モードレッドが円卓の魔術師(訳あり)としてキャスターになったら(連載停止中) (FGO廃課金民(大嘘))
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モードレッド(術)の概要、設定集

キャスターモードレッドはフリー素材です。ご自由にお使いください。





ネタバレ注意!


モードレッド

 

地域 西欧諸国(アヴァロン・イギリス)

出典 アーサー王伝説

性別 女 

身長\体重 154cm\42kg

適性 術

属性 秩序・善

 

 

スキル

結界魔術(EX)

 全ての味方への攻撃・弱体効果・状態異常を反射する結界を構築する。EXクラスともなれば、どの様な状況下でも即時に構築し、何があっても破れる事はない。

 

幻影(B)

 人を惑わす魔術。精神への介入、現実世界への虚像投影などを指す。Bクラスでは、家一棟程の虚像を生み出す。

 

強化魔術(A)

 英雄まではいかないものの、有力な戦士を生み出した魔術。

 

高速詠唱(B)

 発音は綺麗ではあるが、とある同居人程ではない。早口は得意らしいのでBクラス。

 

陣地作成(A+)

 魔術師として、自らに有利な陣地(工房)を作り上げる。相当な凝り性である上に、作成スピードも早い。途中で投げ捨てるのは以ての外。

 

道具作成(B)

魔力を帯びた道具を作り上げる能力。ただ、なぜか文房具などの生活必需品に異常に拘る。

 

単独顕現(A)

 単体で現世に現れるスキル。モードレッド一度死んではいるが、その魂は自信が作りあげた素体にいれたために未だに生きている扱いとなっており、本来は英霊として召喚されない。

 英霊として召喚されても、無理な解釈であるため相当な弱体化は必至である。このスキルはある特殊クラスしか持ち得ないものではあるが、モードレッドは自力で獲得してサーヴァントとして召喚されるフリをしている。

 

対魔力(D),直感(D)

 モルガンがアルトリアとブリテンを破滅させるためにアルトリアの遺伝子を元に造りだした人造人間であるため、アルトリアとほとんど同じである。ただし、彼女自身が体を作り替えたためにワンランク以上下がっている。

 

騎乗(B) 

 大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。

 

 

 

 

ステータス

マスター 藤丸立香

筋力 B

耐久 C

敏捷 B

魔力 A-

幸運 B

宝具 C

 

宝具

永久に閉ざされた理想郷

ランク:C

種別:対人宝具

レンジ:1~5

最大捕捉:7人

 

 とある同居人と同じ宝具を使用する。

 

 

 

 

 

能力

 最高位の座に位置する冠位の魔術師であり、その証たる“世界を見通す眼”――「千里眼」の保有者。彼女は基本的に自身が存在する世界の未来と、自身の関係者が関わる別世界線の未来を見通す。

 

 即ち自分自身と、平行世界を含めたアルトリア、その他の円卓関係者たちが存在する世界の未来を観測する。

 

 

 彼女は防衛において秀でる者はないといってよく、対軍、対城、対界宝具をしのぐことができる。

 

 接近戦は意外と得意である。剣術はギャラハッドから教えてもらい、並の剣士程の実力がある。

 

 呪いや石化などには相応の耐性が有るが、そもそも彼女の魔術で反射させて来るために注意が必要である。

 

 

 

真名

 アーサー王伝説に登場する女性魔術師・預言者・料理人。

 

 円卓最後の魔術師モードレッド。

 

 アーサー王伝説の中期から登場した人物で、先任者(マーリン)の後を継ぎアーサー王を導いた存在。

 

 聖杯探索に出発するギャラハッドに対し予言と共に守護の小剣を授けたという。

 

 また、アーサー王が不在を狙いキャメロットを攻めたピクト人1万を4500人の防衛戦力で包囲殲滅した事から、軍統率力はかなりのものであると推察される。

 

 マーリンがモルガンにより塔に幽閉された後、アーサー王を導かんとし、ブリテンの滅びの呪いを自身の身体をもって打ち払った。

 

 彼女は予め予備の身体を用意していて生き返ったが、自身の目の前でカムランの丘の契約を見たが為に贖罪に苛まれ自ら妖精郷の塔に自らを幽閉したという。

 

 なお、何時の時期からは分からないがキャメロットの厨房を預かっていた。




個人的に出てきた小説は読みたいのでなにかしらで報告頂けたらなと思います。小説の登場人物は自身の我が子のような存在なので・・・


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ほんへ

 アーサー王伝説という物語は知っているだろうか?簡単に言えばアーサー王というイギリスの英雄(ブリトン、ブリテンとも)が活躍する物語である。

 

 Fateシリーズと言う一種のコンテンツでは一般には男であるとされているけども、それが女性であるとすればどうなっていたかと言う代物である。

 

 日本の変態文化を象徴するコンテンツである

 

 そして、今私はスマホを片手にガチャをひたすら回している。

 

 Fate/GrandOrderと言うFateシリーズのスマホゲーでアルトリアキャスターが実装されたと聞き、ゲームのガチャ画面を見ればアルトリアキャスターがピックアップされていたではないか!これは引くしかない!

 

 という事でコンビニで軽く10万程のGoogle Playカードを買って、とりあえず半分の5万程をFGOの運営にささげて聖晶石と言う無料でもらえはするが課金アイテムでもある物を課金し。

 

 ひたすら路上で回していた。

 

 今は深夜の2時。車通りも少なく人通りも少ない。

 

 信号が赤になっているのが視界の端に見えたので立ち止まり、聖晶石でガチャを回す

 

「143回回しても出ないのか…」

 

 FGOではよくある日常…

 

 ただただ課金した分のお金がどんどん減ってくだけ…

 

「154回目…おっ!虹回転!キャスター!来た来た来た!」

 

「お願い、来てくれ…よっしゃあ!キャストリアキタ――(゚∀゚)――!!」

 

「やった、やった!」

 

 一応信号が青になっているのを確認して、内心の心をぴょんぴょんさせながら歩きだす。

 

 その時、いきなり視界がクルクル回って…

 

 意識を手放す前に

 

「キャストリアがいるんだからモードレッドがキャスターでも良くね?」

 

 と思ってしまった。

 

 その後、ぷっつりと意識がとぎれて・・・

 

 

 ★★★★★

 

 

 なぜか子供になっていた。

 

 全く何を言っているか分かれねえが、とてつもなく(ry

 

 私は確かキャストリアを引いて、心をぴょんぴょんさせていたら意識を失って…やはりFGOのために一日48時間労働(ブラック企業)に勤めていたからか?

 

 何しろ良く分からん状態。

 

「そうね…あなたはモードレットよ。あの憎い妹を殺すために私にせいぜい働きなさい?」

 

 あいにく未だ乳幼児だとあのどってるけどちゃんと意識あるんだよなぁ…おいちょっと待て、モードレッド(・・・・・・)だと?あの反逆の騎士で有名な?

 

 やってられっか!

 

 ていうかモードレッドって確か…モルガンが女性であるはずのアーサー王にナニをはやして遺伝子情報を盗んで作ったホモンクルスでいわばコピーであった気がする。そして、騎士となってなんやかんや(ry あってカムランの丘でアーサー王(アルトリア)と刺し違えたんだったよな(アヤフヤ)

 

 ホムンクルスも確か寿命がせいぜい18とか20とか、短ければ3年とか…やってられっか!

 

 これはかの有名な型月とかいう圧倒的に生きるうえで難しい世界じゃないか?そんな世界に私はよりによってモーさんに憑依?か転生?かなんかしたというのか!?

 

 こちとら一日48時間労働(ブラック企業)をしていたんだ、寝させろ!休暇をよこせ!長生きさせろ!

 

 と脳内で私をこんなところにぶち込んだ野郎に呪詛を吐きながら、毎日を過ごす。

 

 そして…

 

 

 ★★★★★

 

「おい、母上」

 

「何ですかモードレッド。」

 

「魔術を教えろ」

 

 私は前々から考えていたシナリオにそって行動を起こすことにした。そしてモルガンと言う悪女は眼をひん剥いた。

 

 ざまぁみろ!

 

 

 

 

 とりあえず交渉はなった。どうせあちらは反逆してもらえれば問題はないと思っているだろうが、私はモルガンに従おうと思ってなんかいない。逆にこいつにたいして何時か反逆してやろうかと考えている。

 

 そして俺がこのモルガンの世話をしている。なぜだろうか?

 

 まぁ意外と答えは簡単だった。なぜなら、女子力が0を上限突破して-100くらいまで行っていることだ。2000年代なら問題はないけど、およそ5世紀近いブリテンでそれは相当な致命傷である。

 

 っていう事で、中世ブリテン(アーサー王伝説時代)の料理支度、はっじめるよー!

 

 まず、どこにでもいるワイバーンを見つけたらとりあえず石をぶん投げて気を引くと良いでしょう。その石が当たって死ねばそれでよし。死ななければ、襲いかかってくるので殴り殺しましょう(比喩)

 

 とりあえずメインディッシュを狩ることができました。あとは豆、芋を茹でて魔術ですりつぶしましょう。

 

 その後、魔術で芋と豆のポタージュ()が出来上がりました。

 

 それではいただきましょう!

 

 

 と言うような食事風景だった。見ればわかるだろう。メシマズである。胡椒、山椒、にんにく、しょうが、そんなものはない。

 

 どうしようかと考えたこともあるが、うまいものは自分一人で食べたいものだ。モルガンの所から離れてから食べようと思ったものだ。

 

 そういえば、この前私が前世より引き継ぐことのなかった自身の息子(比喩)の葬儀を一人でした。…何もしてないからな?一人で黙祷しただけだからな!

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 さて、さらに数年がたった。私はホムンクルスであるので常人より速いペースで成長するのだ!はははははは…はぁ。寿命を犠牲にしてな。

 

 まぁ良い。今日はとても気分がいい。ついにモルガンの足元から逃れる日が来た。魔術はモルガンを超えてはいない物の、自己研鑽を続ければ超える事もできよう。そして俺はこれからキャメロットへ行き…文官(・・)になるんだ!

 

 え?なぜ騎士にならないんだって?それは、魔術に時間(リソース)を割いていて、近接系の武術は少しかじったくらい。騎士としても一般騎士としてやってけるかどうかってところだし。

 

 だったら、まだ前世の悪しき思い出を我慢してまで文官をやるさ。

 

 あと、なぜか異常に胸が膨らんだ(過去形)。と言ってもFGOで言う乳上ほどじゃないし、大丈夫だろ(慢心)

 

 

 

 大丈夫じゃなかった。

 

 

 

 文官に成れたはいいものの、ランスロット(人妻スキー)に声をかけられた。スグに円卓のアグラヴェインに見つかって説教を食らってた。貞操拾いした気分だった。

 

 …貞操拾いってなんだ?(哲学)

 

 

 

 

 文官に入ってからマーリンの接触があった。おそらく転生者か憑依かなんか知らないが、それに類する私を警戒しているのだろうか?

 

 まぁいっか。文官になってからどんどん偉くなっていき、文官の長にまで行った。可笑しい、一日48時間労働(ブラック企業)ではこんなことはなかったぞ?なぜここまで出世した?

 

 まぁいっか(思考放棄)

 

 このキャメロットでモードレッドが文官として働くことが吉とでるか凶と出るか。

 それは誰も分からなかった。

 

 

 

 

 

 私が文官の長になり付き合いが増えた人たちがいる。

 

 そう、円卓の騎士たちなんだけども、結構厄介な奴ばかり。

 

 寝てるのか起きてるのかわからん何時も楽器みたいなのを奏でてる奴と、台所に立てば食材を冒涜するような騎士と、たびたびナンパしてくる騎士と、純真無垢(迫真)な騎士やらとか…

 

 まぁ知ってたけど。円卓で普通な奴っているのかな?普通な奴…ペディヴィエールがすぐに思い浮かぶ…やっぱしいつみても女装させたくなるんだよなぁ…

 

 

 

 

 

 なんだかんだいって文官生活を楽しんでいる最中になぜか私が魔術師であることが急速に広まっていた。

 

 おそらく、あのクズ魔術師が仕組んだのだろう・・・しばきに行くか?いや、ここで下手に動けば、魔術師であるという噂がでまわるだけでなく、間諜だと疑われるかもしれない。

 

 まだ危ない橋は渡りたくはないかな・・・

 

 と思っていたら厨房に立ってた。

 

 全く何を言っているか分かれねえが、とてつもなく恐ろしいものを感じた気がするぜ(2回目

 

 まったく訳が分からないよ!

 

 そして、なぜか流れでマーリン野郎に師事することになった。

 

 屑だけど魔術の腕はいい。一番気にするべきなのは自身の貞操だけど。

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 

 仕事上ではあるけれどアグラヴェインとそれなりに親しくなった…と思う。

 

 っていうか、最近厨房でとりあえず食事の支度をしていれば入ってくるんだよね。その人、アルトリアっていうんだけど……( ^ω^)・・・

 

 

 アーサー王本人じゃないか!

 

 まぁ仕方ないね。とりあえずよだれを垂らしながらこちらのやることを興味津々に覗いてくるんだが。邪魔だけはしないのでまぁ良しとしようかな。あと厨房に立つようになってから円卓の騎士たちの好感度が上がり始めてるんだが……

 

 あ、ランスロットは結構です。トリスタンも。

 

 そういえば、最近災厄の席と言われる13席に座った騎士が表れたらしい。と言っても結構前の話だけどね。

 

 13席が災厄の席と言われる原因もあのマーリンのせいだけどね。

 

 

 

 そういえば、ガラハッド君がやはりというかなんというか、思った通りホムンクルスだったよ。

 

 え?なんでそれを知ったのかって?

 

 私が入浴中にいろんな事故があってね…うん、あれは良くない事故だった。

 

 私が普通に水浴びしてる途中で何か間違いがあったのかガラハッド君が入ってきてね。今まで生きていて、空気が氷ったと表現するのが一番だとおもったのは初めてだった。もちろん、乙女の柔肌を同意も無く見てしまえば、どうなるのかよくわかるだろう?

 

 口封じ(物理)さ!

 

 なに、お前は元は男だからあんまり気にしないだろって?いやそれが、女性としての振る舞いを気を付けるようにしてたんで…モルガンっていう反面教師がいるんで。

 

 部屋に置いてあった魔術行使を楽にする杖をすぐさま呼び出して記憶を消す(物理)をしようとしたんだけど、さすがは円卓の騎士。しかも至高といわれた父親ランスロットを超えるスペックで生まれたガラハッド。

 

 いかな武術を私がかじっていたところで、プロ(比喩)に勝てるわけがなく。

 

 顔を真っ赤にさせながらも説得をしてたガラハッドに対して、羞恥心フルで杖をぶんぶんさせる私(なお未だにzenraである)

 

 そんな頭のおかしいことを30分ほどやってたが、私が先にばてましてですネ。とりあえず衣服を着たわけなんですよ、はい。そのあと恐ろしいほどの静寂が訪れましてね、それを破ったのが彼本人なんですよ。

 

 まぁ、それでとある目的(おそらくは聖杯探索)で作られたホムンクルスで、モルガンにいろいろ(ry)で、苦労してると。あちらさんがそんなことぶっちゃけたもんだから、元とはいえ日本人の性で自分のことも話さなければいけないのかな~って気分になって、まぁまぁ人にはしゃべった事のないことをぶっちゃけてしまった。

 

 まぁ、あちらさんは大体の事情を察したたみたいですけど追求もしてこなかったどころか、秘密を洩らさない事を約束してくれました。

 

 ・・・そういやアグラヴェインって円卓の騎士では珍しく情報収集が得意だったな…

 

 だいじょうぶか、これ。まぁ気にしないことにしよう。何とかなるさ~~

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 

 今日はギャラハッドが旅立つ日だ。どこに旅立つのかって?そりゃあ…聖杯探索の旅に決まっているだろ。

 

 ちょっと嫌な事件が起きた時からまぁまぁ気まずかったが、あいつには少々手の込んだ手料理なんて作ったし、魔術師とはいえ護身術があればいいかもと思いながら体を動かしながらも剣や組手の練習に付き合ってもらった。

 

 とまぁ、組手でいろいろ私やギャラハッドが赤面する場面もあったが、良い時を過ごしたと思う。文官の長としていろいろ忙しく、たまに円卓の騎士たちが起こす厄介ごとにアグラヴェインと一緒に胃痛を起こしたり、過労で倒れてギャラハッドに心配されたりと言い日常だった。

 

( ^ω^)・・・やっぱりこの時代に来ても過労で倒れるとは思わなかったぜ…

 

 そんな日常がいきなり壊れた。一応私はアーサー王の概要くらいは知ってる。いつかこの日が来るとわかっていたさ。

 

 というわけで今私はキャメロットのとある場所(廊下ともいう)でギャラハッドが絶対に通りかかる場所で待ち伏せしていた。

 

 来た…

 

「よう、ギャラハッド君。」

 

「あ、モードレット。どうかした?」

 

「用って程じゃないけど。君はもう旅立つのか?」

 

「もう、少しでね。それで何か?」

 

「いや、君に渡したいものがあってね。」

 

 私は予め準備してあった小刀をギャラハッドに渡す。

 

「これは?」

 

「これは君が無事に聖杯探索を終われる小剣といったところかな。君にはこれから数多くの災難が待ち受けるだろう。その小剣は災難を打ち払うことができる…かもしれない。」

 

「そうか、ありがとう。大切にするよ。そう言えば、旅の前に君に会えてよかった。」

 

「ん?どうして?」

 

「帰ってきたら君に伝えたい事があるんだ。」

 

 あいつはものすごく涼しく且つさわやかな笑顔でどう考えても盛大なフラグを立てた事しか思えない言葉を私に投げかけたんだ。っていうか…伝えたいことって……

 

 少し思わない事態で体が硬直していたけど、すぐに再起してたらいい雰囲気をまとったギャラハッドの後ろ姿が見えたんだ。

 

 ・・・私はどうするべきだろうか?

 

 

 ★★★★★

 

 

 実質の上官であるアグラヴェインに休暇届を出してきた。

 

「これは?」

 

 っていうふざけた事を抜かしたので一言言いはなった。

 

「みれば分かるでしょう、休暇届です。」

 

「・・・確かに受け取った。モードレッドは休みがなかったからな。」

 

 取りあえず休暇届は受理された。

 

 ただし本当の休暇とはならない。すぐさま自身がたまに出かけるときのために世話してる馬くんを馬小屋からだしてきた。

 

 さて、行くとするか。“モルガン”を殺しに。

 

 そして私は猛スピードで街道を駆け抜ける。たまに訳の分からんドラゴンやらワイバーンに襲われたがマーリンから教わった魔術スーパーすごいビームで即刻地に落としといた。

 

 ついたのはモルガンの魔術工房。ちょうどモルガンがいるようだ。

 

「お久しぶりですね、母上。」

 

「モードレッ「あなたを殺しに来ました。」」

 

 私の名前を呼んだと同時に要件をかぶせて言い放ってやった。

 

「殺す?あなたは私の弟子、弟子が師匠に勝てる訳がないわ」

 

 余計な会話をしているが、その実呪いを掛けてられては呪いを解除しお返しに呪いを掛け…という呪い合戦を始めている。(・д・)チッ、厄介な奴だ。だが…数年こいつのもとを離れてどれだけ経ったと思っているんだか。

 

 私の魔術の研究対象は大きく二つなんだ。すなわち、自身の寿命の短さを何とかする。二つ目は…防衛魔術系の研究だった。モルガンは悪い意味でも優れた魔術師で、相当な策謀を立て、アーサー王が死ぬ要員を作った人物。

 

 私が人生を休暇(ニートともいう)を邪魔させるわけにはいかないっていうことで、防衛魔術をいくらか開発してみた。一つはオーソドックスな結界魔術。害意を示す輩が結界魔術が仕掛けられている領域に入ると自動的に呪いを掛け、味方がその結界内に存在すればその者の力が増幅されるものである。太陽3倍剣な騎士や円卓最強の騎士、そしてわが王に最も相性が良いと(勝手に)考えてる魔術。

 

 そして、モルガンに対して使用するつもりで開発したのが、“呪い”や自身が受けた物理的ダメージといった弱体効果を掛けた本人にそっくりそのまま返すという多分特殊な結界魔術の部類に入る(通称返却魔術)。

 

 そこで私はあえて掛かれば数ヶ月で死ぬような中級の呪いを奴にかけた。そうすれば相手がかかる…はずもなく私にそっくりそのまま返してきた。ので私が返却魔術って呼んでる結界魔術にあっさりと反射されて、これまたモルガン自身にかかったのだ。

 

ざまぁ見やがれ!

 

 モルガンは思いもしなかったことに硬直していた。それもそうだろう、格下の魔術師と思っていたやつに出し抜かれたんだから。だけど、おあいにくと手前と同じ師匠に師事しているからな。

 

 っていう事でモルガンは自身がかけた呪いが反射され、それが影響して数か月後に死亡したがそれは良しとしよう。

 

 

 ★★★★★

 

 

 とりあえずモルガンはいつか死ぬだろ(願望)ギャラハッドが聖杯を見つけて天に召されるまでにあいつの遺伝子情報を搾り取ってやる!

 

 と思ってたらすでに聖杯を探索し終えて瀕死状態だった。

 

 はえーよ。

 

 ギャラハッドは最後にかすれた声で私の名を呼んで、そして事切れた。あいつは私の腕の中で死んだんだ。

 

 

 

 

「ハァ…なんでこう、うまくいかないのかな?

 

 

 これが運命(Fate)ってやつか………」

 

 

 

 

 ギャラハッドはもうこの世にはいない。雲が日を遮ってパラパラと雨が降ってきた。そして、その雨はやがて相当量の雨となって私の体を、髪を、顔をぬらす。

 

 知らない。私の耳に、自身の嗚咽が聞こえるなんてことは知らない。

 

 そんなことは知らない。私の瞳から涙のように塩辛いモノが流れているなんて知らない。そんなのは嘘だ。雨の味に決まってる…

 

「アアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」

 

 

 

 

 

 後には、モードレッドの悲痛な慟哭の声が、延々と空気を震わせ響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 なお、聖杯はモードレッドが魔術で変装し、漁夫王の元に届けたとされる。 

 

 ★★★★★

 

 

 

 モードレッドが休暇から帰ってきた。

 

 アグラヴェインも不器用でありながら長らく休暇、休みを取っていなかった実質上の部下をそれなりに心配はしていた。

 

 ただ、仕事で入ってきた彼女の姿を見ればどこかくらい雰囲気を纏っていた。何かを破られたかのような…このような雰囲気を纏っている女性はいくらか偶然にも見たことがあった。

 

『未亡人』

 

 戦争が多く発生する中世では未亡人も多く発生するのは当たり前であった。それも仕方のないことであったが、問題はモードレッドが結婚しているということを聞いたことがないからである。

 

 ただ傍若無人なアグラヴェインでもさすがに本人に面とむかってそんなことを言うことはしなかった。どう考えても地雷であり、彼女にそんなことを言うということはすなわち自身の痛む胃が輪にかけて、痛くなるということがはっきり分かるものだ。

 

 しばらく彼女に声をかける者は少なく、あっても仕事上の会話程度だった。

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 

 やぁ、ギャラハッドが目の前で死んで一時期心がすさんでたモードレッドさんだよ!え?テンションがおかしいって?じゃなきゃ生きていけねぇよこの野郎!

 

 マーリンが生き埋め(妖精郷で塔に幽閉されたともいう)にされたらしい。

 

 あれ?なんか早くね!?

 

 マーリンの幽閉ってそんな早かったか?

 

 だが、当の本人は近く生き埋め(妖精郷で塔に幽閉されたともいう)にされることを予言したという。

 

 まぁ、そんなことはどうでも良い。

 

 それをだれがやったかだ。マーリンを貶めることができるのは…モルガン……か?私が呪いを返して一か月。私の見立てではあと3ヶ月で死ぬと思ったけど…死期を悟って早めに行動に移したのか?相変わらず厄介だ。

 

 

 

「文官長、アグラヴェイン様から今すぐ執務室へと赴くようにとの言伝がありました。」

 

「む…アグラヴェイン殿から?分かった、すぐ行く。あぁ、言伝を伝えてくれてありがとう。」

 

「いえ。」

 

 アグラヴェインから今すぐ執務室へ来い…か。珍しいこともある。とりあえず仕事は一通り終わっていた。ただ、アグラヴェインに今すぐ耳に入れるべき重要な案件は私には上がってきていない。もしや…領主の不正か?

 

 考えながら歩いていると騎士が歩いてきた。端っこに身を寄せて歩いてはいたが妙に視線を感じる気がする。一体なんだっていうんだ?

 

 今日はよくわからない出来事が多いな。ふむ、アグラヴェインの執務室に着いた。

 

 とりあえず4回ノックする。

 

「モードレッドです。」

 

「入れ。」

 

 許可が出たので入る。入ってみれば、いつもの強面の傍若無人な顔が嫌でも目に入る。そしてその場所にいたのは…ペディヴィエール君だった。アーサー王の侍従から円卓入りした人物。

 

 円卓唯一の良心と言われている彼もいた。

 

「これは―――一体どういう場でしょうか?」

 

「ふむ…モードレッド、貴様ならあの事は既に知っていることだろう。」

 

「あの事…あの事……あの事………」

 

 あの事ってなんだよ、“あの事”って言われてもわからないわ!

 

「はぁ…マーリンの事だ。」

 

「あぁ!あの屑魔術師の事ですか。今日部下から報告を聞き初めて知りましたが。」

 

 

 

「それと関りがある。」

 

「モードレッド殿が次の宮廷魔術師に内定致しました。」

 

 ・・・は?おいちょっとまて、私が魔術師であるという事はこのキャメロットの住人は知っているだろうが、魔術を人前で行使したことはないんだけど・・・

 

「言っておくが辞退はできない。内定と言っているものの、円卓内では満場一致で決まったことだ。」

 

 ……なぜに?

 

 

 ★★★★★

 

 

 なぜか私は円卓の魔術師になってしまった。可笑しい。だが、なった以上はその分の仕事をせねばならない。とりあえずキャメロットを、害意を示す輩が結界魔術が仕掛けられている領域に入ると自動的に呪いを掛け、味方がその結界内に存在すればその者の力が増幅される結界で囲んでおいた。

 

 あっ、そうだ。円卓の魔術師になってから以上に仕事が増えたんだが。文官長としての仕事の引継ぎも終わってないから、引継ぎを徐々に行いながら厨房でガレスと並んで料理して、宮廷魔術師としての仕事もして……仕事多すぎじゃね?(白目)

 

それでも一応は休憩があるんだぞ!

 

 

 そういえば、アーサー王伝説の舞台となったと思われる年代はいつだと思う?およそ5世紀から6世紀であると考えられているらしい。アーサー王伝説の成立は16世紀か17世紀くらいだけど。

 

 とまぁ5~6世紀となると、元現代人としても不便なものが多い。移動手段…馬。うん、まぁ分からなくはない。トイレ…全く良く分からん、現代ってすごく贅沢だったんだね(諦観)。トイレとかはあれだけど、お風呂があるのはいい文明。テルマエっていうんだけどね、実質は公衆浴場なんだ。たとえるなら銭湯?いや全然違うけどね、例えるならね。

 

 それで、文官として働いていると不便に思うものが或る。紙は羊皮紙だし、ペンも羽ペンだし。手も汚れるんだけど。

 

 で…ボールペンが欲しいなぁって思ってたんだけど、ボールペンのペン先のボールって結構特殊だし、このアーサー王の年代で特殊金属配合できるほど魔術は便利じゃないんだぞぅ!

 

 ってことで、鉄のペン先に金メッキを施したペンを作ってみた。そのペン万年筆って言うんですけどね。

 

 金をふんだんに使えないからメッキで妥協したんだが、本当は14金か21金を使いたかったんだ。この国金が取れないから仕方ないところもあるんだけど。

 

 ってことで。

 

「やぁ、アグラヴェイン君、邪魔するよ」

 

「モードレッドか。朝の仕事は終わらせたのか?」

 

「終わらせてきた。部下も良い感じに育ってたからね、私の後を継ぐやつも選んである。そいつは優秀だからな、心配はいらないと思うけど」

 

「そうか、なら良い。で要件は?」

 

「ほら、宮殿筆頭魔術師からのプレゼントだ。」

 

「これは?」

 

「万年筆。手入れをすれば長く使えるペンだよ。ほれ、この紙に書かれていることを読めば長く使える。」

 

「そうか。」

 

「じゃあな、とりあえず忙しそうなやつに片っ端から配ってるんだが、ほかに忙しい奴は誰?」

 

「ペディヴィエール。そして陛下だ。」

 

「……陛下かぁ。ならペン先を全金にするか…?」

 

 その後、モードレットが1日で大陸とキャメロットを往復し24金に当たるものを入手、使いやすいように21金に仕立て直してアーサー王に万年筆が送られたという。

 その万年筆のキャップ上部には円卓の机を模したマークが掘られていた。

 

 

 ★★★★★

 

 

 私の残りの寿命は後数年となった。いろんな事があった。新しく開発した魔術を現れた蛮族に使用してみたり、結界魔術をさらに極めようと研究に没頭したり。

 

 私の次の素体を用意したら、寿命が普通の人間よりも長いということが分かったり(妖精種とも言う)。

 原因は多分そこらへんのワイバーンやらドラゴンやら精霊種を適当にぶち込んだからだと思われ・・・何でそんな事したんだ、当時の私は?

 

 そして、アルトリアを餌付けしたり、ガレスと結託してペディ君にメイド服を着せたり。王の事をどう呼ぼうか迷っていたら我が王(マイロード)って呼んでもらった方がしっくりくると言われたので呼び方をそれにしたり。

 

 色んな事があった。毎日が美しかった。だけど私は、そんな日常が崩壊するって言う運命は知っていた。

 

 アーサー王の妻『グィネヴィア』とランスロットが浮気をして、それがばれた。アグラヴェイン等を殺害、ギネヴィアを助けようとしてガレスをも殺害しやがった。

 

 円卓の騎士でなんやかんやとそれなりに付き合いが良かったアグラヴェイン、ガレスを選りに選って殺したんだ。そんなわけでアーサー王はフランスへと攻め込む。

 

 おいちょっと待て、王の名代置いてけと思ったが…私を名代にしていった………おかげで過労死しそうなんだよ!

 

 なんだよ、王の仕事って ただでさえ激務なのに、円卓の騎士およそ10人分もやれってか!!!!!

 

「やってやろうじゃねぇかこの野郎!」

 

 という事で魔術、魔力を全開にしてペンを走らせてます。悲しくなるなぁ……

 

「モードレッド殿!」

 

「なんだ、追加の仕事か?そこに置いておいてくれないか?」

 

「違います!蛮族が攻めてきました!」

 

 一瞬立ち眩みがした。は?こんな時に?ふざけてるんじゃないよ。

 

「蛮族って我が王(マイロード)が滅ぼしたんじゃなかったけ?なぜ?」

 

「各地に散らばって身を潜めていた蛮族が、好機だと見たようです。ですが…」

 

「現在の防衛戦力は!?」

 

「極めて少ないです。他国からの援軍も要請済みですが、時間がかかるとのことです。」

 

「まずいな…兵を集めて防衛するしかないか。」

 

「籠城が良いかと。」

 

「それは分かってる。」

 

 さて、どうするか。とりあえずキャメロットの城下町も含めて結界の有効範囲を広げる。円卓の騎士がほとんどいない以上、ギリギリでやっていくしかない。あとはアーサー王が手勢を率いて奴らを殲滅するしか…

 

 

各地に散らばっていたとはいえ敵の数少ないと思うんだけど…

 

「敵の数は?」

 

「およそ1万程、今すぐ防衛できる兵力は4500程。」

 

 なるほど…攻撃3倍の法則よりは少ない。が、こちらから打って出るには兵力は少ない。であるならば…

 

「さてと。」

 

「宮廷魔術師殿、どちらへ?」

 

「何、敵の頭領を狙うだけだよ。」

 

 その瞬間、執務室には軽やかな風が流れ、紙が数枚ひらひらと落ちた。執務室に残されたのは、いきなり消えた名代に狼狽する白の兵士だけ。

 

 

 

 基本的に、軍という物を組むには、軍の頭脳が必要なんだ。全体を見て、どのように軍を配置しなければいけないのか、どういう行動をしなければいけないか、兵糧はどうする、とりあえずどこまで行軍する?それを纏めるのが司令官なんだが。

 

 軍っていうのは司令官、頭領が大事であることも分かっているために、頭領の防衛戦力は比較的厚い傾向がある。ただ、それを突破するのが、

 

『魔術ってことさ』

 

 目の前にあるのは蛮族の実質の司令官と副司令官の首。今すぐにでも切り落としたくなる。

 

 

 

 という事で切り落としてみた。すごい騒ぎになっているのでほんの少し幻影を見せてみれば面白いように反応してくれたので、とりあえず25%くらいの蛮族を爆破してみた。

 

 蛮族はびっくりしてたけど、新たなリーダーが表れて統率していた。もう一回殺してみる。また新たなリーダーが出てきた。殺す。あとは…手を出さなかった。

 

 なぜなら、蛮族を殲滅させる良いチャンスだから。ってことでとりあえずキャメロットまで戻って、同数まで減らしたよーって伝えて、後はキャメロットに居たそこら辺の騎士を魔術で強化したら剣からビーム打ち始めたのでとりあえず何も考えずにそいつに任せてみたら蛮族を殲滅してくれました。けが人は出ましたが、剣の先からビーム打つ騎士は凄かった(ry

 

 あとで調べたらその騎士の剣は、聖剣エクスカリバーやガラティーン、アロンダイトのような神造兵器程ではないにしても、常識がぶっ飛んでた剣に仕上がってた。

 

 良く分からない?私も良く分からない。

 

 ちなみにマーリンはその様子を千里眼で見て目をひん剥いたらしい。マーリンざまぁ。

 

 ってことで蛮族殲滅したら我が王(マイロード)が帰ってきた。

 

 どうしたのだろうと聞いてみたが、キャメロットが残っていた蛮族に襲撃されたと聞いてランスロットと和議を結んで大急ぎで帰ってきたらしい。

 

 すまない、もう終わってるんだ…

 

 

 ってことで手柄をなぜか剣の先からビームを打てるようになった一般騎士に、戦果の75%くらいはそいつがやりましたと言っておいた。

 

 一般騎士は眼をひん剥いて泡を吹いていたけど。

 

 

 ★★★★★

 

 

 現在のブリテンの営みは限界を迎えている。それは、私も知っていたことだし、マーリンも知っていた。

 

 ただ。私が反逆しなかったことでブリテンが崩壊したきっかけがなくなってしまった。そんなブリテンを世界は異物であると認めた。認めてしまったのだろう。

 

 ランスロットとの戦いで多くの円卓の騎士が死んだという。ガウェイン卿はランスロットに打ち取られ、そのほかの騎士も戦いの傷が原因で死んでしまった。私が魔術による治療を行っても。それはどこか、世界の呪いが円卓をむしばんでいるかのような物であった。

 

 そして世界の呪いは円卓のみならず、ブリテン本国にまでに迫っていた。比喩なんかじゃない!遠目から見てもわかるほどの呪いを帯びた、時々雷鳴を轟かせた雷雲のごとき重い雲が迫っていたのだ。

 

「本国の蛮族を殲滅して、海からも来なくなったと思えば、あれほどの呪いがくるとは。」

 

「モードレッド。あれが…呪いなのですか?」

 

「ああ。」

 

 

 

 

 

「であれば…モードレッド、お願いします。」

 

 我が王(マイロード)に多くの力を与え、これでもかと聖剣エクスカリバーが光り輝く。今までに見たことがない程に光るかの剣を、アーサー王は、アルトリアは振り下ろした。

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!」

 

 その星によって鍛えられた聖剣より放たれた極光は、呪いを切り裂いたように思えたけど…遠い空まで覆われた雲は、自然に修復されながらもこちらへ向かってくる。

 

「ま、ここらで一度自分自身を幕引きしてもいいかな…」

 

「…モードレッド?」

 

我が王(マイロード)よ、その星の聖剣は手放しても、ぜったいに鞘は手放さないことです。」

 

「え、えぇ。それはもちろんですが…」

 

我が王(マイロード)は私より年上なのですから、私が一時期いなくなっても大丈夫ですよね?」

 

「え…?」

 

 さて、覚悟は整った。後は、寿命がわずか数年のこの身体を持って、あの呪いを焼き払うのみ。

 

「これが(この素体)での最後の魔術行使となる」

 

待ちなさい、モードレッド!

 

 あぁ、アルトリアの声が聞こえる。けど、もう何を言っているかが分からない。

 

待ちなさい!貴方が逝けば、私の味方を誰がしてくれるというのです!?

 

 アルトリアには絶対味方が付いてくれる。だから心配しなくてもいい………

 

 

 そうして意識は暗転した。

 

 

 

 

 

 

 そして目が覚めた。え?死んだんじゃないのかって?やだなぁ、これは予備素体だよ。寿命数年の身体を有効に使っただけじゃないか。有効に使って、後は自身の魂を予備素体にインプットすればよろしいだろ?

 

 とりあえずこの体は今全裸だから服着ないと…誰かに見られている気がする。絶対マーリンだ。あとで妖精郷に行くから覚悟しろ!

 

 む、視線が切れたな。よし、服をとりあえず着よう。さて、杖は…あったあった。一応新しい杖も作っておいたんだ。さて、アルトリアの所に行こうかな。

 

 

 えーっと…

 

「何?これは…?」

 

 唐突に目から流れ出る情報を脳が急速に処理していく。これは…荒野…そして、傷つき膝を屈していた騎士が一人。

 

「マイロード…まさか!」

 

 その良く見える目は残酷な光景を映していく。一陣の風と共に、彼女の姿が消えていった。

 

「これが、歴史の修正力ってやつか!だけども、この目が過去や現在を映していなければ、まだ間に合うはず!」

 

 そうして、一番真っ先に来ました、カムランの丘。

 

 

 

 丘のてっぺんには、傷ついたアルトリアが剣に寄りかかっていた。体を起こしているだけで辛そうな様子だった。そこで、先ほど見た謎の映像を思い浮かび、そして久しぶりに思い出したFate(運命)のおおよその道筋を。

 

我が王(マイロード)よ、待ってくれ!待って…!」

 

「すべてを覆すために、聖杯を……聖杯を手に入れるための機会に合わせよ!この結末を、すべてを覆すためにッ!!!!!」

 

 

 

 

「待てッ!!!」

 

 丘を起きたばかりで体力のない体で駆け上がろうとするも、何か見えない壁が阻んでいるように駆け上がれない、あちらには何も聞こえている様子もない。

 

「待ってくれ!!!!!」

 

「契約完了だ。貴方の作った歴史を、物語を!すべてを覆すんだ!!!!」

 

 

 激しい風に襲われた。たまらず袖で目を覆い、目をつぶってしまった。風が収まった時には、死体の山と壊れた武具だけ。我が王(マイロード)の影も形も無かった…

 

「…こうして、私は生き残る……か。

 

 

 

 

 もしかしたら私も、あのマーリンと…同類なのかも…しれない…。」

 

 

 私は、地面を杖で軽くたたいた。目に広がるのは常に春で回りが一面の花でおおわれている場所。妖精郷(アヴァロン)。そして目の前には、マーリンが自身自らこもっている塔があった。

 

 私は塔へと向かう一歩を踏み…




はい。これで本編は終わりです。キャスターとなったモードレッドの物語はいかがでしょうか。アーサー王伝説になるべく沿わせながらも、モードレッドがキャスターとなって色々と可笑しいことになりましたが、結末は絶対に変えたくはなかったので、この形にいたしました。


 モーさん生き残ったよ、やったね!

 ちなみに、モーさんはマーリンと大体同じような心境で自ら塔に引きこもります。ですがマーリンとは違う点が一つ。モーさん(キャスター)は一度死んでいますので、無理やりな解釈であれば聖杯戦などに呼び出すことが出来ます。ただし、無理やり呼ぶと弱体化した形で現界するので、魔術師のスペックで彼女のスペックが大きく変わります。

 なお、モーさん(術)は3流魔術師でも籠城などすれば大抵の聖杯戦争は勝てます。モーさんは意外とアグレッシブに動いてましたが、実は拠点防衛に特化されたキャスターで、ギルガメッシュ君のエアも跳ね返します。
 モーさん(術)は1流魔術師が使役すれば真正面からの戦闘、奇襲攻撃が可能になります。

 ただし、モーさんが自身が塔を抜け出して現界する(FGO世界のみ)のであるなら、そこまでスペックは劣化しません。

 あと、ギャラハッド君すごく大好き(比喩)何です。だからFGOのマシュ(特異点Verの時は特に)ものすごく可愛がりに来ます


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Fate/Grand Order・重大インシデント+第1特異点編

(人理が)重大インシデント。





 取りあえず、当小説に関してのアンケートをとりましたが、意外と続編望んでいる方がいたので、続編を投下しました。
 期待に添えるかはわかりませんが、当方精一杯執筆致しますのでお付き合いをお願いいたします。







 

 

 

 

 私がアヴァロンに引きこもり始めて早くも・・・・・・・・・何年だっけ?300年くらいは経ってる希ガス・・・

 まぁ良いか。この世界は本当によくわからない。Fate/stay night時空なのかApo時空なのか、Grand Order時空なのか・・・

 

 Fateシリーズって、多過ぎて転生らしき事をしても何をしていいのか分からないの。

 

 Grand Orderだと人理が吹き飛ぶ。Stay nightやZeroだと冬木が泥まみれに。Apoは・・・世界各地で聖杯戦争が起きて、ExtraだとAIが発展してて云々。

 

 もーよくわからん。私が身体を乗り換えたときに偶然得たと思われる未来視も、自身でみる世界を固定して視れないし・・一応どの時空で起きた事なのかは分かるんだよ。

 

 この前見たのは、我が王(マイロード)が、赤茶髪の男の子とエッチな事をしていた場面だったね。

 

 ・・・かつて仕えていた王の濡れ場にどう反応しろと?立てば良いんじゃないのって?喧しいわ、こちとらねぇんだよ!

 

 ってことで情景を事細かく記してやった。R-18な小説っぽくなったけど、色々発散できたわ。で、問題なのが。その情景の世界線が、私が居る世界線軸と同じだということ何だけど、私が覚えている限り、我が王がどう考えてもシロウな人物とおせっせする作品は大体決まってる。

 

 それは、Fate/stay night。舞台は2004年の冬木。元はエロゲーといえども、ストーリーの重厚さから、本当にエロゲーなのかよくわからないゲーム。だけどエロゲー。

 

 

(って言うかエロゲーエロゲー連発してたらその内この小説R-18警告来そうな・・・来ないよね?)by作者

 

 現在は経った年数から考えて800年から900年。年代で言うと2004年のFate/stay nightの前日譚ともいえるFate/Zero(in1994冬木)では冬木が泥まみれになるのは確定事項何だけど、問題は冬木の聖杯が、アインツベルンのポカで汚染されたこと。

 

 その汚染の浄化は並みの魔術師の英雄でも些か骨が折れるだろうね。ただ、私が見たエミヤ君と我が王の濡れ場から鑑みるに、聖杯の泥を浄化出来そうな人が居る。裏切りの魔女メディア。

 

 彼女はどうあっても神代の魔術師であるからして、聖杯の浄化は出来るだろう。けど、問題は聖杯の中身。現代の魔術師がゾロアスター教の悪神を人類悪にしてしまった場合、メディアでも対抗は不可能。

 

 その場合、英雄王が頑張って冠位サーヴァントとして働いてくれるかというと、否であると思う。というか、Fate/stay nightでも人類悪に昇華した様子は無かったしね。

 

 まぁ、人類悪になる前に、主人公補正が掛かってる衛宮君や、ブラック企業にお勤めのエミヤ君が何とかしてくれるでしょう(願望)

 

 

 ★★★★★

 

 何とかしてましたね。千里眼君も何か調子が良いみたいで、時空を2004年冬木に固定して見れるようになりました。いや~、重畳重畳。

 

 さて、Fate/stay night時空と思われる出来事を千里眼君で観測した。その次にするべきことは?勿論書き留める事だ!(集中線)

 

 って言うことで、愛用の万年筆にインクを浸して~吸い上げて~

・・・・・・紙が無い!!いつもここに大量の紙を机の端に置いてある筈なんだけど。

 

「おい、マーリン。私がこの前100枚くらい魔術で用意した紙どこやったの?」

 

 そう、こんなこともあろうかと、大量の紙を魔術で用意していたのだ。私が魔術万能論を唱えても、誰も文句は言わないだろう。

 

 どっかの誰かが大量に用意された白い紙を破り捨てて、あまつさえ証拠隠滅をはかったのだろう。これは、赦されざる行為(当社比)である!

 

 この妖精郷の塔にいる存在は2人と1匹。

 

「あ、それキャスパリーグが全部破いていたよ。」

 

「キャスパリーグ!」

 

「フォウっ!!??」

 

「あなたなの?私が机に置いてた紙を破いて捨てたのは!?」

 

フォウ(違う)マーリンフォウ(マーリンがやった)!」

 

「マ~リン?」

 

「ちょ、キャスパリーグ。私がやったんじゃないぞ。」

 

「怪しい・・・」

 

「酷いな、僕のことを信用しないなんて。」

 

「いや、日々の行動が・・・」

 

 マーリンとたかが100枚程度の紙で言い争ってた時、唐突に私の千里眼が機能しはじめた。こんな事は初めてだね・・・千里眼から流れ込んできたのはよくわからなかったけど、暗く、そしてどこか悲しい雰囲気だってのは分かった。

 

 これは・・・どこかでみた覚えがある。前世か、現世でみた覚えがあるのだが、如何せんはっきりしない靄のような情景だった、これだけはわかる。

 

 これは、『Fate/Grand Order(聖杯探索の旅)』の話だと。

 

 Fate/GOであるなら、冬木の第5次聖杯戦争はキャスターの勝利で終わる筈だ。但し、事実上の勝者はセイバー陣営となっていた。

 

 そして、決定的なのは、Fate/Stay nightではキャスターはかのメディアであるが、Fate/Grand Orderにおいてキャスターは冬木の第5次聖杯戦争はかの魔術王『ソロモン』だったけ。

 

 ・・・とりあえず、紙100枚錬成したし我が王(マイロード)の濡れ場を書き記しちゃうゾ~!

 

 いや~我が王(マイロード)があんな事やそんな事やっちゃって。成長したなぁ・・・(感慨)

 

 色々とエッ・・・!な事を書いていたけど、柔らかい肉球がペシペシって頬を叩きつけてくる動物がいるんだが。

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 

 はい。1000年くらい経ちました。

 

 いや~我が王のエッ・・・!な書き物は全部書き終わり申した。マーリンに途中途中読まれたけど、なんかふんふん言って終わってた。その編纂は結構のんびりやってたから100年はかけたけど、作品としてはいい感じの物になったよ。え?まんまFate/Stay nightにしたんじゃないかって?

 

 嘘の中に実話を半分書けば、それはフィクション小説になるんだぞぅ!(なお、似たような事を言って小説を出版して出版停止を裁判所から食らった小説家がいるらしい。)

 

 エッ・・・!な書き物を書き終わった後、どうせ暇何で小動物でビースト孵化前の可愛いキャスパリーグの肉球をモミモミしてたら10世紀経ってました。

 

 はっ!私はいったい何をしていたんだろうか!?

 

 ま、いっか。

 

 

 そして・・・キャスパリーグが遂に旅立った。マーリンに塔が追い出されたんだよ。

 

『美しい物がみれるよ』

 

 とか言ってたけどね。やっぱマーリンって屑だね。

 

 

 因みに、現世ではおよそ21世紀にはいった所ではあるけども、私もマーリンも人理が吹き飛ぶ事はすでに把握してる。

 

 マーリンはともかく、なぜ私というモーさんが把握しているのかって?そりゃあ簡単な事さ。私も何故か冠位の資格を得ることになったからさ。

 

 ただ、それだけさ。冠位の資格を得るためには色々とあるけど、そのための条件ってのはあの菌糸類(型月のキノコ)が明かしてないから良く分かんないけど、この私が冠位の資格を得たんだな~ってのは分かった。

 

 んで、冠位(グランド)級の魔術師の適性を得たのは良いものの、私の師であるマーリンは基本的に死なない。それはどこの平行世界でもそうなんだ。

 

 けれど私はマーリンとは幾らか事情が違うんだ。私は・・・そう。一度死んでいる。そういう扱いになっている。けれど、所謂魂のようなものは死んでおらずに今この私がある。

 

 と言うことはだ。私が一度しんだということは、私という存在が一度死んで、すぐさま座に登録された。だがしかし、私という存在が生きている。座に登録されたために聖杯戦争などには参加できる状態となっているんだ。

 

 理論上はね?(・・・・・・)だけど、私という存在が数ヶ月で生き返ったとしよう。その時点で齟齬が生じる。

 そのために、私はサーヴァントとして活動は出来ないはず何だけど。だけどもこうも考えることができる。

 

 私はあの時、身体を乗り換えて生き残った。と言うことは、それより前と、それより後の私という存在は違う者である。そう仮定する。

 

 そうすれば、聖杯戦争・・・ないしは、人理を取り戻す旅に介入できるのではないか、ってね。無理やりだけど、そうするしか方法がないし、どうしても齟齬が生じてしまう。そのための弱体は必死。

 

 けど、やらないよりやった方がいいでしょう?なにより、我が王が生きたこの世界の人理を途絶えさせる訳にはいかないから。

 この妖精郷に身を置く私でもできる限りのことをしよう。

 

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 第1特異点フランス .A.D1431『邪竜百年戦争オルレアン』

 

 さぁ!やって参りましたフランス!どうやって過去へ逆行したって?そこに聖杯があるじゃろ?そいつに召喚されたのじゃ!

 

 まぁ、自身の存在に齟齬が有るままであるので相当な弱体を喰らってるんだけどね!

 

 そう言えば第1特異点といえば、アヤツがいるんだよね。そう、円卓の魔術師時代に個人的に親しくしていた『ガレス』、『アグラヴェイン』を直接手に掛けた奴が。

 

 狂化が掛かってはいても、アイツ自身の在り方は変わらないだろうし。(バサスロット幕間等参照)

 

 今はどんな感じになってるんだろうね?カルデア御一行はもう来てるのだろうか?っとその前に…

 

「ワイバーン狩りかな?」

 

 目の前には勝ち誇ったように羽ばたいているただのワイバーン(食材)が。

 

 魔術でビーム!超、エクサイティング!ワイバーンは死ぬぅ!

 

 

 

 

 ハイ。

 

 久しぶりにワイバーン食えるって思って興奮しました。

 

「あんた…強いんだな。」

 

 おっっっと!ここでフランスの兵士が出てきましたねぇ!

 

「えぇ、少々慣れてる物ですから。」

 

「あんたが街にいてくれたらどれだけ助かっただろうか…」

 

「…あなたが守っていたであろう拠点はどうなったのです?」

 

「まだ持ってるはずなんだ。救援の伝令の任を受けたんだが、狼煙で反応しないようなら無理だろうな。そもそも、こんな状況だし、どこも余裕はないだろ。」

 

「…馬はありますか?」

 

「は?」

 

「騎馬です。」

 

「あるが…乗れるのか?」 

 

 失礼なことを聞く。5世紀ブリテンの移動手段は馬しかないんだぞぅ!

 

「もちろん。」

 

 ってことで、呼び出しました。6世紀ブリテンの地を私と一緒に駆け巡った西洋馬です。その名を“ファッキンマーリン”号です!言い名でしょう!名前の由来は泣き声がファッ!?に似ているから付けました。

 

 “ファッキンマーリン”号はアヴァロンの塔に普段はいることもあって、なかなか乗れませんでした。そのせいもあってかかなり機嫌が悪ソウデスネ。

 

「さぁ、久しぶりに駆けよう。案内をよろしく!」

 

「あ、あぁ!分かった!」

 

 

 

 

 田舎のようなのどかな道を騎馬2頭が疾走する。かの馬に乗っていたのは火急であるために馬を使用した伝令と、6世紀ブリテンのアーサー王伝説で登場した女性魔術師。

 

 行く手を阻む敵はアーパー…じゃなかった。スーパー魔術ビームで焼き払われ、その残骸は万能魔術君によって仕舞われた。

 

 しばらく馬で駆けると、街が見えた。なるほど、あそこですか。ところどころ煙が上がっているようで、ワイバーン君もふわふわ飛んでいるよう。

 

 ふむ…街に被害が及ばないレベルで魔術を行使しますか。

 

 

 杖を呼び出しサッとふれば、勝手にワイバーンが吹き飛んだ。

 

 

 

 

 

 街に着いた。馬から降りれば、何か苦しそうな人物が居た。どう考えてもすまないさんだった。

 

 私は困惑した。

 

 

 

 

 

 うーん・・・どうもすまないさんは呪いをかけられて絶不調らしい。解呪しても良いのだが、ひとまず暇を作らせてほしい。さっきから大量の骸骨を襲ってきては私が爆破してを繰り返してるのだけど。

 

「全く・・・めんどくさい奴らだね。」

 

 辺り一面いた敵は、呪いを受けながらも頑張って戦闘していた彼のすまないさんのこともあって楽に終わった。

 

 手にしたのは、ワイバーンの骨。腐っても竜なので魔術の材料としてはまぁまぁいい物。これからなにをするかって言うと、自身の戦闘を有利にするための結界魔術。

 結界内の味方はもれなく魔術的な強化を付与され、結界内に踏み入れた敵は全て呪いをかけられ絶不調になる。

 

 この程度の結界なら杖を一振りすれば張れるけど、時間制限がある(3ターン制)から、ある程度の神秘を宿した材料があれば、スッゴく長持ち(1週間)するんだ。

 

 

 ★★★★★

 

 

 暇ができた。なのですまないさんに掛けられた呪いを解除しようと思う。

 

「・・・えい。」

 

 杖を振った。そして解除終わり。やったねたえちゃん、すまないさん(呪い状態)がすまないさん(通常運転)になったよ!

 

 解呪したら呪いがわんさか飛んできたけど、キッチリ耳を揃えて返しました。ええ、キッチリと・・・ね?(ゲス顔)

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 

 サーヴァントが一騎襲ってきた。私は事前に察知し、リヨンの街の兵士に直接手を出させるわけにはいかないと、事前に迎撃を敢行した。

 

 

 真名は分からなかったけども、相当な強敵だった。本来の私なら余裕で撃破できるはずが、撃退という結果に終わってしまった。さらに、私とそのサーヴァントとの戦闘を尻目にでっかい竜が通過していった。その焦りもあってか、一発攻撃を食らった…かのように思わせて幻影で攻撃を無力化。杖に仕込んでいる剣で首を切ろうとしたけど、地面から杭のような、槍のような物がいきなり生えてきた。

 

 …クラスはランサーなのだろう。

 

 

 

 時間をかけ、なんとか相手に深手を負わせました。その後に風で空の彼方へと吹き飛ばしてあげたのです。え?吹き飛ばしたから撃破じゃない!?相手は生きてるから撃退。イイネ?

 

 “ファッキンマーリン”号を呼び出してかの町、リヨンへと急ぐ。あの結界は味方の補助を行うもの。物理的に攻撃を防ぐ結界ではないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「遅かった…か。」

 

 目の前には廃墟と化したリヨン。愛馬から降りて徒歩で捜索を行う。廃墟となっているリヨンを探索していると、随分と懐かしい後ろ姿が。

 

我が王(マイロード)!!」

 

 おそらく、人理修復の旅路に加わったのでしょう。そして、紫の盾を装備した純朴そうな女の子をみて、心の底から暖かいものが湧き出てくるような、そんな感慨に襲われました。そして、マスターと思われる人。ふむ…ぐだ子の方だったか。

 

 あちらは、突然後ろから大声を掛けられ、若干の警戒態勢を取っていた。本来の呪いの槍を持ってない魔術師や、数多の女性を引っ掛けてそうな赤い外套の男性。それも当然の事だろう。だが…一人、いや二人を除いて。

 

「「・・・あ、アルトリアさん!?」」

 

 ……うん、その反応も仕方ないよね。私はアーサー王の遺伝子から生まれたホムンクルス。最近鏡は見ていないけど、ガレスとかに我が王とモードレッドさんって似てますよね~ってなにも考えてなさそうな事を言ってたけど。その時は他人の空似ですよ。だなんて笑い飛ばしてたけど。多分アグラヴェインあたりには感づかれていたんじゃないかなって思ってるけど。

 

 

 

 

 

 

 確かに、モードレッドとアーサー王(アルトリア)の顔は実に似ていた。それこそ親子の生き写しであるかのように。ただ、違うパーツも存在する。凛々しいアルトリアのきりっとした目とは対照的に、柔らかくほんわかした柔和な目をしていた。

 

 原典のモードレッドのような付き合うにも一苦労しそうな性格ではなく、この小説のモードレッドは比較的物腰の柔らかい性格であるが、やはり性格は顔にも出るってはっきりわかんだね。ちなみに、前世の影響かよく過労で倒れる。

 

 

 

 

 

 

「モードレッド……あぁ…もう一度会えましたね…。」

 

「えぇ、お久しぶりです。思いがけないところで約束を果たせるとは思いませんでしたが。」

 

 

 私は円卓が崩壊しかけた時、こんなことを我が王に言ったことがある。

 

『もし私が、我が王と生き別れたりした時。どうしますか?』

 

『急にどうしたのです?』

 

『いえ、なんとなくです。』

 

『そうですか……私は、生きていれば必ず会えると信じています。モードレッドなら、生き別れても会いに来てくれるでしょう?』

 

『ええ、もちろん。私はあなたのことを大切な人だと。そう思っていますから。』

 

『そうですか。約束ですよ、モードレッド。』

 

 その後1週間後に自身の身で終焉の呪いを払い、復活した後に世界と契約した我が王を目にして、アヴァロンに籠った。私は図らずして我が王と再会したということになるんだ。

 

 意識が昔の彼方へと吹っ飛んでいたけど、赤い外套が我が王に話しかけたことで再起動しました。

 

「セイバー、彼女とは…その、知り合いなのか?」

 

「えぇ。私が王としていた時に、マーリンの後を継いで円卓の魔術師となって私を支えてくれた。そんな人です。」

 

「モードレッドさん…でいいですか?この人の傷の手当てをお願いしたいんですが。」

 

「あ、好きに呼んで構わないよ。さてと、傷を診ようか。」

 

 自身の魔術路を起動させて回復魔術をかけた。ジーク君のHPは3000回復した!

 

「よし、応急手当は終わりました、外傷は消えているはずです。」

 

「すまない、キャスター。手間をかけた。」

 

 すまないさん発動しました。さて、私はこれからカルデアとともに行動することになりそうです。

 

 

 

 

 なにやら通信が入った。

 

 

 

 

「マスター、急ぎましょう。いずれこの街に来るはずです。」

 

「分かった!マシュとアルトリアさんは先導をお願い!」

 

「分かりました。私が先頭に立ちます。マシュはマスターをフォローしてあげてください。モードレッド、支援を。」

 

「了解しました、我が王よ。」

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 そのあとはいろいろありましたな。邪龍ファブニールに向けてすまないさんがバルムンクぶっぱしたもののダメージを終わらせるだけで終わった。その後バサスロとサンソンが追ってきたものの、サンソンはマリーとマシュが撃破。

 

 バサスロ?

 

『Aaaaaaarrrrrr!!!!!!!!』

 

 なんかうるさかったから、

 

『ガレスの仇!』

 

 ってことで魔術すごいビームを奴の股間に収束させて撃ってやりました。そしたら奴は内股になって動きが遅くなったので。その隙に我が王がとどめを刺しましたとさ。

 

『…ランスロット……‥』

 

 若干我が王の琴線に触れたところがあるようで。

 

 

 さすがに私が我が王にかけるべき言葉は分からなかった。

 

 

 

 道中で私が手傷を負わせたランサーも難なく撃破することができた。そして。

 

 

 立ちはだかった壁を砕いて前に進んでいった私たちの目の前にあったのは。

 

「…あの、ジャンヌさん。特殊な感性をお持ちのようですね……」

 

「違うんです~ッ!私が見た時はあんな醜悪な姿じゃなくて、もっともっと美しい城だったんです!」

 

 そんな私たちはオルレアンにいた。変なサーヴァントが3騎ほど来ましたが、カーミラを彼女の宝具が解放される前に魔術スーパーアタックと浮気者絶対に許さないガールで燃やされました。ええ。

 

 

 流れでバーサークセイバー、すなわち白百合の騎士は我が王が常に圧倒し続け、ついには膝を屈してあえなく。

 

 襲ってきたサーヴァント達は跳ねのけ、大量のエネミーたちも一点に攻撃を集中し突破、城の中へと突入しました。

 

 

 

 

 

 

 

「で…君たちなぜお茶をしているのかな?」

 

「ティータイム。」

 

「あら、このお菓子おいしいですわね!どこのお菓子かしら?」

 

「それは私の手作りですよ。」

 

「まぁ!まぁまぁ!すごくいいわね。」

 

「モードレッド、お代わりを。」

 

「ええ、どうぞ。」

 

「あの…」

 

「マスターも座りになられたら?マシュも。」

 

「あ、いいんですか?じゃ失礼して。」

 

「マスターっ!?」

 

「マシュ、どうぞ。」

 

 椅子を引いてマシュに座るように促す。すると。

 

「あ、はい。」

 

 勢いに押されて座ったのでポンポンと紅茶をだして。

 

「君たち…紅茶を一杯もらおうか。一時期円卓の台所を預かっていたという君の腕を見させてもらいたいのでね。」

 

 エミヤが釈変しました。

 

 私たちが優雅にティータイムをしている間、結界の外で喚きながら海魔を操っていたジル・ド・レェも、私が出した幻影(水着邪ンヌに水着ジャンヌ(妖怪妹認定女)に邪ンヌサンタリリィ)に困惑し、外の様子がおかしくて出てきたオルレアン版の邪ンヌも困惑。

 

 

『ナニコレ?』

 

 彼らを観測していたカルデアの面々はそう思った。

 

 

 まぁ、そんな時間も終わりを迎えた。正気に戻ったジルと邪ンヌは攻撃の手を加えようとした次の瞬間には、我が王の聖剣の一撃+結界による攻撃力ブーストによりすべてが終わりましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 第1特異点 ~~~fin~~~




感想・・・・・・・・・来ても良いのよ?



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FGO風ステータス・ボイスマテリアル+第2~第4特異点

 感想が来て、心をピョンピョンして調子に乗って執筆していましたが、評価下がって落ち込んだ作者です。

 また、アンケートに続きは書くなとの投票が二人いたので、投稿は最小限としますが宜しいですよね?
 

 簡単にいえば、モチベが下がりました。

 ですが、感想をくださった方に感謝し、最大限の努力を持って書き上げました。


 モードレッド

 

地域 西欧諸国(アヴァロン・イギリス)

 

出典 アーサー王伝説

 

性別 女 

 

身長/体重 154cm\45kg

 

適性 術

 

属性 秩序・善

 

 

 

ステータス

 

筋力 B

耐久 C

敏捷 B

魔力 A-

幸運 B

宝具 C

 

 

 

 

宝具

永久に閉ざされた理想郷

ランク:C

種別:対人宝具

レンジ:1~5

最大捕捉:7人

 

 とある同居人と同じ宝具

 

 

 

クラススキル

 

高速詠唱(B)

 自身のNPを毎ターン3%付与

 

魔力放出(D)

 Busterカード性能を4%アップ

 

陣地作成(A+)

 Artsカード性能10%アップ

 

騎乗(B)

 Quickカード性能8%アップ

 

道具作成(B) 

 自身の弱体付与成功率8%

 

対魔力(D)

 自身の弱体耐性を12.5%アップ

 

直感(D)

 毎ターンクリティカルスターを5つ付与

 

 

 

 

 

スキル

結界魔術(EX)

 味方全員に攻撃,弱体効果*1,状態異常を敵に反射する状態を付与(3ターン),味方全体の攻撃力をアップ(3ターン),味方全体のNP20%付与

 

幻影(B)

 味方全体に無敵付与(1ターン)、味方全体にクリティカルスター発生率アップ(3ターン)

 

強化魔術(A)

 Artsカード性能を最大50%(3ターン),クリティカル威力を最大50%アップ(3ターン),味方単体にNPを最大30%付与

 

 

 

 

ボイスマテリアル

 

召還

「あなたがカルデアのマスターだね?私は魔術師モードレッド。最後の円卓魔術師とも言われてる。呼び方?自由に読んでくれてかまわないよ。」

 

レベルアップ

「ありがとう、強くなるって良いよね、マスター。」

 

霊基再臨1

「霊基再臨か。また、面白いシステムになってるね。いつか解析してみたいものだ。勿論、君の期待には答えるさ。」

 

霊基再臨2

「なに、先は長い。確実に、足を踏みしめて歩くのが肝要だよ。」

 

霊基再臨3

「さて、霊格の強化はここでお終いといったところかな?うんうん、良いものだ。」

 

霊基再臨4

「へ?マスター、この私を此処まで育ててくれるとは!嬉しいな。さて、一応この私もグランドキャスターの適性がある。その名に恥じない活躍を約束するよ、マスター」

 

バトル開始

「戦闘か。久し振りだね、心が高揚する!」

 

「さて、マスター。指示をお願いしよう」

 

「え?戦闘?分かった!なに、敵の股間に魔術を当てるだけの簡単なお仕事だよ。」

 

 

スキル

「分かりました。結界を張ります。」

 

「なる程、ではこういうのはどうでしょう?」

 

「呪い?跳ね返せば宜しい!」

 

「やらなければなにも始まらないよ、マスター。」

 

 

カード選択

通常

「了解。」

 

「お茶の時間です。」

 

「敵?包囲殲滅をするだけさ!」

 

 

 

 

宝具

「我が王の話を語ろうか。」

 

 

モードレッド:「私の王の話をします。宜しいですね、マイロード?」

アルトリア: 「良くないです。今すぐ辞めてください。」

 

アタック

「せいっ!」

 

「やあっ!」

 

「じゃ、死のうか?」

 

「股間にシュート!」

 

Exアタック

「なんかスゴイビーム!」

 

「ティータイムをじゃましたのは君だね!」

 

被弾

「ぐふっ・・・いやーキツいなぁ。」

 

「お茶が零れるじゃないか!」

 

宝具

「星の内海、物見の台。楽園の端からあなたに聞かせましょう…あなたたちの物語は祝福に満ちているだろうと。罪無き者のみ通るがいい――『永久に閉ざされた理想郷 (ガーデン・オブ・アヴァロン)』!」

 

 

戦闘不能

「まずっ・・・マスター、しくじってしまいました・・・・・・申し訳・・・あ・・・」

 

「しまっ・・・マイロード!逃げてください・・・」

 

 

勝利

「勝利ですか、良い事です。」

 

「勝利をマイロードの為に。そしてマスターの為に。」

 

 

会話1

「マスター。暇であるのなら動いた方が良いよ。適度の運動が長生きの秘訣だしね。」

 

会話2

「生憎とマーリンの様な存在ではないからね、人の精神性が栄養だなんて言わないさ。ん?なぜアルトリアやマスターに仕えたんだって?そりゃあ二人とも重要な人だからさ。」

 

会話3

「君の戦いは激しく、厳しいものになるだろう。大きな壁にぶち当たるだろう。なら私が出来るだけ君の戦いを、道のりを歩む手伝いをさせて貰うよ。」

 

会話4 (アルトリア所属時)

「おや・・・我が王ではないですか!剣は上達したのですか?ええ、若干は上達しましたよ。え?今度模擬戦しませんか・・・ですって?では、胸をお借りしてって何で怒るんですか!?」

 

「同じ顔してるのにあなたの方が胸が大きいってどういうことですか!もぎますよ!」

 

「いや、そんな理不尽な!?」

 

 

 

会話5 (お胸のデカいアルトリアの何れかの所属時)

 

「へぇ、成長した我が王ですか。成長するとあんなにイメージが変わるんですね。マスター、彼女達にプレゼントする万年筆はどんなペン先がいいんでしょう?」

 

会話6 (円卓の騎士の何れか)

「円卓の人達は相変わらずですね。いつも我が王を困らせて・・・全く。皆さん!ご飯はなにがいいですか?え?何でもいい?ハァ・・・それが一番困るんですが。良いでしょう、香辛料がある現代だから作れる代物を作りましょうか。」

 

会話7 (ガレス所属時)

「ガレス!あなたも来たのですね!これから楽しくなるなぁ。まず手始めに、マスターかベディ君にメイド服をきてもらいましょうか!」

 

会話8 (ベディヴィエール所属時)

「ベディヴィエール卿!ここにいたんですね!では手始めにこのメイド服を・・・なぜ逃げるのです!あなたの奥さんと一緒に着ていたじゃ有りませんか!」

 

会話9 (マシュ所属時)

「マシュ・・・彼の少女をみると、心の奥から何とも言えない感情が湧き上がって来るのです。傷ついて欲しくない、どこかに行かないでほしくない・・・そう、聖杯探索に出発する、とある騎士に予言とある小剣を授けた時の感情が・・・」

 

好きなこと

「好きなもの・・・そうですね、ガラハッドにガレス、アグラヴェインにアルトリアは好きですね。あ、ガラハッドは両方の意味ですよ!あ、あと万年筆を作るのが凄く好きです!」

 

嫌いなもの

「嫌いなものですか。ガレスとアグラヴェインを殺しやがったランスロットは何にも得難いほど嫌いです。あとトリスタンをみると吐き気がします。」

 

聖杯について

「聖杯か・・・万年筆のペン先に良さげですね。金のペン先の代わりに聖杯のペン先の万年筆なんてのはどうでしょう!」

 

絆Lv1

「前まではアヴァロンから見ていたけど、これから私と君は仲間です。どんどん頼りにしてほしいな。」

 

絆Lv2

「アヴァロンに長くいたせいなのか、マーリン程じゃないけど私の近くに良く花が咲くように成ったんだ。何でだろ?」

 

絆Lv3

「私が善か悪かだって・・・?私はよくわからないな。生憎私はソクラテスの哲学に影響を受けててね。人に善があるのか悪があるのか、無知な私には分からないのさ。」

 

絆Lv4

「辛い戦いが続くね。けどそれも人の成長の糧になると思うよ。辛いときも悲しいときも、嬉しいときも。ただ、辛いとき、悲しい感情はためちゃいけないと思う。私にできることは、君の話を聞いて慰めて共感すること位しかできないよ」

 

絆Lv5

「君との旅も思えば随分長い物になったね。最初は実は、我が王が生きたこの世界の人理を絶やすわけにはいかないっていう決意から協力し始めたけど、君との思い出も忘れ難い物になった。君に祝福あれ。」

 

イベント

「面白い事をしているようだ!金のりんごはあるかい?時間は、星晶石は?宜しい、では全力をもってイベントを消化しよう!」

 

誕生日

「なる程、誕生日おめでとう。君へのプレゼントだ。万年筆だよ。魔術で保護をかけてるから壊れる事も無い。存分に使ってくれると嬉しいな。」

 

 

 

 

隠しステータス

 敵が魔神柱である時、次のようなバフが付与される。

 

 敵が魔神柱である時、自身に攻撃力を100%アップ(永続),自身にすべてのカード性能を100%アップ(永続),毎ターンクリティカルスターを40個付与(永続),自身にクリティカル威力を100%アップ(永続),自身に魔神柱特攻状態を100%アップ(永続),魔神柱の攻撃力&防御力を50%減少させる(永続,解除不可),魔神柱にクリティカル耐性を50%減少(永続,解除不可)

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 私の記憶は年がたつにつれて希薄になっていったんだ。そんな事は当たり前だろう?1000年以上時間が経ったんだ。忘れるのも仕方がない。決して痴呆じゃないからな!!違うからな!前世の記憶を忘れただけだから。

 

 さて、そんな私が覚えていたのは、冬木の反転したアーサー王、第4特異点のそれこそ、FGOに関する知識については終局特異点で涙を流さずには語れない別れ。そして、極めつけは立ちはだかる第6特異点の超特大な壁(太陽の下では3倍の能力になる)

 

 第1特異点は無事に終了したけど、出来るだけ第6特異点については、自身の心の整理も兼ねて修復に参加しようと思ってる。

 そして、第4特異点。ラスボスが出現する特異点だけど。当然の用に参加しよう。

 

 

 そして。カルデアの面々は第2特異点に遂に到達したようだ。マーリンの千里眼と私の千里眼のフル活用で観測してたけど。基本的な大筋は変わってなかった。

 

 それは第3特異点でも同様だった。バサクレスに追い回されるぐだ子、そんな大英雄に追い回されている最中でも女神を肩に担ぎながら逃げるぐだ子。うん、変わらないな!(白目)

 

 FGOの主人公sって魔術師の中でも最低ラインを漂ってるイメージ。そんな彼、彼女らは周りに助けられて旅をしていくのだろう。簡単に言えば、基本的にコミュ障な魔術師(個人的な偏見)と違って、英霊を骨抜きにするようなコミュニケーション能力MAXな子だと思うんですよ。

 

 

 え?私?我が王のめちゃくちゃ薄い本(漫画)を書いとります。人理償却中に何してるんだって?こんな時だからするんですよ!(迫真)

 

 同居してるマーリンは今何してるのかっていうと…人理償却の妨害工作をしながらカルデアの我が王を千里眼で見てますが。ということで一発…殴れません。私もマーリンもそれなりに重要なことをしてますので。

 

 

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 

 

第4特異点~死界魔霧都市 ロンドン~

 

 それは、霧に覆われた街。イギリスと言うのは霧が多く発生するもので意外と珍しい物ではない。

 

 だが英国の首都ロンドンの霧は異常であった。災悪であった。基本的に家から出れば命が危険に晒される。

 

 そして今。女性の甲高い悲鳴が────

 

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 

 

「ふむ・・・この霧、想像よりも厄介な代物ですね。」

 

「そうですね!しかし、モードレッドさんも召喚されていたとは!これほど心強い味方はいないです!」

 

 私は魔術的な索敵をしてもうんともすんとも分からない霧を歩く。騎士と共に。その騎士は彼女の生前に親しかった、彼の円卓の騎士の一人です。

 

 それ即ち、ガレス郷。私が円卓崩壊前に親しい付き合いをしていた人です。

 

 

 さて、この霧は彼のロンドンのアサシンの一種の宝具・・・であるかと思えば違ったり、じゃあ違うかと言えばそうではないしと言うような訳分かんねみたいな代物。

 

 確かに霧というのは厄介でしょう。視界が悪い、魔術的索敵もしずらいと言う霧。ただ、そんな事が生半可だと思えるような事が最後の最後で分かるのです。

 

 人理消却の下手人、彼の冠位の魔術師の名前を名乗る者。

 

 

「モードレッドさん?」

 

「ああ、ごめん。じゃ、いこうか!」

 

「えぇ!」

 

 

 

 霧の中でどうやって索敵をするか。視界がだめなら耳を使う、嗅覚を使う。何なら、2ランク以上下がっているはずの直感スキルをも使う。さすれば・・・以外と何とかなった。

 

「ガレス、敵です。前方の3ブロック先の路地裏にオートマタとホムンクルスが。」

 

「わかりました!」

 

 

 道中では、オートマタ、ホムンクルスやら妖怪紅茶クレィが現れたけども、破壊及び撃退に成功した。

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 ジギルやガレスと共に私も同じ家で過ごす事になった。って言ってもとある一室は私の工房になってるし、リビングでは大抵紅茶芳醇のにおいが漂い、朝昼夜は特に宜しい匂いにつつまれる。

 

 何故なら!私が!エプロンをしているからだ!(集中線)

 

 

 実のところ、サーヴァントは食事は必要ないけど、美味しいものがあれば食べる。ぶっちゃけると趣味。

 

 そしてガレスは。

 

 取りあえず外で敵を刈るらしい。ってことで私は料理を・・・

 

 何か新婚夫婦みたいなことをしてないか?気のせいだよね、私にはギャラハッドが・・・ギャラハッド君が居るんだもん!

 

 

 

 

 

 ガレスが帰ってきた。そしてカルデアの人達も来た。

 

「マイロード。また会いましたね。」

 

「モードレッド・・・。」

 

「さて!皆さんここに付いたのでひとまずは安心と言えるでしょう!我等が誇る世界で4本の指に入る魔術師さんが魔術結界を張っていますので!」

 

「そうですか。取りあえずゲートの設置を・・・」

 

「ああ、どうぞどうぞ。その間にご飯も用意しておきますので」

 

「!モードレッド、それはそうとお腹がすきました。ご飯にしましょう。」

 

「・・・うん。マシュ、取りあえず設置しにいこ?」

 

「はい!」

 

 我が王がかつてのようにブラックホールがごとく料理を食べていく。そしてそれを見て若干・・・懐かしい。そう思わざるを得なかった。

 

 

 

 

 

 

 あぁ・・・カルデア一行がきてから随分と騒がしくなった。いつの間にかいた戦力にならない作家連中に、フランケンシュタイン。

 

 

 

 

 

 そして、本当に色々あった。カルデア一行とガレスと共に同行してはいろいろと協力した。ロンドンのアサシンを共同撃破し、爆弾魔は私の宝具と結界すべてを使用して無効化、ガレス卿の突撃で撃破。パラP・・・アイツはいい奴だったよ・・・(パラP撃破)

 

 

 その後に、ただの本を作家キャスターアンデルセンが題名を付けて撃破可能な存在にしたり、時計塔を探索したり、蒸気王を吹き飛ばしたり、交流基地外(ニコラ・テスラ)を殴ったり。

 

 反転した我が王が現れて、それに立ち向かったのが青い我が王だったり・・・もう分けわかめ。

 

 我が王と我が王が対面して戦ってた光景はマジでよくわからなかった。

 

 

 

 

 そして・・・

 

「名をソロモン。数多無象の英霊共、その七つの冠位の一角と知れ。」

 

「あー・・・冠位・・・」

 

 まるで、冠位一角にまさに立っている魔術師がそう言えば居たなぁという感じでぐだ子が私を見るのです。

 

「なんだ・・・貴様、かような場所にいたのか。だが・・・ふん、この私と本来は同じ立場で有るはずの魔術師も、本来有り得ない方法で現界した以上、塵芥と同じである。」

 

「それは・・・どうかな?」

 

「なに・・・?」

 

 私の宝具は3つ程存在する。第1宝具はマーリンと同じであるがための宝具。第2宝具は、私の逸話から生まれたもの。そして第3宝具は、本来の私が騎士として生きたときをなぞった概念程度しかないもの。

 

 

「あなたや、カルデアの一部ならしっているでしょう。私の最大の逸話を────」

 

「モードレッドさんの逸話・・・たしか、ブリテンに迫る呪いを自身を魔術材料として振り払ったとされる物でしたが・・・」

 

「ま、使わないでおきましょうか。」

 

 

 カルデアのマスターぐだ子とマシュは・・・ガレスが横についている。であるなら・・・

 

 

「まぁ良い。今回は言わば小便をする感覚で来たのだから。」

 

 そして、ガレスと私を残して去っていった。

 

 

 

「モードレッドさん、大丈夫ですか?あの魔術王から藤丸ちゃんを庇っていたようですけど。」

 

「・・・ガレス。私は今通常のサーヴァントの霊器で現界してるけど、冠位資格持ち。あの重圧に耐えられなければ、人類を愛するが故に生まれた人類悪に対し戦えない。」

 

「そっか・・・あ。」

 

 退去が始まった。私もガレスも、この特異点の異常で集った者。特異点が解決すれば私も退去する事になる。

 

「カルデアのマスター。そして、カルデアを束ねる人。私たちアヴァロンの塔に居るマーリン、そしてこの私は人理消却に関してはすでに察知していた。けど、マーリンは動けない。だから、不完全ではあるけども私が直接介入する事にしたんだ。」

 

「そして。カルデアのマスター。私は近いうちに其方に行く。ま、楽しみにしておいてね?じゃー、また会おう!」

 

「うん、私も我が王に会いたいし、何より面白そうだからね。そっちに行きたいな。じゃあ、また会える日まで!」

 

 

 

 

 

 彼女らは特異点が解決したことにより退去した。

 

 

 

 

 なお、ガレスは第4特異点修復後に行われた召喚で召喚され、楽しい日々を送る事になるだろう(知らんけど。)

*1
即死や強化解除も含む




FGO風モーさん(術) 第2宝具

其は粛正を前に総てを振り払うもの(クロース・オブ・アヴァロン)

 敵全体に強力な呪い攻撃+敵全体に即死耐性無視の即死(OCにより確率up,最大130%)を付与。
 味方全体にNPを付与+HP毎ターン回復状態を付与+毎ターンスター獲得状態を付与。

 デメリット・・・自身に即死を付与。







 私は現在、1年後には就職という人生の岐路の近くに立っています。ですので、どの様な小さなことでも其れが原因でこの小説を打ち切りする可能性があります。
 皆様が、作者の薄いガラスの心で書いているこの作品を応援してくださるのなら、私は出来るだけ書き続ける所存であります

(要約:感想がないと不安です。)


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アヴァロン始発、カルデア行き

 皆様、意外と日常回を望んでいるとのことなので。





 感想を書いてくれた方、本当にありがとうございます。皆様の感想が執筆の励みになります。

 あ、評価コメントで若干茶番が多く読みにくいとのことでしたので、出来るだけほのぼの茶番とシリアス系は分けるように致します。


 最近自分でもなんか読みにくいなぁと感じる今日この頃・・・そういう改善点を言っていただけると、幸いです。




 色々あった第5特異点が修復され、カルデアのマスター、藤丸立香は英霊召喚をしていた。

 

 第5特異点を修復出来たとはいえ、これからもっと難易度が上がると思われる特異点での戦い。

 即ち、カルデアの戦いは続く。故に戦力の増強は無駄では無い。

 

 

 ダヴィンチちゃんからたまたま、気まぐれで貰った呼符。敵を倒すと何故か落ちている星晶石。

 

 それらを手に、カルデア唯一の女マスター、人類唯一の希望が人理を救うための戦いに協力してくれる英霊を呼び出す。

 

 第4特異点後にはガレスが召喚に応え、青いセイバー即ちアルトリアと交友(主従とも言う)を深めていた。

 

 そして、第4特異点後にくると思われた"彼女"は来なかった。

 

 その代わりと言うのは何だが、蒸気王、"彼女"に好きにぶん殴られたパラP、そして亡霊が集まった切り裂き少女やよくわからない本も召喚された。

 

 特に本と切り裂きジャックはカルデアで仲良く話していたり、彼女等のマスターである立香にくっついているのだ。

 

「先輩、ドクター。英霊召喚の準備完了です。」

 

「今回は誰がきてくれるかな~?」

 

「分からないなぁ。立香ちゃんの縁次第としか言えないかな?」

 

「そうだねドクター。」

 

 話している間に英霊召喚が始まった。回る召還サークル。相当な魔力量を示して現れたのは・・・

 

「影の国よりまかり越した。スカサハだ。マスター、と呼べばいいのかな。お主を?」

 

「あ。」

 

「ふむ。セタンタは居るだろうな。」

 

「います、槍と術のどちらも。」

 

 その様な事を話していれば、次の英霊が召喚された。

 

「サーヴァント、キャスター。……ジェロニモと言った方が分かりやすいかね?」

 

「ジェロニモさん!アメリカではお世話になりました。」

 

「ふむ・・・マスター・・・でよいか?少し中を見て回って良いか?」

 

「あっはい。召喚が終われば中を案内します。」

 

「ふむ、では後々セタンタに腕が衰えてないか試しに行くとするか。」

 

 そう言って、腕を組んで待つスカサハ。召喚サークルが再び回り始める。

 

 回る召喚サークルの色は虹色。そして現れたクラスカードは魔術師を表していた。

 

 そして、現れたのは―――

 

 

「あなたがカルデアのマスターだね?私は魔術師モードレッド。最後の円卓魔術師とも言われてる。呼び方?自由に呼んでくれてかまわないよ。」

 

 そこに現れたのは白いフードをかぶった少女だった。第4特異点で逢った彼女とは若干見た目が違う。フードをかぶっているだけだけど。

 

 因みに、キャスターモーさんの服はマーリンのズボン的なのをスカートみたいな感じにしてモードレッドに合うようにサイズダウンさせたイメージです。

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「マスター、どうしました?ロンドンとかフランスで会ったモーさんですよ?」

 

 

 

「アルトリアさーん!モードレッドさんが・・・!」

 

 そう言って立香が召喚の部屋を飛び出して行った。

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・私はどうすれば良いのだろうか?

 

「・・・モードレッドでいいかい?」

 

「ええ。」

 

「君は確か第4特異点ですぐ此処に来るって事を匂わせていたけど、第4特異点後の召喚では来なかった・・・立香ちゃんも若干落ち込んでいたよ。」

 

「・・・仕方ないじゃないですか。一応こんな私でもやることは有ったんですよ。」

 

 顔をぷくーっと膨らませて若干拗ねたような雰囲気を醸し出すモーさん(術)。

 

「今回ようやっと来れたのはアヴァロンで私の人理消却の対応作業で私のやることが終わったんだ。これでもアヴァロンから走って来たんだよ?」

 

 

 意外と可愛い反応をするグランドロクデナシの弟子にロマンは若干の罪悪感を感じた。

 

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 

 文字通りアヴァロンから走ってきて召還された私は、これからは私のマスターとなるぐだ子が連れてきたガレスに担がれている。

 

「おーい、ガレスちゃん、ちょっと下ろして・・・」

 

「ダメです、我が王が食堂で待っているのです。」

 

「え、そうなの?」

 

「ワイバーンの叩きをご所望のようです。」

 

 

「何でも出来る弓兵が作るんじゃなくて?」

 

「どうしてもって。」

 

 ・・・さて。私の目の前には食堂入り口。そして。

 

 

「ふむ、君が新人かね?あぁ、第1特異点で会っただろうとかいうつまらない事はなしだ。

 

 さぁ、円卓の厨房を預かっていた魔術師の腕を見せてもらおうじゃないか。」

 

 ・・・なんだこいつ。

 

「ふっ・・・望むところです。」

 

 白いエプロンを身に付けて、金色の長い髪を一気にまとめ上げ、そして前髪は花柄のピンで留める。袖を上げ、手を洗う。

 

 そして厨房に立てば、目の前に目をきらきらさせながら料理を待つマイロードとガレスが。

 

 

 

 

 

 

 

 

「モードレッドさんの料理は変わらず美味しいですね。」

 

 あの・・・叩きが出来上がる時間が遅いっていって、結局ワイバーンのステーキ(ミディアムレア)を焼かせて10枚食べた人が言うセリフですかね?

 

「あの・・・ガレスちゃん、そんなに食べなくても・・・」

 

「大丈夫です、まだまだ入ります!」

 

「モードレッド、デザートを。」

 

「あ、はい分かっています。どうぞ。」

 

 マイロードにだしたのはカスタードプティング。冷蔵庫に入れて冷やしてある。

 

 そして。その我が王の隣で赤い弓兵が私が出したデザートを食べている。

 

「ふむ。・・・成程。」

 

「どうしたんだい、さっきから。私の料理は精々家庭料理とか軍の食事に近い物だからね。本業よりかは腕が劣る。」

 

「魔術師がどれほど料理をできたのかと思っていただけだ。それに他意はないさ。」

 

 因みに、この赤い弓兵に少しでも気を許したらやばいことになる。何せ、無自覚で女性を落としていき、そして極めつけはそのおかん属性!

 絶対女性をだめにする(意味深)な業の深い男なのです。

 

「そうですか。それで、マイロード。何か飲み物は?」

 

「ステーキもう一枚!」

 

「ガレス、いつまで食べるんですか?私の手持ちのワイバーンの肉無くなりそうなんですけど。」

 

「これで最後!」

 

「あっ、そうですか。」

 

「モードレッド、ダージリンのセカンドフラッシュを。」

 

「かしこまりました・・・!?紅茶の茶葉を指定するとは。マイロード、紅茶の良さに気づかれたのですか!?」

 

「あ、その・・・エミヤに・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「あの、モードレッド?」

 

「ストレートで?」

 

「え、ええ。」

 

「モードレッドさん、デザートを!」

 

「はい。えーと・・・どうぞ。」

 

 ガレスにも我が王にだしたカスタードプティングを出す。因みにガレスはコーヒーが好きらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 食事が終わった。マイロードは相変わらず美味しい物好きで、ガレスは異常に食べてた。

 

 少々、エミヤとは一悶着あったが、我が王を甘やかしてるのは私も同じ。結局意気投合した。

 

 そして、プーディカとも同じブリテン出身の誼でよく話すようになっていた。

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 

 召喚されて次の日。エミヤと共に厨房に立っていた。

 

 

 赤い弓兵はどうやら和食が得意らしい(洋、中も出来るらしいが)。私はどちらかというと、イギリス料理が中心。洋食ではなく、英国料理固定。一応和食もできなくはないけど、和食はエミヤ。

 

 取りあえず、3人の食堂担当が出来たから交代制にするらしい。話し合いでエミヤは毎日固定にして・・・

 

 

「ひどくないかね?」

 

「いや、私は召喚されてすぐ第4再臨までして種火突っ込まれて、無数のキャスパリーグを突っ込まれたのは良いんだけど、スキル素材が無いらしいから周回しなきゃならないし・・・」

 

「む・・・なら仕方ないだろうな。」

 

 そんなことを目の前にあるラムチョップを皿に盛り付けながら話していた。

 

「イギリスってそこまでご飯がおいしくないイメージあったし、実際そうだったけど・・・意外と・・・?」

 

 カルデア職員がラムチョップを盛りつけられたお皿に、パン、その外スープが乗っかってるトレーを見ながら独白していた。

 

「事実、そうだか何ともいえないね。」

 

「うおっ!びっくりした~・・・」

 

「あぁ、ごめん驚かせて。だけど、事実だよ。私がブリテンで活動していたときもろくな食材無かったから、其処まで良いものを円卓の皆に食べさせてやれなかったし、今・・・でいいのかな?その食糧事情も若干は改善してるとはいえ、文化の影響でメシマズには変わらないし・・・

 

 アヴァロンで千里眼を使ってこれでもかと料理をしたおかげだよ。」

 

「そ・・・そうなのかぁ。じゃ・・・アストルフォきゅんじゃないか!はぁ、見るだけで幸せだぁ・・・!」

 

 

「・・・ダメだこいつ。」

 

 

 

「モードレッド。」

 

「どうかしましたか、マイロード?」

 

「アヴァロンで料理を作ってたって言ってましたが、マーリンもモードレッドが作った物を食べていたのですか?」

 

「ええ、味見をしてもらいましたよ。殆ど美味しい、旨いしか言ってなかったので参考にもなりませんでしたが。」

 

「・・・よし、マーリンが此処にきたら殴りましょう。」

 

 うん?今私の同居人が理不尽な扱いに抗議の声をあげた気がするけど・・・うん。気のせいだね(確信)

 

 

 アルトリアがトレーを持ち、癖っ毛をぴょこぴょこと動かしながらガレスが待っている机に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 もうそろそろ、食堂に入ってくる人も少なくなってきた。だけどまだきてない人がいる。

 

 そう、他ならない、マシュとマスター2人組。マシュはキャスパリーグを肩に乗っけてカウンターに相対した。

 

「あ、モードレッドさん、今日は和食でお願いします。」

 

「じゃ、私も!」

 

 

「あい。マスター・・・ふぇっ!?」

 

 マシュの肩に止まって大人しくしているので、マシュのご飯の盛りつけはエミヤがやっていたのでマスターのご飯の椀にご飯を盛っていると。

 

「フォウ、フォーウ!」

(意訳:飯食わせろ)

 

 何と、フォウと呼ばれている不思議生物が私の顔目掛けて飛んできたのだ。

 

 因みにフォウが顔に激突した後は私の肩にちょこんっと座った。

 

「あぁっ!フォウさん、モードレッドさんは食事の準備中です。」

 

「キャスパリーグ、ちょっと待っててね?」

 

「フォーウ!」

 

 そんなことをやっている間にエミヤがどんどん和食を盛りつけて、トレーの上に乗せていく。

 

 マシュのつぎに並んでたマスターのトレーにも、エミヤが作った和食の数々が並ぶ。

 

 

「ありがと!じゃ、マシュ空いてるとこで食べよっか。」

 

「はい、先輩!」

 

 彼女達は、比較的遅めの時間帯にきたこともあって空いていた机もちらほらあった為に、とある机へと向かっていく。

 

 

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 食堂が開いている時間も過ぎ、これから色々な物の片付けをしていく。

 

 真水はこのカルデアでも貴重といった物ではないが、余り無駄遣いはしたくない。と言うことで。

 

 ブリテンで食堂を仕切っていたときに開発した、全自動処理魔術を使って

 

 

「・・・君はマシュという少女に力を貸している英霊を知っているんじゃないのか?」

 

「いつからそれを?」

 

「君は冠位の資格を持っていると公言している。なら、知っていても不思議じゃない。」

 

「・・・確かに、私は千里眼を持っているからこそ、マシュに力を貸している英霊も知っている。けど、今は真名を私が話す訳にはいかない。まだ、その時じゃないからね。」

 

「ふむ。君がそういうならそういう物なのだろう。」

 

「そう言うものだよ。それは本人たちが見つけるものだ。」

 

「・・・そうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は…マシュに力を貸している英霊の名は自身で知ってもらいたい。私がキャメロットの筆頭魔術師となったことを知らずに天に召された、私の親しい友人であり、初恋の相手。‥‥‥‥別れの最後のセリフが盛大なフラグをおったてて。召されて、もう会うことができなくなったと思った。できれば、私が生きている、人類が絶滅し滅ぶまでには。この胸の内に深くしまい込んだ感情を告白したい。そう思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・・静寂が厨房を包む。厨房には、食器の音だけが響き、より静かであることを指し示す。

 

 片や現代人の英霊。片や、別世界の現代人が転生し、今も生きる5世紀の人間。似てはいるもののどこか違うおかん同士の会話。その会話の言端には、自分たちのマスター敷いてはパートナーともいえるマシュの行く末を案じる者同士の会話である。

 

 あるものは。とあるデミサーヴァントの力を貸す英霊に淡い恋をしていた。同居人とは違う、本当の人間として。それは、同居人にはあまりない感性でもあった。グランド適正持ちとしては、その人物は珍しい部類に入るだろう。

 

 

 

 

 

 

 ★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おや…どうかしました?私に何か用ですか?

 

 

『アルトリアさんはモードレッドをどう思っているか…?』

 

 

 

 

 そうですね…少々長くなりますが、よろしいでしょうか?良い…と。じゃあ語りましょうか。

 

 と言っても、私とモードレッドとの関係はそこまで深くありませんでした。どちらかというのなら、今このカルデアにいるガレスのほうが深い付き合いをしていたようですので。

 

 

 

 

 そうですね…私が王としてキャメロット、ブリテンを収めていた時。とある女性の文官がキャメロットで働くようになりました。その女性は女性であるからという理由で侮られていたようです。

 

 え?その女性の文官って誰なの?…ですか。もちろんモードレッドですよ。

 

 これはアグラヴェインから聞いた話ですが、モードレッドは、侮られ、妨害を受け、不躾な目で見られ、時には襲われる寸前まで行ったようです。実際、ランスロット卿からしつこく言い寄られていたようですが。

 

 おっと、マシュ。どこに行くのです?え、ランスロット卿を盾でぶったたきに行きます…ですか。いいんじゃないですかね(思考放棄)

 

 話を戻して。いろいろと大変だったようですが、能力のみで短い時間に文官の長にまで昇進したのです。未だ、文官の仕事というのは男のやるものだという意識があったようで、しばらくは部下をまとめるにも苦労したようです。

 

 その後。そう、その後なのです。キャメロット中の女官達がモードレッドを女性陣の憧れの的にした時期でした。その時期に、モードレッドが魔術を修めているとの噂が立ったのです。その時、モードレッドの後ろには必ず女官が、廊下の角から自身の憧れと目標である彼女を盗み見していたと言われていた時期でもあります。

 

 え?それも誰から聞いたって?アグラヴェインからです。なんでも、相談をその時受けていたそうで。噂にもなっていたようですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 …まぁそのあとは何もありませんでしたが。そのあと、政治的理由もあって、聖杯探索へと騎士を行かせましたが。そのちょうどそのころ。私の姉であるモルガンとモードレッドが会って争ったという噂が立ちましたが。すぐ消えました。そして。そのおよそ1か月後、マーリンが生き埋めにされたのです。

 

 すぐさま会議を開きました。マーリンは生き埋めにされる前。私にこう伝えたのです。

 

『僕はもうじき生き埋めにされるだろう。それで、最後に僕からの忠告を言おうと思う。いいかい、アルトリア。その剣のさやは絶対に手放してはいけない。‥‥‥・』

 

 

 そのほかにも様々な予言を私に言い、キャメロットを去りました。あぁ、マーリンは私に最後にこう言ったのが、モードレッドが私に直接仕えたきっかけです。

 

『何、僕の後はモードレッドが継ぐさ。彼女に頼ると良い。』

 

 そんなセリフは、マーリンが言うと思ってはいないものでした。モードレッドが…?私はその時、モードレッドとの印象はごく薄いものでした。それもそうです。あったことも、話したことも、会議に出ていたわけでもない。噂で、ガレスを通じて聞いたことがあるくらいでしょうか。

 

 

 その後の円卓会議で、マーリンの言伝もありモードレッドがキャメロットの筆頭魔術師となりました。そして、私が会議に入ってきた彼女を見て、驚愕したことを覚えています。ランスロットはあれな理由とはいえ彼女の顔を見ていたのですが。改めて、こうつぶやいてました。

 

『やはり…我が王に似ている……』

 

 と。彼女の説明によると、ある一定の確率で同じ顔の人が生まれるらしく、もしかしたらそうではないかと言っていました。若干名納得してなかったようですが、それでしか説明がつかなかったので。それで納得してました。

 

 

 

 ああ。それで本題に入りましょうか。彼女は、モードレッドは。私の中で最も信頼できる魔術師です。マーリンがいなくなってから、私に助言をくれ、それのどれもかれもが納得できて且つ的確なものでした。水面下では、政治工作もしていたそうです。文官時代に出来た縁で私の立場をできるだけ上げてくれるよう努力していたそうです。そして、決しておいしいとは言えないような食事をおいしくしてくれたのも。

 

 そうだ、モードレッドに膝枕をしてもらって頭をなでてもらうとすごい気持ちいんですよ。マスターなら頼めばしてくれると思いますよ。あの時は私の唯一の至福の時でした。

 

 

 結末は…物語に書かれていると思うので。私としてはあまり話したくは無いものです。ですが。モードレッドがいなくなって。少しは彼女を恨みましたとも。あんなに助言をしてくれた人が、目の前で自身を魔術材料にして消えてった光景を。

 

 そして、円卓が崩壊状態になり、政治的調整をしてくれた筆頭魔術師もいない。その時に、反乱分子がまとまり離反して反乱がおきたのは必然だったかもしれません。だから、私はほんの少しだけ・・・少しだけ恨みました。なぜ、こんな時にいてくれないのか…と。ですけど、それ以上に世界を憎み、そしてこの結末を覆そうと契約をしたその直前に。

 

 どこか聞きなれた声がしたのです。世界を契約しようとする私を制止する、聞きなれた私が頼りにしていた彼女の声が。ですがモードレッドはもうこの世界にいない。だから空耳だと聞き逃していたのです。

 

 

 

 モードレッドは、王としての私を支えてくれて、信じてくれた。そして、私にとってモードレッドは文字通り自分を犠牲にする覚悟で私に仕えてくれた。私は、モードレッドが好き(もちろんlikeの方)で、大切な私を信じてくれた人です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 え?我が王が私のことをそのように?‥‥‥そうですか。私は…我が王に救われた。そんな気がします。

 

 

 

 




 多分この小説の円卓の良心ってペディ君とガレスちゃんとキャスターモーさんだと思う。


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災難との衝突

 前回から期間が開いてしまいまして申し訳ありません。

 実は喜ばしい事に知人の誕生日が近くなりまして、誕生日プレゼントなにがいい?と聞きましたら、小説を書いてくれと返されましたので、知人向けに小説を書いてまして・・・それで遅れました。知人も私の小説を読んでくれているらしいので・・・・・・


 前回感想をくださった2人の方々、誠にありがとうございます。私の小説作成意欲の原動力とさせていただきました!

 まぁ個人的にはもう少し欲しいんですけど・・・まぁこんな事を言ってると何か自己肯定感を満たすだけにこの小説を書いてるように思えてきます。

 やだなぁ・・・・・・・・・


 一応この小説は趣味で書いておりますが、キャスモーさんの設定を借りたいという御方が御座いましたら感想で匂わすなり、評価のコメント欄で報告してもらえると作者が物凄く喜びます。


「はぁ~~、ようやっとスキル素材の周回が終わった~~」

 

 私は今ものすごい疲れた気分。サーヴァントは疲労なんて感じないはずなんだけど、精神的に疲れたというような感じ。肉体的に疲れてはいないけど、精神的に疲れた…働いたみたいな。その素材も私のスキル素材なんだけどね!

 

 まぁ仕方ないさ。私はFGOで言えば高難易度、周回ともに適した性能をしているのだ!え、マーリン?そんな奴いたっけ?

 

 うーーん…マーリンなんて奴いた気がするけどなぁ…頭が回らない……そうだ、赤い弓兵エミヤに甘い物作らせてもらおうかな!じゃあ早速食堂に行こうか。和菓子を作ってもらうのもいいかなぁ。なんせ、洋菓子位しか自分で作らないし。

 

「うーん、カルデアの廊下はいつ歩いても寒いな。アヴァロンはいつも暖かいんだけど。」

 

 寒い廊下を歩いていると、マシュが向こうから歩いてきた。うん、あの子にもいつか贈り物をしなきゃね。彼女に力を貸しているのが、私が今でも思う『彼』なんだから。

 

 言うなれば、マシュinガラハッド?うん、そんなことを思ったら早めに贈らなければいけないな。自分で集めた魔術的素材で作るには限りがあって、失敗はできない。だけどもうすぐで完成できる。凝った作りになったけど彼女の歩くべき未来にどうしても必要そうなもの。もちろん、我がマスターにも送るものがあるさ。だけど、やっぱり心情的にはあの彼に一番先に渡したい。

 

 うん、食堂に着いた。さぁーて、あの不遜なギルガメッシュは居るのかな?居たら居たで厄介なんだけど。だけどあちらさんも千里眼持ち。ついでに、人間に扮しているかの王も千里眼を持っていた筈だ。そして…あれ、他に千里眼で女湯を除いてそうなうさん臭い奴がいたと思うんだけど誰だっけ?

 

 まぁいいや。

 

 

 

 

 

 廊下を歩いていると、何故かいやな予感がする。戦闘時には全く役に立たない直感が私に囁いている。だけど問題は無いでしょう。敵の襲撃なら警報が鳴り響いている筈だし、マスターが何かしらのコンタクトを全員にとるだろう。

 

 そういうとき、バックアップに回りがちな私は直接の戦闘に立てないからねぇ。

 

 そう論理的に思考して私は久しぶりに囁く直感を無視して食堂へ進む。そう、全ては和菓子のために!

 

 

 

 

 食堂へ一歩を踏み出した時。私はありえない光景を目にした。全体的に黒い装いをしていて、且つ私や我が王と同じ顔をしていて、感情で動くくせっけが誰かに取られたよう。そしてどこか寒々しい雰囲気とそれを引き立てるようなホワイトブロンドヘアをシニヨンでまとめていた者から目が離せなかった。

 

 私の直感が異常な程警告を発している。千里眼でも未来が見えない。

 

 危険を囁く対象人物はエミヤから出されるジャンクフードをもっきゅもっきゅもっきゅしていた。

 

 

我が王(マイロード)……」

 

 

 直感は逃げるべきだと囁く。だけど、私は約束した事が有る。その約束を破りたくはない。何があっても。

 

 

 んで、あれどう考えてもセイバーオルタなんだよなぁ。前世の記憶も薄らいでるけど、いちおう覚えていた。Fate/Staynight(HF)はすごく良かったからね、仕方ないね。

 

 だけど我が王(マイロード)に変わりはないはず。なぜ直感が危険を囁いているのか良く分からないまま、食堂の中に入る。ギルガメッシュも珍しく食堂にいたがなぜか静かにしている。この時間は確実にいるガレスや青い我が王(マイロード)も居ない。マスターはマシュと何か話し込んでいる。

 

 とりあえずマスターに話を…

 

「おい」

 

 時が………

 

 

 

 

 

 

 

 ……氷った。

 

 

 

 

 

 

「モードレッドだな?」

 

「イヱ、もーどれっどトイウモノデハゴザイマセン…デハワタシハコレデ。」

 

「待てと言っている。」

 

 肩をつかまれた。なぜか良く分からないが終わった気がする。

 

 そしてなぜかマシュがサーヴァント化して盾を構えていた。全く良く分からなかった。

 

 

 

 

 私は筋力Bとそれなりにあったはずだけど、無理やり振り向かされた。黒化した我が王(マイロード)が一歩近づいてきた。思わず後ろに下がる。一歩近づかれた。一歩下がる。一歩近づかれた。一歩下がる。一歩近づかれた、一歩下がる……………

 

 

 冷えた壁を私の背が感じた。エミヤは呆けているしマシュは凄い顔でこちらを見ているし、マスターは苦笑しているし、おおよそのサーヴァントは面白そうにこちらを見ているし、かの英雄王は『ふん、モードレッドが追い詰められておるわ。愉悦!』とか言ってるし黒ひげという海賊は『百合は尊いものでござる!』とか言ってたし…おい誰が百合だ。あと英雄王、後で耳元で蚊の鳴き声がする呪いをかけてやろうか。

 

「モードレッド。」

 

「ハ…ハイ……」

 

 

「お前は私の物だ。だから私の物だ。」

 

 ちょっと何言ってるかわかんないですね。って!マイロードが壁と腕で進路をふさぎに掛かりました!これはまずいですよ!

 

 目先の事しか考えてないせいで、黒ひげの悲鳴と共に聞こえた打撃音は分からなかった。

 

 

「マスターに私の部屋は教えてもらった。お前も一緒に来るか?来るんだな、よし!」

 

「…セイバーさんとはいえ、それは見逃せませんね。」

 

「ふむ。モードレッドは私の物だ。それ以外の何物でもない!」

 

「いいえ、モードレッドさんはセイバーさんの物ではありません!私の物です。」

 

「あの…私は誰の物でもないのですけど。」

 

「ふん、どうだか。少なくともモードレッドは私が大切な人であるという事は知っているからな。貴様はどうなのだ?」

 

 無視かよ。

 

「違います。モードレッドさんは…あなたの物ではありません。私の好きな人です!」

 

 

 

 

 

 

―――――――

マシュ 

 

真名判明―――――

 

 ギャラハッド

 

 

 

宝具変遷

 

仮想宝具 疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)今は遥か理想の城(ロード・キャメロット)

 

―――――――

 

 

 

 

 

 

 …ひどい真名判明だ。だけどチャンス!そーっと逃げて…

 

 

「ふはははははは!セイバーとやら、モードレッドが逃げようとしておるぞ」

 

「おのれおのれおのれぇ!」

 

「ふははははははh!ん?羽虫か?……おのれおのれぇ!モードレッド!」

 

 

「一日中蚊の音を聞き続けさせられる呪いかけさせてもらった、存分に楽しみたまえ!」

 

 

 

 

 

「「モードレッド(さん)、どっちにするのだ(するのですか)!」」

 

 なんかカオスなことになってきてる。………私は。我が王(マイロード)も大切だけど。確かに大切だけど、それは上司や部下の関係、もしくは親子との間の愛情に近いものだと思う。

 

 私が異性として愛したのはギャラハッドだけ。そう、私は彼しかいない。新しい恋愛は…当分良いかな?

 

「私は…ギャラハッドが好きです。いや…好きでした。今はもうこの世に居ない……双方とも生きているならば、どんなに良かったことか。だけど…私は新しい恋は良いです。」

 

 

 

「ふん、そんな事か。なら問題ない、連れて帰るだけだ。」

 

「は?あ、ちょっ…あーーーーーーーっ困ります、我が王(マイロード)、いやマスター!助け………あーーーーーッ!」

 

 

 

 何と、担がれて猛スピードで拉致された!部屋に連れ込まれるそうになりかけたけど、マシュが待ち構えていた。

 

「貴様も入るか?」

 

「入らせていただきます。」

 

「マシューッ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 其の後どうなったかのは…教えたくない。

 

 

 

 

 

★★★★★

 

 

 

 ベッドで目を覚ました。そう言えば、幻影魔術を使えばよかったなぁ~と後悔しながら起きあがってサラサラと服を着る。

 

 裸なんてガラハッド以来他人に見せたことないんだが。マーリンは・・・あいつは人間じゃないから。

 

 

 それにしても、腰が・・・痛い・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 



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何もない

 今回は、本編ではなくお知らせの部類に入ります。

 

 評価を低いのに入れた人がいました。

 

 まぁそんな事はどうでもいいです。私の執筆の技量が落ちたなり、小説の文章構成がおかしいなり、文が分として成り立って無いのかもしれない。

 

 私の小説がつまらないのなら、読まなきゃいい。

 

 だけども、小説の文章構成がおかしいなり、文が分として成り立って無い、そのほかの理由があるなら、その部分を教えてもらうために付けているのが、評価の際につけてもらうコメントでした。

 

 この前も、評価に付けられたコメントで若干茶番が多くて読みにくいというコメントがありましたので、出来るだけ参考にさせていただきました。

 

 

 ですが、低評価を付けられたくらいなら、「あぁ、悪かった所があるんだな。で、どこなの?あぁ、そこ。分かった」みたいな感じで自分自身の糧に仕様としていました。

 

 ですが、今回は極めて作者の心って言うか、精神があれたコメントが入りました。

 

『10文字10文字10』

 

 と。ふざんけてるんじゃないかと思いましたが、二度見手もコメント内容は変わらず。

 

 

 

 もう、趣味でイライラするのはいやなので、ここはもうあっさり削除した方がいいかと思いましたが、さすがに自分自身の創作活動の結果を手元には残しておきたいので。

 

 

 ですので、削除ではなく完全非公開にしようと思います。

 

 

 

 

 今まで応援してくださった皆さん、これまで本当にありがとうございました。

 

追記

 該当の評価は運営に報告させていただきました。

 これからも、どこをどうやれば良くなるか改善点を指摘していただけると嬉しいです(更新、ストーリー改訂はない模様)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは、あり得たのかもしれない、けどあり得ない物語。

 

「サーヴァント、キャスター。この世に現界した。」

 

 アヴァロンにいた私は、どうやら召還されたようだ。にしても、私を呼ぶための触媒なんてまだ残っていたのか・・・いや違うな。千里眼がそうではないと訴えている。

 

 そんな私の目の前には、紫髪の少女が居た。右手にはちゃんと令呪が宿っているようだ。

 

 そして・・・

 

「Arrrthurrr・・・」

 

 どうやら、Fate/Zero時空らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後?やることは決まってる。虫爺は問答無用で呪い殺してやった。マスターである間桐桜を間違って殺さないよう、慎重に呪ったがね。かの魔女モルガンを呪い合った技量は未だに衰えてないようだ。

 いや、それどころか千里眼があるおかげで逆に上がっている。

 

 そして、私の友を殺し、そして仲間だった円卓の騎士を殺したランスロットをサーヴァントを持つマスターと不本意ながらも同盟関係を結んだ。

 

 そもそも、桜を守りたかった間桐雁夜が、桜のサーヴァントとなった私を害するということは、ものの見事に本末転倒である。

 

 

 

 

 

 

 

 なんと、ランサーはZeroのほくろランサーではなかった。エリザベートバートリーだったのだ。これはめんどくさい。

 

 

 

 

 

 はい、と言うことで桜には黙ってエリちゃんを遠距離からコロコロしておきました。魔術って楽だわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フハハハ!モードレッドが子守とはな!実におもしろいではないか!」

 

 誰だこいつ。

 いやまぁ、知ってはいるんだが。同じ千里眼持ちで、ぶっちゃけ同じ職場に居るような感覚ではあるが、最も油断ならない人物。

 

 ギルガメッシュ王である。

 

 

「一体なにしに来たんですか?」

 

「そんなことも分からんのか。貴様が子守で過労死するのを見たいだけだ。」

 

「あっそうですか・・・協会へゲットラウトヒア」

 

「おのれおのれおのr・・・・・・」

 

 静寂が訪れる。ギルガメッシュ王は悲しいことに私の魔術によって麻婆神父に送り届けられた。

 

 

「ふう、やっと静かになった。」

 

「お姉ちゃん、今日のご飯は?」

 

「マイマスター、今日のご飯はですね・・・・・・」

 

 こういうのも案外悪くはない・・・かな。

 

 

 

 

 

 

 

 そして・・・・・・・・・かつての別れの再会は。

 

 

 

 

「マイロード、お久しぶりです。」

 

「モードレッド・・・!」

 

 

 

 

 どこか剣呑で。

 

 

 

 

 

 

「キャスターのマスターを殺すにはどうすればいいか・・・」

 

 

「無理ですね」

 

 

「・・・・・・」

 

 

 モードレッドの魔術によって四方八方塞がりで。

 

 

 

 

 

 

 

 

「モードレッド、貴方であっても私の聖杯を手に入れるのを邪魔するのか!」

 

「・・・我が王よ、随分と変わりましたね。別に邪魔するという訳ではありませんよ。」

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・・・・・・・

 

 

「この世の財は我のものだ」

 

 

「エクス・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

「カリバー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・はぁ。やっぱりやったのか。さて、やることをやらねば。」

 

 溢れ出た泥を浄化し魔術素材へと還元、かの冠位魔術師は現世に受肉した。

 

 

 

 

 

 

 そして。

 

「母さん、行ってきます!」

 

「行ってらっしゃい、桜。」

 

 

 金髪で髪をストレートに流しているとある冠位魔術師は、義娘を見送った。

 

「さぁ、物語を紡ぎなさい、我が義娘よ。貴女の物語は、私が見届けるから。」

 

 

 

 

 

 




 完全非公開と言いましたね?実は・・・止めました。評価のしてくださった方が読み返したいから止めろというコメントをくださったので。

 ですので、少々考えて裏チラシに移行しようと思います。お騒がせして申し訳ありませんでした。この小説は一応は存続させますが、更新は気が向くことがない限り無いので、宜しくお願いいたします


作者より


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外伝:ネタまとめ

 書きたくなったから投稿。

 唐突に思い浮かんだネタの供養兼忘れ防止。








 キャラ崩壊注意


 これはあり得たのかもしれない、けどあり得ない物語の続き(第5次前)

 

★★★★★

 

 

 

 そう言えば。桜の通っている学校って授業参観有るのかな?あやふやになりかけてる前世でも確か授業参観は有った気がする。まぁ、親には来て貰いたく無くて、お知らせのプリントは学校のゴミになった物だが。

 

 桜の好きなものは、以外にもハンバーグだ(因みに和風)。意外とお子様舌である。とまぁ、急にそんな事を言い出したのも、今ハンバーグのタネを冷やしながら絶賛こねこねしているから。

 

 しかし・・・もし隠しているなら、早めの反抗期が来たの・・・!?いや、桜はまだ中学校1年生、まだ中学校1年年・・・よし、自己暗示完了。

 

 良くないけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日の夜、桜の義兄、間桐慎二が殊勝にも案内のプリントを私に渡してきた。

 

「どうも桜は義母さんに遠慮しているみたいだな。」

 

「あら、そう。遠慮しなくてもいいのに・・・」

 

 そういや、Fate/StayNightの慎二と違ってこの慎二は比較的綺麗に育ってくれた。

 

 綺麗なワカメとか私が言うのも何だけどパワーワードな・・・気にしては負けか。

 

 

 

 

 

 さて、桜達の学校が授業参観をやるとなると連絡すべき人が出てくる。

 

 電話をとり、もうすでになれた手付きで受話器をとり、ダイヤルを回してとある人物へと電話をかける。

 

 

「やぁ、久し振りだね。少々話がある。なに、君が嫌ってる関係の話じゃない。」

 

「え?じゃあ何だって?それはもちろん、桜のことだよ。

 

間桐雁夜君

 

 

「桜の学校で授業参観が有るらしいんだが、君は来ないのかい?」

 

「・・・来ない?ふむ・・・まぁいいか。気が向いたら着てくれ。宿泊先位にはなれるさ。では。」

 

 珍しく桜の事でも雁夜は行かないと決めたらしいが。雁夜おじさんのことだ、我慢出来なくて来るだろ。

 

 電話の別れのことばを口にして電話を切る。

 

 

「雁夜君も変わらないね」

 そう、無意識にことばが口から出てきた。不思議なことも有るもんだ。

 

 

★★★★★

 

 

 今日は桜と慎二の通っている中学校の参観日である(集中線)

 

 何時もはシャツにパンツ(男性用で言うズボン)を履いて家の中をうろうろしては、下着透けてると桜にいつも言われているけど、家の中だけだからね!

 

 ちゃんと服着てるから!

 

 と言うことでZeroセイバーっぽくしてみました。日本の様式美であるスーツ。いつぞや買っては放置していたそれを洗濯にぶち込んでは当て布してアイロン掛けてパリッと決めてやりましたとも。ブラウスは若干ピンクかかってはいるけどね。

 

 ・・・何?慎二と桜、どっちの方が好きだって?それはもう桜だよ。何たって我がマスターなんだからね!

 

 ・・・え?そうではない?ふむ・・・・・・どちらも義理とはいえ大切な人だよ。何時も私は大切な人って言う重いものを背負う性分なようだ。

 かつてのマイロード然り、ガレス然り、ガラハッド然り、アグラヴェイン然り。

 

 誰も彼もが私の手が届かない場所でそれぞれ逝ってしまった。そして私は逝きそびれ、アヴァロンで未だに生きている。

 

 

 私は・・・・・・・・・今度こそ、彼女らを守らねばならない。

 

 これは、私の義務であり覚悟だ。

 

 

 

 

 

 

 

 授業参観に行くのは、いかにも親と言うことでをしている気分となれるイベントだけども。桜達は私を『母』として慕ってくれてはいるものの。私は親としてやれているだろうか。

 

 其処だけは心配なんだ。

 

 

 

 

 

 

 はい。目の前には桜の通う中学校。どこかでみたことのある(保護者会で見た)人と会ったので軽く挨拶しておき、桜の教室に入る。

 

 こういう時、後ろのドアが開いているものなのだ。だから後ろから入った。これまたどこかで見たことある顔だったので会釈をしておく。

 

 そして。教室に入ったとたんに、授業中の生徒が一斉に振り向いた。

 

 あぁ、確かこんな感じだったね。そして、誰かが言うんだよ。

 

「え・・・誰のお母さん・・・?」

 

 って。

 

「間桐のお母さんじゃね?」

 

 

 うん、思い出してきた。こんな感じだったね。

 

 

 

「うっわースッゴい美人・・・子が良いならその母さんも良いんだな-・・・」

 

 

 

「ほら、授業中ですよ!」

 

 

 

 そう、まさしく。この光景だった。

 

 そして、休み時間になった。休み時間になった途端に私の方へ突撃して来た。

 

「義母さん!どうして・・・」

 

「慎二にね・・・」

 

「・・・兄さんったら・・・後で絞めますよ」

 

 哀しいことに、慎二のヒエラルキーは我が家では最下位らしい。まぁ、慎二だからね、仕方ないね。

 

 

「・・・ありがと、母さん。」

 

「・・・・・・桜。」

 

 ・・・私は、この為にこの日本という地にいる。

 

 

★★★★★

 

★★★★★

 

 これは、あり得たのかもしれない、けどあり得ない物語(第5次聖杯戦争中)

 

 

 

 我々間桐家は今回は傍観を決め込んだものの、桜の思い人が巻き込まれ、それに伴い間桐家も聖杯戦争へと巻き込まれた。

 

 

 まぁ一応は受肉したサーヴァントも居ることだし。と言うことで衛宮家と同盟を組むことに。そして、はたまた色々あって遠坂家とも。

 

 

 そんなこともあって今現在、衛宮家の食卓には大量の人が溢れて居る。

 

 間桐家の桜にこの私。衛宮家は、イリヤと士郎。関係者としては第4次聖杯戦争にて何かが起きて生き残った久宇舞弥と士郎のサーヴァントなアルトリア。

 遠坂家からは遠坂凛とそのサーヴァントのアーチャーだった。

 

 なぜかアーチャーと士郎がいがみ合っている用だが、いつものこと(Fate/Stay Nightを見ながら)

 

「モードレッド・・・悩みがあります。」

 

「・・・何でしょうか?」

 

「貴女は私と瓜二つと言えるほど似ています。」

 

「そうですね。」

 

「なのに何故・・・何故・・・」

 

「何故・・・?」

 

「私にこんなにも胸がないんですか・・・!ただの脂肪の癖に!このっ!このっ!これ見よがしに私の前でそんなに見せびらかして・・・!!

 

 もぎますよ?」

 

 それを言ったとたん、サーヴァントの力をフル活用して私の目の前に移動し、私の胸を・・・

 

「ひぃぃぃ・・・!!痛い痛い痛い!もがないでください、我が王よ!わざとじゃないんですぅぅぅ!!」

 

「そんなことは分かっています!」

 

「じゃあ止めてくださいぃぃ!」

 

「・・・仕方ないですね。で、何故私の胸が成長しなかった理由は何ですか?」

 

「・・・アヴァロンって分かりますか?」

 

 なぜかその場にいる全員が聞き耳をたてていた。

 

「マーリンと貴女が居るって言う?」

 

「うーん、あっているけどあってませんね。エクスカリバーの鞘です。」

 

「「あ」」

 

「エクスカリバーの鞘はアヴァロンに通ずると言われて居ますし、その鞘を身に付けている者への恩恵も知られています。それは・・・」

 

「持ち主に不老不死と治癒能力をもたらす。」

 

「そう。それで、不老と言うことは・・・物理的に成長しないんです!」

 

「な、何だってー!」

 

「ちくわ大明神」

 

 

 

「だれだ今の」

 

「って言うことですね・・・我が王、どうされたのです?」

 

「・・・その事はモードレッドは知っていたのですか?」

 

「マーリンが言ってました。」

 

「マーリン後でしばく。」

 

 残念ながらマーリンはアルトリアにしばかれる運命なのだろう。

 

「セイバーもキャスターもさっきから胸の事ばっかりじゃない。さっきも桜の胸の事話していたじゃないの」

 

「何ですか、凛。自分も私の仲間だからってそんな言い草は無いでしょう。」

 

「誰が貧○ですって!!!!!」

 

「落ち着け凛!」

 

「うるさいわよアーチャー!」

 

 

 

 

 

「……これはどうすれば…?」

 久宇舞弥は困惑しっぱなしだった。

 

 

 

 

★★★★★

 

 これは、あり得たのかもしれない、けどあり得ない物語(第5次聖杯戦争中)

 

 

 

「なぁ、衛宮。お前桜と一線超えたのか?」

 

「桜とか?いや、何もないけど…」

 

「嘘だ!毎日お前んちに行ってご飯作りに行ってたり時たま泊まっていたりするのに超えてない訳ないじゃないか!お前それでも男か!?」

 

「兄 さ ん ?」

 

「ひっ…」

 

 

★★★★★

 

 これは、あり得たのかもしれない、けどあり得ない物語(第5次聖杯戦争後)

 

 私は、自分で入れたお茶をすする。間桐桜も今は魔術師として歩むことを決め、間桐の当主を私から桜に委譲した。

 

 あぁ…隠居気分っていいなぁ。あ、衛宮士郎君は凛と結婚して、桜と遠坂凛の間でキャットファイトが起きたっけか。桜も20そこそこだし、だれか結婚相手連れてきてもいいんじゃないかな?

 

 そういえば、あのわかめ…じゃなかった。慎二は、さっさと一般人と結婚して科学の世界へと旅立っていきました、はい。

 

「まったく、モードレッドも隠居気分でのんびりしてるんですか?」

 

「うん?いいじゃない、こういうのも悪く無いかな、アルトリア。」

 

 アルトリアがなぜいるんだって?それは、私が用意した魔術礼装で受肉いたしております。ついでに紅いコートの弓兵君も受肉(矯正)させた。

 

 そういえば、事あるごとにその弓兵君に桜が突撃していたな。

 

 

「義母さん!媚薬下さい!」

 

「いいよー、居間の物置の鍵ついてる段にあるよ。サーヴァントにも効く上質な奴だから。」

 

「ありがとー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「モードレッド…」

 

「桜が幸せならそれでいいんだよ。」

 

「えぇ…」

 

「アルトリアも幸せな道を選んだらどうでしょう?王ではなく、一人の女性として。」

 

「…士郎は凛を選びましたし。アーチャーは桜ですし…」

 

「…共有夫…とか…?」

 

「その手がありましたか!桜と交渉してきます!」

 

「えぇ…(困惑)」

 

 我が王がものすごい速さで今から出ていった。悲しいことにあの朱い弓兵は二人の女性に媚薬片手に迫られることだろう。

 

 最後に彼に掛ける言葉は容易に想像がつく…

 

『天井のシミを数えていれば終わります。なので黙って押し倒されてください。』

 

 

 うん。まぁ、楽しみだ。

 

★★★★★

 

★★★★★

 

 

 Fate/Grand Order(原作)において

 

 

 

 

 

「あなたがカルデアのマスターだね?私は魔術師モードレッド。最後の円卓魔術師とも言われてる。呼び方?自由に読んでくれてかまわな…どうしたんだい、その顔は。」

 

 …ん?もしかしてくる場所を間違えた?まさかそんなわけがない…とおもっていたら千里眼が全然違う世界であるという事を教えてくれた。

 

 …来る世界自体を間違えたのか…って、私は別の平行世界に来たというのか?

 

「私は正真正銘のモードレッドだよ。ただ、平行世界のね。ま、私が別の世界で成し遂げた偉業はいつぞや君に話すことだろうし。」

 

「そっか。じゃあ、モードレッドさん…でいいかな?」

 

「何でも」

 

「よろしく。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 んで。食堂でのんびり食べていたらモードレッド(剣)が私の顔を見るなり血を吐いて倒れて、ナイチンゲールに連れてかれた。

 

「なんだ、今の…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マスターに食堂で私の生前の話を聞きたいと言われたので話していたら、隅で聞いていたモーさん(剣)が血を吐かなかったものの気絶しかけていた。あとランスロットは衝撃を受けていたね。それもそうだろう、王を裏切らなかった、極めて王に優しく忠実な部下となっていた魔術師モードレッドが居た世界でも性懲りもなく王妃を寝取った自分という事実に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カルデアの廊下を歩いていたら謎のヒロインXが襲いかかってきたので、クラス適性を利用してまんまと拘束。我が王の話をしよう(R-18)版を食堂で開きました。なお、このときいたのは謎のヒロインX(強制)とマーリン、ギルガメッシュ、その他です。

 

 

 

 なお、私が語り終わった時には我が王(アサシン)は精神攻撃の頂点に達して失神していましたとさ。










 ちなみに。

 モーさん(術)とギルガメッシュ王(弓)が聖杯戦争で真正面から戦うと基本的に決着がつきません。双方油断せず千里眼やエアを抜き戦ったりするのですが、双方とも決定打と言える決定打が取れず泥沼と化します。(キャスモーさんの結界はギルガメッシュが聖杯戦争で使うエアの出力を難なく耐えきる性能を持ちます)

 なお、エアの最大出力で薙ぎ払えばギルガメッシュが勿論勝ちますが、もれなく抑止力に目を付けられる結果となります。

 その勝敗を決めるのは、どちらかのマスターがマスターを殺すのみであります。



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