レッツゴー・カオス・ミックスワールド (塩漬け麦)
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ゲーム・スタート・ミックスワールド

プロローグです。短いです。
出して欲しいキャラを教えてくれたら、頑張って調べて出します。


今までで世界に存在し、誰かの記憶に残っているマンガ、アニメ、ラノベ、ゲーム…

ありとあらゆる「オタクの夢」をひとつの世界に顕現するゲーム…

 

それが、この〖ミックスワールド〗である!

 

自分の好きな物と共に旅をしたり遊んだり、なんだってできるフルダイブMMORPG!

さあ、君も真の夢の世界へ!

 

 

 

 

 

 

 

 

という宣伝のもと、世界中で話題になっている「ミックスワールド」。

既にどこもかしこも売り切れである。

 

僕……新条藍楽(あいら)は既に機械を購入し、今から家で遊ぼうとしている所である。正直な話、僕も楽しみだ。自分の好きなキャラに会えると言うのはオタクにとって最高の世界である。

僕は嬉々としてヘルメット状のそれを頭に付け、自分の部屋に寝転がる。

 

「さあ、始まりの時だ!」

 

 

 

 

目を覚ますと、図書館のようなところにいた。

 

『ようこそ、ミックスワールドへ』

 

どこからかアナウンスの機械的な声が響く。

 

『まずは、姿を決めてもらいます』

 

と言って、アナウンスは僕の目の前に新たなウィンドウを開いた。

そう、定番のキャラメイクである。

 

「さて、これで完了だ」

 

このゲームでの見た目はなるべく自分自身に近づけたかったので、髪色が金色である以外は、自分にそっくりにした。こう見ると僕もかなり中性的な顔をしている。

 

『それでは、ゲームスタートです。決まったルールはありません。さあ、真の夢の世界へ!』

 

アナウンスが流れて、図書館のような所からワープし、宇宙のような景色が広がる。

 

「始まるんだな……僕のゲームが」

 

 

 

 

僕が着いたのは、何も無い草原だった。

いや、いくらなんでもスポーン地点がひどい。せめて街の近くが良かった。

 

でも、悔やんでいる暇はない。自力で街に行くしかないのだ。

 

 

 

 

とは言ったものの、辺り一面草原で、森はあるが街も他のプレイヤーも見かけない。

なんだろう。せっかくのミックスワールドなのに何も出来ないのが悲しい。

 

 

 

 

ふと、どこからか、バサ……………バサ…………………と、大きな翼の音が聞こえるのに気がついた。

 

気付けば、真上に大きなドラゴンがいたのだ。

 

「まずい………まだ初期装備だぞ………!」

 

どうにか逃げる方法を考えるが、一面草原で、隠れる場所がない。

そうこうしていると、ドラゴンがこちらに向かって突っ込んできた。

やばい。着いてすぐゲームオーバーはいやだ。

 

でも、逃げる術は無い。目をつぶったその瞬間━━━━━━━━━━━━━━━

 

「はっ!」

 

どこからか飛んできた少女が、ドラゴンに斬撃を浴びせる。

ドラゴンはそのまま、ふらふらと飛び、力尽きて落ちて倒れてしまった。

 

「え…?」

 

あまりの急展開に追いつけない僕の思考。そして、目の前にいる少女。

美しい容姿。強靱な剣。僕は彼女を知っている。

 

 

精霊〈プリンセス〉━━━━━━━━━━━夜刀神十香である。

 

「大丈夫かそこの人よ!危なそうだったから助けたが……」

 

そうだ。思い出した。

 

 

 

 

 

ありとあらゆるキャラが存在する世界。

これこそが、『ミックスワールド』の一端である。




【今回の元ネタ】
「デート・ア・ライブ」夜刀神十香

次回はもう少し長くします。


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システム・カード・バトル

何となく作っていきます。


 

「大丈夫か?」

 

美しい少女……十香が僕に問いかける。

僕は目の前の出来事に頭がついていけていなかった。

どうして、こんな所に十香がいるのか。このゲームがそういうゲームであるのは確かだが、さすがに草原にいないだろうに。

 

そんな僕の疑問を解決するべく、僕の目の前にウィンドウが開かれる。

 

『アナタの初期カード』

 

それが答えだった。

 

 

 

 

 

 

説明すると、この世界ではそれぞれに「カード」が配られる。この「カード」は各地で手に入れることができるらしく、そのカードを使ってあらゆるキャラクターや武器、オブジェクトを召喚する。推しを簡単に手に入れられるイベントもそのうちやるそうだ。

 

そして僕の初期手持ちキャラカードが、この十香…ということである。

カードから召喚したキャラは意志を持ち、基本は召喚主の言うことを聞く。

つまりは十香のマスターとなったということだ。

 

他にもカードはあったが、キャラはこれだけだった。

(とりあえずこの手札で草原を出て街を探せってことだな)

目的ができたならやることは一つ。このゲームを進めるため、街を探す!

 

 

 

 

 

 

割と歩いた。時々モンスターと出会ったのでわかったことだが、元ネタのないモブキャラ、まあ名無しのモンスターが基本的に登場し、別世界の敵はみんなボス敵存在として出るみたいだ。

30回くらい出会ったので、多分それで合っているだろう。

 

草原を歩いていると、遠くに人影が見えた。

もしかしたら街の場所を知っているかもしれない。

僕はその人影に向かって走った。

 

いたのはやんちゃそうな少年。迷っているような素振りがあるため、僕と同じ境遇だろう。

とりあえず、話しかけてみようか。

 

「こんにちは。プレイヤー?」

 

すると、驚きの返答をされる。

 

「お前もプレイヤーか!よし!俺とバトルしろ!」

 

一言目でこれかよぉ!目と目があったらバトル仕掛けるのやめろよ!

とりあえずあまり戦いたくないのd

 

『システム:バトルモード 対戦を開始します』

 

まだOK出てないのに開始された。ふざけんなよシステムよぉ。

少年は乗り気でカードを取り出す。

 

「行くぜ!俺の相棒、ボーマンダ!」

 

現れたのは、ドラゴン600族、ボーマンダである。

ポケモン世界では強い存在なので、レアな部類に入るのだろうか。

 

「さあ、勝負だ!」

 

短パン小僧のごとくつかみかかってくる少年。仕方ない。戦うしかないみたいだ。

僕もカードを掲げ、少女の名を呼んだ。

 

「頼んだ!召喚〈ユニット〉・夜刀神十香!」

 

僕の声に反応し、目の前に美しい少女が現れる。

風に揺られ、より一層輝いて見えた。

 

「呼んだか、マスター」

 

いつの間にかマスター呼びに変わっている。間違ってはいないが、なんか違う感が凄い。

そんなこと気にしている場合ではない。今は目の前の戦いに専念しなくては。

 

「よし、十香、あのドラゴンを倒すぞ!」

「わかったぞ!」

 

戦闘態勢に入る。僕も身構える。

 

「さあ、行け、ボーマンダ!」

 

ボーマンダが咆哮する。戦いの始まりの合図である。

 

「来るぞ、防御態勢だ!」

 

すかさず十香に支持する。十香は僕の指示に従い、体勢を変える。

しかし━━━━━━━━━━━━━━━

 

「りゅうのまい!」

 

攻撃はしてこず、能力を上げてきた。

完全に読みを外した…。

 

「バーカ!マンダは初手竜舞だぜ!」

 

どこかで聞いたことがあるが無視。

続いてボーマンダがドラゴンクローを仕掛けてくる。ダイブでも逆鱗でもないあたり謎だが、ツッコミはしない。

竜舞を積んだドラゴンクローでも、さすがに十香の防御は高いため、一応防げている。

 

状況が不利になる前に、何か策を考えなければ。自分の持っているカードで…

 

(自分の持っているカード……あっ、これなら!)

 

いい考えを思いついた。これならアイツを倒せる。

押されてきた十香に追加で指示を出す。

 

「俺があの少年に近づくまで持ちこたえてくれ」

 

十香は自信ありげに頷く。

よし。これでいける!

 

ボーマンダの猛攻を受け止める十香。そして俺は、ボーマンダと十香の戦いに気を取られている少年に近づき……

 

「召喚〈ウェポン〉・タクティカルショットガン!」

手にショットガンを持ち、プレイヤー自信に突っ込む。

 

そう……このゲームはユニットが存在するせいで大分薄れたが、武器が存在するのは、僕達プレイヤーも戦うことができるからだ。

つまり、相手を直接狙えば、ボーマンダを倒さずとも勝てる!

 

「スキありぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

 

「はぁ!?ずるいぞ!」

 

的確にヘッドショットを狙い、相手の体力をゼロにする。

作戦通り勝利することが出来た。

 

少年は悔しそうな不満そうな顔を浮かべ、消えていった。

 

「残念だったな。これはポケモンバトルじゃないんだ」

 

十香とショットガンをもとに戻し、カッコをつけてみたのだった。




【今回の元ネタ】
「ポケットモンスターシリーズ」ボーマンダ
「ポケットモンスターシリーズ」たんぱんこぞう
「フォートナイト(グラフィック設定)」タクティカルショットガン

設定を埋めていく!
序章はまだ続きます!


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