卒業後は海賊世界へ (molte)
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設定・登場人物紹介

 

ある程度話数が増えてきたのでだします。

随時更新するのでチェックしてね♪

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辻 浩人(ツジ ヒロト)

 

 

・本作の主人公 18歳

 

 

・容姿 170cm位で顔立ちはかなりイケメンかもしれないそして細マッチョ

 

・転生特典 『覇気の特化』 『悪魔の実同士の融合』 

      『天才』

 

・好きなもの 温泉 紅茶 うまいメシ 刀

 

・嫌いなもの 天竜人 汚物系 醜い物

 

 

何故か高校の卒業式にワンピースの世界へ飛ばされた男。性格は冷静で大人しいしツッコミ役頭いいよ

 

神様曰くルフィと同じあの世界で鍵を握る人物らしい…

 

 

 

 

安永 騎士 (ヤスナガ ナイト、今後はナイツと表記)

 

 

 

・辻が通っていた高校の元生徒会長。辻と同い年

 

 

・容姿 175cmの坊主頭で細マッチョに見えるが腹は少し出ている

 

・好きなもの 海軍の仲間 辻特製紅茶とクッキー

 

・嫌いなもの 海賊 意思のないタイプの人間

 

 

辻の事は内心でライバル心を抱いている辻以外にはバレていない。それと学校のみんなからはホモ会長という名が知れ渡っている…可哀想に

 

 

 

 

永井 晃 (ナガイ ヒカル)

 

 

 

・辻の幼なじみ。将来いいお父さんNo.1の男性格はめちゃくちゃ良い奴

 

 

・容姿 165cmくらいの細マッチョ顔が少しでかい運動神経がいい

 

・好きなもの ルームメイト 辻特製紅茶とクッキー 鍛錬

 

・嫌いなもの 天竜人 非人道的な奴

 

 

辻の幼なじみで先ほども言った通り性格はめちゃくちゃ良い奴基本みんなと仲良い1番仲良いのは辻

 

 

 

 

高峯 葵 (タカミネ アオイ)

 

 

 

・辻と同い年。モンスト大好きな水球男児

 

 

容姿 晃と同じくらいの身長でデブ水球部だったので肌が黒い顔は優男みたいな感じ

 

・好きなもの ルームメイト 女性 辻特製紅茶とクッキー

 

・嫌いなもの 馬鹿にしてくる奴 天竜人

 

 

ワンピースの可愛い女性キャラは全員抱きたいと宣言する浮気クズ男。まぁ冗談で言っていると思うが女性には大体優しい。ワンピース大好きマンで男キャラはマルコ女キャラはビビが好きらしい

 

 

 

 

濱島 海 (ハマシマ カイ)

 

 

 

・ワンピース大好きサッカー男児

 

 

・容姿 ナイツと同じ身長で細マッチョ。辻のルームメイトで唯一の彼女持ち

 

・好きなもの 彼女 ルームメイト 鍛錬 辻特製紅茶とクッキー

 

・嫌いなもの 天竜人 海軍上層部

 

 

彼女第一主義のサッカー男児。ワンピースキャラではハンコックが好きらしいあと天竜人が世界一嫌い。その理由はおいおい分かります…

 

 

 

 

島浦 幹太 (シマウラ カンタ)

 

 

・サッカー部元キャプテン俺らの中ではワンピース博識王

 

 

・容姿 葵より少し小さい位でちょいデブ顔は…悪口ではないが中の下くらい

 

・好きなもの ルームメイト 辻特製紅茶とクッキー 鍛錬

 

・嫌いなもの 天竜人 仲間を馬鹿にする奴

 

 

ワンピース大好き人間の1人この人も海同様にハンコックが好きらしい

 

 

 

 

福間 裕太 (フクマ ユウタ)

 

 

 

・ワンピース少し知っているサッカー男児

 

 

・容姿 ジミー大西に少し似ている170cm弱のラーメン好きマン

 

・好きなもの ルームメイト 辻特製紅茶とクッキー 鍛錬 こってりラーメン

 

・嫌いなもの 天竜人 馬鹿にしてくる奴

 

 

みんなによく弄られるがそれが嬉しく感じてしまう変人。無視されるとほんとに傷つく。一度やらかしてしまい海に怒られて無視され続けた時かなり凹んでいた。いまだにその事をネタにされる

 

 

 

 

モニオストロ聖

 

 

 

・辻の感情のトリガーとなった人物

 

 

・容姿 身長は160cmほどで髪型は茶色いトンガリコーンの先端が2つ丸いヤツになっててよく分からんキモイ髪型でThe中年デブって感じ

 

 

残念ながら最初の退場者。多くの女性奴隷を有しているが天竜人では普通の方らしい。妻と娘と息子がおり、モニオストロ聖の兄と弟が辻の捜索に買って出ている

 

 

 

 

 

 

 

転生特典の悪魔の実同士の融合について

 

 

 

既に原作にある既存の悪魔の実にします

 

 

条件:融合はそれぞれ悪魔の実が手元にある状態と武装色の覇気が極限に特化している必要があります

 

 

既存の悪魔の実なので原作で使用者に宿っている実、或いは登場したけど使用者はいないよ!のどちらかです!!

 

 

ですので全く同じ悪魔の実が2つ作中には登場します!

 

 

もちろんオリジナルの実も作る予定ですので楽しみしていてください!

 

 

 

 

 

 

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取り敢えずこの位にしときます

新しい人増えたら更新していきます♪



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プロローグ

自粛中なので投下します

あ、初投稿です!!温かい目で見てください笑

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進行役「卒業生退場!」

 

パチパチパチパチパチパチパチパチ

 

体育館が拍手の大合奏に包まれながら俺たち3年生は新たな道へと旅立とうとしていた。

彼らの表情は涙する者笑顔で花道を歩くもの無表情な者と三者三様であった。

 

特に思い残すこともなく俺は花道を進んで行く。友達も少しはできたし有名な大学にも進学できた。ただそれは俺の中でのただの出来事にしか過ぎなかった。

 

(まぁ…充実はしてたかなぁ)

 

 

そんなことを考えながら一歩一歩体育館の床を踏みしめる体育館ステージからみて右側が2年生左側が1年生の並びになっている。下級生の鼻水をすする音や泣き声が多々聞こえて来る。

 

(この後3年だけで集まるんだよなぁ憂鬱だ…)

 

そして俺たち3年生は卒業した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と思ってたんだが…

 

 

 

            

           ♢

 

 

 

体育館の出入り口を抜ければそこはよくわからない空間だった。

 

 

「どこだここ?」

 

 

「ここは転生の間じゃ」

 

 

「かの有名な転生ですか?ですが自分は死んだとは思えませんが…」

 

 

「死んではないぞ」

 

 

えっどゆこと?優待離脱てきなやつなのかな?転生ということは俺は何処かへ飛ばされるのかな…転生先がゾンビだらけとかやめてくれよマジで

 

 

「安心せいお主がいく世界はお主の世界では"ワンピース"と言われる海賊世界じゃ」

 

 

ワンピースかぁ一応原作は読破しているけどなんか不安だなでも好きな漫画の一つだしてかむしろ行ってみたいし

 

 

「お主らの世界では時間が停止しておる。お主らがワンピースの世界で死んだらお主らは元の世界に帰ってくる仕組みになっとる」

 

 

「なかなか複雑ですね。てかお主らって俺以外の誰かも転生するんですか?」

 

 

「うむ。お主が在学しておった1年生から3年生までの人間が海兵としてマリンフォード内の海兵学校に通うことになっておる」

 

 

あそこ学校なんかあったんや…

 

 

「お主らは15歳の高等部に入学ということになっておるんじゃ。因みにこのことはお主しか知らん他の人間は目を開いたらワンピースの世界にいるということになる」

 

 

「なぜ俺だけがこんな待遇を?」

 

 

「お主は特別じゃからじゃそこらの有象無象とは違うまた特別の中でも"特異"と表現した方がいいかもな。お主はあの世界の台風の目となるじゃろうだがその場面はお主自身で判断せねばならん。原作知識を活かして生き抜くのじゃ」

 

 

「は、はぁー?なんとなく理解はしましたが今この場で鍛錬とかはできないんですか?アドバンテージはあった方がいいのではないでしょうか?海軍の鍛錬って体術や座学などでしょう?ある程度教えていただけると嬉しいのですが…」

 

 

「む。それはそうじゃのお主と儂がいる世界は時間の括りはないからの存分に鍛錬するといい」

 

 

「すみません。我がまま聞き入れてもらって」

 

 

「なに未来の栄光のためならば安いものじゃい」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

「あ!そうじゃ転生特典を忘れとった!」

           

 

「期待を込めて3つやろうなんでもよいぞ。よく考えてきめるのじゃぞ」

 

うーんここがなやみどころだなぁ。ワンピースの世界で生き抜く上で必要な能力って言ったら覇気とか悪魔の実がだとうだよなぁけどやっぱりまずは

 

 

「自分の神経を底上げできますか?」

 

 

「ほう?それは運動神経や記憶力、判断力などの人間の感覚的な部分ということじゃな?」

 

 

「ええ。まぁ大事なことは忘れたくないので」

 

 

「それであと二つはどうするんじゃ?」

 

 

「3つの覇気の特化ですかね」

 

 

「まぁ妥当じゃの。それで最後の一つは?」

 

 

「悪魔の実の融合とか?」

 

 

「う〜ん。可能かわからんが取り敢えず話し合ってみるわい」

 

 

話し合う?他に神様でもいるのだろうか?

 

 

「少し会議をしてくるわい。妥協枠も一応かんがえておくことじゃ」

 

 

「あ、はい」

 

 

ん〜どっしよっk

 

 

「おっけーだったぞー。ただワンピースの世界で一回のみということになる。お主が使えば他の人間は2度と使えることができん。さらに武装色の覇気が極限に特化してなければならないのじゃ」

 

 

「かなり厳しい条件ですがやってみます」

 

 

「やはりお主が言った通りこの空間で少しでも体に慣らしておくことじゃの。一応向こうの世界の字や読み書きはお主の在学していた生徒も扱えるようになってあるそこは安心せい」

 

 

「へ、へぇ〜」

 

 

「今からちょうど3年ほどの時間をやろう。たくさん鍛えるのじゃぞ。後ろの扉を開ければ3年程出て来れなくなる。助っ人もいるからの彼に少し知識を教えてもらってがんばるのじゃ」

 

 

「ありがとうございます何から何まで。ではいってきます」

 

           ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年後

 

 

 

 

「その台座の紋章に触れればワンピースの世界行くことができる。じゃがひとつお主に忠告じゃお主の力は実をもってなくとも素人とはかけ離れた強さなのじゃ力の底はあまり見せるでないぞ」

 

 

「はいご忠告ありがとうございます。本当に今までありがとうございました神様には感謝しています。ではいってきます」

 

 

「ん。気をつけての」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を開けるとそこはワンピースでも有名な頂上戦争の舞台になった海軍本部のマリンフォードだった。おれが起き上がると同時に他の生徒も起き上がりだした。

 

 

「え、卒業式は!?」

 

 

「何処ここ?」

 

 

「あ、あのカモメのマーク……も、もしやここワンピースの世界かぁ!!??」

 

 

ご名答。日本のギネス漫画である"ワンピース"の一番有名な場所なのだうちの学校はアニメ好きが多いらしいので自ずとワンピースが好きな人も多い。確かにおれもマリンフォードのそれもあの有名な処刑台が目に映れば興奮する。いや武者震いと言うかなんというか。

 

すると前の4メートルほどの門が開き海兵が出てきた。

 

 

「何をしている新兵!!早く講堂に向かわないか!!」

 

 

いやどこだよぉぉぉ学校があるだけで驚きなのにもしかして体育館でバスケとかできんのかこれ

 

 

?「場所がわからないので案内してもらえますか?」

 

 

ん。流石は前生徒会長落ち着いて行動している彼の名前は安永騎士(ないと)かなりのキラキラネームだかみんなからはナイツと呼ばれている。

 

 

上官「む。もしや支部から派遣されたのか…ならば仕方ない!私についてこい!」

 

この人いちいち声でかいな喉にスピーカー課金してんのか

 

 

(にしても転生時の時間軸きくのわすれてたなぁぁ一番やらかしたかもしれないわ)

 

 

 

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使い方よく分からないんでここおかしいなぁって思ったらたくさんコメントください!!



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ようこそ実力至上主義の海兵学校へ

主はかなり暇人なのでかなりの頻度で投稿するかもしれないです。来週から学校ですが…

因みにオリ主の名前は辻浩人(ひろと)です。

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ふぁぁ〜。転生してから30分私達一同は今日から寮生活ということで自分の部屋を掃除している最中でございます。なんでも1部屋6人用ということなのです。部屋には二段ベッド3つと机は人数分ありドアの近くには時間を知らせるでんでん虫や観葉植物、2メートルほど大きなガラス窓が2つある。

 

 

?「なかなかいい間取りだな」

 

 

辻「景色も綺麗だしな」

 

 

こいつの名前は永井 晃(ひかる)細マッチョの性格いい奴。みんなからは将来いいお父さんになると言われているらしい。こいつは陰口言われてる奴でも声かけてるやつで兎に角いい奴

 

 

?「しっかし、あの処刑台を見たとき俺は興奮したよ」

 

 

?「確かにね。ワンピースの中でもかなり有名な舞台だから」

 

 

最初のやつの名前は高峯 葵ちょっとぽっちゃりだけど筋肉質の水球男児。ここがワンピースの世界だとわかった瞬間、一番興奮していた男ちなみにマルコが好きらしい。あと女好き

 

 

次の奴の名前は島浦幹太。微肥満体型の低身長サッカー男児みんなからはしまかんと呼ばれている。いじられキャラ。

 

 

辻「この世界に来たのはいいが、俺たちの影響で原作改変とかしたら最悪だよな」

 

 

?「確かにそうっすね。てか辻さん相変わらず冷静だなぁ」

 

 

晃「それが辻の取り柄だもんな」

 

 

辻「それしかないみたいに言うな」

 

 

?のやつは福間裕太。こちらもサッカー男児ワンピースの知識は僅かながらにあるらしく、戦闘の方もサッカーの技術を応用すると言っていたがヘディングでもするのだろうか。

 

 

葵「掃除って書いて汚いかと思ってたけどそうでもなかったし、景色綺麗だから癒されるわー」

 

 

?「おまえが癒されるとか使うと気持ち悪いわ」

 

 

「「「www」」」

 

 

?のやつは濱島海。こちらもサッカー男児彼女持ちで彼女同様に転生した。ワンピース好きでボン・クレーの真似がめちゃくちゃうまい。

 

俺、永井、高峯、島浦、福間、濱島以上が俺の所属する1207号室のメンバーだ。うちの生徒たちは総数450人ほど6人部屋なので述75部屋となる。1Fごとに50部屋あり20Fまである。

 

これは海軍の初等部から高等部までが同一寮なので食堂や講堂、運動場や銭湯などいろいろな施設が複数ある。更に寮の中には娯楽施設としてボードゲームが出来るようなところもあるらしい。

 

朝は休日でも8時に講堂に集合、9時から11時30過ぎまでは基本座学。昼食を1時間ほど挟んで午後1時から5時まで体術や剣術、狙撃の練習をする。ただこればかりを訓練するのではなく、海で生きてく上での極意まぁ航海術とか最低限の手当てなどと言ったものだ。

 

そして6時から10時まで自由時間で有意義に過ごしたら、11時には消灯。これを一週間のうち6日続け残り1日は休日ということになっている。これだけ見ればふつうに充実しているだろうだが今は大海賊時代。要は実力主義なのだ自分に厳しく生き抜いていかないと正直強くはならない自由時間のほとんどを自主練にあてるしかないだろうあるいは朝早く起きて訓練をするとか…

 

 

(部屋内の今の雰囲気もそんなに悪くないしな当分は神様に言われた通りにのらりくらりと生きていきますか)

 

 

 

 

 

 

 

            ♢

20:00

 

 

 

 

かぽーんっといい音がどこから聞こえそうな気がする。そう俺たちはいま寮内に数多ある銭湯に来ている完全な露天風呂でかなり広い。周りは竹柵で覆われ、鹿威しなどもありなかなかご風情のある景色と言えるだろう。

 

 

晃「この世界に来て銭湯とはなかなかいい待遇じゃないか」

 

 

海「鹿威し4つくらいあるけどな」

 

 

葵「でもここから俺ら強くなれるんだろワンピース最高じゃねぇか」

 

 

辻「死ぬほどきついと思うけど」

 

 

幹太「ロジャーの船に乗ってワンピース見てみたかったけど時間軸的にないっか〜」

 

 

う〜んそこなんだよな〜。今の時間軸を完全に掌握したわけじゃない。だがここはマリンフォードに位置する海軍本部。少なくとも頂上戦争後ではないことが分かる。

 

 

辻「俺ら生徒以外の人からの言動で推測していくしかないだろうなそして俺たちはこの世界の未来となる情報を与えずに聞き出さなければならない皆んなもそこは注意したほうがいいだろうな」

 

 

裕太「辻さんの言う通りっすね」

 

 

 

葵「ふぅ〜、なんか色々疲れたし、もうあがってねるかぁ」

 

 

葵の一声で俺たちは風呂から上がり体を拭いて部屋着に着替え部屋に戻って寝た。

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

〜♪〜♪〜♪〜♪

 

 

でんでん虫からアラームの音がする。俺は既に起きていたが他5人は今起きたようだ。現在の時刻は7時過ぎほど本当に微妙なタイミングで、でんでん虫のアラームが鳴った。朝食は食堂が7時から空いているので俺たちは急いで食堂へ向かう。

 

 

食堂に着くとかなりの人数が朝食を摂っていた。

 

 

?「よう辻!よく眠れたか?」

 

 

辻「ないとか、朝から大きな声出すなよ」

 

 

ないと「悪い悪い。ここのメシうまいから早くってみろよ」

 

 

辻「おう」

 

 

元生徒会長様と軽い挨拶を交わして俺たち一行は朝食を頼んで受け取る。そしてすぐに朝食を摂り食器を受け取り皿へと戻す。朝の8時には講堂に集まって朝礼がある。海軍の一等兵以下は制服・制帽の着用が義務付けられていて朝礼までに着替えておく必要があるのですぐに部屋へと戻った。

 

 

 

 

     

 

 

           ♢

 

 

 

 

 

「敬礼!!」

 

 

 

 

 

「ハッ!!」

 

 

 

 

 

センゴク「新たな海兵の増加によってより一層このマリンフォードが活性化すること願う。更には君たちが次世代の海軍を担っていくことを願う。正義の名の元に               

                    以上」

 

 

 

 

 

(流石は英雄ガープと共にこの海を生き抜く伝説。貫禄あるなぁ)

 

 

"仏のセンゴク"それは現海軍の全兵を統べる最上級の階級『元帥』の座に居座り、英雄ガープや大参謀つるなどといった者もセンゴクの同期だっりする。

 

仏と呼ばれる所以は彼が食べた悪魔の実の能力による。彼が食べた悪魔の実は動物系ヒトヒトの実幻獣種モデル大仏。彼は一瞬で大仏の様に身長もそして体の色も変わる。それが仏のセンゴクと呼ばれたる所以だ。

 

 

悪魔の実は『海の悪魔の化身』とも呼ばれる不思議な果実で、一口でも食べると実に宿っている特殊な能力を手に入れることが出来る。色や形は様々で、果皮に唐草模様がついているのが特徴である。

 

悪魔の実を食べて能力を得た者は『悪魔の実の能力者』と呼ばれ、かくいうこの世界の主人公のモンキー・D・ルフィもゴムゴムの実を食べたゴム人間である。 その効力や希少性から、売れば1億ベリーは下らない値がつく海の秘宝である。しかし、味は非常に不味い。悪魔の実の能力者は、能力を得た瞬間から海に嫌われる呪いを受け、一生泳げない体質になってしまう。

しかし海とは川、プール、風呂など、「水が溜まっている場所」全般を指すとこのとで、能力者がそれらの場所に入ると、たちまち全身の力が抜けて能力が使えなくなり、体が沈んでしまう。

ただし、全身ではなく体の一部が浸かる程度なら能力を使う事が可能。雨やシャワーなどの流水に関しては特に気にすることもない。

 

 

 

話が題逸れたが現在俺たち生徒は講堂で海軍上層部から暖かい言葉を頂ている最中でたった今最後のセンゴク元帥からの挨拶が終わったところだった。

 

これから座学室へ移動し今までの海軍や海賊の歴史を学ぶ。テストとかはないみたいだがこの座学によって俺が今いる時間軸が掌握できるかもしれない。今日の所は普通に座学を受けよう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ♢

 

 

 

 

午後からは運動場に集まって現世で言うスポーツテストを行なっていた。

この結果により海軍の戦闘員と非戦闘員に別れるらしい。結果が芳しくなくても希望すれば戦闘員になれるみたいだった。

 

俺は全力でやらず適当に流してやろうと思っているがこの手加減の演技がなかなか難しい。なので順番が来るまでの生徒たちのタイムを見て平均タイムで走ろうと思っている。

 

(まさにΨ難だな…しっかしどうやって昇格できるのであろうか年功序列なのか実績なのか…うーん)

 

 

上官「事前に説明した通りに加え、このテストで上位20名に入れたものは個別指導の方へ移ってもらう。それより下位のものは次のテストまでにしっかり鍛えてくれ。今回以降9回ほどテストを行うので先にも述べた通り上位20名も繰り上がり個別指導へと移ってもらう。質問はないな…では以上だ」

 

 

なるほどつまり450人中の半数弱200人が海軍の上層部の教えを乞うということで、要は先に繰り上がれば次の繰り上がりを待つまでに質の良い訓練が出来るということか…実力主義だなぁ

 

 

 

上官「それでは早速初めて行こう」

 

 

 

「ハッ!!」

 

   

 

 

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サブタイトルは好きなアニメから付けました笑

因みに好きな声優さんは水瀬いのりさんです♪



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罰ゲーム?

 

私が初めて見たssはYouTubeにある進撃のエレアニです(現パロの

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こちらの世界のスポーツテストは現世とは違いシャトルランや長座体前屈、反復横跳び、幅跳びなどはなく、純粋な体力を競うものだった。

 

種目はたった2つだが現世と比べると天地の差があった。それは10キロマラソンと1キロ完泳で、先にも述べたとおり、今回のテストの上位20名は海軍上層部からの教えを乞うことができるらしいが…

 

種目と言うか最早罰ゲームの類である。

 

 

辻(うわキツそう…これは体力に自信がある人でもクリアできるかわからんぞ。後方でみんなの様子を見ながら行こう…)

 

 

 

 

 

 

 

           ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流石に10キロ走った後に泳ぐと足が攣って溺れるかもしれないので、1キロ泳いだ後にそのまま10キロ走ることになった。

 

 

上官「今回君たちに泳いでもらうのはここだ」

 

 

辻(わ〜お、the大海原、圧倒的海やんけ。深さはあまりないが波が少しあるな。これは厳しいぞ)

 

 

晃と騎士はかなりやる気満々だがほとんどは落胆している模様。

 

 

辻(何もなければいいが…)

 

 

上官「ではいくぞ。よーい 

          スタァァァトォォォ!!!」

 

 

 

皆恐る恐る海へ入っていくこれから1キロも泳ぐのだ。それが終われば10キロ走が待っている。普通に考えればただの罰ゲームである。だがこの世界で生き抜くには、この程度のこと超えていかねばならない。ここで逃げても当てがなければただ死ぬだけなのだ厳しい世界である。

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

泳ぎ始めて1時間ほど経つがいま丁度中間地点を越え200メートルほど泳いだ辺りだった。先頭は既に10キロマラソンを始めており、運動場のトラックを走っている。海の方では海軍の上官たちが小舟にのってリタイア者の救助をしているが…

 

 

(これは完泳したら上位20位に入ってしまうな)

 

 

うちのルームメイトは運動部所属者ばかりだったので体力面には定評がある。晃、海、葵、しまかんは先頭に、福間も40位辺りを維持していてかなりの好成績であった。

 

 

 

 

 

っっ!!!

 

 

 

 

 

辻(強い気配を感じるな…海中か?)

 

 

推測通り海中には海王類がいた。全長はかなり大きく25メートルほどかなり鋭利な歯を持ち、眼光鋭くチョウチンアンコウのような形をしている。

 

辻(にしてもデカいな。捕獲レベルなんぼだあれ、てかモンハンに出てきそうなやつやん)

 

 

辻(はぁ〜、使いたくはなかったが致し方ないか)

 

 

海中に潜り込み見聞色を用いて、奴の座標を特定する。

 

 

 

 

辻(かなり遠いがまぁ大丈夫だろう)

 

 

 

ブーーーーーーン

 

 

 

奴は底へ沈んでいった…

 

 

 

───────────────────────

 

 

福間も俺もなんとか1キロ完泳し、次の10キロマラソンへと移っていた。

完泳したものは80人ほどで、リタイア者はかなり多く200人は下らなかった。

 

俺はまだ走り始めて10分ほどだが福間は俺より早くマラソンへと移ったのでかなり差が開いているし、先頭も既に完走し、ゴール付近で腰を下ろしている者もいた。

 

 

辻(それにしてもうちのルームメイトはかなり優秀だなぁ。俺と福間そして葵は未だに走っているが他3人はゴール地点で雑談しながら休んでいる。うーんこれは少しペースを上げるべきなのか…)

 

 

正確な距離はわからないが10周走れと言われたので、単純に1周1キロと計算できる。俺はまだ2周半しか走っていないのでゴールまでは程遠い。

 

 

辻(あぁただ走るってのも暇だなぁ。汗一つもでないし、少し飛ばした方がいい気がしてきたなー。福間は確か7周目だった気がしたな…よしバレないようにしてっと)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果で言えば俺は20位だった。汗をかく演技をする為に上位に入ってしまうとはなんたる不覚…まぁそんなことは置いといて上位陣の順位は

 

 

 

1位 安永騎士(元生徒会長)

 

2位 モブA

 

3位 永井 晃

 

4位〜8位 モブども

 

9位 濱島 海

 

10位 島田幹太

 

11位〜14位 モブ塊

 

15位 高峯 葵

 

16位〜18位 モブ山

 

19位 福間裕太

 

20位 辻 浩人

 

リタイア者431名

 

          と言った順位だった

 

どうしてかは知らないが上位20位が決まった時点でこのテストは強制終了する予定だったらしい。リタイア者が多い理由はそれだ。

 

 

辻(騎士意外とハイスペックだったのな。ただのホモかと思ってたが…)

 

 

何故あいつがホモ疑惑が出てるかは知らんが一先ず落ち着けるな。

 

俺が腰を下ろすと同時にルームメイトたちが俺の元へきた。

 

晃「辻お疲れ様、タオル使ってくれ」

 

辻「悪いな」

 

葵「それにしても全員上位入りはなかなか好成績じゃないか?」

 

幹太「確かにね、450人ってかなりの人数だし」

 

俺の中でこいつらの評価はかなり上がった。俺も転生する前には3年程修行はしたが、師匠の教えがきつすぎて何度も死にかけた。体力も最初は凡人程度だったが、1年もすればかなり上昇した。まぁ特典のおかげもあるとは思うが、それでもこの程度のテストは正直言って楽すぎる。慣れとは恐ろしいと身を持って思い知った瞬間だが彼らの体力もなかなかあると胸を張って言えるだろう。

 

 

裕太「けど普通に疲れたよ今日は、海1キロ泳ぐなんて人生であるかないかって言われたら絶対ないからね」

 

海「福間のスタートダッシュの顔もなかなかに見たことない顔だっけどな」

 

裕太「ならむしろブスって言って欲しいっすわ」

 

晃「あははっ、ってそれより俺たちの指導者ってだれなんだろうな?」

 

葵「三大将のだれか?とか」

 

幹太「流石に忙しいと思うけど…普通に大佐とかじゃないの?」

 

辻「新兵に大将はないだろ流石に」

 

 

上官「上位20名こちらに整列してくれ!」

 

 

「「ハッ!」」

 

 

上官「君達は来週からガープ中将の管轄下で訓練してもらう。失礼のない態度で教えを乞うて来い!では今日は解散!!」

 

 

「「ハッ!」」

 

 

───────────────────────

 

 

 

海兵学校のすぐそばにある兵寮の内部には、新兵の部屋だけでなく講堂や食堂、複数の銭湯に娯楽施設もある。

 

転生して2日、スポーツテストならぬ罰ゲーム終えた俺たちは娯楽施設へと足を運んでいた。

 

娯楽施設と言ったら何を思い浮かべるだろうか。カラオケだったりボーリング、ゲームセンターやカジノなどが主に挙げられるだろう。だがここはワンピースの世界。娯楽施設と言えどもまだまだ発展途上の世界である。

 

葵「トランプとか…ビリヤードもあるな!おっ!ダーツもある!」

 

海「娯楽施設って言ってたけど演劇とかそういう系もあるんだな」

 

晃「1人だけ突っ走って行ったけど大丈夫かーあいつ…」

 

とか言いつつ心配して追いかけていくあたりこいつはいい奴だと再認識する。

 

裕太「あれ面白そうじゃない?」

 

幹太「くじ引きかな?黄赤青と三色あるけど」

 

辻「罰ゲームは勘弁して欲しいが…」

 

裕太「1人1つ色決めて引いてみます?」

 

幹太「おれは別にいいけど…」

 

辻(めんどくさいがここは適当に合わせておくか)

 

俺は頷き了承のサインを送る。福間は赤、島浦は青、俺は黄色にした。俺は特に言うこともなく、無言で引いていく。2人もおれに続いて引いていった。

 

裕太「これはストラップみたいなものだね」

 

幹太「おれは食堂のデザート券が入ってけど…辻は何が入ってた?」

 

辻「俺もしまかんと同じような引換券だ…」

 

裕太「そっかぁー、じゃあ大当たりってわけでもないんっすね」

 

幹太「けどこのBOXお品書きに悪魔の実と交換できる券があるけど…」

 

辻「なんか胡散臭いなぁ。ガセ情報にはあまり騙されない方がいいんじゃないか?」

 

幹太「それもそっか」

 

裕太「じゃあ葵のとこに行こうか」

 

 

 

 

 

 

こうして転生2日目が終わっていく…

 

 

 

 

───────────────────────

 

私の好きなキャラはカタクリです

 



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邂逅そして英雄

 

カッコウの許嫁すごい人気ですね!

私も読んでみましたがすごく面白かったです!

───────────────────────

 

卒業式の日から5日ほど経った今日、転生して初めての休日だった。

 

現在の時刻は午後2時を回った所で、あちらこちらで新兵が自主鍛錬に励む姿が見受けられる。先日のテストの結果が悪かった者はかなり熱意を燃やしている様であった。何せ上位20位中半数以上、女子がランクインしていたのだから

 

 

辻(ほとんどがバレー部に入っている人だけど)

 

 

そう。現世のうちの学校の女子バレー部はかなり強く全国常連高校なので自然と体力も付いてしまう、学校でもかなり有名のバレー部鬼特訓があるので、あのテストでバテていたら監督に厳しい指導が入れられてしまうのだ。だが流石に1キロ泳いだ後の10キロマラソンに適正はなかったみたいだが…。この世界に通じる体力と忍耐力、精神力は十分にあると思う。

 

 

辻(葵たちはどこへ行ったんだ?)

 

葵達を探しながら校舎内を歩く。

 

校舎と寮は繋がっていて校舎には教育棟と上官棟があり、教育棟には初等部から高等部までの海兵が座学を受ける教室がある。初等部は1〜6年に別れてはいるが、一つの教室を初等部全員が使用している形になっている。理由としては歳の低い海兵が入校するのは難しく手続きも大変であるという理由が大きく挙げられる。基本海兵学校を志願するのは中等部からというのがオーソドックスという謎の流れがあるらしいが…

 

そして中等部と高等部は1〜3年に別れ、一学年3つずつの教室に配属される。現世は一クラス3〜40人が平均だと思うが、ここ海兵学校は一クラス150人ほどで教室は大学のような階段式に則っている。

 

講堂や食堂は直通になっており、校門から見ると、正面に教育棟、左側に講堂や食堂、右側に上官棟があり、教育棟と上官棟の奥に寮がある。

 

講堂は主に朝礼で使われる。講堂内にはトレーニングルームや決闘場などがある。いつ使うかは知らないが紹介するということは…

 

 

辻(なかなか見つからないな、仕方ない見聞色で探すか…んーーあっいた。あいつらも律儀に鍛錬しているらしい)

 

 

辻(俺も鍛錬しよっ)

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

俺は神様の忠告通りに力を隠して普段鍛錬をしているが周りには誰もいないので本気で鍛錬をしようと思う。実は毎日やっているが…

 

 

辻(六式はかなり上達した気がするが…)

 

 

『六式』それは覇気を礎にし、極限まで肉体を鍛え上げた者のみが体得を可能とする、特殊な体技の総称。

 

『指銃・鉄塊・紙絵・剃・月歩・嵐脚』の6種類が存在し、これら全ての技を会得した者を『六式使い』と呼ぶ。

 

 

六式使いになればそれは実質、海軍中将や少将レベルだと思う。原作では海軍中将は皆六式を扱うことが可能と書き記されているため自然と勢力図が描けるであろう。

 

 

 

30分後

 

 

 

 

辻「ふぅー、よし次は覇気の鍛錬だな」

 

 

『覇気』とは「意志の力」であり、その意志によって流れる”体内(身体)エネルギー”のようなものを比喩的な表現をした「気配」「気合」「威圧」「殺気」「闘争心」「怒気」などと同じ概念で、目に見えない感覚を操る。

 

グランドラインの主に後半部(新世界)を拠点としている多くの強豪海賊達や海兵、アマゾン・リリーの女戦士達などが会得している力でる。

武装色の覇気、見聞色の覇気、覇王色の覇気の3つに大別され、それぞれ修行により強力な戦闘力につながる。

 

 

辻(師匠との修行で身につけた覇王色を使うと、俺の周りに薄くバリアのようなものが張ることができるようになったんだよなぁ。自分にかかる圧はえげつないけど3年もあれば使い熟すことも簡単だし、まぁ特典ありきではあるけどね…)

 

他2つは、見聞色はカタクリの様に未来予知は出来ないが、探知範囲は既にマリンフォード全体を把握出来るようにはなった。問題は武装色の方だが、俺が神様に頼んだ3つ目の特典の『悪魔の実同士の融合』これの達成のための条件が武装色が極限まで高められて限界突破している状態という事なのだ。

 

この世界の極限の武装色の使い手は海軍中将のガープであろう。歴戦の猛者共と幾多の生死を分ける戦いをして身についた言わば戦利品とも言える物なのだ。

 

しかし俺には一つ目の特典である『神経特化』これを用いて僅かな希望も見えてきて欲しいが…

 

辻(兎にも角にも、鍛錬あるのみですかい…)

 

 

っ!?

 

 

辻(強力な殺気を感じる…何処だ…っ!)

 

 

辻「上かっ!」

 

 

刺々しい凍てついた針が無数に俺を目掛けて落ちてくる。

 

見聞色を使いそれを躱す。

 

空から降ってくる"それら"は地面に着弾すると辺りは瞬く間に凍る。

 

 

?「なかなかやるじゃない新兵くん、強力な覇気を感じて来てみたがちょっとキミ〜とんでもない逸材じゃないの?」

 

 

辻(まさかこんな所で海軍大将に会えるとは…)

 

 

?「キミ〜相当強いだろ?ちょっくら〜俺の相手してくれよ」

 

 

俺は六式の一つにある嵐脚を使って牽制し、剃で彼の真横へ移動する。覇気を纏った蹴りを放つがしゃがんで躱される。

 

すぐさま彼は俺から距離をとり反撃として氷壁を打ってくる。その間に彼が上に行った事を察知し、あえて無防備な状態で立っている。

 

彼が上空から氷の剣で俺目掛けて突き刺そうとしてくる。

 

?「もらったぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「ふぅ〜、なかなかいい運動になったぜありがとな。まさか一撃貰うとは思ってなかったしねぇ、あ、名前聞いてもいいか?」

 

 

辻「辻浩人です」

 

 

?「ほうほう、辻くんね。あ、俺はクザン。まー呼び方は適当でいいから、取り敢えず毎週ここ来なよ、俺が鍛えてやるから」

 

 

辻「えっいいんですか?」

 

 

クザン「気にすんな、俺が勝手にやってるだけだから、んじゃっ俺はこれで〜」

 

 

辻「原作通りなかなかに適当な人だなぁ」

 

 

だが正直海軍大将とのパイプが繋がったのは嬉しいし、しかも共に鍛錬できるって最高だな。

 

 

 

辻(かなり日も暮れたな、部屋に戻るか…)

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

海「現世と比べてメシはあまり美味しくはないな」

 

 

幹太「俺は結構好きだけど」

 

 

辻「貧乏舌かお前は」

 

 

裕太「こっちの世界でも勉強するとは思わんかったなぁ」

 

 

葵「俺は毎日憂鬱だよ」

 

 

昼食は食堂ではなく部屋で食べる人も多い、食堂は広いがそれよりに新兵の数が多い。なので昼は予め頼んでおいた昼食が部屋に届けてもらうようにすることができる。

 

俺たちも昼食はこの機能を利用して部屋で食べている。

 

 

晃「そういえば今日から指導者がガープって人に変わるんだろ?その人ってワンピースの原作ではどのくらい強いんだ?」

 

 

葵「あぁそっか、晃はワンピースあんま知らないんだっけか」

 

 

幹太「海軍の中での枠組みで言えば1番強いかも知れないね」 

 

 

晃「へぇー、それって凄いの?」

 

 

海「まー凄いだろここ実力主義だしな。原作では大将昇格の申請が来たけど何度も断ってるみたいだし」

 

 

裕太「しかもルフィのおじいちゃんだし」

 

 

晃「へぇー、じゃあお父さんは?」

 

 

ワンピースの話題は飽きないものだ。現世でも登下校中の会話で盛り上がったりするし、教室でも話したりすることが多い。

 

 

辻「そろそろ行こう、遅刻でもしてどやされたら面倒だ」

 

 

幹太「ガープさんの性格的には無さそうだけどね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「ぶわっはっはっはっはっ、儂がガープじゃよろしくの」

 

 

モンキー・D・ガープ

かつてはロジャー海賊団や四皇を初めとする生きた伝説と言える大海賊を相手に激闘を繰り広げ、その数々の功績から「海軍の英雄」として称賛されている。 そして原作主人公ルフィの実の祖父である。

 

 

ガープ「よーしそれじゃあ、島へ行くぞ!出航じゃ!」

 

 

そういえばこの人ルフィの爺さんだったな。振り回されるに決まってやがる。

 

辻(葵と海は目がキラキラしてるな)

 

 

ガープ「今日から3ヶ月は無人島に滞在するぞ、ぶわっはっはっはっはっ」

 

 

晃「鬼って本当にいたんだな」

 

 

葵「大丈夫だ晃、生きて帰れば俺たちは確実に強くなる」

 

 

海「言葉だけ良い事言っているが、葵お前足ガクガクじゃねーか」

 

 

ガープ「何の島か全く知らんけどの、ぶわっはっはっはっ」

 

 

ナイツ「それ大丈夫なのか…」

 

 

裕太「そういえばないとテスト1位だったよね」

 

 

ナイツ「体力だけは自信があるからな、この3ヶ月でどこまで伸ばせるか…六式とか覇気とか習得できればいいんだけど」

 

 

たった3ヶ月で覇気を習得できれば天才の域に入るだろう。六式は3ヶ月もあれば常人でも一つぐらい習得はできると思うが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

無人島

 

 

 

 

 

ガープ「よし!今日からここで鍛錬するぞ」

 

 

 

見聞色で見渡す限り、島中にかなりの数の動物がいる。

 

何か小屋みたいなものがあるが宝箱のようなものでもあるのだろうか。

 

ガープ「君たちの素質を見込んで、ここでの鍛錬終了までキャンプをしてもらうぞ。ぶわっはっはっはっはっ」

 

 

「最悪…しかも男と一緒とか…」

 

 

晃「気のせいか知らんけどガープさんの後ろに鬼の面影が見えた気が」

 

 

葵「何も言うまい」

 

 

ガープ「なぁーに安心せい、軍艦は島に滞在し続けるし、儂の部下も君たちと同じように鍛錬も兼ねてキャンプするからの」

 

 

上官「緊急時には我々が向かう、その時は最低限の手助けをしよう」

 

 

幹太「最低限ね」

 

 

裕太「最低限かぁ」

 

 

ガープ「よし!真面目に説明するぞよく聞いとけよ!まず君たちには3ヶ月暮らす拠点を決めてもらうぞ。この島には複数の拠点ポイントがあるからの。拠点ポイントの近くにワシの部下を配置しておくからの奴らに頼めば資材を受け取れるようになってある、その資材を組み立てて拠点を作るのだぞ。ぶわっはっはっはっ」

 

 

海「なるほど」

 

 

上官「ではこれより上位者のみの特別鍛錬を行う、準備はいいか」

 

 

 

「「はっ!」」

 

 

上官「よーい、スタートぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして地獄の特別鍛錬?がはじまるのであった。

 

 

 

 

 

──────────────────────

戦闘シーンって本当に難しいですね…

 



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軋轢の後には

───────────────────────

 

前回のあらすじを2行で!!!

 

自主鍛錬中に海軍大将のクザンに襲われ、その翌日には

英雄ガープの管轄下で地獄の特訓が始まった!

 

              以上!本編でーす↓

 

 

 

晃「取り敢えず拠点ポイントを見つければいいんだよな?」

 

 

ナイツ「けど無闇に森を進めば猛獣に襲われるかもしれないし、更にはどのくらいの資材が貰えるかも分からないしな」

 

 

葵「どうしたらいいんだ…」

 

 

幹太「この20人を纏めれるリーダー役を決めたらいいのでは?」

 

 

辻(かなり混乱しているな)

 

 

だがそれは仕方ないと思う、ほんの少し前まではただの高校生だったのだ。転生して海軍に入ったからと言って体力、精神力は伸びても判断力が伸びるとは限らない。それに…

 

 

「あんたら男と一緒にいるのは無理!私たちは別行動するわ!」

 

 

辻(前途多難だが仕方ない手助けしてやるか)

 

 

辻「別行動すると言ってもどうするんだ?」

 

 

「拠点ポイントに女子全員でいくのよ!」

 

 

 

辻「この島には上官たちが俺達を見張っていて、更に言えばその上官はガープさんの部下だ」

 

 

「そんなことわかるわよ!」

 

 

辻「分かるのならなぜ別行動する?ガープさんはセンゴク元帥と同期でお互い信頼しているからこそ、この特訓の指導者を任されたんだ。なら自然と結果も元帥の耳に入り、俺たちの昇格の話も来るかもしれない」

 

 

「っ!そ、そんなのただの憶測じゃない!」

 

 

辻「そう、ただの憶測だ。けど実力主義の海軍なら有り得るだろうさ。この特訓がもし得点制で、転生した他の生徒もこの特訓を行い上位20名の俺たちより先に昇格したら?それにあんた以外の女子は既に覚悟を決めてるみたいだぞ」

 

 

「ちっ、わかったわよ…そのかわり男女の隔たりはしっかりしてよね!」

 

 

辻「当たり前だわざわざ自分から法に触れることはしない」

 

 

 

辻(ふうー、取り敢えず一件落着か)

 

 

辻「それでこの後どうするんだナイツ?」

 

 

ナイツ「んーまずは幹太が言ったようにリーダーを決めたほうがいいだろうな」

 

 

海「辻でいいんじゃね?」

 

 

裕太「俺も辻さんでいいっすよ、皆んなが混乱している状況を落ち着かせたのはリーダーの資格がある証拠っすわ」

 

 

ナイツ「他のみんなも反論はあるか?…OKでは辻、まず最初に何をしたらいい?」

 

 

辻「そうだな。まずは、拠点ポイントの捜索だな。複数あると言ってたので森の外にもあると思う。上官が拠点ポイントにいると言うことは近くには猛獣もいない。猛獣というワードに囚われているがそれよりにまず3ヶ月生き延びるってのが第一目標だろう」

 

 

ナイツ「わかった俺も微力ながらお前をサポートするよ」

 

 

辻「助かる」

 

 

辻(リーダーにはなったけども適当にやってくか。ただ猛獣の定義がなぁ色々とこの世界は微妙に違うところがあるんだよね現世とは)

 

 

当然至極ではあるが転生して1週間が経過しても20年近く現世で過ごしてきたのだ感覚はあまり離れないものだと身をもって実感する。

 

 

俺の見聞色は今回の特訓の島を簡単に覆うほどの範囲を探知できる。上位メンバーの最悪の事態は免れるだろう。

俺としての最悪の事態は手の内がバレることだが…

 

辻(自然と全ての拠点ポイントは把握しているけどね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ♢

 

 

 

 

 

 

 

葵「おっ!上官がいる!ってことは拠点ポイントか!」

 

 

ナイツ「上官!資材を頂いてもよろしいでしょうか」

 

 

上官「うむ。私の後ろにある箱から必要なだけ持っていくがいい」

 

 

箱を開けると5つのキャンプ用テントと頑丈な木材や頑丈な板、設計図など主に拠点を作る資材が入っていた。

 

 

辻「やはり複数のポイントに行く必要があるな」

 

 

ナイツ「そうだな、俺も薄々は気付いてた」

 

 

裕太「ほんとに?」

 

 

ナイツ「えっ」

 

 

辻「なんか嫌な予感がしてきたなこれ」

 

 

海「嫌な予感って?」

 

 

晃「ポイント全回収だろ」

 

 

辻「よくお分かりで」

 

 

女子A「それよりさこの設計図見てみてよ!」

 

 

葵「なんだこれ?」

 

 

幹太「設計図というより何かの地図に見えない?」

 

 

設計図には島の形の様に見える物が描かれており、中央より北側の池のような描写の近くに赤くバッテンして記されている。

 

他には今もらった素材で櫓を作れる情報も記載されている。

 

 

海「やっぱり他のポイントにいって手掛かりを探すべきなのか」

 

 

女子B「辻くん次はどうしたらいいの?」

 

 

葵「司令!次の指示を下さい!」

 

 

辻(どうすれば最適解が出るだろうか、緊急時じゃないので上官は使えないし、かと言って無闇にポイントを探しに行けば猛獣の餌になるかもしれない。だがしかしここは…)

 

 

辻「少し賭けに出ようと思う。もちろん危険と判断したら降りてもらって構わないし、そもそも強制はしない」

 

 

ナイツ「どんな作戦だ?」

 

 

辻「4つほどのグループを作って一定時間行動し、終了時にはここに戻って報告。その一定時間をどんどん伸ばしていくという作戦だ」

 

 

辻「この作戦に安全性は考慮していない。正直君達にはここに留まって欲しいし、テスト最下位の俺が捨て身で行くべきだと思う」

 

 

ナイツ「いや俺は行くぞ、協力すると啖呵を切ったからな。それに行くなら少数で男子がいいしな」

 

 

晃「俺も行こう。親友を見捨てるほど俺は腐ってないしな」

 

 

幹太「じゃあ俺も」

 

 

辻「いやしまかんはここに留まって指揮を頼む」

 

 

幹太「了解」

 

 

辻「濱島は海に潜り、食べれそうな物があればお前の知識を使ってもらって構わない。福間も濱島同様に自分の知識を活かして海の幸を探してくれ」

 

 

濱・福「「了解」」

 

 

辻「葵には少しでも不安を和らげるように、女性陣とコミニケーションを取ってくれ。今後のモチベーションにも関わってくるからな。得意不得意の物を聞いてもらえると助かる。正直言って大役だぞ」

 

 

葵「お、おう」

 

 

 

 

辻「んじゃ行ってくるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この島にある拠点ポイントは全部で7ヶ所。我々新兵は上陸時に南側から上陸し、一番近い北西方向の拠点ポイントに向かった。島の中央から見ると南西方向の浜辺にある最初の拠点ポイントに残りの15名が滞在している。

 

俺たち3人は北上し、中央左上の北西方向にある第二の拠点ポイントに向かっている最中であった。

 

見聞色で島中を見た限り拠点ポイントは螺旋状になっており、第三ポイントは北、第四ポイントが南東の森の入り口付近、第五ポイントが、最初の拠点ポイントを東側に進むと、丁度上陸した付近を北上すると見つけることができる。

 

第六、第七ポイントには先程の設計図に記されたバッテンの位置、第三ポイントを南に進むとあるが、その位置を挟む形で第六、第七ポイントが存在する。

 

 

ナイツ「しかし、流石の判断力だな」

 

 

晃「あぁ、みんなの長所をよく捉えて的確に指示したな」

 

 

辻「まぁアイツらとは卒業前からもよく一緒にいたしな」

 

 

第一拠点を出発してから15分ほど2人の視界には映っては無いが第二拠点に配置する上官がいた。彼もこちらには気付いていないようだが

 

 

晃「さてさて箱の中身はなんだろな?」

 

 

ナイツ「これは…1個目のポイントの箱と変わらず資材と石があって…道具箱かこれは」

 

 

晃「ランタンとペンキもあるな。家でも建てるのか?」

 

 

辻「食材もあって調理用品もあるな。よし、2人は物資を持って行ってくれ、無論葵辺りを連れてきてもいいぞ」

 

 

晃「一度では限度があるだろう、俺が見張っておく」

 

 

ナイツ「了解した。危険と判断したらすぐに戻ってこいよ」

 

 

辻「あぁ」

 

 

2人は道具箱と食材、調理用品を持っていった。

 

2人が視界に見えなくなると俺はそばいる海軍の上官に話しかける。

 

 

辻「なにしてるんですか、クザンさん」

 

 

上官?「…」

 

 

 

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禁忌周回してますた



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最初の晩餐

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辻「こんな所で何してるんですかクザンさん。」

 

 

上官?「…」

 

 

クザン「やっぱりばれちまったか…それよか今回の特訓で退屈なあんちゃんにいい情報があるんだが」

 

 

辻「へぇ、その情報って?」

 

 

クザン「ただではやらんさ、俺と相手してくれたら情報をやるよ」

 

 

辻「クザンさんって戦闘狂ですね…」

 

 

クザン「ははっ!じゃあいくとするかぁ」

 

 

彼は剃を使い俺の真後ろを取り、能力を使って裏拳で俺を氷漬けにしようとしてくる。

 

 

辻(氷の剣を作る時間稼ぎか…)

 

 

左横へ避けそのまま剃と月歩の合わせ技"剃刀"を使い空中を高速で駆けていく

 

クザンさんが氷針を飛ばして牽制し、氷壁を作ってルートを潰していく。

 

 

辻(ガープさんに怒られそう…クザンさんが)

 

 

俺は氷壁を覇気で破壊して強引にクザンさんの間合いを詰め、焦燥感を煽る。

 

が彼は冷静に距離を取るがそれは想定内。

 

元々破壊しておいた氷塊を投げ、クザンさんの視界を埋める。

 

 

クザン「くっ!」

 

 

 

 

 

 

勝負はついた。

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クザン「それでこの島には悪魔の実があるってガープさんから聞いたぜ」

 

 

辻「どんな悪魔の実なんですか?」

 

 

クザン「なんでも自然系の実だとよ」

 

 

辻「まじすか…」

 

 

やはりこの島の中央にある小屋の中には悪魔の実があったのか…

 

しかしロギア系となると悪魔の実でも最上種なので転生特典3つ目の『悪魔の実同士の融合』の候補に挙がる。

 

 

辻(何の実なんだろう?)

 

 

クザン「あ、そうだこの辺の氷片付けてくれると助かる。んじゃあ俺行くね」

 

 

辻(マイペースだなぁ)

 

 

ただクザンさんから貰った情報はデカい。この世界を有利に立ち回れるし現世の色んな漫画の技とか真似してめちゃ強くなれそう。

 

 

辻(取り敢えず氷片付けよ…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

クザンさんとの戦いでできた銀世界を綺麗なビーチに元通りにして、第一拠点ポイントから戻ってきた晃とナイツと共に第三拠点ポイント、島中央から北側へ向かい、上官に資材をもらっていた。

 

第三拠点には物資として拠点用木材と魚や肉、果物などかなりの量を他に入れあと2週間ほどは何もせずとも過ごせそうな量だった。

 

 

晃「かなり遠いが数十分もすれば皆がいる第一拠点に着くだろ」

 

 

ナイツ「それにしてもこの島は暑くもなく寒くもなくなんか不気味だな…」

 

 

現在の位置は第二ポイント近くの浜辺を3人で歩いており流石の量なので木材で運搬用のソリを作って引き摺りながらも物資を運んでいる。

 

 

辻「これ便利だな」

 

 

晃「そう言われると作った甲斐があるよ」

 

 

いいお父さんNo.1は建築関係もなんのその。設計図より綺麗にできている気がする。

 

ナイツ「晃はこの世界で大工としてもやっていけると思うけどな。フランキーみたいに」

 

 

辻「ブリーフ履く?」

 

 

晃「よく分からんけど履かんわ!」

 

 

第三ポイントから歩いて30分ほど漸く皆がいる最初の拠点が見えてきた。

 

 

葵「おっ、帰って来たぞ」

 

 

幹太「3人ともおつかれ。女子がたくさん料理を作ってくれているよみんなで食べよう」

 

 

辻「助かるよありがとう」

 

火を焚き鍋の中に食材を入れる、皆で食卓を囲むのは良いものだそれも日が暮れ太陽の夕立ちが綺麗な絶景で食えるメシは。

 

 

辻「今日はテントの中で一夜を過ごすことになるが明日からは最初の課題の拠点を作ることにする。晃主導で行い終了次第俺が上官に報告しに行こう」

 

 

ナイツ「了解」

 

 

海「嫌でもあと3ヶ月はここで過ごすんだ気楽にやってこーぜ」

 

 

裕太「やっと明日からしっかり体を動かせるね、今日はあまり動けなかったからなぁ」

 

 

 

 

かなり遅くまで続いた最初の晩餐は盛り上がりとともに急速に冷めていくのであった。

 

 

 

───────────────────────

短い。



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嵐の前の静けさ

アスタリスクを書いてらっしゃる方の作品を拝見しましたが物凄く面白かったです!

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拠点となる場所はアクシデントが起きてもいい様に海軍の軍艦に1番近い第一拠点にした。

 

建築関係に何故か精通していたNo.1夫こと晃主導に行い3日もあれば立派な拠点ができた。

 

拠点というよりコテージのような見栄えだが外壁塗装も行いビーチとマッチしてまさに海の家という感じだった。

 

 

ガープ「かなり早かったな。次の特殊鍛錬は海軍の体術六式を君たちにワシが教えよう3ヶ月で最低でも3つは出来てもらうぞぶわっはっはっはっ」

 

 

ガープ「君達からしたら危険じゃが森に入るぞい。死にはしないから安心せい」

 

 

葵「六式かぁ〜やっと俺も強くなれるぅ」

 

 

幹太「地獄だと思うけどね」

 

 

裕太「やりきってやるっすよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからというもの上位陣はガープの下でどんどん力をつけていき鍛錬終了まで残り1週間を切った所で皆六式を3つ以上使えるようになった。

 

月歩と剃は皆扱うことが可能になり、ナイツや晃は4つも六式を扱えるようになっていた。

 

俺は六式は全て使うことが出来るが皆の前では月歩と剃と指銃が使えるという設定になっている。

 

 

ガープ「よーーし君たちに最後の鍛錬内容を伝える!この森の中に猛獣のヌシがおるからのそいつを皆んなで倒してこい!ぶわっはっはっはっはっ」

 

 

俺は見聞色の覇気を常時発動しているが明らかに周りの猛獣より反応が強い奴がいる。

 

 

辻(負けることはないと思うけど)

 

 

 

 

デカさで言えば5mほどが一体。六式を簡単に扱える海兵がそれも20人もいれば過剰戦力であろう。

 

予想通りに勝負は一瞬で皆不完全燃焼であった。

 

 

ナイツ「なんか宝箱があるぞ」

 

 

海「開けていいのか?」

 

 

ガープ「それはワシからの褒美じゃよ誰か1人だけが食べられるが」

 

 

開けると中身は悪魔の実であった。バナナのような形をしており物凄く渦を巻いている。

 

 

裕太「なんの能力の悪魔の実なんすかね?」

 

 

辻「ロギアではないと思うが」

 

 

ナイツ「それはパラミシアのキシキシの実だ」

 

 

幹太「そう言えば座学で上官が前言ってたような」

 

 

葵「あれだろ体の一部がナイトのように装備品が出現して攻撃にも防御にも定評があるっていう…」

 

 

辻「なんかナイツの名前に酷似してるな」

 

 

晃「ナイツ食ったら?」

 

 

海「みんなもそれでいいか?」

 

 

反論するものは皆無でナイツがキシキシの実を食べる事になった。

 

 

ガープ「よかったのナイツぶわっはっはっはっ」

 

 

上官「残り1週間の期間は海軍本部に帰還する時間に当てられている。この島を綺麗に清掃、終わり次第ここを出るぞ」

 

 

「「はっ!」」

 

 

 

 

 

辻「もう少しで…あったあった」

 

 

初日にクザンさんから貰った情報は確かなので本当にロギア系の悪魔の実が島中央付近の小屋の宝箱の中にあった。

 

海兵学校の図書館にある悪魔の実の図鑑で見た形と酷似している物を脳内で構築するとロギア系ゴロゴロの実であり、これはロギア系の中でも最強に位置する悪魔の実だ。

 

原作ではエネルがゴロゴロの実の能力を所持していたが…

 

辻(もしかして原作改変した?)

 

だがその心配は杞憂で転生の間で神様に言われたことを思い出した。

 

神様『お主が選んだ転生特典の3つ目の悪魔の実同士の融合はちと特殊での、お主の転生後にはお主が融合すると確定している2つの悪魔の実がお主の近くへ近ずけておくようにしてある。つまりその悪魔の実だけ世界で2つずつ存在するということになるんじゃ』

 

つまりはゴロゴロの実と何かほかの悪魔の実が世界で2つあると言うことになる。かなり融通が聞いているがその辺は悪しからず…

 

 

辻(残りの条件は覇気の特化ともう1つの悪魔の実、パラミシアかロギアが欲しいところではあるなぁ)

 

 

俺以外の皆は既に船に乗り始めている頃なので高速で船に戻る。

 

 

辻(なんだかんだでこの島も楽しかったし、ほぼ毎日クザンさんとやり合ってたから覇気も六式もかなり上達したから有意義ではあったなぁ)

 

覇気は自分より強者とやり合うことが1番の成長の糧となる。

 

色んなことを考えながら高速で森を駆け抜けていく。

 

 

 

 

 

 

 

           ♢

 

 

 

 

 

 

一週間後

 

 

 

 

 

葵「なんか久しぶりだな」

 

 

幹太「3ヶ月も離れてたからね」

 

 

晃「みんな元気にしてるかな」

 

 

あれから一週間が経ち我々上位陣は海軍本部の海兵学校に帰還した。

 

やはり実力主義なので上位陣は妬みや嫉妬を受けることが多い。スポーツテスト(罰ゲーム)後の風呂とか最悪だった…

 

この3ヶ月本部で何をしたかは知らないが明らかに俺たちに向ける視線や感情が悪い方へ向いていることが読み取れる。というか見聞色を使わなくても分かる。

 

だがみんながみんなそうではなく。上位陣と仲の良い者はホッとしたような表情を向けている。

 

 

裕太「辻さんなんか元気ないっすね」

 

 

辻「そんなことないけど」

 

 

裕太「あっ、そう」

 

 

それと俺たち上位陣は六式を半数以上会得したので階級が低いの者でも中佐まで上がった。

 

ナイツや晃は大佐、残りの18名は中佐とかなりの昇格だ。

 

転生して3ヶ月少しで上位陣は既に海軍将校。下位陣は少し昇格して一等兵になり最も高いものでも軍曹に昇格している者もいるらしい。

 

かなり異常な成長速度というか正直やりすぎな昇格だと思われる。むしろこれからが本番ということなのかあまり詳しい事情はわからない。

 

更に上位陣と下位陣の一等兵より上の者は寮の個室を与えられた。

 

俺は大部屋より個室がいいので大歓迎だがうちのルームメイトが皆同じ部屋と言うので、以前1207号室より大きく綺麗な1552室へ移動した。ちなみに最上階です。

 

メンバーも俺合わせ6人に加え、最近悪魔の実を食べたホモ生徒会長(元)が俺たちと同じ部屋になり7人部屋になった。

 

 

晃「久しぶりに食堂行こうぜ」

 

 

ナイツ「いくか」

 

 

この学校のメシはかなり美味い。現世と比較すれば見劣りはするものの味は素晴らしい。

 

朝は基本パンやサンドイッチそれか和食になっている。

 

 

葵「カレー美味すぎ」

 

 

幹太「野菜も美味しい」

 

 

海兵は食事バランスも考えて摂取しなければならなく野菜を多く出される。野菜は一見嫌いな人が多いイメージがあるがここはドレッシングがかなりの量があるので美味しいし飽きない。

 

 

 

 

 

 

 

寮の最上階の一番奥に位置する我らが1552室はかなり広く和室になっていて、寝る時は海軍の清掃員の人が押し入れの中から布団を出して敷いてくれるらしい。

 

部屋に入って正面に和室その左にある暖簾をくぐるとLDKがあり、ソファーやテーブルに椅子が複数個、更に調理ができるようになってある。

 

キッチンの裏にはトイレやお風呂場があり、まさに豪邸であった。

 

 

晃「広すぎんか!?」

 

 

ナイツ「また辻のケーキが食べれるなぁ」

 

 

辻「俺の方を見ながら言うな」

 

 

幹太「なんか疲れたから寝たいや」

 

 

海「辻茶頼む」

 

 

辻「クッキーでも焼いてやるか」

 

 

現世では両親が共働きだったため家事は殆ど俺と姉でこなしていたが姉は料理が壊滅的だったために常に1人で料理をしていた。

 

紅茶を淹れたりクッキーやケーキなどを作るのは何のそのであったが、こちらの世界と現世では足りないもの等もあるのでできるかは分からないが

 

 

 

 

 

 

 

葵「うっま!俺初めて辻のクッキー食べたわ」

 

 

ナイツ「バカうまいからな紅茶も最高だし」

 

 

辻「そりゃどーも」

 

 

海「そう言えば彼女から聞いたんだけど」

 

 

裕太「惚気話じゃなくて?」

 

 

海「悪魔の実争奪戦を生徒だけでやるらしいぞ」

 

 

葵「まじかよ!それはやる気が出るぜ!」

 

 

晃「ホントか?」

 

 

海「俺たちが帰ってくる前日に残っている生徒全員に発表されたらしいぞ」

 

 

悪魔の実争奪戦か…どのような能力に寄るがロギア系なら確実に取りに行くべきだなぁでもあまり目立ちたくないし、優勝してすぐ食えって言われたら融合できないしなぁ

 

 

幹太「優勝候補筆頭はナイツか晃でしょ」

 

 

葵「俺たちの中で一番強いもんな」

 

 

上位陣は無人島にいた時毎日のようにトーナメント大会をして戦っていた。晃とナイツがだいたい勝つが海や葵が優勝する時もある。

 

下位陣を考慮しないで言ったら現状生徒最強はナイツと晃の両者ということになる。

 

辻「これ食べたら風呂行くか」

 

 

「「おう」」

 

 

呟いただけなのにリーダー制度は変わらないらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ♢

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

午後1時

 

 

 

 

上官「今日から上位陣も加わり来年度に行う争奪戦に向けての訓練を始める!」

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

来週は課題テストなので誰か答案用紙をテスト中に持ってきてください。orz

 



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大惨事

 

10万円何に使おうか?

───────────────────────

 

 

上官「悪魔の実争奪戦のルールをまず説明しよう」

 

 

上官「この争奪戦の参加条件は無能力者であるという事とこの場で今から言う説明を受けることである」

 

 

辻(ほぼ強制参加ということか)

 

 

ナイツは先日の特訓報酬で悪魔の実を食べたので不参加となる。

 

 

上官「この海では実力がないと死んでしまう。なので君たちにはこの1年間単純な力をつけてもらうことに専念してくれ。期間は来年の今日の昼2時まで、当日は決闘場で行う!ブロックを20ほど分け残ったもので優勝を決めることとする!」

 

 

ドレスローザ編のコロシアムの様な形式なのだろうか。海兵学校の決闘場はカンフーパンダに出てきそうな奴に似ていたが……

 

 

上官「今日から君達に1人ずつ指導者として上官が付く事になっている。指導者は必ず君たちより上の階級に位置する人達だ。存分に教えを乞うてもらえ!」

 

 

「「はっ!」」

 

 

 

 

 

 

――誰も来なそうな所――

 

 

 

 

 

辻「だと思ってましたよ」

 

 

クザン「あんちゃんはあんなかで一番鍛え甲斐があるからなぁ」

 

 

まぁありがたい限りではある。この人と1年間鍛錬するのはかなり有意義だし、覇気も六式も格段に伸びるだろう

 

クザン「じゃいつも通りやってくぜ」

 

 

ルームメイトの方はナイツが階級中将の人と晃が何故か同じ階級のスモーカー大佐と海や葵、幹太は准将の人と共に。

 

裕太は一等兵の生徒と鍛錬をしているみたいであった。

 

まずは体術の型を確認していく。

 

こんな時に見聞色を使って集中力を極限の状態にあげれるようにしておくことも鍛錬としている。

 

 

辻(長いがその分頑張るか)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー鍛錬1年後ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近俺の周りで変化が起きた

 

 

クザンさんとの鍛錬の賜物だと思うが原作にもあったルフィが頑張って会得した "流桜" 衝撃波を内部に撃ち込む攻撃を鍛錬して3ヶ月程度で出来るようになった。

 

そして武装色を腕に纏わせると赤黄色と青紫色になってしまった

 

赤黄色は高熱で青紫色が絶対零度となっていて両腕それぞれ色は操れることは出来ているがなんか怖い……自分が

 

これが神さまの言う覇気の限界突破の先の臨界点みたいな物なのだろうか

 

次に覇王色は濃度と範囲が伸びてバリアの近くに黒い電流のようなものが常に流れているようになって、見聞色は更に先の未来が見えるようになった。

 

 

 

上位陣はかなり六式が上手く扱えるようになっていた。

 

スポーツテストは何回か下位陣のみで行っているので下位陣の上達も目星しいものがあるかもしれない……知らんけど

 

ナイツは見聞色の覇気が少しだけ使えるらしい。アイツは結構天才肌なのかもしれないホモだけど

 

 

ナイツ「違うぞー」

 

 

葵と幹太はかなり引き締まった体に成り上がっていた

 

1年ほど前はかなりお腹周りを気にしていたが今はそんなことも無くなり好青年で葵に関して言えば根が優しいので女性陣にかなり高い評価を得ているらしい

 

だが1年も経つと男性陣の方はこの世界観に入り浸っている。海軍は正義みたいな感じで…なので恋愛脳より鍛錬脳になっている一部を除くが……

 

そして今の時間軸も少しだけ分かるようになった

 

半年ほど前に海軍の上層部でイーストブルー新生の海賊が現れたと少し有名になってたらしく、名前はスペード海賊団という原作主人公ルフィの義兄のエースが団長を務める海賊団だった筈…あんまり覚えていないが

 

3年後にはルフィがフーシャ村から出航していると思うので原作開始までおよそ2年半という事になる

 

 

辻「ふぅ〜取り敢えず決闘場にいくか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー決闘場ーー

 

 

 

 

 

 

 

上官A「ではこれより悪魔の実争奪戦を開催する!」

 

 

モモンガ「私が改めて説明しよう。場所は学校内にある講堂のここ決闘場でおこなう。参加者449名を20ブロックにランダムで分ける。1ブロック1人予選通過者を決め、勝ち上がった20名は翌日昼の2時この学校内の何処かにある悪魔の実を探し出して食べることが出来た者が悪魔の実争奪戦優勝者とする」

 

 

上官A「悪魔の実はパラミシア1つとゾオン2つの計3つだ。つまり優勝者が3名となる」

 

 

そういえばあの島から持って帰ったゴロゴロの実が見つからないようにしとかないと行けないな。

 

って言っても誰にも分からないような所に隠してあるので見つかることは無いと思うけど

 

 

上官「悪魔の実の詳細はゾオン系はモデル:ブラックパンサーとモデル:鷹。パラミシアの方はナギナギの実となっている」

 

 

晃「ナギナギの実ってなんだ?」

 

 

幹太「ロシナンテが持ってた実だよ」

 

 

海「音が聞こえなくなるやつだっけ?」

 

 

幹太「そう」

 

 

ナギナギの実は原作ではドンキホーテ・ロシナンテが有していたローを守るために使った実だったは筈

 

攻撃性はなく隠密性に長けていると原作では表記してあった気が……

 

 

 

モモンガ「ではこちら側でメンバーをA〜Tグループにまで分けておいたので、すぐ側にあるグループ表を見て早速争奪戦を始めていくぞ」

 

 

「「はっ!」」

 

 

 

 

俺はGグループ配属だった。

 

Gって聞いたら気味が悪いがグループ分けの人数はランダムでこのグループは人が多かった為適当に負けて終わることにしよう、うんそうしよう

 

他のメンバーはかなり被っているみたいであった晃と海が同じグループで初期上位陣の女子たちもかなり被っているみたいであった。他は知らん

 

 

何故か俺は優勝候補の中に入っているらしい。

 

うん何故か。なので集中砲火してやると覇気で会話の内容を聞いてまったのでそれを利用して負けてやろうと思う。

 

この争奪戦の悪魔の実は融合候補に入らないので勝つ気は無い。

 

 

辻「はぁ退屈だなぁ」

 

 

今度天竜人が海兵学校に視察に来るということなのでもういっその事天竜人でも殺せば退屈な日々は亡くなるだろうか

 

 

 

――予選終了――

 

 

 

俺は明日の決勝に出る必要が無いのでゴロゴロの実が見つからないよう厳重に注意して久しぶりにゆっくり過ごそうと思ってる

 

それより予選ブロックの晃と海の試合はかなり拮抗したが今日は海に軍配が上がった

 

けど晃は悪魔の実に興味が無いらしく負けても特に悔しがってはいなかった

 

葵と幹太は順当に決勝進出、裕太は最初のスポーツテスト2位の奴に負けたらしい

 

初日の結果は葵・海・幹太が決勝進出、俺・裕太・晃が予選敗退という結果になった

 

辻(神様に然るべき時に動き出せと言われたがいつ何時がいいんだろうか、原作はかなり読み込んだけど読めば読むほど天竜人が嫌いになるしなぁ。マリージョア制圧でもしてやれば世界がひっくり返るかこれ)

 

 

辻「それとも海賊にでもなろうかな…ワンピースがあるのは知っているがどんなものか知らないし、自分の目で確かめて見たいまである」

 

 

 

よし!決めた時期がいいしエースと一緒に白ひげ海賊団に入ろう。そして頂上戦争で一暴れでもしてその後は…うーんその時に考えよう。

 

アイツらには悪いが縛れるより自由がいいしな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――1週間後――

 

 

 

朝礼

 

 

 

モモンガ「明日は天竜人がこの海兵学校を視察しに来ることになっている。くれぐれも失礼な態度をとらないように、海軍でも天竜人の逆鱗に触れればすぐに消されるぞ!今日は休日だか緊張感を持って当日も過ごすように!!」

 

 

「「はっ!」」

 

 

なんと明日に来るらしい奴らは

 

別にその天竜人が何かしたかは知らないがとりあえず見せしめとして1人屠っておこう

 

あ、そういえば

 

先日の悪魔の実争奪戦は海がゾオン系モデル:ブラックパンサーを食べて優勝

 

他2人の優勝者は予選で裕太に勝った奴がゾオンの悪魔の実を、もう1人は初期下位陣にいた女子だった

まあこればっかしは運ゲーみたいな所ではあるし、バカ広い土地で制限時間30分とかなりの鬼畜ゲーでよく全部見つかったなと思った。因みに俺は寝てた

 

 

 

 

――午後7:00――

 

 

 

 

葵「明日は天竜人が来るのかぁ」

 

 

晃「天竜人って前聞いたが変な人らの集まりなんだろ?」

 

 

海「一般人を奴隷にするとか言われるからな。しかもおっさんだし髪型キモいし」

 

 

俺の紅茶とクッキーを食べて7人で一服している光景はこの1年間1回も変わることは無かったがそれも今日でおしまいか

 

 

ナイツ「辻なんかお前いつも通りにぼーっとしてるな」

 

 

裕太「またいい事考えてるんっすよね、リーダーだし」

 

 

幹太「辻さんおかわり」

 

 

辻「はいよ」

 

 

コイツらの事は嫌いではないが別に好きでもない。俺はそういう人間だしコイツらが死んでも最低限の弔いをして後は特に何も思うことは無いだろう

 

自分でも異常な人間だと自負している黒ひげと相性が合う気がするがそれよりも俺は海賊の方が性に合う気がしている

 

辻「天竜人が来るってことはCP-0も来るのか」

 

 

裕太「そうなるでしょうね」

 

 

CP(サイファーポール)

 

国際統治機関世界政府が凶悪犯や危険組織の調査を行うための諜報機関である。世界中に8つの拠点を持ち、構成員は全員喪服のような黒い服装をしているのが特徴

 

ただ、潜入活動の時は潜入先に応じた服装に変装して周囲の環境に溶け込む

 

組織としては、CP‐0、CP1、CP2、CP3、CP4、CP5、CP6、CP7、CP8、CP9の10の部署に別れている。

 

今回天竜人の護衛として共に視察に来るのはCP-0、サイファーポールの最高峰に位置する世界貴族直属の機関で、"世界最強の諜報機関”と呼ばれる

 

CP1~CP8は、世界中で諜報活動をするサイファーポールの基本的な部署である。トップの役職は主官で、CP1~CP8にそれぞれ1人ずつ置かれている模様

 

最後にCP-9

 

CP1~CP8の行う普通の諜報活動に加えて、政府と敵対する者や非協力的市民の殺害も行う組織で、その超法規的活動を行う一面から、世間には公表されていない部署となっている。メンバーは超人的体技六式を基本戦闘術とし、それぞれ道力と呼ばれる単位で戦闘能力を数値化されており、兵士1人の道力(10)を基準として考えている。トップの役職は司令長官で、同時に政府所有の司法機関エニエス・ロビーのトップも兼ねている。現在の司令長官はスパンダム

 

ルフィと同じ様に急成長しているロブ・ルッチもCP-9に所属している

 

 

辻(CP-0を蹴散らすのは簡単だが海軍上層部には追いかけられるだろうなぁ特に赤犬とか……)

 

原作のシャボンディ諸島でルフィが天竜人を殴った時もかなりの戦力がシャボンディ諸島に集っていた

まぁ既に脱出用コーティング済みの船があるのでそれに乗って行くか破壊されたら剃刀使いまくって色んな島に移動していこう。かなりゴリ押しだけど……

 

 

 

晃「風呂いくかぁ〜」

 

 

「「おう」」

 

デジャブ感があるが晃にリーダーの素質があるということだと解釈しておく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――朝礼――

 

 

 

 

 

 

 

モモンガ「今日は天竜人のモニオストロ聖がこの海兵学校に視察に来られるということで今日の日程を皆に知らせておく。正午に到着されるので全兵で歓迎し直後、講堂でモニオストロ聖の挨拶を行い学校を案内する事になっている」

 

 

モニオストロ聖が誰かは知らないが今日は派手に殺らせて貰おう。何か火種なるような事があればだけど……

 

 

モモンガ「君達が天竜人と関わるのは本日のみだ」

 

 

辻(なんかすごいゾクゾクしてきたな)

 

 

もしかして俺もいつの間にか戦闘狂の部類に入っているのかもしれない

 

 

モモンガ「ではそれぞれの座学室へ向かうように」

 

 

「「はっ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モモンガ「それではこれより天竜人モニオストロ聖よりありがたいお言葉を頂戴致します!」

 

 

モニオストロ聖「ではチミ達、少し間隔を取って並んでくれたえ」

 

 

モニオストロ聖の容姿は身長は160cmほどで髪型は茶色いトンガリコーンの先端が2つ丸いヤツになっててよく分からんキモイ髪型でThe中年デブって感じである

 

 

モモンガ「な、なにをなさるんでしょうか?」

 

 

モニオストロ聖「いい女がいたらボクちんの奴隷にしてやるたえ」

 

 

だと思ってた。ある程度予想していたし、しかもこれはとてもいい火種になる

海は彼女が心配で少し前のめりになっているが……

 

 

辻(もしもそうなったら助けてやるか……)

 

 

モモンガ「いえ、まだ若い海兵ですし彼らは未来あっ!?」

 

 

ダァァン!!

 

 

講堂内に銃声が響き渡る

 

初期上位陣は厳しい特訓を各々しているのでこの程度で萎縮はしないが下位陣はかなり気が引いてしまっている

 

 

モニオストロ聖「うるさいえ!チミ消されたいかえ?」

 

 

モモンガ「くっ!」

 

 

ざっと状況整理してみる

 

ステージには天竜人とCP-0が5人そして講堂のフロアに5人外に10人。

 

講堂内には生徒450名に上官が100名ほど、モモンガ中将より高い階級の者はいないが500mほど離れた小部屋に黄猿がいる

 

 

コツコツ

 

 

モニオストロ聖が護衛のCP-0を従えてステージから降りてくる。

 

 

モニオストロ聖「うーんちょっと惜しいたえ〜」

 

 

女性しか興味を示さず、舐め回すような勢いで顔からボディラインを目で追っていく

 

 

モニオストロ聖「んっ!チミ!チミ可愛いたえ!チミは今日からボクちんの奴隷決定だえ」

 

 

「キャッ!!」

 

 

現世では読者モデルだった子に大声を張り上げ、護衛に縄で拘束しておくように顎で支持する

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間程経ってやっと奴隷の選別は終わろうとしていた。

 

奴隷決定者は皆絶望の顔をしている。

 

 

辻(はぁ、未来が見えてしまった……)

 

 

自分の右前方、海の彼女の横に立ち止まる。

 

彼女は今にも吐きそうに顔色が悪い

 

俺のすぐ後方にいる海も歯ぎしりをしている。

 

モニオストロ聖「おっ!!おぉぉぉぉーーーチミ今までで一番いい女だえ、ボクちんの妻にしてやるたえ!」

 

 

辻(海には屈辱的だろうな)

 

 

海が青筋を立てて今にも飛び出しそうにしている様子をCP-0が見ている

 

そして今モニオストロ聖にヒソヒソと話をしているみたいであった

 

モニオストロ聖がこちらへ近づいてくる

 

 

モニオストロ聖「チミ〜ボクちんの妻に用があるのたえ?もしかしてチミがボクちんの妻を誑かしたたえね!?」

 

 

そう言いながら海に拳銃を顎に突きつつ大声で詰め寄る

 

 

海「…」

 

 

モニオストロ聖「大丈夫たえ!今日はボクちんが最高の夜を味あわせてやるたえ!!」

 

 

海が足を1歩前に出そうとするが俺は目で制止させる

 

 

辻(今は耐えてくれ)

 

 

海(……わかった)

 

 

モニオストロ聖「なんだえ!?ボクちんを殴るつもりだえ!?こんなやつチミの愛しの女の前で殺してやるえ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダァァン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び講堂内に銃声が響き渡る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――海side――

 

 

 

 

くそっ!!目の当たりにしてみれば天竜人は本物の屑だ!

 

CP-0が護衛して近くにいるから迂闊な行動はできねぇ

 

 

くそっ!

 

 

あ?なんだやつらがこっちにきやがる

 

 

モニオストロ聖「チミ〜ボクちんの妻に用があるたえ?もしかしてチミがボクちんの妻を誑かしたたえね!?」

 

 

はっ!?

 

コイツ何処まで落ちぶれてんだ!天竜人ってのはやっぱりみんな屑なのか?

 

拳銃で顎を突きつけられているがそんなことは大してどうでもいい。

 

 

モニオストロ聖「大丈夫たえ!今日はボクちんが最高の夜を味あわせてやるたえ!!」

 

 

 

 

 

 

 

刹那、ドス黒い感情が流れる。

 

 

 

 

 

 

 

コロス

 

 

 

 

 

コロシテヤル

 

 

 

 

 

 

っ!

 

 

 

 

 

 

 

辻(頼む……今は耐えてくれ)

 

 

海(くそっ…)

 

 

モニオストロ聖「なんだえ!?ボクちんを殴るつもりだえ!?こんなやつチミの愛しの女の前で殺してやるたえ!!」

 

 

 

くっ!

 

 

 

防衛反応が咄嗟に出てしまい目を瞑ってしまった。

 

 

 

 

 

 

海(死んで…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はない!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を開けるとそこには……

 

 

 

 

 

 

 

 

――辻side――

 

 

 

 

 

 

モニオストロ聖が海の顎に突き続けている拳銃の引き金を引くが方向を一瞬で変え護衛の1人に向ける

 

護衛は額に被弾し、一瞬で命を安全な籠から落としてしまう

 

 

「「っ!!??」」

 

 

武装色を纏い残り4人の護衛の心臓に1発ずつ高熱の拳を穿つ

 

 

講堂フロアにいる護衛たちは異常事態に気づき行動に移して行く

 

 

海・海彼女「「辻!!(辻さんっ!)」」

 

 

俺はモニオストロ聖の首根っこを掴み……

 

 

モニオストロ聖「離すたえっ!!ぐぅぅ…ボクちんは、ボクちんは天竜人なんだえ!!この世でチミ達より偉いんだえ!!」

 

 

辻「…」

 

 

右手で高熱の武装色の覇気を纏いモニオストロ聖を溶かしていく

 

 

モニオストロ聖「熱ぃぃぃぃ!!あづいだえぇぇぇぇ!!!!」

 

 

取り押さえに来た5人の護衛を覇王色の覇気で無力化させる

 

 

辻「言い残す事はないのか?」

 

 

モニオストロ聖「くそっ!チミを絶対殺してやるたえ!!」

 

 

辻「やれるものならやってみろお前ら天竜人全て引き摺り降ろしてやる」

 

 

モニオストロ聖「くそぉぉ……」

 

 

天竜人を殺すのは中々に趣きがあるかもしれない

 

 

辻(完全に人外だな)

 

 

瞬間、高度な気配が講堂に近づいてくる

 

 

???「んん〜〜??大変な事になってるねぇ〜。反逆者が出るとは」

 

 

高速な何かが真後ろに来るのを察知し、そこへ武装色の覇気を纏った蹴りをタイミング良くいれる

 

 

黄猿「ゴホッゴホッ…なるほど君がクザンのお気に入りかい?困ったねぇ〜クザンにはセンゴクさんに喝を入れてもらわねば」

 

 

海軍最高戦力の1人

 

ロギア系ピカピカの実を有する黄猿ことボルサリーノにタイミングよくいれた蹴りはかなり吹っ飛びはしたが…

 

 

ボルサリーノ「ん〜覇気の使い手かな〜?先生より濃い熟練度だねぇ〜」

 

 

モニオストロ聖の護衛が俺に向かってきたが覇王色で蹴散らした後は講堂を六式と覇気を使い高速で駆け抜けていく

 

 

ボルサリーノ「ふぅ〜若いってのは全く怖いねぇ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

準備したおいた船に損傷は特になくしっかりゴロゴロの実を回収してこのマリンフォードから脱出する

 

 

辻(追手は……やはり尾いて来ているか)

 

 

3隻の艦隊がこちらの船に向かって追跡してきている

 

 

 

辻(既にコーティング済みなんでね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

船は海中へ沈んでいく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――翌日――

 

 

 

 

 

 

 

「号外ー!号外ー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

     【世界初!天竜人虐殺!!  

    

      実行犯は海軍大佐!?!?

       

     首謀者は革命軍ドラゴンか!?】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「…おいお前らぁ偉大なる航路の前半の海に行くぞぉ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

モンストの日は轟絶周回が捗りますね♪

決して勉強の現実逃避ではなく……



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親父と息子

多分忘れている方がいらっしゃると思うので再び紹介しておきます。主人公の名前は浩人(ひろと)です。

 

6月7日19:00 設定・人物紹介欄を作成しました!

───────────────────────

 

 

 

これからどうしよう…

 

 

何処か海賊団に入るのが1番安全なのかもしれないが流石に海の中に海賊船がいる訳でもないし

 

 

辻「それにしてもこの世界の海は壮大だなぁ」

 

 

天竜人を殺害した事件から3日が経ったが特に追手が来る事はあれ以来なかったが新聞を取って見てみるとかなり大きく撮り挙げられていた

 

 

辻「はぁー眠っ…ゴロゴロの実とあと一つは何にしようかね〜」

 

 

寝ようと思ったけどね

 

 

 

ん?なんかすげぇでかい気配がするが

 

 

 

 

ザパァァァァ

 

 

 

 

海中から大きな"それ"は俺の前方に姿を現す

 

 

クジラの様な見た目をした大きな"それ"は帆の上にある大きな旗に世界最強の男が率いる海賊団 "白ひげ海賊団" のトレードマークであった

 

 

辻(何故白ひげの船がこんな所に?)

 

 

「おーい!お前そんなちっせぇ船じゃこの先死ぬぞ!こっち上がってこいよ!」

 

 

これは上がらせてもらって良いやつなのか?

 

 

辻(敵意は無いみたいだし上がらせてもらうとするか)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

――モビーディック号甲板――

 

 

 

???「おめェ今までグランドラインを1人で航海してきたのかァ?」

 

 

辻「いえ、自分は海軍に所属していました。」

 

 

???「親父、多分こいつで間違いないよい」

 

 

???「マルコおめぇには…」

 

 

何かひそひそ話をしているがそれより世界最強を目の当たりにするとは……どうやら運がいいみたいです

 

 

白ひげ「俺ァ船長の白ひげだァ。……おめェさん俺の息子になれよ」

 

 

辻「息子?」

 

 

マルコ「ここに乗っている皆はみんな白ひげの事を親父って呼んでんだよい。あ、俺はマルコだ一応この船の一番隊隊長をやってるぜ」

 

 

むっ、コイツ葵の大好きな「〜よい」のマルコじゃん髪の毛変だけど

 

 

辻「俺としてはこちらに身を預けたい。俺も追われ身の人間なんでな」

 

 

白ひげ「グララララ!世界初の天竜人殺害が海軍所属は笑ったなァ。だがおめェ本部からバカみてェな戦力がいるのに逃げ切れるなんてなかなか胆の座った小童じゃねェかァ」

 

 

辻「覇気には自身がありますから」

 

 

マルコ「写真こそ載ってなかったがモニオストロ聖が死んだって新聞で撮り挙げられていたよい」

 

 

白ひげ「現四皇はおめェさんを獲得しようと必死なっているみたいだがァ俺らァは運が良かったみたいだァ。グララララ!」

 

 

辻「俺こそ助けの手を差し伸べてくれてありがたい白ひげのことは親父と呼ぼう。それで俺はここで何をしたらいい?」

 

 

白ひげ「マルコと戦ってみろ」

 

 

辻「いきなり?」

 

 

マルコ「…」

 

 

覇気を出してあっちはやる気満々だなぁ、仕方ない普通にいくか

 

 

マルコ「何処からでもかかってくるよい」

 

 

嵐脚牽制からの武装色を右手に纏い青い炎を風圧で薙ぎ払う

 

 

 

マルコ「まじかっ!?」

 

 

マルコは不死鳥の完全状態になり上空へ飛来する。

 

が剃刀で空中へ上がって行き、すぐにマルコへ追いつく。

 

真上をとり覇気を併せた嵐脚を放ち、疲弊した所で左手の絶対零度の拳を放つ

 

 

 

 

勝負は呆気なくついた

 

 

 

 

 

――10分後――

 

 

 

 

 

 

 

白ひげ「グララララ!やはりおめェさん仲間にして正解だァ。本気を出さずにマルコに勝つなんて化けてるなァ」

 

 

マルコ「ヒロト完敗だよい、けど俺らは拳を交わした仲だ俺と親友になってくれよい」

 

 

辻「あぁもちろんだマルコ」

 

 

白ひげ「よし!やろォどもォ今日は歓迎の宴だァ!すぐに準備しろぉ!グララララ!」

 

 

「「おう!」」

 

 

「酒ェ!酒はどこだぁ!?」

 

 

「この蔵ん中にあるぜ」

 

 

かなり良い雰囲気だな。皆親父のことを信頼しているし親父も息子たちを信頼している

 

 

辻(流石は世界最強と言った所か…)

 

 

白ひげ「グララララ!ヒロトよぉ、おめェにはこの海賊団でも特殊な隊を率いて貰う事にしたぞぉ。おめェの実力はマルコより上なんだ特殊部隊の隊長を任されてくれねぇかぁ」

 

 

辻「まぁいいけど。それ俺に務まるのか…?」

 

 

マルコ「安心してくれよい。特殊部隊は秘密兵器みたいなもんさ今からメンバーを徐々に増やしていけばいいんだよい」

 

 

辻「そういうもんなのか」

 

 

しかし現世では法律的にアウトだったがこの世界はなんと15歳で成人ということらしいので初めてお酒を飲んだ。味はよくわからんが周りの雰囲気により美味しかったような気がする…多分ただめちゃくちゃ飲もうとは思わない

 

「それにしてもすげぇなアンタ!」

 

 

「元海軍大佐だろ?マルコさんに勝つなんてもしかしたら海軍大将に勝てるんじゃねぇのか?」

 

 

「俺に特訓してくれよ!」

 

 

どこに行っても鍛錬バカは居るのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――海軍本部――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

センゴク「これは失態だぞ!クザン!!」

 

 

クザン「どうどうセンゴクさんアイツの事ですし何か作があるんですよ」

 

 

センゴク「未来の過程を聞いているのではない!先日の彼の行動はこの世界の地盤を狂わせるかもしれんのだぞ!」

 

 

ガープ「センゴクお前は少し落ち着いたらどうだ」

 

 

センゴク「お前らこそなぜこんな事態が起きて冷静でいられる!?」

 

 

ガープ「ワシはあのゴミクズ共が嫌いだからの、あの小僧はよくやったわい!ぶわっはっはっはっ」

 

 

センゴク「はぁ…」

 

 

正義の名の元に活動する海軍の上層部は慌ただしい雰囲気が漂っていた

 

最も1番苛立ちを露わにしていたのは元帥のセンゴクのみだが…

 

 

センゴク「兎に角にも!奴には多額の懸賞金を掛ける!海軍だけでなく七武海にも追ってもらうことにするぞ!」

 

 

クザン「それ返り討ちに合う奴なんじゃあ?」

 

 

ボルサリーノ「わっしが行きましょうかぁ?センゴクさん」

 

 

センゴク「うむ…そうだな。今回の件はボルサリーノ貴様に任せることにしよう。随時連絡してくれ」

 

 

ボルサリーノ「へーい、借られた借りは返さないとねぇ」

 

 

海軍の上層部の人達は先日の事件の対応に追われておりセンゴクはモニオストロ一家への謝罪文などの対応に、ボルサリーノのはこれから辻を追跡し始末する任務へ、クザン、ボルサリーノに続き最後の大将"赤犬"ことサカザキは世界各地にある海軍支部に連絡を入れ捜索の報をいれるのであった

 

 

ガープ「ボルサリーノが勝てるとは思えんぞセンゴク」

 

 

センゴク「そんな事とてワシはわかっとる。だがボルサリーノにも大きな成長が必要だろう」

 

 

黄猿は能力に頼りすぎな部分があり海軍最高戦力の三大将の中でも1番遅く大将に昇格したのだ。センゴクの"成長"という言い方も理解できないわけではない

 

 

ガープ「死にはしないと思うが…」

 

 

「セ、センゴク元帥!!報告です!!グランドライン前半の海の島にて停泊中の白ひげ海賊団の船モビー・ディック号付近に元海軍大佐 辻 浩人 と思わしき人物が目撃されたようです!!」

 

 

センゴク「そうか…下がってくれ」

 

 

「はっ!失礼します!」

 

 

センゴク「白ひげの所か…迂闊には動けんな」

 

 

ガープ「小僧は頭がキレるらしいからの消すなら早い方がいいと思うけどの…」

 

 

クザンは辻が天竜人を殺害する前までは逐一ガープとセンゴクに自分の子供かのように辻の成長の話しをしていた。アイツは俺よりも強くなったとか頭がいいとか才能の塊だとか沢山2人に話を聞かせていたのだ

 

クザンの話の情報から辻の戦力を推し量るがそれは元大将のゼファークラスかもしれないと2人の思考は重なる

 

 

センゴク「お前んとこの息子の対応にも手を焼いているのに…早くクザンに交代して欲しいかぎりだ」

 

 

ガープ「ぶわっはっはっはっはっ」

 

 

能天気なガープと頭を抱えるセンゴクであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――寮内――

 

 

 

 

 

 

 

ナイツ「ふぅ、一服するってのはどの世界も変わらないなぁ」

 

 

葵「上手い紅茶と上手いクッキーがあれば尚更だけど…」

 

 

ここは辻がいない1552室。晃がふと外の景色を見ると夕焼けが窓に射し込んでいてなんとも趣のある風景となっている。ここ数日皆の雰囲気は最悪と言ってもいいほどだ特に海なんか…

 

 

海「アイツは俺の為に囮になっちまって…くそっ」

 

 

幹太「というか辻があんなにも強いとは思えなかった。大将の黄猿すら相手にならなかったし」

 

 

裕太「覇気と六式とかやばかったっすね」

 

 

綺麗に辻の荷物等は無くなっており掃除担当兼料理担当のアイツが居なくなってから部屋が少し埃っぽくなってしまい、飯も常に食堂で片している。

 

 

晃「海賊にでもなったのかもなアイツ人に縛られるの嫌いなタイプだし」

 

 

海「っ!おいこれ!」

 

 

そこには辻らしき字体の置き手紙があった

 

 

 

 

 

 

 

『この手紙はお前ら6人で必ず見てくれ。まず一つ俺がこれからやる事だ。それは自由を謳歌すること。折角この世界に来れたんだ俺は海賊としてやっていく事にするついでにワンピースを探しに行こうと思ってる。2つ目これが1番大変だと思うがこの世界の地盤を変えてやろうと思う。要は革命軍の様な感じだ。天竜人を根こそぎ屠って行くことにするよもしかしたら死ぬかも知れんがまぁ何とかなると思われる…知らんけどお前らも自分のやりたい事しっかりやって欲しい…じゃあ元気でルームメイト&ホモ会長』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナイツ「ホモ会長はないだろ…」

 

 

晃「締まりが悪いな相変わらず」

 

 

海「辻らしさがでてるわ」

 

 

幹太「裏になんか書いてあるよ」

 

 

 

『もし着いてくるならその時まで待ってくれ』

 

 

 

幹太「書き方的には辻さんの方からこっちに来るってことかな?」

 

 

葵「王下七武海にでもなるって事なのか?」

 

 

ナイツ「天竜人を殺したんだ流石に政府も要請はしないだろう」

 

 

海「海賊が海軍本部に来るとしたら………頂上戦争しか無くないか?」

 

 

幹太「なるほど…着いていくならそこがいいかも皆んなは辻に着いていく?」

 

 

晃「アイツはやる事成す事クソおもろいことだからな退屈はしないぜ」

 

 

海「俺は絶対に着いていく!アイツに救われたんだ。アイツの頼みならなんだってしてやる」

 

 

皆んなが賛同している模様だったが…

 

 

ナイツ「悪い俺は着いて行けない…」

 

 

海「なんでだ!?」

 

 

葵「そっか…着いていくのは俺たち次第だし辻も俺たちの意志を尊重している書き方だったナイツはナイツの道があるさ」

 

 

海「…なんかお前に言いくるめられると腹立つな」

 

 

葵「なんそれ」

 

 

「「あははは!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────────────

 

 

 

 

時は辻が天竜人を虐殺してから半年が経った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――偉大なる航路のどこかの島――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「おい!でけぇの俺ェは白ひげってのに会いてぇんだよ」

 

 

???「お前みたいな小童は親父さんに会わせられん!」

 

 

???「ワシァ白ひげ海賊団では無いが無理やり行くんなら俺を倒してからいけ!」

 

 

「船長!アイツ七武海のジンベエだ!」

 

 

???「へえそれは泊がつきそうだな…いくぞぉ!」

 

 

ジンベエ「小童がっ!」

 

 

海峡のジンベエと火拳のエースそれぞれの思いの為に拳を交える。エースはロギア系メラメラの実を用いて、ジンベエは故郷に伝わる体術"魚人空手"を使って対応する。

 

辺りの森林は燃え尽きていて戦闘時間は5日を越えた…

 

 

「5日も闘ってやがる…」

 

 

「死んじまうぜ!2人ともぉ!」

 

 

エース「はぁ、はぁ、くっ!」

 

 

ジンベエ「ぜぇ、ぜぇ、ぐふっ」

 

 

 

 

 

バタッ

 

 

 

 

 

軍配はエースに上がった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――モビー・ディック号浴室――

 

 

 

歓迎の宴から半年この船に来て未だに俺の隊は隊長以外もぬけの殻だがたくさんの島に行くことが出来た。

 

現世や原作では見た事のないような植物や食べ物がたくさんあり好奇心旺盛の俺には退屈する事なくあっという間感が半端なかった

 

今はグランドライン前半の海を航海している

 

 

辻「そう言えば俺らは何処へ向かってるんだ?」

 

 

マルコ「親父がルーキーを見つけたんだとよいそいつの勧誘だ」

 

 

辻(原作通りに行くとエースの所へ行った筈だった気がしたが…)

 

 

ビスタ「火拳のエースの所へいくんだ」

 

 

辻「アンタは五番隊の…花剣のビスタ」

 

 

ビスタ「初めて話したな。俺の事知ってんのかい?」

 

 

辻「海軍の同期が鷹の目と赤髪に喰らいつく奴って話題になってたから」

 

 

ビスタ「そりゃあ嬉しいねえ」

 

 

頂上戦争で大将黄猿が白ひげ海賊団の隊長は皆化け物じみているって言ってたが確かに体の作り具合や覇気、佇まい正に歴戦の猛者だな特にこのビスタは…

 

俺自身剣術が得意なのでミホークやシャンクス、ビスタなどの剣豪は剣術家として心を擽られる。直に見ると手合わせしてみたい気持ちになるが今は抑える

 

 

ビスタ「ヒロトって言ったか、この船に入って数多の戦闘があったがアンタが傷ついた所を俺は見ちゃいねぇ、若ェのにそんな力どこで手に入れたんだ?」

 

 

ごめんねこれは転生特典様様なんです。師匠にも鍛えられクザンさんと戦闘尽くしで自分でもビックリするくらい強くなってたんだーよい

 

 

辻「海軍の教えが良かったのかも知れんね」

 

 

ビスタ「そうだ天竜人を殺った時の話してくれよ」

 

 

辻「あまり気持ちがいい話じゃないけど…」

 

 

ビスタ「アイツらに気持ちのいい行動が出来るのか?」

 

 

辻「ははっ愚問でした」

 

 

マルコ「俺も聞かせてくれよい」

 

 

辻(本当にこの船はいい場所だ)

 

 

なんか死ぬ感じになっているがそんなことないよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ゼハハハハ!いい事を聞いたぜェ!俺の計画が格段に進みそうだァ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怪しい影は様子を伺う、明るい光は船を推進させる

 

 

 

 

 

 

 

─────────────────────────

勉強していたのと久しぶりに荒野を友達としてて遅れますた

 

申し訳ありませんですたorz



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兆候

新キャラでます

─────────────────────────

 

 

 

 

 

 

最近海軍の追手が頻繁に来るようになった。白ひげの船に乗っている時は直接来ないが単独や少人数で島を移動している時にはよく出会い頭に攻撃されたり奇襲されたりする

 

見聞色を使っているので黄猿の指示の下で来ているのは分かっているが…

 

そんなことよりも

 

 

「親父!!前方に見える島ルーキーのスピード海賊団が停泊しているぜ!!」

 

 

スピード海賊団と言えば最近世間を騒がせているルーキー海賊団で船長はルフィの義兄のポートガス・D・エースだが島に近づいていくと船長のエースはどうやら倒れているようだった

 

 

マルコ「俺が容態を見てくるよい」

 

 

マルコが船から島へ上陸しようとした時炎の拳は船目掛けて飛んでくる

 

 

エース「…勝負だ白ひげ!」

 

 

エースたちの後ろには海峡のジンベエが倒れていて起き上がる様子はなく、エースもジンベエと戦闘していたのか彼はかなり疲弊している様であった

 

 

「船長!俺らも白ひげと戦うぜ!!」

 

 

「いくぞぉ!!」

 

 

エース「覚悟しやがれ!!」

 

 

白ひげ「フン、かかってこい青二才がァ」

 

 

 

「「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エース「くそっ!…お、お前ら…逃げろ!!ここは俺が食い止めてやる!!」

 

 

「せ、船長…」

 

 

「くそっ!強すぎる」

 

 

エース達スピード海賊団は白ひげ1人に太刀打ちすら出来ず完膚無きまで叩きのめされていた

 

 

白ひげ「…おい小僧ォ」

 

 

エース「……あんだよ?」

 

 

白ひげ「おめェ俺の息子にならねェか?」

 

 

エース「は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

――モビー・ディック号内――

 

 

 

 

 

辻「調子はどうだ?マルコ」

 

 

マルコ「ジンベエの方は2.3日ゆっくりしてれば大丈夫だがエースの方はタフだな。もう完治してやがるよい」

 

 

辻「メシ食いながら寝てるやん」

 

 

なんと言うか流石は海賊王の血を引く子だな

 

聞いたところ歳も身長も変わらないらしく親父からは仲良くしろと言われた。だが初対面の人に陰キャが仲良くしろってかなりハードル高くないかこれ?

 

 

エース「んあぁ?はぁ〜よく寝たぜ!おっちょうど良かった白ひげの奴は何処にいやがる?」

 

 

辻「甲板にでもいるんじゃないか?親父に用でもあるんなら俺が伝えるが」

 

 

エース「いやぁいいさ。これはケジメだからな」

 

 

そうかコイツ原作で親父100回戦ったって載ってたな。全部ボコボコにされて根が折れて仲間になったって幹太に前聞いたが

 

 

辻「親父にボコボコにされても知らんからな」

 

 

エース「へっ!何度だって挑んでやるさ!」

 

 

エース「というか聞きたい事があるんだけどよ」

 

 

辻「なんだ?」

 

 

エース「なんでお前ら皆は白ひげの事"親父"って呼んでんだ?」

 

 

辻「それは俺にも分からん。俺も最近ここに来たからな」

 

 

マルコ「エースそれはな」

 

 

エース「おめェは1番隊の…」

 

 

マルコ「あの人が"息子"って呼んでくれるからだ。俺たちぁ世の中の嫌われ者だからよい。嬉しいんだなぁただの言葉でも………めちゃくちゃ嬉しいんだ!」

 

 

辻「だとよ」

 

 

マルコ「てかおいヒロト!お前にも前説明しただろ!」

 

 

辻「悪い聞いてなかった」

 

 

割とマジで…

 

 

マルコ「けっ!…それでエースお前はこれからどうする?」

 

 

エース「…」

 

 

マルコ「今のお前じゃあ親父の首は取れねぇ。この船をおりて出直すか、ここに残って……白ひげのマークを背負うか」

 

 

エース「俺は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

――3日後――

 

 

 

 

 

 

 

「「「カンパーイ!!!」」」

 

 

 

 

 

なんか毎日コイツらは宴をやってる気がするんだが…今日はスピード海賊団が白ひげ海賊団の傘下に入ったという宴らしい

 

エースもみんなと打ち解けたらしく既に七武海クラスと言うことで隊長就任の話が出回っているらしい…知らんけど

 

毎回蔵の中にある食材が無くなるんじゃないか?と思うくらい沢山の料理と酒があるがやっぱり酒は好きになれんわこれ

 

エースの方はルフィと似ていて酒を飲まず肉ばっかり食べてて話に参加していない様子

 

 

マルコ「ヒロト。お前酒嫌いなのかよい」

 

 

辻「お酒は飲みたくない。不味いし」

 

 

白ひげ「グララララ!ヒロトおめェお子様舌かァ!」

 

 

「「はっはっはっ!!」」

 

 

辻「なんなんだコイツらは…」

 

 

マルコ「酒はうめぇよい。ティーチなんかはチェリーパイバカ食いしながら酒飲んでるぜ」

 

 

辻「確かに…ヤケ食いしてんな」

 

 

マルコ「ははっ!だろ!この船は親父が好きでいる奴しかいねぇよい!お前も直にわかると思うぜ」

 

 

辻「そういうもんなのか」

 

 

なんかこっちにきたぞ

 

 

ティーチ「ようヒロト!食ってるか!!」

 

 

辻「あぁエース達の歓迎会だ。楽しんでるさ」

 

 

ティーチ「ゼハハハハ!頼もしい奴が入ってくれて嬉しいぜ!」

 

 

コイツいちいち声がでけぇ聞こえてるから抑えて欲しいわ

 

 

辻「なぁティーチ俺にもチェリーパイ1つ分けてくれよ」

 

 

ティーチ「おめェもチェリーパイ好きなのか!そりゃ嬉しいぜ!ゼハハハハ!」

 

 

ティーチはチェリーパイを何故か3つ置いて、めちゃくちゃでかい声で笑いながらチェリーパイを取りに配膳皿の方へ行ってしまった

 

 

辻「1つでいいのに……」

 

 

ティーチの策だと思うがティーチは優しくて良い奴だと白ひげ海賊団の皆から思われている

俺は原作を知っているのでアイツが何をやらかすかは知っているが皆に知らせようとは思わない。俺とアイツでは白ひげ海賊団に所属している歴が違うし、アイツは20年もこの船に乗っているんだ、信頼の厚さが違う

 

 

辻(何よりの懸念は原作乖離だけど……)

 

 

ティーチは原作で能力者でありながらダメージを負っている描写が多いので弱いイメージがあったがアイツはかなり強い。戦闘シーンをこの世界に来てまだ見てないが20年近く世界最強の船に乗って生き抜いてるのは素直に感服する

 

 

辻「ティーチね…」

 

 

エース「どうした?あのロン毛に用があったのか?」

 

 

辻「いやなんでもないさ。お前も喰われないように気をつけてくれよ」

 

 

エース「なんの事だ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

その後眠くなったので部屋に戻って寝た

 

 

 

 

 

 

 

 

辻(あ、ゴロゴロの実はちゃんと保管してあるよ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――海軍――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晃side

 

 

 

 

 

 

葵「あっちぃー。やっぱりここの風呂は風情があっていいものだわ」

 

 

幹太「ほんとね〜さいこぉ〜だわ〜」

 

 

海「随分と疲れが溜まっている見たいだな幹太」

 

 

確かに幹太はかなりうなだれている様子

 

 

幹太「そりゃそうだよ!辻の件が起きてから洗脳的鍛錬が始まったんだから!」

 

 

晃「あー確かに今日は特に疲れたなぁ」

 

 

今日の訓練は朝礼を行った後俺たちはまだ3年間分の座学を習っていないので座学室へ授業を受けに。その後昼食を摂り午後1時半から午後7時まで全体訓練。主に体術と銃術、剣術を更に六式と覇気を訓練していた

 

 

裕太「結構辻さんに対しての感情が変わった人が多いらしいっすよ」

 

 

晃「それは悪い方向に?」

 

 

裕太「うん」

 

 

???「おいおい、お前らまた反逆者の話してんのかよ……アイツは昔からクズみたいな奴だったからこんなクソキチィ訓練やってんだろ。それに加えこの世界に来て神同然の方を殺すなんて猿以下の脳内間違いねぇよw」

 

 

コイツは確か一個下の 中尾 徹 (ナカオ テツ)だったっけか?あまり関わりはないが。それより煽り過ぎじゃないか?今頃海が…

 

 

葵「アイツの話をして何が悪い?罪に問われるのか俺たちは?」

 

 

おっ、意外に葵くんが行くねぇ、沸点の低い海も気にしていない様子だしなんか色々と成長したなコイツら

 

 

テツ「犯罪者の話をされると気味が悪ぃ、今すぐ失せろよ」

 

 

海「その犯罪者を追う海軍が犯罪者の話をするなと?」

 

 

???「テツ…ほっとけ。そいつらは異端者の同類なんだ関わると…分かってるよな?」

 

 

テツ「ちっ!…悪ぃ」

 

 

???「君らも異端者の話ばっかしないでいい加減"正義"を背負ってる意味を理解してくれよ?」

 

 

なんかすっごい煽られたが……他の奴らは真に受けず気にしてないみたいであった

 

 

幹太「最後の誰?」

 

 

葵「いや知らないけど…晃は知ってる?」

 

 

晃「いや初めて見たな。現世は少数の学校だったが本当に知らないな」

 

 

海「なんかあれば対処すればいいだけだろ。俺たちはかなり強くなったんだぜ」

 

 

裕太「辻さんの采配が有れば文句なしっすね」

 

 

晃「今言うかそれ」

 

 

裕太「すんません…」

 

 

俺達はここ半年で1人1階級ずつ昇格できた。みな准将を越え俺はなんと少将まで階級が上がった。他の生徒は1番階級が低い者でも軍曹だった気がする…知らないけど

 

 

晃(覇気ってのがまだ使えないんだよなぁ)

 

 

葵「そう言えば最近ナイツを見掛けないな」

 

 

幹太「またホモホモしてんじゃないの?」

 

 

言われてみればナイツは最近本当に見掛けない。部屋の荷物も無くなっていたし何があったかは知らないけどもしかして…俺らに飽きたから新しい男に行ったのか。末恐ろしいわアイツ

 

 

晃「今の時間軸はワンピースの原作の方ではどの辺なの?」

 

 

幹太「原作開始まで半年ほどだね」

 

 

裕太「という事は辻さんとエースは出会ってるってことっすね」

 

 

そう。辻は先日白ひげ海賊団に所属している事が明らかにされた。最近ではルーキーのスピード海賊団船長の火拳のエースが白ひげの所へ入ったのも海軍では有名な話となっている

 

 

葵「そうか……てことはそろそろ黒ひげが裏切る頃合じゃないか?」

 

 

海「もうその辺まで来たのか…時間が進むのも早いな〜」

 

 

風呂暑いな上がろう

 

 

晃「上がるか」

 

 

「「おう」」

 

 

 

 

三度のデジャブ感

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――モビー・ディック号食堂――

 

 

 

 

 

「エース!お前ついにやったな!」

 

 

エース「何がだ?」

 

 

「二番隊の隊長だよ、長く欠番だったんだ。隊長はお前以外務まらねぇよ!」

 

 

エース「お、おうありがとよ」

 

 

エース「…あんたは随分と古株だろなんとも思わねぇのか?」

 

 

ティーチ「ゼハハハハ!いいんだ気にするな!俺にはそういう野心はねェのさ…やってくれ!エース隊長!」

 

 

辻「…野心ねェ」

 

 

ティーチ「ん?なんだヒロトか!おめェも早く特殊部隊のメンツ集めねェとな!」

 

 

エース「特殊部隊?」

 

 

辻「あぁエースは知らなかったのか。俺がいる特殊部隊は平たく言えば秘密兵器的な役割なんだとよ」

 

 

ティーチ「エース隊長!ヒロトは強ェぜェ!マルコ隊長だって勝てなかったんだ!」

 

 

エース「へぇ!そいつァすげぇな是非1戦交えて欲しいもんだな」

 

 

辻「戦闘狂は勘弁してくれ……」

 

 

ティーチ「ゼハハハハ!」

 

 

エース「ヒロトは悪魔の実は喰わねぇのか?」

 

 

辻「特に今は喰おうとは思ってはない。悪魔の実と言えばさっきサッチが悪魔の実を見つけたって言ってたな。確か……"ヤミヤミの実"だっけか?」

 

 

ティーチ「っ!」

 

 

やっぱり食い付いてきたか。まぁずっと欲しかった物が手を伸ばせば届く距離にあるんだ誰だって欲しくなるだろうが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッチ「エース見てくれよ!さっきの戦いで見つけた悪魔の実だ!」

 

 

エース「それがヤミヤミの実か?」

 

 

俺ももう1つの融合分を見つけないとな…なかなか良い実がないんだよねぇ

 

 

ティーチ「……」

 

 

目がギラつきすぎだろ。バレるぞ流石に

 

 

辻「どうしたティーチ?お前がチェリーパイ以外に興味を示すなんて珍しいな」

 

 

ティーチ「初めて見た実の形だったからな!……おっとおめェら親父が呼んでるぜェ!」

 

 

エース「ヒロト行こうぜ」

 

 

辻「あぁ、今行く」

 

 

ティーチは覚悟決めたのか…

 

 

 

 

 

 

 

 

サッチ「……食ってみるか」

 

 

ティーチ「っ!…………ゼハハハハ!」

 

 

サッチ「うおっ!ビックリさせんなよティーチ」

 

 

ティーチ「すまねぇなサッチ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザシュッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッチ「……ぐっ!…………ゲホッ!」

 

 

ティーチ「グヘェっ!マジィなァ。だが俺は最凶のロギア系悪魔の実を手に入れたぞ!これがあれば…これがあれば俺は…………ゼハハハハ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エース「止めろ!!俺はアイツが許せねぇんだ!!!」

 

 

マルコ「落ち着けよいエース!」

 

 

エース「これが落ち着いていられるか!!死んだサッチの魂は何処へ行く!?」

 

 

白ひげ「何か変な胸騒ぎがするなァ」

 

 

エース「これは隊長としての責任だ!俺はアイツを追いかける!」

 

 

辻「追いかけてどうする?」

 

 

エース「はっ!?」

 

 

辻「ティーチの奴を殺してお前の気が済むのかよ」

 

 

エース「ちっ!クソがっ!!」

 

 

拍車はかけといたし、後はエースが捕まるまで待つだけか…てことは時間軸的に言うとそろそろ原作開始かな?

 

 

マルコ「っておい!エース!!……行っちまったよ」

 

 

白ひげ「ヒロトォ何故エースを煽ったんだァ?」

 

 

辻「煽るとかそういった他意はないですが…」

 

 

白ひげ「いやな予感がするのはおめェも同じだろォ」

 

 

辻「エースを賭けてデカい戦争でも起きるんじゃないんですかね?」

 

 

白ひげ「グララララ!冗談でも止せよォ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――どこかの島――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティーチ「ゼハハハハ!俺は成り上がって見せるぞォ!!海賊王になァ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闇に引き摺り込まれるのは…

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

因みに一番好きなアニメは魔法科高校の劣等生です

 

 

 

 



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交錯し合うそれぞれの思惑

すみません

めちゃくちゃ遅れましたorz

──────────────────────────

 

 

 

 そこは辺り一面が業火の炎に焼かれていた。まさに地獄と比喩できるような状況で人の叫び声や呻き声、泣き声などが辺りの集落に木霊する…

 

 

 

???『助け…て……』

 

 

辻『……』

 

 

???『助けてくれぇ!……くそっ!おい!』

 

 

辻『……』

 

 

???『おにい…ちゃん?』

 

 

辻『悪いな…』

 

 

『『助けて…』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辻(ははっ…懐かしい夢を見たなぁ。もう10年も前の出来事だったと思うけど)

 

 

マルコ「おはようヒロト。なんだが目覚めは良くなかったみたいだな」

 

 

辻「ん?そんな風に見えるか?……それよりエースの行方はどうだ?」

 

 

マルコ「まだ分からねぇよい。ビブルカードでもあれば方角が分かるんだか…」

 

 

辻「アイツの実力なら死ぬことは無いだろう?七武海クラスなんだから」

 

 

エースはティーチを探しに行く3日程前に海軍の上層部から王下七武海の勧誘を受けたのだ。もちろん即答で断っていたが…

 

 

マルコ「何も無ければいいんだがよい…」

 

 

 相変わらずの心配性マルコである。マルコは仲間意識が強いからなのか島の買い物時にも連絡が取れるように必ず電伝虫を持てせようとする奴だ。まぁいい奴には変わりはないが過保護な部分がある

 

 

マルコ「前から気になってたんだけどよい。ヒロトのベットの下にあるその空洞はなんなんだ?」

 

 

辻「ん?あぁこれか緊急脱出用の船の所に繋がってるんだよ。これでも天竜人を殺害したんだし、いつ海軍に追われても逃げれるようにしておかないとな」

 

 

ジョズ「随分と抜かりないんだなヒロト」

 

 

マルコ「ジョズかい。おはよう」

 

 

辻「使うことがないといいんだけど…」

 

 

ジョズ「ははっ間違いねぇ」

 

 

 そう言えば最近新聞で俺の懸賞金が5億を超えてた。白ひげ海賊団の特殊部隊は戦闘に出ることは殆ど無いのに…全くっていい程音沙汰が無いからなのかな?

 

 

 

プルプルプルプルプル

 

 

マルコ「ヒロト!電伝虫鳴ってるぜ」

 

 

辻「おうさんきゅーな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――海軍――

 

 

 

 

晃side

 

 

 

 

 

 

 

 

晃「なんかまた天竜人が来るらしいんだよ」

 

 

辻『へぇー。そうなんだ』

 

 

晃「そっちは上手くやってんのか?」

 

 

辻『まぁ上手くやってるつもりだな。この世界の時間軸も把握しているし、これといったハプニングも起きてないさ。そっちはどうだ?』

 

 

晃「あーなんか俺たちのグループだけ孤立してんのよ」

 

 

辻『そりゃまた大変だなぁ。十中八九俺が原因だろそれ』

 

 

晃「と言っても実際大した事でもないんだよ。お前んとこのが暴れてるだけだから」

 

 

辻『あーそういう事か…話を戻すけど天竜人が来るっていうなら俺はそっちに赴くよ。モニオストロ聖の親族がかなり俺を執着しているみたいだからな』

 

 

晃「護衛はCP-0に海軍大将2人と聞いてるぞ。大丈夫なのか?」

 

 

辻『なんとかなるだろ。知らんけど』

 

 

 辻の本当の実力は未知数だ。現大将のボルサリーノさんが辻の蹴りを喰らって狼狽えるほど…明らかに海軍大将と互角かそれ以上の実力を踏まえているが底が知れない。…やれやれ天竜人も遂に龍の逆鱗に触れてしまったな

 

 

辻『それで天竜人来日の詳細は分かっているのか?』

 

 

晃「後1週間きったくらいだなぁここ半年かなり慌ただしかったな。前回の失態を取り戻すべくセキリュティも最大限に上げて、反逆者が出ないように洗脳的鍛錬も階級関係なく(中将以下)全兵が行っている。洗脳的鍛錬と言うより統率力を重視した鍛錬と言った方がいいか、そのような鍛錬が休暇も免除されて行われたよ」

 

 

辻『海兵も大変だなぁ。俺に向けての反感は嘸かし大きいだろうな』

 

 

晃「概ねその通りだ海軍全体が辻を目の敵にしてるっ感じだな」

 

 

辻『ははっ…じゃそろそろ切るぞ』

 

 

晃「あぁ…気を付けろよ」

 

 

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

 

晃「ふぅー、これで良かったか?」

 

 

???「あぁ!助かるよ晃くん!」

 

 

哲「大切な親友にすら裏切られるとは、ははっ!奴も滑稽よ!」

 

 

晃「あぁ流石にあいつはやり過ぎた…俺もいや俺達5人はお前らに従う事にするよ」

 

 

 この男の底もまだ分からない…ただ俺達より強い事は分かる。誰よりも野心家かもしれないなこの男は……

 

 

???「ふふっ…素晴らしい判断力だよ晃くん!」

 

 

晃(悪いな辻……)

 

 

???「そうと決まれば早速主要メンバーで作戦会議をしよう!晃くんはルームメイトを連れてきてくれ!」

 

 

晃「あぁ、わかった。すぐに連れていこう」

 

 

哲「場所は寮内の1527室だ。すぐに来いよ」

 

 

そう言い2人は部屋から出ていった。

 

 

晃「ナイツそこにいるんだろ。出てこいよ」

 

 

俺と哲と???と話していた部屋の奥の隙間からナイツが出てきた

 

 

ナイツ「どういう状況だ晃?お前まさか辻を裏切ったのかよ?」

 

 

晃「悪いな…俺からは何も喋れない」

 

 

ナイツ「お、おい!それでも親友かよ!…見損なったぞ晃!!」

 

 

晃「ナイツ…いや騎士。俺と1つ交渉してくれないか?」

 

 

ナイツ「交渉?」

 

 

晃「あぁ…もしかしたらこの世界がひっくり返るかもしれない」

 

 

ナイツ「お前は何を言ってるんだ?」

 

 

晃「要はこういう事だ───────────────」

 

 

ナイツ「そ、そんな事が水面下で起きてたのかよ……。一応その案は頭に入れておくがまだ保留にしておくぞ…いいか?」

 

 

晃「あぁ…だが明後日にでも答えを聞かせてくれ」

 

 

ナイツ「あぁ、わかった」

 

 

よし…取り敢えずこれで第1段階を終えたぞ

 

 

晃(ふぅー。諜報員ってのも大変だなぁクザンさんに報告しとかなきゃ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――モビー・ディック号甲板――

 

 

 

辻「親父!少しばかり遠出をしてくる。エースとは別件だがちょっとめんどくさい事になりかねんので人員を借りたいんだがいいですかいね?」

 

 

白ひげ「グララララ!遠慮せずに選んで連れてけ!おめェもそろそろ本格的に舞台に上がるべきだろォ!」

 

 

マルコ「旧友からの電話が切っ掛けかよい?」

 

 

辻「それもあるが目当ての物が見つかったんでね」

 

 

ビスタ「へぇー。気をつけて行ってこいよ」

 

 

ジョズ「何時でも帰ってこいよー!」

 

 

白ひげ「グララララ!ヒロト成り上がれよォ!!」

 

 

辻(声がでけぇ)

 

 

 

 

 

 

 

 出港して3時間程経ちますが特にこれといったイベントもなく順調に安全な航海を続けています。ええ。

 

 あ、そうだ。今回の航海の目標。それは海軍本部マリンフォードに上陸し、ある物を奪取次いでに海兵学校に視察に来る天竜人を始末するだけの航海です。

 

 乗組員は俺を合わせて10人。航海士や大工、船医は非戦闘員でそれ以外の7人は戦闘員。戦闘員と言っても白ひげ海賊団の隊長クラスの奴らではなくセミプロの様な、リクエストを充実に遂行してくれる人選にした。

 

 晃からの情報によればあと1週間も無い期間に天竜人が視察に訪れてしまう。まぁ時間的には全然間に合うのだが、ここは"グランドライン"何が起きるか誰も予想がつかないのだ……本当に何も無い時もあるけどね

 

 

戦闘員1「本当に何も起こらないですねぇ」

 

 

辻「何も起こらない方がいいけどな」

 

 

戦闘員2「確かにそうですね…」

 

 

航海士「ここから北東に見えるあの島に停泊されますか?」

 

 

辻「あぁそうしようか。それにあの島だとちょうどいいしな」

 

 

航海士「バナロ島が…ですか?」

 

 

辻「まぁね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――海軍――

 

 

 

 

晃side

 

 

 

 

 

 

???「まずは君達に、今日は集まってくれてありがとう!今日の議題は5日後にある天竜人視察会についてだよ。哲大まかに説明を頼むよ」

 

 

哲「あぁ。5日後にある視察会では最初に全兵で天竜人を歓迎すること。その後学校案内をしてから天竜人の挨拶となっている。前回と違うのは学校案内が先になっているだけだが俺達は学校案内に関与しないのでそこで最終確認をする」

 

 

葵「具体的には何をするんだ?」

 

 

哲「既に晃が憎き辻 浩人の誘き出しに成功している。それにヤツはどうやら海軍本部にある何かを盗み出そうとしているという情報も手に入れた。対策としては3つ程策がある。1つ目は皆それぞれの配置に着くと言った策は行わず、常に俺達7人グループが一塊になることが1つ目の策。次に2つ目。我々は奴への憎悪に塗れた海兵60人程に息を吹きかけてある。階級は皆准将から少将の者で占めているのでかなり強大な戦力となるだろう。この60人という戦力をどう使うか君達にも案を出してもらいたい」

 

 

???「そして最後3つ目だよ。ここからは僕が説明しよう。実質この対策が1番の有効打になると思うけど、我々はサカズキ大将とも協力して今回の作戦を行う事にしたよ。今回視察に来る天竜人は3名。前回の来日でむごい死を遂げたモニオストロ聖の親族で、血縁関係は父・兄・姉の3名となっているよ。CP-0も気合を入れてかなりの戦力を注ぎ込んでいるとの情報が、更には海軍最高戦力のボルサリーノ大将とサカズキ大将の2名。最早過剰戦力だと僕は思うけどね。ははっ!」

 

 

 流石に過剰戦力だと思うが……辻も逃げ切ることは不可能だろうな大将2人を相手にするのは四皇クラス、それも白ひげを超えるレベルの実力がないと無理だろう…

 

 

幹太「確かに。過剰戦力だと思うけど?」

 

 

海「むしろ他のセキュリティが手薄になるだろ」

 

 

???「セキュリティに関しては問題ない。今回の視察会は王下七武海も来席するように要請されている。現時点での参加表明は"バーソロミューくま"と"ドンキホーテ・ドフラミンゴ"の2名だね」

 

 

葵「ドフラミンゴか…なんか意外だな」

 

 

裕太「確かに意外っすね。まあミホークが来てくれるのがいちばん力強いっすけどね」

 

 

哲「……兎にも角にもだ。今回の目的は海軍本部にある何かと天竜人3名を死守することこれがまず最低条件だ」

 

 

???「けど本当の目的は辻 浩人の始末だ。皆んな手を貸してくれよ」

 

 

「「あぁ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            ♢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――バナロ島――

 

 

 

 

 

辻side

 

 

 

 

 

 

ティーチ「ゼハハハハ!久しいなヒロト!元気にしてたか!!??」

 

 

辻「お前は相変わらず声がでけぇんだよ。もう少し抑えてくれ」

 

 

ティーチ「ゼハハハハ!わりィわりィ…それよりヒロトよおめェ俺とちょっくら世界取ってみねェかァ?おめェが居れば百人力だぜェ!!」

 

 

辻「悪いがその提案には乗れないな。俺は今別件で動いてんだ」

 

 

ティーチ「……そうかァ。俺の提案に乗れねェなら仕方ねェなァ!ヒロト!おめェを捕まえて海軍に売り飛ばしてやるよォ!!」

 

 

 野心のある目に変わった。相変わらずコイツはわかり易い…しかしコイツの計算高さと能力には注意を怠っては行けない

 

 

辻「やめとけよ。痛い目見るぞ…それでもやんのか?」

 

 

ティーチ「俺ァ黒ひげ海賊団の提督だァ!!覚悟しろォ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの思惑が絡まり合いそして解けていく…………

 

 

 

 

─────────────────────────

因みに好きなアニメのキャラは綾小路 清隆君です

あのなんかこう、冷静なんですけど勝利に飢えてる感じがめっちゃ好きです(語彙力

 



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