エレちゃんの冥界アカデミア! 凍結中 (ツキタマ(サブ))
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こんなオリジン(前世)あってたまるか


能力が大きすぎて手を出せなかった
そんなキャラで無双ゲーをやっていくぜ。

戦闘開始!いくのだわ!(挨拶)


2020年某所…とある少女は

 

 

 

 

 

「エレちゃャァァァァァア゛ア゛ア゛」(涙

 

 

 

 

 

…枕を濡らしていた。

 

 

 

某人理修復系課金ゲー(Fate Grand Order)をしているであろう者ならば1度はぶち当たる壁に彼女は直面していた。

 

 

 

そう、それは…

 

 

 

 

 

「推しキャラ出てぇぇぇぇぇぇ」(涙

 

 

 

 

 

エレシュキガルの(推しキャラの)ピックアップ召喚である。

この日の為だけに彼女はさもしい貯金を切り崩し某ウルク王(過労死王)のようにまさに「煮え湯を飲む思い」でピックアップ当日まで待っていたのだ。

 

 

しかし…

 

 

 

「ァァァァァ(血涙

ドゥ!君じゃない!確かに嬉しいけど君じゃないのォォォ!!

君はもう宝具5絆MAXなのォォォォ!!」

(バビロニア勢推し廃課金の末路)

 

 

現実は実に非常である。()

いくら回そうと確率という壁の前に推しはとうとう召喚を果たせずに最後の10連がすり抜けと言うなの無記英霊基行き(宇宙行き)で終わった。

 

 

 

「あ、諦めない…諦めないんだから…。

行くぞ.....私の貯金.....石の貯蔵は十分か!!」

 

 

 

そう言った彼女は残り数枚となった今月のお小遣いと共にコンビニへ走った。

自分の推しキャラの召喚をめざして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし今、彼女の願いは果たせなかった。

 

 

 

その日は雨が降っていた。

少女は少しでも早く目的地に着くために裏路地を通っていたのだが、路地から広い通りに出た途端猛スピードで出てきた車が彼女の体を突き飛ばした。

スピード制限を大幅に振り切る速度に彼女の体は数メートル先へと吹き飛ばされた。

 

 

 

(.....いったい.....何...が...?)

 

 

 

 

薄れゆく意識の中、彼女はぼんやりと今の自分の状況を受け入れる。

自身の体を伝っていく痛みと大量の血が自分の身に何が起こったのかを鮮明にさせる。

自分は助からないという事が本能的に理解出来た。

 

 

 

 

 

(.....あぁ、私は.....死ぬのか)

 

 

 

 

自分でもどうしてここまで落ち着いていられるのかは分からない。

本当ならこの場で「嫌だ嫌だ!死にたくない!」と叫んでも許されるだろう。

実際、体の痛みはそうなってもおかしくない程に悲鳴を上げている。

それに、廃人のような課金生活を送っていたとはいえ自身はまだ30にも満たない未来のある人間だったはずだ。

 

 

 

しかし

 

 

 

(あぁ、死ぬならエレちゃんのいる冥界で魂の最後を終えたいよなぁ…

まぁ、現代で神代の神様に会おうなんて無理な話か…

会いたいな…エレちゃん…)

 

 

そんな、体の悲鳴を他所に彼女の意識は

ゆっくりと真っ暗な深淵へ消えていった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(…気づけば、そこは何処か分からない真っ暗な密室であった…なんて言ってる場合じゃないよなぁ…何処よここ?)

 

 

 

 

目が覚めたら、そこは冥界の底であった。

なんてことはなかったが、彼女は暗闇の中にいる。

体を動かそうにも狭い場所なのか体が思った通りに動かす事が出来ずに四苦八苦していたところだ。

 

 

 

(あ、あれって光じゃないかしら?やっと光が見えた!)

 

 

 

モゾモゾと体を動かしていると、そこに一筋の光が見えてきた。

 

 

 

 

(やっと外に出られる“のだわ”!!)

 

 

 

 

そう思ってその光に近ずいていく。

すると、その光の方から声が聞こえてきた。

 

 

 

 

「はーい、……さん……と少しで…が出て……すから…ねー!」

 

 

 

 

 

「頑張れ!……!もう少しで“産まれ”るぞ!頑張れ……!」

 

 

 

 

(…待って、ステイ!Stay!今なんか変な声が聞こえた!

私出たくない!現実から目を背けたいー!)

 

 

 

 

外であろう光の方から聞こえてくる声に何かを察し、先程までとは打って変わってジタバタと出ない為にもがき始める。

しかし、そんな抵抗も虚しく少女……否、“赤ん坊”の体は光の出口へとカラダを引っ張られていく…

 

 

(…い、嫌だ…嫌だ…)

 

 

そして…

 

 

 

 

 

 

 

「オギャァァァァァァァァァァァァァ!!」(赤ちゃんプレイなんて嫌なのだわァァ!!)

 

 

 

 

そんな、赤ちゃんの悲鳴は生命の誕生の祝福と自身の産声によってかき消されて言った。

 

…無念なり。

 

 

 

 

「おめでとうございます!神川(かみかわ)さん!

元気な女の子ですよ!良かったですね!」

 

 

 

 

「は、はい!ありがとうございます先生…

あぁ、あの子が私達の子なのね…あなた…」

 

 

 

 

「そうだぞ、よく頑張ったな!流石だぞ!」

 

 

 

 

オギャァァァァァァ!!(いやぁぁぁぁぁぁぁ!!)

 

 

 

 

「名前はどうします?決まりがあるのでしょう?

貴方が決めないといけませんよ?」

 

 

 

 

「決まりなど関係ない!

と言えればよかったのだがそうは言えないのでな!

前々から決めていたのだ!“エレカ”などどうた?

決まりにもしっかりハマっているぞ!」

 

 

 

 

「うっかり者のあなたらしからぬ準備の良さですね…

でもエレカですか…いいですね綺麗な女の子に育って欲しいです。」

 

 

 

 

「無視か!!」と抗議するかのような産声を上げながら

赤子 : 神川エレカ は自分が転生をした事を(嫌々)理解するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年後、テレビや出かけた街の近くで筋骨隆々のヒーローを見かけたことで「…ウッソだろお前…世界線違うやん」などボヤくエレカがいるのはまた少し先の話…

 





ごめんなさい!7章のエレちゃんの
キラキラ笑顔見てたら耐えられなかっ
たんや!!分かってくれるダルォ!?
「ギルガメッシュ以上の馬鹿なのだわ!」
とか言って満面の笑みを浮かべている
エレちゃん見たら耐えられないダルォ!?
(迫真の勢いで詰め寄る)


そして初見の方!(いる…よね?)
最後まで見てくれてありがとう!!
考えついたネタを書き潰すまで続け
るつもりだからよろしくお願いします
あと、〇〇と絡ませて!などの
コメントはお待ちしております!!
出来ればヒロアカのキャラでお願いしますが、
「○○と組ませろ異論はないな?ないな!よし!」
という方が入ればコメントまで交渉に来てください。
全力で渋ります(嘘です最大限まで考慮します)

どうかこれからもよろしくお願いします


2021 8.18 文の細部などを調整しました


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数年後なのだわ!

設定をするか迷ったけど逐一後書き
で設定入れればいいかな?って思ったのと
今後のネタバレになる事まで書きそう
だったから設定は少し進んでからにします。

いくのだわ!(いつもの挨拶)



「あれから3年も過ぎたのね…あんな思いをするのは二度とごめんなのだわ!」

 

 

 

 

あんな事(羞恥プレイ)から3年の月日が流れたある日

エレカはテレビの前でそんな事をボヤいていた。

あれからエレカが立ち上がるようになるまでの間、赤ちゃんとしてしっかりと育てられたエレカは数年の苦悩を思い出し謎の決意を固めていた。

無理もないだろう。(せめてもの慈悲)

 

 

 

 

「…はぁ、それにしても「エレちゃんに会って死にたい」とは思ったけどまさか自分がエレちゃんになるとは思ってなかったのだわ…」

 

 

 

 

金髪のツインテール、真っ白の肌、紅の瞳、まごう事なくこの容姿は生前の彼女の推しキャラである「エレシュキガル」と瓜二つなのだ。身長はまだ小さいが、鏡を見た時

「ろ、ロリエレちゃんダトゥ?!…キュウ」

と尊死し倒れて両親に何事か?!と驚かれた程である。

 

 

 

 

「まぁ、ここまでならば分かりたくないけど理解はできるのだわ!

……でも……でもねぇ.....」

 

 

 

 

そこまで言うと、エレカはテレビの方に素早く回転してテレビに向かって指を指した。

 

 

 

 

「何故あなたがテレビに映っているのかしらねオールマイト!!!」

 

 

 

 

画面の向こうで高らかに笑う平和の象徴に一瞥をくれると彼女は「原作がァ!!」と頭を抱え始めた。

そう、何故かこの容姿であるにもかかわらず、この世界は“個性”の存在する世界であり、彼女が生前に「Fate系列」と同率で好きなアニメである「僕のヒーローアカデミア」の世界線である事が分かったのだ。

赤ちゃんの頃から「個性」だの「ヒーロー」だのと不穏な単語が飛び交っていたがある日母親に「これがヒーローよ〜」とオールマイトの救助活動シーンを見せられた時には

アアゥゥアゥア!?!?(ウッソだろお前!?!?)

アゥアアアウゥアウアアゥア!?(アイェェ!?オールマイトナンデ!?)

と驚きの赤ちゃん語を叫んだくらいだ。

 

 

 

 

「どうしたんだエレカ?

ママに見せられてからホントにヒーローが好きになったな。

なぁ魔徒(マト)?君もそう思わないかい?」

 

 

 

 

「そうですね?“空縫(アヌ)”?」

 

 

 

 

「アハハハハーソウナノダワー(棒)」

 

 

 

 

後方で、今世の両親である神川空縫と神川魔徒が甘い雰囲気を醸し出している事を会話の空気で察したエレカは呆れつつ話をそらす。

 

 

 

彼女の生まれた神川家は代々、あらゆる神様と類似する個性を持って生まれて来る家系であった。

父である空縫の個性は「創造」なのだが、神話関係の物の創造にバフがかかるというぶっ壊れ個性なのだが本人が言うには「その人にあった物でないと使うことすら出来ないし何より燃費が悪すぎる」らしい。

名前から察するに、恐らくメソポタミア神話のアヌ神だろう。

 

 

 

母である魔徒の個性は「十一の魔獣」十一種類の生物(魔獣)を出せるらしい。

言わずもがなみんな大好きビーストⅡティアマト神である。

(ティアママならぬ魔徒ママの爆誕である)

初めて見た時は

オギャァァァァァァァァァァァァァ!!(ティアママ!?この世の終わりだァ!!)

と泣き出してしまった程だが聞いた所

「自分自身が戦闘にむいてない」

と言っていてヒーローにもなっていなかった。良かった狂ってない←

なんでも、モフモフ屋なる店を作り人々を魔獣の虜にしているらしい。

神代の魔獣をモフモフとは感性が中々狂っている魔徒ママである。

ちなみに従業員は魔徒ママ含めて2人だけらしい。

しかももう1人も個性で生み出した魔徒ママの子供らしい。

ほぼ一人企業と言っても差し支えないのでは?。

 

 

 

ここまで来たら私の個性も薄々分かって来ただろう。

そう、なんの捻りもなく私の個性は「冥界の女主人(エレシュキガル)」だ。

 

 

 

 

「でも、これでこの世界で抗う力は手に入ったのだわ!

…問題はこれから山積みになっていくのだけどね…...参ったのだわ…...」

 

 

 

 

そう、いくら個性が出たと言ってもヒーローになろうなんて言うのは明らかな死亡フラグがムンムンなのである。

かと言って、エレシュキガルの力をこの世界のヴィラン連合に知られればおそらくバットエンド一直線だろう。

 

 

 

神様の力なんて馬鹿げた個性をあのオールフォーワン(工業地帯仮面野郎)が見逃す訳がないだろう。

というかもう仕掛けたあとかもしれないとも考えられる。

そう考えると…

 

 

 

 

「…やっぱりヒーローが妥当な案なのかしら?

……ヴィランは論外だもの。覚悟を決めましょう!!」

 

 

 

 

そう呟くと、エレカは後ろでイチャコラしている2人の方を向いて宣言する。

 

 

 

 

「父さん!母さん!私はこの個性を使ってヒーローを目指す事にしたのだわ!!

見てなさい!相応に決めるのだわ!!」

 

 

 

 

こうして、1人の女神がヒーローになる物語が始まるのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それはいいけど、あと少しで幼稚園に遅刻しちゃうわよエレちゃん?」

 

 

 

 

「え、ええぇ!?それは困るのだわ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…始まるのであった。←

 




最後が締まらないエレちゃんの図

かっこいいエレちゃんも好きだけどやっぱり
エレちゃんはうっかりじゃないとね!!


え?パパとママがヤバすぎ?
2人だけで世界壊せそう?そう思った方!
全くもってその通りでございます!!←
流石にビックネームすぎた!(汗


ついでにママのお店で従業員してる
個性は緑髪の綺麗な人です。トラウマ←


多分あと1話くらい原作キャラが
出てこないよ!すまない!!


個性 : 冥界の女主人(エレシュキガル)

効果1
自身の周囲に冥界の概念を作り出す
力を込めれば込めるほど範囲は広
なっていく。
この範囲内であれば出来る限りの事
をできるようになる。
FGOのように赤色で出来た槍を
操る事もできるようである。
(範囲内の相手を“何もせず”に殺す等
の無茶苦茶な事は出来ない。)

効果2
死んだ“モノ”の魂を自身の思った通り
に操る事ができる。
死んだものでなければならない。
なお、死んだものなら例え現在に
存在しないモノでも構わない。
また、魂を幽霊化してお馴染みの
ガルラ霊にする事も可能。
ガルラ霊にすると使いやすさが
1つの宝具になり得るくらい
上がるらしい。

効果3
?????
とある物がなければ発動不可
(恐らく次回使えるようになる)



2021 5.18 文の1部修正
神川母の名前をティアから魔徒に変更



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小学生なのだわ!

エレちゃん欲しいのだわ〜( ˘꒳˘ )

評価が付き始めたからしっかりと書かな
ければ……(焦

なのだわなのだわ!!(挨拶)




小学校に入ってはや4年エレカは今…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇねぇ!金色の髪の毛綺麗だね〜!

なんで金色の髪なの?なんでなんで?」

 

 

 

「お、落ち着いて欲しいのだわ!!」

 

 

 

猛烈に絡まれていた。

 

 

 

「私ね!波動ねじれ!貴方は?名前は?」

 

 

 

「い、言うから落ち着いて〜!!」

(はー!!ビック3!!なんで!?

小学校同じ!?そこはA組の人達

の中からだろぉ!?なんで先輩なの!?)

 

 

 

突然の猛攻(質問攻め)に目を回すエレカを他所に

波動ねじれはいつもの調子で問いかける。

 

波動ねじれ──ヒロアカ3期に出てくる

個性『波動』を持つ雄英3年の優秀生に

なるはずの人物が目の前にいた。

 

何の因果か小学校が同じらしく帰り道で

運悪く(エレカにとって)出くわしたらしい

赤の他人から見ればカオスである。

 

 

 

「あなたの名前は?あ、名札あった!

エレカちゃん!エレちゃん!!そっか!

エレちゃんって言うんだね!!」

 

 

 

「に、苦手なのだわーーーーーー!!」

(嬉しいけど複雑だーーーーーー!!)

 

 

 

「あ、帰るの?家どこ?またね!!

今度は一緒に帰ろ!!ばいばーい!」

 

 

 

ついに耐えきれず逃げ出した。

ねじれは特に気にせず送り出す。

 

2度目の学生生活が始まりはや4年…

とうとう彼女にも魔の手(原作)が忍び寄る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「冥界のガルラ霊よ─」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「立ち並ぶ腐敗の槍よ─」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我が名の元に我らが冥界の鉄槌を!!」

 

 

 

瞬間、地面を赤雷で構成された槍が

地面を抉りとった。

 

 

 

「ふぅ…大分さまになってきたのだわ!」

 

 

 

目の前にできた大穴を片目にそう言うと

彼女は近くの適度な大きさの石に腰かけた。

 

今、彼女は“個性”を伸ばす訓練をしている。

エレカがヒーロー宣言をした後、父である

空縫は私有地である土地の一角をエレカに

修行場として貸していた。

 

「エレカのやる事ならなんでも応援する」

らしい。親バカの類である。

そんなこんなあって、今彼女は自分の個性

で出来ることを模索していた。

だが、やってみた時に違和感を感じる。

 

 

 

「…アレ?(エレちゃん)って槍持ってなかった?」

 

 

 

そう、本来エレシュキガルの持っている槍

「発熱神殿メスラムタエア」がないのだ。

 

 

 

「…これじゃあ宝具が打てないのだわ…」

 

 

 

個性である程度の事はできるようにはなっ

ている。

冥界の拡大も槍がなくとも広げる事は

できる。

 

しかし、槍がなければ宝具を使うために

一瞬で冥界を広げ発熱神殿を広げるという

芸当は無謀に等しい。

 

出来はするが、燃費が悪い。

いくらなんでもコストがかかりすぎて

諸刃の刃になりえないのだ。

 

 

 

「…参ったわね…どうしようかしら…。」

 

 

 

そんな呑気な愚痴を呟いていた時

 

 

 

「エレカ〜!」

 

 

 

「あら?父さん?何をしに来たのかしら?」

 

 

 

彼女に修行場を貸した後、

 

「俺の手伝いはここまでだ!後はお前次第

だ!」

 

そんな事を言って修行には一切手を出さな

なった空縫が修行場にやってきたのだ。

──後ろにデカい荷物を背負って。

 

 

 

「いやぁ〜、やっと“アレ”が届いてな!

お前に見せたくてわざわざ持ってきて

しまった!」

 

 

 

「“アレ”?一体なんの事なのかしら?」

 

 

 

「見ればわかる。よし、開けてみなさい

お前の個性ならそれが何か分かるはずだ。」

 

 

 

訳は分からないが何かある事を察した

エレカは空縫の持ってきた荷物を開ける。

 

そこにあったのは一見なんの変哲もない

“粘土”のような物だった。

 

しかし、それは一度何処かで見たことが

ある様な気がしてならない。

それ以前に、ぞんざいに扱ってはいけない

事がヒシヒシと伝わってくるような禍々し

い雰囲気が漂っている。

 

 

 

「…父さん、これって…?」

 

 

 

「あぁ、多分想像してるのであってるぞ。」

 

 

 

一年前、エレカは個性をよく知るため──

という名の家族旅行でイラクに行っていた。

家族共々個性的に縁がある地で悠々と旅行

を満喫していた。しかし、途中で父が一人

ウロウロと何処かへ出かけていたのが印象

に残っていた。

 

そして、イラクの地で父が絶対に行くと

豪語していたとある場所でこの“粘土”の

発している雰囲気と似た空気の場所が

あった。

 

 

 

「…まさかコレって…」

(…父さん…アンタは…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ、“昔のクタ市”で使われていたと

されているレンガだよ!ツテでコレを

くれるって奴がいてさ、お前の武器を

作れるかもしれないって思った!!

クタ市は確かにエレシュキガル様の

加護があった都市なんだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…バ………バ……」

 

 

 

「バ?」

 

 

 

「馬鹿なのかしらーーー!?!?!?」

(ある種聖遺物じゃねぇか!!!!

聖杯戦争でもする気か父さん!?!?)

 

 

 

 

その後、父は個性を使い(ついでに私は父をシバき)

『発熱神殿メスラムタエア』を完成させた。

 

全力で個性を使ったせいなのか、父は

肩で息をしプルプル震えその場に倒れた。

翌日筋肉痛で一日中苦しむ事になったら

しい。自業自得である。

 

 

 

「取り敢えず、コレを使って練習よ!

高校(原作)までに仕上げるのだわ!」

 

 

 

原作開始まであと6年…彼女の物語は

急速に加速する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいわ、地の底まで落としてあげる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…同郷の気配につられてまいったが

また何とも不思議な魂があったものよ。」

 

 

「足掻くが良い…晩鐘は汝の名を示さず。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




個性 冥府の女主人

追加効果
発熱神殿メスラムタエアによる強化
・冥界の領域拡大の速度向上
・冥府の刑罰執行の速度向上
・宝具解放


宝具 霊峰踏抱く冥府の鞴(クル・キガル・イルカルラ)

ランク : A
種別 : 対山宝具
レンジ : 10〜999
最大捕捉 : 1000

地の底から地続きに行われる冥界の鉄槌。
地震、地殻変動によってエビフ山を崩壊させる
アースインパクト。

この宝具の神髄は「地形を冥界にすること」
冥界であれば絶大な権能を持つエレシュキガル
は、彼女と共に戦うもの、その全てに強力な
護りを与える事だろう。


FGOだと地形を冥界に変換→雷で追い討ち
って感じなんでそんな感じで行きます。
ついに宝具使用可能に!ひれ伏せAFO!!




謎のパイプを持つパパン(追加)

旧クタ市で使われていたレンガを
入手出来る特殊なパイプを持つ空縫
初めて来た時に仲良くなった人がたま
たまそっち系の人だったらしい。
これだから神代補正は……(呆れ)




発熱神殿 キガル・メスラムタエア(追加)

旧クタ市の物(エレシュキガルの統治した物)
と思っていたが、実はネルガルの神気も
混じっていたため原作と似通った槍になった
という世にも奇妙な代物。

エレカは(あれ?ほかの神性混じってない?)
と薄々勘づいているが、元エンジョイ勢
だったので細かい所は気にせずに
夫の力をぶん回しています。
(調べるの大変だった←エンジョイ勢)




一年前の家族旅行

空縫がやらかした(笑)以外には普通の家族
旅行。家族共々縁があるからね!!
多分、数年に1回は行ってる。
エレちゃんの中の人的には
「ここがギル様のいたウルク…感激!!」
らしい。中の人はバビロニア信者。



最後に出てきた謎の人“Y”

同郷(冥界)の気配につられて次元を越えた
超人じいじ。
孫を見守る祖父のような立場で今後は
エレちゃんを見守ってくれるはず。
(魂は元々ゲーム好きな子供だからね!)
今日もどこかで晩鐘が響き渡っているの
でしょう。
え?AFO?首を出せ!!!!←


2021.5 18 修正
ガルラ霊を使役している表現を消しました。
理由は近日投稿する閑話によって明かされます



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謝罪とお知らせ ※重要


福袋は外れたけどキャストリア来たのでOK
です(´・ω・`)

後書きまで見て頂ければ幸いです。


はじめに、更新の期間が空いてしまった

ことに謝罪を申し上げます。

本当にすいませんでした。

 

 

 

学生とゆう事もあり、更新が止まり始め

た時期から、課題→テスト期間→テスト→

課題→課題→課題→………と

現在、感染が再拡大しているヤツのせいで

学校が凸カレスコしてきたせいで

更新が止まってしまいました。

 

 

他にも「裁定の堕天使」の小説を掛け持ち

している事で効率が分散してしまって

いたとゆうこともあります。

 

 

何より、学校生活がヤツのせいで狂って

から小説にかける時間がほとんどなく

私がやっているFGOの方も全く出来ず

(私は未だ1.5部をクリア出来てません)

 

ヒロアカも最近は見る機会がばったりと

減っていて、最新話なんぞもってのほか

です。

 

 

何よりもFGOのキャラ設定、詳細を

未だ完全に理解しきれていないため、

ガチ勢の皆様からしたら「は?」と

思われてしまうような事を書いてし

まいそうになる事がチラホラありま

した。

(実際「裁定の堕天使」では駄目出し?

を食らいました。)

 

 

何より、私は2つの小説に力を入れて

いるため今後の原作に入ってからは

伏線をバシバシ入れていこうと考え

ていたのですが、いかんせん

上記の通り生活が纏まらずヒロアカ

を見れていないせいで伏線を

貼るわけには行かないわ、

もしかしたらまだ隠れてる伏線が

あるかもしれず、下手に原作に

エレちゃんを突っ込めないと

ゆう事情があり、更新が滞って

しまっているのが現状です。

 

 

そこで、私は「裁定の堕天使」を

含めて二つの物語を一時的に

お休みして、原作をよーく見返して

設定詳細を把握して生活が

落ち着いてから再開させて

頂こうと考えております。

 

 

小説を書く事を辞めるわけでは無いです。

自分が始めた事は余程のことがない限り

意地でも修正し直してやり遂げます。

しかし、書き始めて数ヶ月のくせに二つ

持ちしたり、やけに伏線を入れようと

奮起するのには限界を感じ少し

クールダウンして、落ち着いてしっかり

考えながら作品と向き合いたいと考えて

おります。

 

 

休み中にもあとがきに書きますが、

先の2作品とは真逆の新人感溢れる

原作ほぼ無視型チート系の小説を

息抜きに書いてみようかな〜?

と考えています。

どうか、休み中はその小説を見て

頂ければなと思います。

見て貰えたら嬉しいです。

 

 

 

急なことで申し訳ない気持ちで1杯

ですが、帰ってきた時には

よりパワーアップした面白い

小説が書けるようになって帰ってき

ます。

唐突な休止中宣言申し訳ございません。

また、恐らく数ヶ月後になろうと

思いますが、よろしくお願いします。

 

 

 

byラクネコ

 

 




少しお知らせ


休み中に自身の小説とほかの皆様の
小説をウロウロして思ったことが
あります。



俺、初心者の癖になんでこんなに
難しい小説書こうとしてんの?と



ほかの初投稿者様方は
「原作無視」や「チート」などは愚か
はっちゃけて道理など無い!!と
言わんばかりのものを書いている
のにも関わらず、
私は「原作重視」と原作に縛られ
「ここ違うやん」と原作ガチ勢ニキ
に強めに怒られる始末。




もう嫌です!!はっちゃけます!!!



とゆう訳で近々
「自身の1番知識のある物語」

「両原作の要所要所をなぁなぁ
に辻褄合わせした」
○○×Fateシリーズを
暇つぶし程度に書いていこうと
思っています。

それが出来るならこっち書けや
と思う方もいるかと思いますが
心の広い方はそちらも見てくだ
さい。


見てくれたら嬉しいです!!
キャストリアの出るおまじないを
かけておきます(´・ω・`)

それでは!!!!


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閑話 ガルラ霊.......?なのだわ!


繋ぎ程度に呼んでください。(2000字超えてるんだよなぁ...)

神様の時代よりもそっち系の力が衰えた現代で
ガルラ霊なんているのかよって回。

冥界魔改造待ったナシやで


 

それは空が薄暗い雲に覆われたある日のことだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば、この世界にガルラ霊っているのかしら?」

 

 

 

 

 

謎のパイプを持つ父に貰ったエレちゃんの槍(発熱神殿キガル・メスラムタエア)を手にひたすら熱と冥界の刑罰を飛ばし続ける練習をしていたエレカは、休憩時間にそんな素朴な疑問を覚えた。

 

 

確かに、個性が発症した直後は刑罰により手がバチバチしていたり、ネルガルの権能であった太陽の権能が溢れたり(フローリングが焦げてあわや大惨事になるところだった。)、冥界の領域を見てみたりなどしてみたが、冥界といえば!でお馴染みであるはずのガルラ霊を一体たりとも見た事がなかったのだ。

 

 

 

 

「...か、考えたら不安になってきたのだわ。

少し探したり、場合によっては作ってみたりすべきなのかしら?」

 

 

 

 

そんな風にうんうんと唸っていた時であった。

 

 

 

 

『このご時世、そんな神代の化け物が現代に適応出来るわけがなかろう。まさか作るなんて思考に至るのは全くの予想外だったがな。』

 

 

 

 

『ソーだぜ、もうちょい気楽に考えろやお譲ちゃン。』

 

 

 

 

.......目の前に薄い布を被った不審者2人組がいた。

 

 

 

 

「.......えぇっと、110番110番と...。」

 

 

 

 

『俺らを不審者扱いするンじゃねぇよ!!お前さんの個性だぞ!!お前さんの!!』

 

 

 

 

「きゃーーー!お化けが喋ったのだわーーー!!」

 

 

 

 

『ちょ、ま!そんな物騒な武器を振り回すんじゃなウォォォォォ!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──── 少女取り乱し中 ────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.......コホン、ほ、本当に貴方達がガルラ霊なの?」

 

 

 

 

『おウ、そうだぜ“マスター”。』

 

 

 

 

『...だから初めからそう言っているだろう。』

 

 

 

 

落ち着きを取り戻した3人は何とも言えない空気の中、お互いが知り得る限りの情報を交換していた。

どうもこの2人が、彼女の中にある冥界に住むガルラ霊らしい。

 

 

ちなみに、マスターという愛称は彼らが“私”の記憶の中にある最も多く呼ばれた愛称らしい。

自分の個性だからと思い「そういえばアッチ(前世)にいた頃は死ぬ直前までFGOしてたんだったわ...」と呟いたら野生味の溢れる方のガルラ霊からゲラゲラ笑われたので槍で峰打ちしまくってやった。

そこの皮肉屋な方のガルラ霊!「ウワァ...」って目で見るんじゃない!!

 

 

 

 

「.....随分少ないのね。

私はてっきりあのゲーム見たく大軍にでもなってるんじゃないかってヒヤヒヤしていたのに。」

 

 

 

 

『それに関しては、魂の強さが関わってくる。

君が.....すまないマスターの知っているガルラ霊は神代に生息したガルラ霊だ。ガルラ霊の元になった人間は今の人々は比べ物にならないほど力強く強靭な心を持っていたことだろう。

しかし、今の人間の心は神代の人間と比べてしまえば毛先の毛の字1本分にすらなり得ないくらい貧弱だ。そんな人間達が死して霊体になった所でいいとこ悪霊がいい所だろう。

女神の下僕になれるような霊などそうそういない。』

 

 

 

 

『かくいう俺達もマスターの冥界に行き着いた幾つかの魂の混合体ってワケだ。』

 

 

 

 

「なるほどね、よく分かったのだわ。」

 

 

 

 

そもそも個性という極端な力に染まった現代人と神の生みだした化け物を人の手だけで留めていたあの屈強な人々を比べることが酷なことだ。

そこまで考え終えたエレカは彼ら二人にいくつかの質問をする。

 

 

 

 

「そういえば、貴方達って今までどこに居たの?

冥界の中にいたなら私の加護の可動範囲を広げる為に冥界を弄っていた時に嫌でも察知出来たはずなのだけど...」

 

 

 

 

『ア〜、マスターには悪いと思ったが俺達も少し修行をしに街の方にダナァ〜。』

 

 

 

 

「嘘でしょ?!嘘だと言って欲しいのだわ!?」

 

 

 

 

『いや、残念ながら事実だマスター。』

 

 

 

 

 

どうやら、本当に街に行っていたらしく先程の会話の中に出てきた悪霊や曰く付きの場所へ赴き戦闘(除霊)、魂集めなどエレカに負けず劣らずの力を身につけてきたらしい。(主に前世の記憶の中にあった戦い方を主軸にしているとの事)

「バレたらどうしてくれるのかしら!?」と詰め寄ったかのらりくらりでかわされてしまった。

 

 

 

 

『そういえば、先程ガルラ霊を作れないかと考えていたな。我々の捕獲した魂達を使えばもしかしたらするかもしれんぞ。無論マスターの個性の力を持ってしてになるがな。』

「やったのだわ!」

 

 

 

 

ちょうど試してみたいことがあったのだわ。とでも言わんばかりにエレカは喜んだ。

そんなエレカに向けて2人のガルラ霊は相手の本質を見抜くかのような目でこんな質問を問いかけた。

 

 

 

 

『なぁ、マスター。

あんたがかなりレアケースな人間な事は俺達が1番ヨーク分かってるつもりだ。』

 

 

 

 

『故に聞こうマスター。

君はこの世界にで何をなすつもりだ?

君の力を持ってすれば世界をひっくり返すことすら容易なはずだ。だからこそ今私達は君を見定めなければならない。』

 

 

 

 

エレカは少し考える素振りを見せたが、すぐに2人を見て「言われなくとも決まっている」と言わんばかりの目でこう答えた。

 

 

 

 

「力のみとはいえど、私の力は女神エレシュキガルと全くと言っていいほど同じ力を持っています。」

 

 

 

 

「故に間違う事は特にこの全く物語の違う世界では許されません。」

 

 

 

 

「ならば、私がやる事はただ一つです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私というイレギュラーのせいで起こるこの物語で起こってはならない出来事全てを排除することです。

異論はあるかしら?お二人さん?」

 

 

 

 

 

2人(2体)のガルラ霊はやれやれとジェスチャーを返した。

恐らく私が意地でも通すと決めているのを察したのだろう。

 

 

 

 

「ならば我々とてやる事は変わらない。我がマスターに全てを預けようではないか。」

 

 

 

 

「おう、これからよろしくな!おジョーちゃん。」

 

 

 

 

 

こうしてエレカは新たな力を自分のものとするのだった。

 

 

 

 

 

 

因みに、ガルラ霊を新しく作る件において、近所で仲良くしていた野良犬をベースにしたらとんでもないワンオワンオが生まれたのはまた別のお話である。

 

 




2体のガルラ霊について補足

2体とも容姿は“名もなきガルラ霊”と似たようなもので冥界で出てくるゴーストとは少し容姿が違います。


因みに今後、少し馴れ馴れしい呼び方をする方のガルラ霊をアニキ、ちょっと突っかかるような話し方をする方をムメイと呼ぶことになります。


一体どこのクーと弓兵なんだ...。()


試作段階というか今後にも関わるかいなので修正がこの話は多く入ると思いますがご愛嬌でお願いします。


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