神様転生IFストーリー (破邪矢)
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そしてロリコンは神になった
ロリコン死す


どうも皆さん破邪矢です

九割がネタと勢いの作品ですのでそこのところご了承お願いします

それでは本文をどうぞ


俺はロリコンである

 

中学校でロリコンに目覚め

コミックL◯を聖書とし

『Yesロリータ、Noタッチ』を座右の銘にし

ロリ成分の不足する高校を中退し

近所の銭湯に就職し

仕事のない日は緑の()()()()として精力的に活動していたくらいにはロリコンである

 

そんな俺の現在の仕事は

 

ネ申

 

次に記す物語

何故俺が神になったのかの経緯と

神になった後のお話である

 

 

_______________________________________________________________________

 

 

 

いつものように銭湯の掃除を終え帰路についた日曜日の昼下がり 小学校近くの公園で 幼女(女神)とその他クソガキが仲良くドッジボールをして遊んでいる

地面に書かれた四角の中をキャッキャ キャッキャと言いながらロリ(妖精)たちが舞い踊りボールを避けていく

 

「見えそうで‥‥見えねぇ」

 

「あれ~ おっさんいたの」

 

「うるせえクソガキ お兄さんと言え お兄さんと」

 

「あッ おじちゃんいたんだ バイバ~イ」

 

「(いろいろ訂正したいが カワイイから許すッ!!)怪我しないようにしろよー じゃあね」

 

近頃子供の外遊び離れが騒がれているが われらロリコンにとってもゆゆしき事態である ベンチに座り彼女たちを見守りながら チラリズムや汗ばむ肌に思いをはせる あの至福の時間が無くなるのは何とも耐え難い

そんな杞憂であってほしい悩みを抱えながら家に歩を進めると 公園のフェンスを一つのボールが飛び越えた

 

「元気すぎるのも悩みものだな 拾いに行くか」

 

人として困っている人は見過ごせない なおかつ 運が良ければ「ありがと! おにいちゃん♪」と言ってもらえるかもしれないチャンスはロリコンとして見過ごせない

善意よりも下心で拾い振り返ると 一人の女の子(天使)がボールを探しているのか公園の入り口でキョロキョロとしている

 

「ボールはここだよー」

 

お目当てのものを見つけた少女は目をキラキラと光輝かせ 脇目も降らずに

 

道路に飛び出した

 

しかも道路には

 

4tトラックが走っていた

 

「危ないッッッ!!!」

 

ボールを放り投げ少女の元に駆け出す

その間の時間はほんの5秒にも満たないだろうが 俺には十倍にも百倍にも感じられた

走っている間に着ていてたパーカーを脱ぎ 僅かばかりでものクッションの効果を期待しかぶせたが 迫るトラックを見て何の意味もないことを本能的に理解した

 

ならば

 

曲がりなりにも日々の労働で鍛えた筋肉を総動員し 彼女を道路脇の生垣に投げ入れ‥‥

その直後に低い放物線を描き地面に叩きつけられた

 

「ガッ‥‥‥‥ヹハッ!!!」

 

黒いアスファルトが血で赤く塗り替えられていく光景が目に映る

全身に釘でも打たれたような痛みに叫ぼうとしたが 落下時点の衝撃で肺はつぶれ声は出ず

辛うじて無事だった耳に少女の泣き声が入り生きていたことに安堵した

そして俺はなすすべもなく死んでいった

 

__そこで俺の人生は終わるはずっだった

 

 

 

 

 

「‥‥きろ 起きなさい 君」

 

あぁ なんだ? 誰かの声がする

重いまぶたを開け見渡すと そこは白に囲まれた空間が広がっていた

 

「知らない天zy‥‥いや部屋? 空間? 何処だ此処?」

 

確か私は死んだはず だよな? あの状況で生き残るとは考えにくいし

 

「ひょっとすると天国‥‥にしては殺風景だな」

 

だとするとあれか 今の俺は一命は取り止めてが植物状態で夢の中なのか?

 

「でもそしたらさっきの声は‥‥」

 

「後ろを見ろ 君」

 

「ハイ?」

 

振り返ると 白装束を身にまとった如何にもな人がいた

 

「もしかして‥‥切腹して死にました?」

 

「違うわッ‼ 介錯されそうな人間に見えるのか儂が」

 

何だ違うのか 俺以外の人がいるってことはここは死後の世界ってことなのか

 

「いや でも~ 恰好からすればそのようには見えますけど」

 

「黙れぃ‼ いいかお主 心して聞けよ」

 

「そんなに口開けたら入れ歯が落ちますよ 落ち着いて話してください それにこの距離でそんな大声を出さなくてもいいでしょうよ」

 

「五月蠅いわッ‼ 神様を馬鹿にするのもいい加減にしろ」

 

何だこの爺さん全く ちょっとふざけただけなのに

イヤちょっと待て今この爺さん

 

「何て言いました」

 

「神を馬鹿にするなと言ったんだ」

 

「髪? 確かに頭は輝いてますけど」

 

「ネ申じゃ 英語で『God』」

 

「そうですか では」

 

そうか神様だったのか道理で面倒くさい性格をしているわけだ

 

「帰ろうとするなぁぁぁ」

 

まだ何か言ってるし

 

「儂 神じゃぞ神 普通もっと敬意を払ったり崇めたりするもんじゃろ」

 

そんな事を言われても

 

「だって私

ロリータ教だし

聖書はコミックL◯だし

神(女神)は幼女だし

天使は女の子だし

妖精はロリだし

座右の銘は『Yesロリータ、Noタッチ』だもん」

 

どうだ言ってやったぜ 前にもどっかの新興宗教だとかなんだとかの勧誘をこれで断ったけど その後は一切来なくなったな

その直後に警察が来て5時間ほど話したのは本当に疲れたが‥‥

こっちは Noタッチ Noタッチと言っているのに犯罪者を見る目でガン見 ドン引きされたし

国家権力許さまじ

 

「そうだとしても儂が神なの 君たちの命は俺が管理してるの‼ とりあえず話を聞け」

 

「解りましたよ 聞くだけ聞きますよ ただ簡潔にお願いします」

 

「分かった簡潔に言おう」

 

最初からそうすればいいのに

 

「君は死ぬ予定じゃなかった 間違えて死んでしまったんだ」

 

あぁそうですかなるほど‥‥ハァッッッ!?




如何だったでしょうか?

ロリコンにも良い人はいたんですね

最後までお読みくださった皆様ありがとうございました


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ロリコン宣戦布告

皆さんどうも破邪矢です

なぜロリコンが死んだのか 彼はなんの特典を貰うのか

それでは本文をどうぞ


前回のあらすじ

 

ロリコンが神様のミスで死んだよ♪

 

 

 

「幾つか質問してもいいか」

 

「なんじゃ急に改まって 良いぞ何でも聞け」

 

「具体的にどんなミスをして死んだんだ? イヤ それよりそもそも人間の運命は決まっているもんなのか?」

 

先ほどとはまるで別人のように 質問を続けるロリコン

 

「落ち着け 順番に説明するから」

 

「‥‥分かった」

 

「コホン まず儂は君たち人間の命の管理をしている」

 

声色を少しまじめで神っぽい感じに話し出す神

 

「そして 管理しているのは君たちが”いつ生まれるか” ”どれだけ生きるか” ”次は何にするのか”の3つだけじゃ」

 

「つまり誕生日と寿命と来世か」

 

「そういう事になるな 基本的にその3つは一回決めといたらほとんどそうなるんだが‥‥」

 

「例外があると?」

 

「希にだが上手く行かないことがあるんじゃ はぐれ原子の平方根の法則じゃな」

 

はぐれ原子? ナニソレ知らない

 

「俺が死んだのはそれが原因‥‥」

 

「ではない」

 

違うんかい‼

 

「じゃあなんで俺は死んだんだよ」

 

若干の苛立ちを含んだ質問をするロリコン

 

「トラック運転手に憑依して遊んでたら轢いちまった」

 

「・・・・・・はぁ???」

 

「いやァ~ 久しぶりにマニュアル運転したらやり方忘れちゃって ブレーキ踏む気だったんだけどアクセルふかしちまった」

 

予想外すぎる理由に言葉が出てこないロリコン

 

「儂も悪かったとは思っている だからお詫びと言っては何だが‥‥」

 

「甦らしてくれんのか?」

 

「それは無理だか 3つの願いと好きな世界に行かせてやる」

 

「俗に言う転生か」

 

「そうじゃ どこでもよいぞ」

 

「少し考えさせてくれ‥‥」

 

 

___________________________________________________________________

 

~10分後~

 

 

ロリコンは真剣な顔で神の元へ歩みを進めた

 

「決まったか」

 

「あぁ ただ最後に一つだけ質問がある」

 

「何でもよいぞ 聞いてみせなさい」

 

「あの事故はお前が関わらなければ起きなかった事故なんだよな?」

 

「だろうな 信号赤だったし」

 

「分かった」

 

ロリコンは願いを伝えた

 

「俺がかなえてほしい願いは

①ありとあらゆることで範馬勇次郎の100倍の性能を持つ体 と

②物理的な力をありとあらゆる事・物に干渉させる能力 だ」

 

「二つで良いのか?」

 

「三つ目もあるが先にこれを叶えてくれ」

 

「分かった」

 

一瞬にして全身が光に包まれ その光がゆっくり消えると

まず同一人物とは思わないような 筋肉刃ッ牙(バッキ) 刃牙(バキ)の姿になっていた

 

「姿はそれで良いのか?」

 

「あぁ 最後の願いを言う前に言っておく」

 

「なんじゃ?」

 

()()()()()()()()

 

「‥‥それはd「そして俺の三番目の願いは

③お前と「命の管理する力」を賭けて殺し合いをすることだ」

 

「‥‥そんな願いを儂が叶えると思うか」

 

「無論 そんな訳無いと思ったよ だからこその①と②だぁぁぁぁ~~~

 

ロリコンは神の事を思いっきりぶん殴った




如何だったでしょうか?

何故ロリコンは神に挑んだのか
そしてどの様にして神になったのか
気にしている人は特にいないと思いますが
次回判明します

最後までお読みくださった皆様ありがとうございました


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そしてロリコンは神になる

皆さんどうも破邪矢です

今回の話は
前半が『バキ』で
後半が『バカ』です

何を言ってるのか分からないと思いますが
百聞は一見に如かず

それでは本文をどうぞ



前回までのあらすじ

 

ロリコンが転生を断って神に宣戦布告したよ♪

 

 

 

①ありとあらゆることで範馬勇次郎の100倍の性能を持つ体

②物理的な力をありとあらゆる事・物に干渉させる能力

 

この二つの能力にフル活用し神をぶん殴ったロリコン

 

「待て!ちょっと待てお主 何で儂を殴った⁉」

 

「理由が思いつかないなら思いつくまで殴るぞ」

 

「そんな事言われt「フンッ!!!」ゴボァ‥‥!」

 

ならば死ねとでも言うように再び神を殴る

 

「あれか? 残した家族に未練でもあったか?」

 

「違う!」

 

メシャッ

脇腹を左足で蹴り 横に薙ぎ払う

 

「死んだときの苦痛を思い知れと?」

 

「そんな事じゃない!」

 

ボゴッ

頭頂部に裏拳をかます

 

「何が不満か知らんが 此れしきでは儂は死なんぞ」

 

「ならば遠慮は要らないなッ」

 

バァギィ ヴェゴ メシャ ブヂェ ヴァヂャ ボォギ  ボゴゥ ミヂ  メェギ ガシュッ メリョ バォギ ビェギョ  ベェキ ビチッ ヴィゴゥ バキッ メキョ メシャ ブヂッ ヴェキ  ボォゴ ミジュ ゴリュ ガシュッ  メリョ バギュ ビェギョ ベキ ビジィ ヴィゴ バァコ メギョ ドゥゴッ ブヂャ ヴァギャ ドゥゴッ メリ メシャ ブゥチ ボキィ  ボゴ ミシ ガシュッ デュヂャ バァギッ  バェゴ ミジュ ミギィ ブヂャ メギャ ミキョ メジャ  ブチッ  ボキ ボェゴ  ミヂッ ベグォ ヴィキィミキュ ヴェギョ バキッ メキョ メシャ ブチュ ボォゴ ブッチ ボキ ミチ バゥギ ガシュッ ヴィギュ ミィチャ ベギィ メリュ バァギ ビェギョ ベキ  メェギョ ビヂィ メシャ ブチ ボゴ ヴィヂ ボィキ ブヂィ ボゴ ヴァギォ ミェシ ミキョ ブチ ヴェギィ バキッ メキョ ヴェシャ  ミシ ブェキィ ガシュッ ビゴン ビギィ バギ ビェギョ ベィギ ビィヂ ヴィゴ バィコゥ メキョ ヴァギャ ドェゴ メリィ ボギ ドゥゴッ ミヂュ ベェギ ヴィゴゥ  バァギィ

 

百を超える無呼吸連打 しかしそれを全て受けて尚 神が死ぬような気配はない

 

「理由は思い浮かんだか」

 

「何の事だか分からんな」

 

「そうか‥‥なら仕方が無い」

 

そう言うとロリコンは 体をほぼ真後ろへ捻り まるで遠投や砲丸投げのように構え_

 

握力(あくりょく)×体重(たいじゅう)×スピード=破壊力(はかいりょく)!!!

 

殴った

放物線を無視するかのように ほぼ一直線に吹き飛ぶ神

 

「思いついたか あんたが殴られる理由は」

 

「なにが不満か知らんが‥‥お主タダで済むと思っとるのか」

 

「何をするのか知らんが‥‥自分でどんな力を与えたか覚えてないのか?」

 

「そこまでボケて無いわ じゃがのぅ」

 

「…」

 

「与えた力を取り上げることが 儂に出来ないと思ったのか!!!」

 

神は与えた力を奪い返さんとロリコンに腕を突き出す…が しかし

 

「なに‥‥⁉」

 

体内に透過し力を奪い去る予定だった腕は 筋肉に‥‥いやそれは筋肉という単語で表せるものではなかった たとえるならば壁…鉄板…そんな(ヤワ)な物では無く それ以上に硬く…重い__巨岩

見上げても その高さを知ることのできない大きさを持つ_不動の巨岩_そうとでも言うべきモノそれに阻まれたのだ

 

「分かったか? 今の俺の体はお前が思っていたものより 遥に固く 遥に丈夫で‥‥強い

 

「クソッ」

 

神は悔しそうに顔を歪めた

自らが与えた力 その力に阻まれ取り返すことが出来ない これほどまでの屈辱があるだろうか

 

「まだやるかい?」

 

「‥‥」

 

神は答えない

 

「今 負けを認めるならば俺もこれ以上攻撃はしない 約束しよう だが‼負けを認めずに逃げたなら……キサマが死ぬまで追いかけまわす」

 

此の時 神は別次元に逃げたり ロリコンを強制的に転生させることが出来なくは無かった

だが 確信といえるほどの直感がそれを無駄だと判断した この男にそんな事は通用しない その肉体から発せられる剛力をもって 次元の壁すら破ってくるそう思ったのだ

 

「もうえぇ‥‥分かった儂の負けじゃよ 自らが蒔いた種じゃ責任は取ろう だが最後に教えてくれ 何故転生の権利を捨て儂に戦いを挑んだ?」

 

「一言で表すなら『俺がロリコンだから』」

 

「イヤ 分からん」

 

「俺が死んだのは‥‥トラックに轢かれたからで その事故の原因はアンタだ」

 

「そうだな」

 

「だから死んでしまった俺にお詫びしたのは分かる」

 

「偉いじゃろ」

 

「だが‥‥あの事故で一番アンタが謝罪すべきなのは俺じゃない 俺が助けた幼女だ

 

「何故じゃ? あの娘は生きておるし大した怪我もしとr_ボゴ_ゲェボゥ‥‥! さっき殴らないって言ったじゃろお主ィ」

 

「言葉より先に拳が出た すまんな だがこれが俺の意志だ」

 

「だからどういう事なんじゃ!!!」

 

「いいか? 確かにあの事故で幼女は死んでない でもなぁ もしあの子が自分のせいで俺が死んだと考えたら? あの事故がトラウマになって外に出られなくなったら? 疫病神なんてあだ名がついて学校でいじめられたら? 軽い怪我で済んでなかったら? 他にも色々あるがそれらが原因で彼女の未来が暗く悲しいものになったら? その責任を誰がとる? 事故の原因であるお前しかいないだろう?」

 

「それは別に儂の仕事じゃ‥‥」

 

「何言ってんだ 生きとし生けるもの幼女を保護するのは義務だ 仕事じゃない」

 

神は確信した

 

(こやつ‥‥ヤバイ奴じゃ)

 

「幼女を大切にするのは当たり前の事だろ もし仮に俺が生き残って同じような状況になっていたら また同じように助けに向かう」

 

「随分と立派な心掛けじゃな」

 

「だが 俺がどれだけ騒いだところで キサマがその責任を取るとは限らないし 今後同じような事が起こるかもしれない その可能性は一人のロリコンとして見逃せない」

 

「‥‥考えすぎではないか」

 

神の意見は最も_いやそれ以前にロリコンの考えがおかしいのだろう だが

 

「何がおかしい? それに 俺がやろうとしていることは基本的に善行だ 善い行いをやめる理由がどこにある?」

 

彼の信念は変わらない 恐らく止めることは物理的にも出来ないだろう

 

「それに 俺が神になれば不幸な人生を歩む幼女を減らせる これ以上に素晴らしい事は無いだろう」

 

「‥‥分かった お主に儂の力を譲渡しよう 主神よ我の声が聞こえるか?」

 

「ん?」

 

神が上に向かって語り掛けると 空間が光に包まれ_光が消え去ると宮殿のような建物の内部のにいた

 

「なんだここ?」

 

「主神‥‥神の管理をする神の部屋だ 儂の力をお前に渡すことはこの者でなくては出来ない」

 

「転生特典は授けられるのに?」

 

「儂の仕事は人間の管理であって 他の神が司る仕事は出来ないのじゃよ」

 

「私を呼んだのはお前か」

 

空中からゆっくりと降りてくる 見事な白髪と髭を蓄えた主神

 

「分かっとるくせに白々しい 何じゃこの空間はいつもは殺風景なくせに 人間がいるからと豪華にしおって」

 

「何だばれたか」

 

主神が指を鳴らすと景色が一瞬で変化し 応接室のような空間が出現した

 

「立ち話じゃ疲れるからな 掛けよ」

 

促されるままにソファーに腰かけ 出されたお茶をすする

 

「話は分かった 望み通り君を神にしてやろう」

 

「良いのか? そんな簡単に」

 

「早い話 働いてくれるならこちらとしても有り難いんじゃ 人間部門は数が足りずにてんてこ舞いでな」

 

「お主には話して無かったが‥‥儂以外にも人間の管理をする神はいる」

 

「マジで?」

 

「マジもマジじゃ お主は儂がこっちに招いたから来れたが普通は無い 稀に死んだ人間や霊能力者がこちらの世界に来ることがあってな そう奴らを片っ端から人間担当の神にしてた」

 

あまり聞きたくなかった まるで企業のような運営形態のシビアな神様事情である

 

「まぁ そうゆう訳だから 仕事頼んだ」

 

「ちょっと待て ところでこのハゲはどうなる? 俺としては事故の時の幼女の事で落とし前付けさせたいんですけど」

 

「あ~ そうじゃのぅ きみの主張も全く分からない訳では無いんじゃが‥‥人間部門から減らすわけにもいかんからなぁ‥‥ そうじゃ! 君の部下にしたまえ」

 

「俺の部下になるんですか このハゲ」

 

「何かと使えると思うぞ 古参じゃから他の神にも顔がきくしな」

 

「人を便利なアイテムのように話すな 全く」

 

「お前が蒔いた種だろ 自分でも言ってたじゃないか」

 

「はぁ‥‥ 先が思いやられる‥‥」

 

その後ロリコンは 思ったより多い仕事や死にたくても死ねない神様システムに苦しめられながらも 日々幼女の苦難の無い幸せな生活の実現のため奔走した

 

 

 

_______________________________________________________________________

 

 

以上が俺が神になった理由 そしてここからが後日談だ

 

 

_______________________________________________________________________

 

 

 

俺は人間部門から派生した(させられた)_『幼女保護部門』その主任になっていた

 

「ある程度の予想はしておったが‥‥50%の人口増加とはのう」

 

「幼女保護して 戦争けしかける国家元首とか凶悪犯罪者とか減らしまくったからなぁ そりゃそうなるよな」

 

俺が神になり僅か数十年 ありとあらゆる世界で幼女を保護しまくった その結果ほとんどの世界で人口が増加した

 

「まさか 俺のいた世界で物語だった世界の管理までするとは‥‥」

 

「儂らが管理して無かったら 転生できる訳無いじゃろ」

 

「そうなんだけどさぁ~ 一日100時間労働ってなんだよ とんだブラック企業じゃねぇかここ」

 

「産業革命の時よりましじゃ‥‥あの時は儂一人じゃったからな ワットの糞野郎が」

 

はるか遠くを見つめながら愚痴るハゲ

 

「俺としてはアイツがいないと 子供は「小さな大人」として労働力のままだったからな 感謝しているぞジェームズ・ワット」

 

「今はそれ以上にお主が憎いがな 業務時間外に色々仕事をさせおって」

 

「え?何だって?」

 

「ハァ もうよい どれでどうする?」

 

「『どうする?』とは?」

 

「お主の最初の望み通り 不幸な人生を歩む幼女は居なくなったが その代わり人口が劇的に増えた 何が問題かは分かるよな」

 

「‥‥どう考えても人手が足りないか」

 

「おかげで儂らのミスも増えて 転生候補も増えたが‥‥お前のような物好きは 一人もいなかったぞ」

 

どうしようかねぇ 何かいい案が__あ そうだ‼

 

「ハゲ お前幼女になれよ」

 

「遂に壊れたかお主‥‥いや 前からか」

 

何故だろう? いつぞやの警察官にとてもよく似た目で見られた

 

「そうじゃなくて 俺みたいにトラックの前にロリがいれば 善人は皆助けに向かうだろう?」

 

「善人っちゅうか 只のロリコンじゃろ」

 

「まぁまぁ落ち着け 取りあえず俺のやった事の疑似体験を 丁度寿命が尽きるような人間にやらせて こっちに引き込んで 全員神にすればいい」

 

「上手く行くかのぅ」

 

「一定数は確保できるだろ」

 

~数日後~

 

合計2万人近く集まりました

 

「マジか‼」

 

「マジじゃ 軽く脳内覗いてみたが‥‥全員重度のロリコンじゃった お主もじゃが命が惜しくないんか?」

 

「愛するロリの為なら死ねるぜ」キリッ

 

「分からんのぅ まぁ良い お主が発案者なんじゃから説明はお主がしろ」

 

俺は覚悟を決めて かつての俺と同じ選択をした同志の前に立つ

 

「どうも皆さんこんにちは 私が神です」

 

いたるところからざわめきが聞こえる そりゃそうだろう ラノベやSSならいかにもな爺さんか可愛い女神が出てくるものだ

ただ 残念なことに俺の見た目はそうではない ボディービルダーとは比べ物にならない肉体の青年である

 

「君たちがここにいるのは 俗にいう『トラック転生』‥‥ではないんだ」

 

「嘘だろ⁉」

 

「ロウきゅーぶ!の世界に行こうと思ってたのに」

 

「ワイもや‥‥」

 

「下手に希望を持たせてしまって済まない だが案ずるな! 君たちは転生以上に素晴らしいことが待っている!」

 

全員が俺の次の発言を固唾を飲んで待つ

 

我らが天使‥‥幼女を守護する神となれ!!! 清く尊いロリたちを! 君たちの手で守るんだ!

 

同志達がどよめく

 

「無論楽な仕事ではない‥‥だが! 仕事の過程であらゆる世界のロリに会える!

国も 世界も 人種も 次元すらも超え ありとあらゆるロリに会える!」

 

「拙者の嫁である 獣系ロリも?」

 

「会える!」

 

「僕が考えたオリキャラの巨乳ロリ嫁も?」

 

「会える!」

 

同志達の熱狂が最高潮に達した

 

「君たちは選択したんだ 自らの命を天秤にかけて 幼女の! ロリの! 女の子の! 命を救うことを!!! 神になることはそのご褒美だとでも考えてくれ! かつての私もそうだった だがその選択に後悔は無い!!!」

 

「そうだ」

 

「後悔なんざ微塵もねぇ」

 

皆の意志が一つになった

 

「同志達よ 神の世界にようこそ」

 

その後 一気に人材が増えた神の世界では 全ての業務が滞りなく行われ 神様のミスによる転生は無くなった

 




如何だったでしょうか?

自分でもこれでいいのか?と思おうと所はずいぶんあったのですが‥‥
タグに『ネタ』と『バキ』が入っているからいいかなぁ~という謎理論をもとに
一応の完結にしてしまいました

本作はこれでおしまいですが 機会があれば別の作品も読んでやってください

最後までお読みくださった皆様ありがとうございました


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今日もまた人が死ぬ
夢の中


皆さんどうも破邪矢です

神様転生杯タグが気に入ったので書いちゃった
内容のできは……語るより見るがやすし

それでは本文をどうぞ


「前沢さん ちょっと多いけどこの資料片づけて」

 

「はい分かりました」

 

三桁を超える全てのページに余白の存在を許さないかのように文字とグラフが蒔き散らされている。一体これの何処がちょっとなのか凡人の私には理解が出来ない。

私の職場は俗に言うブラック企業だ、毎日の残業に休日返上は当たり前。だが私はそこまでこの職場が嫌いじゃない、何なら好ましく思ってすらいる。仕事が多ければ余計な人に会うことも減るし、給料はしっかり出ているので無駄遣いも出来る。それに、

 

「今日も仕事は10時まで確定ね、よく眠れそうだわ」

 

意識が消えるほどの眠りならあの夢を見なくて済む。

 

 

 

通達                      

 コロナウイルスの世界的な流行の為、事業継続が困難

な状況になりました。つきまして誠に勝手ながら当社は

事業を終了することにいたします。失業手当の為の退職

証明書がほしい方は一週間以内に事務にて手続きをお願

いいたします。                  

               ハーメルン競取り商事

 

「嘘でしょ」

 

収入減が無くなったのはどうでもよい。仕事ばかりしてたおかげで貯金は4桁万円ある。

 

「明日からどうやって眠ればいいのよ……」

 

この状況で病院に行って薬を貰うのは憚れる。外出もできないしどうやって疲れればいいのだ。

 

取りあえず映画を借りて見ることにした。数少ない常識的な友人に何回も見れる映画は無いかとアドバイスを求めたものだ。一日中見ていればそれなりに疲れるだろう。

 

「まさか全部同じ監督とは思わなかったけど。そんなにスゴイのこのアニメ監督」

 

絵が綺麗だの、甘酸っぱいだの、共感しかないだの言っていたが本当だろうか。

 

順番は気にしなくてもよいと言っていたが、ここはひとまず一番古い作品から見てみよう。

 

 

 

あっという間に25分が過ぎた。友人の目は確かだったようだ。

 

「後でラインでも送るか、疑って悪かったわ」

 

飲もうと思って空けたビールはとっくに仕事を放棄してぬるくなっていた。

 

「――――糞マズい。しかし、ガラケーでも宇宙にメール出来るのね、意外」

 

これは次も期待できるな、アイツもこれが一番好きだって言ってたし。

 

 

 

「やべぇなこの監督、ええ話や。雪と桜の花びらとかどうやって思いつくんだよ」

 

◯海○時代の漫画にあったような気がするが忘れた。字面似てるし一緒一緒。

またぬるいビールを生産してしまったが捨てた。映画のお供はやっぱりコーラだお前じゃない。

 

「そうなると次はどうするかな」

 

ここまで良作続きだと自分の感性で次の映画は選んでみたい。

 

「ダメだ違いが判らん、売り上げが高いのにしよう」

 

 

 

美しい映像だった、でも開始20分もしない内に私の心はそれどころじゃなくなった。

 

「夢の中で入れ替わる……あの夢は誰かの人生で……私以外にも居るかもしれない」

 

映画のようなロマンチックな話じゃないけど、私は変わった夢、いや悪夢を見る。夢の中での私はいつも小さな女の子で、顔は見えないが多分母親であろう人物に手を引かれている。多少の違いはあるけれど最後に必ず――――人が死ぬ。

 

映画のなかで入れ替わった男女は、時間のずれを利用して世界を変える。

 

「変えられるの?あの夢を」

 

考えたこともなかった、早く終われと願うばかりで自分の意思が及ぶなんてちっとも頭をよぎらなかった。

 

「試してみるか……」

 

幸いと言うべきかたいして身体は疲れていない、まだ昼過ぎだがこのまま眠ればあの夢を見る。

 

「おやすみなさい」

 

布団に俯せた私は間もなく夢に誘われた。

 

 

 

 

 

「梶原、この荷物お前の担当だろ!さっさと持ってけ」

 

「……あぁホントだ。すんません最上さん」

 

「コロナの所為で仕事が増えて疲れるのは分かるけどよぉ、だからって手ぇ抜かれちゃ困るぜ。悩みがあるなら今度聞くからよ」

 

「いえ大丈夫です。疲れて気抜けてました」

 

言っても信じるわけないし、解決も出来るわけない。

 

「早く終息しねぇかなコロナ。有給がしっかりとれる良い会社だったんだけどなぁ」

 

それなりに仕事には慣れて来たが流石にか疲れがたまる。それに死ぬほど疲れたときは決まってあの夢を見る。

 

「何でよりによってトラックで人を轢く夢なんだよ」

 

せめてもの抵抗で早く仕事を終わらせてしまおうと、力強くアクセルを踏み込み配送の仕事を始めた。

 

 

 

 

 

「⊿∟∮´`¨。,.。゛;・゜〆々”^―#」

 

何と言っているのかは分からないが私に話しかける声がする。

 

(あの夢だ……いつものあの人だ)

 

見るのは正月ぶりだろうか、我ながら驚きの社畜ぶりだ。

 

(今はそんなこと考えている場合じゃないか)

 

あたしが道路に飛び出しさえしなければこの夢の結末は変えられるはず。

 

「___ _____」

 

(声が出せない、喉が張り付いたみたいに動かせない)

 

私に聞こえないだけじゃないかと思い隣の、多分母に当たる人物を見上げるが変化はない。

 

(ん?見上げる?)

 

私は辺りをキョロキョロ見渡す。

 

(動けるじゃん。普通に)

 

試しに歩いているのをスキップに変えてみる。

 

(出来るな。今までそんなことなかったのに)

 

小学生5年生の頃から悩まされていた悪夢がこんなに簡単に解決するとは思ってもいなかった。

 

(だったら道路に近づかなきゃ、いや動かなければ良いのか。その間にトラックが通過すれば解決する)

 

私はその場に立ち止まる、母親(仮)がなにかいっているが聞き取れない。

 

 

 

 

 

「結局家に着くのは12時過ぎかよ」

 

仕事と収入がなくなっている人には申し訳ないが、こうも忙しいと今日の疲れを癒す前に次の仕事が来てしまう。

 

「シャワーだけ浴びて寝るか」

 

飯はコンビニで済ましてきた、人を轢く夢を見る可能性があろうとも眠らないことには疲れはとれない。

 

「たまにはビール景気づけでも……いや、よそう。正夢になるといけねぇ」

 

下らないこと言ってないでさっさと寝るか。ベットに横になり天井を見上げていると次第に意識が薄れていった。

 

 

 

 

 

3分ぐらい経っただろうか、母親(仮)は説得を諦めて横に座り込んだ。

 

(しかしトラック来ないな、いつもはすぐに轢きに来るのに)

 

自分の命を狙う存在を待ちわびるのはなんとも良く分からない感覚だがこちらにも生活がかかっている。

 

十分経過、二十分経過、三十分経過……、____遅い、遅すぎる。

 

(待ち合わせしてるわけじゃないんだから早く来れば____)

 

嫌な予感がした、恐らくそれは当たっているだろう。合っているかどうかを確かめるには後ろを振り向けば事が済む。だがそれをこの身体は許さない。

 

(前に進む以外は許されないのね)

 

さっきのスキップは偶然だった、この夢のなかに入った時点でほぼ全ての事象は確定していた。

 

(せめて此処が何処か分かるヒントが)

 

しかし、見えるのはなんの変哲もない道路と公園のみ。

 

(電柱はすぐ後ろにあるけど見えない、次の電柱はまだ先)

 

かなり薄い希望だかどうせ前にしか進めないのだ、四の五の言っている場合ではない。

 

(それに、私が死なない限りこの夢から出られないみたいだし。現実の方からどうにかするしかなさそうね)

 

ここまで来れば開き直りだ、覚悟をきめて言葉の通り突っ走る。

 

(あともうチョッとで……)

 

あと一歩で住所が見える所でいつものやつ(お決まりのアレ)がが始まった。

 

視界の隅に風船が映ると、私の身体は写真で撮られたみたいに静止した。

 

(あぁ、もうダメだ)

 

さっきまでの全力ダッシュなど無かったかのように、言うことを聞かない体はふらふらと風船を追いかけて車道に飛び出し、

 

ヴァギォ

 

さっきまで音すらしなかったトラックに轢かれそうになり顔も名前も知らない男性に助けられた。何度見たかわからない鉄屑と肉塊の混ぜ物が目の前に出来上がったとき、私は布団から起き上がった。

 

 




如何だったでしょうか?

〇海〇監督って誰ですかね?私にはわかりませんがきっと凄いんでしょうね
多分次で完結します 気になった方は是非

最後までお読みくださった皆様ありがとうございました


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