鳶一折紙のヒーローアカデミア (折紙ヨウ)
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入学試験

「折紙!入試頑張ろうな!」

「うん。士道の為にヒーローになる。」

「あはは。なら俺は折紙の為にサポート科合格しないとな。」

「頑張ろ?」

「あぁ。行くか!」

「うん。」

 

私の名前は鳶一折紙大好きな彼氏と同棲をしている(実際は隣の部屋)。士道と私は幼なじみで恋人。中学2年の時士道から告白された。死ぬ程嬉しかった。そして今日雄英高校の入試がある。私はヒーロー科で士道はサポート科。士道は自分はヒーローにはなれないから私が傷付けられないようにサポート製品で私を守ってくれる。

士道の個性は戦闘向きじゃない。サポート向きだから私の為のものを作るために雄英を受けた。だから私も雄英のヒーロー科にした。

 

「雄英デカイな!」

「うん。士道のマグナムぐらい大きい。」

「おい折紙!恥ずかしぃだろ!」

「大丈夫誰も聞いてない。」

「もう。夜覚えてろよ。」

「はい❤」

 

ベットの上では士道に勝てないから仕方ない。ふふふ強引な士道かっこいい。

 

士道とわかれたあとヒーロー科の入試を受ける。

筆記はイージー過ぎた。多分満点。それで今から実技試験。はやくおわって士道に会いたい。

 

『スタート!』

 

そう言われた瞬間に個性を発動し飛ぶ。上空でロボットを確認次第 光剣(カドゥール)を発射を繰り返し敵を撃破する。危なそうな生徒がいたら助ける。だいたい3桁ぐらいポイントが取れたところで生徒のサポートに回る。途中ででかいのが出たのでこれ幸いに出力50%程で砲冠(アーティリフ)を発射し消す。怪我をした生徒を探し安全な所へ連れて行ったりしてると実技が終わった。

 

「あなた助かったわ。ありがとう。」

「私はすべきことをしただけ。」

「それでもよ。ありがとう。」

「どういたしまして。それじゃあ。」

 

私はレスキューも戦闘もできるヒーローになる。それが昔の士道の夢で私の夢だから。

 

「お疲れ様。帰るか。」

「うん。」

「晩飯は何がいい?」

「スッポン。」

「やる気満々だな。鍋にするか。」

「楽しみ。」

 

この後めちゃくちゃ泣かされたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

✤✤✤✤✤✤✤✤✤

 

 

 

 

 

「まさかレスキューポイントゼロで2位とはね。」

「この子も凄いですよ!撃破ポイント無しのレスキューポイントのみで9位!」

「それよりこの子でしょ!ここまで圧倒的とは。」

「個性の使い方も素晴らしい。」

「撃破ポイント120にレスキューポイント80。歴代最高得点だね!」

「絶滅天使(メタトロン)見た時冗談かと思いましたが確かにこれは天使だ。」

「今年の生徒は豊作だね。」




士道の個性は後々

士道と折紙は雄英の入試に合わせてマンションの部屋を借りていて実家は町田じゃなくて埼玉県にします


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入学

「士道士道。雄英から来たから一緒に見よ?」

「ヒーロー科は遅かったな。」

「人数多いから時間かかった可能性。」

「だな。」

 

士道の隣に座って士道のから見る。

 

「おっ合格だな。」

「流石私の士道。企業に入ったら専属になってね?」

「当たり前だろ?折紙の事は体の隅々まで知ってるからな。」

「じゃあ次私。」

「おっ!主席合格じゃないか!流石だな!」

「頑張った。」

「偉いぞ。」

 

士道に撫でられるのは至福の時間。してる時と同じぐらい気持ちいい。

 

「どうする?コスチュームどんなデザインにしようか。」

「ん。絶滅天使が王冠みたいだからそれに似合うのがいい。」

「分かった。性能面は任せとけ?」

「ありがと。」

 

そして入学式当日

 

「やっぱり制服の折紙可愛いな。似合ってるぞ。」

「嬉しい。士道もかっこよすぎてイきそう。」

「馬鹿言ってないでさっさと行くぞ。」

「はーい。」

 

雄英高校に着くと士道は門のサイズはまだ慣れないと言っていたので私みたいに入れていくうちに痛くなくなるって言ったら顔真っ赤にして進んで行った。可愛い。

 

「じゃあ放課後そっちのクラス行くわ。」

「分かった待ってる。」

「友達作れよ?」

「大丈夫。」

「心配だ。」

「早く行かないと時間になるよ?」

「そうだな。じゃあまた放課後。」

「うん。」

 

私のクラスは1-Aで士道のクラスは1-Hなので結構遠い。

近かったら休み時間会いに行けたのに…。

そんなこと考えながら教室に入ったらワイワイしてたけどそのまま席にいた。

そのまま隣の耳郎さんと自己紹介したり芦戸さんと蛙吹さんと自己紹介したりしていたら不審者みたいな人が話し出した。

 

「静かになるまでに8秒かかりました。時間は有限君たちは合理性にか欠くね。」

 

担任にしては見窄らしい気がするのは言わないでおこう。興味無いし。

 

「担任の相澤だ。よろしくね。」

 

こんなプロヒーローもいるんだ。不潔そうなプロヒーローランキングあったら上位に入ってそう。

 

「早速だが体操服を着てグラウンドに出ろ。」

 

入学式に行けない?こまった。士道を見れない。仕方ない。ここは写真で我慢しよう。更衣室に入って着替えている間ずっと見ながら着替えてたら梅雨ちゃんから質問が来た。

 

「折紙ちゃんいったい何を見てるのかしら?」

「それうちも思ってた。」

「私の彼氏の写真。」

「「「「「彼氏いるの!?」」」」」

「うん。それより早く行った方がいい。また怒られそう。」

「そうですわよ。時間は有限ですわ!」

 

更衣室で他の子との自己紹介も程々にグラウンドに来た。

 

「君達には個性把握テストを受けてもらう。」




鳶一折紙
個性:絶滅天使


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個性把握テスト

「鳶一、中学の時のソフトボール投げ何mだった。」

「62m」

「じゃあ個性使って投げてみろ。円から出なきゃ何してもいい。」

 

そう言われたので絶滅天使を展開し一つだけ分離させてボールに刺し飛ばした。

 

「鳶一それは一体何処まで飛ばせる?」

「だいたい地球3周分ぐらい。」

「そうか。」

 

相澤先生は端末に∞と打った。

 

「∞ってまじかよ!?」

「すげー面白そう!」

「個性思っきり使えるんだ!さすがヒーロー科!」

 

面白そうとかまた相澤先生怒りそうとか思ってたら顔がちょっと怖かった。

 

「面白そうかヒーローになる為の3年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?

よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し除籍処分としよう。」

「最下位除籍って!」

「入学初日ですよ!?」

 

みんなの批判に相澤先生は冷静にニヤリとして話してる。

 

自然災害…大事故…身勝手な敵たち…いつどこから来るかわからない厄災。日本は理不尽にまみれている。

そういう理不尽を覆していくのがヒーロー、放課後マックで談笑したかったらお生憎、これから3年間雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。」

 

「"Plus Ultra"さ、全力で乗り越えて来い」

 

第1種目 50m走

 

スタートの合図に合わせて絶滅天使で瞬間移動してタイムは0.73

 

「すごっ!折紙すご!」

「そう?ありがと。」

「全く見えなかったのだけど何をしたのかしら?」

「瞬間移動。」

「折紙ちゃん凄いのね。」

 

第2種目 握力

 

個性が使えないので68kgだった。

 

第3種目 立ち幅跳び

 

絶滅天使で飛んで何時まで飛べるか聞かれたからこの状態維持なら3日動くなら2日戦ったりする場合は1日持つかどうかと答えたら∞になった。

 

第4種目 反復横跳び

 

ここでも個性が使えなかったので98回

 

5種目目はボール投げなので免除された。

 

お茶子ちゃんが∞を出したのと緑谷くんが一悶着あって終わってた。

 

第6種目 上体起こし

 

ここも個性使えないから普通にして67回

 

第7種目 長座体前屈

 

ここも個性使えないから58cmだった。

 

第8種目 持久走

 

飛んで1位。

 

総合1位だった。

 

「ちなみに除籍はウソ。君達の最大限を引き出す合理的虚偽。」

 

なぜそう言う嘘ついたのだろう?去年これで全員除籍してるのに。

 

「「「「はぁーーー!!?」」」」

 

「相澤先生何故除籍は嘘なんて嘘ついたんですか?」

 

なので聞いてみた。

 

「鳶一!合理的虚偽って相澤先生言ってるじゃん!」

「そうじゃない。去年のA組はこのテストで全員除籍処分になってる。」

「真実を言って無駄にお前達を怖がらせる必要は無いと感じたからな。」

「なるほど。口を挟んですいませんでした。」

「いやいい。」

 

 

 




折紙の個性は絶滅天使です
内容は徐々に明かしていこうかなと思います!

瞬間移動
今いる場所から座標を演算してそこに飛ぶ方法と危機察知をした時に自動で飛ぶ方法の2種類があります。
飛べるのは精霊なので飛べるよねって感じです。
折紙の身体能力知力は共にデアラの世界線より少し高めをイメージしてます。

砲冠(アーティリフ)
絶滅天使最強最大の技にして、原作では悲劇を生み出す事になる魔性の技。
絶滅天使を王冠形へと結合させ、その先端を対象へと向け、各先端から一斉に光線による砲撃を行い、さらにその砲撃を収束させることで従来を大きく上回る威力を持った砲撃を相手に叩き付け、跡形も無く消し去ってしまう。 威力の調節可能だが跡形もなく消え去るレベルか体は残るが即死するレベルしか撃てないため基本的に使わない。


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放課後の一時

「折紙さん何処でさっきの情報を入手したのですか?」

「企業秘密。」

「そうですか。残念ですわ。」

「それより百の個性羨ましい。」

「そうですか?私は折紙さんの個性の方が素晴らしいと思いますが。」

「いやいやどっちも凄いからね!?」

「八百万さんはものつくる個性やし折紙ちゃんはなんか凄かった!」

「ありがとうございますわ。」

「うん。ありがとう。」

「そう言えば鳶一の個性ってなんなんだ?」

 

カリキュラムも終わり士道を待っている間、クラスメイトと交流をしていた。

 

「私の個性は、申し訳ない。彼氏が来たから帰る。」

「「紹介して!」」

「?分かった。」

 

教室の近くまで来たのを察知した士道センサーを発揮し帰ろうとした時紹介してと言われたので士道を紹介する。

 

「士道。」

「ごめん待ったか?」

「待っていない。それよりクラスメイト。士道の事紹介してって。」

「あぁーなるほど。えっとサポート科の五河士道です。折紙の彼氏です。よろしく。」

「はいはい!私芦戸三奈!いつから付き合ったの!」

「中2の夏。」

「じゃあうちから!耳郎響香!どっちから告白したの?」

「俺からだな。」

「どうだった!?」

「あの日のことは一言一句覚えてる。朝から士道がソワソワしてて放課後空き教室に呼ばれて折紙、俺、これからも折紙と一緒に「わー!わー!わー!もういいだろ!」」

「仕方ない。士道が恥ずかしがってるからここまで。」

「まぁ仕方ないか。」

「はい!私葉隠透!お互いのどこが好き!?」

「俺は強いて言うなら笑顔かな。折紙は表情があんまり顔に出ないからふとした時に出る笑顔がすっげぇ可愛い。」

「折紙ちゃんは!?」

「ワタシハ、ごほん、私は士道の存在全て。全てが愛おしくて全てがかっこいい。」

 

そんな感じで質問攻めに合い。帰れたのは士道が来た1時間後だった。

女性陣はずっときゃっきゃしており、先に帰った八百万を除き、折紙と士道の仲を根掘り葉掘り聞くと同時に自分もそんな恋愛したいと思うのであった。

また、切島は折紙の個性が結局聞けずじまいだったので明日聞こうと思うのだった。

 

「リア充しねぇ!」

「それは同感だか峰田落ち着け。」

「瀬呂ぉ!あんな可愛い子とキャッキャウフフしてるんだぞぉ!?これが黙っていられるかぁ!」

「確かにそうだけどよ?そんなワーワー言ったって仕方ないって。」

「ふぅっ!ふぅっ!ふぅっ!」

 

 

ちなみにその時男性陣は何をしていたかと言うと。轟・爆豪・常闇は既に帰宅しており、飯田青山緑谷切島尾白佐藤は途中で帰り上鳴瀬呂は話終わるまで残って峰田の抑制をしていた。



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戦闘訓練

授業も始まり始めてのヒーロー基礎学の時間という事で、みんな心なしか浮き足立ってた。

 

「わーたーしがー!普通にドアから来たぁ!」

 

そう言ってドアからNO.1ヒーローのオールマイトが来た。クラスメイト達もみんな歓喜してるみたい。

 

「私の担当はヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作る為…様々な訓練を行う科目だ。単位数も最も多いぞ!早速だが、今日はコレ!戦闘訓練!」

 

オールマイト先生が取り出したカードにbattleの文字が書かれていた。

 

「そしてそれに従ってこれ!入学前に送ってもらった個性届けと要望に沿って誂えたコスチューム!」

 

士道に完全に任せっきりだったからどんなデザインなのか楽しみ。

 

「着替えたら順次グランドβに集まるように!番号順にコスチュームを取りに来てくれ!」

「「「「「「はーい!」」」」」」

 

オールマイトにみんなが嬉しそうに話しかける中コスチュームの方が気になって仕方なかった。

士道が私の為に性能面やデザインを考えて提出してくれたのだから嬉しくないわけがない。それを今日着れるのだからオールマイトなんてどうでもいいとさえ思う。

 

「鳶一少女!君のコスチュームは凄く拘っていたね!」

「はい。彼氏の士道にして貰ったので。それでは。」

 

更衣室でコスチュームを開ける。純白の衣装の部分部分に金色の装飾があり首元には大きなリボンがある。絶滅天使を展開すればティアラのようになりそれはまさに花嫁衣装のよう。(原作のエヘイエーまんまです。)

 

「綺麗…。」

 

準備が出来一足先にグラウンドに来ていた女子の誰かが折紙をみて呟いた。

 

「折紙ちゃん超綺麗!」

「本当に素敵なコスチュームですわね。」

「うん。ありがとう。士道に考えてもらった。」

「やばいよ。女のうちでも惚れそうな綺麗さだよ。」

 

みんなが褒めてくれるのは嬉しい。私の為に士道が考えたのだから。

 

「折紙ちゃん可愛すぎへん!?」

「ありがとう。」

「もっと細かく要望出しとったら良かった〜。パツパツやもん。」

「また改良してもらう時に変えて貰えると思う。」

「そうやね!あっ!出久くん!なんか地に足着いたって感じする!」

 

「俺ヒーロー科で良かったぜ。」

 

そんな感じでみんな揃った。

 

「全員集合したみたいだな!お待ちかねの戦闘訓練の時間だ!」

「先生!ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか?」

「いいや、もう二歩先に踏み込む。ヴィラン退治は主に屋外で見られるが、統計で言えば屋内の方が凶悪ヴィラン出現率は高いんだ。監禁、軟禁、裏商売、このヒーロー飽和社会において、真に賢しいヴィランは闇に潜む。君らにはこれからヴィラン組とヒーロー組に別れて2対2の屋内戦を行ってもらう。」

 

一つ疑問に思ったのは梅雨ちゃんが質問をする。

 

「基礎訓練無しに?」

「その基礎を知るための実戦さ!ただし、今度はぶっ壊せばOKなロボじゃないのがミソだ!」

 

オールマイトは1度全員を見てから話し出す。

 

「いいかい?状況設定はヴィランがアジトのどこかに核兵器を隠していて、ヒーローはそれを処理しようとしている。ヒーローは時間内にヴィランを捕まえるか核兵器を回収する事。ヴィランは制限時間までに核兵器を守り切るかヒーローを捕まえる事!これが勝利条件だ!そしてコンビ及び対戦相手はクジで決める!」

「適当なのですか!?」

「おそらくだけどプロのヒーローは他事務所のヒーローと急造チームアップをする事が多いからそれを想定したんじゃないかな?」

「なるほど!先を見据えた計らいという訳か!失礼しました!」

「いいよ!じゃあペアを決めようか!」

 

緑谷・麗日vs 爆豪・飯田

轟・障子vs 尾白・葉隠

蛙吹・常闇 vs 切島・瀬呂

上鳴・耳郎 vs 八百万・鳶一

青山・芦戸 vs 砂藤・峰田

 

 



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戦闘訓練 2

緑谷VS爆豪の白熱したバトルのお陰でみんなのやる気も一段と高くなっていた。

轟くんか圧倒的勝利を収め梅雨ちゃんと常闇くんのペアが勝利して私達の番になった。

 

「まず作戦を立てましょうか。私の個性は創造。無生物を作り出すことが可能ですわ。折紙さんは?」

「私の個性は絶滅天使。とりあえず顕現させる。この冠はたくさんの羽によって出来てて私はその羽を使って攻撃したり飛ぶことが出来る。瞬間移動もやろうと思えばできる。」

「とても攻撃特化の個性ですのね…。」

「だから百の個性が羨ましい。っと作戦を考えるべき。とりあえず1階の奥に壁って創れる?」

「ええ、創れますわ!」

「じゃあそこに核を置いて私たちは1番上の階で待つ。バレないように4階の階段前と5階にトラップを設置、響香の個性は音を感知する系だから1番上に核があるようにみせかける。外の階段は潰しておいて中から行かすようにする。」

「それなら私は壁の他にトラップ等を作ればいいですわね!」

「うん。あと耳栓と避雷針も創れる?」

「耳栓ですか?まだ余力があるので大丈夫ですが、避雷針ちいさくても構いませんの?」

「大丈夫。」

「分かりましたわ!」

「そう。取り掛かろう。」

「分かりましたわ!」

 

 

『準備はいいかい?スタート!』

 

「耳郎響香・上鳴電気両2名予想通り耳郎響香の個性で索敵した模様。核はバレていない。あとは速やかにヒーロー2名を倒すのみ。」

「了解ですわ。作戦通りに。」

「4階の階段で。」

 

上鳴・耳郎チーム

 

「私の個性はイヤホンジャック爆音を出したり索敵したりできる。上鳴お前は?」

「俺の個性は帯電放出したり纏わせたりできる。許容ワット超えたらアホになる。」

「なるほどね。ヤオモモと折紙2人はうちのトップ勢じゃん?だから核をタッチするしか勝ち目はないと思う。だからうちの索敵で2人と核を見つけて一気に攻めて上鳴の最大出力の放電とうちの爆音で怯ませるしか無いと思う。」

「OK!了解!」

 

『準備はいいかい?スタート!』

 

「とりあえず1階は何もなさそう。周りに注意を払いつつ2階に行こう。…2階クリア…3階クリア…4階…階段に1人いる。」

「やっと戦闘だな!」

「引き締めていくよ!」

 

八百万

 

「来ましたわね。」

 

折紙さんは凄いですわ。一瞬で作戦の立案実行ができるなんて、私も足を引っ張らないよう頑張りませんと!

 

「やっと来ましたのね。」

「悪いがここは通してもらうぜ!」

「上鳴下がって!爆音!」

 

くっ!耳郎さん!流石ですわ!折紙さんに言われて耳栓をしていなかったら今頃掴まってましたわ。さて、そろそろですわね。

私は階段を駆け上がり階段に撒菱をばらまく。

耳郎さんのみがおってきたので無事無力化し確保。降りて見てみると上鳴さんも折紙さんが無事確保していて作戦通りでしたわ。



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マスコミも学級委員長も士道との時間が減るから興味無い。

戦闘訓練も終わり放課後になった。

士道が少し遅くなると言うので反省会に参加してた。

 

「どんな個性の人も体術はかじって損は無いと思う。やるなら截拳道(ジークンドー)とかおすすめ。」

「へー。鳶一もしてるのか?」

「それなりにしてる。」

「へーって緑谷じゃねーか!さっきの爆豪との試合何言ってるのかわかんなかったけどすげー熱かったぜ!俺切島鋭児郎!よろしくな!」

「へっ?ありがとう。」

「出久くん!腕治して貰えへんだん?」

「いやこれはちょっと僕の体力不足というか…。」

「しばらくしたら士道来るけど治してもらう?」

「いや!辞めておくよ!ありがとう!それよりかっちゃんは?」

 

まぁそんな感じで緑谷が来て。爆豪と外で青春して羨ましいかったので士道が来た瞬間抱きついてびっくりさせた後緑谷を治療させてあげて帰った。

 

「A組楽しいか?」

「楽しい。」

「そっか。良かった。」

 

士道と登校しているとマスコミが沢山いた。

 

「すいません。ちょっとよろしいでしょうか。」

「なにか?」

 

私と士道が止められた。

 

「教師オールマイトについてどう思います?」

「優しい先生。士道行こ。」

「あっちょっと!」

 

長くなりそうだったのでそのまま士道を引っ張って進む。

 

「おっ!五河に鳶一じゃねーか!よっ!」

「上鳴くんおはよう。」

「おはよ。」

「朝から見せつけてくるな!俺も彼女欲しー!」

 

士道もA組のメンバーと結構仲良くなってきてた。

 

「じゃあここで。」

「また放課後。」

「じゃーな!」

 

士道と別れて教室へ入ると席の遠い百が近くまで来てくれるので一緒に話す。

 

「折紙さんは五河さんとはいつからお知り合いになったんですの?」

「家がお隣さんで私が2歳になった初めの3月4日に出会った。」

「幼なじみという訳ですわね!素敵ですわ!そろそろ予鈴がなるので自席へ戻りますわ。」

「うん。」

 

 

「昨日の戦闘訓練おつかれ。Vと成績見せてもらった。爆豪、おまえもうガキみてえなマネするな。それと緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か。個性の制御いつまでもできないから仕方ないじゃ通させねぇぞ。俺は同じ事を言うのは嫌いだ。それさえクリアすればやれる事は多い。焦れよ。緑谷。」

「………わかってる。」

「はい!」

「さてHRの本題だが、急で悪いがお前達に学級委員長を決めてもらう。」

「「「「「「「学校っぽいのきたーー!!」」」」」」」

 

学級委員長なんて興味が無いので百に入れておいたら、百が副委員長になってた。

あとなにか昼にあったみたいで緑谷が委員長を飯田に変えると言ってた。百が不服そうな顔してて可愛かった。




五河士道
個性:霊装再現
自分が触れた個性を解析し再現することが出来る。
尚親密度によって再現できるレベルがあり
他人→友達→恋人→キスをする→家族
という順で
解析して専用のアイテムを作ることで50%の能力を発揮出来る→専用のアイテムを作ることで75%の能力を発揮出来る→専用のアイテムを作ることで100%の能力を発揮出来る→アイテム無しで35%の能力を発揮出来る(アイテムありなら100%)→アイテム無しで50%以上の能力を発揮出来る(信頼関係により上昇するまた、血縁者の場合70%以上発揮出来る)



デアラ要素を入れたかっただけなんや…こんなに強くする予定はなかったんや…。

ちなみに士道の家族構成は
父 個性:炎系
母 個性:回復系
士道
琴里 13歳 個性:灼爛殲鬼(カマエル)
真那 13歳 個性:超回復
四糸乃6歳 個性:氷系(そんなに強くない)

原作と違って両親も士道も琴里も真那も四糸乃も血縁


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USJでの出来事 1

相澤「今回のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト、そしてもう一人の3人で担当することになった」

 

なったって事はなにかイレギュラーがあった?まぁ関係ないか。

 

「災害水害なんでもござれのレスキュー訓練だ。」

 

私の個性はレスキューには向かないから頑張ろう。

 

「訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上、準備開始!」

 

コスチューム着れるなら着る。

 

「折紙さんもコスチューム着ましたのね。」

「士道がレスキュー訓練の時とかに役立つものも要望に入れてくれてるから。」

「流石サポート科と言った所でしょうか。」

「1-A集合ー!バスの席順でスムーズに行くよう、番号順で2列に並ぼう!」

「行きましょうか。」

「うん。」

 

「こういうタイプだった!クソぅ!」

 

飯田が面白かった。

 

「私思ったことなんでも言っちゃうの。緑谷ちゃん。」

「うわぁぁ!はい!蛙吹さん!」

「梅雨ちゃんと呼んで。あなたの個性、オールマイトに似てる」

「ええぇ!そ、そそうかなぁ!?ぼぼボクはあのぉそのえっとぉ」

「待てよ梅雨ちゃん、オールマイトは怪我なんかしねぇぞ?似て非なるアレだぜ!

しっかし増強型のシンプルな個性はいいよなぁ!派手でできることが多い!俺の硬化は対人じゃ強いんだけどいかんせん地味なんだよなぁ」

「ボクはすごいかっこいいと思うよ。プロにも十分通用する個性だよ!」

「プロなぁ、だけどやっぱりプロも人気商売みてぇなとこあるぜ?」

「鳶一とか轟とかめちゃくちゃ人気でそうだよな!」

「派手で強いって言ったらやっぱ轟と鳶一と爆豪だもんなぁ。」

 

別に人気になる必要ある?

 

「折紙どったの?」

「正直人気とかどうでもいい。」

「なんかぽいわ。うちはやっぱ少しぐらい気になるかなぁ。」

「士道が褒めてくれるならそれでいい。」

「ラブラブ過ぎて羨まし!」

「響香も最愛の人ができたら分かる。」

「もう着くぞ、いい加減にしとけ。」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

大きなドーム状の建物を入るとスペースヒーロー13号がいた。13号先生も雄英の教員だったんだ。それよりここ、どこかで見たことあるような?

 

「ここは、水難事故や土砂災害、火事、etc.……あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も、ウソの災害や事故U S Jルーム!」

 

なるほどUSJ…最近遊園地とか受験で行けてなかった。今度士道と行こう。

 

「えーでは、訓練を始める前に、お小言を一つ二つ…三つ……四つ……

君たちの力は人を傷つける為にあるのでは無い。助ける為にあるのだと思って下さい。以上、ご静聴ありがとうございました」

 

確かに。私の個性は容易に人を殺せる…。一度士道も傷つけてしまった…。それでも士道は私を愛してくれているから頑張らないと。

 

「それじゃあまずは…?」

「なんだあれ?」

「入試の時みたいに始まってるパターンか?」

 

それにしては先生達の反応がおかしい。

 

「違う!あれはヴィランだ!」

 

絶滅天使展開

 

 



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USJでの出来事 2

「13号避難開始!学校に連絡試せ!センサー対策も頭にある敵だ電波系の個性が妨害している可能性がある。上鳴お前も個性で連絡試せ」

「分かりました!」

 

相澤先生が13号先生に指示を出して広場の方へ向かっていった。

 

「先生は!?一人で戦うんですか!?あの数じゃいくら個性を消すって言っても!!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ。正面戦闘は……!!」

「一芸だけじゃヒーローは務まらん。13号、生徒を任せたぞ」

「すごい!一対多こそ先生の得意分野だったんだ。」

「それはない。」

 

緑谷が馬鹿みたいに驚いてるから流石に否定した。

 

「え!?でも!」

「もっと頭を使った方がいい。さっさと避難すべき。」

 

相澤先生は集団戦闘向きの個性では無い。それでもプロになる上で必要だから集団戦闘用のすたいるもあるというだけだろう。

 

「初めまして。我々はヴィラン連合。僭越ながらこの度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴、オールマイトに息絶えて頂きたいと思っての事でしてまあ、それとは関係なく私の役目はこれ」

 

避難しようとすると黒いモヤみたいなのがでてきた。

モヤの発言にみんなびっくりしてるけど、実際問題できるのかは気になる。

 

「その前に俺たちにやられることは考えてなかったのか!」

「ダメだ!どきなさい2人とも!」

「危ない危ない。そう、生徒といえど優秀な金の卵。散らして、嬲り、殺す」

 

黒いモヤが一気に私達を包んで来た。

これは避けられないと思ったから百と響香を引っ張った。

 

ーー山岳ゾーンーー

 

「2人とも大丈夫?」

「ええ、問題ないですわ。」

「うちも大丈夫。」

「お前らもいたのか!」

「上鳴もいたの。」

 

周りを確認すると有象無象が周りを囲んでいた。

 

「きたきたー!」

「獲物のとーちゃーく!」

 

あの黒い奴の作戦通りっぽい。

 

「かこまれてんぞ!?」

「やばくない……?」

「めんどくさいからさっさと片付ける。日輪(シェメッシュ)」

 

日輪は王冠形態の絶滅天使を回転させながら光弾をばらまく。広範囲飽和攻撃。

 

「流石…ですわね。」

「威力も抑えてあるから全員気絶してるだけ。百はロープか何かでこいつら括りつけてくれる?」

「分かりましたわ!」

「響香はまだ隠れていないかの索敵をお願い」

「任せて!」

「上鳴は…頑張って」

「俺だけ雑!」

 

その後隠れていた敵も倒し広場に向かうと相澤先生が気持ち悪い奴に倒されていた。

 

「なっ……!」

「うそ…!」

「相澤先生…!」

「あれは危険…。3人は先に避難をしておいて」

「でも!」

「私なら足止めはできるし雑魚を倒しただけで自分を過剰評価している訳では無いし機動力もある、あと百には撒菱を10個ほど創って欲しい」

「確かにそれが最善かもしれませんわ…!でも理解はしますが納得は出来ませんわ!それでも無事に帰ってきてくださいね。」

「もちろん行ってくる。」

 

百から撒菱を貰い急いで広場に向かう。

 

「死柄木弔」

「黒霧、13号はやったのか?」

「行動不能にはできたものの散らし損ねた生徒がおりまして…一名、逃げられました。」

「………は?黒霧おまえ、お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしてたよ。さすがに何十人ものプロ相手じゃかなわない。

ゲームオーバーだ。あーあ今回はゲームオーバーだ。帰ろっか」

 

帰る?このまま?帰るにしても絶対なにかする。あれは梅雨ちゃんと緑谷とぶどう!

 

「けどその前に、平和の象徴の矜持を少しでもへし折って帰ろう!」

 

梅雨ちゃんの顔に敵の手が触れる距離まで来ていた。だがその手が触れること無かった。

 

「ぐほっ!」

 

折紙が死柄木の顔を蹴ったのだ。

 

「間に合った。」

「折紙ちゃん!」

「鳶一ぃ!」

「何故ここにいたの?私が来なかったら危なかった。」

「相澤先生が心配で…。」

「そう。危ないから3人は急いでみんなの所に戻って。」

 

3人が何か言ってるが無視する。

折紙の蹴りによって吹き飛ばされた死柄木は咳き込みながらキレていた。

 

「ゴホッゴホッ、いってぇなぁ!」

「チッ脳震盪させれなかった。相澤先生手伝う。」

「来るな!早く避難しろ!」

「目の前にボロボロの相澤先生がいるのにしっぽ巻いて逃げることは出来ない。」

「はぁ…無理はするな。」

「分かってる。」

 

相澤先生をテレポートで梅雨ちゃんの所に連れていき避難するように指示してすぐにテレポートで元の場所に戻ってきた。

 

「何だよお前の個性!ずるくねーか!?」

「知らない。」

「うるせえよ。もう死ねよお前。殺れ!脳無!」




日輪(シュメッシュ)
ターゲットの頭上に王冠形態の絶滅天使を配置し、無数の光弾をばらまきながら回転させ、ばらまかれた無数の光弾により広範囲飽和攻撃を行う攻撃。威力は殴られた強さ→気絶させれる強さ→撲殺レベルまで調整させれる。


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USJでの出来事 3

脳無とかいう化け物の攻撃はやばかった。早いし重すぎる。

天翼(マルアク)で6割程度の速度でギリギリ対応出来る速さはきつい。

これじゃあ30分と持たない。

オールマイトを殺すというのは本気なのかもしれない。

 

「脳無!さっさとその白髪女をさっさと殺せ!」

 

ほんとキツすぎる。日輪や天翼の飽和攻撃じゃすぐに回復してしまう。

あまり使いたくはないんだけど。

 

「光剣(カドゥール)!」

 

分離させた絶滅天使を動かし各先端部分から超高威力の光線を発射する。

脳無と言われた敵は四肢が無くなり再起不能になったかに思われたが一瞬で四肢が再生した。

 

「超回復持ち…。」

「すごいだろ!?脳無は対オールマイト用に作られた先生の最高傑作だ。増強系個性にショック吸収と超再生能力、その程度のパンチじゃどうにもなんねぇよ!」

 

黒霧とかいうワープ個性の奴は爆豪と轟が何とかしてくれているけど正直やばい、さっきの攻撃避けきれなくてかすった…。

ほんとに許さない。

爆豪と轟がいれば何とかなるかもしれないけどキツいキツすぎる。

そう思っていたら黒霧が手まみれのやつのところに戻ってきて爆豪と轟がこっちに来た。

 

「2人とも何とかして手足をもいで、もしくは鼓膜破って、そうすればなんとかなる。もげないならこれ私がもいだ後にあいつの体に付けて、」

「ア゙ア゙ッ!?ガチで言ってんだろーな!?あともげるわ!」

「わかった。」

「ガチ。来るよ。」

 

しばらく攻防が続いて無理そうだったので光剣を使い、少しだけ接続部分を残してもぐ、すかさず渡しておいた撒菱を轟と爆豪が四肢に付け離脱する。

 

「おい!黒霧!何で脳無の再生が遅い!」

「体になにか異物を入れられたようですね…。」

 

脳無の獅子の接触部分に異物を入れることでそこだけ治りが遅くなるようにした。それでも一時的なものだったので怯んでくれたのはありがたかった。

私もそろそろ限界だし…。

 

「チッ!ほんとにゲームオーバーじゃないか…。帰るぞ黒霧!」

 

おわる?そう思った時、死柄木は笑っていた。

 

「ーーーーーーいやーーーコンテニューだーーーーー」

「私が!来た!」

 

オールマイトが来たことに気付いて安心したのかもしれない。

私はそこで意識が途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

起きたら保健室にいて士道が心配そうに私を見ていた。

 

「士道、おはよう。」

「心配したんだからな!無事でよかった…。」

 

士道が私に抱きついてくれた。ハァハァハァヤバい興奮する。

そんな事を頭半分で思いつつ士道に謝った。

 

「心配かけてごめん。頑張った。ご褒美が欲しい。」

「はぁ…。お疲れ様。それは考えとく。みんなが心配してるだろうから教室行ってきな?」

「わかった。」

 

教室へ戻ると何人かが残っていてみんな口々に心配してたとか凄くかっこよかったとか言ってくれた。

気になったので、倒れてからどうなったか教えてくれた。

オールマイトが脳無を圧倒するも黒霧と死柄木には逃げられたらしい。

私は担架で運ばれてリカバリーガールではなく、士道に傷を治療して貰った。回復個性は人数が少ないため、保健委員になる事を進められるそうで士道も保健委員として働いてる事もあるから、士道に治してもらった。

 

みんなもそれぞれ多少の怪我はあるが無事だったようでリカバリーガールと士道に治してもらったみたい。13号先生と相澤先生が重症で病院に運ばれたみたい。

 




天翼(マルアク)
分離させた絶滅天使を背中の部分に翼状に結合させ、自身の移動能力を飛躍的に向上させる技。
また、ただ自身の移動能力を向上させるだけではなく、翼の先端からは従来通り光線による攻撃が可能であるため、移動と同時に砲撃による飽和攻撃を行い、敵を攻撃することが出来る移動と攻撃の両面性を併せ持った技でもある。

光剣(カドゥール)
分離させた絶滅天使を遠隔操作で縦横無尽に動かし、各先端部分よりダイヤモンドすら軽く貫くことが出来る光線を発射し敵を葬り去る。
威力の調節可能。



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つかの間の休息

USJが襲撃されたので翌日は休校となった。

USJ事件と称し色々な番組で放送されている中、私は士道に甘えに甘えていた。士道に朝ごはんを食べさせてもらい。リンゴを食べさせてもらうついでに士道の指も食べたり、お昼はフーフーして貰ったり、口移しの方が良かったけど…。

 

「士道、ご褒美。」

「分かってるよ、。ほら、ここの上座っていいよ。」

 

士道に膝の上に座る許可を貰えたので士道の上で存分にイチャイチャした。これならたまに怪我をしてもいいかもしれない。

でも怪我したら士道とエッチ出来ないから悩ましい…。

 

「どうした?」

「ん。こんな日常が続けばいいなって。」

「そうだな。」

 

そして臨時休校の翌日

 

士道とイチャイチャ、士道とイチャイチャしながら学校に来るといつもよりザワザワしていた。

 

「折紙!おはよう!」

「折紙さんおはようございます!」

「うん。響香も百もおはよう。」

 

3人で話していると梅雨ちゃんや三奈や透も集まってきて一昨日の話になり、男子達も集まってきた。

 

「鳶一凄かったな!」

「折紙ちゃんのおかげで助かったわ。」

「折紙近接も出来るんだね!」

「ありがとう。助けられてよかった。遠距離メインの個性だから近接は必然的に鍛えた。」

 

そんな感じでみんなと話してるとそろそろ時間だと飯田が言って、みんな座り始めた。

 

「みんなおはよう。」

「「「「「「相澤先生復帰早ぇぇえええ!!」」」」」」

 

全身を包帯でぐるぐるにしながらも学校に来ていた姿を見てみんな少しホッとしていた。

 

足元もおぼついてない。みんなを安心させるため?流石先生。

 

「俺のことはどうでもいい。それに何よりまだ戦いは終わってねぇ。」

「新しい敵!?」

「またヴィラン!?」

「…雄英体育祭が迫ってる。」

 

そう言えば士道がちょっと準備するからしばらく遅くなるかもって言ってた。

 

「「「「「「クソ学校っぽいの来たーーー!!」」」」」」

「ちょっと待って!ヴィランに襲撃されたばっかりなのに大丈夫なんですか!?」

「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石ってことを示すらしい。警備は例年の5倍にするそうだ。何より、うちの体育祭は最大のチャンス。ヴィランごときで中止していい催しじゃねぇ。今や、オリンピックに代わる日本のスポーツの祭典になっている!」

「いやそこは中止しようよ!?」

「スカウト目的で全国のプロも観ますのよ?」

「年に1回、計3回のチャンス。ヒーローを志すものなら絶対に外せない行事だ。」

 

授業が終わり私はみんなに提案をすることにした。

 

「相澤先生が言ってたようにもうすぐ体育祭でしょ。放課後に集まってちょっとした訓練とかしない?ちゃんと使用許可は取ってるから。」

 

昼に貰っておいた許可証をみんなに見せると好反応だった。

 

「うち参加していいかな?」

「うちも!」

「私も参加していいかしら?」

「私もするー!」

「私もやっるー!ヤオモモもするでしょ?」

「たしかにいいかもしれませんわね。」

「女子勢はみんな参加ね。男子はどうする?」

 

とまぁそんな感じで爆豪以外は来れる日は来るっていう流れになった。

ちなみに今日は女子だけ。



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折紙は士道を中心に動いている

「うん。いい感じ。」

 

みんなと訓練を何回かしている内に、何人かに近接を教えるようになった。

 

「やっぱり百は色んな武器を使えるからいい。」

「でもまだまだですわ。」

「創意工夫が大事。」

「頑張りますわ!」

「梅雨ちゃんと響香とお茶子と透は火力が必要だね。三奈は近接になった時の対処。」

「「「「はーい!頑張ります!」」」」

 

それぞれの個性をどう活かすのかを明確にして、活用出来るようにすることをメインに進めている。

 

「緑谷は制御まだ難しい?」

「うん。」

「がんばれ。」

 

緑谷は個性が扱えてないからコントロール出来るようになるまで戦闘なんてさせられない。増強系だし。

 

「みんなお疲れ様。ちょっとしたお菓子持ってきたぞ。」

「「「「「あざーす!」」」」」

「士道ありがと。」

「まぁwin-winだよ。みんなの個性体験出来たしね。はいクッキー。」

「あーん。」

「ほれ。」

 

士道にも場所を伝えているので士道が終わると私は士道と一緒に先に帰ることが多いけどみんなが気が済むまで手伝ったりすることもある。

 

そして体育祭まで残り3日という所で廊下が騒がしかった。

 

「意味ねぇから退け、モブ共」

 

「知らない人の事を取り敢えずモブって言うのやめなよ!!」

 

「どんなもんかと見に来たが随分偉そうだな。ヒーロー科に在籍する奴にはこんなのがいるのかい?」

「ああ!?」

「ヒーロー科にも良い奴がいるのは知っているけど、こういうの見ちゃうと、ちょっと幻滅するなぁ。普通科とか他の科ってヒーロー科を落ちたから入ったって奴、結構いるんだ。知ってた?」

 

心操とかいう人が言った通り普通科はヒーロー科と併願が可能なのでヒーロー科を落ちた人が普通科に入ってヒーロー科に編入しようとする人もいる。

 

「敵情視察?少なくとも普通科おれは調子に乗ってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっていう宣戦布告しに来たつもり。」

「どうでもいいけど邪魔。」

「ア゛ア゛!?」

 

今日は久しぶりに士道と一緒に早く帰れるので自主練を休んで士道と放課後デートをする予定なのだから邪魔しないで欲しい。

 

「敵情視察でも宣戦布告でもどっちでもいいしするなら勝手にしてもらって構わないけど、貴方達自分が通行の邪魔になってるの分からない?そんな回り諄い事する時間があるなら体育祭でちょっとでも成績あげられるよう頑張りなよ。爆豪もいちいち吠えるな。それじゃあ。」

「てめぇ!ぶち殺すぞ!」

 

士道とのデートを93秒邪魔されたのでイラッとして10秒ほど使ってしまった。勿体ない…。

 

「おぉ、鳶一すげーな。てか爆豪ガン無視されてるし。」

「だって折紙今日久しぶりに士道くんと放課後デート出来るっていってたしな。あのゾッコンぶりからしてめっちゃキレてただろーし。」

「くぅー!五河羨まし!」

「まぁ上鳴には一生無理だよ。」

「うるせぇ!」

 

 



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体育祭開始!

そして迎えた体育祭。

優勝したら士道がご褒美くれる約束した。うふふふ。

 

例年であればラストチャンスに懸ける熱と経験値から注目されていたのは3年生であったが、今年に限って言えば1年生が注目されていた。

 

「コスチューム着たかったなー」

「公平を期すために必要なんだよ」

 

コスチュームはヒーロー科のみの特権なので使用禁止になっている。

 

「緑谷、客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う。

お前がオールマイトに目ぇかけられている事を詮索するつもりはねえが俺はお前に勝つ。」

「僕だって本気で取りに行く!」

「それと鳶一、俺はお前より弱い。それでもお前に勝つ。」

「轟が何で片方使わないのかはだいたい予想がつく。それでもいわせてもらうけど、片方しか使わない貴方が私に勝てるわけが無い。勝とうとするなら両方使え。」

「それでも、俺は片方しか使わない。」

「そう。」

 

轟焦凍、エンデヴァーの息子で反抗期。個性半冷半燃で氷と炎を使うハイブリッド個性。炎を使うことを毛嫌いしている。

それで勝つなんて舐めプもいい所。本人はそう思ってなくても。

 

「クラス2位が1位に宣戦布告か!熱くなってきたね!」

「みんな時間だ!そろそろ向かうぞ!」

 

『雄英体育祭!!ヒーローの卵たちが我こそはと鎬を削る年に一度の大バトル!!どうせテメーらアレだろ!?コイツらだろ!?敵の襲撃を受けたにも拘わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!ヒーロー科!1年!!A組だろ!!!?』

 

プレゼントマイクの実況と共に私達がスタジアムに入場すると大歓声が巻き起こっていた。

観客席はヒーローや報道各社、一般人で埋め尽くされていた。

大人数に注目されながら最高で最大のパフォーマンスを発揮出来るかどうか試される。ヒーローの素質も試されるのがこの体育祭なのだ。

 

『B組に続いて普通科C・D・E組!サポート科F・G・H!経営科I・J・K組も来たぞー!』

 

ヒーロー科のABとサポート科のFGHは自分をアピールできる場所なのでやる気を出しているが、普通科はやる気を出しているのは心操のように向上心のあるものだけで、経営科はそもそもどうでもいい感じらしい。

折紙はそんな姿を見てもなんとも思わないがやる気があった士道が一瞬悲しそうな顔をしていたので少しコイツらをやる気出させてあげようと思った。

 

「選手宣誓!」

 

今年の1年生主審は18禁ヒーローミッドナイトが担当する。

ミッドナイトはその過激なコスチュームが話題となり、政府がコスチュームにおける露出の規定法案を制定させたなど、オールマイトと違った意味で生ける伝説となった何気に凄い人である。

 

「18禁なのに高校にいても良いものか?」

「いい」

「そこうるさい!選手代表!1年A組鳶一折紙!」

「はい。」

 

筆記実技共に1位で総合1位の折紙が1年生を代表してミッドナイトのいる壇上にたった。

 

「宣誓。日頃の成果を発揮し正々堂々競技に取り組むことを誓う。」

 

折紙が宣誓をすると大きな歓声と拍手が巻き起こった。天使のように綺麗な白銀の瞳と白銀の髪はとても美しく綺麗だったからだ。

 

「それと、やる気が無いなら即刻立ち去るべき。」

「「「「「はぁ!?」」」」」

 

折紙の唐突な発言に生徒そして観客は困惑した。

 

「私は事実を言ったのみ。普通科はやる気がないようだからご退場してどうぞと。」

「ふざけんな!」

「ヒーロー科だからって調子乗ってんじゃねーぞ!」

「調子なんて乗ってない。私達ヒーロー科もサポート科も本気でアピールしに来ている。経営科は分析等をしに来てる。それに対して普通科は?心操や向上心のある人以外はやる気が無いんでしょ?Plus ultra。本気でヒーローになりたいならヒーロー科普通科関係なく逆境を乗り越えて戦え。それくらい出来るでしょう?」

 

折紙の放った良くも悪くも真っ直ぐな話に皆それぞれが闘志を燃やしていた。

 

「やる気も出たみたいだし。この一言で宣誓を最後とさせていただきます。私が優勝する以上」

 

ミッドナイトが第1競技を発表している中折紙は士道と食べるお昼のことしか考えていなかった。



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第1種目!障害物競走!

「さーて、それじゃあ早速第一種目に行きましょう! 毎年ここで多くの者が涙を飲むわ! さて運命の第一種目! 今年は障害物競走コレよ‼︎」

 

ミッドナイトがスクリーンに視線を集めると障害物競走の文字が出ていた。

 

「計11クラスでの総当りレースよ!コースはこのスタジアムの外周、約4km!我が校は自由さが売り文句!コースさえ守れば何をしたって構わないわ!さあ!位置につきまくりなさい!」

 

障害物競走だけ聞いたら雄英も普通の競技するんだなと思うだろうが実際そんな単純な障害物が置いている訳では無い。

 

「士道は上手く前の方に陣取れた見たい。」

 

だいたい中央辺りに来てしまったが、そんなの関係ないから正直どこでもいい。

シグナルのライトが1つずつ消え、最後のひとつが消えた。

 

『スタート!』

 

轟が地面を凍らせたのが見えたので即座に飛行しトップに出る。

A組のみんなもだいたい予想はしていたようなので難なく避けていた。

士道はこれ幸いに氷を吸収していた。

 

『さぁ!始まったぜ!雄英体育祭1年部門!実況はこのボイスヒーローことプレゼント・マイク! 解説は抹消ヒーロー、イレイザーヘッドの2人でお伝えしていくぜ!解説のミイラマン、アーユーレディ!』

『無理やり連れてきやがって…。』

 

ミイラマンこと相澤先生は仕方なく進める。

 

『さあ!スタートダッシュを決めたのは!宣誓で派手にぶちかましてくれた!鳶一だー!轟が床一面を凍らせたのを嘲笑うかのようにトップを陣取る!その後ろをA組が追いかけていくー!』

『帰っていいか?』

 

進んでいくと入試で見た巨大ロボが何体かいたので目の前の一体だけ光剣で四肢を切断して再起不能にする。

それを追うように轟も一体凍らして進むが轟の凍らせたロボが倒れて後方のメンバーの方に落ちていった。

 

『おいおいまじかよ!?第1関門鳶一ロボインフェルノの四肢を切断して難なく通過!それを追うように轟がロボインフェルノを凍結!それを難なくよけA組は進んでるぞー!おまえのクラスどーなってんだー!?』

 

『俺は何もしていない。あいつらが勝手に高めあって強くなっただけだ。』

 

第2関門は飛んだらさすがにイージーすぎるからターザンのように進む。

 

『oh....まじかよ!?鳶一第2関門のザ・フォールを余裕で進んでいくー!突破と同時に爆豪轟が来たー!これは1位は圧倒的かー!?』

 

マイクの実況通り折紙は圧倒的に1位で進んでおり後続として轟・爆豪そしてA組面々やB組や士道などが続いていた。

 

『だが、鳶一のここの突破は時間かかるんじゃねーか!?最終関門の怒りのアフガン!地面には地雷が!上空にはヴィランに扮したドローンが大量にあるぞ!ちなみにこのドローンはウチが作った最新鋭のものです!』

『宣伝かよ』

 

これは面倒なので天翼を使い加速しつつ邪魔なドローンを一気に潰すが少してこずったので轟達も最終関門まで来たが気にせず突破する。

 

 

『ここまで圧倒的な機動力と火力を見せていた鳶一!最終関門で少し失速したものの堂々の1位でゴーーール!!

2位争いを注目すると!?おいおいまじかよ!?ここに来て緑谷が2位に浮上!このまま突っ切るか!?』

『なるほどな、爆弾の爆風を利用して一気に前に出たか、ある意味賭けだが面白い。』

 

ゴールすると歓声がすごく聞こえてきたので一応頭を下げておいた。

士道がこういったアピールも大事だと言っていたので。

続いて後続がどんどんゴールしてくるが轟・爆豪は不満そうな顔をしていた。

 

「そこまで!モニターを見て!これが第1種目を突破した子達よ!」

 

第1種目は無事1位という結果で2位が緑谷・3位が轟・5位が爆豪という感じで士道は36位となかなかいい数字だった。あとうさぎに乗ってた。

第2種目の参加券は上位42名なので無事2人とも参加することが出来た。

 

『落ちちゃった人もまだ見せ場はあるから安心しなさい!それよりここからが本戦!第2種目はこれ!』

 

モニターに騎馬戦という文字が出ていた。

 

『騎馬戦よ!ルールを説明するわ。まず2~4人のチームで自由に組んでもらい騎馬を作ってもらいます。基本的なルールは騎馬戦と同じだけど、違う点といえば障害物競争の順位の結果が、各自に振り当てられたポイントになるということ! ポイントが高い人ほど狙われてしまう下克上サバイバル!

次にポイント!ポイントは下から5ずつ増えていくわ!しかし!1位は特別1000万ポイントよ!』

 

1000万一発逆転可能な数字って事。

説明が終わると15分のチームを築く時間を貰った。

これはチーム入ってくれるか心配…。



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第2種目!騎馬戦!

『騎馬戦スタートー!ってなんだありゃ!?イレイザーあれはありかよ!?』

『サポート科はサポートアイテム使用可能としてあるからな。』

『それにしてもあのサポートアイテムはなんだ!?障害物競走の時も使ってたって!?見落としてたぜ!』

『はぁ、あれはよしのん2号っていう名前らしい。今の所原動力が氷だから氷系の個性専用の機動兵器らしいな。』

 

士道が作ったよしのん2号は四糸乃の氷系の能力を最大限使うために開発したものでサイズも1人用と2人用と4人用の3つがあり今回は4人用を使っており士道が後衛馬として全員を乗せている状態だった。

前衛をB組塩崎茨後衛を折紙・士道となっていて騎手は心操が務めていて、全員折紙が誘ったメンバーになっている。

そしてよしのん2号基うさぎ型のお尻部分に士道と折紙が座り顔の下に塩崎が背中に心操が乗っている状態になっている。

 

「さっき話した予定通りに行く。士道の体力が無くなってからが本番。そこからは心操の個性が重要になるからよろしく」

「あぁ分かってる」

「塩崎も後半になったらよろしく」

「分かりましたわ」

「士道」

「わかった」

 

よしのん2号を使い囲まれたら逃げるを8分繰り返した所で士道が息切れしだしたのでよしのん2号をしまってもらい普通の騎馬状態にする。

 

『おいおいすげーな!あのよしのん2号!縮小して片手サイズになるのかよ!持ち運び便利だな!』

『それより競技の実況しろ。』

『それもそうだな!鳶一チームが逃げまくってる間に色々激戦があって残り5分!そろそろ撮れ高が欲しい所!』

『おい…。』

 

普通の騎馬状態になったからと行って用意に寄せ付けられるようなものではなく、折紙が自由に動き出したため難易度はむしろめちゃくちゃ上がっていた。

 

「轟さんどうしますの!折紙さんの所へは行かないんですのよね?」

「状況にもよるがこのままの方が…。いや、取りに行く!」

「りょーかい!」

 

「おい爆豪!行き過ぎだって!」

「うるせぇ!くそバカにされてこのままでいれるかよ!死ね!」

「おいおいどーすんだよ!」

「終わったら無表情女の所行くぞ!」

 

「発明さん!行ける!?」

「えぇえぇ!五河くんには負けてられませんからね!」

「1位取りに行くよ!」

 

そして全チームが心操のハチマキを取りに行こうとしていた。

 

「塩崎いくよ」

「わかりましたわ!」

「心操、仕掛け時はラスト1分」

「あぁ、分かってる」

「士道いける?」

「最後のサポート任せとけ」

 

轟が邪魔を寄せつけないように氷でステージを作り、爆豪チーム・轟チーム・緑谷チーム・心操チームのみの会場となっていた。

 

『おいおい今日は驚きまくりだぜ!現段階上位4チームが轟チームの作った特設ステージに集合だー!』

『まだ1度もハチマキを取りに行っていない心操チームはどう動くかが見所だな。』

 

絶滅天使を展開し3チームを牽制しつつ心操がハチマキを取られないように動く、そして残り2分。

 

「轟くんそろそろ一気に行く!」

 

「一気に殺すぞ!」

 

「行くよみんな!」

 

『ラスト1分と迫るところで3チームが心操チームに迫る!心操チームに逃げ場はないがどうする!?ってはぁ!?なんだありゃ!?』

『これは…どういう事だ?』

 

「心操そろそろ行くよ」

「士道」

「行くぞ!心操オンステージって感じだな!」

「恥ずかしいからやめろ」

「皆さん来ますわ」

「3秒後に準備完了だ!3…2…1…いける!」

「そこの3チーム!いい加減無駄だから諦めたらどうだ?爆発くんも緑頭もエンデヴァーの息子もさ?」

「うるせぇ!死ねや!」

「爆豪落ち着けって!お前も煽んなよ!」

「そーだぞー!」

「それは出来ないよ!」

「それは出来ない相談だ。」

「黙れ!」

「ここまで来たら勝たせてもらう!」

「そこで止まれ」

 

そしてラスト30秒を切った時爆豪・瀬呂・芦戸・緑谷・常闇・轟・飯田は動きを止めた。

 

『おいおい!心操チームがなんかしだしたと思ったら3チームが崩れたぞ!どーゆー事だありゃ!?』

『あれは心操チームのひとり勝ちだな。心操の個性は洗脳、そして五河のサポートアイテムで確実に3チームに声を届けさせ反応させる。騎手3人は確実に反応させないように、そして上手く行けば騎馬もって所で上手く引っかかったって所だな。』

 

「おい!爆豪!芦戸!?」

「なんで止まってるんだ!?」

「ちょっ!?デクくん!?常闇くん!?」

「あちゃぁー」

「轟さん!?飯田さん!?」

「なんで止まってんだ!?」

 

3チームがあたふたしている間に騎馬戦が終わり、心操チーム以外の3チームが止まるという結果で結末を迎えた。

 

『試合終了!早速順位発表!1位心操チーム!2位轟チーム!3位爆豪チーム!4位緑谷チーム!』

 

「お疲れ様やっぱり心操の個性は強い」

「あ、あぁありがとよ」

「塩崎もありがとうあまり活躍させれなかった」

「そんなことありませんわ」

「心操!塩崎!サポートアイテム欲しい時はいってくれよな!」

「あぁ、助かった」

「是非そうさせてもらいますわ」

 

第2種目の騎馬戦は1位以外が停止し、崩れかけるという最大の見せ場を作り、終了した。




士道のアイテムはよしのんの氷結傀儡の時の奴をイメージしてます。
騎馬戦的にワンチャンアウトかもしれないけど多めに見てください。



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お昼休憩!

第2種目が終わり、昼食などの休憩時間となり、

残る競技はレクリエーションと最終種目のみとなった。

 

「本当にご一緒させて頂いて良かったですか?」

「もちろん」

「むしろ俺が混じっちゃっていいのか?って感じだよ」

「五河の料理美味しいからむしろウェルカム」

「そうね。五河ちゃんのお料理ランチラッシュ先生にも引けを取らないんじゃないかしら?」

「士道の料理の方が美味しい」

「ありがとう」

「確かに五河さんのお料理はとても素晴らしいですわ!何処かでお勉強なさったのでしょうか?」

「特になにもしてないかな?両親よく海外行くから妹のご飯作らなきゃ行けなくて俺がずっとしてたら上手くなったかな?」

「そうなんですのね!」

「五河妹いんの!?」

「2人居るよ」

「五河ちゃんの妹ちゃん達はどんな子なのかしら?」

「今年中1の双子で琴里と真那って名前で琴里は甘え上手な子で真那はちょっと我が強いかな?」

「ご兄妹がいらっしゃるんですのね」

「真那は特に私によく懐いてくれてる」

「昔からの付き合いだからね」

「本当折紙は良い彼氏持ったよな」

「士道は男として完璧これ以上素晴らしい人なんていない」

 

響香と百と梅雨ちゃん途中でほかの女子も集まって来てお昼はA組女子(と士道)で最終的に食べる事になり、士道へ嫉妬の目線が多かった。

 

「チアですか?」

「相澤先生がやれだってよ!」

「ほんとですの?」

「ほんと!ほんと!なぁ!」

「そうだぞ!」

「士道も鳶一のチア姿見たいよな!」

「そらまぁ…」

「わかったやる」

「折紙さん!?」

「士道が見たいのなら私はなんでもする」

「だから頼むよ!女子みんなに伝えておいてくれよぉ!」

「分かった」

 

そんかこんなで峰田と上鳴の策略で女子みんながチアをするというハプニングはあったもののつつがなくレクリエーションも終わりついに最終種目となった。

ちなみにA組のチア姿は好評で特にトップで走り続けている折紙と爆乳の百に注目が集まり、ファンクラブが出来たとか出来なかったとか。

 

「今年の最終種目は!なんでもありのガチバトルトーナメント!勝ち残った4チーム総勢16名からなるトーナメント形式よ!対戦相手は抽選で決まるわ!スタート!」

 

ミッドナイトの宣言と同時にモニターにトーナメント表が出た。

そして組が分かる。

第1試合の組はこうなった。

 

『緑谷VS心操』

 

『轟VS瀬呂』

 

『塩崎VS上鳴』

 

『飯田VS発明』

 

『芦戸VS鳶一』

 

『常闇VS八百万』

 

『五河VS切島』

 

『麗日VS爆豪』

 

「さぁ!最終種目!ガチバトルトーナメント開始よ!」

 

全員本気の最終種目が今始まる。

 

 

 

 

 

 




今回は少し短めです


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最終種目!トーナメント戦!

緑谷VS心操

 

心操の洗脳がかかり緑谷は呆気なく退場かと思ったが、ギリギリの所で個性を使い脳筋脱出をして緑谷が勝利した。

心操は普通科のメンバーから労いの言葉を受けていた。

 

「やっぱり心操は強い。これからに期待」

「そうだな」

 

轟VS瀬呂

 

轟が一気に氷を全面に広げ瀬呂を戦闘不能に会場からどんまいコールがなってた。

 

「あれはなんかどんまいだな」

「相性が悪かった」

 

塩崎VS上鳴

 

特に上鳴の見所もなく塩崎が勝った。

 

「やっぱ塩崎強いな」

「痛そう」

 

飯田VS発明

 

発明の商品紹介番組と化し満足した発明が降参したため、飯田が何も活躍出来なかった。

 

「折紙がんばれよ」

「行ってくる」

 

 

 

『お前ら楽しみにしてた子が来たぜー!?宣言通り首位を独占!誰が言ったか天使様!鳶一折紙だぁー!』

 

 

対戦相手は三奈近接はまぁまぁ個性は酸で強い。ひとまず様子見。

 

「折紙は強いから!頑張るよ!」

「うん。私も頑張る」

 

『Lady!fight!』

 

開始早々三奈が酸を飛ばしてきたのですぐさま避けつつ絶滅天使を展開する。そのまま三奈背後を取り気絶させた。

 

「勝者鳶一!」

 

ミッドナイトがそう宣言すると会場はどっと湧いた。

 

『つ、強えぇぇぇぇぇぇ!』

 

三奈を起こして話しながら席に戻った。

 

「やっぱり折紙強いなぁ」

「三奈も強い。だから酸で絶滅天使を壊される前に倒した」

「折紙にそう評価して貰えると嬉しいね!」

 

常闇VS八百万

 

百が創造する前に常闇がダークシャドウで場外へ持ち込もうとするも失敗、百は何とか善戦したものの負けてしまった。

 

「百お疲れ様。もう少しだった」

「いえ、まだまだですわ。相性が悪かったのも少しはあるかもしれませんがそんなのはただの言い訳、また鍛錬お付き合いして貰えますか?」

「もちろん」

 

「士道頑張って」

「ほどほどにな?」

「うん」

「行ってきます」

 

 

『今年はサポート科が頑張ってんな!鳶一折紙と恋人関係らしいぞ!サポート科から五河士道ー!』

 

「めっちゃ驚かれてる〜」

「そらあんだけ強いし話題性ある鳶一の彼氏だからなー」

「まっ泥を塗らないように頑張るよ」

「おう!」

 

『Lady!fight!』

 

「切島の個性って何気相性悪いんだよな!だから!絶滅天使!灼爛殲鬼!全力で行くぜ!」

「負けねぇ!」

 

士道の頭に折紙同様絶滅天使が出現しそれと同時に身体から炎が出ていた。

 

『はぁ!?どうなってる!?五河の個性ってなんなんだ!?』

『五河の個性は霊装再現触れた個性を再現するって個性だな。親密度でアイテム無しで使えるらしいから恋人の鳶一の絶滅天使と家族の個性かなんかを再現してるのかもな』

『それ強すぎねーかー!?』

『そうでも無いらしい。個性の再現時の肉体的負担に加えて発動中はその個性のデメリットを1.3倍程度で喰らい続けるらしいからな。まぁアイテムにすればその負担は2個目だけになるみたいだが』

 

実況の間にも切島との殴り合いは続き士道は1度距離を取り絶滅天使と灼爛殲鬼を解除した。

 

「はぁ、はぁきついな…」

「やっぱ五河も強いな!」

 

『サポート科なのにヒーロー科に善戦してるぜ!!』

『五河にはサポートアイテムも使用を許可しているから勝つ可能性もあるな』

 

士道はメガホンを取り出し叫ぶ

 

「YAEEEEEEEEEEEEEE!!!」

「うるせぇええええ!」

 

切島だけが耳を抑えた。

 

『なんで切島はダメージ食らってんだ!?』

『五河のアイテム申請書によると対象を1人に固定するとマイクレベルの爆音ボイスをターゲットのみに当てることが出来るって書いてあるな。人質を取っている犯罪者のみを怯ませたりする事が可能でしかも複数にターゲッテイングも出来てお買い得です。だそうだ』

『こりゃ警察はお買い求めてもいーんじゃねーかー!?』

 

「五河めっちゃ強いじゃん!」

「あんなに凄かったんやね!」

「ほんと意外」

「でもそろそろ時間…行ってくる」

「え?」

「どーゆーこと!?」

 

女子と会話している最中早々と士道の元へ行ってしまったので他のA組女子は疑問でいっぱいだったが、目の前の光景を見て理解せざるを得なくなってしまった。

 

『おいおいおいどーなってやがるー!?切島と互角以上に戦っていた五河だったがメガホンを使ってから動きがねーと思ったら体から煙で出したぞ!?』

『これがあいつがヒーロー科に来なかった理由の1つらしいぞ』

『って縮んでるぅ!?』

『ま、これがあいつの個性のもうひとつのデメリットという訳だ。』

 

士道は個性がMPの様になっており、親密度の高さに応じでそのMPの必要数が少なくなりゼロになると一時的に無個性の5歳程度の体そして能力となるのだ。

 

「みっどないとせんせー、きけんします」

「かわっ!?…五河士道!棄権により切島鋭児郎勝利!」

 

なんとも言えない終わり方になってしまった状況などお構い無しに士道の元に駆け寄った折紙は士道を抱き抱えて観客席に戻って行った。

観客や切島・教師陣はその光景をただただ情報の処理が追いつかず見つめるのだった。

 

ちなみにこれがきっかけで士道にも小さなファンクラブが出来ましたとさ。




士道の個性のデメリット考えたらこれが妥当かなって感じにしました。
MPの消費は親密度の高さに応じて強さ関係なく少なくなる。
再現している間はその個性のデメリットも受ける。


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最終種目!トーナメント戦! 2

「おりがみ…くるしぃ…」

「ショタ士道はたまにしか見れないから感触を噛み締めてるからダメ」

「確かに可愛らしいですわね」

「折紙が子供抱き締めてると絵になるわね」

「士道は最強。女装もショタもイケおじも全部似合う」

「それより!うららかさんのしあいはじまるぞ!」

「頑張って欲しいですわね」

 

麗日VS爆豪

 

お茶子は爆豪に何とか必死に食らいつくも最後には体力が尽きてしまって負けた。

お茶子の流星群を見抜けなかったプロは試験良く受かったなって思った。

 

緑谷VS轟

 

轟が激戦の末勝ったらしい。なんか色々あったみたいだけど士道とイチャイチャしてたら終わってたからよく分からなかった。

士道はちゃんと見てたみたいだけど。

 

「お茶子爆豪相手によくやった。次は勝てるなんて言わないけど、これからも頑張ろ」

「ありがと!折紙ちゃん!」

 

塩崎VS飯田

 

飯田が勝った。塩崎とは相性が少し良かった感じがする。

塩崎の蔓と飯田のエンジン速攻勝負で来た飯田に分配が上がった。

 

「おりがみがんばってね」

 

ショタ士道に控え室の前で上目遣いで言われた時には4回ほど達してしまったけど常闇には悪いけど一瞬で終わらせる。

うへへへへへ

 

『五河士道と付き合ってるってホントかぁ!?ってめっちゃ質問来たぜぇ!!もうみんな気になってしょうがないんじゃねーか!?鳶一折紙!』

『無理に答えなくていいぞ』

 

「終わったら話す」

 

ミッドナイト先生にそう言って試合が始まった。

 

「展開」

 

『お、お、お、終わったぁああああ!!!!!!一瞬!一瞬で決まった!いつの間にか鳶一が常闇の背後にいて気絶させたぁ!?』

『瞬間移動だな、確か距離を演算して座標を出して移動するらしい』

 

ミッドナイト先生のところに行ってマイクを借りた。

 

『士道は私の恋人そして結婚の約束もしてる。成人になり次第婚姻届出す予定。以上』

「羨ましいわ、」

 

ミッドナイト先生がボソッと呟いていた。

 

『、だそうだぜ!リスナー諸君!ちなみにこの2人は幼少期からの幼なじみで小学生の頃からずっと両思いだったらしいぞ!』

 

女性からは少女漫画のような展開に歓喜が、男性陣からは悲しみの声が聞こえてきた。

 

「おりがみ…はずかしぃ」

「…」

「折紙ちゃん!?鼻血出てるわ!」

「い、今ティッシュ出しますわね!」

「申し訳ない。ショタ士道の照れ顔に興奮してしまった」

「やっぱ折紙すごいわ」

 

切島VS爆豪

 

爆豪が勝った。切島は結構頑張ってたけど硬化がもたなくなって粘り負けしていた。

 

「折紙このまま優勝しそうやん!」

「優勝する」

「信じていますが轟さんや爆豪さんはうちのクラスでもトップですから気を付けてくださいね」

「そーだぞ!私だって相手が折紙じゃなかったらワンチャンあったかもだから私の分まで頑張ってくれぇ!」

「うん頑張る」

 

準決勝

 

轟VS飯田

 

轟が勝った。エンジンに氷をわざと詰まらせて動けなくしたらしい。

爆豪との対決。油断はできない。

 

「おりがみ!おうえんしてるからね!がんばって!」

「うん。士道行ってくる」

「行ってらっしゃい!」



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最終種目!トーナメント戦! 3

鳶一VS爆豪

 

『準決勝第2試合!果たして決勝に行くのはどっちなのか!?楽しみだぜ!』

『準決勝!Lady!fight!』

 

「おい!無表情女!俺はお前を倒す!だからさっさと死ね!」

「それは無理な話」

 

開始早々爆豪が爆発で接近し爆発させつつ殴る。折紙がそれを受け流すと爆豪は立て続けに蹴りを入れる。折紙に攻撃は全て防がれているが、爆豪の怒涛のラッシュに防戦一方となっていた。

 

『開始早々繰り出した爆豪の間髪入れない攻撃に鳶一は防戦一方かー!?』

『鳶一は爆豪の攻撃を全て防いでるな。様子を伺っているのか、何か策があるのか』

『楽しみだぜ!』

 

「さっさと死に晒せ!クソが!」

「…」

 

爆豪はセンスの塊。戦闘という点においてで言えばトップレベルだと思う。だから待ってた。爆豪の攻撃が大振りになるのを。

 

爆豪の右ストレートが少し大振りになった。それを待ってたと言わんばかりに折紙はその腕を掴みけたぐりをして爆豪をこかしすぐさま腕十字固めをした。

 

『腕十字固めか』

『何が起こったんだ!?おい!!爆豪の攻撃を交わしたと思ったら一瞬にして形勢逆転だー!!!!』

『けたぐりは相撲の決まり手の1つだな。腕十字固めは柔道や少林寺拳法などの格闘技の関節技だな』

『なんでも出来るな!おい!』

 

「ギブしないの?」

「うる…せぇ!」

 

地面を爆発させる事で無理矢理折紙から抜け出した爆豪は1度距離をとった。

 

「展開」

「チッ!」

 

絶滅天使(メタトロン)を展開し、空に上がる。

 

『爆豪は鳶一が個性を使う前に倒し切りたかった訳だが失敗したみたいだな』

『だから開始早々片付けようと思ったわけかよ!?見かけによらず計算だけーな!』

 

空に上がってしまえば爆豪は簡単には攻撃してこなくなる。とはいえ爆豪も跳ぶ事は出来るので空中戦となる。

 

「あぁ゛うぜぇ!さっさと死ねや!」

 

爆豪を光剣(カドゥール)で撃墜し近付かせない。しかし爆豪はやはり能力が高く次第に近付いてきた。

 

「ウザったいんだよ!」

「さっさと諦めたら?」

「るっせぇ!死ね!」

 

爆豪はギリギリまで近付くも折紙の光剣を避けきれず墜落してしまった。

 

「くっそが!死に晒せ!榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)!」

「っ!」

 

『つ、つ、ついに爆豪の攻撃が鳶一に当たったー!!!!』

『当たったって言ってもかすった程度だな』

 

爆豪が一気に加速し勢いを乗せたまま特大火力の爆発が起こった事で折紙の瞬間移動が間に合わず少しダメージを受けてしまった。

 

「チっ!」

「…!お返し!砲冠(アーティリフ)!」

「ガハッ!」

 

『ついに使った鳶一の砲撃!お返しとばかりに鳶一の砲撃が爆豪に直撃!これは効いたんじゃないか!?』

『威力は調整されているから大怪我にはならないだろう』

 

瞬間移動で爆豪より上に上がり体に攻撃が当たっていたのに気付きお返しとばかりに砲撃をぶつけた。

 

「直撃した。リタイアする?」

「ガハッ…俺は…まだ、負けて、、ねぇ、!!」

「そう…」

 

直撃した爆豪はステージに体を打ち付けられふらふらしつつ立っていた。

 

「ニ、トロ!」

「光剣…」

 

爆豪のニトロ砲撃を光剣で相殺し天翼(マルアク)で一瞬で爆豪の元に近付いて投げ飛ばした。

 

「クソが!クソ!クソ!ク…そ…が…」

『爆豪場外!鳶一の勝利!決勝は15分後に始めるわ!』

 

爆豪が何とかニトロで移動しようとするが限界なのか推進力を出せるほどの威力が出ずそのまま場外そして気絶した。

 

「少し油断した…。私もまだまだ…」

 

爆豪を見つめそうぽつりと呟いた折紙の言葉をミッドナイトは優しそうな目をして見ていた。



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最終種目!トーナメント戦! 4

「折紙ちゃんの所に行かなくていいのかしら?」

「だいじょうぶだよ」

「でも少し怪我したみたいやよ?」

「五河君の気遣いなんじゃないかな?」

「みどりや、はずかしいから言わないで、」

「えっ?ごめん!」

「いや、いいんだ、」

 

士道は自分が行けば甘えてしまうと思い行くのを控えたのだが、それがバレてたので顔を真っ赤にしていた。

ショタの状況だったので女性陣から微笑ましい目で見られていた。

 

轟VS鳶一

 

『さぁ!ついにここまで来たぜ!決勝戦!数々の死闘を得てついに優勝者が決まる!』

 

「轟今回も片方しか使わない?」

「わかんねぇ、、でも、緑谷のおかげで少し見えた。だから使うかもしんねぇ」

「そう。ならいい。全力で捻り潰す」

「望むところだ」

 

『Lady!fight!』

 

開始早々轟の圧倒的大質量の氷で会場の半分を瀬呂の時と同様に凍らせた。

 

『開始早々轟の広範囲氷結が決まったー!これで終わってしまうか!?』

『いや、よく見ろ』

『オイオイイレーザー!鳶一が何処にも居ないじゃねーか!』

『上だ』

 

「轟、その氷邪魔だから今消す」

 

 

『砲冠(アーティリフ)』

 

 

 

『オイオイ、オイオイオイオイ!マジかよイレーザー!お前のクラスほんとどうなってんだ!?轟の氷が鳶一の砲撃に当たったら消えたぞ!?』

『全力、かは分からないがあれがあいつの言う砲冠の本来の力だろうな。各先端から一斉に光線を発射させる。しかも砲撃を収束する事によって威力を上げ粒子レベルまで粉々にしたって感じか?しかも氷のみにしか当たってない状況を見るに正確性もピカイチ』

『言葉も出ねぇぜオイ!ファンになっちまったぜ!』

 

「元に戻ったし始めよ?」

 

ここからの攻防は轟VS緑谷の攻防激戦を軽く超えるレベルの戦いだった。

轟が氷の範囲攻撃を繰り出せば折紙は即座に氷を破壊し尚且つ轟が場外に跳ぶレベルの威力の光剣(カドゥール)を放つ。

轟も場外に出ないように背中に何重も氷を重ね留まる。

 

「轟?威力弱まってるけど」

「はぁ、はぁ、まだ、整理がつかねぇ、けどここで使わなきゃ後悔する気がする…!」

「そうこなくちゃ」

 

そう言って轟は炎を使う。

父への感情を置いて、折紙を倒すために。

 

『轟が緑谷戦同様に炎を使ったー!それだけ本気ということか!!これは楽しみだぜ!』

『高一にしてはどっちも枠を出てるレベルの強さの2人だ。どっちが勝っても不思議じゃない』

 

炎を使うと言っても氷よりは頻度が低く、まだ使い方も甘いためメインは体が冷えないようにと言う一点になっているが攻撃面でも活用しており、さっきよりも激しい攻防になっていた。

 

「この一撃で終わらせる…!」

「受けて立つ」

 

緑谷戦同様…熱膨張の原理を使い爆風を出そうとする。

それを折紙も砲冠で受ける。

 

『轟はまたあれをする気か?セメントス!今回は止めなくていい』

「しかし!」

『合理的手段だ。轟も鳶一もその辺は分かってるだろう』

「分かりました…」

『イレーザー!いいこと言うじゃねーか!リスナー諸君!多分ここが1番の見せ場だぜ!』

 

轟の熱風と折紙の砲冠がぶつかる。その瞬間スタジアムが光に包まれ光が消えるとスタジアムはほぼ全壊、轟は場外の壁に押し込まれ折紙の周りのだけが綺麗に残っている状況となった。

 

氷と熱風そして絶滅天使の反射によって、神々しく輝いてるように見える折紙の姿は見ていた人全員を魅力し数秒間会場はさっきまでの騒然具合が無かったかのように静寂で包まれていた。

 

『と、轟場外!勝者鳶一!』



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体育祭終了!

閉会式表彰台には私と轟と爆豪が順位ごとに並んでいて(飯田は諸事情で欠席となっている)爆豪は凄い拘束されてた。

なんか暴れに暴れたかららしい。オールマイトが登場して、ひとりひとりに感想とか言っていた。

私の番になった。

 

「鳶一少女!優勝おめでとう!有言実行!素晴らしいよ!鳶一少女にははっきり言って言うことがない!個性の使い方も素晴らしいし慢心もしていない!だが!強いて言うならもっと笑顔で行こうぜ!」

「こう?」

「もっと口角上げて!こう!」

「こ、こう?」

「そうそう!いい笑顔だぜ!お疲れ様!よく頑張った!優勝おめでとう!」

「ありがとうございます」

 

笑顔は難しい。私は昔から表情を作るのが苦手だからこれからそこも頑張っていかないと。

 

「お疲れ様でした!」『Plus ultra!!』

「オールマイト先生ー!?」

「みんな疲れてると思って…!」

 

グダグダな終わり方だったけど楽しかった。

優勝したし、士道のご褒美楽しみ。

 

 

 

✤✤✤✤✤掲示板的な?✤✤✤✤✤

 

 

 

 

今年の雄英体育祭1年生ヤバくね!?

 

202:折紙様が天使すぎて神

 

203:五河士道羨ましすぎな

 

204:轟くんカッコよすぎじゃない!?

 

205:士道くんショタ化するのヤバない?

 

 

212:折紙ちゃんが奴にゾッコン過ぎてむしろ清々しいよね

 

213:五河士道様には是非美少女彼女を落とした方法を伝授させて頂きたく

 

214:212に同意するわあそこまで言ってくれたら嫉妬も出んよね

 

215:てか折紙ちゃん可愛いし強いしなんなん?ヤバない?絶対次世代エースだよね

 

 

220:215これは即ランキング乗るでしょ

 

221:折紙ちゃんに隠れてるけど今年普通に凄くない?彼氏の士道くんとかなんでヒーロー科じゃないのか分からないレベルで強いし轟くん爆豪も折紙ちゃんじゃ無ければ優勝出来てるぐらい強いし普通科の心操も普通に強個性だし

 

222:実際轟も爆豪もすぐプロでも通用するレベルでしょ折紙ちゃんは言わずもがなね?

 

223:実際なんで五河はヒーロー科じゃなくてサポート科なんだろうな?

 

 

230:223に返答するとデメリットのショタ化の性だろうな(てかむしろメリット説)ショタ化したら個性使えないっぽいしそれでも充分強いと思うが

 

231:そんな事よりA組のチアが天使すぎる件八百万百様のお乳様は素晴らしかったし麗日お茶子ちゃんに蛙吹梅雨ちゃんもちろん折紙ちゃんも天使すぎた

 

232:実際雄英美少女多いよな

 

 

このあとも雄英体育祭の話題は尽きることがなくスレッドが2桁を越えた。

 

 

 

✤✤✤✤✤とあるプロヒーロー達✤✤✤✤✤

 

 

 

「ホントやになっちゃうわよ〜」

「ま、まぁまぁ確かに今年の1年は凄い話題性も能力もあったけど」

「凄い後輩がどんどん入ってくるから私達みたいないい感じに上がってきたメンバーがきけんなのよ!特に鳶一折紙と轟焦凍!可愛しかっこいいし個性も凄いなんて!勝つ術がないじゃない!私なんてでかくなるだけよ!?」

「確かにあの2人は別格だけどさ」

「だいたいなんで彼氏までいるのよ!ずるい!羨ましい!しかもすっごい仲良さそうだし!」

「完全敗北だな」

「うっさい!」

 




はい‪w掲示板とかやってみたかったのでしてみました。
最後のプロヒーローはまぁ分かりますよね?


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