とある科学の数値改竄《凍結》 (RK6246)
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幻想御手[レベルアッパー]編
例外超能力者(アウト オブ オーダー)


第7学区、某ファミレスで優雅にミルクティーを飲んでいる男子学生がいる。彼の近くの席に常盤台の制服を着ている生徒の姿があった。そんな彼女のもとに友人が駆け寄ってきた。

 

佐天「御坂さん!御坂さん!幻想御手より面白そうな都市伝説を見つけてきました!」

 

御坂「どうしたの佐天さん、いつもより元気そうだけどそんなに面白そうな都市伝説を見つけたの?」

 

佐天「はい!」

 

御坂「なら初春さんや黒子達が来るまでお楽しみにしとくわ。」

 

佐天「いえ、2人にはあとで伝えるので先に御坂さんだけ聞いてください!」

 

御坂「そんなに面白そうな都市伝説見つけてきたんだー」

 

佐天「はい!それにこの都市伝説多分御坂さんが1番興味ある話だと思うんですよ!」

 

御坂「そーなんだ、じゃあ教えて。」

 

佐天「はい!....の前に、御坂さんに質問ですが、他のレベル5についてどれぐらい知ってますか?」

 

御坂「私以外のレベル5の6にんね〜、まぁ五位については知ってるけどほか5人については知らないな〜」

 

佐天「そうですか〜。ならこの都市伝説には驚きますよ!な、な、なんと!この学園都市に8人目のレベル5がいるみたいなんです!」

 

?「ブフォッ!」

 

二人の近くにいた紅茶を飲んでる男子学生が驚いたのか紅茶を吹いてしまった。が、そんな変人のことをスルーして二人は話し続けた。

 

御坂「.......どーゆーこと?」

 

佐天「そのまんまの意味です。」

 

御坂「それは最近新しく誕生したってこと?」

 

佐天「いえ、もとから存在していたみたいです。ただ能力がちょっと中途半端なので順位をつけることが難しく、そこからついた名前が例外超能力者(アウト オブ オーダー)らしいです。」

 

御坂「アウト オブ オーダーね〜。それ絶対ガセでしょ。」

 

佐天「も〜御坂さんはゆめがないな〜。そんな風に夢がないと将来殿方とお付き合いできませんよ。」

 

御坂「ばっ!なっ!なに言ってんのよ!なんで私があいつと付き合うのよ!」

 

佐天「あいつ…一応気になってる人はいるんですねぇ〜」

 

御坂「なっ!なにいってんのよ!いないわよそんなの!」

 

佐天(かわいいのぅ〜)

 

そんな時会話をしている二人の近くの席の男子高校生?が立ち上がった。そのままお金を払ってファミレスを出た。ファミレスを出てしばらく歩くと自分の携帯電話が鳴った。彼はスマホの画面に[ノイマン]と表示されていた。彼はそれを見て電話に出た。

 

?「もしもしノイマン」

 

ノイマン『出たか。早かったな。』

 

?「何の用?おつかい?それとも仕事の依頼でもきた?」

 

ノイマン『後者だ。』

 

?「内容は?」

 

ノイマン『第10学区にある仮拠点に来てから話す。シノと海莉はもう来てる。とりあえず今は1:30だ。2:15までに来い。』

 

?「リョーカイ、それじゃあ向かい始めるわ。」

 

それから彼は拠点の方へ向かった。

向かっている途中工事現場の近くを通る。

 

(まぁ〜た新しいビルができるんだ〜。よく費用があるな。)

 

そう考えてた次の瞬間ちょうどクレーンで持ち上げてた鉄骨が落ちてきた。彼は一瞬驚いた、が、彼は冷静になった。そして彼は演算を開始した。

 

(大体100mぐらいの高さから落ちてくるから式をたてて結果時速44km/hで分単位に変えると733m/m、秒単位は秒速12m/sで落ちてくる。…結構速いな…)

 

そんなことを考えていくうちに鉄骨と自分との距離が短くなっていく

 

(落下を止めることはできないからやっぱり減速させたほうがいいな。)

 

そしてちょうど50mぐらいの高さに来た時速44km/hで落ちてくる鉄骨。

 

(んじゃ、時速44km/hを時速1m/hに改竄。と)

 

そしたら急に鉄骨が減速した。

 

(このまま放置でもいいけど落下速度を下げただけで重さはそのまま。僕がここから離れたら鉄骨の落ちるスピードが戻っちゃう。めんどくさいけど上に戻しとくか。)

 

そして彼は自分にかかっている重力の数値を0に改竄して鉄骨の近くまで飛んだ。そして鉄骨に触れて演算を始

める。

 

(え〜と、鉄骨の重さは7.85×その鉄骨の体積。とりあえず式ははしょってこれの重さは79.9kg、、、多分、、きっと、、、あってるといいな。)

(そんで79.9kgを…まぁ100gに改竄して、これ持って上に行くか。でも摩擦係数操作してのぼるのめんどくさいな、…磁力を操作してのぼるか。)

 

それから彼は100gにしたの鉄骨を持って磁力で工事中のビルを登り鉄骨をもともとあった場所に戻しに行った。

 

登り終わって足場に乗ると周囲の作業員の方々が空いた口が塞がらないという言葉が似合っている顔をしていた。

 

?「ワイヤーが切れて落ちてきた鉄骨を返しにきました〜」

 

そう作業員の方々に報告した。そしたらその現場の責任者?が近づいてきた。仮にその人をAとしよう。

 

Aさん「すまないな坊主。ワイヤーを交換しようと考えてた頃だったがあと2,3回大丈夫だと思った、がまちがってたな。」

 

?「そうですね次からワイヤーがやばそうだったら仕事を始める前にかえてくださいね。今回は幸いにも僕が真下にいたから良かったですが僕がいなかったら学生や大人が何人か下敷きになってましたよ。」

 

A「それは本当にすまなかった。ところで坊主、お前は怪我しなかったのか?」

 

?「あぁそれなら大丈夫ですよ。怪我はしなかったので。それに怪我をしたとしてもいい医者を知っているので。」

 

彼は鉄骨を下におろして重さを79.9kgに戻した。

 

?「では、僕はもういきます。次から気をつけてくださいね。」

 

そう言って彼は足場から飛び降りてった。そして地上から高さ15mぐらいの所でまた重力をゼロにして地上に着地した。着地した際に自分のことを見ていた人はたくさんいた。時間を確認すると目的の時間まであと15分しかない。仕事の時間に遅れるからと彼は自分の走るスピードを時速100km/hに改竄して彼は拠点へ向かった。

 

ーーーーーーーー

第10学区 2:14:21

 

彼の仕事場(仮拠点)はこの10学区にあるたくさんあるビルのなかの一つの地下に存在する。なぜ地下なのか。なぜ10学区なのか。それはもし他の組織が仮拠点が10学区にあるとバレても10学区には似たようなビルがたくさんあるから。そしてビルを壊されても拠点は地下にあるから壊されてもあまり被害がないからである。以上の二つを持って第10学区が彼らにとっていい場所なのである。そして彼はとあるビルに入り、地下に行くためのエレベーターの使用が許可されているかどうかの認識装置に手をかざして本人確認して、エレベーターに乗って下へ降りていった。エレベーターが止まって扉が開くとそこには全身真っ白でアルビノを思わせる車椅子に乗った少女、右目に眼帯を、左腕には少し血のついた絆創膏と包帯が巻かれている少女、そして見た目が完全に女子だが本当は男の娘。彼女らは彼の組織仲間である。

 

ノイマン「では、リーダーの青染悠然も来たから暗部組織『パレット』本部、集会を始めよう」

 

暗部組織の中で人数が1番多い組織

『パレット』

そのリーダーである彼は

LEVEL5 例外超能力者(アウト オブ オーダー)青染悠然

能力

数値改竄(フェイクニュース)




何か間違っている部分があればコメントください。


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#2パレット

とりあえず2話お楽しみくださ〜い


『パレット』とは表向きは暗部組織だが、実際やってることは学園都市の裏と表の仕事である。例えば、『アイテム』は組織などの依頼を受けて報酬をもらう。『メンバー』は統括理事会からの依頼を受けて報酬をもらう。そして依頼の内容はそれぞれ違うが、表沙汰にはできない依頼である。しかし『パレット』は表沙汰にはできない依頼だけでなく、例えば風紀委員や警備員の援護などの裏の仕事だけではない。言ってみれば[何でも屋]みたいな感じである。そして他の暗部組織と違うのはそこだけではなく、大体の組織は4人体制で動いているが、『パレット』は19人体制で動いてる。だが19人は多すぎて、うまく仕事をこなせないから本部、青、赤、黄色、緑の5つのグループで大体4人ずつで分かれている。しかしわかっていると思うが、19人いて5つのグループで分かれているということは3人のグループもある、が、そんなことは気にしなくていい。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

そしてその組織『パレット』本部は依頼を受けてそのことに関する話し合いを行なっている。

 

ノイマン「さて、今回の依頼は裏の仕事ではないからそこは安心していいぞ。」

 

車椅子に座っている少女はそう言った。

 

シノ「いや、そもそも依頼としてきてるのなら安心なものじゃないでしょ。」

 

頭に少し大きめなリボンをつけた男の娘はノイマンに対し、そう言った。彼(彼女?)は少し嫌そうな顔をしている。

 

海莉「シノちゃん落ち着いて、、、いや、落ち着いてるか。。。。で、今回の依頼は何ノイマン。」

 

不格好な熊のぬいぐるみを持った腕が傷だらけの彼女はシノに対しそう言った。

 

ノイマン「まぁ~シノまぁの言うとおり我々に依頼が来ている時点で安心できるものではないがそこは多めに見てくれ。」

 

シノ「わかったよ。」

 

そんな無駄なのかわからない話をしていた彼女達しかし

 

青染「とりあえずその無駄話は一旦置いといて、改めて今回の依頼はどこのどいつからで何が目的で、報酬はいくらなのか教えて。」

                  

ノイマン「そうだな。今回の依頼は風紀委員(ジャッジメント)や警備員(アンチスキル)の本部からの依頼だ。、、と行ってもどちらかというと風紀委員の177支部の増援を依頼されてる。」

           

シノ「あれ?あそこって[赤]の天谷と同じようにLevel4の常盤台の空間移動能力者いなかったっけ?それに悠とも同じようにLevel5の常盤台のレールガンもいるし大丈夫なんかじゃないの?」

 

海莉「確かにそうだよね。なんで私たちに依頼してくるのかな?」

                

ノイマン「私の予測演算通りなら『幻想御手』(レベルアッパー)の使用者が増えて、その学生の犯罪傾向が見られるし、ぶっ倒れるから使用者を保護する。しかし使用者数が多すぎて白井黒子だけでは止めることが難しい。そのための増援だ。」

 

青染「それだったら他の支部の風紀委員でよくない?なんでわざわざ僕らに頼るの?」

 

ノイマン「他の支部も177支部同様、使用者によく犯罪などを対処したりしているから無理だ。」

 

青染・シノ・海莉「・・・・」

 

ノイマン「いくらお前らが仕事したくないからって無駄な抵抗はやめたほうがいい。それに報酬もそれなりにいい。」

 

青染「しゃ〜ないか〜。とりあえず177支部の人に状況を聞いてどのグループが増援に回るか決めるか。ノイマン、177支部の人に手伝うための明日話し合いの場を設けておいてと伝えといて。」

              

ノイマン「りょ〜かい。じゃあ177支部(むこう)にメールを送っとく。向こうから連絡があったら青が話し合いに行け。」

 

青染「当たりメェだ。でも念のため話し合いの時にお前のネットワークを僕の電話に繋げといて。シノと海莉は・・・結論が出るまで自由行動。」

 

次の瞬間二人は盛大に喜んだ。物騒でめんどくさい仕事を自分たちがしなくていいかもしれないということで二人はもうどこに遊びに行くか話し合っている。それを鬱陶しそうな目で見ているノイマンと、恨めしそうな目で見ている青染がいた。




パレット本部メンバープロフィール

青染悠然(あおぞめゆうぜん)通称青or悠 性別男 年齢16歳 高校1年生
能力 『数値改竄』
パレットの初期メンバーで全体のリーダー。
性格
めんどくさがりだがやることはきちんとやる性格。『パレット』のメンバーの人数が増えたのはこいつが能力で伸び悩んでいてなおかつ見込みのありそうな学生を勧誘しまくったせいである。
趣味は読書、映画、アニメ観賞
この趣味のせいで視力が0.08まで下がったから自身の視力を0.2に改竄した。しかし彼はその気になれば視力を30.0にすることもできるが、彼はメガネをかけるのが好きだから視力を0.2にしてある。
(彼の能力の英語表記がまっだ決まってないのでアイディアがある人はコメントで教えてください。

万咲乃井(まんざきのい)通称ノイマン 性別女 年齢14歳 中学2年生
能力『電波運用』(ツリーダイヤグラム)Level4
パレットの初期メンバーで副リーダーとネットワークの情報担当。
性格
合理的で冷静である。仲間からよく鬼畜と言われるが本人は自覚してない。
趣味は仲間の携帯をハッキングしてその携帯の履歴を見て相手の弱みを握ること。
彼女は生まれた時からアルビノという病気で、肌が焼けないように夏の間も長袖を着ている。そして彼女が10歳の頃、交通事故にあってそれ以来車椅子で生活している。

足立忍(あだちしのぶ)通称シノ 性別男 年齢14歳 中学2年生

能力『脳内共有』(フラッシュバック)Level4
パレットの初期メンバーで司令塔の役割をしている。
性格
意外とフレンドリーで、初対面の人でも2分後にはズッ友になっているぐらいのコミュニケーションを取るのがうまい。
彼(彼女?)は性同一性障害を抱えており、それが理由で女装して自身の気持ちを和らげているが、学校ではいじめの的になっている。そんな彼(彼女?)にとって『パレット』は自分の居場所であり、自信を受け入れてくれる人たちの集まりで、同じ学校に通っていて同僚の海莉は唯一の親友である。

優日海莉(ゆうひかいり)通称海莉 性別女 年齢14歳 中学2年生。
能力『細胞支配』(セルマスター)Level4
パレットの初期メンバーであり、救護担当である。
性格
少しおっとりしており、目につけてる眼帯はかっこいいからという中二病気質もある。もし彼女が風呂以外で眼帯を意図的にとった時には中二病が全開で行動するからパレットの構成員はみんな気をつけている。
彼女は自傷癖を持っており常にカッターナイフと精神安定剤を持ち歩いている。(腕に包帯や絆創膏が貼ってあるのはその自傷壁包帯や絆創膏が貼ってあるのはが原因である)そういう性格からシノのように虐められてはいないが友達は少なく、彼女にとって『パレット』はシノと同様彼女の居場所であり、自分のことを受け入れてくれる人達の集まりで、同じ学校に通ってて同僚のシノは唯一の親友である。


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#3風紀委員177支部

第3話お楽しみください!


白・初「増援?」

 

固法「えぇそうよ。」

 

初春「何で増援を?」

 

固法「最近犯罪行為を行う学生が増えてきたでしょ、それで白井さん1人だと大変でしょ。だから第2学区にある風紀委員本部に増援を要請したのよ。」

 

白井「でも犯罪行為を行う学生が増えたのは177支部の管轄外も一緒でしょう。それで本部に増援要請はできないのでは?」

 

固法「確かにそうよね。正直言って増援要請が通るのは私も予想外だったのよ。」

 

初春「じゃあ増援を送れるほど余裕があった支部があったんですか?」

 

固法「それがその増援としてくる学生、風紀委員じゃないのよ。」

 

白・初「は?!」

 

固法「予想通りの反応ね。」

 

初春「当たり前です!他の支部の風紀委員が来るならまだしも、そもそも風紀委員じゃない学生がきてどうするんですか?!」

 

固法「私もそう思うわ。でもせっかく増援が来るなら我慢するしかないのよ。」

 

白井「ていうかわたくしに増援なんて必要ありませんの!空間移動能力者であるわたくしがいればそんな犯罪を犯す学生捕まえるなんて簡単ですの!早くその話をなかったことにしてください!」

 

固法「なかったことにはできないわ。」

 

白井「なんで?!」

 

固法「あなたたちまさか風紀委員じゃない人が増援としてくる話を私が反対しなかったと思うの?」

 

初春「それは、」

 

固法「最初は反対したわよ。でもやっぱり白井さん1人だと怪我をしちゃうと思ったのよ。それにその組織も一応ちゃんとした組織だから。」

 

初春「組織だったんですか!?」

 

固法「えぇそうみたい。依頼してその依頼に見合った報酬を払えばいいみたい。」

 

白井「その報酬は誰が払うんですの?」

 

固法「額はまだわからないけど私が払うわ。」

 

初春「そんな、固法先輩その報酬払えるんですか?!」

 

固法「さぁ?わからないわ。」

 

白井「わからないって、もしぼったくりだったらどうするんですの!」

 

固法「まだ報酬はわからないからなんとも言えないわ。でも今日『パレット』の責任者の人と話をして、ぼったくりだったら諦めるわ。」

 

初春「その組織『パレット』っていうんですか?」

 

固法「そうよ後でここに来るから不満とかあっても抑えててね。」

 

白井と初春はまだ納得いってなかった。白井はまるで自分1人だと頼りないと言われているように感じた。しかし固法先輩の言ったように自分1人だと怪我をしてしまうかもしれない。そう考えてた。そして今の会話をノイマンは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

(やっぱりあやしむよな。私たち『パレット』は依頼に見合った報酬を受け取る。学園都市の闇に関わる仕事だったら基本200万円以上だ。しかし表の仕事、つまり今回の依頼は大体10万以上80万以下といったところか。まぁ今の話は青も聴こえてると思うから無茶な額は要求しない…と願っておこう。)

 

そんな考えを巡らせていた頃青染はというと、

 

青染「177支部ってどこ?」

 

ーーーーーーーー

 

side 青染

 

青染悠然、彼は道に迷っていた。

 

彼は先程のノイマンが行なった盗聴で聞こえてきた会話を聞いていた。しかし彼はいつもの癖でそれをBGMの代わりにいつものノリでふらふら全く違う方向に向かって歩いてしまった結果道に迷ってしまったのである。ではノイマンのガイドでもと来た道を戻ればいいのだが、ノイマンは今演算中で話しかけても反応がないのである。彼は誰かに道を聞こうと考え丁寧に教えてくれそうな人を探した。

 

(あれは、、、)

 

目の前に学園都市第3位超電磁砲が友人と歩いてた。

 

(ナイスタイミング!たしか超電磁砲は風紀委員177支部の1人と仲が良かったはず。彼女に聞けば教えてくれるだろう。)

 

そんなことを考え終わった青染は早速超電磁砲に聞きに言った。

 

青染「あのーすみません」

 

御坂「はい?」

 

青染「僕、風紀委員177支部に行きたいんですけど道がわからないので教えてくれませんか?」

 

御坂「あんた、風紀委員177支部に用があんの?」

 

青染「はい。」

 

佐天「ちょうどあたしたちもそこに向かってるので一緒に行きませんか?。」

 

青染「おや?いいんですか?」

 

佐天「はい!御坂さんもいいですよね。」

 

御坂「別にいいわよ。」

 

青染「ではお言葉に甘えて。あっ、僕は青染悠然と申します。」

 

佐天「あたしは佐天涙子で〜す。そしてこちらが…」

 

御坂「御坂美琴。」

 

青染「御坂美琴…あぁ超電磁砲か。…そうか〜超電磁砲かぁ〜道理で見たことがあった気がしたんだよな〜。」

 

佐天「知ってたんですか?」

 

青染「そりゃねー僕の仕事場じゃあ覚えとかないとあとあと大変になるからね。」

 

御坂「仕事場?」

 

佐天「それってバイトですか?」

 

青染「まぁバイトと似たようなもんだよ。」

 

そういうかんじのたわいもない話をしながら3人は風紀委員177支部に向かった。

 

ーーーーーーーー

side 177支部

 

白井「うむむむむむ。」

 

初春「うぅ〜〜〜ん。」

 

2人は悩んでいて、考えてた。

 

白井は

(先程固法先輩は増援としてくる組織は別に怪しいわけではないと申し上げていましたが正直言って不安ですわ。いえ、警備員や、風紀委員本部がおくってくるあたりそこは大丈夫だと思いますわ。しかし報酬を払わないといけなくて、なおかつその金額がまだわかってないとなるとぼったくりされかねないですわね。まぁー固法先輩はその報酬がぼったくりだった場合はあきらめると申してましたが、むこうがそれを簡単に了承するのでしょうか?むこうの怒りを買って襲ってきた場合…正当防衛として攻撃すればいい話。そして警備員に突き出して危険な組織だと証明できる。……とりあえずそのお方が来るまで待つことにしましょう。

そういえばお姉さまの携帯のGPSを見る限りもうすぐ来るころですわね。アァ愛しいお姉さま、早く黒子のもとへ来てくださいまし。アァお姉さま。お姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さまお姉さま。グヘヘへへへへへへへへへへへ。)

 

一方初春は

(あ、白井顔からして変なこと考えてる。あの表情見る限りもうすぐ御坂さんが来る頃。多分佐天さんと一緒でしょう。…それにしても驚きました。まさか私のパソコンが()()()()()()()()()()()()()()()()()とは。一応ハッキングしてきた人物の特定を試みましたが、厳重なロックなどがたくさんかかっているあたりむこうも特定される前提でハッキングを行なっていた。しかも見ている限りかなり手慣れている感じが....。それに『パレット』に関して調べてみましたがほとんど情報がない。盗聴してきたのはそいつらだったんでしょうか?さて、とりあえずそれは一旦置いといて、このことを白井さんや、固法先輩に報告したほうがいいのでしょうか?...いや、まだ特定できてないから報告は後回しにしときますか。それにしても、依頼する際に掲示される金額はいくらなんでしょう?ぼったくりだったら弱み握って金額を下げさせる、もしくはタダにしてもらうか。まぁーその時まで待ちましょう。)

 

などと少々えげつないことを考えてた2人であった。

 

ーーーーーーーー

side 青染

 

青染は御坂さんと佐天さんとともに177支部たどり着いたのである。

 

青染(さ〜てなんとか177支部に着いたけど、話し合いはうまく行くかな?むこうはぼったくりされることも頭に入れてるし、それにぼったくりしたらなんかされるし。女子中学生って怖い。)

 

そんなかんじで彼は支部に入ることをためらっていた。でも入らないと話し合いができないし、という感じで入れなかった。

 

佐天「青染さん?大丈夫ですか?」

 

御坂「ちょっと、早く入りなさいよ。」

 

青染「あのー御坂さん代わりに開けてもらえません?なんか怖いことが起こりそうなので。」

 

御坂「怖いこと?はわからないけどとりあえず先に入っていいのね?」

 

そう言って超電磁砲は先に入っていった。と思ったら

 

白井「おねぇさまーーー!!!!!」

 

急に超電磁砲のもとに空間移動能力者である白井黒子が飛んできた。

 

御坂「ちょっ、黒子!急に抱きついてくるんじゃないわよ!」ビリビリ!

 

白井「OH,おねぇさまの電撃、いや、愛の鞭!いただきました!やっぱりおねぇさまは黒子のことを愛しているのですね!」

 

御坂「確かにあんたは大事な後輩だけどこれは愛じゃないに決まってるでしょ!」ビリビリ×2

 

白井「ギャーーーーー!!!!!」

 

その瞬間空間移動能力者がその名の通り真っ黒焦げになった。

 

初・佐・青「・・・・・・」

 

青染「御坂さん、いくら相手の愛が激しいからって常盤台の超電磁砲が殺人を起こしちゃーダメだろ。」

 

御坂「そうね、いくらこんなんでも殺しちゃーダメだったわ。どうしましょ。」

 

青染「とりあえず風紀委員に見つかる前にどっかに捨ててくるか。」

 

初春「あの、ここ風紀委員の支部ですけど。」

 

青・御坂「・・・・・」

 

青染「御坂さん、短い間でしたがあなたの優しさは忘れません。罪を償ってください。」

 

白井「勝手に殺さないでくださいまし!」

 

青染「えっ、あれだけやって生きてるんだ。すごいな。…君、ウチに来ない?」

 

白井「どなたかわかりませんがお断りさせていただきますの!っていうかあなたは誰ですか!」

 

初春「そういえば。うちの支部に何か用ですか?」

 

青染「あ、自己紹介が遅れましたね。はじめまして。僕は組織『パレット』の責任者の青染悠然と申します。」

 

白・初「、、、えっ、あなたが?」

 

 

 




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#4交渉

第4話とーこー


青染「改めてはじめまして。『パレット』の責任者青染悠然と申します。」

 

固法「風紀委員177支部の一人固法美偉です。先程御坂さんに飛びついた変態「誰が変態ですの!」は白井黒子さんで、そこのパソコンをいじっている花飾りの子は初春飾利さんです。」

 

青染「固法さん高2ですよね。」

 

固法「そうですね。」

 

青染「じゃあぼくにゃータメでいいですよ。ぼく高1なんで。」

 

固法「そう、じゃあタメ口にさせてもらうわね。」

 

青染「はい、にしても白井さん?の愛の表現の仕方が激しいんですね。」

 

固法「確かにそうねー。困ったものだわ。」

 

御坂「ほんとですよ!」

 

白井「愛の表現の仕方ぐらい自由だと思いますの!」

 

佐天「ははは、」

 

ーーー数分後ーーー

 

青染「それでは依頼内容の確認ですか、犯罪を犯す学生が少なくなってくるまでの期間の増援ですね。」

 

固法「えぇ、そうね。ここ最近犯罪を犯す学生が増えてきたから。」

 

青染「では1か月くらいを目安でいいですね。」

 

固法「それくらいね。」

 

青染「それにしても我々『パレット』に増援を依頼するくらい増えてきたんですね。どうしてだろ?」

 

固法「わからないわ。しかも常盤台の眉毛事件の犯人もレベルと能力の強さがあってなかったりしてるしね。短期間で能力を強化させられる方法でもあるんのかしら。御坂さん何か知ってる?」

 

御坂「いいえ、私でも短期間でレベルを上げたことがないのでわかりません。」

 

青染(あれ?この人たち幻想御手(レベルアッパー)の存在にまだ知らないの?)

 

佐天「だーかーら、幻想御手(レベルアッパー)ですって!」

 

初春「佐天さん、また都市伝説の話。」

 

青染(都市伝説怖っ!どうやってそういう噂が広がるんだろ?)

 

佐天「青染さん幻想御手(レベルアッパー)知ってますか?」

 

青染(知らないふりをしとくか。「れべるあっぱー?」

 

佐天「知りませんか?あたしみたいなlevel0でも能力者になれる道具見たいらしいです。あたしも探しているんですけどみつからないんですよね。」

 

白井「佐天さん?あなたまた変なことを調べて!危険なものだったらどうするんですか!」

 

青染「確かに美味しい話だけど怪しい臭いがプンプンするね。でもまぁーロマンを感じるね。」

 

佐天「そうですよね!そうですよね!青染さん都市伝説に興味あるんですか?」

 

青染「まぁ都市伝説ってほとんど人が人に知られたくないような内容が少し形が変わって生まれるからね。だからその都市伝説が生まれたきっかけはなんなのか知りたいんだよね。」

 

佐天「なるほど!じゃあ青染さんこんな話知ってますか?」

 

青染「どんな話?」

 

そういって彼は出されたお茶を一口飲もうと口に運んだ。

 

佐天「level5の8人目が存在するという話ですよ!」

 

青染「ブフォ!!・・あっち!!!」

 

初春「青染さん!大丈夫ですか!?」

 

青染「あぁーまーうん。少し驚いただけ。」(なんデェ〜〜!!なんでその情報が漏れてんの〜〜!!都市伝説怖っ!!)

 

固法「少し話が逸れたけど、とりあえず依頼を受けるということでいいわね?」

 

青染「はい、では報酬の話になりますが。」

 

風紀委員の三人は神妙な顔になった。

 

固法(ついにきたか。)

 

白井(ぼったくりで依頼をなかったことにして逆ギレしてきたときの準備は大丈夫。)

 

初春(弱みはまだ握れてないからタダは無理だと思いますがちょっと脅せばなんとかなるでしょう。)

 

などと相変わらずえげつないことを考えていた人もいたが、、、

 

青染「ざっと7〜10万円くらいでしょう。」

 

白・初・固「ふぇ?」

 

青染「高すぎましたか?」

 

固法「いや、思ってたよりずっと安かったから。」

 

初・白(コクコク)

 

青染「いったいいくらだと思ってたんですか?」

 

固法「90万」

 

白井「120万」

 

初春「500万」

 

青染「僕らのことをそんな風に思ってたの?」

 

白井「そりゃー聞いたこともない組織ですからね〜。」

 

青染「え〜」

 

初春「それで、何人くらい増援としてくるんですか?」

 

青染「今回の依頼でちょうどよさそうなチームは『パレット』の青ですからそいつらを来させます。」

 

御坂「青?」

 

青染「あぁいてませんでしたね。うちの組織『パレット』はメンバーが19人もいますからそれを5つに分けたんですよ。それぞれ色を名前にしてるんですよ。青、赤、黄色、緑と本部です。ちなみに僕は本部の者です。」

 

固法「なぜ本部だけ色じゃないの?」

 

青染「作者がめんど・・じゃなくて思いつかなかったからです。

 

固法「そっ、、そう」

 

白井「その青にはどんな人がいるんですの?」

 

青染「簡単に言えば、l()e()v()e()l()4()()()()2()()()()()()です。」

 

青染以外「・・・え?」

 

青染「・・え?」

 




何かあるならコメントよろしくお願いします。


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#5パレット青

とりあえず5話お楽しみください


放課後の学園都市、とある学校でその4人がいた。

 

東城新太(とうじょうあらた)「雅樹、今日の夕飯はなんだ?」

 

上山雅樹(かみやままさき)「う〜ん、昨日はカレーだったから今日はサバの味噌煮かな〜。」

 

世継楓(よつぎかえで)「雅樹〜今日も食べに行っていい?」

 

雅樹「いいよー」

 

鳶山勇大(とびやまゆうだい)「楓さん、ここ1週間雅樹君と新太君の寮に入って夕飯食べてるけどさすがに今日はだめでしょ。」

 

楓「別にいいでしょ、ちゃんと食費は払ってるんだから。」

 

勇大「まぁーそうだけど。」

 

新太「そう言う勇大だって食費払ってるじゃん。」

 

勇大「だって〜」

 

《ラン、ランララランランラン、ランランラララン、ランランランララランランラン、ララララランランラン。》

 

雅樹「新太、ナウシカのワンシーンのBGMを着信音にするのいい加減やめろよー。」

 

新太「別にいいだろ!この曲好きなんだから!」

 

楓「なにきれてんの?」

 

新太「ウッセー!」

 

勇大「早く電話出たら新太君。」

 

新太「そうだな。」

 

“カチャ”

 

新太「あ、ノイマンからだ。」

 

雅樹「え〜今日の夕飯5人分作んないといけないの〜」

 

新太「かもな。“ピッ”もしもしノイマン?何の用?また夕飯食べにくんの?」

 

ノイマン『いや、今日は違う。ちなみに今日の夕飯はなんだ?』

 

新太「サバの味噌煮だよ。」

 

ノイマン『そうか。・・・まぁーそれは置いといて、おまえら青に依頼が来てる。』

 

新太「はぁ?」

 

ノイマン『依頼内容は明日から風紀委員177支部の増援だ。』

 

新太「おいっ、ちょっと待て!」

 

ノイマン『ちなみにもう依頼はおまえらに受けさせるって事でもう決定したから反論は受け付けない。』

 

新太「おい!」

 

ノイマン『詳細は後で全員にメールで送る。』

 

新太「ちょっと待てノイマン!」

 

“ピーッ、ピーッ、ピーッ”

 

雅樹「どうしたの?新太?」

 

新太「クソッタレ!!」

 

勇大「なにがあったの、新太君。」

 

新太「依頼だよ!依頼!しかも勝手に受けさせられた!」

 

楓「別に依頼ぐらいいいじゃない。」

 

雅樹「そんで依頼内容は?」

 

新太「風紀委員177支部の増援。しかも明日から!」

 

楓「はぁ?急すぎるでしょ!」

 

新太「ほんとだよ!」

 

勇大「まぁまぁ二人とも落ち着いて。」

 

雅樹「でもなんで風紀委員の増援なんだろ。」

 

楓「最近犯罪の数が増えてるからじゃない?」

 

雅樹「この前の銀行強盗の事件は超電磁砲が解決したって話もあるけど。」

 

“ピロリン、ピロリン”

 

楓「あっ、メールだ。」

 

ーーーーその頃177支部ではーーーー

 

その空間には音がなかった。いや、正確に言うと機会や呼吸、心音はあるが、誰一人あいた口が塞がらない状態だった。その音がない空間で最初に声を出したのは

 

初春「えっと、、、level4が4人デスカ?」

 

青染「はい、そうですよ。」

 

初春「すごすぎません?」

 

青染「いや、うちの組織の平均はlevel4ですよ。」

 

初春「ふぇ?!」

 

御坂「ほんとに大丈夫なの?あんたの組織。」

 

青染「大丈夫ですよ。別に悪いことはしてない、と思いますよ。多分。」

 

固法「ま、まぁ大丈夫でしょ。それよりあなたたち門限は大丈夫なの?」

 

白井「えっ、」

 

現在の時間17:50

 

御坂「ヤバ!時間が、」

 

白井「まずいですの!このままだと寮監にまた首の骨がへし折られますの!」

 

青染「首の骨が折られる?!」

 

固法「もう切り上げていいからあなたたちはもう帰りなさい。」

 

白井「ありがとうございます固法先輩!」

 

御坂「行くわよ黒子!テレポートおねがい!」

 

白井「ハイですの!」

“シュン!”

 

佐天「行っちゃいましたね。」

 

初春「そうですね〜」

 

固法「佐天さんも早く帰りなさい。もう下校時間すぎてるから。」

 

佐天「そうですね。初春は?」

 

初春「私はもうしばらく仕事をしてからかえります。」

 

佐天「わかった」

 

固法「でも今の時間不良が出ると思うけど大丈夫なの?」

 

佐天「大丈夫ですよ。近道を通れば間に合いますから。」

 

初春「佐天さんの言う近道は不良が出る道だと思いますが。」

 

佐天「・・・だ、大丈夫ダヨ、タブン」

 

固法「大丈夫じゃないでしょ。」

 

佐天「でも、結構時間短縮できるんですよ。」

 

初春「ダメです!」

 

佐天「え〜、でも〜」

 

固法「じゃあ青染くん佐天さんを送ってってくれない?」

 

佐天「えっ!」

 

青染「あ、いいですよー。」

 

佐天「えっ?!いいんですか?!」

 

青染「別に平気だよー。」

 

固法「それじゃあ青染くん、佐天さんの事よろしくね。」

 

青染「はい。」

 

ーーーー帰り道にてーーーー

 

佐天「青染さんレベルアッパーが本当にあると思いますか?」

 

青染「さぁ?あったら面白いだろうけど、でもなかったら最近の事件の説明ができないからねぇ〜」

 

佐天「ではレベルアッパーが手に入ったらどうしますか?」

 

青染「逆に聞くけど佐天さんは使うの?」

 

佐天「使って本当に能力者になれるのなら絶対使いたいですね。」

 

青染「じゃあもしそれが危険なものだったらどうするの?」

 

佐天「その場合は、、、わかりません。」

 

青染「そりゃあわかんないよねぇー。」

 

2人はそんな感じの話をしながら歩いていた。

 

佐天「青染さん、この路地裏通るとあたしの寮まで近いのでここ通りましょう。」

 

青染「佐天さん?さっき初春さんからやめとけって言われてたよね。」

 

佐天「バレなきゃいいんですよ、バレなきゃね。」

 

そう行って2人は路地裏に入っていった。

 

ーーー数分後ーーー

 

青染「だから行ったのに。」

 

佐天「反省してまーす。」

 

2人は8人くらいのスキルアウトに絡まれていた。仮にそいつらの名前をA.B.C.D.E.F.G.Hとしよう。

 

A「お前ら勝手に人の縄張りに入り込んだよなぁ〜?」

 

B「覚悟はできてるんだよなぁ〜?」

 

ピーチクパーチクランランラン

 

青染「こいつらうるせぇなぁー。」

 

H「あぁ?テメェなめてんのか?!」

 

青染「イエイエマッタクナメテマセンヨ」

 

佐天(絶対なめてる)

 

A「とにかく、金払ってくれるなら通してやるよ。」

 

青染「・・・ちなみにいくらですか?」

 

H「5〜10万くらいだよぉ〜」

 

青染(イラっ)

 

佐天「高いですよ!」

 

G「それだけ俺らの縄張りに入ることは危険なんだよ〜。」

 

F「まぁ変なことされたくなかったらさっさと金払えよ!」

 

急にその男が青染の胸ぐらをつかんだ。そしたら青染はその男の腹あたりを触れた。そしたら彼の目の前にいた男が急に倒れた。急なことに青染以外は驚いた。

 

A「お、お前こいつに何をした!」

 

青染「さぁ?」

 

A「さぁ?じゃねーよ!っていうか後ろにいた女はどこにやった!」

 

佐天「えっ?!」

 

佐天涙子は絡まれてから一度もその場から離れていない。なのにスキルアウトの7人は佐天涙子が見えていなかった。

 

青染「佐天さん、」

 

佐天「は、はい、?!」

 

青染「もうこいつらやっちゃっていい?」

 

佐天「フェ?」

 

佐天がその反応をしてすぐに彼は消えた

 

A「なっ!まさかこいつ能力者k、H「グフォ!」!」

 

Aの目の前にいた彼が急にHの目の前に現れてみぞおちぐらいに蹴りを入れていた。

 

C「おい、後ろにいた女はどうした!?」

 

佐天「え?!」

 

B「こ、こいつ空間移動能力者か!?」

 

A(なるほど。空間移動能力者だったらあの女が消えたのも、あのガキが俺の目の前から消えたのも納得いく。)

 

佐天(いやいやいや、どう考えても空間移動能力者じゃないでしょ、だってあたしここにいるし。)

 

A「とりあえず全員こいつにかかれ!」

 

そして倒れていない6人が青染に向かってた。そしたら彼は右足を持ち上げて思いっきり地面を踏みつけた。瞬間

“ドォン”

 

突如彼を中心に地面に亀裂が走った。まるで彼のいる中心に重いなにかが落ちてきたような。そしたら彼は1番近くにいたGの顔面を思いっきり殴った。

 

C「お、おい!こいつテレポーターじゃねーのかよ!」

 

B「と、とにかくいくら能力者でも5人でかかればなんとかなr、」

“バタッ”

 

彼の近くにいたA以外が急に倒れた。

 

A「ナッ!」

 

残っているのはAだけだった。

 

青染「安心してくださいよ。別に死んでませんから。でも早く救急車を呼ばないと危険ですよ。」

 

A「おっ、お前は何なんだよ!」

 

青染「能力者ですよ。ただそれだけです。」

 

A「ッ!!」

 

青染「早く救急車呼んだらどうですか?それともまだ僕とやるんですか?ねぇ、どうなんですか?」

 

“バタッ”

 

Aが泡吹いて倒れた。

 

青染「では、片付いたので行きましょう佐天さん。」

 

そう言われた佐天は我に返った。

 

佐天「死んでませんよねぇ?」

 

青染「ああ、そこは安心して誰も殺してないから。ただただ気絶しているだけだから。」

 

佐天「はぁ」

 

青染「まぁー救急車呼ぶか。呼んだらここをすぐに離れるよ。」

 

佐天「え?」

 

青染「だって一般人がスキルアウトを叩きのめしちゃったんだからバレたらやばいじゃ。」

 

佐天「やばいってわかってて何でやったんですか?」

 

青染「佐天さん、『バレなきゃ犯罪じゃない』って言葉知ってる?」

 

佐天「ワカリマシター。」

 

青染「よろしい。じゃ、救急車呼んだからもう行こうか。」

 

佐天「え!いつの間に呼んだんですか?!」

 

青染「友達がいるって素晴らしいよね!」

 

佐天「・・・ソーデスネ。」

 

そして佐天涙子は考えるのをやめた。

 

青染「そんじゃ、逃げますか。佐天さん。」

 

佐天「ハイ?」

 

青染「恥ずかしかったらごめんね。」

 

佐天「ふぇ?」

 

次の瞬間青染は佐天さんをお姫様抱っこで持ち上げてた。

 

佐天「え!ちょ、ちょっとなにしてんるですか?!」

 

青染「なにって、お姫様抱っこ?」

 

佐天「恥ずかしいです!」

 

青染「だからさっきごめんねって言ったじゃん」

 

佐天「でも!」

 

青染「『でも』も『だって』もなにもない!」

 

佐天「・・・重くないんですか?」

 

青染「僕の能力で君を軽くしてるから重いと感じないよ。」

 

佐天(青染さんの能力っていったい?)

 

青染「そんじゃ佐天さん!」

 

佐天「はい!?」

 

怖かったらごめんね。

 

佐天「へ?」

 

そのとき、青染は上空2,30メートルぐらいまでジャンプしていた。

 

ニッゲルゾニッゲルゾスッタコラサッサ

 

ーーー数分後ーーー

 

青染「佐天さん大丈夫だった?」

 

佐天「ジェットコースターに乗った時と同じ感覚でしたね。」

 

青染「ちなみにジェットコースターは好きなの?」

 

佐天「好きですよ。」

 

青染「そっか、そりゃよかった。」

 

佐天「それじゃあおやすみなさ〜い」

 

青染「うん、おやすみ。」

 

そう言って青染は佐天に背を向けて歩き始めた。

 

佐天「青染さん!」

 

青染「ん?なに?」

 

佐天「青染さんの能力って何ですか?」

 

青染「・・・・・」

佐天「秘密ですか?」

 

青染「・・・じゃあさっきのお詫びとして教えてあげる。」

 

佐天「はい。」

 

青染「僕の能力は『数値改竄(フェイクニュース)だよ。」

 

佐天「・・・『数値改竄』・・・ですか。」

 

青染「うん。じゃ、おやすみなさ〜い。」

 

佐天「あっ!はい。今日はありがとうございました。」




何かあればコメントお願いします。


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#6 増援その1

【 =テレパシーでの会話


 

シノ【ねぇねぇ、さっきスキルアウトに絡まれてるときなんでわざわざ時間をかけて気絶させたのぉ?まさか佐天さんにカッコつけたかったのぉ?ねぇねぇどうなのぉ?】

 

青染【うっせー!意外とさっきのこと恥ずかしいって思ってるんだから黙っとけ!】

 

今、青染悠然はチームメイトであり、組織『パレット』の司令塔である足立忍の能力を使った煽りを受けている。彼はその煽りになんとか耐えているがそろそろ限界である。

 

海莉【シノちゃん、そろそろやめときな。もう、あと2,3回煽ったら袋が切れちゃう。】

 

シノ【え〜】

 

青染【そうだぞシノ。いい加減やめないと“ピー”が“ピー”なって“ピー”するぞ!嫌なら黙っとけ!このおかま!】

 

シノ【アイム ノット ア オカマ! アイム ア ガール!このホモ!】

 

青染【僕はホモじゃねー!】

 

ノイマン【そうだぞシノ、こいつはホモというよりどちらかというとショタコンだ。】

 

青染【おまえら後で覚えとけよ!】

 

その会話が終わった後青染は音速を超えるスピードで拠点へ向かった。

 

ーーーー拠点にてーーーー

 

シノ「いやーやっぱり悠然を煽るのは楽しいねぇー。」

 

海莉「シノちゃん性格悪いよ。」

 

シノ「え〜。でも楽しいじゃん、煽るの。」

 

海莉「え〜(引き)。・・・そういえばノイマン、悠然くんショタコンなの?」

 

ノイマン「いや、あいつはショタコンどころかホモでもない。あいつの初恋は中学の時の同級生〇〇さんで、以前告白した時にはもう彼氏ができていて、ショックのあまり私が無理矢理ゼリー飲料を飲ませなければ餓死しかけたからな。っとシノ。」

 

シノ「なに〜?」

 

ノイマン「ご愁傷様。」

 

シノ「えっ?」

 

そしたら次の瞬間

“バゴォーン”!!!

足立忍は凄い勢いで体の半分が壁に埋まった。そしてシノが立っていた位置に青染がいた。

 

青染「ノイマン、テメー何か遺言でもあるか?」

 

ノイマン「・・・シノちゃんが死んだ!」

 

海莉・青染「「このひとでなしー!」」

 

“ズガーン!!!”

 

その音がした後海莉が見たものは車椅子の真上で頭だけ天井に刺さっているノイマンの姿だった。

その時海莉の目には体の半分が壁に埋まっている忍、頭が天井に刺さってるノイマン、すごい地獄絵図だったしかし、

 

海莉「ノイマンが死んだ!」

 

青染「このひとでなしー!!!」

 

このような状況でもふざける2人

 

海莉「んで、交渉うまくいったからもう青に頼んじゃったからね。」

 

青染「了解。」

 

そして急に現実に戻る2人であった。

 

ーーーー次の日ーーーー

風紀委員177支部にて

 

初春「昨日は驚きでしたよ。」

 

白井「ほんとですわ。level4は人数が少ないのに、それが4人も来るなんて。」

 

初春「でもちゃんとこの場所わかりますかね?」

 

固法「地図渡してるから大丈夫だと思うけど。」

 

“コンコン”

 

固法「噂をすれば。どうぞー」

 

“ガチャ”

 

扉が開いてそこにいたのは少し黒髪で天パの少女と少し長い茶髪の大人しそうな少年だった。

 

楓「え〜と依頼されてやってまいりました『パレット』の青の世継楓と、」

 

勇大「鳶山勇大です。」

 

固法「アァいらっしゃい。どうぞ入って。」

 

楓/勇「「失礼します。」」

 

“ガチャン”

 

固法「それでははじめまして。私は固法美偉です。」

 

白井「白井黒子です。」

 

初春「初春飾利です。」

 

楓「どーも」

 

勇大「よろしくおねがいします。」

 

固法「それじゃあ仕事の確認だけど。今日から大体1ヶ月ぐらい風紀委員としてここで働くことが仕事です。そして働いてる間風紀委員の腕章を腕につけてもらいます。だから基本的に白井さん達をお手本にして。」

 

勇大「わかりました。」

 

初春「そういえば今日来るのは4人でしたよね。他の2人はどうしたんですか?」

 

楓「4人で話し合った結果いっぺんに4人で行くと狭くなると思って2人づつ来ることになりました。。」

 

固法「そっかー。」

 

勇大「ま、まぁーとりあえず今日は何をすればいいですか?」

 

固法「今日、1人は白井さんと一緒にパトロールに行ってくれる?もう1人はここに残って初春さんの手伝いをしてもらうから。」

 

楓「じゃああたしがここに残って、勇大が白井さんと一緒にパトロールしてきて。」

 

勇大「うん、わかった。」

 

ーーーーーー外でーーーーーー

 

勇大「白井さん、今日はよろしくお願いします。」

 

白井「はい、よろしくお願いいたしますの。」

 

そう言って2人はパトロールを始めた。

 

ーーー数分後ーーー

 

パトロールでは特に事件が起こらなかった。

 

勇大「・・・増援呼んだ意味ありましたか?」

 

白井「おかしいですわね、最近はこんなに平和じゃなかった気がしますが。」

 

勇大「まぁ、平和が1番なんですけどね。」

 

白井「そうですわね。、、そういえば鳶山さん、あなたの能力はなんですの?」

 

勇大「ああ僕の能力ですか?どんな能力だと思いますか?」

 

白井「そうですねー、ヒントをください。」

 

勇大「ヒントですか〜。いいですよ。ヒントは〜『触れていることが条件』です。」

 

白井(触れること。、、、ではわたくしと同じ空間移動能力?、それとも空力使い?、あっ、念動能力かもしれませんね。でも一応、、)

「もう一つヒントをくださいまし。」

 

勇大「二つ目のヒントは『少し珍しい能力』です。」

 

白井「珍しいのならわたくしは答えることは難しいと思いますが。」

 

勇大「どんな答えでもいいですよ。」

 

白井(珍しい能力、では念動能力ではないですね。空力使いでもない。ではやっばり私と同系統の能力、空間移動能力でしょうか?)

 

勇大「答え決まりましたか?」

 

白井「・・・私と同じ空間移動能力でしょうか?」

 

勇大「・・・・違います。」

 

白井「おや、そうなんですか?」

 

勇大「はい、それに『パレット』に空間移動能力者は1人しかいませんから。」

 

白井「1人いるんですか。」

 

勇大「はい。それも白井さんと同じlevel4です。」

 

白井「・・・その方は青のメンバーの1人ですか?」

 

勇大「いいえ、彼女は赤のリーダーです。」

 

白井「あらまぁそうなんですの?」

 

勇大「はい、でも白井さんの能力の方が強いかもしれません。」

 

白井「そうなんですか?」

 

勇大「はい。彼女は自分と一緒にしか他の物をテレポートできません。」

 

白井「あら、そうですか。」

 

勇大「そのかわり範囲は自分が自ら足を踏み入れることがある座標だけです。」

 

白井「おやおやそれだけしかできないんですか。わたくしの下位互換なのでh・・・まって、それって足を踏み入れたことのある場所ならどこへでも転移可能ですの?」

 

勇大「はい。座標登録がしてあるなら学園都市内外、国内外への転移も可能です。ちなみに彼女はほぼすべての国の首都を登録してます。」

 

白井「・・・そうですか・・・」

 

勇大「あっ!僕の能力を教えるのを忘れてましたね。」

 

白井「そういえばそうでしたね。」

 

勇大「僕の能力は『形状変形(カーペンター)』です。」

 

白井「『形状変形(カーペンター)』ですか?」

 

勇大「はい。この能力でh

“ピー”!!!!

なっ!」

突如大きな音が響いた。

 

白井「向かいましょう鳶山さん!」

 

勇大「はい!」

 

・・・・

 

白井「どうやらATM荒らしでしょうか?」

 

勇大「そうみたいですね。あっ!犯人が出てきたみたいですよ。」

 

白井「そう見たいですわね。では鳶山さん、行きますわよ。」

 

勇大「はい!」

 

2人はATM荒らしのもとへ向かった。

またまたこの荒らしたちをA.B.Cとしよう。

 

A「いそぐぞ!警報鳴ったからすぐに風紀委員が来るぞ!」

 

B「早く車出せよC!」

 

C「わかってる!」

 

白井「させませんわ!」

 

A.B.C「なっ!」

 

白井「ジャッジメントですの!」

 

え?っと白井の決め台詞を聞いて自分も行ったほうがいいのかとけつろんづけ、

 

勇大「え〜っと、

ジャッジメントですの。」

 

全員「ブファ!」

 

白井「ちょー!!ちょ、ちょっと鳶山さん!?なんでわたくしと同じなんですか?!」

 

勇大「えっ?ダメですか?」

 

白井「わたくしと同じにしないでくださいまし!結構恥ずかしいですの!」

 

勇大「え?じゃ、じゃーなんていえばいいんですか?」

 

白井「なんでもいいですの!」

 

勇大「じゃー。

ジャッジメントです!」

 

白井「それでいいですの。・・では一緒に、」

 

勇大「はい。」

 

「「ジャッジメントです(の)!!!」」

 

白井「ATM荒らしとしてご同行お願いいたしますの。」

 

A「へっ、誰がお前らなんかについていくかよ!」

 

そう言って彼の自分の近くの瓦礫が浮いた

 

A「これでもくらっとけ!」

 

そして瓦礫が2人にすごいスピードで飛んでいく。白井は勇大と一緒にテレポートしてかわした。

 

白井(念動能力ですか、おそらくなにかをATMにぶつけて荒らしたっていうところでしょうか?)

 

A「チッ、空間移動能力者か。」

 

そう言った次の瞬間白井はAの背後にテレポートして背中を蹴った。

 

A「ガッ!」

 

そう言ってAが倒れた。

“シュン”!

そして白井の金属矢が服とコンクリートに刺さった。

 

B「おっおい、ヤベーじゃねーか!逃げるz“ガツン”っ痛」

 

何事かと思いBが顔を上げたら目の前に壁があった。、いや、元々は平面の道路に壁ができてた。

 

B「なっ!」

 

そして彼は驚き無意識に後ろを振り返るとそこには壁に驚いている白井と、地面に右手をつけている勇大の姿があった。

 

勇大「逃げるときは周りを気にした方がいいですよ。」

 

そう言って彼は左手を地面につけた、その瞬間B.Cの周りにまた壁ができて、、、気づいたら2人は真っ暗い場所にいた。、いや、外から見たら小さな小屋ができていた。

 

C「まっ、真っ暗、なんだよこれ!」

 

B「おい、出せ!ここらか出せ!」

 

勇大「警備員が来るまでそんなかで待っててください。」

 

ーーーーその頃177支部にてーーーー

 

初春「そういえば世継さん、なんでパトロールじゃなくて書類整理、報告書作りを選んだんですか?」

 

楓「あぁ、あたしの能力、戦闘や人を捕まえるのに適してないのよ。」

 

初春「ちなみにどんな能力ですか?」

 

楓「あたしの能力は色を操る能力よ。」

 

固法「どーゆー能力?」

 

楓「そうねぇー

“ガサゴソ”

あっ、ちょうど色が付いてない絵があった。」

 

そう言って丁寧に描かれている絵を広げて、見せた。

 

楓「この絵を見てて。」

 

初春「はい。」

 

固法「えぇ、」

 

そしたら徐々に色が付いてない絵に色が付いてきた。

 

初春「わっ!」

 

固法「おぉー!」

 

そして1秒ぐらいで広げられた絵は色鮮やかになった。

 

楓「これがあたしの能力『色彩操作』(カメレオン)です。」

 

固法「この能力、光学迷彩みたいなこともできるの?」

 

楓「はい、できますよ。、というか半径10m内はあたしの世界です。」

 

固法「おぉー!」

 

初春「じゃあこの部屋をデコレーションしてください!」

 

固法「あっ、それ面白そうね。世継さんできる?」

 

楓「えぇできますよ。」

 

ーーーーーー数分後ーーーーーー

 

2人はATM荒らしを警備員に引き渡した後パトロールを終えて177支部に戻ってきた。しかし支部に戻ってみるといつもと思いっきり違ってた。それは色だった。壁はが青だったり、赤だったり、机が水色だったり、桃色だったり。

 

白井「つまり、あなた方は世継さんの能力を見て面白そうだと思い、今の状況に至る、ということですか?」

 

楓「いや、これあたしのせいだと思うんだけど。」

 

白井「いえ、世継さんは悪くないですわ、これはやれと言った初春の責任ですから。」

 

楓「あ、そう」

 

白井「というわけで初春、」

 

初春「はい。」

 

白井「これから1週間、佐天さんにスカートをめくられる前にその日自分が履いてるパンツの柄を申告する刑です。」

 

初春「え・・・」




終わり方が中途半端でごめんなさい。


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