学園黙示録~ショッピングセンター脱出~【実況プレイ風】休憩中 (美羽様可愛いヤッター!)
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01

(連続投稿は)無いです。
(書き溜めは多少)ありますねぇ!


 エロとグロが織り成すゾンビサバイバルゲーム、学園黙示録Highschool OF The Dead始めていきます。

 腕の見せ所さん!?でガバるし、グダるしとプレイヤーの屑でしたのでRTAではなく通常プレイをしながら参考までにモール脱出までタイムを測定していきたいと思います。

 Newgameを押したら早速キャラ選択ですがランダムなのでカットします。

 …これはノンケ兄貴大好きな日焼け褐色肌が眩しい元気娘の堀川萌絵ちゃんですね。悪ガキとヒマワリを足したような笑顔が可愛いです。(ノンケ)

愛称は愛着が沸くようにホモちゃんにしましょう。

 

 ヤンチャしていた過去があるので逃げ回るのに必要な能力である持久力と体力、戦闘やバリケード設置に役立つ筋力が高く終末世界を生き延びるサバイバーに相応しいステータスをしています。(攻略本)

まるでゴリスみたいだぁ……(恍惚)。反面、知能はメッチャクチャ低いですが力でゴリ押せばええやろ? (B.S.A.A脳)

 

 オープニングは夢でもアニメでも飽きるくらい見まくったのでカットします。画面が変わってスタートしたら即セーブ。これは基本ですからね。

 

 まずは周囲の確認。えー、開始地点は…保健室かな? あ、鞠川静香(おっぱい)先生いますので保健室です。おっぱいが見えるってのは辛いなサム。…ホモちゃん早々に体力バー減ってるんですけど?何もしてないのにガバった?マジで? 

 

「もう! 何度も言ってるのにまた怪我して!」

 

 おっぱ…おっぱい先生が包帯と消毒液を持って来ました。…ステータス画面には確かにバッドステータスで出血がありますのでホモちゃんは何かしらの怪我をしているみたいですね。ただ現在進行形で治療を受けてるので回復寸前みたいです。体力バーも徐々に回復してますね。

 あ^~、癒えるんじゃ~。これは恐らくチュートリアルですかね?怪我や状態異常を持っている場合は鞠川先生か治療道具を使用して回復しましょう。

 

「それで今度は何したのかしら? 前はガラスで手を切ったって言ってたけど?」

 

 えぇ…(困惑)

 あ、選択肢ですね。ん~、ここは当たり障りの無い回答をしておきたいですが…。

 

『修理してたら手を切った』

 

『喧嘩で刃物を握り締めた』

 

 …この場合、マトモそうなのって上なのかな?というか主語無しなせいで何の修理なのか分から無いんですけど…。いや、下はヤンチャしてたって言うし有り得そう? 学校生活的には喧嘩なんですかね? …今回は上を選択しておきましょうか。

 

『パッシブスキル『DIY女子』を習得』

 

 …………。(ワ○ップ、wiki、攻略本ガン見)

なるほど、ホモちゃんはヤンチャしてたけど色々あって暴力とは無縁なDIYに目覚めたらしいです(攻略本、キャラ設定抜粋)。それが先程の選択肢によってテキストだけの設定がスキルに昇華したようですね(攻略wiki参照)

素性:DIY女子と言ったところでしょうか?火継ぎでもする?

DIY女子は戦闘能力にマイナスが入りますが、工作と器用にプラス補正が掛かるようですね。これがあるとバリケード設置の作業時間が短縮させることが出来るらしいので大助かりです。しかも手持ちアイテムにはDIY女子らしく工具箱、通称武器ガチャが追加されます。ちなみに喧嘩で怪我したを選ぶと『ステゴロ』『威圧』の2スキルを入手できるらしいです(wiki調べ)

 ……保健室スタートだとこの後、石井と岡田の両名がやって来て本編の始まりとなります。原作やアニメだと毒島先輩が木刀で『奴ら』を高速討伐するシーンの前置きになる部分ですね。

今回はホモちゃんがいますので石井が噛まれても鞠川先生には1匹たりとも近付かせません。毒島先輩が来なくても倒してしまえば強制的に先輩登場イベントに繋がるらしいので、ここは囮を利用して毒島先輩が来る前にホモちゃんの経験値へと変えてしまいましょう。

石井?アイツは良い奴だったよ……。

 

「静香先生! 岡田が!」

 

 はい、来ました。そして本編スタートの合図です。どこで噛まれたかは知りませんが、岡田が噛まれて入ってきた時点で校内では原作通り会食(暗喩)が行われております。

 岡田が死んで奴らになり、外から来る連中含めて石井が暫く囮…デコイ…。…時間稼ぎしてくれますので今のうちに武器ガチャをしてしまいましょう。工具箱にはランダムで5つの工作系アイテムが入っています。狙いは打撃最強格のネイルハンマー、次点でバールです。ネイルハンマーは木柄だと初発で折れることが有るらしいので気を付けないといけません(wiki調べ)

 ここで良いのが来ることを願いながらチキンセーブをしておきます。物によってはRTAとか関係無くリセット案件です。

 

 良いの出ろ良いの出ろ良いの出ろ良いの出ろ良いの出ろ

 

 これは……釘ですね。バリケード強化用、武器製作・改造素材みたいです。

 お次はパテ。補強、修理に使える素材アイテムです。

 続けてドライバーセット。これはRTA御用達の『がっこうぐらし!』と同じく緊急脱出用の武器として使えます。勿論、工具として使用もできます。

お、またドライバーセットですね。そしてメジャーと。

 ……ハンマーどこ? ここ? 

 仕方無いのでハンマーが出るまでカットします。

 

 ★★★

 

 救いはないね。救いは無いんですか!? (現在25敗)

この工具箱の中おかしいだろ! ガチャ運が無いとかそういう次元の話じゃねぇぞ? 

 

 ガサガサ

 パテ、パテ、パテ、パテ、釘

 

 ああん? なんで? (26敗)

 ハンマーか最悪バールで良いってのに、釘とパテばっかりが敷き詰められた工具箱だったんですかね? 君らのせいで何回リセットしてるか分かっとる? そろそろ進みてぇよなぁ~俺もなぁ~(憤怒)

 

 ガサガサ

 パテ、釘、ドライバーセット、ドライバーセット、ネイルハンマー

 

 おっほっほっほ~ハンマーだ(^ω^)

 やぁっと出てきてくれましたね。こちらが知る人ぞ知る、ネイルハンマーこと『エスカリボルグ』です。さて、兄貴たちにエスカリボルグの威力を見させたいのか丁度よくフラフラとおっぱい先生に向かって血塗れの隻腕ガールが近付いています。

 抑えきれない喜びを込めて、隻腕ガール君に決めた! 全力で振り下ろすと多少硬直がありますがコレは筋力などのステータスを成長させれば軽減できますので、今は気にしません。

 

 

 宮田です(半ギレ)

 

 

 頭がパーン(物理)なって脳漿炸裂ガールの完成です。流石の破壊力としか言いようがありませんね。ネイルハンマー怖いでしょう? 

 ただ、石井君に群がっていた皆さんもコチラへと歩み寄って来てますね。

 いかん……いかん! 危ない危ない危ない危ない危ない……

 QTEでドライバーをお目目にブスリ♂して怯ませます。そして、ネイルハンマーを構えたら……

 

 

 でてけぇ!

 

 

 フルスイングによって強化されたネイルハンマーを2回3回と振り回す度に当たったゾンビーズはトリプルアクセルよろしく吹っ飛んでいきます。んー、10点! 

 ボコボコと殴りまくって無双みたいになってますが、油断は絶対に禁物です。しかし、かの妖精の教えを心に刻んでいる私に隙はありません(隙自語)

 

 一.救いは無い、という辛い世の中に対する心構え(正しい現状認識)

 

 一.全てはチャンス、常に前向きに何でも挑戦する(諦めない実行力)

 

 一.未知のエリアへ、未来への高い志を持って(強い意思)

 

 1噛みでガメオベラ直通ですから慢心なんて捨てましょう。抗ウィルス剤なんて物もありませんから、実質救いはありません。また今の戦闘は一定時間の経過か奴らの殲滅で起こる先輩登場イベントが発生するまで終わらないので気張っていきましょう。絶望する人もいるみたいですが、ここでPSを磨けると前向きに考えればヤル気も湧くんじゃないですか?(適当) 

 そうこう話している間に最後の1人になりましたが油断せず確実に仕留めましょう。かれこれ10人叩きましたけど、ネイルハンマー君の耐久は殆ど削れてません。歪みねぇな(賛美)

 

 お邪魔するわよ~(KNN姉貴)

 

 ちょっとお母さんの声入ってんよぉ~(脊髄反射)

 あれ? 毒島先輩じゃなくて追加の奴らが湧きましたね…。おかしいな先輩来るはずなんですけど、もう少し倒さないといけないのかな? このままだとホモちゃんのスタミナ無くなっちゃうんですけど…。

 既にQTEを何度か行っているため手持ちのドライバーが弾切れで正直キツいです。

 カズヤの教えを反芻しながら油断なく処理していきましょう。練習してたときには毒島先輩が遅れるなんて無かったんですがね…。この状況は私にとってまさに『未知のエリア♂』です。

 弾切れだと言ってるのに掴み掛かって来るんじゃアない! やめろぉ! …おうどん! 

 

 掴み掛かられてしまうと武器を持っていない場合、即噛まれてしまいますが武器を所持していれば振りほどいた後に確殺ムーブに入ります。

 こんな風に……こんな風にですね……。おい! ムーブ中に掴み掛かんな! 振りほどくのにもスタミナ使うんだからやめろや! あぁぁぁぁ!? ホモちゃんがスタミナ切れしてるぅ!? 死んじゃうぅぅぅ!! 

 

 バキャ(頭が割れる音)

「大事無いか!」

 

 Wasshoi!ここで美人剣士のエントリーだ!…遅いんだよ!毒島先輩が来れば勝手にヘイト回収&無双してくれますのでホモちゃんのスタミナが回復するのをボーと見ていましょう。……片付いたみたいですね。

 

 軽く互いに自己紹介をしているのを背景に今回は終了です。ご視聴ありがとうございました。




次の投稿は2か3くらいです


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02

連日投稿されてる方ってスゲェや…。

あ、初投稿です()


 今回は濡れる!先輩が遅刻してきた所から再開です。

 始めに先の戦闘で4レベラッ!しましたので入手したスキルポイントを振っていきます。

 

 今回振るのは持久力のみです。こうすることでスタミナの最大値が上がり継続戦闘が出来るようになる他、スキルに『全力疾走(スプリントバースト)』が追加されます。このスキルを使うことでクールタイムはありますが5秒間だけ限界を越えたスピードで走ることが出来るようになります。鬼ごっこゲーだとチェイス兄貴たちが鬼引き連れながらエリア内を走り回ったりするのに使うスキルですね。

 

 このスキルを入手した理由はホモちゃんの友人キャラを助けるためです。ホモちゃんの友人は3人いまして、3人共ネームドキャラのため救助すると経験値ボーナスと称号が貰え、しかも連れ回すことが出来ます。

 

 ここでイカれた親友達を紹介するぜ。『夕樹 美玖』『一条 美鈴』『二木 敏美』の3名だ。

 …誰だよ(ピネガキ)と思う方もいるでしょう。私も最初はそう思いましたので、原作を読み直したらいるんですよ。確かに。

 

 夕樹 美玖姉貴はバスの中でイチャコラ(意味深)をしてるセクシー、エロい!なギャルっぽい感じの生徒です。カチューシャが特徴だと思います。

 

 一条 美鈴姉貴と二木 敏美姉貴は百合百合しい雰囲気抜群の仲良しさんですね。初めて見た人はあら^~良いですわゾ~ってなったんじゃないでしょうか?階数は不明ですが外の非常階段で極限状態だったのも相まって美鈴姉貴が楽しかったぜ、お前との友情ゴッコォ!状態になって敏美姉貴を超!エキサイティン!しましたけど、大人数に勝てるわけ無いだろ!された人ですね。ちなみに美鈴姉貴はシニヨンの貧乳、敏美姉貴は後々出てきます高城姉貴並の巨乳です。

 

 てことで、濡れる!先輩におっぱい先生の護衛を任せて美鈴姉貴達の救助に向かいましょう。

 美鈴姉貴、敏美姉貴の両名は開始から10分以内に合流しない限り、確定でバトルドォーム!イベントが発生しアーウー言って歩き回ります。現在のタイムを確認すると7分を回りそろそろ8分に成るところです。廊下を全力疾走し、邪魔する奴らをニンジャめいたアクションで避ければ20秒ほどで非常階段に辿り着きます。そこから上に上がってる最中に合流できますので、目測ですが大体1分くらいで合流出来ると予想しています。

 

 美玖姉貴は後々勝手に合流するのでその時に引き込みます。というかそこで引き込めないと名前に線が引かれ、死亡判定になってしまいます。

 

 親友キャラの死亡はステータスにストレス、精神に大きく響きまして最悪の場合、操作不能になって暗転からの絶叫ガメオベラという回避不能のデスコンボに繋がります。デスコンボにならなくてもホモちゃんが勝手に思い出してはメンタルダメージやステータスダウンするという強烈なデバフをバラ蒔いてくる有害物と化してしまいます。

 

 そんじゃ先輩、先生のこと任せたぞー!

 

 ★★★

 

 走れ~走れ~堀川~、ゾンビの群れを掻き分けて~。

 そういえば走ってる中で初めて知ったんですが、全力疾走を使いきらずに体感3秒くらいで切るとクールタイム短くなるんですね。これはタイム短縮にかなり関わってきそうですね。ちゃんとチャートに書き込んでおきます。

 ジョギングと全力疾走を繰り返しているホモちゃんの心臓はかなりキツいと思いますがこのまま頑張って走り続けてもらいましょう。全ては君の友達とタイムのためや、堪忍してや?

 

 たまに思うんですけど小走りとガチ走りを交互に繰り返して移動するキャラって凄くないですか?小走り中なのにスタミナが回復するとか普通無理だと思うんですけど…。

 

 非常階段前の扉はゾンビーズが自身の体を挟んで開けててくれているので、お礼を言いながら扉ごと蹴り飛ばします。下手にゆっくり開けたりすると向こう側にいる連中に手を捕まれて引き倒された後にガブガブされる確殺ムーヴ(脱出不可)を決められてしまうので、勢いよく開けることが大事です。直感や気配察知のようなスキルがあれば事前にソンビーズの気配を探知できるのですが、ホモちゃんは器用と戦闘以外は皆無なので見える範囲以外の索敵は不可能です。

 

 フム、パッと見聞きした限りだと3階かな?2階にしてはゾンビーズがノロノロしてますし、ヘッドホンから聞こえてくる悲鳴も小さくしか聞こえませんのでもう少し上にいると思われます。ほんじゃ、もういっちょ全力疾走(スプリントバースト)していきますよー!速度は…"重さ"。"人外"の速度でぶつかられたことはあるかい?(KZR)

 

 近場のゾンビーズに悪質タックルをすると周りを巻き込んで転倒してくれるので顔面ストンピングがてら上の階へと登っていきます。(クリティカルワンパンで)Foo↑気持ちぃ~。

 基本的にゾンビーズの耐久値はゲーム内の時間経過で低くなっていきます。現在ホモちゃんに顔面を踏み潰されているゾンビーズは成り立てで耐久値が高い状態ですが、ダウン状態かつ顔面ストンピングだと確定クリティカルが発動して一撃撃破になります。

 

 ですので階段を登る時はこのタックルストンピングのコンボを主体にしまして可能な限りネイルハンマーの耐久値を守りながら進んでいきます。なんていってる間に2階踊場に到着です。お、やっぱり3階でしたねぇ!

 

 …なぁんで美玖姉貴が此処にいるんでしょうかね?なんなの?ガバなの?

 仕方ないね(許容の心)。ホモちゃんは戦闘センスに関しては、あの『ナチュラル・ボーン・マスター』に匹敵すると思ってます(自画自賛)のでササッと助けてしまいましょう。

今回はここまでです。原因は調査しておきます。

 ご視聴ありがとうございました。

 

 ☆☆☆

 

 最初はただの気紛れだった。アイツが気に掛けている後輩がどんなヤツなのか気になって話し掛けにいったのが最初だったと思う。あのときは私の噂のせいで怖がられたけど何回か会う内に段々と距離が縮まりいつの間にか他人じゃ無くなっていた。

 気が付けば何時もつるんでた連中よりも彼女たちと話をしている時間が増えていたし、話をしに行くのを楽しみにしている私がいた。

 内容なんて世間話からアイツの事だったり、それこそ女子高生らしく美味しいスイーツ店の話だったり在り来たりなものばかりだ。

 

「ごめ~んアタシ用事あるから」

 

「え~、最近美玖付き合い悪くな~い?」

 

 今日もまた誘いを蹴って昼に会う彼女たちとの会話に思いを馳せる。あのバカは朝から怪我しただとか血が止まらんとか言って保健室へと走っていった。

 

「堀川のヤツ、また何かやったみたいよ」

 

「何かケンカしたって噂だよ~」

 

「え、マジで~?」

 

 ヒソヒソと好き勝手な事を口走る連中に苛つくが、それを助長するような行動ばかりを取っているバカに呆れ果てる。今ここで私が違うと事情を説明しても誰も信じないだろうし、余計に変な噂がたつだろう。

 

「…バーカ」

 

 だから私は自業自得なアイツの事を放っておいて、2人の所に行くことにした。

 

『ぜ、全校生徒に連絡します!只今校内にて暴行事件が発生しています!至急、全校生徒はッ!何だ君たちは!ウワ、やめろ!痛い痛い痛い!』

 

 教室棟は途中で切れた不穏な放送によってシーンと静まり返っている。ヒソヒソと噂話をしていた彼女たちも呆然と固まっていた。

 

「…不味いわね」

 

 何故か変に落ち着いていた私は真っ先に2人の事が頭に浮かんだ。2人の教室は非常階段2階のすぐ脇だから逃げるとしたら階段を使うだろう。そして逃げて来るのは恐らく私やバカのクラスがある3階。だから私が起こす行動は

 

「非常階段で彼女たちと合流すること!あのバカも大体分かってるだろうし、可能ならソコで合流!」

 

 そう決めた途端に私の体は、なら行くぞとばかりに私の意思よりも早く行動を始めた。まだ静まり返っている3階に私の走る音だけが反響する。他の階からも悲鳴と怒号が聞こえ始めたからそろそろ3階も同じ様になるだろう。

 

「着いた!…え?」

 

 扉を開けると目の前に広がっていたのは地獄だった。校外の住宅街では黒煙や炎が上がり、校庭では教員が生徒に襲い掛かり、組伏せて首や腕に噛み付いていた。噴き出す赤い液体と響き渡る悲鳴が冗談なんかではないことを物語っていた。そんな地獄を作り出している連中が非常階段を昇り始めている。

 

「…大丈夫よ、敏美!もう少しで3階だわ!」

 

「…えぇ!先輩たちと一緒なら逃げられるわ!」

 

 それに追われるように1番会いたかった2人も非常階段を昇ってきていた。その後ろには既に不審な動きを見せる連中が追っており、まだ距離はあるものの振り切ることは叶わなそうだった。しかも徐々に距離を詰められてきている。

 

「アタシの後輩に何してんだよ!」

 

 追われる2人を見た途端、考えるより先に階段を駆け降り始めた私は残り3段を飛び降りて彼女たちを背後に匿い、一番近くで階段を昇りながら手を伸ばしているヤツに向かって前蹴りを食らわせた。

 階段と言うこともあって体制を崩したヤツはゴロゴロと転がって、後ろのを巻き込みながら踊り場まで落ちていった。腕や足が変な方向に曲がり、頭からは血をダラダラ流しているのにゆっくり、平然と立ち上がる。

 

 その時、真っ白に濁りきった目が私を見ていた。

 

「ヒィッ!?」

 

 目があうと、飛び出した勢いに任せて蹴り飛ばした勢いは霧散し、恐怖からか足も手も震えて息苦しさを感じた。早く逃げないといけないのに頭では分かっていても体は力が抜けて、その場にへたり込んでしまう。

 

「あ」

 

 目の前まで来たヤツが大きく口を開けて私の首元へと狙いを定めていた。限界以上に開かれ、裂けた口の端から跳ねた血が私の顔に掛かる。

 

「完・璧!やっぱ、天才を越えた魔術師を越えた天才なんだよなぁ」

 

 結果として言えば私が噛み付かれることは無かった。噛み付かれるより一瞬早く、アイツがヤツの体を背後から蹴り倒していた。突然の出来事に呆然としているとバカが…私の大事な親友が目の前でヤツの頭を踏み潰していた。

 

 




続きは4か5くらいで頑張ります


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03

いんゆめ勉強のため本編を精神すり減らしながら見てますが…。
これ、キツくないですか?

死にかけなので初投稿です…


 何故か予定外の出来事が少しずつ発生している事に動揺を隠せ──

 

「バカ!心配させないでよ…」

 

 もう始まってる!(爆音)

 えー、という事で前回からの続きなのですが、何故か美玖姉貴が前倒しで登場してしまったところからです。アレから別データ作ったりして色々試してみたんですけども、美玖姉貴が登場することは無かったです。

 何がいけなかったんですかねぇ~(貝塚土竜)

 

 泣きながら抱き付いてきた美玖姉貴の頭をポンポンしている姿に浄化()されつつ、周囲の警戒をします。画面では救助しましたが、実績が解放されていないので未だに未救助状態と言う扱いになっています。こういう時ほど、上から降ってきたり扉をバーンと勢いよく開けては、どっかのキャノン乗っけた亀よろしくロケット頭突きをしてくる確率が非常に高くなり親友キャラ共々、徘徊型氏人にジョブチェンジしてしまう事があります。

 

「せ、先輩!上から!」

 

 お、敏美姉貴が降ってくるゾンビに気付いてくれたようです。まさか直感か何か持ってるのかな?それだと想定外の幸運ですね。本来は姉貴たちを救助したポイントで取得しようと思っていましたので、ソチラを違うスキル取得に回せそうですね。

 

 敏美姉貴が察してくれた彼にはホモちゃんによるフルパワーネイルハンマーをプレゼントだ!君みたいなドデカい的を外すわけ無いだろ!俺はプニキ並みのスラッガーなんだよ!

 …慎重にタイミングを合わせて、メルヘーンゲットォ!グワァラゴワガキーン!

 

「キャア!」

 

「ヒッ!?」

 

 ペールーセーウースー。乙女は強くなくっちゃね!

 派手に砕け散った彼の頭(ボール)はそんなに飛ばなかったですね。真芯で捉えた筈なんですが、これじゃホームランにもなら無いよ。君ぃ、耐久値が足りんよ耐久値が。汚い花火になったのを直視してしまった敏美姉貴達の精神がゴリッた気がしますね。もっと心鍛えて?(無慈悲)

 

 ―飛び散る頭部と噎せ返る血の匂いに吐き気を覚えた…。

 

 ホモちゃん(お前)も食らっとるんかい!?

 さっきまで保健室と廊下で暴れてて何も無いからいけると思ってたんですけど、今食らうのか…。

 このように物理的にボコボコにするとキャラクターでの個人差はありますが、精神ダメージを負ってしまいます。一定量を越えると嘔吐したりと若干の行動阻害を受け、重症化するとトラウマになってしまい戦闘はギリギリ可能だけど札害出来ないと言う峰打ち精神が芽生えます。情けは不要(イミナ様)

 

 ちょうど屋上からジリリリリ!とベル君の迫真の音と水がバシャバシャ降ってきました。

 小室君と麗ちゃんが屋上で(校内に行く)覚悟決めろしたところですね。……冷てぇ!(憤怒)

 

 さて、ここでモタモタしていると主人公組が乗って移動するマイクロバスに乗り遅れてしまい、実質ガメオベラしてしまうので急いで校内から1階まで移動します。

 現在は3階、しかも未開拓地なので(彼らが)いっぱいいっぱい裕次郎…。かつ何処からともなく飛び出してくる可能性が高いです。

 なので居場所をマッピングして貰うためにも、口元押さえて顔面蒼白ですが、この中で索敵能力の高い敏美姉貴には休んでないでフレアガンとしてフル稼働してもらいましょう。(人間の屑)

 

「敏美は休ませてあげて。アタシが代わるから、ね?」

 

「わ、私も手伝います!」

 

 お?美玖姉貴が索敵してくれるんすか?美鈴姉貴も何か立ち直ってるし。でもな~、敵見つけられるスキル無いと今でしゃばられても邪魔なんだよなぁ~。

 

「曲がった先から声聞こえるよ」

 

「教室の中にもいっぱい居ます…」

 

 うせやろ…?(呆然) え、この中で索敵できないのホモちゃんだけ?

 ま、まぁ良いです。周囲のマッピングが出来たので不意打ちはされなくなりました。必要最低限を見敵必札(サーチアンドデストロイ)しながら下の階へと降りていきましょう。

 道中のレベルアップは逃走中の事故を防ぐのと火力アップのため筋力に全振りします。これで持久力と筋力のコンボ『反動軽減』を獲得します。これは動作後に入る硬直をジャンル問わず総て軽減してくれます。攻撃後の硬直は軽くなり、走りながら窓枠越えた時も『スマートな着地(弱体化前)』になります。

 

 現在、2階です。

 堀川です…。

 完璧なマッピングがされており本当に必要最低限な戦闘だけで済んでます…。敏美姉貴も復活したので360度敵の反応どころかアイテム反応まで表示していただいてます。突撃しようとすると、止められた挙げ句に3人から『取ってきてあげる』と言われ、確定でアイテムゲットしています…。

 現状、戦闘しか能の無いホモちゃん()は介護キャラみたいになってます…。

 堀川です、堀川です、堀川です…。

 

 えー、生存者もいない様なのでさっさと階段を降りて1階へと向かいましょう。本編ですと1階踊り場で卓郎(だっけ?)達が現れたんじゃなかったかな?あれ?違うっけ?とりあえず、その一向にいるサスマタ持ちがカーンして走れ!イベントになりますので可能な限り校外若しくは昇降口付近まで近付いておきます。

 

 ふむ、卓郎達は見当たりませんね。回収されたか場所が違うのか…。まだ沸いてないなら最高の気分なんですが、そんな早い行動を出来ていたと思えないので用心しましょう。大丈夫、これRTAでもTAでも無いから。通常プレイだから(自己暗示)

 では昇降口へイクゾー!デッデッデデデデ!

 

 カーン!ハシレ!イソゲ!

 

 …マ?

 あいつら昇降口かよ!まぁ、予想以上に行動が遅かったことが判明してしまった訳ですが、今のイベントは主要キャラ全員が生存して職員室で合流することで発生するイベントとなっています。

 発生した事で濡れる!先輩とおっぱい先生は無事に合流出来た指標となります。良かった良かった…じゃないんだよなぁ…。

 

 ここからはメンバーに合流となります。バス発車までの制限時間がありますが、余程の事がない限り無問題なので無視します。問題は追い掛けるために毎秒無限沸きするゾンビーズと守らねばならない友人達です。

 

 現在、ファンネルのように索敵してくれている『かもれトライアングル(人違い)』ですが美玖姉貴がパンチしたりキックしたりと戦闘力(戦えるとは言っていない)があるだけで、残りの2人は非戦闘員です。ゾンビ見たら腰抜かしますし、暴徒に出会ったら殺られるかヤられます。…何が言いたいかと言いますと、ここからがホモちゃんと私の腕の見せ所さん!?になる訳ですね!待ってたぜぇ、この瞬間をよぉ!!

 

 準備も整ったので、イクぞおらぁ!

 前回と今回とで獲得しましたスキル『全力疾走』と『反動軽減』。そこにホモちゃんの戦闘力を掛け合わせることにより、超スピード!?で接近して伝家の宝刀ネイルハンマーを硬直時間1秒未満で連続フルスイングします。当たった箇所がパンパン風船みたく弾け飛んだゾンビが倒れて廊下に障害物が積み上がりますが、ガン無視して突き進みます。どうせ立ち上がるのは時間掛かるので脅威になりません。

 ゾンビ達から「卑怯者!」「もう終わりだぁ!!」などと命乞いが聞こえてきますが、気にしてはいけません。全てはチャンス!(KZY)

 

 むぅ、少しスタミナの減りが早いかな?体術Lv5欲しいな(モンハン脳)

 レベルアップ時にスタミナの上限上がってるので現時点では然したる問題にはなってませんが、このまま中盤、終盤になるとレベルアップもし辛くなるので結構な障害になりそうです。

 スタ急とか強走薬とか無いの?(ハンター脳)こんなんじゃ連続剛射も儘ならないよ(弓ハンター並感)

 

 ほら、君で終わりだ食らえ!新日暮里♂!

 はい。邪魔者はいなくなったので合流しに行きましょう。主人公組がバス近くまで行ったのを合図に、コチラも行動を開始します。

 

 そうすることで、噛まれた卓郎君がその辺で叫びながらモグモグタイムされており、良い感じのデコイになります。しかも、その彼女も自分からデコイになりに行って安全性を向上してくれています。(自分から志願するとか)いやぁ、ビビるって…ビビるわぁ!!

 

 走っているのに気付いた平野源五郎君が援護射撃をしてくれるので、安全は確保されています。このとき、何故か複数体のゾンビを連れてっても全部同時に釘ヘッショを決めます。なんで?とか思う方々も多かったでしょうが(クリアすれば)そんなの関係ねぇ!

 

 はい、無事に合流しました。

 後は皆の敵である紫藤先生がやってくるまで待機時間となりますので、この間に姉貴達のステを確認しておきましょう。特に転倒したり接触していないのでダメージとかは無いと思ってますが、時折HPが減っていたり、状態異常を受けていることがあるので念入りに確認しておきましょう。ちなみに使用キャラにも言えることなので、姉貴達のチェックが終わったら次はホモちゃんのチェックを行います。

 

 …やっぱりな♂確認してよかったですね。美玖姉貴のHPとメンタルが減ってますね。カットバンを使って傷を回復させたら出発するまで楽しいおしゃべりタイムの始まりです。

 

「後悔するわよ!絶対に!」

 

 そんなこんなしてたら麗ちゃんオコイベントが発生してました。紫藤先生達も無事に乗ったようですので原作通りに進んでいきそうですね。それにしても、小室君の襟首掴んでグイグイする麗ちゃんはパワー高めなんですかね?(揺れる小室君の首が)おー激しい(^ω^)

 

 今回はここまでにしましょう。生徒Aのゲボと麗ちゃんサラダバー!はもう少し後ですし、なんとなくキリも良いですし。

 

 それでは御視聴ありがとうございました。




次も4か5くらいです


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04

感想、お気に入りありがとうございます。
こんな感じで進めていきますが、よろしくお願いします。

感謝のあまり、初投稿です。


 それでは前回の続きから始めていきますよ。前回はですね―――

 

「コイツが気に食わねぇんだよ!」

 

 なぁんだテメェ!?人が話してる時に割り込んでくんなドアホン!

 

「俺がお前に何かしたかよ!」

 

「テメェ!」

 

 もう…ああ、最悪。このイベントは麗ちゃんがクランの猛犬(槍ニキ)も驚きのモップ捌きを見せてくれるのですが、カットしても特に問題ないので、ホモちゃんに黙らせて貰いましょう。

 行くぞオラァ!…なぁんかホモちゃんが拳ボキボキ鳴らせながら近付くとモブAがガン飛ばし、小室君が慌てた顔してますねぇ。どうした怖いか?当たり前だぜ、俺ぁ元ヤンチャガールだ。料理してやる。

 モブ野郎と序盤の小室君はただの案山子なので、私のホモちゃんなら瞬きする間に仕留めることが出来ます。

 

「うるせえ!」

 

 お?警告を無視して来るとは良い度胸じゃないか。ですが威勢だけは良いトーシローなのでサクッと鎮圧します。

 戦闘開始です。モブ野郎は俺の大好物。晩飯に良いぜ!腹も減ってるしな!

 

 vs.角田

 …君、名前あったんか。

 

★★★

 

「俺がお前に何かしたかよ!」

 

「テメェ!」

 

「うるせぇってんだよ!」

 

 前の席で騒いでいる男2人に向かって堀川が叫んだ。横から見ただけだけど、米神には青筋が立ってるし、さっきくれた絆創膏の残りをペシッと床に叩きつけるくらい腹が立っているらしい。

 というか、絆創膏を叩き付けるな。

 

「アンタ、絆創膏に後で謝んな」

 

「…美玖ちゃん話は後で聞くから」

 

 ヤル気満々で拳までボキボキ鳴らせながら歩き始めたバカに声を掛けたら、多少ヤル気が霧散した様だけど言い出してしまった手前、引こうとはしないらしい。なら、私はアイツが戻ってくるまで大人しく待っているとしよう。

 

「…美玖先輩、堀川先輩止めなくて良いんですか?」

 

「先輩が怪我しちゃうところなんて見たくないです…」

 

 可愛い後輩がバカの背中を見ながら心配そうにしているけれど、問題なんて1つもない。それよりも私が心配しているのは現在進行形でバカにガン飛ばしてる金髪頭のヤツだ。

 

「良いのよ。…バカについての噂が結構広まってるでしょ?怪我をしてるのは喧嘩したから、地元の不良校に喧嘩を売った、とか」

 

「…よく聞きます」

 

「その度に、先輩はそんな事しない!って皆に言ってるんですけど信じて貰えなくて…」

 

 アイツ、2人にも心配されてんのかよ。戻ってきたら話すことが増えたな。

 

「…正しく言うなら怪我をしたのは用務員のオジサンの手伝いしてたら、割れたガラスで手を切ったから。不良に絡まれはしたけど喧嘩は売ってないわ」

 

 私のその言葉に、ですよね!と2人で手を取って喜びあっている。

 

「でもね、不良校の連中は堀川の顔を見ると道を譲るわ。うちの学校にも事情知ってる連中がいるけど、そいつらの中では暗黙のルールが出来てるの。『堀川には手を出すな』ってね」

 

 え、と喜んでいた2人は動きを止めてアイツの方に視線を投げた。あの金髪、死ななければ良いけど。

 

☆☆☆

 

 左ジャブ、右ストレート!ワン、ツー、ワン、ツー。どうした、男の子だろう?がんばれ♥️がんばれ♥️

 

 ゾンビと違ってパンチが入る度に怯んでくれるのは楽ですね。体力も減るので殴り過ぎには注意が必要ですけど。ゾンビだと頭以外は耐久値に影響を与えないので、サンドバッグにするにはちょうど良いんですが、捕まって噛まれると1発ガメオベラというのがネックです。

 

 お、必殺モーションですね。今回は膝蹴りにしましょう。やっぱり膝蹴りは顔面に当ててこそだと思うので照準を顔に設定します。腹や顔を殴って怯ませたら…。

 

 イヤァオ!(音割れ)

 

 …失礼しました。想像以上にボマイェしてて魅入っちゃいました。私が指定したんですけどビックリしますね、あんなに足上げちゃったら色々見えちゃうだろうに…。

 

 という事で、角田戦終了です。リザルトは最高ランクのSが出ましたけど特にレベルアップはしませんね。1ゾンビくらいの経験値は貰えたみたいですけどそんなんじゃ足りないよ。

 

「やりすぎ」

 

 席に戻ったら美玖姉貴からの講評を頂きました。これはSランク取ったときに言われる言葉で、大抵は親友キャラの好感度が上がるんですけれど…。美鈴姉貴にも敏美姉貴にも変化は見られませんね。なんで?

 それどころかストレス値が上がってるようです。なんで?

 

「いやぁ、お見事ですねぇ」

 

 パチパチと態とらしい拍手をしながら紫藤先生がやってきました。これはアニメでも原作でもお馴染みの、リーダーになるのはこの紫藤だ!とどこかの痺れて憧れそうになるイベントですね。これはただの会話イベントなので適当に聞き流し、今のうちに姉貴達を助けたときに貰ったスキルポイントを振り分けます。

 

 さて、今回は後々とるスキルのためにステータスの向上に当てます。本来でしたら初期値がクソ低い知性に振って、無理やり索敵系のスキルをとる予定でしたが、前にも言ったとおりに姉貴達と行動することでその問題が解消されました。ですので、これからホモちゃんには戦闘と肉盾が出来る戸愚呂(弟)になって貰います。

 

 紫藤先生の演説は…終わったようですね。なんか復活した角田君がこっち見て青筋浮かべてるんですけど何なんですかね?殴られ足りない?というか、小室君と麗ちゃんがいないんですけどサラダバー!しちゃいました?…ま、良いでしょう。後で合流できますしね。

 

「良いですか皆さん!」

 

 はい。バックミュージックに紫藤先生の有難い言葉が流れていますが、ここで重要な事に気付いてしまいました。『バスから降りるにはバスの前側席にいなければならない』という条件があるのですが、今のホモちゃん達の席は1番後ろです(絶望)。このままだと平野君達が抜けた後に起こるパーティー(暗喩)に巻き込まれてしまい、美玖姉貴達がMIAになります。

 

 やべぇよ…。これから席を移動しようにも紫藤教設立セレモニー中はムービーイベント扱いのため移動できません。しかも、このまま平野君覚醒、降車までノンストップなので席移動なんてする時間がありません…。

 

「ご遠慮するわ、紫藤先生!」

 

 あぁぁぁぁぁ!?高城姉貴のバス降車台詞が出てきたぁ!?やべぇよ、やべぇよ…。えっと、何か手は…。

 

 

 

 

 あっ、そうだ(唐突)。え、出来るかな?(自問自答)耐久も筋力も足りてるから取得は出来るな。

 …よし、一か八かの賭けに出ます。スキル『スケープゴート』を取得し、敵視対象をホモちゃんに非対象を美玖姉貴と美鈴姉貴と敏美姉貴に設定しま…出来ません。対象は2人までなので美鈴姉貴と敏美姉貴にします。

 

 2人は互いにカバーできるシナジー効果があるのでセットじゃないと機能しません。一方、美玖姉貴は『3年生コンビ』という何処かのスクールアイドルみたいなスキルを持っていますが、3年生の誰かが一緒にいれば良いので、ホモちゃんで構いません。それにこの後起きる事を考えるとメンタル強めで、そういうのに馴れてる美玖姉貴のが適任です。

 

 という訳で後輩達をおっぱい先生と濡れる!先輩に押し付け、平野君を蹴り出したら扉を閉めます。

 

「先輩!?」

 

 バタン

 

 上手くいった?え、もしかして成功しました?美玖姉貴は何かを察したようにコチラを見てますが、もしかして怒ってる?

 

 目を逸らしながら席に戻って軽く頭でも下げておきましょう。そして残念ながら私のプレイしているのはR-18版なのでバスに残るというのは…。まぁ、そういうことです。QTEをしっかり成功させてホモちゃんがメンタルブレイクしないように気を付けましょう。

 

では、御視聴ありがとうございました。

 

★★★

 

「やっばいなぁ」

 

 紫藤先生の話を聞いていると堀川先輩がボソッと呟いた。横顔を盗み見ると何か焦ったように前の方を気にしている。ちょっと前に紫藤先生が如何にリーダーが必要かを説いている時には相槌はしていたけれど、ボーッとしていたのに。

 

「ご遠慮するわ、紫藤先生!」

 

 停まったバスの前方から今まで一緒に乗っていた高城さんを含めて数人がバスから降り始めていた。その行動を見てより焦り始めた堀川先輩は私と敏美、美玖先輩の顔を見ると何故か「美玖ちゃん、ごめん」と呟いていた。

 突然、先輩は立ち上がると私と敏美の腕を掴み、引き摺られるような速さで前の扉まで走りだした。そのまま外に出ていた3年の毒島先輩と保険医の鞠川先生に向かって「2人を頼みます」と言うと私達は車外へと放り出された。先輩の持っていたハンマーを託されて。

 

「先輩!?」

 

「美鈴。次会うときまでソレ、預かっといて」

 

 にこやかに笑った先輩はそう言うと、バスの扉を閉めた。




普通の続きは5くらいです。
バスの中の話は…頑張ります


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05

う~ん。バスの中での出来事書くの難しい…。

色々書いても何か違うなぁ~ってなります。
どう書けば良いの?

初投稿です()


 続きから行きますよ~。

 さて、あの後「ん"ん"ん"ん"」で「アッー♂」な事があったわけですが、何とか乗りきれました。ほぼ丸1日不眠不休で昼も夜もハッスル(直球)されたのでホモちゃんは虚な目してますが、QTE完璧だったのでメンタルは余裕で生きてます。

(メンタル)カッチカチやぞ!ゾックゾクするやろ?ただし、何処ぞの金獅子の様に金色になったり腕が硬化したりはしませんが激昂してます。

 

 ちなみに美玖姉貴は原作通りに角田と絡んでます。表面上、イキまくって大分エッ!な顔してますけどステータスに変化はありません。超合金ニューZαかなにか?

 

 この後は高城邸のわけですが隙を見てバスから脱出しましょう。現在のホモちゃんは腕を縛られ、服はボロボロでドロドロの見た目になっており、さらにスタミナ上限は低下、消費アップ(特大)、回復妨害とアンハッピーセットを持っています。これは色々ヤられた事によるデバフですね。取り敢えず、原因である紫藤先生(クソエネミー)達がバスから降りれば回復妨害は解除されます。

 

「お願い!助けてくださぁーい!学校から逃げてきたんですけど何処にも行く場所がなくて!」

 

 美玖姉貴渾身の演技が光る!これは確かに頭ワルワルな角田と自信満々イキリトな紫藤先生は騙せますわ。一緒にキマシタワー建設してた女子2人も違和感感じて無かったようですし、頼もしい限りです。

 

 お出迎えされたようで、紫藤先生を先頭にゾロゾロ降りていきます。美玖姉貴以外は降りましたね。姉貴、姉貴、助けてー。

 

「あの野郎、好き勝手してくれやがって…。堀川、無事?」

 

 おうとも。ただ、体ガタガタなんで肩貸してください。

 

「ハイハイ。で、降りたらあの子達と合流したら良いわけ?」

 

 モチのロンです。パッと車内から見ただけですが、小室君達の近くにいるのを確認しました。無事に辿り着けた様で良かった良かった。ここに来てなかったらリセット案件でした。ちなみに美鈴姉貴と敏美姉貴をバスから降ろさないと、十中八九ハッスルされて墜ちろ、墜ちたな(確定)になります。

 

「おい、何勝手に降りてきてんだ?」

 

 バスから降りたところにいたモブ(恐らく名無し)がホモちゃんと美玖姉貴に気付きました。まだ警戒状態ですが、バスのステップを降りると漸く行動を始めます。ゲノム兵かな?

 

 角田戦ぶりの戦闘になりますが、ここで敗北するとバスに連れ戻され紫藤先生達と行動を共にする通称「堕落ルート」が解放されます。ただ、あのルートは難易度が極悪すぎるので、周回プレイ推奨ですね。高城邸以降は足無し、武器無し、宿無し、ゾンビ大量という糞モードなので何周かしてステータスとアイテムを万全にしてから挑むのが前提になります。

 

 今回は普通に主人公達と合流して進めますので、モブにサービスはしません。美玖姉貴、下がってな。と言いたい所ですが、ここで下げてしまうと角田が超スピード!?で移動し美玖姉貴は強制的にバスへドナドナされるので気を付けましょう。

 

 姉貴1人を庇いながら戦うのは非戦闘型じゃなければ相手がゾンビでも無い限り、案外簡単です。他の紫藤組も気付いているみたいですが、此方を気にしてないので鎮圧してしまいましょう。掴み掛かってきたのをスウェイで避けて、キャッチ&ヘッドロック。そのままバスに向かってフェアリーエクスプレス!

 

 Fairy Express...特急列車を彷彿とさせる様から名付けられたこの技は、相手の頭を掴み障害物(今回はバス)に突撃させる。習得は非常に難しいとされるが、成功すれば相手に致命的なダメージを与えることができる。しかし技の性質上、自分も少なからずダメージを受けると思われるため、あらゆる意味でこの技の使用は諸刃の剣であると思われる。(早口)

 

 はい、一撃です。ドラゴンが如く!で言えばヒートアクションなので糞雑魚ナメクジでは耐えられるハズもありません。まぁ、この戦闘は一撃で決めないとデバフ盛り盛り状態のため、攻撃後に一定時間強制ダウンかつ回避防御不可になります。戦闘の雰囲気はターン制バトルになってしまう訳ですね。

 

 今の戦闘で紫藤教はホモちゃんを明確に敵だと判断するのですが、一方で小室君達からは敵対から中立へとアライメントが変わります。そして向こうにいる姉貴達の力によって濡れる!先輩、おっぱい先生は味方判定になります。そして麗ちゃんの紫藤先生へ「価値無い」イベントを更にドン!高城パパから「(ホモちゃんと美玖姉貴以外)出ていけぇ!」のお達しが出ましたので、小室君達のアライメントは味方になりました。勝ったなガハハ!

 

 …は?ホモちゃんの操作ができないぞ?

 お?どうしました?(焦り) 俯いてプルプルしてる紫藤先生に向かってフラフラ歩いてってるけどどうしたのかな?

 

 紫藤先生の胸ぐら掴み上げて、弓のように腕を引き絞る様は完璧に金獅子ですね。やっぱりゴリラ(脳筋)じゃないか…。右頬に渾身の右ストレートが突き刺さった!先生の奥歯が折れたか!?

 

 お、奥の歯が折れた…。

 人間の歯は最大32本あるのよ。一本くらい折れてもどうってこと無いわ。

 

 あ、ホモちゃんの激昂状態が解除されましたね。とある柱の男の様にスッとした顔をしています。俺はチと荒っぽい性格でな~、激昂してトチ狂いそうになると原因をブン殴って頭を冷静にすることにしているのだ。

 

 価値無い言ってた麗ちゃんですが、ホモちゃんが紫藤先生を殴り飛ばしているのを見ると大変気持ちの良い笑顔を見せてくれます。降りてきた時はスゲェ眼で睨んできたのに今では眩しい笑顔。ツンデレかな?

 

 ホモちゃんも満足したようなので紫藤先生は解放されました。悪態付きながらバスに乗り込んでいく後を、美玖姉貴を見ながら名残惜しそうに角田が着いていっているので、ダーク中指でも立ててやりましょう。F○CK♂YOU

 

 紫藤先生が出ていくのを嘲笑でもしながら見送りたいのですが、この後は例のアレがあるので今のうちにシャワーを浴びさせて頂きましょう。無理なら水浴びでも良いですが気持ちの問題です。ついでに主人公達とも交流しておきます。

 

「良かった!堀川先輩も美玖先輩も無事だったんですね!」

 

「本当に、本当に良かったです!」

 

 タタタと駆け寄ってくる2人の後ろを高城姉貴と濡れる!先輩が付いてきてますね。シャワーは後回しにして先に交流会でもしてしまいましょう。水浴びなら後でも出来るからね。今はホモちゃんのメンタルより好感度のが大事ですから。仕方無いね。

 

「堀川君、無事だったか。そちらは夕樹君だったな?A組の毒島だ」

 

「知ってる。剣道部の主将って言ったら3年問わず有名だからね。で、そっちは2年生?」

 

「2-B高城沙耶よ。聞きたいことあるんだけど良い?」

 

 お、高城姉貴とのコミュニケーションイベントですね。高城姉貴って好感度上げるの難しいらしいんですけど、多くのアイドルを765プロから出してる敏腕プロデューサーである私に掛かれば余裕ですね。

 

「その前にシャワー浴びたいわね。こんな格好で人前を歩き回る趣味も無いし、スッキリした方が気持ちも落ち着くわ」

 

 おおっと、美玖姉貴のカウンターだ。この間にも高城姉貴のチェックが入っていますので、出来るだけ好印象の反応を返しましょう。ホモちゃんの反応次第で美玖姉貴への印象も変わってきます。目指すは勿論、2人揃って高城邸へinすることです。

 

 次回は高城邸からお送りします。ご視聴ありがとうございました。

 

 ★★★

 

「アイツは紫藤に洗脳されていないって事かしら?」

 

「今のを見たらそういう風に見えるがね」

 

 今しがた紫藤を殴り飛ばした堀川の元へと美鈴と敏美の2人が駆け寄っていく。ちょうど聞きたいこともあったから毒島先輩と一緒に追いながら話をしていた。

 小室達は鞠川先生が電話するからって事で向こうに残っているのでちょうど良かった。人を見るのに彼らは人が好すぎる。

 

「もしも、アレが嘘で近付いた時に襲い掛かってきたら?」

 

「徒手では無理かもしれんが、コレがある」

 

「…もしもの時は頼むわ」

 

 堀川ともう1人の所へ着くと、一瞬だけど堀川の視線が毒島先輩とその腰へと向いた。スッと前に出てもう1人を自然と庇うように立つと視線を向けてきた。

 

「堀川君、無事だったか。そちらは夕樹君だったな?A組の毒島だ」

 

 毒島先輩が話をしている間も2人からは目を離さない。もしも不審な動きを見せたら、あのバスへ叩き込んで追い出すだけだ。

 

「色々ありすぎだよ…。とにかく今は疲れたし腹減りったぁ…」

 

 …何と言うか堀川は頭が悪そう。思ってることを素直に口にしてるのかも知れないが、警戒していた私としては気が抜ける。

 

「その前にシャワー浴びたいわね。こんな格好で人前を歩き回る趣味も無いし、スッキリした方が気持ちも落ち着くわ」

 

 バスの中での出来事は分からないけれど、2人の姿を見れば何となくだけど察せる。想像したら顔が熱くなった気がするけれど、きっと気のせいだろう。

 それにしても堀川と一緒にいる夕樹美玖は見た目狡猾な狐って印象だったけど、聞けば普通に返答してくれる辺り、紫藤教に染まっていなかったようだ。

 

「…OK。シャワーまで案内するわ。浴びてる間に適当な食べ物用意しとくから」

 

 この調子なら大丈夫だろう。直接見聞きした限り紫藤教に染まっていないようだし、美鈴や敏美に聞いていた通りの人の良いヤツみたいだ。

 

 後はこの2人から残るか別れるかを聞き出すだけだ。




次はバスの中書きながらなので、8くらいになるかもしれないです。
もしかしたら遅くなるかもしれないですけど、完走しきりますのでご安心ください。


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06

遅くなりました。
カジノで稼いで、エリちゃん消し飛ばされてたら遅くなりました。




 はい。続きから行きます。

 案内されてシャワー浴びてると外が騒がしくなりました。これはEMP攻撃された合図ですね。もう少し余裕はあるので汚れを全部しっかり落としきりましょう。おら、美玖姉貴大人しくしろ!

 

「行かなくて良いの?冷たっ!?」

 

 キレイになったので急いで外へ出ましょう。服はキャラステを参考に高城姉貴が何だかんだ言って用意してくれるので、ソレを着ます。たまにレアな防刃ベストとかを用意して貰えてたりします。

 

「ちょっと!早くしなさいよ!奴らが侵入してきたわ!」

 

 あ、高城姉貴が飛び込んできましたね。ツンツンしてる癖に真っ先に心配してくれるとか…。デレ期来た?

 あ、これは普通に怒ってるだけですね。デレ期じゃないわ。

 

「…アンタ、恥ずかしくないの?」

 

 ホモちゃんの服装を見て、美玖姉貴が少し頬を染めてますね。いや、ステータスを参考にしたんでしょうけど高城姉貴の趣味かな?ずぼらな私でもホットパンツにタンクトップはかなり攻めてると思います。

 

 ホモちゃんみたいなゴリラプレイするなら可動域も機動性も高めで戦闘には持ってこいなチョイスだとは思うんですけど、日常をこれで送るのは…ねぇ?何だかんだゴリラでもこの世界の女子高生はソレなりに胸が大きいです。ホモちゃんも例に漏れず中々の大きさですね。麗ちゃん以上、高城姉貴未満くらいでしょうか?

 

 そんな娘がタンクトップを着てたらどうなるかって言うと…。あ、でも狂暴性とか相まってどっかの2挺拳銃(トゥーハンド)を彷彿させますね。向こうは拳銃を2挺でホモちゃんは凶器となるマグナムパンチが2つ…。2本拳骨(トゥーハンド)だったわ。

 

 なら、問題ないっすね。レヴィだってロアナプラで札人してるし、スラム出身だから○○○(ピー)もされてるハズ。ホモちゃんも学園で(ゾンビを)札人してるし、バスの中で○○○(ピー)されてるんで実質同じだわ。なら、良いか。むしろ、ヘソ出しじゃないからレヴィより露出少ないしセーフ。

 

「アンタがそれで良いってなら私も止めないけどさ…」

 

 本命は次だからね。ここまで初期武器だけで戦ってると火力が不足するので上位互換となる武器を貰えます。ホモちゃんは近接メインなので近接武器か中距離でも戦えるハンドガンやクロスボウが対象になります。もしもライフルを渡されても筋力以外はゴミステなので、そもそも扱えません。

 

「急いでちょうだい!あと、アンタの持ってたハンマーだけど結構傷んでたから代わりの用意してるわ。幾つか表に用意してあるから選んで頂戴」

 

 一旦ここでチキンセーブをしておきます。武器自体は外のテントにあるんですが、どの武器にするかは今の時点で選択することになります。武器によっては即ロードでリセマラをします。狙い目は片手持ちの武器ですね。そして打撃系がベスト。

 

 両手武器は取り回し辛いのと、大体が重量武器なので攻撃速度の遅さ、スタミナ消費量がエグいです。

 

 刺突武器は人間に対して強力ですけど、ゾンビ相手になると頭への確実な攻撃が必要になり撃破後には引き抜かないといけないため大きな隙を晒してしまいます。それで何度噛まれたことか…。

 

 ソコを踏まえて、それじゃあ高城姉貴のセンス見せて貰おうか(上から目線)

 

 両口ハンマー(大)←

 ウォーピック

 ジムハンマー(30kg)

 

 …ちょっと待って。

 またリセマラですか?…そうですか。

 

 ☆☆☆

 

 シャワーを浴びれる事に今日ほど感謝したことは無い。平気そうな顔をしていた堀川もお湯を浴びたら、これでもかと執拗なくらいに全身を洗い始めた。

 

「風呂は命の洗濯とか大袈裟だと思ってたけど、こりゃ本当の事だったわ」

 

 風呂じゃなくてシャワーだけどね。なんて揚げ足取ってやろうかと思ったけれど、ようやく休憩がマトモに出来る今くらいは、そんな些細なことをつつく気にならなかった。

 シャワーを止めてタオルで体を拭いていると一瞬、空が光り、小さな破裂音がしたような気がした。

 

「…ねぇ、堀川。今なんか音しなかった?」

 

「えー、気のせいっしょ。今のうちに浴びれるだけ浴びとかないとなぁ」

 

 外から人の怒声も聞こえ始めているが、バカは気にせずシャワーを浴びている。いや、コレは気のせいじゃないだろ。

 

「マジでヤバいみたいだけど?」

 

「大丈夫大丈夫。ほら美玖ちゃんも今のうちに浴びときなって」

 

「行かなくて良いの?冷たっ!」

 

 よりにもよってコイツ、冷水を掛けてきやがった!折角温まって幸せだったのに台無しだ!

 

「…冷たい。ふーん、なるほどね。ちょっと急がないといけなかったか」

 

 何か理解したのか手早く体を拭くと、脱衣所へと早歩きで歩き始めた。コイツはアタシに謝る気はないのか?

 

「ちょっと!早くしなさいよ!奴らが侵入してきたわ!」

 

 用意されてた服に着替えていると高城沙耶が駆け込んできた。やっぱり緊急事態じゃねぇか。隣でのんびり着替えてるバカを睨み付ける。コイツのせいで急かしたアタシまで巻き添え喰らってんじゃん…てか。

 

「…アンタ、恥ずかしくないの?」

 

「んえ?」

 

 アホ面しながらアイツが着てたのはタンクトップとホットパンツだった。大胆に露出してるスラッと伸びた脚とか、同姓にしては筋肉の付いた腕とか、それでも同姓だと主張する豊かな膨らみだとか…。

 見ていてコッチが恥ずかしくなってきた…。

 

「いや~、別に。制服なんかより動きやすいし楽だよ?」

 

「アンタがそれで良いってなら私も止めないけどさ…」

 

 少しは恥じらいというものを持って欲しい。本当にコイツはアタシと同じ女なんだよな?なんか変な疑念が沸いてきたぞ。

 

「急いでちょうだい!あと、アンタの持ってたハンマーだけど結構傷んでたから代わりの用意してるわ。幾つか表に用意してあるから選んで頂戴」

 

 着替えを終えると、シャワー室を先に出ていた高城が廊下で待っていた。両方廊下に出てきたのを確認すると今の状況説明をしながらサッサと歩き始めた。隣のバカはそれよりもハンマーの代わりに興味津々みたいだけど。

 

「EMPで電子機器のほぼ全部が死んだわ。そのせいで車は動かないし、鉄門も破られた。…パパとママ達が気を引いてくれている間に私達は脱出するけど、アンタ達は着いてくる?」

 

 そんな状況になってたんだ…。アタシとしては美鈴達がいれば良いだけだけど、脱出する足があるなら便乗しない手は無い。サラッと両親が囮になるとか重い話言われたけど突っ込んだら地雷みたいな話をブッ込んで来るなよ…。

 

「2人の武器はあのテントの中にあるわ。私達はあの倉庫にいるから着いてくるなら急いで来て頂戴。侵入されてるから余裕も無い。一刻を争うわ」

 

 テントを指差すと足があるらしい倉庫へと高城は走って行った。…武器か。今までは何だかんだ堀川に守られていたから実感は無かったけど、身を守る術は必要、だよね。

 

「美玖ちゃん、見に行こ?」

 

「はいはい、走るとコケるよ?」

 

 コイツを守る。なんて大それた事は言わないけど、自分の身は自分で守る。いつまでもコイツにおんぶじゃ格好が着かないし、2人でなら大事な後輩を守り通せる。そんな気がした。

 

「さてさて、新武器ちゃんと御対面~。こ、これは!」

 

 機嫌良さげに入っていった堀川が驚きの声を上げていた。…アイツいつの間に。アタシもさっさと手頃なの見付けて合流しないとなぁ。

 

「なんか良いのあった?」

 

 アタシがテントに入ると堀川はブンブンと凹凸の付いた杖みたいなのを振り回していた。

 

 ☆☆☆

 

 当たり武器が来たゾー!(39敗)

 メイス、メイスですよ皆さん!殴って良し、殴って良し、殴って良しのNNNって感じが揃った最高の打撃武器です!しかも片手!そして、必要なステが筋力だけって言うのは本当に大きい!

 

 頭部の形状は出縁型のよくゲームで見るタイプのメイスですね。更に柄も頭部もフル金属の攻撃力重視の重量タイプです。コイツならゾンビでもサイコパスでも一撃粉砕ですね。ホモちゃんもブンブン振り回して喜びを表現しています。

 

「…なにソレ」

 

 メイスを振り回してるホモちゃんを見た美玖姉貴は驚きの顔ですね。まぁ、日常の中でこんなの見ませんわな。お?美玖姉貴は3段警棒をチョイスですか?個人的にはゾンビ相手なら警棒振るより、丈夫で万能なスコップの方が武器として優れていると思うんですよね。重さも鋭利さも完璧なんです。

 

「スコップ?スコップってあの園芸とかで使うようなヤツ?…マジで言ってる?」

 

 スコップ馬鹿にするのは良くない。ちょうどテントにはスコップも置いてあるので、武器としての性能を美玖姉貴に見せてあげましょう。

 

「どうでも良いけど、早くしないと置いてかれるよ?」

 

 アッハイ

 それじゃ、脱出した先でスコップの力を見せてやりましょう。ソレまではメイス君はテントで休んでてくれたまえ。ちゃんと出番が来たら取りに来るからね。君をラストエリクサーにしたりはしないから。

 

 では今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。

 次回は脱出するところからです。




結局のところ、高城邸から紫藤せんせー一向はどうやって生き延びたんですかね?
バスは使えん、奴らの目の前で事故ってたし…。


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07

…お久しぶりです。

こっそり更新しているので初投稿です


 続きから始めていきます。

 武器を取ると強制的に時間が進み、高城姉貴の「パパ、ママ、大好きよ!」の台詞が出た後になります。主人公組の誰かをプレイヤーにしていれば感謝の念の絶えない感動シーンですが、オリキャラにしている場合とんでもない障害があります。

 

「堀川!前!」

 

 なんだあのでっかいモノ…(半裸ゾンビ)

 ナウい息子を晒け出してるヤツはスコップでお仕置きです。(モザイク処理)やめたくなりますよぉ~。

 バッコンと面で側頭部を叩いてやれば、梨汁ブシャアしてブッ倒れます。あーもテンション上がっちゃう、テンション上がっちゃう…。

 何故かミニスコップは技量が必要でホモちゃんは装備できなかったため、多機能シャベルに交換しました。

 

「堀川君、こっちだ!」

 

 お、濡れる先輩が呼んでくれましたね。先輩とは信頼度と好感度が足りてるみたいですね。先輩好きッス! 俺もお前が好きだ(幻聴)

 刀ブン回して安全地帯作ってくれてるので、乗り込めー!

 

「おいおい、このバギーは6人乗りだ!そんなに乗れないぞ!」

 

 はい。今、松戸さんから言われたのが障害になります。本来は高城夫妻がゾンビを抑えてる間に小室くん達はバギーで脱出、紫藤先生が事故った隙間をすり抜けて街中へと繰り出していきます。

 

 しかし、現在はホモちゃん含め、敏美姉貴、美鈴姉貴、美玖姉貴と定員が4人オーバーしています。ですので誰かが徒歩で脱出する必要がある、ということが分かりますので、徒歩組にホモちゃんは立候補してもらいましょう。こうすることで友好度の高いキャラ上位3人と一緒に徒歩脱出するイベントが発生します。この場合、戦闘力が高いまたは索敵に優れたメンバーが必要になるのですが、今回は無事に問題解決してます。

 

 暗転ロードが終わるとメンバーが決まっています。もちろんメンバーは学校で共に行動をしていた美玖姉貴、敏美姉貴…。

 

『鞠川 静香』

 

 は?え?なんで?

 スゥー、ハァー(再確認)

 

 えー、どこかでガバしたようですね…。ま、まぁ好感度ガバは実況プレイの醍醐味ですし?むしろガバしてこその実況プレイでしょ?そうだよ(一人芝居)

 

 ここで、おっぱい先生のステータスを確認しておきましょう。先生は校医なので治療を行うことができ、更に強メンタルと運転スキルを持っています。そのため多少の怪我ならすぐ治してくれますし、大小関係無く全てのクルルァを運転することができます。コペンもバスも軍用バギーも関係ありません。

 

 しかし、基本スペックが体型とスキルに全振りされてる影響からか、身体能力はメッチャ低いです。デメリットしか生み出さない鈍足、運動音痴、スタミナ回復の遅さと問題を抱えているので体を使う行動全てにマイナス補正が発生します。

 

 一方でスイッチ入るとバスの中では天下無双らしいですよ(小声)

 

 確認も終えましたので、脱出を始めましょうか…。

 敏美姉貴は相棒がいないためTDN女子生徒になってしまい、索敵も探索も目視になりました。先生はモタモタ歩いているので、一緒に移動しないとすぐ噛まれてしまいます。索敵能力と機動力は低下、要介護は追加…。

 

 これキツくね?いやー、キツいっす(再確認)

 

 ☆☆☆

 

「スコップ馬鹿にするのは良くない。多機能だよ?」

 

 警棒を選んだアタシを見て、堀川はそんな事を呟いた。いや、スコップより小回り利きそうじゃん。何を思ったのか振り回していた棍棒を台に戻すと、スコップを手に持った。

 

「スコップさん、貴方の力を100%引き出せるのは私しかいないようです。見返してやりましょう! そうだよ(裏声)」

 

 謎の一人芝居まで始めた親友の頭が心配だけど、今は皆への合流を優先しよう。アイツも素振りしながらゾンビ連中に向けて歩き始めている。

 

「道作るから美玖ちゃんは私の後ろ着いて来てね?危なそうだったら無理せず、すぐに言ってね?」

 

「過保護すぎ。…そっちこそ無理しないでよ?」

 

「もちろん。行くよー!」

 

 そうして飛び出した堀川によるシャベル無双が始まった。薙ぐ突く。堀川のバカ力と先端に着いているブレード面が近付く連中の腕を首を叩き落としていく。

 

「ほいほいほいっと!」

 

 頼もしい反面、アイツの変わりようにアタシは困惑していた。中学で知り合った時からテンションは高い奴だったけど、人並みに落ち込むし、グロいのは結構アウトな奴だったハズだ。

 それに何よりも他人を傷付ける事を何よりも嫌っていた。バカみたいな力や負け無しの腕っぷしを持ってる癖に、挑んできた相手に怪我をさせないよう慎重に丁寧に相手してるのを何回も見掛けた。

 

「…何がアンタを変えたんだ?」

 

 ☆☆☆

 

 小室君達を乗せたバギーが正面突破して出ていきました。もう暫くは高城夫妻が囮を引き受けてくれるので今のうちに可能な限り、街近くまで出ておきたいところです。

 

 出る方法は近くにある箱やら何やらを積み重ねて塀を越えて行きます。高城邸は物資が多いので箱なんかは幾らでも転がってます。ホモちゃんのパワーがあれば箱集めはすぐ終わりますし、箱階段を作るのに足りない知力は美玖姉貴と敏美姉貴、教員であるおっぱい先生に補助してもらえば…工事完了です。

 

 これからの流れですが、原作通りに小室君は毒島先輩とバギーに乗ってランデブーします。その間に麗ちゃん達が徒歩でデパートへと移動します。徒歩脱出組がいる場合、麗ちゃん達との合流イベントがありますので、辿り着くところまで集中していれば後はヌルゲーになります。

 

 行き先は経験的に7割くらいでデパートになりますが、たまに東署の時があります。出きる限り、デパートでのイベントをこなして成長した状態で行きたいですが、直行の場合は諦めましょう。苦戦はしますけど無理ではないです。それに武器も豊富なので戦力強化にはもってこいですね。

 

「後顧の憂い無し!」

 

 この台詞が出てしまったので高城夫妻の囮効果が無くなります。強者兄貴とかはココで屋敷へ戻り、パパの刀とママのサブマシンガンを回収に行く事もあるらしいですが、ホモちゃんは一般女子高生なので素直に逃げます。美玖姉貴と敏美姉貴に先行してもらって安全を確認してもらいましょう。

 

「先生、もう走れない~」

 

 あくしろよ(鬼畜)

 出ましたおっぱい先生の低ステータスの影響です。スタミナ最大値が幼女より下とか恥ずかしくないのかよ?チンタラやってんじゃねぇぞー!

 

 恵体をジロジロ見つつ、遠くからジリジリ近付いてくるゾンビを警戒しておきましょう。視界に納めておけば良いんですが、少し外すと稀にワープ湧きしてくるバグが発生します。あれで何回噛まれた事か…。

 お、木箱を登ってる先生のお山がたゆんと…。

 あ^ー、いっすねー(ノンケアピール)

 

 転げ落ちるように塀を先生が越えたのでホモちゃんも行きましょう。余り時間を掛けると手薄な高城邸脇にもゾンビ達がやってきますのでスピード重視の行動を行います。作戦はガンガン行こうぜ、です。

 

「堀川!早く!」

 

 急かされてるので急ぎましょう。素早く箱を登って塀を飛び越え…たぁ!

 お ま た せ

 

「痛たた…」

 

 尻餅ダウンからモタモタと復帰しようとしている先生には悪いですが、既にゾンビが見える範囲まで来てるので、お米様抱っこで脱出します。暴れんなよ、暴れんな…。

 

「え"、担がないで~」

 

 あ~聞こえんなぁ~!嫌がるヤツを無理矢理担ぐから面白いんだフハハハ~!

 そんな事より合流場所は何処なんです?どうせ、ホモちゃんが来る前に決めてたんだルルォ?

 

「えっと~、東署って言ってたわ~」

 

 …マ?




申し訳ないですがリアルの関係上、次も遅くなるかもしれません


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08

お久しぶりの投稿になります。



 …東署か。

 どこでクリアになるか分からない学園黙示録、続きを始めていきます。

 当初の目標はモール行って、ヘリで脱出する予定でした。高城邸を出てから2、3日の間にモールへゾンビが侵入するので、それまでにモールにいればヘリ脱出イベントが発生します。

 脱出時には生存している親友と共に行動をしていることが必須条件ですが、主人公達と行動すれば問題ないので無視できます。

 

「東署って場所分かる?」

 

「先生が分かるから大丈夫よ~」

 

 ですが、まさかの小室君達は東署行きを選択したみたいですね…。このまま別行動を取りたいのは山々なんですが、美鈴姉貴を人質にされてますし、先生がいるせいでホモちゃんの頭の中には別行動を取るという選択肢が存在しません。

 なんでこういう時に限って低い確率を引いてくるのか、コレガワカラナイ。

 

「東署はね~、あっちよ!」キュピーン

 

 どっちだよ(現場監督)

 ドヤ顔で腰に手を当ててまでビシッと指差してますが向き本当にあってる?指先光ってるし、効果音着いてるし違ってたら恥ずかしいよ。…恥ずかしくない?

 

「先生、それホントにあってる?」

 

 全員の意見を代弁し美玖姉貴の言葉に、目が泳ぎ始めましたし頬を汗が流れ落ちてますけど。

 

 まさか勘とか言わんでしょ?

「まさか勘とか言いませんよね?」

 

 あ、美玖姉貴と被った。

 

 ☆☆☆

 

「先生は道を思い出してください。大通り出れば分かるってなら私らで守りますから」

 

 最初の自信が砕け散ってションボリしてる先生を守りながら道を歩く。あんなことを言ったけれど、実際道が分かるのは先生しかいないんだから。

 

「ほら、せんせー元気出して。大丈夫だよ、美玖ちゃん怒ってないから。言い過ぎたって後悔してるだけだから」

 

「そうですよ!美玖先輩って言った後にああやって離れながら反省してるんですから」

 

「余計なこと言うな!」

 

 フォローしてるつもりみたいだけど、2人がワタワタと余計なことを先生に吹き込んでいる。ほら見ろ、ションボリしてたのにキラキラした目でコッチ見てるじゃないか…。先生頑張るわ!なんてガッツポーズまでしてるし…。

 

「えっとぉ、アッチが西でコッチが東よねぇ~。あ、あの看板見覚えあるし、この道沿いだった気がするわ」

 

 先生が指差したのは道幅も広い幹線道路だった。パンデミックの日も車の通りが多かったらしく、道のアチラコチラで車同士の衝突、ガードレールへの激突が起きている。中には未だに炎上している車両もあり、とてもではないが此所を通り抜けるのは無謀としか思えない。

 

「これは…流石に、ねぇ」

 

 惨状を見た堀川でさえ、通り抜けるのは無理と思ったようだ。潰れた車、燃える車、歩くゾンビ。倒れている死体は起き上がるのか全く分からない。

 360°いくら警戒しても余りにも危険すぎる。車が爆発するかもしれない、爆発が連鎖するかもしれない、車の下からゾンビが出てくるかもしれない…。

 

「…他の道を探そう」

 

 考えれば考えただけリスクしか出てこない。急がば回れ。この諺を考えた人はこういう状況に遭遇したりしていたのだろうか。

 

「…んじゃあ、塀の上とか通ってみる?」

 

 堀川の言葉に近場の塀を見てみる。高さは大体2m位か?確かにこの上を歩ければ捕まらなくて済みそうな気もする。でも、どうやって上がる?

 

「で、でもどうやって上に登りましょう?」

 

「ヨッシャ、来い!」

 

 敏美の言葉にすぐ反応した堀川は塀の下で手を組んで構えている。アクション映画なんかでよく見るヤツだ。筋肉モリモリのマッチョが相棒を登らせて、上から引き上げて貰う。そんなシチュエーションのヤツ。

 

「よし、と。次、先生早く!」

 

 敏美が塀に登れたのを確認できたのか、次に鞠川先生を持ち上げ始めた。うめき声が近いのを察したからか先生は慌てながら登り始めたけど、土台になってる堀川に倒れ混んで堀川が大きな丘に埋まっていた。さらにジタバタ暴れるせいでなかなか上へと登れていない。

 

「せ、先生落ち着いて!」

 

 引き上げを手伝っている敏美も苦戦しているようだけど、その声を聞き付けて連中がドンドン近付いてくる。

 

「あー、もう滅茶苦茶だよ…」

 

 ☆☆☆

 

 美玖姉貴が語録を使うのか…(困惑)

 先生早く登れよぉ、ホラホラホラ。

 お山に埋もれたホモちゃんは半窒息状態なのか体力が徐々に削られていますが、ここで先生を上げきらないとロスタイムの影響でタイムも生存もオタッシャデー!します。

 なので、オラ!エンジン全開!(AKYS)

 いけ!ホモちゃん!ファイトーイッパツ!

 

「堀川、来てるよ!」

 

 知ってるよ。だから作業前にスタミナ消費軽減を取得したんじゃい。このスキルは、スタミナの消費量を少なくしてくれます。(語彙力崩壊)

 ここからはリセットポイントなので神様に祈りながらチキンセーブをしておきましょう。

 美玖姉貴を持ち上げる時にクリティカル判定、ホモちゃんを引き上げて貰うのにクリティカル判定が出ればこの窮地を脱することが出来ます。出なかったら?…出るまでやるんだよ!

 

 じゃ、1回目!…姉貴を持ち上げる所から失敗ですね。さっきの先生と同じくらい鈍臭い動きしてます。何だこれは、たまげたなぁ…。

 何とか姉貴を上げたと同時に姉貴の悲鳴とホモちゃんに襲い掛かる怪しげなオジサン達。…お、やべぇ110番だな(現実逃避)

 

 そして、捕まったホモちゃんはマワされて、あんなことやこんなことされて堕ちちゃうわけですね。なんていうか…その…下品なんですが…フフ…『勃起』…しちゃいましてね…(事後報告)

 

 あれ?振りほどいてる?

 ファー!筋力値上回ってるのか!ここでオリジナルチャートを発動します!コイツら潰してレベルアップそして体力とスタミナの底上げをします!馬鹿野郎お前、オレは勝つぞお前!(天下無双)

 

 …はい。抵抗虚しくホモちゃんは囲まれて捕まった挙げ句、マワされちゃいました。生気の無い眼が私をジッと見てますね。なんでこっち見てんのかな、コッチ見んな!(UDK)

 

 オリチャーの乱用には気をつけよう!(注意喚起)

 

 では、チキンセーブをしたところから再スタートです。やっぱりクリティカルが発動するまでのリセマラが安定ですね。オリチャーをブチ込んではいけない(戒め)

 

 あれから3回程リセットしましたがなかなか上手くいきませんね。乱数だから失敗するのも仕方無いね。ノンビリいきましょう。これはRTAじゃないからね。RTAじゃないからね(大事なことなので)

 

 お、来ました来ました。姉貴をグイッと持ち上げて、ホモちゃんジャンプと姉貴の息の合った引き上げでテンコジに劣らぬ見事なコンビネーションです。やっぱり1+1は2じゃなくて200なんですね。

 

「狭いから足元に気を付けて!」

 

 敏美姉貴がテケテケと小走りで走っています。おっ、おい待てい(MUR)。そうやって先行するのは死亡フラグだゾ。折角苦労してここまで連れてきたのに滑ってオダブツとかやめてね?

 先生はどう?歩ける?縺れたりしてない?逃げにゃならんと言ってるのにタイトスカートにハイヒールとか流石に無謀すぎんよ…。

 

「ええ、大丈夫よぉ!?わ、わ、わ…」

 

 あほくさ…。何が大丈夫なんですかねぇ?担ぐのはNGらしいので今回は抱っこにしましょう。落っこちちゃうから暴れんな…。暴れんなよ。

 

「え、抱っこなのぉ?出来ればおんぶが良いかなぁ~なんて。それに先生歩けるから大丈夫よ?」

 

 ふざけんな!(声だけ迫真)お前のようなおっぱい教師の放し飼いはもうごめんだ。2度と自分の足で歩けないように常に持ち運び続けてやる。

 という事で先生を抱っこしたんですが、ワチャワチャ動かれて結局おんぶの形になりました。これで先生のナビゲートに従って進み、麗ちゃん達と合流するだけなので倍速でお送りします。

 

「あ、来た!」

 

 あ、倍速解除されましたね。ホモちゃんの肩から腕を差し出してる先生見てたら、パーフェクトガンダムみたいだなぁって思っちゃいました。なんか強そう。

 麗ちゃん達と合流出来る地点にはゾンビーズがいません。完全な安地なのでバックパック(先生)パージ(降ろ)します。

 バックパック(先生)を降ろす代わりに美鈴姉貴がコチラヘ合流しますので、気分的にはパーフェクトガンダムからサイコミュ搭載機なった感じです。

 

「それじゃ、東署に移動するわよ。宮本、先導お願い」

 

「うん。コッチよ、着いてきて」

 

 ここからはイベントもなくダラダラと麗ちゃんのケツを追い続けるムービーだけなので、やることがなくなります。終わる時には東署に着いていますので、今回はここまでにしておきます。

 

 次回は東署に着いたところからです。

 それでは御視聴ありがとうございました。



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09

お久しぶりです。
引っ越しが終わり、新環境での生活が一段落したので

初投稿です。


ぬわああん疲れたもおおおおおおん

チカレタ…(幻聴)

 

着いたところからと言ったな?あれは嘘だ(ウワァァァァ!

東署に向けて進んでいる所からの再開です。移動イベントは基本ムービーと稀に出てくるQTEだけなので、(失敗さえなければ)本ゲーム内での休憩ポイントと呼ばれております。

 

1度見たムービーはスキップできるのですが、今回は1周目なのでイベントはしっかり見ることになります。2周目からはスキップできますが飛ばすと唐突にQTE始まるので反応できずにガメオベラなんて事もあるので注意です。バイオの主人公達と違って普通の高校生ですからスーパーパワーとか無いので受け付け時間は体感で0.5秒くらいしかありません。

 

「キャア!?」

 

ガン待ちゴルァ!ふざけんなよ、ゾンビってヤツよ!

失礼しました、心のピネガキが出てしまいました。こんな感じで飛び出してくるので、イベントスキップは自信のある方以外はやらないほうが良いと私は思います。タイムよりも安定が大事って皆知ってるから…。

 

QTEで避けると勝手にカウンターをぶつけて排除してくれます。暗札術なんかを取得していると無音で対処できますが、一般人がそんな技術を持っているわけありませんので

 

ガシャアン!

 

このように『偶然』近くにあった屑籠の方向へ『偶然』ゾンビがぶっ飛び、大きな音が響いてしまいました。それを『偶然』近くを彷徨っていたゾンビ達も音を聞き付けて、『偶然』最短ルートを使ってコチラヘと向かってきます。

 

ハァ~(クソデカ溜め息)、あほくさ

 

(偶然が何度も重なるような)奇跡も魔法もあるんだよ!(SYK)

どっかの白いタヌキみたいな怪生物が頭を過っていきましたが、ヤツへの恨み節は後にして、今は追加されたヤツらから逃走します。ここからのQTEはボタンがランダムなので全押し推奨です。

 

「く、多いわね!」

 

「平野!後ろよ!」

 

逃走劇ではありますが、上手く逃げられる訳ではないのでNPC達が危険に曝される事もあります。ちなみにメインメンバーが氏んでしまうと、デッドラの様にストーリーが詰んでしまい進行不能になります。その後はただの敵を倒すだけの無双ゲーになります。

なので、

 

「堀川!?」

 

無理を通してでも平野君を死なせる訳にはいかないのです。むしろ、ホモちゃんの命を捨ててでもメイン組は守る必要があるんですね。流れさえ把握できれば2回目のホモちゃんが乗り越えてくれますし、命は投げ捨てるもの!

ジョインジョインジョインジョインホモォデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニー(ry 工事完了です…。

 

☆☆☆

 

「この、大バカ!」

 

平野とか言うミリオタが襲われそうになっているのを見た堀川が、後先考えていないのかゾンビの群れに飛び込んでいった。

 

「いや、でも彼を救えたし…」

 

「それでアンタが死んだらどうするのよ!」

 

スコップを振り回して近付いてくる連中を狩り倒していたけれど、決死の形相だったし完全に運絡みだった。あそこに槍術部の宮本や、冷静に判断をしていた高城がいなかったら2人まとめて食われていただろう。

 

「もっと自分を大切にしろよ…」

 

気付けば涙が流れていた。止めようとしても後から後からドンドン溢れてくる。そうだ、知り合いも他人も食われて彷徨っているのを何度も見ているのに、アタシはコイツが死ぬかもしれないってことを受け入れられていなかったんだ。

 

「えと、あの…」

 

抱き締めると、堀川の体温を鼓動を感じた。あぁ、良かった。コイツは生きてるんだ。

 

☆☆☆

 

え、何これは…(困惑)

何で美玖姉貴に抱き締められてるんですかね?キマシ?キマシなの?あ^~いっすねぇ~?(疑問)

 

しばらく抱き付かれてましたけど、落ち着いたようで解放されました。サクッと倒したし、心配されるような戦闘じゃないと思ったんだけどな?これが女心ってヤツですか?よぐわがんにゃい

 

姉貴は泣き止みましたけど…離してくれませんね。コマンドも振りほどくとか出てこないし、これからは姉貴を片手に進めないといけないって事かな?残ってるのは東署と脱出地点の新床第三小学校なので姉貴の1人や2人しがみついてても攻略は余裕だから良いですけど。

 

という事で見えてきました。あれが東署です。中には結構良い感じの銃とかが配置されてます。その代わり、ロックが厳重だったり不意打ちが多かったりと地味に嫌がらせの激しい場所でもあります。

 

「覚悟はしていたけどここまでとは…」

 

「覚悟してたってどういうこと!?」

 

おっと、小室くんと麗ちゃんの会話が始まりましたね。タイヤの痕とかを平野君が調べると確認をするため署内へ歩を進めていきます。中にはランダム発生の警官ゾンビと確定湧きで麗ちゃんの知り合い系オジサンとゾンビカップルがいます。

 

警官ゾンビは基本的に銃器を武装していたり、中にはヘルメットや防弾ベストを着込んでいるのもいます。武装ゾンビは耐久値が高めに設定されていますが、倒すことが出来ればドロップアイテム、経験値共にウマ味なので率先して狙います。

 

「宮本~、銃とかどこに置いてるか聞いてない?」

 

さて、ここでは美玖姉貴、美鈴姉貴、敏美姉貴を強化するためにSMGまたはハンドガンの獲得を目標にします。白兵戦が出来なくても引き金を引くだけで戦闘が出来る銃ってスゴいと思います(小並感)

銃を持った場合、射撃特性が意外と高いのが敏美姉貴で次に美玖姉貴、大きく差が開いて美鈴姉貴となります。…衝撃吸収材の差ですかね?

 

ホモちゃんは既に近接キャラとして完成してしまっているので、射撃なんて出来ません。ヘルメット付のゾンビをハンドガンは2発ですが、銃を持ったホモちゃんの銃床攻撃なら確定一撃です。そんな謎生物へと彼女は昇華してしまいました。

 

準備も整いましたし、本格的な探索を始めましょう。まずはソコの閉まっている部屋からだ!デトろ!開けロイト警察だ!

 

☆☆☆

 

「ノックしてもしもーし!誰かいますかぁ!」

 

鍵の閉まっていたドアを蹴り破った堀川は、蹴り破ったドアや散乱している灰皿なんかをバキバキ踏み鳴らしながらアホな言葉と共に部屋へと踏み込んだ。当然、音と堀川の声に反応したゾンビが部屋のアチコチから姿を見せ始めた。

 

「署内にも奴らはいるのか!?」

 

焦った様子の小室を余所に毒島が刀を抜くと真っ先に飛び出して近付くゾンビを斬り伏せていく。なーんか、合流してからのアイツは雰囲気がヤバい。小室君、小室君と呼んでいたのが孝に変わっているのも気になるけど、何よりも刀を振るうというより『人を』斬るのに快楽を見出だしているような気がする。

 

「…」

 

今もまたトイレから出て来た若い男女のゾンビに刀を突き立てている。その横顔が一瞬見えたけれど、口元が楽しそうに歪んでいた。

 

「…気丈そうに見えてる人が1番狂ってるとか良くあるヤツか」

 

ボソッと呟いた言葉は誰にも聞かれず、倒れるゾンビと新しくやって来たゾンビの声にかき消されていった。

 

「…」

 

すぐ後ろで難しそうな顔をしている鞠川先生以外には。

 

☆☆☆

 

いや、容赦ないっすね。先輩の覚醒した濡れる!モードは強いんですけどメッチャ怖いわ。今の毒島先輩はゾンビ絶対頃すウーマンと化していますので、既存の攻撃力にゾンビ特攻が加わりほぼ全てのゾンビを確定ワンパンします。

そもそもこの状態になると、アタックが頭への刺突か首を跳ねにいくのでゾンビどころか人間もワンパンします。

 

「こわ」

 

扉を開けた途端に刺されるゾンビを哀れな目で眺めていた美玖姉貴達も恐怖を感じたみたいですね。ここはホモちゃんバリアーで姉貴達の視界とSAN値を守りにいきましょう。いや、さっき探索した部屋で姉貴達を休ませるのもアリですね。むしろその方が良い可能性すらあります。

 

ここをキャンプ地とする

 

バァン!(迫真)

「ひっ!」

 

探索終えた場所から飛び出してくるのはNG(真顔)

お前はどこにいたんだよ。ロッカーの中も全部確認したぞ?武器も何も身に付けていないと言うことは一般人ゾンビのようです。じゃあ氏のうか(無慈悲)

 

「せ、先輩…」

 

美玖姉貴の次は敏美姉貴が泣くのか…。

本当ならここでホモちゃんも探索に参加して姉貴達強化用の武器を探したいのですが、姉貴が泣いてるのを放置するわけにもいきませんので、小室君達の探索に賭けましょう。生存人数が多いほど、集めてくれる物資も多くなりますから良い感じの物を集めてくれるハズです。

 

「堀川さん、良ければこれ使って」

 

麗ちゃんが第1回遠征の成果を持って来てくれました。君のセンスを見せてもらおうじゃないか(上から目線)

 

Vz61、SIG SAUER P230

 

はぇ~、その銃使って良いんすか?これは中々良い結果になりましたね。両方使える弾が同じなので余った方から弾を抜けば予備弾にもなります。

 

「先輩は使わないんですか?」

 

ひとまず銃は敏美姉貴に両方押し付けておきましょう。美玖姉貴は頑張れば接近戦が出来ますし、美鈴姉貴では跳弾がホモちゃんの頭に吸い込まれたりするので危険です。ホモちゃんの場合は撃つより殴ったほうが早いです。

ホモちゃんにも限界あるから身を守るためにも敏美姉貴が持っとき。

 

「は、はい!なら私が美鈴を守って見せます!」

 

ちょっと覚醒した敏美姉貴に期待を持ちつつ、東署の探索を進めていきましょう。上手く行けば2階にある証拠品保管庫でも掘り出し物が出てきたりします。

試走中にはAA-12なんかが出てきましたが、小室君の筋力と技量が足りず、持ってるだけのお飾りになってました。

今回は可能なら何故かステ値が足りてる美玖姉貴なんかに持たせて無双させたりしたいですね。

 

秘密工作(コバート・オペレーション)ですよ!」

 

「アタシに感謝なさい!」

 

さて、2階に行くためのフラグとなる台詞が出ましたので…次回、乗り込みましょう。

 

今回はここまで。

ご視聴ありがとうございました。




もう少しで完結かなぁと思います。


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10

お久しぶりです。
引っ越し等が終わりましたので、またノンビリ書き始めます。

文章が荒れ狂い、文量が少ないので初投稿です。


 ゴリゴリゴリ…。

 

 平野君が扉と格闘しているところから再開です。

 ここの扉を開けるとオジサンゾンビと他大勢が待ち受けていますが、ゾンビキラーと化した毒島先輩が高速先制アタックを仕掛けますので基本ガン無視でOKです。

 

「あ、開きました」

 

 良し、イクゾー!警察だ!(インパルス板倉)

 

「加藤のオジサン…」

 

「噛まれた後、自決し損なったのか」

 

 グサーっとオジサンの頭に容赦なく刀ぶっ刺した毒島先輩が周りを確認すると、待ってましたとばかりにゾンビがワラワラ出てきます。

 

「ここは私が防ぐ、その隙に中を!」

 

 カッコいいこと言ってゾンビと戦闘を始めましたけど、この時、正面から顔を見ると口角上げて楽しそうにゾンビを斬ってます。その顔を見ちゃうと何故か暗転してのバッドエンドに入るので、見ないように気を付けましょう(4敗)。

 

「何もない…」

 

 知 っ て た 。

 ここに来ないと証拠品保管庫にあるかもしれないと言う情報と、麗ちゃんが場所を教えてくれません。情報無しで向かうと扉が不思議な力で開けられなくなっています。平野君みたいにドリル使おうとしても『扉は開かない』でゴリゴリさせてくれません。

 

 という事で証拠品保管庫へ向かいましょう。道中は大量に湧きますので、可能な限り同行者は護衛を同伴させて休憩させておきましょう。

 その他は毒島先輩がフル装備警官を刺したり、平野君が早口になったり、ヌフッて笑ってゴリゴリしたりするくらいです。が、開くまでは護衛してあげる必要もありますし、何故か着いてきちゃう『希里ありす』ちゃんをセットで守ってあげましょう。

 

 彼女は全キャラ中、最低のステータスで戦闘力も持っていません。しかし、その場に存在しているだけで全員のストレス値の上昇を緩和させ、会話するだけで休息をとった時と同じくらいのストレス値を回復させてくれます。

 試走した際に現れた病み麗ちゃんを鎮圧する時にはメチャクチャお世話になりましたね。捕獲した麗ちゃんの目の前にありすちゃんを設置し、無理やり話をさせることで正気を取り戻させたのは良い思い出です。

 

「堀川さん右だよ!もっと左!」

 

 なんかナタリアみたいだよなぁ…?(バリー並感)

 見えないアイテムでも見えてるんですかね?レンガでも投げてみる?投げて、どうぞ(強制)

 

「近付いてきてる!」

 

 ホモちゃんのホームランダービー始まるよー!

 相手は魔球でも何でもないTDNゾンビです。本数は12本、目標本数も12本です。

 ちなみに今のホモちゃんはパワーをモリモリにしてしまったので、常時メルヘンゲットして乙女は強くなくっちゃね!になります。

 

「きゃあ!」

 

 ちなみにフルスイングでスコップを誤って手放してしまったとしても、ホモちゃんの全力パンチはゴリスを越えてどこぞの无二打みたいな威力になっています。

 と言うことで、七孔噴血……撒き死ねい!!(アサシン先生)

 

「なんと…」

 

 毒島先輩も驚きの凶拳をゾンビの胴体とか頭にブチ込んであげましょう。1人1人を順々にスイングするよりコッチのほうが(恐らく)早いです。血とかがベッタリ付いてしまうので仕事が終わったら布などでしっかりと拭き取りましょう。いつまでも付けてると皆がイマジナリーフレンドとかヤバいのを見聞きしちゃうので気を付けてください。

 てな具合で扉が開くまでガンガン攻めていきます。これが空手(大嘘)だ、分かったか。(AKYS)

 

「ベネリM4スーパー90だ!」

 

 開け終わったんかい!

 

 ☆☆☆

 

 恐ろしい。

 それが彼女の拳を見た私の感想だった。私も腕には自信があるから彼らの前に立ち、道を切り開いている。

 

「堀川さん右だよ!もっと左!」

 

「プニキホームラン!…ヤッベ」

 

 彼女も一条君や二木君、夕樹君を高城君や宮本君達が守っている部屋で休憩させているため、手隙になったからか私と共に平野君とありすちゃんを守っている。

 

「近付いてきてる!」

 

「…ちっ!スコップが無いなら拳だー!」

 

 使っていたシャベルが手から離れたと思えば、型も何もない謂わば喧嘩殺法の様な拳や蹴りを繰り出していた。喧嘩が強いと言う噂はよく聞いていたが、あれは強いとか言う次元ではない。

 驚異的な膂力によって繰り出される拳と蹴りは、日数が経って脆くなっているとは言えど人の腕を頭を簡単に砕いている。

 

「ふーはっはっはっは!強靭・無敵・最強ぅ!」

 

 そんな光景を生み出しているのに恐怖ではなく歓喜の声をあげる彼女。顔は天を見上げ高笑いしているその目には、狂気のようなものは無く学校で初めて会った時と同じように、『生きる』と言う強い意思を感じさせる光を灯していた。

 

「開いた!」

 

「どこから探せば良いんだ?」

 

 扉を無事に開けた孝と平野君達は部屋の中へと入り、物色を始めた。ああいう物には詳しくない私は部屋の中に入らせないよう入り口を守るとしよう。ちょうど、宮本君も部屋を守るようなので協力して当たれば余裕も出来るハズだ。

 

『すげぇ!ベネリM4スーパー90だ!これ使いなよ小室!』

 

「んな!?開けたのかい!ありすちゃん、私達も中を見に行こう!」

 

「え、堀川さん!?」

 

 先程まで高笑いしていた堀川君は何かを見つけた平野君の声が聞こえると、部屋の扉が開いているのに気付いたようで、ありすちゃんを抱き上げると部屋の中へと駆け込んでいった。

 

『あ、これ良いじゃん!これ美玖ちゃんに渡しても良ーい?』

 

『ちょっと!堀川さん!?』

 

「ヤッホー!これで美玖ちゃん達も安心だぜー!」

 

 手に銃を持った堀川君がありすちゃんを抱き抱えたまま飛び出してくると、そのまま休憩室にしている部屋へと駆け込んでいった。

 彼女が防いでいた連中は、彼女がいなくなったからか私の方へと近付いてくる。

 

「…ふむ。それほど多くないから問題はないな」

 

 思うところはあるが、後で話をするとしよう。今は目の前にいる連中を切り捨てるのが先決だ。

 

 パァン

「…ふふ」

 

 刃を振り抜けば面白いように首が飛ぶ。何十と飛ばしてきたが、この感覚はやはり昂る。あぁ、堀川君…。

 

「君を斬ったらどんな感じがするのだろうね」

 




ボチボチ更新していきますので、ボチボチお待ち下さい


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11

お久しぶり大根です。



美玖姉貴達をフルチューンしたところから再開です。

ようやく、敏美姉貴と美鈴姉貴にも武器を持たせることが出来ましたね。今回の探索で見つけたのはハンドガンが計4丁でしたので姉貴達には2丁ずつ装備してもらうことにしました。

 

え?2丁拳銃はやめた方がいいですって?『リベリオン』と『男達の挽歌』に『BLACK LAGOON』を見て私は育ってきたんですよ?やらない方が可笑しいでしょ。

 

もう、ね。効率悪いのは分かってますけどやるしかねぇ!って頭もハートも叫んでました。予備弾少ないとか、扱いづらいとかそんなの後回しでしたね。

ガン=カタ、レヴィ、張の兄貴、マーク…。

やっぱり2丁拳銃は…最高やな!

 

小室君達も装備変更を行いましたので、イサカがスーパー90に変更され、近接担当の毒島先輩もハンドガンを装備しています。ちなみに捜索した結果、何も見つからなかったとしても小室君達は"いつもの"装備に変わり、救済措置としてランダムなハンドガンが予備弾無しで1丁だけプレイヤーに渡されます。

 

さて、装備が終わったら通信指令室へと進みます。ここで本ゲームの脱出地点である新床第三小学校の情報が入手できるので漏れが無いよう隈無く探しましょう。動いているJ-alertを見付けたら高城姉貴もとい沙耶姉貴に報告です。ホモちゃんに操作させたら日が暮れますし、99.9%装置が壊れます。なのでその間は部屋の中をウロウロしたりして時間を潰します。

 

「…床主でも自衛隊の救出作戦が行われているわ」

 

はい。そしたら目的達成なので今度は下に降ります。公安係の部屋に寄り道することになりますが、そこで麗ちゃんのパッパ生存が分かるため麗ちゃんの精神が安定し、病み麗ちゃんとかいう爆弾のフラグは粉砕されます。

 

パッパの行き先はホワイトボードに走り書きされており、そこにおっぱい先生がぶつかることで発見できるのですが、稀に見つからないバグ?が起こります。というか、起こりました。

 

ですのでホモちゃんに一手間加えて貰うことでフラグを確実なものにします。ホワイトボードを探すだけだから簡単なハズなのですが、プレイヤーキャラの場合は簡単にいきません。そもそも、ホワイトボードを調べようとしても背景扱いになっており触れることさえ出来ません。

 

なので、おっぱい先生をさりげな~くホワイトボードへと突き飛ばします。そうすることで、ホワイトボードがおっぱい先生のおっぱい先生にカチ上げられて裏面が出てきます。…あれ、無いぞ?

…隣のホワイトボードに書かれていたみたいですね。それもう一発。

 

「お父さんの字よ!孝!お父さん生きてる!生きてるよ!」

 

(涙は)どう?出そう?

出そうと思えば(感動の嵐)

 

☆☆☆

 

「あー、もう歩くの疲れたわ…」

 

隣で苦笑する堀川と一緒に最後尾を付いて行くと通信指令室とかいう部屋へとやって来た。高城曰く、救助が始まっているならば場所や日程などの情報を調べることが出来るらしい。色々説明していたけれど私は詳しくないし、そのくらいしか分からなかった。

 

「上行ったり下行ったり忙しいわね」

 

カタカタとキーボードを叩きまくっていた高城が見付けた限りでは新床第三小学校で救助をしているらしい。救助とか言っているが、今さら安全な場所なんてあるのだろうか?

そんな事を思っても口には出さず、宮本の父親がいるらしい2階の公安係の部屋へとやって来た。チョイチョイ『お世話』になってたりしている警察署に入って来るのも変な感じがしたけど、自分からお巡りさんを探す日が来るとは思ってもいなかった。

 

「先生、危な~い!どーん!…もいっちょ、どーん!」

 

「あ~れ~」

 

無人の部屋を見て泣きそうな宮本と焦る小室を、何とも言えない複雑な気分で見ながら書類とかを捲っていると、アホが鞠川先生と遊んでいた。命掛かってるのに2人して緩すぎるだろ…。

 

「あ痛!?…あ、コレじゃない?」

 

文字通りボヨンとホワイトボードに弾かれた静香先生がホワイトボードを回転させると走り書きのように『生存者は新床第三小学校へ!』と書かれていた。

 

「お父さんの字よ!孝!お父さん生きてる!生きてるよ!」

 

それを見た宮本が喜んで小室に抱き着いているけれど、お前ら高城の前で親の話するとか頭おかしいんじゃないか?それとも少し前にあった事なんて忘れてるのか?

ほら見ろ、唇噛んで俯き掛けてんぞ。

 

「あ、あの沙耶さん…」

 

お、見た目によらずフォローに入るのが上手いじゃないか太っちょ。

 

「アタシも戦いたいのよ!アンタみたいに!」

 

「ッ!コレを使ってください!MP5シリーズは…」

 

「はぁ?」

 

その流れはおかしいだろ。てかズルい。

高城が銃を受け取っている姿を見てそう思ってしまった。こんな状況だから少ない物資で遣り繰りする必要があるのだからズルいも何もないのは分かっているけれど、それでも後輩2人に持たせた銃よりも優れている物だと思ってしまう。

 

「残弾も少ないだろうからバカスカ撃てないよ」

 

堀川はそう言っていたけれど、それでもハンドガン4丁しか余裕がないとか言ってた矢先にMP5?を扱い方の説明しながら渡すのはどうかと思う。私と堀川はいなかった時間があるから信用無いのかと思っていたけれど、美鈴や敏美にも線引きされてるような気がしてならない。一緒に逃げ延びた仲間のハズなのに。

 

「だとしても納得できないっての」

 

☆☆☆

 

どんどん行きますよー。

原作ですと雲行きが怪しいためコンビニに入って準備を整えている間に雨になり、雨の中での進行となりますが私はモールをスルーしてきました。

ですので、雨に合わず進行できるのでコンビニには寄りません。小学校へ向けて猛進撃です。ちなみに雨、コンビニでの準備、住宅街の3条件の内どれかを揃えられなかった場合、住宅街では麗ちゃんママに会えません。会えるのは翌日の小学校です。

 

なので主人公達が麗ちゃん自宅へ向かおうとするのを妨害しつつ、小学校へと足を向けさせます。ちんたらしんじゃねぇーぞ!おら、早くしろ~。

 

原作よりも約1日半くらい早く小学校へ向かっておりますが、小学校では皆大好き紫藤先生が再び立ち塞がります。また得意の洗脳で周囲の人を味方に付けようとするので何かしらの対策が必要となる面倒なキャラです。

実際に何も対策せず放置していると寝首を掛かれたり、会話中に入ってきたオッサンに刺されたりと、世紀末も真っ青な無法地帯が出来上がります。

今回は少し特殊な対策を取りましたので問題はありませんが、これから走りたい人は事前に手段を考えておくと良いですよ。

 

とか何とか行ってる間にゴール地点が近付いてきましたね。珍しくフラフラしなかったのでサクッと到着できそうです。偉いぞー。

 

それに撃破数とか覚醒した人も予定通りのままですので、より満足です。ここまで予定通りだと怖いですね…。

 

「すいません!ここで救助を行っていると聞いたのですが!」

 

小室くん達が入れて貰おうと門番へ声を掛けているのを背景に今回はお別れです。

それではご視聴ありがとうございました。



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