Fate/Pokemon Order (戦魔王ゼロ)
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伝説の召喚

久しぶりにサトシが英霊となったFateが書きたくなったので、投稿しました。

不定期投稿になります。


とある少年が、自身の夢の為に、相棒と仲間たちと共に世界を旅した。

 

少年の夢はポケモンマスターになること

 

ポケモンとは、摩訶不思議な力を有する動物達の事を指し、中には神とも言われるぐらい強力な力を秘めたものもいる。

 

少年の相棒はでんきねずみポケモンのピカチュウ

 

少年は、そのピカチュウと共に、様々な困難に立ち向かっていった。

 

ピカチュウ以外にも家族とも言えるポケモン達が集まった。

 

少年と同じように己の夢の為に突き進む仲間やライバル達が集まった。

 

ポケモンを利用し、悪事に手を染める者たちと戦ったりした。

 

 

様々なポケモンと心を通わせる猛者たちと戦い、その頂点に辿り着くことが何度もあった。

 

 

そして、少年は遂に念願のポケモンマスターになった。

 

 

 

「・・・夢か。まさか、ポケモンのアニメの夢を見るとは思わなかった・・・」

 

「・・・大丈夫ですか?先輩・・・」

 

「うん。ごめん、マシュ。いつの間にか寝てたみたいだ・・・」

 

 

人理継続保障機関フィニス・カルデア

 

ここには、人理を守護する為に戦うマスターと、そのマスターと共に戦うサーヴァント・・・人理を守護する英雄達、すなわち、英霊達が集まる天文台

 

つい、この前に発生した人理焼却により、消滅した人類の未来

 

彼らは、それを取り戻すためには。英霊達と共に過去へと遡り、その原因となった特異点を解決する必要がある。

 

「失われた所長の為にも・・・俺達は、行かなければならない」

 

「そうですね。私も先輩のデミ・サーヴァントととして、頑張ります!!」

 

とある一件で、この人理焼却に巻き込まれた最後のマスターである藤丸立香と、ある英霊の霊基を宿した少女のマシュ・キリエライトは、失われた人類の未来を取り戻すために、日々、活動している。

 

「とりあえず、最初の特異点に向けて、英霊を呼ばないと・・・」

 

「はい。今、カルデアにいるのはエミヤさん、クー・フリーンさん、メディアさん、ヘラクレスさんの四基・・・頼もしいですけど・・・」

 

「人手が足りない。流石に連投して酷使する訳にも行かないからね・・・」

 

通常、英霊は普通の魔術師にとっては使い魔でしかない。だから、某愉悦神父みたいに奴隷のように英霊を酷使し、最後は自害させるのが、一般的だ。

 

だが、立香は民間でやってきたほぼ素人の少年のため、彼らを、そのように見ることはできず、頼りになる偉大な先人達として、絆を深めあっている。

 

そのため、呼ばれた英霊達も立香を嫌ってはおらず、マスターとして認めて、ふざけ合ったり、ご飯を共に食べあったりと良好な関係を築けている。

 

 

「やぁ、リッカ君。今日も召喚かな?」

 

「はい、ダ・ヴィンチちゃん・・・今日こそ星5出すぞ」

 

「先輩、目的が違ってますよ」

 

 

英霊を召喚するための部屋、通称、召喚室にはTSしているが、ルネサンスで最も有名な天才レオナルド・ダ・ヴィンチが召喚するための準備をしていた。

 

立香は、早速召喚に必要な聖晶石を渡し、召喚を始める

 

【セイバー、セイバー、セイバー!来てくれ!!】

 

彼が呼び出したいクラスはセイバー・・・つまり剣士の英霊であり、有名どころでは騎士の王であるアーサー王や大剣豪の宮本武蔵等がいる。

 

優れたステータスを持つクラス故に聖杯戦争と呼ばれる魔術師と英霊達の戦いに置いては、当たりのクラスとして優遇されることが多い。 

 

石を投げて、召喚陣に祈りを込める。

 

すると・・・

 

急に召喚陣から虹色の光が光りだす。

 

「これは、星5確定の時の!!」

 

「ひゅ〜やるね・・・クラスは・・・?何だこのクラス?」

 

クラスを見ようとするダ・ヴィンチは、何故か、眉を潜める。

 

 

「どうしたの?」

 

「見たことが無いクラスだ・・・名前はトレーナー?」

 

「トレーナーですか?聞いたことが有りません?」

 

謎のクラス・・・トレーナー

 

クラスカードを見ると、そこには一人の少年と、小さな黄色のネズミみたいな動物が写ってる。

 

あれ?この構図、何処かで・・・

 

立香は、急に、このカードに既知感を抱く。

 

そして、クラスカードから物凄い眩しい光の柱が起きた。

 

 

そして・・・

 

「俺は、マサラタウンのサトシ。こいつは、相棒のピカチュウ!よろしくな、マスター!!」

 

「ピッ、ピカチュウ(よろしくね)!!」

 

英霊 マサラタウンのサトシ&ピカチュウ

 

嘘だろ・・・まさか、あの・・・

 

「これは驚きだ。ライブラリの情報が確かなら・・・」

 

「世界で最も知名度が高い・・・」

 

「す、す、スーパーマサラ人来た〜〜!!」

 

「?何か、凄い大騒ぎだな、ピカチュウ?」

 

「ピカ(そうだね)〜」

 

俺は、こうして伝説のスーパーマサラ人を呼び出したのだった。

 

 

これは、失われた人類の未来を取り戻すために呼び出された伝説の少年と、その相棒の英霊が、マスターや、愉快な英霊達と共に冠位指定(グランドオーダー)の旅をする物語である。

 

 

 

 

 

 

 

 




設定

トレーナー
・サトシのようなポケモン世界出身の英霊達の為に作られたイレギュラークラス。“使役者”と書く。
ポケモンとトレーナーで一人の英霊というアン&メアリーやディオクストロイのような二体一対という形で呼ばれる。

ちなみに、ポケモン自体がトレーナーの宝具であり、稀にサトシのようなスーパーマサラ人は自身のポケモン以外のポケモンも呼び出せる。

マサラタウンのサトシ&ピカチュウ
・全世界で有名な知名度を誇る英霊であり、特に日本で呼ばれたら必ず勝ちが確定するであろうのステータス補正を受ける。
史上最年少のポケモンマスターであり、彼の為なら神と呼ばれた伝説のポケモン達も助太刀するぐらいのカリスマ性を誇る。

宝具
【君に決めた!!】
・サトシの宝具の一つ。サトシが、呼び出すポケモンのステータスを神霊クラスまで引き上げる。技によっては、必ず対城宝具クラスまで引き上がることもある。

【これが俺の全力だぁぁぁ!!】
・サトシの宝具の一つ。対城宝具クラスの威力を誇るZ技を放つ。特にピカチュウで使うと対国クラスまで威力を引き上げることが可能。

その他にも宝具がある模様。

スキル
スーパーマサラ人EX
波動使いA-
カリスマ性EX
歌唱力A++

次回もお楽しみに!


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スーパーマサラ人の力

連続投稿


サトシの力、マジでヤバいです。


「まさか、スーパーマサラ人が英霊として呼ばれるとは思わなかったぞ」

 

「うん。やっぱり、エミヤも?」

 

「うむ。日本人なら知らない者はいないだろう。私も仮面ライダー、スーパー戦隊、そして、ポケモンは毎週欠かさずに見ていた!」

 

スーパーマサラ人ことマサラタウンのサトシ&ピカチュウが召喚された。

 

これには、カルデアの全職員は勿論のこと、カルデアに召喚された英霊は、驚きを隠せなかった。

 

特に日本人である立香、カルデア食堂のママと呼ばれているエミヤは、驚き以上に、嬉しさで色々と弾けそうだったください

 

「しかも、ポケモンマスターになったサトシとは、既に冠位(グランド)クラスは確定だそ」

 

「うん。ステータスも規格外、筋力はヘラクレス、敏捷性は兄貴と同等だったし・・・」

 

「しかも、彼の宝具・・・あれが本当なら彼は単独で特異点を征することもできるぞ」

 

「ただ、あまり人もエネミーも殺したくないみたい・・・そこは僕の知るサトシで良かったよ」

 

「そう言えば、その彼は?」

 

「ダ・ヴィンチちゃんとマシュの案内で、カルデアを回ってる。なんでも、彼の頼みで、俺だけは食堂にいるように言われたけど・・・」

 

「何故だ。マスターである君と周った方がいいのでは無いか?」

 

「何か、秘密ぽいから深くは踏み込まなかった」

 

「・・・ふむ。何か企んでいるが、我々を陥れるものではないだろう・・・そうだ、マスター・・・私達もサプライズしないか?」

 

「イイね。歓迎会を盛大にやろう!僕と兄貴達が飾り付けするから・・・エミヤ、ご馳走を!」

 

「嗚呼。スーパーマサラ人、そして、ポケモン達を満足させても構わんのだろ?」

 

エミヤは急いで、厨房に戻り支度を始める。

 

「さて、僕もやるか!」

 

リッカは歓迎会の飾り付けをするため、クー・フーリン、ヘラクレスを連れて倉庫に向かうのだった。

 

 

一方、その頃・・・

 

「これは、私も驚きを隠せないかな?」

 

「はい・・・凄いです。サトシさん!」

 

ダ・ヴィンチ、マシュは驚愕を隠せなかった。

 

何故なら・・・

 

「身体動きますか?」

 

「嗚呼」

 

「嘘・・・」

 

「えっ、本当に本物の!?」

 

「・・・・何で、私達の目の前に、スーパーマサラ人が?」

 

「凄いぞ、私が昔、父から受けた毒のせいで、ほぼ壊れ掛けた魔術回路が!!これが、あの伝説のスーパーマサラ人の力!!」

 

「嗚呼、凄いな。だが、ベリルだけは何故、眠ったままに?」

 

ベリル・ガット以外のカルデアAチームの蘇生がサトシの手で行われたからだ。

 

「正確には、アルセウスの力を借りました。全員にやりたかったのですが、実践なれしてない者を起こしても余計な混乱で、自殺する者も出るかもしれない。あと、ベリルさんは、何故かアルセウスが『この者は、いずれサトシに悪意を向ける可能性が高い。現に、遙か未来、キリシュタリアだったか?この者を不意討ちして裏切っておる』と警告してきて・・・」

 

「何故だろう。チームメンバーだけと、コイツならやりかねないと否定できない」

 

「私も同意ね。時折、マシュを狙うような視線は不愉快だったわ」

 

「えぇ、この男は私が最も嫌う人種よ・・・起こさなくて正解だわ・・・」

 

「私も同意よ!それに、選ばれたとはいえ、ほほ素人の子を戦場に出せば、結果は目に見えてるわ」

 

「そうだな・・・無事にミッションを終えるまでは眠っててもらおう・・・」

 

「そうか・・・ベリル。確かに、時々、私の背中を狙うような素振りを見せていたが、残念だ」

 

カドック、オフィーリア、ヒナコ、ペペロンチーノ、デイビッド、キリシュタリアは、それぞれベリルならやりかねないなと確信し、サトシの案に理解を示した。

 

それを見ていたダ・ヴィンチちゃんと、あとで、このことを知った医師にしてカルデアの現在のトップであるロマニ・アーキマンは確信する。

 

この聖杯探索、私(僕)達の勝ちだ・・・

 

 

英雄王を召喚した某宝石の魔術師みたいな余裕が生まれたのだった。

 

 

 

 




まさかのクリプター(ベリル以外)復活!

ベリル、知らない人ですね・・・キリシュタリアさんを不意討ちして、漁夫の利を得た男は、全く見に覚えがないです(笑)

次回は歓迎会、Aチームのサーヴァント召喚を経て、第一特異点に入りたいと思います。 

カルデアが強化されたんです・・・敵も強化されないとおかしいですよね(笑)

次回もお楽しみに!


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歓迎会

この次の回から、第一特異点に入ります。


???視点START

 

「さぁ、ピエール司教?どんな死に方が望みかしら?」

 

「あ〜あ、主よ!私を・・・・」

 

「とりあえず、貴方も火に包まれるといいわ。ファーブニル!そして■■■■!!ここにいる罪人に裁きを!!」

 

何故だ。俺は、何故、彼女に呼ばれた?

 

どちらにしろ、身体の自由が効かない。

 

俺は、彼女の命に従い・・・彼女の復讐相手に特大の火炎を放つ。

 

俺だけではない・・・

 

「■■■■■■!!」

 

俺と同じ黒い竜・・・俺が炎を放つのに対して、その竜は雷を放つ。

 

その雷は、ギリシャ神話のゼウス神が放つような裁きの雷に匹敵するような終わりの力・・・

 

だが、その光はまるで・・・

 

そうか、彼も操られている。彼女に・・・正確には、彼女を呼び出した聖杯に・・・

 

誇り高き竜なのだろう。彼から操られた事に対する怒りと操られた自身の不甲斐なさに嘆いている気持ちが伝わる。

 

何故、気持ちが伝わったのか分からない。だけど、これだけは言える。

 

誰か、彼女を・・・ジャンヌを救ってくれ!!

 

俺は、聖女である彼女が、これ以上、自身の愛したフランスを蹂躙するのを見たくない!!

 

どうか、俺をファーブニルと化した俺を・・・

 

【落ち着け、ジークよ・・・】

 

!?この声は、貴方か?

 

【うむ。お前も彼と同じ波導を感じる力がある様だ。改めて名乗ろう・・・我が名はゼクロム。理想を追い求める者を補佐する者・・・ジークよ。我らポケモンとは別の経緯で幻想に至りし者よ・・・我を召喚する者は理想を植え付けられた状態にある】

 

【どういうことだ?】

 

【追々、明かそう。それに我が召喚されたからには、あやつもいる筈だ。それと、我ら伝説と絆を交わす者・・・サトシが必ず来る】

 

【サトシ?】

 

【嗚呼。我も波導はあまり操るのはできぬが、この際だ・・・お前を導こう。それが創り出された魔女を、そして、お前が想う聖女を救う事に繋がる】

 

そう言って、ゼクロムは俺に目配せする。

 

・・・やってやる。俺は彼女を救う。

 

それが、かつて、彼女に救われた俺の・・・

 

???→ジーク視点END

 

まさかの復活を果たしたカルデアAチーム(ベリル以外)

 

予想の斜め上を行く行為に思わず、立香とエミヤは「なんでさー」と叫んでしまうぐらい驚愕する。

 

「それにしても、オルガマリーについては残念だ。私がもっと支えていれば・・・」

 

「そうね・・・ヒステリックだったけど、可愛くてほっとけない子だったわ」

 

「・・・とりあえず、オルガマリーについては、また、今度・・・俺が追求したいのは・・・」

 

カドックは肩を震わせながら、キリシュタリアに告げる!

 

「あんた、そんなキャラだったか!?」

 

「そんなキャラとは?」

 

純粋な眼差しで、カドックを見つめるキリシュタリア。その様子をペペロンチーノは面白そうに見ている。

 

それもそうだろう。キリシュタリアは・・・

 

「それにしてもポケモンは可愛いな・・・モフモフで癒やされる」

 

「リラックスし過ぎだろ!?」

 

モコモコに包まれていた。正確には、チルタリスといったモコモコの毛を持つポケモンに囲まれて癒やされていた。

 

「実は私はポケモンが好きでね。まさか、念願のポケモンに出会えるとは思わなかった。夢が叶ったよ!」

 

「ふふふ、キリシュタリアって、やっぱり少年心を持ち合わせていたのね!!」

 

「嘘だ。名門の君が・・・これじゃあ、変に張り合っていた僕がバカじゃないか!?」

 

そう言って、カドックはキリシュタリアにツッコミを入れる!

 

「さぁ、カドック!君もポケモン達に癒されよ!!」

 

「キリシュタリアはポケモンが好きなのか!?だったら、ポケモンバトルしようぜ!!」

 

「イイね。伝説のポケモンマスターのバトル!!トレーナーとしての血が疼く!!!」

 

「誰か、ツッコミはいないのか!?」

 

突然、現れたサトシとキリシュタリアの絡みに大きなツッコミを入れるカドック。

 

ペペロンチーノは、これを見て・・・

 

「カドック。貴方は、カルデアのツッコミ役として内定したわ!!良かったじゃない!?」

 

「誰が、ツッコミだ!!」

 

カドックの悲痛な叫びがカルデア中に木霊した・・・

 

その絡みの後、カルデアAチームと立香は召喚室で、召喚を行った。

 

その結果・・・

 

「キャスター、アナスタシアよ。相棒は、ヴィヴィと、このクマシュンとグレイシアよ」

 

「セイバー、シグルド・・・当方は最強の魔剣使いにして、最高のドラゴンタイプの使い手だ」

 

「我が名は、項羽。鋼の使い手にして・・・おお、虞よ・・・我が妻よ・・・再会を嬉しく思う」

 

「アーチャー、アッシュヴァッターマン。マンがつくからってヒーローじゃねえからな!!炎タイプの使い手だ」

 

「ランサー、カイニスだ。飛行タイプだったか?主に飛ぶ系のポケモン使いだ」

 

「アサシン、佐々木小次郎・・・まさか、このような事になるとはのう・・・一応、虫タイプの使い手というよりかは斬る系のポケモンの使い手だ」

 

「トレーナー、タケシ。まさか、こんなことになるとは思わなかった・・・そこのお姉さん!良かったら、僕とお茶は・・・ぐぁ・・・」

 

「トレーナー、レッドだ!【戦う者】と呼ばれている。久しぶりだな、サトシ!!」

 

「トレーナー、イエローです。正確には、イエロー・デ・トキワグローブです。戦うことは好きじゃないけど、傷ついたポケモンがいたら癒やします」

 

カルデアAチームからは、キリシュタリアはカイニス、カドックはアナスタシア、オフィーリアはシグルド、ヒナコ・・・正確には虞美人は夫である項羽、ペペロンチーノはアッシュヴァッターマン、デイビッドは小次郎、そして、立香はサトシの仲間であるタケシとポケモン(アニメ)世界とは平行世界であるポケスペの世界から図鑑所有者にして伝説のトレーナー、レッドと後輩でレッドに恋心を抱く優しきトレーナーのイエローが召喚された。

 

「まさか、英霊がトレーナーとして呼ばれるとは・・・クソ、俺もポケモンが欲しい!!」

 

「そうだね。伝説の英霊にポケモン・・・ここは奇跡の地だったのか!?」

 

「誰か、この二人を止めてくれ!!」

 

ポケモン好きで意気投合した立香とキリシュタリアの暴走にカドックはツッコミを入れる。

 

サトシ、レッド、イエロー、立香、キリシュタリア以外の全員は確信する。

 

カドック、君はツッコミ役だと・・・

 

 

その後、エミヤとリッカが企画した歓迎会が行われ、凄い贅沢なご馳走に一同、喜びながら、歓迎会は盛り上がった。

 

なお、この歓迎会ではタケシがシチューを作り出したところ・・・

 

「久しぶりのタケシのシチューだ!!やっぱり、この味だな!!」

 

「ピカチュウ(うん)!!」

 

「これが、あの伝説のシチュー!!」

 

「嗚呼。優しい、この味・・・あの子にも食べさせてやりたかった」

 

久しぶりのタケシのシチューに頬張るサトシとピカチュウ・・・

 

立香は嬉しさのあまり昇天しかけたり、キリシュタリアは、昔、自分を救おうとしてくれたスラムの子供を思い出し、涙を流していた。

 

美味しい料理が振る舞われた歓迎会。その催し物では・・・

 

「いくぜ、『めざせポケモンマスター』!!」

 

「「「いえぃ〜〜い!!」」」

 

サトシが、あの名曲『めざせポケモンマスター』を歌う。

 

伝説の曲とサトシの美声に英霊もマスターも職員もポケモン達も大盛り上がりした。

 

サトシ以外にもタケシが『タケシのパラダイス』、クー・フーリンが似ている声なのかマクロス7の熱気バサラが歌う『突撃ラブハート』をサトシと歌うという・・・まさかのコラボ見せて、盛り上がった!!

 

他にもライブラリからサトシの声と似ている松本梨香が歌った『Alive A Life』や『GO!NOW!~Alive A Life neo~』、JAM Projectが歌った日本を代表とするアニソンで最高の盛り上がりを見せて、歓迎会は幕を閉じたのだった。

 

そしてーー

 

「今回、特異点に向かうのは藤丸立香君、マシュ、カドックとペペロンチーノ・・・サーヴァントはサトシ君とピカチュウ、アナスタシア、アッシュヴァッターマン、タケシ君、そして、イエロー君だ」

 

そう言って、ロマニ・アーキマンは、今回の特異点攻略に向かう第一陣の人員を告げる。

 

「霊脈が確保でき次第、第二陣でキリシュタリア、オフィーリアを向かわせるつもりだ」

 

そう言って、今回の人員についての資料をダ・ヴィンチに渡す。

 

「ヒナコ・・・いや、虞美人・・・この際、ぐっちゃんでいいか。デイビッドは切り札として残すか」

 

「デイビッドは、そうだけど、ぐっちゃんに関しては、前所長がデータを改ざんしたみたいでね・・・色々と、うん・・・」

 

「彼女、真祖だけど、すっごいポンコツだからね・・・まぁ、可愛いけど」

 

「本人も夫である項羽殿の再会を目的に前所長の誘いに乗ったらしいから・・・彼女の場合はモチベーションによってかな?」

 

「ハハ・・・まぁいい。特異点の観測もできているから、用意が済み次第、行けるよ!」

 

そう言って、ロマニにグッジョブするダ・ヴィンチ。

 

今回、彼女はサトシとタケシの協力で、ある装備を完成させた。

 

「嗚呼、楽しみだな!!実際に見られるからね!!ポケモン世界のバックもそうだが、モンスターボール・・・これを発明した者は、天才の天才だ!!」

 

そう言って、ロマニに渡したのはダ・ヴィンチ印の自作モンスターボール。

 

「このモンスターボールには、本来のモンスターボールにはない機能をつけた。楽しみだね〜〜」

 

「色々とほどほどにね」

 

マッドな笑みを浮かべたダ・ヴィンチに思わずロマニは引きながら忠告を入れるのだった。

 

 




次回、第一特異点

『邪竜百年戦争 オルレアン』開幕

魔女の下に邪竜ファーブニル、理想を司るゼクロム、そして、聖女の下には、真実のレシラム有り

全ての決着の果て・・・魔神の柱と境界を司る竜が現れる。

全てを救うことはできるのか?

次回もお楽しみに!


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第一章 邪竜百年戦争 オルレアン イッシュの神話竜と邪竜ジーク
ライバルの存在


遂に、第一章開始です。

あと、爆死しました・・・当たらなかったな。

アルトリア・キャスター・・・

水着イベントまで石貯めないと・・・(;´д`)トホホ…


「遂に、この時が・・・」

 

「はい、先輩。短い期間で有りますが、色々と準備を行ってきました」

 

今日、第一特異点へのレイシフトが行われる。第一特異点・・・百年戦争終結後のフランス、そこで起きている事件を解決し、その原因となる聖杯を回収する。

 

今回の作戦に当たり、立香はカルデアAチームから、マシュは英霊達から戦う術は勿論のこと、あらゆる術を学んできた。

 

それに・・・

 

「まさか、俺がポケモントレーナーになることになるとは・・・」

 

「はい。私もタケシさんからポケモンのことを、サトシさん、レッドさんからは戦い方を、イエローさんはポケモンの付き合い方について学びました」

 

そう言って、マシュはダ・ヴィンチちゃん特製のモンスターボールを手にする。

 

そして、立香も・・・

 

「来て、ゼニガメ!!」

 

「君の出番だ!イーブイ!!」

 

「ゼニゼニ〜(おう)!!」

 

「ブイブイ〜(はい)!!」

 

彼らはサトシの宝具『ポケモン図鑑』の効果によって、この世界に来たポケモンで、マシュはゼニガメを、立香はイーブイをパートナーに選んだ。

 

『ポケモン図鑑』で登録されたポケモンは、どんなに離れていても、サトシのいる場所に必ず訪れる。ちなみに、呼ばれるポケモンは全て野生で、ポケモンが同意すれば戦って捕まえることもできるのだ。

 

ちなみに、ゼニガメとイーブイは自分から歩み寄り、懐いた。

 

懐いた2体は、そのまま二人のパートナーとなった。

 

ちなみに、その際にマシュがお世話しているフォウさんと一度揉めていたが、サトシの説得によって、仲良くなっている。

 

なお、サトシは、この説得に使った波導の力でフォウさんの正体に気づいている、フォウの懇願で黙っている。

 

しばらく、二人は自分のポケモンのコンディションをチェックしていると・・・

 

「ここに居たか、マシュ、立香・・・」

 

「デイビッドさん!それに、小次郎さんでしたね?」

 

「左様・・・拙者の名は佐々木小次郎。決して、某悪の秘密結社の名物構成員の傍らではないぞ・・・」

 

「ハハ。確かに、声がそっくりだ・・・」

 

「さっきもサトシとピカチュウに間違えられそうだったな・・・」

 

佐々木小次郎・・・声がロケット団のコジロウと似ている(中の人が同じ)ため、よくサトシ達に間違えられる。

 

「そろそろ、ブリーディングを始めるそうだ・・・」

 

「分かりました。カドック・・・先輩達は?」

 

「既に向かって待っている。あと、すまないな・・・カドックと仲良くなってくれて・・・俺たちだと、魔術師の関係で深く彼に関われない」

 

「約束したんです。俺とカドックは生涯、強敵(ライバル)であり続けると・・・」

 

魔術師として代の浅い家計に生まれたカドック。彼は、そんな自分でも世界を救えるんだと証明するため、必死に努力してきた。

 

その越える相手が、まさか、あんな天然で、そして、自分たちを救った英霊のマスターが初のレイシフトの日にオルガマリー前所長に怒られていた素人だと知ったとき、プライドはずたずたに引き裂かれた。

 

それ故に、この数日はツッコミを含めて、凄く気持ちが荒れていた。

 

その様子をよく思わなかったパートナーのアナスタシアはサトシに相談を持ち掛けた。

 

すると・・・

 

『なら、俺のマスターである立香と君のマスターであるカドックがライバルになればいい。どっちが早く世界を救えるか・・・かつて、俺がライバルであるシゲル、シンジ、シューティ、アラン達みたいに競い合うんだ。そしたら、どっちとも変な意識をせずに対等に接することができると思うんだ・・・』

 

ポケモントレーナー、ポケモンとマスター、英霊の関係は非常に似ている。

 

ならば、ポケモントレーナーみたいにマスターもライバルみたいに対立し、互いに高め合うこともできるのだ。

 

「ライバルか・・・お前とカドックは良い好敵手になれそうだ」

 

そう言って、デイビッドは普段は見せない笑みを浮かべながら、彼らの関係が上手くいくように心の中で願うのだった。

 

そして・・・

 

『藤丸君、マシュ・・・カドックにぺぺ、これが最初の特異点となる百年戦争終結直後のフランス・・・オルレアンだ』

 

『聖女ジャンヌの処刑を切っ掛けに敵対していたイギリスと休戦することになるのだが・・・おそらく、特異点となった今は・・・』

 

「休戦どころか戦争の苛烈さが増したか・・・今回は、その原因となったであろう聖杯を回収し、争いを止める・・・こんな所か?」

 

「それに、加えて・・・ポケモンというイレギュラーな要素が加わったことで、何が起きたのか分からなくなったってところかしら?」

 

『嗚呼。新しく加わったイレギュラークラス・・・トレーナー、おそらく、それが加わった原因は、抑止力が何かを察知したから・・・敵側にもポケモンがいると見て、間違いないだろう』

 

「だから、モンスターボールを作ったのですね?そのポケモン達を保護するために!」

 

そう言って、マシュはダ・ヴィンチ特製のモンスターボールを手にする。

 

「無論、捕まえるかどうかは君たちやトレーナー達に任せるよ・・・あと、レイラインが確立すれば、捕まえたポケモンをカルデアに送ったり、逆に、カルデアで待機しているポケモンを君たちに送ることもできる」

 

「何か、オーキド博士の研究所っぽいな」

 

「ピカチュウ(うん)・・・」

 

オーキド博士の研究所みたいな設備を数日も掛からない内に整えたロマニとダ・ヴィンチ、カルデアスタッフ達

 

その凄さにトレーナー達は驚きながらも感謝した。

 

『貴方達のお蔭で、ポケモン達が暮らしやすい環境を作ることができました。トレーナーの代表としてお礼を言わせてください』

 

そう言って、サトシとピカチュウ、そして、今回レイシフトする立華達はスタッフに向けて、頭を下げて、感謝の意を示した

 

 

『こちらこそ、僕たちの未来を、取り戻すために立ち上がってくれてありがとう・・・そして、これからも良き隣人であることを祈って・・・敬礼!!』

 

カルデアのマスターを代表としてキリシュタリア達は、カルデアのスタッフ総員が、サトシたちや立華達に敬礼した。

 

 

『行こう、未来を取り戻すために!!』

 

立華の決意と共に、コフィンが光輝き、その後・・・彼らはオルレアンにレイシフトしたのだった。

 

 

???視点START

 

「ちょっと、おじ様?か弱い女の子である私達より、歩くのが遅いの何とかなりませんか?」

 

「黙りなさい!君のようなお転婆人魚や、そこの聖女な彼女とおっさん体型の私を一緒にしないでくれるかい?君たちと違って、耐力が無いんだ・・・」

 

「すいません、ゴルドルフさん・・・歩くスピードをもっと・・・」

 

「甘やかしちゃ駄目よ、ジャンヌちゃん・・・」

 

「でも、カスミさん・・・私達は英霊で並の人よりかは・・・」

 

「それでもよ。人理焼却なんて非常事態が起きたのよ・・・何もしないで、ただ滅びを待たなくちゃいけないの?」

 

「いや、違う!!我々は未来を、取り戻せなければならない!!待ってられるか!!!」

 

 

そう言って、ゴルドルフ・・・ゴルドルフ・ムジークは疲れた身体に気合を入れ直した。

 

???→カスミ視点NND

 

 

 




第一章開幕・・・さぁ、世界を、人理焼却の黒幕よ!!

マスターとトレーナーは似ている。故に、その関係性で当てはめると、立華→サトシのような主人公ポジション、カドック→シゲルやシンジのようなライバルポジション、マシュ→ヒロイン、ペペロンチーノ→タケシのような頼れる男ポジションに当てはまる。

何故、カスミが、何故ゴルドルフ所長がジャンヌといるのか、次回明らかになります。

さぁ、刮目せよ!世界最高の冒険譚の英霊達と、そのマスター達の伝説を!!

次回もお楽しみに!!


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オルレアン攻略開始~迎え撃つドラゴンの群れ~

今日、私は誕生日兼ハーメルンで投稿を始めて4周年の記念日を迎えました。

色々と大変な時期ですが、サトシが持つガッツみたいに頑張りましょう!

オルレアンにレイシフトした立香とサトシ達一行、そこでは、とんでもない光景が広がっていた。


オルレアン上空

 

 

「落ちるぅぅぅぅぅ!!!」

 

立香とサトシ達は、いきなり危機的状況に陥っていた。

 

「ロマニ、何で上空に僕たちを飛ばしたぁぁぁぁ」

 

目的地点ではなく、オルレアン上空に突然、レイシフトしたカルデアチーム達、誰も例外ではなく、ただ地面に向かって落下していくのだった。

 

『ゴメン!!突然起きた空間異常で、目的地点とは違う遙か上空にレイシフト先が設定されてしまった!!』

 

カドックのキレ気味のツッコミに怯えながら、状況を説明するロマニ。

 

そこから導き出されるのは・・・・

 

「どうやら、特異点を支配する者は、直接私達を殺しに来たみたいね・・・見なさい、私達が落ちる落下地点・・・激戦地よ」

 

そう言って、ロマニの説明からぺぺは、特異点の支配者による干渉と分析し、落下地点に指を指す。

 

そこでは・・・

 

 

『く、来るなぁぁ!!!』

 

『Gyaaaaa!!!』

 

『助けてくれぇぇぇ!!!』

 

『シャァァァ!!!』

 

当時のフランス軍と思われる一団と、それに襲い掛かる翼を持った蜥蜴の群れ・・・

 

「まさか、竜種か!?翼を持った竜…ワイバーンか!!」

 

「えぇ、分かっていると思うけどワイバーンなんて竜種が、この時代のオルレアンにいる訳がない・・・しかも」

 

そう言って、サトシ達、トレーナーに目を向けるぺぺ

 

「ドラゴンタイプのポケモンもいる・・・あれは、ボーマンダー!!」

 

「ドラゴンの中でも最も気性が荒く、それに攻撃力も高いポケモンで、しかもここまでの一団なんて珍しいにもほどがある!!」

 

「だけど、苦しそうな眼差し・・・操られてる?」

 

明らかに苦しそうな眼で人間を襲うボーマンダ達。これから導き出されるのは・・・

 

「許せねぇ・・・マスター!!」

 

「嗚呼、頼む!!」

 

「ドラゴンには、ドラゴンだ!!『ガブリアス、カイリュー、君に決めた』!!!」

 

「行け、プテ!!」

 

「フリすけ、お願い!!」

 

「ハガネール、落下する俺たちを受け止めてくれ!!」

 

サトシはドラゴンに対抗してガブリアス、カイリューを、レッドはプテラことプテを、イエローは落下する自分の身を守る為に支えて飛べるバタフリーことフリすけを、タケシは落下する自分たちを受け止める為に大きな身体を持つハガネールを呼び出した。

 

それを見た立香達、マスター達は・・・

 

「マシュ・・・」

 

「アナスタシア・・・」

 

「アーチャー!」

 

『『『着地、任せた!!!』』』

 

自身のサーヴァント達に安全に着地するための補助を任せるのだった。

 

 

「あれは、人間かね?どう見ても落下しておる!!」

 

「そのようね・・・・しかも、ふふ・・・ようやく、来たわね」

 

「カスミ、まさか・・・彼らが貴女の言った・・・」

 

仲間たちですかと言いかけるジャンヌにウィンクするカスミ。

 

「行きましょ!彼らを迎えに!!」

 

いきなり走り出すカスミ、そして、それを追いかけるジャンヌ・・・それを見たゴルドルフは・・・

 

「迎えにって、激戦地にかぁぁぁ!!」

 

ビビりながら、彼女達を追いかけるのだった。

 

 

 

 




今回は、レイシフトした時のトラブル回でした。


激戦地に降り立つカルデア一行。それを迎え撃つワイバーンやボーマンダを中心としたドラゴンタイプの群れ・・・

しかも、助けに来た筈なのにカルデアを敵とみなして迎撃するフランス軍・・・

そんな危機的の状況に、遂にあの聖女とお転婆人魚が現れる。

「久しぶりね、サトシ」

「嗚呼。カスミ!!」

サトシ、カスミ、タケシが揃った時に、全てをひっくり返す宝具が開放される。

次回、「激闘のオルレアン~これが俺たちの全力だぁぁぁ~」

お楽しみに!


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