シンフォギアの世界で偽物やってます (サソリス)
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IF外伝
if あったかもしれない日常(天羽奏誕生日&お気に入り数1000人突破記念)
ところでこの小説にクオリティを求めている読者様が少数いるそうで・・・正直に言おう、無理であると!
毎日の空き時間に書いてはネタを捻り出し書いては捻り出しの繰り返し、正直に言うとキツいのだ。だからクオリティは求めないでくださいなんでもしませんから!
例えるなら毎日釣れるが小さな魚しかいない池と滅多に釣れないが必ず大物が釣れる海ぐらいの違いがあるんです。勘弁してください。
あと次回は何にも考えずに書いたので自分でも何書いたかわっかんね!って感じでダークマターしてます。
今回は本編とは関係がないお話でキャラ崩壊注意です。
「今日は良い天気だ!」
俺、橘 響輝改め私、風鳴 響輝15歳!いつの間にか戦姫絶唱シンフォギアの世界に転生した元男だ。
10歳の時目覚めた直後両親が命をかけて研究していた聖遺物を起動させてしまいノイズに襲われていたところ特異災害対策機動部二課に拾われて今に至る。正直今世の両親には思い入れも何も無いのでなんとも思わないのだが、2課の人達。特に司令官である弦十郎おじさんがお節介を焼き今では風鳴家の養子の立場に収まる。
養子は養子でも実の子と変わらない扱いを受けてたんだけど正直中身は既に成人している身、何か働かせてもらわないと落ち着かない。だから弦十郎おじさんに頼み込んだ、私を働かせてくれと。すると頼みを断れなかったのか渋々ある仕事を任せてくれた、その仕事と言うのが…
「奏様、朝でございます」
「うん〜…響輝ちゃんあと5分寝かして〜…zzZ」
「姉さ、翼様もお待ちです。それに今日はツヴァイウィングでのライブ、そのリハーサルでございます」
「・・・は!? そ、そうだった!」
「おはようございます奏様」
「お、おはよう響輝ちゃん」
天羽奏と風鳴翼のメイド兼マネージャーをやらせてもらってます。
普段はメイドの側面が強くツヴァイウィングの二人を世話していますがライブなどが近くなると緒川先輩と一緒にスケジュール管理や介護などを努めているのです。
天羽奏、ではなく奏様はいそいそとベッドから転がり落ち普段着へと着替えるのですが…寝ぼけているのか遅いですね。
「お早く着替えを…時間がかかるようでしたら私が手伝いましょうか?」
「!?」
奏様はピクッと時が止まったかのように動きを止めてしまいました…どうしたのでしょう?
【え!?響輝ちゃんが着替えさせてくれるの?やったー!スッゲェ嬉しい。あんな可愛い子に着替えさせてもらうだなんて背徳感が凄いなぁグヘェへェへェへェ】
ふむ、奏様の口からヨダレが垂れてきましたね…お腹が空いているのでしょうか?
私はいつも通り固まって動かない奏様を置いて部屋を後にします。
その後真っ直ぐに食堂へ向かい朝食の献立を確認しにいきます、奏様の好物が入っていれば良いのですが…
「…は!?響輝ちゃ〜んお、お願いしちゃおっかな〜…ってあれ?いつの間にか居なくなってるし…ッガク」
※※※
食堂に到着したのは良いのですが…今日はなんだか人が多いですね。
すれ違う人に了子博士特製スペーススペシャルダイナミックメイド服が当たらないように歩いていきます、弦十郎おじさんと一緒に飯食って映画見て寝て鍛えたこの身体能力は伊達じゃ無い!
そうやって避けながら進んでいると見覚えのある後ろ姿が…
「ん?響輝じゃないか奏はもう起きたのか?」
ツヴァイウィングのもう一つの片翼、風鳴 翼さんです。
片付けられないSAKIMORIと言う事で一部では有名ですが私の調きょゴホン! 教育によりSAKIMORIからスーパー防人に生まれ変わった風鳴 翼さんです。
「おはようございます姉さゴホン! 翼様、奏様は現在身支度をととのえている頃だと思います」
「そうか、あと昔みたいに姉さんと呼んでくれないのか?」
「今は仕事中なので」
「そ、そうか…」
風鳴家に養子に入った結果翼様の義妹となった私ですがそれはそれで苦労の連続でした。
本来なら翼様へと行くはずだった罵倒や批判などなどが私の方へと言われ続けていたのですがそう言う方々には弦十郎おじさん直伝、拳で語るを実行した後に緒川先輩直伝バレなきゃ犯罪じゃない、寧ろそいつの悪い所で脅してやろうぜグヘヘを実行した為に指して問題にはなりませんでした、寧ろその功績のおかげで風鳴家に正式に認められてしまいました。まぁ、その結果SAKIMORIが純粋ピュアに育ってしまったのは誤算でした。
話は戻って妹云々の話なのですが現在はお仕事中なのでそう言うことは控えているのですが…
「寂しいなぁ…」(涙目)
――――――ですが………姉さん可愛い!(脳死)
「ごめんなさい姉さん。私も言いたいのだけど仕事中だからさ、休憩時間まで待ってね?」
「うん、わかった」
やべぇ、姉さんの笑顔が可愛いすぎる。(確信)
滅多に崩れない仕事モードが一瞬で崩されたわ!姉さんの破壊力は波動砲並か!
姉さんの笑顔を頭の中へスクリーンショット略してスクショして後で現像化しようと考えていると突然視界を塞がれてしまいました。
「私は一体誰でしょ〜?」
「…了子博士でしょうか?」
「せーかいー!」
視界がクリアになり後ろを振り向くと白衣を着た・・・・金髪が。
「ッチ、なんだフィーネか」
「なんだとはなんだ、私だったら嫌なのか?」
「あぁ、嫌だね」
フィーネ、終わりを告げる者。本来なら二課のエレベーターシャフトを月を穿つ塔カディンギルに改造していたところを私が弦十郎おじさんに教えて未然に防いだ結果なんやかんやで二人でリンチしてたところ了子博士と二重人格のようになってしまった存在。ぶっちゃけ博士にとりつく悪霊か寄生する害虫か何か。
「それで寄生生物略して
「なんなのよその略し方は!それとだ・れ・が・寄生生物よ!」
「どっかの何千年ストーカー女のことですがな・に・か?」(マジキチスマイル)
「ムキ―!」
「フィーネと響輝は仲がいいな…私も混ざりたい」
翼様が何か言っているようですがそれはカディンギルで成層圏どころか宇宙の彼方までぶっ飛ばしておいてですね、今ではすっかりあのラスボス感は身を潜めネタキャラと化している。
まぁいい、それよりも。
「それでフィーネは何か用があったのではないのか?」
「ふぅーふぅー、やっぱりこの可愛くない防人モドキよりも翼ちゃんの方が話になるわ」
「誰が防人モドキじゃ、私は立派なメイドだ!」
「姉妹そろって防人…いいかも」
フィーネが取り出したのは赤いネックレス…あぁ、もう完成していたんですか。
「頼まれていた神獣鏡のギアよ、まったく実の親の遺産をギアにしたがるって変わりものね」
「っふん!実働部隊である親友のクリスちゃんを手伝うには私もギアを纏うしかないでしょう」
「だからってね―――」
フィーネが何か言おうとしてるが
「どーん!三人とも何話してんだ?」
「そーだぞ、私達を仲間外れにして話すのはよくないからな!」
突然私に飛び掛かってきた奏様と一緒に来たクリスちゃんによってかき消される。
「はぁ~、バカ二人が来た…」
「ハァ~?フィーネ私に向かってバカとはなんだバカとは!」
「だってあなた勉強はできるのに響輝が絡むとバカになるじゃない」
「ハ、ハァ~↑そ、そんなことねぇーし。私は別にあいつとは親友なだけだし!」
クリスちゃんはフィーネが連れてきたイチイバル適合者の子だ。最初は敵対的だったがゆっくりと時間をかけて話し合ったところ仲が良くなり、気が付けば親友となっていた。
その親友とフィーネがなにか話しているようだが私は抱き着いて離れない奏様をどう離れてもらおうか考えていた。
「離れてください奏様」
「そうだぞ奏!私も抱き着かせろ!」
「お、翼も来い来い!」
「お二人ともそろそろリハーサル前の打ち合わせの時間となります、お早く!お早くご準備をぉぉおぉぉおお!!!」
その後緒川先輩が助けにくるまで身動きが取れなかったとここに記しておこう。
夕方、リハーサルは無事終わり迎えに来ていた2人も合わせて私、翼様、奏様、フィーネ、クリスちゃんの5人でライブ会場から家へと帰る。
「なぁなぁ響輝ちゃん今日は私の家でお泊り会をやろう!」【そして響輝ちゃんと一緒の布団であんなことやこんなことを…グヘへへ】
「いいなアイデアだな奏、私もお泊り会をやってみたいぞ」【そして姉妹そして奏も合わせて川の字で一緒に寝たいな…】
「わたしも行かなければならないのか?」
「たりめいだろ、フィーネだけ仲間外れにできっかよ」
【そしてできるなら響輝の奴とももっと話したいしな…】
「私もいいのか・・・」
「ハァ~、フィーネのことは気にせず。私は一言も了承していないのですが‥‥」
みんなの顔を見る。そこには憎しみも防人としての柵も初恋を追い続けた執念も歌を憎むその心情さえも浮かんではおらず、ただただ笑顔でこれからの未来を楽しみにしているそんな少女と女性の姿が見えるばかり。
「皆さんも楽しみにしているようですし、断れる雰囲気でもないですね。わかりましたお泊り会、やりましょう!フィーネの家でね」
「やった!」「たのしみね」「なぜ私の家なんだ!?」「やりー!」
そのまま5人は歩き続ける、まだ見ぬ明日へ進むために。
何と言うか…ほんとに書きたかったものはこれなんや!本編のように無駄に重すぎる過去を背負った響輝ではなくこんな風にのんびりとした物語が書きたかったんやー!
それと天羽奏さん。誕生日おめでとうございます!本編でも意識不明の状態でしょうが頑張ってください!
~今回の設定~
風鳴 響輝(旧:橘 響輝)
15歳
使用ギア:神獣鏡
誕生日 :6月13日
血液型 :A
身長 :156cm
BWH :84/58/86
本編にあったように天羽奏と橘家が神獣鏡探索の際ノイズの襲撃に会っており両名とも両親を失っている。その結果二課に引き取られた後は奏は響輝を失った妹のように可愛がっている。
引き取られた後は風鳴 弦十郎に引き取られ飯、映画、寝るの生活で基礎をよく会っていた緒川 慎次からは技術を学び、弦十郎とのタイマンバトルで4割の勝率を出せるほどの戦闘能力を獲得した。同時に義理の姉である風鳴 翼を守るために緒川 慎次からは技術をフル活用、結果風鳴家から認められる存在へとなった。
フィーネへは原作知識をフル活用して弦十郎と共に説得(物理)を実行、結果フィーネ言う人格と了子博士と言う人格に分かれてしまい二重人格にしてしまう。
その後のフィーネへの説得は弦十郎が行っており詳しいことは不明だが味方となった。
奏響輝両名の両親の事情は響輝本人から口止めされていて奏へは引け目を感じている。
その後フィーネが育てていたクリスと出会い拳や言葉で語り合った結果仲が良くなり最終的には親友と言える関係となる。
最近では手に入れたギアでノイズ相手に無双してるとかなんとか…
響輝「マイクロウェーヴ受信!サテライトキャノン発射ー!」
クリス「違う!それただの暁光!」(;′⌒`)
響輝「月は! 月は出ているか!」(#°Д°)
奏「響輝が壊れた…」(っ °Д °;)っ
翼「そうか?訓練の時はいつもこんな調子だが…」(´・ω・`)?
響輝「見ろ!ノイズがゴミのようだ!!」
フィーネ「こんな化け物と私は戦おうとしていたのかしら…過去の自分を殴りたいわ。まぁ殴られたわけだけど」
響輝「ふははっはははは!これがシンフォギアによる滅びの光だ!ふははっはははは!!!」
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ifあったかもしれない日常(立花響誕生日記念)
てかアギトの人更新されとるやんけ!急いで読まなくては・・・
(読んだ後)
むりーきついーおいたんの文章力が低すぎるのを実感するんごー
「おぉーい、ビッキーお誕生日おめでとう!」
「……ありがとう」
どうも、橘
そこまで思い出そうとして突如両頬に衝撃と軽い痛みを感じる、手元にあるケーキからそちらの方へ目を向けてみると響が俺の頬を包んでいた。
「どうしたの、そんなぼーっとして」
その顔はいつも道理不愛想だが付き合いの長い俺ならわかる、それは不安の表情。多分俺が大好物でもあるケーキを一口も手を付けずにいたから心配したんだろうな。
「すまんすまん、正直未来のことを考えていた」
「未来……」
「あぁ、毎年こうやって三人で祝ってなって思ってさ」
「そう、だね……未来……」
響の悲しそうな声を聴きながら俺は家にある写真立ての前にケーキを供える。そこには未来の笑って楽しそうに日常を過ごしている写真が入っていてその横には線香が添えられていた。
小日向未来は立花響を救い出そうとして死亡した。
俺はこの報告を聞いた時すぐさま生き残った響の元へ駆け付けたんだけどもそこには胸に大怪我を負って横たわってる響の姿。その姿を見て俺は泣いた。その後、医者に詳しく状況を聞いてみるとどうやら胸に大怪我を負った響を救い出そうとしている途中にライブ会場の骨組みの一部が落下。落下してきた骨組みは響を庇った未来の体を貫きその結果、大量出血で亡くなったらしい。そして未来の事を思いまた泣いた。何年も一緒に過ごしてきた親しき者の死、それは結構堪える物だった。
その説明を聞き終え響のそばにいるとやがて目を覚ましたのだが響は錯乱状態だった。どうやら未来は亡くなる直前まで響に語りかけていたらしくそれを響は朧気な意識の状態で聞き続けていたんだと。何もできない状態で目の前で親友が死ぬのを黙って見るしかないそんな状態になっていた響は相当なトラウマを追ってしまい親しい者の死というものに過剰に反応するようになってしまった。
そして賢明なリハビリの結果動けるようになったのだが心は相当弱り切っている。何とか俺がカウンセリングモドキをすることによって心が壊れないように繋ぎとめていたのだがそんな状態でライブの生き残りに対しての誹謗中傷を受けてしまう。俺も色々と対策をしたのだが意味もなく毎日のように心無い悪意が彼女に襲い掛かる結果、彼女は立花響は壊れてしまった。
具体的に言えば俺に依存した。
その誹謗中傷は俺にも襲い居かかっておりそれは彼女の物とは逆に言葉ではなく行動、俺自身の体を傷つけるものばかりだった。それが彼女の何かを壊したのだろう彼女は昔の様な笑顔を浮かべなくなりいつも不愛想な不機嫌そうな表情を受けべ周りを警戒し続けるようになってしまい、今でこそマシだが俺が少しでも彼女の視界から離れたりましてや怪我でもしようものなら取り乱しパニック症状を引き起こしてしまう。
「響鬼君は何処にもいかないよね…」
多分俺のせいで色々と思い出してしまったのだろう頬に置いた手を俺を抱きしめるために腰へと回しそのままさらに不安そうにしている。やらかしたな‥‥いつもなら未来の話題は避けていたはずなんだが思い出してしまって口に出しちまったからな。俺はゆっくりと優しく抱きしめ返す。いつもなら慰めなどは未来担当なんだけどね。
「もちろんだとも、お前を一人にできるわけねぇだろ?」
「でも…」
「ほらほら、へいきへっちゃら、お前が昔よく口にしていたことだろ?」
「ぅん…」
そのことによって安心したのか元の席に座り直し俺が買って来たケーキを頬張る。その瞬間一瞬だが見せる彼女の笑顔は昔と変わっていない。それが嬉しく思いながら手元のケーキを食べるのであった。
それから時は経ってすべて食べ終わり俺は用意していたプレゼンと渡すことにした。
「ほれビッキー、プレゼントだよ」
「別にそこまでする必要ないのに…」
「そうはいかねぇよ、誕生日はプレゼントを絶対に用意して相手に送り付ける。これが死んだ両親の教えの一つだからな」
そう言って俺が渡すのは丁寧に梱包された箱、響がそれを開けてみると中には黄色の宝石の嵌められた腕輪が入っていた。
「こんな高そうな物もらえない」
響はそう言って俺に返そうとするけど俺はそれを拒む。だってせっかくのプレゼント返されたらこっちが困るわ。
「もらっとけ、もらっとけ確かに高かったがお前に似合うと思って買ったんだぞ。身に着けてくれないと俺が困る!」
「で、でも…」
「それにそれは三種類のお揃いで買ったんだ。身に着けてくれないと俺は悲しいぞ」
そういって俺は右腕を見せる、そこには俺のカラーである濃い赤色の宝石が嵌められていてデザインは響の物と一緒だった。俺の言い分に一応納得したのか左腕に付けてくれる…うんやっぱり。
「俺の思ってた通り似合うな」
「…ありがと」
そう言って顔を赤くしそっぽを向いてしまう…うん、うちの子可愛すぎ。依存癖さえなければ家事だって一通り仕込んでるし何処にだって嫁に出せるわ~、その場合連れて来た奴一発殴り倒すつもりだけど。そんなことを考えながら照れてる響を観察し続ける…やべぇ、マジ可愛い。
その後俺はもう一つの紫色の腕輪を未来の写真の前にお供えする。うん、俺達はやっぱり三人そろってないとだめだな。おふざけの俺、お調子者の響、そしてしっかり者の未来。この三人でいつも楽しくやって来たのにな‥‥なんで先に行っちまうんだよ。そんな別れ方したくはなかったぞ。目からあふれる悲しさを響に見つからないようにふき取りせっかくの響の誕生日だからと楽しく過ごそうと決めるのだけども…。突然警報が鳴り響き外が騒がしくなる。ノイズの出現警報だ。どうやらここからあまり離れていない場所に現れたみたいだ。せっかく日なのになんでノイズなんかが…って!
「!?」
「響!」
俺は飛び出していきそうだった響の腕を掴んで止める。
「響…それは本当にお前がやらなければならない事なのか?」
響は原作通り奏のガングニールを胸に収めている。それが分かったのは1年前、それからというものそれを使って何かに取付かれたかのようにノイズを退治し続けている。俺は何度も止めたのだが聞いてくれずいつも飛び出して行ってしまう。
俺に止められた響は辛そうな表情を浮かべこちら見つめる、俺はそれに動揺してしまって手を緩めてしまった。その隙にと家から飛び出して…そしてギアを纏った。
【
聖唱と呼ばれる歌を紡いでシンフォギアを纏いそのままノイズの元へと向かう…響、そんなに未来を奪ったノイズが憎いのか。俺は星輝く夜空の下、響の飛び去る後ろ姿を見る事しかできなかった。
誕生日記念のはずなのになんでここまで重くなったんだ?
マジか…ゲームにてIFビキの追加設定マジか‥‥書いてる途中に確認したから色々と考え直さなきゃいけなくなる…けど楽しみ過ぎるぞおおおおおお!
今回はそんな事情もあってか少なめになっておりまする。
橘 響鬼(なりき)
16歳
性別:男
誕生日 :6月13日
血液型 :A
身長 :176cm
本編にあったように響と未来とは幼馴染で昔から三人一緒に行動していた。そのせいかここはシンフォギアによく似た別の世界だと錯覚して原作を忘れかけていた時にツヴァイウィングライブの悲劇が起こってしまう。本編とは違い未来も同行していてその結果響を庇って犠牲となってしまった。
そのことに対してかなり悔やんでいて響は失うものかと毎日のように入院している彼女の元へと訪れていたのだけどもその途中葬式に出ていた家族が全員帰り際ノイズに襲われ他界、天蓋孤独の身となる。そのことによってか響の依存を治させようとしているが本人も響に心理的に依存している部分もあって報われない事になっている。
今では政府からの生活支援とバイトで食いつないでいる。
響は恋愛対象ではなく妹とでしか見ていない。毎回のようにノイズへ立ち向かう響を悲しく思っている。
なお響は思いっきり恋愛対象として見ている。亡くなった未来も響鬼に対して思いを寄せていた。
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戦姫絶唱シンフォギア
転生しました!
死とは怖いものだな(白目)
どうも何番煎じかわからないですが転生者前の死者です。生前では男らしく犬を庇って車にひかれ仏となりました、南無三。せっかく友達から借りたシンフォギアGX見ようと思ってたのに・・・まぁそんなことは置いておいて現在神様の御前です。何と言うかキラキラ光ってて目がチカチカしますね!
っとそんなことを考えていると目の前に3つの映像が映っています。右からファンタジーっぽい貴族、機械帝国とか名乗ってそうな国の王様そして・・・多分魔王?でしょうかね。なんなんでしょうこのファンタジー全開の選択権は。
「汝、生を望むか?」
すると頭の中に声が響いてきましたよ、ほえぇ、これが神様の声ですか・・・意外とCVがショタっぽい。
「いいえ」
なんとなく断わります、RPGではメインストーリーよりもサブを優先してやってたからその時の感覚もありますが恐らくはこの三つの映像は転生先なんでしょう、正直乗る気がしません。
「・・・汝、生を望むか?」
「いいえ」
「・・・・・汝、生をの「いいえ」・・・なぜ新たなる生を拒む」
拒む理由?そんなものこれに限ります!
「戦姫絶唱シンフォギアが見れないからです!」
さんざん友達からGXのあらすじを聞いておいて見れずじまいだったんですよ、悔しいじゃないですか!それにその友達が言っていたひびみく?って単語に翼×マリアって言う言葉の正体も気になりますしゲームでよく登場するキャロルやエルフナインって誰です?状態だったんですからね。
「・・・よかろう、汝の願い聞き届けた」
「え?」
状況が理解できず戸惑っていると目の前が突如真っ白に・・・うわっまぶし!
そして視界が回復すると同時に周りの音も聞こえてきます・・・
「ノイズだ!」
「ノイズが出たぞ!う、うわああああああ!」
「死にたくない!死にたくない!」
場所は恐らく町の中、右を見れば泣きながら遠くへ逃げる子供や大人、左を見れば化け物に取りつかれて炭素になっていく人たち・・・
「・・・神様、そりゃないよ・・・」
思わず嘆いてしまいました。でも仕方のないこと確かにシンフォギアが見たいとは言ったよ、でもね。登場人物になりたいとは言ってはないんだな~これが。その後我に返った私もノイズから逃げようと足を動かしますが・・・何か違和感があります。具体的に言えば足元がすぅすぅと通気性が良すぎるような・・・
「っげ!?」
あら、足元見れば可愛い黄色のスカートが!これならノイズだって生足の魅力にイチコロですね♪・・・・ってやってる場合か!今度はTSですかあああああ!?
一度も使う事のなかった息子にいつの間にか別れを告げていたことにショックを受けますがそれ以上に何と言いますが野生の感?それとも第六感?が逃げろと強く告げるので足は止めません。そのまま走ります・・・意外とスカートだと走りやすいんですね・・・スースーしますが。
それからどれだけ走ったかはわかりません、それでも体力が続く限り走りました・・・が。
「もう・・・無理・・・」
さすがに体力の限界ですよ・・・思わず倒れそうになりますがしかし・・・私は諦めません。だって・・・この言葉が俺の心情だから!
「生きるのを諦めない!」
最後の力と言わんばかりに力を振り絞って走ります。その途中胸元に何か違和感が・・・・探ってみるとそこには見覚えのある赤色のペンダントがありました。
「ギア!?ギアペンダント!?」
酸欠のせいで頭が働きませんがギアだと確認できます、でも詠唱がどんな聖遺物が収められているかわからないので覚えている詠唱を片っ端から歌っていきます。
「えっとえっと・・
どれも反応を示しません、そのせいで自分でもありえない失敗をします。
【
奏、マリア、響とガングニールの詠唱をごちゃまぜに言ってしまいました。しかしその詠唱になぜがギアが反応、体を光が包んでいきます。
そして光が収まると・・・え?でもこの詠唱で反応したってことはこれって・・・
「ガングニール、だと!?」
全体的に色はマリアバージョンガングニールのように黒でデザインはGバージョンの響をベースに奏に近い形のギアになっており、何と言うか三人を一つに集めて3で割って平均です!って見た目だ。それに対して思わず指令の真似をして言ってしまうのは仕方のないことだと私は思うのだが!
走るの辞め追いかけてくるノイズへ目線を向ける。
ぶっちゃけ怖い、さっき転生したばっかりの一般人がいきなりノイズと闘えというのだから。その時ふと、無印のことを思い出す。
あの時も立花響は女の子を救うために訳も分からずギアを身に纏い闘ったはずだ、だったら自分もそれにあやかって頑張るしかない。
そしてこの状況で、この時に浮かんだ曲はこれしかない。
「なぜ、どうして、広い世界の中で・・・」
私ト云ウ 音響キ ソノ先ニを歌いながらノイズへと突っ込む、恐らくアームドギアは使えない。なので!
「きっと!」
曲に合わせてノイズはこぶしに触れた途端後方へ吹き飛びその後ろも吹き飛んでいく。
ひぇ~、やっぱりギアはすげぇ。素直に殲滅しながらギアの凄さを実感した。それとなぜギアが使えないと判断したかというと・・・
「私ト云ウ 音響キ ソノ先ニ 微笑みをSing out with us!」
CVが悠木 碧!つまりは・・・
「立花、響かよ・・・」
殲滅したノイズを背中に途方にくれたのであった。
正直楽しかったので次回も書きます。
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装者と出会いました!
息抜ききもってぃいいいい
息抜きに頭空っぽで書いてますのでよろしくお願いしますー
あとコメントありがとうございますー、適当に書いていくんでこれからもよろしくお願いします(これまでのシリーズに目を背けながら)
私は衝撃の事実に途方に暮れながら工場地帯へと逃げ込む、その最中無数に次々と現れるノイズだったが自然と体が動き反応してポコポコにしてしまった。そのまま戦い続け天気のご機嫌が斜めに傾いてきた頃、私はあることに気づく。
あれ?髪の色若干違くね?っと。ノイズくんをきゃー!!蛮族よ!蛮族ぅぅぅぅ!ヒャッハー!な戦い方をして揺れる髪をよく見てみると本来なら金色に近いはずの色だが私の髪はどちらかと言うと金と言うより黄色に近い。
つまり別人の可能性が出てきたって事だ。やたー!、勝ったな、風呂入ってくる!って内心では考えながら殲滅を続ける。
ヒャッハー!ノイズくん一緒にデート行きましょ!お代はあなたのい・の・ち・♪
ちょっと早くデートに行きたいからってそんなに押さないで押さないで、押さないでって言ってるでしょ!ちょ!お客様困ります、大型は複数出てきていいタイプじゃないですけど!困りますお客様、困ります!お、お、そっそんなに押さないで順番にじゅ順番に・・・ブチ(堪忍袋ブレイク)
「うぉ#☆おおお▲○□■▲●おおお!!!!」(まとめて相手したラァ!)
曲の合間に声にならない声で叫び、ペースを上げる。
芋虫型あぁ!粘着液吐くんじゃねぇ!そんな吐かれたらr18指定されんだろうが!健全な青少年も見てるかもしれないんだぞ!その子の性癖が歪んだらどうするつもりだコラァ!
そこの細いやつもダァ!劇中ではよくも装者全員を粘液どろっどろにしてくれたなぁ!・・・あのシーンは全て最高でした。しかぁーしそんなうらやまけしからん事したお前は絶対に許さん!(血の涙)
芋虫のように動くノイズに拳叩き込み破裂させ、細長いノイズに蹴りを叩き込み文字道理塵と化す。
なぁノイズくん、SAKIMORIを汚していいのは誰だと思う?(唐突な筆問)
ノイズの顔面をアイアンクローで掴み上げ天高く吊す、ノイズはどうにか脱出しようと暴れるが無駄無駄無駄ぁ!
我が手からは何者も逃げること叶わぬ!
答えは誰もいなぁああああああい!!(自己完結) 間違えた貴方にはヒートエンドをプレゼント!!!
握力でノイズ握り潰し殲滅は完了した。(キングオブハーーーート!)
ふぅ〜、つゅかれた。体感2時間ぐらいぶっ続けで歌いながら戦ってたような気がするけどとにかくつゅかれた。
運動の後のような達成感を胸にふと空を見上げる、そこにはなんだか見たことのある白いヘリが遥か上空にいてそこから飛び降りてくる物体が一つ・・・
片付けられないSAKIMORIこと風鳴 翼さんじゃないですかヤダァ!
※※※
私、風鳴 翼は混乱していた。
本部でノイズの反応があると聞き出動したは良いが後からもう一つの反応が現れたと言う。その反応の正体はガングニール、過去私とコンビだった奏が使っていたギアだ。最近それを新たに扱う装者、立花が現れたが私は認めん。戦いの覚悟の無いものは奏のギアを扱う資格などない!そう考えているからだ。
その最中にこの騒ぎだ。本部も新たなるガングニールの出現に混乱しているようで指令も。
【またもガングニール、だと!】
と驚きを隠しきれなかったようだった。
新たなるガングニールの反応は驚くべきスピードでノイズを倒しているようで次々とノイズの反応が消失していく。その結果戦闘能力も高い事がわかりはしたが、ノイズ達は商店街などで出現した個体が何故か民間人の避難が既に完了している工場地帯へ集結しつつある。こんな事過去にはなかった絶対に何かあるはずだから早く到着しなければ・・・
「急いでください!」
現場へと到達してギアを纏う。ノイズとの戦闘は既に終了しているようで炭素の塊が彼方此方に散らばっている。
そしてその中で佇む人影が。
「そこの人こちらを向きなさい」
背を見せフードを被りマフラーを靡かせている新たなるガングニール装者を見る。
まず思ったのが全体的に黒い、立花や奏とは対照的に白の部分が一切無く悪を思わせるカラーリングをしている。
そして背を向けているはずなのに存在感が凄く本気の指令を相手にしている感覚へと至る、これが強者オーラというものか。
私は生存本能からか無意識的に武器を構え戦闘態勢をとってしまう。命令では戦闘行為ではなくできるだけ穏便に連行せよとの事だったがこいつは言葉の通じる相手なのか?
「一切の返答がない場合は実力行使してでも連行する」
何も答えないガングニール装者、相手は背を向け続け私は武器を構え続ける。どれだけ時間がたったかはわからない・・・しかし先に痺れを切らしたのは私の方だった。
「行くぞ!」
せめてもの情けで声をかけて武器を振り下ろす。
背を向けていた装者はそれを軽く避けるとこちらを向き私の出す斬撃を見切りまるで予知しているかのように手の甲で往なしていく。
「っは!」
私は蒼ノ一閃を放つがそれは軽々とまたも避けられ土煙が舞う結果となる。煙の中相手の行動を予測して横に斬撃を放つ、しかし。
「なに!?」
それは武器が掴まれることによって止められてしまう。武器を引き抜こうとするが動かず不動、私は武器を離し距離をとった。もう一本の武装を取り出し再度膠着状態に入ると本部からの通信が入る。
【翼、無事か?】
「はい、私の勝手な行動で戦闘を」
【それはもういい、状況はこちらでもモニターしていた。これほどの相手だと仕方ない事だろう】
「しかし!」
【もう間も無く響くんも到着する、なのでその】
「っ!?」
突如発生した轟音と土煙で指令の声はここで聞こえなくなってしまう。目眩しのために発生させたのであろうか、土煙を武器を振って払うとそこには大きなクレーター以外は誰もいなかった。
っく!防人である私がみすみす手加減までされて逃すとは。やはり奏、私には片翼であるお前がいなければ・・・
【翼!無事か!】
指令の通信を受け取りながら私は回収を待つ、次は逃さないと心に刻みながら。
※※※
なんとか生き残ったンゴ!
マジ超人兵器SAKIMORIこえぇ、ギアのアシストがあるとはいえなにあれほんと人間?
いきなり襲い掛かって来て私じゃなければ再度仏でしたよ!仏!(大事なので二回ry)
確かに攻撃を往なしたけどあれは体が勝手に反応した事であって私は悪くねぇ!それに何か言ってたみたいだけどヘリのローター音で聞こえず、聞こえた部分でも。
「・・・返答がない・・・力・・・行する」
って言ってたみたいだけど・・・まさか・・・
「(何も)返答がない(場合全)力(をもって執)行する」
って言ったんじゃ・・・執行(処刑)されちゃう?私、執行(処刑)されちゃうの???
確かに指令の性格から考えたらとても信じられないがシンフォギアは日本政府の最高機密だろうし、ガングニール装者は二人もいらないだろうからな・・・政府の意向としては。その後も武器をつかんじゃったりしたけれどあれは許してほしい、奈々様ボイスを生で聞けて思わずガッツポーズした時にたまたま掴んじゃったんだ。何か夢中になってたみたいだったからその間にギアの出力任せで踏み込んで土煙を発生、逃げ切ったってわけ。
私はこれからの命の危機を感じながらギアを解除して工場地帯を後にする。その後街の方へと歩くのだが・・・これからどうしよう?
試しにスカートのポケットの中に何か入ってないか確かめると、恐らく中学生時代のものだろうかボロボロで血のような染みがついた生徒手帳を発見、そこに書いてあった住所へ向かうのであった。
あと自分の名前が判明、
生徒手帳には大事に家族写真も入っており響輝ちゃんはなんというか響そのものでした、だけどもその写真も血でべったりと汚れた跡がありました・・・何があったんだ響輝ちゃんや・・・
アギトの人の作品を読んだせいか影響をもろに受けちまった・・・Ze
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ピンチです(白目)
ムカついたので次回も投稿します。
コメントと誤字報告ありがとうございました!
お金がない!(切実)
事は数日前まで戻る・・・
生徒手帳に書かれていた住所に行ってみるとそこには何もなく更地でした。
おいおい、死ぬわ俺(本音)
手持ちの物を再度確認する・・・・ん?何かまだあるな・・・・すると中からグシャグシャの住所が書いた手紙と鍵が入っていました、やったぜ。中身は後で確認するとして書かれている家に行ってみる事にJC?のお宅ですか・・・JCになった身ではありますが胸がムネムネしますね。1時間ぐらい歩いたころだろうか明らかにTHE・ホラーな感じの建物が見えてくる、まさかあそこではない・・・よね?(住所を見比べて絶望)
そこはアパートなんだけど・・・他に住人がいるような気配はないんだよね。と、とりあえず書かれている部屋へ。部屋の前につく表札には橘と明記されているので自分家だと理解はできるんだけど・・・
正直SAKIMORI相手にした時並みに怖いんだよね・・・
恐る恐る鍵を差し中へと入るとそこはまぁ何という場所でしょう生活感の無い風呂トイレ別の1LDKのお部屋ではありませんか。
いや、明らかに寝た跡のない埃の積もったベッドに衣服用タンス、机にポツンと置かれた日記に鎖で施錠された押し入れ・・・フリーの脱出ゲーに似た選択権だな。
とりあえずこの体の元の持ち主である響輝ちゃんの手がかりを探さなきゃな。最初に 目を付けたのはタンス、探索の基本ですからね。ッキリ
勇者もタンスから薬草を見つけることによって冒険が始まるって言っても過言ではないぐらいなのですから。(ドヤー)
一段目のタンスを開ける。開けるとそこにはピンク色の三か
二段目には衣服が入っていたのだが使用感がまるでなかった。ん?一段目には何が入っていたかだって?
お、乙女の秘密だよ。本当は下着だったぜ、あとこの文章を見つけた変態さん達は全員リボルケインするので覚悟の準備をしといてくださいね。
三段目はどうかな~って・・・あれ、これって・・・
中は綺麗に揃えられた歌関係の本や参考書、そして奥には綺麗に梱包された未開封の黒い上着に白いシャツ、チェック柄のスカートそれに合わせるかのようにある赤いネクタイ・・・・私立リディアン音楽院高等部の制服と一緒にメッセージカードが・・・なんか気まずい。中身を確認して要約すると・・・両親からのバースデーカードだった・・・これは何といいますか・・・身体を乗っ取ったみたいなものだからかなり気まずい。
それと響輝ちゃんの誕生日は6月13日・・・まだ誕生日は来てないから15歳ってことはJCじゃなくてJKだったのか・・・(卍悔い改めて卍)
物をそっと元の場所へ戻し次に手を付けたのは一番記録があるだろう日記。でもなぁ、正直人の日記を見る趣味はないからな・・・・でも読んじゃう!
〇月×日 晴れ
今日から日記を書く事ことにした!
理由はなんとなくだけどお母さんが三日坊主にならないようにって言ってたからちゃんと書く!
それと今日は・・・・
今のところ普通の日記だな・・・特に情報もないし・・・何ページか読み飛ばしてみるか。
〇月×日 晴れ
今日はすごい!抽選倍率が凄いツヴァイウィングのライブチケットに当たった、やったー!
家族で応援しているからみんなで行けばもっと楽しめるよね!
だから明日が楽しみだ!
ん?ツヴァイウィングのライブ?・・・嫌な予感が・・・
〇月〇日
私は家族を失った
―――――血痕だらけのページごと日記を閉じる。
いや~、重い話が苦手な俺にはこれ以上は無理ですわぁ~(震え声)
とりあえずこの胃が痛くなりそうな物は元に戻して、あと残っているのは鎖で施錠された押し入れ・・・怪しさがプンプンと匂ってますね。鎖は軽くしか施錠されてないようで退けるだけで押し入れが開けれるように。横へスライドすると何という事でしょう、大量のLiNKERが並んでるではありませんか―――
押し入れの扉をすぐに閉じた私は悪くないと思う、うん。
なんでLiNKERが大量にとか箱の横にF.I.S.って書いてた気がするけど何も見なかった。
何も見なかった!
それから通帳や財布などを見つけ残高を確認したが・・・・か、金がねぇ・・・お金がない!(切実)
そして冒頭の発言へと戻る。
やばいぞ、このままだと明日の飯も無く餓死する危険性が・・・・
それからの私の行動は早かった、数日間履歴書(一部偽装しながら)を書いて食料はアパート周辺に生えている野草で食いつなぎバイト先を探し回った。
前のバイト先は最近ノイズで潰れたらしく使えない。ノイズの出現が怖かったが本来ならそうそうノイズとの戦闘に巻き込まれないとわかっていたために自由に動き回れた。結果―――
「のり弁大盛500円となります!お代はちょうどですね、ありがとうございました」
私立リディアン音楽院の近くにある個人経営の弁当屋でバイトすることとなりました!(絶望)
※※※
雨が降ってきそうだな。
時刻はちょうど日がもう少しで落ちきり真っ赤な空が終わりを迎える夕方、特異災害対策機動部二課の指令である俺は明日から久しぶりの休みの為にアクション映画をレンタルして本部へ帰っていた。
最近新たに出現したガングニール装者、仮称ゴーストの探索や調査で忙しかったからな。
そのせいでこれまで借りられなかったが今日も面白そうな作品がレンタルできたな。
特に今回借りた作品の中にはアクション俳優で有名なチャンキー・チェンが主役の作品もあるからな、楽しみだ。
ゆっくりとしかし早足で歩いていると見慣れた後ろ姿が目に入る。
おぉ、響くんじゃないか。
「響くん!」
肩を叩き声をかける、すると響くんは一瞬ビクッと反応したあとゆっくりとこちらを向いた。
「し、指令、こんばんわー」
「あぁ、こんばんわ」
響くんは少し戸惑っているようで瞳孔が開き切っている。何かあったのだろうか?
「とりあえず、落ち着いてくれ」
「は、はい」
二回ほど深呼吸すると落ち着きを取り戻したようでいつもの響くんに戻った。
「お手数お掛けしました!立花 響、復活です!」
「うむ、子供を導く、それも大人の役目だからな。普段からノイズ相手に頑張っている君達にやってあげられることはこれぐらいなものだ」
「あははぁ、OTONAの責任ですか・・・」
ん?大人の発音がおかしかったような気がしたが・・・気のせいだろう。
「ところで指令はここで何を?」
「これを借りに行っていたんだ」
映画の入った袋を見せるすると餌を得た魚のように目を輝かせた。
「アクション映画ですか!」
「おうとも!」
一目でジャンルを当てるとは誰かに俺の趣味を聞いていたんだろうな。
「私もアクション映画は好きで!最近のだとシリーズ物ですがチャンキー・チェン主演の・・・」
「響くんもその作品を見ていたのか、私も見たがあの最後の格闘シーンが最高で・・・」
まさか響くんもアクション映画が好きだったとは意外だったな。最近の女子高生だとこういうジャンルの映画は見ない人が多いから響くんも同じだと思っていた。これならもっと早く話しかけていれば・・・
「響くんも一緒に見るか?」
「え、えっと・・・」
試しにさそってみたが、流石にいきなりは無理か。
「無理しなくてもいい、何かあるのだろう?」
「あはは、指令には誤魔化せませんね」
俺の言葉に心当たりがあるのかあははといつもの誤魔化すような笑みを浮かべる響くん。
「実は未来って名前の同室の子なんですけど熱を出してしまって、ちょうど薬を切らしてしまって買いに行く最中だったんです」
「おっと、それは悪い事をした」
「いえいえ、軽度なので大丈夫だとは思います!念のために買いに行くだけですから」
それから一、二言話すと別れるべく歩き出す。
「それじゃまた本部で」
「はい!指令もお気をつけて!」
響くんは大きく手を振ると私とは別の方向へと歩き出す。俺もさっさと帰って飯食って映画見て寝るか!
それにしても響くん手首に包帯を巻いていたようだったが何処かで怪我でもしていたのだろうか・・・?
※※※
死にかけた!(別の意味で)
家で何故かある全身の手術痕と注射痕、リストカットの跡。それを隠す為に長袖に加え包帯でリストカットの跡を隠しバイトへ行った帰り、疲れてタチバナサンナゼミテルンデス! オンデゥルウラギッタンデスカァ!ごっこを脳内で繰り広げているといきなり話しかけられた。(ナゼハナシカケルンデス!)
話しかけてきた人物を見るとあらまびっくり、確かに
咄嗟に響ロールプレイに加えほとんど感情が表に出ない表情筋を利用して響になりきったから良かったものの偽物だと知られると・・・死ぬな(確信)
会話が振られ手持ちの話へ。映画の内容はバイト先の先輩が語っていたからそれを覚えておいて助かったが、そのせいで鑑賞会にお呼ばれされるとか予想外なんですけど!(たまげたなぁ)
まぁ、なんとか断って家に帰っているけどその途中、改めて自分の立場を考えると色々怖いよなぁ。原作介入はする気が無いけどこの体の状態に大量F.I.S製のLiNKERの事を考えると既に何かしらで絡んでいるだろうし、だから絡まないわけにもいけないわけでってことはノイズを相手にすること。つまりはSAKIMORIと戦う事を意味してる・・・あれ?詰んでね?
今の現状にがっかりと帰った家の玄関で膝を付き落ち込むことしかなかった。
アギトの人はやっぱり面白いなぁ・・・勘違い選択の人も面白いです!
どこかにイースターエッグが隠されているのでみんなで探してみよう!
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続!装者と出会いました!
コメント誤字報告ありがとうございます!
アンケートもやっているのでぜひ投票していってください。
―――その者は考える。
「天ぷら弁当ですね!少々お待ち下さい」
―――――――――日々の労働に達成感や満足感はあるが・・・一つだけ問題があった。
「360円となります、袋に入れますか?」
―――――――――――――その者は考えた、どう対処しようかと。
「5000円お預かりします、4640円のお返しとレシートです、ありがとうございました」
――――――――――――――――――――そして答えへと行き着く。そう、辞めればいいさと。
ってそんなことができたら食っていけなくて神様のところへとんぼ返りなんですけどね!(白目)一個40円のコロッケを揚げながら水蒸気でメガネが曇り目先の問題に目を逸らすためというか物理的に塞がれてメガネを拭きながらそれっぽい語りを考えてしまった、普通に恥ずかしい。だけど仕方ない事だと思うんだ私は、だってある時は――――
「ふむ、どのお弁当が一番美味しいだろうか・・・」
「翼さん、この幕の内弁当がおすすめみたいですよ」
「の、ようですね・・・わかりました幕の内弁当二つください」
「た、ただいま!」
(死ぬうううう!バレたら死ぬううう!)
SAKIMORIと忍者Pとエンカウント、またある時は――――
「フィーネはとんかつ弁当だったはずだから私は・・・ん〜何にしよう・・・んー、よし!この今日のオススメをくれ!」
「りょ、了解しました!今日のおすすめはハンバーグ弁当となっております」
(安易にラスボスの名前を出すなぁ!フラグが立つだろぉ!)
「はいよっと、しっかしなんでフィーネはこの弁当屋の弁当をいつも頼むんだか・・・」
ツンデレ範囲攻撃型チョロインとエンカウント、そしてまたある時も―――――
「了子くん、ここが君の一押しのお店かい?」
「そーよ、ここのとんかつ弁当が美味しくって!」
「なるほど・・・よし、俺もそのおすすめをもらおうかな!」
「そうでなくっちゃ!って事でとんかつ弁当二つ!」
「とんかつ弁当二つ入りまーす!」
(きゃあああああ!ラスボス本当に来ちゃったよおおおおおおおそれにOTONAまで付いてきたああああああ)
「ふむ、先ほどの店員、何処かで会ったような・・・気のせいか?」
全裸系ラスボスと人類最強のOTONAとエンカウント、そして今回は――――
「ねぇねぇ!未来このお弁当美味しそうだよ!」
「ホントにおいしそう・・・って響、お店の中で大きな声を出しちゃいけないよ」
「はう、ごめんなさい」
大好きなものはごはん&ごはんな主人公と響ガチ勢(ガチ)とエンカウント。いやね、なんだかここまで行くと作為的なもの感じますよマジで。(直感F)
幸い黒い三角巾で髪を、マスクで口元を、メガネで目元を隠している為にバレてはいないようだけどいつバレるか不安しかねぇ!
あぁー早く弁当選んでくれないかな・・・
(。´・ω・)ん?おすすめの弁当はどれかだって?それならその天ぷら弁当はさっき揚がったものだからおすすめでそのナポリタンは普通においしいから食べてね~。あ、二人とも天ぷらにするの?OK、二つ合わせて・・・
なんとかなった(安心)
仲良く帰っていく二人の背中を見ながらそう思った。そしてその姿、響の姿を見ながらこうも思う。この体の元の持ち主もあんな風に学生生活を送りたかったんだろうか?
バイトが終わったぁああああ!!
強張った体を伸ばし家へと帰る。今日は比較的に平和だったなぁ、比較的近くでノイズ現れたけど。
やっとまかない以外が食べられるぞおおおおお!
ずっと野草かまかない飯の繰り返しで飢えを凌ぎ半月・・・やっと、やっと揚げ物以外を食える。さすがに揚げ物ばかりだと太るし健康に良くない、それに野草は野草でそろそろレパートリーが無くなってきたからな・・・(涙目)
日が落ちた帰り道、空に星は輝きそんな風景を背景に帰り道の途中にあるランニングコースである塚の森駅の近くにある公園へと急ぐ。だってあんまり遅いと補導されかねないし。公園へと入るとどうやら今日は他にランニングする人はいないようで今日は一人でランニングだ!(やったぜ)
それからしばらく走っていると・・・ん?歌が聞こえる、それに爆発音も。距離的にも近いな・・・あれ?なんか忘れているような・・・?
※※※
「翼さん!」
「防人の生き様、覚悟を見せてあげる!あなたの胸に焼き付けなさい」
私の目の前でそう言い放った翼さん、何をするのか私にはわからないがやっちゃダメなことと思う。
そして翼さんが歌うあの時の歌、私が奏さんから助けてもらった時に聞いた綺麗な歌。口ずさみ突き進んでいく翼さん、その姿に私は声すら出せなかった。身動きは封じられアームドギアすら出せない足手まとい・・・これじゃ奏さんの代わりにはなれない。
歌が終わると翼さんを中心に衝撃波のようなものが走りノイズ達を消滅させたけれどそのせいで翼さんが大量に血を出して倒れてしまう。
「くそぉ、こんなんで引き下がれるか!」
翼さんと争っていた女の子はボロボロになりながらも倒れた翼さんにとどめを刺そうとしている・・・助けなきゃ。駆けつけようとするが間に合いそうになく手を伸ばしたけど届かない、もうダメかと思ったその時私は見た。
【
マフラーを靡かせた黒い背中が翼さんを守ったところを。
「くそが!」
「この!胸に宿った、信念の火は・・・」
女の子は紫色の鞭で攻撃するがそれを次々とヒラリとかわして鞭を掴み取る、そしてそれを勢い良く引き寄せた。
「っな!?」
「覚悟を今構えたら、誇りと契れぇ!」
引き寄せた体を足を鞭のようにしならせ蹴り飛ばした、その勢いはかなり強かったようで地面を抉り木々を倒しながら吹っ飛びすぐに見えなくなってしまった。
「翼さん!」
急いで翼さんへと駆け寄る、幸い息はしているようでまだ助かるかもしれない!
「響君!」
車で駆け付けた司令と了子さんも合流して翼さんを助けるために行動へと移す、司令はあの黒い装者、確かゴーストさんへとしゃべりかけてます。
「協力に感謝する。しかし、なぜ敵対した翼を助けてくれたんだ?」
「・・・」
「だんまり、か・・・」
「・・・その片翼はまだ羽ばたけるから」
「!?どういうことなんだ!」
ゴーストさんは被っていたフードをさらに深く被り直すと高々と跳躍して夜の闇へと紛れて姿を消してしまった。残された司令の顔はどこか沈んだ表情をしていたのが印象的だった。
※※※
死にかけた(ガチ)
クリス初登場イベントを忘れていた私はそのままランニングを続行したんだけど・・・
「っく!」(ノイズだああああああああああ‼)
結果ノイズとの追いかけっことなってしまった。確かクリスが持っていたソロモンの杖で召喚された個体だったはずだからあああああああ。いま掠った!服が一部炭素化したあああああ!
突然始まった触れたら即死のリアル鬼ごっこ、それはスリルにあふれていた。
ノイズ君こっちに来ないでええええええええ行くならあっち!歌が流れている方へ!
あとそこの粘液吐き出す細いノイズ君!動きを止めようと床に粘液まかないで走りにくい!飛行型ノイズくんはなんでこっちばかり狙ってくるんだ‼俺は顔芸博士ことウェ↑ルぅ↓博士じゃないんだから狙わないでくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ‼・・・ブチ(堪忍袋ブレイク)
【
見つかるのも嫌だからとシンフォギアをまとわず逃げていたら調子乗りやがってぶっ殺したらああああああああああああ!(狂気発症)
そこの飛行型ぁ!これでも食らいやがれ!
両手を合わせると両手首部分のアーマーが変形して槍状に変形する。槍を手にすると空高く投擲した。
【STARDUST∞FOTON】
投擲された槍は複数に分裂して次々と飛行型ノイズや地上にいるノイズ達を貫き倒していくが。
「ぐゔぉ!」
えぇ・・・・吐血したんですけど・・・(狂気解除)
地面に広がった血を見てちょっとドン引きするのと同時にあの大量のLiNKERの意味が分かった。通常戦闘ならリンカー無しでも戦闘できるがアームドギアを使用した戦闘だと適合係数が足りないからその足りない分をLiNKERで補ってるんだと。ギアを解除して体への負担を減らし何とか歌の聞こえる方へと向かった。
ノイズの術者は何処だぁぁぁぁぁぁぁぁあ(狂気再発)
他のシンフォギア装者の姿を捉えるが。既に絶唱を歌った後のようで翼は血を流して倒れていたのだが・・・
「くそぉ、こんなんで引き下がれるか!」
クリスはネフシュタンの鎧をボロボロにしながら翼へととどめを刺そうと・・・
やらせねぇよ!
素早く念のために所持していたLiNKERを注入して聖詠を紡ぐ。流石にLiNKERを使わずに連続変身はキツイだろうから使うぞぉ、使っちゃうぞぉ!
【
素早くクリスとの間に入り込むと鞭を腕のアーマーで弾いた。このやろうよくもやってくれたな、正義は我に有りポコポコにしてやらぁ!(狂気鎮静化)
ほらほら、鞭振って来いよその紫色の物をよぉ!ってあぶな!行き成り振ってくるんじゃねえ!(手のひらぐるん)
次に振られて鞭を手でつかみ、よっこいしょ!引き寄せて・・・蹴る!
「ぐほぉぉぉぉ‼」
蹴った結果は・・・地面とかえぐれちゃってまぁ、被害額凄そう(小並感)
その後司令達がやってきたみたいだけど・・・・耳に血が溜まって聞こえないですけどー!聞こえないのに聞いてても意味のないことだからそれっぽいこと言って帰りますか。フィーネに絡まれるとヤバいのでその前に逃げましょ逃げましょ。フードを深めに被り直して飛ぶぞぉおお↑
その後帰り道結構躓いたりしたけど無事家にたどり着きました。翼大丈夫だろうか、原作は知ってるけど心配だな・・・・てか、体痛い。
前回のイースターエッグはいかがでした?
また気が向いたら仕込むのでお楽しみ!あとコメントをもらえればテンションを上げれて更新し続けるのでコメントしていってくださいねー。
あと簡易的な主人公のステータス乗せときます。
橘 響輝 (たちばな ひびき)
16歳
性別:女
使用ギア:ガングニール
誕生日 :6月13日
血液型 :A
身長 :158cm
BWH :84/58/86
適合者だが高い出力がいるアームドギアなどを使う場合や連続変身にはLiNKERが必要。
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潜入!?私立リディアン音楽院‼
イヤホンが最近壊れたので投稿します。
評価を見たとき予想以上の高評価だったのでプレッシャーと共にやりがいを感じているのですが・・・これ以上更新スピードは早めれませんよ(涙目)
ストックを一応は貯めているので安定して更新はできますが・・・
「体が痛い・・・」
オデェノカラダァハボドォボドォダァ!
時刻は朝、あの出来事から数日たったけれど仕事と必要な時以外ではほとんど動かない口が勝手に呟いてしまうほど痛い。LiNKER無しで適合率とフォニックゲインが大量に必要なアームドギアや必殺技を使ったことが原因だとわかってはいるものの、ほんと痛い。
例えるならそう、全身筋肉痛の後にマラソン走らされている激痛の四倍ほどの痛みが常にはしっている感覚だぁ↓↓でもテンションはHappyだぜぇ!↑↑↑何故かって?実は昨日の粘液だらけの響の姿を写真でこっそり納めていたのだぁ!え?ちょ、警察に通報するのだけはやめてくれぇ。やめ、やめて、ヤメロ!(本音)
携帯をとりあえずソロモンの杖並にぶん投げて聞いてくれ、俺のシンフォギアでの推しが響なんだ・・・あとはわかるな?(建前)
そう!あんな個人的に無印1エッチィシーンをリアルで生で見られるんだ!(本音)
それを写真で撮らないだなんて男の子としてどうなのさ!(女です)どうなのさ!(大事なのでry)
もちろん帰ってから写真立てに飾りましたとも!家宝です(薄い本が厚くなりますなぁ)
一歩一歩踏み出すごとに体は軋むし、なんだか視界が霞む。てか行先であるリディアン音楽院って山の上に建てられてるから普通にキツイ!だけど早くこの弁当を届けないと。なんで宅配サービスまでやってんだよ店長、そのせいで原作キャラに会う危険性が高まるダァロォォ!原作介入はあんまりしたく無いの!バラルの呪詛とか数千年恋焦がれ女の初恋とかどうとかは俺の知らないとこで解決してくださいよ。
坂道を歩いて三千里(そんなにあるわけない)音楽院校門前来たけど・・・デケェ。
なんというか初めてコミケ参加したときに訪れたビックサイトを見た時と同じくらいの感想しか言えないがとにかくデケェ。
そりゃ本部やカディンギルが地下に埋まってんだからデカくなるのはわかるが私立でこの大きさだろ?マンモス高と同じくらいの規模があるんじゃねぇの?
校門を潜り裏へと回る、しっかし今回の配達はえらくとんかつ弁当の数が多いな・・・二科が注文したのかな?了子さん専用メニュー、了子さんスペシャルもあるし。受取人に弁当を渡しお金を預かり。ひ、ふ、み、よ、値段ピッタリよし!あとは店に戻ってこれをしまえば今日の仕事終了だぁ!
ゆっくりとリディアンを見学しながら出ようとしたんだ、あのとき俺は。せめてこの体の記憶に残しておきたいと思ったからね。だけどそれは失敗だったかも知れない、ロクに変装もせずに眼鏡のみで歩き回ってたからーーー
「立花さん!今日は休みだったんじゃなかったんですか?」
「」
その結果先生とエンカウントッ!(白目)
あと私は立花響ではなく橘響輝です。(事実)
※※※
時刻はお昼。休み時間になった私、小日向未来は親友と一緒に屋上でご飯を食べてます。
「ちょっと響、今日は修行とかいって休みじゃなかったの?」
「いやー、ごめんごめん未来。実は私に稽古をつけてくれる人がいるんだけど急に用事ができたとかで休みになったんだよね」
「そう、あんまり危ないことしちゃダメだよ」
「わかってるって、未来は心配性だなぁ」
「・・・わかってないよ」
私の親友立花響はいつもこうだ、趣味の人助けを優先するあまり自分が置かれている危険性を後回しにする。
今日の修行?だって最終的には人助けするために鍛えているんだろうし最近では電話で呼び出されたと思えばなにかと理由を付けてどっかに行っちゃう。帰ってきても疲れ果ててその体には私の知らないところで生傷をいっぱい作って帰って、今日だって体育の時間いつも一緒にいる私の知らない手首の包帯・・・
本当は響には危険な事をしてほしくない、あのライブでの事件以降響は何処か変だ。自分の命を軽視し過ぎていると思う。何度も危険なことはやめてと言っているのに笑顔で大丈夫と言い続けて一向にやめない。このままだと本当に、本当にーーー
「死んじゃったらどうするのよ、響・・・」
私の頬を流れる涙、しかしそれはすぐに拭われる。見上げると響は私の見たことのない優しさとも厳しさとも取れる表情をみせた。
「いつも全力全開な立花響が死ぬわけないじゃん」
「ひ、響?」
雰囲気が一気に変わり別の人を見ている、そんな感覚へとなってくる。
「確かに壁にぶつかり挫折する時もあると思うよ、だけどね・・・」
響はベンチから立ち上がると空に向かって拳を突き上げた。
「それを迂回するのでもなくまた後ろへと下がるわけでもない、ただただ正面から向き合い突破する、それが私の考える立花響だと思うんだよね」
その後に見せた笑顔は笑顔ではなくどちらかと言うと心の中で泣いているようだった。彼女は知らない、この時偽物が本物が過ごす日常を壊したくない。否、絶対に壊させないと誓ったことを。
それを知らない彼女は親友らしからぬ行動についつい笑ってしまうのだった。
その後は特に響らしからぬ行動もすることなく学校が終わり放課後に。
「あ、そういえば買いたいものがあるんだった!」
「響またお菓子?あんまり食べすぎると太るよ」
「大丈夫!大丈夫!ちゃんと運動しているから!」
親友はそのまま走って行ってしまう。途中こっちを振り向いて。
「じゃーね!未来!」
大きく手を振り去っていった。変な響、一緒に住んでるはずなのに何でお別れの言葉を言ってるんだろう?
その後私は部屋へと戻り響を待っていたんだけど・・・
「お菓子?何の話?」
「え?でも今日一緒に授業を受けたよね?」
「ううん、私今日は一日中師匠の下で修行していたけど???」
「!?」
帰って来た響の言葉に考えを巡らせる、確かに今日の響は色々といつも以上におかしい部分が多かった。響に双子や姉妹がいるとは聞いてないし・・・だったらあの響は・・・
「一体誰?」
※※※
未来は尊い
先生に見つかり強制的に響達の部屋にある制服へと着替えさせられ響の道具を持ち私は小日向 未来さんと授業を受けてました。
「音楽の歴史は古く・・・」
なるほどなるほど普通に面白いな、この授業。世界が違えば歴史も違う、学ぶことも多いから勉強になる。今回は替え玉みたいな事をしているんだ、今日ノートは私が代わりに記載しておくか。
えっとブランコなる人物が音楽の歴史を切り開いた人物でマジかエジソンが電球を使った理由ってこっちじゃオペラハウスを明るく照らすためだったんだ。なるほどー・・・音楽の力ってすごいなぁ。
「立花さん、この251ページの問題はわかるかしら?」
「はい!かの紫式部は恋の歌を・・・」
(え!?響が注意も受けずに授業を受けてる!?)
体育の授業では・・・
「パス!パス!」
「お、行けるかビッキー!」
「もちろん!」
俺はクラスメイトの安藤さんからバスケットボールを受け取り持ち前の身体能力を活かしたドリブルで5人抜きからの〜相手のゴール向かってシューーーート!超エキサイティング!体動かすのタノシィィィィィィィィ!!!(狂気再発)
「さっきのビッキー凄かったね未来!」
「う、うん、そうだね」
(響ってあんなに運動得意だったっけ?)
その後はお昼の時間!生憎自分はお弁当が無いので購買でパンを買う。
どれがいいかな・・・無難にアンパンと牛乳だけでいっか。この体少食であんまり食べれないし。
「響それだけで足りるの?」
(いつもはいっぱい食べるのに何か調子でも悪いのかな?)
「ちょっと体重が・・・ね?」
「もう!間食ばっかりするからだよ」
「あはは、面目ない」
その後は小日向さんに突然泣かれたりと色々あったけどリディアンでの生活はすっごく楽しかった!
けれどこの生活ももうすぐフィーネの操るノイズ達によって壊されるんだよね・・・嫌だな。これまで製作物の世界だと何処かで考えてたけどこんなリアルな生活を主人公である立花響の生活を体験させられると嫌でも現実だと受け入れてしまうな・・・
響達の部屋へと小日向さんより先に帰り教科書を元に戻し、部屋を後にする。流石に制服はちゃんとクリーニングに出してから返したい、それが礼儀ってやつだ!
はぁ・・・それにしてもどうしよっかな・・・これでも中身は既に成人してるんでね。何というか未来ある子供達の日常が壊されるのを黙って見れないっていうか・・・リディアンの子供達の笑顔のために原作介入しますか・・・
帰り道、私はネックレスを固く握りしめ決意を決めるのだった。・・・・お金、お店に戻すの忘れてた(´・ω・`)
コメントの力がエタる事を防ぐのだぁ!
そろそろアンケートを締め切りまーす・・・みんななんで爆殺のほうがいいのかな?
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原作に介入しました!
前回もコメントありがとうございます、今回は状況を動かします。
GXも視聴してその感想ですが・・・なんだかイグナイトモジュールになぜか苦手意識を持ちました。
私は困っていた。
何処で介入しよう(震え声)
響は翼が倒れたことによって闘う決意を固めて修行の真っ最中、下手に接触するとフィーネに目をつけられて即END。
ノイズを相手に奮闘してもいずれ響と接触するだろうから結果としてフィーネに目をつけられEND
だからといって何もしないってのはリディアンが壊滅してEND
んー、絶望的だ・・・もういっそのこと目をつけられる事前提として動こうかな・・・そういえば次のイベントはデュランダル移送イベントがあったな・・・あのイベントは巻き込まれたくないな。
そんなことを考えながら近所の商店街へ向かう。
あぁー、今日は天気がいいな・・・・小鳥は囀り子供は泣き、客引きの声や爆発音が聞こえるなんて平和な・・・・爆発?
音がする方向へと目を向けると黒いSUVが空を飛び後方で爆発する。
あー、フラグ立てちまったか・・・・高速道路燃えてるしそれに加えノイズが発生して民間人を襲おうとしてるし・・・民間人救助のためにもやりますか・・・ハァ~。
私は走る、今日はLiNKER一個しか持ってきてないから必殺技が撃てるのは一回こっきり、無しで撃つとまた地獄の一週間が・・・
【
ノイズを目の前に俺は言うぞ。ノイズ君たち・・・
「
それからそこら中に出現するノイズを相手に歌いながら奮闘した。
ノーイズくぅーん!あっそびましょぉー。よしよし来たな、野球やろうぜ!お前ボールな‼そこの細いのがバットで丸いのがボールな‼
細長い個体を掴むと丸い個体を敵の集団にシュート‼超、エキサイティング‼手に持った個体を真っ二つに折りながら爆発するノイズ達を見る。
うん~、汚い花火だぜ!にしても出現数がやけに少ないな・・・普通ならもっといるはずなんだが・・・そっちか。
空を見上げる、そこには飛行型ノイズが編隊を組んで先にある工場地帯へと向かっていた。それを追いかけるように走るけれどもそこら中に出現したノイズ達が阻んでくる。
OKOKノイズ君たちは自分と遊ぶことが目的みたいだね、そんじゃ遊ぼうか(殺意上昇中)
その後殲滅して家に帰ったんだけど無事に響はデュランダルを起動できただろうか?
次の日、私はまたリディアン近くに来ていた。
いやー、そういえば制服を返すのを忘れてたんだよねクリーニング自体は出していたんだけど・・・響の制服、でもどうやって渡そう困ったな。
考えながらぶらぶらと歩いていると見覚えのある看板が見えてくる。
おぉ、ここはシンフォギアファンならだれでも知ってるお好み焼き屋ふらわーではないですか!!おいしそうな匂いが漂ってきますな。
ぐ~とタイミングよくおなかかが鳴り欲求が強くなってきた。そういえば今日は何も食べてなかったな・・・返すとか原作とか考えるのは後々、今は飯だ飯!
ガラガラと引き戸を開けると―――
「響!?」
「・・・オッフ」
「おや、いらっしゃい」
小日向さん・・・マジっすか、ここで出会いますか。今日は黒と紫のツートーンのパーカーなんですけど、バレそうで怖いな・・・
それからまぁ・・・沈黙の時間が続いた。
「とりあえず、座ったら?」
「う、うん」
とりあえず小日向さんの隣に座る、なんだか気まずいな・・・たしかこの時の小日向さんは響のことで悩んでてふらわーでおばちゃんに相談しに来たんじゃなかったけ?
とりあえず注文したお好み焼きを一口・・・これは!?( ゚Д゚)
「・・・おいしい」
やべぇ・・・おいしい。
中はふわふわ外はベーコンが乗っててカリカリ、あの響たちがハマっただけはあるおいしい!・・けど・・・
「おなか・・・いっぱい・・・」
「ちょっと響!?」
「あら、大丈夫かい?」
やばい、前世と同じ感じで食べてたけどまさか一枚どころか半分でアウトとは思わなかった。薄れゆく意識の中、今日の晩御飯は低コスト重視のカレーでいいやと考えてた。
ッガク
私は失敗した、けれど貴方ならやり直せる・・・頼んだよ
意識を失ってた最中なんか聞こえたような気がするけど気のせいか。
その後おばちゃんの慈悲でお持ち帰りできるようにしてもらって私"達"はふらわーを後に帰り道を進む、その横には・・・
「響?今日はなんだか元気がないみたいだけど大丈夫?」
「う、うん」
そうなんです、小日向さんがまだいるです(白目)
いやー、流石に食べ過ぎで気分が悪い時にロールプレイ、響モードになれませんわ。やべぇ
終始無言で歩き続ける私たち・・・んー、さっきから何か忘れているような引っ掛かりがあるな・・・すっごく大事な事だったと思うけど、なんだろ?
歩き続けふいに空を見上げるとそこには青い空が・・・にしても今日はいい天気だなぁそんな日には洗濯を・・・・ん?洗濯?あ!洗濯物干し忘れたしお米仕込み忘れた。やばいな、早く帰ってやらねば。
夜ご飯と洗濯物のことを考え少し後悔しながら帰宅するために急ぎたいのだが・・・小日向さんがいるからな・・・
「おーい、未来ー!」
・・・そういえば劇中こういう風に響と小日向さんが出会ってクリスが襲撃してきたシーンがあったな・・・・っは!?
「ッチ‼」
「え?」
「未来‼」
「おらぁああああ!!」
六感的な物と前世の記憶を思い出しすぐさまフードを深く被って正体を隠し小日向さんを抱え後方へとジャンプする。その直後紫色の鞭が地面を抉り無残な瓦礫へと変え、車が吹っ飛んできた。さらにそれを抱えたまま避けるが車が爆発、ジャンプしていたために空中でまともに爆風を受け吹き飛ばされてしまう。
「キャー!!」
「このッ!」
なんとか無事着地に成功したけれど正直自分と同じぐらいの体格のJKを抱えて飛ぶのはキツイっすわ、腰痛い。
土煙が舞い小日向さんを呼ぶ響の声だけが聞こえる・・・まぁ、その結果。
「響が・・・二人?」
あぁー、これは完全にバレましたわ。だけど小日向さんが無事でよかった~
さらに何かを言おうとした小日向さんの口を人差し指で塞ぐ。すまんね、緊急事態なんでね。
「しー」
「ん!」
塞がれた小日向さんは驚いた顔をしてこちらを見上げている。あー、そんな目で見ないでくださいよ・・・騙して悪いとは思ってるけどこっちにも事情があるんだよ・・・フィーネに目を付けられたくないとか単純に厄介ネタを自分が多く抱えているせいで巻き込みたくないとか、ね?
「騙してごめん、でも」
ペンダントを手に持ち煙の向こうにいるクリスへと目を向ける。
「君の親友は秘密にしたくて秘密にしたわけじゃない、だから怒らないであげてくれ」
「!」
小日向さんが何か言おうとしているが私は、いや俺は煙の中を走り抜ける。途中ギアを纏った響とすれ違った、小日向さんはそっちに任せてこちらは夢を見ているチワワにお灸を据えてきますか。相手は一応完全聖遺物、不意打ちや消耗したあとだったら無しでも行けるけれど今回は正面からのガチンコ勝負、LiNKERキメて行きますか。
【
私は走る、聖唱を歌いながら。
おらぁ!待ってろよ夢見るツンデレ範囲攻撃型チョロインめ小日向さんを傷つけやがって!おてんとさんが許してもこの橘響輝が絶対にゆるさねぇ!ポコポコにしてやらぁ!!(殺意MAX↑)
ただ、一つ気がかりある・・・。
小日向さん司令とか翼に話さないだろうか(震え声)
※※※
「未来!」
「響・・・」
未来が無事でよかった!
翼さんに食べさせようとふらわーに向かう途中、私は未来に出会ったけれどそこには紫色のパーカーを着た子もいた。未来の下へ向かおうと走っていると視界の隅にあの鎧を纏った子が見えた。
「おらぁああああ!!」
「未来!!」
未来がいたあたりに鞭が当たり土煙が舞い何も見えなくなる。未来が危ない!そう思い走りながらシンフォギアを身に着けるために聖唱を紡いだ。
「未来!!未来うううううう!!!」
近くにあった車が飛んできて爆発してしまう。未来が、未来が!!!私は未来の下へと急ぐ、爆風を抜ると無傷の未来がそこにいた。
「未来無事!?」
「うん、響その姿は一体」
「説明は後!今はこの場から逃げ」
未来を連れ出そうと抱き上げると後ろから声が聞こえた・・・・
【
まさかと思い後ろを向くと前見た時と変わらない黒色の背中が見える、ゴーストさんだ。
「ゴーストさん!」
「ゴ、ゴースト?・・・あ、俺のことか」
ゴーストさんは何とかの鎧を着た昨日の子と向き合い私たちを庇うように立っている。
「っへ、その愚図を庇って戦えるのか?」
「できるとも」
ゴーストさんはフードを深く被り直すと両手を合わせる。腕に付いていたアーマーが合わさり槍状のアームドギアが形成されそれを展開させると私達に向けて指を二本向けた。
「200秒、それが俺がフルで戦って完全聖遺物を抑えてられる時間だ。その間に早く小日向さんを安全な場所へ」
「悠長におしゃべりしてんじゃね!!」
鞭が振るわれるが私たちに届くことはなくゴーストさんが槍を振るい叩き落した。
「早くいけ!」
「ッ!!いくよ、未来」
「うん」
私は未来連れてジャンプした。その途中通信が入る。
【響君!】
「はい!」
【現在ネフシュタンの鎧の少女とゴーストとが戦闘に入った、君も戦闘へ参加してゴーストの援護をしてほしい】
「了解しました」
未来を地上に降ろし向かおうとするが未来は大丈夫だろうか?心配になっていると未来は何かを察したのか優しい笑顔を向ける。
「み、未来あのね」
「早く行って、あの人を助けて!」
「わかった」
私はまた飛ぶ、闘っているゴーストさんの下へ。
※※※
クリス強えええええええええぇ(震え声)
劇中では鎧装備のクリスは当て馬感が強かったけれど実際に闘ってわかるが普通に強い。この前戦った時は翼の絶唱により消耗してたからこそ相手できていたが今は消耗もしておらずガチンコのタイマン。そして最近分かったことだけどアームドギアを使ってでの全力戦闘はLiNKERの効果時間的に200秒が限界。つまりは時間内に倒すか響が駆けつけてくれるまで時間稼ぎのどちらかしか選択権がないのだが。
正直無理そうです(白目)
だって普通に強いんだもーん、勝てないこともないけど200秒じゃ全然時間が足りなーい。追加のLiNKERを使えば伸ばせないこともないけれど後遺症が怖いし何より持ってきてないから意味ねー!
「っへ先よりも動きが悪い、制限時間とやらが近づいてきているじゃないのか?」
「っく!」
あー強いー槍が悉く避けられるー。一撃がダメなら数だ!戦いは数だよ兄貴ぃいいいいいい!(兄貴いないけど)
槍を二つに分離させ双槍にして手数で攻める!(勝ったな、風呂入ってくる)
か、ら、のぉ~
短くなった槍を足に接続させて逆さとなり回るぞ!!
【我流・逆羅刹】
翼の技を真似していつもより回っておりまーす!(目がクルクル~)
「しゃらくせぇ!!!」
けど・・・なんか無理っぽいわ・・・あ、あと30秒。(はーつかえ)
ならば!おりゃおりゃおりゃおりゃ!!弱!弱!弱!弱攻撃連発だドーーーーン!これ格ゲーの基本な、格ゲーやったことないけど。ってしまった!?
「うっとおしいんだよ!」
「っぐは!」
一瞬の隙を突かれて鞭がまともに体へ当たり吹っ飛ばされる。
いてぇ・・・寝ぼけて寝返りうってベッドから落ちた時ぐらいに痛い。吹っ飛ばされる途中体を動かそうとしたが反応が鈍い。(あ、察し)手持ちのタイマーを素早く確認・・・・残り15秒、こりゃ無理ですわ。空中で槍を元のアーマーへと戻して。素早く体勢を立て直してみる。
「ふん!もう時間か」
「ッチ」
あー、こりゃマジでピンチですわ。早く響戻ってこないかな・・・
ステゴロだけじゃ普通に負けるぞ、おい。
早く早く響カムバァァァァァァァァァァァァァック!!!
「ゴーストさん、お待たせしました!!!」
響が来た、これで勝つる!
次回、響輝死す デュエルスタンバイ!
コメントお待ちしています!
あと流石に毎日更新はきつすぎるので3日に1回としますとコメント返信で言ったな・・・・あれは嘘だ。
理由としては期間を開けると今度はそっちでエタると思ったのでやっぱり毎日更新します。
~どうでもいい設定~
橘 響輝は実は・・・前世ではラップとアニソンがすっごく得意で自分で楽器を用意して引けるぐらいには好きだった。
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続!原作に介入しました
お昼に食べたカップ麺の量が物足りなかったので投稿します。
いやー色々とコメントで指摘されました。極端に言うと文が汚いとかわかりづらいとか色とかいらないなどなど・・・
一応は改善させてみようとは思いますがほとんど感覚で書いていますからあんまり改善できないと思います。それに毎日更新ですから普通に時間が足りないんですよね〜、クオリティーを求めてはいけない。(確信)
それでも読んでくださる人がしおりの数的に200人もいてくださるのでこのまま続けていきたいと思います!
響強ぇええええ!?
あのあと合流した響と共にクリスと闘ってたんだけど。何と言うか流石適合者、フォニックゲインの出力は俺とは比べ物にならないほどに高いからアームドギアを展開しなくても強い(確信)
そのまま原作通り会話を試みる響だけどまぁ断られてますね・・・普通、そのまま戦う響君。
「行きます、援護を!」
「了解」
俺もできる限り援護をしたんだけど予想以上にあの一発とLiNKERの効果が切れて出力が下がったのが影響したのか体がうまく動かず被弾ばかりしてしまった。うん、やっぱむりぽ(白目)
その後は劇中通りにアーマーパージを行って鎧の破片が飛んできたんだけど・・・
もろに当たって死にかけてます(涙目)
出力が低下したギアのバリアを突破して腹に破片が突き刺さり超いてぇ・・・
「ゴーストさん、大丈夫ですか!?」
「大丈夫だ、問題ない」(建て前)
出血が止まらなくて視界が霞み問題しかないですねぇ(本音)
やべぇ、この状態だとイチイバル装備のクリスとか相手するどころかGOtoHeavenでショタ神と再会することになるぞ・・・
「傷ごと抉ればぁ・・・」
【BILLION MAIDEN】
くそ、クリスの銃弾を避けるために動き続けているけど出血が・・・やべぇ意識が・・薄れて・・・きた・・・
「そう、否定してやる!」
【CUT IN CUT OUT】
「ゴーストさん!」
あ、ミサイルの雨霰だぁ~綺麗~・・・・・・・
死んだな(確信)
それからの記憶は無い、だれかから必死に呼びかけられた気がするけどわからない。気が付いたら病室のベッドの上だったのは確かだけれど・・・ここって病院だよな、医療保険入ってなかったはずだから・・・・あ。
うん、今度は別の意味で死んだな(震え声)
ベッドの中で頭を抱えるのだった。
※※※
私達は鎧を纏った子、雪音クリスちゃんと戦闘となった。
ゴーストさんの援護のおかげで戦いやすかったけれどゴーストさんの動きはどんどん悪くなっていった。
その後私が壊した鎧が弾け飛んでシンフォギアを身に纏ったクリスちゃんだけど・・・
「っぐぉ」
「ゴーストさん!」
「大丈夫だ、問題ない」(涙目)
はじけ飛んだ破片を避けきれなかったようでお腹を押さえている。
「傷ごと抉ればぁ・・・」
【BILLION MAIDEN】
「っく!」
「きゃぁ!」
クリスちゃんは次々と弾丸を撃ちだして攻撃してくる。私は必死に説得をしているけどなかなか聞いてはくれない
「私は立花響!15歳!誕生日は9月の13日で血液型はO型!身長はこの間の測定では157cm!体重はもう少し仲良くなったら教えてあげる!趣味は人助けで、好きなものはごはん&ごはん!後は、彼氏いない歴は年齢と同じ!」
「あぁ?いきなり何言ってんだ?」
この会話きを切っ掛けに説得しようとしたけれど失敗してしまう。
「そう、否定してやる!」
【CUT IN CUT OUT】
たくさんのミサイルが放たれもうダメかと思ったけど
「あぁ盾?」
「剣だ!」
「翼さん!」
途中で駆け付けた翼さんの援護のおかげで助かったけど、爆風の晴れた後には近くには紫色の線が入ったパーカーを着た私ぐらいの女の子が、シンフォギアの解除されたゴーストさんが倒れていた。
「ゴーストさん!しっかりして!!」
その後何か焦ったかのようにクリスちゃんが逃げてくれたので倒れたゴーストさんに急いで駆け寄ったけどお腹あたりの出血が酷くすぐに本部へ連絡したらヘリを出してくれて病院へ急いで連れて行った。大丈夫かな??あとフードの中の素顔は見れなかった。師匠の命令で見ないように言われていたんだけど・・・どうしてだろう?
「未来!あのね・・・あの姿の事なんだけど・・・」
「大丈夫、説明は受けたから」
本部の医療室でメディカルチェックを了子さんから受けた後私は未来の元へと向かった。そして秘密にしてた事を正直に話した、すると未来は最初は怒ったような表情を見せたけど何かを思い出したのか苦笑いになった。
「響、秘密は無しって言ったよね?」
「うっ、ほんとごめん!守秘義務ってのがあって師匠達から口止めされたの」
「もう、次はないからねー」
「はーい」
「ふふふ」
「あはは」
その後は二人で笑いあった。未来が無事でほんとによかった!
※※※
俺、風鳴 弦十郎はゴースト・・・橘 響輝の病室前へと来ている。
橘 響輝15歳、一般的な家庭に生まれたごくごく普通の女の子に育つ・・・はずだった。本部の記録によると二年前の事件、響くんと同じようにツヴァイウィングのライブで起こった悲劇に巻き込まれ、両親共にそのライブでノイズにより他界。彼女自身も奏からはじけ飛んだシンフォギアの破片が体中に突き刺さり瀕死の重傷を負っていた。幸い破片はあらかた除去できて奇跡的に命は助かったのだが、破片が心臓などの重要部位に複雑に、そして大量に突き刺さっている部分が多く、すべては除去できなかった。手術後彼女は懸命なリハビリを続けた結果退院が見えてきていた。
当時我々も聖遺物の破片が埋まった人間ということでマークはしていたのだが所属不明の組織と戦闘となり誘拐されてしまう。その後 2年後こうやって新たなガングニール装者、仮称ゴーストとして我々の前へと現れ、そして重症を負いまたも聖遺物の破片による負傷でこの病院へと戻ってきた。
破片と化したネフシュタンの鎧の摘出手術後精密検査が行われた。その結果彼女の体の奥深くに埋まっていたガングニールの破片は無理やり摘出されていることが分かってそれがシンフォギアにされたというのが我々の推測だ。
他は様々な薬品実験による強制的な肉体強化や未調整のLiNKERを過剰摂取した事による後遺症や体内洗浄を怠ったことによる障害などが残っていて内臓組織に関しては無理やり摘出した影響か一部機能不全を起こしていたらしい。そして一番大きく新しい傷が背中にあるのだがそれはすでに完治はしている、しかしその傷跡ははっきりと残っている。
出所不明のシンフォギアに関しては了子君の分析によると奏のガングニールの破片を不完全に修復した物らしく扱おうものなら常人では発狂しかねないほどの激痛と共に装者への負荷がかかるとのこと。
F.I.S・・・回収されたLiNKERに書かれていた組織名・・・目下捜索中だがどうやって外部組織がシンフォギアやLiNKERを作り出したかわからないが情報が漏れたことは確かだ。より一層警備を厳重にしておかなけばならないな。っとそれよりも今は目先の問題が先だ。
「失礼する」
病室の扉を開け中へ入る、そこには・・・・
「・・・家賃、光熱費が毎月これだけ、食費これぐらい、通帳にはあれだけ入ってたはずだから・・・治療代足りるかな・・・最悪食費を削れば・・・・」
病室に備え付けられていたメモに熱心に書きこみながらフードを被り頭を抱える姿がそこにあった。
※※※
詰んだ!(諦め)
バイトでのその日暮らしのJK・・・つまり。
金がなぁ!金がないんだよぉぉぉぉぉ!!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
病室にあったメモ帳で整理してみたら普通にお金が足りなかった。金融機関に借りることも考えたけれど・・・バイト暮らしのJKには無理そうかな・・・・でも、ノイズによる負傷だから災害保険出るだろうか・・・あぁー、身売りは選択権にないからどうすっかな・・・
「何を・・・してるんだ?」
(。´・ω・)ん?家計簿付けてますが何か、ってか誰が話しかけきてんだ?目線を後ろに・・・向け・・・る・・・と・・・・!?(;゚Д゚)
そこには赤い半袖のカッターシャツに身を包んだ赤髪の人物が・・・・って
OTONAだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ(驚愕)
執行(処刑)されるぅぅぅぅぅぅう殺されちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!(涙目)
「な!?」
俺は布団を相手から死角になるように広がるように投げながら走る、それと同時に胸にあるペンダントを握りしめ窓を突き破った。
「ま、待て!」
「政府の人間は信用できない!」(OTONAは特に)
部屋はかなり高い位置にあるようでぁひゃぁあああああああああああ予想以上に風圧がすげぇぇぇぇええええええええええ!?
【
聖唱を紡ぐけどケガしてるからキッツぅ!!!
空中で体制を立て直して着地するけど・・・
地面は衝撃を受け止め切れなかったようで足から頭まで地面へと埋まってしまった。一応動けないわけではないのですぐに這い出て土を落とす。っぺ!っぺ!金欠娘には土でも食ってろってか?っぺ!っぺ!(不味い)
落とし終わるとジャンプなどを駆使して複雑に動きながら追手を振り切りさっさと家へ帰る!!
正体もバレただろうしさぁ~って、逃亡準備すっか。(白目)
※※※
「っくそ!」
「大丈夫ですか司令!」
「あぁ、問題ない」
あそこまで警戒されているとは・・・我々の知らないうちに彼女の身に何があったんだ。俺は響輝君が飛び出した窓を見ながらそう思う。ん?これは―――
部屋を出る途中響輝が書いていたメモを見つける。そこには住所と簡単な履歴書のような物が書かれているな・・・・この住所に行ってみるか・・・
GXまでの設定使ってある程度の簡易的なプロット組んだんですけど・・・勘違い要素とコメディ要素がほとんど無くなる事になってシリアスだけ残る結果になる危険性が出てきました・・・どうしよう?
セーフ!自分の無知せいで規約違反でしょっ引かれるところでした。
この場をお借りしてアンケートに参加してくれた皆様に深くお詫びします。
詳細は活動報告で書きますのですいませんた!(土下座通り越して逆立ち)
〜どうでもいい設定〜
橘響輝は実は・・・・肉体的ピンチより精神的ピンチに晒された方が強くなる。
精神的にピンチ
例:対ノイズ絶対日本防衛決戦兵器、SA・KI・MO・RI戦
クソ強オーラビンビン!&野生の間で防衛!
肉体的にピンチ
例:鎧付きチワワ戦
確かに強いし肉体的にピンチだけどSA・KI・MO・RIより怖くなかった。
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逃亡中からの出会いと再会です!
コメントありがとうございます!
アンケートも既に消去済みですが本当にありがとうございました!
お詫びですが・・・ちょっと響輝の曲編曲して作ってきますわぁ〜、最終決戦に使用予定なので頑張ります。あと龍騎の曲をチョイスしてくれた方・・・あれはマジで合っててたまげてました。
ここか・・・響輝君の住んでいる場所か・・・
俺は部下を連れずメモに書かれていた住所に向かった。そこは度重なるノイズが起こす災害によって復興が追い付かず放棄された区画であった。
「?鍵が開いているな・・・」
俺は少し罪悪感があるが部屋の中へ。中に入るとまず見つけたのは―――
「これは?」
血痕が付いた日記と家族写真が入った写真立てだった。それに写っていたのはあのライブで亡くなってしまったご両親・・・やはり無くしたご両親のことが心残りなんだろうか。目線を先ほどの日記へと移すとそれは窓から風が入り数ページ捲られている、俺はそのページを読んでしまった。
〇月××日
今日もギアの実験だ、毎日毎日痛い思いばかりしてもう嫌だ・・・・でもそれでもやらなきゃ。じゃないと友達になった切歌ちゃんや調ちゃん、マリアちゃんの3人が私のように酷い実験を受けてしまう。私が頑張らないとギアをガングニールを早く使いこなさなければ・・・・でも薬を使うとなんだか記憶が無くなるんだよね・・・もうお父さんとお母さんの名前を思い出せないや・・・・これ以上大切な思い出を失うのはいやだな。
あとあの英雄狂いの先生は絶対に許さない。
〇月▽▲日
今日はいいことがあった、あの英雄狂いに偶然ではあるとはいえ金的を食らわせてやった。
正直スカッとしたけどいつもの倍ぐらいの薬を撃たれてしまった。その次は――――
ページを閉じる、日記は所々血が滲んで読めない部分もあったがどうやら精密検査の結果通り非人道的な薬物実験など踏まえたシンフォギアでの実験を受けていたらしい。その実験による記憶障害か・・・あの子は何処まで・・・どこまで辛い思いを・・・・
俺は買ってきたアンパンと牛乳を入れた袋を握りしめ響輝君のことを思ったのであった。
※※※
いやー、キツイっすわ
追手を巻いて家へと帰るとなんか、空き巣っぽいのが要るっぽいんですけど・・・鍵は閉めたはずなんだけどね、古い物件だから壊れたかな?
せめてLiNKERだけでも回収できないかな・・・あれないとこれからのイベントに参加できないんですけど・・・
俺もこそこそっと扉を開けて中の様子を見る、そこには・・・アンパン食いながら日記読んでるOTONAがいますね・・・あ、牛乳飲んだ、いいなぁ今世では高くてあんまり飲めてないんだよなぁ・・・・
さて、本当にどうしよう。
あの日記はこの前戦った時に家で吐血したんだよね、その時置きっぱなしだった日記に付いちゃってまぁ大変!まだ完全には読んで無かったためにふき取ったんだけど・・・染みになったんだよな・・・そのせいで一部読めなくなるし。
扉を閉じてとりあえずどうするかを考える。とりあず一個でもいいからLiNKERが確保できれば上々あとできれば家宝も回収したいし・・・そういえば生徒手帳の写真もそっちに入れたんだったな尚更回収しないと。
扉の横にある消火器を手に突入の準備をする。3で突入するか。
―――3
―――――――2
――――――――――――1
―――――――――――――――――――GOoooooo!!!
扉を開け消火器を投げ込む!
「な!?こちらに敵対する意思は・・・!」
不法侵入したOTONAがなにか言っているようだけど無視だ無視!消火器を防いだOTONAに蹴りを入れてひるませ押し入れにあるLiNKERを回収、その後なぜか押し立てかけてある角材を投げつけるが―――
「このッ!」
その角材は無残にもOTONAの拳で砕かれる。あんた本当に人間ですか?だけど今、気をそらしたな!逸らしたなぁぁあああ??(煽り)
正面にある窓へ走るその途中家宝を回収して、逃げるぜぇ!(スタコラさっさぁ)
じぃぶんの家の窓をぉ突き破れ!(ヤケクソ)
俺?いや、私はそのまま家を飛び出すと走る・・・さてさて、どこまで逃亡しましょうかね?
その後いろんな場所を転々と移り住み二課からの追跡をかわしていった。途中ノイズからの襲撃や襲われている人を助けたりなどもしたが何とか退け数日たったころ。
ぐ~・・・
お、お腹・・・空いた・・・
私・・・ではなく俺は飢餓でぶっ倒れそうになっていた。初めはなんとかコンビニの廃棄弁当とかで食いつないではいたけどそこも二課に見つかって食べられなくなった。(はーつっかえ)
その後は公園の水道水や近くの山での山菜と野草で腹を膨らませて逃げていたけれどついに限界を迎えてしまった。今は相手の思考の裏をかいてふらわーのある商店街を歩いている。
あ~、疲れ切った体に雨が当たって気持ちいんじゃぁ・・・・(思考低下)
雨の中、俺はゆっくりと歩く。あぁ~キッツイ、視界が霞む~体がふらついて今にも転びそうだぁ・・・あ。(スッテコロリン)
視界が反転して身体に痛みが走る。あ~、こりゃ死ぬわ・・・・意識も薄くなってきたし・・・お休み~・・・zZ
意識が沈む直前。
「響?響‼響ぃ!」
※※※
よいしょっと。
私は帰る途中で見つけた気を失っているあの赤い子をおばちゃんの元、ふらわーに連れて行っていた。
背負ってわかるけど胸が大きい・・・う、羨ましくないんだからね!
その途中近道として細道を通ったんだけどそこで。
「響?響!響ぃ!!」
「・・・痛いのは・・・やだ・・・よ・・・」
響かと思って駆け付けたけどよく見るとあの私を助けてくれた紫色のパーカーを着た響そっくりの子が倒れていた。私はその後、急いでふらわーに赤い子を預けて響そっくりな子を連れておばちゃんの元へ戻った。おばちゃんは二人の姿を見て最初はビックリしてたけど受け入れてくれて部屋やお布団まで貸してくれた。
二人の濡れた服を私の持っていた着替えに変えようと服を脱がすんだけど・・・この子の胸、ほんと凄いね。赤い子を着替えさせた後私が偶然持っていた響の着替えを使ってこの子の服も着替えさせようと脱がしたんだけど・・・
「なに、これ酷い・・・」
体中酷い傷だらけで顔色も悪くてお腹にある傷も包帯に血がにじんで真っ赤に染まってしまっている。私はおばちゃんに頼んで急いで包帯を取り換えて手当を施したけれど、これでよかったのかな?
それにしても骨格なども含めて本当に見れば見るほど響には似ているな・・・演技も私が気づかないぐらいに似ていたし本人には聞かなかったけどどどどどどど・・・ん?今私何を考えていたっけ?
「パパ・・・ママ・・・どこ・・・・」
「フィーネ・・・私を・・・私を一人にしないでくれ・・・」
二人とも悪夢にうなされている。私にできることはないかな・・・
「ん・・・・ここは・・・知ってる天井だ」( ゚Д゚)
あ、響に似てる子が起きた。
※※※
小日向さんってやっぱり天使なんやな
てか隣でクリスが寝てるってことは・・・あぁ、劇中で言うクリスと小日向さんが出会うシーンか。意図せずに介入しちゃったな。
「そういえば、えっと」
あ、そういえば名前教えてなかった。まぁ看病までしてくれた恩人ですし教えても問題ないでしょう。
「橘 響輝、俺の名前だ」
「立花 響ってまた私を騙すの?」
「名前の読みは一緒だけど書く字は違うからな・・・ちょっとまってくださいね」
近くにあったメモ帳を一枚破りその紙に俺の名前を書いていく・・・ついでに生年月日も書いておくか・・・
「橘 響輝・・・本当に同じなんだ・・・」
「偶然の一致ってやつだね・・・あははは、はぁ~ぶっ倒れて挙句に騙してた人に看病されてるとか絶対俺、呪われてるわ・・・・あ」
「・・・そんなとこも一緒なんだ」
「なんかすいません」
その後無言状態になるんだけど―――
「ふふふふ」
「はははは」
小日向さんが笑い出したのを皮切りに俺も笑い出してしまった。
何も聞かずにここまで優しいだなんて小日向さんは天使なんやなって。小日向さんとふらわー店長、通称おばちゃんの慈悲によりおかゆを食べさせてもらった・・・久しぶりのまともな食事だ~お”い”し”ぃ"い”T_T
内心泣きながらおかゆを頂いていたら隣りに寝ているクリスに変化が現れる。
「・・・うん~っは!?・・・・ここは何処だ・・・?」
「あ」
「起きたみたいね」
クリスが目を覚まして俺と目が合う・・・・どもぉ!君に関係なく這いよってしまう偽物、橘 響輝です♪(思考低下継続中)
まぁ実際にはこんな事言うわけないんだけど・・・。クリスは俺と見つめ合った後、驚いた表情で突然立ち上がる。
「な!てめぇが何でここに!っていうかここ何処だ?!」
クリスは混乱しているようでなんだかかわいい。まぁ気持ちはわかる、敵である響の顔した奴が横で寝てんだからビックリもするわ・・・てかズボン脱げてるし。
「なんでだ!?」
「さすがに着替えまでは持ってなかったから・・・」
あぁあぁ、小日向さんが照れていらっしゃる。ちなみに俺の上半身と下半身には下着の感触がある・・・(あ、察し)
それから小日向さんはおばちゃんが洗濯物をいっぱい持ってベランダへ向かったのを追いかけてそれを手伝いはじめた。残された俺たちはというと。
「お前、本当にあいつじゃないのか?」
「そうだよ雪音さん、俺は立花響とは同姓同名からのこの顔だけど血縁は一切なく名前も橘響輝って書くんだ」
論より証拠、さっき小日向さんに見せたメモ紙を雪音さんへ渡した
「へ~、そんな偶然もあるのか・・・ってほんとだ、同じ名前だけど字が違う」
「でしょ~う」
クリスではなく雪音さんと楽しくおしゃべりしてました。確かにお腹の傷は雪音さんが原因なんだろうけど・・・彼女の壮絶な過去に加え置かれている事情を知ってるとあんな事をしたのも納得だからな・・・・
それから小日向さんが戻ってくるまで色々とおしゃべりをした、雪音さんは口調こそ荒いけれど劇中通り優しい人のようで、俺があの黒いガングニールの装者だと明かすと最初こそ警戒したいみたいだけどこっちが喋っているうちに戦闘の意思なしだとわかると過去の事として水に流してくれた。むしろアーマーパージで負った傷を心配してくる・・・なんだろ原作より優しい性格だな・・・天使かな?(確信)
「二人でおしゃべりして、もう仲良しになっちゃったの?」
「な!なってねぇよッ!!」
「そうそう、正確には今からなるんだよ」
「まぁ!それはいい事を聞いたわ、私も仲間に入れてくれない?」
「いいですよ、ね!雪音さん?」
「うっうぅぅ~」
戻ってきた小日向さんと一緒に雪音さんをいじってみたけど・・・やばい。何がやばいって照れまくった雪音さんが可愛すぎる、ナニコレまじ天使かよ。
小日向さんがどこか母性を感じさせる
そんな感じで劇中にあったように体を拭いてくれる小日向さんなんだけど・・・あれ?劇中にあったような傷がない綺麗な背中だな雪音さん。
その後自分の番になるんだけど・・・
「おい、なんだよこの傷」
「あはははは、一体何なんでしょうね?」
「橘さん・・・」
体中の手術痕や大小の傷痕に雪音さんが心配してくれる。何と言うか・・・むず痒いですね、心配されるのって。それからお喋りしていたら小日向さんが響と喧嘩したことを話してくれた・・・あぁ~、多分装者の秘密保持の件かな?・・・こればっかりは自分にはどうにもできないな―――――それに対してクリスさんはなんだか暗い顔して語りだす。
「喧嘩か、あたしにはよくわからないな・・・」
「ん?どうして?」
「友達と喧嘩したことないの?」
「友達いないんだ・・・」
雪音さんの表情は先ほどよりも暗く、なんだか泣きそうな雰囲気を出している。
「地球の裏側でパパとママを殺された私はずっと一人で生きてきたからな・・・」
それから語られる雪音さんの壮大な悲劇の過去話、正直胃が痛いです(白目)
だってぇ、俺こういう話苦手なんだもーん。もっとHappyに生きようぜぇ。
「そういうお前はどうなんだ?友達はいるのか?」
雪音さんがこちらへ話を振ってくる・・・・正直自分の過去話は日記からの情報だしな・・・仕方ない、正直に一部ゲロるか。(汚い)
「わからない」
「わからない?」
「どういうこと?」
「だって俺、過去の記憶がないから・・・」
二人は自分が放った一言にえらく動揺してる。なんでだ?
「え」
「・・・マジかよ」
「うん、両親は家にあった日記によるとツヴァイウィングって言うユニットのライブに行ってそこで発生したノイズに殺されちゃったんだって、私も瀕死になったらしいよ」
「橘さんも響と同じ・・・じゃあどうして響の真似が・・・?」
「そうか・・・悪いこと聞いたな」
「ううん、いいよ記憶そのものがないからわかんないんだよね」
その時に見せた二人の顔はなんとなく記憶に残った。その後小日向さんの提案で友達になった私達は何事もなくおばちゃんへお礼を言ってふらわーを後にしようとするんだけど。
「っく、これは!?」
「おい、一体なんの騒ぎなんだ?」
「ノイズが現れたのよ、警戒警報しらないの?」
ノイズ君たちが我慢できずに出張って来ちゃいました
ちょっと本格的にやばいので少し休憩期間をくだされ、具体的には来週の日曜日まで。
響輝「戦わなきゃ、生き残れない!」(戦っても生き残れない模様)
〜どうでもいい設定〜
橘響輝は実は・・・・雨女だった。
どこかに出かけようとしたら大体雨に濡らされて落ち込む。
雨は大っ嫌い。
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激闘、商店街での決戦!
コメントありがとうございます!
休むと言ったな・・・あれは嘘じゃない!
書くのを休むと言ったが(ストックを)投稿するのを休むとはいってないんだよなぁ?
これも全て"皆さまの為に"頑張ります
なんでノイズくんは空気が読めないんですか?(激怒)
「橘さん!どこ行くの!」
「雪音さんを連れ戻してくるから先に避難しててくれ!」
俺、いや私は飛び出して行った雪音さんを追いかけるように人の流れに逆らい進んでいく、商店街の出口まで付くと雪音さんが一人で佇んでいた・・・下にはまるで水滴が落ちたような跡が・・・泣いてる、のかな?
私は雪音さんに近づこうとするけれど、まるでかまってちゃんのように大量のノイズが出現しますねぇ・・・うわー、カラフルだぁ〜・・・そう言えば今の君たちドリンクバーの飲み物全部混ぜ合わせたらなりそうな色してんなぁ、目がいてぇ。カラー変更してでなおしてドゾ。
「私はここだ!他の奴らに手を出すんじゃねぇ!」
ちょっと雪音さぁーん!ナゼサケンデイルンディス!、オンドラシニタインデスカァ!
聖詠を紡ごうとする雪音さんですが上手く歌を歌えないようで咳き込んでますね・・・・あ、攻撃来た。私は雪音さんを押し倒してノイズの攻撃を間一髪避ける形になりまして・・・
「な!早くどけぇ!」
「すいませぇん!」
何というか押し倒した形となりこう・・・立派な物をお持ちのようで・・・柔けぇなぁ。
雪音さんの二つのメロンはパンだった事は置いときまして、さてさてどうしましょう?
すぐに立ち上がり雪音さんと背中合わせとなり迫ってくるノイズ達を前に考えます。
聖詠を歌ってシンフォギアを身に纏おうにも歌ってる間にノイズに攻撃され炭素化END。
だからといって逃げようにも周りを囲まれているので逃走経路も無い。
んー、隙さえあればどっちかが歌うことができるんだけと・・・ん?何かこの状況に既視感が・・・?
疑問もそのはずその既視感の正体は案外すぐにわかってしまう。
ノイズ達のかまってかまってぇー攻撃が炸裂して―――あ、死んだと確信したとき目の前に大きな背中が現れる。
「ふん!」
その者は爆発音と共に地面のアスファルトを抉りノイズ達の攻撃を防ぐのだが。その背中はどこか見たことのある背中で、頼り甲斐があり全てを救ってくれそうなそんな背中・・・・だけど!だけど!
できれば出会いたくない背中じゃん!てかOTONA筆頭の風鳴 弦十郎じゃん!自分が消火器と角材投げて角材を拳一つで粉砕したバケモンじゃん!(じゃん!)
「間に合ったかな?」
玄十郎ことOTONAが話しかけて来ますがそんな事はどうでもいい!
どんな形であれ隙ができたんだ、このチャンスを生かさない選択はねぇ!
「ちょっと失礼」
「うぁ!ちょっ!」
私、じゃなくて俺は雪音さんをお姫様抱っこするとOTONAが作ってくれた抉れた部分を足場に高く跳躍。
その後何回に分けてジャンプしてビルへ登り屋上へ着地するが・・・腹が・・・思わず傷に手をやると急な動きの影響で開いてしまったのか包帯が赤く滲んでいた。
「おい!大丈夫か?」
「大丈夫、私?いや俺は大丈夫だ」
「そうか・・・あんま無理すんな、傷が開いちまうぞ」
「ごめん、心配かけた」
二人で一安心してるのも束の間、ノイズ・・・ではなくOTONAが追いかけて来ていたようで姿が見える。俺はいつでも戦えるように聖詠を歌おうとするがその途中で話しかけてくる。
「俺に敵対の意思は無い!話だけでも聞いてはくれないだろうか!」
両手を上げて降参の意思を示すが・・・OTONAだったら普通にこっちを撃破してきそうで油断できない。
「あのおっさん何か言ってるみたいだが・・・話だけでも聞いて「雪音さん、私は政府の人を信用できないんでね。話すだけ無駄だと思うよ」そっそうか・・・」
歌うのはやめるが信用はできないのでいつでも歌えるよう構える、それから俺たちは睨み合いを続けているがノイズの起こした爆発により雪音さんが我慢ならなくなったのかイチイバルを身につけて飛び出してしまった。
俺も追いかけたかったがOTONAを前に隙は見せらんねぇ。
「何故君はそこまで政府の人間を敵視するんだ?」
敵視?自分はOTONAや対ノイズ決戦防衛兵器、SA・KI・MO・RIが怖いのであって政府はどうでもいいんだけど今捕まるとフィーネに、無印ラスボスに関わる事になるんだよなー・・・リディアンを守ると決めた俺にとっては敵だから敵対してるって言ってもおかしくはないか・・な?
「
「だが、我々は何も!」
んー、何だろなんだか腹が立ってきた。政府云々に関してフィーネ以外俺には関係のないはずだけど私には身に覚えがあるらしい。あの日記から察するに政府への強い怒りがあるんだろうな・・・それにノイズによる災害保険のお金一銭ももらってないし、ないし!
「あぁ確かに何もして無いさ、そう何も!俺、ではなく私を助けてくれなかった!お父さんお母さんを見殺しにした!!!」
「ッ!そ、それは・・・」
私の言った言葉に動揺を見せるOTONA・・・今だったら逃げられるかな?後ろへ振り向くとそのまま全力疾走で走り飛んでビルから飛び降り聖詠を歌う。
あ〜い、きゃぁ〜ん、ふらぁーーーぁぁぁぁぁぁぁあいぃぃぃぃぃ(二度目)
【
空中でシンフォギアを身に纏うとそのまま雪音さんの援護へ走る。正直今の私、ではなく俺には記憶にない過去の事よりも今の友情の方が大切だからね。
歌の聞こえる方へと走ると雪音さんがピョンピョン高々と跳躍しながら銃弾やミサイルをばら撒いていた。俺はその姿を見て直感的に考えてしまう。
ヤバイ、花火にしか見えねぇ。ジャンプするごとにミサイルが爆発して本当に花火にしか見えない、てか花火だろ(確信)
たぁーまぁーやぁー!!(*゚∀゚*)
ってそんな事してる場合じゃねぇ!俺はノイズから民間人を守る為に戦うぞぉ、正義は我にあり!
「この!胸に宿った」
烈槍・ガングニールを歌いながらノイズを蹴散らしていくのだが中々ギアの出力が上がらず体の動きも傷を庇って戦っているのでスムーズには動けず苦戦を強いられる。
ノイズくーん!今日は何して遊ぶ〜?サッカーだね、わかった!(聞いてない)
君たちボールね!いっくぞぉー、シューーット!あぁ、君達が避けるから他のノイズ君がボールになっちゃったじゃないかぁ〜!もう許さないぞぉ!まてぇまてぇー!(S〇PⅡ?)
っと内心ふざけてはいるものの実際の状況は厳しく、普段の動きならば避けれていたはずの攻撃まで受けてしまい着実にダメージを蓄積していった。
「っぐほぉ」
「大丈夫か!?」
「大丈夫だ、問題ない」(強がり)
俺は血を吐き膝をつくが、胸にある正義の炎はまだ激しく燃えていている・・・だから立ち止まるわけにはいかない!
――――とかカッコつけてないと戦えませんぜ、普通。忘れちゃいけない、俺は今でこそ違うが元は普通の一般人、戦えるわけない。前までは創作物の世界と思っていたがここは
だからこそ俺、いや私はカッコつけて───
「立ち止まるわけにはいかない、私の正義を貫くために・・・」
――――拳を突き出し障害を打ち破りながら前へと進む、主人公のように諦めずただ真っ直ぐに。
※※※
なーんてカッコつけた挙句に無残にボロ負けした装者はどこ?ここ?答えはここにいまーす!・・・ハァ〜。(惨敗)
いやね、あれから雪音さんと一緒に結構頑張ったんだけど大型ノイズの集団に囲まれて絶体絶命(白目)
せめて雪音さんだけでも逃げられるように立ち回ってたらボロボロになっちゃってたんだ。
雪音さんが逃げた後は途中から参加した超次元日本防衛兵器SA・KI・MO・RIや本物さんである響を囮にしっぽ巻いて逃げたんだけど怪我してた体に鞭打った事が祟ってか逃走中にぶっ倒れて気絶。
「そんな体で動き回って死ぬつもりか?」
「面目ありません店長」
「キャロと呼べキャロと、何度オレに同じ事を言わせるつもりだ?それとその言葉遣いも止めろ」
「でも店長は店長ですし。それに見た目は幼女でも年上の女性を呼び捨てにするのはちょっと・・・」
「誰が幼女だ」
その時偶然通りかかった元バイト先の弁当屋の店長のキャロさんに拾われて今に至るわけだ。
響輝の設定、あそこまで重くするつもりはなかったんだよな・・・
歌は・・・正直まだ全然できてません!時間が足りないんだよなぁ?
〜どうでもいい設定〜
橘響輝は実は・・・スイカとメロンが嫌い
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それぞれの休息!
コメントありがとうございます!
曲ですが・・・無事できました~2曲も!頑張って作ってみたのでお楽しみに~
あと評価値を平均評価値☆7とゲージを満タンを目指して頑張ります!
それではどうぞ!
久しぶりだぜぇ~こんなにゆっくりと寝られるのはぁよぉ↑↑↑┌(。Д。)┐
あの戦いから一日が経過した。傷の具合が悪く動けないが店長が用意してくれたお布団の中、俺は昨日の会話を思い出す――――
※※※
「それにしても店長なぜ私を泊めてくれたのですか?」
私、じゃなくて俺は目の前にいる子供とさほど変わらない身長をした弁当屋の店長であるキャロさんへ疑問を向ける。だって高々数か月雇った挙句に勝手にやめてしまったバイトに対してここまでやってくれるなんて、疑いたくはないけど怪しすぎるから。
「あぁ~、何と言うか――――」
キャロさんはその長い金色の髪をクルクルといじりながら頬を染めた。あら可愛い。
「お前が死んだ小父さんに似てた・・からかな?」
なんだか恥ずかしそうに女である俺をおじさん呼ばわりした・・・えぇ~、前世でならともかく今世でおじさん呼ばわり?ショック!(小並感)
でも、嫌な気持ちになれないんだよな・・・何でだろう?
俺が困った顔をしていたのが分かったのかこの小さい店長さんは顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまう。
「仕方ないだろ!なんとなく雰囲気が似てたんだから。それにそんなにボロボロになって、そんなとこまでも似なくていい!」
「すいません。でも一つ疑問が解けました。バイトの時に何故あんなに気にかけてくださったかの理由がですね〜」
「ふんッ!悪いか!」
店長はプンスカと怒りながら部屋の奥へと消える。
何と言うか相手は成人済みの合法ロリだと認識してるんだけど・・・・子供のように見えるんだよね。
何故かそんな事を思いながら私の意識はお布団へと移っていたのだった。
※※※
そんな事が昨日あって今ではお布団と結婚できるぐらいに一緒に添い寝しました。もう、君がいない生活なんて考えられないZe!
ゴロゴロー、ゴロゴローと転がっているとこちらの姿を目に店長が近寄ってきた。
「それにしてもその新しい怪我どうしたんだ?」
「えっと」
さてさて、何と説明したものか・・・シンフォギアの事は安易に教える事ができないからな・・・下手したら本格的に巻き込む事になるし。
こんな良い人を巻き込みたくねぇなぁ〜
ノイズから避難している途中に崩れた建物の破片が刺さって怪我したとかそれっぽい理由を話すがどこか納得できていない表情を浮かばせている、やっぱりキツイか?
「何か隠しているようだが・・・まぁ、いいだろう。オジッゴホン!、響輝にも色々と事情があるんだろうからな」
「助かります、店長」
「だからキャロと呼べと何度言わせる」
店長とそのあと2、3、他愛もない事話した後強い睡魔に襲われて意識を手放し・・・た・・・(-_-)zzz
※※※
「それにしても前にあった時は聞けるような雰囲気ではなかったけどゴーストさんの本当の名前ってなんだろ?」
私、立花響は友達の未来と同じ装者の翼さんと一緒に近くのショッピングモールに遊びに来ていた。
「確かに司令はそれについては何も言ってはいない、そしてその話題に付いては本部でも安易に聞ける雰囲気ではなかったな・・・立花、そこはもう少し左奥じゃないか?」
「おぉぉとと!?」
「響、ちょっと落ち着いて」
翼さんが欲しかったぬいぐるみをゲットし損ねて気落ちしたりしながらも3人でショッピングを楽しんだ。
3人でお着替えしたり〜、アイス食べたりー、クレープ食べたり。
「響ぃ?間食ばかりしてると太るよ?」
「あ、あはははは」
「立花は食いしん坊だな」
「ちょっと翼さん!?」
「ん?なんだ、間違ったことでも言ったか?」
「い、いえ、意外と翼さんって・・・天然?」
手に持ってるバニラアイスをパクつきながらチョコソースの味を楽しむ私。それでもやっぱり気になるな、敵対していたはずの二人が最後に会った時は協力してノイズを相手していたんだから・・・いつの間にクリスちゃんとゴーストさんは仲良くなったんだろ?んー、私の頭じゃ考えてもわかんないや。
「カラオケにいきましょう!」(唐突)
「えぇ!?響唐突すぎるよ」
「そうだな、私も行ってみたいと思っていたところだ」
「翼さんは意外と乗り気だ!?」
今考えても仕方ないしとりあえず今を楽しもう!
私は翼さんと一緒に混乱する未来を置いてカラオケ屋へ歩いたのだった。
「ちょ!?響!翼さん!待ってぇ!!」
※※※
突然ですが始めまして、特機部二所属のカウンセラーGRです☆。
詳しい事は言えませんが私達は日夜発生するかもしれない特異災害ノイズへ備えてお仕事をしていまーす。GRちゃん流石!
そして私が担当するのがその団員達の精神の調律、つまりはカウンセリングってやつです。ここでは実行部隊が主にですが隣で笑い合っていた同僚が炭素分解されるなんてザラですからね。その結果PTSD、心的外傷後ストレス障害を発生させる人も居るので私のような者が必要なんです。仕事環境もかなり良く頼りがいがある上司、同僚達がいて私としては凄く居心地の良い職場なんですが・・・なんでてめぇが来てんだ。
「俺は、俺は一体どうしたらいいんだ・・・」
司令官である風鳴 弦十郎さんが私の目の前で懺悔しています。
いや、あなたカウンセラーとは縁もゆかりもない人物でしょう?何であなたがここに・・・
「暖かい物ですが・・・」
「すまない・・・少し取り乱した」
私は手に持ったコーヒーを風鳴司令へ手渡し話を聞き始めます。
カウンセラーは色々な人から相談を受ける為にオペレーターと同じぐらいに機密保護が徹底されているので安心して相談できるのが売りなんですが・・・司令が相談する内容って絶対ヤバい、GRちゃん困っちゃう☆つーかそんな事関わりたくないだけど(確信)
話を聞いていると最近の騒ぎになっている内容のようだった。
新たに発見された黒いガングニール・・・確か名称はゴーストでしたっけ。それでオペレーターの人達や実行部隊の人達はてんてこまいだとか。正体や何故、何処でシンフォギアやあれだけの戦闘能力を手に入れたか不明だとか司令が緊急入院したゴーストへ会いに行って逃げられたとオペレーターCさんが相談に来ていた時に言っていましたね、今回はそれ案件ですが・・・
もう少し話しを聞くとゴーストさんの正体を、どうやら司令は知っているようで話もしたとか。
「どうしたらいいだろうな・・・大人である俺達が子供であるあの子をあんな風にしてしまった」
「・・・」(コーヒーうめぇ)
「二課のいや、俺の過去の過ちそのものだな・・・」
「・・・」(茶菓子のビスケットうめぇ)
「何であの時俺はすぐに動かなかったんだろうか・・・もう少し早ければ誘拐されずに済んだのに・・・」
暗い空気が漂ってますがいつもの事です、むしろまだ甘い方。
まぁ要するにそのゴーストは司令のやり残してしまった過去の過ちそのもの、つまりやり残した宿題みたいなものなんですかね?
私は今の心境をそれっぽい言い方で言うと司令も納得の表情で語ってくれます。
「確かにそうだな・・・宿題か、こんな歳にもなって宿題を終わらせてないだなんて親父にゲンコツ落とされるな」
「だったら落とされる前にケジメを付けないと、司令もそうお考えでしょう?」
「あははは・・・」
司令は後頭部を摩りながら苦笑いを浮かべ立ち上がります、その表情は苦笑いであるものの先ほどまでの後悔などの感情ではなく何かを決意した感情が読み取れます。
「すまない、助かった」
「いえ、これが仕事なので」
司令は部屋を出ようとしますがそれを止めます。
「どうしたんだ?」
「これを」
私は手の物を渡すと、司令は驚いた表情を浮かべる。
「これが貴方からカウンセリングを受けるともらえる噂の弁当割引券か」
「はい実家なので。マス、ゲフゥン!家族から配れと言われてまして、もらっといてください」
「なるほど、ありがたくもらっておこうか」
「はい、ジャンジャンお金を落として行ってくださいね☆」
「それは金欠になるから困るな」
ひとしきり二人で笑った後司令は今度こそ退室していきました。
「マスター、今日の広告もバッチリしてますからね、感謝してくださいよー」
私は残ったコーヒーを飲みながら実家の家族の事を考えたのだった。
ちょっと2話あたりを読み返したんですが・・・・早くシリアス辞めてぇ~あの書き方に戻りてぇ~コメディーってかふざけて書きたい~
~どうでもいい設定~
橘響輝は実は・・・ロールプレイが大好き!
響「未来~服買いに行こうよー」右腕引っ張り
響輝「未来~ラーメン食べに行こうよ~」左腕引っ張り
未来「響が二人、グヘへへ」鼻血だらだら
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優しくも暖かい場所
なんで皆爆散するのが好きなんですかね・・・次ぐらいに歌詞は張りますが・・・編曲した場合って利用規約的にどうなんだろ?誰か教えてクレメンス!
それと平均評価値☆7&ゲージ満タン達成しました(パチ!パチ!
次は☆8目指して頑張ります!
それではどうぞ!
おふてぅん最高! (°∀°)/
おふてぅん最高! (大声) (°∀°)/
おふてぅん最高! (超大声) (°∀°)/
俺はお布団に包まりながらお布団の素晴らしさを考える。
何て気持ちいいお布団なんだ、まるで高級羽布団のように暖かくそして全てを包み込むように体へと吸い付くこの反発性。素晴らしい! 素晴らしぞおおおおお!
「朝飯ができたぞぉ〜……って、その布団をえらく気に入っているようだな」
店長が大きなお盆にお皿を抱えて戻ってきました。匂い的にお味噌汁かな?
俺はお布団の魅力を伝える為にお布団との別れを済ませ起き上がります。すまんなお布団、お前に包まって寝たままだと普通に失礼だ。
店長は怪我人だからと寝かせたままにしようとしますが意地でも起き上がります。その様子に言っても無駄だと分かったのか皿を置きちゃぶ台を挟んで座る。
「いやー久しぶりのお布団だったものでついつい」
「ほぉ〜と言う事は今までベッドで寝ていたのか……まぁいいお前はこっちだ」
「おりょ?」
そう言って出されたのはお粥……にしては何か違いますね、美味しそうではありますが。
「昔食べたキュケオーンを模した物だ、柔らかく病人食にはちょうどいいと思ってな。味は保証するぞ」
あったけぇ、あったけぇよ店長!!! 私、店長の優しさで涙が止まりませんぞ(´;Д;`)
そのままキュケオーンにスプーンを入れ食べてみる……何か味がカスタードみてぇ、優しい味だなぁ。
「お! 後輩ちゃんが朝飯食べてるゾ、何でだ?」
パクパクっと食べてると奥からバイトの先輩兼店長の家族であるミケさんが入って来た。いつも思うけどあの手でどうやって料理してんだ? それも店長や俺よりも上手いし。
「お久しぶりですミケ先輩」
「久しぶりダゾでも」
ミケ先輩はゆっくりと俺に近づいてくると──―
「勝手に辞めようとした事は許せないゾ!」
──―ミケ先輩はその特徴な大きな猫の肉球を模した手袋をした手で俺の両頬を掴むとむにゅむにゅと揉み始めた。
痛くはないんだけどこそばいんだよなぁ。
「やめてくださいミケ先輩、こそばゆいです」
「まいったカ!」
「参った! 参りましたからぁぁ!」
「なら許すゾ」
俺の頬を離すとそのまま店長が用意してくれた味噌汁を器用に持ち口を付けた。
「おいしいゾッ!」
「当たり前だろ、オレが作ったんだぞ不味いわけがあるか」
「流石
「キュケオーンですよ~、病人食ってやつです」
「うまいのカ!」
「えぇ、美味しいですよ」
「一口食わせロ!」
先輩はそのままパクリと俺のキュケオーンをすくったスプーンへとかぶりつくと眉をひそめる。
「ん~、美味いけど味が薄いゾ」
「病人食だからな濃い味だと体に悪い。あとミケ、人の物を食うな」
「うぅ、ごめんなさいだゾ」
「まぁまぁ、ほらミケさん折角の焼きたての鯖が冷えちゃいますよ」
「あぁ! 冷える前に食べるゾ!」
そのままガツガツと朝飯を食べてるんですが……やっぱり謎だ、あの手でなんで箸を持てるんだ……
残りのキュケオーンを食べているとドタドタと二階へ続く階段から足音が聞こえてきた。
「派手に寝坊した!」パーン!
二階からやってきたのはジャズダンスのダンストレーナーをやっているレーアさん、妹と名の付いた人形を大事にしていて最近コイントスにハマってるらしい。
「はぁはぁ、寝坊しました。すいません」
その次はフラメンコのダンストレーナーを務めているファランさん、模造刀を集めるのが趣味らしい。
「二人そろって寝坊とは珍しいな」
「早く起きないと二人のごはん食べちゃうゾ」
「お邪魔してます」
二人はいそいそとちゃぶ台前へと座って店長が用意した朝ごはんを食べ始める。
「いらっしゃいゆっくりしていけ妹も喜ぶ。ズズ
「レーア早く食べないと今日のレッスンに間に合わなくなるわ、急ぎましょう」
「そうだな」パーン!
レーアさんはいつも派手だな。
二人は食べ終わるとそのままバタバタと仕事へと向かった。
「先に店に出てるゾ、後輩も早く来るのだゾ」
「はーい」
そして店へと向かった先輩ですが……え? また働いていいの?
そう思い店長の方へと目を向けると裁縫道具を取り出しチクチクと俺、ではなく私が羽織っていたボロボロのパーカーを手縫いしてました。
「ん? なんだ、どうかしたのか?」
「いえ、また私が働いてもいいのかと思いまして……」
「なんだそのことか……よし、できた」
店長はパーカーを簡単に縫い終わると裁縫道具を片付けながら語りだす。
「まだ口頭でしか辞めると聞いてないからな……それに辞めるにしても今回みたいな事があるってことはどうしても辞めるしかない理由があったんだろからな。それにミケやレーヤ、ファランそしてガリー達がお前の事を気に入っているようで辞められるとこっちも困るんだよ、あいつらも寂しがるから。だから何時でも戻ってきていいだぞ」
「おっふ……」
なんやこの合法ロリは優しさで出来ているのか? 出来てるんだろうな……
その後今日は別件があるらしく店長は出かけてしまい、俺は縫ってもらったパーカーを着て恩返しにでも思い働くため弁当屋へ向かった。パーカーには猫ちゃんマークが縫われておりワンポイントデザインみたいで可愛い、可愛い(確信)
※※※
今日俺は了子君の館爆破事件からの本部への帰り道、過去に了子君から勧められた弁当屋に一人で来ていた。カウンセラーからもらった割引券を消化するためでもあったのだが……
「いらっしゃいま……せ……!?」
「響輝君……だと!?」
そこでまさか響輝君と出会うとは思わなかった。捜索班によると30キロ以上離れた山岳の奥地で足取りが途絶えていたようだがまさかこんなに近くにいるとは思わなかった。
「どうしたんダ後輩?」
「い、いえなんでもありません」
「そうカ。あ、いらっしゃいませだゾ! 今日のお勧めは豚カツ弁当だゾッ!」
もう一人奥から赤毛の────何と言うか手袋? の様な物を付けたユニークな子が大きな鍋を持って出てきた……あの手でどうやって持ってるんだろうか……
出来るなら今は響輝くんと二人で話したいからそのおすすめの物にしてもらうか。
「あぁ、そうか。ならそれを頼む」
「わかったゾ出来立て作るから少し待ってるんだゾ」
赤毛の子が奥へと入っていく、さてどうしたものか……どう話そうか難しいな。
ビリビリと一触即発な空気が漂う、この状況で先に口を開いたのは響輝君だった。
「それで……無関係な先輩を巻き込んで戦闘でもするつもりですか?」
「いやそんなつもりは無い、それに敵対する意思は無いと言っている」
「どうだか……人の家に勝手に入り込み日記を読むOTONAを警戒しない方がどうかしてる」
「ッぐ」
ここであの時のことが響くか……鍵が開いて尚且つ気配がなかったとはいえ入るのは不味かったよな……クリス君の時は反省を生かして部屋の中まで入らなかった為に上手くいったが、どうしたらいいんだ……
※※※
俺、やっぱり呪われてるんだな(確信)
朝、もうすぐ一番忙しい時間帯になるぐらいの時間にOTONAが現れた────―何故だ! 何故こうなった!
いや、確かにリディアンの近くに店が立ってるから誰かしら会うとは思ったがよりによってOTONAとか俺会いすぎだろ! OTONA大好きか‼
それにミケさんが注文を受け取って厨房へ引っ込んだ途端にシリアスな雰囲気になるし、警戒した俺もアレだがなんで毎回こんな風になるんだ……はぁ~、正直体が拒否反応出しまくりですけどカディンギルの問題に絡むにはOTONAと和解するしかないよな。執行(処刑)するつもりも無いみたいだしするしかないかぁ。
三角巾の上から数回むず痒くなる髪をかく
「はぁ~……それでOTONAさんは何の用で?」
「いや、昼飯を買いに来ただけだったんだが……あとこれ使えるか?」
渡されたのは青い券。あぁ、ガリーさんが職場で配ってる割引券か……って二課で働いてるのかあの人、大丈夫かな?
「使えますよ……えっとガリーさん担当の券だから……」
券を受け取ると支払いから引く。ついでに補足すると割引券はそれぞれ担当があって自分の担当は黄色で全く配ることができないから40%まで割引できるがガリィさんは青色でよく配るから最大でも10%ぐらいまでしか割引が効かない。
「そうか……あぁ何と言うか……困った事はないか?」
「困った事ですか……住むところが無い事ですかね、追手に追われて今では逃亡生活ですよ」
「……す、すまない」
あ、話題ミスった。実質二課の追手のせいで住むところ無いでーす☆って言ってるようなものだ、これじゃヤバいヤバい。
「いえ、ところでなんでそんなに必死に俺。じゃなくて私を追いかけるんですか?」
「その事だが閣議によって装者である君は二課で引き取ることが決定してしまってね。それに加え立場上我々以外が作り出したそのシンフォギアの事情を聴取したい、それで君を追いかけていたって訳だ」
「ほへ~、だからあの時アーティストの風鳴さんでしたかあの人を使ってでの強制連行……」
「っう! あの時は翼がすまないことをした」
「普通に死にかけましたけどまぁいいですけ「後輩! 弁当出来たゾ!」っとはーい、今行きまーす」
ミケさんから弁当を受け取るそれをOTONAへ持っていく
「お代は390円となります」
「1000円から頼む、あとこれを」
お代と一緒に渡されたのは前世で言うカセットレコーダーの様な大きさの機械だった。
「これは?」
「通信機だ、クリス君にも渡してある。限度額内なら買い物もできる便利なものだぞ」
「お返しは610円となります、なるほど連絡手段ですか?この後姿を晦ましてもいいようにと」
「そんなところだ」
弁当を受け取ると引き戸を引き外へ出ようとするのだが。
「あぁ、そうだ一度二課に来ないか?」
こちらへ振り向きそう投げかける。
「冗談、好感度がまだ足りてませんよ。それにヤバイ人がまだ二課にいるんでしょう?」
「な、何故その情報を知っているのかはわからないがまぁいいだろう、何かあったらその端末に連絡する」
そのままOTONAは去っていった。
さぁーってこの端末……雪音さんが受け取ったってことはフィーネの自宅が爆破されたぐらいか…もうすぐだなリディアンが襲われるのも。
「ん? どうしたんダ後輩、顔色が悪いゾ」
「い、いえなんでもありません」
「そうカ、あんまり無理するんじゃないんだゾ」
私、じゃなくて俺に救えるかな───
もらった端末を握りしめながら未来で起こるであろう災害に対して不安になるの俺だった。
※※※
時は移り夕方、忙しく働いていると。ノイズ警報が鳴り始めた。
「おりょりょ、ノイズだノイズが出たゾ! 早く逃げるんだゾ!」
「は、はい」
今すぐにでもノイズの元へ向かいたかったがミケ先輩と手を繋ぎ走っている為に向かえない。すると体に大きな影が重なる、空を見上げるとそこには超大型ノイズが空を飛んでいた。それは真っすぐ東京スカイタワーがある区画へと向かっている……ってこれ装者を誘い出すためのノイズじゃね?
それに気づいた俺は──―
「ミケ先輩、ちょっと忘れ物したので戻ります!」
「ほぎゃ! 後輩戻ったら危ないゾ!!!」
「先にシェルターへ避難を!!」
ミケ先輩を置いてリディアンの方へとフードを深く被りながら走り出した。早くしないリディアンが危ない!
ここで一句
赤い塔 建ったら最後 月穿つ
作者、無印を見返した時の一句
~どうでもいい設定~
キャロ一家は実は・・・旅行に行ったことがない
キャロ「もう夏だな…海にでも行きたいな…」
ミケ「海カ!海水浴は絶対に楽しいゾ!」ヾ(≧▽≦*)o
ガリー「暴れんなミケ!でもマスター私達の休みが重ならない限り無理ですよ」(╯▔皿▔)╯
キャロ「そうなんだよな…弁当屋も中々休みが取れないし…ハァ~」┑( ̄Д  ̄)┍
ファラン「そうですね…あれ?レーアは何処に?」(´・ω・`)?
キャロ「レーアなら今ダンス大会に行ってるぞ」(ノ*・ω・)ノ
※※※
レーア「派手に踊るぞ!」パーン!(*< ̄︶ ̄)⁄
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守れない居場所
コメントありがとうございます!
原作ラストバトル突入!
でも結構長引きますよ~、いろんなことを同時に動かすから。
あと編曲って利用規約的に大丈夫じゃないみたいなので変更します
リディアンが危ない!
俺は走りながらOTONAからもらった通信機を使う。
「こちらゴースト、
自分の名前を出すと混乱されるのであの時響が言っていた名前を使って通信機に呼びかけるとすぐに応答があった。
【こちら二課、どうしたズズ装者を援護してズズる気にでズズったか?】
通信機からは雑音混じりではあるがOTONAの声が響く、その声にはどこか緊張しているような雰囲気が読み取れた。下手に遠回しに言うと時間がかかるのでシンプルに要件を伝えることにする。
「リディアンが狙われているぞ!」
【む、それは本t―――
そこで雑音が大きくなり通信が切れてしまう、その代わりに聞こえてきたのは聞き覚えの無いようなあるようなって感じの声だった。
【邪魔をしないでくれるかしらゴースト】
「・・・誰だ」
【ッフン! 記憶障害、それかあの装置の影響で私のことは思い出せないか、哀れな奴だな】
「・・・英雄狂いの先生?」
【誰が英雄キチだ!】
ん~見事な突っ込み、こりゃフィーネだね(知ってた)
何で分かったかは自分でもわからないが全裸系ラスボスが通信に出るなんて予想外すぎる、それに記憶障害の事を知ってるってことはF.I.Sで会ってるのか・・・まぁシンフォギアを作り出せるのは現状フィーネである了子博士だけだから納得っちゃ納得だけど。
【私の邪魔をするなら・・・消すぞ】
そう言って通信が切られる・・・それどころか電源入らなくなった、あいつ壊しやがった!!しっかしこれにより通信手段が潰されたな、直接警告したらいいが急がなければ。
リディアンに向かい走る、友達の学校をあの体験した日常を守るため。
リディアンに着くとちょうど予鈴が鳴って休憩時間のようでちらほらと生徒の姿が見える。
坂道を一気に駆け上がったことにより上がった息を整えながら近くにいる生徒に小日向さんの居場所を聞くことにした。あの子が持ってる端末ならエレベーター使えるからね。
「ちょっとすいません」
「あれ、立花さん?今日は来ないと聞いていたのですが・・・」
「オッフ」
適当に話しかけたから気づかなかったけど寺島詩織さんじゃないですかヤダー!
ここはいちいち説明するのは時間がないだとしたら・・・響を演じるしかない。
「あははは、ちょっと事情があってね。未来は何処にいる?」
「小日向さんでしたらまだ教室にいると思いますが・・・・」
「ありがとう!」
小日向さんの場所を聞き出すと急いで校舎内を走る。
「立花さん!廊下は走らないッ!それに制服はどうしたんですか!!!」
「ご、ごめんなさぁぁい!」
途中先生に捕まりそうになったが前に響のフリをした時の記憶を辿り何とか響達の教室へと到着した。
小日向さんは丁度教室に入るところだったのか入口に立っていた。
「小日向さん‼」
「ん?響?じゃない、橘さんなんでここに!?」
「いいから!」
小日向さんの手を引きまたも走り出す。
「いきなり学校に現れてどうしたの?」
「二課本部に行きたい、緊急なんだ手伝ってくれ!」
俺の緊迫した表情に何かを読み取ったのか驚いた顔から真剣な顔へと変わる。
「えぇ、分かったこっち!」
「助かる」
小日向さんは繋いだ手を離し私の先を走り出す。ってか流石元陸上部員、足速えぇ・・・
そうしてエレベータ入口の一つに到着する。
「ここから本部に行けるから、あとこれ」
「ありがとう、小日向さんも気を付けて」
「うん、響達は大丈夫だろうけど橘さんはなんだか心配だからそっちも頑張って!」
小日向さんから端末を受け取るとそのままエレベーターを降りる。
エレベーターの窓から見えるカ・ディンギルの外壁・・・さて、どうやって破壊したものか・・・とりあえず本部へ連絡するか。
端末のスイッチを入れる。
【特異災害対策機動部二課代理オペレーターのガリーちゃんです☆】
「が、ガリーさん風鳴司令に繋いでくれますか?」
【その声はまさか響輝か?なんでその通信装置を持ってるか知らないが・・・ん?繋げていいんですか?・・・分かった今つなげる】
通信装置は一瞬ノイズが入るとOTONAの声が聞こえ始める。
【ゴーストさっきはどうしたんだ?!】
「了子博士に妨害された、現在は小日向さんの端末を借りてエレベーターシャフトを降りている途中だ。そちらの状況はどうだ?」
【現在響くん、翼、クリスくんが戦闘中だ、それよりも本部が狙われているとはどういう事!?】
突如エレベーターシャフトごと建物が揺れだす。カ・ディンギルの起動にはまだ早いはず‼通信機に叫ぶ。
「何があった!」
【ノイズだ!リディアンにノイズが出現した!】
「ホントか!?」
【すまないが今すぐに迎撃できるだろうか?】
「ッチ、了解した」
エレベーターを操作して下降から上昇に切り替えた。それにより急激なGと共にワイヤーの軋む音が響き上昇へと切り替わると同時にすぐに戦闘しやすいように聖唱を紡いだ。
【
一応はあの時回収した3本があるが効果時間が短いために使わずLiNKER無しの変身に。そのためにあまり出力が上がらないが通常のノイズ相手なら問題ない。
エレベーターが到着すると目の前にはノイズの大群が校舎をぶっ壊しながら生徒たちを襲っている・・・許せねぇ!
俺、いや私はフードを深く被り直し突撃を慣行、目の前の大窓を突き破り外にいるノイズ達のもとへと走った。浮かんだ事を叫ぶ。
「絶対にお父さんやお母さんのように殺させない!」
心に浮かんだ歌を紡ぐ、憎っきノイズどもを殲滅するために。
※※※
その人は・・・橘響輝は私と最初に出会った時のようにいきなり現れた。
学校にいきなり現れたと思ったら二課本部に連れて行けと響の顔で真剣に言うものだから私は何かあったと思い前に響が案内してくれた場所へと走った。
その後場所への案内が終わり教室へ帰ろうとするが建物が揺れる、外を見てみるとリディアンがノイズの襲撃を受けていた。私は急いでみんなと合流して避難誘導を終わらせた後、他に残っていないかを確認するため廊下を見回ったのだけど―――
「きゃ!」
丸いノイズが数匹私の目の前に現れた。そのままノイズは私に向かって攻撃を繰り出すが――――黒い影が私とノイズとの間に割り込む。
「死なせてなるものかぁぁ!」
ノイズの攻撃を退ける響輝、フードを取り払いこっちへと振り返る。
「小日向さん、無事でよかった」
「橘さん・・・」
こちらへニコッと笑いかけるとフードを再度被りそのまま追加で現れたノイズに立ち向かっていった。
【この!胸に宿った 信念の火は――】
目の前にいる細いノイズを鞭のように振った足で蹴り飛ばし他のノイズを巻き込み土煙を上げ。
【――誰も消す事は出来やしない――】
通常型の丸いノイズを両手で掴むと――――
【―――永劫のブレイズ!】
――――そのノイズを二つに引き裂き炭素が周りへと散らばる。
【いま例えこの身を焼き尽くそうとーーー】
そうして戦う姿は何処か鬼神、怒りに満ちていたと私は感じた。
【信ず我が道の為なら 天になってもいい!!!】
そしてそのまま奥へ奥へとノイズを蹴散らしながら向かい見えなくなってしまう・・・けど戦っている途中に一瞬見えたフードの中の顔、それを私は見逃さなかった――――橘さんは泣いていた。
なんで泣いてるんだろうか…そんな悲しい顔をしてなんで泣きながら戦っているんだろうか…
「大丈夫ですか!」
「緒川さん!」
「大丈夫そうですね・・・ッ!走ります!」
「えぇ!」
私は再度現れたノイズ達と合流した緒川さんと一緒に逃げる…響、リディアンに早く戻って来て―――
※※※
守れたけど守れなかった(惨敗)
リディアン崩壊は防げなかったが小日向さんは守れた、けれどあの日常を守ると誓ったはずなのに
歌を紡ぐ、心に浮かんでくる歌を。
【―――闇に惑う夜には 歌を灯そうか―――】
それと一緒に突っ込んでくるのノイズ達を叩き落とし蹴散らす。
【―――聖光のセレナーデ 力よ宿れ!】
気持ちがさらに昂り、それと同時にドロッとした黒い感情も浮かんでくる。私はそれを糧にノイズの殲滅スピードを上げるためにLiNKERを一本使用してアームドギアを展開した。
【絶対に譲れない 夢が吠え叫ぶよ―――】
アームドギアを二本の槍状に変形させると次々とノイズを突きそして切り刻んでいく。
【―――正義の為に悪を貫け】
ドロドロと黒い感情もだんだん大きくなりそれと同時に殲滅スピードが加速され、ギアの出力が上がっていくのも感じる。
【涙などいらない 無双の一振りよ―――】
出力が上がり大型ノイズへ向かって片方の槍を投擲する。
【我流・圧風槍】
大型ノイズは突き刺さった槍に圧縮された風が放出され膨らんでいき内部破裂するように消滅する。
【命を捨てたのならば 仇を討ち散れぇ‼】
私は歌い終わった途端膝を着いてしまう・・・LiNKERの効果時間が切れたからだ。余計な負担にならないようにアームドギアを解除したいがまだ残っているかもしれない為にできない。相当な体の負担だったのか視界が霞む。
「よくそんな状態の体と試作品のシンフォギアで戦えるな。ゴースト、いや試験体Xと呼んだ方が記憶を刺激できるかな?」
声がした方向へ槍を構える…視界が霞み輪郭しかわからないがこの気味の悪い雰囲気を発する人物は流石にわかる、フィーネだ。
「試作品ね…LiNKERの効果時間が短いのはそれが原因か。それと試験体XとはF.I.Sでの名前か?」
「あぁそうだとも、お前は入院時の検査で判明したが適合係数こそ多少低かったがそれでもすべての聖遺物に対する数値は一定でLiNKERを使えば問題ない数値だった」
フィーネの体は光に包まれやがて収まると金色の鎧を、ネフシュタンの鎧を身に着けている…確か完全聖遺物との融合をしていたはずだからなキッツイなぁ。
「だからこそF.I.Sでまだ信用性の薄かった数種類のシンフォギアの戦闘データ取り用のモルモットに選ばれたわけだ」
「なるほどそれが誘拐され薬物実験などを施された理由…そしてそれを施したのは」
「あぁ私だ」
フィーネは紫色の鞭を出現させ構えた。私も再度アームドギアを出現させ構え、ピリピリと空気が肌を痛いぐらいに刺激する。そして同時にこれが体の限界を超える戦いになる事を感じるのであった。
このどうでもいい設定地味に考えるの好きなんだよな・・・
~どうでもいい設定~
フィーネは実は・・・過去から付き合いのある親友がいた
フィーネ「あぁ~、早くあのお方と会いたいわ、今回の塔も上手くいくかしら~?」
o(* ̄▽ ̄*)ブ
?「いつもそれ言ってんなお前」
(~ ̄▽ ̄)~
フィーネ「だってあの人を愛しているんですもの!早くお会いしたいわ!」
ヽ(*。>Д<)o゜
?「惚気乙!」(′д`σ)σ
フィーネ「それにしてもあなた…私が目覚めると必ず隣にいるわね~」
?「なんでだろうな?俺も転生したくて転生してるわけじゃないんだが…?」(´・ω・`)?
フィーネ「不思議よね~」(~ ̄▽ ̄)~
?「不思議だな~」(~ ̄▽ ̄)~
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月を穿つ塔1
コメントありがとうございます!
俺は復活したぞおおおおおおおおおおおおお!!これから出来立てホヤホヤの話を提供することができるぞおおおおおおおおおおおおお!!
それでいやー編曲がダメになるとわ…なら龍騎の曲を最終決戦にぶち込むしか・・・手がない!
それに・・・やべぇ・・・先の物語を考えてたら設定が一部ぽしゃりやがった・・・後悔しかないが仕方ない。
「立花、急いで本部へ向かうぞ!」
「わかりました翼さん、クリスちゃんも向かうよ」
「あぁ、きっとフィーネもそこにいるはずだ」
私達は未来からの通信を受けて急いでリディアンへと向かう、通信によると襲撃を受けてゴーストさん一人が迎撃をしてるとのこと。
そしてそのゴーストさんもLiNKERという薬がなければ全力で戦えないらしい。そしてその事について翼さんはかなり驚いていた。
「奏と同じ時限式だったのか…」
「翼さん、時限式って?」
「あぁ、立花は知らなかったな時限式とは―――」
それから移動するヘリの中、翼さんから時限式の説明を説明を聞いた。
時限式というのはLiNKERという薬を使うことによってシンフォギアを纏うことができる後天的な適合者を指す言葉らしく、薬には効果時間があるみたい…だからあの時全力は200秒って制限時間があったんだ。そしてその薬には副作用があってすっごく体の負担がある。だから多用はダメなそうなんだけど…ゴーストさんは今その薬を多用して学校をノイズ達から守ってるんだ。
「なんだよそれ…だからアームドギアを使わずにあんなに傷だらけになりながら素手で…ックソ!」
「クリスちゃん!」
「落ち着け、確かにLiNKERは効果時間があるがそんなに短いわけでは…」
クリスちゃんが悔しそうに表情を歪める、うっ、やっぱり仲のいいクリスちゃんは心配なんだろうな。それに効果時間が短くないって200秒しか効き目がないって言ったのに‥‥どういう事?
私たちはリディアンに到着したんだけど校舎は崩壊していて色濃く戦闘の跡だと思う黒い炭素の塊や戦闘痕が残っていた。
「そんなリディアンが・・・!?」
「あいつは無事なのかよ」
「落ち着け二人とも、今は状況の把握が優先だ」
飛び出していこうとしたところを翼さんに止められる。
確かに今飛び出してもノイズがまだ残ってるかもしれない。それに人の姿が見えないって事は避難は終わってるみんなは無事ってことだよね。
そう考えると少しは冷静になることができた。
「すいません翼さん、取り乱しました!」
「すまねえ」
「気にするな、私も二課の職員のことは心配だからな」
クリスちゃんも冷静になれたらしく翼さんに謝っている。
その後奥へ奥へとリディアンを進むけどノイズの姿は見えず戦闘痕ばかり見つかる。そして
「フィーネ!」
屋上で佇む了子さんの姿を見つけた、脇腹には赤く出血した跡が残っていて大丈夫なのか心配になる。
「ふふふふっはははははははは、ッゲホッホッホホ」
高々に高笑いをし始めたと思ったらせき込み始めた了子さん、ほんと大丈夫かな?
「えぇ~」
「その笑いと咳が答えなのか櫻井女史!」
「いや、咳は関係ないと思うぞ」
「うるさいわね!ちょっと咽せただけじゃない」
了子さんはそういうとメガネと髪飾りを外し光に包まれる。
「嘘…!」
光が収まるとそこには鎧へと身を包んだ了子さんの姿があった。
「嘘ですよね…あの時私を守ってくれましたよね」
「っふん!あの時は完全聖いb「それはホントなのか立花!」今喋ってる途中だったぞ、かぶせてくるな!」
「なぁもしかしてこの人相当なポンコツなんじゃ…」
「ライブの時や戦闘だと頼りがいのある人なんだけど…あははは」
「ん?また何かやってしまったのか?」
首を傾げる翼さん…可愛いけどもう少し空気を読んで欲しい。
了子さんは空気を変える為にゴッホンともう一度咳をすると空気が変わるのを感じる。
「本来の櫻井了子の意思は12年前にし「ところで櫻井女史はそんな恰好をして寒くはないのか?」ん"ん"ん"~、この防人空気が読めなさすぎる!」
「はーい、了子さんが話すから翼さんは静かにしてましょうね~」
「シリアスブレイカーのレベル超えてるな」
「ぐぐぐ」
了子さんはなんだかあきれた表情を浮かべると腕を横へに振ると地面が揺れ始める
「なっ!」
「地震!?」
「まさか!」
土煙と共に何か巨大な建物?かな、虹色に輝く物が地面から生えてきた。それは高々と伸びて行って完成する。それを見届けると了子さんは高らかにまた笑い始めた。
「これは地より屹立し、天にも届く一撃を放つ荷電粒子砲カディンギル!」
「カディンギル、こいつでバラバラになった世界が一つになるとでも?」
「あぁ、今宵の月を穿つことによってな!」
月を穿つ…一体私達はどうなってしまうんだろうか…
※※※
負けてしまったんゴ
あの後、視界不良ながらも戦ったんだけどただでさえ体がボロボロだったから普通に負けた。仕方ねぇ~よなぁ~こちとら怪我人ぞ怪我人!
っで今は多分二課本部の暗い通路を足を引きずりながら歩いていたんだけど…ここどこ?
あの鞭で校舎の中へ壁を突き破りながら吹き飛ばされてエレベーターシャフトの中へ落ちたところまでは記憶はあるんだけどその後は記憶は無いな…気づいたら歩いてたし。
普通に体がしんどい今シンフォギアを解くとぶっ倒れるぐらいにはしんどい。戦闘中に受けた傷なのか腕からは血も流れちゃってるしLiNKERの副作用か出力もなかなか上がらねぇ…詰んだかな?
ふらふらになりながら歩いていると光が漏れドアが開いている部屋を見つける。
とりあえず今は応急処置して休まないと…。部屋の中に入るとどうやら医療室のようでいろいろな薬品が並べられており正面にはベッドがあった――――のだが。
「おいおいおいおいおいマジかよ、この人生きてたのかよ」
ベッドの上に寝ていたのはかなりやせ細りやつれてはいるようだが特徴的な赤い髪にどこかで見たことのある綺麗な顔…ツヴァイウィングの片羽、天羽奏が点滴に繋がれ寝ていた。
さてさてさてさてどうしよう、マジどうしよう!奏ッチが生きてるとか予想外なんですけど‼なんで生きてんじゃワレぇ!(状態異常:混乱)
とりあえず本部は崩壊予定のはずだから連れ出さないと…
戸棚から包帯や痛み止めなどを取り出し応急処置を施しながら途中見つけた奏さん用に調整されたLiNKERと厳重に保管された修復跡のあるペンダントを見つけたので回収する。
さて、どう連れ出したものか…
考えていると突如地面が揺れだし戸棚などから物が落ち始めてくる。カディンギルが起動しやがった!!
点滴を引き抜きお米さま抱っこのように抱えると部屋を後にするのだが…やべぇ道分かんない。とりあえず塞がれてない道を通る、途中瓦礫が落ちてきたりして抱えてる奏さんが危なかったがなんとか非常階段を見つけて登る。
「あーるーこー↑、あーるーこー↓、私は〜↑瀕死〜↓」
まぁ途中流石にフォニックゲインが足りなくて歌いながら登ってたんだけど。キツいわー、今は痛み止めの注射のおかげで平気だけどそれでも体を騙してる分キツいわ〜。本来なら歩けないほどボロボロだけどシンフォギアのサポートのおかげでゆっくりと歩いていく。すると声が聞こえる部屋が見えて来た。
「他を調べてきます!」
そうしてその部屋から人が走ってくる・・・確か現代忍者緒川って名前だったような・・・?
気づかれる前にフードを深く被りそちらへ向かう
「な!?ゴースト!」
こちらの存在に気づくと少し戸惑ったような様子を見せたが奏さんの存在に気づくと急いで近づいてくる。
「この人は…奏さん!」
「緊急事態だったので」
「なるほど…私は他にも人がいないか確認しに行くので司令と合流を、あの部屋にいるのでお願いします」
そのまま姿を消す緒川さん…すげぇ、流石現代忍者一瞬で消えやがったやっぱりOTONAは人間じゃないなぁ。その後は部屋に入る・・・のだけど――――
「キャー!」
「誰よあんた!」
「あれってまさか…奏さん!?」
「ちょっと三人とも落ち着いて、危険な人じゃないから!」
響の友達リディアン三人衆と小日向さんに出会ってしまった。
「ひ、ゴースト。その抱えてる人は…奏か。人命救助感謝する」
その横には血だらけのOTONA筆頭―――
「大丈夫か!?」
「あぁ、この傷か…大丈夫だ。自分の甘さが招いた傷だ」
「なら…良いが……現状は」
「藤尭!」
「現在確認中です‥‥よしモニターの再接続完了。こちらから操作で出来そうです」
そうして画面に映し出されるのは装者三人とフィーネのバトル。
状態は拮抗しているようで苦戦を強いられているらしい。
「奏さんを頼みます!」
「えぇ!?」
もう一人の制服を着た女性に奏さんを預けると加勢するためにまた走る。
あいつ相手じゃ三人でも難しい、俺も加勢しなければ…‥‥ボロボロな状態の俺がどれだけ役立つかはわからないがな。
そんな事を考えながら俺は非常口へと走るのであった。
やべぇ・・・フィーネと翼がネタキャラと化してしまった・・・反省も後悔もないが何故こうなった。
あと奏さんが生き残ったのには理由があります。それが分かるのは・・・GXぐらいと思いますよ(すっとぼけ)
~どうでもいい設定~
風鳴翼は実は・・・泣き虫だった
翼「ッ(´Д⊂グスン…いい物語であった」
立花「翼さんフランダースの犬で泣きますか・・・」
翼「立花!私は泣いてないぞ!!んぅ、うぁあぁん」
雪音「ほらほら先輩、とりあえずこのティッシュにちーんしようかほら」
翼「ちーん・・・すまない雪音、いつも迷惑をかける」( ̄ ‘i  ̄;)
小日向「翼さんってON、OFFが極端ですよね…」
響輝「防人(笑)」
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月を穿つ塔2
コメント誤字報告いつもありがとうございます!
正直に今の心境を言うと・・・やべぇ、勘違い要素がなくなるわ(涙目)
無印最後までのプロットを組んだ結果で出来た勘違い要素がほとんど無くなることが決定しました(絶望)
唸れ俺の足ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいい‼
現在、俺は崩壊した通路を走ってるんだけど道が分からず迷ってます(っ °Д °;)っ
いや~道を聞かずに飛び出したのが悪いと思うけどまず前提として道が崩壊していて非常灯も意味がない。だから迷っても仕方のない(ラップ)
どんどんと進むがいつまで経っても外が見えず崩壊した通路が続く限り。
「道が…ぬぇ!」
思わず嘆くのも悪くないと思う、だって壊れた扉や通路ばかりで非常階段すら見ない。
それでも急がなければならないので進んでいく。下へ下へ。
だって通路がほとんど通れないから上へは行けないんだよな……だったら他の通路を探すしかない。
やがて電力が生きている扉を見つけた…なんだろこの部屋?
今の状況で電力が生きている部屋…怪しい…
「せいや!」
扉を慎重に吹き飛ばして中に入ると……まぁ何という事でしょう!
中には金色に輝く完全聖遺物デュランダルが・・・ってここカディンギルの最下層かよ!
内心焦りながら冷静にカディンギルを停止させる為にデュランダルを容器ごと無理やり取り外す。
容器へと伸びたコードが火花を散らしながら引き千切れカディンギルへの電力供給が断たれ明かりが落ちた。なんも見えねぇ…ふらふらとデュランダル片手に上へと登る階段を探す。
いっその事瓦礫をぶっ飛ばして通るのも考えたけど下手に壊すと崩落する危険性もあるし…早く合流しなきゃいけないのに……どうしたら……そうだ!
進めないならぶっ飛ばせばいいんだ!(脳死)
ちょうど目の前には非常階段が……上は塞がっちゃってるんですが。
拳を握りしめ構えをとる。低出力のパンチなら崩れない…よね?
瓦礫にパンチを繰り出す。瓦礫は綺麗に吹き飛び真っ赤な月で照らされた夜空が見える。道がつながった、やったー!
内心喜びながら外を見ると‥‥見ると‥‥見る…と…何やってんだ4人。
「了子さん!初恋は辞めて戻って来てくださぁぁぁぁぁぁぁい!」
「嫌と言っているだろう!というか私の鞭を離しなさいぃぃぃぃぃ!」
「(´Д⊂グスン」
「なぁ確かにあたしがポンコツと言ったのは悪かったがそんなに泣くなよ、な?」
響がフィーネと鎧に装備してある鞭を使って綱引きをやっていて泣いているSAKIMORIを雪音さんが慰めてる‥‥さっきまで戦ってましたよねあの4人。シンフォギア纏ったまま何やってんだよ、カオス!(思考放棄)
俺はなんだか力が抜けてしまいゆっくりと近くの瓦礫に腰かけてデュランダルを足元に置いて月がきれいだな~っとか考えなが意識が遠くなるのを感じるのだった。
※※※
「ふははっはははは、やっと離したな。これでカディンギルを放ち月を穿てる!」
「了子さん!腕がプルプルと震えてますよ!」
「うるさいわね!貴女と綱引きしてたからでしょういい加減にしなさい!」
「っ(´Д⊂グスン…すまない雪音、迷惑をかけた」
「たっくよ…ちょっと言われたぐらいで泣くなよ‥‥防人だろ?」
「ッグスン、お父様もあんまり泣くなって…でも一緒に泣いて……うわぁあぁん」
「その泣き虫は父親譲りかよ・・・な、今は泣き止んで頑張ろう…な?」
「ッグスン、うん」
「よし、それでこそ防人だ!」
なんでさらなるカオスに陥ってるんですかね?(思考放棄)
現在瓦礫の中で座りながら見ているがなんだかおかしくないか?
自分というイレギュラーが居るとはいえあそこまで崩壊させるものなのか・・・・
ここが本当に自分が知っているシンフォギアの世界か怪しくなってきたな~とか考えが浮かんできたころ。
フィーネが端末を取り出して高々と叫ぶ。
「色々と邪魔が入ったがカディンギルは起動する!」
「んな!やめろーーーーそのボタンを押させるな!」
雪音さんの叫びで他二人は急いで駆け寄ろうとするが‥‥
「いいや、押すね!」
フィーネはボタンを押す!・・・まぁ作動しないわな、動力源はここにあるんだし。
「な!?カディンギルが起動しない!?いや、まだだ!」
「今だ立花!」
「はい!」
響はフィーネに向かって飛びつくと抵抗するフィーネをそのままに後ろへと回り込み腕を回して…マジか!?
「とぉおおお!!」
「!?」
ジャーマンスープレックスを綺麗に決めやがった…すげぇ、初めて見た。
そのままぶっ倒れるフィーネ、しかしその顔は笑っていた。
「・・・どんあ状況であろうと一発だけ放つ兵器など欠陥品でしかない」
「な!?」
塔が眩しいほどの光を放ちカディンギル、まさか!?
「動力源が使えなくなったとしても予備電力の確保ぐらいは出来ている!」
「っく!」
雪音さんはすぐに大型ミサイルを発射して塔の破壊を試みるがいつのまにか立ち上がったフィーネにミサイルは細切れにされ邪魔されてしまう。
「たかが玩具でカディンギルを止められてるとでも・・・」
しかし発射したのは二発だったようでもう一発の方には雪音さん自身が乗っていた・・・既視感あるなってこの状況はまさか!?
空中へ身を投げ出す雪音さん・・・その顔にはよく見えはしないが覚悟を決めた感情が読み取れた。
「まさか!?」
「絶唱!?」
「雪音さん!」
絶唱・・・そして撃ち放たれるカディンギル。雪音さんは絶唱により発生したエネルギーを一点収束させ撃ちだされた攻撃で跳ね返す。このまま跳ね返すかと思いきや結果は残酷、無残にも押し切られて月が欠ける結果となった。
そしてその様子を
「し損ねた!わずかに逸らされた!?」
「ああああああぁぁぁぁぁあ」
キラキラと光りを散らしながら落ちてくる雪音さん。そして響の声が響き渡る・・・
「おりゃぁ!」
「っく!?」
雪音さんの起こした結果に気を取られていたようで防御されたものの拳が直撃した。
黒い感情がムクムクと湧き出し妙に体の調子が良い、まるでLiNKERを使用した時のようだ。両手を重ね長刀の形に形成したアームドギアを展開して斬りかかりながら
「防人!俺が抑えているうちにそいつをなんとかしろ、得られた時間を無駄にするなぁ!」
「!」
「ぐああぁぁああああああああああ!」
黒く染まり暴走響がこちらへと襲い掛かってきた。それをフィーネは回避できたが暴走状態の響は敵味方の区別がついてないのかこちらに向かって手を振り下ろす、それをアームドギアで受け止めるがっくそ!マシンポテンシャルや才能云々が違いすぎる!
「っくそ!やっぱりコイツはこっちが持つ、そのくそったれの全裸女を頼む!」
「わ、分かった!」
「体組織に融合したガングニールに意識が飲み込まれ暴走する・・・もはや人でならず、人の形をした破壊衝動」
「くそ!正気に戻れ」
「立花!」
「がぁぁぁぁあぁああああああああ!!!」
暴走する立花響・・・劇中では確か一度心が折られて解除されたはずだけどその方法は取れないから別の方法を考えなければ・・・そういえば
(←)のガングニールと響のガングニールは元は同じ物だったはず。これでなんとか出来ないか――――
攻撃を捌きながら解決案を考えるが一つぐらいしか浮かばず、浮かんだ案も成功するかはわからない…でも。
横で戦っている翼とフィーネを見る。それは激闘の一言で早くこっちを片付けてそっちにも援護しに行かなければ厳しい状況だ・・・はぁー(*´Д`)
後から恨まれるかもな・・・いやだなー、でも早くこっちを片付けてフィーネに一発キツイのを食らわせて雪音さんの安否を確かめに行きたいし・・・仕方ない。
「っが!?」
「このッ!」
右手を胸にあるF型の傷に突っ込ませ奥にある埋め込まれた聖遺物へと触れた。
「正気を取り戻せ!
G以降の話にはなるが出生が同じ聖遺物はユニゾンと呼ばれる現象が起こる。なら元は一緒の聖遺物どころかシンフォギアだった聖遺物を所有している
触りながらユニゾンを決行、暴走した余剰エネルギーをこちらへ流し込み響本人の代わりに聖遺物を制御する!
高濃度のフォニックゲインがこちらへ流れてくるのを感じるとそのまま意識を失ってしまった。む、無念。
今回はコメディから抜け出そうとした結果半分コメディが残ったお話になります。
〜どうでもいい設定?〜
作者は実は……シリアスもコメディも書くのが苦手
作者「コメディ書くぞー」
↓結果
作者「シリアスになった・・・何でだ?」
※※※
作者「シリアス書くぞー」
↓結果
作者「シリアスがシリアルになりやがった・・・マジ何でだ?」
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暴走する者と同調する者
コメントありがとうございます!
ちゅらい・・・・毎日更新ちゅらい・・・・ってのは冗談で正直リアルが忙しすぎてストックも使い切って更新できそうにないでまた補充する為に一週間くだされ!
今回は自分でもなぁーに書いてんだコレ?って感じの内容なので頭空っぽにしてお読みくだされ。
ここは何処だ?
ビッキーの胸を触ったら暗闇に拉致られたんゴ、あれかな?同士達が緊急事態とは言え我らが
暗闇はどこまでも続き先が見えない。まるで水中にいるような感覚ですいすいーっと泳ぐ事もできる。そして前に来たことがあるような気がするのは気のせいか?
数分間すいすいーっと泳いでいると重力がある部分へと到着する。
「っと…ここどこ?」
足を付けると暗い景色が一変、学校の教室の様な場所に変化した。そこではたくさんの机や椅子が疎らに並べられており一番後ろの席にはどこかで見たことのある金色の髪色をした小学生ぐらいの小さな女の子が座っていた。
「えっと…お嬢ちゃんここがどこかわかるかな?」
女の子は泣いているようで俯き顔を伏せてしまっている。
「ありゃりゃ…ほらお嬢ちゃんそんなに泣かないで、ね? お兄さんに何があったか話してみな?」
女の子はゆっくりと顔を上げぽつぽつと話し始める。
「あのね、あのね…私のせいでみんながいじめるの。そのせいでお母さんとおばあちゃんが泣いちゃってお父さんがどこかに行っちゃったの」
おっと普通に重い話でアレだな…この子ぐらいの年齢の子にそんな風に悩ませるなんて嫌な世の中になったな…
「グスン」
「辛いことがあったんだな‥‥」
よしよしと頭を撫でながら涙を拭くとぽけっとした顔をする女の子。
「けど、そんな時ほど笑顔で何とかなるさと心の中で言うと意外と何でもなんとかなるもんだぞ。俺も昔はそうしてきた」
「何とかなるさ?」
「そうだ、俺はその言葉で辛いことも苦しいことも乗り越えてきたんだ。だから君もこの言葉で頑張ってもらいたい」
「なんとかなるさ…なんとかなるさ!」
「その調子だ」
女の子は笑顔になりながら教えた言葉を連呼している、よかった自分の言葉が役に立って。ところで――――
「お嬢ちゃん名前は?」
いろんな状況が重なりすぎて名前を聞くのを忘れてた。
「なまえ?私の名前は――――」
俺は多分この時の発言を一週間は後悔すると思う・・・だって。
「―――たちばなひびき!」
「…オッフ」
主人公の過去に立ち会ってるかもしれないと自覚したから。
俺はひびき…ちゃんの頭を優しく撫でながら冷や汗を掻くのであった。
※※※
それが起こったのは突然だった。
「うぉ、うぉおおおおおおお!!」
ゴーストと立花が動きを止めた直後、纏っていた黒いオーラがゴーストへと流れ込み立花は倒れてしまうがゴースト自身は苦しみはじめた。
数分間叫び続けたゴーストは顔を下へ向かせ今度は沈黙してしまう。
それを私は迫りくる鞭を相手にしながら見ていた。
「っく、何をしているんだ!」
「同じ聖遺物を纏ったシンフォギア同士の共鳴…それによる暴走状態の外部的制御…」
ただならぬオーラを纏いまるで最初に出会った時の様な雰囲気が出ている…どうしたんだ?
「……許さない」
「ご、ゴースト?・・・!」
ゴーストはそのままフィーネへと襲い掛かるが何か様子がおかしい、まるで感情の無い人形のように動き続け何かを成し遂げようとしているようだ。フードの間から見える顔は不気味な仮面に隠されていて表情も読み取れない。しかしその攻撃はフィーネにとっても予想外の動きのようで防戦一方だ。
私は今のうちにと立花の様子を見に行く、どうやら気を失っているだけのようで何処か怪我をしている様子はなかった。
「ッチ!まさか高出力のフォニックゲインが原因で試作品のダイレクトフィードバックシステムが起動しているというのか!?」
「許さない、許さない、許さない、許さない」
ゴーストは小声で何かを言いながらフィーネへと襲いかかる。
「絶唱もできない玩具の紛い物で!」
「うぉおおおおおお!」
戦闘は過激さを増していき既に人の動きをしていないと感じた。私の入る隙すらない戦闘を見て私は思ってしまう、そんな動きをして体は大丈夫なのかと。その疑問は直ぐに最悪な形で解消される。
「ごはぁ!」
「大丈夫か!?」
突如ゴーストの体から血が噴き出し膝をついてしまった。私は援護するべく斬りかかるがそれは避けられ距離を取られてしまう。
私は構えを解かずゴーストの様子を確認するがーーーとてもいい状態とは呼べなかった。
左腕は本来なら曲がらない方向へと曲がっていて大小の様々な傷から血が垂れ落ち赤く染めている。それでもなおフィーネへと襲い掛かろうと動いているのだから何という執念だろうか。
「無理をするな!あとは私が」
「今のそいつに何を言っても無駄だ」
「どう言うことだ!」
フィーネは顔を不気味にニヤつけさせながら語り始める。
曰くゴーストが纏っているのはシンフォギアの試作品で十分な機能が付いてないらしい、そしてそれを元に一般人であるゴーストが最低限でも戦えるように改造を施した物があのガングニールだと。
そして改造と言うのがダイレクトフィードバックシステム…脳に直接戦闘データを送ってそこから導き出される最適解を実行するシステム。それが組み込まれていて、今はそれを起動した状態だと言う。そんな外道な装置が組み込まれていただなんて―――
「本来なら感情を抑止する装置も組み込まれていたのだが…今は逆に負の感情を活性化させて稼働しているようだな…そしてノイズを生み出すソロモンの杖を持つ私へ襲い掛かるか…っフ!」
「つまりは今はその装置で暴走状態となり正気ではないということか!」
ゴーストはアームドギアを杖のように使い立ち上がるとまたもやフィーネへ襲い掛かるがボロボロの状態――
「よせ!」
「そんな状況でかなうと思うな!」
鞭で吹き飛ばされ瓦礫の方へ吹き飛んでしまう。
「っくそ!」
ゴーストを助けに行きたいが目の前のフィーネがそれを許すとは思えない。立花、早く目覚めてくれ。
※※※
歩くのって楽しいんやなって!(脳死)
現在ちびっ子ひびきちゃんと元の場所へ戻る為に無限回廊のような場所を歩いています…うん道しかない。
どれだけ進んでも道しかねぇ…隣で歩いてるひびきちゃんもなんだかつまらなそうにしている…どうしたものか…
「みちしかないね~」
「そうだね、どうしてだろう?」
「不思議だ!」(≧∇≦)ノ
「お、おう確かに不思議だね」
訂正、すっごく楽しんでました。ひびきちゃんって昔はこんな不思議ちゃんだったのか?わっかんね。
二人で歩いていると突如地面が揺れだし青色だった空が一気に真っ黒な空へと変わった。その黒には黒くドロッとした何かが感じ取れる。
その雰囲気をひびきちゃんも感じたのか俺の袖を握って不安な顔をしています。
「大丈夫、お兄ちゃんがいるから大丈夫」
手を繋ぎその暗闇を歩ていきます。
数分、もしかしたら数時間歩いたころだろうか二人で歩いていくと―――
「誰か…泣いてる」
「!」
小さくも悲しく泣く声が聞こえてきた。
そのまま声がする方へ進むと黒いそらが更なる黒へと塗りつぶされていきドロッとした雰囲気もより濃くはっきりと感じ取れるようになります。
ひびきちゃんも怖いようで涙目になりますが何故か一緒に歩いてくれます。
やがてしゃがみ込み背中を見せ泣いている子供を見つけた。その子からなんだか暗いなにかが生み出されているようで濃厚なドロッとした何かが読み取れる。これは感情なのかもしれないな・・・・
「君、大丈夫か?」
話しかけたが怖い、なんだかわからないがノイズとデュエットし続けてきた結果鍛えられた生存本能が逃げろと叫び続けている。しかし何故かはわからないがここで話しかけないと後悔するような気がしたからだ。
女の子はゆっくりとこちらへ顔を向けた、目は充血して赤くなり顔には涙の流れた跡が濃く残っている。
「グスン、お兄さん達だれ」
「わ、わたしはたちばなひびき!君は?」
女の子は不思議そうにひびきちゃんの方を向きます。
「わたしも、たちばなひびき」
「おなじなまえ?」
「ん?」
たちばなひびきが二人・・・・どういうことだ?
二人とも同じ顔出し…どちらかが偽物?でもこの状況で偽物が出る理由もないし…わからん!
とりあえず泣いているひびきちゃんになんで泣いてるかを聞こう…何だかほっとけないからね。
「ひびきちゃんはなんで泣いていたの?」
「うん…ともだちがけがしちゃったんだ…それで、それで…うぅ」
「ほらほら泣かないでね」
よしよしと泣くひびきちゃんを抱き上げ泣き止むまであやす、昔から子供の相手は得意だったからね、これぐらい得意なもんさ。
数分間慰めていると眠ってしまったようですやすやと寝息を立てている…可愛いなぁ~って痛てぇ!
「むー」
突如脛が痛み横を見てみるとほっぺを膨らませたひびきちゃんが‥‥かまってもらえなくてすねちゃったのかな?
「ほら、おいで」
「うん!」
もう片方の腕でもう一人の響ちゃんを抱き上げると俺はまた歩く…しっかし出口は何処だろうか?
うんー、この内容よ・・・疲れ切って書いたのが悪かったのはわかっているんだけども・・・うん~・・・
~どうでもいい?設定~
橘響輝は実は……???と一緒に踊るのが過去好きだった。
???「一曲どうだい?」
響輝「やめておく、それにこんな格好で踊るのも好きではないしな‥‥」
???「そうかい…昔はよく一緒に踊ってくれたのに…」
響輝「昔の話だ昔の!」
???「そうさ、昔のはなしさ」
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離す手は冷たく繋ぐ手は暖かい
お待たせしました新しいお話ですよー。
3日間?ぐらい休みましたけれど正直ストックは書けませんでした、だって原作のシリアスにオリジナルのシリアスを合わせなきゃいけないから難しくって。
だからいつも道理のクオリティですけど許してくださいな。
歩くのって楽しいな!(脳死)
あの後、何時間も歩き続けているんだが…ほんと出口が見つからない。
仕舞にはさっきまで起きていたひびきちゃんも寝ちゃうし…ほんとここ何処だろう?
ゆっくりと足を進めていくが先は見えない…が何か、形容しがたい何かしら大事な物があるのは感覚的に何故か分かる。長く、長く、まるで数時間・・・・いや数日歩いたような感覚がしてきたぐらいに時間が進むのが早く感じる。そして抱えている二人は一向に起きず寝たままの状態で俺は実質一人で歩き続けていた。精神的な疲労も肉体的な疲労もなくずっと歩いたような気がするがどれだけ歩いたかは解らず進んでいる道も時には逆さに時には無重力状態に、時には逆に何倍もの重力がかかったりと疲労感は無いがちょっとしたアトラクション施設よりもよりスリリングなアトラクションしてる時があったが真っ直ぐ進んでいるのが何故かわかるので歩き続けていった。
「・・・ん・・・ふぁ〜」
そうしているうちに最初に抱えた方のヒビキちゃんが目を覚ます、眠る前のようなドロっとした感覚は発しておらずいたって普通・・・なのかな?
「おはよう」
「ん、おはよう・・・ここはどこ?」
ヒビキちゃんはきょろきょろと周りを見るとここは何処かとクエスチョンマークを浮かべる、そりゃ暗闇を歩いてきてんだ解らなくて当然。
「さぁ?お兄さんにも分かんないや、ホントどこだろ?ここ」
「暗い…けど、落ち着く」
「確かに落ち着く感覚はある気がするな・・・なんでだろ?」
「わたしにもわかんない」
ヒビキちゃんはそのままキョトンと首を傾けて考え始める、子供というのはかわええなぁ癒されるなぁ〜(≧∀≦)
そのまま考え続けている所を見ていたらまたしても突然地面が揺れ出した。
「っく!二人ともつかまって!」
「!」「zzZ」
揺れに気づいたヒビキちゃんはすぐに俺の足へとしがみつき揺れに耐える、ひびきちゃんはまだ寝ていたようで抱き抱える体勢を変えて離れないようにした。
俺自身も揺れによって倒れないように踏ん張るが…ちょっと辛い。揺れも結構酷いのにその状態で子供2人を庇うのってキツい。
揺れは体感ではあるが数分程度で収まったが、周りの景色に変化ができる。
「なんだろ…あれ?」
思わず呟いてしまったが目の前には暗い景色というより空間にガラスが欠けたようなちょっと大きい穴が2つ開いていた。片方は白い光のような物が漏れ出していて少し眩しく感じる。もう片方は逆に暗くそこからはヒビキちゃんが発していたドロっとしたような何かが漏れ出していてちょっと、いやかなり不気味だ。とりあえずこのままだと身動きが取りづらいので抱えている寝坊助さんを起こす。
「ひびきちゃん起きて」
「あと5分…zzZ」
「5分くらいなら…」
ってそのまま寝かせるとこだった。可愛い寝顔をもう少し見たくて寝かせようとしてしまったが正気に戻り起こした。ひびきちゃんは目を擦りながら眠そうにしている…ごめんね、緊急事態なんだ。
ひびきちゃんを下ろしてもう一人のヒビキちゃんの方へと目を向ける。
「…わたし?」
ヒビキちゃんは目を見開いてゆっくりと暗い方の穴へと近づく。
俺はヒビキちゃんがドロっとした物に触れそうになる所を間一髪で回収して遠ざけた。
「あっぶね!・・・ヒビキちゃん大丈夫!どこかおかしいところは無い!?」
ヒビキちゃんは何かにびっくりしている表情を浮かべているが首を横に振ってくれる。良かった。
右をひびきちゃん、左をヒビキちゃんって感じで手を繋ぎ両方の穴から遠ざかるんだけど…何か離れている気がしない……一緒に移動しているような気さえするんだよな…
首を傾げながら歩くのだった。
※※※
暗闇の中で声や音が聞こえる、目を開けてそこに映ったのは二人の姿。
「まさか!?」
「あの失敗作が炉心であるデュランダルを取り外していたようだが二発分はすでにチャージ済みだったのだよ」
再度光輝く塔を背景に二人の戦いを前に倒れた私は動けずにみる事しかできない。
翼さん…援護に行こうにも体が全くというほど動かず、胸の奥では何かしらが欠けたような感覚がある…なんでだろう、何か‥何か大事な物が何か足りない気がする。
心の中の火が鎮火してしまったかのように熱が冷めた気持ちになってしまう・・・どうしたんだろ、何時もの私じゃない。
「っく!強い」
「完全聖遺物たるこの鎧にそのような玩具が!」
「立花ぁ!ゴーストぉ!」
私とゴーストさんの名前を叫びながらシンフォギアがボロボロになり血を流しながら戦い続けている。そういえばゴーストさんはどこだろ?
首も動かないみたいだからきょろきょろと見える範囲を見るとすぐに見つかった。
「カヒュー カヒュー ッグハ!」
「ゴースト・・・さん・・・・」
ゴーストさんは案外近くでシンフォギアを纏った状態でうつ伏せ状態で倒れていて鉄の匂いが漂う。彼女の周りには血が水たまりのようにたまっていて呼吸音がおかしく度々血も吐いちゃってる。
「っぐ・・・」
近くに行こうにも体が動かずもどかしい。
シンフォギアなんて力があるのに目の前の人も救えないだなんて・・・
「無事か立花ぁ!」
「目が覚めたか・・・しかし動けないならば変わらない!」
翼さんがこちらへ話しかけてくれてる、けれど私の体は声を出すことができない。それどころか胸に浮かぶはずの歌も何かが欠けているせいで浮かんでこない。
そのまま翼さんは戦いを続けれど了子さんには敵わない。ジャンプして斬りかかった後こちらの近くに着地する。構えを解かないで私へ目を向けると倒れているゴーストさんの姿も確認できたようで顔を歪める。
「ゴーストは・・・息はしているようだがこの状態では動けないな、立花も動けない・・・か」
翼さんは目を細め何かを考えるような表情をすると次には何かを・・・決意を決めた表情へと変える。
「立花…シンフォギアを戦う力だけではなく繋ぐ力と変えたのは立花自身だ、だからあんな風に暴走なんてするんじゃない。それにお前のその力は今は眠っている奏から託された物だ。だから―――」
翼さんはこちらへ顔を向ける。それは病室で見た奏さんへ向けた優しい表情。
「私も奏と同じように託したぞ」
翼さんは空気の読めないポンコツを発揮して言葉足らずの思いを私へ託すとそのまま了子さんへと突っ込んでいく。高く跳躍して大きな大剣を了子さんの張るバリアに似た物に突き立てるとそれを足場にさらに跳躍。
「立花ぁぁあああああ!」
炎の宿った双剣を手に翼さんは…翼さんは―――――――
「わぁあああああ!!!」
――――――光り輝く塔へと突入してしまった。
塔はその後全体的に光る亀裂が出来て大爆発した。その光景をやはり私は動けずに見る事しかできなかった。
爆風が晴れると塔は崩壊しており翼さんの姿は見えなかった。
視界が歪み額を涙が流れるけど声が出せない、動くことも声すら出すこともできない。私ってやっぱり何も変わんないんだ。黒くてドロッとしたものがまた溢れそうになったけれど寸前のところで止められる。
「ハァハァ、響ちゃん」
いつの間にか近くへ移動していたゴーストさんが私の肩へと手を置く。
移動した跡には這いずったと思う血痕が残っていて顔にバイザーの様な物がついているからはっきりとはわからないけど顔色も悪そうだ。
「またお兄さんに慰めてほしいのかな?でもダメ。教えたでしょどんな時でも何とかなるさってさ」
その手は淡く光っていてそしてあったかく懐かしい感覚が流れてくる。
「だから頑張って…らっしゃい…響ちゃん」
そのままゴーストさんはまた倒れてしまって手が離れる、だけど――――
カチリと心の欠けた物が収まる音がしたような気がした。
はえー、本編のシリアスと絡めるのって難しい。
~どうでもいい設定~
橘響輝の前世では実は・・・ガンダム好きだった
響輝(前)「1分の1スケールガンダムサイコー!」
友達「今はユニコーンだけどな」
響輝(前)「フラッグも1分の1スケールの像でも立ててくれないかな???」
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離す手は冷たく繋ぐ手は暖かい2
コメントありがとうございます。
最近誤字報告が無いから逆に不安に感じている作者です。
今回も出来立てホヤホヤをお届けするぜ!ストックは時間がないせいで全然書けない。
それと明日はリアルの事情により投稿できな可能性があるから今ここで言います。すいません。
「これで良し・・・・あとは折れてしまった心を小日向さん達が何とかしてくれるから・・・」
俺は目覚めた後フィーネと響ちゃんが暴行を受けている現場から離れ、置きっぱなしにしていたデュランダルを足を引きずり度々転びながら気づかれないように探す。
あれが無いと赤き龍と化したフィーネを覆っている鎧を破るための完全聖遺物同士の相互消滅が起きないからね。
「まさかこの体にこんな秘密があるとはね…」
シンフォギアを解除してなお目元を覆っているバイザーを折れた左腕ではなく右腕で抑え転ばないようにバランスを取りながらさっき知った事を思い出す。
※※※
あれを語るには時は暗闇の中でヒビキちゃんとひびきちゃんの二人と手を繋ぎ穴から離れるところまで戻る。
俺はそのまま二人を連れて離れたがあのドロッとした感覚が全然離れない。ひびきちゃんとヒビキちゃんはちょくちょく後ろを振り返りなんだか不安そうな表情を浮かべている。俺も振り返って後ろを見るが―――
「うそ・・だろ・・・」
あの二つの亀裂は離れたはずなのに先ほどと同じ様に存在しており方や入口から光が漏れだしていて、方やドロッとしたなにかを吐き出し続けている。それを不気味に思いさらに離れようとしたら突如見えない壁に阻まれて離れられない。つまりはあの穴のどちらかに行くしかないってことか・・・
「二人とも大丈夫?」
二人へと声へかけるとあの穴のどちらかへ入ることを察したのかどちらもゆっくりで不安そうな表情だけど首を縦に振る。
二人を連れ明るい方へと足を延ばすが――――
「痛い!」
「ヒビキちゃん!」
ヒビキちゃんと俺だけが通れずにまたもや見えない壁に阻まれるというよりは弾かれてしまった。倒れそうになったヒビキちゃんを俺がギリギリのところでキャッチできたからよかったもののもう少し遅かったら頭から転んでたぞ、俺は代わりに転んだが。ひびきちゃんも心配したのか中から飛び出してきてしまった。
「お兄さん大丈夫?」
「大丈夫大丈夫、ヒビキちゃんは怪我はない?」
「うん…でも、痛かった」
ヒビキちゃんは左腕をさすっている、おそらくそこに痛みが走ったと思うが、なんで俺達だけ弾かれたんだろうか? とりあえずこの先が出口だと何故か不思議だがわかる為にひびきちゃんを送り出すことにするか。
「ひびきちゃん」
「?」
ひびきちゃんに話しかけるとなんとなく察したようで涙目になっている。ありゃりゃそんなに一人で行くのが不安で怖いのかな?
「またお兄さんに慰めてほしいのかな?」
ひびきちゃんは縦に首を振るが―――
「でもダメ」
俺はそれを断る、だって大事なことはすでに教えてるし一人でしか行けなさそうだからね。
「教えたでしょどんな時でも何とかなるさってさ、だから頑張ってらっしゃいひびきちゃん」
その言葉に多分だけど元気づけられたのか涙を自分の袖で拭い力強く頷いた。その顔は可愛くも決意を決めた表情だった。繋いだ手に何かを残して手を離し穴の中を進むひびきちゃん。
「バイバーイ!」
途中こちらを振り向き手を振ってくれる、こちらも二人で手を振り返しそれを確認すると走って行ってしまった。その直後穴はゆっくりと閉じていきそして消滅した。手の中の物を確認するとそれは小さな赤い何かのカケラがありとりあえずズボンのポケットへとしまう。
「それじゃ行こっか」
「うん」
残された俺達は暗い方の穴へと向かう、ヒビキちゃんは怖いようで俺の手を強く握りしめてくる。俺も正直怖いんだよなぁ、だってあんな意味不明な物が漏れ出してる穴になんて入りたくないもの。そんな気持ちも抑えて進む、だって出口があると感覚的にわかってしまうから。
穴へと入るとより一層ドロっとした何かが強くなり気分が悪くなる。握りしめた手に思わず力が入るがヒビキちゃんが痛がると思い力をセーブして握りしめて前へと進んだ。ある程度進んで後ろを振り返り穴がどうなったかを見ると案の定塞がっていて戻ることはできない。前へと向き直し進む俺達、さてさて何があるんでしょうかね?
そこは・・・がひび割れた状態で散らばり宇宙のような光景を作り出してる空間だった。
・・・がいてこちらを見つめる。俺達は・・・へ近づきそして、そしてててててててててててて
・・・お前達はまだ知るべきではない
はて?俺は何をしてたんだっけ?
※※※
穴の奥に向かうともっと不思議空間が広がっていたのはわかるけど・・・何故か思い出せないんだよね。記憶に靄っていうか何か霞んだ物が被せられてるみたいで。気付いたら全身ボロボロになってたけど何故か体は動きやすいし一体何があったんだろ?
「っと」
カディンギルから吹き飛んだ外装で転びそうになるがギリギリを立ち上がり捜索を再開させるけど・・・本当どこだ?
デュランダルを見つけられないで困っているとふわふわと漂っている光が現れ右往左往した後に瓦礫の下で止まる。
【あった、ここ】
「ありがとう、助かるよ」
それで秘密なんだけどこのふわふわと浮かんでいる光に関係している、実はこの光の正体なんだけどあの暗闇で出会ったヒビキちゃんなんだ。正確には消滅したはずの魂と記憶のカケラが集まり橘響輝という人物を作り出している・・・らしい。一人称がおかしかった理由も、バラバラだった状態で存在していたから俺の魂に影響されて干渉していたから・・・らしい。
バラバラだった状態で存在していたから俺の魂に影響されて干渉していたから・・・らしい。
なんでわかるのかと問われたら自分でもわからない、でも何故かわかる…あのショタ神が何かしたのかな?
教えられた場所の瓦礫を退かしてデュランダルを回収して抱えるけど・・・どうやってこの頑丈そうな容器から出そうかなって普通に開けれるし。
容器からデュランダルを出すとその溢れ出すエネルギー、恐らくフォニックゲインだろうけど…眩しい。
【目が痛い】
「目が―」
ヒビキちゃんもあまりの眩しさに目を覆っている、俺は俺で謎のバイザーが光から目を守ってくれてるんだけど真っ白で何も見えない。バイザー中にある画面もエラー吐きまくってるし何も見えな~い
デュランダルを地面に突き刺し座りとりあえず顔を背けるんだけど‥‥それでも眩しい。
【大丈夫?】
「大丈夫、大丈夫、ちょっと見えないだけだから」
【大丈夫…じゃない】
いえいえ、大丈夫ですよ。ちょっとボロボロな体に加え視力を一時的に失ってるだけですので聴力が生きていれば問題なくOKデース!
ほら、聴力が生きていると聞こえるよ。人の呼吸音に足音、フィーネの歌へ驚く声と小日向さんの声も聞こえるリディアンの校歌が…校歌?
「あ、やべ」
【ちからがあふれるー】
感覚的に分かるがフォニックゲインが辺り一帯に溢れ出しておりデュランダルのエネルギーも加わることによって大量のフォニックゲインが発生して間接的に体へと流れくる。
「なんだ!何を纏っている!それは私が作った物か、お前が纏ったそれは一体なんなのだ!」
体へ流れるフォニックゲインがギアであるペンダントを介して放出される。あぁ、見えないけどわかるぞ…さてさて自分も座ってはられないね。
「いこうか、ヒビキちゃん」
【うん、これなら頑張れる】
ペンダントが消滅して再構成され鎧、シンフォギアとなって体へと纏われる。
バイザーも真ん中が割れGの神獣鏡のバイザーのような開放状態になり視界が回復した。
そのまま再構成され形状の変わった脚部のスラスターを全力で吹かせ光が集まる場所へと跳躍した。
「シンフォギアぁあああああああああ!!!」
響の心からの叫びを聞きながら空を飛ぶ俺達、さて最強モードの登場だ。
【だぁ~】
そしてヒビキちゃん、そのだぁ~はいらないよ。
そういえばシンフォギアXDで新しいイグナイトギアが登場しましたね…自分?もちろん奏狙いでしたけどそうはさせないと小日向さんが3回ダブりました。奏さんはゼロ枚です悲し。
~どうでもいい設定~
店長は実は・・・山登りが苦手。
近所の山への登山にて。
キャロ「ハァハァ、ミケおぶってくれ。それかガリー、肩貸してくれ」
ガリー「仕方ないですね‥‥山頂までですよ。おいしょっと」
ミケ「マスターは本当に山道が苦手なんだナ」
キャロ「仕方、ないだろ、オレは、山登り自体が嫌いなんだ。嫌な事も思い出すしな」
【派手に叫ぶぞぉおおおおおおお!】
【ちょっとレーア!やまびこを楽しむのはマスター達が到着してからでしょぉおおおお!】
ガリー「ホントあの二人は元気ですね」
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終わりを告げる者と歌を紡ぐ者たち
コメントありがとうございます!
お、お腹すいた・・・ってそんな事はどうでも良くてですね投稿出来たことを嬉しく思う作者です。
今回から無印ラストバトル!さぁ、さぁ、シリアスは消滅した。あとはコメディで乗り切るだけだ!
「シンフォギアだぁあああああああああ!」
三人の戦姫が空を飛び終わりを告げる者を見下ろす。上から黄色に青、赤とカラフルなトリコロールで見ている分には綺麗だ。そしてその三人の後ろにもう一人、灰色に紫のワンポイントが入ったフードを靡かせた戦姫が飛んでいた。
「絵になるな~、あの状態の三人が並ぶとやっぱり綺麗だな」
【きれぇーいだー!でも、おにいさんもきれいだよ?】
「今はお兄さんじゃなくてお姉さんだからね、あと綺麗と言ってくれてありがとう」
光の妖精と仲良く会話している人物が浮いていた。
※※※
響はやっぱりかっこいいなぁ!
俺も響の思いに影響を受けてシンフォギアを変化させ飛んでいる。
そして今の姿と言うのが
「すっごい不気味」
【こわーい!】
まるで暴走状態のような真っ黒いものに覆われており見た目では完治しているように見えるけど・・・悪魔の腕って感じがする見た目になっている。
「歌は戦う力じゃない!命なんだ」
「高レベルのフォニックゲインによる限定解除、これは二年前の意思返しか」
響とフィーネがにらみを利かせている、さてさて自分も参加しますか。
バイザーを閉じてギアの出力を上げていく。
「限定解除されたギアを纏って勝ったつもりか!」
ソロモンの杖から光線が発射されノイズが出現するが・・・
【ノイズ君はもうお腹いっぱいでね!】
念話をフィーネへと叩き込むとスカート部分の大型アーマーから細い槍状の端末が射出される。
「行けよ、ファング!」
「な!?」
【我流・ファング】
ファングと呼ばれたそれは赤い粒子状の光を出しながら次々とノイズを串刺しにして炭素へと変える。フィーネはその事により何故か固まり俺の声に反応したのか響達もこちらへ振り向くと安心した表情を浮かべた。
「たく、心配かけやがって」
「そっちこそカディンギルの砲撃を防ぐために絶唱なんて使って心配したぞ」
「援護感謝する」
「ゴーストさん!」
「およ、なんだい響」
響はこちらへ近づいてくると両手で俺の右手を掴むとほっとしたような表情を浮かべた。
「よかった・・・無事でほんとによかった」
その瞳からこぼれた涙は頬を伝って落ちるが俺が手でふき取った。
きょとんとした表情でこちらを見る響、なんだかひびきちゃんを思い出すな。だからかこんな言葉を気づけば言っていた。
「ほら、言った通りなんとかなっただろ?」
「え」
なにかを言おうとしている響だが突如として発生する爆発音でかき消される。そちらへ目を向けると顔を怒りで歪ませこちらをにらんでいるフィーネの姿が・・・
【あのおばさんこわーい!】
わかるーわたちもあのおばさんこわぁーい(小並感)
「お前のせいだ!お前の!何故そのような失敗作で私の前へと立ちふさがる!」
フィーネは空へとソロモンの杖を向けると辺りいっぱい、いや町中にノイズを出現させてしまった。俺達は空を飛び上がって地上からの攻撃を避けると再度集まる。
「さてさて、どうするこの数」
俺が悪魔のような左腕の調子を確かめながら現在の状態の打開策を聞くんだけど。
「ゴースト、なら競争でどうだ? 誰が一番早くノイズを殲滅できるのかを競おうではないか」
違う、そうじゃない。競争とかやってる場合じゃない。
響は呆れ顔になり両手の拳を突き合わせ気合を入れる。雪音さんは空を見上げて笑顔に。
「翼さんって本当に勝負事が好きですよね」
「それで負けてあの時みたいに泣きべそかくんだろ」
「う、うるさい。防人に涙など必要ない!」
「ありゃりゃ、もう涙目になってるし。そうですよね、SAKIMORIである翼さんは泣かないですよね~」
「うっ泣いてなどいない、目にゴミが入っただけだ」
目をゴシゴシと拭う翼さん…目にバイキン入るからやめて欲しいんだけどなぁ。
「泣いたのを認めない娘とそれを慰める母親かよ」
「だね、私にはゴーストさんが翼さんの母親にしか見えないよ」
俺が慰めているのをどこか生暖かい目で見られていたでござる、それと母親ではなくできれば父親と言って欲しかったなぁ・・・
【パパぁ〜】
これでも高校生なんだよなぁ〜
こんな緊張感もない会話をしているものの実際は4人そろって背中あわせで飛んでいて何時でも周りを取り囲んでいる飛行型ノイズを迎え撃てるようにしていた。
「さて、行くぞお前ら!」
雪音さんが周りのノイズを吹き飛ばしたのを合図にそれぞれのアームドギアを展開して高速で飛ぶ。
響はこぶしを雪音さんは乗り物の様な物を展開して、翼さんは身の丈以上ある剣を、そして俺は大型の槍を持ってノイズの軍団へと突っ込んだ。
【ぎゅっとほら…】
【怖くはない】
【わかったの… これが命】
【 後悔は… したくはない】
【【【【夢、ここから始まる… さあ世界に光を… 】】】】
――【【止めどなく】】
――――【溢れてく】
―――――― 【この力】
【【【【これが想い合うシンフォニー!】】】】
俺たちは4人で胸に浮かぶ歌を歌いながらノイズを殲滅する。
響が乱れ撃ちで、クリスがビームを撃ち、翼が大型の飛行型ノイズを切り刻み、俺が槍を前にスラスターから発生する推進力に身を任せながら突撃してノイズを炭素の塊へと変える。
ヒャッフゥゥゥゥゥゥゥウ!ジェットコースターより早いゼェぇぇぇぇぇぇ!お、そこの飛行型くんは俺と競争する気かな?いいだろう、妨害ありの命がけのレースの開催だゴラァ!
バックパックが変形して更にスラスターを増やすと先ほどの倍以上の速度を叩き出す。
君たちには足りない物が沢山ある!思考と反射の融合、敵を狙い撃つ為の集中力、殲滅する為の火力に障害をぶった斬る為の格闘技、そしてなにより────
───速さが足りない。
追いかけてくるノイズや前にいるノイズを追い越しファングで正確に突き刺していく。それはさながら赤い鉄の花を撒き散らしているように見えた。それでも追いかけてくるノイズ達は動き方を変え今度は単縦陣で蛇のように飛んで追いかけてくる。ならばとこちらも直線的に真っ直ぐ飛び──
「これが!」
脚部スラスターを全て前へと向けて進路を変える。体へ急激にGがかかり苦しいはずなのだがシンフォギアを纏っている俺には関係のない話。曲がり切れなくて通り過ぎていくノイズの大軍に向けて槍先が変形してできた銃口を向け。
「劇場版グラハムスペシャルだ!」
極太ビームを発射する。それを斉射しながらノイズの大軍をなぞりながら槍を振る。
次々と連鎖爆発していき最終的には響達が撃破したノイズも合わせて爆発、その結果青い空に大きな汚い花火が咲いてしまった。
【きれー!】
いや、あれは汚いと思うよ、うん。
その後3人と合流してフィーネのいるカディンギルへと向かうが…
「なんだ…あれは」
ソロモンの杖で出現したと思われる大量のノイズがフィーネを中心として集まり融合していく。
「取り込まれているのか?」
「いや、違う!あれはフィーネが取り込んでいるんだ!」
雪音さんの言葉に驚き再度フィーネへと目を向けるとノイズ達が盛り上がって形を変える。そしてその姿はまるで───
「赤き竜だな」
「どっちかと言うと茹でたタケノコ?」
「バカ、それはない。茹でてもあんな色にはならねぇよ」
「少なくとも美味しそうとは思わないな」
無印のラスボス、赤き竜が出現した。
はえー、XDモードカッケェ(無印見返した)
あ、響輝のXDモードの見た目は簡単に言えば背中がトールギス、腕がサンボル版FAガンダム、スカートアーマーがスローネ・ツバイ、足がリック・ドムみたいな扇状に広がった形状となっておりまーす。
〜どうでもいい説明〜
天羽奏は実は……可愛い物大好き
奏「翼〜、これ着てくれないか?」(メイド服やその他もろもろ)
翼「奏、それは流石に無理だ」Σ(゚д゚lll)
奏「そんなこと言わずに〜ほらほら、翼なら似合うと思うぞぉ」(≧∀≦)
翼「わかった!わかったからそんなにじりじりと迫ってこないでくれぇぇぇ!」
その後緒川が呼びに来るまで翼のファッションショーが続いたとかなんとか。
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終わりを告げる者と歌を紡ぐ者たち2
コメントありがとうございます!ちゃんとフラッグファイター達の意思を反映できたので良かったです!
あとこの主人公がオレTEEEEE系だと思っているそこの読者!残念、最強なのはXDホーム限定なのだよ、普段の響輝ちゃんは切歌や調にも負けるくそ雑魚ナメクジ装者なのだ!
一応ノイズ相手では無双できるから問題ないね!(なおG以降は・・・あ、察し)
あとガンダムを知らない人には前に教えた例えは少しわかりずらかったかな?
それではラストバトルごゆるりとお楽しみください!
すごく…大きいデス
赤き竜。
伝説上に存在する化け物の一種、一見ただのタケノコにタバスコを振りかけて炒め、デスソースで味付けしたような見た目をしているが強さは本物のようで先ほどから大量のビームで攻撃してくる。その威力もバイザーで分析した結果、XDモード状態のシンフォギアでも2発耐えれたら良い方だと分析結果が出たのだが…原作より強くね?
「ふはははは! 滅びてしまえ!シンフォギア!!!」
フィーネ自身も錯乱状態のようで当たり構わず撃ちまくっている。それを避けながら攻撃しようにも。
【あのむらさきイヤー!】
確かに面倒くさいバリアだ!
フィーネ自身が張ったバリアがノイズの力により更に強化されていて通常の攻撃では破れない。
「立花!雪音!ゴースト!あのバリアを破らない限り本体への攻撃は難しいぞ」
翼の発言により再度集まる装者達、真面目にどうしたものか…
「こう、ドカーン!と攻撃できる技は無いのか?」
「拳が届かなきゃ了子さんを倒すことも難しいよ」
「私の剣も切断力には優れているがあのバリアを破壊するには至らない」
雪音さんと響、そして翼さんがバリアの突破方を模索する。それを俺はフィーネの攻撃をファングで作った三角状のフィールドで防ぎながら聞いていた。
ドカーン!と攻撃できて切断力に優れ響の拳を届かせれる攻撃…ん? そういえばシンフォギアのアームドギアは深層心理に影響されて変化するってどっかで聞いたことがそれに俺のギアは試作品で他の聖遺物にも対応しているらしい……試してみるか。
「みんな、いい方法を思いついたんだが…」
みんなへ作戦の説明が終わり提案するのだが…まぁビックリされるわな、すべての聖遺物に適合性があるっていうのは。
「だからフィーネはお前を誘拐したんだな…」
雪音さんが暗い顔して何か言ってるようだけど…声が小さすぎて聞こえないからわからない!
「わかりました!ゴーストさん、私たちに任せてください!」
「私は気が進まないが…これもフィーネに勝つためだ」
他二人は作戦に納得してくれて準備を始める。
「何をしようと私にはこのネフシュタンの鎧がある限り負けない! あんな玩具などに負けることは無いのだああああ!!」
フィーネの弾幕が激しくなりフィールドで防ぐのも難しくなってきたので解除、装者は解散した。
雪音さん、響、翼さんは濃厚な弾幕を展開して気を逸らしてもらい俺は技の準備を始める。
俺はバックパックの中に収納しているデュランダルへとギアを接続する、それによりバイザー内にはデュランダルから供給されるエネルギーが表示されておりギアの出力そのものも上昇していく。
「あとは!」
【ごー!ごー!】
作戦というのが劇中雪音さんがやったように臨界寸前までフォニックゲインを貯めて一気に放つという物だ。だが今回はデュランダルをエネルギー源とする為に歌う必要もなく直ぐにチャージされる。供給されるエネルギーを手にある剣、天羽々斬へと流していく。これは翼さんから譲り受けた剣で本来なら装備できないはずなのだが、この体の特性上装備することができ同時に運用することも可能だった。そして…
フォニックゲインの過剰供給により剣は光り輝き形を変えていき、大型の大剣へと変化した。それは刀身に緑色の金属が装備されている。
それを前方へと構えさらに多くのフォニックゲインを流し込んでいく・・・
「フォニックゲインチャージ完了!三人とも待たせたな!」
三人が俺の前から避難するのを確認すると剣を高々と掲げた。
「何をする気だ!」
引き金を引くと刀身から高濃度のエネルギーが刀身の形を作り出し光り輝く。
「切り捨て!ごめぇえええええん!」
【我流・ライザーソード】
その刀身はフィーネのバリアを軽々と切り裂き赤き竜の首のような物を斬り落とした。それによって空いた穴へ3人が突入する、俺はそれを見届けるとふらふらと地面へ落ちていく。
【とべてない…だいじょうぶ?】
「ちょっとフォニックゲインを使いすぎた」
いくら供給源があるとはいえ一気に放出したら枯渇するに決まっている。俺は地面へ着地して修復されていく竜の中で起こっている戦いを見守る・・・数回爆発が起こったと思うと三人が吹き飛んで来た。そしてフィーネはこう話す。
「いくら限定解除されようと所詮は欠片から作られた玩具、この完全聖遺物には勝てないのだよ」
とか言ってますね・・・・まぁ、そのためにすでにデュランダルは確保済みなんですけど。
「聞いたか?」
「しかしそのためには・・・どうやって受け取ったものか…」
「?…あ、ゴーストさんの持ってるあれか!」
響がぽん!と納得したみたいだけど困ってるね…さてさて、出番ですか?
私は背中のバックパックをさらに変形させて地面に体を固定するのと同時に砲身状のレールを作り出し右肩で抱えると叫ぶ。
「響!受け取れ!」
「え!?」
【はっしゃー!】
レールからなけなしのフォニックゲインで作り出した超電磁で打ち出されるのは黄金に輝くデュランダル。
「そいつが切り札だ!勝機をこぼすな掴みとれ!」
「!」
「ちょっせぇ!」
響は超加速したデュランダルを雪音さんの協力を得てつかみ取るとフィーネに向かい構えた。それにより再度暴走しかける響であったが―――
「響ぃいいいいいいい!」
「っは!」
――――地上に出てきた小日向さんや二課のみんな、翼さん雪音さんの声に助けられ暴走を抑え制御する。
「その力!何を束ねた!!」
「響合うみんなの歌がくれた―――」
【シンフォギアだぁああああああああ!】
【Synchrogazer】
光り輝くデュランダルがガングニールと共鳴を起こしさらに光を増すとそれを赤き竜へと振り下ろした。その光景はまさに伝説に伝わる竜殺しの一撃のようだった。
その後夕日に染まる空をバックにフィーネを抱えた響が戻ってくる。
「お前、何をバカなことを…」
「このスクリューボール」
その光景に雪音さんはあきれ顔になってしまっている。俺はその光景をすこし離れたところで見ていた。
【いかなくていいの?】
「今は、ね」
響とフィーネ二人で話し合いをして和解するかと思いきや。
「私の勝ちだ!」
フィーネが何かへと鞭を伸ばし鎧が分解されながら何かを引きよせた。
「月の欠片を落とす!この身朽ち果てようとも魂は何度だって蘇る!ふはっははははははは」
フィーネの高笑いが続けるが、ゴツンと響の拳によって止められる。
「うん、そうですよね。どこかの場所、いつかの時代、私の代わりにみんなに伝えてください」
その時の響は優しい表情をしている、フィーネ自身も何か気づいたような表情を浮かべた。
「世界を一つにするのに力なんて必要ないってことを、私達は一つになれるってこと、未来に手を繋げるということ。私には伝えることができないから」
「お前、まさか…」
砕けた鎧が宙に舞いまるで花のように散る、それはまるで心変わりの心境を表しているような光景だった。
「了子さんに未来を託すためにも、私が今を守ってみせますね」
「ホントにもう、ほっとけない子なんだから。胸の歌を信じなさい」
響は決意を固め、未来を託すために今を守ると決心し。フィーネ改め了子博士は過去の呪縛から解き放たれ今を託し未来を任せろと決意を表した。そのまま砕け散るかに思えた了子博士だったが‥‥
「了子さん!?」
砕け散らずに響へと被さるように倒れてしまった。その様子に響や雪音さん達は戸惑っているようだが俺は後ろで一人ガッツポーズをとっていた。
よし、作戦成功。実は響へ渡す前にデュランダルの刀身の一部を自分のギアへと強制的に組み合わせ本体の出力を少しだけ下げ、完全聖遺物同士の対消滅が起きても比率的に鎧の方が残るように調整してフィーネが融合していても生き残れるようにした。まぁ完全に賭けではあったが成功してよかった。
自分が喜んでるのもつかの間、月の軌道計算が終わったと二課所属の男の人から報告が入る。どうやら完全に衝突コースなようで逃げる時間もないとのこと。
「ちょっと行ってくるから、生きるのを諦めないで」
響は小日向さんにそう言い残すと月へと飛び立つ、それに続き他二人も後を追いかけて飛びたった。さてさて自分も行きますか。いざ出力を上げて飛び立とうとしたその時更なる悲報が入る。
「月の欠片は1つではなく3つ落下しています!」
・・・詰んだ?
さぁーって、次は欠片を花火にしなくちゃな。
発射した体制はジムキャノンのように砲身を右手で固定して発射した感じですね。
剣のイメージ的にはGNソードⅢを思い浮かべてくれればと。わからない人はWikiを訪ねてみよう!
~どうでもいい設定~
橘響輝は実は……友達がいなかった
響輝「今は小日向さんや雪音さんがいるから平気だもん!」
ヒビキ【もん!】
クリス「じゃあ名前で呼べよ」
未来「そうそう、クリスちゃんの言う通り」
響輝「それは恥ずかしいのでご勘弁を」(≧﹏ ≦)
ヒビキ【きゃー!】(//∇//)
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落ちる月と偽物の心残り
コメントありがとうございます!
自分はガノタですのでガンダムネタをどんどん入れたくなります・・・けど、やっぱり控えめにした方が良いですよね?
それでは最終回、どぞ
宇宙空間、本来静かで暗く重力もない不思議な空間なのだが音が聞こえる。
【たった一度与えられた いのちはチャンスだから】
空高く地球から登ってくる赤い粒子を出しながら登ってくるものはまるで赤い流星。それは歌を発しながら月の欠片へと向かっていた。
【僕自身を勝ち得るため 魂の旅を進んでゆく この胸にうまれついた 生きる威力を武器に】
そしてその流星は欠片へとぶつかるとその大質量を押し返している。
【孤独だって 何度だって 強くなれ】
流星に見えるものの正体は・・・人であった。
※※※
【シンフォギアは伊達じゃ無い!!】
【よっしゃ!フォニックゲイン補給完了!出力制限解除、押し返す!】
【おしきれーーー!】
拝啓、既に炭素分解されたヒビキちゃんのお父様にお母様、お元気ですか? 私は現在月の欠片を宇宙空間で一人、押し返しているところです。
本来なら響に雪音さん翼さんが絶唱歌って破壊し、ハイ終了ってシーンの筈なんけど3人が破壊したのとは別にあれより一回り小さな欠片があと二つ地球に落下中なんだよね〜、一人でどうしろと!
今は一番近い2つ目の欠片を上へと押し返して衛星軌道のようにグルグルと地球の重力に引かれて回転する軌道まで修正している感じだ。起動計算自体はもうお馴染みのバイザーさんに頼って計算済みだから後は指示通りに押し返すだけなんだけど。
【何でMSでした事を生身でしなければいけないのだああああ!】
【わかさゆえのあやまち?なのだ!】
ヒビキちゃん、なんでそのセリフ知ってんの!?
それでなんでこの方法をとったかと言うと計算結果一番いいのは破壊又は軌道修正って出たからだ。その時映画逆襲のシャアって作品に出てた
【うぉおおおおお!まだだ! まだ終わらんよ!】
【どっこいしょー!】
スラスターをさらに変形、展開させて白い羽のような形を形成、足も扇状になっていた装甲が変形、次々と大きなスラスターが出現して推進力を底上げする。
その結果は凄まじく先ほどの三倍のスピードで地球の重力を振り切り破片を押し返す。
【よし!次だ!】
【いそがしー】
欠片の軌道修正を確認して次へと向かっている途中で通信が入る。
【ゴースト!既に欠片は大気圏に突入している状態だ、急いでくれ!】
【予定より2分早いぞ!?】
【どうやら重力による加速が予想以上に早かったようだ】
【無茶苦茶だ!】
本来なら2つ目の欠片も押し返すはずだったんだがこれでは間に合わない。何かいい方法はないかと考えるが…考えるが…すっごい危険だけど打開策あったわ。
【ヒビキちゃん】
【ん?】
ヒビキちゃんはこちらを向いて…いると思う、だって光の塊なんだもんどっち向いてるかわかんないぞ。
【かなり危ない事するぞ!】
【?】
ヒビキちゃんは何のことかわかっていないようでキョトンとしてると思う…可愛い。
とりあえずヒビキちゃんに体に入ってもらう。元は一つの
ヒビキちゃんが入った事により左腕の暴走したような部分が活性化し始める。本来ならそれによってドロっとした感情、負の感情が増幅されるはずなんだけど完全に分離した俺の魂には影響はなくギアの出力が上昇しただけでいるのだが―――
【ウガー! プリン食べたい!】
―――――ヒビキちゃんの方にはモロ影響が現れるんだよな…まぁ、影響と言っても駄々こねるぐらいだから軽くあやしてやれば済む話なんだけどね。
俺は心の中でヒビキちゃんをあやしながらバックパックの収納スペースに入った物を取り出す。
それは本来なら倍プッシュで赤き竜へ放つつもりだったライフル型のイチイバルだった。ライフル型のイチイバルへと生成機能が増幅機能へと変化したデュランダルを通して増幅した大量フォニックゲインを流し込み形を変える。ライフルは二丁に別れ分離してそれぞれの砲身が延長され左手の方のライフルは暴走の部分が侵食を始め色を変えていく。結果赤の装飾が施されたデザインとなり、右に白、左に黒の配色をしたライフルが出来上がった。
【間に合え!、グランザム…ではなくトランザム!】
俺は武装へ回すエネルギー以外を最低限にして残り全てを推進力へ回すと体は赤色の光を放ち始めスピードを増した。ライフルを両手に持ち大気圏へと突入し始めている欠片へと急ぐ。
欠片は既に大気との摩擦により赤く発光を開始しながら落下を開始している。俺はそれを追い越し欠片の下側へと潜り込むと羽を広げてバランスを取り背中から降下しながら両手のライフルを連結させ銃口を向けた。
【ターゲット、ロック。ツインバスターライフルエネルギー充填開始】
デュランダルから増幅されたエネルギーをライフルへと伝達させ始めると両腕の内臓式のスクリューのような軸回転機構が火花をあげながら回転を始める。
チャージしながら降下を続けるとバイザー中にエラーが流れ始めエネルギー充填が臨界を迎えた事や落下スピードを知らせるがまだ、まだ破壊するにはエネルギーが足りない。
【ゴースト! それ以上の降下は危険だ、すぐに離れるんだ!】
通信越しに司令殿が何か言ってるが離れるわけにはいかない、これが落ちれば少なくない被害が地上で出る事となる。そんな事を許せるはずがない!
【それはできない相談だ、司令。俺は守れなかった居場所をまた守る機会に恵まれたのだからな!】
エネルギー伝達による腕からの排熱が追い付かなくなりスクリューが熱により真っ赤に燃え始め身に付けたシンフォギアの全身にヒビが入り始める。
【そして!響達が守った未来への障害の排除は、この橘 響輝が引き受けた!!】
【我流・オーバーチャージ ツインバスターライフル】
引き金を引き溜め込んだエネルギーを前方の欠片へと解放した。
※※※
響達が月の欠片を破壊しに飛び去ったあと月の欠片が実は三つだったと知らされて恐怖で身を竦ませたが橘さんが破壊しに行くと言って飛び去ってしまった。その後一つ目は響達が破壊したのが見えたけど・・・行方がわからなくなってしまい。2つ3つ目の欠片も大気圏への降下を始めたらしい。2つ目は何とか橘さんが押し返したみたいだけど3つ目が大気圏を超え降下を開始し始めた。もう間に合わないと思ったけれど。
【そして!響達が守った未来への障害の排除は、この橘 響輝が引き受けた!!】
「死ぬつもりか!」
通信越しにで聞こえる橘さんの声は覚悟の決まった凛々しい声、それに対して弦十郎さんは叫ぶのだけど考えは変わらないようで破壊を試み続けた。
空高くでは赤く光り輝く姿が星のように写っている。その光から発射された線は月の欠片を破壊した・・・が。
【これは、死ではない!!私達が生きる為の───】
「橘さん?橘さん!返事をして!!」
ここで通信が途切れてしまう、上を見上げると赤い光が爆発してまるで花が咲いているかのように綺麗であった。
「嫌! 響に続いて橘さんまで…そんなの嫌!」
「装者すべての反応喪失・・・ゴーストの反応も消失しました、残念ですがあの状況で生き残るのは絶望的かと」
「っく、やっと寄り添ってくれたというのに…こんな別れ方は無いだろ」
「嫌────!」
その場に残ったのは私の声と弦十郎さんの後悔する声だけであった。そしてその空にはいつか響と見に行こうと約束していた流れ星が流れていた。
3週間後・・・・
天気は雨、私はお墓参りに来ていた。
あの日から時間がたち響達の捜索は打ち切られることになった。弦十郎さんによると響達は作戦行動中の行方不明から死亡扱いになると聞きました。
郊外にお墓が立てられましたが機密の関係上名前も彫られてもいません。外国政府の追求をかわすためだと説明されましたが、私にはよくわかりません。橘さんに関しては隠蔽の為に存在そのものが記録から抹消されるらしくお墓すらない状態です。弦十郎さんはその結果に腹を立てながら悔しそうにしていました。私が渡した響の写真、それが無ければだれのお墓かさえわからない寂しいお墓です。
それでも私は響達の辿った軌跡の執着へ通い続けている。
バスを降りてお墓の前に立つ、そのお墓にはあの写真と私が持ってきているお花だけがある・・・
「会いたいよ…もう会えないなんて私は嫌だよ…響、私が見たかったのは響と一緒に見る流れ星だったんだよ…」
思わず悲しく寂しい感情がこみ上げてきて涙が溢れ出してくる。私が泣いていると遠くから悲鳴が聞こえた。
こういう時響ならどうする――――
私は響がやっていたように悲鳴の元へと駆け付けた。そこには電柱にぶつかって煙を吐いている車とその外にいるドライバーの女性、そしてそれを取り囲むように出現したノイズがいた。
「こっちへ、早く!」
私は女性へ駆け寄り手を握るとノイズから逃げるために逃走を始めた。響ならあきらめない、絶対に!
息が上がってなお雨の中走り続けていると女性が転んでしまう。
「わたし、もう!」
「お願い! 諦めないで!」
転んでしまった女性を起こそうとするが周りに囲むように現れたノイズ、もうダメかと思ったその時。
「え?」
強力な風が起こりノイズはすべて吹き飛んで炭素の塊と変わってしまった。風の発生元を見ると見慣れた姿をした人たちが‥‥あぁ、あぁあああああ!
「ごめん、いろいろと機密を守らなきゃいけなくって…未来にはまたホントのことを言えなかったんだ」
私は一目散にその見たことのある姿をした人、響へと抱き着いた。よかった、生きてた!響が生きていた!
私は響のぬくもりを感じながら生きていたことに安心するのだった。けれど、橘さんは何処に・・・本当に亡くなってしまったのだろうか・・・・
※※※
小日向未来が逃げていたそのさらに後ろの方でさらに追加で現れたノイズを炭素へ変えて倒す人影があった。その人が変身を解くと黒色の変わった形のバイザーを身に着け、灰色に紫の模様と共に可愛い猫のワンポイントが付いたパーカーを羽織りその上にエプロンを身に着けた姿の女の子が1人、友との再開に喜ぶ姿を遠くから見ていた。
「小日向さん元気そうでよかった」
【あんしんした】
女の子は包帯をして固定している左手ではなく、右手で胸に手を当て、安心するかのように息を吐いた。
右腕に大きな買い物カバンを持つとゆっくりと歩んでいく。
「俺達も帰ろうか。店長も心配するし早く買い出しを終わらせないと派手にレーアさんが心配してファランさんに迷惑かけちゃう」
【うん!】
その女の子はふわふわと浮いている光と話すと響達とは反対方向の道へと歩いて行ったのだった。
おぉ、こんなところで死んでしまうとは情けない、所持金を半分失うかわりに生き返るか?
YES or NO
次回【響輝死んでる】デュエルスタンバイ!
さぁーて、次回も!さいーびす♪さーびす♪
(嘘予告です)
~追伸~
変形したバックパックの羽のデザインのモチーフはEW版ウィングガンダムゼロです。
機動戦士ガンダムWのラストのオマージュをやりたかったんや・・・
~どうでもいい設定~
Q:なんで3つ月の欠片を落としたかを答えよ
響【大きい欠けらが分裂した】×ちがいます
クリス【私たちの絶唱で対応できると思ったから】×それも違います。
翼【奏可愛い】×××確かに可愛いですけど今は関係ないです。
響輝【私に絶望を与えたかったため】×そこまで私も鬼畜じゃない。
ヒビキ【プリン!】×あとでスタッフが買ってきますのでもう少しお待ちを。
フィーネ【カデェンg×あなたに回答権はありません
正解はなんとなく逆シャーのセリフと名シーンである状況を再現したかったから、でした!
読者のみんなはわかったかな?またみてね~
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俺、偽響!
コメントありがとうございます!
前回で最終回と言ったな、あれは嘘だ。
ホントは今回が無印最終回だ!
毎日のように投稿を続けてきましたが最終回ともなるとなんだか寂しくなりますなぁ…まぁ、まだ続くんですけど。
読者のみんなは前回に隠されたガンダムのオマージュをいくつ見つけれたかな?
見つけれなかった人は頑張って見つけてみよう!
では本編をどうぞ。
響達と再会した日から1週間がたった。崩壊した学校のかわりに買い取って改修された古い学校で今は勉強をしているんだけど……最近、一緒に勉強している響の様子がおかしい。
「えっとここの音譜はすこし低めにして、ここはお腹に力を入れて肺活量を大切に‥‥ふむふむ」
本来なら今日これなかったはずなのに授業に参加してるし何時もより勉強熱心だ。それに左腕をギブスで固定しているし、そんな怪我昨日はしていなかったはずなんだけどな?
「次、立花さん!33ページに記載されている歌に込められている気持ちを答えなさい」
「はい!この歌は――――という思いが込められていると思います」
「正解」
何時もの響なら答えられない場所だってスラスラと答えていく…う~ん、どういう事だろう?
放課後、休みの時間になるたびにクラスメイトから怪我の事を心配されてそれに受け答えるのに疲れたのか疲労の表情を浮かべている‥‥
「響、大丈夫? 顔色も悪いみたいだけど…」
「うん、何とか大丈夫。へいきへっちゃらだよ」
帰り道、リディアンの場所が街の中に移った為に帰り道が短くなり色々とお店にも寄れるようになったので二人で回るのを結構楽しみにしてたんだ。けど響は真っ直ぐと帰り道を進む、いつもなら寄り道して帰るのにどうして?先に進む響を見ていると何か驚いたようなリアクションを見せた。
「あ! が、学校に忘れ物したから先に帰ってて!」
「ちょっと響っとと、鞄を渡すならもう少し優しく」
「ごめんねーーーー!」
鞄を私に投げ渡してそのまま話も聞かずに脇目も振らず走り去っていく、そんなに早く取りに行きたいんだろうか?
姿が見えなくなったぐらいだろうか、私を呼ぶ声が後ろから聞こえて来た。
「あ! おーい未来〜〜」
後ろを見てみるとそこには先ほど走り去った響が…あれ? だったらさっきの響は一体…なんだかこの状態、既視感が…まさか、橘さん!?
私はもう一人の響へ駆け寄ると橘さんの事を聞く事にした。
「響! あの一緒に戦っていた黒い人どうなった?」
「ん? ゴーストさん? ゴーストさんなら待機期間中は私達と一緒に過ごしてたけど、そのあとはわかんない」
「わかんない?」
「うん、何処に住んでるのかはわかんないだけど来週からクリスちゃんと一緒にリディアンに復学するって師匠言ってたよ」
つまり今日何で響のフリをしたのか理由が来週わかるという事…問いたださなきゃ…それに心配していたのに連絡の一つもくれないだなんて、ちょっとお話する必要があると私は思うの、うん。
私はなんやかんや友達の一人が生きてた事に嬉しく思い次会ったらよく、お話ししなきゃと思った。
※※※
学校楽しいぃぃぃいいいけど疲れたああああああああ
【がっこうたのしかったぁー!】
なんだか嫌な予感が過るが気にせずに歩きながらあの事件の後に起こったことを思い出す。ルナアタックと呼ばれるようになった事件の後、俺は前の家があのノイズ大量発生の餌食となり壊滅した事を知り絶望感を味わっていた。それを見かねた店長がなんやかんやおせっかいしてくれたり、二課の人達や装者の子達が協力してくれた結果、店長の所に住むこととなった。
3週間の待期期間は司令官、風鳴 弦十郎と今後のことについて話し合いをし、結果ゴーストとしての記録はほとんど削除され公式には存在しないこととなった。今の立場は未来さんと同じ民間の協力者という位置づけになっているが、姿形が響に瓜二つである事、使っているギアが同じガングニールである事、普段からフードを深く被りバイザーをしていた為に一部の人間しか自分のその特徴を知らないと言う事を利用して、響が学校で対応できない時や逆に装者の仕事で学校に行けない時などは俺がヘルプで請け負う事となった。何故か響本人には気づかれてない。
そのことについての店長への説明は、事情を知っているガリーさんがやってくれて、店長…キャロさんを名前で呼ぶ事を条件に許してくれた。
でも、最近、過去中学校に行けてなくって楽しいスクールライフを送ってみたかったとかなんとかをヒビキちゃんと同じぐらい壮絶な人生を送っている雪音さんに何となく話したら、どうやらその事が弦十郎司令に伝わったらしく何かしているようだったな…あの人、立場に似合わずお人好しだからな…もしかして学校に入れようとしているのか? でもそんな事したら響のヘルプには入れないんだけど。
そんな事を考えながら歩いていると見覚えのある青いカチューシャをした女性が見える。
「おーい!ガリーさーん!」
「ん? 響ちゃん?」
「おっとと、忘れてた」
バイザー付けてフード付きパーカーを羽織ると誰か分かったようだ。
「なんだ響輝か、わからなかったわよ」
「あはは、紛らわしくてすいません」
出会ったのはさっきも話した事情を知っている人、二課のカウンセラーを担当しているガリーさんだ。
二課の実行部隊の人達からは結構有名で頼めば優しく罵倒してくれてその可愛い姿も合間ってツンデレのように見える…らしい。
そのせいか非公認のファンクラブが複数あるために日夜ファンクラブ同士の抗争があり弦十郎司令達オペレーター組が苦労してるとか何とか。
聞いた話では今は罵倒ツンデレご馳走様です組と生足ストッキングはぁはぁ組が勢力を増してきて最大勢力である変態紳士連合組合が潰しにかかってるとかなんとか…実行部隊は変態さんの巣窟かな?
最近は響のあの明るさに当てられて響を応援する秘密結社も設立されたと小耳に挟んだりしたけど二課は今日も元気です、多分。
ガリーさんは手に買い物袋を持っていて帰る途中買い物したのがわかった。
「ガリーさん、今晩の夕ご飯は何ですか?」
「今晩ですか? 今回はガリーちゃん特製キーマカレーですよー」
「おぉ〜」
夕ご飯のガリーさんの担当はいつでもキャロさんに負けないぐらい美味しい。ついでに言うとレーアさんはあの派手好きから想像できないが精進料理が得意でファランさんの腕は…控えめに言って台所に立たせてはいけない。前にバイオハザードが発生して全員揃ってノックアウトしたのは嫌な思い出だ。
「響輝は…今日は響ちゃんの代わりだったの?」
「はい、だけど小日向さんに気づかれたかも…はぁ~、次に会うのが憂鬱ですね」
「なんで隠してんだって話は無しにしてあげる。どうせろくでもない理由なんだろうし」
「あはははは…言い返す言葉もありません、完膚なきまでに叩きのめされました…ッガク」
「シシシシ、それはすごいことをしました。あの影の英雄を倒すことができたんですからね」
「そ、その名前で呼ばないでくださいよ! 恥ずかしいんですから!」
夕日が輝き帰り道をどうでもいい事を話し、どうでもいいことで笑いながら歩く私達の姿を照らし出し道へと影を落とす。街灯に光がともり夜の時間帯へと移りつつある時間帯。
ノイズの被害にあったあるボロボロの建物、弁当屋チフォージュ・シャトーの中では暖かく楽しそうな雰囲気を出している会話が聞こえてくる。
「ただいま帰りました~」
「
「二人ともお帰り、さっさと手を洗ってこい」
「はーい」
「わかりました~」
「派手に帰宅!」パーン
「
「ミケも帰ったゾ!」
「うわ!、みんな一気に帰ってきたのか・・・珍しいこともあるものだな」
俺とガリーさんで夕ご飯の料理の担当してミケ先輩とファランさんレーアさんでゲームで対戦をしてレーアさんが派手に負け、それを見ていたキャロさんが大笑いする。
こんな平和な日々、転生した直後のノイズ君たちとのワルツや装者達との対立と二課の追跡、それにヒビキちゃんの厳しすぎる過去から考えると信じられないが、これが現実。
ふと思う、なんで響の姿に瓜二つで同名な人に転生させたんだろうと。まるで物語の準主人公のような経歴だし何か裏がありそうだと思うけど…あのショタ神、何も考えてなさそうだったからわからない。まぁ考えてもしかたないし、今を楽しもう。
皆で食卓を囲み騒がしくも楽しい食事が始まる。そこから見える空は綺麗な星空であった。
「響の代わりをしている今の生活を一言で表すなら・・・これ・・・かな?」
【よるがきれいだあああ】
シンフォギアの世界で偽物やってます
夜に映る無数に流れ星を見ながらカレーを食べるのであった……
って辛ぇええええええええええええ!!!
「ご、ごめんなさい!」
「地味に辛そうだ、とりあえずファランはその手に持ったスパイスをちゃぶ台へと置こう」パパーン
「ミケ水を持ってきてくれ、大至急だ!」
「了解だゾ!」
「ファランに調味料を持たせるとやっぱり何かしらトラブルが起きて面白いですね」
【からぁ~い】
「水!水ぅうううううううううううう!!!」
ガリーさん!ファランさんに香辛料を持たせないでください!主に俺が死にます。俺が戸惑っている様子も空に浮かぶ月が覗いているようだった。
※※※
「ようやく再会できるデス、今まで苦労した分いっぱい褒めてもらうデス」
「そうだね、いっぱいいっぱい褒めてもらおう。それにもうあんな辛い思いはさせないから、待ってて響輝さん、私達が守ってあげるから」
「デース」
「僕達が作り出した英雄を迎えに行きますかね…僕達が英雄となるために」
「なぜ、なぜこのような事になってしまったのでしょうか…」
響輝が幸せに過ごしている一方、どこかの研究所では爆発事故が起こっていたとかなんとか。
「待っててね響輝、今迎えに行くから」
偽物の正義が残した足跡を辿る者たちの姿を欠けた月が明るく照らしていた。
無印は装者達との出会いと未来は一つでは無いと知る物語。
フラグや伏線などもいろんな場所に散りばめたのでこの種がどう芽吹くかは読者達が見届けて欲しい。
さてさて続編のGはどんな物語かな?
~どうでもいい設定~
響輝は実はこの後…喉が痛くてガラガラ声となった。
ミケ「水だゾ」
響輝「あ、ありがとうございます‥‥んんんんっぷはぁ~。ファランさんこれから気よつけてくださいね」(ガラガラ声)
ファラン「ご、ごめんなさい。物足りなそうだったから気を利かせて入れたのだけど‥」
キャロ「いくら何でも量が多すぎだ」
ガリー「まさか一瓶いれるだなんてガリーさんも予想外だぞ☆」
レーア「地味に入れていたから私も気づかなかった」パーン
キャロ「地味と報告する時も派手に演出するんだな…」
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絶唱したくないシンフォギア!
コメントありがとうございます!
やっぱりね、章が終わったら最後には絶唱しないシリーズを投稿しなきゃ(使命感)
今回はなんか難しそうなことが書いてありますがへー、この世界ではそうなんだー(脳死)
程度にマジレスせずに考えてくれればと思います。正直カフェインを決めてない脳では難しすぎたんや・・・
これは待機期間の三週間の間に起きた物語の一部である。
「ゴーストさーーーん!顔はこの際見ませんから本名だけでも教えてくださーーーーい!!」
「いーーーーやーーーーーーじゃーーーーー!!誰が教えるもんか、この好きなものご飯&ご飯!」
【おいかけっこだー】
誰か!誰かこの推しであるバカを止めてくれーーー!(涙目)
現在仮説本部内の訓練場にて響に追いかけ回されている偽響こと橘 響輝です。
なぜこのような事になったかと言うと少し前まで遡る必要があります。
破片の爆発から奇跡的に生き残り、仰向けでカディンギル跡地の近くに存在する港で浮かんでいた所を発見された俺は体に異常はないかを調べる為に一週間半程度検査入院をしていた。その結果だが何故か問題無しと出た。話によると前に検査した時は過去に使われたと思われる薬品の副作用による内臓機関の不全や身体を無理矢理強化する為の手術の後遺症などなどあったらしいのだがそれが傷痕などは残っているので綺麗とは言い難いが無くなっていたらしい。ってか身体強化のための手術ってこの世界強化人間を生み出せる技術が出来上がってんのかよ。流石は近未来、怖すぎる。
唯一の怪我はあの時折れた左腕ぐらいだったので担当したお医者さんには大変驚かれた。
「前に見た時はあれだけの大怪我を負っていたのに…君の治癒能力はすばらしい。この骨折だって2〜3ヶ月かかる傷のはずだが既にほとんど治りかけている、これは奇跡だ!」
「確かにすごいですね〜怪我してもすぐに治るだなんてまるで魔法みたいだ〜」
「その通りだとも!」
まぁ、その後何故か口説かれたが。アダムス医師、あなたいい大人でしょ? 何で高校生口説いてんの。だから入院中仲良くなったサンジェルマン女医やニューハーフのカリオストロ看護師、ブレラーティ薬剤師にセクハラで訴えられるんだよ。同じ病室にいて同じように口説かれていたテイキンちゃんが心配だなぁ…あの3人がいれば大丈夫だとは思うがアダムス医師、顔と声だけは良いからな…ファッショセンスは最悪だったけど。
それでも俺が元男でなければ惚れてた自信がある程にはカッコ良かったなぁ〜。
話が逸れたがそんなこんな事がありつつ退院してあの5人と連絡先を交換して別れを告げお世話になった病院を後にした直後であろうか、黒服の男達に囲まれて黒い車へとドナドナされた。
この時めちゃくちゃ頑丈な手錠と視界を隠す頭陀袋を付けさせられてわかったね、二課もとい政府からのお迎えだって。仕方ないね、あれだけの事に関わったんだ流石にもう逃げ切れるとは思ってはいないし元完全聖遺物であるデュランダルの一部は俺のギアに組み込まれてしまっているしギア状態のイチイバル、アメノハバキリの破片も組み込まれちゃっていて特殊すぎるギアになっちゃってるから正直捕まえない理由が見当たらないんだよな。俺は特に抵抗もなく連行されて行った。だって最大の問題であるフィーネは生きてはいるが、あの最後の言葉を聞く限り改心したみたいだからある意味は安心できるけど…怖いなぁ。
そのまま暗い部屋へと連れて頭陀袋を外されるんだけど…いや、本当に暗いな。フードを深く被り直しバイザーを着けるが…くそぉ、取り上げられなかったけどバイザーの電源、入らなくされてるんだよな。
【う〜ら〜め〜し〜や〜】
光の球である響輝ちゃんが出てくるのだが俺は即体の中へと戻す。人魂みたいに現状なってるヒビキちゃんがやると洒落にならないからやめようね、普通に怖いから。
ヒビキちゃんのおふざけに本気でビビリながらじっとしているともう一つの入り口だろうか、光がさし誰が入ってきた。
「ん? まさかそこにいるのは響輝か!?」
なぬ! その声は我が友人雪音さんではないか!?俺は声のする方向へ走ると手錠で怪我をさせないように飛びつくように抱きついた。
「クリスちゃーーーーん!」
「げ!?バカの方だったのか!?」
その様子に響と間違うようだけど…仕方ないかバイザー上にあげて素顔晒してるし。なら響と同じように自己紹介して気づかせますか!
それにしても雪音さん、いいお胸をお持ちで…ごちそうさまでした。
頭の中で大きな二つの果実を拝みながら一旦離れ息を大きく吸い込んだ。出来るだけ似せなきゃね。
「橘 響輝15歳! 身長は分からなくて好きな物はお弁当屋チフォージュ・シャトーの期間限定発売、奇跡の思い出弁当と30億の絶唱弁当! 体重は測ってないから今度測って教える! 最近の思い出は地球が青く大きく偉大である事を成層圏を降下中に気づいたことかな、あえて追加して言うならクソ熱かった!」
雪音さんはこちらを信じられないような表情を浮かべてやがてその瞳から涙を流しながら怒りのような嬉しさのような感情の混ざった表情を浮かべる。
「響輝ッ! 聞いたぞあたしたちが破壊した欠片と同じぐらいの物を二個も防いだとか無茶しやがって、それに連絡もよこさず今まで何してたんだ! それにクソ熱かったってその左腕もその時の傷か!」
雪音さんは流れた涙を拭きさらに出そうになっている涙により涙目になりながら俺を叱る。叱られるのは久しぶりだなぁ〜愛されてるなぁ〜
「ごめんごめん雪音さん、あの時は時間がなかったもので俺しか対応できなかったんだ」
「だからってよ…そんな怪我まで負ってよ…」
「この傷は別件だから、うん別件だから」
気づいたら負ってた傷だし、別件よ別件。
雪音さんをなだめていると雪音さんが入ってきた扉とは別の扉が開いて光が差してくる。雪音さんの手を引き扉の奥へと進むと―――――
「二人共ようこそ特異災害対策機動部二課へ!」
複数の破裂音と共に紙吹雪などが頭の上からひらひらと舞い落ちてくる。
「へ?」
「?…あ、そういう事か」
そのインパクトに上げていたバイザーが下がり、涙目だった雪音さんが正気に戻って何か思い出したかのような表情を見せる。数多くの混乱を他所に数人いる人の中から赤い上着を着た男の人が‥‥風鳴 弦十郎が歩んできた。
「実は二人を二課で引き取る事が決定してね、今日はその歓迎会ってわけだ」
「響輝が生きてる事に夢中で今回の歓迎会の事忘れてた…すまん。それに私の歓迎会だと思っていたから‥‥」
「いいよいいよ別に。それにしても…へー引き取る事を決定ね…本人の了承なしに決定したことはこの際気にしないとして二人共って事は俺も装者として組み込まれるのかな?」
少しばっかり不信感を隠せないのは仕方のない事だと思う、うん。だってここまでがっちりとした拘束を施して連れて来られたんだから‥‥なんか響の二課への歓迎会に近いものを感じるわ~
少しばかり遠い目をしていると説明をしてくれる。
「いいや君は装者としてではなく民間の協力者という形になるがな」
「ふーん…このガングニール…というには変質すぎたギアは使わないのか?」
私は胸のギアを取り出す、そのペンダントは完全に赤一色ではなく青色や濃い紅色、金色の輝きが所々混じっている。それを見せていると後ろから声がかかる。
「それについては私が説明してあげる」
弦十郎の後ろから白衣を着た女性が‥‥ってフィーネ!?
過去敵対してちょっと警戒していた金髪の女性が現れた為についつい身構えてしまったが横にいた雪音さんから止められる。
「やめとけ、こいつはフィーネであってフィーネじゃない」
「どういうこと?」
「実はね…」
本人から説明を聞くとどうやら自分がやったことが原因らしい。
融合したネフシュタンの鎧が一部残っているせいで大部分の鎧と一緒にフィーネとしての人格は消滅したけれど塗りつぶされたはずの櫻井了子としての人格が蘇り記憶の一部を引き継いで生存してるとかなんとか。
……だから瞳の色が紫なのかな? 引き継いだと言ってもシンフォギアに関することの一部のみで自分がやってきたことや俺の過去は何も覚えてないとのこと。
「そう言うわけで私は一言で言っちゃうとフィーネの抜け殻ってことよ、警戒しなくても私は何もしないわ」
「な、なるほど。それでなんで装者として組み込まれないんですか?」
「それはあなたの記録、正確にはゴーストとしての活動記録が抹消されることが決定してるからなよ。はい外れたわよ」
【しゃばのくうきはさいこうだぜー】
ヒビキちゃん病室で見てた映画、【世界一の極寒から脱出せよ。大脱獄ロシア編】よく見てたからって今言うセリフじゃないと思うよ。
フィーネ―――ではなく了子博士は付いていた手錠を外し俺はその跡をさすりながら疑問に思う。抹消? どゆこと?
「まぁ、抹消って言っても名義変更のようなものね。元諜報機関だった人間が多くいる二課が逃がしたフリーの装者がいただなんてここを潰したい人たちからしたら絶好のネタよ。だからそれを隠すためにゴーストの記録はすべて双子のようにそっくりである響ちゃんの戦績に組み込まれるわ。だからそれによってゴーストと言う名義も含めての記録は抹消されるの」
「政治的理由ですか…」
「そうよ、ただでさえ今の防衛大臣は親米派で欧米の意見が通りやすくなっているんだから。それで響ちゃん以上のイレギュラーな装者であるあなたの事を知られると色々と不味いのよ」
「へーそれで真っ白になった自分を民間の協力者として引き取ると…まぁ、貴重なレアケースである俺はギリギリとはいえ適合者でもあるから仲間にしない理由もないか」
了子博士から説明を聞いて納得していると騒がしい声が聞こえてくる。
「あ!そのフード姿、ゴーストさんだ!!!」
「こら、立花」
後ろを向こうとしたがふわっと背中に柔らかく暖かい重みがのしかかった……流石俺の推しだぜ、良いものをもってやがる。
「重いぞ」
「お、重くないもん!」
「このバカ!早く離れろ」
「立花、今日はこの二人の歓迎会なんだぞ。その主役に迷惑をかけるとは何事だ」
「うぅ・・・・」
ゆっくりと俺から離れていく響・・・・そうか二課ってことはこの二人がいてもおかしくはないのか。
その後なんやかんや響と翼さん、雪音さんの会話を近くにあったオレンジジュースを飲みながら聞いていると改めて自己紹介することとなった。
「改めて!立花 響15歳です!」
「初対面の時は剣を向けてすまなかった、風鳴 翼だ」
「えっと…雪音 クリスだ。よろしく」
三人の自己紹介が終わり次は自分なのだが‥‥直感的にめんどくさい事、何かヤバい事となると悟った俺は―――
「ご存じの通りゴーストだ。よろしく頼む」
―――あの名前を使うことにした。
それに対して雪音さんはなんだか納得顔になり翼さんは「ゴーストが本名だったのか?」などとポンコツを発揮して二人に関しては問題なかったのだが。
「なんで名前を教えてくれないんですか!!」
俺の推しである響が騒ぎ出した。
いや、今だって若干声色を変化させて喋ってるからいいものを君とほとんど一緒ってぐらいにはそっくりで名前も読み方的には同姓同名なんだから混乱するだろうからな。
その後も何度も名前を聞いてくる響だったが…すげぇしつこーい! 性格知ってて覚悟はしてたけどここまでしつこいものなのか???
ついには俺は我慢できなくなって会場を走りだすんだが…
「教えてくださいよ、ゴーストさーーーん!!」
やっぱり追いかけてくる、その後ろにはあきれ顔の雪音さんに本当にゴーストと言う名前は本名なのか? と考え続けている翼さん、大笑いしながらそれを見送る司令その他大勢・・・・いや、弦十郎司令止めてくれよ!
そして逃げ続け今の状況に至る。
「もう逃げられませんよ~ゴーストさん」
「っく、ここまでか」
正直フィーネとの戦いもここまで追い詰められてた事はなかったが…まだだ!
「まだ終わらんぞ!」
響へと突撃して。
「ちょっせぇ!!!」
「えぇ!?」
響の上を宙返りで飛び越し真っすぐに走って―――
「助けて雪音さーーーーん!」
「えぇ!?」
俺は雪音さんに泣きつくのであった。
その後ちゃんと雪音さんの協力もあって響を説得でき、翼さんの誤解も解いた。普通本名がゴーストってありえないでしょう。
はえ~、マジ今回書くの疲れたー・・・・XDやろ。
まだリリカルコラボの翼の育成終わってないからやらなきゃ・・・
~どうでもよくない設定~
響輝のギアに組み込まれている試作品のダイレクトフィードバックシステムは実は…根本的に変化して別物と化していた。
名称:仮称・Z.E.R.O.System 【試作ダイレクトフィードバックシステム】
本来なら装者の脳に「情報」を画として直接映写する機能の試作品だったものがガノタの心境により影響されたXDモードによって変化したもの。
元の性能から試作品ギアの拡張能力を利用して超高度な情報分析を可能とする機能を作り出し状況予測を行い、毎秒毎瞬無数に計測される予測結果を複数割り出し統合して装者の装備するバイザーへと提示するシステムとなった。
戦闘時も予測結果から割り出した結果を装者の動きをアシストする形で脳の発する信号へと介入して補正を行う。
一見チートに見えるがアシストが入るとギアの要求するフォニックゲインが跳ね上がるために実質DXモード時にしか使えない為に完全に参謀のような立場に収まっている。
愛称はバイザーさん。
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戦姫絶唱シンフォギアG
偽物の代理人!
今から戦姫絶唱シンフォギアG編のスタートです!
今回の章では響達装者とオリ主である響輝はどんな活躍を見せてくれるのでしょうか!
乞うご期待!
それとドルフロの自分と同じぐらいの時期に更新を始めた面白い小説を発見したので勝手にライバル意識高めで投稿頑張ります。
では本編どぞ!
「つまり響の代理で来たって事?」
「はい…その通りでございます小日向さん」
「ふむ~…装者としてのお仕事が忙しいのはわかるけど。む~」
膝が・・・痛い・・・助けて・・・
どうも初めましてもしくはこんばんわ、俺の名前は
不運な事からシンフォギアで推しであり物語の主人公である立花 響によく似ている子に転生してしまいそしてなんやかんや装者達との衝突もありながら無印のルナアタックと呼ばれる事件を乗り越え今に至るって訳だ。
そして現在今大人気を越して頂点と化しているアーティスト、マリア・カデンツァヴナ・イヴと我らがSAKIMORIである風鳴 翼さんのコラボライブに来ていた。そして今回は小日向さん達リディアン組のみんなと合流するはずだった響の代理で来た俺ですが……小日向さんにバレてみんなに見えないように正座してます。
最初はバレてなかったんですけど―――――
「みんなお待たせ~」
「あ‼ ビッキーやっと来た~」
「立花さん遅かったですね」
「えへへ、ごめんごめん。ちょっと渋滞しちゃってて遅れちゃった」
「遅いと思ったらそんな理由が、だけどアニメでは主人公が遅れてくるって言うし響は主人公だったとか?」
「それはないない、私が主人公だったらストーリーが崩壊しちゃうよ~」
俺が会場に到着すると既にみんなは到着していて楽しみを抑えきれない様子だった。まぁ俺も予定さえなければ翼さんからもらったチケットを使ってキャロさん達と来てたんだけどな…行けないといった時のキャロさんの顔悲しそうだったな‥‥帰るときにお土産としてシュークリームでも買っていこうかな…
既に家族と言えるぐらいには仲の良くなった人のことを考えていると小日向さんからとんでもない発言が飛び込んでくる。
「そういえば響、今日はあの日だったよね」
「あの日? あぁ~あの日だったよね」
あの日ってなに!? 代理に入る前に調査班から報告もされていないイレギュラー、正直言うとヤバすぎる。普段から何の日だとかはあまりにもプライベートに関すること以外では調査してもらってるが…わ、分かんね!
「あの日なのに体調は大丈夫?」
「う、うん大丈夫、へいきへっちゃらだよ」
体調…あの日…わかった、生理の日か! 生理だとかプライベートすぎてわかんねーよ! 自分の体の周期だって把握できてないのに他人の周期なんてわかるはずがない!
ってか小日向さんって響の生理周期把握してるのかよ、流石オカン。
「そう…」
「ん?」
小日向さんはそういうと耳のそばに近づいてそれで・・・・
「なんで橘さんがまた響のフリをしているのかな?」
「!?」
正直この時驚きよりも恐怖が大きかったですね、うん。
後から聞いた話だけど響の生理はまだ先でカマかけたらしい・・・やっぱり知ってるのね響の周期。
その後理由を付けて俺を連れ出し正座させられているわけです・・・はい。
「それで今響はどこなの?」
「えっと‥‥」
腕時計を確認して・・・この時間ならそうだな・・・
「作戦が順調なら恐らく岩国の米軍基地からこちらへ移動中だと思います、はい」
「岩国…山口県…また遠い場所にいってきたんだね…」
なんとなく遠い目をする小日向さん・・・あれかな?一人で行って来たと思って心配してるんだろうか?
「雪音さんも一緒なので心配は無用だと思いますよ」
そう俺が言うときょとんとこちらを見てくすくすっと笑い出した・・・・なんで笑われたんだ?
疑問に思っているともうすぐ始まるようで照明が落とされ安藤さんが呼びに来た。
「まぁ、響も見てるって事だろうし仕方ないか。行こ、橘さん」
「は、はい」
小日向さんはそういうと元の席へ戻るんだけど・・・・足がしびれて動けぬ・・・・・詰んだ。
俺は長時間正座していたことによる足のしびれで動けないのであった。
【つんつんしてもいい?】
ダメ、絶対にやっちゃだめだからね!
※※※
「それにしてもあのウェル博士って言ったか、変な奴だったな」
「うん、いきなり変な事言ってくるんだもんビックリしちゃったよ」
私とクリスちゃんそして一緒に来ていた友里さんと今、ソロモンの杖の護送任務を終えてヘリコプターに乗って翼さんのステージへ急いでいるところ。
護送任務も無事では終わらずにウェル博士と杖自体も行方不明になっちゃったけどその件は師匠達に任せてあるか大丈夫!
でも気になることが一つだけあるんだよね。ウェル博士は私達と別れ際変な事を言ってたんだ。
「英雄はすでに作られてますから後はそれを回収するだけです」
ってこっちを見ながら言うものだから怖くってクリスちゃんの後ろに隠れちゃったんだよね…ほんとに変な人だったな。
クリスちゃんもウェル博士に苦手意識を持っちゃったみたいで同意してくれる、なんだか不気味だったもんね。特にあの顔怖かったもんな…でもなんだろ、多分ゴーストさんや翼さんに見せたら顔芸って言って笑いそうな予感がする。
私はありそうな予感をぬぐえず多分微妙な顔をしてたと思う。それに対してクリスちゃんは何か言おうとしたと思うけど友里さんの報告で事態は急変してしまった。
「なんですって!?会場にノイズが現れた!?」
「えぇ!?」
「また操られたノイズか!」
翼さんが現在ライブをしている会場にノイズが現れたらしい、大変だ! 未来達が危ない!
私は早くみんなの元へと駆け付けたい心情を胸にしまい友里さんから詳しい話を聞くのであった。
※※※
ノイズに占領されて現在大ピンチでヤンス
不死鳥のフランメを二人で歌った後舞台挨拶を終わらせ翼さんと今回限りのコンビを組んだマリア・カデンツァヴナ・イヴの発言が終わった…のだが。
「キャー!」
「ノイズだぁ!」
「死にたくない!死にたくない!」
突如としてノイズの集団がライブ会場へと出現した。そのことにより会場に集まっていた観客たちはノイズへの恐怖によりパニックに襲われるんだけど―――
「うろたえるな!」
マリア・カデンツァヴナ・イヴ・・・では長いな、マリアはそう言って観客たちを一旦ではあるが落ち着かせた。
「あ、アニメじゃないのよ…!?」
「なんでここにノイズが!?」
「ノイズ…」
響の学友達や小日向さんも驚きを隠せない様子でした‥‥俺はどうしてたかって?
「橘さんこれはどういう・・・あれ? いない」
みんながノイズに夢中のうちにこっそりと観客席から抜け出して走りながら仮設本部と連絡を取ってたよ!
すぐさまバックの中にしまってあったバイザーを身に着け電源を入れると本部へと通信を繋げる。
「こちらフェイク、状況の説明を!」
あ、それとコードネームもゴーストと言う名は使えなくなったから響の偽物っていう意味でフェイクって名前に変更となった。通信機越しじゃ名字でも立花と混同しちゃうから、でも響達自分の本名を知らない人からはゴーストと未だに呼ばれるんだよな・・・どうしてだろう?
それからしばらく…と言っても数秒程度だが通信が繋がり男性オペレーターの藤尭 朔也、通称フジさんが出てくれた。
【こちら本部、知っての通りクイーンズ・オブ・ミュージックの会場内にてノイズの出現を感知。目下情報収集の真っ最中、そちらの状況は?】
「現在会場内のカメラをすべて停止させるためにコントロールルームに向かっています」
非常用の螺旋階段を三段飛びぐらいの感覚で登って行く。まだ騒ぎ声などは聞こえるがやっぱり最初と比べると静かだ。
【カメラ?…そうか!】
「カメラの目があったら世界中に秘匿しているシンフォギア装者の情報が流れてしまうわけですから、そんなわけにはいかないですし翼さんのアーティスト生命が同時に断たれますからね」
【了解、一応緒川さんも向かわってなんだって!?】
突然の驚き声により俺は足を止めてしまう、いきなりどうしたんだ?
「どうした!?」
【…新たなアウフヴァッヘン波形の反応を検知したんだが‥‥】
「マリア・カデンツァヴナ・イヴが装者だったですか?だったら別組織が関与した可能性を――」
なぜそこで溜める、そんなシリアスな雰囲気を出されるとヤバい事でも起きたかと思って―――
【・・・聖遺物ガングニールの波形と一致したんだ】
――――しまうだろうが・・・まぁ、うん知ってたけどとりあえず。
「ガングニール・・・だと!?」
司令の真似をして驚いてみる。だって最近起こった無印イベントのおかげでかなり薄まってるけど原作は一応覚えてるからな・・・だからこそカメラを早く停止させるべく走ってるんだけど。
「とりあえずカメラの停止させた後に俺も戦線へと向かうのでバックアップよろしくお願いします!」
【そのことなんだが…】
再度駆け出しながら下りの階段を手すりでショートカットしながら通信機から聞こえる司令の何か言いづらそうな雰囲気を感じ取るが…どうしたのかな?
【現在移動中だった響くん、クリスくん両装者が合流する予定なので…】
あっ察し。響が来るってことは俺表舞台に出られないじゃん。
一応公式の記録では日本にいる装者は三人となっている為に俺の装者としての側面は秘匿されてる。だからそれがバレると色々と面倒なのだ、まぁ逆に言えばバレなきゃいいだけの話だから遠距離から援護ぐらいはするけど。
「了解、見つからないように援護射撃ぐらいにとどめておきますよ」
【すまない、本来なら君にも枷なんて気にせずに戦ってほしいんだが…】
「こそこそするのには慣れてるので大丈夫、響で言うところのへいきへっちゃらです」
通信を切りコントロールルームへ急ぐが・・・この階段を上らなきゃいけないのか?
目の前にはビル10階建てぐらいはあるんじゃないかと錯覚するぐらい長い長い螺旋階段が立ちはだかっていた……明日は筋肉痛で死ぬな(確信)
【かいだんできょうそうだ!】
無理!自分には無理だから!そんなに早く階段上れないから!
祝!小日向さんからの正座説教から一話目が始まる。
なーんで説教から話が始まってるんですかね、これが分からない。
それと簡単なプロット組んだ結果なんですがG編では一部っというか結構オリジナル要素がストーリーに組み込まれる予定なのでそこらへんが苦手な人は読まない方が・・・って、ここまで読んできたオーディエンス諸君はそれも承知で読んでるはずなので大丈夫でしょう、多分。
~どうでもいい設定G~
風鳴翼は実は・・・・料理を教わっていたのだった・・・
響「ゴーストさん!クリスちゃん!ごはん行きましょうごはん!」
クリス「ご飯だぁ?・・・確かに夕飯はまだだが、うん~」
響輝「響と食べに行くと見てるだけでお腹いっぱいなるからな…」
翼「夕飯か?」ニョキ
響輝「うぉ!?この防人どっから沸いてきた!」
クリス「気配もなく近づいて来るなよ…ビックリするじゃねぇか!」
翼「それはすまないことをした…それで夕飯なら私の料理を食べてみてはくれないか? 最近緒川さんに教わってな、結構な自信があるんだ」
響「わーい!翼さんの手料理たっのしみだー!」
響輝「・・・なんだかすっごく嫌な予感がするんだが気のせいだよな?」
クリス「き、奇遇だなあたしも嫌な予感が過っていたところだ」
みんなで翼さんの部屋へと食べに行ったのだが‥‥その後3人の姿を見た者はいなかった。
了子「最近胃薬の消耗が激しいわね…どうしてかしら?」
緒川「翼さん‥‥なぜそこで砂糖と片栗粉を間違えるんですか‥‥」ッガク
了子「あらやだ、緒川さん寝かせていることすっかり忘れてたわ」
この後医務室に3人追加されたとかなんとか・・・真相はカディンギルにぶっ飛ばされて成層圏で燃え尽きたので定かではない。
翼「しまった! また塩と砂糖を間違えて入れてしまった…」
…定かではない。
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3人の装者が現れた!
コメントありがとうございました!
いやーG編見ながら書いてたら楽しくなってきちゃいまして何時もより1300文字ほど多くなっちゃいました。そして自分の一番好きな曲を書いてたってのもありますね。
そういえば今日は失敗せずにアイスコーヒーを作ることに成功しました!
今度はGXに出て来たビーフストロガノフに挑戦してみたいと思います!
【それでは前回までのシンフォギア!】
橘響輝は同じ装者で瓜二つの顔をしている立花響の代理として小日向未来とその学友たちを共に悲しませるわけにはいかないとSAKIMORIである風鳴翼のステージを見に来ていた。
しかし途中、今夜限りのコンビ相手、マリア・カデンツァヴナ・イヴがノイズを出現させてしまいライブは無茶苦茶になってしまう。響輝はこの緊急事態を打開すべく本部と連絡を取りながら疾走するのだが‥‥
ここから先は本編をどうぞ。
本編どぞ。
「私が王道を引き、私達が住まう楽土だ。素晴らしいとは思わないか?」
ステージの表舞台、私の目の前にはシンフォギアへと身を包み自分たちは武装組織フィーネだと宣言したマリアが佇んでいた。
ノイズを操れることを理由に24時間以内の国土割譲を要求してきた…だが、24時間以内だなんて現実味が無さすぎる。
「何を意図しての語りか知らぬが…」
「私が語りだと?」
「そうだ、シンフォギアは貴様の様な輩に纏える物ではないと覚えろ!」
私はギアを纏う為に聖唱を紡ごうとするが‥‥
【待ってください翼さん!】
耳に身に着けていたインコムから緒川さんの声が聞こえて来た。
【今動けば風鳴翼がシンフォギア装者だと全世界に知られてしまいます】
「でも、この状況で…」
【風鳴翼の歌は―――】
「!」
インコムから聞こえたその声は普段の緒川さんらしくない感情のこもったものだった。
【―――戦いの歌だけではありません、傷ついた人を癒し勇気付ける歌でもあるのです。それに…】
【俺が動いている】
インコムから聞こえてきたもう一つの女性としては少しばかり低いトーンの声…
「ゴーストか」
【そうだ、ちょうど響の代わりとして会場に来ていたんだが…とんでもないことになったな】
【現在、フェイクがテレビ中継をコントロールしている場所へと向かっているのでもう少し待っててください】
その報告に安心するがこの観客はどうするべきか…
「確かめたらどう、私が言ったことが騙りなのかどうか」
「…」
一触即発の空気が流れるがそれを崩したのはマリア自身だった。
「なら、会場のオーディエンス諸君を開放する!」
「なに!?」
まさか!自分からこの有利な状況を捨てるというのか!
「ノイズに手出しはさせない、速やかにお引き取り願おうか!」
「…何が狙いだ」
「ッフ」
マリアは私の問いに鼻で笑う程度で返しその勝ち誇った表情を崩さない。
「このステージの主役は私、人質なんて私の趣味に合わない。それにこうしないと現れない可能性だってあり得るのよ」
シンフォギアに搭載されている通信を使っているのだろう、小声で何か言っているようだが私には聞こえなかった。くそ、こうなるなら緒川さんが何故かライブ前に持っていた小さい音でも拾える機械を借りておけばよかった…しかしなぜそんな物を所持していたんだろう? ファンから私を守るためだと言っていたが謎だ。
その後観客は避難して残るは私とマリア、ノイズのみ。
ただ、どうしても気になることがあるそれは―――
「なぜお前がその黒いガングニールを纏っている!」
マリアが纏っているシンフォギアは目を疑うようだがガングニール、それもゴーストと同じ黒いガングニールだった。
「これは元々家族の使っていた物でね、今はこうして私が使わせてもらってるのよ」
「マリア…貴様は一体…」
マリアはそう言うと手に持っていた剣の形をしたマイクをこちらへと向ける。
「観客は皆退避した、これで怪我人が出る心配もない。それでも私と戦え無いというのならそれはあなたの保身の為」
「っく、カメラさえなければ・・・」
私達がにらみ合いを続けているとインコムから通信が入る。
【コントロールルームでは時間がかかりすぎると考え発電室に到着した】
ゴーストの声だ、これでカメラが止められたならば私はギアを纏える。胸のギアを握りしめマリアの動きを観察して隙を伺うが今聖唱を紡ぐのは難しい。
【カメラを遮断する為にブレイカーを落とす。その結果照明も落ちるから予備電へ切り替わる前にギアを纏ってくれ…その後コンビネーション・プランc43を行う】
「了解」
【それだと照明と一緒にカメラが再起動するんじゃ…】
【緒川さん…アシストよろしく!】
【無茶ぶりが過ぎますよ・・・まぁやりますけど】
あきれ返った緒川さんの声でついつい頬が緩むのを自覚するがもうすぐ戦いが始まる…気を引き締めなければ。
「あなたはその程度の覚悟しか出来てないのかしら?」
【カウント、3・2・1】
マリアがマイクで斬りかかろうとこちらへ飛ぶが―――
【今!】
「なに!?」
照明がすべて落とされステージは暗闇に包まれた。私は胸の歌に従い聖唱を紡ぐ。
暗闇の中、ギアがペンダント状から私が作り出したフォニックゲインに反応して再構築され鎧を形成していく。
照明が明るく再度照らし出されるとマリアがこちらを驚くような表情で見ていた。
※※※
夜のお空は気持ちいなぁ(小並感)
【ふぅ~、ギリギリ間に合いましたよ…今度からこんな無茶ぶりをするときは事前に言っててもらわないと困ります】
「すいません、すいません、照明を落とさないとこっちも飛び立つ時に目立っちゃいますのでね。仕方ない事です」
【確かにそうなんですけど…】
「それじゃもうすぐポイントなので切りますね」
俺は通信を切り近くなってくる欠けた月を見る。現在俺はライブ会場の発電機をぶっ壊して上空へと飛んでいる最中だ。
何故そんなことができるかと言うとXDモードとなった結果ギアその物の形状が変化して飛行能力が追加されたからだ。
上半身のデザインは変わらないもののオレンジだった場所が灰色へと左半身を中心に一部変化して左腕は完全に真っ黒の色へと変化している。背中にはウェポンベイとフォニックゲインを供給するためにエネルギー増幅装置としてデュランダルを内蔵した大型のスラスターを背負っている。そしてスカート部分、特に腰の部分にもスラスターが追加された。横の部分のアーマーはXDモード時に使用していた物の簡易版が取り付けられていて小型端末、ファングも6機から4機に減らされサーベル機能はオミットされたが代わりにリアルタイムに
そして最大の特徴が任意でアウフヴァッヘン波形の反応を遮断することが可能な事だ。結果ステルス性能に優れているがその代わり他の装者が纏うギアよりも防御力が低く一応は了子博士に調整はしてもらってるもののバイザーさんの情報処理能力が無ければまともに運用できない欠陥品となってしまった。
「狙撃ポイント到着! ノイズはこちらに任せてそのガングニール装者に集中してくださいな」
【助かる、正直私も他にかまっていられるほど甘い相手ではないと思っていたところだ】
なんで空中に向かったかと言うとコンビネーション・プランc43が関係している。これは俺が見つからないように援護するためのプランで民間人がいない事を前提に俺が雑魚掃除を翼さんなど正規の装者が大物を狩る事とを目的としたものだ。まぁ空中っと言ってもほとんど成層圏ギリギリのところなんだけど。
体をすべてのスラスターでホバリングさせて体制を安定させるとウェポンコンテナから武器を取り出す。
「しっかし、ツインバスターライフルになるだなんて誰が予想できたよ」
取り出したのは月の欠片の破壊でも使ったイチイバルのアームドギアが変化した白黒のツインバスターライフル。威力はXD時の7割まで下がっているがそれでも十分強力だ。
【“I'll be I'll be” Repeat once more Choice your story 構えろ】
歌を歌うことによりフォニックゲインが発生してデュランダルを通りそれを増幅、腕からライフルへと伝達される。
【この世界はちょっと前から 二つのpieceを並べたてて 比べたがるらしい 憧れは嫉妬になり 正義は悪で 強ささえも弱さに置き換える】
腕の内臓式のスクリュー状の軸回転機構が火花をあげながら回転を始め冷却を開始、それによって白い煙がもくもくと両腕から排出されていく。
【はいそうですか 勝手にしといて吐き捨てるのがやっと 幕は上がってるよ】
それを会場のノイズ達へ向けるとバイザーにロックオンの知らせが入りエネルギーを充填していき。ターゲットロック、ツインバスターライフル発射。
【撃ち抜けよ運命!】
【我流・ツインバスターライフル】
そのロックオンに従いビームを発射してノイズを倒す為に会場の観客席ごと地面を抉っていった。
【High thrill High risk Heartless game 甘えた 泣きたい、逃げたい、失いたくない 通じないんだって!】
その威力は絶大で数多くいたノイズを一撃で半分近くも葬り去った。
【弾き出せ運命 誰も真似ができないアクションで 後悔したくない、君を守りたい 思いつくままでいい】
取り逃がした個体も会場で情報収集させている4機のファングで確実に炭素へと変えていく。
【台無しになっちゃう前に―――】
爆風が立ち込め辺りを隠し、翼さんが払った剣の風圧により晴れると。
【―――Choice your story 構えろ】
―――――後に残ったのは無残に抉れた観客席跡と元ノイズである炭素の塊だけであった。
「殲滅完了っと…そっちに援護はいるか?」
【助太刀無用!】
おうおう、翼さん燃えちゃってまぁ…って物理的に燃えてる!?
かなりの距離があるがファングからの映像により二本の剣を合体させて作りだした炎を纏った技でマリアを攻撃できたのが確認できた。
「話はベッドの上で聞かせてもらう!!」
「っく!」
それから追撃を繰り出そうとする・・・しかし。
「!?」
後ろから突如ピンク色の丸鋸のようなものが次々と飛んで来た。それを剣を回転させて防ぐけれど・・・
【首をかしげて 指からするり 落ちてく愛をみたの】
【α式 百輪廻】
「いくデス」
【切・呪リeッTぉ】
突如現れた二人のピンク色と緑色の装者から追撃されるが・・・俺がいる事忘れてない?
ツインバスターライフルを分離させ翼さんの左右から迫りくる緑色のブーメランを左右とも蒸発させた。
「デス!?」
緑色の子はその様子に驚きを隠せない様子だった、そりゃいきなり何処かから攻撃を防がれたとなればビックリもするわ。
「危機一髪」
「間一髪デス、があの攻撃は何処から来たデス?」
「装者が三人!?」
明らかに接近型の装者が三人、混戦状態となると自分は援護できなくなるので実質3対1か・・・不味いな。
「調と切歌に救われなくても隠れているもう一人の装者含めて遅れをとるような私ではないんだけどね」
「貴様みたいのはそうやって―――」
「?」
あ、二課のヘリだ。
「――――見下ろしてばかりだから勝機を見落とす!」
「上か!」
ヘリから出てきたの我らが主人公、響とマイフレンド雪音さんだ!うぁー普通にかっこいい。
「どしゃぶりな十億連発!」
【BILLION MAIDEN】
雪音さんは降下しながら三人の装者へ向けてガトリングで射撃する、それを左右のピンクと緑の装者が避けマリアがマントで防いだ。
防いで身動きが取れない間にその後に降りてきた響から拳を叩き込まれるがそれも回避してマントで追撃をする、響もそれを間一髪で回避すると翼さんも含め俺が抉った観客席の方へと退避した。
それにより対面する両陣営の装者達。響が何か言おうとするがそれよりも早くマリアが口を開いた。
「響輝、ようやく現れたわね」
「デス」
「でも、なんでそっち側なの?」
【こわい】
なんとなく寒気がする。
「え!?なんで私の名前を知ってるの?!」
「うろたえるな立花!」
「二課の装者の情報でも調べていたんだろうよ」
【いたい】
ギアで体は守られているから高高度による身体的な異常ではないんだろうけど…やっぱり寒気が止まらないし痛い。
「大方記憶を失った響輝に洗脳治療でも施しているんだろうけど…その子は私達の家族、返してもらうわ」
「響輝さんを返すデース!」
「今の響輝さんは偽物…早くあの優しい響輝さんに戻さなきゃ…」
【いや…】
異常ではないとすると…体が拒んでる?
「…どういうことだ?」
「立花、知り合いなのか?」
「わ、分かりません!全っ然身に覚えがありません!」
【いやぁああああああ‼】
なぜ、あの三人の装者を見ると寒気と一緒に背中にある一番大きくて新しい傷が痛むのだろうか…わからない。
疑問に思いながら俺は内容は聞こえないが言い争っている装者達を見守るのであった。
やっぱりThrill, Risk, Heartlessは最高だ…この曲だけならカラオケで95点以上取れるぐらいには最高だ。
それと最近響輝のシンフォギアを纏った絵を描き始めたんですけど‥‥無理!文字ばっかり書いてる人間には絵心皆無です!・・・絵がうまい兄貴、姉貴達おにゃしゃす!俺に絵心をクレメンス!
【次回予告】
突如として現れる3人の装者達、どうやら響輝のことを知って家族だと言っているようだが‥‥真相は定かではない。
しかし、やめて翼さん!これ以上キッチンに立って危険物を増やさないで! 響はその危険物を食べようとしないで食べてしまった雪音さんの安否確認を!
次回【三人+αによる絶唱!】
さぁーってこの次もさぁーびす、さぁーびす!
どうやら次回予告に前回の【~どうでもいい設定G~】の内容が混入してしていました。お詫び申し上げます。
~どうでもいい設定G~
立花響は実は…おかしな現象の被害に悩まされている。
響「ゴーストさん聞いてくださいよ~最近変なんです」
響輝「変って?」
響「やった覚えのない宿題だったりレポートだったりが何故か終わった状態であることがあるんですよ~」
響輝「こ、小日向さんが代わりにやってくれたんじゃないのか?」
響「私もそう思いましたけど未来はやってないって、どういう事なんでしょう?」
響輝「さ、さぁな」
響輝はこの時こう思った。
響輝【やべぇ…普通に最初は善意でやってたけど途中からたのしくなってレポートを終わらせたのは不味かったか‥‥今度から控えよう】
響輝がやったレポートの点数は響が出したことのないぐらい高得点だったそうな。
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三人+αによる絶唱!
今回も戦闘シーンを書くのが楽しすぎて文字数が5000弱になっちゃいました。
絵を描くのは一応続けているんですが…何分時間がないために書けてません…すまねぇ兄貴、姉御たち、罪な走者を許してくれ、コメディぶっこむから。
それでは前回のシンフォギア!
翼です、最近緒川や立花達が料理をさせてくれません。何故でしょう? 前回食べたときはまず雪音が美味しすぎて気を失い、立花は青い顔して頬張り続けゴーストなんかは泡を吹きながら気絶するほど好評だったのに…何故だ。こうなったら実力行使で緒川さんから実力行使で奪うしかないのか…それでは私達が活躍する本編を、どうぞ。
あれは…誰だ?
「響輝…もうギアなんて纏わなくてもいいのよ、私達が守ってあげる」
「デスデス!、早く響輝さんを返すデース!」
「可哀そうな響輝さん…元に戻してあげなきゃ…」
その後響が説得している様子が見られたが…失敗、三人の装者と戦闘となり牽制し合うが両者動かない。
そしてあの三人を見ていると何だか不気味な気持ちにもなる。そのことを疑問に思っていると俺の胸の奥からからドロッとしたものが溢れ出てくる。この感覚、前にも覚えがあるな…ヒビキちゃんが何かこの三人と関係してるのかな?
そう考えを巡らせヒビキちゃんへと話しかけようとしたとき丁度通信が入った。
【牽制し合ってもらちが明かない。ゴースト、お前が戦端を開いてくれ】
「了解」
狙いは足元、響に気を取られているうちに撃ち放つ!
【我流・ツインバスターライフル】
ビームは狙い通り三人を捉えるのだが。
「ッチ!うっとおしい」
そのビームは軽々と避けられてしまい余波が逆に響達を襲った。
【おい! なんでこっちに爆風が来てんだ、何にも見えねぇじゃねぇか!】
「す、すまない、照準がズレた」
普段なら撃つ瞬間のみアシストを入れてズレないようにしているんだけど…何故か外した。まるで当てたくないかのように。直ぐにバイザーさんにデータを補正してもらい問題は解決したが。
「この世界には変えられた響輝さんのような偽善者が多すぎる」
【だからそんな…世界は…伐り刻んであげましょう】
何故か相手側の装者達は響を中心的に狙っているらしくマリアを翼さんが緑の子を雪音さんが足止めをしている状態だ。
「近すぎんだよ!」
「そっちこそ邪魔するなデス!」
本来なら中遠距離が得意な雪音さんが接近戦をしている、援護せねば。
俺はバスターライフルを両手で構え威力は下がるが弾速と連射性能に優れたモードへ切り替えると緑の子へ構える。
「雪音さん援護します」
【お、おう!】
鎌状のアームドギアを回転させて雪音さんの射撃を防いでいる所に撃ちこむ。今度は避けることもできずに直撃した。
「切歌!」
「切ちゃん!」
「だ、大丈夫デス。まだいけるデス!」
直撃した子はステージの電光板へ吹き飛んでしまうがすぐに飛び出してくる。
再度バスターライフルを撃ち放つが避けられて中々当たらない。
「さっきからうっとおしいデス!」
【切・呪リeッTぉ】
緑色のブーメラン状の鎌が二つ高速でこちらへ飛んでくる。
「おりゃッ!」
成層圏ギリギリを飛んでいるはずの俺を正確に捉えるそれを俺は全力で回避運動を行って回避するんだけど…ほんとシンフォギアってすごいな、物理法則完全無視じゃん。
お返しにと低出力で撃ちこむがそれは軽々と避けられてしまった。
「っく!」
そんな事をしていると翼さんもマリア相手に苦戦しているようで苦い表情が見えた。
「ファング!翼さんを助けろ!」
【我流・ファング】
俺が指示を送ると映像をこちらへ送っていた端末達が赤い光を出しながら飛び回りマリアへと襲い掛かる。
【ゴーストか!】
「その端末は単純な動きしかできないのでそこまで期待しないでくださいよ」
【それでも気を逸らせる、それで十分だ!】
「なんなのこの攻撃は!」
マリアは逃げ回るファングに気を取られているようで翼さんの攻撃を捌ききれてはいない。
これで二人の問題は片付けられたけど‥‥
「なんで私達が戦わなければいけないの!」
「響輝さんは優しかった…けど、そんなに甘くはなかった!」
ピンク色の丸鋸をさらに射出してそれを避け続ける響・・・なんで攻撃しないんだ?
「私は!困ってる人を助けたいだけで‥‥」
「それこそが偽善」
「!?」
動きが止まる両者。
「痛みを忘れた今の響輝さんに、誰かの為になんて言ってほしくない!」
【γ式 卍火車】
伸縮可能なツインテールの先に大きく2枚の巨大鋸が形成されそれを投擲、響へと迫るが…
「どんくさい事してんじゃね!」
「気持ちを乱すな!」
「は、はい!」
雪音さん、翼さんに助けられる。俺もファングを操作して集まった三人の周りを回らせ次なる攻撃に備える・・・が。
「!?なんだあのノイズは!」
「わぁ!何あのいぼいぼ!」
突如会場の真ん中に緑色をした巨大なノイズが出現した。
「増殖分裂タイプ」
「こんなの使うなんて聞いてないデスよ!」
マリアはそのノイズを確認すると両手首部分のアーマーを重ねアームドギアを形成する。
「アームドギアを温存している!?」
その様子に翼さんは驚いているようだった。多分ポンコツな翼さんの事だからあのマントがアームドギアだと思ってたんだろうな…
アームドギアの刀身をそのままノイズへと向けると刀身を展開して形成した砲身部を出現させる。
【HORIZON†SPEAR】
その砲身部から高出力のエネルギービームが発射されてノイズを貫くが。
「おいおい自分たちが出したノイズだろ?!」
そのノイズは眩い光を出しながら爆発した。
「ここで撤退だと!?」
「せっかくあったまってきたところでしっぽを巻くのかよ」
光が収まるとマリア達の姿はすでになく代わりに散らばってしまったノイズが溢れていた。そのノイズは別れた破片がそのまま一個体として増殖を始めている。
「流石に降りるか」
ツインバスターライフルをコンテナへ戻してスラスターの出力を下げた。それによって体が地球の重力に引かれ自由落下を始める。
「おりゃぁああ!」
俺も落下中に両手首部分のアーマーを重ねアームドギアを形成するとそれを進行方向へ向けて投擲、装者達に迫るノイズを貫いた。
「グラハムスペシャル!」
その後は止まるべく真下へとスラスターを全力で吹かして急制動を行い装者達の前へ降りる、そしてホバー状態となり装者達へと合流した。
でもそんな事をすると当然強い風が吹くわけで。
「うぁ!?ビックリした!」
こんな風にビックリされるのでやめましょう。俺は槍を回収すると他の装者達と背中合わせの状態となった。
「こっちに来て大丈夫なのか?」
「状況的にその方が有利だと判断したのでね」
「後でしりぬぐいをするフィ、了子博士に怒られても知らねぇぞ」
四人はそれぞれの武器を構え周りを取り囲むノイズを観察する・・・のだが。
「それでも急に落ちてくるのはやめてくださいよ、ビックリしちゃうじゃないですか!」
「ごめんごめん、後でキャロさんの弁当奢るから許して…ね?」
「チフォージュ・シャトーのお弁当ですか! やったー!約束ですよぉ~?」
「立花は単純だな…それで、私にも当然選ぶ権利はあるのだろう?」
「あんたも似たようなところあるじゃねぇか……あたしはハンバーグ弁当な、忘れるなよ」
「っく、響だけかと思いきや他二人も乗ってきた‥‥まぁ、奢るけど」
なぁーんでいっつも戦闘中に四人そろうとこんな会話ばかりなんですかね?
大体仮設本部内での休憩時間や訓練中でも似たような会話をしている、弦十郎司令からは集中しろとよく怒られるんだけど何故かみんな治んないんだよな…なんでだろう?
そうしていると俺が貫いたノイズは元の姿へと元に戻っている。再度翼さんが攻撃するが何事もなかったかのように元に戻ってしまっている。
「こいつの特性は増殖分裂」
「ほおっておけば際限ないってわけか、そのうちここから溢れ出すぞ!」
「んー…早く倒さなければ被害が…どうやって倒したものか」
俺達4人は考えていると緒川さんから連絡が入る。
どうやら会場のすぐ外には逃げて行ったたくさんの観客がまだいるらしい……ヤバいな、こいつらを出すと小日向さんや来ているはずのキャロさんがノイズに襲われちまう。
「迂闊な攻撃では分裂と増殖を促進させるだけ…」
「どうすりゃいいんだよ!」
「せめてXDモードが使えればな…」
三人そろって案が出ず詰んだかと内心思ったが。
「…絶唱」
「!」
そうかその手があったか!
響が出した案、それは絶大な攻撃力を秘める技、絶唱。しかしその代償として装者にはかなりの負担がかかり最悪死んでしまう諸刃の剣…しかし俺達には考えがあった。
「絶唱です!」
「あのコンビネーションは未完成なんだぞ!」
「増殖力を上回るほどの破壊力で一気殲滅、立花らしいが理には適っている」
「それに俺がサポートに回れば未完成だとしても成功率は上がるはずですから大丈夫だと思う、多分」
「おいおい、本気かよ」
俺達の言い分に反対派であった雪音さんもあきれ顔となってしまう。すまんね、ホントならツインバスターライフル使って殲滅したいところなんだけどフォニックゲインが足りないし絶唱の方が破壊力上だから。
そして俺たちは最後に覚悟を決めると雪音さんと翼さんが響と手を繋ぎ、俺は真ん中にいる響の後ろへ回り両手を肩へと置いた。
「いきます!
【【【
【【【
【【【
【【【
三人の絶唱が紡がれた。直後膨大なフォニックゲインが3人の体を巡り自壊しそうなほど暴れまわる。
【スパークソングッ!】
【コンビネーションアースッ!】
【セットッ! ハーモニクスッ!】
本来なら大量のフォニックゲインが響の体へと流れる。
【調律開始ッ!】
そのエネルギーは俺の体を介して響へと流していくことによって調律の負担をこちらで肩代わりする。何故そんなことができるかと言うと俺の不完全なギアに理由がある。ガングニールに加えイチイバル、天羽々斬のギアの一部を取り込んだことによりユニゾンに似た現象、繋がり混じり合うという現象をを引き起こすことが可能となった。そして両者が送り出すフォニックゲインを俺と言う仲介機で調整することにより本来なら響一人で抱える負担を軽減することができる・・・のだが。
「ぐッ…ぅぅぅぅ…ッ!」
「あがッ…ぐッぅぅぅ…ッ!」
俺も響ほどではないとはいえ負担を強いられることとなり結構辛い。これでもバイザーさんのアシストを全開でしてるから少しはマシになってるんだけどね。
「耐えろ、立花! ゴースト!」
「もう少しだッ!」
腕にある内臓式のスクリュー状の軸回転機構が火花をあげながら回転を始め全身にある冷却装置が稼働を開始、しかし冷却が追い付いてないみたいで回転機関は真っ赤に染まり他の部分でも今にでも燃えそうなほど加熱されている。頼む、耐えてくれ…
「うわぁああああああああ!」
フォニックゲインが溢れ出し周りの景色を虹色の光へと変えていく、それは一種の希望の光であった。
その影響か会場にはぶくぶくと増殖していた緑色の部分が解け落ち骨格だけとなったノイズのみであった。
「今だッ!」
【レディッ!】
響の纏うシンフォギアの装甲がスライドして姿を変えていく、そして両腕のユニットを合体させ右腕に装着するとそれは内臓軸回転スクリューが大型化し4本のピックがある武装形態へと変形、漂っていたフォニックゲインすらもすべて束ね俺が調律しそしてその右腕へと集約する。
「ぶちかませッ!」
俺が手を離すと響は敵へと飛び掛かりそして腰部バーニアの噴射による突進、加速する。
【これがわたしたちのおおおッ、絶唱だぁああああああああああッ‼】
その拳を敵へと放った。その収束した全エネルギーを込めたパンチは竜巻状に放出され敵を消滅させた。その虹色の竜巻は天高く上りまるで光の柱を見ているよう、綺麗な光だった。
その後変身を解く俺達であったが。
「無事か、立花!」
響は膝を着いており空を見上げている…こちらが近づいた時に向いた顔には涙が流れていた。
「…へいき、へっちゃらです…」
そう言って涙を拭うがとてもそうには見えない。
「へっちゃらなもんかッ! 痛むのか?」
「まさか俺が調律をミスして無駄に負荷がかかったのか‥‥」
「ううん」
響はそう言って首を横に振ると悲しそうに声を震わせて話し始める。
「私のしていることって偽善なのかな…。胸が痛くなることだって知ってるのに…ッ!」
再度流れる涙、俺は響へと近付きその涙を持っていたハンカチで拭う。
「お前…」
「奴らは、一体…」
他二人はなんだか思いつめたかのような表情を浮かべている。さて、原作通りならある程度は素性は知ってるし目的も知ってるからな‥‥ホントは言った方が良いんだろうけど、この世界では多分ヒビキちゃんの過去に関係することも含まれてるから全く一緒とは限らないんだよな…
そんな風に頭の中でせめぎ合っていると響の口からとんでもない事を聞かされた。
「…それに私達の知ってる響さんじゃないってどういう事? まるでもう一人私の知らない私がいるみたい」
「!?」
「おい、まさか」
「確かに立花を見ているようで見ていなかった印象を受けたな」
やっぱり関係があるのか…あの三人の装者に。この体の過去の記憶、その重大な手がかりを確信付けた瞬間であった。
ふぅ~・・ちょっと物語の進行スピードが速いな・・・もう少しスピード落とすか。
あともう俺には絵は描けねぇ…あとは兄貴、姉貴達の想像に託した…ぜぇ…
【次回予告】
小指をぶつけて悶絶する走者、足の痛みにより歩けず絶望感にさいなまれているとそこに家族がこう言い放つ。
「ざまぁww」
次回【オンデゥルウラギッタンデスカ!!】
【新生私立リディアン女学院!】
次回もさぁーびす、さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
橘 響輝は実は……変化したシンフォギアで事故を起こしたことがある。
翼「ゴースト、私と訓練しないか?」
響輝「ん? 訓練なら響とかも誘うか」
その後クリスもついでに誘いギアを纏ってでの訓練となったのだが‥…
翼「いくぞ!」
響輝「こい!」
響輝がスラスターに火をつけるや否や。
響輝「ヒャ!?」
翼「!?」
響「ゴーストさぁあああん!」
クリス「まぁ、そうなるよな」
その恐るべき加速力のせいで壁に高速で突っ込み気絶してしまった。
響輝「ふにゅ~」
それから狭い場所や室内での戦闘が苦手になったとかなんとか・・・・
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新生私立リディアン音楽院!
最近猛暑が続き読者の皆様は熱中症対策はバッチリでしょうか?
私は毎年二回熱中症になってぶっ倒れているので対策はバッチリです!
なので今日もコーヒーをたくさん飲みます…カフェインうめぇ。
前回までのシンフォギア!
響です! 最近お好み焼き屋ふらわぁーにゴーストさんを誘ったんですけど何とお好み焼き半分でリタイアしてしまったんです。ゴーストさん小食だったんだ・・・でも何でそれで私と同じような体型をキープできるんだろう? それでは私と未来が活躍?する本編をどうぞ!
勉強というのも…悪くないな
あの後気になる事も多かったけど一旦はみんなで仮設本部へと戻りそれぞれの家へと帰ったんだけど‥‥事情を知ってるガリーさん以外にめちゃくちゃ心配された。
「響輝ッ、怪我はないか!」
「大丈夫ですよキャロさん、怪我なんてしてませんよ!」
それから現れたレーアさんが俺を派手に包帯でぐるぐる巻きにしたりファランさん特製お粥で死の淵をさまよったり電話ではサンジェルマン女医やカリオストロさん達から物凄い心配された…心配するテンキンちゃんは可愛かったな。ガリーさーん!何故か遊びに来ているアダムス医師! 二人とも笑ってないで助けてくださいよ!その後ミカ先輩と一緒に寝て一日が終わり次の日。
現在、新しく建てられた私立リディアン音楽院にいます。
なんで居るかと言うと少し前の話になるが弦十郎司令により呼び出されこう言われた、復学しないかと。
事の発端は復学すると雪音さんに教えられた時にぽろっと自分も復学したいなぁ~っ的な事を話したのが原因だったりする、他に誰かが聞いてたんだろうその事が弦十郎司令にまで伝わり。
「復学するか?」
とすっごく期待した目で言ってくるもんだから。
「は、はい」
断り切れずあのボロボロに崩壊したアパートに奇跡的に無傷で残ってた制服を着て登校してたりする。
復学するのはいいけど色々と問題があった。まずこの俺自身の容姿に名前だ、流石に顔は変えることができないから適当な理由を付けて常にバイザーとフードを身に着けさせてもらって顔を隠し名前も変えた。
その名前と言うのが・・・
「
「はい、この問題は…」
と言う名となった。この名前もゴーストと言う名前を日本語に直して読み方を変えただけだったりする。
質問に答えて席へと座り直すと隣の隣り、響から話しかけられる。
「ゴーストさん凄いね、私も解けないもん」
「いつも勉強してるからね、響も頑張って勉強しないと小日向さんから怒られるよ」
そしてニックネームとしてゴーストと言う名前を付けやすくするためでもある、自己紹介の時も前の学校ではゴーストと呼ばれていたと話したぐらいだしな。そうしないと響や翼さんがぽろっとゴーストと言いそうだから…
俺は左の方へと自分が復習用に記入したノートを響へと渡す。
「これ見てちゃんと勉強しなきゃダメだよ」
「うぅ、ありがとうゴーストさん」
響は俺のノートを手に若干涙目になって感謝を伝えてるけど。
「ゴッホン」
丁度俺達の間の席の人間小日向さんが咳払いをした。
そしてキリっと眉を尖らせると小さい声ながらも若干怖い雰囲気で話し始める。
「二人共、私の机を通して授業中に会話しちゃダメだよ」
「お、怒られちゃった」
「うい、すいません小日向さん」
二人揃って小日向さんに怒られたしまった。座席の関係上隣の席である小日向さんに響と授業中話したり勉強を教えてると二人揃って怒られたりしている。でも仕方ないんだ。だって、小日向さんは慣れてるだろうけど困ったときの響ってなんだか弱った犬に見えてしまってほっとけないんだよ。だからついついお節介を焼いちゃってその結果小日向さんに怒られる。もう2週間ぐらい経つけどこれだけはなれないんだよな……
「立花さん!」
「は、はい!」
あ、響が怒られてらぁ。
昼休み何となく一人で食べたい気分なので響や翼さん、雪音さんの誘いを断り屋上で一人ミケ先輩が持たせてくれたこの結晶でミッケミケにしてあげるんだゾ! 弁当を食べながら空を見ていた。てか、この弁当クオリティ高いな。デフォルメされた先輩が細長い結晶を振り回しているように見える…やっぱり、すげぇよミケ先輩は。(鉄血感)
ミケ先輩の腕に感服していると胸から光の球が出てくる。
それは俺の周りをくるくると飛び回ると空を見上げて一言。
【あのくもわたがしみたい…ジュルリ】
いや、ヒビキちゃん食べられないでしょうに。
この光の球の正体はこの体の元の持ち主、ヒビキちゃんだ。
だけど記憶などはかなり失っているようでほとんど何も覚えていないらしい。
「今日の帰りでも買って帰る?」
【いいの!? やったー!】
あの事件の後、俺の事情を知っている雪音さんや弦十郎司令に問い詰められたけれど記憶を失って覚えていないと答えた。家に帰り落ち着くとヒビキちゃんに3人の事について何か覚えてないか聞いてみたんだけどこれといって成果はなかった。
でも何故か聞いてる時だけ背中の傷が疼いて痛い、そしてヒビキちゃん自身も覚えてはいないけどもあまりこの話をしたく無いように見える…やっぱりこの傷ってあの3人に関係のあるものなのかな?
「昨日はいっぱい質問に答えてくれたからね」
【わーい! わーい! わったがしだぁー!】
飛び跳ねて喜びを隠しきれないヒビキちゃんの様子を背景にお弁当を楽しむのであった。
後日談だが約束を守り綿菓子を買いに行ったはいいが響達と偶然出会い四本追加で買った事をここに記録しておこう…小日向さんを仲間外れにするわけにはいかないしね。
それから放課後、響と小日向さんは先に家へと帰り俺は文化祭の準備をすることになったんだけど‥‥
「マジ?」
「マジマジ」
「幽さんナイスです!」
「着れるサイズの服がそれしかなくて…ほんとごめん!ビッキーに渡したのが最後だったんだ」
「あは、あはははは」
俺は安藤さん寺島さんそして板場さんの前で空笑いを浮かべていた。何故かというと俺の今の姿が原因だ。簡単に一言で説明するとうさぎちゃんになってます、はい。だけどただの兎ちゃんではありません、かなりアダルティな兎ちゃんです。
俺は目の前にある姿鏡で自分の姿をよく観察してみる。フード付きの白色のうさ耳カチューシャにバイザーを身につけ、ビスチェのような肩出しのボディスーツその上にはタキシード風の上着を羽織り手首にはカフス、首元にはオレンジ色の蝶ネクタイ付きの付け襟を着て。そしてお尻には白く丸い尻尾の飾りを身に着け足にはストッキングにハイヒールと…簡単に言えばバニーガールと化していた。
「なんでメイド喫茶の衣装にバニースーツなんて追加しちゃったんだ‥‥」
「元々はジョークグッツとして用意したんだけど…」
「幽さんが転校してくるとは予想してなくて新しいメイド服も用意できず残りがこの衣装しかなかったのです」
「アニメでもメイド喫茶にバニーガールを見たことはないわね」
自分もなんで着ちゃったかわかんない‥‥多分好奇心が勝った結果だと思うけどなんで着方を知ってたんだ俺?
「それにしても似合ってんじゃん!」
「まるでアニメのキャラみたいで綺麗!」
「でも傷跡が色濃く残ってますね‥‥ってすいません無神経すぎました」
「背中の傷の事ですか…まぁ昔の事なので気にしませんけど」
この三人は俺があのゴーストだと知ってるから傷跡のある事に違和感を抱いてないが他の子は心配するだろうからノイズからの避難途中に負った傷だと言ってある。
けど、バニースーツ着ると手術痕とかはもう殆ど消えてるからいいけど新しい傷である背中のがちょっとだけ見えるから背中が気になるんだよな‥‥傷自体はホントに気にしてないけど。
それにしてもこのバニースーツ作りがすごいなしっかりと作り込んであって‥‥ジョークグッツのくせしてかなりの金額がかかってると思う、うん。
俺はため息を吐きながら教室の窓から外を見ると雪音さんが走ってるのが見えた。
「あたしを追いかけてくるなぁぁぁぁぁ!!!」
「待って雪音さーーん! 大丈夫変な事しない、痛いのは最初だけだからぁああああ!」
「きゃあああああああ!!!」
その後ろからは多分同じクラスメイトだと思う子達が追いかけてる‥‥ヨダレを流しながら。ありゃ文化祭の準備から逃げてんだな、間違いない(白目)
俺はバニースーツの着心地を確かめながらそう思ったのであった。
「調理室で爆発だ!」
「消火班急げ!」
「原因はなんだ!事故か!事件か!」
「事故です。なんでも調理室内に小麦粉やパン粉が舞い上がりそれが引火して、爆発したとか。幸い負傷者はいないが誰がやったかは不明」
「早く探偵部に連絡を!犯人を見つけ出せ!」
「誰だよ、調理室で粉塵爆発かましたバカはよぉ」
どうやら調理室で爆発が起きたらしい。一瞬、チラッと前にも似たような事を青い髪のSAKIMORIがしでかして仮説本部がドッグ行きになってあの弦十郎司令を死の淵へ誘いかけた事件を思い出したが…関係のない事だろう、多分。
「ふむ…何故揚げ物を作っていたら爆発したんだろうか…謎だ」
今、教室を横切った黒く焦げ臭いSAKIMORIを見た気がするが…気のせいと思いたい。
んー、やっぱりコメディは最高だな!
あと響輝が何故バニーガールなのかはあるネタをやりたいが為の伏線なので覚えておきましょう!
次回予告
混乱を極める私立リディアン女学院、ここには音楽だけではなく様々な部活動や部門がある。今回、報道部はその中の一つであり様々な難事件を解決していった探偵部に密着取材を行なった!
「簡単な事だよ、友よ」
次回【烈槍!獄鎌!鏖鋸!】
次回もさぁーびす、さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
雪音クリスは実は……よく家が装者達からたまり場にされてるらしい。
響「いぇーい! 今日はたこ焼きパーティーだ!」
クリス「また私の家でかよ!」
翼「案ずるな雪音! ちゃんと中に入れる用のチーズなども買ってある、安心しろ!」
クリス「いや、あんたが言うと別の意味で安心できなくなる」
響輝「俺が絶対に調理させないようにするから…弦十郎司令が犠牲となったあんな悲劇を再度繰り返すつもりはないから…」(涙目)
クリス「なんでたこ焼きパーティーなのに命の危険性が含まれてるんだろうな…」
その後フードを被った女の子が近くのパバリアン病院に緊急搬送されたらしい。
翼「また美味しすぎてゴーストを気絶させてしまった…後で誤りいかなければ」
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烈槍!獄鎌!鏖鋸!
コメントありがとうござます!
絵は相変わらず書けてませんが何とか毎日投稿を続けている走者です!
今回は書くつもりのなかったお話で中々内容が浮かばず書くことができず、結局書き終わったのは投稿時間6分前と言うマジの出来立てホヤホヤの話となっていますのでかなり雑です。
正直どうやって三人の精神状態を書くか悩みに悩んだ結果こうなった。正直すっごく難しかったですね・・・1人称だと後々のネタバレになるから三人称視点でしか書けなかったし。そのせいでなれない書き方に苦戦するし・・・正直つらたんでした!
注意:今回は一部独自設定を採用していますのでご注意を
前回のシンフォギア!
響輝です。最近キャロさんに頼み込んでお弁当屋のお仕事をバイトではなくお手伝いと言う形でやらしてもらってるんですが、そのせいで翼へ料理を教えてくれと緒川さんが会うたびに頼みこまれて正直困ってます。
・・・だってあの翼さんですよ、俺も何回か教えましたがレシピ道理に作り全くの別の危険物質を作り出す翼さんにですよ、正直言って無理です。この前だって俺監修の元、弦十郎司令に簡単なクッキーを差し入れしてそれで死の淵に追いやったぐらいですから・・・・あの人に料理はやらせてはいけない。
それでは俺の知らないところで俺の事を話す本編をどうぞ。
「早く響輝さんに会いたいデスッ…」
何処かの建物の中、薄暗い部屋でショートヘアーの金髪の少女…
「切ちゃん力み過ぎ、気持ちはわかるけどお箸が折れちゃうよ」
「あわわわ!お昼ごはんが食べられなくなるところだったデース!」
その結果、持っていた箸を二つからさらに四つになりそうだったが黒髪ツインテールの女の子、
「それにしても響輝さん、私達の事をホントに忘れていたデス」
「うん、あの資料に書いていた通りだったね」
調はカップ麺の横にあったファイルを開く。そこには誰かのプロフィールが書かれている資料のようで顔を包帯でグルグル巻きに巻かれている生気の籠ってない死んだ魚の様な目をした黒髪の女の子が写っていてその資料にはこう書いてあった。
シンフォギアtype2計画 最終報告書
記入者:SASORISU
対象名:試験体X
性別:女
年齢:13歳
■■■■から提供された理論から作り出されたシンフォギアシステムを改良するためにテストベッドとして■■■■から提供された実験体。
SG-x00 Airget-lamhをベースに改良を加え■■■■が作り出したSG-i01 Shul shaganaとSG-i02 Igalimaではあったが上層部の求める性能へは届かず更なる性能向上すべく計画が練られた。
結果、シンフォギアシステムを改良するのに求められた性能と言うのが装者自身の従順性と戦闘能力の強化だ。
新たに製造途中だった物に試験体X体内に残留していた聖遺物を加えて作り出したSG-x01' Gungnirをベースに■■■■を組み込み更なる性能強化を図り、装者の体そのものを薬物により強化を施した。装者の従順性に関しては洗脳治療に加えシンフォギアシステムにDr.ウェルが開発したダイレクトフィードバックシステムを試作型であるが搭載することで一応の解決にはなった。
しかしベースとしたシンフォギアは■■■■によると失敗作と言っていい物でダイレクトフィードバックシステムに関してはまだまだ試作品なので予想もつかないエラーや暴走の危険性を含むので完璧とは言えないものとなっている。
試験体Xは様々な聖遺物に適正を有し■■■■から提供されたLiNKERを使用することによって我々が独自に作りだしたシンフォギアを装備することが可能なのだがSG-x01' Gungnirは装者への負担が大きくまともに運用出来る物ではなかった。
なのでDr.ウェルが改良を続けているLiNKERに切り替え、一旦は同じ聖遺物がコアであるSG-i03' Gungnirを身につけさせ様々なデータを取得、それを反映させることによって解決に至ったのだがまた別の問題が浮き彫りとなった。
今度は試作型であるためかダイレクトフィードバックシステムが装者の記憶に干渉して記憶障害を起こし始めた。
過去の記憶を忘れて行っているようで洗脳治療の効果が薄れてきていると思われる。なので訓練時や休憩時にレセプターチルドレンである装者3人へ接触させることにより情を作り離反を防ぐこととなった。
それから2年研究は一向に進まず上層部の意向でシンフォギアtype2計画は頓挫する事となった。
試験体Xの処分は廃棄が決まったのだが交流を続けさせていたレセプターチルドレン達が何かしらで依存しているところが見られる為に何かしら対応が必要だ。
研究者達で話し合った結果、試験体Xのシンフォギア稼働テスト時にダイレクトフィードバックシステムを意図的に暴走させることによってあらかじめ洗脳を施したレセプターチルドレン達に敵だと認識させて処理させることが決定した。
実行した結果暴走は無事成功、レセプターチルドレン達に処理させるのだが装者達の攻撃を受けながら研究所の外壁を破壊して脱走。
目下捜索中ではあるがあの攻撃を受けた後の状態なので生存している可能性は低い。
調は所々文字が塗りつぶされた資料に目を通すとファイルを閉じ悲しい表情を浮かべながら切歌へと向き直る。
「ギアのせいなんだろうけど…あんなに…家族だった響輝さんは消えちゃったのかな…」
「でも私達の事覚えてないみたいデス…だから思い出させないといけないデスッ!」
切歌は明るく元気な声で調へと語りかける。
「そうしてまたみんなで一緒に、施設にいた時のように笑って過ごしたいデスッ!」
「切ちゃん…でも、それはもう無理だよ…」
調は声を震わせ手に持っていたファイルに水滴が落ちるほど多くの涙を流し始める。
「あんなことを響輝さんにしちゃったんだから‥‥」
「で、でも私達は悪くないデス!」
「それでも、洗脳治療を受けた後とはいえ私達が響輝さんへ手を出したことは変わらない‥切ちゃん、あの時最後に見た時の響輝さんってやっぱり限界だったのかな‥‥あんなに狂って壊してそして…涙を流して…」
その言葉に切歌も悲しそうな、泣きそうな顔となってしまう。
「それに一番つらいのは一番強い洗脳を受けてたマリアだよ…」
「デス、それに追撃に出たのは…」
「うん、最後逃げる響輝さんに出力の高い一撃を放ったのはマリアだ、つまりマリアが‥‥」
暗い雰囲気の部屋がさらに暗くなってしまう。お湯の注がれたカップ麺からおいしそうな匂いが漂うが二人はそれにも目を向けずファイルに貼ってある顔写真を見てる。それによりさらに悲しくなったのか二人は声を抑えて泣き出してしまった。二人が泣いているとドアの開閉音がして誰かが入ってきた。
「調に切歌、なに泣いているの?」
「マリアぁ」
「グスン」
二人はマリアへと抱き着く、マリアは最初驚いた表情を浮かべたが何かを察して優しく二人を包み込んだ。
「二人共…泣いてるの?」
マリアが優しげな表情を浮かべ二人へと話しかける。
切歌と調はマリアの顔を見るべく上を向いた・・・のだが言葉が出なかった。
「?」
マリアの顔にはハッキリと目元に隈が浮かんでおり顔色もよくない、それに泣いたであろう後がくっきりと浮かんでいた。
「マリア…」
「大丈夫デス?」
「あぁ、ちょっとセレナの事を考えてたら・・・・ね」
微笑みを浮かべるのだが…その目は笑っていない。
「でも大丈夫よ」
マリアは微笑みを向けるのだが二人には何かにとりつかれているように思えるほど様子がおかしい。そのままマリアは思い出したかのようにその部屋に設置してあるキッチンへ向かうと何かを作り始めた。
「ま、マリア、なにしてるデス?」
切歌が恐る恐る聞くときょとんとまるで何を聞いているの?っと言いたげな表情を見せる。
「なにって響輝の夕飯よ、あなた達も食べる?」
笑いながらここにはいないはずの人間への料理を調理をしているマリア、その状況に調は冷静に事実を告げる。
「響輝さんはいないよ」
「そんなはずないわ、さっきまでセレナの事でお話してたし・・・・」
「それに今はお昼デス!夜ではないデース!」
「あれ?おかしいわね…さっきまで夜だったんだけど…まぁいいわ。ほらほら響輝もすでに座って待ってることだし二人共座って」
一切調理の手を止めることなく笑顔で料理を続けている。調と切歌はまさかと思い親代わりのナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤ教授…マムの元へと急いだ。
マムの元へと着くと一瞬驚いたような表情を見せる。
「どうしましたか二人共、そんなに慌てて」
「マリアが!マリアが‼」
「マリアがまた発症したの」
切歌がパニックになっているのを他所に調の言葉を聞き、難しい表情を浮かべる。
「…やはり試験体Xに…響輝に会わせるのはまだ早すぎましたか…それで今は何を?」
「今はいないはずの響輝さんに料理を作り始めている」
「デスデス!それに響輝さんの幻も見ているようだったデス!」
「それは・・・わかりました、私が対処しておきましょう」
マムはそういうとゆっくりと車椅子をすすめながらマリアの元へと向かう。
それを二人は心配そうな表情で見ていた。
「マリア…」
「もう見なくなったから安心していたのデスが‥‥」
涙も落ち着き二人は別の理由で暗くなる…早く響輝を助け出さなければマリアがさらに狂ってしまう…
「切ちゃん」
「調ぇ」
二人はそう確信しそして早くあの日常へ、マムも含めた5人で過ごしたあの時へと戻りたい。そう思うのだった。
※※※
「ハッくしょん!」
「大丈夫ですか、幽さん」
「大丈夫、大丈夫ちょっとくしゃみしただけだから‥‥誰か俺のうわさでもしてんのかな?」
同時刻、くしゃみをしていた偽物がいたとかいないとか…
うひょ~・・・地味にこの話かくの疲れたぞ~・・・自分でも何かいてるのかわかんなくなるぐらいには疲れたぞ~・・・・カフェインうめぇ。
次回予告
暗い影に差す一筋の光、装者達を襲う謎の化け物。
それに並び拍手をしながら近づいて来る人物とはいったい・・・?
次回【メガネと顔芸!】
さぁって次回も さぁびす!さぁびす!
~どうでもいい設定G~
雪音クリスは実は・・・・追いかけられた後響輝に助けられた。
響輝「おりゃぁああ!」
クラスメイト「っぐへ!」ッバタン
響輝「ふぅ~・・・雪音さん無事?」
クリス「あ、あぁ助かった、ありがとう…けどなんだその恰好?」
響輝「バニースーツ」
クリス「いや、服の名前を聞いてるんじゃなくてんだな」
響輝「なら、バニーガールだぴょん」両手で耳の形をつくりぴょんぴょん
クリス「…お前も大変なんだな」
響輝「…割となれたら楽しいよ、うん」
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メガネと顔芸!
イヤー前回は強敵でしたね~、主にマリアの様子を表すのと切歌のデス語が。
まぁそんなことは50億の絶唱で遥か彼方へと吹き飛ばして、皆さまお盆休みに入りましたが熱中症対策は万全ですか?
自分は早速書き終わったあと水分不足でふらふらとなってました~・・・スポドリが無かったら死んでたぜ(確信)
あと今回タイトルと内容は関係がないデス。
今回の話は数分間未完成のまま投稿されちゃいまして・・・・読めた人は運がよかったですね!
【前回のシンフォギア!】
マリアよ、最近響輝を後ろから刺し殺す悪夢ばかり見るのよ…なんでかしら……ちゃんと響輝はここにいるのに…え?何言ってるの切歌、響輝にならここにいるじゃない、ほら!調だってわかるわよね?…え?いない?調べまでふざけてるのね‥‥いい加減にしてちょうだいッ!
それでは私達の家族である響輝が活躍する本編を楽しんで・・・マム、その薬はなに?
その日の夜、俺達装者は弦十郎司令の命令により作戦を開始していた。
【今夜中に終わらせるつもりでやるぞ!】
通信機からはやたらと気合を入れた弦十郎司令の声が聞こえてくる…そりゃ敵拠点の襲撃ですもん男の人からしたらテンション上がりますわ。俺も若干テンション上がってますし。
【夜半の出撃を強いてしまいすいません、皆さん明日も学校があるのに】
「気にしないでくださいこれが私達防人の務めです」
【それと翼さんは今後一切料理を禁止です、いいですね?】
「え、ちょ、緒川さん! なんでそんな意地悪するんですか?! 緒川さん? 緒川さぁぁん!…切れてる」
当たり前だよなぁ?(コロンビアポーズ)
その後個人通信で緒川さんから労われるが、まぁ装者になったことや翼さんと友達になった以上覚悟してたことなんで大丈夫と伝えるんだけど。キャロさんにどうやって説明しようかな‥‥
俺は言い訳を考えるのに夢中になって聞いていなかったが、その後此処の概要が説明されたらしい。
町のすぐはずれの廃病院に連中潜んでいたらしく緒川さんの調査の結果2か月ほど前から少しずつ医療物資などが運び出されていたらしい。そりゃ怪しいわ、こんなボロボロの建物に医療品とはありえないからね。
「しっぽを出していないのならこちらから引きずり出すまで!」
雪音さんは説明を聞き終わるとすぐに病院の中へと入っていったので俺達もそれに続き進んでいく。
中に入るとそこは赤い霧のようなものが立ち込めた照明も点いて無い暗い通路。いかにもな雰囲気が出ているなぁ。
「バイザーさん、情報分析開始」
とりあえずこの赤い霧の正体を探るべく成分分析を行うと何ともめんどくさい結果が出て来た。とりあえず了子博士にこのデータを送信して皆を停止させるべく呼びかけた。
「ちょっとみんな停止して」
「あぁ?なんだよいきなり」
「どうかしましたか?」
「どうしたゴースト、何か気になるものでもあったか」
みんなは俺がいきなり止めたことに疑問をもってるかもしれないけどこれは不味いことかもしれない。通信回線を了子博士へと繋ぐ。
「博士、これってあれですよね」
俺が問いかけるとデータを見た後なのかかなり重い雰囲気をだしていることが感じ取れる。
【えぇLiNKERに間違いないわ。けど効果は反転しているようね】
「やっぱり」
「つまりどういうことなんだ?」
LiNKERを知らない雪音さんが聞き返して来るけど仕方ないか。適合者にはまず要らないものだからね。でも、効果を知っている他二人はなんとなく察しはついているように思えた。
「つまりは適合係数が下がる薬品が霧状に充満してるってこと」
「なに!?」
雪音さんは驚きを隠しきれていない。そりゃ高める薬の事は小耳にはさんだことがあるだろうけど下げる薬は聞いた事無かっただろうからね。
【だから扱う技やギアも低出力の物をお勧めするわ、そうしないと】
「適合係数からくるバックファイアでギアに殺されることになるからですか」
【そゆこと】
「うんー? 言ってることはちんぷんかんぷんでわかんないけど要するにあんまり力を込めちゃダメってこと?」
「そうそう、つまりはそういう事さ響。まぁ無理矢理出力の高い攻撃を繰り出すなら適合係数を上げるLiNKERを使うしかないんだけど…」
俺は手持ちにあるLiNKERを見せる。
「生憎と今はこれ一本しかない。それにこんな環境だ、元々ギリギリで適合系数が足りていた俺はこれがないとシンフォギアを纏えないぞ」
そう告げるとみんな考え込むが…
「!?」
突如として出現したノイズ君達によってそうこうしていられなくなる。
『ぎょぎょ』
『ぎょぎょぎょ』
『気合だ!気合だ!気合だ!』
「どうやら考えてる暇は無さそうだ」
「うん〜、頑張って弱いパンチ出してみるけど…私にできるかな?」
「まぁ、そこら辺は調整するしかないさ…ノイズの中に変なの混ざってないか?」
「はぁ〜、しゃーねぇ。どたまに風穴じゃなくて一撃で大穴開けてやる!」
俺は首にLiNKERを撃ち込むと容器を投げ捨てペンダントを握りしめた。
【
【
【
【
それぞれのギアに適した胸に浮かぶ歌、聖詠を紡ぐ。
俺の周りに白い世界が広がりその中で黒と白が入り混じった光が体を包みこむ。
空中に輪っかが現れ走ってそれをサーカスの輪潜りのように飛び越えると光は黒と灰色、そしてオレンジ色に少量の青色、赤色の色をした宝石が散りばめられたボディースーツへと変化した。その後何処からか射出された巨大な鉄の棒を空中でキャッチするとそれを地面に突き立てその周りに絡みつくように着地する。
着地する瞬間、首を後ろへ振ると白い宝石が右上へ、オレンジが真ん中、黒は下へ青と赤い宝石は空高くと飛び散り空中に浮かぶ。
そのまま下半身を両腕の力だけで上の方へと移動させて足を棒に絡めつかせるとそこへ宝石がオレンジ、黒、灰色の順番で被さり変形して足首から下の装甲を作り出す。
そのまま足で挟んでるところを軸に上半身を起こすと上半身、顔、頭と装甲が宝石が変化して顔は元々装備していたバイザーと混ざる形で形成られた。
耳にはヘットフォンの様な装備作り出され真ん中には最初【SISTEMA ALL GREEN】と緑色で表示されその後【NORMAL OPERATION】と表示されその部分は収納された。
胸元にはギアペンダントが変形したものが装備されそのまま腕力で体をクルリと回転させながらその棒から降りて右腕をマントを払うように振ると右腕の装甲が作り出されそこに【SG-x01' Gungnir】と表示されそれを隠すように装甲が閉じていく。そのまま棒を両腕でバトンのようにクルクルと振り回し地面へと再度突き立てると残りの宝石が足、腰、背中へと集まりスラスターを内蔵した部分を作り出していった。スラスターに火を入れホバー走行しながら丸く円を描くよう走り空高く飛びあがり右腕を天へ伸ばすと上に浮かんでいた浮かんでいた青と赤の宝石群が背中へと集まり四角いコンテナを作り出した。そのまま着地して左手で棒を持つと棒は唯一装備されてなかった真っ黒な左腕の装甲へと変形した。
その後光と共に出現したフードを深く被り二つに分かれていたバイザーが一つとなって赤い線を作り出し変身は完了した。
光が収まるとみんなも完了したようでそれぞれの構えを取っている。シンフォギアに変身したことによりそこから溢れ出したフォニックゲインがすべて同じ色だったノイズに浸透して色が現れる。
音楽が流れ始め雪音さんがアームドギアを展開した。
【挨拶無用のガトリング ゴミ箱行きへのデスパーリィー】
【BILLION MAIDEN】
【One, Two, Three 目障りだ】
雪音さんはアームドギアをガトリングの形へと変形させると手前にいるノイズ達を炭素化させていく。
それが終わるとアームドギアを普通のボウガン状へと戻し俺達は前へと出る。
「やっぱりこのノイズは」
「あぁ、間違いなく制御されている」
【ドタマに風穴欲しいなら キチンと並びなAdios】
「なんて厄介な」
【One, Two, Three 消え失せろ】
俺達はその歌詞に合わせて戦闘へ突入していく。
「立花、雪音のカバー、ゴーストは私と一緒に道を切り開くぞッ!」
「了解ッ!フェイカー、突貫するッ!」
「はいッ!」
俺はコンテナから二本のアームドギア、天羽々斬が変化して低出力時の形態をしている剣を二本両腕の装甲部分へと連結させるとノイズを切り刻みながら翼さんと一緒にノイズの壁に穴を開け、雪音さんは宙を舞いボウガンから矢の形をしたビームをばら撒き、響はそれを援護しながらノイズへと正拳突きを繰り出していた。
【撃鉄に込めた想い あったけぇ絆の為 ガラじゃねえ台詞 でも悪くねぇ イ・イ・子・は・ネンネしていなッ!! Hyaha! Go to hell!! さぁスーパー懺悔タイム!!】
ノイズを切り裂き炭素へと変えるのだけど何故かそのノイズ達は復活していく
「えぇ?!」
【地獄の底で閻魔様に 土下座して来い Hyaha! Go to hell!! もう後悔はしない 守るべき場所が出来たから…もう逃げなぁぁぁぁい!】
「めんどくさいッ!」
「なんだと!?」
ノイズ達はいくら倒してもライブ会場に現れてたノイズのように自己修復していく。くそッ!きりがない。
それに加え…
「はぁはぁはぁ」
「くそぉ、ギアの出力が上がんねぇ」
「ゴーストの言ってた通りだな…ギアの出力が落ちている」
「はぁはぁはぁ…出力が上がらないとかなり…手間取るな」
あの赤い霧のせいでやはり出力が落ちて上手く倒せない。それにバックファイアによる疲労も溜まってきている。息が上がり上手く動けない。スピードが落ちたホバーで移動しながら切りまくるが次々と再生していってしまう。ならばと再生が追い付かないほど切り刻んでみて倒せたが…正直しんどい。
疲れに気を取られていたのが悪いのだが‥‥
【GAAAAAAAaaaaaaaa!】
「三人とも気を付けてッ!」
急速接近していたノイズ?に気づかなかった。
「すまない響、助かった」
「やぁ!」
響により吹っ飛ばされた後翼さんのアームドギアで追撃して再度切りつける・・・が。
「アームドギアで迎撃したんだぞッ!」
「なのになぜ炭素と砕けないッ!」
「まさか…ノイズじゃ、ない」
「じゃああの化け物は何だって言うんだ」
その襲ってきた化け物を俺の視界にとらえた瞬間。
「がぁッ!」
背中の傷に激痛が走り、思わず膝を着いてしまう。
「ゴーストさん!?」
「大丈夫か!?」
「だ、大丈夫、バックファイアの疲れが出てるだけ」
響と雪音さんが心配してくれるけど…何故今になって痛み出した。痛みに顔を歪ませながら耐えていると化け物の方から拍手をしながら誰かが歩いてきた。
「え!?」
響はその人物に見覚えがあるようで何か驚いている…一体だれだ? やがてその人物の顔を月あかりが照らし誰かが判明した。
「ウェル博士!?」
そこには行方不明になっていた博士がいて不気味な笑顔をこちらへ向けていた。
いやー、ノイズ君達は強敵でしたね~
今回はどうしても変身バンクを書きたくて苦戦してましたw
イメージ的にはXV版の響、マリア、調、切歌が合わさったものと考えてくれればOKデス!
それと響輝の使ったアメノハバキリの形ですがプロトGNソードを両腕に装備したと考えてくれればいいです。
そういえばUAが10万回を突破しましたぁ~ たくさんの人にこの小説を読んでもらえていると思うとなんだか感激です!
頑張って続けていくんで応援よろしくお願いいたします!
次回予告
化け物を追いかけるのに疾走する響輝と翼。
もう少しで目標物に届きそうだった、その時。
そこに黒い槍が立ちはだかる。
「マリア・・・・だと!?」
次回【二本目の黒い烈槍!】
さぁーって次回も!さぁびす!さぁびす!
~どうでもいい?設定G~
ガノタである響輝は…シンフォギアの世界でガンダムを探しているらしい…
響輝「・・・・なんで咽るで有名なボトムズがあってガンダムがこの世界には存在しないんだ‥‥あぁ、ガンプラ作りてぇ…」
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二本目の黒い烈槍!
コメントありがとうございます!
コメントにてGXでやろうとしていたネタを突っ込まれたでヤンス・・・それは誤字じゃないのであ、そんなこともあったな~程度で覚えていればいいと思いますよ、うん。そこまで重要なネタでもないし。
前回のシンフォギア!
暁切歌デース!
家族である響輝さんと再会できたと思ったらマリアがまた幻を見始めて大変デース…今は正気デスがいつあの状態になるか分からないので調と一緒に見張ってなきゃいけないのは辛いデス…いざとなったら薬を使ってまた眠らせなくちゃいけないデス…
それでは響輝さん達の活躍をご覧あれデス!
化け物が檻へと入っていく。その横ではメガネの男が薄気味悪い顔をしてこちらを見ていた。
「意外に聡いじゃないですか」
白いコートを着た男、ウェル博士が現れた。そして俺はその男を視界に入れた途端、化け物を見た時よりも強く背中の傷跡が痛み始めてて正直辛い。
「そんな、博士は岩国基地が襲われたときに・・・」
「つまり、ノイズの襲撃は全部!」
どうやらこの男、ウェル博士を響達を知っているらしい…岩国って事はあのソロモンの杖輸送任務の時だよな…こんな男いたっけ………あれ?
記憶が混乱してきたがそれは気にせずウェル博士へと目線を向ける。
「明かしてしまえば単純な仕掛けです。あの時すでにアタッシュケースにソロモンの杖は無く、コートの内側に隠し持っていたんですよ」
「ソロモンの杖を奪うため、自分で制御し、自分で襲わせる芝居を打ったのか」
「バビロニアの宝物庫よりノイズを呼び出し制御するなど、この杖をおいてほかにありえない…それに―――」
博士は杖を使ってノイズを出現させながら不気味で気味の悪い笑顔を浮かべる。
「――――そして杖の所有者は今や自分こそふさわしい・・・そう思いませんか、橘響輝さん。いや、試験体Xと言った方がよろしいでしょうか?」
「なんでここで私!?それに」
「試験体X?」
「なんだそれは」
試験体X…過去フィーネと戦う時にそう呼ばれてたな…やっぱり響輝ちゃんに関係があるのか? 聞かれた響は何のことだかさっぱりな表情をしている…さてどう助けたものか…
俺は尋常じゃない背中の痛みに耐えながらアームドギアを展開した。出力は落ちるが…ノイズぐらいなら!
槍を前へと向けると矛先は回転を始めたのだが、それよりも早く。
「思うかよッ!」
【MEGA DETH PARTY】
雪音さんがミサイルを一斉発射、その爆風により建物が倒壊してしまう。その結果外への道が開かれたのだが…
「あれは!」
響輝が指をさした方へ目を向けるとそこには先ほど化け物を収容していた檻を持って飛行しているノイズが見えた。
「くッ!あのままだと海上へ出ちまうぞッ!」
雪音さんの声を皮切りに―――
「立花!その男の確保と雪音を頼む、行くぞゴーストッ!」
「了解!」
まだ建物の中にいた俺は背中のスラスターを全開にしてただ真っすぐにノイズを追いかける。
翼さんのギアから音楽が流れ始めフォニックゲインが生み出されていく。
【一つ目の太刀 稲光より 最速なる風の如く 二つめの太刀 無の境地なれば 林の如し】
「よっと!」
「そのままだ!」
途中俺が追い付き前を走る翼さんを肩に乗せてさらに加速する。
「俺のギアは一撃必殺、ヒット&アウェイ戦法が基本だ・・・だから!」
【百鬼夜行を恐るるは 己が未熟の水鏡】
両腕を後ろへ回し手首のアーマーが変形、大型スラスターと化す。
「機動性特化でもあるんだよ!」
【我がやらずて誰がやる 目覚めよ…蒼き破邪なる無双】
スラスターに火が入り更なる加速を生んだ。
港を飛び出し海上へ出るがこのままだと届かない・・・・だから!
「弦十郎司令!」
【わかった! 仮設本部急速浮上ッ!】
【幾千、幾万、幾億の命 すべてを握りしめ振り翳す その背も凍りつく断破の一閃 散る覚悟はあるか?】
突如海面から大きく出て来た仮設本部の船首、それを俺はカタパルトのように上がっていきそれで。
「とどけぇえ!」
【今宵の夜空は刃の切っ先と よく似た三日月が香しい 伊座、尋常に…我がつるぎの火に 消え果てよ!】
俺を踏み台に足のスラスターを使って更なる跳躍をみせる翼さん。ノイズを切り裂き檻へと手を伸ばす姿、それを俺は海面へと落ちながら見ていたが。
「うあぁ!」
突如として翼さんを何者かが攻撃した、その結果檻へと手は届かず弾かれてしまう。
その何かが海上に浮きその上に何者かが着地しそして俺はその姿を目にする。
「時間どおりですよ、フィーネ」
暗かった星空は太陽が昇り照らされ突如として現れた黒い、俺と同じ黒いガングニールを纏ったマリアを照らし出した。
それを海に浮かびながら…否、沈みながら見ていると知ってる声が近づいて来ており響や雪音さんがこちらへやってきたのが分かる。それで海から出て合流しようとするのだが・・・・ヤバい、水中ではスラスターが使えないことはもちろんのことあの薬のせいで適合率落ちてるから水中でも使えるウォータージェットへと変形もできずただのデッドウェイトと化してやがる…
元々が水中活動なんて考えられてない形態なので浮かべず体は沈みゆく一方だった。
※※※
走り去った翼さんとそれを追いかけるように突撃していったゴーストさんを追いかけるため博士を連れて海の方へ来たんだけど。
そこではマリアさんが朝日に照らされ光り輝き海上には翼さんが浮かんでいた。
「時間どおりですよ、フィーネ」
横から聞こえてくる信じられない言葉…まさか、でも。
「嘘、ですよね…だってあの時フィーネさんは……」
私はあの時、フィーネさんとの別れの瞬間を思い出す。
【胸の歌を…信じなさい】
あの時、確かにフィーネさんは私を受け入れて消えていったはず。だからここにいるはずが‥‥
「リンカーネイション」
ウェル博士の言葉にクリスちゃんは表情を暗くする。
「遺伝子にフィーネの刻印を持つものを器とし、永遠の刹那に存在し続ける輪廻転生システム!」
「そんな、じゃあ、アーティストだったマリアさんは…」
つまり了子さんのようにフィーネさんがマリアさんを塗りつぶして存在してるって事?
「さて…それは自分も知りたいとところですね…」
マリアさんはきょろきょろと辺りを一通り見まわすとこちらを…ウェル博士ではなく私を見つめてくる……なんだか怖い。まるで最初に出会った頃の翼さんのようだ。私が身をこわばらせなんだか動けないでいると。
「さっきの一撃で私を片付けたつもりか!」
翼さんが大きな水しぶきを上げながら海上へと飛び出してそのまま水上をゴーストさんが普段使っているホバー移動? というのを使ってマリアさんへと突撃していく。
突撃し飛び上がり斬りかかるがそれを軽く躱されるとそのまま空中で体制を変えてそのまま再度斬りかかった。
「甘く見ないでもらおうか!」
【蒼ノ一閃】
大きい青い光の斬撃がマリアさんを襲うんだけど…
「甘くなど見ていない」
マントの形をしたものでその攻撃は防がれそのまま、降りながら斬りかかる翼さんを軽くいなすとマントで攻撃した。
「っく!」
そのまま吹き飛ばされた翼さんは浮上してきた仮設本部の甲板へと着地してるけど…さっきのダメージが効いているのかふらついきながら立っている。
マリアさんはあの化け物が入っていた檻を空高く投げるとその檻は消えてしまい、マリアさんも甲板の上へと立った。
見つめ合う両者…だけど翼さんの様子から見て戦えるかどうか……
マリアさんが海上に浮かんでいるアームドギアを回収して構えようとしたとき突如大きな音と共に水しぶきが上がり同時に何かが飛び出してきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、無事ですか翼さん…」
それは一回りシンフォギアが小さくなった全身ボロボロのゴーストさんだった。
※※※
危うく海底散歩をするところだったぜ
どうやって浮き上がって来たかと言うと簡単に言えば雪音さんがよく全裸になってしまうが切り札として使うアーマーパージを応用して浮き上がってきたのだ!
具体的に言えば水中で必要最低限のアーマーを残してパージして爆破、その爆風で浮かび上がってその後空中で背中のバックパックを使って体勢を立て直しあの二人の間に滑り込んだって訳だ‥‥ってかあのSAKIMORIこと翼さんがこんなにボロボロに…原作より強くない?
マリアは俺の登場に少しは驚いたような表情を見せたがすぐにこちらをにらみつけてくる。
「あなたがあの時邪魔してきたもう一人の装者ね…」
「流石は仲間が大事なアイドル大統領、仲間の邪魔をしていた者は許さないってか…」
マリアがこちらにアームドギアを構えるのと合わせて俺も左腕の黒い装甲のみ残っているためにそれを槍状に変形させて構える。
さてさて同じ構え方をしてるみたいだけど・・・これは勝てるか?
俺はそう考えながら相手に集中するのだった。
あぁ、もうネフェリム初登場回か…早いですなぁ…
話が変わりますがさっき一話から自分の作品読み返したんですが…何というか書き方が今の180度ぐらい違っててビックリしました!
これは上手くなったのか下手になったのか…どっちだ?
次回予告
交差する黒の槍、同じギアを纏ったボロボロの響輝とマリア。二人の関係性とは・・・
次回【交差する矛と槍!】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
〜どうでもいい設定G〜
緒川さんは実は…翼さん特製料理の名を聞くといつの間にかその場から消える
響「また翼さんの料理ですか…」
響輝「遺書は持ったな?俺は持ってる!」
クリス「いや、死ぬわけではないし遺書なんて大袈裟すぎるぞ」
翼「皆んなよく来てくれた、はて?緒川さんは何処に?」
緒川「…すいません皆さん、私はこれにてドロンさせていただきます」小声
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交差する黒い矛と槍!
いやーコメント欄にて予想や考察モドキをする方のコメントが無かったためになんとなく寂しく感じている走者です。
今回は主に調ファンは見ない方が良いかと…なんでかって? 自分の指が暴走してキャラ崩壊起こしたから。
それではご覧あれ。
前回までのシンフォギア!
キャロだ、響輝は最近夜中に出かけることが多くなったような気がする…ガリー曰くお国のお仕事に駆り出されているようだけど…心配だ。怪我無く帰ってくればいいんだが…
それじゃオレ達の家族が活躍する本編を楽しめ!
あたーらしいあーさが来た♪ 希望もへったくれもないあさーだ♪
脳内で黒い球体に拉致られて宇宙人と戦わされる映画のトラウマシーンを何故か思い出しながら目の前の状況に思考を動かす。
どうやっても隙が分からない、まだどちらも動かずにらみ合うばかりだが雰囲気的にまるで翼さんと戦ってるみたいに相手は強いと確信できた。
それにしても状況が悪い。あの煙によって下がった適合率に加え背中の傷が酷く痛み始めて上手く動けない。
「……噂では聞いていたけど本当にいたのね、二課に所属する存在しないイレギュラー。それがもう一振りの同じ黒いガングニールだったとは予想外だったけど……」
「……」
マリアと俺は槍を構える、じりじりと時間が経ち……やがて先に動いたのはマリアだった。
「てりゃ!」
槍で相手を突き刺すように突進して斬りかかりそれを俺は矛先で幾度か受け流してバックステップを使い下がるが着地した瞬間バックパックのスラスターを点火、槍を前へと構えこちらも突進。矛先は真っすぐに俺の体ごとマリアを捉えたがそれに対し変幻自在に変化しているマントで受け流されてしまう。
「その動き、でも……」
マリアは何かに疑問に思っているようだが……今は関係のない事か。そろそろ歌わないとフォニックゲインが足りずに負けてしまう。
両名のギアから音楽が流れだし俺は胸に響く歌を紡ぐと同時にマリアも歌を紡ぎ始めた。
【【この胸に宿った 信念の火は 誰も消す事は出来やしない 永劫のブレイズ】】
俺が再度スラスターからの推進力を利用して突撃するのを迎え撃つべくマントで攻撃してくる。それをステップで回避して接近戦へ持ち込む。
槍を突き刺す為に突くがそれを大型であるマリアの槍がたたきつけるように防ぎ再度今度は俺の体を狙って横側にも取り付けられている刀身で切りつけてきた。
【【いま例えこの身を焼き尽くそうと 信ず我が道の為なら 天になってもいい】】
それをギリギリ回避するがバランスを崩してしまった為に後ろへバク転して回避した。その後マリアは槍を上へと掲げマントで体を包むと回転し始める。
それに対し何度か攻撃してみるが弾かれる……なので俺は飛び上がり真上から攻撃を試みるがそれも読まれていたようで槍を突き刺してくる。それを武器でなんとか弾いたが体まで吹っ飛び相手から距離をとる。
【【闇に惑う夜には 歌を灯そうか 聖光のセレナーデ 力よ宿れ】】
その後射程の長いマントで攻撃してくるんだけど……なんなのあのマント。あれで刃物のように頑丈な甲板を切り裂きながら攻撃してくるんだけど、こっちは遠距離武器はすべて外してきたってのに。
【【絶対に譲れない 夢が吠え叫ぶよ 正義の為に悪を貫け】】
攻撃を避けながら突撃してまたも槍で突くと思わせといて足払い、しかしそれを軽く避けられる。ならばと逆立ちするように蹴り上げるがそれも避けられる。
【【涙などいらない 無双の一振りよ 覚悟を今構えたら 誇りと契れ】】
蹴り上げた俺を攻撃しようとしたが何とかローリングして回避して再度にらみ合う形になるんだけど‥‥マジ、キッツイ。
なんで同じ曲を歌ってるのかわかんないけど明らかに俺とマリアは相性が悪い、相手は何故かこちらの動きを予知してるかのように対応してくるし戦いにくすぎる。
マリア自体も何か引っかかってるのか疑問の表情が見て取れる。傷の痛みは一向に引かないがギアの出力が戻って来ているようで体が動きやすくなってきた。
再度攻撃しようとするときに通信が入る。
【フェイカー、マリアを振り払うんだ!】
恐らく仮設本部へのダメージが蓄積してるんだろうな、そんなことを考えながら弦十郎司令の命令を実行すべく奥の手を使う事にした。
低姿勢となり空気抵抗を減らし突撃しするんだけど……
「ッな!?」
「てりゃッ!」
突撃しながらバックパックを切り離し先にぶつけて、それに気を取られているうちに槍を叩き込んだ……しかし。
「このッ!」
「ッグハぁ!」
「ゴーストさん!」
槍は確かにヒットしたが浅く、逆にがら空きになった腹に蹴り上げを叩き込まれてしまった。
そのまま翼さんの隣に倒れる俺……あぁ~響の俺を呼ぶ声がきこえりゅ~甲板おいちぃ~(脳死)
それにしても負けたな、アームドギアの200秒制限がなくなってから訓練を続けて翼さんといい勝負できるようになったからたかくくってたけど負けたぁ~……正直血もだらだらと流れて辛い~
そのまま動けずにいると隣にいる翼さんが辛そうに顔を歪ませながら立ち上がった。
「すまないゴースト、後は私にまかせろ」
そのまま翼さんも突っ込んでいくけど‥‥いや、ホント強化されすぎだろ、かのSAKIMORIを軽くあしらってやがる。
マリアは何故かすでに倒れている俺の方を見ながら翼さんの剣を軽くあしらっている。俺も再度マリアへ挑むべく立ち上がろうとするが立てずに見ているだけだったがそのおかげで響達の方の動きが見えたのだった。
※※※
「な!?」
「!」
私がウェル博士を拘束して追いかけて苦戦しているゴーストさんや翼さんを援護すべくクリスちゃんがアームドギアをマリアさんへ向けた途端、突如謎のピンク色の円盤が私達の方へと次々襲って来てそれを避けるんだけどクリスちゃんの方には別の攻撃も加わってた。
「なんと、イガリマァァァァァァァ‼」
「ッはぁ!?」
【警告メロディー 死神を呼ぶ 絶望の夢
緑色のシンフォギアを着た子がその大きな鎌型のアームドギアでクリスちゃんを攻撃している。クリスちゃんはライブ会場の時と同じで何とか避けてるけど辛そうだ。
【レクイエムより 鋭利なエレジー 恐怖へよぉーこそ!】
「っち!」
私が援護に行こうとした時に何処からともなく現れたピンク色の子。その子は路面をスケートリンクのように疾走しながらツインテールのようになっている部分から円盤状を私へ発射してくる。それを師匠に学んだ方法で拳を使って打ち砕くけど――――
【非常Σ式 禁月輪】
――――砕くことを予想していたのかクルリと回転すると巨大な円状の刃を形成して、内側に乗り高速で突進してきた・・・ってえぇ!?
「あわわ!」
【不条理な未来 叫んでみたけど ほんとは自分が許せない すべて刈り取り 積み上げたなら 明日へと変わるの?】
私はビックリしながらロールリングして回避して相手の子は壁へと衝突するんだけど……なんだか直感ではあるけど様子がおかしいと思った。
「ねぇ」
【いますぐに just saw now 痛む間もなく】
突撃で発生した土煙からゆっくり出てくる…なんだか怖い、雰囲気はなんとなくだけど前に会った時と違う感じた。
「なんで避けるの?」
【切り刻んであげましょう!】
その子はきょとんとした顔でまるで避けるのが不思議と言うかのように私へ話しかけてくる…ホントに面識は無いと思うんだけどな…あるとしたら記憶があいまいな入院していた時ぐらいかな?
私は入院中に会ったかを思いだそうとするんだけど相手の子がそれを許さない。
「響輝さんは私達と一緒に帰るんでしょ?」
ツインテールの部分から円盤を発射しながらゆっくりと近づいて来るピンク色の子。それをなんとか捌いてはいるけども発射スピードは距離が近づくのに比例して早くなってきてるので捌きれなくなってきた。
「き、きつい!!」
「響輝さんまたそうやって私達から・・・」
【信じ合って 繋がる真の強さを】
その距離はもう目と鼻の先ってまで――――
「逃げちゃう・・・の?」
「っひ!」
【勇気と信じてく そう、紡ぐ手ぇー】
私はあわてて距離をとるために大きく後ろへ飛ぶんだけど・・・こ、怖い。前にゴーストさんの悪ふざけでクリスちゃんたちと見に行ったホラー映画より断然怖い!
未来ー…助けてぇ、未来ぅー
私は内心震えながらで構えるんだけどその子はまたもきょとんとした後。
「あははははははははは」
【きっときっと まだ大丈夫、まだ飛べって調!?】
突然笑い出した。なんなのこの子怖すぎるよ‥‥助けて未来ぅ。
「そんなに逃げるなら…捕まえるだけ」
「!?」
ピンク色の子、調ちゃんが私の方へ飛んでくる。それを回し蹴りで迎え撃つんだけど。
「嘘!?」
それをアイススケートでやるようなイナバウアーをして足の下を通って避けると私の背中側に回り飛びついてきた。
「は、離れて!」
「うふふふ、響輝さん照れちゃって…可愛い」
「っひ!」
怖い怖い怖い怖い怖い怖い。私の中ではその恐怖しかなかった。
「うぉおおお!」
「!?」
我慢ならなくなった私は背負い投げをした。そのまま高々く空中に飛んで行ってクルリと体制を整えると着地して緑色の子へと合流した。
その緑色の子の方向には―――
「!? クリスちゃん!」
「あ・・・が・・・・」
ボロボロになったクリスちゃんが倒れていた。
私は急いでクリスちゃんに駆け寄るんだけど動けそうもないみたいでボロボロだ。
「時間ぴったり・・・いや少し遅いぐらいでしたか」
「それは仕方ないデス、あそこからどれだけ距離があると思ってるんデスかあとこれ杖を回収したデス。そのまま持っててって調!いい加減に帰るデース!」
「でも切ちゃん、今なら響輝さんを捕まえることができるよ? 絶好のチャンスだよ?」
「いいから、は・や・く・帰る・デース!」
「でも、でも!」
調ちゃんは私の方を見ながらまた突撃しようとするけどその前に切ちゃんと呼ばれた緑色の子が何かスプレー?を調ちゃんの顔の前で使った。
「切…ちゃん…なに…を…」
「元々はマリア用にもらっておいた物デス、ゆっくりと眠って頭を冷やすデース」
「響輝…さん…zZ」
「即効性のスプレータイプの睡眠薬ですか…過去、私も使ったこ…グゥ~zZ」
「博士が立ったまま眠ちゃったデース!?」
切ちゃんと呼ばれた子はそのまま眠ってしまった二人を抱えるのだった。
※※※
マリア強すぎ笑えねぇ…いやホントに
翼さんはそのままマリアへと挑んだんだけど劇中よりもぼこぼこにされてる。
「時限式ではここまでなの!」
「時限式!?…もしや、奏と同じLiNKERを!」
「このッ!」
俺も援護するべく斬りかかったりしたんだけど未来予知をしてるかのように避けられしまいまたもやお腹を蹴られて海の中へ再度ドボン…女の子のお腹を蹴っちゃダメなんゾ!(元男)
最初と違い今回は最低限のアーマーっていうかバックパックに加えダメージを軽減するためにちょくちょく切り離してたから競泳水着みたいなぴっちぴちのボディースーツにちょこっと装甲が付いてるだけの状態になってたから泳ぐことができた。その為にすぐに海面から顔を出すんだけどその時にはすでに相手装者たちは突然空中に現れたオスプレイのようなヘリコプターに乗り込んでその後去って行った・・・ックちゅン!
なんでこうなったんや・・・いや、ホントに。
次回予告
マリア達の襲撃から何とか生き残った装者4人、その後自分達の力不足を実感して3人はより一層厳しいトレーニングを行うのだが響輝は一人、了子博士の元へと向かっていた。
次回【血濡れた日記!】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定~
橘響 輝……幽 霊は実は朝が弱い。
響輝「おはよぉ~…」
響「あれ? ゴーストさんなんだか調子が悪そうだね?」
雪音「風邪か?」
翼「それはいけない、早く医務室にいる櫻井女史から薬をもらって来なければ」
響輝「いやいや、風邪じゃなくてただの貧血だから、問題ないよぉ~…っていないし」
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血濡れた日記!
ふぅ~、ふぅ~、最近息切れ気味の走者です。だってネタはあるのに書く時間がないんですよ~ 毎日投稿はツライ。
とりあえずどぞ
前回までのシンフォギア!
調です、切ちゃんに薬をかけられた後気付いたらベッドの上だった…あぁ、あと少しで響輝さんを解放できたのに‥‥早く響輝さんと会いたい…
それでは響輝さん達が出る本編、どうぞ。
冬の海は…寒かったっす
あの後翼さんに甲板へ引き上げてもらいシンフォギアを解いてゆっくりと他2人の装者と共に休んでいた…出血自体はギアにある安全機構が応急処置してくれたらしく今は止まっている。
「つ、疲れた…」
俺は仰向けに寝転がる、この疲労を前にスカートとか気にしてられんよ。俺はそのまま海の香りを楽しみながらそのまま他の装者の様子を見るんだけど…
「うぅ…怖かった…」
響は響で何か怖がってるし
「…っは! 気を失ってた」
「あ、起きたか雪音」
雪音さんは気を失ってたし…皆合わせてほんとボロボロだな。
俺はなんとなくそんなことを考えながら装者達の元へと近づく。
雪音さんはなんだか悔しそう表情を変えて話し始めた。
「すまねぇ…私が足ひっぱったばかりに…」
「気にすることないと思うよ、うん。俺も最終的には海面で浮かんでただけだし」
「だがよ…」
雪音さんはまだ悔しそうにしている…あの緑の装者、イガリマは接近戦が得意なタイプだからな…雪音さんのイチイバルとは相性が悪いもんな。
俺は仕方ないと思いながら響達の方へと目を向けるのだが…どうしてそうなってるんだ?
「ううぅぅ、怖かったよぉ、怖かったよぉ」
「立花に何があったんだ…」
響が怯えてるでござる。いや、ホントに何があったし。
若干レイプ目になった響が翼さんに慰められている姿を背景に俺はこう考えてしまった…なんだか今回は逆だなと。いつもなら翼さんを雪音さんが、響を俺が慰めてたりするんだけどな…
俺はそんなことを考えながら雪音さんを元気づけていた。
少し時間が経って一旦落ち着いた俺達、ゆっくりと登る朝日を見ていると。
「大丈夫か、お前たち」
「師匠…」
弦十郎司令が仮設本部のハッチから出て来た。正気に戻った響はなにか思いつめた様子だ。
「…フィーネさんとは全部わかり合えなくてもせめて少しは通じ合えたと思ってました…なのに…」
弦十郎司令は響の悲しそうな、辛そうな言葉に右手の拳を握りしめながら答えた。
「通じ合えないなら通じ合うまでぶつけてみろ!」
・・・説得(物理)かな?
「言葉より強いもの、知らぬお前たちではあるまい」
弦十郎司令の言葉に俺も含めてだが皆あきれ顔を浮かべる。まぁ言いたい事はわかるんだけど…ね?
「言ってる事全然わかりません、でもやってみますッ!」
「うん」
響の言葉に満足そうにうなずく弦十郎司令だった。
【ふぁ~・・・おはよう~】
ヒビキちゃん寝てたのか…なんと言うマイペース。
それから時は経って文化祭が明日に控えている今日。装者達は各々の文化祭での出し物の準備に追われている頃、新たなる事実が分かった。それはマリア達の組織、フィーネが元はF.I.Sと呼ばれる米国政府主導の聖遺物研究機関の科学者達で構成されているとわかったことだ。それを文化祭準備の終えた後に俺は聞かされていた。
何故かというとF.I.Sと言ったら俺の過去にも関係しているからだ。現在米国政府にこの俺のギアの事やあの大量のLiNKERも含めて探りを入れているところらしい。俺もそろそろ本格的にこの体の、ヒビキちゃんの過去が知りたかったところなので俺が知っている唯一の手がかりを探る事にした。
「は~い、空いてるわよ~」
俺はその手掛かりを引き出してもらえる人物を訪ねそのドアをたたくと中からは陽気な声が聞こえてくる。
「失礼します」
「そんなにかしこまらなくてもいいのに」
部屋の中には白衣を纏った女性。過去俺達に敵対して月を砕こうとラスボスを気取った人、フィーネだった櫻井博士が椅子に腰掛け書類仕事をしていた。
「それで~ 響輝ちゃんはどうしてここに来たのかな?」
そして俺の秘密を知る数少ない人の一人でもある。俺はバイザーを開き素顔を晒しながら答える。
「実は俺の元の家にあったあの日記を見たくて…」
「あの血痕だらけでまともに読めなくなってしまってる日記? でも響輝ちゃんあの日記は読みたくないって過去に言ってたよね、どうしたの?」
「実は…」
俺はあの日記に俺の過去とテロ組織であるフィーネの事が分かる何かがあると説明した。
すると何やら考えはじめると答えが出たらしく口を開いた。
「なるほどね…確かにあなたは確か重度の記憶障害により過去の記憶がなかったわよね…その失った記憶の中にあのフィーネが言った失敗作のシンフォギア、それにあなたが2年間捕らわれていたと思われるF.I.Sの事が分かる何かが隠されているとしても不思議じゃないわ…私も気になることがあるし行きましょうか」
「ありがとうございます」
そのまま博士は書類を片付けると一部の書類を持って立ち上がる…俺も手伝いますよ。
確か櫻井博士もフィーネの頃の記憶はつぎはぎでしか覚えておらす重要な記憶はほとんどないらしいからF.I.Sの頃の自分を知りたいんだろうな…実際雪音さんからフィーネだった頃の自分が過去にやってきた仕打ちを聞かされた時は相当ショックを受けていたみたいだし、元から優しい人なんだろうな…
書類を持ちながらそんなことを考え資料室へ急ぐのであった。
俺が櫻井博士の資料を届けていざ資料室へ向かっている途中、皆の声が聞えてきた。
疑問に思い声のする方へと足を向けるとどうやらトレーニングルームから聞こえているようで中を覗くと…
「っは!やぁ!」
「おいおい頑張りすぎじゃないか?」
「だが強くならなければあのマリア達に勝てない」
「だからってよ…」
響、雪音さん、翼さんの三人が訓練しているようだった…まぁ、あそこまでボロボロに負ければ悔しくて強くなるために訓練もしたくなるか。
俺は携帯端末で櫻井博士に遅れると伝えると近くの自販機で飲み物を買いそれを持って部屋の中に入った。
「三人ともお疲れ~」
「よー、何してんだ?」
「ん? ゴーストか既に帰宅していたと思っていたがどうしたんだ?」
「っはッ!やッ!てぅたッ!」
雪音さんと翼さんはこちらが来たのをすぐに気づいたようで響はまだサンドバックに拳や蹴りを撃ちこみ続けている…ストレスでも溜まってんのかな?
二人へ買った飲み物を投げると翼さんはすぐにキャッチできたが雪音さんはキャッチし損ねそうになる。
「あっぶねぇだろ!」
「ごめん、ごめん」
「ふむ、水分補給を忘れていたな…ちょうどいい休憩にしよう」
翼さんはそのまま飲み物を飲むんだけど…なんと言うかスッゴイエッちぃ、
「ん?どうしたんだ?」
「いいや何デモナイデスヨー」
汗だくの美人さんが飲み物を飲む姿ってスッゴイフェチズムを感じると思うのです、はい。
「何見てんだか…ってアタシのはヤシの実サイダー!?」
「あ、間違えた。雪音さんのはこっちのサイダー」
「どちらにしても炭酸じゃねぇか、普通運動している人間に炭酸渡すか?…ってか渡し方も渡し方で炭酸飲料投げるなよ」
「いや~雪音さんならちゃんとキャッチしてくれるもんだと思ってたから」
「はいはい、アタシが運動音痴なのは知ってますよ~…ところであのバカの飲み物は?」
俺はヤシの実サイダーを受け取るともう一本持っていた飲み物を出す。
その出し方もこだわって青狸風に…取り出した!
「コ~ンポタ~ジュ~」
「コーンポタージュ、だと!?」
「えぇ…コンポタっておい」
雪音さんは呆れて翼さんは何故かキラキラと目を光らせている…天然な翼さんは置いといて呆れている雪音さん、私をなめてもらってちゃいけねぇ。
「もちろんおしるこも買っておいたぜ」
「お、おしるこもだと!?」
「どちらにしても差し入れするもんじゃねぇ!」
今日も雪音さんの突っ込みが光りますねぇ~
俺はそんなことを考えながら本当は持ってたスポーツドリンクを手にサンドバックにラッシュを叩き込みまくっている響の元へ歩く。
「お~い、響~休憩の時間だぞ~」
「ひゃい!?」
首元にキンキンに冷えた飲みものを当てたら可愛い声を上げてこちらへ向く。
「あぁ~ビックリした~」
「自分を追い込むのはいいがちゃんと休憩挟めよ~」
そのままスポーツドリンクを響へ投げると振り向き雪音さん達へ一言無理をするなと言うと部屋を後にする。…コンポタうめぇ~
その後資料室へ到着して櫻井博士と合流、受付の人に事情を話して日記を出してもらった。
「それにしても血痕だらけね…いつも常備してたのかしら?」
「さ、さぁ?」
日記は袋に梱包されていて匂いはしないが…見た目がすごい。
俺はその梱包を解き日記を取り出したのであった。
ちゃんと日記は出したからタイトル詐欺にはならないはず…多分。
次回予告
日記をめくる響輝、様々な過去が分かり、とうとう背中の傷へと至る。
次回【過去!】
さぁーって次回も!さぁーびす、サービス!
~どうでもいい設定G~
ウェル博士は実は…睡眠薬をよく使っている。
ウェル「さてと、今日のところはこれでおいまい。寝ますか…zZ」
その時ウェルの手にはスプレーがあったとかないとか
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過去!
ちょっとリアルで忙しくなってきた為に次回から一週間から二週間ぐらの期間22:00に投稿しまーす!ご了承くだされ〜
そして一つだ謝らせてください…シリアス…できませんでした。
前回のシンフォギア!
雪音クリスだ!
最近あのバカがゴーストや未来達をやたらめったらに呼んであたしの家でパーティーなどを開きながる。迷惑じゃないが流石にSAKIMORI料理はもうたくさんだ!
それじゃゴースト…響輝の活躍する本編を見やがれ!
⚪︎月⚪︎日 晴れ?
あのライブでの出来事で大怪我を負って誘拐されここに来て一年となったと思う、多分。効果のわからない薬やら手術やらで意識が飛び飛びで正確な時間もわからないしこの一年まともに動けなかった。
けれど最近は体がそれに慣れたか馴染んだのかわからないが松葉杖を使ってではあるけど何とか動けるようになった。傷の治りも早いようであの英雄キチ先生によるとあと3日ぐらいで完治するとの事……あの先生見た目と言動はザ・悪役って感じなのに意外と優しいんだよな……いきなり笑われると怖いけど。
⚪︎月×日 晴れだと思う、多分。
今日は新しく作られたシンフォギアを使ってでの装着テストの日、なにぶん試作品らしくて何が起こるかわからないらしい。私には拒否権は無いが唯一英雄キチ先生が私の事を心配して反対してくれたらしい、やっぱりあの先生は変だけど優しい。
装着直前にせめてもとお菓子をくれた…羊羹を。チョイスがかなり渋かったけど今の私にはすっごく嬉しかった。もうすぐ時間だ、生き残ったら英雄キチ先生に私の友達である□□■□□が話してくれた鋼の英雄達の話をしてやろうと思う。多分、喜ぶから。
⚪︎月■■ 雨
体 変 助け て
×月⚪︎日 多分雨
装着テストから何日か経ったらしい今日この頃、多分安全装置がまた起動したんだろうな俺に切り替わってやがる…クソめ。表に出るつもりはコレっぽっちもないって言うのによ、なんでこう3度も命に危機に晒されてんだ俺?
一応は日記記入は続けるが…俺の事気付くかな? 認識に何百とフィルターかかってるから第三者でも気付かないんだよな…恨むぞ〜そんなフィルターを作った過去の俺〜って書いてもいい感じに認識が晒されるだろうな…
とりあえずは今日の出来事を書いておこうと思う、うん。
目覚めて最初に見舞いって言ってもその人しか来なかったんだが英雄キチ先生が来てくれた。めちゃくちゃに心配してくれた後、正気に戻ったのか“英雄を生み出す為には犠牲が〜…"とか悪役気取ってるけど体は正直、震えてるし顔色も真っ青なんだよな…なんでこの人ここにいるんだろ? その後精密検査が行われてその後に聖遺物ガングニールを軸としたシンフォギアとの適合テストをした… ガングニールとか久しぶりに見たな…元気そうでなりより。
どうやら前に使った試作品は問題が多かったらしくて装者である俺を殺しかけたらしい…危険物だな、おい。アダムでもそんなの作らなかった…いや、俺の知らないとこでは作ったかも知れん、かも知れん。きっとサンジェルマンに止められたんだろうな…多分。
そんな事はどうせ認識できないだろうから置いておいて、試作品のシンフォギアもガングニールベースらしくてこっちを最初に着てデータ取りするとかなんとか。いや、最初にそれやれよ。っと目覚めるらしい、俺はネムネムするからもう死にかけるような事するなよー
×月⚪︎日 雨
頭が痛い、昨日の記憶がちょっとしか無い。シンフォギアを纏った事と英雄キチ先生がお見舞いに来てくれた事、日記を書いた事ぐらいしか覚えていない……どうしたんだろ、私。
ガングニールは私に合ってるみたいですっごく動きやすいが英雄キチ先生が改良中の薬がゲキマズ、後で言っておかないと。
今日は英雄キチ先生の影響を受けたのか新しく英雄狂いの先生を紹介された。英雄キチ先生と双子で見た目は瓜二つなんだけど…英雄キチ先生と違ってこの先生怖い。
⚪︎月⚪︎日 雨?
今日も今日とてもガングニールの纏う日が続く、ひたすらに胸の音を声に出して歌ってる……正義ってなんだろ? 私に正義は存在しないんだけどな…
英雄狂いの先生は英雄キチ先生とは違いかなり外道だ。すぐに私を薬漬けにしたり酷く痛い実験したりと色々好き勝手にやっている…英雄キチ先生は毎度の如くその後の精神ケア?ってやつで来るけど正直英雄キチ先生の方が参ってると思う、うん。
⚪︎月×日 曇
今日はとうとうガングニールからあの試作品へ移る日、ちゃんとデータは反映したらしく前と比べて動きやすいが正直怖い。何かが、何かが減っていっている気がする。
⚪︎月▽日 曇
あのギアを纏うようになって家族の名前を忘れてしまった。
⚪︎月▲日
今日は英雄キチ先生に新しい先生を紹介してもらった。
ナターシャなんとか先生、正直名前は長すぎて覚えられなかったけど先生がマムと呼べと言っていたのでマムとここにも記入することにする。
マムはまるで私の厳しい時のお母さんのような先生だ、何時も厳しい事を言うが優しさが隠し切れてない…コレが□□■□□の言うところのツンデレってやつなのかな?
⚪︎月×⚪︎日
今日はいい事があった。
マムがなんと同じくらいの子を紹介してくれた。
いつも落ち着きがなく忙しない切歌ちゃん。
冷静でいつもクールな切歌ちゃんの相棒、調ちゃん。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
そして最年長で三人のお姉さん的存在のマリア。
この4人とはマムの紹介だったおかげかすぐに仲良くなった。
特に切歌ちゃんと調ちゃん、そして■■■ちゃんは私が外から来た人間と知ると色々と質問してきたら忙しかった。
マリアはマリアで三人の前ではお姉さんしてるけど一人になると…何というか弱い部分を曝け出してしまう。それを偶然見たもんだから…甘やかしてしまった。
それから■人に私の知っている歌を教えたりとかなり楽しい一日中だった。
⚪︎月×▽日
今日は訓練でガングニールを纏ったマリアと戦うこととなった。
槍での腕は私の方が上だったけど体力的に厳しくて負けてしまう…そして友達の名前を忘れた。
⚪︎月▲日
今日は私の体質を使ったテストだと言う、切歌ちゃんが使っていたイガリマを纏って今度は調ちゃんと戦って欲しいらしい。
イガリマは一応纏えたんだけどガングニールにあったようなバイザーがこっちにもあって少し邪魔だ。
戦いの結果またも惨敗、やっぱりガングニールよりは動きにくいからかな?
…そして家族を忘れた。
※※※
ページをめくる指がどんどんと加速して文字を俺の瞳に写し読み取っている、しかし先のページは文字が血で滲みまともに読めない、それまでの読める部分も不自然に文字が潰された場所があり読み取れないがやはりあの三人と自分には接点があるようだ。
「えっと…コレって私も読んで良かったのかしら〜…」
一緒に読んでいた櫻井博士が何が言っているようだが俺は別の事で精一杯だった為に聞き取れなかった。
【ちょ、ヒビキちゃん!?】
「私の…過去…」
体の主導権がヒビキちゃんへと移り俺は胸の中で戸惑っていた。
だってヒビキちゃんは俺が何度体の返却を提案しても却下し続け、自分から元の体へと戻ろうとしてなかったからだ。ヒビキちゃんは血痕だらけのページや全て黒で塗りつぶされて読めないページなどをまるで何かを思い出すかのように文字の跡を追っていく。俺にその読み取った情報は入らないがヒビキちゃんのその複雑な、嬉しい、悲しい、楽しみ、恥ずかしい、怖い、怒り、狂いなどの気持ちが感じ取れた。
そして最後の、黒一色の塗りつぶされその上から血痕が色濃く他のページよりも赤と黒が混じり合ったページへとたどり着いた。
「なに・・・コレ・・・」
【嘘だろ…】
俺たちが驚いたのも無理ないと思う、だってそのページは確かに黒と赤の混じったページだ。だけどそこに血で書かれていたのはたった一言。
消えたくない
何がヒビキちゃんにあったのか、俺達には読み取れない。この意味がわかるのはただ一人、ヒビキちゃんだけだ。その本人はそのページをずっと眺めて続けている。
「ひ、響輝…ちゃん?」
【お、おーい】
俺と櫻井博士が恐る恐る話しかけるが何も反応を示さない。それからずっとじっとしているかと思いきや。
「思い…出した…」
【ヒビキちゃん?】
ヒビキちゃんはそう言うと意識が燃え尽きたかのように倒れてしまう。そして俺も同時に意識を失った。
キツい…毎日更新キツい。
コメントの力でエタルのを防ぐのでお願いしません!だって利用規約に引っかかるかもしれないから!
そんな事よりマジでキツい〜…zZ
次回予告
過去を思い出し、呼びかけに応じなくなったヒビキ、それを響輝は心配しながらバニースーツへと袖を通す、舞台は文化祭だ。
次回【バニー&ガール】
さぁーて、次回もさぁーびす!さぁーびす!
〜どうでもいい設定?G〜
作者は実は…百合系アニメが大の苦手だった。
走者「シンフォギアはOTONAやごはん&ごはんが飛び交うバトル漫画だからセーフ!」
なお、唐突のヒビミクに脳死した模様。
イースターエッグ
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バニー&ガール!
22:00に投稿すると言ったな…あれは本当だ。
今日はたまたま早く書き上がったので投稿しましたー
今回はぶっちゃけると茶番も茶番、自分の見てみたい光景も詰め込んだみたいなお話なのでそこまで期待しないでくださいねー、自己満足回みたいなものだから。
それとコメントしてくれたオーディエンス達や読者のみんな!
前回仕込んだイースターエッグには気付いたかな? 隠し場所は教えないから頑張って見つけてくれ!
前回のシンフォギア!
雪音クリスだ…現在私は追われている。あの怖いクラスメイトに追われているんだ…と、とにかく逃げなければ…
とりあえず何故こうなったかは本編でわかると思うから…どうぞ。
櫻井博士と日記を調べてヒビキちゃんが暴走、気を失って手元の時計によると半日が経過したらしい。目覚めた俺は医療室のベッドの中、ヒビキちゃんへと呼びかける。
「ヒビキちゃん?」
【…】
何度か呼びかけるが反応はない。ちゃんと存在しているのはわかるが奥の奥、心の中心と言ってもいい場所に引きこもっているようでこちらの声が聞こえてないみたいだ。
そのまま呼びかけ続けたがやっぱり反応はなく俺は次の日を迎えた。
私立リディアン女学院文化祭。一昨年より同好会、部活の制限が解除され様々な種類が生まれた。今回は学園のお祭りと言うことでそれぞれの部や同好会が総出で盛り上げて異色と言っていいぐらいにカオスになっていた。
「真実はここだよ、マイ・ディア」
「このぉ~アホガールそれは来週の課題だヨ! 今日の時間はコレだ。なんでいつも他の課題ばっかりやるかナ?」
「簡単な事だよプロフェッサー、僕の求める事実はここにあるのだからね」
「キンジ~あたしももまん食べたーい」
「リコもももまーん!」
「おいおいアリアにリコ、なんで俺が遊びに来ているのに何故パシラれなければならないのだ?」
右を見れば探偵部の部員が他校の男に向けてチャカを振り回しながらガン=カタを披露してホームズと呼ばれる部長がモリアーティと呼ばれる先生の出した殺人現場の問題を推理ショーしながら解いている・・・てか、ガン=カタってリアルで出来る人いるんだ。それにしてもスゲェ、あのピンクツインテールの子、細かくは見えないが特別使用のガバメント二丁を使って縦横無尽に振り回しながら男追いかけ。その後ろには金髪サイドアップの女の子がワルサーP99、デリンジャーの二丁を持ってニコニコと笑顔を浮かべながらその二人を追いかけてやがる。いいなぁ~俺もデリンジャー欲しいなぁ~
「だからこの携帯式榴弾砲は敵装甲車にはゆうk」
「何してんのよあんたは!」「痛いぞ千鳥」
「あんたね!せっかくテッサちゃんやマオ先生が自分達の学校の文化祭に招待してくれたってのにまたミリタリーオタ話ばっかりして、いい加減にしなさい!」
「しかしだな「しかしもへったくれもない!」
「まぁまぁ千鳥さん、そんなに相良さんを叩かないであげてください」
「そうよかなめ~、あんまり叩くとバカがパワーアップして最大級の大馬鹿に進化するわよ~あいつみたいに」
「へーい! かわいこちゃん、お兄さんと素敵な夜を過ごしてみないか?」
「またナンパですか」
「ですね」
「だな」
「よし、サージェント相良!」
「はッ!」
「あの女の敵、クルツ・ウェーバーをぶっ飛ばしてきなさい!」
「イェスマム!」
「ちょ、嘘だよな?宗介」
「すまんなクルツ、上官の命令は絶対なんだ」
「やめ、やめろぉおおおおおおお!」
「もふぅ〜!」
「何故ここでポンタくん!?」
左ではミスリル連合同好会、略してミスリルが何というかコントしながら暴れていた…死ぬなよ、クルツさん(ナンパされた経験あり)
上を見れば――――
「すごい!これが飛行石の実力と言うものか!」
「ムスカ先生!それはシィタさんと遊びに来ている彼氏のパズゥ君が協力して生み出した半重力を発生させる石ですよ~あんまり使い方を誤ると…」
「見ろ!人がゴミのようだ!」
「もうあんなに高く…言わんこちゃない。キキ、ジジと遊んでないで先生回収してきて」
「はーい」「ニャ〜」
新次元研究開発部通称、メガぁメガぁぁあああ‼部がなんか面白い事やってんな…あとで混ぜてもらおうっと。だけどあの浮かんでる顧問の先生、変わり者だからちょっと心配だ。
っとまぁ今年の文化祭はほんのちょびっと見ただけでもどこかで見たことがある人たちに溢れカオスを極めている。そして俺はその中、バニースーツに身を包み自分のクラスの書かれた看板を引き下げ宣伝をしている。
「一年F組~メイド喫茶してまーす!どうですかそこのお兄さん、可愛い女の子と遊んでいきません?」
なんと言うか自分から見てもヤバいお店の香りしかしない。そのまま宣伝ついでに色々な露店を回りいろいろな物を食べながら歩いている…って何だこのギャラクシータコ焼き・SAN値チェックバージョンって流石は宇宙猫研究会だ、意味のわからない物が売ってやがる。もぐもぐと口に放り込みながらSAN値チェックを繰り返して進んでいると…
「調理室で爆発だ!」
校舎から一つの爆発音が響いた…ってかまた調理室かよ、今月40回目だぞ。俺はそのまま風紀員会仮設本部、略して中央司令部へと急いだ。なんでかって?緒川さんへの説明の為に被害状況の確認とあの天然な先輩を止めるためにだよ。大型のテントが張られておりここが司令部だ、中へ入ると悲惨な声ばかり聞こえて来た。
「こちら中央司令部、調理室応答せよ、繰り返す調理室応答せよ!」
「またSAKIMORIか!?」
「伝令! 現在B校舎二階にて発見、現在追跡中!」
「了解だ、こちらも増援としてFOX部隊を派遣させた、きっとBIG BOSSなら目標を必ず確保してくれるだろう…これで事態の収束するといいのだが…」
「噂では科学研究会通称、マッド運動部が化学兵器であるSAKIMORIレシピを手に入れるために暗躍しているとか」
「くそぉ…何故料理でここまでの被害が出るんだ…」
なーんかいろいろと忙しいみたいだな~…まぁ何時もの事か。
俺はそのまま司令部に入って副指令であり顧問の1人のカズ先生にいつも通り理事情を説明、緒川さんへの連絡を頼むとまたぶらぶらと歩きだす…お、あの人。
「おーい!」
「あぁ?」
見覚えのある白髪だと思い声をかけるとなんとも愛想の悪い喧嘩を売ってるような返事が返ってきた。
「いつも通り怖い顔してるねフォン君」
「あぎゃぎゃ、うるせぇコレは生まれ付きだ」
この人の名前はフォン・スパーク君、こんな怖い顔の男の子だが2人の妹を支えるお兄ちゃんだ。ダブルオーPとは関係ないみたい、残念。
「あれ?ハナヨちゃんとハヤナちゃんは?」
「あの2人ならあっちで遊んでるぜぇ」
なるほど、だからさっき2人の友達であるナナリーちゃんの姿を見かけたのか…コーネリアさんとルルーシュ君が今、頃必死こいてスザク君と使用人のジェレミアさんも使って探してるんだろーなぁ。
知り合いの兄弟とその親友の事を考えながら文化祭はカオスだと再認識していると携帯のアラームが鳴り出した、そろそろ交代の時間だ。
「そろそろ俺戻らなきゃいけないからF組にも遊びに来てね〜」
「あぎゃぎゃぎゃ。2人を回収したら見に行ってやるよ、その綺麗な姿を拝みによぉ」
フォン君はそのまま不気味な笑顔を浮かべながらその場を去る。
俺も教室へ向かおうとするがーー
「デース!」
「ん?」
ーー今、近くの物陰で何か聞き覚えのある声が聞こえた気がした…気のせいか。俺はそのまま自分のクラスへと急いだ。
クラスへと到着するとメイド喫茶店は満員御礼、全席が埋まっている状態だった。
「何で上条さんがこんなところに…インデックスさんなんででしょうか?」
「だって私が来てみたかったのもあったしトウマもメイド喫茶に一度来てみたかったと言ったからだもん!」
「インデックスなんて事を記憶しているんだ…はぁ〜頼むからそんなに高いものばかり注文しないでくれよ〜…って注文してるし。ふ、不幸だ」
「ガリー本当に響輝はここの店なんだろうな?」
「えぇ、響輝はF組ですからここのはずですよ
「ならいいが…不安だ」
「
「地味に待って派手に登場、コレが舞台の鉄則だ」パーン
「レーアの言う通りですわ」
「…ファランその手に持つ物はなんだ?」
「? 何って調味料ですけど?」
「ガリー、取り押さえろ!」
「私達の健康の為に恨むなよ!」
「ギャー!」
「派手に散ったな」パーン
「そんな事より響輝はまだかナ?」
何か前世で見覚えがある2人だがそっちは無視無視。俺は来たこと一言クラスのみんなに伝えるとキャロさん達の席の担当の子に担当を代わってもらいバックヤードに入りエプロンを付けそのまま注文された物を持ち急いだ。
「お待たせいたしましたキャロ様、ガリー様、レーア様、ファラン様、ミケ様、こちらご注文となりましたオムライスとなります」
俺はそう言うと一人一人の前に丁寧に料理を並べていく。
キャロさん達のは突然の俺の登場とバニースーツに驚きすぎてフリーズしてるみたいだった。
「すごーい!トォーマ、トォーマ!あの人バニーガール?って言うのになってるよ!」
「何でメイド喫茶にバニーなんだ!?」
「メイド喫茶ってすごいんだね!」
「ここは本当に上条さんが思い描いたメイド喫茶なのか?」
弁当屋組のフリーズが終わり正気に戻ると格好の事に問い詰められた。
まぁ普通、メイド喫茶と考えていればバニーガールなんて問題思いつかないだろうからね。
「響輝いじめでも受けてるのか!? 何故オレにに何も相談しない!」
「
「お、落ち着くんだゾ!」
「そうだ、こういう時は落ち着いて地味に素数を数えていけばいい」パーン
「だからと言って一言一言言うたびにポーズを変えるのは地味と言えるのかしら…」
キャロさんが変な勘違いをしちゃったでゴザル。
涙目に抱きついてくる店長に俺はこの格好の事情を説明するが納得はしてないようで難しい顔をしている。
「…とりあえず帰ったら説教な」
何故!?
俺はキッチンへの帰り際キャロさんに言われた言葉により絶望感を味わうのであった。
キッチンでは人が足りてないようでフル稼働している…別に手伝いながらみんなのお昼ごはんも一緒に作っても構わんのだろう(キリ)
俺は卵をかき混ぜながらそう考えるのであった。
ふぅ〜、スッとしたぜぇ〜
今日はたまたま早く書き上がりましたが明日はわからないのでご注意を!早く書き上がった場合は20時に上げますので。
次回予告
追い詰められた雪音クリス、立ちはだかるは幾度となく襲ってきたクラスメイト達…クリスは生き残ることができるのか?
次回【不思議の国のクリス!】
さぁーって次回もさぁーびす!さぁーびす!
〜どうでもいい設定G〜
雪音クリスは実は……ヒラヒラとした服は恥ずかしくてあまり着れてはいない。
クリス「あ、あたしには似合わねぇよな…うん、やめよう」
響「じー」
翼「じー」
響輝「じー」
了子「じー」
弦十郎「じー」
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不思議の国のクリス!
今回も早くry
前回のシンフォギア!
翼です、現在リディア1の戦闘力を誇るFOX部隊に追われています…何故だ、私はただみんなの為にケーキを焼いただけだというのに…
それでは私が逃走中の本編をどうぞ。
※※※
昔々、君より昔。あるところある場所に銀色の髪色をした女の子、クリスがいたそうな。その子は両親に導かれ星の反対側へと人々の心を癒す為に旅立った。しかし心ない人達によって両親は死んだ。それからその子はノラリクラリ様々な
友達だからと
その子は最初理解ができなかったが
しかし、しかし。今彼女はここにいる事を心から後悔していた。
「なんであたしがこんな格好しなきゃいけないんだああああああ!!!」
「クリスちゃん素敵すぎだよー」
「響の…メイド姿…クリス…いい…」
クリスの近くには見惚れている兎と鼻血が垂れている帽子屋がいたそうな。
※※※
雪音さんが不思議の国のクリスになってたでゴザル
キッチンでの料理を終えて遊びに来たフォン君達と話し終わりさて、回るかーって感じで教室から出たら雪音さんの悲鳴が聞こえてきた。
だから俺は何かあったんじゃないかと心配し走って声のする方向へと向かったんだけど…そこにはヒラヒラの可愛いメルヘンチックな服を着た雪音さんがいたでゴザル。
「おい、バカッ! なんであたしの衣装がコレなんだよ、恥ずかしすぎるだろ! それと元の服はどこへやった!」
「えぇ〜、せっかく歌劇団同好会から衣装借りてきたのにもったいないよ、服は未来に預けた!」
「クリスの服なら私が持ってるよ、でも返さない。だって今の格好のクリスレアなんだもん!」
「こ、このぉぉ!!」
響の両肩を持って必死に揺らしている雪音さん。確かそっちのクラスは確か執事喫茶だから燕尾服の筈なんだけど…あの胸じゃ男装は無理だな、うん、無理だ(確信)
でもあの服…ヤバイな、可愛いすっごく似合ってて可愛い。まさに絵本の中から飛び出して来た童話のキャラクター見たいだぁー
俺がその可愛さに目を奪われていると雪音さんがこちらの存在に気付いたようで涙目でこちらを睨んでいる…いや、それも可愛いかよ。
「お前まで見てんじゃね!」
「見なければ・知らずに後悔・クリスちゃん」
「惜しかった、ゴーストさん字余り!」
「俳句も読むんじゃねぇえええ!」
「バニー響輝まで追加されてここはもしかしたら…エデン?」
若干一名気を失いそうになっているけれどそれは置いといて俺は雪音さんからの抗議を聞きながら今度は部や同好会が出し物を行うステージへ急いだ。それには響や小日向さんも向かうようで先に行ってるとの事。響と小日向さんよ、人のこと言えないがメイド服のままで向かうのか…雪音さんはそのままの格好で無理矢理連れて行ったけど。
移動中俺は雪音さんの手を繋ぎ進んでいるんだけど雪音さんは人の目線が気になるらしく周りをキョロキョロと気にして気にしていないようだ。周りを見ても学園祭にマッド運動部の顧問として招かれているノリマキ博士の作品しかないのになぁ。
「んちゃ!」
「んちゃ、そういえば雪音さんは何故そんな格好を?」
「あ!?そ、それはだな…」
俺は作品からの挨拶を返しながら服の疑問を聞いた。だって雪音さんはこんなヒラヒラとしたメルヘンチックな服は恥ずかしくて着れない方だからね。
「…クラスメイトの奴らが無理矢理着せたんだ。あのバカも面白がって協力してるし散々だよ、まったく」
なるほどそれは散々だったね…俺も似たような理由だけど。
改めて雪音さんの格好を見る。服はドレスの上にエプロンのような物が取り付けられており雪音さんの特徴である上からボッキュボンの体型を惜しむ事なく生かした装飾が施され色は雪音さんのイメージカラーである赤で統一されているものの白を基本としている為に純白なイメージを想像させる。髪は一つに下の方でまとめられていて頭に付いているリボン付きカチューシャはウサギの耳のように立てられ他の部分とは違い濃い赤色になっている。
「な、なんだよ」
「いやなに、雪音さんはエッチだなぁ〜だと思って」
「本当になんなんだよ!?」
俺は雪音さんの抗議の声を全て聞き流しながらステージのある校舎へと急いぐ。途中よく弁当を買いに来ていて、その度にお話ししているうちに友達となった流竜馬さんやその仕事仲間で相棒の隼人さん、弁慶さん、武蔵さんに雇い主の早乙女博士と出会ってついつい何時ものようにお喋りしたり、友達の最近恋人ができてハッピーだがその恋人がエッチすぎると悩むなアンジュを応援したり、最近妹の顔が怖いと言うギレンさんを元気付け、その後に出会った兄が怖いと怖がるキシリアさんを励まし、娘に変な虫がついたと悩むドズルさんの相談に乗ったり、同期のシャアが羨ましいと打ち明けるガルマ君の悩みを聞いたりと結果的に知り合いの遊びに来ていたザビ家みんなの話を聞いたりと色々な人と出会ったりしたがなんとか開始時間前に校舎へと到着した。
「あ!2人ともこっち!こっち!」
「もう響、そんなにはしゃがないの」
ステージの観客席はすでにいっぱいで響達があらかじめ席を用意してくれてなきゃ座れないほどだ。
俺達は席へと座り俺は持っていた学校のパンフレットを取り出す。
「えっと今からあるのは・・・」
「ゴーストさん胸の谷間からパンフレット取り出してる…エッチだ」
「グハァ!バニー響輝。え、エッチすぎる」
「おめぇも人のこと言えねぇなぁ…」
仕方ないじゃん、収納場所がここしかないんだから。
雪音さんが呆れて小日向さんが大量の鼻血を出して響に介抱されているのを横目に中身を確認した。
えっとこれからあるのは漫研と特撮研究会とスタントマンクラブと模型部と強化外骨格研究部の5つが協力して出しているやつらしい。詳細は…あった何々、タイトルは【黒鉄の巨人マジンガーZ vs 勇者王ガオガイガー 特撮バージョン】…なんか、出だしからすごいの来たな。漫研と特撮研究会が物語を担当して模型部と強化外骨格研究部が着ぐるみをスタントマン部が中身をやるのかこれは楽しみだ。
「三人ともこれ見て! このがおがいがーってロボットかっこいいよ!」
「わかる、ロボ好きにはたまらないデザインをしているなぁ」
「そうだね、私的にはその後にあるリディアン歌劇団の劇が楽しみかな団長が天宮さくらさんに代替わりしたみたいだし~」
「はぁ~、こんな格好だが暗くなるみたいだし関係ないか…」
やがて照明がゆっくりと落とされ辺りが暗くなる…ステージの始まりだ。
今回も自分の見てみたい光景を詰め込んでみましたー
面白かったかな?
次回予告
ステージの始まりと共に乱入する防人、それと一緒に現るは義手を付けた数々の戦場を生き残ったーーー
「待たせたな」
ーーー先生であった。
次回【舞台上の出し物!】
次回もー、さぁーびす!さぁーびす!
〜どうでもいい設定G〜
ガリーは実は…かき氷が苦手
キャロ「ガリー、かき氷食べないのか? 美味いぞ」
ガリー「が、ガリーちゃんは遠慮しまーーーーす!」逃げる
ミケ「絶対ファランが前にやったおふざけが引いてるゾ」
レーア「派手に美味い!」パーン
ファラン「私はただ美味しくしただけなのに…なんででしょう?」
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舞台上の出し物!
コメント返信は遅くなる予定なのでご了承を。
今回もry
前回のシンフォギア!
■■■、■■■■■■■。■■■■■■■■、■■■■■■■…
■■■■■■。
それでは私の友達の響輝さんの活躍を見てくださいね!
「行くぞッ!マジンガーZ!」
「来いッ!ガオガイガー!」
二人の黒鉄の巨人が互いにその胸の正義を信じて殴り合う、方や恋人や仲間を守るために戦い、方や世界を守るために戦う。同じような目的を持っているがゆえに争い傷つき合う、まるでそれが世界の心理のように。
「うぉおおおおおお!」
「おっとマジンガー怒涛のロケットパンチのラーーーッシュ! ガオガイガー勝てるのか!?」
「負けるかあああああ!」
「ロケットパンチをシールドで防ぎ接近していたマジンガーにドリルニーが綺麗に決まってしまいダウンッ!ここで倒れてしまうのかああああ?」
まさに一触即発、泥沼の戦いになりながらも二つの巨人の拳が交差したその時。
「おわっととと…む? ここは何処だ?」
突如として天井かSAKIMORIが振ってきた……甲冑姿の。
「つ、翼さん!?」
司会は突如として現れた翼さんに驚き混乱していて状況を呑み込めていないみたいだが観客はあの有名なアーティスト、風鳴 翼がステージに上がったことにより何か始まるんじゃないかと期待して騒がしくなってきている。SAKIMORI本人は何か察したような表情を浮かべ落ちて来た穴を見ている。
その手には長刀が握られており恰好も合わせて何か始まるんじゃないかと思わせるには十分だった。そして何かを感じたのか大きくバックステップを行い翼は穴から離れると誰かが落ちて来た。
それは膝立ちした男性で灰色のスーツへ身を包んでいるが左腕は袖が肘まで捲られており中には義手を付けているのが分かる。そしてその男はゆっくりと立ち上がる、その雰囲気はただモノではない…具体的に言えばどっかに傭兵部隊でも持ってそうなほどのカリスマが溢れていた。そして立ち上がってその男は一言いい放つ。
「…またせたな」
そしてその男は風紀員担当顧問の先生であった…
※※※
何してんだあのSAKIMORIは!?
俺達が手に汗握る戦いを観戦していると突如として降って来たと思ったら風紀員の先生まで降ってきた。それもあの先生はあまりにもカリスマが凄すぎて学校ではBIG BOSSと慕われている先生だ。確か中央本部で翼さん確保の為にBIGBOSSを動かすとカズ先生は言っていたけど本当だったんだ…あの人非常勤なのに。
と言うか翼さんは翼さんで確か翼さんのクラスの出し物であるコスプレ喫茶の衣装のまんま逃げ回ってたのか? 確かあのキャラは翼さん自身が声優を務めたキャラだったはずだ、と言うことはあれはコスプレと言うか本人なのでは?
舞台の上では司会も状況を把握したのか出し物を変更して現在行われていた劇を中止、急遽BIGBOSSvs風鳴翼のバトルと言う出し物に変更したらしい。
「先生ここで逃がしてはくれないでしょうか?」
「ッフン、すまないがそれはできない相談だ。既に
「なるほど…ならばッ!」
翼さんは持っている長刀を軽く振り回して使用感を確かめるように使うと先生へ矛先を向けた。
「我に毘沙門天の加護ぞ在り、推し通るッ!」
「来い!」
それからの二人の戦いは苛烈を極めていた。普段使わない長刀であるためか少しばかり動きがぎこちなく左腕の義手部分ばかりにヒットさせてしまいあまりダメージを与えられていない。逆に先生は先生で得意な超近距離戦に持ち込みたいが長刀のリーチのせいで近づけない。しかし、それでも何か切っ掛けさえあれどちらが勝っても不思議じゃない空気ではあった。
「はぁああああ!」
「っふんッ!」
「響響、翼さんについて何か聞いてる?」
「ううん、多分いつもやってる爆破事件の追手から逃げて来た思うんだけど」
「俺は中央司令部に寄ってきたが翼さんがこちらへ逃走してきたとは聞いてなかったな…」
「どちらにしてもあの天然さんを止めなきゃいけないだろ」
俺達は翼さんを止めるべく席を立とうとするが意外な人が現れる。
「翼さん、お遊びはそこまでですよ」
「えぇ!?」
突如として翼さんの足から逆さ吊りの形で素早く天井へ消えてしまう、その様子に流石のBIG BOSSもぽかーとした顔を浮かべている。そしてその後舞台に1人の男が現れ~…って緒川さん?
「皆様申し訳ありませんでした、引き続き舞台劇をお楽しみください」
そう言って小さな煙と共に消える緒川さん…スゲェ、マジもんのNINJAだ・・・
その後は特に問題もなく―――
「すまない、緒川さんの説教が長引いて遅れてしまった、響、小日向、雪音、ゴースト待たせたな」
―――しれっと帰ってきて俺の隣に座る翼さん以外は問題なく進んでいった。
次に行われたリディアン歌劇団の劇は新生歌劇団の劇と言うことでこれまでの劇とは一味違いコメディーを全面に押し出した楽しい劇となった。
「面白かったな」
「あぁ、私もたまにはあんな劇も悪くないと思ってしまった」
「ひ、響、翼さんが変だよ」
「翼さんが天然モードから仕事モードに!?」
「どうせすぐに元に戻るだろ」
その後の出し物も順調に終わりこの舞台目玉のメインイベントがやってきた。
「さぁーってお次は学園祭メインイベント!歌って・優勝して・願いを叶えよう!の番だ!」
「「「「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」
一気に観客達のテンションも上がり大声援が観客席に響き渡る。
それほどまでに楽しみにしていた人が多かったのだろう、かくいう私もその一人だったりする。
「ルールは簡単!タイトルにもあるように歌を歌い大会に優勝すると生徒会でできる範疇ではあるが願いがかなえられるというものだあああ!」
その司会の宣言によりMAXだった会場内のテンションもさらに上がっていく。何故かというとここの生徒会執行部は無駄に人気が高く、顔が広いために9割9分ぐらいの確率で願いがかなえられると知っているからだ。なぁ~んであの下ネタ会長こと天草さんに人気が集まるのかわからない…会計で同級生の萩村さん大丈夫かな…書記の七条さんも含めかなりドギツイ下ネタ言う人だからなストレスで禿げなければいいが。
そんなことは友達の津田君にいつも通り任せて舞台上では最初の挑戦者が入ってきた…さてさて、俺も準備をするかね。席をこっそりと立つと暗闇の中に紛れる俺だった。
※※※
私は響とクリス、翼さんに橘さんと一緒にステージで行われているイベントを見ていた。
最初こそいきなり翼さんが乱入してくるトラブルがあったもののそれ以外は順調に進んでとうとうメインイベントである出し物になった。
響も興奮を隠せないようでさっきから目をキラキラと輝かせている…可愛いなぁ〜メイド服を着た響。
「えぇ!今から面白くなるところなのに!」
ステージ場ではちょうどクラスメイトの三人が判定に落とされてガックリとしながら降りる様子が目に入った。次の人はどんな歌を披露するんだろうか?
「さぁーってお次は!」
その時ステージに取り付けてある全ての照明が落とされてキラキラと色を変えながら点滅を繰り返し始めた。
「エントリーナンバー33番! 突如としてリディアン女学院に現れた大波の如き人物! (音楽の事以外では)頭脳明晰、様々な有名人と友達の謎の美少女!願い事は売店メニューにチフォージュ・シャトーのお弁当を追加して欲しいと言う 幽 霊さんだー!」
「よろしくお願いします」
えぇ!?私は驚きながら橘さんが座っていた場所を見るが誰もおらずついでに言うとクリスもいなかった…
「ん? 小日向、どうしたんだ?」
いるのは可愛くハムスターのようにチェロスを頬張る翼さんだけだった。翼さん、もう天然モードなんですね。
今度は事情を聞こうと響の方を見ると。
「ねぇねぇ未来、ゴーストさんってどんな歌を歌うんだろ?」
「せ、正義の歌じゃないかな?」
「確かに、訓練の時はいつもそんな歌ばかり歌ってるからなー」
響は響で橘さんが歌う曲を楽しみに待っているようだった。
響、橘さんがいつの間にかステージにいる事については何も無いの?
再度ステージを見るとどうやら伴奏が始まっているらしく電子音でできた音楽が聞こえてきた。
「それでは聞いてもらいましょう! 幽 霊でユニバーサル・バニーです、どうぞ!」
ゆっくりと水蒸気で作られた煙の中から舞台装置を使って上がってきたのはバニー姿の橘さん、そのままマイクを手に持ち歌を歌いそして踊り始めた。
その歌は2人の女性が1人の男性を取り合い誘惑し行為に及び堕落させると言う普段の橘さんからでは考えられない選曲だった。
その曲に合わせた踊りも完璧でバニースーツも相まって同い年とは思えないほど色っぽくそして綺麗。その結果、私達も含めてだけどその色気に当てられたのか顔がすごく赤い…橘さん、なんて曲を歌うのよ…
「未来…なんと言うか、ゴーストさんって本当に同い年かな?」
「あはは、確かに言えてる」
「ふむ、ゴーストの実力がこれほどのものだったとは…今度緒川さんと相談する必要があるな…」
橘さんの色気に魅力されていた他の人たちもポツポツと正気に戻っていき、大きな拍手が観客席を包んだ。
その拍手で司会の人は正気に戻って急いで床に落ちてしまったマイクを拾った。
「あ、ありがとうございました、結果発表は最後にやるのでお楽しみにー」
橘さんはそれから私達観客に向けて一礼するとステージを降りていった。
「お次はこれまた美少女転校生!」
ん?また転校生?
次の人の紹介になんとなく疑問を持つんだけど…えぇ!?
「エントリーナンバー34番、雪音クリスちゃんです!」
「クリスちゃん頑張れぇ!」
「ほほぉ、次は雪音か」
2人は驚いた様子はなかったけど…つまり事前に知ってたの?
私は1人、ステージに立つクリスを見るのであった。
ふぅ〜…ずっとしたぜぇ。
突然ですが嵐の前にはいい天気が続くそうですよー
次回予告
ステージに立つ雪音クリス、歌いながら友との場所を再確認した雪音は嬉しい気持ちとなるのだがそんな時に乱入者が現れる。
次回【ザババ!】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
〜どうでもいい?設定G〜
■■■は実は…みんなといるのが好きであった。
マリア「ちょっと■■■、少し離れなさい。響輝も困っているでしょ?」
■■■「■■■■■■■!」
響輝「まぁまぁマリア、俺は構わないから…な?」
マリア「もう…私が構うのよ…」
切歌「あ! ■■■だけズルイデース!」
調「私達にも構うべき」
■■■「■■■■■■■!」
切歌「そうするデス!」
調「私達も抱きつくぞー」
響輝「えぇ!? ちょ、マリア助けて」
マリア「私も構いなさい!」
響輝「マリア!?」
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ザババ!
コメントありがとうございます!
いやー、何度かコメントにて指摘されたんですけどうちのリディアンは共学化してないのにしてる!って言われて読み返してたんですけど確かにそう取られてもおかしくない描写がいくつかありましたね‥‥一応は修正したのでもうないと思いますけど不安ですね。
前回のシンフォギア!
マリアよ、調に切歌が聖遺物の欠片を手に入れに行くって言って二課の縄張りであるリディアン女学院の文化祭に言ってしまった…心配だわ…
それに■■■も一緒についていちゃったみたいだし…迷子になってなければいいのだけど。
それでは本編をご覧ください。
クリスちゃんが歌い終わって司会の人が飛び入りの参戦者を募ると意外な子が立候補した。
「やるデス!」
スポットライトで照らされるのはあの装者であるあの二人、切歌ちゃんと調ちゃんだった。
「チャンピオンに」
「挑戦デス」
「翼さんあの子たちは」
「あぁ…だが何のつもりで」
翼さんも驚きが隠せないようで疑問が尽きないようだ。ゴーストさんも戻って来ないのになんでこんな事に…
私はクリスちゃんがステージから降り二人が上がっていくのを見ているだけであった。
※※※
さて、これは困った
なんで困っているかを説明するには少し時間を巻き戻る必要がある。
俺はステージから降りると響達の席に戻ろうとしたのだが祭りに遊びに来ているカレンちゃんからナナリーちゃんを一緒に探してほしいと連絡してきた…カレンちゃんまで動かすって事は相当焦ってるんだなルルーシュ君。俺はすぐに了承すると小日向さんに事情をメールで説明して遅れることを伝え、ルルーシュ君に連絡して探し始めた。それからナナリーちゃんはすぐに見つかってルルーシュ君とやっぱり駆り出されていたスザク君からお礼言われていざみんなの所に戻ろうとしたんだけど…
「あ!響輝さーん」
「!?」
突如聞こえるはずのない名前を聞いた。ここには響はいないはずだから必然的に俺だけになるんだが誰だ?
俺は名前を呼ぶ方へと目を向けるとそこには白い帽子を被り白い肩出しのワンピースを着た身長や体格からして18から19歳ぐらいであろう女性が満面の笑みを浮かべ手を大きく振りながら小走りで近づいてきた。
それを認識した瞬間ズキッっと頭が痛んだが…何故だ?
「酷いじゃないですか響輝さん私を無視するなんて」
頭痛は置いておいて、えっと誰? もしかしてヒビキちゃんに関係ある人かな、ん~F.I.S関係ではなさそうだしさらわれる前の知り合いってことになるけど……わからぬ!それにリディアンでの名前は幽 霊だからね。多分人違いだろう。
「えっと人違いだと思うのですが…」
「えぇ~? そんなはずはないと思うのですけど…」
その人は俺の体や顔を眺めだすけど…そんなに眺めても何も出ないですよ?
ぐるりと一周すると混乱した様子でなんだかあわわわって感じの表情をしている。
「えっと、本当に人違い?」
「俺は幽 霊という名前なのでそうですね」
俺がそう答える心底ビックリしている、この人コロコロ表情が変わって面白いな…
出会ったばかりなのにどこか懐かしく、そして悲しい感情が流れ込んでくる。やっぱりヒビキちゃんに関係のある人物なのかな?
そんなことを考えながらその人を眺めていると手に持っていたトートバックをごそごそと中を確認すると…また表情が代わり今度は焦りの表情に変わった。
「ど、どうしよう」
「? どうしましたか?」
俺がそう聞くと青く変わった顔で答えてくれた。
「け、携帯を忘れてきてしまいました…」
「それで?」
「これでは一緒に来ていた友達に合流ができません…ど、どうしましょう」
つまりその友達とはぐれた状態となったと…
その人はトートバックの中身を丁度真横にあったベンチの上にぶちまけると携帯の有無を再度確認し始めた。なんだろ、翼さんとは別の方向性で天然って言うかポンコツな匂いがするぞ。
「ご、合流できないと私帰れない…」
明らかに困った様子。まぁ、俺はそこまでお人よしじゃないから中央司令部へお連れするぐらいしかできないんだけど…
「どうしましょうどうしましょう」
だんだんと涙目になりながらパニックに陥るその女性は何故か少しだけ前に見たヒビキちゃんに似ていてどこか………どこかほっとけない。
はぁ~、早く小日向さんに合流したいけど、困ってる人が目の前にいるからな…ここは響の趣味に習って人助けでもしてしますか。
「えっと」
「ふぇ?」
「一緒に探しましょうか?」
俺がそう言うと表情を涙目の泣いてしまう数分前から笑顔へと変えた。この人ポンコツって言うか子供っぽい性格なのかな?
「え?いいんですか?」
「はい、ここで見逃すと困ってる人がほっとけない友達から何言われるかわからないですからね」
「やったー!」
ぴょんぴょんと両腕を上げて全力で喜びの感情を表しながらジャンプを繰り返す…すっごいオーバーリアクションだなこの人。
「それじゃ売店売り場から回りましょうか」
「はい!」
「早く見つかればいいんだけど‥‥あ、そういえば自己紹介がまだでしたね、俺の名前は先ほど言った通り幽 霊と言いますあなたは?」
俺が聞くと女性もしまった!って言うビックリした表情を浮かべると喋りだす。
「私、アリマって言いますよろしくお願いしますね」
そう言ってウィンクを可愛くするのであった…この人可愛すぎね?
※※※
「ん~、このクレープおいしいですぅー」
そして今に至るんだけどなんでこの人クレープ食ってんだ?
内心首を傾げながら自分で買ったナマコクレープを食べる…なんと言うか不思議な味と触感だ~
なんとなく見ていると何を思ったのか自分のクレープをこちらへ…
「そんなに欲しいのでしたら…食べます?」
…差し出してきた、確かにこのナマコクレープよりはドラゴンフルーツクレープの方がおいしいだろうけど要らないかな。
「いえ、自分のがあるから大丈夫です」
「そうですか…」
…そんな悲しそうな表情されると元男としては断れないじゃないですかヤダー!
「いえ、やっぱり頂きます」
俺は差し出されたクレープに一口かぶりつく…ど、ドラゴンフルーツってこんな味がするんだ~知らんかった。
「どうですか? おいしいですか?」
「えぇ、初めて食べましたけど意外とおいしい物ですね」
互いに自然と笑顔になりながらクレープを食べる。ん~だんだんナマコが美味しく感じて来た…多分、きっと、めいびー
そうやっていると何を思ったのか。
「それじゃ霊さんのクレープも一口もらいますね」
「え?」
そういうとアリマさんは俺のクレープを一口パクリとかぶりつく…許可した覚えないんだけどな…
アリマさんはその味に驚いたのかなんだか涙目になってきている…大丈夫か?
「えっと…大丈夫ですか?」
無言で縦に振り続けている…いや、ホントに大丈夫か?
彼女は何とか飲み込むと俺のもう片方に持っていたかぼちゃのジュースを奪い取るとごくごくと飲み干してしまった。
「ぷっはぁ…なんというか、不思議な味でしたね…」
「でしょうね、あと飲み物は気にしなくていいので…あれを食べたのを考えると飲み干してしまったのも仕方ない事ですしね」
それでも俺はそれを食べ続ける、だってもったいないから。
その後いろいろな場所を巡った。だけどせっかく来たのに人探しの為に探しながらめぐるだけじゃ楽しくないだろうからついでにいろいろなクラスの出し物を見学したり体験した。
メイド喫茶ではお嬢様と呼ばれてテンションが上がったり、執事喫茶で男装したかっこよく綺麗な生徒相手に頬を染めたり、コスプレ喫茶はコスプレしたりと色々と楽しみながら探し回った。そしてまた露店が並ぶ外へと戻った。
「見つかりませんね」
「ですね~あの二人一体どこに行ったのでしょうか?」
アリマさんが探していると言う人物の特徴、金髪の子と黒髪のツインテールの子・・・・ホントに見つからないなぁ
そうやって二人で歩いていると…
「そうだ決闘デス、しかるべき決闘を申し込むデース!」
金髪の子と黒髪ツインテールの子が響に雪音さん、翼さんに囲まれている…この際囲まれている理由は後で聞くとしてアリマさんの探してる二人ってあの二人じゃ…
「アリマさん、あの二人じゃないですか?」
そう言って後ろへと振り返るけど…
「えい!」
「!?」
なにかスプレー状の物をかけられてしまった。
何故と聞こうとしたが‥‥思考が‥‥さだまらな・・・・ない・・・・
膝に痛みが入りその次に上半身へと痛みが走る…
「ふふふ、おやすみなさい響輝さん」
最後に何か言っていると思うけど俺には聞き取れなった。
ふぅ~、時間オーバーしてしてしまったが何とか書き上げたゾー
あぁー
忙しい忙しい、毎日更新は大変だ!
それと文化祭に登場したキャラは大半がただのエクストラなので本編には何ら関係はないです。けれど色々とフラグと伏線を転がしたので閑話にできないのでご了承ください。
次回予告
突如として反応の消えてそして復活した響輝の信号、それを仮設本部は察知して装者達を送り込んだが…その場所はカディンギル跡地だった。
次回【二人の狂人】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
ウェル博士は実は…甘いものが大好き
ウェル「さて、今日の実験の後に響輝君にどんなお菓子を差し入れしましょうかね…ほんとあの子には悪い事をしています‥‥」
???「っふん!実験の為なのだから罪悪感など感じる必要はない、私達が英雄へ至る為に必要な犠牲、コラテラルダメージと言うやつだ」
ウェル「そうは言ってもですね…これでは私が私達が英雄になることなどできないですね…はぁ~それよりも早く地獄へ落ちそうです」
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2人の狂人
いやー眠い!眠気に負けないように書いていきますので応援お願いします!
前回のシンフォギア!
響輝だ、今回は一回も出番がないらしい…眠ってるから仕方ないネ!
それじゃ短いけどここまでにして響達信号トリオの活躍をご覧あれ!
「ゴーストさん大丈夫かな・・・心配だよぉ」
私は翼さんやクリスちゃんと共に移動中のヘリコプターの中で仮説本部で説明された事を思い出す。
切歌ちゃんと調ちゃんと出会った私達はここで戦うのは不味いと考えたんだろうか決闘を申し込まれてしまった。その後ゆっくりと学園を去っていく二人を眺めてたんだけど師匠からノイズが出現したと連絡が来て一度仮本部に向かい状況を説明された。どうやらF.I.Sの放棄されたアジトだったらしくそこにはノイズ被災者の痕跡が色濃く残っていた。そしてもう一つ、マリアさんが纏っていたガングニールに関してだ。
「アウフヴァッヘン波形照合、誤差はトリオンレベルまで発見できません」
「マリア・カデンツァヴナ・イヴが纏うガングニールは響君の物と寸分たがわぬというのか…」
「私と…同じ…」
思わず胸の傷を抑えてしまう…この胸のガングニール、奏さんが託してくれたシンフォギアと同じ物…
「そしてもう一つ」
そういってもう一つの波形が正面のモニターに映し出されそれが照合される。これの意味する事とは?
「ゴーストの纏うガングニール、今では他の聖遺物が合わさったことにより波形も変化している為に最初に観測された物を使用して合わせて照合しましたが‥‥そちらも誤差は発見できませんでした」
「ゴーストの物とも同じ…か…」
ゴーストさんのガングニールとも同じ物…ってことはやっぱり関係が…
そう考えていると私達の隣にある席に座っていた了子さんが悲しそうな表情をしている。
「恐らくだけど、フィーネだった頃の私がF.I.Sで作ったシンフォギアだと思うわ…櫻井理論に基づいて作ったとしても普通、製作者が違う作品なら何から何まで似るとは考えられないし」
「了子君…」
「弦十郎くんそんな顔しないで、あのころの私は私ではないのだから」
二人からはなんだかこう言い表せない雰囲気を感じる…いったいなんなんだろう?
「だけど変だな」
「変、とは?」
翼さんが疑問を持ったクリスちゃんに聞き返す、確かに変ってどこがだろうか?
「米国政府はフィーネの聖遺物に関しての研究を狙っていた、F.I.Sがあってシンフォギアまで作っていたのならそれは必要ないはず…?」
「確かに…だが政府の管理を離れ単独で暴走していることを考えればあの組織は聖遺物の技術などを独占して独自の命令系統で運用していたのだろうか…」
翼さんは真面目モードでそう言うけれど…コスプレしたままだからかっこいいけどタイムスリップした感覚になる。
「F.I.Sは自国まで敵に回して何をしようとしているのだ…」
師匠はそう言って考え込むけれど私には聞きたいことがあった。
「師匠!」
「ん? どうした響くん」
「ゴーストさんと連絡が取れないのですが…何か聞いてませんか?」
「連絡が取れない?」
「はい、文化祭の途中までは一緒に行動していたのですが別れた後、連絡が取れなくて」
「おっさんから何か別件を頼まれて連絡を絶ってると思っていたが…ちがうようだな」
あのステージで別れたっきり合流もできず、連絡先を知っているクリスちゃんに連絡してもらったんだけど繋がらずに本部で会えると思ってたんだけど‥‥ここにもいない。
師匠はオペレーターである藤尭さんと友里さんの二人に指示を出すとゴーストさんの居場所を探すんだけど…
「…反応見つけられません」
「バカな!」
「完全にロストしてます…」
反応がないって…つまり。
「行方…不明…?」
私の呟いた一言が司令部に響いた。
それからゴーストさんの捜索を行ったんだけどまだ見つかってはいない。携帯端末の記録を調べるとリディアンの中で信号は途絶えているらしく時間も私達が通信をもらった後になる…ゴーストさん何処に行ったんだろうか…
※※※
あいつの捜索が始まってから半日が経過したけどまだ見つからない。
バカはバカでそれでかなり動揺しているようだが、先輩が言った一言のせいで私は別のことで頭がいっぱいとなって考えることができなかった。
「もしや…記憶が戻ってあちら側に…?」
「!?」
確かに先輩も含めて私達は響輝が記憶を失う前まではF.I.Sの一員だったって本人から聞いてるからな…だが、そのまさかなのか。あんまり仲間を疑いたくないが状況が状況だから判断つかねぇ。
あたしは待機命令の為に休憩室で携帯端末を手に考えを巡らすが…やっぱりわかんねぇ。
そうこうしているとあのバカが両手に飲み物持ってやってきた、先輩の姿はない。
「クリスちゃん、ゴーストさん何処に行ったんだろうね…」
片方の飲み物をあたしの前へと持ってくると自分の飲み物を両手で持って元気のない表情して水面に映る自分の顔を見ている。
「確かにな、あいつが誰にも何も言わずにどこかに行くとは考えにくいし案外誘拐でもされたのかもな…」
「誘拐…」
あたしは飲み物に口を付ける、ん?飲んだことのない味…なんだこれは。
「おい、これは何の飲み物なんだ?」
「え? あ、ごめん。いつもゴーストさんが飲んでるミックスジュースだった!」
「ふ、不思議な味だな…」
何というかあたしの周りには味音痴か大食いかマッドクッキングの使い手しかいないのか?
そんなことを考えながら口直しの飲み物を買いに走った、だって後味最悪すぎるから。
※※※
「ふむ…いつ着替えようか」
私、風鳴翼は困っていた。何故なら着替えをリディアンにすべて置いてきてしまったからだ。いつものなら緒川さんに頼んで取りに行ってもらうのだが現在はタイミング悪くゴーストの捜索任務に駆り出されている。
立花や雪音の予備でも借りようと思ったが…なんだが胸部のせいで負けた気分になるのでやっぱりやめた…私は剣、そんな感情など、感情などぉ…
その話は忘れて今は司令室で指示を待っているのだが…ふむ、なんだか退屈だな。こんな時には訓練などをして時間を潰すのだが今は待機命令がかかっている、なので訓練は出来ない。いつもならこんな時ゴーストが時間つぶしの方法を提案してきてそれを使って暇をつぶすのだが…ふむ、仕方がない。私はロッカールームに向かいゴーストの棚を開けた。ゴーストの棚は下半分は共有して使っている。過去使った遊具がしまわれていたはずだ。ごそごそと中を探していると上から何かが落ちて来た…ん?これは。
それは恐らく血痕である跡が色濃く残った日記であった。恐らくゴーストの日記だろうが…何故こんなところに。
私はそれをしまおうとしたが…
【翼!ノイズが現れた!】
「!?」
司令から突如ノイズの出現情報を知らされた為に司令部へ急ぐのだが…しまった日記を持ってきてしまった。
それを仕方がないので懐へしまうと走り続けた。
司令部に付くと既に分析にかかっているのか緊急事態を知らせる警告音が鳴り続けている。
「ノイズの端数パターンを検知!」
「古風な真似を、決闘の合図に狼煙とは…」
そうこうしていると他の二人も到着したようで不安そうな表情を浮かべている。
やがて分析が終わったようで出現位置が知らされた。
「位置特定、ここは…!」
「どうした!?」
藤尭さんの驚きの声に司令も声を荒げて聞き返すと信じられない場所を示した。
「東京番外地、特別指定封鎖区域…」
「出現位置はカディンギル跡地だと!?」
「!?」
「信号を検知!」
「今度はなんだ!?」
「コードネームフェイクの信号をカディンギル跡地に検知しました…」
一緒にゴーストの反応まで検知された。それもノイズの出現位置と同じ場所で。何故そんなことになったかは分からないがこれは明らかに。
「罠だな…」
「で、でもゴーストさんがあそこにいるかもしれないんですよね、早く迎えに行かなきゃ!」
「落ち着けこのバカ!」
興奮した立花を雪音が抑えるが‥‥正直私も立花のように飛び出しかけたのだが司令の命令も無しに出撃は出来ない。
立花も雪音の一言に落ち着きを取り戻したらしいがそれでもソワソワとしている。
「恐らく罠であろうが出撃するしかあるまい」
司令は考え込んだが出撃させることに決めたらしい。私達は走り現場へと向かうのだが…やっぱり着替えて行った方が良い…の…か?
一応リディアンに寄って着替えて向かったのだった。
※※※
私達は翼さんの衣服の関係で途中リディアンに寄ってカディンギル跡地へ向かった。未来へは帰りが遅れることをあらかじめ伝えてるけど、やっぱりゴーストさんのことが心配なようでかなり気にしていた。信号のある場所へと向かうとそこには…
「っふん」
ソロモンの杖を持ったウェル博士が佇んでいたんだけど後ろにも誰かいた。
「ふ、っふん!」
そこにはもう一人のウェル博士がってえぇ!?
「ウェル博士が二人!?」
「いったいどういう事だ!?」
「…双子なのか?」
翼さんの言葉に杖を持っている方の博士が反応した。
「その通りだよSAKIMORIのおじょーさぁーん! 私達は双子だったのさぁー!」
「そ、その通りだよ防人のお嬢さん、私達は双子だったんだ」
その博士と連鎖するように反応を見せるもう一人の博士…なら私達が会っていた博士は一体?
「改めて自己紹介と行きましょうかシンフォギアを纏うお嬢さんたち」
「そうしないと混乱するから一応ね」
そういうと二人揃ってかなり怖い顔を浮かべる。
「わぁーったしの名前はドクタァーーーーーウィル!」
「そして僕の名前がドクター、ウェルさぁ!」
杖を持ってる博士が最初に喋りだして無手の博士がそれに続くんだけど…やっぱり変顔みたいだ。
「へ、変顔だと!?」
ほら、やっぱり翼さんが反応した。
「だったら私達と最初に行動していたのは・・・」
「この私だぁああああ!」
「その後ネフィリムを回収したのは僕です」
「な、なるほど」
双子揃って怖い顔を浮かべているけどなんだか翼さんのおかげで変顔に見えて来た。ってそんなことより!
「ゴーストさんは何処にやったんですか!」
私の声に杖を持っている方の博士が反応する。
「あ?あぁ~あの被験体Xの事ですか? 恐らく今頃は再教育の真っ最中じゃないですかね」
「え!?僕そんなこと聞いてないんだけど!」
「だって知らせる必要性を感じないからネ!」
なんだかその場で口喧嘩を始めた博士達…ほんとにそっくりで見分けが無手かソロモンの杖を持ってるかぐらいしか見分けがつかないな…
そうこうしているとクリスちゃんは我慢ならなくなったようで叫び始める。
「なんで喧嘩してんだお前らは!」
「それもそうですね」
「はぁ…マムの治療が完了してないのになぜこのような事を僕はやっているのでしょう…」
その一言で二人は正気に戻ると片方の博士がノイズを出現させる。私達もペンダントを握り聖唱を紡いだ。
眠い…死にそう…眠い…
毎日投稿ツライ…キツイ…けど負けない!
ところで今XDでやってる復刻イベント皆さんはやりましたか?
自分はそれに出てくる響のアームドギアがモロに好みで、登場させるかどうか迷うほどですね!
次回予告
突如として現れた二人の博士、ウィルとウェル。次々と出現するノイズ達に紛れてあの生物が響達を襲う!
次回【パックンころりんネフィリム君】
次回も、さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
ミケは実は…ゆで卵の殻剥きが得意。
ミケ「卵の殻は剥きは簡単なんだゾ!」
響輝「その手でよくここまでのことができますよね」
キャロ「あの手でよく軍艦プラモデルを組んでるらしいぞ、こいつは」
響輝「ホントですか!?」
ミケ「ん~? 一応大会にも出したりして全国模型大会では優勝したけど全世界では準優勝だったゾ」
響輝「ミケさんって何者!?」
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パックンころりんネフィリム君
たくさんのコメントありがとうございます!
正直毎日投稿はツライですがここでやめると失踪不可避なので頑張って投稿していきたいと思います!
それでは…
前回のシンフォギア!
響輝だ…今回も出番のない主人公、響輝だ・・・早く出番が欲しい(涙目)
それでは響達が頑張る本編どぞ。
【
【
【
私達はそれぞれの聖唱を紡ぎシンフォギアを纏った。
それぞれのアームドギアを持ってノイズ達を倒していく。
「調ちゃんと切歌ちゃんは!」
私は戦いながらここにいるであろう二人の事を聞くんですけど杖を持ってる方の博士は何やらにやにやとニヤついていた。
「あの子たちは現在謹慎中です」
「可哀そうですけど…あの計画には支障をきたす可能性があるので仕方がないですね…」
「何を企てるF.I.S!」
翼さんの一言が癇に障ったのか感情をあらわにして喋り始めた。
「企てる? 何を人聞きの悪い…」
「僕たちはただ人類の救済をしたいだけなのです」
「人類の救済?」
「そう・・・」
そう言って杖を持つ方とは逆の方で空に浮かぶあの欠けた月を指さした。
「月の落下による失われる命を可能な限り救い出す事」
「それが今の僕たちの行動理念だよ」
「月の!?」
でも月の落下計算はいろんな国でまだ調べている途中だったはずだけど…どうして? 翼さんも同じことを考えたのか杖を持っている方の博士へと問いかけるとビックリするような答えが返ってきた。
「落下などと結果が出れば黙って「黙ってるに決まってるじゃないですか!」ッ!」
「対処方法のわからない災害など発表したらただいたずらに混乱を招くだけです」
「不都合な事実の隠蔽する理由などいくらでもあるんですよ!」
「まさかその不都合な事実を知ってる連中ってのは自分達だけ助かろうとしてるんじゃ…」
「だとしたらどうします?」
「だから僕達F.I.Sが立ち上がったんですけどね」
そして激しくなるノイズ達の攻撃、数もソロモンの杖によってどんどんと増やされ対処してもしてもキリがない!
「ほぉ、アレがうち以外の組織が作ったシンフォギアですか…」
「あの子達の為にもデータを取っておかないと…」
2人の博士はそんな事お構いなしに無手の方の博士は何処からかカメラを取り出しこちらを撮影し始めて、杖を持っている方の博士は追加で次々と追加のノイズを生み出していく。
「くそ! キリがねぇ!」
【BILLION MAIDEN】
クリスちゃんの持つゴーストさんによるとガトリングガン?って言うのかな、アレで作られた隙に翼さんが突撃してその後に私が続く。
「てやぁ!」
【蒼ノ一閃】
翼さんは大雑把にノイズを切り裂き進みその後に多く残った残った取りこぼしの個体を私が処理していく。これがいつも私達が使ってるコンビネーション。
だけど、本当なら最初に攻撃する役はゴーストさんが務めてクリスちゃんは私の後にミサイルとかで援護をするのが役目だったりする。今回はゴーストさんがいないからこんな風になっちゃった。
そのまま博士2人の前へと到着して翼さんが剣の矛先を2人へと向ける。
「お前達の十八番であるノイズは全て倒した、投降してもらおうか!」
だけど矛先を向けられてもなんの反応も示さない…一体どうしたんだろうか?
「ッニ」
杖を持ってる方の博士がニタッてした笑顔を浮かべるともう1人の博士が突っ込んで来て何かを振り下ろす。
「油断大敵ですよぉ↓シンフォギアの装者達諸君!」
「僕が戦えないとは言ってないからね」
「な!?」
予想外な動きに翼さんはびっくりとしながらも反応して持っているアームドギアで防ぐ、その手には多分警棒か何かだと思う真っ黒な棒が手にありそれで攻撃してきた。
「なんだその武器は!」
「僕にも!これについての詳しいことはサッパリとわかっていなくてね!」
翼さんと互角の戦いを繰り広げながら杖を持ってる博士が再度出したノイズに合わせて攻撃してくる。まさか博士本人が攻撃してくるとは予測外の事で翼さんと私、クリスちゃんは反応が遅れてしまったがそれでも対応するんだけど何でこの博士三人相手にここまで戦えているんだろう?
私の疑問は杖を持ってる方の博士が説明してくれた。
「何で戦えるか不思議そうですね〜↓ ならばこのドクタァーーーー↑ウィ→ルゥ↓が説明してあげましょう!」
棒を持った博士…ウェル博士は一旦ウィル博士への元へと戻ると何か四角い物を棒へと組み込む。
「これは簡単に説明すると君たちが使ってるアームドギアと類似した物なのダァ!」
「なに!?」
「色々と制約は多いですけど使いにくいわけではないですね」
ん?どう言う事?
その後も長々と説明を続ける博士だけど私はあまり理解できなかった…だって専門用語が多過ぎるんだもん。
博士の言っている意味が分からずに頭を捻っていると見かねたクリスちゃんがこっそりとわかりやすく説明してくれた。
本来シンフォギアはノイズと戦う為に身を守る為のバリアーが貼られていて普通攻撃できないノイズを攻撃できる…これは前に説明されたから理解できるけど…ってあぁ!?
私は気づいた、アームドギアが使えるって事は生身でノイズと戦う事ができるって事!?そう考えて博士の方へ目を向けるとちょうど説明が終わったところらしく翼さんが厳しめの目付きで2人を睨んでる。
「つまりは装者である者を実験体として扱い完成した物…それがそのアームドギアモドキというわけか」
「YES!YES!YES‼︎」
「…僕も初耳です…あの子にそんな事をしてるとは…」
ウェル博士はそう嘆きながら再度構をとると翼さんへと斬りかかった。だけど変だな…アームドギアを扱うには確かフォニックゲインが相当量必要だったはずだけどそれは何処から生み出してるんだろ…?
そう考えながら戦っていると変な事に気付いた。
ウェル博士が何振りかするとすぐにノイズの後ろへと隠れて四角い何かを変えてる…アレって何だろ?
「! 雪音」
「あいよ!」
2人もその事に気づいたようで取り替え作業中の博士を攻撃し始めた。
「とと、と」
それをノイズを盾にしながらバックステップで躱すけど取り替える作業は終わったみたいでまた切り掛かってくる…アレが何か重要な物なのかな?
【2人とも聞こえるか】
【は、はい!】
【バカ、大きな声を出すな】
翼さんから通信が入る、本人も小声で話しているようで博士達にはこの会話は気づかれてないと思う。多分。
【恐らくだがあの取り替えていた箱のようなものは何らかのエネルギーが詰まった弾倉だと思うのだが…2人はどう考える?】
【確かにな、あのアームドギアモドキを何回か使った後に毎度の如く取り替えてやがる。それに弾倉というよりもカートリッジの方が表現的には近いと思うぞ】
【だから歌って戦う必要が無いんだ…】
確かに翼さんやクリスちゃんの言った事を考えて博士の様を見ると納得できる部分も多くある。
毎度のごとく交換しては私達に挑んでくるのでそこを狙えば!
私は突っ込んで交換を防ごうとした、その時。
「ガァアアアア!」
「!?」
突如として現れたあの化け物、それは私へ襲い掛かってきた。
「行きなさいネフィリム、私達の希望よ!」
「ウィル!? 何故ネフィリムがここに!?」
「当初の目的を果たすためですよ」
私はその巨体から繰り出される攻撃をいなしながらパンチやキックで攻撃するんだけど全然効いてる様子もない。
「クソ!これじゃ動けねぇ!」
「面目ない、私が油断したばかっりに…」
クリスちゃん達は細長いタイプのノイズに捕まってしまい動けない…ここは私が1人で何とかするしか…
私はこぶしを握り絞めて現状を打開すべく化け物へと挑むのであった。
※※※
みんなぁ~ こんにちわー きょうのねふぃりむくんのじかんだよ~
きょうのねふぃりむくんはなんだかようすがへん、いったいどうしたのかな?
あ、わかったぁー! きょうのねふぃりむくんはおなかがすいてるんだね!
すっごくおいしそうなものをもった顔芸糞野郎がなにかいってるようだけどそんなのはあとにしてまずはごはんにしよう!
ちょうどおいしそうなにおいをさせたひとが3にんいるね~、まずはこのきいろいのからたべちゃおう!
きいろいのはていこうしてくるんだけどがんばるねふぃりむくん! そのぼうりょくにもまけずにたちむかっていくんだけどなかなかたべさせてくれない…どうするんだろう?
「そうやって君は誰かを守る拳でもっと多くの誰かをぶっ殺してみせるんだ!」
「は!」
ねふぃりむくんのぜっこうのちゃんす! さしだされたひだりうでをぱくっとたべる。
「え?」
「う、腕が…」
「立花あああああああ!」
うん~おいしそうにたべていてよろこんでるね!
でもちょっとへんなものもまじっているけどねふぃりむくんにはもんだいないのです!
それじゃねふぃりむくんもおなかいっぱいになったことだしきょうはここまで!
それじゃまたらいしゅ~
「ぁ、あ、あぁ、あああああああああ!!!」
ネフィリム君によると響の左腕は手羽先と同じ味がしたそうですよ、しらんけど。
それとアンケートなんですけど、詳しく説明すると。
上から
最初ちょっとヤバめな設定が入ってバッドエンドよりのテゥルーエンド
ヤバめな設定が入ってバッドエンド
胸糞悪いバッドエンド
の三種類になりまーす!
次回予告
響の腕を食いちぎりパワーアップしたネフィリム、響はその影響か精神が不安定になり暴走してしまう…三人に勝機はあるのか?
次回!【響無双】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
ファランは実は…風鳴翼の大ファン!
ファラン「きゃぁーーー翼ちゃん最高‼」
キャロ「ホントファランはそのアーティストが好きだよな…」
ファラン「そりゃファンですから」(`・ω・´)
レーア「のくせに地味に文化祭では会いに行かなかったよな?」パーン
ファラン「それはその‥‥直接会うと尊さで死んでしまうから…」
ミケ「わけがわかんないゾ」
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響無双
たくさんのコメントありがとうございました!
それとあのアンケートを行った理由なのですが…一つの伏線ミスを見つけたら3つのエンディングを思いついちゃいましてね。穴だらけのプロットのおかげでそれらどれか一つだったら組み込めるという素敵すぎる選択権、一人じゃ選べないのでアンケートで募集したってのが事の真相です。
それじゃ
前回のシンフォギア!
響輝だ…3回連続ですまない…ここで出ないと俺の出番が…
それじゃ響達の活躍をご覧あれ…出番をくれ…
「いったああああああああああッ!」
特別禁止指定区域カディンギル跡地に男の声が響く、その声に含まれるのは感激にも似た狂った感情だった。
「ぱくついたぁぁぁぁぁああ!↑ シンフォギアをぉぉお?↓ これでえええええええッ!!!↑」
巨大な化け物…ネフィリムは赤い線を引く血を口の隅に垂れ流しながら響の腕ごと聖遺物であるシンフォギアを吸収していく。
「ウィィィィィィィィィルッ!これは一体、全体ッ!どういうことだなんだぁぁぁぁぁあッ!」
流石にもう一人の博士、ウェル博士もこの事は予想外だったようでウィル博士の胸倉をつかみとる。
「嫌だなーブラザー、あらかじめに言ってたじゃないですか。聖遺物の欠片を回収すると」
「だからって、だからって…」
何かを言おうとするウェル博士だがそれは結局言わずに手を放し、急いで噛み千切られた左腕から出血し続け膝を着く響の元へと駆け寄る。
「っくそ、なんでこんなことに」
「なんで…敵同士なのに…」
「喋るな偽響輝、私は英雄になりたいのであってこんな事を平気で行う外道になりたいわけではない…だから治療する」
コートの裏に入れていたのか注射器や包帯などで黙々と治療を続けている。
「裏切るのですか?↓」
「っふん、何が裏切るだ! 元々兄弟とは言えお前の行動には目が余るものがあった、しかしそれは英雄へと続く道として黙認してきたがもうたくさんだ!」
出血は止まり顔色は悪いが一応は安静を取り戻したと考えていだろうが…油断はできない。
ウェル博士は響の治療が終わるとアームドギアモドキと呼ばれた物を取り出し他のシンフォギア装者を拘束していたノイズを分解する。
「…なぜ、助けてくれるんだ」
「僕にだって僕自身が信じる正義がある、でも今回の事はそれでも容認できなかった問題だった。ただそれだけだ」
「ッ! 大丈夫かッ!」
雪音クリスが座り込んでしまった響へと急いで駆け寄る。
「うっぐぅ…く、クリスちゃん、へいきへっちゃらだから、大丈夫、だよ」
「このバカ!どっからどう見ても平気になんて見えるかッ!」
クリスの目には涙が溜まり今にでもあふれてきそうなほど涙目になっていることが見て取れ心配しているのがわかるが、ウィルはそんなこともお構いなしだった。
「まぁブラザーが裏切るのは想定の範囲内、それよりもネフィリムです…ふふふ、はははははははは‼」
「!?」
ネフィリムの様子がおかしくなり赤い光を発光させながら水蒸気を全身から吹き出し続けている。
「完全聖遺物ネフィリムは言わば自立型の増幅炉、他のエネルギー体を取り込むことによって更なる出力を可能とするぅ。さぁ!始まるぞ!」
赤い色の発光現象は強くなりメキメキと何かが千切れるような音を出しながら体が大きくなっていく。
「聞こえるか!覚醒の鼓動を!この力こそフロンティアを浮上させるのだ!」
「gaaaaaaaa!」
覚醒したネフィリムの咆哮に混じりウィル博士の笑い声が響き渡る。
「博士、あれを止める手段はないのか?」
「…ない、止めるとしたら体内にある炉心その物を取り出すことだ…が…!?」
ネフィリムは更なる
「ッグハ!」
「博士!」
その行動に気付いた博士がその間に滑り込み何とか一撃を庇った。しかしその影響で遠くへと吹き飛ばされてしまう。
翼が駆け寄るがウェル博士は全身が血だらけになるほど出血して真っ白だったコートも赤く染まりあの一撃の重さを物語っている。
「はやく…あの子を安全な場所に…」
かすれ声で響を移動を提案するウェル博士、翼はあちらには雪音がいると判断して博士をまずは安全な場所へと非難させることにした。
「雪音、一度引いて体制を立て直すぞッ!」
「あ、あぁ!」
クリスが何とか響を立たせようとするが響は一向に動かない。そして―――
「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"」
「おい!大丈夫かおい!」
クリスの呼びかけにも反応できず叫び続けていると胸にある傷であろうかf型のマークの形をした場所が黄金と輝きだしやがて赤黒いなにか悍ましく感じるものが溢れ出してきた。そのどす黒い物に見覚えのあった翼はすぐに反応できた。
「! 雪音ッ、立花から急いで離れろ!」
「!」
尋常じゃない翼の焦った様子に何かを感じたのかすぐに離れると響の体は溢れてくる何かに侵食され始めやがて全身を包み込んだ。
その姿は過去、響を包みゴーストが肩代わりしたもので。
「そんな、まさか」
「こ、これがフィーネの記録にもあった暴走…なの…か…」
「これがか!」
意識を失う前に博士が言った言葉により訳のわからなかったクリスは状況を理解することができたが、だからと言って好転するかといえばそうでもない。
暴走した響はネフィリムと正面から対面となりにらみを利かせ、やがてネフィリムを敵と判断したのだろう、獣の様に襲い掛かった。
「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"」
「gaaaaaaaaa!」
しかしネフィリムも負けじと響へ襲い掛かるが、体格さや遅いスピードも相まって捉えることができずに獣のように素早く動き回る響に対応することができなかった。そしてその攻撃途中に赤黒い何かが噛み千切られた左腕の傷口を中心に包み込みやがて腕の形を形成した。
「ギアのエネルギーを腕の形へ固定、まるでアームドギアを形成するかのように」
「なんなんだよ、あいつはどうなっちまってるんだ!」
響はそのまま復活した左腕も使いネフィリムへと襲い掛かる、最初はあごの部分だろう場所を何度も殴り続ける。
「や、やめろッ! 成長したネフィリムはこれからの新世界に必要不可欠なものだ。それを、それをぉぉぉぉおおお!」
ウィル博士の悲鳴にも近い嘆きをBGMにネフィリムへと挑みかかり続ける暴走した響、幾度か攻撃を受けたりもしたがそれをものともしない素早い動きで翻弄し続ける。
「いやぁあああああああああ‼」
とうとう自棄にでもなったのかノイズを次々と出現させて大きな個体を作り出し響へと襲わせるがそれも難なく撃破してしまう。
「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"」
その姿に怖気づいたのかネフィリムは逃亡を図るがそんなことを許すほど暴走した響は甘くはなかった。
直ぐにそのことに気づき大きく跳躍、その背中へと飛び乗る。
「ア"‼」
「ふぉぉ!?」
その右手をネフィリムの背中に突き刺すとぐちゅぐちゅと気持ちの悪い音を出しながら何かを抉り取る。それは心臓の形をしていてどうやらウェル博士が気を失う前に言っていた増幅炉だという事が分かった。
「いやぁああああああ!!!」
その光景にパニックに陥ったウィル博士の悲鳴が木霊してネフィリムは地に伏した。
響は右手の心臓をそこらへんに投げ捨てると跳躍して右手に矛先の様な物を形成して抉り取った傷跡に突き刺す。
「gaaaaaaaaaaaaa!」
悲痛なネフィリム声が響き渡りそして突如眩い大きな光と共に爆発してしまう。
その後、あとに残されたのは一つの爆発痕であるクレーター、その中心には暴走した響が立っていた。
「っひ、ひぃいいい!」
その場で無様にもあとずさりしている博士に襲い掛かろうとする響であったが…
「!?」
突如として飛来した槍によって防がれてしまう。
暴走響は何かを感じ取ったのかバックステップをした後に空を見上げる。
空から飛来して槍の先に着地する何者か…しかしそれは翼やクリスには見覚えのある黒のマフラーを靡かせた姿であった。
「ご、ゴースト?」
「マジかよ…」
シンフォギアの見た目はかなり変わっているようだがその佇まいに特徴的なフードとバイザーを見れば誰かは一目瞭然であったのだが。しかし、その漂わせてている雰囲気からは何も感情を感じなかった。
なんでこんな書き方をしたかだって?
なんとなくだよ!
次回予告
気を失い気が付いてみるとそこは暗い空間。何処か見覚えがある空間だと考えていると突如白い扉が出現した。
次回【懐かしくも初対面な再会】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
レーアは実は…射的が大の得意。
レーア「目標は地味に撃ち抜く」パーン
響輝「射的が得意だなんて意外でした」
キャロ「最近ではエアガンを持ってサバゲ―?って言うのにもガリーを誘って言ってるらしいぞ」
ガリー「私は無理矢理連れていかれてるだけですがね」
レーア「やはり派手に戦うならばショットガンに限るな」パーン
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懐かしくも初対面な再会
いやー最近熱くなりまして熱中症になる人が増えてきているそうな、怖いですね~
自分も今日病院へGO!して点滴をキメて来たのでホントに怖いですよ。
そんなわけで
前回のシンフォギア!
前回爆死したネフィリムです‥‥誰かぁあああああ!俺を助けてくれぇええええええ!
今はコアだけなんだ!またあんな化け物に襲われるなんていやだああああああ!
そんなこったで本編どうぞ。
「ご、ゴースト」
翼の呟きが戦場に広がる。突如して現れた黒い装者は槍から降りるとアームドギアを手に暴走した響へ向ける。
その姿には人間ならば誰もが出している感情を一切感じずまるで機械のように行動しているようだった。
「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"」
「…」
そしてぶつかり合う拳と矛先、片や獣のように縦横無尽に跳ね回り攻撃し、片やそれを全て受け流し続け着実にカウンターのみを使用して追い詰める。両者の戦いにはどちらも隙はなく介入する余地すらなかった。
「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!」
「…」
響が拳にエネルギーを収束させて撃ち出す。まるで爆薬で爆発させながらぶん殴ったような、そんな爆発音が響く。
土煙が舞い視界が塞がれ見れなくなるがその舞った物もすぐに晴れ2人を映し出すのだが…
それはネフィリム戦の逆。あの時とは逆に響がクレーターで変身を解除した状態で倒れておりその横には無傷の状態で佇んでいる装者…結果は一目瞭然であった。
「やろぉ、本当にどうしちまったんだ?」
「わからん、だが今の状態がまともでは無いのはわかるな。まるで大好物であるプリンを勝手に食べられた時のように行動している」
「…こんな時に言うのもなんだが、ポンコツモードに切り替わってねぇか?」
「(´・ω・`)」
2人の会話をよそに装者はアームドギアを装甲に戻しこちらの方へと歩いて来る。
その時、黒い装者はこんな事を考えていた。
【だずげでぇぇぇぇ!!!! 体の自由がきがないよぉぉぉぉぉ!!!】
その者は心の中で泣き叫んでいたとか。
※※※
これはネフィリム君により引き起こされた響のお手手ムシャムシャごっくんア"ア"ア"ア"ウ”マ”イ”ィィィィ↑事件から数時間前にあった事。
ここは…知ってる場所だ
俺はアリマさんから何かをかけられて目を覚ます?と暗く黒い空間に漂っていた。そこは過去に2度ほど来た事のある場所?で懐かしい。
だけど今回はいつもと違い、正面には真っ白ではあるが鎖で拘束された大きな扉が視界に入る。
それ以外には何もないが扉の中からはヒビキちゃんの気配が強く感じ取れるけと…中で泣いてるのか?。
「おーい、ヒビキちゃーん」
俺は外から呼びかけるが返事はなくうんともすんとも反応を示さない。その後も何度か時間を開けて呼びかけてみるもののやはり反応は無く困っていると突如として空から光が刺す…目覚めの時間のようだ。
そのままゆっくりとその光に飲まれて行って意識を再度失った。
「響輝さんあぁ響輝やっと、やっと会えた響輝さん!」ぼかし1
「ちょ!?調!そんなに締め付けると響輝さんが気を失っちゃうデス!」ぼかし1
強い頭痛ともに意識が覚醒していくのがわかる…なんだか聞き覚えのある声がする…誰だろう?
ボヤける視界がだんだんと定まって来ると黄色と黒色の髪が視界に入った。
「?…!?」
「あ、起きた」
「デース!」
俺はその声で一気に目が覚めると目の前の……金髪の子と黒髪の子、切歌ちゃんと調ちゃんを見る。なんで俺この子達に抱きつかれてんだ?
「おどおどしちゃって…響輝さん可愛い」
「それは仕方ないデスよ調、だって目が覚めたらいきなり場所が変わっているんデスから」
「そうだね切ちゃん」
俺は何とか脱出しようと試みはするが調ちゃんの拘束が弱い力だけど的確に決まっていて動けず、だからと言って無理に退かそうにも感触的に腕は後ろへ回され手錠で拘束されているようだった。
とりあえず現状での脱出は不可能!諦めて会話を試みる事にする。
「えっと、君達は確か切歌ちゃんと調ちゃん…だったよね? 何でこんな事をするの?」
年下ということもあってかついつい優しく言ってしまった…やっぱり俺年下ダメだわ、厳しく言えねぇよ!
2人は俺の言葉に対してなんだか悲しそうな表情を見せる…えっと何かやっちゃいました?
「やっぱり私達のこと…」
「デスデス、記憶障害の影響がまだ…」
何か2人が言っているようだけど俺には聞こえない。2人は何度か話し合うと切歌ちゃんだか何処かへ行ってしまった。
そして調ちゃんは俺の目を見てゆっくりと話始める。
「まず響輝さん、私達の事覚えてる?」
調は首を可愛くコテンと横に傾けながら俺の目をじっと見つめる。
覚えてるって確か君は…あれ?
この時俺はおかしな事に気付いた。恐らく調ちゃんは過去の事を聞いているんだろうけど俺は全く別の事に思い当たっている、原作の大まかな流れは覚えているがそれも穴空きになっていて細かな事は思い出せない事に。今思えば2人が響達に囲まれてた時だって物語的に考えれば覚えていないはずがない…なのに忘れてしまっている。これはヤバイ、何で俺まで忘れているんだ?
俺が内心頭を抱えてると調ちゃんは覚えていないと捉えたのか悲しそうな表情を浮かべる。
「響輝さん、あなたは覚えていないだろうけど私たちは…家族だったんだよ?」
「家族?」
「そう、家族」
ここでまた頭痛が発生して痛みが広がる…くそ、何でここで酷い頭痛が・・・
「う、ぐぅ、がぁ」
「思い出して、私達の事」
思い出せって言われても俺には元々そんな記憶無いっていうのに…何でこんなに頭が痛いんだ。突然、頭の中にあの日記のイメージが浮かび血塗られたページが一枚、また一枚とめくられ止まる。
内容は俺にはわからないがこの体は覚えているようでハッキリとしたイメージでそかに書いてある事が浮かび上がった。
【響輝さぁーん、今日は何するデス?】
【今日はそうだね…ウェル博士がくれたお手玉でもして遊ぼうか】
【ヤターオテダマサイコー(棒)】
【ちょ!? 調、棒読みで喜びながら背中から抱きついてこないでくれ〜 ま、マリア何とかしてくれ】
【仕方ないわね…調】
【なに? マリア】
【私に変わりなさい!】【えちょ、マリア!?】
【ヤダ】
【響輝さんの正面は】
【私達がもらうのデス!】
【えちょ、切歌、■■■!】
【マリア…ここは私たちも】
【えぇそうね、協力しましょう】
【ギャアアアアア!マム!マムヘルプ! 博士でもいいから助けてくれぇええええ!!】
それは過去にあったと思われる景色、1人の女の子を複数の女の子が取り合っていてそれを白いコートを着たメガネの男と歳を取った老婆が生暖かい目で見守っている風景。その中心には響輝がいてその顔には偽りのない笑顔を浮かべていた。
でもここで引っかかる事がある、ヒビキちゃんの様子だが何処か男勝りでなんだか…今の俺を見ているようだった。
その光景が消えると再度酷い痛みが頭を襲い、まるで何かを思い出させないようにしているかのようだった。
頭痛が収まりいつの間にか上がっていた息を整える。
「ハァハァハァ…なんだ…今の…」
あの景色は恐らくヒビキちゃんの記憶だと思うけど…なんで俺が見ることになったんだ?
息を整え終わる。手錠で拘束されてなければ額に浮かんだ汗を拭きとるんだけど‥‥バニースーツのまま汗をかいたからなんとなく寒いな。
「思い出した?」
「すこしだけね…でも俺が体験したことだとは到底信じられない」
「そう…」
何だか悲しそうな雰囲気を出しながら後ろを向いた。床には水滴の垂れた跡が出来ており泣いているのか?
「また…見に来るから」
調ちゃんはそう言い残すと部屋の外へと出行った。
俺は人のいなくなった…俺は体を起こすと部屋の壁へと寄りかかっって座る。
ヒビキちゃん…一体君の身に何があったというんだ‥‥
※※※
私はマリア達に響輝さんが気が付いたことを教えるとドクターウェルを連れて響輝さんが寝ている部屋へと向かうんデスけど途中、泣いている調を発見したデス。
「僕は先に行って響輝さんの様子を見てくるので切歌さんは調さんと一緒にいてあげてください」
「デス!」
博士はそういって先に部屋へと入っていったのデスが…なんで泣いているんデス?
「調…大丈夫デスか?」
調は涙を拭いた、下げていた顔を上げるとその目は真っ赤に充血していたデス…
「大丈夫だよ、切ちゃん。私は平気」
何時もの調に見えるけど…何だか元気がないデス。ここは私が元気付けるしかないデース!
えっと最近あった明るい話題と言えば…
「そういえばやっと響輝さんを取り戻す事ができたデスね!」
「でもやっぱり記憶は無いみたい」
オッフ、話題を間違えてしまったデース・・・・
また悲しそうな表情になるけれども泣いていた理由がはっきりしたデス。やはり私達のことは後遺症で忘れていたんデスね‥‥それは悲しい事だけど。
「調!よぉーく聞くデスよ」
「何?切ちゃん」
こちらに聞き返してくる調に私はこの言葉を贈るデース!
「前に出会ったばかりの響輝さんが言ってたデース! 失った思い出は取り戻せないけれど新しい思い出を作っていけば問題ないって!」
調は私の言葉を聞いた途端また涙を浮かべたデス。な、泣かせてしまったデスか!?
あわあわとしていると調はクスクスと笑い始めた。
「デース?」
私が不思議に思っていると一通り笑い終わったのか瞳に浮かんだ涙を指でふき取る。
「ごめんね切ちゃん、心配かけて」
私はその言葉に首を横に振ります、だって。
「調の悲しみは私の悲しみデス! 響輝さんも言っていました、こういう時は一連托生デース!」
こういうと調も元気になったようで柔らかな表情を浮かべる何時もの調に戻った、よかったデス!
そうやって調の事に付いて喜んでいると後ろから足音が近づいてきた。
「一体どこに行ったのかしら…?」
その足音の正体はマリアだった。マリアは困った様子で先ほどから通路をきょろきょろと見まわしているのデスが‥‥一体どうしたんデス?
「あ、調に切歌」
「マリア!」
「どうしたの?」
「それがね―――」
マリアは困った顔を浮かべながら言い放つんデスけど…
「セレナは一体どこに行ったのかしら?」
「デス!?」
「まさか!」
「さっきまでいたんだけど…おかしいわね」
居ないはずの、亡くなったはずのセレナを探すマリア、そのまま驚く私達を他所に響輝さんの部屋へと向かう。マリア…また幻覚を見て…一体どうしちゃったデスか…
私は調と入っていくマリアの背中を見る事しかできなかった。
眠い~、おくちゅりおいちい~(脳死)
ってのはどうでもよくてですね、とりあえずベッドの上でGXのプロットを組んだのでこれからも続けれそうです。
次回予告
退屈に過ごす響輝、すると部屋にある人物が訪ねて来た。
次回【優しげな怪しき者、狂い始める者、狂ってる者】
さぁーって次回も、さぁーびす!さぁーびす!
〜どうでもいい設定G〜
ガリーは実は……常に何かを懐に忍ばせている
キャロ「…小腹が空いたな」
ガリー「はぁー 仕方がないですね、はいアンパン」
キャロ「おぉ!これは毎日10個限定版のプレミアムアンパンじゃないか!」
ガリー「ちょっと仕事場の上司に頂きましたね、ちゃっちゃと食べちゃってください」
キャロ「ありがとうなガリー」
ガリー「ほっとガリーちゃんがいないとダメなんだから…店長は」
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優しげな怪しき者、狂い始める者、狂ってる者1
コメントありがとうございます!
いやー・・・・ついうち通販でシンフォギアのコンプリートボックスをぽちっちゃいました…得点CD欲しかったんだもの。
前回のシンフォギア!
クリスだ、ここで一つアドバイスをやろう。人の好きな物を勝手に食べないようにすることだ。さもなきゃ・・・・それじゃあいつの活躍を見てやってくれ。
「眠テェ」
調ちゃんが出て行ってから少しして何となく今の心情を口にしてしまう。まだ薬が残っているのか少しばかり瞳が重い…てか普通に寒い。
バニースーツのまま放置されるもんだから羽織る物もなく露出度高めの衣装で寒さに凍えている。まぁもう秋だからな…寒くて当然なんだけど。
ヒビキちゃんの事を考える思考も残っておらずウトウトとし始めるとドアの開閉音が聞こえた。
「お久しぶりです響輝さん、お元気そうで何より」
そして中に入って来たのは…って、顔芸博士やないかい!?
俺の眠気は一気に覚めて手錠で拘束されたままではあるが警戒状態になる。
戦姫絶唱シンフォギアGの悪役中の悪役、英雄に憧れてなれるためなら地球人類が滅んでも関係ないと感じるただの外道。
キャラとしては好きだがリアルでお近づきに会いたいかと聞かれると全力でNO!な相手だ。そんな相手がニコニコとしながら部屋に入ってきた。ウェルハカセナゼミテルユデス!
「面識はないはずですが」
「やはりギアに組み込んだアレの影響で記憶が…」
アレ?アレってなにさ!?何を組み込んでいたんですかワレェ!?
俺はついつい胸のギアペンダントを見ようとしたが…ない!?
いつも肌身離さず身に付けていたペンダントが無いことに驚いていると博士は優しげな表情を浮かべる。
「ギアならこちらで回収しました…君にはもう必要としない物ですからね」
【悲報】
〈俺氏シンフォギアを取り上げられてただの体の頑丈なJKと成り下がる〉
ってふざけてる場合じゃねぇ。これじゃどうやっても人質としてしか価値が無いじゃないですかヤダー!
内心頭を抱えるが今は目の前の事に集中しよう。
今の博士の様子を見てヒビキちゃんとはある程度親しかったみたいだし過去について聞いてみるか…何故あの2人に聞かないのかだって?
あの2人の前にすると酷い頭痛がしてまともにお喋りもできないんだよ!
「先ほどの2人もそうでしたがやけに親しげに俺に接して来ますが…記憶を失う前は貴方達と一緒に?」
「えぇ」
博士は持って来ていたジェラルミンケースの中のものを取り出しながら語る。
「最初、あなたはフィーネと呼ばれる人から提供された試験体…言ってしまえばモルモットのような扱いでした…」
「モルモット?」
「えぇ、シンフォギアの機能解析のためのね。そして私や他のまだ理性的で良心の残っている研究者達が気付いた時には既に手遅れで、様々な薬や実験を行っていた影響で心が壊れる寸前の状態でした。しかし」
博士はジェラルミンケースの中身を取り出した。それは装置の付いた注射で中身は入っておらず採血用の物だと思う。
「私が開発した心情管理システム、通称トラウマおさらば君を使い何とか持ち直したのですが問題が発生してしまったのですがっと、少し血をもらいますよ。あのギアを長い期間纏い続けた結果どんな異常があるかわかりませんから」
そう言って俺の腕へと注射をさして血が抜き取られていく、腕は良いようであまり痛みを感じない。
「えっと結果は…少々栄養失調気味ですが問題ないです、一応は栄養剤を処方するので後で飲んでおいてください」
そう言ってコップに注がれた水と錠剤を出されるんだけど…手錠をした状態でどうやって飲めって言うんですかね?
「話の続きですが…」
ウェル博士は手錠の存在に気付いて無いのだろう使った道具を片付けると近くにあった椅子へと腰かける。
「その問題と言うのが貴方の中で多重人格の気質が見られていた事です」
「多重人格ってあの?」
「えぇ、壊れかけていた貴方は辛い実験を耐えるうちにもう一つの人格を作りつつあったのですが、まだまだ未完成のものでした。しかしトラウマおさらば君がそれを人格だと誤認識して心情整理の時に明確化させてしまったのです」
ウェル博士は悲しそうな表情を変えまるで懺悔するかのような雰囲気だ。
「そして生まれたのが恐らく今の貴方の主人格であるマイ・フレンド1号君です…」
「ま、マイ・フレンド1号君…」
「はい」
ウェル博士は真剣な目をして言っているが正直、名前のせいでこのシリアスな雰囲気がぶち壊しだと俺は思うんだ、うん。
てかそれよりも今の主人格ってつまりは俺は…
【速報】
〈今の俺はヒビキちゃんの作り出した別の人格だった!?〉
って、ナイナイ。なら何でルナ・アタックの頃に未来のこと知ってるのか説明つかないもの。
そうなると……考え辛いが俺自身が本来ならもっと早く憑依していて何らかの理由で記憶を失ったとか?
色々と答えを巡らせるが答えは出てこないので諦めてウェル博士の話の続きを聞く。
「それ以降度々マイフレンド1号君と入れ替わり生活をしていたのですが」
博士は悲しそうな表情から明るい表情を浮かべ笑みすらも浮かべていた。
「心の安定した貴方は当時一緒に実験をしていた装者といつの間にか仲が良くなり、さらに芋づる式で一緒にその装者とよく一緒にいた装者候補の子達とも仲が良くなって友達と本人は言っていました。マイ・フレンド1号君も一つの体を奪い合うような性格ではなくどちらかというと主人格である響輝さんを大事にしていて姉や兄と言った印象を持てる人でした」
ここまで話す博士はまるで自分の事のように喜びを露わにしてまるで父親の子供語りを語っているような印象を持てる。
「しかし、ある事件が起こってしまいます」
「事件?」
「はい、その事件と言うのが…」
博士は先ほどの嬉しそうな雰囲気や表情から打って変わって逆に悲しそうな、先ほどと同じ後悔しているような表情へと変える。
「一部の科学者が無断で行った完全聖遺物の起動実験事故なのです」
その時またもや頭痛が走り思わず顔をしかめてしまうが…何だ? また何かを思い出そうとしているのか?
「私達の察知する頃にはもう遅く、起動実験そのものは成功したのですがわれわれの制御を離れ暴走していました」
【ネフィリムが!?】
【暴走…】
【マムはここから聖遺物へのアクセスを続けてください。そしてウィル!君は一体何をやっているんだ!】
【何ってただ聖遺物を起動させてただけですよ、ただ暴走はしちゃいましたがね】
【下がって、マリアに◾️■ナ。ここは危険です】
【でも響輝、ネフィリムが!】
【何で暴走なんてしちゃったのでしょうか…】
またも頭痛が走り今度は記憶のイメージまで極々一部ではあるけれど流れ込んでくる。これは原作にあったあの子の死亡原因かな?
司令部のような場所に沢山の研究者達が集まりそれぞれ必死に端末を操作して中央のモニターに映る化け物の暴走を止めようと奮闘していて俺達はそこへ駆けつけたみたい。
このイメージだけど駆けつけたマリアの姿がかなり成長してる事や俺の姿もあるって事は実験の時期がかなりズレているのか?
「そしてそれを再び休止状態にするために貴方達、装者の2人が出動しました」
【とりあえず今は事態の救済が最優先、シンフォギア装者はネフィリムへと対処を。こちらで打開案を模索するのでその為の時間稼ぎをお願いします】
【わかりました…シンフォギアを纏うのはあちらの方が得意、□□◾️□□さん出番ですよ…………さて、頑張りますか】
【いきましょう響輝さん!】
【了解、◾️◾️ナ。ネフィリムを止めるぞ!】
【はい!】
【頑張って2人とも…】
またもやイメージが浮かび上がる、今度は博士に指示をされその司令部から飛び出してシンフォギアを纏いネフィリムへ立ち向かう姿。
ってか、この時俺の纏ってるシンフォギアガングニールだけど色が真っ白なのかよ。
「そして2人は努力して時間を稼いでくれました…しかし打開策が見つからず、いえ、正確には見つけたのですが犠牲が伴う方法なのでそれ以外の方法を探していました。しかし」
【…◾️◾️ナ…無事…か?】
【ぁ、ぁぁ、響輝さん…そんな…】
背中の傷が疼き始め、痛みを出し始めた。そして全身から汗が吹き出してきて寒気も止まらない。段々と大気な漂う匂いが鉄臭くなり気分が悪くなってくる。
「ネフィリムからの攻撃を庇い貴方が負傷してしまったのです」
【響輝さん!響輝さん!しっかりしてください響輝さん!】
【大丈夫ですか響輝さん!】
【…うるさいですよ博士、そんなに叫ばなくても私は死にませんよ 。◾️◾️ナ…無事でよかった…】
浮かんでくるイメージは俺が倒れている場面。もう1人の装者が必死に庇って背中に大怪我を負った俺を起こそうとして耳からは博士の焦った声が響き渡る。そんな俺達を他所に化け物…ネフィリムは暴走を続ける。
「そして倒れた貴方を救いネフィリムを止めるためにあの子は…」
【くそ!停止する方法がない…一体どうしたらいいんだ…】
【もう絶唱しかないんじゃないかなー】
【ですがウィル博士、それではあの子の命が…】
【ウルセェぞオバハン! さぁ、歌え◾️レナッ!ネフィリムを止めるために絶唱を紡いでみせろ!】
【待っててね響輝さん、私がネフィリムを止めてくるから】
【や…めろ…絶唱…なんて…】
【そうよ◾️レナ、貴方が歌う必要はない!】
【ても、私しかいないから…】
【やめろ…やめろおおおおおッ!セレナァァァァァッ!】
セレナはゆっくりと暴走するネフィリムへと歩み寄りながら紡がれる美しくも儚い歌。
爆発的なフォニックゲインの高まりが衝撃波となって辺りを包み込み俺の体も吹き飛ばしながら全てを破壊し尽くす。その結果ネフィリムの体は消滅し機能は停止した。
【リンゴは浮かんだお空に、リンゴは落っこちた地べたに‥‥】
【セレナ!】
【無事で…よかった】
そして、最後に見た光景はセレナが瓦礫の上で歌を歌いながらこちらを振り向く姿だった。
その後イメージはノイズが入り見ることは叶わなかったがあの子は…
またも頭痛が走り現実へと呼び戻される。目の前のウェル博士は辛そうな表情をしていて…そうか、あの事を悔いているのか…
「絶唱を歌いセレナは亡くなったんですね…」
「!? もしや記憶を!」
博士が驚きの表情を浮かべているけどちょっと違う、今わかったけどコレは思い出してるんじゃなくて多分ヒビキちゃんの思い出した記憶が流れ込んでいるんだ。
外部からの刺激によってそれに関する記憶が流れ込んできて流れ込むときに痛みが発生していると…思う…なんでわかるのかはわからないけど‥‥
「いえ、思い出すというよりもイメージがなだれ込んできてわかってしまっただけです…でも、仲の良かったということはわかりました」
「それでも記憶が戻ってくれて何よりです、そのままあの子の為にもすべてを思い出してほしいのですが…難しいですか‥・」
「あの子とは?」
俺がウェル博士に疑問を聞いて答えてくれようとした時、ドアの開閉音がした。そちらへ二人して目を向けてみると…
「ま、マリア!なぜここに!?」
「セレナを探しに来たのよ…あら、響輝はここにいたのね」
そこには異様な雰囲気を漂わせ、目に光を失っているマリアがいたのであった。
うぃーるはかせはげどうだー(脳死)
あとAppleの楽曲コード見つからない…何故だ(小並感)
そして明日はお休みです・・・流石に休憩させてくだされ。
次回予告
ウェル博士より語られる自分というよりこの体の持ち主である響輝の過去、それを知ったのつかの間、マリアが部屋を訪れた。
次回【優しげな怪しき者、狂い始める者、狂ってる者2】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
響輝は実は…食の恨みが怖い
翼「だから私が食べたプリンの事は先ほどからすまないと謝っているだろう!」
響輝「5個限定、スペシャルププリンの弔い合戦じゃぁあああああ!!」
クリス「ほんと、食べ物の恨みは怖いよな…って、何食べてんだ?」
響「冷蔵庫に入ってたプリンだよ?」
クリス「!?」
響輝「響ぃいいいいいい! お前もかぁあああああああ‼」
響「えぇ!?」
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優しげな怪しき者、狂い始める者、狂ってる者2
毎度のコメントありがとうございます!
実はこの前、2日ぐらいでしょうかお風呂を入りながら思いついた物語を書いちゃいましてね…出来たら読んでいってくださいな。URLはあらすじに貼ってあるんで。
前回のシンフォギア!
僕自身が言うのもなんですがドクターウェルです。
突然帰ってきた響輝さんの健康を調べる為に抜き取った血液をチェックしているのですが…やはり健康そのものです。不思議だ、あの負担の大きなギアを纏い続けて健康を維持できるだなんて不可能なはずなのに…
それでは本編をご覧ください。
「ちょっと響輝、なんでそんなに離れたがるのよ…」
「それは、えっと…」
「理由がないなら離れなくてもいいじゃない」
どうしてこうなった!?
現在、突如来たマリアに強く抱きしめられています、はい。
あの後ウェル博士がいそいそと部屋を出ていった後、マリアはそそくさと俺のそばに近寄ると抱き着いて来た。
「ちょ! 離れてくださいよ」
「嫌よ、久しぶりに抱き着くことができるんだから…じっとしてなさい」
そう言って俺の胸の間に顔を埋もれさせるマリア…ちょっと呼吸で擽ったいな。そのまま数時間が経過する…そうすると。
「すぅ…すぅ…」
「あれ?寝てる?」
マリアはそのまま寝てしまった…えぇ…なんで寝てんのこの人。
困った俺は手錠で拘束されて動けないままだが何とかマリアと離れその場に寝かせるとそのままウェル博士が座っていた椅子へと腰掛ける。
「ぅん…すぅ…響輝…」
リラックスをした雰囲気を出しながら無防備に眠るマリア、安心しているのだろうか表情はあのライブ会場や廃病院の後で出会い戦った時よりも柔らかでこちらまで眠りたくなるような気分になる。
「それにしてもこの人はなぜここまで嬉しそうにしているんだろう。あの記憶を見るにセレナを助けることができなかったから恨んでても不思議じゃないのに」
そんな疑問を考えながら座っているとマリアに変化が。
「いや…セレナ…行かないでセレナ…」
どうやら魘されているみたいですごく苦しそうだ。やっぱり原作よりも遅く実験が行われたためにセレナを失ってそう時間が経っていない…だから心の整理が追い付かずにまだ苦しんでいるんだろうな。
魘されているマリアを前に俺は何もすることができない。確かに立場的に敵かもしれないがどうやらマリア達F.I.S組の装者達は俺の、ヒビキちゃんの家族みたいだし何とかしてやりたい気持ちもある。だけどこう手錠などで拘束されてちゃ何もできない。
「響輝も…付いて行ったりしないで…私達を置いていかないで…」
置いて行かないで…か…。記憶を見るに年上とあってかお姉さん的立場にいたはずだからきっとあの二人の為に一人で頑張り続けていたんだろうな。
俺は席を立ちマリアの隣へと再度寝転がる。まるで匂いでそれを感知したかのようにマリアはすぐに俺を抱き寄せた。
「響輝だぁ…セレナ、響輝が帰って来たぁ…すぅ…すぅ…」
「よっぽどヒビキちゃんに依存していたんだな、ここまで効果があるとは思わなかった」
するとまた顔に笑顔を浮かべ眠り続ける。その様子を見ているとなんだか俺も眠くなってきた。俺は突然襲って来た睡魔に抗わずにそのまま身を任せやがて意識が途切れた。
数時間は寝ているだろうか、次に意識がだんだんと覚醒していき起きたことを自覚する。寝ていたことにより縮こまった筋肉をほぐすため体を伸ばし、寝ていた場所から立ち上がり目を開ける。
「は?」
そこは見たことのない場所だが何処か懐かしく感じる場所だった。しかし先を見てみると通路が存在しており両サイドには仮本部にもあったようなスライド式の自動ドアが設置してある場所だった。
「何処だ?ここ…」
前にもこんなことがあったから取り乱しはしなかったものの驚きで思考が停止しかけたが、何とか考えることをやめることなく前に弦十郎司令に見せてもらったホラー映画の様に探索を始めることにした。一応ドアが開くか試したがどれも開かず、通路は奥へ奥へと続いている。先は暗く、見通すことが出来ないがとりあえず前に進めば何かあるまたは誰かに会うだろと考え歩き出す。そしてその時自分の異変に気付いた。
「マジか!?」
姿が前世での恰好になっていたことだ。正確に表せば死ぬ直前に着ていた服に恰好が変化しておりヒビキちゃんの体であることは変わりない。だが、髪色が響と比べて黄色ぽい金色だった色が綺麗に真っ黒に染まっており髪型もロングになっていた。
「はぇ~、黒髪ロングヘアービッキーなんてレアすぎる…写真撮りたかった」
変化した髪をいじりながらここにカメラが無い事に残念と思うが、とりあえず長い髪が邪魔なので手首になぜか巻き付いていたヘアゴムでたまに翼さんや雪音さんにやってあげているポニーテールのようにまとめる。しかしこの変化はなんでなんだろうか?さっきまでマリアと寝ていたはずなのに…?
疑問は尽きず通路も続く、やがて光の漏れ半開きになっている部屋を発見した。
「なんだろ?」
何があるかと思いゆっくりとその隙間から部屋の中を見てみる。しかしそこは黒く光が漏れていたはずなのに灯りのない部屋で何も見えない。しかし部屋の広さは外見とは想像できないほど広く、正面には見覚えのあるものが聳え立っていた。
「あぁ~なるほど、またここに来てしまったのか」
その何かとは扉で鎖が巻かれていた。そしてそれは前に見たことのある物で心当たりがあった。ここは恐らくヒビキちゃんの心情世界、前に来たときはいきなりこの扉の前に来ていたがあの通路。恐らく記憶がなだれ込みその過去を知り、マリア達と接触している俺をここへと辿り着かせない為の迷路か何かだったんだろうな。
俺は再度扉の前へと立つ。扉は前に見た時よりも端が黒く変色しており鎖も錆が付いていた。一体どういう事なんだろうか…錆って事は風化、つまりは劣化が原因。
だけどここは心情世界だからそんなことが起きるはずがない、そして起きたとしてもそれはヒビキちゃんに何かあったという事だけど、何かあったとしたら俺がすぐに気付くはずだからどうしてこうなったんだ?首を捻りながら扉をあの時と同じ様に叩いた。
「ヒビキちゃん!モーニングコールに来たよぉー!」
なんとなくテンションを上げて叫びながらコンコンと扉をたたく。数分の無言時間が続き今回も返事がないだろうと諦めかけていたその時、前とは違い返事がちゃんと返ってきた。
「…なんで来たの…あんたには関係ないはずなのに…」
「うぉ! 返事が返ってきた!?」
「何度も訪ねられれば返事もするよ…それで何の用?」
その声は何処か怯えた声でありやっぱり何かに怯えているんだろうな。でも、まずは俺がずっと言いたかった事を言う。
「まずはすまなかった」
「?」
ヒビキちゃんは混乱しているようだが何、簡単な事さ。
「この俺が憑依して結果的に君の体を乗っ取るような事になってしまった件についてだ」
「あぁ…その事」
言い方は悪いが最初は魂が消滅していたとは言えヒビキちゃんの体を他人である俺が好き勝手にしていたんだ…正直そのまま消滅したままだったら何とも思わなかったんだろうが魂は消滅せずに今では記憶まで取り戻している、これじゃ俺の良心が耐え切れない。そう考えていてずっと謝罪したかったのだ。
「…お兄さんは記憶がないだろうけどマリア達といた頃に私とよくお喋りしてたんだよ?」
「お喋り?」
「うん、お喋り」
お喋り、ってことはやっぱり俺の知らない事が隠されてそうだけど…俺自身が覚えていないとなるとな。ヒビキちゃんとは違って俺はこの世界の者じゃないから手掛かりもないし…うん~。考えているとだんだんと俺の体の周りを光が包み込んでいく。前回と同様と考えるならば目覚めの時間だ。
「ヒビキちゃん、また来るから。今度は姿を見せてくれよ!」
「…考える」
ヒビキちゃんの返事を聞きながら意識が薄れやがて失ってしまった。そして目覚めるとそこには…
「ハロォー!グットモーニングゥ!」
顔芸をしたウェル博士…ではなくウィル博士が視界いっぱいに広がっていた。
ドクターウィルのイメージはアニメ版フルメタに出て来たゲイツのような感じだとイメージしてくれればいいと思いますよ。あのキャラは好きだな…
次回予告
突然現れたウィル博士、その手には見覚えのある自身のギアが握られていたが、一部変化していた。
次回【優しげな怪しき者、狂い始める者、狂ってる者3】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
・・・ではなくただのお知らせ。
流石に毎日更新がきつすぎて今日みたいに時間を守れない日があると思いますが遅くても22:00には投稿するのでご安心くだされ。
失踪はせんぞ!
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優しげな怪しき者、狂い始める者、狂ってる者3
コメント毎度のことながらありがとうございます!
コメントにて良い博士と悪い博士が混在してわかりずらいとの指摘を受けましたのでゲイツの性格を下ネタ抜きにして原作ウェル博士に近い性格であるウィル博士に組み合わせて超外道にしてみました。
今回は暴力シーンがあるため読む人によっては気分が悪くなると思います、でもそんな人は同時投稿されるヒロアカの方に逃げるといいですよ。URLはあらすじに貼ってあるのでそちらかチャックだ!
~前回のシンフォギアG~
小日向未来です。
最近出番が無くて退屈ですが響と響輝の二人が頑張っていると思うと苦ではありません。けど、そろそろ響輝は響に正体を話した方が良いとおもうな‥‥
それでは二人が頑張る本編をご覧ください!
「ハロォー!グットモーニング―!」
突如、視界いっぱいに広がる顔芸をしたウェル博士っではなく、ウィル博士。
俺はそんな状況に付いて行けず。呆然としていた。
「アレレ?アレレレレ? おっかしいゾォ、なぜ目覚めたと言うのに反応を示さないんだこのタコがぁ!」
「ヘブゥ!」
ちょっと!? この人いきなりビンタしてきたんですけど!普通に痛いわ!
「ちょっと何してヘブゥ!ヘブゥ!」
「ちぃったぁ反応しませやッ!お母さんに教わらなかったのかなぁ!大人のッ!言う事ッ!大人しく聞いとけってッ!言われなかったのかなッ!」
ウィル博士は私の話も聞かずにビンタを繰り返す、そのせいか切れたんだろう、だんだんと口の中が血の味で一杯となり口から垂れてきた。
なんでいきなり打たれたんだ…訳がわからない。
「うぅぅ、い、痛い…」
「はぁはぁ…あれ?起きてたなそう言ってくださいよーってあああ!?なんでこんなに傷ついているだ君は!それに、私のお気に入りの服が血で汚れてしまったじゃないか!」
博士はそのまま私の前髪を掴み上げ顔を見る。博士の方は怒りの感情が色濃く出ておりめちゃくちゃに怖い表情をしていた。ヒビキちゃんが閉じこもったのも納得だ、トラウマになってもこりゃおかしくねぇ。
「起きてたらなら起きていたとちゃんと言いなさい!お母さんいつもそう言ってるでしょ!リピートアフターミー、おはようございます?」
「お、おは…」
「リピートと言ってるでしょうがこのダホが!」
そのまま拘束されて身動きの取れない私の髪を掴み上げて引っ張り体ごと引き摺り始めた。
「痛い!痛い!痛い!」
「我慢しなさい女の子でしょうがッ!」
「ぐふぉ」
引きずられる俺を黙らせる為か私のお腹を蹴り上げ先ほどとは違いニコニコと笑い続けている博士。一体何処へ連れて行かれるんだろうか…
頭皮の痛みに耐えながらも引きずられて連れて行かれた先は緑色の液体満ちたカプセル…なんだ、これ。
「前はウェルや他の人たちから邪魔されたからこの装置を付けられなかったが…今は好き勝手にできる。あぁ、本当に気分がいいよ」
ウィル博士はそう言うとポケットの中からアリマさんが持ってたようなスプレーを取り出すと俺の顔へと吹きかける。
「さてさて、我らが英雄になる為に過去に作り出した英雄を復活させましょうか。元々は私たちの物なんですから誰にも文句は言わせないね。さてさて再教育の時間ですよ!」
薄れていく意識の中ウィル博士の声が聞こえていたが何を言っていたかはわからなかった。
次に目を覚ました時、そこはあの時と同じような暗闇の空間だった。姿もあの黒髪バージョンになっていてまた同じかと思ったが違うようだ。あの時と違い心情世界というよりはそこへと続く道の途中、分岐点のような場所だ。そしてそこにあるは一本のピンと張られた鎖で途中にはフックで繋がっている部分もある。
「なんだ・・これ?」
近づいてよく観察してみると感覚的にヒビキちゃんへ続く方の鎖はサビが目立ち今にも千切れそうな見た目をしているがその反対側、そちらの方は逆に新品の物であちらよりも一回りほどサイズが大きい。
俺はなんとなく嫌な予感がして途中に付いているフックを外そうと両方の鎖を持って外した時。
「な!?」
その鎖はまるで意志があるかのように両腕へと絡まり付いた。
そしてここで時間が来たようで光が照らされる。なんでこのタイミングで!?そう驚きながら意識を失った。
「ふははは、完成した!ついに完成したんだあああああ!!」
意識を取り戻すとそこは多分あの緑色の液体が満ちたカプセルの中だとわかる。胸には加工され紫色の何か輪っかの様な物が装着されたギアペンダントが見え、それに加え口には何か銜えさせられてる…なんだコレ、ぎもぢわるい。思わず嘔吐しそうになるが体がうんともすんとも動かない、まるでヒビキちゃんが主導権を握ってる状態みたいに体が言う事を聞かない。ガラスの向こうにはウィル博士が何か端末に入力していた。
「目覚めるにはまだ時間はかかるでしょうが…まぁ、問題ないでしょう何かあった時のことを考え予めにプログラムを入力してっと。これで良し」
頭に何か流れてくる結果頭が激しく痛むが表情一つ変えれねぇええ!!その痛みの影響かそれから外の音が聞こえなくなり目も見えなくなってしまった。
それから何分何時間何十時間と体感では経った頃だろうか、やがて水がぬける感覚と共に視界と聴力が戻る。どうやらカプセルから出されたようで空気が美味しい。
自分の意志で体を動かそうとするがやっぱり動かない。
なんでだ?ヒビキちゃんはまだ心情世界に閉じこもってるから俺以外に動かせる者なんで居ないはずなのに…
しばらくすると再度酷い頭痛が頭を走り抜け、同時に何かしらの信号?情報?訳が分からないが何かがなだれ込んできた。
「ウェル博士の生命力低下を確認、緊急起動モードオンライン」
口がいきなり喋り出し、体が勝手に立ち上がると勝手に聖詠を紡ぎだした。
【
聖詠を紡ぐと自分の知らないギアである、響の無印ギアにマフラーとフードを装備したようなデザインになったシンフォギアを身に着けた。
色は紫と灰色を組み合わせた色をしており元のオレンジ色などが一切ない。
「高速移動を推奨、ネフィリム統制システム起動…完了。ガングニール、天羽々斬、イチイバル、イガリマ、シュルシャガナ、ア■ー■ラ■■、神獣鏡スタンバイ」
全身に一瞬痛みが走り頭に今までにないぐらいの痛みが入る、それは一分ほどであったようだが痛みはかなりの物で正直辛すぎる。その痛みが収まるやいなや脚部装甲の形状が変化して扇状に広がり電磁波の様な物を発生させてホバーの様に体を浮かし、そして背中にはいつも使っている箱型のスラスターが二つ付いた大推力バックパックが出現、それを装備した。
「…完了、デュランダルからのエネルギー増幅を確認。ミッションスタート」
そして目の前にあったシャッターの様な物が開くと勢いよく飛び出す。その後は俺自身がよくやってたようにギアに大量のフォニックゲインを送り込んで推進力として活用し、空を飛びそしてあの場所へと降り立った。
※※※
そして時は戻り現在。
「目標物の回収を完了、プログラムに従い帰還を開始します」
「ちょ、待てぇ!」
「何処へ行くんだゴースト!」
声をかけてくれる二人を置いてウェル博士を抱え再度空へ飛び立つ俺、しかし。
「待ってて言ってんだろうがッ‼」
「よせ!雪音!」
【MEGA DETH PARTY】
「ミサイルのロックを検知、回避行動開始」
そう簡単には帰してもらえず、雪音さんのイチイバルからミサイルが発射され俺の体は回避行動を選択して行動に移すんだけど‥‥何と言うか雪音さんがキレてますな。
ミサイルは流石は雪音さんの腕なだけあってかなり複雑かつ難解に避け難い弾幕を広げており避ける事は成功するが内心冷や汗出っぱなしだった。体はイチイバルの装者が危険だと判断したんだろう、射程外へ出るためにどんどんと高度とスピードを上げて逃げるのであった。そういえば帰還すると言っていたが俺の体、一体どこへ向かってるんだろうか…
俺は首を傾げたいけど傾げれずに星が無数に広がる綺麗な夜空を見続け体が自由に動かないと言う現実に目を背けるのであった。
ふぅ…暴力シーンは書きずらかったぜ良心的に考えて。
次回予告
響が目覚めるとそこは病院だった。了子博士から精密検査を受けいざ、学校復帰したと思っていたら風鳴翼から突如戦力外通告をされる。
次回【力の代償】
さぁーって次回も‼さぁーびす‼さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
キャロ店長は実は…最近悩みがあるらしい
キャロ「早く帰ってこないかな…響輝」
ガリー「で、ですね、今は本部の方でお泊りをしているので数日はかかると思いますよ、うん」
ミケ「…ガリー、なんだかあやしいゾ」
ガリー「な、なんの事だよミケ!」
ミケ「だってさっきから携帯を握りっぱなしデ、まるで誰かからの連絡を待ってるみたいだゾ」
ガリー「べ、別にいいだろ。もしかしたら緊急招集がかかるかもしれない仕事なんだから、それぐらい普通だ、普通。」
ミケ「そうなのカ?」
ガリー「そうだ」
ミケ「そうなのカー」
キャロ「はぁ~、早く帰って来ないかな‥‥」
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力の代償
コメントありがとうございます!
イヤーマジでビビりましたよ、眠たい目こすりながら今回の内容を文章化してたらいつの間にか寝落ちしてて起きたら20:00時過ぎてましたもの。やっぱり二作品同時投稿は疲れますね!(毎日更新の疲れには麻痺してきたと思う)
前回シンフォギア!
ドクタぁあああああああああああああああああああああああああ、ウィルだッ!
どうだったかな前回は、僕の最高傑作である英雄の性能は。何故かウェルしか回収しなかったのは謎だが、きっとプログラムのバグか何かだろう。
あの糞女がッ!何で緊急用にッ!設定したプログラムをッ!僕に適用していないんだッ!
帰ったら修正しておかなければ。
それじゃ僕が登場する本編をご覧あれ!
もう見ないと思っていたのにな…
「よく生きていられるわね、たくさん人を殺しておいて」
「ノイズから襲われた人はお金が政府から出るんですって」
「えぇ、パパやママたちが払っている税金からでしょう? ただの税金泥棒じゃん」
これは過去の夢。私があのライブでの事件から生き残ってから学校に復帰した時の夢。
生き残った私に対して誹謗中傷の嵐でたくさん、たくさん怖い目にあった。
家に帰ってもそれらは収まらず酷い事の書かれた紙がいっぱい貼ってあったり辛いこともたくさんあった。
【人殺し―】
【人殺し―、うわ!逃げろ】
家に石を投げられ怖かった時もあった。その時は思わず泣いてしまった私に対しておばあちゃんやお母さんは生きているだけでうれしいって言ってくれたけど。その時の私は正直限界だったと今では思う。
頑張ってリハビリして元気になれば家族が喜んでもらえると思っていたのにあんな事になっちゃって…悲しかった。
景色が変わる、今度は過去に会った出来事の場所じゃなくてここは…暗い部屋?
突然体に浮遊感が生まれてまるで無重力の世界みたいだと体が錯覚し始め景色が一変、灰色だった空が変わり一面黒く何も見えないけど広い部屋となった。その部屋は何も見えないが部屋だと何故か分かり廊下も続いている…と思う。だけど何処かなのかはわからない。見たことのないその部屋の中、ふわりふわり漂っているとその廊下の方で何かが見えた。
【鎖?】
それは鎖だった。なんで見えたかはわからないけど、真っ黒に錆びて今にも切れそうな鎖がピンと張られた状態で見える。私はなんとなくその鎖へ手を伸ばして触れる、すると突如映像が頭の中になだれ込んできた。
【ひびきさーん!】
【なんだい切歌ちゃん】
【今日は何して遊ぶデスか?】
【そうだね…ちょっと私、疲れてるからお昼寝したいなぁ~なんて】
【それはいい考えデース!】
そこには私らしき人が困った顔をしながらあの緑色の子、切歌ちゃんと楽しそうにお布団の中でお昼寝を楽しんでいる光景や。
【調ー、お前の好きな物持って来たぞ】
【うぉー、これが期間限定発売チャーシューウマウマコッテリトントンコツ味のラーメン…ジュルリ】
【俺がウェル博士にお願いしたら買って来てくれたんだ、後でお礼はちゃんと言うんだぞ?】
【うん、わかった。それでは早速実食を‥‥‥‥じー】
【ん?どうした?】
【一緒に食べる?】
【なんと驚け実は人数分買って来てもらってるのさ!】
【うぉぉ!】
【皆も呼んで実食だ!】
【レッツラーメンぱーてぇー】
【そこはパーティーな】
私らしき人が持って来たと思うカップラーメンを調ちゃんと一緒に楽しそうにうれしそうに食べてる姿。
【マリアー、セレナー助けてくれ~】
【どうしたのよ響輝、そんなに弱弱しい声を出して】
【ベッドの上でおかしな恰好で寝てますけど大丈夫ですか?】
【いやー、実はあの変態鬼畜博士が俺の寝ている間にまた無断で体を改造しやがったみたいで動けねぇんだわ】
【ッ!それは大変じゃない!セレナ、急いでウェル博士を呼んで来て!】
【は、はい!】
【あの鬼畜サイコパスめぇ、絶対に懲らしめやるからなぁ】
だと思うと今度は私が緑色のカプセルみたいな物に入れられている光景をあのマリアさんやマリアさんに似ている人が心配そうに見ていて、その横ではウェル博士が必死な様子でパソコンを打ち込んでてその下には血だらけのウィル博士が倒れている光景。
いろんなシーンが頭の中に浮かび上がっては消えてを繰り替えしているけど、決まってその光景の中心にいるのは私だった。けど、私にこんな記憶も覚えもない。でもあそこに映っているのは確かに私…一体どういう事だろう?
一通りそのイメージが流れ込むのが終わると鎖は粉々に崩れてしまった。その途端に突如頭の方から光が差し込み意識が遠くそして薄くなって、私は気を失った。
意識が戻るとそこはベッドの上、多分あの後暴走しちゃったんだと思うな…前にもこんな覚えがあるし。
でも私のやっている事って調ちゃんが言っていた通り偽善…なのかな?こんなに私が頑張っても誰かを傷つけて悲しませることしかできないのかな?
それにあの光景だって‥‥なんで私が映っていたんだろうか‥‥
視界が正常に戻り周りの様子を確認するために視界を横に向けるとそこには未来からの手紙があった。
「早く元気になってって気を使わせちゃったな…」
体を起こすと胸に違和感が‥‥あれ?
そこには胸の傷の上に小さな瘡蓋が出来ていて軽く触ると落ちた‥‥瘡蓋?
私はそのことを気にしながらもナースコールを押した。
※※※
「いやぁー、面目ない。ご心配おかけしました」
元気そうにこちらへ手を振り近づいて来る立花、あんな事があった後だというのに何と言うか気楽な性格だな。
「存外元気そうじゃねぇか、ちょうどいいからそのまま休んでな」
「なぁーんと! この立花響、休んだりとかぼんやりしたりするのは得意中の得意でして…」
「はぁ~、何言ってんだか。なぁお前もそう思うだろ?」
雪音は私の左側を見るがそこには誰もいない。いつもならここでゴーストが。
【なら勉強するのも得意になろうか、そうしないと小日向さんにまた怒られるぞぉ~】
とかなんとか言って立花に注意を促すんだが、そんな奴も今はいない。
「…ってそういえば居ねぇんだった」
「クリスちゃん…」
雪音はなんだか悲しそうにしている…一番この中で仲の良かったのは雪音だからな、敵に寝返ったゴーストに関して相当ショックなんだろう。
私は話の流れを変えるべく立花へと話しかける。
「本当に大丈夫なのか?私達を安心させるべく気丈に振舞っているのではあるまいな?」
「いや、そんなことは~…」
うろたえる立花だったが私はその左手を掴んで見る。やはりあの時食いちぎられた左手は無事で何の異常もないように見える…不思議だ、シンフォギアにこんな力があったのか。
「翼さん、痛いです」
「は! すまない」
思っていたよりも力を込めて握ってしまってようだ。
「一体どうしちまったんだ?ここんところ様子がおかしいのはこのバカに合わせてってわけじゃないんだろ?」
雪音からの指摘に私は思わず表情を変えてしまいそうになる。
「ごめんなさい」
「本当に何も無いようならそれでいい」
私はこの時本部であったことを思い出す。
仮設本部に戻った私達、その後私は司令から呼び出された私はある物を渡される。
それは透明なプラスチックの容器に収納されており見たところ鉱物の何かだと思うが、私にはわからない。
「これは?」
「メディカルチェックの際採取された響君の体組織の一部だ」
そう言って司令が取り出したのは一枚のCTスキャンの写真。その写真には胸からまるで植物の根の様に広がる影が映し出されていた。
「胸のガングニールが」
「身に纏うシンフォギアとしてエネルギー化と再構成を繰り返した結果、体内の侵食深度が進んだんだな」
「生体と聖遺物とが一つに溶け合って…」
「適合者を超越した響君の爆発的な力の源だ」
それではまるでルナアタックの時に見たフィーネの様になるという事なのか?
だとしたらこのままだと立花は…
「この融合が立花の命に与える影響は?」
「遠からず…死に至るだろう…」
「死ぬ?立花が、そんなバカな…」
つまり私は奏と同じようにまた仲間を失ってしまうというのか…そしてあの時とは違いその仲間の命すらも…
「そうでなくても、これ以上の融合状態が進行してしまうと人として生きていると言えるのか…」
司令は悔しそうに表情を浮かべている…やはり司令も辛いのだろうか。
「皮肉なことだが先の暴走時の観測されたデータによって我々には知りえなかったデータが得られたという事だな…」
「壊れる立花、壊れた月・・・」
「F.I.Sは月の落下に伴う世界の救済と言う立派な題目を掲げてはいるが、その事実も操り進んで人命を損ない、そして軽視するような輩だ。このまま放っておくわけにもいくまい。だが…」
表情はあまり変わらなかったがその拳を強く握る司令。
「響君を欠いた状態に加え敵には何らかの理由で寝返ってしまったゴースト君も居る。我々がどこまで対抗できるのやら」
しかし確かに気になるところだ、突如行方不明となったと思ったら敵として出て来たゴースト…あの者はそんな仲間を裏切るような事をするとは思えない。やはりF.I.Sに何かされたのだろうか…
「それでも立花をこれ以上戦わせるわけにはいきません。掛かる危難はすべて防人の剣で払って見せます、それがたとえかつての仲間と刃を交えようとも」
それは私自身への決意の表明だったのかもしれない。そう今では思う。
「なぁ? もしかしておっさんに何か言われたのか?」
雪音に問われたことにより我に返った私は予め用意していたセリフを言い始める。
「最近立花は何かと頑張りすぎだ、どんな名刀でも手入れを怠ればそれは鈍らとそう変わらん。なので今回の事は私達に任せてゆっくりと休むよう伝えろと言われたのだ」
「休み…ですか?」
「確かにこのバカは最近頑張りすぎだな、絶唱の負担もバカにならねぇし丁度いいじゃねか」
「F.I.Sには私と雪音が対応する、行方不明のゴーストやウェル博士に加えウィル博士も目下二課で捜索中だ。心配する必要もない」
「だから今はゆっくり休んどけって、最近小日向にも会ってないんだろ? あいつ寂しがってたぞ」
雪音も私の言いたい事に同意見だったのか賛成してくる。その様子に立花は混乱しながらも頷いたのであった。
これでひとまずの時間稼ぎは行えた…後は胸のガングニールをどうにかする手立てを考えねば。そう考えながら立花と雪音の騒がしくも楽しそうな会話を見ているのであった。
疲れた…ヒロアカおもろい。
次回予告
久しぶりに友達達と楽しいひと時を送る響。そんな時に突如町の方でノイズが出現したと知る。駆けつけてみるとそこにはパニック状態となっているウィル博士が‥‥
次回【決戦、ごはん&ごはんVSザババ】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
実は弁当屋チフォージュ・シャトーとお好み焼き屋ふらわーは…商店街開催のイベントでは毎度ライバルの様に競い合っていた。
キャロ「フッ!今年は俺達が優勝をもらうぞ、おばちゃん!」
おばちゃん「バカ言うんじゃないよ!今年も私の店が優勝するに決まっている、それは変えられない事実だ!奇跡でも起こらない限りこれが覆ることはないと思うね!」
キャロ「ならその奇跡、起こして見せる!」
その年の商店街の人気投票では同率1位だったとかなんとか…
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決戦、ごはん&ごはんVSザババ1
コメントありがとうございます!
今回も時間オーバーしてますがGXにて調が飲んだコーヒーの苦さに免じて許してください、何もしませんから。
前回のシンフォギアG!
走者です、考える暇なかったんや…
夕方、太陽がゆっくりと降り始め赤い空が広がる時間帯、私達はゆっくりと帰り道を進んでいた。
「しっかしまぁー、うら若きJKが粉物食べすぎなんじゃないですかね~…ねぇったら」
「うん? あ、あぁ美味さ断然トップだからねおばちゃんのお好み焼きは、お弁当屋チフォージュ・シャトーと並ぶ商店街の人気店だからね」
「お誘いしたかいがありました」
「おばちゃんもすごく元気そうでよかった」
今日の私はいつもなら仮設本部で訓練などやっている時間帯だけど、翼さんやクリスちゃんのすすめで休みとなった。それを多分クリスちゃんから聞いたんだろう、クラスの友達の安藤さん寺島さん板場さんと未来も合わせた5人から学校の帰りにふらわーのお好み焼きを食べに誘われ、今はその帰りだった。
「ホントなら幽さんもお誘いしたかったのですが…」
「体調不良で休んでるし仕方ないでしょ」
「あの子、アニメに出てくる忍者顔負けに突然いなくなったりするから何処に住んでるのかもわからないのよね…これじゃお見舞いにもいけないじゃない」
ゴーストさん…私の暴走中に現れたのもつかの間、ウェル博士を連れて何処かに消えてしまった…らしい。その時の記憶は私にはないからわからないけど、仮設本部でその時の映像を見せてもらった。その時は信じられない光景だったんだけど見ていくうちになんだか違和感を感じた。こう、何か蜘蛛の巣が顔に付いてしまった、そんな感覚。何故かはわからないんだけどその事を了子博士に話したら―――
「それはきっと同じギアによる共鳴ね」
「共鳴?」
「そう、例えばS2CAトライバーストを放つ為にゴーストちゃんが一部だけど負担を肩代わりするんでしょう」
「はい」
「普通は同じギアを纏っていてもそんなこと不可能なのよ。だけどもあなた達は自己が持っているギアの特性を合わせた結果それが共振となり使用可能となったという事よ」
へー、あの現象にはそんな理由があったのか…いつも絶唱の負担を一部肩代わりにしている、それが普通だと思ってたな。了子博士はそのまま説明を続ける。
「その理由の一つは響ちゃんとゴーストちゃんの纏うシンフォギアは元は同じ奏ちゃんが纏っていたガングニールのギアってとこにあるのよ」
「確かに同じガングニールですけど、だとしたらマリアさんのギアも同じことをできるんですか?
「そりゃ無理よ、さっきも言ったように同じ聖遺物を基礎としたギアを纏っていてもそんな現象起こらないわ。だけどある事を切っ掛けに二人のガングニールのシンフォギアは既に別物と化しているのよ」
そう言って目の前にあった画面に何か模様が二つ浮かび上がる。それはアウフヴァッヘン波形と呼ばれるものなんだけど確かにゴーストさんの物は他の聖遺物が混ざったせいで変化したと言われてたはず…だけど私のまで変化とは?
「最近分かった事なんだけど、二人のアウフヴァッヘン波形は過去にゴーストちゃんが暴走した切っ掛けに変化しているらしいのよ。その理由があの時何かを響ちゃんのギアまたは響ちゃん自身から取り込んでいたらしいのよね~」
何か…確かあの時はクリスちゃんが絶唱により死んじゃったと思ったのが原因で暴走しちゃってそれをゴーストさんが身を挺して止めたらしいんだけど、ゴーストさんはあの時の事あんまり話したがらない。だから聞かないようにしてたんだけどこれが原因かな?
「何かとは?」
そう聞くと困り顔に変わる了子博士。
「これがさっぱり、一応あの時響ちゃんの胸のガングニールに直接触れるため、胸の中へ手を突き刺したことは本人の証言で分かっている事なんだけど…なにを取り込んだのかわかってないのよね…でもそれが原因で響ちゃんとゴーストちゃんが共鳴なんて現象を生み出していることはわかっているわ」
「そうなんですね、でも共鳴って言っても私側には実感はないんですけど…」
「まぁ、内容は覚えてないらしいけどゴーストちゃんはよく響ちゃんの夢を見ていたらしいわよ」
「夢…」
そういえばあの時見ていた夢の中で、私の知らない私が映っていたりと変な夢だったけどあれがゴーストさんの夢だとすると本人が一切映ってなかったのはどうしてだろう?
「ちょっと響、ぼーっとしてないで早く帰るよー」
「わわわ、待って未来~」
考えに夢中になってて立ち止まってたようで未来達は先にいっちゃってる、私もすぐに追いかけようとするけど。
「わわわ」
「響!」
突然黒い車が数台私の前を横切って行った。その車や中にいた人の何人かには仮設本部で見覚えのある人物…実行部隊の人たちが何故ここに?
そう疑問に思うのもつかの間、爆発音が響いた。
「!」
「ちょっと響!」
「みんなは早く避難してて!」
私は皆を置いて走り出す。やがて大破したさっきの車や多分乗ってた人達だったと思う炭素が舞っている…そしてその中心にいたのは。
「フハハハ!誰が追いかけてこようとこのソロモンの杖がある限り僕は無敵ッ!最強ッ!なのだぁあ!わっはははは!!」
「ウェル…じゃない、ウィル博士ッ!」
「っひ!なんでここに!?」
何か布にくるまれた物を持ったボロボロのウィル博士だった。そのウィル博士は私を見るや否や、新しいノイズを出現させて送り込んで来た。
それに対して私は走る、そして胸に浮かぶ聖詠を紡いだ。
【
「人の身でノイズに触れて…」
私の拳は変身する前にノイズへと届き炭素化するに思えたが。変身はギリギリ間に合ってたようで突き出した拳からシンフォギアが出現する。
「フォオオオオオオオ!」
「ひッ!」
ノイズは炭素と砕け私は突き出した拳を握りしめ、胸に浮かぶ言葉を叫ぶ。
「この拳もッ!命もッ!シンフォギアだッ!」
シンフォギアを纏った途端いつもより力が漲るのを感じる。
「な、なんだと!?」
その様子にウィル博士は驚いているようであの怖いとも顔芸とも取れる表情を浮かべる。
「いつもッ!いつもッ!都合のいいところでこっちの都合をひっちゃかめっちゃにしてくれる、この偽物の英雄がぁッ!」
そう言って杖を掲げ追加のノイズをたくさん出現させた博士、偽物って一体どういう事だろうか? 私はそんな疑問を一度取っ払い目の前のノイズへと集中する。
このままだと皆へ被害が及んでしまう。そう考え殲滅するため胸に響く歌を歌い拳を振るった。
【ヒーローになんて なりたくない 想いを貫け…3、2、1、ゼロッ!】
現れるノイズを私の拳によって炭素へと変えていき、次々と出現させるスピードに合わせどんどんとそのテンポを速めて行った。
【そんなものがいらない 世界へと 変える為にBurst it 届けぇえええええ‼】
「いつもッ!いつもッ!いつもッ!」
【この胸には
ウィル博士がさらにペースを上げてノイズを出現させて対応してくるけれど私にはまだ手があった。
【信じたい(守りたい)願え(強く)】
右腕のギミックが作動してナックルガードが展開、内臓式の回転機関が作動して高速に回転を始めパワーを貯めると。
【行けぇぇぇぇぇッ‼】
そのままノイズ達の元へ突撃してその貯めたパワーを打ち込んだ。それは小さな爆発を起こしすべてのノイズを蹴散らす。
【響け響け(ハートよ) 涙超えろ(ハートよ) へいき(へっちゃら) もうイタクナイ】
「ひっ!」
その様子にパニックになったのか無造作にノイズを出現させるウィル博士。
【私が今(枯れても) 此処に残る(温もりが) 種となり 芽が息吹き】
その数はどんどんと増えていくが今の私ならッ!
【明日に向かい 幾千もの力となり 歌は咲き誇るぅ!】
右手を構え足のギミックで反動をつけると私は一気に飛び掛かった。
「はぁぁぁぁぁああああああッ‼」
右腕に付けられているバーニアが点火されて推進力を生みだすとそのままノイズを次々と蹴散らしウィル博士へ迫った・・・けど!
「盾ッ!?」
黒い円盤状の盾の様なもので防がれてしまった。ウィル博士の後ろを見てみるとそこにはギアを身に纏う切歌ちゃんと調ちゃんがいた。
ちゅかれた・・・・コーヒーおイチイぃ
長くなりそうだから今回も複数回に分ける―、遅刻したのは許してくだされ。
次回予告
突然現れた切歌と調、どうやらウィル博士を回収しに来たようだが、何処か様子がおかしかった
次回【決戦、ごはん&ごはんVSザババ2】
さぁーって次回もサービス!さぁーびす!
~どうでもいい設定でも何ともない実話G~
作者は実は…最近多忙だった。
走者「こひーおいちい、シンフォギアおもしれぇ、ヒロアカ書かなきゃ、でも続きの構想練れてないィ―。普通に時間が足りないよ~」
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決戦、ごはん&ごはんVSザババ2
コメントありがとうございます!
今日のヒロアカはお休みでーす!なんでかって?まだ書いてないから!
前回のシンフォギア!
前回に引き続き走者です、九州の方に台風九号が今晩上陸らしいですが皆さま、備えは出来ているでしょうか? 私は現在九州にいてこの台風のおかげで色々と気苦労が絶えません…許さぬぞ台風。
それでは本編をどうぞ。
※※※
何故私達がここにいるかを説明するには時は昨日の晩に戻る。ウィル博士とマリアが戻ってきた後、私は切ちゃんと響輝さんへまた会うべく部屋に向かったんだけど…
「響輝さん?」
「デス?」
そこに、響輝さんの姿はなかった。部屋は抵抗した後なども見られずもぬけの殻状態。逃げ出したと思い私達は急いでマリアとマムの元へ向かった。
「なんですって、響輝がいない!?」
「飛行中の機体から出られるとは思いませんが…一応全部の部屋を確認しておきましょう」
報告を聞いたマリアは驚きを隠せない様子で一緒に聞いていたマムは端末を操るとすべての部屋のカメラの映像記録をチェックし始めて…やがて見つかった。
どうやら私達の代わりに決闘に行く事となったウェル博士に付いて出て行ったウィル博士が出て行く前に響輝さんにまた何かしたらしく、シンフォギアを纏って飛んで後部ハッチから出ていく姿が確認できた。
その後、後部ハッチへと続くウィル博士の部屋を調べてみると使用済みの人が入れそうな空のカプセルが置いてあり何か実験を行った後も発見できた。床にはまだ新しい固まってない血痕があり、状況的に誰の血なのかは明らかだった。
「切ちゃん、これって…」
「あの鬼畜ド外道メガネ、今度は響輝さんに何やりやがったデスッ!」
切ちゃんはその様子に怒りを露わにしてマリアは言葉も出ないのか無言を貫ぬく、そうして他にも何か手掛かりがないか探っていると突如ハッチが突然開いた。
そして月明りに照らされ誰かが入ってきたがすぐに確認できた、響輝さんだ。何故か血だらけのウェル博士を連れて響輝さんが帰ってきた。
「響輝さん!」
「調、喜ぶのは後デース! 今は急いで博士の手当てを、マリア!」
「えぇ、応急処置でどうにかなると良いんだけど…」
手当てをするべくマリアと切ちゃんは奥の部屋へ博士を連れて走って行くんだけど、私はこの場に残った。どうしたんだろ、響輝さんの様子がおかしい。
「任務完了、待機モードへと移行します」
響輝さんはまるで機械の様に喋り出すとゆっくりと歩き出す。私は近づいて話しかけるけど。
「おかえり、響輝さんどこに行ってたの?………響輝さん?」
「…」
その瞳に光は無く、まるで意志のない人形。響輝さんの形をした機械を見ているようだった。
そのまま、あの使用済みカプセルへと入ろうとするが私が止める。
ギアを纏ったその腕を両手で掴む。
「待って響輝さん、答えて」
「…」
掴んだ結果響輝さんの歩みは止まるけれど、こちらを向くその瞳に誰も写しては無く無機質な瞳だった。
「!?」
その様子にビックリして手を離しちゃったのが不味かったと思う。そのままカプセルへと入ると何かの器具だと思うプラグをギアに刺すと液体が満ちてその中で響輝さんは眠ってしまった。
その後駆けつけたマムが調べた結果によってわかった事なんだけど。あの様子はやっぱりダイレクトフィードバックシステムが動いていたからで、取り付けられているのは本部でも却下された使用者の人格や思考を上書きしてしまう物だって。そしてそのせいで今の響輝さんは極めて自我の薄い状態らしく、抵抗もできない。解除するにはウィル博士しか知らない解除コードが必要だけどその本人は行方不明。
「…切ちゃん、これが響輝さんが前に言っていた詰みって状態なのかな?」
「まだデス、まだ何か手があるはずデース!」
状況をマムから一緒に聞いていた切ちゃんは諦めてないようで頑張って考えているようだけど、私達には無理だよ…
「せめてダイレクトフィードバックシステムの基礎理論とプロトタイプを制作した事のあるウェル博士の意識があれば何か打開策を提示できるのですが…」
「基礎理論を作ったのがウェル博士?」
「優しい博士なのにあんな外道な機械を作ったんデスか!?」
マムから聞かされたのは衝撃的な一言。驚く私達の様子にマムは説明が足りないと判断したのか説明を続ける。
「えぇ、元々はあんな思考誘導の為の兵器ではなくトラウマなど心理的障害を治療する為の医療システムでした」
それから続く私達の知らない博士の過去。ウェル博士は元々はF.I.Sでのカウンセラーだったとか。だけどカウンセリングしていくうちにカウンセリングでは根本的には治療が不可能な事があるのだと知り、それでも治したくてウィル博士譲りの才能を使って開発したのがトラウマおさらば君と呼ばれる機械だったらしい。
思考誘導ではなく思考の整理、本来なら本人が寝ている間に行う記憶の整理整頓を代わりにやってくれて一緒にトラウマになる記憶を封じ込める為の物だったとマムは話す。そしてそれによって当時壊れかけ、心身共に弱っていた響輝さんを救ったらしい。
だけど、ウィル博士がその装置の機能に目をつけ手が加えられた、結果試作ダイレクトフィードバックシステムになったとか。
「酷い…優しい物をそんな怖い物に変えるだなんて…」
「だからって開発者がウェル博士と言う理由にはならないはずデスよ?」
「切歌の指摘は合っていますが、当時ウィル博士は何を思ったのか開発者の名前をウェル博士と記入してしまった事により公式にはウェル博士がダイレクトフィードバックシステムの基礎理論を作った製作者とされています。それにダイレクトフィードバックシステムは言わばトラウマおさらば君の間違った使い方なのである意味は間違ってはいません」
「記憶が整理整頓できるなら、偽の記憶を割り込みすり込む事も可能…そして記憶が操れるならば体への電気信号も割り込み可能…」
「うぅ…デース…」
マムは悲しそうな私達に優しげな表情を浮かべ語りかけてくる。
「何事も扱い方次第なのです、野菜を切る為のナイフも正しい扱い方で使用したら何ら変哲もない調理器具ですが、それを人へと向けるとそれはただの凶器と化します」
「ようは扱う人次第…」
確かに私達のギアだって向ける相手をノイズと人とじゃ意味がまるで違ってくる。
私は納得したけれど切ちゃんは別の事で驚いてたみたい。
「デデデデース!? まさか野菜嫌いなマムから野菜を切る為なんて単語を発っせられるとは思っても見なかったデース!!」
「…マリアもトマトを食べられないはずなので私が野菜を食べなくてもセーフです、セーフ」
「アウトデース!アウトーーー!」
「セーフ!セーーーーフ!」
マムと切ちゃんの言い合いがまた始まってしまった…思えばマムも響輝さんが施設に来て接し始めてから変わったと思う。
無愛想で厳しかったマムも今では切ちゃんと言い合いが出来るぐらいには仲が良くなった。あと、何ではわからないけどちょこちょこ響輝さんの言い回し方が移ってるみたい。
「もうおばあちゃん何デスから自分の体の事を大事にして欲しいデース!」
「なんのッ!私はまだまだ頑張りますよ! なので野菜などいらない」
「頑張るなら少しは食生活にも気を使って欲しいデース…」
「ビタミンや食物繊維ならサプリメントで摂取した方が効率が良く大量に摂取できるのに…何で草を食べる必要性があるのか、私にはわからない」
あとはこの野菜嫌いが治ってくれればと切に思う、うん。
「応急処置終わったわよ」
2人の言い合いを見ているとマリアが部屋へと入って来た。その手には真っ赤に染まったハンカチがあって血の匂い酷い…
「マリア」
「ウェル博士は無事なんデスね」
「一応は危機は脱したわ、けれど本格的な治療には…」
「やはりウィル博士の手が必要になりますか…」
本来ならウェル博士が医療担当なんだけど今回はその博士本人が怪我をしちゃっている、治療できるのは出て行ったウィル博士のみ…
そして手が空いてるのは私達のみ。
「私、ウィル博士を探してくる」
「調が行くなら私も行くデース!」
マリアも一緒に行きたそうにしてたけど…あんまりウィル博士とマリアを近付けるとマリアじゃないマリアが出てきちゃうから、やんわり断ってそうして私達2人は捜索の為に商店街を探し回った。そして結果。
「なんとノコギリ」
「調ちゃん、切歌ちゃん」
ウィル博士を発見した。だけどウィル博士は既にあの偽善者の偽響輝さんと戦闘状態に入っていた。何とかギリギリのところでウィル博士への攻撃を防ぐけど…凄い、切ちゃんと私の二人がかりでやっと防げた…強すぎる。
「シュルシャガナは元々汎用性の高いギア、盾としての強度もバッチリ」
嘘だ、高速回転させてるせいでわからないだろうけどあの一撃で既に砕ける寸前までヒビが広がっちゃってる。汎用性の高いという事はつまりはどの役割も中途半端という事と同じ。本来の盾としての役割を持つアームドギアだったら防げたんだろうけど私のアームドギアじゃ一発防ぐのがやっと。
「本当は2人でギリギリなんデスけどね」
「ごめんね切ちゃん、私のヒール踏ん張りが効かなくって」
「ノープログレムデース!」
防げても踏ん張れるかは別問題、今回は切ちゃんが助けてくれたから何とかなったけど私1人で防ぐと考えると…不可能だ。
偽響輝さんは一度私達から距離を取ると構えを解かないままこちらの隙を窺っている。でも
「似てる」
「デースまるで生写しのようデース」
偽響輝さんの見た目は勿論のこと、戦い方や癖までそっくりなのは驚き。私口調の時だったら武器として槍を使っていたけど、男勝りの口調になるとアームドギアではなくて自分の拳を使ってよく戦っていた。
私達との模擬戦時もこんな風に防がれると一度距離を取って…
「たぁああああ!」
高く飛び上がってギアの生み出す推進力と落下エネルギーを使った飛び蹴り。
「切ちゃん」
「OKデース!」
それを切ちゃんのアームドギアで弾きながら防いだらお次は右左の交互に三回、正拳突き。
「たぁ!とぉ!ワタァ!」
「デース調ぇ!」
「わかったよ切ちゃん」
その正拳突きも最初の二回を切ちゃんが避けて残りを私のギアを盾に使い完全に防いだらまた距離を取るまでお腹がガラ空きになるから…
「私が蹴り込むデース!」
「カッハァ!」
切ちゃんがガラ空きだった場所を蹴り上げる。やっぱり同じだ、戦いの運び方も…一体どうして。
「はぁ、はぁ、何で、読まれるの、はぁ、はぁ」
偽響輝さんも攻撃がすべて外れたことに混乱しているようだ…このまま押せば勝てるかな?
そう考えさらにアームドギアを出現させる私だった。
ねむいー、きついー…お休み
次回予告
ザババコンビの連携に苦戦する響、しかしウィル博士の余計な横やりにより逆転するのだが・・・!
次回【決戦、ごはん&ごはんVSザババ3】
さぁーって次回も‼さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定G~
切歌は実は…マムとよく言い争いになる。
切歌「マム!早くお野菜を食べるのデス!」
マム「肉を食べたのでお腹がいっぱいに‥‥」
切歌「関係ないデース!」
マム「ムムムム!」
マリア「そろぉ~っり」
切歌「…マリアもトマトを食べてからでしか席から立たせないデース」
マリア「ガーン」
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決戦、ごはん&ごはんVSザババ3
コメントありがとうございます!
やっぱりパソコンで書かないと誤字が多いいでゴザル。キツイ。
携帯だとどうしも打ち間違いとかが多くてキツい…まぁ、仕方ないっちゃ仕方ないけど。
前回のシンフォギア!
デス!デス!デスの切歌デース!
最近走者がデス語を練習する為に私の出番があって多いらしいデース・・絶対にXDのIFの私に触発されたでしょ…難しいからって響輝の出番を差し置いて私ばっかり出さないで欲しいデース!
それでは調の活躍をご覧あれ!
※※※
「動き方が分かっていても」
「一筋縄ではいかないデース」
今私は調と一緒にウィル博士を回収しに来たんデスがこのマッドサイコ、ノイズなんて使って町で暴れてたデスよ。急いで二人で駆け付けるんデスがそこではあの響輝さんそっくりな方が戦っていました。危機一髪その二人の間に割り込み攻撃を防いでいるんデスが、その動きは格闘を重視して戦う時の響輝さんその物でまるで生き写しを見ているような気分デース。何とかその動きを先読みして対応するデスが‥‥
「パワーが段違い、響輝さんの言う所のレベルの上がった同じキャラを相手にしている気分デース」
「動きが分かって反撃してもこちらの方がダメージが大きい、マムにも合流ポイントの座標をもらってるし早く戦線離脱しないと」
「はぁ、はぁ、ごめん。けど、君たちは逃がさないよ。気になる事や聞きたい事がいっぱいあるからね」
そう言って光る体で構えを執る響輝さん似の人、こりゃ簡単には逃がしてくれそうにもないデスよ。
「一先ずは距離を取るデ【調!切歌!緊急事態よ!】デデデデデデース!?」
「マリアどうしたの?」
行き成りマリアから通信が入ったデス。その声は焦りの感情が読み取れるほど変わっていて、あのマリアが取り乱していることがよくわかるデース。
【あれが起動している響輝がそちらに向かっているわ】
「え?でも響輝さんはあのカプセルの中で眠っていたはず」
【それが目覚めてそっちに向かってるのよ!】
「デ―――ス!?」
驚き、桃ノ木、三種の神器デース! マムからはあと1日近くは目覚めないと聞いていたので勝手に動かないと安心していたのに予定と全然違うデース!
「とぉおおお!」
「!?切ちゃん!」
「デース!」
その間も偽響輝さんと戦闘は続き、攻防一体の攻撃を繰り出してどうにか逃げる隙を作ろうとしているのですが全然逃げる暇なんてないデスね。流石は響輝さんと生き写しの様な方デス、戦闘に関しては鬼畜の一言デース!
「切ちゃんそろそろ…」
「デース、響輝さんが来ちゃいますデスよ!」
私の言葉が響輝さんが言う所のフラグとなったのかはわからないデスが―――
「きゃッ!」
突然私達の間に何かが突っ込んで来て爆発音と共に土煙が上がったデース。
「目標地点に到着。任務遂行の障害を確認、戦闘を開始します」
「!?」
その土煙から出て来たのはやっぱり響輝さんでした。マリアの物よりも黒く濁ったシンフォギアを身に着け、白色の響輝さんに襲い居かかるデース。
「ゴーストさん、なんで戦うんですかッ!」
「アームドギア起動…エラー、使用不可能と判断格闘戦開始」
響輝さんは槍は何故か使えないようでアームドギアは使わずに拳で戦っているデース。それに対して白い響輝さんは防ぐだけで中々攻めかねているようデス。
「調、今なら逃げられるデース」
「うん、マムによると響輝さんの目的もウィル博士の救出らしいからこの場は響輝さんに任せても大丈夫だと思う。」
私達がどこかに行ってしまったウィル博士の元へ行こうとしたんデスが…
「ッカッハ!」
「デース!?」
「響輝さん!?」
先ほどまで優勢に立ち回ってはずの響輝さんが飛んで来たデース。急いで響輝さんの様子を見るデスが…完全に気を失っているみたいデス。何をしても頭に着けているバイザーが点滅するだけで揺すってみても気付く様子はないデース。
「…はぁ、はぁ…様子はおかしいけど戦い方は変わってなくて助かったよ…くッ!」
だけど吹っ飛ばしたはずの白の響輝さんもダメージが蓄積していたみたいで片膝を付き、両手で胸を押さえ苦しそうにしているデス。でも、この様子なら勝てそうデスね。
「切ちゃん逃げるよ」
「デース!」
だけど調は逃げの選択を取ったみたいデス。だけど‥‥
「頑張る二人にプレゼントですッ!」
突如、首に何かを当てられチクリと小さな痛みと共に何か流し込まれる感覚が…ってこれは!?
「LiNKERデスか!?」
「効果時間にはまだ余裕がある、なんで今投与したの?!」
「だからこその連続投与ですよ」
ウィル博士はなんだか怪しげな表情を浮かべ語り始めるデス。
「あの化け物はどう見たって僕を回収しに来た君たちを逃がすつもりは無いようですし、だったら今以上の出力を持って倒すほかありません。そのためにはまず、無理やりでも適合係数を引き上げる必要があります」
確かに倒すには今の私達の力だけでは足りないですがその方法だと色々と問題が出てくるデス!
ウィル博士は倒れた響輝さんの近くへと歩いていくデス。
「でも、オーバードーズによって負荷で…っはぁ」
「調!…っく」
徐々にではありますがLiNKERの効果で適合係数が上がっていくお陰か、ギアの出力が上がるんデスが負担も強くなってきたデス。
LiNKERの連続投与はウェル博士が禁止していたので経験なかったデスがこんなにもキツイもの何デスね‥‥響輝さんはいつもこんな負担に耐えて来たのですか…
「そして!今の状況を覆すには絶唱を歌うしかないのですよぉ」
「でも、それだとギアからのバックファイヤーが…」
「適合係数の上昇がてっぺんに届くほどバックファイヤー軽減に繋がると過去の実証データから実証済み!」
博士はこちらへ振り向くとメガネを怪しく光らせたデス。
「さぁ、YOU達歌っちゃいなよッ!LiNKERぶっこんだ今なら絶唱歌いたい放題やりたい放題ッ!!」
確かにLiNKERを打ち込まれて無理やり適合係数を上げられた今の状態なら、歌う他ないと思うデスけど…本当に大丈夫なのか心配デス。調も苦しそうな表情を浮かべてますしやっぱりこの博士サイコパスデスッ!
「切ちゃん、やろう」
でも、調は覚悟決めたみたいデスし私もうかうかしてられないデス。響輝さんの言う所の―――
「カットビングデースッ!!!」
そうして私達は胸に浮かぶ歌を紡いだのデス。
※※※
私は胸の痛みに耐えながら何とか頑張って突然襲って来たゴーストさんを吹っ飛ばしたけど…限界が近いのか息が上がって動きにくい。何とか息を整えようとした時聞き覚えのある歌詞が耳に入って来た。
【【
【【
「絶唱…」
その時、私の頭にあの時のライブでの出来事が蘇る。あの時意識が朦朧とする中、泣いている翼さんが奏さんを抱き上げている姿が記憶に残っていた。今だからわかるけど絶唱を歌った奏さんの体が散りじりになって崩れ落ちていく光景だったと思う、記憶はそこで途切れているけどあの姿は今でもはっきりと覚えてる。だからそんなのヤダよ、また絶唱によって死んじゃうだなんて!
でも、奏さんは生きていて入院中で、でも私は確かに奏さんが崩れ散る瞬間を見てて…あれ?
こんな私の疑問を置いて2人は絶唱を続ける。今は私の事よりも目の前の2人を止めなくっちゃ。
「薬に頼った絶唱は身を滅ぼす事になるんだよッ!」
私は2人を止めようと走るけど。
「起きろこのグズ女がぁッ!」
「オーダーにより強制起動、ユーハブコントロール」
「アイハブコントロォォォォォォォォォルッ!↑ さぁ!↓邪魔をさせるな→、僕の英・雄ッ!↑」
「くっ!ゴーストさん!」
ウィル博士が倒れているゴーストさんを蹴って起こし邪魔してくる。やっぱり、今のゴーストさんは操られてて正気じゃないんだ!
私はそれに対して嬉しく思うけどゴーストさんは強くこちらの動きに合わせて拳を奮ってくる。だけどその動き一つ一つが訓練の時によくやってる動きばっかりだったから避けるのは簡単。いつものゴーストさんならもっと色んな武器も組み合わせ、変則的な動きをして相手を翻弄させて戦い難いはずなのに。だけど、今のゴーストさんはまるで機械のように拳でばかり戦い、そしてその拳も感情がない。だけど…
「エラー…対象よりフォニックゲインの流入を確認、原因不明」
「頭が…痛い…‼︎?」
ゴーストさんと拳を突き合わせて触れるたびになんだか力が抜けていく、それに加えあの夢の時とは違い激しい頭痛と共にフラッシュバックの如く頭にイメージがなだれ込んでくる。
頭痛の為考えが集中できないから中身まではわからないけどキツい!
【【
【【
そうこうしている間に絶唱を歌い終わったようで2人の体の周りには視界を歪めるほど力が高まってる…なんとか止めなくちゃ。
私はそう思いながら再度ゴーストさんの隙を突いてぶっ飛ばしたのであった。
もうデス語が難しすぎて嫌になりそうデース。
デスデスリアルで言っちゃいそうなくらいには難しい…もうデスデス言いたくないデース!
次回予告
絶唱を2人で紡ぎ響を倒さんとす調と切歌、それを止めようと響も絶唱を歌おうとするが、予想外の者の声が紡がれる。
次回【蘇りし絶唱】
さぁーって次回もさぁーびす!さぁーびす!
〜どうでもいい設定G〜
マリアは実は…トマトの件で切歌達から本気で逃げた事があるらしい
響輝「セレナは部屋を!切歌と調は研究室を頼む、絶対にマリアのトマト嫌いを克服させるぞ!」
セレナ「お〜!」
調「おー!」
切歌「デース!」
マリア「絶対に捕まってなるものかぁああああッ!!!」
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蘇りし絶唱
コメントありがとうございます!
なんと言いますか‥‥ラーメン屋をやっていて頑張って作ったラーメンよりも片手間で作ったチャーハンの方が人気な店の店長の気持ちがなんとなくわかります、はい。
前回のシンフォギア!
台風9号です。
私が通りすぎた後に大型新人で後輩の10号君が上陸するそうで…日本の皆さん頑張ってください!
それでは本編どうぞ!
※※※
…眠たい。何か出て行く感覚で目覚めたけどまるで冬の季節にコタツへ入りぬくぬくと温まっているときのように体がふわふわと軽く眠気がすごい。
「はぁああああああ!」
視界には何故か必死な表情の響が写ってるけど…何で私戦っているんだっけ? …思い出せない。
「ぐっ、ゴーストさん退いてッ!」
何か言っているようだけど私は認識できない…て言うか何でわたしが表に? …これも思い出せない。けど、響と拳を突き合わせる度に何か思い出せそうな気がする。
「英雄は倒れてなお立ち上がるッ! さぁー、そのまま足止めに専念しなさい僕の英・雄!」
誰だっけこの声…何だか聞き覚えがある声だ、確か…あああぁああああッ!痛い!頭が痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ…
「がッ!、が、がが、ががが」
「ッ!ゴーストさん一体どうし、うわ!ちょっと!?」
「ガァァァァァァァ!」
思わず叫びを上げてしまうほどの痛みが頭に走りそれはまるで金槌で思い切り叩かれたかのような痛みだった。あの声を、姿を、認識すればするほど私が私ではなくなるようだ。あの実験を私を私で無くした実験を行った張本人ッ!許さないユルサナイ!
「ガァァァァァァァ」
「この状態まさか…」
「暴走!? ダイレクトフィードバックシステムの思考制御装置がまたイカれたか!?」
ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイセレナを見捨て、残されたマリアや調に切歌をまるでおもちゃのように実験道具に、絶対にユルサナイッ!
「ガァァァァァァァガァァァァァァァ!」
体を動かそうとしても全然動かずにあの英雄キチへの方へとはいかない、何故!セレナの仇が目の前にいるに何故動かないの私!頑張って無理矢理動かそうとするが体は、何か鎖で縛られてるかのように言う事は聞かずに頭痛が走ってくるのと同時に勝手に方向を変えて響へと向かう。その後、響と拳を突き合わせるとなんとなく度にその拘束も緩くなってきてる気がする。けれどその拘束が強すぎるのか緩くなっても指一本自由に動かない。
「シュルシャガナの絶唱は無限軌道から繰り出される果てしなき斬撃、これでもし傷を付けられなくても動きさえ封殺できれば」
「続き刃の一線で対象の魂を両断するのがイガリマの絶唱、それ対しては物質的あらゆる防御手段はあり得ない!だから」
「今の私達なら」
「負けるはずかないデスッ!」
視界の隅に映るのは適合率を高め視界が歪むほどのフォニックゲインを生み出し続けアームドギアを変形させ続ける調と切歌…まさか、あの2人絶唱を使った!?
「とぉ!」
その事に気を取られているといつの間にか私は宙へと舞っていた。どうやら響が私に勝利したようでぶっ飛ばされて地面へ倒れた。私は段々と意識が遠くなるのを感じながら走っていく響の後ろ姿だけが目に入る。
【
【
そしてそこには響の絶唱が響き渡っていた。その歌声を耳に私は完全に気を失った。
※※※
感覚はS2CAトライバーストと同じ!2人の絶唱をコントロールして私の拳に集めれば!
【
【
私はあの二人に対抗して絶唱を紡ぐ、同時に絶唱発動前まで高まっていたエネルギーが私の元へと集まってきた。
「なんでパワーが!?」
「減圧!?」
二人はその様子に驚いているようだけど私はエネルギーを吸収し終わりそして。
【セットッ! ハーモニクスッ!】
そのエネルギーを一気に開放するための準備に入った。けれど、どんどんと胸に走る痛みが大きくなりゴーストさんから受けたダメージも合わさってかなりキツイ。
体が燃えるように熱く、視界もかすみ始めたけど。
「ふ、二人に絶唱なんて使わせない…ッ!」
ギアが変形して全力放熱状態になって私は両手のギアを掛け合わせる。そして二人から集めたエネルギーをすべてその右手へと収束させると一気に空へと放ったがしかし。
【
【
「えぇ!?」
突如響いたノイズ混じりの一遍の絶唱。それによって私が空へと放ったエネルギーが全部ある場所に注ぎ込まれた。
「ひ、響輝さん!?」
「デース!?」
そのある場所、ゴーストさんが倒れた場所へと注がれる大量のエネルギー、あの二人は心配そうな表情を浮かべているけれどあの博士だけは違った。
「来たぁあああああああああ、大量のフォニックゲインゲェェェェェェェットッ!」
むしろその表情は喜びと狂乱に満ちていて、過去に見たゴーストさんへ世界一のプリンを差し入れした時のようなテンションだった。
「どういう事デスか博士ッ!」
「まさかこれが最初から狙いで‥‥」
二人も驚きを隠せないようで絶唱の負担でボロボロになりながらも博士を見ていた。
「YESッ!YESッ!YESッ!」
博士もその質問にスッゴイ角度でのけぞりながら答えてる。ほんとに多芸だなー、あの博士…
「説明するのが英雄を生み出したものの務めッ!」
博士は体制を元に戻すとあの顔芸にも似た表情を浮かべた。
「自分で生み出せないものを補給するにはどうする?そう!」
両手を広げて上を向き大きな声で言い放つ。
「他人から奪い取るしかないよねぇッ!!」
「だから…絶唱を…」
「歌わせたのか…デース…」
「元々から僕の英雄の絶唱特性は知ってました。だからこそ、それを利用したのですよ」
ズレたメガネを元に戻しこちらを怪しく見る博士。不味い、絶唱のせいで体力も使い果たして体の調子も悪い。ゴーストさんも起き上がって戦闘に参加するみたいだし現状で3対1。このままじゃ…負ける!
私は何とか拳を構えているけれど、なんだか二人の様子がおかしい。
「わかったデス」
するとあの時見た透明になれるヘリコプターが私達の上へと出現。
「ま、待って…っく…」
私の止める声も虚しく4人はその中に乗り込んで何処かに行ってしまう。それを私は両膝を付いて胸から溢れ出しそうなエネルギーを何とか外へと出さないように抑え込みながら見送る形となった。
「っく、響!」
「バカ!これ以上近づくと火傷じゃすまされねぇぞッ!」
未来とクリスちゃんの声が後ろから聞こえるけど動くことができない、何とか抑え込もうとしてるけど…もう…限界。
意識も薄れかけたその時。
「っは!」
【騎刃ノ一閃】
エンジン音と共に水だと思う物が私へと降りかかって来るのを最後に意識を失った。
そして次、目を覚ますと‥‥
「ありゃ? ひびきちゃん起こした?」
両腕を鎖にぐるぐる巻きにされている黒髪の私が優雅に紅茶を飲んでいました…え?なんで紅茶?黒髪にく、鎖!?
混乱する私を置いてその人はゆっくりと紅茶を啜って‥‥
「あっち!」
火傷してました。
っは! あっちは所詮片手間、こちらが本命よ!
次回予告
倒れてしまった響、その後目覚めた彼女はその原因は胸のガングニールにあると知る。
次回【胸の爆弾】
~どうでもいい設定G~
すまんな、特にない。
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胸の爆弾
コメントありがとうございます!
眠い!キツイ!シンフォギア!をもっとうに頑張って書いていくので応援お願いします!
前回のシンフォギア!
響輝が倒れた、以上!
では本編どぞ
「ふぅ~、ふぅ~、君が来たことによって温度が出て来たみたいだ…美味い」
「は、はぁ?」
黒髪の私は紅茶を飲みながら私へと話しかける。なんというか陽気なゴーストさんみたいな雰囲気だ。
私は目の前にある椅子へと座る。テーブルの上には豪華なティーセットやコーンやワッフルなどの茶菓子が入ったお皿が並んで中央には、マカロンで出来たタワーがあった。お、美味しそう…。マカロンタワーに目を奪われていると話かけられる。
「そういえばこうして君とここで会うのは二回目ぐらいかな?」
「ん?それはどういう事ですか…?」
「ハァーン、ひょっとして君忘れちゃってるなぁ~。ほら、君が教室で泣いてて…」
その時頭にピシリと一瞬痛みが走った。そして思い出す、私が1人で泣いてる時話しかけて来てその後一時期、暗い何処かを一緒に過ごしていたお兄さんの事を。
「…まさかあのお兄さんですか?」
「お、思い出したか」
「え、えぇぇぇ!?」
ありえないと思いながら聞いてみるとまさかの大当たり。でも今の姿はどう見ても私の色違い、言っちゃえば2Pカラーってやつだよ!
私の様子に何かを察したのか新しいカップに紅茶を注ぐ。
「驚くのも無理はないよ。俺も驚いたもの、なんで女の子になってんだ?ってね」
「た、確かに…でもなんで私なんですかね?」
「あ、コレ君の姿じゃないよ」
いや、どう見ても私です…髪の色は違うけど。黒髪の私は注ぎ終わるとそれをお盆に茶菓子と一緒において立ち上がる。
「これはね~、君たちがゴーストって呼んでいる人物の素顔だよ~。そんで俺がゴーストだったりする」
「…嘘ですよね?」
「ほんとだよ~、ついでに言うと君の代わりに授業を受けてたの俺だから」
「え、えぇえええ!?」
私は黒髪の私、ゴーストさんから告げられる事実に驚きを隠せない。世界に似ている人間は3人いるって言うけどほんとに居たんだッ!?
確かに最近、装者のお仕事の関係で学校に行って無い日の授業のノートが書かれてた事や目撃証言と言った不思議なことが起こってたけど、ゴーストさんが犯人だったとは…あのノートに何度助けられたことか。
「あ、ありがとうございます」
「ん?急にどうしたの?」
「ゴーストさんがまとめてくれたテスト対策シートには毎度のごとく助けられてました」
「あ、あれの事か。響ちゃんの成績が悪いと小日向さんが大変だからね、それに頑張って合格してほしかったしね~」
ゴーストさんはそう居ながら私の方へと歩いてきて…
「うぁっと!」
床に落ちていた何かにしべって転んだ。そしてお盆の上にあった紅茶は宙を舞い、ゴーストさんの頭へと降りかかる。
「あちちちちち!」
「だ、大丈夫ですか!って痛ッ!」
私は席を立って急いで駆け付けるが…何か透明で見えない壁に阻まれてゴーストさんの元へと行けない。どうして!?
「あちち……温めの温度にしておいて助かったよ…あれ?何してるの?」
「いえ、此処に見えない壁がありまして…」
「あぁ~、ごめん。説明し忘れてた」
そう言うと床に落ちた茶菓子をお盆の上に集めテーブルの隅へと置くと中央に置かれたマカロンタワーを動かした。すると下には真っ赤な小さな宝石があった…なんだろこれ?
「君が渡してくれた物だよ」
「私が?」
「うん、一度別れた君が再度戻って来てこれを渡してくれたんだ」
そう言ってその宝石を手に握るゴーストさん、すると―――
「わ!?」
―――壁は突然無くなり倒れそうになった。けれど師匠に鍛えられた反射能力は伊達じゃない、すぐに体制を立て直す。ビックリしたー私じゃなくてクリスちゃんだったら確実にこけてたね。
「これが君と俺、いや俺達とを繋ぐ鍵さ」
その宝石はよく見てみると所々にオレンジ色も混じって合って綺麗。
「これは俺の意識と君の夢を繋げている物で、正体は響の胸にあるガングニールの欠片の欠片、心の奥底に突き刺さった概念的な物だ」
「ガングニールの欠片の欠片の、概念?」
「そう」
い、言ってることが全然理解できない。でも最初に言っていた俺の意識って事はここはゴーストさんの中でそこへ私は夢と言う形で来ている事はなんとなくわかった。そして今私のガングニールが原因だという事はなんとなくだけどわかる。けれど、なんでここに?
「了子博士からは聞いたよね、俺達の纏っているガングニールは元々同じ物だった事を」
「は、はい」
「何と言うかあのシンフォギアと君が置いて行ったこの概念的な何かが原因であの不思議な現象、共鳴が起きてたみたい」
「!?」
が、概念。なんだかふわっとしたものだけど私が置いて行った…でもどうしてそんなことをしたんだ私。
「そして今の状況はあの時、君の初の暴走時と同じように君の胸にあるガングニールが活性化。そして彼女、橘響輝の意思が怒りに飲まれたことにある」
「橘響輝? それがゴーストさんの本当の名前?」
「そうそう、あ、俺は何と言うかその響輝ちゃんの消えかけた魂に寄生して生きながらえている魂型の寄生生物、略して寄生物だからゴーストとそのまま呼んでくれ」
「は、はぁ」
ゴーストさんはそう話すと再度椅子へと座る。そして真剣な表情をして話し始めた。
「今、響輝ちゃんは大変な状況に置かれている」
「ウィル博士に操られているんですね…」
「そうだ」
そう言って見せるのは腕に絡まる二本の鎖。右腕の鎖は錆びて今にも切れそうだけど、左腕の鎖は右と比べてまだ光沢があって輝いる。そしてなにより右に比べて何倍も太く、よく見るとその両手の鎖はそれぞれ先へ、暗闇の先へ続いていた。
「これがまぁあの子を操ってる物、ダイレクトフィードバックシステムと呼ばれる物だ。詳しい事は了子博士に聞くと良い」
「ダイレクトふぃっくしょんシステム?」
「ダイレクトフィードバックシステム。君、横文字に弱くないでしょ。なんで間違えるし」
「だって覚えにくいんですもん…」
「ハァー、ダイジョブかな…」
なんとなくあきれられたような気がした、だってこんな風に難しい事はクリスちゃんや未来に任せっきりだったんですもん。ゴーストさんは真剣な表情を浮かべる。
「君にはこれを破壊もしくは接続を断ってもらいたい、そして響輝ちゃんを開放してほしい」
「ど、どうやってですか?」
「それは俺にもわからん。だけど今となってはフィーネの抜け殻の様な存在になっているがその才能は本物、天才科学者である了子博士が何かしら方法を思いつくはずだ。」
「天才って言っちゃうんだ…」
「だってマジの天才ですもん、あの人」
そうやって話していくうちになんとなくだけど目覚めるということが分かって来た。
「そろそろ時間か…」
「はい」
「言い忘れてたが接続を切るのにはタイムリミットがあるから」
「えぇ!?」
ぼやけていく視界の中、ゴーストさんがとんでもない事を口にする。なんでその事を最初に言ってくれないんですか!
「タイムリミットは君の胸にある爆弾が爆発するまでだ、気張れよッ!」
「え、ちょ!爆弾ってぇ…」
そして私の意識は途切れた。色々とわからないことも多いけどとりあえずゴーストさんを、響輝ちゃんを頑張って助けよう。そんな考えが心に残ったのだった。
「頼むぞ主人公、イレギュラーである響輝ちゃんもそのアームドギアで救ってくれよ、救ってくれれば俺の手放す絶唱で…」
暗い空間、何も温度を味を感じなくなった紅茶を飲んでいるあの人が1人錆びた鎖の先を見つめていた。
私は目が覚めてナースコールを鳴らす、すると駆け付けて来たのは暗い顔をした師匠となんだか様子のおかしいクリスちゃん、それに悲しそうに涙を浮かべた未来がいたのだった。
さてさて…ちょっとそろそろ本気でシリアスしますか…あとイースターエッグです。
次回予告
目覚めた響は胸にあるガングニールが夢で言っていた爆弾だと知る。
それを爆発させないようにどうやってゴーストを、響輝を救うか考えあるが思いつかず、未来に誘わて気分転換にとお出かけに向かうのだが…
次回【巻き込まれる陽だまり】
さぁーって次回も!サービス!サービス・・・・ちょっとサービスしすぎて疲れた。
~どうでもよくない設定G~
暗い空間
誰かの心情世界、いつもだれかがいて誰かのいない空間。なぜ生み出されたのか何故だれかが居るのか全く分からない謎の空間。
ここにゴーストはいる。ある程度自由は聞くようで色々と欲しければ望むものが手に入る。
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巻き込まれる陽だまり
正直疲れ気味です、そりゃー二本も作品を更新し続ければ疲れも出ます…スピ―
それとなんで手抜きで書いたはずの絶唱アカデミアがランキング上位に行くんですかね?もっと本編見てくれー
それと上の方に誕生日記念があるからこちらにしおりを挟んでから読んでね~
前回のシンフォギア!
間違えて登校してしまった作者、コメントにて指摘されなければ気付かなかったようだが…
本編どうぞ
師匠達が来てしばらくしたら翼さんも病室へ来てくれたのだが、その表情は暗く何か落ち込んでいるような雰囲気が読み取れた。
「すまない立花、私達がもっと早く駆けつけていれば」
「…ごめん」
「えぇ!?2人とも謝らないでくださいよ!!」
「響…」
そして翼さんの謝罪に続きクリスちゃんも謝るけれど私としては何で倒れた理由もわかんないんだけど…
その事を伝えると師匠は暗い表情を浮かべながら一枚の写真を取り出した。
「これは響君の体のスキャン画像だ」
そう言って張り出すのは多分X線?写真と言ったかな、それっぽい医療ドラマとかでよく見る画像。確か体内を見るために使ったはずだけど…何これ?
そこに映し出されていた私の体内には大きな影が胸から全身体へと広がっていて一目で異常だと読み取れた。
「胸のガングニールがエネルギー化と再構築を繰り返し結果、新たな臓器を作り始めている。このまま行くと少なからず死へと至るだろう」
その一言で私は察してしまう。胸の爆弾ってこのガングニールの事だったんだ・・・
「響、大丈夫?」
「ぁ?あぁ、大丈夫!つまりはシンフォギアをもう纏わなければ万事解決って事でしょ?大丈夫大丈夫心配いらないよ!」
「そう…あ!そう言えばお見舞い品で果物持って来てるから持って来るね」
未来に心配かけたけど多分このガングニールに関しては大丈夫だと思う。ゴーストさんはタイムリミットとは言ったけれど死ぬとは言ってない、多分何とかする手段を知ってるんじゃ無いかな?
未来には本当に大丈夫だと伝わったみたいで安心した雰囲気で部屋を出て行ったけど翼さんとクリスちゃんはそうはいかないみたいで…
「何でそんなにヘラヘラと笑っていられるんだ…死ぬんだぞ立花!」
「こいつもわかって言ったんだ…そう攻めてやるなっての…」
「だが!だが!」
「ハイハイ、折れない防人さんは剣の手入れの為一旦ここから鞘へと戻りましょうね…それと、あんま無理すんじゃないぞ」
私が無理していると感じたんだろう、その事に死ぬ対して取り乱した翼さんを連れてクリスちゃんは病室を後にする…。
「すまない響君、君も知っての通り奏の件があってからか翼は親しき仲間の死について過剰に反応してしまうようになってしまっている…」
「仕方ない事と思います、私も未来が目の前で死にかけたらああなってしまう事が目に見えてますし」
「うむぅ…毎週のようにガリー君の元へカウンセリングに向かわせているのだが…トラウマと言うのはそう簡単には治るものでも無いか…」
その後は師匠からのもし、どうしてもガングニールを使わなければならなくなった時の説明を聞き終わったタイミングでちょうど未来が帰って来る。
「お待たせ〜…って翼さんとクリスは?」
「あ、あぁ先に用事があるとかで帰っちゃったよ」
「そう…せっかくみんなの分も剥いて来たのに…」
「小日向君も戻ってきた事だし俺もそろそろ仕事の時間だ。響君、俺の言った事を絶対に守ってくれよ?」
「は、はい!」
師匠はそう言い何というかクリスチャの言うところバカのように眩しい笑顔を浮かべながら病室を後にした。そのあとは2人でお喋りしたり、せっかくのお休み二人で何処かに遊びに行こうってなったりと楽しい時間を過ごせた。けど、あれから未来からゴーストさんへの追求がない…一体どうしたんだろう?
そんな事があって次の日、自由に行動できるようになった私は了子さんの元へと訪れていた。
「了子さぁーん!今大丈夫ですかー…って緒川さん」
「お、お久しぶりです響さん。お元気そうで何よアタタタタ」
「もぉ、まだ毒の中和が終わってないんだから動かないの。あら!響ちゃんいらっしゃい」
仮説本部の医療室に訪れて最初に目に入ったのは顔を真っ青にして悲鳴を上げているいつも通りの緒川さんと何かフラスコの紫色した液体を無理矢理飲ませている了子さんだった。
「待っててね響ちゃん、今回の毒は新種みたいだからちょっと中和作業に時間がかかるから。ほんっとどうやって料理でこんな新種の毒ばかり作り出すのかしら翼ちゃんって」
「名付けてポイズンクッキングですね…ガク」
「あ、また気を失った…まぁいいわ、時期に目を覚ますでしょ多分!」
そのまま緒川さんをポーイって感じで医務室のベッドへ投げると私の方へと目を合わせる。
「動けるようになって直ぐに私の元へ来たとなるとただ顔を見せに遊びに来た訳ではなさそうね…」
「はい、実は…」
それから私はあの夢であった事を話した。最初は驚いていたようだけど何か思い当たる事があるのか考えているようだった。
「はぁーなるほどだからあの時私に修復を頼んでいたのね…」
「あの時とは?」
最初は血だらけで読めた物ではなかったらしい日記なのだけど了子さんの手によって読める状態まで復元したらしい。そしてその復元作業の関係で詳しく内容を読んでしまっていて類似性も多いことから私の話を本当の事だと確信したらしい。
そしてその内容を聞かせてもらった。それはゴーストさんの…私と同じ名前の女の子が過ごした悲惨な人生の記録。確かに私も酷い事をたくさん受けたけどお母さんやおばあちゃんに未来が居たおかげでここまで来れた。だけど私以上に悲惨で心苦しい思いを一人っきりで自分の場所もわからない場所で何とか過ごしてきたなんて…悲しすぎるよ。
「でも、でも、ゴーストさんはそんな素振りは何も…」
「それはそうよ、あの子のギアに付いていた私でも解体不可能だった機能のせいで記憶を失い人格さえ切り替わっていたのだから」
「その機能と言うのがダイレクトフィードバックシステム……でも、ゴーストさんは了子さんなら何とかしてくれるって…」
「…ほんっとゴーストと言う人格は謎よね…記録によると会ったことのない容姿の瓜二つな響ちゃんを完璧に演じていたと言うのだから…今回だってタイミングが良すぎるわ、この件についての分析が終わったのは昨日の事だと言うのに…」
そう言ってパソコンの画面を切り替える、そして写ったのは私達と過ごしてきた頃のゴーストとあの操られているゴーストさん。そして二つの画像はそれぞれ胸のギアペンダントを映し出していた。
「元々ゴースト、もとい橘響輝ちゃんのギアはエクスドライブモードになった時に付いていたダイレクトフィードバックシステムは無効化と言うより変化していたのよ」
「変化…ですか…」
「そうよ、それによって思考を操り体を乗取るのでは無く、現状の全ての事を予測して提示する物へとね」
「じゃなんで今ゴーストさんは操られて…」
「そう、問題はそこよ〜」
画面がまた切り替わり今度はペンダントのみのデータが映し出された。
二つのギアは形が違って操られている方の響輝ちゃんのペンダントには丸い輪っかのような物が取り付けられている。
「変化してもその機能を抹消した訳では無い、恐らくだけどこのパーツが操る信号を受け取っている受信機だと思うわ」
「じゃあ、そこを壊してしまえば!」
「うん、その通りダイレクトフィードバックシステムへの信号が切れ元の状態へと戻る」
ゴーストさんの言う通り了子さんはちゃんと解決策を用意してくれたけど、ペンダントか…今までの動き的に訓練と一緒な動きばかりをしてるけど多分次回の戦闘はそこらへんもちゃんと対策をしてくると思う。どうやってやった物か…
私は医療室を後にして寮へと帰り考えるけど、ほんとゴーストさん拳を使った接近戦だと三回に一回師匠に勝っちゃうぐらい強いからな…私勝てるかな?
「響~出かける準備できた~?」
「あ、ごめーん!」
そ、そうだった今から未来と一緒にお出かけするんだった!ヤバいヤバいまだ準備出来てないよ!
「もう、何考えてるかわからないけど考えすぎても何も思いつかないわよ~」
「うん~わかった~」
そして私達はお出かけに向かうんだけど‥‥
「キャー!」
「み、未来ぅッ!!」
まさかあんなことになるだなんて考えもしなかった。まさか出かけた先でノイズの出現に巻き込まれるだなんて…
出来た― 疲れた~寝るー やっぱり平日は良い、筆が進む進む。書きやすい!
次回予告
突如現れたノイズ達、響は逃げるために未来と一緒に来ていたタワーから降りるのだが…
次回【それぞれの考えと巻き込まれた陽だまり】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定~
特になし、強いて言うなら作者は平日だと書きやすいと感じる。
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それぞれの考えと巻き込まれた陽だまり
響ハッピバースデェー!
本来ならハッピーなシリアス抜きの物を書こうとしたら、丁度ゲームで復刻が来ているIF響のシナリオを見ながら書いてプラスにロストソングの内容を楽しみながら読んでたらこんなシリアスに…なんでシリアスってこんなに書きやすいんでしょうね?
それと次回予告も含めてタイトルを変更しました…すいませぬ、どうしても内容に合わなかったものだから。
前回のシンフォギア!
響の胸に爆弾があるとわかったよ~
スカイタワーの展望台、私達は楽しく気分転換の為に遊びに来ていた。
「未来~いい眺めだよ~」
「コラ響、あまりはしゃがないの」
そこからの眺めは絶景の一言で天気も晴れているおかげもあってか嫌な事も忘れられそうな程に綺麗だった。だけどもこうして落ち着いているとどうしても色々と考えてしまう。了子さんから教えてもらったゴーストさんのギアに取り付けられてた受信部分、そこを壊せば良いと簡単に考えればいいのだけどその結果本当にゴーストさんは戻ってくるんだろうか。ゴーストさん自身である響輝ちゃんは戻って来るって言っていたけれどゴーストさん本人が戻ってくるとは一言も言って無かったしわからない。それにこの胸のガングニールだって時限爆弾って表現してたからいつかは爆発、つまり私の死が訪れることがあるんだろうし…一体どうやったらいいんだろうか。窓の外の景色を眺めながら色々とこれからの事に考えを巡らせていると。
「うわゃぁぁぁぁ!?」
突然頬に冷たいものが押し付けられて私はビックリしてしまった。後ろを振り向いて見るとそこには缶ジュースを持った未来がいた。
「大きな声を出さないで」
「だだだだだってこんな事されたら誰だって声が出ちゃうって」
未来に理由を話すけど納得はしてないみたいでなんだか困り顔のままその缶ジュースを手渡してくる…あれ?これってゴーストさんがよく飲んでたキュウイジュース?
「響が悪いんだからね」
「私?」
え?何か悪い事したっけ?正直思い当たる事しかないなぁーって。ほとんどゴーストさんと一緒にしたクリスちゃんへいたずらと防人クッキングから逃れるためにやったシンフォギアでキッチン破壊ぐらいしか思いつかないけど何か悪い事したっけ?私は疑問に思いながら聞くとちょっと怒った表情へと変える。
「せっかく二人で遊びに来たってのにさっきから考え事ばかりしてるから楽しくないのかなって…」
「あぁぁ…ごめん」
なるほど、確かにさっきから考えてばかりだな私。いつもは考え事担当はクリスちゃんに任せてたからこんなに考える事はなかったけど今回はまだクリスちゃん達に話してない事だから私一人で考えるしかないんだよね。
「心配しないで、今日は久しぶりのお出かけだもの楽しくないはずが無いよ~」
「響…」
私は今回ばかりはその考え事も追っ払い楽しむことに全力全開になる事を胸に誓った。
「せっかくのスカイタワー、全部回らなきゃ損だからね。それじゃ出っ発!」
私は未来の手を取り展望台を回る、まだ一番高い展望台は回ってないからそこからだぁー!そしてそのままエレベーターを使って上へと向かった。
※※※
東京スカイタワー、今私とマムはそこに来てた。
「マムあれはどういう事?」
私はここに来る前に言われた事を思い出しながらマムへと問いかける。私がフィーネを演じなくて良いと言うのはどういう事なんだろう?
「言葉通りです、私達のしてきたことはテロリストの真似事にしか過ぎません、真に成すべきことは月がもたらす最悪の被害をいかに抑えるか…違いますか?」
「つまり今の私達は世界を救えないと…」
そうビーフジャーキーを片手に語るマム、私はそのビーフジャーキーを取り上げて野菜スティックを持たせながら道を進む。マムに指示された部屋に到着して中に入るとそこにはスーツを着た黒ずくめの男たちがいた。
「マム、これは?」
「米国政府のエージェント達です、講和を持ち掛ける為私が召集しました。」
だからここに、スカイタワーに来たのね。道理でおかしいと思ったわ、あのマムがいきなりタワーに上ってみたいなどと言うものだからとうとうボケちゃったのかと思ったけど講和の為だったとは。
「講和を結ぶつもりなの…」
「ドクターウィルには既に通達済みです。さ、これからの大切な話をしましょう」
そうして話し合いが行われ、マムが持っている情報の譲渡を条件に私達は罪に問わないと言う確約を決めた。そうしてマムの持っているメモリチップをエージェントへと渡した。
「異端技術に関する情報、確かに受け取りました」
「取り扱いに関しては私が教授します付きましては…」
しかし相手は約束を守る気が無い様で・・・
「マム!」
エージェント達は私達からデータを受け取ると懐に忍ばせておいた拳銃をこちらへ向けた。
「あなたの歌よりも銃弾ははるかに早く、躊躇なく命を奪う」
「ッく!」
「初めから取引に応じるつもりは無かったのですか…」
「必要なものは手に入った、あとは不必要な物を片付けるため…ん?」
エージェントは何かに気づいたようで窓の外を見る、するとそこには―――
「!?」
「ノイズ!?」
飛行型ノイズの群れがいた。ノイズは窓をすり抜け建物の中へ入ってくるとエージェント達に乗りかかり炭素へ変えていく。他のエージェント達も上の階や床から現れたノイズ達によって炭素分解されてしまった。そして私はマムを守るために胸に浮かぶ歌を紡ぐ。
【
ガングニールを纏いアームドギアを展開、ノイズを倒していった。
※※※
突如として現れたノイズ達によってスカイタワーに遊びに来ていたお客さん達はパニックに陥っていた。我さきにと非常階段へと向かい混雑している。私は他に取り残された人がいないか確認しに行こうとしたんだけど、未来に止められてしまった。
「行っちゃだめ、行かないで!」
「未来、だけど行かなきゃ!」
「この手を離さない。響を戦わせたくない、遠くに行ってほしくない」
どうやら私がシンフォギアを使ってノイズを退治しに行こうとしたと考えたみたいで悲しそうにしている。確かにそれも考えなくはなかったけど私も胸のガングニールを気軽に使える状況じゃないとわかってる、だから今回は使うつもりはあまりなかった。その事を伝えようとするんだけど泣いている子供の声が…
「胸のガングニールを使わなきゃ大丈夫なんだ、このままじゃ!」
「響…」
私は泣いている声の元へと走る、そこには小さな男の子がいた。どうやら避難するときに一緒に来ていた母親と逸れたみたいでノイズの混乱もあってか泣いているようだった。すぐに未来と二人で保護すると非常階段へと向かう。
「ほら、男の子が泣いてちゃみっともないよ」
「みんなと一緒に避難すればお母さんにもきっと会えるから大丈夫だよ」
非常階段へと到着すると確認の為のスタッフの方だろうか大人の人が現れた。なのでこの子を預けて私達も避難しようとしたその時、突如建物が崩れ始め爆発が起こった。
「キャーーーーー!」
「み、未来ぅッ!!」
その爆発に未来が巻き込まれ、展望台から高さがかなりあるスカイタワーから落ちそうになっている。私は咄嗟に未来へと手を伸ばして引き上げるけれど勢い余って今度は私が落ちそうになってしまった。今度は立場が逆になって未来が私を引き上がる形になってしまった。
「未来!ここは長くはもたない手を放して!」
「ダメ!響…大丈夫、私が引き上げるから…」
「未来…」
未来は頑張って私を引き上げようとしているけれど、体制が悪いみたいで中々わたしを持ち上げれられない。このままだと一緒に落ちてしまう。私が手を離してシンフォギアを纏えば2人とも生き残れるだろうけど胸の爆弾のタイマーを進める事になる…けど、仕方がない。未来も生き残って私も生きるにはこの方法しかない。へいきへっちゃら、なんとかなるさ。私はこの言葉を胸に覚悟を決める。
「いつか本当に困ったとき未来に助けてもらうから‥‥今日は私に頑張らせて」
私は未来とつないでる手の緩ませる、ゆっくりと手は離れていきそして私はタワーから落ちた。
「響ぃぃぃぃい‼」
落下中、私は胸の歌を紡いだ。
【
シンフォギアを纏い地表へ着地する。着地した後、足のアーマーから煙が排出されシンフォギアの準備が終わると私は未来のいる場所へと目を向けた。
「未来、今行く!」
踏み出そうとしたその時、展望台デッキで大きな爆発が起きた。
「未来…未来ーーーッ!」
私はタワーの中へと走った。
ふぅ~、時間オーバーしたが書けたので満足。
次回予告
未来を探すために走る響、その背中をタイミング悪く見る事しかできなかったクリスは胸の中でこの惨状を作り出したであろうソロモン杖を起動した自分を責め続ける。
次回【あたしのせい】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
~どうでもいい設定~
特になし
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あたしのせい
でも久しぶりに書くので書き方がちょっと変化していると思いますがそこらへんは目を瞑ってね! あとキャロルさん、誕生日おめでとう!
前回のシンフォギア!
えっと、とりあえず響がデート中にノイズの襲撃にあって離れ離れになった。
それでは本編どぞ。
※※※
「未来、未来ぅぅぅぅーーーー!!!」
あいつの悲鳴に近い小日向を呼ぶ声は私の耳によく響いた。ノイズによる破壊と殺戮、爆発する建物を前にあたしは……ただ引き金を引く事しかできない。
「雪音、援護を!」
「あ、あぁ」
先輩の声に従ってあたしは銃口をノイズへと向けそして、発射。歌を歌い、先輩へと援護を続けるその最中でも、アタシの中では色々な事が頭を過っていた。
(少しずつだけど着実に何かが狂い壊れて行きやがる)
ビームを連射してノイズを散らし経路を確保、ノイズの雨霰に直撃しないように移動しながら射撃型ノイズの攻撃に的を絞らせないように移動。
(私の居場所を蝕み、そしていろんな奴に迷惑をかけてる)
先輩と他の者に被害が出ない場所へと移動するとフォニックゲインを大量消費、アームドギアを変形させた。
【BILLION MAIDEN】
ガトリングに変形した両手に持つアームドギア、アタシはそれを空へと向けて空でうじゃうじゃと我が物顔で飛ぶノイズへと発射し始めた。
(やってるのは何処のどいつだ!)
頭の中で問答しながら空へとぶっ放すアタシ。大小と爆発が次々と起こっていて着実にそして正確にアタシの放つ攻撃がノイズ達を屠っているのが分かる。けど、アタシの心は晴れないまま。
空を飛ぶノイズの一体が低空飛行でアタシへと接近してくるのが見える。あたしはそれに向かって走りそしてノイズを立幅跳びの様に飛び越えた。そして同時に問答したものの答えも見つかっていく。
(お前か)
飛び越えたノイズを風穴だらけにする。
(お前たちか!)
そのばで振り返り先輩へと降り注ごうとするノイズへとぶっ放す。
(私に、私達の平穏を壊すのは!)
【CUT IN CUT OUT】
ミサイルを展開、ガトリングと合わせて全方位にぶっ放し続ける。いつものアタシならこれほどまでのオーバーキルはやらない、けどこいつらはアタシ達の平穏を壊す害だ、除去しなければ一生幸せになんてなれない!
そうやってぶっ放しながらアタシはノイズを壊し、そして倒し続けるけど―――同時にある事に気付く。
でも、こんな悲劇、アタシがソロモンの杖を起動しなければ起きなかったのでは?
思わずアームドギアを握る手に力が入ってしまう。なんだ、アタシが悪いんじゃないか。アタシが、いつもアタシのせいじゃないか……だったら、アタシは、アタシは――――
「―――もう、にげなぁぁぁぁい!!」
【MEGA DETH FUGA】
アタシにとっても大技の巨大なミサイル。それをノイズを降り注ぐ巨大な浮遊個体へとぶっ放した。それは直撃しノイズ溢れる空で大きな花火が二つ発生するのであった。
逃げない、アタシはもう逃げない。アタシ自身に課せられたこの罪はアタシ自身が償ってみせる。そう決心しアタシは残りのノイズを殲滅していったのであった。
※※※
わっははっはは! 俺は帰ってきたぞぉぉぉぉぉ!!!
俺は制御の効かない響輝ちゃんの体の中、テンションを無理あり上げてこの場を乗り切ろうとしていた。いや、だって今の俺の状態考えるとそれぐらいの事しないと気が狂いそうだもの。
「橘さん……だよね? 一体どうして私の事無視するの?」
なぁ~んであの外道博士は小日向さんを人質のようにラッチってきたんですね?(白目)
時は1時間ぐらい前に戻る。俺はあの外道に酷使された事により色々やばかったのか結構長くぷかぁ~ぷかぁ~っと培養液で脳死状態のまま気持ちんじゃァーしてると何とビックリ仰天、なぁーぜか小日向さんを連れたマムとマリアさんがやって来たではありませぬか。それだけでもビックリだと言うのにその後に帰って来た変態不審者暴力糞野郎によって小日向さんを頑丈な檻へとホーリン・ワーンってな感じで放り込みやがった。あんたさん達、一般人相手になぁ~にしでかしてくれてるの。
「ねぇ、ねぇ、橘さん」
それに加えあの野郎「この少女、確かあのガングニール装者と仲が良かったですよね……ふふふ、これは良い事を思いつきましたよ」っとか気持ち悪いぐらいの邪悪な笑みを浮かべて言ってたもんだから絶対何かしらよからぬ事を考えてるに違いねぇ。
「やっぱり答えてくれないんだね……」
でも一番厄介なのがその後、監視だとかどうとかで培養液漬けにされてた俺を引っ張りだして見張りとして立たせてたもんだから小日向さんもビックリ、俺もビックリ。操られてる俺はどうする事も出来ず、小日向さんからの心配する声だのを聞き流すしかない……本当にごめんね、小日向さん。頑張って俺が自由にするからそれまでは待ってって。
そうやって気まずい雰囲気を感じ、ストレスで胃が痛くなり始めたころ意外なお客さんが現れる。
「あら響輝、監視ご苦労さま」
マリアさんのご登場だぁ~って何故拉致ったご本人がここに!?
驚きながらも表情筋一つ変える事のできない俺はただ一点を見つめるのみ、うんともすんとも言わないまるでロボットのように反応するだけ。
「警告しますマリア・カデンツァヴナ・イヴ、現在捕虜への面会はDr.ウィルにより禁止されています。即刻退去を」
こりゃ様なじゃねぇな、ロボットその者じゃねぇーか。
無機質な声でマリアへと警告する俺、その様子に小日向さんも俺が正常な状態じゃないと気づいたみたいで驚いている声が聞こえる為に分かる。
そして警告されたマリア自体もそんな俺に対して苦虫をかみつぶしたような顔をした。まぁ、マリアに関しては俺がどんな状態だとか正確に理解してそうだから仕方ないって言ったら仕方ない……のかな?
「……橘さんに何したの!」
疑問に思っていると突然小日向さんがマリアへと噛みつく。まぁ、仲の良かった友達が洗脳状態みたいになってたらそりゃ憤怒しますわ。
マリアもそれに対して何か言い淀んでいるみたいだと言う事がわかる。何か言いづらい事でもあるのかな?
「響輝には……私、私達の計画の駒になってもらうために少し弄らせてもらったわッ!」
やっと口を開いた彼女のその様子は何と言うか見てられないほど悲しそうだった。まるで何かの為にツライ何かに我慢しているような、そんな風に今の俺には見えた。
「弄るって…‥」
「えぇ、今の彼女は従順な戦士。彼女がいれば他の装者達に対して有効、だから私達の駒とする為に弄った!」
彼女はそう宣言、もしくは何かに言いつけるかのように大きな声で発言しながら俺のギアへと何かを刺す……って刺す!?
「そんな酷い――――
頭が痛すぎるぅぅぅぅっぅぅうぅぅぅぅうう!!なんだコレぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇえッ!!!
小日向さんが何か言っているようだけど酷い頭痛に襲われて全く聞き取る事がない。酷い頭痛、気を失うほど酷い頭痛に対し俺は今の状態を呪う。だって操られてるせいで気絶とかできないから耐えるしか道がないんだよね! ってかマジでいてぇえぇえぇぇえ!!
「※※※!!※※※!」
「※※※※※※!!!」
「※※※‥‥」
そうやって痛みに耐える事数分、マリアと小日向さんが口論し盛り上がっているみたいだけど、今の俺にはその内容は聞き取る事が出来ない。
そうやって耐えているといつの間にか状況は動いていたみたいで口論していたマリアは何処かへ行きいなくなり、檻の中にいる小日向さんからは泣いている声が聞こえる……こ、小日向さぁぁぁん! なんで泣いてるんですかぁぁあ!!
驚きと共に泣かせてしまった事への罪悪感が俺を襲い、自由になったら必ず小日向さんに何か詫びをしようと心に誓っているとまたもこの部屋へのドアが開く。
「あのぉ~……差し入れ、持ってきました」
あ、顔は似てても性格反対な博士がなんか可愛い物持ってやってきた。……ってなんで居るの博士!?
そんな事を考えながら俺は博士の持って来たピンク色の包を視界の脇で見るのあった。
……ってか、ヒビキちゃんそろそろ出てきてくれないかな?
コメント返信はもうちょい待っててくだされ、久しぶりに書いたせいでくたくたなんじゃぁ。
次回予告
響輝の中の人は苦悩する。さて、この状況をどうやって切り抜けた者か……っと。
次回【苦悩と苦労、そして光】
さぁーって次回も!さぁーびす!さぁーびす!
~どうでも良い設定~
☆忘れた☆
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苦悩と苦労、そして光
前回のシンフォギア!
作者が復活した。
さぁーってこのカオスな状況、どうしたものか……
「あの、差し入れ―――」
ピンク色の可愛い容器を持って若干苦笑いの入った笑顔を浮かべて扉からこちらへと顔を見せるウェル博士。
「‥‥ッ!」
そうしてそれを警戒しながら困惑した感じで見てると思う小日向さん。
「……」
その間に居て冷たく、そして無機質に無反応を貫く俺。……うん、なんとも気まずい! もし今の俺が自由に動けたとしらこの空気に耐えられず胃が痛すぎてぶっ倒れるぐらいには空気が重いぜ!
なぁ~んて能天気な事を考えながら見守ってるとウェル博士はそのまま小日向さんの前へと来た。あ、不味い、俺が動く。
「ウェル博士、現在捕虜への面会はDr.ウィルにより禁止されています。即刻退―――「割り込みコード、B19」―――命令は了解されました」
うわすっご。俺は体がマリアの時と同じように警告する前にウェル博士が放った命令を了承、敬礼しだした事に俺はビックリ。マジか、ウェル博士ったら無理矢理命令に割り込み入れて自分のいう事を聞かせやがったゾ。
「あなたは一体……ッ!」
俺へと命令をしたウェル博士をさらに警戒する小日向さんですが、まぁ~まぁ落ち着いて小日向さん。心の中で小日向さんへ届くはずもない呼びかけを促し俺の状態を再度確認する。どうやらウェル博士の言った命令によって俺を縛っていた一部の拘束が緩まり体への負担も軽くなったみたいだ。それによってルンルンな気持ちになるんだけど……仕方ないじゃん、ずっと縛りプレイ状態だったんだものルンルンにもなるさ。
それから驚く小日向さんと久しぶりのルンルン気分を味わう俺達へウェル博士は語り始める。彼曰く
「そんなに警戒しないでください。同じ目的を持つ彼には悪いと思っていますがこれも彼女を助ける為、プログラムの一部を改変させていただきました。これによって彼女は自由に思考できるはずです」
「橘さん……」
ウェル博士の言葉を聞き心配そうに俺を見つめると思う小日向さん。あ、俺ってば後ろを振り返る手段を持ってないから音でしか確認方法がないんだよね。あと自由に思考っておま、そんな事最初から出来てましたが?
何だか変な事を言うウェル博士……ん? ってかこの博士―――
「それに私は彼女の味方で貴方の力になりたいと思っている者です、少しお話しませんか?」
俺は小日向さんへと笑いかけるウェル博士をじっくりと見てみる―――アレ? 確かウェル博士って右じゃなくて左に髪をまとめてたような……な?
俺が疑問を抱いている間にも状況は進み博士は小日向さんへと優しく語り掛け続ける。
「私の力?」
「そうです。すべてを、そして彼女を救う、そういう力です」
そう言って博士が取り出すのは俺達シンフォギア装者が身に着けし見慣れたギア・ペンダント……――――ってマジか!? 俺はこの行動と事前に知っていたアイツの言っていた事を掛け合わせた結果、覚った。コイツ、ウェルじゃなくて顔面自己成形変顔生成暴力狂人サイコパスのウィルだと。
勘だけどウェル博士はこんな小日向さんのような民間人を戦いに巻き込むようなド畜生じゃないと思う。それにウィル博士は小日向さんを人質に取る際に何かしらよからぬ事を企んでいた。だからこそ俺はコイツの正体に気付く事が出来と思うがよりにもよって双子の、それも性格の真反対な彼を装って来るとかタチが悪い。大方、いざとなった時の保険で小日向さんへの印象操作としてウェル博士を装っているって思うが本当にクソだな、コイツ。
それからは聞いていて正直、気分が悪かった。
まるで詐欺師の様に言葉巧みに小日向さんを誘導してギアを纏わせる方向へと誘導していく博士。何も知らない小日向さんは博士の詐欺同然の言葉に騙されギアを纏い、響をこれ以上戦わせないためにそして俺自身を救う為に覚悟を決める。
その後檻から出され調整の為だとか言われ連れて行っていかれてしまう。それを後ろから見つめるウェル博士を演じるウィル、その時の表情はまさに外道と言って良いほど酷い笑顔を浮かべていた。
すまない小日向さん。俺がッ、俺が自由に動けてさえいれば……
そしてそれを見ている事しか出来ない今の俺ではそう、心の中で悔しがるしかできる事はなかった……
※※※
「未来にゴーストさん、待っててね。絶対助けるから」
私は師匠の行う厳しい訓練で心身ともに鍛えながらその決意を固める。でも今のままでは操られているゴーストさんに勝つことは絶対に無理。
理由は腕が上な私自身と戦っていると言って良いほど戦い方までも瓜二つだからだ。元々から私達の連携に合わせるように戦うスタイルであるゴーストさんは私やクリスちゃん、翼さんが万一抜けた場合でも問題がないように変幻自在な戦い方をする。だけれどその戦い方は私の戦い方を見様見真似で学んで基礎とした戦い方らしいので本当のスタイルは格闘がメインだと思う。そして今の操られたゴーストさんは効率よく敵、つまり私達に勝つ戦い方しかしていない為にその戦い方を全面に出して戦っている。
だからこそ私が相手にするとゴーストさんもそして私も、両者どちらも次の手を読む事が出来て簡単にいっちゃえば格闘ゲームでの同じキャラ同士のミラーマッチに近い状況だと思う。でも腕は私よりもゴーストさんの方が上だからこのままでは勝つことは不可能なんだよね。
悩み、そして勝つ方法を模索しているうちに私だけでは思いつかないと考え付き師匠に相談したら以外な事にシンプルな答えが返って来たのには驚いちゃったなぁ。
「同じ戦い方同じ戦術同士で自身が弱いから勝てない? はっははは」
「師匠! 笑い事ではないんですよ!」
「はっはは、すまない響くん。でもそれの答えは簡単だ」
「簡単…ですか」
「あぁ、つまりは相手が思いつかないような奇策を撃ちだせばいい」
そう奇策。つまりこれまで私がやらなかったような事をメインで戦えば良いと言う事。その言葉を聞いた私はまさしく目から鱗、すぐに師匠に修行を頼んだ。師匠は私が胸の侵食してくるガングニールの爆弾を抱えてなお、戦おうとする私の意思を尊重してくれて有難い事に本気で稽古をつけてくれた。
結果、一日と言う短すぎる期間であったけど厳しすぎる修行を終えた私は対ゴーストさん用の戦い方を付け焼刃ながらマスターできた。これも師匠とこれまで行って来た修行が土台となってくれたおかげだ。
「師匠、これで勝てます!」
「響君…確かに君は勝てるだろう、けれど侵食しつつある胸の聖遺物、つまりはタイムリミットがある事を忘れてはならない。だから倒すなら短期決戦でいけ!」
「はい師匠!」
私は師匠の言葉を胸にその時を待つ。
「本当に大丈夫なのかよ」
「うん! へっちゃらだよクリスちゃん!」
「立花はそうやって自身の無理を隠そうとするからな……本当に無理はしてないだろうな?」
「翼さんは心配性ですね~、立花響はこのこの通りだいじょぉ~ぶっです!」
「なら、いいのだが……」
「……無理して死ぬんじゃねぇぞ」
クリスちゃんや翼さんが抱く私への心配の気持ちもわかる。二人は私が戦う事に最後まで反対してたからね。でも私自身がそれを押し切ってここに居る。死ぬ可能性だってもちろんわかっているけど死ぬ気なんてさらさらないよ。だって、クリスちゃんに翼さん、ゴーストさんに未来といった皆でまたごはんでも食べながら楽しく笑い合いたいから死ぬわけにはいかないからね!
そう心に誓いながら艦内に響くアラート音を私は耳にするのであった。
おやすみなさいー
次回予告
仮設本部内に響くアラート音。それは近海を哨戒していた米国艦からの応援要請であり響の待っていた戦いへの烽火でもあった。
次回【決戦・フロンティア1】
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