欲求が満たされるために (まるぱな♪)
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テストと真実
初めての高校


さて…もしかしたら久しぶりの方もいらっしゃるかもしれませんが…

はじめまして
まるぱなです。

今回から…推しを愛でたいと思ってます


さて…まずは聞いて欲しい…

承認とは何か、承認とは正当または事実,真実だと認めること

では、承認欲求とは何か、他者から認められたい,自身を価値ある存在だと認めたい。これが承認欲求である。

 

どうしてこんなことを聞くかは…まあ後々話すとして、今僕は、バスの中にいる…しかも後ろの方…

 

この僕、八戸樹人はこの春、名門校の高度育成高等学校に入学出来た。

 

女性「席を譲ってあげようとは思わないの?」

 

公共の乗り物なのに…と思いながら、声をする方に視線を向けると社会人であろう人と僕と同じ制服を着ていた金髪がいた

 

女性「そこのキミ!お婆さんが困ってるのが見えないの!?」

 

なるほど…たしかに近くには杖をついたお婆さんがいる。しかしそれはただのお節介ではないのかと僕は思ってしまう。

 

金髪「なぜこの私が老婆に席を譲らなくてはいけないのだい?」

 

女性「キミが座ってるのは優先席よ。お年寄りに譲るのは当然でしょう?」

 

たしかに優先席ではお年寄りや体の不自由な人が“優先的に”座れる席だ

そうあくまでも“優先的に”だが…

 

金髪「理解に苦しむね。たしかに私が座っているのは優先席だ。しかし、譲らないといけないわけではないのでは?」

 

たしかにその通りだ…法律では定められてはいない、この女性は暗黙のルールで縛られてるだけに過ぎない…それにこの金髪も自分の世界があるのだろう…それとも唯我独尊なだけなのか…

 

どちらにせよこの空気には耐えられない…

と思い立ち上がろうとするが…そこで思いがけない人物と出会ってしまった

 

?「あの…私も譲ってあげた方がいいと思うな」

 

おいおい…まじかよ…

その時見たのは身体の発育が完璧だが顔は変わっていない”幼なじみ”の櫛田桔梗だった。

 

桔梗「お婆さん辛そうにしてるから席を譲って欲しいな」

 

ここで変に動くとバレたらめんどくさいので興味をなさそうにイヤホンで音楽を聴くことにした

まあすぐに誰かが譲ってくれたようだけど…

 

そのままバスから降り学校へ入ろうとした時話し声が聞こえたが僕はスルーした

 

その足でクラス表を確認すると1-Dのところに名前があり学校内を見て回りながら教室へ行くことにした

この時に気付いたことがある…それは廊下や専門教室内の至る所に監視カメラが設置されていた。数は数えてはいないが結構多くに見受けられた。その時僕は校則違反したら即刻でバレることを確信した。

 

校内を見て回ってから教室に戻ったため時間ギリギリになり一番最後になっていた

席を確認すると良いのか悪いのか櫛田の横になってしまった

仕方ないと半ば諦めながら席につくといきなり

 

桔梗「私櫛田桔梗って言うのよろしくね?」

 

樹人「あ…よろしく」

 

知ってるんだよ…君のことはよく知っているんだ…

でもどうして僕のことがバレないのか…少し考えたら分かった

 

僕は小さい頃に親が離婚して父親に引き取られた。引き取られた後に櫛田と出会いよく遊んでいたが…小5に進級する時に父が転勤することになり転校することになった…その後父は転勤族となりいろいろなところに転勤することになった…その転勤先で父は再婚をして苗字が八戸に変わった…まあその時に一つ上の義姉もできたわけだけど…その義姉もこの学校にいるらしい…学校に入学してから連絡ないからクラスとかはわかんないけど…

 

話を戻そう

 

桔梗「こっちは名前言ったから君のも教えて欲しいな♪」

 

あれ…こいつこんな子だっけと思いながら

 

樹人「八戸樹人…よろしく」

 

転勤族で転校ばっかりだった癖で挨拶もそっけない…

それに目も前髪で隠れてしまってるため気付かれない

 

桔梗「み、樹人くん?なんかその名前久しぶりに聞いたかも…幼なじみに三井樹人って人いるんだ♪連絡くれなくなったけどね…もしかしたら忘れられてるのかな」

 

そんなことはない…僕と関わった人間で一番親しかったのは桔梗だ…忘れたことなんてない…

 

樹人「その人のこと好きなの?」

 

桔梗「へ!?そ、そんなことないよ///も、もう!同じ樹人くんでも結構性格違うんだね。」

 

まあ…昔は明るかったからね…転校続きで友達の作り方なんて忘れたけども…そのせいで暗くなったのか…

 

先生「席につけ」

 

先生らしき人が教壇に立った。

おい、服装エロすぎないか…自分の持っているものに気付け…桔梗もだけど

 

佐枝「私はDクラス担任の茶柱佐枝だ。普段は日本史を担当している。この学校でのルールだが……」

 

そのあと長々と説明が続いた。

簡単に説明すると、クラス替え無し,外部との連絡も一切無し,お金の代わりにポイント(なんでも買える)とのこと

 

佐枝「それからポイントは毎月1日に自動的に振り込まれる、お前たち全員に平等に10万ポイントが支給されているはずだ」

 

え…10万も?すぐに確認してみるとたしかに10万と記載されていた…まじかよ…なんですかこれは入学祝いか何かですか…

でもこの時逆に不安に思ってしまった…毎月10万も払えるはずがない…1クラス40人と仮定して400万それが4クラスで1600万それに3学年で4200万…それを12ヶ月…あー計算めんどくさい

 

佐枝「何か質問は?」

 

みんな支給額に驚いているようでそれどころでは無かった

 

佐枝「無いようならこれで終わりだ入学式があるからそれぞれ講堂に行くようにそれでは」

 

終わったようなので僕はすぐに教室を出て他のクラスを見て回ることにした

 

その時の感想だが…

殺伐としたCクラス

仲良し平和なBクラス

一人一人が落ち着いているAクラ…

?「何を見ているのですか?」

 

樹人「うお!?」

 

?「すみません、気になったのでつい」

 

樹人「別に…僕は八戸樹人」

 

有栖「私は坂柳有栖です。これも何かの縁連絡先の交換でも」

 

樹人「いいよ何かあったら連絡ちょうだい」

 

有栖「それはお互い様です」

 

初めての連絡先交換を行い入学式に参加し

寮へ向かい疲れたので風呂に入った…

 

風呂に入りながら

 

樹人「どうして無料コーナーが…」

 

と思いながら風呂から上がり無料コーナーで手に入れた物を主軸に生活することを決意した

 

 

 




こんな感じなのでよろしくお願いします


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はい…バレました

いきなりプール回から一気に行きます!

ちなみに私は胸派です!


なんで俺が推す子みんな胸でかいのよ…

それとサラッと主人公すごいことしてますので


 

なんか男子どもがうるさい…まぁ僕も男子だけど

そういえば今日水泳だっけ…あーなるほど…

 

桔梗「なんか池くん達盛り上がってるね」

 

樹人「どうせプールのことだろうよ…低脳…」

 

なんだよあいつら…女子をなんだと思ってるんだ…男の欲を満たすだけの存在じゃ無いんだぞ…

 

桔梗「樹人くんは行かないの?」

 

樹人「行ったら櫛田さんはどう思う?」

 

女子がどう思ってるか気になるから少し振ってみる

 

桔梗「うーん…いい気はしないかな…私だってなりたくてなったわけじゃ無いし」

 

樹人「それ遺伝か何か?」

 

話の流れ的に不自然では…ないよな?ちなみに僕の言ったそれはもちろん胸である

 

桔梗「ううん、幼なじみが胸大きい人がいいって言ってたから」

 

樹人「な、なるほど…」

 

おい昔の僕!バカか!バカなのか!

 

そのままプールの時間になり

早々と着替えた男子達はみんなプールサイドにいた

 

僕と綾小路くんを除いて

 

清隆「君はあの集まりにいなくていいのか?」

 

樹人「逆にその質問していいかな?朝から池と話してたみたいだし」

 

といううかいつのまにか須藤、池、山内の三馬鹿と仲良くなってるんだこいつ…ん?僕の交友関係?桔梗と坂柳さんと職員室前で頼まれ方をしてそれを手伝った一之瀬さん、それにいきなり殴られかけたが本人曰く攻撃を受け止められたのが初めてだったらしく気に入られたから登録しとけって言われた龍園くん…

 

鈴音「あなた達はあそこに行かないのかしら」

 

清隆「それさっき話したとこ」

 

樹人「それに好きになった人以外の体なんて興味ないね」

 

これは本心である。朝桔梗が言ってたことはあくまで昔の僕で…そういえば再婚前のお母さんは胸デカかったかも…そのせいか

 

先生「よし揃ったな。見学者が多いようだが、夏までには必ず泳げるようにする。必ずな。」

 

なんか意味深な言い方するな…絶対夏に何かあるだろ…

 

先生「まずはどれほど泳げるか試してやる」

 

先生がそんなこと言うので僕は軽く流すように泳いでいた

その後レースをするらしく一位の人にはポイントをくれるらしい…最下位なら補習みたいだけど…

 

すると桔梗がこちらにやっと気付いて向かってきて

 

桔梗「あ、樹人く…えっ…ご、ごめんよく顔を見せてくれない?」

 

やば!水泳帽被ってるから目が見られるんだった…これはまずい…騒がれると注目浴びてめんどくさいことになる…

 

樹人「後で僕の部屋きて…その時に話すから」

 

桔梗「う、うん…わかった」

 

なんとかやり切ったけど…

 

池「おいこら!お前!俺の櫛田ちゃんに何手出してんだ!」

 

いや…お前のものじゃないだろ…

 

樹人「あー悪い君の彼女だったのかな櫛田さんは」

 

とはっきり桔梗にも聞こえるような声で言ってみたら…なんか桔梗に睨まれた

 

池「ち、違うけどよ!いずれなる!」

 

樹人「ならごめんな…勝手に手を出した“よう”に見えて」

 

池も軽く相手してレースをしたが僕は3位だった

まぁ…そんなことはどうでもいい…放課後が厄介なんだけど…

 

放課後になると

 

桔梗「一緒に帰らない?」

 

樹人「いいけど…」

 

そうすると久しぶりに2人で下校した

その時は気まずい沈黙のまま歩いていた…まあ後ろからつけられてもいたし…

 

樹人「あとで来て」

 

と小声で桔梗に呼びかけ

 

桔梗「わかってるよ…」

 

桔梗と別れてから10分後…部屋のインターホンが鳴り

開けると制服のままの桔梗が来た

 

樹人「ほら入って」

 

桔梗「…まずは説明してもらわないとね?“三井樹人”くん?」

 

あはは…やっぱりばれてましたね

 

樹人「久しぶり…“きょーちゃん”」

 

桔梗「っ!みーくん!」

 

お互いの昔の呼び方僕はきょーちゃんと呼び桔梗はみーくんと呼び返してくれた

そのとき飛びつかれたのだが…昔より色々と柔らかくなってた

 

久しぶりに2人っきりで話し合ってお互い別れてからの事や苗字が変わったことを話した

するといきなり桔梗が

 

桔梗「ねぇみーくん私の胸大きくなったでしょ?触っていいんだよ?これはみーくんのために大きくしたんだからね?ほらみーくん好きなだけ触って?揉んでもいいんだからね?なんなら生がいい?いいよみーくんなら」

 

と暴走モードに入り抑えられなくなりその時にはいつもしていたことがある…

 

樹人「きょーちゃんストップ」

 

そういうと桔梗の唇に小指を当てた

 

桔梗「んっは!?また暴走してた?ご、ごめんね?みーくんに会えて嬉しかったから」

 

樹人「僕も嬉しかったよ?でもね?そういうのは恋人になってからね?」

 

念を押すように注意をした

 

次の日から大丈夫かな…




ちなみに…主人公の能力見せてなかった

氏名:八戸樹人(やえ みきと)
クラス:1年D組

誕生日:1月19日

学力:A+

知性:B+

判断力:C

身体能力:A-

協調性:D

面接官コメント
能力は申し分ないが周りと合わせることがなくBクラスからDクラスにする



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真実…そして虚無

朝起きてびっくりしました…

お気に入り登録が伸びてて…
ありがたいですね…

ちなみに櫛田と一之瀬推しです。

不本意ですが二人ともデカいですよね…

あ、オリキャラ出ます
一話見てくれたら予想…出来ますけど


 

昨日はまさかバレるとは思っていなかった…

水泳帽で、髪を束ねないといけないことを完全に忘れていた…

あーもういいや…ってことで今僕は髪を切るために、ハサミを買いに来ている

 

樹人「ハサミ安くて300ptsか…」

 

散髪用ではないが安く済むならそれそれでいいと思った。

 

そのままハサミを買い店を出る…

すると思いがけない人と会ってしまった

 

?「あれ?もしかして樹人?」

 

樹人「ん?あっ」

 

友梨「もう!お姉ちゃんに向かってその態度は無いんじゃないかな!」

 

いつか話したかもしれないが義姉の八戸友梨と会ってしまった。

 

樹人「一年ぶり…だね…」

 

友梨「そうだね!よかったら私の部屋…ん?ハサミ買ってどうしたの?」

 

樹人「髪切りたくね」

 

簡潔に説明すると思った通りの返しをされた。

 

友梨「散髪してくれる店あるよね?どうして使わないの?ポイント使っちゃった?」

 

樹人「残してるの…今残りが8万くらい」

 

友梨「流石どけちだね。それじゃあ私が切ってあげようか?」

 

樹人「頼んでいい?ポイント払うから」

 

友梨「いいのいいの義理とはいえ姉弟なんだから」

 

と誘われたので友梨の部屋へ行くことになった

 

 

がその前に

 

樹人「友梨ネェちょっと待って…あれ買ってない」

 

友梨「あ~まだいるの?カラコン」

 

これは絶対に必要だ…プールのときにはバレなかった…それより、高円寺と桔梗のおかげで、バレなかったが、僕はオッドアイなのだ。それのため前髪を伸ばしていたのだが、髪を切るなら必要になる。ここのポイントをケチると、目に炎症が起きかねないので、10000pts使ったが、後々眼科にお世話になるかもしれないなら、これくらいの消費なんて容易い。

 

買い終わると友梨の部屋に行き髪を切ってもらい

他愛のない話を交わした…

そのときにこの学校の事実を知ることになってしまった。

 

友梨「そういえば樹人ってクラスどこ?A?」

 

樹人「いや?Dだけど」

 

友梨「え!?それなら知っておいた方がいいかも」

 

樹人「なにを?」

 

このとき友梨から学校のシステムも聞かされ冷や汗が止まらなかった。

 

それは評価はクラス単位で優秀な人ほどAクラスになるというものだった。さらに毎月払われるポイントは評価に値するらしく、今のクラス状況を考えると来月は0ptsだろう…それに赤点を取ると即退学とのことだった。

 

樹人「そんな情報教えていいの?」

 

友梨「いいのいいの…それにお姉ちゃんからしたら義弟がピンチなら助けないとね。」

 

樹人「ありがとう…やっぱり友梨ネェがいてくれてよかったかも…あ、聞いてなかった。クラスどこなの?」

 

友梨「私はAだよ?リーダーが優秀だからね。よし!これで樹人は上級生とのパイプができたね!」

 

少しゆっくりした後に僕は部屋に帰った。

 

 

次の日…びっくりすることが起きた…いや必然なんだけど…

 

樹人「ちょっ!?」

 

軽井沢「ねぇ!?八戸くんってそんな顔だったの!?根暗だと思ったんだけど!」

 

平田「か、軽井沢さんそれはひどいよ?でも確かに結構かっこいいよね?」

 

お前に言われたくない!優しくてクラスリーダーでイケメンの平田っておかしいと思うんですよ!

 

 

そんななんやかんやがあった中で授業は進み…

 

佐枝「今から小テストを行ってもらう」

 

池「先生それは無いんじゃないんですか?」

 

と池の発言を皮切りに所々でブーイングが出され

 

佐枝「月末だからな、しかたないんだ。それにこれは成績には含まれない」

 

成績には…ね…それじゃあ赤点でも大丈夫なのか?

まぁテストはしっかり受けますけども

 

テストを受けてると最後の3問が頭おかしい…高一じゃあ解けない…普通ならね。

 

そして月は変わり5月1日

クラス内は殺伐としている

 

桔梗「みーくんポイントって振り込まれた?」

 

樹人「あぁ…0pts振り込まれたよ」

 

桔梗「えっ…どういうこと?」

 

樹人「先生から説明されると思うから待ってようよ」

 

ちなみに僕は今1900000pts持っている。

友梨から聞いたときに不安になり、ボードゲーム部の先輩たちから賭けをして勝ってもらったのだ。

 

そこから少しすると先生が来て

 

佐枝「さて…まあ聞きたいことがあるなら今聞くが」

 

平田「毎月1日にポイントが振り込まれると聞いたのですが僕たちには振り込まれてないみたいで」

 

佐枝「いやそれはない。全学年全クラスの振り込みはすでに終わっている」

 

平田「え…でも」

 

すると先生が不敵な笑みを浮かべ

隣からは桔梗からすごい目で見られたけどそのまま話を聞き。

 

佐枝「本当に愚かだなお前たちは」

 

高円寺「なるほど…そういうことだね…先ほどブルーアイボーイがプリティーガールに言っていたことがそのままになっていたとはね」

 

おい、そのブルーアイって僕か?僕なのか?でも残念!僕はオッドア…今はそこはどうでもいいね

 

樹人「はぁ…簡潔に言うからよく聞いといてよ…先生は振り込まれたと言っていた。ならもう答えは出ているようなものでしょ?僕たちDクラスに振り込まれたのは0ptsってことだよ。」

 

佐枝「そうだ、高円寺の態度には問題はあるが、八戸の言ったとおりだ。それから八戸知っていることがあれば全部話せ」

 

樹人「先生の職務は!?」

 

佐枝「いやならいいぞ?もっと嫌みのある答え方をしてやろうか?このクラスで一番ポイントを持っている八戸説明しろ」

 

ほんとに嫌味たっぷり!みんな俺を見て…いや、高円寺と綾小路は見てないか

 

樹人「まずクラス分け…優秀な人ほどAクラスになる。だからDクラスはこの学校で言えばdustゴミってことだね。」

 

佐枝「ふっダストとはうまいこと言ったな。その通りだそれに卒業後の恩恵を受けられるのはAクラスだけだ。」

 

おっとそれは知らなかったな

 

佐枝「さてと…時間を使ってしまったな…これは小テストの結果だ。ちなみに今回の赤点は32点だ。よかったな小テストで本番なら7人は退学だぞ?」

 

この説明をすると赤点だった生徒"6人"は立ち上がった

 

ん?僕?30点ですけど何か?

今回は試験的に30点を取った。理由としては一般的に赤点は30未満程だと考えたからだ。今回32点ってことは赤点の算出方法が分かった…これ以降はもう取らないだろう。

 

佐枝「八戸がっかりだぞ?そこまでの情報がありながら赤点とはな」

 

樹人「僕もその程度ってことですよ…まあもう取りませんけど」

 

佐枝「よっぽどの自信だな…まあ中間は全員が乗り切れると思う」

 

なるほど…それじゃあ中間はあの方法を使わせてもらおう

 

それから僕は非難を浴びた。

どうして教えてくれなかった!情報共有してよ!等々

いや…情報がほしいなら自分から動けよ…

 

すると中間に向けて勉強会をするらしい…参加しないけどね。

 

 

 

 

 

 

 

さて"動くか"…

 





この学校って上と繋がりがあれば勝てるって思ってるのは僕だけでしょうか?


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再会


短めで行かせてもらいます。

関係ないのですが作業用BGMでいいのあります?
最近東方聞いてるんですけど


 

『1年Dクラスの綾小路清隆くん先生が呼んでいます。職員室まで』

 

樹人「おい…なにやらかした」

 

清隆「いや…知らん…」

 

樹人「ついていこうか?」

 

なんか楽しそうだし。まあ興味もある。

 

清隆「まあ自由だからいいだろ」

 

そのまま清隆についていくことにした。

しかし、呼びつけた先生本人がいない

 

?「あ、君が綾小路君?それと君は?」

 

清隆「あーそうです」

 

樹人「僕は八戸樹人です。興味本位で来ただけですよ」

 

星之宮「ふーん。あ、私Bクラス担任の星之宮ねよろしく」

 

この人本当に先生なの?距離近いし…やば…胸当たってる…桔梗以下だけど確かに感触は…

 

佐枝「おい。うちの生徒に何をしている」

 

すると佐枝先生が名簿でパスン!と星之宮先生を叩いた

 

星之宮「いたーい!もう!サエちゃんが来る間まで相手してたのに!」

 

サエちゃんって呼ぶ間柄なんだ…

 

佐枝「それよりどうして八戸までいる」

 

樹人「興味本位ですよ。まあもういなくなりますけど」

 

星之宮「それじゃあサエちゃんついて行っていい?」

 

この先生軽いな…胸は重そうだけど…

 

?「あの星之宮先生!」

 

佐枝「ほらお前にも客のようだぞ?」

 

星之宮「むぅ…わかったよ。それでなに一之瀬さん」

 

ん?今一之瀬って…

 

帆波「はいクラスでプリント集めたので提出をと…あれ?樹人君じゃん」

 

星之宮「ん?あー一之瀬さん最近気になる人いるって言っていたけどなるほどね」

 

樹人「やっほー帆波」

 

帆波「ち、違います!彼昔転勤族でその時会っただけで」

 

そうなんだよね…数か月だけど帆波と同じクラスだったんだよね…

 

帆波「それより…樹人君と近い気がするんですけど?」

 

星之宮「そうかな?気に入られようとするためならここまでしないと」

 

え…教師と生徒って法律的にまずいのでは?

あ、この顔…本気で愛したら冷めて捨てるタイプの人だ…

 

樹人「それじゃあこれからテスト勉強するので」

 

帆波「うん。ばいばい樹人君」

 

その場を後にした僕は友梨に会いに行き

 

友梨「はい、樹人に頼まれたもの…まさか攻略法にもう気付くとはね」

 

樹人「小テストで確信が持てたからね」

 

友梨「どうして樹人がDなのか謎で仕方ないよ」

 

樹人「協調性のせいでしょ?」

 

友梨「確かに家族以外には冷たいもんね」

 

と、頼んでいたものを受け取り部屋に戻り勉強をしていた。

 

それから数日が過ぎ

まさか鈴音が池達赤点組のために勉強会を開くとは…

 

ある日の夜

気分転換に外を歩いていると

 

?「あーうざい」

 

ん?なんだこの"聞き覚えのある"声は

 

桔梗「マジでムカつく!死ねばいいのに!堀北ウザい!ウザい!」

 

おいおい…カメラがないところだからって…鉄柵蹴るなよ…

 

そう思った時だったの身体は"勝手に"走っていた。

そのまま桔梗に抱き着いた。

 

桔梗「だ、誰!離して!」

 

樹人「"久しぶりだね"きょーちゃん」

 

桔梗「みーくんか…びっくりした?」

 

これが本当の彼女…そして僕が"知っている"幼なじみである。

 

樹人「びっくりしたよクラスにいるとき…昔はあんな子じゃなかったのに」

 

桔梗「それたぶんみーくんのせいだよ?」

 

樹人「もしかして僕がいなくなってから?」

 

そう思うと申し訳ないことをした…

僕のせいで彼女に仮面をつけさせたこと…

 

桔梗「クラスには言わないでよ?」

 

樹人「もちろん。本心漏らしたかったら僕の部屋においで」

 

桔梗「なら毎日行くかも」

 

樹人「うわぁ僕の体もつかな」

 

こうして樹人と桔梗は本当の再開を果たした。





このタイミングじゃないと一之瀬出せないと思った…


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戦闘(テスト)


もう感想ありがとうございます…

うれしい限りです!




 

本心の桔梗と再会してからまもなく。

 

鈴音「あなた勉強会に参加しなさい」

 

と命令されたが無視した。そんなもの必要ないからね。それからずっと後ろから。

 

鈴音「ならもうあなたとはお別れね。さようなら」

 

と告げられた…なんで赤点って前提で…あ、小テストか。

 

ちなみに桔梗から聞いたが堀北も勉強会を再開したらしい。

 

しばらくして。

堀北組(勝手に命名)がCクラスともめたらしく、その時に試験範囲の変更が伝えられた…関係ないけど。

 

テスト前日になった授業終わり。

 

桔梗「みんな待って」

 

ん?桔梗がみんなを引き留めた。

帰って最終確認したいのに…

 

平田「どうしたのかな?」

 

桔梗「実はこれ2年前の過去問なんだ。毎年これに似た問題が出るみたいなの」

 

池「まじかよ!櫛田ちゃんマジ天使!」

 

2年前ね…今の3年生か、それは持ってないな。

もらって置いた方が都合もいいだろう。

 

桔梗「はい。みーくんも」

 

樹人「おい!クラスでその名前で呼ぶな!」

 

クラスメイト他「みーくん!?」

 

ほら…こうなるでしょ?特に右後ろからの視線が痛いのだが…どうせ池が睨んでるんだけど。

 

さてどうする…ここでクラスメイトに告げるかやめておくか…そんなことを考えていると。

 

桔梗「実は私たち幼なじみなんだ」

 

おいこら。何言っちゃてんの?しかもしがみつくな!胸押し付けるな!こっちみて小悪魔的な笑顔で見るな!舌出して『言っちゃったてへっ』みたいにこっち見るな!可愛いなもう!

 

もうこうなったら仕方ない…

 

樹人「はぁ…この後先生に用事あるから。きょーちゃん離れて」

 

桔梗「しかたないなぁ」

 

そういうと離れてくれた

なんか後ろから男子どもがうるさいけど無視した…実際先生に用事あるし

 

職員室につき

 

樹人「失礼します。茶柱先生いらっしゃいますでしょうか」

 

見渡してもいなかったが代わりに…

 

星之宮「サエちゃんならもう少しで来ると思うけど」

 

星之宮先生がいた…ほんとフレンドリーすぎるなこの人

 

星之宮「サエちゃんより私と遊ばない樹人君。それより一之瀬ちゃんの方が…」

 

佐枝「お前はどうして私のクラスの生徒にそんな感じなんだ」

 

あ、また叩かれてる。

 

星之宮「いった~い!もうそんなんだからサエちゃんモテないんだよ?」

 

佐枝「ところで八戸何の用だ?」

 

樹人「交渉したくて来ました」

 

そう…今回は先生と交渉があってきた。

 

佐枝「場所を移そうここだと目立つ」

 

すると生徒指導室に連れられてきた。ちなみに星之宮先生もついて来ようとしたけどまた叩いて振り払っていた。今度、星之宮先生とも話してあげようかな…

 

佐枝「交渉とは何だ?」

 

樹人「なら手短に…中間テストの点僕は全教科100を取るでしょう」

 

佐枝「えらい自信だな。小テスト30のお前が100だと?」

 

樹人「先生わかってるでしょう?僕が解いた問題"最後の3問だけ"だったってこと」

 

佐枝「そうだな。あれは赤点のラインを図ったのか?」

 

やっぱりバレてたか…でも交渉とはそれではない。

 

樹人「本題に行きます」

 

佐枝「そうしてくれ」

 

樹人「先生僕のテストの点"買ってください"」

 

佐枝「買うだと?」

 

樹人「ですから…それぞれの教科50点分買ってください」

 

佐枝「なるほどな。初めてだぞそんな生徒。いいだろう1点につき1000でどうだ?」

 

1000?冗談じゃないこっちは成績を売るのだ…そんなの少なすぎる

 

樹人「10000」

 

佐枝「3000」

 

樹人「10000」

 

佐枝「5000」

 

樹人「先生こっちは成績を売るのにそれは安いんじゃありませんか?」

 

佐枝「わかった10000で手を打とう。その代わりどんな点でも恨むなよ?」

 

まあいい、先生はこういうところはしっかりしていると確信している。だからわざと本来より下げることはないだろう。

 

樹人「それでは失礼します」

 

佐枝「待て」

 

樹人「何ですか…帰って最終調整したいんですけど」

 

佐枝「2-Aの八戸友梨とはどんな関係だ」

 

まさかここで義姉の話をされるとは思ってもみなかった

 

佐枝「彼女に対してクラスメイトより親密じゃないか。どういうことだ?」

 

樹人「身内ですよ…弟が心配なんでしょう義姉として。素敵な姉弟愛だと思いませんか?」

 

佐枝「血の繋がりはなくとも姉弟か…なるほどなそれだけだ」

 

そのあと部屋で過去問を見比べた。

確かにそっくりだった、数問変わってはいるが赤点は取らない程度での変更だった。

 

そして当日

僕は50点のハンデを背負いながらテストを受けた。

 

時々

 

桔梗「テスト大丈夫?過去問あったけど何とかなってる?」

 

樹人「もちろん…2年分の過去問があればさすがに傾向と対策がとれるよ」

 

このとき2年分と言った時

 

桔梗「どうしてくれなかったの」

 

とポカポカ叩かれたが上と繋がりがあることがバレたら色々面倒だと思い放置した。

 

最後のテスト英語の前に何だか須藤がそわそわして勉強していた。おいおい…やり忘れたのかよ…

 

須藤「英語だけ寝落ちしたんだやべぇよ」

 

鈴音「須藤君。点数の効率のいいところ教えるからそこを重点的に覚えて」

 

マジかよ…そこまで仲良くなってたの?

 

そのままテストを受け全教科が終了。その後サエちゃん(星之宮先生影響)が来て。

 

平田「先生テストの点はいつ発表に…」

 

佐枝「慌てるな。今からする」

 

するとそれぞれの点数が張り出され

 

佐枝「よくがんばったな教科によっては100点が複数人いるものも多い。特に八戸。赤点からよく全教科100にまでもっていったな。あの宣言は、はったりではなかったか」

 

樹人「運が良かっただけです」

 

ちなみに須藤の英語は39だった。まずいな…平均がこれじゃあ40になってしまう…大丈夫だけど。

 

須藤「よっしゃぁ!39だ!」

 

佐枝「みんなよく頑張ったな。しかし須藤、お前は赤点だ」

 

須藤「は?赤点は32だろ!?」

 

佐枝「誰がいつ32といった?なぁ八戸」

 

樹人「そうですね…小テストのとき"今回の赤点"と聞いたので毎回変動するものかと」

 

須藤「なら今回の赤は…」

 

佐枝「40だ」

 

みんなが落胆する中一人の生徒が手を上げ

 

佐枝「どうした堀北」

 

鈴音「赤点の選出方法についての疑問が。平均を半分したら39.8でした。小数点以下切り捨てで39はセーフじゃないですか?」

 

佐枝「なるほどな…でもうすうす気づいてるだろ?切り捨てではなく四捨五入だ」

 

クラス中がもうだめかと思った時に、動いた

 

樹人「先生いいですか」

 

佐枝「珍しいなクラスで自分から発言するなんて。いいぞ」

 

樹人「あの交渉の事なんですが…今有効にしてください。そうすれば平均が下がるはずです」

 

佐枝「たしかにそうだな…いいだろう全教科だったな。喜べ須藤」

 

須藤「あ!?何がだよ!」

 

佐枝「八戸のおかげで平均点は下がった。お前の退学はなしだ」

 

すると赤いペンで僕の点数の上に線を入れて全教科50と書いた。その行為にクラス中が騒がしくなった。

 

佐枝「おめでとう。退学者0だ。これで本日の授業は以上だ」

 

と先生が帰った後すぐに堀北が来た

 

鈴音「ちょっといいかしら」

 

樹人「なに?」

 

鈴音「なにをしたの」

 

樹人「成績を売ったそれだけ」

 

鈴音「何を考えてるのかしら…」

 

樹人「クラスでの収入が無いならモノを売って稼ぐ基本だろ?僕にはそれくらいの能力があったそれだけ」

 

鈴音「あなたAクラスには興味ない?」

 

樹人「興味ないね…」

 

鈴音「そう…でも協力してほしいの。私をAに連れて行ってほしいのよ」

 

樹人「なら清隆に頼んだら?」

 

鈴音「彼もいるわ。それにあなたもいれば行けると思ってるからね」

 

樹人「わかった…ただし不利益になると思ったらやめるいいね?」

 

こうして樹人と堀北は協力関係になった。





主人公何考えてるんだか…
成績を売るなんて(自分で作ったシナリオ)


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休憩と絡み合い


前回でテストが終わって一段落したので

休憩がてら少しだけ面白そうかなって思ったことをしたいなと。


 

テストが終わって数日。少しうろうろしていると。

 

翔「よう、久しぶりだな」

 

樹人「そうだな…龍園また殴り合いか?」

 

翔「やりたいなら相手してやるぞ?伊吹がな」

 

澪「はぁ?なにこんなやつと関わらないといけないわけ?」

 

樹人「冴えなさそうなやつで悪かったな」

 

翔「よく言うぜ…"Dクラスの英雄さん"」

 

中間以降須藤を守ったとかで1-Dの英雄などと呼ばれるようになっていしまった。不本意だけどな。

 

樹人「で、なんのようだ?」

 

翔「今日はようはねぇ」

 

今日はないのね…

 

有栖「あら樹人さん」

 

翔「坂柳か…」

 

樹人「おっと僕は場違いかな」

 

どうしてこうもクラスのリーダーばっかり集まるの

 

有栖「今日は樹人さんとお話ししたかったんですけど、やめておきますね」

 

翔「はっお前は櫛田だけに飽き足らず坂柳にまでモテるみたいだな」

 

樹人「よせよ…桔梗は幼なじみで坂柳はこの学校初めての友達だからな。」

 

有栖「あら、ありがとうございます」

 

翔「なら一之瀬はどう説明する」

 

樹人「元転勤族でね、そのときに数か月同じクラスだったんだよ。」

 

そう考えると僕って結構やばい人たちの間にいない?わぉどうしよう逃げたい。

 

樹人「まあいいだろ…」

 

居心地が悪くなりその場を後にした。

 

そのあとずいぶん歩いただろうか…帆波とも会った…やだよぉリーダー格ばっかり会うなんて。

 

帆波「つかまえたぁ」

 

樹人「なに?僕珍獣?」

 

帆波「この学校内では珍獣的扱いじゃない?私よりポイント持ってるでしょ?」

 

樹人「…それはない」

 

帆波「何その間」

 

答えるのに狼狽えた…だって400万なんて言えないじゃん。

というか一つ疑問がある…帆波の実力ならAクラスでもおかしくないと思うのだが…こいつはどうしてBにいるのか…

 

樹人「なぁ帆波」

 

帆波「ん?どうしたの?」

 

樹人「過去に何かやらかした?」

 

帆波「ど、どうしてそう思ったの?」

 

樹人「君がBなのは不自然に思ってね」

 

すると帆波は俯き、後で部屋に行っていいか聞かれた。もちろんこんな美女が来るなら断るわけない。

 

ほかに用があったから後でと声をかけて

保健室に行った

 

樹人「失礼します」

 

星之宮「はーいってあら樹人君じゃん」

 

樹人「どうも」

 

星之宮「どうしたの?ケガ?」

 

樹人「サエちゃんにいじめられてる先生を慰めようかなって」

 

これは本心である。さすがにポコポコ頭を叩かれているのを見たら、慰めようかなと思ってしまう。

 

星之宮「ふーん、慰めてくれるかわいい生徒がいるだけで私は十分だよ?」

 

樹人「そ、そうですか?」

 

星之宮「うん!でも、せっかくっていうなら」

 

すると先生はべったりくっついてきて

 

星之宮「私も生徒なら彼氏に欲しかったな」

 

と寂しそうにしていたがさすがに演技だろう…

 

樹人「そろそろいいですか?」

 

離れてもらい、帆波と約束があるというと、すぐに出してくれた。

 

そして部屋で待っていると

 

帆波「樹人君きたよ」

 

着替えてきたのだろうか…綺麗だった…部屋にあげると紅茶を用意して話してくれるのを待った。こういうのはペースもある。

 

するとゆっくり話してくれた。過去に万引きをしたことを。それも妹を幸せにさせてあげたい姉としてのやさしさ、もあったのであろう。僕は弟だ…姉兄の気持ちなんてわからない…が弟として思うことはあった。

 

樹人「帆波…万引きは許されることではない…でも、弟としては、姉がいてくれるだけで幸せなんだよ」

 

そういうと帆波の涙腺はダムが決壊したかのように泣き始めた。僕はそんな帆波を抱きしめて落ち着かせることしかできなかった。

 

それから数分すると立ち直り。

 

帆波「よし!ありがとう樹人君!立ち直れたかも!」

 

樹人「それはよかった」

 

帆波「でも鼻水とかで汚れたかも…クリーニング代出させて?」

 

樹人「金持ちに対してそれ言う?」

 

帆波「気持ちの問題!でも確かにそうだね…他の事で返すよ!」

 

樹人「了解その時はよろしく」

 

そういうと帆波と別れた

 

 

 

 

 

このときはまだ知る由もなかった…

 

あんな複雑なトラブルに巻き込まれることになるとは





まぁ今回のこれは箸休め回だと思ってください。

登場人物見る限る箸休めではないけどね。


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変化と暴力事件
ポイント?来てませんが



前回ね…箸休め回どうでした?
休めるような状況ではないと思いましたけどね。
前回のはifにも繋げたかったというか?

そろそろDクラスとの絡み増やさないとって思ってるんだけど…ほらこの頃って一部以外本当にモブ感強すぎてね?


 

さて6月1日なんだが…また"0"なの?

 

池「なぁ樹人ポイント振り込まれたか?」

 

樹人「いや?池もか?」

 

池「そうなんだよ5月頑張ったはずなのにな」

 

珍しい組み合わせだと思った?龍園も言っていたが、Dクラスの英雄なんて称号ができたおかげで、クラス内から結構話されることが増えた。

 

そんなこんな話てると先生が来た。

 

佐枝「おはよう、何か言いたいことは…」

 

池「佐枝ちゃん先生今月も0ですか?」

 

佐枝「そのことか。まあまて」

 

そう池を抑えるとプリントを貼りだした。そこにはDクラスに87と記載されていた。まあ他のクラスは100以上伸びていてAに限っては1000越えてるし。

 

山内「87!?」

 

池「ならどうして!」

 

佐枝「今トラブルが起きていてな、1年生だけ振り込みが遅れてる」

 

1年だけ遅れているのか…詫び石ならぬ詫びポイントはよ

 

池「ならお詫びポイントくださいよ!」

 

佐枝「そういうのはない」

 

あ、ないのね。

 

すると朝のHRが終わった。その時須藤が呼ばれていたけど。

 

僕はどうしてか気になって他クラスの状況を知りたく連絡を入れた。

 

まあそれぞれの返信が

 

有栖『私のクラスは落ち着いてますよ』

 

帆波『特に問題は起きてないよ?Dは大丈夫?』

 

翔『ふっ、どうもねぇな』

 

だった全員相変わらずの反応だな…まあ他クラスは5月ポイントあったからそりゃそうなんだけども。

 

昼休み久しぶりに清隆と飯でも、と誘おうかとしたら、近くの席の…佐倉さんがモジモジしていたので、気になり

 

樹人「えっと佐倉さんだよね?大丈夫?体調悪い?」

 

愛里「えっ…うん…大丈夫…」

 

樹人「そっか…それじゃあ一緒にご飯でもどうかな?」

 

佐倉さんを誘っただけなのに桔梗からの視線が辛かった…

 

愛里「でも…私ひとりがいいから」

 

樹人「そっか、ごめんね?」

 

愛里「わ、私こそごめんなさい…」

 

樹人「ううん。いいんだよ佐倉さん」

 

愛里「や、八戸くん…自分を隠すのって…いいことなのかな」

 

おいマテ…佐倉さんは僕のどこまでを知っている…目のことまで知っているのか?それとも桔梗の本来の姿も知っているのか?

 

樹人「さ、佐倉さんそれってどういうことかな?」

 

愛里「あ、えっと自分が見たこととかってしっかり教えた方がいいのかなって」

 

な、なるほど…目がバレてたことではなかった…なら問題は桔梗の方か?

 

樹人「時と場合があると思うよ。その時になるまで隠してたらいいし、それとそれで体が壊れちゃうっていうなら僕に相談しなよ」

 

愛里「っ!う、うん。そうする」

 

それを最後に佐倉さんと別れた…あ、清隆誘ってないからボッチ飯じゃん。

 

次の日

 

なんと須藤とCクラス3人がもめてていたらしい。須藤曰、正当防衛らしいが証拠がなく、相手側はケガまでしているとのことだった。

 

なあ、俺が須藤助けたことになってるけど本当に助けてよかったのか?

 

とりあえず龍園と連絡だ…どうせあいつが絡んでるはず。

 

樹人『龍園なにをした』

 

翔『どうした英雄さん。俺は何もしてないぞ。他のやつが勝手にやっただけだ』

 

樹人「なるほどね…」

 

佐枝「おい八戸、一応まだHRなんだが」

 

樹人「あーすみません」

 

あれ?目撃者なしで済んだんじゃないの?

 

サエちゃんが教室を出るのと同時に、須藤も教室を出るとほぼ全員須藤の悪口だ。

 

桔梗「須藤君バスケ部でメンバーに入ったんだって…でも彼がメンバーになっても暴力事件を起こすかな?それにクラスメイトなんだから信じてあげようよ」

 

平田「そうだよね。クラスメイトの僕たちが信じてあげないと!」

 

クラスカースト上位2人が賛同を求めるとみんな賛成した。

 

と同時に

 

愛里『お話ししたいことが』

 

ときたので

 

樹人『昼休み階段横で』

 

と返した

 

そして昼休み

 

桔梗「ねえみーくん作戦会議したいんだけど…」

 

樹人「悪いきょーちゃん先約あるか」

 

桔梗「そっか…なら仕方ないね」

 

樹人「悪いな…」

 

そういうと自然と2人でいる感覚になり頭をなでていた。

 

池「おい樹人!」

 

樹人「あ…ごめん癖で」

 

どうやら作戦会議には3馬鹿+桔梗&清隆でするらしい

 

時を同じくして階段横

 

愛里「実は…2つ言わないといけないことが」

 

樹人「ゆっくりでいいよ」

 

愛里「一つ目は…須藤君が煽られてるとこを見ていて」

 

わぉ目撃者発見でも佐倉さんの性格を考えると出ないよね。

 

愛里「二つ目は…ストーカーにあってるんです?」

 

樹人「えっ」

 

愛里「実は私…」

 

そういうと眼鏡をはずした…やば美人すぎん?でもどこかで見たことあるような…

 

愛里「雫って聞いたことありません?」

 

あ…あぁ!そうだ!グラドルの雫!父親がずっと『雫ちゃん可愛くない?』って言ってたのを思い出した…

 

樹人「知ってるよ…父がずっと可愛いって言ってたの聞かされてたからね」

 

もしかしてストーカーって僕の親?

 

愛里「そ、それじゃあブログにコメントとかは…」

 

ブログにコメント?あることは知っていたが『コメントはしない。俺は雫ちゃんが幸せになれるならそれでいいから。自分のものにしようとかは思わない』って言ってたからな…違うか

 

樹人「してないよ?雫ちゃんが幸せになれるならそれでいいからって言って、コメントして変に緊張させたくなかったみたい」

 

愛里「そうなんだ…えへへ」

 

あ、表情が緩んだ…待って可愛すぎる

 

樹人「それなら僕の本当の姿も見せないとね」

 

愛里「え?」

 

そういってから右目のカラコンを取って

 

樹人「これが本当の僕だよ」

 

愛里「オッドアイ…」

 

樹人「うん…これのせいで小5からずっといじめられていてね…まだ呪縛にとらわれているのかもね」

 

愛里「かっこいいと思うよ?///」

 

あら?佐倉さん顔赤くさせてない?

 

樹人「もし目撃者として出ろなんて言われたら守ってあげるから」

 

愛里「うん…やっぱり優しい…」

 

樹人「そうかな?たぶん桔梗とかに明日言われると思うから気を付けて?」

 

愛里「う、うん…」

 

 

このとき…ストーカーが思った以上のやばい奴とは思ってもいなかった。






ヒロインに佐倉愛里参戦!!(スマブラ感)

まて…ヒロイン増えすぎた…


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接触…変化


暇ぁって時にやろうとしてるんですけど
おかげで時間バラバラ…

授業再開してるんですけど…zoomなんですよね…
あれ?授業中出来るのでは!?すみませんしっかり受けます



 

その日の放課後

 

桔梗「佐倉さんちょっといいかな?」

 

えっ…まじか…その日のうちに目撃者の特定できたのかよ…もしかして清隆だよな絶対。

 

愛里「えっ!?」

 

そのとき愛里の持っていたカメラを落とした。今の落とし方が悪かったのか…カメラの電源が付かなくなった。

 

愛里「う、うそ…」

 

桔梗「ご、ごめんね佐倉さん」

 

愛里「い、いえ…それじゃあ」

 

桔梗「ち、ちょっとまって!」

 

はぁ…しかたないな

 

樹人「行ってくる」

 

桔梗「え?う、うん。そ、それじゃ…」

 

僕は桔梗の返事を聞く前に走り出した

 

須藤「お、おい今のって…」

 

池「み、樹人だよな?」

 

あ、やべっ、本気で走っちゃった。

 

愛里「に、にげちゃった…」

 

樹人「あ、愛里!」

 

愛里「や、八戸君!?」

 

樹人「急に走ってどうしたの?」

 

愛里「に、逃げちゃった…」

 

そうだよね…今の愛里ならいきなり桔梗相手なら、ハードルが高すぎる。

 

樹人「そうだね。逃げちゃったねでもいいんじゃない?」

 

愛里「え?でも…」

 

樹人「それよりカメラでしょ?いつ直しに行く?」

 

愛里「今日は無理だから…週末に…」

 

週末か…空いてるな…といううか週末は基本的に何もしてないし。それなら…

 

樹人「一緒にどう?」

 

愛里「へっ!?そ、それってつまり…デ、デート!?」

 

樹人「そうなるね」

 

まぁこっちとしてはストーカーがいるならボディガードになれればいい。そう思ったら、僕の携帯が鳴った。

 

樹人「ん?あ、悪い」

 

愛里「い、いいよ」

 

端末には櫛田桔梗と映っていた。

 

樹人「もしもし」

 

桔梗『あ、みーくん』

 

樹人「どうした?」

 

桔梗『今佐倉さんと一緒?』

 

樹人「そうだけど」

 

愛里にようがあるの…まあそっか…目撃者だしね

 

桔梗『お詫びも兼ねてカメラを直しに行きたいなって思ってね』

 

樹人「ちょっと待って」

 

このことは僕には決められない…これは愛里の問題なのだから。

 

樹人「カメラの直しに行くのきょーちゃ…櫛田さんも誘っていい?」

 

愛里「どうしてかな?」

 

樹人「お詫びしたいんだって、さっきの」

 

愛里「い、いいよ」

 

樹人「オッケーだってさ、あとついでに清隆も誘えるか?」

 

桔梗『綾小路君?いいけど』

 

清隆巻き込んで済まない…ただ池や須藤、山内を誘うと絶対に目立つ…といううか、池と山内を連れて行けば間違いなく下心丸出しで来るからな。

 

週末になった

 

僕は五分前行動…集合時間は余裕をもって15時…今は14:55…女子の準備は時間がかかるだろう…それに早めに来たのはほかに…

 

清隆「どうして俺まで巻き込んだ」

 

樹人「今回の須藤の件どうみてる」

 

清隆「どっちにしろリスクは避けられない」

 

樹人「どっちにしろってことは完全勝利は無理ってことね…完全敗北はあり得ても勝てないってことだね」

 

清隆「そうなるな…」

 

樹人「それなら……」

 

桔梗「おーい」

 

清隆と話してた時に桔梗と愛里が合流した…時間ぴったりだね。

 

4人で歩いていると家電製品屋に来た。

 

桔梗「それじゃあ私たちサービスカウンターに行くね」

 

樹人「ああ頼む」

 

カメラか…ん?カメラ?そういえば

 

樹人「なぁ清隆特別棟ってカメラあるのか?」

 

清隆「見に行ってないな…今度堀北と…」

 

樹人「僕も行く」

 

清隆「え?」

 

樹人「そろそろクラスのために動かないとね」

 

清隆「テストのは違うのか?」

 

樹人「あれは個人的な利益だよ。それが偶然クラスのためになった。所謂不本意だ…」

 

清隆「そうか…それなら頼む。人は多い方がいい」

 

それにしても遅い…ん?あの店員とトラブルでもあったの…っ!まさか…ストーカーって…それでも証拠がない…なら

 

樹人「愛里遅いぞ」

 

愛里「えっ…」

 

樹人「連絡先?なら僕のところに」

 

店員「で、でもこれは彼女のだろ!?」

 

樹人「受取人は誰でもいいと契約されてますよね?なら別に僕でもいいはず。それとも彼女じゃないといけない理由が?」

 

多分このときからだろう…自分でも気付いてない"片鱗"を見せたのは。

 

店員「い、いや…」

 

樹人「なら"俺"のところに」

 

愛里「えっ…」

 

そう誓約書に書くと店を出た。

 

桔梗「あ、ありがとうみーくん…私じゃ相手できなかったから…」

 

樹人「いや、いいんだよ。遅くて心配してたけど理由がわかればね」

 

愛里「あ、あの!」

 

そんな会話をしていると愛里がいきなり

 

愛里「わ、私…証言します…」

 

その時の俺は愛里を止めなかった…今彼女なりに変わろうとしている…それを辞めさせるのはできない。

 

桔梗「うん!ありがとう佐倉さん!」

 

清隆「これで目撃者の証言は手に入ったな」

 

樹人「なら清隆、月曜日に行こうか」

 

清隆「わかった。堀北にはいっておく」

 

 

 

こうして愛里の証言はゲットできた。あとは、相手が嘘の証言をしている決定的証拠なのだが…愛里はDクラス…どうも決定力に欠ける…ここはハンムラビ法典作戦も視野に入れるべきなのか…





なんでハンムラビ法典覚えてたんだろっておもったら、Zガンダムのハンブラビに似てるなって思ったからだった。

目には目を。歯には歯を。ってやつね?


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過去の呪縛



ミスった…本文途中なのに誤投稿しちゃった…

急いでコピーして消したけど…

主人公の過去語るのに誤投稿はいかん!





日曜日

 

カラコンの買い足しにモールにいる…なのだが…

 

樹人「まじか…青がない…」

 

どうしよう…急に赤になったらみんななんて思うだろう…

 

~妄想~

 

池「うわ!お前目の色変わってね?気持ちわる!もう近づかないわ」

 

山内「ないわ~急に目の色変わるとか変だし」

 

須藤「あ?誰だお前?」

 

清隆「目の色違うな…」

 

~終了~

 

…別にいいか、なんでだろ清隆だけ妄想が容易かった。

 

今回はお試しを兼ねて1か月分だけ買った…

 

しかし次の日この買い物が樹人に対し思わぬ結果になることを知らなかった。

 

 

月曜日

 

赤カラコン初日ついでに特別棟に下見に行くことになってる。登校していつものように席に着く…がみんなが僕の顔を見てくる。まあ…急に赤くなったらね…そう思っていたが…

 

平田「ね、ねえ八戸くん」

 

樹人「どうした平田」

 

平田「君ってオッドアイなの?」

 

…え?なんでバレたの?しっかりカラコン入れてるし…

 

樹人「え?どうしてそんなこと?」

 

平田「だって"左目"赤いから」

 

そうだよ?左目赤…ちょっと待て!

 

樹人「きょーちゃん!鏡貸して!」

 

桔梗「え!?うん」

 

そう言って借りて確認すると…左目は赤かったそして…右目は"青かった"

 

樹人「やらかした…」

 

桔梗「み、みーくん大丈夫!?」

 

もうだめだ…これじゃあ初めて転校した時みたいに…"イジメられる"…

 

軽井沢「え!?八戸くんオッドアイじゃん!すごいかっこいい!」

 

え?かっこいい?

 

軽井沢の発言から連なるようにみんな僕の目を見てきた…そのみんなの反応は"気持ち悪い"や"怖い"じゃなく"かっこいい"や"うらやましい"などの肯定的な意見しかなかった。

 

そっか…過去に囚われすぎたのかも…過去の自分を認めなきゃね…

 

樹人「みんなありがとう…」

 

軽井沢「…ねえ八戸くんちょっといい?」

 

樹人「え?いいけど…」

 

そういわれると階段横の人影のないところに連れられた

 

軽井沢「八戸くんもしかして昔いじめられてた?」

 

樹人「ど、どうしてそう思ったの?」

 

軽井沢「バレてた時の表情が怯えてたからね…そういうのわかっちゃうの」

 

樹人「そうなんだ…そうだよ…小学校のころにね…」

 

でもどうして軽井沢さんにバレたのだろうか…怯えてる表情なんてしてなかった…軽く絶望したけど…それだけじゃあ分かるはずない…

 

軽井沢「じつは…私も昔にね…いじめられてたの…あらゆるいじめをね…」

 

樹人「そ、そうなんだ…」

 

軽井沢「八戸くんになら見せてもいいよ…一番ひどいやつ」

 

そういうと軽井沢さんは制服を捲りその傷を見せてくれた…

 

樹人「うわっ」

 

軽井沢「どう?」

 

樹人「本心で言うよ?よく生きてたね」

 

軽井沢「私もそう思う」

 

樹人「僕は失明しかけたけどね…奇跡的に視力戻ったけど」

 

小学生のときだ…体育でドッヂボールをすることがあった…今でも思う…意図的に目に向かってボールを投げられたのが…その時の僕は身体能力も低かったため避けることができなかった…投げた子も手が滑っただけだと言って平謝りで反省の色は見れなかった…周りの子も笑ってみてた…

 

このときに決めた…絶対的な力を手に入れると

 

しかし小学生の頃じゃ体がついてこなかった…今の身体能力が手に入ったのは中学生のときだ…そのときにもいじめは起きていたがある日…鍛えたかいがあったのか一番悪ふざけをしていた奴を、我慢の限界でひっぱたいたその時にわかった…"奥歯が飛んでることに"…もちろん先生には怒られたがいじめられてた事が教師陣にも知れ渡ると正当防衛が認められた……

 

樹人「まあ今じゃ関係ないけどね?」

 

軽井沢「そうな…そっか櫛田さんいるからね…それにDクラスのみんな優しいし」

 

樹人「そうだよね…それからなにかあったら頼ってよ。それこそ他クラスからイジメられたら。これ連絡先」

 

軽井沢「ありがとう…いじめられっ子同盟だね」

 

樹人「いやだなぁその同盟」

 

なんか変な同盟を結んでしまったけど意外だった…軽井沢さんがいじめられていたなんて…いや、だからか平田と一緒にいたのは…カースト上位へ行けばいじめ対象にはなりにくいから…

 

軽井沢「やば!もう少しでHRだよ"樹人"!」

 

樹人「えっ…う、うん!急ぐよ"恵"!」

 

こうして過去にトラウマが有る者達は理解者となり友人になった。






聞きたいことがあれば感想またはTwitterのDMにでも
ID:@Maru_Panan

もしかしたら前書きのネタにするかも


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強闘


今回、共闘じゃなく強闘にしたのには理由があるので。


 

その日の放課後

 

僕と清隆、鈴音の3人は特別棟に来ていた

 

鈴音「まさか八戸くんが来てくれるなんてね」

 

樹人「だめだった?」

 

鈴音「いえ、そんなことないわむしろ心強いわよ」

 

清隆「よかったな認められて」

 

たしかに、認めらてることに関してはうれしかった。

 

鈴音「それにしても暑いわね…」

 

清隆「なら脱ぐか?」

 

鈴音ならあり得ないと思うが…もし脱いだらどうするんだよ…

 

鈴音「綾小路くんちょっと」

 

清隆「どうし…」

 

うわ!本気で殴ってきた…カメラあったらどうするんだよ…ってカメラ見に来たんだよ

 

樹人「それよりカメラだろ?」

 

鈴音「そうよ…まあなさそうね…」

 

清隆「学校側は決定的証拠がないから困ってるんだろうな。生徒を試しながら」

 

たしかに決定的な証拠はない…それどころか須藤が殴った証拠しかない。

 

?「君たちそこで何してるのかな?」

 

鈴音「だれ?」

 

この声は…

 

樹人「そっちこそなにしてる帆波」

 

帆波「にゃはは…ん?樹人君じゃん!」

 

鈴音「知り合い…みたいね」

 

樹人「一之瀬帆波Bクラス…まあリーダーってところだ」

 

帆波「といううか会ったことあるよね?図書室で」

 

え?会ってるの?初耳なんだけど…まあ鈴音は興味あることしか話さないしな…

 

鈴音「Bクラスが何してるの?」

 

帆波「暴力事件が気になて現場にね」

 

まぁそうだろう…今月のポイント入ってないからな…

 

樹人「それなら説明するよ」

 

鈴音「ちょっと!」

 

清隆「樹人的に信用できるのか?」

 

樹人「信用しかしてないな…帆波は嘘つかないし」

 

こういうのは人徳なのだろう…帆波が人に嘘をついてだますような人には見えないしな…

 

鈴音「彼女の事認めてるのね」

 

樹人「少なくともお前よりは信用できるしな」

 

帆波「え…クラスメイトより信頼されてるのってどうなのかな?」

 

清隆「それないいんじゃないか」

 

すると帆波にこの事件の知っていることをすべて話した。

 

帆波「なるほどね…でもさこれってすごい大きな問題なんじゃない?」

 

鈴音「そりゃポイント入ってないのだから」

 

帆波「そうじゃなくて、どっちかが嘘をついてる暴力事件なんでしょ?その須藤君が嘘をついてたらどうするの?」

 

鈴音「白状させるわ」

 

帆波「そうだよね。私もそう思うから」

 

樹人「帆波いつかの貸しここで使っていいか?」

 

帆波「クリーニング代の?ううん、ここは貸し借りなしで」

 

え…ここ以外で使うことって…あるのかもな…ならここは帆波の意見を飲むか

 

鈴音「貸し借りって何かしら?」

 

樹人「個人的なことだからほっといて」

 

帆波「Bクラスも協力するよ」

 

鈴音「どうして?メリット無いじゃない」

 

帆波「まあ個人的には嘘ついた方が勝つのは問題だし、クラスとしてはCクラスの脅威が去ればBクラスにとっても大きいからね」

 

清隆「堀北…ここは協力してもらおう」

 

鈴音「そうね、Bクラスの証言があったら少しは有利になるでしょう」

 

これで少しはこっちに有利になるだろう…

 

帆波「それより樹人君」

 

樹人「ん?」

 

帆波「2つ聞きたいことが」

 

樹人「なに?」

 

帆波「オッドアイなの?」

 

うん、やっぱり言われると思った

 

樹人「そうだよ。隠してた理由は昔いじめられたからな」

 

今日1日でもう慣れたが…みんな肯定的だし

 

帆波「それは私の床に来る前?」

 

樹人「そうだよ」

 

帆波「もう1つは…彼が絡んでると思う?」

 

樹人「そりゃな…Cはあいつがいないと何もできない…」

 

鈴音「いいかしら?それって誰の事?」

 

樹人「いずれわかるよ」

 

今奴の名前を出して絡まれたら面倒だからな…

 

それからBクラスの協力が得られた…がそれだけじゃ弱い…あいつの力を借りるしかないか…

 

樹人「もしもし八戸樹人です。力を貸してほしい。暴力事件関連だ」

 

そう言うとある人と会う約束をつける。

 

場所が変わりカフェに入るとその相手はもういた

 

樹人「待たせちゃったかな有栖」

 

有栖「そんなことありませんよ樹人君」

 

真澄「ねえこんな奴と会っていいわけ?」

 

有栖「あら神室さん。彼はDクラスの英雄さんですよ」

 

真澄「はぁ!?こんなやつが!?」

 

悪かったなこんなやつで…

 

有栖「それで樹人君の頼みは大体わかります。私に嘘の証言をして欲しいんですよね?」

 

樹人「有栖ならそう言ってくれると思った。いつかこの借りを返したいと思てる」

 

有栖「なら神室さんしてあげてください」

 

えっ神室さんが来るの?

 

真澄「なんで私なのよ」

 

有栖「樹人君から借りを作るチャンスです。それに樹人君がいれば葛城派はほぼ壊滅させてくれるでしょう」

 

そういえば…Aクラスは派閥争いしてたな…あまり関わらないようにしてたけど。

 

有栖「それから神室さんと樹人君、連絡先交換しておいてください」

 

真澄「しかたないわね…」

 

樹人「ありがとう神室さん」

 

このとき僕は笑顔だったのだろう…なぜなら

 

真澄「…真澄って呼んでよ」

 

有栖「おやこんな神室さん珍しいですね」

 

真澄「うっさい」

 

樹人「それじゃあ次は会議の時に…それじゃあね真澄」

 

このときに2人には協力代として50万ずつ渡してきた。

 

真澄「50!?」

 

有栖「もしかしたら本当に気を付けないのはBでもCでもないかも知れませんね…面白いじゃないですか…八戸樹人」

 

こうして完全敗北か引き分けだった勝負をなんとか勝ちにできそうになったな…

 

それからはあまりいい情報はなかった…一つだけわかったのは煽ってきたうちの一人がケンカが強いらしい。そんな奴が無抵抗でいるはずはない…他は…帆波が同じクラスの女の子に告白されたらしいが清隆が立ち会ったらしい…僕じゃなかった理由を聞くと…

 

帆波「み、樹人君相手だと…嘘の恋人はイヤ」

 

とのことだった…どういうこと?まあ恋心なんて元から欠如しているからわからなくて当たり前か…





強闘の意味わかりました?

強いものとともに闘うから取りました。以上!


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目には目を!なら嘘には?


うわ!?評価バー色ついてる!?ありがとうございます!


それとこれやってみてどうかなって思ったことしますのでよろしくお願いします。


 

これでAとBの協力が得られた。有栖の借り返すのはきつそうだけど…このことはもちろん報告するつもりはない。したら鈴音に何言われるか…

 

そして会議の日当日…

 

鈴音「須藤君準備はいいかしら?」

 

須藤「おう!」

 

樹人「同伴できるのは二人までなんですか?」

 

佐枝「そうだ。堀北とどっちがでるんだ?」

 

そういわれると清隆と見合い

 

樹人「清隆です」

清隆「こいつです」

 

同時に擦り付けようとした。

 

樹人「いやいや須藤と作戦会議してたのそっちじゃん」

 

清隆「俺的にはそっちがまた奇跡を起こすのかと」

 

鈴音「きりがないわ。佐倉さんどっちがいい?」

 

え、愛里に聞くの?それじゃあ…

 

愛里「み、樹人君のほうがいいかな…」

 

鈴音「だそうよ。残念ね八戸くん」

 

樹人「愛里に指名されると仕方ないな…」

 

愛里「ご、ごめんね?」

 

鈴音「もし次があるときは綾小路君にするかいいのよ」

 

だそうだ…僕が先になるなら用意しておかないと…

 

樹人『一応準備頼む』

 

真澄『わかった…質疑応答とかはそれっぽいこと言っていたらいいのよね?』

 

樹人『それでいいよ』

 

一応真澄の準備もOKみたいだ…諸刃の剣だが…有栖が信用してる人なら大丈夫だろ。

 

そして会議室

 

生徒会長貫禄すごいな…鈴音もきんちょ…しすぎじゃないか?

 

鈴音「兄さん…」

 

あ、お兄さんなのね…クラブ紹介とか言ってないから知らなかった。それからこいつらが相手か…

 

坂上「私がCクラス担任の坂上です」

 

学「今回の会議を取り仕切る生徒会長の堀北学だ。それと議題を出してくれるのは橘と、今回の会議の議事録作成してくれる八戸友梨だ。」

 

え…友梨ネェ生徒会にいたの?初耳…教えてくれよ…笑顔でこっち見てくるし…

 

佐枝「まさかこの規模の揉め事に生徒会長が足を運ぶとは」

 

橘「では、これより先週に起こった暴力事件について、生徒会および関係者、担任を交えての審議を行いたいと思います。」

 

橘さんはきっちりした人だな…そう考えるとこんな緩い友梨ネェがいるの場違いじゃないか?あ、考えバレたかなめっちゃこっち見て頬を膨らませてる…可愛い。姉馬鹿なのか?

 

橘「まずは概要を…って議事録できてますか?」

 

友梨「はい。しっかりしてますよ」

 

橘「なら行きます…」

 

内容は…まあ大方聞いてた通りだった。Cクラスが無抵抗だったのにいきなり殴られたとそして須藤が正当防衛と言っているとのことだった。

 

橘「まずはCクラスの主張を小宮君達バスケ部2名が呼び出され特別棟で一方的に殴られたと主張していますが本当ですか?」

 

須藤「そいつらが言ってることは嘘だ!」

 

橘「では須藤君真実を教えてください」

 

須藤「俺は練習後に小宮達に呼び出され…」

 

小宮「それが嘘です」

 

須藤「あぁ!?」

 

樹人「落ち着け須藤」

 

ここからの討論は変わりなくお互いの主張に噛みついて進展がなかった。それにしても鈴音…ここは…

 

鈴音「ひゃわ!」

 

脇腹弱すぎるだろ!?そんな声出すとは思ってなかったわ

 

樹人「気を抜きすぎだ…僕達の相手は生徒会長じゃない…Cクラスだ忘れるな」

 

鈴音「そ、そうね…質問いいですか?」

 

学「いいだろう」

 

鈴音「須藤君に呼び出されたと言ってましたが誰をどういう用件で?」

 

どうせ答えは合わせてるだろう…失言を狙うには弱い…

 

小宮「僕と近藤を呼び出した理由は知りません…」

 

鈴音「それではどうして石崎君もその場に?」

 

小宮「いざというときに身を守るためです」

 

そろそろ呼ばないと愛里も緊張して疲れるだろう…

 

樹人「生徒会長…Cクラスから仕掛けた証拠として目撃した生徒の一人…1-Dの佐倉愛里さんに証言してもらってもいいですか?」

 

坂上「誰かと思えばDクラス生徒ですか…」

 

佐枝「なにかもんだいでも?」

 

坂上「いえ?」

 

え…もしかして先生同士も仲悪いの?今持ち込まないでよ…

 

橘「では証言お願いします」

 

樹人「愛里落ち着いたらでいいからね?」

 

愛里「す~ふぅ~私は見ました!Cクラス生徒が須藤君に殴りかかるところを!証拠もあります!」

 

すると写真を取り出して生徒会長に見せた。壊れた時に消えてなくてよかったよ

 

学「坂上先生これはどう説明しますか?」

 

坂上「っ!?し、証拠としては不十分ですね…これじゃあどっちが殴りかかってるかわからない」

 

学「そうですか」

 

坂上「ではどうでしょう…Cクラスの生徒も悪かった須藤君に停学2週間、Cクラス生徒を1週間ってことに…」

 

樹人「待ってください」

 

ここで割り込むことを想定していなかったのか生徒会長以外みんな驚いていた。

 

樹人「もう1人の目撃者の証言を聞いていいですか?」

 

学「もう1人だと?」

 

樹人「昨日の夜連絡があって、関係ないクラスだからって迷ってたらしいですけど」

 

学「その生徒は?」

 

樹人「1-A神室真澄さんです」

 

坂上「Aクラスだと!?」

 

学「その生徒は」

 

樹人「たぶん部屋の前に…」

 

と言うと同時に部屋がノックされた

 

橘「どうぞ」

 

真澄「神室真澄です」

 

学「証言はありがたいが証拠は?」

 

真澄「これを」

 

学「君の学生証?」

 

真澄「ボイスレコーダーです流しても?」

 

学「構わん」

 

そのレコーダーには…石崎が誰かに連絡しているところだった。

 

石崎『これで須藤は終わりです…り…』

 

石崎「待ってくれ!こ、これはCクラスが仕掛けた事件だ…」

 

坂上「なっ!君!何を言って!」

 

学「なるほど…ならCクラスへの罰を決める」

 

ここで僕がスッと手を挙げると

 

学「どうした」

 

樹人「なかったことにしませんか?これでCは罰を受けるのに、殴った須藤君が不問なのは納得できないし、彼のためになりません」

 

学「で、なかったことというのは?」

 

樹人「そうですね…自分たちが吹っ掛けて被害者だって訴えたCクラスにはこれだけの人数それに生徒会長までお呼びしてしまった、その労力分のクラスポイント剥奪っていうのはどうでしょうか?」

 

学「Dへの利益はないが?」

 

樹人「結局須藤君が殴らなかったらよかっただけです。それにクラスポイントが近くなるのは利益になるのでは?」

 

最後の方は僕の独壇場だった。誰も反対意見を出さなかった。ちょっと目立ちすぎたかもしれないが…

 

結果、今回の事件はなかったことになりCクラスの自演がバレ100pts剥奪ということになった。

 

終わると…

 

樹人「ありがとうな真澄」

 

真澄「いいのよ…坂柳の命令だし」

 

樹人「そっか…」

 

真澄「でもおかしな話ね…なんであんたAにいないのよ坂柳といたら無敵だったでしょう」

 

樹人「学校に聞け…」

 

さて…一番頑張ってくれた子のところに行かないと

 

樹人「愛里」

 

愛里「樹人君…怖かったよ」

 

と泣きながら僕に抱き着いてきた…胸当たってるけど…今はこうさせてあげよう…

 

学「八戸樹人だったな」

 

樹人「鈴音の…」

 

学「そっちこそ友梨の弟だろう。いつから考えてた?」

 

樹人「最初からですよ…須藤君は嘘がつけないですから」

 

学「橘、生徒会書記が空いてたな」

 

橘「え!?はい…空いてますが」

 

学「生徒会に興味ないか?」

 

橘「い、いいんですか!?」

 

学「見ただろ?こいつの実力」

 

見せつけっちゃったからね…

 

樹人「すみません俺にはその資格はありません」

 

学「資格か…なら資格を得てまだ興味があれば来てくれ」

 

多分入りませんよ…さて愛里をどうしよう…鈴音と須藤は祝勝会するために清隆部屋に行ったみたいだけど…

 

 

佐倉愛里side

 

愛里「み、樹人君緊張解けてしっかり歩けない…」

 

頑張ったからちょっとだけ我儘いいよね…樹人君なら許してくれるはず…

 

樹人「いいよ?愛里頑張ったしね。おんぶかお姫様抱っこどっちがいい?」

 

え…ええ!?お姫様抱っこはレベル高すぎるよ///

 

愛里「お、おんぶ」

 

樹人「あいよ…よいしょっと、軽っ!しっかり食べてる?」

 

愛里「アイドルって体系維持大事なんだよ?」

 

少しはこの性格変えられるかな…

 

side out

 

愛里を部屋に送るとこっちも部屋に戻った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胸柔らかかったな…





まって…ストーカー撃退の回オリジナルで作らないと…


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楽園と終結…そして紅蓮


ZAQさんの曲調っていいですよね。あと歌詞も。

アニソン好きになったきっかけもZAQさんですし。

なんでこんなこと言い出したかって?だってアニメのOPはZAQさんじゃないですか。


 

会議翌日

 

端末を確認したらしっかり8700pts振り込まれていた。何とか保てたな…さて学校に行くか。

 

僕は登校し教室につくと、やはりクラスメイトに囲まれた…特に祝勝会組にね。

 

池「おい樹人!ありがとうな」

 

樹人「いや…須藤の性格がもたらした結果だよ。もうこういうことは止めろよ?」

 

須藤「お、おう!」

 

チャイムが鳴り各々席に戻るとサエちゃんが来た。

 

佐枝「みんな気付いてると思うがポイントが振り込まれた。確認してほしい。」

 

ちゃんと入ってますよ8700ね…

 

佐枝「昨日出た須藤、堀北、八戸、佐倉はご苦労だったな」

 

樹人「仕事したの僕と愛里だけじゃないですか」

 

少し空気を軽くするために発言をする。

 

鈴音「そうよ…あんな作戦聞いてないもの」

 

須藤「そ、そうだぜ!それに俺はずっと真実を…」

 

樹人「殴らなきゃよかったのに」

 

須藤「うっ」

 

今回の件でDクラスの雰囲気は明るくなった。

 

佐枝「そうだな…話は変わるが夏休みに南の島に行くことになっている。お前たちも少しくらい海に行って遊びたいだろう」

 

池「まじですか!?」

 

おい、下心の塊。どうせ…ビキニ姿見れるぞぉ!とか思ってるのだろう…

 

佐枝「どうした八戸、険しい顔をしているが」

 

樹人「なにも…」

 

佐枝「気になることがあれば聞いていいんだぞ?」

 

気になることはある…がこの雰囲気を壊しかねない…

 

樹人「大丈夫です」

 

佐枝「そうか」

 

そのあと細々した連絡事項をされて出て行った。

 

そろそろ期末の用意しておかないとな…

 

そして昼休み

 

平田「みんな聞いてほしい」

 

ん?平田がこうやって話すの久しぶりじゃないか?

 

軽井沢「どうしたの平田君」

 

平田「夏休みに南の島に行くってことだったけど、みんな行きたいよね?」

 

池「当たり前だろ!」

 

なるほど…そういうことね

 

平田「なら次の期末テスト赤点を取ったらだめだってことはわかってるよね」

 

平田がそう聞くとみんな忘れてたかのような反応を見せる。

 

平田「だから次のテストのために勉強会を開きたいと思ってる」

 

樹人「ちょっといいか?」

 

平田「うん、八戸くんどうしたの?」

 

樹人「前回は過去問っていう攻略法があった」

 

こうして中間の時の希望をちらつかせる…そうすると何人かは希望を持った反応をしてくれた…ありがたいな

 

樹人「でも今回はないと思った方がいい」

 

池「なんでだよ!」

 

樹人「そうじゃないとこの学校の生徒は勉強しないだろ?」

 

桔梗「た、たしかに!」

 

樹人「で勉強会なんだが…平田組と僕、八戸組に分けたいと思う」

 

鈴音「あなた小テスト赤点だったわよね?」

 

樹人「あんなの赤点の算出方法を確認するためのワザとに過ぎないよ」

 

するとところどころから「どういうことなの?」って声が聞こえた。

 

樹人「ちなみに僕が解いたのは最後の3問だけだ」

 

こういうと真面目に解いていた生徒は驚いていた

 

平田「ってことは…あの30って」

 

樹人「最後の点数だけで取った点数だよ。これなら信用得れるんじゃないかな」

 

鈴音「そうね…ならいいけどどう分けるのよ」

 

多分鈴音は最初から分かっていたのだろう…

 

樹人「平田、何人までなら見れる?」

 

平田「何人でも」

 

樹人「なら僕の方は赤点不安な人来てくれ。それから須藤、山内、池は強制でこっちな」

 

須藤「俺はいいけどよ、部活の後になるぞ?」

 

池「そのかわり!櫛田ちゃんはこっちで!」

 

山内「あと佐倉さんも!」

 

おいおい…須藤は仕方ないが…他2人…何を考えてるんだよ…はぁ

 

樹人「きょーちゃんお願いしていい?あと愛里も」

 

桔梗「私はいいよ?私の力で池くんがしっかりしてくれるなら!」

 

愛里「わ、私は…樹人君がいるなら…」

 

樹人「よかったな二人とも」

 

そうすると池と山内はガッツポーズをして喜んでいた。

 

平田「でもそれだけじゃきつくないかな?」

 

樹人「大丈夫だよ鈴音と清隆も連れていくから」

 

鈴音「そのつもりよ…須藤君は普通より時間短いんだから効率重視にするために私がいないとね」

 

清隆「どうして俺まで…」

 

鈴音「昨日擦り付けた恨みでしょう」

 

うん。それもあるが…鈴音が何かやらかしそうになった時のストッパーになるからな。

 

樹人「それじゃあ来週からな…今はみんなゆっくりしたいだろう」

 

そういうとみんな納得したようで昼休みに戻った。

 

放課後…先生に聞きたいことがあり職員室に

 

樹人「失礼します。サエちゃ…茶柱先生いますか?」

 

星之宮「おや?樹人君じゃん」

 

そういわれると背中をぺしぺし叩かれた…ほんと軽いな…

 

樹人「どうしました?知恵先生」

 

星之宮「えっ今下の名前で呼んだよね!?」

 

うん、もうそれくらいの仲になったと思ったんだけどね?

 

佐枝「どうした八戸…また星之宮に絡まれて…」

 

知恵「サエちゃんがすぐに来ないからだよ?」

 

樹人「では朝の質問です。南の島に行って何をするつもりですか?」

 

こう聞くと職員室の空気が凍てついた

 

佐枝「やっぱりそう思ったか…だが言えん」

 

そういわれると思ったなら…絶対的力のポイントで買うか…

 

樹人「なら情報を買います」

 

佐枝「100万だ」

 

やば…100万払うと…残り300万になっちゃう…まあいいか

 

樹人「いいですよ」

 

知恵「ええ!?樹人君どれだけ持ってるの!?」

 

樹人「今払ったの引くと…300万ですね」

 

佐枝「すごいだろう?過去最速で500万集めた生徒は」

 

え…過去最速なの?初耳なんだけど…

 

佐枝「で、何をするかだな…口外するなよ。特別試験を2つだ内容までは言えん」

 

樹人「それだけ分かっただけども十分ですよ」

 

要件を終えると出ようとするが

 

佐枝「まて…昨日の神室だったか?あの証言はホントの事か?」

 

樹人「ポイント半分返してくれたら答えます」

 

佐枝「いやいい…今の発言が真実みたいだしな」

 

えぇ…ばれたの?あれ?端末に連絡?愛里から?どうした?

 

愛里『た、助けて…』

 

と写真付きで…え…あの店員といるのか?それに…ナイフ!?まずい!

 

樹人「先生これで失礼します!」

 

知恵「ちょっと…行っちゃった」

 

知恵ちゃんが何か言ってたけど今はどうでもいい…クラスメイトのピンチなのにこんな所にいれるか!

 

つくと…

 

店員「ねえ雫ちゃん神様は本当にいたんだね」

 

愛里「い、いや…」

 

まずい…膝から崩れてる…こうなったら…

 

パシャ!

 

店員「あ?お前は!」

 

樹人「何やってるんですか…いい年した大人が…」

 

店員「うるさい!僕は雫ちゃんの運命の人なんだ!」

 

本当にいるんだなこんな人…

 

樹人「おい…俺の愛里からはなれろよこの下衆」

 

店員「黙って聞いていりゃあ…死ねぇ!このガキ!」

 

うわぁ刺されるなこりゃ…

 

そう迫られると心臓に刺してきたのがわかったので少し動いて脇腹を刺された。

 

 

やば…刺さり方悪かったかも…血が止まらない…

 

店員「えっ…ち、違うんだ!本当に殺そうとしたわけじゃあ…」

 

愛里「きゃーーーー!!」

 

愛里ナイス大声…意識が…遠のいてきたかも…

 

帆波「何事!?って樹人君!救急車…」

 

あぁ…ありがとう…帆波…俺はもう…無理かも…

 

 

それからすぐに救急車と警察が来て、あの店員はストーカーと殺人未遂で逮捕された。





あれだね…暴力事件のおかげで佐倉がメインヒロイン感すごいんだけど。

ちなみに紅蓮は血を表しています。


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八戸樹人


あの…今回加速します。

びっくりするほどに。


 

桔梗 side

 

みーくんが刺された…理由を聞いたら佐倉さんを守るためって…みーくんらしいけど…数日入院らしい脇腹を刺されて数針縫うことになった…こういったらあれだけど…憎い…佐倉さんが憎い…佐倉さんがいなければ…みーくんがこんな目に合わなかったのに…

 

ってことでお見舞いに来ている

 

桔梗「ねぇみーくん大丈夫?」

 

樹人「刺され方次第じゃ死んでたってさ…」

 

桔梗「かっこつけて…あ~ほんと憎いな佐倉…」

 

樹人「まあきょーちゃんからしたらそうだよね…」

 

桔梗「みーくんは私だけを見てたらいいのに…」

 

これは本心…みーくんが転校する前から好きだった…みーくんを独り占めしたい…みーくんの肌、温もり、唇を独占したい…私はみーくんの為に生きてるんだから…池達があんなこと言ってるけどみーくんの頼みだから聞いてるだけ…みーくんはホントみんなから好かれるんだから…

 

桔梗「ねぇみーくん…私…みーくんのことが…」

 

side out

 

帆波 side

 

聞いちゃった…桔梗ちゃんの裏…それよりも…みーくん、きょーちゃんっていう仲だったんだ…わ、私だって樹人君が好き…だからこの前綾小路君を盾にして告白を断った。樹人君なら嘘じゃなくて本当の恋人になりたいから…

 

桔梗「ねぇみーくん…私…みーくんのことが…」

 

っ!これ以上は言わせるわけにはいかない!これで樹人君と桔梗ちゃんが付き合いでもしたら…私壊れちゃうよ…早く止めないと!

 

帆波「やっほー樹人君!」

 

樹人「あ、帆波…須藤の件で迷惑かけたな」

 

桔梗「ほ、帆波ちゃん…みーく…樹人君とどういう関係?」

 

もう聞いてるからみーくんでいいのにな…

 

帆波「私と樹人君はね、中学で転校してきたときによくお話ししてたんだ」

 

桔梗「そ、そうなんだね」

 

樹人「それできょーちゃんさっきの続き…」

 

帆波「み、樹人君!あのね?学生証落としてたよ?」

 

これは本当だし…これ以上桔梗ちゃんに言わせるわけにはいかない!こっちをすごい睨んでるけどそんなの知らない。私の恋路を邪魔させない!

 

side out

 

樹人「お、おうありがとうな」

 

なんか強引にくるな…どうしたんだ2人とも…

 

樹人「な、なぁどうしたんだよ2人とも…友達だろ?仲よくしような?」

 

桔梗「ほんと鈍いねそういうところ」

 

帆波「ほんとだよ樹人君…鈍すぎるよ…」

 

鈍い?なんのこ…あぁそういうことか…俺にない感情だし…必要としないモノか…

 

樹人「二人の言いたいことは分かった…ただ二人の気持ちに応えることはできない」

 

桔梗「ど、どうして!」

 

帆波「そ、そうだよ!それともこの前助けた佐倉さんがいいの?」

 

そういえば…愛里はどう思ってるのかな…できれば3人…いや有栖や真澄も来てもらうか…

 

樹人「ねえきょーちゃん…愛里を呼んでくれないかな?」

 

桔梗「どうして?ここで告白するから?」

 

樹人「まあそれ絡み」

 

不貞腐れながらも愛里へ連絡してくれた…そしてこっちも有栖と真澄に連絡して来てもらった。

 

有栖「あの時以来ですね樹人君」

 

樹人「悪いなみんな…」

 

みんなの時間を使うのだ…手短に…

 

樹人「ここに呼んだのは他でもない…みんな俺の事好きだろ?」

 

こういうと有栖以外動揺してくれた

 

有栖「えぇ好きですよもうどうしようもないくらい。あなたの事調べつくしたいです」

 

まあわかっていたが有栖はこういうやつだよな…

 

有栖「それに…それが本当の人格ですか?樹人君」

 

樹人「そうだよ…本来の俺はこんな人格だ…」

 

帆波「ち、ちょっとまって!本来のってどういうこと?」

 

樹人「きょーちゃんは分かるよね?昔の俺の事」

 

桔梗「うん…みーくん…樹人君は本来誰に対しても冷たかった…それに私と仲良くしてたのは似ていたからだって…」

 

樹人「本来の俺は英雄でも何でもない…自分の行いが正義だって人間だ…自分の為なら簡単に人を使うし蹴落とすそんな人間…それゆえ恋愛感情なんて持っていない…」

 

昔、幼稚園の頃…父が離婚する前…母に言われていたことがある…

 

実母『樹人…あなたは何があっても成功者でいなさい…成功者、勝利者が正義なんだから』

 

このときから母の言葉を信じて生きてきた…それゆえこの言葉が通用しなくなりいじめられていた時に出てきたのがもう一人の僕…周りを幸せにする…いわば平田みたいな人格だ。しかし、この学校に染まってきたのだろうか…本来の俺がまた現れた…

 

帆波「でも友情はあるんだよね?」

 

樹人「それはきょーちゃんが教えてくれたからね」

 

有栖「それでは競争ですね」

 

競争?なにをするつもりだ?

 

帆波「そうなるか…」

 

樹人「何する気?」

 

有栖「簡単です。樹人君に恋愛感情を持たせた人物こそが樹人君にふさわしいそういうことですよ」

 

なんかみんな覚悟を決めた顔だけど…本人が蚊帳の外だよ?

 

桔梗「待っててね…また私が教えてあげるから」

 

愛里「わ、私は樹人君から勇気を教えてもらいました…だから次は私が樹人くんの為に」

 

帆波「にゃはは…違うクラスだからって気を抜いてるともらっちゃうよ?」

 

真澄「そうね…私はあんまり親交ないけど嫌いじゃないし…あんたならいいかもって思ってるから…」

 

有栖「そうですね、私はあなたを調べたい…もう私はあなたにぞっこんなのです」

 

まってくれよ…覚悟行っちゃってるけど…置いてけぼり…

 

愛里「そういえば…クラスではどっちの人格が?」

 

樹人「俺は必要な時にしか出てこないからな。基本的にはもう一人の方」

 

知恵「さてと…聞かせてもらったよ!ここは私も参加かな」

 

帆波「星之宮先生!?」

 

知恵「私だって好きだし、もちろん異性としてだよ?ならこんなチャンス無駄にできないって」

 

 

こうして…八戸樹人への取り合いが開始された…

 

樹人「期限は卒業までね…」





これ以上は増やさないって感じのために。するためだからね。


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夏休み前の休息


さて…暇があったら投稿してる気がする…

おかげで皆さんに見てもらえてる気はするけど…

逆に止まったら離れそう…僕、船内試験ちゃんと理解してないのにぃぃ!


 

えっとまず状況を整理をしよう…今回の競争のせいで桔梗と愛里が腕に抱き着てきて…帆波達他クラスの人たちが近くで見てるだけ…とっても目立ってる…いやほんと、同じクラスの人には会いたくないよ?

 

樹人「きょーちゃんと愛里…どうして僕から離れないの?そして他の人はどうして近くで見てる」

 

愛里「そ、それは…」

 

桔梗「理由が無いなら佐倉さんは離れたらいいよね♪」

 

表情こそ変わらないが…言ってる内容は裏だなぁ…ほんと分かりやすいよ?

 

翔「これはこれはハーレムの英雄さん」

 

樹人「龍園…今回の件は残念だったな」

 

翔「よくも石崎達を可愛がってくれたな」

 

こいつ!まずい!

 

樹人「二人とも離れろ!」

 

そういうと二人を振りほどき龍園の拳を受け止めた

 

翔「ほう…その状況でよく受け止めれたな」

 

樹人「いいのか龍園…今俺の後ろには…星之宮先生がいるぞ」

 

翔「ほう…めんどくさいのも連れてるな…まあ今回はこれくらいにしてやるよ…夏休み…そこが決戦だ」

 

樹人「お前との戦いは卒業まで続くだろうよ…」

 

翔「またなハーレムの英雄さん」

 

夏休みが決戦か…こいつも知ってたんだろうな…証拠として有栖と帆波の顔色が変わってない…

 

帆波「樹人君はすごいね…あの龍園君相手に全く引かないんだもん」

 

樹人「まあな…毎回各クラスのリーダーと会ってたらなれるよ…」

 

知恵「でも大丈夫?刺されたところ開いてない?」

 

樹人「ちょっと失礼」

 

確認のためこの場で上の服を脱いだ…え?なんでみんな顔真っ赤なの?

 

樹人「開いてないですね大丈夫です」

 

有栖「いきなり脱がないでください」

 

桔梗「そうだよ!」

 

真澄「ほんとよ…てか結構すごい筋肉…」

 

樹人「服の上から触るか?」

 

からかい本意で言ってみたんだけど…どうして知恵ちゃんそんなにノリノリなの…

 

知恵「ほんとだ…硬い…柴田君よりすごいんじゃ?」

 

帆波「うそ!?そんなに?」

 

そういうと触ってくる…ちょっと待って帆波触る位置低すぎ…

 

帆波「ホントだ、すごい…ん?どうして顔赤くしてるのかな?」

 

こいつ…わかってて言ってる顔だ…なら…

 

樹人「よし…帆波は脱落っと」

 

帆波「ちょっとまって!ごめんなさい!」

 

樹人「ほぼ股間だよ…」

 

それをいうと他が睨んでいた…

 

帆波「にゃはは…逃げまーす!」

 

樹人「おいこら待て」

 

こうしてドタバタな日1日目が過ぎた…

 

鈴音 side

 

私は茶柱先生に呼び出された。いったい何の用があるのよ。

 

鈴音「先生、私に何の用ですか?」

 

佐枝「八戸と綾小路をどう思う」

 

八戸君と綾小路君を?

 

鈴音「綾小路君は分かりません…ただ八戸君は変な人だとおもいます」

 

佐枝「なるほどな…Aに行きたいなら忠告しておく八戸樹人と綾小路清隆に気をつけろ」

 

鈴音「なにを言って」

 

佐枝「いずれ…いや八戸については今回の事でわかっただろう」

 

鈴音「そうですね…クラスのことより自分優先…手柄は総取りするような人…」

 

佐枝「そうだな…あと言うなら…奴は自分の正義が強すぎる奴だよ」

 

そりゃそうだろう…誰にも自分の正義があるし、ただ先生の言い方からすると縛られているのだろうと…

 

side out

 

それから期末テストがあったが…全員無事クリアしていた。

 

これで晴れて全員で南の島だな…

 

樹人「あ、水着指定のやつしかない…」

 

桔梗「それじゃあ、この後買いに行く?」

 

樹人「いくか…きょーちゃんも買いに?」

 

桔梗「うん、それに…みーくんと好きな水着着たいし」

 

そう話すと二人でモールに……

 

愛里「わ、私もいいかな?」

 

樹人「愛里も?いいよ」

 

清隆「あ~俺も」

 

樹人「はあ…いいよ鈴音は…」

 

鈴音「結構よ…行くつもりないわ」

 

そういうわけには行かない…有栖みたいに体が悪いわけでもないし…

 

樹人「言っておくが南の島は強制参加だぞ。サエちゃんがそう言ってたし」

 

平田「なら僕たちもいいかな?」

 

恵「うん!勉強ばっかりで買いに行く暇なかったし!」

 

樹人「なら清隆以外の分は僕が出すよ」

 

平田「え!?わ、悪いよそれは…」

 

樹人「いやいや…みんなクラスのために働いてくれてるし。それにポイント持て余してるし」

 

そういうと端末を平田達に見せて

 

恵「300万!?」

 

樹人「そこまで高いのじゃなかったら買ってあげるよ」

 

平田「で、でも…」

 

樹人「好意は素直に受け取っておけ…それか僕の事頼りにならない?」

 

平田「ううん!八戸君はクラスの為にしてくれてるから」

 

そういうと大所帯でモールに行くことになり。

 

樹人「とは言っても…女性ものは慣れないな…」

 

恵「ちょっと樹人いい?」

 

樹人「ん?恵どうした?」

 

恵「その…私あの傷あるじゃん?」

 

樹人「言いたいことは分かった…ならワンピースのところ見に行く?」

 

恵「そうする…平田君に伝えてくるね」

 

そういうと少し離れて平田のところに行ってる間に…

 

清隆「いつのまに軽井沢と?」

 

樹人「僕達似た者同士でね…波長が合うんだよ」

 

軽く話すと恵が帰ってきて

 

恵「それじゃあ行こうか」

 

ここで恵の水着を見に行くことにした。

 

樹人「ここって…男物もあるな…」

 

恵「ついでに買うの?でも樹人って海パンの方が…」

 

樹人「愛里を守るために脇腹刺されたからな…恵と同じとこ」

 

といい服を捲り見せて

 

恵「私よりひどい…」

 

樹人「まあ殺されかけたし」

 

お互いに探していい物を見つけてみんなのところに戻る…途中に厄介なことがあったけど…

 

帆波「やっほー樹人く…え!?」

 

樹人「帆波どうした?」

 

帆波「い、いや女子連れてるから…」

 

樹人「ただのクラスメイトだよ恋心はない」

 

恵「か、軽井沢恵…です」

 

帆波「一之瀬帆波ですよろしくね」

 

それと気になったのが…

 

白波「白波千尋です。よろしくお願いします」

 

白波さんか…可愛らしい子だな…

 

帆波「樹人君?な~に千尋ちゃんを見てるのかな?」

 

樹人「別に?Bに関しては帆波以外に接点ないからな」

 

白波「あ、あの…二人とも下の名前で呼んでるけど…」

 

樹人「僕は仲良くなったら基本下の名前だからね」

 

帆波「昔馴染みでね」

 

とまあ…帆波と会話したりして…戻ってきた

 

桔梗「おかえり…遅かったね」

 

愛里「なにしてたの?」

 

樹人「帆波と会ったからな」

 

恵「それじゃあ男子陣のも見に行こう!」

 

平田と清隆は楽々水着を決めていた…

 

今回の消費ポイントは5万程だった。

 

 

 

 

 

 

南の島……試験で何も起きなければいいけど…





主人公優遇したから鈴音と清隆の接点ないじゃんw

無人島でどうにかしないと…


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夏休みと無人島と船と…
船上での休戦



久しぶりにアニメ全話見返した…

時系列合ってるか不安になった…


 

夏休みになった…そして今南の島に向かうため…船の上にいる。

 

樹人「しかしまぁ…さすが国が認めてる学校だな…」

 

真澄「どうしたのよ…それより坂柳から伝言…今回同伴できなくてすみません。」

 

樹人「仕方ないだろう…あの体なんだからな」

 

真澄「本題はここからよ…今回借りを返してもらいます…葛城派を潰してください」

 

樹人「了解…ってことは今回はDクラスの為には動けないと…」

 

まあ今回は坂柳派リーダーいないからな…しかたないか…なら、あいつとも共闘したらいいかもな…

 

樹人「呼び出すか…」

 

真澄「誰を?」

 

樹人「それは言えないよ。それとそいつと2人になりたいからな…」

 

真澄「わかったわよ…坂柳派の連中には今回助っ人がいるって言っておくわ」

 

そういってもらえると助かるよ…さて動くか…

 

清隆 side

 

今俺は須藤たちといる……

 

池「よし決めた!俺…櫛田ちゃんに告白する!」

 

やめておいた方が…あいつには絶対的な樹人がいるだろ…勝てるわけがないって

 

須藤「池お前…」

 

でも乗ってやるか…

 

清隆「いってこーい」

 

池「おう!」

 

そして池は櫛田を呼び出して…

 

池「く、櫛田ちゃん!」

 

桔梗「どうしたの?池くん」

 

池「そ、その…下の名前で呼んでいいかな?」

 

side out

 

桔梗 side

 

はぁ…みーくん以外に下の名前で呼ばれるの嫌なんだけど…仕方ないか…

 

桔梗「なら私は寛治くんでいいのかな?」

 

池「う、うん!き、桔梗ちゃん!」

 

吐き気するんだけど…言ったから仕方ないか…

 

side out

 

外に出てみたら清隆達がいた…って須藤たちは何泣いてるの…

 

樹人「なにがあった?」

 

清隆「櫛田が池を名前呼びしたからな」

 

あぁなるほど…一歩進展じゃないのか?よかったな池…

 

須藤「おい綾小路!堀北の名前は!」

 

清隆「鈴音だ」

 

須藤「鈴音…鈴音かぁ」

 

山内「愛里ちゃん愛里ちゃん愛里ちゃん…」

 

おい、山内…ストーカーと同じだぞ…追い出してやろうか

 

清隆「ところで樹人はいないのか?好きな人」

 

須藤「確かにな!あれだけ女の子といるなら一人くらいいるだろ!」

 

樹人「興味ない…でも…考えるようにはなったかもな…」

 

勝手に競争商品にされてるのもあるしな…

 

清隆「ところでどこにいたんだ?」

 

樹人「今後の事でちょっとね…」

 

さて…次はっと…

 

帆波 side

 

星之宮先生に連れられてマッサージを受けてる…確かに気持ちいい…体ほぐれるぅぅ

 

帆波「で、先生どうして私を?」

 

知恵「ん?帆波ちゃんが他のクラスのことどう思ってるのかなって」

 

うーん…どうって言われても…

 

帆波「Cは龍園君が危険かなと…Aは今回坂柳さんがいないので…葛城君の派閥が今回有利かと…Dは…平田君、櫛田ちゃん…そして樹人君ですね」

 

知恵「んぁ…それもそうなんだけど、Dは他に気を付けないといけない人いないっかなって」

 

帆波「堀北さんですかね」

 

知恵「それもそうなんだけど…サエちゃんのお気に入りの綾小路君?も個人的にはね」

 

そういえば特別棟に一緒にいたような…注意だけしておこう…

 

知恵「今ここに樹人君呼ぶ?」

 

帆波「え!?いやいや!恥ずかしいですよ!上裸ですし!」

 

知恵「でもいつか見せるかもしれないから慣れておかないと?」

 

帆波「その時が来てからでいいです!」

 

もう!星之宮先生はそういうことに対して抵抗なさすぎるよ…

 

side out

 

部屋の割り当てなんだけど…

 

平田、清隆、高円寺、僕って個性強すぎない?

 

高円寺「おっとこれはブルーアイボーイ改めオッドボーイじゃないか」

 

樹人「せめてアイまで言って…で、なによう?」

 

高円寺「Youはこの待遇どう思うかね?」

 

樹人「この学校の事だ…このまま終わるはずがない」

 

高円寺「Youもそうおもうかね、やっぱり暇しないよここは」

 

樹人「そういえば君と話すなんて初めてじゃないか?」

 

高円寺「名指しで指名はしたがね」

 

5月以来かもな高円寺と話すなんてね…

 

 

その日は疲れて横になると眠ってしまった…

 

次の日…

 

『生徒の皆さんに連絡します。まもなく島が見えて参ります。しばらくの間非常に意義のある景色をご覧いただけるでしょう』

 

とのアナウンスで起きた…非常に意義ある景色ね…

 

 

 

これから始まるのか…最初の特別試験が…





あぁ…作者にとっても特別試験ですね…

この無人島…


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1日目前編



やばい…マウス買わないといけないかも


 

『これより当学校が所有する孤島に上陸します。生徒たちは30分後ジャージに着替え私物は部屋に置いておくようにお願いします。』

 

荷物も置いておくのね…ほぼ手ぶら状態で…それにジャージね…何か動くのかな…

 

佐枝「余計な荷物はみんな無いようだな…それじゃあ降りて待っておけ」

 

これで1年生全員…いや有栖が来てないからほぼ全員か

 

真嶋「今日この場に無事につけて嬉しく思う。残念ながら1人病欠者がいるが」

 

池「いるんだよな病欠で参加できないやつ」

 

まあ有栖の場合は天性的なものだから仕方ないが…

 

真嶋「では、これより…本年度最初の特別試験を行いたいと思う」

 

キタ…これからが本番……

 

真嶋「期間は1週間無人島で集団生活を行ってもらう」

 

池「特別試験ってどういうこと?」

 

樹人「言ってるままだ…ここからが本番なんだろう」

 

真嶋「今回の試験試験専用の300pts支給する。海で泳いだりバーベキューしたり、今回のテーマは自由だ。今回Aクラスは1人欠席で270ptsからのスタートだ。あとは各担任から説明を聞くように」

 

なるほど…自由ね…

 

佐枝「おい八戸早く集まれ」

 

樹人「はい…腕時計?」

 

佐枝「絶対に外すな、外した場合はペナルティが課せられる。それじゃあ詳しく説明する。まず今回のポイント余ったらクラスポイントに加算される。1も使わなかったら300もらえるということだ」

 

なるほど…これはDとしてはあまり使いたくないな…

 

佐枝「それから禁止事項として。ケガ、体調不良でのリタイヤで-30現にAは少なく始まっているからな。それから、環境汚染行為は-20、毎日午前午後8時の点個に不在の場合1人につき-5、他クラスへの暴力行為が確認された場合その生徒のいるクラスは強制失格、該当者はプライベートポイントを全没収。特に気をつけろよ八戸」

 

樹人「名指しですか…」

 

佐枝「そりゃそうだろう…1年の中で一番持ってるのはお前なんだからな」

 

まあ290万一気に0になるのは痛い…

 

佐枝「ちなみに0以下にはならない。ここからが特に大事だ…」

 

知恵「やっほ~」

 

佐枝「なにしてる星之宮」

 

ホントだよ知恵ちゃん…こっち見てるし…特別試験だし有栖いないから競争しにくいと思うけど…

 

佐枝「他のクラスの情報を盗み取るのは言語道断だ…それにBクラスに戻れ」

 

知恵「あ、樹人君今回はあんまり暴れたらだめだよ?」

 

樹人「わかってますよ…」

 

それより見られてる…池とか池とか池とかに

 

佐枝「それでは追加ルールを説明する。各所にスポットがある。占有すれば8時間使える権利が与えられる。一回につき1pt試験終了時に加算される」

 

池「それって大事なことなんじゃ…」

 

佐枝「しかしこれにはリスクがある。占有するにはキーカードがいる。そのキーカードはリーダーのみ使用が可能だ。他のクラスのスポットを許可なく使用した場合-50。正当な理由なくリーダーを変更してはならない。で、これが最後だが…最終日の点呼で他クラスのリーダーを当てた場合+50、見破られた場合-50、外した場合も-50となる。やるかどうかは自由だがリーダーは必ず決めてもらう。以上だ」

 

なるほど完全に理解した(していない)

 

樹人「うわぁ…めんどくさ…一回で覚えられるわけないっての…」

 

長谷部「ねぇ平田君トイレはさすがに…」

 

平田「そうだね…」

 

幸村「ちょっと待て!トイレくらい我慢したらいいだろそれよりもポイント優先だ」

 

ほぼ男子女子で二分されたな…特に意見を言ってないのは清隆、鈴音、そして僕か…

 

樹人「平田いいか?ここじゃああれだ場所動いて日陰に行かないか?太陽に照らされてたら思考力も鈍る」

 

平田「それもそうだね。それじゃあみんな少し動くよ」

 

と平田先頭で森の中に入っていった…てか高円寺…木の上に乗るな枝折れたらどうするんだよ。

 

清隆「堀北大丈夫か?」

 

鈴音「大丈夫よ…ただ…学力のみじゃ生きていけないってことなのね…身をもって確認できたわ」

 

そして集まれるよな広いところに出て

 

平田「まずトイレなんだけど交換しようと思う」

 

幸村「待ってくれよ!トイレくらい簡易用のやつで…」

 

樹人「なら考えろ…水洗トイレ20ptsとトイレに行けなくなり環境汚染を犯し体調不良になるならどっちの方がいい?」

 

幸村「そ、それは…」

 

長谷部「それならトイレよね…」

 

平田「うん。もし今八戸君が言ったことが起きたら-20が-50になっちゃう…だから投資だと思ってほしい」

 

分かりやすい数字を提示してやれば賢い奴ならわかる。

 

平田「それじゃあスポットの探索をしたいんだけど言ってくれる人」

 

池や須藤…清隆や高円寺が挙げていた…なら僕も行くか…

 

平田「10人か…どう分けようか…」

 

樹人「僕は高円寺と行くいいだろう?」

 

高円寺「よかろうオッドボーイ」

 

だからアイまで言えって…

 

池「なら俺は須藤と行くよそれなら他は3人で組めるだろ?」

 

平田「そうだね…ありがとう八戸君高円寺君池君」

 

なに…この中で高円寺について行けるのは僕か…須藤、清隆くらいだろう…

 

平田「それじゃあ見つかったら各自報告頼むよ」

 

そういうとグループに分かれて行動をはじめた

 

樹人「高円寺早いぞ!」

 

高円寺「悪いが待っている時間が無駄なのでね…それに君も木々を蹴ってこの私についていてるじゃないか…それにオッドボーイ聞きたいことがある。この島をどう思うかね」

 

樹人「そうだな…人工的な手が加えられているな…自然の蔦とかがどこにもない」

 

高円寺「なるほど…なら私はこの試験から降りるよ」

 

なるほどね…リタイアするのね

 

樹人「わかった…みんなには言わないでおく…おっと…」

 

行き過ぎたみたいだ…あれは…Bクラス?

 

帆波「おや?樹人君なにしてるの」

 

樹人「スポット探しだよ」

 

帆波「悪いね…ここ使っちゃって」

 

樹人「先に見つけたのはそっちだ…」

 

白波「あ、君は…八戸君だっけ?」

 

樹人「大丈夫だよ…リーダーも見てないし」

 

そういうとこの場から離れた

 

 

 

この試験荒れるかもな…





やってる最中にタッチパッドバグった…


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1日目後編


今日あげようか悩んだ…

車解体してて疲れたからね…

でもあげないと不安だから…


 

Bクラスとの接触は計算外だったけど島全体は見れた…広場に戻るか…

 

 

戻ってきたんだけど…誰もいないってどういうこと?

 

平田「八戸君ごめんね先に行って」

 

樹人「いや大丈夫だ急ぎの用があったのか?」

 

平田「池君達がスポットを見つけてね…他クラスに見つかる前に移動したんだよ」

 

なるほどね…他のクラスに見つかって取られるなら先に移動しておこうってことね…

 

樹人「で、リーダーは?」

 

平田「まだだよ?ところで高円寺君は?」

 

樹人「見失った悪いな…あいつについていけなかった」

 

平田「そうか…なら待った方が…」

 

樹人「いやいい…それより占有ポイントが稼げるのに待ってるのも悪いだろう」

 

平田「そっか…うん、わかったよ」

 

平田に連れられてスポットに来た…川もあっていいところだな…

 

平田「八戸君来たからリーダー決め会議するよ」

 

恵「平田君でいいと思うよ?」

 

長谷部「そうだよ、平田君でよくない?」

 

普通ならそうなるよな…普通ならね

 

桔梗「ちょっといいかな?平田君や軽井沢さんみたいにクラスの中心人物だと他クラスにバレると思うの」

 

平田「そうだね…もし全クラスにリーダーがバレたら-150だからね…」

 

桔梗「で、私はみーくんがいいと思うの」

 

いや…僕はダメだって…絶対に

 

樹人「え?僕?」

 

平田「僕も八戸君は適任だと思うけど…どうかな?」

 

樹人「やめておいた方がいいよ」

 

平田「それはどうして?」

 

樹人「僕は普段から他クラスに英雄として通ってるし…中間のときと言いあらゆる行動で目をつけられてるからな」

 

平田「そっか…なら…」

 

あら…みんな悩んじゃった…なら清隆でも…ん?あいつ鈴音をみてるな…

 

樹人「なら…責任感も強くて信頼できる鈴音…堀北さんは?」

 

鈴音「私?」

 

平田「たしかにいいかも頼めるかな?」

 

鈴音「仕方ないわ…八戸君がだめならやるわ」

 

とりあえずリーダーの決定とスポット占有はできた…

 

平田「ねえみんな今回の試験120ポイント以上残せるかそれが目安だと思ってる」

 

幸村「180も使うのか!」

 

平田「まだ聞いてほしい。毎食に非常食、ミネラルウォーター、そして男子テント2つとトイレ、あとは必要に応じて使うこれで180、でもね、川もあるしそれにこの島で食料を確保出来たら必然と使うポイントが減るでしょ?だから無理にとは言わないけど我慢すれば自ずと最終ポイントが残る。」

 

幸村「なるほど…そこまで言われてしまったら…」

 

確かにそうだが…今回高円寺もリタイヤするからな…使えるポイントも減る…

 

平田「それじゃあ森で食材集めと薪拾いを頼めるかな?」

 

僕も行こうかと思ったけど…

 

平田「八戸君は高円寺君を追いかけてたから今回は休んでて」

 

樹人「えっ…わかった」

 

平田「それじゃあ他の人で行ける人に頼めるかな?」

 

そういえば川の水か…どうだろう…飲んでみるか…

 

樹人「んっ…」

 

なるほど…これ普通の水だな…飲めないことはない

 

池「お、樹人じゃん。ここの水うまいだろ?」

 

樹人「そうだな…って池飲んだのか?」

 

池「キャンプよくしてたからこういうの抵抗なくて」

 

キャンプ経験者か…池はすごい戦力になるだろうな

 

清隆 side

 

俺は佐倉、山内と薪拾いしてる…が

 

山内「俺、佐倉狙おうかと思ってるんだよね」

 

清隆「いいんじゃないか?」

 

たぶん佐倉も樹人に気があると思うがな…

 

愛里「あ、あの…綾小路君あれ…」

 

こいつはたしか…Cクラスの

 

山内「おい君大丈夫か?」

 

澪「他クラスに気安く触らないで」

 

殴られた跡があるな…クラスのやつともめたのか?

 

山内「そんなの関係ないだろ!近くにスポットがあるからそこに」

 

澪「お人よしね…」

 

強引に山内が連れて行ったけど…

 

side out

 

さて…聞きたいことがある…

 

樹人「おい…どうして伊吹がいる」

 

山内「知り合いか?」

 

樹人「Cクラス…リーダーの横によくいる奴」

 

澪「私は龍園のそういう奴じゃない!」

 

樹人「お前何を頼まれた…何を企んでる」

 

澪「追い出されたんだ!」

 

追い出されたんだね…とりあえずは信じるか

 

樹人「そっか…この痣も龍園にか?」

 

澪「そうだよ…」

 

とりあえず山内が説明したら平田はオッケーしてたな…

 

樹人「まあ俺に追い出す権限ないし…」

 

澪「英雄なのにそういうのはないんだ…」

 

樹人「全部勝手にしてることだからな…それに今回僕はDの為に動けないからな…」

 

澪「どういうこと?」

 

樹人「言えるかよ…」

 

このことがバレたらDのやつになんて言われるかわからないしな…

 

桔梗「みんな、食べられるかわからないけど果物取ってきたよ」

 

池「うわぁこれクロマメノキじゃん!これ桔梗ちゃんが?」

 

桔梗「寛治君分かるの?」

 

池「しかもアケビやイチジクまで…懐かしいな」

 

まって…果物陣営取りすぎじゃね?

 

樹人「この島スターフルーツもあるのかよ…」

 

池「え?それはみたことないな…どれ?」

 

樹人「この黄色い星型のやつ久しぶりに見たな…」

 

転勤してた時に引っ越し祝いもらったり再婚の時にお祝いとしてもらってた時にあったからね

 

 

1日目は池の活躍で何の問題もなく過ごすことができた…





ドラゴンフルーツとスターフルーツは食べたことあります。

あと一時期ザクロにハマってました。


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2日目


毎日投稿続けられるかな!

多分そろそろキツイ!

特に船上がキツイ!文字だけじゃ理解するの難しい!


 

2日目の朝になった…ちなみに僕はテントの外で寝ていた…あの密閉空間で他人と一緒なのが耐えられなかったから外に出て焚火の近くで横になっていた…

 

あ、ちなみに高円寺は昨日のうちにリタイヤしたみたい。やっぱりすると思ったけど…

 

その時に『止められなくてごめん』と謝っておいた。

 

さて…話を戻そう…

 

桔梗「あれ?みーくんどうして外に?」

 

樹人「汗臭い中にいたら気持ち悪くなりそうだし…」

 

桔梗「そっか…」

 

するとゾロゾロとみんな起きてきた。点呼には全員集まっていた。

 

清隆「堀北ちょっと散歩しないか?」

 

散歩?なるほど…散歩ね…

 

鈴音「いいけどあまり歩きたくないわよ」

 

鈴音も行くみたいだな…なら…

 

平田「八戸君どこに行くのかな?」

 

樹人「ちょっと見て回る何かいいのあれば持って帰るよ」

 

平田「そっか…まってるよ」

 

さてと…会いに行くか…

 

樹人「真澄から呼んでくれるなんてね…で…何の用?」

 

真澄「Aクラスのリーダー教える」

 

え…まじ?って待て…

 

樹人「おい…バレてるぞ葛城」

 

葛城「坂柳派の人間はちゃんと信用したわけではないからな」

 

樹人「で、一番動いでる真澄を警戒してついてきたと」

 

葛城「まさかDの英雄と繋がってるとはな…」

 

樹人「仲良いだけだよ…まあ葛城が坂柳派の人間を信用できないのもわかるからな…」

 

計画が狂った…葛城がこんなとこに来るなんて…

 

樹人「しかたない…なら僕は戻るよじゃあな」

 

真澄「ちょっ」

 

葛城「戻るぞ神室」

 

ベースキャンプに戻る…とりあえず近くの川にいた魚を数匹連れて帰った

 

平田「おかえり、遅かった…すごい魚の数!」

 

樹人「ざっと20?近くにあった葉っぱでカバンも作れたし」

 

平田「ありがとう!これで消費ポイントを減らせるよ!」

 

それから数時間待つと清隆達が帰ってきた。

 

鈴音「ちょっといいかしら?」

 

鈴音に呼び出された…え?僕何か悪いことした?

 

鈴音「あなたAと会ってたってどういうこと?」

 

清隆「葛城がDの英雄が自由に行動してたって言ってたからな」

 

樹人「知り合いがいるからな…Aに…そいつが葛城につけられてた」

 

鈴音「でもどうして…」

 

樹人「Aは今2分されてるからな…今回は片方のリーダーがいないから葛城が引っ張てるんだろう…あと漏洩を防ごうとしたんだろう…」

 

事実を述べると鈴音は驚いた顔を見せた…こいつ…他クラスの情報全く知らないだろ…

 

清隆「それと…龍園が呼んでた」

 

樹人「場所教えてくれたら一人で行く」

 

と告げ…清隆が龍園の居場所を教えてくれた…

 

樹人「来てやったぞ」

 

翔「よぅ英雄今回はどんな策をお持ちで」

 

樹人「なにもない…ってかポイント全部使ったんだな…」

 

翔「こんなところに1週間もいられるか」

 

確かに…龍園の選択も間違いじゃない…ポイントはマイナスにはならない、なら全部使ってリタイヤさせて船でゆっくり夏休みを楽しむのもありだな。

 

翔「それより今回の件うまくいってるか?」

 

樹人「障害が入った…まだ聞けてない」

 

翔「そうか、それと今回の試験でAと契約を結んだ」

 

樹人「え?あぁ…そういうこと…他言はしない、さすが皇帝様だな」

 

Cの皇帝とDの英雄の接触か…他のクラスにバレたら問い詰められそうだな…

 

樹人「そういえば伊吹がいるが…あいつはスパイか?」

 

翔「あいつは俺に背いた…そんな奴はいらない」

 

なるほどね…それは建前だろう…本心はDのリーダーを知るため…

 

翔「でも…全生徒ビックリだろうな」

 

樹人「あぁ…自分のクラスのこと棚に上げて俺は何やってんだかね…」

 

翔「ふっ、お前今回何もしてないんだな」

 

樹人「あぁ俺の目的それは…Aの減点だからDにはなにもしてない」

 

翔「こっちからもAの情報が入ったらすぐに伝える」

 

樹人「ありがとうな」

 

そういうと別れた

 

樹人「ただいま」

 

鈴音「ずいぶんと遅かったね」

 

樹人「流石にCが何かしてないか問い詰めるのに時間がかかったからな…」

 

鈴音「結果は…その表情だと何もって感じね…」

 

流石にも暗いな…焚火は…あれ?まだしてないの?なら

 

樹人「平田焚火してないのか?」

 

平田「うん、池君がいなくてね…」

 

なら僕がつけるか…枝を集めて…これでどうだ

 

樹人「よしついた」

 

平田「すご!」

 

恵「え!?樹人がつけたの!?」

 

樹人「昨日池がやったの見てたからねそれを見様見真似に」

 

まねごとは得意だし…

 

池「ええ!?俺がいなくてもできたの!?」

 

樹人「僕が見様見真似でねでも池が昨日してなかったら僕だってできなかったよ」

 

長谷部「それでもできるってすごいって!」

 

池「そうだよ!俺なんて10回くらいしてやっとできたのに!」

 

真似がうまいだけだって…

 

樹人「それに僕ができると池も動きやすいだろ?それにどっちかいれば片方が動ける…それに他の人も出来るようになれば僕も動ける…だから平田教えるから明日やってみないか?」

 

平田「えっ…そうだね!できる人が多いと動ける人も増えるし!」

 

まあできてくれたらこっちが他リーダー当てしやすいからな…

 

 

 

本当に荒れそうだな特別試験は…





書いてる時に決めた!

清隆視点を別で作る!


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特別試験中盤戦


更新してなかったのに閲覧数結構伸びてて若干引いてる今日この頃の俺なんだけど。(EXIT感)

ちなみにしてなかった理由。
3日目ってなにしてた?

だから…3,4,5日目途中を混ぜた。


 

3日目

 

今日こそ真澄からAのリーダーを聞けるかと思い島を散策していた。

 

が真澄ではない人がここに来た。

 

樹人「君は?」

 

橋本「俺か?Aの坂柳派橋本正義だよ。八戸樹人はお前か?」

 

樹人「そうだけど…」

 

橋本「Aリーダーは戸塚弥彦だ」

 

樹人「信じていいんだな?」

 

橋本「坂柳からの指示で動いてるのはこっちも同じだからな」

 

樹人はこの一言で橋本は信用できる奴だと信用した。

 

その後橋本と別れてもう少し探索を続けた。

そのときだった。

 

樹人「ん?ここは…」

 

樹人は、元々Cクラスがいたところに抜けてきた。

 

翔「よう英雄」

 

樹人「龍園…全員リタイアか?」

 

翔「そうだ…俺は戻っても暇だからなサバイバルでも楽しむよ」

 

そういって森の中へ入っていった。

 

帰ってくると…

 

樹人「なんでこんなにトウモロシロコロシ…」

 

清隆「トウモロコシな」

 

大量のトウモロコシがあった。

 

樹人「これで食費浮くな…」

 

清隆「ところで樹人はどこに行ってた?」

 

樹人「AクラスとCクラスを見に行ってた…明日も行くつもりだが」

 

清隆「俺もいいか?」

 

軽くあぁと答えて今日も焚火の前で…と思ったが平田に呼ばれた。

 

平田「八戸君ってさテントで寝ないよね」

 

樹人「暑苦しいからね…あの臭いといい寝苦しいからね」

 

平田「そっか…風邪ひかないようにね?」

 

そういって平田は離れた…明日はテントで寝るか…

 

 

 

4日目

 

清隆と約束していたようにCクラスのところに来たが

 

清隆「もの家の殻だな」

 

帆波「にゃはは…Cくらいは当てたかったな」

 

樹人「今回もBとは協力関係にあるってことでいいんだよね?」

 

神崎「そうだなここでDと争うのはいいとも思えないからな」

 

今回の試験でも協力関係にあることを確認した。

 

樹人「それはじゃあ帆波いいか?」

 

帆波「ん?なにかにゃ?」

 

樹人「坂柳派からのタレコミだ…Aのリーダーは戸塚弥彦」

 

帆波「もしかして真澄ちゃん?」

 

樹人「いや真澄は葛城に目を付けられて動けないから他だ」

 

協力関係にあるなら報告しておくことも必要だと思い帆波には教えた。

 

帆波「ありがとう樹人君!」

 

そういうと別れてからクラスに戻り

 

清隆「さっき一之瀬と何話してた」

 

樹人「情報提供…こっちは不利にならない程度にね」

 

清隆「なるほどな」

 

今日はテントで寝ることにした。

 

しかしこの行為をしなければよかったと後悔することになった

 

5日目

 

篠原「ちょっと男子!早く起きなさい!」

 

篠原の叫び声で起こされた

 

平田「どうした?」

 

篠原「平田君には関係ないんだけど…軽井沢さんの下着が盗まれたの!」

 

長谷部「そういえば…八戸君は?」

 

樹人「ここ…ちょっと恵に会っていいか?」

 

篠原「ダメに決まってるでしょ!」

 

樹人「それじゃあきょーちゃんはどこ?」

 

篠原「櫛田さんなら軽井沢さんの事見てくれてるけど…」

 

あぁ…そっか桔梗がいたら必ず樹人を白だと言ってくれると思ったが…恵をいてるなら仕方ないな。

 

長谷部「てかいつの間に軽井沢さんを恵呼びしてるの?」

 

樹人「夏休み前…てかそんなことどうでもいいだろ?」

 

篠原「とにかく!手荷物検査!」

 

平田「わかった…」

 

樹人「なら僕のを最初にしてくれないか?そのあと二手でやった方が早いし」

 

そう提案すると平田は快く受け入れてくれた

 

平田「八戸君は持ってないね…」

 

樹人「それじゃあ二つに分かれて検査するよ…それに持ってたら躊躇なく女子に報告する」

 

桔梗「みーくん…ちょっといいかな?」

 

樹人「どうしたの?」

 

桔梗「軽井沢さんが呼んでるから」

 

樹人「平田じゃなくて僕を?でもなぁ…篠原達が認めてくれるかどうか…」

 

と篠原達女子を見ると険悪な目でこちらを睨んでいた

 

桔梗「大丈夫じゃないかな軽井沢さんに呼ばれたって言ったら」

 

樹人「悪い平田頼んでいいか?」

 

平田「軽井沢さんが呼んでるなら仕方ないね行ってきて」

 

そういうと女子テントに向かっていると案の定というか…

 

篠原「ちょっと八戸!何入ろうとしてるの!」

 

樹人「恵に呼ばれたってきょーちゃんから言われたからな」

 

篠原「だからって入っていいとは」

 

樹人「うるせぇよ…ギャンギャン吠えるな…」

 

篠原「な、何よその態度!」

 

恵「み、樹人君いるの?」

 

樹人「恵わるいな声上げて入っていいか?」

 

恵「うん…」

 

そういうと反対していた女子陣を無視してテントに入った

 

恵「あのね…私こういうことされたことなくて…」

 

樹人「さすがにいじめられてたとは言え下着盗まれるとかはないだろ…」

 

恵「でね…犯人見つけてほしいの!」

 

樹人「それでこのクラスの雰囲気壊してもか?」

 

恵「うん…お願いできる?」

 

樹人「わかったよ…俺に任せとけ」

 

この話声は二人にしかできない程度の声量で話してたため桔梗たちには聞こえなかった

 

樹人「よし…とりあえず僕が白だって証明のために脱がす?それとも触って確認する?」

 

桔梗「脱が…あひゃ!」

 

樹人「きょーちゃんに聞いてません」

 

そういいながら樹人は、軽くチョップした。

 

恵「といううか…樹人には櫛田さんがいるから犯人じゃないって思ってたし」

 

樹人「待てどういうことだ」

 

恵「二人付き合ってないの?」

 

桔梗「え!?そうであったら良かったけど…」

 

樹人「付き合ってないよ?ってどこからそんなことが?」

 

恵「だって二人の雰囲気見てたらね?」

 

そういわれると桔梗は顔を真っ赤にさせて樹人はあきれたように溜息を吐いていた。

 

平田「八戸君出てきてもらえるかな?」

 

樹人「あぁ。それじゃあとりあえず二人とも犯人見つけるために頑張るからね?」

 

恵「頼んだよ」

 

桔梗「がんばって!」

 

そういってからテントの外に出て

 

樹人「待たせたかな」

 

平田「ううん…身体検査していいかな?」

 

樹人「いいよ?」

 

平田が身体を触って樹人が持っていないことを証明した。

 

それから男子と女子が揉めていて…

 

篠原「下着泥の近くで寝れないわよ!」

 

池「勝手に下着泥にするなよ!」

 

篠原「とりあえずテントの位置はなしてもらえる?」

 

須藤「お前らでやれよ!」

 

篠原「平田君に言ってるの!お願いできるかな?」

 

鈴音「待ちなさい。平田君だけじゃ安心できないわ」

 

鈴音の言うこともわかる女子からの支持もあると言われても全員とはいってない…鈴音や愛里などの小数からの支持を得れてない

 

篠原「じゃあだれが」

 

鈴音「あなた達よ綾小路君八戸君」

 

樹人&清隆「は?」

 

 





トウモロシロコロシは小5の頃にふざけて言ってました。

それと関係ない話を…
超余裕にハマった!ここ二日で2週した。


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予期せぬ告白


俺のって一話が短いよね?


 

樹人「いや…鈴音さん?何勝手に言ってくれてるんですか?」

 

清隆「そうだぞ。俺達は堀北には信用されてるみたいだが他からの信用がないだろ」

 

鈴音「それは綾小路君だけじゃないかしら」

 

樹人「おい、僕は?」

 

鈴音「八戸君は少なくとも櫛田さんに佐倉さん、それに軽井沢さんからは信用されてるでしょ?」

 

それを言われると樹人は反論できなかった。桔梗とは幼なじみ、愛里とはストーカーから守り、恵とはいじめられ同盟(一方的に)を結んだ。それらの事から信用されているのもわかるが…

 

篠原「でも八戸は信用できない!」

 

恵「わ、私は…樹人ならいいよ…」

 

篠原「か、軽井沢さんがそこまで言うなら…」

 

樹人「僕の意思は!?」

 

とのことがあり樹人と平田で女子のテントを運んでいた。

 

樹人「まったく…なんで僕が」

 

平田「まぁまぁ…軽井沢さんからもいいって言われたんだから」

 

樹人「僕の意思はなかったけどね」

 

だいたいいいところに置いて

 

平田「ねえ八戸君…」

 

樹人「ん?どうした」

 

平田「あのね…女子とも仲良くできないかな?櫛田さん達以外とも…そうしたらクラスもまとまって…」

 

樹人「無理だな…もしそれを女子側が求めてたとしても今朝のあの態度だと僕は仲良くはなれない」

 

そう平田に告げると平田は俯いてから嫌々承諾してくれた。

 

澪「大変そうだね」

 

樹人「まったくだ…この作業に僕の意思はないのに勝手に決められて…」

 

澪「あんたはさ…私を疑ってる?」

 

樹人「少なくとも男子の大半は疑ってるだろうよ」

 

澪「そうだよね。私でも他クラスの人を疑うし」

 

樹人「でも僕は伊吹を信じる」

 

澪「え…ありがとう」

 

そういう会話をした後すれ違いざまに小声で

 

樹人「Aのリーダーがわかった…龍園に伝えてくれ」

 

澪「えっ!?」

 

このとき伊吹は樹人の表情を確認できなかったが普段聞けない声色だったので驚きが隠せなかった。

 

澪「ちょっあんた!」

 

樹人は呼び止める伊吹を無視して焚火の前に陣とっていた

 

長谷部「あれ八戸君じゃん」

 

樹人「長谷部か…どうした?」

 

長谷部「篠原さんはああ言ってたけどね…私は八戸君の事信じてるっていうかこの試験が始まってからずっと八戸君ってみんなの為になる行動してくれたし」

 

樹人「そうか?結構自由にさせてもらってるけど」

 

長谷部「それから…中間試験といい暴力事件といい…八戸君のおかげでポイント減らさずにいられたわけだし」

 

樹人「ちょっと待て暴力事件はどこから聞いた」

 

長谷部「さぁ♪ねえ…船に戻ったらさ…連絡先頂戴?」

 

樹人「いいけど…急だね」

 

長谷部「この試験始まってからさ…私ずっと八戸君のこと意識するようになってね…今のこの気持ちが何なのかわかんないけど…いつかさ…この気持ちが何かわかったら伝えたいから…」

 

樹人「たぶん…それ僕が知らない感情かもね…いいよ、長谷部になら…」

 

波瑠加「波留加って呼んでよ…私も樹人って呼ぶし」

 

樹人「そっか…なら波留加よろしく」

 

こうして樹人の友人がまた増えた。

 

すると木陰で出るに出れなくなってる二人の姿が

 

桔梗「どうしよう佐倉さん…思わぬ伏兵が…」

 

愛里「う、うん…それに普段1人の長谷部さんが…」

 

桔梗「ぐぬぬ…私のみーくんなのに…」

 

愛里「え?私の樹人君ですよ?」

 

桔梗「私の!」

 

愛里「私のです!」

 

そういうと思いっきり二人が立ち上がった

 

樹人「何してるの2人とも…」

 

立ち上がった時の物音で樹人が振り向き長谷部は樹人にしがみついていた

 

樹人「ちょっ…波留加?」

 

波留加「どうしたの樹人?」

 

するとわかりやすく長谷部は胸を押し付けていた

 

桔梗「は、長谷部さん!みーくんから離れて!」

 

愛里「そ、そうです!」

 

波留加「え?でも樹人は2人のモノじゃないよね?じゃあ別に何してもいいでしょ?」

 

波留加は桔梗たちの競争を知らないため好き勝手している。

 

樹人「波留加のモノでもないけどな…」

 

そういいながら引き剥がした

 

波留加「それより樹人って意外と筋肉あるよね」

 

樹人「少なくとも高円寺の次にはあるんじゃないか?」

 

愛里「それって…実質クラスで2番じゃ…」

 

樹人「須藤が高円寺よりあれば変わるぞ?」

 

桔梗「でも小学校の頃は運動できなかったよね?」

 

波留加「え、それホント?」

 

桔梗に昔のことをばらされそうになり

 

桔梗「だって昔は…ひゃう!」

 

おなじみの軽めのチョップをしていた

 

桔梗「痛いよ~みーくん彼氏にするとDVとかしちゃう人だ」

 

樹人「きょーちゃんの場合は昔のじゃれあいの延長線上だよ…そっちだって昔は僕の…」

 

桔梗「い、言わないで!」

 

愛里「櫛田さんのここまでの大声聞いたことないかも…」

 

桔梗の普段聞けない大声で数人の男子が駆け寄ってきたが誤解で片付いた。

 

 





あれ?ヒロイン増えてね?


ちなみに…樹人がクラスで仲いいのは
清隆、桔梗、愛里、須藤、平田、恵、波留加、池
なので他の人からの信用は得られてません。

他クラスだと
A…有栖、真澄
B…帆波、白波
C…龍園

あれ…他クラス強すぎない?


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試験終了

お久しぶりです。
ネタ思いつかなかった…


ついでに夏終わってた…


6日目

 

下着事件から一夜明けて樹人はある人物と密会していた。

 

樹人「Aのリーダーを伝えに来た…」

 

?「まさかそっちが先に見つけるとはな…誰だ?」

 

樹人「戸塚弥彦」

 

?「確かか?」

 

樹人「坂柳派の人間からの情報だから安心していい」

 

 

すると樹人はその場から離れるとBクラスに向かった

 

帆波「おや?樹人君じゃん!どうしたの?一人?」

 

樹人「そうだよ?今Dクラス揉めてて居心地悪くて散歩してた」

 

帆波「なら少しの間いる?」

 

Bクラスに歓迎されて樹人は少しの間だけ滞在した

 

その時に

 

樹人「そういえばCクラスの人がいたんだって?」

 

帆波「そうなの…なんか龍園君と揉めたみたいで殴られたって」

 

樹人「今はいないのか?」

 

帆波「長くいるのは悪いからってさっきリタイヤしてたよ」

 

樹人はここで考えた

 

樹人「帆波…-30と-50ならどっちがいい?」

 

帆波「そんなの-30に決まって…ん?どういうこと?」

 

樹人「Cにリーダーがバレた可能性がある」

 

そう忠告を入れると帆波は少し焦った表情をして

 

帆波「ど、どうしよう…これがバレたら大変なことに…」

 

樹人「とりあえず神崎と話させてくれ」

 

そう言っていると神崎が近くにいて今までの話の経緯を話した

 

神崎「なるほどな…でもどうする…正当な理由無しじゃリーダーは変えられない…」

 

樹人「続行不可能は正当な理由だろ?」

 

こういうと神崎が閃いたように

 

神崎「一之瀬…どうする…リーダーをリタイヤさせて-30にとどめるか、それともみんなで最後まで残って-50になるか…決めるのは一之瀬だ」

 

帆波「…千尋ちゃんと話そう」

 

樹人「ならそろそろ僕は離れ…」

 

言い切ろうとした時だった…煙が天高く伸びていたのに気付いたのは

 

樹人「あの方向…まさか!悪い!帆波、神崎また船で!」

 

そう言い残し二人の返答を待つまでもなく走っていった

 

 

樹人はちょうど鎮火した時にDクラスのベースキャンプについた

 

樹人「おい何があった!」

 

池「わからない…誰かがマニュアルを燃やしたんだ…」

 

樹人「ちなみに今日の焚火は誰が…」

 

平田「ぼ、僕だよ」

 

平田がやったと聞いて少し安心した池がしてたなら女子がすぐに疑うから…しかし平田がかばってる可能性もある…念のために

 

樹人「波留加…ほんとうに焚火は平田が?」

 

波留加「そうだよ?それでみんなが目を離してる隙に…」

 

でも不幸中の幸いか明日の正午で試験は終わる…そんな時に雨が降ってきた

 

池「お、おい平田指示をくれよ!」

 

そういう池を無視して平田は俯いたまま喋らずにいて

 

樹人「はぁ…女子は風邪を引かないようにテントで待機!男子は明日の分の食料が濡れないように安全は場所に!」

 

『わ、わかった!』

 

そう指示を出すと全員動き始めて

 

樹人「ふぅ…少しだけしかたないか…平田…」

 

平田「な、なにか…」

 

平田が言い切る前に樹人は平田の頬を叩きびっくりしたのか平田はそのまま尻もちをつき何が起こったのかと周りが心配そうにこっちを見ていて

 

平田「な、なにをするの…」

 

樹人「平田…お前はクラスのリーダーだろ?なら動揺しないで全員に適した指示を出せ…それができないようなら……他にリーダーを代わってもらうことだな」

 

そう言い残し樹人は自分のジャージを平田に被せてテントに戻った

 

そのとき女子テント内では

 

篠原「なんなのあいつ!平田くんを叩いて信じられない!」

 

恵「でも…今回のは平田くんが悪いと思うな…だってDのリーダーだもん…」

 

篠原「け、恵?あんた彼女なんでしょ?それでいいの?」

 

恵「うん…それにこれで平田くんが目を覚ましてくれるかもしれないし」

 

こんな会話があったことを樹人や平田は知らなかった

 

 

最終日

 

鈴音が体調不良でリタイヤしたことを聞いた

 

佐枝「これより最後の点呼を行う。それに伴い他クラスのリーダー指名をしてもらうのだが…」

 

平田「八戸くん…書いてくれないかな?」

 

樹人「わかったよ…」

 

そういうとリーダーの枠に名前を書き提出した

 

平田「ほんとはみんなが仲良くできるチャンスだと思ったんだけどね…」

 

樹人「流石に無理だ…無人島でサバイバルとなればストレスも溜まるし捌け口が欲しくなるからな…まだチャンスはあるよ…」

 

そうしていると

 

清隆「ん?リーダーは書き終わったのか?」

 

樹人「まあな…清隆は誰がリーダーかわかったか?」

 

清隆「堀北から聞いたからな」

 

樹人「なら今回の手柄は堀北のモノになるな」

 

雑談していると掃除が終わり集合場所に集まった

 

平田「はい八戸くん水」

 

樹人「ありがとう」

 

平田「昨日はごめんね…少し目が覚めたよ…」

 

樹人「ならいいよ…こっちも叩いて悪かったな…」

 

そう話しているとCクラスだけ人がいない光景にみんなが騒ぎ始めた

 

真嶋「みんなご苦労であったそれでは今から…」

 

?「ちょっと待ちな」

 

真嶋先生の話を遮り現れたのは

 

葛城「ご苦労龍園おかげで色々な情報を得れた」

 

翔「なに…面白いのはこれからだ」

 

葛城「なに?」

 

真嶋「それでは発表する…」

 

これより結果が公開される…

 

真嶋「最下位は…Cクラス0pts」

 

翔「なに?」

 

真嶋「3位はAクラス20pts」

 

葛城「!?」

 

真嶋「2位はBクラス179pts」

 

平田「え?」

 

真嶋「そして1位Dクラス225pts以上!」

 

Dクラスメンバーが喜んでる中帆波がこちらに来て…

 

帆波「ありがとう樹人君…」

 

樹人「どうして信じてくれたんだ?」

 

帆波「だって好きな人を疑いたくないから…」

 

それだけを言い残して船へ戻った

 

翔「なるほどな…英雄…契約成立だ…あとで払っとけよ」

 

樹人「ヘイヘイ…」

 

 

こうして無人島での特別試験をクリアした

 




リハビリ程度に書いてたらこんなになってしまいました!

次回は答え合わせ回でその次は…観光回にしようかな


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ピース合わせ

よし!連日投稿!

あ、感想ありがとうございます。
全員分毎回見させてもらっています。


 

試験終了後の船内では、Dクラスのメンバーが高円寺のもとへ集まっていた。

 

須藤「おい高円寺!お前のせいで30も引かれたじゃないか!」

 

高円寺「仕方ないじゃないか精神的に不安定な状態だったのだから。それよりも見たまえこうの美しい肉体を」

 

須藤「お前の肉体には興味ねぇ!」

 

高円寺「それよりもオッドボーイはどこに行ったのかな?」

 

Dクラスが集まっている中、樹人と清隆、鈴音の三人の姿がなっかた。

 

桔梗「あれ?みーくんどこに行ったんだろ…探してくるね」

 

そのころ樹人はというと…

 

樹人「支払いにきたぞ」

 

翔「お前なにをした?」

 

樹人「僕がしたことはAを落とすために動いただけだよ」

 

翔「今更だが確認だ…」

 

樹人と龍園が結んだ契約は以下の通りだった

 

Cクラスは八戸樹人と協力しAクラスのポイントを落とす。

100以下にできた場合、八戸樹人は龍園翔に50万ptsを支払う

なお、できなかった場合は支払わないものとする。

 

樹人「はい50万…ところで伊吹さんはスパイでしょ?」

 

翔「さぁどうだかな…」

 

樹人「鈴音からBにもCクラス生徒がいたって聞いたからそうかと思っただけだよ」

 

翔「はっもういいだろ、うせろ」

 

樹人「はいはい」

 

一方、清隆と鈴音は甲板にいた。

 

鈴音「どういうこと?」

 

清隆「見ての通りだ…Dの勝ちで終わった」

 

鈴音「でも計算が合わないわ…」

 

清隆「簡単なことだ…Dのリーダーは当てられていない」

 

鈴音「どういうこと?」

 

そう鈴音が言い切ると清隆は自分が持ってるリーダーカードを見せた

 

鈴音「どうしてあなたがそのカード…名前が綾小路って…まさか」

 

樹人「リーダーは原則変えられないが…リタイアは変えられる対象になる…そうだろ?」

 

すると龍園と話し終えた樹人が出てきた

 

清隆「気づいてたのか?」

 

樹人「Bにその提案をしたからな…その行動をしていなかったら順位は変わってはないがBももっと低かっただろうな」

 

鈴音「ならどうして教えたのよ」

 

樹人「Bとは同盟を結んでるんだろ?なら別に何の問題もないんじゃないか?」

 

清隆「それにBを切り離すにしては早すぎるからな…それと堀北、体調は大丈夫なのか?」

 

鈴音「おかげさまで…綾小路く…」

 

するとDクラスのほぼ全員が集まってきた

 

桔梗「堀北さん!他のクラスのリーダー当てたの堀北さんなんだって?すごいね!」

 

堀北「えっ…」

 

池「それに伊吹がスパイだって事も!」

 

恵「そうそう!放火魔も下着泥も彼女だって見つけてくれたみたいだし。その頑張りで体調が悪化してリタイヤになっちゃったってきいて」

 

鈴音「ど、どういうこと?二人と…え」

 

鈴音が振り返るが樹人と清隆はおらず

 

清隆「なあ…このまま旅行が終わると思うか?」

 

樹人「この学校は特殊だ…まぁ次の試験まではゆっくりしよう」

 

清隆「そうだな…それじゃあ茶柱先生に呼ばれてるから後で」

 

樹人「何したんだよ…」

 

こうして無人島の日々が幕を下ろした




答え合わせがすっごい簡潔になった気がする…


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休息

前回が短いと思ったのでその日のうちにもう一話!




特別試験の翌日…樹人は長谷部と一緒にいた

 

樹人「連絡先だよね?」

 

波留加「そう…ありがとやっぱり見直したわ今回の試験で…また何かあったら頼っていい?」

 

樹人「できれば平田にその役は頼みたいんだけど…いいよ」

 

波留加「そういうのは樹人の方が得意でしょ?」

 

それだけを言って波留加は部屋へと戻っていった

 

真澄「へぇ…あんたってやっぱり巨乳派の人間なのね」

 

樹人「それはない…とも言い切れないな…」

 

真澄「坂柳があんたに報告だって…予想以上の成果でビックリしたって」

 

樹人「そっか…偶には二人っきりでどうだ?この期間は有栖もいないし」

 

真澄「…いいわよ。べ、別に暇だったとかじゃないけどね」

 

付き合っているわけではないので隣で歩いているだけになっているが

 

樹人「真澄って有栖いない時って何してるんだ?」

 

真澄「私は特に何もしてないわ…普段から動かされてるから疲れ溜まって寝てるくらいよ」

 

こいつも疲れているのだなと考えてしまった樹人であった

 

真澄「そういえばスパがあったわねここ…付き合ってくれる?」

 

樹人「いいけど…男子がそういうとこ入るの抵抗あるんだよな…」

 

真澄「まあいいじゃない私を労うつもりで」

 

樹人「それじゃあまたあとで…」

 

そのスパの更衣室で持っていて水着を着て真澄の到着を待ち

 

真澄「お待たせ…海パンじゃないのね」

 

樹人「何がっかりしてるんだよ…刺されただろ?それ隠すためにはこうするしかないんだよ」

 

真澄「それじゃあ行きましょ…マッサージしてもらえるところは…」

 

樹人「こっちだよ…案内表示に書いてあったから」

 

樹人は真澄をエスコートしながら目的地まで連れて行き

 

真澄「あんた女子の扱い慣れてるのね…さすがハーレム…」

 

樹人「一方的にだろ…それにお前もその一人だろ…」

 

真澄「そうだけど…やっぱり嫉妬はするわ…私は櫛田や一之瀬みたいに昔馴染みでも佐倉みたいに守ってもらったわけでも……」

 

そう言い続ける真澄を樹人は無言で抱きしめた

 

樹人「真澄は頑張ってるよ…」

 

真澄「あんた優しすぎ…」

 

帆波「おやおや~神室さんなにしてるのかな?」

 

すると楽しみに来たのか帆波がここに来た。

 

樹人「あまり煽るな…」

 

帆波「でも私も甘えたいから~えい!」

 

すると後ろから帆波が抱き着いてきた

 

真澄「やっぱり巨乳派…んっ」

 

真澄が胸を押し付けてきた

 

樹人「二人とも離れろ……」

 

するとマッサージ用ベッドが3つ空いたので3人で入った…

 

樹人「…ぬ、脱ぐんですか?」

 

「はい。オイルを肌に塗るので水着は脱いでもらえると…女性陣はもう脱いでますよ?」

 

樹人「わかりました…」

 

覚悟を決めて脱ぐと寝ころび左右を見ると…

 

帆波「エッチ♪」

 

真澄「…見ないで」

 

と裸の美少女に挟まれている…

ちなみに船上の係員さんは樹人の傷を知っていたため何の反応もなかった




…こういうのって普通別室なの?知らないからうらやましい感じにしておいた


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休息Ⅱ

前回は神室ちゃん回でしたね。
じつは神室ちゃん結構好き…

今回はDクラス回です。

そういえば何でひよりをヒロインにいれなかったのか…わかんないですねぇ



昨日は帆波や真澄と一緒にマッサージを受けて体が軽くなっていた。

 

するとそこに…

 

桔梗「みーくん♪」

 

といいながら後ろから抱き着いてきた

 

 

樹人「うげっ!」

 

すると樹人は前に倒れてしまい

 

樹人「いてて…きょーちゃん気を付けてよ…」

 

桔梗「あはは…ごめんね?」

 

そういって樹人は起き上がろうとすると…

 

ふにゅん

 

桔梗「ひゃん///」

 

樹人「え?」

 

どうして桔梗が反応したのかわからずに再び立ち上がろうとすると

 

ふにゅん ふにゅん

 

桔梗「み、みーくんそこは///」

 

顔が真っ赤で答えた桔梗をみて樹人は…

 

樹人「え…まさか…」

 

桔梗の胸を3回ほど揉んでしまった。

 

桔梗「エッチ///」

 

樹人「わざとじゃないって!」

 

桔梗「わかってるよ///…ねえもっとした…」

 

樹人「それ以上はだめ!」

 

そして2人で気まずい空気の中、船内を歩いて行った。

 

その中で…

 

愛里「あ…樹人君」

 

樹人「ん?お、愛里」

 

桔梗「佐倉さん?私もいるんだよ?」

 

愛里「く、櫛田さんも…」

 

桔梗「私邪魔かな?」

 

とわかりやすい威圧感で

 

愛里「そんなこと…あ、でも樹人君と隣に立ってるって意味なら…邪魔です♪」

 

愛里も挑発で返して

 

桔梗「言わせておけば…この胸…」

 

愛里「お互い様ですよね?」

 

樹人は関わりたくないのか逃げだそうとするが…

 

桔梗 愛里「「なに逃げだそうとしてるのかな?♪」」

 

桔梗「そういえば帆波ちゃんから聞いたよ?神室さんを抱きしめたって」

 

愛里「それ本当ですか?」

 

樹人「ほ、ほんとだよ…ほら真澄って有栖の命令で動いてるから休まるときがないって…」

 

本心を伝えると…

 

桔梗「はぁ…わかってたよ下心とかじゃなくてしたってことは過ごしてる間でよくわかってるし…」

 

愛里「下心丸出しでいってたら樹人君は櫛田さんに尋問受けてると思うし…」

 

樹人「そ、それにしても3人でどこ行こうか」

 

まだ昼過ぎで楽しむ時間は結構残っている中で2人は

 

桔梗 愛里「「プール!」」

 

ってことになり…

 

他生徒からの視線を感じながら

 

樹人「視線が辛い…」

 

桔梗「みーくんそれ今更だよ?」

 

樹人「いや…愛里が眼鏡外してるのもあるって」

 

愛里「やっぱりかけてこようかな…」

 

3人でいると

 

清隆「ん?樹人じゃないかなにし…大変だな」

 

樹人「そう思うなら助けてくれって…」

 

鈴音「それは無理な話よ…あなたの代わりになるのはこの船の上にはいないわ」

 

樹人「船を降りたらいるみたいな言い方をして…」

 

清隆「…なあ樹人このまま終わると思うか?」

 

鈴音「何の話よ…試験は終わったわよ?」

 

樹人「清隆は思うのも無理はない…この学校は異常だからな…」

 

桔梗「なになに?3人で何話してたの?」

 

そんな話をしていると夕方になっていたのでプールから上がり更衣室に行くと

 

高円寺「おっとオッドボーイじゃないか」

 

樹人「だからアイまで付けろ…でなんだ」

 

高円寺「ずっとレディ達といたからねさぞいい時間を過ごせたのではないか?」

 

樹人「バカ言え…全員が僕を奪い合っているのにそんな悠長なこと言ってられない…」

 

高円寺「ならこの私がアドバイスしてあげよう…別にこだわる必要はないってことさ」

 

樹人「こだわる?」

 

高円寺「なににこだわっているかは君自身で考えたまえ」

 

そういうと高円寺は更衣室を出て行った

 

樹人「こだわっているか……」

 




班分け考えてねえ…
樹人をどこにいれよう…


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船上試験始動

説明だけで終わっちゃった!
今回見にくいかも…


無人島での試験が過ぎて数日…

 

『生徒みなさんにお知らせします。先ほどすべての生徒宛に学校側から連絡事項を記載したメールを送信しました。各自携帯で確認をして指示に従ってください。届いていない場合は近くの教員までお知らせください。繰り返します…』

 

というアナウンスが流れた

 

樹人「始まったか…」

 

そういうと樹人は指示取りに携帯を確認した。内容はこのようになっていた。

 

<まもなく特別試験が行われます。各自指定された部屋に時間通りに来てください。10分以上遅刻したものにはペナルティがかせられます>

 

平田「あ、八戸君メール見た?」

 

樹人「見たよ」

 

平田「ちょっと見ていいかな?」

 

樹人「いいけど」

 

といい携帯の画面を平田に見せて

 

平田「やっぱり違う…」

 

樹人「え?」

 

平田「ほら集合時間と場所がね?」

 

平田の集合時間は20時40分で場所は206号室となっていた。

 

樹人「ほんとだ…そこはまだ見てなかったからありがとう」

 

そのまま自分の集合時間と場所を見てみると

 

<集合時間19時40分>

<場所:2階205号室>

 

平田「どうして違うんだろうね…」

 

樹人「まあ今回は最初から告知された特別試験だからあまり身構えず行こう」

 

指定された時間になるまで他生徒の様子を観察していた

 

多くの生徒は困惑していたが動揺せずにわかってたかのように振る舞っていた生徒も多く見受けられた。

 

そして集合時間の5分前になると…

 

樹人「失礼します」

 

知恵「は~いっと樹人君いらっしゃい♪」

 

樹人「すみません部屋間違えました」

 

と言って部屋を出ようと…

 

知恵「待って!待って!合ってる!合ってるから!」

 

樹人「また嫌な先生を引いてしまった感すごいんだけど…」

 

知恵「まだ時間じゃないから…あとで船のバーまで来てよ」

 

樹人「いやです」

 

知恵「ケチだなぁ他の子に会いに行くんだったら許さないぞ♪」

 

すると2人目の生徒が入ってきた

 

王「あ、あの失礼します…」

 

知恵「えっと…王ちゃんだね座って座って…あと一人なんだけど…」

 

すると最後の一人が…

 

篠原「失礼し…げ…八戸…」

 

樹人「ん?あ…篠原か…」

 

知恵「これで全員だね!質問は後で聞くから今は説明を聞いてね?」

 

そういうと先生は説明を始めた

 

知恵「今回は1年生全員を干支の12種類に分けてるよ…ちなみに君たちは寅だね」

 

樹人「干支で寅ね…」

 

篠原「私たち寅年じゃないんだけど」

 

知恵「それは関係ないかなぁそれで無人島ではチームワーク、今回の試験ではシンキング力を試す試験になってるよ…この時点で質問あるかな?」

 

王「は、はい…あの他の人たちと時間と場所が違うのは…」

 

少し気になっていたところだった…説明だけなら全員の前でした方が効率的だから

 

知恵「それは他の子とはグループが違うからね」

 

樹人「同じグループで受けないといけない理由があるってことですね」

 

知恵「そうそう!さすが樹人君!」

 

樹人「そういうのいいんで」

 

軽くあしらい続きを聞くことにした

 

知恵「ちなみにこれが寅グループね」

 

Aクラス 和泉悠馬 神室真澄  武田信之

Bクラス 安藤司 白波千尋 沼田唯 松風茂

Cクラス 赤城友希 椎名ひより 浜辺藍

Dクラス 篠原さつき 八戸樹人 王美雨

 

樹人「え…」

 

知恵「明らかに嫌な顔したよね?ちなみにこの試験ではクラスの関係は無視してね」

 

王「む、無視ですか?」

 

知恵「そう!君たちはDクラスじゃなくて寅グループとして行動するの」

 

そういうとプリントを配布しはじめた

 

知恵「今配ったプリントは回収するから覚えてね?」

 

プリントの内容は以下の通りだった

 

・試験開始当日午前8時に一斉にメールを送る。「優待者」になったものはその場で教える。

・試験日程は明日から4日後の午後9時まで。

 

・1日に2度グループだけで特定の時間と部屋に集まり1時間話し合いを行うこと。

 

・話し合いの内容は自主性にまかせる。

 

・試験終了後、午後9時30分~午後10時までの間のみ優待者が誰であったかを受け付ける。解答は1人1回までとする。

 

・回答は自分の携帯で特定のアドレスに送信する。

 

・「優待者」は解答権はない。

 

・他干支への解答はできない。

 

・結果は最終日の午後11時に伝える。

 

樹人「簡単に言ったら…自分のグループの優待者を見つけて指定の時間に報告しろってことですよね」

 

知恵「そうだね。で、ここからが大事なんだけど…例えば樹人君が優待者だとして、その試験の答えは樹人君になるの…それを指定時間内に送信したら全員に50万ptsで樹人君には100万ptsが手に入るの。これが結果1ね」

 

篠原「50万!?優待者有利過ぎない!?」

 

知恵「他には指定時間内に優待者を見つけられない又は誤答した場合優待者のみ50万ptsこれが結果2」

 

樹人「ここまで聞くと優待者が有利すぎると思いますが…」

 

知恵「そうとも行かないよ。裏面見ていいよ」

 

すると3人はプリントの裏を見て

 

知恵「試験終了を待たないで回答した場合、たとえば同じグループの白波ちゃんがまだ試験中に樹人君って答えた場合は、Bクラスにクラスポイント50を手に入れて正解者は50万ptsを手に入れる。それに優待者が当てられたクラスはクラスポイント50を失う。ちなみに同じクラスの子は解答できないよ。これが結果3」

 

篠原「え…えっと…よくわかんない」

 

樹人「試験中に裏切って勝手に当てて終わらせるってことですよね」

 

知恵「そうそう!それで外した場合はその逆で答えたクラスがクラスポイントを失い優待者のクラスがポイントを得て、優待者にも50万ptsくるってこと。これが結果4。ちなみに途中で答えた場合は答えた時点で終了だからね」

 

との説明を受けて誰も質問もなかったので解散となった。

 

樹人「なあ篠原と王連絡先交換しないか?」

 

篠原「は?なんで?」

 

樹人「この試験だけでもいい集まるとき以外でも情報は交換したいからな」

 

王「そういうことなら私はいいよ?」

 

篠原「ちなみにだけど…どの結果を狙うの?」

 

樹人「この3人が優待者にならない場合は3…誰かなった場合は4を狙う」

 

篠原「結構好戦的ね…いいわ条件があるけど」

 

樹人「答える権利は篠原にやるよ外れた場合は僕から50万おくるから」

 

篠原「わかったわ」

 

こうして王と篠原の連絡先を交換した。

 

樹人「そろそろ平田が来る時間だな…」

 

平田達が来るのを近くで待っていたら

 

翔「どうした英雄お前もこの時間か?」

 

葛城「なにをしている龍園」

 

神崎「ん?何やら騒がしいと思えば…」

 

平田「あれ?八戸君終わってるはずじゃ…」

 

各クラスのリーダー核が集まってきていた




やっとひよりちゃんと絡める…


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辰と優待者


久しぶりですね、思いっきり大学が忙しくてやる暇がありませんでした。申し訳ない…進級のためなんや…でも少し余裕ができたから投稿する!




 

樹人「え、なにこのメンバー…」

 

翔「ふふふ…面白いメンバーが集まってるな」

 

樹人「なんでこんなに代表格ばっかりいるの…」

 

葛城「そういうお前はどうなんだ八戸」

 

樹人「残念ながら僕はこの場には呼ばれなかったみたいだよ」

 

すると樹人は2人から離れて

 

神崎「八戸か…無人島では助かった」

 

樹人「ん?いや良いよ帆波には世話になってるし…それじゃあDのところ行くわ」

 

神崎とも離れて平田、鈴音、桔梗…そして清隆の元に向かった

 

桔梗「みーくんすごいメンバーと対等に話してるね」

 

樹人「ん?だって対等な立場だし」

 

鈴音「あなた…頭が切れるあの中で対等と言える自信はどこから来るの…」

 

清隆「暴力事件の時からこのクラスの頭脳は樹人だと思うけどな」

 

平田「最初にシステムに気付いたのもそうだし」

 

樹人「2人は僕を褒め殺してどうしたいの?」

 

すると20時30分になり…

 

平田「それじゃあ僕たちは行くよ」

 

といい3人は部屋の中に入っていった…

そのあとすぐに

 

樹人「どうしてこの場に帆波はいないんだ?」

 

清隆「たしかに…この中に一之瀬がいないのは不自然すぎる」

 

樹人「だよな…ここのグループから意図的に外したってことか」

 

清隆「ちなみに一之瀬は俺のグループだ」

 

樹人「…清隆気を付けた方が良いぞ」

 

清隆「あぁ…」

 

次の日

樹人は桔梗と一緒にデッキで2人きりになっていた

 

桔梗「優待者の決め方って法則あるのかな…」

 

樹人「わからないが…均等に分けてると言ってたからな…」

 

すると電話が鳴り…確認すると

 

<『厳正なる審査の結果、あなたは優待者に選ばれませんでした。

グループの一人として自覚をもって行動し試験に挑んで下さい。

本日の午後1時より試験を開始いたします。

本試験は本日より3日間行われます。

寅グループの方は1階寅部屋に集合してください。』>

 

とのことだった

 

樹人「僕は優待者じゃなかったけど」

 

桔梗「みーくんこれ見て…」

 

見せてくれたディスプレイには『あなたは優待者に選ばれました。』と書いてあった

 

樹人「まじか…きょーちゃんのグループって…」

 

桔梗「辰…」

 

樹人「…とりあえず一回目の集まりが終わった後もう一回集まろう」

 

桔梗「わかった…」

 

樹人「落ち着くまでいてやる…」

 

すると桔梗はプレッシャーに耐えられなくなったのか樹人に抱き着いて

 

桔梗「私頑張るから…学校に帰ったら2人きりになりたいよ…」

 

樹人「…わかった今回は他のメンバーに何言われても無視してやるから」

 

桔梗「ありがとう…みーくん…好きだよ」

 

樹人「僕はどんなきょーちゃんの味方だよ」

 

数分はこの場に寄ってきた人はここにはいなかった…

 

桔梗「さて!みーくんエナジー注入完了したし行ってくるね!」

 

桔梗はあざとく敬礼してテクテクと船の中に走って行き…樹人は時間を確認すると…

12:35と表示されており

 

樹人「…やば!」





櫛田のヒロイン力高まってきてんね!


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初面会


脳内では出来てるのよ…でも字に起こすと文字数が足りない…ってことが多々あります…基本それなんだけど


 

時間ギリギリになり樹人は寅部屋の前に立っていて…

 

樹人「…行くか」

 

そういうと樹人は部屋の中に入ると…

 

真澄「…やっときた」

 

樹人「なんでお前は同じクラスの人より僕の方に来るの?」

 

真澄「信用できるのあんたしかいないから」

 

するとアナウンスで

<1回目のグループディスカッションを開始します>

と流れて

 

椎名「それではみなさんまずは自己紹介しましょうか」

 

和泉「ちょっといいか…」

 

椎名「なんでしょうか?」

 

和泉「Aクラスとして今回の試験は沈黙で行かせてもらう」

 

樹人「ほう…試験放棄ってことでいいなだな?」

 

和泉「言い方にトゲがあるが…余計な話し合いなどせずに試験を終えることが良いとAで決めたことだ」

 

椎名「それはAクラスだからできる戦略ですね」

 

樹人「そうだな…変に動いて優待者を見つけられてクラスポイント差を詰められるより話し合いしないで変動なしって戦略を取れるのはAだけ…なら他クラスは好きにさせてもらう」

 

椎名「それじゃあ遅れましたが皆さん自己紹介しましょうか」

 

椎名の呼びかけにより全員が自己紹介を始めて…

 

椎名「それじゃあ各々ここからは自由と言うことで」

 

その一言を皮切りに同じクラス内で固まったり一人でいたりとみんなバラバラな動きを取っていた

 

篠原「ねえ…八戸はどうおもってるの?この全員の反応」

 

樹人「Aはリーダーの動きをこなしているだけ…特に問題はない…Bは平和主義だ…特に揉めることもしてこないだろう…Cだけがわからない…無人島の伊吹のこともあるからCだけは気を付けとけ」

 

篠原「わかった…」

 

する篠原は離れて一人になり携帯を触っていた

 

樹人「で…真澄はどうしてここにいる」

 

真澄「別にいいでしょ…今だけはあんたを独占できるんだから…」

 

樹人「今回のAの方針を決めたのも葛城か?」

 

真澄「そうよ…な、なによその顔は」

 

樹人「ん?いや…ならその計画潰してやろうかなって」

 

真澄「それも坂柳からの借り?」

 

樹人「いや…保守的に戦略を立てるともろくなるってところを見せるだけだよ」

 

そこから真澄は1回目のディスカッションが終わるまでずっと樹人の横にべったりくっついていた

 

そして時間になり…

 

真澄「また時間になったらこうしていい?」

 

樹人「ああ…」

 

樹人は部屋からでると自分の部屋に戻り…

 

樹人「…早いな高円寺」

 

高円寺「ん?おやオッドボーイじゃないか」

 

樹人「今から話し合いするんだが…」

 

高円寺「心配には及ばないさ聞き流しておくよ」

 

樹人「…そうか」

 

すると平田、清隆、幸村が来て

 

平田「早かったね八戸くん」

 

樹人「すぐに部屋に来たからな」

 

そして今回の状況報告として話し合いが始まり…

 

樹人「現状Aが話さないのはどこも同じか」

 

平田「葛城君の案らしいけどね」

 

幸村「どうしても逃げ切りを狙ってるみたいだからな…ところで」

 

幸村が部屋の隅を見て

 

幸村「高円寺!真剣に聞いてくれ!今回はリタイアできないからな!」

 

高円寺「あのときは体調を崩したんだ…でも試験が続くのも面倒だねえ」

 

幸村「考えようともしないで…」

 

高円寺「面白くない試験を続けても無意味だろう?それにこれは簡単な嘘つきを見つけるゲームだ」

 

樹人「…嘘つきねぇ」

 

すると全員の携帯が鳴り

 

<猿グループの試験が終了しました。

猿グループのみなさんは以後試験に参加する必要はありません。

他のグループの邪魔にならないよう気を付けてください>

 

幸村「おい!猿ってお前のグループだろ!」

 

高円寺「これで私は自由の身になったわけだ」

 

樹人「一つだけ教えてくれ…当たってる自信はあるか?」

 

高円寺「オッドボーイがそんなこと聞くとは思わなかったよ」

 

樹人「悪かったなその返事でわかった」

 

すると高円寺は外に出て行った

 

幸村「まったくあいつは…外れてたら…」

 

樹人「それはない…あいつのポテンシャルなら…外すなんてありえない」

 

幸村「ど、どうしてわかるんだよ」

 

樹人「能力だけで見たらあいつはクラス…いや学年トップレベルだ」

 

清隆「それを樹人がいうってことはもう幸村でもわかるんじゃないか?」

 

幸村「…そうだな悔しいが俺も八戸には勝てない…その八戸が認めてるならそうなのかもな」

 

そして今回の報告会は解散となった。





ひよりが空気!まだ1回目!1回目だから許して!


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