とある娼館に通う管理局員達 (チェーンソーで戦うお坊さん)
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高町なのは編

時期はvividくらい。


 時空管理局でも特に有名な女性。エース・オブ・エースと呼ばれている高町なのは一等空尉は普段サイドテールに纏めている髪を解き、帽子とサングラスをかけて夜の町を歩いていた。

 

 逸る気持ちを悟られないように足を動かすと目的の店を見つけて中へと入る。

 

「あの……予約した高町ですけど……」

 

 店の会員カードを提示すると、店のレジカウンターにいる男性が少々お待ち下さいと、カードのバーコードを機械に読み取らせる。

 この間が、何度来ても未だに慣れない。

 

「確認しました。202号室の部屋の鍵です」

 

「はい……」

 

 鍵を受け取り、なのはは指定された部屋へと赴く。

 

 部屋に入るとそこには十歳くらいの長い銀髪と灰色の瞳をした褐色肌で中性的な少年がいた。

 

「一ヶ月ぶりですね、高町様。またご指名頂けて嬉しいです」

 

 ニコリと笑みを浮かべる少年になのはは帽子とサングラスを取って笑顔で頷いた。

 

「うん、久しぶり。アルネア君」

 

 なのはがいつも指定している少年だ。

 彼は小走りで近づいて来てなのはに抱きついてくる。

 密着したアルネアが上目遣いでなのはの顔をみる。

 

「本当に……ずっと待ってたんですよ、高町様」

 

 ただの仕事の筈なのにこうして甘えてこられると、本当に自分を待って居てくれたのではないかと思えてしまう。

 

「アルネア君。だったら、そんな高町様だなんて他人行儀じゃなくて、いつも通りに、ね?」

 

「……はい。なのはさん」

 

 女の子のような顔の少年ははにかむように笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ……あ! そこ! 重点的にお願い!」

 

「はい。ここを、ですね」

 

「あっ……うん、気持ちいい……」

 

 裸になったなのははベッドでうつ伏せになり、お尻から膝の辺りをシーツで被せてマッサージを受けていた。

 

 ここに来ると最初に受けるマッサージのサービス。

 実際に気持ちよく、マッサージ目当てで訪れる客もいるらしい。

 

「前に来た時よりも、凝りがありますね」

 

「う、うん。最近、ちょっと忙しかったから……あぁ!」

 

 腰を指圧すると甘い声が口から漏れる。

 瑞々しい、程好く筋肉の付いた女性の体。

 それも相当な美女となれば、モチベーションも上がる。

 

「雑誌に載ってましたよね。先週、AAランクの魔導師を逮捕したって」

 

「うん。本当は戦闘より教導の方に集中したいんだけどね」

 

 そんな雑談を交わしつつ、40分くらいのマッサージを終えるとなのはが仰向けになり、アルネアの頬に触れた。

 

「いっぱい気持ちよくしてもらったから、今度は私からしてあげないとね」

 

 マッサージは謂わば建前である。

 この少年にしてもらった事を返すという建前で体を求める。

 お金を払ってここに居るのだから気にする必要は無いのだが、なのはなりの線引きである。

 

 シャツのボタンを外し、少年らしい薄い胸板が出る。

 逆に今度はアルネアを仰向けに寝かせてベルトに手をかける。

 

 カチャカチャと音が鳴って外れたベルト。身動ぎさせて下ろしたズボンの中に収まっていたペニスが姿を現す。

 既に勃起し始めているそれに触れてなのはは嬉しそうに質問する。

 

「もう大きくなりかけてる。マッサージしてくれてた時から? それとも服を脱がせてる最中?」

 

「マッサージ、してた時からです……」

 

 少しだけ恥ずかしそうに。紅く染まった顔で答えるアルネアになのはは嬉しそうに笑みを作る。

 

「そっか……なら今日、どんなことをしてくれるのか興奮しながら妄想して大きくさせてたの?」

 

「……はい」

 

 顔を隠すアルネアの手を退かせる。

 

「隠さないの。アルネア君の恥ずかしそうにしてる顔、もっと見せて」

 

「……」

 

 コクンと頷く少年に満足するとなのはは硬くなったペニスを自らの胸で挟み、パイズリを始める。

 

「アルネア君、私のおっぱい好きでしょ? 服を脱いでる時も、ずっと視線を感じたし」

 

「そんなこ、とっ!?」

 

 否定しようとすると、なのはが亀頭に軽く歯を立てる。

 

「嘘はダメだよ。だって今も、おちんちんを挟んでる私のおっぱい見てる。嘘を吐く子にはオシオキしちゃうよ」

 

 言って、ペニスを挟んでいる胸をぐにぐにと揉んで刺激し、亀頭を咥えてアイスクリームのように舐め回す。

 尿道の割れ目も舌で舐めると、アルネアの口から声が漏れる。

 

「ふぁ……なのは、さん……それぇ!」

 

「この割れ目を弄られるのが好きなんだよね、アルネア君は」

 

 知ってるんだよ? と視線で告げて、なのはは更に激しく舌と胸を動かす。

 カリの部分を舌で拭き取るように舐め、竿を胸で圧迫させる。

 その奉仕にアルネアは射精を我慢できなくなり、アルネアはなのはの顔に白濁液を射精させる。

 ドビュッと音を立てて飛んだ精子がなのはの顔を汚す。

 

「いっぱい、射精したね」

 

「なのはさんのお口やおっぱいが気持ちよくて……」

 

「ふふ……ありがと」

 

 顔に付いた精液を腕で拭き取ろうとしたが、ある考えが浮かんでお願いする。

 

「アルネア君、舐めて」

 

「え?」

 

「アルネア君が汚したんだからちゃんと責任とって舐めて綺麗にして」

 

 甘えるように顔を突き出してくるなのはに、アルネアは言われた通りに舐め始める。

 頬から始まり唇や鼻に付いた自分の精液を舐めとっていく。

 

「終わりましたぁ……」

 

 ベッドに手をついて報告するアルネアになのははうん、と頷いて頬に触れるとキスをして舌を捩じ込んできた。

 

「ん、んあぁ……んんっ!」

 

 舌を絡ませながら舐め取らせた精液を唾液と自分の口に移させる。

 ある程度精液を取ると、それを飲み干した。

 

「……君の精子を飲んだら、抑えきれなくなっちゃった。もういいよね」

 

 言って、なのはがアルネアに股がって腰を浮かせていると、自分の陰口に狙いを定める。

 亀頭と陰口がキスすると、そのまま腰を落としてペニスを迎え入れていった。

 

「くっ……んんっ!?」

 

 腰をくねらせて少しずつペニスの感触を味わうように奥へと案内する。

 

「全部、はいったぁ……!」

 

 根元まで挿入し終えると、なのははアルネアのお腹に手を置いて腰を振って快楽を得ることに没頭する。

 

「あ! これぇ! この1ヶ月、ずっとこれが欲しくて……っ!?」

 

 円運動で腰を振りながら自分が気持ちよくなれるようにペニスを中で締め付け、擦り、当てていく。

 

「アルネア、くん……おねがい……! 手ぇ、握って……っ!」

 

「は、い……!」

 

 アルネアも腰を突き上げながら

 なのはと両の手の平を合わせて握る。

 腰を浮かせて落ちるように奥の子宮にペニスが押し上げて来る度になのはは大きな声を上げた。

 パンパンと腰を打ち付け合う音と膣内でペニスとの水音。そして女性と少年の喘ぎ声だけが部屋を満たしていく。

 それでも、その手だけはガッチリと離さず掴んでいた。

 

「アルネア君、私……もう……っ!」

 

「はい! ボクも、なのはさんの膣内(なか)に、一緒に……っ!?」

 

 ペニスが膨張し、今か今かと射精を待ちわびている。

 

「あぁ、あああぁあぁああああんっ!?」

 

 アルネアが射精するとなのはは隠すことなく声を上げる。

 断続的に射精される精液がなのはの膣内を満たしていく。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

 肩で息をしているアルネアを手を放して、上半身を起き上がらせるとなのはは胸元に当てて抱く。

 

「今日も気持ちよかったよ。ありがとね」

 

「なのはさん……」

 

 お礼を言うなのはにアルネアは頬にキスをしてから小さく笑みを浮かべた。

 

「またの御来店を、お待ちしていますね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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フェイト・T・ハラオウン編

 その日、フェイトは、そわそわしながら借りているマンションの部屋で来客を待っていた。

 この部屋は普段仕事の都合で使うか寝起きするだけの部屋だが、今回は稀に呼ぶある人物と会う為に来ていた。

 

「あ……!」

 

 インターフォンが鳴ると、座っていた椅子からガバッと立ち上がって玄関ドアまで早歩きする。

 カチャリ、ドアを開けるとそこには待ち人の少年がたっていた。

 

「お久しぶりです、ハラオウン様。出張サービスのご連絡、ありがとうございます!」

 

 ペコリと頭を下げる銀髪の少年にフェイトは小さく首を横に振る。

 

「ううん。毎回呼んだりしてごめんね、アルネア。その、どうしてもお店まで行くのが恥ずかしくて……」

 

 成人し、優秀な管理局員として働いている身でありながらそういう店に自分から行くことに羞恥心を覚えるフェイト。

 それに彼女はその容姿から良くも悪くも目立ち易いという理由もある。

 両の人差し指をツンツンと合わせながら申し訳なさそうにするフェイトにアルネアは小さく笑みを浮かべる。

 

「構いませんよ。こうしてお呼ばれすると、特別扱いされてるようで嬉しいですから。中に入ってもよろしいですか?」

 

「あ、うん。いらっしゃい、アルネア」

 

 中へとアルネアを招き入れて椅子に座ってもらう。

 アルネアとフェイトが会ったのは今から1年程前の事だった。成長期に見える年齢の見た目だがこの1年で少年の体格は一切変化していない。

 

(当然と言えば当然なんだけどね……)

 

 あの少年は人間ではなく、友人の家族である騎士達と同じ魔力生命体である。

 いつ頃製造され、活動しているのか不明だが、少なくとも────。

 そこまで考えてフェイトは嫌悪感から首を小さく振って考えを止めた。

 製造だの活動だの。こうして話をして心を通わせることができる相手を道具のように見なしてしまうのは彼女の良心が許さない。

 職業柄そうした思考に至ることはあるが、心があり、会話をする相手は真実どうであろうと人として接したい。

 それが彼女なりの誠意だった。

 

「ハラオウン様?」

 

 そんなフェイトの心情に気付いていないアルネアが下から覗き込むように顔を近づけてくる。

 

「なんでもないよ。それより、様付けは止めてって前にも言ったでしょ?」

 

「すみません。お店での決まりですので。えーと、フェイト、さん……」

 

「うん」

 

 いつもの感じになってようやく肩の力が抜けるフェイト。

 そしてアルネアから質問がくる。

 

「今日はどうしますか?」

 

 アルネアを呼んだ理由。それを思えば質問の意味は1つしかない。

 質問の意図を理解してカァ、とフェイトは頬を赤く染める。

 

「そ、それじゃあまずは、一緒にお風呂入ろっか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お風呂、と言っても湯は沸かしていなかったので、シャワーだけ浴びている。

 もちろんただシャワーで汗を流しているだけでなく。

 

「ん……アルネア……そんなところまで洗わなくていいから……」

 

「いえいえ。これもサービスの一環ですから」

 

 ボディソープを泡立たせたスポンジでフェイトの体を洗っているアルネア。

 既に桶に座っているフェイトの上半身殆どが泡で包まれ、今は腋から肋の辺りを擦られている。

 数年前に引き取った娘と同い歳くらいの少年に体を洗ってもらっている羞恥にフェイトは顔に熱がこもる。

 太股から足の裏まで丹念にスポンジで擦り、シャワーで泡を洗い流す。

 自分の体を丹念に洗ってくれたアルネア。その股間の男性器は既にそそり勃っている。

 その肉棒にフェイトの指が触れた。

 

「フェイトさん?」

 

「こ、今度は私の方からしてあげるね」

 

 アルネアを膝に乗せてタオルに染み込ませたボディソープで肉棒の竿を包んで擦り始める。

 握っている手をランダムで力を入れる指を変えて愛撫してくる。

 後頭部にもフェイトの大きく柔らかい胸が当ててきて、その感触も相乗して肉棒の硬さが増していく。

 タオル越しに感じるフェイトの指が手慣れた動作で刺激して射精を促すために肉棒を握り、擦る力を強める。

 

「あ……! フェイトさん、もう……!?」

 

「うん、いいよ。アルネアの精液、このタオルに染み込ませて」

 

 許可を貰って、アルネア、んっ、と小さな声を出して亀頭を包んでいるタオルに射精する。

 フェイトはタオルに付着した精液を舐める。

 

「ふふふ……いつも本当に濃くていっぱいの精子を射精()すね……私の子宮(なか)も溢れちゃうかも」

 

 酔ったように目が据わっているのは湯気でのぼせ始めたからか。

 それとも、これから膣内に肉棒を入れられる事への期待からか。

 

「体を拭いて、ベッドに行こうか……」

 

「はい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん、んんっ……!? この格好でするの、思った以上に恥ずかしいね」

 

「そうなんですか?」

 

 フェイトは今、真・ソニックフォームの姿でアルネアに陰部を舐められていた。

 股の布地をずらされ、陰口の肉ビラを指で広げられながら陰核を弄られたり、膣内に舌を通されたりして愛撫を受けている。

 フェイトは恥ずかしさから声を出さないように無意識に指を噛んでいた。

 

「そんなに、声……我慢しなくてもいいですよ? この部屋にはボクたちしか居ないんですから」

 

「そんなこと言っても……つっ!?」

 

 陰核を少し強めに擦ると愛液が一気に溢れて陰口が濡れる。

 それを確認してアルネアは太腿に軽く口づけしてから舐める。

 

「そろそろ、我慢できなくなってきましたか?」

 

 アルネアの質問にフェイトはコクンと小さく首を動かす。

 そのいじらしい態度にアルネアは体を浮かせて上から重なる形になる。

 金と銀の髪が交わる。

 そんな中でフェイトの頬に2回ほどキスをしてから閉じて隠れている胸元。ジッパーを下ろしてさっき後頭部に当たっていた乳房を晒kださせる。

 

「やっぱり、何度見ても綺麗です」

 

 見惚れますね、と告げるアルネアにフェイトは照れて話をそらす。

 

「それより……早く、アルネアのを……ね?」

 

 絶世の美女と言って良いフェイトが恥じらいながらしたそのおねだりにどうしてこれ以上焦らす事ができるだろう。

 少しの間、亀頭がフェイトの陰口を探るように形をなぞってから、ズブリとゆっくり膣内へと腰を落としていく。

 

「ふ、ん……あっ!?」

 

 膣内の肉壁に肉棒が擦れるように動くとすぐにフェイトから甘い声が漏れる。

 そのまま体を密着させて乳首を数回舌で転がしてから甘噛みすると大きく吐息してアルネアの頭を撫で始めた。

 フェイトは肌を重ねるときよくこうして頭を撫でてくる。

 撫でていた手でアルネアの銀の髪を梳く。

 それを気持ち良さそうに目を細めて受けながら、一度引いた腰を勢いよく奥まで突き入れる。

 

「んあっ!?」

 

 体を浮かして両手で乳房を揉むと、弾力のある胸の感触を楽しむ。

 

「フェイトさんのおっぱい、相変わらず柔らかくて、形も崩れてなくて綺麗で。いくら触っても飽きません。それに、膣内も、ボクのを射精させようってうねうね絡み付いてくるのに、キツくて……!」

 

「だって、君がいつも私の気持ちいいところを刺激し、てっ!?」

 

「それに反応もかわいい。もっと深く繋がりたいです。フェイトさん。足を上げて」

 

「う、うん……」

 

 アルネアがお願いするとフェイトは抵抗することなく足を上げてふくらはぎから膝の裏を掴んで押し潰すように上から肉棒を深く侵入させる。

 ジュクジュクと淫靡な音を遠慮なく鳴らし、フェイトと唇を重ねる。

 舌肉が絡み合い、唾液を押し付けると喉を鳴らして飲み込み、フェイトの腕がアルネアの背中に回り、褐色の肌を掻く。

 フェイトの子宮を突く度に肉壁がうねるように締め付けて膣内射精しろとねだってくる。

 

「フェイトさん……ボク、そろそろ!?」

 

「わかってる……! 射精して! 私の膣内をアルネアので満たしっ!?」

 

 ドビュッ! とフェイトの膣内に精液を注ぎ込む。

 

「う、あぁ……っ!?」

 

 それを受け止め終えると、アルネアが立って肉棒を引き抜く。するとフェイトが肉棒を胸で挟んで先端を舐める。

 

「まだ時間もあるし、もっとしようか」

 

 胸をグニグニと動かし、萎えない肉棒を扱うフェイト。

 アルネアはフェイトの頭を掴んで腰を前後させる。

 竿を胸で奉仕され、先端を口内で弄られる快感は膣内を犯している時と同じくらい気持ち良い。

 

「んっ!?」

 

 フェイトの口内に射精すると、彼女は一旦顔を離す。

 

「次は、どの体位でしようか?」

 

 そう、姉のような包容力の微笑で呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 粗方行為と後処理を終えるとアルネアはフェイトに簡単な手料理をご馳走になっていた。

 

「ごちそうさまでした」

 

 お礼を言うと、フェイトが真剣な表情で訊く。

 

「それで、前にした話、考えてくれた?」

 

「フェイトさんとそのご家族と暮らす提案ですか? やっぱりお断りします。ボク、今の生活が好きですから」

 

 予想していた返答にフェイトは肩を落とすような仕草をする。

 その様子に申し訳なさそうにしながらアルネアがフェイトの手を握る。

 

「それじゃあ、またのご連絡をお待ちしてます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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八神はやて編

「あの、八神ニ佐。もしかして具合が悪いのですか?」

 

「ん……っ! そんなことないよー? でも、最近ちょう色々と調べなアカン事が多かったから、残業も多うなったけ、ひょっ!?」

 

「ニ、ニ佐? どうなされました!?」

 

 突然顔を赤くして色艶な声と息を吐くはやてに部下の青年が心配そうにしてくれるのを手で制した。

 

「なんでもないよー。少し爪が危ない引っ掻け方しただけやから」

 

 困ったように笑うはやてに部下はそうですか、と訝しむ様子だったが、用事を終えて失礼しますと部屋を出た。

 部下が出て行くとはやてが机の下にいる少年に熱のある声を出した。

 

「もう。人にバレてまうとこやったやん……」

 

 はやては荒い呼吸で机の下で自分の陰部を舐めていた少年の頭を撫でる。

 

「ここを舐めるように要求したのは八神様でしょう?」

 

 スカートの中に顔を埋めて陰部を舐めていたアルネアが顔を離す。

 

「そうやけど。ふふ……こうして誰かにバレるかバレないかのところで舐めてもらうの、興奮するなぁ」

 

「随分と大胆になられて」

 

「ん。誉め言葉として受け取っとくわ」

 

 机の下に居るアルネアをいい加減立たせる。

 

「今日はもう、お仕事も終わりやから、わたしの部屋に行こか」

 

「はい。はやてさん」

 

 はやての誘いにアルネアは微笑を浮かべて承諾した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はやてとアルネアが初めて会ったのはJ・S事件を解決した伝説の部隊、機動六課が本格始動する少し前の事だ。

 当時の彼女は機動六課の設立の為に多忙を極めていた。

 許可を取る為の上との交渉や書類の作成。

 宿舎選びや六課の活動に必要な機材の許可書。

 多少分担すればもう少し疲労を抑えられただろうが、若さ故の目標へと向かう情熱と責任感から必要以上の仕事をこなしてきた。

 その結果、彼女は外回りを終えて帰宅しようと眩暈に襲われて倒れそうになったのだ。

 季節の変わり目だった事もあり、疲労と重なって体調を軽く崩したのだ。

 運の悪い事に、その時は彼女の家族友人は誰も傍に居なかった。

 そのはやての介抱したのがアルネアだった。

 介抱、と言っても、話しかけてペットボトルの水を差し出し、少し話し相手になった程度だが。

 後日お礼を言いに訪れた際に、まさかそっちの店の従業員だったとは思わなかったが。

 流石に公務員として10そこそこに見えるアルネアを見過ごす訳には行かず、色々と聞き取りをする騒ぎになった。

 その時に彼がはやての家族と同様に魔力生命体であることや、しっかりとした手続きを踏んで働いていることが証明されたわけだが。

 それではやてとアルネアの縁は切れる筈だったが、機動六課が本格的に活動を始めた際に若輩であるはやてには当然やっかみによる嫌がらせがあった。

 針の穴のような失敗でもチクチクと責められ、特に問題ない言動をしても嫌味を言われ、成功をしてもそう簡単には認められず運が良かっただけと流される。

 その度に所詮夢見がちな小娘と嘲笑される。

 1つ1つでは小さなストレスでも我慢を重ねれば大きくなる。

 ある日、爆発した彼女は。

 

「だったら今すぐ大人になってやるわー!」

 

 と、アルネアが働いている店に駆け込んでそのまま生娘を捨てた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー。あの時はホンマにテンションおかしかったわ……」

 

「えぇ。酔っぱらってるんじゃないかと思いましたよ。あの時は。んっ……!」

 

 職場で用意されている佐官用の自室ではやては立っているアルネアの肉棒を屈んで手で扱いていた。

 

「それ、思った以上に似合うなぁ」

 

「……どうも、です」

 

 アルネアが着ているのは、はやてが用意した白と黒のオーソドックスなメイド服だった。

 髪をポニーテールに纏めて何故か伊達眼鏡までかけている

 長いスカートを捲り上げ、そこから見える肉棒ははやての手に包まれて擦られていた。

 

「ふふ。肉棒(これ)がなかったら男の子やって判らんなぁ。んぷ……」

 

 はやては楽しそうに亀頭の肉を指でつつきつつ、玉袋を揉む。

 成すがままにはやての奉仕を受けるアルネア。

 それに飽きた頃に着ているシャツのボタンを外すが、脱がないままにブラを外してスカートを脱ぐ。

 

「それじゃあ、わたしの方も、な?」

 

「はい……お望みのままに」

 

 言うと、膝を曲げてベッドに座るはやての胸を揉む。

 何度も行為を重ねてどのようにして、どのくらいの力で揉めばはやてがより感じるか理解しているが、敢えてそれより弱い力で揉んで焦らす。

 

「ん……あんまり焦らさんといて……切なくなる、し……」

 

「でも、長く焦らされてからイクの、お好きでしょう?」

 

「あっ!?」

 

 乳首を吸われてはやての口から甘い声が漏れる。

 胸を唾液で濡らすとキスをしながら、顔が這い上がる。

 キスを何度も繰り返し、頬にまで辿り着くと、一度顔を離した。

 

「唇にも、良いですか?」

 

「……うん」

 

 ベッドに置かれているはやての握り拳に手を添えてから唇を重ねた。

 舌で互いの口内を侵略し、絡ませ合う。

 

「んんっ! ふぅ……!」

 

 しばらくディープキスを続けて離すと、唾液の糸が引いた。

 

「今日は、少し情熱的やね……」

 

 唇に指を添える。

 

「とっても気持ち良かったから、わたしもご褒美あげないとなぁ……ちょい座ってくれへん?」

 

 相手がそれを望むならアルネアに拒否権はない。

 膝を曲げて床に座る。すると。

 

「えい!」

 

 メイド服のスカートを足で捲り、アルネアの肉棒を足で弄り始めた。

 足の指で亀頭を押しつつ、竿の部分を足裏で挟んで擦る。

 

「こういうのも、たまには悪くないやろ? 先ずでわたしの足でアルネア君の精液を射精させたるわ」

 

 言いながら、アルネアの肉棒を足で奉仕する。

 挟んで左右上下に動かし、エラの部分を指で挟み、踵で竿の付け根を押し込む。

 何度もはやての気まぐれで刺激する箇所を変えられながら肉棒を足で刺激し続けた。

 

「つんあっ!?」

 

 ドビュッと大量の白濁液が噴出して、はやての足を汚す。

 

「相変わらずたっくさん射精()るなぁ。こんなに熱い精液かけられたら興奮するわぁ」

 

 腰を上げてはやてショーツを脱ぎ捨てると、自分から陰口を広げた。

 

「だから、そろそろわたしも気持ちよくしてな?」

 

「はい……ボクで少しでも気持ちよくなってください」

 

 そのまま立ち上がるとはやての膝の裏を掴んで一気にそそり勃つ肉棒を奥まで突き入れた。

 

「んあっ!? そんな、いきなりっ!」

 

 ただし、勢いが良かったのは最初だけで、そこからはゆっくりとピストンを繰り返す。

 はやての膣内は唸り、色々なところを不規則に包み込み、擦りながら刺激をもたらしてくる。

 

「ちょっ……まだ焦らすん?」

 

 物足りないように動くアルネアにはやてが不満を口にする。

 

「はやてさんはどうして欲しいですか? 教えてください」

 

 奥の子宮に着くと、止まり、腰を引く。

 もっと押し込むように肉棒を進められるくせに敢えてしない。

 どうして欲しいか口にするように促すアルネアに、はやてが堪えきれずに口にした。

 

「もっとガンガン突いてや……こんなん生殺しひどいで? 激しく、アルネアくんのをぶつけて欲しいんよ」

 

 それを聞くと、アルネアはただ、笑みを浮かべて、再び奥まで至急を押すように腰を進めた。

 パンパンと音が鳴り、ジュクジュクと互いの膣内で互いの体液が混ざり合う。

 

「ん、あっ! そう! これやっ! わたしの膣内(なか)で、色んなところが当たって、擦れて……っ!!」

 

 あんあんと喘ぎ声が響き、はやて自身腰を動かして快楽を得ようと動く。

 上半身を倒して唇を塞いだ。

 

(あ! これ、頭が真っ白に……!?)

 

 絶頂する間際なのを感じて気構えをする。

 アルネアをそれを察して、1番深くはやての中へと肉棒を押し込むと同時に割れ目から精液を射精させる。

 

「イッ、ひっ! イクッ! いぎゅうぅうううううっ!?」

 

 最後の1滴を射精し終えるまで、その肉棒を放す事はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、アルネア君。実は、わたしの友達の何人かが、君のお客さんの筈なんよ」

 

「はぁ……」

 

 はやての言葉に曖昧に相槌を打つ。

 アルネア自身知っているが、当然ながら個人情報な為、おいそれとは明かせない。

 だからはぐらかすように返す。しかしはやてはとくに気にした様子もなく続ける。

 

「それでな? 今度その子達も混ざって4人でせぇへんか? 仕事って形でもえぇけど、出来ればプライベートで」

 

 はやての提案に少し考えるように間を置く。

 

「考えておきます」

 

(これは社交辞令やな)

 

 にっこりと笑って答えを濁して断るアルネア。

 

「つれないなぁ」

 

 はやても似たように笑いながら断れない状況をどう作ろうかと頭を回転させた。

 

 

 

 

 

 



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