戦姫絶唱シンフォギア 2046 (クマ提督)
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Episode1 暴動勃発

「ふわぁ〜」

と大きな伸びとあくびをするはS,O,N,G,所属オペレーターの藤尭朔也である

 

「はい、温かい飲み物よ」

とコーヒーを渡すのは同じくオペレーターの友里あおいである

 

友里「で?また徹夜かしら?」

朔也「はぁ…無理も無いでしょ?シェム・ハを倒してまだ1年しか経っていないのだから…未来を紡いだ装者達には遠く及ばないが…俺たちの後処理もOTONAの仕事だろ?」

友里「えぇ、そうよね…よしっ頑張らなきゃ!」

朔也「よっしゃ!定年まで安定しているこの職場で働いていれば万々歳なんだし、頑張るぞ!」

友里「確か…魔法少女事変の時もそんな事言ってなかったっけ?で…自動人形が襲来して…」

エルフナイン「僕が、ここに来たんですよね?」

友里「あら!エルフナインおはよう!温かい飲み物飲む?」

エルフナイン「なら、紅茶を…」

友里「はい…どうぞ!」

 

ピピッーと普段の通信が入る音とは違う音が本部に鳴り響く

 

朔也「これは…緊急非常回線!?もしもし?」

「もしもし…弦十郎君はいるかね?」

朔也「こちら、超常災害対策機動部タスクフォースS,O,N,G,

本部、オペレーターの藤尭朔也と申します。貴官の所属、官姓名を問う」

河野防衛大臣「失礼した。私は防衛省防衛大臣 河野次郎と申します」

朔也「防衛大臣でしたか!失礼致しました、只今司令は留守にしています何か御用なら連絡しておきますが…緊急案件ですか?」

防衛大臣「いえ…緊急案件では、ありませんね。今日中に帰って来られるのなら有り難いですが…」

朔也「では…戻りましたら連絡いたしますので…失礼致します」

 

ガチャ

 

ピッ

 

朔也「…まさか現職の防衛大臣からの連絡なんてな」

友里「蕎麦食ってる人と違って凄い、頼れる声質だったわね」

エルフナイン「この方ですか!とてもイケメンさんですね!お父様も元防衛大臣の河野太郎氏…まさしく自衛隊の要の一家ですね」

弦十郎「今、帰ったぞ〜」

朔也「司令!防衛大臣の河野氏より通信が入っております!」

弦十郎「防衛大臣?なにかあったのか?」

 

その頃の響は未来と一緒に、学生生活最後のテスト!期末テストに向け勉強をしている

 

響「勉強が、勉強が終わらないよ〜助けて!未来〜」

未来「響?もう、S,O,N,G,の任務って響には無いでしょ?ただのシンフォギアに変身出来るただの、立花響なんだから!学生の本分の勉強を疎かにしたら駄目だよ!それに、最後のテストなんだし今回は響は一人で頑張ってね?じゃないと響の為にならないから」

 

閑話休題

 

未来「それにしても、まさかクリスちゃんまで歌手になるなんてビックリしたね〜」

響「私達も、ニュースで知ったんだよ〜クリスちゃん、そういう自分の事は教えてくれないから」

 

雪音クリスは海外へ留学したが、途中で突如として辞め翼、マリアのように歌手活動をスタートさせた先日、なんとマリア、翼達とチームを組みチームシンフォギア(既に地球上には装者であると隠しておく必要は無くなった為…もちろん一般人はシンフォギア装者は3人であるとしか知らぬがとしてコンサートを開くまでに成長している主な活動は災害救助、紛争の絶えない地域への国連の名のもとによる武力介入などだがぶっちゃけるとコンサートが彼女達の主な資金元である)

 

未来「ねぇ?響も卒業したら…歌手になるの?」

響「…確かに、今まで出会って来たシンフォギア装者はみんなもれなく歌手になってるよね…私、大勢の前で歌えるかな?」

未来「もし!歌手になったら私は響のファン第1号になってあげる!他の人が目を向けなくとも私は、いつでも響を応援してあげる!」

響「未来〜ありがとね!」

 

「そぉい!そぉい!そいや〜」

 

響「あ!師匠から電話だ!」

未来「わ、分かりやすい着メロだね…」

響「はい!師匠何か用事ですか?」

弦十郎「あぁ…至急本部に来てくれ、リィデアン屋上にヘリを向かわせたそれと…今回より未来君も連れて来てくれ」

響「もしかして!未来も!?」

弦十郎「既に、親御さんからの許可も下りている…彼女は厳密にはシンフォギア装者ではないが…神獣鏡のファストローブに適合する!俺達、S,O,N,G,の新たな仲間に変わりは無い!」

 

響「だってさ未来!」

未来「響!これからもよろしくね」

響「うん!」

 

本部

 

クリス「で?おっさん話ってなんだよ」

響「にしても、クリスちゃん達よく来れたね」

クリス「あたしら、近々日本でライブだからな!偶然って奴だよ」

切歌「マリア!お久しぶりデス!変わりは無いデスか?」

マリア「えぇ!変わりは無いわ!ピンシャッンしてるわ!」

弦十郎「お前たちを招集しろと…命を出したのは実は俺では無い」

みんな「?」

弦十郎「後はよろしくお願いします」

 

河野防衛大臣「シンフォギア装者の皆さん、初めまして

私は、防衛省防衛大臣の河野次郎と申します」

クリス「顔ちけぇ!」

河野防衛大臣「山本君、カメラを引きたまえ」

山本副防衛大臣「はい…」

マリア「現防衛大臣が何用かしら?」

河野防衛大臣「特に…用のあるのは、マリアさん、暁さん、月読さんです」

切歌「この並び…元F,I,S,デスよ!」

河野防衛大臣「えぇ…鋭いですね」

調「…あの組織は既に無かった事になっている筈では?」

河野防衛大臣「我々の国、日本ではそのような報道になっていますが、当事国アメリカ合衆国内では実はかの組織について軍により壊滅したとしか報道されていなかったんです」

マリア「いな…かった?」

河野防衛大臣「藤尭君?例のニュースを」

朔也「これをご覧下さい!」

 

「只今、ホワイトハウス上空に来ております!ご覧下さい、ホワイトハウス前には民衆の渦が出来ております!」

キャスター「この状況を作り出した原因こそ、元アメリカ政府高官による暴露本が刊行された事による事が原因だと思われ…」  

 

切歌「何デスか?…これは」

河野防衛大臣「元アメリカ政府高官が引退時に発行した政府の裏状況を書き溜めた暴露本の影響ですよ…既にマーケットからは消されていますが…今はネットがありますそれに…あなた方に死刑を宣告しろと指示を出したのはアメリカ大統領とまで噂があります」

 

「市内では、反政府デモにより多数の負傷者が…」

「アメリカ大統領は、デモ鎮圧の為州兵の派兵を決定致しました」

 

響「…こんなのおかしいですよ!もっと誰もが傷付かづに話し合う事は出来ないんでしょうか!?」

 

河野防衛大臣「…民衆の中にはFISの事なんてどうでも良い連中がいます、只…反政府デモをしたいが為に」

翼「それで…聞きたい事とは?」

河野防衛大臣「非公式にだが、アメリカ政府が当事者に話をしたいと言って来てな…恐らく、謝罪をしたいと思われるがどうしたい?というのが話だな」

 

切歌「ちょっと…考えさせて欲しいデス」

調「私も…」

マリア「私からもお願いします…あの時の事は流石に直ぐ許せって言われても無理が…」

河野防衛大臣「分かった、アメリカ政府にはこちらから話をつけておく州兵の派兵は少し待てと…では、切るぞ」

 

プチッ

 

翼「この状況…まるで2020年のようだな」

響「2020年?今から26年前に何かあったんですか?」

翼「知らぬのか!?」

未来「…響は歴史の授業になると寝るもんね!」

響「昔話を聞いてると自然と瞼が落ちて来るんだよね…」

クリス「…そういやおっさんはあの年を生き抜いてるんだよな?」

弦十郎「俺は…当時、9歳だったしかし、その時をの俺でも分かる程世界はおかしくなっていた…COVID-19のせいでな」

エルフナイン「中国が発生源とされている…COVID19、その最中米国では黒人差別のデモが起きた…正に今の状況に似ていますね」

響「…そんな事があったんだ、その時はどうなったんですか?」

弦十郎「COVID19の方は2〜3年で治療薬が完成し終息宣言がなされたが…問題は黒人差別の方だ未だに外国の一部では…続いているらしい」

 

翼「というか、司令の生まれた年から世界はおかしかったのかも知れません」

弦十郎「…俺の生まれた年に東日本大震災が発生したからな」

 

切歌「大地震、津波、原発事故…」

調「未だに終わらない爪痕を残した戦後最悪のかの日の大地震」

マリア「完全復興には後、何年かかるかしら…」

弦十郎「先の世代から受け継ぐはめになってしまったが、俺達の世代で解決しなければならない問題でもある」

切歌「…米国政府から救援要請が来たのなら、良いデスよ!受けてやろーじゃないですか!人類を、アメリカ政府を信じてみたいデス」

調「切ちゃんがそう言うのなら私は、それに付いていくのが私…」

マリア「二人をまとめるのが私の仕事!いいわ、アメリカをかの国を救ってみせようじゃない!」

弦十郎「分かった…河野防衛大臣に連絡する…それと、戦闘機の用意をさせて頂く」

 

こうして、元FISの構成員であった三人は一路、忌まわしきアメリカへと旅立つのであった。



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Episode2 暴動鎮圧

アメリカ合衆国、米国大統領曰く、
米国研究者曰く、その建国は神秘からの脱却に端を発したものであるという。

超常に抗う理念はS.O.N.G.にも通じるところがあるが、その手法は強引であり、各国からの非難の的となっている。

現在、日米の関係は決して良好とはいえず、改善に向けた動きを期待されている。
(以上、シンフォギア公式サイトより引用)


切歌「…あ、アメリカ来たう、デース」

調「切ちゃん…大丈夫?」

切歌「戦闘機、前に乗った奴より速く無かったですか?」

パイロット「燃料がギリギリだったんだ、許される限りの速度を出した」

 

マリア「さあっ!二人とも!行くわよいざっ!ワシントンDCへっ!」

調「…マリアはマリアでどうしてテンションがバカみたいに上がってるし、どうしたの?」

マリア「戦闘機に乗るなんて初めてだったから、速さにビックリして何だか気分が良くなったのよあなた達こそ平気なの?」

調「私達は前に乗った事があるから」

切歌「何となく、分かっていたデス」

 

政府の人間「日本のシンフォギア装者ですね?こちらのヘリに!」

三人「はい…」

 

響「未来…三人は大丈夫かな?」

未来「響、信じよう!アメリカを、なにより人の未来を」

 

切歌「聞こえてますかーデスッ!」

朔也「装者より通信!こちら本部、感度良好!現在の状況をどうぞ」

調「今、米軍基地からヘリに乗り市街地へ向けて飛行している所です」

マリア「見て…道路は民衆でごった返してるわ」

 

調はカメラ端末を接続し、撮影を試みる

 

響「…凄い人の数」

友里「民衆の確固たる意思を感じられるわ」

弦十郎「しかし、俺達は…止めなければならない!争いながら行われる暴動など!頼むぞ…お前たち」

 

三人「はいっ!」

 

ガラッ!

 

パイロット「何を!この高さから飛び降りたら命が!」

マリア「大丈夫よ…私達には!」

三人「シンフォギアがあるんだぁぁぁぁ!」

 

マリア「Seilien coffin airget-lamh tron」

切歌「Zeios igalima raizen tron」

調「Various shul shagana tron」

 

シュタッタ

 

マリア「刮目せよ!アメリカ合衆国国民よ!」

 

友里「マリアさん達の演説始まりました!」

響「マリアさん…切歌ちゃん…調ちゃん…」

 

一般人「!マリアだ…シンフォギア装者達だ!」

一般人「!死刑を回避した、少女達がついてくれるのなら!政府も!」

 

マリア「いい加減に目を覚ませ!」

切歌「政府相手にデモをして、どうして怪我を負う人達が出るんデスか!おかしいと思わないんデスか?」

 

一般人「彼等!政府の人間は、いつも高見の見物だ!君たちに死刑を求刑し自分達には自分達の正義をアイツらは貫くだけの愚か者達の集団だ!」

調「…そんな愚か者の集団に対して、それは駄目だと言い死刑を回避してみせた!政府もあるっ!こんな血で血を洗う争いじゃなくて!そんな勇気ある決断をした政府を!褒めるべきだと私は…そう思う!」

三人「私達は!そう思う!」

 

辺りで騒いでいたのが嘘だと思える程黙ってしまった。

 

切歌「…どうしたデスか?」

 

一般人「そうだ!あの子達の言う通りだ、俺達が争った所で何も変わらないじゃないか!」

一般人「そうだ!そうだ!」

一般人「!今こそ、生かす決断を取った国へ感謝を!」

 

マリア「…みんな!」

調「…変えられる!やっぱり私達の…私達のシンフォギアで人は!」

切歌「正しい選択を取れるんデスよ!」

 

一般人「不死鳥のフランメ、不死鳥のフランメ!」

 

マリア「…残念だけど、今日は翼はいないの…」

切歌「けど、折角シンフォギアを纏っているんデスよ?私達は歌ってなんぼデス!」

調「皆さーんマリアに歌ってもらいたい曲はありますか?」

 

民衆は口々に数々の曲名を出してくる…その中で多かったのは…

 

マリア「いくわよ!O say, can you see, by the dawn's early light,

What so proudly we hail'd at the twilight's last gleaming?

Whose broad stripes and bright stars, thro' the perilous fight,

O'er the ramparts we watch'd, were so gallantly streaming?

And the rockets' red glare, the bombs bursting in air,

Gave proof thro' the night that our flag was still there.

O say, does that star-spangled banner yet wave

O'er the land of the free and the home of the brave?

 

切歌「On the shore dimly seen thro' the mists of the deep,

Where the foe's haughty holt in dread silence reposes,

What is that which the breeze, o'er the towering steep,

As it fitfully blows, half conceals, half discloses?

Now it catches the gleam of the morning's first beam,

In full glory reflected, now shines on the stream:

'Tis the star-spangled banner: O, long may it wave

O'er the land of the free and the home of the brave!

 

調「And where is that band who so vauntingly swore

That the havoc of war and the battle's confusion,

A home and a countrv should leave us no more?

Their blood has wash'd out their foul footsteps' pollution.

No refuge could save the hireling and slave

From the terror of flight or the gloom of the grave:

And the star-spangled banner in triumph doth wave

O'er the land of the free and the home of the brave.

 

三人「O thus be it ever when free-men shall stand

Between their lov'd home and the war's desolation;

Blest with vict'ry and peace, may the heav'n-rescued land

Praise the Pow'r that hath made and preserv'd us a nation!

Then conquer we must, when our cause it is just,

And this be our motto: "In God is our trust!"

And the star-spangled banner in triumph shall wave

O'er the land of the free und the home of the brave!」

 

アメリカ国歌に、反政府デモをしていた連中も口々に歌を歌い出した、そうだ!この国に生まれて、育って来たんだ歌えて当たり前だろう…そして、音楽が終わる時…大統領がホワイトハウスのベランダに現れる

 

アメリカ大統領「国民の皆さん…隠し建てをしており大変申し訳無かった…そして、マリアさん、切歌さん、調さんわざわざ日本よりすまなかった…いつの日にかしっかり謝罪を正式にしたい。

しかし、国民の諸君!私が死刑をするよう指示を出したとされる報道がなされているが!私は一切、指示を出しておらん!近々元、政府高官とやらを処罰する方針だ」

 

国民からは拍手が巻き起こる、こうしてアメリカの反政府デモは終わりを迎える。しかし、この事件を裏で手引きした人達がいた。

 

側近「政府高官は使えなかったな最後の最後で…運の無い男だな」

習近東「手筈どおりなのかね?」

側近「既に、アメリカのデモは終わりを迎えました。」

側近「かの、シンフォギア装者達のせいです」

習近東「何をするのだ!シンフォギアぁぁぁ!」



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Episode3 第3次世界大戦の幕開け、そして、彼女達《シンフォギア装者》は歌で戦う

アメリカ国民による暴動は止める事ができた。しかし、平和は長くは続かないのであった。


横須賀・海上自衛隊 護衛艦 こんごう艦内

 

響「およよ〜揺れるよ〜未来〜」

隊員「この時期、海は荒れるからな」

未来「それにしても、まさか私達まで呼ばれるなんてね」

弦十郎「どうやら、パーティーを開くようで、装者達、全員どうぞとあちらさんからの招待でな」

クリス「はぁ?あのアメリカがこんな粋な事すんのかよ?怪しくねぇか?」

弦十郎「だから、俺が付いて来たんだ…何かあれば俺が大統領ぐらい!」

クリス「外交問題に発展するからやるな!」

弦十郎「アハハッ、雪音君に一本取られたな」

 

隊員「見えました!ロナルド・レーガンです!」

 

切歌「ロナルド・レーガン…」

調「米国の誇る世界、最高峰の機動部隊第7艦隊の主力原子力空母…その9番艦」

マリア「正しく、空の母」

 

こんごうからヘリが発艦しロナルド・レーガンへと装者を送り届けた。

 

アメリカ大統領「お待ちしておりました、私がアメリカ大統領であります。」

弦十郎「お気遣い感謝します。私は超常災害対策機動部タスクフォースS,O,N,G,総司令、風鳴弦十郎と申します本日は装者らの護衛として同席させて頂く」

アメリカ大統領「…それ位の度胸を持っていなければやられてしまいますからね、良いでしょう…同席を認めよう」

弦十郎「感謝します」

 

ズドーンと水柱がロナルド・レーガン前方に立つ

 

隊員「至近に着弾の為!艦が揺れます、総員何かに摑まれ!」

 

グラッーグラッグラッ

 

切歌「何デスか!これはー」

隊員「あれは…中国海軍です!」

アメリカ大統領「何故…横須賀沖に、かの国の軍艦が!?急ぎ

ミスター安倍野に連絡を!」

 

マリア「中国海軍!?何でこんな所に…」

翼「くっ!かの国はアメリカが恐く無いのか!?」

 

中国海軍軍艦艦長「聞こえるかね?アメリカ大統領!」

隊員「発砲した…軍艦より通信!」

アメリカ大統領「出よう…君達の目的は何だね?まさか、戦争ではあるまいな戦争であればこちらに被害を及ぼす筈だしかし、君達は出来るのにしなかったそれにはそれ相応の目的があると私は踏んだ」

中国海軍軍艦艦長「お見事…我々の目的は、ロナルド・レーガンに搭乗しているシンフォギア装者だ!」

みんな「なっ!?」

アメリカ大統領「何故…彼女達の情報が!」

隊員「大統領!雲の切れ間に偵察機がいたと情報が!」

アメリカ大統領「全てはお見通しと言う訳か…しかし!君達は何故彼女達を狙うのだ?」

習近東「それは…私が伝えよう!」

アメリカ大統領「習近東君!?」

習近東「…シンフォギア!彼女達は神をも凌駕する力を持つと言うじゃないか、是非!その力…兵器へと組み込みたいと思う…」

 

響「貸して下さい…」

アメリカ大統領「あぁ…」

響「兵器!?私達にあなたは戦争をしろと言っているんですか?そんな事、私達はしません!争いなんて…何も生まないです!

争いなんて人は傷つき、子供まで戦地へ送られ、そして…死ぬんです…そんな戦い!誰も望まない!もう…戦争なんて!起こしちゃいけないんだ」

習近東「案ずるな…君達のシンフォギアは…我々が使おう装者は薬物を投与させて…我らの駒にしてやろう」

 

翼「!そんな事決してさせるか!私達は、信念を持って戦っているのだ!お前の思い通りの駒には誰も成り下がらぬぞ!」

習近東「よろしい、ならば君達に与えよう死を!第3次世界大戦がシンフォギアによる物になるとはな…」

 

ピシュンッ

 

隊員「通信切断されました!」

アメリカ大統領「第3次世界大戦だと…!?舐めよって!」

切歌「でも…どうするんデスか?第3次世界大戦なんて!」

アメリカ大統領「我々としてはかの国がやる気であるならそれに対処せねばならない…軍人たるもの今日、この日の為にいるようなものである…」

 

隊員「中国艦艇のVLSよりミサイルが発射されました!」

アメリカ大統領「来たか…レッドアラート、戦闘配置!」

隊員「戦闘配置!急げ!これは演習ではない繰り返すこれは演習ではない」

隊員「了解、対空、対水上警戒!」

隊員「ミサイルを視認!対空戦闘、用意!」

隊員「シースパロー発射初め!」

 

ドゴォーン

 

隊員「シースパロー目標に着弾、目標の055型駆逐艦、我が艦隊に近づきつつあり!どうされますか?」

アメリカ大統領「…」

 

響「…大統領さん私に考えがあります!」 

弦十郎「響君…我々はこの戦いに介入する事は…」

アメリカ大統領「S,O,N,G,に我らの戦いに介入する事を安保理を通してお願いしよう…」

弦十郎「そういう事なら!ここからは俺達、S,O,N,G,の出番だ!これからはシンフォギア装者の戦いだ!」

みんな「はい!」

 

甲板上にて

 

切歌「あれが敵艦…」

調「とても無機質で怖い…」

マリア「それでも私達が!」

翼「争いを止めなければならない」

クリス「その為に、あたし達は!」

未来「歌を…歌い、平和を願い!」

響「この戦いに…終止符を討つ!」

 

みんな「これが私達の…命を賭けた歌!絶唱だぁぁぁぁぁ!」

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl」

 

朔也「装者7人の絶唱を検知…しかし、フォミックゲインは簡単には…」

友里「…フォミックゲイン急速上昇中!?」

エルフナイン「7人の絶唱…やはり7つの音階、宇宙の法則、7つのシンフォギアが奏でる事によって!フォミックゲインは!」

 

 

弦十郎「高まり易くなるという事なのか…」

 

7つのシンフォギアはエクスドライブmodeへ変身を遂げ、海上へ出撃した。

 

響「中国のお偉いさんに繋いで!話がしたいの」

中国海軍軍艦艦長「対人射撃用意!」

習近東「待ちたまえ、艦長よ…話ぐらい聞いてやろう」

中国海軍軍艦艦長「はっ!」

 

響「私達、S,O,N,G,は米軍とは無関係な組織!私達、シンフォギアもこの戦いに介入します!…ここに!宣言します、中国海軍!退却することを勧告します!しないのなら…クリスちゃん!」

クリス「おう!BILLION MAIDEN」

 

ババババッババンッ

 

隊員「主砲、及びVLSに被害多数!本艦の攻撃機能は完全に喪失しました!」

中国海軍軍艦艦長「なんだと!?たった数秒、奴らの機関砲掃射を浴びてこの有様だと?」

響「退却しないのなら、次は艦橋に直撃させます!」

習近東「艦長…ここまでだ、退却せよ!」

中国海軍軍艦艦長「しかし!我らまだ轟沈した訳では!」

習近東「奴らの狙いが分からぬか!?こちらの攻撃を待っておるのだよ!こちらが攻撃すれば…彼女達は我々がどうなるか、知っておる」

中国海軍軍艦艦長「そうか…アメリカの二の舞」

習近東「彼等とは違い、実際の出来事になる…そうなれば手に負えない…分かったら早く、退却せよ!」

中国海軍軍艦艦長「了解…」

 

習近東「…シンフォギア装者か、S,O,N,G,内に有能な戦術家がおるな…彼女達の方が一枚上手だったという訳か」

 

響「!逸れて行く?」

翼「やったのか!?」

クリス「先輩…フラグ建てるなよ」

切歌「やったデスよ!勝ったのデス!シンフォギアが国家に!」

調「大げさだよ切ちゃん…でも、中国海軍最新鋭艦に善戦した方…」

マリア「今夜はパッーと豪華にしましょう!勝利を祝って!」

未来「これが、勝利…シンフォギアの私達の…胸の歌の、勝利なんだ!」

 

弦十郎「今、ヘリを向かわせたお前たち、良くやった!大統領も喜んでいらっしゃる」

みんな「はい!」

 

響(皆で、仲間と勝つのがこんなに嬉しいと感じた事は…前にあっただろうか…未来がいるからかな?)

 

未来「何…ボケっと突っ立ってるの?響!置いてくよ?」

響「うん!今いくよ!」

 

 

シンフォギアは、国家間の衝突に勝った。

 

この事件は、公には中国海軍の軍艦が誤って誤射したという事に落ち着いた。アメリカ側に被害が無かった事、中国側の真摯な謝罪もありアメリカ側も直ぐにこれを了承し事態は沈静化した。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、この時シンフォギア装者は知らなかった。

 

この先に待ち受ける、かつて宇宙の彼方へ人類を放棄し外宇宙へ旅立った存在に、そして…彼らが帰還する時に訪れる

 

最悪の登場に…

 

???「運命の日に、ただ、怯えて!暮らすが良い、シンフォギアよ!いや、神殺しよ!」

 

次回作、戦姫絶唱シンフォギア(仮)をお楽しみに!




エルフナイン「次回作予告〜」
響「うん!?今、上の本編でとってもカッコイイ予告が流れてたよ!?」
エルフナイン「かっこ仮になってたじゃないですか!」
響「そりゃ、仮なんだから仮なんでしょ?いくら私でもそれくらいは分かるよ〜」
エルフナイン「仮と言ったな、あれは嘘だ!」
響「な、なんですと〜」
エルフナイン「では!正式なタイトル(つд⊂)ゴシゴシいえ!正式な予告をどうぞ!」


響「シンフォギアXVが終わり一年が経過し、世界の争いも沈めてみせた彼女達は…日常を謳歌しているそんな冬、12月。
クリスマスを目前に控え彼女達も浮足立っている…12月31日位は皆で過ごしたいとの事もあり海外へ飛びだった装者達も日本へと舞い戻る

そんな時だった!遥か彼方、外宇宙より、10体のアヌンナキが現れる!
アヌンナキを倒すべく7人のシンフォギア装者達は立ち上がる

かの、アヌンナキらは自身の身を捧げ召喚した…

アヌンナキを統べる王を!

次回、戦姫絶唱シンフォギアZ 
Episode1 「遥か彼方、外宇宙の彼方より」

最悪との戦いが今、始まる


(クマ提督より、一言〜まぁ、分かる人には分かると思います
ラスボスの名前ぐらいは…)


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