破壊と殺戮の神ってマジ?普通に頑張ろう (逢魔プリン)
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伝説の大悪魔ダークドレアム


息抜きに書いてみました


最近ドラクエモンスターズにハマってます


――伝説の大悪魔

 

 

それは遥か太古の昔から存在する一体の悪魔。元々は悪魔将軍(サタンジェネラル)と呼ばれる上位魔将(アークデーモン)同様の存在だった。当初は桁違いの実力を持つ原初の悪魔達とは天と地の差があり、彼らには及ばない実力を持っていた。しかしその悪魔は魔界での争いに散った下級・上級悪魔の魂を糧とし、力をつけていきデュラン(死神)へと進化を遂げた。だがそれでもあの強者達(原初の悪魔)にはまだ及ばず敗北の連鎖を浴びた。その時の戦いで死にかけたものの、魔界に漂う亡き悪魔達の魂が彼に引き寄せられ更なる進化を遂げダークドレアム(大悪魔)へと進化し、原初達に再戦を望むも"悪魔召喚"によって潰えてしまった。

 

彼を召還した国は当時世界で一番の実力を持つ国だった。しかし今回の相手が悪く強大なる邪竜と言われる存在。わかりやすく言えばこの世界の創造主であるヴェルダナ-ヴァ。領地を広げたいが為に邪魔な竜を排除しろと言ってきた。

 

 

だが、大悪魔はこう言う

 

 

「私は誰の命令も受けぬ。全てを無に還すのみ」

 

 

と反し、術者の制御を最初から受け付けておらずその国を滅ぼして姿をくらました。彼の悪魔に殺されたことでその国の人々は破滅の日を延々と繰り返す無間地獄へ落ちることとなった。

 

 

 

大悪魔はたった一時間で国を滅ぼし、自身に挑戦する強者と戦いその果てに出会ったのだ。

 

 

至高にして最強の存在(ヴェルダナ-ヴァ)

 

 

 

これほどの強者を見るのは初めてで大悪魔の血が騒ぎ、勝負に挑みかかるも惨敗。抗うことすらできず地に伏せる事になったがそれでもまだ彼は「自身に限界はない」可能性を信じてた。

 

 

そしてその思いが通じたのか彼の力が覚醒の領域(ステージ)に達し、"真なる魔神"へと神化を遂げたのだ。「魔神ダークドレアム」となった彼は創造主さえも上回る力を発揮し、星王竜にトラウマを与える事となったのだ。

 

その後、ヴェルダナ-ヴァの妹・弟がダークドレアムに挑みかかるも圧倒的な力で全て返り討ちに遭わせた。また名のある勇者達が彼を討ち取らんとするも全滅することとなった。

 

 

魔神の存在は世界に広がり恐怖を与え、こう告げた

 

 

 

――私を討ち取るのならば喜んで相手をしよう。但し、命を捨てる覚悟で挑むがいい……

 

 

 

この声を聞き、彼に挑む国は一つもなかった。というか幻影でありながらもその姿を見た人々は気絶・最悪の場合、失神した者もいた。挑んだらどうなってしまうのか考えたくもないと思ったのだろう

 

 

魔神ダークドレアムは多くの伝説を残し、今も何処かの山の頂に自身の住処である神殿で暮らしながら、自身に挑戦する者がやってくるのを待っている






名前:ダークドレアム

種族:真魔神

称号:伝説の大悪魔・破壊と殺戮の神


究極能力(未定)




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大悪魔の軌跡(自分的にまとめたモノ)

ドラクエジョーカー3PROでようやくダークドレアム作れました!


 

 

 

この世界に転生してから何年経過しただろうか?俺はダークドレアムでこの世界で普通に暮らしている。元々は大学生の身でドラクエモンスターズシリーズは結構好きだった。最初は魔界と呼ばれる場所で悪魔将軍(サタンジェネラル)に転生して「なんじゃこりゃぁぁぁーーー!?」と叫んでしまった。魔界と聞いてドラクエの世界なのかと思いきやそれとは無関係の魔界で悪魔族が住まう世界で常に争っていた。中でも"原初の悪魔"と呼ばれる七人がトップクラスで他の下位悪魔や上位魔将が彼らの餌食になってしまった。最初は怖く戦えない俺であったがこの世界では殺し合いが当たり前でありそうしなければ生き残れない、自分が転生した姿を見て人間ではないことを改めて見直してから目標を決めた。「どうせなら悪魔らしい生き方をしてダークドレアムになりたい」……と

 

そんな目標を決めて俺は早速原初同士のの戦いに参加したものの圧倒的な力でごみのように吹っ飛ばされ成す術なくコテンパンにされたが魔界に散らばっている死んでいった悪魔の魂が俺に引き寄せられた。すると身体から力が沸き上がって俺の姿がサタンジェネラルからデュランに進化していた。進化したデュランならいけるのではないかと思っていた。だが現実はそうはいかずそれでもコテンパンにされた。この時はもう無理じゃん終わったわー的な感じになっていた。けどまだ浮遊していた悪魔の魂が俺のところに吸い寄せてきたのだ。再び同じ感覚を味わうもさっきのとは比べ物にならないくらいの力があふれ出てきてまたまた進化を遂げた。

 

 

目標としていたダークドレアムに進化したのだ。前世でもよく対戦とかで使っていたので心の中でキャッキャッと叫んでしまった。でも、進化したと同時に疑心暗鬼になってしまい本当にダークドレアムの力を引き出せるのだろうかと不安がっていた。そんな時に真下に魔法陣が出現して俺の視界は真っ白になった。

 

 

 

真っ白い光が段々弱まって視力が戻ってくるとさっきまでいた魔界とは違う場所だった。RPGでよくある異世界召喚と言う形でどっかの城に悪魔召喚された。それでここの国の王が頼みがある為俺を呼んだのだ。

 

 

内容は自分らの領地をさらに広げる為にそこに住み着く邪魔な竜を排除しろとのことだ。

 

 

それを聞いて俺は未だに状況が掴めず、そもそもダークドレアムの力がだせるかどうかわからない。俺は断ろうとしたが国王は上から目線で物言いしてきた。勝手に呼び出しておいてよくもまぁ、あんな態度をとったもんだよ。俺はモノを頼むときは態度ってもんがあるんじゃないのといったがそれでも聞く耳を持たない。余りの態度とウザイ発言でイライラしていた俺は無意識で呪文を発動していた。しかも放ったのはメラなのに威力がメラゾーマ並みでウザイ国王を灰にした。

 

これが人を殺す感覚なのだと実感を得た俺は持てる力でその国ごと滅ぼした。恨むんなら失礼な態度を取った国王をうらむんだなと言い残して……

 

 

 

それから俺はこの世界での旅=武者修行を行った。道を歩けば魔物、倒しては強くなる。その途中に下位悪魔が何体かやってきて俺を殺そうとしたが、実践序に力を研ぎ澄まし続けた。呪文や体技・剣技・ブレス・合体技や必殺技など完全再現が可能となった。そして多くの強者との戦いの果てに俺は出会ってしまったのだ。

 

 

この世界のヴェルダナ-ヴァ(ラスボス的な存在)に…

 

 

目の前にした途端、俺は悪感に襲われるものの持てる力を全て持ってラスボスに挑んだ。

 

 

 

―――結果は当然のごとく負け。

 

 

 

と言うか手も足も出せずに終わってしまった。信じられないくらいの激痛に襲われ、ここまでかと思う自分をさらけ出してしまった。

 

 

 

だけど、もう一つの思いが浮かび上がった。それは納得がいかなかったということ。こんな雑魚みたいなやられ方ではダークドレアムに進化した意味がない。その思いが通じたのかまたまた進化イベントが起きてしまった。ただのダークドレアムから魔神ダークドレアムに神化してしまったのだ。

 

その影響で俺の能力に異変が起きるばかりでなんとMP(魔素)が無尽蔵になってしまい幾らでも技を放てるようになってしまい、威力も桁違いになってしまった。しかも神化したのにこれで終わりかと思ったが魔物や魔王・ありとあらゆる生物の魂を糧にする限り無限に強くなり続けるというとんでもスペックをみつけてしまった。

 

 

俺は早速、ダークドレアム固有技である『真・魔神の絶技』を発動させた。とは言っても両剣を適当に振っただけ。……しかし

 

 

その技が強すぎるのか喰らってしまったヴェルダナ-ヴァは致命傷を負うほどのダメージを与えてしまった。いや、ゲームでは強かったけどリアルでやるとこんなにやばいモンなの?って感じてしまった。

 

 

結局どっちが勝者なのか(明らかにこっち)分からなくなって最後適当に挨拶してそこからとんずらした。しかし絶技を初めて撃ったせいか物凄い筋肉痛に襲われてしまい、どっかの山にダーマ神殿的な自分の住処で休息を取った。それにしてもあの程度の攻撃(・・・・・・・)ではすぐに回復してしまうだろうな。やっぱラスボス強くてやばみ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、主人公自身は気づくのは少し先の事だが、絶技を喰らってしまったヴェルダナ-ヴァは回復するものの、斬られた箇所だけは完全に治すことは出来ず、竜種固有の不死を完全に封じたのだ。いざ自分が殺されると考えると恐ろしく感じてしまい彼に対してトラウマを抱えるようになったという






真・魔神の絶技にルビを入れたい。



魔界神マデュラーシャ完成しました。後はオンライン対戦用に育てていこうと思います


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伝説の戦い(ドレアムVS竜種二体)

編成パーティーは何がいいかな。




 

 

伝説の戦い(デスタムーアVSダークドレアム)と言うのをご存知だろうか?原作のダークドレアムはダーマ神殿奥深く。主人公達は激戦の末、魔神ダークドレアムは打ち倒されてしまう。 そんな彼らに自身の敗北を認め 『ま まさか… このわたしがこれほどたやすくやぶれるとは… 完全にわたしの負けだ よろしい お前たちにしたがうことにしよう。さあくるがいい。お前たちののぞみをかなえよう!』 と言う。一行はこの地を支配しようとする幻魔王デスタムーアを倒して欲しいと勇者一行に願われる。 ドレアムは願いを聞き入れムーアの城へとワープした。

 

 

しかし、この世界にデスタムーア的な奴は存在しないし、そもそも彼の悪魔を打ち倒せる強者などいない。

 

 

 

だが……もしその戦いがあったとしたら?

 

 

 

これはダークドレアムがヴェルダナ-ヴァに一泡吹かせてから三日後の事だった。それはヴェルダの妹である白氷竜・灼熱竜が兄ヴェルダナ-ヴァが重傷を負った事を聞きつけてダーマ神殿までやってきたのだ。勿論理由は自分達の兄がたかが悪魔にやられたことが許せないらしく仇を討たんとここまでやってきたのだ。二体の竜種がやってくる事を予想していたのか愛用の両剣を持って待っていた。

 

 

ヴェルザ-ドとヴェルグリンドが初めて見た悪魔(ドレアム)の印象はただ鎧を着こんだだけの弱い悪魔。鎧や武器そして背中にあるマントを着ければ強そうと思わせる弱者だと思い込んでいた。こんな悪魔なら遊び程度で片づけられる。

 

 

 

 

 

 

 

それが破壊(はかい)殺戮(さつりく)の悪夢の始まりだった……

 

 

 

 

 

 

先手を打ったのはヴェルザ-ドで見た目で実力を判断した為か、氷結吐息(フリ-ジングブレス)でドレアムに向けて放った。このブレスを浴びてしまえばまず助からない。如何に魔王種だろうが簡単に凍り付かせることができる。防ぐ事は不可能とされていた。……しかし

 

 

 

―――ヴェルザ-ドの【氷結吐息(フリ-ジングブレス)】ミス!ダークドレアムは全くダメージを受けない!

 

 

「っ!?凍らない?何故!?」

 

「何やってんのよ姉さん!」

 

今度は妹のヴェルグリンドが攻撃に入る

 

 

―――ヴェルグリンドの【灼熱吐息(バーニングブレス)】なんとダークドレアムはその炎を受け止め投げ返した!

 

 

「ぐわあっ!?」

 

「うぐっ!?」

 

喰らってしまえば骨残らず焼き尽くし加速破壊効果がある炎を片手でボールをキャッチするように止めて投げ返したのだ。投げ返した攻撃はヴェルグリンドが放った攻撃とは比べ物にならないくらいの威力で二体の硬い鱗が火傷を負う。

 

 

「…………」

 

ドレアムは声も出さずにただひたすら歩んでくる。

 

 

ヴェルグリンドは自分のブレス攻撃を簡単に投げ返されたことに不快に思っていた。しかも相手は悪魔なのにたかが悪魔に攻撃が通用しないのだ。何故自分の攻撃があんな奴に効かないのか?次なる攻撃は試す意味も込めて熱線攻撃(ヒートブラスター)を多段攻撃として放つ

 

 

 

―――ヴェルグリンドの【連続熱線攻撃(ヒートブラスター)】ダークドレアムは笑っている!

 

 

何と攻撃が全く効いていないにも関わらず笑っている。なんという強者の余裕。

 

 

(馬鹿にしているの!?)

 

 

「グリンドどきなさい!!」

 

 

―――ヴェルザ-ドの【零度攻撃(フリーズブラスター)】ダークドレアムは涼しげだ!!

 

 

白氷竜のブレスを扇風機扱い。もはやどちらが化け物かこの時点で分かる者もいるだろう。

 

 

「一体何の究極能力(アルティメットスキル)持ちなの?私たちの攻撃が効いていない」

 

 

これだけの力を持ちながらアルティメットスキル持ちと推測するものの何の能力か分かっていない。

 

 

「今度はこちらから行くぞ」

 

散々竜種の技を喰らって平然としているドレアムが動く。二体は警戒を高めようとしたその瞬間……

 

 

 

「なっ!?」

 

「えっ?」

 

 

ドレアムは二体の後ろに移動していた。そして同時に無数の斬撃がヴェルザ-ドとヴェルグリンドに大ダメージを与える。

 

 

一体いつ移動したのか全く見えなかった。ヴェルザ-ドの停止世界を発動するもののドレアムには効果がない。

 

 

二体の竜の怒りは頂点に達していた。最初は遊び程度で殺そうと考えていたがそれが全部返り討ちとなってしまい、殺す気で攻撃するものの彼はそれらを面白がっている。それがきっかけとなって今自分たちが撃てる最強技を放つ。

 

 

「姉さん。私も我慢の限界よ」

 

「奇遇ね。私もそう思ってた所よ。至高たる竜種(私たち)を舐めたことを後悔させてあげましょう」

 

 

膨大なる魔素が二体に集まっていきそれを一撃必殺として変換させ一気に解き放つ。

 

 

 

冷極消失凝収覇(ホワイトアウトアブソーブ)!!!」

 

灼熱神覇加速励起(カーディナルアクセラレーション)!!!」

 

 

 

白と赤、二つの極光がダークドレアムに向かってくる。竜種が放てる最強技は避ける術も防ぐ術もない。ダークドレアムは一歩も動かずその攻撃を喰らった。

 

 

 

究極の一撃を放ち神殿ごと破壊しただけではとどまらず、数か所ある山が火山・氷山と化してしまった。天候を変えるほどの威力を誇るのだから当然ではある。喰らったダークドレアムの姿は見当たらない。ヴェルザ-ドとヴェルグリンドは絶対の自信を持ち、攻撃の結果を確かめる。

 

 

 

そこに立つ無傷のダークドレアムはただ笑っていた。

 

 

「……そんな」

 

「嘘よ!!あり得ない!!」

 

 

絶対的な一撃しかも姉妹が放つ同時攻撃は無傷で耐える事のできる者など存在する筈がないのだ。何らかの攻撃や能力による相殺ならばまだしも、防御では防げるはずが無い筈だった。

 

 

「今の攻撃は防御不可能の筈……貴様!何をした!?」

 

 

「ふむ。確かに見事な攻撃であったがこの通り私は無傷。それ以外に理由はあるか?」

 

 

二体の竜種は知らないのだろう。原作のダークドレアムがどれほど恐ろしいのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて……お遊びはここまでだな。

 

 

 

 

そろそろ終わらせるとしよう……。

 

 

 

 

「な、なに!?」

 

 

 

――ダークドレアムの攻撃!

 

 

 

――ダークドレアムはイオグランデ(想像を絶する大爆発)を放った!!!ドレアムの魔力が暴走する!!

 

 

 

「がはっ!?」

 

「ぐうっ!?」

 

 

巨体を上回る大爆発が二体を襲う。

 

 

 

 

――ダークドレアムはマヒャデドス(零度なる銀世界)を放った!魔力が暴走する!!

 

 

 

「っ!?」

 

ヴェルザ-ドの氷とは比べ物にならないくらいの絶対零度がヴェルグリンドを一瞬で凍らせた!

 

 

「ヴェルグリンド!?」

 

 

「よそ見は禁物」

 

 

 

――ダークドレアムのアビスハンド(深淵なる魔手)!ヴェルザ-ドの身体を掴み握り潰す!

 

 

「があぁぁぁぁっっ!?」

 

 

竜の悲鳴が木霊する。しかしダークドレアムの攻撃はこれだけでは終わらない。

 

 

 

――ダークドレアムの剣に闘気が込められる……ドレアムのアルテマソード(究極を超えた必殺剣)

 

 

動きを封じられたヴェルグリンドに巨大な緑色の斬撃が撃ち込まれた。ヴェルグリンドの鱗は綺麗に剥がれ出血し悲鳴を上げた。

 

 

 

――ダークドレアムのビッグバン(超新星爆発)

 

 

二体に避ける隙や回復させる時間を与えず倒れるまで攻撃し続ける。虚空から超大爆発が起こり大ダメージを与えた。

 

 

 

――ダークドレアムの天変地異(カタストロフ)

 

もはや動くことすら許されず唯々に攻撃を受け続ける。空から降ってきた隕石が大ダメージを与える。

 

 

 

――ダークドレアムのメラガイアー(大地を焼き尽くす炎)

 

相性の悪い攻撃がヴェルザ-ドの美しい身体を黒焦げにする

 

 

 

――ダークドレアムのジゴスパーク(地獄からの黒雷)

 

絶大な黒い雷がヴェルグリンドを襲う!

 

 

――ダークドレアムの神速の剣技!ヴェルザ-ドとヴェルザ-ドの部位を切断した!!

 

目では追えない程のスピードで竜種の部位破壊をした。

 

 

 

――ダークドレアムの滅竜の絶技!!

 

竜種にとって絶大なるダメージを与えた!!

 

 

 

 

 

こうしてダークドレアムは数多の攻撃で竜種二体を容易く再起不能というくらいの攻撃を与えた。これだけの攻撃をしても二体はまだ微かに生きている。

 

 

「ほう。なかなかタフなモノだな」

 

 

 

 

 

しかし、彼女たちはいつ死んでもおかしくない状態で大量出血している。

 

 

(や、やばい。傷が癒えない……これが兄さんの言っていた不死殺しの力)

 

 

(もう私たち死ぬの……?)

 

 

 

頭の中で後悔という二文字が浮かび上がる。ただの悪魔だと思った時点で自分たちの負けは確定したのだ。なるほど兄が認めるわけだ。しかしあれは悪魔なんかではない何かそういう形をした化け物だ。そう考えながらも死はすぐに近づいてくる。

 

 

(いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!!!)

 

 

(これが死?……知らなかった。こんなにも怖いだなんて……)

 

 

不滅の存在である彼女達は死という概念を知らない。それを今知りパニックとなっている。それに精神生命体でありながらも兄は「あの悪魔はボク達を完全に消滅させることができる」をおびえながら口に出していた

 

 

 

死を悟った彼女たちは目を瞑った…………しかし

 

 

 

 

「ベホマズン」

 

 

ダークドレアムは全回復の呪文を発動させて瀕死の二体を回復させこう告げた。

 

 

 

「今回は少し面白かったぞ。竜種(トカゲ)ども。私を倒したくば神殿に来るがいい。いつでも相手になってやろう」

 

 

 

そう言い残して消え去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回復してもらい助かった姉妹は

 

 

「「絶対に嫌」」

 

 

 

トラウマを植え付けられたそうな…………







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原初との再戦(リベンジ)

だいぶ長きに渡り投稿します。お待たせしてしまってすみませんでした。


 

 

 

姉妹がヴェルダナ-ヴァの仇を討たんすぐに直行した。その時ヴェルダは止めようとしたものの……全くいう事を聞かず行ってしまった。大丈夫かなと心配するも待つ事数時間。

 

 

帰ってきた姉妹が見えてボコボコにされてるのかと思いきや目立った外傷はない。……しかし

 

 

 

「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い」

 

 

「殺さないで殺さないで殺さないで殺さないで殺さないで殺さないで殺さないで殺さないで」

 

 

 

見ての通り如何やら完全にコテンパンにされて自分と同じようにトラウマを植え付けられてしまったらしい。殺されてしまうのではないかと焦っていたが如何やら命までは取らなかったようだ。

 

 

「まぁ、それはそうなるよね……」

 

 

 

ヴェルダは苦笑いしながら妹達を慰める。

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

はぁ~もうあいつら何なんだよ。こちとら筋肉痛が酷くて動けないってのに「我らが兄を超えられたからと言って調子に乗るな」って言って手を出してきたし。

 

俺がヴェルダナ-ヴァと戦ってから数日経過して身体を休ませてきたのにいきなり攻撃しやがって~

 

 

筋肉痛に襲われている体に鞭打って適当に身体動かしたら何故か勝ててあいつら俺を見て生まれたての小鹿のように震えてたわ。いやそんなに怖いことはしてないだろ。

 

取り敢えず戦うのめんどくさいからできればもう二度と来ないでほしいですと言っておいて別の場所に移動して新たにダーマ神殿を作って再び休息タイムに入る。

 

 

あぁ~誰も来ない事を願おう。

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆

 

 

原初の赤ギィは最初、他の悪魔達など眼中になく強者との戦闘を楽しむ性格を持つ。常に自分と互角の原初達と殺し合ったのは今でも覚えている。中でも強かったのは原初の黒の方だった。

 

 

戦いが長引く状況の中、一体の悪魔が自分達に挑戦してきたのを今でも覚えている。しかし挑んできたのは自分達より弱い下位悪魔(レッサーデーモン)だった。軽い攻撃だけでやられてしまったので雑魚同然の扱いで見てしまっていた。だが、コテンパンにした筈の悪魔が進化を遂げたときは思わず目を見開いた。普通悪魔は人間の魂を数百取り込んでから進化する。しかしどういう理由なのか独自の進化を遂げて再び挑んでくるも経験が浅いためか返り討ちにした。

 

 

それから数百年の時が経ち調停者となったギィは諜報活動を行わせた悪魔からある連絡がきた。

 

内容は「一体の悪魔がヴェルダナ-ヴァに重傷を負わせた」ということだ

 

 

俄かには信じがたいものだった。自分でさえ抗うことができず敗北させた最強の存在が重傷を負ったなどあり得ない話だった。的確に知るためにその悪魔の特徴を詳しく聞いた

 

 

外見は兜を被り、鎧を身に着け、マントを羽織っている。

 

それを聞いた途端、頭のなかで昔自分に挑んできた"一体の悪魔"を瓜二つに見えたのだ。同時に彼の中に闘争心と好奇心が噴火するマグマのように溢れ出てきた。

 

あの手も足も出なかったヒヨッ子が竜種を上回る程の強さを得た悪魔に早速戦いたいと望んだ。

 

「用事ができた。暫く帰っては来れない。それまで留守番を頼めるか?」

 

そうと決まれば早速行動開始だ。聞けば山の頂に神殿がそこに住んでいるとの情報だ。恐らく長期戦になると予測し、部下たちにそう言ったのだろう。

 

気づけばギィはその場から飛び去っていった。

 

 

自分より強い相手を求めて……



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