生ショコラはお好きですか? (Ирвэс)
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世界観とキャラクター紹介

〇キャラクター

 

☆は蓬莱バッジを貰った異能力者、★は蓬莱預かり、・は一般人

 

井口(いぐち)ショコラ

 

身長:165㎝

血液型:A型

足の形:スクエア型

耳垢のタイプ:ウェット

家族構成・父、母

パーソナルカラー:藍

趣味・オカリナと成長日記(※主に梨音の胸の)、自分を鍛え高める事

日課:梨音の胸を揉みしだく(※撫で回す)事、裸足で歩く事、ヴォイストレーニング、柔軟体操

 

この物語の主人公。鏡華女学園中等部に在籍する1年生で所属は合唱部。若倉姉妹とは従姉妹に当たり、紅李夢からは「ショコラ姐」と呼ばれる一方で海を「海姉さん」と呼び慕う少女である。

一見するとお淑やかそうな印象だが、実際はクールで苛烈な性格をしておりかなりの猛毒舌。賞賛にせよ叱責にせよ、何を言うにも煽りを併行している印象が見え隠れしており、対人関係でしこりを生み易い。だが、その一方で面倒見が良く、まさしく男勝りな姉御肌を地で行く少女である。

こうした人物像故、「凄くしっかり者で頼りになる」と周りから見られる一方、「糞生意気でムカつく奴」と思われて敵を作り易い。

普段の言動も尊大且つ辛辣で破天荒と、良く言えば女傑だが悪く言えばじゃじゃ馬ではある物の、何時も威張っているだけあって身体能力、頭脳面、料理や芸術にスポーツとあらゆる分野を卒無くこなすだけのスペックの高さを誇る。特に歌唱に関する才能は誰もが認める程に天才的で声の音域が幅広く、尚且つ音程=コードを自由自在に操る為にロックやバラード、民謡やシャンソンと全く異なるジャンルの歌も完璧に歌いこなす上に全く声が涸れる事が無い。加えて体力と肺活量も超人的で1時間ノーブレスで歌い続けたり、1000曲連続でダンスしながら歌っても全く疲れる事が無い。

更に彼女の名誉の為に言っておくと、ショコラの持って生まれた才能は歌唱力と体力のみであり、それ以外の要素は自身とは別次元のスペックの高さを誇る海に憧れ、彼女の理解者足る為に少しでも近付ける様にと言う想いと共に大変な努力で己を磨き上げて来た賜物であり、言わば『類稀なる努力家』である。

それ故、才能も無く努力もせずに微温湯に浸かるだけで何もせず、その癖自身を取り巻く環境や与えられる物に文句や不平や愚痴ばかりを垂れ流して己を慰めるだけ、自分より下と判断した者を見下し陰口を叩いて安心しようとしてるだけの輩を何よりも嫌う。

ショコラの普段の尊大さはそうした底辺達への軽蔑と共に、「自分はそんなクズとは違う!」と言う意思表示の表れであり、実際にそうあるべく日々己を磨き続けるその姿は多くの者達から支持される。無論、それは親類である海や紅李夢に小学校からの付き合いの梨音も例に漏れず、彼女達もまたショコラの事を強く尊敬し、高く評価している。

 

容姿は銀髪のセミショートにカチューシャを着け、瞳の色も暗めの青紫。服装も藍色且つ長袖のセーラーワンピースに身を包んでいるが、下は裸足に紺色のリボンをふくらはぎから足の甲まで両足に巻き付けている。更に透明度の高い色白の肌をしている為、黙っていれば愛らしい人形の様である。

学校では素足にローファーや上履きを吐くスタイルを取るが、直ぐに脱いで裸足で歩き回る他、日常でも外出時に必ずと言って良い程裸足で街を闊歩する(※一応申し訳程度に履物は持ち歩く)。尚、制服姿になる際に足のリボンは足首だけに巻いて自己主張は控える物の、授業中は当然の如く上履きを脱いで裸足になる。

加えてかなりの高頻度で手を後ろ手に組み、更に極め付けとして無類の乳揉み魔で梨音を始めとした巨乳の少女在らば物凄いスピードで背後に回り込み、その両手を相手の脇の下に滑り込ませて執拗且つ優しく、それでいてねっとりとその両胸を撫で回し、揉みしだき、乳首を弄り倒す。

本人には悪意など一切無く、寧ろ「胸を弄られる事は女のみに許された快感であり最高の特権であり無上の幸福」と本気で思い込んでいる始末。同時に「歌と裸足、そして豊満で揉みしだき甲斐の有る女の乳さえあれば生きて行ける!」と豪語する程に先の3つを自身のアイデンティティとしている。

 

若倉紅李夢(わかくらくりむ)

 

身長:159㎝

血液型:O型

足の形:エジプト型

耳垢のタイプ:ウェット

家族構成:父、母、姉

パーソナルカラー:紅

趣味:新メニューの料理開発

日課:嗅覚の訓練、海日記、ショコラ日記、裸足で歩く事

 

鏡華女学園中等部に在籍する1年生でショコラの従妹。3年の海は彼女の実姉である。海やショコラに比べると割と常識人で、灰汁の強い身内に囲まれつつも自分の未来に向かって只管に己の才を磨く芯の強さを持つ少女。その一方で所構わず裸足になる辺りは流石は姉妹と言うべきか。加えて極めて高頻度で手を後ろ手に組む。

その名の通り紅色の髪を後ろで1本に結った髪形をしており、割とガーリィな服装を好むが下にはスパッツを履く等、割とアクティヴな面も有る。加えてショコラ程では無いが胸揉み魔であり、更に匂いフェチと言う性癖の持ち主で、特に女の子の足の匂いに目が無い。

 

学校ではフードクリエイト部に所属し、類稀な嗅覚を武器に香りだけで相手を陥落させるメニュー開発に余念が無く、その腕は海をして「自分以上の才覚」と言わしめる程。

 

若倉(わかくら) (うみ)

 

身長:172㎝

血液型:AB型

足の形:ギリシャ型

耳垢のタイプ:ドライ

家族構成:父、母、妹

パーソナルカラー:白

趣味:チェス、将棋、読書、緊縛(マミフィケーション)、自己研鑽

日課:妹弄り、柔軟体操、裸足で歩く事

 

鏡華女学園中等部の3年生で紅李夢の姉。高等部に上がったら次期会長の座が内定している超天才少女。ショコラからは「海姉さん」と呼ばれて尊敬されている他、梨音と同じ水泳部に所属しており彼女とも仲が良い。

極めて卓越した頭脳と身体能力の持ち主であり、あらゆる分野に精通する完璧超人。初めて見る機械や道具すら完璧に使いこなす他、バチスタ手術すらお手の物。世界の主要言語を古典語込みで話し、あらゆる計算や演算をスパコン以上に正確且つ瞬時にやってのける。当然学校の成績はオール満点で、学年トップを独走する程。

それこそハーバード大学処か、合格率僅か1.47%のビルラ技術科学大学(BITS)にすら余裕で入学出来る程の偏差値を誇り、頭脳面だけで言えばマッキンゼーにすら簡単に内定が決まるとすらされる。

 

この様な超人振りが目に付く少女だが、幼少期はその自身の能力に周りが付いて来れず、疎まれ孤立して絶望し、不登校に陥った時期が有った。だが、高等部の現会長に救われた上に学園の初代会長だった人物からの特別教育を経て鏡華に入学。生来の明るさと純真さを取り戻す。

性格は梨音と同等かそれ以上に純粋過ぎる子供其の物ではある物の、彼女と違ってその異次元級の知能の高さ故に時折腹黒さを見せたり浮世離れした言動を取ったり、果ては常軌を逸した狂気の沙汰に一切の悪意も自覚も無く嬉々として及ぶ等、天才特有のかなり危ういバランスの上に立って生きている面も持ち合わせている。

無類の裸足好きであり、ショコラ程矢鱈に外を裸足で歩き回る事は無いが彼女も四六時中靴下やタイツ等一切履かないで過ごしており、靴やサンダルの様な履物を脱ぐ開放感に幸せを感じる模様。ショコラや紅李夢同様、極めて高頻度で手を後ろ手に組む。

 

田伏梨音(たぶせりおん)

 

身長:172㎝

血液型:O型

足の形:ギリシャ型

耳垢のタイプ:ウェット

家族構成:母

趣味:お菓子屋巡り

日課:裸足で歩く事

 

鏡華女学園中等部の3年生で海の同級生のアホの子。海と一緒に水泳部に所属する。童顔で菫色のロングヘア―にバスト100超は有ろうかと言う豊満な胸が特徴。更に常に手を後ろ手に組んでおり、歩いてる時も座っている時もその姿勢を崩さず、本人もそうしていないと落ち着かないらしい。

背が高くてスタイルも並外れているがその分お頭は海と対極的なまでに弱い。172㎝の長身故に体力や腕力が高く、手足が長い事もあって水泳に於いても地上での走りに於いても相当速いスピードで動く等、常人離れして高水準の身体能力を持つ。

この為、スポーツに於いて敵に回すと厄介な相手と思われるが、やっぱり頭がかなり悪い為に実力をまるで活かし切れず、海の様な存在がいて初めてまともに活躍出来る。

 

性格は一言で言えば「純真無垢な子供其の物」であり、無邪気で疑う事を全く知らないが極めて単純で相手の嘘に騙され易い。善悪の基準を自分なりにキチンと持っているのがせめてもの救いである為、馬鹿である事も手伝って洗脳や悪堕ちとは永久に縁が無いのは確かである。

だがやっぱりこうした性格とノータリン振りの為に先輩、同級生、果ては後輩からも完全に舐められており、特に後輩からは「田伏」と呼び捨て&タメ語まで利かれる始末。ショコラもその例に漏れず、スキンシップと称して彼女の事を胸を揉みしだいたり顔面を蹴飛ばしたり自身の足を舐めさせて制裁したりと、何時もぞんざいに扱っているが、何だかんだ言って大切な存在だと思っている。

梨音も梨音でそんなショコラからは小学時代に何度も虐めから助けて貰った上に面倒も見て貰った手前、馬鹿なりに彼女の良き理解者としてショコラに接する。

ショコラのみならず、若倉姉妹とも非常に仲が良く、学校でも家でも裸足で過ごし、特に私服では常にホットパンツを履いて生の美脚を惜しげも無く晒して素足にサンダル履きがデフォルト。因みにサンダルはショコラが選んであげている模様。

 

浅木君枝(あさぎきみえ)

 

身長:171㎝

血液型:AB型

足の形:ギリシャ型

耳垢のタイプ:ドライ

家族構成:父、母

パーソナルカラー:虹

趣味:読書、占い

日課:文章修行と人間観察。

 

鏡華女学園高等部の1年生で文芸部に所属する。灰白色のセミロングにオレンジと黄緑色のオッドアイが特徴で、3サイズも海や梨音に負けず抜群のプロポーション。特技は趣味にもなっている占いで、古今東西のあらゆる占いを極め尽くしている。

普段はぶっきら棒で愛想も無い毒舌家で、周りとも距離を置いて積極的に関わろうとしないが、実際は仲間想いで周りを誰よりも深く鋭く観察し、どんな些細な事も見落とす事が無く、そうやって的確に相手に助言する縁の下の力持ち。

また、こんな普段の性格に似合わず故意に相手を手玉に取って誘導したり、からかったりするのが好き。そして何より占い師として天性の才能の持ち主である手前、非常にミステリアスな雰囲気を漂わせる等、実際は掴み処が無い人物である。

 

〇専門用語

 

鏡華女学園(きょうかじょがくえん)

 

東京某所に有る中高一貫エスカレーター式の女子高。『麗しの才媛を世に』と言う理念の下、各分野における才覚に溢れた女生徒達が日々の勉学と各分野の自己研鑽に明け暮れる学び舎で、中高併せて生徒数は凡そ1500人にも上る。

数多の才女を輩出する学び舎であるこの学校では例年、奇人変人な子が特待生込みで少なからず入学及び編入して来るが、その中で学年上位に入る者は世界のスター街道を一生歩けると見て間違い無い逸材揃い。同時にそんな彼女達には蓬莱バッジなる物が配られ、その運命を大きく変えて行く事となる。

因みにこの学園では、どう言う訳か不可思議な出来事が度々起こるとされているが、別に命が奪われたり運命が狂ったりする程の物では無いので誰も気にしない。

 

蓬莱(ほうらい)バッジ

学園の女子達の中で極めて優れた力を持った少女達には、『蓬莱バッジ』と呼ばれるエリートの証が授与される。樹の形を思わせる形状をしており、中央に各人のパーソナルカラーの宝石が埋め込まれているのが特徴。

これを授かった者は学園内でも授業料が免除される処か、各分野の研鑽の為なら予算まで出る程。更に蓬莱バッジを手にした女子達は皆、その瞬間を境に何かしらの異能力に目覚め、10代の肉体と外見のまま歳すら取らない超人になる模様。

 

但し、蓬莱バッジが配られてその恩恵に与れるのは高等部に進学してからであり、中等部の子達はその候補として「蓬莱預かり」と呼ばれる色の抜けたバッジが稀に配られる事が有る。尚、この「預かり」のバッジを配られた状態でも異能力には目覚めるらしいが不完全にしか覚醒にしかならず、大した力は発動出来ない。

 

蓬莱バッジが配られる人数には制限があり、定員は基本的に12人。その内訳は当然ながら卒業と編入の度に入れ替わるが、各学年から毎年1人ずつ確実に選抜される。

その中で白と黒の蓬莱バッジを受け取った者は、それぞれ代々生徒会長と副会長の座を引き継ぐ事となる。取り分け白の生徒が覚醒する異能力はチートと言う言葉すら生温い程絶対的で、元々の頭脳と身体能力と才能の数々と相まって何人も寄せ付けない。まともに対応出来るのは黒や虹等の一部のみとされる。

白と黒は高等部に進学した者の中から選定される為、高校3年になって選ばれる者と1年になると同時に選ばれる者の2パターンがおり、中弛みの2年が選ばれる事は先ず無い。

 

何れにせよ、蓬莱バッジを受け取る程の神懸かり的な才媛はそのまま『蓬莱』と呼ばれて学園中から尊敬と羨望を受けるのは間違い無いが、選定基準は能力面、人格面と非常に多岐に亘る。尚、勘の鋭い者はピンと来るだろうがこんな恐るべき力の覚醒を促し、少女を超人へと変えてしまうバッジを作り与える者が何者かは不明。学園の運営に携わる誰かである事は確かだが真実は闇。只、蓬莱バッジを授かるに相応しい者の選定が眼鏡違いである事は、「預かり」も込みで絶対に有り得ない。

 

更にこの学園には蓬莱と呼ばれる少女達が集まって交流する『蓬莱会』なる学生自治会も存在しており、各分野の勉強会や今後の学園生活の方針を話し合うミーティングまで行われる。生徒会が内閣ならばこちらは差し詰め国会と言うべき物だが、こちらの元締めも歴代の白が務める事になっている。

蓬莱になった者が一般人の前で異能力を見られる事が度々有るが、蓬莱バッジの加護の下に多くの場合記憶を消されてしまうので、その機密は守られる。但し、一般人でも蓬莱と魂の結び付きが強い者の場合は記憶を消す事は困難で、仮に消したとしても何かの切っ掛けで思い出す可能性が高い。また、極稀に蓬莱が異能力を行使する際に発する生命エネルギーに適合した場合、その人間も不老の身となる。だが適合する可能性が有るのは10代のミドルティーンからハイティーンに掛けての少女のみであり、この時点で蟻の巣の入口より遥かに狭き門である。



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