そうだか、だが三年も経過しているんだぞ、最前線は我々火星軍や契約者の部隊が主に中心に間引きをしている、後方や最前線国家、最後方国家はなにをしているんだ」

 

そこに現れたのは、副官の一人である山城上総であった、若干あきれたような感じでこのような言葉を篁唯依に言う事の彼女の仕事なのだから。

 

「やめなさい、唯依姫・・・あなたもわかっているはずよ」

 

「ですけど・・・ですけど・・・」

 

「私達は中隊で動いています、だからこそ役割に応じた武装を自らの機体に装備して戦っています、確かに【ユイ】あなたの機体はスタンダードタイプの性能向上型ですけど、私狙撃特化タイプですよ、ビームライフ・ビームガトリング砲、ビームガトリングライフル、ビームキャノン、ビーム・バズーカ、ビーム・サーベル、ビームダガーを複数装備できるわけありません、機体のジェネレーターの出力もあります、特に私達の機体は空を飛び、普通にマッハ1程度は軽く出せます、推力もありますが出力もある程度は機体特性としては元々は【高機動タイプ】として作られているのは【ユイ】あなたもわかるはずです」

 

 

「それはそうですけど、でもやはり3万の以上の数相手に毎回毎回六時間程度の時間をかけて殲滅するのはどうしても・・・・・・」

 

 

「それはわかりますが、だからと言って、整備の方々に当たる必要はなくてよ、彼等だって必死に整備してくれるからこそ我々は最前線で戦えています」

 

実際先ほど上総が唯依姫と言ったのはある意味で彼女をいさめるために言った言葉である、

 

【いつまでも姫のように扱われていいのならば、そうやってだだをこねなさいと】

 

そのような意味も言葉に乗せて唯依本人に言っている、それを言われる唯依もわかっている、だからこそきちんと色々と理由を言ってみるが、やはり現場の彼らも正直勉強も含めて色々と大変であるのは仕方がない。

 

「それに火星軍の方々のエースパイロットやベテラン部隊を引き合いにして、殲滅する時間をより早くするのはやめなさい、確実に私達が配備された場所で確実にBĒTAの軍勢を殲滅すればいいんです」

 

はっきりと言って、火星軍の戦力の一部は現状宇宙空間に戻っている、特にロンド・ベルはラー・カイラム級五隻、クラップ級20隻まで艦隊戦力は低下している。

 

代わりにFAZZがそれぞれの持ち回りの元ハイヴの上に作られた、アジア方面軍の一大軍事拠点三点に戦力の分散配備をおこなっている、ジェガンも三第拠点を含めて六万機程度しかない。

 

実際に量産型ガンタンクの整備の方が圧倒的に重要であるのはどこの火星軍の基地内部では当たり前である、なんせ数が数であるために色々と整備計画を緻密にする必要があったからだ。

 

 

インド方面軍はベクトラ級一隻とグワジン級五隻でギラドーガを一万機、代わりにビグザム六機を中心になんとか、特にオリジナルハイヴからの間引きしたBETAの大軍勢その数百万をたった三時間できれいに消滅させているのだから、その辺を引き合いにしても仕方が仕方がないとは誰だってわかっているはずではあるが、その辺の政治来な理由や戦力配分などは篁唯依はここ三年間の間ほぼ最前線で間引き作戦で頑張っていたためにどうしても、戦闘力は上がっているが、政治的な駆け引きがだいぶ苦手な指揮官となってしまっている。

 

 

その辺に補正は山代大尉や雨宮大尉が行っており、色々とこの中隊をなんとか回している程度でしかない。

 

最期にĒU方面軍のOZ軍は綺麗に戦略と戦術のうまく使い分けて、また機体性能も圧倒的であり、三時間以内に第六ハイヴとオリジナルハイヴの合計二百万程度の数を綺麗に消滅させるほどであった。

 

ここも同じくグランシャリオット級二隻と陸上戦艦十隻の艦艇及びガンタンク一個師団以上【二十万両】を戦力配分した上で地上戦力とモビルスーツの戦力で無事に倒せているのだから。

 

 

それになによりも実際に【甲斐 志摩子中尉】【石見 安芸中尉】【能登 和泉中尉】3名の中尉は2001年4月の間引き作戦において、トルネード・ガンダムを中破させたことがあり、全治1か月で病院に入院したことがあるために、どうしても唯依にしてみれば一歩自分達のカバーが遅ければ、いや日本近衛軍から2年前に渡された、篁唯依専用の武御雷をベースとして作られた、【火星軍特別仕様の武御雷】だったら、今頃戦友を3名失っているとはっきりとわかっているからこそ、色々と篁唯依の焦りがあるのは仕方がない。

 

そしてそれに伴い、山城上総も雨宮大尉もそのことを知っているからこそ、色々と便宜を図っていたりもあるが、それがかえって、篁唯依の枯渇にもつながっている、

 

 

篁唯依の怒りは最もではあるが、同時にそれは難しい注文でもあるのは仕方がない、この六角形の防衛には国連も他の国家も現状はほぼ参加はしないように火星側意図的に政治的に国連議会を通すことで調整しているのだから、これはキリスト派閥が何気に多くいることでマークを含めた多くの火星軍は足止めを食らっている感じてある。

 

 

難民救済組織は自然消滅したのは言うまでもない、元難民になった人物の多くの国々が新規に新しい国を立ち上げたり、復興するようにこの三年間は火星政府が火星軍に頼んで意図的に百億人が一年間暮らせるレベルの物資を大量に三年間の間ほぼ無償の近い形で各国に大量にばらまいていたのだから。

 

 

特に日本帝国には佐渡島を火星軍の地上の一大拠点の一つして貸し出す契約のために【初代ガンダム大将軍】【二代目ガンダム大将軍】の二機を天皇家に譲渡するようにしたのだから、

 

特に初代の方は剣・勾玉・鑑の名前がついた武装があるために向こうに渡すときには【天照・頑駄無】として名前を日本風に変更している。

 

二代目はガンダム大将軍のままにしているのはこれは【政威大将軍殿下専用機】とするためにわざと天皇家に譲渡する時にこのような契約を結んで譲渡しているのだから。

 

ちなみに他には佐渡島の貸し料として一年間に500兆億円として日本帝国政府に財源を渡している。

 

 

このことはĒU政府とインド政府にも同じ数の財源として渡しているのは、色々と政治的な先を見据えた行動でもあった。

 

そんなことも知らないここのメンバーはまだ格納庫で色々と今日のBETAの間引きについてのどのぐらい、この兵装を使ったとか、接近戦ならばこの兵装が一番役に立ったとか、あとは篁唯依が整備達にわびと色々とPXから物を買って送ることになったりしていた。

 

 

時は少しだけ進み2001年6月19日、午後19時30分頃

 

その頃、一方日本帝国議会において、不知火及び武御雷のバージョンアップ機及び、機体性能、量産・整備性の向上計画【第三戦術機性能向上・及び生産・整備性向上計画】が立ち上がろうとしていた。

 

 

 

「ではやはり我々の技術力では、純粋性国産機という意味での性能限界機は紫の武御雷となりますか・・・例の火星軍特別仕様機の武御雷は全部で12機は有りましたが、それに乗っているは3年前に近衛訓練校を卒業したての新兵だったはずです、今は火星軍の契約者の立ち位置で主にハイヴの間引き作戦をしている情報は、簡単に入手できるようになりましたが」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・だからだ、火星軍が我々の機体をたったの1か月でコピーしてそれ以上の機体に仕上げたんだぞ、下手すればあれば第五世代機相当の性能を有しているのここにいるメンバーは誰だって知っているはずだ」

 

確かにそうであった、火星軍特別仕様機の武御雷は主に骨格フレームは第二世代機と同じであり、12機すべてにおいて【ウイング世界のガンダリュウム合金】をふんだんに使われている、内部機械もアポジモーターをはじめとする数多くする内部式バーニア系も色々とあり、いってみればこの武御雷は完全に皮だけ違うウイングガンダムと同じ性能を有しているのだから。

 

 

このことを知っているのはごく一部であり、篁唯依達をはじめとする契約者もこの真実に知らない、なんせもらった武御雷と同じ重さにしているのだから、山代家も篁家も開発系に属する家柄の者達ですから、騙されるレベルなのだから。

 

こんなことをしているのは、ひとえにマークがトータルイクリプスの内容をアニメで知っているからこそ、戦術機開発の時にユウヤに多少の指導はできるだろうという考えでもある。 

 

こうして日本政府が近衛軍も巻き込んで、現在戦術機の計画を会議で色々と決めているが。結局の所その開発を含めて実戦データの収集はどこでやるのかということも大きい課題であった。

 

これは各国も同じ状況に陥っている、実戦経験はBETA相手にすればいいと誰もが思うが、今は国連に大量の賄賂及び物資を流して火星政府と火星軍が事実上国連議会支配している状態であり、

 

各国もそこまで戦術機の新造開発計画や改修計画にお金や資源を人材を出すのは渋っているのは仕方がない。

 

状況がすでに戦後に向けて色々と動き出しているのだから、アメリカとしてもラプターの正式配備を1年の前に前倒して早めたりしている、これは火星軍の圧倒的な機体性能や軍事力で自国の発言力低下を恐れたアメリカ政府がG弾開発の資金を戦術機開発計画にシフトした程度でしかない。

 

 

また各国も丁度国連議会において、火星政府側がようやく周辺の準備などして、元H20鉄原チョルウォンハイヴ、今は火星軍の一大後方軍事拠点の側面を持つ場所で、火星軍のモビルスーツ及び各国の戦術機開発計画を火星政府主導で行いかどうか、ほぼ国連議会でも可決されようとしていた。

 

 

その名前は【XFJ計画】と呼ばれており、各国の戦術機開発分門としても、一部でもいいから火星軍のモビルスーツ、またか量産型ガンタンクの技術が手に入るなれば、戦後の戦いなど色々な駆け引きに使える判断したことも大きかった。

 

こうしてこの計画は国連議会の承認を得て、鉄原軍事拠点で戦術機の開発計画をおこなうことになった。

 

この計画は大々的に世界中に宣伝されて、計画の開始時刻は二か月後の八月10日からスタートすることになる、これに伴いソ連側はわざわざ火星軍の一部の軍事拠点を借りた上でそこを大使館と同じようにしてほしいと頼み込んでいた。

 

これはソ連が第三計画で手に入れた技術で作った、戦術機の衛士達をポッドに入れたり、色々と調節する必要があるのだから、わざわざ本国にも戻る手間を考えると妥当と言えたが・・・・

 

結果的にいえばこれは受理されるたたじあくまでも【ソ連の大使館と同じ面積】しか認めないと言う事であった、これはつまり、トータルイクリプスのように基地の一角まるまる借り受けることができなくなったことを示していた。

 

 

実際にソ連もほとんどの領地を取り戻しつつあったが、やはりその元から人が少ない上に一部の民族や国家をソ連側に引き込み自国民に以外を二級や三級にしていたこともあった事で、火星軍の介入後に手に入れたソ連になる前つまりロシア帝国と名乗っていた時の領土しか回復してはいなかった、これはそれ以下の属国は火星軍のと火星政府の協力の下で、自らの国を復興したり新しく作り上げていたことが大きかった。

 

 

その為かソ連の総人口は結局30,000,000人程度しかいないために、それ以外の国々が離脱したソ連は領土は回復したが、国家の体力回復や人口回復は最低限でも後30年以上はかかると言われている。

 

中華も同じであった、これはより悲惨になっている台湾を最初は国として認めていなかったが、今では同盟相手、いいや台湾人を中心に元中華の人種は数が余にも少なかった。

 

これは世界中に散って行ったり、最前線で中華お得意の派閥争いによって、ハイヴの数が20になるまで、その総人口がへ減りすぎた、一千人もいればいい方であり、これは台湾の人口も含めて数になっていた、だからこそ大陸ほどの復興は中華はほぼあきらめている、体力どころか人口がまず足りない、朝鮮半島の住人なんて500人もいればいい方であった、

 

つまり朝鮮半島人も中華人も台湾人も日本帝国に頭を下げないと色々と物資のやりくりが大変なレベルになっていたが、火星政府が来た上にBETAからも自国の領土を奪還したが、同時にそこに住める人口が圧倒的に少ない上に、未だに最前線に近い場所であることも大きかった。

 

 

だからこそ朝鮮半島の一部と北京中心に復興している最中であり、それ以外の権利など完全に破棄するしかなかった、これを火星政府が買い取り、正式に中華政府と契約書を結んで、北京から南下して、朝鮮半島全部が中華政府の正式な領土になっている、それ以外の領土は全て中華の領土ではないと正式な書類に残している。

 

ここまでしないと、少ない人口の国家などは逆に多すぎる領土の権利などに色々と問題が発生してしまうおそれがあった。

 

流石に総人口1,000,000,000人程度の地球なので、色々と領土の整理など含めて国連と各国、火星政府の調停作業が今の課題になっていた。

 

その問題解決の一環として、この各国の戦術開発計画であった。

 

 

そして時がすすみ始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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外伝トータルイクリプスの世界に飛ばされた火星軍三話

色々と考えた結果こうなりました アメリカ本土から元中華圏内に存在する開発基地に行くにはどうしても飛行機の距離がたりないし、燃料もないので、それに火星軍がいるので早々に他国のメンバーが簡単には入れない仕組みを作り上げた結果こうなりました。





【先進戦術機技術開発計画】本来であれば反オルタネィティブ計画主導を中心とした、主に国連軍が主導でアラスカにあるユーコン基地で進めているが、各国間の情報・技術交換を主目的とした国際共同計画で、通称「プロミネンス計画」諸外国からの新技術流入による戦術機開発・改造のブレイクスルー、設計思想の硬化防止、世界的な技術水準の向上などのメリットがある一方で水面下では諸外国への情報流出・機密漏洩の危険性、対BETA戦後を睨んだ参加国の政治的介入や、利益獲得を優先させる企業同士の妨害工作などのデメリットも生じていた。

 

国連が掲げる「東西陣営の協調」「人類の大団結」という理想にはほど遠い。また、計画章には太陽と人類初の戦術機・F-4のシルエットをモチーフにしたデザインが採用されているが、今回の火星政府がこの計画と同じことをしたことで、XFJ計画に地球中の国々が参加を望んだことで、ユーコン基地の存在意義が失われようとしていた。

 

当たり前だが、もはや世界中の首脳部はすでにBETA大戦の戦後を考えて行動しつつある状態である、そこに火星政府が新たに作った自分達の基地で大体的に世界中の国々戦術機の新規開発並びに改造計画を国連以外からも普通に情報として知ってしまえば、どうなるか後は誰だってわかる。

 

つまりユーコン基地は政治的な役割はほぼ終了した事になる、今後はアメリカ軍はソ連政府に対して一部の軍事基地などは、引き続きソ連側に貸し出している状態になるが、同時にここはソ連とアメリカ軍しか駐留しない場所となった。

 

実際に三年は経過しているが、三年程度ではいかに火星政府から大量の物資を貰ったとしても今までの人材不足、人口不足によって、ソ連の一部の中枢部はユーコン基地近くからは中々離れない、ここの方が色々と自然もあるし、何よりも政治的に色々と安心であるのは、知っている【レッドシフト計画】はソ連がつかんだ唯一アメリカ政府に対して色々という事を聞かせられる弱みであるからだ、実際にはラプターがユーコン基地より後方で極秘に作られた軍事拠点に最大で五十機は存在している、これはソ連の戦力がもしユーコン基地内に配備された戦術機一個師団以上の戦力で対処できなかったときの切り札的な存在であり。

 

レオン・クゼ少尉ほか一部のラプター部隊はこの基地に配置転換される予定である、だからこそユウヤも本来であれば、ここに召集されるべき実力と腕は持っているが、色々と問題があるために見送りされた結果でもいえた。

 

 

 

 

ジョージ・プレストン准将

【国連太平洋方面第3軍、ユーコン陸軍基地司令、米国陸軍准将】一番のババを引いた人物、現在はユーコン基地の司令官のままではあるが、実際には第二五世代機イーグルが約三百機以上は確実に格納庫に入っている主にソ連と戦う事やいざとなれば貸し出している基地一部を制圧するように、その為か陸軍が多くいるいたりする、FBIを中心として諜報部が設置されたりと、戦術機開発基地司令官として動いていた時期を嘆いている人物である。

 

 

 

 

クラウス・ハルトウィック大佐

国連軍が主導する『元プロミネンス計画』の最高責任者である西独陸軍大佐。かつては自身もヨーロッパ戦線で戦い、西独軍の戦術機部隊創立に尽力した。形式や感情よりも合理性を重んじる性格、その為かおとぎ話程度の計画第四、第五計画を嫌っている、火星軍によって地球上のハイヴが二つになり、祖国の土地も奪還して、今は東ドイツと西ドイツを一つにした統一ドイツ建国向けて色々と政治的にも、ユーコン基地及び元プロミネス計画の責任者の地位を使って各国と政治的な取引をしている人物でもある。

 

ハルトウィック大佐の秘書官 レベッカ・リント少尉

 

クラウス大佐の秘書官。秘書官としては少々過激な言動もあるものの、非常に優秀。大佐の理念に賛同している、実際におとぎ話程度のオルタ計画を知っていることもあり、第四・第五計画に疑問を感じている特に火星軍の登場によって残りハイヴが二つになってしまったことで余計に、第五計画、第四計画に疑問を感じている事で、反オルタ計画の立案者の一人である。

 

この二人は国連軍側がそのまま火星軍の開発基地において、一種のバランサーとして配置転換される予定であり、今はまだユーコン基地で引継ぎ作業を行っているそれが終わり次第、二人だけはマークの下について、XFJ計画の副指司令官とその秘書として活躍する予定である。

 

これはマークとしても、今回のテスト基地を作ったのは火星側がマークがどの立場で使える人材かそれをはっきりと見極めるためであり、背広組、現場組のどちらでいいか色々と火星サイドも悩んでいる、また地球側の戦術機のデータ、主に日本帝国からは近衛軍が作った【第三世代機の武御雷】のスペックを見て逆にこの程度の基礎技術しかないのかとか嘆いていたことでもあった。

 

だからこそマークが提案して技術力向上計画に火星サイドも喜んで採用した、ただし一部の技術だけは厳重に封印されることは決定していた、それがビーム兵器であった。

 

それ以外特に日本帝国がすでにレールガンの技術を着手している事からもある程度は解禁せざる得なかったことはあたり前である。

 

そして最初に日本帝国サイドからこの計画用に新たに譲渡された機体は現在の主力である不知火機である改造機をわざと渡したのだ。

 

実際に通常の不知火機は十分な活動能力を有している事からも、色々と困った機体になってしまった、【不知火・壱型丙】バージョンアップ機かまたは不知火系列の新しい機体を日本帝国サイドは望んでいた。

 

だからこそか、火星軍サイドがある程度の技術協力で作れる機体、弐型の設計図の開発期間はたったの1週間程度で開発は完了してしまったが同時に厄介事も発生しているそれが火星軍が新たに【戦術機用の新型ОS開発したそれ【新型OSXM3】を搭載機として生まれ変わる予定である、同時にそれを搭載することでシュミレーションでは各関節部分や推進剤など一部色々と変更することができてしまった。

 

だが旧来期と比べるこのOS搭載機だけでも性能が普通に30%向上することになる、逆に戦術機の方も【新型OS対応機】になればパーツも色々と変更なるが、それだけで従来機とは50%も性能アップするのだから、だからこそこの真実を知った火星政府と軍隊はこのОSを搭載させるためにも今回のXFJ計画の最初の計画として組み込んでいる、これによって今後BETA大戦でBETAによって食われる人々を減らす準備さえも火星側は行っている。

 

 

だからこそプロミネス計画の二人を引っ張てくることができた、つまり彼らにこの新型ОS搭載を今あるすべての国々搭載させるための政治的な取引の材料に使う予定でもある。

 

そうして時間だけは進みすべての引継ぎ作業が終わり、7月10日はクラウス・ハルトウィック大佐とレベッカ・リント少尉は無事に火星軍が作った元ハイヴの一大軍事拠点に着任した、それはマークはこの開発計画また軍事拠点としての総司令官の立場で迎えることになった。

 

「よくぞ、あのユーコン基地から我々が作った軍事拠点に来ていただいて、ありがとうございます、クラウス・ハルトウィック大佐とレベッカ・リント少尉」

 

2人に対しちゃんとした敬礼をすると向こうもそれに合わせて自己紹介を始めてくる。

 

「あの火星軍で活躍しているマーク中将閣下にお会いできるとなれば、あのような基地からもで、駆け付ける所存ですよ、これからも我々の関係も含めてよろしくお願いします」

 

「私も、ぜひこの火星軍が計画したXFJ計画を見た時から参加したかった一人です、お声をかけてもらえるとは思いませんでした」

 

実際に秘書官をして居なかったら、リント少尉の方は確実にこの軍事拠点に入れるほどの資格はなかったのは事実である。

 

現在もこの基地周辺をエコーズが三個師団を率いて、完全に諜報活動においては、地球上のどの勢力すらも近づけないようにしている、一部のパス持ちは別としても。

 

 

そんなわけで総司令官室でマーク閣下とクラウス・ハルトウィック大佐とレベッカ・リント少尉は色々な説明やある程度までなら色々な施設に入れるIDカードを含めた諸々を貰った上で、今はではクラウス・ハルトウィック大佐がよく知っているとある部隊から、三人の女性衛士を開発衛士としてなんとか、こちら側に来ることができるかどうか色々と調整段階を行っていた。

 

 

「なるほど・・・・火星側の技術サイドが作り出した新型ОSの実証機や現行機に入れて使えるかどうかのテストデータを取るためにドイツ側が使っている戦術機部隊の一部が欲しいと、そういうわけですね、マーク閣下は」

 

 

「ええそうです、特に・・・【西ドイツ陸軍第44戦術機甲大隊ツェルベルス所属】から三人ほど人材がほしいです」

 

これは、クラウス・ハルトウィック大佐はある意味で困ってしまっていた、確かに祖国で西ドイツ側のプロパガンダとして、最強の戦術機部隊として一つの部隊と世界中に宣伝してしまったことが、大きいからだ。それに同時にこの新型ОSの説明書をみて、また実際に動いているのを見ていると納得するしかない、戦術機特有の動かした後の確実に起きるである【あの硬直時間】の問題が【ほぼゼロ】であり、また複数の蓄積されたモーションデータの最適化、つまりより複雑な機動戦闘すらも新兵も可能になる奇跡のOSであるのだから。

 

 

それの実働データを動かしているのは、今の所日本帝国近衛軍所属の白い牙中隊のメンバーである、彼女達は久々の日本製の戦術機を乗って動かしていた。

 

主に【不知火・壱型丙】【武御雷山吹色仕様機】の二機を完全に戦術機として新造した火星制ではあったが、【彼女達、戦術機のテスト運用データ】だけでも恐ろしいほどの価値があるのはこの世界の住人であれば誰だって知っている。

 

だからこそエコーズによって徹底的に情報管理が行われていた、ちなみに彼女達の移動の辞令は6月25日によってマークが直に彼女達に渡したうえで【新型艦キャリー・ベースGジェネクロスレイズ仕様艦】に乗ってこの軍事基地について二時間後には【不知火・壱型丙XM3搭載機】と【武御雷XM3搭載機】に乗って様々なデータを取っていた。

 

残りのハイヴ攻略時にある程度の国連軍を中心に各国の義勇軍を連れていく予定であった、だからこそある程度の戦力のテコ入れは必須である、またこの計画によって新型改造機、または次世代の量産型戦術機の開発も同時に行う日本帝国側の資料もある程度は見せていることも、クラウス・ハルトウィック大佐を困らせている元凶である。

 

彼の祖国は色々と立て直しが必須であり、またその為にはある程度の発言権や戦力の向上を加えると、この計画はあたり前であり、必然性がもっとも高い計画であるのは火を見るのは明らかである。

 

結果彼は祖国に力をつけるためには必要な犠牲と割り切り、結果として、【イルフリーデ・フォイルナー中尉】【ヘルガローゼ・ファルケンマイヤー中尉】【ルナテレジア・ヴィッツレーベン中尉】の3名を【西ドイツ陸軍第44戦術機甲大隊ツェルベルス所属】のままにこの軍事基地に今の乗っている【第三世代機の専属テストパイロット】に決まった瞬間である。

 

これによりドイツ側は色々と火星側と取引をした結果、統一ドイツ政府がなった時には色々と便宜を図れるようにしてほしいことや後ろ盾になってくれることが極秘裏に決まった瞬間でもあった。

 

そして時間は過ぎていき、XFJ計画の中で決まっていた一つの開発プロジェクトの一環として【XFJ-01a 不知火・弐型 一番機 二番機 三番機】が複数機作られる。

 

特に日本帝国軍の次期主力戦術機開発・改造計画 火星政府が世界中の国々と協力として、色々な技術を渡して新しい戦術機・改修機・改造機を作り上げる計画【XFJ計画】の一環で開発された概念実証試験機、日本帝国軍の主力戦術機の稼働時間の少なさという欠点を克服するため、「不知火・壱型丙」の機体各所に火星製のパーツが数多く組み込まれている。

 

このうちに同盟国であるアメリカ側の企業の複数と提供することで、三番だけはアメリカ製で作られたパーツの多くを融合させた、原作に出てくるトータルイクリプスの一番機、二番機と同じ仕様に作り上げる計画になっている。

 

 

このためか、アメリカ軍サイドから、ユウヤ・ブリッジス中尉、この計画のメインテストパイロットとしてユーコン基地に配属される、これはやはり結局ユウヤは部隊内部どころで自らの出生に関わることでケンカをしたうえで、とある事故事件も含めて、結果として、アメリカ政府は優秀な人材ではあるが、同時にある程度の流失しても問題ない人材という意味で、ボーイング社のリクエストも飲み込んだことでなった政治的な人事であった、

 

ついでにヴィンセント・ローウェル少尉はユウヤと共に派遣されたアメリカ陸軍の技術少尉で、女好きで軽薄なように見えるが、ユウヤとの付き合いは長く、日系への偏見もない、火星政府主体の本計画にも積極的に自らを売り込んできた逸材であった、

 

彼は一種のアメリカ軍サイドがユウヤの暴走をなんとかして抑えるために派遣するしかなかった人材の一人であるが、こちらも同じく流失しても問題ではないレベルでもある。

 

だからこそか、今ユウヤは日本帝国の上空を軍用機で飛んで、一度補給や休憩のために、日本帝国内部に一時的に存在している、アメリカ大使館で用意してもらったホテルで最後の休憩をおこなっていた。

 

「けっ・・・・・・ここが日本かよ・・・・世界人口第三位の国で、一流国か・・・・」

 

ユウヤは帝国ホテルに入るベットで部屋の天上を見ていてつぶやいていた、ヴィンセントは逆であった、色々と見て回ることもあり、早々にホテルに荷物を置いて、日本の首都周辺で色々と遊んでいたりもする。

 

これはユウヤの事を思って色々とヴィンセントが行動した結果でしかない、またヴィンセントは日本の東京周辺を観光客として色々と東京周辺を見ているが、それも彼の性格によるものでしかない。

 

「ユウヤは今頃ベットに入ってなんか騒いでいるだろうなーーーでも俺も、今はこうして羽根を伸ばして最後の休暇を楽しみしかないか、火星軍が作った軍事拠点にいくとなれば、しばらくは外に出れるかどうかわからないからな」

 

確かに、現状火星側の軍事拠点に入った一部の軍人以外は基本的にはその者達が自国に戻ることはできなくなっているのは、アメリカ軍も周知の真実である。

 

 

そして、彼らが乗る火星軍が迎えによこしてくる、飛行機が船に乗らないと、彼等の軍事拠点にはたどり着けないようになっている。

 

 

それほど厳重のセキリティ―があるのが火星軍の軍事拠点であった。

 

無論その迎えに行く部隊はマーク自ら選んだのは、白い牙中隊であった、彼女達はすでにキャリー・ベースと共に自らの愛機である、トルネード・ガンダムを乗せた状態で、日本に里帰りをしていた。これはいわば、マークが彼女達に送った1週間の休暇も含まれていた。

 

 

特に篁家は、色々な意味で問題を抱えてはいた、それが篁唯依の階級問題も含まれている事は誰だってわかる事である。

 

実際に篁唯依の父親が近衛軍の第三戦術機【武御雷】の開発衛士の一人であったとしても、これは破格の待遇である、実際に【山吹色の武御雷】は日本近衛軍所属から火星軍所属に機体所属番号が変更されていた。この【武御雷譲渡の案件】も篁家が色々な問題を抱えている事にもつながっているが、それは日本帝国政府と近衛軍の上層部によって決定した上で一般大衆向けにアレンジされた情報でもある。

 

近衛軍の最新鋭機を手土産にして、手に入れた階級、それが【当時の篁唯依大尉】の地位であった、実際には火星政府と火星軍に近衛軍も何かしらの手土産が必要と感じた上で、決まった取り組みであるが、それを馬鹿正直に表に出してしまえば、色々と厄介なことになるのはあの時の日本帝国政府と帝国軍、近衛軍の上層部の意見は珍しく完全に一致していた。

 

主に戦時化の国の予算など人材様々なことで、日本帝国側は様々な国たいして、ある意味で無謀になりかけていた頃でもあった、特に国連軍に出張していた、日本帝国陸軍のあの時の最高司令官の一人が、独断で司令部を守っている戦力を一週間以内には動かそうしていたことが後に調査で判明していた。後に判明した最高司令官の一人は中将から少将に階級が降格していることもあり、帝国軍の一部の将校達がこの人事に色々と文句をいう事態にも発展していた、下手すれば日本国内で反乱がおきるかもしれない可能性も秘めていた頃である。

 

だからこそか、3年前に火星サイドから送られた天皇家専用の【ガンダム大将軍機】が日本側にしても近衛側にしても色々と都合がよかったことも事実であった。

 

当時の各国や国内に対してのアピールとして、新しい将軍を決める時期であった、その為か、この【ガンダム大将軍】という名前と、機体その物が大きな政治的、軍事的な付加価値が出来上がった、実際に火星サイドから手に入れた強力なガンダムの名前がついた機体を天皇家に譲渡したことは世界中の人間がもはや当たり前の情報として知っていた時だ。

 

だからこそ天皇家がその渡された機体を【日本帝国国務全権代行兼政威大将軍機】として世界中に知らしめることで、日本国内にいる武家勢力と帝国軍勢力の黙らせる【御旗機】として役目を天皇家は考えてそれを実行しただけであった。

 

その結果【煌武院悠陽将軍】が誕生した、これは色々と政治的な判断の末出会った、その為か妹の方は色々と手続きをしたうえで国連軍が借りている横浜基地に政治的な問題も抱えつつある種の人質の役割を担っていたが、同時にある手続きをすれば【煌武院冥夜】として名乗れる上に、妹してきちんと表舞台に出れることをいみしていた。

 

そんな火星サイドとの政治的な役割を担っていたのが当時の彼女達であったが、なんとかぎりぎり訓練校を出た瞬間に篁唯依は問答無用で近衛軍から大尉の地位を与えられた上で、日本側の契約者として火星側に彼女の親友とお目付け役と一緒に送り出されたのだから。

 

その後ハイヴ攻略戦後の功績もあったために、本来であれば、日本政府も近衛軍も篁唯依を含む彼女達の部隊【白い牙中隊】の階級を最低でも少佐にするべきという意見があった、つまり下手すると篁唯依はこの意見が通れば自動的に、下手すれば大佐ほどの地位に上り詰めることになるのは自明の理でしかない。

 

だが、同時に彼女達の年齢や部隊運用能力、政治的な判断能力を甘味した結果、今の地位に落ち着いたことが大きかった。

 

だからこそ篁唯依は今も山城上総大尉によって色々と政治的な判断や部隊運用能力など、ためされている、これは日本帝国政府と近衛軍上層部からの極秘命令であり、山城家がより日本国内で便宜を取れるように色々と彼女が交渉した結果としていえた。

 

 

だからこそか、ヴィンセントは気づかない、普通に観光客の一人として、東京タワーから見える景色に大いにはしゃいでいたからだ。

 

「まったく日本様様だぜ、こんなにも高い展望台を作ってしまうとは、本来であれば、これほどの鉄を有した展望台なんて、今の時代は全て解体されて、軍事関係に回されるはずが、ここまで美しい景色を見せれるなんて、本当にいい経験をしたぜ」

 

 

そう喜んでいるが、なにげに自分につけられている日本サイドの監視側の人々すらも騙そうとしていた。

 

『まったく・・・・・ホテルに入ったら問題ないと思ったら、部屋の中は盗聴器はなかったけど、壺とか絵画の裏とか、エレベーターの中に普通にあるからな、街中にはさすがにないけど、代わりについてきたのが・・・・なんか怖い女性が今も近づいてきたしさ』

 

そんなふうに考えていたら、とある人物に展望台でヴィンセントはいきなり声をかけられた。

 

「まったく騒ぐのはいいんですけどね、そんなにも珍しいのかしら、ヴィンセント・ローエル技術少尉さんは」

 

「おいおい今は休暇中ですよ、それに軍服も来てないのなんで知っているのかな、って・・・まさかまさか・・・あなたの様な方が自分に声をかけてくれるとは嬉しいですよ、火星軍所属の山城上総大尉どの」

 

「いまの私も休暇中です、たまには羽根を伸ばして故郷の日本に戻ってきましたわ、最前線で中々BĒTA軍勢相手では精神が中々にやすめませんしね」

 

「そうでしたが・・・ですがあなた様の様な大物が護衛も何し、祖国であっても、普通に歩いているなんて、誘拐でもされたらどうするんです?」

 

 

「それは心配すらもないですわ、だって今の私を誘拐する組織なんて普通はいませんもの、そんなことをすれば火星政府がその国、その組織に対して宣戦布告をして、火星軍を派遣するんですよ、どうあがいても確実に勝てない戦をする、組織がありまして」

 

「・・・それはそうですね、では自分に声をかけて理由は」

 

「そんなのは決まっています・・・私の休暇が明ければ、貴方達を含むゲストの方々を我々が乗ってきたキャリー・ベースに乗せて、戦術機の開発計画を進めている開発基地に案内する役目があります、今頃は、私のトップである、篁唯依少佐が、貴方の相方であるユウヤ・ブリッジス中尉に色々と説明をしている時間ですよ」

 

 

「あちゃーーーーーー、それはご愁傷さまです、特にユウヤは色々とコンプレックスを抱えています、特に日本アレルギーに近いほどです、今回のこの休憩もあいつが、帝国ホテルから中々でないのはそういうことですよ」

 

 

「・・・・知っていますだからこそ、私達の部隊長である篁唯依少佐には色々と世間的にも扱いずらい人すらも慣れてもうためにわざわざ、このようにしました」

 

『なるほどね・・・白い中隊の副隊長様は・・・色々と世間とか政治とか様々なことを部隊長に知ってもらいたいわけか・・・ユウヤは今頃手をだしてないといいけど、無理だろうなあの性格だからな』

 

そんな感じで山城上総はヴィンセントの資料を見て色々と納得した上で今回のこのような足止め役をわざとかってでる、実際に他の四名は色々とある上ためか、どうしてもこのような役割を演じる人物が出てくるのは仕方がないことでもある。

 

 

一方その頃ユウヤは計画の説明書など色々と持ってきた篁唯依少佐の話は聞いてはいるがその態度は色々と問題があったために結果的に、ケンカ別れをしてしまった。

 

 

「・・・・もういい貴殿の言い訳は分かった、そうやって腐っているがいい、私達が必死になって作った説明書もなにもかも読まないでアメリカが一番と言っているだけでは貴様はその程度の人物であると、自分の行動で言っているようなものだ」

 

「お前になにがわかる・・・・火星軍の所属で、今や世界中に知らない人はいない、トルネード・ガンダム専属パイロットの篁唯依少佐は・・・なにもわかるわけないだろうが」

 

実際にどつちもどっちであるのは間違いではないが、たがこの時のユウヤは色々と外に向ける視点なんてなかった、ただたんに自らの血筋と出生とそして今も元気にいる母親の中にいる日本人である父親の影を完全に心から排除したいとして思っているだけでしかないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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外伝トータルイクリプスの世界に飛ばされた火星軍4話

3年も経過しているので色々とキャラクターも成長して、結構大人びています。




フェニックス構想

米国・ボーニング社による既存戦術機のアビオニクス換装と追加パーツの装着によって第3世代戦術機に相当する性能を持たせるという、既存戦術機のアップデート・プラン。しかし、米軍の戦術ドクトリンではG弾の運用が前提となっており、戦術機は予備戦力的な位置づけで考えられているため、戦術機の開発・生産に割り当てられる予算が少ない中、低コストと高性能化の両立を目指して進めざるを得なかったという背景もあるが、アルゴス試験小隊で進められたF-15・ACTV「アクティヴ・イーグル」の実証試験では良好な結果が得られ、後に原作の「XFJ計画」と技術と併せることでF-15SE「サイレント・イーグル」が開発されることとなったが、現在では違っている。

 

実際にユーコン基地で【旧プロミネンス計画】に参加している国々のプロジェクトの名前ではあったが、人材や機材、そしてなによりも国元のテストパイロットチームが複数参加している、そのような人々の再就職先、基短期間で、XFJ計画をより完了するためにも、1からテストパイロットチームを再選考する時間がなかったのは実情で有ったりする。

 

その為か、アルゴス試験小隊はユウヤとヴィンセントを含む日本側や米国側の整備士達の選考が若干遅れている程度であり、それ以外は原作チームとして元々はユーコン基地で【F-15・ACTV「アクティヴ・イーグル」の性能実証試験機】を複数持つチームとなっているがそれでも旧ОSプログラムで動く代物である以上は結局の所、再び本格的に色々と再試験が追加される機体の一つになっている。

 

また日本帝国側も近衛軍から正式に武御雷のアップグレード要求もあった、実際に武御雷は作ったのはいいが1か月たったの、10機程度しか生産できない上に、ここの武家の要求性能スペックが存在しているために、どうしても整備性や機体共通パーツの圧倒的な少なさ等数多くの問題点がある、第三世代機に限れば最上級量産機の位置づけに近いが実際に外部からの視点でいえば、1点ものカスタム機を量産機として称して作っているだけでしないのが実情であった。

 

 

その為か現状の日本の国内は結構色々と辛かったりする、確かに火星側から1か月の佐渡島の賃料としていくばくかの資金が発生しており、それによってある程度日本国内の金回りはいい方ではあったがそれがいつまで続くのは、政治家連中、財政会の人々は先を見据えて、動く必要が出てきた、その結果が今回のXSJ計画の一端でもある、もう日本では第三世代機の練習機、【吹雪】と第三戦術機実戦型【不知火】の2種に絞って残りの第一世代機と第二世代機の予備パーツの生産や機体の生産は完全に生産ラインの中止を終えており、今はこの2種限定を絞って、補修パーツ等を生産ラインで生産している程度であった。

 

 

つまり、近衛軍が抱えている第一世代機の改造機【瑞鶴】と第三世代機の【武御雷】の2種類の補修用のパーツや新規生産は、日本側としてもやりたいくはない、そもそも近衛軍の数が圧倒的に日本帝国軍よりも少ないのだから、1種類に統一して、戦術機の運用などをしてほしいと思っているのが日本政府の実情であった。

 

だからこそ、今回のこの火星軍が出した戦術機開発・改造計画は日本帝国サイドにしてみれば棚から牡丹餅という諺があるように、本当にある意味助かったといえた、実際に日本サイドのアメリカサイドの戦術機側の技術トレードをした目的としてユーコン基地での戦術機開発計画があったが、それをサイドプランとして同時にスタートすることでアメリカ側もこの開発計画に引き込んだ【巌谷 榮二中佐】の先見の目があるといえた。

 

 

だからこそ余計に今回の議会は色々とあれても仕方がない、元々の目的が存在していた、それが【第三戦術機吹雪】の海外展開と共に、日本国内での調達コストの低下も目論んでいた。

 

実際に吹雪は確かに第三戦術機ではあるが、同時に日本帝国内部おいての立ち位置はあくまでも【練習機】程度しかない、つまり、陸軍・空軍・海軍の三軍がある程度吹雪の生産をしてしまえば、もはや作る意味はない、逆に補修パーツを細ほぞと作る程度でしかないのがこの機体の運命なのだから、

 

これは正式配備されている【第三戦術機不知火】と共通パーツはなんと驚きの80%であり、残り20%は実戦配備用のためにレーダーを含めて色々と変わっている事からも、ある程度の共食い整備が可能な機体になっていた。

 

 

だからこそ、今回の【不知火弐式の開発計画】と共に輸出用の機体として、実戦でも耐えれる、吹雪のバージョンアップ機も望んでいた、これは同時に日本帝国が作る戦後の戦術機部隊のハイローミックス計画にも食い込んだ計画であったからだ。

 

 

「ですから・・・海外に輸出用として作る第三世代機訓練機吹雪をバージョンアップさせて、実戦配備型として、ネパールやエジプトなど、ĒUにもドイツ側にも売れる機体を目指しています、それにより、工場作られる多くの機体とそれに伴い、予備パーツや整備パーツの多くの共通点を持つ【不知火弐式】の整備性と量産性の確立を目指しているのが、【裏のXFJ計画】です、ただし、これに伴い、マーク閣下を含めた火星側の上層部には説明が必要になりますが、それでいいでしょうか?」

 

 

実際に巌谷 榮二中佐の言う事はなにも間違いではない、もはやBETA大戦は終わりつつある、つまり戦後を見据えた行動をとる国家もいくつも出てきているのは、この議会に参加している軍部の上層部や政治の上層部、そして予算など計画の決定権を持つ日本帝国の総理大臣がここにはいるのだから。

 

 

「わかっている・・・・・・・我々日本帝国政府は、先ほど火星軍に出張していた、山城 上総大尉から、直にこの極秘データを渡された上で、今から一緒に確認をする予定だ」

 

 

「・・・・・では、はじめますわよ、今から見る映像データはなにも手を加えてはいません、それと同時に、ここまで性能が変化するということも見せますから」

 

そして・・・山城 上総がこの渡したデータのプロテクト解除キーをパソコンに打ち込み送信すると、でるわでるわ、【新型ОSXM3】の性能データ及び、戦術機武御雷に搭載した上で動かしたデータと搭載してない【武御雷山吹色の部隊】として戦闘データや機動データや運用実績やコスト面での様々な結果が見せられることになった。

 

「以上です・・・これが火星政府が火星サイドの技術者達が作り出した、渡された武御雷山吹色をよりモビルスーツと同時に機動戦闘が出るように色々といじった結果こうなったそうです、ただし同時に厄介な問題もあります、それが皆様の手元にある資料を見てください、そこに書いてある通りに現在のどの戦術機サイドのCPUが余にもお粗末なために、この新型ОSのみ搭載したときは、逆にまともに歩くことさえできなくなります、要はCPUの処理速度と容量が全くたりません、新型ОSをまともに動かすとなれば仮にわかりやすい数値に変更しますと」

 

「元々のОS、便宜上旧型ОSと名付けますが、戦闘・移動・機動など色々と入れた結果合計で30程度だと思ってください、そして同じくCPUも少し余裕を持たせて40程度だと仮定すれば、新型ОSはコンボ・蓄積・キャンセルなど数多くの新要素を入れた結果ОSを動かすだけでも普通に40は必要です、そこから戦闘など色々と追加されますので、最低でも80以上は必要になります、そのためか新型CPUは普通に500ほどの容量と処理速度を有しています」

 

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」」

 

もはや会議室のいる方々は黙るしかない、これだけの精密するぎデータを様々な角度で検証した結果ものせているのだから、普通にこれだけで、日本は確実に戦後の戦術機開発競争において圧倒的なアドバンテージを取れるほどの技術遺産であったが、それの開発元が元だけでに、今更日本帝国のみでこの技術を扱うなど、口が裂けても言えないのが実情であった。

 

 

「またわかっていると思いますが、先ほどの映像を見てもわかりますよね、一回動くごとに確実に若干の硬直時間が存在していましたが、それがきれいになくなっている上に、同時に蓄積やコンボ・キャンセルによって本当に人間と同じ行動ができるまで戦術機の機動は進化しました」

 

 

「この説明は今頃同じく、火星政府が一週間ほど、帝国ホテルと契約して完全に関係者以外は止まれないようにしている上に、そのホテルの中にある、会議場で、篁唯依少佐を含めたメンバーが、元プロミネンス計画の開発メンバーとXFJ計画のメンバーを含めてこの資料とデータを見せています」

 

 

「「「「「「なんだとーーーー裏切り行為ではないか」」」」」

 

一部の日本帝国メンバーは激怒していたが、もう一部のメンバーはただ黙っているいるしかない。

 

「「「「・・・・・・・・・」」」」」

 

そもそも裏切り行為以前の問題でしかないのだから、この新型ОSとCPUの開発あくまでも火星側が作った事であり、その技術提供先は火星側が見つけることもできる、日本帝国側しか渡さないという契約もなにもしてないのだから、裏切り行為と言っている者達は自然とあほでしかない、日本近衛軍また日本国籍を持っているからこそ、このアドバンテージは日本帝国側にしか渡さないだろうと思っていただけである。

 

「話を続けてほしい、山城大尉、私は技術部だからね、この技術がすごいは知っているし、なによりもこれを開発生産したのは、【火星側の技術者達】だからね、技術の使用料など、含めて特許も当然火星側は有しているだけだ、本来であれば、我々を集める必要はなく、ただ計画メンバーのだけにこのデータなどは見せればいいだけのはずだ、正式発表の時期まではね」

 

 

「そうではわね、ですが、マーク閣下が日本側サイドで色々と混乱が起きるのが嫌だという理由だけで、このような説明会を広くのを許可してくれました、なんせ元ハイヴを利用した巨大基地だとして、地理的にいって、佐渡島、日本、沖縄周辺が色々と騒げば、XFJ計画の開発が順調にできるかどうかわかりませんからね」

 

 

「ふむ・・・確かにそうだね、アジア方面軍の最終防衛ラインが現在の佐渡島と沖縄付近だからね、その辺の戦力のテコ入れというわけか」

 

 

「ええ将来的にはですが、現状この新型ОSを搭載したのはあくまでも近衛軍の武御雷だけであり、それ以外の実働データはありませんからね、だからこそ旧プロミネス計画の人材と機材と様々なプロジェクト計画で得たデータなど含めてより信頼性の高い、新型ОSとCPUの開発が、一番目のXFJ計画の最初の成果といえますねそうしないと、色々と文句をいう勢力も人々もいますからね」

 

 

「・・・・なるほどアメリカ勢力とつぶれたといえまだ発言権などがある、旧難民保護組織の主要の幹部メンバーと政治メンバーあたりか」

 

「そうです、だからこそ、色々とやる必要があるんです、現状ではソ連も中華もĒUもインド方面もまともに動くことはできませんからね、復興中の最中の国々が多い中で、現状の戦術機を特に【ОSを交換しただけの第二世代機】が【旧型ОS搭載機の第三世代機】に勝てるとなれば、それはコスト的に、政治的にも財政的にも、ハイローミックス計画ができやすいと思います」

 

 

「なるほどそれで、我々の第三世代機吹雪に目を付けたというわけか、マーク閣下は」

 

「はい・・・・・そうです」

 

実際にここに来るまでの間に篁唯依と山城上総の2人は今回の出来事の裏側をしっかりとマークによって色々と教えられていた、なんで、日本機の吹雪をなんとしてもXFJ計画に引きづりだした上で、新型ОS改修機及び、機体のハードウエポン化システムなど含めた一部の改修機の誕生を含めた計画書がマークから手をされていた。

 

これはマークがマブラヴオルタをやっていて、白銀武が新型ОS搭載機でトライアル中に最後まで活躍していたこともあり、それを実戦配備機として再設計すれば、それだけでも十分強いと判断してことも大きい、これは巌谷 榮二中佐の計画と同じ構想であったが、それを知る由はない、偶然にも同じ計画書がかぶっただけであった。

 

 

「なるほど・・・・私が作ろうとしていたハイローミックス計画をすでに知っていたうえで、吹雪の改修案と現状の武装との組み合わせで色々とタイプに装備を換装するシステムか、これほどの提案は私では思いつかなかったことだな、ĒU向けの吹雪用に色々と改造することは私も考えていたが、これは出来が違うか」

 

 

 

「はい、この換装システムは元々ガンダムF90をモデルに色々と作ったと言っていましたので、不知火弐式はそのままにして、ですから」

 

「我々を会議室に集めた上で、このような話をしたというわけか」

 

 

「はい、現在の帝国側の生産ラインや整備計画、また製造計画など配備計画に火星側がなにも手をだせませんから、逆に今の生産ラインに殆ど手を加えない形で、吹雪の実戦型配備が可能にれば」

 

 

「日本帝国側が持っている第一世代機と第二世代機の多くは自動的に退役する上に、ハイローミックス計画をより早くすることができるようになるか、しかもだ火星政府と火星軍という外圧があるから余計に」

 

 

「そういえことらしいです、ちなみに篁唯依少佐はこの手の資料は流石に持ち出してはいませんが、向こうに行くまでの間の火星軍が用意した艦艇内部の会議室でアルゴス小隊、レインダンス中隊を中心にして吹雪実戦配備型に向けての最終調整やテスト機の運用を行う予定ですわ」

 

 

「なるほどそのために、数多くの吹雪とそれ用に補修パーツなとが必要になるというわけか」

 

「はい、特に欧州側にしてみれば第三世代機を低コストで手に入れられるのであれば、アメリカ製、ĒU製、日本製、関係なくほしいそうですから」

 

 

「そこまで根回し済みというわけか・・・あとは我々の承諾のみか」

 

「ではどうします、ここまでのビジネスチャンスを不意にしますか、折角色々とお膳だでしてくれた火星側の顔を潰すことにはなりますけど」

 

 

この一言で、今までの会話を聞いていて、追加で火星側に色々と条件などをつけて、様々な技術を手に入れようと考えていた、日本側が完全にあきらめるしかないことがようやく現実的にも納得するしかない。

 

 

こうして日本側の議会は色々と追加でどこに生産施設を追加する、また海外展開する吹雪の名前をどのように変更するとか、色々と決めた結果。

 

海外展開する吹雪改の名前は【スノードロップ】となった、日本名は吹雪改のままである、これは訓練機と実戦配備機を明確に分ける仕様であり、後ろに改がついているか、ついてないかで、分かるようにするしかなかった。

 

 

だが逆にこのおかけで、日本政府は一気に色々と日本国内に存在する、戦術機部隊の多くの機体の整理の順番に一定の順番にできるようになった、このおかげで近衛軍も当然自らの第三世代機の武御雷の量産化計画と整備計画もあった確かに瑞鶴は良い機体ではあるが、やはり第一世代機の改造機でしかない、コスト的にも整備性を含めると瑞鶴は早々に退場した上で【白い武御雷を一般機】する計画をしても今回の新型ОSと新型CPU搭載している、【山吹色の武御雷】そのものが欲しいが、すでにこの機体の所有権は完全に火星政府となっている、

 

 

つまり今更、山吹色の武御雷をベースに色々とデータを取りたいから、機体を返してほしいというのはお門違いでしかない、だからこそ、今回の会議で呼ばれた近衛軍の一部が裏切りものと山城に向かって吠えたのは仕方がないことではあったが、同時に欲しいのではなにかしらの対価を支払うの当たり前である。

 

結果として近衛軍側として斑鳩崇継大佐を中心とした部隊【斯衛軍第16大隊】をXFJ計画に参戦するしかなかった、近衛軍としてもさすがに世界中の国々が採用予定である新型ОSと新型CPUを搭載してない、旧型第三世代機のままでは戦力的にも問題であると判断したからである。

 

それに元々武御雷を開発した部隊の一つであるからこそ、どこを改造すればいいかの色々とわかることもある、これは技術者サイドの視点もあるし同時に政治的な取引が発生したときに、家側などを考慮した結果このような結果になった。

 

 

篁家と山城家など現在火星軍に出向しているために、一部のデータでも普通に日本側に渡すことはできなくなる、これは【最初の契約者になるための契約書】に書いていることであり、火星側が手に入れた情報となる、だからこそ今までこの手の情報が一切手に入らない、またトルネードガンダムの情報やスペックもある程度は公開されているが、それ以上は公開されていはない、だからこそ、今回の火星政府肝いりの計画XFJ計画はどの国々も簡単にのってくれたわけである。

 

特にマークはすでにハイヴ周辺を完全に掌握しており、原作同様にBETAとの実戦データの蓄積においては、ソ連側がレールガンを手に入れるために色々とやらかしたことをする必要はない、ある程度の間引きの時に一緒になって戦わせればいいだけであり、

 

火星軍も多くは張り付いている上に、戦力も完全に充実しているからだ、わざわざ地球側の戦力低下を火星サイドは誰一人望んではいなかっただけである。

 

 

こうして本当に日本側と火星側の議会がなんとか終了したのは日付を完全にまたいだ、次の日の朝の五時まで色々と時間がかかった、特に休憩をいれたりする時には護衛にエコーズの一個大隊が張り付いており、盗聴や録画、外に情報を流すことは基本できなくなっていた。

 

 

 



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外伝トータルイクリプスの世界に飛ばされた火星軍五話

火星軍が来たことで色々と本来のよりも設定が変わっており、結果的に、このキャラなんでここにいるの? という感じを少しなくすために、色々と話の筋をちゃんとするために、このような結果でこうなりましたとしっかりと描きました。


彼ら彼女達の設定みると、この程度は問題ないと判断しました、




同じく篁唯依が主催した、説明会議にただ一人、ユウヤだけは嫌な顔をしながら、しっかりと戦術機が動く時や機動データを見て、自分が乗ったらどんな風に動くのか、それだけが楽しみであるように思えていたが、時に篁唯依少佐が見せている巨大画面の映像にはきちんと、【ユーロファイタス国連派遣部隊レインダンス中隊】の編成図が誰の目にも明らかにわかるように見れているが、色々とおかしい所がある、実際に空白の機体が存在するのだが。

 

A小隊

EF-2000(ESFP):レインダンス01:ヒュー・ウィンストン 大尉

EF-2000(ESFP):レインダンス02:モニカ・ジアコーザ 中尉

EF-2000(ESFP):レインダンス03:レイチェル・ナイトレイ 少尉

EF-2000(ESFP):レインダンス04:フランコ・ヴェルサーチ 少尉

B小隊

EF-2000(ESFP):レインダンス05:グレアム・オースティン 中尉

EF-2000(ESFP):レインダンス06

EF-2000(ESFP):レインダンス07

EF-2000(ESFP):レインダンス08

C1分隊

F-5E・ADV:レインダンス09:ナディア・マンツェル 少尉

F-5E・ADV:レインダンス10:パブロ・マルティネス 少尉

C2分隊

F-5E・ADV:レインダンス11

F-5E・ADV:レインダンス12

 

特にB小隊とC2分隊はだれも乗っていないのにかかわらず、機体が配備されているのは、二年前各国どの戦術機部隊も乗員数が満員でないのはあたり前であるが、今でも戦術機の衛士が派遣されていないのは色々とおかしいことでもあるが、それはある意味仕方がないことでもある。

 

 

EU圏その物がいまだに経済関係や復興関係に財源が取られていることもあり、軍縮もしたいEU圏内ではあるが、だが、火星軍の防衛機構がどこまで持つかわからないこともあり、結果的にいくつかの実戦経験が豊富な部隊を後方に回して、教導部隊にすることで、その実戦経験を次世代に回そうと考えていた、ちなみにイルフリーデ達はこの恩恵を受けている、十分な実戦経験を持つ教導部隊を相手に、色々とBETA対策をしっかり受けて合格を貰って配属された場所が場所であり、実戦も何とがする程度であったからだ。

 

 

 

今回そのユーロ側の中核戦力その物を丸ごと、火星政府主体のXFJ計画に参戦するのだから、周りの開発衛士は気が気でないのは仕方がない。

 

 

特に元々予備機扱い戦術機にはすでに火星軍の軍事拠点ですでに新型ОSと新型CPUの換装作業が始まっている、これは予備機がある国々にも同時に行っている事でもある、

 

この作業の事も篁唯依少佐はきちんと教えているなんで旧型ОSと新型ОSの二種類を乗せた戦術機を使うのか、そのメリット、デメリットもきっちりと教え込まないといけないわけである。

 

 

特に旧型ОS搭載機と新型ОS搭載機との戦闘データはどの国でも必須であり、なんで新型ОSに搭載するのか、現行機で十分でないかと、叫ぶ勢力も一定数存在するのは事実である。

 

何事も新型兵器は軍事関係者は嫌うのはあたり前である、信頼性や整備性、コストの問題などなど様々なことがあるために、どうしてもきっちりとその有効性を示す必要がある。

 

マブラヴオルタの世界ではトライアル事件がある事をマークは知っているために、それを起こさないようにするには、どうしたら良いか色々と考えた結果、今回の旧型機と新型機の戦いをやる事を上に提出すると、色々と書類の修正を食らった上で今回の計画は上層部のハンコを貰えたのだが、そんなことは篁唯依達は知らないまま、色々とこの説明会をおこなっていた。

 

 

「以上がレインダンス中隊が今回のXFJ計画に参戦する意味でもある、また各国も同じ機体同士で戦う事で様々なデータ収集目的が存在することも忘れないようにしてほしい」

 

こうして篁唯依少佐がなんとか今回の説明を終えた矢先にユウヤはすでにやる気は無くなっていた。

 

『アメリカが一番なんだ、それなのに新型ОSとCPUの開発が成功したから、それを乗せてテストデータを取ることが目的だと・・・・笑わせる、こんな茶番に俺は時間を取られるのかよ』 

 

彼にしてみればアメリカ合衆国が戦術機開発国は一番だと自負しているが、同時に火星軍のガンダムの力などは認めるしかないのだから。

 

 

そんな自分が所属する【アルゴス小隊】と【レインダンス中隊】の合同部隊になる予定である事や、また議会が終わった後にモニカ・ジアコーザは自分の弟を見つけて、色々と話を聞いていたりもしていたが、ユウヤにしてみればどうでもいいことでもあった。

 

 

 

暴風試験小隊の指揮官を務める統一中華戦線軍所属【崔 亦菲中尉】を筆頭する中華試験小隊は色々とやることが多すぎた、元々計画に参加していた、旧プロミネス計画から火星政府主体のXFJ計画に機体も人材も何もかも完全に引き継いで、参戦するのだから。

 

祖国から色々と文句を言いたいのは仕方がない、原作と違って完全にユウヤに対して全く興味はない、あるのは、祖国の完全な復興と再建でしかない、その為には今の機体をより完成度を為める上に、戦力として使えるかどうか程度しかない、そこに日本側不知火の改造機も作ることになるのは中華側としても、納得する理由でしかない。

 

「仕方ないわ、日本帝国も実際にこの開発レースに遅れは取りたくはないらしいからね、だからこそ実戦経験が豊富な【レインダンズ中隊】を呼び込んだと考えられるわ、色々とやる事が多いわよまったく」

 

そんなふうに文句を言うしかない、実際に新型ОSと新型CPUのセット運用による、現行機の戦術機にどの程度機体にダメージがくるのか、また、そのダメージを軽減させるにはどのように対処をしたらいいのか、色々とやることが多すぎる、その為かアメリカからやってきたユウヤ中尉の事は完全に無視しても仕方がない。

 

周りもアメリカ側も資金と人材を出すという名目をしたという程度の人材しか送ってこなかったのだから。

 

イーダル試験小隊を指揮するソ連陸軍所属【イェージー・サンダーク中尉】は色々と大変なことになっていたのは仕方がない、自ら運用する小隊は色々と問題が多い試験小隊であり、前の基地であれば、代わりの人材をいくらでも補充できるが、今回は違っていた、あくまでも一般の大使館レベルの大きさしかソ連側が基地サイドに一手なんとか交渉のすえ、手に入れただけでしかない、つまり、ほかの人材を持ってくることは火星政府からもお断り状態であり、向こうの基地につくまでの間に色々と登録することで基地内部を動けるようなるIDパスと携帯端末のセットでないと、すぐに火星軍所属のSP部隊通称【エコーズ】に伝わり尋問など受けることなると、篁唯依少佐からきっちりと説明を受けていたからだ。

 

 

『これでは・・・・・・マーティカを含めた人材補給ができないどころか、我々が情報を調べようと動けば・・・捕まる可能性が圧倒的に高い、また実践データの収集計画も火星軍が完全に支配している地域で基地一つを犠牲にした計画をできるわけないか』

 

結果的にイーダル小隊はイーニァ、クリスカ、マーティカの三名を含めた自分でやるしかないと思い今までいた試験小隊のメンバー変更について考えていた、最も変更できるかどうか色々と政治的な問題もあるだろうが、それのあたりはどうとでもなるとサンダーク中尉は考えていた。

 

西ドイツ陸軍第44戦術機甲大隊ツェルベルス所属イルフリーデも今回の召集には最初は納得はしていなかった人物の一人であるが、日本帝国ホテルに泊まり、三日間も日本を探索した上で、今回の会議室内で説明会である。

 

 

「なるほどつまり私達が乗っている第三世代機に新型ОSと新型CPUを搭載した、XM3となった新型ОSの真価を図ることや、より戦術機に負担をかかる場所を見つけたり、してそれを潰すために私達が呼ばれたんだ、そうだよね真壁清十郎」

 

 

「はいそうです・・・・自分も今の説明を聞いているとそうなります、そして私の役割は・・・」

 

「私達の案内と同時にこんな事をきかせるんだから、当然私達と一緒になってついてきて、色々とやるということですね」

 

ルナテレジアは嬉しそうに言っているのは仕方がない、現状はデータでしないが、真壁清十郎も赤色の専用戦術機が普通に存在している、それが赤の武御雷である、まさか山吹色の武御雷があれほど大量生産された上に、あそこまで火星側によって改造されたとはだれだって思わない、つまり、そういう事である。

 

 

日本側としてもドイツ側に色々と貸しを作っておきたいために、真壁清十郎を一度は海外留学させたうえで、戻ってきて1か月も経たないうちに、イルフ達と再会したのだから。

 

 

真壁清十郎も階級は中尉である、彼も同じく赤い色の戦術機武御雷の衛士になってたったの1か月も経過してないのだから、色々彼も困ってしまったのは仕方がないが、同時にこれはとある家柄の策謀によって、何かあれば近衛側に情報が入るようにルートだけは開拓する程度しかないと思っていた所である。

 

 

最もそのとある家側も結果的に、このXFJ計画に参加するはめになるが、これによって白色の武御雷、赤色の武御雷、紫色の武御雷、山吹色の武御雷の4機に対して新型ОSXM3の搭載して、色々と性能実験機として役目を持つことになるが、それはまだ少し先の事である。

 

次にこの説明会で一番問題があるのが、母艦の説明会である、火星軍が現在作り上げた後方の軍事拠点の一つに行くまでの説明会に参加しているメンバーを運ぶためにはどうしても、この手の問題がある。

 

 

 

原作トータルイクリプスでは、ユウヤが普通に輸送機でユーコン基地に向かうときに、下手すれば、色々と危なかったのはマークは知っている、また、今もテロ組織としてマークされているのは【キリスト派閥】と【元難民組織】の一部である未だに、火星政府の政策にもテロ行為を起こしている存在であるからだ。

 

 

そんな存在に、この開発計画の情報は確実に盛れていると考えるしかないのは自然な対処法である、そのためか日本側からいける通常の航空機や輸送機なんてものは、爆弾が仕掛けている可能性もある、下手すると乗員そのものがテロリストに洗脳された状態でやってくるパターンすらも、普通にあるのだから。

 

それに日本帝国側が用意する戦術機【不知火】と【吹雪】をかなりの数を一緒に運ぶとすれば、篁唯依達が母艦として現在使っている【キャリーベース】では圧倒的に搭載数やトラブルが発生したときの対処能力等を加えると、どうしても別の所からXFJ計画に参加する者達を一斉に運ぶ艦艇を持ってきた方が早かったりするのは仕方がない、だからこそ一週という時間が火星側に必要であった。

 

 

いくつかのスケジュールの前倒しやドック内に使える予備艦艇など、迎えによこす艦艇にも護衛SPや護衛機を専属でつけないと、いけないからだ。

 

こうしたいくつのもスケジュール管理をマークは必須にやりきることで、火星上層部と軍上層部はマークの現在の扱いを確定させることにもつながっていく。

 

 

「では次に、ここにいるメンバーのみに見せるが、これをもしこの帝国ホテルから外に出た上でどこかへ情報を漏らすことがあれはその国とテストパイロットは、ある程度の期間はこのXFJ計画に参戦するのが遅れることになるほどの最高機密でもある、それを覚悟してみてほしい」

 

 

そうして、映像を見せようとして、いったん会場全体を徐々に暗くしてある一定の暗さになると同時に、とある艦艇の映像が流れていく。

 

流れるようにBETAの軍勢十万クラスをたったの五隻の艦砲射撃によってほぼ壊滅させている映像である、この映像だけであれば、すでにこの三年間の間に何度も世界中で流れた映像ではある。

 

 

それは火星軍ジオン軍所属、【ベクトラ級機動空母】五隻 全長 1500m 全幅 400m 全高 150m 全備重量 300,000tクラスの映像の内一の艦艇が日本帝国に向かっている事や、艦艇内部の映像も流れている、特に護衛機はどの程度存在するか、また護衛のSPは最低でも五百人以上はいることなど、ある程度の機密情報を流したうえで。その艦名も公開してくれた。

 

「バハムート」龍の王と同じ名前の艦艇であり、この船がXFJ計画の関係者を全員載せて、とある場所にある火星軍の軍事拠点まで運ぶ艦艇であること、なにもなければ三日間の空の旅になるとこも、告げられた。

 

これは同時にその向かっている場所でも色々と受け入れる作業は完全に終えていること、この三日間はあくまで、地球側のXFJ計画の関係者に与えられた最後の休暇時間であること。

 

 

開発計画が発動したら最後、主に火星サイドの開発スケジュールで基本的には動くために、よほどのアクシデントがトラブルが起きなければ最低でも新型ОSと新型CPUの搭載実験の最初の段階は一か月程度であるらしい、余裕を持たせて二か月にしているが、これは事故などなにも起きなければ、普通に一か月で終わり、二週間程度はローテーションを組んで開発スタッフは基本休暇に入ることも映像のマークより伝えられたことである。

 

 

それゆえに、一番大変なのは、やはりアルゴス小隊であるのは間違いではない、ほかの開発スタッフ達は、自国に合わせた戦術機の開発をすればいいだけなので、問題ではないが、アルゴス小隊は本当に色々な企業や国家の思惑があるために、やはり多少の開発スケジュール遅れはあるとマークはこの説明会でもきちんと説明している。

 

これはイーグル機のバージョンアップ以外にも普通に吹雪や不知火が開発に加わることも示しているが、その辺はおいおい分かればいいだけであり、最悪日本機のデータ取りは真壁家の男子を使う手段ものこしているからだ。

 

 

近衛軍の参戦の情報もしっかりとこの説明会でマークは説明を終えている。

 

「以上が、火星軍地球方面軍総司令官の一角である、マーク中将からの説明であるが、実際に近衛軍がどの程度の規模で参戦する予定なのかは、未だに決まってはいないが、ほぼ決定事項であることは間違いでないだろうが、各国はそれに惑わされないようにしっかりと各々国の戦術機開発計画のスケジュールも、このXFJ計画に入っている事を忘れないような」

 

 

こうして釘を刺したうえで、マークは映像を切り、自らの仕事に戻っていく。同時に後二残された篁唯依少佐はもう説明会をなんとか終わらせることに成功する。

 

 

こうして、弐番艦バハムートがやってくるまでの間各国のテストパイロット達は色々と情報交換をするようになっていく、特にいつの間にかソ連側のテストパイロット達は同じ髪と目をした女性三人に成り代わっていた、本来ならば他にもいたはずのテストパイロット達がいつの間にかソ連本国付きの中央軍に戻っていたのだから。

 

 

こうして時間だけが過ぎていき、四日後・・・・ついに日本帝国の東京湾内部に堂々と弐番館バハムートが空港近くに着水して、XFJ計画の関係者や様々な機材をのせる準備を始めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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