バトルスピリッツ~ 流星の絆 (天龍神)
しおりを挟む

プロローグ

去年にバトルスピリッツに復帰した時に思いつていたネタがあったので書いて見ました


地球で高校生活を満喫している龍姫達は今日も高校に通いながら働いていたのであった。

 

 

 

「へぇ~龍姫ちゃん達ってそういうこともするんだ」

 

 

 

「まぁ、確かに戦闘でねじ伏せることもあるけど、「これ」はもう一つの手段だし」

 

 

 

龍姫達はこう見えて産まれながらの神姫であり不老不死に近い存在で先輩神柱達には劣るがとてつもない戦闘力を待っているのである。

 

 

 

そして高校生でありながら異世界を縦横無尽に駆け回り依頼を解決し、被疑者確保の権限を持つ次元武装探偵、略して「次元武偵」なのだ。

 

 

 

龍姫をはじめとするチームメンバー全員が剣術、体術、槍術、弓術などを会得しており、数々の戦いを経験しているのであった。

 

 

 

今回は龍姫達は同期で神姫になった武偵達と天界にある武偵所のフリースペースで話していた。

 

 

 

龍姫達の手には黒い長方形のカードに裏面に「BS」と書かれた40枚以上の束が握られていた。

 

 

 

その名も「バトルスピリッツ」こと「バトスピ」であり、赤、白、青、緑、紫、黄の六色のカードを組み合わせて戦うカードゲームなのだが異世界ではこれで争い事を終わらせるために使用することがあるため龍姫達は以前からそのことをジャスティス立花(間違っても橘さんではない方)という賢者から聞かされていたこともありデッキを構築し、完成させたのであった。

 

 

 

以前に三龍神の一角である「聖龍皇アルティメット・セイバー」は恵龍寿のデッキに入っており、龍姫は初心者から上級者でも扱いやすい反面、相手に対策されることが多い赤に、無色化やコア外しなどで白のお家芸である各種「装甲」を得意とするプラネテューヌと同じイメージカラーである紫を合わせた系統「星竜(幼馴染みではない)」を主軸としたデッキと武士がモチーフになっているドラゴンの系統「武竜(幼馴染みではない)」の二つを構築して、バトルを行っていており、今は報酬で手に入った新しいカードを使うために再構築していた所であった。

 

 

 

「赤の転醒Xか、赤ならちょうどよかった‼」

 

 

 

「龍姫ちゃんって光導も使ってるよね?」

 

 

 

「もちろん、光導も構築してあるから」

 

 

 

星龍も赤紫星竜デッキとトラなどがモチーフになっている「皇獣」デッキも使いこなすようで、以前、龍姫は星座がモチーフになっている「光導」デッキを使っているらしく、そのことを星龍が訊ねると、龍姫は今も大事に持っていると答えて、ジャスティス立花から受け取った新しいシステム「転醒」を持つ転醒ネクサス「赤の世界」を三つのデッキに投入し終えたのであった。

 

 

 

「カードゲームの仕事って久しぶりだしね」

 

 

 

「基本的にボク達は戦闘とかが主な仕事だし」

 

 

 

「これでデッキは完成っと行くとしますか‼」

 

 

 

龍姫達はバトルスピリッツのデッキの再構築を終えて仕事先である世界へ行くべく転送装置へ向かったのであった。

 

 

 

「転送の準備完了しました‼」

 

 

 

「さて、行きますか?」

 

 

 

天界武偵本部から直接仕事先である世界へ行くべく龍姫と星龍が転送装置の上に乗り転送準備が完了したとのアナウンスが入り転送装置が起動し龍姫と星龍が転送されたのであった。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

覇王編
第1話 元気がいい少年


天界の転送装置から仕事先である世界へ転移していたのであった。

 

「此処が今日の仕事先か?」

 

「見た感じ平和な世界だね、ジャスティスさんからカードショップに向かってほしいっていう依頼だし、バトスピでバトルすればいいはず」

 

龍姫と星龍は辺りを見たして、無事に転移が完了しことを確認した所、そこは平和な世界の街であることが分かったので、ジャスティス立花からの依頼である「ある少年達とバトルをして欲しい」という依頼を実行にするためにデバイスで地図をナビゲートしてもらいカードショップに向かった。

 

しばらくデバイスの言う通りに道を進むと目的地であるカードショップ前に到着したので早速二人は店内へ入る事にしたのであった。

 

「いらっしゃい‼ 初めて見るわね」

 

「はい、こっちには今日初めて来たので」

 

カードショップ店内に入った二人は店員である女性、如月ミカが対応したので挨拶することにしたのであった。

 

中は至って普通のトレーディングカードを扱っているカードショップと言った内装で二人はとりあえず店内の品揃えを見ることにしたのである。

 

すると、

 

「今日もあげて行くぜ‼」

 

「ハジメにいちゃん‼ もうちょっと、静かに出来ない」

 

「ほら、他のお客さんに迷惑よ‼」

 

「元気が良いな‼ 少年、今日は珍しい、初めて来るお客様が居るから相手してもらうのはどうだ? お二人さん」

 

元気いっぱいで声が大きく鉢巻がトレードマークの少年と、小柄な少年、リボンをつけた少女の三人が入ってきたのだが、あまりの少年の声量に龍姫と星龍は思わず黙り込んでしまったところでアフロのカツラを被っている男名前はアフローヌという男は鉢巻の少年に龍姫と星龍にバトルを申し込んだらどうだと持ちかけてきたのであった。

 

「お姉さん、オレ、日昇ハジメ、よろしく‼」

 

「どうも、ボクは鳴流神龍姫、こっちが幼馴染みの」

 

「獅子神星龍、よろしくね」

 

「自己紹介も終わったことだし、姉御、バトルフィールドを使わせてやれよ‼」

 

「はいはい、そこの二人はどちらが先にバトルするの?」

 

「ボクからお願いできるかな? ハジメ」

 

「いいよ‼」

 

鉢巻の少年「日昇ハジメ」は龍姫と星龍に自己紹介をしてきたので二人も自己紹介をしてアフローヌが如月ミカから店内にあるというバトルフィールドの使用許可を出してくれたようで、龍姫がハジメとバトスピでバトルすることになったのであった。

 

「とりあえず、このデッキで行こう‼」

 

「龍姫ちゃん、頑張ってね‼」

 

龍姫はアイテムパックから三つ構築していたデッキから「光導」を選択してバトルフィールドへ向かったのであった。

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第2話 覇王(ヒーロー)VS光導

日昇ハジメという少年とバトルスピリッツでバトルすることになった龍姫は構築していた三つのデッキから「光導」デッキを選んでバトルフィールドに向かったのであった。

 

「ちょっと、スーツは?!」

 

「あ、説明するの忘れたね、来い‼ 紫龍‼」

 

「なんの‼ あれ‼」

 

「ボク達の土地ながらの物だからトップシークレットでお願い」

 

どうやら今いる世界では専用のスーツを着用するのが一般的らしく龍姫がそのままの私服姿だったので龍姫は自分が説明するのを忘れていたことを思い出して、インテリジェンスデバイスを通して自分専用に作らせていた黒紫色の東洋の龍の形のバトスピマシンが時空を突き破って飛来してそれに龍姫はいつもの癖なのかバク宙して飛び乗りハジメと向かい合ったのである。

 

それを見た、ハジメの幼馴染みという巽キマリという少女は近くにいた星龍に詰め寄っていたので星龍は他言無用にして欲しいと頼んだのであった。

 

そしてバトスピでバトルするための掛け声であるあのセリフを、

 

「「ゲートオープン! 界放‼」」

 

「龍姫さんってどんなデッキ使うんだろ?」

 

宣言しバトルが始まったのであった。

 

先行はハジメのようで、

 

「ワン・ケンゴーをレベル1で召喚‼ そして、バーストセット‼ ターンエンド‼」

 

第一ターンハジメはワン・ケンゴーを召喚し、バーストをセットし、そのままターンエンドし、龍姫にターンが回った。

 

「よし‼ それじゃ、光導創神アポローンを配置! 初回配置時にデッキの上から三枚オープンして対象のカードがあれば神託出来る」

 

「なに、そのカード‼」

 

「ちょっと‼ あのネクサスは‼」

 

「ボクも初めてだよ‼」

 

「説明するね、あれは創界神(グランウォーカ)ネクサスって言う特別なネクサスカードで、特殊な効果以外は効かないネクサスカード」

 

「ほ~」

 

第二ターン、龍姫は手札から創界神ネクサス「光導創神アポローンを配置し、デッキから三枚オープンしたのだ。

 

その効果でオープンしたカードは、

 

水瓶竜アクエリジャードラゴン

 

天星12宮 魔星人 シュタイン・ゴイル

 

蠏甲竜キャンサードラゴン

 

だったのですべて光導創神アポローンの神託(コアチャージ)対象の為コアを三個光導創神アポローンに置き、

 

「バーストセット‼ そしてブレイドラXをレベル1で召喚‼ ターンエンド‼」

 

龍姫はそのままターンを終えた。

 

「そう言えば、あいつのリザーブにあるあのコア何?」

 

「銀と赤のコア確か」

 

「あれはソウルコアていう特殊なコアでバトラーに一個だけあのソウルコアを使うことが出来て、ソウルコアで特殊効果を発動するスピリットもいるから」

 

キマリは龍姫が銀縁の赤いコアがリザーブに置かれていることに気が付き星龍がソウルコアということを説明して、第三ターンが始まった。

 

「ドスモンキ レベル1で召喚‼ アタックステップ‼ ワン・ケンゴーでアタック‼ ワンケンゴーのアタック時効果発動‼ バーストがある時、レベル3として扱う‼ よって 激突だ‼」

 

「激突なら仕方ないか、ブレイドラXでブロック‼ 相手によるスピリット破壊後、バースト発動‼ 天星12宮 風星士キャンザムライ‼ 旋風2発動‼ ワンケンゴーとドスモンキを重疲労させて、その後召喚‼ 光導創神アポローンに神託‼」

 

「ドスモンキ‼  ワン・ケンゴー‼ ターンエンド‼」

 

「重疲労ってなんのよ‼ なんでハジメのスピリットが逆さまになってるの?」

 

「あんな効果初めてだぜ‼」

 

「重疲労は二ターンの回復が必要な効果で、疲労扱いになる」

 

龍姫はワンケンゴーの効果を逆手に取りブレイドラXでブロックしたことで相手による破壊後バーストが発動し、天星12宮 風星士キャンザムライの旋風2の効果を発動されてしまい、ハジメの二体のスピリットは重疲労してしまったのだ。

 

これによりハジメはアタックが出来なくなり、龍姫の光導創神アポローンに神託を許してしまうという結果になり、ターンエンドと言わざるを得なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第3話 光星神ゾディアック・レムリア

いきなり煌臨を使います


ハジメはまんまと龍姫のセットしていたバーストを発動させてしまい、召喚したスピリットを重疲労させられてしまったことで第4ターンになった。

 

「水瓶竜アクエリジャードラゴン 召喚‼ レベル1‼ アクエリジャードラゴンは 赤・白・青・黄・紫・緑で軽減して良いことになっている、バーストセット‼ アタックステップ‼ アクエリジャードラゴンのアタック時効果「星読」発動‼ 自分のデッキの上をオープンしてそのカードが系統「光導」だったら、手札に加える、月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタ、系統「光導」の為、手札に加える そしてアクエリジャードラゴンの効果で手札に加えた場合デッキからカードを一枚ドロー!」

 

「ずるじゃない‼」

 

「初心者向けのデッキなのね、あの子使ってるの」

 

「ライフで受ける‼ ライフにより‼ バースト発動‼ 真っ赤な覇王(ヒーロー) 爆熱召喚‼ 英雄龍ロード・ドラゴン召喚‼」

 

「(もうちょっと粘ろうかな) ターンエンド‼」

 

龍姫は水瓶竜アクエリジャードラゴンの軽減効果をうまく使い召喚し、アタック時効果で見事月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタをオープンさせて手札に加えデッキから一枚ドローしてハジメのライフを減らしたことでハジメのキースピリットの一体「英雄龍ロード・ドラゴン」を召喚させて、龍姫はターンを終えた。

 

「バーストセット‼ オードランをレベル1で召喚‼ アタックステップ‼ 英雄龍ロード・ドラゴンでアタック‼」

 

「相手のスピリットアタック後バースト発動‼ 天蠍機動スコルビウム 召喚‼ 光導創神アポローンに神託‼ レベル2‼ そして、ブロック‼ 天蠍機動スコルビウムのレベル2、3のブロック時効果発揮! ターンに一度、BP+5000して回復‼」

 

「さっきからハジメにいちゃん、龍姫さんにまんまと嵌められてない」

 

「真っ直ぐなんだね」

 

「相手によるスピリット破壊によりバースト発動‼ 五輪転生炎‼ 甦れ‼ ロード・ドラゴン‼ 英雄龍ロード・ドラゴンの効果発動‼ 自分のターンコスト5以下のバーストが発動したら BP9000以下のスピリットを破壊できる! キャンザムライを破壊‼ もう一度アタックだ‼」

 

「いいよ‼ ライフで受ける‼」

 

「ターンエンド‼」

 

ハジメは重疲労から疲労状態になった二体を残し、新たにオードランを召喚し、バーストをセットし、英雄龍ロード・ドラゴンでアタックしたが、またもや龍姫のバーストを許す結果になってしまい、天蠍機動スコルビウムを召喚され、返り討ちにあったが伏せていたバーストが五輪転生炎だったので、再び英雄龍ロード・ドラゴンを召喚し、英雄龍ロード・ドラゴンの効果で龍姫の天星12宮 風星士キャンザムライを破壊しそのままアタックして龍姫のライフを減らした所でターンを終えた。

 

「ブレイドラXをレベル1で召喚‼ そして、赤き月夜に月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタの声を聞け‼」

 

「うぉおおお‼ かっこういい‼」

 

「赤いストライク・ジークヴルム‼」

 

龍姫はブレイドラXを召喚し、水瓶竜アクエリジャードラゴンの効果で手札に加えた月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタを召喚した。

 

「そしてバーストセット アタックステップ‼ 月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタでアタック‼ アタック時効果「界放:1」、光導創神アポローンのコアを月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタに一個乗せて、BP12000以下のスピリット1体を破壊する‼ オードランを破壊‼ そして、月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタがスピリット破壊した時、相手のライフを一つ破壊する‼」

 

「そんな~!」

 

「いっておくけど、あれでも初心者用のデッキを少し改造しただけだから」

 

「そしてお互いのライフが減った時、月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタの効果でカードを一枚ドロー! そしてフラッシュタイミング‼ 銀河よ‼ 天から照らせ‼ 光星神ゾディアック・レムリア‼ 月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタにレベル2で煌臨‼ 光導創神アポローンに神託‼」

 

「煌臨?」

 

「煌臨は条件をクリアしたスピリットが自分のフィールドにいる時にそのスピリットに重ねることで強くすることが出来る効果で、光星神ゾディアック・レムリアの煌臨条件はお互いのアタックステップ中で煌臨元になるスピリットが系統「光導」&コスト5以上で、煌臨のコストはソウルコアをトラッシュに置くことで召喚として扱われないから、「双翼乱舞」とかが発動出来ないよ」

 

「ことはつまり、フラッシュタイミングで重ねて強くして」

 

「召喚とみなされないか、あのソウルコアはそのために必要だったんだな」

 

第五ターン、龍姫はブレイドラXを召喚し、前のターンで手札に加えていた「月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタを召喚した後、バーストをセットし、アタックステップで月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタの界放効果を使いハジメのオードランを破壊し始めのライフを減らしこれによりデッキから一枚ドローし、フラッシュタイミングで月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタに光星神ゾディアック・レムリアを降臨させた。

 

「更に‼ 光星神ゾディアック・レムリアの煌臨時効果発動‼ コストを1払うことで手札から系統「光導」を持つスピリットを召喚することが出来る‼」

 

「え、そんなのあり‼」

 

「流星よ‼ 龍星皇メテオヴルムX(テン) 召喚‼ レベル1」

 

「あれ? 龍星皇メテオヴルムは「光導」は持ってなかったはずだよ?」

 

「確かに、龍星皇メテオヴルムは「光導」は持ってないけど、あれは龍星皇メテオヴルムXっていうちゃんとした「光導」持ちのスピリットだよ」

 

「龍星皇メテオヴルム‼ 勝負したかったんだ‼」

 

「それと、自分のターンだった場合、相手のライフを一個破壊するからね‼」

 

「え?」

 

龍姫は光星神ゾディアック・レムリアの煌臨時効果で龍星皇メテオヴルムXを召喚した時、自分のアタックステップだった場合、相手のライフを一個破壊したことでハジメのライフは残り2個になった。

 

「光星神ゾディアック・レムリアのアタックは続行中だよ‼」

 

「ライフで受ける‼」

 

「ハジメにいちゃんのライフが残り一個だよ‼」

 

「これでターンエンド‼」

 

光星神ゾディアック・レムリアのアタックでライフを減らして龍姫はターンを終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第4話 激突X(テン)

龍姫は光星神ゾディアック・レムリアを月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタに煌臨させ、煌臨時こうかで手札から系統「光導」を持つ龍星皇メテオヴルムXを一コスト支払い召喚したことでハジメのライフを一つ破壊しハジメのライフは残り一つになった所で龍姫はターンを終えた。

 

「あいつ、なんでアタックしないの?」

 

「あのお嬢さんの選択は間違ってないさ」

 

「ハジメが防御マジック持ってないていう保証がないのと、ブロッカーを残した」

 

キマリは龍姫が何故かアタックしないという行動をとったのかと不思議に思っていたらしくアフローヌと星龍は龍姫がハジメの手札に防御マジックの類を持っていないという確証が得られない以上は龍姫はむやみにアタックできなかったからだと説明し、ハジメにターンが回った。

 

「(あのお姉さん、もしかするとテガマルがアマテラス使っても勝てないくらい強いかもしれない、けど、オレは楽しいんだ‼)メインステップ‼ オードランをレベル1で召喚‼」

 

「(来るかな、爆炎)」

 

もう既にライフが一つしかないハジメはキースピリットを「ライフ減少後」が条件ではバースト召喚できないため、オードランをレベル1で召喚し、龍姫は既に感じ取っていたのだ、ハジメは後三体のキースピリットを召喚していないことに、だが、もう既にそのうちの一体は封じていた。

 

「爆炎の覇王‼ ロード・ドラゴン・バゼル‼ レベル2で召喚‼‼ そして、バーストセット‼」

 

「来い‼ 爆炎の覇王‼」

 

「お、やってるな」

 

「テガマル、それどころじゃないのよ‼」

 

既にこのターンで決めないと後がないハジメは本来ならばバーストで召喚するはずだった爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルを通常召喚し、バーストをセットしアタックステップに入った。

 

「爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルのアタック時効果発動‼ 自分のセットしているバーストをオープンする、それが「相手のスピリット召喚かブレイヴ召喚効果発揮後」の場合発動することが出来る‼」

 

「あの龍姫さんは至って何も驚く様子が見られないんですけど?」

 

「実はもう既に爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルのデッキでミーティングしてたから」

 

爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルのアタック時効果でハジメはセットしたバーストをオープンすることでバーストを発動して龍姫のフィールドを制圧するつもりだったのだ。

 

そしてオープンされたバーストは、

 

「爆烈十紋刃‼ BP6000以下のスピリットとネクサスを破壊する‼ 水瓶竜アクエリジャードラゴンを破壊‼ さらに、光導創神アポローンを破壊する‼」

 

「残念、光導創神アポローンの永続効果、創界神はネクサスを破壊する効果では破壊できない、アクエリジャードラゴンは破壊される‼ 爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルのアタックはライフで受ける‼ ライフ減少後‼ バースト発動‼ 選ばれし探索者アレックス召喚 レベル1‼ 召喚時効果で相手のアタックステップをスキップ‼ ボイドからコアかドローが出来る。ボクはデッキから一枚ドローする‼」

 

「クソ~‼ ターンエンド‼」

 

「鉢巻のアタックが全てが通ったら勝ちだった」

 

龍姫は爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルのアタックをライフで受けて選ばれし探索者アレックスを召喚し召喚時効果でハジメのアタックステップを終わらせた。

 

「メインステップ‼ 龍星皇メテオヴルムXをレベル3に 手札から銀河星剣グランシャリオを光導創神アポローンに直接合体(ダイレクトブレイヴ)‼ そしてアタックステップ‼ 龍星皇メテオヴルムXの効果でボクのフィールドのスピリットに激突を与える‼ 光星神ゾディアック・レムリアでアタック効果は使わない そして、光導創神アポローンに合体した銀河星剣グランシャリオの効果発動‼ 系統「光導」を持つ本来コスト5以上の自分のフィールドのスピリットに赤のシンボルを1つ追加とBP+5000する‼」

 

「ネクサスにブレイヴだと‼」

 

「自分のフィールドのスピリットが激突を得るのか‼」

 

「英雄龍ロード・ドラゴンでブロック‼」

 

龍姫は龍星皇メテオヴルムXをレベル3にした後 銀河星剣グランシャリオを光導創神アポローンに直接合体し、アタックステップで自分のフィールドのスピリットに激突効果を与え、光星神ゾディアック・レムリアでアタックした。

 

ハジメは必ずブロックしないといけないためやむ終えず英雄龍ロード・ドラゴンでブロックし、破壊された。

 

「更に龍星皇メテオヴルムXの効果発動‼ バトルで相手のスピリットに勝利した時、相手のライフを1つ破壊する‼ 最後のライフもらうよ‼」

 

「オレの負けだ~‼」

 

龍星皇メテオヴルムXの効果は続きがあり相手のスピリットをバトルで破壊した時、相手のライフを1つリザーブに置くことが出来るのだ。

 

これにより、龍姫はハジメの最期のライフを破壊して勝利したのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第5話 皇獣デッキ

圧勝と言っていいほどの差で龍姫がハジメの最期のライフを龍星皇メテオヴルムXの効果で破壊してバトルを終えて戻ってきた。

 

「龍姫ちゃん、お疲れ様」

 

「次は星龍の番だよ」

 

「あの~よろしいでしょうか?」

 

「ん? どうかしたの?」

 

「もしよければ、オレとバトルしてください、名前は棚志テガマルと申します」

 

「いいよ、ボクは獅子神星龍、楽しいバトルにしよう‼ 行ってきます‼」

 

戻ってきた龍姫を出迎えた星龍の元についさっき来たちょんまげがトレードマークという礼儀正しい少年が二人の元へやって来て、棚志テガマルと名乗り、星龍は承諾し、バトルフィールドへ向かったのであった。

 

「あっちのお姉さんも強いの?」

 

「お姉さんじゃないだろ」

 

「あの、これでもボクは女だよ」

 

「え?」

 

「なんでみんなして黙り込んでるんだ?」

 

先ほど負けて落ち込んでいると思いきやハジメは龍姫に星龍も強いのかと質問してきたところにテガマルと一緒に入ってきた龍姫達にはバレバレだが男装している少女は初めに龍姫と星龍が女顔の男だと注意したが龍姫が自身が女であると明かすと店内が静まり返ってしまった。

 

一方その頃、

 

「来て‼ 黒天龍‼」

 

「では、よろしくお願いいたします」

 

星龍&テガマル「ゲートオープン! 界放‼」

 

バトルフィールドに到着し、両者が向き合い、バトルが始まった。

 

「先攻もらうね、角タヌキレベル1で、召喚して、創界神ゼウスを配置、初回だからデッキから三枚オープンしてトラッシュに送るね」

 

「なんじゃ‼ あれは‼」

 

「創界神ていう系統サポートネクサスカード」

 

先攻は星龍からのようで角タヌキを召喚し、創界神ゼウスを初回配置したのでデッキから三枚オープンしてトラッシュに送った。

 

皇牙獣キンタローグ・ベア

 

剣馬グラニム

 

焔皇虎神ブレイズ・タイガー

 

だったので創界神ゼウスにコアを3つ乗せた。

 

「テガマルと同じ皇獣‼」

 

「只の皇獣デッキと思わないことだよ」

 

「バーストセット‼ これでターンエンド‼」

 

星龍は皇獣デッキを選んでいたようで龍姫以外を驚かせていたが、龍姫が星龍の皇獣デッキは普通の皇獣デッキではないと答えたのである。

 

「カキューソをそれぞれレベル1で召喚‼ バーストセット ターンエンド‼」

 

「テガマル、慎重だな」

 

テガマルはカキューソを二体レベル1で召喚し、バーストをしてターンを終えた。

 

「メインステップ‼ ヒノシシをレベル1で召喚‼ 召喚時効果発動‼ トラッシュからバースト効果を持つカードを手札に加える‼ 皇牙獣キンタローグ・ベアを回収‼ 召喚時じゃなさそうだね、手札からエンペラードローを使用‼ デッキから二枚ドロー! コストにソウルコアを使用したのでデッキから二枚オープン! 系統「皇獣」を持つスピリットならすべて手札に加える」

 

星龍はヒノシシを召喚し神託でトラッシュに送られた皇牙獣キンタローグ・ベアーを回収し、マジック「エンペラードロー」をソウルコアをコストに使用し、二枚ドローした後、デッキから二枚オープンした。

 

「サンダー・Z・ホースとホースオルフェノク、二枚とも、系統「皇獣」を持っているため、手札に加える」

 

「紫の「皇獣」‼」

 

「オルフェノク、聞いたことない」

 

「ボク達の街のカードショップだと普通に売ってるんで」

 

オープンされたカードは二枚とも系統「皇獣」を持つスピリットだったので星龍は手札に加えたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。