美少女になってゲーム内でちやほやしてもらおうとしたら、ネタに走った人に出会った。 (デフォールド)
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物語の始まり√黒猫燦
とりあえず序章は書き終わったので投稿します。
これは「美少女になってちやほやされて人生イージーモードで生きたい! 」側の始まりです。
時間軸はコミケ後です。
~黒猫燦side~
「Utopia Online?」
私はいつも通り湊と通話していた。その時湊がゲームの話題を振ってきたのだ。
「そ、今宵も知ってるでしょ?きりんさんとかあるてまの人たちもやってるVRMMOのゲーム。」
Utopia Online、ゲーム自体は知っている。きりんさんが結構頻繁に放送していたからだ。なんでも他のVRMMOよりかなり自由度があり戦闘はもちろん、ゲーム内でプレイヤーが鉄道を作ったり、牧場を作ったりすることもできると有名なのだ。その中できりんさんは牧場の動物たちと戯れる放送をしていたのだ。しかしなんでいきなりこのゲームの話題を振ってきたのだろう?
「ねぇみーちゃん、なんでいきなりこのゲームの話をしたの?」
「今度のコラボでこのゲームやってみない?」
「え゛」
予想外の一言だった。コラボはわかる。ゲームをやるもわかる。けどなんでこのゲームなんだろう?他にもいろいろゲームがあったろうに。
「なんでこのゲームなの?」
「あるてまの運営がこのゲーム用のアバターデータを用意してくれたってDisRoadで言ってたでしょ?」
「えっ、しらない…」
そんな連絡あったっけ?と思い確認したらあった。あー…後で読もうと放置していたんだった。あ、あとで読もうとしてたからセーフ!セーフ!…あっ、アウトですかそうですか…
「はぁ…また連絡無視してたのね…まぁいいわ。で、せっかくだからコラボで一緒にやらない?私も少し興味あったし。」
「んー…」
オンラインゲーム、人と関わるのが当たり前のゲーム。チャット会話だけなら全然いいのだが、このゲームはVRつまり仮想空間で直接人と喋らなければいけないのだ。人と直接話すのが苦手であるコミュ障での私にはきついというか無理。だがコミュ障である話は現実の話、けどネット上でならどうだ?レスバはよゆーでできる、配信では普通に喋れているしコラボ相手とも会話も最近はまぁ普通にできている。それならリアルで直接話す練習として丁度いいのでは?…よし試しにやってみるか。
「ん、いいよ。このゲームで次のコラボしよう」
「よかった。今宵のことだから「人と話すの無理、怖い」なんて言うと思ってたから。」
「そ、そんなわけないじゃん!」
「ほんと?」
「す、少しは思ってました…」
「やっぱり」
湊はエスパーか何かか!?と思ったけどこれは単純に私の行動が読みやすいからか…確かに人と話すのは少し怖い、けど
「けど」
「ん?」
「みーちゃんが一緒にやってくれるから多分大丈夫」
「…っアンタはまたっ!」
「えへへ…」
言葉にしたらなぜか怖くなくなった。これなら大丈夫そう!湊とのコラボ楽しみだなぁ…
「…手を出しちゃだめ手を出しちゃダメ…!」
「ん?みーちゃんなにか言った?」
「な、なにも言ってない!」
「そ、そっか…」
そんなこんなで二日後にコラボをすることになった。だがここで一つ私の方に問題ができた、というか一番最初に気づくべきじゃん!
「みーちゃん、コラボするのはいいけど私VR機材ないよ?今から買わないとない。」
「あぁ、それなら大丈夫。運営が今回はUtopia Onlineに必要な機材全部用意してくれるって。」
「ほんと?!」
「なんでもUtopia Onlineの方からライバー用に機材提供があったんだって、もっとゲームを盛り上げてほしいって」
えぇ?VR機材って結構高いはずじゃ…それを用意してくるなんてUtopia Online運営どれだけ太っ腹なんだ?けど、これで問題はなくなった。これでコラボにができる!少し楽しみになってきた!
この時の私は予想にもしていなかったUtopia Online略してUPOで、あんなやべーやつらと関わることになるなんて…
もし違和感などがあったら教えて下さい。できる限り直します!
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物語の始まり√幸村友樹
時間軸は学祭が終わったらへんです。
~幸村友樹side~
キーンコーンカーンコーン。
よし今日の授業終わり!さぁ帰ってUPOで何しようかな?とりあえず第3の街ギアーズでノルマの花火ルをするか、すてら☆あーくでのんびりするか、新大陸の家で朧と爆弾作りをするか…
「とーーーくーーーん!!」
「ぐぇっ…」
後ろかいきなり幼馴染の瀬名沙織に突撃された。だいたいこうゆう事は用事があって早く返事が聞きたいとき起きる。できればやめてほしいんだけどな…ダメージ的な意味で。突撃されるはまぁいい、けどそれに伴ってついてくるダメージだけはやめてほしい。
「いてて…で?どうした沙織。」
「デートしよう!」
突然、沙織がそんなこと言った、瞬間周りの男子から殺意の眼差しが飛んできた。ほんと沙織さんまだクラスメイトが中でそんな爆弾発言はやめてもらえませんかねぇ…?おいそこカッターをいじり始めるな、少し怖いだろうが。
「で?なんでいきなりそんなこと言いだすわけ?なにかあるんでしょ?」
こんなことをいきなり言ってくるのだ何か別の意味があるんだろうきっと。
「今UPOで空ちゃんとクエストやってるんだけど、男女のペアじゃないと進まないところがあってどうしよう?ってなってね。それならとーくんに二回やってもらおう!ってことになってついでにデートもしたいねってなったの!」
「うん、クエストは分かったけどなんでデートもなの…?」
「なんとなく!」
ほんとクエストはわかるけど、ついでにデートって何?ほんとなんで?しかも空ちゃんの名前も出しちゃったから、周りから「ハーレムかよくそが」とか「リア充タヒね」とか言って、明らか人が出してはいけないオーラを纏い始めてるやつらが出てきてるから!早くここから離脱しなければ!
「はいはいはいはい!わかったから後の話は帰りながら聞くから!とりあえず帰ろう!」
「おっけー!じゃあ早く帰ろう!」
とりあえずこの場から緊急脱出だ!
帰りながら沙織に聞くと、第7の街から始まって街を一つずつ戻りながらクエストが進んでるらしい。で、今は第1の街にいるらしくそこでクエストを進めることができなくてさっきの話に至るらしい。というかなんだよ最後だけ男女ペアじゃなきゃダメなクエストってそれ一部の人たちにクリアさせる気ないじゃん…ま、いっか今日はまだ何するか決めてなかったし。
「それじゃ五時に第1の街の入り口に集合ね!」
「りょーかい」
沙織が先に学校ででた課題を終わらせてからじっくりゲームしたいとのことなんで少し暇ができてしまった。俺は課題はもらった時から並列思考で授業中に終わらせたから課題はない。時間まで動画でも見るかとミャ―チューブを開いた。
「ん?」
おすすめ動画に一つ気になるものがあった。タイトルは「【あるてま所属】黒猫今日のパンツ【黒猫燦】」という黒猫燦というバーチャルミャ―チューバ―の切り抜き動画だ。最近人気が出ているらしくよくおすすめに上がっている。この黒猫燦というバーチャルミャーチューバーは問題発言をすることでよく切り抜き動画が出てくる。俺はあまり見てないがクラスのやつらが話題にしてることがあった。というかなんだよこのタイトル…今日のパンツってなんだよ…
「…少し見てみるか」
俺は怖い物見たさで少し気になったから動画をクリックした。動画はコメントのピックアップして拡大して話の流れをわかりやすくしていた。そしてなぜかこの配信者はコラボのたびにパンツの色を叫ぶのが恒例になっているらしく視聴者はその流れに持っていっていた。そして問題の発言パンツの色を叫んだ。…なんだこれ…ほんとなんだこれ…こいつに羞恥心はないのか…?
「…見てるだけでなんか疲れた…まぁ面白かったけど」
けど、いい時間つぶしにはなった。少し早いが先にUPOに入って朧と爆弾作って花火ルしてから沙織と合流するか。そう考えながらヘッドギアの準備を始めた。さぁ今日も元気に爆破するか!
違和感があったら教えて下さい!できる限り修正します。
多分明日には合流する予定です…多分…
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黒猫と極振りの出会い
事後報告という形にはなってしまいましたが、許可を貰えたためこれからも続けていこうと思います。
後、更新に時間がかかったのは完成度を上げるため両作品を読んでいた時間がかかりました。今後はネタが降ってきしだい少しずつ更新していく予定です。
セリフに違和感などありましたら教えてほしいです。それではどぞー
【企業案件】Utopia Onlineを結と一緒にやるよ!【黒猫燦/夏波結】
「こんにちにゃー」
「こんゆいー」
さぁ結との企業案件コラボの時間だ!
こんにゃー
こんゆいー
UPOするってま?
いつもより開始時間早くない?
「あー時間はもうしわけないにゃ…今日は私もゆいもこの時間しか空いてなくて…」
「ごめんねー?今日は私たち夜に用事があるんだ」
この後、今回の配信どうだったかとかUPOの運営さんとあるてまの運営含めて話することになっているのだ…すでにお腹が痛んだけど…
「てことで今日は予告してた通りUPOをプレイしていくにゃー」
FOOOOOO!
というかなんでUPO?
企業案件なのか!
「そう!UPOの運営さんがこのゲームをもっと盛り上げてほしいってあるてまのライバー全員分のVR機材を用意してくれたにゃ!」
ほんと盛り上げるためだからって機材も提供してくれるなんて改めて考えるとUPO運営すごいよね
「アバターに関してはあるてまが私たちに似せてくれたアバターデータを用意してくれたのを使ってるよー」
ほぇーUPO運営太っ腹ぁ!
UPO運営優秀
アバターデータも用意したあるてまもさすが
「キャラ作成とか時間のかかる部分はもう終わっているからさっそくどういうステータスにしたのか紹介するよ」
「ちなみにお互いどんな感じに作るかは教え合ってないにゃ」
まぁお互い性格からなんとなく予想できるだろ
あー…確かになんとなく察せる
「じゃあまずは私からもちろん黒猫さんはつよつよなのでSTRに多めに振りました!あとはふつーにバランスよく振ったにゃ」
予想通りだわー
つよつよアタッカー(笑)
弱そう(確信)
「は?強いが?!」
「はいはい、落ち着いて…」
こうゆうオンラインゲームは最初は攻撃が強い方がいいからこれでいいんですぅ!
「私はどうせ燦が突っ込んでいくと思ってたからINTに多めに振って回復魔法とか補助魔法とか使えるようにしたよー」
やはりゆいまま
やっぱりままやんけ!
ゆいままー!
「だからママじゃないって!」
結はヒーラーにしたんだ…なら私が突っ込んで敵を倒せばいいんだな!らくしょう!
「ステータスの紹介も終わったからさっそく敵を倒してレベルを上げにいくにゃ!」
「えっと敵がいるのは街の外だから…あっちかな?」
早速ゲームの醍醐味であるレベル上げに行こう!ってなにあれ?街の出口の方からこっちへ向かって悲鳴をあげながら走ってくる人の集団が迫ってきてるんだけど!?
「なにあれ!?なんでこっちに向かって走ってきてるの!?」
「えっちょまってこわいこわいこわい」
ちょっとーマナー悪い視聴者はNG
けどそんな感じじゃ無くね?
ほんとだ、なんか焦って逃げてる感じ
ちょっ、まじで怖いんだが!?まじでふざけるなよ!視聴者(推定)!!!やっていいことと悪いことがあるだろーが!…ってあれ?
「みんな通り過ぎてく…?」
「おっかけではなかった…みたい?」
「なんだったの…」
はぁー…マジで怖かったんだけど…一体何だったの…視聴者ではないみたいだけど
なんだったんだ一体
なんかイベントでも始まったのかな…?
あれ?なんか見覚えあるなこの感じ
はやくそこからにげて
「あ、スパチャありがと…って逃げてってなんで?」
逃げてってどうゆうことだろ?なにかやばいのかな?焦ってるのか変換できてないし。
そこに極振りがいるまじでやばいから逃げて
極振り!?
え?誰それ?
嘘やんなんでこんなところにいるのさ!?
はぁー!?
あーーー!!見覚えあると思ったらそれか!!
「えっと極振りって何?有名な人?」
結が放送を見てる人達に聞いていた。そりゃ私たち初めたばかりだからなにも知らないしね…というか、みんな知ってるってことは有名人なのかな…
一般人は関わってはいけない化け物!
相手によっては最悪食べられちゃうから逃げて!
やべーやつらだから逃げないとやばい!
なんでそんな奴が最初の街にいるんだよ…
というかなんでこんな時に極振りがくるのさ!?
「えぇ…?」
チャット欄が阿鼻叫喚になりながらも極振りとかいう人の情報を流れてるけど…なにそれ!?食べられるって何!?そんなやばい連中がこのゲームにいるの?!あっ、なんか目の前から二人組が歩いてきた。あれが極振り…?
「なんかこんなこと前もあったなぁ…そこまで逃げることないだろ…」
「たしか第三回イベントでイオ君のギルドに協力求めに行った時だよね?」
「そうそう…俺そんなやばいのかな…」
「まぁ一般人から見れば極振りはやばい人って認識だからね…ってあれ?逃げてない人もいるよ?」
「えっまじ?」
なんか目の前からなぜか死んだ目をしている茶色いコートを着た男の人と、銀色の装備をしたかわいい女の子が歩いてきた。あの二人がやばいやつって言われてた極振り…?装備とかからして、弱そうな見た目のプレイヤーと普通に強そうなプレイヤーって感じなんだけど…
ひえっ爆破卿だ!二人とも逃げてぇぇぇぇぇ!?
なんでこんなところに爆破卿がいるんだ!?
おまえは巣(ギアーズ)に帰れ!
そいつ問答無用で人を爆破するやべ―やつだから逃げて!
問答無用で爆破!?どうゆうことなの!?
「あ、あなたやばい人なの?」
「えっいきなりなんで?」
「あの今配信していてコメント欄の人たちがあなたのことを爆破卿とか問答無用で人を爆発させるやべーやつって言ってるから…」
「ちょっとまて爆破卿はあってるが問答無用で人を爆発させたりなんてしてない、迷惑をかけてきた奴にお仕置きで爆破してるだけだ。何もおかしいことはしていない」
「いや、お仕置きで爆破って時点で十分おかしいからね?ユキくん」
「そんなばかな?!爆破卿として正しいことをしているはずだ!」
それがおかしんだよ…
さすが爆破卿そこに痺れも憧れもしない
やっぱりやべーやつ
あっこの男の方がやべーやつって言われてるユキなんだ…というかお仕置きで爆破ってどういう思考回路なの…?爆破卿は否定しなかったし爆破が好きなの?もうすでにやばいやつってのがわかったんですけど…
「って自分で言うのもなんだけど俺を知らないってことはガチの初心者?」
「あ、はい丁度さっき始めたばかりです」
「ほー…ん?もしかして後ろにいるの黒猫燦?」
「んぇ!?そ、そうだけど…」
「わざわざそっくりなアバターデータ用意したのか…」
どういう経緯で知ったのか…
ほんそれ
ミャ―チューブでたまたま見つけたんじゃない?
あ、この人私のこと知ってるんだ…ってこれやばい人に目を付けられったってことでは!?これはやばくない?!
「え、ユキくん知ってるの?」
「あーいや詳しくは知らないけどバーチャルミャーチュバーの人ってのは知ってる。さっきこの人の切り抜き動画ちらっと見たから覚えてた」
「あっ、切り抜き見てくれてありがとうございます…」
「えっ、俺見たの今日のパンツ宣言の切り抜きなんだけど…それでも嬉しいの?」
草
草
よりにもよって見たのそれかよ!
爆破卿そんなの見てたら嫁たちに刺されるぞ!
素直に見てくれてうれしいと思ったけど、なんでよりにもよってその切り抜き見てるの!?これありがとうございますって言った私が変態じゃん!…って嫁たち?なんで複数形?
「…へぇユキくんそうゆうのが好きなんだ…」
「いや違う違う!おすすめに出ててタイトルがおかしかったから少し気になって見ただけだから!」
「ふーん…あとで藜ちゃんと説教ね」
「理不尽!」
このハーレム野郎が
馬に蹴られてタヒね
こいつリア充でハーレムかよ…
浮気がバレた極振りシリーズの新作確定
えぇ…リアルでハーレム作ってる人初めて見た…なんか尻に敷かれてるみたいだけど…
「本当に違うのに…あーせっかくなんで配信してるならこれプレゼントします」
「あ、ありがとうございます…これは?」
「新作の爆弾、使ったらきっといい絵が取れるよ!」
「爆弾!?」
初対面に爆弾渡すな
さすが爆破卿
頭おかしい
結にプレゼントって言ってめっちゃいい笑顔で爆弾渡してきたんだけどこの人!?どんだけ爆弾好きなの!?
「じゃ配信頑張ってくださーい!ウェイクアップ!ヴァン!」
「あ、ちょっとユキくんまって!逃げるな―!」
そういっていきなり出てきたバイクに乗って去っていった…一緒にいた女の子も走って追いかけていった…速いなあの子!?
「えっと…この爆弾どうしよか…」
いや捨てたら誰か拾って二次災害起きるかもしれない
極振りからのプレゼント蔑ろにしたら後が怖いから捨てるな
どっちにしろ危険なのでは?
そのまま持っといたほうがいいかも
「あーとりあえずインベントリに放置でいいんじゃない…?」
「そうしようか…じゃあ気を取り直してレベル上げに行こう!」
いきなり危険物渡してくるってやっぱりやばい人だったんだなぁ…ともかく、いろいろあったけどゲームを楽しむとしますか!
~数十分後~
「結構楽しいねこのゲーム」
「そうだね、自由度が高いとは聞いてたけどほんとすごい」
きりんさんの配信でグラフィックがいいとか作りこみがすごいってのは知ってたけど実際にやってみるとさらにすごさがわかる!さすが他のゲームと1段階はレベルが違うって謳い文句も間違ってないね…
開発側が人間やめ始めるから技術おかしいのも無理はない
そうそう
人間やめてる…?
「ちょっと疲れてきたし、いい時間だから終わる?」
「そうだね、あっ燦、極振りさんからもらった爆弾どうする?」
「あーそんなものもあったね…どうしよっか…」
いい絵が撮れるって言ってたから使ってみたいって気持ちもあるんだけど…少し怖いんだよなぁ…みんなの反応次第かな?
やめといたほうがいいって!
けど少し気にならない?極振りの新作爆弾
まぁ…確かに
そりゃ気になるけど…
「みんな気になってるみたいだし、それ使って放送終わろうか結」
「そうだね、これ使って終わろう。ちょうど遠くに敵も出てきたし」
ほんとだ、ちょうど遠くの方に敵が出てきた、えっと…レッサーラビットか一番弱い敵だからちょうどいいね
ぶっちゃけ少し怖い
そういえば爆弾の名前は?
「えっと爆弾の名前は【みにちゅあローズ(安全版)】だって、燦の方が力強いから燦投げて」
「わかった、じゃあいくよー!とりゃー!」
なんか聞き覚えあるなぁ(白目)
その名前はあかん!?
やばいって!
なんかコメント欄のみんなが騒いでるけどもう投げちゃったや…さて、いい絵が撮れるかなぁ…
「チュドォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!」
…え゛?なんかすごい爆音と一緒に薔薇みたいなキノコ雲が出てきてるんだけど…なんか地形も少し変わってるんだけど!?えっこわ!!
初心者になんてもの渡しているんだよ!!!
やっぱり極振りは極振りか!
もうやだあの化け物ども!
「なんてもの渡してんのあの人!!!!」
~この放送は終了しました~
その後のUPOの運営さんとの話し合いの時に真っ先に「極振りが申し訳ありませんでした!こちらから注意はしておきますので!」と謝られた。運営が謝るんだ…
今後だれだれとの絡みが見たいというのがあれば感想に書いてくれたらうれしいです…ネタが降ってきたらそれで書いてみる予定です。
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黒猫とすてら☆あーくとの出会い
side黒猫燦
「やっと第二の街メフテルについたー!」
「みんな手伝ってくれてありがとねー」
「じゃあキリがいいのでここで終わりまーす、バイにゃー!」
「バイバーイ!」
一緒にボス倒せて楽しかった!
PT組んでたニキお疲れさま
ばいにゃー
ばいばーい!
最初のボス討伐をリスナーのみんなと倒した後、第二の街()についたところで配信を終わった。さてこのあとどうしようかなー?
「結この後どうするー?もう寝る?」
「んーせっかくだしこの街少し散策しない?」
「いいよー!のんびり散策しよっか!」
結が街を見て回ろうと誘ってきたから街を散策することにした。さーてなにがあるかなぁ?ってあれなんか前の方になんか見たことのある人がいる…そうだ一番最初の時に極振りと一緒にいた人だ。極振りの人の印象が濃すぎて一瞬わからなかった…
「藜ちゃん今日はどこいこっか?」
「セナさん、に、お任せ、します」
「んー、じゃあどうしよっかなぁ?ってあれ?」
あっ、あっちも気づいたみたい。こっちに駆け寄ってきた。
「こんばんわー!確か夏波結さんと黒猫燦さん?…でしたよね?この間はユキくんが迷惑かけてすみませんでした!」
「あっ、いえ、ネタにはなったので…」
「それでもです!ユキくん渡したときに怪しんで確認しとけばよかったんです…」
確かに最初は困ったけど実際いいネタにになったら別によかったんだけどなぁ…まぁ知り合いがあんなことやらかしたら謝るか…
「セナさん、こちらの、方々は?」
「あーこの前ユキくん説教したでしょ?あの時の人」
「あぁ、パンツの人、ですか」
「その認識は止めてほしいんだけど!?」
なんで認識の仕方がパンツの人なの!?もうちょっと紹介する方法あったでしょ!
「それは燦のせいでもあるじゃん」
「う゛っ、確かにそうだけど…」
否定できない自分が憎い…なんで私はパンツを答えるようになってしまったのか…
「そうだ!せっかくあったからこの前のお詫びがしたいので私たちのギルドにきてください!」
「えっ、別にそんな気にしなくても…」
「私が気にするんです!藜ちゃんもそれでいい?」
「いい、ですよ、ユキさん迷惑かけたのは、事実ですし、今日、やらないと、いけないことも、ないですし」
「はいってことでけってい!」
なんか強制的にお詫びを受け取ることになっちゃたんだけどいいのかなぁ?
「結どうしよ?」
「まぁせっかくだしあっちがお詫びしたいって言ってることだから受け取ってあげた方がいいんじゃない?」
「そうですよ!そっちが気にしなくてもいいんですよ!さぁこっちです!」
「わっ、ちょちょっと待って!」
いきなり手を引っ張られてびっくりした…なんだろこの大きな犬に引きずられてるような感覚…気のせいかな?
「ここが私たちのギルドホームです!」
「【すてら☆あーく】…喫茶店?」
「ギルドホーム兼喫茶店みたいな感じですねーただいまー!」
引っ張られながらついたのはおしゃれな喫茶店だった。ギルドホームって言うからもう少しきっちりとしたところだと思ってた。
「あら、おかえりなさい。忘れ物でもしたの?ってあら?どちら様?」
「この間ユキくんが爆弾渡して迷惑かけた人たち!お詫びしようと思って…」
「あぁ…なるほどねぇ…」
きれいなお姉さんが出てきてセナさんが紹介したら一瞬で遠い目になって納得してるんだけど…どんだけユキって人迷惑かけてるの…?そう考えてたら小さな女の子がお盆にお茶を載せて近づいてきた。
「ん!ん…」どうぞ!あと今回はユキさんがすみませんでした…
「あ、ありがと…君が謝ることないよ?」
「ん、んーん」それでもです。迷惑かけてしまったのは事実ですから
「んーまぁ確かに少し驚いたけどいいネタになったからなぁ…」
お茶を渡しながらユキさんが迷惑かけてすいませんって言ってきた。優しい子だなぁ…そのあとも迷惑をかけたのはこちらですからって優しい子だなぁ…ほんといい子でめっちゃ可愛い
「…燦?その子なんて言ってるかわかるの?」
「え?うん、迷惑かけてすみませんって言ってるよ?結には聞こえなかった?」
「いや、その子「ん」しか喋ってないからわからないよ…」
「えぇ?けど雰囲気で意味は分かるでしょ?」
「わからないよ…」
結がこの子の言ってることがわからないって言ってるけどなんとなく雰囲気でわからないかなぁ?
「ほう、初見でれーと会話できるとはな」
「に゛ゃ!」
結と話していたら後ろに男の人が立ってるんだけど!いつのまにいたの?!
「驚かせてすまなかったな、俺は「ラン」そっちの子は妹の「れー」だ、よろしく頼む」
「あっ自己紹介がまだだったわね!私は「つらら」今回はユキくんが迷惑かけてごめんなさいね?」
「藜、です、よろしく、です」
「あっ夏波結です。」
「えっと黒猫燦です。」
「そしてこの私が【すてら☆あーく】のギルドリーダーセナです!よろしくねー!」
えっ、この人がギルドリーダーなの?と思い周りを見てみると苦笑気味に頷いていた。こんな人だからついていくの大変そうだなぁ…いい人そうだけど
「それでみんなに相談なんだけどお詫びの品ってなにがいいかな?」
「決めてなかったのか…」
「ノリで決めちゃったからねー!どうしよ?」
「二人とも初心者だしなにか装備れーちゃんが作って渡してあげるのがいいんじゃない?」
「それが、いいと、思います」
目の前で私たちのお詫びの件について話し合われてるんだけど…私たちはどうすればいいの?結とお茶飲みながらのんびりするかぁ
「今日の花火ルノルマ達成!ただいまぁーってあれ?黒猫燦?」
「ヒッ極振り…」
「こ、こんばんわー…」
「そんな人の顔を見ただけで引くな…こっちが悲しくなる…」
喫茶店の入り口の方から極振りのユキが帰ってきた。確かにいいネタを貰えたことに関しては感謝してるけど、それでも圧倒的に恐怖の多いからな!間近であの爆発心臓に悪い!というか花火ルってなに!?名前からしてなんかやばいって感じがするんだけど!
「あっユキくんお帰りー今黒猫燦達にこの間のお詫びの品考えてたの!」
「この間…?なにかしたっけ?」
「爆弾、渡した、お詫び、です」
「え?それお詫びするほど…?」
「初心者にお前の作った爆弾は刺激が強すぎるんだ」
「それに普通に考えて爆弾渡すなんてありえないわ」
「ん!」さすが初めての人にあの爆弾はだめです!
「全員からフルボッコなんですけど…そんなに爆弾渡すのだめ?」
「「「「ダメ!」です」よ」だ」
「ん!」だめです!
「そっかぁ…」
なんか極振りがギルドメンバーに常識説かれてる…やらかした時っていっつもこんな感じに説教してるんだろうなぁ…
結局お詫びの品はれーちゃんが作った装備になった。次の放送で自慢したらそっちの方ではかなりの有名人でれーちゃんの作った装備は高額で取引されてるらしい…すごいなれーちゃん…そして【すてら☆あーく】にも詳しく説明してくれる人がいた。なんでもこのゲームのトップギルドらしい…私たち最初からすごい人たちと知り合いになったんだなぁ…
ちなみにれーちゃんのセリフの後文字透明化して本来の意味も載せてます。
次は他の極振りと絡ませたいなぁ・・・
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