SAOに進撃のメンバーが来た!! (腐った)
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第一話 悪夢の始まり

初の一作目です
世界観がぶっ壊れていますが
まあ。気にしないでください ではどうぞ!


「エレンとうとうだね!」

 親友のアルミンがベットの下から声をかけてきた

「ああ!アルミン、昨日は眠れたのか?」

 アルミンがぶんぶんと顔を振っているとその時間はやってきた

「エレンいくよ!」 その掛け声とともに俺はあの言葉を口にした

         「リンクスタート」

 初期設定はさっさと済ませたかったがやたらと面倒な設定が多くて大変だった

「そういえばアルミンのキャラネーム聞くのを忘れてたな・・・」

 まあ、なんとかなるだろうと能天気な考えのまま設定を終わらせダイブしていく

 景色が鮮明になってきたと思ったら遠くから声が聞こえてきた 徐々に近づいてくる

「エレン、私を置いていくなんてひどい」

 まさかと思った 信じられなかった 目の前にはなぜかミカサがいたのだ・・

「アルミンこれはどういうことだよ!!」

 アルミンにやつあたりしてみるとアルミンも困った顔をしていた

 この世界ではミカサに世話焼きされずに英雄になれると思ったのに・・・

 起動してから数分たたずに俺の夢の道は閉ざされた

 数秒の沈黙を破ったのはアルミンだった

「エレン、武器は何にしたんだい?」

 ありがたいタイミングだった俺もこの沈黙はどうにかしたいと思ってたところだった

「片手剣にしてみたぞ、両手斧も良かったけどな・・」

 とどうにか沈黙を破った後二人の姿も見てみた

 アルミンは小柄なアバターで金色の髪にちょっとたたけば折れてしまいそうな細剣を装備していた

 ミカサはなんともゴツイアバターで絶対に女じゃないと思うほどゴツイ・・・

 実際に男のアバターで両手斧を背中に背負っていた

「なんだアルミンも俺と同じでアバターはほとんど現実の姿と変わらないじゃないか」

 ミカサは論外だが自分だけ現実と変わらないアバターを持っているわけではなかったため安堵の息をもらした

「さてこれからどうする?」

 アルミンはとにかくこの世界回りたいという目をしていたがその意見を肯定せずに俺は

「モンスター見に行こうぜ!」などと口走ってしまった

 ミカサが少し嬉しそうだったがなぜだかわからなかった

 アルミンを無理やりひっぱりながらフィールドに出た

 外はとてもここがゲーム中だとは思えないほど鮮明だった

「エレン僕たちまだソードスキルの発動の感覚を覚えてないけど・・・戦えるの?」

 その疑問はすぐ解かれた

 ミカサが青いブタ型モンスターに突撃していったのだ

「危ない!!」

 俺が叫んだ意味がないほどのびっくりするような光景を目の当たりにした

 両手斧をまるで片手剣でも振っているような感覚で連撃を食らわせていったのだ

 最後にはソードスキル「ワールウィンド」を軽々しく発動し

 倒してしまったのだ

 こいつは・・・どんな状況でも強いなんて・・・ステータスガン無視じゃないか!!

 心の中にしまった叫びを胸にミカサに近寄って行った

「ソードスキルの使い方を教えてくれ!」

「エレンがそういうなら教えてあげる」

 それからはアルミンと一緒に途方もない時間ソードスキルの反復練習ばかり行っていた

 その成果もあってレベルも上昇し全員3レベルほどになっていた

「そろそろ暗くなってきたしログアウトしますか」

 アルミンがそういったので俺はメニュー画面からログアウトを押そうとした時だった

「あれ?ログアウトボタンがないぞ?」

「あれ?僕もだ」

 ミカサもおんなじ状況らしい

 そんな時だった

 目の前が真っ白に光ってどこかにテレポートした




どうでしたか・・・?
初作品なのでまだ慣れないところが多いと思いますが
暖かい目で見守ってもらえりとありがたいです
指摘待ってます


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第二話 選択

ちょっと文章にするには
難しかったです
途中意味の分からない部分などあるかもしれません
それでもよろしければどうぞ
キャラ崩壊しています


目の前に現れた光景は見慣れたものだった

「ここって始まりの街の中央広場だよな?」

「そうみたいだけど・・・」

色々なところからざわめきが聞こえる

集められたのは俺たちだけではないみたいだ・・

これはゲームの仕様なのか?

そんなことを考えていると空が赤く変色して

赤いローブの人型のなにかが現れた

「な、なんだあれ!!」

色々な人が騒ぎ始めている

これがオープニングイベントとかならやり過ぎだというレベルだ

しかしそんな考えもまだ甘かったのをこれから知ることになる

  「プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ」

なぞの人型がしゃべった、その時アルミンがなにかに気づいたようで

「エレン、ミカサもしかしたらGM(ゲームマスター)かもしれない、危険はないと思うから安心して」

アルミンはこういったが俺は信じられなかった

ログアウトの件で話があるならわざわざこんな場所に人を集める必要はないのだから・・・

そんな考えをさえぎるようにまた話し始める

「私の名前は茅場晶彦(かやば あきひこ)、今やこの世界をコントロールできる唯一の人間だ」

な、そんなナーブギアの開発者がなぜこんなことを・・・

アルミンも多分俺とおんなじことを考えているだろう

「プレイヤー諸君は、既にメインメニューからログアウトボタンが消滅している事に気づいていると思う。

しかし、これはゲームの不具合ではない繰り返す

不具合ではなくソードアートオンライン本来の仕様である」

意味が分からなかった

「諸君らは自発的にログアウトすることはできない、また外部の人間の手によるナーブギアの停止あるいは解除もありえない、もしそれが試みられた場合ナーブギアの信号・・・」

もう訳が分からなくなって頭を抱えてた俺を助けてくれたのはアルミンだった

「エレンよく聞いてくれ、これはゲームじゃなくなったんだ」

「う、うそだろ・・・・」

信じがたいことだったいきなりそんなことを言われたって信じられない

「僕たちのHPがなくなった時点で僕たちは死ぬんだ、それだけは覚えておいてくれ」

頭によぎったのはモンスターに殺された瞬間の自分だった

頭の中を整理していると周りのこともわかってきた

泣き叫ぶ人 出られないと叫ぶ人 色々だった

「それでは、最後に、諸君らにとって唯一の現実である証拠を見せよう。諸君らのアイテムストレージに、私からのプレゼントが用意してある、確認してくれたまえ」

アイテムストレージを開くと手鏡が用意されていた

それを出現させると体が光に包まれた

周りの景色が見えてきた瞬間にあることに気が付いた

「周りにいた女の人たちが減ってないか?」

それはびっくりするような光景

隣にいたミカサもいつもの姿に戻っていた

「エレン、私の姿が・・・」

「そんなの俺に聞かれてもわからなねーよ」

ついやつあたりしてしまった でも、何が起こっているのか理解できない状況で助けてくれるのはやはりアルミンだった

「これは茅場晶彦がこの世界が現実だということを示すために起こしたことだ」

「どういうことだ?なんで男ばかりになっているんだ?どうしてミカサは元の姿に戻っているんだ?」

俺は疑問を問いかけるばかりだがアルミンは一つ一つ丁寧に答えてくれた

「きっとアバターを現実と同じ姿にしてゲームじゃないことを伝えたいんだと思う」

「でも、顔だけならまだしも、どうして体の大きさなどが再現されているんだ?」

「それはきっと、ナーブギアを始めるときにキャリブレーションで体全体を触った時にスキャンされたんだと思う・・・」

だが、こんなことをしたらますます混乱するだけじゃないか。。。。。

茅場晶彦の思惑はなんなんだそんなことを考えていたら

俺の意識は頭の使い過ぎによってなのかわからないがそこで途切れてしまった

気が付いたときにはフード姿の人型はいなくなっており

周りの人たちは泣き叫んでいた

「これはどういうことなんだ?アルミン、何が起こったんだ?」

理解ができないまま倒れたせいで今の状況が呑み込めない

「気が付いてそうそう悪いんだけど聞いてくれエレン、このゲームがクリアされれば僕たちは解放される」

「本当なのか!!」

希望が湧いてきたと同時にあることに気が付いた

「でも、誰がそんな死ぬような状況を進んでやるんだ?」

そんな事を口走ったせいか一時の沈黙が起こる

「エレン、だから僕たちは選択しなくてはならない、このゲームをクリアするために前に進むのか、それともここで引きこもるのか」

「そんなの決まってんだろ、俺は自分の力で現実世界に帰る!」

不安はあったがその選択しかないと思った

「エレンならそういうと思ってたよ!」

「エレン私も協力する」

「ああ、俺たちでこのゲームをクリアするんだ絶対に」

決意を胸にひめて

俺たちは前へと歩き出した

これがとてもつらい選択の始まりだとは気付かずに・・・




やっと物語が進み始めました
ミカサが全然しゃべってませんね・・・・ 
指摘などお待ちしております


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第三話 これから

第3話です。
原作に忠実なわけではないので
ご了承ください


俺たちは前へ進むことを選んだ

まず装備を整えなくてはならないけれど

ミカサが「いつもの姿になってしまったので、私もエレンと同じ装備がいい」

などと変なことを言うので片手剣に変えた。

しかし、なぜか違和感があるらしくてしょうがないので

スキルスロットが増えるまで両手斧で戦うことに決めたのだったが・・・

「エレン私は片手剣でも戦える!」

なんてふざけたことを言っているんだこいつは・・・・

この世界で死んだらお終いだというのに

さすがに認めるのはまずかったので

アルミンに頼んで説得してもらった

その後、なぜかミカサが「エレンは私が死んだら何もできない」

なんて変なことを言っていたが、まあ少しは本当の事でもあるから否定はしなかった。

「なあ、アルミン フィールドが人間で埋め尽くされてるぞ・・・」

そこらじゅうにポップするモンスターが取り合いになっていた・・・

これじゃあまともに狩りをするどころじゃない

そんなことを考えているとアルミンが分かっていたような顔をして

「ああ、だから僕たちは危険だけど次の街まで一気に行く」

「え!」

とてもびっくりした、あのアルミンが簡単に死亡のリスクが高いほうを選ぶなんて・・・

と思っていたらミカサに考えがばれていたらしく

「エレン私が守ってあげるから心配しないで」

とても恥ずかしかったけど、それを顔に出さないようにミカサを無視した

なんか悲しがっていたけど気にすることじゃない

そんなこんなで次の街に到着した時に一人の男が声をかけてきた

「お前らもベータテスターあがりなんだろ?」

何を言っているんだこの男はと思って反論しようとしたら

なぜか、アルミンに止められて

「ああ、僕たちもベータからだよ」

なんで嘘をつくのかわからなかった

「そうか、初心者がこんなリスクを背負ってまでここまでくるはずないもんな、来てたらだれかの餌食になってるはずだしな」

なんて笑いながら男は言った

アルミンがなぜ嘘をついたのか、それはこのゲームはPKもあるからだ

もし、こんな経験者ばかりのところに初心者が来ていたら

うまく騙されるか、最悪の場合、殺される・・・・

「なんとか、ばれなかったよ・・」

アルミンが安堵の息を漏らした

俺のせいでこいつらを死なせるところだった事に後悔した

悔やんでばかりいられないのでこれからの方針を決めることになった

「それで、アルミンこれからどうするんだ?」

「エレン、やっぱりレベルを上げたいところだけど情報収集が一番大切だと思うんだ、これからどうすればいいかも分からないしね」

「エレン、あなたは何も心配しなくていい私が守ってあげるから」

さっきからこればっかりだ、いい加減にしてほしいと思いながら話を続ける

「でも、どうやって情報を集めるんだ?クエストの内容などを聞いてると初心者ってことがバレるんじゃないか?」

「それは・・・・・・」

アルミンでもさすがに困っているようだ

暗くなってきたので宿屋を借りることに決めた

その時になぜか、ジャンを見たような気がしたが気のせいだろう・・・

情報収集は難しいと判断したためまずレベル上げに方針を定めた

その夜ふと思った、この世界で生きていくことに不安を持たなくなってきていることに

茅場晶彦が現実感を求めた理由はこういうことなのかなど

答えの見つからない事を考えているとそこで、意識が途切れた・・・・・・・・・




どうでしたか??
全然進展していない気がしますが・・・
すいません
後能力構成ですが
エレンがAGI型で、アルミンはVIT型、ミカサはSTRの極振りです
あとおいろけというかラッキースケベな展開などは特にやる予定はありませんので
ご了承ください


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第四話 謎の剣士

第四話です
キリト登場です!!キャラ崩壊注意
アスナの登場もそろそろ考えていきたいと思います
あと題名が毎回センスがないのは・・・
すいません


習慣づいている時間に起床してしまうのは結構眠くてつらい日があったりする

SAOの世界二日目でこういう日がくるとは不吉なのかもしれない・・

さっそく朝から晩まで森でレベル上げをしようという話になって向かっていると

また、ジャンみたいな姿が見えた・・・

「ミカサ、アルミン、ちょっとここで待っていてくれ」

「エレン!どこにいくんだよぉ~」

返事をする時間も惜しんでさっきの姿を追ってみたが

もうどこかに消えてしまっていた

「気のせいだったのかな・・・」

そんなことはないと頭の中の一部は言っているが

気にせずにミカサ達のもとへ帰った

 

狩りはなかなか順調だった

アルミンが的確な指示で俺たちに指示をしながら飛んでいるモンスターを攻撃

ミカサはステータス無視のようなはやさで片手斧を振り回すため

俺は特にすることもなく狩りは進んでいった

とてつもない狩り効率だったのでここらへんでの効率が落ちてきたときに

「次で終わりにしよう」

という指示が来たため俺も気合を入れて進んでいくと

宝箱が木の陰にみえたため飛びついて宝箱を開けようとしたら

結界のようなものに包まれて警告音が鳴り響く

ポップするモンスターの量がとてつもない

「ミカサ、アルミン、これはヤバイかもしれない・・・」

ミカサですら顔に焦りが見えた

覚悟を決めて敵にとびかかろうとした時に木の陰から人影が見えた

一緒に巻き込まれてしまったのだろう

とてつもない罪悪感が体を襲う

俺たちはここで死んでしまうのか・・・

考えていたことが伝わってしまったらしく

ミカサ達が心配そうにこっちを見る

惨めだ・・・

そんな時さっきの木の陰にいた人影が姿を見せた

「死にたくないなら剣を構えてくれ」

男に言われるがままからだを持ち上げた

なぜかこの男の言葉を聞いたら体が軽くなるのを感じた

そういうスキルなのか、こんな変な事を考える余裕まで持てた

覚悟を決めて全員で戦い始める

男の戦いは次元が違うのかと思うほどだった

あの、ミカサですら男の戦闘スピードに追い付いていない

ステータスの問題ではなく何か俺たちとは違うものを持っているような気がした

戦闘が終わった、回復ポッドなどは底を尽きておりたHPゲージはレッドゾーンぎりぎりで止まっていた

生き残った、体中から喜びが込み上げてくる

この戦闘で死亡者がでなかったのはやはりこの男がいたおかげだろう

この男の正体が知りたくて接触を試みる

「あの、危険なところを助けてもらってありがとうございました」

男の反応はなぜか微妙なものだった

「君たちベータ上がりかい?」

ここで本当のことを言った方がいいのか迷ったが危険があるため

「そうです」

嘘をついてしまった、恩人に嘘をつくのは少しいやな気持になった

「嘘だな」

は?なんでわかったんだこいつ?

俺が困っていると代わりにアルミンが出てきた

「僕らは初心者です、でもなんで嘘をついているのかわかったんですか?」

「あそこにある、不自然なトレジャーボックスはベータテストで引っかかった人が多かったからベータ出身ならわかっているはずなんだ」

まずい、やっぱり情報収集無理にでも優先すればよかったか・・・

不安がよぎる、今この場でPKされてしまう可能性があるから・・・

そんな不安を遮るように男は

「安心してくれ、俺は君たちの事をどうこうしようとは思っていない」

「それよりここは危険だ、いったん街へ戻ろう」

などと声をかけられたので断る事ができず、一緒に行動する事になった

男の名前は「キリト」というらしい

この怪しい男について行っていいのか?

警戒を解かないように街へ帰って行った・・・・




なんか説明のような文章になってしまっているかもしれません
もっと緊迫感がでるような文章が書ければ・・・・
指摘待ってます


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第五話 疑問と目的

キリトのキャラ崩壊の予感です
どんどん原作と離れて行っていますが
それでもよかったらご覧ください


俺たちは謎の≪キリト≫という男と一緒に街へ帰ることにした

道中ではモンスターとの戦闘が三回程行われたが男の正体のわからない次元の違う強さが発揮されて

ほとんど何もしなくてもいい状態だった。

次元の違う強さもそうだが もう一つ疑問がある

見た感じソロプレイヤーのようだが、「なぜに助けてくれた後もこんなに親切にしてくれるかということだ」

モンスターから助けてもらったところまでは疑問は湧かないのだがキリトのその後の行動がおかしいのだ、普通ソロプレイヤーというのは色々な理由があるだろうが基本的に集団で行動するところに混ざっていくのを嫌うはずなのだが・・・

キリトは助けた後も面倒を見てくれている、こっちからすればとてもありがたいことなのだが・・・

だからこそ疑問に思うのだ・・こいつは何を考えているんだ?

頭の中でグルグル回る疑問を整理しようと頑張っていると

まただ、またジャンのような姿が見える 

だが、今はキリトもいるし幻覚かもしれない姿を追ってる暇はないので後回しだ

街に着いた時にはもう暗くなるころだった

キリトとはまた明日会うことになった

自分たちの宿屋で一息つくとミカサが深刻な顔をしていたので気にかかったけど、どうせ俺の事を守り切れないだのなんだのとくだらない事を考えてるに違いないので声をかけるのはやめておいた

「エレン、あのキリトって人の事どう考えてる?」

アルミンがなんとも微妙な表情をしながら聞いてくるのでそれに答える<この顔をしているときは答えが分からなくてどうしようか困っている時の顔だった気がする>

「う~んまあ、悪いやつではなさそうだけど・・・・不思議なやつだよな」

もうっちょっとなにか具体的なことを言えばよかったと少し後悔する

アルミンがまだ微妙な顔をしていたけれど、俺もその疑問に答えるのは難しいし疲れていたのでベットに潜り込んでしまった。

今日あんな目にあったばっかりなのに不思議と恐怖感などはなくいつもの日常と変わらないような感覚があった、これが何年も続いたらどうなるんだろう・・・・

死んだりする恐怖とは違う別の恐怖が込み上げてくる

その正体は何か分からなかったが危険視しなくてはいけないほどではないだろう

眠気が襲って来たころに少し気が付いた

キリトと会うのはいいけど、何処で会うのか知らないや・・・

のんきなことを考えながら二日目は終わった

 

朝かと思って気が付いた時はまだ、朝日が昇り始めたころだった

当然ミカサ達は寝ている、起きる時間にはまだはやかったけれど

眠る気にもなれなかったので散歩がてら外に出た

広場の方まで歩いている途中にまた、ジャン?を見つけた

疲労が溜まっているような顔をしている

幻覚かどうか確認するためにゆっくりと近づいていく

ジャン?のほうも気が付いたらしくこっちに向かって走ってくる

何を言おうか迷っていたところいきなりどついてきた

「おお!死に急ぎじゃねぇか、お前もこのデスゲームに参加しちまったんだな・・・」

幻覚じゃなかったことが分かったためさっきのお返しにどつき返した

「てめえ、何すんだよ!そういえばミカサはいねぇのか?」

本物のジャンだ、聞きたいことがたくさんあるがこいつと話をするのはいちいちイラつくので無視して宿に戻って行った

途中までついて来ようとしたのでAGI補正全開で逃げ切った

「エレン覚えとけよ」などという幻聴が聞こえたが

気のせいだろう・・・・

宿に戻るとキリトの姿があった

「やあ、えーとエレン?でいいのかな?」

ジャンにあった後げ不機嫌だったのでそっけない態度で対応した

「はい、そうですけど」

キリトは何も気にしていないように「話したいことがあるから君の仲間の子達も連れてきてくれないかな?」

話したいことはなんですか?と聞きたいのはやまやまだったが、アルミン達を呼びに行った

宿の一階にあるスペースで話をすることになった

「それでキリトさん話ってなんで・・・」

俺が聞こうとしたのを遮るように

「あの、あなたの目的はなんですか?」

アルミンがやけに緊張した顔つきで言葉を遮ってきた

いつものアルミンの調子ではない、どうしたのだろう

「えーと、目的か、特にないかな・・・?どうしてそんな事を聞くんだい?」

こいつなにか隠してる・・・ただの勘だけれどそう感じた

「あなたの行動が少し変だからですよ、あなたソロプレイヤーですよね?」

アルミンが強気に攻めていくが、キリトは表情はにこやかなまま

「そうだけど?」と一言 まったくこいつの考えていることが読めない・・・・

「ソロの方はパーティに近づく事自体を嫌いますよね?事情はひとそれぞれ違いますけど・・・

でも、あなたは違った僕たちを助けてくれた後も街に戻るまで面倒を見てくれました、ありがたいことだったんですが、だからこそ疑問に思ったんです さっき目的は特にないといいましたよね?

じゃあなんでこんな初心者集団に目的もなしに近づいたんですか?あなたは、昨日巻き込まれたんじゃなくて自分からまきこまれましたよね?」

アルミンが言ったことに驚愕してしまった

自分から巻き込まれた・・・?

よくわからなくなってきた

しかし会話はどんどん進んでいく

「え・・?分かっていたんだね・・・・そうだよ俺はわざと巻き込まれたんだ君たちに興味があったからね」

「は?俺たちに興味があった?」

ついつい考えていたことを口にだしてしまった・・・

「そうだよ、ほかのプレイヤーとは何かが違う君たちに興味を持ったんだ、ここまで積極的に接触する気はまったくなかったんだけどね・・」

俺たちは、ほかのプレイヤーとは何か違う・・?

そんな事考えたこともなかった

たしかに何の情報もなしにここまでくる初心者集団は珍しいほうだと思われるが、それだけで他のプレイヤーとは何か違うといわれるだろうか?

疑問から疑問が生まれて頭の中はパニック寸前だった

「俺は、ベータの時から色々なプレイヤーを見てきたけれどここまで異質なプレイヤーは見たことがなかったよ、何が違うかはよくわからないけれど・・・まあ、しいて言うなら雰囲気が全く違うかな・・・・?」

俺たちは他のプレイヤーとそんなにも違うように思われているのか

一旦頭の中を整理したので今度はあの別次元のような強さの事について聞こうとしたが

「質問には答えたから、今度は俺の話を聞いてくれるかな?」

こういわれては仕方がないので了解の応答だけした

「さっきも言った通り君たちは、他のプレイヤーとは違うなにが違うのかは分からないけど色々な可能性を秘めていると俺は思う。

そこで俺はそういう人達がなぜ他のプレイヤーとは違うのかを知りたかったんだけど・・・

君たち自身が違いが分からなそうだから無意味みたいだね・・・・

俺はこれからもソロを続けていくけれど何か聞きたいことがあったら言ってほしい」

そういったキリトはフレンド登録だけ終わらせて「じゃあね、またすぐ会うことになると思うけど・・・」

と謎の言葉を残して立ち去って行った

俺は、キリトに言われた事が分からずに困り果てていたところ

「エレン、ミカサ考えていてもしょうがないから今自分達にできることをしよう!」

アルミンはこういう時はすごいと思う

アルミンに言われるまま狩りをしに森へと出かけて行った

そんな日々が続いていくなか半月が過ぎた




どうだったでしょうか?
指摘待ってます!!


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第六話 迷宮

なんか、キャラ崩壊してきて書きにくくなってきました・・・
途中から書き直すかもしれません
それではご覧ください


俺たちは≪キリト≫と会ってから、なにか少し変わった気がする

アルミンはこの半月で雰囲気が少し強気な感じになるし

ミカサは俺やアルミンと別行動することが多くなってきた

この世界に来て皆が変わり始めてきている

原因はキリトの話していたことと関係あるのか分からないが・・・

このままでいいのか?本当に・・・

そんな事を思っているとある男たちが集まって何かを話していた

ばれないように注意しながら耳を立てて聞いていると

「とうとうやったのか?」「フィールドボスがなんとか倒せたらしい」「今日から迷宮区に行けるのか!」「最前線組において行かれる前にはやく攻略を進めなくては・・・」

迷宮区?たしか、その層のラストボスがいるところだったけな・・・?

ちょっと自信が無かったのでアルミンに訊ねようとしたが・・・、話しかけづらい感じだったのでミカサに訊ねた

「なあ、ミカサ迷宮区ってどんなものだっけ?」

「エレン、迷宮区はというのはフィールドのモンスターよりも強いモンスターが多い危険なところ、だから行っちゃダメ」

「え・・・?でも、迷宮区の攻略を進めなくちゃ先に進めないだろ?」

なんて変なことを言うんだミカサは・・・

このゲームをクリアする気がないのか・・・?

「エレン私たちがやらなくても最前線組が攻略するから始まりの街に戻って待ってましょう」

「お前何を言ってるんだよ?ふざけてんのか?俺たちがクリアするって決めたじゃねえか、アルミンなんとか言ってくれよ」

「エレン僕は考え事で忙しいんだ、自分でやってくれ」

「二人共どうしたんだよ!!なんかお前らこの頃変だぞ?」

何がこの二人をこんなに変えてしまったんだ?

「エレン、私はあなたを守れないだから安全なところで待ってましょう?」

「エレン!!!君がおかしくなったんだ!自分がおかしくなってる事を自覚してくれ!!!」

もう、ダメだ・・・こいつらはおかしくなっちゃったんだ・・・

目に涙が込み上げてくる・・・俺のせいなのか?俺がお前らをこんなに変えてしまったのか・・・?

もう俺には何もできない・・こいつらと一緒にいても迷惑をかけるだけだ・・・

「俺はお前らとは一緒にいれない、これからは一人で生きていくよ」

「エレン!!!!それは絶対にダメ!私の見えるところにいて!」

「エレン・・勝手にしろ」

俺はもうその場にいられなくなって逃げてしまった

この時もし、我慢して一緒に戦っていたらあんなことにはならなかったのかもしれない・・

 

アルミン達と別れた後俺は装備のメンテやポーション類などをそろえて迷宮区に向かった

迷宮区は独特な雰囲気を持っていて手に架空の冷や汗がでる 

仲間がいないとこんなに苦しいものなのか・・・

いや・・・こんな事を考えていても仕方がない!

俺は一人で生きていくと決めたんだ!!

そうやってもう一度決意した後、一歩一歩前へ足を進めていった

 

「もうこんな時間か・・・」

迷宮区に入ってからもう何時間過ぎたんだろ?

入った時間が大体朝の9時ごろだからもう10時間以上ぶっ通しだったのか

俺はさすがに疲れたので街に変えることに決めた

しかし、ここで一つ問題が発生した

俺どこに帰ればいいんだろう・・・・・

宿にはアルミン達がいるし・・・

頭を抱えながら困っていると「おい、エレン」

という声が聞こえたので振り向いてみると  ジャンだった

「お前一人で来たのか・・?ミカサ達はどうした?」

「あいつらはもう俺とは関係ない」

「関係ないってどういうことだ?」

「お前には関係ないんだよ!!」

執拗にかかわってきたのでジャンの首めがけて剣を突き出した

「おい、答えろ!」

突き出されている剣に怯まずに叫んできたのでとてもびっくりした

こいつが俺に対して心配して叫んだことは初めてだった

「あいつらとは!もう!一緒にいられないんだよ!!あいつら狂っちゃったんだよ!!!!!」

「狂った・・・・?どういうことだ?」

叫びあいながら喧嘩をしているとモンスターが寄ってきてしまった

「ちっ・・・おいエレン話は後回しだこいつらをやるぞ!!」

ジャンに命令されるのは気に食わなかったがそれ以外の選択肢はなかったので、何もいわずにモンスターに切りかかった、集まってきたモンスターはさっきまでずっと戦っていたコボルト系モンスターしかいなかったので手こずる事無く殲滅できた

「エレン・・・お前それは何だ?今お前何をした?」

ジャンが何を言っているのか分からなかった、俺は普通に戦った気でいたからだ

「なにがおかしかったんだよ?変なところなんてなかっただろ?」

「まぁいい、お前これからどうするんだ?どうせアルミン達のところに戻れないんだろ?」

「うっ」図星だったのだが返事をするのは嫌だったのでそのまま黙っていた

「お前帰る所がないなら俺の所に来いよ」

「え!!いいのか?」

ジャンが優しくしてきたので本当にびっくりしてしまった

「決まりだ早く帰るぞ」

ジャンの後ろについていく時に誰かの視線が向けられてる感覚があった

後ろを向いたがだれもいなかったので気のせいだろう

そのまま街に帰って行った

 

 




どうでしたか?
ジャンがなかなかいいやつになっちゃってびっくりしたジャン!
指摘待ってます


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第七話 コンビ

第七話です
前のお話とかにちょこちょこ修正を入れ始めました



俺はジャンと一緒に街へ帰って事情を説明した

アルミンが変な風になってしまったこと

ミカサがとてつもない過保護になったこと

俺の話を聞いている間ジャンは黙っていたけれど顔にはまるで信じられないと書いてあるような表情を見せた

「アルミンがそんな風に変わってしまった原因とかに覚えとかはないのか・・?」

「ああ、それなら一応ある・・・俺がキリトと会ってからだな」

キリトの存在自体は知っていたらしく「ああ、あの影が薄そうな男な」との一言

その後はキリトのことについて知っている事や、自分が考えている事を全て包み隠さず話した

「おい、キリトの戦闘が変だって言ってるけどお前も十分変だからな?」

「はぁ・・・?だからどういう意味か分かんねぇんだよ」

「キリトって男が言っていたように雰囲気が違うっていうか・・・だぁ!!俺にもわかんねよ!

でも、これだけは言えるお前の戦闘は異質だ、良い意味でだけどな」

これって褒めてるのか?まあそうだと信じてお褒めの言葉として受け取っておこう

それにしても、雰囲気が違うだけでこんなにいろんな人が変だとか異質だとかって感じるものなのか?俺はなにが変なんだ?

自分のちんけな頭で精一杯考えているが・・・・・まあ答えは出ないだろう

「エレン、事情は分かった で、お前これからどうする?一人で生きて行くと決めたんなら俺はこれ以上干渉しないが・・・・」

「ジャン・・・俺は一人で生きていくと決めたが・・・ソロには限界がある事は馬鹿な俺でもわかるんだ・・・だから一時的な関係でもいいから俺とコンビ組まねぇか?」

俺は何をいっているんだ?相手はあのジャンだぞ?絶対に断るにきまってる!!

と自分に文句を言っていると意外な返事が返ってきた

「ああ、俺もそのつもりだったから・・・いいぞ?」

・・・・はぁ?こいつどうしたんだ?偽物なのか?

そんな疑問ばっかり浮かんできて頭の整理が追い付かない・・・

「エレンじゃあ方針を決めなくちゃいけねぇな?お前今何レベくらいだ?」

「・・・11・・・」

「11か・・・適正レベル的には足りてるな、よし迷宮区攻略を進めていくぞ」

「ジャン・・お前このゲームに慣れてるようだけど・・・お前もベータ上がりなのか?」

「なわけないだろ?俺は自分で色々この世界の事を探って生きてきたんだよ!ソロでな・・・」

ジャンがコンビを組むのを了承したのが分かった

これから迷宮区を攻略していくことになるがフィールドの何倍も危険になるから

限界を感じ始めてたからなんだな・・・

「まあ、明日からだな・・・もうこんな時間だしな・・」

俺はこの世界で生きていくにつれて何か大切なものを失っていく・・・

そんな夢をみた夜だった

 

目が覚めたころにはもうだいぶ日が昇っていた

今頃前線組はもう迷宮区に入っているだろう・・

俺たちも早くいかなくては・・・・

俺たちはメンテナンスと昨日こもって手に入れたコルを使って防具を更新した所だった

SAOの有名な情報屋鼠の≪アルゴ≫だ

「おいおまえラ、迷宮区にイくきなんだろ?」

「まあ、そうだよ・・・」

こいつと少しでも話をするとそれが情報として売られてしまうという噂は耳にしていたので警戒しながら会話を続ける

「イイコトを教えてやるよ、ボス部屋がミつかってな今日の午後4時、噴水広場で会議だそうダ

レベルもそこそこっぽいから興味があったら参加してみるんダナ」

そういってどこかへ立ち去って行った

「ジャンどうする?ボス部屋もう見つかったってさ・・」

「俺はまだ補完していないクエが残っているからそれをやろうと思っているけど・・・お前はどうするんだ?」

「う~ん俺も自分の残っているクエを終わらせてこようかな・・・・?」

こうして、コンビを組んでからの初めての狩りは別々にやることになった

午後3時ごろに噴水広場集合という言葉を残して・・・・

 

「う~んジャンの奴遅いな・・・」

時刻は3時50分、もうすぐ会議が始まってしまう

「まあ、俺だけでも会議に参加しないとな」

この時はこんなのんきなことを考えていた俺にあんな事が起こるなんて

思いもよらなかったんだ

会議はボス部屋を見つけた≪ディアベル≫という男の進行で始まった

キリトもこの会議には来ていて声をかけられたが何を話せばいいか分からなくて

無視して立ち去ってしまった

鼠の情報本が配布されていたため会議はどんどん進んだが・・・

髪の毛がつんつん立っている男がいきなり前にでてきた

「ワイはキバオウというもんや」

この男≪キバオウ≫の言いたいことはこういう内容だった

ベータテスターのせいでいっぱい人が死んだ

その責任の代わりに溜め込んでるコルやアイテムをすべて吐き出せ

そうじゃないとパーティとして一緒に行動はできない

別に人が死んだのはベータテスターのせいではないと思うが・・・

だけど思っている事は口にしないもし口にした時になにが起こるか分からないからだ

ふとキリトが目に入った

彼は何とも言えない表情をしていた

それは、彼がベータ上がりだからだろう・・・責任でも感じているのかもしれない

「キバオウさんちょっといいかい?」

とにかくゴツイ。そんなイメージの大柄な男が前に出てきた

「俺の名前はエギルだ」

「キバオウさんベータテスターは情報を提供していたんだこの鼠の本で・・・

それなのに人がいっぱい死んだのはベータテスターのせいではないとおれは思うんだが・・・

どうかな?」

「ちっ」

キバオウは不満げに席に戻って行った

あのつんつん頭を黙らせるなんてすごいやつだ・・・関心してしまった

会議はそのあとも続いたが最後にレイドパーティを組むことになった

困った・・・誰と組めばいいんだ・・・・

俺にはジャンはいないし他に知り合いと言えるやつもいないの・・・で?

あ!一応いた・・・キリトが・・・

当然ソロプレイヤーのキリトもあぶれているようだった

「なあ、キリト俺と組まないか?」

「ああ、いいぞ俺もいま 困ってたからな・・・」

キリトは苦笑しながらいう

コイツ前と違って雰囲気が変わった?

奇妙な違和感をキリトに覚えながらパーティを組んだ

そのパーティには≪アスナ≫というフードをかぶっている性別が分からない人もいた

挨拶がてら話をかけようとしたがキリトが

「こいつに話をかけるのはやめておいた方がいい・・・噛みつかれるぞ・・?」

キリトは真面目にこんなことを言ってくるのでびっくりしてしまった

当然アスナに蹴っ飛ばされたのは言うまでもない・・・

会議が終わった後俺はジャンを探し回った

圏内には姿が見えなかったので

少しの非常食を買って迷宮区のほうへ向かうことにした

日が落ち始めたころにやっと迷宮区付近にたどり着いた俺は

あるプレイヤー同士の争いが入口のほうで起きているのが見えた

一応そこらへんの木の陰から覗いてみる

1対3らしい

その一人は見覚えがある・・・ジャンだ・・

だいぶ疲労しているように見える

いつから戦闘を行っているんだ?

それよりなぜ?ジャンが襲われているんだ?

頭で考えながら俺はその争いの中に突っ込んでいった

 

 




補足です
エレンはクエをいろいろやって12まで上がりました

どうでしたか?
ジャンが・・・・
指摘、感想待ってます!!


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第八話 オレンジ色の幼馴染

第八話です
ボス攻略の話にもしようかと思っていたんですけど
アルミン達が狂ったまんま放置するのはどうかと思ったので
こうしました
ご覧ください


俺は、ジャンが危険な状態に陥っていることにすぐさま気づき

走っていくだけでは間に合わないと判断したのですぐさまソードスキル〈レイジスパイク〉を発動して戦いの中に突っ込んでいった

左端にいたプレイヤーに直撃、クリティカルの色を示していた

だが敵のほうは予測していたような動きで残りのプレイヤーが動く、一人は盾を持って俺の前に

もう一人はジャンの相手をしている

これじゃあジャンが危ない!!だが俺に対して二人のプレイヤーが相手では苦戦するのは必然だろう

そんな事を考えていると俺の名前がオレンジカラーに変わっていた

相手もオレンジだ。 もしかしたら・・・PK専門プレイヤーなのか??

いろんな事を考えていると動きが鈍ってソードスキルをまともに食らってしまった

HPが3割ごぞっともっていかれた

「うおおおおお」

気合を入れなおして突っ込んでいった

戦闘に集中できると相手はそんなにレベルが高くないようで、案外戦闘は楽に進んでいった

相手のHPがレッドゾーンまで行くと二人は逃げていった

次はジャンのほうだと思って振り向いた時だった、ジャンのHPが尽きて消失していく・・・

俺は何もすることができなかった・・・

ジャンの相手をしていたプレイヤーがこっちに向かってくる、俺は逃げようとしたが体が動かない・・・死ぬことを覚悟した時だった、目の前にキリトが現れたのだ

「大丈夫か?ちょっと待ってろ」

そういうキリトはオレンジになる覚悟なのか敵に向かって突き進んでいった

剣と剣が衝突しあう、キリトの相手をしている男はなかなかこうレベルのようだ

あのキリトと戦えるほどの・・・

しかし、やはりキリトのほうが段違いに強い

だが勝負が決まらない理由はひとつだろう

キリトが相手を傷つける気がないのに対して相手は殺す気できているのだ

段々とキリトのほうも疲れが見えてくる

普通の人より精神が擦り切れるのがはやいのだろうか?

そんな時だった、また一人プレイヤーが現れた、いや二人か?

それは見覚えのある顔、信じたくない・・・名前がオレンジに染まっている

「アルミン、ミカサ、お前ら何をやっているんだ?」

返事は返ってこない

「何をしているんだよぉ!!!」

もう泣く寸前の俺に容赦なくアルミンは切り掛かってくる

「なんで、こんな事をするんだ!アルミン!!!!」

「お前にわかるはずがない・・・」

アルミンの声とは思えないほど低く冷たい声

覚悟を決めるしかないのか?「一つだけ教えてやる僕らの目的はキリトとエレン 君たちを殺すことだ!!」

アルミンの短剣が光るソードスキルだ、あれは・・・〈リニアー〉

すさまじいスピードで距離を詰めてくる

なんだこいつ・・・なにかがおかしい

アルミンの戦闘は一緒にパーティを組んでいて知っていたつもりだったのだが、いざ戦ってみるととてつもない違和感がある、そうこれは・・・スピード?反射速度かもしれない・・・

とにかく速い、俺が剣で受けるのが精一杯だ、これが変だといわれる正体そのものなのか?

なんというか、このゲームのスピード制限を無視しているような・・・そんな感覚だ

ぎりぎりの所で受け続けているとキリトの苦戦している音が聞こえる

気になってアルミンと距離を十分にとり確認してみる

キリトが押されていたのだ、二対一だからしかたがないといえばしかたがないのだが・・・

ミカサも不思議な感じがする、速いのはもちろんキリトがミカサの剣を受け切れていない・・・

「はっ、僕と戦っているというのによそ見かよ!死ね!」

すさまじいスピードで攻撃してくる、いい加減覚悟をきめなくちゃならならない・・・

こいつらは、変わった、ジャンを殺した、キリトや俺も殺そうとしている

犯罪者だ!殺す・・・絶対に殺す

「うおおお!!」

アルミンに攻撃を始めた、防戦一方だったさっきまでとは違って、今は押している

「コロス、殺す。絶対に殺す!!」

気づいた時にはアルミンはポリゴンの破片になって散っていた

その時、涙が流れていることに気が付いた

だが、ここで止まっていちゃいけない・・・

俺は殺さなくちゃいけない、ミカサもジャンを殺したプレイヤーも

「殺してやる!絶対に殺す」

これは駆逐だゴミ虫どもを踏みつぶす

駆逐しきってやる

途端に視界が真っ赤になった、だがそんなことは気にしない俺は、〈スライドウォール〉を発動していた、まずはジャンを殺した奴からだ

ソードスキルが相手の腹のあたりにあたって吹き飛ぶ

〈スライドウォール〉は技後硬直が少ないのでふっとんでいった相手に追い付くようなスピードで追いかけていき相手が落ちた所に飛んで垂直降下技〈デッドフォール〉を発動する

クリティカルが表示されて相手はポリゴンの破片になった

次はミカサだ、「エレン来なさい、殺してあげるから」

奇妙な高い声で発狂している、キリトはHPが随分削られたようで距離をとってポーションの準備をしている「お前の相手は俺だ!!」

すぐさま距離を詰めるために突進技〈ソニックリープ〉をジャンプするように発動する

いつも以上に技ブーストをかけて思いっきり飛んでいく

予想外の行動だったのだろうか?ミカサは〈ワールウィンド〉を発動し始めていたので俺がジャンプ気味に発動したのに気づきすぐさまスキルの使用をやめるが

強制的に終了したため動きに3秒の制限がかかる

「もらった!死ね!!」

〈ソニックリープ〉を顔に直撃させた後体勢を立て直し二連撃突進技の〈クロスレイブ〉を発動させる、直後ミカサはポリゴンになり爆散した

その瞬間俺の意識は途切れた

 

 




どうでしたか?
いきなり三人死んでしまった・・・・・・
無差別に人を殺すのはやっぱりよくないですよね・・・・
しかも殺したのがエレン・・・・
指摘、感想を待ってます


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第九話 本物の絶望と本当の覚悟

第九話です!!
やっと進み始めました
ジャン達をさっそく退場させてしまいましたが・・・・
もしミカサ、アルミン、ジャン、のファンの方がいたら
すいません・・・




ああ、頭いてぇ・・・・

ここはどこだ?

目を覚ますと殺風景な部屋にいた、部屋というかスペースと言った方が正確だろうか

状況が理解できない・・・俺はゴミ虫を駆逐して気を失ってしまったはずだ・・・迷宮区の前で、気を失う瞬間は死すら覚悟したほどだった

もしや、ここは天国なのか?見覚えがある場所だが・・・

色々と考え込んでいると向こう側からキリトが歩いてきた

「ああ、エレン目が覚めたんだね」

「キリト・・・・・ここはどこだ?」

「天国だよ」

「・・・・・・・・まじで・・・?」

「迷宮区の安全地帯だよ」

ここは迷宮区の中だったのか、どうりで見たことがあるはずだ

疑問が解決されたため、まあさっきの嘘は許してあげよう

「君はオレンジになってしまっていたから、しょうがなくここに連れてきたんだ」

「また、助けてもらったんだな・・・・」

「まあ、気にしないでよ、僕の方こそ助けてもらったようなものだし」

俺は、ジャンを守れない挙句にアルミンとミカサを殺してしまった・・・

俺は今やPK専門プレイヤーとかわらないようなもんだ・・・

「すまん、俺がもう少し警戒を強めていたらこんな事にはならなかっただろうに・・・」

「警戒?キリトはアルミン達が変だったのを知っていたのか?」

「ああ、俺はいままでいろんなプレイヤーとあってきたからな・・・話をしたりすればどんな人かは大体わかる。。。まあ、今回みたいな例外もあるけど・・」

キリトはキリトで色々考えていてくれたんだな・・・

「なんで、アルミン達が変になってしまったのか分かるか?」

「正直推測でしかないんだけど、ミカサはエレンに執着していただろ?だからエレンを自分だけで守り切れなかった罪悪感が人格を変えてしまったんだろう

アルミンは・・・・よく分からない・・・あいつは一言でいうならいろんな可能性を秘めていた・・

だから一応警戒はしていたんだ・・・」

「そっか・・・ありがとう」

あいつらがどんな事を考えていたのかはいまさら分からない・・・

でも、あいつらだって望んでPKなんてやっていなかったはずだ・・・

そう、信じたい 

「なあ、キリト?俺多分なんだけど・・・異質って言われた意味が少しわかった気がするよ」

そう、アルミン達と戦っていて気が付いた

「俺たちは普通のプレイヤーとは違う特別な長所があるみたいだ

アルミンは凄まじいスピード、ミカサはとびぬけた身体能力とパワー

これが、異質と呼ばれた理由だ。モンスターと戦っている時は自覚はなかったから

なにか条件でもあるのかもしれない・・・」

キリトは話を聞きながらなにかを考えてぶつぶつ言っている

「エレン、君の能力はなんなんだ?」

「分からない・・・・」

「そうか」

これで一応報告する事は終わったな・・・・

さて、俺はオレンジになってしまったため明日行われる第一層のボス攻略戦には参加できないだろう

それ以前にもう立派な人殺しなのだ、相手がオレンジだったとはいえ・・・

キリトとも一緒にはいられない、一緒にいたら迷惑をかけるだけだ・・・

「俺は迷惑なんて思わないから」

「!!どうして考えてることが分かったんだ?」

「教えない!」

ははっ、こいつは全てお見通しなわけだな・・・だからこそ、俺は一緒にはいられない

「キリト、俺は一人で生きていくって決めたんだ、さっきは助けてくれてありがとうでも、これ以上の助けはいらない、もう俺と話すのはこれで最後だ」

俺が覚悟を決めた様子で話すと

「・・・・あぁ分かったよ、だけど何かあったら連絡してくれよ?」

キリトの言葉を無視して俺はソロプレイを目指すことにした

 

翌日死亡者を出しながらも第一層をクリアしたという話を聞いた

オレンジのカラーカーソルが消えたら俺もボス攻略に積極的に参加していこう

そう心に決めて前へと踏み出していった

 

 




どうでしたか?
指摘、感想待ってます


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第十話 ユニークスキルの不思議

第十話になりました!
ジャン達が亡くなってからだいぶ時間がたちました



あれから2年もの月日がたった、俺はボス攻略には参加するがソロプレイヤーとしてずっと戦っている。

この仮想世界<SAO>で、色々な体験をした。オレンジプレイヤーとの衝突、ソロとしての孤独、そして失った仲間たち・・・自分の過去を忘れたいと思ったことはなんどもある。

なんせ大切な仲間は自分自身の手で殺してしまったのだから・・・

だけど、忘れた事なんてない。忘れたら何かを失ってしまう気がしたから・・・これからも俺は自分の犯した罪と向き合って生きてくだろう。

 

この2年間で第74層まできた、やっと100層が手に届きそうな所まできたんだ。俺は今、迷宮区でリザードマン達を相手に戦っている。ソードスキルを多用し始めたモンスターはソロでは危険だがそんなリスクも経験値の多さというハイリターンがあるから止められない。

相手が切り掛かって来た所をうまく回避してソードスキル〈バーチカルスクエア〉の四連撃でとどめを刺す。リザードマンがポリゴンとなって散っていった・・これで倒したの何体目だろうか?

結構な時間迷宮区に籠っていたのでもう数えきれない程相手にしてきただろう。

チャーラララーンと《俺は意外と苦手な音楽だ》レベルアップの音楽が流れる、「あ!今ので90レベル達成だ!!」少し顔が緩んでしまう。90レベルを記念に何か美味いものでも食べようか・・

そんな事を考えながら俺は愛刀〈グランザム〉を鞘に戻した。

〈グランザム〉は70層のボス攻略時のLA《ラストアタック》で入手した魔剣級の凄まじい代物だ、やっと扱えるようになってきた魔剣〈グランザム〉の耐久値は気が付くと0に近い数値を示していた・・・「危なかった・・・」と一安心すると、帰り道に使えないという不満についついため息がでてしまうが。仕方がないので愛刀〈グランザム〉から予備の片手剣に持ち替えて迷宮区を出る。

74層の街〈ルドルフ〉は特に何か良いものがあったり狩り効率の良い狩場が近くにあったりするわけではないのでプレイヤーがほとんどいない。当然ここには鍛冶屋もいないわけで・・・

仕方なく俺は自分のプレイヤーホームに帰る事にした。

〈アルゲート〉は東京と似た雰囲気を持っているなんだか不思議な町だ、懐かしい雰囲気の他にもなにか独特の雰囲気があるので結構気に入っている。

しかし、注意点としては道が複雑なので迷ったら最後、転移結晶まで使わなくてはいけないという噂を俺は小耳にした事がある、当然俺は色々見回ったりはしない!けっして、迷うのが怖いわけではない、転移結晶を使うのがもったいないわけでもない、毎日が忙しくてそんな事をしている暇がないからだ!と誰に言い訳をしているのか分からない事を考えながら俺はいつもの鍛冶屋に寄ってメンテナンスをしに行った、「あ!エレンいらっしゃいリズベット武具店へようこそ!」といつもの声、店主のリズベットの声だ。リズベットとはアスナとキリトの知り合いの鍛冶屋として紹介されたなかなかの名店だ、リズベットの鍛冶屋スキルはマスター直前まで行っているらしくなかなか見事なスミスハンマーを持っていた。

「エレン今日はどんな御用時かしら?」

「ああ、片手剣の製造の依頼なんだけど・・・・」

俺が依頼をしに来たと知った瞬間リズベットは顔をしかめて

「あんたねえ、本当に諦めが悪いのね・・・〈グランザム〉級の片手剣を作れって言われたって・・・無理よ!!無理!その魔剣は今発見されているモンスタードロップや鍛冶屋が作った片手剣カテゴリより一段階・・いえ二段階以上も性能が高いのよ!!無理、何度来ても無理!!」

「やっぱりそうか・・・無理だよな・・」

俺がおもちゃを買ってもらえないような子供の顔をしているとリズベットが少し優しい雰囲気を醸し出しながら言った。

「まあ、私が鍛冶スキルをマスターしたら挑戦してあげるわよ・・・」

リズベットの優しさを体で十分に感じた後本来の目的にもどる。

「じゃあ今日は剣のメンテをお願いするよ」

「任せておきなさい!じゃあ剣を貸して」

「ああ」

と剣をリズベットの方へ放り投げる

筋力要求値がなかなか高いためリズベットが重さに耐えきれずに床に座り込んでしまう

「あんたねぇ・・・私の事を考えて行動して頂戴・・・剣作るのやめるよ?」

「ごめんごめん、悪気は無かったんだ・・・だから剣は頼むよ?」

はぁ、とため息をついたリズベットを背に俺は鍛冶屋を出た。

次の目的はエギルの店だ、あの巨体がまだ生きているかどうか確かめに行かなくては・・・

街の裏道のような場所にある入りにくい店の雰囲気を出しているのがそうだ。

ガララッとドアの音がしたと思うとエギルと男が出てきた。

「エギル、もうちょっとなんとかならねえか?」

「いや、これでもなかなか良心的な値段なんだぜ?文句は言わないでくれ」

とさっさと店から男を追い出したエギルに声をかける「よぉエギル生きてたか?」

生きてたかと聞くのはちょっと変だがこれが俺たちなりの挨拶なのだ。

「おう!俺は不死身のエギル様だぜ?」

と恒例の挨拶を交わした後俺はお目当ての物を探した。

「エギル、あれはないのか?」

「あれは・・・まだないな・・・というか入荷自体難しいかもしれん・・・」

そっか、とつぶやく。あれというのは片手剣の事だ。俺はどうしてももう一本〈グランザム〉と同じくらいの性能を持つ剣を入手しなくてはいけないのだ。

「エレン、どうしてそこまで執着するんだ?お前には〈グランザム〉があるだろ?」

「それは・・・言えないんだまだ・・・もう少ししたらエギルにも教えるよ」

「ああ、待ってるぜ!いつでもな・・・だから帰って来いよ?」

「ああ!分かってるよ!絶対に死んだりしない!!」

気分が乗ってきた所でエギルの店を出る。約束の時間だ・・・

店を出るとキリトが立っていた「遅いぞエレン?」「ああ、ごめん」

約束というのはスキル熟練度を上げるための秘密の訓練だ。

キリトとは一度は決別したが、ボス攻略などを共にしている間に仲良くなってしまった。

自分でも矛盾している行動をしているのは自覚がある・・・でも、キリトと一緒にいるのが楽しくなってしまったし、キリトのおかげで色々な人と知り合う事ができた。

とっても感謝している。恩人ともいえる存在だ。

そんな相手と50層から転移して35層にある俺たちだけが知っているモンスターのポップが以上に多い狩場まで来た。

「それじゃあ、やるぞ!秘密特訓だ!!」

「おぉ~」と俺がテンションを合わせる。

これからやろうとしているのは俺とキリトが持っているエクストラスキルの熟練度上げだ。

ある日、気づいたらスキル項目に変な名前が載っていた。キリトのには「二刀流」俺のには「二刀流:神速」と・・・

最初は困惑した、発生条件はなんだったのか?俺のとキリトの二刀流は何が違うのか?

さっそく実証しようとこの間この森でモンスター相手に練習していたのだが、キリトのは色々なスキルが多くあり歓喜する程カッコイイ物ばかりだった。

しかし俺のスキルの方は、スキルが一個〈乱舞〉としか書いていない上に発動すらしない・・・スキルモーションが間違っているはずはないので色々な体勢から試してみたが発動しなかった・・・

最終的にキリトが「俺の剣でやってみたらどうだ?」という提案をしてくれたので、〈グランザム〉とそこら辺にある店売りの剣という組み合わせから、〈グランザム〉〈エリュシデータ〉という組み合わせでやって見ることにした。

ゆっくりと構えてスキルモーションを発動させると、剣が白色に輝いて一振りだけ斜めにシステムアシストに任せるまま振られた所で終わってしまった・・・

とても、残念な雰囲気になってしまって、キリトの方を見るととてもびっくりした表情で「お前、今何をしたんだ?」との一言。

「普通に剣を斜めに一振りしただけだよ?」と返した所キリトには、何が起きたか分からなかったようで・・・「神速っていうのはこういう意味だったのか・・」と一人で納得していた。

わけが分からなかったので質問をしてみると、キリトが言うには「俺には、気づいた時にはびゅんっていう音しか聞こえなかった、エレンは普通に振った気でいるだろうけど・・・とにかく、相手には何が起こったか分からない程速い斬撃というのが神速って名前がついている理由だと思う」

「オオスゴイナァソレハ、デモヒトフリシカシナイスキルニナンノイミガアルンダイ?」

思わずとてつもない片言になってしまった。

「しかも、速いだけで一振りするだけの剣技なら二刀流の意味がないよね?」

「そこなんだよな・・・多分何かしらの理由があるんだと思う・・・もう一回スキルの内容を確認してみくれ」

すばやい動作でスキルの項目を眺めていると変化があった、〈乱舞〉って書いてあった所に二連撃技

と追加されていたのだ。これはどういう事だ?

どういう状況だったのかという説明をキリトにすると目を輝かせて言った。「これは進化していくスキルなんだよ!!」

「??進化していく??」

「そうだ、推測なんだけど、スキルの熟練度をあげればどんどん〈乱舞〉のスキルに変化がついてくんだと思う」

「すげぇな!それ!」

見た瞬間に気づけよといわんばかりのドヤ顔でこっちをみてくるキリトを無視して、〈乱舞〉を使いまくるが、その日はそれ以上の変化はでなかった・・・

それ以来俺たちはスキルの熟練度上げ兼スキルの研究をおこなっていった。

それから一週間目が今日にあたるのだが・・・

「なんの変化もでないなあ・・・」

「そうだな・・」

キリトの二刀流スキルはどんどん熟練度が上がっているのに、俺のは熟練度が10のままだ。

どんなにスキルを使っても・・・・

「何かの条件で熟練度が上がるタイプなのか?こういうタイプは分からないな・・・」

と一見残念そうに見えるキリトの発言だが、内心ではどういう仕組なのかを解明する事自体を楽しんでいるのだろう。

「そろそろ実践でも使えるスキルとして成長してくれないかな?」

と思った愚痴をつぶやきながら熟練度上げに没頭していると、俺とキリト宛にメールが届いた。

アスナからだった、「ボス部屋が発見されたの。今日のお昼頃に会議始まるから帰ってきて。」

という内容だった。

そういえばちょうどお腹がすく時間だなぁと思って時間をみてみると12時を回る直前だった・・・

あれ?アスナさん?会議始まる直前に言われても困りますよ?

と心の中で問いかけながら全力でキリト一緒に74層へ帰るのだった。




どうでしたか?
一旦は10話を投稿しましたが、あからさまに変な文章になっていたので
分ける事にしました。
多大な迷惑をかけますが許してください
指摘、感想待ってます。


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第十一話 神速と剣と加速世界

第十一話です!
結構書いてきました
お気に入り登録している方、とっても感謝です!!
つたない文章ですが
それでも良かったらどうぞ^^


「キリト急げ!」「分かってるけど、俺はエレンみたいにAGIを優先に振ってないんだから勘弁してくれ・・・」

そんな会話が全速力でのダッシュの中行われる。

もう12時は回ってしまったが、アスナがメールで送ってきた内容には「昼頃」と書いてあったのを希望に走り続ける。

やっと森を抜けたと思ったら、モンスターが急にポップしてきた・・大量に・・

まるで、俺たちを留まらせるだけにポップしてきたようだった。

茅場はこんなに、こんなに酷い嫌がらせもするのか!

もし会議に出席できなくても、今回のボス攻略は参加はできるかもしれないけれど・・・

アスナが怖いな・・・と二人で同じ事を考えていた。

_______________________________________________________________________

ここでアスナとエレンの関係をちょっとだけ書きます。

アスナとの関係はアスナが血盟騎士団の副団長として攻略の鬼になり始めた頃に

キリトと衝突があって、それをなだめようとしたさいにどつかれて頭を打ったため

脳の神経になんらかの異常が起きてしまって気を失ってしまったところ、

アスナが看病したという変なエピソードからエレンはキリト共々仲良くしています。

解説は以上です、ちゃんと物語の中でかければよかったのですが・・・

思いつかなかったので後回しにしていたら、こんなことになっていました。

_______________________________________________________________________

なんとか12時過ぎに到着すると広場まで走っていったのにもかかわらず、会議は行われていなかった。「これはどういう事だ?俺たちは遅れすぎて会議は終わってしまったのか?」

などと呟いていると街の方からアスナがやってきた。

「「アスナこれはどういう事だ?」」二人同時に同じことを言い放つ。

アスナは笑いを我慢したような表情をしてこう言った。

「会議なんてないわよ」と!

はぁ?どういう事だ?呼んだ本人が会議はないなんて言うなんて・・・

「キリト君、エレン、ごめんね、本当はまだボス部屋は見つかってないの」

「じゃあ、どうしてアスナは嘘をついたんだ?」

「キリト君それはね?この頃キリト君がエレンと一緒にいつもどこかげ行ってしまうからよ!!」

「うん?嫉妬しているのか?」とちょっと強気に攻め込んでみると、アスナは昔の冷たい視線を俺に浴びせてきた・・・やべっ、やりすぎた?

しかしそんな視線もすぐさま終わって表情が変わっていった、

顔を赤く染めながらアスナは小さい声で「そうよ・・」と呟いた。

なかなか可愛いもんだな~と本心で思いながら表情を眺めているとキリトがアスナを自分の胸に抱き寄せた「ごめんな?秘密にしてて、いつもエレンといた理由は後で教えてあげるからね」と・・

この、リア充め・・・と思いながらニヤニヤと眺める。

「キリト君、あのね?もう一つ嘘をついた理由があるの、それはね?私たちでボス部屋までマッピングを進めようと思って・・・・誘おうと思ったらキリト君達はいないから・・・しょうがなく嘘をついたの。」

「そうだったのか・・よし!今から迷宮区に行くか!」

「「え!!」」と今度はアスナとはもった。

「いやいやキリト?無茶じゃないか・・・?」

「エレンもアスナもいるし、ボス部屋までのマッピングならすぐ終わるよ・・・多分」

と少しだけ自信ありげにキリトはいう。

「じゃあ俺の剣のメンテが終わってからでいいか?」

「じゃあ終わったらメッセージ飛ばせよ?」

「了解」

後で迷宮区入口で合流することを約束して、各自準備のために散らばった。

「まずは・・・リズベットの所だな、ポーション類は十分にあるし・・・」

50層まで転移したのちにリズベット武具店まで急いで行くと中からカンッカンッと金属を叩くいい音が外まで鳴り響いている。これは、リズベットがなにかの武器を作成してるな?と思いこっそりと侵入した。

中には、依頼主の姿が見えなくて、工房の方を覗いてみるとリズベットが鉱石を叩いていた。

驚かせようと後ろに回ろうとした時に「エレン、あんたでしょ?」

あなたはエスパーですか?

という疑問をなんとか口から出る事を阻止した俺はしょうがなく堂々と真正面から向かった。

「リズベット、今度は何を作っているんだ?」

「あんたの片手剣よ!喜んでいいのよ?さっきスキルをマスターしたから!」

おお!!という歓声を上げて待っていると段々と剣の形になってきた鉱石を見つめる。

「あんたは、筋力がキリトと違って案外低いからスピード系の鉱石を使ったけど文句はないわよね?」

まるで脅しのような視線に耐えきれず顔をそらしてしまう。

「良い武器ができるなら、なんだっていいよ」

そんな事を言った瞬間だった。鉱石が光を帯びて一気に剣の形になっていく。

「できあがった!え~とこれの剣の性能を確認しなきゃ、どれどれ?・・・え!!!!!」

リズベットが奇声交じりの雄たけびをあげるからどんな武器なのか俺も知りたくて剣の性能を覗いてみると驚くべき物に仕上がっていた。

「な、なんだこれは?」

これには俺もびっくりする事しかできなかった。

 

あれから一時間後に迷宮区入口に集まった俺たちは、この迷宮区の代表的モンスターであるリザードマンを軽々と何体も何体も倒していった。

途中で他の攻略組にあったが、口をぽっかりと開けて唖然としていた。

それは、俺たちみたいな奇妙な組み合わせ〈黒の剣士に副団長に凡人という組み合わせ〉だったからなのか、それともモンスターがポップした瞬間に一気に消し去る戦闘能力に驚いていたのかは分からなかった。

大分上に上って来た俺たちはとうとうボス部屋を発見した。

「これが、ここのボス部屋か・・・」

ボス部屋というのは入口にある装飾の凄さで大体見当がつくものだが。。。

なんというか薄気味悪い場所でボスの見当もつかなかった。

「なあ、一旦ボスを覗いてみないか?」とキリトがいきなりびっくり発言をしたのに俺はとても驚いたが、アスナはこうなる事を予想していたようにやれやれとだけしか言わない、まるで諦めているかのように・・・

俺たちは転移結晶を手でぎゅっと握ってボス部屋を開いた。

最初は暗かったのだが急にロウソクみたいな物に青白い光が灯ってボスは正体を現した。

「ザ・グリーム・アイズ・・・?」

羊のような頭をしたし足歩行型のモンスターだった、まさに悪魔!!・・・・

冷静に頭が回転したのはそこまでだった。

「に、逃げろぉ~」

なんともなさけない声だろうか・・・と自分で思いながらも叫ぶのはやめられない。

キリトとアスナもすごい悲鳴を上げていたが、一番ビビリだったのは俺のようで、一人で安全地帯まで突っ走ってきてしまった。

その数秒後にアスナ達も到着。そろって言った言葉が「「「なにあれ!」」」という発言だった。

三人そろって言った事が同じなのでいつもだったら微笑む程度だろう・・・

しかし、状況が状況のため笑い声は聞こえなかった・・・

沈黙の中、向こう側でガシュガシャと音を立てて歩くパーティの音が聞こえた。

「これは、人数がすごく多い・・・軍か?」

「軍!?だって25層以来来てなかったじゃない、なんで今更?」

「多分力をつけてきたから、また最前線に復活しようと考えているんじゃないか?」

という事は・・・?

「ヤバイんじゃないかな?もし最前線の復活が狙いだったとしたら・・・ボス部屋に乗り込むんじゃないかしら?」

「いやぁ~それはないだろ?さすがに・・・」

ほっと一息ついた、なんせ俺もアスナと同じ事を考えていたからだ・・・・

キリトの発言に安堵したのもつかの間奥の方から悲鳴が聞こえてきた。

「あの馬鹿共、本当に乗り込んだな!!」

三人一斉にダッシュを始める、しかしボス部屋までは少し遠い・・

犠牲者が出ないといいんだが・・・・

 

ボス部屋にたどり着くと、悪い予感のほうが的中していた、グリームアイズは軍を壊滅状態まで追い込んでいた。もう数人しかいない所をみると沢山の犠牲者が出た事が分かった。

「転移結晶を使え!」

「ダメだ結晶が使えない・・・」

くそ・・・無効化エリアか・・・

しかし、どうすればいいんだ?俺たちだけで乗り込んでも倒せる相手なのか?

そんな風に迷っていると、アスナが「ダメだよもう・・・死んじゃだめ!!!」

と叫んだかと思うと一人で突っ込んでいってしまった。

「アスナ!ダメだ」

キリトも突っ込んでいってしまう。

もうヤケクソだ!!

俺は、雄たけびをあげながらソードスキル〈ソニックリープ〉を発動させた。

ボスが持っている剣に向かって・・・

狙いははずれ俺はボスの剣で叩き落とされた。

床で鈍い音がする。

意識が朦朧とし始めたその時だった。

視界が真っ赤に染まりなんとか立上がった、その瞬間にまた剣が襲ってくるがキリトが〈スラント〉でなんとか弾ききる。

「エレン、大丈夫か?」

「ああ、なんとか・・・」

キリトはまたボスとの戦闘に向かう、俺は後方のほうにいるアスナの方へ向かった。

「アスナ、ちょっと頼みがある。時間を稼いでくれないか?」

「え!?どうしたの?」

「考えがあるんだ、俺が合図したらスイッチで変わってくれ、10秒でいい。」

俺の真剣さが伝わったのか、何も言わずにただ頷いてくれた。

今度はキリトに伝えなきゃと思っていたが、キリトは何もかもわかったような顔をしていた。

「キリト準備はいいか?」

「ああ、はやくっしてくれ。。。」

俺がまずスイッチで入れ替わった、キリトはポーションでなんとか回復に励む。

俺は、自分の持てる力全てをつぎ込んでボスと応戦した。

しかし、ボスの攻撃力が圧倒的で防戦一方だった。

アスナが前線の方まで来たので、「スイッチ」と一言声を掛けてあとは任せた。

その数秒間の間に俺は準備を進める。

キリトも同様だ。

アスナが耐えているこの時間を無駄にしない!!その決死の思いで俺は「スイッチ」の一言を言った

キリトと一緒にボスに向かって突っ込む、キリトと俺はユニークスキル用に二刀の剣を装備していた。キリトは〈エリュシデータ〉に加え、色鮮やかな剣を装備していた。

俺は、愛剣〈グランザム〉に加えさっき出来た試したこともない武器〈フリーウィング〉というカテゴリは片手剣のはずだが、細剣カテゴリの用な武器を装備していた。

のちにアスナはこの時驚きの連続で困惑してしまったらしい。

この武器の驚く所は剣の能力値の高さもそうだが、俺の[二刀流:神速]の専用武器なのか分からないのだが、エクストラキャパシティという項目の中に〈乱舞強化〉という項目があったのだ。

まだ、実践では試したことはないが、防戦一方な中の唯一の勝機なんだ。かける価値は十分にある。

俺は後ろ、キリトは前という風にボスを取り囲んだ瞬間にスキルを発動させる。キリトの剣の光から、あれはいままで練習してきたなかで連撃数が一番おおい〈スター・バーストストリーム〉だろう・・でもあれはシステムアシストに自分の体についていかずに発動を最後まで続けられたことがない大技だったはずだ・・・キリトはなにか勝算があってあの技を発動させたのだろうか?

俺も〈乱舞〉を発動させる。いままでとは違う感じのなにかが、まるで俺の体を乗っ取ろうとするかのごとく俺の体を襲う。このままではスキルが不発になって致命的な制限が課せられてしまう、しかし体を襲う何かには勝てなかった。

俺は、そのまま体が固まってしまうような感覚に襲われた。

このままでいいのか?また大切な物を失うんじゃないか?キリトを失う気がした。。

それは、現実へと変わる・・・

スター・バーストストリームを不発に終わらせてしまったキリトは、体に制限がかけられ固まってしまった。そこを魔の手が襲う、キリトが殴り飛ばされボスの謎のソードスキルによって一瞬のうちにポリゴンの破片となってしまった。

アスナががくりと膝を落とす。その隙を逃さないようにアスナの方へ剣をたたきつけ、また謎のソードスキルでポリゴンへと変えてしまった。

その瞬間はたったの2秒、俺はなにもできなかった。

 

意識が覚醒したのは、ボスに〈乱舞〉を発動させた直後だった。

さっきのはいったいなんだったのか?そんな思考を遮るようにまた、何かが俺の体を乗っ取ろうとする、ここで負けたらさっきの事が現実になってしまう。

そんな感覚に追われた・・・だから、ここで負けるわけにはいかない!!!

俺はもう大切な物を失わない、絶対に!!

俺の意志が何かを抑えきった瞬間だった。

俺の意識は加速していった。剣と共に、すさまじい連撃を繰り出す。

まだだ、まだ加速できる!!もっと、もっとだ!!

俺の剣技はどんどん加速していく、もう何連撃放ったのかは分からない。

意識が途切れる感覚に襲われるがそれすらも凌駕する程の意志の力で斬撃を繰り出していく。

ボスはまだ倒れない、まだ足りないんだ、まだ加速しなくてh・・・

そこで俺の意識が途切れるのと共に俺の加速は終わった。

 

 

 




どうでしたか?
途中からもう勢いで書いていたものだから
途中で文がおかしいところがあるかもしれません。
修正をかけるので 指摘、感想待ってます!!


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