東方別主虚 (紫屋の紫苑)
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プロローグ
原点に、


どうも初めまして。紫屋の紫苑と申します。東方のSSを書きましたが原作をまだプレイしていませんごめんなさい。独自の見解と色々と調べた内容を元に構成しています。この作品が初投稿でSSを書いたのも初めてなので駄作ですがそれでもいいよと言う方はゆっくりしていってください。それでは本編へ参りましょう。




 草木が靡き隙間から夕陽の光から漏れ出ている。木漏れ日と言うやつだだろうか。

 どれくらい歩いただろう?森から出れる気配が全く無い。森に好かれたとか?嬉しくねぇ…。

 と言うか、――――――

 

 

 

「―――本当に何処だよ。此処」

 

 

 

 絶賛迷子中。こうなった原因は、ほんの数時間前。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 やぁ。今は一人で下校中。決して、友達がいないとか一人ぼっちだとかでは無い。断じて。まぁ、とりあえずその話は置いといて。

 どうも皆さん。普通の高校生、白咲 祐です。

 好きなものは東方、艦これ、小説など本当に普通だ。多分。

 え、彼女?………チョットナニイッルカワカラナイ。

 おっと、話がそれちまった。まぁ、なんだ。全く家につかない。もう家についてもいいはずなんだが…。それに全く人の気配が無い。信じられないことに同じ所を何回も通ってる気がする。わけがわからないよ。

 元々記憶力がアレだから気のせいかも知れない。流石に家は覚えてるが、ここら辺の土地は学校と山と近所のスーパーぐらいだ。

 興味本位でちょっと別の道から帰ろうとした俺が馬鹿だったのかもしれない。

 超能力に覚醒めて異世界に飛ばされる的な事だったら良いのに。……。ふっ、とうとう覚醒めてs

 

 

 

「ちょっといいかしら」

 

 

「ひゃい!?」

 

 

 

 びっくりした…。って、ヤバイ。思わず声がって……え?

 ちょっと待って。紫様のコスプレをしてるのだが。もしかしてレイヤーさん?そうだとしてもなぜ町中で。まぁ、後で聞くか。すーーーはーーー…ごほん。

 

 

 

「何でしょうか?」

 

 

「あなた、白咲祐ね?」

 

 

「へっ?」

 

 

 

 えっ…なんで名前知ってるの!?教えてないよね!?

 もしかしてストーカー?いやまて、落とし物を届けに来ただけかも。確認してみるか…。……。い、一応逃げる準備だけしておくか。そうだな。うん…。

 

 

 

「まぁ、そう…ですけど…。……って、えっ!?水筒が無い!?」

 

 

「……。まぁいいわ。あなた、幻想郷に来ない?」

 

 

 

 ヤバイ。親に叱られる。それはもうボコb……って…え?

 今なんて言った?幻想郷に来ないかって言った?いや、待てよ?冷静に考えてみろ。何回も同じ所を通ってるし本物なのではないだろうか。僕の記憶力のせい?またまた、ご冗談を…。冗談だよな!?

 一応、答えて…みる…か?ととと取り敢えず万が一に備えて準備だけしておくか。

 

 

 

「イ・・・エス・・・・・・?なーんt」

 

 

「そう。よかったわ。()()、怪我をさせずに済んで」

 

 

「……え?」

 

 

 

 瞬間、謎の浮遊感と共にギョロリとこちらを見る数多の目がある穴へと飲み込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 のんびりと、不安と希望を抱いて生きていく。そんな平凡な日々を過ごし、過ぎていく時を惜しみながらゆっくりと静かに、人生が終わって行く。

 そんな人生を想像してた。

 パンを咥えた美少女にぶつかったり、突如、運命の人と出会うわけでもなく。異世界に転生したり、世界を救う事も無い。何の変哲もない人生を。

 「人生は小説よりも奇なり」殆どの人が知っているだろうことわざを聞いて本当にそう思う。

 人生、何が起こるか―――

 

 

 

 

       ―――本当に解らなかった。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。
間違いや、おかしな所を見つけた場合教えてくださると助かります。感想お待ちしております。


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外来人に、

投稿が遅れてしまってすみませんでした。次から気を付けます。本当にすみませんでした。
それでは本編をどうぞ。


 嗚呼、どれくらいの時間が経ったであろうか。一体俺が何をしたというのだ。紫様のコスプレ、と言うか絶対本物だ。実際に、スキマに落ちたのだ。そのまま腰から落ちたのは言うまでもない。

 この話も大事だが……それよりも、今はだんだん辺りが暗くなってきている。そう。夜が近づいてきているのだ。夜は妖怪の活動時間。これが正しければ、非常に不味い。

 あれ?何かおかしいぞ…。周りが暗くなっていく。ほんの少しだが、まだ太陽は出ているはずだ。まるで暗闇に飲み込まれたみたいに……。ん?…考えたく無いがもしかして……。

 

 

 

「むぅ〜〜。今度は外さないよ〜」

 

 

 

 ふわふわとした幼い少女声。でも微かに、殺意を感じた。まさか、本当に彼女だなんて。下手したら死んでしまう。

 

 

 

「っくぅ。待って!僕は食べ良い人間じゃないよ!!」

 

 

「そーなのかー」

 

 

「でも外来人は食べていいっていてたから」

 

 

「いただきまーす」

 

 

 

 

 お腹も空いてるし、と付け加えて言った。かわいい。

 って!あっぶなっ!『あなたは食べてもいい人間?』って聞かないの!?外来人って何でしってんの!?それよりも逃げなきゃ!喰われる!!理不尽!

 

 

 

「まてーー」

 

 

「ヒィィィィイイ!!」

 

 

 

 周りから見れば少女と戯れてるだけかもしない。だが、此方からしたら堪ったもんじゃない!って、やばい!思ったよりも速い!このままだと追いつかれる!何処かに隠れる場所はないのか!?逃げ隠れる事が出来るならどこでもいい!小屋でも、水の中でも、穴でもいいから!何処か………!

 

 

 

「おい!あんた、こっちだ!こっち!!」

 

 

「誰だあんた!此処は危ないから早く逃げろ!!」

 

 

「説明は後だ!いいから!早く此方に!!」

 

 

「あぁ、もう!どうなっても知らんぞ!」

 

 

「まーてーー」

 

 

「はぁぁあっ」

 

 

 

な、なんだ!?この結界は!?おじさん、もしかして凄い人なの!?ルーミアの周りに結界が……。でも助かった…。

 

 

 

「助けてくれてありがとう、おじさん」

 

 

「ふぅ。礼は後だ。今のうちに逃げよう」

 

 

 

 おお!おじさん格好いい…!確かにルーミアが脱出しようとしている。このままじゃ時間の問題だ…!

 

 

 

「俺について来い」

 

 

「ああ!」

 

 

 

―――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

          青年移動中

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「助かった。改めてありがとな、おじさん」

 

 

「ああ。礼には及ばない当たり前の事をしただけだ。同じ外来人同士仲良くしような!」

 

 

「ああ!」

 

 

 

何だかんだあっておじさんの家に停めてもらう事となった。なるほど。同じ外来人もいるってことか。

 

 

 

「そう言えばあんた、なまえは?」

 

 

「白咲です。白咲 祐。貴方は?」

 

 

「おじさんでいいぞ、。話は変わるが白咲、これからどうするか決まってるか?もし決まってなかったら――」

 

 

 

他にもいろんな事を聞いた。さっきの結界のお札とか、博麗神社にいった方が良い事。……外来人は差別を受けている事。

まぁ、取り敢えず明日の朝、おじさんから地図をもらって博麗神社に行く事にした。もう覚えたから地図は要らないらしい。紫様に会いにいかなくちゃだなしな。博麗神社に行くか。よく驚かないな、と言われたが取り敢えず駒化しておいたのは余談。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「祐、気を付けていけよ!」

 

 

「ああ。世話になった。ありがとな!!」

 

 

 

 

そう言って僕は、博麗神社へと向かった。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。
間違いや、おかしな所を見つけた場合教えてくださると助かります。感想お待ちしております。
疑問点はしっかり回収しますのでご安心を。多分()


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