死神は絶唱の中で (色彩)
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プロローグ

神の手違いで死んだ俺は、

神の計らいで好きな能力を好きなだけ持って転生できることになった。

それで選んだのはブリーチの世界の能力

好きな破面の帰刃

好きなキャラの斬魄刀

卍解あるものはそれすら可能

虚化もできる

鬼道わかるのは出来る

 

 

だけど・・・・・・

 

何で、転生した世界が

「戦姫絶唱シンフォギア」なんだぁーーーーーーー!!!!!!!!

しかも、原作前じゃんかーーー

シンフォギアは無印からXVまで見たし、アプリもやってる(死んだからやってたかな)

 

それよりも

斬魄刀で斬れるかなノイズって・・・・。

 

 

 

 

 

 

斬れたわ。

普通にノイズ斬れたわ。

 

たまたまだけど検証できてよかった。

 

さてさて長々と話してたが俺が誰か自己紹介しておこう

 

俺は神影 夜闇(みかげ とばり)

歳は16

そして幼馴染みが・・・・・

 

「ヤミくーーーーーーん!!」

大声で手を振りながらやってきた幼馴染みこと

立花響が笑顔でやってきた。

 

はぁ・・・・・。

相変わらず太陽みたいだ

「いい加減ヤミ君って言うの辞めろって言わなかったか?おい、立花?」

「ごめん!でも昔からそう言ってたから・・・つい。」

「・・・・・・はぁ〜それよりどうしてこんな所にいるんだ?」

「あ!そうだった。早くいかないと未来を待たせちゃう!じゃあまたね!」

「おい!・・・・・ってもういなくなってる」

そうそうに人混みに紛れていなくなりやがった。

まあいいか。俺もさっさと行くか。

 

 

ライブスタジオにて

「お待たせ〜」

「遅いぞ神影!」

「わりぃー、途中で知り合いにあってな」

「それならしゃーないな」

「セヤナ。そんじゃ初めよか」

「「「ほーい」」」

 

「それじゃあまずは・・・・」

 

 

 

二時間後

 

 

〜〜〜♪♪♪♪〜〜〜

 

ん?着信????

「わりぃちょっと休憩」

「電話?誰から〜?」

「知り合い〜」

「女か!!!!」

「飢えてんなぁー」ッピ

「うるせー」

「もしもーし」

「聞けや!!!!!!」

「「「どうどう」」」

 

「・・・・・・・・・・何だって?」

「「「???」」」

「それは・・・本当・・・なのか・・・・・・。

容体は?無事なのか?そっか、よかった。

ああ、わかった。場所は?何階?わかった。

ありがとう、これから向かうよ。うん。

未来は?・・・親戚の怪我?一緒じゃない?家族で?

そっか・・・・・ありがとう・・・教えくれて。

わかった。俺もすぐ行くありがとう教えてくれてそれじゃ!」ッピ!

「グググ!!(携帯を握りしめる)」

「「「「・・・・・・」」」」

「み、神影?」

「ど、どうしたん?」

「ツヴァイウィングのライブで・・・・」

「そういえば今日あったなライブ」

「それがどした?」

「そこで・・・・ノイズが出て・・・!」

「「「「!!!!」」」」

「幼馴染みが観に行ってて・・・・逃げ遅れて・・・・

意識不明の重体で搬送されたって」

 

「今日はもう上がりやな」

「ああ、はよー行ってやり!」

「「(うんうん)」」

「すまん!」

 

 

 

 

病院にて

 

タタタタタタ!!!

ガラガラガラ!

「響!!!!」

病室に駆け込んでみたのは

包帯だらけになった響の姿だった。

 

「響・・・どうして・・どうしてお前が!!!!」

「夜闇君」

「久しぶりですね」

後ろから声がした

声の主は入ってきた看護士で神崎さんって言って母親の同級生

三十手前なのに相変わらず若々しいな

 

「気にしないで、それよりも彼女の事なんだけど」

「どうしたんですか・・・・・・」

「世間からどう見えるのかしらね」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

俺は響のそば行き手を握って

「知らねーよ。世間がどうとか、周りがどうとか関係ない

俺はそばに居る。この手を離さねー、絶対に

周りが敵対するなら相手するさ。

今必死に生きようとしてるコイツを!

嘲笑う奴がいるなら叩き潰す!!!!」

「そっか、変わらないね君は」

「約束だから、2人との」

「そうだね。アレからもう3年早いね」

「ああソウダネ。ノイズは俺から何もかも奪う。そして人間も

もちろん、アンタも・・・・ネ」

「・・・・・・っ!!」

「俺は許さないから、他が許しても、、俺は!」

「わかってるわ。だから、この子の担当になったのよ。罪滅ぼしになるかわからないけど、でも、この子が退院するまで面倒見るわ。なんらな命かけてもいい」

「・・・その言葉・・あの日に、聞きたかった。母さん達を見殺しにした、あの日に!!!」

「ごめんなさい」

「謝るな!」

「謝るくらいなら!しないでくれよ、奪わないでくれよ!・・・・」

「どうかしてたのよ、あの時は、だから・・・」

「病院にいる間、コイツを守ってくれるなら。少しは、許せると思う」

「・・・・・・わかったわ。必ず守るわ」

「今度は・・・・・・破らないでくれ・・・・破られたら、俺は、もう誰も信用できない。」

「(うん)」

「・・・・・・・・また、来るな、響」

 

 

 

 




思いつきで書いてくので
拙いかもしれません。

リハビリがてら書いていきます
よろしくお願いします


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死神として幼馴染みとして

駄文で申し訳ないですがよろしくお願いします


立花響の事を
今まで苗字の立花っと呼んでいたが
あのライブの日を皮切りに響と名前で呼ぶことにした


 あの日から数日後、響は目を覚ました。

俺はすぐ病室に行くと起き上がって母親と話してる響がいた。

「・・響・・・」

「あ・・・・ヤミ君・・・」

「神影君」

「お久しぶりです。おばさん」

「ええ、久しぶりね」

(随分やつれてるな、やっぱり周りから色々言われてるのか)

「響、気分はどうだ?」

 

響の隣に座りながら聞いた。

 

「うん、体はまだ痛いけど・・・それでも、まだ、生きてるから・・・・・・っ!」

「響」

俺は、響は近づきゆっくり抱き寄せた。

「泣いていいよ、俺も、おばさんも、そして未来も、みんなお前が生きているだけでいいんだ・・・だから、今は泣いておけ、ここで泣いても誰も文句言う奴はいない」

「ヤ゛ミ゛ぐん゛」

 

響は俺に縋り付き泣き出した。

泣き止むまで病室にいる俺もおばさんも神崎姉さんも誰も何も言わなかった。

少し前から病室の入り口でこっちを見ていた小日向未来も黙ってこっちに近づいてきて響の背中を摩った。

その目に涙を溜めて、それを見て改めて思う。

理不尽には理不尽で返すとしようと心に決めた。

 

その為なら

 

 

 

 

死神にも!虚にも!魂くれてやる!!!!

 

 

コロスゾ、ノイズも邪魔するヤツも!

 

響は泣き疲れて眠った

俺はみんなに挨拶して帰った。

 

 

 

 

 

 

 

そして二年後

 

[こんばんはニュースの時間です!二年前から突如現れたノイズを倒している仮面について・・・]

{あの仮面は一体何者なんでしょうか?、わかっていることは刀でノイズを切り、白い仮面を被り素顔を見せていない事、そして黒い袴姿と言うことだけです。年齢性別全てが不明ですが世間からは死神と言う愛称がつけられています}

〈政府はこの死神に関するあらゆる情報の掲示を国民に要望することにしています。さらに各国政府にも所属はどこかと連絡しているようです〉

 

どこも同じようなニュースしかやってないじゃん

 

つまらねー。まぁ、俺のせいかw

 

 

それと俺がやってたバンド辞めたわ。

やっぱり周りの目があるって思ってな、あいつらには悪いと思ったけどあいつらも理解しててさ。

(しゃーないか。)

(大事なやつなんだろ?守ってやれ!)

(いつでも戻ってきていいから!)

(なんかあれば力になる)

 

友人に恵まれたのかな俺は。アイツらは、今もバンドを続けてる。

メンバーを増やさず今も4人で頑張ってる。

俺が残した歌で今も活動してる。

基本You○ubeで楽器を演奏してる動画やゲーム実況、料理等幅広くやってる。そのおかげか再生回数や登録者数で結構上位にいる。

コラボして欲しいってオファーも結構あるみたいだが、

俺が活動休止中としている為か受けようとはしていない。

 

ここまで俺を必要としているとは思いもよらかったよ。

全く、バカだよ。アイツらは・・・・・。

 

ーおい、黄昏てる場合じゃねーぞ!ー

 

来たか。雑音共

 

ビルの上で白い仮面をつけ、刀で肩を叩き

 

「んじゃ、行きますか」

 

 

雑音排除の時間だ。

 

 

 

 

 

 

 

????

「ノイズの反応の他に未確認の反応出現!!!」

「なに!?」

「ノイズの反応徐々に減っていきます!!」

「聖遺物か!」

「わかりません!アウフヴァッヘン波形は感知されてません!」

「・・・・一体・・・何者なんだ!」

「もしかしたら、死神かもしれません」

「死神、最近報道されている仮面か。」

「ノイズを倒していること、未確認の反応、間違い無いかと」

「・・・・・この反応を死神として登録しろ」

「了解!!」

《司令》

「どうした!」

《現場に到着しましたが、ノイズはおろか死神もいません》

「既に撤退済みか・・・・・・」

《ん?・・・・・・コレは、旦那!!!》

「どうした!?」

《死神からのメッセージがある》

「なに!?」

《しかも、ウチらの事知ってるみたいだぜ?読むか?》

「頼む・・・・」

《ツヴァイウィングと銃後守りの皆さんへ》

「「「!!!!!」」」

《私と接触しようとしても無駄です。私は貴方達と馴れ合うつもりはありません。ノイズを倒すのは私の目的の為、その目的と貴方達の理念は相反するものですので、構わなくて結構です。・・・・・・》

「どうした!、なんて書いてあった!?」

《二年前の被害者より》

「「「!!!!!!」」」

《旦那》

《司令》

「・・・・・とりあえず帰投してくれ」

《わかった》《了解》

「司令、コレは」

「ああ、遺族でも、生存者でもなく、被害者っと言ったのは、恐らくそ言う事だろう・・・・・我々が不甲斐ばかりに!!!」

「「「「・・・・・・」」」」

(死神・・・・・使えるかもしれんな)

 

この日を境に死神と奏者との争いにどんな結末があるか。



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こっそり稼ぐにはこれが一番

風邪引いたかもしれん〜

鼻水止まらん。頭痛い。くしゃみがひどい。




【特異災害対策機動部二課】

特機部二(とっきぶつ)

二課

特異災害二課と呼び名があるが、その実政府のお偉いさんや鎌倉と呼ばれる場所にいる鬼が命令の決定権を持っており、二課だけで判断はしていない。

 

何故なら二課は日本政府の管轄だからである。

 

 

 

その結果見捨てた命は如何程か。

失った人達の感情が行き着く先は?

世間からの迫害、誹謗中傷、イジメ

それらから守る術を持っていながら、何もせず、

真実を告げず、今この時も生きているのか。

俺はそれを知るつもりはない

どんな事があったか知っているから、

人がどんな風になるか知っているから、

ヒトがドコマデモ愚かだとシッテイルカラ、

傷つき泣いてる奴を知っているから、

その子の為になるならと、

そばに居た。

勉強を教え、遊んだりして一緒にいてあげた。

そしていつも笑っていた。

まさに、暖かい日差しのような子だった。

人助けが好きでいつも俺達を心配させてそれでも笑顔でいたあの子。

アイツがお日様って呼ぶくらい大好きな子。

アイツが陽だまりって呼ぶくらい大好きな子。

俺が、本気で守りたいと思った2人。

この2人の為ならなんでもしよう

この手が血に塗れようとも、アイツらに、、、、

嫌われても、、、、俺は、、、、!

 

 

 

カタカタカタとパソコンに打ち込んでいる所にメールのアイコンが現れた。死神して暗躍している俺にはある秘密がある。

それは、傭兵として金稼ぎしてる事

要は何でも屋だ。

暗殺だろうが何だろうが金さえ積めばなんでもやった。

因みに通り名はスカル(髑髏)って意味で裏の界隈では有名になった。

報酬は先払いで、払われた額と内容によって、依頼は変わる。

内容と金額が合わない場合は相手に情報を渡して追加報酬としてもらった。

大抵の場合はこうやってパソコンから依頼を確認している。

パソコンで口座に支払いの確認をしてか仕事をしている。

因みにパソコンはデスクトップで画面が3台右で口座左でメールを確認してる。さて、メールのアイコンをクリックしてどこの誰からか確認を、、、、

 

 

from fine

To skull

 

(!!フィーネ、、、だと!?)

 

まさか、、、、!デュランダルを!?

だが響はまだ、、、、、、。

いや、まだそうと決まったわけじゃない

一旦落ち着いて確認しよう。

 

内容は、、、、、。

 

大臣の襲撃と暗殺か。

アレを俺にやれとな?

支払いはっと、、、。

 

確かに入ってるわ

 

 

マジですか?巫女さんよ。

あの大臣の暗殺を、百万でやれとな?

 

 

 

しゃーない

 

 

 

アンタに恨みは無いが、こっちも仕事だ。

 

 

 

決行日

 

 

車で移動中の大臣発見

 

先回りして待ち構えましょうかね。

 

 

車が急ブレーキでいきなり止まった。

「どうした!」

「大臣、前方に人影が!」

「人影?」

「っは!格好は着物のようなのですが、、、」

「着物?まさか死神か!?」

「いえ、色は白一色で髑髏の仮面をつけいます!!!」

護衛の人が車から降りて銃を構えてて大臣を守るように陣取っている

 

俺はゆっくり近づいて

「初めまして大臣、私はスカルと申します」

「す、スカルじゃと!?」

「ご存知でしたか。それはそれは」

「ワシを殺しにきたか、、、、、!」

「誰から恨みを買ったんです?調べても裏との関わりはゼロですし、人柄も良く人望もあるようですしね。どうでもええですが」

 

くぐもって聞こえる声にどこと無く不気味さや重圧を感じる!

コレがスカル、慈悲なき非道の髑髏か。

 

「まぁ私には関係ないですから、大臣の持ってるそのケース、渡してもろてもええか?」

「コレが狙いか、、、、」

「残念やけど、、、依頼はアンタの暗殺やついでにそのケースも回収や。それに、今こうしてアンタと話してんのに護衛が何もせんのは可笑しくないか?」

「!?」

「残念やけど先にねむってもらったわ。」

そこには血溜まりに浮かぶ物言わぬ屍となった護衛達だった。

「貴様!いつのまに!!!」

「いつ私が1人って言ったんや?ちゃんと仲間連れて来とるよ。」

 

「!?」

 

気づけば周りに同じような格好をした髑髏の仮面をかぶる集団がいた。

何も言わずただただそこに立っているだけのように見える

命令を待つ部隊のようだ。

大臣は覚悟を決めたように一度目を閉じ深呼吸をしていった

 

「なるほど、、、、もはやこれまでっと言うやつか」

「さいですね」

「ならば一つ聞いておきたい」

「ええやろ、冥土のみあげってやつやね」

「貴様に守りたい者はおるか?」

「、、、、おるよ。此の身に変えても守りたい大事なモンが」

「そうか、ならばその者に災いが降りかからんように、守る事じゃ」

「当たり前や、、、、白雷」

 

頭を撃ち抜かれ息絶えた大臣を他所にケースを回収してっと。

 

「ほな、いこか」

 

一瞬のうちに周りにいた奴ら一緒に消えたそこはすぐに闇に消えた。

 

ケースはあらかじめ教えられていたコインロッカーに入れて置いた




スカルの時の口調はギンをモチーフにしました。
平子じゃないよ。


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は?コラボ??ならば戦争だ!

ライブ会場では今か今かとファンがざわついている。

ここではあるアーティストとバンドのコラボが行われるとか。

そのアーティストとは、

「いよいよだな、翼」

「ええ、楽しみね。奏」

横に並んで仲良く手を繋いで微笑んでる様は姉妹のようにも見える両翼の歌姫ツヴァイウィングの2人である。

 

 

 

一方

「はぁぁぁぁ、ついに来たか、、この日を」

「どうしたの?まさか緊張でもしてんの?」

「んな訳ねぇーだろ。ただ、此の人数に驚いてんだよ」

「確かに、圧巻だよね〜」

「ああ、今までここまでの人の前で演奏したことないからね」

「それに、個人的に殺意抑えんのに必死なんだわ」

「「「あー」」」

「まぁ、、、、お相手がアレだもんなぁー」

「あーーーー早く絶望させたい(^^#)」

「こりゃ末期だな、、、、、(^_^;)」

「「「うんうん」」」

 

 

こうなったのは1ヶ月前

いつものように動画サイトで配信していると、視聴者からまた歌が聞きたいというコメントが流れ、そこから次々と【新曲はいつ】とか【ボーカルの人は!?】とかいろんなコメントが出て来たので、俺に電話がかかって来た。

ちょうどその配信を見ていたので直ぐに通話に出た。

 

「もしもー?」

「よお!相棒久々〜」

「お久〜、元気そうじゃん」

「まぁな」

「あいつらは?」

「いるわよ」

「ああ」

「いるぞ」

「元気そうで何よりだよ」

「声で判断すんな!怖いわ!」

「あったとるやろ?」

「ウチらは元気やよー」

「「うんうん」」

「まぁ、、、、今配信見とるから分かっとたけどなww」

「「「「おい!!!!!」」」」

「アッハッハッハッハッハッハ!!!!」

「しっかし、改めて見るとすごいよなぁー、お前ら」

「「「???」」」

「どゆこと?」

「いやー男1人に女3人、、、ハーレムなやーってw」

「いや、そう言う対象に見れんやろ!俺ら!!!」

「「「うんうん!!」」」

「まぁ、知っとるけどw」

「はっ倒すぞ!」

「ッハッハッハー。で?用件は?」

「見てるんじゃないの?」

「コメント非表示」

「そう言うこと」

「で?」

「また、歌聴きたいって〜、新曲まだ〜って来てるよ〜」

「コラボもして欲しいってさぁー」

「、、、、、、、」

「どした?」

「新曲なんだけど、、、、」

「おう」

「実は、、、、」

「実は?」

「三曲、、、作った」

「「「「、、、、、、、は?」」」」

「だから!、、、新曲を三曲作ったって言った」

「「「なら、、、、送れよ!!!楽譜!!!!」」」

「確かにな」

「い、いや、、今までと違うんよ曲調」

「、、、、はい?」

「バラード系なんだよ。アップテンポな感じじゃないんだよ」

「マ?」

「マ」

「really?」

「yes」

「なんでまたそっち系にしたの?」

「心境の変化」

「泣ける歌なのか?」

「もちろん、心に響くのができたよ」

 

「なぁ、、、、、」

「ん?」

「コメント欄が物凄い事になってる」

「阿鼻叫喚って此のことか」

「え?、、、、、(カチカチ)うわぁ〜ナニコレ、、、」

「あなたの発言によるものですが?」

「マジで?、、、、なんかごめんな。

まさかこんなに反響するとは思わなかった。

そして、俺たちの歌がここまで人気なんて知らなかったよ」

「そりゃそうだよ。此のチャンネルで動画あるもん」

「二曲だけどあるよ。」

「何出した?曲」

(ロクロ) (チルノ)

「⑥⑥と⑨の二曲」

「あー、アレね」

 

 

その後も色んな話をしてると、、、、。

 

「ん?」

「どしたん」

「ちょっと待て、、今コメントのとこに、、、、、、、あった。コレ見てコレ!」

「「「?、、、、、、!!!」」」

「お前らだけで何盛り上がってる?」

「えーーーっとね」

「うん」

「コラボしたいって人のコメントがあった。」

「へー」

「同じ人からSNSでも来たよ是非共演したいって」

「でもコレ、あんたが許さなそうだね」

「確かに、嫌ってるわね。あんた、この人達」

「たち?複数人で、俺が許さないアーティスト、、、、。」

 

 

1組しか思いつかねーw

 

 

「両翼か」

「正解」

「見てるのか、、、この放送」

「あ、コメントあった。『見てる』だって」

 

 

 

 

特異災害対策機動部二課

 

「これで気づくんでしょうか、、、」

「だといいんですけどね」

オペレーターの2人が怪訝そうに言う。

「放送では、、、、あ!」

「どうした!」

「コメントに気づきました!」

「翼、奏!」

「ああ!」

「はい!、ここからは私達が」

「SNSでも配信見てる旨を送ってっと」

「しかし何故彼らとコラボしないといけないのでしょう?」

「司令が考えてることではないですね」

「て事は、了子さん?」

「どうだろうな?」

「ねぇ、、、奏、、」

「ん?どうした、、翼」

「これ、どうやったら会話できるの?」

「「「うん??」」」

「コメントは書けるけど、通話できないの?」

「「、、、、」」

「つ、翼、、、、っ」

「な、、何?」

「、、、っふ、、アッハッハッハッハッハッハ!!!」

「か、奏?」

「なんでこんなに可愛いのかねぇ〜!動画サイトだと通話はできないよ」

「なっ!!」

「あー笑った笑った!」

「か、奏!」

「さてさて、あちらさんの返答はなんだろうな」

翼を落ち着かせながら確認すると

 

 

 

「コラボかぁーツヴァイウィングと?、、、、、、、」

「ど、どうする?受ける?断る?」

「ッスーーーーーーーー、、、、、、」

「条件が、、、ある」

「「「「!!!!」」」」

「やってもいいけど、条件がある。今この配信上で話がしたい。」

「話?」

「通話で話はしたい。歌姫と言われてるなら、文字じゃなく言葉交わそうか」

「で、でもどうやって!?」

「SNSあるんだろ?」

「あるね、、、」

「アドレス送れ俺に、今すぐ」

「わ、わかった」

 

カタカタカタカタっとタイピングの音が響く

 

「送ったよ」

「さんきゅー」

「でもどうやって会話すんの?」

「ディスコの場所作ったよ」

「はやないか!?」

「そっちが準備してる間に作った。

会話ができるように貰ったアドに招待送ったし、

なんとかなるやろ。そっちも入れるか?」

「こっちは大丈夫だよ!」

「なら後はあちらさん待ちか」

 

 

〜ディスコ内〜《神影》『メンバー』【両翼】

《おーい聞こえる》

『聞こえるよ』

《来るか?》

『どうだろう?』

『まさか今時これのやり方知らないとかないよね』

『流石に有り得ないでしょ?』

《、、、、、、、》

【、、、、ぇ、、、で、、、の、、、】

《『!?』》

【あ、、、、あーあー聞こえますか?】

『マジかよ!』

【お?、どうやら聞こえたみたいだぜ!】

『本当に、、、!』

《、、、ツヴァイウィング、、、、》

【え、、、えーとどうすればいいの?】

『と、とりあえず自己紹介お願いしてもいいですか?』

【は、はい!、、、、すーはぁー、、

はじめまして、風鳴 翼です

天羽 奏だ。よろしくな!】

『ほ、、本物!?』

『最近全然表に出なかったから死亡説まで出た天羽奏』

【あぁ、、、っはっはっは、わりぃーな心配かけたのか】

《別に心配してない、、、、本物か偽物か知りたかっただけだ。だが、こうやって通話に来たんだ。それには敬意払ってやる》

【ありがとうございます】

《謝礼はいい。コラボすると言ったのはそちらからだ、それで違いないか?》

【ああ、あってるぞ】

《アンタ達はちゃんとパフォーマンスできるのか?二年前から姿を眩ませた片翼天羽奏、踊れるのか?歌えるのか?》

『っち、ちょっと!?』

《なんだ?》

『いきなり、失礼でしょ!?』

《どこが?》

『あんた、本当に嫌いなのね』

【嫌いって?】

『えーと、、、なんて言うか、、、ね』

【なんか気になるね〜】

《気になるなら、コラボするときに教えてやるよ》

『!?マジで言ってんのか!』

《ウルセェーよ。これに関しては俺個人の事だ》

【あんたの話も気になるが、、、さっきの質問答えてやるよ】

【安心しな!歌えるし踊れる!アタシは飛べるさ!】

【私ももう一度奏と一緒に舞台に立てるなら全てを出し切ります!】

《、、、、、ならば見せて見ろよお前らがどこまで飛べるか》

『まぁ、、、、飛たらの話か』

【なんだと!】

『簡単さ、、、飛ばす事をさせないのさ、アンタらが飛び立とうしても、俺らが撃ち落とす!!!』

『俺達は、NEVAR!!楽しませるだけの貴様らが舞う空はもうないと知れ!』

『絶望を教えてやる』

《さぁ、、、地獄を楽しめ》

通話切断

 

「動画をご覧のみなさん今回はここまで!」

「詳しい日程は、後日SNSにて告知します!!!」

「ではまたその日まで」

「せーの」

「「ばいばーい」」

「またな」

「じゃーな」

 

 

 

 

二課

 

 

通話が切られた後

「売られたな、喧嘩を」

「うん」

「2人とも大丈夫ですか?」

「緒川さん、ええ大丈夫ですよ」

「ああ、、売られた喧嘩は買う主義だ!」

「これから忙しくなるよ、奏」

「ああ頑張ろうぜ!翼!」

「「両翼揃ったツヴァイウィングはどこまで飛べる!!」」

「覚悟しろNEVAR」

「必ず後悔させます!!」




分かる人にはわかるあの二曲です
i tuneにあって速攻で買って毎日聴いてる

アブソリュートゼロ最高!!


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NEVERvsツヴァイウィング①

前回までのシンフォギア
ツヴァイウィングとライブバトル


ライブ会場

 

「まさかツヴァイウィングのライブをこんな最前列で見れる日が来るなんて!!!」

「そうですわね、立花さんと小日向さんの幼馴染みのおかげですわね!」

「しかもカッコイイし、羨ましいよ」

「まるでアニメだね!!」

「うーんカッコイイかな?」

「どうだろうね?」

「なんで疑問形?」

客席の中央の最前列でステージの一番前いわゆるS席でそれを神影君から貰った。チケット販売が開始した時に神影君からメールで、

「未来と響と友達用にチケット五枚こっちで用意しておくから買わなくていいよ。当日迎えにも行くから寮の前で待ってて。」

 

手回しが早くて驚いたけど、嬉しかったからすぐ皆んなに連絡した。

同じクラスメイトで私と響に仲良くしてくれる、板場弓美さんと安藤創世さんと寺島詩織さんの3人は同じ部屋にいるから連絡しやすい。

「もしもし、ヒナ?どうしたの?」

「あ、安藤さん今大丈夫?」

「ああ大丈夫だよ。弓美がチケット取れなくてショック受けてテラジが慰めてるだけだから」

「そうなんだ、、、実は幼馴染みが今回のライブチケット私と響それに安藤さん達の分まで取ってくれたんだけど、、「マジで!?」あ、板場さん」

「ごめんヒナ途中からスピーカーにしたんだ」

「ううん、気にしないで」

「それよりも小日向さん!!!今の話本当!?」

「うん。本当だよ、迎えまでしてくれるって言ってたから」

「そんなアニメ見たいなことが起きるとは!!!!マジかよ!!」

「小日向さんお礼を言っといてもらえますか?」

「うん。わかったよ。」

「当日すっごい楽しみだよ!!!」

「弓美落ち着きなって、、、、」

「じゃあまたね」

「うん。またー」

 

 

 

 

当日リディアン女子寮前

「ありがとう〜未来間に合ったよ〜〜」

「もう響ったらいい加減ちゃんと起きてよ!」

「いや〜面目ない」

「おはよう!2人とも!」

「ヒナ、ビッキー、おはよう」

「おはようございます。お二人さん」

「おはよう!みんな!!」

「ビッキーが寝坊してヒナが起こしたんだね、、今日も」

「あ、あはは〜、、、、」

「アンタって本当アニメの主人公見たいな感じだねーwww」

 

そんな感じで話してると電話がなった

 

「もしもし?」

「もしもし未来?」

「あ、夜闇君」

「もうすぐ着くよー」

「うん。わかったよ。寮の前でみんなで待ってるから」

「了解〜〜」

「どれくらいで着くの?」

「見えてくると思うけど、、、お!見えたから通話切るぞー」

「はーい」

「ヤミくんなんて?」

「すぐ着くって」

「そっかー」

「どんな片なんでしょう」

「んー近所のお兄さん?」

「何故疑問形?」

「ふふふ」

 

笑い合ってると

 

「お待たせ。未来、響」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせ。未来、響」

「あ、ヤミくーーーーーーん!!!」

 

ッス

 

「あわわわわ!!!」

「ちょ、響!!!!」

抱きつこうとしてそのまま転ける響(バカ)

「はぁ〜〜〜〜。落ち着きなさ過ぎだろ。お前は」

「大丈夫、響?」

「うん。平気だよ」

「ならいいけど」

「なぁ未来」

「なに?夜闇君」

「時間なくなるから、早く乗れ」

車に乗り込んでから言う

「そ、そうだね!みんな早く乗ろう!」

「そうだね!」

「はい!」

「お願いしますね」

「今から楽しみだよ!」

 

車には

助手席に未来

後部座席に左から

安藤さん寺島さん板場さん響の順番で座ってる。

 

「未来忘れ物ない」

「うん。タオルに水分補給するための水とお茶あるよ」

「後ろはあるかい?飲み物」

「もちろん抜かりないわ!」

「こっちはちゃんと用意してあります」

「なら大丈夫か」

「ねえねえなんでわたしには聞かないの!?」

「未来が持ってるから、以上」

「だって響絶対忘れるから用意してあります」

「さすが〜〜未来は心のアミーゴだよー」

「はいはい。全く調子いいんだから」

「同感だ、この馬鹿は学習しないから」

「酷い!!」

「そう言えば自己紹介がまだだったな、俺は神影夜闇だよろしく」

「じゃああたしから、あたしは安藤創世今日はありがとうございます」

「寺島詩織です。今日は本当にありがとうございますわ」

「じゃあ最後はわたし!板場弓美です。チケット用意してくれてありがとうございます!」

「気にしないでいいよ。それよりみんなはNEVERの歌って聞いたことある??」

「聞いた事無いですねわたくしは」

「あたしはあるよ」

「わたしも聞いた!凄いかっこよかった!!」

「そっか、それは良かったよ。俺の好きなバンドだから良さがわかる人がいるのは嬉しいよ。」

 

ナビをいじって、スマホと同期して音量調節してっと

 

「ねぇ夜闇君何してるの?」

「ん?知らない人もいるのでNEVERの曲流そうと思ってね」

「成る程いい考えね!」

「それじゃあ流すぞ。あと、俺20歳だからな?タメ口も程々にな」

「「「え!?」」」

「あれ?19じゃなかった?」

「響、それ去年」

「え゛!」

 

〜完全犯罪⑥⑥BANG‼︎〜

 

「す、凄い歌詞ですわね、、、、、」

「かっこいいじゃん!」

「確かに聞いてると自然と合いの手入れたくなるね」

「それがいいんだよ!それにもう一つの歌もさ盛り上がるんだよ!!!!」

「板場さんだったか、まるで自分の事ように喜ぶんだな」

「すいません。彼女好きな事だといつもこうなんです」

「何故、謝る必要がある?好きな物に熱心なだけさ」

「良くわかってるじゃない!あたしはアニメから人生知ったんだから!!」

「威張って言う事じゃないよ弓美」

「ですわね」

「あはは、、、、」

「うるさくてごめんなさい」

「未来は謝らなくていいよ。曲が変わるな」

 

〜⑨Till you know〜

 

「これが、NEVERですか」

「この二曲目は祭りとかイベントで盛り上がるわね!きっと!」

「これからそのイベントに行くんだが?」

「あの、一つ聞いていいですか?」

「ん?なんや?」

「「「え?」」」

「あー、彼は普段は普通に話すんだけど、気を抜くと関西弁出るんだ」

「まぁ、あんま気にせんといてや。響が世話になったみたいやけど、これからも仲良くしたってや。」

「もちろん!」

「友達ですしね」

「見てて飽きないから」

「最後ど言う事!?」

「ははは!仲ええことで、お、ついたで今回のメイン会場に」

 

既に人が多く集まっているドーム型のライブ会場には

今日のライブを楽しみ、3万人の人が集まりつつあった。

 

「さぁ!今日は思いっきり盛り上がろうか!」

「「「「「おおーーーーー!!!!」」」」」



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NEVERvsツヴァイウィング②

アンケートやってるので投票お願いします
評価と感想待ってます


ライブ会場ではそれぞれのファンが今か今かと待ち焦がれつつも、熱気が凄いことになっていた。

今回だけの共演時間も夕方でいい頃合い。

もちろん最初にブチかます。

 

会場のライトが消えた瞬間、会場のヴォルテージはMAX

「「「ワァァァァァァァァ!!!!!!」」」

 

スゲェ、、、、これがライブの熱気か

心臓の鼓動が早い

この感覚久々だ。

思いっきり暴れたくてたまらないこの感覚。

 

スクリーンに映しだされた

カウントダウン

 

ステージの上で準備万端の俺ら。

《見せてやろうぜ。俺達NEVERの力をさ!》

心の中で思ったことは、全員が同じだった。

 

カウントがゼロになった瞬間

始まるギターの演奏

最初はこれだーーーーー!!!!

 

 

 

「完全犯罪⑥⑥⑥BANG!!」

 

奮い立つ地下小さな部屋 飾りだけじゃ飛べるもんか

ちょっかいを出すあの人は 同じRED

 

可哀想と手を伸ばすなら 引き摺り込んで壊そうか

何人そんな窮屈さで 親身になったフリをしてる

 

グッナイ 少し戸惑って 数え歌じゃ寝付けない (400と95)

今度はどんなサプライズで 揺れたい (You and I)

興味を持てなかった昨日を握って

 

Kill! Dash! Dead! Dock Come!

 

完全犯罪 星を砕いて君色に染める ⑥⑥BAND

勝手気まま 血の行くまんまに 7色を歌う⑥

完全犯罪 ハート射抜いて闇の中消える ⑥⑥BAND

退屈で暗い倫理を変えてく ⑥⑥⑥⑥Bang!

 

 

演奏終了

 

「初めましてだな!!!野郎ども!!!!」

「しょっぱなから飛ばすか。普通」

「合いの手完璧だったんだか?連中」

「すごかった」

「ああ、見事なものだ」

 

「「「ワァァァァァァァ‼︎‼︎」」」

「では改めて、、俺達がNEVERだ!

先ずは挨拶がわりに一曲行かせてもらったぜ!

てめぇーらが知ってる曲だったろ?作詞作曲俺がやってるからな!」

「本当、無駄に凄い特技だよそれ」

「「「うんうん」」」

「って、今はそんな事言ってる場合じゃない!

早速で悪いが俺らNEVERの自己紹介と行こうか!!!

先ずはギター、、、、松ーー!!!」

 

「っていきなりワタシから!?」

オレンジの長髪に男を虜にするデケェ胸が特徴の姉御

知るとぞ知る灰猫の主人さんです。

 

「一言どうぞ」

 

長い髪を振りまくだけで

オォォーって声が挙がるあがる。

 

流石お色気担当

 

「ワタシ達から目を離すんじゃないよ!」

 

ワァァァァァァァァ!!!!

 

「ベース、、、、雪ーーー!!!」

 

「私が次か、、、」

真っ白になる卍解の人です。

 

「今日は楽しんで行くがいい!」

 

簡潔〜〜。

 

「キーボード、、、、桃ーーー!!!」

the幼馴染みポジでよく刺されるあの子。

 

軽く弾いてから

「今日はよろしくお願いします!」

丁寧にお辞儀付き

 

「ドラム、、、、弓親ーーーー!!!」

ナルシストデス以上

髪は長い

 

「今日の僕は華麗に決めるさ」

 

「最後にリーダーでボーカルの八神だ。よろしくな!」

「二曲目聴いてください」

 

「⑨,till you know」

 

 

 

 

 




遅くなりました。
アンケートは
今週金曜までやってます。


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NEVERvsツヴァイウィング fin

アンケートの投票ありがとうございます!
前回投稿するまで斬月がトップだったのでやっぱそうかーって思ってたんだけど。
まさかの僅差で千本桜が選ばれました!!!
そして投票数が一気増えて(・・?)ってなったわ。

ゴジラの次はガメラか

今度またアンケートを取りたいと思います。
ではその時まで。


「⑨tillyouknow」

 

何だか気が乗らない日は 何でも後手に回してた

愛も夢もお金も 興ざめの宴

中途半端な自意識 勘違いな『らしさ』を

なんと立派なプライドで 飾ったままで

 

『踊れない こんな戯曲じゃ

(最強の⑨あたい, till you know)

 

食い違う 右と左のステップが

自分でも不思議なくらいに

(最強の⑨, till you know)

反発する 恥ずべきはどっちだっけ?

 

馬鹿にされる賢さ 笑い者の強さを

何の覚悟も持てない 僕にください

騒げや騒げ 一期一会の祭り

笑えもしない俗な 日々は脱ぎ捨て

演奏終了

 

「さーて俺たちの出番は一旦終わりだ!!」

 

《ええええええええええ!!!!》

 

「そう言ってもらえるのは嬉しいけどな?」

「そうね彼女たちが残っているから仕方ないわね」

「ああ、早くステージから降りて譲ろうじゃないか」

「トップアーティスト、、とやらにな」

 

《うおおおおおおおおおお!!!!》

 

「ではお待ちかねの、、、、ツヴァイウィングの登場だ!!」

 

 

 

 

ステージ横

 

「全く、いきなりやってくれるよな〜」

「本当だね。すごい音楽だった。私たちには出来ない音」

「だけど、私たち2人いればどうってことないだろ?」

自身に満ちた笑顔私に向けられた。

「そうだね。奏」

「ああ、あたしと翼両翼揃ったツヴァイウィングなら、、、」

「何処へ立って飛んでいける!!」

 

手を握りながら並んで立つ姿は飛び立つ前の鳥のようだった

 

「ではお待ちかねの、、、、ツヴァイウィングの登場だ!!」

 

「いくよ!奏!!」

「ああ!行こう翼!!」

 

 

Now praying for your painful cry...

Fu- uh yeah ...Fly

 

幾千億の祈りも やわらかな光でさえも

全て飲み込む 牢獄(ジェイル)のような 闇の魔性

 

カルマのように 転がるように

投げ出してしまえなくて

今私らしく駆け抜けて

 

届け届け 高鳴るパルスに 繋がれたこのBurning heart

強く強く 心のシリウスをただ見つめる

この闇を越えて

 

絡み付くようなノイズも 凍りつく静寂さえも

全て掻き消す 賛美歌(キャロル)のような 君の鼓動

 

裏切るより 傷つくより

穢れなく生きたかった

そんな夢を今は眠らせて

 

この手この手 重なる刹那に 砕かれたParanoia

熱く熱く 奏でる記憶でリフレインしている

命の向こうで

 

for love uh

涙はもういらない

輝くことさえも 夢をいだくことさえも

宿命のような 貴さは義務を伴う―ノブレス・オブリージュ―

激しくなれVoice & Soul

いつか いつか 想い 届け

 

とぎれとぎれ オルゴールのように 儚げなこのBeating heart

遠く遠く 孤独のシリウスをただ見つめる

Ah 果てない旋律(Ah メロディ)

羽ばたいたこのBurning heart(Burning heart 届け)

強く 強く 戦う この胸に響いている(奏でるまま)

この闇を越えて

 

 

「「「「ワァァァァァァァァァァァァァァ」」」」

 

NEVER 視点

 

「なるほどねぇー」

「これがツヴァイウィングですか」

「普通ですね」

「貴様はどう思う?」

「ただの雑音だこんなの」

「「「「言うと思った」」」」

「なら聞くな」

「次何歌う??」

「練習した新曲でいいんじゃない?」

「賛成」

「構わない、むしろその為に来た」

「さて、プロがアマチュアに負ける未来を見にいくか」

「ありがとうみんな!!!」

「まだまだいけるかーーーー!!」

 

「「「ワァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」」」

 

「さすが、ツヴァイウィングですね」

「凄いですねぇー」

「そうだね」

「ああ」

「、、、、、、」

 

「NEVER、、、」

「素直に受け取っていいのか?その称賛は」

 

「さぁねそれは君たちに任せるよ。」

「でもどちらが盛り上がったかって勝負」

「見えてるよね結果は」

 

「へえー、言うじゃないか?」

「私たちが負けると?」

 

その言葉に俺は無言を貫き、マイクへ向かっていき

「今から歌うのはNEVERの最後の曲です。この前放送で言った。

新曲を一つここで披露する。だからさっさとはけろ。ツヴァイウィング」

 

「あんた、いちいち喧嘩売ってるのか?その言い方」

「奏!」

 

「今回のことはそもそもあんたらが言い出したことだろう?」

「そうそう。俺達は配信してるだけだったのに」

「先に喧嘩ふっかけたのは貴様らだ」

「自覚なかったのかい?」

「売られた喧嘩は買うそれだけ」

 

こちらの言葉に怒り浸透の片翼それを諌める片翼

 

「最後にツヴァイウィングへ向けた言葉がありますからそれを聞いてから殴るなり、喚くなりしてくれ」

 

「このやろう、、、!」

「奏!もういいから行くよ!」

 

二人がはけたのを見て

 

「それでは聞いてくださいNEVERで光の記憶」

 

真っ白に降り積もる光に手をのばした 記憶あの日のままで

失くしてしまわないように 言葉に託した想い 君に届けて

 

月明かりに照らされて 夢のかけら夜に舞う

震えながら寄り添った 温もりまで覚えている

 

未来はその扉を開いて

 

瞳の奥映し出す 物語はいくつもの

涙を超え 新しい景色をまた見せるから

たとえ君が明日を見失って 移り変わる季節(とき)に心を奪われても

 

真っ白に降り積もる光を追い続けた 記憶あの日のままで

壊れてしまわないように この胸に秘めた想い 君に届けて

 

遠い過去に散りばめた 夢のかけら手のひらに

拾い集め何度でも 言葉にして捧げよう

たとえ君が明日に背を向けても 移り変わる季節(とき)はあの空を染めていく

 

真っ白に降り積もる光が明日を見せた 記憶あの日のままで

離れてしまわないように涙に隠した想い 君に届けて

 

重なり合った二つの影 呼び合うように

終わる事なく運命(さだめ)の糸を手繰り寄せる

 

鐘の音聞こえる その手を握りしめた 記憶あの日のままで

刻んだ時間のなか 小さく芽生えた想い 君に届けて

 

いつまでも降り積もる 光が君を抱いた 記憶あの日のままで

忘れてしまわないように 未来に描いた想い 君に届けて

想い君に届けて

 

 

「この勝負俺達NEVERかツヴァイウィング」

「どっちの勝ちか」

「君たちに決めてもらう」

「結果は、、、、」

 

NEVERの文字がスクリーンに映し出された。

 

「分かりきっていたが」

「嬉しいモノだね勝利は」

「今夜はご馳走がいいな〜」

「考えておく」

「私手伝います!」

 

「負けた、、、か」

「奏、、、」

「存外に悔しいなコレは」

「うん」

 

「トップアーティスト(笑)」

「やめな弓親」

「アマチュアに負けるってどんな気持ちですか?」

「桃!?」

「あ!つい、、」

「あんたたまに毒吐くよね」

「そう、、、なのか??」

「俺は気にしてない」

「あんたには聞いてないよ」

「へいへい、、、、なぁ、ツヴァイウィング」

 

「なんだよ。」ギロ

「奏、、、、、流石にそれは」

「あんたらとのコラボ今回限りにしてくれよ」

「どう言う意味だよ。それ」

「理由を聞いても?」

「俺たちがあんたらを嫌いだから、

何も失ってないあんたらが、、、」

「失っていない???」

「それは、、、」

「俺たちNEVERは二年前の被害者だからさ」

「「!?」」

 

ざわざわざわ観客もザワついてきた。

 

「失ったものが大きすぎてさぁー、憎しみが強いんよ」

「家族や大切な人達を失ってきた、アンタらにわかるか?

住んでる地域から爪弾きにされたり、嫌がらせを受ける辛さ

友達だった奴ら手のひらを返して避けるようになり

いじめや差別に発展しても何もしない学校、

見て見ぬふりする教師。何もしてないのになぁー。

なんでそうなったんだろうな?

どっかのアーティストのライブに行っただけで全部失った。

ライブをやったアーティストは何も失わずにテレビから消えたし。

雑誌もニュースもアーティストについて言及せず、

被害者ばかり悪く言う。

なぁ、、、、、、教えて来れよ

ツヴァイウィング。

何故テレビからマスコミから消えた?

 

答えろ!!!!!

 

「「、、、、、、、、」」

 

「無言、、、か。それが答えか。この偽善者が!!!」

「準備出来たよ」

「ああ、コレで奴らも終わりさ」

「少しはせいせいするかも」

「はい。このスイッチを押せば映るよ」

「サンキュー」

 

「あたい達が」

「偽善者、、、」

 

「その通りだろ??今からその証拠を見せてやるよ」

 

手に持ったスイッチを押した瞬間

スクリーンに映し出された映像に二人は絶句した。

「!?」

「な、、、!」

 

そこには変身してノイズと戦う二人が映っていた。

 

「世間から隠されていた真実さ!!!!」

「ツヴァイウィングの正体は」

「ノイズを倒すことができる唯一の存在」

「特異災害対策機動部二課所属の」

「シンフォギア奏者って訳さ。」

「二年前のあの日も、どうせ、ノイズを誘き出すため作戦だろ?」

「ノイズを倒す為にライブやったわけだ。」

「最低の人殺しだな」

「お前らツヴァイウィングの歌はノイズと同じ雑音で聞くに耐えん。

だからさっさと絶望して地獄を見ろよ。偽善者」



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新たな死神

あのコラボから二週間前過ぎ

これまで以上に注目を浴び始めているNEVERと

奏者であることが露見したツヴァイウィングは記者会見を開きそれが真実であること、

二年前の事件も自分たちが悪く生き残った人々や被害者の遺族に対して申し訳ないと頭を下げ

これまでの迫害や誹謗中傷を黙認するよう政府に言われていたことを告白

この会見は全国の多くが見ていたこともあり

政府の対応に対して被害者達は怒りを露わにした。

自分達に起こった事が政府によるものだという事

警察や国家権力が動かなかった訳を知り世間は連日

この報道ばかりしている。

 

わざわざ迫害を受けている家にアポ無しで赴き

あれこれ質問するレポーター。

自分たちは何もしてないとシラを切る隣人(害虫)ども

連日にわたりに二年前の話題がニュースで引っ切りなしに報道されている。

 

俺が久々に響の家にお邪魔している時に

(未来と響喧嘩中)

"運良く"来てくれたので、、、、、

 

「おいあんたら、ちゃんと許可取って来たんだよな?、え?取ってない??おいおい今時無許可で他人の家上がって取材すんのがあんたら報道関係者のすること何かぁー、なら俺があんたらの家勝手に上がってもええって事やな?。犯罪?不法侵入??アンタらやて同じやん。勝手に来て上がろうとして取材の許可も取ってない。同じやろ?違うんか???へぇー、、、、そうかいな、、、そう言えばコレ生放送なん?ほんまに?、、、、それは悪い事言うたなぁ〜。

アンタらも今スタジオでこれ見とるヤツもテレビで見とるヤツも気ぃつけなあかんで?

二年前の被害者は報道関係者を許さなんからな?

アンタらの家族、恋人、友達が酷い目にあっても知らんで?

大事なもんはちゃぁんと守ってやらんなな。

それとこっちはアンタらに話すことはないから

さっさと帰れ帰れ」

 

そう言って追い返したんやけど。

 

後ろで響が涙目で震えとったわ。

 

なんでや

 

ちなみに、カディンギルは発射されず

理由は

ソロモンの杖とネフィシュタンの鎧

俺らがフィーネからコッソリ没収

クリスとの関係修復

今じゃ仲の良い親子です。

そして何より驚いたのが

 

未来が話したい事があると我が家にきて、

お茶を飲んで一言

「、、、、今、なんて言った?」

「私を死神にしてください」

「はぁ、、、未来、、なんで俺が死神って教えたと思ってるんや」

「隠し事して悲しませたくないから」

「正解や。誰も死神にしたくて教えたんやないで?」

「うん。分かってるよ。」

「ならなんでや?」

「それは、、、」

「響が隠してた事がそんなにショックか?」

「、、、、、」

「図星かいな」

 

あの日響を心配した未来と一緒に探してたところ

爆発

上から車

思わず未来を庇う

車を受け止めた響

驚く二人

気まずい響

その後二課で保護され

響と喧嘩ナウ

 

「あの時は詳しい話は聞けずに返されたから、あの人達に詳しく聞かなきゃならん。」

「でもな?未来、、死神になるってどえらーツライで?それでもなりたいか?」

「これ以上は、誰かに守られるだけの存在でいたくないの!だから、お願い!」

 

・・・・未来に霊圧があった正体はこれか・・・

 

誰かを守りたい、、いや。

 

誰かの力になりたい

その思いが人一倍強い子やもんなぁー、、、。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ、、、、」

「わかった。未来を死神にしたる」

「!?」

「ただし!、めちゃくちゃツライからな死神になるいうんわ。弱音はきかんからな?」

「覚悟の上です」

「わかった、、、、雪」

「ここに」

「お前が波長合うと思うんだが?」

「、、?、、、これは、、!」

「どうや?」

「確かに、、これなら、、、」

「ねえ、、神影くん」

「ん?なんや未来」

「なんでここにNEVERの雪さんがいるの??」

「あー、、、、そういえば言うてないか。NEVERは俺が作ったんや。」

「それじゃあNEVERって、、、死神」

「そゆこと」

「ちなみに松と弓親と雪の三人と俺と桃はちょっと違うんや」

違う???」

「私は前の持ち主の姿を真似てここにいるんです」

「前の、、、持ち主、、」

「死神は滅多な事じゃないと死なない。死ぬとすれば殺される時か事故だけや。雪の前の持ち主は堅物で、絵が下手でそれでも自分の信念を持った死神や。最後はどうなったかは知らん。雪も知らない事や。」

「もしかして、、、似てるの?私と、、」

「正解。そして死神はあんま年取らんねん。それでもええなら、、雪手をとりぃ、、、そっからはアンタら次第や」

「、、、、、」

 

未来は黙って雪の差し出した手を握った。

 

 

 

 



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閑話 ツヴァイウィングvsNEVRE バトル

お久しぶりですね。
今回はライブの後に起きた暴露からその後に起きたことです。


「お前らツヴァイウィングの歌はノイズと同じ雑音で聴くに耐えん。

だからさっさと絶望して地獄を見ろよ。偽善者」

 

「、、、、、、け、、、な」

「あ?なに?」

「ふざ、、、な」

「ちゃんと言えよ」

「ふざけんなって言ってんだ!!!!」

「奏、、、」

「ライブの被害者ってのはわかった。その後あたい達がテレビに出ず謝罪も何もしなかった!それは事実だ。でもな、偽善者って呼ばれる謂れは無い!!」

「つまり認めるって事だな?シンフォギア奏者ってことを」

「ノイズを倒してる事を。そしてアノ日のライブが見せかけだったって」

「「、、、、、、、、、」」

「無言は肯定と同じと言うね」

「もういい」

「八神、、、?」

 

俺は左手を顔の前に持っていき俯いた。

その動作でメンバーは納得して

 

「やるんだね」

「見たいね」

「彼らしいね」

「ああ」

 

「お前らは、、

自分達が何を言っているのか分かっていない様だな?

ライブは政府の実験を隠すための隠れ蓑。

それで生き残った連中に対する対応で迫害を誘発

そんな事平気でする政府の犬が、、、、

  (左手を下に降った)

《何も知らずに平穏に生きてる?

許せるはずがねぇ、、、、、、!!!!》」

 

顔を上げた俺を見て震え上がる二人

「あ、、あ、、あ」

「その、、、、《仮面》は!!!」

 

(仮面のモチーフは00のミスターブシドーの目元

口元は般若になってる)

もちろん色は白

 

『さて、裁きの時は来た、、、っと言うことか』

 

その一言で二人は動けずにいた

 

『どうした?目の前に死神がいるのに、何故纏わぬ?

戦う気も無いと言う事か。』

俺は左手に持ってる刀を抜き刃先を目先に向けた。

 

『纏えよ、シンフォギアを待ってやるよ』

『それとも、片方でも斬れば纏うのか?』

「翼、、、ごめん」

「っ、奏!」

 

Croitzal ronzell gungnir zizzl

「そこまで言うんだ。ただで返すわけにはいかねぇーぞ」

『ならばどうする』

「その仮面引っぺがして素顔晒して貰おうか!」

『ッフ、、、やってみろ、出来損ない』

「(ブチ)、、、ぶっ殺す!」

 

槍を振り回しながら突っ込んできた

浅はかな。

「奏突っ込んだら!」

「オッラァ!」

勢いよく突き出した槍先を弾き代わりに足に傷を付けた

「っ!!」

「奏!!!」

『桃、松、結界を張っておけ』

「っは」

「はい」

 

「結界だと?なん為にそんな事」

『無論、貴様の被害者を出さない為」

「つくづくイラつかせるのがうまいな」

『そうか』

 

言い合いながら相手の攻撃をいなし、防ぎ、交わしていると

(そろそろか)

俺は振り下ろされた槍先を斬って客席に飛ばした

破片が客席に飛んだが結界によって阻まれ防がれていた

 

「きゃあああああ!!」

「な!」

『よかったなソレがあって、なければ今頃怪我人が出たか』

「貴様!!!!何をしている!!」

『何かあったか?』

「何かって、、、、お前!!!」

『怪我人が出ないように結界を張っているのは俺の仲間だ。

こうなると分かっていたから、先にやらせた。』

「貴様!」

そう言いてまた突っ込んで来たが、今度はこっちが攻勢に出た

腕や足に切り傷が目立ち始め、息切れし、槍もボロボロになり

色褪せて見える。

「はぁ、、はぁ、、、、はぁ、はぁ」

『もう戦えぬか、なら終いにするか』

「ふ、、ふざけんな、、まだ!」

『もう良い。相手するだけ無駄だ』

 

俺はアノ構えを構えた。

 

散れ

       千本桜

 

 

刀の刀身が無数の刃に分裂した。

そして光に反射し桜の花弁のようにみえている。

 

(なんだ、、、これ、、、)

 

そして無数の刃に飲まれた。

 

全身刻まれ倒れる奏

ギアは解除されたが

刻まれ血だらけのまま仰向けに倒れ伏す。

「この程度か」(刀を納め)

 

「か、、、奏ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 



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仲裁

ルナアタックを事前に防ぎ、

巫女の思想をぶっ壊し、新たな家族を築かせ

幼馴染み達は喧嘩して一体何やってんかねー俺は。

 

しかも、死神になりたいと言い出し、

それを了承とかほんと何やってんのかな、、、、。

 

ノイズの被害も減少してる今日この頃

宝物庫の鍵を持ってる俺からすれば当たり前か。

自然発生するのは仕方無いからな。

 

そこに俺たちが出しゃばることはしない

奏者に任せてる。だってソレが仕事だしね。向こうの。

 

あの二人の喧嘩も一応収まった。

わかりやすい喧嘩両成敗でな。

なぜなら、俺がキレた。

 

あの日何の用なのかまた発令所に呼ばれた俺と未来

響は未来をちらっと見て何か言いたげな顔でこっちを見て

未来はガン無視、、、、、。

「、、、、、、、」

「、、、、、、、」

 

空気が重い

 

みんなして顔を見合わせて誰か何とかしてって感じだ。

 

しゃーなし

「今回はどんな用件で呼ばれたんですか?俺ら一般人を」

「、、!あ、ああ実は頼みたいことがあってな」

「頼み?」

「ああ。実はアメリカから我々と同じように聖遺物の研究をしてる方々をこちらに迎えるのだが、何かと不自由をかけると思ってな。そこで、、、」

「そいつらの街案内でもしろってか?その言い方だと俺らが年近いみたいだな?くる連中も奏者か。」

「、、、、、その通りだ」

「政府はどこも一緒だな、、、、年端もないガキに化け物退治させてるんだからな?」(ギロリ)

「、、、、、、。」

「まあ適合率とか、条件とか色々あるし仕方ないって思うんやけど、そいつらの人生の責任ちゃんと取れるんだよな?」

「無論だ。そのために我々がいるのだ」

 

お人好しもここまで行くと呆れるわ。

 

「でだ。それならここに居る元歌姫とウチのバカとそこの銀髪ちゃんで何とかなるんじゃないのか?何で俺と未来を呼んだ」

「誰が銀髪ちゃんだ!」

「自己紹介してもらってないから」

「う、そ、それはすまん。あたしはクリス、雪音クリスだ」

「クリスか、いい名だ。俺たちのことは知ってると思うが、

俺は神影夜闇、あっちが小日向未来。立花響の幼馴染みさ。」

「ああ、聞いている協力者だったよな」

「そ。避難誘導とか簡単な事の民間協力者って奴」

「なるほどな、苦労してんな、、、アンタ」

「、、、、わかってくれてありがとう」

「それとな、、桜井了子っているだろ?」

「桜井了子?、、、、、ああ、白衣着た団子頭の人ね」

「そういう覚え方か?、、、まあいいや。その人あたしの母親になってくれたんだ」

「、、、養子縁組か。君も色々な事を見て、聞いてきたんだろう、それに対して俺は何かを言う事もすることもない。」

「、、、、」

「だが、お前を心配してくれる奴が一人でもいるなら、それはとてもいい事だ。大事にしな。部外者言うのも何だけどな」

 

頭を撫でながら俺はそう言った。

 

「さて、そろそろあの馬鹿どもの喧嘩止めるか」

 

 

 

 

「いい加減にしてよ未来!!謝ったじゃん!」

「謝ったから許すって思ってるの!?私も彼も!ずっと心配してた!夜遅くまで探し回って!ヘラヘラ笑いながら帰ってきて、大丈夫、へいきへっちゃらっていつもいつもいつも!!!」

 

お互い顔を近づけて睨み合ってる。

はぁ、、、、、、、。

 

「そこまでだ。お前らいい加減にせんか」

二人の間に割って入り一旦引き剥がす。

「お前ら、もういいだろ。それ以上やると取り返しがつかなくなるぞ」

「「だって響(未来)が!!」」

「失ってから!、失ってから後悔しても、遅いんだぞ!!」

「「「「!!!!!!」」」」」

 

俺が大声を上げた為みんな驚いていた。

 

「あの時ああすれば良かった!他にも手があったはずだと!考えて考えて考えて!ずっと、、、、、ずっと後悔し続ける人生を送るつもりか!、、、俺みたい、、、、叶わない願いを抱きながら!それでも信じて待ってる俺と、、、、同じ思いをしないくれ、、、、」

「や、闇君」

「、、、」

「お前らの手は、ちゃんと届くんだ。二人に。なら、無くすような事すんなよ、な?」

 



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FISとの邂逅

キャラの性格が変わってるかもしれませんが
お許しを


喧嘩の仲裁と頼まれごとをされてから二週間経った頃また連絡がきた(響経由で)内容は前回の頼みの件だった。

仕方なく未来と響と一緒に行くことになった。

二課の本部はリディアン地下から別の場所に移される事なくそのままだが、本部に行くのにリディアンの外からでも行ける様に通路ができてた。

何でも近くに空き家がありそこを改造したらしい。

 

何でもありかよ、、、、、、。

 

でだ、元空き家には駐車場になってた。

しかも月極駐車場だった。

そして警備員がいるであろう場所にエレベーターがあってそこから行くようになってた。しかも地下に着いたら一直線の自動通路

乗ったら勝手に動く動く道である。

 

何この技術、、、に乗って行ったら。

、、、、、、、、、。

うん。

いるのは、、、わかるん、、だけどさ。

実際会うと、、、。

凄いね、、、、、、、、、。

コレが有名人のオーラか。

 

「凄いね、、、。」

「ああ」

「コレがオーラ、、、!」

「いやー、緊張するわ」

「「うんうん」」

全部小声で話してます

 

とりあえず話すか。

 

「コレはど言う状況なのでしょうか?」

「「???」」

「状況とは?」

「貴方達が来るまで話がどこまで進んだかと言う事ですね」

「その通りです」

「大した話はしてません。私達の引き入れの件で話してたぐらいで、自己紹介も済んでません」

「そうでしたか。では先に私達の紹介をした方がいいですか?それとも二課から紹介しますか?」

「、、、そうだな、こっちはまだ人が来てなくてな先に頼めるか」

「わかりました、、、、、それと、、時間厳守って知ってます?」

「返す言葉も無い」

「はぁ、ならさっさとしますか」

 

俺は一歩前に出て

「初めまして、俺は神影夜闇。民間協力者です」

「民間協力者とは?」

「ノイズが出た際の避難誘導などを行う事です」

「民間人の被害を出さない為ですか。」

「そうです。少しでも安全に戦ってもらう為ですかね」

「なるほど、そうですか」

「あとは奏者の送迎ですかね。約1名の。後ほど紹介があります」

「そう、、ありがとう」

「いえ」

「じゃあ、次は私、かな」

「そうだね」

「じゃあ、初めまして私は小日向未来です」

「貴女も民間協力者ですか?」

「はい。そうです」

「なった理由はあえて聞かないわ」

「ありがとうございます」

「それで最後の貴女は?」

「えっと、私は、、、、、、」

 

「ごめんなさい!!!遅れたわ!!!」

 

バタバタと走ってきたのは、、、、団子頭だった。

 

「、、、了子くん」

「あら弦十郎くん、どうしたの?頭抱えて」

「桜井女子」

「了子さん」

「な、なに、、翼ちゃんと奏ちゃんも、、」

「「「今日ぐらい時間を守ってください(くれ)!」」」

「ご、ごめんなさい、、、、、」

 

今日ぐらいって

いつも遅刻しているのか。

 

「、、、、すまない。身内の恥を晒す事をしてしまった」

綺麗な90度お辞儀だ事

 

「まぁ、なってしまったものは仕方ないのでは?」

「「(コクコク)」」

「随分と、仲が良いのですね。FIS(こっち)とは違いますね」

 

「気にしたら負けだと思う」

「国の要じゃなかったか?ココ。」

「あ、あは、あははは、、、、、、」

 

「ん゛ん゛。では、了子くんもきたので我々二課の紹介をしていこうと思う」

「先ずは、俺から行こう。俺は風鳴弦十郎。この、特異災害機動部二課の司令をしている!これからよろしく頼む!」

「次は私がやるわ。私は桜井了子天才科学者にして聖遺物研究の第一人者よ!これからよろしくね♪」

「では、次に私が。私は緒川慎次といいます。」

 

ぱっと見優男である。

 

「私はエージェントで主に情報収集をしています」

「次は私達オペレーター陣ね」

「そうだな」

「私は友里あおいと言います」

「俺は、藤尭朔也と言います」

 

「次はウチらの番か」

「天羽奏だ。奏者としては戦うことは出来ないけどな」

「風鳴翼です。天羽々斬の奏者です。」

「私は立花響!奏者としてはまだまだですけど!よろしくお願いします!」

「雪音クリスだ。二課に来たのはつい数週間前だ」

 

「自己紹介ありがとうございます。では、私達の番ですね、、、、、。マリア、貴女からなさい」

「OK mam、、、マリア・カデツァヴナ・イブよ。マリアでいいわ。よろしく」

「ん?、、、、うーーーーーん????」

「どうした立花」

「いや、なんかマリアさんから、なんて言うのかわからないけど、、、同じような感じがする」

「同じ?、、、何言ってんだ?このバカは?」

「同じような感じ?、、、、、、!」

「マリア?」

「どうしたデス?」

「貴女、立花響っと言ったわね?」

「え?は、はいそうですけど?」

「貴女、私と同じガングニールの奏者ね」

「え?はい、そうですけど?、、、ってお、同じ!?」

「やっぱりね、ガングニール同士何か感じ取ったのね。これからよろしくね?」「は、はい!!」

「マム、先にお願いしていい?」

「仕方ないですね。」

「私はナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤと言います。これでも考古学者なので教授と呼ぶ人もいます。この子達からはマムと呼ばれていますが、これからよろしくお願いいたします」

「ああ、こちらこそ宜しく頼みます。」

「次は私、私は月読調(つくよみしらべ)よろしく」

 

ここまで見てて思ったけど家族以上に家族だな。

血は繋がってなくても苦楽を共にしてきた絆はしっかりあるんだな、、、。そう感じていた俺は最後に聞いた名前で激しく動揺してしまった。

 

「あたしは、暁切歌デス!よろしくデース!」

 

「っ!!!!!!!」

 

「ちょっと、、、、、大丈夫?」

「え?」

「えじゃないわよ、いきなりフラついたわよ?」

「ああ、、、、大丈夫だ。たち疲れただけだ」

「ならいいけど」

「じーーーーーーーーーーーーー」

「???どうしたの切ちゃん」

「なんか、見た事あるような気がするデス」

「誰を???」

「あのおにーさんデス!!」

「えぇ!?」

「初対面だと思うだが??」

「自分もそう思うんデス!そんな気がするデス!」

「どう言う意味だ?」

「それについては、今度教えましょう」

「マム!!」

「マリア、これから一緒に戦ってくのです。下手な隠し事は余計な確執を生みます。ならば教えておけば良いと判断しました。」

「わかったわ、ここはマムに従うわ」

「では、皆さんこれからよろしくお願いいたします」

 

その後ちょっとした食事会が開かれ、

大いに盛り上がった



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間話:ちょっとした昔話

お待たせしました!!!


FISと二課と俺達との邂逅後、クリス、響、未来、調、切歌の五人と何かあった時ように忍者が食堂へ行った。

 

ーなんで俺じゃないんだ?ー

 

「なんで俺じゃないんだ?」

「ん?どうかしたか神影君」

「あ、声出てたか。いやなに、未来達が一緒だと俺が付き添うと思ってな。未来やちびっ子二人は右も左もわからないからな」

「ああ、そう言う事か。安心てくれとは言っても信じんだろうが慎二は気配りできるやつだ。心配には及ばんよ」

「そうかい。でだ、何故俺を残した?ナスターシャ教授」

「よく分かりましたね、私が残って欲しいとお願いしたことに。」

「ガキ共軒並み別室へやって俺を残す意味あるか?これからの事を話すなら先ず、部外者である俺も外すはず。一般人である俺を残す意味があるとは思えない。それでも残すのは聞かせれないからだろ?ガキ共の事情について」

「御明察です。これからお話する話をどうかここだけの話でお願いします。マリア、いいですね?」

「ええ、わかってるわマム」

「我々も外部には伝えないでおこう。了子君もいいか?」

「なんで私だけ名指しなの!?」

「身から出た錆だろ」

「桜井女子の自業自得だ」

「「、、、、、、」」

「俺を見るな、マリアと教授。部外者だ」

「そうだったわね。」

「申し訳ありません、つい流れ的に知っているかと」

「そこまで深く情報来ると思うか?政府直属のこの組織で?下手すりゃ物理的に首が飛ぶぜ?」

 

「「「(うんうん)」」」

 

頷くなよ。マジであるのかよ怖ぁ。

 

「う゛ん゛。話の腰を折ってすまない。」

「いいえ、ではお話しましょう。我々FISがなんなのかあの子達の事を」

 

 

 

 

そこから語られた話はあまりにも酷かった。

フィーネの依代となる子供を世界中で探し誘拐

リンカー打って無理やりギアへの適合

銃火器の訓練。

完全聖遺物ネフィリムの起動実験と暴走

それに伴なってマリアの妹セレナの死

米政府から子供達を処分を言い渡される。

 

マリア達適合者を国が扱うということ。

「、、、、、あの子達にどんな事が起こるかすぐに分かりました」

「ノイズとの決戦兵器であるシンフォギアとその適合者リンカーなしでは戦えないとしても良いように利用されるだけだろうな。

それどころか更なる実験で自我を無くすなり命令に忠実な様に改良とかもするだろうな」

「、、、、その通りです」

「でも、教授、あんたが一番最初に思ったのはそこじゃ無いな?確かに今挙げたのも十分ヤバい扱いになることは間違いない」

「、、、、、、、」

「だけど一番考えたくない想像が真っ先に考えに浮かんだろう?」

「、、、、それすらわかってしまったのですか?貴方は」

「身近にいるのでな、、、」

「成程、確かに保護者としてはね」

「ああ、そうだな。あんたの苦労よく分かるよ。同じ苦労人として保護者として」

「、、、ありがとうございます」

「すまないが、、、、説明してもらえるか?」

 

それをあんたが言うのかよ、、、、。

、、、、、あー、そう言うこと、、、、

(この間僅か0.1秒)

 

「風鳴翼、それをあんたが言うのね」

「マリア?」

「言うてやるなイブさんよ。てか知ってんのか」

「ええ、マムから話が来た時に教えてもらったわ。その時に同じ事を思ったわ、、、っ!」

「わかった。ならここから先も俺の予想だが説明すっか」

「お願いするわ」

「任された」

 

そっと車椅子に座ってるナスターシャ教授に手を握られ少し落ち着いたようなマリア

「なんとなくわかったわ私」

「さて、気づいてない人が大半みたいだから予想だし濁して説明再開するぞ」

「ありがとう」

「配慮に感謝します」

「ナスターシャ教授が最も懸念していたのは、、、、。

《マリア含めた三人の身体が弄ばれる事》だろ?」

「「「「!!!!!!!」」」」

「その通りです。リンカーを使い適合数を上げる訓練もノイズを倒す訓練もとても過酷なものです。心を壊してしまうかもしれない。そんな事を強いていながら、あの子達の身体まで汚されれば、心が折れてしまうかもしれない。そう思ったらどんな目に会うか、、、!!」

「マム、、、、、」

「FISにいた子達のは私にとっては実の子同然です。だからこそ政府が実力行使する前に、アル方々に連絡しました。」

「ある方々?それは一体、、、」

「風鳴司令、貴方なら分かるのではないのでしょうか」

「、、、、恐らくとしか言えんが」

「旦那?」

「叔父様?」

「弦十郎君?」

「、、、、、」

「政府の間である取引が行われているんだが、その取引相手は結構高額な金額で取引を行うのでそう何度も出来んがな」

「まさかそれって、、、前に弦十郎君が言ってたアレの事?」

「覚えていたのか了子君。ああ、そのまさかさ」

「国も所属もなにもかもが一切不明のある組織で唯一わかってる事は名前と傭兵として働き、金額次第でなんでもする便利屋のことね」

「傭兵を便利屋って了子さんらしいと言えばらしいか???」

「その組織名はなんと?」

「『スカル』そう呼んでいるわまぁわかりやすいと言えばわかりやすいけどね。でしょ?ナスターシャ教授」

「その通りです桜井博士。私はスカルに連絡を取り、政府の非人道的行いの数々と我々FISについての情報を流し、それなりの額を送金し依頼しました。結果FISは壊滅、政府も国民から非難を浴び役員の総入れ替えなど起きてます。そして何よりスカルによって私もマリアもあの子達もこうして助かったので」

「助かった???もしかして、、そのスカルって傭兵が二課を進めてきたのか?」

「奏、いくらなんでもそれは、、」

「そのもしかてよ奏ちゃん♪」

「「え!」」

「ある日二課のコンピュータにメッセージが届いてね。

アメリカのシンフォギア奏者三人と保護者一人の保護を頼まれたわ。そこには米政府の極秘裏事項数々が添えられてね。」

「日本政府は送られてきた情報に対して信憑性は高いと言う結論を出した。その理由は不明だがな、、、。」

 

当たり前さ

言えるわけない。アメリカの裏情報と一緒に日本政府の汚職、横領今まで隠してた情報をちょびっと送ったからねwww。

 

ネカフェでね、、、、、、。

おかけで出るのがあとちょっと遅ければ確保されてたわ。

ネカフェで送るもの送って早々に店を出て向かいにあったマックでのんびりしてたら数台の黒塗り、、、。

あっぶねーーーーー!!!!!!!

内心冷や汗ダラダラ。

とりあえず、スタコラサッサで周辺から離脱して帰宅

もちろんお土産のテイクアウトも忘れずに。

 

 

さて、現実逃避はここまでにしようかな

だってさー。さっきからずっと

「、、、、、、、、、、、」

「、、、?なんですか?風鳴さんさっきからこっちを見て」

「すまない。ちょっと気になってな」

「なにが?」

「貴方はどこかで剣を習ったことは?」

「、、、それ今関係ある?あとなんでそう思った」

「貴方の立ち方が武人の立ち振る舞いに似ているのだが、、」

「気のせいじゃ無いのか。まぁ、アーティストが剣振り回してる方がよっぽどだけどな」

「、、、っ」

 

やべ、言いすぎたか、、。

 

「テメェ!」

「待って!奏!」

 

胸ぐらを掴もうと伸ばした腕を、後ろに半歩下がり思わず左手を腰に添え、右手で伸びてきた腕をいなした

 

「!あの動きは、、、」

「ぃって!、テメェいきなりなにしやがる!」

「こっちのセリフだ。いきなり掴みかかってるやつがあるか。アーティストやってた時は猫被ってたって事か。本性は猪みたいに突っかかってくる貰い手がいない奴かな?」

「ブチ殺すぞテメェ、、、、」

「やってみろよ。偽善者、、、、」

 

まさに一触即発の状態になりかけた時司令室のドアが開いた。

入ってきたのは切歌だった。

「おいさっきのお兄さんまだ居るデスカ!」

「??どうしたよそんなに慌てて」

「未来さんと響さんの喧嘩を止めて欲しいです!!!」

「またか、、、、、、あのすっとこどっこい」

「切歌喧嘩の原因は何?」

「えーと、みんなで色々な話をしてたんデス!趣味とか街のこと教えてもらったデス!」

「それはいい事だな、今後外に出る時知っていた方がいいこともある」

「はいデス!、それで、ドコドコは危険だから近づかないように、、って話してたら、、、、、」

 

「えーとここは危ないから近づかない方がいいよ!」

「なんで危ないと分かるんですか?」

「それは、、、、、」

「響が人助けでその場所に一人で突っ込んだからだよ」

「ちょっと!未来!?」

「なんとく予想ついた」

「クリスちゃんまで!?」

「しかもここって建設途中で計画頓挫してそのままになった廃ビルで危ないのに突っ込んで行って擦り傷だらけで戻ってきたんだよ?こっちがどれだけ危ない、危険だ!って言っても聞く耳持たずに『へいきへっちゃら』の一点張りだったからね。」

「でも、私は無事だし!中で怪我してた子犬も助けれたからから問題なし!!」

 

「そう響さんが言ったあと、、、未来さんがブチギレたデス、、、、、すごく、すごく!怖かったデェェェス、、、、、」

「普段温厚な人って一度怒ると収拾つかないのよね、、、」

「ええ、身にしてますよ。かれこれ何回めだこれ」

 

ため息つきながら現場に向うとする彼に

「ま、まって!!」

「あ?なんだよ」

「貴方のさっきの動きを見て確信しました。貴方は剣を、それも私と同じ刀を扱った事があると!」

「(さっきのあの動きでか、めざといな)そんな事テメェに関係ねぇだろ」

「、、叔父様この後シュミレーター室の使用許可を」

「どうする気だ翼」

「彼と手合わせしたいので、、、」

 

自分勝手すぎだろ

 

「断る、テメェの自分勝手な自己満足に付き合うかバーカ」

 

「つまり卑怯者で後ろめたい事があると言うことか」

「その言葉そっくり返すぜ?偽善者さん?」

 

「、、、、、、、、」

「、、、、、、、、、、、」

 

睨み合っていると

 

タタタタタタタタ!!!!

 

なんか走ってきたな

「神影君大丈夫!?なにがあったの!?」

「未来??別に何も無いが?」

「未来〜待ってよ〜!!」

「あいつ、、、走るの、、は、早すぎ、、だろ、!」

「うん、びっくりした」

「えへへ〜未来陸上やってたから走るのはやいんだぁー」

「お前が自慢するとこじゃねぇ!!!」

「あいた!!!」

「なにやってんだ。あいつらは」

「、、、ねぇ神影君」

「なんだ未来」

「本当になにも無い???

(さっき霊圧上がったの感じたんだけど!!!)」

「(感じ取ったのか?なんでも無いよ)

いやなにも無いよ。未来が怒ったって聞いただけ」

「あ、切歌ちゃんからね?うん。流石に我慢の限界だった

(じゃあなんで貴方の霊圧が上がったの!?)」

「まぁたまには溜め込まず、発散する方がいいな

(手合わせしたいと申し込まれた。翼にな足捌きで何か感じ取ったみたい失敗した)」

「そうだね、今度からそうするよ

(うーんいいんじゃない?いずれバレるし)」

「ああ、そうしてくれなんなら相談には乗るぞ

(それもそうか。だがいいのか?)」

「(うん響が先に隠してたんだし)ありがとう!」

「(結局そこかよ)どういたしまして」

 

「、、、、、風鳴翼、、、」

「なんですか」

「条件を飲んでくれるなら手合わせしてもいいぜ?」

「!!!誠か!?」

「ああ、お前が、、お前達が、預けるに値するかどうかを示してもらおうか、それと得物はそっちで用意してくれ。」

「それくらいお安い御用だ!翼と同じ刀ならいくらでもある!」

「本物があるならそれに越したことはないんだが、レプリカでも文句は言うまい。【レプリカでも】な?」

「嫁入り前の姪の体を傷物にされたく無いんだが、、、」

「どの口が言ってんだ?化け物退治させといて、馬鹿か?」

「貴様!叔父様を侮辱するか!!」

「くだらいごたく並べるぐらいなら、さっさと準備してくれ

わざわざ時間作ってやるんだからな?小娘」

「その減らず口聞けぬようにしてくれる!!!」

「やれるもんなら、やってみな」

 

(未来、今回の手合わせでバラすぞ)

(うん、、、、わかった)

(ごめんな)

(気にしないで、覚悟してたから)



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戦場育ちの刀

気づけば二年も経ってた。


あの後忍者に更衣室へ連れていかれ

ジャージか袴どちらがいいか聞かれた

(何故2種類ある)

「こちらで用意したサイズは大丈夫かと思うのですが」

(何故ピンポイントである!?)

内心ツッコんでいたら

「サイズはSMLからLL、XLまでありますから」

「用意周到だな、流石政府の犬」

「それを言われると、、、、、なんとも」

「でしょうね」

(ジャージでいいか。そこまで本気にはならんやろ俺自身)

俺はテキパキとジャージに着替えシュミレーターへ案内してもらった。

シュミレーターには既に青髪がスタンバイして

外にみんないた。

「お待たせ」

「あ、闇君!」

「ジャージにしたんだ」

「??どゆこと?」

「翼が袴姿でやってきたからなぁ」

「カッコよかった!」

「あっそ」

「反応冷たいデス!?」

「んー興味ないからな」

「どうして、、、?」

「失ったことがないから」

「あなた、まさか!」

「おっとそれ以上は野暮やで?イブさんよ」

「ねえ、、神影君」

「ん?なんや未来?」

「気をつけてよ(あまり大怪我させるとノイズが大変だから!)」

「わかってるさ、、、そうだ未来後で聞いおいて欲しいんだけど」

「何?」

「シュミレーターの設定をちょっと変えてほしくて」ボソ

「設定???、、、、、あーーーー」

「あ、わかった?」

無言で頷く未来

「じゃ、よろしく〜」

そう言ってシュミレーターの中に入ってみると

風鳴翼と司令官がいた

「待たせてしまったかい?」

「いや、大丈夫だ」

「あっそ」

「、、、、、、、、」

 

(うーーん集中してるのはわかるが、それでも二流以下か)

 

「得物はどこに?」

「本気でやるつもりか」

「ここまで準備しておいて、、」

「叔父様ここからは私と彼の問題です」

「正確にはあんたの自己満足だろ?勝手に責任なすり付けんな」

「貴様!!」

「落ち着け翼!熱くなれば相手の思う壺だ」

「申し訳ありません」ギロ!

「おー怖」

「用意できた得物はここにある5本だけだ」

「だけってそれでも5本あるんだなこの基地」

「ああ、俺も驚いたさ」

「前任者の忘れ物かな?」

「否定できんなそれに関してだけは」

「際ですか。では何があるか見てみるか」

「えーーっと、打刀がニ本、太刀がニ本、短刀一本か」

俺は刀身、波紋、鍔、鞘、柄を全て確認した

 

 

普通は揃わねーだろ!!!!この5本!

 

内訳はこう

打刀

山姥切国広

へし切長谷部

太刀

三日月宗近

鶴丸国永

短刀

薬研藤四郎

 

名刀ばっかりじゃねーか!!

天下五剣がなんであるの?!意味わからん!!!

 

「凄いな、どれもこれも名刀ばっかりだ」

「そうか。“真剣はその5本”しかないからな」

「“真剣は”か、なら刃引きされたものは?」

「こちらの三本だけだ」

「太刀ニ打刀一か?いや違う!」

俺は一瞬そう思ったが打刀に見えた一本をよく見た。

「太刀が三本か」

「わかるのか!」

「名刀以外無いのかねここはある意味凄いわ」

 

刃引きされた物は

太刀

宗三左文字

燭台切光忠

一期一振

 

「凄いねほんと良く集めた物だよこれだけのものを。

さて、まさかと思うが一対一でヤろうと言うので無いだろうな?」

「そのつもりだ」

「、、、、、、マジで言ってんのか」

「冗談は言わん」

「はぁ、、、、、、(ここまで阿保やとある意味凄いわ)」

「おーい未来ー」

するとスピーカーから

『はーいどうかした?』

「やっぱアレお願いー」

『わかったよ。すいません友里さんちょっとお願いが、、』

「さて向こうの準備が終わるまでに選ぶか」

やっぱ最初は短刀で様子見すっか。

俺は短刀を選んで位置に着いた

 

「貴様、馬鹿にしているのか!?防人たる私に短刀で挑むなど、おちょくているのか!!!!」

「なんでいきなりキレてんだよカルシウム不足か?」

「貴様!、、、、」

「このくらいで集中切れるなら大したこと無いな」

『神影君』

「うん?どうした未来」

『一応言っておこうかなって』

「おん」

「そっちの会話全部聞こえてるからね?」

「OKー」

『あと準備できたよ』

「良く許可降りたね」

『神影君の実力知りたいならやってってお願いした』

「ワァーオそれで許可降りるってよっぽどか」

『うん、だから頑張って』

「今日の夕飯は未来特製ハンバーグで」

『材料全部買ってあります』

「流石未来、じゃあ張り切って行こー」

『未来ー私の分あるよね!?』

『どうしようかなぁー』

『未来ーーー!?』

『そう言うのは家でやれ!!!!』

『あいた!!!!』

「ッフ、いい仲間ができたな響」ボソ

「さて、はじめくれ!」

『ではこれより、風鳴翼と神影夜闇とのバトルを始めます!』

『勝敗はどちらが多くの敵を倒すかで決まります』

「一対一じゃすぐ決まるし、実力もわからん。

奏者ってのはいつも一対多の状況だろ?この方がわかりやすい」

 

すると周りの風景が変わっていき結構大きい広場のような所に変わった。草木の香りに土を踏む感覚肌で感じる風

どれも本物のようだ。それに、、、

「凄いな、ここまで再現できるのか」

 

俺は背後を振り返りそこに建っている建物を見ながら言った

堅牢な石垣の上に佇む立派な城

「焼け落ちてもはや石垣だけとなっていたが、壮観だな」

「安土城は」

安土城を見ていると遠くから足音が聞こえてきた。

「それじゃあ始めるか。先ずはお前からな」

 

腰に差した短刀を一気に抜き逆手で構え

 

「戦場育ちのこいつでひと暴れさせて貰おう!

刀派粟田口、短刀、、薬研藤四郎

参る!!!」

 




わかる人にはわかるネタ


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伊達や酔狂でやってなんだよ

モニターで彼の戦い方を見てるみんなは文字通り目を見開いた。

「何、、、これ」

「何もんだ、、アイツ」

「まさか、ここまでとは」

「、、、、、、」

「ここまで彼は、、、」

「凄い、、デス」

「うん、言葉が出ない」

 

戦場を駆け巡る彼を見て誰もが言葉を失った

短刀で縦横無尽に駆け敵を切り裂き、体勢を崩し喉元に刺す

敵を背後から、側面から突き、刺し、切るの連続で見る見る数を減らしていった。

 

「彼の動きはまさに一気呵成の武将そのものだな」

「師匠?」

「響君、彼は普段何をしているんだ」

「え?」

「俺も体を鍛える為に色んな映画を観てきたが。彼の動きは俺より凄まじい修練をやらねば到底出来ん、まさに武の極致へと至らしめる動きだ」

「えーと、詳しくは知らないんですけど、

昔、大怪我をして入院してた時期があるみたいで、

体力づくりの一環でジムに行ったり道場に通ってたって言ってました。ね?未来」

「そうだね。彼はああ見えて結構頑張り屋だから、

それに人一倍家族や大切な人、友達を大事にするんです。

もし自分の大切な誰を傷つけられたら、倍で返してましたから」

「倍返しか、、」

「それはどれくらいなんだ?」

「えっと、確か、、」

『腕を折られたら、同じ腕を切り落とす』

「「「「!!!!!!」」」」

「神影君」

 

ーーー シュミレーター室 ーーー

 

「足を折られたら、切り飛ばす」

「顔を殴られれば、腫れるまで殴る」

「やったらやり返すのが俺の流儀だ。っで?それがどうした」

『どうしたって、、それ本気で言ってんのか!』

「奏さん」

『折られただけで切り落とすのはやり過ぎだろが!』

「それはあんたの感覚なだけだろ?俺には俺の考えがある。

お前みたいな、戦えない奴の遠吠えなんて聞く気はないし、どうでもいい」

『あんだと!!』

「それに二年前にあんたの言う“やり過ぎ”が多発したんだが?」

『、、、、、っ!!』

「自分のこと棚に上げていちゃもんなんて、、、、ええ度胸や」

 

薬研についた返り血(擬似)を払い納刀

(さてお次は、、、、っと)

うーんどれにするか迷うなぁ、、、、

これにしよう。

 

「なぁー未来〜」

『はいはい何ですか』

「あちらさんの様子どない〜?」

『翼さんは、結構苦戦してる感じかな?』

「はぁ?これで苦戦???一対多なんて奏者のオハコやんけ」

『そうなんだけど、何でか苦戦してるだよね』

「いや、何で?真面目な話どこに手こずる要素ある?向かってくる敵を斬る。それだけやん。わかる人教えてくれんか?」

『、、、、、、、』

「そこで無言は酷いやろうが!仲間やろ!?アドバイスぐらいすればええやん!、、、、って、、え?いや、まさか、そんなことあるか?」

 

考えついた事に俺は唖然とした。

そんなことでこのザマならある意味納得できるが、

それでも時と場合があるやろ!?

 

『どうしたの神影君』

「一旦シュミレーター止めれ」

『えっと、友里さんシュミレーター停止させてください』

『え?ええわかったわ』

 

シュミレーターの景色が元の空間に戻ってきた

そこで見たのは、汗だくで膝をついてる防人の姿だった。

 

「何でこんなんでそこまで疲労困憊なんだよ。あんた防人だろうが」

「黙れ、貴様には関係ない」

「粋がってんじゃねぇーよ。

あんたが手こずる様子お仲間が見てたにも関わらずだーれも、

その理由が分かってないときた。

まぁ司令官は気づいているかもしれんがな?」

「黙れ」

「まぁ、予想が正しい場合なんだけど、良くそんなので俺に挑んだな?」

「、、、黙れ」

 

俺は一歩一歩近づきながら更に自分の解釈を説明した。

そして、1メートルくらいまで近づき、、、

 

「シンフォギア奏者の相手はいつもノイズだった。

つまり、あんたも、他の奏者もみんな、“あるコト”をしてないんだよな?それが敗因やな?」

「黙れぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

刀を上段から振り下ろされたそれを太刀で受け流して逸らす。

そのまま倒れる翼にトドメの一言を俺は言った。

 

「逆上して突っ込んでそのザマか、“人間を殺した事がない“から無様な姿を晒すんだよ」

「貴様は、あると言うのか」

「あ?何が?人斬りか?」

「、、、そうだ。貴様とて人斬りがある訳でも「あるぞ」っ!?」

「人斬りくらいあるぞ。てか既に何人か殺したこともあるぞ?」

「何!?」

「向こうが殺す気でくるんだ。やらなきゃやられる。

簡単な理屈だろ?何を驚いている?

それとも何か?化け物(ノイズ)は倒せても人間は殺せねぇってか?、笑わせんじゃねぇ!」

「っ!」

「今の世の中化け物より人間の方がよっぽど化け物だぜ?

それをしらねぇーってか?あ゛あ゛!?」

「そんなこと、貴様に関係あるか!?」

「大いにあるぜ?、俺は響の幼馴染だからな、二年前の出来事引っ張り出せば関係大有りだぜ?」

「それは、、、、!」

「まぁ、今となっては過ぎた事だし?

そいつらにはそれ相応の代償を払って貰ったからなぁ?」

「貴様!どこまで!」

「さぁ?どこまでやろな?、、、、ふむ」

 

俺は顎に手を置き少し考えてから

 

「少し、昔話をしようか。

1人の少年に起きた、理不尽極まり無い絶望の話を」



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回想「死神が生まれた日」

お待たせしました。
回想シーンをどう言う風にするか
結構悩みました
後仕事が忙しかったので。


これは、1人の少年の数奇な運命の物語

 

ごく普通の家庭に生まれた少年は、優しい母親と仕事熱心な父親

その2人の間に生まれた少年はスクスクと育っていきました。

ある日両親に連れられて病院に行った。

そこには母親の妹が入院しているのでお見舞いかと思い

 

「どこかわるいところがあるの?」って聞いたら

「ふふ。違うわよ、行けば分かるわ」

「???」

「はっはは、そうだな、行けば分かるさ」

「そればっかりだね」

 

そんなやり取りをしながら病室の前に来た。

母親がドアをノックし「どうぞ」母親がドアを開けて中に入って行ったから父親と一緒に入ったら、どこか母親と似た女の人がベットに寝ていてその横に男の人が1人いた。

父親に「だれ?」って聞いたら

ベットにいるのが母親の妹で横にいるのが妹の旦那さんだって教えてくれた。

そうなんだって思ってたら母親に手招きされたので前に行くと

母親から教えてくれた

「今日来たのはね、妹に赤ちゃんが産まれたからなんだ」

「赤ちゃん?」

「そうだよ、ほら」

ベットの横ある小さな籠みたいなベットに寝ている小さな命

思わず「可愛い」って呟いてた。

 

それが、初めての出会いだった。

それから数年後、少年の人生は最悪の方に三度も崩れた。

 

一度目は、家族で出かけてる時に、信号無視の対向車との事故で両親を失い、母親の妹さんに引き取られた。

それからは、小さな妹の為に頼れる兄になると決めて家の家事も勉強も一生懸命やった。新しい家族を守る為に。

そして二度目

妹が誘拐された。

誘拐される時一緒にいた少年は必死に妹を守ろうとした、でも相手は大人でこっちは子供、力の差は歴然でも守ると決めていた少年は立ち向かった。でも最後は・・・妹に・・・・守られた。

大人は少年に向かって銃を撃った。

血塗れの少年を見た妹に

大人は「一緒に来るのなら、お兄ちゃんに酷いことはもうしないよ」

まさに悪魔の囁きだった。

妹は何度も、何度も何度も何度も何度も大人と少年を見て

ゆっくり大人の方に歩いていき

「いっしょにいくから、きずつけないで」

「もちろんですよ」

「ま・・・・・まて・・・いくんじゃない」

「おにいちゃん」

「い・・・いくな・・・〇〇」

「いつも、おにいちゃんが、たすけてくれた、だから、こんどは、わたしのばん」

「だめだ・・・〇〇」

「ごめんね。おにいちゃん」

「〇〇」

「やくそくして、かならず、むかえにきてね」

車に乗って去っていく妹を見て叫んだ。

「〇〇!!!!!!!!!」

 

目が覚めたら病院のベットの上で

泣いてる両親と医者がいた

 

数日後、

警察が来て話をしたけど警察の捜査は僅か3ヶ月で打ち切られた。

少年も退院し日常生活にも問題は無かった。

「かならず、むかえにきてね」

妹との約束を守る為に

それから数年後少年も高校生となりバイトしながら両親と妹を探してたある日、三度目の悲劇が少年を襲った。

両親が倒れた

過度な疲労と精神的無理が祟って身体を壊した。

医者は、持って数ヶ月と少年に告げた

少年は学業とバイト、両親の面倒で友達と遊ぶ事をしなくなった。

そして遂に

少年は、家族を失った。

母の最後の言葉は「生きている限り諦めないでね。あの子は必ず生きてるから、だから、諦めないで、お兄ちゃんなんだから」

 

「わかってる」

 

父は「お前には苦労かけたな、こんなんじゃ父親失格だな」

 

「そんな事ない、あの日からずっと」

 

「そうか、お前は、ずっとそう思ってくれて居たのか」

 

「当たり前だ!アイツにとって換えが効かない両親で!俺にとって・・・俺に・・・とってかけがえの無い家族だ。親父」

 

「俺を、そう呼んでくれんだな、ずっとおやっさんだったからな。そう呼んでいいのはアイツだけだろうと思っていたんだがな」

 

「俺は恵まれてた、父親と母親が2人もいたんだ、

妹まで出来た、幸せだったんだ。もう何もいらないからさ、元気になってくれ、親孝行させてくれよ。」

細くなった手を握りながらそう言った。

 

「それは、頑張らないといけないなぁ、ならこれは俺とお前男同士の約束だ、俺たちに出来なかった分、あの子にやってくれ。娘を頼むぞ、息子よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「それが少年と2人と交わした最後の会話だった」

 



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