悟飯、怒りのあまりブロリー化! (にゃもし。)
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キレる若者

 

 

 悟空が大魔王を名乗るピッコロを倒し平和になった地球。

 

 

 そこへ突然、宇宙の彼方からサイヤ人ラディッツが襲来!

 

 

 宇宙からの侵略者に悟空はかつての敵ピッコロと共闘!

 

 

 しかしラディッツは強く二人は倒されてしまった!

 

 

 地面に倒れている悟空を足蹴にする非道なラディッツ!

 

 

 その光景を目の当たりにした悟飯は怒りのあまり……

 

 

 

 

 ブロリーと化した!

 

 

 

 

 ラディッツの前に立つ一人の大男

 

 腰は申し訳程度に覆う衣服を身に付け

 

 身の丈は優にラディッツを大きく上回る3m

 

 金色に変化した髪は一本残らず逆立っており

 

 炎のように揺らめく薄い金色のオーラが体を覆い

 

 身体中を力強さを感じさせる紫電がバチバチと駆け巡る

 

 

 

 

「──お父さんをいじめるなぁ……」

 

 

 悟飯がそう言った瞬間、さらにオーラが爆発的に膨れ上がり、ついでラディッツに向かって飛びかかる!

 

 

「……うっ、うわぁぁぁあああっっっ!!!?」

 

 

 迫り来る大男にラディッツは情けない声を上げて逃げ始める。地を蹴って地面すれすれを飛翔、悟飯を背にして逃亡を試みる。ただ逃げるだけでなく、木々の間を縫うように、大岩に激突する寸前に急激な方向転換、あるいは背後にいる悟飯に向かってエネルギー弾を連発。……等々、背後から迫り来る大男から少しでも距離を稼ぐべくラディッツはあらゆる方法を試すものの……

 

 

 木々は枯れ木をへし折るかのように粉砕、大岩はあっさり粉微塵、大量のエネルギー弾を食らっても傷一つとしてつかず、悪魔のごとき笑みを浮かべる。

 

 

 やがてラディッツの健闘虚しく、彼はブロリーと化した悟飯に頭を鷲掴みにされた状態で掴まり、そのまま岩盤に叩きつけられて、彼の逃亡はそこで終わってしまった。

 

 

 

 

 それから……

 

 

 

 

 暴れる悟飯のせいで何もない荒野と化した一面。その中心部にて何かを殴る音と男のうめき声が聞こえてくる。

 

 

 悟飯が左手でラディッツの背後から頭を鷲掴みにし、宙に浮いた状態の彼を空いた右手で背中を殴っているのだ。ちなみにその光景を見たピッコロは非常に強い既視感を感じたという。

 

 

「おい! よせ! 孫悟空の息子! そいつにはまだ聞きたいことがあるんだぞ!?」

「やめるんだ悟飯! そいつにはもう戦う力がねえ!」

 

 

 悟飯がラディッツに対して行なっている蛮行にピッコロと悟空がやめるようそう呼びかけるものの……

 

 

「こいつはみんなを苦しめたんだ、もっともっと痛い目に遭わせないとだめだぁ、くはははは」

 

 

 要求は聞き入れてもらえず、ただ哄笑を上げながら悟飯はラディッツをひたすら無慈悲に殴る。殴る。殴る。

 

 

「ちょっと何なのよ!? あれは!? 二人とも大ケガしてるし、孫君の子供がいないじゃない!?」

「なんじゃ!? あの大男は!?」

「師匠! 悟空のアニキとかいうやつが!」

 

 

 そこへカメハウスにいたメンバーが飛行機でやって来て、彼らはその光景に大いに度肝を抜かせる。

 

 

「あの大男は孫悟空の息子が変身した姿だ。父親の言うことも聞きやしねぇ。いったいどんな教育をさせてるんだ! 孫のヤロウは!?」

 

 

 悪態を吐くように答えたのはピッコロ。彼は恐る恐る尋ねてくる彼らに今までの経緯をかいつまんで話すと、未だラディッツを殴り続ける悟飯に視線を向ける。そこには必死に悟飯を宥めさせて止めさせようとしている悟空の姿があった。

 

 

 誰もがラディッツの死を覚悟した時、それは砂塵を巻き上げながら車でやって来た。

 

 

悟飯ちゃ────────っ!!!!

 

 

 やって来たのは悟空の嫁であり悟飯の母親であるチチと悟飯の祖父にあたる牛魔王の二人。

 

 

 彼女は到着するや否、自分の父を車に置き去りにすると一目散に悟空がいる方へと駆け寄る。

 

 

「悟空さ! おらの悟飯ちゃんはどうしただあ!?」

 

 

 そして悟空の肩を掴んで思いっきり揺さぶる。詰問された悟空は震える指でブロリーと化した悟飯を指す。そこには唖然とした表情でチチを見つめている悟飯の姿。普通なら分からないのだが母親の勘やら親子の絆やらで、チチは目の前にいる大男が悟飯が変身した姿だと本能的に気づいてしまった。

 

 

「悟飯ちゃんが不良になってしまっただぁ……」

 

 

 そう言うと気を失って額に手を当てながら後ろ向きに倒れ込み、慌てた悟空が後ろから彼女を支えて地面に激突するのを防ぐ。

 

 

「……あわわわ、お母さんに怒られるぅ……」

 

 

 実の母親に今の姿と蛮行を知られてしまってショックだったのか、掴んでいたラディッツを放り捨て、頭を抱える悟飯。やがて、みるみるうちに体格が縮小していき、完全に元の姿に戻ったと同時に気を失ってその場で倒れた。

 

 

 こうしてラディッツ襲来事件は一応の終結はした。

 

 

 

 

 その後……

 

 

 

 

 ブロリーと化した悟飯から一命を取り留めたラディッツはすぐさま飛行機で病院へ搬入され、そこでしばらく入院することとなった。

 

 

 その間、関係者から質問攻めをされるが、ブロリーと化した悟飯にいたぶられたせいで心をへし折られたこともあり素直に答えたという。

 

 

 身体中にギプスと包帯で巻かれている痛々しい格好のラディッツ。彼はベッドで寝たきりの状態のままで喋る。

 

 

 曰く、自分よりも強いサイヤ人がいる。そのサイヤ人をアゴでこき使っているさらに強い異星人がいる。そいつが自分たちの故郷である星を破壊した。そしてそいつらはピッコロみたいなナメック星人が作ったドラゴンボールとやらに目をつけていること、近々それを手に入れるためにやってくること……等々をラディッツが知る限りの知識と情報を洗いざらい喋った。

 

 

 それを聞かされた一同に重苦しい空気が包み込む。

 

 

 そんな中、悟空だけは……

 

 

「戦ってみてえなあ、オラはそいつと……」

 

 

 体を震わせながらそんなことを宣う悟空に一同はあきれつつも悟空らしいと何とも暢気な空気になる。

 

 

 そして彼らは来るべきサイヤ人に向けて各々、修行に取りかかることを決め、彼らは世界各地へと散らばり、悟空のみが神様の計らいもあって、一人、あの世にあるという界王星へと赴いた。

 

 

 

 

 それから1年後。とうとう地球に件のサイヤ人であるナッパとベジータが現れた。迎え撃つは地球にいる戦士たち。彼らの中にはラディッツの姿もあった。……だが悟空の姿はどこにも見かけられない。

 

 

 そして始まる死闘。まず始めにヤムチャがサイバイマン、サイヤ人が持ってきた小さな人工生命体の自爆で死亡してしまう。流れる不穏な空気。ラディッツは身内の誰かが死亡すれば悟飯がキレて変身すると考えていたのだが、ヤムチャの死んだ姿を見て、赤の他人じゃあキレるわけないか、と一人納得した。

 

 

 その後、サイバイマンを殲滅させた地球の戦士たち。ついにサイヤ人の一人、ナッパが動く。

 

 

 ナッパの猛攻にチャオズ、天津飯が次々と死んでいき、そしてナッパの次の標的として悟飯が狙われた。

 

 

 悟飯に向かって放たれる、まばゆくも暴力的な閃光。

 

 

 ピッコロは考えるよりも先に体が動いた。

 

 

 悟飯を守るために大の字になって立ち塞がるピッコロ。

 

 

 それを見たラディッツは、ヤツが死んだらドラゴンボールが消える。……とピッコロの前にピッコロと同じポーズで立ち塞がる。

 

 

 そして閃光が消えたあとには、五体満足の悟飯とピッコロ。しかし彼らの前方には体のあちこちから煙を立ち上らせるラディッツの姿が……

 

 

「……おまえのお父さんをいじめて悪かったな、おまえと過ごした数ヶ月は悪くなかったぜ……」

 

 

 そう言ってこと切れるラディッツ。ピッコロは内心それはおれが言わないといけないセリフだった気がすると思ったがあえて口にしなかった。

 

 

「はっはっはっはっ! こいつは傑作だ! さすが泣き虫ラディッツ。最後の最後までおれたちを笑わせてくれる」

 

 

 ことの成り行きを見ていたベジータが腕を組んだままラディッツの行動と死を笑い、ナッパも同様にラディッツの死を嘲る。

 

 

 そして悟飯はキレてブロリーと化した。

 

 

 

 

み な ご ろ し だ ぁ

 

 

 

 

 蹂躙が始まり、あっけなく終わった。

 

 

 

 

 悟飯の足下には体を小刻みに振るわせて倒れているナッパ。片足でげしげしと背中を踏みつけられている。

 左手には頭を鷲掴みにされて宙ぶらりん状態のベジータ。痛々しい姿でひたすら背中を殴られている。

 

 

 そこへようやく悟空が到着。やはりというか悟空の言うことを聞かないのでチチが来るのを待つ。その間にもサイヤ人二人を痛めつける悟飯。チチが来て二人のサイヤ人が解放されたが、二人ともとうの昔に意識を失っていた。

 

 

 かくしてサイヤ人襲来事件はこうして終わり、地球に平和が戻ったのである。

 

 

 

 




ざわ…( ´・ω・)にゃもし。ざわ…

▪️勢いで書いた。
▪️はじめはただのスーパーサイヤ人にしようかと思ったが、インパクトが弱いのとすでにそれを書いていた人がいたので。


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ナメック星偏 序

 

 

 地球に襲来して来た二人のサイヤ人──ナッパとベジータはキレてブロリー化した悟飯の手によって戦意を喪失するほどの重傷を負い、地球の病院に入院するはめになった。

 

 

 二人が入院してから数日が経ったある日の深夜のこと、歩けるほどまでになんとか回復した二人は着の身着のまま、ナッパはクマさんパジャマ、ベジータはウサギさんパジャマのまま敵(特にカカロットのガキ)に気づかれないように戦闘力を極力落として病院をこそこそと脱け出し、自分たちの一人乗りの丸い小型宇宙船──アタックボールがあると思われるブリーフ博士の家までやって来た。

 

 

 そこで彼らは目的のアタックボールを見つけた。

 

 

 ……のだが、一つは整備されたであろうか、いつでも動かせるようになっている。問題はない。

 

 

 しかし、もう一つの方はおそらく研究のためだろう、部品の一つ一つまで細かく丁寧に解体されていた。どう見てもすぐには使えない。その解体されたアタックボールを見て二人は唖然とした。

 

 

「悪いなナッパ、このアタックボールは一人乗りなんだ」

 

 

 突然、指先から細い光線を連続で二つ放ってクマさんパジャマ姿のナッパの両膝を撃ち抜くベジータ。突然の出来事にナッパは避けること叶わず両膝から床につけて前のめりに倒れてしまう。

 

 

「連中に伝えておけ、ナメック星人を皆殺しにされたくなかったらカカロットのガキを連れてナメック星に来い──とな?」

 

 

 倒れ伏すナッパにそう言い放った後、「くはははは」……と哄笑を上げながらウサギさんパジャマ姿のままアタックボールに乗り込むベジータ。やがて出入口の扉が固く閉じられると、ベジータを乗せたアタックボールはふわりと宙に浮き、その後、夜空を駆け抜ける流星の如く、上空へと飛んで消えていった。

 

 

「そりゃあねえぜ! ベジータぁぁぁーっっっ!!!!」

 

 

 悲痛な声を上げるナッパ。彼の脳裏にブロリー姿の悟飯がちらつく。

 

 

「あら? この宇宙船、君のだったの? ごめんね。あとでかっちょよく改造するからそれで許してね」

 

 

 そこへ騒ぎを聞きつけてやって来たのかブリーフ博士が現れて暢気にそんなことを宣うが、当の本人はカカロットのガキがいる地球に一人取り残された絶望とその人物に一方的に痛め付けられた記憶が鮮明に蘇ったらしく両目が白目を剥いた状態に、さらに寒さに震えるみたいに全身が細かく痙攣、おまけに口から大量の泡を吹いて意識が飛んでおり、博士の話を聞けるような状態ではなかった。

 

 

 夜が明けて翌日、ベジータがナッパを置き去りにして一人で地球から逃亡したという報せを聞きつけた悟空たちがブリーフ博士のいる研究所に駆けつけてきた。

 

 

「……ただの脅しだと思うが、あのサイヤ人が本気で実行した時のことを考えて地球のドラゴンボールは使わない方がよさそうだな。地球で死んだ連中には悪いが……」

 

 

 何やら気難しそうな表情でピッコロはそう語る。ちなみに情報源は研究所内の防犯カメラからである。直接ナッパから聞こうとしたが、件の彼が未だに意識不明の状態に陥っている故。

 

 

「ナメック星にはお前たちで行ってこい。俺は死んだ連中と一緒に界王とやらの下で修行してくる。悔しいが今の俺が行ったところでフリーザどころかサイヤ人にも勝てんからな……」

 

 

 「俺は地球かナメック星のドラゴンボールでナメック星に送ってもらえばいい」ピッコロは最後にそう言い残すと悟空たちをその場に残して研究所を後にした。界王がいる界王星へ向かうために……

 

 

 そしてその数ヶ月後にナメック星へ行くための宇宙船が完成、その後一週間ほどで彼らはナメック星に降り立った。宇宙船に搭乗したのは宇宙船の操縦や修理を任せられたブルマに雑用としてサイヤ人襲来時、最後までなんとか生き延びたクリリン。もしもの時の切り札、サイヤ人の二人を一人でボコった悟飯。到着した時にはすでに全てが終わって強者と戦いために乗っている悟空──の計四人。

 

 

 目的であるナメック星に無事に到着した四人は早速ドラゴンボール探しにナメック星の各地を駆け巡る。主に悟飯、クリリンの二人だが。ちなみに悟空はブルマから「こんな秘境に私を一人にする気!?」と言われ、しぶしぶ残る。

 

 

「誇りとやらを見せるひまがなかったな?」

 

 

 ナメック星を探索していた悟飯とクリリン。そこで彼らが見たものはナメック星にある集落の一つ、そこに住んでいるナメック星人を一方的に虐殺して回っているフリーザ軍の姿であった。

 

 

「落ち着け悟飯! 今は耐えるんだ!」

 

 

 そう悟飯に言い聞かせて落ち着かせようとするクリリン。崖の上から見つからないようにこっそりと眼下を見ている彼らは今まさに最後まで生き残ったナメック星人の子供──デンデがフリーザ軍の一人、ピンク色の体に頭と腕にトゲを生やした肥満体の男──ドドリアに殺されようとしている場面を目撃する。

 

 

「やめろぉぉぉおおお───っっっ!!!!」

 

 

 そのフリーザ軍のあまりの非道さに……

 

 

 悟飯はキレてブロリーと化した。

 

 

 ブロリー化した悟飯は崖から飛び出し一直線にドドリアへ飛びかかる。

 

 

「な、なんだ!? この大男は!?」

 

 

 突然、目の前に現れたブロリー化悟飯に狼狽えるドドリアさん。とりあえず口からエネルギー弾を放って様子を見る。悟飯は避ける素振りを一切見せず悪魔のごとき笑みを浮かべてエネルギー弾と激突、轟音とともに辺りに爆煙が撒き散らされる。

 

 

「へっ、脅かしやがって」

 

 

 冷や汗を足らし頬に伝った汗を手で拭うドドリアさん。死体を確認すべく爆煙が晴れるのを待つドドリアさん。やがて爆煙が晴れてそこに現れたのはドドリアさんの攻撃を受ける前と何ら変わらない姿格好のブロリー化悟飯さんの姿があった。

 

 

「 み な ご ろ し だ ~ 」

 

「ひっ!!!?」

 

 

 両腕を高く掲げて物騒なことを宣言するブロリー化悟飯さん。ついで怯むドドリアさんの頭部側面に問答無用に回し蹴りを叩き込み、あっけなくドドリアさんの頭部が熟れた果実のように粉砕、頭部を失ったドドリアさんの体が力なく倒れる。

 

 

「ほう、素晴らしい。どうです? 私の部下になるつもりはありません?」

 

 

 一部始終を見て感嘆したフリーザさま、浮遊する卵型の乗り物に乗ったままブロリー化悟飯さんに近づく。ザーボンさんが「迂闊に近づくのは危険です!」と注意するも聞く耳持たず、ふよふよ接近。はたしてブロリー化悟飯さんの返事は?

 

 

「へぶっ!?」

 

 

 顔面へのパンチ1発。憐れフリーザさま乗り物ごとボールのようにバウンド。途中、乗り物から投げ出されて地面に頭から突っ込み、ぷるぷる震える。

 

 

「フリーザさま~~~!!!?」

 

 

 思わず声をかけるザーボンさん。そのザーボンの後頭部にクリリンの飛び蹴りが炸裂。頭から地面に突っ伏す。

 

 

「悟飯! 今のうちに逃げるぞ!!」

 

 

 ザーボンさんに蹴りを食らわせて蹴り飛ばしたクリリンは即座にデンデを確保、ブロリー化悟飯さんに逃げるよう促すが……

 

 

「こいつらはピッコロさんの仲間を痛めつけたんだぁ。もっと痛い思いをあじわわせるべきだぁ~、くはははは」

 

 

 クリリンは内心、歯噛みする。こんなことなら悟飯の母親であるチチを連れてくるべきだったと、だが同時に今ならここにいるフリーザ軍を壊滅できるんじゃなかろうかとも考えた。この間、僅か0,3秒。

 

 

「まずはドラゴンボールが先決だ! それで死んだナメック星人みんなを生き返らせることができる! その方がピッコロも喜ぶはずだ!」

 

 

 そう結論付けたクリリン。この間、僅か0,5秒。クリリン、ブロリー化悟飯さんの返事を待たずにデンデを抱えて飛翔、集落から離れる。

 

 

「くはははは、命拾いしたなぁ?」

 

 

 遅れてブロリー化悟飯さんもぶわぁっと力強く宙に浮くとクリリンの跡を追って空を飛ぶ。

 

 

 二人の闖入者がいなくなった集落にて、いち早く復活したザーボンさん。フリーザさまに恐る恐る声をかける。

 

 

「追うんですよ! ザーボンさん!」

 

 

 血走った目、憤怒の形相でザーボンさんに指示を下すフリーザさま。ザーボンさん、二つ返事で二人の跡を追って空を飛ぶ。

 

 

 かくしてナメック星の上空にて、ある意味、この世でもっとも危険な追走劇が始まった。

 

 

 追えばブロリー化悟飯が、追わねば怒り狂ったフリーザさまが……

 

 

 はたしてザーボンさんの運命や如何に……

 

 




ざわ…( ´・ω・)にゃもし。ざわ…

■前話でおしまいなのは中途半端かな? …と思いまして。

※デデン → デンデ に訂正よ。


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