ガノタ系TS転生Vtuberいきまーす! (ゼノアplus+)
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ガノタ系TS転生Vtuber誕生編
プロローグ


1話

 

 

「ついに……ついに完成だ!!」

 

 

苦節6時間……ようやく完成だよ。ふぅ……やりきったぜ。

 

 

「わぁ〜……かっこいいな」

 

 

私の前に鎮座する蒼いロボット。ガンダム作品に登場する『イフリート改』の100分の1グレードのプラモデルだ。

 

 

おっと……自己紹介しなきゃ。

 

私の名前は菫紅葉(すみれ くれは)。今年で22歳になる社会人。小説投稿サイトなどで流行りの『転生者』っていう私だけど、もう一個おかしな部分がある。『TS』……性転換という意味で、男だった主人公が女に生まれ変わるっていうジャンルだ。私自身よく好んでいたし、少し憧れてもいた。でもさぁ?

 

 

まさか私が転生した挙句TSして女の子になるとか誰も思わないじゃん???

 

 

物心ついた時に自分の顔を見てあらびっくり、幼い頃の『俺』とは似ても似つかない可愛らしい少女の姿があったんだから。この辺りで一度現実逃避した私はお昼寝をしてからもう一度鏡を見た。でも何も変わっていない。

 

ああ諦めたよ。私はもう女なんだって。幸い声は可愛いし見た目も可愛いのでチヤホヤされるだろうとこれからの生活を考えていた私だが現実は甘くなかった。両親は2人とも放任主義。私のやりたいことは大体何でも協力してくれるけど責任は私がしっかりと負う。小学生に入る前からそういう家庭環境だったから自然と同い年の子に比べたら大人びた。ていうか、30代男性の精神があるから元々大人びていたし、幼稚園や小学校ではどっちかっていうと頼れるお姉さんみたいなポジションだった。

 

そこはいいんだよ。私は元々アニメやゲーム好きなオタクだ。割と好きにできる環境だったから、中学に上がった時にPCを買ってもらった。もちろん悪いことには使わない事を親に約束して、素晴らしい成績と引き換えだ。昔から出来なかった英語と理科を猛勉強して普段からトップ5に入る成績だったから親も反対しなかった。うぅ……ありがとうお母さんお父さん。PCを手に入れた私が真っ先に始めたことはこの世界の情報だった。前世の世界との違う点や時代にしては優れている点とかを洗い出したけど、精々各国の首脳や大統領、総理大臣、や歴史的人物の名前がちょっと違うだけだったので問題なし。歴史の授業ではちょっとミスしちゃったけどもね。なによりも、前世にあったアニメやゲームは何も変わっていない。私の愛してやまないガンダムや他のアニメも無事あったからもう大勝利だったね。

 

 

「よし!いったん棚に飾って〜、ニッパーやエアブラシを納めてっと……」

 

 

そんなこんな中学を卒業した私は高校に入学。しかし、私はそこでちょっとしたミスに気付いてしまったのだ。

 

 

ガンダム好きの女子って殆どいない……と。

衝撃が走ったよね。流石に10年以上女の子してるし、口調や考え方、行動もそれらしいけど、やっぱり好きなものは昔から好きだ。小学校の時は「うわ〜かっこいい〜」で済んでいた同い年の女の子達も、中学ともなれば精神的にも成熟してくる。他の女子との関係などで忙しい陽キャな子達はグループを作ってハブられないように試行錯誤。いや〜女子って怖いわ。陰湿っていうのかなんていうのか、ターゲットさえ決まってしまえばバレないように用意周到に苛めだすんだもん。私は運良く被害合わなかったけど、なにより男子には全く知られずにやっているっていう事実が一番怖かった。

 

で、オタク趣味がバレたら私も袋叩きに合うと気付いてしまったので中学も高校も全てオタク趣味を表では封印し最大限の注意を払った。結果的に何事もなく高校卒業まで持って行けた私は、兼ねてからやりたかった動画制作の会社に就職。平べったい関係の友人達からは反対されたけど、大学まで行くのはちょっと……って感じだったからモーマンタイ。

 

ここでさっき言った『ちょっとしたミス』のお話。オタク趣味の女子があの学校で少なかったのはただのおまけ。本題はねぇ……気づくとすごい悲しかったよ。

 

私って出来る限り良い成績を維持しながら人間関係にも気を配っていたんだけども……逆にそれが災いして尖ったことが何もない、

『面白味のない菫紅葉』が出来上がってしまった。声は可愛い、顔もまあ男子には人気が出そうな顔だ。胸もそこそこあるしスタイルにも気を配っていた。男子や女子の言う『可愛い子』だったこと以外は何も変な事をしなかった。

 

 

「一通り終わったし、モンエナ飲んでAPEXでもしようかな〜」

 

 

もちろん表で押さえていた分、家では爆発した。ひたすらにアニメを見てゲームをして、ガンプラ作って勉強して。元々男だった故に恋愛については何も思わなかったしひたすらヒャッハーしていたんだけど、卒業したからにはもう我慢する必要はない!!

って感じで休日の今日、今世で一度も行わなかった『塗装』をした。久しぶりすぎて洋服に色々ついちゃったけど、ボロいのを着てたから大丈夫。

 

 

「んぐっ……ん……ぷはぁ!ああ〜これが効くんじゃ〜」

 

「アンタねぇ……気をつけなさいよ」

 

「わかってるよお母さん。1週間に2本も飲まないし」

 

 

50過ぎても美人と言える我がお母さん降臨。まあ流石に21才の娘が実家の冷蔵庫にエナドリ入れておっさんみたいな声で飲んでる絵面はヤバいよね。呆れたようなお母さんの視線を無視して部屋に戻った私はジップロックに入れて保護してたノートパソコンを取り出して起動。あ、さっきエアブラシ吹いたから精密機器を避難させてただけだよ?

 

そしてしっかりとエペっていくぅ!!

 

 

「ちょっと待って!?レヴさん早くウルト頂戴!?死んじゃッあぁぁあああ!!!!……クックック……だが私にはまだ金シという素晴らしい物があってだな。あっ……あの、すいません。そんな光り輝くチャージライフルで私に一体何をするつもりなのでs…なんでここで私を確キル入れるんだよ!?」

 

 

何故だ……私には金ピーキーがあったというのに……あ、部隊全滅した……

 

2、3戦ほどやったところで休憩することにした私は前世で言うところのようつべを見ることにする。

 

 

「はぁ……一旦KyoTubeでも見よっかな……っと広告?」

 

 

Vs学園2期生募集中!!

好きな事をもっと楽しく!! 

好きな事をもっとみんなと!!

貴方を求める人がいる!!

 

 

「Vtuber……か」

 

 

薄っぺらい広告だなって思った。好きな事なら既に楽しい。好きな事なら1人でも楽しめる。私は面倒な人間関係の世界に入りたくない。いつもの私ならこんな風に吐き捨ててまたゲームに戻るんだろう。でも、イフリート改を作り終わって棚に飾った時に思ってしまったんだよね。

 

誰かに自慢したい。誰かとこの嬉しさを共有したい。

 

 

「一期生の人、少し見てみようかな」

 

 

まだギリギリ流行ってないKyoTube界でのVtuber。あまり注目されてないにも関わらずVtuber専門の企業。前世では凄い流行ってたから、似たような今世でも一応調べてたんだけど……軌道に乗ってきたのかな?もう少し世に馴染んでから2期生を募集してもいいと思う。まあ別に経営の専門でもないし適当なこと言えないけどね。

 

変な考察をしながらも公式サイトからURLに入って所属しているVtuberさんの初配信やゲーム実況、雑談配信などをまったりと視聴した。途中ご飯とお風呂を挟んで夢中になって見ちゃったよ。意外と面白くてね〜。

 

 

「やば……楽しそう」

 

 

見るんじゃなかったな〜って思った。Vtuberは本人の顔が映らない。制作された自分のアバターを自らの分身としてるから顔バレもしない。そんな状況で生き生きと画面の向こうのリスナーに向かってお話やゲーム。流れるコメント欄からは応援や同意、偶に批判や荒らしがあるのもご愛嬌だろう。

今の私にはすごく魅力的に見えた。

 

「…………」

 

 

チラッと、プラモスペースに置いてある棚に飾り付けたイフリート改を見る。久々でムラがある塗装をしちゃったし、感覚を思い出したらまた新しいのを作るし塗装する。でも……この達成感は、素組じゃあり得ない。

 

 

「い、一次審査でどうせ落ちるし……折角だから……ね?」

 

 

ちょっとした出来心で、私は応募要項に目を通していった。

 




〜2週間後〜


「う……受かっちゃった……」


呆然とする私の目の間には、液晶に映る『一次審査合格』の文字。並びに二次審査の会場や案内の説明文があった。そう、出来心で応募したVs学園の一次審査に合格してしまった。


「……とりあえず、お母さんに言わなくちゃ」


この時の私は一次審査に受かったと言う事実で頭が回ってなかったのかもしれない。忘れていたのだ。


「Vtuber?…………へぇ、可愛いじゃない。一次審査に通ったの?うん。紅葉アンタ、なっちゃいなさいよ」

「…へ?」


我らが母は、面白そうなことには何でも興味を示すと言う事を……

ニヤニヤと笑い、興味深そうに二次審査についての項目を読み始めたお母さんを、私は止めることができなかった。


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出会い

2話

 

 

「にゅーん……」

 

 

変な唸り声を上げてしまった……いや仕方ないんだよ?誰が悪いのかって言われたら確実に私が悪いんだけどさ。

 

 

『→東京』

 

 

簡易的で私はいいと思うよこの看板。見ての通り私は今東京行きの新幹線に乗っている。何故かって?……ふふふ、決まってるじゃん?Vs学園2期生の2次審査のためだよ!!凄くびっくりした。私が知ってる2次審査って言ったら、通話面接のところが多かったしここもそうかと思ってたんだよ……前世の記憶だけども。

 

ちなみに一次審査の内容は書類と5分〜10分の動画だった。書類は言わずもがな、動画に関しては余裕だった。ていうか、私って結構こだわるタイプだから10分ギリギリにアニメーション映像を作り込んだ。本気でVtuber目指してるってわけじゃないけど、仕事でも動画を作ってるからプロとしては手が抜けなかったよね。そのままノっちゃって、2日前くらいにやったバトオペ2のクリップとか作ったりもしたけど用途もないのでUSBの肥やしになった。

 

 

『御乗車、ありがとうございました』

 

「わわっ、降りなきゃ……」

 

 

座席で蕩けていたらいつの間にかドアが開いていた。たくさんの人が降りてっていて、周りの人より身長が高くない私としては人並みに揉まれそうでちょっと怖い。なんとか改札を抜けて駅の外に出ると綺麗な青空が目に入る……と思いきや、目の前には既にバカでかいビル、ビル、ビル。

 

 

「う、うわぁ……ここが東京……やばっ、帰りたい」

 

 

都会オブ都会。ていうか首都だ。そりゃあビルも出かけりゃ人も多い。ここから歩かないといけないのか……えっと、送られてきた資料だと……

 

 

「え、これ……北ってどっち?」

 

 

スマホの地図はわかりやすい。でも、リアルな土地が分からない。まあ面接自体は明日だし、今日はホテルも取ったからゆっくり探索すればいいんだけど……私って割と方向音痴な所があるから1日前に目的地の確認しないと怖いんだ。

 

 

「うーん……こっちが駅だから、こっちで合ってるはず???」

 

 

こういう時に自分の勘を信じれない。割と前科あるからね私。地下街に行きたかったはずなのになんでエレベーターで上がっちゃったんだろうね。あの時はマジでバカじゃねえの自分、って思ったよ。

 

 

「…………よし、素直に駅員さんに道を聞こう」

 

 

変に動き回らないのが迷子にならないコツ。お母さんには何度も迷惑かけました……

 

私は駅に戻ろうとした。その時……

 

 

「君、さっきからオロオロしてたけど何か困っているのかい?」

 

「え……あの……」

 

 

後ろから話しかけてきた高身長のスーツを着た女性。クール美人という言葉がよく似合う。突然のことで思わず固まってしまった私に、苦笑しながらさらに言ってきた。

 

 

「もしかして……道が分からない?」

 

「えっと……はい」

 

「分かった。どこに行きたいのかな?」

 

 

話し方もボーイッシュでイケメンな感じがする。でも、おっぱいが大きいから確実に女の人だ。

 

はっ!?……まさか、これがおっぱいの付いたイケメン!?実在していたなんて!!

 

 

「ここなんですけど……少し道が入り組んでて……」

 

「ふむ……ん?ここは……君、Vs学園の2次審査かい?」

 

「えっ!?はい、お姉さん何で分かったんですか?」

 

 

地図にはVs学園とか書いてないのに。地図見ただけで分かるなんてこの人、東京慣れしてる敏腕キャリアウーマンっていう感じかな?

 

 

「ははっ、まあ慣れって奴さ。案内してあげるよ」

 

「いや、流石にそこまでは……お姉さんの予定を崩すわけには……」

 

「だいじょーぶだいじょーぶ!ほら、時間は有限だよ。私の予定を邪魔したくないんだったら早く行こう?」

 

「ありがとうございます。お人好しなお姉さん」

 

「あっはは!!君面白いな。私は霊堂一夜(れいどうひとよ)お人好し(お一夜し)な霊堂さんで覚えてね♪」

 

 

この人、話すのが得意だね。声もよく通るし、こういう人がVtuberに向いてるんだな〜って思う。私も、高校時代は放送部に所属してただけあって発声には自信があるけど、普段からここまで綺麗な声で喋る人はなかなか見ないな〜。

 

 

「えっと、菫紅葉(すみれくれは)です。よろしくお願いします」

 

「わお!私のお気に入りの植物が2つとも名前なんて素晴らしいね」

 

 

え……うーん、世間って狭いな〜。

 

 

『グゥ〜』

 

 

「にゅ!?」

 

「……ふふ、時間的にさっき東京に着いたのかな。だったらお昼もまだだよね。腹が減っては戦は出来ぬ。折角東京に来てくれたんだ。良いお店を紹介してあげるよ!」

 

「………///」

 

 

は、恥ずかしいぃ……カッコいい人の前でお腹鳴るって凄い恥ずかしいや。赤くなってる私の手を引いて東京を案内してくれる霊堂さん。道中色々と話題を振ってくれて、受け答えも完璧。自分から話題を出せない私に気を使ってくれてるんだろう。

 

そして、霊堂さんオススメという件のお店にやってきた。

 

 

「へいらっしゃいっ!!」

 

『らっしゃい!!』

 

「……?」

 

「はは、そんな目で見ないで欲しいな」

 

 

あれ……と思ったのも束の間、暖簾を潜って入ると、ひたすらに麺を啜る音と店員さんの元気な声が聞こえて来る。思わず霊堂さんを見てしまったが私は悪くないと思う。

 

 

「ラーメン屋……ですか」

 

「おや、もしかして苦手だったかな?」

 

「いえ、超大好物です」

 

「なら良かった。さあ、座ってメニューでも見ようか」

 

 

空いてる4人席に向かい合って座った私達は、とりあえず注文をしてラーメンが来るまで雑談することにした。

 

 

「よく来るんですか?」

 

「まあね。1週間に1回とか2回とかは来るよ。自分へのご褒美ってやつかな」

 

「へぇ〜」

 

 

週に2回もラーメン屋に行ってこのプロポーション。コイツ……出来る!?

 

 

「そういえば、なんで私に話しかけてきたんですか?駅前でキョロキョロ不審な行動をしてるなんて、普通話しかけないと思うんですけど……」

 

「可愛い女の子を助けるのに理由が必要かい?まあ……臭い言い方をすれば、君が助けて欲しそうな目をしてた、からかな?」

 

「なっ……///」

 

 

この人は素でこういうことを言うのだろうか……聞いてるこっちが気恥ずかしい。

 

 

「ま、まあ本当に助かります。何かお礼を……あっ、ここは私が払います!」

 

「女の子には払わせられないよ。うーん……あ、Vs学園一次審査合格記念兼、二次審査合格祈願!!ってことでね」

 

「……むぅ。霊堂さんはずるい人です」

 

「あはは……同僚からよく言われるよ。ま、性分だからね」

 

「お待たせしやしたー!」

 

 

少し話しているうちに注文したものが運ばれてきた。霊堂さんは豚骨で私は塩だ。この後も動くから軽めにね。

ズルズルと麺を啜り、その美味しさを噛み締めていると霊堂さんは笑った。

 

 

「ここのラーメン、美味しいでしょ。何度も食べたくなるんだよねー」

 

「分かる気がします。地元にはこう言ったお店が無いので羨ましいですね〜」

 

「そうなのかい?」

 

「はい、代わりにあるのは若い女の子向けなキャピキャピしたランチのお店でして。私にはちょっと明るすぎるんですよ」

 

「あー、分かるなぁ〜。私もこう言う雰囲気の場所の方が好きだからね」

 

 

へぇ〜。気が合うなこの人。今までこんなふうにあまりキャラを作らずに人と話すのも久々だし、私自身結構楽しんでるのかも。

 

そんなこんなで完食。お腹にたまるラーメンの感覚を反芻しながらお水を飲んで口をリフレッシュする。はぁ……美味しかった〜。

 

 

「奢ってもらってありがとうございました」

 

「良いっていいって。幸せそうな君の顔も可愛かったからね、ご馳走様です?」

 

「からかわないでくださいよ……」

 

 

あ、この人も割とネットの民っぽい。同類だーやった〜。

 

 

「何かお礼をさせて下さい。流石に道案内してもらって、お昼も奢ってもらってだと申し訳ないです……」

 

「ふふ、律儀だねぇ。そうだな〜…………あ」

 

 

何かを思いついた様子の霊堂さん。変なこと言わないかな……?

 

 

「じゃあ、Vs学園の二次審査。絶対受かってね」

 

「急にハードル上げてきたなこの人!?」

 

「あっはは!!なぁに、私の知り合いはVtuberです、なんて一度は言ってみたいじゃないか。それに君は面白いし、きっと合格できるよ」

 

 

優しい顔でそう言ってきた霊堂さんは私に頭を撫でてきた。

 

 

「わわっ……何するんですか。私、これでも21歳ですよ?」

 

「私は23だから問題ないさ」

 

 

2つしか違わないじゃないっすか……ひとしきり頭をわしゃわしゃした後、霊堂さんはふと立ち止まった。

 

 

「ほら、着いたよ」

 

「え?……って、本当だ。到着してた……」

 

 

そんなに歩いてない。ていうかさっきのラーメン屋さんから一直線にしか進んでないのにもう着いちゃった……

 

 

「ここが……Vs学園の……」

 

「君の本音、存分にぶつけてくるといい。ここの人も随分と色んな人が居るからね。頑張って」

 

「ッ、はい!!ありがとうございました!!」

 

「うん、じゃあまた会おう紅葉ちゃん。待ってるからね」

 

 

そう言って、霊堂さんは手を振りながら去っていった。はぇ〜最後までかっこいい人だったな〜

 

 

「…………うん?待ってる?」



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面接

あれ……3話たっても、主人公まだガノタ要素も少ないし、TSを感じさせないし、転生もあんま関係ないし、Vtuberしてない?


3話

 

 

カッコよくて不思議なお姉さん、霊堂一夜さんに出会った日。私はしっかりと周辺の道を確認してホテルに向かいチェックインした。夜ご飯はすぐ近くのコンビニで買ったお弁当で済ませた。本当はちょっと遊んだりする予定だったけど、霊堂さんにあんな感じで激励されちゃ遊んでなんかいられないってね。

 

面接でどんな事が聞かれるかわからないけど、お母さんからのアドバイスだけはちゃんと守ろうと思う。それはとてもシンプルで、一番大事な事だ。

 

 

『面接官の人の目を見て喋りなさい。難しかったら目と目の中点でもいいから。アンタ、いつも人の機嫌を見て喋ろうとするから口元や眉ばっか見てるのよ。確かに表情から感情を読み取るのも大事だけど、一番大事なのは自分の言いたいことをしっかり伝えること』

 

 

お母さんだな〜って思う。でも、言い終わった後にテンション高く、

 

 

『アンタがVtuberになって稼いだら焼肉でも奢んなさいよ!!』

 

 

って肩を叩いてきたのが一番台無しだったよ……うん、頑張ります。お母さんありがとう。焼肉は◯々苑を奢るね。

 

 

ち な み に

 

もう1日経ってるよ。今は面接会場である本社の前で蹲ってる。今更だけど緊張しちゃってね。ここで落ちても私は本職があるし、生活に困ることはあんまりない。動画制作会社の社長も優しい人で、副業したいって言っても笑ってOKしてくれたし。でも、だからこそ、応援してくれた両親や社長、霊堂さんの期待に応えたい。その責任感でちょっときてるのがたまに傷〜。

 

 

「…………よし!!」

 

 

覚悟は決めた。いざ行かん決戦の地へ!!

 

 

 

 

 

 

 

「お座りください」

 

「あ、ありがとうございます……」

 

 

無理無理むりぃ!!思ってたよりずっと緊張してきた!!面接官らしきスーツの男の人は硬い表情をしていない。高校入試の時の面接みたいな厳かな雰囲気も無いしあの時に比べたら全然マシだけど。面接ってだけで緊張する。

 

 

「それでは、二次審査の方を始めさせていただきますね」

 

「は、はい!!よろしくお願いします!!」

 

 

やってしまった……テンパリすぎて大声を出してしまった。あぁ……早速失点だぁ……

 

 

「そんなに緊張なさらないでください。二次審査って言っても、そんなに堅苦しい物じゃないですから。お見合いみたいな感じで行きましょう」

 

「お、お見合い……分かりました。がんばります!」

 

「大丈夫そうですね(……なるほど)」

 

 

どうやらこの面接官の人、超優しいっぽい。……いやいや、だからといって気を抜いてはいけない。きっと隙が生まれるのを狙っているはずだ。

 

 

「では一つ目の質問です。Vs学園に応募した理由を教えてください」

 

 

きた、鉄板中の鉄板。

 

 

「はい。私は元々表に出て活動するような性格ではありません。貴社の事を知ったのも、KyoTubeの広告からです。そこで気になって一期生の配信を拝見したのですが、羨ましいと思いました」

 

「羨ましい……とは?」

 

 

私は、今回の面接に臨むに当たって2つ決めている。一つは冒頭で語ったお母さんのアドバイス。もう一つは、本音でぶつかるという事だ。霊堂さんにも言われたからね。

 

 

「何千人ものリスナーに見られている中でそのVtuberの方はとても輝いて見えました。好きなゲームを実況して、コメントでリスナーの人と会話するのも、全部が全力で楽しそうで……すごい、羨ましかったです。私もこんな風に好きな事をみんなで共有したいと思いました。これが私の志望動機です」

 

「…………分かりました。では2つ目の質問です。Vtuberになったらやってみたい事は何ですか?もしくは先程菫さんが仰っていた自分の好きな事でも構いませんよ」

 

 

まあ、方向性は大事だよね。それによって会社側も扱いを決めるだろうし。でも、なんか聞き方に違和感があるような……?おっとと、今は集中しないと。

 

やってみたい事……そんなの決まってる。

 

 

「ガンダムです!!」

 

「……え?」

 

「私は小学生の頃からガンダム作品が大好きで、プラモデルも作ってますしゲームもほとんど網羅してます。ゲームセンターの台はちょっと行きにくいので出来ていないんですけど、周りにガンダムが好きな同年代の子が居なくていつも1人で楽しんでいました。そんな時に先程申し上げたVtuberの方を見て、バーチャルだったら私の思いをみんなで共有できると思ったんです!!」

 

 

嘘偽りない私の気持ち。オタク故にちょっと早口で喋っちゃったけどきっと伝わってくれたはず……だよね?

 

 

「な、なるほど。分かりました……」

 

 

あ、あれ?……なんか反応が悪い?もしかして私、やっちゃった?

 

 

「質問は次で最後です」

 

「ッ、はい!」

 

 

一瞬戸惑いの様子を見せた面接官さんだけど、やはりそこはプロ。すぐにキリッとして質問を再開した。もう最後か、なんかまだ10分も話してないんだけど……いいのかな?

 

 

「貴方は、貴方自身にどんなバーチャルを思い浮かべていますか?」

 

「ッ」

 

 

……ん?私が、私自身に……どんなバーチャルを?……待て、焦るな私。バーチャル、とはまずどんな単語だったっけ。電脳、ちょっと曲解すれば非現実、妄想。他にもいろいろと意味はあるだろうけど……そこから私が思い浮かべるバーチャル……いや、ビジョン。

 

 

「私は……楽しく生きたいです。1人でも、他人がいても、いつでもどこでも楽しい人生。どんな事でも全力で楽しむ。たまに空回りして諌められて、それでもめげずにもっと楽しくなれるような自分を夢見て……なりたいです」

 

「ふむ……もしVtuberになったら、謂れのない誹謗中傷や無意識の内に起こる炎上などが貴方を襲うかもしれませんよ?」

 

 

むむ……痛いところを突いてくる。そうだね、確かにリスナーみんなが私を好きでいてくれるわけじゃない。私が見てた一期生の人の配信の中でも確かに、これ違うな、って言う部分もあった。でも……

 

 

「だったら!!」

 

「ッ!」

 

「ねじ伏せれるくらいの勢いと元気さでさらに楽しめばいいんです!!」

 

 

フンス、とでも言えそうなレベルで捲し立ててしまった。もしや気分を害したかも……と思って、冷静になってから恐る恐る表情を見ると……

 

 

「なるほどなるほど。分かりました」

 

 

少し笑顔だ。どうやら悪い評価にはなっていなさそうで良かった。さて、質問()終わった。次は何がくるのか……

 

 

「では質問はこれで終わります。最後に、相談があるのですが……」

 

「……なんでしょうか?」

 

 

面接で面接官さんから相談?一体なんだろうか?

 

 

「枠が始まった時の挨拶って何がいいと思います?」

 

「いや急すぎでしょう!?……あっ、すいません!」

 

「いえいえ」

 

 

思わず素が出てしまった。許してくれたからよかったけど、これが普通の面接だったら終わってた……

 

 

「一番大事、と言っても過言ではありません。人間第一印象が大事とはよく言いますけど、実際その通りです。自分が思い描くバーチャル、もちろん設定はこれから固めていきますけど、全ての人には聞くようにしてるんです」

 

「そ、そうなんですねー」

 

 

Vtuberに関してのことで設定とかちょっと聞きたくなかったけどまあそこがリアルって感じでいいよね。

 

 

「なんでも構いませんよ。多少マニアックでも、人気が出て少し長く配信活動をしてたら定着しますし。意味が通じなくても「ああ、そう言うノリなんだ」って思ってもらえるだけで効果はあるんです」

 

 

本職の人が言うと説得力がすごいなー。確かに、そこそこVtuberさんの配信見てたけどVの人が言った瞬間にコメント欄がその挨拶で埋め尽くされてたからね。馴染んでくると意味とかあんまり気にならないんだろう。

 

 

「うーん……少し時間を貰えますか?」

 

「構いませんよ。幸い時間は30分と大きく取っていますので」

 

 

わーまだ3分の1しか過ぎてなかったー

 

 

「自分が考えたキャラっぽくした方がいいですかね?」

 

「参考までに聞かせてもらっても?」

 

「言葉の所々に一々軍用語っぽいのが入る……みたいな?」

 

 

バトオペとかガンオンとかエクバ(家庭用)とかやってるとCPUのセリフに憧れるんだよね。なるならああ言う言葉を言えるようになりたいし。

 

 

「……面白そうですね。ではそれでお願いします」

 

「はい、分かりました!」

 

 

面接の質問って偶におかしな内容が出るけど、コレはとびきりかもしれない。まあジャンルがジャンルだし。よし、じゃあいっちょやっちゃいますか。相手はたかが1人、Vtuberともなれば5桁以上の人が見ることだってあるんだから!!

 

私は感情を込めるためパイプ椅子から立ち上がり左手を腰に当て、右手を広げて前に突き出しながら言った。

 

 

「総員第一種戦闘配備!!戦に備えろ!!(準備はいいかー!!)

 

 

面接官の人の顔がこれまでになく笑顔だったのは言うまでもないだろう。ていうか、アレが噂に聞く『腹黒メガネ』っていうジャンルじゃないの?絶対変なこと考えてるよ。



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結果はっぴょ〜!!(水DT風)

4話

 

 

Vs学園の二次審査から早くも1週間が過ぎようとしていた。出来る限りの私の思いはぶつけたはずだし、これで落ちたんだったら仕方がない。その時は潔く諦めていつも通り動画を作ってゲームしてアニメを見るだけだ。でもちょっと気になってる私がいることは事実で、仕事でも自分で気づけるレベルのミスをしたりと落ち着かない1週間だった。

 

 

「紅葉〜、貴方宛に郵便が来てるわよ〜」

 

「ッ!!今行く!!」

 

 

お母さんの声で、私はドタドタを階段を駆け下りる。今の時代的には相応しくない郵便での結果発表。メールでそろそろ送る、みたいな事を言ってきてたから今日はドモリまくっていたがようやく解放される。

 

 

「送り主は……Vs学園?ああ、Vtuberのやつね」

 

「お母さん、あ……開けてもいい?」

 

「当たり前でしょう?でも、私の前で開けなさい」

 

「えッ……」

 

 

うわぁ……きっつぅ……親の前で結果を見るのやだなぁ。高校入試の結果も1人で見たし。

 

 

「うぅ……緊張する」

 

「そんなもんよ。私もアンタくらいの時はそんな感じだったわ」

 

「そうなの?じゃ、じゃあ開けるね」

 

 

水色の封筒の先端をハサミでチョキチョキ。開封できる程度に開けると、中に2枚の紙が谷折りで入っている。ぱっと見で一枚はカラーだ。なのでもう一枚を先に見ることにする。

 

 

「はぁ……はぁ……うっ」

 

 

やばい、ちょっと吐きそう。今の仕事に採用された時でもこんなに緊張しなかったのに。

 

 

「落ち着きなさい。大丈夫だから」

 

「にゅ!?」

 

 

急にお母さんが抱きしめてきた。なかなかなものをお持ちで……あ、落ち着いたかも。

 

 

「…………えい!!」

 

 

意を決して、勢い良く紙を開く。そこには…………

 

 

『採用』

 

 

期待していた2文字があった。

 

 

「…………」

 

「紅葉」

 

「…………」

 

 

…………

 

 

「おめでとう」

 

「…………うん」

 

 

私、Vtuberになるんだ……これから、たくさんの人と好きな事を共有して……

 

 

「受かったぁぁぁぁああああ!!!!」

 

 

思わず紙投げちゃった。私は両手を高く突き上げて喜んだ。いやーまさか受かるとはねー。そのまま数分くらい喜びの舞みたいな奇怪な行動をとったところでお母さんからストップが入った。

 

 

「せい!!」

 

「ちべたっ!?」

 

思いっきり投げつけられたのは冷蔵庫に入れていたモンエナ。キンキンに冷えてる缶が私の頬に直撃したんだよ。痛いし冷たい。

 

 

「まあまあそれでも飲みなさいな」

 

「モンエナを娘に勧める母親って……いや飲むけども」

 

 

そのままカシュっといい音を立てて缶を開ける。

 

 

「へぶっ!?」

 

「ぶふっ……あっはははははは!!アンタ馬鹿ねぇ!!」

 

「うぇ……顔が……目が……」

 

 

そりゃそうだよ。投げられたり床を転がったりした炭酸開けたら吹き出るよ。顔面だってベトベトになるよ。シュワシュワで目も痛いし。そして母よ、笑いすぎだ。

 

 

「んぐ…ふぅ……」

 

「顔ベタベタにしながらエナドリ飲む人初めて見たわ〜」

 

「誰のせいでしょうかねぇ?」

 

 

飲み終わったらシャワー浴びるし別のいいの!床は適当に拭くし!

 

 

「はい飲み終わった!床も拭いた!紙は保存した!シャワー浴びてくる!」

 

「行ってらっしゃ〜い!アンタも年相応に喜べたのね」

 

「うっさい!!」

 

 

やっぱお母さんには敵わない。

 

 

 

 

 

 

あ?サービスシーン?ねぇよそんなもん(俺ボイス)

 

あのねぇ?私もう21歳なんだよ。元々男でもね、もう21年以上前なんだよ。流石に恥ずかしいっての!?

 

 

「はい、落ち着きました。先ほどは取り乱してすいません」

 

「よろしい」

 

 

改めてリビングのテーブルの椅子に座ってお母さんと対面。

 

 

「で、これからどうするの?」

 

「とりあえず、お父さんに連絡してー、社長に連絡してー、もう一回東京かな」

 

「忙しいわね……」

 

 

仕方ないよ。顔合わせとかあるし。マネージャーさんとか同期の人とか諸々もだからね。

 

 

「いやー仕事がどこでもできるタイプで良かったよ。ノーパソさえあればいいからね」

 

「アンタが珍しく駄々こねてやりたいって言っただけの仕事よね」

 

「ちょっ!?それ誰にも言ってないよね!!」

 

「言ってないわよ〜……おばあちゃん以外には」

 

「それ絶対いろんなところに広まるやつ!?」

 

「ええ、何故かりっちゃんのとこは知ってたわ」

 

「よりによってあのクソ従姉妹ォ……!!」

 

 

ガッデム!!おばあちゃんの口の軽さは世界一ィィィ!!そして伝わった先がお母さんの妹、つまり叔母さんの家。私の従姉妹である奴は私よりも4つ下の17歳、高校2年生という1番調子になってるお年頃だ。事あるごとに小遣いとお年玉をねだって来やがって……いや、可愛いからあげるけどさ。何より許せないのは、高校でのリア充生活の写真を見せつけてくる事だ。クッソォ陽キャは嫌いだ!!

 

 

「はぁ……Vtuberの事は出来るだけ言わないでね」

 

「分かってるわよ」

 

「じゃあちょっと部屋に戻るよ。ゲームしてくる」

 

「アンタも大概マイペースよね……」

 

 

ちょっと何言ってるか分からないです。封筒を持って部屋に向かった私は、お母さんには見せなかったもう一枚のカラフルなプリントを取り出した。

 

 

「…………へ?」

 

 

そこには、スカートのついた青い軍服、赤に金色の線が入った袖と襟、左肩からかかった紫のマント、キリッとした顔立ちでピンク色の長髪や青い瞳、軍用眼帯をつけたこれでもかっていうキャラがいた。

 

 

「え、うっわ絵凄……なんでこんなものが……ん?下になんか書いてある」

 

 

『戦争モノのゲームにハマっていたらいつのまにか自分は軍人なのでは?と思い始めてきた女の子。最近はプラモデル作り等が大好きでいつか自分で作ったロボットに乗って戦う事を夢見ている。着ている軍服はコスプレ用の品を全力で改造したらしい。

見た目によらず元気いっぱいで自分の好きな事をみんなと共有したくて配信を始めた。◯ン◯ムをこよなく愛する。時々思い出したかのように、〜であります、と語尾をつける』

 

 

え……これって私が面接で語った内容なんだけど……え?マジで?もしかしてこれ、私?

 

 

「か、可愛すぎる!!うわぁ……さいっこうに可愛い!!私、これからこの子でVtuberやるんだぁ!!」

 

 

テンション上がってきた!ああ、今からどんな声でやるか練習しなくちゃなぁ!!あ、そういえば絵師さんは誰なのかな……って

 

 

「るLuりRa先生!?あのめっちゃ人気の!?」

 

 

確か……この前にどっかのサイトで絵師さんの人気投票で1位だったか2だったかを取ってた人だ。うへぇ……なんでこんな凄い人が私のアバターなんて描いてるの?

 

 

「すぅ……ふぅ〜」

 

 

一旦深呼吸で落ち着いた私はやっと冷静になれた。よし!

 

 

「バトオペしよっと♪」

 

 

とりあえず何も考えなーい。この子に名前がついてないことが気になるけど気にしなーい。

 

今日も舞う EXAM使い イフ改と (季語はEXAM)

 

この後ひたすら宇宙マップだった。私はまだジムスト改の練度が足りなかったようだ……




タイトル詐欺とか言っちゃいけない。


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キミ()の名は……」

5話

 

 

『土曜日の夜22時からVs学園2期生とマネージャーによるオンライン会議をします』

 

 

この悪魔のような一言で私は思わず悲鳴を上げた。

 

 

「私、同期について何も知らされてないんですけど……」

 

 

あ、RUINによる通話中だよ。前世で言うL◯NEね。なんか人間関係の破壊が危惧されたからRUINって名前にしたんだって。RUINの日本語は破壊される、とかだった気がする。英語は得意じゃない。相手は私のマネージャーさんで、本名は知らないけど優しい女の人だった。

 

 

『他の方も同期同士の事は何も知らされていないので大丈夫ですよ。みんなはじめましてです』

 

「何気にハードル高いこと言ってる自覚あります??」

 

『あります』

 

 

清々しいなこの人!?座ってるゲーミングチェアが思わずガタッってなったわ。

 

 

「顔は合わせないんですよね?」

 

『ええ、今回は本名も禁止です。そちらで定着するとコラボ配信などでボロを出してしまう可能性がありますからね。慣れるまでは教え合わないように』

 

「なるほど」

 

 

それは安心。私みたいに時たまミスする人にとっては炎上案件だ。

 

 

『それともう一つ。添付したプリントに菫さんのバーチャルアバターの絵が入っていたと思うんですけど』

 

「ああ、はい。すっごい可愛いですよね。本当に私がこの子に入っていいのかちょっと悩みました」

 

『ふふ……気に入っていただけたようで良かったです。実は、菫さんのアバターを描いたるLuりRa先生たっての希望でだったんですよ?』

 

「え!?るLuりRa先生が……?」

 

 

どういう事?私、SNSは見る専だから絡みなんて全くなかったはずなんだけど……

 

 

『実は……二次審査の様子は全て録画してあって、絵師さん達にも合格者の審査を見てみてもらったんです。この子のアバターなら描きたい、っていうフィーリングを好む方もいますから』

 

「はぁ……」

 

 

専属でも無いのによくコンタクトが取れるなぁ〜。やっぱ儲かってるのかな?

 

 

『菫さんのアバターを描きたいっていう絵師さんは、4名ほどいたのですが……』

 

「多すぎません!?」

 

『ええ……2期生の中では最多です』

 

 

なんで!?あの時の私って言えば……楽しいを連呼してたな。絵師さんってそういうの好むのかな?

 

 

『るLuりRa先生が突出してぜひに、と仰ったのでその熱意に惹かれました。本人のLimiterアカウントを添付しておくのでお礼のDMをお願いしますね』

 

「分かりました!つまり、るLuりRaママって事ですね!」

 

『世間一般での言われ方であればそれが正しいですね。不思議な方ですけど、話しやすいのですぐに仲良くなれると思いますよ』

 

「そうですか?楽しみです」

 

 

私のアカウントでまずはフォロー。アバターの方はデビューが決まってから作るらしいのでまだ。あ、Limiterは前世のT◯itterね。地味〜に全部名前が違うんだよねぇ……。マシュマロとdiscordはそのままでびっくりしたけど。

 

 

「あ、そういえば私のアバターに名前が無かったんですけどアレってミスですか?」

 

『いえいえ、ウチでは自分のアバターの名前は皆さんに決めてもらっていますよ。なので木曜日までには決めておいてくださいね』

 

「へ〜そうなんですね。だったらちょうど良かったです!勝手に名前を思いついてその名前で練習してみたり……なんかしちゃったり?」

 

『あらまぁ、ふふ……教えてもらえますか?』

 

 

声音でなんか笑われてるな〜ってのが分かる。いや、ほほえま〜されてるのかな?うぅ、作った名前言うのも恥ずかしいなぁ。

 

 

聖桃花(ひじりとうか)です。アバターの子が綺麗なピンク色の髪ですし、私の名前…あ、本名に花の名前が2つ入ってるって事で選びました。聖は……その、厨二病的なアレって事で……」

 

『……いいですね!ええ、それで行きましょう!!ああ、そうと決まれば早くスタッフと打ち合わせしてきます。明日の正午までにはLimiterとdiscord、RUINのアカウントも作れるようになると思うので少々お待ちくださいね。明日の夜もお時間ありますか?』

 

「あ、はい。大丈夫です」

 

『では明日20時からまた話しましょう。諸々を細かく決めていきます。では、失礼します!』

 

 

そのままトゥルンと通話が終了した時の音が流れて、マネージャーさんは通話を切ってしまった。

 

 

「えー……」

 

 

今、夜の10時だよ?今からスタッフと打ち合わせって……え、まだ会社にスタッフさん達いるの?ブラックなの?動画制作なら全然手伝ってあげるよ?

 

ま、まぁ……勤務終了時間がさらに伸びてしまったスタッフさん達に黙祷。今日の私の役目はもう終わったし、何しよっかなー。

 

 

「あ……いや、でも……うーん……やってみよ」

 

 

PCでVs学園一期生の人の生配信が偶々やってたので拝見。今私が見てる一期生の人は『猫宮またたび』という女性Vtuberだ。一期生の中では僅差で一番登録者数が多く、アクション系のゲーム実況をメインでやってる。ちなみに今日は雑談配信らしい。流れていくコメント欄を見ながらルーズリーフを取り出した私は、聖桃花のアバターを隣に置いて絵を描き始めた。新しい自分に惚れ込みすぎちゃってつい……ね?

 

 

『はーい、それじゃあ次のマシュマロです。【ねこみーは生放送で気をつけている事はありますか?】あー、いい質問ですねぇ』

 

さっきも聞いたぞ

いい質問多すぎて草

そりゃねこみーが選ぶんだから良い質問だよ

確かに

確かに

 

「ふふっ……」

 

 

良いなぁ〜こんな感じで視聴者の人とVtuberが一つになってコンテンツを盛り上げていく感じ。私もこういう配信を目指していきたい。

 

 

『ボクが気をつけている事はねー。清楚でいる事かな!いつでもどこでもどんな時でもみんなを魅了するような清楚さで……』

 

は?

は?

は?

化猫……ボソッ

猫被り……いや猫だったわ

 

 

『化猫っていた奴誰!?そ、そんな事ないよー。ボク、清楚だよー(棒)

 

(棒)って口で言う人初めて見た

溢れ出る棒読み感、嫌いじゃないわっ!!

ねこみー無理しなくて良いよ?

肩ポンッ

寝込みーや

 

 

「うん?難しいなー……ここの軍服どうなってんの?……にゅ!?バランスが……」

 

 

リスナーの熱い掌返し、しかし私は絵を描くのに集中しててあんまり聞いてなかった。動画は作れるけど絵は苦手なんだよぅ……

チラッとコメント見たけど最後の人めっちゃ面白いギャグ言うじゃん。

 

 

「頭がちょん切れちゃった!?くっ……やはり服から描き始めたのは間違いだったか……」

 

 

そんなこんなで30分ほど経ち、猫宮またたびの配信が終わろうとしていた。私は遅れて配信を見始めたっぽい。後でアーカイブ見よっと。絵の方も手以外は描けた。でもド下手くそだ。もうこれ以上は眠いし完成にしようかな。

 

 

「えっと……※手は許して、っと。うん……封印だね」

 

 

【挿絵表示】

 

 

これは絶対に世に解き放っちゃいけない奴だ。特にマネージャーさんに見付かると後世までネタにされる奴。だって完全にゴリマッチョだもん。本当はもっとすらっとしてるのに……いや、人気が出ればきっと神絵師さん達が描いてくれるよ……うん。えちえちな奴とか描かれたらどうしよう……あ、でもみてみたいかも?

 

 

「ふぁ〜……あ!!ガンオンのログインしてない……ガンオンから逃げ……ちゃダメだよなぁ!?」

 

 

この後めちゃくちゃガンオンした。翌日寝坊して会社に遅刻ギリギリだったのは言うまでもないでしょ。間に合ったけどね。




聖桃花へのマシュマロ募集中!!表示されるアカウントは作者の物ですがお気になさらず。マシュマロネタを考えるのにも限界があるので、何でも聞いてください!(節度さえ守られていればクソマロもOKです)
よろしくお願いします!

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初顔合わせ(声合わせ?)

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6話

 

 

「あぁ〜緊張してきた〜」

 

 

現在、土曜日の夜21時55分です。後5分後には2期生とマネージャーさん達による会議が始まる。顔も知らなければ声も知らない。バーチャルアバターも見てないから本当に初めましてだ。私はいつもの机にノートパソコンを置き、Vs学園事務所から郵送されてきたマイクを繋いでdiscordに招待されるのを待っている。ホストはもちろんマネージャーさんだ。

 

 

「と、とりあえず敬語で話すとして……どんな人がいるんだろう。きっと私より濃いメンツが揃ってるんだろうな〜」

 

 

そしてその濃さに押しつぶされて私だけ人気が出ずにいつのまにか引退……ぐふっ、自分で考えて自分でダメージを受けてしまった。こんな時はプラモの棚から今までで最高傑作のイフリート改を取り出して机に飾る。私の1番好きなMSだし、何気に聖桃花と配色が似ている。ピンクとか紫は無いけどね。ガンオンでもバトオペでもエクバでも大体コイツと駆け抜けてきた。もはや結婚していると言っても過言では無いだろう(※過言です)

 

 

「……うん、大丈夫。私は聖桃花。軍人被れの元気な女の子。自分の好きなことをみんなと共有したくて配信を始めたんだから」

 

 

discordのアイコンはるLuりRa先生が描いてくれた新しい私。不適に笑ってるけど、その瞳の奥には楽しいことへの期待が隠し切れていない。私が面接でやった時みたいに左手を腰に、右手をパーにして前に突き出している。

 

 

「スゥ……総員第一種戦闘配備!!戦に備えろ!!(準備はいいかー!!)

 

 

この1週間何度も練習したセリフだ。最初をキリッと言って最後をちょっとフニャらせるとギャップがあって少し可愛いと思う。うん、多分このくらいかな。じゃあ……

 

 

「オッケー!!準備完了」

 

 

パチンと両手で頬を叩き気合を入れた私は残り1分を切った時計が秒数を刻むのを見ながら待機している。1分なのにすごく長く感じられる。

 

 

ポロンッ♪

 

 

マネージャーさんから招待が来て私はすぐに参加する。どうやら私が1番に招待されたようで『マ』と書かれたシンプルなアイコン以外は誰もいない。

 

 

『桃花さん。聞こえますでしょうか?』

 

「はい、聞こえてます」

 

『大丈夫そうですね。では他の方も呼びますので少しマイクとスピーカーのミュートをお願いします』

 

「分かりました」

 

 

うへぇ……わざわざミュートするのか。徹底するなぁ〜これが意識の差?じゃあ私は入ってくる同期のアイコンでも眺めよ〜っと。

 

1人目が入ってきた。吸い込まれるような黒い髪に紫のメッシュが所々に入っている。吊り目で人を威圧するような男性は漆黒のローブを棚引かせて右中指の髑髏の指輪を大きくアピールしているイケメンだ。でも少し人間味が薄いね。人外系かな?

 

2人目は成人女性。背景に映る太陽に照らされた銀髪が美しく輝いている。不敵な笑みで腕を組んでいるがその巨乳が腕で持ち上げられて主張が激しい。セクシー路線かなって思ったけど、清楚な水色のワンピースが印象を変えてくれる。可愛いと言うよりは美人という印象だ。

 

3人目に入ってきたのは緑色の緩めのパーカーを着た青年。優しそうなその顔や表情から好青年だろうということが窺える。左手で頭を掻いているのは癖だろうか?髪は茶髪で首にヘッドフォンを下げている。

 

4人目はブレザーを着た女子高生。右手に漫画らしきものを持ってにやけているのが気になる。艶のある金髪は外国からやってきた留学生が日本のサブカルに触れて喜んでいるっぽい。でも、持ってる本の表紙に綺麗な女性キャラが2人映ってるのはまあ気にしてはいけない領域な気がする。

 

 

えぇ……みんなキャラ濃いぃ……どうしよう、私ってこの中だと絶対浮いて……無いね!?軍服着たピンクの髪の美少女が地味って意味で浮くわけが無かったよ……。

 

『はい、全員揃いましたので始めようと思います。皆さん。ミュートを解除してください』

 

 

スピーカーも切ってるため、チャットで送られてくる一文を確認してミュートを解除。ブチっという音が何度か聞こえてきたので他の人も解除したんだろう。

 

 

『あー……聞こえますか?』

 

『はい!大丈夫です!』

 

『問題ない』

 

『大丈夫そうでーす』

 

『僕も問題ありません』

 

「オッケーです」

 

 

1番最初はマネージャーさん。続いてなんか現役JKみたいなキャピキャピボイス、低めのイケボ、女性にしてはちょっとだけ低いけどカッコいい声、聞くだけで好青年そうな声、そして萌え声風な私。なんかJKみたいな人の声聞き覚えがあるような……?

 

 

『私は基本的にマネージャー業しかしないので素直にマネージャーと呼んでください。では早速ですが自己紹介をしてもらいましょう。別に配信では無いので設定どおりでなくとも大丈夫ですよ。ではユリィさんからお願いします』

 

 

ユリィさん……あ、うん。どの子か分かっちゃったよ。ていうかdiscordは声を出してる人のアイコンの枠が光るから誰が喋ってるか分かりやすい。アイコンでさえ百合本読んでるのか……

 

 

『はい!!百合は人生、将来の夢は百合カップルの間に入って百合ハーレムを作ること!イギリスからの留学生で高校2年生のユリィ=キリングです!!よろしくお願いしまぁーす!!』

 

 

キリング……killing?百合殺し?え、名前怖すぎるでしょ……百合カップルを殺して自分のハーレムに入れるのか……業が深い。

 

………………はぁ、気付きたくなかったな〜。RUINしよ。

 

 

『早速キャラが濃いですね〜。では次は……骸さんお願いします』

 

『ふっ……任された』

 

 

骸さん!?髑髏の指輪してる人だ……なんか貫禄がある喋り方するな〜。傲慢さが抜けた英雄王みたいな?……それもうただの王様だ。

 

 

『冥界の王、黄泉ノ骸(よみのむくろ)だ。全ての死者を冥界に招待するためこの世界にやってきた。ふっ……DBDなら任せろ。どんな生者も一瞬で骸へと変貌させてやろう。天に向かって送られるのが気に入らぬがな』

 

 

急に可愛い。ギャップで人気出るタイプだ。声がカッコいいのに言うことと行動が可愛いせいで変にファンができる奴だ。私知ってる(前世)

 

 

『DBD以外の配信もお願いしますね?次は、カミラさん』

 

『おう!あたしはカミラ=ヴォルケンシュタイン。両親ともドイツ人だけど産まれも育ちも日本人だぜ!!好きなものは酒!!飲める奴は今度一緒に飲もうぜ!』

 

 

おぅ……飲めないことはないけどあんまり強くない私には難しい話だ。男勝りなこの人もすごいな〜。これで3Dモデルとか出たら乳の暴力なんだろうな。

 

 

『カミラさんは酔っぱらうとひたすら笑うので皆さん気をつけてくださいね。ダル絡みされます』

 

『え、あたしだけ扱い雑じゃないか?』

 

 

きっと気のせいだと思う。信じる心が大切だよカミラさん!

 

 

『レッサーさん、お願いします』

 

『分かりました。レッサー・ストロングOです。歌配信をメインでやっていきたいと思います。ゲームも多少出来るので誘ってくれたら嬉しいです』

 

『レッサーさんは名前をもじるとストレッサー0(ゼロ)になります。苦労してるのにストレッサーは居ないのでしょうか?』

 

『うん?やぁ、まさか、僕にストレッサーなんて……あたた、胃が……』

 

 

ガチなのかキャラなのか……少なくともマネージャーさんはちょっと意地悪らしい。

あ、RUIN帰ってきた。なになに……『どうしたのお姉ちゃん?』……しらばっくれおって……『お前のすぐ近くで今から聞こえる声に注目しろ』っと。

 

 

『じゃあ最後、桃花さん。バシッと決めちゃってください』

 

「地味にハードル上げてきますね!?……んん!初めまして皆さん、聖桃花であります!!皆さんとこうしてお話しすることをずっと楽しみにしてきました。コラボ配信とかすっごく興味があるので是非やりたいです!!……で、あります!!」

 

 

時々思い出したかのように言う語尾。軍人被れっぽさがちゃんと出てればいいんだけど……ん?RUINが帰ってきた。えーとなになに……『お姉ちゃん、マジ?』

 

おおマジだ我が従姉妹よ。なんだったらお前がこの場にいるのもビックリだよ。マネージャーさんが私の紹介を軽くしてくれるのを聞きつつ、ユリィ=キリング改め、私の従姉妹である長澤凛花(ながさわ りんか)とRUINでやりとりをする。

 

 

私『凛花、学業は大丈夫なの?』

凛花『毎回テスト10位以内だからママに許してもらえたの』

私『あんなに陽キャしてて成績もいいんだ……まあ、お互い頑張ろうね』

凛花『私達のコラボ配信って身内で遊んでるだけになりそう』

私『それは草』

 

 

でも実際その通りなんだよなぁ……あ、そういえば。

 

 

私『そういや凛花、レズだったの?』

 

 

確かに私が凛花の部屋に入るときはいつも本とか隠してたけど……まさかね?

 

 

『ひやぁぁぁぁああああああ!!!!』

 

「『『『『『!?』』』』』」

 

 

通話の奥の方でひどい悲鳴が聞こえた。あー……身内に性癖聞かれたらそうなるか……。

 

まあ、個性の強い人が5人も集まれば色々起きる訳で、ユリィが復活しなかったり、骸さんとカミラさんが変なコント?をしてたりそれを見てレッサーさんが間を取ろうとして胃を痛めたりと色々あった。私はチャット欄でマネージャーさんにどうやって収拾付けるか聞いたが、『面白そうなので混ざってください』と言われたので遠慮なく骸さんとカミラさんの会話に凸った。

 

結論:レッサーさんが消去法で同期組のまとめ役になった。ストレッサーは恐らく5人増えただろう。今更だけどストレッサーとはストレスの原因となる刺激のことです♪

 

同じ通話内なのにカオスな状況が広がったけど、同期の人たちとは仲良くなれた。マネージャーさんもこれを見越してコミュニケーションを取らせようと考えていたのだろう。結果的に仲良くなれたし、通話の向こうでケラケラ笑ってたのは許してあげることにする。ちゃんとこの後真面目な会議したしね?

 

ちなみに内容は簡単。来週からLimiterでの活動を開始。それにあたって2期生活動開始のためのちょっとした動画を作ってVs学園公式KyoTubeチャンネルで投稿するらしい。3分程度のらしいけど、どうせなら私も手伝いたい。

配信活動の開始は何と3週間後。初配信の順番は

 

ユリィ→骸→聖桃花(私)→カミラ→レッサー ※敬称略

 

まさかの骸さんが私の前。骸さんのインパクトのせいで私の印象が薄れないか心配だ。ユリィ改め、中の人こと凛花も緊張するタイプだし私も視聴者が何人いるかで緊張度も変わってくる。少なくとも4桁になった瞬間吐けるね。

 

 

さて、ここまで長々と話をしたけど……今日は終わろうと思う。みんなもVtuberとしての話が見たいのにまだ一回も配信活動してないよね。

 

 

次回

 

 

初 配 信 !!




〜個人的なチャットにて〜

桃花『ユリィさん、カミラさん、骸さん、レッサーさん、これからよろしくお願いします!!』
ユリィ『呼び捨てでいいです。同期ですし』
骸『その通りだ。特別にタメ語も許そうではないか』
カミラ『あ?あたしは元々そのつもりだったんだけど……』
レッサー『出来るだけ仲良く行きましょ〜( ^ω^ )』
桃花『じゃあ、ユリィ、骸君、カミラ、レッサー君!!よろしくね!!』
ユリィ『そっちの方が桃花のイメージに合うと思う』(私の気が休まらないから……)
骸『戦友達よ、これから俺の活躍に酔いしれるがいい!!』
カミラ『あたしだって負けねぇ!!と、言うわけで誰か今から飲まね?』
レッサー『僕、お酒はあんまり……あ、今度MVをチャンネルで出すんでよかったら見てください。これでも作詞作曲出来るんですよm(_ _)m』
桃花『え、すっごく見たい!!そうだ、だったら私の秘蔵のプラモコレクションも……』


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初配信 私と『私』とみんな

7話

 

 

『じゃあ私の枠はここまでにしようかな。次の黄泉ノ骸君の枠も絶対見てね!』

 

名前が強い(確信)

これからに期待出来るな

ユリィちゃん惚れたわ

百合ガチ勢に惚れてしまったか……

 

 

ついに私達の初生配信当日。今、ユリィの枠が終了した。1人1時間の枠が設けられ、それぞれのチャンネルで配信をする。少し前に事務所から配信機材一式が渡されセッティングもテストも完了。後は同じように配信するだけ。後、ユリィに惚れたやつは許さん。まだあの子は渡さんぞ。

 

ピコン♪

 

凛花『私の配信どうだった?』

 

 

凛花からRUINが来た。初配信の余韻に浸らなくていいのか……

 

 

私『凄く良かった。何回か危なかったけど、ドジっ子みたいで逆に可愛いってコメントも多かったし成功だね』

凛花『やった!お姉ちゃんも頑張ってね。私は今から骸君の枠見ないといけないから』

私『ありがと』

 

 

私は骸君の次、つまり後1時間で初配信が始まる。ユリィの枠の最後の視聴者数はだいたい5000人。骸君によって増減は結構変わっちゃうから私の時の人数は分からない。でもやっぱり4桁は居ると思う。あ〜、先に吐いてこようかな?

 

『俺は黄泉ノ骸。冥界の王である!!』

 

 

骸君のキャラが濃いい。コメント欄でも結構人気が出そうな感じだし、こういうのもウケるのか。私は自分を勇気付けるのに集中すること40分近く。骸君の告知が終わった。骸君は自分の設定を誇張表現も交えながら自信満々に語ってコメントで突っ込まれる。ホラゲの話や日常の話を少しして時間を使った。時々、喋り慣れしてないのか呂律が回らなかったりしたけど初心者にしては凄いと思った。私も初心者だけどね?

 

 

そのまま時間が経つこと50分ほど。彼は大胆な行動に出た。

 

 

『次は聖桃花の番だが……貴様ら、必ず見ろよ。見なかったら俺が今すぐ冥界まで案内してやろう』

 

もちろん見る

骸様今すぐ迎えに来て……

ガチ恋勢またいるぞw

同期に優しい骸様 ええやんけ

 

『別に優しくなどないわ!!2期生の者共は俺が対等であると認めた存在。無下に扱うなど王としての矜持に関わるからな』

 

可愛い

可愛い

くぁいい

舌回ってないぞw

 

 

可愛い。ツンデレありがとうござます。ていうか状況的に私に向けられてね?え……これは即落ちの予感?

 

 

『と、いうわけだ。どうせ見ているであろう聖桃花!』

 

「うぇ!?あ、はい!!」

 

 

マイクも繋がってないのに返事してしまった。突然名前呼ぶなよ骸君……独り言で叫ぶ女、ここに爆誕。そしてなぜ骸君は私が見ていると分かったのか。

 

 

『俺の後にしょうもない配信などしたらすぐさま冥界送りにしてやる。覚悟しておけ』

 

急な激励で草

優男の王様……優王むくろん

タグ決まったな

#優王むくろんの優しさ配信

 

『認めてたまるか!?ええい、変なあだ名をつけるな!!不敬だぞ!!』

 

 

ふふ、いいじゃん優しさ放送。私は好きだね、ギャップって意味で。

 

 

聖桃花 私が認めよう!!

本人見てて草

準備はいいのかw

【速報】タグ確定

 

『聖桃花め、悪ノリしよって……くっ、#王の御言にするはずだったのだが、仕方がない。一旦スパナをつけようではないか』

 

 

いや、してくれるんだ。リスナーもすごい、!?マーク付いてるよ。

あー、なんか緊張も無くなったな。もしかしてこれが狙い?さっすが王様。よし、私もそろそろ準備しますかな。さて、ちょっとエゴサとマシュマロを……うわっ、また増えてる。

 

Limiter:フォロワー3658人

マシュマロ:139件

 

 

マシュマロはもう選んだからいいけどLimiterが何気に増えてる。まさか今のやり取りの一瞬で……?骸様に五体投地せねば……

 

骸君の枠が終了し、ついに私の番となる。各種配信機材はOK。サプライズで用意した1分程度のアニメーション映像も流す準備は出来てる。そして……私の準備も完璧だ。

 

ーー残り10秒ーー

 

ついに始まる私の世界。別窓でエゴサすると、なんと5000人も待機してるリスナーがいる。

 

ーー残り6秒ーー

 

Vtuber全盛期でもないのにこの数字。まさしく一期生が今まで積み上げてきた功績なんだと思う。だったら尚更頑張らないとね。

 

ーー残り3秒ーー

 

だから……行くよ。

 

ーー配信開始ーー

 

 

時間になった私はボタンを押して配信を開始した。

 

 

【初配信】初めまして、これからよろしくです……であります!!【聖桃花】

 

 

始まった

始まった

wktk

楽しみ

ユリィ、骸と続いて期待大

 

 

まずは自作の動画を流そう。最初は音量を結構上げる。動画の再生ボタンで動画が始まった。

 

 

【WARNING!!WARNING!!】

 

 

アニメでよく見る警告文みたいな文字が光り、音が鳴った。ウィーン、ウィーン、ってやつ。

 

 

!?

!?

!?

なんだこれ

同期組も知らないっぽい

 

 

みんな困惑してる。同期達もコメント欄で驚いてるから取り敢えず今のうちにスパナをつけてわかりやすくしておこっと。

 

 

【総員、第一種戦闘配備!!】

 

 

エフェクトをふんだんに使った激しい背景とともに、カットインのように表示される文字。それに同期して私の威圧的な声が動画で響いた。

 

 

戦に備えろ!!(準備はいいかー!!)

 

 

ドーン、というエフェクトとともに黒いシルエットだけの聖桃花、私が現れて画面が全てフェードアウトする。ここで動画は終わりだ。

 

 

すげぇ

開幕から飛ばしてきたな

声可愛いのにかっこいい

まさか自作?

 

 

2秒ほどで画面が明るくなって訓練場のような背景画像が表示された。これは事務所の人が頑張って作ったらしい。奥にオリジナルなロボットが見えるのがポイント。さあ、これからみんなとたくさんお話しようか。

 

 

「初めまして皆さん!!Vs学園2期生Vtuberの聖桃花です!!オープニング映像は楽しんで頂けましたかー?……であります!!」

 

面白かった

クオリティ凄かった

取ってつけたような語尾可愛い

立ち絵めっちゃ可愛い

 

 

どうやら最初の印象は上々っぽい。

 

 

「えへへ、そうですか?結構な自信作だったので楽しんでもらえて良かったです」

 

 

コメント欄がどんどん流れて行って追うのが大変だ。みんなはこれを追いながら反応するコメントを決めて喋ってるのか。

 

 

自作!?

プロかぁ!?

かわいい

めっちゃ体揺れてるなw

凄い喜んでるw

 

「あ、そういえば音量とか大丈夫ですか?チェックはしたので大丈夫だと思うんですけど……で、あります!」

 

忘れた頃に飛んでくる語尾w

ちょっと小さいかも

小さそう……?

もうちょっとあげてもええよ

 

 

むむ、そうなの?ああ……動画が終わった後にちょっと下げたっけ。すぐに調節してマイクに向かって喋る。

 

 

「このくらいでありますか?」

 

おk

おk

ちょうど良くなった

可愛い声なのによく通る良い声だね。100点。

声ソムリエいるぞw

 

 

なるほどね。ちょっと数値メモっとこ。次回からはこれを基準にしようかな。あと声ソムリエニキはユリィの時から居たね?

 

 

「ではでは、改めまして私、聖桃花の自己紹介をしていきたいと思います!!」

 

サクサクやな

時間あまりそう

待ってた

待ってた

 

 

そんなにサクサクかな…動画で少し時間とったからユリィと骸君よりは遅いと思うけど。

 

 

「ちょっと画面切り替りますね……であります!!」

 

もはや掛け声と化した語尾

プロフィールだ

!?

!?

21歳!?

 

 

さっと私の立ち位置を画面左にずらして、用意しておいたプロフィールを背景に映す。コメント欄は右上で流れて行ってるので邪魔にはなってない。

 

 

「一つずつご紹介して行きましょう!聖桃花です。聖の一文字でひじりと読みます。年は21歳。バリバリの社会人ですよ〜」

 

まさか…合法ロリだとでも言うのか!?

最&高

身長低いなー

いいね

 

 

はぁ!?そんなに身長低く……あー、ちょっと童顔だったね。キリッとしてると思ってたけどちゃんと見たら目つきがキリッとしてるだけか。身長は……大体155センチくらい?

 

 

「合法ロリじゃないよ!?続けますね。えー、自分のことを軍人だと思ってる女の子……って思ってるんじゃない!!私はいつでもどこでも軍人でしょう!!……でありますよ!!」

 

自分のことを軍人だと思ってる一般社会人女性

ツッコミのキレが素晴らしい

公式に載ってたやつそのまま読んでる

取ってつけた語尾が余計にエセ感出てるw

 

「プラモデル造りが大好きでいつか自分で作ったロボットに乗ることを夢見てます。はい、今私の後ろにロボットが見えるでしょう?」

 

お、そうだな

製造中のやつか

まさか絵も?

そこははかとなくアストレイに見える

 

「いやいや〜流石に絵が描けるスタッフさんが描いてくれました。ブルーフレームっぽくしてもらったんですよ……で、ありますよ」

 

 

ホントはザクっぽいのにしてもらう予定だったんだけど、絵を描いてくれたスタッフさんと言葉の殴り合いになる程ガンダムトークに熱中してたらアストレイに落ち着いたんだよね。詰まるところ負けたんだよ。

 

 

SEED知ってるのか!?

これは我々と同じ匂いがしますぞ

問題 アニュー・リターナーと恋人関係だったのは?

唐突すぎるw

もはやSEEDですら無いんだが……

 

「2代目ロックオンストラトスこと、ライル・ディランディですね。初代はニール・ディランディです」

 

本物だ!!

囲め囲め!!貴重な女性ガノタだ!!

ようこそガノタ、Vの世界へ……

いや待て、あまり怖がらせると逃げてしまう

 

「ちなみに私はアニューよりフェルト派です……であります」

 

は?

は?

わかる

わかる

お、戦争か?

戦争根絶が主題のアニメで戦争とか草

  聖  

 

「燃えた!?初放送冒頭で燃えるVtuberなんて私が初なのでは……?つまり…あり、でありますか?」

 

 

私が最初……私が1番!?いっちばーん!!……やめよう、私は艦これをやってない。

 

 

そりゃあまだVtuberの数が少ないしな……

開き直ったぞ

燃やせ燃やせ

若干喜んでない?

圧倒的に無しだよ

 

 

「ま、まあ……気を取り直して次に行きましょうか」

 

 

逃げたな

まあこのまま続けてても誰も得しない

悲しすぎる会話w

戦争を根絶する!!

 

 

あー何も聞こえない聞こえない。

 

 

「次です!!えー、まあ書いてある通りなんですけどね」

 

 

ちょっと面倒になってきてるw

読め!

嫁!

いや漢字w

 

「これ読むのちょっと恥ずかしいんですよ……でありますよ」

 

俯き可愛い

くっ……なぜ現代の技術では恥じらいが表現できないんだ!!

お前が作るんやで

すげぇ無茶w

頑張れ

 

「私の好きな事を皆さんと共有したくてVtuberを始めました!!これから楽しい事を皆さんと一緒にやっていきたいのでよろしくお願いします!!」

 

 

心からの叫び。でも傍から見たら自己中な事を叫ぶ変な美少女。でも、私がそう思っていてもみんなは違ってくれたらしい。

 

 

ええやんけ

ガノタに悪い奴はいない!!

ガノタの好きな事=俺たちの好きな事

楽しくなってきたじゃねえか!!

見せてもらおうか…新しいVtuberの生き様というものを…!!

 

 

ああ……Vtuberになって良かったかもしれない。ここでだったら私は『私』で居られる。



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閑話 特にVtuber関係ない日常#1

唐突な閑話……ネタ切れではありません。ネタ不足なだけです(暴論)ちなみにこれを書き終わったのは1時間ほど前なので本気でカツカツです。気長に更新をお待ちいただけると幸いです〜。


8話

 

 

昨日の初配信は大成功だったって言っても過言じゃない。私の配信が終わった後、興奮冷めやらぬうちにカミラやレッサー君の放送を見た。カミラは勢いで視聴者を圧倒してインパクトを残した。レッサー君は不安になる程細々とした喋りだったけど、披露した一曲の歌が大盛況。チャンネル登録者数も結構増えた。みんな個性があっていいな〜。私にも欲しい。

 

 

「いや、お姉ちゃんは十分凄いでしょ。一番登録者多いのお姉ちゃんだしさ」

 

「凛花はどうしてそう私の心を読んでくるのかな?」

 

「何年一緒に遊んでると思ってるの?」

 

「……うっす。ってあ!!そこで下格はせこいでしょ!!暴力反対!!」

 

「スマブラで暴力反対とはまさに暴論。弱い方が悪いんだよお姉ちゃん」

 

 

私の操るロボットが綺麗なメテオで場外へ飛ばされて試合終了。クソ……コンボとか知らないよ……私はガチ勢じゃない。無慈悲な言葉が私に刺さる。ちなみにいつも通りの結果です。

 

ハロー。私は菫紅葉、新人Vtuberです。昨日の初配信から翌日。何故か従姉妹の凛花が遊びに来てスマブラをしてる。今日は夜から雑談配信と銘打ってタグやらLimiterのマークやらを決めていこうと思ってる。昨日の配信もだいたい1時間弱で終わったから尺的な意味でもちょうど良い。凛花だってそれをしないといけないにも関わらずここにいるのは何故かというと……

 

 

「で、何でうちに来たの?」

 

「暇だったから〜」

 

「アンタねぇ……」

 

 

ふざけてんのか。私は今日の配信の流れをしっかりメモして練習してたところなんだよ。凛花が遊びに来た瞬間お菓子を買いに行ってしっかりゲームしてたのは確かだけど私は忙しい!!

 

 

「凛花、今日も配信するって言ってなかったっけ?」

 

「するよー。タグ決めとかもろもろ〜。お姉ちゃんもでしょ?今日って日曜日なんだよね」

 

「ああなるほど……()()なの?」

 

「うん……勉強教えてください!!」

 

 

30分ゲームしていうセリフがそれか我が従姉妹よ……。合掌してまでお願いしてきた凛花を見ながら私はそう思うけど、2週間に一回レベルのペースでそれが行われているから別に何とも思いやしない。家庭教師みたいなものだし。

 

 

「今日はどの教科?」

 

「数学ⅡB!!」

 

「ああ、それくらいなら全然」

 

 

ササッと折り畳みの机を展開して勉強スペースを確保。凛花も慣れた手つきで鞄からノートやら教科書やらを取り出した。

 

 

「ここなんだけど……指数対数が全く分からない」

 

「もうここ勉強してるの?早いねぇ……logの公式を思い出して……」

 

 

凛花は飲み込みが良いから教える側としても気持ちが良い。私の声と凛花の疑問の声、シャーペンのカリカリとする音が部屋中に響くこと1時間とちょっと。凛花が教えて欲しい範囲までいけたので休憩をする事になった。

 

 

「あー疲れたー」

 

「お疲れ様。はいコーラ」

 

「ひゃっ!?……ありがとー」

 

 

グデーンと横になって伸びている凛花のほっぺたにキンキンに冷えたコーラをシュウゥゥ!!もちろん投げていません。私の部屋がベトベトになるなど言語道断。可愛い悲鳴とともに起き上がった凛花は私からペットボトルを受け取って少し飲んだ。

 

 

「お姉ちゃん……」

 

「んあ?どうしたー?」

 

「あの事、誰にも言ってない?」

 

「あの事……?ああ、凛花の性癖?」

 

「ちょっ!!あんまり大きい声で言わないでよ」

 

「ごめんごめん」

 

 

あわあわしてる凛花を見ながら私は謝る。別に良いと思うけどねー。70億いる人類誰も同じ人はいないんだし。

 

 

「別になんとも思ってないよ。人それぞれだし。私も男性は無理だし……」

 

「だったら私のハーレ「却下で」……なんでぇ!?」

 

 

なんでも何も無いでしょうが……この子、こんなに奔放……だったねそういえば。今更か。

 

 

「従姉妹でしょ」

 

「はい。従姉妹です……親戚です……血の繋がりがあります……」

 

 

私も対象だったのかい。身内が1番怖いわ。リアルでこんな経験なかなか無いね。

 

 

「ねぇ、いつもの話的にさ、陽キャのグループに居るのって……」

 

「キラキラした女の子ってすごく可愛いじゃん?」

 

 

アッハイ。そっすね凛花さん。せめて断言してくれたらわかりやすいんですけどね、どうして明言してくれないんですかねぇ。そして凛花を狙ってた男子はドンマイ、いい気味だよ。

 

 

「だからちょっとねお姉ちゃん。そこに正座してくれない?」

 

「今の話を聞いて私がすると思ったか???」

 

「今度オフコラボしよーね」

 

「オッケー今来い。さあ早く。そして満足したら帰れ」

 

 

すぐに正座して凛花を迎え入れる準備をする。誰が配信でそんな場面をお届けするか。なんならBANされるわ。

 

 

「ふへへ……太もも柔らかい……」

 

「ひぅ」

 

 

思わず変な声出たわ。なんでコイツは膝枕の要領じゃなくて顔面からダイブしてきてるんですかね……

 

 

「お小遣い全部返してもらおうか?」

 

「辞めてください死んでしまいます!!」

 

「今だから聞くけど何に使った?」

 

「え……百合本に決まってるじゃん」

 

「R指定は?」

 

「もちろん18……あたっ!?」

 

 

殴った私は悪く無いだろう。私からのお年玉やらなんやらをエロ本買うために使いやがったのか……ちょっと興味あるから今度借りよう。

 

 

「未成年が何やってるの。ダメでしょ」

 

「卒業してからひたすらガンダム追ってるお姉ちゃんに言われたくは無い」

 

「あ?」

 

「ナンデモナイデス……」

 

 

 

今更だけど、仲は良いからね?私の言葉選びがちょっと……ちょっと!!暴力的なだけで全然普通の会話でありますよ?

 

 

「こーやって部屋見てるとほんとに凄いよね。あの1番でかいやつとかいくらするの?」

 

「んー?ああ、ディープストライカー?何円だと思う?」

 

 

いやーあれを素組する時は辛かったね。何故私はアレを作るのに塗装出来ないんだ、って。まあ合わせ目消しと墨入れくらいはしたけど。デカール貼りは良いデカールがネットで売り切れてたから出来てない。

 

 

「参考価格は?」

 

「1番左上にあるRXー78……初代ガンダムが1000するかしないかくらい」

 

「うーん……じゃあ3000円くらいかな?」

 

 

プラモデルとか知らない人はそんな感じで思っちゃう感じか。

 

 

「まだまだ」

 

「え……えっと、7000円?」

 

「甘い甘い」

 

「1万円……超えるの?」

 

「その倍は軽いね」

 

「…………」

 

私が買った時は確か2万以上はしたはずだったかなー。驚く程目を見開いている凛花を見ながら私は軽く告げる。にゃはは、これくらいでビビってたらまだまだだねぇ。ネオジオングを見てみな。

 

 

「お姉ちゃん……」

 

「どうしたの?」

 

「私、もうちょっと大人しくするね」

 

「あはは……今まで気づいてなかったのね。そうしてくれると助かるよ」

 

 

どうやら私達の世界の恐ろしさに気づいてしまったらしい。でもね凛花……絶対にそこの襖を開けてはいけないんだよ。ここまで秘密を共有してる従姉妹にでさえ、マグアナック36機セットの未開封箱は見られたくないんだ……

 

 

「お姉ちゃん今日はありがとねー」

 

「まあいつものことだし。ほら、そろそろ会話デッキ考えて来い。あとファンアートタグと配信タグとか」

 

「うぅ……そうだった〜。あ、どうせだし一緒に雑談配信とか……」

 

「2回目の放送のタイトルが『同期に食われました』になるんだけど……燃える?」

 

「さぁて帰ろっかな〜」

 

 

調子が良くて何よりです。シュッと私の膝から起き上がった凛花はテキパキと身支度を整えて行く。

 

 

「お姉ちゃん、いや桃花」

 

「……どうしたのユリィ?」

 

 

急に振り向いた凛花がユリィの時のちょっとテンション高めの声で私こと、聖桃花に話しかけてきた。なので私も聖桃花として話す。

 

 

「ユリィ=キリングとして、絶対に桃花を堕として見せるからね!!」

 

「…………へ?」

 

 

そのまま部屋から出てった凛花。私は見送りする事も出来ずに思わず放心してしまった。途中、お母さんと凛花の会話が聞こえてくるけど気にならない。

 

 

「あー……客観的に見たらてぇてぇ?」

 

 

視聴者映えを気にするあたり、私はもうVtuberとしてはしっかりしてるのかもしれない。




Vtuber主人公へのマシュマロ募集!!

https://marshmallow-qa.com/plus49535964?utm_medium=url_text&utm_source=promotion


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現在公開できる設定集

本編執筆にあたっての問題点が生じたので設定集でお茶を濁していきたいと思います。後書きで詳細な事を書きますのでご協力をお願いします。

この場を借りて申し上げますが、頂いたマシュマロは本編内で紹介させていただく関係上、記載しているURLでのマシュマロ返信は行いません。返信が来なくて不快に思われた方もいると思われます。大変申し訳ございません。しっかり読ませていただいていますので、本編登場までお待ち頂けたら幸いです。


【リアル】

 

主人公:菫紅葉(すみれ くれは)

実年齢:22

職業:動画制作会社(副業OK)、Vtuber

 

明るい性格だがいつも一緒にいるような友達はいない。幅広く浅く、のような友人関係で基本は家に引きこもっている。親に、「アンタ枯れてるわね」と言われているが気にしていない。実家暮らしで自分の部屋の6割がプラモデルのスペース。2割が机やPCで残りはベッドや本棚が置いてある。オタク趣味を隠してきた反動で、誰かと共有したいと思っていた頃にインターネットでVtuber2期生の募集広告を見つけ応募し合格した。雑談配信は基本マシュマロ読みかガンダムの話題。ゲームはロボゲーやバトロワゲー。プラモは作る癖に作業ゲーは苦手。

積みプラ製作中に窓を開けるのを忘れたままシンナー中毒で死亡した元30代男性。何の因果か前世と同じような現代に女の子として生を受けた。前世の頃からガンダムが大好きだが、小中高と同年代の女の子にはウケが悪いと思ったのかガノタである事を隠して女の子らしく生活してきた。虐められている女子を見たことがトラウマで女性って怖いなと思うようになりより一層女性らしくなることを誓う。

高校卒業後は動画制作会社に入り、アニメーションなどを仕事で作っている。社長にVtuberのオーディションに受かった事を告げると笑顔で応援してくれた。ホワイトである。

両親は放任主義であり、『何してもいいけど責任は自分で取ること。本気で何かしたいと思ったら協力してあげるから相談すること』と、Vtuberに対しても理解がある。

一度も小中高の同窓会に行ったことがない。誘われるたびに目元の隈のメイクをして限界さをアピールし断っている。

同期のユリィ=キリングは実は従姉妹の長澤凛花。

 

 

長澤凛花(ながさわりんか)

実年齢:17

職業:高校2年生

 

菫紅葉の従姉妹。Vtuberユリィ=キリングとして活動する。女性が恋愛対象で紅葉の事も狙っていたが諌められ断念。

それでも聖桃花には堕とす宣言をする。よく紅葉の家に遊びに行きゲームをしたり勉強を教えてもらったりしている。最近は紅葉の制作したプラモデルの値段を知り戦々恐々としている。意外と近所に住んでいて、紅葉が以前通っていた高校に通う。

 

 

 

【Vtuber】

 

聖桃花(ひじりとうか)

21歳

 

「総員第一種戦闘配備!!戦に備えろ!!(準備はいいかー!!)

 

戦争モノのゲームにハマっていたらいつのまにか自分は軍人なのでは?と思い始めてきた女の子(21歳)最近はプラモデル作り等が大好きでいつか自分で作ったロボットに乗って戦う事を夢見ている。着ている軍服はコスプレ用の品を全力で改造したらしい。

見た目によらず元気いっぱいで自分の好きな事をみんなと共有したくて配信を始めた。◯ン◯ムをこよなく愛する。時々思い出したかのように、〜であります!!と言う。

 

同期の名前がヤバすぎて埋もれてないか気にしている。初配信終了時点での登録者数は8943人。Limiterは6328人。

 

 

一期生

 

・猫宮またたび

一人称はボク。Vs学園の一期生であり、生配信1人目という、まさにVs学園を代表するVtuber。視聴者のコメントとの一体感で人気を有する。女性。

・???

・???

・???

・???

・???

 

 

2期生

 

 

・ユリィ=キリング

高校二年生の女子。他の女性の百合シーンに割って入り2人ともを寝とって百合ハーレムを作ることが夢。Vtuberには可愛い女性が多いから配信を始めた。めっちゃゲームが上手い。実は桃花の従姉妹。初配信終了時点での登録者数は6031人。Limiterは4738人。

 

・カミラ=ヴォルケンシュタイン

男勝りな女性。ドイツ人だが、日本生まれ日本育ち。目立ちたいという願いを配信で叶えることにした。。酔っぱらうとひたすら笑う。笑った後はひたすら吐く。巨乳。ゲリラでBLゲーム配信をして視聴者(主に男性)を恐怖のドン底に落とす。初配信終了時点での登録者数は5328人。Limiterは5011人。

 

・黄泉ノ骸(よみの むくろ)

常に髑髏の指輪を付けている冥界の王。死者を呼び込むため現世にきたが偶々プレイしたホラーゲームにハマり定住。本来の目的を忘れて配信活動を行う。最近の趣味は小説投稿サイトで自叙伝を投稿する事。初配信終了時点での登録者数は6781人。Limiterは5984人。

 

・レッサー・ストロングO(オー)

傾国の苦労人。名前をもじるとストレッサー0(ゼロ)になるため、『ストレスの原因はいないのに苦労人』と、よくネタにされる。不本意ながらも同期のストッパーになったか好青年だが彼の胃は無事で居られるのだろうか?イケボで歌配信をしたい。初配信終了時点での登録者数は5739人。Limiterは4789人。




https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=242035&uid=224256


配信タグやファンアートタグ、センシティブタグ、リスナーの名称などのご意見を募集しています。上記のURLから活動報告へと飛べますので良かったらご意見をお願いします。


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ガノタ系TS転生Vtuber活動編
【雑談】タグとか諸々決めていきます……のであります!!【Vs学園/聖桃花】


皆さん活動報告のご意見ありがとうございました!!


時間的には昨日の某有名Vtuber事務所の新人さんお2人のコメント欄見てたらコレでいいのか不安になってきた作者です。ちなみにVtuberの初生配信見るのはこのお2人が初めてなので未だにテンションが高いです。

タグ決めって初配信でするものやったんやな……確かに初配信のツイートのタグどうすればっていう問題出てくるし、勉強不足で申し訳ない……Vtuberにハマったの僅か3週間ほど前なんですよね〜(言い訳)


9話

 

 

【雑談】タグとか諸々決めていきます……のであります!!【聖桃花】

 

 

 

「と、いうわけで始まりました私、聖桃花の2回目の配信。なんと先ほどまで従姉妹と遊んでいましてなーんにも準備ができていません……であります」

 

 

大物すぎる新人

声に反省が感じられないw

それでもサムネはしっかりしてるという……

 

 

現在視聴者は6439人。ビビるくらい多い。ちなんでおくとチャンネル登録者は8943人だから登録しない人を合わせても圧倒的な数だ。

何度も重ねていうけど、まだVtuber全盛期とかいう時代じゃないからね?あわよくば私がVtuber時代の先駆けになりたい……とか?まあそこまで野心的じゃないよ。私はただみんなと遊びたいだけ。

 

 

「2回目の配信だからちょっと慣れたと思ったそこの一般兵!!」

 

( ̄^ ̄)ゞ

( ̄^ ̄)ゞ

( ̄^ ̄)ゞ

( ̄^ ̄)ゞ

( ̄^ ̄)ゞ

 

「よく訓練されているようで何よりですね……私何も言ってないんですけど……あ、でありますけど……」

 

 

一般兵と言った途端にみんな敬礼し始めた。えぇ……

 

 

言った本人困惑してて草

我々は良く訓練されたガノタ

若干引いてるw

お口空いてて可愛い

 

「んん!!……気を取り直して……2回目の配信だからちょっと慣れたと思ったそこの一般兵!!安心してください。全くもって慣れてもいなければ緊張しまくっているので話題デッキを用意してきました」

 

自信満々にいうことじゃねえ

おもろいやんけ

右下に看板がw

OP映像はもう流さないの?

 

 

……おや?

 

 

「え、昨日の最初の映像ですよね?見たいです?今日あれをつけたらこの先もずっとになりますけど……1分くらいありますし流石に毎回だと怠くなりません?」

 

 

いや残してるけども。結構な力作だけどもうちょいバージョンアップ出来るからあまり世に出したくないんだよね、プロとしては。

 

 

見たい!!

アレは金取れるレベル

自作はヤベェよ……

全然怠くない!!

急にネガティブw

 

「ま、まあ……そこまで言うなら〜……少々お待ちを〜」

 

 

暫し待たれよ!!

 

 

腕を組んで仁王立ちする私に被るように大きく映る文字。用途の幅が広いのでこれからずっと使うつもり。立ち絵の関係で更新はするかもだけど。コメントでもこの画像については割と好評なので良かった。何故か『草』ってコメントが多いのが気になる。この間にささっと動画を用意しスタートボタンを押す。内容はもう良いでしょう。覚えてなかったら初配信をもう一回見てね?

 

 

「はい。こんなもんでいいしょう。これからはこの動画をOPに据えるのでお楽しみに!!後でこの動画だけホームに上げときますね……であります。右下に出てる看板を説明しますと……今日の順番です。最初にタグ決めや視聴者さんの渾名。次にマシュマロに答えて時間が余ったら作ってきたデッキと共にお話でもしましょうか」

 

動画助かる

待ちに待ったタグ決め

聖桃花…タグ決め…骸様…うっ、頭が

黄泉ノ骸 覚えておけ

 

「うぇ!?むむむ……骸君!?えー……と、いうわけでね皆さん。どうやら私は冥界送りというわけらしいので今日で引退になりそうでありますよ。いやー初配信翌日に引退が決定するVtuberはきっと私が初でしょうね」

 

ようみとる

骸様のファンやめます

やめないでw

黄泉ノ骸 まさかのカウンターに俺は驚きを隠せないでいる。今日のところはこれくらいにしてやろう

 

 

勝手に宣戦布告して勝手にカウンター食らって帰っていったぞあの人……しかもめっちゃ長文だし。ま、まあ気を取り直して行きますか……

 

 

「皆さんのおかげで無事冥界送りが回避されたので改めてタグ決めに行きましょう。命の危険ってこんなに身近なんですねぇ〜」

 

身近ってレベルじゃないんだよな〜

さらっと骸様帰ってて草

待ちに待ったタグ決め!

この瞬間を待っていたんだ!

これが人の夢!人の望み!人の業!

 

「エクバの死刑宣告が聞こえたような気がしますが気のせいでしょう。それとクルーゼ隊長、夢や望みかもしれませんけど業ではないです。ではまずは一つ目、配信タグを決めましょう!良い案があったらぜひコメント欄に書いてくださいね〜」

 

桃花の訓練場

聖小隊放送

生桃

桃会議

聖作戦

 

「おお〜皆さんこんなにたくさん……良く思いつきますね。じゃあ『聖作戦』にしましょうか!生桃も良かったんですけどガノタとしてはやはり……ね?……であります」

 

 

V作戦をもじったみたいで良いね!!でも残念ながら私はジークジオン!!

 

 

ええやんけ

完全にV作戦なんだよなぁ……

聖戦っぽくて草

↑聖戦も良いな

これはジオン終わったな

 

「ええ!?わ、私の放送でジオンが終わる……?」

 

ジオンを潰すVtuber聖桃花

もはやガンダムすら要らないガノタ

ガノタとは……???

これはギレンさんも額撃ち抜かれる

 

「今日は何やら私のVtuber生命が断たれそうな事件が多い気がしますね!?」

 

冥界の王を退かせジオンを滅ぼす女

強すぎて草

敬語な分余計に恐ろしいw

入隊待ったなし

世界で一番安全なのでは!?

 

「一応言っておきますけど私女の子ですからね!?思いっきり泣きますよ!?」

 

ある意味助かる

切り抜き素材の提供

泣かないで

軍服で泣きじゃくる女の子……閃いた

カミラ=ヴォル(ry 通報した

 

「ダメだコイツらノリが良すぎる……カミラは配信きてくれてありがとう」

 

 

名前長いからって(ryで省略したのをチャンネル名にするのはどうかと思うよ。マネージャーさんはどうして許可出したのさ……

 

 

ツッコミを入れながらも同期にお礼が言える配信者の鑑

えらい

えらい

レッサースタジオ えらい

同期もよう見とる

 

「レッサー君も居ますね。と言う事は……」

 

ユリィのお部屋 居ないと思った?

黄泉ノ骸 ユリィに呼ばれたのでまた来てやったぞ

全員集合しとるw

仲良いなこの同期達

猫宮またたびハウス 同期ばっかりずるいよ!ボクも居るからね!

 

 

はえ〜みんな良く見てるな〜と思ったらなんで猫宮先輩いるの!?

 

 

「せせせ先輩!?え、ちょ……え!?なんでいるの!?……あ、居るんですか!?」

 

敬語崩れてるぞw

焦りまくってて可愛い

切り抜き急げ!!

完了した

you know(有能)

 

 

アイエエエエ!?センパイ!?センパイナンデ!?やばいめっちゃ汗かいてきた……

 

 

「はぁ……はぁ……ちょっと飲み物飲みますね……叫びすぎた……」

 

 

生活音助かる

本気で疲れてて草生えますね

猫宮またたびハウス 初めての後輩だからね

優しい

良い先輩や……

 

 

あれ……私の配信で猫宮先輩の株が急上昇してる気がするぞ……?カシュっとプルタブを開けてモンエナを口に含む。この刺激が堪らないね!

 

 

!?

!?

炭酸の音がしたぞw

酒かな?

水じゃないんかいw

 

「ふぅ……え、これですか?モンエナですよ〜」

 

これはキメてますね

やっぱり俺らじゃないか

これはまさかアレが聞けると言うのか……?

面白いw

 

「さて……次行きましょうかね!!……でありますよ!!」

 

同期と先輩無かったことにしたぞw

一息つくと記憶が飛ぶ

んん?同期と先輩?知らんなぁ……

俺たちはタグ決めをしてたはず……一体何が?

ユニコーンでも覚醒したのか?

 

 

今日は私のタグ決め配信……今日は私のタグ決め配信……よし、なんかいける気がする(魔王感)

 

 

「次はファンアートタグですよ〜。ささ、皆さんコメントコメント!!」

 

顔が笑ってねえぞ!?

これは答えないと処罰されるw

聖小隊広報活動

桃絵画(とうかいが)

レッサースタジオ 聖桃画(ひじりとうが)とかどうかな?

 

 

「ほう……どれもしっくり来ますね。うーん選びにくい……でもレッサー君の聖桃画とか良いですね。皆さんはどうですか?」

 

語呂が良くて好き

シンプルで良いと思う

レッサー君センスあるやんけ

決まりだな

レッサースタジオ 好評すぎて逆に胃が痛い

 

「いやレッサー君自分に自信を持って?私も凄い良いと思いますよ!と、言うわけでファンアートタグは『聖桃画』に決定でーす!!……でありまーす!!」

 

ノリがあつもり

まめとつぶの話し方w

やったぜ

テンション高いね

 

 

聖桃画……濁点付けただけですごいしっくりくるタグが出来上がってしまった……みんな凄いな。私じゃ全く思いつかないのに。

 

 

「私に見られたくない奴のタグはさっきのから考えて『聖小隊検閲済』にしましょうか。私がエゴサするとき楽なので」

 

見る気満々じゃねえか!!

全然検閲出来てないw

エゴサに楽を求めるな

まずエゴサに楽ってなんだ?

 

「はい、じゃあ良い感じに混乱してて私もニコニコなので皆さんの呼び方を決めましょう」

 

ドSだ!!

俺には需要と供給が一致している……

↑ドMだったのか……

ついに俺らか!

 

 

さっき一般兵とか呼んじゃったしそれになるかな?元男としては下ネタは全部ネタとして言ってくると信じてる。ガチ目なやつがきたら元男として恥ずかしいけど……ま、大丈夫でしょ。

 

隷下

隷下ww

人間扱いされてないw

ありやな

ドMニキまだおったんかw

 

「嫌ですよ!?私企業Vtuberですからね!?いや、企業所属じゃなくてもしませんからね!!」

 

 

期待した私がバカだった!!ネタか!?ネタだよね!?

 

早口すごいw

さっき呼んでたし一般兵とか?

衛生兵

隊員

近衛兵

 

「おぅ……急にたくさん来ましたね。他にはあります?」

 

衛聖兵

防人

衛聖兵ええやん

防人……翼さんかな?

聖親衛隊

 

「皆さん頑なに私を守ろうとしますね?……でありますね?気に入ったので『衛聖兵』にします。これで決まったかな。

配信タグは『聖作戦』ファンアートタグは『聖桃画』皆さんのことは『衛聖兵』、これで決定です!!いろんな意見があって見てる私も楽しかったです!!……であります。

 

では続きましてマシュマロ回答のコーナーに行きましょう!!まだまだ時間はありますからね!!」




Vtuber主人公へのマシュマロ募集!!

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続きまして初マシュマロ

10話

 

 

「ちょっとモンエナ飲みますね」

 

 

息をするようにモンエナ

親近感しか湧かないw

まだ30分ちょいか

毎日飲んでんの?

体大事に

 

 

「毎日じゃ無いですよ。多くて週に1、2本ですね。元気云々じゃなくてシンプルに味が好きなんでよく飲みますし」

 

わかる

わかる

結構好み分かれるよな

ちょっと苦手

味が独特

 

 

やはりモンエナは賛否両論あるらしい。エナドリはちょっと高いけど美味しいからつい買っちゃうんだよねー。

 

 

「はいおまたせしました。じゃあ記念すべき一つ目のマシュマロを読んでいきましょー」

 

 

私は画面上に選んだマシュマロの画像を映した。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「あーすごく大きい系のガンプラですか。これに関しては写真を見せた方が早いですね。実はこんな事もあろうかと私が作ったプラモの棚を写真に撮ってたんですよ。諸々あって急にポリゴン数が増えますけど気のせいですからね」

 

 

パソコンのフォルダに保存している写真を3枚ほど引っ張ってきた。1枚目は素組HGガンプラを坦々と並べた棚の上二段。2枚目は下二段。3枚目はもはや置物と化したディープストライカーだ。

 

 

多いw

ぱっと見ジオンが多いな

ディープストライカーがあるw

素組?

ポリゴン数ってそう言うことかw

 

「合わせ目消しと墨入れだけしてます。これ後でマネージャーさんに怒られませんかね……?」

 

大丈夫やろ

写ってるのは棚だけだし

壁白いね

大丈夫

色々あるね

 

「模様替えのお金はガンダムに注ぎ込んでますからね。いつかは自分で家を買ってプラモ専用の部屋を作ることが夢なんです!」

 

実家暮らしでVtuberしてるのか

いい目標

スパチャ投げたい

早く投げ出せろ

少しでも夢の達成の足しに……

 

 

スパチャ……?ああ、収益化で見てる人からお金貰えるやつ?企業所属だからいつかはそれで稼がないとな〜。確か条件は……登録者1000人以上と総再生時間4000時間以上だっけ?一個目は余裕。昨日やった初配信の時間が58分で、視聴回数が6334回……もし全員が最後まで見てたとしたら……あれ?もう申請出せるんじゃないの?

 

 

「収益化に関しては事務所さんとまた話してみるのでまた今度にしましょうか。とりあえずちゃんと答えていきましょう。写真の通り、私が作ったプラモデルはこれが全部ですね。ネオジオングは私にはまだ早いです。ディープストライカーでさえミスが多かったのでまだまだ修練不足なんですよね。ていうかなんで私ディープストライカーから入ってSガンダムとEx -Sガンダム作らなかったんでしょうね……」

 

遠い目をしてらっしゃるww

ガチで悲しそうで草

本当になんでディープから入ったんだw

遠くて見えづらいけど言うほどミスってるか?

いや、むしろ塗装してないにしては出来が良すぎる

 

 

おおっと……画面の私が虚空を見つめてる。ちゃんと前を見なきゃ……

 

 

「ネットであのお値段を見た瞬間興味本位でポチったのがいけませんでした。いや〜……ハンセイシテマス……」

 

分からんことはないw

分かる

俺もそれで買った

よし次はFAZZ3機セットだ!!

いや待て、先にマグアナック36機をだな……

 

「死んでしまいますよ!?とある人の動画でFAZZは見ましたけど絶対にやりたくないです。なんでランチャー作るだけであんなにキツいんですか……マグアナックは押し入れで時を待ってますね。恐らく2度と開封される日はないでしょう」

 

いやあるんかいw

可哀想なマグアナック……

FAZZは地獄

まず箱がデカい

棚に置けないよね

 

「あっ、そうなんですよ。まず棚に置けないんで開封しても意味ないですもんね!!だからちょっと作るのは無理ですね〜ハハハ……」

 

逃げたな

マグアナック(36機)から逃げるな

誰でも逃げるわw

マグアナックVS全ジェガンVS全ジム

天才か!?

 

「ビルドファイターズとかダイバーズの次元ですねそれ。出来たらすごく面白そうですけどマグアナックの種類が少なすぎて辛そう。私は高機動ジェガンの一人勝ちを推します。全方位D格で蹂躙です!!」

 

 

ガンオンでは大変お世話になったスタジェ。金図が手に入らないのが何よりの悩みなんだけど課金しないから当たるものも当たらないんだよねぇ……無課金ガチャ1回目でユニコーン金図が出たあの日は最高にテンションが高かったのが懐かしい。今みたいに赤ロック無いからエイムがゴミでお蔵行きしたけども……やっぱ脳死格闘と爆発物の弾幕が一番だよ。

 

一人勝ちw

全員ぶっ壊すのか……

ガンオン脳だw

ジンクス29機も付けようぜ

洒落にならねぇw

 

「ジンクスが一番強そうですね(小並感) はい、じゃあ次行きましょう。えっと……ああこれだ」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「ヒルドルブ ああヒルドルブ ヒルドルブ……愛に満ち溢れてますね」

 

目を逸らすなw

狂気に満ちてやがる……

なんでやヒルドルブかっこいいやろ!!

俺も好きだけどこれはw

あら〜

 

「私も好きですよヒルドルブ。ショベルアームでブン殴るのとか最高ですね」

 

まだ殴るのか!?

射撃を知らない女

声でテンション高いのが分かるw

主砲(ショベルアーム)

高ジェ、ドルブ 他にブンブン丸は?

 

「ガンオン始めたのがZの終わりくらいからですからねぇ……シュツルムガルス、ガンダム・ピクシーとフレッド機、陸戦型ガンダムのハンマー、ジム・クゥエル、イフリート、イフリート・シュナイド、シュナイド機、ナハト、ギャンとエーオースとクリーガー、ザクⅢ改、ハンブラビにガザD(袖付き)とかかな〜。トーリスリッターはシンプルにガチャで出なかったです。……あ、ガンオン分からない人はごめんなさい!!」

 

ガチ格闘勢だw

ガンオン知らないけど名前聞くだけで格闘ってわかる

ええんやで、今インストール始めたから

あっ(察

アイツ終わったな

 

「インストールニキは本当色んな意味でごめんなさいぃ……今の環境で強く生きて……」

 

無理やろ

無理だな

1人の視聴者に切符渡しちゃったね

興味を持った時点で負けだ……

ようこそ地獄へ、歓迎するよ

 

 

これ私大戦犯……?最近あんまりやってないけど……最近あんまりやってないけど!!今が地獄だってのは知ってるよ。この前久しぶりに開いたらめっちゃ光ってるエクシアが猛然と追いかけてきたからね。環境にはついていけないのさ……1人の視聴者を沼へと突き落としてしまった。伍長でも機体エグい人多いし最初はクマさん当てたら万歳。

 

 

「なんか空気悪いので次行きましょうか」

 

誰のせいだw

私だ

お前だったのか

いや、あんたインストールニキじゃねえか

次のマシュマロは〜?

 

 

【挿絵表示】

 

 

「ふむふむ……なるほど好きなガンダムキャラですか。私が選んでおいてなんですけど、皆さん本当にガンダム以外マシュマロ投げてないですよね」

 

8割がガンダムだったよ。1割がセンシティブスレスレで残り1割が普通のことだった。それはまた今度にしよう。

 

 

ガノタを逃す我々では無いのだよ

戦いは数だよ兄貴!

確かにラル大尉好きそうw

これはまた戦争か?

気になる

 

「初代はこの方の予想通りラル大尉ですね。あの声に惚れない人はいないでしょう?Zのヤザンさん。逆シャアのやってみる価値ありますぜ!!の兵士さん。UCのジンネマンさん。F91の鉄仮面。0083のガトーさん。SEEDのクルーゼ隊長。00のサーシェス。AGEのイゼルカント様。オルフェンズのクランク二尉とかですかね」

 

いや渋い!!

おっさんじゃねえかw

でも分かる すごい好きw

イゼルカント様とかクランク二尉とかがもうガチ

 

「えーいいじゃないですか!!戦争系のアニメってああいう大人が凄くカッコよく光るじゃないですか!!ギラ・ドーガの人は渋い大人かどうか知りませんけど」

 

分かるんだよ。分かるんだけど……ね?

予想外すぎるわw

イゼルカント様覚えてないから後でAGE見るか

え、あの人の登場って確か……いや、辞めよう

そうしとけ

 

 

俺の前世からの尊敬する人物やぞ!?(男声)……おっとと。何も聞こえなかった、いいね?だって心の中だもの。

 

 

「ふぅ……一旦落ち着きましょうか。えっと……1時間超えたところですね。結構いい時間なので今日の放送はここまでにしようかなと思います。いいですか?」

 

行かないで

行かないで

行かないで

まだガノタは満足してないぞ

行かないで

 

「うんうん。皆さんそういうと思いましたよ。で、私が何したかわかりますか?」

 

概要欄に……タグが追加されてます

これはダメそうw

お疲れ様

行かないで〜

無慈悲で草

 

「はい、というわけで皆さん。チャンネル登録、高評価、Limiterのフォローをよろしくお願いします。マシュマロも気軽に投げてくださいねー。今日は本当にガンダムの話ばっかりになったので、次回の雑談配信は万人受けするようなテーマで行こうと思います」

 

いいね

であります?

であります?w

であります?

であります?

 

「あっ……忘れてた!?んんっ!!それでは衛聖兵の諸君、次回もまたよろしくっ!!また見てくださいね〜さようなら〜で、あります!!」

 

 

切り抜き急げ!!

次回まで待機か〜

忘れてたんかいw

さよなら〜

さよなら〜

 

 

【この放送は終了しました】

 

 

 

「あれ……マネージャーさんからRUIN……うへぇ」

 

『設定……頑張ってくださいね』

 

「ハイ……スミマセンデシタ……」




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ママとの邂逅

「お母さん。明日また東京に行ってくる」

「Vtuberの方?」

「うーん、なんというか……ママに会いに?」

「……は?」


11話

 

 

はぁーいどうも毎度お馴染み紅葉だよ。もはや東京に行くことすら慣れたよね。もう2桁は超えるし。

 

ちなみに今日は日曜日。ブラックでもなんでもないウチのリアルの方の仕事は普通に休みなのだ。Vtuberデビューして早くも1週間。雑談配信を3回こなし、ついにゲーム配信もやった。1回目はジャブ程度にみんな大好きスプラトゥーン2のオンライン対戦をして、次の配信では満を持してガンダムバトルオペレーション2をしたね。

 

いやー初配信を除いて一番視聴者が多かったな〜。なんでも今時、バトオペの生放送…しかも女性が配信してるのは珍しいらしくてね。元々『衛聖兵』じゃなかった一般バトオペ勢も居たらしい。中にはちょっと登録者が多くて調子に乗ってる女性ガノタをしばき回そうとしていた者も居て、私の配信を見ながらスナイプでマッチングしてきた人も居たっぽい。まあ全試合での与ダメナンバーワンは私のイフリート改だったから途中からスナイプすることも諦めてたらしい。ハッハッハ、私と私が操るイフ改に舐めた態度で勝とうなど4ヶ月くらい早いわ。まずはイフ改の動きを完全に覚えてから出直してきたまえ。

意外にも私のPSがすごいって事で何故かLimiterのトレンドに載ってた。『衛聖兵』の誰かが私のプレイを切り抜いてあげてた奴がバズって私の放送のアーカイブを見た人も多いんだと思う。時々調子に乗ってベテラン軍人みたいな口調でやってたのも効いたらしい。EXAM使ってハイテンションの時に『ユニバァァス!!』って言うアニメのセリフを『ニムバァァス!!』って叫びながら攻撃してたのもウケた原因だ。まあ皆さんからは、それパイロットや、ってツッコミ入れられたけど。それにハマって結局他のゲームをする筈だった他の日の配信も全部バトオペになったよね。リクエストでイフ改以外も使ったけど持ってない機体や使えない機体じゃなくて本当に良かった。支援機とかまぢむり。立ち回り分からん。でも私みたいな格闘ブンブン丸筆頭は支援機のお陰で汎用相手にも強く前に出れるから助かってる。

 

はい、まあバトオペの話はこれくらいにしようか。何が言いたいのかって言うと、チャンネル登録者が1万人を超えました〜。イェイ!!Limiterってちょこちょ呟いたりしてたけど、気がついたら超えてたんだよね。あと、マネージャーさんと話し合って収益化申請も出したよ。メンバーシップはもっと人気が出てからだって。今度の1万人記念配信は立ち絵をちょっと変えてからする予定。Limiterで突然フォロワーさんから祝われた時は何事かと思ったよ。

 

と、いうわけで今日の目的を説明するよ。東京に行って『聖桃花』を描いてくれた絵師さん、るLuりRa先生に実際に会いに行きまーす。なんで?って思うそこの貴方。少し話を遡るのじゃ。るLuりRa先生は結構フィーリングで人を選ぶ人らしいから今回も実際に私と会って色々決めたいとのこと。だから今私財を投げ打って東京に来ている。

 

 

「2時からだったね……じゃあ早速……ふふっ」

 

 

現時刻は朝の9時。東京駅からならお台場まで電車とか乗り継いでガンダムベースの開店時間にちょうどいいだろう。まだまだ時間には余裕がある。今日こそは…今日こそは!!と思っていたのにタイミングが合わなくて買えなかったからね。待ってろよペルフェクティビリティ……公式サイトで一目見たときからお前には惚れ込んでいたんダァ……その他諸々も色々買って完璧なガンプラへと昇華させてやるからな!!

 

 

 

〜移動後〜

 

 

「ない……だと……」

 

 

馬鹿な!?売り切れだとぅ……そんな、そんなことが!!あっていいのでしょうか!?私はこの為に……この為にちょっとお高い交通費を払ったのに!!

 

 

「ッ!!HGイフリート改……メタリック仕様だけどプレバンで買うのはちょっと怠い……つまり、今しかない!!」

 

 

予定変更。売り切れは仕方がないからここ限定商品を買い漁るしかない……と思ったけど、この後もちょこちょこ移動するし結局プラモは二つ。残りは替え時だったニッパーやらイフ改用の塗料を買った。細かい色は省くが、大まかに言うとイフ改の基本色の濃い目の赤、濃い目の青…いや蒼。そしてオリジナル塗装でピンクと紫も買った。まあこれだけ言えば皆さんは私がどんなイフ改を作るかお分かりでしょう?あ、ABCマントを拝借する為にクロスボーンX1改も買ったよ。

 

目的の物はなかったけど、色々と買えて満足した私はルンルン気分でお台場を後にした。一旦駅まで戻ってきた私は時間を確認。今は12時ちょっと過ぎ。お昼時で色んな飲食店が賑わう時間帯だ。こんな時はコンビニで適当な弁当を買うのが一番いい……のだけど、今日はちゃんとお店で食べようと思う。

 

 

「えっと確か……こっちだったよね」

 

 

必死に記憶を辿って道を歩く。方向音痴だけど、一度歩いてしまえば覚える。見知らぬ土地の歩き方を知らないだけだ。ウン…キットソノハズ…

少し歩くと、見覚えのある看板が見えてきた。チラッと交差点の向こうを見れば、かすかにVs学園のビルも見える。知ってないと分からないけど。

 

 

「久しぶりのラーメン……!!ブレスケアは買ったから、ニンニクも大丈夫!!いざ行かん……女性1人じゃきつい入り辛いラーメン屋へ!!」

 

 

Vs学園の二次審査の時に東京に来た時に連れてってもらったラーメン屋。すっごく美味しかったし何より今日は1人。何を頼んでも誰にもなにも言われないのだよ。

 

 

「ラッシャッセー!!」

 

 

若い男の人の声。前回よりも人は少ない。日曜日だからっていうのもあるだろうけどスーツの人が多い。ご苦労様です。1人なのでカウンター席に座る。若干紙袋があるけど足元に荷物置き場があって便利だ。

 

 

「おや、珍しいお客様だね」

 

「……ん?」

 

 

セルフで入れたお冷を一口飲んで一息着くと隣の席の人から急に声を掛けられた。聞き覚えのある声……

 

 

「霊堂さん!?」

 

「やあ」

 

 

二次審査の時に道に迷いかけた私を助けてくれた恩人であり、このお店を教えてくれた人だ。Vs学園までの道のり(一直線だけど)も案内してくれたイケメン美人。

 

 

「なんでいるんですか……?」

 

「前に言わなかったっけ?週2くらいで来るんだよ」

 

「ああ…そういえば言ってましたね……とりあえず全国の女性に謝ったほうがいいと思いますよ……」

 

「なんのこと?」

 

「いえ……何でもないです」

 

 

何で週2でこの体型保てるんだよぉ……私の高校の時の努力は一体……

 

 

「まあとりあえず、何か頼みなよ」

 

「あ、はい。そうします……」

 

 

よし!!ニンニクは止めよう!!

 

結局私が頼んだのは、前回と同じあっさりな塩ラーメンでした……うぅ……コッテリが恋しい……けど流石に霊堂さんの前でコッテリ系食べるのはな〜

 

 

〜食後〜

 

 

「今日は私が出します!!」

 

「う、うん……そこまで言うなら……お願いしようかな……」

 

 

勢いに任せてそう言えば、流石の霊堂さんでも引いてくれるらしい。これからはそうしようか。

会計を済ませて外に出ると、霊堂さんが伸びをしながら訪ねてきた。

 

 

「紅葉ちゃんはこれからどうするんだい?」

 

「え、あー……事務所にでも行こうかなって」

 

 

予定の2時までまだ1時間30分以上ある。これ以上は何処かに行く予定も無いし事務所に誰かしらはいるであろう先輩と交流を深めるのもいいし、居なくてもまあ暇そうなスタッフさんに機材について教えて貰えばいい。

 

 

「なるほど。ふむ……私もついて行って良いかな?一応仕事上関係者だからね。ちょうど良かった」

 

「それなら全然。ていうか霊堂さんの仕事って……?」

 

「ふふ、まだ内緒」

 

 

急にミステリアス。でも今日もラフな格好をしてるし仕事では無いんだろう。

 

 

「そういえば、二次審査に合格したようだね。おめでとう!」

 

「ありがとうございます。激励してくれた霊堂さんのお陰ですよ」

 

「嬉しいことを言ってくれるねぇ。でも、これは君が掴み取った物だ。もっと誇ってもいいんじゃないかな」

 

「いや、言えるような友人居ませんし……」

 

「むっ…ごめんね」

 

 

言えるような友達、っていうか特別仲のいい友達も居ないんですけどねー。大学行ってないし。高校ではひたすら口角上げてたし。

 

 

「しかも勢いに乗ってる。ああ、君の声を知ってるから本人だと分かったんだけどね。生き生きしてて楽しそうだったじゃないか」

 

「そうですか?客観的な評価を直接言われたことが無いんで恥ずかしいですね……」

 

 

てことは私の配信を見たのか……ほっとんどガンダムの話しかしてないしつまらなかっただろうなぁ。

 

 

「確かチャンネル登録者も1万人を超えてただろう?Vtuberっていうジャンルがまだ有名じゃないのに配信を始めて1週間ほどで出来ることじゃないよ」

 

「まあそこは先輩達が積み上げてきた実績によるところが大きいですよ。先輩達がVtuberとして界隈を盛り上げてきてくれたから私達2期生への期待が大きかったんです。個人でVtuberをやってる人も少数ながら居ますし、企業っていうアドバンテージがあったから出来たことだと思います」

 

「いや、アレは完全に実力だと思うけど……(内容的に)」

 

 

そうこう言ってるうちに事務所についた。自動ドアを通りエレベーターで上に上がる。オフィスに着くと、少し驚いた表情の私のマネージャーさんがこちらへと早足で歩いてきた。

 

 

「お早いですね」

 

「いやー…お昼を食べてすぐに来たんで、時間が余っちゃって……」

 

「ああ、なるほど……ですが、なぜ貴女が……?」

 

 

マネージャーさんが霊堂さんの方を向いて尋ねた。その目は少し霊堂さんを訝しんでいるようだ。

 

 

「なに、偶々昼食を取った店で出逢っただけさ。それに、この子の二次審査の時にここまで案内したのは他ならぬ私だからね。思えばあの時からビビッと来ていたのさ」

 

「はぁ……そういうわけですか。貴女らしいというか何というか……やけに彼女に対する食い付きが良かったのもそれが原因という事ですね。なかなかな人に気に入られましたね……」

 

「え、あの……どういう……?」

 

 

さっきから話が読めない。2人が知り合いなのはまあ当然として、やけに親密そうなのはどういうことだろう?霊堂さんはいたずらが成功したような顔をしているしマネージャーさんはなんか疲れた感じだ。

 

 

「……言ってないんですか?」

 

「うん?ああ、あの時はまさかこうなるとは思ってなかったからね。ちょっとしたサプライズだよ」

 

「本当に……貴女って人は……ほら、自己紹介して下さいよ」

 

「せっかちだね〜。さて紅葉ちゃん、改めて自己紹介をしよう」

 

「え、えっと……はい?」

 

 

「私の名前は霊堂一夜。職業はイラストレーター。ペンネームはるLuりR aって言うんだ。『聖桃花』の産みの親さ。会いたかったよ私の娘」

 

 

「…………んん!?」

 

 

 

感想。世間って狭いんだなーっ。




〜特別コーナー〜


「聖桃花の、枠外特別マシュマロ返信コーナー!!イェーイ!!どんどんぱふぱふ〜…………ええ、悲しいですねこれ。はい、読者の皆さんはお気づきでしょうが配信はしていません。作者というぐう鬼畜に勤務外労働をさせられている聖桃花です。楽しい事を共有する視聴者さんがいないのに一人で何を喋っているんでしょうね」

「このコーナーは作者が本編で返し切れなかったマシュマロを【後書き】で1つずつ答えていくコーナーとなっております。完全にオフなんで『であります』とかはつけません。文句は作者に言ってください」

「じゃあ早速マシュマロに行きたいと思いまーす。はいドン」


【挿絵表示】


「なるほど、メスみを感じるガンダム……ふむ、伏字なのは単純に作者がプレミア会員になっていないだけです。文句は(ry なので今回は上としたのにだけ答えますね。
えー1つ目。ガンダムじゃないですけどクシャトリヤですかねぇ……あの4枚羽に包まれるのは色んな意味で安心感がすごいです。ビームマグナムさえこなけりゃバブみも感じます。皆さん全力でマリーダさんにおぎゃりましょう。
2つ目〜。ガンダムアストレア……正直エクシアよりちょっとゴツいのが好きですね。プロトタイプって言葉に目がない私には刺さりますね〜。改造のしがいがありますしあの赤い方とか厨二心を擽られます。

………こんなもんでいいですか?」

d( ̄  ̄)※作者


「顔が腹立ちますね……いつか下克上してやる……はい、という事で作者への殺意を滾らせながらこのコーナーは終わろうと思います。今回はこのコーナーがあってマシュマロへのURLを貼れないそうなんで目次から是非送ってくださいね〜。今のところ本気でダメな奴以外は全て採用する予定なので〜。それでは読者の皆さん、本編の更新をお楽しみに!!第三種戦闘配備で待機ですよ〜。破った場合の罰則はカミラにゲリラで年齢制限のかかったBLゲーム配信してもらいます」


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行き当たりばったり(紅葉も作者も)

どうも皆様普段の投稿頻度より少し遅れてすいません。言い訳だけさせて頂きますとサービス開始から始めて唯一課金した【機動◯市X】ばっかりやってて全然書いてませんでした。やってる人しか分からないんですけどファイアフォックスにハマりまして……ず〜っとやってまして……
まあ模試とかで忙しいのもあったんですけどね。
今作はプロットも何も考えずその場で思いついたことをそのまま書いてるだけなので今回全く思いつかなかったのもあります。なので今話は特に意味がありません。前回でなんか勢いに任せてドドンと終わらせてしまったのでやべぇやべぇと思いながらとりあえずこの日のことを終わらせた感じです。


次回からはゲーム配信をしようと思うのですが、何をするかで迷ってます。おそらくアンケートを作っていると思いますので回答いただけたらな〜と思います。
そういう事情なので多分またオソクナリマス……


12話

 

 

「霊堂さんが……るLuりR a先生?私のママ?……うぇ!?」

 

「あ、やっと驚いた」

 

「相変わらず人が悪い……」

 

 

マネージャーさんはやれやれといった感じで額を抑え、霊堂さんは笑う。そりゃ驚くでしょ!!今までずっとあのるLuりRa先生と一緒にいたとか……

 

 

「えっと……じゃあ二次審査の映像って……」

 

「もちろん見たよ」

 

「やっぱりか!?恥ずかしすぎる!!」

 

 

よりによって霊堂さんに見られたのかよ!!あんなクッソ恥ずかしい挨拶までしてさ!!

 

 

「あっはっは!!驚く君も可愛いね。いやはや、サプライズをした甲斐があったから満足だよ」

 

「菫さん、ごめんなさいね?」

 

「いえ……大丈夫です。とりあえず落ち着きました」

 

 

よし、まあ霊堂さんがるLuりRa先生っていうのはまだいい。色々申したい事はあるけどまあいいでしょう。とりあえず、今言うべき事はただ一つ。

 

 

「霊堂さん……いや、るLuりRa先生」

 

「む?どうしたんだい?」

 

「私を……『聖桃花』を描いてくれてありがとうございます!!貴女の名前に恥じないよう、これからもしっかり活動していきますッ!!」

 

「ふふっ……うん。是非そうしてくれたまえ。期待しているよ。我が娘」

 

「はい!!」

 

 

霊堂さんがいなければ私は『私』になれなかったかもしれない。

 

 

「挨拶もひと段落しましたしどうされますか?まだ予定の時間まで多少ありますが……」

 

「今日は特に予定も無いし早く始めても、時間通りでも構わないよ」

 

「私も大丈夫です」

 

「では早く始めて早く終わるとしましょう。そういえば菫さん、それ何ですか?」

 

 

マネージャーさんが私の持ってる紙袋を指して言った。

 

 

「プラモデルですよ。見ます?一緒に塗料も買ったんでどうするのか当ててみてくださいよ」

 

 

談話室の机に買ったイフリート改とクロスボーンの箱を置き、何種類かまとめ買いした塗料を並べる。

 

 

「ほぅ……」

 

「結構ありますね」

 

 

興味深そうにそれらを眺める2人。なんか女性がガンプラ眺めてるのを見るの初めてかも。

 

 

「この塗料達に意味がありそうだね」

 

「すいません。私はこういうの分からなくて……」

 

 

ああうん、マネージャーさんはどこからどう見てもサブカルって人じゃないもんね。まあ仕方ないよ。

 

 

「じゃあヒントです。ベースになるのはこれです」

 

 

トン、とイフ改の箱に触る。

 

 

「ふむ。となるとつまるところ……なるほど。聖桃花の服装や髪の色かな?」

 

「お、正解です!元々の配色が似てるんで」

 

 

霊堂さんが見事正解。桃花の服は元々青だからイフ改の蒼に近い。頭部も良い感じにピンクにすれば私っぽさが出るだろう。

 

 

「プラモデルは自由って言葉を聞いたことがあるけど、確かにその通りだ。発想次第でなんでも出来るんだね。私達絵師のようなクリエイターの仲間、といっても過言じゃなさそう」

 

「ま、まぁ……そうですね。実際、賞を取る人とかは金型でオリジナルのパーツを作る人だっていますから」

 

 

斜め上の回答が来た。そこまで深く考えた事ないよぅ……

顎に手を当ててひたすら考察する霊堂さんは少し子供っぽく見える。夢中になると止まれないタイプなんだろう。ちょっと可愛い……

 

 

「やっぱり紅葉ちゃんとは気が合いそうだね。私の勘は外れていなかったようだ」

 

「そこだけは信頼してますよ一夜さん」

 

「君も最近、遠慮というものが無くなってきたよね?」

 

 

マネージャーさんの厳しい物言いに思わずツッコミを入れる霊堂さん。

 

 

「んん、まあいっか。さて紅葉ちゃん。聖桃花に対して何か要望はあるかい?今の私は気分がいいからね。大抵のことは通すよ」

 

「逆に機嫌によっては何もしてくれないんですか……?」

 

「ふふっ?」

 

「あれ……私遊ばれてる?まあいいや、要望って言っても……衣装を増やすわけじゃないんですよね。何が新しくなるんですか?」

 

 

わざわざ絵師さんに頼むほどの立ち絵変更ってどんな内容か聞いてないんだよね。衣装みたいな大掛かりなものはまだ望んでないし今の軍服で十分満足してる。カッコいいし。

 

 

「うーんとね。新しい表情とか可動域……あ、これは私の仕事っていうか2Dモデルを作ってる人かな。なんか欲しい表情とかある?」

 

「ちなみに今無い表情って……?」

 

「えっと、これと、これと、これと……ああ、あとこれかな」

 

 

持参していたらしい雑用紙にサラサラ〜っと顔の輪郭と表情を描いていく霊堂さん。うわぁ……本当に絵師さんなんだな。ルーズリーフには髪無しで笑顔や真顔、目を閉じていたりと色々な表情が描かれている。右側が無いやつで左側があるやつ。よく覚えてるね先生。

 

 

「はぇ〜……あ、じゃあちょっとお願いしたいものが……」

 

「うん?…………ハッハッハ!!いいじゃないか。初めてだよ、そっちをお願いしてくる人はね。ちなみになんでこれにしたの?」

 

「どんなことでも視聴者の皆さんと楽しんで行きたいので」

 

「さっすがっ!!任せて!!」

 

 

まだみんなには言わないけど、何種類か新しい表情を選ばせてもらった。なんでか霊堂さんがノリノリすぎてキャラ崩壊してるけどまあいいでしょ。楽しそうだし。

 

 

「あ、今度コラボしようよ。私も立ち絵作るからさ〜」

 

「え、それはちょっと……」

 

「即答!?」

 

「いやあの……解釈違いってやつです?」

 

「!?」

 

 

霊堂さんの驚く顔はちょっと面白かった。いいものが見れたね!!

 




〜数日前の雑談配信(未公開)〜

「じゃあ次のマシュマロを読んでいくのでありますよー」

やったぜ
次は何かな?
ガンダムしか来てない(白目)
だが?
それがいい!!


「うんうん、衛聖兵の皆さんも連携が取れてきましたね。いつかは上官RPでもしてみますか」


【挿絵表示】


「本気で作り込みたいガンプラですか。宇宙世紀はイフリート改ですね。ええ、もうこの子は私の写身と言っても過言じゃないです。作ったのは作ったのですがデカール貼りはしてないですし色々と不完全なので今度作る予定です。イフリート改に関してはオリジナル改造要素は一切無く、ただイフリート改を極限まで突き詰めたいですね……でありますね。マリオンのセンスは最高にいいと思いますけど状況が状況なので素直に喜びにくいですね……ほら、EXAMって……ね?」

あっ(察)
ウン…ソウダネ…
BLUE DESTINYは賛否分かれる
ワイは好きだけどなー
俺も


「まあネタバレになっちゃうのも怖いですしこれくらいにしましょう。皆さん外伝読みましょうね〜。えー、えっとアナザーの機体もですか。……あ、でもそういえば作り込みたい機体でしたね。ジンの翼型スラスターをサイサリスのアレにしましょうよ。ついでにダイバーズの羅利のようにジンの剣をスラスターに装備させて4刀流にするのも良いですね」

発想力がやべぇw
いかつすぎるw
絶対翼型のスラスターだけで選んだでしょw
私は帰ってきたァ!!(剣を振り回しながら)
ジンでやる意味よw


「ほぅ……?ジンでやる意味を問いますか……衛聖兵諸君、心して聞きなさい」

やったなお前
上官がお怒りだ
何気に初では!?
心して聞きます
全裸待機


「私はね、ワンオフ機よりも量産型を改造したり専用機にする方が好みなのです。いえ、ワンオフ機も好きなのですよ?リボーンズガンダムなどは特にいいと思います。
……それでも私は量産機が好きだッ!!」

わかる
わかる
ついに敬語すら忘れたか
やっぱり俺たちじゃねえか
くっ……ワンオフ機派だ、粛清されに行きます!!


「あ、いえ。そこは個人の趣味なので良いと思います……であります」

いや落差よw
容赦しかなかった
敬語復活
戦争回避!!軍人として相応しい判断だw


「そうでしょうそうでしょう。つまり私はれっきとした軍人!!……であるのです!!」


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【バトオペ2】イフ改無双(予定)であります!#2【Vs学園/聖桃花】

えー本編に入る前に単刀直入に申し上げます。

PS4を持っていません。

この事実が何を指すかはまあもうお分かりだと思いますが……本当に申し訳ございません。Wikiと実況動画知識しかないです。

今回は本作の世界では2回目となるバトオペ2配信ですが、1回目はなんとなくカットしました。イフ改無双を書ける気がしないので。


13話

 

 

【バトオペ2】イフ改無双(予定)であります!#2【Vs学園/聖桃花】

 

「皆さんこんばんは。Vs学園所属Vtuberの聖桃花です…であります。第一種戦闘配備!!準備はいいかー!?」

 

 

総員敬礼!!

( ̄^ ̄)ゞ

( ̄^ ̄)ゞ

( ̄^ ̄)ゞ

( ̄^ ̄)ゞ

 

「はい、今日も今日とで統率の取れた衛聖兵達が集まってくれて私は嬉しいですよ。今日やっていくのはちょっと前もやった機動戦士ガンダムバトルオペレーション2であります。まあもう説明は不要でしょう。ちなみにスナイプありなんで皆さんこぞって参加しましょう。もし入れたら配信画面は見ないように。軍規も守れない兵はヒートソードのサビにします。ええ、別に敵なら全員しますけど」

 

イフ改無双はっじまっるよー

絶対に入る!!

人事を尽くしたんで後は天命を待つのみ

緑間!?

いや確かにスナイプっちゃスナイプだなw

 

 

やあ、私だ。今日は1万人記念とかそんなの関係なしに普通にゲーム配信やっていくよ。と言ってもいつも通りイフ改使うだけだから変わらないけどね。

 

 

「あ、言い忘れてましたが先日チャンネル登録者数が1万人を超えました!!皆さん本当にありがとうございます!!記念配信は今度じっくりとさせてもらうので楽しみにしてくださいね〜。はいマッチング開始、であります!!」

 

タイミングよw

おめでとう!

おめでとう!

おめでとう!

コメ打っててマッチング入れなかったぜ(泣)

 

10秒ほどでマッチングが完了。どうやら何人かの視聴者さんは入れたらしい。もちろんマッチング開始のタイミングは故意だよ。

 

 

「私はもちろんイフリート改で行きます。スナイプ勢の人は容赦しませんからね?」

 

普通に上手いから恐ろしいセリフだ

こないだって確かランカーもいたよな?

もれなくイフ改に斬られたけどな

なんで500コスト帯であんなに動けたんだよ

ワイ、スナイプ成功。複砲ドムキャで行くぜ

 

「ドムキャニキ!!よろしくお願いしますね!!」

 

名指し……これであと10年は戦える

いやじゃあギャン乗れよ

コメント打ってる暇あるのかw

あれ……このIDって……

あっ(察

 

「はい、始まりました〜。えー戦場は墜落跡地、段差が多いので射線切りもしやすいですし私は好きな場所ですね。えーっと、味方さんは……グフフ、クマさん、ガルバルディβ、私のイフ改、複砲ドムキャ。割とバランスはいいんですかね?」

 

強襲多い気がする

グフフとガルベー……ここレーティングだっけか?

ドムキャニキ、負けたら分かってるね?

任せろい

いやだからコメ打つ暇(ry

 

 

〜2分後〜

 

 

「アーッハハハハ!!甘い……甘いぞ諸君!!その程度で私のイフ改が落とせると思ったら大間違いだァ!!」

 

ディアスがボコボコに……

地味にクマさんも一緒にやってるぞw

ドムキャニキが一人でケンプファー落としたんだが……

上手すぎィ!?

性格変わってんじゃねえかw

 

 

射線が切れてると思い込んでいたディアスの頭に腕グレを直撃させて近づいて斬る。すまんな、お前はおデブなんだ。なおEXAMは使ってない。いいぞクマさん、その絶妙な二刀流で寝かせるんだ!!あ、ちなみに悠々と中央を歩いてたバラッジ君は私とクマさんの手で瞬殺されたよ。

 

 

「ところがギッチョン!!そのタックルが読めているッ!!ドムキャニキ任せました!!」

 

ヒジリー・アル・サーシェス爆誕

連携バッチリだw

グフフのガトうぜぇw

ガッシャ逃げて!!超逃げてぇ!!

 

 

カウンター狙いのガッシャのタックルを強制噴射で横に躱す。私が退いたことで射線が通るようになったドムキャニキのキャノンによる綺麗な一撃が決まった。すかさず飛んでるグフフがミリ残ったガッシャを落とした。

 

 

「皆さん強いですね。私も負けてられません!!EXAMッ!!」

 

βが孤立してる

あ、ナハトがβ寝かせた

フォローキツくないか?

いや待て、我らが隊長やぞ?

勝ったな(早い)

 

「EXAMに選ばれたこの私を落とせるかな!」

 

 

ナハトの元へと突撃しながら腕グレを牽制に使う。よろけは取ったけど退避されるので私も一旦下がる。ちょっと距離があるからね。

 

後ろ!!後ろぉ!!

ドムキャニキ戦闘中やぞ!?

後ろ……?

コメ見えてないでしょ

あの光はまさか……

 

「ふぁぁ!?!?どこから!?」

 

 

いつのまにか高台にいたガンナーガンダムからの一撃がイフ改をシュゥゥゥゥ!!ちょっと待って!!いまは、いまはまずい……ッ!!

 

乙です

忍び寄るナハト。よろけ取られたイフ改は抵抗できるわけもなく……

迎えに来たぞ、イフリート!!

寝たイフ改に未来はないですねぇ!!

 

「あ、あの、ちょっと……話し合い!!あ、違う、対話、対話しましょう!!ほら、俺たちはガンダムでしょう!?」

 

イフリートです(無慈悲)

まだ試合始まったばかりだからいいだろ

(ガンダムでは)ないです

せめて種類増えてから言えw

アナザーはまだだよw

 

「ほわぁぁああ!!……ふぁ!?」

 

元々の貧弱さ故にボロボロになったイフ改がコールド・ブレードの下格で止めを入れられ……なかった。

 

「ドムキャニキィ!?」

 

待たせたなァ!!

惚れた

どうやってコメント打ってんだw

カッコ良すぎる

これまだ5分経ってないんだぜ?

 

 

すかさず飛び込んできたドムキャニキのカウンターが炸裂。その間に無敵時間に入った私はEXAMで上がった足で逃げる。自陣側の高台の裏に入ると同時にEXAMが切れて各部位が損壊してしまった。そしてふと画面上を見れば自軍側のポイントが増えている。多分ナハトかガンナーを他の人が落としてくれたらしい。まだダブルスコア以上に差があるので負ける気がしないが、この後の時間合わせによる一斉攻勢でどうなるかわからない。グフフさんは飛んでて、修正前の記憶も相待ってヘイトが高く結構撃たれてた。クマさんも割と格闘優先で攻めたからその分被弾も多い。チラッとだけど、ドムキャニキも私のフォローにはいった後ガンナーからちょこちょこ撃たれてたっぽい。βは汎用とはいえナハトに結構格闘いれられてたから元々ダメージも大きい。そして私はEXAM切れでまともに動けない。少しはここで回復させるけど、一旦落ちて私達も時間合わせで攻めたほうがいいかも。ていうか今回私活躍できてないな。

 

 

「ドムキャニキが強すぎてタイトル詐欺になってしまう件について」

 

変えようぜタイトル

もはやドムキャニキが主役

クイックマッチにしてはレベル高くない?

わかる

偶然かスナイプか、ていうかこのメンツの中でイフ改はキツい

 

「分かってますよ。でもね皆さん、すべての原動力は『愛』ですよ!!」

 

何故そこで愛ッ!?

何故そこで愛ッ!?

何故そこで哀ッ!?

いや漢字w

愛(哀)・戦士

 

ええい、損壊なんぞ知ったことか。私は攻めるぞ!!

 

「ジーク・ジオン!!ぐっはぁ!?」

 

 

頭出した瞬間にガンナーに抜かれました。どうやらさっき落ちてたのはナハトらしい。ちくせう……

 

 

死に様が綺麗すぎるw

これはモーゼスさんも連邦に行くわ

クマさんとβも落ちたぞ

ドムキャニキも辛そう

くっ……まだだ、まだ終わらんよっ!!

 

 

「やっぱり時間合わせで行くしかないですね…でありますね」

 

せやな

コストバラけてんのにいい試合

これはPSの殴り合い

この戦場イフ改目立つな〜

ドムキャニキが遂に落ちた!

 

 

少し遅れてドムキャニキもやられた。この間にちょっと回復されるけど仕方ない、時間が来て全員で一斉にリスポーン。配置について反撃に出る。

 

 

「ガンナーガンダムの人が一際強いですね。私がガンナーやらないとグフフさんがキツそう……だったら!!」

 

 

EXAMを発動。60秒で仕留めるッ!!

 

脚部ミサイルで牽制。ドムキャニキやβがディアスとナハトを止めてくれてる。中央での戦闘が激化してるから今のうちに右回りで距離を詰める。幸いガンナーはスコープでものぞいているのかまだこっちに気づいた様子はない。特殊な機体だからレーダーにはとっくの昔に映っているだろうけど、飛んでるグフフを狙っているらしい。

 

 

「支援はなぁ…カモなんだよぉ!!」

 

セリフが小悪党

フラグかな?w

イフ改乗ってるとは思えないね

でも、これガンナー間に合うか?

 

 

N格を叩き込みすぐに下格。段差で当たるか不安だったがギリギリ命中して倒れ込んだガンナーに腕グレを当て退却。ガッシャが中央から戻ってきてたからね。あのハンマーは痛いから逃げ一択。中央の窪みに入ってβの後ろに行った私は、リロードされた脚部ミサイルを適当に撃ってもう一度ブースト。狙いはクマさんが追い回してるバラッジ君。後ろを振り向く余裕もないのかクマさんを撃っているようだが背後から下格。倒れたバラッジ君は近づいたクマさんに延々と連撃を叩き込まれて瀕死まで追い込まれてた。

 

 

「全ての者に裁きを……それがEXAMの力だァ!!」

 

いや草

ニムバスじゃないか

テンションたけぇ

そして強いw

イフリート改(覚醒)

 

 

元々ポイントで優勢だった私達が勝利したのは言うまでもない。ていうかドムキャニキが強すぎたんだ。

 

 

 

「ふぅ……はい、落ち着いたのであります」

 

お疲れ様

良い試合だったね

やっぱ上手い

レーティング行かないの?

前線維持のおかげで撃ちやすかった

 

 

「ドムキャニキも火力支援ありがとうございました。ていうか実質MVPでしたよ……レーティングは魔境なのであんまり行きませんね」

 

 

他のゲームもしたいから深みまでハマるレーティングはあんまりねぇ……いやたまに行くけどさ。

 

 

「うーん……カスタムマッチでもしますか。部屋の設定するんで皆さんMSの貯蔵は十分か?」

 

おお!!

入る入る!!

ボコボコにされる未来が見えるんで素直に見ます

我が御神体の力を思い知らせる時か!?

ワイはさっきやったから譲るで

 

「あ、ドムキャニキすいません。そうですね、一回マッチした人は一回休みにしましょう!!軍規に追加します…でありますよ。じゃあ……はい部屋作りました。画面に映ってると思うんでジャンジャン入ってきてください」

 

入れた……入れたぞぉ!!

はい……れなかったぁ……

御神体、やはり最強

ゾックニキ入れたのかよw

私は帰ってきたァァ!!

 

 

5試合ほどやって、満足した私は配信を終えた。なんか衛聖兵の皆さんやけに強くない???

配信後にマシュマロで20件くらいきてたから知ったんだけど、ドムキャニキ。なんか自分のチャンネル持ってるらしくて前に撃破14非撃破0の神業を見せてたらしい。え……バトオペ2で個人で2桁撃破って出来るん?とりあえずチャンネル登録しといた。




〜マシュマロ読み〜

「次のマシュマロであります」


【挿絵表示】


「おお〜トライエイジですか!!いやはや懐かしいですねぇ……」

やったことある感じか?
女性がゲーセンでガンダムしてるの見たことないな
ワイも
一回だけある
最近やってない


「私も最近やってないですね。あ、ちょっとカード取ってきます…であります」

あるんかいw
現物w
マイクから離れて最後か細い
若干生活音が!?
俺も取ってこよ


〜数分後〜

「お待たせしました〜ありましたよ皆さん」

手に取ると懐かしい
お帰り
一枚も売らなかったから量がエグいわ
……売ってた(泣)
あったぞォォォォォォォォ


「メインデッキしか見つからなかったのでそれだけ紹介しますね。私が最初に始めた時の弾は……B3ですね。ビルドウェポンが出た弾でしたっけ?手元にウイングガンダムがあるんで多分これであってるはずです」

うわなっつ
BFの頃か
懐かしい
覚えてない
昔だねぇ


「あの頃は当てたカードで頑張ってましたからねぇ……近くの筐体で騎士ガンダムのシークレット当てた時は一人で叫びました。ちなみにパイロットはB4のレイジ君です。火力ブッパですよ。

地上デッキ
B3 騎士ガンダム(B4レイジ)
TK1 ビルドストライク(B3セイ)
BG6 パーフェクトGセルフ(BG5ベルリ)
B4 デスサイズ(B3デュオ)

宇宙デッキ
B4 FAユニコーン(B8バナージ)
TK6 サイコザク(TK5ダリル)
さっきのGセルフ(ベルリ)

ですね。ここら辺しかやってないのがよく分かりますし、何がどう強いとか知らなかったんで俗に言う小学生デッキ?みたいな感じです」

あのシク当てたんか!?
安かったけど素引きはエグいw
ビルドモビルスーツカードないん?
小学生デッキにしては専用機になってるな
今じゃ考えられねぇ


「あ、ありました……アメイジングザクしか保存した機体覚えてないです……であります。ズゴックだけあったかなぁ……?はい、まあこんな感じでいいでしょう。世代バレますねw」

偶にはしてもいいかも
確か3DSでトライエイジあったぞ
なに!?買うしかねぇ!!
中古で1000円したかしてないか位だったぞ
買います(即答)


「え……私も欲しいです!!」


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【雑談】我が生涯に一片の悔いなし【Vs学園/聖桃花】

どうも皆様、作者です。今回は以前にアンケートを取ったバトルスピリッツについての雑談です。カードゲームを知らない、やったことのないという方も一定数いたので知らなくてもついてこれるような話題にしていこうと思います。


プロヴィデンス使いにくいよォォォォォォォ!!!!(バラで買ったパックから4枚引き当てた作者の叫び。尚、ザフトデッキには一枚も採用されていない模様)

やっぱヴェサリウス2枚からの無限コアブ&アンブロッカル化したブリッツガンダムが一番強いんやなって……


14話

 

 

【雑談】我が生涯に一片の悔いなし【Vs学園/聖桃花】

 

 

「皆さんこんばんは。Vs学園所属Vtuber聖桃花です。今日は軽く雑談をして行こうかなって思います。ちなみにLimiterでは告知していないゲリラ雑談だったはずなんですけど……なんか人多くないですか?」

 

 

やぁ、私だ。今リスナーに言ったばかりだけど今日はゲリラで雑談。ゲリラな理由は普通に仕事が急がしくて設定する暇も無ければゲームをするほど体力も残ってないからだよ。寝落ちするほどじゃないからそれを期待してる人はゴメンネ。メタいこと言えば最近配信ばっかりで、私がリアルで喋ることが少なくなってることが気がかりなんだよねぇ。

 

 

最近トレンドに載ること多いじゃん?

バトオペの切り抜き見てない?

結構注目されてるんやで

Vtuberってジャンルが世に出回り始めたのもある気がする

わかる

 

「あー……確かにトレンドはよく載ってますねぇ……切り抜きってなんの奴です?」

 

 

最近のLimiterのトレンドの最下層くらいにたま〜に私が入ってることがある。私っていうか#聖作戦のタグかな?

 

バトオペの切り抜きやで

めっちゃ上手いから興味持ちました

どうも初見です

これも努力の証

衛聖兵が増えるのはええことや

 

 

普段の雑談では大体4000〜6000人くらい。でも今日はなぜか8000人近くいる。ゲリラってことを考えたら余計に多い。まあ認知されてるのは素直に嬉しいから良いんだけどね。私今から8000人に向かって雑談するのかw

 

 

「ほぇー……初見さんもいらっしゃい……であります!!残念ながら今日は結構専門的な話題デッキ組んできたから分からない人も居ると思います。まあ私が誇る衛聖兵諸君ならどんな話題でもついて来てくれるでしょう」

 

もちろん!

当たり前なんだよなぁ

どこまでもついていきます隊長!

( ̄^ ̄)ゞ

( ̄^ ̄)ゞ

 

「はいじゃあ今回のメインテーマ、こちらです」

 

バトルスピリッツ

 

あっ

なるほどw

完全に理解したわw

いつも通りで安心する

アレ無くして聖桃花無しやな

 

「察しが良い人は嫌いじゃないですよ〜。そうです、TCGとして有名なバトルスピリッツのことをちょっと話しましょう。略してバトスピ 知らない人います?ああいや、知らないのが悪いとかじゃなくて純粋に疑問ですよ?…でありますよ?」

 

やってる

知ってるけどやってないなぁ

カードゲームワカンナイ……

デュエマと遊戯王なら任せろ(白目)

今カード触ってたw

 

「結構バラけてるみたい?まあ、私の配信を見たことあったら大丈夫ですよ。ただバトスピの話をするんじゃないです。最近ガンダムコラボで構築済デッキやら拡張パックやらが出ましてね?」

 

 

ああ、先に言っておくよ。一緒にゲームする相手なんて居ないからね?コラそこ、憐むような目で見るんじゃない。大会も出るしショップでフリーバトルをするから!!

 

 

結局ガンダム

嫌いじゃないわ!!

これこそ我らが隊長

どれくらい買ったん?

 

 

「……いつのまにか私の呼び方が隊長になってることはこの際もう置いておくとしましょう…であります。えっとですね、ダブルオー、SEED、ユニコーンの三種類の構築済みデッキが発売されまして、パックも2ヶ月ほど空けて発売されたんですよ。ちなみに私は箱買いしてません、ていうか周りの店は全部売り切れてたんでちょっと遠いけど行きつけのお店でパック毎で買いました」

 

 

なんなら構築済みデッキすら一つもなかったよね。ダブルオーだけはメ◯カリで全部3枚ずつ入ってるセットがあったから買ったんだけどさ。最近は在庫も増えてきたから嬉しいよ。

 

「Xレア、って言う結構良いレア度のカードと最高峰のXXレアがあるんです。2パック買ったらXレアのダブルオーライザーとXXレアのユニコーンガンダム(覚醒)が当たりましてね……思わず声にならない悲鳴をあげました…であります」

 

は?

強すぎる!?

元を取るとか言うレベルじゃねえ……

なんでや!!

5箱買ってXXレア出なかったんですが……

 

 

阿鼻叫喚のコメント欄。最後の人はドンマイ。

 

 

シャッシャ……

 

なんの音?

生活音助かる

まさか…布擦れ…!?

それはない

あったら神

 

「え、ああ…デッキをシャッフルしてるだけですよ?カードの束があったら癖でしちゃうんですよね。ほら皆さんある意味生活音ですよ……でありますよ〜」

 

わかる

わかる

ちゃんとスリーブに入ってる音がする

音ソムリエニキいたのかw

カードしたことないけどそんなことなるんやな

 

 

私はあまり手が大きい方じゃないから三重スリーブの巨大デッキのシャッフルが難しい。ちなみにダブルオーライザーのデッキをシャッフルしててスリーブはバトスピ公式の『クランエンブレム』っていう種類のやつをつけている。

なんでって?ソレスタルビーイングの理念は戦争根絶。『クランエンブレム』はバトスピの背景世界(世界観)に存在するエジットやオリン、インディーダ、アマハラなどの神話の神様達の派閥のエンブレムが描かれているスリーブなんだけど、派閥達って色々あって戦ってたんだよね。だからそういう戦争をイメージするスリーブに、戦争根絶のダブルオーデッキはぴったりだと思ったんだ〜。(※作者が実際にそう考えてリアルでもやってるだけです)

 

 

「今作ってるのはユニコーンデッキ、袖付きデッキ、ソレスタルビーイングデッキ、ザフトデッキの4種類。ジンクスデッキやオーブデッキ、ストライクガンダムデッキは予算の都合上先送りにしてます。ほら、次のコラボパックでネオ・ジオングが確定してるじゃないですか。さぞかし強いと思うんですよ」

 

めっちゃ組んでるw

でも袖付きって……

それ以上いけない

そういやローゼン・ズールのテキストに書かれてたな

確かに期待できる

 

「他にもデルタプラスのテキストのミネバ様、『SEEDを持つ者』のシン・アスカがまだ未登場ですね。しかもガンダムコラボって面倒なシステムが一つしかないので初めての人でも始めやすいし何より強い……って、先に言っておきますけど案件狙ってないですよ?」

 

狙ってるっぽかったw

ただただガノタ

ガンダムならなんでもいけるのかw

小慣れてる感あるし元々バトスピやってた?

ありそう

 

「えっとですね……バトスピが始まってからずっとしてましたよ。それこそ最初のフェニックスとベア・ゲル・ミルのデッキの頃から」

 

本当に一番最初だw

最古参……いや原初のメンバーか……

原初w

強そうやなw

ちなみに何使ってたん?

 

「あー……あの頃は……えっと……これ言っていいのかな……」

 

 

ヤバイ……絶対燃える……だってあのデッキは……ねぇ?

 

 

おん?

そんな変なデッキあったか?

いや始まって少ししか経ってないカードゲームで変てw

ん……?まさかね

ミ……いややめよう

 

「あの……はい。ミカファールターボです……」

 

炎 聖 炎

極刑

これはギルティ

今21歳で最近10周年……え、11歳でループ?

ガチすぎるw

 

「わー!!だから言うの嫌だったんですよ!!違うんです!!たまたまパックから出たミカファールの効果見て思いついただけなんです!!気がついた時には禁止カード入りだったんです!!……であります!!」

 

 

イビルオーラやらライフチェインを見たときは思わずテンションが上がったよ。だってマジックタダ撃ちだし。

 

 

「はぁ……はぁ……ええ、ちょうどいい時間ですね。今日はここら辺で終わりにしましょうか。バトスピに興味が出たらぜひガンダムから始めてみてくださいね〜(一部を除いて)安く組めますので!!」

 

副音声が聞こえた者は敬礼

……

……

……

……

 

「さすが衛聖兵諸君!!こう言う時の連携は完璧です。ではでは皆さん次回もよろしくお願いします……であります。あ、次回は登録者1万人配信なんでお楽しみに〜」

 

 

【この放送は終了しました】

 

 

有無を言わせぬ配信終了で草

最近慣れたのかフランクになったよな

可愛いから可愛いんだ(真理)

テンション上がった時の揺れ具合も素晴らしい

記念配信楽しみ




マシュマロのコーナーはお休みです。もちろんまだまだ紹介しきれてないのが沢山あるのでしっかり選別中です。結局今回バトスピ勢しかわからないような内容になってしまった……

いや待て……分からなくてもこれで気になった読者様達が始めてバトスピユーザーが増える?
この状況下でTCGの新規ユーザー獲得は厳しそうですね。

Vtuber主人公へのマシュマロ募集!!

https://marshmallow-qa.com/plus49535964?utm_medium=url_text&utm_source=promotion


次回配信【登録者1万人記念配信&収益化記念&???】

いいですか皆さん。()()()()が、ですよ?


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外堀は埋められるもの

思いついたネタをメモる直前に急用が入り数時間後、執筆途中の今回をもう一度開けば『〜の、』で止まっていて書くはずだったネタを全て忘れた作者です。


先に現場から申し上げますと平日に書き切るのは無理です。とりま9月までのカレンダーは『勉強』の2文字で全て埋まったので空き時間にちょこちょこ書きます。ハイ、オクレマス……

えぇ?他の作品の投稿頻度が上がってる?学校の休憩時間に他の方のハーメルン作品読んでたらインスピレーションが……ね?

オリジナルって初めてだからネタに困るゥ……


15話

 

 

「聞いてよお姉ちゃん。この間カミラと通話したんだけどさー」

 

「いや待って。さも当然のようにウチにいて私の部屋にいることは別にいいさ。強制的に私の膝枕を楽しんでるのもまあ許そう。でもさ……どうして配信器具をウチに持って来てるのかだけ聞かせてくれないかな凛花?」

 

「え、だって今日泊まるし……」

 

「配信休めよ」

 

「やだ!!」

 

「なんなのこの子……」

 

 

子供かコイツ……いや、高校生だし子供か……

 

あ、どうも皆さん。紅葉だよ。今日は日曜日、最近仕事が忙しかったこともあって先週は凛花の家庭教師を休んだんだけどさ〜、今日ウチに来た瞬間に私の腹に頭突きかましながら抱きついて来たんだよね。そのあと巷で流行の◯首当てゲームの要領でなぜか1発で当てて来やがったから一旦引っ叩いた。私なにも悪くないし……

何故か着替えやら歯ブラシやら持ってるから愛子さん……ああ、凛花のお母さんね?に確認とったらいつのまにか私の親が許可出してたんだってさ。いやまぢ信じられないんだけど。せめて一言言ってくださいよ母上……

 

 

「2週間ぶりだからってそんなになる?どうせ学校で女の子の同級生達とイチャついてんだから補給は十分でしょ」

 

「甘いよお姉ちゃん!!」

 

 

ガバッと私の膝から起き上がり指をビシッ!!っと効果音がつきそうなほど突き出した凛花。あ、はい……これ長くなるやつ?

 

 

「学校は公共の場だよ?しかも男子達の不躾な視線があるし私は2人きりでじっくり1人ずつ堕として…「分かった、もういい喋るな」……え〜」

 

「これ以上聞いたら当分喋るつもりでしょう?全く……配信は許してあげるけど……何時から枠取ってるの?」

 

「えっと……22時!!」

 

「配信者としては普通の時間だけどお泊まりに来る女子とは思えないよね……」

 

 

スマホのブラウザで凛花のチャンネルを見れば、確かに22時から雑談配信の枠がある。凛花は大体1時間弱程度の時間しか雑談しないし、したとしてもGLだったり謎の人生論(GL方面)ばかりだからねぇ。ちなみに現在20時でーす。夕飯も食べたし風呂も入った。覗きにっていうか襲いに来た凛花を返り討ちにしたので今日は割とお仕置きしてるな私……

 

 

「全く……とりあえず私のパソコン使っていいからセッティングを……『『ピコンッ』』……ん?」

 

「あれ…私のもだ」

 

 

突然、机に置いていたVs学園用のスマホが鳴った。どうやら凛花もらしい。手にとってみると、マネージャーさんから2期生への一斉送信だった。

 

 

『本日より同期内でのコラボ配信を解禁します』

 

 

「…………え?」

 

「……あっ」

 

 

私の疑問の声に後に、凛花が何かに気づいたような声を上げた。いや、コラボ解禁はありがたい。ずっとバトオペやらなんやらやっててもつまらないからね?そろそろ違うことがしたいなーと思ってた矢先のコレだよ。

 

 

「お姉ちゃ〜ん」

 

 

凛花がニヤけた表情で近づいてくる。

 

 

「ちょっとお願いがあるんだけど……」

 

「いやだ」

 

「まだなにも言ってないのに!?」

 

 

絶対コラボ配信しようとか言ってくるに決まってる。今やってしまったら()()コラボ配信……速攻でてぇてぇ案件にされて切り抜かれるに決まっている!!

 

 

「今日は配信しないからね」

 

「え〜!!そこをなんとか!!」

 

「しないったらしないよ」

 

 

右肩に顎を乗せて近距離で目をうるうるして懇願してくる凛花をガン無視。

 

 

「第一、いきなりオフコラボとかマネージャーさん的にもアウトでしょ?」

 

「あ、大丈夫。今許可取ったから」

 

「……もしもし!?なにやってるんですか!?」

 

『面白そうなのでオッケーです』

 

「真面目に働いて欲しかったなぁ!?」

 

 

即刻通話ボタンを押してみれば、秒で出てくれた上にとんでもない爆弾を落としていきやがった……コレはニュータイプでも無理な展開だ……

 

 

『至って真面目ですよ。お二人が従姉妹なのはこちらも把握していますし、2期生初のコラボ配信でてぇてぇしてくれたら後続はしやすいです。まあ、シンプルに『聖桃花』さんが『ユリィ=キリング』さんの猛攻に耐えれるのか見たいというのは否定しませんが……』

 

「外堀が……埋められていく……」

 

『どうせなのでカミラさんにも連絡しておきました。大丈夫、被害……仲間はちゃんといます』

 

「被害者!?いま被害者って言いましたよね!!」

 

『…………ではでは〜』

 

「あ、待て逃げるなぁ!!」

 

 

通話終了……やりやがったなあのマネージャー……今までのイメージが全て崩れ去った音がしたよ。あんなに奔放な人だったとは……

 

 

「あ、もしもしカミラ?さっきさ、コラボ配信解禁のお知らせ来たんだけどさ〜……え、見た?うんうん、じゃあ話は早いね!!桃花もいるから今日の10時から1時間配信しない?…………やった!そうこなくっちゃ!!詳しいことはまた追って連絡するね〜!!お姉ちゃん?準備万端だよ?」

 

「カミラのフットワークが軽い……はぁ、分かった。ユリィの枠でやってよね。私の次の枠は1万人記念、収益化記念、バージョンアップ配信って決まってるから」

 

「もっちろ〜ん♪ふへへ……美女2人とのコラボ配信……Vtuberになって良かった!!」

 

 

なぜコイツの煩悩を今まで見抜けなかったんだろうか……

 

部屋の中で空を仰ぎながら恍惚とした表情を浮かべる凛花を見ながら、私はLimiterを開くのだった。

 

 

〜カミラ〜

 

「あ、配信するんだったら今から酒飲めねぇじゃん。断わりゃ良かったかな……」




聖桃花 Vs学園所属Vtuber


時すでにお寿司
いつのまにか外堀が埋められてた……であります……


☁️124 ♻️1849 ♡4556




ユリィ=キリング 


枠を取り直したよー!
私の百合ハーレム加速の予感!?
【雑談】ふへへ……ふへへへへへへへへ……今日は良い日だね!!【ユリィ/Vs学園】

☁️288 ♻️2221 ♡6098



カミラ=ヴォルケンシュタイン 

なんかあるぞ

☁️114 ♻️1997 ♡3220


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【雑談】ふへへ……ふへへへへへへへへ……今日は良い日だね!!【ユリィ/Vs学園】#1

ガンダムトライエイジSP買えたァァァァ!!!!
忙しくてろくに出来ねぇェェェ!!!!
出来ても高難易度勝てねぇェェェェェ!!!!
なんで初期ってハイパーバーストないのォォォォォォォォ!!!!


お気に入り登録2000件突破ありがとうございまァァァァァァァァァァァァァァァァァァァすッ!!!!!!



始まりまァァァァァァァァァァァァァァすッ!!!!(ゴリ押し)


16話

 

【雑談】ふへへ……ふへへへへへへへへ……今日は良い日だね!!【ユリィ/Vs学園】

 

 

「やっほーみんな!!百合を求めて17年、百合ハーレム王に私はなる!!ユリィ=キリングだよ〜」

 

 

 

どうも皆さん、紅葉だよ。現在22時、凛花……ユリィのチャンネルで突発的にコラボ配信をすることになった私とカミラはディスコードのマイクをミュートにして出番を待っている。まあ個チャでちょっとお話してるけどね。カミラは男らしい性格だから、『私』のノリじゃなくて『俺』のノリで話している。どうやらカミラもそっちの方が接しやすいらしいよ?

 

 

「概要欄を見た人も多いんじゃないかな?今日はねー……6時過ぎ?くらいに運営さんからコラボ解禁のお知らせが来たから早速コラボ配信を企画してみましたー!!わーパチパチ!!」

 

待ってた

早すぎて草

行動力の化身やん

ああだからLimiterでアレ言ってたのか

外堀w

 

 

ユリィの視聴者にもバレテーラ。仕方ないじゃん、ほんとに急だったしマネージャーさんも悪ノリするんだからさ〜。全く、今日はこないだ作ったイフ改君のパーツでも磨こうかと思ってたのに……いや、元々凛花が泊まる予定だったし無理だね。あ、ちなみに今私はリビングに居るよ。流石にユリィと同じ部屋で配信するとマイクがダブるから仕方ない。両親に事情を説明したら笑ってオッケーしてくれたよ……頼みに行ったの凛花だからだけどねぇ……何故かウチの両親は凛花に甘い。いやまあ凛花の両親も割と私に甘いからどっこいどっこいだけどさ。

 

 

「と、い、う、わ、け、で!!折角のコラボ配信、いつまでも私だけが喋ってちゃ面白くないよね???じゃあ早速、2期生初コラボのゲストを呼んで行きまーす!!聖桃花さん!!」

 

「はい、コラボ解禁が運営から送られてきた瞬間にコラボを持ちかけられ、いつのまにかもう1人のゲストと私のマネージャーさんに話が通ってて外堀が埋められてた挙句、直前まで配信内容を考えるのに付き合わされ、そして名誉にもこの場に呼んでいただいたVs学園所属Vtuber、聖桃花です……であります。今日は配信する予定がなかったのですが……後でユリィを締めてもいいですかね?」

 

「うぇ!?」

 

マネージャーのノリが良すぎるw

名誉…名誉だね(白目)

マジで急やったんやな……

黄泉ノ骸 俺が許可する。存分にするがいい

 

 

私の端末でユリィのコメント欄を見てれば流れてくる骸君のコメント。ハハハ……王様に認められちゃったら……やるしかないよね。

 

 

「うへぇ、後で逃げなきゃ……まあ、気を取り直して次!!カミラさん!!」

 

「おう!!カミラ=ヴォルケンシュタインだぜ!!急に呼ばれてびっくりしたけど被害はまだビールが飲めてない事だ!!……飲んでいい?」

 

「「ダメ(です)」」

 

「……だよなぁ」

 

 

私とユリィによる完璧なシンクロダメ出し。そりゃまあ……ユリィはリアルで未成年だし。流石にダメだよ。同接がえっと……4000人くらい居るね。そんな中で1人だけ飲酒は流石に……ていうかカミラはどんだけ酒が好きなんだよ。

 

 

「ああそうだ、あたしはコラボとか好きそうじゃないっていうリプが多かったけど、あたしは面白そうな事は進んでやるタイプだからな〜。誘われた時は嬉しかったぜ」

 

 

同期させてるからユリィの画面でもカミラの立ち絵が笑いながら動く。私はバージョンアップ前の立ち絵なので今までの表情しか出来ないよ。ちなみに私はコラボは誘われたらする、っていうスタンスで行く予定でーす。

 

 

「今日はこの2人と一緒に雑談をしていこうと思いまーす!!今見てくれてるむくろんやレサ男も今度誘うから覚悟決めててね♪」

 

 レッサースタジオ レサ男!?

黄泉ノ骸 そのあだ名を定着させるでない!!

同期もよう見とるw

驚きすぎじゃね

コラボに覚悟がいるのか……

 

「いいじゃねえか、男2人を呼ぶんだったらあたしも入れてくれよ。へへ、いいのが見れるかもしれねぇからな」

 

「だいたい内容分かりますけど一応聞きます……であります。何が目的ですか???」

 

「何って……そりゃぁナn「はいアウトォ!!」……言わせろよ〜」

 

「しょっぱなから随分飛ばしましたね!?あれ、これもしかして舵取り私ですか?え、嫌なんですけど……であります。レッサー君今から来ません?ちょっと舵取りを……」

 

「逃さないよ桃花……私は桃花の疲れてとろんとした声が聞きたい。あわよくば物理的に凸りたい」

 

「ど変態しか居ないですね!?」

 

レッサースタジオ 聖さんも仲間だったんだね、頑張って

レッサー君嬉しそうで草

 

 

ええい……いつのまにか私まで苦労人だと思われてるだと!?いやいやそんなまさか……

 

 

「……うぅ、レッサー君の裏切り者」

 

「あー、私の桃花を泣かせたね!!桃花を泣かせていいのは私だけだよレサ男!!」

 

「いや、ダメだろ。私はどっちかっていえばレサ男が泣いてるところが見たい。あわよくばそれを骸が仕方なさそうな感じで慰めてるところがいい」

 

「ダメだコイツら……帰っていいですか……でありますか?」

 

無法地帯

BとGの波にもまれる隊長かわいそう

隊長が帰ったら誰が舵取るんや

レッサースタジオ なんかごめんね

隊長俺らがついてる

 

 

何故私を泣かせる前提で話を進めるんだ……皆知ってるかい?これまだオープニングトークなんだぜ?10分くらい経ってるとはいえ内容が濃すぎるんだよ。用意した会話デッキとか相対的に面白くないとかあったらどうしよ。あとカミラは鋭いツッコミありがとう。でも最後のは要らないよ……ていうかカミラもレサ男で確定なのね……

 

 

リスナーが優しくて泣きそう!!

 

 

「ほらユリィ、オープニングトークはこれくらいにしましょう。今日は何するんですか?」

 

「え……さっき2人で考えたんだから桃花は把握してるh…………やらせていただきます」

 

「ブフッw」

 

おかしいな……オフコラボじゃないよな

画面越しで圧が伝わってくるんだが?

メタいw

姉貴笑っとるやんけw

隊長の顔だけが笑ってる……やべぇ

 

 

「今日は初めてのコラボ、しかもすごい突発的だったという事でマシュマロを募集してる暇が無かったんだよね」

 

「私が打ち合わせの時に一番最初にツッコミを入れた部分ですね……でありますね?」

 

「そういやそうだったな。あたしも気になってたんだわ」

 

「そういうわけで、今回の企画はこちら!!」

 

 

ドドン、と画面に画像が表示された。

 

 

『コラボ相手の普段のマシュマロに返信をしてみよう!!』

 

 

うん……まあ一番無難で良いかなって思ったんだよね。でも考えてみて。私のところにくるマシュマロ、ほとんどガンダムなんだ……選ぶのに苦労したよ……いや、2人でも答えれそうなやつを選ぶって考えたら数が少なくて簡単だったかもね。

 

 

「嫌な予感しかしませんでしたけど、まあ仕方ないですよね」

 

「え、そんなに変なことあんのか?」

 

「ふっふ〜ん。凄いの選んで来ちゃったから楽しみにしてね♪」

 

「ほら」

 

「ああ……」

 

 

声だけだが、カミラもなんか察してくれたらしい。

 

 

「もちろん、マシュマロを送ってくれたリスナーの人は、私達本人に答えて欲しくてマシュマロを送ってきてくれてると思います。なのでちゃんと後に本人が答えますので安心してくださいね……であります」

 

助かる

もうすでに2人くらい疲れてるんだが?

おもろい企画

え、でもその3人にくるマシュマロって…

あっ(察)

 

「というわけでちょっと水を飲みます……であります」




〜ガンダムトライエイジSP〜


ファイナルラウンド

ガンダム(0弾P) 必
シャアザク(0弾M)
ダブルオーガンダム(0弾M) 必


vs


隊長機バクト 必


スピード4100(スピードバーストでさらにプラスされる)vs4700


『先制level4』

先攻を取られました!!


………………は???????


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【雑談】ふへへ……ふへへへへへへへへ……今日は良い日だね!!【ユリィ/Vs学園】#2

はい、まずは謝罪を。
2ヶ月も投稿しなくて申し訳ありませんでした。活動報告を読んでくださった方には伝わっているかと思いますが、シンプルに忙しいです。主な理由としてというか9割を占める理由として受験勉強をしておりました。元々、一つ前の話が投稿された2日後には今回の話は多少完成していたのですがそこから手が進まず……なんなら最近休憩時間にちょこちょこ読んだヒロアカにどハマりして投稿してはいませんがそちらを書いていますね。

ストックは全くないのでこれからも酷い投稿頻度になりますが気長に待っていただけると幸いです(正直今話も予定の3分の2で切りました)

それでは17話、お待たせしまして……お楽しみください!


17話

 

 

「やっぱり一番手は企画者の私だよね♪」

 

「まって……待つんだユリィ……貴女から始めるのは絶対にまずいのです……であります」

 

「そろそろ覚悟決めようぜ……あたしは決めたよ……」

 

「帰ってきて!?帰ってくるのですよカミラァァァァアアアア!!!!」

 

隊長うるさくて草

焦り過ぎやろ

姉貴が遠い目をしてらっしゃる

誰から行ってもあんまし変わらん

確かに

 

 

やめるんだばいk……一応配信前に釘は刺したけどお前がまともなお題持ってくるとは1ミリも思ってないんだよ!!

 

 

「ふふふ……そういうと思ったよ桃花。でも残念だったね……今回のOBS担当は企画者であるこの私なのだよ……つ・ま・り、私が神!!」

 

「神は死にましたよ?何言ってるんですか?」

 

「あれ!?なんか『何言ってんのコイツ……?』みたいな反応されたんだけど!?」

 

ニーチェw

ユリィ驚き過ぎて画面固まってるぞ

仲良いなコイツら

姉貴の声が遠い……でも笑い過ぎて普通の音量に聞こえるw

 

 

チャット目で追いつつ、ユリィの顔を確認すれば確かに目を見開いたまま微動だにしていない……が、すぐに気づいたのか元に戻った。トラッキングの範囲を超えるほど顔を動かさないでよ……

 

 

「ま、まあ気を取り直して……はいどーん!!」

 

 

抵抗虚しく、ユリィの操作によって画面に表示されたマシュマロの画像。それは……

 

 

「「んん???」」

 

 

【挿絵表示】

 

 

あっ(察)

らしいといえばまあ確かにw

分かってなくて草

ユリィ…アンタ最高だよ!!

 

 

熱中症……ゆっくり?

 

 

「ユリィが選んだにしては……」

 

「普通だな……?」

 

「それどう言う意味かな!?全く……初コラボなのにどうしてこんなに信用ないのかな……」

 

「いやおまいう?」

 

「信用に値する言動だったら良かったんですけどねぇ……ええ、危ないのですよ、貞操が……であります」

 

貞操w

悲しいかな、これ事実なのよ

雰囲気悪くない?

逆に仲良いなおい

早く聞きたい

 

 

若干コメ欄に衛聖兵いるね。うーん……部屋にスマホ忘れちゃって今は調べられないんだよねー……まあ、いっか。ユリィ(凛花)のアホな行動はいまに始まったことじゃないし。

よくよく考えれば、百合バレしてない時でもアホかましてたし。

 

 

「えー……じゃあ誰から行きます?」

 

「あたしから行くよ。んっん!!……ねっ、、ちゅう、、しょう?……これでいいのか?」

 

「……やっば、鼻血が……」

 

「ユリィ今なんて????」

 

エッッッッッッッッッッッッッッ

エッッッッッ

ユリィ草

聖口調忘れてるw

姉貴ィィィィィィ!!!

 

 

今二階からゴッ!!って音がしたんだけど!?ちょっと待って私のプラモ達大丈夫だよね……?凛花に私の部屋を使わせたの不味かったかな?

 

 

「ちょ……ティッシュどこ……」

 

「つk……鼻血大丈夫です?」

 

「えへへ……出てはないから大丈夫!!あ、あったあった」

 

 

危ない……もう少しでティッシュ箱の位置を教えるところだった……そのあとチーンと鼻をかむ音が聞こえてリスナーさんにはどうやら好評のようだ。大丈夫、過激派は私がしょっぴくからね。

 

 

「うーん……やっぱネタが分からねえからイマイチ不完全燃焼だな〜」

 

「いや完璧だったよカミラ。うん……本当に……ね、みんな!!」

 

一生ついていきます姉貴

ユリィのチャンネル解除して姉貴の登録した

ワイも

ついでに隊長も登録した

じゃあ俺も!!

 

「なんで!?」

 

「うわ、マジで増えてて草。桃花のも30人くらい増えてるぜ〜」

 

「マジですか!?……でありますねぇ……本当に増えてるし」

 

ユリ虐てぇてぇ

これは分からせ

隊長の驚き方すげぇな。超好き

今のはやばかった

切り抜くのはやった

 

 

「もう!!じゃあ次桃花!!」

 

「分かりましたー、であります。。えっと……ねっ、ちゅう、しよ?……ッ!?!?ユ、ユユユユリィ!?ちょっとこれ……謀ったな!?」

 

ふおおおおおお!!

やべ

可愛い

最強

好き

 

 

「………」

 

「あうぅ///嘘でしょ……恥ずかしい……」

 

 

やられた!!ゆっくり読んでってそう言うことか!!おかしいとは思ってたけどやっぱりちゃんと裏があったんじゃないか!?ユリィのリスナー天才だね!?でも今だけは恨むよ!?5000人弱の前でなんてこと口走ってんだわたしぃぃぃ!!!!

 

 

「んあ?結局どう言う意味なんだ?」

 

「………」

 

「文字に起こしてみてください!!まるで私達がキスをせがんでるみたいじゃないですか!!あぁもう……やってしまった……」

 

「ん〜…………ぷっ、あっははははははは!!ホントだ、おもしれ〜じゃん!!これ考えたやつ天才だな!!」

 

た、隊長!!アンタ最高だぜ

姉貴めっちゃ笑うやん

2人ともトラッキングがw

ユリィが幸せそうな顔をしておる

ん、ユリィ顔動いてない?

 

 

「これが人間のやることかよぉぉぉ!!!!」※桃花です。

 

「…………」

 

「あっはっはっは!!ひぃ〜……腹いてぇ……!!」

 

なんだここw

地獄やで

ユリィ喋らなくなった

ユリィが死んだ

この人でなし!!

 

 

「…………はっ!?尊さで意識が……鼻血拭かないと」

 

「ほらほら、ユリィもやれよ。お前だけやらねぇのも不公平だぞ〜」

 

「……そうですよ。さっさとやるのであります」

 

 

なんとか回復した私達3人。くそぅ……どうせ明日には切り抜きが上がってるんだ……今まで上手いプレーの切り抜きしか無かったんだけどなぁ……あ、もはや開き直って自分で切り抜いてやろうか(錯乱)

 

 

「あっはは!!そこまで言われたらやっちゃうしかないよね〜!!」

 

「「やっぱりやらなくていいです」」

 

「なんで!?」

 

この3人の時の雰囲気決まったな

これええな

黄泉ノ骸 ユリィの扱い方は熟知したぞ

むくろん草

それでいいのか二期生

 

 

骸君……レッサー君は絶対人を弄らなさそうだけど、加減考えないと燃えるよ……がんばれ。ユリィは少し地獄見てこい。とくにホラー配信で。私は絶対やらんけど。なぜ人を怖がらせるために作られたゲームを進んでやらなければならないのか?Mか、Mなのか?……はいすいません。私がホラー嫌いなだけです……

 

 

「あれ……私の扱いってもしかしてこれからそういう感じ?」

 

「ざまぁw」

 

「あはは……ささ、時間も押してますからユリィも早くやってください……であります」

 

「はーい……ね?……チューしよっ?」

 

可愛い

あざとい

可愛いけどあざとい

エッッ

確信犯だもんな……可愛い

 

「え……なんかこう素直に褒められると恥ずかしいんだけど……」

 

 

すごい、さっきから私達が言うたびにコメント欄の加速がエグい。なになに、そんなに良かったの?

 

 

「まあ、ホントに良かったしな〜」

 

「ええ……思ってたより破壊力ありますね……であります」

 

 

今世でも可愛い女の子は可愛いと思うし今のは普通に可愛い。私の前でいつもああしてたらいいのに……いや、最近の感覚だとそれはそれでちょっとキモいな。

 

 

「うう……じゃあ次行こっか!?ほらほら次はカミラの番だよ!!!!」

 

「逃げたな」

 

「逃げましたね」

 

逃げたな

可愛いやんけ

なんだよ、やっぱここ天国じゃねえか

誰だ地獄とか言った奴

BGM決まったな

 

 

いや、流さないよ。この空気であの曲流したら意味わからないことになるし。ちょっと面白そうだけど……フリーBGMで今度似たやつ探そ。

 

 

「まあいっか。よっしゃ!!あたしのもなかなかな奴選んで来たから期待しろよな!!」

 

 

うーん……デジャヴ?




Vtuberへのマシュマロ募集!!

今回から二期生5人誰でもマシュマロを募集を始めました。Vtuber達にやって欲しいことでも、趣味の話でもなんでもOKなんでいろんなマシュマロを頂きたく思います(決してネタに困ってるワケジャナイデスヨ……?)

例えばですが、以前いただいたバトルスピリッツ関連のマシュマロも後書きなどで【雑談配信でのマシュマロ読み】の体で語ったりする予定です。今までにいただいたマシュマロも全て回答する予定ですのでお待ち下さい〜(ちゃんと全て読ませていただいてます。本当にありがとうございます)

https://marshmallow-qa.com/plus49535964?utm_medium=url_text&utm_source=promotion


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【雑談】ふへへ……ふへへへへへへへへ……今日は良い日だね!!【ユリィ/Vs学園】#3

はい、お待たせしました。5ヶ月ぶりですね。息抜きでたまに他の方のVtuber作品を読んだりしていましたがやはり皆さん、文章力が凄い!!共通テストが終わり、受験が終わり、6日(土)に第一志望を合格することができました!!

忘れられているのではないか?という一抹の不安を抱えながらも書き上げた今話、楽しんでいただけたら幸いです。

えー、半年以上振りに開いたガンオンで木星エンジンキルを決めて気持ち良くなった事だけ報告しておきます。


それでは18話、どうぞ。


18話

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「アウトォオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」

 

 

「うっさ」

 

 

「……びっくりしすぎてびっくりしちゃった」

 

 

ユリィ語彙力なくなってて草

レッサースタジオ !?

最後の誤字かわいいな

 

 

やべぇ……やべぇよ……私は遠い昔の記憶に腐男子でもないし、そこだけは現世でもラインとして保ってきた一線。詰まる所、どうでもいいのである。

 

 

「すぅ……多くのBL好きの奴なら大抵は骸が攻めだというかもしれない」

 

(え、なんか急に冷静になってんだけどカミラ)ミュート

 

(これ絶対自分が言いたかっただけですよね?)ミュート

 

「しかぁし!!」

 

「「うぇ!?」

 

 

怖い、なぜか今だけはカミラが異常に怖い。変な声出た。

 

 

「想像してほしい。普段生意気な骸が、いつも胃が痛い胃が痛いと言って弱気なレッサーに組み敷かれてる場面を」

 

(いや、想像するの難しすぎるんですけど)ミュート

 

(うーん……わからなくはないかなぁ。女の子同士でもそのシチュありだし)ミュート

 

 

レッサースタジオ !?

当事者言葉になってないんだが

二人ともミュートしてて草

なるほど、いいシチュだ

さすが姉御、わかってるぅ!!

 

 

「良いよなっ」

 

「今までで1番良い笑顔じゃないですかカミラ……でありますね」

 

「カミラ……今度、お互いジャンル交換しようよ……分かり合える気がする」

 

「おう、ありだな!」

 

「………皆さんこんにちは、聖桃花……いえ、聖()()と申します。今日は一応ゲストだったんですが、背景になることにしました……であります。どうか私の事はお気になさらず」

 

「「おい」」

 

地味にうまい

布教合戦か?w

すごいカラフルな背景だな。しかも可愛いときた。

ここが噂の畳配信ですか?

畳豪華すぎんか?

 

 

うん、まあそろそろ真面目にマシュマロに答えよっか。

 

 

「冗談はここまでにして……これ私答えなきゃダメです?……であります?」

 

「当たり前だろ桃花」

 

「ていうか私達よりも桃花の事の方がみんな知りたいと思うよ。新鮮だし」

 

「需要あります?」

 

 

需要しかない

参考程度に聞きたいよね

なんの参考だw

これを機に俺も慣れとくか……

隊長のちょっと良いとこ見てみたい

 

 

えぇ……うーん……まぁ、どっちかっていえば……

 

 

「……骸君が攻めじゃないですかねやっぱり」

 

「おお〜王道で良いねぇ〜」

 

「これ聞いてるであろう本人どういう感情なんだろう」

 

「ユリィ、世の中には聞かない方がいいこともあるんですよ」

 

「これが世渡り、覚えとけよガキンチョ」

 

「あ〜!!今ガキって言った〜!!」

 

 

ヨシ!(現場猫) 若干話題逸らせたぜぃ、こういうの恥ずかしいな〜。NGにでもしとこっかな?

 

 

てぇてぇ

てぇてぇけど内容が世知辛い

大人達が純粋無垢な子供に現実教えてる

純粋無垢……?

純粋?

 

 

「おいコラリスナー、私は純粋無垢の可愛い女の子でしょ!?」

 

「純粋無垢だったらお前のマシュマロの意味理解出来ねぇだろ。ん……?つまり桃花は純粋?」

 

「え、急に飛び火するじゃないですか」

 

「ああ、桃花は普通に純粋だよ?この前裏で話してる時、『浴衣で下着は着ないんじゃ無いんですか』ってさも当然みたいなトーンでいっt「シャラップ!!上官侮辱罪で処しますよ!?」……え〜良いじゃ〜ん」

 

「桃花……それは流石に漫画とかだけだって……」

 

「ひぅ……アアアアアアアアア!!!!!」

 

可愛い

かわいい

エッッッッッ

顔真っ赤なんやろなぁw

隊長の浴衣(ry

 

 

おいコラ凛花ァ!!なに暴露してくれとんじゃい!?思い出す高校1年の時の夏……クラスメイトと行った夏祭り(私は行きたくなかったけど人付き合い的にね?)で私がミスった。マジで知らなかったんだ……覚えとけェ凛花ァ……この罪は重いぞ?

 

 

「くっ……何故今の流れで私にダメージが……」

 

「面白かったぜ?純粋っていうか桃花天然じゃねぇか」

 

「あの話聞いた時は絶句したよね。自分でもまさか言葉が出なくなるとは思わなかったしww」

 

「カハッ……うっ」

 

隊長が殉職した!?

隊長が死んだ!!

この人でなし!!

やめて!?隊長のライフはもうゼロよ!!

次回『聖、死す』デュエルスタンバイ!!

 

 

「俺は止まんねぇからよぉ……お前らが止まんねぇ限り、その先に俺はいるぞ!!だから、止まるんじゃねえぞ……」

 

 

キボウノハナー

キボウノハナー

詠唱完璧で草

キボウノハナー

だんちょ……隊長ぉ!!

 

 

「あ、これは知ってる」

 

「え、コメントはや!?」

 

「よく訓練されたリスナーですね皆さん、衛聖兵じゃない方々も完璧でした……であります」

 

「そろそろ次行くか。知ってるかお前ら、次のマシュマロで最後なのに3つ目なんだぜ?」

 

「メタいんで辞めよ!?」

 

「まあ思い立ったが吉日……しかし、あまりにも急すぎましたからねぇ……出来るだけ尺を取るように動い……いえ、なんでもありません、であります」

 

「どっちだよ!?」

 

 

ヘイト管理はバトロワの基本、時間調整はガンオンの指揮で慣れてる。最近ガンオンやってないから忘れてるけどね。ってアレ?今回私叫んで恥かいただけでは???

 

 

「それじゃあ大トリは桃花!!期待してるからね〜」

 

「うわ、急にプレッシャーかけて来ますね。えぇ……じゃあちょっと自信なくなります……であります」

 

「まあまあそう言わずに、一旦出そうぜ?」

 

「了解であります」

 

 

【挿絵表示】

 

 

「「…………」」

 

「何か文句でもあるんですか!?ウチのリスナーとバチバチします!?」

 

隊長めっちゃ必死じゃん

誤字祭りなの可愛いなおい

てぇてぇからの不仲説浮上

隊長……なにやってんだよ!!

ギスギスしてきたw

 

 

キレちまったよ、久々(数分)になぁ……という冗談は置いといて、ちゃんと選んだんだが?私最初に言ったよねガンダム8割って。

 

 

「でも皆さん配信者ですし、ちゃんと機材も揃ってるはずなんでこういうの分かるでしょう?」

 

「私、ほとんど従姉妹のお姉ちゃんにやってもらったから分からないよ?」

 

「………あっ」

 

 

忘れてた!!最初の打ち合わせの後日に私がセッティングしてあげたんだった……ま、まあ何かあるでしょ。

 

 

「あたしはネットでPCのファンとかよく見る。少し前に使ってたのがうるさかったりで悩んでた時に結構ハマった」

 

「あー、分かりますそれ。ああいうの見始めるとつい長時間見ちゃうんですよね。結局買わないことが多いんですけど……」

 

「そうなるよな〜。やっぱ自分で選ぶと不安でさ」

 

「ですよね〜、であります」

 

意外としっかり会話できてて草

百合に挟まることができないユリィ

ファンは良いぞ

普通に世間話やんw

 

 

「き、機械の部品……全く分からないよ……」

 

「まあユリィは確かに分からなさそうだな」

 

「ええ、そんな感じあります」

 

「その通りだけど酷くない!?」

 

 

いや、普通に分からないでしょ君。せめてWordとExcelくらいは使えるようになって欲しい今日この頃の従姉です。

 

 

「はい、まあ一通り終わりましたね。このマシュマロが思いの外巻いたので10分ほど余ってますけどどうします?」

 

「終わっていんじゃね?10分くらい誤差だって」

 

「とりあえず感想いってこ。かんそ〜タ〜イム!!」

 

「「イェーイ」」

 

 

ノリがいい。これが女子会のノリか……

 

 

「じゃあまずカミラ!!」

 

「他の人のマシュマロってやっぱあたしのところに来るのと口調とかノリとかが違って面白かったな。ユリィのところは悪い意味じゃなく軽いし、桃花のところはなんかホントに隊って感じがした」

 

「ちょっとカミラ、ウチはまごう事なき『聖小隊』ですよ?」

 

「いやそれセンシティブタグのやつじゃねえか」

 

 

おっと一本取られた。ていうかカミラ、私のところのタグ把握してんのね。

 

 

3人のチャンネル登録した!

面白かった

隊長、遂に俺たちを認知してくれるんですね!?

姉御、この隊長センシティブタグ即決だったんすよ

良い時間だった

 

 

「え、桃花のセンシティブ!?」

 

「未成年が反応するな」

 

「二つ名を【どすけべ】にしますよ」

 

「罪が重い!!」

 

 

まだ特にそっちのファンアート来てないから良いけどさ。あ、いや定期的に確認してるとかソンナワケナイジャナイデスカー。

 

 

「じゃあ次桃花!!配信の準備を手伝ってくれて本当にありがとう!!」

 

「ああいえいえ、私も今日は楽しめましたから。手伝った甲斐があったというものです…であります。強いていうなら、コラボって楽しいですね」

 

「あ、それ私も思った!!またしようね〜!!」

 

「次は同期コラボか?」

 

「「あり(ですね)!!」」

 

 

てぇてぇ

てぇてぇ

てぇてぇ

百合を見守るリスナー

てぇてぇ

 

 

5人か〜、レッサー君に司会進行を頼むしかないね。胃が死ぬんだろうけど、まあ仕方ない。だってレッサー君だから。

 

 

「じゃあ最後は今日の主催者であり、チャンネル主であるユリィ=キリングさん。総まとめ、お願いします」

 

「はーい!!見に来てくれたリスナーの皆、1時間ありがとうございます!!突然思いついたこの企画、桃花やカミラはもちろん見に来てくれた皆が居たからこそ、こうやって良い感じに終われそう!!これからもVs学園をよろしくぅ!!」

 

「ぬるりと宣伝を混ぜていくスタイル、嫌いじゃないぜ」

 

「恐ろしく早い宣伝。私達でなきゃ見逃しちゃいますね」

 

宣伝上手w

めっちゃ良い締め

これが最終回か……

照れ隠しでネタを言う2人可愛いなおい

 

 

おぅ……照れ隠しバレてる。ユリィ(凛花)はこう言うことを笑顔で恥じらいなく言うから聞いてるこっちも恥ずかしくなる。まあ嬉しいけどね?

 

 

「はい、というわけでお時間となって来ました。皆さん如何だったでしょうか?Vs学園2期生初のコラボ配信、きっと今日からレッサー君や骸君もコラボするんでしょうね?……ね?そしてゆくゆくは先輩方とのコラボも解禁されるでしょうからその日をお楽しみに。

 

最後になりましたが、私達3人のチャンネルとLimiterへのリンクを概要欄に貼っているのでチャンネル登録、Limiterのフォローよろしくお願いします……であります」

 

「え、桃花めっちゃ司会進行上手いじゃん」

 

「声の張りとか通りも良いよね」

 

「急に褒めないでくださいよ、照れるので。ほらチャンネル主、いつもの締めの挨拶」

 

「はーい。じゃあ皆、おつゆり〜!!」

 

「「おつゆり〜(であります)」」

 

 

【この放送は終了しました】




Vtuberへのマシュマロ募集!!

今回から二期生5人誰でもマシュマロを募集を始めました。Vtuber達にやって欲しいことでも、趣味の話でもなんでもOKなんでいろんなマシュマロを頂きたく思います(決してネタに困ってるワケジャナイデスヨ……?)

例えばですが、以前いただいたバトルスピリッツ関連のマシュマロも後書きなどで【雑談配信でのマシュマロ読み】の体で語ったりする予定です。今までにいただいたマシュマロも全て回答する予定ですのでお待ち下さい〜(ちゃんと全て読ませていただいてます。本当にありがとうございます)

https://marshmallow-qa.com/plus49535964?utm_medium=url_text&utm_source=promotion


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