ドラゴンボール超+α (AGE2)
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設定解説

魔人ブウ撃破後からの開始となります。
なお超を見ておく事を推奨します。
物語を節々端折るったりします。


設定解説

 

孫キャロン

悟空の息子、悟飯の弟、悟天の兄。

3歳からサイヤ人との戦いに参戦している。悟空の瞬間移動も使用でき尻尾も残ってる。

父親が働かないのもあり、人造人間襲来の空白の3年間を利用し、カプセルコーポレーションの援助を受けて畑仕事を始めた。ちなみに食費が半端ないため畑をかなりの数所有している。なお名前が女っぽいからイマイチ気に入ってない様子。

 

孫悟空

ご存知主人公。基本原作と変わり無し

 

孫悟飯

キャロンの兄。

キャロンからは兄貴と言われている。

 

孫悟天

キャロンの弟。

キャロンに畑仕事手伝わせたり、修行を見てもらっている。原作よりほんのちょっぴり強い。

 

チチ

悟飯は悟空が名付けたため、キャロンは自分が名付けようとする。名前候補を大量に考えたが途中、大雨が降り書いておいた名前候補が、塗れて消えてしまう。

そこで悟空が残った名前がキヤロンだったため、名前がキャロンになる。

 

ベジータ

魔人ブウが来るまでの空白の7年間にて、修行した仲その際、ベジータから呼び捨てで良いと言われた。超サイヤ人3になれる。

 

ブルマ

キャロンにとって頭が上がらない存在。キャロンの畑仕事を数々の支援してくれた。

 

トランクス

キャロンと悟飯を慕っている。

 

ミスター・サタン

たまにキャロンに八百長試合をお願いしている。

キャロンがこのままではいつかはバレると思いミスターサタンに稽古を付け始めた。戦闘力はビーデル以上スポポビッチ未満という所。

 

ビーデル

本編開始時はまだ悟飯と結婚していないがその内結婚する。

 

 

ピッコロ

サイヤ人襲来時に悟飯とキャロンに稽古をつけた。

 

デンデ

現在の地球の神様。

ナメック星のフリーザ襲来時にベジータを瀕死にし、そこから回復させ、戦闘力を上げるのをキャロンが見てフリーザがデンデの回復能力に気づく前にデンデを避難させ、キャロンがクリリンに半殺→回復→半殺→回復のループを繰り返し、戦闘力を限界まで引き上げ350万まで上昇させた。なおこの一件でデンデには苦手意識がある模様。

 

カリン様

キャロンが仙豆の腹を膨らませる効力期待して、仙豆を品種改良させようとカリン塔に訪問。

最初は拒絶していたが長らくの説得により、仙豆の品種改良品作成の許可を得たのだが出来たのは腹には貯まらない。体力は少ししか回復しない劣化品であった。キャロンはこれを畑ではなく、自宅の庭で育てている。本人曰く、1年で10粒も取れるらしい。

 

クリリン

ブウ襲来までの空白の7年間にて18号と付き合う手伝いをキャロンがする。夫婦円満な生活を送っている。



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0話アボ、カド襲来の後…

オッス!帰ってきた孫悟空と仲間達!から本編は開始となります。


魔人ブウを撃破してから2年後…地球はある2人の侵略者に脅かされていた。

 

合体アカ

「喰らえ!これが…スーパーワハハの波ァ!!!」

 

合体アカが技を繰り出す。だが…

 

悟空

「ベジータ!アレなんだ!?」

 

ベジータ

「!?」

ベジータが一瞬意識をズラす。その隙に…

 

悟空

「か~め~は~め~破ァァァ!!!!」

 

そしてスーパーワハハの波を相殺し…

 

悟空

「そこだぁ!」

キツいボディブローを喰らわせる。

 

 

~~~~~~~~

ターブル

「皆さん!この度は本当にありがとうございました!」

 

アボ、カド撃破後、サタンのホテルは倒壊。アボ、カドは反省してターブルの星で働くだとか。

 

キャロン

「しっかし、ベジータさんの弟かぁ…」

 

ベジータ

「呼び捨てで構わんと言っているだろうがキャロン。」

 

キャロン

「へいへい」

 

ターブル

「しかし、凄いです。あの伝説の超サイヤ人になれるなんて!」

 

ベジータ

「フン!ここにいるサイヤ人なら全員超サイヤ人になれるぞ!なれないのはお前だけだ!ターブル!」

 

キャロン

「超サイヤ人かぁ…」

 

悟空

「ん?どうかしたんか?キャロン?」

 

キャロン

「少し気になったんだよ親父。超サイヤ人の起源が。」

 

ベジータ

「超サイヤ人はサイヤ人の話の中でも大昔の話だ。伝承はほとんど残ってないし、お前達がガキの頃に俺が話した伝承しか残っておらん。」

 

キャロン

「なるほど…つまり、今の俺たちの超サイヤ人が伝説の超サイヤ人とは限らないワケか…」

 

ベジータ

「と・に・か・く!!!ターブル、お前も超サイヤ人位なはなれるようになっておけ!分かったな!」

 

ターブル

「はい!ベジータ兄さん!」

 

悟空

「超サイヤ人になるコツは怒りだからよく覚えとけよ!」

 

ターブル

「はい!それでは皆さん!お世話になりました!」

 

そう言うとターブルは、丸型ポットに乗り込み、妻のグレ、アボ、カドもそれに続き搭乗し、地球を飛び立つ。

 

キャロン

「お元気で~!」

 

ブルマ

「たまには遊びに来ても良いのよ~!」

 

ミスター・サタン

「さて、あまりおもてなし出来ませんでしたが、今回はここでお開きとさせていただきます。皆さんこの度は、ご来場いただき誠にありがとうございしました!」

 

サタンはホテルの後始末。

各々はそれぞれ自分達の日常へ戻っていく。

なおこの件で落ち着いていたミスター・サタンのテレビ出演がさらに増えたそうな。

 

~~~~~~~~~

 

 

キャロン

(やっぱり、ナメック星に行こうかな。伝承残ってそうだし。)

 

畑仕事を終えたキャロンは密かにそう思うのだった。

 

キャロン

「あ、親父ヨカッタネダイコン収穫終わった?」

 

悟空

「終わったけんど、こりゃ駄目だ。」

 

キャロン

「やっぱり、根の部分が小さいか…」

 

1日で収穫出来るのは良いがほとんどが根の小さい物であった。

 

キャロン

「ブルマさんには俺が報告しておくから、親父はもう修行行っても良いよ。」

 

悟空

「ほんとか!よっしゃあ!修行修行~」

そう言って悟空は界王様の所へ瞬間移動で向かっていった。

 

 




ヨカッタネダイコンはカプセルコーポレーションが開発した大根という設定です。


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1話キャロンナメック星へ

アボ、カドの脅威が去ってから1週間。孫家はみんなで夕食を食べていた。そこで…

 

チチ

「そう言えば、明日からだっただな。修行に行くのは。」

 

悟空

「へ?そうだったっけか?」

 

チチ

「悟空さじゃなくてキャロンだ。」

 

悟空

「良いなぁ…キャロン修行行けて…」

 

キャロン

「良いなも何も親父は死んでる7年間おもいきり修行してたじゃんか。親父こそうらやましいよ。」

 

悟飯

「畑仕事なら僕たちも手伝いますから。」

 

悟天

「そうだよお父さん!たまにはキャロン兄ちゃんに思い切り修行させてあげなよ!」

 

悟空

「そっか…なら仕方ねぇな…」

 

キャロン

「明日から出発するから。」

 

悟空

「明日から!?それじゃあ明日から厳しくなるなぁ…」

 

悟空

「どこで修行するんだ?」

 

キャロン

「適当に行くさ。界王星だったり、ベジータさんの所だったり。」

 

~~~~~~

~翌日の朝~

 

キャロン

「じゃ、母さん行ってくるよ。この間言ってた通り2.3ヶ月に1回は帰ってくるから。」

 

チチ

「分かっただ。」

 

そう言うとキャロンは瞬間移動で何処かへ移動する。

 

チチ

「さて、悟空さ!キャロンが居ねぇから悟空さが畑仕事がんばるだぞ!」

 

~~~~~~

 

~ナメック星~

 

ムーリ

「!?あなたは…?」

 

キャロン

「お久し振りです。ムーリ長老。僕です、キャロンです。」

 

ムーリ

「おお!あの時の!ずいぶんと大きくなった!」

 

ムーリ

「それで、今日は何の用で?ドラゴンボールですか?」

 

キャロン

「いえ、ここナメック星に伝説や伝承などがあれば少し聞かせて欲しいんです。」

 

ムーリ

「伝承?ですか?」

 

キャロン

「はい、超サイヤ人の伝説が知りたくて。」

 

ムーリ

「超サイヤ人のですか?それなら用意させますので少々お待ちを。」

 

キャロン

「お手数おかけします。」

 

~~~~~~~~~

しばらく経つと…

 

ムーリ

「お待たせしました。これが超サイヤ人の伝承の資料です。」

 

キャロン

「あの~これ…ナメック語だから…俺読めなくて…」

 

ムーリ

「おっと、これは失礼。それでは、………!!!!」

 

ムーリが念じると目の前の資料が全て地球の言語に変わっていた。

 

キャロン

「おぉ!これは!ありがとうございます!」

 

ムーリ

「つかぬことを伺いますが、何故伝承を?」

 

キャロン

「ベジータさんによる超サイヤ人の伝承と俺達が実際なってる超サイヤ人ってかなり違うじゃないですか?それが気になって。」

 

ムーリ

「なるほど、それではごゆっくり…何かあればそこのナメック星人に尋ねると良いでしょう。」

 

キャロン

「ありがとうございます。」

 

~~~~~~~

一方、地球では

 

チチ

「悟空さ!まだ種まきが残ってるだぞ!」

 

悟空

「ひえ~!キャロン!早く帰って来てくれ~!」



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2話超サイヤ人ゴッド

ナメック星の資料にはサイヤ人の歴史について事細かく記されていた。

 

キャロン

「惑星プラントに、惑星サダラ…サイヤ人の歴史は分かったが、肝心の超サイヤ人の資料は無しか…」

 

キャロン

「残りはこの一冊だけと…」

 

その本は他の本に比べてかなり古い本だ。その本をキャロンが開くと…

 

キャロン

「!?!?」

 

その瞬間頭に何かが思い浮かぶ

名前も知らないサイヤ人の戦士

その仲間

そして赤いサイヤ人

 

キャロン

「………何だ…?今のは…」

 

キャロンが本に目を移すとそこに書かれていたのは…

 

超サイヤ人ゴッド

 

~~~~~~~~~

一方その頃…

 

???

「う~んむにゃむにゃ…フフ…」

 

???

「おや?不思議なこともあるものです。睡眠中に笑うなんてよ~っぽど言い夢を見てるのですね?」

 

ウイス

「ビルス様」

 

~~~~~~~

 

キャロンは本に書かれていた超サイヤ人ゴッドになる方法を早速四身の拳を改良した六身の拳で超サイヤ人ゴッドになろうとしていた。

 

キャロン

「………」

 

ナメック星人達

『……』

多くのナメック星人達が見守る中き6人に分身したキャロンは一人にエネルギーを注いでいた。

 

キャロン

「ダメだ…」

 

ナメック星人

「やっぱり、ただの伝説だったのか…?」

 

キャロン

「そうじゃなくて、今の俺は分身した状態つまり、6分の1なんだ。そのエネルギーを1人に集めたところで、元に戻るだけさ。」

 

そう言いながらキャロンは六身の拳を解除する。

 

ムーリ

「それなら、地球にいるサイヤ人達に協力させれば…」

 

キャロン

「それが一番現実的だよなぁ~でもなぁ~」

 

ムーリ

「?」

 

キャロン

「ナメック星人にはわかんないかもしれないけど、今回は俺が先を行きたいんだよ。」

 

ムーリ

「それなら、ドラゴンボールを使えば良いのでは?」

 

キャロン

「!?そんなことでドラゴンボールを!?いや、悪いですって!」

 

ムーリ

「いえいえ、気遣いは要りません。元々あなた達がいなければ私達は滅んでいたのですから。」

 

~~~~~~~~~

 

ナメック星の神龍によって地球にいるサイヤ人達の気をキャロンに注ぎ遂に…

 

キャロン

「…これが…」

 

体は少し痩せ髪は赤く神々しい光をキャロンは纏った

 

ムーリ

「伝承に記された通りの…」

 

キャロン

「超サイヤ人ゴッド…なんかしっくり来ねぇなぁ…」

 

ムーリ

「!?力が溢れてくるとかそういうのは?」

 

キャロン

「無いです。」

 

そう言うとキャロンは舞空術で上昇し、

 

キャロン

「ひとまず、ナメック星を一周してきます。」

 

その刹那…

 

キャロン

「ッッッッッッ!?グォウワァァァァァァ!?!?」

 

ナメック星人達

『!?』

 

ナメック星を2~3周してからキャロンが頭から地面に突き刺さった。

 

ムーリ

「だ…大丈夫ですかな…?」

 

キャロン

「大丈夫…です…。」

 

キャロンの修行は続く




無理矢理な展開ですまぬ


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3話キャロンの修行と…?

あれから1年半…キャロンは2~3ヶ月に一回ほどのペースで家に帰りながらナメック星にて修行を続けていた。

 

キャロン

「……ハァ!」

 

ナメック星人達

『おお!』

 

キャロンは完全に超サイヤ人ゴッドを自分の物にしていた。

 

ゴッドキャロン

「出来たぜ…超サイヤ人ゴッド…!今度は自分の力だけで…!」

 

初めて超サイヤ人ゴッドになった時は変身してすぐに通常の状態に戻っていた。

 

ゴッドキャロン

「これも、全てナメック星人の皆さんや、ムーリ長老のおかげです。ありがとうございました。」

 

ムーリ

「いえいえ、我々の畑仕事も手伝っていただきましたし、我々は何もしていませんよ。」

 

キャロンは超サイヤ人ゴッドになるための修行で神の気のコントロールを書物から学習し、ほぼ独学で学んでいた。

 

ゴッドキャロン

「そんなことありません。アジッサもこんなに頂いてしまったし、ムーリ長老の助言が無ければこうやってゴッドに覚醒することもありませんでしたし。」

 

ムーリ

「それでは、地球へお帰りに?」

 

ゴッドキャロン

「いえ、皆さんさえよろしければもう少し修行しようと思っているのですが…」

 

ムーリ

「そうですか。それでは心行くまでナメック星をお楽しみください。」

 

ナメック星人

「ところで、その超サイヤ人ゴッドというのは自由に変身出来るのですか?」

 

ゴッドキャロン

「それなら…」

 

キャロン

「ほっ」

 

ゴッドキャロン

「ハイ!」

 

そう言うと、キャロンは通常から超サイヤ人ゴッド

超サイヤ人ゴットから通常に連続で変身した。

 

キャロン

「どうよ!」

 

ナメック星人

「おぉ!」

 

~~~~~~

その頃地球では…

 

悟空

「いぃ!?悟飯とビーデルが結婚!?」

 

チチ

「んだ。式は2週間後に挙げるみたいだぞ。」

 

悟空

「なら、キャロンにも早く知らせてやらねぇと!」

 

チチ

「んだ、早く瞬間移動でキャロンに知らせてくるだ。」

 

悟空

「分かった。……あれ?」

 

キャロンの元に瞬間移動しようとたのだが…

 

チチ

「どうしただ?悟空さ?」

 

悟空

「…気が感じられねぇ…」

 

チチ

「!?ってことはキャロン死んじまったってことか!?」

 

悟空

「慌てんなってチチ!ひとまず閻魔のおっちゃんのとこ言ってくる。」

 

そう言うと悟空は閻魔大王の元へ瞬間移動した。

 

~~~~~~

閻魔大王は今日も今日とて閻魔帳に目を通していた。

 

 

悟空

「よぉ!閻魔のおっちゃん!」

 

閻魔

「おぉ、悟空か。今日は何の用だ?」

 

悟空

「ここにキャロンって奴来てない?オラの息子なんだけど。」

 

閻魔

「ンん?キャロン?キャロンキャロン…来てないな。」

 

悟空

「そっか、サンキュー閻魔のおっちゃん!」

そう言って悟空は瞬間移動した。

 

~~~~~~~~

地球

 

チチ

「どうだ?悟空さ?キャロン死んでたか?」

 

悟空

「いや、死んでなかったぞ。今度は界王様んとこ言ってくる。」

 

チチ

「んだ。言ってくるだ悟空さ。」

 

そう言って悟空は界王星に瞬間移動した。

 

~~~~~~~~~~

 

界王星

 

界王

「おぉ~悟空。どうした?修行か?」

 

悟空

「そうじゃなくて、オラの息子のキャロンを探して欲しいんだ。」

 

界王

「ん?良いが…お前気で探れるだろ?」

 

悟空

「探したけど見つからねぇんだよ。」

 

界王

「なるほど…それじゃあ少し待ってろ…」

 

少し待っていると…

 

界王

「キャロンなら普通にナメック星におるが…」

 

悟空

「え?ナメック星?ん~と…」

 

そう言って気を探ると…

 

悟空

「あ、いた!いたぞ!サンキュー界王様!」

 

悟空は界王にお礼を言うとナメック星に瞬間移動した。

 

~~~~~~~~~~

 

ナメック星

 

キャロン

「ん?」

 

悟空

「あぁ!キャロン!探したぞ!」

 

キャロン

「あれ?親父?どうしたの?」

 

悟空

「しっかし、ナメック星で修行してるなんてなぁ…すっかりナメック星人の服が馴染んでるじゃねぇか。」

 

キャロン

「以外と機能が良いんだよこの服。で、何か用があるんだろ?」

 

悟空

「あぁ!そうそう!なんとなぁ…」

 

~~~~~~~~

 

キャロン

「えぇ!!!兄貴とビーデルさんが結婚!?!?!?!?」




今回から変身したら名前に変身形態を付け足すようにしました


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4話悟飯の結婚式

悟空

「チチ!キャロン連れてきたぞ!」

 

チチ

「キャロン、悟空さから話聞いてると思うが悟飯とビーデルさが結婚するだ。」

 

キャロン

「話は親父から聞いたよ母さん。式はいつ挙げるの?」

 

チチ

「2週間後だ。」

 

キャロン

「早くね?」

 

チチ

「そんなことねぇだ。オラと悟空さは天下一武闘会で結婚してすぐ式さ挙げただ。」

 

キャロン

「そんなもんなのか…そういや悟天は?」

 

チチ

「悟天なら、ブルマさん家に結婚の事を知らせに言っただ。」

 

キャロン

「そっか…しかし兄貴がねぇ…」

 

チチ

「4年前に高校行きはじめた時から良い雰囲気してたでねぇか。」

 

キャロン

「にしても、この前二人ともオレンジスターハイスクールを卒業したばっかりでしょ?結婚まで後2~3年かかるかと思ってた…」

 

~~~~~~~

そしてあっという間に時は流れ…

悟飯の結婚式には悟空一家は勿論の事、ベジータ一家やクリリン一家、天津飯、餃子、ヤムチャやプーアル、ピッコロ、デンデ、老界王神、キビト神が参加していた。

一方、ミスターサタンの娘のビーデルが結婚とのことで報道陣や、ミスターサタンの関係者や友人が並び、トンでもなく広い式場がほぼ埋まっていた。

ちなみに外にも野次馬がゴロゴロいる模様。

 

~~~~~~~~~~~~

 

式場の照明が消え、スライドショーが投影された。

2人の幼い頃の写真やつい、この前の写真等数々の写真が流れ始める。

 

すると悟空がヒソヒソ声で

 

悟空

「なぁ、キャロンこういうのいつまで続くんだ?」

 

キャロン

「まだかなり続くぞ。」

 

悟空

「…オラ腹減ってきたな…」

 

キャロン

「言っておくが、今日の主役は親父じゃなくて、悟飯とビーデルさんだ。飯ガツガツ食ったりするなよ。飯は式が全部終わったら食わせてやるから。」

 

悟空

「はーい」

 

~~~~~~~~~

順調に式が進んでいくと…

 

バン!!

突然式場のドアが勢い良く開かれる。

 

みんな

『!?』

 

謎の男

「お前なんかにビーデルさんを渡さない!!!」

 

突然の来訪者に会場の皆は困惑した。

 

孫悟天

「大変だ!」

 

キャロン

「待て、悟天。」

 

一方…

 

トランクス

「大変だ!」

 

ベジータ

「落ち着け、トランクス。」

 

ベジータ&キャロン

『ここは兄貴(悟飯)に任せておけ。』

 

二人の思惑通り、謎の男は悟飯に倒され、警備員に引っ捕らえられた。謎の男はかなりの修行を詰み、警備員程度では寄せ付けない戦闘力を手に入れたが、それも悟飯には敵わず、一撃K.oとなった。

 

~~~~~~~~~

写真撮影も終わり、結婚式の課程は全て終了した。

ちなみな隣では悟空が腹減った、腹減ったと嘆いている。

 

2次回もあるだろうがそれに悟空達は参加しないようだ。

 

悟飯

「父さんに、母さん。今日はありがとうございました。」

 

キャロン

「サタンとビーデルさんはまだ報道陣に捕まってるのか?兄貴。」

 

悟飯

「そうだね。キャロンもありがとう。わざわざ修行を休んで来てもらって。」

 

キャロン

「構わないよ兄貴。それと、前髪出した方が似合うぞ。」

 

悟飯

「え?そう?」

 

キャロン

「魔人ブウと戦ってた兄貴が一番かっこ良かったよ。修行は続けてるか?」

 

悟飯

「続けてるよ。どうせなら、ここで組手しないか?」

 

キャロン

「言ったな?兄貴?なら…」

 

チチ

「ストップだ!悟飯もキャロンも熱くなりすぎだ!」

 

悟空

「チチ、オラ腹減ったぞぉ!」

 

チチ

「悟空さはもう少し我慢してるだ!」

 

こんな感じで事件も少しありながら悟飯の結婚式は幕を閉じたのだった…

ちなみに2次回で悟飯とビーデルは離脱。サタンは4次回まで飲み明かしたらしい。




結婚式の描写ヘタクソですみません…申し訳ナイス!


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幕間ヤムチャとキャロンとナニカの目覚め

悟飯の結婚式が終った後…

ここはバー。

そこでヤムチャとキャロンは酒を飲み交わしていた。

 

午後10時

 

ヤムチャ

「なぁ、キャロン…とうとう、悟飯まで先越されちまったよ…俺…。」

 

キャロン

「まぁまぁ、天津飯さんだって、結婚してないじゃないですか。」

 

ヤムチャ

「なぁ、聞いてくれよ…天津飯結婚はしてないけど、ランチさんと同居してるらしいぞ…」

 

キャロン

「…マジ?」

 

ヤムチャ

「結婚はしていないらしいが、住んでいるらしい…一緒に…」

 

キャロン

「ヤムチャさんイケメンじゃないですか…きっかけがあれば結婚出来ますよ…」

 

ヤムチャ

「そうかな…」

ヤムチャは静かに涙を流した。

 

キャロン

「俺も、焦った方が良いのかな…」

キャロンは将来に不安を覚えた、

 

二人は酒を飲んだ。

 

ヤムチャ

「なぁ、キャロン…婚活手伝ってくれない?」

 

キャロン

「嫌です…」

 

ヤムチャ

「そんなこと言わずに手伝ってよ…」

 

キャロン

「嫌だよ!どうして俺がアンタの婚活手伝わなきゃいけないんだよ!」

 

ヤムチャ

「良いじゃないか!?!?俺達結婚遅れてる男達だろ?」

 

キャロン

「遅れてねぇし!まだ俺20歳やぞ!?後2~3年すれば彼女も出来らぁ!」

 

ヤムチャ

「そんなこと言ってるとすぐ歳食ってあっという間に中年だぞ!」

 

キャロン

「おめぇみたいにはならねぇよ!大体お前、当時ブルマさんと付き合ってた時に浮気してたそうじゃねぇか!」

 

ヤムチャ

「浮気したのは、俺じゃなくて、ブルマだ!!!」

 

キャロン

「ゑ?マジで?ちょっと話を詳しく聞かせて。」

 

ヤムチャ

「それがさ、人造人間が来るまでの3年間でさ………」

 

~~~~~~~

 

ヤムチャ

「……っていうことなんだよ。」

 

キャロン

「ふむふむ…なるほどねぇ…それお前が悪りぃじゃねぇか!」

 

ヤムチャ

「なんで俺が!?!?浮気したのはブルマだぞ!?」

 

キャロン

「だって、それお前絶対その3年間構ってやらなかったからじゃねぇか!!!」

 

ヤムチャ

「な!?」

 

キャロン

「女性の心は情緒不安定なんだよ…」

 

 

 

~~~~~~~~~

一方、地球から遠い、遠いある星では。

 

???

「ン……むにゃむにゃ…」

 

???

「おや?またですか、ここ数年お昼寝中に良く笑いますね」

 

~~~~~~~~

 

ヤムチャ

「キャロ~ン~」

 

キャロン

「やだ。」

 

~~~~~

 

悟空

「ガツガツムシャムシャ…」

 

チチ

「今日は一段と食うだな、悟空さ。」

 

悟空

「今日一日中我慢してたからな。そういえば、キャロンは?」

 

チチ

「ヤムチャさんと飲んでくる言ってたぞ。」

 

悟空

「そっかそっか。」ガツガツツシャムシャ…

 

奴の目覚めは近い。

平和な時は残り僅かだ。



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5話破壊神ビルスVS孫悟空

ビルス編スタートです。


悟飯の結婚式から2週間の時が流れようとしていた。

 

~界王星~

 

超1悟空

「まず、これが超サイヤ人!」

 

???

「へぇ~」

 

~~~~~~

 

界王神界

 

キビト神

「ご、…ご先祖様…」

 

老界王神

「あぁ、地球もこればかりはもう駄目じゃな…。」

 

~~~~~~~

 

界王星

 

超2悟空

「そして、これが超サイヤ人を越えた超サイヤ人2!!」

 

???

「ほう、とてつもない戦闘力だねぇ…それじゃあ来なさい。」

 

超2悟空

「舐めんなよ…これが超サイヤ人2をさらに越えたッッ…」

 

~~~~~

 

ナメック星

 

キャロン

「この気は、親父か。」

 

ムーリ

「どうかなされましたかな?」

 

キャロン

「あ、いえいえなんでもありません。」

 

キャロン

「それより、この2年間の間、お世話になりました。」

 

ムーリ

「いえいえ、これくらい。むしろ畑仕事を手伝ってもらって…」

 

キャロン

「畑仕事くらい、なんてことないですよ。それじゃあ、ありがとうございました!」

 

そう言うと瞬間移動でキャロンはナメック星から消える。

 

~~~~~~~

 

超2悟空

「そして、これが!最強の!!超サイヤ人3だぁぁぁぁ!!!」

 

???

「なるほど…それでは来なさい。この破壊神ビルスにその力を見せて貰おうか…」

 

超3悟空

「ハァァァ!!!」

 

悟空がストレートに拳で殴ってくるが…

 

超3悟空

「何ッ!?」

 

ビルス

「……」

 

そのパンチは軽々とビルスに止められる。

 

超3悟空

「ならッ…これならどうだァァァァ!!!!」

 

悟空は気を手に凝縮させかめはめ波を放つが…

 

ビルス

「……」

 

これも効かず。

 

超3悟空

「…嘘だろ…。」

 

ビルス

「そろそろ、反撃しても良いかな?」

 

そう言った瞬間ビルスは悟空の背後に回り、手刀をで悟空を仕留めようとするが…

 

超3悟空

「!?」

 

ビルスが動く寸前、悟空がビルスから離れた。

 

ビルス

「あれ、今僕が君を攻撃しようとしたんだけどよく気がついたね。」

 

超3悟空

「分からねぇ…」

 

ビルス

「ゑ?」

 

超3悟空

「分からねぇんだ。今、ビルス様がオラの背後に回ったって認識するよりも先に体が動いたんだ…。」

 

ビルス

「不思議な事もあるものだね…。」

 

そう言うと、ビルスは悟空の目の前に現れ…

 

超3悟空

「ッッ!?」

 

ビルス

「ニヤリ…」

 

ビルスは悟空にデコピンを喰らわせた。

 

超3悟空

「ゴアァァァ!!」

 

悟空は大きく吹っ飛ぶ

だかそこから体制を建て直し、ビルスに気功弾を放つ。

 

ビルス

「フン…」

 

ビルスはそれを避け、悟空の首筋に手刀を打ち込む 。

 

超3悟空

「ガハッッッ…」

 

悟空の超サイヤ人3は解除され、気を失う。

 

ビルス

「まぁ、こんなものか…地球へ行くぞウイi…」

 

ボン!!!

 

ビルス

「あれ?」

 

ウイス

「あの孫悟空の放った気功弾が界王星を一周して、ビルス様に当たったのです。ビルス様に一撃食らわせたのは200年ぶりくらいですかねぇ…?」

 

ビルス

「うるさい!行くぞ、ウイス!」

 

そう言って、ビルスとウイスは地球に向かっていった。

 



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6話ビルス地球の飯を食べる

ブルマの誕生日パーティー会場

 

ブルマ

「は~い、みんな注目!こちらビルスさんとウイスさん。ベジータの友達だからよろしくね!」

 

~~~~~~~~

 

ブルマによる紹介も終わり、ビルスがうようよしてると…

 

ビルス

「なぁ、そこの君この丸っこい物はなんだい?」

 

キャロン

「え?俺?」

 

ビルス

「そうそう、君。」

 

キャロン

「あぁ、それはたこ焼きです。せっかくなら案内しましょうか?」

 

ビルス

「それは有難い。よろしく頼むよ。それじゃ、たこ焼きをさっそく一つ……」

 

ビルス

「………」

 

キャロン

「?」

 

ビルス

「ウ,ウマイ…」

 

ビルス

「なんだぁ!?!?この食べ物は旨すぎるぞ!!!ウイス!」

 

ウイス

「ほう…、ならば一つ……美味しい…」

 

キャロン

「二人とも、お気に召されたようで何よりです。」

 

そこへ…

 

トランクス

「喰らえ!悟天!」

 

トランクスが悟天に水鉄砲を放つが…

 

悟天

「当たらないよ!トランクス君!!!」

 

悟天は華麗に水を避けるが…

 

トランクス

「あ、危ない!」

 

その先に居るのはビルス!!!

 

ベジータ

(まずい!!!)

 

界王から連絡を受けたベジータが阻止しようとするが…

 

キャロン

「よっと!」

 

キャロンが気功弾を出して水を消滅させる。

 

キャロン

「ガキんちょ共!遊ぶならもっと遠くで遊べ!この人達ベジータさんの友達だから何かあったらベジータさんにボコボコにされるぞ!」

 

悟天&トランクス

『ご、ごめんなさい~』

 

ベジータ

「ちっ、冷や汗かかせやがって…」

 

~~~~~~~

 

ビルス

「これは何だ!?」

 

キャロン

「お好み焼き」

 

~~~~~~~

 

ビルス

「これは何だ!?」

 

キャロン

「チャーハン」

 

~~~~~~~

 

ビルス

「これはなn…」

 

キャロン

「肉まん」

 

~~~~~~~~

 

ビルス

「どれもこれも、美味しい物ばかりで美味しい物パラダイスではないか!地球は!」

 

ウイス

「ビルス様、プリンというデザートはお食べになられましたか?」

 

ビルス

「プリン?それはまぁ、なんとも食欲をそそぐネーミングではないか。で、そのプリンというのはどこに…」

 

ビルスが周りを見渡していると、魔人ブウがプリンを大量に抱えて席についた。

 

キャロン

「ビルスさん、あのピンクの奴が持ってるのがプリン。」

 

ビルス

「なるほど…それでは…」

 

そう言ってビルスは出店の店主に…

 

ビルス

「すまない店主。プリンを一つ頂けないだろうか?」

 

店主

「すみません。あの方が全て持っていってしまって…」

 

そう言って、店主は魔人ブウを指差す。

 

ビルス

「すまない、君。そこにあるプリンを一つ分けてくれないかな?」

 

魔人ブウ

「嫌だ。これは全部俺のだ。」

 

ビルス

「そんなにあるんだ。一つくらいいいだろ?」

 

ブウ

「やだ。」

 

ビルス

「寄越せ。」

 

ブウ

「やだ。」

 

ビルス

「寄越せ!」

 

ブウ

「やだ!」

 

ビルス

「寄越すんだバカ者!!!」

 

ブウ

「お前!!!バカって言ったな!お菓子にして食べちゃうぞ!!!」

 

ビルス

「…完全にキレたぞーーーーーっ!!!!」



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7話ビルスvsZ戦士達

ビルス

「完全にキレたぞーーーーーッッッ!!!」

 

『!?』

 

魔人ブウ

「このぉ!」

 

ブウがパンチを繰り出すが…

 

ビルス

「それで本気かい?」

 

そう言うと、ビルスは魔人ブウを振り回し始めた

 

魔人ブウ

「うわぁぁぁぁぁーーーー」

 

亀仙人

「と、止めるんじゃ!」

 

悟飯が究極化、悟天トランクスが超サイヤ人2になり、ピッコロ、天津飯、人造人間18号と共に束になってビルスを止めようとするが…

 

ビルス

「フン…」

 

それを軽く躱して全員をあっという間に戦闘不能にさせる。

 

ビルス

「プリンも無い…超サイヤ人ゴッドもいない…もう、破壊ですかね。」

 

ウイス

「おや?ビルス様地球を破壊しますか?」

 

ビルス

「あぁ、もう帰るぞウイス。」

 

ブルマ

「ちょっと、待ちなさいよ!」

 

ベジータ

「な!?ブルマ!?」

 

ブルマ

「ベジータの友達だか何だか知らないけど私の38歳のパースデーパーティーが滅茶苦茶じゃない!!!」

 

ベジータ

「ブルマ…(本当は45歳だろ…)」

 

バン!

 

その刹那、ブルマがビルスにビンタする。

 

バン!

 

ベジータ

「何!?」

 

そのビンタを喰らった後にビルスはブルマにビンタ仕返す。

 

ベジータ

「な…あ…あ…」

 

ベジータ

「よ…よくも…俺の…ブルマをーーーーッッッ!!!」

 

そう言うと、ベジータは超サイヤ人3になり…

 

ビルス

「!?」

 

ウイス

「ほう…」

 

ベジータ

「クソッタレがーーーァァァァ!!!」

 

ビルスはベジータを殴るが…

 

ベジータ

「効くか!」

 

ビルス

「何!?」

 

ベジータはビルスに壮絶なラッシュを繰り出し、最後に…

 

ベジータ

「コイツを喰らえ!ギャリック砲ーーーォォォ!!!」

 

ベジータ

「ハァハァ…どうだ!」

 

煙が晴れるとそこには…

 

ビルス

「凄いねぇ…君。」

 

ビルスが立っていた。

 

ベジータ

「何!?」

 

ビルス

「僕に2.5割のパワーを出させるなんて、相当だよ。誇っても良い。」

 

ベジータ

「くっ…何だと!?」

 

ビルス

「だけど、そこまでだ。」

 

そう言うとビルスはベジータに強烈なパンチをお見舞いし、一撃でベジータをノックアウトさせる。

 

ベジータ

「クソッタレ…が…」

 

ブルマ

「ベジータ!」

 

ビルス

「今度こそ、地球は破壊する。」

 

そう言ってビルスは手に巨大な破壊玉を生成する。

 

そこに、気功弾を打ち込み破壊玉を爆発させる。

 

ビルス

「何奴だ!」

 

キャロン

「俺だよビルスさん。」

 

ビルス

「なんだい。君かそれでなに?君も僕と戦うの?」

 

キャロン

「違う違う。それよりビルスさんは良いのかい?」

 

ビルス

「何がだい?」

 

キャロン

「超サイヤ人ゴッドと戦わなくても」

 

ビルス

「ほう…君がそのゴッドなのかい?」

 

キャロン

「ご想像に任せるぜ。それより、親父!隠れてるんだろ?出てこい!」

 

悟空

「ありり、見つかっちまった…」

 

ビルス

「それでどうするんだい?」

 

キャロン

「簡単だよ。ビルスさん。親父!俺とフュージョンするぞ!」




ベジータ、悟飯、トランクス、悟天は原作より少し強めに設定してます。


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8話キャロンの秘策!ビルスに勝つ方法

悟空

「フュージョン!?」

 

ベジータ

「無駄だキャロン。奴は俺達とは次元の違う強さだ。貴様とカカロットが合体しても一発で終わりだ。」

 

キャロン

「そうならないように、超サイヤ人ゴッド同士のフュージョンだ。親父がゴッドになって俺とフュージョンする。少なくても今打てる最善の手はそれだけだ。」

 

ピッコロ

「待て、その様子だとキャロンお前…」

 

キャロン

「まぁ、そういうことだ。ハァァァ!!!」

 

キャロンは超サイヤ人ゴッドに変身する。

 

悟天

「髪が…」

 

悟飯

「赤い…」

ゴッドキャロン

「この通り、ゴッドは既に修得済みだ。」

 

ビルス

「!?君ゴッドに変身出来たの!?」

 

ゴッドキャロン

「まぁね。」

 

ビルス

「それなら今すぐ戦おう!破壊神の僕にどこまで力を出させてくれるか期待してるよ…」

 

ゴッドキャロン

「あれ?ビルスさんって神様だったの?」

 

ビルス

「そうだよ。君気づかなかったの?」

 

ゴッドキャロン

「そりゃ、神様っぽくなかったし…神の気があることは気づいてたけど。」

 

ビルス

「まぁ、そういうことだ。それより、早く戦おうじゃないか。」

 

ゴッドキャロン

「戦ったらそのまま地球を破壊せずに帰ってくれるんですか?ビルス様。」

 

ビルス

「いいや、この地球は破壊させてもらうよ。地球を守りたいなら僕と戦って勝つしかない。」

 

ゴッドキャロン

「ならもう少し待ってくれよ。こっちだって命が懸かってるんだ。少しでも生存の確率を上げたいんだよ。」

 

ビルス

「…ならもう少し待ってあげよう。速く済ませてくれよ。そのフュージョンとか言うの。」

 

~~~~~~~~~~~~

悟空

「キャロンどうするんだ?」

 

キャロン

「まずは、ターブルさんをここに連れてくる。」

 

ベジータ

「ターブルを?何故だ?」

 

キャロン

「超サイヤ人ゴッドになるためには5人のサイヤ人の力を一人に注ぐ必要があるんだ。」

 

トランクス

「それなら俺、悟天、悟飯さん、悟天のパパ、パバ、キャロンさんで丁度六人じゃん。」

 

キャロン

「これから俺が戦うのに俺が気を減らしてどうする。」

 

トランクス

「あ、そっか…」

 

キャロン

「ブルマさん!ビンゴ景品のドラゴンボール使っても良いですか?」

 

ブルマ

「良いわよ!それであんなふざけた猫ぶっ飛ばしてやって!」

 

キャロン

「ブルマさん、あんなのでも超偉い神様ですよ。」

 

ブルマ

「え、…マジ?ちょっとあんた!プリン一個で地球壊す神様ってなんなのよ!」

 

ビルス

「  」

 

キャロン

「ブ…ブルマさんやめてください!余計な事言って怒らせちゃいますから!」

 

ブルマ

「ベーだ!」

 

ビルス

「貴様らぁ!さっさと超サイヤ人ゴッドを誕生させろぉ!!」



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9話誕生!超サイヤ人ゴッド!

キャロン

「いでよ神龍!そして願いを叶えたまえ!」

 

いつもの珠が7つ揃いいつもの合言葉を言い、いつもの龍が姿を見せる。

 

神龍

「ドラゴンボールを7つ揃えし者よ…お前の願いを叶えてやろう…。」

 

ビルス

「へぇ、君が神龍か。」

 

神龍

「ビ、ビルス様!?…」

 

みんな

「ゑ?」

 

神龍

「おぉ、これはこれはビルス様。こんな高いところで申し訳ございません…」

 

クリリン

「なぁ、キャロン神龍の奴やけにびびってないか?」

 

キャロン

「それだけビルス様が怖い神様的なアレとか…?」

 

ビルス

「僕の事は気にせずこの者達の願いを叶えてあげなさい。」

 

神龍

「はい…というわけで願いを言うがいい…」

 

キャロン

「なんか、神龍のイメージ崩れたわ…」

 

そこに…

 

ピラフ

「1000万ゼニーを寄越せ!!!」

 

みんな

「ゑ!?」

 

ポトリ

 

1000万ゼニーが落ちてきた。そしてピラフはそれを懐にしまった。

 

神龍

「願いは叶えてやったではさらばだ。」

 

そう言うと神龍はすごいスピードでこの場から立ち去る。

 

キャロン

「あ、待て!神龍!2つ目の願いも叶えられるだろぉ!」

 

時既に遅し。神龍は消えてしまった。

 

ビルス

「消えちゃったね。」

 

キャロン

「消えちゃった…」

 

ブルマ

「何してるのよアンタ達!地球滅亡のピンチなのよ!」

 

ピラフ

「知るか!そんなこと!俺達に関係ない!」

 

ブルマ

「まぁ、なんて生意気なガキンチョ!」

 

ピラフ

「俺は貴様より年上だ!!!」

 

ブルマとピラフがあーだこーだしてると…

 

ビルス

「………」

 

キャロン

「待って!待ってビルス様!落ち着いて!親父!占い婆さんの所でターブルの所在地聞いてきて!ブルマさん!宇宙船の準備を…」

 

ビルス

「そこまで待ってられるかぁ!!!もういい!地球を破壊する!!!」

 

キャロン

「クソ…今のままで戦うしかないのかよ…」

 

ビーデル

「あの~」

 

悟飯

「ビーデルさん!危ないから下がって!」

 

ビーデル

「サイヤ人って、お腹の中のサイヤ人でも大丈夫なの?」

 

キャロン

「ゑ?お腹の中?まぁ多分イケると思うけど…ってゑ?お腹?」

 

悟空

「それって…」

 

悟飯

「それって僕達の赤ちゃんが!?」

 

ビーデル

「うん…」

 

悟飯

「やったぁ!ヤッホー!」

 

チチ

「ビーデルさ。名前は決めてるだか?」

 

ビーデル

「いえ、まだなにも…」

 

チチ

「それならオラに任せるだ。悟空、悟飯と来たから悟麺ってのは…」

 

悟空&悟飯&悟天&キャロン

『却下!!!』

 

ビルス

「…さっさと超サイヤ人ゴッドを誕生させろぉ!!!」

 

キャロン

「あ、やべ…忘れてた。」

 

~~~~~~~~~~

 

悟空を中心にベジータ、トランクス、悟飯、悟天、ビーデルで輪を作り、気を悟空に渡していた。すると…

 

悟空

「!?これは…」

 

悟空の体が紅く輝き始めた。光が晴れるとそこには…

 

ゴッド悟空

「これが超サイヤ人ゴッド…!」

 

キャロン

「それじゃあ始めようぜ。」

 

ゴッドキャロン

「フュージョンを!」



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10話究極バトル!カキャロットVs破壊神ビルス!

戦闘描写難しい…難しくない?


ゴッド悟空

「よし、やるかキャロン!」

 

ゴッドキャロン

「しくじるなよ。親父!」

 

悟空&キャロン

『いくぞ!!!フュージョンッッ!!ハ!!!』

 

2人が独特のポーズを取ると辺りが光に包まれる。

 

そこには…

 

???

「……」

 

ビルス

「へぇ…それが君達が合体した姿ねぇ…名前はどっちで呼べばいいのかな?」

 

ゴッドカキャロット

「カカロットとキャロンでカキャロットってとこだな。」

 

ビルス

「………ゲラゲラ」

 

ゴッドカキャロット

「?何黙ってんだよビルス様 。」

 

ビルス

「ギャハハハwww何それw君達wカキャロットw?待ってw僕を笑い死ぬwww」

 

ゴッドカキャロット

「えぇ…それならこっちから行くぞ!!!」

 

カキャロットはビルスに向かって突進するが…

 

ゴッドカキャロット

「!?!?」

 

そのまま転んでしまう

 

ビルス

「え?何やってるの?君」

 

ゴッドカキャロット

「すげぇパンチだったぜ。ビルス様(やべぇ…悟空側の肉体が超サイヤ人ゴッドに慣れてない上、キャロン側の肉体がゴッドに慣れてるせいで融合した体が思うように動かねぇ…)」

 

ビルス

「僕、何もやってないんだけど。」

 

ゴッドカキャロット

「ここで戦ったら被害が出るし上で戦おうぜ。(今はとにかく体慣れさせないとヤバイぞ…)」

 

ビルス

「良いぞ。」

 

二人はZ戦士達から離れ、遥か上空へと上昇していく。

 

ゴッドカキャロット

「ここなら大丈夫だな…それじゃ、行くぞ!!!」

 

カキャロットはストレートパンチをビルスの顔面に当てる

 

ビルス

「へぇ、すごいパンチだ。」

 

ビルスはそう言うと…

 

ビルス

「お返しだよ。」

 

バキィ!!

 

カキャロットもパンチを喰らい吹っ飛ばされる。

 

ゴッドカキャロット

「流石ビルス様だ。ヤベェパンチだったぞ。」

 

ビルス

「へぇ…それなら、もっとスゴいパンチを見せてあげよう。」

 

そう言うとビルスは紫色の気弾を出しまくり…

 

ビルス

「ダリャリャリャリャ……」

 

そこへパンチの雨を降らせる。すると…

 

ゴッドカキャロット

(まさか!?これ一発一発が!?)

 

そう一発一発が地球を破壊するには十分な威力の気弾をビルスの拳により加速し、とんでもない速さでカキャロットを襲う。

 

ゴッドカキャロット

(やべぇ、躱せねぇ!)

 

後ろには地球があった。避けたら地球が消滅である。

 

ゴッドカキャロット

「クソったれが!!!」

 

エネルギー波をめいっぱい広げ放ち、気弾との相殺を狙う。

 

 

ゴッドカキャロット

(駄目だ…コントロールが上手く出来ねぇ…フルパワーでぶちかますしかねぇ!!!)

 

ゴッドカキャロット

「ハァァァァ!!!!」

 

カキャロットは体からエネルギー波を放ち、気弾を全ての消滅させる。

 

ゴッドカキャロット

「ハァ…ハァ…」

 

ビルス

「あれ?もうバテちゃった?それにさっきの気弾もあんなにパワー出すこと無いのに。」

 

ゴッドカキャロット

「…違ぇよ。今の俺はゴッドに慣れてるキャロンとゴッドに慣れてない悟空の感覚が融合してて、気のコントロールも上手く出来ねぇし、実力も本来より大幅に落ちてる。」

 

ビルス

「へぇ…なら…その力!引き出すまでだ!!!」

 

ビルスはそう言うと先程の数十倍の量の気弾を出して、それを拳で加速させ一気に放った。

 

ゴッドカキャロット

「やべぇ!クソ!」

 

カキャロットは瞬間移動でZ戦士達の前に移動し…

 

ゴッドカキャロット

「か~め~は~め~波ァァァァ!!!!」

 

かめはめ波でビルスの放った気弾を全て消滅させ、かめはめ波の射線上を一気に舞空術で上昇し、

 

ビルス

「!?」

 

ゴッドカキャロット

「これでも喰らえ!!!」

 

一発強烈なパンチをお見舞いするのだった。

 

ビルス

「フギャ!」

 

ゴッドカキャロット

「どうだ!!ビルス様!!!」

 

ビルス

「ニヤリ…面白くなってきた…!!」




カキャロットの人格は悟空とキャロンの記憶を持った第三の人格としております。


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11話カキャロットピンチ!?上がらぬ同調率

書き方少し変えます


破壊神ビルスとの戦闘が始まって15分が経過していた。

 

(クソ…フュージョンの残り時間は後15分って所だが…一向に体が同調しねぇ…)

 

現在、カキャロットの体の同調率は40%で停滞していた。それにビルスは痺れを切らしていた。

 

「ねぇ、そろそろ実力見せてくれよ?こんなものじゃないだろ?超サイヤ人ゴッド?」

 

「当然だ。だけどちょっぴり調子悪くてさ、少し待ってくれないかな?」

 

「あっそ、なら…」

 

ビルスが手から気弾を地球に向けると…

 

「やめろ!貴様、人間の命をなんだと思ってる!!!」

 

「これは神の戦いだ。愚問だね。」

 

そう言ってビルスは圧縮気弾を発射する。

 

「クソが…受け止めて…やる…!!!」

 

しかし、圧縮気弾威力は想像を越えていた。

 

「このパワー…ヤバイ…」

 

「サヨナラだ。超サイヤ人ゴッド。」

 

「こんなところで…ッッ終われるかァァァ!!!」

 

するとカキャロットから突然赤い気を発した。

 

「へぇ…それ面白い技だね。」

 

「界王拳って技だ。」

 

「でも…そこまでだね。」

 

「」

 

ビルスは一瞬でカキャロットの背後を取ると手刀でカキャロットを気絶させ、気弾でカキャロットを地球もろとも破壊しようとする。

 

ーーーーーーーー

 

海のなかだろうかそこで悟空は一人浮いていた。

 

(あれ?オラどうしちまったんだ?)

 

(まったく、いつまで寝てるつもりだ?親父。)

 

(あれ?オメェキャロンか?)

 

そこには超サイヤ人ゴッドのキャロンが立っていた。

 

(それより、早く起きたらどうだ?)

 

(?)

 

(アンタは俺の親父孫悟空だ。不可能なんてない。それが孫悟空だろ?なら早く登ってこいよ。神の世界に。)

 

ーーーーーーー

 

「ハァァァーーーーッッッッ!!!」

 

突如ビルスが放った気弾が爆発する。

 

「へぇ、良いじゃん。それが本当の力?」

 

「完成度としては100%って所だ。待たせたな、これがお望みの超サイヤ人ゴッドだ!!!」

 

紅く輝くカキャロット

 

 

破壊神の気を放つビルス

 

この二人が今…

 

 

ぶつかる!!!

 

「喰らえ!!!」

 

パンチを喰らわせるがビルスがカウンターで入れ返す

 

「お返しだよ!」

 

「なら…お返しの返しだ!!!」

 

二人の戦闘が続く。その余波は地球に被害をもたらしていた。

 

「…凄まじい戦いだ。この戦いお前はどう見る悟飯。」

 

「はい、ピッコロさん。今の所互角と言った感じですが…」

 

「あぁ、ビルスの野郎。まだ全力じゃないな。」

 

ーーーーーーーーー

 

「かーめーはーめー…波ァァァ!!!!」

 

かめはめ波をビルスに浴びせるが…

 

「うん。面白い技だ。ベジータ王子のギャリック砲にそっくりだね。」

 

ダメージはあまり無いようだ。

 

(不味いなフュージョンの残り時間はもう10分も無いな…)



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12話カキャロットの提案地球滅亡!?ビルスのフルパワー

なんか今回全体的に雑になりました。


「面白くなってきたねぇ。さぁもっと上へ行けるだろ?見せてくれよ。」

 

「悪いな。どうやら、もうフュージョンを維持する時間が10分もない。それに、悟空が超サイヤ人ゴッドの状態から解除しかかってる戦えて後3分ってとこだ。そこで、提案なんだが…」

 

「うん?なんだい?」

 

「ビルス様がフルパワーでドデカイエネルギー弾を俺達に撃つそれを俺達は全力で止める。止めたら地球を破壊するのはナシってことで。」

 

「分かってるのかい?僕はまだ…」

 

ビルスがそう言いかけると…

 

「分かってるさ。今アンタが出してるパワーは7割か8割ってとこだろ?俺達がこのまま戦ってフュージョンが切れたら、それこそ終わりだ。だから俺は一番確率が高い方法を取ったに過ぎねぇよ。」

 

「誤算だったな。」

 

ビルスは超特大のエネルギー弾を生成する。

 

「あぁ、誤算だった。アンタの力がそこまでとは、こりゃ俺も地球も一緒にボカンかな?」

 

「…覚悟は良いな?」

 

「来い!!!」

 

ビルスが超特大のエネルギー弾をカキャロットに向けて投げる。

 

「クッ…ここまでとはな…!!!」

 

カキャロットの同調率は85%程だが100%になってもこのエネルギー弾は押し返せないだろう。

 

「マズイ…非常にマズイ…せめて、あの変身が出来ればッ… 」

 

「さようならだ。カキャロット君の事僕は忘れないよ。」

 

~~~~~~~

 

服が焼ける

体が焼ける

意識も焼ける

 

あぁここで楽になって全てを諦めてしまおうか

 

 

違う

それでは意味が無くなる。

キャロンが幼少期から守ってきた地球

今ここで地球が破壊されればそれらは全て無駄になってしまう。

 

~~~~~~~

 

強い

 

破壊神ビルスはひたすらに強い

 

自分では到底敵わない相手だ。

 

ー越えたいー

 

破壊神ビルスに勝ちたい

 

地球も仲間も神も関係ない

今の悟空の心にあるのは勝ちたいと言う闘争心

 

~~~~~~

 

だからカキャロットは立ち上がる

今の自分には

 

キャロンと

孫悟空と

 

俺がいる!!!

 

~~~~~~~~

 

突然だった。

 

ビルスのフルパワーの気弾の中から蒼い光が漏れだしたのだ。

 

「あれは…何だ!?」

 

ビルス本人が驚くのも当然だろう。

 

ここから先は自信の予知夢の先ー

 

超サイヤ人ゴッドより上の世界だ。

 

「ハァァァァーーーーー!!!!!」

 

蒼い光が自身の気弾を呑み込んでいく

 

「これは!?」

 

初めて見る光景だった。自分のフルパワーの攻撃を神以外に受け止められるのは

 

次第に蒼い光は大きくなり、気弾を押し潰した。

 

蒼い光を発していたのはまぎれもなくカキャロットだった。

 



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13話 その後とその先

あらすぎ
蒼き光を放つ者が地球を救った


「驚いた。まさか本当に止めてしまうとは。」

 

ビルスは確かにフルパワーでカキャロットを攻撃した。

だがカキャロットはその攻撃を受け止めたのだ。

 

「ハァ…ハァ…約束だ。地球は…」

 

「あぁ、約束は守ろう地球は破壊しないでおいてあげよう。今回はね?」

 

「そりゃ…良かった。」

 

ちょうどフュージョンが解け、悟空とキャロンに戻った。悟空の方は完全に気を失っていた。

 

「どうやら、孫悟空の方が足を引っ張ってたみたいだね。君と同じレベルに孫悟空が到達してたら僕を倒せたかもしれないのに。」

 

「そりゃ、無理だ。俺の見立て30分以内に倒すのは無理だ。」

 

「そっか、その合体30分しか出来ないのか。残念だ。」

 

「次はさっき見せたあの蒼い超サイヤ人の真骨頂見せてやるよ。」

 

「へぇ、やっぱりまだ先があるんだね?また僕と戦ってくれよ。」

 

「あぁ、必ず。約束だ!」

 

「久しぶりだこんなに満たされた日は。ウイス!帰るぞ!!!」

 

「あ、ちょっと待ってくださ~いビルス様~!」

 

下で待機していたウイスが昇ってくる。

 

「あ、そうそう。ビルス様!聞きたいことがあるんだけど!」

 

「ん?なんだい?」

 

「ビルス様が住んでる星って界王神様の瞬間移動で行ける?」

 

「あぁ、界王神の瞬間移動で行けるよ。じゃあ、またな。」

 

そう言うとビルスとウイスは目映い光に包まれて、どこかへ飛び去ってしまった。

 

「さてと、俺達も帰るか。親父~何時まで寝てんだ!ブルマさんのとこ戻るぞ!!!」

 

~~~~~~~~~~~~

 

こうやって戦いは終り俺達はブルマさんの誕生日パーティーを続行した。

豪華な飯を俺と親父は食べた。こうして振り返ってみると、飯が旨いからビルス様は地球を破壊しない気がしてきた。

 

こうして激動の一日は終り、皆それぞれの日常へ戻っていく。

 

俺は久しぶりにパオズ山へ戻った。

正直親父が畑を上手く出来るとは思っていなかったのだが、案外上手く言っていた。野菜を降ろしてる市場の人達とも仲良くしているらしい。

 

そしてー

 

 

「界王神様頼む。」

 

今日俺は界王神様の瞬間移動でビルス様の星に向かおうとしていた。目的はただひとつ。

 

「分かりました。それでは行きますよ。カイカイ!」

 

~ビルスの星~

 

「おや、キャロンさん。今日は一体何用で?」

 

「ウイスさん。今日はお願いがあって来たんだ。」

 

「何でしょうか?」

 

「俺に修行をつけて欲しいんだ。」

 

「お断りします。」

 

「まぁまぁ、そう言わずに…ところで、この星ってゴキブリとかいるの?」

 

「え?まぁ…数が多くて困ってます。」

 

「なら、コイツの出番だ。」

 

「何ですか?コレ」

 

「地球の便利グッズゴキブリホイホイだ。コイツがあればゴキブリが寄ってきて粘着力のある床に引っ掛かってて仕留めるっていう道具だ。ちなみに俺が改造してある。」

 

「ほう…」

 

「使えば分かるってこれあげる。」

 

「使ってみます。」

 

「俺に修行つけてくれればブルマさんにコンタクト取って美味しい物食べに行ったり、この他の便利グッズも提供するから考えてくださいね~。」

 

そう言ってキャロンは界王神と共に帰っていく。

 

「さて、使ってみますか…ゴキブリホイホイ。」

 

次の日ゴキブリが大量に捕獲出来たようでウイスさんはキャロンを弟子に取る事を決めたとか。



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14話 火災発生!キャロン、悟天出動せよ!

久しぶりです


オッス!オラキャロン!前回のお話でウイスさんの星で修行させてもらえることが決まったんだ!!

 

 

 

 

「決まったハズなんだけどなぁ…」

 

改めて、俺の名はキャロン歳は20

前回ウイスさんの星で修行することが決まったら話を聞いたベジータさんが修行に来てさらにその話を聞いた親父が来た。

 

そして俺は自宅の畑のためにこうして半年も修行してないのにこうして家で畑仕事…

 

「トホホ…」

 

だが俺は意外とストイックなのだ。

超サイヤ人の変身の切り替える修行したり今も気の消耗がそれなりにある蒼い超サイヤ人ゴッドになりっぱなしでいたりする。

 

 

そして畑仕事が終わると悟天と修行したりする。

 

「ねぇ、キャロン兄ちゃんそろそろ超サイヤ人3の特訓をしたいんだけど…良いかな?」

 

「…うん、悟天はもう超サイヤ人2を完璧に使いこなしてるし、充分だね。」

 

「わーい!やったぁ!」

 

「だけど、勉強も頑張らなきゃ駄目だぞ?」

 

「うん!」

 

すると、チチが向かって来た。

 

「あ、勉強の話をすれば勉強の化身みたいな人が来たよ。」

 

「兄ちゃんお母さんに聞かれたら怒られちゃうよ。」

 

「………!!!」

 

「なんか言ってない?」

 

「キャローン!大変だぁ!ゼェハァ…ゼェハァ…」

 

 

「母さん落ち着いて!何があったの?」

 

「向かいの山で山火事だべ!しかもその場所がいつも野菜を下ろしている市場って聞いたべ!」

 

「なんだって!?悟天!行くぞ!」

 

「うん、兄ちゃん!」

 

キャロンと悟天は向かいの山に向かって飛び立った。

 

 

~空中~

 

「悟天、俺達の目的は火災の鎮火と、人の救出だ。」

 

「それなら、火を止めるなら一気に気で止めちゃえばいいんだよ!」

 

「それだと、衝撃で多分何人か死ぬぞ?聞いたところそこそこ大規模な火災だし人命救助が優先だ。分かったな?」

 

「ハイ!」

 

 

 

~~~~~

 

 

 

~市場~

 

辺りは既に火の海で、あの世の地獄と刺し違えないと言っても過言では無いくらいの炎の勢いだった。

 

「今にも消えそうな気の人達が大勢いる…」

 

「悟天、人を発見したら、気を分け与えて煙を吸わないように口を気のバリアで包むんだ。」

 

「うん!」

 

「よし、行くぞ!」

 

~~~~~~~

 

かなりの人数を救助したキャロン達は今後の作戦を立てていた。

 

「どうする兄ちゃん?とりあえずここら辺の人達の救助は終わったよ。」

 

「悟天はこの人達を安全な所までの誘導よろしく。」

 

火災と言っても怪我無しの者や、軽傷の者達もいた。

 

「それはいいけど、兄ちゃんはどうするの?」

 

「俺はまだ避難し損ねた人が居ないか見てくるよ。」

 

「うん、分かった!」

 

「それじゃあ、しっかりやれよ悟天!」

 

~~~~~~~

 

(いない…ってことはもう逃げ遅れた人はいないってことか)

 

 

キャロンが捜索を切り上げようとしたその時…

 

 

「助けて…ください…」

 

「ッッッッッ!?」

 

そこには蒼い髪の少女が泣きながら自分に助けを求めていた。

 

キャロンはその存在を察知出来なかった。

 

そう、その少女は一切気を発していなかったのだ。



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15話 地底人の内部戦争勃発!その野望とは?

「―助けてください…。」

 

「ッッッ何者だ!!」

 

「―助けてください…。」

 

その蒼い髪の少女はそう言うと消えてしまった。

 

「…一体どうなっているんだ…?」

 

試しに深く気を探る

 

 

 

「…」

 

ない…いや、ある!

 

「ここから地下数百メートルの場所に今にも消えそうな気が…それに地下ってことはさっきの少女は地底人だとでも言うのか!?」

 

 

―――――――

 

―地底巫女の間前―

 

「フフフ…どうやら最強の地底民族最強戦士である貴様も私の力には勝てないようだな…。」

 

狼の風貌をした人間の様な獣人がそこにいた。

 

 

 

「クソ…ここまでか…」

 

一方、此方も狼の獣人の様な風貌である。

 

「我らの先祖が地上から追放され、早1000年。我らは力を手に入れた。今度は我らが地上を支配するのだ。そこでだ、貴様の力を地上征服の為に貸すつもりはないか?」

 

「抜かせ!!!そんなことは我らが巫女様が望まぬ所業!!!」

 

「そうか…残念だよ…」

 

リーダー格の男が一瞬で接近し、強烈な一撃を叩き込む。

 

「くたばれ!!!」

 

「ゴハァッッッ…」

 

男は動かなくなった。

 

(あぁ…巫女様…どうかご無事で…)

 

 

―――

―大扉前―

 

「ここが巫女様のいる大扉か…」

 

その大扉は強固な作りになっており、そう簡単には突破出来ない様になっていた。

 

「だがッッッ!!!」

 

男が気を溜める

 

「ハァァッッ!!」

 

男が扉を殴り飛ばしてしまった。

 

―――

 

―巫女の間―

 

「!?」

 

蒼い髪の少女がそこにいた。

 

「おぉ!巫女様!」

 

「貴方は…」

 

「おや、失礼!自己紹介が遅れました…」

 

「いえ、結構。あなた方の目的は私に地上侵略の為の傀儡になれとそうおっしゃるのでしょう?」

 

その少女の目は透き通ったような蒼い目だった。

 

「お話が分かるようで何よりです。では早速協力を…」

 

しかしその言葉を遮るように少女は言う。

 

「お断りします。先祖からの伝えを忘れましたか?」

 

「えぇ、覚えていますとも 地上に侵攻せし者力を身に付けなければ滅ぼされるであう。でしょう?しかし、私は力を手に入れた!!!地上の人間達に負けぬ力を!!!同士達もいる!この場にはおらぬが、今頃地上に向けて侵攻を開始しているだろう!!!」

 

「それは同士ではなく、あなたが死体にし、狼族の誇りを失った貴方の思うがまま動く道具でしょう?道具を同士とは呼びません。」

 

「ほう、巫女様の不思議な力で全てお分かりの様だ…では我々に従わないということは、何を意味するかお分かりですね?」

 

「えぇ―」

 

その少女は澄んだ瞳をしているが、どこか全てを諦めた顔をしていた。

 

(あぁ―)

 

死を覚悟した。

 

そこへ

ソイツは現れた

 

 

「地上を侵攻とはそれは見過ごせないな…。」

 

「誰だ!?」

 

ソイツは名乗った。

 

「お前らの言う地上人だよ。」

 

 




狼族
その昔、アニマリンが流行する前の話、人は獣人達を追放していた。狼族はその中の一つ

巫女
狼族では数十年に一度狼としてではなく素の人間のまま産まれるケースがある。そしてその者は超能力を有している。


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16話 決着…しかし…

前回のあらすじ
地底戦争勃発!
キャロンが遠い僅かな気を辿って瞬間移動してきたぞ!


「な…地上人だと!?」

 

「あなたは…一体…!?」

 

「そっちのお嬢さんとは一応顔見知りなんだがな。アンタだろ?俺に助けを求めたのは。」

 

「えっ…えっと、それは多分私の分体でして…」

 

「成る程そういうことか。で、だ。」

 

「地上侵攻の話詳しく聞かせてくれないか?」

 

「フン!地上人に話すことなどないわ!!!」

 

「オイオイ…そう言うなよ…俺もその話に興味がある。」

 

「な、!?貴方私に力を貸してくれるのでは!?」

 

「…」

 

「ほう、地上人にしては良い心掛けだ。良かろう教えてやろう。手始めに我が地底軍は現在地上人の街を焼き払っている所だ。そして…」

 

その男からその先の言葉が紡がれることはなかった。

 

「ゴハァ!?きっ…貴様…何を…協力するのでは…」

 

「俺はお前の計画に興味を持っただけだ。しかし、まさか放火とはな…悟天!!!聞こえているか!」

 

―地上―

 

「うん!聞こえているよ兄ちゃん!」

 

 

「市場の近くに火を付けた奴らがいるハズだ!それを探すんだ!」

 

「でも、近くに気は感じないよ?」

 

「恐らく死体を道具として操っているからだろう。かなりの数がいるらしいから油断するなよ。」

 

「うん!わかった!」

 

 

―地底―

 

「なにを…一人でぶつぶつと言っているんだ…」

 

「なに、お前にはもう関係ないことだ。」

 

「なっ…舐めるなぁ!!!」

 

最後の力を振り絞り男はキャロンに襲いかかるが…

 

「戦闘能力200ちょいって所かな。確かにこれなら昔なら地上を征服出来たかもな。」

 

「だが、今の地上はそんな力では通用しないぜ!!!」

 

お返しに鋭いパンチを浴びせる。

 

「グ…」

 

男は倒れた。

 

すると同時に悟天から連絡が届いた。

 

「兄ちゃん!変な奴らの掃討終わったよ!」

 

「良くやったぞ、悟天!しかし、まだ油断するな!奴らは気を発しないからどこかに隠れ潜んでいるかもしれんからな!」

 

「うん、気を付けるよ!」

 

「あの…」

 

「うん?」

 

その声は先程の凛々しい声とは違い弱々しかった。

 

「あなたは…一体…」

 

「あぁ、さっきは騙すみたいなマネして悪かったな。俺は君の味方だよ。」

 

「味方…?」

 

「そう、味方だ。」

 

「なら、なんでもっと速く来てくれなかったの!?!?」

 

突然少女が声を荒く叫ぶ

 

その少女の言葉には悲しみが込められていた。

 

「あなたがもっと…もっと早く来ていれば…皆死ぬことはなかった…」

 

「それは…」

 

「なんで…なんで…どうして…どうして!!!!」

 

酷く理不尽な言葉であった。

今回の件は地上から遠く離れていた地底での事件。キャロン達はそもそも地底の存在を知らず気を探るなど考えもなかった。

 

キャロンは少女を優しく抱き締めた。

 

まだ3つにも満たない少女が泣き止むまで優しく抱いた。

 

「どうして…どうして…どうしてぇ!!!」

 

「…」

 

「あっあっ…あぁぁぁぁぁ…」

 

その言葉は巫女の間で木霊した。

 

 

 

 




蒼い髪の少女
しかし、その実態はまだ産まれて3年も経過していない少女と言うより、幼女。術がかけられており、その術は先代の巫女を憑依させる物で悟天が死体となり操られた術士を倒した際に解かれた。

一般地底狼
男狼と似ているが体毛が青い

死体軍団
リーダー格の男が狼族を殺し、その死体を操り、形成した軍団その数約1万ちなみに悟天が気持ち悪がってかめはめ波で一瞬で殲滅させた。


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17話 龍に願いを

―巫女の間―

 

そこでは時間が経ち少女が泣き止んでいた。

 

「それで、これからどうするつもりだ?」

 

「私は地底人最後の生き残りとして、使命を全うします。」

 

「…ほう。」

 

その眼は仲間を失い孤独で寂しく悲しい目だったが、同時に強い眼を感じさせた。

 

「もし…もしも今回の事件で死んだ仲間達が生き返ると言ったらどうする?」

 

「それは、とても素晴らしいことですね。ですがもしもの話をしても虚しくなるだけです。」

 

「うん…じゃあ言葉を訂正しよう。」

 

「え?」

 

「ドラゴンボールという球がある。それを七つ集めると願いがなんでも叶う。今回の事件の被害も元通り死んだ皆も生き返るという訳だ。」

 

「え?」

 

―カプセルコーポレーション―

 

 

「という訳で、ブルマさんドラゴンレーダー貸してください。」

 

「そんな事情があったのね…構わないけど…」

 

「ハワー」キラキラキラ

 

目をキラキラさせてる

 

「あの娘って地上に出るの初めてなんでしょ?」

 

「あ、そうらしいです。」

 

「凄い…!地底とは大違いだ…!!!」

 

「凄い興奮してるな。」

 

「あ、そういえばあの娘の名前ってなんなの?」

 

「そういえば聞いてませんでした。」

 

(目をキラキラさせた少女に訪ねるのはちょっと気が引けるがまぁ仕方ない。)

 

「あのー少しよろしいかな?」

 

「キラキラキラキラ…は!?あ、はいなんでしょうか!」

 

「そういえば自己紹介まだだったよね?俺の名前はキャロン君は?」

 

「…ありません。」

 

「嘘!?地底人って名前付けないの!?」

 

「ブルマさん少し落ち着いて。」

 

「代々巫女は名前を付けられるのではなく、巫女様と呼ばれます。巫女様じゃ、不便だし私もみんなみたいに名前が欲しいんですけどね…」

 

「名前か…!!!良いこと考えた!ブルマさん少し耳貸してゴニョゴニョ…」

 

「良いじゃない!キャロン君ナイスセンスだわ!」

 

「早速集めて来ます。この娘よろしくお願いします。」

 

――――

 

―10分後―

 

「いでよ神龍!!!そして願いを叶えたまえ!!!」

 

言葉を放つとドラゴンボールから目映い光が発せられそれが龍の形となって現れた。

 

「……凄い!!!」

 

「これが神龍だ。さぁ、どんな願いでも叶うよ。」

 

「ドラゴンボールを七つ集めし者よ…おまえの願いを叶えてやろう…」

 

「さぁ。」

 

「…地底人の内乱によって生じた被害、及びその人命を全て甦らせてください!!!」

 

「容易い願いだ…。」

 

神龍の目が赤く光ると火事によって焼け野原と化した市場や、傀儡と化した地底や、死亡した地底人達も全て甦った。

 

 

「さぁ、二つ目の願いを言うがいい。」

 

「え!?願いって何度も叶えられるのですか!?」

 

「地球の神が新しくなったとき私もグレードアップされ、三つの願いが叶えられるようになったのだ。」

 

「キャロンさんどうしましょう…」

 

「じゃあ、俺がいいかな?」

 

「はい、どうぞ!」

 

「神龍!!!この娘に名前を付けてやってくれ!!!」

 

「えっ…本当にそれが願いで良いのですか!?もっと他に願いが…」

 

「別に特に願いも無いし、神様が付けた名前なら地底人のみんなにも受け入れられるだろ?それとも迷惑だった?」

 

「…いえ、迷惑なんかじゃないです!嬉しいです!!!」

 

少女は涙を浮かべてそう答えた

 

「了解した。………」

 

「なんか、遅いわね。」

 

「迷ってるんじゃないんですか?」

 

「そこの少女お前の名は…」

 

「ウルプスだ。」

 

「ウルプス…良い名前です!!!」

 

「ウルフとルプスを繋げてウルプスか。良い名前じゃないか。」

 

「さぁ、後一つの願いを言うがいい…」

 

「あーもう願いは無いから、ありがとな!神龍!」

 

「では、さらばだ…!」

 

そうすると神龍はドラゴンボールと共に消えていった。

 

「さ、ウルプス!地底まで送るぜ。事後処理とか色々あるだろ?」

 

「そんな…!そこまで付き合わせる訳には…」

 

「反乱の主犯格とかいるだろ?ソイツら暴れたらどうするんだよ?」

 

「そ、そうでした!早く行きましょう!」

 

するとキャロン達は瞬間移動で消えた。

 

後に主犯格の男を裁いたり、市場の人達に色々と説明をして回った。



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18話 ウイスさんとの修行!

超サイヤ人3が活躍します。


ベジータがビルスの星に来たばかりの頃…

 

 

 

―ビルスの星―

 

 

 

 

 

「ベジータさんがこの星に来たことですし、今日は私と1対1でやってみましょう。」

 

これまで、キャロンが家事手伝いをしていたが、ベジータが来たことによって家事手伝いを任せていた。

 

「よし、それじゃぁ…!!!」

 

キャロンは超サイヤ人ゴッド超サイヤ人に変身する。

 

「いきなり超サイヤ人ゴッド超サイヤ人ですか。」

 

「なぁ、超サイヤ人ゴッド超サイヤ人なんだが名前長いから改名しないか?」

 

「それじゃあ、超サイヤ人ブルーにしましょう。」

 

「まぁ、それが一番キマってるかな。」

 

「それじゃあ…ハァ!」

 

キャロンがウイスに殴りかかるが、ウイスはその一挙手一投足を全て読み躱した。

 

「それが、ウイスさんの言う体が勝手に動く奴か?」

 

「えぇ、キャロンさんもいつかはここまで来ることが出来るバズです。」

 

「なるほど…」

 

そう言って超サイヤ人ブルーの変身を解除する。

 

「?超サイヤ人ブルーはもう終わりですか?」

 

「まぁ、超サイヤ人ブルーはまだ極めてる最中だしな、俺は完成してない変身はあまり実戦で使いたくない主義なんだ。」

 

「ほう…ならば超サイヤ人ゴッドですか?」

 

「確かにゴッドはもう既に完成しているが、それでもブルーの劣化だ。さっきの二の舞になるのがオチさ。」

 

「ならば…?」

 

「そうさ…!!!」

 

キャロンは気を溜め始めた。

 

「超サイヤ人や2、ゴッド、ブルーとも明確に違う変身…!!!」

 

「超サイヤ人3だぁぁぁぁ!!!」

 

キャロンは壮絶な雄叫びを上げると超サイヤ人3に変身した。

 

「…正直落胆です。悟空さんの変身を見ていましたが、それは消耗も激しく、あまり実戦向けではありません。ゴッドやブルーの方が良かったのでは?」

 

「あなた程の実力者が実力を見間違えるとはな。親父の3もベジータさんの3もまだまだ未完成の物。かと言って、実は俺も超サイヤ人3を完成させたとは言えないんだが、完成度は圧倒的に俺の方が上だ。」

 

「ほう…」

 

「さぁ!見せてやるぜ!!!これが、限界を越えた超サイヤ人3の力だぁぁぁ!!!」

 

そう言ってキャロンはウイスに接近する。

 

(先程と同じ…ではない!?)

 

キャロンの拳がウイスの顔を捉えた。

 

「どうだ?1発当てたぜ?」

 

「確かに違う様ですね。良ければ教えてくれませんか?」

 

「良いぜ。超サイヤ人は元々体内のS細胞が増える状態を指すが、超サイヤ人や超サイヤ人2に比べて超サイヤ人3は異常とも言える程にS細胞が活性化&増加するんだ。ちなみに超サイヤ人の特徴的な髪だがS細胞によって色々と変化する。超サイヤ人3は他に比べて髪の変化がスゲェだろ?つまり、それほどS細胞が増えてるってことさ。まぁ、そのせいで気の消費量が激しいのが玉に瑕だけどよ。」

 

「なるほど…ですが、超サイヤ人3がゴッドやブルーに匹敵するのは一体?」

 

「元々超サイヤ人3が強力な変身で、俺達の体がついて行けなくて、体がリミッターをかけて強化が小さいものになってるんだ。だから鍛えれば完成させたときはゴッド以上ブルー未満でしかも頑張れば消耗を抑えられるっていうメリット付きだ。」

 

「なるほど…では修行を再開しましょう!」

 

「あぁ!!!」

 

――――――

 

 

 

先程とは撃って変わって防戦一方のキャロンだが…

 

「ッッ!」

 

一瞬で超サイヤ人ゴッドに変身し、攻撃をいなす。

 

「ほう…」

 

すかさず、反撃に入るが既にウイスは防御体勢をとっていた。

 

「ハァァァ!!!」

 

今度は超サイヤ人3に変身し、強引にウイスの体勢を崩していく姿勢だ。

 

「ならば…」

 

ウイスが防御の姿勢を変え、カウンター寄りの型になったそのとき

 

「そこぉ!!!」

 

超サイヤ人ゴッドに変身、ウイスの防御を解き1発喰らわせた。

 

「なるほど、超サイヤ人の種類に応じて戦闘スタイルを変えていますね?」

 

「そういうことさ。」

 

「ですが…」

 

急にウイスが接近する。

キャロンは対応するが…

 

「ガハァッッ…」

 

腹部に強烈な一撃をもらってしまう。

 

「それでは、自分の戦闘スタイルは○○だと大声で言っている様なものです。」

 

「…なるほど…改善点だな。」

 

「ベジータさんの家事手伝いも終わったことですし、今日の修行はここまでにしましょう。私はベジータさんを見てきます。」

 

「分かりました。ありがとうございました!」

 

――――

 

遠い宇宙

 

「私とタゴマで地球に潜入し、ドラゴンボールを使用する!そしてフリーザ様を生き返らせる!もうこれしか道は無い!シサミ!留守中の軍は任せたぞ!」

 

「御意。」

 

新たな戦乱の兆しが…

 




超サイヤ人3
S細胞の活性化、増加が激しく戦闘力の増加も激しい。
キャロン達は肉体が超サイヤ人3の強化に付いていけず、リミッターをかけているが、かと言ってS細胞の活性化&増加は収まらないので持続力が短い。この作用はs細胞の活性化と増加が他の超サイヤ人に比べて異常だからと思われる。


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幕間 昔話サイヤ人編

悟空とベジータがウイスの杖の中で超サイヤ人ブルーになる修行をしていた頃外では…

 

「そういえば、孫悟空がフリーザを倒したんだよね?」

 

ビルス様がピザを頬張りながら話しかける。

 

 

「え?あ、はいそうです…」(正確には違うけど倒したっていう意味なら正しいよな)

 

「それってどんな感じだったの?確かサイヤ人って戦闘民族って言ってもフリーザには足元にも及ばない集団だったじゃない?それがなんでフリーザを倒すのになったのか気になってね。」

 

 

「それはウイスさんから聞いていると思いますが、超サイヤ人の存在が大きいですね。こちらの手札を全部切ってフリーザに立ち向かって、それで倒せなくて、絶体絶命の大ピンチで親父が超サイヤ人に覚醒しなかったらナメック星もろとも宇宙のチリでしたね。」

 

「ふーん…」

 

「しかし、ビルス様も珍しいですね。俺達の昔話を聞きたがるなんて。」

 

「別に、気になっただけさ。正直アイツより強い奴はこの宇宙では出てこないって思ってたからね。」

 

「え?魔人ブウは?」

 

「あー、界王神が死にかけたアレか?その時僕は寝てたから知らん。」

 

「あー、なるほど…じゃあフリーザという昔の単語が出てきたので俺が戦場に出てから、フリーザを倒すまでの話をしましょう。」

 

 

―エイジ761―

 

 

「ある男が地球に襲来した時俺の人生は変わった…いや、動き出したんです。」

 

平和に暮らしていたある日、突如として自分を孫悟空の兄と名乗るサイヤ人ラディッツが襲来。

当時の2トップである孫悟空とピッコロがこれに立ち向かい、孫悟空が相討ちになる形でラディッツを撃破、スカウターで話を聞いていたベジータ、ナッパは一年後地球にやってくるのでした。

 

「え!?孫悟空死んじゃったの!?それに兄弟で殺しあったのか…」

 

「はい、ドラゴンボールで復活出来るのですが、一年後さらに強いサイヤ人であるベジータとナッパが来るので、そこで界王様の元で修行したんです。そこで親父は元気玉と界王拳を身に付けたんだとか。」

 

「ふーん君は何してたの?」

 

一方キャロンは生き残ったピッコロの元で才能を見せた孫悟飯と一緒に修行することになりました。そして迎えた一年後、ベジータ、ナッパによってヤムチャ、餃子、天津飯そしてピッコロが殺されてしまい、残ったのはクリリンと孫悟飯とキャロンでした。

 

「当時いた戦士はみんな俺より強くって経験もありました。兄貴は震えてましたけど、俺はそんな先輩方を見て俺は成長出来たんです。」

 

「へー、地球って結構戦士がいたんだね。」

 

「まぁ、今だと引退してる人もいるから前線張れるのが天津飯さんかギリギリクリリンさんぐらいですけどね。この話はそこで親父が間一髪助けに来てくれてなんだかんだあってベジータさんを撃退して、ナメック星のドラゴンボールでみんなを蘇らせようってなる訳です。」

 

「ふーん…あれ?なんで悟空はすぐ来なかったの?」

 

「あー、その時確か界王様が蛇の道を通って下界に降りる時間を計算してなかっただからとか」

 

「おっちょこちょいだねーん…おいウイスピザが切れたから出してくれ」

 

「ピザは杖の中にありますよ。今杖は悟空さん達が使ってるので出せません。」

 

「僕の食事が最優先だ。早く出してくれ。」

 

ウイスが杖を持つと悟空とベジータとピザの空箱が弾き出された。

 

 

「!?これは…」

 

「なんだよーウイスさん、さっき良いところだったんだから邪魔しないでくれよー」

 

「おい、そのピザどうした?」

 

ビルスは空箱のピザを指差した

 

「あ、助かったぞビルス様!飯用意してくれなんてな!」

 

「それは…僕のピザだぁぁぁ!!!」

 

「いぃ!?逃げろベジータァァァ!!!」

 

「何故俺もなんだ!?」

 

「オメェだってピザ食ってたじゃねぇかぁ!」

 

「貴様らぁぁぁ!!!」

 

こうしてビルスは悟空、ベジータを追って行った。

 

「やれやれ、ナメック星の話をするのはまた今度になりそうだ。」

 

そんな平和の一時の一幕でした。



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幕間 昔話フリーザ編

ビルス星では今日も元気に3人のサイヤ人達が修行に励んでいた。

 

「よっし!ウイスさん、今日の修行はどんなことすんだ?」

 

「今日は皆さんに、隠れ鬼をしてもらいます。鬼は悟空さんとベジータさんにお願いします。」

 

「フン!隠れ鬼だと?何故そんな遊びをするんだ?」

 

「ここで貴方達の力を自分達で感じて欲しいんですよ。貴方達はこの星に来て我々には及ばないものの、かなり腕を磨きました。そこで隠れ鬼です。」

 

「なるほど…で、俺は何分間二人から隠れればいいんだ?」

 

「30分ということでお願いしますよキャロンさん。それでは今から3分間でキャロンさんは隠れてください。悟空さんベジータさんはそれまでここから離れないようにしてください。それでは開始!!!」

 

ウイスか、開始の合図が出るとキャロンすぐさま、その場を離れた。

 

 

―3分後―

 

「それじゃ、キャロンを見つけようぜ!ベジータ!」

 

「フン!俺が先に見つけてやる!!!」

 

(恐らく、キャロンは気を消してどこかに隠れているハズ…)

 

そう考えていたベジータだったが、早速考えが外れた。

 

『!!!』

 

「ベジータ!感じたか!?」

 

「あぁ!キャロンの気だ!」

 

二人が気を感じる方角に向かうとそこに確かにキャロンはいた。

 

「逃がさねぇぞぉ…ってアレ?」

 

「どうした?カカロット!」

 

キャロンを追跡しようとした悟空だったが、突如キャロンが幻影の様に消え、同時に発していた気も消えたのだ。

 

「キャロンがいきなり煙みてぇに消えちまったぁ!」

 

「何!?確かに、気も感じない…」

 

―少し離れた所―

 

「いやー、あの二人まんまと罠にかかったなぁ…」

 

そこではキャロンとビルス様が寝転がりながら飲み物を飲みながら駄弁っていた。

 

「ねぇ、キャロンお前の幻影を作ってるのは分かるんだけど、どうやってあんなに器用に分身を動かしてるの?多重残像拳とかじゃないんでしょ?」

 

「前に戦術を色々勉強してて、それを使ったんですよ。原理としては気をドームみたいに覆ってるんですよ。その気をここから遠隔操作してる感じです。」

 

「ふーん…そうだ。暇だしこの前話そびれたフリーザの話してよ。」

 

「あ、いいですよ。えーっとまずはナメック星に行く経緯ですね…」

 

前回ベジータ達から地球を死守した戦士達だったが、あまりにも代償は大きく、ヤムチャ、餃子、天津飯、ピッコロと4名もの命が失われた。そしてピッコロが死亡したことにより、地球のドラゴンボールが使用不能に…そこでベジータが言っていた「ナメック星にもドラゴンボールがある」という言葉を頼りにナメック星を目指すのだった…

 

――――

 

「ふーん、そんなことになってたんだ。」

 

「その時俺達はナメック星にフリーザ一味がいることを知らずに俺と兄貴とクリリンさんブルマさんでドラゴンボール集めの為にナメック星に行ったんです。ちなみに親父は大怪我で入院中でした。」

 

「仙豆っていう不思議な豆はどうしたのさ?」

 

「その時ストックを切らしてて栽培中でした。」

 

「ふーん。」

 

―――

 

一方悟空達は…

 

「ギャァァァァ!!!注射器を持ったキャロンがいっぱい居やがるぅぅぅ!!!」

 

「こっちは芋虫みたいなキャロンが居やがるぞ!コイツら全員偽者だカカロット!全員ぶっ飛ばせ!!!」

 

「いぃ!?嫌だよオラ注射は苦手なんだぁ!見たくも近すぎたくもねぇんだ!!!」

 

「何ぃ!?貴様注射器ごときで情けないぞカカロット!」

 

「オメェも芋虫触りたがらないじゃねぇかベジータ!」

 

―――

 

「何か向こうでは凄いことになってるね。」

 

「まぁ、嫌がることをするのは戦いの基本ですから。」

 

「ところで続きを聞かせてくれよ。」

 

「お、興味津々ですね。では…」

 

ナメック星に到着したキャロン一行は暴れるフリーザ一味を発見、そこで生き残っていたデンデを救助した。

追っ手であるドドリアから逃げる為、クリリンが太陽拳を使い逃走に成功するのだった。そしてベジータがドドリアを始末し、その後ザーボンにやられるが回復し、パワーアップしてザーボンを始末したのだった。

 

 

「後5分くらいで隠れ鬼が終わるので少し急ぎますよ。」

 

 

フリーザの右腕であるギニュー特戦隊がナメック星に到着し、特戦隊はあっという間にベジータ達からドラゴンボールを奪取し、ベジータは特戦隊の一人であるグルドを始末したが、続くリクームに敗北してしまった。

 

 

そこへ仙豆で回復し、100倍の重力で修行していた悟空が到着し、あっという間にリクームを倒し、バータも倒しジースを退けた。

 

今度はジースが隊長であるギニューを連れて現れるが界王拳10倍を発動した悟空の前には敵わなく、ギニューは悟空とボディーチェンジを行う。体が入れ替わったギニューと悟空。ベジータ達を始末する為に戦うギニューだったがあろうことかクリリンや悟飯、キャロンに押されてしまう。

 

入れ替わった体で戦闘力を発揮出来なかったギニューはそのままベジータにボコボコにされたが今度はベジータとのチェンジを目論む。

 

そこで悟空が咄嗟の判断で体を取り戻し、続けてチェンジしようと目論むギニューだったがチェンジの技を放つとカエルを放り投げ、ギニューはカエルになってしまった。

 

そしてベジータが睡眠を取る隙を突いてナメック星の神龍を呼び出し、願いを叶えたのだが…最後の願いを叶える寸前でベジータが起きてしまい、そこにフリーザが到着してしまい、さらにナメック星の最長老が死んでしまいドラゴンボールは使えなくなり、事態は最悪の状態になってしまった。

 

戦闘を開始するベジータとフリーザだったが、フリーザが第二形態に変身すると事態は急変し、ベジータがKoされてしまう。

そしてそこにネイルと同化したピッコロが到着し戦うが、フリーザが第三形態に変身すると形勢逆転となり、さらに最終形態に変身し、手も足も出ない状況となってしまうが、クリリンがベジータを半殺しにしてデンデが回復し、戦闘力を大幅に増したベジータとフリーザが戦うが、ベジータはフリーザに手も足も出ずベジータは生まれて初めての恐怖で震え、泣くのだった…

 

その後ギニューに体を奪われ傷を負っていた悟空が回復を完了し、仲間達の元に駆けつけ、フリーザと戦うが20倍界王拳かめはめ波、元気玉をもってしてもフリーザを倒すには至らなかった。

 

激昂したフリーザは見せしめとしてクリリンを殺害し、悟空が激昂し、超サイヤ人に覚醒フリーザと死闘を繰り広げたのだった。

 

「後はビルス様の知ってる通りです。」

 

「ふーん、なるほどね…そんないろんなことしてたんだね君達。」

 

「大変でしたよ。」

 

そんな話をしていると…

 

「隠れ鬼終了です~」

 

「あ、終わりましたね。じゃ、ビルス様!俺はここで!」

 

―――

 

一方悟空達は…

 

「注射は嫌だぁぁぁぁ!!!!」

 

「ニョロニョロしたのはやめろぉぉぉぉ!!!」

 

完封負けしていた。



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幕間 プリン

これは孫悟空達が魔人ブウを倒してまだ間もない時の話

 

 

孫一家は7年ぶりの一家団欒に心踊らせていた。

 

「あー、食った、食った!やっぱチチの作る飯は世界1だぞぉ!」

 

「もー、悟空さったらおだてても何も出ねぇぞ?」

 

「でも、母さんいつもよりご飯気合い入れて作ったでしょ?」

 

「…まぁな!」

 

『アハハハ!!!』

 

―そんな日が続くと誰もが思っていた―

 

「親父…」

 

「キャロン…」

 

「これから三度目の死を経験する感想はどうだ?」

 

「三度目か…三度目となるともう慣れちまったかな?」

 

「ケッ、一々癇に触る野郎だなぁ!」

 

『ハァァァァ!!!!』

 

両者超サイヤ人2に変身し、戦闘を開始する。

 

キャロンが拳に気弾を込め、拳を振るう。

それを悟空は気弾を避けつつ、キャロンに拳を振るおうとするが…

 

「ハァァ!!」

 

キャロンが気を解放し、衝撃のノックバックで悟空を吹っ飛ばす。

 

その隙を逃さずキャロンは追撃をかける。

 

「どどん波!!!」

 

速射で放ったどどん波が悟空に迫る。

 

「甘めぇぞキャロン!そんな攻撃が効くと思ってんのか!?」

 

悟空が速射で放ったどどん波を片手で弾くと…

 

「伸びろ如意棒!!!」

如意棒が悟空に迫る

 

「ッッ!?」

 

どどん波を隠れ蓑に放たれた如意棒は、悟空の体にクリーンヒットしてしまう。

 

「…中々やるなキャロン!」

 

「アンタが死んでる間に俺だって色々と修行したんだぜ?如意棒もどどん波もこの7年間の間に会得したんだぜ?」

 

「こりゃ、本気でやらねぇと負けちまうな…」

 

「超サイヤ人3か?あれは変身が長続きしないじゃないのか?」

 

「変身が続かないなら短期間で終わらせるだけさ。ハァァァァ!!!!」

 

悟空が超サイヤ人3を変身する構えに入る。

 

溢れ出る気の嵐は地球にいる戦士達を震い上がらせた。

 

―――

 

「ねぇ、パパ!この気って!?」

 

「あぁ、カカロットが超サイヤ人3になりやがる…!行くぞ!トランクス!」

 

「うん!」

 

 

―――

 

「これが…超サイヤ人3だ…」

 

「ガハァッ…!?」

 

超サイヤ人3に変身した悟空はすかさず、拳をキャロンに叩き込み、キャロンは気絶していた。

 

「悪ぃな…オメェに超サイヤ人3はまだ早かったか?」

 

―――

 

「カカロット!キャロン!一体どうした!?」

 

「あ、ベジータさん」

 

「トランクス君も来たの?」

 

「あの雰囲気…ただの修行じゃ無さそうだな…一体何があった!?」

 

「あー、えっとだな~」

 

「お父さんがキャロン兄ちゃんのプリン食べちゃったんだよ。」

 

「なんだと…?」

 

―30分前―

 

「オイオイオイオイオイオイ…オイオイオイオイオイ…おいおいおいおいおいおいおい…」

 

「ん?キャロンそんなおいおい言ってどうした?」

 

 

「冷蔵庫に置いてあったプリンが無いんだが母さん知らないか?」

 

「ん?知らんぞぉ?」

 

「悟天は何知らないか?」

 

「ん?知らないよ?」

 

「兄貴は?」

 

「知らない。」

 

「親父は?」

 

「プリン?昨日オラが食っちまったぞ?」

 

「オイ親父、あれにはキチンと俺の名前も入ってた筈なのに食ったのか?」

 

「いや~悪ぃなぁ~」

 

「つまり…親父はわざわざ名前まで書いてあった俺のプリンを無断で食べたと言うわけか?そういうことなのか?」

 

「あぁ…悪ぃなぁ…オメェのだって気付かなくてよ…でもまぁ、プリンくらい別に良いじゃねぇか!」

 

「……」

 

「キャロン?」

 

「表出ろ…久しぶりに…キレちまったよ…!!!」

 

「!?たかがプリンで騒ぎすぎだろ!?」

 

「あれはただのプリンじゃない…手に入れるのに3年も必要としたんだぞ…!」

 

「じゃあまた3年待てばいいじゃねぇかぁ!」

 

「“ふ“ざ“け“る“な“ぁ“ぁ“ぁ“!“!“!」

 

―――

 

「という訳なんだべさ。」

 

「それはカカロットが悪い。」

 

「うん、それは悟天のパパが悪い。」

 

「もしかして二人共そういう経験が…?」

 

『ブルマ(母さん)にやられた。』

 

「カカロット!貴様!キャロンに謝れ!」

 

「そうだ!そうだ!」

 

「え?ベジータ!?」

 

「貴様!キャロンに謝れ!」

 

「って言われてもなぁ……!?」

 

先程まで超サイヤ人3の攻撃を喰らって気絶していたキャロンが何処にもいないのだ。

 

「!?何処だ!?」

 

「遅ぇぜ!龍拳爆発ぅぅぅ!!!」

 

刹那、キャロンは真後ろにおり、超サイヤ人3に変身していた。ベジータに話しかけられた時の明確な隙を付いたのだ。

 

「グワァァァ!!!」

 

「」

 

龍拳を喰らった悟空は気絶し、龍拳を放ったキャロンは一瞬超サイヤ人3に覚醒したし、すぐに気絶してしまった。

結果として両者相討ちの形に終わった。

 

 

「カカロットに次いでキャロンまで超サイヤ人3に!?」

 

「凄いねパパ!」

 

「帰るぞ、トランクス!俺も修行する!」

 

「はーい!」

 

「ちょっと大丈夫だべかぁー!二人共ー!」

 

この後悟空はちゃんと謝罪し、プリンはブルマになんとかして貰って事なきを得たとか。



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19話 フリーザ親子修行開始

ビルス星で悟空、ベジータ、キャロンが修行を積んでいる頃…

 

―フリーザ軍の宇宙船―

 

「それで…」

 

「私とフリーザを生き返らせた、と言う訳か。」

 

「はい…お二人が不在の間、この、ソルベがフリーザ様達に代わり、フリーザ軍を指揮を取っておりました。」

 

「さて、パパ?僕達のやることは解っているね?」

 

「あぁ、フリーザよ。当然解っているぞ。」

 

『サイヤ人達の復讐!!!』

 

「さぁ!早速地球へ行くぞ!」

 

「お、お待ちをコルド大王!偵察隊からの報告では奴らはさらに力を付けた模様で…」

 

「お言葉ですが、たかがサイヤ人等無視しては…」

 

会話にタゴマが割り込んで来た

 

「貴方たしかタゴマとか言いましたね?」

 

「?えぇ…」

 

タゴマの胸に閃光が走った。

 

「な!?フ…フリーザ様…!?何を…!?」

 

「私達フリーザ軍がたかがサイヤ人ごときにこそこそ隠れて仕事をするのですか?こんなのがザーボンさんドドリアさんと同等とは片腹痛い物ですね…!」

 

「フ…フリーザ様…」

 

その言葉を放つとタゴマは意識を手放した

 

「タゴマ大丈夫か…!?息をしていない!?」

 

「そうですか?たかがこの程度で死んでしまうとは…汚いから片付けておいてぐださいよ?そのゴミを。」

 

「は…はい!」

 

一般兵がタゴマの遺体を運んで行く。

 

「で、どこまで話ましたっけ?長い間地獄にいたものですがら少々頭が回らないのですよ。」

 

「え、えっとサイヤ人達を倒す話を…」

 

「で、奴らはそこからさらに力を付けてのでしょう?」

 

「フリーザよ、成層圏から地球を破壊すれば良いではなか?いくら奴らが強くても地球を破壊すればサイヤ人は息絶えるではないか?」

 

「パパ?奴らはスカウター無しで居場所が分かる能力があるんだよ?現に前に地球に行った時に超サイヤ人が待ち構えていたでしょ?僕らが近づいたら即気付かれるよ。」

 

「…どうしたものか…?」

 

「トレーニングするよ、パパ。」

 

「え?」

 

「トレーニングするよ、パパ。」

 

「!?」

 

「別に不思議なことじゃないよパパ前までは僕達より強い奴なんていなかったからトレーニングなんてする必要無かったけど強い奴がいるならトレーニングして強くなればいいんだよ。」

 

「そうか…そういえばソルベよ、サイヤ人達はどれほど強くなったか何か指標みたいなものはあるか?」

 

「えっと…奴らは魔人ブウを撃退したという情報が…」

 

「何!?あの魔人ブウだと!?」

 

「フリーザ!地球からは手を引くぞ!」

 

「何を言っているんだい?パパ?」

 

「あの魔人ブウだぞ!?勝てる訳がない!!!」

 

「うるさい、とっととトレーニングに行くよパパ」

 

「嫌だぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

ちなみにこの後トレーニングはコルド大王が一番ノリノリでやってたとか




ゴールデンフリーザに覚醒させるまでにタゴマじゃ少し訳不足なのでコルド大王を復活させました。
復活のFじゃ出番ほぼ0だっから良いよねタゴマくん


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20話 フリーザ襲来

ここは西の都。

お馴染みのカプセルコーボレーションの本社がある。

 

そこへ2人の来訪者が現れた。

 

「私はブルマに地球の危機を伝えに、わざわざやってきたのだ!!!」

 

「あの…事前のアポイントメントを取って頂かないと、社長との対談は…」

 

「えぇい!話の分からん奴め!!!貴様はもう良いブルマを出せ!!!」

 

カプセルコーポレーション本社のエントランスで1揉め起こしているのは、銀河パトロール隊員のジャコと…

 

「ですから、アポイントメントを…」

 

「あ、あの…では私はあぽいんとめんと?を…」

 

キャロンが以前助けた地底世界の巫女、ウルプスであった。

 

「あ、では…」

 

受付の女性が紙とペンを用意しようとすると…

 

「オイ!この女の事はどうでも良いのだ!このスーパーエリートである私の事をだな…」

 

受付の女性とウルプスが困っていると…

 

「あ、ウルプスちゃんに、ジャコじゃない!久しぶりね!」

 

そこへブルマが現れた。

 

「あ、この子達は私の友達だからそのまま通して良いわよ。」

 

「かしこまりました。」

 

「久しぶりねぇジャコ、今日はなんて用なの?」

 

「そうだ!ブルマ!大変だ!!!あの宇宙の帝王フリーザが復活して1000人の兵士を連れて地球にやって来るぞ!!!」

 

「なんですって!?!?」

 

「おい、ブルマお前フリーザを一度倒した奴と友達らしいな?至急連絡するのだ!」

 

「あー、今孫君ビルス様の星に修行に行ってるから無理ね…」

 

「は?ビルス?そんなのはただの神話だ。」

 

「そういえばフリーザはいつ地球に来るの?」

 

「…後1時間くらい?」

 

「は?はぁぁぁぁぁ??????」

 

ブルマに戦慄が走る。

 

「何でそんなことを早く言わないのよバカ!」

 

急いでブルマは各Z戦士に連絡を入れる。

 

「バカ…」

 

―1時間後―

 

ブルマによってクリリン、ピッコロ、亀仙人、孫悟飯、天津飯が集結していた。

 

「クリリンさん、その頭懐かしいですね~」

 

「あぁ、18号さんに剃ってもらってな。それより、魔人ブウとガキ共はどうした?」

 

「魔人ブウは長期休眠中、ガキ共は避難させてある。悟空にそっくりのガキと自分を殺した奴にそっくりなガキがいれば即殺しに来るからな…」

 

「なるほど…悟飯よ、武術の鍛練は欠かさず行っていたか?」

 

「学者の方が忙しくってあまり…」

 

「まぁ…道着じゃなくてジャージで来ているしな…」

 

そんな他愛の無い話をしていると…

 

『!?』

 

「来たぞ!!!」

 

ナメック星で嫌と言う程見かけた宇宙船が地球へやって来る。

 

「おーい、みんなー!」

 

「ブルマさん!?何で来ちゃったんですか!?」

 

「どこに隠れても同じならフリーザの顔を拝んでおきたいでしょ?」

 

「おい!ブルマ!私はここまでだぞ!!!もう逃げる!!!」

 

「何よ!アンタ!ここまで来るならちゃんと戦いなさいよ!!!」

 

「あの~いっぱいいる人達となら戦えますけど…」

 

「!?そうだそれだ!私はフリーザ以外のその他大勢を相手しよう!オイお前、お手柄だぞ?名をなんと言う?」

 

「あ、ウルプスです…」

 

そこへ宇宙船の上部ハッチが開く

 

「出て来たぞ!!!」

 

そこから皆のよく知るフリーザと、もう一人トランクスにやられていたコルド大王まで現れた。

 

「お久しぶりですねぇ…皆さん?」

 

 



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21話 フリーザ軍Vs Z戦士

これまでお約束の次回予告入れてなかったので入れてみました。


おやおや、皆さん揃いも揃って…おや?孫悟空さんとベジータはどうしたのですか?」

 

「お父さんとベジータさんは、お前を倒す為に修行中だ!!!」

 

「おやおや…嬉しいですねぇ…では彼らが来たときに、死体の山のプレゼントがあればさぞかし喜んでくれるでしょうねぇ…!」

 

フリーザがソルベに目線を送る。意図を汲み取ったソルベは全兵士に号令をかける。

 

「全軍突撃ィィィ!!!」

 

『ウォォォォ!!!!』

 

「悟飯よ、作戦はどうするんじゃ?」

 

「今のフリーザには逆立ちしたって勝てません。それぞれが散ってなるべく戦闘の時間を稼いで、ブルマさんがお父さん達との連絡を繋ぐまで時間を稼ぐんです!」

 

「よし、皆の者聞いておったな?それでは行くぞ!」

 

―――

「やれやれ、こんな爺さん相手にこれだけの数とは…少しは年寄りを労らんかい。」

 

「へっへっへ…悪く思うなよ!」

 

フリーザ兵が一斉に襲いかかるが…

 

「!?いない!何処だ!?」

 

杖を足場に飛び上がり…

 

「かめはめ…波ァァァ!!!」

 

亀仙人から放たれたかめはめ波はフリーザ兵達を飲み込んだ。

 

―――

 

「このチビがぁ!!!」

 

囲まれるクリリンだったが、近づく者から体術で鎮圧し、携帯ビームガンを撃ってくる者に対しては、腕を曲げ射線をずらさせた。

 

「前より1対多数が戦いやすい!警察官になった甲斐があったかもな!」

 

―――

続いてはピッコロ

こちらはその実力で兵士達をねじ伏せ誰もピッコロに手出し出来ていなかった。

 

―――

悟飯は狭い場所に誘導し、少しずつ確実に倒していった。

 

―――

「多人数相手ならこの技だ!」

『四身の拳!!』

四身の拳を巧みに使い、兵士達を倒していった。

 

―――

「ハァァァァ!!!」

 

ウルプスは爪と牙を使い、フリーザ兵士を倒していくが…

 

 

「もらった!」

 

「キャァァァ!!!」

 

経験不足から数に押されていた。

 

(助けて貰った恩返しをするんだ…負けてられない…!)

 

「おっと、お嬢ちゃん、背中がガラ空きじゃぞ?」

 

「おじいさん!ありがとうございます!」

 

「えっ、あっ、じゃあ…この戦いが終わったらお礼としてパ…」

 

「武天老師様?またセクハラですか?」

 

「うっ、うるさいわい!クリリン!」

 

「凄い…!あの人達戦いながら余裕たっぷりに会話してる…!」

 

―――

 

「ふっ!ほっ!はっ!」

 

ちなみにジャコは隅でチクチク倒してた。

 

 

――――

戦闘開始から約20分、段々と兵士の数も減っており残り僅かとなっていた。

その様子を見ながらソルベは戦慄していた。

「あの数の兵士達をこんな僅かな時間で…!?」

 

「別に疑問には思いませんよ。あの孫悟飯とか言うサイヤ人はやろうと思えば一瞬で皆殺しに出来たでしょうに…殺さない為にわざとチマチマと倒していたんですねぇ…」

 

「それでは私が行きます。」

 

「おぉ!シサミ!頼んだぞ!」

 

「現フリーザ軍最強の兵士と聞くが…どこまでやれるかな?」

 

「まぁ見てみましょうよパパ。」

 

シサミは一番近かった亀仙人、ウルプス、クリリンに目を付けた。

 

「今度の奴は強そうだな…」

 

「…!!!」

 

クリリンが急接近し、一撃喰らわすが…

 

「…効かん!!!」

 

「クリリン!どくんじゃ!かめはめ…波ァァァ!!!」

 

「なんだこれは?埃を巻き上げる技なのか?」

 

「効いてない!?」

 

(今だ!)

 

亀仙人のかめはめ波が巻き上げた煙からウルプスが爪で首を掻き切ろうとするが…

「無駄だ」

 

躱され、手首を掴まれてしまう。

 

「!?」

 

「マズイッ!太陽拳!!!」

 

「何!?」

 

クリリンの放った太陽拳により、ウルプスを救出出来た。

 

「大丈夫か?」

 

「ありがとうございます…助かりました…」

 

「クリリンさん!ソイツは僕がやります!ハァァァァァ!!!!」

 

悟飯は超サイヤ人2になり、一瞬でシサミとの距離を詰める。

 

「なっ!?早…ゴハァッッ…」

 

シサミが反応する間もなく拳は体へめり込み、シサミは

意識を手放した。

 

「な、シサミまで!?」

 

「貴方は超サイヤ人を記録でしか味わっていないからこうなるのです。実際に感じて見ないと分からない物なんですよ。」

 

悟飯がシサミを倒したのと同時にピッコロ、天津飯、ジャコが最後の兵士を倒し、既に大地に立つのはZ戦士だけだった。

 

「それでは…兵士の皆さんも倒れたことですし…行きますか…!」

 

『!!!』

 

フリーザが遂に立ち上がろうとするその時!

 

 

「あ~!!!ようやく繋がった!早く孫くんとベジータをこっちに寄越してちょうだい!あのクソッタレフリーザが甦って大変なのよ!!!」

 

「何をしているんだ…?」

 

「さぁ…?」

 

「みんな!!!孫くんが瞬間移動するから、目一杯気を上げてちょうだい!」

 

それを聞き、全員が一気に気を上げる。

 

「どうやら呼んでいるようですねぇ…アイツを…!」

 

そこへ3人が現れた。

 

「現れたな…!孫悟空!!!」

 

「どうやら復活したのは本当らしいな。」

 

「横にいるのはトランクスに瞬殺された…」

 

「コルド大王だ。ま、これから殺す名前だ。忘れて良いだろう。」

 

悟空、ベジータ、キャロンVsフリーザ、コルド大王の戦いが今始まる!!!




次回予告
孫悟飯です。
遂に父さんVsフリーザの戦いが始まりました!
って何なんですか!?その色の超サイヤ人は!?
次回超サイヤ人ブルー
次も絶対見てください!


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22話 登場!超サイヤ人ブルー!!!

「では孫悟空さん。復讐を始めましょうか。」

 

フリーザがそう言うと気を高め始め、一気に最終形態へ変身した。

 

「正直この前のナメック星では油断していました。今回は一気に最終形態ですよ!」

 

悟空が構え、フリーザが突撃する。

 

「そんじゃ…いっちょやってみっか!」

 

フリーザと悟空が戦闘を開始する。

 

「それでは、余っているベジータと地球人諸君、全員で私にかかってくるがいい。」

 

悟空とフリーザが戦闘を開始し、場所を移動した為コルド大王が話しかけてきた。

 

「おい、キャロン相手をしてやれ。」

 

「嫌です。」

 

「何故だ?」

 

「あの宇宙船にあるテクノロジーが欲しいんです。メディカルマシーンとかあったら便利じゃないですか。」

 

「なるほど…じゃあ、奴は俺が始末するか…」

 

「ブルマさ~んホイポイカプセルありますか?」

 

キャロンがブルマ達の所へ向かい、ホイポイカプセルを受けとる。

 

その様子を見て、コルド大王は激昂していた。

 

「貴様らッ!このコルド大王を馬鹿にしおって!」

 

「フン、フリーザと比べて、変身出来ない貴様は本気を出すまでもないな。」

 

「なんだと…!?」

 

驚く間もなくベジータの拳はコルド大王の腹に突き刺さっていた。

 

「じゃあな…コルド大王様…!!!」

 

エネルギー波によって、コルド大王は消し炭となる。

 

それを見たフリーザは…

 

「やれやれ…あまり役に立たない、すぐベジータごときに殺される…やはり無能ですねパパは。」

 

「オイ…仲間なんじゃないのか?その言い方はひでぇんじゃねぇか?」

 

「別に…ただ偉そうにふんぞり返っている父親さ。そんなことより…復讐の続きを始めましょうか…!」

 

―――

宇宙船をホイポイカプセルに閉まい、キャロンはベジータの元に戻っていた。

 

「う…宇宙船が…!?」

 

ソルベは戦慄していた。

 

「戦況はどうです?ベジータ。」

 

「カカロットの圧勝だな。フリーザは一発も当てられてない。」

 

そこにはフリーザが悟空に防戦一方の姿があった。

 

「…ナメック星の時とは真逆ですね。」

 

―――

 

「ハァ…ハァ…ハァ…」

 

「フリーザお前の負けだ。オラはまだ超サイヤ人にすらなってねぇんだぞ。」

 

「フン…!もう勝った気でいるのか?おめでたい野郎だな!」

 

「それでは見せてあげましょう!!!私のさらなる進化を!!!」

 

『何!?』

 

そこにいる全員が戦慄した。

ナメック星での出来事を思い出す。

フリーザは変身する度にとてつもない程のパワーアップを遂げるのだ。

 

「ヌォォォ…!ハァァァァ!!!!」

 

 

変身を終えたフリーザは体を金色に光輝かせていた。

 

「安っぽいネーミングですが、ゴールデンフリーザとでも名付けましょう。」

 

「何よ!ただ金色になっただけじゃない!孫くん達のパクりよパクリ!」

 

気を読めないブルマはそのような反応をしていたが、その他の者はそうではなかった。

 

「ヤベェな…オメェ…」

 

「流石の貴方も驚きが隠せないようですねぇ…」

 

「じゃあ…オラも本気で行くかぁ!!!」

 

悟空が気を高めると気が蒼炎に光出し、体を包んだ。

 

「お、ちょうど悟空が変身する所じゃないの?」

 

「えぇ、そのようですね、ビルス様。」

 

ちょうどビルスが到着していた。

 

「ビルス様!お父さんのあの変身は何ですか!?今までの超サイヤ人とも、ゴッドとも違います!」

 

「あれは超サイヤ人ゴッドの力を持った超サイヤ人…長ったらしいから略すと超サイヤ人ブルーだ!!!」

 

 




次回予告
キャロンです。
遂に親父が超サイヤ人ブルーに変身したが…フリーザの奴め…ゴールデンフリーザとか言う変身半端じゃないぞ…ん?フリーザの奴まさか!?
次回ドラゴンボール超+α
分岐点
次回も絶対見てくれよな!


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23話 分岐点

「ここは…何処だ…?」

 

数分前に遡る。

 

超サイヤ人ブルーに変身した孫悟空とゴールデンフリーザに変身完了したフリーザ、両者の戦闘は熾烈を極めた。しかし…

 

「オメェはそのゴールデンフリーザを完成させてすぐ地球に来ちまったのさ。体力の消耗が激しいっていう弱点を抱えたままな。」

 

「な、なんだとッッッ…!」

 

フリーザが目線で合図を送る。

 

(ソルベさん!)

 

(はい…!フリーザ様!)

 

影に潜んでいたソルベが光線銃で狙い撃つが…

 

「無駄だ。ナメック星の時といい、今といい…最期に足掻くのは変わらねぇな…今度こそ、おしまいだ!」

 

「お前がね!!!」

地球を破壊しようとするフリーザの目論みを察知したベジータとキャロン、しかし…

 

「親父!!!」

 

「カカロット!!!」

 

キャロンに異変が起こる。

 

「!?」

 

目の前が暗転する。意識を失った感覚は無いが一瞬で何処かに移動させられたような感覚だった。

 

「何処だ…ここは…?」

 

緑色の空に大きい建物と何かしらの扉?だろうか、ゲームでよく見る所謂ゲートがあった。

 

 

「ここは時の巣よ。」

 

「!?」

 

「警戒しないで良いわよ。私は時の界王神。今日は貴方に『忠告』をしに貴方を呼び寄せたの。」

 

「時の界王神?呼び寄せた?それに『忠告』?そうだ!今大変なんだ!早く地球に戻らないと…!」

 

「それについては安心してちょうだい。地球は歴史通りにフリーザによって破壊されたわ。」

 

「何…だと!?クソ…!ナメック星に行ってドラゴンボールで地球と親父達を復活させないと…!」

 

「まだ私の話は終わってないわ。勝手に話を進めないでちょうだい?」

 

「…で、一体何なんだ?『忠告』って。」

 

「まずは私達の事、タイムパトロールの事、貴方の事を詳しく知ってもらう必要があるの。」

 

「まず私の事、改めて自己紹介を、私は時の界王神。大雑把に言うと歴史を管理するのが仕事よ。そして本来、フリーザは地球を破壊するのが本来の歴史なのよ。そして、貴方がそれを阻止しかけたから、貴方を妨害した。あ、ちなみに地球は後でウイスさんが直すし、死人も出ないから安心してね。」

 

「本来?まるで俺が歴史に無い行動を取ったみたいに言っているじゃないか。」

 

「えぇ、そうよ。貴方は歴史に無い行動を取った。いや、取り続けた。」

 

「取り続けた?」

 

「えぇ、貴方は悟空くんの兄であるラディッツから、今日に至るまで、イレギュラーな行動を取り続けた。これまでは容認してたけど、もうこれ以上は駄目。」

 

 

「…話が読めない。何が言いたいんだ?まるで俺が存在しなかったような言い草じゃないか。」

 

「冊子が良くて助かるわ。あなたは元々存在しなかったのよ。相次ぐ歴史改変から少しずつ重なり続けたバグ…それが重なって、あなたという存在を作って歴史を歪ませ続けたのよ。」

 

「は…?」

理解が出来なかった。

いや、理解が及ばなかった。

この女が何を言っているかわからなかった。

 

「理解出来てないようね。なら分かりやすく教えてあげるわ。孫悟空に息子は2人しかいなかった。孫悟飯、孫悟天、その二人しかいないハズなのよ。あなたは歴史のバグから産み出された存在なの。分かる?」

 

 

「違わないわよ。あなたの意思も体も力もただのバグなの。」

 

「…例え、俺の意思も体も力もバグだったとしても、これからも地球を守るそれだけだ。」

 

「ここからが本題ね。その事だけどもうやめなさい。」

 

「何?」

 

「あなたがイレギュラーで、大っぴらに行動するから、歴史も狂い始めるのよ。その度に修正するのは私達なのよ?死ねとは言わないわ、あなたはどこかで静かに暮らしていなさい。」

 

「なんだと?元々貴様らは時間を管理していると言っていたな?それなのに俺を生かすのはただの職務怠慢じゃないのか?それにこの俺が存在することで歴史が狂うだと?馬鹿馬鹿しい…」

 

「それじゃあ、あなたがいるから歴史にイレギュラーが発生するのよ。証拠にこれを見せてあげるわ。」

 

時の界王神は巻物を複数取り出し、それを放り投げた。

 

――――

―AGE761―

 

―ラディッツ撃破後、ベジータナッパ襲来前―

 

『グォォォォ!!!』

 

「なんだと!?悟飯とキャロンが大猿の化物に!?」

 

 

「そうか!満月があの二人を大猿にしたのか!ならば消え…」

 

ピッコロが気を貯めている間、僅かに隙が生じた。

その隙を大猿は狙った。

 

「グォォォォ!!!」

 

「しまっ、!?グォァァァァァァ!!!」

 

――――

―AGE762―

 

―ナメック星―

悟空とギニューのボディチェンジ後

 

「こうなったら、ベジータ!貴様とチェンジしてやる!!!」

 

「させるかぁぁぁ!!!」

 

チェンジの間にキャロンが割り込んだ。

これにより、ベジータとのチェンジが阻止できた。

 

「よ、よし…阻止出来た…」

 

「クソ~俺があのガキと体を交換だと~!?」

 

――――

―AGE767―

―セルが18号を吸収する前―

 

ポチっ!

 

キャロンは緊急停止スイッチを押した。

18号は動かなくなり、機能を停止した。

 

「」

 

「それで良いんだ…キャロン…」

 

「あ、まさか!?18号の緊急停止スイッチを押したな!?」

 

「そうだセル!これでお前が完全体になることはない!」

 

「ならば…!こんな星はいらん!ハァ!!」

 

「!?」

 

―――

 

「今のは…!?」

 

「そう、今のは私達が影で歴史を修正していない歴史よ。あなたが守ってきた地球とやらは何処にも無いという訳ね。」

 

「それじゃあ今まで俺がやってきたことは…」

 

「無駄ってことよ。地球は悟空くんとベジータくんで十分よ。あなたは元々存在しない人物。あなたが元々悟空くんとベジータくんの闘いを引っ掻き回してるのよ。」

 

「だったら、なんで今更…幼い頃に俺を消せばそれで良かっただろ…」

 

「今までは情けをかけてやったのよ。元々は私のミスみたいなものだからね。」

 

「情けか。」

 

怒りがこみ上げてきた。

これまでの戦いを侮辱された気がした。

 

 

 

「あぁそうか…俺がいるとかえって邪魔ってことか…」

 




次回予告
信じられない事実を目撃したキャロン。
地球は悟空とベジータで十分。
嘘か真か確認するためにキャロンはある決意をする。
次回ドラゴンボール超+α失意の底
もう俺は戦かわん…


最後の二人はゼノバース主人公で、両者共超サイヤ人ブルー進化に覚醒済みです。


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